／￣￣＼
／ _ノ ⌒ ＼
| （ ●） （●） | いよいよ本格的に
. | （__人__） | 新撰組スレも終わりが見えてきたなぁ
| ｀ ⌒´ |
. | }
. ヽ } あとは法度編やって、総括一話やって終わりだ
,､ヽ ノ-､
／;;;i/ '､!＼
_,､-／;;;;;;;;| i i i;;;;;ﾞ､-､_
,-‐'''";;;;;<;;;;;;;;;;;;;!､_｀ヽ ､-'_／!;;;;;;ヽ;;;;;｀'';;ｰ;;-,
. !;;;|;;;;;;;;;;;;;;;＼;;;;;;|'ｰニ_ー_ニﾞ／.|;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;!
|;;;;;i;;;;;;;;;;;;／´;;;;;;| |;;;＼;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;|
. |;;;;;;;ﾞi;;;;;;;;;'､;;;;;;;;;;;;!─┐ ┌─.|;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;/;;;;;;;;i
/;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;ﾞ､;;;;;;;;;! l l l;;;;;;;;;;/;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;|
【 近藤勇 】
・当スレは「新選組列剣伝」・「新選組流亡伝」の
補足的なスレです
・配役などは前作から引き継いでいます
・前作の詳細については、下記まとめサイトを参照してください
.
_,..-‐＝ﾆヽ::::::::.＼:::::::::::::::::::::::.｀丶、
／|::::.＼:::::::.＼＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
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,ｲ:::`ﾄヽ:::::::|::::.＼:::::::.＼::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::.
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':＼::八:::::!:::ｒ-=＼::::ハ:::::::::.丶､::::|::::::::::::::::::::::::::::i
i::::{:::トミi:::ﾄ､|ィ::ｱﾌ;;:ﾄ､:i::::::::|::::::iﾄ､ﾄ､:::::::::::::::::::::::::| 本編終了時ほどの感慨は無いけど
l::l从{ｊ:ｱヽ| ヽ´￣ﾉ' ＼l:::|::::ｌ::l:ｌ|⌒ヽ::::::ｌ:::::::::::::| 二年以上、やってきたスレだしね
l八:ｒ'′ |｀ﾄ:::l:::ﾉ| トﾊ}::::::l:::::::::::::|
|ヽ丶 ﾉ八:ﾉｲNxくﾉ :l:::::l::::::::::::;
| _.. ＿ ﾉ´__ ノ.:l:::::ｌ::::::::::; もう僕らの配役で土方だ、近藤だと
:. ´_､ ｀¨ .ｲ:!:::::l:::l:::::l::::::::;′ やることは無いだろうし
／ 从:::::|::|:::::|:://
i / ヽ|::|::::〃'
人 .......:::´ / ﾊﾊ:::{_i_
＿＿＿＿___≧=‐=ﾆ二:::::::／ _}_ﾄ､::::ﾄ､
,.....::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/｀Y´￣ _ . -‐ ¨￣ ∨.:::.＼
／ .: .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ! , ´ ／.::::::::::::.｀:::...、
【 土方歳三 】
まとめてくれているサイト様
やる夫短編集阿修羅編様（初回〜近藤回まで）
ttp://mukankei151.blog47.fc2.com/
やる夫短篇集地獄編様（上記以降）
ttp://mukankei961.blog105.fc2.com/
.
＿__ _＿_
／／:￣￣:`:´-― ､＼
／／: : : : : : : : : : : . ＼ヽ
/／: : : : : : . , : : : : . : : : : :.＼､
/: : : : : : : : : :/: /.::.::.ヽ: : : : : : :. ＼
/.: : : : :/; : : :./! /^V^､: ＼: : : .',: :..丶
/:: ./: //: :.／/: / ＼::＼: : l: : : }
. |: : l:: //:／__/／ ＿_＼ : : ｌ : : |
|: : ..l /／´￣` ´ ＿_ ｀＼: :}: :./
ヽ.: ﾊ:| Y´｢[」ヽ /|└|｀Y ｌ:ﾊ.ｲ 読者の皆さんも長らくの愛読
|〈 ､ ┴┘ └┴' ｌ ﾉ| 本当にありがとう
|::.＼ﾊ , ﾙ':.｜
|::.::.:: .:、 ＿__, /: :l: :..|
|: ::.::.: . ＼ ／.: : :l : :| たぶん次スレで完全に終わるだろうから
|: : ::.::.::.::::.::>.、 イ.: : : l: : | もう少しだけ付き合ってね
|: : : ::.::.:／|￣:`: ー .´￣|7ﾍ: : : :l: : |
: : : : :|: :i: :.i:/ _,ト ､: : : /二｀ヽ/＾ﾊ: :.:l:.: .|
: : : : :, ┴┴┤ / |: : :＞'￣. ＼ｌ__〉.:|: : |
: : : : :/ |/ |: ::|_ト､ ＼ ￣｀ヽ
: : : :/ |::.:..:.`-＼ i__ ＼
. : : : : :l |: : : :.:.::.:..:>､＿_, -┴| ｌ
【 山南敬助 】
まとめサイト続き
やるやら書庫様
ttp://yaruyalibrary.blog.fc2.com/
Apple-Polishing Articles様 （更新停止中）
ttp://applepolishing.blog.fc2.com/
.
..../ :::::::::::::l::::":::::::､:::: :ヽ.::::::::::::::::.:::::.::::::.:
./ ::::::::::::::::|::::::::::::::ヽ:::::ヽ`:､::::::::::::::::::::::::::
.!:::､::::.:::::::::.ｌ:.:::::::::::::::ヽ::＼:::ヽ.::::::::::..::::::. ..
.:..: :::|,::: :: :、丶: ヽ: :: :ヽ :::'-::ヽ:::::::::..:::::..
::::|:::::::y::::::::ヽ:::::ゝ:ヽ,::::::＼.::::ﾞ''.::ヽ::::::::::: .
.:,:::.ｌ:::::lヽ::::::::、:":::::､: ､:::::::ﾞ'.ｌ'-、::.:ｌ:::::::::.: .
..!:,::::ﾐ､:ﾞ!,ヽ::::: ｌ::::.＼ヽ,＼::..,.＼＼.ｌ::.::::: ... ……ところで>>1が「ちるらん」の配役を
.! ｌ::.:::､::::ｌ从_:::::l::,,'.:/_､ﾆ,,__､i::|:､''"!:::::::, . 考えてるって話はマジなのか
:::.ゝ. !./ﾞ! :^lゝ＼|::l ゞ='ﾊ":`.,!`)l:'":::::":::/ ..
::ﾍ::: `''`:ゝ-:"::::::::ｿ":.､:´ ｀-'‐' ι,.|,i::i'::::/..
. ::ﾐ ｀:::::::::::::::::::::::: ﾉ.|.l::::i./ ...
. ヽ''ｌ､::::::::::::::::::: .i .,l/::::|:,i"
.'ﾙ:::::::::::::::::ゝ_- U ,..ｌ,i|::l/:. .
. ヽ:::::::: ﾞ'/ゞ.从､.! ...
. ヽ::::::`ヽ..二"''‐ / ,iﾞ.::|"l/‐ .
／ﾞ:､::: `― .／,,､/ .ﾞ| ! ......
／ .ヽ: ＼ _／ ／ l./ ﾞ
. , ／ l ヽ .｀'― :(,ﾞ／ﾞ //
,,..-‐‐-..、
/ .ヽ
l u ',
| _＿_ﾉ L___.|
.| {::::::::: :::::::.{
.| r''´ ヽ.| マジだ（震え声
', ヽ-‐'ヽ--'|
', /
', |
ﾄ''"￣ﾞ''イ
_,/|ヽ | |＼
／/ .| |、ヽ＼
／ ./ | .', .〉.ヽ
/ ヽ |ﾞ''-,,__／/|.〈 .∧
∧ / |｀ﾞ'''‐‐''" | ヽ ∧
∧ ∨ .| .| | ∧
∧ ∨.| | .| .∧
∧ ヽ| | | .∧
前スレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1436954420/
一スレ目
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1429389110/
.
終わる終わる詐欺に定評のある俺だが、
さすがに法度編は十数話も続いたりはせん。
……というか、分からんことが多すぎて、
適当なところで切り上げざるを得んというか。
「諸説あるが」の出番ですなｗ
諸説あるが、ではない。
「なんで切腹命じられたのか分からない」、ばっかだ！
.
空が青いから
夕日が赤いから
好きなモノを選べ、ということか（）
鬱々とした展開が続きそうな気が…
趙佗＆知り合い「おっ、そうだな」
>>8
太陽が眩しかったからがない
ネイティブアメリカンの老人「今日は死ぬのにもってこいの日」
××さーん、朝食終わったらこの後切腹でーす
こんなノリ
隊士もいたぐらいだし。
横暴なれど有能、それが新選組
>>2
ちるらんってまだド初期の段階じゃないですかｗ
まだ芹沢鴨を暗殺したばっかだし後は聞いた事も無い維新志士を斬った張ったやってるだけ
新選組番隊も揃ってないし
なんで新撰組漫画はなかなかまともに終われないんだろうか、無駄に長引いている感じ。
拷問による冤罪がどの程度あったか次第じゃないだろうか？
冤罪が膨大にあるのなら、事件が解決したって結果が欲しかっただけになるような
拷問しても自白しなかったので無罪って時点で、「拷問は冤罪を晴らすための手段だ！」っていうのが当時の認識じゃね？
犯罪捜査で拷問が認められている時代に対して拷問を批判しても意味ないでしょ？
公式な組織である奉行所では、拷問は上の許可を得て、所定の手続きを経て、
何を何回やってそれでも白状しなかったらさらに何を何回やって、と手順も定められてました
それでも白状しなければ証拠なしで放免
役人が処罰されるとしたら、許可なくやった場合と決まり以外の拷問を行った場合
で、新撰組を批判するとしたら、そうした拷問の手順や規則があって守られていたのか？という点
たぶん守られてないというか、規則自体が無かったんじゃないかな
もっともないからって罰せられるかというとそうでもない、なにしろ正式な機関じゃないし
新撰組が恐れられ嫌われたた理由の一つが、これでしょう
自白を得る為には拷問ぐらいしか無かったって事だろ。
だから新撰組が拷問という手段をとったのは当時からしたら別に外れた事やってるわけではないし、当時基準では「仕方がなくね」って話。
現代基準ではそりゃ別になるけど。
まぁ自白による犯罪立証が主流だった時代劇は冤罪なんて山の程あったんだろうなぁ。
今とは逆で物的証拠は寧ろ自白の為の前段階というか
田中新兵衛の刀っぽいのが落ちてたよ
ってあったから本人捕まえてよしこっから自白させようみたいな
前スレの解説見ると新選組と火盗改がかぶるな
火盗改が鬼平以外だとだいたい敵役になるように
新選組を強大な組織力を持つ敵役とかにしても面白いのかも
自白に持ち込むのがセオリーだったわけですし
容疑者が情緒不安定だったり、精神疾患っぽいとそれが仇になってしまったのが、三億円事件以外でも何回かあったようだし
「強大な組織力を持つ」をクローズアップしてほしいなと
ほかにも和算や堤防など、西洋に匹敵する科学的思考や技術が江戸時代にできてるけど、
庶民の考え方の基盤になるくらい定着してないって印象を受けます
「何かを生み出したことが偉い」だけじゃなく、それを「社会的インフラになるくらいまで普及させた努力も偉い」と思います
後者は、前例主義の思い込みや、非科学的な感情的反発にあって挫折することも多いんでしょうね
新撰組が存在感を示し出す頃には京都いないっていうか絶賛割拠中だし
こっちは見つけたけど前漢スレってどこにあるんだっけか。
八木家については、子供を人質に口止めしてたんじゃないか？
という意見が出てた。ちょっと前のスレで
でも芹沢暗殺のときは八木家の住人ごとやっちまえなノリだったけど・・・
近藤が「局長が賊にやられたようであります。我々がついていながらなんと情けないことか」と
いけしゃあしゃあと言い放ったってエピソード無かったっけ。勿論自分達が殺したことはバレバレっていう
なお実弟は明治初期に早逝。
近藤らは、「芹沢暗殺犯が俺たちだとバレたっていいし〜」、と
あまり隠蔽工作もしなかったらしい。
（市中の記録には芹沢暗殺が「仲間割れ」とはっきり書かれているものが複数ある。
最低限、「長州のしわざ」とは取り繕ったが）
だから、お梅や八木家については、顔を見られてもわざわざ殺す必要性は無いが、
巻き込んで死んじゃったらゴメンネ☆というスタンスだったのでは。
だから芹沢と一緒に寝てたお梅は、布団から避けたりしたら芹沢起きちゃうから
芹沢もろとも殺害。
八木家の人たちには見られたけど、特に殺したりせずっちゅうことでは。
.
芹沢が前川さんちで寝てたら、壬生三十人殺し事件が発生してたかもしれないし・・・
特に活動家でもない加賀藩士に、わざわざ暴力的な因縁つけて怪我させたりしてるんだし
でもターゲットの平山と同じく、お梅も首チョンパって事ははじめから一緒に殺る気マンマンだよね
その癖に平間は逃がしちゃうし…
芹沢暗殺なんかも、経験を積んだ２回目の方が１回目よりも成功率が上がるのは確実！・・・とか、誰がどう考えても「ねーよ」でしょうし
さすがに自宅が事故物件になるのを受け入れる人はそんなにいないような・・・
芹沢暗殺からどれくらいで住めるようになったんだろうな、俺は三人も死人が出たような家は御免だけど。
さほどなかったそうな。
池田屋は事件後も百年近く、営業続いてんだよなぁ。
普通泊まりたくないもんだがｗ
「鎌倉時代、○○氏は北条氏に攻められ、この地で一族郎党自刃した」
みたいな名所がたくさんあるしね
冷静に考えなくても地獄絵図だｗ
鎌倉陥落では北条一族283人と家臣の870人が自刃、だと
アサギロにお梅登場、情念の女
この作者の女性の造形にしては美人に描かれてるｗ
・・・あれ？ちるらんの漫画を読んだ時スルーしてしまったがお梅出てたっけｗ
芹沢と一緒にいたと思うけど？
薄幸そうなおっぱいでっかい美人だよ
そのまんまフェードアウトかい！
土方らに斬られたわけじゃ無さそうだなｗ
下手に突撃して辱めを受けたりするよりは自決って事だよ。
平氏も奥州藤原氏も、北条に滅ぼされた和田義盛もほぼ族滅だし
戦国時代になるとあまり族滅とかなくなるのになんなんだろう
鎌倉になってから、仏教に多数の宗派が生まれて活性化した関係とかだろうか
遺族に菩提を弔わせたりするし
しかしここは新撰組スレなのだから…
それが戦国時代以降だと、遠隔地の土地なんて守護代や地侍・国人に奪われても裁判で訴えることもできずに泣き寝入りになるし、逆に物理的な実力で勝ち取った土地は
子孫に残したいという野望も生まれてきたのかもしれないし
つまり、多摩の地縁は新選組にとってはとっても大事・・・
もしかしたら鎌倉時代だけの産物？
坂本を殺したのは新撰組だ、いや見廻り組だと熱く論争がかわされるような人物で案外スレの登場頻度高いけど
さして功績と言って良い功績ってあんまりないような気がして…。
平家が滅亡したことが起因する？
鎌倉幕府内部の権力闘争やで
特に神輿(河内源氏直系)が無くなってから激化したんや
和田、畠山、比企、三浦なんかやな
特に土方の親戚は地元の有力者だから、地元民を抑えるのに利用
する価値があったかもしれないけど。
まあ当然の事かも知れないが
>>71
坂本龍馬も評価の乱高下が激しいですねー。
新撰組と同様、司馬遼太郎先生の小説で知名度爆上げした口なんで、
一般に知られている事績と、実際の事績にズレがあるという。
俺もイマイチ、評価に困るｗ
まあ、非情に顔が広かった人物なのは間違いなく、
周旋屋系の人材で顔が広いってのは、能力高かった証の一つかと。
.
アイデアマンで顔が広くて金を出させるのが上手いけど堅実な実務に関しては他者に丸投げ、という
梶原・和田は生き残りが御家人として復活してる。三浦は北条方についた庶流が名跡を継いだ。
畠山は足利氏に吸収される形で存続。消えてなくなったのは比企くらいじゃ？
鎌倉スレによると戦の敗者の生き残りが他家の被官になってることが多くて、本当の族滅はめったに無かったらしい。
佐幕派にすごく憎悪されているから土佐藩邸で泊まれって言われていたのに、蹴り続けた挙句暗殺っていうのもまあ自由だｗ
表社会と裏社会の境目をうろうろしている、萬田銀次郎みたいな人
それは創作
実際は龍馬が土佐藩邸に入りたかったのに入れて貰えなかった結果目の前の近江屋で殺された
その事で事件後に西郷が後藤にキレた話も残ってる
ドラマみたいにかっこよく見せたいもんなぁ
幕末歴史読本、当てにならんなあ・・・
龍馬だけじゃなく、中岡慎太郎や田中顕介とか谷干城とか、勤皇派（幕府解体派）の
土佐藩士の多くが、なぜか土佐藩邸ではなくて周辺の民家に下宿していた。
中岡は襲撃された直後に、新撰組が反幕派の一斉殺害に動いた可能性があると指摘して、同志たちに
身を隠すように警告している。
龍馬や中岡は許されたとは言え元脱藩してるし、土佐としても使い捨てみたいな感情はあったのかもね
武市瑞山と親交があったからじゃね？
山内容堂のお気に入りの吉田東洋暗殺してるしな＞武市瑞山
岩崎弥太郎が合わさってるような
それはありそう、確かに
無論薩長同盟に深く関与したというのもウソ。
土佐藩改革派、というか後藤象二郎や板垣退助の命令で動いてる一種の代理人に過ぎなかったらしいね、龍馬
逆だろ？
龍馬は大風呂敷広げて金を出させるのは上手いけど堅実な実務はからっきしな山師体質だし
表向きは独自に動いていたように見えたんだろうか
,. -ｭ,ﾆニ弌垳ト､
／r'^ _rﾍ-ﾍ/＾ヽr宀､
/!７ト､7′ 〃 ｌ ヽ ヽ
、 / l//L｣| ∧ｌ | ! |l ｜ ! ヽ
|:l / 〃 ||丁l トH､lV| |l /l } l |
ヾヽ / 〃 |l | ｌ抔卞｀ヽ{ /-ト/ //ﾘ
＼ ヽ:∨ |」 /ｌ| ｌﾄヽ￣ ﾚ'戎ｼ' ／ ′
⌒ヽ!ヽ._j＼＼ / 八 |ヽ __ ' ∠r1=彳 私達は坂本みたく
::..::..::..::..::..｀::..::ヽ/ ﾊ ヽ‐ >､ ,. イ| }::..｀ヽ、 「有名な事件である○○に
::..::..::..::. ／⌒ヽ､ヽjノヽ.∨r 芥､/:./ /::..::..::.､＼ 実は関わってません」って例は
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ｝l,ハ/-/ 〈::..::..::.｀ヾ＼ヽ そこまで多くはないわね
::..::..／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_ || ヽ:ﾚ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
::.r'´.:.:.:..::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ||ｰrﾍ.:.:、:.:.＼ヽヽ:〉
仆､ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_l〉 ri心:.:',:.:.:.:.:ヽ｝
′ ＼_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨_ ゞ=仆ヽ.:.:_ノ
, 〉个､:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ｌ }〉:.}'´
| く_/^ﾄ､>:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_ﾘ 〈|:.ハ
＿
'" `丶､
／'" ヽ
／
// ﾍ| ヽ＼ ',
' / /' | i | |
. ｉ ｉ i 十 il 十ー | |i ｉ
|人 |x=ミ八 x==ミ､_ |l_ ヽ | 大和屋焼き討ちと内山彦次郎暗殺ぐらい？
| ＼ vﾘ ヽ|v ﾘ / | ﾍ ｉ |
| i ヽ , ノ ｲ l ノ | |
人 |ヽ人 人 i 人 斬り合いの回数とかは思われているより少ないけど
＼| iヽ´ ` . イ'７ ＼| ﾊ 有名な斬り合いは一応、事実な場合が多いし
_,r‐| |/(う≦r≦/ /-= ＼ﾉ
/: |:i: :| ﾊ/=|i-=r'/ /-== ／`. _
,: : :|:| , / 〉､i||==/ /-=／: : : : __＼
_ｉ: : :∨イ(_)=≠＜,' /'i／: : : ／: : : : :ｉ
ｉ:＼ /': ／-人し'-i |: : :.／: : : : : : _|
／',: /:, -=ニﾒー'='∧ 〈_:／: : : ／ : : : ,
/ v: :{-=ニ/-=ニ,-=_＿}_―=: : : : : : : ,
_/ //／＞_-ﾆ, -=ニ{-=r―ﾉ_: : : -=: : : :/
{_ ノ{///////＼_ -=/ﾆつ'//,＼: : : : :./
/: : : :＼////////>-=＜/////// ＼ : /)
、．
__ -‐｀￣￣ ｀゛ヽヽ､
.-‐´ 〃／ ヾ､
＞、 、 _ ., {/_'´ ､ _/ィヾ
7 .「¨７´7／ﾞ ヾ}´ ヽ} i ﾆ ､
'ｨ _ i i i iﾐ }ﾞ
ｲ,彡.} .,-､._ { , ,.、<.ﾐ.’
´ゝ､ ＝tｧｰ ' ｰ=tｧヲ }ｲ} いや、有名な斬り合いで一つ
{.ハ ￣ ´ | ｀ ￣ .'/ } 俺達が無関係だったかもしれない事件がある
ゝﾊ {i _ ,’ｲ’
|ヽ ．-─ - ．,:’|i}
| ＼ ´ ｀ ,.ｲ//|｀ヽ､ 本編でも割と尺取ってやった……
／:i ｀￣ ´////i|:.:.:.:} ＼
／/:.:,’ // V:.:.:i ヽ
／ {:./ // .V:.i .ヽ
,.’ .i´ ヾ､ ｀i ＼
/ i──--､ ---‐─ i ヽ
ィ´/ | ｀ ´ i ＿＿＿_ヽ､
,ィ ´ ,ｲ _. --‐､ | i i ｲ7´三二ニﾆゝ ｀ ‐ ､
./ ∠tT≠'¨⌒ヾヽ| | iｲ/´ ＼ ヽ
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ノ'´ ＿ Y ﾉ
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.ｲ／|ﾘ/. -‐-､ ,＿Yﾘヽ
／ﾘ/: : iﾒ ''ﾓﾃ｀ 〈ｨｭ､!i: : |
.イﾘﾘﾘ| : :（_ ´ 〉｀ｿﾍ: :| ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
／ﾘﾘﾘﾘﾘﾘ!: : : ヽ ＿ /ﾘﾘﾍ: | | 中井庄五郎と .│
_, イﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘヽ:_:イﾘヽ. _｀ｲﾘﾘﾘﾘVi | 俺たち三人との斬り合いだ │
,ｨ´: : :ノﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ｀ﾅ‐-ヘ_ﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾊﾍ. ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
,ｲ／￣ /ﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ, -‐ : :｢ ､ ﾄ｀ヽ : :j ヽﾍ
/／ /ﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ／ﾘﾘﾘi: : | ヽ､ ／ヽﾍヽ. ＼
!:{ ﾊﾘ／ﾘﾘ／ﾘﾘﾘﾘﾘﾊ: :ﾍ .|: :|ﾘﾍ. ヽ
ﾍ. i／/ﾘﾘｲﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾊ: :ﾍ i |: :|ﾘﾘﾊ
｀ヽ i: /ﾘ/ﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘヽﾘﾘﾊ : ﾍ | |: :}iﾘﾘﾊ
ﾉ .ヽ /ﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘヽﾘﾘﾍ: :ﾍ j |: :|ﾘﾘﾘﾘ!
ノﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ〉ﾘﾘﾘﾍ: ﾍ |ヽ|ﾘﾘﾘﾘ|
／ﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ/ヽﾘﾘﾘﾍ: :ﾍ jく.jﾘﾘﾘﾘﾊ
_ イﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘi ヽﾘﾘﾘﾍ: :ﾍ i /ノ/iﾘﾘﾘﾘﾘ| , イ)
_, ＜ﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘj ﾍﾘﾘﾘﾊ: :ﾍ/ヽ/ﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾊ , イ＞'´
_, ＜ﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘj ﾉﾘﾘﾘﾘﾍ: :ヽ/ﾘﾘﾘ, ヘ, イ＞'´
／ﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘj ヽヘ _ﾘﾘﾍ: :ヽﾘﾘ< (＞'´ﾊ
/ﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾉ /／＼￣＞＜￣ > < iﾘﾘﾍ
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_.．'´／ ,ノ , . ､ ､ ヽ.
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ﾞ. ｲ .' !iﾞ゛"i i !i.i i : i. ﾞ.
! ,'i! i. !＿i.| ｰi-‐ﾅiﾅﾄ|.i ﾄ. i !
i ,l: l､'´!＿ﾘ｀ ﾘ´ｨﾃ'‐テﾒ-ﾄ.ヾ.li:i それって「壬生浪士始末記」が
ノ ﾉ!ﾄ.!ﾊメ弋刃ﾞ ´!/ '¨¨´ﾉ! ,'ﾉ､ ｉ| ﾞ.､ 情報ソースだっけ？
, 'ｲ ./ iﾄ.!: ヽ.ﾞ､ ' ´ /ｨ' !:､! . ﾄ. ヽ.､
., '´,' ./. l! !､:i !メ､｀ f⌒ヽ ,'' | ､i ﾉ!i ヽ. ｀丶
,. ' / ./ ﾉ/）ﾞ!i' i!'＞ .｀ー' ,. イ!: i｀ヽノ ノ' 中井と那須盛馬が四条の橋で
{../ .'´//ry!: i|､:. ,ﾉ/≧l ,''! :|彡'ｲ,､ 私達と出会って斬り合ったっての
ﾞ､! .,' i' ﾉi!: ,'ヽ:.ゞ､´¨¨¨ﾒ.i! :!':.,ノ ヽ､
! i ' iﾉ, ﾉ.､rヶﾒ､::......;ｨヽ! l,ｲ ＿.ﾞ､
! ﾉ,'/メｲﾊ＝==. ＿.:::!. |ｨ,ゝ'´,, ｀ヽ
i′=,'/'ゝ｀,":::::::..y.::::￣ﾒヽ. ヽ''''' ∧
ｨｲ¨ﾟﾅ'｀ヽ 乂::::::/.::::;ｲ"´ 'フﾞ､ﾞヽ. /
i,ゝ'ノ' '!.. ヾ､:;':.;ｲ' / .｀､ ﾊ ,ﾉ
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／r辷}厂:::::::::{弐込ﾘ.
／rア.::::::::::芸云芸=ミx:::.ヽ_
' f7.::::_j厂 艾::::V{
.′ｆ7.::_j{., // / ハ艾:ﾊ
{{二}/_j{ / // / ' /// /, } iハ:}
;ffく{i{〉.:{:{芹ミﾒ､/ /// // /|｜ :}!
/イﾊ{≫ iﾊ.r=ミ心/// /厶斗ﾘ/ !介 そして中井と私は後日
. / :{i{ハ从|{杙 {r::ﾘ^ }ｲ云zx才 .从{ 「天満屋事件」でも再び
/ :}i} i:八乂 , , , 弋fﾘｲ /ｲ:i:} 戦うことになった奇縁って話だったけど……
. / / | :八 _ ′'' ' 彡ｲ{:ﾘ |乂 . イ
. / / / /, ｜{从＼ ｀ イ ハi :i|{ ': :/才＝ーｧ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ー-=ミ｀ヾﾒ. 从i:乂 }:≧=-＜(/ /, /‐-ﾐ 八ノ. : : : : : : : : :｀ー-ミ | そのうち、天満屋はともかく ＞
才￣. : : : : : :ﾊ __ハ 辷刈り.:::::jｱ.//.:.:.:.:.:.∨. : : : : : : : : : : : : : ｀ヾ | 四条橋の方なんだが…… │
≧=ー. : : : : : : : /.:.:.:.:ア/八{i{.:.:.:乂 /ｲ.:.:.:.:.:.:.. ∨. : : : : : : : : : : : :｀ヾミ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
７. : : : : : :-‐. : : }.:.:.:r弌ｘ__ _￣乂{{/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ: : : : : : : : : : ｀ヾー-弍
⌒7. : :ｨ : : :乂イ.:}:/i fr爻ｨ⌒} .く.:.:.:.:.:_彡.:.:.:.:}乂: : : : : :＼: : :.乂
. /才f. ; 彳( {.:.:.:/.:{ ⌒} , ﾉ }.:ｰ-.:.:.:.:.:._彡' ＼ : : : : : ＼(
}/ }//.:.:.:{:.:.乂 _＿__ .才゛.:.:.:.xf斗く ! i {｀ ＼(⌒ヾハ
. ／＞'"´才ーｧｰf.:.:.:＞‐-ミ.:_//{/{iメ ' i:| ハ
_＿z≧=彡ー=z_ノj＿
_彡 _ 、 ノj ｚ ´=z_
＞ < z ,､ z--､＿ _ ゝ_
ノ ＞´ ﾉｿ∨ ｀k 〈
彡 ﾐﾞ .: ﾉミz≧ {
≧ ｿ , ;; ＼ ヾ ﾐ
ミ j _ ; ／｀ヽ Yﾐ 〉
ｦ, i ＞z_､ヾz≦だOｱ i彡i Z 斎藤、お前はほぼ百パー
ヾjﾍ ゝ-゛｀} ￣ ij ,ﾐ/ } ヾ その場にいなかっただろうよ
ヾﾞ､ j ﾐzソ'ﾞ´
＼ ｀_,.．-┬z､ /,ki.|i
ヽ tﾆ--―┴'"., ,ﾞ´ ´i′
＼ ｀￣ ／:;′ .:,
ゝ-― ' ﾞ:::::;' ':,
i｀ﾞ :::::::::; ' i ':,
| ﾞ :::; ′ i ﾐz-､
／ﾞj i 〉 ｀ー-､
／ { ; / ／ ＼
／ | ‐┼‐ | , ´ ――― ＼ て_
`, |, (ﾌｰ ..!/／.:.:.:.:.:.:.:{包}:.:.:.:.:.＼ ヽ そ_
| ＿ '、:.:. -―――- ､:.:.ヽ ' （
| ―‐､ ./:.: ｲ 〃| |! ｌ ＼:.:.ｌ！
i ノ 水}｝_| i l.i |ｌ |l !i l i ｛{水}｝
ｊ つ l: | |｀卞､」 || |l斗匕ハ|从ﾄl
`､ _ll＼|イ≡ﾐﾄ､ハﾉ'才≡ミj|｜ | えーーーーーっ！？
＼,､-‐-､/i 从ﾄ ゞ==彡 ゞ==彡|｜ |
ヽ|ハ l ! |
|.l ﾄ r=== ､ u .ｲ | :|
| | ｜＞ |lliiiiiiiill|_ .イ、| | |
,. -――- |,.| |:l ＼:.:.:∽:.:.:.:./ ｌ ト､ |_, -――- 、
{:::::::::::::::::::::::::::ｌ.:.| |:l ｰ介ー ' , /.:.:ハ::::::::::::::::::::::::::〉
ヽ:::::::::::::::::::::::ｌ.:.:.| |:ｌ 〜〜〜〜〜/ /.:./.:.:.:.ｌ::::::::::::::::〈￣
￣￣〉:::::::::l.:.:.:.| |:ﾍ / / /.:.:.:|:.:.:.:.:.ｌ:::::::::::::::/
. 〈::::::; ｲ.:.:.:.:.ヽ|:.:.:ヽ {勾} ´ノ.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:ｌ＼::::::/
￣ ｌ.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:.:.:.ｰrｫr＜:.:.:.:.:.:.ﾉ:.:.:.:.:.:.:ｌ ￣
__- ．.､ぇ .._
__≧ 7..:──-i_ ﾞ｀'｀ヾ､
.＞ ｨ{ i´ i:. |二 三 ヽ､
＜ ﾄ,ｲ ’ _、ヾ ゝミ ヾ ハ
,ｲ_ :i .,_ｲ__｀ﾞ ｀iミ｀ 、 ﾐ、ゞ
,イ .i ゝ≠ゞ'‐'' |ﾐ ､ { 中井と那須が新撰組と斬り合って
´ハ77 ´ |､ ／ヽ i.ヾ} 那須が怪我したのは間違いないが
./ _ }ﾐ/ V } ヾ/
｀ヽ ＿＿ ﾐ} ｨヾ､./
∧ '´_ ｀ ./´ii|i Y その時期を「壬生浪士始末記」じゃなく
< i 那須の関係者の日記などから割り出すと
i ＜/// .i 斎藤が御陵衛士に入った数ヶ月後らしい
.ゝ-‐＜//// V
｀i i V
| } V
| / >´ｰ‐- ､_
| ./ .／ ／ ｀
,ｲ / _ --ア ／
, ゝ ' ⌒￣￣ヽ.ゝ―.､
, ',´- ＼
,.ｨ'',´ｨ ､ ヽ.
, '´ ,ｨ´ ,ィ´ ヽ､. ヽ.
´ , ' , '/ iﾄ､. !
i ,' ./ ./ / , ﾊ./i.i .i ,i .i i､ヽ. !
ﾍ .// / / ,ｲ/゛"'!i !ﾘi i i! i !
! ,'.,'/ /, ,'＿/','/ i! i!,'!_!_ﾉ, !,ｨi i .i!
ﾉ/ !,'! ,i!__!メ=ミﾒ､ i'イ夭斥テi!ﾊ!i l i! あー、その時期にハジメが、私や永倉と
. ノ,'i /!.! .ili! ,i7`､廴ｿ .ﾉ!ﾉ' ゞ‐!',' !丿! i!i 一緒にぶらついてるわけないか……
ﾍ i,'!,ﾍ.i ,'!i i i!i､""" ﾉ' """ ﾉ! !'ﾉﾉi ﾄ.!
. ﾍ i!i! _ﾍ!ヾﾐ､i!〉､ﾊ ′ .'ﾉ i_/ノ〉,!ヾ､､
ﾍ!ｨ!´`i!¨`ヾ､T´::!､⊂ﾆﾆ⊃uｲ' i.!::７/′ ｀｀
/.::::::::::::i::ヾ:::､::ヽ:i!_i＞-＜_,/!i i!!:/λ
. /.::::::::::::::::!::::ヽ::ヽヽi三三三/,ｲ! ii'::￣｀ヽ､_
. !::::i::::::::::::::.ヽ､:::::::i::ヾ｀ミ三/,'人.､ V:::::::::::::::i:i､
. ∨:!::::::::::::::::::::.ヽ､:!､ヾ､lﾒ,!'/ー-､ヾヽ､:::::::::ﾉ:!i
）::i!:::::::::::::::::::::ヽ::ヽ:::i.i!i,ll,.!､三三∧｀ヽ:::,'::/i
!:::i::::::::::::::::::::::::.ヽ:::i:::i i､i !::ヽ三三i!::ヽ}）ﾉ::}
、．
__ -‐｀￣￣ ｀゛ヽヽ､
.-‐´ 〃／ ヾ､
＞、 、 _ ., {/_'´ ､ _/ィヾ
7 .「¨７´7／ﾞ ヾ}´ ヽ} i ﾆ ､
'ｨ _ i i i iﾐ }ﾞ
ｲ,彡.} .,-､._ { , ,.、<.ﾐ.’
´ゝ､ ＝tｧｰ ' ｰ=tｧヲ }ｲ} で、俺の記録には中井との斬り合いについて
{.ハ ￣ ´ | ｀ ￣ .'/ } 一言たりとも書かれていない
ゝﾊ {i _ u ,’ｲ’
|ヽ ．-─ - ．,:’|i}
| ＼ ´ ｀ ,.ｲ//|｀ヽ､ よって俺もいたかどうかけっこう怪しい
／:i ｀￣ ´////i|:.:.:.:} ＼
／/:.:,’ // V:.:.:i ヽ
／ {:./ // .V:.i .ヽ
,.’ .i´ ヾ､ ｀i ＼
/ i──--､ ---‐─ i ヽ
ィ´/ | ｀ ´ i ＿＿＿_ヽ､
／ / ／ / / //
/ / ′ ｲ / ' ／ｲ
/ ｲ ｌ | / | ′ ／ ／〃 |
〃 | ｜| 7二|丁 ＞ ― /- |､/
/ | ｜|〃ﾋ} ｜ ／ ァ＝≦ 、 |/ つまり、実際に斬り合ったのは
八 ヽ| ＝ |／ ﾋン ≫ / 総司一人か
/ lヽ ｌ ' ヽ､＿ 彡 /
/ .| |＼ ￣ /／
／| ｜ﾍ、 __ ／ 私達じゃない誰か二人＋総司？
＞―ｌ l＼ ‘-｀ u ／ ／
／ ―ﾍ ｜|::＼ ∠ イ ／ ／
＞'´／::::::::::::::ヽい:::::::＞┬＜:::::／ ／-＜
／ ／ :::::::::::::::::::::::＼／／/|::ト､彡イ:::::::::::::::::
＼ __ヽ‐､!ヽＮ(/ﾚ'ムｒZィ,
､_,＞｀ ヽ ｌ/ r ,r '´＜_,
＿,＞_y-｀ﾞ７'冖'^ﾍｆヾ＜,_, ＜,
フ ﾆ' ｀! く、
Ｚ _,i ,r- iﾆ {｀ それ以前に、見廻組など俺たち以外の幕吏を
ﾉｨ ｒ` 一 ､ ,√｀ k Z｀ 新撰組と勘違いした件ってのも
ﾉｒ',| ==｡=ヾﾉ/ {_/=｡== ﾐ_i｀ そこそこあるから
´fki ｀￣´ ^´ 「｀｀￣´ ﾄ!|
_,. -ｌｌ,l! ､｣ J iﾉｊ‐ ､,_
_,. ‐ ' ´ ヾl ｒ ｴ 工 ｴ ェ､＿＿,. ㏍ ｀ '‐ ､_ 最悪、新撰組そのものが
,.‐'´ l | └┴┴┴┴┴┴'／^′i ｀'‐､ ノータッチな可能性も……
/ ヽ ＼ "´￣´ ／ / / ヽ
＼ ｀´￣￣｀´ ／
-‐‐ﾆ ¨-￣￣｀ヽ.
／'´￣．＜´ ￣｀ ､
〃 ／ ィ ,ﾍ ﾊ ヽ. 丶
/′ , ' ／/ / ﾄヾv,ﾊ. i ，
,' / ' ,' ﾊ |゛゛^"´|i ﾄ. .
', {.i‐+-､_!_ !ﾊ_厶ィｉ´ |
} Tﾄ==＝=ｧ` 'ィ=＝=i-‐ ,
: .i ヾ､`― ′ `ー 'i !ﾊ} ! OH…………
| ﾊﾄi｀ﾄ､|||| ,ｲ i'ノ .||
{ i!|ヾ| |ﾞヽ (⌒) ク! .! .i､.!
∨|l! | |､ィﾞ＞ _ イ_)j! .!､ 八',
V!ヽ.| ﾚﾍ::|:.ﾞiYi´.:.:.:.:.|! |:.:i′ ヾ､
.＞ナﾚ^i|〈:.:.|||:.:.:.:.:.:.| .|!:.＞‐- .
i､ ﾚﾞ ﾞヾ:､:|||:.:.．イ| .|ﾚヽ ﾞ),
.|yイ-ﾆﾆ､O}ｫｪャ{O_ﾆ| .|_, ..`､ //ｉ
/.:.:.:.:.:.:.:.〃入ﾊ_>.:!ｉ.:.:.| .!:.ﾞ､,.....､/,' }_
__- ．.､ぇ .._
__≧ 7..:──-i_ ﾞ｀'｀ヾ､
.＞ ｨ{ i´ i:. |二 三 ヽ､
＜ ﾄ,ｲ ’ _、ヾ ゝミ ヾ ハ
,ｲ_ :i .,_ｲ__｀ﾞ ｀iミ｀ 、 ﾐ、ゞ
,イ .i ゝ≠ゞ'‐'' |ﾐ ､ {
´ハ77 ´ |､ ／ヽ i.ヾ} まあ、那須と中井が新撰組の誰かと
./ _ U }ﾐ/ V } ヾ/ 斬り合ったのは事実だろうと>>1は思うが
｀ヽ ＿＿ ﾐ} ｨヾ､./
∧ '´_ ｀ ./´ii|i Y
< i それが俺たち三人ってのが
i ＜/// .i 間違いなのは確かだろうよ……
.ゝ-‐＜//// V
｀i i V
| } V
| / >´ｰ‐- ､_
| ./ .／ ／ ｀
,ｲ / _ --ア ／
／ ＞‐'' . ＜ ／
.ィｲ '’_ ＜ ｀／
そういえばほとんど新選組って薩摩とやりあわなかったけど
「示現流が一番恐れられた」とかって本当なんだろうか…
新選組のスパイの斉藤が、御陵衛士のスパイとして密かに沖田と永倉と酒飲んで情報引き出してるうちに事件になったとか
うん、斎藤は何重スパイなんだ？
新選組と交戦した可能性は皆無なんだろうなあ
小説じゃ武田粛清は斎藤になっているけど、御陵衛士ゆえちょっと考えにくい。
伊東がしつこく仲間になりたがる武田を煙たがって、斎藤に暗殺させた絵図もあるけど、
武田の取り巻きが新撰組に殺されているのでちょっと考えにくい。
（当時の知名度がどんなものかは解らんけど）
現実的に考えると中井どんだけだよってなるしなあ
1さんのおかげで大石鍬次郎のことが好きになったし。代わりに阿部十郎のことは大嫌いになったけど。
あ、それもそうですね。失礼しました。撤回します。
ノウミサンアイシテル
>>１作品以外のフィクションの阿部は気弱な青年設定だよ、というかこいつの新撰組への憎悪は伊東暗殺から後だし、
まあ油小路の陰険さを考えると恨まれて当然。
俺は篠原の評価が下がったなあ、御陵衛士時代は役立っていたけど、明治になってからはパっとせずに
史談会でホラ吹いて阿部から絶交されるという情けなさ。
局長だから色んな記録に残ってるってのもあるんだろうなぁ
ああ、俺も。
まさか伊東殺しについて近藤さんの政治的嫌悪によるものである可能性があるとは思っても見なかった。
芹沢殺しから残酷な面があるのは承知してたけど政治的な思考の持ち主だとも政治的嫌悪で人を殺す人だとも思ってなかったなー。
あと伊東が実は苦労人でいい人っぽいのにもびっくりした。
「純粋でひたむきであれば必ず成功するわけでもないし、やること全てが正当化されるわけでもない」んだよね
当たり前のことだけど
若さゆえの無鉄砲さからくる直情的な行動力は尊くて美しいものだ、とされがちだけど
天狗党とか水戸は論外だけどｗ
相当魅力あるキャラになってたな
これだけ伊東がフューチャーされた新選組作品ってないだろ
あの口元がなんかもう見るからに小賢しい策士って感じで。
小早川秀秋の肖像画なんかもそうだけど、
絵って写真以上にイメージが強烈に残っちゃうんだよなあ。
たぶん島津悪久なんかも、肖像画がマイナスイメージなんだろうな（棒読みで）
海音寺潮五郎なんかは「成り上がり者じゃない早雲なんか早雲じゃない！」って言い切っていたしなあ。
純粋なひたむきさがそもそも美徳であるかと言うと…。
内部粛清を一番苛烈にするのは多分純粋なひたむきさですよ。
純粋さは善ではないんだよな
戦国関東をかき乱すトリックスター 伊勢新九郎としての北条早雲も好きよ
既存のイメージと違いすぎてかえって面白い
中央と連動していたにせよ、なかなかにロマンがあるな。
本日午後八時より投下予定。
純粋悪とかネウロのシックスの亜種みたいだな。
かなり前から二人（or自演で一人綾取り）居座ってるけどさ
では始めます。
＿ -‐＝＝‐- _
_ -=ニニニニニニニニニニ‐- _
_.-ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ- _
{ニニニニニニニニニニニニニニニニニニヽ
ヽニニニニニニニニニニニニニニニニﾆア
ヽニニニニ=＝＝＝＝=ﾆﾆニニ二二／
',￣__ <.真.> ￣ ‐-/
/乂二二ﾆ＝=‐-ｰ――――――{
､＿///,＼ニニニニニニニニ二二二/
,.ｲ/////,＼ニニニニニニニニニ,.ｲ! 新選組とはなんだったのか、「法度編」
,.ｲ//////／ ＿_＜ニニニ二二＞ｲ//}
/'" ./,イ Vﾊ. ｆァヽヽ-―f" fァ j//小
/ j/ヽl/l｀ ｰ- ― ' :' `ー ｲ///! 今回の解説役は児玉源太郎に
' V/,V! {::. //,ﾘ
fニ-二V/小 ｊ:: 'Nﾘ
ﾉニニニ=- !ヽ _ _ ｲソィ二ニ=-､
/ﾆニニニニ/⌒', ‐ ／!ｿ./ニニ=/ニﾆ、
_,ｲﾆニニニニ/二二,‐-＞ イ_,. ｲ.l/二ニﾆ/ニニ=、
_-―==ﾆニVニニ二二/二二二,＿ .ﾊ .ﾊ´ ／ /ニニﾆ/二二ﾆﾆ、
_ﾆﾆニニ二二Vニニニ,ｲ;ヽニ二二, ＼V／ ./ニニﾆｲ￣"'ｰ-=ﾆ＼‐- ＿
【 児玉源太郎 】
. . ﾄ.、／ ＼ ／|
. | .｀＿＿__ . |
入 | 「ミﾐ彡.|. |‐-、
て⌒ろゝ 'ヽミ冰x_|. 」ミミiiiii|. |::::::::',
∫ る、 _,..-＝:::::::::::::::::ﾞ'i;,::::::::,.化⌒3
ゝ ., ),-‐'' ::::::::::::::::::::::'i::::::::::',:::( つ
て~｀ hノ_,-‐''::::::;::::::|::::::::;'i::::::',::::',:::をヘ ノ
.｀C . や S／,-'':i:::|:::i::|:|::::|:::|'i:|:::::',:::',::::::::',ﾉノ
tv_,.〜.、(_.-'/,::::|::|:|::|:|'i:|:::|:|‐''¨＼|:::::::::::::iiii:::',
／| //:::::{/ー- 'i:i::| /斤ヽ|:::::::::ﾐ;;;;ﾄ i;;., 相方の大山巌
／/:::;;:::i,.y丕、 'i|. ゝ以ﾉ|::::::::::ミミ:::',｀ヽ、
/ :::::::::i,込ン 不::::::::::::::::::::|'i:i, ヽ、
. |/| .人ﾐ'i、 ｀ /:::::::::::::::|:::|:::| 'i:i, .|｀',
.| i |;;iiii',', _ -,ｧ ﾚ|::::::|::::|:::|;;;ﾐ::| |;|
. V |::|;;|iiii.丶､、 _／|:::::::|:::|:::::|:::::;ﾐ| |i|
ﾉ|:|::::|;;;;;;;| ﾞ, ´ |:::::::|:::|::::|;;;;;;;;ﾐ|,|i|
ノ;;|:|::::|;;;;;;;;|ゝﾍ / |::::::|;;;|;;;|ii|;;人ﾐ|;;|
_,.-‐''''''|::::::::|;;;;;;;|、 ',.', // |:::::::|;´彡ﾄ;;;;;;;;＼;',
. _,-‐'''ﾐミしノ:|:::::::|;;;;;;;|｀', ゝ ｿ |::::::|ﾐ::彡/',::::::'''=‐-.,_
> 丶ミ:ノ|:::::::|;;丿 ',// / | ゝ::::::丿 '''=''''' ''‐-.
【 大山巌 】
.
_＿__
. : ´: : : : : : : :｀: . .
／: : : :./ : : : : : : : : : : ＼
,. : : /: : :/: : : : : : : : :.:＼.: :.:ヽ
/: : :/: : :/: : : : : : : : : : : : :＼: :‘.,
′:./: : :/{: : : : : :l＼: : :＼: : : ＼:‘,
{: :./: : :/ ‘; : : : :ｌ:{ ＼: : :ヽ : : : ＼
. l|:./: ; :.√｀ﾊ: : : 从´￣ ヽ.: : : : : :.:}
ﾙ: :.:{: :iｨ示ﾐ ＼;ゝ イ示ミ‘; : |:.: : :|
|:.|:.|: :|{ ﾋソ. {. ﾋソ i: :|: : :l:| 東郷平八郎に
ﾚ1:|: :{ |:.ﾘ: : 从
ﾚl: ∧ ヽ 从 : /
ﾚ′ヽ. r_― .／l: l :/
＞ __ ≪ .|:ﾙ′
＞く| 斗ﾍ＜
｡ｚ≦ﾉ ∧ r<´ 〉 .≧ｭ｡
｡＜ｌ.| ﾄ、 / } | ‘, / |.|::＞｡
. ｡＜:::::::::::|.| | ∨＼〉--〈ノ‘,__／ .|.|::::::::::::＞｡
r＜| .|::::::::::::::::|.|. ‘,. .乂_彡′ ./ j.j:::::::::::::::::／＞、
ﾄ､:::ヽヽ:::::::::::::|.| ____', ﾉ 〈 /_＿. .//::::::::::::／／:/ ‘,
【 東郷平八郎 】
. .．．. _
, . : ´: : : : : : : : : :`: . 、
, :' : : : : : : : : : : : : : : : :＼:ヽ
「!/: : : : :,: : : /: : : l: : :',: : : : : ヽ:'.,.／.〉
. l.' : /: !: :!: : :.!: : : :.l: : : ',:_',: : ',: :',//V
.': /:': :l: :l: : : !.: : : :.i: : : :l';ll',: : !: : V/
. ': :': !: :.!､:.',: : l: : : : :ﾊ: : :.! ! i: : !: : :l':! _,,....-..=-,
,': ,':/!: :.!-ヽ;ヽ:i: : : :.'-∨¨!~! !: :l!: : :l:l r=;''_::;::::-:::'':l-l::|
/.:.:'!.:.ｌ:',:.!≠=ミヾ: : / 彡〒芋i: :.i!: : :,:i |lll|::::::::::::::::: XT:| 乃木希典の
/.:./::Vl: ﾄ.', Vﾘ ヾ ゞ'' 'l: :,': : /:i .|lll|::::::::::::::::::::::::::| 日露戦争オールスターズで
/.:./::::::::::',l:ハ , ,'!:/: :./:.,' .|lll|::::::::::::::::::::::::::| お送りします
/:./::::::::::::,'!ヽ`ﾍ _ ｲ:.i/: :/: :' .|lll|:::::::::::::::_;;:::-｛
/:/:::::::::／l' ＞｡.. _ _.／-{:./: /: :.' .|lll|:::::r::'':´;::-‐:''|
,::/ｉ:::::; ' ‘ヾ古＝ﾆ三／'!': /: : ' .|lll|::::::::''::::/ l┐::! ……ていうか、このスレの解説役
. ｉ/ .|::/ , -‐Vﾆニ／!! ,{.:/: : 'ヽ. |lll|:::::::::_/.! .! V::! 全員が日露戦争関係者ですね
. ′ ｌ' / ／V／／.!!／i' ': :'／ ヽ |lll|:::::::/.! ｌ !〉 v!
. | !__／ .¨´ ll l.:.' ', |lll|::::::; ! l l' ;''
ﾉｼ .:' 乂ljノ {:i '., .ゞ」;;:ﾉ ﾉ /
,Y :' λ ヽ{ '., / - t ''´
/.ｉ .: ＿ ／ ':; ヽ ／` 、./ ヽ
/ 「7:¨::~::ｰ{::::_`''く '':,,ハ ／ {l ｀・､ V
【 乃木希典 】
.
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘゝ--l/////{//l
// l////l-ﾘｲ ∨i ｲ坿 /////ﾘ/∧ 本編で出しまくったからな
/ l////l弋刋 i/ ｀¨_彡///////ﾑ
l/////ﾄ ` u ／ｲ///////∧
／//// ﾍ _ -,ｧ 7￣l///////∧ 次回作も楚漢戦争じゃなく
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧ 日露戦争にしようか、チラッと考えもしたそうだ
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
/:::::::::::::::ゞ;;;;;;}ﾄ-ｲ;;;lミ====彡 ﾄ-ｲ.....i.......／.j::::::::::::::l////////＼
, . . : :¨:￣: ¨: : :=-. _
. _ , . ´: : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ
. 〈 >､:' :／: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ 「!
. 〈:::::::ｿ: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : V:l
〉:;/: : : : /: : : : : : :l: : : : : : :!: : : :!: : : :':l
∥l: : : : : :l:l!: : : : !: ll: : : : : : jl: : : j!: : : : !
': :!: : : : : :!l !:､: : l!: !.!: : : : : :' !: : ;'.!: : : : l!
.l: :ｌ : : : : : l! ﾏ :｀T!:f T! : : : /七:7´l: : : : :l! やったとしても、旅順要塞戦で胃を壊して
. l: :l: : : : : : l ＝=┘⊥.l !: : :/_ L '=‐!: : : ;!:!! ギブアップするに百ペリカ
. ｌ: :ｌ: : : : : : ! l!／ j!: : /j/:!
l: :.i : : : : : l! `ー ´ `ー' !l／:::{: :!
. ',: : : : : : : :ｌ ＿ _ j::::::::::::!:::!
',: ', : : : : :l / ￣ ﾏ} /:::::::::::::l!:.!
',:.', : : : : !＞. `ー―-- ' . イ:::::::::::::::::!l:.!
'.; ',: : : : ト . ＞-_=.､´ !::::::::::::::::!.ｌ:|
,. ',:',､: : :.!::::::＞-=三ﾆ)ｰ- .._!::::l';:::::::! !|
γ ',:ｉヽ.:.!ﾄ､::::::::::::::::0:/､ ｀ヾ､';::::! .l!
. i ,il ﾍ:.!:ﾊ＼::::::::::::/ ﾍ .! ｌ.';::! |
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/:/: :.|: : : : :.∧:‘,: : : : :ﾄ:.ヽ ヾイ 代う ‘;: : : : : : : : : : : : : : : :/.:.: : :.:ヽ : : : : : : ‘,
. /ｲ{ : : |: : : :./‐-:.:‘,:.: : :.| ＼. ‘, ∨シノ|:|: :.‘,: : : : : : : : :.|.:/: : : : : : : :＼: : : : :.‘,
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. |:.: :l:|: :.∧. ｨ==ミ /＼{ |:| }: :}:.: : : : : : :.:|'⌒|: : }: : : : : : : : :＼ : ‘,
l|:.: 从: :.:.‘,∧弋ｼ jﾉ |: :|: : : : : : : :.|ヾ. |: : |.: : : : : : : : : :|.＼‘
.. 八: : :|‘.,:.:.:‘, ヽく ´ .|: :|.:.: : : : : :.:.|ィ}}.| : l| : : : : : : : : : | ヽ さて、「法度編」はタイトルどおり
ヽ: | ‘.,: :.} ヽ |: :|: : : : : : :.:.|／/: :.ﾘ:.: : : : : : : : :.| 有名な新選組の「局中法度」の
ヾ. ヽ:| |: l|:.: : : : : :.:ｌ|_ノ: : /: :|: : : : : : : : :| 考察を行っていくわけだが
从 _＿__ l: ﾘ: : : : : : :.ﾘ: : :.:/.:.: :|: : : : : : : :.:|
. |: :ヽ ヽこﾆﾆ==-‐ |/.|: : : : : : /: :.:.:/ : : : |.: : : : : : .: ′
. | : : :＼ ′|: : : : : /.: :／.: : :.: :,|: : : : : : :.i 最初にことわっておくことがある
| : : : : :＼ |: : : : /:／ /: : : : :/.|: : : : : :.:.|
| : : : : :.:ハ ／.|: : : /´ /:.: : .:.: ′|:.: : : :.l: :|
|: : : : :./:.:∧ イ | : : ′ .｛: /|:.:./ |: : : : ハ|
. |: :.:.:.:/ }/. ｀ ー‐―…≦ .}／ .}i . |/ .l /ｉ{ |: : :./
. |: : :/ ‘,. }l|__,.ｲl}ｚ=≠}'i圭三ｆ| : /
|:.:/ ‘,ｚ≦三彡令ミ=≦′ }ｌ| }ｲ.| /.|
j/ ‘, }ｌ{ Ⅶ .{ﾒ }′|ヽ
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
fﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム
ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆノ
}、;;;;;;;;;;,,,,,,_- _ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆY
l:::::7:-0---;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;☆;;=- ,人
_,ｨ::::/::::::::＼ﾆﾆ=- ＿＿_ -=ﾆﾆﾆi}
}::/:::::/l::::::ll:/`-=ﾆﾆ三三三ﾆﾆノ 局中法度の分析をするということは
／}::::::/ l:::::l、 佗j_,ヽ ｨ､_rv:ｯﾌl:ｨ:l
/ ﾍ:::ヽﾉ:从｀ ---‐' { l＼人:ﾘ
r-------==ﾆﾑ::ﾊ{八 _ _λヽ V 切腹・粛清された隊士たちの死亡理由を
lﾆﾆ＜ﾆﾆﾆﾆﾆ l ﾘヽ、 ﾄ.、 ゝ_ヽ ,ﾑ ', ＼y 分析していくということになるわけだが……
ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- __ ＞ _ ´ > 、 ＼＼ ヽﾆ、-イﾆ
>ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ:::::.. iTlﾆﾆﾆ > ヽヽ Vﾆﾆﾆ
l´ﾆ三ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム::::l l/ ゝ-- 、 Vﾆﾆ
Y======ﾐvﾆﾆ彡=<>=== ミ( (Y/:lﾆﾆﾆﾑ Vﾆ
ﾑﾆﾆﾆﾆﾆﾍ彡ﾆﾆﾆ=-<><ﾆﾆＶl::::l ﾆﾆﾆ.ﾑ lV
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-<>γ-ﾐﾆﾆﾆﾆﾆ ト、 ＼
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ乂__))>ﾆﾆﾆﾆ|::ゝ-ｲﾊ_
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ l;;;l＼＼ﾆﾆil:::::ﾚ //
, ' ⌒ヽ
( ∧ )
＿＿＿＿ ヽ廴) ノ
.....＜::::::::::::::::::::::::｀丶 |／
....＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
,...＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
／:::::::::::::::::::;:::::::::-───‐-::::::::::_::::::::::ヽ
ヾ、:::;＞'"´ （） ｀`Ｙ´
'; , 彡=＝＝＝＝＝＝＝=ミﾐﾐ{、 理由の分からん死人が多すぎる
/"´`ヾ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ヽ
/::::::i::::/::l__';:i＿` ‐- ヾ､_`ミヾ!:i:ミ丶丶、_
/イ:::::!:;':::::l! ﾊ!ヽ !￣! ｰｒ 彡:i:「';ヾ::ﾍ¨"´
i:::::::!'::::::|ヾ!Ｃ;丿 ﾉ-; _';（cｲ::!ﾉ:!::::ﾄ:ﾍ
!;ﾊ:::::';::::!.ﾞー三─‐' ￣`ー≡ﾚ' ┤ﾊ',
';:ト､:::ト , 、 ノ::j!
.
あと>>１は政治嫌いやろｗｗｗ
┏━━──────────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
たとえば有名人な山南敬助は、
切腹なのか自殺なのかイマイチ不明。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿＿
＿∠´:::::::::::::::::::--ミヽ
／:::::::::::｀:::::::::::::::::::::::､::::＼＼
/::::::::::/:::::::::::::::::::::::､::::::＼::::ヽ::ヽ
/:::::::::/:::::::::::::::_::::::::::::::::::::::::l::::::l:::∧
/::/:::::::::::::|＼/／|::::|:::::::::::::::::|:::::|::::::|
/::/:::::::|::::::/￣ !:::|l:::::::|::::::::|::::::!:::::|
/／l::::/:|:::/ |/ |:::/l:::::::/::::::|::::::| ほんと、私の新資料
!/::/|/ ,, ､＿__|/__|:／ﾚ⌒l:::::::| 見つかってくれないかしら……
|::/─''" , ､＿＿＿ }::::::!
|/| ﾆエエ ┴‐┴‐ ＿_ノ:::::::|
|::ﾊ ／|::::::|:::::::::|
!::::ヽ､＿__|二二ｺ__／::／ﾍ:::|:::::::::|
|:::::::::l:::::::::::::::/ |: : : :／ |､|:::::::::|
/::|:::::::|::|::::／/ |ｰ／ ／ ＼::::::|
/::/|:::::::|:／ / .|/ ／ / ＼:|
/::/ !:::::::ハ ＼ > / 人
|/ !::::::| 〉 〉 ／ { ／ |
|:::::::| | / ／ i |
!::::::l | | | |
【 山南敬助 】
.
┏━━━━━━━━━━━───
┃
谷三十郎も死因が諸説ある。
┃
───━━━━━━━━━━━┛
_／´⌒::丶､－...､
／´.::::::::::::::::::::::::::丶 :::丶、
／.:::::::::.::::::::::::::i:::::.:.:..::::::＼::::::ヽ
/.::::::::::::i:: ::::::::::::::!:::.:.:.:.:.:.:.＼＼:::::∧
/::::.:.:.:::.::ｊ､.:.:.:::::､::::ﾄ､::::::::::::::::ヾｰヽｭ∧
/.::::: :.::::::/ !ﾍ:::::::::＞云─---:::.::∨:::｀Tｭ
/.:i::::::::::厶!=-!ﾄ､:::::::∨∧＼ヾ ､:::::::トﾐ:::ﾄ::ﾍ 斎藤一に暗殺されたってのが有名だが
/::::ｊ|::::::「| |!_三、＼:::::∨ャかト､ヽ::::j|:::|:ﾍヾゝ、
/／ィ:!､:::l:! ｒﾍ示j ＼::! じﾘ ﾘ/::∨: i|::::i ｀¨
/´ /:|:|ﾍゝﾄ､ヾゞ¨ ｊ ヾ ´ /ィ了∨|::::| 「頓死」や、「どこかの浪士と斬り合い死んだ」って
/,イ!∧::::ﾄ 〈 ´ ｊ ソ 〉|ﾍ:! している資料だってあるしな
´ |′ﾍ::iﾍ ´／ﾍ:!
ﾍ! ﾍ、 ＿ ィ７ﾚ′｀
＼ ´ ｀ ／ !::/
＞ _ , ´ _j之ユ
ｒイ´ i ｀´ ｒ¨´＿, ┤
∨| 」 _,. 斗‐´ ゝ、
「 !／│ ∧ j ／ ＞- ､_
_,ィ^〉.|ヽ !/ ｀|! ／／ ∠ 丶、
【 谷三十郎 】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
そもそも斎藤暗殺説にしたところで、
暗殺理由がよう分からん。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
松原忠司などは「病死」もしくは
「女と心中」であるため、カウントしていいものかどうか。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_ --- _
, : ´ ｀ : ､
／ ﾍ
/ ,
/ o ',
7 o o __ |
| o o / ,- ＼
| ｏ /:::::ヽ γＹ .} 「壬生浪士始末記」は
',,r-z,,_ i7 ヾ'´ ト,ﾉ 7 とある失策から切腹未遂をし
丶ゞ─=ミ、 } 〃ヽ (__ノ./ 後日、傷が悪化して死んだと書いてるが
ヽ. i⌒ ', l r≦
' , ', r:､ iﾊ } U |:ﾊ
､ `┴' `´￣ 人, ', 「とある失策」の内容が分からないしなぁ……
ヽ , 〜- ／ ﾄ､ ＿
＞ _ イ, >ハ
,.ィ＝=ｲ／', 下￣ ／/ - イ: : : : ￣
／: : : :/://‐-、 i, ∠ --x＜イ: : :y: : :＞--
人: : }: /:/７ .>'´ ,ｲ:／: : : :./:／::::::::::::::
{´:::::::〉: :i: {:::L_ / ノ::,:' : : : : : i/／:::::::::::::::
ト､::/: : :{: |::::::::::::::ー≦::::,:'___,. --ｘ_}:'-----､::::::
7 V_＞-ﾊ_::::::::::::::::::::,:'r-' -─--ユ ヽ::
7 〃 /::::::::::＞' ￢-＜ノ 二ﾆ ￢-y' ,:
| 7 ,{:::::::::7 ￣ ≧='､￣ ／
【 松原忠司 】
.
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
新見錦なんぞ、考えたくもない。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
... -――-
,. ' ｀丶
／ ＼
/ ヽ
/ ',
! U ＿＿＿, ､ ① 法度違反で近藤たちに切腹させられた
| ヽ＿__iﾘ ｀､
l ￣￣ ヽ
| / ② 水戸人に乱暴やって、水戸人の解釈で切腹
ヽ f┬┬┬┬┬
ヽ ﾑエエエエｴl
＼ / ③ 公家について長州へ行ってそこで死亡
l ────――── ヽ‐''´
r ───――────.＼
.ヽ -- ..._ ｀ '-｀/ さあ、どれでも好きなの選べ
..／ -l ｀ '' ＜ ＼
／ | z 二-‐-､
// l ／／ ヽ
// .| / ./ ＼
【 新見錦 】
.
西南戦争を語るには確実に幕末からの攘夷論と征韓論に触れないとアカンからねえｗ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
また局中法度外の理由による、粛清も多々ある。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. . .-― ―- 、
. : :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : . ､＿
,. '": : : : : : : : : : : : : : : : :.＼: : : : : :.!/ﾊ,､
_／: : : : : : : : : : : : : :丶: : : :ヾ、:.ヽ: : : :.!//ﾄ/＞ ､
,ｨ/.: : :/: : : : : : : : : : : : : : :＼: : : : : : :､: : :!//l,: ﾏ///>
ｲ//.: : :/ : : : : : i: : : : : : : : : : : ヽ: : : : : :ヽ: :V/∧:.Vく´
∠// !.: : :,: : :l: : : : : : : : : : !; :､: :.ヽ: : : : ; : : : :,: :｢/,｢: :.V,ヽ
７/,l.: : :.!: : :!: : : : :!､: : : : :l. ; _,.: :.!-; : : :!: : : : ; :.!/,!: : :.V/,ゝ スパイとして処断された僕なんか
. ///!.: : :l: : :.!: : :l: : ! ヽ: : : :! ﾞ､ ＼l ヽ: :.!.: : :!: : :l/_!: : : :,￣｀ 理由としては「裏切り」になって
////!: : : : : : ｌ: : :l'ヽ:,￣ ヽ: :l ヽ ｨ';;;;;丁!:V:.l: ヾ:l: : : : : : ,
. ￣￣!.: : :ｌ: : : :': : :!＿!_ ヽl. '´ ∨ツl l: V:l: : !:.!: : : : : : :.
l:.;!: :l! ∨: :': :ｲ了;;;;ヽ ｀´ !.!: :ｿ: : !: !:l: :l: :.l､: :, 士道不覚悟とも脱走とも
| '.!: l!: :∨:lヽ ｌ. 乂ﾂ :. l: : :!: :ﾊ:.l: : l:',: !:ヽ:! ニュアンスがだいぶ違うからねえ
l:ｌ l: !l: : :∨l ヽ!、 ヽ U ,l: : : : !: ';i!: ; : !:l,ｨ,.ヽ,.‐
. ー-ｌl-l:.ｌ.l: :i: :ヽ!: :l ヽ ヽ. つ ｲ.j/: :!:.ﾄ､ }/: ;.l l:! '"‐-
＞! !:!.l: ｌi: : :l'; :l: :!＞ _ ／iｰ-､!:.l/ヽ '.／／}! '"‐- _
＜ ! lハl .l: : l l: lV ﾄ, ヽ iｰ- ＿.Ｌ. !:! >､.Y'" ) -ー ´
. ＼ ! !: :l ヽ! ヽ ,iニ二二＿＿_l-, ﾘ乂 ヽ. ／ ﾉ〉 ＞
,.イ､ !: l ,j::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::l ! , ' ィ,.ノ _,.＿ヽ、
_ - ｰ＿ l: | ,. ﾉ::::::::ー-:::::::::::::ゝ::::!,ｲ ヽ'"_,..｣ ､ __ヽ
【 楠小十郎 】
┗━━─────────────────────────────────────────━━┛
.
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘゝ--l/////{//l
// l////l-ﾘｲ ∨i ｲ坿 /////ﾘ/∧ こんな有り様なので
/ l////l弋刋 i/ ｀¨_彡///////ﾑ 本気で死因を考察すると
l/////ﾄ ` u ／ｲ///////∧
／//// ﾍ _ -,ｧ 7￣l///////∧
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧ 分からん、分からん、分からんの
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧ 連打になってしまい
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧ 分析も何も無くなってしまうのだ
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
/:::::::::::::::ゞ;;;;;;}ﾄ-ｲ;;;lミ====彡 ﾄ-ｲ.....i.......／.j::::::::::::::l////////＼
＜´:::::::::::::::::::::::::｀丶
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::＼
/:::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::::',｀
/::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::::::',
/::::::::::::::::::::／::::::::::::::／::::::::::::::::::/i:::::::::,':::::i::::::::::::::}
,::::::::::::::::／:::::::::::::／:::::::::::::::::::::/ i:::::::::::::/i::::::::::::::} よって死亡理由については
{::::::::::／:::::::::::::／::::::::::::::::::::／、 ,'::::::::::/___i::::::::::::i もうある程度>>1の勝手な判断で
／ヽ::::{::::::::::／/:::::::::::::::/::／ ｀}::::::::/ｨｫ }:::::::::::, 諸説の中から選ばせてもらう
_ －{} {:::::::::/:::::', .i::::::::::::::／ ｀赱アﾉ::／ `´ ,'::::::::::,'
／ ﾍ .}} ';::::ﾄ、::::::} {::/:::::::,' /／ { ,'::::::::/
ヘ .{} ヽ} ';:::::} {:::::::{ >/::::}´ 山南なら「脱走により切腹」という具合に
ﾍ {} ', } ';:::::{ /::::/
｀ヽ ﾍ .}} ヽ{ ＿＿ / }::/
'., ヘ}} ｀ 、 ´ ｀/ ……それでもガチで不明なやつが多すぎるんだが
'., ゝゝヘ ＞ ＿_ -‐ 、￣}￣ }￣＼
'., ゝゝヘ / .{ i } } } ,'
'., ゝゝ ＜ / ￣>‐〉 i i i. ,'
', ゝゝ ＜_ / .i ,'
', ゝゝ ／i ｀ ーー-ー-ー--ー ´
', ゞ {}´ i iノ/ {
「自由民権運動とか嫌だ」って言っているのに無謀だわなｗ
ゝ .. __ ￣ { ＼ ./ ｀ ‐,,. _
< _¨ ￣¨ , -｀ .! .,;'' ¨ -- .._
￣ ヽ/ , { ll! ｀ ＜
γ ´.. ｡-. :´´:'., ll! ｀ ＜
´ ／: : : : : : :｀ｰ-. . ＿__'';,__ i
. lУ: : : : : : : :l: : : :ヽヽ: : : : : ヽ:¨フ,.....、 , ′
/://: :!: : : : : :!: : : : :',lll!: : : : : :.ﾍll/llllll/:＞ ,､ ／ ′
/:./:l: :!:!: : : : : :.!: : : : : :',l!: : : : : : :.','':¨¨: : : :l＞､_ ´ '
l: !: : l !l: !: : : : :.!:.!l: l!:_:/|! l!,!: :!: : : : :l: :l : : l:.r! ｀ ￣ /
.i: !;!: :! !ﾏ:ﾏ: : : :!l:!イl:./ .j! ｌ .!: :!: : : : :l: :!: : ;/ ! .'
i: l:ｌl: :l .l! ';l ﾏ: : !|l! l′ , .!: :!: : : : :!: l ／ l '.' いつも以上にひどい考察に
!: l:l:!: l:'., ﾐ='' ＼{ ﾐ=＝'' !: :!: : : : ｌ: / j ./' なりそうな予感が早くもひしひしと……
; : :!ｌ:!: ﾄ: ',. j l: :l: : : :./:/ //
; : :!ｌ:!: ﾄ: ',.ゞ j l: :l: : : :./:/ /
/: : |!ﾊ:l: :ヾ､ U !:.l! : : //′ ./
. /: : /: :.l! : !:ﾍ , ､ ,.l:/: : :// /
. /: :./: : : : : l:./ ＞ イ./'l: : :/ ｨ
. : : /!: : : : :/l! ｀_´=ﾆﾆ/=l: :./ ／/!
i: :/ ! : : : / .| , =ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ,.l: :.' /.i
. l: ; !: : :./ ﾏ0ﾆﾆﾆﾆ/ .,ｌ: :! / !
. !:, ! : :′ マﾆニ' ./ .!:.!! ;ll! !
. _ -――-- _
／ニニニニニニニニニﾆ=-､
. ／ニニニニニニニニニニニニ/
,ｲニニニ＞''"￣￣￣｀"''‐-=ﾆﾆ/
. ＼ﾆ／ ,. -ニ二二二ニ=〇、 |
>イﾆﾆニニニニニ,.イ///＞-､
. Vニニニニニ＞'､////////iﾊ まあ、死因分析が必要になるのは
lV二二＞/ '_f斗 ｊ///i-､//,lヽ､ 主に次回からだ
ﾉｲﾊ,-r.; ‐ヽ ―'ﾘ ＼/l ;.}//ﾄ､
}八_ノ.i ヾ!ｲ//,l
' jﾊ ヽ /∨/小、 今回はまず局中法度の
l/ﾍ ｰ .ｲ ,.-‐=＝＝=―--､ 基本的なことから確認していこう
丶 . ＿_／⌒＞.､ニニニﾆﾆ＼
/マニﾆ=‐ゝイ／ /ニニニニヽ=-―‐--＜ニ-_
. /二＼二二ｌ￣! /／,.-‐ﾆニ／二ニニ＞'"二ﾆ!}
. /ﾆﾆニ＼ﾆﾆl ＿_//./ニニﾆ,ニニﾆ＞'"ニニﾆﾆヽ!
'-=ｨニニl;＼ﾆ'ニ,.ｲ／ニニニニ＞'"ニニニニニﾆﾆ,
. /二二二ニ､;Vﾆ／,ｲ二二ニニイニニニニニニ＞-__ﾆ,
,ニニニﾆﾆ, ' }二二ニニニニニニニニニニニニニ=‐-、
,ニニ二二入 ,..イ二二ニニニニニニニニニﾆ＞ '"､ i
',:::::::l＼/////////////////////////////////////／:::::lヾ、
V::::l::::::ﾄ 、////////////////////////////////／::::::::::l ＼
/ l:::l ／＼//////////////////////////// ／:::::ヽ:::::::l
l i:::l i￣ ヽ/////////////////////////／＼::::::::ﾑ ﾄ::i＼
ヽ l::l li i ≪///////////////≫ 7 l / ﾄ:::::::::ヽ::ヽ=- _
_ ィ =ﾆﾆﾆﾆﾑ l::l ゝ ゞ-’` -======-l￣ _ゞ-’_/ノ , i::l＼:::::::::::iﾆﾆﾆ
_ イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム l::l ヽ ＿＿＿＿ノ l .八＿＿ _ /＿ ／ l::l /＼::::::iﾆﾆ 第一回で語ることは
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆゝl.、 r - 、 / l::lィﾆl::lﾆ＼lﾆﾆ 「局中法度の正しい内容」
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ i:i:l::., i li `ヽ、 ／ /::l::lﾆ.i::lﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾑ::::::i, li l l /:::i:::iﾆ=i:l/ヘﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ V:lﾑ _.-=l i .i /:::/:::lﾆ=/ /ﾆﾆ＼ 及び、「その制定時期」、だ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆViﾆヽ _ -=ﾆﾆﾆ/:l l l / l::/:::/ﾆ/ /ﾆﾆﾆﾆ=
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ==-ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆ{ l i ／ l::::/} / /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_,,. -‐''"´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ ﾆl l /⌒ i l::/// /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
_,,. -‐''"´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆ.l l lﾑ/ l ／ l/// /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆ
-‐''´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆ.l l l l彡 ／/ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆ=j l .i,,. -‐- 、i..;;;;;;;/ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆ=/ _,,. -''"´ i };;;;;/ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆ { { ／ ＜＿ { V;;;/ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆ=i ＼ V /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆl r ＿ l /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
.
新選組とはなんだったのか
第 十 四 話
「局中法度はいつ出来た？」
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
一般的に知られている局中法度は、
下記の五箇条であろう。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┌────────────────────────┐
│ │
│ ・士道に背きまじきこと .│
│ │
│ ・局を脱するを許さず ....│
│ │
│ ・勝手に金策いたすべからず .....│
│ │
│ ・勝手に訴訟を取り扱うべからず .│
│ │
│ ﾜﾀｸｼ ......│
│ ・ 私 の闘争を許さず ....│
│ │
│ 右条々に背きし者は切腹申し付ける │
│ │
└────────────────────────┘
.
ロマノフ王朝ロシア帝国と神聖同盟＆露仏同盟で倍率ドン！！
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
これは子母澤寛の作品に見える内容である。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,､
／ﾊ＼
/-―-i-ﾍ
,r‐‐､_ ,ｧ'｀ｰ-─-'､_,ゝ､＿, ‐‐-､
( ／´;;;;;;;;;;;:::::::;;:::::::::::::::ヽ/ ハ
ｧ‐／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::;;;;:::::::::::::::::ヽ ﾉ
(／;;;;;;;;;;__;ﾊ;;;;;;;;;;;;;::::;;;＿,;;;;;::::::::ﾊ`;7⌒ ヽ、
､‐ ´'-‐!;;;;;;;ﾄ;;√ﾞ､;;;;;;;;;;;;;ﾊ;;;/ ヾ:::|:::::::|;;| ハ＿_ 私は続けて
ﾞゞ､,,､ﾉ;;;;;;;/ Ｔァヾ::,､:::/ r=ァ〒N::::::::!;ゝ、 ﾉ、 /
ｺﾒ;;ﾊ ﾄ-' !｀ `' ﾄ-' i i::::::::::::::;;;;` ‐´ ヾ 「例えば敵と争って、その敵を倒さず
/;;;N ! 弋__ﾉ 弋__ﾉ /:::;;::::::::::::;;;;N,､,-ﾞ 後ろ傷の場合の如きも
/;;;;;;;;;;|""" ""'´!;;;::::::::::/;;;ﾊ 切腹を命ずる旨を言い渡された」
|;;;;,､,;;;;ゝ _ `こフ , イ;;:::/|::/|;;;八!
八;;| ＼;;|＼｀＞ｧ､‐z ´､;／!／ !' !' と、書いていますね
｀ ｀z‐-／| ,><、ノ `ｧ､z―――‐ｚ
＜;;;;;/ ,,<;√ヽ> ./ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
!_ / ● 「￣ﾚ_ `>‐ ､;;;;;;;;;;;;;＼
>ヨ ● .l ! |､,-=> ＼|ヽ'￣
/ ／ ● ｀ ´ | ' r ﾍ
. /, ' ! .i !
【 子母澤寛 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
ところがこの五箇条、
早くも子母澤の創作が混じっている。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＞'7"＼ , ' ⌒ヽ
.,＞'"-十- ､_ ＞.､_ ( ∧ )
f '" .| ｀`ｰ|-`i ヽ廴) ノ
|＿__,r'⌒ヽ､＿＿_|_r┴-､ |／
,.ィ'": : :'": : : : : : : : : : : :`ヽ､_,)ヽ、
,ィ": : : : : : : : : ::'; : : : : : '; : :'; : : :`ヾヽ、
.,ｲ:／: :/ : : : / : : : :'; : ､: : : '; : ::'; : :､: :ヽ:`、
/::/: : ::/: : ://|:,|: : : : '; :|t: ﾄ､:ﾄ､: : '; : :､: :`､}
/:/: : ::/ : : /|斗':ﾄ、: : :|:/寸､|_ハ__: |: : |ヾ: ﾘ
.{:{: : : : |:-|''7´V_リ ヾ: : ﾘ _,,z､ﾚ￣}: : |: ::|: :ﾚ'
.ﾚ: : : : :|､:Vr'" {叮:::::V:::::{叮 ｀ヾ} i: :ﾊ: i: : {
VV: : { ヾ{ゝ､__,,ィ::::::::::::::ヽ___, ::ｲ::V : V: : {
ヾ､{ |:| |!! , u /: : : :}: : ::i
V::ﾊ ､＿＿___,, r': : : : /: : : :ヽ、
./: : ::＼u 弋 / /: : : : /: : : : : :ト､
{人: : : :{＼ ｀` ´ _,{:/: : ::/ : : |: : :､:}
ﾄ､:}､`: :｀`z｡,,. ィ" .ﾚ: : :/: : : :;' : :ﾊ:|
,ヘ}_ﾘ:r''"´ } {`V､: : : /:／ ﾘ
／ / Y ／ `-t"＿__,,、
／ ／ | ／ /7" `ヽ、
、．
__ -‐｀￣￣ ｀゛ヽヽ､
.-‐´ 〃／ ヾ､
＞、 、 _ ., {/_'´ ､ _/ィヾ
7 .「¨７´7／ﾞ ヾ}´ ヽ} i ﾆ ､
'ｨ _ i i i iﾐ }ﾞ
ｲ,彡.} .,-､._ { , ,.、<.ﾐ.’
´ゝ､ ＝tｧｰ ' ｰ=tｧヲ }ｲ} 子母澤以前の新選組の規律に関する記録として
{.ハ ￣ ´ | ｀ ￣ .'/ } 俺の「新選組顛末記」があるわけだが
ゝﾊ {i _ ,’ｲ’
|ヽ ．-─ - ．,:’|i}
| ＼ ´ ｀ ,.ｲ//|｀ヽ､ その内容が子母澤の記録とやや異なってて
／:i ｀￣ ´////i|:.:.:.:} ＼ 以下のようになっている
／/:.:,’ // V:.:.:i ヽ
／ {:./ // .V:.i .ヽ
,.’ .i´ ヾ､ ｀i ＼
/ i──--､ ---‐─ i ヽ
ィ´/ | ｀ ´ i ＿＿＿_ヽ､
,ィ ´ ,ｲ _. --‐､ | i i ｲ7´三二ニﾆゝ ｀ ‐ ､
【 永倉新八 】
.
┌───────────────────────────┐
│ .│
│ ・士道を背くこと ...│
│ .│
│ ・局を脱すること │
│ .│
│ ・勝手に金策をいたすこと .│
│ .│
│ ・勝手に訴訟を取り扱うこと ...│
│ .│
│ この四箇条に背く時は、切腹申し付ける .│
│ .│
└───────────────────────────┘
.
／ r ''´ ヾﾐ 、 ヽ
´ 7 :i } ´ }ミ ﾐ ゞ
∠ .}i / ´ ,ィ‐- ｀ヾ ミ {
ｲ , {/,､_ } ､__ィ≦-tｧ- .|ﾐ / _ﾐ:ﾄ 見ての通り、五箇条じゃなく四箇条で
.ﾌ∧ ,＝tｧ} ゞ-￣ ´ i .iｲ V 「私の闘争を許さず」が無い
.7.∧ ｀ ´ i ﾐ i .i
{ハ '、 、 .}ミ' ./
ヽ ', _ - ､ .y{}{-}} ', 文章もかしこまったものじゃなく
｀二 ´ ／ |ｉ.| i} V‐､ 「敵を倒さなかったり
.ヽ .／ _ -''´ ヽ 後ろ傷を受けたら切腹」、ってのも無しだ
‐t ‐‐''´ _ -‐ ´ ,へ
i /;ﾍ ／ ｀
_ -‐ ´} }i }ﾍ .／/
／ i 〃 ヾ .／
/／/ｨ､／/彡,
,ﾊｲ´:::::::::::::::::::,,､__三≧
/|/:::::::::::::::::,, ﾌﾙ" ＼ ＞
ﾄ/:::::::::::::::；゛´ ＼ﾚ
ﾒ~:::::::::::::::::《 _／＼＿ｿﾉ, }ﾐ
ﾘ::::::::::::::::::::::::ヾ _=＝､ > 弋ﾕ さらに俺は「局中法度」という言葉を
＜::::::::::::::::::::::::::／ ￣”´ ri/ﾊ 記録の中で一回も使っていない
/::::::::::::::::::::::::〈 ＿ i
ﾙ:::::::::::::::r ､::::彡 ／_,-- }
,＿＿＿＿＿＿_"ﾉ:::::::::::{ﾖ夊冫 ´ ´ | これは島田たち他の隊士の記録も同じで
//: : : : : : : : : : : : : : /ヾ:::::::::廴寸 ﾉ あくまで「法令」「約定」と呼んでる程度だな
ニニニニニニニ@./: : : ´ﾘﾊ ￣´ ￣￣￣￣´／´
｀ ー―――――./: : : : :/ | 〈_, -―´〈
./: : : : :/ .i i::::::::::::::::∨::
r====ｮ彡}＿| ∨:::::::::::::∨:
/: : ::{|}:::::::::::::::i ∨:::::::::::::∨
./: : : : :{|}::::::::::::{ i:::::::::.:.:::≦
/: : : : : :{|}:::::::::::i ∨::::::::::::::
./: : : : : : :{|}::::::::::ﾊ ∨:::::::::::
、-‐---ゝ￣ヾｰ､ {､ ､ .∧｀＜ /
--ヾゝ｀＞‐- ｀ ヾ ｀ ヽ,ゞ､ ..∧ ｀￣￣￣//
- ｀ ､ ､i ； i 、: .: ヽヽV､ .∧ ｀ｰ- _ ＜ ゝ'‐'
、 ィ >'¨.i .}V i￣¨¨ヾ }＜.:./ . }ヽ､ ..∧ ミ ｀ ＜:.:.:.＞'
_.＞/,ィ / }/ V .i/ i. ＜:. } .∧ ヾ ミ ＞=、:.
/ｲ {/ } i .i- =. ∧ ｀ｰ＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
ヾ i i_ i ミ .∧ ミ ＞:.:.:-‐＜
} ｀ } ミ..∧ ＞:.:.:.:へヾ
´' / _,,-‐''⌒ﾞﾞ ヾ ..∧ ミ￣ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:＞-./
'´＞=,､..＿ ’、ｪ.＞‐弋ｦ¨¨ﾞ V ＞ニ 彡/ なら「局中法度」って名称と
.,＞ャミ｀ヽ ｀ ニ¨¨￣´ .∧｀￣¨ ＜:.:.:.:.:.:.:.:.:＞._ / 「私の闘争〜〜」の一文はどこから来たか？
'’ｰ‐'''¨´ .}i ∧ 三 ⌒ ＞''´ ..三/
/:i ∧ ≧ ＞ :.:.:.:.:.＜ 彡/
〈::::{｀¨ヽ ∧ ＿＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞/ それは、「軍中法度」からだろう
∧ ｀' ￣ .∧ _ ─ニ二三 ＞''7
.∧ .，-‐ ''￣￣ ｀>''´.∧ ─＞:.:.:.:.:.:.:＞,ｲ . i
∧ ''´_ ..::.:.:.:.:.:. ／ .∧ ミ ＞ ニ＜ ./ .|
ヾ､∧ ´ .,イ .ヾ∧＝＜:.:.:.:.:.:.:.:＜ i .|
ヽヽ , ''´ .∧ ＞:.:.:.:.:＜¨i |
｀ ヽ .{ ´￣￣ヾミ .＞:.＜ } .i
i >- .i ヽ､＜:.:.:.:.:.:.:.＞/ i
| } :. ｀ ＜二 / } V
| / ' ヾ i }＿
..i .{ ー- ､ / ｀
.}:.}ヽ ヽ /
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「軍中法度」は、第一次行軍録の作成時、
土方が故郷への手紙に付随した規律である。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,...::´:.ｲ:::::i:::＼:::::｀:..、
／.::／.:::!i:::::i::::::::ヽ::::::::＼
,.':/::/::::i:::::!i::::::!:::ヽ:::::!:::!:i:::.:ヽ
/::/::::!:::!::i:::::!i::::::!::::::::::::!:::!::!::i::::!
i:::i::i:::|:::i::::.::::i:!:::::i::::::::::::i::::!::i:::i:::i
|:::i::i:::|::::ヽiヽﾘ､::::!::::::::i::|::::!::i:::i:::! 行軍録に付随していることや
!ヽ::ﾄ､!ヽ:::ｊｨ赱ﾊ::!:j::i:::i::! ヽ::i:::i::ﾄ､ 「軍中法度」の名のとおり
―r――r―――r､,__＿_,,,,ｨﾍｨ◎＿, ヽﾞ7 ´ ﾉﾉ |::i/:::! j:::i:::iﾘ
――――――---`---'==-´---`ｰ＼ ＿, ,, 〈 _ i/ ヽiイ:!::i:::i'
riー-‐ ー-､ ノ´,,.ｨ_,＞-`､_.. _ /_,,..i, / 戦場に出た際における
`ﾆ=ー ､ ヽ ＿＿＿＿＿＿＿＿__,`ｰ´ ', _,,.,_.／"＿,,ゝノ. 規律だね
-..,,＿ ,.ｨ=＝くゝ:::::::i-､-i_::r‐ｧ,i;:i-=-っ-v､ fﾆY´,,.. ',. `ヽ､ i､
`ヽ､// `';:::::::| ヾ'=='.ｲ `ｰく／,ﾉ／ ヽ､
Y !::::::| ／ ヽ 日常的な規律じゃない点、注意
! `'､::::| ／ ー‐- ..,,_＿,,.
ヽ ＼ ／
【 土方歳三 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
内容も、何が何でも切腹などというものではなく、
戦場での心構えを説いているものが多い。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┌───────────────────────────────┐
│ ....│
│ ・敵味方の強弱の噂話しちゃダメ .│
│ ....│
│ ・戦場で美味いもん食うの禁止 .│
│ ....│
│ ・昼も夜も何が起きても対処出来るような心構えでいるべし .│
│ ....│
│ ・出陣前はちゃんと兵糧を食べ、刀槍の目釘を確かめるように ......│
│ ....│
└───────────────────────────────┘
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
そしてこの中の一条に、
「私の闘争を許さず」、と
よく似たものがあるのだ。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
┌─────────────────────┐
│ ..│
│ ﾜﾀｸｼ .....│
│ 私 の遺恨ありといえども .│
│ ..│
│ 陣中において喧嘩口論するまじきこと │
│ ..│
│ ..│
└─────────────────────┘
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
さらに言えば、「軍中法度」は
「局中法度」よりも早く、世間の目に触れていた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_、、､､、､､､ ､ , _
_ﾉ゛ 〃 く
_〉 ヾヾ､､､ 〃〃 , ゝ
７ ﾆ|￣ﾘ゛``´ﾘ´´''|ﾐ 「
z "彡| ﾉ | | N
z〃 / ノ＼ ／｀ﾚ'
z.〃| ====Ｖ ﾉ===| 明治三十六年に松村巌が執筆した
/ ヾ. | ｀ﾟ-- ´ 〈`ﾟ- ´| 「近藤勇」という書物において
〈 λ ﾐ| , 〉 |
＼`".ﾐ , -‐‐ /
￣| .＼ ￣ / 「軍中法度」が新選組における
| ＼_____/ 「制禁」として書かれている
, -ﾉ |､__
, ‐‐-‐┘｀ ‐--┐ |_.〉└- ､
／ ､ o~ヽ´ ﾉ ヽ
/ 〉, - o∨ |
__- ．.､ぇ .._
__≧ 7..:──-i_ ﾞ｀'｀ヾ､
.＞ ｨ{ i´ i:. |二 三 ヽ､
＜ ﾄ,ｲ ’ _、ヾ ゝミ ヾ ハ
,ｲ_ :i .,_ｲ__｀ﾞ ｀iミ｀ 、 ﾐ、ゞ
,イ .i ゝ≠ゞ'‐'' |ﾐ ､ {
´ハ77 ´ |､ ／ヽ i.ヾ} 大正二年に刊行された市村残月の
./ _ }ﾐ/ V } ヾ/ 「前将軍としての慶喜卿」においてもでも
｀ヽ ＿＿ ﾐ} ｨヾ､./
∧ '´_ ｀ ./´ii|i Y
< i 「隊中規約」として
i ＜/// .i 「軍中法度」が記されている
.ゝ-‐＜//// V
｀i i V
| } V
| /
、．
__ -‐｀￣￣ ｀゛ヽヽ､
.-‐´ 〃／ ヾ､
＞、 、 _ ., {/_'´ ､ _/ィヾ
7 .「¨７´7／ﾞ ヾ}´ ヽ} i ﾆ ､
'ｨ _ i i i iﾐ }ﾞ
ｲ,彡.} .,-､._ { , ,.、<.ﾐ.’ ……つまり何が言いたいかというと
´ゝ､ ＝tｧｰ ' ｰ=tｧヲ }ｲ}
{.ハ ￣ ´ | ｀ ￣ .'/ }
ゝﾊ {i _ ,’ｲ’ 「軍中法度」も、俺が記した四箇条も
|ヽ ．-─ - ．,:’|i} 文書として世間に出回っていて
| ＼ ´ ｀ ,.ｲ//|｀ヽ､ 子母澤寛は知ることが可能だったてことだ
／:i ｀￣ ´////i|:.:.:.:} ＼
／/:.:,’ // V:.:.:i ヽ
／ {:./ // .V:.i .ヽ
,.’ .i´ ヾ､ ｀i ＼
/ i──--､ ---‐─ i ヽ
ィ´/ | ｀ ´ i ＿＿＿_ヽ､
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
おそらく子母澤は、永倉の四箇条と、
軍中法度をミックスしたうえで、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
-‐ 1ヽ
／ ｌ ＼
ｒ:::::| ‐-= |＿ ヽ_
r≠￣ ｀‐- ＿/ ＿/:::::ヽ.
／::::::::::::::::::::::::::::::::::￣ヽ ヾ＼::::＼
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ }:::::＼::::＼
/::::/:::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀:::::::::::＼:::::＼ 美味いものを食べただけで
/::::/:::::::::::::/ |:::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼＼ヽ 切腹っていうのはいくらなんでもアレだから
/::::/:::::::::::::;' i::::::::::::|::::::ﾄ､::::::::::::::::: ＼:::::::＼::::＼ヽj
|:::/ :::::::::::::{ ＼|::::::::::::!:::::{ ＼::::::::::::::::::::＼::::::::::::ヽ:ﾒ
∨:::::::|:::::::::iィｆﾐヾ:::::::{｀ヾ斗匕ヽ:::::::::::::::::::::::::::::ヽ::｀::::..＼ この「喧嘩口論禁止」ってのを
|:::::::::|:::::::::| hじ}ヽ{＼ ィｆ行示::::::::::::::＼::::::::::::::＼｀ヾ 永倉さんの四箇条に付け加えましょうか
|:::::::::|:: ﾄ::ゝ弋ソ 弋ｚｿ ∨::::::::::::::ヽ::::ト::::::::＼＿
|::::i!:::ヾ::::ﾊ ¨ , ¨ ン}::::::::::::i::::::ﾄ､::::ミｰ＝￣
丶{ ＼{＼::丶 ー─┐ ／ ∧:::::::∧::::| ＼::ヽ 無題ってのも寂しいから
丿| ヽ;:::＼ ー ' イ{ } }:::/} ソ ヽﾉ 名前も「軍中法度」から拝借して、と……
＿∠ | i::::|ヽﾐエ＿＿／ ／ i::/ｲ
/:::::::::::￣{ j;人 ‐=＝/ |
ﾑ＝≦:::::人 丶＝=‐ 彡イ￣「ヽ _ノ
Y´ ヾ／ ＼三＝=イ´ | |＜＿
〈ｌ ／θ／{:::::::::::ノ ／ ｀ヽ| ￣ヽ＿
／| / ／:::::::て￣ ,イ´ | {:ヽｲ ￣ヽ
／ ﾉ {θムィ´￣ ／ |＼ 弋::::ﾉ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
事実八割、創作二割の「局中法度」を作ったのだ。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┌────────────────────────┐
│ │
│ ・士道に背きまじきこと .│
│ │
│ ・局を脱するを許さず ....│
│ │
│ ・勝手に金策いたすべからず .....│
│ │
│ ・勝手に訴訟を取り扱うべからず .│
│ │
│ ﾜﾀｸｼ ......│
│ ・ 私 の闘争を許さず ....│
│ │
│ 右条々に背きし者は切腹申し付ける │
│ │
└────────────────────────┘
.
__ヽ‐､!ヽＮ(/ﾚ'ムｒZィ,
､_,＞｀ ヽ ｌ/ r ,r '´＜_,
＿,＞_y-｀ﾞ７'冖'^ﾍｆヾ＜,_, ＜,
フ ﾆ' ｀! く、
Ｚ _,i ,r- iﾆ {｀ つまり、「局中法度」という名称からして
ﾉｨ ｒ` 一 ､ ,√｀ k Z｀ すでに子母澤の半分創作だ
ﾉｒ',| ==｡=ヾﾉ/ {_/=｡== ﾐ_i｀
´fki ｀￣´ ^´ 「｀｀￣´ ﾄ!|
_,. -ｌｌ,l! ､｣ J iﾉｊ‐ ､,_ 繰り返すが、「局中法度」という名称は
_,. ‐ ' ´ ヾl ｒ ｴ 工 ｴ ェ､＿＿,. ㏍ ｀ 俺やその他隊士に記録などには
,.‐'´ l | └┴┴┴┴┴┴'／^′i 一切見えない
/ ヽ ＼ "´￣´ ／ / /
＼ ｀´￣￣｀´ ／
/／/ｨ､／/彡,
,ﾊｲ´:::::::::::::::::::,,､__三≧
/|/:::::::::::::::::,, ﾌﾙ" ＼ ＞
ﾄ/:::::::::::::::；゛´ ＼ﾚ
ﾒ~:::::::::::::::::《 _／＼＿ｿﾉ, }ﾐ
ﾘ::::::::::::::::::::::::ヾ _=＝､ > 弋ﾕ 本来なら「四箇条の法令」とでも
＜::::::::::::::::::::::::::／ ￣”´ ri/ﾊ 仮称すべきものなんだろうが
/::::::::::::::::::::::::〈 ＿ i
ﾙ:::::::::::::::r ､::::彡 ／_,-- }
,＿＿＿＿＿＿_"ﾉ:::::::::::{ﾖ夊冫 ´ ´ | それもややこしいから、このスレでは
//: : : : : : : : : : : : : : /ヾ:::::::::廴寸 ﾉ 俺が記した四箇条についても
ニニニニニニニ@./: : : ´ﾘﾊ ￣´ ￣￣￣￣´／´ 「局中法度」と呼ばせてもらおうか……
｀ ー―――――./: : : : :/ | 〈_, -―´〈
./: : : : :/ .i i::::::::::::::::∨
r====ｮ彡}＿| ∨:::::::::::::
/: : ::{|}:::::::::::::::i ∨:::::::::::::
./: : : : :{|}::::::::::::{ i:::::::::.:.:::
/: : : : : :{|}:::::::::::i ∨::::::::::
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＿＿
／:::::::::::＞-‐ ーーー::::::ヽ,､-―--､,,,,,_ノ
／::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､,
/:::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､
/|:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::/::::ヽ::::::＼
/:::l:::::::::::::|::::::::/::::::::::::::::/:::/::::::::::|::::|:::/ヽ:::::::l::ヽ＼
ﾉ:::::l::::::::::::/:::::::::|::::::::::::::::/:::/:::::::::::|:::|:/｀'‐|::::::::}:::|
／:::::∧::::::::/::l:|::::::|:::::::::::/:/::::/:::::::::::|::|/ /|::::::::l:::::',
／:::::/ |::::::/::::;::::::::l:::::::::/::/:::::l::::|::::::::|:キ赤 .|::::::::|::::::', というわけで、このスレでは
／|::::/ |::::/:::::;::::::::l:::::::/::/::／|::∧:::::ﾄ::代ｼ |:λ:::|､::|＼ 局中法度については
ヽ:::| /:::/:::::;::::::::::::::::|::/／::::::/::::|､::| ',| ﾚ 〉::| ';}
ヽ:ヽ //|:::::::;:::::::::l:::::::l/::/:::::／::::::|ヽ| ! ｿ::::| !
|ヽ / /:::::::;::::::::::l::::::/:::::::／ |:::::::::| ─ f:/|:::| 永倉の四箇条のみを分析し
/ | /::::::::;:::::::::::/:l::l::::／ ',::::::::ﾚ''- ､___/:/ |/ 「私の闘争を〜〜」については
／,|:::::::/:::／::::::::／ ＼ |:::::::|;;;;;;;;;;/|::::| 創作と見て除外する
／''"/::::/::::::::::／ヾゞ ＼＼|::::::|;;;;;;／ |:::|
-''" /::::/:::::::／／＼ヾゞ ＼|::::::|;／､ .ﾉ::/
/::::/:::／／＼ ＼ ヾゞ__ノ:::::::| ヽノ:::/
/::::/::/／ ＼ ヽ ヾ::::::::::::/ヽ:::::::ノヽ
/::／:::// ＼ ヽ ｀''-''" ヽ ヽ |
／:/:::::::// ＼ヽ | | |
＿_-―――- ＿
. ,.イニニニニニニニ二二＞ 、
／ニニニニニニニニニニニニニ＼
ﾄ､ニニニニニニニニニニニニニニﾆ)
ヾニ‐- ＿ニニニニニニニ二＿＞"/
. ヽ=ﾆﾆニニニニニニニニニニニ／
',__ ￣ ―-＝ニニニニ=-‐'"´,! もう一度、繰り返させてもらうと
. '//＞‐- ＿ 〈真〉 ＿ｨﾆヽ 以下の四箇条だ
{//////＼ﾆﾆニニニニニニニ二}
/l'////l////二_＜二二二二ﾆ＞"
ノ'//／,r:!//,ﾄ ｖｿ￣` j==弋ｿ_/ｨl 「士道を背くこと」・「局を脱すること」
ﾉ'_V/,ヽ!/ﾊl. ｀ー- '" 、 .'//! .「勝手に金策をいたすこと」・「勝手に訴訟を取り扱うこと」
ｒ―＝＝＝ﾆﾆV/ハl ､ ,:' /_l/
lニ=-＿ ＿_,lVヽ＿＼ _＿ .ｲﾆﾆ＼ﾆ-_
ヽニニニニニニ＝-､_｀ ‐- _ ／､ニニニヽニ= これらに背いた者は切腹、と
,.ﾏニニニニニニニニ＼ー､ 丁! ヽニニニ!二
{ﾆ＞ー＝-―ﾆニニニ二ヽ ! l/ ,.-ｲニニニlニ
. ﾏニニニニニ二＞――-=＼ ､ ,ｲニニニニﾆ!ニ
〉ニニニニニ二二＞-_`マﾆヽ!l .lニニニニニニ
.
