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∧ ┌──────────────────┐
i ヽ │ Gunparade Metal │
l ヽ │ │
! ヽ , =- "（薔） /ｌ │ みんな纏めてヒーローになるようです │
! ヽ ／/ _,､_,､_,､ヽ/ /. └──────────────────┘
メl ヽ-´_,ｒ=っ" ●ヽ.:.:.} /
/ ヽ_ il|＞ ~´='~ ヽ <.:.:.:.:〉
,! ||l ｀ー--=´ .前スレ：http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1385220657/
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｀ ー ､７／ ´
ヾ
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これまでのあらすじ
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┌────────────────────────────────
│水銀燈は、矢留弐高校・サッカー部のキャプテンにしてゴールキーパー
└────────────────────────────────
＿＿＿
／..:::::::::::::::::..＼
/.:::／ /￣ ヽ ＼ﾍ
〃7´ イヽ、 ノ ト ｀ト ､
《_{{∧ { ｏ ｏ } ∧}}_》 正義の鉄拳！！
〃ｰ∩ヽゝ'''r―ヘ''厶ｲ ヽ‐ﾍ
Σ(⊂)_ﾍ トヽ_~_ ﾉｲ /_／乙
/＾7フ::::＞ｲ::∀::ｒ＜:::::∩┐ヽ
{ /{厶イ＞く::人:::>､ ﾄ个ｰ1 jﾉ
┌───────────────────────────
│５人しかいない小隊員たちはやる気もなくサボり放題だったが、
└┬──────────────────────────────────────
│彼女は「フットボールフロンティア」への出場を諦めず、毎日、河川敷で練習に励んでいた。
└──────────────────────────────────────
＿/＼／＼/＼／|＿
_ - ―― 、 ＼ ／
イ.::::::: -――-＼ ＜ 気合よっ！ ＞
／ /.::::／ ヽ ＼ ／ ＼
/ __〈::::ノ { { ヽ. } | :lハ ￣|／＼/＼/＼/￣
/<_ 小、> | ＼ｰヽ ＼ ﾉｌﾉィﾉ |
/ <／|_｣ | ｆ＝ミヽ ィ７| / ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
./ | ヽ 、 || || ﾚ'ィカ .＼ ＼
./ 人 ＼_＞ r‐ ¬ィ''〔 ﾉノ ヽ ＼
/ ≧==≧＼ ＼ | ／{ 7 く__つ ⌒≧x ／＾^＼/ ＼ ＼
/ ∠三三三三＞ー一'´:.:.:.:..＼＞┤ 彡 〆 ） 丶 ∨
./ / ≧三三了.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,,､＜＼| | 〃 ﾊ _ノ ― Y:ｉ|
/ / /三三三∧:.:.:.:.:.:.:>ﾍ {磷}:ｌ:.:.:.〉ﾉ . ｲ 从§ （ ー）:::::（ー） |从
; / 厶ィ⌒ヾ三ﾆ＞=イ:.:.:.:.ヽ |:|:.:.{ 乂ｲ§ （__人__） | ダルイッス〜
| / / }彡ﾍシ}:.:.:.:.:.:.:.:.∨.:ﾄ､:.:.＼ . ／ ﾟ o ｀ ー´ ／
| l | / ＿,,.∠斗―／-―:.:.:.:.:.:.:.:〈 ＼:.:.:}ヽ、 / ∽ ∽
ヽ |／..:.:.:.:.:.:.:_ -‐'´.:.:／..:.:.:.:.:.:.:.∧ﾍ ト-'_rく | ヽ ヽ ∞∞ ヽ
┌─────────────────────────────
│ある日、水銀燈は、河川敷ですごいシュートを放つ中年と出会う。
└─────────────────────────────
_,-ー冖ｰ冖-,_
. 〕（_(三三ｊ)_）〔 ＿＿＿_
. くｒ二,＿,二ｒ‐ ／ ＼
（ ／ ヽ、 _ノ ＼
（ ﾞ''ｰ-- ／ （●） （●） ＼
ﾞ''ｰ-- | （__人__） |
＼( （ヽ(＼ ⌒´ ／
γ⌒＼＼＼＼ ⌒ヽ
i j ヽ _ ｀ヽｰ‐ i
ヽ､ l （￣ ヾ_＿＿＿_.ノ 、
/つゝ､,,! ￣￣ } ),
_,-ー冖ｰ冖-,_ 彡
〕（_(三三ｊ)_）〔
くｒ二,＿,二ｒ‐
┌────────────────────────────
│彼の名はやる夫。水銀燈のいる矢留弐高校への転校生だった。
└┬────────────────────────────────────
│サッカー部に勧誘する水銀燈に、やる夫はもうヒーローをやめたと冷たく言い放つ。
└────────────────────────────────────
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | ＜ 正直スマンかった
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
┌────────────────────────────
│そんな折、水銀燈は教師のロックから次の練習試合を告げられる。
└┬────────────────────────────────────────────
│その相手は、40年もの間、フットボールフロンティアで優勝し続けている最強チーム、幻獣学園サッカー部。
└────────────────────────────────────────────
,r;ﾊ
!l.| ＼ ヾ ,ｲ ,､
!{ﾊ j ＼＼‐ﾞ L_,ri介i､ | |
jУ∨,' ｀7`ヽﾑiド､辻}l┘'ー_‐ｧ _
. __ ,.べx'´＼__,∠`Tヽ.入古ｸ'¨´￣´ ,.イ！
,.へ.,>ヘ∠７く._ヾイ／ 〉 ＼.ヽ辷ﾍｰ<T"¨´ i l
r'{ ／ `7´＼＼／‐'´＼／入 } ',‐-＼｀ヽ、 ′l
,ノブ く´ヽ,.イ〈´ l_У },.ｲ―ｒ'＝=ｒ廴_}辷__,ﾉ
. ＿/ﾆ〈 `'´,.イ〔 ｀ヾY__辷_j_____ j |‐' ,.ｲ
. ／ ,フヾﾊ､_,.=≦_,.-''´ ,}ﾆ二_`‐-r='>ｰｒ'Τ{,.ﾍ.
,辷ﾆﾍ._,イヾ'´ ／(三) ＼ﾉ_/ ∨!人_,}_,.ﾍ.
. /// r'¨^ｰﾍ. } ,. <´￣Τヽ、 ' iﾆヽ Y／ ,.イ´＼
//ｲ_/ L! ,. イ´ ! i ヽ,' ,.ニ. 〉 人_rべ. ヽ､,.ｲ
ﾞ^´ ／ j i｀ヽ.i :'´ ',＼ `'く＼＿>ﾍ_ヾ┐
,.-―'=x i i i : i ヽ. `ｰ＼ }_ヾ
／,二ニ',ｲ}=='ｰ-=⊥._ j ; iー-,ﾊ `'く_,.ｲ-､
{. /,>=ﾆｲ,ハニ二.._ ｀ヽ. ,' i j l 辷{_ハ
｀^1 ,. -―-=､＼ヽ ｀jヽ、 ＼,'＿_ _,,.L._ ! ﾄ､ | ,バ¨}
. i/j ヾ. ＼ヽ.∨ ,L`ヽノ＿_ _,,,..,,_ ｀丶ﾄ､ヽ. └',ノノ
. ∨ `¨´V/='＿j_彡'´,.=-‐-=､ミーｲ_廴} `´
＼_ ﾉ'ｲ辷ｼﾍi/／{ `ｰ',ハjヽ.Υ//ノ
{_｀辷=7´ノ亠匕ノj∧ ｀ｰ--‐'´ V!'／
｀ヾ___入_,イ´￣八 i ﾉ'´
｀ー='^ヾ二ｿﾞｰ＼ ／
｀￣￣´
┌───────────────────────────────
│しかも、試合に勝てなかった場合、サッカー部は廃部にすると･･････。
└───────────────────────────────
┌──────────────────┐
│ Gunparade eleven .│
│ │
│ みんな纏めてヒーローになるようです │
└──────────────────┘
＿/:／l:.| /l | l l| l ヽ ＼
'´￣ｲ:ニ:ｲ l/＿ヽﾄ、l_ lﾍ | l | ヽ ＼ 人人人人人人人 ／
／/ j:| l l ヽ-ヽ｀ヽ卜、 l j｜ ト l ＜ ＞
/:l /:l l | ､＿.二 _ 「 ＼l /イ/ｌ l｜ l .＜ みんなっ！ ＞
.:/ /:/ l | ￣￣ヾﾐ ﾚ_⌒ヽ} l |｜ .＜ ＞
,' l:::l ヽ l /// { =ﾐ /／| | l ／⌒Y⌒＼ 人人人人人人人人人人人 ／
「´ l＼ ', r - ._ / ,,,, /ｲ /ﾚ' ＜ ＞
/ | l ＼ ! ｀ ７ l/ // ＜ サッカーやるわよっ！ ＞
ノ| l ! '、 ／ ／ イ:| ＜ ＞
l ! ! ＼ ヽ. _／ ７¨´ | ﾊ::l ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
,l ! |_, - ≧ ､ ＿ _, ｲ l | L! /|
/ ! l | 〃￣ ﾌ水ﾍ＼ | ｌ l / }
ヽ l | ヽ＼// l ヽ_〉:〉 l /! | / ／ ＿_ - '´
￣＼ﾊ l |、 ￣l:| l:ト-ｲl ! / l l／ /／／ ∠
Vﾍ l ＼＿ |:l l:|＼＿/ /＿／￣＼
｝ ＼! |:l l:| ∨ ／ ＼
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…… … ────────────── … ……
￣￣￣￣￣￣￣￣￣′
＿__＿_} { _＿__
＼三二ニ≡＝＝==ー---−―=＝≡ニ二三三三:/
＼三三三三三三三三三三三三三三三三三／
7: : :/. : :/. : {:∨∧: : : : : ｀ヾ: : :ヽ: :ヽハ才
,: i : :{:: ::/. : :∧:∨∧: : : : : : .∨: : :': : i: :{
{: |: : }: /_才/:ハ:.∨∧: : : :斗弌: : : : : : ::!
j八: :{/彡,:ｲ云ｰ: :乂ハ=彳ハ: {ﾊ: :/ ,: : :!
从: 乂ハ ｀｀ヾ '" }ﾘ }'. / : : ;
∨: : 爻_ゞ＝=- r==＝彡彳.: ::.′
. ∨: : 八 イ. : : : .'
. ∨: {: :≫. _'_ 乂: ,.: :/ 「………………」
∨从ハﾊ＞ . -‐ミ.. . .イﾊ.: :/: /
. 乂{ . ィf -‐:._}ヽ( .ｲ乂::.′
rfー--‐ " ィ{ .二二}=ミ｀ ＜从(___
/:ﾌ { ／／:. -‐ ｦ ＼ } }
. /. :｝ i} { i{才:ﾊ fﾊ＼___ﾉi} ′ﾊ
.. /. : 乙{ ゞ=ミf } j〈 ヾ==彡 ′｛∧
.ﾞ. : : フi} /乙′⌒Y{ }i:{ ′乙 ∧
==＝＝=
／ ＿＿＿＿ ＼`丶、
／ / ／: : : : : : : : : : : : ＼Ｖ 〉
. ヽ |/: : :/: : : : : : /: ﾊヽ: : :ヽ, /
Y: : : /: ―／:,ｲ: :―: ｉ : : : |Y
i|: : :/:/:／／ /: /ｰヽ| : : : i |
ﾊ:／:ィi匸厂/／匸厂!:.:i: :ﾘ |
i ヽﾄ､|u :::: , :::__/_:/／ .|
「………………」 | |: :＞ . ⊂⊃〈_ｧ‐, ＼__|
ヽ |: :/: :ｒ=Ｔ==Ｔ>:LL< ｨ )_}!
. ∧ ヽｰ'´ ＞＜ 辷≧メ∧､
／⌒ヽ i ／ ｘ介ｘ ＼ |｢¨7 ヽ ､
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／:::::::ヽ::::/::::::::_::::/ ./ Li }{ |_」 | ヽ |:::::}
/: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : : : : ∧
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,′: : : : : : : :/:/{: {!: :ﾄ:、: : : :.＼: : : : : :.ﾍ: : .:.:|: : : : : :}
. { /: : : : : : /:/ !:.ﾊ: :ヽヾ:、: : : :.ﾍ: : : : : :}: : : |: : : : : :|
. |:ｲ: : : : :.／ｲ __|:.| ヾ: :ヽ:＼: : : : :i!: : : : !: : : |: : : : : ，
. |:ﾊ: : : 〃1 ￣ !:.l ヾ: :卞ﾐ:―:-1ヾ: : :|: : :.八: : : :,′
. |{ ヾ: /ｲハ. ｧ=ﾐ!:.{ ヾ| _ヾ_:_ハ: : : :ﾉ: :./: : : : :/
. |i ｷﾄ:､!: :} V⌒ヾ＼、 〃乍不卞ｫ:ｲ:. :./: : : : i:{ 「ウン、大体あってる！」
. |′八㍉!: :i ..::::::::.. ヽ 弋zンﾞ/:〃: :/: : :. :.人!