. . - : : :￣: : : :ー: . . _
_ ,. :": : : : : : : : : : : : : : : : : : :｀: .、
/ ヽ": : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : ヽ
,', /∧;/: : :./: : : /: : : : : l: : : : : ',: : :ヽ: :ヽ
,':.∨///: : : /: : : / : : : : : l: : : : : : ',: : : :',: : :',
. i: : :V//: : : ,': : : ∥/ : l: l :.l : : : : : : i : : l: ',: : :',
. !: :l: :V : : : ,': : : :,l:/!: : l :l: :l! : : : l:l: :.l: :l: i: :i; : :.i
. l: :ｌ: : i : : : i: : : : !l'l:ﾄ:_⊥+:⊥: : : l:.i: :!: l:.,'!: l:',: : i
!:.ｌ: : :i: : : i: : : : i l N V : lⅦV: : i: l:,':''77T!:!:.',: :i ちょっと待ってください
. !:l; : :.i: : :.!l: : : :l '芹芋Fミx､ V ,! l l,/=ｧ/!:l: :.',:.i,
l:ｌ',: : i: : :!:',: : : i 弋ソ 丿゛` Ⅵ/ｲﾘ ////; : :Vl',
. l:l ':,: :!: :l: :',: : :.', ‘'' /:./´: :l; : ':.i:', その四箇条、ソースは
ﾄ, ' ;.i: l: : ',: : i ', 丶 /: : : : : l',: : :l; :, 「新選組顛末記」だそうですが
', ';i:.!: : :', : ',、 ,.作 : : : : l !: : ｌ',:.i
. ' , N: : : :',: :'.,:.>.、 ´ , .:≦: :ヽ : : : : ｌ ｌ: : ｌ ',i
, -`ー-' ;_:',ー_`=_´_＝-ヽ_:.i ',: : : l._l: :.i_ ＞ ´ 永倉の記憶違い、もしくは
/ ￣ ｀ ー- =ニ三O:/:! .',: : i＞ ´ 創作が入っている可能性は無いですか？
. ! ￣￣￣￣´
i
l
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
ｲ/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ
/::::::::::／l/l:::::/l/ﾘi::::::::ﾍ
イｲ::::::弋ﾄﾘi::/ 'ﾋｻﾘ::::::/ヽ
li::lヽl `' ｿl:::::/ なかなかいい質問だな
ﾊﾘﾍ __` __ ｲ:iﾘ
ｲ lヽ_ .ｲ|ﾍ＼
,,. ''´ j lﾍ ` 'k'/ﾊ ヽ ` 、 実は同じく永倉の記録で
,. ''´ l lkﾍ 7ﾍ//x '、 ＼ 「新選組顛末記」より信憑性が高いと言われる
／ j lﾍ＼=-ｲ/ﾍ ヽ /l . 「浪士文久報国記事」においては……
./ ＼ l l ﾍ { }.l l > / l
/ ＼ l__ __ j ﾍj￣l ト ' ＼__/ l
/ ＼ ／ l ﾍ / l ./ l
/ ヽ < l ／ l /il il
./ / l | ﾟ l / il li
,..．.-へ-. ．、
,. :'´: : :/: : :.ヽ: : :｀: .、
. ／: : : : : : : : : : : : : : : : :＼
. , :" : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : :.ﾟ.、
/: : : :/: :.l:/.ｌ:|: : :.ｌ: ﾄ､: : : ヽ: : : : ﾟ,
{:.: : :.:{:.,'_」l斗ﾄ; : :|: }弋.‐-: :',: : : : ﾟ,
|:.: : : :.:!r==ﾐヾ.ﾟ,: :ﾄﾉ.r==ﾐ }: : : : : : }
|: ; : : :.{乂ﾋﾘ. ヾ{ .ﾋﾘ少.|:.: : : : :l:| この四箇条
|ﾉ| : : l:| |: :| : :ｌ:从
|ﾊ: 从 !:. u |: :l : ﾙ′
ﾟ;小 .从:}:/ 全 く 見 当 た ら な い
∨ﾄ､. ー_￢ , ｲ:.:/ ′
r―‐--┴――-､_,.イ.__ﾚ'＿__
/ ＞ ． - ―一 ´￣ ∧
_＿/ ＞ ． __ / .〉
_＿_f´ ＞ ． ｀ヽ. ∧
f´ ｀＞ ．- ――…―.--／ ﾉ＼
{ , ．- ――――≠ ．._ ｀≧――一 ´一′ _>―┐
. ＞ｉi´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆＯﾆ人 ＞ ．__＿＿___＞ '' ´ .} .}.＼
../二||ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/. ＼ｰ―一／ |ﾆﾆ＼ー-ミ__／一′ﾆ＼
.ｉﾆﾆ.||二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二/ ヽ┬ ´ |ニﾆﾆ ｰ―一 ´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ
＿-=ニニニニニニニニニニニニ二二/
__-ニニニニニニニニニニニニニ=＝-―-/
__-ニニニニニニニ二二二＞‐''" __/
. <ニニニニニニニニニ＞''" ,.- 、 -‐7/ハ
＼ニニニニニ＞''" ＿‐ニゝィ///////ﾊ
｀"‐-=ｒ''"ｒ'"ヽ ＿-ニ三三////////////ﾊ
ヽ 乂.ノ＿-ニニニニニ,ｲ/////////////ト､ 「浪士文久報国記事」において永倉は
（lﾆﾆ二二二二二二／///////////////!｀ヽ 新選組に「法令」があったとは言っている
|ﾆニニニニニニ／ｌ'|｀二ゞV//ｉイ ;ヽ//,ヽ
ｌﾆﾆニニニニ／ ,.ｨ'lィ;ﾘ l |/,| !ソ.!//ト !-
ヽニニニ＞" _ i l'l`´ ノ l,'ﾘ ィ///l ｀ だが、その具体的内容については
｀ｰ,.=イッヽ" ｀ l|￣ ｌ'l , V//,! 特に記していない
ﾊ∧ｰ'"ｌ l' ! / `ヾ, イﾆ
Vへ !_ u ,. ＜ﾆﾆ／
ヾ//＼ _ - ／ ／二二／ ,.
__-ニ二＼ － ／ /ニﾆァ＝イ二
/＼=ﾆﾆニ二丶_ .ｲ ! ,.lﾆﾆア.／ニニニ
__-=l ＼=ﾆﾆニ二ﾄ ／ lﾆ／,ｲ二二二ニ
／ニニl ｊ＼ニニニ! Y ／.／二二ニニニ
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘゝ--l/////{//l というか、そもそもだな
// l////l-ﾘｲ ∨i ｲ坿 /////ﾘ/∧
/ l////l弋刋 i/ ｀¨_彡///////ﾑ
l/////ﾄ ` u ／ｲ///////∧ 局中法度に関する資料は
／//// ﾍ _ -,ｧ 7￣l///////∧ 「新選組顛末記」以外には
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧ ろくすっぽ無いと言っていいぐらい
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧ 乏しいのだ
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
/:::::::::::::::ゞ;;;;;;}ﾄ-ｲ;;;lミ====彡 ﾄ-ｲ.....i.......／.j::::::::::::::l////////＼
┏━━──────────────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
以下、新選組の規律についての
乏しい資料を挙げると、まず近藤芳助の回顧録。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
-――--
, -＜: : : : : : : : : : : : : : ｀ ､
ｫ‐---': : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
／: l´: : : : : : : : : : : : : : : <￣￣ヽ: : :ヽ
/: : : :|: :／: : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ l: : : ',
/: : : : : ﾚ´: : : : : : : : : : : : : ‐､: : : ヽ |: : : :
/: :/: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : l: : : : lｰ l: : : : :|
l: :ｨ: :l : :l : : : : l: : : : : : : : : : : : :|: : : : |､/: : : : :| 新選組に入ってはみたものの
ﾚ'l: :,|: : :l: : :l :/l : : : : : : : : : l : :|: : : : l: : : : : : :| 実態が思っていたのと全然違ったため
l: :l l: : :l :｀lﾒ､l_l: : :l: :,ｲ: : : }: :｜: : : l: : : : : : :l
V l: : :l: :l‐r-､ﾍ: :l__l_ﾚ|_/l_ﾍ:|: : : :l : : : : : : l
l: : ﾍl ｀~ 〉/-t‐､-､ ｢:| : : :l : : : : : : :l 脱退しようかと思いましたが……
l: :|: :l ' ｀゛ /｜: : :l: : : :l : : : ﾄ､
｀l: : ヽ / ム-| : : l : : : : ヽ: : :l :ヽ､
｜: : |_＼ u l : : ll: : : : : : ヽ: : : : :｀i
| : : |.;.;.;.;＼｀ ‐=ﾆl: : :l ヽ: : : : : : :ヽ: : : : |
| : : |.;.;.;.;.;.;/￣ >ｬ´ l : : l /ヽ､＿＿: :ヽ: :,ｲ
l : : l―‐ 7 イ‐- ﾍ l : : ﾚ'.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;￣＼: l
/ : : l ﾑ' L _/ l : : l' ＼.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.＼ ､
／ : : :l 〃ll .l : : : | ＼.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;＼ ､
／: : : : / 〃/ ll l: : : : : | ＼.;.;.;.;.;.;.; -‐‐‐‐ヽ＼
【 近藤芳助 】
.
＿＿＿＿＿
_. . : :´: : : : : : : : : : : :｀: . . _
／￣｀: : : : : : : : : : : : : : : : :´￣￣｀ヽ
.／ア: : : : :／ﾐ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : Y^ヽ
{:::::|: : : :／／: :／: : : : : : ヽ: : : : : ヾ: : : : : : : :!:::::∧
∧:::|: : :/: /: : /: ///: : : : : :ﾊ: : ヽ: : :ﾊ: : : : : : |:::::::::}
/:∧:|: :/: /: : /: ///: : : : : : : :i!: : :i!: : : :i!: : : : : ﾄ､:::::∧
./:/: ∧!/: /: : /: ///: : : : : |: : : |: : : !: : : :|: : : : : |::::∨: :!
/:/: :/: :{': : !: : i!: :!:!:!: : : : : : |:.|: : !: : :i!: !: :.i!: : : : : !:::/: : :|
!/i: :i: : :|: : :|: : ﾊ: |:|:|: :/: : : /: |: ;ｲ: :,ｲ: :!: :i!: : : : : :ﾚ': : : :.!
|! |: :!: : |: : :ﾄi: |｀iTTT´: : : /≧=-|: ｧ十七丁: : : : :i!: : : : :i! 「死ななければ脱退出来ない」
|! |: :!: : |: : : i!:i!灯`＜ヽ: ://// z斗≦ 丁〉|: : : : : :|: : : : :.! とのことだったので
|! |: :!: : :Ⅵ: :|:|{c乂_ﾝヽ∨'/' " 乂＿ ノ i!: : : : : :i!: : : : :|
{ Ⅵ!: : :|ﾍ: 从! とつ,|: : : : : :|: : : : :.|
{ﾊ: : :!: :＼ﾄゝ , /'|: : : : : :|: : : : : ! やむを得ずそのまま残り続けました……
ヽi!: : : :.圦 |: : : : : :|: : : : : !
,|: : : : : :|＼ △ ／!: :|: : : :!: : : : : !
/i!: : : : : :!: : ＞. ...イ: : i!: |: : : :|: : : : : |
／:/:/: : : : /: /: :r‐i＞..__...r≦三=!: :/: /: : : :i!: : : : 八
（: :./:/: : : : /＿_:_/:::|}三三三三＞ィi/: /: : : : ||: : : :/: : ＼
.∨:/: : : :〃::::::::/::::::ﾘ三三＞:::´::::::|:{: /: : : : :.!|｀:.＜: : : :/:＼
./:,ｲ: : : : {{::::::::/::::::::i!ﾆ＞:´:::::::::::／::|:/i: : : : :人ヽ:::::｀:.＜: : : ヽ
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
他に内部者だと島田魁も書いているが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,ｨ ,ｲ＿__
／彡⌒ ≦ｧ
/ 7z
人_ﾑ-ｰ''ヾ ヽ､
| ｿ ﾍ
ｲ ｀ｱミｰ ﾌ
t≧ t＿＿ｷ 'yﾍ ﾐ 約定違反により
∨ `ｰﾟ' .__ﾊゝ´ しばしば切腹者があった
ﾄ- / |´
ﾊー- ／ ／ﾍ
ｲ ゝ--ｰ ´ r＜ ソヽ
_,,-ｰ| //', ヽ Ⅰ／ 弋ｰ---ｫ
{ ﾊ（＿', V´ |
f .Y ヽ ヽ,´￣< ヽ |
j j ￣',￣,' ＼ ﾍ ∟
/ ／ ',_,' ＼ ヽ ｲ
/／| /´￣ ヽ U ＼ ∧|__
j | |O｡O ﾉ ＼ ヽ､
【 島田魁 】
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
としか言っておらず、具体的には不明。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
西村兼文も言及はしているものの、
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
,ｲ>-－''￣｀ヽ刃
r-下、: : : : : : : : : しヽ、:
7ｰ1/: : : : : : : : : : :; : : :',
i: : : : : : i: l: ;i: :ii: i_i_j､: : :i
|: : : :._/!ﾆ=ﾆ｀ｰ' ァ≠ﾐ: : l
l _,.ィ ﾉ,-ナﾔ しﾝ !: : i 新撰組も人数が増えてきたので
. -‐ ⌒.く: :i ゞ- ' 、 !: : :i 規律を設立しました
/ ,r-ｎ＾!_j: :' 、 -‐ ノ: : : l
/ .厂｀^^ヽ: : : ヽ､ ,イ: : : : ＞
,/´｀ーi_ |: : : : r-!｀ ´ lー､ !'
/,,_ l /;;: : , へ.' ｀ﾄ､ ＼.＿
入＿ ! _ . -‐ｒ''7 ／ ｀', l 7 ｀ヽ! ヽ
/ ｀T'´ i '´ l￣￣!―ｒ――! l
/ lー―‐┬ol l _ L _o,ｲ !
ｌ、 . -‐ ´ ｀ヽ!｀ー‐'l o! l _ l ! l
｀ーｰ'´ lヽ＿ノ i ｌ ヽ .ノ |
【 西村兼文 】
┏━━━━━━───
┃
と、述べるのみ。
┃
───━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
他に外部記録では、「元治秘録」に
池田屋事件関連の記録に見える。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
, -――- ､
／三三三三=ヽ
/三三三三三三ヽ
l三三三三三三三}
l三三 三三三三/ 壬生浪士の掟にこうある
ヽ=三三三三三{
∨ﾆ三三三三/
__/三三 三三／ 「出奔（脱走）せし者は見つけ次第
_, - '" ´三三三三三 ヽ､_ 討ち果たすべし」
/三三三三三三三三三三三三三｀ ヽ､
/三三三三三三三三三三三三三三三ヽ
/三三三三三三三三三三三三三三三三 ',
/三三三三三三三三三三三三三三三三三',
,/三三三三三三三三三三三三三三三三三三,
/三三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾆ',
. /三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾆ,
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「彗星夢雑誌」にも、この一年前のものとして、
「一旦、入った者は破談（脱退）ならず、
長期間離れれば、仲間によって殺害される」、とある。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┗━━────────────────────────────────────────────━━┛
.
子母沢は百歩譲って本人は創作のつもりだったと言い張れるが、
中心人物なのにど忘れ捏造の激しい永倉さんはアンタ……
＿＿＿＿
.....＜::::::::::::::::::::::::｀丶
....＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
,...＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
／:::::::::::::::::::;:::::::::-───‐-::::::::::_::::::::::ヽ
ヾ、:::;＞'"´ （） ｀`Ｙ´ 新選組の規律について書かれた資料は
'; , 彡=＝＝＝＝＝＝＝=ミﾐﾐ{、 本気でこの程度しかない
/"´`ヾ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ヽ
/::::::i::::/::l__';:i＿` ‐- ヾ､_`ミヾ!:i:ミ丶丶、_
/イ:::::!:;':::::l! ﾊ!ヽ !￣! ｰｒ 彡:i:「';ヾ::ﾍ¨"´ つまり、「新選組顛末記」以外で確認出来るのは
i:::::::!'::::::|ヾ!Ｃ;丿 ﾉ-; _';（cｲ::!ﾉ:!::::ﾄ:ﾍ 「脱走したらアウト」というものだけ
!;ﾊ:::::';::::!.ﾞー三─‐' ￣`ー≡ﾚ' ┤ﾊ',
';:ト､:::ト , 、 ノ::j!
､ ＿＿＿＿＿＿ _,,,,_
｀''-､＿ニ＿ヽ:::::::::::::::::::ヽ::::::＼/::| |::::::::::＼
＜::::／::::::::::::ヽ::::::::＼:::::::::::::＼|:::::＼:::::',
＜:::::::/::::::::::l:::::::::::',::::',::::::::::ヽ:::::ヽ:',:::ヽ::::::::::',
ーフ￣"7/::/::l::::::::::ｌ:::::l::::::',:::lヽ::::::::::',::::ヽ:::::|::ヽ:::|::::＼
／/::/:::::l:::::::∧::::l:::::::l:::l:::＼::::::ヽ::::＼|:::::',:::::::::ヽー
／::/:::::|:::',::',:::::l,､-''',:::::::|::|::::::＼::::∧＼::|:::::::',:::::|::＼ 「新選組顛末記」の四箇条を否定してしまえば
／´ /:l::::::l､',:ヽ:::|z=ﾆﾐ |:::,'::::|::ﾉ:::::＼::::ヽ:::::|:::::::l',::::| |ヽヽ
/:::l::::::|__ヽ::＼弋ﾂ ﾉ:::::::/::::|::::|:::::＼:ヽ:ﾉ:l:::::l::',::,'
/:::::l::::::ヽｼヽ', /:::::::/:::::::l::::|:::ヽ:::::ヾ､:|::::::l::::', 「じゃあ実際の規律はどんなの？」、と言われても
/:::／|::::::::K !/:://::::::::|::::ﾄ:::::',::::::＼|::::::l::::＼ 脱走禁止以外、何も分からんという話になってしまい
|::/ .|::::/|::', ＿_ u // /l::::::::|:::::|::＼:::::::::ヽ|:::::|::::::::＼
|/ ∨ |/::ヽ / l::::::::|',::::|､:::＼::::',::ﾉ:::::|＼:::::::＼
! |::::＼_,,､､-'ヽ|:::::::::| ＼､＼::｀'-､ﾉ:::::::/::::::::::::::＼ 「法度編」は今回で打ち切りだ
|:::::::::::::＼:::::::|:::::::::| ∧::＼:::::／:::::::/｀''-､:::::::::::＼
|:::::::|ヽ:::::＞::|::::::::::| / 〉､::::／:::::::／:::／, -'＞.:::::ヽ
|::::l::| ＞/:::::|::::::::l:| ／ ／::::::／_／／／＼ |:::::::::',
|:::|>´ ／:::／|::::::::|::|､ ／::::::／ ／／ |',::::::::l
.
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘゝ--l/////{//l
// l////l-ﾘｲ ∨i ｲ坿 /////ﾘ/∧ なので、局中法度については
/ l////l弋刋 i/ ｀¨_彡///////ﾑ
l/////ﾄ ` ／ｲ///////∧
／//// ﾍ ＿ 7￣l///////∧ 「永倉が記した四箇条が正しい」、という前提で
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧ 以下の考察は行わせてもらう
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
/:::::::::::::::ゞ;;;;;;}ﾄ-ｲ;;;lミ====彡 ﾄ-ｲ.....i.......／.j::::::::::::::l////////＼
, . . : :¨:￣: ¨: : :=-. _
. _ , . ´: : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ
. 〈 >､:' :／: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ 「!
. 〈:::::::ｿ: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : V:l
〉:;/: : : : /: : : : : : :l: : : : : : :!: : : :!: : : :':l
∥l: : : : : :l:l!: : : : !: ll: : : : : : jl: : : j!: : : : !
': :!: : : : : :!l !:､: : l!: !.!: : : : : :' !: : ;'.!: : : : l!
.l: :ｌ : : : : : l! ﾏ :｀T!:f T! : : : /七:7´l: : : : :l! （初っ端から資料不足の
. l: :l: : : : : : l ＝=┘⊥.l !: : :/_ L '=‐!: : : ;!:!! あやふや感マキシマムだけど
. ｌ: :ｌ: : : : : : ! l!／ j!: : /j/:! 大丈夫なのか……）
l: :.i : : : : : l! `ー ´ `ー' !l／:::{: :!
. ',: : : : : : : :ｌ ＿ _ u j::::::::::::!:::!
',: ', : : : : :l / ￣ ﾏ} /:::::::::::::l!:.!
',:.', : : : : !＞. `ー―-- ' . イ:::::::::::::::::!l:.!
'.; ',: : : : ト . ＞-_=.､´ !::::::::::::::::!.ｌ:|
,. ',:',､: : :.!::::::＞-=三ﾆ)ｰ- .._!::::l';:::::::! !|
γ ',:ｉヽ.:.!ﾄ､::::::::::::::::0:/､ ｀ヾ､';::::! .l!
. i ,il ﾍ:.!:ﾊ＼::::::::::::/ ﾍ .! ｌ.';::! |
. l ／.|! ﾍ!' ヽ＼:__/ ﾍ .! ｉ ｌ|
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. : ´: : : : : : : :｀: . .
／: : : :./ : : : : : : : : : : ＼
,. : : /: : :/: : : : : : : : :.:＼.: :.:ヽ
/: : :/: : :/: : : : : : : : : : : : :＼: :‘.,
′:./: : :/{: : : : : :l＼: : :＼: : : ＼:‘,
{: :./: : :/ ‘; : : : :ｌ:{ ＼: : :ヽ : : : ＼
. l|:./: ; :.√｀ﾊ: : : 从´￣ ヽ.: : : : : :.:}
ﾙ: :.:{: :iｨ示ﾐ ＼;ゝ イ示ミ‘; : |:.: : :| ここからは局中法度が
|:.|:.|: :|{ ﾋソ. {. ﾋソ i: :|: : :l:| 制定された時期を考察していこう
ﾚ1:|: :{ |:.ﾘ: : 从
ﾚl: ∧ ヽ 从 : /
ﾚ′ヽ. r_― .／l: l :/ まず永倉は「新選組顛末記」にて
＞ __ ≪ .|:ﾙ′ 「会津藩が人數を増やせと言ったので
＞く| 斗ﾍ＜ 京大坂で百名あまりを集めたが」
｡ｚ≦ﾉ ∧ r<´ 〉 .≧ｭ｡
｡＜ｌ.| ﾄ、 / } | ‘, / |.|::＞｡
. ｡＜:::::::::::|.| | ∨＼〉--〈ノ‘,__／ .|.|::::::::::::＞｡
r＜| .|::::::::::::::::|.|. ‘,. .乂_彡′ ./ j.j:::::::::::::::::／＞、
ﾄ､:::ヽヽ:::::::::::::|.| ____', ﾉ 〈 /_＿. .//::::::::::::／／:/ ‘,
. /: : {: : : : : : ハ: : : : : |: { ヽ:{ `ｘ===ミ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.: : : : : : : : : :.:‘,
/:/: :.|: : : : :.∧:‘,: : : : :ﾄ:.ヽ ヾイ 代う ‘;: : : : : : : : : : : : : : : :/.:.: : :.:ヽ : : : : : : ‘,
. /ｲ{ : : |: : : :./‐-:.:‘,:.: : :.| ＼. ‘, ∨シノ|:|: :.‘,: : : : : : : : :.|.:/: : : : : : : :＼: : : : :.‘,
. |: : :.|: : :.:′ ‘;.:{ヽ: : l. ゝｰ‐ ´ |:|ヽ:.:.i: : : : : : : : :|:ハ: : : : : : : : : ＼:.: :.:.‘,
. |:.: :l:|: :.∧. ｨ==ミ /＼{ |:| }: :}:.: : : : : : :.:|'⌒|: : }: : : : : : : : :＼ : ‘,
l|:.: 从: :.:.‘,∧弋ｼ jﾉ |: :|: : : : : : : :.|ヾ. |: : |.: : : : : : : : : :|.＼‘
.. 八: : :|‘.,:.:.:‘, ヽく ´ .|: :|.:.: : : : : :.:.|ィ}}.| : l| : : : : : : : : : | ヽ 「これらは烏合の衆なので
ヽ: | ‘.,: :.} ヽ |: :|: : : : : : :.:.|／/: :.ﾘ:.: : : : : : : : :.| 統率するための法が必要であり」
ヾ. ヽ:| |: l|:.: : : : : :.:ｌ|_ノ: : /: :|: : : : : : : : :|
从 _＿__ l: ﾘ: : : : : : :.ﾘ: : :.:/.:.: :|: : : : : : : :.:|
. |: :ヽ ヽこﾆﾆ==-‐ |/.|: : : : : : /: :.:.:/ : : : |.: : : : : : .: ′ 「芹沢が近藤・新見の二人と共に
. | : : :＼ ′|: : : : : /.: :／.: : :.: :,|: : : : : : :.i 法令を定めた」、と言っている
| : : : : :＼ |: : : : /:／ /: : : : :/.|: : : : : :.:.|
| : : : : :.:ハ ／.|: : : /´ /:.: : .:.: ′|:.: : : :.l: :|
|: : : : :./:.:∧ イ | : : ′ .｛: /|:.:./ |: : : : ハ|
. |: :.:.:.:/ }/. ｀ ー‐―…≦ .}／ .}i . |/ .l /ｉ{ |: : :./
. |: : :/ ‘,. }l|__,.ｲl}ｚ=≠}'i圭三ｆ| : /
|:.:/ ‘,ｚ≦三彡令ミ=≦′ }ｌ| }ｲ.| /.|
j/ ‘, }ｌ{ Ⅶ .{ﾒ }′|ヽ
＿＿
／:::::::::::＞-‐ ーーー::::::ヽ,､-―--､,,,,,_ノ
／::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､,
/:::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､
/|:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::/::::ヽ::::::＼
/:::l:::::::::::::|::::::::/::::::::::::::::/:::/::::::::::|::::|:::/ヽ:::::::l::ヽ＼
ﾉ:::::l::::::::::::/:::::::::|::::::::::::::::/:::/:::::::::::|:::|:/｀'‐|::::::::}:::|
／:::::∧::::::::/::l:|::::::|:::::::::::/:/::::/:::::::::::|::|/ /|::::::::l:::::',
／:::::/ |::::::/::::;::::::::l:::::::::/::/:::::l::::|::::::::|:キ赤 .|::::::::|::::::', 「百名集めた」というのは
／|::::/ |::::/:::::;::::::::l:::::::/::/::／|::∧:::::ﾄ::代ｼ |:λ:::|､::|＼ 明らかに誇張だろうが
ヽ:::| /:::/:::::;::::::::::::::::|::/／::::::/::::|､::| ',| ﾚ 〉::| ';}
ヽ:ヽ //|:::::::;:::::::::l:::::::l/::/:::::／::::::|ヽ| ! ｿ::::| !
|ヽ / /:::::::;::::::::::l::::::/:::::::／ |:::::::::| ^" f:/|:::| 初めて隊士を募集した時期であり
/ | /::::::::;:::::::::::/:l::l::::／ ',::::::::ﾚ''- ､___/:/ |/ かつ、芹沢と新見がいた時期ということ
／,|:::::::/:::／::::::::／ ＼ |:::::::|;;;;;;;;;;/|::::|
／''"/::::/::::::::::／ヾゞ ＼＼|::::::|;;;;;;／ |:::|
-''" /::::/:::::::／／＼ヾゞ ＼|::::::|;／､ .ﾉ::/
/::::/:::／／＼ ＼ ヾゞ__ノ:::::::| ヽノ:::/
/::::/::/／ ＼ ヽ ヾ::::::::::::/ヽ:::::::ノヽ
_ ― ＜ _
/∧ ＞: : : : : : : : : : : :､: : : : ＼ / }
∨∧／:,: : : :,: : : : : : : : : : :ヽ: : : ヽ:>/〉､i
∨∧:/: : : ﾊ: ,:, : : : : : :､: :, :｀; : : : ∨/ﾘ
〉: :,';': : :ﾑl: l: : : : : : : :l : l:ﾏﾑ: : : : ∨,
.. /: : ,':}: : :ﾑ:l:,ｲ:i: : : : : : !斗‐弋i : : : : ',: ,
. ,':/ : ; ｲ: : :iﾆﾏ,';:!ﾏ: : : : ﾘ.,ﾑz斗:'; : : ; : ,: ; 最初期中の最初期
,':/: : :i;':l: :l: l ﾑ､ﾏ,∨: :/ィ炒ﾊﾉl :i: : : ; : i; i
,'/,: : :i:'! '; :!伐'芯ヽ｀ ヽ´ ｀´ .i:ｲ : : i : :i i
,' ,': : : ! !: :';ト;':,｀¨´ ､ /;' ! : : l : :i i 新選組結成後、間もなくと
i. i: : : ; :'; :i';:ﾄ､丶 ´ /i :ﾘ: l: :,' l 考えていいですかね
i. i: : : ' : i: i '､ ヽ., ￣ ＿＿_／ i:ｲ: : !: i .!
!. !: : ; : ﾘ､i ヽ ＞, ＜γ'∨::::::::/:;': : :,!:/
l i : i: ;' ! ,x＜::::::::::::ゝ.ノ: : : : /: : : / ＞ ― ､
l ﾏ: i/ __'､ ﾏ : :xv::::::::::::::::::::＞i: : :/´ __ ﾊ
'､ ﾏ: i´､ ￣￣ゝ//ﾆ二二 ´ ＜i : / /ヾ､二二二二二/
/｀; ヽ .// ｀＞―‐＜. i :/x. //// Ｈ､ /
l '､ i o !´ .//// ＞＜lヽ /
i ､八 1_/_1 //// ./
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
fﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム
ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆノ
}、;;;;;;;;;;,,,,,,_- _ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆY
l:::::7:-0---;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;☆;;=- ,人
_,ｨ::::/::::::::＼ﾆﾆ=- ＿＿_ -=ﾆﾆﾆi}
}::/:::::/l::::::ll:/`-=ﾆﾆ三三三ﾆﾆノ 「浪士文久報国記事」の方では
／}::::::/ l:::::l、 佗j_,ヽ ｨ､_rv:ｯﾌl:ｨ:l 法度制定時期については
/ ﾍ:::ヽﾉ:从｀ ---‐' { l＼人:ﾘ 特に言及していないものの
r-------==ﾆﾑ::ﾊ{八 _ _λヽ V
lﾆﾆ＜ﾆﾆﾆﾆﾆ l ﾘヽ、 ﾄ.、 ゝ_ヽ ,ﾑ ', ＼y
ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- __ ＞ _ ´ > 、 ＼＼ ヽﾆ、-イﾆﾆ 「新見や芹沢が法令に背いた」
>ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ:::::.. iTlﾆﾆﾆ > ヽヽ Vﾆﾆﾆﾆﾆ ということを書いていて
l´ﾆ三ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム::::l l/ ゝ-- 、 Vﾆﾆﾆﾆ
Y======ﾐvﾆﾆ彡=<>=== ミ( (Y/:lﾆﾆﾆﾑ Vﾆﾆﾆ
ﾑﾆﾆﾆﾆﾆﾍ彡ﾆﾆﾆ=-<><ﾆﾆＶl::::l ﾆﾆﾆ.ﾑ lVﾆﾆ やはり最初期から法度があった様子が見える
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-<>γ-ﾐﾆﾆﾆﾆﾆ ト、 ＼Vﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ乂__))>ﾆﾆﾆﾆ|::ゝ-ｲﾊ_ ∧
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ l;;;l＼＼ﾆﾆil:::::ﾚ //＼/
_,, ‐''"::::::::::::::::::::::::::::ヽ ﾍ
フ :::::::::::::::::::=-:::::::::::::::::ヽ ﾍ
_,,. -彡:::::::=-彡:::::--:::::::::::::::::::::::::::}
＼ ゝ／:::::::/:::／::::::::::::::／:::::/:::::::::::ﾐ
--- /ｲ:::::／:／:彡::::::::/:::::／/::::::::::::::ﾄ
＼ / j-=ニ彡ｲ:::://:::yﾍ/:::/:::::::/:l::::::ﾍ
-=- ／ `=- l::/::l::::::/l:::j::::iｿ赱ｿ:／:::::オ::::i:::ﾄﾘ だが実は、永倉の記録とは
＼ l ＼ /:/k:::i:::j ﾏ::ﾄ::i ｲ:／:ｨ苡:::::::::l:ﾘ 全く異なる法度制定時期を
-- /／ i:::li::::i ヽ从ﾍ `/:::::::/ﾘ 記している資料がある
ﾉヽ .l/ ヽヽ 、 - ｧ ｲ:::::／ ﾉ
＼ ＼ヘ ／:::イ／
/ ＿ --== ヘ `' ﾍ ﾊヽ} 西村兼文の「壬生浪士始末記」だ
＼ /:::/:::::::::::::::::::::::::＼ ＼ ` -===--
ﾉ::::j::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::＼ ／ ヽ
ヽ::l:::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::＼ ( _,,. --=ニ ﾍ
ﾘ/::::::::::::::::::::::::::::::::人::::::`--.イ=-z::ﾌ ヽ ＼
／::::::::::::::::::::::::::::::::k::／:::::::::::::ヽ ＼::::/ヽ i ヽ
ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::ソ:::::::::::::::::・:::/ y:/ ヽ十 ノ }
ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::i/:::::::::::::::::::::::/ l/:丶 ／ ／
ゝ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::ゝ l::::ヽ＼イ ／
┏━━────────────────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
それによると、伊東甲子太郎一派の入隊後、
「規律を設立した」、と言うのだ。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
, ´￣￣￣｀ ＜
＜::/::::/:::|::::|::::::::::::::::＼＼
／::::::::/:::::ｉ:::::|:::::ヽ::::::::ヽ:::::::i::::ゝ
/:::::/:::::ｉ::::::|:|:::::ｉ::::::ﾍ:::::::::::ｉ:::::::i:::::ヽ
/:::::/::::::|:::::::|::|::::::i:::::::ヽ:::::::::ｉ::::::::ｉ::::::ｉ
/::::::/::::::::|:|:::::|::ｉ::::::ﾍ:::::::ヽ／,L:::::::::i::::ﾍ
ｉ:/:::ｉ:::::::::ｉｉ.|::斗ﾊヽ::ゝヽ--ﾄ＜ﾄヽ／|::::::ｉ
ｉ::ｉ:::::|::::|:::ﾚll介:| || ＼::ｉ.＼＼ヽ|>` <:|::::::ｉ
|::l:::::|::::ﾘ个,=ゝ- ＼ .,≠=弋 |／ヽ|::::::::| だとしたら、池田屋の約半年後
|::l::|::|::::|::::lｲ.r⌒ヽ . ﾊ´.うﾊ::ｉ::::::ｉ:::ｌ::::ｌ
!:l::::|::i::.∧ヽ 辷_ﾉ ゝ-≠//:::::ｉ::::|:::ｉ
||::::|:.ﾏ:ｌ.!ヽ＼ ｀ //::::/:::::|:::ｉ 新選組結成から一年半以上経ってから
ﾘ、|::::ﾏ|ヽゝ /l::/:::::/l:ｉ 局中法度が出来たって話になるで
ｉ ｉｉ:::::ヽl::l:ヽ つ .ｲ::ｌ::.ﾊ::/ |/
ヽヽ::::| ｉヽヽ＞ 、 __ ／| /ﾚ´ ﾘ /
＼ i ヽヽゝ/＜‐‐‐＞ヽ、
＿＿＿__＼ゝ＾{ /{^}, }:.`ヽ――＝￣∧
/::ヽ |:.:.:ｉ .∧;;;;;ｉヽ ｉ:.:.:.:ｉ ___/:::ヽ
/::::::ヽ――==.ｉ:.:.:.Ⅳ ゝ;;< .Ⅵ:.:.:├＜￣:::/:::::::::ｉ
k:::::::::::∨::::::::::::i:.:.:.:ﾍ /;;;;;| /:.:.:.:..ｉ:::::::::::::/:::::::::::ｉ
|::::::::::::::∨:::::::::i:.:.:.:.:.ﾍ .ｉ;;;;;;;;| ./:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:/::::::::::::::::i
【 伊東甲子太郎 】
.
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＿:_:_: : ＼
/: : : : :／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : :ヽ
/: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.',: : : : : : i: : : : :',
,: : : : :/: : : : ｨ: : : : : : : : : i: : : : : : : : ',: : : : : :.| : : : : :,
!: : : :.; : : : :/ !: : :|: : : : : : :ﾄ. : : : : : : : ', : : : : :|: : : : : i
,: : : : :|: : : ７ｰ|: : ﾊ: : : : : : |-ヽ: : ', : : : '; : : : : |: : : : : |
./: : : : ::!: : :/ !:/ !: : : : : :.! '; : !ヽ／|: : : : :i!: : : : :.|
/: : : : : ﾊ: :ｧ=- ミ､ ', : : : : : ! ＿ヾ!､ ∨:ﾄ､: : : |: : : : : ! なお、この記述を拡大解釈し
,: : : : : :/: :|〈{ iJ弐､ ', : : : : :!" ん弐ﾐ. ﾊ! ヽ.／!: : : : :.!
i: : : : :/: : : :| 杙刃 ヽ: : : ! 斥ﾊ沁》,' ／ヽヽ:|: : : : :!
| : : : ; : : : : i! 込ソ ヾ:! .{込 沙/: : : : : :.V!: : : : ; 私の入隊よりさらに半年後
|: : : :i: : : : : | 乂 ソｲ: : : : : : : ; : : : :.; 藤堂平助が江戸で募集した隊士が
|: : : :{: : : : ハ ’ /: : : : : : : /: : : :/ 入隊した時期に制定されたと
'; : : :!: : :./: :.ヽ ,: : : : : : : :/: : : :/ 分析する研究者もおるけど……
∨ |: : :.{: :ハ :＼ r , /: : : :/: : :/i: :./i/
'; : :ﾊ{ ヽ: : ＞:.. イi: : : :/! ／＿∨_
＼/i/ ｀ ￣ ´｀ヽ |: ／／ ＼ー-､
r'' フ´ ＿＿ ノ::::::::::::＼
／ ´￣￣／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
∠ __ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
_|=== ミi/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く
/ / /| i i i ! !､
. / ./ / i ! i i ﾄ､ !i li ／｀
| ! ﾄ―/―ﾚ-ﾍ .｀´!‐' ""i i.!==
| i/i /ﾌ＝= iｌｌ.ﾍ .l't＝= ､ﾄ､､ ﾉ∨ この説の根拠は、西村が記した
| ! i _乂__ﾉ_{ ﾍ |_i ＿_ﾉi / .∧ 「十隊編成」が大きな要素となっとる
. i ∨| |||| ｀ ￣￣ ﾉ,'
i . | u ｀ ij ﾉi
| l ｀､ ,―‐ ､ l / そして「十隊編成」が西村の誤記録なのは
｀､｀､ ｀ゝ.u ￣￣ u ,' / すでに本編で解説したとおり
＼|＼ ﾄ ` . _ , <ｲ ／
`､|∨＂｜＿ / '
＿＿＿,,,,,／￣フヽ `ｰ‐-ｲノ|/
/ T:::: """/ トﾌi' ,i┌─┐／ト
| |――――i レト- ｨ..!└─┘ ,ヘ
.
/:::::::::/:::::::::::/::::::::::|::ｌ:::::::::::::::::、:::::::|::::::::::::|::::::::::::|
//:::::/:::::::::::::ｉ::::::::::::|::::|::::::l:::::::::ヽ:::,/,|、:::::::y:::::::::::|
//:::::ｉ:::::::::::/:::|::|:::::::::|:::ヽ::::ヽ:::、:::ｉ,//|＼::/|:::::::::::::|
| |::::::|::|::::__ｉ::::::|:|.、:::::|、ヽ::::厶孑≠/::|:,> <|:::::::::::::|
|:::::|::|:::::::||::｀| ゝヽ::ﾍﾒ:ﾅ≦≠z｡ヽ::::|´/ヽ|::::::::::::::|
.|::::::|:|:::l::| 不てヽ ＼ﾍ "{:::::::う ｀7::|:´::::|、:::::::::::| だからこのスレでは「壬生浪士始末記」の
|:::::|::|::|l::lヽﾏ::ﾟう ヽヽ う::::::::ﾅｲ::|:::::://:::::::::::::| 記述をストレートに読み
|::::|:::ヽ|:ﾍ .辷ﾒ ＼ゝ…´//::::::/´::::::::::::::|
ヽ|ヽ::::::::ﾍ .ヽ .//:::::/::::l::::l::l::||:|
| ﾏ:::|:::::ﾄ 、 __r_=__ ,イ/::/x::/::/,从 ﾘ 私が入隊した時に法度が制定されたと
＼ヽ:::::::ト,´z-_―´,.イ ///´./ヽ/ 「壬生浪士始末記」は書いている、と解釈するで
＼／ ´二 ＜´ //::/ /::::::| ＼
,__r≠´ ´/.ｉ／ // /::::::::::| ｀ヽ、
r-7 ゛"´z_≠=| i∪y ／ /:::::::::::|:.＼ ｀ヽ、
/-/＝゛"´:.:.:.:.:./ｉ |;;| | ／:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:｀ヽ、 ｀ヽ、
/:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./::::y /;;| ｀/:::::::::::::::|:.:.:./:.:.:.:.:.:.｀ヽ、--二、
ｉ:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:./::::/ ＼ ｉヽｌ ／::::::::::::::／:.:.:,′:.:.:.:.:.:／:.`￣:.:.:.ｉ
|:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.k /:::＼. ＼/:::／::::::::::／:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
|:.:.:.:.:.:ヽｌ:.:.:.／::::::::::＼ .ゝ´:::::＞´:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
|:.:.:.:.:.:./:.:,/::::::::::::::::::::::ヽ′／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
┗━━───────────────────────────────────────────━━┛
.
,. . : ´: : : : : :＼: : : ＜. , 、
／: : :/: : : : : : : : : :ヽ: : :,.< /
. ,-､.': : : : /: : : : : : :ﾏ: : : : : ﾏﾆﾆY:V
. !,/: : :./: :!: : : : : : : :llﾏ: : : : : ﾏﾆ{: :ﾍ
v: : : !: :.l: : : : : : :l!: !´ﾏ: : : : : ﾏ!: : :.l
. !: : ;!:l: : l: : :l: : : :ﾊ:T_..」_: !: : : :l!: : : !
l: :/:l下､:ﾏ: :l: : /'rf芹l}l}: :}: :! : l: : : :! 伊東入隊後に制定説、ですか
l!:/ ;l:.lrt=ミ: l:/ 弋リ':./: /: : !: : : ′
!:i: :ｌ:',ﾍ弋z)` /:,/:./: : : : : :/
l: !: l: ヽ:ヽ ' /ｲ: /: : : / : / けど上に挙げた外部記録
l: ﾄ: ! : : 7:ゝ , _｀ ,.イ:/;' : : /: :/＿ 「元治秘録」などでは
!:l :`: : :ｉ: : / (ｰoﾆ{/:.i: : :/: / ￣/｀ヽ 池田屋以前に法度があったことが
. l:l: : : :jl: : ′ >'ﾏ.ﾆニｌ: : /:/ ' ＼ 確認されているのでは？
ｌl : : /.i: :{,.／ /ﾊ`´,/!: /!:!、 { ＼
. l!!: :i '/ , ､‐- ､｀´ｌ ｌ/ .|l!`､､ . ＼
'; :! /∠ ヽヾ / `┴'' ``､、 ﾍ ＼
. ヾ,γ ｭ ヽﾉ（/' /``､､ﾍ ＼
,ｨ { )_´_ノ ,_-‐='_､ ``}＼ /
／.l! ',./ } / ',,..-‐ｧ-＝ﾆ.ﾏノﾌ､ﾆ＞_-┤ ＼ /
／ .l! ',::::!/ ﾏ＝=f(ｽヽ‐¨ﾆﾆニiマニj ./ ヽ /
./ ', ';:l ﾏニL! lヽ'ﾆﾆﾆニ!ﾆﾆ`{ ./ ′
,...．-‐‐…‐‐-=‐┐
,. :':´: : : : : : : : : : : : : ',l｀: ､
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.'.,
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : ＼.:'.,
/: ,: : : : : : : : : : : : : : : :.:,斗-‐|.:',:ヾ:ゝ
./／/: : : : : : : : : : : : : : :./:/.,仆|:.:}ﾄ､:}
´ /: , : : : : : : : : : : : : :./..´<_lﾉ.jノ､_.ﾘ そうだな、>>1も局中法度が生まれた時期は
/／/: : : : : : : :_: : : : :{ / 永倉の記録どおり
´ /:/.: : : : : : :i ',: : :.:.', }
/´{: {.:.: : : : :.i､ ',:.:.,､:.', ' ´|
|: ﾄ､: : : : :i ｀ヾゝヾ.、 | 芹沢存命中な最初期という説に賛成だが……
|＾l. ',: : ﾄ､i. ¨ .…‐- ‐ ′
{｀＞ヽ,/. ,.' ´
┌‐┴‐‐- ．｀＞ , . /
〈 ｀＞ , ｀＞- ．._,ィ´ヽ、
∨ ｀＞ ., ｀７ヽ ゝ、
,└‐‐‐‐- ．.. _＿＿__ ＞ .,_/(_ノ｀. ｀i
/ ／ :::::::::::::: ､＼‐- ．..._>(_ノ` . ト､
./ .／/:::::::::::::::::::::::＼＼. ＼(, ｲ .ﾊ.∨
/ .／:::/ ::::::::::::::::::::::::::::::＼＼. ＼ ﾊ.∨
彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,. -‐''"ソ
ノ-:::::::::::::::;;;;;;;ノ:::;;;;;;;;;;;ゝ;;;;;;;;;;彡 ／
イ:::::::::::::＼;;;;;;ノノ:::;;;;;;;;;;;;;-=ニニ==z__ ／
,イ:::::::彡ミ::::::::＼::＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄミz_ ／
/:::::::::::::::ミ::::::＜::::::::::＼;;;;;;;ト;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;llト ／ ／
彡ニ;;;;;=;;;==-;;ミ:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ ／ ／
//::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ:::::::::::::::lノ::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;彡--／ ／
<:::::::::::::ﾊ:::::＼::::::::メ:::::::::ヽ:::::::::ﾄ:::::ゝ:::::;;;;;;;ノ ＼ ;;;; ／ その後、何度か改訂・追加がされ
l＼:::＼::ヽ:≧:ゝ=--ゝ =--:::::::::::::::::;;;;;;≧ ￣7;;; ／
`, ﾊ:ヽ::::::ﾄヽ=- 彳=彳:::ヽ:::::::ヽ:::::ゝ:::::l < _,,. -‐''"´
ll ヽ::::ヽ:::::ヽ::＼弋5乂::::{＼:::::::/ ヽ:l ／ / 伊東入隊後に、永倉が記した四箇条として
ﾉ ゝヾ:::::::::lヽ￣` ヽ::::X／/ ﾘ ／ / 完成を見た可能性はあるとも思っている
ヽﾊl::::::! __ _,,.-''"´ ／ /
＼ヽ _,,`／ ｀ ／ ／/
┌-ﾄ‐-z_/ _,,. -‐''"´ / ＿ /
/ ￣ `y' ／ l / ／:::X::::ヽ
/ ／ ￣ . < ／ l / _,,. -‐''"´:::／:::::::::＼::ゝ
- __x￣`-Y 气 ／:／::::::／:::::::::::::::::::::::Yj
l :::::::::::/ /:::7 ￣ ／--七---x／::::／:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::l:l
.l :::::::￣::::/ゝ ノ / l::::::::＼:/:::::::::／/::::::::::::::::::::::::::::::lﾍ
l ／ ::::/:::::::`--j/ / l:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::l
_,,.--l ::／::::::::::::::::l / l:::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::ﾊ
/l/:::::::::: l / :::7:::::::::::::/l:／ l::::::::::::::::::::::{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::ヽ
{::l::::::::: l l_,,./ ヽ::::::/:∥: }:::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::ヽ
l:l＼ _,,. -‐''"´／:::/:::::/ヾXzz l:::::::::ヽ::::::::::::ll:::::::::::::::::::::::::::::::::::::;lヽ:::::::::::ヽ
＿_-‐=ニニニニニニニニニニ＞､
. ＿-ニニニニニニニニニニニニ二二二二＼
__-ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニヽ
〈ﾆﾆニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ､
∨ニニニニニニニ＝-――――――-=ニニニニニニ、
. ∨ニ二＞‐''" _,ヘ‐ニニニ, '
ヽ''" ＿_----―――-- ＿ 〉真7 ｀'ｰ／
', __ィ〇-ニニニニニニニニニニ=- _ /
ヽ,.＜////////＞-ニニニニニニニニニ二{}
. ノ .l///////,.イ/////＞-=ﾆニニニニニ二二', 理由の一つは、
l/////////／///／"￣ﾆ ‐=ﾆニニニニニｊ 「勝手に訴訟を受けるべからず」の一条
|'l///////ｲ//／/ ヽ {ｯヽ ヽ￣ ―-- ィﾘ
l/////,.'イ//// ` ｰ―‐ノ=‐-ｲｿ ｀ｊ//!
ｌ'//////l// ｿ Vｰｲ//ﾘ 新選組が民事訴訟に関わっていたのは
＿＿＿_ l//////l/i ／ //// 「職務編」で記したとおりだが
＿-ﾆニ二二二二=-._ .!//////! //,!
ニニニニニニニニニﾆ-__l////lV{ ＼ ‐ ニ7 / l/l
-ﾆニニニニニニニニニニニニニ=-_ ヽ 、 . j/
ニニ＝-- ＿＿ニニニニニﾆﾆ＞-‐.ヽ _ / ﾉ
二二二二二二二ﾆ=- ､二二二二ニﾆﾆ!ｰ- 、_/ニ＝=- _
＿ -―‐-- ＿
,. -ニニニニニニニﾆ=-､
lニﾆ-‐'"￣￣｀"''‐=ﾆﾆニ〉
ヽ＜7//ヽニニﾆ=- ､｀>"
l////ｲ,l'/‐マニニニ/
l'//ｲ/V〈.ｔ，､＼二ニl
ﾉ.!/ヽVﾄゝ ー ' k-ヽﾆｊ 発足後、間もない時期に
j//,l ヽ ,.! /ﾘ｀´ ＿＿ その権限があったか、という疑問が出る
_,.＿,.l'! ＼ ‐ - ｲ/ ＿-=ニニニ
ヽ_＼ ヽ , イ=‐-､ -=ニニニニニﾆ=-
. ＿-ニVニ＼ ＼ /lニニ＞ヽ-＝ニニニ＝-― 事実、新選組が初めて訴訟に関わったのが
, -=ﾆニニニVニﾊl ヽ! Vﾆ/二ヽﾏニニニニニニ／ 確認出来るのは、芹沢の死の二ヶ月後だ
＿ｲニ‐-､ニニニV/ﾆﾑ‐-ｌｌニﾆl.!ニニ＼二ニニニﾆ/__
＿‐ニニニニニニヽﾆニニ!'二ヽ`＜ニﾆj.l二ヽニニニニニア=三
＿‐ニニニニニ／ﾆニニニニ二二二＞､i'"､.マ二ﾆﾆ=--―､＝ﾆﾆニ それ以前にわざわざ法度として
ニニニ二二イﾆニニニニVﾆﾆ二二二二}ｨ／,.-､｀ "､ヽ＼ ﾏニニ 制定する必要性はあったんだろうか？
ﾆﾆニニｒ'"ﾆﾆニニニニニ}／二二二弋ニ二,,..､._ヽ ノ } }ﾆﾆ二
ヽ二二ﾉ´⌒ヽﾆﾆニニニ,ｲﾆニニニニニ／ﾆﾆ｀＜二ﾆヽ_ﾉ_ イjニニ=
ﾆ乂ﾆｲニニニヽﾆ二二/ﾆﾆ二ニニニ／=ﾆニllニﾆ`"＜ﾆT"´￣
ニニニニニニ二V二二二二二二,.イニニニニllニニニl ｀ ー‐-- ―
.
. . ﾄ.、／ ＼ ／|
. | .｀＿＿__ . |
入 | 「ミﾐ彡.|. |‐-、
て⌒ろゝ 'ヽミ冰x_|. 」ミミiiiii|. |::::::::',
∫ る、 _,..-＝:::::::::::::::::ﾞ'i;,::::::::,.化⌒3
ゝ ., ),-‐'' ::::::::::::::::::::::'i::::::::::',:::( つ
て~｀ hノ_,-‐''::::::;::::::|::::::::;'i::::::',::::',:::をヘ ノ
.｀C . や S／,-'':i:::|:::i::|:|::::|:::|'i:|:::::',:::',::::::::',ﾉノ
tv_,.〜.、(_.-'/,::::|::|:|::|:|'i:|:::|:|‐''¨＼|:::::::::::::iiii:::',
／| //:::::{/ー- 'i:i::| /斤ヽ|:::::::::ﾐ;;;;ﾄ i;;., なので、「勝手に訴訟を〜〜」については
／/:::;;:::i,.y丕、 'i|. ゝ以ﾉ|::::::::::ミミ:::',｀ヽ、 芹沢の死後に近藤らが改めて
/ :::::::::i,込ン 不::::::::::::::::::::|'i:i, ヽ、 制定したかもしれない
. |/| .人ﾐ'i、 ｀ /:::::::::::::::|:::|:::| 'i:i, .|｀',
.| i |;;iiii',', |::::::|::::|:::|;;;ﾐ::| |;|
. V |::|;;|iiii.丶､、^ _／|:::::::|:::|:::::|:::::;ﾐ| |i|
ﾉ|:|::::|;;;;;;;| ﾞ, ´ |:::::::|:::|::::|;;;;;;;;ﾐ|,|i|
ノ;;|:|::::|;;;;;;;;|ゝﾍ / |::::::|;;;|;;;|ii|;;人ﾐ|;;|
_,.-‐''''''|::::::::|;;;;;;;|、 ',.', // |:::::::|;´彡ﾄ;;;;;;;;＼;',
. _,-‐'''ﾐミしノ:|:::::::|;;;;;;;|｀', ゝ ｿ |::::::|ﾐ::彡/',::::::'''=‐-.,_
> 丶ミ:ノ|:::::::|;;丿 ',// / | ゝ::::::丿 '''=''''' ''‐-.
．-‐…‐-.ﾐ
,. :´: :: : : : : : : : :＞.．
. ,.': : : : : :／ : : : : : : : : :＞．
,.': : : : :／ : : : : : : : : : : : : : :｀:､
/: : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : ﾊ
/: : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : :ﾟ,
/: : : : : : :／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾟ,
,': :ｰ==彡: ; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i そして永倉は「新選組顛末記」を執筆した際
{: : : : : : :.:/l: : : : : : : /:.:.|: : : :.／: : :|: :.:} 局中法度についていちいち
从: : : : : /7}: :|: : : : /: : :l:_」l斗:.: : :.:j : ｌ|
/≧ｭ． /: : : : : :.:{bﾉ: ,': : : :,'ｌ: : :,':r=ｘ |: : : :.,':.:.:ﾘ 「最初はこういうものだったが
. /ﾆﾆﾆﾆ=≧ｭ．: : : :./.i:f´|: : : ,' |: :.,ﾟ´ﾋ夕.}: : :./: |:/ 追加・改定がされてこうなって〜〜」
〈二二ニﾆﾆﾆﾆﾆ≧ '．|:l| l: : :,' |: ;' /.:.:./|l ;'
ﾆ≧ｭﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:i| |: : i ﾚ′ 厶イ:.:ﾙ′ と、説明するのを煩わしく感じ
ﾆﾆﾆﾆﾆ≧z．ﾆﾆﾆﾆﾆ=八ヽ:.:| ＿} |:/
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧ｭ．ニ=| ヽヾ! ｀ヽ_ノ ′
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧｣／.＼ r′
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}. ヽイ
..
_＿__
. : ´: : : : : : : :｀: . .
／: : : :./ : : : : : : : : : : ＼
,. : : /: : :/: : : : : : : : :.:＼.: :.:ヽ
/: : :/: : :/: : : : : : : : : : : : :＼: :‘.,
′:./: : :/{: : : : : :l＼: : :＼: : : ＼:‘,
{: :./: : :/ ‘; : : : :ｌ:{ ＼: : :ヽ : : : ＼
. l|:./: ; :.√｀ﾊ: : : 从´￣ ヽ.: : : : : :.:} 初めて制定した時期に
ﾙ: :.:{: :iｨ示ﾐ ＼;ゝ イ示ミ‘; : |:.: : :| 最終完成形というべき四箇条を
|:.|:.|: :|{ ﾋソ. {. ﾋソ i: :|: : :l:| まとめて記した
ﾚ1:|: :{ |:.ﾘ: : 从
ﾚl: ∧ ヽ 从 : /
ﾚ′ヽ. r_― .／l: l :/ そういうことは考えられないか？
＞ __ ≪ .|:ﾙ′
＞く| 斗ﾍ＜
｡ｚ≦ﾉ ∧ r<´ 〉 .≧ｭ｡
｡＜ｌ.| ﾄ、 / } | ‘, / |.|::＞｡
. ｡＜:::::::::::|.| | ∨＼〉--〈ノ‘,__／ .|.|::::::::::::＞｡
r＜| .|::::::::::::::::|.|. ‘,. .乂_彡′ ./ j.j:::::::::::::::::／＞、
ﾄ､:::ヽヽ:::::::::::::|.| ____', ﾉ 〈 /_＿. .//::::::::::::／／:/ ‘,
,.': : : : ;ｨ: : : : : : : : : : : ;ｨ: : : : : : : : : : : : ',
/: : : : /lll!:!!: : : : : : ;/: /lll: : l: : : : : :!lliiiiiiiiillj.￣/
/:: : : :/ ` l:ll!: : : : : /: /llllll! :.l: : : : : :lllllllllllll/_.../
/{: : : ;ｰ-‐ T'; : : : /j:/ｰ--l: :!: : : : : :jlllr: :´'
/ ﾊ: : :' '; : / / l:,': : : : : /': : : :,'
./ハ:.l ==＝ ∨ '＝＝==/: : : : : /: : : : ' う〜ん……面白い説ではありますけど
/: : l` /: : : : : /: : : : '
/: : / u / : : : : /: : : : /
/ : / ＞ _ __-_‐- 、/: : : :／: : : :／ 「勝手に訴訟を〜〜」の一条だけから
. .': :/ i≦γヽ≧-/: : :∠ _: ｲ／ そこまで考えるのは飛躍しすぎでは？
; :/ r= ｌ三ゝ<三_/: ／ 〉
l:/ i ,〉マl＞-/; ' ´ ` ｧ､
ｌ{ / l// `-‐/' lll ／ l
l j llｌ {! lll / !
.
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘゝ--l/////{//l
// l////l-ﾘｲ ∨i ｲ坿 /////ﾘ/∧ まあ、「職務編」で述べたとおり
/ l////l弋刋 i/ ｀¨_彡///////ﾑ 新選組と訴訟の関わりについては
l/////ﾄ ` u ／ｲ///////∧ 資料が少なすぎるからなぁ……
／//// ﾍ _ -,ｧ 7￣l///////∧
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
/:::::::::::::::ゞ;;;;;;}ﾄ-ｲ;;;lミ====彡 ﾄ-ｲ.....i.......／.j::::::::::::::l////////＼
. _ -――-- _
／ニニニニニニニニニﾆ=-､
. ／ニニニニニニニニニニニニ/
,ｲニニニ＞''"￣￣￣｀"''‐-=ﾆﾆ/
. ＼ﾆ／ ,. -ニ二二二ニ=〇、 |
>イﾆﾆニニニニニ,.イ///＞-､
. Vニニニニニ＞'､////////iﾊ
lV二二＞/ '_f斗 ｊ///i-､//,lヽ､ ただ、伊東入隊後に局中法度が
ﾉｲﾊ,-r.; ‐ヽ ―'ﾘ ＼/l ;.}//ﾄ､ 完成をされたという説には
}八_ノ.i ヾ!ｲ//,l
' jﾊ ヽ /∨/小、
l/ﾍ ｰ .ｲ ,.-‐=＝＝=―--､ もう一つ、根拠がある
丶 . ＿_／⌒＞.､ニニニﾆﾆ＼
/マニﾆ=‐ゝイ／ /ニニニニヽ=-―‐--＜ニ-_
. /二＼二二ｌ￣! /／,.-‐ﾆニ／二ニニ＞'"二ﾆ!}
. /ﾆﾆニ＼ﾆﾆl ＿_//./ニニﾆ,ニニﾆ＞'"ニニﾆﾆヽ!
'-=ｨニニl;＼ﾆ'ニ,.ｲ／ニニニニ＞'"ニニニニニﾆﾆ,
. /二二二ニ､;Vﾆ／,ｲ二二ニニイニニニニニニ＞-__ﾆ,
,ニニニﾆﾆ, ' }二二ニニニニニニニニニニニニニ=‐-、
,ニニ二二入 ,..イ二二ニニニニニニニニニﾆ＞ '"､ i
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━━━━| 新選組の根本として語られがちな .│━━━━━━━━━━━
| 「士道不覚悟につき切腹」 │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
|
;:',;' ||
|｜／ ／ ||
｜ ／ '",:;; ||
|| ／ ;:',;' ||
0）|| '",:; || ヮヽ
｜｜;:',;' ;:',;' '",:; || （ _ _７ｐ
|| | ;:',;' _||_ ＿＿λ＿／＼
((0） '" ,:; Ｃ| ｜
|｜|| |つ|＿＿＿＿／ ｜
|｜| レ´＿／｜ | | /
||| || ,, ￣ |＿//＿/ '",:;
| || γ⌒ヽ |＿∞＿｜
||| ｑ - - p | || | | || ||||' ",:;
| || ノ | | | | | | |||||||
｜|| ／|| ｀′ ||＼ | | | | | || ||||||
| | | ／ヽ || || ´＼ | | | | | | || |||||| '",:;
＼ 〈 ＼||=====|| ／ ） | | | | | | || |||||||
λ ＼ ＼＿|ろ===Ｅ|＿／ |_|＿|__|_||∧|_|_||_|||||
λ ￣ ／／// | | ||＼＼＼ Ｚｙ」 Ｌｙゝ
．;:'";:'"．,:;';:'";:';'．;:'",:;;:';' （ （ （ | | | | | ） ） ））．;:'";:'"．,:;';:'" ,:;'．;:';'．;:'",:;;:';'．
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／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━━━| だが、士道不覚悟により │━━━━━━━━━━━━
| 腹を切った隊士が初めて出たのは .│
| いつなんだと言えば…… .│
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.
_ -=ニニニニニニニニニニ‐- _
_.-ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ- _
{ニニニニニニニニニニニニニニニニニニヽ
ヽニニニニニニニニニニニニニニニニﾆア
ヽニニニニ=＝＝＝＝=ﾆﾆニニ二二／
',￣__ <.真.> ￣ ‐-/
/乂二二ﾆ＝=‐-ｰ――――――{
､＿///,＼ニニニニニニニニ二二二/
,.ｲ/////,＼ニニニニニニニニニ,.ｲ! 伊東の入隊より半年以上後の
,.ｲ//////／ ＿_＜ニニニ二二＞ｲ//} 一八六五年、六月十一日
/'" ./,イ Vﾊ. ｆァヽヽ-―f" fァ j//小
/ j/ヽl/l｀ ｰ- ― ' :' `ー ｲ///!
' V/,V! {::. //,ﾘ 新選組結成から二年以上を経て
fニ-二V/小 ｊ:: 'Nﾘ 初めて「士道不覚悟」の者が出ている
ﾉニニニ=- !ヽ _ _ ｲソィ二ニ=-､
/ﾆニニニニ/⌒', ‐ ／!ｿ./ニニ=/ニﾆ、
_,ｲﾆニニニニ/二二,‐-＞ イ_,. ｲ.l/二ニﾆ/ニニ=、
_-―==ﾆニVニニ二二/二二二,＿ .ﾊ .ﾊ´ ／ /ニニﾆ/二二ﾆﾆ、
_ﾆﾆニニ二二Vニニニ,ｲ;ヽニ二二, ＼V／ ./ニニﾆｲ￣"'ｰ-=ﾆ＼
＿＿
／:::::::::::＞-‐ ーーー::::::ヽ,､-―--､,,,,,_ノ
／::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､,
/:::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､
/|:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::/::::ヽ::::::＼
/:::l:::::::::::::|::::::::/::::::::::::::::/:::/::::::::::|::::|:::/ヽ:::::::l::ヽ＼
ﾉ:::::l::::::::::::/:::::::::|::::::::::::::::/:::/:::::::::::|:::|:/｀'‐|::::::::}:::|
／:::::∧::::::::/::l:|::::::|:::::::::::/:/::::/:::::::::::|::|/ /|::::::::l:::::',
／:::::/ |::::::/::::;::::::::l:::::::::/::/:::::l::::|::::::::|:キ赤 .|::::::::|::::::', だから「士道不覚悟切腹よ」の一条も
／|::::/ |::::/:::::;::::::::l:::::::/::/::／|::∧:::::ﾄ::代ｼ |:λ:::|､::|＼
ヽ:::| /:::/:::::;::::::::::::::::|::/／::::::/::::|､::| ',| ﾚ 〉::| ';}
ヽ:ヽ //|:::::::;:::::::::l:::::::l/::/:::::／::::::|ヽ| ! ｿ::::| ! 伊東入隊以後に制定された
|ヽ / /:::::::;::::::::::l::::::/:::::::／ |:::::::::| ─f:/|:::| 可能性があるわけだ
/ | /::::::::;:::::::::::/:l::l::::／ ',::::::::ﾚ''- ､___/:/ |/
／,|:::::::/:::／::::::::／ ＼ |:::::::|;;;;;;;;;;/|::::|
／''"/::::/::::::::::／ヾゞ ＼＼|::::::|;;;;;;／ |:::|
-''" /::::/:::::::／／＼ヾゞ ＼|::::::|;／､ .ﾉ::/
/::::/:::／／＼ ＼ ヾゞ__ノ:::::::| ヽノ:::/
/::::/::/／ ＼ ヽ ヾ::::::::::::/ヽ:::::::ノヽ
/::／:::// ＼ ヽ ｀''-''" ヽ ヽ |
, . . : :¨:￣: ¨: : :=-. _
. _ , . ´: : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ
. 〈 >､:' :／: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ 「!
. 〈:::::::ｿ: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : V:l
〉:;/: : : : /: : : : : : :l: : : : : : :!: : : :!: : : :':l
∥l: : : : : :l:l!: : : : !: ll: : : : : : jl: : : j!: : : : !
': :!: : : : : :!l !:､: : l!: !.!: : : : : :' !: : ;'.!: : : : l!
.l: :ｌ : : : : : l! ﾏ :｀T!:f T! : : : /七:7´l: : : : :l!
. l: :l: : : : : : l ＝=┘⊥.l !: : :/_ L '=‐!: : : ;!:!! ちょ、ちょっと待ってください
. ｌ: :ｌ: : : : : : ! l!／ j!: : /j/:!
l: :.i : : : : : l! `ー ´ `ー' !l／:::{: :!
. ',: : : : : : : :ｌ ＿ _ j::::::::::::!:::! 新選組といえば武士道集団のはずなのが
',: ', : : : : :l / ￣ ﾏ} u /:::::::::::::l!:.! 二年以上経ってからようやく
',:.', : : : : !＞. `ー―-- ' . イ:::::::::::::::::!l:.! .士道を問い始めたって……？
'.; ',: : : : ト . ＞-_=.､´ !::::::::::::::::!.ｌ:|
,. ',:',､: : :.!::::::＞-=三ﾆ)ｰ- .._!::::l';:::::::! !|
γ ',:ｉヽ.:.!ﾄ､::::::::::::::::0:/､ ｀ヾ､';::::! .l!
. i ,il ﾍ:.!:ﾊ＼::::::::::::/ ﾍ .! ｌ.';::! |
. l ／.|! ﾍ!' ヽ＼:__/ ﾍ .! ｉ ｌ|
」 ／ // ＼_/ ﾍ / l
! ´ ,// ヽ＿__j!
,..．.-へ-. ．、
,. :'´: : :/: : :.ヽ: : :｀: .、
. ／: : : : : : : : : : : : : : : : :＼
. , :" : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : :.ﾟ.、
/: : : :/: :.l:/.ｌ:|: : :.ｌ: ﾄ､: : : ヽ: : : : ﾟ,
{:.: : :.:{:.,'_」l斗ﾄ; : :|: }弋.‐-: :',: : : : ﾟ,
|:.: : : :.:!r==ﾐヾ.ﾟ,: :ﾄﾉ.r==ﾐ }: : : : : : } 武士道集団なイメージと違うとか言われても
|: ; : : :.{乂ﾋﾘ. ヾ{ .ﾋﾘ少.|:.: : : : :l:| これが事実なんだから仕方ないだろう
|ﾉ| : : l:| |: :| : :ｌ:从
|ﾊ: 从 !:. |: :l : ﾙ′
ﾟ;小 .从:}:/ というかそもそも、だ
∨ﾄ､. ー_￢ , ｲ:.:/ ′ 「士道不覚悟」で腹を切ったと
r―‐--┴――-､_,.イ.__ﾚ'＿__ はっきり確認出来る隊士の数は……
/ ＞ ． - ―一 ´￣ ∧
_＿/ ＞ ． __ / .〉
_＿_f´ ＞ ． ｀ヽ. ∧
f´ ｀＞ ．- ――…―.--／ ﾉ＼
{ , ．- ――――≠ ．._ ｀≧――一 ´一′ _>―┐
. ＞ｉi´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆＯﾆ人 ＞ ．__＿＿___＞ '' ´ .} .}.＼
、
_ｰ-=＝ゝ‐-.､..___
__,.. :' ´.: : : : : : : : : : : : : :｀: .､
.／: : : : : : : : : : : :.:./: :l: : : : : : ＼
.／ : : : : : : : : : : ,.'{: :.:i: :.:|: : : : : : : : '.,
. -=彡: : : : : : : : : : : / ',:.:.|￣|: : : : : : : : : .',
／: : : : : : : : : : : /-‐-',: ! .|: : : : :,:､: : : :.:',
..／:.:___: : : : : : : : : / ',{ |: : :／ /:.:,､: : :',
`¨￣./: : : : : : : : : ｉ.z=＝=ﾐ j:／-‐/,:ｲ､}: : :.}
{ : : : : : : : ,_:.:| l z==ﾐ／: : :.,' た っ た の 三 人
| : : : : : ／八{ | ／:.／:.:.,'
.∠: : : :.／:ﾋ/. u ＿＿＿_ ´ ∠: イ:.: :.:/
.../／|／l: : :∧ ∨￣￣ ｀丶 /: :.:/
′ l: : : : lヽ. ＼_＿__／ u,.': : :/
|:.: : 从 ＼ ,.イ: :.:./
ﾚ|:八| ｀ .＞ _ .＜|／}/|/
′_| ├‐‐…''7',
. ┌‐＜＿| |::::::::::::::,'::::',
...ﾉ::::::::::::::::￣∧. ト-､:::::,'::::::::',
_ . .-‐. .‐- . . . _ , ＼
,. . : : : : : : : : : : ｀: : ､: :｀: . /、 .!
＞: : : : : : : : : : : : : : : ､: : :｀: ､:/:::::＼'、
／: : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : ﾏ : : : :ヽ::::::::/: ＼
／: : : : : : : : : :ヽ: :､.: : : : :ヽ: : ﾏ : : : : :ヾ/: : : : ヽ
/: : : : : l: : : : : : : ﾑﾏ:ヽ : : : : ﾏ : ｉ: : : : : : ヽ: : : : : .ヽ
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ﾍⅦ: : : : !: : :ｌ: : : : : : : : ',ﾑ ﾏ:lﾏ: : :lﾏ/!: : : : : : : : : : : : : : :', ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
';:!: : : : !: : : !: : : : : : : : :',:l ﾏ!ﾏ: ;:!''ﾏ:l: : : : : : : : : : : : : : : ! ＼ /
l!: : : : l!: : : !: : : : : : : : :.l!! lｌ ,ﾚ:/ ';ｲ: : : : : : : : : : :.l: l: :.l ∠ 少な〜〜〜〜い！！ ＞
.l!: : : : ｌ!: : : !ﾏ: : : : : : : :!! ｰ ´j/ .／ 'l: : : : : : : : : : : !: !: :l ／＿ ＿ ＼
!!: : : : !ﾏ:_: ﾑ ﾏ: : : : : :.ｌ! ／ l :__: : : : : : : : :!.:.!: :l ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
lﾍ: : : :' ＼¨ﾑｰマ: : : :.! ´￣￣￣! : : : : : : : : : :!: !: :! /／ |/ ＼/ ＼|
l: ﾍ: : :ﾍ ＿｀`_____` ┘ ＿ !: : : : : : : : : :l: !: :!
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ヽ 乂.ノ＿-ニニニニニ,ｲ/////////////ト､
（lﾆﾆ二二二二二二／///////////////!｀ヽ
|ﾆニニニニニニ／ｌ'|｀二ゞV//ｉイ ;ヽ//,ヽ と、いつもどおりロマンブレイクしたところで
ｌﾆﾆニニニニ／ ,.ｨ'lィ;ﾘ l |/,| !ソ.!//ト !-―＝＝ｧ= 今回は終わり
ヽニニニ＞" _ i l'l`´ ノ l,'ﾘ ィ///l ｀￣￣イニニ
｀ｰ,.＝-‐ "ﾉ ｀ l|￣ ｌ'l , V//,! ／二二二
,.‐＝ｧ'" ,._ -イイ ｌ ! / `ヾ, イﾆ ヘ二二 次回以降は「どの法度で何人が腹を切ったか」
_ '",.. ∠ __. ヽ !_ ,. ＜ﾆﾆ／ ,. イ二二
_. - ､ _ ｀ _＼ _ - ／ ／二二／ ,.＜二二ニ
/´ ,. ､. マ ｰ- ﾌ_＼ － ／ /ニﾆァ＝イ二二ニニニ 「罰則の適用内容はどういうものだったのか」、を
_,. ‐｢ i __,. イ ＿_＼ ＼ﾆﾆニニ丶_ .ｲ ! ,.lﾆﾆア.／ニニニニニニニ 詳しく分析していこう
" _/＼ ＿, イヽ ,.イ二二l ｰ'、ﾆﾆ二二ﾄ ／ lﾆ／,ｲニニニニニニニ,.イ
_｢＿‐- ｀‐- ' l.／ﾆﾆニ二l ｊ＼ニニニ! Y ／.／二二ニニニニニニニ
￣￣￣￣,ｲニニニニニ! / iヽニニ! l／ ／仁ニニニニ／二二二ニ
／ﾆニニニニニﾉ ' ,. ! {ﾆ二ｊ ' ,.ｲ. /ニニニﾆﾆ,.ｲニニニニニ
＿＿＿＿／ﾆニニニニニニ{ _,. ＜ア´￣ヽ イ _/二ニニニ/二二二ニニニ
ﾆニ二二ｲ二＼ニニニニニニ＞ー-/ ,.ｲ=＝イニニニニ/ニニニニニニニ
二二／ﾆﾆニニ＞ ､ﾆﾆニニニ二>"廴_,.イi !ニニjニニニニニニニニニニニ/ニ
二／ﾆﾆ＼ニニ二二＞―---／イニ/ ヾ_ｊ |ニ／ニニニニニニニニニニニ'_!ニ
第 十 四 話 「局中法度はいつ出来た？」
終 わ り
第十五話 「新選組粛清者一覧」、へ続く
.
以上です。
結論放りっぱなしになった感があるんで、もう一度言っておくと、
「法度自体の制定は、芹沢存命中の最初期。
だが徐々に改訂・追加が行われていき、
伊東入隊後〜その半年後ぐらいまでの間に
四箇条として完成した」
というのが俺の意見。
〜〜人物表〜〜
【 新選組 】
・土方歳三 ……夜神月 （DEATH NOTE）
・山南敬助 ……如月千早 （THE IDOLM@STER）
・伊東甲子太郎 ……八神はやて （魔法少女リリカルなのは）
・永倉新八 ……ロロノア・ゾロ （ONE PIECE）
・松原忠司 ……クリリン （ドラゴンボール）
・谷三十郎 ……織斑一夏 （IS）
・新見錦 ……キル夫 （２ｃｈキャラ）
・島田魁 ……巽完二 （ペルソナ４）
・楠小十郎 ……アストルフォ （Fate／Apocrypha）
・近藤芳助 ……ウーノ （魔法少女リリカルなのは）
【 その他 】
・大山巌 ……久雅竜胆 （神咒神威神楽）
・東郷平八郎 ……藤井蓮 （Diesirae）
・児玉源太郎 ……柊四四八 （相州戦神館學園八命陣）
・乃木希典 ……大鳳 （艦隊これくしょん）
・子母澤寛 ……射命丸文 （東方プロジェクト）
・西村兼文 ……天海春香 （THE IDOLM@STER）
.
やはり伊東入隊と新撰組隊士が100人越えて知名度が上がったのも、法度ができた経緯になるのかねえ？
自衛隊法なんかを制定時から全く変わってない、と後世の歴史学者が認定しちゃって21世紀の条文で、1960年代を評価したら、とんでもないないカオスになるし
士道とかいちいち文章にするまでもなかったけど、人数が増えて有象無象も増えて
あえて法度に一文としていれる必要性ができた、なんて可能性もあるかも？
まあ組織の規律が無かったとは考え辛いし、最初は細々あったのが消えてシンプルな４つになったんじゃね？
一つ 卵のからざを残すと切腹よ
一つ ブルマー絶滅したら切腹よ
一つ Ｘｎ＋Ｙｎ＝Ｚｎはｎが２より大きいとき自然数解を持たないと切腹よ
一つ モザイク消したら切腹よ
一つ 山吹色の円盤に焼いても切腹よ
一つ パップラドンカルメで切腹よ
一つ お兄ちゃんって呼んでくれないと切腹よ
本来はここらへんもあったんだろう
（他の要因を除いて）三人切腹って、少な……いのか……？
そんな浪漫にすがってみる乙ー
>>149
解釈＝介錯かな？
まぁ、100人ちょっとの集団でそんなぽんぽんと士道不覚後で切腹がでたら、崩壊するわな
法度編というんだから、うちらが考えていた新選組像と現実の史料のすり合わせになるんだろうな。
シンプルすぎて解釈がアバウト、局長ほか幹部の気分しだいで粛清
するしないがあったかも？
その後、伊東が加入してちょっとはましな法度の運用になった？
法制史は難しいのう
>>223
懐かしいネタｗｗ
その気分次第で粛清も、どれだけ粛清やらかしたか数によるしなあ。確実なのは伊東や武田なんだろうけど、
どうせ大した数にはならんと予想。
母体の人数少ないうえに脱走者が多いから、千人粛清も無理でしょう
>>219
現代の法令は本文に改正の履歴が書かれて、六法全書などの専門書も原則写してるから、
さすがに歴史学者はたどれると思いたいけど…
例：自衛隊法 ttp://law.e-gov.go.jp/htmldata/S29/S29HO165.html
明治維新や太平洋戦争敗戦みたいに政体が変わって、それまでの文書が廃棄されたら、わからんなぁ
そんなのができるのは共産圏だけだｗ
>>226
誤字指摘ありがとうございます。
>>149修正
... -――-
,. ' ｀丶
／ ＼
/ ヽ
/ ',
! U ＿＿＿, ､ ① 法度違反で近藤たちに切腹させられた
| ヽ＿__iﾘ ｀､
l ￣￣ ヽ
| / ② 水戸人に乱暴やって、水戸人の介錯で切腹
ヽ f┬┬┬┬┬
ヽ ﾑエエエエｴl
＼ / ③ 公家について長州へ行ってそこで死亡
l ────――── ヽ‐''´
r ───――────.＼
.ヽ -- ..._ ｀ '-｀/ さあ、どれでも好きなの選べ
..／ -l ｀ '' ＜ ＼
／ | z 二-‐-､
// l ／／ ヽ
// .| / ./ ＼
【 新見錦 】
士道不覚悟なんて曖昧な理由で切腹したのは三人でしたか、
思ったより無茶してなかったんですね、良かった良かったと安堵しました。
理念に基づき外部と戦うのはまだ浪漫と思うのですが、逆はちょっと。
まあそんな状態になれば5年も組織やるのは無理になるけどｗ
ちょ、世間の新撰組象を知らずにこのスレ見てるんですけど
理想の新撰組ってどんなんだｗ
「機関幕末異聞 ラストキャバリエ」
幕末新選組＆維新志士女体化モノ。
なんか、楽しみです。
http://gaagle.jp/gagazine/print.php?kiji_id=5294
「士道に生きる剣豪集団(美形多し)」か、
それが裏返っての「内ゲバだらけの幕府の手先」辺りじゃないの＞世間の新選組像
人材急募
１、人斬り経験１０人を超えた方
２、同性愛に偏見の無い方
３、薩摩か長州の間者の方
以上の当てはまる人材を新選組は求めています
芹沢分家の人々は古い文書全部捨ててしまわれたのだろうか
京都にいたなら水戸天狗党粛清には巻き込まれなかったはずだが
みたいな動物化新撰組を見てみたい。
たぶん受けないだろうけど。
分家は水戸から静岡に移住した
色々あったようで現在続いているかは不明
やっぱり資料がない人ばっかりなの？
こういうのは
>>１の場合多すぎて苦しんだわけだけど
中世だと組織の下部にいる人間の足跡なんて追いようがないし
古代だと史料がそもそもなかったり…
楚漢戦争だと功臣のはずなのに何やったかさっぱりわからない人もいる訳で
そりゃ150年前と2000年以上前とじゃ史料は全然違うわい。
逆。むしろ全く無名な人でも日記や手紙で調査できるぐらい幕末は資料豊富
町の図書館とかに行けば当時の人たちの日記や研究がたくさんあるし
ちょっと大きい家ならひいおじいさんぐらいの世代の日記が残ってるとこも多い
芹沢や山南が謎なのは実家がわからなかったり、実家に資料が残っていない点が大きい
偽名か？
仙台藩を脱藩とも言われるから、偽名だったりして
例えば生地に山があってその南の家だったから「山南」にしたとか
（仙台に八木山南って地名があることからの思いつき）
近藤さんの墓に行ったらその寺のお隣が山南さんだった
花京院敬助と名乗っていたかもしれない。
鎌倉期以降の武士集団や、平安期の荘園関連、律令制以前の古代豪族起源でも山南を冠する人物が引っかかってこないので、確かにそこが逆の意味で注目点になりますねえ
静岡に移住って一橋家家臣になった者のように徳川慶喜についていったのでしょうか？
蟻通神社や蟻通明神があるからそこの氏子か？
八木山や大年寺山かもしれん
水戸にいた弟が西南戦争で戦死し、残された母親が静岡で教師をしていた長男を頼ったようだ
霊山歴史館紀要と茨城史林の最新号に芹沢に付いて書かれてあるから読むとある程度の流れは分かるよ
ただしそれぞれの論者が主張する鴨の出身は真逆なのでよく考えて読む必要あり
そういえば仙台藩の陪臣に山並算右衛門美篤という人がいてその人が関係者かも知れないという説があった
>>280
蟻通とかは相当な希少姓だから変名だろうな
少なくとも高松市にはいないようだ
豊玉宗匠の最新作が読めるぞ！
本当は宗匠として身を立てたかったという作品が
生まれるかもしれない。
全４１話
将来平成の考古学はどうするんだろうか。
メールって復元できないよね。
光ディスクが一番持ちそうだけどそれでも100年は無理だし。
誤り結構多いらしいぞ。相続の登記のとき必要性があるなら明治時代まで追わなきゃいかん。
ＤＮＡ上のルーツと戸籍や家系図上のルーツは
別物ということが多そうだ。
DNA的には断絶しているところとかも多そう
それを基にした創作もあったはず
男系で追っていくとそうだろうが、娘の系列がけっこう分散していたりするからなあ。
DNA的には案外残ってるかもよ。
KOEIシリーズやっててもそのレベルだったりするから、当たり前と思って話すとかなり食い違ったりする
尤も、無双に毒されたせいもあるけどな
カプコンあたりで、幕末ナントカを見てみたい。
コーエイには個人的には円卓の騎士で英国無双とか出してもらいたい。
明日午後八時より投下予定。
>>303
浅井三姉妹の血統が将軍家に流れていた江戸時代初期
藤原氏の一部に蘇我氏の血が流れていた
源平藤橘はそこらじゅうにいるんだろう
堂上人の公家の３分の２以上が藤原氏の流れの上に地方に移った子孫もいる
江戸時代末期の武士で清和源氏の子孫を称する家は下級旗本や諸藩の藩士にもごろごろいた
というイメージがある。
特に飛鳥〜平安時代中期は
おお、書き込めたヤッター！
このスレ埋まったらヒロイン板の使いかけの方に移ります（正確には戻るか
ぶっちゃけ、開墾初期に確かな後ろ盾がないと普通に殺されていると思うの
中央の支援じゃなくて「現地」が新たな開発を支援できるほどの経済を築き上げないとそもそも成り上がりってどうすんのってレベルで……物理的に
では始めます。
新選組とはなんだったのか
第 十 五 話
「新選組死亡者一覧」
.
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
今回は新選組の斬首・切腹者。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
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;:',;' ||
|｜／ ／ ||
｜ ／ '",:;; ||
|| ／ ;:',;' ||
0）|| '",:; || ヮヽ
｜｜;:',;' ;:',;' '",:; || （ _ _７ｐ
|| | ;:',;' _||_ ＿＿λ＿／＼
((0） '" ,:; Ｃ| ｜
|｜|| |つ|＿＿＿＿／ ｜
|｜| レ´＿／｜ | | /
||| || ,, ￣ |＿//＿/ '",:;
| || γ⌒ヽ |＿∞＿｜
||| ｑ - - p | || | | || ||||' ",:;
| || ノ | | | | | | |||||||
｜|| ／|| ｀′ ||＼ | | | | | || ||||||
| | | ／ヽ || || ´＼ | | | | | | || |||||| '",:;
＼ 〈 ＼||=====|| ／ ） | | | | | | || |||||||
λ ＼ ＼＿|ろ===Ｅ|＿／ |_|＿|__|_||∧|_|_||_|||||
λ ￣ ／／// | | ||＼＼＼ Ｚｙ」 Ｌｙゝ
．;:'";:'"．,:;';:'";:';'．;:'",:;;:';' （ （ （ | | | | | ） ） ））．;:'";:'"．,:;';:'" ,:;'．;:';'．;:'",:;;:';'．
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:',; '", ．;: ．; ;' ;'． |￣￣￣￣|;．;:',;'．;:'",:;'． ．;:'",:;'
;:'",;'．;:'",:;;:．;:'",:;'．'"．,:;';:',:;'．,￣|￣￣|￣;' ．;:'",:;'．;:':;'．;:'"．,:;';:',:;'．;:'",;'．
．;:',;'． ' ．;: ' ． : ．,:;．￣￣;:'",:;'．;:';'．
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
あるいは内ゲバで死んだ者について、
数え挙げていくわけだが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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＼、 ,..,:''' .:.:.' ｒ''"ヽ,
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} ヽ ;: ,: ;: : : ＿＿___,,,,-= ''"´ __,,,__,, }
,、 j´ }＼,::; ,:; '' ゝ-''' "´ ｀ヽ '.､
. ﾚ',.,' .ｌ ,>' , -'''', _ヽ .)
. i. ヽ i '"´ ヽ‐---- 、 / ゝ,_,_,,､-‐.、
', / j ヽ ゝ､ ヽ､. ヽ,''''''''ヽ ,､‐.､｀ ' "´
. r‐''ヽ' ' ＿__ノ‐‐‐-‐ゝ, ｀`‐-､ ＿ ヽ ヽ、 ＼
ヽ,,__,,-､,,__,,､-'"´ ｀ ‐-､ ｀ , -' ,ｒ'´ "´
｀`'' ._,､ ‐ ' "´
_,､ ‐ ' "´
_,､ ‐ ' "´
_,､ ‐ ' "´
_,､ ‐ ' "´
_,､ ‐ ' "´
‐ ' "´
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
まず、これらを以下の四つに分類したい。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┌────────────┐
│ │
│ ・法度違反者 │
│ │
│ ・粛清者 .....│
│ │
│ ・離隊後殺害者 │
│ │
│ ・完全不明者 │
│ │
└────────────┘
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
| （__人__） まず「法度違反者」
| ｀ ⌒´ﾉ
| }
ヽ } 単純に局中法度四箇条に
ヽ､.,＿＿ __ノ 違反して切腹・斬首・殺害された者だ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::
【 近藤勇 】
_＿_ ＿
.‐::::二´::イ:ｉﾄ､‐=-｀::.､_
／:::／／::::,:ｲ::ｉ:ｌ:ｉ::::､:::::｀:､::｀:.､
:::／／/:／/:ｉ: |:!:|:ｉ::::丶:::: ヽ丶＼
/:::/:::/´::〃ハ:ｌ::::!:!ｉ:::: ｉ丶｀:!ヽ:ヽ::ヽ
: /:: /::::/:ｉ::::: ﾊⅣ:;､!:::: ｌ::::ヽ!:::ｉ:::::::::::.
/ｉ: /:: /ｉ::ｌ::: /ｉ::ｌヽｌ::丶:::ｌ::::::ﾊ:ｉ|::ｉ: ｉ:､::ｉ
!:|ｉ:ｉ::: ｉ:ｉ:ｌｌ:::/∧:!:::ｌ｀ ､:ヽ!:ｉ/:::ｉ:ハ!::ｌ::ｉ ｌ
::|l::|::::|:|::ｌ: '/ ヽ: l ｉ::::!:!ﾄ､:!::::ｉ:ヽ! ! | 四箇条について繰り返させてもらうと
::!:|:|::::!:!: !/ィ示ヽ:! !ﾊ /ヽ !ヽ:ｌｉ:ｉ:N:::!
::: |:|::::ヾ:::!｀ヽ::ﾉ_ ' /' |! .ィ､ ｌ:!::|:!:: '
､ｉ:|:Ⅳ:::ｉヽ! !く:::ｿ ! !::::!' / 「士道を背くこと」・「局を脱すること」
: ﾄ､!:! ヽ! , ｀ ´ /|::,':/ .「勝手に金策をいたすこと」・「勝手に訴訟を取り扱うこと」
: !ｉ:N ｀ ノ /ｉ:!:'/
:､:!|ﾊ /::!:/′
小:!. ヽ ￣ 'Ⅵ' この四つだね
::::ﾘ. ＼ ／
Ⅵ. ヽ､ ´
｀ ー _ T ´
､ ｀ ー ､
【 土方歳三 】
.
, -r" ｰ
／/ ＼
/ ､ lヽ ＼ ヽ
/ | | l＼ l＼ 丶 i
/l l､| l ヽヽ､ l
|l kj,l l L､＼rtゝ l | | 後で一覧表にするけどその際には
lj､jl'弋lヽ.Y'´kぅl j| lW／ | どの法度に違反して死んだかも付記するよ
l , |//ｨ '| |
ヽ '- / l､Ml7
＼￣゛ ／＿＿ ／ヾ
ｰ ' ／ ｰ ､
／=＝￣￣￣￣ ヽ
／ ＼__
/ ヽ
. | ｌ
＿
´ ￣￣
／ ｀
/ i
/ |
/ |
/ ,=､＼ ./
/ ゞﾊ＼V :/ また、切腹したのは分かっているが
/ ヽ ﾊ＿_,/ どの法度なのかが不明な者も
_＿__ ＿__. ノ ! /⌒ iゞﾊ '
／7777jｰ-v∧∀///ｲ ゝ､ _.ノ く
///////∧/////X///i / i i^ー ´ ゝ,._.ﾉ この「法度違反者」の中に入れ
////////∧/////）//,i | ｀ ヾ_／´ かつ「不明」と付記させてもらう
/////////∧////,フ/,i '. ／
//////////∧///V//i | ＼__ ／
//////////z∧///V/i＜_;| ∧V∧_
////////////∧///Vi＞ ヽ ／ ∨i//iﾊ,､_
/////////////∧/,∧i, | :|/i//|///∧_
//////|:///////∧//,j .i |/i/∧///∧＼
////:∨/////////i//ﾏ | :|/i//7////|//ﾑ
. ｊ |
l :: ! |
i ＿＿,ノ ゝ _,,ｭ=-ｰ' l 次に「粛清者」
!(｛:::::｝)、 （ {:::::::} ) ,'
; ,' ,'
i´ ,' ヽ :;; ,' 内ゲバで死んだ連中であり
､__ ,（ l / | 芹沢鴨や御陵衛士が該当する
..; `,ー----― ¨ ./ !､_
: 'ｰ -―-' ／ !ノヽ、
:; :￣ .,／ ／:::::::::i
:〉､_＿___ , - '" ／::::::::::::::::!
／;;;;;;j :::::: :: : ,／::::::::::::::::::::::::!
,:'. /／／ // // iｌ ｌ::::ｌ::::::::
,:' ／／ /l|| ///i l ,'::::i.i:::::::::
,' / / ,ｿi |. i i ! l i /:ｌlンｉ:::::::::
,' ; .l ｌ ｌ !iｌl !i i:/ ﾒ､ｌ::::::::
,' ,: /| ｉ ｌ ｌ. iｌｌ. i ! ,i l:::::::::
,' / / l ｌ. il|ｉ ｌ ∧ﾒ !::::::::
,' ,' . ,'ｉ lﾊ ', i. iｌｌ X ',､::::::::::
,'f ,' ,' i i i! ! ｉ l i ｉl i i l.l! iヽ::::::::
li'} ﾊ: ,'i i､! ', ' ヾi i i ｉ ｌ l l ! i:::::::r^ 楠小十郎のように
i!.i ｿ il ir !ﾐ、､ i !､ ', ! ',l ｉ ', ',',::::i スパイ疑惑で殺害された者も
l i ,' ﾊ i !! 廴ﾂ､ヾ ':､ i i i !ヽゝ::::l
!.li!.l|!| リ ` ｪ､..ヾ ヾ､ ヽ:､ i ! ﾊ､!ｌ ヾ､::l
! !从 """ヽﾞ:､ヽﾞ: ､弌itｰマ､:ヽi この括りに入れる
′ i .:: ヽ ｰ`=.公､`:i
､､＿ _,r:::i rｰ-‐ '''' ー ‐ --:: ､:ヽ::i
`''''"'''ｰ- ､､、､､､､､､ -‐ー''''''' /:::'. ｀`¨':':‐:::::::-::::::::､_ ヽ:;::l
'" ./" ﾞ:, ヽ､,..:::::::::::::::／ , ` ､ `
__, ',::､ ﾞヽ ､:_:::::::::::r ;´ ' ヽ､ ` -､
`;;=--‐‐''''"" ',:::､ `'':::::::::::::;: ' i ヽ､,
i´ , ',::ヽ ::::;::i _ -t^ヽ､_ ﾞ`
l i ヽ::`:ー ':::::i .ﾉ:i ﾉ:::::::: 〉
' il ,.ゞ＝ｰ'"ﾒ /::::ﾚ:::::::::::/
i il _ ,ｨﾆ´ ﾆヽ ｰヽ:::::::::::::::/
＿
, ´ _ノ ヽ
| （ ● ●）
| （__人_） 「離隊後殺害者」は
| | なんらかの形で新選組を離隊した後
_ ! ノ
l ! _,.ィ'{＼:二/`ー─‐ -､
_,.| !´:::/:::ｌ ./ﾍ. |::::＼::::::::::::ｌ 悪さをして俺たちに殺害された者
/´_ﾉ ┴､__:::::ヽ/}:〈.〉::::::´::::::::::::::〉
/ :::| `二ｌ. ）:::::::∨:ﾚ':::::::::::::::::/:/
ゝ､:::| r'_,｢l::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::｀7
冫〉::::| ）ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::ノ::::::::: l
／.:::::::::rL -┴i.::::::::::::::o::::::::::::{ﾍ:::::::::: ｉ
,..-----....､
, イ:::::::::::::::::::::::::::＞､
y':::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
/::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
7:::::::::::',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
7::::::::::i:::::ヽ:::::::::::::::::::､::::::::::::::::', 「脱走」による「法度違反者」とは
i::::::::::::i:::::::::＞､:::::::::::::ﾍ:::::::::::::::i 少し違うから注意してくれ
',::::::::::::i',::::::::::',:::､::::::::::::ﾍ::::::::::::j
',:::::::::::i::iｪｯ::::::ﾍ, ､_ｨｭ.ｧ:::::::::::7
',::､:::ヾ ー‐' ヾ､ﾄー‐' ﾘ',:::::7 「離隊後殺害者」は脱走したのではなく
ﾚﾍヾ :::: jﾉ:7 僕や近藤さんに何らかの理由で
ヾ､', ､ , .从ﾘ 新選組を出ることを許された、
ﾍ, ‐ - - ｲﾉ ヽ, __ もしくは除隊された後、殺された者が該当する
ﾊヽ､ .ｨ y'::::::/フ::::::::＞ー-､
イ!ヽ, .` ‐‐´,.イ/:::::/::::::::::／::::::::::::::::ヽ. ,--､
,...::＜:::::/::i ＞-＜´ y'::::::/:::::::／==':::::::::::--､:7 i
,:＜::::::::::::::::::/::::i .y'::::::::ヽ ./::::::::7::::::/:::::／, --‐::::::::::i .',
7:::::::::::::::::::::::/::::::iノ ヽ:::／./::::::::::j:::::/::::/／::::::::::::::::::::ノ､ ',
i::::::i!:::::::::::::y'::::::::i /::::', ./_::::::::::i:::::',::://::::＞--‐'´￣ .ヾ ./
┏━━━━━━━━━━━───
┃
一例を挙げると、川島勝司。
┃
───━━━━━━━━━━━┛
ヽ
〉
_,.．-―' .
＞ ´ ￣｀ヾ., ＜
／ ＼
,ｲｿ ,Y´ Y ´ ヽr-､ ヽ
ｲ〃_,.．-'''"´ 乂_ノ { j ',
_彡'ﾞ´ ﾉﾞ ´＼ .ヾ!
Yヽ´ ／ ／｀ー-'ﾞ､ ヽ ＼ i|
ﾊゝ , ／ ／,:' ,' ; i |.',', ':, k|
｀.i ｲ/ _,.．-''´￣￣｀ヽヾ ':, ﾘ､
ハ ゞ ´ ＼ j j丿
ﾍ ｀jﾞ /´
＼ / ,ｲ
, ヘ ' , ｲ
/{ ,i ｀ i ._＿_ , イ
/ | / ! /! ,:! j ト､
ト､,' { / |/ i ／ { i' j:::::ヽ
∧ ﾞ i' .i! |!...,..イ´:::::::::.ヽ /.:::::::::::.､＿
. ∧ !|:::::::::::::::::::::::::∧ノ.:::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∧ j::::::::::::::::::::::::::::::.',::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
∧ ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
【 川島勝司 】
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
この人物は「怯懦」によって
新選組から除隊されたが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
その後、新選組の名を騙って、
押し借りを働き生活費を調達しており、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＼ ＼､ ﾞヽ _,, ‐ '"￣￣￣ '' ヽ､ ／ ／
＼ ＼ ,,‐'" ζ ﾞヽ、
ヽ ﾞヽ ﾞ ., " ζ ﾞ.､ _,,,-‐
,,_ /ﾞヽ ,, ヽ, /ﾞヽ‐'"ヽ
ﾞ"''''| |､ / ﾞ,-､ ,,メ'"| ﾞ､__ ﾞ、
/ ,,-‐' ./ ﾞ"''ヽ ､ /iiii iii| ﾞ'ヽ､ ﾞ,ヽ ＼|
_,,/／ ／ ／ ,,,,'-''''''ヽ i||i＼ ﾞ'''ヽ‐''''"ヽ､ ﾞヽ､
─'''''''''──‐'''"~ .ノ ii||i.|.ﾞヽ､ -
ﾞ'' _,,,- ,,,,-‐ii ||||､,,-､ﾞ'ヽ 新選組じゃ！
,,-‐'.､,_|||||||ii ,.-┴‐─'''""
ﾞ''ヽ‐-､,,,|||||||||lii ヽ ￣''''
""'' ）ll, ､ Ｏ Ｏ _| ﾞｌ‐､--┬┐ 金を出さんと目を潰すぞ！
,,,,,,,---､--‐''ｌ|| :|ｌi _ / ノ -‐''
ヽ/ ﾞ、 ノヽﾞ||||||''‐ ＼ Ｏ Ｏ ／: ::|ｌｌ;|| ﾞヽ|,,-‐'"
＼ヽ /'" ﾞiiiiii ＼ ／ /iiiii/,,, ｌ"~ ,,,-'''"ヽ ,-''"
,-､ ﾞ"'''ヽ ,-,ﾞ、 ﾞヽ､ :＼ Ｏ Ｏ.／ / ./二-ﾞヽ‐'"::::::＼/ ／
ﾞ､::.ﾞ'''''‐┬'"ヽ-､ ﾞ､ ＼ﾞ （・） , （・） ' ./'" ／ /.:.:.:.:.:./ ／
ﾞヽ､, ＼.:.:.:.:.:ﾞ、 ＼ ﾞ､ ' ◯つ◯, ~/-‐'/ /.:.:.:.:.:.:/‐''"
＼ﾞヽ‐.:.:.:.:.:ﾞ､ ヽ‐-.ﾞ､ / ￣''' '|||||||| ＼ /.:.:／ ／.:.:.:.:.:.:/ /
＼＼.:.:.:.:.:＼ ﾞ､.:.:.:.ﾞ、. ｌ"','''‐-|||||||||||─‐/‐"/ /／ ／.:.:.:.:.:.:.:/ /
＼＼.:.:.:.:.:＼ ﾞヽ､.ヽ. ヽ/ヽ‐--┬‐‐'" 〉''/ ／ ,,-'"::::.:.:.:.:.:／/ ＼
／ .ﾞ、＼:::::.:.:.:.:ﾞヽ､ ﾞ''ﾞ'ヽ､ ﾞ､ ,| :: ﾉ,/,／,,-‐'":::::::.:.:.:.:.／:::/
／ ヽ:::::＼:::::::::.:.:.:.:.ﾞ''ヽ､ ﾞヽ､ ヽ-----‐''／::::::::::::.:.:.:.:.:.:::;;-''":::::／ ＼
／ ／ ＼::::::ﾞ''ヽ､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣"''ヽ-￣＝＝'":::::::.:.:.:.:.:.:;;;;-‐''":::::.....／ ＼ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
富山弥兵衛らによって捕えられ、斬首された。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_＞.....´::::::::::::::::::::::::.＜
／::::::::::::::::::::::‐-.、::::::::::::::::丶
/ﾆﾆ＞ ′{:::::::::::::ヽ:::::::::::::＼::::::::::::::::::＼
}ﾆﾆﾆﾆ }T', ./::/::::',::::::::::::::::＼:::::::::::::＼:::::::::::::::: ＼
｀ ＜ﾆ/} ! }ヽ、 ,'::::!:::::!:ヽ:::::!:::::::::::',:::::::::::::::::＼::::::::::::::::::＼
./〈〈} {二＞ _ }:::::!::::}'.,::::::::',:::::::::::::;:::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::＼
〈 〈!} ', ∨＜ﾆ＞／ >- 、_:::::} .ヽ:::::丶、:::::::',:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::.....、
} ヽヽヽ !/ i > ﾉ／ -‐ ￣}┐沁丶、! ｨ炒:::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::｀ ‐- ＿
∨+ ﾑ ! >- < ／ ／-ヽ! ｀ ∨:::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣ ‐- _
-＜ﾍヽjﾉ} ! ￣ -＜二ﾆ ヘ 、 .〉::::::::::::::::::::::::::::::｀ ー-:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜_
.／///// ∧彡＿_ }_ ‐- -‐==ヽ 、!ﾆﾆﾆヽ - ｲ ∨::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜
.////////// }/////////}/ヽ////=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ｀ ーi ´ イ///＞-::::::＼ー- ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
//////////////////// ∧//＼/////￣ ヽニニﾆ＼´//////////ヽ--- ￣￣￣￣￣￣＞- _:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
..ﾉ/////////ﾊ///////////∧///＞ 、///i!i/ }ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ┐//////∧ ｀＞ 、:::::::::::::::::::::::::∨
＞-///＞ ￣∨/＞´/////ﾉ ヽﾉi!i!///////ヽﾆﾆﾆﾆﾆ＞/////ﾊ ＞、:::::::::::::::::::::＼
｀´ .∨///////ﾊ ∠i!i///////＞ !ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ>、//ハ、 ヽ::::::::::::::::::::::∨
∨////// ヽ ／/}!i!I!}///＞======＼/＜ﾆﾆﾆﾆ＞// } ﾍ:::::::::::::::::::::}
∨////// ∧ ////!}!}＞====!￣￣ }===∨// ＜ﾆﾆﾆﾆ＞ 、 ∨::::::::::::::,'
∨///////∧////／7＼==}＿＿ .}====ﾍ/////＜ﾆﾆﾆﾆﾆ＞、 ∨::::::::::}
∨///////∧////////ヽ==============＞// ｀ ＜ﾆﾆﾆﾆ＞、 }:::::::::::}
∨/////////////////',================,' ＜ﾆﾆﾆﾆ＞ ヽ:::::/
∨////////////////_}==========＞/// ｀ ＜二二 ＞ 、 }::/
∨/////////////＞///=====＞´//// ＜ﾆﾆﾆﾆ＞ 、 }!
【 富山弥兵衛 】
.
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
. | （ ●）（● ） |
. | （__人__） │ 川島は俺たちの名を騙って
| ｀⌒ ´ | 押し借りとかやらず普通に暮らしてりゃ
. | |
. ヽ /
ヽ / 別に新選組が手出しすることも無かったわけで
〉-r:::┬〈、
／Λ 〉.:〈 7//＼
. ／////V::::::V/////＼
///////∧::://///////}
.////////∨/////////{
_. - .
. イ:/:.:.／:}:.ヽ
/!:.//:.:.:,:./ｲ:|:.ハ
|:ﾚ'ｲ:.:ｨ;左，}A:./}
乂_斗ｲ ,.}イ
}ﾊ从 ､ァ/ ここが見つけ次第、殺害して良しの
太ﾄ{ ＞ ._/ 「脱走者」とは違う
ｨ' {､ `ｰ┐ﾊ＞;-､
_. イ :| { ＼ A.ィﾊ > ! rｧ
fｰ ､ |__ハ. ゝ' 'V{ハ｀!|＞､ _f´弋_ よって区別させてもらう
ハ / ' 芯. ! |{ }^ー-＜ ヽ, --’
r' ／} ＼. 丶. ﾏﾊ.',i:| ／
r┘ ィ |. ＼ ヽ. ﾏﾊ’トー---- ´
r ' ＼ﾍ. ﾏﾑ:{
_ -く､ ﾘ oﾍ. }/ﾑ､
_.. -‐ ´ ヾ ＞ﾍ ' |/.ﾊ'､
, ´￣￣￣｀ ､
. ／ ＼
/ し' ヽ
' ｀"'''ｚｘ＿, _,,....ｨ‘，
' ｀￣´ .!
l （ ○ ） .（. ○ ）!
| | そして最後に「完全不明者」
| |
'. Ｕ , ､ |
. ‘. { .,､ } ' 本当になんで死んだか分からん連中
. ‘ ｀ー‐‐ ´ ｀ー‐ ´ /
. ‘, ｕ /
ｒ.､ : . . /
. , ｡イ 〕i ､: . : . : . : . : . : .T¨´､
｛ 〕i ､: . : . : . : . :.ｙ }~｀ヽ
,..介 ､ 〕i ､: . : . / / 〉
ｨ ＼二ﾆ=- zz_- 〕i ､〈 / _ ィ∠~＼
、 ￣二ﾆ=-----==ｰ个ー‐ ´ ＼
＼ ､ , , ヽヽ ＼
..../ :::::::::::::l::::":::::::､:::: :ヽ.::::::::::::::::.:::::.::::::.:
./ ::::::::::::::::|::::::::::::::ヽ:::::ヽ`:､::::::::::::::::::::::::::
.!:::､::::.:::::::::.ｌ:.:::::::::::::::ヽ::＼:::ヽ.::::::::::..::::::. ..