ヾ} :八 〈 ..::::｀￣:/ｲ/:,イ: /:ｨ :/
|:ｲ: :.ヽ 、 _厶イ: : |:/:./}/
j八: :∧i丶. ￣ ´ ィ!: :〃:/
／ }:/ .〉とｨ＼ _ .. ．＜ 〃: :イｘ
/′/くゞぅ ￣入 _.．/／ ヽ
/くゞぅ __::-=介＜ 〃 ＼ ←ﾅｹﾞﾔﾘ
. /くゞぅｒ彡'"／∧㍉:ヽ ｒ､_fzへ、
_才:::辷フ{::i ／〃 }:i、ヾ::＼ r､fzx rt厂:
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_.. - ,ﾆ-冖 ⌒ 冖-ﾆ - _
／ ノ´,. .‐.: : :￣: :､:‐. ､｀ヽ ＼
／ /／: :.／: : : : : : :l: : : :.＼ヽ ＼
＜ ヽ/: : : :/: : : : : : /: :.l: : :､: : :ヽ/ ＞
＼ 人人人人人人人人人人人人 ／ 丶､/: : : ::/: : : : ::::〃:/:.|:: : :.l: : : :.', ／
＜ ＞ .ｌ:l: :-:､l.: ::::::::／/://:∧:::._;l:-!: l:.|!
＜ 大体あってるですぅぅあ！！ .＞ .,ｌ:l: : : ::|＞＜__/ ' / '_,. へ:.|: l: :|::!l
＜ ＞ .l:.|:|: : : ::lz＝ｭ ′ z＝ｭ.リ:://: l
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y＼ l: :Nヽ: : :ヽ ' /:://: : :.l
l: : ／il ヽ､ヽヽ /二ヽ ／ '//￣｀ヽ!
l: / il lｉ､｀` | | ／' li:. ヽ
l:/ il li ｀丶､ヽ-- ,' ィ .il li::. ヽ
,/ il.※.li ,.ィ｀不ヽ、 il.※.li::::::.. ヽ
ﾔｹｸｿ→ ／/ .:il li // //'{l:l ヾ､il li＼::::::... l､
／ ｌ/ ..::::il li ヽヽ//l>ｨlｌ:l__,ノｲ li:::::::丶､:::::::...l ＼
|: l:::. ..:::::::::iｌ.※.li ｀ｲｌ:l. {.ｌ:｢´ il.※.li:＼:::::::. ｀` ┘ ＼
……だいたいあってるな、うん！（ロック先生のドSマッチメークぶりから目を逸らしながら）
勝てなきゃ廃部なのはお約束だよね（逆境ナインと若草野球部狂想曲を隠しながら）
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/inazuma/episodes/episodes01/
やる夫がドリブル恐怖症を克服する件は痺れました（ヤケクソ）
久々に見る蒼い子は可愛いなあ（現実逃避
銀ちゃんがキーパー…。
何て頼りになるんだ！（ポストが）
ぐだった奴にはアトミックファイヤー治療法
前スレ1000、ギャル夫の士魂号って書くつもりがキル夫のって書いてしまった
すまんリーヨ
すごいシュートを放つ中年で笑っちまったｗｗｗ
中年になるまで留年してたらヒーローどころじゃないわなｗ
おい、うるさい方は普通にまだ若いだろうが！
生ゴミって認識じゃなかったか？
生ごみとか、二十代になる前に半分死ぬような蛮族ならではの見方ですな
20代半ばは高校から見たら大人に見えたな
9日（日曜）46：00頃投下予定です。
宜しくお願い致します。
だんだん無理のきかなくなる体に年を感じる…そう、それが中年
次は銀パレ？
アザッス。こっちでもやっておくべきでしたねｗ
>>30さんが転記して下さったとおり
3月9日（日）46：00頃から投下します。宜しくお願い致します。
>>31
9.5話。やる夫編最終話になりますでゲス
変わり果てたキル夫を見て感想欲しいなｗ
日本全国を行脚し、幻獣共生派と戦う三人の孤独な戦いが、今始まる……！
(りましょう！)
(るぜぇ！)
(るッス！)
(るですぅ！)
(るのだわっ！)
三人居たら孤独じゃないじゃないか（真顔
実際売られたのは隊長じゃなくてやる夫だけど
せ、せやな！
中年未婚の男二人と少年一人！
困難な任務の中でいつしか生まれる禁断の三角関係……アリやな！（白目）
>>43
それで有ってるような気がするけど、来栖って
絢爛舞踏取ってたんだっけか？
絢爛舞踏祭のキャラ紹介では来栖と田代香織も絢爛舞踏
絢爛舞踏ってパイロットか百歩譲ってスカウトなら取るのわかるんだけど
整備とかオペレーターが取るって
いったい何があったんだよ
えっ
取った時、化け物扱いされるくらいの勲章なのに
そんなポンポン取れるっておかしくない？
どこで設定変わったんだ
活躍しすぎて軟禁されたアムロみたいな例もあるし…。
整備やオペレーターが仮の姿とか。
僕もガンパレはゲームだけで、どんな裏設定かは知りませんがね。
つってもゴブリン無双してれば1年でとれそうじゃね？とは思わん？
劣勢のときこそ自然とエースが生まれるわけだし。そして死ぬわけだし。
あーでも難しくかんがえんでも、
ゲーム限定ならあふれる発言力で配置転換したってことにするのがいいんじゃね？
自軍が大ピンチの時にオペレーターだった男がすっと飛び出し
一瞬で周囲のミノタウルスを壊滅させる実は元絢爛舞踏とか…燃えるやん！
惚れた男に会いたいからスカウトに転換して絢爛舞踏になったとか
ぽこぽこは無理じゃろ
かといって敗戦濃厚だとゴブ以外ワラワラ出るしなー・・・
瀬戸口が絢爛舞踏勲章もらったのは、5121に来る前
厳密に言うと別の体にいたとき
ニーギはゲームの期間が終わった後
あいつ、自分を置いて消えた来須おっかけるためにスカウトに転向した
何年も生き残ってるならそりゃ400撃墜くらいはしてるんじゃないですかね…
戦場でリーヨ歌ったらどんな効果になるのかなぁｗ
絢爛舞踏≠絢爛舞踏章を必ず取っているじゃないよ
ドラマＣＤだとブータと戦友みたいな感じだったけど・・・
一般的な学兵ってあのレベルなわけで、たぶんゴブリン相手でも個人で300殺すのは不可能に近いんだよ。
そもそも初期の学兵って訓練もろくにしてない素人集団なわけだしな
欧州とか大陸ではポコポコ生まれては全滅してると・・・
まあそれ言い出すと色々アレか。
裏の裏は無視でいいと思う。どう考えてもあれと途中で生えてるし。
いや、新井木は取ってる
６人目の絢爛舞踏勲章受勲者
４番目が前の体に宿ってたときの瀬戸口
５番目が速水
人類という種がやってる以上、絢爛舞踏はただの象徴で社会継戦システムの一部だと思ってたわ
人類がこれまで到達してなかったほどのキルレシオに到達したよー
訓練を受ければ年端のいかない子供も素材になるよー
一人で300殺せる連中がボコボコ湧いてきたら人類総反攻の目処だよー的な
ニーギじゃなくて田代や来栖のことね
絢爛舞踏祭では公式サイトのキャラ紹介で「○○の絢爛舞踏」と紹介されてる
だいぶ前に世界の謎で外国ではどうなってんの？って質問されて
設定ないから知らねって話してたと思う
同点にされた
絢爛舞踏祭とか別世界ではまた定義が違ってくるらしいがもう覚えてないや
大統領が授与を決めるはず
（ガンパレ世界では、日本は大統領制）
ガンパレ世界だと事実上、幻獣300体撃破クラスの英雄を指すのでその辺で混乱が発生してると思う
ttp://nazomoe.pun.jp/?%B0%BC%E0%A5%C9%F1%C6%A7%BE%CF
絢爛舞踏章受章者
1番目から3番目：不明
4番目：瀬戸口隆之（バレ削除）
※時間軸的にいまここ
5番目：速水厚志
6番目：新井木勇美
あっちゃんが乗ってるのは複座型だけど舞は取ってなかったのか
以下引用なので興味ないなら読み飛ばしてください
※公式設定まとめなので公式と違う＆このスレの設定と違う可能性はあります
絢爛舞踏章 (けんらんぶとうしょう)
ttp://nazomoe.pun.jp/?%B0%BC%E0%A5%C9%F1%C6%A7%BE%CF
ゲームガンパレード・マーチでは、300機撃墜したスーパーエースに対して贈られる勲章。 ゲームガンパレード・オーケストラでは、戦況が優勢の状態で１０回大勝すると贈られる勲章。
これらはゲーム的な仕様であり、要はその世界の人間ではありえない戦績を残したものに贈られる勲章ということである。 その名前が都市伝説としての絢爛舞踏にちなむかどうかは定かではないが、ゲーム的に絢爛舞踏章を獲得するとイベントが進む。
日本大統領によって渡される、日本国の勲章。 1945年以降、撃墜数で隔絶する戦績の者がではじめて、それまでの勲章では折り合いがつかなくなったために新設されたものと見られる。 軍・学兵・自衛隊共通。 受賞資格に国籍制限はない。 日本の絢爛舞踏章に匹敵する外国の勲章は設定されていない。
ttp://nazomoe.pun.jp/?%B0%BC%E0%A5%C9%F1%C6%A7
絢爛舞踏 (けんらんぶとう)
1.本来は第2世界の言葉(バルカラル)でいう、アラダ。ゴージャスタンゴとも呼ばれる。
2.世界を変えるほどの力を持つ存在のこと。
絢爛舞踏の定義は作品ごとに異なり、ガンパレード・マーチでは化け物のように強い人(ゲームでは300機撃墜)、ガンパレード・オーケストラでは優秀な指揮官(ゲームでは優勢状況で10回大勝)、絢爛舞踏祭では世界の命運を決めるそれぞれの代表者となる。
ゲーム上では条件を満たすことで絢爛舞踏章が贈られ、絢爛舞踏と呼ばれるようになる。歌うように死をもたらす存在。
「それは豪華絢爛たる死を呼ぶ舞踏。とじめやみにあらわれて、夜明けが来たと告げる騒々しい足音は、ひらきめひかりにすがたをけして、こえのみ残すやさしき青きオーマ （古謡）」
3.（略）
ゴブリンなら300匹殺すのは装備の充実と運があれば
達成可能だろうけど今の設定ならゴブリンリーダー〜キメラ辺りから
１頭とカウントしての300なんだろうかな
……今は残ってないだけでドイツあたりに某ダイアモンド勲章が有ったんじゃね？って気がするがｗ
むかーし、謎板の質疑で、本来ゴブリン等の小型幻獣は撃墜数にカウントされないんだけど、
ゲーム的な仕様でそうなってるって話があった
>>77
ドイツは最初期に幻獣に陥とされてるので、びみょー……
デザイナーが作中に存在するか設定してない（あるかないかもまだ決めてないから知らん）って意味かと
絢爛舞踏祭でただ1人（グランパはMAKIを構成する一体とも言える…?）
絢爛舞踏ではない人物、セラ＝ガンパレの悠木映だけが、独立や太陽系の平和ではなく
今日現在の平和、戦争やめようって主張してたのは考えさせられるな
みんなドン引きになって「お前怖いよ」と言ってきて
普通に接してくれるのはカダヤの舞のみだった時はペナルティかと思った
おれはほぼミサイルしか撃ってなかった
ガンガン突撃する味方が邪魔だからパイロット変えたけどやっぱり突撃してくから
お前が悪いんだぞって言いながら展開式増加装甲つけて動けなくしてたかな
あと敵陣にジャンプで飛び込んでミサイル撃ってた
２周目はそりゃ士翼号無双ですよ
ただ士翼号に慣れすぎて降下作戦でミサイル切れた後
Gアサルト効率悪すぎて残りは全部蹴り殺した覚えがある
・複座の相方を森さんにしてたらイベントで死亡＞その日の戦闘で来須と滝川死亡
・密会もテレポートも無いから人付き合いを避けて逃げ帰る日々
わりと散々でした。
二周目は普通にミサイル無双して気がついたらNEP届いたからNEP無双でSクリア
三周目は来栖でスカウト無双だったなぁ
それ以降は関係なくもうパンチとキックしか使ってねぇ・・・
2週目は移動バグだっけ使って楽に普通クリア
3週目絢爛舞踏目指したがNEP無双しすぎて敵がすぐ撤退するので普通にクリア
・・・あれ俺S取ったことない？
バグとり＆今風の3Dにしてくれて、戦闘関係の
システムを改善してくれたら、喜んで購入する
んだが……
なんかのスレで、現状整合性が取れなくなって
いるし、システム改善すると自由度が無くなる
うんぬんで難しいとか言ってたけど……
いっそ世界の謎入れられるだけ入れたのも面白いかも
完全に一見さんお断りで評価と売上ボロボロになるだろうけど
もう投下予定の日曜だしねｗ
つまり戦車道か。
・・・あれ？そんなに間違えてない？
892 名前：普通の名無しさん[sage] 投稿日：2014/03/10(月) 18:48:20 ID:6jUswxoQ
すいません多分家に46時につきません。
遅くなるか日を改めると本スレに書き込んでいただけますでしょうか
あと二ヶ月くらいで46時だな
後すいません。今日の投下は前編になってしまいました。
後編は早ければ明日投下しますので、
合わせて読まれる場合はもう少しお待ち頂くのが吉かもしれません。
宜しくお願い致します
転載アザッス。
酉付け忘れてましたねｗ サーセンｗ
このタイミングで入ってくる急ぎ仕事が憎いぜ……
楽しみにさせていただきまーす
発信音が、鳴り止まない。
耳に当てた携帯電話を持ち替えながら腕時計を見ると、時刻は夕方に差し掛かっている。
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|三l＿_∧ _
|三ﾆ∀ﾆ| _r√|
|三三|三| |二|ﾆ|
＿_ｌ二ｌl＿|三三|三|=ｮ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿FﾆﾆＦﾆ|ｭ_
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／ （●） （●） ＼|l(^)
| （__人__） l(_ ）
＼ ｀ ⌒´ ／⊂)
／ ヽ ﾉ
隊の皆は合同演習に出ている時刻のはずで、
着信を望むのは、少々難しい時間帯なのかもしれなかった。
既に発信を始めてからそれなりの時間が過ぎ、やらない夫は時折呆れ混じりの視線を投げてくる。
子供は退屈に耐えられず、やらない夫の足元で健やかな寝息を立て始めた。
＿＿＿_ .,-'"~"'ヽ
／― ―＼../ 。○）
／ ━ ━.ノ / ／￣￣＼
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ﾉ⌒ー'´ ヽ ＿＿ ＿ィ’ |（●）（● ） |
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ヽ ノ
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／￣￣￣＼ TLLLL…
／ ─ ─＼＿ TLLLLL…
／ （ー） （ー） ＼|l(^)
| （__人__） l(_ ）
＼ ｀ ⌒´ ／⊂)
／ ヽ ﾉ
それでもやる夫は一方通行な電波を発信し続けて。
瞼を閉じ、電話の鳴き声を聞きながら、じっと着信を待つ。
ｼﾞｯ
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ある日、どこかの歯車が１つ外れた。
なんとか秒針だけは動かしたものの、時計盤の上に示された時刻が変わらない。
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`ｰi y' .