.:..: :::|,::: :: :、丶: ヽ: :: :ヽ :::'-::ヽ:::::::::..:::::..
::::|:::::::y::::::::ヽ:::::ゝ:ヽ,::::::＼.::::ﾞ''.::ヽ::::::::::: . 記録が何も無く墓だけある隊士は当然
.:,:::.ｌ:::::lヽ::::::::、:":::::､: ､:::::::ﾞ'.ｌ'-、::.:ｌ:::::::::.: .
..!:,::::ﾐ､:ﾞ!,ヽ::::: ｌ::::.＼ヽ,＼::..,.＼＼.ｌ::.::::: ...
.! ｌ::.:::､::::ｌ从_:::::l::,,'.:/_､ﾆ,,__､i::|:､''"!:::::::, . 死亡理由も場所も複数説がある新見錦や
:::.ゝ. !./ﾞ! :^lゝ＼|::l ゞ='ﾊ":`.,!`)l:'":::::":::/ ..
::ﾍ::: `''`:ゝ-:"::::::::ｿ":.､:´ ｀-'‐' ι,.|,i::i'::::/..
. ::ﾐ ｀:::::::::::::::::::::::: ﾉ.|.l::::i./ ... 斎藤に殺されたのか、ただの頓死なのか
. ヽ''ｌ､::::::::::::::::::: .i .,l/::::|:,i" 確定できない谷三十郎などがこれだ
.'ﾙ:::::::::::::::::ゝ_- U ,..ｌ,i|::l/:. .
. ヽ:::::::: ﾞ'/ゞ.从､.! ...
. ヽ::::::`ヽ..二"''‐ / ,iﾞ.::|"l/‐ .
／ﾞ:､::: `― .／,,､/ .ﾞ| ! ......
／ .ヽ: ＼ _／ ／ l./ ﾞ
. , ／ l ヽ .｀'― :(,ﾞ／ﾞ //
. ＿＿_
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ヽ
/ ヽ なお、俺には「田中伊織」という隊士と
./ （ ● ） （ ● ) l 同一人物説があるが
.| |
..ヽ r ェェェェェェy /
. ヽ､ Lェェェェェェ/ ／ 今回は別人とし
／:::::::::|::＼ﾞ_>介 √!;:::::::＼
. /:::::::::::::::＼:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
【 新見錦 】
... -――-
,. ' ｀丶
／ ＼
/ ヽ
/ u ',
! ＿＿＿, ､ かつ田中伊織については
| ヽﾘ_＿_ ｀､ 「壬生浪士始末記」の記述から
l ￣￣ ヽ 「粛清者」のカテゴリに入れる
| /
ヽ f┬┬┬┬┬
ヽ ﾑエエエエｴl ……「壬生浪士始末記」の田中の記述は
＼ / なんか変な部分も見えるんだが
l ────――── ヽ‐''´ 他に記録が無いからこうしておく
r ───――────.＼
.ヽ -- ..._ ｀ '-｀/
..／ -l ｀ '' ＜ ＼
／ | z 二-‐-､
// l ／／ ヽ
// .| / ./ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
また、「病死者」などについては完全に除外する。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/⌒ヽ
/ o ,-ヾ
( r‐‐' ､＼
ヽ｀ーr‐‐‐‐' 京都に着いて早々、病死した俺とかな
ヽ :::ヽ､
＿_} ::.::::}___
,. -‐'"￣ ＼ 暗殺説もあるけれど、病死説を採用で
／ |
／ .:/
/l｢}/ ::／
| l/ _ -― ／ :､＿／:}
∠＿ー‐ ＿ -一' :::::::／::::/
＼￣ ::::::::::::／}:/::/
＼ .:::::::::::::::::::／ /:／
/7￣￣￣｢|
}｜ l !＿＿
| ＼ ＼ ｰ-{
ヽ ＼_< ｀¨´
｀¨´
【 阿比留栄三郎 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
以下、カテゴリがややこしい隊士について、
こいつはこうしたという例をいくつか挙げていく。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. . - ‐…‐ - . .
／.:.:.／.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:｀ ､
／.:.:.／／ .:/.:.:ｖﾍ:.: ∧.:.:.:.:. 、
/:.:/.:/:/ .:.:, /.:/´ `Ｖ:.:∧:.:.:.:.:.＼
.:.:〃.:.:/ .:.://Ⅳ ∨:.∧:.:.:.:.:.:.:.ヽ
;.:.:i.:.ｉ:|:.| :.:// j/ ∨:.∧:＼:.:.ﾄヾ
|ﾊ{.:.ｉ:|.:{.://￣｀ ´￣｀＼j八ハ:.|
| Ⅳ:Ⅳｲ丐冬 ｲ丐冬､!:.:.:.:И まず私は前回も言ったとおり
|:トN 戈ｚソ 戈ｚソ ﾘ｀Ｙ:.| 脱走して切腹ということにするわ
乂、ﾍ j /h /:.:|
;.:.:.∧ﾍ /:ｰ个:.:|
/.:.://:::个:.. ´ - ｀ ／:|l.:.:.:|i:.:.| つまり、「法度違反者」の「脱走」に該当
/.:.://:::::::::::/ ＞ _ ＜ﾄ:.:.:|l.:.:.:|i:.:ﾊ
／ /`ー―=彡´￣/Qﾍ ∨l.:.:.:|ｉ:.:.∧
／ : : {. ノ / i: ∧ ＼:.:.|i.:.:.:.∧
｛ : : : 八 ＼_／::＼／:::＼_／ ｀¨¨¨｀ヾヽ
ｊ : : : : ∧ ,/ Ｙ⌒Ｙ ／: ∧
/ : : : : : : j/ |:::::/ ｒ‐=彡: : : :.∧
〈 : : : : : : : ′ }::::{ Ｙ: : : : : : : :/
∧_:_:_:_:_:_:,i ｌ::::: 「￣￣::| ; : : : : : ／〉
【 山南敬助 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
美男五人衆の佐々木愛次郎も「脱走」。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,. -＝ー―‐- .,
, ＜: : : : : : : : : ヽ´: : : : ＞ ,
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
, ': : : : : : : : : : : : : : : : : : } : : : : : : : : ヽ
/: : ／ : : : : : : : : : : : : : : : !: : : : : : : : : :ハ
/: : /: : : : :/: : : : : : : : : : : : j! : : : : : : : : : : ﾊ
,′:/: : / : i: : : : : : : : : /: : j∧: : : : : : : : : : : : ,
, : ｲ{ : : l: : :l: : : i : : : :../: : : ｿ ∨: : : : : : : :V: : ,
i/: : : :l: :i: : :i: : : | : : ｲ/: :/ / ,: : : : : : : : l : : i!
j!: l : l i : l: : j! : : ! : /,:ｲ:/':/､_ ∨_, l: : !: :l: : : i! 佐伯又三郎に騙されて
八:{ : i!: : ヽT￣!￣/i:/:/ ｿ' ￣￣ヽﾊ:j : l: ﾉ: : : :i! 駆け落ちしようとしたところを
,′八: :ﾄ : : ト{ ゝl: /-ｸ' /" ､＿ Ⅵ: : Ⅳ: ｲ : ﾊ 寄ってたかって斬殺されたとはいえ
,: : ﾘ: :Ⅵ:ヽ ﾍｨf,ィ示ふv′ ,ィぅ示fヾy:/: yv′: : !ﾊ
,′ｲ : : ヽ!: トﾊ ヽl:しﾘ:i l::しｨﾘ }f: : /ノ: j: : : ji:ﾍ
i: : { : : : : : : : ヽ ﾟー‐' ﾟー '/V: : l: : / : : / !: ﾉ 脱走は脱走だからね
Ⅵ:l ､: :ﾄ: : ,､ : 入 ’ j!r^!: :ﾘ: /: ,イﾘ ﾉ´
ヽﾊ ＼{ヽ_ゝ '::/:ヽ､ r ヽ ﾊlr､V:::＞く ﾉ
≧-イ:::::::::::/::::::l i｀ ., _｀ ´ ,. ィﾊﾉ:ji{ liﾊ::::::::::＞- ､
{ ::::::::::::::: /::::::::i ﾊ ＼_ _ノ i V ﾊ !::∨:::::::::::::::::: l
lヽ::::::::::::::,::::::::::::ﾄ ヽ /┴ハ j / ' i:::::∨:::::::::::::::/:!
!::ﾐ::::::::::::,::::::::::::::! ､ Y ヽi:i:i/ yi }:::::::∨:::::::::::::::::|
i::::ヽ::::::::,:::::::::::::::l , ヽi:i:i:i∨ l / /::::::::::,:::::::::/:::::::l
}::::::::､:::,:::::::::::::::::{ ヽ ヽ／ ヽ i::::::::::::::,:::::/:::::::::i
【 佐々木愛次郎 】
.
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
佐伯又三郎の方は、
「法度違反者」の「不明」。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
/: : : : : : : : : : : : : : : _: : : :ﾍ
,ﾉ' : :, , ': : : : : : : :/´: :｀: : : :ﾍ、
/: ,' ,':. ,' : 、: :ﾍ
ﾚi': ,': ｲ: . . .ｨ:i、: i : : ﾍ:.:.:ﾊ
/{:.:ﾘ:ム: : /」:lヽ:. : :.{: : : : : : : : ﾊ:.:.:ﾊ
/:.:ﾍ:|xﾊﾍ:.:{,-l:l._ヽ:.; ﾉ: : : : : : : : :.:|:.:.:.:|
,': : :.:仆ﾘ iﾉ 'ｨﾊヽY:i:.: : : : : : : : :.:.|:.:.:.| 長州スパイ説もあるけど
|: : :.:| ｀´ 弋ﾘ } |:.:. : : : : : : : :.:.:|:.:.ﾘ そっちは不採用で
|!|:.:∧ ` ｀ ´ .|:.: : : : : : : : :.:.ﾘリ'
|:.:.:.∧ 、 |:. : : : : : :.:.:.:.:/ ヽ、
',:.:.:.:.:.:ヽ .. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::/' } 芹沢鴨の根付を盗んだせいで
ヽ:.:.:.:.:,,> - '´ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／｀ ‐ ヽj 殺されたって方を採用するけど
r‐'´ { 〉 レ'ｿ: : ／´ ﾍ、 これ、四箇条のどれに該当していいか
| .| / ' i ノ''ﾞ´ ﾊ ちょっと困るからね
j | / ／ _＞- '' ´＼
／ f＞ 、 | {／ ,,＞ '´ ﾊ
く |::::::::::::ヽx.＞二 |
「 ﾍ |:::::::::::::{ /::::⌒＞ 、 _ ,, ＜ | |
ﾄ、 l し-:::::::~i:::::::::::::::::::::ﾘ l´ .| !＼
|＼ ﾍ/::::::::::::ﾊ::::::::::::::::::/ l / ヽ
【 佐伯又三郎 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
河合耆三郎は「法度違反者」の「勝手な金策」。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:人:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:＼:.＼
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ＼:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
/:.:.:.:.:.{:.{／ ｀`丶、:.:.:.:.:.:.:.Ⅵ
}:.:.:.:.:∧{ __,, ..:.ﾉ 乂:...,,__｀`丶:.:.:.:.:..､
}:.:.:.:/ ｰ '′ ￣ ‘,:.:.:.V
/:.:.:/-=ニニニト----<ニニニニﾏ:.:.{ 私も死亡理由はイマイチ不明ですが
＼/小 }/}⌒ヽ{ }/人} 金が絡んだことは間違いないようなので
} ｝| :､_＿＿_ﾉ＾} :､＿＿__ 小 }
‘, }| _ _ |/ ′
‘, }| | / なお、「公金紛失」だろうと
‘ | ー────一 ｜'’ 金絡みが原因の切腹・斬首は
___r‐- _ | ,，--<＼. |〉 _____ 全て「勝手な金策」に分類させてもらいます
/ ｀` ｀`丶、rｧァァｧ ＼ _ ｨ ／⌒｀＼＼ ／} ////ハ,､
｛ |/////}_／}＼r=彡'⌒ｧ￢=ミ＼` く ／ト,//////.}
＼ _ ニ=-‐ |'’ ｢:i:i:i:i:i:i:i｣ `ーァ r‐ ､ ＼ﾍ/:i:ｉ:ｉトミ〔￣`ヽ}
r=ﾆ |＿＿j:i:i:i:i:i:i:i:i: / {:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i〉 /_
| ／⌒ニﾆﾆ:i:i:i:i:i:i:i;′. ｛. i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ニア⌒
／ﾄ､ xく ﾏﾆﾆ=:i:i:i:i:i:′ { :i:i:i:i:i:i:i/ﾆア
【 河合耆三郎 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
芹沢派の最後の一人、野口健司は「粛清者」。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
, へ
o ......´: : : : :｀:ｰ...､ o
／: : : : : : : : : : : : : : :ヽ
O /: : i : : :∧: : : : : ﾍ: : : : : } o
{: : ;; : ::/ノ 、: :｀ーヽ: : : : j O
ヽ/､.:::{ ◯ヾ/ ◯ .i: : : :l| 近江で水戸人が新選組の名を騙って
o ＼| ＿＿＿ ｙ⌒ﾉ ○ 問題を起こした件の責任を取らされ
(ヽ ∩ （ | | |￣￣｀, 切腹って説もあるけど
. ヽ＼j | ＜.＼ └――┘|┌―/
⊂ニ Y´ﾉ＜く ~∩-/ﾞ)~..| .|:::::::{
r‐' ノ:::::::: ー丿Ｖ /／ﾉ`＿＿ヽ ここは単純に、芹沢派の一掃が理由にしておくよ
￣｀ー ´￣フ ⊂ ｀ 〈_. } }:::::::::::}
／::::::/ |｀ー―一"ﾉ丿::::::::::}
ー―" .ﾉ ヽー―' ノ::::::::::丿
└‐-―"( ー‐゛￣￣ﾉ
ー―――´彡
| ヽ ＼
| ...:::|＼ ＼
| ...:::| ＼ ＼
| ...:::| ..＼ 丿ヽ
【 野口健司 】
.
「暗殺による粛清」だから二番目、芹沢鴨もそう。
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
松原忠司は「病死」扱いで完全に除外。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
,. - 。￣￣￣｀`ヽ､
.。´ ＼
／ ° ＿ ヽ
/ ° ,.イ:::::ハ ',
7 ｡ °〃::::;;;;;;;=ﾝ ',
|-:､ / ,ｲ::／ ヽ ／`ヽi! 切腹傷が悪化して死亡ってのは
|r-､:､ i | ｲ／ .rt', / ,=､ハ 切腹そのものとは全然わけが違うし
i, i ヾyヾｲi `′ l /:::::ﾉ i
ハ', O l ,' u {:::,′ |
',､ '､_,. -‐ '´ r--ノ / 心中だったとしても四つのカテゴリの
.iヽ-' 〃´￣ ノ⌒ ／ どれにも入らないからなぁ
| {__, イ､
| r- ､ / ＼￣ﾍ- ､
八 `￣´ _,. ｲ .; ノ:.イ:.:.:.:.:.フヽ
`ヽ､ _,. イ´ ,′ ,.ィ／:.:.:.:.:.:／:.:.:.:.:.＼
≧ ¨´ﾍ'´ ,',. イ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
| __,.-≦: :／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
【 松原忠司 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
武田観柳斎は「離隊後殺害者」。
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
r'丁´￣￣￣￣｀7￢‐,-､
r'| | | |/ ＞、
! | | | |レ'´／|
| | | ／＼ | |l /⊂う
| | |__∠∠ヽ_＼ | ﾘ / j
|´￣ O ￣￣￣￣￣｀!
l'"´￣￣ヾ'"´￣￣｀ヾ::幵ー{ 私が殺された理由は正式な離隊後
⊥,,,,,＿､ ＿__,,,,,ヾ| l::::::| 反幕活動をしていたから、というのが
lヾ´ ｆ｝｀7 ﾍ´ｆj￣ﾌ | l::i'⌒ｉ 最近の主流な説だ
l ,.ゝ‐ｲ `‐=ﾆ、ｉ | l´ ( }
l { | l ､_ﾉ
l /￣ ''ヽ、U | l ヽ_ 正式離隊ではなく脱走だった可能性もあるが
! ﾊ´￣￣￣｀ﾄ、 |亅〃/＼ ここはちゃんと許可を得ての離隊とする
,人 ｆ ´￣￣￣｀`ヾ j ,!// {_っ ）､
／/ ｀ト､_＿iiiii＿_____,レ'‐'// _,／ /ｽｧ-､
,.イl{ ｛ 々 !／´しllllﾄ､￣`ヽ、 // /´,.-、 /彑ゝ-{ｽｧ-､
,.イ彑l l > ゞ く l 〃 l|ハ.lヽ、 ﾊVゝヽ二ノ/ゝ-{､彑ゝ-{､彑ｧ-､
,.イ彑ゝ-'l l （ (,) レｼ′ !l ｀ｿｧ'´ _ノ7{､彑ゝ-{､彑ゝ-{､彑{
【 武田観柳斎 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
武田観柳斎の同志ではないかと推測される
加藤羆については、「法度違反者」の「脱走」。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_,,..-''"´:::::::::::::::::::::｀"''‐-､
_,,-'':::,.-''"´￣￣￣ ７::::::::::::｀ヽ
ﾌ从/ ／::::::::::::::::::::::ｰ､
. ,' ,,-'' {:::::::::::::::::::::::::::::::::',
i ,,.-'' ,ｨ三ヽ、 ＼::::::::,.--､::::::::::::',
l､__,ｨf斗''"￣ .i .|::::::l/｀ヽヽ::::::::::i 俺は離隊した武田さんとは違い
| ヾ''"ﾘ二= ll |::::::|｀ヽ | .|::::::::::| 新選組に残っていたからな
〉 `ｰ''"´ U l::::::ﾄ{ﾂl l:::::::::::l
. /:::::::::..ヽ ＿_ ／::::::::ヾ/__/::::::::::::|
ヽ＿ｎ_ノ―‐-ヽ,,,,,..ｨ´::::::::::::::::::::Y从从从! だから光縁寺に墓も作ってもらってる
{:::::::::_,,...-- ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::| /｀"''-..,,_
ヽr'´_,,..-''､_ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::::::! / ,.-''"￣￣
. ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,' ／ ／
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ／ ／
ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::_,,..-' ／
＼::::::::::::::_,,..-'''"´
￣￣ ＼ ／
【 加藤羆 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
葛山武八郎については、
「法度違反者」の「不明」。
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
＼、__ﾄ.、
,､r=＝＝＞:.｀ヽ｀ヽﾄ、
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ）:.:.:i:.ﾚｰ-
. _＿,.､＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノヽ:.:.:ノ:.:.:⌒ヽ､
＞〃:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:ﾍVｲ:.:ﾍ:.:｀ヽ:.:.＼
／イ:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|ヾｲ.:.:.:.:.:ヾ:.ヽ:＼ゝ
／ 〃:.〃:.:.:.: /:.:./:.:/:.i!:.:|:.! ∨:.:.:.:}:.:.:ﾍj
/:.:./.:.:/:./:.:イj:.ﾘ:.八:.リ j:i:.:.:.:.:ﾄ:.ヾヽ 永倉さんたちと組んで会津藩に
!／:.:イ:./≧x､lハｊ _,,ﾘ≦二ｲ:j.:.:i:.:ハヽ＼_ 近藤局長の横暴を訴えた責任を取らされ
ノﾚ´ﾑ:ｲ∧ぐｾｵ} 弋ダﾉｲ:.:.:ﾘ }｝ｿヾ 切腹したとよく言われるけど
|:.∧ﾊ j ／イ:.:./ソ:/
ﾚ' ﾘ八 <、 /ｲ/ﾊ:.:/
ﾄ､:ﾍ ＿ /ｲ |｀ヾヽ 何度か言ってきたように
／ﾘ;;;;＼└―｀ ′ !;;;;ｿ;｝} >>1はこの話、ちょっと信じがたいんでこうする
///／;;;;;;;ﾍ..___..／ / レｸ:ﾉ.:|
_..,,,,,///´;;;;;;;;;;;;;ﾉ! / ／::／ ..:j＞,､_
_.,､＜://:::{:{:{;;;;;;;;;／´ j { / ／::／ /ト.,､＜ ……「粛清者」のカテゴリでいい気もするけどな
:::::::::://＞｛ii{;;;;;;/ / ｛;;;;;{ ／ / {::::::::::
:::::::::{｛ 〃∧ヽソー-- 、 __人__{;;;;{ ｲ ｛::::／
::::::::::::｝ ____,,ゞ:::::＞､,,_____,,,､ｒ=＝」k;;j_ ノ ﾉ/:::::::
【 葛山武八郎 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
佐野七五三之助・茨木司・富川十郎・中村五郎ら
会津藩邸で切腹or殺害された四人については、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
-――- -――- ＜ﾆ辷 ､
. ´ ｀ ､ .ヽヽ
／ ＼ ＿＿__ i. |
/ ヽ ,,,-‐ "´´ ｀'''ヽ ｊ /
/ / ﾊ _,,,,,,ィ''" ヽ/
i ! /./ / ハ | i ＜二￣ ,,-" ／ ｀ ヽ ､ ＼
| | ! | | | ! | | .| | i! .! | フ ／ ／ /|ｌ | ､ ､ ､ ', ヽ
| _|{_|_.!＿! ! ﾊ ! i! | i!_|__.!_|_ .! ／ / / i /|| | |ヽ ヽ ヽ ', ヽ
| ≦|斗十十≧.∨ /}/}≦}十十|≧ i! / / ｊ ｊ__ｊ_|l', ,'-ｊ‐‐ヽ'''ヽヽ ', .',
| ﾄxⅣヽ{三{ヽ{／ zィ乞ぅトミ､ ! // / /| ｲ|ﾞ´iﾞﾞ|i ', ,'.ｊ_|,,,,,-ヽ .', ', ', .',
| |{三三三三 } う::::::::ﾘ.}ｲ .i! //／/ / ｊii i 辷ヾ.', .,' ｊ ,ﾋ‐ヤｧ',ヾ ', ',､ ',
| ﾄ＼三三三ｦ 辷'ン | .|| / ／/ ,' ii.', ', ﾋｹｧ', ', ,' i'､弌戈ﾘ ヾ .', ヾ ', '.,
| |.∨｀ー‐ ´ , /! lﾊ |/ /| | | ヽ,', 弋リ ヽ',ｊ ｀'''"" ! ｊヾｊ ｊ ∨ iヽ'､
| | ∧ ,ｲ | |∧ | | /i | |ヾ !､ヽ､ /| ヽ ｊヾ',､ ', ｀
./! !' ＼ ´ ｀ ／ .! | | ∧ ', i ,' ｊ ｊヽ ', ｀ ｲ .| |/|l |､ヾ､',
/ ,| | _＞ .ィ´ !i! i!' ∧ ヾｊ ヽヽヽ .＼ -‐- ,ィ| .// ｊｊ､', ｀
/ /.,! |´￣ r|:｀:::ー‐::´:::|ﾈ￣｀¨| .|./ ∧ ヾ|',ｊヾヽ ﾞ.ヽ､ ,,-" | // ｊｊ_ヾ,
./ / /| ｜ i≧ーi:::::r‐≦i | .ﾄ､/ ∧ ヽ ヾ ヾ ',ﾞヽ__ ,,-" | // ｊ ｊｊ, /',
/ / //| ｜ /r‐/ ｀¨i凵 ｢ {‐r､ i! i! 》' ∧ ヽ ヾ ヾ'.', ﾞ, ﾚ' ヾ / /ヽ
./ / 〈〈.∧ i! /::{ ｀¨´ }:::∨ / 〃 ∧ i ン ヾi,,,,,ノ', ｼ / .',
{ { .＞´| | {::::::>ー―----――<:::/ /≪ / .} } イ''￣￣7 iヽ i // ／ /'''''''－‐- ､
【 佐野七五三之助 】 【 茨木司 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
まとめて「法度違反者」の「脱走」。
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
,イ ヽ
／ ､ ﾍ
/ ,イ ヽ ヽ ', ﾊ
/ ,ｲ_/ ,ｲ ,/ ! ﾄ､xr=≦ﾄ !
i i ,F≧xr=-i{／l/≠笊ﾐｧ ,! l i
| .! |i ,Ⅶililiヾ ` / ん:::::ら Ⅵ ﾄ､ | 我々が御陵衛士の間者だったのか
| !从{ilililililiﾘ う::::::::ﾘ .! l/ .| 無関係になっていたのか
| ﾚ' ゞililiﾌ ゞ-‐´ l .! |
| ∧ ヽ u .l .l !
| _入 __r_=__ ,.! !＿＿_」_ 新選組に殺されたのか、自発的な切腹だったのか
| ,＞´ : :ゞ,´z-_―´, イ l i! ￣￣∥ 少々、判定しづらいのだが
| < : : : : : :,/´二 ＜´r=i l ﾘ ∥
| ＼: : : :´ ´/.i_ ﾉ.l ／ ／ ￣ ｀ヽ
| iヾ _| i∪ l / ' ﾍ いずれにせよ、「新選組を脱けようとした結果、死んだ」
| ,／ ,! |-‐.´l / ﾍ ということは間違いないからな
|. / / } / | /ヽ､ ﾍ
!/. 《/ ＼ ｉ {' 》 ヽ
/ / ＼ ＼/ li ,彳 ＼_
∧ / ＼ / li" ／ 〉
ゞ ` ─-/ / lL , イ ／
.／￣￣＼
/ ヽ､_ ＼
（ （● ） |
（人__） | 例を挙げるのはこんなものにしておこう
.r-ヽ |
（三） | |
.> ノ / 前回も述べたとおり、カテゴリ分けについては
./二/ ヽ / 完全に>>1の独断で行っている
//// へ>个／ <
.|////ヽ ／＼／//)
￣￣ |＼////／|
/::::l:::l::､:::::､:::::ヽ::､::::::::::::＼:::＼::::::::ヽヽ::::::ヽ
/:::!::::i:::!:::ヽ:::ヽ::::::ヽ::ヽ､::::::::::＼:::ヽ:::::::ヽヽ::::::',
/:l::::!::::ヽ!::ヽ:::::::ヽ:::::::＼:::ヽ､::::::::ヽ:::ヽ::::::::!::i:::::::!
ﾊ:::ｌ:::::、::::ヽ::::＼:::::＼:::::::＼:::｀ヽ、:::ヽ::ヽ:::::!:::!:::::ｌ
.. /:::::::l::::::!ヽ:ヽ::::､:::::ヽ:::､:＼::::: ＼::::::＼::::!::::ヽ:!:::i:::l:l
!:/!:::::!::::::!::ヽ:ヽ{:::＼:::ヽ::::＼:::＼::ヽ:::::::ヽ!:::::::}!::::l::li|
.... j/:::ｌ:::::!:､:::!::ﾄ､:､:ヽ:::::｀ヽ{､::::::＼::::＼{､::::::::::::::::i::!::l:l !
. l:i:ｌ::::i::i:､:l::lﾃ=-､:ヽ､_､::＼_,≧ｪｭ､_､＼:::::::::i::li::!::ﾘ ある程度、恣意的な
!ﾊﾄ:{:!:ｉ:ﾄN{､ﾋ_ﾗﾍ､{ ＞､{ 'ｲ ﾋ_ﾗ 》＼::l::!:ﾄ!!:l::l! 統計になってしまっていることは
ヽ i､ヽ:ﾄ{､ヾ￣"´ l!＼ ｀"￣"´ |::!:l::! j:ll:! 否定できない
. !::､::::i ｌ |:::/lj/l:!ﾘ
ヾﾄ､:! ｊ!/ j|:::ﾘ
ヾ! ヽ ‐ ｕ /ｲ´ｌﾊ/ ただ、そうしないと不明者だらけに
}ﾄ.、 /' !::// なってしまうからね……
ﾘl::l゛､ ￣￣ ／ |/:/
ｒｰ''"´ﾄ!::i{＼ ／ / !:/
/ ^ヽ ヾ! ヽ ＿,,、'´ / ｊ/
,, -‐ ､
/' ヽ
／￣￣＼ ./ i
／ ._ノ ヽ､＼ / ...........i
| （●）（●） | / ..:::::::::::::::|
| （__人__） | / ..::::::::::::::::::l
.| ｀ ⌒´ .} ./ ..::::::::::::::::::::! 以上を踏まえた上での一覧表が
| }/ .::::::::::::::::::::/ 次のものだろ
ヽ ./ .:::::::::::::::::::/
.ヽ . .／ .:::::::::::::::::::/
,. ‐'"´ `'‐,r''"~ .:::::::::::::::::／ 「法度違反者」と「粛清者」については
..:.／,. -‐‐- ､ l′ ..:::::::::::::／| 年代別に分けている
:,' ／ !.:::::::／:i..:..l
r ､ / !::::::::::: i..:..i
l .......`:i i !:::::::::: ﾞ､:.i
! ::::::::::/ i i:::::::::: ヽ:i
.! ::::::::/ i .....i::::::::::: ヽ
.ヽ ::::::| `､ `､ .....::::::::::::l:::::::::::: `,
/ ＼:::l. `､ ヽ::::::::::::::::::::l::::::::::: /'''ー─----､
`ヽ `､ .::::＼:::::::::::::::|::::::::: /,, ,. ‐;''
〜〜法度違反者〜〜
【 一八六三年 】
・佐々木愛次郎 → 脱走 ・佐伯又三郎 → 不明
【 一八六四年 】
・葛山武八郎 → 不明
【 一八六五年 】
・山南敬助 → 脱走 ・佐野牧太郎 → 勝手な金策
・瀬山滝人 → 士道不覚悟 ・石川三郎 → 士道不覚悟
・酒井兵庫 → 脱走
【 一八六六年 】
・河合耆三郎 → 勝手な金策 ・柴田彦三郎 → 勝手な金策
【 一八六七年 】
・田内知 → 士道不覚悟 ・田中寅三 → 脱走
・佐野七五三之助 → 脱走 ・茨木司 → 脱走
・富川十郎 → 脱走 ・中村五郎 → 脱走
・加藤羆 → 脱走
.
〜〜粛清者〜〜
【 一八六三年 】
殿内義雄・家里次郎・芹沢鴨・平山五郎・野口健司・田中伊織
楠小十郎・御倉伊勢武・荒木田左馬之助
【 一八六四年 】
該 当 者 無 し
【 一八六五年 】
該 当 者 無 し
【 一八六六年 】
該 当 者 無 し
【 一八六七年 】
伊東甲子太郎・藤堂平助・毛内有之助・服部武雄・小林啓之助
〜〜離隊後殺害者〜〜
川島勝司・武田観柳斎・浅野薫
〜〜完全不明者〜〜
新見錦・谷三十郎・桜井勇之進・矢口健一郎・小川信太郎
.
┏━━━━━━━━━━━───
┃
まとめ方を変えると、こうなる。
┃
───━━━━━━━━━━━┛
┌──────────────────┐
│ .│
│ 【 法度違反者、理由別 】 ....│
│ .│
│ .│
│ ・脱走 → 九人 .│
│ .│
│ ・勝手な金策 → 三人 │
│ .│
│ ・士道不覚悟 → 三人 ...│
│ .│
│ ・勝手な訴訟 → ゼロ人 .│
│ .│
│ ・不明 → 二人 .│
│ .│
└──────────────────┘
.
┌──────────────────────────┐
│ ...│
│ 【 法度違反者・粛清者の年代別合計 】 ...│
│ ...│
│ ...│
│ 一八六三年 ..│
│ ...│
│ 粛清者：九人 法度違反者：二人 合計：十一人 │
│ ...│
│ ...│
│ 一八六四年 ..│
│ ...│
│ 粛清者：ゼロ人 法度違反者：一人 合計：一人 ....│
│ ...│
│ ...│
│ 一八六五年 ..│
│ ...│
│ 粛清者：ゼロ人 法度違反者：五人 合計：五人 ....│
│ ...│
│ ...│
│ 一八六六年 ..│
│ ...│
│ 粛清者：ゼロ人 法度違反者：二人 合計：二人 ....│
│ ...│
│ ...│
│ 一八六七年 ..│
│ ...│
│ 粛清者：五人 法度違反者：七人 合計：十二人 │
│ ...│
└──────────────────────────┘
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
以上が、新選組でなんらかの形で、
切腹・斬首・殺害された者らの一覧である。
┃
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.
､ ＿＿＿＿＿＿ _,,,,_
｀''-､＿ニ＿ヽ:::::::::::::::::::ヽ::::::＼/::| |::::::::::＼
＜::::／::::::::::::ヽ::::::::＼:::::::::::::＼|:::::＼:::::',
＜:::::::/::::::::::l:::::::::::',::::',::::::::::ヽ:::::ヽ:',:::ヽ::::::::::',
ーフ￣"7/::/::l::::::::::ｌ:::::l::::::',:::lヽ::::::::::',::::ヽ:::::|::ヽ:::|::::＼
／/::/:::::l:::::::∧::::l:::::::l:::l:::＼::::::ヽ::::＼|:::::',:::::::::ヽー
／::/:::::|:::',::',:::::l,､-''',:::::::|::|::::::＼::::∧＼::|:::::::',:::::|::＼
／´ /:l::::::l､',:ヽ:::|z=ﾆﾐ |:::,'::::|::ﾉ:::::＼::::ヽ:::::|:::::::l',::::| |ヽヽ さて、この一覧を見て
/:::l::::::|__ヽ::＼弋ﾂ ﾉ:::::::/::::|::::|:::::＼:ヽ:ﾉ:l:::::l::',::,' 感じたことはあるか、乃木？
/:::::l::::::ヽｼヽ', /:::::::/:::::::l::::|:::ヽ:::::ヾ､:|::::::l::::',
/:::／|::::::::K !/:://::::::::|::::ﾄ:::::',::::::＼|::::::l::::＼
|::/ .|::::/|::', ＿_ // /l::::::::|:::::|::＼:::::::::ヽ|:::::|::::::::＼
|/ ∨ |/::ヽ｀- / l::::::::|',::::|､:::＼::::',::ﾉ:::::|＼:::::::＼
! |::::＼_,,､､-'ヽ|:::::::::| ＼､＼::｀'-､ﾉ:::::::/::::::::::::::＼
|:::::::::::::＼:::::::|:::::::::| ∧::＼:::::／:::::::/｀''-､:::::::::::＼
|:::::::|ヽ:::::＞::|::::::::::| / 〉､::::／:::::::／:::／, -'＞.:::::ヽ
|::::l::| ＞/:::::|::::::::l:| ／ ／::::::／_／／／＼ |:::::::::',
|:::|>´ ／:::／|::::::::|::|､ ／::::::／ ／／ |',::::::::l
|:::!＿/::::::/| |:::::::し::::::::::::::::／ ／／ ',',::::::::|
【 大山巌 】
_ ... _
. ,. : ": : : : : : : : :｀: . 、
〈 ヽ,´: : : /: : /: : : : : : : : ､ヽ
ﾊ//V : ,': : /: : : :l : : : ', : :',∧
. !: lV/: : !: ::,':i: : :l: l: : : !: !: :l ',: ',
i: :! l': : :!: : i !:_:⊥l_: : :!: !: :!:.l!: :! そうですね、なんと言っても
ｌ: l: :i: : l: : :l,_⊥;_lNV: :,!:/77:.l:l: :! 目につくのが……
!:.l: :ｌ: :!!: :.i Vzﾘ /` V ｲ!'7i:/ｌ:Ⅵ
. l:.ﾄ:.:!:.i:.!: :ﾄ ｀~´ ､'' /:ｌ': l!: :l:l ＿ ／ﾕ
ヾ Ⅶl :',: i､ ,ハ: : ｌl: :ｌl:i ＞.､ ｀ヽ. ｀＜ ＿ ,,..
ヽ Ⅵ: '.,:'＞｡. ´.｡＜:.N: : :l !: ! ! ＞ ´ `ヾ.､ v''¨￣ ∥￣ / _ ,
/"￣｀ ーニﾆ_ー｡7l V: !,＞ " i:i _.ﾉ ∥ ./_..._
. i ￣ ￣ ＞ ´ .ｌi .i/
. l ＞ -´ ー――---┴---┘
. i .. ＿＿ ＿＿＿＞ ´
i -‐ '''7´ ￣￣ '., ' 、
', /ヽ、 ', i
'., / ヽ i !
【 乃木希典 】
.
, . . : :¨:￣: ¨: : :=-. _
. _ , . ´: : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ
. 〈 >､:' :／: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ 「!
. 〈:::::::ｿ: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : V:l
〉:;/: : : : /: : : : : : :l: : : : : : :!: : : :!: : : :':l
∥l: : : : : :l:l!: : : : !: ll: : : : : : jl: : : j!: : : : !
': :!: : : : : :!l !:､: : l!: !.!: : : : : :' !: : ;'.!: : : : l!
.l: :ｌ : : : : : l! ﾏ :｀T!:f T! : : : /七:7´l: : : : :l!
. l: :l: : : : : : l ＝=┘⊥.l !: : :/_ L '=‐!: : : ;!:!! 「粛清者」のもっっっっのすごい偏り
. ｌ: :ｌ: : : : : : ! l!／ j!: : /j/:!
l: :.i : : : : : l! `ー ´ `ー' !l／:::{: :!
. ',: : : : : : : :ｌ ＿ _ j::::::::::::!:::!
',: ', : : : : :l / ￣ ﾏ} u /:::::::::::::l!:.!
',:.', : : : : !＞. `ー―-- ' . イ:::::::::::::::::!l:.!
'.; ',: : : : ト . ＞-_=.､´ !::::::::::::::::!.ｌ:|
,. ',:',､: : :.!::::::＞-=三ﾆ)ｰ- .._!::::l';:::::::! !|
γ ',:ｉヽ.:.!ﾄ､::::::::::::::::0:/､ ｀ヾ､';::::! .l!
. i ,il ﾍ:.!:ﾊ＼::::::::::::/ ﾍ .! ｌ.';::! |
,...．-‐‐…‐‐-=‐┐
,. :':´: : : : : : : : : : : : : ',l｀: ､
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.'.,
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : ＼.:'.,
/: ,: : : : : : : : : : : : : : : :.:,斗-‐|.:',:ヾ:ゝ
./／/: : : : : : : : : : : : : : :./:/.,仆|:.:}ﾄ､:}
´ /: , : : : : : : : : : : : : :./..´<_lﾉ.jノ､_.ﾘ だよなあ
/／/: : : : : : : :_: : : : :{ /
´ /:/.: : : : : : :i ',: : :.:.', }
/´{: {.:.: : : : :.i､ ',:.:.,､:.', U ' ´| 一年目と五年目に集中している
|: ﾄ､: : : : :i ｀ヾゝヾ.、 |
|＾l. ',: : ﾄ､i. ¨ .…‐- ‐ ′
{｀＞ヽ,/. ,.' ´ そして二・三・四年目はゼロだ
┌‐┴‐‐- ．｀＞ , . /
〈 ｀＞ , ｀＞- ．._,ィ´ヽ、
∨ ｀＞ ., ｀７ヽ ゝ、
,└‐‐‐‐- ．.. _＿＿__ ＞ .,_/(_ノ｀. ｀i
/ ／ :::::::::::::: ､＼‐- ．..._>(_ノ` . ト､
【 東郷平八郎 】
.
. _ -――-- _
／ニニニニニニニニニﾆ=-､
. ／ニニニニニニニニニニニニ/
,ｲニニニ＞''"￣￣￣｀"''‐-=ﾆﾆ/
. ＼ﾆ／ ,. -ニ二二二ニ=〇、 |
>イﾆﾆニニニニニ,.イ///＞-､
. Vニニニニニ＞'､////////iﾊ まあ、山南や葛山とか
lV二二＞/ '_f斗 ｊ///i-､//,lヽ､ 内ゲバに入れてもいいかもしれんが
ﾉｲﾊ,-r.; ‐ヽ ―'ﾘ ＼/l ;.}//ﾄ､
}八_ノ.i ヾ!ｲ//,l
' jﾊ ヽ /∨/小、 それにしたところで新選組中期は
l/ﾍ ｰ .ｲ ,.-‐=＝＝=―--､ 内ゲバ的な死亡者は少なかったことになる
丶 . ＿_／⌒＞.､ニニニﾆﾆ＼
/マニﾆ=‐ゝイ／ /ニニニニヽ=-―‐--＜ニ-_
. /二＼二二ｌ￣! /／,.-‐ﾆニ／二ニニ＞'"二ﾆ!}
. /ﾆﾆニ＼ﾆﾆl ＿_//./ニニﾆ,ニニﾆ＞'"ニニﾆﾆヽ!
'-=ｨニニl;＼ﾆ'ニ,.ｲ／ニニニニ＞'"ニニニニニﾆﾆ,
. /二二二ニ､;Vﾆ／,ｲ二二ニニイニニニニニニ＞-__ﾆ,
,ニニニﾆﾆ, ' }二二ニニニニニニニニニニニニニ=‐-、
【 児玉源太郎 】
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
fﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム
ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆノ
}、;;;;;;;;;;,,,,,,_- _ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆY
l:::::7:-0---;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;☆;;=- ,人
_,ｨ::::/::::::::＼ﾆﾆ=- ＿＿_ -=ﾆﾆﾆi}
}::/:::::/l::::::ll:/`-=ﾆﾆ三三三ﾆﾆノ つまり、発足当初のごたついていた時期と
／}::::::/ l:::::l、 佗j_,ヽ ｨ､_rv:ｯﾌl:ｨ:l 幕府の衰運に伴い新選組も斜陽に入った後期以外は
/ ﾍ:::ヽﾉ:从｀ ---‐' { l＼人:ﾘ
r-------==ﾆﾑ::ﾊ{八 _ _λヽ V
lﾆﾆ＜ﾆﾆﾆﾆﾆ l ﾘヽ、 ﾄ.、 ゝ_ヽ ,ﾑ ', ＼y 内ゲバなどにより無理やり隊士を
ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- __ ＞ _ ´ > 、 ＼＼ ヽﾆ、-イﾆﾆ＞. 死なせる必要性はあまり無かったわけだ
>ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ:::::.. iTlﾆﾆﾆ > ヽヽ Vﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
l´ﾆ三ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム::::l l/ ゝ-- 、 Vﾆﾆﾆﾆﾆ
Y======ﾐvﾆﾆ彡=<>=== ミ( (Y/:lﾆﾆﾆﾑ Vﾆﾆﾆﾆ
ﾑﾆﾆﾆﾆﾆﾍ彡ﾆﾆﾆ=-<><ﾆﾆＶl::::l ﾆﾆﾆ.ﾑ lVﾆﾆﾆ
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-<>γ-ﾐﾆﾆﾆﾆﾆ ト、 ＼Vﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ乂__))>ﾆﾆﾆﾆ|::ゝ-ｲﾊ_ ∧ﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ l;;;l＼＼ﾆﾆil:::::ﾚ //＼/V
_＿__
. : ´: : : : : : : :｀: . .
／: : : :./ : : : : : : : : : : ＼
,. : : /: : :/: : : : : : : : :.:＼.: :.:ヽ
/: : :/: : :/: : : : : : : : : : : : :＼: :‘.,
′:./: : :/{: : : : : :l＼: : :＼: : : ＼:‘,
{: :./: : :/ ‘; : : : :ｌ:{ ＼: : :ヽ : : : ＼
. l|:./: ; :.√｀ﾊ: : : 从´￣ ヽ.: : : : : :.:}
ﾙ: :.:{: :iｨ示ﾐ ＼;ゝ イ示ミ‘; : |:.: : :| これは法度違反者の一覧からも伺える
|:.|:.|: :|{ ﾋソ. {. ﾋソ i: :|: : :l:|
ﾚ1:|: :{ |:.ﾘ: : 从
ﾚl: ∧ ヽ 从 : / 二年目に死んだのは葛山武八郎ただ一人
ﾚ′ヽ. r_― .／l: l :/
＞ __ ≪ .|:ﾙ′
＞く| 斗ﾍ＜
｡ｚ≦ﾉ ∧ r<´ 〉 .≧ｭ｡
｡＜ｌ.| ﾄ、 / } | ‘, / |.|::＞｡
. ｡＜:::::::::::|.| | ∨＼〉--〈ノ‘,__／ .|.|::::::::::::＞｡
r＜| .|::::::::::::::::|.|. ‘,. .乂_彡′ ./ j.j:::::::::::::::::／＞、
ﾄ､:::ヽヽ:::::::::::::|.| ____', ﾉ 〈 /_＿. .//::::::::::::／／:/ ‘,
_,, ‐''"::::::::::::::::::::::::::::ヽ ﾍ
フ :::::::::::::::::::=-:::::::::::::::::ヽ ﾍ
_,,. -彡:::::::=-彡:::::--:::::::::::::::::::::::::::}
＼ ゝ／:::::::/:::／::::::::::::::／:::::/:::::::::::ﾐ
--- /ｲ:::::／:／:彡::::::::/:::::／/::::::::::::::ﾄ
＼ / j-=ニ彡ｲ:::://:::yﾍ/:::/:::::::/:l::::::ﾍ
-=- ／ `=- l::/::l::::::/l:::j::::iｿ赱ｿ:／:::::オ::::i:::ﾄﾘ
＼ l ＼ /:/k:::i:::j ﾏ::ﾄ::i ｲ:／:ｨ苡:::::::::l:ﾘ 三年目、四年目も山南・河井を除けば
-- /／ i:::li::::i ヽ从ﾍ `/:::::::/ﾘ 脱走・金策など処断理由が
ﾉヽ .l/ ヽヽ 、 - ｧ ｲ:::::／ ﾉ はっきりしている者が大半だ
＼ ＼ヘ ／:::イ／
/ ＿ --== ヘ `' ﾍ ﾊヽ}
＼ /:::/:::::::::::::::::::::::::＼ ＼ 水面下で伊東一派が離隊を画策したりしていたが
ﾉ::::j::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::＼ ／ 新選組の安定期、と言っていいだろう
ヽ::l:::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::＼ (
ﾘ/::::::::::::::::::::::::::::::::人::::::`--.イ=-
／::::::::::::::::::::::::::::::::k::／:::::::::::::ヽ ＼::
ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::ソ:::::::::::::::::・:::/ y:
ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::i/:::::::::::::::::::::::/ l/:
, ､ . . . -―-. .
. ! ＼ , . :´: : : : : : : : : : : :｀: ..jヽ
ヽ///＼: : :／ : !: : : : : : : : : : ヾ、
/:ﾍ////,y': : : j: : : : : : : : : : : : : ヽ
/: : : :.V///: : : /!: :l : : : : : : : : j!: : : 'ヽ
/: : l: : : :V/: : :./''i: : i: :! : : : : : ∥:.!: : :',:ヽ
∥: : l: : : : i' : : :.! ‐ﾄ:、i :l',: : : : :/j.:.;l : : : ',: '.,
; i: : : !: : : :ｌ.: : :'rミｘi､ヽN ',: : : //:/_l : : l: i: : ',
. ｌ:j!: ',:.:',: : :.l : : : kｼﾉ`ヽ }:／x=≠+: : :!: i: : :.',, 「法度違反者」について言えば
i:! ':,:',: :',: : ｌ : : : i '´ r::/ ,//l: :/:,:.i: : : :i:', 三年目からいきなり増えてますね
. i! ﾍ:',､:.',: :!: : : :', ｌ `' /:i.:/:/: lヽ: : :l: ',
l ﾍ:.ヽ.',:.i:.',: : :'., /!:ｉ/:./:!:.!:l.l:ﾄ : i: :i
ヽ、',:.',ﾍ: : :.＼ ´ イ i: :,/: :l!:l:.! l:l ヾ!: :i! 前回の考察で、局中法度が
i: :i:.lヽ: :ヽ≧..´._ .j://:./l/j:! l:! l: :.!! 完成形となったと思われる時期が
_.. !: :.! ¨ヽ: :ﾄ＼:::::0ヽ/'./／/ /' l! .!: :!:! この三年目でしたっけ？
. / .i: :i '; :i::::＼:l:/ ／´ / / !: i',:!
/ /:/ ､ !: :!:-ﾆ:j:!`ヽ !:/ !
/ / ' ', !: :!＞｡.ﾚ＼!'., /' .!
/ ／ j ｌ: i l! ` :`.＜.,_ / !
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘ⌒ヽl/////{//l
// l////l_lﾘ_ ∨i ｲ坿ﾘ/////ﾘ/∧ そのとおり、これも>>1が
/ l////lｲ匁ﾘ i/ ｀¨_彡///////ﾑ 局中法度は変化していったと
l/////ﾄ ` ／ｲ///////∧ 考える理由の一つだ
／/////ﾍ o .7￣l///////∧
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧ まあ、単純に人数が二、三倍に
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧ 増えたのも理由だろうが
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
/:::::::::::::::ゞ;;;;;;}ﾄ-ｲ;;;lミ====彡 ﾄ-ｲ.....i.......／.j::::::::::::::l////////＼
＿ -‐＝＝‐- _
_ -=ニニニニニニニニニニ‐- _
_.-ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ- _
{ニニニニニニニニニニニニニニニニニニヽ
ヽニニニニニニニニニニニニニニニニﾆア
ヽニニニニ=＝＝＝＝=ﾆﾆニニ二二／
',￣__ <.真.> ￣ ‐-/
/乂二二ﾆ＝=‐-ｰ――――――{
､＿///,＼ニニニニニニニニ二二二/ さて、局中法度の分析のため
,.ｲ/////,＼ニニニニニニニニニ,.ｲ! 「粛清者」については置いておき
,.ｲ//////／ ＿_＜ニニニ二二＞ｲ//} 「法度違反者」について見ていこう
/'" ./,イ Vﾊ. ｆァヽヽ-―f" fァ j//小
/ j/ヽl/l｀ ｰ- ― ' :' `ー ｲ///!
' V/,V! {::. //,ﾘ 乃木、これも感じたことは？
fニ-二V/小 ｊ:: 'Nﾘ
ﾉニニニ=- !ヽ _ _ ｲソィ二ニ
/ﾆニニニニ/⌒', ‐ ／!ｿ./ニニ=/
_,ｲﾆニニニニ/二二,‐-＞ イ_,. ｲ.l/二ニﾆ/
_-―==ﾆニVニニ二二/二二二,＿ .ﾊ .ﾊ´ ／ /ニニﾆ/二
_ﾆﾆニニ二二Vニニニ,ｲ;ヽニ二二, ＼V／ ./ニニﾆｲ￣
_ . - :…: :‐-. . _
, ／: : : : : : : : : : : ＼:.ヽ , ､
lly': : : : : : : : : : : :!: : : : ヽ: ／ﾊ/
/: : : : : : : : : : :､: : !: : : : : ∨//
i:!: : !: :.!: : : :.!: : : !: :l: : : : : : V: !
ｌ:l: : l.:._!l: : : : l'r:‐:.ト:.!: : : : : : i: :l
l:.!ｌ: :l´:! '; : : :! l: :/ ｌ:,l: : : : : : :!:.i そうですねえ
l::lｌ!',:ヽｌ ﾏ : l l/＿' ｌ: : : : : : !.;′
.ｌ:l:::::ヽ|!=＝ヾ ￣´ ｌ!: : : : : ;./
. l:!:::::::::::! ' jl: : : : :/′ 個人感ですが……
. jﾊ:::::::::::ﾄ ─ <ｌ: : : :/_
l:::::::::::!l!_/≧ｰ<´／!: : :/ ＞､
l::::::::/´ ヾ＝ﾆﾆﾆ/!: :/ ／ !
l:::::/l､ / ヽニ_／'!:/ ' .i
i:/ .! V 'ｔ_／ .l/l!/ ,
! !∥ `ｉ /
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━━| 思っていたほど多くない……？ │━━━━━━━━━━━
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
┌──────────────────┐
│ .│
│ 【 法度違反者、理由別 】 ....│
│ .│
│ .│
│ ・脱走 → 九人 .│
│ .│
│ ・勝手な金策 → 三人 │
│ .│
│ ・士道不覚悟 → 三人 ...│
│ .│
│ ・勝手な訴訟 → ゼロ人 .│
│ .│
│ ・不明 → 二人 .│
│ .│
└──────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
illl! ＿
lllj!. . :¨: : : : : : :｀: . ､ ／.!
／: : : : : : : : : : : : ､: : ／! ./
/: : : : : : : : : : : : : : :.l／:::::l/
': : : : : : :ﾑ: : : : : : : : :l:::::／: !
l: : : : : : /=',: : !: : : : : :!Y: : : :.!
ﾊ: : : : :/-‐ ! : l: : : : : :l/: : : :.′
/: .',: : :/Tｌ¨7 !: :l: : : : : /: : : :,′ 五年間で十七人
/ : : ﾊ;/ ｌj./ l:./!: : : :/: : :/:/
/: : : ;.「 ｌ:' l: : : /: :／/
/: :.／::::::ヽ ､ j' !: :./:,:ｲ:, ' 新選組の規模を考えれば
/:／':::::::: ／ ヽ - ≦ l: :/ ': :/ かなりの多さと言っていいでしょうが
/'" /::::::／ .ﾏﾆ二r ´!:/: : :/└ - ､
/ .i:::::/ i ´ヽ二ﾑ l/: : / ／ ',
/ l::/ ! /i_／ i: : / / ﾄ 、 平均すれば、三〜四ヶ月に一人
l/ l／ / !: / ./ ! ヽ
ｌ / l:.ﾊ ﾍ l. ヽ
l l' ヽ ﾄ 、 ヽ
!_,....._ _ ／ ＼__l ヽ ヽ
_ . . . _
,. . : ´: : : : : :＼: : : ＜. , 、
／: : :/: : : : : : : : : :ヽ: : :,.< /
. ,-､.': : : : /: : : : : : :ﾏ: : : : : ﾏﾆﾆY:V
. !,/: : :./: :!: : : : : : : :llﾏ: : : : : ﾏﾆ{: :ﾍ
v: : : !: :.l: : : : : : :l!: !´ﾏ: : : : : ﾏ!: : :.l
. !: : ;!:l: : l: : :l: : : :ﾊ:T_..」_: !: : : :l!: : : !
l: :/:l下､:ﾏ: :l: : /'rf芹l}l}: :}: :! : l: : : :! 毎月のように切腹者が出ていたという
l!:/ ;l:.lrt=ミ: l:/ 弋リ':./: /: : !: : : ′ イメージがあったんですけど
!:i: :ｌ:',ﾍ弋z)` /:,/:./: : : : : :/
l: !: l: ヽ:ヽ ' /ｲ: /: : : / : /
l: ﾄ: ! : : 7:ゝ , _─ .イ:/;' : : /: :/＿ それよりはやや少ない
!:l :`: : :ｉ: : / (ｰoﾆ{/:.i: : :/: / ￣/｀ヽ
. l:l: : : :jl: : ′ >'ﾏ.ﾆニｌ: : /:/ ' ＼
ｌl : : /.i: :{,.／ /ﾊ`´,/!: /!:!、 { ＼
. l!!: :i '/ , ､‐- ､｀´ｌ ｌ/ .|l!`､､ . ＼
'; :! /∠ ヽヾ / `┴'' ``､、 ﾍ ＼
. ヾ,γ ｭ ヽﾉ（/' /``､､ﾍ ＼
,ｨ { )_´_ノ ,_-‐='_､ ``}＼ /
／.l! ',./ } / ',,..-‐ｧ-＝ﾆ.ﾏノﾌ､ﾆ＞_-┤ ＼ /
／ .l! ',::::!/ ﾏ＝=f(ｽヽ‐¨ﾆﾆニiマニj ./ ヽ /
．-‐…‐-.ﾐ
,. :´: :: : : : : : : : :＞.．
. ,.': : : : : :／ : : : : : : : : :＞．
,.': : : : :／ : : : : : : : : : : : : : :｀:､
/: : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : ﾊ
/: : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : :ﾟ,
/: : : : : : :／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾟ, ああ、小説などでは
,': :ｰ==彡: ; : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i 「二、三人同時に切腹することも
{: : : : : : :.:/l: : : : : : : /:.:.|: : : :.／: : :|: :.:} 珍しくなかった」、と書かれたりするが
从: : : : : /7}: :|: : : : /: : :l:_」l斗:.: : :.:j : ｌ|
/≧ｭ． /: : : : : :.:{bﾉ: ,': : : :,'ｌ: : :,':r=ｘ |: : : :.,':.:.:ﾘ
. /ﾆﾆﾆﾆ=≧ｭ．: : : :./.i:f´|: : : ,' |: :.,ﾟ´ﾋ夕.}: : :./: |:/ 二人以上が同時に切腹したのは
〈二二ニﾆﾆﾆﾆﾆ≧ '．|:l| l: : :,' |: ;' /.:.:./|l ;' 佐野七五三之助ら会津藩邸での四人を除けば
ﾆ≧ｭﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:i| |: : i ﾚ′ 厶イ:.:ﾙ′ たったの一度きりだ
ﾆﾆﾆﾆﾆ≧z．ﾆﾆﾆﾆﾆ=八ヽ:.:| ＿} |:/
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧ｭ．ニ=| ヽヾ! ｀ヽ_ノ ′
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧｣／.＼ r′
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}. ヽイ
＿＿
／:::::::::::＞-‐ ーーー::::::ヽ,､-―--､,,,,,_ノ
／::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､,
/:::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､
/|:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::/::::ヽ::::::＼
/:::l:::::::::::::|::::::::/::::::::::::::::/:::/::::::::::|::::|:::/ヽ:::::::l::ヽ＼
ﾉ:::::l::::::::::::/:::::::::|::::::::::::::::/:::/:::::::::::|:::|:/｀'‐|::::::::}:::|
／:::::∧::::::::/::l:|::::::|:::::::::::/:/::::/:::::::::::|::|/ /|::::::::l:::::',
／:::::/ |::::::/::::;::::::::l:::::::::/::/:::::l::::|::::::::|:キ赤 .|::::::::|::::::', 後述するが、それも同じ罪を犯してのこと
／|::::/ |::::/:::::;::::::::l:::::::/::/::／|::∧:::::ﾄ::代ｼ |:λ:::|､::|＼
ヽ:::| /:::/:::::;::::::::::::::::|::/／::::::/::::|､::| ',| ﾚ 〉::| ';}
ヽ:ヽ //|:::::::;:::::::::l:::::::l/::/:::::／::::::|ヽ| ! ｿ::::| ! 斬り合いの回数と同じく
|ヽ / /:::::::;::::::::::l::::::/:::::::／ |:::::::::| ^" f:/|:::| 世間で思われているイメージは
/ | /::::::::;:::::::::::/:l::l::::／ ',::::::::ﾚ''- ､___/:/ |/ ややオーバーなものだ
／,|:::::::/:::／::::::::／ ＼ |:::::::|;;;;;;;;;;/|::::|
／''"/::::/::::::::::／ヾゞ ＼＼|::::::|;;;;;;／ |:::|
-''" /::::/:::::::／／＼ヾゞ ＼|::::::|;／､ .ﾉ::/
/::::/:::／／＼ ＼ ヾゞ__ノ:::::::| ヽノ:::/
/::::/::/／ ＼ ヽ ヾ::::::::::::/ヽ:::::::ノヽ
. . ﾄ.、／ ＼ ／|
. | .｀＿＿__ . |
入 | 「ミﾐ彡.|. |‐-、
て⌒ろゝ 'ヽミ冰x_|. 」ミミiiiii|. |::::::::',
∫ る、 _,..-＝:::::::::::::::::ﾞ'i;,::::::::,.化⌒3
ゝ ., ),-‐'' ::::::::::::::::::::::'i::::::::::',:::( つ
て~｀ hノ_,-‐''::::::;::::::|::::::::;'i::::::',::::',:::をヘ ノ
.｀C . や S／,-'':i:::|:::i::|:|::::|:::|'i:|:::::',:::',::::::::',ﾉノ
tv_,.〜.、(_.-'/,::::|::|:|::|:|'i:|:::|:|‐''¨＼|:::::::::::::iiii:::', 人数に関しての話はこんなものにして
／| //:::::{/ー- 'i:i::| /斤ヽ|:::::::::ﾐ;;;;ﾄ i;;.,
／/:::;;:::i,.y丕、 'i|. ゝ以ﾉ|::::::::::ミミ:::',｀ヽ、
/ :::::::::i,込ン 不::::::::::::::::::::|'i:i, ヽ、 次は「法度違反者」たちがどのようなケースで
. |/| .人ﾐ'i、 ｀ /:::::::::::::::|:::|:::| 'i:i, .|｀', 処断されたかを詳しく見ていこう
.| i |;;iiii',', ﾚ|::::::|::::|:::|;;;ﾐ::| |;|
. V |::|;;|iiii.丶､、^ _／|:::::::|:::|:::::|:::::;ﾐ| |i|
ﾉ|:|::::|;;;;;;;| ﾞ, ´ |:::::::|:::|::::|;;;;;;;;ﾐ|,|i|
ノ;;|:|::::|;;;;;;;;|ゝﾍ / |::::::|;;;|;;;|ii|;;人ﾐ|;;|
_,.-‐''''''|::::::::|;;;;;;;|、 ',.', // |:::::::|;´彡ﾄ;;;;;;;;＼;',
. _,-‐'''ﾐミしノ:|:::::::|;;;;;;;|｀', ゝ ｿ |::::::|ﾐ::彡/',::::::'''=‐-.,_
> 丶ミ:ノ|:::::::|;;丿 ',// / | ゝ::::::丿 '''=''''' ''‐-.
彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,. -‐''"ソ
ノ-:::::::::::::::;;;;;;;ノ:::;;;;;;;;;;;ゝ;;;;;;;;;;彡
イ:::::::::::::＼;;;;;;ノノ:::;;;;;;;;;;;;;-=ニニ==z__
,イ:::::::彡ミ::::::::＼::＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄミz_
/:::::::::::::::ミ::::::＜::::::::::＼;;;;;;;ト;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;llト ／
彡ニ;;;;;=;;;==-;;ミ:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ ／
//::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ:::::::::::::::lノ::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;彡--／
<:::::::::::::ﾊ:::::＼::::::::メ:::::::::ヽ:::::::::ﾄ:::::ゝ:::::;;;;;;;ノ ＼ ;;;;
l＼:::＼::ヽ:≧:ゝ=--ゝ =--:::::::::::::::::;;;;;;≧ ￣7;;; まず、「勝手な訴訟」
`, ﾊ:ヽ::::::ﾄヽ=- 彳=彳:::ヽ:::::::ヽ:::::ゝ:::::l < _
ll ヽ::::ヽ:::::ヽ::＼弋5乂::::{＼:::::::/ ヽ:l ／
ﾉ ゝヾ:::::::::lヽ￣` ヽ::::X／/ ﾘ ／ ……まあ、これは該当者ゼロなんだが
ヽﾊl::::::! __ _,,.-''"´ ／
＼ヽ _,,`／ ｀ ／
┌-ﾄ‐-z_/ _,,. -‐''"´ / ＿
/ ￣ `y' ／ l / ／:::
/ ／ ￣ . < ／ l / _,,. -‐''"´:::／::
- __x￣`-Y 气 ／:／::::::／:::::::::::::::::::::::Yj
l :::::::::::/ /:::7 ￣ ／--七---x／::::／:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::l:l
.l :::::::￣::::/ゝ ノ / l::::::::＼:/:::::::::／/::::::::::::::::::::::::::::::lﾍ
l ／ ::::/:::::::`--j/ / l:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::l
┏━━────────────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
一応、松原忠司の死について、
桜井慶次郎という人物に訴訟に関する頼み事をされ、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
-－―‐- .
´｡ﾟ｡°／￣￣ヽ 丶
∠_｀ｉ ″ ／／￣｀ヽ 」 ヽ.
, ' ﾆミi｣{{∠∠ニ二 _ |i |ｉ '.
. / . - _ .. -―- ､ ｀ヽ |l lj i o
/´_ -‐''´ ＿_ ヽ lj - ､! ゝ;:ヽ-‐―ｒ;;, 。
. //´ _ -‐''´ .:.:.:. ｀ヽ,＿_| / , -､丶 ,,____＿冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼ ,,,,,,,, o ／
....-<⌒丶 / { ｰ〈 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:__',___| /⌒ヾ｜"｀ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从 （;:;:;:;:ヾ-r
....／｀ヽ.__〉 ｉ |＼-＼ .:. , ― 、.:./:::::::ー| |ｉ ├- ､ | | 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:） ０ ソ;:;:;:;:;:;:;:｝
ハ ！ ', :.:`ー'.:./.::::::::::し'.::::::::::::::| lj ） }ﾉ | ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ ゞｲ"ヾ,:;:,ｿ
. ,.ｲ 〉 ', ', :.:.:.:.:.:.{:::::::::::::::::＿_:::::::::} r‐､_ノ ,′ (;:;:ノｒ-´^~;;r-ー⌒｀ ,.、
／} ', , :.:/⌒i, 一ｧ'´ /⌒/ ヽ.___／ " ,,,, _;:;:⌒ゝｿ;:/
, ′ ′ Ｖ⌒ｌ/ ′ ／⌒ ′ ／ （;:;:丿 （;:;:;:;:;:;:;:;:;:)
／ ヽ ＼ `ｰ―一´ ／ / ヾ;;;;;;;;;;;;/; ＼
....‐'´ ,. -―: ､ ＼｀￣￣￣￣ ! ／: ´ /;:ﾉ 。 。
. -‐ｧ'.:.:.:.:.:.:. .:.＼＿ 丶､ ＿_ '´ ヽ／ﾝ'´／.: （）
Ｖ.:.:.:.:.:.:.:.:. .:.／: : : ＼_/ / ／／.: .:. .:. .:.
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.:.:.:.〈.:.:/.:.:.:.:.:.:. :. :.〈￣￣￣丶__／ ／.: .: .: .: .:. .:. .:. .:. .:.
.:.:.:.:.:V.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:. :.＼ ／.: .: .: .: .: .:. .:. .:. .:. .:. .:
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これが法度に引っかかり、
処断されたという説もあるが、
┃
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┃
当の桜井の日記には、
┃
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＿
.／三三ﾆヽ
./ニ三三三ﾆ`、
{ﾆ三三三三ﾆﾉ
.',三三三三ﾐ/
.',ﾐ三三三ﾐﾉ 松原さんに新田開発について
._.,/ニ三三ﾐ/ 奉行所への口利きを頼んだんですが
_,, ．‐''ﾆ三三三三.`- ．,_
f´.三三三三三三三三三三｀'' ､
lﾆ三三三三三三三三三三三ﾆ', 断られちゃいましたね
!.ﾆ三三三三三三三三三三三ミ',
l.ﾆ三三三三三三三三三三三三',
.!ニ三三三三三三三三三三三三',
..',三三三三三三三三三三三三三i
',ニ三三三三三三三三三三三ﾆ.l
',ﾆ三三三三三三三三三三三ミ.l
',ニ三三三三三三三三三ﾆlｰ-┘
.|ﾆ三三三三三三三三三三.l
┏━━━━━━━───
┃
と、書かれており、
┃
───━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
断ってんのになんで処断されんだよ、
ということで、この説は採らない。
┃
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-──- ､
, : ´ ﾟ ﾟ ＼
/ ｲ::_ﾊ ﾟ ﾟ ,ｨ_::ヽ ヽ
7 {:/ i / V:} i
r ､ / } ! , - - 、 !
ヽ ＼7 7 _,i ' i .ﾚ:､ 他にも銃殺説だの
<_ ー' レ,⊃ {n ', { 0 0 } < } 俺の死因って眉唾な記録が
/´,: :'´ / ハ j ',ヽ =￢ ￢= ' 7_} ﾉ 妙に多いんだよなぁ……
７::>､_,.ィ´ ヽ.ﾊ u i_／
/ ､:::::::::ﾉ 人 ｒ──ﾍ ｲ
,' ￣ ﾍ-z--=====<_,.- ＞ ` ⌒^´＜, -､_,. -─-y.:─y─ - _
{ / ',::::i: : : : : : :7＿__ ' ￣ ＿,i: : : : : : : / T/ ｒ'
,ハ ´`ー-i::::i: : : : : :.i:'、 ｀Ｙ´ ,ｨ!: :i: : : : :{ .|:フ´ﾉ 从
￣ヽ､＿ ∨i: :|: :|: :{:::::::::::::------::'::::::!: :|:⊂ヽ:j ∠::::L /
￣￣Vi: :!: |: :.＼::::::::::::::::::::::::::::／: ﾉ: :,ハ ヽ rテ´
＼!:.ヽ: : :.＼::::::::::::::::／: ／: : : : :|＞- __,.ｨ─ '
7: : : :＼.: ::＼::::／: γ===､: : : !
〈: : : : : : : : : : : : : ／:{{ 亀 }}: : 人
〉: : : : : : : : : : : : : : :.ゝ--': :.〈
＼: : : : : : : : : : : : : : : : : : :／
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.
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘゝ--l/////{//l 少し話はズレるけれど
// l////l-ﾘｲ ∨i ｲ坿 /////ﾘ/∧ >>1はだいぶ新選組解説本を読み漁ったが
/ l////l弋刋 i/ ｀¨_彡///////ﾑ
l/////ﾄ ` u ／ｲ///////∧
／//// ﾍ _ -,ｧ 7￣l///////∧ 「勝手な訴訟」について多少なりとも言及された本には
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧ ほとんどお目にかかったことがない
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
/:::::::::::::::ゞ;;;;;;}ﾄ-ｲ;;;lミ====彡 ﾄ-ｲ.....i.......／.j::::::::::::::l////////＼
,.': : : : ;ｨ: : : : : : : : : : : ;ｨ: : : : : : : : : : : : ',
/: : : : /lll!:!!: : : : : : ;/: /lll: : l: : : : : :!lliiiiiiiiillj.￣/
/:: : : :/ ` l:ll!: : : : : /: /llllll! :.l: : : : : :lllllllllllll/_.../
/{: : : ;ｰ-‐ T'; : : : /j:/ｰ--l: :!: : : : : :jlllr: :´'
/ ﾊ: : :' '; : / / l:,': : : : : /': : : :,'
./ハ:.l ==＝ ∨ '＝＝==/: : : : : /: : : : ' まあ、該当者ゼロで
/: : l` /: : : : : /: : : : ' 語ることなんて無いに等しいですからね
/: : / u / : : : : /: : : : /
/ : / ＞ _ __-_‐- 、/: : : :／: : : :／
. .': :/ i≦γヽ≧-/: : :∠ _: ｲ／
; :/ r= ｌ三ゝ<三_/: ／ 〉
l:/ i ,〉マl＞-/; ' ´ ` ｧ､
ｌ{ / l// `-‐/' lll ／ l
l j llｌ {! lll / !
＿＿
／:::::::::::＞-‐ ーーー::::::ヽ,､-―--､,,,,,_ノ
／::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､,
/:::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､
/|:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::/::::ヽ::::::＼
/:::l:::::::::::::|::::::::/::::::::::::::::/:::/::::::::::|::::|:::/ヽ:::::::l::ヽ＼
ﾉ:::::l::::::::::::/:::::::::|::::::::::::::::/:::/:::::::::::|:::|:/｀'‐|::::::::}:::|
／:::::∧::::::::/::l:|::::::|:::::::::::/:/::::/:::::::::::|::|/ /|::::::::l:::::',
／:::::/ |::::::/::::;::::::::l:::::::::/::/:::::l::::|::::::::|:キ赤 .|::::::::|::::::', だが「職務編」で述べたとおり
／|::::/ |::::/:::::;::::::::l:::::::/::/::／|::∧:::::ﾄ::代ｼ |:λ:::|､::|＼ 新選組が民事訴訟について
ヽ:::| /:::/:::::;::::::::::::::::|::/／::::::/::::|､::| ',| ﾚ 〉::| ';} 関わっていた形跡はちゃんとある
ヽ:ヽ //|:::::::;:::::::::l:::::::l/::/:::::／::::::|ヽ| ! ｿ::::| !
|ヽ / /:::::::;::::::::::l::::::/:::::::／ |:::::::::| ^" f:/|:::|
/ | /::::::::;:::::::::::/:l::l::::／ ',::::::::ﾚ''- ､___/:/ |/ だから、例え切腹者ゼロだろうと
／,|:::::::/:::／::::::::／ ＼ |:::::::|;;;;;;;;;;/|::::| 新選組と訴訟について調べていけば
／''"/::::/::::::::::／ヾゞ ＼＼|::::::|;;;;;;／ |:::| もっと違う面が見えてくる気がするのだが
-''" /::::/:::::::／／＼ヾゞ ＼|::::::|;／､ .ﾉ::/
/::::/:::／／＼ ＼ ヾゞ__ノ:::::::| ヽノ:::/
/::::/::/／ ＼ ヽ ヾ::::::::::::/ヽ:::::::ノヽ
,...．-‐‐…‐‐-=‐┐
,. :':´: : : : : : : : : : : : : ',l｀: ､
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.'.,
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : ＼.:'.,
/: ,: : : : : : : : : : : : : : : :.:,斗-‐|.:',:ヾ:ゝ
./／/: : : : : : : : : : : : : : :./:/.,仆|:.:}ﾄ､:}
´ /: , : : : : : : : : : : : : :./..´<_lﾉ.jノ､_.ﾘ
/／/: : : : : : : :_: : : : :{ / これからの研究に期待だな
´ /:/.: : : : : : :i ',: : :.:.', }
/´{: {.:.: : : : :.i､ ',:.:.,､:.', ' ´|
|: ﾄ､: : : : :i ｀ヾゝヾ.、 | さて、次は「士道不覚悟」
|＾l. ',: : ﾄ､i. ¨ .…‐- ‐ ′
{｀＞ヽ,/. ,.' ´
┌‐┴‐‐- ．｀＞ , . /
〈 ｀＞ , ｀＞- ．._,ィ´ヽ、
∨ ｀＞ ., ｀７ヽ ゝ、
,└‐‐‐‐- ．.. _＿＿__ ＞ .,_/(_ノ｀. ｀i
/ ／ :::::::::::::: ､＼‐- ．..._>(_ノ` . ト､
./ .／/:::::::::::::::::::::::＼＼. ＼(, ｲ .ﾊ.∨
/ .／:::/ ::::::::::::::::::::::::::::::＼＼. ＼ ﾊ.∨
流石に隊士個人に訴訟を持ち込む奴がいなかったってことなのか
,.ｲ . .-. : ¨:¨: : : -. .
/. ´: : : : : : : : : : : : :_＞ ヽ
.／: :.l: : : : : : :;l!:l: : : :V//!／
/: : ;ｨ:!!: : : : : : !lll:l,: : l: :V'´: l
//: :'`!l ﾏ-: : : :'-‐}!ﾏ:.l: : !: : :.!
.{ﾊ: l┬┬‐.: : :/┬┬ V: : !: : : ! 前回も言いましたけど少ないですね
. l!ハl弋ﾉ ヽ/ 弋ﾉ /: : !: : :,
ｌ'!.:.} /: : /: : /
!: ( u , - 、 /: :.ム- ' たったの三人だけで
ｌ: :./¨ ァ=‐＝ﾆ７: :/ ┐ 「法度違反者」全体の
.!:.ｉ r' マﾆﾆノ!:/ / V 約二割ですよ
i:.l }ヽ〃｀´ |{.､/ ヽ
v .〉 〉,､＿r-ム､ ＼
＿ -――‐-- ､
＿_-‐=ニニニニニニニニニニ/
＿-=ニニニニニニニニニニニニ二二/
__-ニニニニニニニニニニニニニ=＝-―-/
__-ニニニニニニニ二二二＞‐''" __/
. <ニニニニニニニニニ＞''" ,.- 、 -‐7/ハ
＼ニニニニニ＞''" ＿‐ニゝィ///////ﾊ
｀"‐-=ｒ''"ｒ'"ヽ ＿-ニ三三////////////ﾊ その三人がどういうケースだったのか
ヽ 乂.ノ＿-ニニニニニ,ｲ/////////////ト､
（lﾆﾆ二二二二二二／///////////////!｀ヽ
|ﾆニニニニニニ／ｌ'|｀二ゞV//ｉイ ;ヽ//,ヽ 以下に詳しく見て行こう
ｌﾆﾆニニニニ／ ,.ｨ'lィ;ﾘ l |/,| !ソ.!//ト !-―＝＝ｧ=‐ 、
ヽニニニ＞" _ i l'l`´ ノ l,'ﾘ ィ///l ｀￣￣イニニﾆ!
｀ｰ,.=イッヽ" ｀ l|￣ ｌ'l , V//,! ／二二二ニ|
ﾊ∧ｰ'"ｌ l' ! / `ヾ, イﾆ ヘ二二＝┴-
Vへ !_ ,. ＜ﾆﾆ／ ,. イ二二二ﾆﾆ
ヾ//＼ _ - ／ ／二二／ ,.＜二二ニニニﾆﾆ
__-ニ二＼ － ／ /ニﾆァ＝イ二二ニニニニニﾆﾆ
/＼=ﾆﾆニ二丶_ .ｲ ! ,.lﾆﾆア.／ニニニニニニニニニニ
__-=l ＼=ﾆﾆニ二ﾄ ／ lﾆ／,ｲ二二二ニニニニニニニニ
／ニニl ｊ＼ニニニ! Y ／.／二二ニニニニニニニニニニ
,ｲ二二二l. / iヽニニ! l／ ／仁二二二二二ニニニニニニニ
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┏━━━━━━━━━━━───
┃
まず、瀬山滝人と石川三郎。
┃
───━━━━━━━━━━━┛
,.., ,...,＿＿ ,.., ,...,＿＿
,...::-‐''"／ ｀`ｰ ､ ,...::-‐''"／ ｀`ｰ ､
､_,;ｰ'" ／ ｀"'-, ､_,;ｰ'" ／ ｀"'-,
`ー＝, ／ / 瀬山 ヽ `ー＝, ／ / 石川 ヽ
,／ f ＼ ｀l、 ,／ f ＼ ｀l、
ｌ/'i / /´rヾMFヾ ＼ ヽ 、 .1 ｌ/'i / /´rヾMFヾ ＼ ヽ 、 .1
! | l l ヾ（::::: ヽ〉ヽ）ヽ ｀ｌ ミ ー .、 | ! | l l ヾ（::::: ヽ〉ヽ）ヽ ｀ｌ ミ ー .、 |
| {ﾚヽ〈:::~｀`'' ´ ｿ |! l } ミ. ミ ﾄ | {ﾚヽ〈:::~｀`'' ´ ｿ |! l } ミ. ミ ﾄ
ﾚヽ,;:::''''`':;|;il~,. -‐' ル ）ﾉｌ / ミ ﾉr^,ヾ ! ﾚヽ,;:::''''`':;|;il~,. -‐' ル ）ﾉｌ / ミ ﾉr^,ヾ !
ゝ l;ｭ=≡{., (;;,（ﾆ＝=＝､-.ｌ! li /ｿ ;;）|./ ゝ l;ｭ=≡{., (;;,（ﾆ＝=＝､-.ｌ! li /ｿ ;;）|./
｀!;ｪ‐・ｵ ""'''< `・ｰｚ'ｰ'~ |/ フ;;i |! ｀!;ｪ‐・ｵ ""'''< `・ｰｚ'ｰ'~ |/ フ;;i |!
|:'""`')' ＾ヽ;｀￣,. -‐'^ i|;;;;ﾉ/＼ー-､-.,＿ |:'""`')' ＾ヽ;｀￣,. -‐'^ i|;;;;ﾉ/＼ー-､-.,＿
!;:.. .:;i| ;, ~､´ ,/ |,..ノ; ＼ ゝ ヽ｀`)､.,_ !;:.. .:;i| ;, ~､´ ,/ |,..ノ; ＼ ゝ ヽ｀`)､.,_
｀`ヽ（__,,,,...） ＼_,,..-' |;;; |〉 ﾄli ヽ ｀`ヽ（__,,,,...） ＼_,,..-' |;;; |〉 ﾄli ヽ
|::::::::J..,,_ ＾ヽ, : 1, ;!;: /l､ ） | |::::::::J..,,_ ＾ヽ, : 1, ;!;: /l､ ） |
ヽ::r,―--一' . , il／::: :: / ! ; / ヽ::r,―--一' . , il／::: :: / ! ; /
.／/'i`ー-'´; ' ;. ',／;;;::::: .:::::∧ } ヽイ .／/'i`ー-'´; ' ;. ',／;;;::::: .:::::∧ } ヽイ
／ / L.;_';＿._,`.ノ;;;;;;:::::::...::::::::::/ ヽ ｌ ´{ ／ / L.;_';＿._,`.ノ;;;;;;:::::::...::::::::::/ ヽ ｌ ´{
/ |/::::::::::/;;;;／;;|;;;;;:::::::::::::::::::::::（ 〉{ 〈/ |/::::::::::/;;;;／;;|;;;;;:::::::::::::::::::::::（ 〉{ 〈
/ /:::''''''''/;;;/ :::::|::::::::::::::::::::::::::ト / 〉 / /:::''''''''/;;;/ :::::|::::::::::::::::::::::::::ト / 〉 |
| / |;;〈 ::|::::::::::::::::::::::::::::＼/ / | / |;;〈 ::|::::::::::::::::::::::::::::＼/ / {
┏ ┓ ┏ ┓
┃ 瀬山滝人 ┃ ┃ 石川三郎 ┃
┗ ┛ ┗ ┛
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
彼らは「壬生浪士始末記」によれば、
二人揃って町家の婦に密通した。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ｆ⌒ﾌ
《"´
ノ⌒ヽ、 V´￣｀ヽ
｀ヽ._,ゝ) |ﾄ､｀ヽ、}
`v/ `ｰ､ｿ
＿_〃__ ′ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
（´二 二二 ｀） | 奥さん、いいことしようぜぇ？ ＞
) ｰ -+--‐( ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
/ .:' ｌ! :.. ヽ.
ｉ :: l| : ｉ
| :: |ｌ : |
|.. . . :: ..|| . . . . .| ) |＼ /＼ / | ／/ /
| ﾟ :...::....|!. . ..:...::..| ( ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
| :: ｉ! : | ＼ /
| :: !! : | )､ ∠ ああっ、いけません！ ＞
| :: ﾟｉl ゜ : | ソ ／＿ ＿ ＼
| ::゜|!゜ : | ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
| :: ｉｌ : | /／ |/ ＼/ ＼|
ｌ .....::..!ｉ.........: |
ヾ. ::″ ゜. ﾞヽ|
ヽ :＿＿＿__丿 /´⌒ゝ‐-､
. : .: (´⌒ゝ （ レ'ﾌ ﾉｰ-､
｀｀´ /⌒/´ｆ':::;:;｡' }
. . .: : :{ {_ノ-､ﾟ'”ゞ-＜
. . : :{`ｰ-､ . : : :ヽ._ 〉-、 }"´ ﾉ } r‐ ､
. . : (⌒ヽ ヽ. 〉 . : : :::{ 〉‐-＜.._.ﾉ _ノ ﾉ
: : ｀ ｰ' ￣´ . : ::::｀ーヘ.＿_ノ ｀￣´
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「婦に密通」ということは、
相手は人妻だった可能性が高い。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
江戸時代、密通は死罪である。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
／￣￣ ＼
ヽ _,.ノ ノL＼
（○）（○ ） ⌒ | ＿
（__人＿） | ＿,. ー : : : : : : :ヽ
}ﾄ┬r} | ＿／ : : : : : : : : : : : : : : :＼ だから当然
'､｀⌒ ´ |＜ : : : : : : : : : : : : : l :/ : : : : :.＼ お前らも切腹じゃーー！
| ｨ {､ : : : : : : : : : : : : : : :}/ : : : : : : : :.＼
,.＜`ｭ`ｰ─_´_ノ ﾄ、＿: : : : : : :./.:／￢＜_/ : : : : : : : 〉
／ : : : :＞￣Λ:::::}＼ }: : : : : : : :{/／ ＼ : : : : : : 人 レイバー芹沢がデカイ顔してた時代とは
,.＜ : : : : : : : : :.＼V:::::ヽ |.: : : : : : : } ヽ : : :／ ヽ、 もう違うんだよ！
/ : : ヽ : : : : : : : : :.＼:::::::ヽｉ : : : : : : :i `￢´ 〉
/ / : : : : : : : : : : : : : : : .＼:::::| : : : : : : :| Λ 、_ ､`〉
} ／ : : : : : : ∨: : : : : : : : : ∧| : : : : : : :} ヽ Y` /
V} : : : : : : : : : :.＼ : : : : : : : : :/ : : : : : : :' └´￣
ゝ : : : : : : : : : : : ＼ : : : : : : : : : : : : : ｲ
ヽ : : : : : : : : : : : :.＼ : : : : : : : : : : : {
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
よって同日に二人とも切腹している。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
次の士道不覚悟者は、田内知。
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
,.イ⌒´￣｀` ヽ
／ ヽ
/, ／| ヽ
イ,',' / ___i |i ヾヽ
//| ! | ＿|'ヽl |从从 ヽゝ
{ l ｲiiil 'ｲiii> lｿ
､ '___ /' ┏ ┓
ヽ., ／ ┃ 田内知 ┃
r≦| ＞''´ |ト, ┗ ┛
| ￣l /´ゝ､
.,. －'´`ﾞ L/ ｀－､
./ o ヽ
/⌒ l
｜ o .! l
| ヽ' | 〉
| i/ o | 〈
｛ | i l
.} | ｏ i |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
田内は八条村に愛人を囲っていたのだが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／｀ヾヽ ／:.:＼
／⌒ヾｊＶ}｝､_＿_/ ／:.:.:.:.＼
/.:.:彡'⌒¨¨^:.:.:.:.:.:.:^¨¨⌒ヽ:.:. Ｙ
/／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼＼j
／.:.:.／.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼＼:.｀＼
/.:.///.:/.:./:./:./ .:.:.:.:. Ｙ:.:}:.:.:}:.ヽ:.:.:.:.:.
/.:.///.:/.:./: :ｉ:.:.i: :/｀Ｙ:.:|:.:.|:.:.:|ｉ:.:|: ｉ:.: :i
.:.:/'ｲ/.:.:i.:.:斗┼┼:| |:.┼┼-ミ､}: |: :i:|
ｉ:/ :|{.:{: |{:.|八八从{ }:从从八リ川:.:从
|{ |{:.{: |{.:| ,ｨ斧冬ﾐ ｨ斧冬ﾐｲ刈//:ｉ
八 |乂:ﾘ从 戈rリ ,戈rリ 彡ｲ|/: :| ┏ ┓
＼|:.:.:.i:|乂＼ 、 /ｌ.:l:| i: :| ┃ 田内の愛人 ┃
|:.:.:.l:| |ｌ小. 、＿, / :ｌ.:l:| |:.ｉ: ┗ ┛
|:.:.:.l:| |l:.{:.:.i:.. 、 イ:|:i:}ｌ:.l:| |:.|:ｉ
|:.:.:.l:| |l:.{:.:.|:.:|:ｉ＞ｰ＜ ::|:.|:l:}ｌ:.l:| |:.|:|:ｉ
|:.:.:.l:| |l∧:.|斗} い、从| |:.|:|:|i
从:.斗{{彡':{........、 /........ /小}}jト:〔||i
/／i:i:i:ｉ{{、 ＼ ´ // | }}:i:i:i:i:ｉﾄ､
//:i:i:i:i:ｉ:ｉ{{:i＼ ..斗:i:i:}}:i:i:i:i:i:i:i:i:,
//;i:i:i:i:i:i:ｉ:{{:i:i:i:i≧=---=≦i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ}}i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:,
//.:i:i:i:i:o※{{※o≧{＞＜}≦:i:i:i:i:i:i:i:}}i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:,
//.:.:{:／o※※※※g＞＜}≦｡o※※※g｡:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:,
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┃
この愛人が、水戸藩士とこっそり密通してしまう。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
- ―― -
,.ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀:.＜
/:.:./.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ_ .ﾄ､_人_,イ
{:.:i:.|:./:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.::.＼:.:.:.､.:.:.＼ く .七_ 7
＿＿ j:从{ﾊ:.乂:.:.}:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.V:.:.:}:.:.:.:.:} | (乂 ）|
,.ィ≦ニニニニr'' 赱ﾒ:.:./:.:.:.:.|:.:.:i:.:.:.:.:}:.:.:.i:.:.:.:.ﾘ | あ.|
/ニニニニニニ { _///j:/:.:.:.:.:.:{:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.;:.:.:./ | / .|
ニニニニニニニﾊ}':.:）／:.:.:彡イ:.:.:|:.:.:.:.|:.:ｲ:.:.:.{ | ./｀し.|
ニニニニニニニ し'/-＜-へ ノ:.:.!:.:.:.:.|:.:.|:.:.:.::, | つ.|
ニニニニニニ ＞／:／ ｀ヽ{:.:.:.ﾊ:.:.:.:.!:.:.|:.:.:.:.:ヽ ）(⌒⌒)
ニニニニニ.／ /:.:/ |:.:∧:.:.:.:.|ヽ:!:.:.:.:.:ﾄ:.＼ ノ. ＼／､
ニニニニ> ´ /:.:/ !:.{ ',:.:.:.:{ ∨:.:.{ ',:.:, ￣｀v-√
ニﾆ.＞ ´ /／ ＿ |:.:! ',:.:.:', }.:i.:| }:.:}
＞ ´ J ,..z≦} ｀ヽ ',:.:', ヽ:.:.ヽ .|:.|:.! ,:.:.;
イ ／ ｀ヽ }.:.} }＼:.:.＼:.:.V:.:/
_,.ィニﾆ./ |:.:! ﾉ ',:.:.:.:.＼ヽ
,.:≦ニニニﾆ{ |:.; }:.:.:}:.:.:.ヽ＼
ニニニ｀ヽニ.ﾊ j j/ |:.:.ハ:.:.:.:',:.:.＼
ニニニニﾆ＼ ﾍ i / |:./ }:.:.:.}＼:.:.', i
ニニニニニニ',ﾆ.､ { j/ j从:{ }:.:.} |
ニニニニニニ ',ニヽ ', ／ / `'' ＜..＿＿＿ 从 j!
ニニニニニニﾆ}ニﾆ≧..＿', __/ﾆｱﾆア__ `＜ｱ-､_
ニニニニニニ≧ ､ニニニﾆﾍ ノﾆ/ﾆ/ﾆ/ｲﾆア ＼ゝ_ヽ_
ニニニニニニニニ＼ニニﾆﾆヽ {ニニニニニﾑｰｧ ヽ ゝ く i
',ニニニニニニニニﾆヽニニニﾆ＼ ノニニニニニ r ´ .', ｀ヽ .!
ﾊニニニニニニニニニ ',ニニニニ≧=- "´ ..／ニニニニニ／ .i ',|
’ニニニニニニニニニ.',ニニ＞≦..,,＿,..ィ≦ニニニﾆ＞''"´ } ',
ヽニニニニニニニニ.＞＜ニニニニニニニニニ.／ .!
＼ニニニニニニニニニニニニニニニニニ／ }
｀''＜ニニニニニニニニニニニニニﾆ／ J / ﾊ
}.＞ ､ニニニニニニニニニニﾆ／ i ／ /
＞ ´ ＼ニニニニニニニﾆ＞ ´ | ／ i ′ i
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┃
ところがある日、逢引の最中に
田内がやって来てしまった。
┃
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γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
＜ おーい、入るよー |
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
／｀ヽ ＿_ ____,／＾＼ ∧＿_
/_＞: :´: : : :｀:´: : : ｀: .､: :.＼ ￣1i
,. : ´: : : : : : : : : : : : : :‐- .､:＼: :.ヽ 《
／ ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ:.ヽ: :.} ≫
/ : / : : : : : /: / : ,: : : : : : : : : : : :’，:V
,: : :/ : : : : : /: /}: /{: :|: : : : :ヽ: : : : : ｉ: :|
. : :/: : : : : _/}ノ' ｊ/ ヽ{＼: :__ :‘，: : : |: :|
ｉ : :i!: : : : : ム≧ﾐ x≦zx、|: : :ｉ: |: :|
|: :八: : : : ｛ ﾉ:::｝゛ ´ ﾉ:::::｝ ｝!..: :| ｊ: :.| まずいっ！？
. ｊノ ヽ: : : | Vソ Vソ /: : :ｊ/: : |
i＼_:ゝ ′ /: : /´|: : :!
|: : :八 ｒ‐-､ /: ／:..:.|: : :| 押入れに隠れて！
|: : :| : ＼ ヽ ﾉ u /イ |: : : |: : :|
ｊ : : |: : : :|｀ ト .___. : ´|:.ｌ:.:|: : .:ｊ : : |
.': : ,∧ : : |/'ｊ {｀ヽ|: : /:..: :.|
. / :_,ム=ﾍ:..:|:｛‐- -‐｝ ::|: /､: : : |
,／{::::::::::::::ヽ{::∨´二二｀V ::::ｊ/::::::＼:.|
/´＼＼::::::::::::::::::‘,´ ｀ｊ'::::::::::::::::::/｀7 ､
/ ＼＼::::::::::::: ‘, ,'::::::::::::::／／ ヽ
. / ＼＼::::::::::‘, /::::::::::／／ /
/／ ､/ ＼＼:::::::‘, /:::::::／／ V ｉ
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┃
間男は隠れたが、飲み食いしていた
酒肴については隠す暇が無く、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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. ┌―――――――――――――――┐ 〉 〈
| _,, ---――--- 、 | ,..‐'" `ｰ.､
| ,,. イ´____,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,_____`ヽ、 ,＿＿ | l ;l
. | ／o. l´､､､､､､､､､､､､､､､､､､二｀＞三〈 | | |
. | ｀''ー-〈 >ｰ - - - ‐ ' ' ' ' "´／／￣￣ .| | :|
| 〉 ,,. -''" ／ | l l
| ヾ､' ' ' ｰ ‐ ' ' ´ ／ | i⊂二⊃i ヽ. .ﾉ
. | `'''''ー‐---―'''" | l l `''ー---―''"
. l二二二二二二二二二二二二二二二二二l ヽ.,＿_,ノ
l三三三三三三三三三三三三三三三三三|
┏━━━━━━━━━━───
┃
田内は当然、不審に思う。
┃
───━━━━━━━━━━┛
, ' ⌒ヽ
,.イ⌒´￣｀`ヽ ヽ ？ノ
／ ＼ |／
/, ／| 、 ヾヽ
イ,',' /_,,,,,', |ヾ､ヽ＼ヾヽ
／/| !| z==ヽ| ==z | ゝ
{ l ┴' ' ┴ :|ｲｿ なにこれ？
´'., '__ /'
ヽ., ´ .／
r≦| ＞''´ |ト, 誰か来ていたの？
| ￣l /´ゝ､
,. －'´`ﾞ L/ ｀ － ､
／ o ヽ
/⌒ 〃
｜ o / {
| ヽ' / 〉
| i/ o ｲ 〈
｛ | i l
.} | ｏ i |
/: : ＞-====ミvー＜⌒ヽ
/:／: : : : : : : : : : ￣: : ＼:.i
'/: : : :/: :.:ノ:.i: :/: : : : : :ヽ:＼ つ
.. /: : : :ﾒ､／/:/}:/u:.ｉ:|:i: : : : ',ヽ: ､ っ
,:: : : :x＝==- /' ､_}ﾉ从i: : : : i: :）:）
/i:ﾊ: : :i{ （◎)::::::... 示ミ≦: : : |:/ｲ
,.:.|:i: ｉ:从:::::::::::::::::::::::乂ソ从: /从:.|
/:.:乂八圦 u / 7 r ､ / Y/i: : :| えーっと、えーっと、これは……！！
. /: : : : : ｉ: : -r 乂_ i _i ﾉi ﾉ/ ヽ: :
/: : : : : : |/ ゝﾉ_ﾉﾉVr- ､ﾉ__ と´八
/: : : : : イ:{ ﾉ 7 U-ァ､ ￣ ヽ r‐ｲ: :ヽ
, 'i: : :／八; ゝ ｧ-=彡| /: : ゝ ＿__ﾉ : : : :.
／ l: : :i i ーr ＼: V: :／ ＼彡:i |: : : :i
.／' |: : :ゝ ____/ ／: ￣: :＼ Y: :| : : : :.|
|: : : : : : :|.{ ／: : : :八 : : : i 八 ! 从:.:.:.|
|: :|: : : :从 ゝ ＼: : /: :ｉ:＼: ﾉｲ: :从/: :.:）:八
l:从: : / ヽ/ （: : : : :!: : : ） V:./ ＼/´
|' ヽ{ 人 ⌒ー⌒´ 入::.､ ＼
/: /: ≧=---へ__／: : :ヽ:ヽ
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
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／´￣￣￣＼
／::::::::::::::::::u:::::::::＼
/:::::::＿＿、:::間男:::::|
/:::::: ＼＿＿ヾ:::::::::::::::|
|:::::::::::.u :::::::::~~ﾞヾ::::＿i
|:::::ｕ:::::::::::::::::::::::〉ヾ＿i （これじゃあバレるのは時間の問題だ！）
|:::::::_::::-r‐┬─‐ｊ:::::/
|:::::(L _/ / //:::/
/:::::::::::::::￣"￢ン:::/ （ええい、かくなる上は！）
／.::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
／::::::::::::::::ヽ._＿＿＿ノ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{
／::::::::::::::::／::::`￢_::::::::::＼
／::::::::::::::::__/:::::::::::!:::::::}::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::/::ノ::::）(:::::::::/::::}::::::::::::::::＼
/::::::::::::::::::::::〈:::::::::::⌒ヽ:::::::/::::〉::::::::::::::::::::＼
/:::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::::::::::/::::/::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
{::::::::::::::::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
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/: .: .: .: .: . : ./ _,,.-‐''" / / /￣|| |: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: . _,,.-‐'': : : : : 三 二 ﾆ ― / || |￣|| | || | || |: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//:: : : : : : : : / / 三 二/ || ― | || |_|| |_|| |: .: .: .: .
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/: .: .: .: .: .: .//: : : : ヽヾ｀;;:} 三 二 ﾆ ― /＿_|| .| || .| |: .: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//: : : : Ｚ::::Ｚ,,, / / =￣ .|＿|| 三 二 ﾆ ―: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .// : : : : <:::::::ヽ:::＞' ＿ l ||￣|| .: .: .:
/: .: .: 三 二 ﾆ ― : : ＜:::::/￣, |＿|| / // .: .: .
_/: .: .: .: .: .: .//: : : : : Ｚ:::::{ ｌ / // .: .: .
/ : .: .: . : .: .:,'/: : _,,.-‐＞::::::ヽ ＿＿/ //.: .: .: .: .
: .: .: .: . : .: //_,,.-‐''": Ｚ:::::}ヽ､::::{､ |＿＿＿// .: .: .: .: .
: .: .: .: . : .://: : : : ﾉ／ /ｰ/ヽ | |: .: .: .: .: .
: .: .: .: . : // : : : : : : / / ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
: .: .: .: .: ,'/ : : : : : : : ./ / ) ＞
: .: .: . : .:l | : : ―二: : ./ / ＜ うおおおおお！！ ＞
: .: .: . : .{ l: : : : : : : { { < (
: .: .: . : .| |: : : : : : : | | ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
: .: .: . :..| |: 三 三 二 ﾆ ― | | |: .: .: .: .: .: .
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: .: .: .: .| |: : : : : : : :| | | |: .: .: .: .: .:
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押入れを飛び出した間男は、
田内の肩先と両足に斬りつけ、
┃
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. i「￣ ..._rf:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ミx ┏┛ ┗┻┛ ┃┏┓┃ ┃┃
. .》 ...／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ ┗┓ ┏┛ ┗┛┃┃ ┏┳┳┓ ┗┛
. ≪ _／i:{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼:i:i:ｉ:i:ｉ:} .┗┛┃ ┃┃ ┗╋┛┃ ┏┓
〃:i八i:i:i:i:i:＼:i:i:i:i:i:i:}>ﾐ:ｉ:ｉ:| .┗━┛ ┗┛ ┗━┛ ┗┛
{{:i:i:i:i:i＼:i:i:i:i:ﾑ ヽ:i:i｛N!i:i:ﾘ ．: ::゛;．゛; r劣}
Ⅵ{i:i:i:i:i:{＼:i:i:i:i:、Ⅵ:V彡=r‐:.、 ｭ升 r劣弋 ￣
乂{ヽ八 ヽ ｀ヽ} }!乂{ヽ ＼i:iヽ ´..;．∴;．｀:'寸㌢．: ::゛;．゛;
／ ＼ ,. : : :i ヽ:i: ,..xｭｭ圭ヽ:゛∴;．゛;．: ::゛;．f心
` く : : ／ハ }ﾘ ィ升少⌒ ｭﾆﾆ
}／二==-,..｡x≦圭才″ ィ升圭(
/ニﾆ∠二ﾑ ㍉㌢ ∴ ）少
./ニ／三三ﾏﾊ
/ﾆ/／二二ヽ=- ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
./ﾆ/'ニ/ニニﾆﾑ=- ＿） （＿＿
.′｛三〈ニニニニ}=- ） 痛ぇっ！？ （
=三ﾑ二ﾊ二二二/iﾊ- ￣￣） (￣￣
-=三ハ二二二//ﾆ}=|: : ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
-=ﾆ三ﾉ二二／/ﾆ/|=|: :
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
そのまま愛人の手を取り、逃走。
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
l ; / /.:.:.:.:.::::::::::::::::::厶=-‐-.､＿
ｌ ,' / ,.．､、 /.:.:.:.:.:.::::::::::::::::/.:::::::::::::::::| ハ
｜ ,' /ー- ､. -=― .､ヽ /.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::/.:::::::::::::::::::jこ jﾘ
l. ,′ / ,: ﾞｉ｜ /.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::/.:::::::::::::::::ィﾖ {{
i ｉ /ヾ: ,,.:' ｜l l.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::..＜´ |主 }ﾄ､
,! , !、 ' ﾉ,' ＿_ '"_,_;_,..-',ｲ ＼.:.:.:.:.:::::::::::::::::／ ＼'｢ ｀ヽﾉﾘ.::',
,' ｜`ｰ--‐"'''´ ￣i｀－ '" l ` ー一'´￣ ヽｰ彡'.::::::＼
/ | l ,! ｀ヽ.:.::::::::::::丶
r'´￣`ヽ､! ﾞ､ / ∨.:::::::::::ハ
,' ｜ / ￣￣￣ / .__ / ￣￣￣ / .__ / ￣￣￣ / .__:::::::::::}
,' ,:' /＿/￣/ /／/ 7/＿/￣/ /／/ 7/＿/￣/ /／/ 7::::::::ヽ
/ / 匚 ./i／i／ 匚 ./i／i／ 匚 ./i／i／ ∧∧ ,ヘ
/ ,,.:' / / ./ / ./ / ./ l /l / / ./
､-ﾞ'' '''" / / ./ / ./ / ./ ／.／
,:''⌒｀`'''＜ﾞヽ､、 '{ ￣ ￣ ￣ ￣/
!,. - ､ ＼ヽ､` ､.,! ｊ主ｊ_ ,ﾉ|
ﾞヽ、 ｀ ‐ ､...ヽ､_｀`'く /ー‐ヘ.ﾉ
｀`''‐- ､_ ｀` ｀`r'′ {ー‐彡'
`丶､ノ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
足を斬られてひっくり返った田内は、
大声で叫び近所から助けを呼んだため、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_ ,： ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
ﾄ'´_,.＞ｧ‐ 、 ) ＞
｛ / ／/. : :i: ＼_ ： ＜ だ、誰か来てぇ！！ ＞
_／／. : } : : :ヽ : : ＼_ ﾋﾟｸﾋﾟｸ < (
└〈 : : : ﾉ. : : : : ＼;_;_; L_,..、 ： ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^＼
｀ﾏ¨. : : : : : : : :｀⌒,>'广¨二二"ﾆ …‐- 、 ：
ヽ: : j : : : :i : : 厂／. : : : : : : : : : : : : : : : : . ＼ ：
ﾞ〈 : : : : : : :〉 ｛ : : : -‐… : :￢'' : T^＼: .＼ ＼ ：
ヽ: : : : : :｝ ｝: : : : :_;_;_;_;_;_; : : : } ＼: :＼ ＼ ：
＼: : ｢ / 丁´ ｜: : ｜ ＼: : : . ＼ ：
ヽｿ /: ;ノ | : : ！ ｀ ､ : : : ,ゝ､__＿ ：
｀~¨´ } : : ！ ＼/ 」 ：
V⌒丶..__ └-‐'^¨¨´
｛__ }
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
この醜態は近所中に知れ渡ってしまい、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
江戸時代でも不義密通する女性は結構多かったらしいね
武家の嫁が使用人との密通がばれて仕方なく心中したのがまるわかりの遺書が
資料として残っていたり
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
屯所へ帰隊後、士道不覚悟につき切腹させられた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
, -─- 、
／ ノL ヽ
/ (＿＿ ⌒ ',
/::) ヽ:::::::: i i 寝取られた上、傷つけられ
(_人＿） U | 挙句にまんまと逃したぁ！？
r,、 '、 |
} } |``` j |、
} } | 、 ／／ >‐、 何やっとんじゃ恥さらしが！
} レ-､_ ｀-＝ﾆ ７／ ／ : : :｀ヽ_
r´} ／／ } /}､__／ / : : : : : : : : : :ヽ
} {丿_,. ＜〉ﾄ､::Λ / : : : : : : : : : : : : : 、
} } : : : : : / /::::i y : : : : : : : : : : : : : : : :
} 丿 : : : : | /::::::| / : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
以上三人が、士道不覚悟により死んだと
はっきり分かっている者らである。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
､_ｘ ≦￣￣ ｀ヽ
ｰ=≠´ ヽ ,.イ⌒´￣｀`ヽ
,ｲ/ ∠__ ヽヽヽ｀ヽ三ミヾ! ／ ＼
/｛ /{｛-- jﾅナﾉ 川三ﾐミｊ /, ／| 、 ヾヽ
{（｛二{ ≠､＿ｊﾉﾉﾊア＾Y イ,',' /_,,,,,', |ヾ､ヽ＼ヾヽ
に･(_`ｰ=・ｧｰ ｊﾉ|ノｊ|__ ／/| !| z==ヽ| ==z | ゝ
（..:| 、`='´ / Lノ＼}ヽへ、 { l ┴' ' ┴ :|ｲｿ
ヽｆｒｒ┘`'ー ': : } ､ } ｀ ＼__ ´'., '__ /'
{にﾆ＞ : : }／ ∨! ∨＾｝‐- .._ ヽ., ´ .／
／/ﾉ「: : : : ／/ ﾉ/ | / ＞､ r≦| ＞''´ |ト,
/ // `7７{´＼ /{ | ｜} ／ ＼ | ￣l /´ゝ､
. / / 〃 ト､ ∠厶 } |/ /ハ ,. －'´`ﾞ L/ ｀ － ､
. ｝ / {{ | `￢/／∨ { /{ } ／ o ヽ
/ / ハ |､{ 〃 ｛ ﾐ{ ｌ }/{ /⌒ 〃
{ ｛ { ｛ ヽ.|ﾊ}_// ／} }ｊ ﾊ ヽ ｜ o / {
ﾉ 〉 ｌ| ｊ ｊ| ∨/／ ｌ ｌ |{｛ ヽ | ヽ' / 〉
/ﾍ{ﾍ l | ! ∥ﾊ/ |/´ ｌ | !＼ ＼ | i/ o ｲ 〈
/^ { ヽ } l { l| ｌ ｌ{ ｌ | ｜ ヽ、＼ ｛ | i l
{ ,ゝ‐ ┴‐ ､ﾍヽ ｊ|ヽ} ｌ| | | ｌ＼＼＼ .} | ｏ i |
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,.': : : : ;ｨ: : : : : : : : : : : ;ｨ: : : : : : : : : : : : ',
/: : : : /lll!:!!: : : : : : ;/: /lll: : l: : : : : :!lliiiiiiiiillj.￣/
/:: : : :/ ` l:ll!: : : : : /: /llllll! :.l: : : : : :lllllllllllll/_.../
/{: : : ;ｰ-‐ T'; : : : /j:/ｰ--l: :!: : : : : :jlllr: :´'
/ ﾊ: : :' ┳ '; : / / ┳ l:,': : : : : /': : : :,'
./ハ:.l ┃ ∨ ' ┃ /: : : : : /: : : : ' ……なんかすっごく普通ですね
/: : l` /: : : : : /: : : : '
/: : / u / : : : : /: : : : /
/ : / ＞ _ __-_‐- 、/: : : :／: : : :／
. .': :/ i≦γヽ≧-/: : :∠ _: ｲ／
; :/ r= ｌ三ゝ<三_/: ／ 〉
l:/ i ,〉マl＞-/; ' ´ ` ｧ､
ｌ{ / l// `-‐/' lll ／ l
l j llｌ {! lll / !
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘゝ--l/////{//l
// l////l-ﾘｲ ∨i ｲ坿 /////ﾘ/∧ だなぁ
/ l////l弋刋 i/ ｀¨_彡///////ﾑ
l/////ﾄ ` u ／ｲ///////∧
／//// ﾍ _ -,ｧ 7￣l///////∧ 密通した瀬山と石川については
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧ 上で言ったとおり、当時の法律的に残当
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
,..．.-へ-. ．、
,. :'´: : :/: : :.ヽ: : :｀: .、
. ／: : : : : : : : : : : : : : : : :＼
. , :" : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : :.ﾟ.、
/: : : :/: :.l:/.ｌ:|: : :.ｌ: ﾄ､: : : ヽ: : : : ﾟ,
{:.: : :.:{:.,'_」l斗ﾄ; : :|: }弋.‐-: :',: : : : ﾟ,
|:.: : : :.:!r==ﾐヾ.ﾟ,: :ﾄﾉ.r==ﾐ }: : : : : : }
|: ; : : :.{乂ﾋﾘ. ヾ{ .ﾋﾘ少.|:.: : : : :l:| 田内も当時の武士的に
|ﾉ| : : l:| |: :| : :ｌ:从 切腹になってもあまりおかしくない醜態だ
|ﾊ: 从 !:. |: :l : ﾙ′
ﾟ;小 u .从:}:/
∨ﾄ､. ー_￢ , ｲ:.:/ ′ 新選組の士道不覚悟については
r―‐--┴――-､_,.イ.__ﾚ'＿__ 苛烈極まるイメージがあるが……
/ ＞ ． - ―一 ´￣ ∧
_＿/ ＞ ． __ / .〉
_＿_f´ ＞ ． ｀ヽ. ∧
f´ ｀＞ ．- ――…―.--／ ﾉ＼
{ , ．- ――――≠ ．._ ｀≧――一 ´一′ _>―┐
. ＞ｉi´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆＯﾆ人 ＞ ．__＿＿___＞ '' ´ .} .}.＼
../二||ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/. ＼ｰ―一／ |ﾆﾆ＼ー-ミ__／一′ﾆ＼
＿_-―――- ＿
. ,.イニニニニニニニ二二＞ 、
／ニニニニニニニニニニニニニ＼
ﾄ､ニニニニニニニニニニニニニニﾆ)
ヾニ‐- ＿ニニニニニニニ二＿＞"/
. ヽ=ﾆﾆニニニニニニニニニニニ／
',__ ￣ ―-＝ニニニニ=-‐'"´,!
. '//＞‐- ＿ 〈真〉 ＿ｨﾆヽ 実態は見てのとおり
{//////＼ﾆﾆニニニニニニニ二}
/l'////l////二_＜二二二二ﾆ＞"
ノ'//／,r:!//,ﾄ ｖｿ￣` j==弋ｿ_/ｨl 当時の常識の範疇に収まっている
ﾉ'_V/,ヽ!/ﾊl. ｀ー- '" 、 .'//!
ｒ―＝＝＝ﾆﾆV/ハl ､ ,:' /_l/
lニ=-＿ ＿_,lVヽ＿＼ _＿ .ｲﾆﾆ＼ﾆ-_ ＿
ヽニニニニニニ＝-､_｀ ‐- _ ／､ニニニヽニ=‐ﾆニ
,.ﾏニニニニニニニニ＼ー､ 丁! ヽニニニ!二ﾆ＼二
{ﾆ＞ー＝-―ﾆニニニ二ヽ ! l/ ,.-ｲニニニlニニニヽ
. ﾏニニニニニ二＞――-=＼ ､ ,ｲニニニニﾆ!ニニニﾆ
〉ニニニニニ二二＞-_`マﾆヽ!l .lニニニニニニニニ
ダサいとかヘタレとかが処罰理由になるんだな
どっちが遺作でどっちで臭作？あれもしかして鬼作？
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_,... ------- ､__
_, イ/／r‐‐＜テ三三三｀ヽ、
,∠,rこ二二二、￣＼:ヽ二二:.:.:ミト､
／:／／(Tト､:.:.:.:.:.￣≧､ヽヽ ＼ミト､ミト､
/:／／:.:./ハﾍ:.ヽTト､:.:.:..:ヽ￢Eﾍこﾍ:.ヽ:ミト､
＿//／/:.:.:.:l:.!:.:.ヾ:.:..:.:ヽ:.｢:.ヽ:.:.ヽ:.ヽ:.:.｢ｶﾚﾍ、:.:.:.ﾄ､
,....''´::::://,イ7!:.:.:.:.:!:l:.:.!:.:ト､:.:.:.:l:ト､:.:.ヽ:.:ヽ:.ヽヽ:.⌒!ヽ、:!厂!
l:::::::::::::l l:':.:ハi:.:.:.:.:.N:.:.!:.:.い:.:.:.:!ト､:.､:.:.＼:ヽ:.:',:',:.:.:.ト､ V /´ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
l:::::::::::::l l:.:.l:.:/!:.:.:.:.:.!:!:.:l:.:.:.:い:.:.l:!:.:.ヽヽ:.:.:.ヽヽ:V!:.:.:.!:.:ト{ l:::::::| よく、近藤・土方が士道不覚悟の下に .│
l:::::::::::::l |:.:.!:ハ!:i:.:.:.:!:ヽ:!:.:.:.:ヽヽ!ト､:.:.ヽヽ:.:.:.:',:!:い:.:.:!:.:!ﾘ !:::::::| 強引かつ好き勝手に │
l:::::::::::::l |:.:.!个ﾊﾄ､:.:.!:.:.:ヽ:.:.:.:.:ヽﾘ:.:.ヽ:.:.ヽヽ:.:.ｌ:!:!:.:l:.:.:!:.|:! l::::::::| 粛清していたとも言われるが .│
l:::::::::::::l |:.:.!:.l:.!:.:い:.:l:ト､:.:ヽ:.:.:.:.:＼:.:.:ヽ:.:.',:.',:.:九:.:!:.:.l:.:!:! !:::::::＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
l:::::::::::::!ハ:ヽト!:.:.ト､:ヽ:.:.ト､::三ト､:.＼:.:.ヽ:.!:.!:l:.ハ:!:.:.l:.:!:! !:::::::::::::::' '
l:::::::::::::l:.:.:ヽ:.!:.!:.:.!ハト､:.ヽ:.ｔト､三__:.:.:＞､:l!:.Ｖ:.:.:l:!:.:ﾊ:/l {:::::::::::::;'
＼::::::::ヽ:.:.:い:l:.:.｢`ｔふト､:ヽヽ｢ヽ,ィ,さ:ｧｰ示::!:.:.:l:ﾚ':.:l:.ﾉ ト､::::::/r､
＼:::::::ヽ:.:い:.:.ト--- '`~ヽヽ`く `ー '´ ｌ |:ｌ:.!:.l:!/:/!｢こ_ノ::,ノ;;;.く
ヽ:::::::ヽヽト{ト､ ｀ーヘ l:lﾉ!:./:/:./_____／;;;;;;／
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/:::::::::::l:.トい /イ!:::::::ヽﾝ;..<_
!:::::::::::::ヽ:::::ヾ. (_ ヽ ノ´ ,ｲ!Ｔ!:::::::／,イ ｀ー‐‐､_____
,､__,ノ⌒l::::::::::::::::::::::::::::ト､ Tﾆｰ‐‐‐,‐'' ／/l｜::／／::::｢￣`ｰ〜ーｒ‐‐ ､こヽ、
l:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ、 ｀二二´ ／ !｣｣イ//:::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Y ヽ
.ｒ-‐‐‐‐┤:::::::::::::::::::::::::::' , ヽ __ ,∠ィｵｴ｢二ｿ´::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::{ ヽ
:ヽ::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::', /：：：：ヽｲ_,==ン７Ｔ7::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::ヽ:::::::::::::L ｜
::::::ヽ:::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ !：：：：： ル '´ ,' / !:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::!:::::::::::::::! !
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
fﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム
ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆノ
}、;;;;;;;;;;,,,,,,_- _ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆY
l:::::7:-0---;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;☆;;=- ,人
_,ｨ::::/::::::::＼ﾆﾆ=- ＿＿_ -=ﾆﾆﾆi}
}::/:::::/l::::::ll:/`-=ﾆﾆ三三三ﾆﾆノ このイメージも怪しいもんだ
／}::::::/ l:::::l、 佗j_,ヽ ｨ､_rv:ｯﾌl:ｨ:l
/ ﾍ:::ヽﾉ:从｀ ---‐' { l＼人:ﾘ
r-------==ﾆﾑ::ﾊ{八 _ _λヽ V たしかに「法度違反者」には
lﾆﾆ＜ﾆﾆﾆﾆﾆ l ﾘヽ、 ﾄ.、 ゝ_ヽ ,ﾑ ', ＼y 理由が不明な者が二名いるし
ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- __ ＞ _ ´ > 、 ＼＼ ヽﾆ、-イﾆﾆ＞
>ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ:::::.. iTlﾆﾆﾆ > ヽヽ Vﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
l´ﾆ三ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム::::l l/ ゝ-- 、 Vﾆﾆﾆﾆﾆ 死因が完全に不明なやつも
Y======ﾐvﾆﾆ彡=<>=== ミ( (Y/:lﾆﾆﾆﾑ Vﾆﾆﾆﾆ 五名いる
ﾑﾆﾆﾆﾆﾆﾍ彡ﾆﾆﾆ=-<><ﾆﾆＶl::::l ﾆﾆﾆ.ﾑ lVﾆﾆﾆ
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-<>γ-ﾐﾆﾆﾆﾆﾆ ト、 ＼Vﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ乂__))>ﾆﾆﾆﾆ|::ゝ-ｲﾊ_ ∧ﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ l;;;l＼＼ﾆﾆil:::::ﾚ //＼/V
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
ｲ/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ
/::::::::::／l/l:::::/l/ﾘi::::::::ﾍ
イｲ::::::弋ﾄﾘi::/ 'ﾋｻﾘ::::::/ヽ だが、佐伯・葛山については
li::lヽl `' ｿl:::::/ 「理由があるがやや不審」な不明だし
ﾊﾘﾍ ` ｲ:iﾘ
ｲ lヽ_ ─ .ｲ|ﾍ＼
,,. ''´ j lﾍ ` 'k'/ﾊ ヽ ` 、 新見と谷に至っては
,. ''´ l lkﾍ 7ﾍ//x '、 ＼ 新選組と関係無いところで
／ j lﾍ＼=-ｲ/ﾍ ヽ /l 死んだ可能性もある
./ ＼ l l ﾍ { }.l l > / l
/ ＼ l__ __ j ﾍj￣l ト ' ＼__/ l
/ ＼ ／ l ﾍ / l ./ l 桜井勇之進・矢口健一郎についても
/ ヽ < l ／ l /il il 脱走説が存在するしな
./ / l | ﾟ l / il li
/ / ﾍ l l l / j l
/ / ﾍ l l。 l / j l
/ ヽ / ﾍ l l l/ j .l
/ ヽ /l l Oﾍl l l j j
＜´:::::::::::::::::::::::::｀丶
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::＼
/:::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::::',｀
/::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::::::',
/::::::::::::::::::::／::::::::::::::／::::::::::::::::::/i:::::::::,':::::i::::::::::::::}
,::::::::::::::::／:::::::::::::／:::::::::::::::::::::/ i:::::::::::::/i::::::::::::::}
{::::::::::／:::::::::::::／::::::::::::::::::::／、 ,'::::::::::/___i::::::::::::i よって「局中法度を恣意的に運用した
／ヽ::::{::::::::::／/:::::::::::::::/::／ ｀}::::::::/ｨｫ }:::::::::::, 近藤・土方」、については
_ －{} {:::::::::/:::::', .i::::::::::::::／ ｀赱アﾉ::／ `´ ,'::::::::::,'
／ ﾍ .}} ';::::ﾄ、::::::} {::/:::::::,' /／ { ,'::::::::/
／ ヘ .{} ヽ} ';:::::} {:::::::{ >/::::}´ 可能性が無いとは言わんが正直、疑わしい
／ ﾍ {} ', } ';:::::{ /::::/
´ ￣ ｀ヽ ﾍ .}} ヽ{ ＿＿ / }::/
'., ヘ}} ｀ 、 ´ ｀/ むしろ、「法度違反者」の大半は
'., ゝゝヘ ＞ ＿_ -‐ 、￣}￣ }￣＼ れっきとした理由アリで
'., ゝゝヘ / .{ i } } } ,' 法度はけっこう正しく運用されている
'., ゝゝ ＜ / ￣>‐〉 i i i. ,'
', ゝゝ ＜_ / .i ,'
', ゝゝ ／i ｀ ーー-ー-ー--ー ´
', ゞ {}´ i iノ/ {
ﾉ {} .i ／ { ',
.
当時密通した相手は切り捨て御免だったから
それに返り討ちにあったら果し合いに負けたようなもんだしね
､ ＿＿＿＿＿＿ _,,,,_
｀''-､＿ニ＿ヽ:::::::::::::::::::ヽ::::::＼/::| |::::::::::＼
＜::::／::::::::::::ヽ::::::::＼:::::::::::::＼|:::::＼:::::',
＜:::::::/::::::::::l:::::::::::',::::',::::::::::ヽ:::::ヽ:',:::ヽ::::::::::',
ーフ￣"7/::/::l::::::::::ｌ:::::l::::::',:::lヽ::::::::::',::::ヽ:::::|::ヽ:::|::::＼
／/::/:::::l:::::::∧::::l:::::::l:::l:::＼::::::ヽ::::＼|:::::',:::::::::ヽー
／::/:::::|:::',::',:::::l,､-''',:::::::|::|::::::＼::::∧＼::|:::::::',:::::|::＼
／´ /:l::::::l､',:ヽ:::|z=ﾆﾐ |:::,'::::|::ﾉ:::::＼::::ヽ:::::|:::::::l',::::| |ヽヽ 新選組の士道不覚悟について
/:::l::::::|__ヽ::＼弋ﾂ ﾉ:::::::/::::|::::|:::::＼:ヽ:ﾉ:l:::::l::',::,' もう一つ間違いを述べておこう
/:::::l::::::ヽｼヽ', /:::::::/:::::::l::::|:::ヽ:::::ヾ､:|::::::l::::',
/:::／|::::::::K !/:://::::::::|::::ﾄ:::::',::::::＼|::::::l::::＼
|::/ .|::::/|::', ＿_ // /l::::::::|:::::|::＼:::::::::ヽ|:::::|::::::::＼ 「敵と争って、その敵を倒さず
|/ ∨ |/::ヽ｀- / l::::::::|',::::|､:::＼::::',::ﾉ:::::|＼:::::::＼ 後ろ傷の場合の如きも切腹」、だ
! |::::＼_,,､､-'ヽ|:::::::::| ＼､＼::｀'-､ﾉ:::::::/::::::::::::::＼
|:::::::::::::＼:::::::|:::::::::| ∧::＼:::::／:::::::/｀''-､:::::::::::
|:::::::|ヽ:::::＞::|::::::::::| / 〉､::::／:::::::／:::／, -'＞.: これが子母澤寛作品に見えることで
|::::l::| ＞/:::::|::::::::l:| ／ ／::::::／_／／／＼ |: 当たり前のように信じられているが
|:::|>´ ／:::／|::::::::|::|､ ／::::::／ ／／ |'
|:::!＿/::::::/| |:::::::し::::::::::::::::／ ／／ ',
／ |::::ヽ:::_／ | |::::::::::＼::::::／ ／／ , -''"＼
. . ﾄ.、／ ＼ ／|
. | .｀＿＿__ . |
入 | 「ミﾐ彡.|. |‐-、
て⌒ろゝ 'ヽミ冰x_|. 」ミミiiiii|. |::::::::',
∫ る、 _,..-＝:::::::::::::::::ﾞ'i;,::::::::,.化⌒3
ゝ ., ),-‐'' ::::::::::::::::::::::'i::::::::::',:::( つ
て~｀ hノ_,-‐''::::::;::::::|::::::::;'i::::::',::::',:::をヘ ノ
.｀C . や S／,-'':i:::|:::i::|:|::::|:::|'i:|:::::',:::',::::::::',ﾉノ
tv_,.〜.、(_.-'/,::::|::|:|::|:|'i:|:::|:|‐''¨＼|:::::::::::::iiii:::', 見ての通り、そういうケースで切腹したのは
／| //:::::{/ー- 'i:i::| /斤ヽ|:::::::::ﾐ;;;;ﾄ i;;., 田内知、ただ一人だけ
／/:::;;:::i,.y丕、 'i|. ゝ以ﾉ|::::::::::ミミ:::',｀ヽ、
/ :::::::::i,込ン 不::::::::::::::::::::|'i:i, ヽ、
. |/| .人ﾐ'i、 ｀ /:::::::::::::::|:::|:::| 'i:i, .|｀', それどころか、敵と戦って負傷し
.| i |;;iiii',', ﾚ|::::::|::::|:::|;;;ﾐ::| |;| かつ取り逃がしたのに、切腹してないやつがいる
. V |::|;;|iiii.丶､、^ _／|:::::::|:::|:::::|:::::;ﾐ| |i|
ﾉ|:|::::|;;;;;;;| ﾞ, ´ |:::::::|:::|::::|;;;;;;;;ﾐ|,|i|
ノ;;|:|::::|;;;;;;;;|ゝﾍ / |::::::|;;;|;;;|ii|;;人ﾐ|;;|
_,.-‐''''''|::::::::|;;;;;;;|、 ',.', // |:::::::|;´彡ﾄ;;;;;;;;＼;',
. _,-‐'''ﾐミしノ:|:::::::|;;;;;;;|｀', ゝ ｿ |::::::|ﾐ::彡/',::::::'''=‐-.,_
> 丶ミ:ノ|:::::::|;;丿 ',// / | ゝ::::::丿 '''=''''' ''‐-.
┏━━──────────────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━───
┃
その隊士は、久米部正親。
┃
───━━━━━━━━━━┛
/~｀ヽ
}¨Y }
. ＿__ | i ￣ j
. x≦.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≧x { } /
／.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ ∧ _,.ノ
,:' : :.:.:.:.:./＼:.:.:.:.:ヾ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ /{. ＼/}
. / .:.:.:.i:.:.:/: ＼:.:.:.:',ヾ:.:.:.:.:.:.:':, /:∧ ./i
. ,' .:.:.:.:.l!_:ﾑ、 '⌒iヽヾ :.:.:.:.:.ｉ ./: : : :ゝ=':::ﾊ
i:.:.:.:.:.:.代{ x=ミ V:.:.:.:.:| /: : : : : : : : : :}
|:.:.:.:.:.:.| ,x=ミ r'心ヾ∨ :.:.|. /.: : : : : : : : : :,′
|:.i.:.:.:.:.l / r'心 弋;り 灯:.:.:.:| /: : : : : : : : : :./
|:.:.:.:.:.:.|:{ 弋;り ::::::::| :.:.:.|. / : : : : : : : : ／ 本編の隊士別伝で
|:.:ｌ:.:. 小 ::::::: ' | :.:.:.l/|: : : : : : : :イ 一度やった内容やけど
|:.:.l.:.:. |_ﾑ ﾏ } .仇:.:./i |: : : : : : : :/
|:.:.:l:.:.:.|.:.个o｡.._ ｀ ´.イ_,斗:./ :l |: : : : : : :/
|:.:.:.l: . |:.:.:.:.:.:.:.:.:丁¨¨´ |､__.|/ | |: : : : : :/ もう一回、繰り返させてもらうで
|:.:.:.:l.:. |:.:.:.:.:.:./ {:| ｀Y | |: : : : :/
|:.:.:.:.l.:.:|:.;.＞'′ | /.:} :| | : : : ,′
|:.:.:.:.:ｌ:.:|' l-‐-,.．く: :| ／ : : : i
. |:.:.:.:/l: | ',／.: : : .:.j ＜._ : : : : :!
. !: ./ ｌ:|:. ∨: : : : ,′ // :/ : : |
∨｀ヽ|! ／| ∨: : / // :/ : : : |
!: ヽ: :｀.:´ : |. ＼/ // : : : : : : |
【 久米部正親 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
久米部は大和へ出張中、
不逞浪士と斬り合いになって足を貫かれ、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
._| ./~￣'| .|
∧| / .| |
./ ゝ,,_ /i | _,,-─''^i
.）ヽ ￣（ 「~ / ＼人_从人__从从／
/ _,,,,-''/ .| ／i ＞ ｻﾞｸｯ！ ＜
/ _,,, ／ .ｿ / ／Y⌒YW⌒Y⌒W＼
,i／ i／ .「 i
./~ .i | / ≪ｴl
i / ＿ .| ＿＿＿＿＿＿＿,.=､__〕=|
| / ＜ ─.| i ───────三＜《》三二
.| / ￣.| | ￣￣￣￣￣￣￣｀=￣〕=|
| / | .| ≪ｴl
.| i' .| .| ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
| | .| | ＿） （＿＿
/ .|' | | ） あ痛ぁ！？ （
i | ﾉ .! ￣￣） (￣￣
.| ⌒.| i~ ( ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
.|/' .! .＼i,. ヽ,
i ヽ .＼ .ヽ_
.＼ .i .ゝ,,,＿,,＞
.~''''''~
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
そのまま取り逃がしてしまったのだが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
別になんら処罰された形跡が無い。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
,,. -‐'''''"""''''''ｰ- ､
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/::::::::::::::::;:::::::;ﾍ;::::::､:::::::::::::::::ヽ,
/::::::::::::;:::/!:::::/ | ヽ:::::i､::::;::::::::::::::i
. i:::::|:::::/:;/,|;;;/ | ヾ;;;|._i::|i::::::::::::::i
l:::::|:::/'!/ _|/_｀ | ´ i_|. i;|`!::::::::::::| それどころかこの後
|:::::|::i. ,|r'r:::ヽ` ' 'r:::ヾ,l､|::::::::::::| 伍長や軍目（軍監）へ
|::::::l:| i {:::::::::| {::::::::::i iﾞ|:::::::::| 出世しとるで〜
|::::::::| ! io:::::ﾉ io:::::::i l !:::::::::|
|::::::::| `'''" `''''" |::::::::::|
|:::::::::l ' /:::::::::::|
/7::::::::ヽ、 iーi ／:::::::::::::|
//:::::::::::::::;`'':;,､, `''" ,..ｨ､'ﾞ:i!::::::::::::::::|
/ﾆ>::::::::::::::i;'-'〈| ｀`''"´ |〉ヾ,i:::::::::::::::|
/ ﾆ>:::::::::i'" l .l ｀`!:::::::i::|
┗━━─────────────────────────────────━━┛
.
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘゝ--l/////{//l よって、子母澤の記した
// l////l-ﾘｲ ∨i ｲ坿 /////ﾘ/∧ 「敵と戦って倒さず〜〜」という話は
/ l////l弋刋 i/ ｀¨_彡///////ﾑ
l/////ﾄ ` u ／ｲ///////∧
／//// ﾍ _ -,ｧ 7￣l///////∧ 創作が混じっている可能性がある
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
,...．-‐‐…‐‐-=‐┐
,. :':´: : : : : : : : : : : : : ',l｀: ､
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.'.,
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : ＼.:'.,
/: ,: : : : : : : : : : : : : : : :.:,斗-‐|.:',:ヾ:ゝ
./／/: : : : : : : : : : : : : : :./:/.,仆|:.:}ﾄ､:}
´ /: , : : : : : : : : : : : : :./..´<_lﾉ.jノ､_.ﾘ たぶん久米部の場合、味方は二人
/／/: : : : : : : :_: : : : :{ / 相手は六人だったんで
´ /:/.: : : : : : :i ',: : :.:.', }
/´{: {.:.: : : : :.i､ ',:.:.,､:.', ' ´|
|: ﾄ､: : : : :i ｀ヾゝヾ.、 | 「こりゃ多勢に無勢でしゃあない」、と
|＾l. ',: : ﾄ､i. ¨ .…‐- ‐ ′ お咎め無しだったんだろう
{｀＞ヽ,/. ,.' ´
┌‐┴‐‐- ．｀＞ , . /
〈 ｀＞ , ｀＞- ．._,ィ´ヽ、
∨ ｀＞ ., ｀７ヽ ゝ、
,└‐‐‐‐- ．.. _＿＿__ ＞ .,_/(_ノ｀. ｀i
/ ／ :::::::::::::: ､＼‐- ．..._>(_ノ` . ト､
./ .／/:::::::::::::::::::::::＼＼. ＼(, ｲ .ﾊ.∨
/ .／:::/ ::::::::::::::::::::::::::::::＼＼. ＼ ﾊ.∨
| . ／::::::/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::/＼. ＼ .／∨
,..．.-へ-. ．、
,. :'´: : :/: : :.ヽ: : :｀: .、
. ／: : : : : : : : : : : : : : : : :＼
. , :" : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : :.ﾟ.、
/: : : :/: :.l:/.ｌ:|: : :.ｌ: ﾄ､: : : ヽ: : : : ﾟ,
{:.: : :.:{:.,'_」l斗ﾄ; : :|: }弋.‐-: :',: : : : ﾟ,
|:.: : : :.:!r==ﾐヾ.ﾟ,: :ﾄﾉ.r==ﾐ }: : : : : : }
|: ; : : :.{乂ﾋﾘ. ヾ{ .ﾋﾘ少.|:.: : : : :l:| そしてこれ以外にも、だ
|ﾉ| : : l:| |: :| : :ｌ:从
|ﾊ: 从 !:. |: :l : ﾙ′
ﾟ;小 .从:}:/ 士道不覚悟に該当しそうなことをやらかし
∨ﾄ､. ー_￢ , ｲ:.:/ ′ それでも無事なやつがいる
r―‐--┴――-､_,.イ.__ﾚ'＿__
/ ＞ ． - ―一 ´￣ ∧
_＿/ ＞ ． __ / .〉 ……斎藤一や新井忠雄だ
_＿_f´ ＞ ． ｀ヽ. ∧
f´ ｀＞ ．- ――…―.--／ ﾉ＼
{ , ．- ――――≠ ．._ ｀≧――一 ´一′ _>―┐
. ＞ｉi´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆＯﾆ人 ＞ ．__＿＿___＞ '' ´ .} .}.＼
../二||ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/. ＼ｰ―一／ |ﾆﾆ＼ー-ミ__／一′ﾆ＼
.ｉﾆﾆ.||二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二/ ヽ┬ ´ |ニﾆﾆ ｰ―一 ´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━| 二人は「天満屋事件」・「三条制札事件」で │━━━━━━━━━━━
| 仕事の最中だというのに酒を飲み │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
＿/:／l:.| /l | l l| l ヽ ＼ _,_.-､,-‐､
'´￣ｲ:ニ:ｲ l/＿ヽﾄ、l_ lﾍ | l | ヽ ,ノ ｀＾"!_._
／/ j:| l l ヽ-ヽ｀ヽ卜、 l j｜ ト l ,-'i＾""''{ ､ﾄ-.,_｀＾┐
/:l /:l l | ､＿.二 _ 「 ＼l /イ/ｌ l｜ l }./. ｀ｰ, 〉｀´ ｀'､_}
.:/ /:/ l | ￣￣ヾﾐ ﾚ_⌒ヽ} l |｜ |::::.. ｀‐'´ |
,' l:::l ヽ l /// { =ﾐ /／| | l |::::::: .|､
「´ l＼ ', r - ._ / ,,,, /ｲ /ﾚ' |:::::: | )
/ | l ＼ ! ｀ ７ l/ // .|:::::: | .）
ノ| l ! '、 ／ ／ イ:| |:::::: | )
l ! ! ＼ ヽ. _／ ７¨´ | ﾊ::l |::::::: .|ｨ
,l ! |_, - ≧ ､ ＿ _, ｲ l | L! /l |:::,.--―￢''''''￢‐-..,,,_ | }
/ ! l | 〃￣ ﾌ水ﾍ＼ | ｌ l / } |'´::::..._,,...-----....,,,,_ ｀''{
ヽ l | ヽ＼// l ヽ_〉:〉 l /! | / ／ ＿_ - '´ .}‐'""´-‐‐￢‐‐‐--..,,｀''-{
￣＼ﾊ l |、 ￣l:| l:ト-ｲl ! / l l／ /／／ ∠ .／´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>
Vﾍ l ＼＿ |:l l:|＼＿/ /＿／￣￣｀ー-,___,,..--‐'''''''´ ..＞ｰｰｰ----==-‐''"´
｝ ＼! |:l l:| ∨ ／ ／ /ノ / /´'::::/::: ／ i l {´
【 斎藤一 】
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━| 酔っ払って危うく任務をしくじりかけている │━━━━━━━━━
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.
江戸時代の武家社会の風俗的な新書を見るに、これって別におかしくも何でもないような不祥事なんじゃ？
_＿__
. : ´: : : : : : : :｀: . .
／: : : :./ : : : : : : : : : : ＼
,. : : /: : :/: : : : : : : : :.:＼.: :.:ヽ
/: : :/: : :/: : : : : : : : : : : : :＼: :‘.,
′:./: : :/{: : : : : :l＼: : :＼: : : ＼:‘,
{: :./: : :/ ‘; : : : :ｌ:{ ＼: : :ヽ : : : ＼
. l|:./: ; :.√｀ﾊ: : : 从´￣ ヽ.: : : : : :.:} まあ、斎藤は一応、護衛対象を
ﾙ: :.:{: :iｨ示ﾐ ＼;ゝ イ示ミ‘; : |:.: : :| 守ることは出来たし
|:.|:.|: :|{ ﾋソ. {. ﾋソ i: :|: : :l:|
ﾚ1:|: :{ |:.ﾘ: : 从
ﾚl: ∧ ヽ 从 : / 新井も犯人の一人を討ち取ったから
ﾚ′ヽ. r_― .／l: l :/ お咎め無しとなったかもしれないが
＞ __ ≪ .|:ﾙ′
＞く| 斗ﾍ＜
｡ｚ≦ﾉ ∧ r<´ 〉 .≧ｭ｡
｡＜ｌ.| ﾄ、 / } | ‘, / |.|::＞｡
. ｡＜:::::::::::|.| | ∨＼〉--〈ノ‘,__／ .|.|::::::::::::＞｡
r＜| .|::::::::::::::::|.|. ‘,. .乂_彡′ ./ j.j:::::::::::::::::／＞、
_,, ‐''"::::::::::::::::::::::::::::ヽ ﾍ
フ :::::::::::::::::::=-:::::::::::::::::ヽ ﾍ
_,,. -彡:::::::=-彡:::::--:::::::::::::::::::::::::::}
＼ ゝ／:::::::/:::／::::::::::::::／:::::/:::::::::::ﾐ
--- /ｲ:::::／:／:彡::::::::/:::::／/::::::::::::::ﾄ
＼ / j-=ニ彡ｲ:::://:::yﾍ/:::/:::::::/:l::::::ﾍ
-=- ／ `=- l::/::l::::::/l:::j::::iｿ赱ｿ:／:::::オ::::i:::ﾄﾘ
＼ l ＼ /:/k:::i:::j ﾏ::ﾄ::i ｲ:／:ｨ苡:::::::::l:ﾘ こうして実例を見ていくと
-- /／ i:::li::::i ヽ从ﾍ `/:::::::/ﾘ 「士道不覚悟切腹よ」、は
ﾉヽ .l/ ヽヽ 、 - ｧ ｲ:::::／ ﾉ
＼ ＼ヘ ／:::イ／
/ ＿ --== ヘ `' ﾍ ﾊヽ} 思われているほど厳格だったり
＼ /:::/:::::::::::::::::::::::::＼ ＼ 理不尽なものだったとは、とても思えない
ﾉ::::j::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::＼ ／
ヽ::l:::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::＼ (
ﾘ/::::::::::::::::::::::::::::::::人::::::`--.イ=-
／::::::::::::::::::::::::::::::::k::／:::::::::::::ヽ ＼::
ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::ソ:::::::::::::::::・:::/ y:
ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::i/:::::::::::::::::::::::/ l/:
, . . : :¨:￣: ¨: : :=-. _
. _ , . ´: : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ
. 〈 >､:' :／: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ 「!
. 〈:::::::ｿ: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : V:l
〉:;/: : : : /: : : : : : :l: : : : : : :!: : : :!: : : :':l
∥l: : : : : :l:l!: : : : !: ll: : : : : : jl: : : j!: : : : !
': :!: : : : : :!l !:､: : l!: !.!: : : : : :' !: : ;'.!: : : : l!
.l: :ｌ : : : : : l! ﾏ :｀T!:f T! : : : /七:7´l: : : : :l!
. l: :l: : : : : : l ＝=┘⊥.l !: : :/_ L '=‐!: : : ;!:!! じゃあ結局、新選組にとっての
. ｌ: :ｌ: : : : : : ! l!／ j!: : /j/:! 士道不覚悟ってなんだったんです？
l: :.i : : : : : l! `ー ´ `ー' !l／:::{: :!
. ',: : : : : : : :ｌ ＿ _ j::::::::::::!:::!
',: ', : : : : :l / ￣ ﾏ} u /:::::::::::::l!:.!
',:.', : : : : !＞. `ー―-- ' . イ:::::::::::::::::!l:.!
'.; ',: : : : ト . ＞-_=.､´ !::::::::::::::::!.ｌ:|
,. ',:',､: : :.!::::::＞-=三ﾆ)ｰ- .._!::::l';:::::::! !|
γ ',:ｉヽ.:.!ﾄ､::::::::::::::::0:/､ ｀ヾ､';::::! .l!
. i ,il ﾍ:.!:ﾊ＼::::::::::::/ ﾍ .! ｌ.';::! |
. l ／.|! ﾍ!' ヽ＼:__/ ﾍ .! ｉ ｌ|
」 ／ // ＼_/ ﾍ / l
. _ -――-- _
／ニニニニニニニニニﾆ=-､
. ／ニニニニニニニニニニニニ/
,ｲニニニ＞''"￣￣￣｀"''‐-=ﾆﾆ/
. ＼ﾆ／ ,. -ニ二二二ニ=〇、 |
>イﾆﾆニニニニニ,.イ///＞-､
. Vニニニニニ＞'､////////iﾊ それについては法度編のラスト
lV二二＞/ '_f斗 ｊ///i-､//,lヽ､
ﾉｲﾊ,-r.; ‐ヽ ―'ﾘ ＼/l ;.}//ﾄ､
}八_ノ.i ヾ!ｲ//,l 局中法度の総括をやる際に考えてみよう
' jﾊ ヽ /∨/小、
l/ﾍ ｰ .ｲ ,.-‐=＝＝=―--､
丶 . ＿_／⌒＞.､ニニニﾆﾆ＼
/マニﾆ=‐ゝイ／ /ニニニニヽ=-―‐--＜ニ-_
. /二＼二二ｌ￣! /／,.-‐ﾆニ／二ニニ＞'"二ﾆ!}
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_ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=====／
＼ﾆﾆﾆﾆﾆ==-‐ ￣￣ r 、 ＿ 」
｀ Y ☆ ＿ -===ゝ'::::::::::::::}
l---==ﾆﾆﾆﾆ==／:::::＞:::::::＼
i=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=／l:ﾄ:::::::ヽ::::::::::ト-
弋ﾆﾆﾆ==-'´ril r:ｧ7 l:::lﾊﾉ ﾄ::ヽ
＿, -- ｧゝ-l─ ' l::i ィ::::l-====---, 今回はここまで
_, -''´ ／ ─´ i l/ i l:::::i三＞////ﾉ
r ￣ - ` .＼- _,,. -''/人//≫- _ -
, ィ ＞{ { _,,. -‐''"＼＼｀ -’ヽ´-￣ イ／///／//////////// 次回は残る「勝手な金策」と
.／ ≦z ＿> ->_ _ ｨ////llヽ-` ;;;;;;;;;,ﾄイ`У;;／／//////////////
／ ﾐ zz ＿＿ _ ／//////l i///ﾊ;;;;;;;;l Y/ﾉ／／/////////////////
／ﾆ=- ＿＿ _／//////////////l l;;;;;;レ ／/////////////////// 「法度違反者」の大半を占める
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=／///＼//////////γ )- ≦//////////////////＞;;;;; 「脱走」について詳細に見て行こう
／=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=／ﾆ＼/// /＞/////=- ( _ ｲﾆﾆ///////////////// ／////
イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆ=＼///////／//／ﾆ//ﾆノ///////////////／///////
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾚﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾞ＼//// //.／ﾆ ノノﾏ//////////////////////////
.{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ===------ ゝ l_, -''´イﾆﾆ.l////////////////l//////////
.ゝﾆﾆﾆﾆﾆﾆ==-- ￣ ／／.ﾆﾆ.// ﾆ=l////////////////l //////イﾆ
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l--==l;l== ￣l////////////／////////
l''ﾆﾆﾆl;iﾆﾆﾆﾆl///////_,,.-''´/////////l
そんな場面で醜態をさらした以上、新撰組隊士じゃなくても切腹してたと思う
第 十 五 話 「新選組粛清者一覧」
終 わ り
第十六話 「新選組は離隊できる職場です」、へ続く
.
以上です。
一覧については抜けがあるかもしれないんで、
「こいつおらんで」と気づいた方は報告していただけるとありがたいです。
〜〜人物表〜〜
【 新選組 】
・近藤勇 ……やらない夫 （２ｃｈキャラ）
・土方歳三 ……夜神月 （DEATH NOTE）
・山南敬助 ……如月千早 （THE IDOLM@STER）
・斎藤一 ……水銀燈 （Rozen Maiden）
・松原忠司 ……クリリン （ドラゴンボール）
・武田観柳斎 ……司馬仲達 （横山三国志）
・新見錦 ……キル夫 （２ｃｈキャラ）
・河合耆三郎 ……チャールズ・ハワード （境界線上のホライゾン）
・富山弥兵衛 ……櫻井螢 （Diesirae）
・佐々木愛次郎 ……佐々木 （涼宮ハルヒの憂鬱）
・川島勝司 ……磯野波平 （サザエさん）
・阿比留栄三郎 ……アヒル （行殺新選組でもこいつ、アヒルヅラだったな）
・佐伯又三郎 ……ランカ・リー （マクロスフロンティア）
・野口賢治 ……山田 （NEEDLESS）
・加藤羆 ……熊先生 （俺の先生）
・葛山武八郎 ……ミストさん （スーパーロボット大戦）
・佐野七五三之助 ……チンク （魔法少女リリカルなのは）
・茨木司 ……ノーヴェ （魔法少女リリカルなのは）
・久米部正親 ……春日歩 （あずまんが大王）
・瀬山滝人＆石川三郎……伊藤鬼作 （鬼作）
・田内知……河野貴明 （ToHeart2）
【 その他 】
・大山巌 ……久雅竜胆 （神咒神威神楽）
・東郷平八郎 ……藤井蓮 （Diesirae）
・児玉源太郎 ……柊四四八 （相州戦神館學園八命陣）
・乃木希典 ……大鳳 （艦隊これくしょん）
・田内の愛人……向坂環 （この人、薄い本でたいていタカ坊から寝取られてるよね）
.
脱走者はなあ
脱走しても新選組に殺されなかった人間が殺されたものの何倍いたやら
間男にしてやられて逃げられたってだけで当時としては非はあるんだ
なんつーか新撰組は現代と比べても少々苛烈っぽいなあ、っていうくらいにしか思えん。
現代の治安組織である警官が、任務中に酒気帯びだったら懲戒免職ものだがｗ
だがそのタマ姉へのコメントはなんだw
こうして一つ一つを確認していくと、普通、ですよねえ
創作のイメージってすごい
某所で「NTRのプロ」呼ばわりされているようなキャラですからｗ
特定の天才にしかできないような戦果とか、戦例なんて真似たら危険というか絶対に失敗する・・・でしかないかもだし
武田は墓残ってないんだっけ？脱走じゃない理由のひとつになりそう
あとタマ姉寝取られはおっさんに寝取られる奴のほうが抜けるっしょ
空気な阿比留だって触れてやれよ！
余計空気になっちまう！
でも行殺の阿比留ってモブ悪党で記憶おぼろげだわｗ
あるが、離隊したいと相談をして認められなかったとしても、隊
に居続けて精勤してれば、切腹とかなかったかもしれないな。
大河には出てたで
赤穂浪士事件での吉良家取り潰しとか井伊直弼暗殺での彦根藩士の処分とかみてると常識なのかね
NTRが主人にとっても間抜けに見えて不面目なのはわかるが、江戸時代でも結構隠ぺいされてそうな話ではある
そういえば菊池寛の小説「恩讐の彼方に」は、妾と家来の密通を発見した武家の主人が逆に切り殺されたことが端緒だっけ
そういう主人が出るとお家取り潰しになるなら、隠ぺいが多くなりそうな気がする
氏家幹人という人の「かたき討ち」を読めば、だいたいの概要は把握できるかと
家を乗っ取られることになるな。
これも一種のＮＴＲか。
とかもったいつける内容じゃないじゃないか
そこは嘘でも腐らせてろよ
面白いな。
車田正美の新選組は、あかね色の風 -新撰組血風記録-ってのがすでにあるｗ
もちろん、沖田が天霧冴香ポジｗ
ワイがすでに雑談所で雑感を垂れ流してたり。
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1438850313/882
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1438850313/896-916
とりあえず、佐久間象山がヒロインなのと、メガネ芹沢のインパクトがすげぇ。
DQN大好きな>>1の琴線に触れないはずないよな
とりあえずキャラ絵見た
沖田の取り合いで初期メンバーで不和が起きるのか
なんかイイな！
デザイン的には斉藤のエプロンに突き出たオパーイはロマン。
なお、心を削る事になる方が多い模様
心と胃壁が削れるのがモチベーションになっている可能性も……
ファンタジーだと薄々分かってはいるけど認めたくなくてジタバタしている、そんな印象を受けるな
http://matome.naver.jp/odai/2144074576044873801
naverまとめは基本孫引きばかりで信頼性薄いから
こういった場ではあまり貼らないほうがいいよ
基本素人創作のやる夫スレをそんな学術的に格式高いものとでも思ってんのかYO
井沢元彦とかはどうなんだろう、あそこの線引きは難しそう。
信憑性というか、その説をどう感じるか賛同するか否定するかはその人が読んでそれぞれ思えばいいことで
スレ主だったらまだしも、読者が見つけてきた紹介文なんて要らない
一回みじかくさらっと紹介程度ならべつにいいんじゃね？ 同じネタをえんえんとやるなら信憑性のあるすげえ話でもいやだしさｗ
自分のスレに貼るならともかく、他人のスレに貼るべきじゃないと思う。
そういうのは「自己スレでやれ」っつってんだよ
もう残り三話なんで今更、リンク貼るのがどうこうとか
いちいちうるさいこと言いたかないんで、今回の件はスルーで。
>>484関係については以下、読者の方も特に話題にしないでください。
た だ し
別にこの発言は「外部リンク貼りまくったって>>1は文句言わないよー」、とか
そういう話じゃありません。
俺判断でこれはイカンと判断したら注意はさせてもらいますので、あしからず。
.
で、明日午後八時より投下予定。
帰るんだな。
では始めます。
新選組とはなんだったのか
第 十 六 話
「新選組は脱退できる職場です」
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
前回に引き続け、局中法度の実態を見ていく。
今回は以下の二ヶ条。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┌────────────────┐
│ .│
│ ・局を脱すること │
│ .│
│ ・勝手に金策をいたすこと .│
│ .│
└────────────────┘
┏━━━━━━━━━━───
┃
まずは「勝手な金策」から。
┃
───━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
これにより処罰された隊士の、該当者は三名。
河合耆三郎・佐野牧太郎・柴田彦三郎。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:人:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:＼:.＼
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ＼:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
/:.:.:.:.:.{:.{／ ｀`丶、:.:.:.:.:.:.:.Ⅵ
}:.:.:.:.:∧{ __,, ..:.ﾉ 乂:...,,__｀`丶:.:.:.:.:..､
}:.:.:.:/ ｰ '′ ￣ ‘,:.:.:.V
/:.:.:/-=ニニニト----<ニニニニﾏ:.:.{ 私以外の二人はスレ未登場です
＼/小 }/}⌒ヽ{ }/人}
} ｝| :､_＿＿_ﾉ＾} :､＿＿__ 小 }
‘, }| _ _ |/ ′ 実は三人と言っていいか
‘, }| | / 微妙なところなんですが……
‘ | ー────一 ｜'’
___r‐- _ | ,，--<＼. |〉 _____
/ ｀` ｀`丶、rｧァァｧ ＼ _ ｨ ／⌒｀＼＼ ／} ////ハ,､ まあ、それは一旦、置いておきましょう
｛ |/////}_／}＼r=彡'⌒ｧ￢=ミ＼` く ／ト,//////.}
＼ _ ニ=-‐ |'’ ｢:i:i:i:i:i:i:i｣ `ーァ r‐ ､ ＼ﾍ/:i:ｉ:ｉトミ〔￣`ヽ}
r=ﾆ |＿＿j:i:i:i:i:i:i:i:i: / {:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i〉 /_
| ／⌒ニﾆﾆ:i:i:i:i:i:i:i;′. ｛. i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ニア⌒
／ﾄ､ xく ﾏﾆﾆ=:i:i:i:i:i:′ { :i:i:i:i:i:i:i/ﾆア
【 河合耆三郎 】
.
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./／ ＼:.:.＼:.:丶:.:.:.＼
/:.:/:.:/:.:.:.:.:{:.:.{ ｕ ≧=-- ミ:.:.:./
. {:.:/:.:/:.:.:.:r'＾ ､{r----‐:/ﾉ 人_ }:.｛
V:.:/:.:.:.:/ _,, ￣”.,,＿____, `__” }:./
. /:./:.:.:.:.jレニ{｛￣￣”¨¨r冖J￣”¨Ｙ まず私は前回、述べたとおり
. ∨/⌒寸 ！ { { ｛ 金絡みによる切腹らしいので
. {:{__ rﾍ〉 └── ┘ {ー‐ r' 便宜的にこのカテゴリに入っています
ﾉハ 〈 ｕ _ ｛ u j〔{
`ｰrﾍヽ `’ '^ 「`
）:ﾊｰ┐ ＿＿＿＿__, ！ ＿__ 言葉通りな「勝手な金策」とは
,. -=ﾆﾆ=ミ | ｀ --- ´ ｕ |ニニﾆ∧ 違いますので注意を
｀`丶、ニニニニニ＼,_ イニニﾆﾆ∧
＼ニニニニﾆﾆ> ≧=‐----‐=≦ /_ -=ニ }-
-――{ ￣ {:i:i:i:i:.､ ／⌒^:i:i:ｉ/:i:i:i:i::.､ /
: : : : : : :/: : : : : : ; : : : : ／ : /＼: :/:ﾉ
: : : : : :/: :-‐: : : : :ﾆ: ７ _j:_（-:ァ{／
:/: : : : : : ; : -‐: : : : :/ _＿__,,ﾉ
: : : : : ／:／`マ冖;冖冖￢｣”””[{_
{: : : : : :/{ rヘ Ⅵ ｛ 「！ 次に、佐野牧太郎
`､: : : :/:ﾊ､ （ ｰ‐┘ |
}: : : : : ﾉ`ヽ_ヽ r┘
{: /{八{ _____,,！ これは本当に単純で
｝≧=- __ } } ´ ！ 「商家を脅して金を出させた」
}__ ≧=-ｰ_ _ }
ニニ=-‐ヘ、 ≧=-｢￣
-=ｧ'′ ＼ﾆ=- _ `ヽ＼ まさに「勝手な金策」で
＼ } ｝ニﾆ=-_＼{￣｀` 切腹させられています
」＿_}__,, ≦ } ｝ニニニﾑ/＼iﾄ､
￣ ｀`丶、 r ' rヘ、 }ﾆニ}:i:i:iﾊ:i:i＼
=- _ ｀`丶、 .＼ ￣〕」:i:i:i:i:}:i:i:i/
┏━━━━━━━━━━━━───
┃
最後の柴田彦三郎も、
佐野と同様なのだが、
┃
───━━━━━━━━━━━━┛
,. ､
／'´ ｀ヽ ､___
∠´￣ ｀ヽ
／ ／ ./ ./ | ＼｀ヽ
// ./ .| / ./ /ｌｌ .l .l
. //l / | | / /.//ﾍ .| .| .|
ﾙl ./ l | l ﾙ / l l .l .| .|
ﾘ／l .| | l || /:::/ﾘ-‐.l .ﾉ ./ | .l
.ﾘ /l .| .l | ..ﾘ:ｌ!::ﾉ 弋ツﾘ/ /l/） .l ┏ ┓
／ .l l ﾘ| l .l｀.ﾘk' |/ / / lﾊ ┃ 柴田彦三郎 ┃
‐＝ﾆﾆﾆヽ‐ ､ __／ ,ﾘ ﾘ-ﾘ几.─ ,ﾚ/./ .lｉ ヽ ┗ ┛
二ﾆ=｀心-‐￣' __／ ｌ￣´l |ヽ__ ∠´///--ﾌﾌ| | レｌ
／´￣ ｀￣ ./￣｀＼￣￣｀弋.､ .ﾍ::lﾆﾆ┐ ﾚ/､ /:/.ﾚ
/ .ﾑ‐‐‐=＝ﾆ二 .|:::::::::::::::::＼ ヽ-l l:::::::ll //:::| //
／ ／ /--､::::::::::::::::＼ ﾆﾆﾆ二|.ヽ .//::::ｌ//､ __
.< =＝ﾆ二三￣ ./ ＼:::::::::::::::l .＼＼ ＼l l ::::::ｌ:/ﾆﾆﾆ:::＼
/ ＼:::::::::::l ＼＼ ヽｌｌ ヽヽ:ヽ ヽヽ::::l
‐＝ﾆ二二二二ﾆ/ ＼::::::| ／ ＼＼.ﾊ＼ ｀|::::｀ヽ､ﾏ|::::|
／ l ＼|/ ﾍﾍ ﾊ ｀ヽヽ:::::::::＼]:::|
‐‐‐‐‐‐‐-X / / / ﾍﾍ }::::::::ヽ',::::::::::::＼l
二ﾆ＝=====乂 ／ .l ﾍﾍ.l::::::::::|.|::::::::::::::::
/ / .V ＼|:::::::::| |:::::::::::::::::
/ /l ヽ /::::::::://::::::::::::::::::
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
詳細がだいぶ分かっているので、
ちょっと描いてみる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
柴田は一橋家の「原口某」という男と、
二人で市中で金を脅し取り、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／三三＼ ／三三＼ ／三三＼ ／三三＼ ／三三＼. |
｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜ 人
｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜ ￣.Ｙ ￣
｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜ |
| .｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜
人 ＼三三／ ＼三三／ ＼三三／ ＼三三／ ＼三三／
￣.Ｙ ￣
| ／三三＼ ／三三＼ ／三三＼ ／三三＼ ／三三＼
｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜
｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜
｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜
｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜｜三三三｜
. ＼三三／ ＼三三／ ＼三三／ ＼三三／ ＼三三／
.
┏━━━━━━━───
┃
そのまま脱走した。
┃
───━━━━━━━┛
i ; /
l ; /
ｌ ,' / ,.．､、
｜ ,' /ー- ､. -=― .､ヽ
l. ,′ / ,: ﾞｉ｜
i ｉ /ヾ: ,,.:' ｜l
,! , !、 ' ﾉ,' ＿_ '"_,_;_,..-',ｲ
,' ｜`ｰ--‐"'''´ ￣i｀－ '" l
/ | l ,!
r'´￣`ヽ､! ﾞ､ /
,' ｜ `''''"
,' ,:'
/ /
/ ,,.:' /
､-ﾞ'' '''" /
,:''⌒｀`'''＜ﾞヽ､、 '{
!,. - ､ ＼ヽ､` ､.,!
ﾞヽ、 ｀ ‐ ､...ヽ､_｀`'く
｀`''‐- ､_ ｀` ｀`r'′
`丶､ノ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
なので実は、金策＆脱走のダブルコンボである。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
そして新選組は、柴田追跡に
かなりの力を入れている。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━┛
／￣￣＼
／ ＼ .／＼
| （●）（●） .|
. | （__人__） | やつは絶対に引っ捕え
∧ .| ｀ ⌒´ ﾉ 見せしめとして腹を切らせる！
／＼ヽヽ }
,r―''''''ヽ, ヽ ﾉヾ、
,r‐' ,､;-‐''''""''ヾ､､, く l
/ .／ r''"ヽ, ＼, l｀ヽ､
j l ,. / ' l ヽ､ ﾄ, ヽ
,.Lj∠､'´ , i, / ｀ヾ､｀'ヽゝ
l, ／ 二'''" ,;､, ｀''ｰﾞ--､
/ﾞヽ-ｯ-‐'´ .／｀ト-:rイ｢´ ﾞl;:｀''ト-､,＿ ノ'i,
／ ／ ,;∠∠,ノ´ ｲ l l, ├''| |､,／ l |
..／ﾉ .／ ／､, ,､' ./ / .l |:::::l,. | ﾞヽ､!_,,､L,
ヽ---ﾂ ∧ ￣￣ / | |:::::::| | r'"/ l,
/ ./ .ト､,_ / | |:::::::|. ! l'´! / |
./､ ./ l, ｀￣ ./ |.|::::::::l |. !. l, l l
.l､,.ノ l, ;' .j |:::::::::!
【 近藤勇 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
追跡隊に選ばれたのは四名。
甲州勝沼後、永倉の靖兵隊へ参加し、
また新選組に戻ってきたらしい松本喜次郎。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,.-‐-､
／:::::::::::::＼
./::;:::::::::::::::::::::＼
/_;/::::::::::::::::::::::::::::ヽ
´./:::::::::::::::::::___;;;;:::,:､>
,':::r‐l'l ''"´ ___,,,,,,. ヽ--‐‐,‐=＝ ‐‐- ､
`ｌ l_,,l,l-‐''"":::::::::::::_:;;.ィ'"´:::::::::::::::::::／
_,,.-‐'":::::::::::::::::::::::;;..‐".:.:.:｀､:::::::::::::::::／
_,.-‐"::::::::::::::::::::_;;::_,,- ".:.:.:.:.:.l l ',:::::::::／
,.‐''"____,._--‐‐/'"´:./l;_,_:｀`l ﾉ t‐'"l レ '´
￣´ ￣ 7:/.:.:/｀lt_ﾉ｀"'´"r'7"ﾚ-+´
,'./ /ﾍ , ` /.:.:.:ｌ
,'/ /:.:r-lヽ､ ‐ .ｨ.:.:.:.:.ｌ
/' ノ_;/"ヽ`ｰ-` ﾆl´‐｀ヽ-<
/∠-..、、､ヽ｀ ‐-､.. ' ',｀ヽ
./,'､l:::::::::｀ヽ 〈:;:;〉''ｰ-､_ -'´〈;〉, 〉
/'.:.:.l:::::::::::::::::｀ｰ､_ｰ-､__ ´/::ヽ、
./.:.:.:.:ヽ､:::::::::::::l:::::',::',`_r‐--- '´｀ヽ>:ヽ、
/.:. :.: ::.:l:::ヽ:::::::l::::::::,',h､ﾆl ',＿ }l::,::l
/.:. :.:. :: :.｀.t､::ヽ:::::::::`r;ﾆ;ヽｭ‐:"ヽ、`<ノ:::',
/.:. :.:.: :: .:.:.:.:. lヽ::::::::'ｰ-｀´｀´:::::::::::::::ヽ,,,ゝ:::::〉、
【 松本喜次郎 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
ちょくちょく出番のあった近藤芳助に、
伊東甲子太郎の剣の弟子だった内海次郎。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_ ＿__ ＿＿
. ´ ヾ´ ､ . -‐: :￣: : ―＜il≧x､
／ ヽ x≦三三ﾆ=- ／: : : : : : : ヘ: : : : :Ⅶi∧＼
. ／ ヽ ∨三三三三三ﾆ=- _.r―: ': : : : : : : : : ヽ: ヽ: : : ヤ=.ﾑ: :ヽ
. ' V三三三三三三ﾆ=─ｧ ／: !: : /＾: /: :||: :|: |: : :ﾊ: |:_:_: : i!`守!: : : :.
/ ,/ / } ≧三三ﾆ=- ￣￣￣ ／ｨ:.:.:.|: //: / !: :ﾘ: :ﾊ:ﾄ;斗七!: : : : |: :Ⅳ: : : :.i
. / 〃 ,ｨ }､_,,_ } ≧三三ﾆ=- 〃./: : : |/: !:.ﾊ: |: :|: :/ィ斗ｷァj|: : : : |: :|:|: : : : :|
/イ }l ､ / } /''"ﾞﾞミ ; ≧三三ﾆ=─ｧ /' /: : /:〃:_|:｣⊥ﾄ､|:/ 〃ゞ‐' '.|: : : : |: :|:|: : : : :|
. | 从=ミ､ {: / ,_／ ﾐ ￣|￣￣￣ |: : :|: :|{: :ﾊ.:K芍/' |: : : : |: :.!i: : : :.:.|
. | N沁 }l x≦=ミ､ ﾐ⌒Y ′ | |: : ﾊ: `Ⅳ:从 } !: : : : !: : i!: : :.:八
. Ⅳ j Vﾘ八 〃 _)心 Ⅵ '＾} / | |: :.j从:.ﾘ: : jハ 〈 /: : : : :i!: :八: : : : :＼
| j{ ノ ヽ( 乂ツ 〃 _/ ' | | ＼| /: : : : :人 ﾏ⌒ヽ. /: : : : : ﾊ: : : :＼: : : : :＼＿
八 圦 , , 〈{ ｲ ／ :| | /: : : :／!{ ＼ ＼ ./: : :/: :/ |: : : : : :＼: : : : ＼
. ヽ( }∧ v￣ ヽ ／ ' l" | | ./: : : :/ ヾ j＼ 7: : /: :/ ＼: : : : : : ＼＿＿
' ､ ｀ ｰ ´ . イ: : ;{_ :| | /:/: : / ／: : i!`/: : :!: : ! .／.＞-＝＝-‐'´:::
. -=≦_,. -‐ ´__{_ | | ./:/: : / ／: : : : :ｉ!:|: : : |: : :|=≦ア:::::::::::|::::::::::::::::::::
. r＜ ＿__ ＞´///{ :| | /:/: : / .／: : : : : : :ヾ|: : : |: : :|>=く :::::::::::: |::::::::::::::::::::
,「V/////////_＞´∧ | | ./:/: : / /: : : : : : : : :.:.:.|: : : |: : :|､_〃＼::O:: ト ､:::::::::::::
. ,{:::::}////x≦´//////∧:| | |: |: :.}{ {: : : : : : : : : : : |: : 八: : !´ ｀i ＼__| ￣￣
,ｲ::／///,ｲ///////////∧ | |: |: :八 乂: : : : : : : : :.:.|: 〈: : :ヾi＿.ﾉ
【 内海次郎 】 【 近藤芳助 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
維新後、大石鍬次郎を騙して
御陵衛士残党に捕縛させる三井丑之助。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. ─ - .
. - ＜.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:. ､
／.:.:.:.:.:.γ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..＼
/.:.:.:.:./.:.:∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.:.:.ヽ.
.'.:.:./.:/.:.:/ ',.:.:､:＼.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.ﾊ
ﾚ':,'.:..'.:.:.,' __ ヽ.:＼:ヽ:_:_:.:.:.',.:.:.:.:.＼i
/.:./.:.:.:.::/´ ＼j N:ハ:｀.:.!:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/.:.:::i.:i.:.:.:.i x≦ ≧x､:l､:.:.i.:.:.:.:.:ﾊ 偶然ですが全員、本編で
.'.:.:.::::N:.:.:.〃んﾊ んﾊ K !.:.}::::.:.}.:.:i 登場していたので
人.:.:::::i:::〉､.:l 弋zﾘ 弋zﾘ /:.人:::/.:.:.' いちいち出してみました
ヽ::::l::l-iヾ """ ' """/イ-}::i/.:.:/
}:Ｎ`ﾄ､ /イ::/:／
/:::::::::ヽ〕ト . ´｀ . イ:::::l:/:.{
(__X.:.:.:.:.::::::}:.:ﾊ:::r=＞ - ＜{､::::/:::::./::.ハ
,.:´.:.:.:::::::_／.:.:.:.:}:j`ー ┬ ─ 1!:.:.:.:,ﾑ-'､::::＼
{.:.:.:.::::/´〈.:.:.:., -'‐ - ､__l!_,. - ‐{.:.:.〈 ヽ::.:.}
ヽ.::::::l 入ｲ////// !/ ｉ///入.:.:.:〉 i::/
＼j ∨ /////,!丁!､////7ｲ 人{__ ,}
ノ´ ∨//.イ/! i! !/!ヽ.///} __ λ:ノ
ヽ. ` ｰ- ､_ Y´ !/ｌ⌒ｌ/l ｀Y´ ´ 〉
＼ ヽ ` 〉 j/ ! i/i { ／
【 三井丑之助 】
.
,:'z-ー-- .._:.:.:.:.:.:ﾄ.j
＿,,,,,,......ｿ＿´＿_ ｢r=ﾄ:〉
.r=ﾆ..._´´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`''ｰL!_j｣._
丶 ;;;;;;;;;´;;;;;;ー-ｧー---- ....＿_:.:.:.:.:.:.:.:`丶､
`ヽ､;;;;;;;;;;;;;/ , / _j, ィ ',´''''''ト､:.:.:_r_ｰ-r--、
丶､;;{ / ,' .士.ﾊ__,iィijT ﾊ ,!-''´:.:.:.:.`ゝ,ヽ丶
´`ｰﾅ-{ﾋﾘ ｰ' ,ｾ-'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:rｲｴ} _j、 で、柴田はどっちに逃げたの？
! ,ﾊ. ' __ ,r'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.￣i lー'
,' ,' ＞ト-ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:y__,,. -''´
f-ｰイ（ﾐ`ｰｼﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}
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,.!:.:.;/ /:.:.:.,:'. l!:::::',:.:.:.:.:〈_〉ﾄ、 ヽヽ.ヽ
´￣￣ ‐-､
ヘ´ ／｀l＼
/| , ﾍ lヽヽ
┌┬―――┐ / | / l l l l | l l |
││ │ l / .| l_ｲ_,､ | /_,ｲ_|__/_| |/ | ┌┬───┐
├┘ │ l/l | l/V ﾍ!ヽ／!/ ﾚ|／ﾚ| | |.....| │ |
│ │ { l .| | ┯┯ ┯┯ | | |...├┘ | 目撃情報によれば
│ │ ﾍ､| ,l,,, ｰ' ｰ' ,,,,,,| | | │ | 丹波の方ね
└────┘ | |｀ ､ -‐.| | | |＿＿＿＿_..|
| | ﾆ=,､￣ﾉ､＿.| | |
|｀ ‐- ＿ / 〈 ／l ﾚ<´/___ /l !､ | 駕籠を使って追いかけましょ
l ,ヘ ￣ l_／／l--,H ,--┌─――――‐┐
l l __ヽﾆﾆl / Ｙ l || | Y | ｣ Y 〉,|
l ゝヽ-' ,-l‐ ´lー‐' || ー‐ l ｰ- _Z>!
└ ＿￣＿l 〉 || l _)＿＿ ｣
( ヽ ヽ==ｪｭ==== T､￣＼
> / / ﾍﾉ > >
( ／ l l ( ／
V l _!|_l y
｢￣ Ｔ￣ ,'
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
追いかける四人だったが、
柴田はずいぶんと逃げており、
なんと、但馬は出石まで行くハメになった。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
___ ＿.-..、 .ヽ
./￣――''ｯ''" ゛! / ;｀'＿
.|. ヽ..、 〈,,..ゞﾞl ＿_, -'",,,..
＿.｝ 但馬 ,,..、_ , ;..... . ／ ,.
ﾞl. .く、 ￣￣ | /
__,ﾉ｀-,, ／ ! / .! /
__/ `' ; /. ｌ | .../
./ ＼ ,. -,、 ﾉ ! !,ﾐ゛
.! / ｀t,,、 / l. !
! .. _,,. ! ﾞ.ｌ ;_
￣ ﾞ''-､＿_ ! _＿＿ ﾉ ! 京 ｝
_7 .!- ! |｀￣￣ ヽ
_／ / | !
.
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
地元の記録によれば四人は、
出石の町奉行所に協力を要請。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
. / / / ' ｀ヽ ∨////
′ ′ / / V/／
{ ‐- i l / / / } Ⅵ
: ヽ | | ' / / }､_ :}/＼
＼ | | / ′ｲ ｨ /''ﾞﾐ .:///丶
:. 丶 | ｀「＞/≠-{ /j/_／ﾐ'∨///∧ こちらの人相書の男です！
V ,:| }ｨ斥芋笊 / 笊 Y} 丶///∧
ヽ {{| 从 V/ｿ ヽ( Vﾘ {l| ＼//|
＼|: j | 、 ' | ヾ! 役人も使って探してください！
|i { | / :|
|l } | _. - ′ |
. ,r从 ｲ ﾄ ' |
. ∨/丶( |l |: : :.＞- イ |
__,. ≦}////'八 |≧v≦/{ | :| ___
｀＞-＜////////V/////丶|//}{////≧==- ... -=≦/////｀ヽ
,'//////////////丶////////}{/////////777//////////∧
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
この時、渡した人相書がえらく詳細で、
使っていた変名まで記されている。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┌────────────────────────┐
│ │
│ ・変名は海野七五三 ..│
│ │
│ ・武州なまりがあり、背丈は普通で色白 .│
│ │
│ ・年齢は二十八・九歳に見える │
│ │
│ ・顔は十人並みだが鼻筋が通っている .│
│ │
│ ・衣類は浅黄色の紋付きに、縞の紺浅黄の袴 .│
│ 麻の割羽織 .│
│ │
└────────────────────────┘
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
四人は出石に至るまでの町でも、
充分な情報収集をしてきたのだろう。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
四人が出石に入ってから五日後、
ついに柴田の潜伏場所が知れた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿
_ｘ＜: : : : : : : : :｀: ､
,ｘ＜: : : : : : : : : : : : : : : : :＼
, ﾞ: : : : : :γ : : : : : : : : : : : : : : ヽ.
. /: , : : : : ,ﾍ{ : : : : : : : : : : : : : : : :､: 寸
7 :/: : : : / !: : : : : : : : : : : : : ヽ: : :ヽ ﾏ
': :′:.,: :/ {: : ﾄ､:ヽ: : : : : : : : : ', : : ｉ : ',
{ｉ i : : :!:/ ⌒从: ヽ N从ﾊ八从: : :i : : !:ヽi、
|{ |:. : :l:ｉ ヽ} xｆ苧ﾐ＼:|: : :} : : :ヽ 城下から二里ほど離れた
. 八}i: : 从 xf苧ミ 忙ハヽ } : ﾘ: : : : : :寸 江原村の宿にいるそうですわ！
/: :从: : { { 忙ﾊ V:zｿ ,': , ﾞ !: : : : : : i
,:′,': :∧: ｉ ゞ‐' /イ _/ヽ:.: : : : :}
. 7: : :{: : ヽ N､ ′ ,!´:}: : ∨: : :.ﾘ 役人の方と一緒に捕縛に向かいましょう！
. {: : 八 : : ｀ｰ∧ , -､ ／: V: : :.ﾘ: : :, ﾞ
从: : : ヽ : : : :个s｡. ￣ .∠: : : /: : :/:. :./
. `寸 : ＼: : : : :.}i: ＞ｭ _ １:}: : ／: :／i: : ,'
. ｀ヽ : ',: : : : !ヽ- '- ‐ ' " ´ ￣,:' : : /: : ヽ: ヽ
八: }: : : _j:_ﾊ. ! {: : : :{: :,.斗- ､}
′_/_,.∠ ..._ ﾉ／ ￣ ＞ ‐ヽ: : :ヾ ﾊ
i: :{//////.{￣!/////////／N: :.ﾘ .∧
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
追跡隊が宿の様子を伺うと、
何も気づいていない柴田が、
顔を洗うために川へ出てきた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
:.:.. .:. ...:..::::::...::..:: .:: : .. .. . .. ,,､､,,,,;;;´" ,. ､
...::..:::..:::.. . ..::...::.: .: . ... ,;;'":::.:.....::.::... ／'´ ｀ヽ ､___
,.,, :.. . ..::...::.: .: . ... ,,.r'":::.:.....::.::....::... ∠´￣ ｀ヽ
;;;,;ヽ､ ,,､､-'';":`::::::.:.....::.::...:...,..::... ／ ／ ./ ./ | ＼｀ヽ
;;;;,';;;;ヽ;, ,..-''"::::::.:.:.:..:....::..::...:...,..:..:....::...::... // ./ .| / ./ /ｌｌ .l .l
======================,;;r''"::::::.:.:.:..:....::..::...:...,.:...:...,..:..:....::...::... //l / | | / /.//ﾍ .| .| .|
;;;ii ;;;;;ii,;;;;;,ii.;;;;;ii.;;;;;.ii .;;;;;,ii.;;;;;( ::::::.:.:.:..:....::..::...:...,:...:...,.,,..:..:....::...:..:....::.. ﾙl ./ l | l ﾙ / l l .l .| .|
''_'''''_'''_'',.'''_''''_''_'''''_'',.'''_''''_''_''''',;;;"''ｰ-l､,,'""'ﾞ,ﾞ'""'"､.wiﾙv,iﾙwviw.: ﾘ／l .| | l || /:::/ﾘ-‐.l .ﾉ ./ | .l
__- =_≡ _- _-_=_ = - _-_ -_ =≡_-;`--_ _､., ＿,__ ￣`￢.,v:.: .ﾘ /l .| .l | ..ﾘ:ｌ!::ﾉ 弋ツﾘ/ /l/） .l
^ _ _ -_ ^ _ _=_ -_^__ =_ - _ - ≡ Y,.,lji,; 丱 ／ .l l ﾘ| l .l｀.ﾘk' |/ / / lﾊ
=__-_ -__= - _-_ -_ =_ -_ ^__-_= -ｰ"`ﾞ i ,.,...ﾕiW ,ﾘ ﾘ-ﾘ几.ｰ一 ,ﾚ/./ .lｉ ヽ
_ -_ __ -_^__ =_ -_ ^__ _,,､。"`ﾞ ::: ::: ∥,,::iﾘv,i ｌ￣´l |ヽ__ ∠´///--ﾌﾌ| | レｌ
_ = _ -_ _ _ = __ __,,､｡-ｰ''"`ﾞ::: 」:../￣｀＼￣￣｀弋.､ .ﾍ::lﾆﾆ┐ ﾚ/､ /:/.ﾚ
_,,.,..､｡v-ｰ''"ﾞ~ :: ' ::: : ::: ::: :: :::: :: ::: 「;;,,;|:::::::::::::::::＼ ヽ-l l:::::::ll //:::| //
`"ﾞ :::: :: :::' ,:: :::: : ::: : /,:.;/--､::::::::::::::::＼ ﾆﾆﾆ二|.ヽ .//::::ｌ//､ __
/ ＼:::::::::::::::l .＼＼ ＼l l ::::::ｌ:/ﾆﾆﾆ:::＼
/ ＼:::::::::::l ＼＼ ヽｌｌ ヽヽ:ヽ ヽヽ::::l
/ ＼::::::| ／ ＼＼.ﾊ＼ ｀|::::｀ヽ､ﾏ|::::|
＼|/ ﾍﾍ ﾊ ｀ヽヽ:::::::::＼]:::|
/ / / ﾍﾍ }::::::::ヽ',::::::::::::＼l
乂 ／ .l ﾍﾍ.l::::::::::|.|::::::::::::::::
. ＿__
´ ￣ ＼ -─……─- x≦三三ﾆ=-
. . ´｀ヾ´ ｀ . ｲ三三三三三ﾆ=-
. ／ ∨三三三三三三三ﾆ=─ｧ
. ' ｀ヽ V三三ﾆ=- ￣|￣￣￣
. / ｡≧三三ﾆ=-|
/ ′ .:′ / :}､__ :. ≧三三ﾆ=-
. / / | | / .′| /''"ﾞ"ﾞミ :. ≧三三ﾆ=─ｧ
/ｲ | ﾄ、/ ｨl | .:′ , ﾞﾐ } ￣￣|￣￣
|l | |,/＼/_|l | /__／ ﾐ } |
|l | ｨf芋笊|l | x斧芋ミ､ ﾐ .: :| チャンス！
|l | 〃 ,_)ハ |l | ′,_)ハ 》:ﾐ⌒Y .: |
|l | |l 乂ツ八 |/ 乂ツ 〃'^ :}/:| :|
|l | ||. , ヽ| 〈( _／ | :| みんなでいくよ！
. 八 | |:{ "" "" /' /| | :|
丶Ⅳ 圦 「 ￣..｀ヽ ｲ l}､__:| :|
从 ﾚ' 丶 V´:::::::::::} ／ / }::::::≧= |
. ヽ| -‐ ､ ｰ─ ´ イ ＞´ /:::::/:::::::::::::::＞
,..::´:::::::::::/ ≧-≦´ ＞´ /:::::/:::::::::::::::::::::::::::＞
{:::::::::::::::/::::::::::| ／{ﾆ} .′::′:::::::::::::::::::::::::::;::::::
. ∧::ヽ::::/:::::::::::::|' /::∧ ／::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::/:::::::
,. .-‐: : ￣￣￣: : :‐-. ､
_..∠,: : : : : : : : : : : : : : : : : r≧x
,/:::／: : : : : : : : : : : : : : : : : :￣｀ヽヽ
./i:::/: : : :/ﾐ: : : : : : : : : : : : : ﾍ: : : : i:::ﾄ.
/: |:;i: : : :/: : : : : : : : : : : : i: : : :ﾊ: : : :ﾄ:|ﾊ
/:/: !:i!: : : !: i: /.:!: i!: : : : ://: : : : :|: : : :!ﾘ: |
./:/: :.{｣: : : :|: :|:|: :|: :|: : : :.//: !: |: |: !: : : |': :i!
i:/|: :/:i!: : :`ト:ﾊﾄ､:!: i!: :／'1::/: i!斗七: : !: :i! いいえ、私たちは顔が知れているから
|{ |: i!: |: : : : !:{ { ≧∨ヾ/;ｲ7ﾌ'|: :.|:.|: : : |: :i! 近づくだけで逃げられるわ
|' i!:.|!: !: : :.下艾g艾ヾヽ/'.≠艾g艾ｱ: : :.!: :|
Ⅵ: |: : : :.!ゝ /'|: : : i!: :|
ﾍ:|: : : :i! i i!: : : :!: :.! ここは地元の役人に任せましょう
}!: : : :ﾄ. | |: : : :|ヽ:|
/|: : : :|: ＼ r―， ／|: : : :|: :}|
./: !: : : :|: : : :i:. ｀¨´ ィ: : : |: : : :!: 八
.／ /:|: : : :i!: : :rﾄ､｀ __ ´_｣､: : :|: : : :!/: : ＼
r:´: : /: :!: : : :|: :./^＜≧＝≦＞＾∨:i!: : : |: ､: : : :＼
ヽ.: :/: : i!: : : :!_〈:::::::::｀:＜＞:´::::::::::〉｣: : : :!: :.＼: : : : ヽ
）/: : :｣: : : :.|=ﾊ::::::::::::/⌒ヽ:::::::::/ﾆi!: : : |: : : : ） ＼: :.}
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┃
かくして、何食わぬ顔をして近づいた
地元役人が、柴田へ飛びかかり、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
__ __
/:７/::/:/
/::└:ｧ￣
|:::r‐┘_/7仄!
Ｌ:| /::::::__:::::７
｀７:/ Ｌ/ /７Г|ﾛﾛ冂
｢l＿[Ｉ]/二 ７ / / | | [二 二]
}二. ｎ_| / / ﾛｺｎ /_/ |_| [二 二]
ﾚ' 〈/ヽ> ﾉﾉ 凵 ﾛﾛ┐
＼ ★ （⌒ ） ☆ /_/／
| ☆ ＼ ★ |::
＊(⌒ ⌒ヽ ::/ ＼ /／ ﾞｉ ,r'⌒ ⌒)： ☆ （⌒ ）
＼ （´⌒ ⌒ ⌒ヾ γ ⌒ ⌒ ｀ヘ* ッ⌒ ⌒ ⌒｀） ／
（⌒ ） （'⌒ ; ⌒ ::⌒ ） イ "" ⌒ ヾ ヾ （ ⌒:: ⌒ ; ⌒'）：：
：（´ ） ::: / ( ⌒ ヽ （ ::: （ ｀）* :
：（´ （ ） ::: ( ⌒ ヽ （ ::: ） ） （ ） ｀）
┏━━━━━━───
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見事、捕縛した。
┃
───━━━━━━┛
ヾ ＼＿ ┌＝＝＝┐ ＿_ | /
＿＿＿＿)_,...> ﾞﾞｰー乍二⊃ ⊂二|lに´￣ ＜|..... .,,,ム_
＝＝＝＝⊂≠|l三彡´ └＝＝＝┘ ミ三三ミ＝壬三二彡｝
￣￣￣￣i￣ ｀ヽ / ￣ー－弋￣ヽ
/| | / | |
/ | | { ﾄ | ＼人_从人__从从／
ノ| ／ ｉ 人 | ｀ヽ | ＞ ｶﾞﾁｬｯ！ ＜
| | | ン ノ｛ ｝ ヽ | ',/ i | ／Y⌒YW⌒Y⌒W＼
ヽ 丶| く｀ヽ ｀ヽ / >,,.ハ ｉ | |
｀ヽ l ｝ ' , '"ﾞ ', ｉ / ヽ レ / !
ヽ ', ＼｛ ', ', /´´ ｉ/ { / ／ ）
', ＼ ヽ ＼_...,,丿 ｉ ﾉ /´ﾞ / /
| -､,_... ） 丶ー′,: ''"ﾞ´ ／ / ,'
!｀ﾞ'''ｰ- ￣｀ ﾞヽ (...,,,_...-'" / ,′
｀ヽ ｀ﾞ''ｰ-､,_冫 _...- '"´ _...ノ ,'
｀ヽ ｀ヽ l´ _...-イ /
ヽー / ∨''"ﾞ/ ／ /
｀｀´ !/"~ ／
（_...,,'-"
. - ─ - .
／: : : : : : : : : : : : :＼
/ : / : γ : : : : : : : : ､: ヽ
.' : /:i : ∧: ､: : : : ヽ: : :ヽ: i
ﾚ'/: :ｌ / ヽ:＼ :ヽ:}: : : :i:､!
,' :ｉ: : l/ ⌒ ＼j N:ハ.: : !: ヽ. ……逃走距離が長かった割に
/: : !: : ! ○ ○ ｉ: : ｌ: : :i あっけないですわね
{: : 人: :l !: /i: : :|
人: :ヽ.ヽﾄ､ u /イ-! :/
ヽ : ｀ i : ヽ. ⌒ ,. イ: ´:,: { 斬り合いにもならなかったですし
}: : :_l: : :ﾘ}￣￣{､_:_:_! : /: :ヽ
,' /´〈: : ,'- ‐ ､__, - ‐{: 〈ヽ: /
人j 入ｲ.////l/l///入: 〉 i{__ ,}
／ ∨/ .イ丁ﾄ､//7ｲ λ:ノ
{ ｀ ｰ - ､ Y´l/!⌒j/!｀Y´ 〉
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_:::_ へ :::::::::::::::::::::}
:_;_;_;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::: ゝ ヽ､丶 ＼:::::::::::::/
.:.:.:.:|ﾞ‐- :_;_;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::とﾆ二 ‐- ＼＼ ヽ::::::/
.:.:.:.:|ｉ.:.|.:.:.:||.:.‐- :_;_;_;_;_;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ー -｀::::::::::＼ ` }ノ
.:.:.:.:|ｉ.:.|.:.:.:||.:.:.:.:||.:.:.:.:.:| |.:.‐- ::::::::::::::-＝‐::::::::::::::::::::::::::::::::7 .′
.:.:.:.:|ｉ.:.|.:.:.:||.:.:.:.:||.:.:.:.:.:| |.:.:.:.:.| | ‐- :_;::::::::::::::二ニ＝＝::::} /
.:.:.:.:|ｉ.:.|.:.:.:||.:.:.:.:||.:.:.:.:.:| |.:.:.:.:.| |.:.:|.:.:l.:.:| ‐- _;_;_;_;_;_;_;::/ / リアルな捕縛劇なんて
.:.:.:.:|ｉ.:.|.:.:.:||.:.:.:.＞ .:.:. | |.:.:.:.:.| |.:.:|.:.:l.:.:| |.:.:|.:.:.:.|.:.:.:.|:寸 / こんなものでしょ
.:.:.:.:}ｉ.:.|.:.:.:||.:.:.:.:||.:.:.:≧x .:.:.:.:| |.:.:l厶r匕 |.:.:|.:.:.:.|.:.:.:.|.: Ⅳ ∧
: γヽ_|.:.:.:||.:.:.:.:||.:.:.:.:.:| |.:.:.:.:.| |.:.:|.:.:l.:.:| |.:.:|.:.:.:.|.:.:.:.|.:.:| ヽ. " ＼__
.:ｉ{ ヽ ﾘ 廴______, |.:.:.:.:.| | ＿__, .!.:..!.:.:.:.!.:.:.:.!.:.:! ' ／ ＼ さあ、柴田を駕籠に押し込めて帰るわよ
小 ( ´¨¨¨`｀ ´¨¨¨`｀ |.:.:|.:.:.:.|_／l／ ヽ. ′ ヽ
.:.:.:ｌヽ_ l /}／.:￣.:ヽ. ／ ／
.:.:.:|.:.:| 、 ﾉ /.:.:.丶.:.:.:.:.:.:.:＼ / ..::::::::丶
.:.:.:|.:.:| ＼ _ _ ..:.:.:.:.l.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.X ／:::::::::::::::::＼
.:‐＜ﾞ| ､:::::::::ﾘ .....:.:.:. |.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.: | ` . ／:::::::::::::::::::::::::::::＼
ヽ ‐- ヽ __ イ┐.:.:._.:.|.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼.:ﾞ| ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
＼ ＼ ＼ | -‐ ‐ ヽ ¨{-:::ゝ_____／::ヽ.:寸 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
‐- _ ‐ - ´ / / |::〃 :::／:::::::::::::＼} .::::::::ﾆ:::::-‐::＝::::::::::::::::::::::::::::::::＼
‐- / / i|::::::: / ::::::::::::::::::::: |ヽ {::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
池田屋は運の要素が強かったゆえ。
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捕縛から四日後、柴田は
屯所で切腹を申し付けられ、死んだ。
┃
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;:',;' ||
|｜／ ／ ||
｜ ／ '",:;; ||
|| ／ ;:',;' ||
0）|| '",:; || ヮヽ
｜｜;:',;' ;:',;' '",:; || （ _ _７ｐ
|| | ;:',;' _||_ ＿＿λ＿／＼
((0） '" ,:; Ｃ| ｜
|｜|| |つ|＿＿＿＿／ ｜
|｜| レ´＿／｜ | | /
||| || ,, ￣ |＿//＿/ '",:;
| || γ⌒ヽ |＿∞＿｜
||| ｑ - - p | || | | || ||||' ",:;
| || ノ | | | | | | |||||||
｜|| ／|| ｀′ ||＼ | | | | | || ||||||
| | | ／ヽ || || ´＼ | | | | | | || |||||| '",:;
＼ 〈 ＼||=====|| ／ ） | | | | | | || |||||||
λ ＼ ＼＿|ろ===Ｅ|＿／ |_|＿|__|_||∧|_|_||_|||||
λ ￣ ／／// | | ||＼＼＼ Ｚｙ」 Ｌｙゝ
．;:'";:'"．,:;';:'";:';'．;:'",:;;:';' （ （ （ | | | | | ） ） ））．;:'";:'"．,:;';:'" ,:;'．;:';'．;:'",:;;:';'．
．;:'",:;' '．; : ' ,;'．;:'",: ;'．;:' ．;:'"．,: ;:' '．;:'" ．; '";'．;:
,:;';:'",:;'．;:'";:'",:;''"．,:;';:'"'．;:';'．.／￣￣＼;;';:'" ,:;'．;: ',;'．;:'",:;'．;:';'．;:''．;:'",:;
:',; '", ．;: ．; ;' ;'． |￣￣￣￣|;．;:',;'．;:'",:;'． ．;:'",:;'
;:'",;'．;:'",:;;:．;:'",:;'．'"．,:;';:',:;'．,￣|￣￣|￣;' ．;:'",:;'．;:':;'．;:'"．,:;';:',:;'．;:'",;'．
．;:',;'． ' ．;: ' ． : ．,:;．￣￣;:'",:;'．;:';'．
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/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:人:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:＼:.＼
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ＼:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
/:.:.:.:.:.{:.{／ ｀`丶、:.:.:.:.:.:.:.Ⅵ
}:.:.:.:.:∧{ __,, ..:.ﾉ 乂:...,,__｀`丶:.:.:.:.:..､
}:.:.:.:/ ｰ '′ ￣ ‘,:.:.:.V
/:.:.:/-=ニニニト----<ニニニニﾏ:.:.{ これが柴田の捕縛模様です
＼/小 }/}⌒ヽ{ }/人}
} ｝| :､_＿＿_ﾉ＾} :､＿＿__ 小 }
‘, }| _ _ |/ ′ 以上が「勝手な金策」により
‘, }| | / 処罰された隊士の様子の全て
‘ | ー────一 ｜'’
___r‐- _ | ,，--<＼. |〉
/ ｀` ｀`丶、rｧァァｧ ＼ _ ｨ ／⌒｀＼＼ ／} / ……と、してもいいんですが
｛ |/////}_／}＼r=彡'⌒ｧ￢=ミ＼` く ／ト,//
＼ _ ニ=-‐ |'’ ｢:i:i:i:i:i:i:i｣ `ーァ r‐ ､ ＼ﾍ/:i:ｉ:ｉトミ〔
r=ﾆ |＿＿j:i:i:i:i:i:i:i:i: / {:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
| ／⌒ニﾆﾆ:i:i:i:i:i:i:i;′. ｛. i:i:i:i:i:i:i:i:i:
／ﾄ､ xく ﾏﾆﾆ=:i:i:i:i:i:′ { :i:i:i:i:i:i:i/
: : : : : : :/: : : : : : ; : : : : ／ : /＼: :/:ﾉ
: : : : : :/: :-‐: : : : :ﾆ: ７ _j:_（-:ァ{／
:/: : : : : : ; : -‐: : : : :/ _＿__,,ﾉ
: : : : : ／:／`マ冖;冖冖￢｣”””[{_
{: : : : : :/{ rヘ Ⅵ ｛ 「！ 先ほどチラリと言いましたが
`､: : : :/:ﾊ､ （ ｰ‐┘ | 私たち三名以外に
}: : : : : ﾉ`ヽ_ヽ r┘ 「勝手な金策」のカテゴリに
{: /{八{ _____,,！ 入れるべきかもしれない人たちがいます
｝≧=- __ } } ´ ！
}__ ≧=-ｰ_ _ }
ニニ=-‐ヘ、 ≧=-｢￣ それは…………
-=ｧ'′ ＼ﾆ=- _ `ヽ＼
＼ } ｝ニﾆ=-_＼{￣｀`
」＿_}__,, ≦ } ｝ニニニﾑ/＼iﾄ､
￣ ｀`丶、 r ' rヘ、 }ﾆニ}:i:i:iﾊ:i:i＼
=- _ ｀`丶、 .＼ ￣〕」:i:i:i:i:}:i:i:i/
現地の奉行所にきちんと協力してもらえてるし
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./／ ＼:.:.＼:.:丶:.:.:.＼
/:.:/:.:/:.:.:.:.:{:.:.{ ｕ ≧=-- ミ:.:.:./
. {:.:/:.:/:.:.:.:r'＾ ､{r----‐:/ﾉ 人_ }:.｛
V:.:/:.:.:.:/ _,, ￣”.,,＿____, `__” }:./
. /:./:.:.:.:.jレニ{｛￣￣”¨¨r冖J￣”¨Ｙ 「離隊後に金策をし
. ∨/⌒寸 ！ { { ｛ 処断された元隊士たち」、です
. {:{__ rﾍ〉 └── ┘ {ー‐ r'
ﾉハ 〈 ｕ _ ｛ u j〔{
`ｰrﾍヽ `’ '^ 「` 実はこれがけっこういる
）:ﾊｰ┐ ＿＿＿＿__, ！ ＿__ ,. -‐ ミ
,. -=ﾆﾆ=ミ | ｀ --- ´ ｕ |ニニﾆ∧ ＼
｀`丶、ニニニニニ＼,_ イニニﾆﾆ∧ }┐
＼ニニニニﾆﾆ> ≧=‐----‐=≦ /_ -=ニ }-―― ＼
-――{ ￣ {:i:i:i:i:.､ ／⌒^:i:i:ｉ/:i:i:i:i::.､ / ＼
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
たとえば、前回述べた川島勝司がそうだし、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ヽ
〉
_,.．-―' .
＞ ´ ￣｀ヾ., ＜
／ ＼
,ｲｿ ,Y´ Y ´ ヽr-､ ヽ
ｲ〃_,.．-'''"´ 乂_ノ { j ',
_彡'ﾞ´ ﾉﾞ ´＼ .ヾ! 「怯懦」によってクビになった後
Yヽ´ ／ ／｀ー-'ﾞ､ ヽ ＼ i| 新選組を名乗って
ﾊゝ , ／ ／,:' ,' ; i |.',', ':, k| 無理やり金を調達していたところ
｀.i ｲ/ _,.．-''´￣￣｀ヽヾ ':, ﾘ､
ハ ゞ ´ ＼ j j丿
ﾍ U ｀jﾞ /´ 富山弥兵衛らに捕まり
＼ / ,ｲ 頭を丸坊主にされたうえ
, ヘ ' , ｲ 河原で斬り捨てられてしもうわい
/{ ,i ｀ i ._＿_ , イ
/ | / ! /! ,:! j ト､
ト､,' { / |/ i ／ { i' j:::::ヽ
∧ ﾞ i' .i! |!...,..イ´:::::::::.ヽ /.:::::::::::.､＿
. ∧ !|:::::::::::::::::::::::::∧ノ.:::::::::::::::::::::::::｀ヽ
∧ j::::::::::::::::::::::::::::::.',::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
∧ ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
【 川島勝司 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
浅野薫なども死亡理由がいくつかあり、
断定はできないのだが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_,.. -‐―-―-、_
,.. '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::...、
, ':::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::`..、
_,,,... ':::::::::::::::::::::::,::::::ハ:::;::::::::::::::::::::::::::`、
,ﾌ゛::::::::::::::::/:::/;:::::l l;ﾊ;;;;;;',:::::::::::::::::::.,
,.;::::::::::::::/l::/ l/ l人! l; l::N l:l::::;:::::::::::::;_
/ l:::::::::::l. v ..__,....., -...,,,,_' j/ l:::::::::::l
.l/l:::::r -'~_,,..._ ;. ,- 、‐-l:::::::,''
j::, ,;' .f:::i ﾞ .f:::i ヽ /:}'
lヽヽ '` '" /~.l
`、(ゞ. ;: /) ,.'
` 、 /／
ヽ、 - -- ,. '~
.i. 、 ., i′
__,j ` _ ,.. ' l._
r' ,. l l 、~ヽ
l .ゝt lkl l
_,. -'/ l / ヽﾞ';,
_,..-" / _ l‐--、 .,-―/ ヽ、ﾞ'':.,
【 浅野薫 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「壬生浪士始末記」によれば、
「川島と同様の所業」、つまり
離隊後に新選組の名を騙って金策をやり、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,､‐ ''" ￣ ｀`'' ‐- 、
／イハ/レ:::/V＼∧ド＼
／::＾'´::::::::::::i､::::::::::::::::::::::::::::＼
‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ﾊ::|ヽ:::;､::::::::::::丶
／::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ ﾘハ:|;!､:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ''"゛_＾`''`‐ly:::ﾄ
/|;ｨ:::::N,､‐'゛_,,.＼ ´''""'ヽ !;Ｋ
! |ﾊﾄ〈 ,r''"゛ , ﾘｲ)| 僕は新選組だよ？
`y't ヽ' /／
! ぃ､ ､;:=＝ｦ 〃
｀'' へ、 ` ‐ '゜ .ｲ 屯所に引っ張られたくなかったら
_/| `i;､ ／ l 金を出せ！
r「l┐ ／ ＼ i ` ‐ ´ l`ヽ
,. -‐‐γ.Ξ_｀ﾇ-‐ﾞ/´ ｌ／ ! ﾚ' ヽ_ ＼
／｀ 、 ｲ.if⌒Y :ｌ|＼' ｌ;:;:;:;:;:;ヽ _／;:;:;:;ｌ ｀ 、
/ ＼.li ゞ=ｲ' :|| li: !;:;:;:;／〉 };＼;:;:;:;! /＞ .
/ ＿|l.＿＿_:|| l|: l;／l ﾍ;ヽ/ノ /＼;l ／ ＞ .
,′ ／ 弋.__＿__ﾘ__ﾘ:. ｌ;:;:;:Ｙ´￣｀ヾ;:;:;:;:;! ヽ ＞ .
. ｉ ／ ＿ヽ r__|｀_´｀ヽ l;:;:;:;! .ｉ;:;:;:;:;ｌ / ／ ｀ヽ
{. / .r ´ ,'| | i⌒iヽ/ ｌ;:;:;:廴_＿_」;:;:;:;:ｌ ,′ / ﾊ
ｌ / l ',| |__ゝ-'ノ{ l;:;:;:;| ハ |;:;:;:;:l i / l
. ｌ / .ﾉ zﾆ二≧ｭｭ.j⌒ヽ′ .!;:;:;:| |;:;:;:;:l l ,′ .!
逆説的には、一軍以外もないがしろにしちゃいけないって事かしら？
何に金使ったんだろう？
多少節約すれば喰うには困らんはずだ。博奕？
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
ために沖田によって斬り捨てられた、とある。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＼ー＜￣￣ . ＼
＼ ｀ヽ }ヽ
､--――' Ⅵ＿
＼ }/ ｀丶
＞ ､ --- ､＼ ´￣ノ;;;;;;＼.:: !'ﾉﾉシi
／-――` ｀丶=ﾆ二ﾌ ／ :! '. ./ﾍ､';;;;;;:::! |!i'|´ﾞ|､
. ./＿__≧=- __ ￣￣ | '. i;;;;;;:::＼jｉｉ |!i.ﾄ´:／ゝ
' _ノ___彡'/ _〕ト .＿ |＼ ／;;;::::::;;;;;;;;ﾍ 介ヽ´;;;;;;;;~!
__/ { ﾋﾘ -‐ ￣￣ | '.-- ､ ｲ､:::::::::,.-=ﾒ)‐=-;;;;;;;;;;;;;〉
⌒7ー=ﾆ二＿＿＿ ﾘ ＼i ＼ ｀....´ /ﾒﾊ:::;;;;;;;;ﾒ-:::!i
O ／i 厂 ` ー―‐､―一ｧ /＼＼ }---- ﾉ´ ｀Y.｀iミ､ヽ ,.シﾑ/ ~ ＼.::::::::ヽ
, ' C | ﾄ､ ､ ﾋﾘ }_／ ／ ＼ヽ／ ／ ／ ／ `ヾｲヽ ,.シﾐﾒｰ´~ ,ｨ‐┘
. / / /} iヽ＼ ＿＿__＼___∠ ／ ___ .一' ／ ／￣ .ゝ､iﾐヽ .,.シ心ﾒ´~~
/ / /.l.i j//` } ,｀＞ ./ . _,．-'''´／＼.‐‐‐ ／￣￣ `.､iﾐ｀...¨,.ｰヽツﾐﾒｰ´~
./ / / l.| ､＼___!_ﾉ´￣￣ . ィ´: : : :.／: : : : ＼､__ 二二＞- ､＿＿_ ｀.ﾐ,.ｰ-´-´~
/ / / l .! ー―――‐イ..〃´: : : : /: : : : : : : : :ヾ:￣'＞=≦ ﾆ＼ﾆ{: : : :｀: :
. / ｲ ,' l l . ../ i:i: : : : : :{: : : : : : : : ／´: : :ヾ､: : : ｀¨¨Ｖ ＿＿＿＿ x≦三三ヽ
. { 八 { ヾ、 ..＜二 .., ' .i: : : : : :i: : : : : :,イ: : : : : : : : : :' r ≧ｰ―==ﾆ二二ヽﾆﾆﾆﾆﾆｲ..>=ゝ-､ ―‐ } 〉
ヽヾ l ヽ ., ' /.ゝ､: : : :i: : : :小､{: : : : : : : .、 : ゝﾆニi: :,,='､:( ) ..ヽ∧'.
｀`ヽ、 ., ' /.,'.二...＼: : ゝ､_,.ｨ≦ﾊ､: : : : : :.ヽ ゝ >ニ.}/ ｀` .¨´ ∧'
ヽ､._ , ＜./ / / !..二二 .＼-─'''": } ￣¨''''ｰ‐''.ｰ ≦ヾ｡..､ イﾆﾆ∧ _,.イﾆ≦＞' ∨
/二../ / /.l l .二二二ﾆ＼二二二二二二二二二!二/: :｀ ｰ ――＜ﾆﾆﾆﾆﾆ∧ー- γ.,r===,/.:ヽ＿ノ
{ ./ / / l ! .二二二二二＼二二二二二二ニニ!二{: : : : : : : : .｀ー―― ' ...／ /
／ /
【 沖田総司 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
また、芹沢存命中にも、
新選組の名を騙って金策をやった者を、
土方・山南らが捕縛＆斬首している。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,..-――‐z -..,,＿_ ／ﾚﾍイハ八人入
,ｨ/レ':::::::::::::::::::＞ ￣＼ ／ ハ
|V:::::::::::::::::::::::::::∠ ＜._ / ∧
. >::::::::::::::::::::::::::::::/ r‐､,ヘ ＞ / ハ
Z::::::::::::::::::,ﾍ!∧//彡ヽ. ヽ ＜ ／ ∧
/:::::::::::::::::/ ヽ ; < ﾄﾍﾚ ＿ ハ
/:::::::::::::::::/ _ノ ヽ._ ', i i ／ ノ .〆 i ,ﾍ/￣＼ 刈
;:::/::::::::::::; ≡x､ .,x≡≡i i .! ヽ ｀¨フ . | .i￣＼ ﾚ´ ／￣:|'i/ ﾏ
i/|:::::::::::::; (:::) } { (::::) lﾉ !／ ∠イ ,| i |ｲ(・)〉 ｨ狗 ! ∧ .〉
..... |:::::::::::::;ゝ―‐' `ー― ! ! 厶ｲ i,从::!｀¨¨´ ｀ｰ ´ﾚ'８ﾉ从
!::::::::::::i (__人__) /ｲ/ >'｀ー:. ８ﾙﾍi
. ;::::::::::::! /' ＿レ':.:.:.:.:.i:.:∧ （__人__） /ﾉﾙｼﾚ
i::::::::Nﾍ / z-＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨:､＼. ｀ー ´ 〈刈ﾒｼ
∨!::|. ＼ ／＼ T:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.ヽミ=--= '_／:.:.:.:〉 ｀
ヽ!／: : :｀ ――― ´: : : : :＼ !:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.} {:.:.:.ノ:.:.:{（￣＞、
∠: : : : : :/! !ヽ: : : :,..-‐｀ |:.:.:.:.！:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉 ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:｀
f:｀ヽ: :i ヽ.__／ i: :／: : ＼ }:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ |.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:
|: i : ヽl .|/: : : :/: : i .ｲ:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ 1:.:.:.:.:.:.:.:′:.:.:.:.:.
【 植村長兵衛 】 【 石塚岩雄 】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
こいつらが元隊士ではなく、無関係者だが。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
>>537
幕府の金欠によって、上からの金の支給が滞り
新選組全体がしばしば金不足に陥っていたらしい。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
他に上田末次、松浦多門という隊士も、
脱走後に尾張藩で金策をやっている。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. ／ ／ ┌───────┐ ヽ
ｉ l. Ｍ Ｏ Ｅ Ｌ 壬 壬 | ￤
| ｉ └───────┘ |
| | ＿＿＿＿__＿ |
| | ．＜///////////// ＞ ､ l} ┏ ┓
| | .．＜///////////////////// ＼ i| ┃ 上田末次 ┃
|＿|.ィ////////////厶∨//////////// ヽ| ┗ ┛
}:.:.:.:/＼/////// ィ ´:::::::::ヽ￣ i「｀ ＜ ////ハ
/:.:.:/:.:.:.:.:ゝ==≦=ｫミ::::::::::::::::::＼ﾘｨ==ｫ‐ヽ//:::::ﾟ.