__ r'ｿ'
_zXソゝ<y∠ﾉ .
,〆'´
T{ _,,――-、
_,≦-'Ⅲ｀`ヽ ヽ
／Ⅱ Ⅳ '} i
／ 4 l l.
// Ⅰ Ⅴﾉ ./
// / ./.
//ⅩⅡ Ⅳ/ /
ﾉ / . / ./
ｲiⅩⅠ Ⅶ／ .／
l { Ⅷ ／ ／
l t Ⅹ Ⅸ_,-'´ ／
ヽ、`ー--'´ ／
ヽ､＿＿,,--'´
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くるくる秒針が回れども、長針と短針は凍りついたように、進むことを止めてしまった。
そのまま14年が経った。
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::.: :└i:| //＼| ::::ﾄ､＿_ : : :||＿'//､п‖::.:l| : : : : 〉〉 | :.|::|..::./rへ/ﾚYL;/:>┘/ﾄ┘.//::::.｀L「|-┘/:::ﾄyｨ
工エ::「 /〈. ::〈|-､_/::::::..＼r':.|.::[,/T>.:/ﾛ〃乢.: :: :〈〈 ￣└─匚|＿_| :| |:L:冂_| :|┐ .::::::ｉr==| |.:::.｢.:[]:}iｌ|{´
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部品足らずの歯車は、あいも変わらず空転し続け、
惰性で動く秒針は、無意味なルーチンに、使命感すら持ち始めていた。
――そんなつい最近までの事を、昔の事と思えるのは、燈った温かみのせいだろう。
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1分間に60回伸縮する心臓が。トク、トクと、身体を一周する血液が。
刻まれていく時間を、確かなものと感じさせてくれる。
コロコロ転がってきた歯車は、勝手に空きスペースへ挟まって、
空転していた動力を伝い、ついに時間を動かした。
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..i､,,'z(,!ｙ,,/ .-、 .,／｀ ｀＼ ,-
..|''巛｀′ ,,,〃 lﾞ ﾞL ﾞl,,,,, ,. -─＝ﾆ_ー- ､
..しﾞl|ﾞ ㍉、.| ］ .,,ｖlﾞ ／ ヽ ヽ. _≧､マ>_
..|ﾞ“′ .,,,,,,、 ,,「 .ヽ、 ,,″ ヽ ／ l ! l ! }ヽ （(._ｨ个､_)）.
..!i､ ﾄ .| .ﾞlr=i,, ﾞ''―-・'゛ ,¬┘ / / j l j L.j ! i | ヽ ヽ
ﾞヽr″ ㍉/゜ ,,,_rｰ，.r･!,,,ﾞl /i ! /ィ´ |/,.ｨ | 〃| l ヽ ヽ
._,,,｡,,,,,,,,_ :く _,,,ｾ″ ｀ / | い / ﾉ,ィ(ぅﾉ ! / ヽ! j } ﾞ,
: ,,r'″ ~''-、 ﾞ″ .,ト i | l ﾄト､i{ ｰ'′/ ,1 / / .ﾞ,
│ ﾞ'i､ ,i´ l ﾊ ヽく,.ｨr,､ ∠ '´ j /1/i l ､ ﾞ,
│ ﾟi､ .ﾞl｡,,,,_ ＼ヽヽヽヾ _／,. -‐-､.. /-ﾄ/ | l ,.;
│ l .| ,. -‐‐‐--‐‐''"ﾒ T ヽ_＞/..::::::::::..＼...i l l ｌ l ゛.
│ ト ｧ''''″ ／,. -‐‐‐---‐‐'''" _,. '"_,. ｲ.:::::::::::::::::::..＼:..l:.,,-‐''~）.
│ ,,i´ .ヽ,、 /／ ,. -‐''"_,. '"薔}ヽ::::::::::::::::::;: -‐'" ,. ''"l l
｀ヽ,,、 _,r'°.,,,,_ ,lﾞ / ／,. -‐''" ／..:::::ﾞ,::::;: -‐''" ／ ｌ l l
.~ﾞ'''―･''″ ,i´ ~ﾞ" /／ /.::::::::::::／__ __ { l l l
.,r-r、 .ｙr=,、 ﾞl、 / !::::_;; -''~ ￣ ＼ l l l
..r!'lﾞﾞﾟﾟﾟ］ .ト .,,,ﾞﾞ‐'° l ∨_,, ‐''~7 ,..┐ f＼ ＼ ｌ l
│ト .《ﾞﾞ’,/゜‘''r ﾞ､::::::::/ /.::::l l l ＼ ＼l l
.‘″ .ﾞ”"° .,i´ ﾞ､::/ /.::::::ｌ l l ＼__,,ｌ l
..,,ｖr--rｖ,,、 .＼ ._,,ｖr, ﾄ､ﾞｰ' .::::::::! ! ｌ i !
│ ｀'ﾍ,, ｀″ ﾞl {､ ヾ:::::::::/ﾞ''''" j l | l
│ ﾞ'i､ ,／ { ゝ`-／ / ﾉ j ｿ /
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錆びきった時計は短針が一つ進む事に、ギイギイと騒がしく悲鳴をあげ、軋み、痛む。
強烈な異物感に、酷くその身を苛まれる。
けれど。
動き出した時間は呆れるほどの強引さで、前へ前へと進んでいった。
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..i､,,'z(,!ｙ,,/ .-、 .,／｀ ｀＼ ,- ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ .'l、 ,,,,,, ﾞ'=,,、 ,,xぐ
..|''巛｀′ ,,,〃 lﾞ ﾞL ﾞl,,,,, ﾞ'ﾟ~ .ﾟ'z .ﾞﾟ''''ﾍ''･''ﾟ° .．
..しﾞl|ﾞ ㍉、.| ］ .,,ｖlﾞ ,″.,,r=i〟 ,rrｯ, ｀
..|ﾞ“′ .,,,,,,、 ,,「 .ヽ、 ,,″ ヽ ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ ﾞﾟ'='ﾞ,,, 《 .,ﾞﾟﾟﾟﾟ'l'*l"
..!i､ ﾄ .| .ﾞlr=i,, ﾞ''―-・'゛ ,¬┘
ﾞヽr″ ㍉/゜ ,,,_rｰ，.r･!,,,ﾞl
._,,,｡,,,,,,,,_ :く _,,,ｾ″ ｀
: ,,r'″ ~''-、 ﾞ″ .,ト
│ ﾞ'i､ ,i´
│ ﾟi､ .ﾞl｡,,,,_
│ l .|
│ ト ｧ''''″
│ ,,i´ .ヽ,、
｀ヽ,,、 _,r'°.,,,,_ ,lﾞ
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.,r-r、 .ｙr=,、 ﾞl、 ／ ＼
..r!'lﾞﾞﾟﾟﾟ］ .ト .,,,ﾞﾞ‐'° ／ ⌒ ⌒ ＼
│ト .《ﾞﾞ’,/゜‘''r ／ （●） （●） ＼
.‘″ .ﾞ”"° .,i´ . | （__人__） |
..,,ｖr--rｖ,,、 .＼ ._,,ｖr,. ＼ ｀⌒´ ,／
│ ｀'ﾍ,, ｀″ ﾞl ／ ー‐ ＼
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古い機械を動かした時、張り付た錆が一巡り毎に剥がれ落ち、少しずつ動きがよくなるように。
次第に異物感は損なわれ、針は確実に動いていく。
壊れていた時計だった。埃塗れの時計だった。
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. ／／ ﾉ´|∠~ヽ
／／ ﾉ´| ﾉ~| | | ﾉノ .ﾉ´|
,.' ,.' | | | | |_|人ﾆｺ | |
/ / |_| |_| （_,:､_） .|_|
. / / ﾉ´| /~ヽ } { ∠⌒ヽ
.' ' | |.|Ο | | | 丿ノ
. ｉ ｉ. |_| ヽ_ﾉ .|x| Lニコ
.. ｉ ｉ | |
| |.. ／二ヽ .} { _人_ ∠⌒ヽ
── | |. ヽ二´ | ←──────（◎）二王二.巛 ＞ く 〈.
| | .∠/ ｀Ｙ´ ＜__ノ
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だけど今は、ガチリ、ガチリ。
ぎこちない音たてながら、遅れぬよう、必死に時間の後を追う。
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∧
i ヽ
l ヽ
! ヽ , =- "（薔） /ｌ
! ヽ ／/ _,､_,､_,､ヽ/ /
メl ヽ-´_,ｒ=っ" ●ヽ.:.:.} /
/ ヽ_ il|＞ ~´='~ ヽ <.:.:.:.:〉
,! ||l ｀ー--=´ Gunparade Metal
/ ,川 , .ﾉ i
/ / ／ ／/ / ｌ | みんな纏めてヒーローになるようです
{ / ／ .／:::/ .∧ / / i
_＿....,,j / ／ > > ./ ハ / / ９．５話 「やる夫・新たなる挑戦！（前編）」
ヾ､ ﾊ i / /／ .:人 ﾊ
∠＿＿ゝl/. ′ .::／ ＼ ﾊ
｀ 、_ ／ ＼ｌ
｀ ー ､７／ ´
ヾ M-9
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│閲覧に関してご注意 .├──────────────────────────────────────────
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／/ ! .ｌ〈 !ヽ, この番組は、ご覧のスポンサーでお送り致します
/:./ヽ/ !ヽ/ヽ!
!::ｒ⌒ヾ()ｒ⌒:!:!
〈:ヽ、_ノ=ヽ._ﾉ:〉 やる夫板Ⅱ
ヽ!/ ! Ｍ ! !/
.`、ヽ==/Ｉ-￣ヽ RPG系AA物語まとめるお
!'"トﾆ‐-ｲ/／'￣￣￣￣ ヽ、
-‐=￣"＼==／-￣ヽ. ! └ーﾆ=ー〉 やる模
-"`" /〟 !! 〝 !/￣￣ニ‐-./
ヽﾆﾆｿ .!! !ェｴｴエ工ｴ やる夫AA録２
ｴｴI］ ／＼ 〟〉ヽニﾆニ、
ｒ"/￣ミ!ｊ / ヽ ／ヽ,＼ﾆﾆニヽ
!( !_＿ﾐ!ヽﾆ〈 〉 /／/./ ! !ヽ 〜ヽ
ヽﾆﾆ／ ＼ 'ｸ ┌、//＿/＿/.! ヽ 〜ヽ
"Eﾆﾆﾆﾆ"二ﾆ==-/
!＿ 、ﾆー ／, !
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.