. /:.:.:/{:.:.ﾊ:.:.l/ゝ.乂_ﾉノ＼:::::::::::::::::::).乂_ﾉノﾉ:::::::::::∧
.':.l:.ｲ ＼::}:.:し ｀⌒ｿ｀i:/ .ｲ:::::/i:::::l:.}
{:.:爪 ｿ:.:r〈 │ゝ {:::::::' ﾉ:::ﾉﾉ
ゝ:.!::ヽ. /{:./:::ﾉ } _):::ﾉ:::::／
＼:.:.＼::::::{し1 ｀ ｀7::::::/
ヽ:.:.:}:::}广´ ＿＿__.. _＿, /::ｨ爪
}:/::::ﾊ ＼ ／!::::l:.:!:::＼
. ﾉ{::::::::::ﾟ. ` ． ｀こ¨ .／ ￤:::ゝ ::::::::＼
{:.|:::::::::::| ／ :!::::::::::＼:::::}:.}
｀ヽ::／| ｌ / ∧:::::::::::::::::ﾉ::′
. ／/ ﾘ . / //∧::::::::::::::::/ 、
／//／ ヽ } / ////∧:::::::::::::{__ノ::)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
この事件は「島田魁日記」などに見えるため、
これもちょっと描いてみる。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
それによると上田らがやらかしたことにより、
尾張藩から新選組に捕縛要請が来た。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＼: :＼: : :{ ／ / /､ /} / /./ l| | : | ｉ ﾟ. ‘.ﾊ
∨: :ヽ:／:/ .′ .′,＼| { | | || | : | | ﾟ. ‘. :、
冫:／ :/ / | /z==ミﾄ |/ | /../} | ﾟ. ‘. ＼
＼ｰ=彡/ ∨/ :| | | ｊ〈 ん心 j＼ } __,.斗匕} | |: ﾊ. ‘. い､＼
//｀ｰr‐// :/! ! !:jl 込:り ｨ示ミ /:.′ |: : | ｉvﾊ ｀ー
ﾘ ﾘ .:/ | :/´| | |リ ｀¨¨` /ｨ刈 〉 / :|...|: : | | Ｖ !
|| | l |: :∨:..:.| / ゞ-'_/:/ /:}...|: : |: : | | | 新選組の元隊士が
/{| | |ヽ.|∨: ＼ﾊ :/ / / /: :/: : .| | | 朝名を騙って
//ﾘ リ |: ∨ : {＼ ／⌒! ／イ / / /: :. / .l | 強盗まがいをやってるんだけど！？
// |: : ∨ { ヽ / ｀ヽ j /: :., :./／ }: : :/:! .リ
// !: : : ＼ﾄ､ ゝ,___/ / ／: /' ／! ／/ﾘ /
// |: : : : : :} ＼ ., ィ ´´: ／／ }／ / { ′ 捕縛してちょうだい！
//. ´￣｀ヽ＿|: : : :∧ ヽ ＞--/ |: :|: ／イ | ／:/
´ ＼} : : : ∧ / │ | :/:|: l: | j/
／ | : : : }ﾊ ∧ │ |/: :|: l: |
／ | : : :| ‘｡ /:.:.}ヽ }:/: :..:|: l: |
. ／ |ﾄ､ : : | ﾟ.ヽ ゞ}: :ﾄ､ ∨: :..|: l: |
′ .: :: |{ ﾟ。 | ﾟ. }: :|: :＼ゝ..:|: l: |
【 尾張藩主 徳川慶勝 】
.
┏━━━━━━━━━━───
┃
この時の追跡隊は島田魁。
┃
───━━━━━━━━━━┛
, =-―‐-=≧__
,ｨ'´r'r' ,r'´＿ ｀ｰ=、
,r' ／^Y´´ ￣ヽ ＝=ヽ
Y´ ｀メ、 ≦__ヲﾍ
. j , ___ ﾒ、ｱ ,,,,;;ﾍ
〈 __＿ ､j 〈,r=:´，::::マー≧ヲﾍ;;;i 俺の故郷、大垣近くに
{´::{::・::爿=ﾍ:::::::::_;ノ´￣アr'ヽ};;ﾊ 上田は潜んでいるらしい！
_iー＝´ j ￣ !.P ﾒ;;;;ゞ
i | ム丶 }メ;;;;;/
!_|. }:::::ヽ {;;;;;ノ 大垣から中山道沿いを探索だ！
ﾍ ､- ＝ 二ヽ .j;;;/
ﾍ ヽ' ￣ __ ﾊ /;;;ﾄ、
ﾍ Ｙ ￣ _／ /:::::::!::＼
∧ ｀ 二 ／::::::::::!::::::::＼ー‐--x＿＿
/ ヽ ＿ ,, ＜::::::::::::::::ﾄ、::::::::::＼::::::: ＼ ￣＝--x､__
Y i:::::::::::::::::: |:::ヽ、:::::::::::ゝ、:::: ﾊ ￣:::::
. ,| |:::::::::::＼ ／ |::::::ハ:::::::／ヽ＼::: } :::::
／| , ﾄ、:::::::::::::Y::::: !:::/ ﾍ:::/:::::::::￣:::: .:: ::::::
／ !. { l::}:::::::::;,,,._ !:/ ∧＼:::::::::::::::: .:::. ::::::
,.イ ＞ｭ=乂_::::::{ ヾ :::ﾊ ＼:::::::: ::::: :::::::
,.イ ∧ ￣ ＝ー-=≦_ ／,xﾍ 〉:::::::,=、 .:...:::::...:::::
【 島田魁 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
伊東甲子太郎に佐野七五三之助。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
/::::::::: /::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ､::::::l
l::::::::i::l:::::::i::::::i::::::l:::: ﾄ::::::::::::::＼::::＼::::ヽ::::::lヾ/<!
.l:::::::l::l:::::::|::::::l::::::|:::l ヽ:::::::::::::::l＼:::ﾊ:::::l::::::ﾚ /`!
l:::::::!::l::::::|:::::l::::::ﾊ:l ヽ::::::::::l ∠ヽ:::|:::::ﾚ'::::l
l:::::|::::l::::::l-:l-/-ｻﾆ==ﾐヽ:::::::|イ l｀l/!::/:::::::l
l::::ﾚ'::l:::::l:::|/ ,ｲ´ l ヽ::::l bｰﾘ ﾚ'::::::::l なら私たちは東海道沿いを探すで！
Vヽ::ﾍ:::ヽ|ﾍ| ﾚ,ー ﾘ ヽ{`￣ l::::::l::::/
ヽ_l::::::＼{ ム-´ , /:::/:::/
.l:::::::::::ﾄ , - ｧ ,ｲ:::/:::/
|＼:::::ヽ:ヽ､ ｰ ´ ／/ﾚl::::/ -――-
| ＼::ﾍ::l＼ー― -- ／ /／ ＼ .／ ､ ､＼
/|ー-/ ＼{l /｀ ｢￣ ／ /´ ＼ . / / ,r七 /^ヽ r―ﾄ ヽ
Yヽ / lﾚ'| 人 / / ＼ .′| |｣斗v..､／}'.∩lｲ ||
.| / ＼ l /｀i y' / __ ＞､ | | |::::::::::::::} ﾏ V.|
.l l ,> .l l | / / .ヽ ／ l | | ﾄ､＿／ ⊂⊃|
l l <´ l┴ ⊥/=ﾆ￣￣ ヽ / l | | |⊂⊃ , ､ ﾉ !
l l ﾍ l / ＞ ヽ / ／⌒ヾ | | ト . __ __ .イ ﾘ
.l l ﾍ l / ／ l Ｖ / } .| ﾍ | r┴-┴i | ./
l l ﾍ V ／ l /ヽ 弋 ｲ | ﾍ|／＼.:.:.:.:.:ﾄ､ lｲ
l l ﾍ `< .l / ヽ ｀T_T´ .l | ／ ＼.:..| ＼!
【 伊東甲子太郎 】 【 佐野七五三之助 】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
島田は「それぞれに三、四人ずつがついた」
と、書いているが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
第二次長州征伐のとき日和見していた藩主か
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
地元の記録によれば実際は、
中山道方面だけで十一名が派遣されており、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿___'⌒ヽ ＿___'⌒ヽ
_＿__ ´,.＜:::::::::::￣:＞ﾐ _＿__ ´,.＜:::::::::::￣:＞ﾐ
, ＜ニﾆﾆミxニ=- _ ､__／:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ. 丿 , ＜ニﾆﾆミxニ=- _ ､__／:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ. 丿
, ‐くニニニニﾆﾆヽニニニ=-__ 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く , ‐くニニニニﾆﾆヽニニニ=-__ 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く
-=ニ=- ｀マニニニﾊ二ﾆ}ニニニ＼ミｘ::::::::::::::::::::::::::::::::}ヽ-=ニ=- ｀マニニニﾊ二ﾆ}ニニニ＼ミｘ::::::::::::::::::::::::::::::::}ヽ
iニニニニ=- ｀マニﾆ|Уノニニニニヽﾆﾊ/￣¨¨７::/::::::ﾊ}iニニニニ=- ｀マニﾆ|Уノニニニニヽﾆﾊ/￣¨¨７::/::::::ﾊ}
|ニニニニニニ=- ∨/＜ニニニニニﾆ}ニ} ,.:::ィ:::::::/ |ニニニニニニ=- ∨/＜ニニニニニﾆ}ニ} ,.:::ィ:::::::/
|ﾆz=ﾆ三三ミｘニﾆﾊ' 三三≧======彡／ __,￣ 」￢' |ﾆz=ﾆ三三ミｘニﾆﾊ' 三三≧======彡／ __,￣ 」￢'
〃ﾆ／￣￣ヽﾆ＼ﾆ}ニニニﾆ=- ＜ﾆ, ' ヽ.. 〃ﾆ／￣￣ヽﾆ＼ﾆ}ニニニﾆ=- ＜ﾆ, ' ヽ..
≧- ... {ﾆ/ ﾏニVニﾆ=- ＜ニﾆ／ ≧- ... {ﾆ/ ﾏニVニﾆ=- ＜ニﾆ／
i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:≧｀{ _ ＼}}=- ＜ニﾆﾆイ i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:≧｀{ _ ＼}}=- ＜ニﾆﾆイ
＜i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:} ヽ〈 , ヽ ､＼二二..ィﾆﾆﾄ､ ＜i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:} ヽ〈 , ヽ ､＼二二..ィﾆﾆﾄ､
＞-＜ｉ:i:i:{ i| ﾉ l｝ ヽｰf{ {彡ニﾊｰ .._ ＞-＜ｉ:i:i:{ i| ﾉ l｝ ヽｰf{ {彡ニﾊｰ .._
{i⌒ミｘﾆﾆ! ‘， {{ |i :i:ｉ:ｉ| {｀:＜彡'___くf {i⌒ミｘﾆﾆ! ‘， {{ |i :i:ｉ:ｉ| {｀:＜彡'___くf
∨二二=-､_∧ {l |{ |:i:ｉ{ {=‐-: : : : : : :¨冖￢＝: :∨二二=-､_∧ {l |{ |:i:ｉ{ {=‐-: : : : : : :¨冖￢＝: : :=
}ニニニニﾆﾆ､__, ﾍ___八___,ﾉ｀ｉ{ {=- ￣￣”¨冖￢＝}ニニニニﾆﾆ､__, ﾍ___八___,ﾉ｀ｉ{ {=- ￣￣”¨冖￢＝
,/ニニニニニニニﾆﾆ>､__.ノ=-. {__{ ￣”¨冖宀￢=‐- ,/ニニニニニニニﾆﾆ>､__.ノ=-. {__{ ￣”¨冖宀￢=‐-
{ニニニニニニニニニニニニニニニ=- {ニニニニニニニニニニニニニニニ=-
i＼ニニニニニニニニニニニニニニニニ=- i＼ニニニニニニニニニニニニニニニニ=-
|二＞‐─-=ニニニニニニニニニニニニニニ=- |二＞‐─-=ニニニニニニニニニニニニニニ=-
|ニニニニニニ「￣ -=ニニニニニニニニニニニニ} |ニニニニニニ「￣ -=ニニニニニニニニニニニニ}
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
伊東が出動していることといい、
柴田の捕縛よりも気合が入っている。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
締め付けていたタガが外れれば、そらこーなる
単に押し付けたのか？はたまた幕末の奉行所みたく機能していなかったのか？
デカい事をやるには、先立つものが必要なのかも
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
……にもかかわらず、
上田と松浦は捕縛出来なかったのだが。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/ ／ ｀ヾ´ ＼ '. , ' ⌒ヽ
∠ 'ァ , 」､ﾊ '. ( ∧ )
/ / } i )rく, { ヽ廴) ノ
'ﾞｧ ,′ _ _,/ }-ｯ '"⌒i! ｝ .ゝ |／
／ { {! ￣rｯ′ { ヽ.__fﾂﾞ {r-､ ＼
フィ , r ､! ´￣ ´ ! !r'^[ ヾ｀
j/`| ｷ :。 | }/｀⌒ まあ、こういうこともある……
{ ‘､: ,.:-}: !./
/｀くヽ:. U ￣ ,'´
,=/| |::{ 'ﾞ┐ ｒ=＝‐_-ｭ ′
. ,.ｲ:ｲ{ﾑ i ﾞ､ ム- '"_,. - /､
ィ升'ﾞ ,.ｨ|ﾏﾑ ', ＼ ム､:＼
．＜＞'ﾞ ,.イ／! ﾏﾑ.ﾍ ｀ ． /ﾑ ﾍ＼＼
＜＞'ﾞ ,.ィ≦少ﾞ i!. ﾏﾑ ﾍ ｀ ーｧ=ﾁﾞﾏﾑ ﾄ､｀寸≧ｘ
'´,．＜＞''ﾞ´ |ﾄ､.ﾏﾑ ＼ / ,ﾊ| ﾏﾑ トﾐｘ ｀ﾞ''ｰ=ミヽ、
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
ところで追跡隊に五日ほど宿を貸した
美濃加納宿の森半蓑という人物が
ちょっと興味深いことを記録している。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ﾉｲ=ﾆ.:.:¨￣¨.:.:.:ﾆ=イ
ｨ ⌒.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:` ＜
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`＜__ ,
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:て
∠,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｣ﾍ!イ､ﾉソ＼!丶､.:.:.:.:.:.:「､
,.ｲ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:(´ ヽ!ソ､.:.:(
/ｨ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{｀ |! 从「
j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ :.` {
｀i.:.:.:.:.:.:.:/⌒Y.:.:〈. ,ｨえ.､_ l ┏ ┓
',.:.:.:.:.:〈 l.:.:「 ｀,≧=z_､ __, _ｚﾒ ┃ 森半蓑 ┃
l.:.:.:.:.:.:', ;.:.:l 廴::ﾉ`ゞ.:: ｔ≦､/ ┗ ┛
|.:.:.:.:.:.:ﾍ ｀ﾆ `￣.::´ '弋:}ﾉ
|.:.:.:.:-= ゝｉ l` {
├='´ ! | !
/ ｌ , ! /
∧ ＼ , , ' , , ´｀ ｰ ' /
/ ＼ ＼ , ' -‐＝＝‐/
/ ＼ ＼ , ' , ' , /
/ ＼ ＼ , ' , /
／ ＼ ＼ ≧ー― '
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
それによると追跡隊は、上田を匿った容疑で
衆五郎という博徒を捕えて拷問し、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
__ __
/:７/::/:/ ` '
/::└:ｧ￣ ､ ﾉヾ '
|:::r‐┘_/7仄! )ヽ/ ヽ､ﾉ|ノ´
Ｌ:| /::::::__:::::７ `r r'
｀７:/ Ｌ/ ) （
｢l＿[Ｉ]/二 ７ , '´⌒`Y´⌒` ､ ,､ /
}二. ｎ_| / / ﾛｺｎ , ｷ人_,/ _ ,.ﾍ
`ﾚ' 〈/ヽ> ﾉﾉ ） て >` <
＼ ,,_人､ノヽ /´⌒Y,. く／ヽ>
)ヽ （ ､ﾊ, ＼ ＿r┐__
- ＜ ＞─ ^ < て '‐┐┌‐'
) て ./'Y''~ヾ lニ コ
／^⌒`Y´^＼ ` |__|
ﾛﾛ/7
//
.
┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
やりすぎたのか、打ち殺してしまった。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
., __
_ ,,／ ,__＼
＿ ＿ ,l|lヽ,,＿∠＿ __彡 ￣ヽ
／ ￣ ￣ ＼ |⌒ヽ
/ / l l l
___ ＿ ─'/＿.,., /￣ ￣ 一一< | 丿__丿
<"＼＼￣ ￣￣ ／_＿、 i! | / ／￣＿__
＼_//＼ヽ＿ ＿／ヾ＼ _l一一一─＿ ＿l|＿彡/／´｀￣´ 〈圭圭心,
＼ /ﾉ ヽ─″￣ {圭圭圭圭圭圭ヽ ￣¨¨¨´
__........__寸圭圭圭圭圭ﾘ
,.......xｭｮｮｭｭ.、,....ｨ升圭圭圭圭圭圭圭圭少
`寸圭圭圭} 寸圭圭圭圭圭圭圭圭圭K._
｀¨¨¨¨´ ,佳圭圭圭圭圭圭圭圭王圭圭}
{少r:ゞミ王王圭圭圭圭少'´￣¨¨¨´
{圭圭圭沁 ｀¨¨¨´ f壬心
寸少'￣ r劣} 弋圭ｦ
￣
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
死人が出た以上、
大垣藩の役人が検死に来たのだが、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━───
┃
これに対して新選組は、
┃
───━━━━━━━━━┛
, ´￣￣￣｀::::..､_
／ ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀丶､
／ .................................... ::::::::::::::＼
/...::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::......... ::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::／l:::::::::::::::::::::::::::::::::.....:',
'::::::::::::::::::/::/;::< ,'::::l::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::i ・ ・
i:::::::::::::::::/::〃＝ミ/ﾍ/:::/:::／ V::::::::::::::::l おう、憐憫をもって
|:::::::|:::::::;:::/＾‘ー- ｖ:::ｲ∠＿___ｊ:::::::::::::::::| 死体を下げ渡してやるよ
l:::::/!:l::::Ⅳ ／´/ｨ ´， ｀Y::/:::::::::::::;
ヽ:{ ﾍ!::::! { ミー lｲ::/::::::ﾙ′
l::ゝ小::{ ､_ ´ ノ ｊ/:::::; '
/::::::::ﾊ`ｌ ＼>､ ＿, ,.::::／
ー彡:::::::ぃ ､ ､二¨´ ｲ／
／-‐ｧ:::ハｌ ＼ .ィ／
_／￣￣｀ヽ､ ､＿ ...::ﾁ:ﾙ′
{ｙ⌒丶､ 丶、 /:/
_／ 丶､ ｀ ー‐くi/
／ 丶、 /
【 モブ隊士 】
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
と、めちゃくちゃ傲慢なことを言い、
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━───
┃
役人は役人で、
┃
───━━━━━━┛
＿
,，＜//////＞ ､
,，＜/////////////∧.
. ///////////////////∧
}∧///////////////////＼
////|//////////////////// ､_
∨Ⅳ///////////////////////＼
///|////////////////////////∨＼ ハハー、ありがたく
. |//ﾉ/////////////＿//////////{///＼ 御請けさせてもらいます！
. }／､///////////∧三ミx///////∧//// ＼
. ／///∧/////////{//⌒ヾ//／￣￣ ＼///// ,
. ／///////}/////////从 i^ﾏ///| }/////′
／///////ノ´七 ￣￣￣ j ＼/l //////
////////／ ∨//////j ヽ //////
∨//////＼ Ⅳ//// | | Y/////′
＼///////＼ Ⅴ///ヽ! ｉ | ｉ 7///ﾉ
. ＼/////// >．＼//＼ ////
｀ ＜////// ＞＜￣ヽ 、丶 ﾉ / > ´
｀ ＜/////ﾉ￣/＞ ． _ イ//′
` ヘ厶 ,/////∧¨´{/////
` ＜＼＼〉 .i//／
￣ ￣
┏━━━━━───
┃
と、へりくだる。
┃
───━━━━━┛
伊東辺りは自分から志願したかもね
尾張藩とのコネ作れそうだし
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
れっきとした役人が浪人組織に頭下げる
この光景を目にした森は、呆れたようにこう記している。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
､＿＿_ ）: : ヽ＿
_,. ≧:´: : : : : ｀: : : : : : : : ｀ヽ , ' ⌒ヽ
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ ( ∧ )
､_／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : て_ , ヽ廴) ノ
｀7: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ≦､ |／
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 「
ｲ: : : : : : : : : : : : : ,ｲ.:.:. : : : : : : : : : : : : : : : : : l_
j: : : : : :,､: : : : :ﾊ:/ jｲ:／!: : : : : : : ,ィ: : : : : : : :「｀
/.: : : : :/ ｿル′' ´ ﾉ'｀ソヽ/∨ |,､イ: : : : : l
／: : : ::i∨ !: : : : : :|
´フイ:: : :| jｲ: : : : :ゝ 誠に、誠に何のことやら
ｌ: _: :| ,.ィZ:.､/: : ;=<´
V Y ,ｨ壬≧ｭ.､ !| .:/ _.ｲ斗'´ 7: /, ｀l
! l ´ i弋とﾉ`ｘ-'､::./.:ｰ=ﾆえこﾉl! ｀ｉ: / わけの分からんことだぜ……
ゝ､_', ` ｰ=.:イ.:: ゝ=:'､:... `ｰ= ''" |:!_/
ヾ, | | ＼｀ |!´
i |! ! !
ｌ ｉ| |! U ∧
∧ ゝ ､,: ､' /l !､
. / i＼ ' , ' , ＿＿＿＿__､ ' ､／,/ /＼
／ | ＼ , ｀ ￣￣￣ ´ , '／ / ,/ ＼
／ ｌ ＼ ' , ' , ' ／ / ,/ ＼
／ l ≧､ ／ / ,/ ＼
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「誠に」と二度繰り返しているところが、
目にしたことの意外さを示しており、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━───
┃
さらに森はこうも言っている。
┃
───━━━━━━━━━━━┛
ﾉｲ=ﾆ.:.:¨￣¨.:.:.:ﾆ=イ
ｨ ⌒.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:` ＜
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`＜__ ,
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:て
∠,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｣ﾍ!イ､ﾉソ＼!丶､.:.:.:.:.:.:「､
,.ｲ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:(´ ヽ!ソ､.:.:(
/ｨ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{｀ |! 从「
j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ :.` {
｀i.:.:.:.:.:.:.:/⌒Y.:.:〈. ,ｨえ.､_ l
',.:.:.:.:.:〈 l.:.:「 ｀,≧=z_､ __, _ｚﾒ 新選組が宿泊している間
l.:.:.:.:.:.:', ;.:.:l 廴::ﾉ`ゞ.:: ｔ≦､/ 家内一同は心痛に疲労がしきり
|.:.:.:.:.:.:ﾍ ｀ﾆ `￣.::´ '弋:}ﾉ
|.:.:.:.:-= ゝｉ l` {
├='´ ! | ! 妻も祖母も倅も苦心し
/ ｌ U , ! / あいつらが去ってようやく
∧ ＼ , , ' , , ´｀ ｰ ' / メシの味が分かるようになったぐらい
/ ＼ ＼ , ' -‐＝＝‐/ しんどかったよ……
/ ＼ ＼ , ' , ' , /
/ ＼ ＼ , ' , /
／ ＼ ＼ ≧ー― '
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
新選組の横柄さと、
京都以外でもどれだけビビられていたかを
よく示している資料である。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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.
: : : : : : :/: : : : : : ; : : : : ／ : /＼: :/:ﾉ
: : : : : :/: :-‐: : : : :ﾆ: ７ _j:_（-:ァ{／
:/: : : : : : ; : -‐: : : : :/ _＿__,,ﾉ
: : : : : ／:／`マ冖;冖冖￢｣”””[{_
{: : : : : :/{ rヘ Ⅵ ｛ 「！ さて、こうしていくつか
`､: : : :/:ﾊ､ （ ｰ‐┘ | 金絡みの処罰を見てきたわけですが
}: : : : : ﾉ`ヽ_ヽ r┘
{: /{八{ _____,,！
｝≧=- __ } } ´ ！ 新選組が違反者の捕縛に
}__ ≧=-ｰ_ _ } けっこう力を入れている様子が伺えますね
ニニ=-‐ヘ、 ≧=-｢￣
-=ｧ'′ ＼ﾆ=- _ `ヽ＼
＼ } ｝ニﾆ=-_＼{￣｀`
」＿_}__,, ≦ } ｝ニニニﾑ/＼iﾄ､
￣ ｀`丶、 r ' rヘ、 }ﾆニ}:i:i:iﾊ:i:i＼
=- _ ｀`丶、 .＼ ￣〕」:i:i:i:i:}:i:i:i/
_,......::::::::::::::::::::::::::::_:_:_:_:_:.:.:-‐＝.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:=‐-:_:_:_:_:::::::::::::::::::::
__,..:::::::::::::::::::::::::::::::::::_x＜/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼::::::::::::::
／ :::::::::::::::::::::_:_:_x＜二二/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:＼.:.＼.:.:.＼.:.:＼.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽﾆ＞
::_:_:_:_:_:_:_:＜二二二二ﾆ/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:＼.厶r匕＼.:.:＼.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼
二二二二二二二二二/.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.: {.:.:.:.:.:.{ X ＼.:.x≦芋ミ.:.ヽミ_丶.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
‐-ﾆニ二二二二ニﾆ.:.:.ｌ.:.:.:ｌ.:|.:.:.:.:__|＿､.:.:.＼ ＼〃⌒)/}1 )〉 }ミ/＾ヽ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 私たちが柴田を
｀¨‘＜二二二ニﾆ|.:.:|.:.:.:|.:|.:.:.:.:.:.{ _ _＼.:.:.＼ Vzｿ i:/ 丶 }.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 出石まで追いかけていることや
. ‘＜二二ニ|.:.:|.:.:.:|.:|.:.:.:.:.:.}〈(＾心 ) 小.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
. ‘＜:二ﾆﾆ｀ヽ|.:|.:.:.:.:.:.:ヽ. )ﾂ , ‐-'.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
｀¨＜:ニﾆ¨L:_:_:.:.:.:.:.:. ヽ / ∨.:, .:.:.:.:.:. ＼.:.:.:.:.:.:.:.: 尾張藩の要請とはいえ
｀¨＜二二}.:.:.:.:人 ，- ∨二ヽ-‐' ＾ヾ.:.:.:.:.:.: 十名以上を派遣していることとかね
￣¨|.:.:.:,:.:.:.:丶. ／ ／＾´ -‐' __ -‐- ＼:_:_
|.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:＞-..__,.:.、 -‐' ..::::::::::::::::::::::::::::::::
|.:.:.:|.:.:.:.:.:.:,:.:.:.:_ -‐ ¨＾ ／ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::
|.:.:.:|.:.:.:.:./.:.:.:} -‐ ／ -‐'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-=
|.:.:.:| .:. /.:.:.: } ー-／ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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/＾ /::::::::::::::::::::'⌒::::::::::::::: ＼
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::三{:ヽ
/::::::::___::: -‐ ￣￣ Ⅵ_＿＿＿＿＿＿＿＿＿___
}ｉ:: | l| _＿ -‐::::::::::::::::::::::::::::::-‐ﾆニ二二二二ｱ
〕 |_ 斗‐:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ニ二二二二二二／
..:フ＾:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞.:.:.:.:.:ヽ二ニニニニニ／
....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞.:.:.:.ｌ|.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:. 二ニニニ／
. ....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-‐.:.:.:.:.:.:ｉ|.:.:.ｌ|.:.:.|.:. |.:.:.:.:. ニニﾆ／ 後述するけどただの「脱走」なら
. ....::::::::::::::::::::::::::::::::::::-‐.:.:.:.:.:,丁.:.ぅト ｌ|.:.:.ｌ|.:.:厶r七.:|.:ｌ.:.:ｌ{二ﾆ≠ ここまで気合入れて
ー─一≦ﾆﾆニニ二/.:.:/.:.:.:/斗≠ミ .:ﾘ.:.:儿斗:=ﾐ .:.:|.:|.:.八¨¨＾ 追跡したりはしてないようなのよ
/.:.:/.:.:.:/ ` ヒり＾ んｿ＾.:.:.:}√＾
/.:.:/.:.:.:/∧ {:. .:.:.:.: i:|
/.:.:/.:.:.://.:.:.〕 ､ _ __ 人.:.:.:从 勝手な金策、あるいは隊名を騙っての
_/.:.:/.:.:.://:.:仁| . イ.:.:.:.:.:7/ 金策が行われたた時
7.:/.:.:.://＾¨二ニﾆ=‐ミT爪彡^ヽ,三{′ 新選組は力を入れている
/.:/.:／＾¨ __ ＾ー } ＾¨ｰ _
/.:/ / ::::::｀ヽ ＼ ___ __ ヽ, __／ r=ｧ彡}
/.:/.:.{::::::::::::::::::＼ 《艾》 ー－‐- 《艾》く
/.:/.:./{::::::::::::::::::::::::＼ ~ﾟ~ 二 彡:::::::ヽ,
/ ＼ゝ
ki￣￣￣￣￣￣ Ｔr＝､ ヽ
＿＿＿ ―――――┴―― ＿_ l ! |ノ
＜― ＿ ￣└＝=ﾄ､
＼ ￣￣ ――,―― ＿＿ ￣ ‐- _
＼ ／ / /￣ Ｔ ー ､ ＿_ ＼
＼ 〃 ,/ /＿| ﾊ, ﾊ ヽ_ ヽ |￣￣＞＜二＼￣ヽ
＼ ＿|! 〃 / ﾑﾆ! |!l ||メ´::::iｱﾍ ゝ- ´ ＼ゝ ヽ おそらくこれは
∨|! |!＿_ハ::::} ￣ ゝ‐' !ィ ''´ ／| } } 不逞浪士との明確な線引をするためね
￣ | | ﾍ ´ r ／ （Oィ | 二ゝ
| l ハ_ － / //´
/ / / | ＞ ､ __ ｲ 〃 何度か言ってきたとおり、新選組は
/ /_/＿rイヽ⊥ -_ ﾍ ＼-― ￣ 「不逞浪士吸収装置」の役割を果たすため
〃Ｙヽ_ （ヽ｀二 - '彡ﾊ ￣/ どうしても質の悪い隊士が交じる
／￣＼ヽ|__>ｰ ￣ ィﾆマ ﾊ /
! 〃ー―-::;''´ （V 人/!へ ∧
┌┴／ 〃 ／ 〃 } ﾑ ヽ､ / ﾍ
ﾉｰ ' </ || ＼ | ヽ ＼∧ ﾍ
仁二二ﾆ=-=ﾆ三≧ｘ,_
|二二二二ﾆﾆ=-＜⌒´
|二二二二二二二ﾆ=- _
|二二二二二二二二二二≧ｘ
|三二二二二二二二rr=ミ､ﾆﾆ〉
|三三二二二ﾆ=-'⌒ ||＿_||￣}}
ｊ三二二ﾆ=- ￣_ -=ﾆ二二二ﾆ=- _ また、会津藩などの要請により
,仁二ア´_ -=ﾆ二二二二二二二二二ﾆ=- _ 隊ぐるみで大規模な金策を
{二ア∠二二二二二二二二二二二二二二 行うこともあった
＞ﾆ二二二二二二二二二二二二二二二二
∠ニニﾆア丁{_{ { | ｉ|'＾| ﾊ ヽ_Vﾊ丁:T r=-=ﾆ二
∠二三三/∧ { 从「ﾊトi| ｜才´}_,.斗|| ｉ| i|三三三 だから「金策」について断固たる線引をしておかないと
. ∠ﾆ三三三└{ﾊ{ー灯≧ミ{ }_斗ｬ≦灯||从 ﾏ三三三 不逞浪士と何も変わらなくなったり
/ 三三三三三７ 仄{ Ｖソ Ｖソ }_,||八 ﾏ三二ﾆ
. /ﾆ三三三三三7 ∧人 ¨ ¨ 人:lﾄ ＼ﾏ¨￣
,仁三三三三三７／ / ≧=- ^ -=≦ﾐヽ八 ‘， 質の悪い隊士が無軌道な金策を始めてしまいかねない
,仁三三三三三ア ′／r辷=- -=杉勹┐ ヽ :
,仁 三三三三ア /／{⌒辷==- -==彡斗} ハ 人
辷二ニ==＝ｧ' /.γ⌒ヾ⌒) (⌒ソ⌒ヽ. | : ＼
. ' .: ′′､ |≧=─=≦| ∧ｊ :. ＼
, i| ″|ノ }! |=-〉 〈-=| / ∧ {ﾊ ヽ ヽ
' ′ i|八 レ' ； |=-〉 〈-=| { }ﾄ､ :. ', ’,
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./／ ＼:.:.＼:.:丶:.:.:.＼
/:.:/:.:/:.:.:.:.:{:.:.{ ｕ ≧=-- ミ:.:.:./
. {:.:/:.:/:.:.:.:r'＾ ､{r----‐:/ﾉ 人_ }:.｛
V:.:/:.:.:.:/ _,, ￣”.,,＿____, `__” }:./
. /:./:.:.:.:.jレニ{｛￣￣”¨¨r冖J￣”¨Ｙ 川島勝司なんかも
. ∨/⌒寸 ！ { { ｛ わざわざ丸坊主にしてから斬首してますしね
. {:{__ rﾍ〉 └── ┘ {ー‐ r'
ﾉハ 〈 ｕ _ ｛ u j〔{
`ｰrﾍヽ `’ '^ 「` これ、見せしめの意味合いが
）:ﾊｰ┐ ＿＿＿＿__, ！ ＿__ 明確にあったのでは？
,. -=ﾆﾆ=ミ | ｀ --- ´ ｕ |ニニﾆ∧
｀`丶、ニニニニニ＼,_ イニニﾆﾆ∧
＼ニニニニﾆﾆ> ≧=‐----‐=≦ /_ -=ニ }-
-――{ ￣ {:i:i:i:i:.､ ／⌒^:i:i:ｉ/:i:i:i:i::.､ /
.
く三}ニニニニニニニ-‐ﾞ¨ ／三三ﾆ=‐- ＿__
} -‐ﾆ三三三三三三三三三三三三三ﾆ=‐- ___
三三ﾆ‐------‐ﾆ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾆ=-
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニﾆ-‐ﾞ¨¨
三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾆ-‐ﾞ¨¨ :::::::::::::::::::::::::::::::::／
三三三三三三三三三三三三三三三ﾆ-‐ﾞ¨ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
三三三三三三三三三三三ﾆ-‐ﾞ¨:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼::::::::::::::::: -‐ ¨´
三三三三三三三ﾆ-‐ﾞ¨¨.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.: ､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:::::／ ひょっとしたら局長たちは
三三三三ﾆ-‐ﾞ¨,／.:.:丶.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶 情状酌量があったらしい
三ﾆ-‐ﾞ¨¨.:|.:.:.／.:.:.:ヽ.:..:.＼.:.:.:.:.:.:.:＼ _.:.:.:.:.: ＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ 「士道不覚悟」よりも
::|.:.:.:.:|.:.:.:.:.:ﾄ､.:.:.:.x≦ミ＼.:.:.ヽ.:.:.:.:.ｌ.:.7 ヽ.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶
::|.:.:.:.:|.:.:.:.:.:{ ＼抃ﾟ} ′ 丶.:.:.:＼.:.}/.) 八.:.:.:.:.:.:.:.:丶.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
:::＼.:.｀ヽ.:.:.| ｿ^ ｀ﾞ __,ノ.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ こちらの方に神経質になっていたかもね……
ﾞ:::::::::::::::::::丿 / ＼.:.＼.:.:.:.丶.:.:.:.:.:.:.:.丶.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:丶
｀¨^‐-ﾆヽ、 ′ 丶.:.:＼.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
. ＼ｰ- ／ 〉 -‐…‐- ミ､ .:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
ヽ. イ -‐' ／ ‐- __ ＼.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
｀¨ ゝ -‐ ／ _ _＿＿_ ＼.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
ﾉ__ ¨´ / .::::::::::::::::::::＼ ＼.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
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職務内容も治安や探索だけでなく民事まで扱っていたというし、その合間に軍事訓練もするし
そりゃあ金がいくらあっても足りないわ
_ -=ニニニニニニニニニニ‐- _
_.-ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ- _
{ニニニニニニニニニニニニニニニニニニヽ
ヽニニニニニニニニニニニニニニニニﾆア
ヽニニニニ=＝＝＝＝=ﾆﾆニニ二二／
',￣__ <.真.> ￣ ‐-/
/乂二二ﾆ＝=‐-ｰ――――――{
､＿///,＼ニニニニニニニニ二二二/
,.ｲ/////,＼ニニニニニニニニニ,.ｲ! さて、最後は「脱走」について
,.ｲ//////／ ＿_＜ニニニ二二＞ｲ//}
/'" ./,イ Vﾊ. ｆァヽヽ-―f" fァ j//小
/ j/ヽl/l｀ ｰ- ― ' :' `ー ｲ///! これは一番多い
' V/,V! {::. //,ﾘ
fニ-二V/小 ｊ:: 'Nﾘ
ﾉニニニ=- !ヽ _ _ ｲソィ二ニ=-､
/ﾆニニニニ/⌒', ‐ ／!ｿ./ニニ=/ニﾆ、
_,ｲﾆニニニニ/二二,‐-＞ イ_,. ｲ.l/二ニﾆ/ニニ=、
_-―==ﾆニVニニ二二/二二二,＿ .ﾊ .ﾊ´ ／ /ニニﾆ/二二ﾆﾆ、
_ﾆﾆニニ二二Vニニニ,ｲ;ヽニ二二, ＼V／ ./ニニﾆｲ￣"'ｰ-=ﾆ＼‐- ＿
【 児玉源太郎 】
_ ... _
. ,. : ": : : : : : : : :｀: . 、
〈 ヽ,´: : : /: : /: : : : : : : : ､ヽ
ﾊ//V : ,': : /: : : :l : : : ', : :',∧
. !: lV/: : !: ::,':i: : :l: l: : : !: !: :l ',: ',
i: :! l': : :!: : i !:_:⊥l_: : :!: !: :!:.l!: :! 前回やった区分けだと
ｌ: l: :i: : l: : :l,_⊥;_lNV: :,!:/77:.l:l: :! 法度違反者十七名中
!:.l: :ｌ: :!!: :.i Vzﾘ /` V ｲ!'7i:/ｌ:Ⅵ! 九人が脱走
. l:.ﾄ:.:!:.i:.!: :ﾄ ｀~´ ､'' /:ｌ': l!: :l:l .
ヾ Ⅶl :',: i､ ,ハ: : ｌl: :ｌl:i
ヽ Ⅵ: '.,:'＞｡. ´.｡＜:.N: : :l !: ! ! ＞ 実に半数ですね
/"￣｀ ーニﾆ_ー｡7l V: !,＞ "
. i ￣ ￣
. l
. i .. ＿＿ ＿＿＿＞ ´
i -‐ '''7´ ￣￣ '., ' 、
', /ヽ、 ', i
'., / ヽ i !
ヾ' 〉-＝=ｧ-::::<:i
【 乃木希典 】
.
,...．-‐‐…‐‐-=‐┐
,. :':´: : : : : : : : : : : : : ',l｀: ､
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.'.,
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : ＼.:'.,
/: ,: : : : : : : : : : : : : : : :.:,斗-‐|.:',:ヾ:ゝ
./／/: : : : : : : : : : : : : : :./:/.,仆|:.:}ﾄ､:}
´ /: , : : : : : : : : : : : : :./..´<_lﾉ.jノ､_.ﾘ
/／/: : : : : : : :_: : : : :{ / 実はこの法度、微妙に内容が
´ /:/.: : : : : : :i ',: : :.:.', } 変化していった様子が見える
/´{: {.:.: : : : :.i､ ',:.:.,､:.', ' ´|
|: ﾄ､: : : : :i ｀ヾゝヾ.、 |
|＾l. ',: : ﾄ､i. ¨ .…‐- ‐ ′ 以下、「局を脱けたら切腹よ」について
{｀＞ヽ,/. ,.' ´ 記した資料の内容を並べてみるぞ
┌‐┴‐‐- ．｀＞ , . /
〈 ｀＞ , ｀＞- ．._,ィ´ヽ、
∨ ｀＞ ., ｀７ヽ ゝ、 順序は、記録の早い順だ
,└‐‐‐‐- ．.. _＿＿__ ＞ .,_/(_ノ｀. ｀i
/ ／ :::::::::::::: ､＼‐- ．..._>(_ノ` . ト､
./ .／/:::::::::::::::::::::::＼＼. ＼(, ｲ .ﾊ.∨
/ .／:::/ ::::::::::::::::::::::::::::::＼＼. ＼ ﾊ.∨
| . ／::::::/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::/＼. ＼ .／∨
.| /:::::::::::{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,':,' .|:{ ＼. ＼:::::|
.| /::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:,' . !:ト-‐＼. ＼!
【 東郷平八郎 】
.
┌──────────────────────────────┐
│ ......│
│ ・彗星夢雑誌 → 一旦、組入りした者は破談（脱退）ならず .│
│ 絶えて離れれば、仲間により殺害される │
│ ......│
│ ......│
│ ・元治秘録 → 出奔せし者は見つけ次第、討ち果たすべし .│
│ ......│
│ ......│
│ ・近藤芳助の回顧録 → 死せざるば脱退するを得ず .│
│ ......│
│ ......│
│ ・新選組顛末記 → 局を脱した者は切腹 ...│
│ ......│
└──────────────────────────────┘
.
＿＿
／:::::::::::＞-‐ ーーー::::::ヽ,､-―--､,,,,,_ノ
／::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､,
/:::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､
/|:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::/::::ヽ::::::＼
/:::l:::::::::::::|::::::::/::::::::::::::::/:::/::::::::::|::::|:::/ヽ:::::::l::ヽ＼
ﾉ:::::l::::::::::::/:::::::::|::::::::::::::::/:::/:::::::::::|:::|:/｀'‐|::::::::}:::|
／:::::∧::::::::/::l:|::::::|:::::::::::/:/::::/:::::::::::|::|/ /|::::::::l:::::',
／:::::/ |::::::/::::;::::::::l:::::::::/::/:::::l::::|::::::::|:キ赤 .|::::::::|::::::', まず上の二つは
／|::::/ |::::/:::::;::::::::l:::::::/::/::／|::∧:::::ﾄ::代ｼ |:λ:::|､::|＼ 「局を脱けたら切腹よ」、ではない
ヽ:::| /:::/:::::;::::::::::::::::|::/／::::::/::::|､::| ',| ﾚ 〉::| ';}
ヽ:ヽ //|:::::::;:::::::::l:::::::l/::/:::::／::::::|ヽ| ! ｿ::::| !
|ヽ / /:::::::;::::::::::l::::::/:::::::／ |:::::::::| ^" f:/|:::| 脱走した者を見つけたら
/ | /::::::::;:::::::::::/:l::l::::／ ',::::::::ﾚ''- ､___/:/ |/ 殺すべし、だ
／,|:::::::/:::／::::::::／ ＼ |:::::::|;;;;;;;;;;/|::::|
／''"/::::/::::::::::／ヾゞ ＼＼|::::::|;;;;;;／ |:::|
-''" /::::/:::::::／／＼ヾゞ ＼|::::::|;／､ .ﾉ::/
/::::/:::／／＼ ＼ ヾゞ__ノ:::::::| ヽノ:::/
/::::/::/／ ＼ ヽ ヾ::::::::::::/ヽ:::::::ノヽ
/::／:::// ＼ ヽ ｀''-''" ヽ ヽ |
【 大山巌 】
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
fﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム
ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆノ
}、;;;;;;;;;;,,,,,,_- _ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆY
l:::::7:-0---;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;☆;;=- ,人
_,ｨ::::/::::::::＼ﾆﾆ=- ＿＿_ -=ﾆﾆﾆi}
}::/:::::/l::::::ll:/`-=ﾆﾆ三三三ﾆﾆノ 近藤芳助の「脱退したけりゃ死ね」は
／}::::::/ l:::::l、 佗j_,ヽ ｨ､_rv:ｯﾌl:ｨ:l 具体性に欠けるが
/ ﾍ:::ヽﾉ:从｀ ---‐' { l＼人:ﾘ
r-------==ﾆﾑ::ﾊ{八 _ _λヽ V
lﾆﾆ＜ﾆﾆﾆﾆﾆ l ﾘヽ、 ﾄ.、 ゝ_ヽ ,ﾑ ', ＼y 局中法度の最終形と思われる
ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- __ ＞ _ ´ > 、 ＼＼ ヽﾆ、-イﾆﾆ 「新選組顛末記」の記録に到って
>ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ:::::.. iTlﾆﾆﾆ > ヽヽ Vﾆﾆﾆﾆ ようやく「切腹」となる
l´ﾆ三ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム::::l l/ ゝ-- 、 Vﾆﾆﾆ
Y======ﾐvﾆﾆ彡=<>=== ミ( (Y/:lﾆﾆﾆﾑ Vﾆﾆ
ﾑﾆﾆﾆﾆﾆﾍ彡ﾆﾆﾆ=-<><ﾆﾆＶl::::l ﾆﾆﾆ.ﾑ lVﾆ
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-<>γ-ﾐﾆﾆﾆﾆﾆ ト、 ＼V
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ乂__))>ﾆﾆﾆﾆ|::ゝ-ｲﾊ_ ∧
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ l;;;l＼＼ﾆﾆil:::::ﾚ //＼/
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ;;;;;l:::l;;;;_＼＼ﾆiV // / ./
そんな風習ないから見せしめだろ
これ名前の部分ってなんて読むの？
_＿__
. : ´: : : : : : : :｀: . .
／: : : :./ : : : : : : : : : : ＼
,. : : /: : :/: : : : : : : : :.:＼.: :.:ヽ
/: : :/: : :/: : : : : : : : : : : : :＼: :‘.,
′:./: : :/{: : : : : :l＼: : :＼: : : ＼:‘,
{: :./: : :/ ‘; : : : :ｌ:{ ＼: : :ヽ : : : ＼
. l|:./: ; :.√｀ﾊ: : : 从´￣ ヽ.: : : : : :.:}
ﾙ: :.:{: :iｨ示ﾐ ＼;ゝ イ示ミ‘; : |:.: : :| 最初はなりふり構わず
|:.|:.|: :|{ ﾋソ. {. ﾋソ i: :|: : :l:| 「脱走者は殺せ！」、だったのが
ﾚ1:|: :{ |:.ﾘ: : 从
ﾚl: ∧ ヽ 从 : /
ﾚ′ヽ. r_― .／l: l :/ 後には切腹という形を取り
＞ __ ≪ .|:ﾙ′ 多少なりとも形にこだわるようになっているな
＞く| 斗ﾍ＜
｡ｚ≦ﾉ ∧ r<´ 〉 .≧ｭ｡
｡＜ｌ.| ﾄ、 / } | ‘, / |.|: 形にこだわるということは
. ｡＜:::::::::::|.| | ∨＼〉--〈ノ‘,__／ .|.|: 組織として体裁が整ってきたということでもある
r＜| .|::::::::::::::::|.|. ‘,. .乂_彡′ ./ j.j:
ﾄ､:::ヽヽ:::::::::::::|.| ____', ﾉ 〈 /_＿. .//::
| ‘;::::::ﾞｰ'⌒ー|.ﾚ'´／ ‘,. { i .∧ ｀ヽ//ｰ'
_ . . . _
,. . : ´: : : : : :＼: : : ＜. , 、
／: : :/: : : : : : : : : :ヽ: : :,.< /
. ,-､.': : : : /: : : : : : :ﾏ: : : : : ﾏﾆﾆY:V
. !,/: : :./: :!: : : : : : : :llﾏ: : : : : ﾏﾆ{: :ﾍ
v: : : !: :.l: : : : : : :l!: !´ﾏ: : : : : ﾏ!: : :.l
. !: : ;!:l: : l: : :l: : : :ﾊ:T_..」_: !: : : :l!: : : ! 上二つの資料は池田屋以前に
l: :/:l下､:ﾏ: :l: : /'rf芹l}l}: :}: :! : l: : : :! 記録されたものでしたよね？
l!:/ ;l:.lrt=ミ: l:/ 弋リ':./: /: : !: : : ′
!:i: :ｌ:',ﾍ弋z)` /:,/:./: : : : : :/
l: !: l: ヽ:ヽ ' /ｲ: /: : : / : / その頃に比べたら、局中法度が完成した
l: ﾄ: ! : : 7:ゝ , _｀ ,.イ:/;' : : /: :/＿ 発足三年目には、新選組という組織が
!:l :`: : :ｉ: : / (ｰoﾆ{/:.i: : :/: / ￣/｀ 成熟していたということでしょうね
. l:l: : : :jl: : ′ >'ﾏ.ﾆニｌ: : /:/ '
ｌl : : /.i: :{,.／ /ﾊ`´,/!: /!:!、 {
. l!!: :i '/ , ､‐- ､｀´ｌ ｌ/ .|l!`､､ .
'; :! /∠ ヽヾ / `┴'' ``､、 ﾍ
. ヾ,γ ｭ ヽﾉ（/' /``､､ﾍ
,ｨ { )_´_ノ ,_-‐='_､ ``
／.l! ',./ } / ',,..-‐ｧ-＝ﾆ.ﾏノﾌ､ﾆ＞_-
／ .l! ',::::!/ ﾏ＝=f(ｽヽ‐¨ﾆﾆニiマニ
>>577
「しめ」ですね
. . ﾄ.、／ ＼ ／|
. | .｀＿＿__ . |
入 | 「ミﾐ彡.|. |‐-、
て⌒ろゝ 'ヽミ冰x_|. 」ミミiiiii|. |::::::::',
∫ る、 _,..-＝:::::::::::::::::ﾞ'i;,::::::::,.化⌒3
ゝ ., ),-‐'' ::::::::::::::::::::::'i::::::::::',:::( つ
て~｀ hノ_,-‐''::::::;::::::|::::::::;'i::::::',::::',:::をヘ ノ
.｀C . や S／,-'':i:::|:::i::|:|::::|:::|'i:|:::::',:::',::::::::',ﾉノ
tv_,.〜.、(_.-'/,::::|::|:|::|:|'i:|:::|:|‐''¨＼|:::::::::::::iiii:::', さて、次はちょっと変わった観点
／| //:::::{/ー- 'i:i::| /斤ヽ|:::::::::ﾐ;;;;ﾄ i;;.,
／/:::;;:::i,.y丕、 'i|. ゝ以ﾉ|::::::::::ミミ:::',｀ヽ、
/ :::::::::i,込ン 不::::::::::::::::::::|'i:i, ヽ、 「脱走者はどこで捕まったor斬殺されたか」、を
. |/| .人ﾐ'i、 ｀ /:::::::::::::::|:::|:::| 'i:i, .|｀', 一覧にしてみよう
.| i |;;iiii',', ﾚ|::::::|::::|:::|;;;ﾐ::| |;|
. V |::|;;|iiii.丶､、^ _／|:::::::|:::|:::::|:::::;ﾐ| |i|
ﾉ|:|::::|;;;;;;;| ﾞ, ´ |:::::::|:::|::::|;;;;;;;;ﾐ|,|i|
ノ;;|:|::::|;;;;;;;;|ゝﾍ / |::::::|;;;|;;;|ii|;;人ﾐ|;;|
_,.-‐''''''|::::::::|;;;;;;;|、 ',.', // |:::::::|;´彡ﾄ;;;;;;;;＼;',
. _,-‐'''ﾐミしノ:|:::::::|;;;;;;;|｀', ゝ ｿ |::::::|ﾐ::彡/',::::::'''=‐-.,_
> 丶ミ:ノ|:::::::|;;丿 ',// / | ゝ::::::丿 '''=''''' ''‐-.
らくだって落語で、葬式の手順で死体を棺桶に入れる前に頭を剃って坊主にする風習が出てくるのだ。
┌─────────────────────────┐
│ .....│
│ 【 京都 】 │
│ .....│
│ .....│
│ 佐々木愛次郎・田中寅三 ......│
│ .....│
│ 佐野七五三之助・茨木司・富川十郎・中村五郎 │
│ .....│
│ .....│
│ 【 大坂 】 │
│ .....│
│ 酒井兵庫・加藤羆 │
│ .....│
│ .....│
│ 【 近江 】 │
│ .....│
│ 山南敬助 .│
│ .....│
└─────────────────────────┘
.
＿＿
〈＼,. ＜´ ｀＞vｸ、
∨:＼ i ＼
∧:::::::＼/ ./i! ヽ
/ ∧::::::::/ ,/ｲ! , , } ', 、
, ∧:::/ /二iヽ、,ﾄ、 //./i ,ハ
., , 、 V / .{ﾇﾍ､ ヾl /从/ ! /} ヾ、
, ,、 .iV ﾋｿ rｪｬﾌﾘ i 、 京都が大半？
ヽ ', ヽ. 、 iｿ ,/} ﾘ } 、
ヾﾐ、 ヽ ＼ _ u ,ｲ./ / 从 i ﾘ
ヽ、 ＼ ヽ _ - ´.i,' ／ /ﾘ ﾘ i/i さらに大坂も新選組の活動範囲ですから……
} i!ﾆヽ ＼ｪ-.､,从,／ / i! !
,. 亠ﾘ ＼ヽﾇ::::Y i! !
/ / } iト--{- 、 i!.,
/ i i!::｀ヾｰ.ﾊ i!
./ , ! !::::::::::｀ヾ..ｰ-..
/ /、 './＼:::::::::::::';::::::::',.
./ /. ＼／ }＞=ｧ.┴..._::!
＿_-‐＝ﾆニニ7
＿‐二二二二二ニﾆ/
<二二二＞‐''" _,. -‐、
＼ｒ'" ,. ＜ﾆ/////ﾊ
lｰ＜ニニ,ｲ//////,ト
V二ﾆ／ｒｌ!ｧﾉ.!l' ｊ.}/ﾊ＝ｧｰ､
__.>-ｰフ` l´ ! , V,!.／ニﾆl__,. -― この一覧が示すことは、だ
_, ' _‐- _､! _ ｲ,.イ_／イニニニニ
_ ィ´ _,.ｨヽヽ ｰ'｀´_.／/ｧ７イニニニﾆ／二
／∠ヽ._ｨ,i.,ｲﾆﾆ{｀ニﾆﾆl.ｌ /'.,ｲニﾆﾆ=‐'"ニﾆ／´ 「脱走者は新選組の活動範囲外に逃げたら
／ ＿_￣／ニニﾉ=ニ!{_ l／ｲ二ﾆ／ニニﾆ／二二 まず捕まらない」、ということだ
,ｲ＞ｰ---／ﾆﾆニニ二ｱ´ノ二二二ニニニ／ニニニ
,ｲニニニ／ヽ=ﾆﾆｰ＝／`''"ﾘ二ニニニニﾆ//ニニニ
. ／ニニニ,ｲ二二＼ﾆニ/仁ﾆノｲVニニニニﾆﾆ!.{二ニ＞
,ｲﾆﾆ二二/ニ二＞'" `ｰ{l＞'ィl.!ニｌニニニニﾆﾆ〉ﾑ二/ ﾞマ
lニニニニ＞'" ./ ,.' r_ｲlﾆｰ'!lﾆﾆl二二二ニ／ﾆﾆ',ﾆ{ヽ
｀ｰ-‐''"´ i , , .ｌ-‐_l.!ﾆﾆV二ニ＞"ニニﾆ乂! ､
/ ' '., .{ .!ﾆﾆl.!二ﾆV＞"ニニニニニﾆ＝7
, l l=ニl.!ニニニ!ニニニニニニニ/
罪人を一回頭剃ってから殺すの、それ
__-ニニニニニニニニニニニニニ=＝-―-/
__-ニニニニニニニ二二二＞‐''" __/
. <ニニニニニニニニニ＞''" ,.- 、 -‐7/ハ
＼ニニニニニ＞''" ＿‐ニゝィ///////ﾊ
｀"‐-=ｒ''"ｒ'"ヽ ＿-ニ三三////////////ﾊ
ヽ 乂.ノ＿-ニニニニニ,ｲ/////////////ト､
（lﾆﾆ二二二二二二／///////////////!｀ヽ
|ﾆニニニニニニ／ｌ'|｀二ゞV//ｉイ ;ヽ//,ヽ 新選組の名簿に名前が見えるのに
ｌﾆﾆニニニニ／ ,.ｨ'lィ;ﾘ l |/,| !ソ.!//ト いつの間にか存在が消えた隊士は
ヽニニニ＞" _ i l'l`´ ノ l,'ﾘ ィ///l パッと数えただけで四十〜五十名はいる
｀ｰ,.=イッヽ" ｀ l|￣ ｌ'l , V//,!
ﾊ∧ｰ'"ｌ l' ! / `ヾ,
Vへ !_ ,. ＜ﾆﾆ この半数以上が脱走者だろう
ヾ//＼ _ - ／ ／二二／
__-ニ二＼ － ／ /ニﾆァ＝イ
/＼=ﾆﾆニ二丶_ .ｲ ! ,.lﾆﾆア.／ニニ
__-=l ＼=ﾆﾆニ二ﾄ ／ lﾆ／,ｲ二二二
／ニニl ｊ＼ニニニ! Y ／.／二二ニニ
,ｲ二二二l. / iヽニニ! l／ ／仁二二二二
.....＜::::::::::::::::::::::::｀丶
....＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
,...＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
／:::::::::::::::::::;:::::::::-───‐-::::::::::_::::::::::ヽ
ヾ、:::;＞'"´ （） ｀`Ｙ´
'; , 彡=＝＝＝＝＝＝＝=ミﾐﾐ{、 新選組の脱走者は
/"´`ヾ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ヽ 捕まるor斬殺された者より
/::::::i::::/::l__';:i＿` ‐- ヾ､_`ミヾ!:i:ミ丶丶、_
/イ:::::!:;':::::l! ﾊ!ヽ !￣! ｰｒ 彡:i:「';ヾ::ﾍ¨"´
i:::::::!'::::::|ヾ!Ｃ;丿 ﾉ-; _';（cｲ::!ﾉ:!::::ﾄ:ﾍ 逃走成功した者の方が
!;ﾊ:::::';::::!.ﾞー三─‐' ￣`ー≡ﾚ' ┤ﾊ', 圧倒的に多かったわけだ
';:ト､:::ト , 、 ノ::j!
.
ああなるほど。中国の頭剃る刑みたいなもんか。
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘゝ--l/////{//l さらに言えば、上で挙げた九人のうち 四名は
// l////l-ﾘｲ ∨i ｲ坿 /////ﾘ/∧ 脱走から死亡の経緯が特殊だ
/ l////l弋刋 i/ ｀¨_彡///////ﾑ
l/////ﾄ ` u ／ｲ///////∧
／//// ﾍ _ -,ｧ 7￣l///////∧ その四人とは、佐野七五三之助など
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧ 会津藩邸で殺害or切腹した四人
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
/:::::::::::::::ゞ;;;;;;}ﾄ-ｲ;;;lミ====彡 ﾄ-ｲ.....i.......／.j::::::::::::::l////////＼
.
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━| この四人は会津藩に脱退を申し出ることで │━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| 脱走しようとしたことを新選組が知り │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
-―――-
´ ｀
／/ , ＼
／ ./ / / ./ / / ﾊ ＼
/ ./ / / ./ / / / ', i! i ヽ ヽ
./ / /z/ト.,ｲ_.ﾊ / / Ⅵ | ',
/ .′ 丁i' T/ t/｀|ﾐﾊ { ／}ﾊ .l | .ﾊ .}
.′ .! ﾊ {≦三i三{ﾊi＞'´ ､⊥i斗_十.ﾄ| 我々は幕臣になりたくない！
| | ,'.Ⅳ三三三ﾆﾘ ｨﾁ芯ﾐx｢｀ﾄﾐ ,'
| r| !. Ⅵ三三三ﾝ ら:::::ﾘ 》 /ﾘ /
| .{ i! | ＞― ´ ゞ乏' ///' ′ よって正式な脱退を
| ∧| |´ ′ /ｲ ′ 会津藩経由で認めてもらいたい！
| / .| | ∠￣::::7 / !
| ./ | | / ヽ::/ / |
|/ .| ﾄ､ { y .ｲ i!
/ ,'| |ﾆ.＼ 乂 _./ ／ | .ﾊ
./ / .! !三三＞.. . イ | ∧{
./ .∧ ト＜三三.｀¨7´ i | |∧!
/ / .ﾊ. |｀ーｧ ,仁7＾_7 | ! ! ﾊ
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━| 新選組が追跡して捕えたりしたわけじゃない │━━━━
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.
、
_ｰ-=＝ゝ‐-.､..___
__,.. :' ´.: : : : : : : : : : : : : :｀: .､
.／: : : : : : : : : : : :.:./: :l: : : : : : ＼
.／ : : : : : : : : : : ,.'{: :.:i: :.:|: : : : : : : : '.,
. -=彡: : : : : : : : : : : / ',:.:.|￣|: : : : : : : : : .',
／: : : : : : : : : : : /-‐-',: ! .|: : : : :,:､: : : :.:',
..／:.:___: : : : : : : : : / ',{ |: : :／ /:.:,､: : :',
`¨￣./: : : : : : : : : ｉ.z=＝=ﾐ j:／-‐/,:ｲ､}: : :.}
{ : : : : : : : ,_:.:| l z==ﾐ／: : :.,' だからこの四人を除外すれば
| : : : : : ／八{ | ／:.／:.:.,' 新選組が追跡して捕縛or斬首できた脱走者は
.∠: : : :.／:ﾋ/. u ＿＿＿_ ´ ∠: イ:.: :.:/
.../／|／l: : :∧ ∨￣￣ ｀丶 /: :.:/
′ l: : : : lヽ. ＼_＿__／ u,.': : :/ た っ た の 五 人
|:.: : 从 ＼ ,.イ: :.:./
ﾚ|:八| ｀ .＞ _ .＜|／}/|/
′_| ├‐‐…''7',
_ . .-‐. .‐- . . . _ , ＼
,. . : : : : : : : : : : ｀: : ､: :｀: . /、 .!
＞: : : : : : : : : : : : : : : ､: : :｀: ､:/:::::＼'、
／: : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : ﾏ : : : :ヽ::::::::/: ＼
／: : : : : : : : : :ヽ: :､.: : : : :ヽ: : ﾏ : : : : :ヾ/: : : : ヽ
/: : : : : l: : : : : : : ﾑﾏ:ヽ : : : : ﾏ : ｉ: : : : : : ヽ: : : : : .ヽ
,､ ./.: : : : : :ｌ: : : : : : : :.ﾑヽ: 'ﾏ: : : ::!: : !: : : : : : : : :: : : : : ﾍ |＼ /＼ / | ／/ /
ﾍⅦ: : : : !: : :ｌ: : : : : : : : ',ﾑ ﾏ:lﾏ: : :lﾏ/!: : : : : : : : : : : : : : :', ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
';:!: : : : !: : : !: : : : : : : : :',:l ﾏ!ﾏ: ;:!''ﾏ:l: : : : : : : : : : : : : : : ! ＼ /
l!: : : : l!: : : !: : : : : : : : :.l!! lｌ ,ﾚ:/ ';ｲ: : : : : : : : : : :.l: l: :.l ∠ またまた少な〜〜い！！ ＞
.l!: : : : ｌ!: : : !ﾏ: : : : : : : :!! ｰ ´j/ .／ 'l: : : : : : : : : : : !: !: :l ／＿ ＿ ＼
!!: : : : !ﾏ:_: ﾑ ﾏ: : : : : :.ｌ! ／ l :__: : : : : : : : :!.:.!: :l ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
lﾍ: : : :' ＼¨ﾑｰマ: : : :.! ´￣￣￣! : : : : : : : : : :!: !: :! /／ |/ ＼/ ＼|
l: ﾍ: : :ﾍ ＿｀`_____` ┘ ＿ !: : : : : : : : : :l: !: :!
.!: : ﾄ､: :ﾍ. ／ ／´ ｀'ヽ: : : : : : : :.!:!: :!
!: : !::＞. 」:, .／ ＿／ '; :', : : : : : :.!!: :! _斗 ‐ + ､
l: : :!::::::::::::::ﾍ f:::'::/ '; :l: : : : : : l!: i´ / ヽ
! : ｌ:::::::::::::::::ﾊ V:::{ ';': : : : : : l:l!l / V
l: :.l:::::::::::::::::::ﾊ V:l ／:'; : : : : :.!'ll , V
.!: :!:::::::::::::::::::;::ﾄ、 ヾ, _ ／::::/ ', : : : :l! | ｌ V
l: :!::::::::::::::::/{::! ≧‐- ﾆー=...ﾆ／:ｰ ´ ∠',: : : ! l ＼ `ヽ
.!: !::::::::::::::/ .l::l ＞ ´ !::::::::::::::::>"三=',: :.ﾄ､ ! `ー- }
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━| つまり新選組は、けっこう .│━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| 脱走しやすい組織だ .│
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
＿＿＿ ＿＿＿
, ‐'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ , ‐'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 二＝― /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 二＝―
;::::::::::::::;イ::::ﾄ､i､::::::::::::::} ;::::::::::::::;イ::::ﾄ､i､::::::::::::::}
{::::::::/l/‐i:::::| ｰ ＼|::::::::! {::::::::/l/‐i:::::| ｰ ＼|::::::::!
､:::|（ ・ ）ヽ{（ ・ ）i::::::::′二＝― ､:::|（ ・ ）ヽ{（ ・ ）i::::::::′二＝―
ヽ| ､ }:::::/ __ ヽ| ､ }:::::/ __
/⌒ゝ､ 八 r‐-､u j八,く＿） /⌒ゝ､ 八 r‐-､u j八,く＿）
y'´:.:.:ゝ､_.＞, ｀ﾆ イ-.._,ヘ:._:_/ 二＝― y'´:.:.:ゝ､_.＞, ｀ﾆ イ-.._,ヘ:._:_/ 二＝―
ヽ'´:.:.::.:..:ヽ/====〃:（/.:.:.:.:..ｿ ヽ'´:.:.::.:..:ヽ/====〃:（/.:.:.:.:..ｿ
＼:.:.:.:..::||::::::::::::::::::;:､.:.:,:,::ｲ ＼:.:.:.:..::||::::::::::::::::::;:､.:.:,:,::ｲ
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━| 正確には、やっきになって │━━━━
| 脱走者を追い回したりは .│
| .しない組織かな？ .│
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘゝ--l/////{//l これはおそらく、脱走者の追跡は
// l////l-ﾘｲ ∨i ｲ坿 /////ﾘ/∧ ひどく面倒だったからでは？
/ l////l弋刋 i/ ｀¨_彡///////ﾑ
l/////ﾄ ` u ／ｲ///////∧
／//// ﾍ _ -,ｧ 7￣l///////∧ 上の柴田彦三郎や上田末次の例を見ても分かる通り
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧ 数名〜十数名の追跡隊を編成しなければならず
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
,..．.-へ-. ．、
,. :'´: : :/: : :.ヽ: : :｀: .、
. ／: : : : : : : : : : : : : : : : :＼
. , :" : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : :.ﾟ.、
/: : : :/: :.l:/.ｌ:|: : :.ｌ: ﾄ､: : : ヽ: : : : ﾟ,
{:.: : :.:{:.,'_」l斗ﾄ; : :|: }弋.‐-: :',: : : : ﾟ,
|:.: : : :.:!r==ﾐヾ.ﾟ,: :ﾄﾉ.r==ﾐ }: : : : : : }
|: ; : : :.{乂ﾋﾘ. ヾ{ .ﾋﾘ少.|:.: : : : :l:| そいつらが十日前後は
|ﾉ| : : l:| |: :| : :ｌ:从 追跡にかかりきりになり
|ﾊ: 从 !:. |: :l : ﾙ′ 最悪、無駄足にすらなる
ﾟ;小 .从:}:/
∨ﾄ､. ー_￢ , ｲ:.:/ ′
r―‐--┴――-､_,.イ.__ﾚ'＿__ 数十〜百数十名規模の新選組にとって
/ ＞ ． - ―一 ´￣ ∧ こんなに人員・日数を取られるのは
_＿/ ＞ ． __ / .〉 業務に支障が出る
_＿_f´ ＞ ． ｀ヽ. ∧
f´ ｀＞ ．- ――…―.--／ ﾉ＼
{ , ．- ――――≠ ．._ ｀≧――一 ´一′ _>―┐
. ＞ｉi´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆＯﾆ人 ＞ ．__＿＿___＞ '' ´ .} .}.＼
../二||ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/. ＼ｰ―一／ |ﾆﾆ＼ー-ミ__／一′ﾆ＼
. | .｀＿＿__ . |
入 | 「ミﾐ彡.|. |‐-、
て⌒ろゝ 'ヽミ冰x_|. 」ミミiiiii|. |::::::::',
∫ る、 _,..-＝:::::::::::::::::ﾞ'i;,::::::::,.化⌒3
ゝ ., ),-‐'' ::::::::::::::::::::::'i::::::::::',:::( つ
て~｀ hノ_,-‐''::::::;::::::|::::::::;'i::::::',::::',:::をヘ ノ
.｀C . や S／,-'':i:::|:::i::|:|::::|:::|'i:|:::::',:::',::::::::',ﾉノ
tv_,.〜.、(_.-'/,::::|::|:|::|:|'i:|:::|:|‐''¨＼|:::::::::::::iiii:::', さすがに一切、探さないということは
／| //:::::{/ー- 'i:i::| /斤ヽ|:::::::::ﾐ;;;;ﾄ i;;., なかったのは、いくつかの記録が示している
／/:::;;:::i,.y丕、 'i|. ゝ以ﾉ|::::::::::ミミ:::',｀ヽ、
/ :::::::::i,込ン 不::::::::::::::::::::|'i:i, ヽ、
. |/| .人ﾐ'i、 ｀ /:::::::::::::::|:::|:::| 'i:i, .|｀', だが何十日も探し回ったり
.| i |;;iiii',', ﾚ|::::::|::::|:::|;;;ﾐ::| |;| 京・大坂以外まで追跡するのは
. V |::|;;|iiii.丶､、^ _／|:::::::|:::|:::::|:::::;ﾐ| |i| 「金策」が絡むなどの例外で
ﾉ|:|::::|;;;;;;;| ﾞ, ´ |:::::::|:::|::::|;;;;;;;;ﾐ|,|i|
ノ;;|:|::::|;;;;;;;;|ゝﾍ / |::::::|;;;|;;;|ii|;;人ﾐ|;;|
_,.-‐''''''|::::::::|;;;;;;;|、 ',.', // |:::::::|;´彡ﾄ;;;;;;;;＼;',
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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/:::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::::',｀
/::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::}::::::::::::::::::',
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,::::::::::::::::／:::::::::::::／:::::::::::::::::::::/ i:::::::::::::/i::::::::::::::}
{::::::::::／:::::::::::::／::::::::::::::::::::／、 ,'::::::::::/___i::::::::::::i 数日探してダメだと思ったらさっさと打ち切り
／ヽ::::{::::::::::／/:::::::::::::::/::／ ｀}::::::::/ｨｫ }:::::::::::,
_ －{} {:::::::::/:::::', .i::::::::::::::／ ｀赱アﾉ::／ `´ ,'::::::::::,'
／ ﾍ .}} ';::::ﾄ、::::::} {::/:::::::,' /／ { ,'::::::::/ それが新選組の脱走者捜索だったんじゃ？
／ ヘ .{} ヽ} ';:::::} {:::::::{ >/::::}´
／ ﾍ {} ', } ';:::::{ u /::::/
´ ￣ ｀ヽ ﾍ .}} ヽ{ ＿＿ / }::/ 実際、上記九人のうち八人が
'., ヘ}} ｀ 、 ´ ｀/ 脱走から四日以内に捕まった者ばかり
'., ゝゝヘ ＞ ＿_ -‐ 、￣}￣ }￣＼
'., ゝゝヘ / .{ i } } } ,'
'., ゝゝ ＜ / ￣>‐〉 i i i. ,'
', ゝゝ ＜_ / .i ,'
', ゝゝ ／i ｀ ーー-ー-ー--ー ´
', ゞ {}´ i iノ/ {
,.': : : : ;ｨ: : : : : : : : : : : ;ｨ: : : : : : : : : : : : ',
/: : : : /lll!:!!: : : : : : ;/: /lll: : l: : : : : :!lliiiiiiiiillj.￣/
/:: : : :/ ` l:ll!: : : : : /: /llllll! :.l: : : : : :lllllllllllll/_.../
/{: : : ;ｰ-‐ T'; : : : /j:/ｰ--l: :!: : : : : :jlllr: :´'
/ ﾊ: : :' ｨf芹ミ '; : / /ｨf芹ﾐ.l:,': : : : : /': : : :,' 山南だけは他国まで追いかけられてますが
./ハ:.ｌ 弋リ' ∨ ' 弋リ'/: : : : : /: : : : ' 捕まった大津は京都からたったの１２kmの距離
/: : l` /: : : : : /: : : : '
/: : / u / : : : : /: : : : /
/ : / ＞ _ __-_‐- 、/: : : :／: : : :／ なにより大物の脱走ですから
. .': :/ i≦γヽ≧-/: : :∠ _: ｲ／ 例外的に他国だろうと追跡したでしょうし
; :/ r= ｌ三ゝ<三_/: ／ 〉
l:/ i ,〉マl＞-/; ' ´ ` ｧ､
ｌ{ / l// `-‐/' lll ／ l
l j llｌ {! lll / !
＿ -―‐-- ＿
,. -ニニニニニニニﾆ=-､
lニﾆ-‐'"￣￣｀"''‐=ﾆﾆニ〉
ヽ＜7//ヽニニﾆ=- ､｀>"
l////ｲ,l'/‐マニニニ/
l'//ｲ/V〈.ｔ，､＼二ニl
ﾉ.!/ヽVﾄゝ ー ' k-ヽﾆｊ まあ、柴田彦三郎なども
j//,l ヽ ,.! /ﾘ｀´ ＿＿ 「金策」だけでなく「脱走」も絡んでいるから
_,.＿,.l'! ＼ ‐ - ｲ/ ＿-=ニニニニ=- _,イ 脱走者探索が他国にまで及ぶのは
ヽ_＼ ヽ , イ=‐-､ -=ニニニニニﾆ=-‐ﾆニ二 例外だったと断定は出来ないのだが
. ＿-ニVニ＼ ＼ /lニニ＞ヽ-＝ニニニ＝-―=,.ヘﾆニ
, -=ﾆニニニVニﾊl ヽ! Vﾆ/二ヽﾏニニニニニニ／＞､ヽﾆ
＿ｲニ‐-､ニニニV/ﾆﾑ‐-ｌｌニﾆl.!ニニ＼二ニニニﾆ/__ ｀`' やはり「脱走」だけなら
＿‐ニニニニニニヽﾆニニ!'二ヽ`＜ニﾆj.l二ヽニニニニニア=三二=-__ 京・大坂さえ脱出してしまえば
＿‐ニニニニニ／ﾆニニニニ二二二＞､i'"､.マ二ﾆﾆ=--―､＝ﾆﾆニ二二二 捕まることはほとんど無かったろうな……
ニニニ二二イﾆニニニニVﾆﾆ二二二二}ｨ／,.-､｀ "､ヽ＼ ﾏニニニニニ二
ﾆﾆニニｒ'"ﾆﾆニニニニニ}／二二二弋ニ二,,..､._ヽ ノ } }ﾆﾆ二二二二ノ
ヽ二二ﾉ´⌒ヽﾆﾆニニニ,ｲﾆニニニニニ／ﾆﾆ｀＜二ﾆヽ_ﾉ_ イjニニ=＝-‐ '"
ﾆ乂ﾆｲニニニヽﾆ二二/ﾆﾆ二ニニニ／=ﾆニllニﾆ`"＜ﾆT"´￣
ニニニニニニ二V二二二二二二,.イニニニニllニニニl ｀ ー‐-- ― ／
なるほど、全然読めませんな…
すると佐野七五三之助は「しめのすけ」なのですか
…他にもいるってことは一般的だったってことか…
､ ＿＿＿＿＿＿ _,,,,_
｀''-､＿ニ＿ヽ:::::::::::::::::::ヽ::::::＼/::| |::::::::::＼
＜::::／::::::::::::ヽ::::::::＼:::::::::::::＼|:::::＼:::::',
＜:::::::/::::::::::l:::::::::::',::::',::::::::::ヽ:::::ヽ:',:::ヽ::::::::::',
ーフ￣"7/::/::l::::::::::ｌ:::::l::::::',:::lヽ::::::::::',::::ヽ:::::|::ヽ:::|::::＼
／/::/:::::l:::::::∧::::l:::::::l:::l:::＼::::::ヽ::::＼|:::::',:::::::::ヽー
／::/:::::|:::',::',:::::l,､-''',:::::::|::|::::::＼::::∧＼::|:::::::',:::::|::＼
／´ /:l::::::l､',:ヽ:::|z=ﾆﾐ |:::,'::::|::ﾉ:::::＼::::ヽ:::::|:::::::l',::::| |ヽヽ さて、最後に記録の誤りを指摘しておこうか
/:::l::::::|__ヽ::＼弋ﾂ ﾉ:::::::/::::|::::|:::::＼:ヽ:ﾉ:l:::::l::',::,'
/:::::l::::::ヽｼヽ', /:::::::/:::::::l::::|:::ヽ:::::ヾ､:|::::::l::::',
/:::／|::::::::K !/:://::::::::|::::ﾄ:::::',::::::＼|::::::l::::＼ 近藤芳助などは「死なないと脱退出来ない」
|::/ .|::::/|::', ＿_ // /l::::::::|:::::|::＼:::::::::ヽ|:::::|::::::::＼ などと書いているが……
|/ ∨ |/::ヽ｀- / l::::::::|',::::|､:::＼::::',::ﾉ:::::|＼:::::::＼
! |::::＼_,,､､-'ヽ|:::::::::| ＼､＼::｀'-､ﾉ:::::::/::::::::::::::＼
|:::::::::::::＼:::::::|:::::::::| ∧::＼:::::／:::::::/｀''-､:::::::::::＼
|:::::::|ヽ:::::＞::|::::::::::| / 〉､::::／:::::::／:::／, -'＞.:::::ヽ
|::::l::| ＞/:::::|::::::::l:| ／ ／::::::／_／／／＼ |:::::::::',
|:::|>´ ／:::／|::::::::|::|､ ／::::::／ ／／ |',::::::::l
|:::!＿/::::::/| |:::::::し::::::::::::::::／ ／／ ',',::::::::|
／ |::::ヽ:::_／ | |::::::::::＼::::::／ ／／ , -''"＼| |::::::|
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
ｲ/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ
/::::::::::／l/l:::::/l/ﾘi::::::::ﾍ
イｲ::::::弋ﾄﾘi::/ 'ﾋｻﾘ::::::/ヽ
li::lヽl `' ｿl:::::/ 実際の新選組は
ﾊﾘﾍ __` __ ,ｲ:iﾘ ちゃんと脱退可能だ
ｲ lヽ_ .ｲ|ﾍ＼
,,. ''´ j lﾍ ` 'k'/ﾊ ヽ ` 、
,. ''´ l lkﾍ 7ﾍ//x '、 ＼ いくつか例を示そう
／ j lﾍ＼=-ｲ/ﾍ ヽ /l
./ ＼ l l ﾍ { }.l l > / l
/ ＼ l__ __ j ﾍj￣l ト ' ＼__/ l
/ ＼ ／ l ﾍ / l ./ l
/ ヽ < l ／ l /il il
./ / l | ﾟ l / il li
/ / ﾍ l l l / j l
/ / ﾍ l l。 l / j l
/ ヽ / ﾍ l l l/ j .l
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まず、池田屋に参加した篠塚峯三。
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，
厂´
丿 ,，- = - ＿
/(_ ,，:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ミ:.:.:.、
,，:.:.:.:.:.:ﾄ､.:.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
／.:.:.:.:.:.:.:.:il.:.＼.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:，
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i}丶.:.ヽ.:ヽ.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
,ｲ.:.:.:.:.:.:.〃.:.: ﾊ.:.:.:＼.:＼＼.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:，
. ,ﾊ}.:.:.:.:.:.:.:i{.:.:.:lｉ {:.:.､ .:＼.:＼ヽﾞ.:.:.ミ}i＼:.:.:.:.:.:.:.:.
{ |j.:.:.:.:.:.:八:≧x {.:.:.{＼＜,.二ﾆ＼ミ}i＼丶.:.:.:.:.:.:，
{ {i.:.:.:.:.:.:.:.{(^抃.＼{ ｲん,ﾊ j} 寸¨＾ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.
ヽ.:{i.:.:.:ﾊ )ﾂ ｀＼ .ゞ-'’ f⌒ 八.:.:.:.:.:.:.:.:，
}八.:.i.:.｝ ､ }ー'’ .:.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.
Ⅵ:人 ｰ 、 .ｨ: |.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:，
八.:.:.:＞ ｀-’ . イ ∨.:.:.＼ .:.:.:.:.丶.:.:.:.:.
｀ゝ.:.:.:.:.:.〕_- i ,，-‐_}‐:丶.:.:.:.:.:.＼:.:.:，
八.:.:,，:"/ 亅 ,，＜ ‐≦⌒.:_;-＝…､ .:.:.:＼.:.
＿,，-'’.: : :/__, ＜,，＜: : : ;，＜ ＼.:.:.:.:ヽ，
,，＜: : : :/: : : :./:／: : : : : : :.:.／ ＼.:.:.:.:＼
,ゝ: : :/: : :/: : : :./´: : : _:_:_: : ／ -=≦ヽ.:.:.:.:.＼
【 篠塚峯三 】
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この隊士は以前の主人が、
呼び戻したくなって会津藩経由で頼み、
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_,. ─━─ ､.,_
＿＿ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 ＿___
＼ |___／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.｝ ／
＼__///:/ :: |:::|:::::::::::::|:::::|::::|:::::::／／
＿_ 〃／|:|＿|__! :: |::::::|___|::::|::::: |ヽ::.
ヽ、ヽ --|ヽ|ﾊ::::ﾘ::|｀:::|::::/:::/::メ:://|/ﾆニ二>
￣￣／／【{r'心､:|::/j/'{r'沁_ｙ<＼::::.
／／/（｝ 辷ﾘ `ｰ'´ 込ｿ /＾ｉ＼＼
＿,,／／|:::|:::::〉、 ;＿ /／:::::::＼＼＿__
＼_ノ´ /:::/::::v个 ､ ‘__ﾉ ,. 介 、::|:::::::::`┐／
/:::/ :::: |: | ::: _} ｰ ´人!:|:::ｉ::::|:::::::::::. ~
/:::/::::::::::|: |_,...〉≧ｘ≦ﾆく: !: |::::|::::::::|::::.
/:::/::::,,. -'７___ `ｰ´ __r‐､:::: |::::::::|:::::.
/::::/´ ノ: : ｛ノ廴ﾊ__厂:‘, `ｰ‐､|::::::.
/::::/ ／￣二二ｱ.: .: .: :. :. :. :.‘, i::::::.
|＼/:::::i ／ ﾆﾆﾆi´ : : : : : : : : : : ‘{ |::::::.
. ＿_＼ ヽ／ ┐＿,,ィー〈: : :｝{: : :／ ⌒ヽ ', ｜:::::.
＼ ／ミ ｜{ ＼/ ﾚ'´ .: :} iヽ/W 「￣~ア
< ／ 人{:.: ／Å＼ } ﾉ/!;;;;／ ∠＿＿
【 篠塚の元主人 】
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┃
許されて離隊し、元主人の所へ帰って行った。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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次に文学師範の斯波良作。
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───━━━━━━━━━━━┛
＿ ＿
. '"´:::::::￣:::::::::｀丶､
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
,.､ /::::::::::::::::::::::::;i::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i´ﾞｌ .! ノ:::::::::::::::::::::::::/-ﾍ::::::::::::::::::::::::::::',
. | l .| /:::::;:::::::::::::::::::::l;! l::|::::::::::::::::::::::::::!
. | | .| i:::;::l:::i:::|:::;:/:::!:|! |:lﾊ:::ｲ:ｌ:ﾊ:::::!::|:|
l ! |./｀ r ､ l::{:::!::l::l|::l⊥ムL、 ,ﾘ‐ﾚ_lｲli-}::ﾊ::!:|
ｌ | / / / ヽ､ヽ:{ﾍl/「 ;ｊ}` lﾞー'{ 'i ;j}ヽ/ｲ:l:ﾘ::! 「壬生浪士始末記」によれば
{ 〈 l::lヽl `-ー'" ﾘ⌒il ｀ｰ'- ' l::j:::l::| 私は、「洋行に志すところあって
ヽ ',. |::|:::ヽ--― '´ l ｀'ー--‐;i´::::l::| 修行のために暇を請い」
ヽ l !::l::::::i'､ ._＿_, /:|:::::::!::!
ヽ | |:::|::::::|_;｀ト､ ｰ ,イl､:!:::::::!:::!
,{ l. _!_;|::::::|:.:.:l|ヽ ＼ ___ ／./ }i:.|:::::::l:::::! 許可されて円満離隊してます
l ｀ヽ !‐'´:.:.:|::::::|:.:.:ｌ| ＼ ／ !|:|:::::::|､::::!
rﾍ7 ｀ヽﾍ:.:.:.:.:.ｌ::::::ｌ:.:.:| | /ニﾆヽ ,',!:!:::::::|:.:.＼
|:.:.＼ |:.:.:.:.:|::::::|:.:.:|:!l. ∧: : : ;ハ /,!:|::::::::|:.:.:.:.:.:丶、
!:.:.:.:.:.＼ Ｏ !:.:.:.:.:|::::::|:.:.:|:.!V }--{. V ｉ:.:|:::::::::!:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
ｒ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ ﾄ､:.:.:.:!::::::|:.:.:!:.:! !: | :| l:.:.:|::::::l:::!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
l:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ヽ:.|:::::::!:.:.|:.:.| |: :|: :| l:.:.:.|::::::|:::l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
【 斯波良作 】
.
このスレのジャンヌの旦那の幼名とかな
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
尾関雅次郎の兄、尾関弥四郎は
病によって離隊を許された後、
大坂で病死している。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
∧: : : : :＼´: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ､---.,
/...∧ : : : : : ゝ: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ /
/..∧: : : : : : : : : : : : : : :_:_:_: : : : : : : : :ヽ . /
/_∧: : : : : : : : :_:，‐ ´ ＜:_ : : : : : : : : :∨
|/⌒`ヽ _，‐ ´ ヽ￣: : : : '⌒: ‐- . _
／i! ＼_:_: i : : : : : : : :／
／: i!､ ＿ ヽ ヽ: :_: : r .´
｀ヽi! ＼､ 。≦ .!: : , - ､:| まあ、新選組におった頃から
| {￣ ＞､ ≦´--ｭ--ｭ |:/ ／ヽ}i! ずっと大坂住まいやった可能性もあるけどな
| ､ {ﾆﾖ ´ {ﾆﾖ / !} ζ､) .!i!
i ｀¨¨/ ` '‐ '' .｀ _ノ ﾉ|
/,' / /´ヽ ./ ただ、小路平三郎って隊士は
∧ ゝヽ ､ /r ´ ∨ ./ 間違いなく病で離隊を認められ
/. ∧ ` /' ∨ 故郷の若狭へ帰ったそうやで
./ . ' ≠ﾆ===ｭ ヽ ／' } !＼
＼ ,-､ ´ ´ , イ:::/ ! _ヽ
∧ .{: : ト / ´::::::::/ 。 ≦.---＼
/ ...ヽﾄ_r＿__ ノ､ ::::::::/ 。≦----------≧､
ｲ ---〉､:::ﾉ ,.イ--------＞. ´ ヽ
ｲ/---/i! .ヽ .／-------＞´ ､ ./
【 尾関弥四郎 】
.
..:.:彡' ＿＿＿＿
(.:.:.:{ ,..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.￣ミz.:..
＼.:ヽ. ,..:.:.:.:.:.:.:.:.:へ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...
,ゝ.:V.:.:.:.:.:.:.:. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ,:.:.:.:＼
..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ｌ .:.:.:.:.:.ヽ
. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | :.:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ | .:.:.:.:.:.:.:.l
. / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ.:.:.:.:.:.i{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.! .:.:.:.:.:.＼ .:.:.:.:.:.:| 見ての通り、ちゃんとした理由があって
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ.:.|.:.:.:.:.:.i{.:.:.:.:.:{ .:.:.:.:.|.:.ｉ{.:.:.:.:.:.:.:.:..:＼.:.:.:.:! 局長たちが許可を出せば
ｉ{.:.:.:ﾞi:{.:.:. |.:.ﾄ､.:.｀.:i{.:.:.:.:.ハ.: ､:匕＾ヽ .:.:.:.:}ミ.:.:.:＼:{
ヽ､ :从:.:. !:人 ＼.:.{＼.:.{ ＼＼.:{ ＼.:ﾞ}ミニﾆ一＾
Ⅵ ＼{.:.:.Y^圷ﾐ､ ＼ 斗ぅ弌＾Yj}ﾆ⌒ }ｉ.:.{ 離隊することが可能だったわけ
冫.:ﾊ )zﾂ _)zツ ^7_う 八.:
. .::.:.∧} ´＾ ＾｀ r‐‐く .:.:.ヽ,
l.:.:{.:.八 ′ .:.:.:.:.:.:.: 丶.:.:.:＼ 「死ななきゃ脱退出来ない」なんてのは
川}ｉ.:.:.个 . ､ イ＝ミ_丶, :.:.:.:.､ .:.:＼ 明確に間違いよ
' }.:.:.:.|.:.: ｌ.:＞ __ ´ |／／{:.:.:.＼:.:.:.:｀.:.:. ､｀¨´
. |.:.:.:.|-z‐丨 l ／／.......V＾￣￣ ＞ .:.:.＼
,.:. ´￣ ....l.......| |＿＿_,／／ ........../ 7 /￣/ / ＼ .:.＼
／....................| .....| |xxｘ／／.............../ / /￣/ / ＼ ヽ, .
|: : ／.:/: : : : ＼ : : : : : : ヽｰ――=ｧ
,，=ﾆﾆ:}: : : /: ::: : : : ＼: : : : : : ‘:. : ／
〈:::::::::::::/: : : : ::::: : : : : ＼: : : : : :‘.／
∨ﾆ= {: : ﾄvﾍ、::::::: : : :, ´￣/: : : : : }
Ｖ／{ :r' ＼:::;， ´ ´￣｀＞: : :＞ .,_
‘＼}:/ } ´ | ＼: : : : ／
∨:}| ヘ ＿ { }: : : :／
Ⅵ{ ＼ / ／ r{: /⌒'. ただしあくまで「きちんとした理由があれば」、や
‘ヽ. }￣fj` 〈 ／''¨fj¨¨ｱ j: //...} }
い. ⌒, ' ー― '/ /_/ }...//
Ⅵ ﾉ'' / 彡 ´／ 「新選組にいたくないから脱退させて」とか
Ⅵ 〈 _ / /￣ﾘ 曖昧やったり、新選組の否定とかは
‘:} / .! 当然ながら許されないで
ⅵ､ヽ ﾆ==ﾆ三〉 / / |
Ⅵ:. r≧ｭ / , ´ |
Ⅵ､__W ,. ´ / 丶
_,， ゞ´‘, ￣´ / ＼
-=ｧ≦/// } / ＼＿__
,. .. .. .,
, '::´::￣::::::::::::::::::::ヽ
／:::::::::::::/ヽﾄ､::::::::::::::::::::::ヽ
, ':::::::::::::::::;'-‐ '´i:::::::::､::::::::::::::ヽ
/::::::::;::::::::::::{ l:::i::::::l:::::::､::::;::::',
{::::::;::/:::;::;::::;:l._ }/ｲ:/l:|:l:::l::/::::::l
',:::::l::|::::!l|_L|⊥､ /爿勿廾ｲ/::i:::::l
ヽ::ヽ」「|`, -‐､ } ={ "{r'cjヾ ト|::|:::::l 他には強制的な離隊
l::::i`ト〃{r')j j ヽ. ￣ ノ l:::ト､::l つまり「除隊」もあったようですね
l::::l:::ヽ _ -‐' ! ￣ l::::|)ﾉ:::l
l:::::l::::i､ !:;::l':::::::l
l::::::|::::lヾ､ O ,ｲ':::l::|:::::::;i 何度か出てきている川島勝司さんが
/::::::l:::::|:::::::｀::..､ ´ ／ |:::l::::l::::::li! 「怯懦」が理由で除隊させられてます
/:::::::/:::i!::::〃:::::::::｀i ｰ '´__／i:/i:::::l:::::!i!
｀ｰ､ , '::::::::/:::::::i!〃___;ｨ'^7ヽ／ヽ i!ﾄl:::::l:::::| i!
/ , ':::::::::ｨ:::::::/:.j!:.:.:.:./ﾚ1⌒`f二ヽ,i!':,':::::|`:'.､i!_
__/ ／:ｨ::::, ｸ:::::;/:f´ ヽ '⌒)j; : /-‐／:i!/::::::::l:.:.:.:./`ｰ、
i ／:::; ｸ'´,/-:':´:.:.:.`:t '´`-'´ :／ ／:.:.:.:i!'::;:::::::::l:.:./ /´ l
ヽ':::::〃少'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l: : : : :f´ ／:.:.:.:.:.:/::/ヽ;::::::∨/ l
ヽ ／i゛i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l: : : : | /:.:.:.:.:.:.:.:/:/:.:.:.:.ヽ;::::ヽ l
ヽ. |:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l: : : :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:{::::::::::::::::}:::::;ヽ }
∧
、八￣￣ヽ乃
zz ／/: : :＼: : : : ヽ__
ｆﾆ⊥_r 、___: - ┐_: （: /
´＾＼ｆ ´ヽ: Y
’ i| ヽl ｰ／ ｀ |:/ｨ| 浅野薫も「三条制札事件」で
-ｔ- 、 __’ ' ｀ ’ ｀ ’ ' ソ 臆病をやったのが理由で
/ /ヽテヽ／’ , ゝ ' .∧ 放逐されたという説があるな
|:〈 ヽ'':.:.:.i ’__ヽ 二つ .／ ＞-- 、
|:.:.`:.）:／／￣| | ｰΠ／ /: : : : ／ 、
人--イ／ |: ! ! / ,': : : : :' ヽ ……ところでこの二人を見て気づいたか？
/υ:::::::「￣￣ .|∧ V /。＼: :' |
'::/:::::::::lヽヽ |/∧ V∧＝/∧∧寸 .|
/::/:::::::::::’ ヽヽ_ ’∧∧ V〈ﾍ_ｆ∧∧∧| | ヽ
ゝ.＼__／| ）´ ∧V ∧_ン∨∨∧。人 、 |
| ー ＜´¨¨ | 八∧∧ ∨＞＜∧∧L --彡人
ー 一 .V∧＼∧＼ ＼∧∨∧ ∨ ￣ |
V∧/.＼∧＼ ＼∧∨,ｲ ヽ ’
、ニニニニ ＞ ＞ニ/ | ／ ヾ｝
,' :／＼;,; _.: -‐''" ≦.: : : : : : : : : : }
|/ ﾐ: : : : , -: :_:. :.}
|! ＿_ ア: :Y : : : : :ﾞ＜
／{! ｨ'"￣｀ ﾐ. 乂＿ -‐ ''
＼|!:⌒＼ _,,ｨ≦zzzzｧ ﾐ.: : : : : : : :,' どっちも「怯懦」をやらかしたけど
ｌ zz≧i{ ,|_≠´ 0/ ∨⌒i : :./ 腹を切らされてはおらん
. ﾍヽ､0ヽ ￣¨¨ ./: : } :/
{ ¨.,' ﾉ: /:/
', 〈__ _ / : r‐:ｲ:/ つまり新選組で「怯懦」に対する罰は
', ,ｨ=====､ /γ⌒ヽ‘ 「切腹」ではなく「除隊」や
∨ ) ／ゝ __, ｰ/ ⌒ヽ-- ==ﾐ>.,＿___
＼ ｀¨ ¨´ ／:::::::/ :l-- : | / ｀¨ヽ: : :＼｀ヽ
ヽ＿＿_／:::::::／ .ﾑ--:::| | │ ﾄ : : :＼
}::::::::::::: ／ ./＼::{＿,. | │ | ｝:::::::::::::::
-={:::::::::／ .／ | } } |/:::::::::::::::::
_ -=ﾆニム￣ （.￣ j／-| /⌒ / ﾉ::::::::::::::::::::
}.:./ /.:.:.:〃{i.:.八.:.:.:.: i{.:.:.:.:ヾ.:.:.:.ｌ.:.:.ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
{/ /:∧:ﾞ{i:.:{i.:{ ‐- :.:.:.i{.:.:.:.:. i}.:.:.:|.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{
/ {/ {.:.{i:.:{i.:{_ _＼＞{.:.:.:.:. i}.:.:.:|.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.:}
′ 八Ⅳ乂⌒心＼ミ､ :. i}.:.:.:}.:.:.} .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ :l
ノ {:ｿ }} ミﾐ＼ﾘ／ .:/.:.:.:./.:.:.:.:.:.:/ﾞ.:.:| 小説とかじゃ臆病者を決して許さず
ヽ "＾´ }.:}ヾ}.:.:.:.:/.:.:.:./.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:| 無理やりに腹を切らせていたりするけど
｀- /ノソ.:.:／ﾞ.:.／ .:.:.:.:.:./ .:.:.:./
} ／ 乂{:／ﾞ.:.／.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:′
` - ::::::7 ({:／ﾞ.:.／ .:.:.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:.′ 創作はあくまで創作ってことね
￣} .}} .:.:/ .:.:.:.:.:.:.:.: ／.:.:.:.:.:./
／^¨ {{ .:{{.:.:.:.:.:.:.:.／ .:.:.:.:.:. /
＿ ／: : : :/ミヾ{.:{.:{{.:／ .:.:.:.:.:. ／
／: : : ヽ-‐''´: : : : :.く ゞ/＾⌒ヽー─‐く´＿_
／: : : : : : : ＼: : : : : : : :.＞^⌒ヽ/≦ /: :ヽ. : :＼
. ノ^⌒^ヽ. : : : : : }: : : : :,，:’.:.:／.:.:.} ｀￣￣: : : : :.＼: : ﾄ､
. ／ ／ | |ヽ: : : :|:,，.:.’ .:.:.／.:.:.:.:/: : : : : : : : : : : : : :}: l!: }
昭和一桁の生まれくらいまでは結構いたそうで＞七五三（しめ）
/ ＼
/＼ .> ―― ／ |
|: : :.＼: : : : : : : : :｀ヽ:|
／ii: : : : : : : 、: : : : : : : : ＼＿＿_
.-／: : : : : 、: : : : : : :／Z: : : : ´: : : :／
ヽ': : : ＿_: : : : : ／ z: : : : ／
|: :´｀ ｀ ￣´ ヽ: : | そして「怯懦」以外の理由やと
|: | -- ﾑ: L、 藤澤竹城っちゅう隊士は
<⌒> .／: : | ／ - 、 |:/ l 「武芸がイマイチ」ということで
|ﾆﾆﾆ> く: : :V ´￣ ー> ゝｰ' ┃_ |i ,
∨〈 ﾑ ￣ヽ " ┃ _ ||
⌒ヽ ヽ ﾏヽ 〈 rK 同じく除隊されとるな
ヽ ヽ ヽヽ |ﾍ
ヽ ヽ " ＝ ⌒ヽ , 、
ヽ ヽ ' |ｦ＿ ﾉﾉ , ＼ ＿＿＿
ヽ ヽ ヽ ￣示￣ , ／ﾆﾆﾆﾆ／
ヽ ヽ ＼＿＿＿ ／ﾆﾆﾆﾆ／
ヽ ヽ ｨシ ヽ 'ﾆﾆﾆﾆﾆ'
Υﾆﾆ| ｝ | 'ﾆﾆﾆﾆﾆ/
. ,...::':´￣｀:::...､
／::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. ,.':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
. イ:::;::::i::::i:::::i:::::iﾉﾊ:ﾊ::::i:i::::i::::i::::i まとめると以下の三点ですかね
{ﾊ::i:: i::::i:::::i::ﾊi/ V:i::} i:Ⅵ:i:i::::ﾊ
{i ﾊ_i_i::r=＝＝z .r=＝＝z:i^i^iﾍ
. /:::|,.|.|:{i ii＝ii .i}:| r,.i:∧ ・正当な理由さえあれば許可を得て離隊は可能
/:::/ﾉ.}.}:ゝ==＝ﾞ ゝ==＝ﾞ::} |､{::::∧
. /:::f／}i_{::r,＼. _ ' _ ／:ﾊﾉ |＼ヽ:∧ ・罰則として「除隊」も存在した
/／{ 〈i ' .{ V ＞ .＜ .i .i i } |＼､
. ／: :∧ ヽ､ V /ｰ∧ ./ ,.‐ /: : :.＼ ・新選組に適応無しという場合も除隊
／: : : : :∧ ヽ }ﾊ_人＿人_,i{ / ./: : : : : :.:＼
ヽﾄ＜: : : :.ヽ } .i::ﾊ |:.:.| .i:ﾊ .／: : : :,＞''´i/
| ＼,＿,/ ﾊ:::i. |:.:.:! i:::ﾊ V:_＞'´ ./
. | /l _∧ ﾊ::::::! .|:.:.:| .i:.:.:.ﾊ ／ .Vi ./
. || i: | ￣ﾌ|::::::|..|:.:.:.| i:::::∧´ i∧ .i::|
. |::! .i:.∧ へ ﾊ|:::::| |:.:.:.:|.i:::::|.| ,}:∧ .i::|
. |::| ∧: : ヽ .}: :i::::|.|:.:.:. |.|::::| ＼ /: : :/ヽ|::|
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,.': : : : ;ｨ: : : : : : : : : : : ;ｨ: : : : : : : : : : : : ',
/: : : : /lll!:!!: : : : : : ;/: /lll: : l: : : : : :!lliiiiiiiiillj.￣/
/:: : : :/ ` l:ll!: : : : : /: /llllll! :.l: : : : : :lllllllllllll/_.../
/{: : : ;ｰ-‐ T'; : : : /j:/ｰ--l: :!: : : : : :jlllr: :´'
/ ﾊ: : :' '; : / / l:,': : : : : /': : : :,'
./ハ:.l ==＝ ∨ '＝＝==/: : : : : /: : : : '
/: : l` /: : : : : /: : : : ' ……「士道不覚悟」に続き
/: : / u / : : : : /: : : : /
/ : / ＞ _ __-_‐- 、/: : : :／: : : :／
. .': :/ i≦γヽ≧-/: : :∠ _: ｲ／ またまたけっこう普通ですね
; :/ r= ｌ三ゝ<三_/: ／ 〉
l:/ i ,〉マl＞-/; ' ´ ` ｧ､
ｌ{ / l// `-‐/' lll ／ l
l j llｌ {! lll / !
. . ﾄ.、／ ＼ ／|
. | .｀＿＿__ . |
入 | 「ミﾐ彡.|. |‐-、
て⌒ろゝ 'ヽミ冰x_|. 」ミミiiiii|. |::::::::',
∫ る、 _,..-＝:::::::::::::::::ﾞ'i;,::::::::,.化⌒3
ゝ ., ),-‐'' ::::::::::::::::::::::'i::::::::::',:::( つ
て~｀ hノ_,-‐''::::::;::::::|::::::::;'i::::::',::::',:::をヘ ノ
.｀C . や S／,-'':i:::|:::i::|:|::::|:::|'i:|:::::',:::',::::::::',ﾉノ
tv_,.〜.、(_.-'/,::::|::|:|::|:|'i:|:::|:|‐''¨＼|:::::::::::::iiii:::', そうだ、局中法度は思われているより
／| //:::::{/ー- 'i:i::| /斤ヽ|:::::::::ﾐ;;;;ﾄ i;;., ずっと普通でまともなのだ
／/:::;;:::i,.y丕、 'i|. ゝ以ﾉ|::::::::::ミミ:::',｀ヽ、
/ :::::::::i,込ン 不::::::::::::::::::::|'i:i, ヽ、
. |/| .人ﾐ'i、 ｀ /:::::::::::::::|:::|:::| 'i:i, .|｀' 理不尽なまでの厳格さ、などというのは
.| i |;;iiii',', ﾚ|::::::|::::|:::|;;;ﾐ::| |;| 後世のイメージにすぎない
. V |::|;;|iiii.丶､、^ _／|:::::::|:::|:::::|:::::;ﾐ| |i|
ﾉ|:|::::|;;;;;;;| ﾞ, ´ |:::::::|:::|::::|;;;;;;;;ﾐ|,|i|
ノ;;|:|::::|;;;;;;;;|ゝﾍ / |::::::|;;;|;;;|ii|;;人ﾐ|;;|
_,.-‐''''''|::::::::|;;;;;;;|、 ',.', // |:::::::|;´彡ﾄ;;;;;;;;＼;',
. _,-‐'''ﾐミしノ:|:::::::|;;;;;;;|｀', ゝ ｿ |::::::|ﾐ::彡/',::::::'''=‐-.,_
> 丶ミ:ノ|:::::::|;;丿 ',// / | ゝ::::::丿 '''=''''' ''‐-.