ｶﾞﾁｬｯ
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| ……こちら1720小隊 |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／￣￣￣＼
／ ─ ─＼＿
／ （●） （●） ＼|l(^) ｢……何やってんだお前？｣
| （__人__） l(_ ）
＼ ｀ ⌒´ ／⊂)
／ ヽ ﾉ
聞き覚えのある声に咄嗟の疑問をぶつけると、
声の主は、不機嫌そうな低い声を電話口に向けた。
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
ﾍ ',:::ﾍ|:::::::::l:::ﾍ::ﾊ:::::＼|:::::::::::＼:::::::＼:::::::::::::::::::::/:|:::::::::/:::::::
', ＼:ﾍ::::::|ヽ:::ﾍﾊヽ:::::｀ヽ_::::::::::＼:::::::＼::::::::::::/::::|::::::/:ﾍ:::::
', ヽ',ヽ| ﾍ＼::::ﾍ ＼:::ﾍl｀ヽ:::::::l＼::::: l::::::: /｀ヽ|:::/::::::::ﾍ:
＿_ヽ ./ﾍ .ﾊﾍ:l ＼:ﾍ. ＼ﾍ ｀ヽl::::::＼::＼::l＼::::|/:::ﾍ＼:::
｀ヽ￣./ ハ:::',ﾍ.. ｀ヽ. ＼ ｀ｰ-l:::＼::＼:::＼ ',|ヽl
/. ＼ ﾊ l:::::::..
. / ｀ヽ l:::::::::::...
/ ﾍ ｀ヽ _／:::::::::.. ｢……切るぞ｣
. / ／'';;＼
｀''ｰ-=,,,_ ／ ';;;;;＼ ＿＿_ ＿＿_
'／ ';;;| .＼ /
, r ' ´ |. ＼ ｀￣￣´ ｲ;;;
K | . ＼ ／;;;;;;;;
∨ | ＼ ,イ''''''''
. ∨ | ,r‐='｀ー― '｀ヽ .∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
∨ | /;;'ﾍ . / / / /＼ / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿
／ ＼
＿／ ─ ─ ＼ ｢待て。聞きたい事があったお。
| | （●） （●） ＼ ……お前、進退は決めたのか？｣
| | （__人__） |
| | ｀ ⌒´ ／
|＿| ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／
三 三
三 お前になんの関係がある 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
／￣￣￣＼
／ ─ ─＼＿
／ （●） （●） ＼|l(^) ｢あるに決まっているお。 同じ小隊員の進退だ｣
| （__人__） l(_ ）
＼ ｀ ⌒´ ／⊂)
／ ヽ ﾉ ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／
三 三
三 ……ふざけているのか 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
声の主、夜神ライトの逡巡を挟んだ返答に対し、やる夫は思いついた端から口を開く。
━┓
＿＿＿ ┏┛
／ ＼ ・ ｢何故不機嫌なんだ？
＿／ ⌒ ー ＼
| | （●） （●） ＼ 最近小隊に顔を出さないと聞いていたが、
| | （__人__） | 水銀燈と何かあったのか？｣
| | ｀ ⌒´ ／
|＿|
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
／:/:./:人＼j/:.:/〈!:.:/|､:.:.}:. ハ
./:.:/:.ｲ:/:.:/ミV:.:ﾊ:.:.V:.:.|:.:V:./:.:∧
{:.:/|/:|:.{:./:.:.:.{/７≧ﾐV:/:.:∧/:/:.∧
V:.:,{:.:|ｲ:.{､:.:/Ⅳ=ｬｧｲ:.{:.:.:{:.:.}!':.:.:{:.ﾊ
}:/:Y瓜_|::V:::|｀¨::´:::}/ヽ:.ﾊ:.|ﾊ:./:.}.:.l
|':.:.:├ﾟ〈::_:::::::::::::::::::':::::::}:|:.:}!-:〉!:.:l/| 「………」
}ﾊ:.:.:} ｀:::::::::::::::::::::::::::::Ⅵ/:::::ﾉ:.:jﾊ!
}八 z=ｰ--:::::::::::::::::::: l:::T:.:}V
|:.ハ z=:::::::::::::::::::::::／::::::}ｲ:.:{
ヽ .::::::::::::::::;:イ:::::::::::::::>┴､
ゝ:::::::::;::＜:::::＿＿;イ///,人
丁 :::::;ｲ＞イ//////////＞---- ､
／ﾊ ::/ /ハヽ///////////////,ム＞､ .∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
_／ } ::}////Vﾊ/////////////,ムア//,＼ / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ライトは受話器を叩きつけようとしたが、
やる夫は水銀燈と自分の諍いを見ていない事を寸前で思いだし、寸前でその手を止めた。
デスクの上に座りなおすとライトは、鞄を手繰り寄せ、煙草を探す。
. ----‐=＝ ､
＼
_. ､ヽ＼
..｀ー＝≦ニヽ ヽ. i ＼
/ ,ｲ | |.｀J
´ Ｕ丿
´
|||,/＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿＼// ||
||.|i,〉 〈｀ヽ.,||
|| |l.´￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣￣|＼ﾉ_) )）
||./;´￣￣｀y´￣￣｀y´￣￣｀y´￣￣｀Y´￣￣｀Y´￣￣｀Y´￣｀';＼ノ
. l/;' / / / j j | Ｙ＼
. /;'´￣￣｀y´￣￣｀y´ ￣￣｀y´ ￣￣ ｀Y´￣￣ ｀Y´￣￣ ｀Y´￣￣;ヽ;;＼
./,.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.,ヽ
!.￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣!
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!:〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜:!
~￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
大き目のビジネスバックには荷物が散乱しており、片手間で煙草は見つからなかった。
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＿＿__
／ ＼ 「……まぁ、
. ／ ＼＿ 水銀燈が芝村閥に加わったんじゃ
／ ／） ノ ' ヽ､ ＼|l(^) お前の立場がきついのは判るお。
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u|(_ ）
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／⊂) お前が苛つく気持ちもわかるが――」
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ヽ ﾉ
／＼ ヽ
￣￣￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣``￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣￣
.:..:.:',.:.:.∨.:.:.:.:.:.:｀＜.:.:.:...:｀＜
ヽ:.::.＼.:∨⌒ヽ.:.:..::｀＜.:.:.:.:.:.
.|:＼.:.:..:.:.∨ヽ ﾍ＾＼.:.:.｀＜:.:.
:.',.:.:.＼.:.:..∨ } ﾍ ヽ.:｝.:ﾍ.::
.:.:',.:.:.:.:.＼.:.:＼ ﾍ::::::｝从.:.ﾍ
.:.:.:',.:..:ﾊ.:.ﾆ=-.:＼ ﾍ::::|.:',ｿ＼
.:.:.:.:',.:.:.:ﾍ.:.:.:.:.:.:.:..ヾ ノ
..:.:.:.:.:＼.:ﾍ＼.:八＼ ＼
＼.:.::.:.:.:＼ｉ. ＼j ＼ ',＼ 「…………」
＼.:.:.:.:.:| ` .',::::ヽ
ﾏ..:.:.:.1 ',:::
ヽ}マゝ、 ',::
＼ ／:::
＼ ／::::::::
＼／::::::::::::
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＿＿＿
／ ＼ ｢水銀燈っていうか、お前はこの小隊から
＿／ ⌒ ー ＼ .離れない方が良いと思うお？
| | （●） （●） ＼
| | （__人__） | .多分その方が、お前にゃいい｣
| | ｀ ⌒´ ／
|＿|
:￣￣￣￣￣``￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
: l／／:.:.}}/:.:.:V:.:/:.:.:.:.＼:.:V:.:.:.:./ヽ
/／:.ﾄ､:.:ﾘ:.:.:.:.:.:V:.:.:.:.:~レへ､:.:.:j:.:.ハ
:.l:.:.:.:l:.i.:/:.:.:.:.:.:./|:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.V:.:.:.:. ! て_
:.|:.:.:.:N/:.:.:.:.:.:.:.i:.l:.:.:.:.:.:.ﾄ､:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.l (
ﾘ:.:.:.:|/:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:i:.:l:.:.!:.:.:./|:.:.:.: ﾘ.
､:.:.:.:'.:.:.:.:.:.:.:.:V＼:.:.:.:|/:.:.:!: /:.:|:.:.:.:,′
:.:ヽ:.:.V:.:.:.:.:.:./:.:.ハ／:.:.:.:.N:.:.:ﾄ､:./
:.:.:/＼!＿;.イ:.:./:./:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:|:.V}
:./:.:.:j:.:.:.:.:.:.|／:.:.:.:.:.:./|:./ /イ^ }
ﾊ:.:./:.:.:.:.:.;.:.:.:.:.:.:./|/ |/ ,/
V|:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:./ { ／
へハ! }:.:.:/＿_／
＼､|ハ!
｀丶 ＼
. ｀丶 ヽ
＼}
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿∧＿＿＿＿＿_＿＿_∧＿＿＿＿∧＿＿＿＿＿＿
＿＿＿ ﾍﾗｯ
／⌒ ー､＼. ｢普段から完璧に仮面被って、
＿／（ ●） （●）＼ 心根性根、全く見せやがらない癖に……
| |::::::⌒（__人__）⌒::::＼
| | |r┬-/ ' | お前、ガキの前でだけは、
| |. `ー'´ ／ 随分素直な顔してるから｣
|＿|
￣￣￣￣￣``￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/:l::::!::::ヽ!::ヽ:::::::ヽ:::::::＼:::ヽ､::::::::ヽ:::ヽ::::::::!::i:::::::!
ﾊ:::ｌ:::::、::::ヽ::::＼:::::＼:::::::＼:::｀ヽ、:::ヽ::ヽ:::::!:::!:::::ｌ
.. /:::::::l::::::!ヽ:ヽ::::､:::::ヽ:::､:＼::::: ＼::::::＼::::!::::ヽ:!:::i:::l:l
!:/!:::::!::::::!::ヽ:ヽ{:::＼:::ヽ::::＼:::＼::ヽ:::::::ヽ!:::::::}!::::l::li|
.... j/:::ｌ:::::!:､:::!::ﾄ､:､:ヽ:::::｀ヽ{､::::::＼::::＼{､::::::::::::::::i::!::l:l !
. l:i:ｌ::::i::i:､:l::lﾃ=-､:ヽ､_､::＼_,≧ｪｭ､_､＼:::::::::i::li::!::ﾘ
!ﾊﾄ:{:!:ｉ:ﾄN{､ﾋ_ﾗﾍ､{ ＞､{ 'ｲ ﾋ_ﾗ 》＼::l::!:ﾄ!!:l::l!
ヽ i､ヽ:ﾄ{､ヾ￣"´ l!＼ ｀"￣"´ |::!:l::! j:ll:!
. !::､::::i ｌ u |:::/lj/l:!ﾘ
ヾﾄ､:!u ｊ!/ j|:::ﾘ 「…………」
ヾ! ヽ ‐ ｕ /ｲ´ｌﾊ/
}ﾄ.、 -､ｰ-- ､__ /' !:://
ﾘl::l゛､ ｀二¨´ ／ |/:/
ｒｰ''"´ﾄ!::i{＼ ／ / !:/
/ ^ヽ ヾ! ヽ ＿,,、'´ / ｊ/
予想外にも程があるやる夫の言葉にライトが、ようやく手繰り寄せた煙草を取り落とす。
落とした煙草は再び、ビジネスバックの中へと収まった。
夜神ライトは数日前より、隊から姿を消していた。
水銀燈の芝村閥入りは、彼が思い描いていた将来像と小隊に赴く意味を、一撃で粉砕したからだ。
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./::::::i:::::::i:::､::::::::ヽ:::､､:::ヽ::::､::::::＼ヽ､::::
,'::;::::i:::::::ｌ!::!ｧ､:::::::::ヾ:､rﾞ=､::::ヽ::::::::::ヽ::::
/ｼi::::i::i::::!:ｉi （::ﾒヾ､::'.,ﾒ （::ｿ,ﾞi::::ヽ:::::::::ヽ:
/' i:::i::!::::::i '=ﾃ' ｀ ヾ::ﾐ＝" ﾘ::::ヽ::::､:::::
.i:::!:::i:::::!. ヾ .、 ` l!i:::::::::::::':::
「そういえばライト君何処行きました？ 'i::::l !i:::'､ ｀ ! i:::::ｌ::::::::::
'i::l i;lヾ､. ＝=- , ｲﾘ,:::iﾞﾃ､:
昨日も一昨日も姿見えなかった .';i il 'i:ヽ 'ー ,...:': : i! ';:i'ｼ'
気がするんですが……」 ! ! 'i:::'、 ,...:':::::: : ! // , ',
ﾘ `ｰ ヽ､:::::: ; ,'/／〃
｀`ヽ､ // 〃
| l |{ lヽ ｌ | |l }l l
＿| ｌ |ﾍ | ｌ | | ﾘ ハ /l |
,.斗≧ミメ＼ | ｌ | | l/ |/ _j厶| U l
／ しﾍヾ ＼ lﾉ | / 孑气く | /} 小、
ｌ｜ ｛::::} | ｌ ｆ:::ｉ ｌヾ ﾉ／/／l|:| ＼、 「それがいなくなっちゃったのよね。
_弋_ﾟ辷'ン_ ､辷ﾝ / ／/l| |:ｌ ヾ
￣￣"´ ｀"￣ / / | ヾ 、 |:| ……登校拒否って奴かしら」
＼:.:.:.: ′ .:.:.: / ／l l| |:| ﾚ
ｰ-ヽ ／ィ´ | |ｌ∠ｲ
U ﾉｌ | |_ノ廴
＼ ⊂ニ＝⊃ イ ｌ| | l|三≦
, '. . ／. : : ／ . . ヽ.