, . . : :¨:￣: ¨: : :=-. _
. _ , . ´: : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ
. 〈 >､:' :／: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ 「!
. 〈:::::::ｿ: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : V:l
〉:;/: : : : /: : : : : : :l: : : : : : :!: : : :!: : : :':l
∥l: : : : : :l:l!: : : : !: ll: : : : : : jl: : : j!: : : : !
': :!: : : : : :!l !:､: : l!: !.!: : : : : :' !: : ;'.!: : : : l!
.l: :ｌ : : : : : l! ﾏ :｀T!:f T! : : : /七:7´l: : : : :l!
. l: :l: : : : : : l ＝=┘⊥.l !: : :/_ L '=‐!: : : ;!:!!
. ｌ: :ｌ: : : : : : ! l!／ j!: : /j/:! でも、ほとんどの罰則が切腹というのは
l: :.i : : : : : l! `ー ´ `ー' !l／:::{: :! さすがに厳しすぎるのでは？
. ',: : : : : : : :ｌ ＿ _ j::::::::::::!:::!
',: ', : : : : :l / ￣ ﾏ} /:::::::::::::l!:.!
',:.', : : : : !＞. `ー―-- ' . イ:::::::::::::::::!l:.! ていうか、もう少し細かくて
'.; ',: : : : ト . ＞-_=.､´ !::::::::::::::::!.ｌ:| かつ軽い罰ですむ法度を
,. ',:',､: : :.!::::::＞-=三ﾆ)ｰ- .._!::::l';:::::::! !| どうして作らなかったんです？
γ ',:ｉヽ.:.!ﾄ､::::::::::::::::0:/､ ｀ヾ､';::::! .l!
. i ,il ﾍ:.!:ﾊ＼::::::::::::/ ﾍ .! ｌ.';::! |
. l ／.|! ﾍ!' ヽ＼:__/ ﾍ .! ｉ ｌ|
」 ／ // ＼_/ ﾍ / l
! ´ ,// ヽ＿__j!
. ! , ー- ､/ r{ー- l!
,..．.-へ-. ．、
,. :'´: : :/: : :.ヽ: : :｀: .、
. ／: : : : : : : : : : : : : : : : :＼
. , :" : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : :.ﾟ.、
/: : : :/: :.l:/.ｌ:|: : :.ｌ: ﾄ､: : : ヽ: : : : ﾟ,
{:.: : :.:{:.,'_」l斗ﾄ; : :|: }弋.‐-: :',: : : : ﾟ,
|:.: : : :.:!r==ﾐヾ.ﾟ,: :ﾄﾉ.r==ﾐ }: : : : : : }
|: ; : : :.{乂ﾋﾘ. ヾ{ .ﾋﾘ少.|:.: : : : :l:| それはおそらくな
|ﾉ| : : l:| |: :| : :ｌ:从
|ﾊ: 从 !:. u |: :l : ﾙ′
ﾟ;小 .从:}:/ 「作らない」じゃなく
∨ﾄ､. ー_￢ , ｲ:.:/ ′ 「作れなかった」、んだ
r―‐--┴――-､_,.イ.__ﾚ'＿__
/ ＞ ． - ―一 ´￣ ∧
_＿/ ＞ ． __ / .〉
_＿_f´ ＞ ． ｀ヽ. ∧
f´ ｀＞ ．- ――…―.--／ ﾉ＼
{ , ．- ――――≠ ．._ ｀≧――一 ´一′ _>―┐
／/;;;;;;l;;;;;;;;;;l;;;;／,､-''";;;／;;;/;;;;;;;;/;;;/./;;;;;ﾄヽ
|;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;|;;;;;;;| /;;／;',,;;;;;l;;;;;／|;;;;／;∧|
/;;/;;;;;;;;;／|;／i ｿ |;;;;',;;;;|ヽ/ /;;∧;;;;| ヽ
ノ /;;;;/;;／ | i |;;;;;;;',;/ ｲ/ ､,ゝ;;|
/／/ ヽ ﾉヽ;ヽヽ-- ､,ゝ;;∧|
/｀"''‐-､_ _ヽ V / |;;/
/: : : : : : : :｀''-､, _/￣｀'-､ / |/
/: : : : : : : : : : : : :｀'- ､/ ｀´
/｀"'‐ ､.,,_: : : : : : : : : : :＼ 次回は「法度編」最終回
/: : : : : : : : ｀"'‐､: : : : : : : : : ;＼
/: : : : : : : : : : : : : :＼: : : : : : : ／:〉
/: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ､: : :／: :/ 「なぜ局中法度は四箇条しかないのか」
. /: : : : : : : : : : : : : : , -''":ヽ: :＼| : : :〈 「なぜほとんどの罰則が切腹なのか」
/: : : : : : : : : : : , -''" : : : : : |: : : : : : : :ヽ
/: : : : : : : : , -''": : : : : : : : : : |￣''ヽ: : ／
|: : : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : :|: :o: :ヽ＼ 上記二点の考察と、総括を行って終わりだ
| : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : : ＼|
| : : : : : |/: : : : : : : : : : : : : : : / : : : : : : :/
|: : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : /| : : : : : : /:|
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. |: : : :/ : : : : : : : :/: : : : : :/: : |: : : : : /: /
| : : /: : : : : : : : :/: : : l: ／: : /: : : : /: :/
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| : / : : : : : : : :l: : : : : |: : : : :l o: : / : :/
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|:/: : : : : : : : : : l : : /: : : : : ', : : : |: :/
以上です。
山南が近場の大津で捕まったことについて色々と言われていますが、
「まだ近場にいたから捕まえられた」ってのが
真相じゃねえの、と思う今日この頃。
もしくは、「新選組顛末記」の記述によれば、
近藤に「こいつ伊東と組んでなんかしそう」、と感づかれた末の脱走なんで、
監視をつけられていたから、大津までしか逃げられなかったとか。
〜〜人物表〜〜
【 新選組 】
・近藤勇 ……やらない夫 （２ｃｈキャラ）
・沖田総司 ……アチャ子 （Fate二次創作）
・伊東甲子太郎 ……八神はやて （魔法少女リリカルなのは）
・河合耆三郎 ……チャールズ・ハワード （境界線上のホライゾン）
・島田魁 ……巽完二 （ペルソナ４）
・川島勝司 ……磯野波平 （サザエさん）
・佐野七五三之助 ……チンク （魔法少女リリカルなのは）
・近藤芳助 ……ウーノ （魔法少女リリカルなのは）
・浅野薫 ……碇シンジ （新世紀エヴァンゲリオン）
・松本喜次郎 ……魔想志津香 （ランスシリーズ）
・篠塚峯三 ……見当かなみ （ランスシリーズ）
・斯波良作 ……読子・リードマン （ROD）
・尾関弥四郎 ……キバオウ （ソードアート・オンライン）
・三井丑之助 ……志筑仁美 （魔法少女まどか☆マギカ）
・柴田彦三郎 ……サイファー （魔法少女リリカルなのは）
・上田末次 ……らっしゃーせー （ペルソナ４）
・新選組モブ隊士 ……山崎退 （銀魂）
【 その他 】
・大山巌 ……久雅竜胆 （神咒神威神楽）
・東郷平八郎 ……藤井蓮 （Diesirae）
・児玉源太郎 ……柊四四八 （相州戦神館學園八命陣）
・乃木希典 ……大鳳 （艦隊これくしょん）
・石塚岩雄 ……ギャル夫 （２ｃｈキャラ）
・植村長兵衛 ……ギャラない夫 （２ｃｈキャラ）
・徳川慶勝 ……織田信奈 （織田信奈の野望）
・森半蓑 ……堂島遼太郎 （ペルソナ４）
・篠塚の元主人 ……リア＝パラパラ＝リーザス （ランスシリーズ）
.
ロマンの欠片もなかったｗ
言われてみれば末期養子じゃないけど、死ぬ数日前に出家する偉い武士とか、割といますしね
山南クラスになれば、機密漏えい防止もあるから
正当の理由があっても認められないだろうな。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」だねぇ。まさしく。
まあ新入隊士の選別で怯懦なのは解雇って普通ですわな、これで即切腹とかだと、狂気の集団。
理不尽極まりないような忠臣蔵だって、両親の介護を理由に討ち入り参加しなくても非難されなかった人も居るし
山南さんは近場で捕まったのって病気のせいとかもあったんすかねぇ
あまりに近すぎるし
乙
江戸時代の刑罰からして、死罪以外追放や遠島だったりして徒刑もなかなか導入されなかった
中国の黒社会のように片腕を切断とか片目をつぶすというのは江戸時代には嫌われた方法だった
そのへんも関係あるのかな
まあ隊の半分くらいが脱走した時もあったし、脱走のつど捕縛するのは無理だったろうな
刺青や髻をちょん切るのはあるけど、足切断とかは日本にはないな。
日本は放牧文化がないから、切断刑やっても生かす方法がなかったんちゃうか？
小説的なフィクションとしては、こういう法度とか制度面でのリアルな考証はロマンが無いからＮＧなのかもしれませんね
今アニメやっているＧａｔｅとかも、そういう方面での突込みはスルーされて、戦術や兵器的な考証ばかりが世界規模で肯定的に盛り上がっているようですし
選別の時点で切腹させてたら入隊者がいなくなるわな。
不逞浪人吸収装置として役立たずになるか。
と言う考えただけで背筋の凍る処刑方法は日本にもあったけどね
いや「普通だった…」とかがっかりするなよｗ
理不尽に切腹命じる基地外集団じゃなくて
ちゃんと理知的な組織だったってことなんだから
乙
死刑ならえぐい刑は日本でもようさんあるけど（胴体のこ引きとか）、宮刑とかいわゆる「身体を欠損させて生かす刑」みたいなのはないなーって。
みたいな警句が生まれそう
鬼の副長でラストサムライな土方に美形剣士沖田
鉄の規律と日常茶飯事の切腹
のほうが面白いしね
ロマンでしかないけど
身体をあれこれ切ったり抜いたりする刑罰って本場中国でも古代から非難されてて、それが少なかったり廃止されたりするのを善政の基準にしたりもするから、日本でもわざわざする必要なくねって感じなのかね。
まあ、そもそもそうして身体障害者を生んでその後どうすんのっていうのもあるんだろうけど
永倉の手記じゃ、伊東の最期の言葉は「お戯れなされるな！」で何故自分が死ぬのか分からんみたいな感じ。
西村だと「おのれ近藤！」
人前でパンツ脱がされてお尻ぺんぺんレベルの恥辱だったらしいが
――――‐ --
ノ - ｀`丶､ ＼
／ ' / / ' ＼
' /| ｉ/ ' / ﾊ ＼＼
ｉ , | l /-/ ,/ _i i j| 〉
| / | |x=ミ ／//´| ﾉ 从 /
| , | |v'^ﾘ ｨぅj' ／'|/ ' >>647
| ｉ '^| | ｀¨ ,vﾘｲ | | ｉ 死番？ あったよ
| |ゝ'| |＿ 八| | |
人 ／-| |: : | ' ` ｲ , | |
/ |: : | |: : トー＜_i| / , ﾉ けどこれも資料が少なくて
∨＝ヽ ∨{//〉／/イ从／ 桑名藩士の記録一件に見えるだけ
//: : : ＼ｉ ｉ《》'〈///|/i|
vｉ : : : : : | |: ＞=ミ><{l|
〈 | : : : : /| |:ゝ´ ⌒ヽ＼ ､ 以下、その内容を記すね
〈 | : : ／: | |: : : : |: : : ゞｉ: : ＼
〈: : : : : /| |: : : :/: : : /ﾊ : : : ｉ
|: : : : :ｉ: | |: ＿＿: :ｲ//i.: : : '
/ : : : : |: | |:.ﾉ: : :.//＼/|:／
r― ＿人, , -==彡////〈)
>ー ヽｉ ｉ//////V//|/
(ヽ-｀ /| l///////＼'|
【 沖田総司 】
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┃
捕り物の際、狭い路地や階段を、
真っ先に入るのは怖い。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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;;;;;;;::::::::::::::: :::: :: | | ／;;;;;;:::::::::::::::::: ::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;
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:::::::::::: ::::::: :::: :| | ::: :::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::
:::::::::::: ::: ::: : | ___| ::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::: ::::: :: |＿ｉ ＿|::::| ::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::: ::: ::: : |;: :;|-i |::::|:;::| ::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:::::::::::::::::::::: :::: |￣￣￣￣￣￣| ::::: ::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::: ::::::::::::::: |￣￣￣￣￣￣| ::: : :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::: ::::::::::::: | | :::: :::::::::＿＿:: : :::::::::::::::::::;;;;
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┏━━━━━━━━━━━━━━───
┃
だが、躊躇してちゃ捕り物にならん。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
そこで新選組では四人ごとに、
先頭を行く者をローテーション制で回した。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
'" ￣￣ ー=ミ
／ ＿_ ＼
／' ｀丶､ ＼ ヽ
/ `､ ',
. / '/ ＼＼｀`丶､／ ',
' | | i| ＼＼ ／＞ミ..,_ ｉ
ｉ ｉ | _|_从 ヽ `ｲ刈 ﾊ { ヽ ｉ 今日の先頭は蟻通！
{ | | Vｨfぅミ ｀¨ } V,ﾉ ｉ
＼八 __人 vｿ , ﾉﾊ 〈i 人
`| ＼ ＼ _ 人 ∨ / ＼ 明日が山野で明後日が大石
j ト. ヽ ' ／ ` ∨ i ト＼ 三日後がモブ
八 | ヽ ＞-r-＜＿____八 ∨) ) Y^ヽ_
＼_ |_ノ ｉ ｉ＿i}-=ニニニ } 丶 ､ 〜へ(＿_V
/'==∨ 人-=======v-=== ＼＼ ､ ￣ その次はまた蟻通へ戻るからね
／-=ﾆ/ /__rV7っ＿＿＿＿＿___,＞＼ ､
／-=ニ ' ∧__／-=ニニニ=-＼-=ニ=-=ミ)､
／-=ﾆニ/ /-=/-=ニニニニニ=-ﾊ-=ニニﾆ=-＼
-=ミ-=ニ７ /// '-=ニニニニニニ=-}-=ニニニﾆ=-ヽ
／ ヽ-= ｉ '⌒ / {-=ニニニニニニ=-､-=ニニニﾆ=-i ',
／ j{ {:. :. ∨＼-=ニニニニ=- 〜＼-=ニニニ=,' ',
／ 从 |:. :. :.ヽ|:. ≧======≦⌒∨// ト -===彡-} }､
_ ,,.. /' i |＼ :. : |:. :. :. :. :. {:. :. :. :. :. :V//:. :. :|:.iヽ-=/ , =､
┏━━━━━━━━───
┃
これを「死番」と呼ぶ。
┃
───━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
死番になる者はその日以前から
覚悟を決めているため、躊躇が少なかった。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.| ヽ ,..-- .._ ,......__
.／--!,. ' '' ~^- '' .ﾉ
.,..-- .._ / .ヽ .＜~ ／;
.丶 ^-=ニ ヽ＼ / ./ヽ
ヾ' ,..---~ ヽヽ | / .)
.ﾘ,. _ ＼ ... ._ .!_
/ '~ ( ヽ .| ＼
>/ .( 人_- / ~- | 今日一日は僕が先頭
/.( .＼ .) | |丶 .＼
.┌// 丿λ ( 、= ヽ___ )
.／( ,ノノ- ヽ ^1' ~^=- -) ,..... よし、がんばるぞ！
.) ξ.( . iiヾ._ ,| 0 ' < , , (
| ,-i )#:ヽ, ! '-! .,, ,ノ ( ( ∧_ ~.)
.| ( '' ？| '' '< ヽヽ ( .\~^--'^~^) ./
.＼＞ （( .ヽ -=-' .／^ヽ).),.-='''''=, (/
＼ ／ ,.-=^~::::::::::::::)
( .ヽ ._,,. ->, ／:::::::::::::::::::::∠..__
.／::::)／::::::::::::::::::::::::::::::::::::~^-
/::::::::::V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
【 蟻通勘吾 】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
「いい方法だ」、と桑名藩士は感心している。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／￣￣￣ ー‐- ．
．-―‐､ｨ" -――‐ ＜二￣ ¨‐＝= ､
／ ｀＞． ヾ.
／ ヽ ＼
/ ＼ ヽ
. / i i ／ﾍ 〉 ﾞ ､
. ,′ | ﾊ/〃'∧ ,′
{ i | |゛""""^i i i ，
| i! ﾑ=‐- i .! l__.! ,ﾟ {
| , i i 厶ｲ{ ヾ ! ! '´! ,'ヽ/ i.｜ 以上、終わり
| i | ! ! ,ｿ壬ミ､ ﾄ ! ,_!'!､/ﾞ i ,' ｜
| l ,-l l {ｿ/ 〃｀}`､ ﾞ.ヽ ｨチヾ'ｧ .l , i !
| l!,' ﾍ! ﾄ､i´` {)_ノ ヽ:､ ﾏ_ｿﾒ' | .,' ハ ……死番が躊躇した場合の罰則や
| ﾉ.{ （! l ヾ､ ¨´ ヽ ｀¨/ ／l! /i /＼ﾞ､ 死番の死亡率？
ﾉｲ{ ＼.! ﾞ､ /イ l ／'ﾉ′ ゞ=-‐'
, ノﾍ! / ｀､ ヽ ｀ / ノ' ｲ
ノ´ ∨ } ﾄ､ﾞ､ ⊿ ｲ ／ ,' .} そんな資料はどこにも無いから知ーらない
. / ﾉ i ヽ|＼ __.∠ 〃 /, 〉
〈 / ｜ } ＞．_／ ｀ヽ∠/／
∨/ l ,! ／"/ ﾟ.〃
〈 ′ | / 〃 ,/ ‘，
〉､ ! ,ヽ / /'i i !
. / ﾞ ､.| / / ,' l ｌ |
>>653
薩摩藩士某の記録に、
「藤堂は度々の騒動の際いつも先駆けした者だ。
池田屋にも真一番に切り込んでおり、かねてより魁先生と呼ばれた」、と
あるだけっすね。
外部記録な上に、池田屋で藤堂は別に一番で切り込んでなくてう〜ん。
.
しかもなんで薩摩の記録にｗ
よくある
手塚治虫の新撰組の主人公は洋行のため離脱だったな、斯波の記録を見たのかもしれないね
ところで上田末次は結局逃げ切っちゃったの？
ほらでも池田屋で戦闘不能になったのは一番だったし！
観てる最中に笑ってしまったｗ
ずいぶんガタイの良いシンジだなｗ
あれは新選組始まる前のネタだったか。
解説乙
でも以前に解説が投下されてませんでしたっけ？
雑談所短編の加賀藩ネタだな。本編とは別ネタだよ。
本編連載中に短編やってたから混同しやすいのは確かだけど。
大爆笑な小ネタであったｗｗｗ
本当に引く奴が出て中止になったんじゃなかったっけ。
以後消息不明だから
逃げ切ったらしい
元々は本当に通行人に挽かせる刑だったの
信長の杉谷善住坊とか家康の大賀弥四郎とか、真偽はともかく当たり前の極刑として逸話が残ってる
ただ江戸時代に形式刑になって後にもマジで挽いたやつが出たので監視が着くように
それでも俺は揉みたい（巨乳限定
しかし残り二話できちっと完結するわけだが、
どちらも百レスいかない程度の長さだし
ちょうどこのスレ使いきって終わりということになりそう。
ヒロイン板に残ってるスレは過去ログ送りしてもらうことになるか。
ゴールデンカムイとこのスレが楽しみだったが。
今度からはゴールデンカムイとキングダムと楚漢スレが
楽しみになるな。
油小路でも伊東を除くと真っ先に死んだし
長 州 と か い う テ ロ リ ス ト
今年の大河じゃまるっと割愛されたエピソードやね
さすがに主人公陣営の所行としてお茶の間には流せなかったか
何にしろ、酷い話だが
松陰先生は基本的に「攘夷を行うためにはまず夷狄の進んだ文物を学ばねばならない」って大攘夷論なんだっけ？
松陰先生の攘夷は、最終的に「列強と対等の関係を築く」って所に至ってるからね。
でなきゃあ黒船に密航しようとなんかしないよな。
久坂も松陰の考えは十分に理解していたはずなんだがねえ。
諸外国との交流を最小限にする、これまでの形の維持を願う現状維持派とか、
夷人が日本を闊歩するなどまかりならんみたいな原理主義者とか、
そういった面々を目的のために利用しているうちに、自分も飲み込まれちゃった感があるな、久坂は。
割と桂と一緒に行動しつつ京で公家ともパイプ作ってるくらいだし
ただまぁ行動が過激なのは間違いないし松陰先生自体が割と主張はコロコロ変わる人だからなぁw
色んな人物が立場や主張を短期間で変えるのも、幕末史のめんどくさい所。
村塾門下の俊英な久坂さんが、そこを分かってないってことはないだろ
……やっぱり目的と手段の逆転かなあ？
『朝廷が攘夷を命じたのに従わない幕府はけしからん！』ってのは
政治的に幕府を攻撃するのには有効な手段だったわけだし
即今攘夷なんて無茶でしょ、って考えが当時のスタンスだったのに
近藤達の目に「ついに武力攘夷決行！！」ってのは、どう映ったんだろうな？
組織作りに手一杯でそれどころじゃなかったのかもしれんが
伊東甲子なんとかさんの悪口はそこまでだ！
諭したのさ。
ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015090502000251.html
1874年３月17日で再婚の記録なく、初婚の可能性が高いそうな
会津の伝手とかあったんじゃない？
>>701
ふぅむ、ではヤソさんとはなんだったのだろうか。
あと「一刀斎夢録」では負傷して病院で西南戦争終結を迎えてたが、
実際は一ヶ月ほどで怪我治して復帰してたのね。
ヤソさんの史料ってどこ起源なのかね
藤田五郎の記録には残さないようにしたとか？
http://www.sankei.com/west/news/150905/wst1509050051-n1.html
作中では銀ちゃんのターン！って感じだったが
実際は肋骨に一発もらって入院してたんやね
壬申戸籍のはず
一瀬伝八と斎藤一が実は別人だった 説か
今後資料によっては、三、四、六、七、九の入った変名が出てくるか
もしれない。
>>709では？
藤田五郎の籍（？）にやその名の記述があるもので
一瀬伝八との関係は壬申戸籍にないよ
でもやその記載は「妻」にはなってなかった
壬申戸籍の場合は、世帯が違っても同一屋敷内に同居してる人間は
附籍者として同じ戸籍に入るんだっけ？
戸主が倉沢平治右衛門で
その家に暮らしてる人は家族ごとにまとめて書いてある感じじゃなかったかな
何世帯かは忘れたけど
時尾もこの家にいたんだよね
同じ倉沢家の居候同士で他人、てセンが強いのかな
http://gaagle.jp/gagazine/print.php?kiji_id=5320
泉重千代氏の生年は諸説あるんやで。
法度編の最終話が蹴つまずいてるんで、
ちょっと今週はお休みで。
ご了承ください。
がんばってください
話しかわるけど、連休に函館に行くけど、この時期
どこに行ったらいい？
五稜郭は行ったけど、台場のほうは行かなかった
突然ですが、この後八時から投下します。
では始めます。
新選組とはなんだったのか
第 十 七 話
「新選組と見廻組の法度比べ」
.
,...．-‐‐…‐‐-=‐┐
,. :':´: : : : : : : : : : : : : ',l｀: ､
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.'.,
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : ＼.:'.,
/: ,: : : : : : : : : : : : : : : :.:,斗-‐|.:',:ヾ:ゝ
./／/: : : : : : : : : : : : : : :./:/.,仆|:.:}ﾄ､:}
´ /: , : : : : : : : : : : : : :./..´<_lﾉ.jノ､_.ﾘ さて、「法度編」も最終回
/／/: : : : : : : :_: : : : :{ /
´ /:/.: : : : : : :i ',: : :.:.', }
/´{: {.:.: : : : :.i､ ',:.:.,､:.', ' ´| 今回は「なぜ局中法度は四箇条しかないのか」
|: ﾄ､: : : : :i ｀ヾゝヾ.、 | 「どうして処罰が切腹だらけなのか」
|＾l. ',: : ﾄ､i. ¨ .…‐- ‐ ′
{｀＞ヽ,/. ,.' ´
┌‐┴‐‐- ．｀＞ , . / この二点を考察していくわけだが
〈 ｀＞ , ｀＞- ．._,ィ´ヽ、
∨ ｀＞ ., ｀７ヽ ゝ、
,└‐‐‐‐- ．.. _＿＿__ ＞ .,_/(_ノ｀. ｀i
/ ／ :::::::::::::: ､＼‐- ．..._>(_ノ` . ト､
./ .／/:::::::::::::::::::::::＼＼. ＼(, ｲ .ﾊ.∨
/ .／:::/ ::::::::::::::::::::::::::::::＼＼. ＼ ﾊ.∨
| . ／::::::/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::/＼. ＼ .／∨
【 東郷平八郎 】
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘゝ--l/////{//l
// l////l-ﾘｲ ∨i ｲ坿 /////ﾘ/∧ あらかじめ言っておく
/ l////l弋刋 i/ ｀¨_彡///////ﾑ
l/////ﾄ ` u ／ｲ///////∧
／//// ﾍ _ -,ｧ 7￣l///////∧ 今回の考察はぶっちゃけ>>1の妄想だ
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
/:::::::::::::::ゞ;;;;;;}ﾄ-ｲ;;;lミ====彡 ﾄ-ｲ.....i.......／.j::::::::::::::l////////＼
【 大山巌 】
.
＿＿
／:::::::::::＞-‐ ーーー::::::ヽ,､-―--､,,,,,_ノ
／::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､,
/:::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､
/|:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::/::::ヽ::::::＼
/:::l:::::::::::::|::::::::/::::::::::::::::/:::/::::::::::|::::|:::/ヽ:::::::l::ヽ＼
ﾉ:::::l::::::::::::/:::::::::|::::::::::::::::/:::/:::::::::::|:::|:/｀'‐|::::::::}:::|
／:::::∧::::::::/::l:|::::::|:::::::::::/:/::::/:::::::::::|::|/ /|::::::::l:::::',
／:::::/ |::::::/::::;::::::::l:::::::::/::/:::::l::::|::::::::|:キ赤 .|::::::::|::::::', どの法度で何人の死亡者が出たとかは
／|::::/ |::::/:::::;::::::::l:::::::/::/::／|::∧:::::ﾄ::代ｼ |:λ:::|､::|＼ 統計データを元にして割り出し
ヽ:::| /:::/:::::;::::::::::::::::|::/／::::::/::::|､::| ',| ﾚ 〉::| ';} そこから推測を導くことが出来るが
ヽ:ヽ //|:::::::;:::::::::l:::::::l/::/:::::／::::::|ヽ| ! ｿ::::| !
|ヽ / /:::::::;::::::::::l::::::/:::::::／ |:::::::::| u ^" f:/|:::|
/ | /::::::::;:::::::::::/:l::l::::／ ',::::::::ﾚ''- ､___/:/ |/ 「なぜ四箇条しかないのか」、とかは
／,|:::::::/:::／::::::::／ ＼ |:::::::|;;;;;;;;;;/|::::| 理由が書いてある資料などあるわけ無い
／''"/::::/::::::::::／ヾゞ ＼＼|::::::|;;;;;;／ |:::|
-''" /::::/:::::::／／＼ヾゞ ＼|::::::|;／､ .ﾉ::/
/::::/:::／／＼ ＼ ヾゞ__ノ:::::::| ヽノ:::/
/::::/::/／ ＼ ヽ ヾ::::::::::::/ヽ:::::::ノヽ
__-ニニニニニニニ二二二＞‐''" __/
. <ニニニニニニニニニ＞''" ,.- 、 -‐7/ハ
＼ニニニニニ＞''" ＿‐ニゝィ///////ﾊ
｀"‐-=ｒ''"ｒ'"ヽ ＿-ニ三三////////////ﾊ
ヽ 乂.ノ＿-ニニニニニ,ｲ/////////////ト､
（lﾆﾆ二二二二二二／///////////////!｀ヽ
|ﾆニニニニニニ／ｌ'|｀二ゞV//ｉイ ;ヽ//,ヽ なので>>1の空想で語るしかない
ｌﾆﾆニニニニ／ ,.ｨ'lィ;ﾘ l |/,| !ソ.!//ト !-―＝＝
ヽニニニ＞" _ i l'l`´ ノ l,'ﾘ ィ///l ｀￣￣イニ
｀ｰ,.=イッヽ" ｀ l|￣ ｌ'l , V//,! ／二二 だから今回の考察は「そういう意見もあるね」
ﾊ∧ｰ'"ｌ l' ! / `ヾ, イﾆ ヘ二 ぐらいに軽く読んでくれ
Vへ !_ u ,. ＜ﾆﾆ／ ,. イ二
ヾ//＼ _ - ／ ／二二／ ,.＜二二
__-ニ二＼ － ／ /ニﾆァ＝イ二二ニニ 断定系の口調で語るが、あまり本気で信じないように
/＼=ﾆﾆニ二丶_ .ｲ ! ,.lﾆﾆア.／ニニニニニニ
__-=l ＼=ﾆﾆニ二ﾄ ／ lﾆ／,ｲ二二二ニニニニ
／ニニl ｊ＼ニニニ! Y ／.／二二ニニニニニニ
,ｲ二二二l. / iヽニニ! l／ ／仁二二二二二ニニニ
【 児玉源太郎 】
.
,.ｲ . .-. : ¨:¨: : : -. .
/. ´: : : : : : : : : : : : :_＞ ヽ
.／: :.l: : : : : : :;l!:l: : : :V//!／
/: : ;ｨ:!!: : : : : : !lll:l,: : l: :V'´: l
//: :'`!l ﾏ-: : : :'-‐}!ﾏ:.l: : !: : :.! （釘刺したってことは
.{ﾊ: l┬┬‐.: : :/┬┬ V: : !: : : ! 考察内容に自信無いな、これ……）
. l!ハl弋ﾉ ヽ/ 弋ﾉ /: : !: : :,
ｌ'!.:.} /: : /: : /
!: ( , - 、 /: :.ム- '
ｌ: :./¨ ァ=‐＝ﾆ７: :/ ┐
.!:.ｉ r' マﾆﾆノ!:/ / V
i:.l }ヽ〃｀´ |{.､/ ヽ
v .〉 〉,､＿r-ム､ ＼
【 乃木希典 】
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
ｲ/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ
/::::::::::／l/l:::::/l/ﾘi::::::::ﾍ
イｲ::::::弋ﾄﾘi::/ 'ﾋｻﾘ::::::/ヽ さて、今回はゲストを呼んでいる
li::lヽl `' ｿl:::::/
ﾊﾘﾍ __` __, ｲ:iﾘ
ｲ lヽ_ .ｲ|ﾍ＼ 入ってきてくれ
,,. ''´ j lﾍ ` 'k'/ﾊ ヽ ` 、
,. ''´ l lkﾍ 7ﾍ//x '、 ＼
／ j lﾍ＼=-ｲ/ﾍ ヽ /l
./ ＼ l l ﾍ { }.l l > / l
/ ＼ l__ __ j ﾍj￣l ト ' ＼__/ l
/ ＼ ／ l ﾍ / l ./ l
/ ヽ < l ／ l /il il
./ / l | ﾟ l / il li
/ / ﾍ l l l / j l
_,n＿00 |//,|. ヽ
└l ｎ | ,⊆.己 _,n___ |//,| ヽ
U Ｕ ｀ﾌ_厂 `l_ﾔ′ |//,|. ヽ
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| | |//,| ＜ はいは〜い！ .|
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__/ ＼／ ￣ヽ
/ , / ,' ! ヽ ﾊ__
/ / | | | /ヽ , ﾍ. ! ! ﾍ
| | | | | |,,, ､,, ､,,,| | | i ﾊ
,'| | | | | | | | | | i| |
. | ! ! ∧_! -i! ! ! ｣_ / / i |
| ヽ i| !tﾆﾑヱ}｣ ﾑ旡ﾆzx_/ ｨ !
| ﾍ_ﾊ__| '￢' |___/j/
| （ i |z=＝ミ ｨ＝=ｚ| | | どうもお久しぶり
| /│ | , ! ! |
| | i! | ＿_ | | !
│ | ! |ヽ ｀ー' , ｲ !! | 見廻組の佐々木只三郎よ
| | │ ! > ､ , < │ || !
| | ヽ |-‐ri| ＞‐＜ |ー- | ﾘ │
. │ | | ヘ| |ﾉ { ﾑ‐'´ !
| | | | | ｀i | |
,r‐┴.| | ! !, -―― --､| | |t ､
/ ∨ ヾ| | | |ｲニニニﾆミ| | | | ﾍ
| ∨ | ! ! ﾍ ﾉ ! | | |
【 佐々木只三郎 】
. / / / l ヽ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼
/ / / l ヽ ＼ ＼ _ +-ヽ ヽ ヽ
. / / l ｌ ヽ ＼ ＼ ｘ ´ヽ ヽ＼ ヽ ヽ l､ ＼
/ // | ｌ ! l､ ﾄ、 ＼ ､ く ヽ＼､ヽﾄ、ヽ l l ｌ＼ ヽ
_ // | l L -┼､ ＼ ＼｀‐-ミx〉 _｣,. -ヽ ＼ !！ ヽ ミ､
∠l | _+ 「, ! l ！ ＼ ｀ｰ-ヘ / ,ﾆ,.-‐':ヽヽ ｌ＼ ! l ヽlヽ
/ :l l | l l l l V _ ｸf;::::::;:::::.::l | ! ! ｌ トヾ
_ｨ | l l l l ﾊ/ ＿_｀ つ.:.:::::.::j | | l！l 同じく今井信郎
/l | ﾄ ｌ ヽ ｌﾊ/ ,rﾆ-－:::::ミ､ ヾ_ - ′ｌ l .! ﾄN
../ | ﾊi ﾊ l V/〈〈 ら::::':::::.::l //! ﾄ、|
/ | / lｌ | ヽ l ﾄ ヽ. ゛う:.:.:.:.:::j //ｌl ! l |
. l/ ﾘ | f､ヽ ＼ ヽ. ヽ-‐´ ′ /j ﾊ N
l∧ﾘ, 〉ヽヽ ＼＼ _ ／// / ,ﾘ ′
V ヽヽ＼ ＼ﾐ､、 ´ ／ /l l /
ヽlヽ ヽ、 ＼` ､ _ イ /i ////
ヽ:､＼ ＼ﾄ＼｢ ￢‐--‐ '´ l l/ ﾘ/ﾂ′
＿＿ ヽ ｀へ ＼､-j l ＼
／l l::::l ヽ￣￣｀丶ミヽ l､ ヽ
【 今井信郎 】
.
、 ＿ __ .. -───‐ ===ミ
￣￣ ＞一:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:..､
.／:.:.:.:.:.:.:.∠二二. 、:.:.:.:.:.:.:.:.＼
／:.:.ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:..､＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
./:／ ':.:.:.:.:.:.:＼:.:. １:.:./:.l:.:.＼ヽ:.:.|:.:.:.:.:.:.:.
{/ /:.:./:.:.://:.:.Χ !:.;ﾊ:┼‐:ﾄ:.Ｖ:.:「 ＼:.:.:.!
/:.:./:l:.:/:.} l/ |/ ≠ﾐ/|:.:.l:.:.:ト }:.:.:|
.ｲ:.:/:.:.V:.:.:==ミ ｲ う刈:':.:.: У:.:.:|
|:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.{"" ' 乂zメ:./:.:.:/l／:.:.:l:.:| そして見廻組のトップ
l:.:/|:.:∧八 r ´) "".У:.:./ノ:.:.:.:.∧:| =ﾐ
|/ :l:/ ヾi＼ ゝ .イ:.:.:./:.:.:.:/ﾚ'才´ }
__ ｀ォ≠彳:.:／}:.:.≫''´ .イ 蒔田広孝！
イ__}彡':_:_:_: -‐= ´ -=彡
／／: 才´ ／ ＜ ＿＿＿ . --‐=ﾐ
.／／: :／ Y 、 、 ノ
/.メ: :／ | ＼r一 '’ 厂￣￣￣￣￣
.//: ／ 乂 ヽ ＿_ _.ｲ
{{／ ゝ ｰ─く ＿_ノ
＿,才 ｀ΤΤ¨¨
く::／/ハ ト∧
/:::/l::::| } ｲ ∧
./:::/ Y:| ＼ -‐=彡: ＼ 、
【 蒔田広孝 】
__,,,､,, ,,､- ､
／´: : : : : ｀´: : : : :ヽ
／: : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
/: : : : : : :i: : : : :.∧: : :il: : i: : :ヾ: :',
,': : : : : : : l: : :/:./ ∨:ハ: :i!: :l: :::::::i
l: l: i: : l ／!／∨ |/ ∨∨!: :::::::l 蒔田広孝と二人体制で
ﾚ!: !: :l i"⌒"'-､ ,､-'''⌒`l: :::::ﾍ! 見廻組のトップをやっていた
∨ﾍ i | でラ` , f∃ｿ /::∧| 松平康正だ
!ﾍ∨ゝ i ∧ｿ
ﾚヽi l. ｊ ∧ﾉ
ﾚﾍ __＿___ /ﾉ
∨＼ ヽ __ / ／ ′
／i｛ ＼ ` ／i
/:::::l ﾍ ｀ ´ ∧＼
_,,-''/::::::::l ` ｰ､ ,／ .i:::::＼､,_
_,..-.:":::::::/:::::::::::i /;;ﾍ__!入 l:::::::::＼`::..､,,_
_,..-.:":::::::::::::::::::::＼:::／:|ﾍ /`ﾍ::::::::ｿ´ﾍ i::＼::／::::::::::::`i:ｰ.,
,´ｰ-､::::::::::::::::::::::::::／:::::::::i ∨:/ l::::::::＼::::::::::::::i:::::::',
【 松平康正 】
.
､ ＿＿＿＿＿＿ _,,,,_
｀''-､＿ニ＿ヽ:::::::::::::::::::ヽ::::::＼/::| |::::::::::＼
＜::::／::::::::::::ヽ::::::::＼:::::::::::::＼|:::::＼:::::',
＜:::::::/::::::::::l:::::::::::',::::',::::::::::ヽ:::::ヽ:',:::ヽ::::::::::',
ーフ￣"7/::/::l::::::::::ｌ:::::l::::::',:::lヽ::::::::::',::::ヽ:::::|::ヽ:::|::::＼
／/::/:::::l:::::::∧::::l:::::::l:::l:::＼::::::ヽ::::＼|:::::',:::::::::ヽー
／::/:::::|:::',::',:::::l,､-''',:::::::|::|::::::＼::::∧＼::|:::::::',:::::|::＼ 見廻組のメンバーに来てもらったのは
／´ /:l::::::l､',:ヽ:::|z=ﾆﾐ |:::,'::::|::ﾉ:::::＼::::ヽ:::::|:::::::l',::::| |ヽヽ 彼らの組の法度を紹介してもらい
/:::l::::::|__ヽ::＼弋ﾂ ﾉ:::::::/::::|::::|:::::＼:ヽ:ﾉ:l:::::l::',::,'
/:::::l::::::ヽｼヽ', /:::::::/:::::::l::::|:::ヽ:::::ヾ､:|::::::l::::',
/:::／|::::::::K !/:://::::::::|::::ﾄ:::::',::::::＼|::::::l::::＼ 新選組のそれと比べてみるためだ
|::/ .|::::/|::', ＿_､ // /l::::::::|:::::|::＼:::::::::ヽ|:::::|::::::::＼
|/ ∨ |/::ヽ｀- / l::::::::|',::::|､:::＼::::',::ﾉ:::::|＼:::::::＼
! |::::＼_,,､､-'ヽ|:::::::::| ＼､＼::｀'-､ﾉ:::::::/::::::::::::::＼
|:::::::::::::＼:::::::|:::::::::| ∧::＼:::::／:::::::/｀''-､:::::::::::＼
|:::::::|ヽ:::::＞::|::::::::::| / 〉､::::／:::::::／:::／, -'＞.:::::ヽ
|::::l::| ＞/:::::|::::::::l:| ／ ／::::::／_／／／＼ |:::::::::',
|:::|>´ ／:::／|::::::::|::|､ ／::::::／ ／／ |',::::::::l
_ . . . _
,. . : ´: : : : : :＼: : : ＜. , 、
／: : :/: : : : : : : : : :ヽ: : :,.< /
. ,-､.': : : : /: : : : : : :ﾏ: : : : : ﾏﾆﾆY:V
. !,/: : :./: :!: : : : : : : :llﾏ: : : : : ﾏﾆ{: :ﾍ
v: : : !: :.l: : : : : : :l!: !´ﾏ: : : : : ﾏ!: : :.l
. !: : ;!:l: : l: : :l: : : :ﾊ:T_..」_: !: : : :l!: : : !
l: :/:l下､:ﾏ: :l: : /'rf芹l}l}: :}: :! : l: : : :! ああ、それは面白いですね
l!:/ ;l:.lrt=ミ: l:/ 弋リ':./: /: : !: : : ′
!:i: :ｌ:',ﾍ弋z)` /:,/:./: : : : : :/
l: !: l: ヽ:ヽ ' , /ｲ: /: : : / : / 同じ京都の警邏組織なんですから
l: ﾄ: ! : : 7:ゝ , _｀ ,.イ:/;' : : /: :/＿
!:l :`: : :ｉ: : / (ｰoﾆ{/:.i: : :/: / ￣/｀ヽ
. l:l: : : :jl: : ′ >'ﾏ.ﾆニｌ: : /:/ ' ＼
ｌl : : /.i: :{,.／ /ﾊ`´,/!: /!:!、 { ＼
. l!!: :i '/ , ､‐- ､｀´ｌ ｌ/ .|l!`､､ . ＼
'; :! /∠ ヽヾ / `┴'' ``､、 ﾍ ＼
. ヾ,γ ｭ ヽﾉ（/' /``､､ﾍ ＼
,ｨ { )_´_ノ ,_-‐='_､ ``}＼ /
／.l! ',./ } / ',,..-‐ｧ-＝ﾆ.ﾏノﾌ､ﾆ＞_-┤ ＼ /
／ .l! ',::::!/ ﾏ＝=f(ｽヽ‐¨ﾆﾆニiマニj ./ ヽ /
. _ -――-- _
／ニニニニニニニニニﾆ=-､
. ／ニニニニニニニニニニニニ/
,ｲニニニ＞''"￣￣￣｀"''‐-=ﾆﾆ/
. ＼ﾆ／ ,. -ニ二二二ニ=〇、 |
>イﾆﾆニニニニニ,.イ///＞-､
. Vニニニニニ＞'､////////iﾊ では俺たち日露戦争組は
lV二二＞/ '_f斗 ｊ///i-､//,lヽ､ 一度引っ込むので
ﾉｲﾊ,-r.; ‐ヽ ―'ﾘ ＼/l ;.}//ﾄ､
}八_ノ.i ヾ!ｲ//,l
' jﾊ ヽ /∨/小、 後はよろしく
l/ﾍ ヽフ ｲ ,.-‐=＝＝=―--､
丶 . ＿_／⌒＞.､ニニニﾆﾆ＼
/マニﾆ=‐ゝイ／ /ニニニニヽ=-―‐--＜ニ-_
. /二＼二二ｌ￣! /／,.-‐ﾆニ／二ニニ＞'"二ﾆ!}
. /ﾆﾆニ＼ﾆﾆl ＿_//./ニニﾆ,ニニﾆ＞'"ニニﾆﾆヽ!
'-=ｨニニl;＼ﾆ'ニ,.ｲ／ニニニニ＞'"ニニニニニﾆﾆ,
. /二二二ニ､;Vﾆ／,ｲ二二ニニイニニニニニニ＞-__ﾆ,
／ /／ ／‐───- ､ ＼
/r‐─‐ｧｰf/ /-────-､ ＼＼ ヽ
/ ∨三/'¨７ / / / ＼厶 ハ ',
. / ＼/__,/ / ,ｲ l | il V∧ハ
/ _//〉‐/ /＼/ |ｉ |l | 丶 i| ｌ ﾄ､ ',
,′ f⌒∨ / /ハ {＼! |ｌ !{ ＼ ｉ| | トく l
/ ﾊ. V /ｨfテミ､ ヽ八 ヽ ヽ_| ｌ |／ |
ｌ l 〈_∧ ', ﾊ{_f::j:ﾘヾ ヽ∧＞七 j ! |_ | は〜〜い、まっかせなさ〜い！
| l _ﾑ _ ゝへ| V;之_ _ ヽﾊ ,' / | ＼|
| l ＞'´ ヽ ｨ≡气 / / l＼/!
| l | -ー―一ﾍ , ､__ ヽ 〃:／| ∧ |
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/／ / | ﾊ , ｲ1 / ヽ./ ∧/ / ／'
. 〆 / い ＼ -＜ }}／￣￣｀ヽ＞ーｲ ､ /
〈 / ∨ 代＼ ハ､ , -―‐- 丶 /／丁fヽ
∧/ ∨ `三彡' ＼ __ ∨´ |│ l
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l__/ i|:::::::l::::. 仆.:::个.:::::::ヽ::::::ヾ::1::::::::. ::::∧ヾ〉
r=彡 |:::::::|::/､|__V_,l ＼:::x匕::丁|:::::::::i::::::::∧
￣/ 厂|:::::::|:‐ｨtrｪｧ ｬrtｪｫ‐;|:::::::::|::::::::::∧ ……で、うちの規則って
.厶ｲｌ:::|:::::::|ﾄ弋歹 弋歹ｲ:|:::::::::|:::::::::::::::. 何があったっけ？
|:::|:::::::|l ′ 厶|:::::::::|::::::::::::::::i
､ｷ:::::::ﾞ「ゝ. ,r─ 、 u ｨ:::::|::::::::i|::::::::::::::::|
ヾ::::::l::;ィ＞'" 二ヾ≦＾ヽ:::|::::::':l|::::::::iヽ:::|
.ィ1ﾊ:∧l:.:.| Y⌒ |:.:.:.:.:|::/i::ﾘ::::::.′ ｿ
/|:.:llｌ:.∧:.ゝ.:.＞ｰ:Ｊ j:.:.:.:.:/:.:j/ﾐｘ:/
/ :|:.:lll/ ゝ:.:.:.У＿＿_ ;:.:.:.:.:.:.:.:lll:.:.ハ
. |:.:V ￣）＿＿＿ﾐ:.:.:.:.:.:.:.〃:/ 〉
i ゝ:.! /ﾊ一…ーy:.:.:.:.:.:.:/ :/ ′
| / / ,:.:. .' :.:.:.:.:./// /
､ / ／ i:.:.:ｷ /:.:.:.:.:.ｨ/:/ /
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::i::::i:::::::::::::::ヽ
/::::::::::/:::::::::/::::::::,:::::,ｲ:::::|:::::!:::::i:::ヽ:::::ヽ
/::::::::::/:::::::,.ｲ:::::::,ｨ:::,ｲ::::::/!:::::|::::::!:::::!:::::::ヽ
,'::::::/::::!:::／,ｲ::／ .!/ .|::::/ |:::::ﾊ:::::!::::::!::::::::::i
!::::::l::::::ﾚ',! ー-､ !/ !::/ !::ハ:,ｲ:::::::::::|
!::::_」:::::::::! ..,,＿`ヽ､_,. ,ﾘ ´ _,..,_ !::::::::ﾊj
!/f r.|::::::::! 弋ｴﾉ｀ ｀'ｨﾆ二_ /:::::::::! なぜトップのお前が知らない
k.ﾔ!:::::::! ゞｚｿ,. /::::∧::|
|∧`Y::ﾘ i //|/ ヾ
!Tヾ u. j //ノ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ﾔ. ヽ. , ‐-､,__ ,.ｲ:/ | 演出の都合よ！ .＞
r＜´|. ＼ 弋,＿_,/ ／ |/ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
! ｀丶､. ＼ ｰ ／
_/ `'-､. `'ｰ-r<´
, -'" ｀ヽ､ ｀ヽ､ f｀, ＼
, -'´ ヽ ｀ヽ､ >く_Lｒ'´｀ト､
／ ヽ ＼ ／ヽO〉 |｀r､.| ｀丶､
/ ＼ ＼/＼r‐＝<. !｀ ｀ヽ,
,..........................
,..-‐ヽ'":::::::::::::::::::::::::::::::`::.､
／:::::::::/',/;;;|::::::::､:::::::::::::::::::::::::＼
/::::::::::::7 !:::::::::::',:::::::::::::::::::::::::::ﾍ
/::::::::::::7 |::::::::::::::',:::::ﾍ:::::::::::::::::::ﾊ
/:::::::::==- j:===､:::::j:::::::i::::::::::::::::::::::',
7:::::::::::::::::i| /:::::ノj:::::/:::::::j:::::::::::::::::::::::i
ヾ`-'j:::iｨﾊ =孑ｪ'j::::::::7:::::::::::::::::::::::j
/:ﾊ iｶ! iｹu::ﾀ:::::::/-､:::::::::::::::::::| 見廻組の規則の特徴は
7:::::::i ¨, `‐‐´:::::/ヾ j::::::::::::::::::::! まず数が多いことね
i i::从 /::::/_, -'::::::::::::::::::::::!
ヾ､:::ヽ ` ´ ./::::/.i::::::::::::::::::::::::::::::j
7:i::::ヽ __ ィ i〃 i:::::::::::::::::::::::::::::::| 二十二箇条あるわよ
7,'ﾔ:::i',:::::ﾍ |:::::::::::::::::::::::::::::::|
i:i, ﾍ:::',',-'"j , -'¨ﾉ,::::::::::::::::::::::j
,-/ヽ:::::ノ .／ , -'" ./:/＼::::::::::::::::::!
.7.i// , -'==,-'" ,,:==/:/,----､::::::::::::!
i ﾉ/／,__,-'" ,=≠'´, -/:/ ＼:::::!
,７,/´/／ ,=='", -'" .／ ´/ .ヽ:!
.／ // ／='"´,-'"´ ／／ / .＼
─……─ ∧＿_
ィ:.:.:.:.. -───ミ:.:.:.:`:..､ ￣1i
／:.:.:.: イ -─── ＼:.:.:.:.＼ 《
/Ｎ:.:.:./:.:.:.:ｨ{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､:.:.､:ヽ ≫
. ／./:.:./:.:.:.:/ : ::.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:. ＼{￣￣{
. く_//:.:.:.:.:.:ｉ:.:′:.:.::.:. ハ:.:.:.:.:ヽ:.:.:.!:.:.:.:.＼＼ﾊ
. /:{_!:.:.:.':.::.:|:.:.:.:ィ ''¨`｀:.|!:.:.:.:.:.:.ヽﾘ:.:.:.:.:.:.:∨ｰミヽ 多っ！？
'://|:.:.:{:.:.:.Ｎ／,. - 、、 {!:. : ::/ ⌒ヽ :. :.:.: 〕iﾄ､ } 〉
:.l Ⅵ＼:.:.:.:ｨ.ﾞｧ' 花:i㍉ ＼:ｲ ,,.-、 小: }:.: !:.:.Ⅵ′
i:.:＼ﾄ _{:.:.:.: 八 弋(ﾂ /符: }! }. /:.:.:|:.:.:.:.| 新選組の五倍近く？
|:.:i:.:.|:.:.:.:.:.:.:.ﾄ. ｰ 弋ﾂ ' 八.:.:.:.:|:.:.:.:.|
|:.:l:.:.|:.:.:.:.:.:.∧. , ｰ / 丿 :.:.: !:.:.:. |
刈:从:.:.:.:.ｒ‐八 u /イ :.:ヽ:.: ﾄ :.:.ｉ|
. }:.:ﾄﾞ／:.: ｉ:/个:. ’ ) .イﾞ:.ﾄ :.:.:.: }:.:l |:.:.ﾘ
{:.／:.:.:.:.: { i ..,_ ,. 爪:.:. ヽ ハ:.:.:.ﾊ:ﾉ |:./
／.:.:.:.:.:.:.:.:.{ / }:.:.:.:.:.:.＼}:./ l:′
／〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.: { { Λ:.:.:.:.:.:.:.:》x
/ ＼＼:.:.:.:.:.:.:. { ‐‐- -‐‐/:.:.:.:.:.:.:.:.://:.:〉、
_,. ─ ､. -- ._
／ ｀ヽ
／ 、 、 ＼
/,. ,. / l. | ヽ ヽ ヽ. ヽ
/ / i'/ / ,| | ,! | ',. ！ ',
∠-7 j |.| | ./| ,1 ハ. ハ | |l. l |
| | |l.',. } ﾅTｧ-| ./ l./'''Tﾅ{. ,ﾘ |1
l！Mヽ.{<ｨﾃtﾄ !' ' t5ﾓト,.ﾚ!' ,1 ,! そして規則は二つに別れる
1',l.| ﾞﾄ 'ぅり , 2tﾀ / /,!'
｀| l. ｢ヽ __ /! ｲ/
l.ﾄ. |l. ヽ､ _,.ノｲ/ |! 見廻組隊士としての心がけを
｀ ヽl ﾍゝl｀ - ´lﾙ ′ 説いたものが十二箇条
／.ノ ヽﾞヽ、
_.. - ´ L._,. -- .._...| ｀ ‐ ､._
,f´l. | 「 _, - ､._j / / ｽ
/ l. ', ', ｢_,. -- ..｣ / / / ',
! ヽヽ ヽ | ｜ / / / l
_＿_ . - ‥…‥ - .
⌒＞ : : ｀ヽ／: : : : : : : : : : : : : : ＼
／ : : : : : : : ‘，: : : : : : : ￣｀ヽ: : : ヾ＼
, : : : : : : : : : :／: : :.／ : : : : : : : ‘，: : : :＼
. /: :, : : : : : :.／: : : : /;. : : : : : : : : : :.',: : : : : :.＼
/: :/: :, : : : :/: : : : : //: :, : : : : : : : : :.:ｉ:＼: : :＼:.:＼
. /: :/: :/: : : :/: : : : : //: :/ : / :/, : /:./,:|: : : Ｙ :ヽヽ ﾍ＼
/: :/: :/: : : :/: : : : : //: :/ : / :// :/:.//,:|、: : | : :ｉ : ヽ;ﾍ
. ｰ=彡イ: :/: : : :〃 : : : :〃／:.:／／/_,/:.///::| ∨:.| : :|: ｉ : | : ; 次に任務遂行に当たっての
|: |: : : : : /小: : : :イ/´／￣／: :/:.///ﾊ:ﾄ､| : | : :|: | : ｉ:ｉ:.ｉ 禁止事項などが十箇条
|ﾊ : ｉ.: : :{. |: : : i.ｉィ斧芋气、／／// ﾘ ｝/} : 八l : }:|:.}
| |: |.: : 八 |: |:.: !l代だ爿 ／x斧气/ /: /: , } / j/
Ⅵ:.:/.: : :| :| : :il{V:::::::ｿ 比乍癶小.:.://:ハ この二つはわざわざ別々の通達書にして
∨:! : : |: |: : l| ¨¨´ Vｿ / } |:/// 隊士に布告されている
ﾉ八 : ∧:!.: :l| /イ{ |://
. ／ ∨.:∧ : l| ∧ | | ∨ }
八ﾊ∧ l|＼ ー ｲ ::::{ V | |
_从ハ八 イ::::|:::::l V | |
/:::::::i ＼ ｀, ー ´ |（ ＼ハ ‘, |
／::::::ｊ/ ｉ::::ヽ |/＼ Yﾍ. ヽ!
. ィ:::::::::::::::, ﾄ､:::::`ｰ┬＜ﾍ } !
／//∧:::::::::::::::, ヽ‘,:::::::: ∨//｝ ﾉ |
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:.､
./:.:,､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/／/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
.' /:.:.:.:.:.:ｲ:.:.:.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
/:.:.:.:.:./ l:.ｲ:./l:.:.:.:.:.:,:.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
. /:.:.:.:.:,:.l !' l:/ l:.:.:.／l:.:,^,:.:.:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
/:.:.:.:イ:.:l ｀.､!' .l:.:/ l:,' .',:.:.:l.',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
!:／ l:.:.:l __｀､ .l:' l' .',:.:l ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
.' l:,､:l´{｡ヽ, -‐－－',:!-､.',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:! まず、心がけの十二箇条から見ていこう
l' .l:.l .゛ﾞ.' .ｉ ':。､_ /:.:.:.:.:.,､:.:.,:.:.:l.!
l:l ｉ {::::} ,｀ ./ｲ:.:.:.:/,.l:./.l:.:l
.!l ./ ｀´ .l:.:.:/ヽ !' ｲ:/
.', 〈 .l:／〜 イ l:.!
.', .ヽ ' , ､_／/ !'
', ､ ./ .l:.:/
'., .｀_－ / ﾚｉ｀､
.'., ,: : ' l l:.:.:.､.､
＿＿___,-‐'´/:.'._ , ': : : .l l:.:.:.:｀､:.:｀:.:.､_
,:.-':.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.l .´､: : : : l l:.:.:.:.:｀､:.:.:.:.:.:.:.｀:.‐:.:､
,.':.:.:.､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.l .､: : ,' .l:.:.:.:.:.:.｀:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
..,':.:.:.:.:.:.､:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.l ヽ ,.' .l:.:.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
,':.:.:.:.:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l ＞､ /´｀',, .l:.:.:.:.:.'.,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.l l ヽ l ".,';;;', l:.:.:.:.:.:.:'.,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､
┌─────────────────────┐
│ ..│
│ ・士の士たることを知らぬ者 .│
│ ..│
│ ・恥を知らぬ者 ..│
│ ..│
│ ・言語応対が粗野にして無礼なる者 │
│ ..│
│ ・偽武辺者な者（武芸が未熟な者） ...│
│ ..│
│ ・非常の際の心がけがおぼつかない者 ....│
│ ..│
│ ・文武の修行を怠る者 ....│
│ ..│
│ ・肝煎や伍長の命令を聞かない者 │
│ ..│
│ ・組内の決め事を守らない者 ....│
│ ..│
│ ・嘘をついて仲間を出し抜こうとする者 ..│
│ ..│
│ ・奢侈な風俗を好む者 ....│
│ ..│
│ ・酒宴や遊興を好む者 │
│ ..│
│ ・組の金銀米銭を私用に使う者 ......│
│ ..│
└─────────────────────┘
.
_ ....--.._
...:::´::::::::::::::::::::｀ｰ､
__..ィ:::::::,::::,､:::::,､:::::::::::::ﾊ
ﾊ:::≠ヾｧ― 从:::::::::::::ｌ
ﾚ ｉj｀ 'i:j ｀ ﾊ:::r ::::;
| , |/ ﾉ/ で、末尾に
八 _ ﾄ仏'
ヽ _ イ ﾉＹ:. 「これらを守らない者は武士ではない
／ﾊ ／ /::::>::... 匹夫下郎として取り扱い
....::::::´冫ｌ小_.∧ /:::く::::::::::ヽ.._ 容赦なく取り締まるので心がけろ」
l:::l::::::::::l::::l {::::} ヾ:::::::〉:::::::::::::::/ヽ
ｌ::::ｌ:::::::::l:::ｌ ｌ:::ｌ ｌ:::::/:::::::::::::::/:::::::ｌ と、している
l::::::l:::::: :l ｌ l:::ｌ l::::/:::::::::::::::/::::::::::ｌ
ｌ:::::::ｌ::::::::l:l l:::ｌ l :/‐―┐ｌ/:::::::::::::ｌ
l:::::::::l::::::::l! !:::l !/::| ＹＹ:|::ｌ::::::/::::::::ｌ
l:::::::::::ｌ:::::::ｌ ｌ::::ｌ l'::: :＼／:::l: :/:::::::::::ｌ
ｌ::::::::::::l::::0| |::::l l:::::::::::::::::::::∨:::::::::::::ｌ
|::::::::::::|: :0| |::::l |:::::::::::::::::: :〈:: :／丶:ｌ
/ ／ ／/ ／ ヽ＼
. / // // l／ ヽ丶
/ l / r―/ ｌ ｜ ハ l ヽ ﾄ､}
ｌ l' ﾚ７ｌ l ﾊ !_ ヽ.ﾄ、 |ﾊ、 l ﾉ
ｌ l / ハl l { l/ ｀ヽ! ヽf,r､l !
/ ｌ / 〃,くl ! ﾚf示ｒ' lﾘ/ ! | ……なんか普通極まるわね
. / // ∨lﾊ (_! l ﾊﾄ辷ﾘ ､´l l
/ // l l ＼l |ノ〃ﾉ r'フ _ ﾉ/ /
|/ l l ヽ l | |｜Y 〈＿_´／ ′/
. | /{ ﾄ､ ヽヽヽ、 ｀ヽ, ノ
. l/ ', ﾄ,l＼ ﾄ.}⌒￣｀ヽ､＿, r′
. / ヽヽ.＼＼ﾉノ ＼ '、
/ ｀ ＼ l＼ ヽ
. / ｀, ヽ ＼ ヽ
/ l `, 丶
. / ヽ ヽ } ',
ｲ ＼ヾ ハヽ
／ ＿ イ､
／ ´￣￣ ￣｀ ヽ､ ｒ≦＿ ｀ヾ ゝ-
/ ィ´ ｚて￣ヽ￣￣｀＞ﾏ マヽ ム Y ﾑ
/ ／ ／ | V }〕 ｌ /
/ / イ . ヽ V / ｊ! ∧
ｲ ´ ﾄ ヽ ﾄ､ }ヽ ⌒Y ,ｲ // ﾊ
／ ﾘ | ＼ ヾ| ＞ 川 | ゝ≠ ￣ ｊハ
< ｌ ﾄ､ 个､ ＼∧メ⌒＞≦テ￣j{ | ﾑ} .
Y | | !＼! ヾ＼ﾑ_ ｚ'ｨ人_八tｊ ﾘ ｊ ｊﾏ! 「恥を知れ」「武芸修行を怠るな」
L_ｊ |ﾊ￣ヽ＿ ￣ ｊ/´ ゞ、_ ｲ |! | | ! i 「ぜいたくするな」「組の決まり事は守れ」
ｊ ﾇ{'マﾊ_ﾄ､ ｀￣¨~ | i! ﾘ iﾊﾑ i |.
/| '癶_｀ァ′ i! | ! { ! ヽ l} |!
/ ｊ ＼ ､ i! | ﾘ ! ｌﾑ 〉 ﾘ j! 当たり前のことしか言ってないし
, ｲ 个ｰ i! | / |／ ∨ , / / 破った場合の罰則もはっきり記してない
ハ/ | } ＼ r_ -｡ i! ｊ /ｊ,ｲ ﾘ′
ｊ ｌ | ぅｭ､ ｀ ﾘ /| 从 人 N/! /ｊ/ノ /
{ | ﾏ ､ | ≧ ､ _ ィ´! ｊ / ｊ/ﾉ八／⌒ヾﾘ/ ′ 現代の「社員心得」とか
＼{ ＼|ﾏ { ﾄ､ ﾘ￣ケ リ/ / ／ ＼ そんな感じよ？
｀ ヽ ﾊ＼ ﾊ ヽ ト､弋ソ三 /イ ヽ
＼{ ヽ＿ ヾ从イ三三 ノ´ ＜＞ ､
ｒ‐≦＝―-- ／ ＜＿＞ ≧､
イ三7ー＝ア／ ＜＿＞ ´ ≦￣￣⌒ヾﾑ
. -―‐ー― .
. ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶
イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.
／:.:.:.:.:.:.:.:/:.:./:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.ヽ
/:. /:.:.:.:.:.:/!:.:/!:.|:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.ハ
/:.:.:′:.:.:. / |:/ |:.ﾊ:.: |ﾟ .:.: i:.:.:.:.:i :.:.:.:.: i':.:.:.ﾟ:
. ,: : :|:.:.:.:.:iム_|′|' ∨|. ﾞ.:. |ヽ:.: |:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:!
}ﾊ:.:|:.:.:.:.:|. ｜｀' ヽ! ｰ､:Lム_|:.:.:.:.:.:.|:!:.:.: | だから本当に「心がけ」と呼ぶべきもの
V:.:.:.:.:.| x==ﾐ、 _ ﾞ| ﾔ!｀:.:.:.:.八／i!
ヽ:.:.:八“ ら代 示＝ﾐ､i!:.:.:.:.: ′ｲ:/
ﾄ:.|:.:､＼¨ ﾟ 匕ﾘツ.ﾘ:.:.:.:.:,ﾘ:.:. '
|:.:|八￣ ' .′:.:.:/'／
i、:.:| ＼ r ， ./:.:.:.:.:.″
＼| 丶、 _. イ′:.:ｲ/
ヽ , 'ユヱi´ /:.:／.ム
r≠ 、 ﾕイ .i／ ヽ、
r―ｲ:::::::::::ヽn¨iﾞ ー / ＼
|:::::::::::::::::｀ヽ!_｀’｀ヽ/ .入
|:::::::::::::::::::::::{ ￣ ./ .／::::丶
１０と１１はプライバシーの侵害なような……金の使い込みを防ぐなら１２だけでいいし
, ＜￣￣￣｀> 、
／ .／´／ ／/ ,＞ー-､
／./ / / / // /::ir､ 、 ヽ,
/ {|,,/ / / .,ｲ/ /::/::::} l. ', ﾄ, ＼
＿ ,' i .// ,{ / // /｀''''-;;j ,} } } .＼
/ } /､ミﾐ{｛ { ,-=＝=-､/ /./ l ﾘ } ﾄ,ヽ
.' |. ,ｲ } ｀} | _ .', }r==-､{,/ﾘ. ,-=/ / / } }ﾘ }.}
{ .| / .} | .| |{_ {::::ツ/ r-､/ / } / ﾘ 続いて、禁止事項十箇条
', l/j .| | .| | l＼.|｀'''ｰ' /::/ ﾉ,ｲ /／
', .V / ./ .|､ .| .', , ﾋｼ / ＜´¨＼
', .', /ｰ-,| .', .i＼. .', ｰ- ./,} ﾘ､ .＼ こちらはずいぶんと文章内容が細かいわ
＿＿.', .',<＿ { ',ﾄ､ ＼i＞ _ ＜´| .j 八 ＼ ',
/ , .', , ＞､ ＼ ＼＼ {＿ヽ、 リ,/＿｀j ',. .'
_<´ヽ l . ＿l＿./ ＼ ＼＼,r-―-＼ ＼ﾉ } } だいぶ長くなるけど勘弁してね
＿/ ', ', .>'´ | i ＼ ＼＼,f=＝=＼＿ .＼,ノ /
. _/ニヽ ヽ ' (＿＿＿,,,/＼ / ', .＼.｀＼ ＼｀ｰ ＼_,,/
／/ ／｀ー＜´￣＿／_ノｰ-､｀ー ', ＼＼ ＼ .} .iiヽ ＼
／／ ／. ｀ｰ- _ -一´￣｀ヽ ', ＼＼ .', i//,ｲ＼ ＼
. / ./ ./ ＞'''´￣ .＼ .', ハ＼＼ } .,'.//,| ヽ, '
{ { ./ ／´ .,r--<､ ﾘ､ .ﾊ ＼＼//.,ｲヽ ﾘヽ }
l l ./ ,r-／ ／ /ヽj｀ー .＼ },＿」＼/-┴┴-, } ,|
l l / ／／ ／ . ,/ / ヽ|_＞ﾌ ,-､ ―-､ .} },/ﾘ
┌──────────────────────────────────────┐
│ .│
│ ・見廻組の担当区域を把握しておき .│
│ 取り締まりの際には細心の注意を払って務めるように │
│ .│
│ .│
│ ・見廻の際は通行する場所に注意して邪魔にならないようにし ....│
│ 町人、百姓らにも道を譲り、礼節を心がけるように ....│
│ .│
│ .│
│ ・人の非を正す者は、自分自身が正しく、恥を知り、士道を失わないように │
│ .│
│ .│
│ ・無作法で酒に狂った者を咎める際であろうと、 .│
│ 言葉遣いは温和に利害を説き、乱暴なことはしないように ......│
│ .│
│ .│
│ ・人心を安堵させるための見廻りなのだから、なるべく温和な対応をすべきだが ..│
│ 余儀なく暴れる者がおり、その罪証拠もはっきりしている時は、討ち捨ててよし .....│
│ .│
１０〜１１は１にも関わってくるから必要ということではなかろうか。
│ ・火付盗賊など悪事を働く者の潜伏場所を見つけた時は、 .│
│ 奉行所・所司代・守護職などへ報告し、上司に任せるように ......│
│ 手柄争いなどしてはいけない ...│
│ .│
│ .│
│ ・町人、百姓、女子供だろうと、その所業に難儀のある者がいれば .....│
│ 厳重に咎めるように .│
│ .│
│ .│
│ ・伍中に長を定め、常に礼儀を徹底し、伍の中で仲良くし .│
│ 非があったら諌め合い、士道を磨くように │
│ 万が一、伍中に非道の者がいても、それを他の者が隠し続けていれば .│
│ 伍の全員を処罰する ......│
│ .│
│ .│
│ ・万が一、頭分の者に不行跡があった時は、みんなで何度も諌め │
│ なお聞き入れない時は委細を守護職へ報告し、罰を下してもらうように │
│ .│
└──────────────────────────────────────┘
.
ｨ ‐―- ､__
,-‐ｧ´/ ∠-―‐-､‐ ､
〃 ＿,': /-―――-＼ ヽ
〃 ￣￣＼ 入{≧ 7: /::../:/: ,ｲ}ﾊ:＼l
| ヾヽｰく<ﾞ{:ﾅ./.::..,'::/厶!:. ／l:: i:::}:!:バ―――― -- 、
| !l ¨ヽYl:::::::l:ハ{八Ｘ_ , l:;!ィﾘ:: } }´ ヽ
. l l }=l:::::::ｌ:{ ｬtr-ｭﾐ jﾉtrｧﾙリ! ∠彡 /
l l ノ人fl:::::::ｌ `ｰ' ､｀' {´ｲ::| ／ ./ 長 す ぎ
l k≠＾ヽ|:::::::l ＿ , 八i ::|'／ /
l ﾍ＼::ハ :::ﾊ. '´‐,‐' ｲ::::l|::l ／
ヽ {ハ､::ヽ::::i＞ , ､.. _／:/:: / ﾘ .／ 三行でおｋ
ヽ |ﾍ:::jヽ::! fﾍ ヽ::::/{::./ ／
丶 !| |lV j/|>‐<ﾍ ヽ{ﾊ:{ ／
|~＼ i | |l |ﾆ二ﾆ! || ! ／
| | ヽ ./ | |l | ｌ. || ! ＞'´
ヽ_| ﾍメ | |l | ｌ. || !／
_ ＿＿__l l ｌl | / /ｲ
∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/|:.:.:.: :∧:.:.:.:.: :∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:. : :|
. ∨:.:.:.:.: :/ .|:.:.: :/ ∨:.:.:/ ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:. :ｌ:.:.:.:ｌ:|
∨:.:. :/ !:.:.:/ ',:.:/ ',:.:.:.:.:.:.:.:.: : :l!: :|:.:.:.:N
. ∨ / │:/ }:' ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :ハ |:.:.:.:|
∨ ﾚ′ ＜ ∨:.:.:. : :/:.:.:.:|:.:.:.:ｌ
ム斗匕＿＿＿＿_ ∨:.:. :/:.: :/:|:.:.:/ 無理だっての
´ U ｀ ∨:./:.:. ｲ:.:ｌ: /
ー―――‐ ' |:/:.:/ | ∧{
/:.:/ 从 解説していくと、まず心がけ的なものが
/:.:/ / こちらにもけっこう含まれている
/:.:/ /
| / :/ イ
ｉ| /／
! /
／
ヘ ヘ
／:.:.:.:.:∨/:.:.:.:.:＼:.:｀ヽ
. /´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ:.:＼
. ／:.:.:.:/:.:./:/ミ彡:ヽ.:ヽ:.:.:.:.:＼:.ﾍ
{:.:.{.:.:.:|:.:.:l:.:! !:.l:.:.:.!:.:.:!:.:.:.}彡i}
i:.:.:!＝l＝l=| |=l＝l＝|:.:.:.:!／i
. Ⅵ:{ 行示ﾐ /行示ﾗ:}从ﾉ:.:.:.: 上の一〜三箇条ね
. i:.:.:!弋乂 弋乂ﾑ:.:l:.:.:.:.:.:.
. i:.:.:｝ , /:.:.丿.:.:.:.:.:.
. |:.:.:ﾍ _ /:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:. 「町民相手でも礼儀を心得よ」、とか
. |:.:.:.:i:ヽ /.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 「人を非難する前に自分の態度を改めましょう」、とか
. |:.:.:.:i;;;;;;;＞- ＜´{:.:.:.:..!:i:.:.:.:.:.:.:.:.::.
乂从;;;;l::::::::::} ヾ:.:从:!.:.:.:.:.:.:.:.:.::.
乂:.:.:／＿ /:.:.:.:.:ト-- 、.:.:＼
／:.:.:.／´=＝=｀/:.:.:.:.:/......／／｀ヽ:.:.:ヽ
. /:.:.:.:.:/ {.............../:.:.:..:,ｲ...／／ }:.:.:.:.:.＼
{:.:.:.:.:.{. i............/{:.:.:.:.:{／／. /:.:.:.:.:.:.:.:.＼
／ , ／, ､ ＼. ヽ、
／／/ / / | ＼ .} ｌヽ、
ノ // / /､ | '､＼ ヾ. | l ｌへ、
/ｊ/{ |/ﾉ_.lル' ｀_≧_ヽ}ﾙ',､ヽr'ｰ`
' !ｨ|Y{ ｨ五` ´ r‐ｧ| /_ﾊ,lYゝ
ﾘヽﾍ匕! 匕ﾒ/,ノ）/ﾘ 四箇条目あたりから具体的な内容になる
}、!､ '_ //ｌl//
,､ ﾚ l＞ｪ .ィﾚﾘ人l
f冫＾ｿ/ ,-'T￣∠' __,/｀!、 「現行犯で暴れており、
/ / /.| ll ヒﾆ二コ/ へ.._ 悪事を働いたのが絶対確実な者がいたら
,,ｪｌ / ./ ::| ll |イ⌒ﾍ/ 〃７､ 斬り捨ててよし」
Y::｀'￣丿|::::::|.ll | ｌ / ／／l }
/:::::::::::::ﾞiノ::::/|ll | ,n､.ﾚ′ ／／:::::|_⊥
ゝ;:::::::::::::ｌ:::::|::::ｌｌｌ.| |jｌ./ ／／::::::::::/ 「伍中で問題を放置していたら処罰する」、など
|:::::::::::::ヾ丿::::lｌｌ| ／イ＜/:::::::::::::/
l:::::::::::::::ヾ::::::ヾllイ::::::::/_::::::::::::::|
|::::::::::::::/::≧Z厶}カ-弋ヽ :::::::::|
ヽ,r冖ﾅ´:::::::::::::::::|.|::::::::::::::::::::ｒ'′
r' （ :::::::::::::::::::::∥:::::::::::::;:/
_ ---─── - . _
／￣ 丶.
; ` .
ｲ ＼.
/ . ヽ
. / ＼.
/ / i . .ヽ .ヽ
/ i / . ／ｿ ! | .ヽ ゝ.
| . ! | ／ ／´/ ノ | .| ﾍ | そして最後に
ﾉ| ! | | ／.／ =. / ／ / / | i .! !
| | 丶 |ﾉ ´ / .ｲ / ／__| | | | 「この掟を守らない者、頭分の言うことを聞かない者は
ヾ| 丶. ｿイ＝=__ / ／ /／ | / /| / 重い罰を与える」
ﾊ i ヾ |;;;;;ъ0ﾐ / | /／ ||
＼ ヽ rヽ |∂;;;;;;/ -＝=ﾐ |／/ | と、〆ている
.| 《( | |ゞ-- ´ / .;;;;δｱ/／
＼ |ゝ | | ;;;;;;ο / /
ヾ 丶| | , - / /
从 ヽ | __ / ｲ
ﾙ＼|丶 | ／| |
ｿ ﾊ |ゝ .. .. r ´ ｿ | |
/＼ ヽ| | |/
´ ￣￣￣ 〕iト．
.／:.:∠二二＼:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.､_:_:.:.ﾟ，
':.:く/:.:.ﾄ :.:.:.:.､:.:.:.:.:.|:.:.:.|ヽ ).:.:.
i:.: 〈|:.:/{ハ:.:.:.)＼:.:.:!:.:. ﾄイ:.:.: i
|:.:.:.:|:.|≧ ＼{≦ ヾ|:.:.:.| ｌ|:.:.:. |
|:.:.从ﾊT7 T7７|:.:.:.| |l.:.:.:.:| また具体的な罰則無しか
|:.:.:.:.:.八 ′ |:.:.:从l.:.:.l:.|
|:.:.ｉ:.:.{:.:.i＼ ‐ ｨ|:./:.| |:.:.ﾊ:|
乂ﾄ:.:.}:.:l:.ィうｰ≦ !ハ:|/}/ l| ……局中法度と比べて
.ィ从: :.l/⌒ヽ/: : : 〕iト. ′ ぬるくない？
/V∧: : :|--ミ/: : : :/i//ハ
' V∧: :| ./: : xi〔:／ ',
_}＿ V∧:|rｎ’／.:ｨ ´ ！
ｉ: : : : ヾ.V∧ {ｲ: ／_}_＿_ |
|====≧ヽ: |/:イ /=====ﾐ:＼{
}く｢￣` ｰ┴─‐へ:_:_:_:_:_: ＼:〉
ヽ ＿＿＿＿_ _ノ /ヽ/
}＿` ､ /
＿_
, ＜:.:.:.:.:.:＞ー ､
, ＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ーx:.:.:＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:｀ヽ:.:.:.:ヽ:.:.:.ヽ
./:.:.:./:.:.:.:/:./:.:.:.:i:.:.:.:.:.:':.:.:.:.∧:.:.:.:.
イ:.:.:./:.:.:.:.:}:.:.|:.:.:.: |:.:.:.:.i:.:.V:/:.:|:.:.:.:.:.
|:.:.:.:|:.:.:.:./|:.:.|、:.:.:|､:.:.:.ゝ､|':.:.:.|:.:.:.:.:.iゝ
∧:.:.:|:.:.:./ |ﾊ:| ＼:.| ＼:.:|__V:.:.:|､:.:.:∧
}:./:.:.|:._:.{ |_ ＞- へ! ∨|ハ:. ∧
|/V:.|∧T ￣ .ｫ=≠ﾐｵV| }:.ハ{ たしかに、具体的な罰則に言及していない分
/ jﾊ|VVｫた示 `¨ﾟ´}:.:.|iイ/ 俺たちの規則は手ぬるいように思える
/ V{:∧ ｀ﾟ´ i .∧:.|ハ{
.. ∧|:ハ. ′ u /|V!:.Y!
Vへゝ､ ー- / .|/Vｲ ……だが、そもそもだ
. ヾ:＞-.､＿／ |!
Y｛l K＼
, ＜|. ＼ ／ {:.:＼
/-‐ ´:/:.:.:.:} _ヽrく ./l:.:.:.:.{`ー- ..
.ﾊ:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.} /| Y ﾊ //:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､:.:.:.:.:.:.: ＼
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ,:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ｉ:.:.:ヽ:.:.:.､:.ヽ
. /:.:.:.,:.: /ｉ:.: /:.: /:.:.:.:,:.:.:.ｉ:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.ｉ:.:.:.:ｉ:.:.:',
､ _＿.:':.:.:./:.:/:.:ｌ:. ｌ:.:.:.ｉ:.:.:,ｨ:.:.:. ｌ:.:.:.:.!:.:.: ,:!:.:.:.:!:.:ｉ:.ｉ
￣ 7: ｉ:. ｉ:.:.:.!:.:ｌ:.:.:ﾊ:.:ｌ !:.:.: ﾊ:.:.:ハ:./ ｉ:.:.:/:.:.ｌ:.ゝ､
ｌ:.:.!:. !:.:.: ', ｌヽ:! ヾ ヽ/ !/ !' !イ:.:.:/:ｌ: ⌒
!.:ハ:ヽ:.:ハ!― - ､ , ､ , - ―‐ ｌ:イ:. ｌ いちいち罰則を記さなくても
ﾉ' ｉ,､:.:.ｉ 弋赱メ 弋赱メ ｌ:.人:.! 何をどうやればどの程度の罰を受けるか
! ヽ:.! !:.:Ⅳ
ゝ.从 ｉ:. ':./
ｉ:.:ﾊ. ､!: /:./ 俺たち見廻組は「分かっている」
!ハ:.:.. － ―‐ 'Ⅳ
ヾ ＼ ／ｉ､
,.ィ ヽ ､ ／ ﾉ 丶
／ / 冫､. ´ ,.〈. ',｀:..､
／:.:.: ｉ /､ oヽ /〃､ ｉ:.:.:. ヽ
_ ....:/:.:.:.:.:.:.|. /､ ＞‐＜ ヽ ｌ:.:.:.:.:.:.',:.... _
_ ......-:.:´:.:.: /:.:.:.:.:.:.: ! / ￣',:::::::::/￣ ヽ.!:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.｀:.:-...... _
,.-＜:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼=-、
/:.:.:.:.ヽ:{|l',:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:'"/ヽ
. /:.:.:.:.:.:.:.ﾐｿ}',ヽ:.ヽ:.i.:.i.:.:.:.:.:.:.',:.}
〃.|:.:.:.:|:.シ"´',.Ⅳ:.:ｉヽi,:.:.:.:.:.:.:.,:!,
{:.:.:i:.:.:.:.',:.{,. ll-≦|´ヽヽ}:l ヽ|:.:',
. l:.:.:.|:.:｀ミヽ', | ｨf芹ミｌ':.:.:.:|｀!:.',
l:.:.:.l:.:.:.ｨf芹ミ ヾ厶ﾀ|:.:.:.:.!.':.:.:', 私たちと新選組の最大の違いは何？
. iヽヽ:.:.｀丈ｿ , |:.:.:.:.|.:.:.:.:.,
' ,:.:ゝ |:.|:l.:.|.:.:.l:.:.',
|:.:.:ヽ ‘｀ ／.||:.:.|,:':.:.:|ヽ:.', 構成員が「武士オンリー」か
ヾヽ. |l:.:.|;;;;;;｀;;;¨:.:i´ i i:.:|:.:.:.:.'‐-:.:',、 「百姓町人浪人混じり」か、よ
ゝ' |.|:.!;;;;|;;;;;;;;;;/}. |:.!:.:.:.:,' /. /｀‐-
',::', | |. ',丿;;;;;〃{,.-‐-､i.:.:.:.,' { { 〃
,‐ 'ヽ::', |. i. ,':.:.:.' . {´ - ､,:.:.:.,' i i /
{ ‐ヽ｝'⊃ ,':.:.:.:ｉ. |´.-‐- ,:.:.:.:{. l l. ,'
. ｛ 二=´,::',. ,':.:.:.:.:i l {:.:.:.:.!. l i ,'
iゝ;;;;;;ノ',::',{:.:.:.:.:.::', ', l:.:.:.:.:! | / i
lヾ--π.',::',:.:.:.:.:.:.:.', ', i:.:.:.:.:ゝi / i
ヾ 、 , -‐- 、
', ` 、 , ' ´ ｀ヽ､
＼ ｀ ""ﾞ ´ ￣￣｀ヽ 、
ヽ 、, ' ＼
／ ヽ ヽ
／ ´ ., , ' ´ _＿__ ｀, ヽ
／ ／´ , , ´~ ヾ ー ,__ ', ｀,
／ _/ ／ ./ ', ､ ＼ ｀ヾ, ､ ! 、 ｀, 見廻組隊士の約半数は直参旗本
/ ／/ / /! ! ヽ、 ヽ,ヽ､ ＼ ヽ ヽ それ以外も全員がなんらかの藩に所属する武士
l / | ,! , ./ | l !､ ヽ、 ヽ ヽ ヽ ヾ､､ヽ, ', ヽ、
` .| | _!,! ,' | l ', ,ヽ ヽ ヽ ＼ ヽ ヽ ヾ､! ',',ヾ
l /| | `,才ト､| ﾄ ', ', ＼ヾ､ ヽ ＼ ヽヽ ', ヽヽ'.、 そして武士というものの
ヾ ヽ | !汁ド､トﾊ ヽゝ‐-ヾ-'=､__!＿ ヽヽヽ ', / } ',ヽ 特徴の一つは……
ヽ}', ', ﾝ:::rﾘヾ＼ ヾ -ー‐ヽ ヾ,} ヽ ', ', ゞr,! /ノ ', !
.i| ヽヽ` ｰ´ `｀ヾ 斗云弐ﾐ=!,ヽヾ ,ヾﾉ /.// ',!
´', ヾ,ゝ ﾉ リ::::r〃"} ﾊ ', ',Y /, {/
ヽ ヽ ｀￣´ / } ､ ',.} ´
＼ |＼ ヽ 、 / /.ハ ',!
｀` ＼｀´ , '´/ ／ ', i,!
〉ー－ ' ´ ´}´ ',! ,!
＿.. -- .._
,. : ﾆ￣ ´￣ ｀ : .、
／／ : .、 .＼
／／ ､ :.＼
/:'〈 :. ヽ:ヽ
〃､ ＼ :. ＿＿.. - _´ :. :.
′.: ー--- : :. . ￣￣ :. :. :.ヽ
l: : i : : :. :. :. ､ :. :. }∧ ＼
l : .: l { _|、 : :. _､ -: ._ :. : :ﾊ:ﾄ＼
j { :i l_ ｨ ´:.「ヽ |ｌ :.､:. }ｌﾊ ` !| ハ ､ 生まれた瞬間から
/ i :. :.|ハ|ヽﾘ_ ヽ {ヽﾄ､}ヾｿ＿Ⅵ |ｌ / ﾄ､＼ 就職する先が決まっている
/／! :. :.∧ ｨr'笊ﾄ､ ＼ ｲr'/;仆j:|∨ﾚ i | `
／ ｜i ヽ ､:ゝ{c//j ∨//ｿ//:/: i.:从
Ⅵ､ : ＼`:,,, ′ `,,,´/ / :i |ﾊ{ 徳川幕府なり、藩なりという具合に
|ｌ ヽ| :.` .＼ ′ / :/ﾊ ﾊ|
j:､:. ＼ ‘｀ ｨ7/ リ′
＼ ﾄ､＞ :. _ _. :イ:/}/､:{
ヾ ﾘヽN K j/ `
`,.ィ´ﾉ ;' ∨＼
_ _／ : /' _ { ＿ﾞ}: : ｀ : . ._
, :-ｒ＜: : : : : : :{ _ 二 ..__//:j: : : : : : : ＞- ､
＿＿_ ＿
. . : : ´: : : : : : ｀ ´: : : ヽ.＿
. . :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
/: /: :/: : : : ｌ: : : ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: /: ;ｲ: ∧ : :ﾄ､ : : ﾍ: : : : : : :ヽ: : : : : : : : : : : :.
ｌ: ｉｌ: :小 { ∨ ｌ ヽ: : ', : : : : : : ﾊ: : : : : : : : : : : :.
|:ｲ|:ｲ | 斗 ―‐ ＼ ト､: : : : : : ! : : ｉ: : : : : : : : :.
|ｌ: |:.{ ´ ＿ ｀ }: : : :.ｌr‐ ､: :!: : : : : : : : :{ 生まれた時から就職先が
ﾍﾊ ´ｌ:} ｀ ｌ:.ｉ: : : ｌＹ｀ ∨: : : :ｉ: : : ｌ｀ヽ 決まっていたらどうする？
} ¨´ ｌ ｌ: : : ! ). ﾊ: : : :ｌ: :.ﾊｌ
ノ Ｎ: : / ‐´ィ: : : : : ｌ /
丶 _ ｌ: /r‐´} : : : : : /}' その会社の「ルール」を
}_ ｌ:' ｌ ｌ: : :.:./ 幼い頃から教え込まれるだろう
ゝ￣ |从 : /
ｉ Ｙ
{ ＿_ . ＜ ﾍ_
￣ ∧ . ＜ ＞:.:.:.:.:.＼
ィ〉／ ＞:.:.:.:.:.:.:.:＞一
∧ {', ／:.:.:.:.:. : :／:.:.:.:.:
/: :〉.」ﾊ ∧:.:.:.:.:.:.: :/:.:.:.:.:.:.:.:
_ , 、
／: :＼─/: :＼ __
,. : ´/: : : ∧V∧ : : : : ヽ_.、
／ / ./: :i: :/ヽ∨/ｉ |: : :|.: :i: :ヽ.
/,: : i: ::|: : |! i ｀￣´ | |i : :|:: :|: : |_:.
| |: : l: ::|＞ﾋﾕ '|ｦﾃ ﾒ､/: :i |＿i
| |: : |: :匕斗ﾐ 行丐ミ､l_/: |二} それが「武士道」とか
Ll､__ﾄ､_fんﾊ} hひﾘﾉｉ : : |彡〕 「役付ごとの決まり事」、とかよ
|: ::i ゞ-ﾟ' ´ ´￣｀ | : : |∨:|.
| | :. | : : |.ﾉ: |:i
| | 人 ｰ ,:| : : |: : :l | ていうか、分かってないと
| |′:|i::...、 . ィi :ﾘ : ｉ:j.: :|: :| 武家社会で生きていけない
l∧ : ||:: :ｉ|｀ ｰ ´ |:!/: ;ｲ/: : |ｉ :|i
'|/＼!! : |l |7／:/: : : ||:.:||:i
/:/ : ヽ:/j __/´}／: : : : j:!: ||:|:i
/:/ : /://＞─＜ /.／: : : : : :/'￣V|:|
_.: / : /://／ ￣＼//.: : : :／: / ／ ∨
/ |i .: : :∨.i ／￣＼//.: : : :/: : / / 〉
| |l:| : : :| | //:/: : :/: : / / V ＼
,...＜:::::::::::::::::::｀:::‐-､
／:::Z,:::::::::::::::::---､:::::::::ﾍ
／::y､::::i:::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::ﾍ
/::::/::::::ヽi:::::::::::::::::::::::',:::::::::ﾍ:::::::i､
/／::::::::::::::',::7ﾍ:::::::',:::::::',:::::',::ﾍ,'::i::ﾍ
/:::::::::::::::::iヽ､i,,'"',::::::',:::::::',:::::i:::::',7:::::ﾍ
|:::::::::::::::::i､:', |:::::::i:::::::i:::::7i:iﾘ':::i:::::::', だから、見廻組の規則は
i::::::::i:::::::::i ヾ, i ',,=i=::::i|:::7:/:',.i:::il､:::::', この程度でいいのよ
／ﾉ:::::::::',::::',:',==､ ´i::7_,.==y:::::::::',:::::ill､:::::',
/::::7:,',:::::::::',::::ヾ, ＿ 'y´ ゝ-' .i::::::::::i:::::',i',::::::',
7::::::7:::ﾍ:::::::ﾍ:::::ﾍ弋ｿ i::i:::::i::i::::::',::i::::::i 形式的ともいえる
/:::::/:::i::::i::ヾ'--:::ﾍ 'i j:::i::::7:i::::::::',:i::::::i 「心がけ」で軽く釘を刺し
/:::::/::i::i:::::i:::i::::ﾔi:::::､ヽ - /y'::://:::::::::::',::::::|
/::::〃:i.i::i:::::',::',:/.i::',:::::ﾍ:',::≧‐ - ' i:://:::::::::::／.､:::i
7:::/::::::i i:::i____::7 |::i.､:::::ﾍヾ ＼ ` j//:::::::,:/〆／ヽ'､
7:/-‐ '" ヽ-､ﾔ--':::i::iヾ==--'"ﾍ_, -.7,'::::::::i:i/〃 ／｀ﾞ''-,
.j::i, ､ _, ＼ヽ､_`ー,≠ / ／.ﾍﾍ／7:i:::::::j ﾘ/ y' ﾍ
i:iﾔ-､__ﾔ ',::＼＼_ √ y' / ／ i::i::::::j〃 / ,-ﾍ
i:i ﾍ .ﾍ ',=| ` ¨ ／ ／ i:i i:::::i ／ヽ､_, -'" ﾍ
i:i 7'----ヽ-i i ii i 〃 ,==i:ﾍ::::ﾍ￣ ──── ﾍ
-―-
...:.:.:.:´__.:.:.:.:.:.:.:_＿｀:.:..､_
／.:.:.´/.:.:.:.:.:.｀Y´.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:｀:.:.､
/.:.:.:.:.:.:′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/ ./ .i lミ1{彡ﾐヽ i ヽ. ',
′:i .:.: i.:.:′:l.:.:!｀｀´´´ ',:l.:.i.: l.::.:.:.:.',.:.:.:l
l.:.:.:l.:i.:. !l:i_＿ﾄ.:{ 」L:}.:.l.:.l.:.:.:.l.:.:.:l さらに「狼藉者を現行犯で見つけた時」
',.:.:i.:ﾄ.:.{从≧{_ヾ:､ ´_ｊ//ノ}:∧.:::ﾊ.:.ﾘ 「悪人の潜伏箇所を見つけた時」、など
ヽｌ:ハ.:ｨf芹ミ ｨf芹ミx:l.:.}ノ.:.}/
}:}.:.:{ 廴cｊ. 廴cｊ ´iくﾉヽ
/＾!.:.i:., j: ,.:ヾ:､.:.} 見廻関連で起きる事態に対する
i ﾄ､:､:＼ _＿__ ∧.:.:ﾄ､.:.丶 対処方法を定めておく、と
l l.:.:＼（｀ .／ ﾘ:/.:.:＼.:.:＼
∧ l.:.:.:.{.:｀ ≧:ｘ _ x:≦ -‐ ´}.:.:.:.:.:.＼.:.:＼
/.:.:.〉 !.:.:.:.:＼{ ‐-＜ .∧.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:＼
ｘ≦ニ{ ':,.:.:.:.:.:.:＼ ＼ ./／＼.:.:.:.:.:.:.':,.:.:.:.:.＼
. /{ﾆﾆﾆﾆ>､. ＼.:.:.:.:.:.:＼_＿／｀ヽ ./ﾆﾆﾆﾆヽ.:.:.:.:.:..ﾄ､.:.:.:.:.:＼
'ﾆ.',ﾆニ/ニ｀¨「＼.:.:.:.:.:.:.ヽ_＿__ﾉ ミ､ﾆﾆﾆﾄ､.:.:.: i{_＼.:.:.:.:.:.＼
. ﾆニ＼〈ﾆニ／!/,. ヽ.:.:.:.:.:ﾘ.∧ ､ 、ﾐ､｀＜´} }.:./-{.:.:.:＼.:.:.:.:.:.＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
´､＼
.＼.＼_
＼ﾌ,.,ヽ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
｀.｀／ ､ , --__ | >>1はあまり新選組絡みで │
ヽ＼＼ ＿"￣ヽ | 武士だ、百姓だと言うのは好きじゃないけど │
＼.＼＼､ _ / | ､ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.＼＼＼| ヽ､ L ノ ヽ´） .| ＿＿＿_
` ､＼＼ ~| ､ iヽ / ＼
L_＼＼ ‐､＿／ / .＼
｀~＼＼ ヽ/ .＼
＼＼ / | .ヽ
＼＼ .| ＼ ／ | ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
＼ヽ ＼＿ ＿} | 規則の違いにはやっぱり │
`' ／ ￣／ | 生まれの差が出てるんじゃないかしら？ .│
ヽ .ノ ／ヽ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
. ＼ /´ ./ ヽ
┐ '-| , , , /二二~''' ‐- ．..,,__
＿_､ ｀~｀~ | | ￣ " ''' ‐- ..,__‐- ．..,,__
」 ／/ | .| | ＼ ~""''' ‐-｀
, ── '￣-‐ ' / | }.{ ￣ ｀ー |
| / ､ [ ] ＼ ヽ
| ＼ | {} ＼ ヽ
.| ＼ | ヽ ＼ ヽ
.| ､ | ヽ ヽ
| ヽ | ヽ ＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
__,,,､,, ,,､- ､
／´: : : : : ｀´: : : : :ヽ
／: : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
/: : : : : : :i: : : : :.∧: : :il: : i: : :ヾ: :',
,': : : : : : : l: : :/:./ ∨:ハ: :i!: :l: :::::::i
l: l: i: : l ／!／∨ |/ ∨∨!: :::::::l
ﾚ!: !: :l i"⌒"'-､ ,､-'''⌒`l: :::::ﾍ! そして生粋の武士集団か
∨ﾍ i | でラ` , f∃ｿ /::∧| そうでないかの違いは
!ﾍ∨ゝ i ∧ｿ 他にも見える
ﾚヽi l. ｊ ∧ﾉ
ﾚﾍ /ﾉ
∨＼ ´ ￣ ／ ′ 新選組では定められている禁止事項に
／i｛ ＼. ／i 該当する項目が、見廻組の規則には
/:::::l ﾍ ｀ ´ ∧＼ 「士道不覚悟」以外、特に無い
_,,-''/::::::::l ` ｰ､ ,／ .i:::::＼､,_
_,..-.:":::::::/:::::::::::i /;;ﾍ__!入 l:::::::::＼`::..､,,_
_,..-.:":::::::::::::::::::::＼:::／:|ﾍ /`ﾍ::::::::ｿ´ﾍ i::＼::／::::::::::::`i:ｰ.,
,´ｰ-､::::::::::::::::::::::::::／:::::::::i ∨:/ l::::::::＼::::::::::::::i:::::::',
l::::::::::::`::､::::::::::::::ﾍ::::::::::::::::l l::::i, ｌ::::::::::::::ゝ::::::::l:::::::::',
-──‐-
．≦───‐ ﾐ:.:.:.:.:.:.:.:.`:..､
／::/／:::::::::::::::::::＼〉:.:.:.:.､_:_:.:.:.＼
,:'::::::::::::ｲ::::::::::::::::::::::::::}::::::.:〈ﾄ ＼:.:.:.ヽ
./::::::::::::/∧:::ﾄ :::::::_:､::::::::::::::.:{ 〉 》:.:.:.:.
/:::::::::::::ハ{ ヽ{__X´::::::＼!::::::::::V {.イ:.:.:.:.:.:!
'::::::':::::::::lー ＼ｨ芯V :!::::::::: 爪 ！、:.:.:.i あら本当ね
ｉ::::/::::::::ｌ:芹ｵ 匕リ |:::::::::::トﾐ | 〉:.:.:|
|:ｲ:::::::::::Ｎ.ﾋﾘ """ |:::::::::::l }__|./:.:.:.:ﾊ
|::::::::::::::| ′＿ |:::::::::::|ノ:::::::::::.:.::.:.| 「脱走」「勝手な金策」「勝手な訴訟」
|::::::ｉ::::八 {/ ） |::::::::::从::::::::::::.:::::.:!
ヽ:::|::::::::::ヽ ￣ /::::::::/::::::::/:::::::::::::l|
|:::::::ﾄ::::::＼ __ .イ /:::::／{:::::::/::::::/:::::/j それに関する項目が無いわ
＼::! ＼:::::::∧ /:::イ /::／: 〕iド:／
ヾ/:ハ " ／:!/: : :ｨ斧: :≧ｘ
, ィ≦:／、 -／: : : : ｨ斧ｲ´￣ ﾟ．
,ｲ:i:i: : /＿ ｀／: : : : :/i/: / {
./ :|:i:i: / V: : : : : :/i/: / .∧
／.:.:.:.:.:／／;:;:;:;:;:;:ヽ-.、
/.:.:.:/.::/:.:|.:.:|.:.|;;;:|;;;;;:|;:;:;;ヽ
. _ /:::::.| |/ |/ |/ ヽ|.;i.;.;.;.;.;.;.;:;:;:ﾐ
.. | | |/:.:i ,‐‐-、 ＿__|/|.;.;.;.;.;. ；
| | i..::| ´ ｀/.;.;.;.;.;.;|
| | |:|.‐-‐"/ "‐-‐‐|.;.;.;.;.;.;/ これも上と同じくな
.. ,-〈｀ヽＪ | :i < /.;.;/9 |.;| わざわざ決める必要が無いんだよ
. /´⊂´￣ヽ | | ,＿ |/ |／ゝ
. ヽ_弋 入 ｀ } ヽ （ 〕 ／.|.;∨
/ / / ＼ ￣ ／ /|、 見廻組で脱走したらどうなる？
| { / _＿／/| ￣ ´ ／ |＼
ヽ _丶 ,--－゛:::::／::::| 〈 ／ .|::::＼ﾞ''ｰ-::､_
|_,.．-´ /::} /::::i:::::::::/:::::::::/∧。V￣＼ |:::::::::＼:::::::::::::｀ヽ,
,zi_,.．-´:::::::| |::::/::::∠:::::／::|/＼丱／/ ヽ/|:::::::::::::::ゝ::::::::::::::::|::}
|。|::::::::::::::::::| ／:::::|:::::::／:::::::::| |＿/ .|―ー＜::::::::::::::::::::|::::i
|::::|::::::::::::::::::.|／:::::::::::::|:::::|:::::::::::.| |;;| |::::::::::::::::/::::::::::::::::::|::::|
. |。|::::::::::::::::::::|::::::::::::::::|:::::|::::::::::::| |;:;;| |::::::::::::::/::::::::::::::::::/:::::.i
|::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::|:::::|::::::::::| .|;;:::| |:::::::::::::/:::::::::::::::::/::::::::::}
､
´￣ ￣ ､
ｨ ´￣｀ ＼
／/ ヽ
/:.: ′ ';.:.、 う〜ん、江戸に残っている
厂,':.:.:.i U i:.:.:V￣l 実家がエライことになるわね
厂i{:.:.:.:.| |:.:.:.ﾟ,＼!_
.{__/|:.:.:./｀ ハ:.:.:.ヽ ノ
/|:.:人__ ＿ノ:.:.:.:.:「＼ お家お取り潰しとまではいかないかもしれないけど
_//:.:l:.:.:l:.:.:＼ / ／:.:.:.:.:.ｌ:.:.:.:ﾄ､ } 小普請入り（無役）や逼塞・謹慎ぐらいの罰は
/ /:.从:.: !:.:.:.:.:〕ﾄ、 イ:.:.:.ｨ:.:.:.:.|:.:.:.:l:∧_〉 親兄弟が受けるでしょう
〈_/:.ｲ:.:.:Ⅳ＼:.:.i: :ﾉ {: !／ l:.:〕ド:.:.:.:.!:.:.|
／ハ: i:i: :ヾ:厶-──-ミ: : : : i!/: /ハ:∧:ﾉ
／ ＿}:.i:ｉ: : : |ニニニﾆﾆ/: : :/i/: 厶‐┴ミ、
.厶-- ＞-ヽｉ: : : | ./: : :/i/／＿＿＿_ ＼
／ :_:_:_:_:＞- lﾄ: : :!＿ -==＝＝ミf´: : : : : : : : :ヽ}
}／ ／￣￣￣￣´ ＼:_:_:_:_:_:_: : : |
〈{ イ´ ￣￣￣ ＼ |｀ヽ:|
| ´ l:_:_ノ
,....:.:.::::::r:::::::.、
／::::::::::::::::ｉ:::::::::::＼
〈::::::::::;::‐=＜;::::::::＞=ﾐ
_〈:::＼:/:::::/::/::}:/;ｨ::::}:::::ﾄ､
/〈:::＼:/:::::/::/:::/'"/:::/:::;::}::|
{ V:::/:::::/::/:::/ /:::/:::/;:’::!
λ＿Ｙ:::;:ｨｰ=≦ /≧=‐l/::;:ｲ そう、家族に、先祖代々の家名に
/:::{_:_:_∨::jヾ＝' ＝' /::/:::| 大きな傷がついてしまう
／::::/¨￣`ヽ:ﾄ ' ／::ｲ::::::!
／::::::::::} |:|ｰ＞:‐=≦:::::/::!::::::|
／::::::::::::::::| l／::::::::::::::::;／≧=＜ そんなことは武士なら
／::::::::::::::::::::::| ／::::::::::ｉ=-＜|: : : : :|ｉ :|｀ヽ 当たり前に分かっているから
/::::::::::::::::::::::::::/ |￣: :|'⌒ヽ|: : : : :|ｉ :| | 「脱走すんな」とか、いちいち規則に入れない
|:::;:::::::::::::::::::::::{ ｜: : |'⌒ ｜ : : : |ｉ :| |
|/i／::::::::::::::::::| ｜: : : ! ｜: : : ;’:∧ ｜
/::::::::::::::::::::::人＿＿ ｲ: : : : | rf'i｜: : /: / l |
i{::::::::::::::::::／::::::::::::ﾊ、 ヽ: : : ＼_ノ:_／／ ,ﾉ |
/::::::::::::::::::::::::::::::／:::::, ＞==y==イ / ；
|:::::::::／}::::::::::／:::::::::::}! ｛{__／|ﾄ､__}| ； |
|:::／ /:::::::::::::::::::::::::::ｊ ＿ノ |｢ ￣ { ：
＿＿
_.､-' ,.- ､._ ‐ 、
,:ｰ ､'´ / ｀ヽ､.._ ヽ_
/ ｀ヽ､/ ヽ ￣｀ヽ 〉ヽ
／ | 〉 '. i Y |
/ .ト ハ l | l. ', ﾄ.