/:/ :/: /: : . : :／ //i: . : .i i
/:/ : :/ /: : ｨ: :イ: . : ,//:ハ: . : . i |
!/: :/:/ ／ﾅ//: : :／ﾒ〃‐-i: : : i: :|
ii{: . :|l:|:/__/'_/: :イ／ /'‐- ! |: : / /
iﾊ: . |i:|{ｨ＝=iﾒ } ,＝ｚ､ iｲ: :/ /
Vｊ:|i:|｀ , ｀`'ｊ: / / 「無断欠勤も、そう言うと
ﾉ{ﾞヽi u. ｊ､ "" /ｲヽ{ 何か可愛く聞こえちゃいますね……」
ゝ.ﾊ ､..... __ / ﾉﾉ
｀iへ ー‐ ´ ∠ﾆﾝ
i从i＞ . イ从|
从| ｀¨´ ﾑi//
/} ＞ ､_ ∠ ｈ
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ライトは、だらけた。古いホテルに偽名で泊まり、携帯の電源は切りっぱなし。
する事はコンビニにビールを買いに行くことと、買ってきたビールを煽ることの２つだけ。
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, ― 、 , ― 、
|.―‐| |.―‐|
|ｷﾘﾝ| |ｷﾘﾝ|
l＼￣￣ |.―‐| |.―‐| ￣￣
l＼＼ ｀￣´ ｀￣´
〃: : : .､: : .: .: .:＼ : :＼.: .: .: .: .: :|i l」 ＼!二二二二二二二二.二
ｉ : :″: : ＼.: : : : : : .､ : :＼ : :＼ :|il|i || |
|: : |l: : : : : i＼: : .: .: .: .: .: .:＼: : :i|il|il|i ｌ| |
|: : ⅣI : i: :|.: : : .、: : : : i|ｌ: : : : : :l|il|il|il|i
Ⅳ: :Ⅴ: :ﾄ､ﾄ､.: :、＼.: : :l|ⅥlИ |il|il|il|il|il|i
}'Ⅴ: Ⅳi:|,,_＼ ､ ＼ 丶斗rｔﾂ |lｉ|il|il|il|il|il|i
}: : : :从弌赱ヾ 丶‘¨ ´ ﾉ'l il|il|il|il|il|i
Ⅵi丶i:｢｀ヽ, :. И|il|il|il|il|il|i
. Ⅵi 从 ::. /|il|il|il|il|il|il|i
И_∧ ´ ./ l|il|il|il|il|il|il|il|i
_ ＞厂 ,心、 ー -_;;´ ’ ' Иil|il|il|il|il|il|il|i
_ ,, ｡oil〔 / V∧＼ .:i| l|il|il|il|il|il|il|i
,, ｡oil〔. ,,.′'''' ━─→o｡...｡:i|′ /|il|il|il|il|il|il|i
_r／ ￣_ ＼. ／⌒ヾｌil|il|il|il|i
／{{i ___ ＼丶 〃 ｉl|il|il|ilｌ＼ｌil|il|i
／ {{. ／..^ ー- ,, ＼｀ 、 / {{ il|il|il|il|il|il|ilｌ丶ｌi
／ .:∧ /.:::::::∧ { ｀ヽ . ｉ . } }_） }} il|il|il|il|il|il|il|il|il|i ＼ﾏｼﾞｯｶ！ﾏｼﾞｯｶ！ﾏｼﾞｯｶ♪／
.:i{ ∨.::::::::::__} } } .l | ノ´ ／/ｌil|il|Ⅶ|il|il|il|il|il|i ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ∨ ∧__::／ （ /. 〃/ｉｌ|il|il Ⅶl|il|il|il|il|i ││::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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│├―――tｭ‐‐┬‐tｭ――
││:::::::::::::::‖ ‖ ll:::::::::::::
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アルコールの海に飛び込んで、そのまま沈み行くと、大体の事がどうでもよくなった。
自棄っぱちな笑みを顔に貼り付けたまま、浮かび上がることも忘れて、ただ浸った。
アルコールは、記憶を呼び覚ます。
ぼんやりと、今までの自分の記憶や、九州にて手を伸ばした夢が思い起こされた。
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､､＿ _,r:::i rｰ-‐ '''' ー ‐ --:: ､:ヽ::i
`''''"'''ｰ- ､､、､､､､､､ -‐ー''''''' /:::'. ｀`¨':':‐:::::::-::::::::､_ ヽ:;::l
'" ./" ﾞ:, ﾞ､ ヽ､,..:::::::::::::::／ , ` ､ `
__, ',::､ ﾞヽ ､:_:::::::::::r ;´ ' ヽ､ ` -､
`;;=--‐‐''''"" ',:::､ `'':::::::::::::;: ' i ヽ､,
i´ , ',::ヽ ::::;::i _ -t^ヽ､_ ﾞ`
l i ヽ::`:ー ':::::i .ﾉ:i ﾉ:::::::: 〉
' il ,.ゞ＝ｰ'"ﾒ /::::ﾚ:::::::::::/
i il _ ,ｨﾆ´ ﾆヽ ｰヽ:::::::::::::::/
i ill ,イ:::::iニニニｿ､ ヽ::::::::::/
i illl ´ lﾆニﾆ/ ヽ. ',::::::::i
i illl ／ﾆヽﾝ ヽ /::::::::!
i. illll , ' ＼＼ i ヽ , ':::::::::::i
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しかしつまらない教育ビデオでも見せられているかのように、ライトの眠たげな瞳は変わらない。
2度、敗れる夢に向かい努力する自分のVTRを、出来の悪いコントのようだと薄っすら思う。
VTRに小隊員の顔が映る時だけ、缶を握る手に力が入った。
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ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
＼ ＼
ヽ ＼
⌒≧x ／＾^＼/ ＼ ＼ ＿＿＿
彡 〆 ） 丶 ∨ .／ ⌒ ⌒＼
〃 ﾊ ⌒ ⌒ Y:ｉ| .／ （⌒） （⌒）＼
ｲ 从§ （ ●） （●） |从 ／ /// __´__ /// ＼
乂ｲ§ ⌒（__人__）⌒| | |r┬ | |
＼ﾟ o Ｙ⌒Ｙ ／ ＼ ﾞー' ,／
/⌒ヽ ∽ ー ∽ヽ /⌒ヽ ｨヽ
/ r‐､ ∞∞〆ヽ | / rｰ'ゝ 〆ヽ
,ｘｉｆ斧王王≧ｭ｡. ＿＿ / ﾉヾ > ヾ_ノ | /,ﾉヾ ,> ヾ_ノ,|
V圭圭圭圭圭ヨ ∠王≧=x､⌒丶 | ヽイ | | | ヽ〆 |´ |
_,仁二二二二_ア´:.:.:.:.:.:.｀ﾞ''冬心 ＼
Ｖ圭圭圭圭圭ｱ:.:/:.;i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:マハ ＼
'Ｙ¨¨¨´i:.:.:.､:.:{:.:./|/ |／|／}ｨ:.:.:.:V{ >
|:.:.:.:.|:.:|＼:|ヽ!:.:Vx /__Z.」:.:.:.:.}:.! ／
c .|:.:.X!V ＝rｫﾍ:.} ﾋj モT彡ｲﾘﾊｲ
c Viﾊ ﾙ ¨,, /八. ､'-ｧ _. ｲ//ﾊj:.|
八_' ュ , イ_, ､}ア /Ｖ//ﾊj:.:.:|
|／ 二} , イ 「l￣ＶＸ {V八:.:.:.:.|
.厂ｆ ,/只rｧ ト!:.:.:.:ゝ.__ マ//心:.|
r--イ::Ｖ 〈イ/V B:.:.:.:.:.:.:.:く._/マア:.:.|
| -┤/ / U r- く「｀ヽア⌒l:.:.:.ﾞ ＜＿|
! _ヲ L＿ハ/L＿人r--､ ,､V:.:.:.:.:.:.:.77
人/:.:.:トイ:::XX;::::V .}壬 } ｀⌒^}:.:.//ミヽ
ヾ}:.:.:./ア〈::::/|:::::/「.ー>.-く /zツミヾ:.＼
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仲間になったつもりなどなかった。寧ろ迷惑だった。
だというのに、裏切りを働いたかのような罪悪感が、彼の身体を締め上げる。
不可解な気持ちは、ビールの缶を次々と積み上げた。
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ノ;;;::::--………--::::;;;;ゝ
|;;;;:／二三三三二ヽ :::;;|
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|;;|:） H O L S T E N （:;;!
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|;;| i.|::::::i： …… ：i::::|.i.|:;;!
|;;| i.|:pr:ヽ,,,＿_,,/:ty|.i |;;|
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そして今日。何にもならない時間に愛想を尽かし、彼は一応の踏ん切りをつける。
痕跡も残さず小隊から消えようと、私物を取りに、学校へ向かう。
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;';';';';';';';';';';';';';';';';';';
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人のいないだろう時間を選び、見つからぬよう慎重に。
だけど、中途半端な気持ちを抱えた彼は、あまりにしつこい電話をつい取った。
その電話は思った以上に厄介で、あやふやな気持ちをかき混ぜる。
,...::´:.ｲ:::::i:::＼:::::｀:..、
／.::／.:::!i:::::i::::::::ヽ::::::::＼
,.':/::/::::i:::::!i::::::!:::ヽ:::::!:::!:i:::.:ヽ
.. /::/::::!:::!::i:::::!i::::::!::::::::::::!:::!::!::i::::!
i:::i::i:::|:::i::::.::::i:!:::::i::::::::::::i::::!::i:::i:::i
|:::i::i:::|::::ヽiヽﾘ､::::!::::::::i::|::::!::i:::i:::!
!ヽ::ﾄ､!ヽ:::ｊｨ赱ﾊ::!:j::i:::i::! ヽ::i:::i::ﾄ､
ヽﾞ7 ´ ﾉﾉ |::i/:::! j:::i:::iﾘ ｢…………｣
〈 _ i/ ヽiイ:!::i:::i'
. ヽ_.. _ / ﾄｊ:::ｉN ヽ | | | | | | | | | | | ／
. iｰ ／ ／｀｀｀ヽ 三 ………… 三
ゝ--ｒｒｆ´ ／ , ´＼ ／| | | | | | | | | | |ヽ
ﾄi´／ , ' ,...:':::::::::::ヽ
i !j , .', .'.::::::::::::::::::::::::::i
//' / ./.:::::::::::::::::::::::::::::::!
／. :/::::::::::::::::::::::::::::::::: i::::::::: : ＼::＼
. //. :/::::::::::::ｉ :::::::::::::::::://:::::::::::::＼:＼::＼
//::::::ｌ:::::::/:/{ :::::/:::::::://:/::::!::::ｌ:::::::ﾄ:::::ヽ::::.
. ｌ:l::::::/|:::::ﾊ/∧:V:::/:::/::::/::::/:::/::::::/::ﾍ::::l::::ﾊ ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／
. |:l:::::::::|:::::|::!::::∧:V:::/::::/::::/:::/::::::/|::::::|::::|::|.!| 三 三
. |:ｌ:: |: :|:::::l::|::/:::ﾍ::V::／／/:/ ::／:::|:: /!:: | l || 三 ……水銀燈はいないのか？ 三
ｌ::::l:::::ﾊ:::|∠:ィ７:::Y:／::イ::z≦ィ:::/::/::ﾊ/:ﾘ |! 三 三
. ｌ::|:::::小:Π:/l/-=彡１ /艾ｧﾃ｀ｼ_:ｨｆﾁ::/:/ ／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
V::ｌ: :!::l:|い小/|:ハl:|/ ｀´ ｛ }ノ´
Ⅵ: ｌ:::::｀爪| 〈
}:!: |::|:::l::| ＼ ‐ _ノ ｢待っていろ。呼んでくる｣
ぃ::|::|:::l::| 丶 __, ，／
|:∧l＼:{ ＼ /
ｌ′丶 ヽ ト､＿,ノ
／ ,′
. ／＼.＿＿＿＿ 人_
／ ｀−――‐‐- ､｀ ‐ 、 ＞､ｘ‐ ､
＼ ｀ヽ ヽ、 | | ＼
＼ ＼ ` ┘! ＼ ＼
無言の訴えに負けたライトは思わず言葉を返してしまい、自分の返事に嫌な顔を作る。
-- ミ 、
':.:.:.爪:.:.:.:‘.
/:.／:.:/:/:.:.i:.ハ
':.:.':.:.メイ:.刈:.:i:.l
l:.:i:.:':.:.:.／.ｨ}:.ﾘ:.l
,.Ⅵ:}:_:斗ruｧｲ:.:爪、
r‐''":::::::::::::::::. u八{ .l ` .,_
l' ::::::::::::::{ヽ:::::= ｲ .l l ｀丶
‘.ヽ :::::l ﾉｽ¨´K l / ＼
} ‘. r' .l^-Y≠/`ｲ ＼ .i ‘.