. / i | lﾆ'＾´ヽ | ﾄ. １ .| | 〉
| | | ｜ | l | |l. |｣.斗|ｰ ｜ ! / 〉 ……けど、新選組は違う
| | | ｜ | | ｣斗ヒ] ヒ_ jﾊ. ! ﾘ､ ,ハ あいつらは武士じゃない
| ､´l￣j.ﾆト ´ ﾍ´ｒ‐､ iﾝＬ.ル | Ｙ | ',
ヽ!､ |ヽゝfVｒt.', うッｿ|. レ | ',
ー＼|ヽ. 込} ￣ | l l ﾄ. ', 元武士だとしても脱藩浪人だから
| ', ' | | | l | ヽ ', 傷つくべき家名がすでに無い
| ヽ - ,. |,'! ,′′ ! ヽ
|｜ ｀ト,､._ ／ | ./ ,′ |＼
､ﾄ. ﾊ.| l／ ヽ ´ .ﾉｲ |/ .|ァｰ-
ハ | ∨ /／ , ｲﾉ /| . -
rｲ/ ヽ| / /'二.ｰ .._／,/ .// ／
. ／ | }′ .l,/´＿ ｀ァ' ／ //,.'
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━| 私たちの規則を見てから │━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| 局中法度を見直して感じるのは │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
┌───────────────────────────┐
│ .│
│ ・士道を背くこと ...│
│ .│
│ ・局を脱すること │
│ .│
│ ・勝手に金策をいたすこと .│
│ .│
│ ・勝手に訴訟を取り扱うこと ...│
│ .│
│ この四箇条に背く時は、切腹申し付ける .│
│ .│
└───────────────────────────┘
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━| もっっっっっっっっのすごく │━━
| 基本的なことを「規則」としていること │
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::i::::i:::::::::::::::ヽ
/::::::::::/:::::::::/::::::::,:::::,ｲ:::::|:::::!:::::i:::ヽ:::::ヽ
/::::::::::/:::::::,.ｲ:::::::,ｨ:::,ｲ::::::/!:::::|::::::!:::::!:::::::ヽ
,'::::::/::::!:::／,ｲ::／ .!/ .|::::/ |:::::ﾊ:::::!::::::!::::::::::i
!::::::l::::::ﾚ',! ー-､ !/ !::/ !::ハ:,ｲ:::::::::::|
!::::_」:::::::::! ..,,＿`ヽ､_,. ,ﾘ ´ _,..,_ !::::::::ﾊj
!/f r.|::::::::! 弋ｴﾉ｀ ｀'ｨﾆ二_ /:::::::::!
k.ﾔ!:::::::! ゞｚｿ,. /::::∧::| 「士道不覚悟」については
|∧`Y::ﾘ i //|/ ヾ 俺たちもだいぶ口を酸っぱくして
!Tヾ u. j //ノ 「心がけ」の中で言っているから、まあいいよ
ﾔ. ヽ. ,.ｲ:/
r＜´|. ＼ -.- ／ |/
! ｀丶､. ＼ ｰ ／ だが、「脱走するな」
_/ `'-､. `'ｰ-r<´ 「商家を脅して金策するな」
, -'" ｀ヽ､ ｀ヽ､ f｀, ＼ 「訴訟を勝手に受けて金取るな」
, -'´ ヽ ｀ヽ､ >く_Lｒ'´｀ト､
／ ヽ ＼ ／ヽO〉 |｀r､.| ｀丶､
/ ＼ ＼/＼r‐＝<. !｀ ｀ヽ,
/ _ -－‐ ヽ ヾ ! ヽ i
／ , ', ､ ＼
/ / / ', ', ヽ ヽ ヽ
/ / i.l / l .| .l l ', ',. ',
ノ / / l.l { ｨ | l } l l ',
ｰ＝-ｲ / / i ', .∧ l ! ! ﾊ ハ ,' ! l ヽ､_
{ i l l l ﾄ､ l ｌ | ', ﾊ / .l / l / / ｊ ,ゝ´
l l ｌ l ﾊ | ヽ! ヾ ヽ./ |:/ |' _j／l / /./
} .ﾊ ,l ヽ |ﾍlニ;--,.._ ' ｀ ､',.-;‐;二__ l / /./ こんなこと、わざわざ規則として
ﾉ'" l.ﾍ. ﾄ､! '弋赱!~ , ' 'T心!_ ｲ j l′ 決めなきゃならないってのがおかしい
|rﾍ lヽ ´ ｀ l / ﾉ
ヽﾍ l i l /'´
｀l | ',､j | j / 現代の警察が「無断退職するな」、とか
jﾊ. ﾍ ヽ! u /! /ヽ 「市民からカツアゲするな」、とか
!ﾍ ﾊ､ ,＿＿,...､ ／|/｀ ‐ヽ いちいち規則で決めてるか？
i!ﾍl＼ ゝ-‐ニ‐-' ,. イ从'
, ィ' ヽ ＼ ／ ﾉ ヽ､
／ / ｀ヽ ヽ- '´ r' ', ヽ 決めなくたって当たり前のことだろう
／ l /iｰﾍ rﾆ' ﾍ l ﾞヽ
, -ｲ l /｀ヽOﾍ / /-''ﾍ. l ヽ‐､
_.. - ´ / { ,.ヘ､＿＞'^''＜ _..－ﾍ. l ', ｀ ‐
´ / , -i!/ ヽ ', / ヽ |＼ ヽ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : ＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : :ヽ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. . . . . . . . . . . '.
／:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:;:.:. i ヽ ハ
/:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:| ﾊ ! i l / ,ﾊ
}:./:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.ﾊ:.:.:.:.:.:./{ l i ! | ! / !
!ﾊ:.:.:.:.:.:!:.:.:.:._L」_!:.:.:.:, 十ｰ┼―ト､. . .l. . . !. /. . .!
/ !:!:.:.:.::!:.:´:ﾘ ヽ!､:.:.! | |ﾊ__/!: : : : !: :!: !_: : : ,′
{ Ⅵ:.:.:.:ゝz=＝ミ V ﾉ zﾆ三三≫: /ﾚ' : ﾄ ヽ / けど、「不逞浪士吸収装置」たる新選組には
{ ヽ:.:.:.:.^「ｶ::::l^ な_j;::ﾘ ｲ: /: !: : :l ,:/ 食い詰め浪人や、武士ですらない
|｀:.:.:.:.} かﾘ _仆ン_/ﾍ:. :. :. :. lン/ 無頼の輩がどうしても入ってくる
. Ⅵ:.:.:.l ^ ´ ; ￣ ,':/:.:.:.:.:.l:./
l:.:.:.:.:'.、 u /ハ:.:.:.:./´
':.:.:.:.:.{丶 r ､ /.／l:.:.:.:ハ そしてこれらには傷つく家名も
':.:.:.「ヽ ｀ ､´_ , ｨ ´ !:.: ﾊ_,. ｀丶._ 何も無い
ヽ:.| ｆ二._ Vヽ l /／ / ＞､
｀ ,ｲ-￢ .ｱ./ /_ ´ / ／ ／ヽ
/l 二ヽ/／/ ｀ヽ/ .／ ／::::::::::!
/:::! ^ '´ ﾉ 「￣｀_ヽ/ ／ ／::::::::::::::::|
_Li^ゝ._＿.ｲ !￣ ./ .／ ／::::::::::::::::::::::!
／:::r/:::::::::::::::/ l ./ ／ ／:/::::::::::::::::::::::/
／::::::_」｀ー---┤ l / ／ , ｲ::::/:::::::::::::::::::::::,
／／:.:.:.:.:.:.:ﾍﾐ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:＼
ｰ=彡:./.:.:/.:/:./:..,ﾍ/､.:ヽ:.ヽ:.:ヽ.:.ヽミ|
|:|.:.:.|:.:|.:.:|i:.|ミ彡|:::|:::::|::::.:|:.:.:|彡|
|:|:.:.:|.:|.:.:.|:.:| .|:::|:::::|.:.:.:|:.:.:|ノ:|
|:|.:.:.{=|＝|=|､ |=|＝ﾄミ:.ト､|:.:.:|
|:ヽVx≠=ﾐ ｀'^ ﾘｘ＝=ﾐ/::::/:.:.:.:| さらに、新選組は新規組織だから
|:.:.:.:Ｙ .ヒり ヒり ﾉ／}:.:.:.:.:! 幕府や藩のように
|:.:.:.|人 ; u /:./ｲ.:.:.:.:.| 代々に渡っての基本ルールが、無いのよ
|.:.:.:|.:.:.ヽ r_-っ /:.:.|.:.:.:.:.:.:.:|
|:.:.:.:|:.:.:.:|ヘ､ .イ:.:.::.!:.:.:.:.:.:.:.:|
|:.:.:.:|:.:.:,:| 爪 ￣ |ト!:.:.:.::}.:.:.:.:.:.:.:.:| だから、超基本的なレベルから
|:,／ヽ､:!/ー-＿ ー_}｀ソ ＜:.:.:.:.:| わざわざ「これ破ったら切腹な」と定めなければ
「.}} |二 -- 二_! ｱ!7:| ならなかったんじゃない？
/! }} ト ´￣｀丶_ﾘ ///!:|
/. ヾﾍ | } ///:::ヽ
r―} ヾﾍ l l .///::::::::}
.
. ／/:/:::.::::∧:::ﾍ:､:::::::: ＼:::::::::＼:::::::::::／::/:::::::::::::＼
／ /:/:::/:::/.ミシ∧ヽ;::::::::::＼:::::::∧:::::::::::::::__:::::::::::::::: ＼
/ /:/ :/:::/; l V:∧ ∨::::::: ∧V:::∧ :::::: : ＼｀ヽ::::::::::: : ＼
/:/ :/:::/ ; {. Ｖ:∧ ∨:::::::::∧V:::/|ヾ:::::::: : ヽ V::::::::::::::::＼
. / i:| /:::/;;;;;;;;.. ',::/／ﾏ::::::::::∧Ｖ::::l::::::::::::::::: :} / ＼:::::::::::::::: そしてこの「超基本的規律」
| l:|'::::::l;;;;;;;;; ',. /./::/. }:::::::::::::::} l:::: l:::::::::::::::::::i::::::::::::＼:::::::::::: 以上のものを
｀＼::| ／ .へ. _, ﾉノ /／ﾊ:::/ /／.l::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::＼:::::::
. ` |／ ／ ＼ ｀ヽ ／ ﾚ′'. |:::::::::::::: ｜: : ∨｀ﾞ'＜:::::::
. / ' ´￣ﾍ ﾉ'. l:::::::::::::: : |::: :..｜ ／／ 新選組は定められなかったんじゃないかしら？
. | 了` } u. l:::::::::::::::::/::::::::::| / /
. | lゝく l:::::::::::::::/:::::::: : l l l
. | /ﾞ＞ ＞ . --､ l:::::::::::::/::::::::: : /. ｉ ｉ
. | / l|／::::::::::: ≧ｭ.､、／ l:::::::::::/:::::::::::: / / /
. | ! /::::::::::::: ／ ヽl::::::: /::::::: : ／.. ／／
＿＿ _
.／:.:.:.:.ｘ===ミ:..､
/:.:./:.:/:.l{:.:.:.:.:.:.:ヾヽ
':.:.rｉ:.:.:l:.:ハ:!:.:.:.:.;ｌ:.:..ﾊ
i:.:/ |:.:.:N｀ヽ{＼:仏ｨ.:.:.i
|〈/(|:.: ｲ以 似|/:.:.| どうしてよ？
|:l:.:.:|:.:.:| ′ /:.ｌ:.ｉ|
lﾊ:从:.:.ト _´ ィ :.:.|:.ﾘ
} ｨハ:.|、 K:.:.j:.:.:ﾉ ′ 無頼出身の隊士が多いからこそ
/⌒ヾiⅥ: V⌒ヽ: :〕ﾄ いくつも法度を定めて律するべきじゃないの？
.′ Ⅵ!: :ヽ ｌ: : :i:i
i ヾiﾄ: : :ﾟ， |: : :i:|
| | ヾiﾄ: : ml : ｲ}|
| ￤ ＼:.Ⅵ: /ﾉ|
| ﾄ ≧≦ｲ :!
| { { ＿_ 〈::::介:::}│
{ |/: : : : : :¨|:l|:|ハ!
| |: : : : : i: : |:l|:|: :.ﾟ，
} }: : : : : l: : |:l|:|: : :|
〈 ___ ,ｌ: : : : : : : :|:ﾊ|: : :{
＿＿／ ヽ―― x '＼
__/ ＼／ ￣ヽ
/ , / ,' ! ヽ ﾊ__
/ / | | | /ヽ , ﾍ. ! ! ﾍ
| | | | | |,,, ､,, ､,,,| | | i ﾊ
,'| | | | | | | | | | i| |
. | ! ! ∧_! -i! ! ! ｣_ / / i |
| ヽ i| !tﾆﾑヱ}｣ ﾑ旡ﾆzx_/ ｨ !
| ﾍ_ﾊ__| ━━, ━━'￢' |___/j/ そんなことしたら
| （ i | |;;;;;;| |;;;;;;| | | |
| /│ | ',;;;ﾉ ',;;;ﾉ ! ! |
| | i! | | | ! み ん な 逃 げ て い く か ら
│ | ! |ヽ , ｲ !! |
| | │ ! > ､ , < │ || !
| | ヽ |-‐ri| ＞⌒＜.|ー- | ﾘ │
. │ | | ヘ| |ﾉ { ﾑ‐'´ !
| | | | | ｀i | |,
,r‐┴.| | ! !, -―― --､| | |t, 、
/ ∨ ヾ| | | |ｲニニニﾆミ| | | | ﾍ
| ∨ | ! ! ﾍ ﾉ ! | | |.
／:::::::::::::::::::/::::::',::::',:::＼
. /:::::::::/:: /:: /|::::::ﾊ::::::'.:::::::＼
/::::/::/:: /l::/ |:::/ |∧|:::::::::::::＼
. /::::/::/:: / .|' ,.!/ 、_ ',:::::::::',￣｀
|:::::::::::::/-‐ ￣ ｀ヽ::::::::|
|::::|::::::::| -tテ` tテ- 〉 :::|
|ﾊ:!:::::: | |、 |::::ﾊ{ これも何度も言ってきたが
. !|＼:::! i! 〉 . |:/ 〉 新選組への入隊は面接一発で決まるし
. lハ .',| u ′ , _/ 無頼の輩でも採用される
. r j∧ '. と つ ∧{
. _j '. |＼ == イ7
f' '. __ ／ !′ こいつらが入隊したその瞬間から
〈: | ＼ / ＼_ 新選組への忠誠心を抱くと思うか？
-=∧:. | /ヽ_ { /｀v
:. ∧ |./、| | { | /< ト
. 〈 |:::::＼ | / / .| ＼
/ .l＼::: ∨'. ,/／l＼| ` 、
,/ _|ヽ ＼:∨'./´}:::: !
｀＞- 、 _/ ヽ. ヽ∨__j::::/
＼／∨ ┬l Ⅵ:::::: 〉
／:.:.:.:.:.:./／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼{:.:.:.:.:.:､:.＼
/:.:.:/:.:.:.:.:':.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Ｖ:.:.:.:.「￣ﾒ
／｢ 〉:.:.:.:./:.:{:.:. ｲ:.:.:.:.:.:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.|＼_ハ
. /У /:.:.:.:./:.:. |:./ {:.:.!、:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:|:.:.:.:. { /:.:.:.＼
':.{__/:.:.:.:.:.ｉ:.:.:/＿ノⅥ ヽ:.:.､:＿j_:＿:!_:.:.:.:.∨ヽ:.:.:.:.:ヽ
i:.:刈:.:.:.:.:.:.!:..ｨ＝=ﾐ'、ヽ ＼‐≦ミ､ :}:.:.:.:.:.:.| ∨:.:.:.:.ﾟ， いやあ、無理でしょ
l/ /{:.:.:.:.:.:.l..{{ んﾊ rぉ ヾ: ::.:.:.:.:.:.!￤ }:.:.:.:.:.:.:
《/ /:.:.:.:.:.:.{ ` ﾏ沙 比ﾘ ”ﾞ:.:.:.:.:.:Ⅳイ:.:.:.:.i:.:.:i
/:.∨:l:.:.:.:.:. ﾊ -‐ , ‐- ￤i:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.::|:.:.:! 忠誠心なんてのは長年務めるか
/:.:.:/|:从:.:.:.:.圦 |:.l:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:ﾒ 本人の性格、血縁関係などがあってようやく
. ,:.:.:./: l:.:.:.＼:. 、 U /. l:.:.:.:.:|:.:.:.:.:i:.:.:.|ハ 持てるもんだし
. ,:.:.:/:.:. !:.:.:.:.:.|:.:.:.ﾞ＼ ´￣ ｀ ｲ／:l:.:.:.:.从:.:.:.l:.:.:.|! }
. ｉ:./_＿..ﾞ:.:.:.:. !:.:.i:.:ﾞ/:`ト. .ィ. ":/:.:j:.:.:/:.:.:l:.:. l:.:.:.li .ﾉ
. |´ヾﾄ: : :`く＼＿_/:.:.:.l. ` -- ´ .':(￣`'＜ヽ. :/|:.:ﾉ!:.:./
/. ヾﾄ : : : : : : Vﾊ_ノ 〈:.:.:.ヱ>､ `〈ｰ-､...《:ｲ
ﾉ. ヾﾄ: : : : : :.Vﾊ＿ ７ﾉ ＿ `ヾl ヽ
／ ヾﾄ.: : : : :.VΛ ` ー／:.｀´〕 .} .| |
_＿＿
／ : : : : : : :｀¨ｰ-､
__＿/: : : : : : : : : : : : : : : ¨ｰ-､
／: : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : :｀¨ｰ､
／: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ
/: : : : : : : : : : : : :{: : : : : : ;ｲ : : : : : : : : : : :ﾍ
./: : : : : : : : : : : : : :.',: : :ﾄ､::/ｉ: :/ヽ: : ﾄ､: : : : :.ﾍ
i: : : : : : : : : : : : : : : ﾍ:: :l !/ l/ ヽ::l i: :i: : |ヽ!
l: : : : ﾍ; : : : : : : : : : l-',:l──--､_,,!/ ヾ!l: :,' ヽ
ﾉ: : : : : r､: : : : : : : : :l ゞ-t‐jヾ /'ｰ､l:i/
!ｲ: : : :/ ﾍ: ﾄ; : : : ﾄ; :l ー¨- 〈ftﾂﾞ/| 「きつい」「俺には無理」と思ったら
i: : : ,' ',:l ',: : : l ',:l ',￣,'ﾊ! そういう忠誠心の無い連中なんて
',: : :ヽヽ-､!: ',: : :l '! 丶､l すぐに逃げていく
',ﾄ､: : :ヽ__,,i ヽ: :l ／j
:i: : : : : :i ', ヽ! ＿ _ ,ｲ
',!i: : : : l ヽ、 ヽ r'" ∨∧;! 前回、語ったとおり
',::ﾄ;::ﾄ! ヽ､ ｀￣二¨/ 新選組から脱走成功するのは
ﾚi ヾ!: / けっこう容易だったようだしな
__f´¨ｰ--､＿ ー,--"
／: j ｀¨ｰ-,､ ,'ｰ--､_
／: : : : ｀ヽ､ f´ ゝ._i L＿
／::｀ヽ、: : : : : : ｀ヽ､ i: i ｀¨1i: ,' ｀ヽ
/ / 〃/ ｲ f`｀ヾｰ "´´ | | ｌ | │ !
ヽ| l | | !| :| | | | ｌ | │ ! !
ヽ| l | | !| :| | | | ｌ | │ ! |
ヽ| l | | ! | |_ ､__| | :j ! | | |i| |
!∧ ｌ ｌ _jzﾑ≦た!ﾆf'" ヾにj≧kﾑj､| j ﾘ| |
ｌｉ '､ ! ヽ'" | j ＼ l { / / /丁7 / / | |
|: ﾊ ヽ＿_ﾄ､ｨ''チ示ｱミｰ ﾌｲ''テ圷､/ :/ ,' / j/ そして、規則が多い雁字搦めの職場というのも
|: { l`､＿,,ﾑ<{ｲ f::::｀ｲ} { f:::::`ｲﾊ>┬='＿/ノ 逃げる理由の一つになるんじゃない？
ｌ ヽl ! V^tzc' V^tzｃ' /!¨´ 「
| l l l ゝ=='- ゝ=='´ / i |
| | | |! ! / ! | ていうか、超基本的かつ、たった四箇条の局中法度ですら
| | | ｉ ﾊ、 ' U / i. | 守らないやつがそこそこいたわけだし
| | | i !ゝ､ cっ ,. ｲ i |
| | | l ', ｉ> ､ , ｨ＜1/ / ｉ|
| | | ∧. ∨ i|. ＞ ､ __,. ＜ l // / ｉ|
| |i ヽ ヽ Ｖi| | {/ / 八
.
日本の警察はなんだかんだいってマジメで優秀です、ほんと
_ ---─── - . _
／￣ 丶.
; ` .
ｲ ＼.
/ . ヽ
. / ＼.
/ / i . .ヽ .ヽ
/ i / . ／ｿ ! | .ヽ ゝ.
| . ! | ／ ／´/ ノ | .| ﾍ |
ﾉ| ! | | ／.／ =. / ／ / / | i .! ! 私が属していた衝鋒隊の番外編でも
| | 丶 |ﾉ ´ / .ｲ / ／__| | | | 言及したけれど
ヾ| 丶. ｿイ＝=__ / ／ /／ | / /| /
ﾊ i ヾ |;;;;;ъ0ﾐ / | /／ ||
＼ ヽ rヽ |∂;;;;;;/ -＝=ﾐ |／/ | 無頼の輩は規則・決まり事が多いのを特に嫌う
.| 《( | |ゞ-- ´ / .;;;;δｱ/／
＼ |ゝ | | ;;;;;;ο / /
ヾ 丶| | , - / /
从 ヽ | __ / ｲ
ﾙ＼|丶 | ／| |
ｿ ﾊ |ゝ .. .. r ´ ｿ | |
/＼ ヽ| | |/
． ────
イ:.:.:.／ ─…… ─ミ:.:.､
. ／:.:./:.:./.ィ:.:.￣:.￣:.￣:.ヽ!:.:.:＼
. /:.:.:.:/:.:./:.:.:}:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.ヽ
〃7:l/:.:.:. :.:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.〈 ﾟ，
. / /:i:|:.:.:.:.|:./ ! ､:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.|、:.:.:ｉ:.:.| i
ト./ ｌ:!:.:.:._l_!＿_|!ノヽ:.:.:.､|:.:.:.| Ｖ:.ｌ|:.:.| ∧ ああ、斥候とか夜間見廻りとか
ｉ:.:》vZ{:.:.:.:.|:|x==ミ ＼:(｀≧ｰト:ﾘ:.:.|イ.:.:. しっかりさせていた大鳥圭介が兵に嫌われて
|:.:|│ |:.:.::.:| 伐刈` ｲk刈Ｖ:.:.:.| | i:.:|
|:.:|￤ |:.:.:.:.Ｎ辿リ 辿リ丨:.: | |_l:.:|
|:∧| |:.:.:.:.| ` 从/:ﾚ:.:.:.:| その手のことに緩くて略奪もさせてくれる
l:l l:ヽ|:.:.:.人 f´￣｀ u .ｲ:.:/:.:.:.:.:/l:| 古屋佐久左衛門の人気が高かったんだっけ？
l:| ):从:.:.:.:.|:〕ト. ￣￣ イ:.:l:.':.:.:.:.:./ :l:|
)| ﾟ，:∧:.:.:!:.:.:.:l ≧ー‐ 「:.:.|:.:.|:.:.:,:.:./ l;
ヽ:.:.＼》:.ィ} 厶:.:ｌ:./:.:/}:/ ′
＼ノ:＼:f ∨:〕ト。〃
，─＜: : : : : |´￣￣￣`∨: : :〕ト。
ハ: i:i:i : : : : : : 「 ￣￣￣｀ }: : : : : :i:i:iト．
/: .,: : : i: : : : : : : : : : : : : ,､:: : : : : : : : :.: |: : : ::::::::::::::::::|::::::::/::::::::::::::::
: : ,|: : /: : : : ∧: : : : : . :: ::|ヽ: : : : : : . .::.| : : :::::::::::::::::::|:::: /::::::::::::::::::
／|::/: : : ―ト-､:ヽ: :.:: : : | 斗―‐―-:::.i::::::::::::::::::::::::::|:::/:::::::::::::::::::::
|: : :.:|::::::.::| ﾚ' ＼ :::::i __ ＼ヽ､:::::|: ::::::::::::::::::: : |/::::::::::::::::::::::::
ﾚ::::: |: :::ﾍ:i ｨ=ミ､. ＼| -‐≦＝=ﾐ､|: ::::::::::::::::::://::::::::::::::::::::::::::::
|: : :::| : : :ヽ`ﾄ':::} イﾟ'::.:::::i} 》 i:: :::::::::::::::://iヽ:::::::::::::::::::::::::: だから局中法度も
|: :::∧: ::: :ヽ代ｿ マヽ‐ｿ/ |:: :::::::::::::::/:|〉 ｝:::::::::::::::::/|:::: 超基本的なルールだけ決めておき
|: :/ ヽ:::i:::::i , ｀¨´ i::::::::::::::::/: / /::::::::::::::::/ ﾚ
|:/ |::|:::从 ヽ |:::::::::::::::::::/イ::::::::::∧/
/ i: | :::∧ |:::::::::::::::::::|::::::::::::/ 「それさえ守ればもういいよ
ﾚヽ::::::ヽ ｀` /::::::::::::::/::/:::::::::/ どうせそれ以上、規則作っても
ﾍ::::::::i＼ ｲ /:::::::://ﾚヽ:::/｀ヽ お前ら嫌がって逃げるだろ」
ヽ:: | ヽ _ ＜ ﾚ'|::::::/|/ i ∧'／:∧
ヽ| ／ヽ |:::/ / ／:::::::::∧
＿ イ .∧ i/ ／::::::::::::::::::::ヽ ……というものだったのでは？
,ィ´/ / ／ .〉 ノ .／:::::::::::::::::::::::::::::::＼
´ ￣￣￣￣￣く
／ : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
. ／ : : : : : : : : : : : : . . .＼
､＿_/／. /. . . . . . . . . . . : : ! : : : : ヽ
￣/. : /. : : : :/ : : : : : : : : : : : ＼l: : : : : : :ヽ
. l : : l : / : /. :/ : : ヽ、: : : ｀ヽ : !: :l: : : : : ヽ、
l :/ l : l: : :l :∧: :ﾄ、: lヽ、: : : :ヽ!: :l: :ｌ: : : ｌ ￣
l/!: ! : ｌ: :/l/‐-ヽ! ヽ ! _ヽ-―!‐ !: :ｌ: : : ! この推測の裏付け、と言ったら大げさだけど
ヽ! : l : ! rfチミ､ ヽ´ fr旡ミ! : ト､l : : ′ 伺わせるような逸話がある
. ヽ !: :l rっｿ 匕り !: : !丿/j/
. j∧ :ﾄ､ ｀¨ . ｌ ｌ :ｌ j/
V: :lヽ、 _ ／j/!/ 松本良順が初めて、新選組の屯所を訪れた時のこと
ヽ: ! ＞ __.. ィ
ｒヾ ￣ || lr‐ 'ﾌ, '／ |ヾ| ! | !
,',ﾍ ヾヽ|| ／ ∠- ｧ! ＼| !__ヽ
/! ヽ | |||／ r--'ヽヽ `ｰ､ヽ ¨ｧ
,' 〉 ヽ !_/ ,､┬､二ゝﾆ ＼ ヽ!/│
! / / | ィ´ ! ! | ＼_ |_ !
| ! ,,.ｲヾ ＼ ｣〉 |│ ! ／| ／ ハ|
! | / ヽヾ ´/ | ! ,､,、 |〈 ヽイ／／ヽ
┏━━────────────────────────────────────────━━┓
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
屯所に来た松本の目に、まず入ったのは、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/: : : :,: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
. /:./: : /.|: : : : : : : ∧: :.|: : : :|: : : : '. ヽ＿,
: /: : /ヽ|: : : : : : /.,へ､|: : : :|: : : : :| ヽ(_／
|:|i: :卞ミ｀､: : : :./-‐¨T.|: : : :|: : : : :| ) (
|八/{ ┃|＼／| ┃ } | : : ∧: : : : ノ (｀
|:! : :|ヽ__,ﾉ ‐-‐' |: : : | }: : : :| ´⌒＼
|:ｉ: : | ´ | : : i|ﾉ: j : :|
八: :| u.|￣￣￣`} /: : :ﾘ: : /: : ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
|＼ゝ ヽ､＿_ .ノ /: :／: : /: : :| ＿） （＿＿
|: : ヾ!: ≧=‐-‐= イ／: : : :/: : : :| ） うっ！？ （
|: : : : :∧-‐{￣}‐-|: : : : :./: : : : :| ￣￣） (￣￣
.___|: :,.-‐'／ ∧ﾟ |ヽ.| : : : /:/‐- . ｉ| ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
{ ｀Y .／ /.-─- .|: : : ﾙ' | ｀ヽ
| ｀ｰ‐┐〃 .ヽ : ｉ| l ﾚﾍ
/ |.< ＼|ノ / }
/ .| ﾄ､ ヽ. / i|
. / l l::l＼ ＼ / |
{ l l::l ＼ ＼. |
【 松本良順 】
.
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
半裸でキ●タマを露出させたまま、
ゴロ寝している隊士たちであった。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. / 7~7´厂｀ヽ､辷､
. ノ ∪f´/ / ﾍﾍ_｀ヽ､
,ｲ i_i i ,ｲ"｀ ノ:i:/ ⌒i‐､
. i |_j_(_,-‐ヘ:_:/ ‐-､_ / ヽ､
./ ､ ｀ゝ､ y' ｀､ ｀､｀ｰ-､
i ＼ ｀ヽﾏ i}ヽ､ N i/} }{ ~｀ヽ､
.{ ＼i ｀ヽ､i/ iij::', ヽ／: : : : ::／~: :＞-'´／￣:::::::::,ｲﾍ
.N V´ヽ､:::｀ヽt:: ::', .／: : : : : ／: ／´三彡ﾑ::::::::::::／:_j :ﾍ ｰ _／ヘ ＿__ムﾍ＿
./ ', ﾏ､_'⌒ヽ/: ::／: : : : : ／:.:／,イ二ﾆ='´二>:／ヽ ::i i::::｀￣_´'／￣/: :＼, ' oﾟ ＼
.ノ ﾍ V￣ヽ､／: : : : : ／:.:／彡'´二=-‐'⌒ゝ'´ ､:. .v'´／／i:i:i//: : : : : 7､ ／ﾄ､
,ｲ ∧ ＼ ／: : : ::,:::'´: :／彡'´ﾖ{ , -‐'´ ｀／/::f:i:i:i:i:{ {: : : : : /: :｀7'::::::ﾉ )
./ ﾍ ＼___:: : : : :,∠三=-‐'´ヽ ／ /;;;;;i::::|:i:i:i:i:| /: : : :./: : :/＼／ j
/ .._(こ＾)､_ .＞'／￣￣__ _r γ｀´ ヽ_, ' ´ /;;;;;;;j:::j:i:i:i:i:j j: : : :./: : :/{ ,' i |
ヽ､.,イ/ ...〃､__ﾉノ､__,ヽ '´ i ヽ､,-‐'´ ヽ､ /;;;;;;;;/::/:i:i:i:i|ﾉ: : : /: : :./ﾉ'´ } }
ヨ三ﾉ}}. ..{.っ＞ ＜っﾄ __ : -‐c'´ ￣､ ヽ､ ｀ヽ ./;;;;;;;;j::::|:i:i:i:i:/|: : :./: : :././´ j j
iヽ二〉 .(⌒i （千于`ｰ┴'─────┐ ､ ; ､ ｀ヽ､ ヽ ./;;;;;;;;;|::::j:i:i:i:/ i: : :/: : :/ /i ( ｲ
ﾐ三{ｉ .（O人 `ー| |. .｀ゝ‐-'ゝ､＿ j｀ヽｰ ‐'､＿ ゝ/;;;;;;;;;;j::::/:i:i/ i: :./: : :/ /. i ', }
ｲﾖﾚ' .//⌒ヽ(＾う 見せられ. |. ｀Y /;;;;;;;;;;;ﾉ:::i:i:i:f j:.:/: :./i /､＿i -‐- )
ﾐニi} ..`ｧー─イ ないよ！ | ヽ : /;;;;;;;;;;;/:::/:i:i{ i: :/: / i/{｀ヽ､二'´ ヽ}
ミ二i .../ （0::|＿＿＿＿＿_＿_＿_|. ,' /;;;;;;;;;;;;}:::/:i:i:i| i: :} / / 〈,-‐'´￣〉ヾ､〉
=ﾆ二ﾆ= . /＼＿＿＿_/. __,-=‐"7;;;;;;;;;;;;ﾉ:::{:i:i:i:j i i/ / (,-'´,-' ', ｀ヽ､
／ / ⌒ヽ ..: ,=-――=ﾆ壬三彡'´;;;;;;;;;;;;/::::ﾉ:i:i:i:i| i/ / {f´ ,x≦三三ミY}
. ...___／ ／￣￣｀) ﾉ .,ム―┴┴≦三三三彡ﾆ=‐';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::/:i:i:i:i:iﾑ／／ >ｲ彡―-=､＿::::)
..(__r＿__ノ (.＿＿つ ,イ´ _ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＿,-‐イ:::/:i＿,-'/ ／ ,ｨﾍ,': : : : : : : : :)￣
＿ ‐-‐ ___＿＿____,x=≦´ ￣｀ヽ､x≦￣￣＿＿＿ノ彡＿ノノ ⊂ﾆノ{'｀ii'｀i'｀ii'｀j'´
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
隊士の格好のひどさに松本は、
屯所を案内してくれた近藤らに詰問した。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
／ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
／: : : : : : : : : : : : : :／ : : : : : : : : : : : : : : ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : :/: : :/: : : : : : : : : : : : : : :∧
/ : : : : : : / : : : : : : /: : :/|: :ﾊ : : : : : : : : : : : : :∧
/ : : : : : : / : : : : : : /: : ｧｰ|:ナ}: : :|: : : : : : : |: : : :∧
i: : : : : : : :|: : : : : : : j／ _ｚ土廴}: : |: : : : : : : |: : : : ∧
|: : : : : : _:| : : : : : : :| j{ r芫㍉: {＼: : : :,ィ代: : : : i
| : : l|: :/ｒ|: : : : : : :│ ｀ 乂rｿ }＼ﾊﾄ､:_にL,_∨: : :| 客人の私が局長・副長と一緒に
|: : :ﾘ :{ l |: : : : : : : | j ｆ芯 jk}: : :/ 見回りにきたというのに
| : / : 乂| : : : : : : ,′ { ゞﾟ' ﾉ/: :ｲ 素っ裸同然の格好を
| /: : |: : |: : : : : : :i ´ /／│ 改めないやつがいたのはどういうこと？
j/ : : j: | l: : : : : : :| U ＿__ /: : : :i
/: : : /:/ :| : : : : : :| ／__ / /: |: : :|
/: : : /:/ : :| : : : : : {＼ ｀Ｖ ｲ: :│ : | 目上の者に対して無礼すぎる！
. ／: : : /:/ : : ∧: : : : :{ ､ ｰ一' ／: :|: :│ : |
/: : : ／: : : : :/ ∨ : : {￣＼ ＞ __ ィ:{ : : /l: : |: : :|
. / : : : : : : : : _/ ∨: : { ＼ /＼: : : :| | : / l: :| : : { これは隊内を治める規則が悪いからで
＿__i＿＿＿__／＼ ∨: :{ 厂￣{∨: : :∨ l: : : : :{ もっと厳しくすべきよ！
／￣￣＼ー―‐一'⌒ ＼ ∨: { 廴Ｏ_{ ∨: : ∧ ∨: : ∧
. / ＼ '，:{ / ＼∨ : :∧ 乂ﾊ: ∧
. /⌒/ ＼ ＼: :{ /＼_ /∧ヽ: : :∧￣＼ ＼‘,
.. / 〈 ＼ 寸＿/＼__/⌒V ∨＼: :∧ ヽ ＼
. { ＼ ＼ | ＼__| i : ∧ i
＼ ＼ i ,ﾉ 〈 ＼ |: : : i |ヽ
┏━━━━━━━━───
┃
これに対して近藤は、
┃
───━━━━━━━━┛
／￣￣ ＼ -、_
_,ノ ヽ､__ / / ,〉、
（＝）（＝ ）／ ´／ /)
（__人＿） { , ' ´,/
'､`⌒ ´ V __, ＜´ いやあ、あいつらみんな病人or怪我人なんで
| 〈´／::::Λ
| ﾔ::::::::::::::Λ
`ｭ`ｰ─ｰ V::::::::::::::Λ 勘弁してやってくださいよ……
/ﾑ _ , -.／V::::::::::::::Λ、
_,. -／:/:::ﾊ ,/´..::/i:::::::::::::::::::Vﾍ
／/.／.:::/:::l y .::::::/::::ｉ::::::::::::::::::.∨}
j ::::::::>.:::/:::::l ./ .::::::::::::::::ｉ::::::::::::::::::::ﾚ;
i :::r :〈 ::::i::::::::ﾚ .::::::::::::::::::::〉､:::::::::::::::::ﾉ
ｉ :::| :::::'., :i::::::/.:::::::::::::::::::::::::::`::-==::イ
| :::| ::::::::', :i::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
【 近藤勇 】
┏━━━━━━━───
┃
などと弁解したが、
┃
───━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
松本によればそうやって寝転がっていた隊士は、
「全体の三分の一」もいたというのだ。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
∧ ,-、
i:＼__/:::::i /::::}
∧::::,―‐ -､::/ 三人に一人が病人or怪我人って
/::｀`ﾄ ―‐- 〉ヽ どういう職場だーーーー！？
/:::::::入／Ｘヾｔ-､
／:::／ヽ;;} ﾍヽ {ﾐヽ
／:::／三/≡| ', ヽ弋ﾄ､ ＿_ ,､
ﾍn ／＿／三 イ≡Ｘ ', i! V三三/￣￣iー´/j
ｨlj´ ' }'l~~.}三三／::/／三ﾍ. ゝ' ﾄ-‐.┴､＿ !＿_彡
ljﾘ -'::￣￣￣:::::／三三三} |
∠_／:::::/::::::ｲ::/三三三 / 〈
|::::::/|:::::/ |:/三三三/二二□二＼
/／ |／ /三三三/圭圭圭/圭圭＼
´ レ'´￣~/圭圭圭-┴ ､圭圭ヽ
/:::::::::::／ ヽ::::::::::ヽ､
／:::::::::／ ＼::::::::::i
＿＿＿／:::::::::／ V::::::::|
〃:::::::::::::::::::::::::／ i::::::::｀-､
x＜彡ﾄ´￣￣￣´ ヽ_ﾄ_.ノ
廴ﾆ‐'
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
さらに台所も覗いて見ると、
残飯がいくつかの樽から溢れる、
ひどい光景が広がっている。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
| |／／| !――――― 弋_八＿＿ し'⌒ﾒ、_ ノ´―――――――――――――――――――
| ／j／ j_|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ニニニニニニニニ>////////////////////厶/∠////////////////////////////////////////////
＿|／＿＿j＿＿|:::|///,_///////ﾊ//,ﾊ/////∨∧ ∨/////////////////////////////////////////
｀ヽ/:く ｀>,///;;・ω・;;ヽ/////∨∧ ∨///////ノ⌒ヽ∨///∠⌒´￣￣三二ニ≡=--∨/
, } ∠｀ェ ／,(;( ^^^ );)/////l∨∧ ∨￣,只√￣ｌｉｌ｀l／ ¨´ ／ ￣￣￣｀´ 人j
/ |＿＿|／ `'ｰ---‐´┌―‐:l ∨∧l＿/〃:.:Ｙ ｌｉ|: l⌒ー=彡'⌒ー--==＝'"¨¨￣￣ゝ}
, /::! ＿ ＿i´-‐ ニヽ、 只 :lr ‐=ﾆ=‐-、| ￣::|三三}i|: :l二ニ≡==＝---―==＝≡ニ二 }
/|:::| Ｙ´ `ー ‐l∨// //// |....:::::|┌―┐:.:l｀≧=‐-=ﾆ二二二二二ﾆ=孑≦´
' / ,|:::| > 三二ニ＝- ｌ ﾞ-=ﾆ=-'′!..,,_,,.ｌ└―┘ l ! └―┬―┘ /
/／ ¨／ ／⌒ヽ 人_＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ノ―┘ ＿_厶zz―z/ ,. -‐=
, /―-, ′(:::::.._.. -= ..:::::个 |::::::::l_//////////|::::::::| ° 〃´//////////ﾘ／: : : : :
/ / r::::... |::只:!只'////////|::::::::| ′-‐: :￣: :ヽ 〃´: : : : : : :
, /―'´廴 j > 〃 Ｙ ∨////,'//|::::::::| ／´⌒: : : : : : : : Ｖ´: :-=ﾆ二ﾆ=
/'/￣,ノ 〃 i( | 匸 | 厂{///ﾘ'///|::::::::|, -/: : : : : : : : : :厂: : :＼: :⌒ヽ : : :
' /⌒ （ ,..::-‐'′ ｉ :.、 ,'{ ￣ | ￣l/<⌒ゝ ｀¨／::::厂｀ヽ: : : : : : : : : : : : 个: :-‐ ‐＝
/‐- _ ￣乂 l 厶{ 三 { 三|￣ ´ ＿ i⌒Ｙ′: : : : : : :-‐: : : : : : : 厶: : : : : :ニ
' /┐ / ｀ｰ -- ､＿ ＿ ＿ ノ { 三 { 三| ο rYﾞゝ ゝ ′⌒ー : : : : : : : : : : : : }: : :‐-=ﾆ二
/ ! / ノ⌒ヽ 、 ＿ _.. , ―――亠‐:.､: : : : : : : : .:-=ﾆ二〈 : : : : : -=ﾆ
｀/ j / ,┌―――┐/＼::::::::::＼ﾞヽ ￣｀ヽ〉 八 { Dr.Pepper { }: : : : : : : : : .::::::::::::人: : : : : : :ニ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
見かねた松本が衛生面を変えようと提案。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
- ―-
, : : : : : : : : : : : : : : : ｀
〃.: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
,.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.',
;.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.',
|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.}
|: : : : : : : : : : : : : ＼.: : : :. :. :. :.}: : : : l
|: :.∩.: : : :. :. :. :./ ヽ.: : : : : :.ﾉ.: : : :.} 病人・怪我人は風通しのいい
|∩| l. r‐ｧ: : :ﾄ､i{_＿＿,,,: : :.／}/}: : : ! 大部屋に移して
〈 { ヽ{ {: : :.│il{-=≦ }／ ｬ≦.: :.:}:|
}:＼ .＼: :| i|{ 廴ﾉ. `7: : :,: :|
/ : : :ヽ ヽ| i|{ u /: : :/ }:| あと、お風呂も入ってないでしょ？
, { -= `y .}| i|{ _r==､ ィ { : : / .l:|ヽ
〃 ／ / / !.ｉﾉｰ ¨ ! .!: : { |:!ー―ｧ
/ .／ / , . !i| ,／^＼ } .{ : :| |:ﾄ､ } 浴場を作ってみんな洗わせるように
./ > / ′从〃 {__} .ヽ::ヽ .|:| ＼ !
/ ／ ./ , ∨ }: :| ＼.:; |:| , '⌒ヽ
./ { ./ ′ |: :| }::}|:|Y
{ .| , ./ |: :| |::||:|i{ ／{
／ } Y′ / .|: :| |::||:|i{ (
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
すると近藤・土方の指示の下、
隊士たちは猛烈にテキパキと動き出し、
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＼__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__／
≫ ≪
≪ 風呂桶を調達してきまーーす！！ ≫
≫ ≪
／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒＼
＿＿＿ ＿＿＿
, ‐'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ , ‐'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 二＝― /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 二＝―
;::::::::::::::;イ::::ﾄ､i､::::::::::::::} ;::::::::::::::;イ::::ﾄ､i､::::::::::::::}
{::::::::/l/‐i:::::| ｰ ＼|::::::::! {::::::::/l/‐i:::::| ｰ ＼|::::::::!
､:::|（ ・ ）ヽ{（ ・ ）i::::::::′二＝― ､:::|（ ・ ）ヽ{（ ・ ）i::::::::′二＝―
ヽ| ､ }:::::/ __ ヽ| ､ }:::::/ __
/⌒ゝ､ 八 r‐-､ j八,く＿） /⌒ゝ､ 八 r‐-､ j八,く＿）
y'´:.:.:ゝ､_.＞, ｀ﾆ イ-.._,ヘ:._:_/ 二＝― y'´:.:.:ゝ､_.＞, ｀ﾆ イ-.._,ヘ:._:_/ 二＝―
ヽ'´:.:.::.:..:ヽ/====〃:（/.:.:.:.:..ｿ ヽ'´:.:.::.:..:ヽ/====〃:（/.:.:.:.:..ｿ
＼:.:.:.:..::||::::::::::::::::::;:､.:.:,:,::ｲ ＼:.:.:.:..::||::::::::::::::::::;:､.:.:,:,::ｲ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
わずか数時間で、風呂桶三つある浴場や、
病人たちをきちんと寝かせた部屋を整えた。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
⌒ ⌒
（ ) （ ⌒ │ || |
） ） │ || |＼
（ ノ │ || |＼＼
)＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ )_ │ || | : :＼
────────────‐ ヽ＼ │ || | : : : : .
￣￣￣￣￣ij￣￣￣￣￣￣し'￣￣] │ || | : : : : :
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ. || | : : : : :
o 。 | ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ. || | : : : : :
ﾟ | ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ. || | : : : : :
￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ|| | : : : : :
ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ＼ : : :
￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ.＼ :
ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ￣ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━───
┃
驚く松本に、土方は笑ってこう言ったという。
┃
───━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
＿＿＿_
_,､ｒ'´:::‐､｀ヾ‐､｀丶、
／:::::l､:{⌒ヾヽ::ﾄ､:ヽ:::::ヽ
//!:::i:ｌ:!::ヾ､::::::ヾ::!｀ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ﾄ､::::liヽ､:::ﾘ:!::i:::ヽ:ヽ::::i
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:､:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
ｌ!::!:!:iﾄ:::!:i:j/代トﾄ､ｌ:ﾊ::升ﾄ!:l::!:!lj
ｌi::l::N{:ヾVﾍ｢￣｀ lﾊ ｿｒ‐ﾃﾊ!:l/ 兵は拙速を貴ぶ、とはこのことだよ
!:l!:ﾄ､ｌ::l{｀ ! j川/
ヾﾄ辷N! ‐ノ !:l/
Yｌ:ﾄ､ ヾ＝＝r ﾉ/ アハハハハハ！
iN ＼. ｀ ニ′／}'
／丨 丶、 ／
､＿ノ{／しﾍ.. ／/ :｜ |:_ヽ＼ /Lノ＾ﾍ..__
〉 ｀¨}＞'´ : 厂´＿_.. 、 ,... ＿_｀|: : .`＜{｀¨´ ＜
＜ ｀7 : : :| 、 ,|: : : :_r'＾ 〈
/ ｰｎ ｛ : : :| ＼ ／ |: : _｝ _,.、 <＾
＾7 / ﾚﾍ、 ｀^{_:| 丶 ／ 」ノ _/^Y＾. : ｀V＾
⌒7. :｜: :厂^Tヽ.,__,｀Z、 ＼__／ 〈__,.r〜'T~ : : |: : : : :｛
【 土方歳三 】
┗━━──────────────────────────────────────━━┛
.
_,ｨ'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀`丶､
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ､
,.イ´:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ､
r'´.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.,ｲ:.,ｲ:../i:.:.l:.:.:ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:.ヽ､
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!/ !:./.|:./ |:./ !:.:..ﾊ:.:.,|:.:.:.:.ト-､ゝ
,イ.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:/ !ナ-､_ﾚ' |ノ ﾚ'ヽ:.ﾉ!:.!
!:.:.:r‐i:.:.il:.:.:..! こヒｒ`i｀´ _ｭ=-.,リ .ﾘ
|,ｲ !i^)ﾚ'l:.:.:./ ´ l´ﾋr /:.:.ﾉ この逸話から見えてくることは
! !:ﾔヽ､.ヽ/ ヽ .l:.:./
k.l,`-ｧi u '´ /∨
k_N.l ── / まず新選組隊士の、だらしなさ
_,イj ヽ .／
／´r'´＼ ＼. ／
_,.ｨ=''7´;;;;;;;| ＼ ｀ｰ-ｪ-‐'´
_,.ｨ='''´;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;! ＼ ﾉ ＼
-‐'''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;:;:;:;:;:;:;:;:! ／トｭ ﾔ Zﾄ､
;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:く;:;:;:;:;:;:;:;:;:;! ／＼ヽ! ﾉ _,,>!.ヾ.､
;:;:;:;:ヾ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼:;:;:;:;:;:;:;ﾄ､/ `ｰ-､>--'''7 ﾄ､|;:;:;:〉;＼
__,.イ:::::::::::::7;;;;;;ヽ:::::/;;;;;i:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ-､::::::ﾍ
／:/:::::::::::::::::::7;;;;;;;;;;;ﾍ/;;;;;;;;;',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:::::::ﾍ
y'::::::/::::::::::::::::/::::y',;;;;;;;;;;i:::::::::',::::::',::::::;::::::;::::::::::::::::,::::',::::::::ﾍ
./::/::/:::::::::::::::::::i:::::::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i:::::::i::::::i:::::::',:::::::::::::::',:::',::::::::::',
/::/:::i::::::::::::::::::::::i:::::j-^｀｀``´´´^'i::::::i:::::::i::::::::i::::::::::::::::i:::::i::::::::::i 近藤は「病人だから寝てるんだ」
7::i:::::/::::::::::::::::::::7:::::i .i::::,':::::::j::::::::i:::::::::::::::::i:::::i::::::ノi とか言ったけど、あまりに数が多いし
ｊ:/j::y::::::i::::::::::::::j ',::::',__ ,＿,':,'::::::::7::::::::j::::::::::::::::::i::::i:::::::::i',
〃〃 !:::::::::::::::::::::イ::::::ノ `''7--:::::7;:::::::7::::::::::::::::::j:::j::::::::7:i
i ﾔ:::i:::::::::::::::i. _',:::',__ __i≦__i-'"|::::::::::::::::::,'ﾍ::::::::/:::j 病気だからって股間丸出しである
.',:i `ヽ;:::ﾊ 久ﾁ心` ”'爪丐癶､:::---､,-'| ',',::ｲ:::::::l 必要性ってあるの？
` .j:::::ﾊ 弋斗 弋ﾋ必 '"!::::::::::::::::::|ノ.ｊ::::::::::::|
7:::::::ﾊ ´¨｀ ´¨¨｀ |::::::::::::::::::jイ::::::::::::::|
j:::::::::::::', ` U |::::::::::::::::::i::i:::::::::::::::j ていうか、前を隠すぐらい
7:::::::::::::::ﾍ ｫ---､ ,ｨ:::::::::::::::::i::|:::::::::::::::i 一瞬でやれるでしょ
.7:::::::::::::::::::＞.､ ￣￣ イ .|:::::::::::::::::i::i:',:::::::::::::',
i::::::::::::::::::::::::::::::::＞､ . ＜ i::::::::::::::::,':::i::',:::::::::::::',
i::::::::::::::::::::::::::::::::i: : : i ￣ !:::::::::::::,':::::',::',::::::::::::::',
.i::::::::::::::::::::::::::::::::i : : :.! i::::::::::::,':::::::::',:::',:::::::::::::',
_ _ハ,,.. -‐}⌒ヽ､__
／: : : : ﾍ : : /: : : : .ヽ､｀ヽ
／ :／: : ／ﾍﾐ/: : : : : : : : :＼::ヽ
ｰ=彡: : : : : : ′/ﾐ/ﾍ: : ヽ.:ヽ: : : : ヽ: :ヽ
′: :/: : /: : : :{ }: : |: : |: : .ヽ: :!彡}ヽ
|.: :〃: /: ::| : :.| |: : |: : |ヽ:::::::';:ｌ彡}/
{: : :! : l: {: :|: : :| |: : |: : |ﾉ: : :|: :|:ノ:{ にも関わらず、近藤・土方が通ろうと
λ: ﾍ: :l l丁l≧:ト .j≦|戸|了: :ﾄ:ｿ.ノ } 丸出しなままのやつが多かったって
ヽ: ﾍ:.l'{ ＿＿ _ '＿＿ :}|: :ﾚ':!／}
}ヽ∧| ` vｿ ｀Ｖ,ソ .l:!: :l丿: : |
ｉ: : {t.| ,,,, , ,,,.ｌ|: :.| : : : l 単に、松本が指摘したとおり
!: : :ヽ|、 .,ｲ|: :.| : : : | 隊内の規律が悪かったからでは？
. ｉ: : : : | :ﾄ､ (⌒ヽ ..ｨ.: : ソj : : : :!
|: : : : 乂: : | ト __ , ´.|′: :ｲﾉ: : : :.|
| : : : : :ｌ : : | |. i/: :.∧ : : : : |
. |: : : : : :|: : .川 ヽ ﾉ ./: : :,ﾍハL::＿|＿
＿| ＿ 厶/': : / _l{: : :/_:::::::::::::::::://￣｀ヽ
／ ﾍヽ:::::::〃j : :/ﾍ｀＝＝´/ | : :}:::::::::::::::::::// }
/ ﾍヽ::::{{ .|: :/ ﾍ::::::::::::/ }: :/:::::::::::::::::ﾉ/ j
. -=ﾆ¨¨⌒ヽ-―- .
. : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
／: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : :＼: : :＼
／: : : : : : : : :/: : : : : : : : : :i: : : ＼＼: : :＼
／: : : : : : :/: : : l : : : : : : ｉ : : :|: : : : : ＼＼: : :＼
. . : : : : /: : : /: : : : |: : : : : ｉ :|:｜ | : : ヽ: : : : : ヽ: : : ＼
/.:／: :/: :ｉ: : |: : : : :,|: : : : : | :|:｜ |: : : : : : : : :ｉ: :|: :＼ : ＼_
/.:/: : : :|: : |: : |: : : :/:|: : : : : ｌ :|斗/|:ー‐ﾄ}、: : :|: :| : : : ｀¨¨⌒
. /.:/': : : : |: : |: : | : :斗┤: : : :/:/|// :|∧:|i:ハ: : .:| : : : : : | 残飯を捨てに行くことすらやってないのも
:/ i: : : : :|: : l: :イ : :|..从: : /l/ 斗z=云ヽ:ｉ: :i | /: : : : |
i | ｜: :i :｜:.ｉ|: : |＼斗=云:/ Ｖrうツ ﾉ|: :| /|: : |ｉ: 八
l | |: :.:|ｉ八:.八: :|〈' Vrうツ ¨´ 〟厶ｲ : |: : ||/ 整理・掃除の規則など無かったし
|八八: |人:.＼ }/＼〟¨´ 〈{. 八: : : : | それに誰も文句を言わなかった結果かと
＼ ＼ :ヽ}八ヽ _ /|: : : |人|
|:ｉ: : : : 个 . ´ ／/|: : :八
|:| : i : :｜: :≧=- . イ: :/:｜ /
lハ | : : |＼(＼i:_:| : : V=ﾐ:ﾉ:/
|八 : | ／. :丿 : : :＼:|/ヽ
_ : |彡 : : |: . . : :/: : : ＼__
r‐=ﾆ⌒ヽ| . : : :|ｰ‐ ､ , -‐{: : : : : : : : : :＞ｘ、
厶イ ′ / // ｲ ′ / l | ､ ＼ ﾄﾉ
/ / .ﾞ //__/_! /:ｉ /Ｖ ./__! l 、 〉|
. / /.ｵ :! .ｨ1 / j/ l ' | ./ │∧ i ハ!
厶イ/ | ﾚﾘ l/-=ミ. |/ |/ .ｫ=j/ ｌi :| ﾍ
/:| |i { lfｲi::::::ﾄ ｲi::::j7'ﾘ :! <ヽ そんな隊士が近藤らが指示した途端
. / | . ｲヽ '. ハﾞぃ:ｼ ﾋ:.ｿ /} ﾄ､iヽ＼ 非常によく動き出し、松本を驚かせている
ﾚ | ハ '. ∧ ′ /仆:.| ＼ ､
"y⌒ｉ ゝ∧ ｎ .ｲy′ｌ| ヾ
| |ヘ＼≧． ＿__ . イ､:/ ﾘ＿__ ＿ ここから推察できることは……
| | ヾソ ﾌ′ ﾄx”￣￣ :ｉ | | ヽ
＿j Ｖ´￣ ./ ＿_ ´| | | | ーx
i´ ！ __j_ ／r─二| | | | / ＼
rf ヽ ＼ ｀´ ．ｲ ／￣ヽ.| ｌ l ′ |
. ハ ､__ﾄ .ノ .イ ﾚ′ j .// / ！ ＼
// 厂 ー‐一 | | | // / l! ヽ
. //ノ 〉 ゝ. | .// / /lー-
_＿＿
. ´:.:.:.:.:.:.:.:.￣￣` 、
／:.:.:.:.:.:-―- _:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
':.:.:/'´ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
r/:.:.厶:.:.:.￣￣:.:.:.:.‐- .‘.:.:.:.:.､:.:.:.:.:.'，
厂7:.:./:.:.: i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. i:.:.:.:.`i:.:.:.:.:|)￣￣ｱ
L/:.:.:.:､i＿|,:|､:.:.:.:.､＿|､＿:.:|:.:.:.:.|｀ト--':i
':.:.:.:.:.:.|,ｨzﾐ､ ヽ:.:.､:.:.:._＿:.: |:.:.:.:.|､ ＼:.l
仁ﾆ|:.:i:.:.:.:.:汽::ﾊ ＼ﾄ 示r泝､|:.:.:.:.|､＼_ﾉ:.l 「俺たちが指示した時だけ
. /!/l:.:.:.:.:l` 辷! ら:リ ”:.:.:.: |ﾉ:.:.:.:.:. l ちゃんと動けばいい
.／〃 l'､:.:.:.{ﾊ" 、 ￣u ﾉ:.:.:.:.l:i:.:.:.:.:.:. l あとは好きにしてて構わん」
ヽ/ l:.:＼'，＞ . ‐- " イ,|:.:.:.: 从/:.:.:.:ﾊ!
‘.:.:.:.:`:.:.:.:.:.:.＞- r ´ ./:|:.:.:Ⅳ:/}:.:.:./ .|
‘.:.:.:.:.:{＞'´ ／ /:.:.:.:./`''＜彡' ……近藤たちはそういう姿勢だったってこと？
ヽ{Ⅳ / ｲ／}:/ _>､
.′ /ｰ-､ / /′ ／ i
,i /＝=ﾐ/ ／ l
./.| ′ . ' ／ ′
i | i . ' ｨ ,′
_,､-ｰ''´:._,､-:ｰ｀､-､,
／:.:.:,､-'´:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ:.:.:＞'"｀:.､
,/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;':.:.:.:.:/::.i/:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
∧∨:./:.:.:./:.:.:;':.:.:.:.:∧ﾍ／i:.:.i.:.:.:.i:.:.:.ヽ
∧:.|!:.:.!:.:.:.:.!:.:.:.!:.:.:.:.:!´｀'"´｀i:.:.l:.:.:.:l:.:.:.:';'.,
｝:.::.|i:.:.|:.:.:.:.|i≦廴ﾘi:| |:.:ﾘ:.:.:.|:.:i:.:.!:.i
{:.:.:.:|:|:.:|:.:.:升i:.:.!i:.:.ﾊj 辻≧:/:./:.:.i:.:!
lﾍ／ヘﾊ､:|≦斤乍 /廴ﾚﾘﾉ//:ﾊリ まさに上で推測した局中法度の本質
,'i:.ﾍ（|:.:.:.:.:.:| `弋少 升仆ﾍ/:/.:ﾉ
,':i:.:.:.:ｌ|:|:.:.:.:.:| ゞ少 /ソノ
,':.:|:.:.:.:l!:l:.:.:.:.:.l ′ /:.l: | 「締めるべきところだけ締めて
/:.:.:!:.:.:.:.!:l!:.:.:.:!:!､ ─ /:.:.|i.:| あとは隊士の好き勝手でおｋ」、じゃない？
/:.:./|:.:.:.:.:!:.i!ﾍ:.|i| ＼ ＜:.:.//:|
/:.:/:.:|:.:.:.:.:.:.:i:.:.ﾍ ` ｰ ＜|:.ﾘ:|:.:.://i:.|
＜￣｀ヾﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ ﾄ､ヽ∨|:.//:.:!.:|
/´ ヽ : : ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ､_,､-"¨'ｰﾍ_i:.|/':.:.:.:.':|_
/ i、: : ::ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼_,､-"ﾞｰ､,∨:.:.:.:.:.:.:.!i｀ﾄ、
ｲ ! ',: : :::ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ: : : : : : :i:.:.:.:.:.:.:.:.:|: i ﾍ
/ i i ',: : ::::ヘ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ: : : : : :|::.:.:.:.:.:.:.:.|:.i ヽ
. ,. --─‐‐-､
.ｚ∠二二二ヾ:.ヽ
. ,仏:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀尓
./:.:.:.:.:._∧ィ:|ヽ|:.:,､:.:.〈＼＼
.}ｨ:.:.:.:./zzミ､| ﾆ二:.:.:i l}__}
. |:}!:.:.{“ iり に!”}.:.ﾚﾘ.:| そういや前にも斉藤や新井が
:|ｲ}:.:.! ' | }.:.|.:.| 仕事中に酒飲んだりしてたことを
. |.:|:.八 .r‐ ，u.ｲ:..:.:.:!.:.| 言及してたわね
. 八ﾚ.:.:.:＞. 二 ィ:./|:.:.::|.:.|
. __ﾊ.ｚイﾘ ト､ ﾚ.从:ﾉ
rイ:| N.. ヒ --＜} .＼ 二人とも処罰されてないってことは
__f´ | N |-ー‐-/ .〃｀ｰ､ そういうのも見逃されてたかもしれない？
＜. } N |￣￣/ .〃 ﾍ
´. l N .| / 〃 ＼
.
＿ ---===ミ
． ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:..､
,:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､＼
/:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.|/ ニニニﾆ ヽ:V⌒i
':.:.:._:_,rr:‐ﾍ:.:.:.:.|／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ﾊ／ヽ
ｉ:.:.:{ /〕ト-ｲ:.:.:./:.:.:.:.､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{:.:〕iト }==ミ
|:.:.:.Ⅵ:.:..:.:.〕iト．ヽ:.:.:.:|＼:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.ヽ--､/
.ｲ:.:.:.:.:||:.:.:|:.:.:.:.:.:.:∨:､l:ﾉ ヾl＼:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:＼
. ／:/:.:.:.:.: {{:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:l:.:/＼__, _Χ /:.:..}:.:.:.:.:.:.ヽ こうしてみると、私たちが定めていた
. /:.:.ｲ:.:.:.: !:.:.Ⅵ ヽ:.:.:.:.:.:.|/ /:.:.:.从:.:.: ﾄ､:.) 「心がけ」って
. {:.:./{:.:.:.:. !:.:.:.:.:ヽ..}:.:.:.:.:∧=== =彳:.:.:/:.:.:.:.:.:.| ′
V 乂:.:.:ﾄ:.:.:.:.:.:.人:.:.:.:.:.∧ ′ 从:.:|ヽ:.:.:.:.:′
＞‐≧ヘ:.:}＼:.:.:.:∧ __ イ:.:.:.:ﾉ )/:./ 案外、大事なのねえ
//⌒ヽ: :ヾ:ｿ: : 〕iト､:.}ー＜: : :〕iド． }:/
.′ ＼ヾﾄ: : ∧- --|: : : :i:i: |ﾊ "
{ ＼ヾﾄ: :Ｖ二二ヽ: : :i:i: l i
∧ V:i:i: :ヽ. /: : :i:i/ :|
./: ∧ ＼ﾊ:i: : : | |: : /i/ ∧
/: : : ∧〉 | Vﾊ: :l m |: /i/──ヘ、
{:_:_: : : :| | _l ィヽ |/i/| |
,. . .-――- .､
l｀:'=- : .､: : : : : : .＼
/ヽ'|: : : : : : :｀ .､: : : : : :.ヽ
/ . : ﾞ :lヽ : : : : : . ヽｰ＝彡'}
/. : i : |ﾒ=ｲ:!i:i :i从: :iー=‐彡'ヽ
. |l: i: l : |ェ､|从l;ｨ=ミ|ﾉトト､:イ : ｉ! こういう恥ずかしいことや
. ||!:|: |: :ﾄ=､ ゞィ. :i :}丿':ｉ : :|| 無礼なことはするなよ、っていう釘刺しになるからね
lﾚﾍ从|､ゞ' , | : l.:|: : :i:l: : :!
/i: :.∧ ｀ - ｛ : : |: : :| !: :∧
{{.|: /|: i＞ . .,､.イ}／. : / : : : ∧ けど、新選組にはそういう
` V V. : :／^ヾ:､ : :／ : : : : : ∧ 心がけすら存在していなかった様子が
__,:=彡:;／ | llX. : : : : : : : : ∧ 松本の記録に見える、隊士たちの無礼な態度から
, -=ﾆ二:＞´／,{ | ll/. : : : : : : : : : : .＼ 見えてくるわ
〃 ,:彡´ ∠_//ﾄ､ /}:/.:,. : : : : : : : : : ＼: .＼､
// // ∠二_|:ｌ¨l.:.ヽ / :/. : ｉ: : : : : : : : : : ヾ ､＼￣￣
. 从 リ.／{ ヾ:､}: :{. / :/. : :∧: : : : : : : ､: : :.＼＼＼
. 〃 ∧. ＼/ /.::/. : : :l |: : : : : : : :ヾ.､: : .＼＼ヽ
ゝ=ｲ/ ,｀´ | ,ｲ.:,ｲ. : : : |ノ|: : : : : : : : ∧ ＼ : .＼ ヾ、
. ,ｨ-=ﾆ彡' ./ ,〃/ :l ｌ: : : : l{ |: : : : : : : : : ∧ ∨ : .ヽ ＼
// ｌﾆﾆ／ /} /. : l l: : : : | } .|: :i: : : : : : : : ∧ ∨. : :ト､ ヽ
'^' / ∠/_}/.: : :| |: : : : | | .|: :ﾄ、: : : : : : : ∧ | : : :| ﾞｉ l
,. '´ : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : :.`ｰ 、
, ' ./ .::/ :∧
/.:/ .::/ .::′.:::′l : : ::::::.: : : : : : :!::.:.: : : : : :.∧
./"/. : ::′.:::!: :.:::,l :| : : :::ｌ::. ､:::.:.: : :|::: : : : : : :∧
.′.:.::| : :::;!: :::/.|.:∧: :.:::ﾄ､:::|＼:::.:.:|::::: !:::. : : : :∧
|.:.:.:.:.:|.:.:/ !:.:/ |/ ﾞ､:.:l ﾞ､l ヽ:.:lヽ: : |:::.:.:.:.:.: : ﾊ
| ;!.:.:.:|::/ _|_'＿_ｌ ﾞ､| ｌ＿＿ﾞL_ヽ::|::.:.:.:.:.: : : :|
|/l :.:.:|ﾊ´ ＿＿､ 、 .l ´ z＿＿_ ｀ﾞ:|::.:.:.:.:.:|:.:l:.:!
ｌ l:ﾊ::l:::! ´_辷.｣｀ ゛ ´_辷_ﾘ_ :|::. /|/:.:.ﾊ:′ どうも新選組の規律は、思われてるような
l |:!: ! ! ::|::./´!ﾞi:/ ! 「鉄の規律」なんかじゃなくて
!l:::! .:; :|:/i //
ﾞl: l 、 ::|'ノ/:/
|ﾊ ,‐-'.:/ 最低限のことしか決められていなくて
ヽ ./:.:.:/|′ 隊士たちの行状をあまり律せていない
ヽ ´￣￣゛ .／!:.:/ 欠陥法度な気がする……
＼ ゛ . :´ : :l'|′
|:＼ . :'´: : :.::::|､
. r‐| ｀ －''´ _... ‐ '"´ ｀､_
／| ｀ ‐､ _.ノ´ヽ ／:::＼
_,./ : :| / >´i 〉、 ／::::::::::::::i-.._
_. '´:/: : : :! .ハ.0l - ! ／::::ﾍ, '::::::::::::::::::::!::::::｀: :- .._
_... '´ : : : /: : : :.:|∧:::ﾞ､|＿i／:::／ /.:::::::::::::::: : : |:: : : : : : : :｀: :- .._
_... '"´: : : : : : :.:/: : : : :.:| >'"´:::::｀::'、 /::::::::: : : : : : : |: : : : : : : : : : : : : :｀: :- .._
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.
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘ⌒ヽl/////{//l
// l////l_lﾘ_ ∨i ｲ坿ﾘ/////ﾘ/∧ さて、見廻組の面々から
/ l////lｲ匁ﾘ i/ ｀¨_彡///////ﾑ バトンタッチしてもらい
l/////ﾄ ` ／ｲ///////∧
／/////ﾍ ─ .7￣l///////∧
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧ いつものメンバーで
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧ 「なぜ局中法度は切腹だらけなのか」
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧ という点を考察する
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
/:::::::::::::::ゞ;;;;;;}ﾄ-ｲ;;;lミ====彡 ﾄ-ｲ.....i.......／.j::::::::::::::l////////＼
彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,. -‐''"ソ
ノ-:::::::::::::::;;;;;;;ノ:::;;;;;;;;;;;ゝ;;;;;;;;;;彡
イ:::::::::::::＼;;;;;;ノノ:::;;;;;;;;;;;;;-=ニニ==z__
,イ:::::::彡ミ::::::::＼::＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄミz_
/:::::::::::::::ミ::::::＜::::::::::＼;;;;;;;ト;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;llト
彡ニ;;;;;=;;;==-;;ミ:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ ／
//::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ:::::::::::::::lノ::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;彡--／
<:::::::::::::ﾊ:::::＼::::::::メ:::::::::ヽ:::::::::ﾄ:::::ゝ:::::;;;;;;;ノ ＼ ;;; と言っても、答えはすでに
l＼:::＼::ヽ:≧:ゝ=--ゝ =--:::::::::::::::::;;;;;;≧ ￣7;;; 言ったも同然なんだけどな
`, ﾊ:ヽ::::::ﾄヽ=- 彳=彳:::ヽ:::::::ヽ:::::ゝ:::::l <
ll ヽ::::ヽ:::::ヽ::＼弋5乂::::{＼:::::::/ ヽ:l ／
ﾉ ゝヾ:::::::::lヽ￣` ヽ::::X／/ ﾘ ／ 罰則が切腹だらけとなった理由は……
ヽﾊl::::::! __ _,,.-''"´ ／
＼ヽ _,,`／ ｀ ／
┌-ﾄ‐-z_/ _,,. -‐''"´ / ＿ /
/ ￣ `y' ／ l / ／:::X::::ヽ
/ ／ ￣ . < ／ l / _,,. -‐''"´:::／:::::::::＼::ゝ
- __x￣`-Y 气 ／:／::::::／:::::::::::::::::::::::Yj
l :::::::::::/ /:::7 ￣ ／--七---x／::::／:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::l:l
.l :::::::￣::::/ゝ ノ / l::::::::＼:/:::::::::／/::::::::::::::::::::::::::::::lﾍ
l ／ ::::/:::::::`--j/ / l:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::l
,..．.-へ-. ．、
,. :'´: : :/: : :.ヽ: : :｀: .、
. ／: : : : : : : : : : : : : : : : :＼
. , :" : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : :.ﾟ.、
/: : : :/: :.l:/.ｌ:|: : :.ｌ: ﾄ､: : : ヽ: : : : ﾟ,
{:.: : :.:{:.,'_」l斗ﾄ; : :|: }弋.‐-: :',: : : : ﾟ,
|:.: : : :.:!r==ﾐヾ.ﾟ,: :ﾄﾉ.r==ﾐ }: : : : : : }
|: ; : : :.{乂ﾋﾘ. ヾ{ .ﾋﾘ少.|:.: : : : :l:|
|ﾉ| : : l:| |: :| : :ｌ:从 他に適当な罰が無いからだろう
|ﾊ: 从 !:. |: :l : ﾙ′
ﾟ;小 .从:}:/
∨ﾄ､. ー_￢ , ｲ:.:/ ′
r―‐--┴――-､_,.イ.__ﾚ'＿__
/ ＞ ． - ―一 ´￣ ∧
_＿/ ＞ ． __ / .〉
_＿_f´ ＞ ． ｀ヽ. ∧
f´ ｀＞ ．- ――…―.--／ ﾉ＼
{ , ．- ――――≠ ．._ ｀≧――一 ´一′ _>―┐
. ＞ｉi´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆＯﾆ人 ＞ ．__＿＿___＞ '' ´ .} .}.＼
../二||ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/. ＼ｰ―一／ |ﾆﾆ＼ー-ミ__／一′ﾆ＼
.ｉﾆﾆ.||二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二/ ヽ┬ ´ |ニﾆﾆ ｰ―一 ´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ
竜馬暗殺さえも後世の小説じゃ、新撰組の犯行なのに今井が騙った扱い。
. _ -――-- _
／ニニニニニニニニニﾆ=-､
. ／ニニニニニニニニニニニニ/
,ｲニニニ＞''"￣￣￣｀"''‐-=ﾆﾆ/
. ＼ﾆ／ ,. -ニ二二二ニ=〇、 |
>イﾆﾆニニニニニ,.イ///＞-､
. Vニニニニニ＞'､////////iﾊ
lV二二＞/ '_f斗 ｊ///i-､//,lヽ､ 見廻組の人が述べたように
ﾉｲﾊ,-r.; ‐ヽ ―'ﾘ ＼/l ;.}//ﾄ､ 正規の武士であるなら
}八_ノ.i ヾ!ｲ//,l
' jﾊ ヽ /∨/小、
l/ﾍ ｰ .ｲ ,.-‐=＝＝=―--､ 小普請入りや、家名そのものになど
丶 . ＿_／⌒＞.､ニニニﾆﾆ＼ 様々な罰を与えることが可能だ
/マニﾆ=‐ゝイ／ /ニニニニヽ=-―‐--＜ニ-_
. /二＼二二ｌ￣! /／,.-‐ﾆニ／二ニニ＞'"二ﾆ!}
. /ﾆﾆニ＼ﾆﾆl ＿_//./ニニﾆ,ニニﾆ＞'"ニニﾆﾆヽ!
'-=ｨニニl;＼ﾆ'ニ,.ｲ／ニニニニ＞'"ニニニニニﾆﾆ,
. /二二二ニ､;Vﾆ／,ｲ二二ニニイニニニニニニ＞-__ﾆ,
,ニニニﾆﾆ, ' }二二ニニニニニニニニニニニニニ=‐-、
,ニニ二二入 ,..イ二二ニニニニニニニニニﾆ＞ '"､ i
. ,ﾆﾆニニ／_//:::｢.!二ﾆﾆ=‐-- _二ニニニニﾆﾆ,.'ニニニヽ .!
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘゝ--l/////{//l だが新選組隊士の多くは浪人などで
// l////l-ﾘｲ ∨i ｲ坿 /////ﾘ/∧ 実家や家族は遠国
/ l////l弋刋 i/ ｀¨_彡///////ﾑ
l/////ﾄ ` u ／ｲ///////∧
／//// ﾍ _ -,ｧ 7￣l///////∧ 手持ちの金なども多くは持っていない状況だ
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
､ ＿＿＿＿＿＿ _,,,,_
｀''-､＿ニ＿ヽ:::::::::::::::::::ヽ::::::＼/::| |::::::::::＼
＜::::／::::::::::::ヽ::::::::＼:::::::::::::＼|:::::＼:::::',
＜:::::::/::::::::::l:::::::::::',::::',::::::::::ヽ:::::ヽ:',:::ヽ::::::::::',
ーフ￣"7/::/::l::::::::::ｌ:::::l::::::',:::lヽ::::::::::',::::ヽ:::::|::ヽ:::|::::＼
／/::/:::::l:::::::∧::::l:::::::l:::l:::＼::::::ヽ::::＼|:::::',:::::::::ヽー
／::/:::::|:::',::',:::::l,､-''',:::::::|::|::::::＼::::∧＼::|:::::::',:::::|::＼
／´ /:l::::::l､',:ヽ:::|z=ﾆﾐ |:::,'::::|::ﾉ:::::＼::::ヽ:::::|:::::::l',::::| |ヽヽ
/:::l::::::|__ヽ::＼弋ﾂ ﾉ:::::::/::::|::::|:::::＼:ヽ:ﾉ:l:::::l::',::,' こういう隊士が脱走したのを
/:::::l::::::ヽｼヽ', /:::::::/:::::::l::::|:::ヽ:::::ヾ､:|::::::l::::', 捕まえたとしてだ
/:::／|::::::::K !/:://::::::::|::::ﾄ:::::',::::::＼|::::::l::::＼
|::/ .|::::/|::', ＿_ // /l::::::::|:::::|::＼:::::::::ヽ|:::::|::::::::＼
|/ ∨ |/::ヽ｀- / l::::::::|',::::|､:::＼::::',::ﾉ:::::|＼:::::::＼ 切腹以外にどんな罰が
! |::::＼_,,､､-'ヽ|:::::::::| ＼､＼::｀'-､ﾉ:::::::/::::::::::::::＼ いいと思う？
|:::::::::::::＼:::::::|:::::::::| ∧::＼:::::／:::::::/｀''-､:::::::::::＼
|:::::::|ヽ:::::＞::|::::::::::| / 〉､::::／:::::::／:::／, -'＞.:::::ヽ
|::::l::| ＞/:::::|::::::::l:| ／ ／::::::／_／／／＼ |:::::::::',
|:::|>´ ／:::／|::::::::|::|､ ／::::::／ ／／ |',::::::::l
|:::!＿/::::::/| |:::::::し::::::::::::::::／ ／／ ',',::::::::|
_ ... _
. ,. : ": : : : : : : : :｀: . 、
〈 ヽ,´: : : /: : /: : : : : : : : ､ヽ
ﾊ//V : ,': : /: : : :l : : : ', : :',∧
. !: lV/: : !: ::,':i: : :l: l: : : !: !: :l ',: ',
i: :! l': : :!: : i !:_:⊥l_: : :!: !: :!:.l!: :!
ｌ: l: :i: : l: : :l,_⊥;_lNV: :,!:/77:.l:l: :! 除隊……は意味が無いですね
!:.l: :ｌ: :!!: :.i Vzﾘ /` V ｲ!'7i:/ｌ:Ⅵ! 捕まえたのに逃すのと全く同じことになる
. l:.ﾄ:.:!:.i:.!: :ﾄ ｀~´ ､'' /:ｌ': l!: :l:l
ヾ Ⅶl :',: i､ ,ハ: : ｌl: :ｌl:i
ヽ Ⅵ: '.,:'＞｡. ´.｡＜:.N: : :l !: ! ! ＞ 罰金……も無一文の可能性がありますし
/"￣｀ ーニﾆ_ー｡7l V: !,＞ "
. i ￣ ￣
. l ＞
. i .. ＿＿ ＿＿＿＞ ´
i -‐ '''7´ ￣￣ '., ' 、
', /ヽ、 ', i
'., / ヽ i !
< _¨ ￣¨ , -｀ .! .,;'' ¨ -- .._
￣ ヽ/ , { ll! ｀ ＜
γ ´.. ｡-. :´´:'., ll! ｀ ＜
´ ／: : : : : : :｀ｰ-. . ＿__'';,__ i
. lУ: : : : : : : :l: : : :ヽヽ: : : : : ヽ:¨フ,.....、 , ′
/://: :!: : : : : :!: : : : :',lll!: : : : : :.ﾍll/llllll/:＞ ,､ ／ ′
/:./:l: :!:!: : : : : :.!: : : : : :',l!: : : : : : :.','':¨¨: : : :l＞､_ ´ '
':./: :l: !:l: : : : : : :l!: l: : ::ｌl ',ﾏ: :!: : : : :!: : : : :!.:.l. ｀ ￣ /
l: !: : l !l: !: : : : :.!:.!l: l!:_:/|! l!,!: :!: : : : :l: :l : : l:.r!
.i: !;!: :! !ﾏ:ﾏ: : : :!l:!イl:./ j_.⊥!_:.!: : : : :l: :!: : ;/ ! .' 棒打ちや、禁錮刑なども考えつきますが
i: l:ｌl: :l≧ミ､ﾏ: : !|! ,斗frll:::} /: !: : : : :!: l ／ l '
!: l:l:!: l:'., V} ＼{ 弋zｼ !: :!: : : : ｌ: / j ./
; : :!ｌ:!: ﾄ: ',.ゞ j l: :l: : : :./:/ / そもそも逃げようとした隊士を
/: : |!ﾊ:l: :ヾ､ !:.l! : : //′ ./ 何らかの罰を与えた上で
. /: : /: :.l! : !:ﾍ , ､ u ,.l:/: : :// / 隊に置いたとしても
. /: :./: : : : : l:./ ＞ イ./'l: : :/ ｨ
. : : /!: : : : :/l! ｀_´=ﾆﾆ/=l: :./ ／/!
i: :/ ! : : : / .| , =ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ,.l: :.' /.i いずれまた脱走しようとするのでは……？
. l: ; !: : :./ ﾏ0ﾆﾆﾆﾆ/ .,ｌ: :! / !
. !:, ! : :′ マﾆニ' ./ .!:.!! ;ll! !
. l:! .!: :! ﾏﾆ' / '';l:l斗t' /
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
fﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム
ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆノ
}、;;;;;;;;;;,,,,,,_- _ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆY
l:::::7:-0---;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;☆;;=- ,人
_,ｨ::::/::::::::＼ﾆﾆ=- ＿＿_ -=ﾆﾆﾆi}
}::/:::::/l::::::ll:/`-=ﾆﾆ三三三ﾆﾆノ そうだ、局中法度の性質上
／}::::::/ l:::::l、 佗j_,ヽ ｨ､_rv:ｯﾌl:ｨ:l
/ ﾍ:::ヽﾉ:从｀ ---‐' { l＼人:ﾘ
r-------==ﾆﾑ::ﾊ{八 _ _λヽ V 「違反者を引き続き、隊に置く」
lﾆﾆ＜ﾆﾆﾆﾆﾆ l ﾘヽ、 ﾄ.、 ゝ_ヽ ,ﾑ ', ＼y というのが、限りなく不可能に近い
ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- __ ＞ _ ´ > 、 ＼＼ ヽﾆ、-イﾆﾆ
>ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ:::::.. iTlﾆﾆﾆ > ヽヽ Vﾆﾆﾆﾆ
l´ﾆ三ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム::::l l/ ゝ-- 、 Vﾆﾆﾆ 脱走者は乃木が言ったとおりだし
Y======ﾐvﾆﾆ彡=<>=== ミ( (Y/:lﾆﾆﾆﾑ Vﾆﾆ
ﾑﾆﾆﾆﾆﾆﾍ彡ﾆﾆﾆ=-<><ﾆﾆＶl::::l ﾆﾆﾆ.ﾑ lVﾆ
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-<>γ-ﾐﾆﾆﾆﾆﾆ ト、 ＼V
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ乂__))>ﾆﾆﾆﾆ|::ゝ-ｲﾊ_ ∧
＿_-‐=ニニニニニニニニニニ/
＿-=ニニニニニニニニニニニニ二二/
__-ニニニニニニニニニニニニニ=＝-―-/
__-ニニニニニニニ二二二＞‐''" __/
. <ニニニニニニニニニ＞''" ,.- 、 -‐7/ハ
＼ニニニニニ＞''" ＿‐ニゝィ///////ﾊ
｀"‐-=ｒ''"ｒ'"ヽ ＿-ニ三三////////////ﾊ
ヽ 乂.ノ＿-ニニニニニ,ｲ/////////////ト､ 「勝手な金策」「勝手な訴訟」は
（lﾆﾆ二二二二二二／///////////////!｀ヽ 新選組の業務に深く係る違反だ
|ﾆニニニニニニ／ｌ'|｀二ゞV//ｉイ ;ヽ//,ヽ
ｌﾆﾆニニニニ／ ,.ｨ'lィ;ﾘ l |/,| !ソ.!//ト !-
ヽニニニ＞" _ i l'l`´ ノ l,'ﾘ ィ///l ｀ 強盗まがいをしたり、職権乱用で賄賂取ったやつを
｀ｰ,.=イッヽ" ｀ l|￣ ｌ'l , V//,! そのまま警察組織に置いておけるか？
ﾊ∧ｰ'"ｌ l' ! / `ヾ, イﾆ
Vへ !_ ,. ＜ﾆﾆ／
ヾ//＼ _ - ／ ／二二／ ,.
__-ニ二＼ － ／ /ニﾆァ＝イ二
/＼=ﾆﾆニ二丶_ .ｲ ! ,.lﾆﾆア.／ニニニ
__-=l ＼=ﾆﾆニ二ﾄ ／ lﾆ／,ｲ二二二ニ
／ニニl ｊ＼ニニニ! Y ／.／二二ニニニ
,...．-‐‐…‐‐-=‐┐
,. :':´: : : : : : : : : : : : : ',l｀: ､
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.'.,
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : ＼.:'.,
/: ,: : : : : : : : : : : : : : : :.:,斗-‐|.:',:ヾ:ゝ
./／/: : : : : : : : : : : : : : :./:/.,仆|:.:}ﾄ､:}
´ /: , : : : : : : : : : : : : :./..´<_lﾉ.jノ､_.ﾘ かといって違反者を放逐すれば
/／/: : : : : : : :_: : : : :{ / 再犯する可能性が高い
´ /:/.: : : : : : :i ',: : :.:.', }
/´{: {.:.: : : : :.i､ ',:.:.,､:.', u ' ´|
|: ﾄ､: : : : :i ｀ヾゝヾ.、 | 実際、除隊や脱走後に強盗を働いた隊士が
|＾l. ',: : ﾄ､i. ¨ .…‐- ‐ ′ けっこういたことは、前回説明した
{｀＞ヽ,/. ,.' ´
┌‐┴‐‐- ．｀＞ , . /
〈 ｀＞ , ｀＞- ．._,ィ´ヽ、
∨ ｀＞ ., ｀７ヽ ゝ、
,└‐‐‐‐- ．.. _＿＿__ ＞ .,_/(_ノ｀. ｀i
/ ／ :::::::::::::: ､＼‐- ．..._>(_ノ` . ト､
./ .／/:::::::::::::::::::::::＼＼. ＼(, ｲ .ﾊ.∨
/ .／:::/ ::::::::::::::::::::::::::::::＼＼. ＼ ﾊ.∨
／/;;;;;;l;;;;;;;;;;l;;;;／,､-''";;;／;;;/;;;;;;;;/;;;/./;;;;;ﾄヽ
|;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;|;;;;;;;| /;;／;',,;;;;;l;;;;;／|;;;;／;∧|
/;;/;;;;;;;;;／|;／i ｿ |;;;;',;;;;|ヽ/ /;;∧;;;;| ヽ
ノ /;;;;/;;／ | i |;;;;;;;',;/ ｲ/ ､,ゝ;;|
/／/ ヽ ﾉヽ;ヽヽ-- ､,ゝ;;∧|
/｀"''‐-､_ _ヽ V / |;;/
/: : : : : : : :｀''-､, _/￣｀'-､ / |/ 隊にも置いておけない
/: : : : : : : : : : : : :｀'- ､/ ｀´
/｀"'‐ ､.,,_: : : : : : : : : : :＼
/: : : : : : : : ｀"'‐､: : : : : : : : : ;＼ 放逐も出来ない
/: : : : : : : : : : : : : :＼: : : : : : : ／:〉
/: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ､: : :／: :/
. /: : : : : : : : : : : : : : , -''":ヽ: :＼| : : :〈 だったらもう…………
/: : : : : : : : : : : , -''" : : : : : |: : : : : : : :ヽ
/: : : : : : : : , -''": : : : : : : : : : |￣''ヽ: : ／
|: : : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : :|: :o: :ヽ＼
| : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : : ＼|
| : : : : : |/: : : : : : : : : : : : : : : / : : : : : : :/
|: : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : /| : : : : : : /:|
| : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : / |: : : : : : /: |
. |: : : : / : : : : : : : : : : : : : : /: :| :o: : : :/: :/
. |: : : :/ : : : : : : : :/: : : : : :/: : |: : : : : /: /
| : : /: : : : : : : : :/: : : l: ／: : /: : : : /: :/
|: : /: : : : : : : :l: : : : : ﾚ: : : ::/: : : : / : /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
|
;:',;' ||
|｜／ ／ ||
｜ ／ '",:;; ||
|| ／ ;:',;' || ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
0）|| '",:; || ヮヽ | 切腹させる以外 .│
｜｜;:',;' ;:',;' '",:; || （ _ _７ｐ | ないじゃあないか .│
|| | ;:',;' _||_ ＿＿λ＿／＼ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
((0） '" ,:; Ｃ| ｜
|｜|| |つ|＿＿＿＿／ ｜
|｜| レ´＿／｜ | | /
||| || ,, ￣ |＿//＿/ '",:;
| || γ⌒ヽ |＿∞＿｜
||| ｑ - - p | || | | || ||||' ",:;
| || ノ | | | | | | |||||||
｜|| ／|| ｀′ ||＼ | | | | | || ||||||
| | | ／ヽ || || ´＼ | | | | | | || |||||| '",:;
＼ 〈 ＼||=====|| ／ ） | | | | | | || |||||||
λ ＼ ＼＿|ろ===Ｅ|＿／ |_|＿|__|_||∧|_|_||_|||||
λ ￣ ／／// | | ||＼＼＼ Ｚｙ」 Ｌｙゝ
．;:'";:'"．,:;';:'";:';'．;:'",:;;:';' （ （ （ | | | | | ） ） ））．;:'";:'"．,:;';:'" ,:;'．;:';'．;:'",:;;:';'．
．;:'",:;' '．; : ' ,;'．;:'",: ;'．;:' ．;:'"．,: ;:' '．;:'" ．; '";'．;:
,:;';:'",:;'．;:'";:'",:;''"．,:;';:'"'．;:';'．.／￣￣＼;;';:'" ,:;'．;: ',;'．;:'",:;'．;:';'．;:''．;:'",:;
:',; '", ．;: ．; ;' ;'． |￣￣￣￣|;．;:',;'．;:'",:;'． ．;:'",:;'
;:'",;'．;:'",:;;:．;:'",:;'．'"．,:;';:',:;'．,￣|￣￣|￣;' ．;:'",:;'．;:':;'．;:'"．,:;';:',:;'．;:'",;'．
．;:',;'． ' ．;: ' ． : ．,:;．￣￣;:'",:;'．;:';'．
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.
＿＿
／:::::::::::＞-‐ ーーー::::::ヽ,､-―--､,,,,,_ノ
／::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀''-､,
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/|:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::/::::ヽ::::::＼
/:::l:::::::::::::|::::::::/::::::::::::::::/:::/::::::::::|::::|:::/ヽ:::::::l::ヽ＼
ﾉ:::::l::::::::::::/:::::::::|::::::::::::::::/:::/:::::::::::|:::|:/｀'‐|::::::::}:::|
／:::::∧::::::::/::l:|::::::|:::::::::::/:/::::/:::::::::::|::|/ /|::::::::l:::::',
／:::::/ |::::::/::::;::::::::l:::::::::/::/:::::l::::|::::::::|:キ赤 .|::::::::|::::::', 結局これも、浪人集団である新選組の
／|::::/ |::::/:::::;::::::::l:::::::/::/::／|::∧:::::ﾄ::代ｼ |:λ:::|､::|＼ 根源的な問題点だ
ヽ:::| /:::/:::::;::::::::::::::::|::/／::::::/::::|､::| ',| ﾚ 〉::| ';}
ヽ:ヽ //|:::::::;:::::::::l:::::::l/::/:::::／::::::|ヽ| ! ｿ::::| !
|ヽ / /:::::::;::::::::::l::::::/:::::::／ |:::::::::| u ^" f:/|:::| 入ってくる浪人たちには
/ | /::::::::;:::::::::::/:l::l::::／ ',::::::::ﾚ''- ､___/:/ |/ 家も無ければ金も無い
／,|:::::::/:::／::::::::／ ＼ |:::::::|;;;;;;;;;;/|::::|
／''"/::::/::::::::::／ヾゞ ＼＼|::::::|;;;;;;／ |:::|
-''" /::::/:::::::／／＼ヾゞ ＼|::::::|;／､ .ﾉ::/
/::::/:::／／＼ ＼ ヾゞ__ノ:::::::| ヽノ:::/
/::::/::/／ ＼ ヽ ヾ::::::::::::/ヽ:::::::ノヽ
/::／:::// ＼ ヽ ｀''-''" ヽ ヽ |
. . ﾄ.、／ ＼ ／|
. | .｀＿＿__ . |
入 | 「ミﾐ彡.|. |‐-、
て⌒ろゝ 'ヽミ冰x_|. 」ミミiiiii|. |::::::::',
∫ る、 _,..-＝:::::::::::::::::ﾞ'i;,::::::::,.化⌒3
ゝ ., ),-‐'' ::::::::::::::::::::::'i::::::::::',:::( つ
て~｀ hノ_,-‐''::::::;::::::|::::::::;'i::::::',::::',:::をヘ ノ
.｀C . や S／,-'':i:::|:::i::|:|::::|:::|'i:|:::::',:::',::::::::',ﾉノ
tv_,.〜.、(_.-'/,::::|::|:|::|:|'i:|:::|:|‐''¨＼|:::::::::::::iiii:::', あるのは我が身、ただ一つ
／| //:::::{/ー- 'i:i::| /斤ヽ|:::::::::ﾐ;;;;ﾄ i;;., ならそれで罪の対価を払わせるしか無いだろう
／/:::;;:::i,.y丕、 'i|. ゝ以ﾉ|::::::::::ミミ:::',｀ヽ、
/ :::::::::i,込ン ﾉ不::::::::::::::::::::|'i:i, ヽ、
. |/| .人ﾐ'i、 ｀ /:::::::::::::::|:::|:::| 'i:i, .|｀', ……新選組は罰則について
.| i |;;iiii',', ﾚ|::::::|::::|:::|;;;ﾐ::| |;| 極端に走るしか無かったんだ
. V |::|;;|iiii.丶､、^ _／|:::::::|:::|:::::|:::::;ﾐ| |i|
ﾉ|:|::::|;;;;;;;| ﾞ, ´ |:::::::|:::|::::|;;;;;;;;ﾐ|,|i|
ノ;;|:|::::|;;;;;;;;|ゝﾍ / |::::::|;;;|;;;|ii|;;人ﾐ|;;|
_,.-‐''''''|::::::::|;;;;;;;|、 ',.', // |:::::::|;´彡ﾄ;;;;;;;;＼;',
. _,-‐'''ﾐミしノ:|:::::::|;;;;;;;|｀', ゝ ｿ |::::::|ﾐ::彡/',::::::'''=‐-.,_
, ､ . . . -―-. .
. ! ＼ , . :´: : : : : : : : : : : :｀: ..jヽ
ヽ///＼: : :／ : !: : : : : : : : : : ヾ、
/:ﾍ////,y': : : j: : : : : : : : : : : : : ヽ
/: : : :.V///: : : /!: :l : : : : : : : : j!: : : 'ヽ
/: : l: : : :V/: : :./''i: : i: :! : : : : : ∥:.!: : :',:ヽ
∥: : l: : : : i' : : :.! ‐ﾄ:、i :l',: : : : :/j.:.;l : : : ',: '.,
; i: : : !: : : :ｌ.: : :'rミｘi､ヽN ',: : : //:/_l : : l: i: : ',
. ｌ:j!: ',:.:',: : :.l : : : kｼﾉ`ヽ }:／x=≠+: : :!: i: : :.',, それに上で指摘したとおり
i:! ':,:',: :',: : ｌ : : : i '´ r::/ ,//l: :/:,:.i: : : :i:', 局中法度は「超基本的ルール」ですしね
. i! ﾍ:',､:.',: :!: : : :', ｌ `' /:i.:/:/: lヽ: : :l: ',
l ﾍ:.ヽ.',:.i:.',: : :'., /!:ｉ/:./:!:.!:l.l:ﾄ : i: :i
ヽ、',:.',ﾍ: : :.＼ ´ イ i: :,/: :l!:l:.! l:l ヾ!: :i! これを破られたら新選組として
i: :i:.lヽ: :ヽ≧..´._ .j://:./l/j:! l:! l: :.!! 面目が立たないというものばかりですし
_.. !: :.! ¨ヽ: :ﾄ＼:::::0ヽ/'./／/ /' l! .!: :!:!
. / .i: :i '; :i::::＼:l:/ ／´ / / !: i',:!
/ /:/ ､ !: :!:-ﾆ:j:!`ヽ !:/ !
/ / ' ', !: :!＞｡.ﾚ＼!'., /' .!
/ ／ j ｌ: i l! ` :`.＜.,_ / !
. / ｨ ':/ /、 ' :. '., /
. / /、 /'／ ＼ ::. ',
_ ― ＜ _ ＿
/∧ ＞: : : : : : : : : : : :､: : : : ＼ / } l7/／
∨∧／:,: : : :,: : : : : : : : : : :ヽ: : : ヽ:>/〉､i ´∠l
∨∧:/: : : ﾊ: ,:, : : : : : :､: :, :｀; : : : ∨/ﾘ
〉: :,';': : :ﾑl: l: : : : : : : :l : l:ﾏﾑ: : : : ∨,
.. /: : ,':}: : :ﾑ:l:,ｲ:i: : : : : : !斗‐弋i : : : : ',: ,
. ,':/ : ; ｲ: : :iﾆﾏ,';:!ﾏ: : : : ﾘ.,ﾑz斗:'; : : ; : ,: ; どうしても何らかの罰則は
,':/: : :i;':l: :l: l ﾑ､ﾏ,∨: :/ィ炒ﾊﾉl :i: : : ; : i; i 与えないといけないし
,'/,: : :i:'! '; :!伐'芯ヽ｀ ヽ´ ｀´ .i:ｲ : : i : :i i その罰則は切腹にならざるを得ない、と
,' ,': : : ! !: :';ト;':,｀¨´ ､ /;' ! : : l : :i i
i. i: : : ; :'; :i';:ﾄ､丶 ´ /i :ﾘ: l: :,' l
i. i: : : ' : i: i '､ ヽ., ｀ ＿＿_／ i:ｲ: : !: i .! …………うん？
!. !: : ; : ﾘ､i ヽ ＞, ＜γ'∨::::::::/:;': : :,!:/
l i : i: ;' ! ,x＜::::::::::::ゝ.ノ: : : : /: : : / ＞ ― ､
l ﾏ: i/ __'､ ﾏ : :xv::::::::::::::::::::＞i: : :/´ __ ﾊ
'､ ﾏ: i´､ ￣￣ゝ//ﾆ二二 ´ ＜i : / /ヾ､二二二二二/
/｀; ヽ .// ｀＞―‐＜. i :/x. //// Ｈ､ /
l '､ i o !´ .//// ＞＜lヽ /
i ､八 1_/_1 //// ./
illl! ＿
lllj!. . :¨: : : : : : :｀: . ､ ／.!
／: : : : : : : : : : : : ､: : ／! ./
/: : : : : : : : : : : : : : :.l／:::::l/
': : : : : : :ﾑ: : : : : : : : :l:::::／: !
l: : : : : : /=',: : !: : : : : :!Y: : : :.!
ﾊ: : : : :/-‐ ! : l: : : : : :l/: : : :.′
/: .',: : :/Tｌ¨7 !: :l: : : : : /: : : :,′ そういえばさっきからほとんど
/ : : ﾊ;/ ｌj./ l:./!: : : :/: : :/:/ 話題になっていませんが
/: : : ;.「 ｌ:' l: : : /: :／/
/: :.／::::::ヽ ､ j' !: :./:,:ｲ:, '
/:／':::::::: ／ ヽ - ≦ l: :/ ': :/ 「士道不覚悟」については？
/'" /::::::／ .ﾏﾆ二r ´!:/: : :/└ - ､
/ .i:::::/ i ´ヽ二ﾑ l/: : / ／ ',
/ l::/ ! /i_／ i: : / / ﾄ 、
l/ l／ / !: / ./ ! ヽ
ｌ / l:.ﾊ ﾍ l. ヽ
l l' ヽ ﾄ 、 ヽ
!_,....._ _ ／ ＼__l ヽ ヽ
_,, ‐''"::::::::::::::::::::::::::::ヽ ﾍ
フ :::::::::::::::::::=-:::::::::::::::::ヽ ﾍ
_,,. -彡:::::::=-彡:::::--:::::::::::::::::::::::::::}
＼ ゝ／:::::::/:::／::::::::::::::／:::::/:::::::::::ﾐ
--- /ｲ:::::／:／:彡::::::::/:::::／/::::::::::::::ﾄ
＼ / j-=ニ彡ｲ:::://:::yﾍ/:::/:::::::/:l::::::ﾍ
-=- ／ `=- l::/::l::::::/l:::j::::iｿ赱ｿ:／:::::オ::::i:::ﾄﾘ
＼ l ＼ /:/k:::i:::j ﾏ::ﾄ::i ｲ:／:ｨ苡:::::::::l:ﾘ うん、「士道不覚悟」が
-- /／ i:::li::::i ヽ从ﾍ `/:::::::/ﾘ 規則の一つとして制定された理由は
ﾉヽ .l/ ヽヽ 、 - ｧ ｲ:::::／ ﾉ 二つあると思っている
＼ ＼ヘ ／:::イ／
/ ＿ --== ヘ `' ﾍ ﾊヽ}
＼ /:::/:::::::::::::::::::::::::＼ ＼ まず第一に、「武家で死罪レベルのことはするな」
ﾉ::::j::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::＼
ヽ::l:::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ::::＼
ﾘ/::::::::::::::::::::::::::::::::人::::::`--.イ=
／::::::::::::::::::::::::::::::::k::／:::::::::::::ヽ ＼
ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::ソ:::::::::::::::::・:::/
ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::i/:::::::::::::::::::::::/ l
ゝ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::ゝ l::
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━ | 士道不覚悟で腹を切った .│━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.| 滝山瀬人や田内知の罪は │
.| 当時の武士としては .│
.＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
､_ｘ ≦￣￣ ｀ヽ
ｰ=≠´ ヽ ,.イ⌒´￣｀`ヽ
,ｲ/ ∠__ ヽヽヽ｀ヽ三ミヾ! ／ ＼
/｛ /{｛-- jﾅナﾉ 川三ﾐミｊ /, ／| 、 ヾヽ
{（｛二{ ≠､＿ｊﾉﾉﾊア＾Y イ,',' /_,,,,,', |ヾ､ヽ＼ヾヽ
に･(_`ｰ=・ｧｰ ｊﾉ|ノｊ|__ ／/| !| z==ヽ| ==z | ゝ
（..:| 、`='´ / Lノ＼}ヽへ、 { l ┴' ' ┴ :|ｲｿ
ヽｆｒｒ┘`'ー ': : } ､ } ｀ ＼__ ´'., '__ /'
{にﾆ＞ : : }／ ∨! ∨＾｝‐- .._ ヽ., ´ .／
／/ﾉ「: : : : ／/ ﾉ/ | / ＞､ r≦| ＞''´ |ト,
/ // `7７{´＼ /{ | ｜} ／ ＼ | ￣l /´ゝ､
. / / 〃 ト､ ∠厶 } |/ /ハ ,. －'´`ﾞ L/ ｀ － ､
. ｝ / {{ | `￢/／∨ { /{ } ／ o ヽ
/ / ハ |､{ 〃 ｛ ﾐ{ ｌ }/{ /⌒ 〃
{ ｛ { ｛ ヽ.|ﾊ}_// ／} }ｊ ﾊ ヽ ｜ o / {
ﾉ 〉 ｌ| ｊ ｊ| ∨/／ ｌ ｌ |{｛ ヽ | ヽ' / 〉
/ﾍ{ﾍ l | ! ∥ﾊ/ |/´ ｌ | !＼ ＼ | i/ o ｲ 〈
/^ { ヽ } l { l| ｌ ｌ{ ｌ | ｜ ヽ、＼ ｛ | i l
{ ,ゝ‐ ┴‐ ､ﾍヽ ｊ|ヽ} ｌ| | | ｌ＼＼＼ .} | ｏ i |
【 滝山瀬人 】 【 田内知 】
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ | 死罪が妥当というのは │━━
| すでに説明した .│
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.