{ ､l‘. l L_/ l ' l / ､
} 圦.‘. l l .l l .' {'
l ｝‘. l .l l l ' |
l } ‘. | l .l l.' ｛` .,
r'､＿｛ ‘.l l l l } ` .,
｝ } ｜ l l l _ l `
l .' o / .| l l l
しかし返事は返事。ライトは大きく溜息をつくとデスクから立ち上がり、
ロッカーにビジネスバックを放り込んだ。
＿＿＿＿__
||￣￣￣￣|| ／￣￣￣￣|
|| || |ｌ二二二二ｌ||
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L二二二二｣|
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,.:,; ' ''.. .,;.'..:⌒`;,: . ..;;., ｀ ､ '
,,.;. ; :., .. .''... .. ' ..;,):.,, ‐― ○ − ‐
'' '.': ;,::. . ..., ;) , ' ヽ
.''.:.:´⌒`.: .: ... . ...,. . ,; ,. ヾ
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ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／
三 三
三 でかしたわ！お手柄よやる夫！ 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
／￣￣￣＼
／ ⌒ ⌒＼＿
／ （●） （●） ＼|l(^)
|. ⌒（__人__）⌒ l(_ ）
＼ ｀ ⌒´ ／⊂)
／ ヽ ﾉ
開口一番の明るい声に、やる夫の口元が思わず緩む。
時間帯としては夕方で、太陽が鮮やかに見える時間帯。
＿＿＿
／ ＼
＿／ ⌒ ー ＼ .｢何かした覚えはないが｣
| | （●） （●） ＼
| | （__人__） |
| | ｀ ⌒´ ／ ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／
|＿| 三 三
三 ライトを私の元によこしたでしょう？ 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
＿/:／l:.| /l | l l| l ヽ ＼
'´￣ｲ:ニ:ｲ l/＿ヽﾄ、l_ lﾍ | l | ヽ
／/ j:| l l ヽ-ヽ｀ヽ卜、 l j｜ ト l
/:l /:l l | ､＿.二 _ 「 ＼l /イ/ｌ l｜ l
.:/ /:/ l | ￣￣ヾﾐ ﾚ_⌒ヽ} l |｜ ｢即効確保してやったわ。
,' l:::l ヽ l /// { =ﾐ /／| | l
「´ l＼ ', r - ._ / ,,,, /ｲ /ﾚ' 私の言葉にYESと言うまで、
/ | l ＼ ! ｀ ７ l/ // アイツはこのまま拘禁ね！｣
ノ| l ! '、 ／ ／ イ:|
l ! ! ＼ ヽ. _／ ７¨´ | ﾊ::l
,l ! |_, - ≧ ､ ＿ _, ｲ l | L! /|
/ ! l | 〃￣ ﾌ水ﾍ＼ | ｌ l / }
ヽ l | ヽ＼// l ヽ_〉:〉 l /! | / ／ ＿_
￣＼ﾊ l |、 ￣l:| l:ト-ｲl ! / l l／ /／／ ∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
Vﾍ l ＼＿ |:l l:|＼＿/ /＿／￣＼ ./ ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
その鮮やかさに彼女の気性。烈しさが混ざれば鮮烈となり、
ノコノコ現れたライトは早速餌食となったようである。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/|:|::::::::::::::ヽ‖::i::::i:::::::ヽ:::ヽ::::ヾ::::::::::::::ヽ::::
|::|:|::::::|丶:::::ヽ:|::::::::丶:::::::ヽ:::ヽ::丶:::丶::::ヽ:
|:::|::||::::丶::::::::丶i:::ゞ:::::ヽ::::::::::ヽ:ヽ::ヽ:::|:::::::i::
‖::|::|ヽ:::丶::::丶:丶:ヽ::ヘ::::::::::ヽ::::ゝ丶i::::::i:::
|:::::|::|:::|::::::::ヽ丶ヽ::::::ヽヽ::::ヘ,,:::::ヽ:::::i::i:::::|::
‖:|ヽ::|ヽ|::::::丶丶ヽ::::::::ヽヘ,,,,:::::::::ヽ:::::i:::i:::
|::丶丶|ヽ ヽ ヽヽ / ＼:::::::::::::::/
|:'ﾞl＼ヽ ''' '''''´ ' ".`'' 、' '|:::::::::::|:::|
＼::::ヽ,＼ ﾚ|:|:::,| / ｢……お嬢様、今やる夫から電話が――｣
ゝヽ '' ||::::|:ﾉ::
ヽヽ | ﾘl:/:/:::: ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
'ヽ ヽ - |, ﾉ/::::::/ ＜ ＞
丶, , / |::::::/ ＜ 確保ォォォォぉぉぉおっ！！！ ＞
|ヽ ヽ二二＝ / | | |:/ ,, ＜ ＞
| i＼ ヽ─ ／ l ヽﾘ:.:.く ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
..／ヽ' ヽ, ／ / |,,, |
. .／ |ﾉ丶ヽ -- ／ / | /
／ ヽ > / ﾚ
/ | {丶＼ ＼ヽ. }仔ﾆヾ| | | l. l | | l
| | | | ヽﾍ ＼__入＼|/} ｡ﾉ| | │ | │ ∧ ｌﾍ |
| | | {＼ﾊ{ヽ＼ヽ７ｿ|‐|-' ﾘ| ∧ | │ | ＼ | ﾍ. |
| | | |从ｺﾆﾃ＼へヽ}: j::. l/ | ∧ ∧ l ﾘ! ﾍ l. 「……は？
| | ﾍ {l￣｡ﾉ:: :: :: :::.`ﾒ ::: !/ | /ﾍ | l ﾍ │ ……何故武器を僕に向ける。
/l ',＼ ヽ1ﾊ-{ −, ｊ / ﾍ,| | l ＼ ﾍ,!
. / ',. iヽ＼| ｀ヽ , ― ､ ﾘｌ / | ＼|、 できる夫、回りこむな！
. ヽ| ＼ﾄ､ iノ＿ , ' ,. ― "＼ i /// ,' | ヽ-､ でっていう、退路を断つなっ！！
| i ＼ Nﾍr一:Ｔ::::゜!::::::::::ヽ ∪ 〃/ / ! ｲ＼}7:＼
{ ∧ .|＼ヽ ＼:::::: {:::::::ヽ:::゜::::::ヽ ,｡, ｊ/{ │ | /ｌ |:::::::::ヽ くるな！よせ、やめろっ！！」
|/ ＼{ ＼＼＼::|l::｡:::::ソ,―ﾍﾘﾉ :: /八. | 小刈 l:::::::::
ｊ＼ 丶 ＼ﾑ:／} ﾟ ノﾉ :: ／/ ｲⅣ ﾘ/ /::::::::::
ﾘⅥ ＼ ゝ二二二'"´ :: ／ /ﾊ / /:::::::::::::
ﾍ7 ｀ｰ― " ／ / / /:::::::::::::::
／ヽ,二二 ／ ／ /:::::::::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ 「よう指名手配犯！
,-'"´ ;;);ノ"／ (○） （○） ＼ 始めましてだ。そして悪いな。
,-''"´⌒`;;',,-'| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） ）
＿,,ノ⌒)）)-‐'＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／ 隊長からあんたを見かけたら、
`ー´⌒｜ ｜ 即確保するように命令が出ててよぅ｣
,-‐'"｜| / ｜
(´⌒(.´ ｜| ﾄ｜｜
;);;;'"";;'＜三三三三三三| |(＿）'; ,, ﾋﾞｭｵｫｫｫｫ
（(⌒; ヽ ｜／ ﾚ"⌒;);"'
ノ⌒ >__ノ;:::......⌒;;ノ''"´ (´⌒(´⌒;;
,-'"´ ;;);ノ"´⌒`;;);;） ,,-‐'''""´￣`ヽ
,-''"´⌒`;;' ,,-'"`ー'_,,-'"⌒);;）;'',ノ ,,＿,,-‐''"´￣`ヽ
. / ※ _／: : : : : :.ヽ
. ,' ／: : : : : : : i: : :.',
, ※ /: : : /: /: : :./: : l: l
! .,': : :.:/: /: :.|:./: //:/
! ※ !: : :/!:/＿人＿/:/
ヽ,l l: : :l.l/. ｀Y´ヽ,'´ ｢ﾋｯﾋｯﾋ。
: : ﾍ ※ﾍ､:!.′rﾍ. | / おめ、手配書が回ってるですよ？｣
: : : ﾄ､ ヽ` ヽ,ゝ'′
: : : l_rヽ※ヽ`ｰ'´
: : /ゝ-､ヽ l》 r'´｀ヽ
: /:::::::::::´｀ヽヽ lr‐､ ） ∨ ,,. ＜///////////////////} ////
〈:::::::::::::::::::::::ゝヽ _,ノゞヽソ ＞＜///////////////＞''''""￣￣ く
:.ﾍ::::::::::::::::::::::〉ゝ!' / ／////////////＞''": : : : : : : : ＼: : : : :ヽ
＼//////ﾆ=''": : : : : ヽ: : : : :ヽ: : : :ヽ: : : : : :.
＼＞''": : :ハ: : : : : : :＼: : : : :＼: : ::.: : : : :ハ
/: : : ::::::|l : ト : : : : : : :.＼:へ: : ﾊ: :i: : :i: : : :i
/: : :::::::::斗i::|´ ＼「｀ヽ: : 厶斗=ト､ヾ: : :|: ::ﾊ|
|: i: : :::::i: :j j 二、＼ ｀ `Vーｸ /:i: : : : /:i |!
｢焼きそばパン10個が賞金だからねぇ…… .{: i: : : ::::V,ィ⌒弍ﾊ ´￣ ./::j: : : :i ;/:ﾘ
ま、学校に近付いた時点でアウトだったかな｣ .八::ヽ: : : :::＼弋_ソ i ::::::/／:: : : :| /
ヽ ＼:: : :::::＼::::::: ＿ ィ イﾉ::::::: : ﾘ
ヾ ヽ: : ::::「 ｀ ´ ／:::::ィ:::::/
{{ ト､::::::＞ー- 。 { :／ |:::/
|| |:::::「i ノ＼ } / /:/｀ ^Y^i
「ヾ::::|ﾌヽ ｀ヽ /／ /:/ {ミi _{ヽ
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γ ｱﾎｰ
ｱﾎｰ
γ γ
＼ 人人人人人人人人人人人人人人人人 ／
＜ ＞
＜ ウソダドンドコドーン！！！ ＞
＜ ＞
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
,,;;;-''^"""`;;;:,,,,
'''''''''' ''''''''
／|￣￣￣￣￣￣￣|
／ | ,.-―=-､ | ,,;;;'''''`ー;
／ | / | ｀;. | ""`'' ;;;;;;''''''
／ | l ＼ l. |
| `､_ _,ノ' |――――――┐
| ￣~' | ＿ ＿ ＿ |
| | | | .| | .| | .|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
… ─ ── ─── ──────────────── ─── ── ─…
…… … ────────────── … ……
￣￣￣￣￣￣￣￣￣
事の顛末を聞いたやる夫は、ライトの顔を思い浮かべて小さく笑った。
どうせあの男はまた迷惑そうな口ぶりしながら、目に喜色を湛えているのだろう。
／￣￣￣＼
／ ⌒ ⌒＼＿ ｢その方がいいお。
／ （●） （●） ＼|l(^)
| （__人__） l(_ ） .脅迫材料でもなんでも作って、あいつになんか、
＼ ｀ ⌒´ ／⊂) オメーに協力する理由をつくってやれ｣
／ ヽ ﾉ
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
／ _r/／'_ｧ'='^ー'｀´｀ ^ｰ＼
/r＝､ｿィｰ'7´ ヽ
ﾊ L／ｲ| ヽヽ ', ヽ ',
, ｿ/ l ﾊﾚ´イ{ { ｛ ｜ ', ﾊ ',
//:/ ﾉj ｀´i |ムﾄ､ﾄ､ | ｝ ﾘ ｉ !