＿_-‐=ニニニニニニニニニニ＞､
. ＿-ニニニニニニニニニニニニ二二二二＼
__-ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニヽ
〈ﾆﾆニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ､
∨ニニニニニニニ＝-――――――-=ニニニニニニ、
. ∨ニ二＞‐''" _,ヘ‐ニニニ, '
ヽ''" ＿_----―――-- ＿ 〉真7 ｀'ｰ／
', __ィ〇-ニニニニニニニニニニ=- _ /
ヽ,.＜////////＞-ニニニニニニニニニ二{}
. ノ .l///////,.イ/////＞-=ﾆニニニニニ二二', 細々として規則を設けない代わりに
l/////////／///／"￣ﾆ ‐=ﾆニニニニニｊ 武家での死罪レベルの罪を犯した
|'l///////ｲ//／/ ヽ {ｯヽ ヽ￣ ―-- ィﾘ 滝山や田内のような者を裁くために
l/////,.'イ//// ` ｰ―‐ノ=‐-ｲｿ ｀ｊ//!
ｌ'//////l// ｿ Vｰｲ//ﾘ
＿＿＿_ l//////l/i ／ //// 「士道不覚悟」という大雑把なくくりで
＿-ﾆニ二二二二=-._ .!//////! //,! 規則を設けていたんじゃなかろうか？
ニニニニニニニニニﾆ-__l////lV{ ＼ ‐ ニ7 / l/l
-ﾆニニニニニニニニニニニニニ=-_ ヽ 、 . j/
ニニ＝-- ＿＿ニニニニニﾆﾆ＞-‐.ヽ _ / ﾉ
二二二二二二二ﾆ=- ､二二二二ニﾆﾆ!ｰ- 、_/ニ＝=- _
ニニニニニニニニニニﾆ=‐-､二ニニニl＞､ | l＞､ニニニー=＝ニニニ= ､
ニニニニニニニニニニニニﾆヽニニニﾆ!. Y !ニニニニニニニニ/二ヽ
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘ⌒ヽl/////{//l
// l////l_lﾘ_ ∨i ｲ坿ﾘ/////ﾘ/∧ 「士道不覚悟」の適用範囲について
/ l////lｲ匁ﾘ i/ ｀¨_彡///////ﾑ けっこう緩めだった様子があるのは
l/////ﾄ ` ／ｲ///////∧ 前々回に指摘したな？
／/////ﾍ ─ .7￣l///////∧
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧ 大雑把なくくりだからこそ
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧ あまり厳密にやらないように
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼ していたのかもしれない
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
/:::::::::::::::ゞ;;;;;;}ﾄ-ｲ;;;lミ====彡 ﾄ-ｲ.....i.......／.j::::::::::::::l////////＼
. . ﾄ.、／ ＼ ／|
. | .｀＿＿__ . |
入 | 「ミﾐ彡.|. |‐-、
て⌒ろゝ 'ヽミ冰x_|. 」ミミiiiii|. |::::::::',
∫ る、 _,..-＝:::::::::::::::::ﾞ'i;,::::::::,.化⌒3
ゝ ., ),-‐'' ::::::::::::::::::::::'i::::::::::',:::( つ
て~｀ hノ_,-‐''::::::;::::::|::::::::;'i::::::',::::',:::をヘ ノ
.｀C . や S／,-'':i:::|:::i::|:|::::|:::|'i:|:::::',:::',::::::::',ﾉノ
tv_,.〜.、(_.-'/,::::|::|:|::|:|'i:|:::|:|‐''¨＼|:::::::::::::iiii:::', そしてもう一つの理由として
／| //:::::{/ー- 'i:i::| /斤ヽ|:::::::::ﾐ;;;;ﾄ i;;., 考えられるのが
／/:::;;:::i,.y丕、 'i|. ゝ以ﾉ|::::::::::ミミ:::',｀ヽ、
/ :::::::::i,込ン ﾉ不::::::::::::::::::::|'i:i, ヽ、
. |/| .人ﾐ'i、 ｀ /:::::::::::::::|:::|:::| 'i:i, .|｀', 「攘夷」に代わるスローガンとして
.| i |;;iiii',', ﾚ|::::::|::::|:::|;;;ﾐ::| |;| 「士道」を掲げた可能性
. V |::|;;|iiii.丶､、^ _／|:::::::|:::|:::::|:::::;ﾐ| |i|
ﾉ|:|::::|;;;;;;;| ﾞ, ´ |:::::::|:::|::::|;;;;;;;;ﾐ|,|i|
ノ;;|:|::::|;;;;;;;;|ゝﾍ / |::::::|;;;|;;;|ii|;;人ﾐ|;;|
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/: : /: : : / : ／/:./ ＼i V: : i:/ : i | 「士道不覚悟」が局中法度に │
i: : /: : : /／＿ﾑｲ ＿.L_ V´:ｌ : : | | 組み入れられたのは .│
l: /i: : ∠r'￣￣｀ ´￣￣｀ヽ: | : : | | 山南敬助の死後の可能性が高く .│
｀i: l／i ィT弐ﾊ ｨ弐ヾﾞＹ´ i:ﾊ: ｲ .＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
. |∧ヽi弋_{zrｿ 弋ｚ.ｿノ il ﾉ/|
. |: : ヽ{ r':. : :.|
. |: : : ハ ' ∧: :. :.|
. |: : : i: :.＼ --- ／: :.i: :. :.| ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
. |: : : |: : : : :>､ . <:. : : :.|: : : | | そして同時期は .│
. |: |:.:.|: : : r'‐{¨＞ .- .＜¨Y}ﾊ: :. :.|: :.|:.| | 新選組が攘夷思想を │
. |: |:.:.|: : / Y/////////Y ＼: |:. :|:.| | 完全に放棄した時期でもある │
. l:.:l.:._l__〈 /｀ﾄ､＿＿＿_ノi＼ V: : 乃 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
r‐´'￣ V l/////////.| ＼/￣￣｀ヽ､
/､ i/////////i ∧
. / ヽ. l/////////{ / i
i i ＼/////// , '. l
| ヽ､ ＼//／ ,.rfiｘ. / |
| i. ０Y ⅧⅨ} │ |
ｌ ｌ | ｀¨¨´ l. l
【 山南敬助 】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
_＿__
. : ´: : : : : : : :｀: . .
／: : : :./ : : : : : : : : : : ＼
,. : : /: : :/: : : : : : : : :.:＼.: :.:ヽ
/: : :/: : :/: : : : : : : : : : : : :＼: :‘.,
′:./: : :/{: : : : : :l＼: : :＼: : : ＼:‘,
{: :./: : :/ ‘; : : : :ｌ:{ ＼: : :ヽ : : : ＼
. l|:./: ; :.√｀ﾊ: : : 从´￣ ヽ.: : : : : :.:}
ﾙ: :.:{: :iｨ示ﾐ ＼;ゝ イ示ミ‘; : |:.: : :| 「攘夷」に代わって、これからは「士道」
|:.|:.|: :|{ ﾋソ. {. ﾋソ i: :|: : :l:|
ﾚ1:|: :{ |:.ﾘ: : 从
ﾚl: ∧ ヽ 从 : / 武士としての心構えを持ち
ﾚ′ヽ. r_― .／l: l :/ 幕府のために働こうという
＞ __ ≪ .|:ﾙ′ スローガン的なものとして
＞く| 斗ﾍ＜ 「士道不覚悟」が組み入れられたんじゃないか？
｡ｚ≦ﾉ ∧ r<´ 〉 .≧ｭ｡
｡＜ｌ.| ﾄ、 / } | ‘, / |.|::＞｡
. ｡＜:::::::::::|.| | ∨＼〉--〈ノ‘,__／ .|.|::::::::::::＞｡
r＜| .|::::::::::::::::|.|. ‘,. .乂_彡′ ./ j.j:::::::::::::::::／＞、
ﾄ､:::ヽヽ:::::::::::::|.| ____', ﾉ 〈 /_＿. .//::::::::::::／／:/ ‘,
, . .-‐: : ‐-. .
〈ヽ／ : : : : : : < ＼:`: .､
〉: : : : : : : : : : `:<'ll!: : :ヽ
': : : : : : : : : : : : : : l: : : : :',
. i: : : : :!: : : : : : : : : :.!: : : : :!i
. l: : : : :! : : : : : : : : : l: : : !: ｌl!
!: : : : !: : : : : : : : : :l: : : l :l | 見廻組の規則でも「士道不覚悟」については
Ⅷ: : :.l: : : : : : : : : :l: : : l:.!
Ⅶ: : :.!､: : : : : : :: :ｌ!: : :!:!
V: : :l!__＼: : : : : :!l: : :ｌ!! 「心がけ」として語られていましたしね
v_斗-― ＼ : : l i: : !l!
_ '-‐ ― T'＼!_l: :.!|
/´', } ｀ヾ!
. i ', ! ,l
. l ', .! ./.!
. l ', ! / .!
. l } .! / .!
_ -=ニニニニニニニニニニ‐- _
_.-ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ- _
{ニニニニニニニニニニニニニニニニニニヽ
ヽニニニニニニニニニニニニニニニニﾆア
ヽニニニニ=＝＝＝＝=ﾆﾆニニ二二／
',￣__ <.真.> ￣ ‐-/
/乂二二ﾆ＝=‐-ｰ――――――{
､＿///,＼ニニニニニニニニ二二二/
,.ｲ/////,＼ニニニニニニニニニ,.ｲ! まあ、最初に言ったとおり
,.ｲ//////／ ＿_＜ニニニ二二＞ｲ//} 今回の内容は>>1の妄想で
/'" ./,イ Vﾊ. ｆァヽヽ-―f" fァ j//小 論旨に粗もある
/ j/ヽl/l｀ ｰ- ― ' :' `ー ｲ///!
' V/,V! {::. //,ﾘ
fニ-二V/小 ｊ:: 'Nﾘ 「そういう考えもある」
ﾉニニニ=- !ヽ _ _ ｲソィ二ニ=-､ ぐらいに捉えてくれ
/ﾆニニニニ/⌒', ‐ ／!ｿ./ニニ=/ニﾆ、
_,ｲﾆニニニニ/二二,‐-＞ イ_,. ｲ.l/二ニﾆ/ニニ=、
_-―==ﾆニVニニ二二/二二二,＿ .ﾊ .ﾊ´ ／ /ニニﾆ/二二ﾆﾆ、
_ﾆﾆニニ二二Vニニニ,ｲ;ヽニ二二, ＼V／ ./ニニﾆｲ￣"'ｰ-=ﾆ＼‐- ＿
. _-ニニ二二二二Vﾆ二,ｲ=ヽ;.;ヽﾆニニ、 .! /ﾆﾆ イ;.;ｌニニニニニニニニﾆ丶
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘゝ--l/////{//l
// l////l-ﾘｲ ∨i ｲ坿 /////ﾘ/∧ （局中法度が欠陥法度というのは
/ l////l弋刋 i/ ｀¨_彡///////ﾑ >>1はけっこう本気で思ってるけどな……）
l/////ﾄ ` u ／ｲ///////∧
／//// ﾍ _ -,ｧ 7￣l///////∧
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
/:::::::::::::::ゞ;;;;;;}ﾄ-ｲ;;;lミ====彡 ﾄ-ｲ.....i.......／.j::::::::::::::l////////＼
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
ｲ/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ
/::::::::::／l/l:::::/l/ﾘi::::::::ﾍ
イｲ::::::弋ﾄﾘi::/ 'ﾋｻﾘ::::::/ヽ
li::lヽl `' ｿl:::::/
ﾊﾘﾍ __` __, ｲ:iﾘ さて、「法度」編はここまで
ｲ lヽ_ .ｲ|ﾍ＼
,,. ''´ j lﾍ ` 'k'/ﾊ ヽ ` 、
,. ''´ l lkﾍ 7ﾍ//x '、 ＼ 次回はいよいよ、最終回だ
／ j lﾍ＼=-ｲ/ﾍ ヽ /l
./ ＼ l l ﾍ { }.l l > / l
/ ＼ l__ __ j ﾍj￣l ト ' ＼__/ l どうか最後までお付き合いよろしく……
/ ＼ ／ l ﾍ / l ./ l
/ ヽ < l ／ l /il il
./ / l | ﾟ l / il li
/ / ﾍ l l l / j l
/ / ﾍ l l。 l / j l
/ ヽ / ﾍ l l l/ j .l
/ ヽ /l l Oﾍl l l j j
/ -=-ヽ ./ l l ::: / j l l l
/ --=- .∨ l l ::: } { ﾟ l l l
{ k l l O/ l l { l
y | l l j l。 l } .l
第 十 七 話 「新選組と見廻組の法度比べ」
終 わ り
最終話 「新選組とは…………」、へ続く
.
以上です。
最終回は新選組の総括と、お世話になった皆様へのお礼の言葉となります。
〜〜人物表〜〜
【 新選組 】
・近藤勇 ……やらない夫 （２ｃｈキャラ）
・土方歳三 ……夜神月 （DEATH NOTE）
・山南敬助 ……如月千早 （THE IDOLM@STER）
・瀬山滝人＆石川三郎……伊藤鬼作 （鬼作）
・田内知……河野貴明 （ToHeart2）
・新選組モブ隊士 ……山崎退 （銀魂）
【 その他 】
・大山巌 ……久雅竜胆 （神咒神威神楽）
・東郷平八郎 ……藤井蓮 （Diesirae）
・児玉源太郎 ……柊四四八 （相州戦神館學園八命陣）
・乃木希典 ……大鳳 （艦隊これくしょん）
・佐々木只三郎 ……朝倉涼子 （涼宮ハルヒの憂鬱）
・今井信郎 ……長門有希 （涼宮ハルヒの憂鬱）
・蒔田広孝 ……涼宮ハルヒ （涼宮ハルヒの憂鬱）
・松平康正 ……キョン （涼宮ハルヒの憂鬱）
・松本良順 ……牧瀬紅莉栖 （Steins；Gate）
.
いよいよ感慨深い新撰組の総括に入るんですな。
欠陥なのはもう言わずもがななことというか、誰もあれがよくできた法度だと思っている人はいないでしょうし
なんとか外面だけは保とうとした結果って感じだなあ
今でいえばバイト集団だからなあ・・・
じゃあどうしたらよかったんだろうか、と思ってしまう。江戸に引き上げるのが正解だったなら余りにも悲しい。
この辺は素行不良でも軍隊としては優秀だった伝習隊や衝鋒隊に通じるものがある。
じゃあどうすればよかったかって、まず不逞浪士なんぞ雇っちゃダメってところからだしなあ
命が惜しかったのなら、甲州鎮撫の敗戦のときに新選組をなし崩しに解散させて、
近藤や土方は多摩の実家を頼って穴ごもりしていると思う。
刑罰が死刑というのは一見重いが、刑罰が下される可能性は低かったわけか。
それなのにそれなりに執行されているところに新選組の組織としての体質が垣間見れて泣けるな。
現状で適切に機能するもので何とかしたんだから問題ないような
みんなもわかるところあると思うけど
>>857
ただそうやった結果が、
・幹部が仕事中に酒飲んでしくじりかける
・局長が来ても平隊士が無礼な格好したまんま
・これでも脱走者は数十名出てる
だしなぁ……
かといって代替案も思いつかんし……
近藤と土方の苦労がしのばれる。
.
攘夷活動から佐幕活動で政治活動にすり替わっていたし、永倉とかの不満も多いし、嫌なことばっかりだ。
「不逞浪士吸収装置」だから、逃がさないことの方が優先度高そうだよなぁ…
普通、隊の規律とかについては上の組織からのチェック対象(この場合は会津藩かな)になると思うんだけど、
上の組織的には「違反ちう名目でバンバン罰してくれた方がいい」って思惑もあったかもしれんしねえ
新選組とは？に丸投げする事案いくつあったか思い出せんが頑張ってください
ただ、忠誠心が薄いと思われる新選組を率いて北海道まで転戦続けて、
ずっと部下に慕われた土方って凄いんじゃないのか？
見ごたえのあったスレもいよいよ最後になるのか。
人それを「最終回」と呼ぶっ！！！
局長副長が命令すればしっかり動けるってのは
それはそれできちんと躾けられてたってことじゃねって思うわな
見廻組との比較ってそれこそ警察の一部門とボランティアの自警団を比べるようなもんで
貴様！何者だ！
実際のところどの位有能だったのだろうか…？
貴様に名乗る名はない！
本編で無能だってやってたよ
新撰組があれほど必要とされることもなかったろうしね
見廻組の法度との比較ってのは面白いな
同じく武士だけじゃない集団の奇兵隊の法度と比べるとどうなのかね？
個人的には奇兵隊って新選組以上の無頼集団ってイメージなんだが
まあ、規則が多いからといって必ずしも組織として優秀というわけではないわな。ソースはどっかの不良中年スレの某国。
その不良中年も、盗むな・傷つけるな・殺すなの三条を法として、民から喝采されんだっけか。
不良中年集団が新撰組に似た連中だったかも、とか考えると面白いね。
だから三条云々ってせいぜい心がけ程度で、実際の法令とは別っしょ
>875
治安維持が主な任務の新撰組と、仮にも軍隊な奇兵隊だと比較対象としては適切じゃないけど
農町兵用に規則定めないと…みたいな建言あったし、この当時だと武士とそれ以外を一組織として
運用するのは色々難しかったんじゃね？
武家以外の庶民に全員同じ規律しこめるようになったのは明治時代の従軍からだっけ
旧軍なら兵営からの脱営、自衛隊でも基地や駐屯地からの脱柵はあるし処罰の対象にもなるけど、警察官は警察署に住んでいるわけじゃないから
無断欠勤や失踪はあっても脱走は無いし
軍隊組織なら規律は厳しくて「局中法度」が存在してもすんなり納得できるし、新選組を最後まで指揮していた土方には「規律に厳しい鬼の副長」が
つくことが、かえってフィクションとしてのリアリティや説得力を増しちゃったのかもね
中国人や朝鮮人、または時代すら異なるローマ時代の地図すらなかった頃のアフリカの奥地の不足に
現代日本の法律を順守させるってまず無理だろ
知能程度に応じたルールにするって大事よ？
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
fﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム
ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆノ
}、;;;;;;;;;;,,,,,,_- _ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆY
l:::::7:-0---;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;☆;;=- ,人
_,ｨ::::/::::::::＼ﾆﾆ=- ＿＿_ -=ﾆﾆﾆi}
}::/:::::/l::::::ll:/`-=ﾆﾆ三三三ﾆﾆノ 奇兵隊の規則と比べるのは
／}::::::/ l:::::l、 佗j_,ヽ ｨ､_rv:ｯﾌl:ｨ:l ちょっと面白いな
/ ﾍ:::ヽﾉ:从｀ ---‐' { l＼人:ﾘ
r-------==ﾆﾑ::ﾊ{八 _ _λヽ V
lﾆﾆ＜ﾆﾆﾆﾆﾆ l ﾘヽ、 ﾄ.、 ゝ_ヽ ,ﾑ ', ＼y やってみよう
ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- __ ＞ _ ´ > 、 ＼＼ ヽﾆ、-イﾆﾆ＞
>ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ:::::.. iTlﾆﾆﾆ > ヽヽ Vﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
l´ﾆ三ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム::::l l/ ゝ-- 、 Vﾆﾆﾆﾆﾆ 奇兵隊の規則は以下の七ヶ条だ
Y======ﾐvﾆﾆ彡=<>=== ミ( (Y/:lﾆﾆﾆﾑ Vﾆﾆﾆﾆ
ﾑﾆﾆﾆﾆﾆﾍ彡ﾆﾆﾆ=-<><ﾆﾆＶl::::l ﾆﾆﾆ.ﾑ lVﾆﾆﾆ
／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-<>γ-ﾐﾆﾆﾆﾆﾆ ト、 ＼Vﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ乂__))>ﾆﾆﾆﾆ|::ゝ-ｲﾊ_ ∧ﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ l;;;l＼＼ﾆﾆil:::::ﾚ //＼/V
┌─────────────────────────────────────────┐
│ ......│
│ ・礼を基本とし、人心に背かないことが肝要である .│
│ ......│
│ ......│
│ ・農事のさまたげはするな。いたずらに農家に立ち寄っちゃダメ ......│
│ 牛馬と小道で出会ったら道を譲り、作物が植えてある田んぼには立ち入るな .│
│ ......│
│ ......│
│ ・山林の竹木はもとより、農家の鶏などを奪うのはもってのほか ..│
│ ......│
│ ......│
│ ・言葉遣いは丁寧に。いかめしくせず、みんな仲良く ..│
│ ......│
│ ......│
│ ・衣服などは質素に .│
│ ......│
│ ......│
│ ・隊の者は撃剣場へ通い、農家生まれの年若い者は学校で教えを受けるように ...│
│ ......│
│ ......│
│ ・強き百万といえども恐れず、弱き民は一人といえども恐れろ。それが武道の本意なり │
│ ......│
└─────────────────────────────────────────┘
.
_ . . . _
,. . : ´: : : : : :＼: : : ＜. , 、
／: : :/: : : : : : : : : :ヽ: : :,.< /
. ,-､.': : : : /: : : : : : :ﾏ: : : : : ﾏﾆﾆY:V
. !,/: : :./: :!: : : : : : : :llﾏ: : : : : ﾏﾆ{: :ﾍ
v: : : !: :.l: : : : : : :l!: !´ﾏ: : : : : ﾏ!: : :.l
. !: : ;!:l: : l: : :l: : : :ﾊ:T_..」_: !: : : :l!: : : !
l: :/:l下､:ﾏ: :l: : /'rf芹l}l}: :}: :! : l: : : :! ……見廻組の規則に近いですね
l!:/ ;l:.lrt=ミ: l:/ 弋リ':./: /: : !: : : ′
!:i: :ｌ:',ﾍ弋z)` /:,/:./: : : : : :/
l: !: l: ヽ:ヽ ' /ｲ: /: : : / : / 「心がけ」的なものと
l: ﾄ: ! : : 7:ゝ , _｀ ,.イ:/;' : : /: :/＿ 「略奪するな」など実害防止なものが
!:l :`: : :ｉ: : / (ｰoﾆ{/:.i: : :/: / ￣/｀ヽ 混じっている
. l:l: : : :jl: : ′ >'ﾏ.ﾆニｌ: : /:/ ' ＼
ｌl : : /.i: :{,.／ /ﾊ`´,/!: /!:!、 { ＼
. l!!: :i '/ , ､‐- ､｀´ｌ ｌ/ .|l!`､､ . ＼
'; :! /∠ ヽヾ / `┴'' ``､、 ﾍ ＼
. ヾ,γ ｭ ヽﾉ（/' /``､､ﾍ ＼
,ｨ { )_´_ノ ,_-‐='_､ ``}＼ /
／.l! ',./ } / ',,..-‐ｧ-＝ﾆ.ﾏノﾌ､ﾆ＞_-┤ ＼ /
／ .l! ',::::!/ ﾏ＝=f(ｽヽ‐¨ﾆﾆニiマニj ./ ヽ /
ﾄ,、 l{ {///////＼
ヾヽ,. _>ゝ-zz- 、///ﾑ
ィ≦/////////＼///ﾊ
／////////////////＼//ﾍ
／ｲ///////////////////}/ヾヽ
7/////l//////∧//////ﾑ//l／
// l////l//ﾊﾍ///ﾘゝ--l/////{//l
// l////l-ﾘｲ ∨i ｲ坿 /////ﾘ/∧ 奇兵隊が農民・町民中心だったことは
/ l////l弋刋 i/ ｀¨_彡///////ﾑ よく知られているとおりで
l/////ﾄ ` u ／ｲ///////∧
／//// ﾍ _ -,ｧ 7￣l///////∧
ﾊ lニ l ＞. _ ／l---l////////∧ となると「武士以外の集団だから
l三 l,, ィ l / l---l =-z _////∧ 見廻組のようにしっかり規則を作れなかった」という
_,,. -l:;:;:;l ∧ ヽ／ /l:;:;:;:;l//...../.......ﾑ/∧ >>1の主張は怪しくなってくるなぁ
,,.-k::::::::::::l:;:;:;i ﾍ ', ／:/l:;:;:;:l......./........;....../ヽ/＼
∧:;:;i:::::::::::l:;:;:;l ヽ::::/ l:;:;:;:i.....,;...........;;../:::::::>//＼
/::::ヾ;ヽ:::::::li:;:;:;:i ＼ ∨ l:;:;:;:;l...;;;;..........／l:::／..l////＼
/:::::::::ヾ;;ヽr-l:;:;:;:l ＼/ /l:;:;:;:;i....;;;.....／.／::::::::::l//////＼
,..．.-へ-. ．、
,. :'´: : :/: : :.ヽ: : :｀: .、
. ／: : : : : : : : : : : : : : : : :＼
. , :" : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : :.ﾟ.、
/: : : :/: :.l:/.ｌ:|: : :.ｌ: ﾄ､: : : ヽ: : : : ﾟ,
{:.: : :.:{:.,'_」l斗ﾄ; : :|: }弋.‐-: :',: : : : ﾟ,
|:.: : : :.:!r==ﾐヾ.ﾟ,: :ﾄﾉ.r==ﾐ }: : : : : : }
|: ; : : :.{乂ﾋﾘ. ヾ{ .ﾋﾘ少.|:.: : : : :l:| そもそも新選組も「軍中法度」の方じゃ
|ﾉ| : : l:| |: :| : :ｌ:从 けっこう小さなことまで定めてるしな
|ﾊ: 从 !:. u |: :l : ﾙ′
ﾟ;小 .从:}:/
∨ﾄ､. ー_￢ , ｲ:.:/ ′ 「陣中では美食しちゃダメ」、とか
r―‐--┴――-､_,.イ.__ﾚ'＿__ 「敵味方の強弱の批判禁止」、とか
/ ＞ ． - ―一 ´￣ ∧
_＿/ ＞ ． __ / .〉
_＿_f´ ＞ ． ｀ヽ. ∧
f´ ｀＞ ．- ――…―.--／ ﾉ＼
{ , ．- ――――≠ ．._ ｀≧――一 ´一′ _>―┐
＿＿＿＿
.....＜::::::::::::::::::::::::｀丶
....＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
,...＜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
／:::::::::::::::::::;:::::::::-───‐-::::::::::_::::::::::ヽ
ヾ、:::;＞'"´ （） ｀`Ｙ´
'; , 彡=＝＝＝＝＝＝＝=ミﾐﾐ{、 だからぶっちゃけ今回の考察は
/"´`ヾ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ヽ あんまり自信が無い
/::::::i::::/::l__';:i＿` ‐- ヾ､_`ミヾ!:i:ミ丶丶、_
/イ:::::!:;':::::l! ﾊ!ヽ !￣! ｰｒ 彡:i:「';ヾ::ﾍ¨"´
i:::::::!'::::::|ヾ!Ｃ;丿 ﾉ-; _';（cｲ::!ﾉ:!::::ﾄ:ﾍ
!;ﾊ:::::';::::!.ﾞー三─‐' ￣`ー≡ﾚ' ┤ﾊ',
';:ト､:::ト , 、 ノ::j!
＿-=ニニニニニニニニニニニニ二二/
__-ニニニニニニニニニニニニニ=＝-―-/
__-ニニニニニニニ二二二＞‐''" __/
. <ニニニニニニニニニ＞''" ,.- 、 -‐7/ハ
＼ニニニニニ＞''" ＿‐ニゝィ///////ﾊ
｀"‐-=ｒ''"ｒ'"ヽ ＿-ニ三三////////////ﾊ
ヽ 乂.ノ＿-ニニニニニ,ｲ/////////////ト､
（lﾆﾆ二二二二二二／///////////////!｀ヽ
|ﾆニニニニニニ／ｌ'|｀二ゞV//ｉイ ;ヽ//,ヽ
ｌﾆﾆニニニニ／ ,.ｨ'lィ;ﾘ l |/,| !ソ.!//ト !-― ただ、こうして見比べてみても
ヽニニニ＞" _ i l'l`´ ノ l,'ﾘ ィ///l ｀￣ やはり局中法度は簡素すぎる
｀ｰ,.=イッヽ" ｀ l|￣ ｌ'l , V//,! ／ という気がしてならない
ﾊ∧ｰ'"ｌ l' ! / `ヾ, イﾆ
Vへ !_ ,. ＜ﾆﾆ／ ,
ヾ//＼ _ - ／ ／二二／ ,.＜ 例えば、見廻組の規則にあった
__-ニ二＼ － ／ /ニﾆァ＝イ二二 「現行犯で暴れていて、罪状が明らかな暴漢は
/＼=ﾆﾆニ二丶_ .ｲ ! ,.lﾆﾆア.／ニニニニ 斬り捨てても良し」
__-=l ＼=ﾆﾆニ二ﾄ ／ lﾆ／,ｲ二二二ニニ
／ニニl ｊ＼ニニニ! Y ／.／二二ニニニニ
,ｲ二二二l. / iヽニニ! l／ ／仁二二二二二ニ
_.-ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ- _
{ニニニニニニニニニニニニニニニニニニヽ
ヽニニニニニニニニニニニニニニニニﾆア
ヽニニニニ=＝＝＝＝=ﾆﾆニニ二二／
',￣__ <.真.> ￣ ‐-/
/乂二二ﾆ＝=‐-ｰ――――――{
､＿///,＼ニニニニニニニニ二二二/ こういうそこそこ明確な線引は
,.ｲ/////,＼ニニニニニニニニニ,.ｲ! 治安維持集団として必須だと思うんだが
,.ｲ//////／ ＿_＜ニニニ二二＞ｲ//}
/'" ./,イ Vﾊ. ｆァヽヽ-―f" fァ j//小
/ j/ヽl/l｀ ｰ- ― ' :' `ー ｲ///! 新選組ではちゃんと決まっていたか怪しい
' V/,V! {::. //,ﾘ
fニ-二V/小 ｊ:: 'Nﾘ
ﾉニニニ=- !ヽ _ _ ｲソィ二ニ=-､
/ﾆニニニニ/⌒', ‐ ／!ｿ./ニニ=/ニﾆ、
_,ｲﾆニニニニ/二二,‐-＞ イ_,. ｲ.l/二ニﾆ/ニニ=、
_-―==ﾆニVニニ二二/二二二,＿ .ﾊ .ﾊ´ ／ /ニニﾆ/二二ﾆﾆ、
,...．-‐‐…‐‐-=‐┐
,. :':´: : : : : : : : : : : : : ',l｀: ､
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.'.,
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : ＼.:'.,
/: ,: : : : : : : : : : : : : : : :.:,斗-‐|.:',:ヾ:ゝ
./／/: : : : : : : : : : : : : : :./:/.,仆|:.:}ﾄ､:}
´ /: , : : : : : : : : : : : : :./..´<_lﾉ.jノ､_.ﾘ
/／/: : : : : : : :_: : : : :{ / 「軍中法度」にしたところで
´ /:/.: : : : : : :i ',: : :.:.', } 違反して処罰されたという隊士を
/´{: {.:.: : : : :.i､ ',:.:.,､:.', u ' ´| >>1は一人も知らない
|: ﾄ､: : : : :i ｀ヾゝヾ.、 |
|＾l. ',: : ﾄ､i. ¨ .…‐- ‐ ′
{｀＞ヽ,/. ,.' ´ 土方が宇都宮城で、逃げようとした兵士を斬り捨ててるが
┌‐┴‐‐- ．｀＞ , . / あれは隊士じゃなく、桑名兵だっただろうし
〈 ｀＞ , ｀＞- ．._,ィ´ヽ、
∨ ｀＞ ., ｀７ヽ ゝ、
,└‐‐‐‐- ．.. _＿＿__ ＞ .,_/(_ノ｀. ｀i
/ ／ :::::::::::::: ､＼‐- ．..._>(_ノ` . ト､
. _ -――-- _
／ニニニニニニニニニﾆ=-､
. ／ニニニニニニニニニニニニ/
,ｲニニニ＞''"￣￣￣｀"''‐-=ﾆﾆ/
. ＼ﾆ／ ,. -ニ二二二ニ=〇、 |
>イﾆﾆニニニニニ,.イ///＞-､
. Vニニニニニ＞'､////////iﾊ やはり新選組の法度は緩かったんじゃないか
lV二二＞/ '_f斗 ｊ///i-､//,lヽ､ というのが>>1の思いだな
ﾉｲﾊ,-r.; ‐ヽ ―'ﾘ ＼/l ;.}//ﾄ､
}八_ノ.i ヾ!ｲ//,l
' jﾊ ヽ /∨/小、
l/ﾍ ｰ .ｲ ,.-‐=＝＝=―--､
丶 . ＿_／⌒＞.､ニニニﾆﾆ＼
/マニﾆ=‐ゝイ／ /ニニニニヽ=-―‐--＜ニ-_
. /二＼二二ｌ￣! /／,.-‐ﾆニ／二ニニ＞'"二ﾆ!}
. /ﾆﾆニ＼ﾆﾆl ＿_//./ニニﾆ,ニニﾆ＞'"ニニﾆﾆヽ!
'-=ｨニニl;＼ﾆ'ニ,.ｲ／ニニニニ＞'"ニニニニニﾆﾆ,
. . ﾄ.、／ ＼ ／|
. | .｀＿＿__ . |
入 | 「ミﾐ彡.|. |‐-、
て⌒ろゝ 'ヽミ冰x_|. 」ミミiiiii|. |::::::::',
∫ る、 _,..-＝:::::::::::::::::ﾞ'i;,::::::::,.化⌒3
ゝ ., ),-‐'' ::::::::::::::::::::::'i::::::::::',:::( つ
て~｀ hノ_,-‐''::::::;::::::|::::::::;'i::::::',::::',:::をヘ ノ
.｀C . や S／,-'':i:::|:::i::|:|::::|:::|'i:|:::::',:::',::::::::',ﾉノ
tv_,.〜.、(_.-'/,::::|::|:|::|:|'i:|:::|:|‐''¨＼|:::::::::::::iiii:::', まあ、雑談でもつっこまれてるが
／| //:::::{/ー- 'i:i::| /斤ヽ|:::::::::ﾐ;;;;ﾄ i;;., 規則が多かろうと、守れなかったら意味がないしな
／/:::;;:::i,.y丕、 'i|. ゝ以ﾉ|::::::::::ミミ:::',｀ヽ、
/ :::::::::i,込ン ﾉ不::::::::::::::::::::|'i:i, ヽ、
. |/| .人ﾐ'i、 ｀ /:::::::::::::::|:::|:::| 'i:i, .|｀', 現に見廻組でも、違反者は出てるし
.| i |;;iiii',', ﾚ|::::::|::::|:::|;;;ﾐ::| |;|
. V |::|;;|iiii.丶､、^ _／|:::::::|:::|:::::|:::::;ﾐ| |i|
ﾉ|:|::::|;;;;;;;| ﾞ, ´ |:::::::|:::|::::|;;;;;;;;ﾐ|,|i|
ノ;;|:|::::|;;;;;;;;|ゝﾍ / |::::::|;;;|;;;|ii|;;人ﾐ|;;|
_,.-‐''''''|::::::::|;;;;;;;|、 ',.', // |:::::::|;´彡ﾄ;;;;;;;;＼;',
＿ -―‐-- ＿
,. -ニニニニニニニﾆ=-､
lニﾆ-‐'"￣￣｀"''‐=ﾆﾆニ〉
ヽ＜7//ヽニニﾆ=- ､｀>"
l////ｲ,l'/‐マニニニ/
l'//ｲ/V〈.ｔ，､＼二ニl
ﾉ.!/ヽVﾄゝ ー ' k-ヽﾆｊ 現代と江戸時代との差や
j//,l ヽu ,.! /ﾘ｀´ ＿ 新選組の特殊な事情を考えると
_,.＿,.l'! ＼ ‐ - ｲ/ ＿-=ニニ
ヽ_＼ ヽ , イ=‐-､ -=ニニニニニ
. ＿-ニVニ＼ ＼ /lニニ＞ヽ-＝ニニニ＝ 欠陥法度呼ばわりというのも
, -=ﾆニニニVニﾊl ヽ! Vﾆ/二ヽﾏニニニニニ あまり良くない気はしてきたな……
＿ｲニ‐-､ニニニV/ﾆﾑ‐-ｌｌニﾆl.!ニニ＼二ニニニﾆ
＿‐ニニニニニニヽﾆニニ!'二ヽ`＜ニﾆj.l二ヽニニニニニア
＿‐ニニニニニ／ﾆニニニニ二二二＞､i'"､.マ二ﾆﾆ=--―､＝ﾆ
ニニニ二二イﾆニニニニVﾆﾆ二二二二}ｨ／,.-､｀ "､ヽ＼ ﾏニ
ﾆﾆニニｒ'"ﾆﾆニニニニニ}／二二二弋ニ二,,..､._ヽ ノ } }ﾆ
ヽ二二ﾉ´⌒ヽﾆﾆニニニ,ｲﾆニニニニニ／ﾆﾆ｀＜二ﾆヽ_ﾉ_ イjニ
ﾆ乂ﾆｲニニニヽﾆ二二/ﾆﾆ二ニニニ／=ﾆニllニﾆ`"＜ﾆT"´￣
規則の差は、作り手の差だろうか、という気もしてきた。
奇兵隊の規則は高杉とか武士が中心になって決めてるし、
見廻組は言わずもがな。
生まれが武士かそうでないかの違いはやっぱりある……か？
新撰組はあくまで非正規雇用だったわけだし
正直、数が多いから新撰組の法度よりもしっかりしている、とは言えないような
奇兵隊の七か条も、まとめると
・礼節と社会常識を守れ
・略奪禁止
・仲間で助け合って強くなろう
でしょ？
武士でない人間でも地元の家族、親類が村八部にされたりするんじゃないかな。
なので見廻組に近い規則でいいのかも。
締め付けは単純になったんちゃうか？近藤は上司であって主君ではないし、会津が主君かというと首ひねる隊士もいるだろうし。
田舎に駐屯してる軍隊と、宿所も活動場所も市街地な新撰組の差を実感するねえ
長州にはなんやかんやそうせい候がおって、高杉に丸投げしたりやってくれる。
隊員が農村に置ける常識を知ってるとは限らないことも前提にしてるな
特に牛馬と小道で出会ったら道を譲りとか山林の竹木は奪うなとか
新撰組？アレは善意の寄付だから問題ないね（白目）
官軍は官軍であることを嵩に着て狼藉を働く部隊もあったと聞くよ。徴兵により町人や農民で組織された部隊が多かったから、そう言う連中がやったとか。
逆に元士族で構成された部隊は規律に厳しかったといわれる。
例えば旧会津士族で組織された佐川官兵衛の部隊の規律は厳しく、味方でも容赦なく取り締まったので熊本では人気があり「鬼様」と呼ばれて親しまれ、
戦死後には地元民の手で碑を建ててもらっていたりする。確か現在では記念館なんかもあったはず。
根本的にはDQNの群れに放り込まれて
「こんな無法地帯耐えられない」てのが根本理由だったのかもな…
見廻組は歴とした士籍を持っているし、奇兵隊は長州人というくくりはちゃんとある
新選組と違って、役目おっぽり出して逃げるにはしがらみが大きいわけで
奇兵隊：長州の地元の農民や町人等であり懲罰は地元の法律で済むしある意味上と同じ事もある。
新選組：ほとんど脱藩浪人でしがらみが無い無敵の人々ばかりだから極端な法規で縛らざるを得なかった。
やっぱり向こうは艦隊とはいえ貿易組織でもあるからか
そういや見廻組の脱走兵とかいたのかね？
れっきとした旗本である見廻組の連中や藩士の高杉らと比べると、
近藤や土方には細々とした規則を徹底させられるほどの公的な権力があからさまに足りない
こういう法律や規則って従う側のモラルも大切だけど、それ以上に施工する側の正統性と実力が必要になるし
彼は生涯近藤を嫌っていたのは、組織とかの在り方を理解できんかったせいじゃないかな？と思わんでもない。
政治の党に持ってもらうイメージではないよね
政党を立ち上げる動機の基本の既存政府打倒とはイメージと合わないんだろ
そりゃ名乗ったりせんだろ。
亀山社中（さだまさしのバックバンド）が参上・・・まあ、こちらは前歴が「フリーバルーン」「サーカス」「元祖サーカス」「さだオールスターズ」「いっせいふうじゃねぴあ」とか、そんな感じのジョークバンドでしたが
アメリカンプロレスの「ＫＡＩＥＮＴＡＩ」というものがあってのう・・・
しらねええ！ｗｗｗ
Indeeeed！
みちのくプロレスのそのチームの何人かがアメリカいって「カイエンタイ」になったのよ
上の人もそうだが意外と知ってるやつがいて驚いた
寂しいなあ
調べたら本当だった
マジで武田鉄也が17回まで関わってた
一番印象に残る「風のマジカル」だけ違うけど（＾＾
多分このスレの人間でも世代が別れるだろうな印象に残る曲・・・
竜馬に扮したり、竜馬の代弁者みたいな発言するとこ
ろは昔から違和感がある。
ちるらんの配役考えてるって書いてるけどもし原田ランサー続行なら
師匠がすごいことになってしまうじゃないか
スカアハさんがおにんにんおっきさせるか股濡らしながら
佐ノ連呼とか想像しただけでやばい（満面の笑み）
本日午後八時より投下予定。
このスレは投下中に埋まるでしょうから、
続きはこちらのヒロイン板に残っているスレでやります。
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1431949294/
>>951
あれ、師匠が女性だと激しくエロくなるなｗ
あんた天才だ！
.
しかし長かったなあ・・・
では始めます。
新選組とはなんだったのか
最 終 話
「新選組とは…………」
.
( ヽ、
＿＿＼ ＼
<＿＿ ＼ ＼
／<＿＿ ＼ ＼ ﾍ /⌒/
.／ └--ﾐ ヽ、＼ - ＼ |
. , '′ ⌒ヽ,__ﾉ丶 - 〉
/ （ ● >､ ､( ＼ ! 「新選組とはなんだったのか」、最終回
/ , `'''" _, ＼_ヽ {
./ { , （ ＼）、ﾍ > 、
| ゝ-イ `''" ./ ＼ ∠／ヽヘ 解説役は局長の俺と
,.-／| ゞﾆ>一′ .／ ＼(⌒) ﾉ ＼
／ | ＼ヽ .／ .ヾ、 ／ ＼
￣< ! `＼ ／＿＿＿ ＼／ ＼(
＿ ＼ ! > ー-- イ ＼_ ￣￣＼_＼
! ￣￣ ヽ ／{ )＼ | ∠ ノ）ヽ、
＼ /⌒＼ 〉 ￣ / / >＼
＼ い / / /／ノ
＼ / / / ／￣
【 近藤勇 】
/::::l:::l::､:::::､:::::ヽ::､::::::::::::＼:::＼::::::::ヽヽ::::::ヽ
/:::!::::i:::!:::ヽ:::ヽ::::::ヽ::ヽ､::::::::::＼:::ヽ:::::::ヽヽ::::::',
/:l::::!::::ヽ!::ヽ:::::::ヽ:::::::＼:::ヽ､::::::::ヽ:::ヽ::::::::!::i:::::::!
ﾊ:::ｌ:::::、::::ヽ::::＼:::::＼:::::::＼:::｀ヽ、:::ヽ::ヽ:::::!:::!:::::ｌ
.. /:::::::l::::::!ヽ:ヽ::::､:::::ヽ:::､:＼::::: ＼::::::＼::::!::::ヽ:!:::i:::l:l
!:/!:::::!::::::!::ヽ:ヽ{:::＼:::ヽ::::＼:::＼::ヽ:::::::ヽ!:::::::}!::::l::li|
.... j/:::ｌ:::::!:､:::!::ﾄ､:､:ヽ:::::｀ヽ{､::::::＼::::＼{､::::::::::::::::i::!::l:l !
. l:i:ｌ::::i::i:､:l::lﾃ=-､:ヽ､_､::＼_,≧ｪｭ､_､＼:::::::::i::li::!::ﾘ 副長にして、流山後は近藤さんの
!ﾊﾄ:{:!:ｉ:ﾄN{､ﾋ_ﾗﾍ､{ ＞､{ 'ｲ ﾋ_ﾗ 》＼::l::!:ﾄ!!:l::l! 跡を継いだ僕に
ヽ i､ヽ:ﾄ{､ヾ￣"´ l!＼ ｀"￣"´ |::!:l::! j:ll:!
. !::､::::i ｌ |:::/lj/l:!ﾘ
ヾﾄ､:! ｊ!/ j|:::ﾘ
ヾ! ヽ ‐ /ｲ´ｌﾊ/
}ﾄ.、 ､ _＿ ＿ , /' !:://
ﾘl::l゛､ .／ |/:/
ｒｰ''"´ﾄ!::i{＼ ／ / !:/
/ ^ヽ ヾ! ヽ ＿,,、'´ / ｊ/
【 土方歳三 】
.
_.. -‐:.:..:.:.:.: ‐／⌒ヽ、
/⌒>.:./:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.く ＼
/ ,.':.:.:.i:.:.:} }:.､:.:.:.ヽ:.:.:.＼ ＼
/ /:.:.:.:.:|:. ﾉﾉ|:. ＼:.:.:.＼:.:.:＼ ヽ、
. / i:.:.:.:_八イ:. |:.:ﾊ:.:＼:.:.:.＼:.:.:ヽ、 ヽ
/ i:.:.:.:/≧=‐:.Ⅳ |厶斗‐=ﾍﾍ,.-､｀7 ｰ- .. _〉
. / :|:.:.:,ﾊ示心､| ｨf云心 V っﾉ,′
i ／|:.:.:i,ﾊ Vツ ｀ 弋ジﾉ r'／:/ 最後の新選組責任者
| ′ |:.:/ヽ.} 〈 /_彡'⌒〉
|_/ f‐|/ｰ-人 ､＿ , ／| }ﾊ￣
｀￣／:.:/丶、 ´ | /:.:.} 相馬主計でお送りさせてもらう
,. -─ ´:.:／ ｀７T´ ,. -‐,.':.:.:/
／:.:.:.:.:,.:-‐'´_.. -‐／ /|.／ ／:.:.:./≧ ._
／:.:.:.:.:／ / ｌ‐─／ ./7⌒, :':.:.:.:.:./ ｌ＞ .._＞､
/:.:.:.: ／ ＿/ ｌ_∠_,.､_// ..:.:.:.:.:.,.:' ｌ /´ i
. {:.:/:.:.{ / l Ｖ∠/:.:.:.:／,_,､__j ' ｜
. 乂从{ , ' ＼ r=＝ｧ尓'={:.:/:.{ / |
／ ｰ｀/ ゞ=彡i | |ヽ乂从 , |
／ / ｌ | |＼＼｀ 、 八
【 相馬主計 】
＿＿__,....
,. ‐';ﾆ"´ﾆイ:i!:､ヽ:.:｀ヽ､_
／.:／／／:.ｲ:.|:|:|i:.:ヽ:.､ヽ:､ヽ、
:.:／:/./:／/:|:.:|:!:|:|i:.:.:ﾞ,:.:.:.ﾘ:.ヽ＼
./:.:/:/:.:.//ハ:.:i:.:l:.:.i:.:.:i:.ヽ`:|:!:.:ヽヽ
:.:/.:/:.:./:.l!::.:.ﾊ:.V:.;､:i:.:.|:.:.ヽ|:.i:.i:.:.',:.ﾞ:,
/l!:/.:.:/|!.|:.:./ハ:',:|:ヽ:､|!:.:.:.ﾊ:.||:.',:.i:､:',
!|l,:!:.:.:.:|.| |ﾚ/∧:l:ﾒ!:.ヽ:.:|:.|/:.i:.ﾘ:､',:|:.i:.i
:|l.|:.:.:.:|!.:|:.//￢i:.{‐､.:|.ﾄ､:l:|､:.!:.:.i:ヽ|:.|:|
i:.:| |:.:.|l:.:.l/ィ示ヽﾐ !.ﾒ| 〉ヽ!:|_!:.|:i.:Ｎ:.| 相馬と山南のどっちにしようか
:.:.l!:l､.:.:l､:l｀ヽ::ﾉ_, ' ﾘ |i |.,.ｨl､.|::!||:.ﾒ:ﾘ 迷ったけれど
､:.l!.Ｎ､:い!. !く:::ｿ } |:.:|/:/
!:i､.i!ﾘ ヽ! , ｀~ /|:ﾉ:/
:.i|:iN ` .: ノ /:!ﾚ/ 僕達が逝った後の
:､l:|ﾊ ､＿___ /::i/'′ 新選組の後始末、ご苦労様ということで
小| ヽ ｀''ｰ‐`'' ／|/l 相馬に来てもらった
:.:ﾄヽ ＼ ／
Ｎ|｀ヽ ヽ､ , '´
｀`'''‐- ..,_ iT"´
､_ ｀`''‐N､
｀ヽ､ i
／ : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
: : : :: :: ::::ｉ : : : : : : : : : : : : : :‘，
/: _〃:.: : : :|: : : }:.|､ : : : : : : : : : :,
: : / : : ｉ:.:.:/|:.:.ノﾉ:| ヽ:.:.| } : : : : : :;
{::/ : : /|:./ ／:´:.:.:| ヽjﾉ : : : : : : ;
ｉ{: : : /‐:/´- ヽ: :Ν-‐ 十- : : : : : :}
八: :/ y'斧ミｘ ヽ{ ｲ斧i㍉ヾ{: : 八 ところで我々は、新選組の
..f;ﾊ {弋:う ヽ 弋:う 「 /＾Y{ 責任者繋がりなわけですが
{ rﾍ , /j:} 八
ヽ､.:. ＿ ,'_:／
rｪzヽ ｛'⌒） ｲ:<ｴ} 初代局長の芹沢さんや
７: :ﾊ＞ イ</V: ヽ 新見さんは来ないので？
/: :/ ゞ' i ｀¨¨´ |､_ i: : ﾍ
/: :/ ／/ /７:ヽ !: : : :.
,: : ; ,.ィ´: : i ヽ＿／ /: : : ヽ､: : : i
__ｘ≦三/ : : : :| / | ヽ /: /＼: :|ミ≧ｭ､_
,': : ゞ≠:7: :.: : :.:.!′| /: :/ Ｙj 〉:|: :｀ ヾミ/｀Y
,: : : :i : :/ : : : : : ヽ / /:.:.〈 / : | : : : : :.:/:.:.|
＞――――――― 、
/
|
＿＿＿＿ノ ﾍ＿＿ |
＿＿＿ |
' ｀ '￣￣ ` 本編で俺たちがぶっ殺したやつらと
0 0 まともに話が出来ると思ってんのか？
＼＿＿ ' ｀ ＿_/|
U / ﾍ
｛＿＿＿＿人＿＿＿_｝ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| ＼| | | ……すいませんでした ＞
| | | ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
＼ L＿＿＿＿＿＿」 ト 、
＼ ――― | ＼
｀ー―――――― ' Y
.
┏━━━━━━━━━━━━━───
┃
なお、森常吉さんは辞退しました。
┃
───━━━━━━━━━━━━━┛
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ / /
. /:::::::::::|:::::::::: ､:::::::::::ﾍ:::::::::ヽ / /
,'::::::,' :::::!:::::::/ ﾍ:::::､::::::ﾍ::::::::::ヽ / /
i:::::::ｌ:::::::i ::|/‐- ',::::::ヾ:::::ﾍ::::::::::ﾍ r─‐'､
|::::::ﾍ:::::ﾍ::|r==ｧ ｀￣ ＝ i::::::::::ハ 〉二ヽ ﾍ
ｌ:::::ヽ,ヾ:::|｀圦ｼ f示〉 ::::::::::i へ ｀ / 私は最後、新選組ではなく
. V:::::::i::::::| ' ｀ ´/::::::::::::| <三三<／ 桑名藩士として死にましたし
i :::::l::::::|ヽ ､ , /:::::i｀￣ _ -- ､ ./ﾆ/ i ヽ
|:::::::!:::::|_ ｀ _ ＜:::::::::ヽ ＜ ハ/ﾆ/､_L__∧
|:::::::',:::::ｌ:::: ≧ <ー─ ､::::::::::>' iﾆ/ i ﾍ 相馬さんにお譲りしますよ
. ,'::::/ ﾍ:::l､:::::/三≧=- -´ ､ ,':/ /
/／ ／',| ￣ i￣￣ ７ , '/i ヽ ／ -=ﾆﾆﾆ=- ､
./ _／ ! .| ／ / _ ｲ/｀ﾘ ￣ i ∠ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾍ
i´ i ｀ |.／ / /ニ/ ' l イﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆi
l l ヽ ／i i iニ/:::ヽ i ´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ!
::ヽ .l ﾊ ! i! O /:::/::::::::::ゝ ∠ﾆﾆﾆﾆ,仁ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
:::::ヽ l | ', ＼ /ﾆ/i::::::::::::::∠ﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/
::::::::i i! ﾍ ､ ヽ ＜イﾆ/ ｀ ∠ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二,' ==========-
::::::::', | i:::ヽ ｀ ー ／ ､ ヽ ' ∠ﾆﾆﾆﾆﾆニ, 'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ,'ﾆﾆﾆﾆﾆ,ニニﾆﾆﾆヽ
:::::::::::. .l ',::::::::ム＞ / ､ ヽ_i ∠ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/ﾆﾆﾆ≧ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾊ
::::::::::::. ', ＞､::＞/ i ヽ ヽ/ ∠ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ,'ﾆ=‐ ￣￣ ‐=ﾆﾆ/ﾆ≧ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ}
::::::::::::::. ', / ﾍ ／ﾆ 〉｀∠ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆi ' ヽ'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆｲ
:::::::::::::::ﾍ ヽ ＿ i /二/ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ! /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二／
',::::::::::::::::ﾍ ｀ ヽ ／仁./ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニi / ｀ ､ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ／
【 森常吉 】
.
. ／ ヽ: : : : : : : : : : : : : i : : : : ＼
´ ／／.: : : : : : : :.:ｉ : : |: : : : : : : :.
／／: : : : : :.／: !: !| : : | : : : : : : r‐…‐-ミ
r一'" イ ;. : : : : : :.:／ |: /| 八: :∧.: :.: : :.八 ＼
ー―‐一 |/.: :.: : :.:／ ＿j/.イ: : :./ ‘: : : : : : : :. ヽ
/: : : :.:／j/‐- / ,: : : :/ ‘: : : : : : : :＼
/ : : : :/ 厶=ミ /: :／-―- Ⅵ : : : : : :.、＼
厶イ}: /〃ん:::ﾊ ゛/／ x≠ミ ｀ : : : : : ﾄ､:. ー―
{ (:j/ｉ ゛ 乂::ツ ´ 'んィ::;ﾊ i: : : ; :.| }
＼ゞ:. '' 乂:ン j} |: : /'Ⅵ それで今回の内容は
__} ｰ ,, , '|: / 総括と、皆様へのお礼の言葉ですね？
く /: :ﾄ.八 ′ /ノ}/
/: : :|⌒＾ ‐ ､ ィ_}＼
,: : : :.| __| ＞ r=≦__ﾉ: : く
i: : : : |_／::__| |::::=ミ ＼: : ヽ
|: : :x｢::::::::{ ､ /∨:::::＼ ヽ: :‘，
ｘ≦o,'/|:::::::::::、 ＼ ／ /::::::::::i/o≧x: : i
r≦//＞:'"|:::::::::::::＼ /Y { ,/:::/ヽ: |:＼///,＼
_,..-‐＝ﾆヽ::::::::.＼:::::::::::::::::::::::.｀丶、
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':＼::八:::::!:::ｒ-=＼::::ハ:::::::::.丶､::::|::::::::::::::::::::::::::::i
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l::l从{ｊ:ｱヽ| ヽ´￣ﾉ' ＼l:::|::::ｌ::l:ｌ|⌒ヽ::::::ｌ:::::::::::::| 大半は総括になるな
l八:ｒ'′ |｀ﾄ:::l:::ﾉ| トﾊ}::::::l:::::::::::::|
|ヽ丶 ﾉ八:ﾉｲNxくﾉ :l:::::l::::::::::::;
| _.. ＿ ﾉ´__ ノ.:l:::::ｌ::::::::::; タイトルどおり、新選組とは
:. ´_､ ｀¨ .ｲ:!:::::l:::l:::::l::::::::;′ なんだったのかを語ろう
／ 从:::::|::|:::::|:://
i / ヽ|::|::::〃'
人 .......:::´ / ﾊﾊ:::{_i_
＿＿＿＿___≧=‐=ﾆ二:::::::／ _}_ﾄ､::::ﾄ､
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:.､:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:|＼＼｀ー-ｘ:.:.:.:.:.＼＞､:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.ハ､:.:.:.:.:.:.:.:.l 幕末を駆け抜け、現代においても
:.:.＼:.:.:.:.:.:.ヽ:.|. _ヽ:丶壬三zz＞---ミ=ーrｚ:＿＿_:}:.ヽ:.:.:.:.:.:.:! 知名度の高い集団、新選組
:.:.:.:.:ヾ､:.:.:.:.:ヾｲ≠:＼ヽ ∀圭圭圭り ,.}|彳 ,ｲﾊ:.:.:.:ハ:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.ヾ＼:.:.:.:＼〃 ヽ! ゞ＝＝≠ ,z≠ ィ彡' }:.:.:.:.:|:',:.:.:.:.:
ヽ:.:.:.:.:.:', ＼:.:. ＼-==≒ﾆ三三三ア "´ :|:.:.:.:.:|:.:',:.:.:.: 僕たちはいったいなんだったのか？
＼:.:.:.', ＼:.:.:.＼ |:.:.:.:,'|:.:.:'.:.:.
＼:.＼ ｀ー--＼ |:.:.:.' |:.:.:ハ
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ヽ、ヽ ＿_,,..-t''"´:::::::::::| l | そう、新選組とは…………！！
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＼ |へへへヘ ＿,＞' ./
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＼ ＼ | （●）（●） | |／ `'
＼ﾍ| | （__人__） | |＼ /＼ / | ／/ /
.| |!i!i!i!i| .} ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
.| |i!i!i!i:| } ＼ /
ヽ ｀ ⌒´ } ∠ 君が思う新選組が！！ ＞
＿__._,r､ iヽ ノ ／＿ ＿ ＼
／｀ヽ_j'､_ノ￣l!'´ヾ-｀ ¨¨＿ { .. ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
∧ ,ﾉ Yヽ l ヽ 7ヽ~ﾍヽ.､ /／ |/ ＼/ ＼|
/-'´｢ ヽ ヽｊ＿. l ﾄ､ /〃ﾊ | ヽ ｀ヾ ､_
r'´, イ ヽ､ ｀,__,ｨ､__)| l ヾヽ∧'〃ﾉﾞヽl ヽ ヽj｀ヽ
/ '´ ﾄ､ Yrイ ∧l ', ヽ Tﾍ', l _..ノ l j ',
,′ .}､二ィ } / l ヽ ', |､､ﾍ. | ＼ ／ }. ﾍ
i トz'_ノ,ｲ | ',. ', l､ヽﾍ | | j/ l
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＼ .└─'￣＼ |_∧_.|
.＼ ＼ ＿__,ン￣フ
＼ |へへへヘ ,. -─- .､, ＿,＞' ./
.＼ ＼ ,不:::く｀ヽ;::､:::｀丶 | ∧∧/
＼ ＼ ハ:l::;;ヾ:ヽﾆヽ:ヽ::､ヾヽ | ∧∧/ `'
＼ ＼ ,':::i:ﾄヾヽ::ヽ:ﾄヾ､ヽヽヾ`ヽ |／ `'
＼ﾍ| l::i::|l::卞ﾑヽ:;ヾY.ｪYl::ﾄ::ヽ |＼ /＼ / | ／/ /
|::l::ﾄ;:::Kさ'く:::f ,｀ ﾘヽヾ', ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
';:';ヾﾄヽ `r'- ､ |::ﾄ`､＼ /
ヾヽﾍ |';二::! 入', ∠ 新 選 組 だ っ ！ ！ ＞
`トｋ ヽ､ｚｿ ./::| ヾ ／＿ ＿ ＼
＿__._,r､ Y:j｀ ‐ ､ ｰ´／ ﾄｊ ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
／｀ヽ_j'､_ノ￣l!'´ヾ- ､＿｀_¨ ｣､ /／ |/ ＼/ ＼|
∧ ,ﾉ Yヽ l ヽ 7ヽ~ﾍヽ.､
/-'´｢ ヽ ヽｊ＿. l ﾄ､ /〃ﾊ | ヽ ｀ヾ ､_
r'´, イ ヽ､ ｀,__,ｨ､__)| l ヾヽ∧'〃ﾉﾞヽl ヽ ヽj｀ヽ
/ '´ ﾄ､ Yrイ ∧l ', ヽ Tﾍ', l _..ノ l j ',
,′ .}､二ィ } / l ヽ ', |､､ﾍ. | ＼ ／ }. ﾍ
i トz'_ノ,ｲ | ',. ', l､ヽﾍ | | j/ l
| ノ ＼¨7/ l ﾄ､ ヾ ､ヽ ',.l lｰ- ／/ |
ゝ─'-- -r-`' ｌ ',.ヽ ヽ ヽヽ! |￣ /j l
,．'''""~~""'''‐- 、
／,'::::/::::i::::',:::::ヽ::::::::ヽ. 人
,.'::/:::::::i:::::ﾊ:::::|::i::l!::::iﾍ::',＼ て
/:/::::::::ハ::::!､|!://:|!::i／ﾍ;:',ﾊ 〈
|/:::/::/,,,,,|/_ﾝ|:/ｲ |∠_,,,,, V:::',
|::/:::| ｀'ﾚ|::i'"´ |:::i､:',
|/ﾚﾘ~゛'''‐- ﾚ､ -‐'''"~ ﾄ::| i!
. {δ| U 「｀丶、＿ . イ ﾊi! ＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
`‐Ｋ. / | / ≧ ＜
Σ=/ /.へ._ _|,.'ヽ=',Z ≧ 最後の最後でぶん投げたーーー！？ ≦
. /:::::/ .＿i ‐=‐ i＿ ヽ::ヽ ≧ ≦
/:/i/ ,.:＜┤',＼ ノr 、 ｀丶::ヽ ／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
|//.／ ゝ, .i ',X∠,ｗ' ヽ. ´＼:|
|／ / レｖﾄ,ｼ楽く-γヽﾄ. ＼
／ / /ハ', V. ＼
／ ヽ, _,.イ i ||ﾟ|| i }＼＿. ＼
| ´￣ﾍi. ヽ. ! || !| i. ./ 7｀ヽ |
| | ', l_l |ﾟ|i_i i´ | ＼ |
| | | | ! . | . | |
|／￣｀ヽ､ < |ﾟ.| | .. ..|_,,.....,,_|
/ヽ、＼へゝ / ! ! .| ／,-､ ､ ､＼
ヽ／￣ / ! | |. ﾍ/ |,リリリ
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
いやいや、かなりマジで考えた末の （__人__） |
「これでいいんじゃね？」という結論だから （｀⌒ ´ |
{ |
r､ r､ヽ /
ヽヾ 三 |:l1.ヽ /
＼>ヽ |｀ ｝ > <
ﾍ lノ `'ｿ ヽ
/´ /,1 | |
＼ ノ .｜ | |
／￣￣＼
rヽ ／ ノ ＼ ＼
i ! | （●）（●） | そもそも実際の俺たちと
r;r‐r/ | | （__人__） | 世間一般のイメージでは
〈_L (｀ヽ .} | ｀ ⌒´ ﾉ ものっっっっっっっすごい差があるわけで
l｀ （ ｀`/ . | }
ヽ l . ヽ }
|,. l /⌒ ー‐ ｨ ヽ
..../ :::::::::::::l::::":::::::､:::: :ヽ.::::::::::::::::.:::::.::::::.:
./ ::::::::::::::::|::::::::::::::ヽ:::::ヽ`:､::::::::::::::::::::::::::
.!:::､::::.:::::::::.ｌ:.:::::::::::::::ヽ::＼:::ヽ.::::::::::..::::::. ..
.:..: :::|,::: :: :、丶: ヽ: :: :ヽ :::'-::ヽ:::::::::..:::::..
::::|:::::::y::::::::ヽ:::::ゝ:ヽ,::::::＼.::::ﾞ''.::ヽ::::::::::: . 一般の好意的イメージでは
.:,:::.ｌ:::::lヽ::::::::、:":::::､: ､:::::::ﾞ'.ｌ'-、::.:ｌ:::::::::.: . 「幕府一途の誠に生き
..!:,::::ﾐ､:ﾞ!,ヽ::::: ｌ::::.＼ヽ,＼::..,.＼＼.ｌ::.::::: ... 乱刃の日々を過ごした無双の剣客集団」
.! ｌ::.:::､::::ｌ从_:::::l::,,'.:/_､ﾆ,,__､i::|:､''"!:::::::, .
:::.ゝ. !./ﾞ! :^lゝ＼|::l ゞ='ﾊ":`.,!`)l:'":::::":::/ ..
::ﾍ::: `''`:ゝ-:"::::::::ｿ":.､:´ ｀-'‐' ι,.|,i::i'::::/.. けど資料を辿れば、斬り合いの回数は
. ::ﾐ ｀:::::::::::::::::::::::: ﾉ.|.l::::i./ ... ものすごく多いってわけでもないし
. ヽ''ｌ､::::::::::::::::::: .i .,l/::::|:,i"
.'ﾙ:::::::::::::::::ゝ_- U ,..ｌ,i|::l/:. .
. ヽ:::::::: ﾞ'/ゞ.从､.! ... 途中で「もう市中見廻りとかイヤだから
. ヽ::::::`ヽ..二"''‐ / ,iﾞ.::|"l/‐ . 解散させてください」、と言ったりしてる
／ﾞ:､::: `― .／,,､/ .ﾞ| ! ......
／ .ヽ: ＼ _／ ／ l./ ﾞ
. , ／ l ヽ .｀'― :(,ﾞ／ﾞ //
.
...-―――-....._
／;.-―:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...
. r‐‐く／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:ヽ
/ ,イ／:.:.／:.:.:.／／:.:.／:/:.!|:.|:.:.:.:.ﾍ､
-‐‐/´'／:.:.／／／;,:/:.:.;イ:.:.:/:./:|:.|:.ﾊ:.:.:ﾊ｀ヽ
/ /:.:.／:./:./ム_/:／./:.／イ:./:ﾊ:.:.|:.:.:.i:.. i
/;イ:./:ｲ:./ ' /-.`不:.:ｲ:.:.:/i/ .l:.:.|:i:.:.|:.’.|
’ ./' ﾊ:/:/:i/.r'´て示` .| l:' l:ナﾅ‐-ﾄ:.:.:|:.:ﾊ:| |
{ / !{/∧:.|. ! 弋ソ | |' j/丁心 j|:./ｉ/' l:| ! まあ、始まりからして「治安維持組織」ではなく
八'｛入|. ' {ツ ﾉ//ｲ/ ｉj i 「攘夷思想集団」ですからねえ
. ヽ / / ｀ヽ､ ' /ｲ' /| / .|
'ー水 ,- _ u /' { / .∨ }
／イ:/ Lト ￣ ‐' 介ﾆ} ＼ﾉ
／' /:.:ムｨチ| ｀ -‐ ﾄx､ﾚ'|:.:＼
. / /rｧｲ: :/ /j /:' ヽ ';.:.:.:.:＼
iγ´:::::/: : i | _ -‐／: : : :/:｀{ヽ:.:.｀ヾ､
. 厂i¨￣/: : :.:レﾍ ／／＼: /＼:｀‐へ:.ﾍ.＼
/ У:/: : : : |/／: :.く／／/: : :,:｀＜__入ﾍ ヽ
/: : :/: : {__;へｲ迅ｭ､: : :ヽ': /: : ／:／'⌒: :ﾊ:. }
. : : /: : : : : ／}ｽ:´＼｀i_: : :/: : /:／: : : : : ﾉ. i:| .ﾉ
'
|
|
|.l
|j
i ゝ＿___,,__
〉 ハ{・ｿ ¨ﾃｊ で、「一般イメージと実態は違うんだよ」、というのを
/ ´´` " このスレでず〜〜〜〜〜〜〜とやってきたわけだが
/
ｆ ` ．
ゝ } _ けど、たとえフィクションが元だろうが
`ー┬ -‐ ¨ / 「現在における一般イメージ」ってのも
└ - ｀ ／ それは別に間違いとは言いがたいんだよな
| ／
| ／
ヽ＿＿__, イ
ハ￣////| /
＿ ﾉ ｊ/////j_iヽ ,/
／///////_ナ´ ', ／
ノ///////／ー ､＿
、/////////ｊ ヽ ／￣￣￣ j///
,． ‥ ¨￣￣////////////{ ／/......
,．／////////////////////////ゝ ／/////
,ィ壬＞､
/ｷﾍヾゝﾐﾊ
{ﾗ升fｭ)rlil｝
', '__ /ｿﾉ、 そもそも人物・集団の評価やイメージなんて
ヽﾆイ /::ヘ、 時代ごとによってコロコロ変わってしまう
.仁／／⌒ヽ
rv^j. ｎ_.ノ／:::｛:::::::::::::｝
{ヽ_∨.|/ｲ::::::::::|:::::::::::::| たとえば、僕らのダンダラ羽織の
. ＼＿ﾉﾌ＝=.,ノ::::::::::::ｿ 元になった、赤穂浪士
ヽ::::::::::::::／ヽ:::::::/
|｀＞､:::::::::::::::::/
|/::::::｀￣￣￣| ほんの二十年ほど前までは
|:::::::::::::::::::::::::::1 「吉良に辱められた主君の仇を討った義士」
|:::::::::::::::::::::::::/ というイメージだったが
/::::::::::::::::::::::::::|
|::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|::::::::::::::::::::::::::::::|
|::::::|::::::::::::::::::::::i!
|::::::|::::::::::::::::::::ノ
＿r=ー―r-- ._
, -＜:.:.:.:.／/:.:.:l:.:.;ハ:. ＞ 、
／:／:.:.:V ∧/:.:.:./;/i:.:.:.}:.|:.ヾ:.＼
／:.:/:.:.:.:.:/ ∧:.{:.:.V:.:.:.:l:.:. |:.:!:.:ハ:.:.:ヽ
/:.:.:,ｲ:.:.:.:.:∧ ∨|ﾘ:./:.:.:.:.:l:.:/|、V:.:/}:.:.:.ハ
,ﾊ:.〈:.:.!:.:.:/:.:.:}/:.:.{{/:.:.:.:.:.:」/:.ハ:.VИ:.:ﾊ:.:.:'.
.ハ:.:.j:.:ト､|:.:.:ハ:.:.:|!:.:.:.:.:.〃:.:「:.:.}:.:!':.:!:.:!:.}:.:./'. 近年では、「発狂状態で吉良に斬りかかった
}:.:.:.V:/{ー!:.:.|:.:.:.:.:.|:.:..::彳!:.:/:.:./:./:.:.l:.:,!:.:V:.:.:.l 浅野がそもそも悪い」
マV/ ┰ｧヽト､:.:.:ゞ-/:.:.j:./:.:.:j:./:.:.:.l:.:.j:.:.|:.:.:.:.l
レ' ´ ハ:.:.:/:.:.ﾊ/:.:.://:.:.:.:.:|:./:.ハ:.:.:,′
. 〈 /イ:.:./:.:.:.:.;/ｲ:.:.:.:.:.:N／:.:l:.:/ 「赤穂浪士たちの討ち入りも、再就職狙い」
ﾏ }:./:.:.:.:.:/:. ゞ、:.:.:./:.:.:.:.:}/
L__ U j/厂「ﾚ':.:.:.:./:.:.:りl:.:.:.:.:/
{ }:.:.:.:.:./|:.:.:/:.:.:.:.:./ という見方が広まってきて
｀l _, /:.:.:／ハ:.:.{:.:.:.|:..{ かつてほど讃えられなくなってきている
ゝ- ..＿, ＜ _ム＞ ´ _＞へ:.:ト↓
＼ ／ ｀^ゞ'ヽ{
＼ , ´ ＼
ヽ／ x====}
／ .／ '.
／ （｀丶 ／ ヽ
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━━━━ | 他にイメージの変遷が大きい人物では │━━━━━━━
| 織田信長なんかもだな .│
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
,ィﾃ州州ｚ､＿
,ｲﾐ;州州州州ﾘｲﾊ､_
,仁三ﾐ州州川|ｌｌｲ彡ｲﾐi、
,ｲf三ｲ´｀`｀ヾﾘ州州彡'三ﾐi
lイl彡!ﾊ ｀`'´〈ﾂ〈三ミﾄ､
//ｲ|ｲ!| l ﾏﾐﾊ.l
メl l .ｲィｷ≧ｘ_ l.| ィｧ＝ｷﾘﾄﾘ|ミ=―'´
イ／ﾊ,ｌ | ,イ////ム彡",ｨ=ｷミ､ lﾐｘ_,ｨ仁ミx
／ .l i 彡'ﾊ,|.!//////ﾘ'./,ｲィモﾃｦ ,ﾊ l三≧ﾐｘ |li
`―彡＝彡ｲ彡州ｷ‐ﾐ三彡!' ﾊ `ー｀´ /ﾉ/三ミｘ ﾘ,ｨ仁ﾐｘ
ｲl彡'フ〃,ﾘ州州ｷr―..、 .ハ ./イ州ﾐ三三彡' ﾘ
〉ﾘﾘ 〈 ,ﾘ .l!.l州ﾘ'.:ｷﾘﾊlliﾐ､_,'.::;l ,,ミｘｲ州州ﾐｘ､====ﾐｘ /
,州 /＞-‐ﾐl|.il⌒li州l`ー‐-､州ｲﾘｲli|lﾐｘヾliｘ ｀ヽ｀`州l
/-､＞――― ﾆ二| | ﾘ.l| .liｷ州州洲T,ﾘlｲ! ﾄf‐ﾘ==ﾐｘ 州 ﾂ! l州
/ /´￣￣￣￣´ iｌ ｌ l 〈 .| .|l::.ヾ州州lilﾘ' l |!.l l７ ﾘ `ﾘﾄ-ｲﾘ'__,ｨ､
./ .〃 .ll ｌ .l .| .ｌl :::::::::::/ / l|li l V .l 州ﾄ lﾘー=ﾊ ヽ ､
/ l| l リ l ,' / ｌﾄ､ ヽ ヽ::::::/ / ,ｲ|ﾄ､ｌ Ｖ .ヽﾍﾐ=l `、 l l. ヽ
,f´l .l| l ,'〃 ||､.ヽ ヽ / ｲ .l.|!,ｲl V l .l l .| ll ﾊ
.／l | | | / / ||ﾐ､ヽ、 ′ ,.ｲ|..::ハ ヽ ヽ l .l! l l
【 織田信長 】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 信長のイメージの一つに
. | （__人__） 「古き時代の破壊者」ってのがあり
| ｀ ⌒´ﾉ
.ｌ^l^lｎ }
.ヽ L } ために「古き権威である朝廷と対立した」、と
ゝ ﾉ ノ 思ってる人はそこそこいるんじゃないか？
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
／ i i ＿_丶
/-＝ ! !ヽ ￣ ｀ヾ ヽ
/ | i ﾉ ヽ＼ :|
| /!／i 、 !ﾊ _|＞、ヽ |
| ノー|z丶＼´ｒｆ=。,＼ｒﾊ
ﾉ | !/ﾞｆ; ﾟ;:ﾞ ゞﾟ:ｿ "ﾊﾘヽ たしかに創作などで
!ﾊハ｀ ﾞ¨" 、 !ノ 「本能寺の変の黒幕は朝廷」
ヽトハ , 、 ノヽ＼ という説をしばしば見かけますね
,＞,、 ／| : ヽ
/ / ﾘ｀´ ソヾﾌ７ヽ≧、
! i ／ヾv／くﾉﾉ / / ヽ
ｒ/￣７ヾーﾐ＝≧、ソ、 / ＼
／"￣￣ﾞ//´ヽ＼ ヾ | ＼
i´;:;:;:;:;:;:;::ヾ| |;:;:;:ヾヽ;:;:;:ノ ヾ ＼
!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:〉＞ .、 ＼
／ヽ;:;:;:;:;:;: ノ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ﾊ ハ| ＼ ＼
／ 〉;:;:;:;:７ !;:;:;:;:;:＼;:;:;:;:;:;: / ﾉ ! }ー;:;:; ）
ジジイの間じゃ未だに人気っしょ、赤穂浪士。ただ吉良上野介ディスは薄くなってきている感じ、で悪玉にされる綱吉。
. ／￣￣＼
. ／ ノ ＼ ＼
| （●）（●）. | ところが昭和の初期だと信長は
. | （__人__） /ヽ ./´} 「勤皇心の篤い大名」という人物像で
| ｀ ⌒´ { { / / 語られていたりする
. ヽ ﾊ L/ /
＿＿ ヽ /__.〉 ん-､
／ : : :介.〈::::〉.介.〃＿_ / , ヽ 実際、信長は朝廷などの古い権威に
| : : : : ::〈 ｢｀{::::} ! { ＿__）{_ / ,ﾊ けっこう気を使ってるしな
| : : : : : /: | {::::} !: :l :＼__, -､. ￣_/:ヽ
| : : : 〈: :│ {::::l |: : 〉 : :ヾヽ Ｚﾝ: : : :｝
,...::´:.ｲ:::::i:::＼:::::｀:..、
／.::／.:::!i:::::i::::::::ヽ::::::::＼
,.':/::/::::i:::::!i::::::!:::ヽ:::::!:::!:i:::.:ヽ
.. /::/::::!:::!::i:::::!i::::::!::::::::::::!:::!::!::i::::!
i:::i::i:::|:::i::::.::::i:!:::::i::::::::::::i::::!::i:::i:::i それが昭和中期頃から「革命者」という
|:::i::i:::|::::ヽiヽﾘ､::::!::::::::i::|::::!::i:::i:::! イメージが強くなってきたため
!ヽ::ﾄ､!ヽ:::ｊｨ赱ﾊ::!:j::i:::i::! ヽ::i:::i::ﾄ､ 古い権威への配慮は無視されるようになり
ヽﾞ7 ´ ﾉﾉ |::i/:::! j:::i:::iﾘ
〈 _ i/ ヽiイ:!::i:::i'
. ヽ_.. _ / ﾄｊ:::ｉN さらに近年、一周回って
. iｰ ／ ／｀｀｀ヽ またこういう面が見直されている
ゝ--ｒｒｆ´ ／ , ´＼
ﾄi´／ , ' ,...:':::::::::::ヽ
i !j , .', .'.::::::::::::::::::::::::::i
//' / ./.:::::::::::::::::::::::::::::::!
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿
'" ＞ ''
' ＼
/ ＼
/ / ＼ ヽ
' / / ' | | ｉ
ｉ ' | | | i| |
| ' ｉ | | | 从| i| {
／ | ￣ 笊ﾒ､,人 / ,才j| ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
／ _| Vx=ミ＼ / x=ｧ从 | | 他にも、江戸〜昭和にかけて │
⌒7 ￣ 八| 从弋 ｼヾ i / vｼ / 人 | 大悪人扱いされていた足利尊氏 │
/ / | ゝ ノ _彡ｲ /⌒ヽ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
/ / ,人 { ､ ' ｲ ﾉ/' |
／ /＿_ ／＼ ＞ .,,_⌒ イ ／ 人
／ ／ ￣＼＼ ＼ 「〔 ; ＼ ＼
-=ニ／ / ｉ|＼＼ ＼/ ∧_＼＿＼ ＿＿＿
／ ／ ／⌒ヽ ＿ || ＼＼ ＼ 厶＿_ ヽ ￣￣ ＼＼
／ ／ ／ ＼ {⌒ヽ,人＼ ＞ '" _) ―'⌒) Ｖ ＼＼
／ ／ ／ ／ ､ ∧0 ｉ 〕＞＜(__,,イこ -‐'"￣) |＼ ＼ヽ
.'' ／ ／ ＿＿ ／ / 八 ', __| | 〈〉//＞＜_ｙ イ |:.ヽ V' ＼ ＿＿ ∨＿
. ／ ／／⌒< ≧=----=≦ﾆ≧=-＜///〈〉//＞＜ﾉ:. :. Y V ￣＼ ＼
. ／ / / _７ニニニニニニニニ=--＞＜///〈〉 //＞ ,L '⌒ヽ ＼ '
/ 〈 〉ニニニニ=- ﾍ'" /:.人:. :. :. :. :.＞,＜///〈〉/ﾊ≧ Y ,,_ ＼_/
. / | / ≧=- 乂_ =- / / ∧彡:. :. ≧=-≦:. ⌒ヽ:.＞＜/ |___i | /// ＞＜(⌒ｉへ＿
| ｉ | | | , ∧''"￣￣￣￣￣￣￣Y ∧_ ノ＜///////ﾉ /／ﾉ / )
ｉ ｜ | | | | | ｉ | | / ∧ ７彡≦ニ r ＜/しｲ／ ノｲ ＞
| ｜ | | | | / | { ≧ｓ ,, _ | |_ / ﾊ {ニニニﾆ ＼__) '' ＜/////
＼ 人 | | | | 人 ニニニニ≧=-=≦ ７ ／ ---=彡＜ |/ “ ''
【 足利尊氏 】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━| 海外ではナポレオンなんかも │━━━━━━━━━━━
| 時代によって評価が乱高下している .│
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
/三:::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 ｉ! | .| |i!i!i∨
／ ﾉｰ __ イ三:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| > __ イ | |i!i!i!i!＼
| ζ三三三三三》´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､___|__ イ |i!i!i!i!i!i!＼
ヽ弋三三三彡´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::三三三三三| |i!i!i!i!i!i!i!i!i＼
＼≦≧===≦三三三三≧o｡.::::::::::::::::::::::::::::三三三三| ゞ､i!i!i!i!i!i!i!i＼
｀¨¨¨ｰ―三三三三三三三≧o｡.:::::::::::::::::::::::::::三三廴 ￣￣￣ｉ!＼
｀¨ー三三三三三三三三≧o｡.::::::::::::::::::::::::::三三＞ ／＼ .＼
ζ/ζ////γ｀¨≧三三三三三三≧o｡｡.__:::::／ ／i!i!i!i!＞ .>
γ /ｿン////弋 マﾈ･ﾒ｀ヾ rﾋ･ﾃﾗ乂三三≧＿ ∠¨´___ イ
､__ノイ/从ζゞー || ´ヾﾒﾇ刈ミメ￣￣
__／ﾉ/ｿy弋 |ゞ= | /／ｿ刈ヘ__
=≡彡'从从｀ヽ辷 l j ／f´ノ刈斥㌘
γ´ζｿソｲﾉ从弋 ､＿__｀¨´__＿_, /´ｰγ ｀ヽ
ﾙ f イ｀ヾ从乂 ヾ ｀´二二二｀´ ヾ:::::::/ rx .ｉ
rf | fﾏ ∧:::::::ヽ∧ ,' ﾉ::::/ /i!i!ｉ |
／///| | |i!ゝ ∧:::::::＼ヽ /／:::::/ /i!i!i!| |≧､_
γ´/////ﾉ.| |i!|∧ ∧:::::::::::＼ __＿__ ﾙ'::::::::::/ /i!i!i!i!| |///∧＿
.｡o≦≧´//////// | .|/∧ ∧＼:::::::::::ー―‐匕:::::::／/ /i!i!i!i!i!| ∨/////ヾ､_
≦/////////////／ ／ ﾉ//∧ ∧ ゞ､:::::::::::::::::::::::イ / /i!i!i!i!i!i!i∨ ＼////////≧
/////////////／ .｡o≦/////〉 ∧ ｉ! T ヽ ./ /////////ゝ- ＼////////
/////////////ｰ匕/////////／ .∧ ｉ! | | / ∧/////////////////////
【 ナポレオン 】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
／￣￣＼
_,ノ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
（__人___） | こんな具合で、有名人のイメージなんて
'､ | 時代によってバラバラだ
｜ ｜
| , ／_.{
｀ｧﾆニ＜／／〉、＿_ __ たぶん五十年後には俺たち新選組も
,./ /＼ ／ : : : : : : ＞ : :＼ 現代とまったく違う語られ方をしているだろう
_／ /|ｲ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
／. : : : :| ./｀Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : }
,´ : :/: : : :| ｉ::::::|/ : :／: : : ／: : : : : : : : :|
{ : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
/ : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ＼: ヽ:ﾉ
､'ｰr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ V: : : : ｀ :´
／ :.／￣＞＜ :./ : : : : :/ 二 ヽ_」┘: : : ∨}
/ : : :ム / : : : :￣￣￣￣~ﾞ''-ゝ.」: : : : : ∨ :}
{ : : : : : :＼､ : : : : : : : : : : : : : : : :＼. : : :∨ : :l
＿＿
, イ爪＼.:.:.:｀ヽ.
/.:|.:.:./.:.:.:|＼.:.:.:.:ヘ
./.:..:{.:/|.:..:.:|.:.:.:ゝ.:.:|.:.:ﾍ
{ノヽ/ rｧ.:.::i!..:.:.:.:.:.:i!.:..:.｝
〈,,、 ￣ ',.:.:|./.:.:.:.:.:|.:.:.ﾑ そして、江戸時代の人が「忠臣蔵」の芝居を見て
|_ 、 ',.:/ }.:.:.:/|.:.:.:/ 天晴なる義士たちよ、と歓声を送ったことも
|z‐´ ／ソi|.:/.:.i!.:/
（ ｲ´ .|/.:.:.|ﾙ
｀￣!‐─´___＿/从ソ 現代人が信長主役のフィクションを見て
| ,＜´::::::::＞::｝ 古き時代を打ち壊す革命者、信長を
,＜´／::＞´:::::::ﾍ 尊敬しようと
/ .／::／::::-─-::::ﾍ
/ ＜´::／: : : : : :｀ヽ:ﾍ
/::::::/:::/: : : :／: : : : :ヽﾍ
/::::::/::./ : :／ : : : :::::::::::::::｝
./::::::/:::｛ ::./: : : : : : :::::::::::::∧
/:::／:::::::|: : : /: : : : :::::::::::::::::::｝.
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━━━━| 無双の剣客集団、新選組に │━━━━━━━━━━
| カッコ良さを感じようと .│
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／⌒ヽ ┌､ _,,,,,､-ｰ''"´
／⌒／⌒ヽ／⌒ヽ／ ＿ 〉:| i::i ｒ＝￢ｰ‐'''"´
／ ／ /!〈 〉 / :| |::| ヽ、
/ / ／;;ゝ..ー ／＝| |::L_____ ＿＿＿＿＿＿＿＿_＿ｒ─＝＝＜⌒＼
/ /;;;;;;;;;;;＞く;;;;i! | |/ | i|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;7
ヽ. / ヘ /;;;;;;;;;;;;;;/|;;;;;;;;| :| |: | i|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
ノ 人___ノノ ∨;;;;;;;/ :|;;;;;;;;| :| |: |＿＿＿＿＿＿＿＿＿i|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ , '
／/;;;;;;;;;;;ﾍ ./;;;;;;;;;;ﾍ...|;;;;;;;;| :| |::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ , '
;∨;;;;;;;;;;;;;;;;∨;;;;;;;;;;;;;;;ﾍ|;;;;;;;;i! | |::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ , '
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i! :| |ﾍ :::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿i|;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
｀｀｀｀｀｀｀｀｀｀｀`"''"´￣￣`＜ﾌ| |::「￣￣ / /´⌒
__＿,,ｒ―ｰ､,）| !::| / /ヘ,,∠__
ー--､､,,,,,､-ｰ''"´ ｀￣￣´ !_!」 ヽ､___ノ′
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
━━━━━━━━━━━━ | それは何も問題無い │━━━━━━━━━━━
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
.
＿＿
, ＜::￣:::::::::::::::: ｀＞､
／::::::::::: i::::::::::::::::::::ヽ::::::::ヽ、
/::::::::::::::::::;!::::::/l:::;:::::::::::＼:::::::ヽ
/／::/:::/::;ﾊ:::/::::Vﾄ、i::::::::::ﾍ:::::::ﾊ
,ｲ/::::/:: /::/ ,Y-:::::ﾊ ヽl::::::::::::ﾍ::::::l
. //:::::/::::ｲ:/／ l::i::::::! l! .Ｖ::::::::::::';::::!
jｲ:::;ｲ:;∠ィ-―- ｖﾍ::::|-t―ト､::::::::::Ｖ まあそもそも、このスレみたく
. l:/ l::::/ ,イﾁﾑ Ｖ!ｨ升へ V::ｖ-､） 「史実が、史実が」、と細かいこと言うようになったのも
. ´ l::人! 弋_ﾝ ｀弋_ｸ Ｖ.,ｲ/ ここ十数年ぐらいになってからですしね
ﾚ ﾊ , /_ノ '´
rﾆﾍ、 _ _ / _二7
/::;＞ ィ´l_ﾊ::ヽ
. /::::7 /｀!ｰ .＜ﾄ､ !:::ﾍ
l:::::::l／ lノ ,Ｖ ヽ､ l::::::l
l;:ィ/ lﾍ _ ノ/ ＿ .へ!､:::l_
ｒ‐(二イ レ^ く_ ／/// ト､＿ コ-､
/ l i / ヽ! ／ Li/ l / l
／￣￣＼
／ __ノ ヽ
| （ ●） ） ネットの普及で一般人でも
.| （__人） 色んな歴史資料や、研究結果に
| rつ 触れられるようになったからな
.| (（三）
ヽ ( <
ヽ ／∧ ∨ 「壬生浪士始末記」なんかも
∠ /⌒ ∧ ヽ ネットで全文読めるぞ
( ＼ ／ / __＿)
|＼ '' ／|
| ＼_／ |
.
／ .::::/::,ｲ:::ﾉ::/:::i:::::l::::｀ヽ
〃 .::i::::|,ｲ::l::/:;ﾉl::i:|:::/l:::i:::::ﾞl
/! .:::::l:::i'l::!::|:l:/::i::/l:;ｲ|::::l::i:::ﾊ
l l .:::::::::'::i::l:::/!ｨ'ﾊ::::ﾉ/!ﾉｔlｲ::::i
|1i.:::,､ヽ:|Vﾅfﾞﾃ､ｿｲ/;'ﾋナ'l::/
ヾ. l（ｒﾚ､l `ｰ¨‐' i' ｀ﾞ ´i/ これも一つの時代の流れだね
｀､ヾ_ｊ lﾞ ､ 〉 ,'
ﾞl.:::::ﾊ ,... .. /
,l´ﾞﾚlﾒ､ﾞヽ､ ` ¨´／ ただやっぱり新選組に関しては
,<ヾヽ-､__ ｀ﾞヾ`､t‐-'" 史実よりもフィクション寄りのイメージが
／`ｰ‐｀､二=三ヽ-､ｿ まだまだ強いし
/ ..:::::::::::::::::::::::::::｀ﾞ￣`ヽ､
l :::: ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞヽ､
,.ﾉ :::: .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞi
,." :::: .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
! ::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`- ､
ﾉ ::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
／ .. :::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞヽ_
／￣￣＼
／ 〉 _ノ ヽ､_ ＼
／ ／' （ ―）（― ） |
./ /／〉 （__人__） │ 繰り返すが、別にそれは悪いことではない
.ｌ ´ イ| ｀⌒ ´ |
.ｌ ｉY |
./ ﾊ ! / 立派な「平成の」新選組像だ
./ / ' ヽ /
ｌ ／ .〉-r:::┬〈、
__「 ー‐1 .／Λ 〉.:〈 7//＼ ……ていうかだ
ｉ//7777|／////V::::::V/////＼
|//////|//////∧::://///////}
|//////| ///////∨/////////{
＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
≧ ＜
≧ 斬り合いしない新選組とか！！ ≦
≧ ≦
／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
,-、 ＿＿＿ r‐、
,.、 / / _,,-''ヽ ／ ＿j L＿｀ヽ {｀ヽ、＼＼ .r.、
./ .| | .| .| /´ ,.、 / ;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;,,ヽ r 、 ｀ヽ .| / / | |
.＼＼| .ヽ| .|,,.-'´／ .,' /￣ ,、 ￣.ヽ .l ＼＼__| |/ /／／
.∧ '´ ／ | ヽ__,-''" .ﾞ''-、丿 | ヽ ヽ ./|
＼', .ヽ .| |::::::::::::::::::::| | ./ /./
＼ ', .| |:::::::::::::::::::::| .. | ./ /'´
＿＿| ./ | |::::::::::::::::::::::| | ', { ＿
/:::::::::::｀ヽ、/ |. |,.-――‐-、| | ｀ヽ ,,-''"´:::::::∧
./::::::::::::::::::::::＼ .| | ／:::::::::::::::::::::∧
/::::::::::::::::::::::::::::/ ',_,,..-―――-.、/ 〈:::::::::::::::::::::::::::::∧
./::::::::::::::::::::::::::::/ | :::::::::::::::::::::::::: | ∨:::::::::::::::::::::::::::∧
../::::::::::::::::::::::::::::/ .＿ __| :::::::::::::::::: |__ ___ .∨:::::::::::::::::::::::::::∧
./::::::::::::::::::::::::::::/ ／:::::::｀''-..,,_,..-／:::| :::::: |::::￣ヽ＿,,..-''´::::::＼∨::::::::::::::::::::::::::∧
/::::::::::::::::::::::::::::/'´|:::::::::::::::::::::::::／:::::::,| .::::: |、::::::::::＼::::::::::::::::::::|ヽ∨::::::::::::::::::::::::::∧
./::::::::::::::::::::::::::::/:::::::|:::::::::::::::::::／:::::::: /:| :: |:ヽ::::::::::::::＼:::::::::::::::|:::::＼::::::::::::::::::::::::::::∧
＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
≧ ＜
≧ それもう新選組じゃないだろ！？ ≦
≧ ≦
／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
.
たしかに、20年くらい前でしたかね。井沢元彦が分かりやすく、解説している本を出したのは
_,.. --r=--- ､
,イ´,∠ﾆ=/}くﾆﾆ=z_:｀ヽ
.／.:／.:.:/.:.://:|.:｀ヽ＼.:＼.:.＼
./..::/.:./.:./...://:.:i!:.:.:.:｝.:.:＼.:＼..:ヽ
/:.:./.:./.:./.:.://.:.:.:|.:.:.:.:|.:.:.:.:..:ﾍ.:.:..::.:.:ﾍ
ﾙ'./.:.:.|.:::|.:://:|.::.:.i!.:.:.::i!..:.:.:.:.:.:ﾍ.:..:.:.::.:｝
.|.:|.:i!::.i!.:..://::.:|:.:.:.|.:.:.:.:|＼.:.:..:.:..:ﾍ.:.:.:.:.|
. |.:|::|.:::|.:://:::.:.:|.:.:/.:/:ｿ, - ヾハ..:::}.:...:.:i!＿ やっぱり斬り合いしてこその僕らだろ！？
. ﾚ|::|.:::|//从.:.:1:/.:/l/< Oﾉ |/ﾊ::|ヽ..:::|、＼｀＞
.ﾑ:|.:::|/ﾍiムo|/ノヽ ￣ |/ｿ 〉.:| ﾍ::::＼:::｀＞
ﾊﾏ:.:.ﾐ - ミ_ﾉ∨ |::::::::::::::::::::: 三段突き？ 牙突？
.ﾉ .ﾏ仆ゝ ､, .ィ j∨| |::::::::::::::::::::: 大いに結構！
〈:::Ⅵ , -─､ / / i!:::::::::::::::::::::
|::::::ヾ＼ ヾ｀ ￣ 〉 イ /. i!::::::::::::::::::::
/ヽ::::::::::::＼ ｀ﾆﾆ' ／ /. |:::::::::::::::::::: 池田屋で五十人ぐらい斬った？
.〈::::::＼::::::::::::＞ --ｲ´ ／ /:::::::::::::::::::::: OK！
|::::::::::＼:::ﾍ::::::::::ヽ ｀マ／ /:::＼::::::::::::::::
|::::｀ヽ::::::::::ﾍ:::::::::::| /ｲヘ、 ∧:::::::＼:::::::::
|::::＼ﾞ:::::::::::::＼::::::| |ヾ/７＼ /|:::::::::::::::::::
´￣￣￣￣￣ 丶
／ ＼
／ ＼
/ ＼
/ ＼
′ | '.
′ ／ { i
| / 〃ヾ､ ｜ >>1なんか本編の鳥羽伏見以降
i {{ ﾘﾉ`ｰ' ､_／/ 「なんでこいつら鉄砲とか撃ってるの？
| ｀¨ {し/ どうして斬り合いしないんだよ
| / / 〈 作者のバカ！ アホ！ 切腹！」って
| ト---- ' ､___ﾉ
| / // ///
/ // /// / 自分で自分の作品にブチ切れてたぐらいだぞ！
| / /// / //
{ // /////
| ∨/////,{
厂￣￣￣￣ ｀丶 ￣￣／
{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::..._ {
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀丶__ﾉ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::!:::::::::::';::::::::::::ヽ;:ヽ;:',
/:::::::::::::::::::::::/::l:::::::: /ト､:::::::::';:::::::::::::::ヽ;:l::',
/::/:::::::::::::::::::/::/l:::::/: /!ヽ＼::';:';::::::::::::::::ヽ!::!
,ｲ:;ｲ::::::/:::::::::;ｲ;;/ .ﾚ;ノ::::l ヽ ヽ!::i、::::::::::::::::ヾ!
/:://:::::/:::ｰ::メ_ノレ'ヽ::::::::l ｀ l::l_ｘー-!::::::::::',
/'´/:::::::l:::::::::/ _イ＿ｰ ヽ:::::ト-ｰ二V.__ヽ::::l:::::::::::',
/::::人!::::::/r' 'ｿ::トヽ ヽ ! ' r､!ﾊ ）';::::ト､::ﾄ::! （蝦夷地以降も無理やり気味に
/／ l::::/､. 弋 タ ヽ 弋_タ ﾊ::!l.ヽ!.ｿ 白兵戦入れてたのはそのせいか……）
'´ l::/ ﾊ / ソ
ﾚ ヽ､', ' u /_／
｛二ﾊ、 ノ､二}
／:::ﾊへ､ ⌒ ⌒ ＜ﾊ::＼
,ｲ:::::::/ !＞ ＜.! `' V:::::'.,
/:::::::::/ ／7 ト､. V::::::'.,
/::::::::::/ ／: : ﾄ､ ﾉl: :ヽ､ V:::::::',
. /_;;;;ｒﾆレ': : : : :.! ヽ＿／ ! : : :.｀ｰL::;;;:::',
rtニ´ ,r-/: : : : : :.:l / ! ヽ. /: : : ,､__ :l｀ｰ'｀≠ - ,､
. ;! ト-= ´: : /: : : : : : : :V l y': : : //7/ :!￣｀ー ､_/: !
! l : : : : : /: : : : : : : : :.＼ l /: : : ////: : :!: : : : : :/: : :!
＿＿
／ 丶
ヽ､ ､__,ノ `
(●）（●.） ノＬ｜
(_人＿） ⌒ ｜ 史実がどうだろうが
|｝r┬‐| | __ スタイリッシュなダンダラ羽織を着て
'､｀⌒ ´ , ﾄ、 _r┘ ｀ヽ、 斬り合いしまくってる俺たちはカッコイイんだよ！
｜ ､ ,ｲ//｀ｰ‐ｰ-r'‐、'ヽ `、{
`ｫﾆﾆ二´／ｨ : : : : : : { ､ ｀ |
_/ /＼ ／ : : : : : : : :ヽ,」 |、 見栄えがするんだよ！
／:/|ｲ:::::/∨ : : l : : : : : : :/ :| |､{
r''/ : :| ./｀Y / : : : 」 : : : : :: | ／ゝ＿,.／ ノ:Y
ノ/ : : :| ｉ::::::|/ : :／ : : : : : : : ､ : :.〈── ´: : |
/ |./: : : :|/:::::/ : : : : : : : : : : : : .ヽ : :l : : : : : : : |
__/ :/.: : : : :|::::/ : : : : : : : : : : : : : : : ､ :.| : : : : : : : |
／: : : :| : : : : : |:/ : : : : : : : : : : : : : : : : :＼| : : : : : : : |
／: : : : : :| : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/| : : : : : : : |
／ : : : : : : : :| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.〈. | : : : : : : : |
,. - ―- ､
ヽ
ヽ
_⌒ ⌒＼
ﾐｨ赱､i .i_r赱
::::::⌒ ｨ'｡_｡ヽ だから読者はこのスレで
.i' i ''" ｀ヽ >>1がのたもうたことなんて
i' ノ_二二'ｧ,/ きれいさっぱり忘れちまえ！
i' /'! !,..!!,..!/
;: !''"´ i {
;: ! i { 剣客集団だろうが、長州絶対殺すマンだろうが
' ;: ! ' 君がこれだと思う新選組を信じろ！
l ; . ｜
. !. ; | ,. -､,..､|:l
ｌ ; ｉ ___ ___ | l その方が人生楽しい！
l ;: ｜!,..!!,..!{j {
ゝ;:i ｀''''ｰ‐-' .}
::. ＼ ﾉ
::. ノ`ー- '
く
／ イ: :/. :/. : : : : : :/// : : : : : : /. : : :}
/／ /. :/. :/ : : / : : /厶ﾐ､: : : : : /|: : , ┴‐- _
´ ／ : //. i : : / : ／/・__｣ }: : : :厶]: / ｀ヽ、
／イ／/. : { : / ／|:/二 ￢: :／､．|:{ `、
/ｲ/^i: : / :/l/ ／イ_ 〉｀|个 ', 「ちるらん」読め、「ちるらん」！
l{ {!:/ !:/ （ }ﾍ }
|ﾍ､|′|′ ∠二ユ} / ヽ、 ,′
|７/} _／⌒ヽ_::/′ / _}` ィ′ 史実がどうこう言うのが
_ -‐- _ |:// ヽ､ ｀ヽヽ＿_}^} / ／ } ＿ バカらしくなってくるから！
｀ヽ、｀ヽ￢､⌒ヽ^ヽ ｀ 、 ｀￣￣´ / _ノ ﾉ . '"´ }
＼ ヽ ＼｀ヽ、 ヽ ノ／ } ／ , ′
ヽ ヽ ＼ ヽ、 ｀ ーァ´_/ ｀丶、 ∧ / ／
_ ヽ ヽ ＼ ＞ ´ ／{ ＼ ｀¨´ ／
-‐… ´ _ -‐`……｀ｰｧ‐ ´ / / ＼ ヽ. , '´
／ ／ / / ｀ー- ､ } /
／ { { ｀V /
/ l ', / / ／
/ ／ l ′ ￣￣｀`ー一r′i/＼
/ / l { } } ヽ、
/ / | ＼ ＿＿___ノ ノ } ヽ
_ -‐- 、
イ.::／.:|.:.:ﾊ
/l.:./|.:.:/从:.:ﾍ
|ﾉ'ｿ {ノ ｔ｡ｧﾑ:.:｝‐-ー─ - 、
ﾔ｀ﾟ´. , ﾐ从::ﾍ:::::::::::::::|:::::::｀ヽ , rｧ
/ヾ、f _ ) ｲ /|:::::ﾍ::::::::::::!::::::::::::::｀＞、＿＿＿＿＿_f´ {
/::::::::｀ ‐ ' ／. |＜:::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::／::::::::::::::// ｀ｰｧ
／＼::::::::::∨ィ7 i:::::フ::::::::::::＼_:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::| | ⊂ﾆア
,＜´:::::::::::ゝr‐-∨ﾊ. !::::/:::::::::／::::::｀ヽ￣￣ ｀ー----.ヾﾆ _ﾆ-’
r―‐‐、 ＿＿_,,-─＜´::::::::::::::::::::::／ ∨ﾊ |::/::::::／::::::::::::::::::ﾍ
｀￣>､ ｀ﾘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞´ ∨ﾑ/::::::::::::::::::::::/::::::.:::ﾍ
fﾆﾃﾉ ヾ:::::::::::::::::::::::::::::ヽ人_从人__从_从人__从人_从人人_从人__从人__从人ﾉ
zﾆｼ-─´ ｀￣￣￣￣ ＜ ＞
＜ 以上、「俺はなんで自分で自分の新選組を ＞
＜ ぶち壊す作品を作ってるんだろう」、と ＞
＜ 悩みまくった>>1の本音でした、まるっ！！ .＞
＜ ＞
Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒YW⌒Y⌒W⌒⌒Y⌒WY
///ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ
///／￣￣::::::::::／￣
｛/ﾏ::::::::::::::::::::::／
ヾ/::::::::::::::::::::/、
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/::::::::::::::::::::〈////////｀ヘ
大河ドラマ放送後も、自分の先祖を気にしなかった尾形さんちは、逆に凄い