ハ:{／ｲ: { 乂ｙニﾐ、ヽ ﾉ メ ﾉ/ } ! ｢勿論そのつもりよ。で、何の用？
./ /／ |:. ヽ. { ´￣¨｀ ｀}ｲ,ｨﾐｘｲ / ノ/ さっきの件の報告かしら？｣
/ -ﾍ､:.. l:... lト＼｀' ´ ¨/／ ./
. ＼ j:〉..:.l:... l! ､_ __′"/´ | / )
::.::..｀ヽ､..:∧:.. lﾄ_、 イ.: j| /{ ﾉ′
:.::..‐.-_､::＼:.ヽ:.. l::.::::＞ｰ＜l!:.:.|:. ﾘ‐／/ﾚ
.ｧ::／.::.:￣:.｀ヽﾄ､.V／::}:ﾊ:{ﾄヽ/!:. !:/‐'::/ ∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=|:| ト='ｲ-!: /::;∠ イ_ / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿__
／ ＼ ｢いや、別件だ。
. ／ ＼＿ 少し話を聞いて欲しくってな｣
.／ ／） ノ ' ヽ､ ＼|l(^)
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u|(_ ） ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／⊂) 三 三
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ヽ ﾉ 三 ブツッ ……ﾂｰ、ﾂｰ 三
／＼ ヽ 三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
＿
|三l＿_∧ _
|三ﾆ∀ﾆ| _r√|
|三三|三| |二|ﾆ|
＿_ｌ二ｌl＿|三三|三|=ｮ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿FﾆﾆＦﾆ|ｭ_
: ; : ; : ; :_,,.. ．-‐ ''"´ ／_/ ＼ : ; : ; : ; : ;
-‐ ''"´ ,, ∠二/ ﾞ ＼: : ; : ; :
／￣￣/ 。 '' ＼ ; : ;
／＿ ＿_/ ＼
ヽ | | | | | | | | | |／
三 ﾂｰ…… 三
／| | | | | | | | | |ヽ ヽ | | | | | | | | | |／
三 ﾂｰ…… 三
＿＿＿_ ／| | | | | | | | | |ヽ
／ ＼
＿／ ─ ─ ＼
| l. （◯） （◯） ＼
| l （__人__） |
ヽ | | | | | | | | | |／ | | ┃⌒´ ,／
.三 ﾂｰ…… 三 |＿|. ＼
／| | | | | | | | | |ヽ
しかし、ライトの処遇を笑っていられたのは束の間のこと。
無情な不通音を１つ聞く度に、やる夫の瞳から光が失せていく。
＿＿＿_
／ ＼
／:::::::::::::::: ＼ ＿
／:::::::::::::::: || | ﾍﾟﾎﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾎﾟ
|:::::::::::::::::::::::: ∩! ,ヽ ＿,,,,...．-----､-‐‐‐-､
＼:::::::::::::::: | ｰ ﾉ トゥﾙﾙﾙﾙ！ =ﾆ_...,,__,.．-‐'´‐‐--､ ヽ
| ::::::::::::::: | i ｊ トゥﾙﾙﾙﾙ！ 〈ｪ _,,ｪｪ,,冫/＼ 冫
| ::::::::::::: ゝ__/ /(･|,, /･)> ヽ___ /
| :::::::::: / /〈~､ '。ﾟ,￣i `,r`i トゥﾙﾙﾙﾙ！
（＿＿（＿＿ ヽ |::rﾆ､ / ( ／ トゥﾙﾙﾙﾙ！
/ ,＿/ ＿＿＿ノ |::`こ' ／ ／入|
`ー' `ー' ＼__,,,.....,,,,_／／|| |
〕;;;;;;;;='´／|| || ＼
_,.．|| || || ||／|| ＼
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
{〈 ィ/＾ ,1ｌ ｌ|l !|l| |l|| |l | ｌ | ｌ |l| ! |ヽ>、::.:V! l| ：'
｀７/ // ll ）レ |l!| ｌ| ｌ | l | |ｌ| ! |//＾ヽ:/⌒》
'： /丁7 ｌ| l l| ⌒ | |l!| |l |l l|ｌ | |l| | |ﾄﾐ=彳|厂´| ｶﾞﾁｬｯ
ﾚ⌒l| ｌ| | |l| !l| !ｌ| |l | || |l |l| | l|! | |ﾚ⌒ヽ|ﾚ⌒!
/|ｌ |ｌ！ |仆ミ｣ｌ ｌ| ｌ |､｣ 斗 ヒて {{ィ/77ﾊ＼j ：'
'： //lハﾄ､ヽ f--ｔﾐ ::::::::::: f‐‐ｱ彡 '/// l |! | | ｢……私はあんたの
/// 7∧ヽﾊ .ﾞ==' :::::::::::::::ゝ=‐' //ﾊ /! j l | | ：' お悩み相談室じゃないんだけれど｣
〃 // ハ/小. ､. ／〈// l｜| | ! | ：'
″{ { ,' // |l ヽ、 -‐-‐ ／// ハ | | | ﾄ､ , =彡
⌒ヾﾒ､/,'＿川 |｀丶､ , イ // ,'ｌ lﾙ' l| | ∨∠/三
:―::.::厂:.:.:/// |!| l|l /｀fT!＾ヽ￣} ' / | |l ＼_!｣ / 彡竺三 ∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ー=彳:.:.:.///:｀Yヽﾙﾍ /」ﾄ､／:/ /ﾊ/⌒7:´:.:.:.:｀ヽ三三三 / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿_
／ u ＼
／ ／ ＼＼＿ ｢待ってくれ、やる夫が今後
／ し （○） （○） ＼|l(^) どう生きていくかを考える上で……
| ∪ （__人__） J |(_ ）
＼ u ｀⌒´ ／⊂) 本当に大事な要件なんだ！｣
／ ヽ ﾉ
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
. / xﾘ::xFﾉ l l .l .ｌ. l ﾏﾍ
/ ｛{l::/ﾉ .ｉ .| ll | l| |! | ! | l| ﾊ
. / ｛{:/ﾉ ｌ .l l ｌ l || |ｌ | | | ｌ| ! llﾊ ｢今後どう生きていくかを考える上で、
/ ｨﾘ{ l| 十 t .⊥ｌ l| ハ.} , ｨ 千 l l| .| 本当に大事な要件を……
. /, .//|:}ﾄヽｌﾍlr=tzぅﾐヽﾘ ﾘj 斗 T７/ハ l､
.、 .// 〈〈_}小ﾉハ ヾ弋ン` ゞ ' 〃ｲ ﾘﾍヽ 32歳が未成年に相談しないで｣
l:ﾄ:. // 〈.{ /ﾊ､}.〉＼__ ' u ｲ / l .l::|//
、 ﾍ!:V./ ゞｲ 1トム‐ｲ ＼ ､-.. _, ／/ / l.l:}.1 .＿
i;＼ヽ;i〉./ _〃∠ﾉ1 / }| ﾉ1 ヽ − イ / / /千1!|Yﾁi;i;i;i卞z,,_
i;i;i;i;Y// //⊥ｰ |｜|_ﾉ´ } ﾍ.:::::´:y:::ム/ / /ム!|:!||;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i≪_
i;i;i;i;i;{/ 〈〃::::::ヽゝン⌒ ,､ Y｀ｰt:::/イ〃/::::＼ﾄi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;≪,
i;i;i;i;i/ ノ:::::::::::::::≧ x _, -､く ＼ヽ }|´__ //:::::::::::::＼i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
i;i;i;/ /::::::::::::::::::::::::〈 ＼ ｢ ヽ _ く. l ||:::::::::::::::::::::::::l;i;i;i;i;i;i;i;i;/ ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼＿
.／ ／） ノ ' ヽ､ ＼|l(^)
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u|(_ ） ｢ム……｣
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／⊂)
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ヽ ﾉ
／＼ ヽ
／￣￣￣＼
／ ─ ─＼＿ ｢やる夫はサイボーグだ。
／ （ー） （ー） ＼|l(^) 人間としてのやる夫は18の時に殺された。
| （__人__） l(_ ）
＼ ｀ ⌒´ ／⊂) 今は言わば、第二の生を送っている｣
／ ヽ ﾉ
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
/／ / ＼::.::.:.ヽ
. / / ′ 〃 l |＼::.::.l_
/ | | 〃| | | ／ｨ[}ぃ
′ ｌ | ｜ ／ | | | / 〈:{_ﾉ八ﾉﾉ
| | |ヽ | 釗 | |/_」/| ヾｲ|:トrく l
| | |ｌ |⊥ミﾒ､ | /ﾉィ厶斗┤ / | |:| ヾ:､
|lﾉ八 lヾﾍ リ ＼/ ﾍ リ丿.′ ' | |:| }::〉 ｢んっ？？｣
|:ﾄﾍ ｀ { ￣ ￣ / ／ | |:| く/ |
ﾚ |＼ヽ_ ヽ ∠／| || ﾚ |
. | ト __ ／| |l |
.| | ／／ )､_ ＜＿j ﾘ＼ ｜
| |_{ '´ / 〉介ト-､.′ ∧＿＞―＜
| |::| /_ﾉ:| |:|｀/ / /.::厶-― ､＼ .∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. ／l r‐ﾍ jーｒﾞ| |:|/ / /.::.:|::.::.::.::.::.::..＼＼ / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. ＿＿＿_ ﾍﾗｯ
＿ .／⌒ ー､＼
| |／（ ●） （●）＼ ｢サイボーグ年齢で鑑みて、14歳というのはどうだろう｣
| |::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| | |r┬-/ ' | ＼WWWWWWWWWWWW／
|＿| `ー'´ ／ ≫ ≪
≫ 中二かっ！！ ≪
≫ ≪
／MMMMMMMMMMMM＼
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
｀７/ // ll ）レ |l!| ｌ| ｌ | l | |ｌ| ! |//＾ヽ:/⌒》
'： /丁7 ｌ| l l| ⌒ | |l!| |l |l l|ｌ | |l| | |ﾄﾐ=彳|厂´|
ﾚ⌒l| ｌ| | |l| !l| !ｌ| |l | || |l |l| | l|! | |ﾚ⌒ヽ|ﾚ⌒!
/|ｌ |ｌ！ |仆ミ｣ｌ ｌ| ｌ |､｣ 斗 ヒて {{ィ/77ﾊ＼j ：'
'： //lハﾄ､ヽ f--ｔﾐ ::::::::::: f‐‐ｱ彡 '/// l |! | | ｢あんたそれじゃあ私より
/// 7∧ヽﾊ .ﾞ==' :::::::::::::::ゝ=‐' //ﾊ /! j l | | ：' 年下になんでしょうが！｣
〃 // ハ/小. ､. " ／〈// l｜| | ! |
″{ { ,' // |l ヽ、 f⌒ヽ ／// ハ | | | ﾄ､ , =彡
⌒ヾﾒ､/,'＿川 |｀丶､ ､___ﾉ , イ // ,ｌ lﾙ' l| | ∨∠/三
:―::.::厂:.:.:/// |!| l|l /｀fT!＾ヽ￣} ' / | |l ＼_!｣ / 彡竺三
ー=彳:.:.:.///:｀Yヽﾙﾍ /」ﾄ､／:/ /ﾊ/⌒7:´:.:.:.:｀ヽ三三三.∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
'⌒Ｖ:.:.:.:.{ l {:.:.:.:＼ <ヽ:.:.jj:.:.:.:./ //ノ:.:.:.;':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼三 / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿
／ ＼ ｢問題ないな。
＿／ ⌒ ー ＼
| | （●） （●） ＼ やる夫は年上にお姉さんぶられる事、
| | （__人__） | まったくもって嫌いじゃない｣
| | ｀ ⌒´ ／
|＿|
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
/／ ' / | l | ヽ::::| |l
〈/ | | ｉ ｜ | | l‖｜| | l＿|::::|＿ l｜
′| '｜ || | | l|| ! | '. l j｣Ｌ⊥!| l {{⌒氷⌒ヾ|｜
| | |ｌ l| |ｌ | | ｌ |ｌ | l| >イ | l | || | ヾ､ｲハ､_ﾉl |! ｢あんた何時から
| ｜ｌ| |l |ﾍT ト ハ ヽ ﾍ´ ,,斗=ﾆ、寸| l /7⌒ｌT´l |l そんなふざけた奴になったのよ……｣
| ｜|ｌ l|ヽ|,,ゝ ;=ﾐ ＼＼〃 | r、 }〝ﾘ //.:::::::| |l｜ |
、ﾄヾ ヽﾍ〈 { tﾍ ､ヽﾞノｨ //〈::::::::::ハ|｜ |l ＼WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW／
＼l＼ヽ＼ ヾ彡 ￣ , ∧::ヽ／ｰ┴ｯ ｌ| ≫ ≪
| ＼ ヽ ‘ _,,. u／/ / 厂::::::::fア ＞'⌒ヽ、 ≫ ハハッ……ハハハハハハッ！ ≪
| ｀ ＞、 ヽニ´'´ ｲ ' /.:::::::::::fｱ /.::::::::::::::::::l ≫ ≪
∧ 〈 |｜|＞,、 __ ＜__l l ｌ::::::::::::fｱ /.:::::::::::::::::::::| .／MMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM＼
〔￣ヽ ヽl| l:::::|{ﾑ::::::::仁ヽ_| |:l|:::::::::fｱ /.::::::::::::::::::::::::ﾄ､
＿〕ｰｔ__,、 ｲl |:::::| {ﾑ:::::::}_ ィﾄ| |:l|::::::fｱ /.::::::::::::::::::∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
八__ﾄ､ ￣ヽ|ｌ |:::::| ｀{ﾑ::::::/::|‖ |::|:::fｱ /.::::::::::::::::::::/ ∨
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
/:/ ｌ ＼::::ｌＬ ＿_
〈l:′ｌ ｜ ‖ | ｜ ｌ｜l | | Ⅵ(二二)〉
|:| | ｌ |ｌ | |｜|l | l| || ｌ 」⊥l | |｜l | ｢＼￣＼
＿＿__|:| | | |ｌ | |｜|l | l| jイ川 l |ｌ| |｜l | |ｌ ﾄ ＼_｝〉
く<二二ﾌﾉ |｜|7廾土¬八 |〃≫≡ミ刈 |釗リ.ハ＼ヽ＼ 、
￣／|:|仁∧ｌ｜ィテ癶ﾒ ヽ トうｲj |l | ﾉｲ ＼ニｨヘ＼ ｢……私今、何か笑われるような事言った？｣
. 〈〈_／ｲイハ乂 弋_少 ､_ヾ＝'' 川 /、＼ ＼|:| ＼>イ
. ￣ |:| |:|/∧ ＼ ￣ " i u / / l ＼ ＞‐一＜ ／
l:| |:|/ ｜ト､_＞ ＿__ ∠ イ | ／...:::::::::::::::::..＼
ﾚ＞ー┴| ＼ u ｛ __〉 ／.::::|l |/ .:::::／￣}::::::::::::..＼
/.:::::::::::::::::::l l | `ト ￣ ／..::::::::|ｌ |:::::::::::〈(_ﾌ／¬､:::::::::|
. シ .::::::::::::::::::::| l | |::::::＞ー＜ :::::::::::::::|ｌ |::::::::: ﾉ / ／ Ｌ:::::::/
. ／..:::::::::::::::::::::::: l ﾍ ＼:::／ｲト ＼::::::／|ｌ |::::{⌒Y ／ ノ ｌ. .∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| :::::::::::::::::::::::::::::::.', ＼ く<_/ハ∨/ |ｌ l::: ＞宀＾ｰ＜__ノ / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／￣￣￣＼
／ ⌒ ⌒＼＿
／ （●） （●） ＼|l(^)
|. ⌒（__人__）⌒ l(_ ） ｢いや、すまない。こっちの話だお。
＼ ｀ ⌒´ ／⊂) 思い出し笑いをしちまった｣
／ ヽ ﾉ
. ＿＿＿_ ﾍﾗｯ
＿ .／⌒ ー､＼
| |／（ ●） （●）＼ ｢そういややる夫は、ふざけた奴だったって｣
| |::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| | |r┬-/ ' |
|＿| `ー'´ ／
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
{___/__/:i!=ヾノ::! i! !| | | |! i｜ | . r===ハ=ﾐ
￣{__ 介ゝ__j!! :!i!|| i! !| | | |! !｜ | ! !弋_ イ:!:|__}}
.′| |! ｜:!i!|| i! !| }! i! !:! :| ! ! ! | !! !:ﾄゝ
|i! i! | | | | |i!i!ヽ!ハ从 ﾊ: ! |:| !| ! ! ! l ﾘ L! 「……ご機嫌よろしくなによりよ。。。
|i! i! | | | | |||||||| ＼_ V ゝ― :イ | |｜｜ | ：
|i! i! | | | |ゞi!===== =从=:==|｜｜ | ； ……さっきの件が上手く行ったの？
|i! i! | | | | ||| | ぅ｜ | ぅ | |｜ ｜ ： 相当厳しそうだったわよね。
|i! i! | | | | |||弋 ノ 弋 ノ ｜| | ｜ ；
｜ i! | |:: ﾍ|| リ: ! | ． それが上手くいったからハイになってる感じ？」
｜ i! | | 从 U ｲ | ! |
｜ i! | | ∧ へ ⌒ イ |: | ! |
｜ ::| |:/ ヽ｜ ＞ ─ ＜ | :|: | ! | ∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.| ::| !′ i! | /::Y~⌒r@~~}ﾊ | :|: | ! | ； / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿
／ ＼
＿／ ─ ─ ＼ ｢そっちは取り逃したから、
| | （●） （●） ＼ 失敗っちゃ失敗か？
| | （__人__） |
| | ｀ ⌒´ ／ ただその話は後でいいんだ」
|＿| ヽ | | | | | | | | | | | | | | | |／
三 .三
三 ……やる夫 三
三 .三
／| | | | | | | | | | | | | | | |
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
|l |〔(|ﾉ|| |)〕| |ｌ|ｌ|ｉ|| | |l |l|l|ｌ | |ｌ|ll| ||l|ｌ|l||ｌ| l|ｌ|_|l |〈〈__/ 小､_ﾉﾘ
|l |〔(|彡=く | |ｌ|||ｌ|| | |l l|ｌ‖| |ｌ|ll| l‖|_」!イ | |l | |ト-1l| |ト-く
||／ｲ|く__ﾉ八|ｌ||||ｌ| | |l l| | | | | | Τ|l j≫≦ミﾒ |ｌ| |:| | |ｌ | |
||ヾノ小ｰく | |ｌ|||l | ｌ | ⊥ | ｌ | | | |〃ｌ o l |ｌ|〈ﾉ | |l | |
||／ｲｌ|く__〉〉|l |ｌ|, イ | | | ｌ ｌ | ｌ ､=彡 ｌﾘ | |l|礀 | |
||ヾノ小ー1礀ﾍ| | ≫＝ミ / | |l|｜ :| | 「私が本気で怒る前に、報告をしなさい」
|| | |il |il |ili |il |l 〃{ o | |l| ｜::| |
|| | |il |il |ili |il l:: ヽ=彡 ､ ハｌl|亅::| |
|| | |il |il |ili |il |:∧ /ヽ ィ /| |ｌ＼i:::::| |
|| | |il |il |ili |il |: /∨ ﾉ ┐ ＜ __／ / l| |ｌ｜|::: | |
|| | |il |il |ili |il | ｌ ﾄ l´ ノ ｲ_.‖|ｌ｜|-..| |
|| | |il |il |ili |il |｜ | |___| ｛ ＿_ ／ ／|‖|ｌ｜l:::::::＼
|| | |il |i,- ──-ヽ ＼ ＼ヽ ￣ ｀ヽ_／::::::|‖|ｌ｜|:::::::::::::＼ ∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|| | |／:::::::::::::::::::::::::＼＼ ｀ |::＼:::::|／|ｌ｜|::::::::::::::::::::/ ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼＿
／ _ノ ::::::: ゝ､ ＼|l(^)
| （○） （○） u .|l(_ ） 「フォイ……」
＼ （__人__） ,／ ⊂)
／ ｀⌒´ ＼ .ﾉ
┌──────┐
│ .│
│ .│
│ .│
└──────┘
┌────┐
│ ...│
│ ...│
└────┘
┌───┐
│ .....│
└───┘
.
携帯電話を耳に当てたまま、やる夫がコクンと頷いて、
横目で様子を盗み見ているやらない夫が、苦虫を歯に挟んだような顔をする。
＿
|三l＿_∧ _
|三ﾆ∀ﾆ| _r√|
|三三|三| |二|ﾆ|
＿_ｌ二ｌl＿|三三|三|=ｮ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿FﾆﾆＦﾆ|ｭ_
: ; : ; : ; :_,,.. ．-‐ ''"´ ／_/ ＼ : ; : ; : ; : ;
-‐ ''"´ ,, ∠二/ ﾞ ＼: : ; : ; :
／￣￣/ 。 '' ＼ ; : ;
／＿ ＿_/ ＼
'' ..,。 " ／￣￣￣/ ..,
／ ,/
ヽ | | | | | | | | | | | |／
三 三
三 フーン…… 三
三 ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／
／| | | | | | | | | | | 三 三
三 じゃあ取り逃がしちゃったのね。 三
三 それでいいの？ 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
＿＿＿
／ ＼
＿／ ⌒ ー ＼
| | （●） （●） ＼ 「これから向かう先にいそうだし、
| | （__人__） | まあ良しとしておくお」
| | ｀ ⌒´ ／
|＿|
その奇妙な面構えを不思議に思いつつも、意識の端に追いやって、
やる夫は水銀燈との通話を続けていく。
＿＿__ 「最後にした攻撃が、
／ ＼ 思った以上に威力あったんだお。
. ／ ＼＿
.／ ／） ノ ' ヽ､ ＼|l(^) 黒は耐久力高いサイボーグだから
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u|(_ ） 手加減なんて考えていなかったんだが……
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／⊂)
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ヽ ﾉ ありゃ、直撃していたら粉微塵だった」
／＼ ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼＿
／ _ノ ::::::: ゝ､ ＼|l(^) 「黒を相手にそんな事やっちまったら……
.| （○） （○） u .|l(_ ） しばらく立ち直れなかったと思うお」
＼ （__人__） ,／ ⊂)
／ ｀⌒´ ＼ .ﾉ ヽ | | | | | | | | | | | |／
三 三
三 ………… 三
三 三
／| | | | | | | | | | | |ヽ
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
'´￣ｲ:ニ:ｲ l/＿ヽﾄ、l_ lﾍ | l | ヽ
／/ j:| l l ヽ-ヽ｀ヽ卜、 l j｜ ト l
/:l /:l l | ､＿.二 _ 「 ＼l /イ/ｌ l｜ l
.:/ /:/ l | ￣￣ヾﾐ ﾚ_⌒ヽ} l |｜ 「つまり必殺技の完成ね！
,' l:::l ヽ l /// { =ﾐ /／| | l
「´ l＼ ', r - ._ / ,,,, /ｲ /ﾚ' 偉いわやる夫！
/ | l ＼ ! ｀ ７ l/ // ヒーローにまた一歩前進よ！！」
ノ| l ! '、 ／ ／ イ:|
l ! ! ＼ ヽ. _／ ７¨´ | ﾊ::l ＼WWWWWWWWWWWWWWWW／
,l ! |_, - ≧ ､ ＿ _, ｲ l | L! /| ≫ ≪
/ ! l | 〃￣ ﾌ水ﾍ＼ | ｌ l / } .≫ 感想それかおっ！？ ≪
ヽ l | ヽ＼// l ヽ_〉:〉 l /! | / ／ ＿_ - '´ ≫ ≪
￣＼ﾊ l |、 ￣l:| l:ト-ｲl ! / l l／ /／／ ∠ ／MMMMMMMMMMMMMMMM＼
Vﾍ l ＼＿ |:l l:|＼＿/ /＿／￣＼ ∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
｝ ＼! |:l l:| ∨ ／ ＼ / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
_､、
,.. -:':´..({ﾋrｿ).、
／:.:. ,. --ー ヽ'、ヽ
/:.:.:.: ／ ､ ＼ ヽ 「ファイア・トルネードと爆熱ストーム。
,ｲ:.:. ／ ', `, ､ 必殺技の名前はどっちがいい？」
/ i:.:./ N、ﾄ､ i i } ; ',
/ ｉ:.:ｉ 卞ﾃみx、i ﾉ メ ,.ｲ ﾘ ＼人_从人__从_从人_从ﾉ／
/ /什i::} ゝ ゞｼ `ヽ}ｲ,ｨだﾁソ ﾉ ） 早ッ！命名早ッ！（
/ ,{:{」ﾑΛヽゝ､ ゞ"ｵ_ ィ ／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒＼
／ / `;‐i::｢ ミﾆ=- ′ ハﾄ､{ ＼人_从人__从_从人__从人__从人_人从ﾉ／
／ / l::l::l ∧＼r,､ ´ ' , ｲ } ', `, ） やる夫に命名権はないのか！？（
／ / ＞┴＜ハ `ﾔ| ﾄｭ,≦ j,ﾉ_ｲ ｉ i ／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒WY⌒Y⌒＼
／ ／..:::::::::::::..ヽ} }.j LrYハ＜:.ﾉ,ｲ ,'
／ / .:::::::::::::::::::::.∧ f ‐‐} >〉 yｱ::::. V ∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ / .::::::::::::::::::::::::::.∧ ﾉj こ}⌒⌒Y:::::::.. ヽ / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
イ.:〆.::〆 ｀ 、 ＼
／I7.:〃.::/」 ＼ ＼ ＼
/ I7.:〃.::/｣ ＼ l ヽ ヽ
./ {{l:::|l|::::ｌ}} l | ＼ i l ﾊ _,,.
′ {{|:::|l|::::|}} | | ﾄ､ ／ ｀ ､ | | | ／ｲ 「じゃあどっち使うかは貴方に任せるわね。
| {{|:::|l|::::|}} | | X＼ '､ ＼人 _|_ |/i|ｌ|ｌ|
| {{|:::|l|::::|}} 、 ∨ヽ _,,;;;;;彡,, i |i|ｌ|ｌ|l| ……ん。大体わかった。
, / {{|:::|l|::::|}} ＼ヽ ´´￣ ! lli |l|ｌ|ｌ|lﾚ{ で？本命の要件は何の用なのよ」
./ / , 小:.ぃ::.ﾏ} ＿ ＼＼,""" - ´i |ｌ|ｌ |ｌ|ｌ|ｌ|ｌ|l
/ / / / ｌ ＞=rｆ<⌒ヾ ＼ ; |l|l| |ｌ|ｌ|ｌ|ｌl′
./ / / | {:{___ﾉハﾄ =='＼ ー一 . イ l|l|ｌ|!|ｌ|ｌ|ｌ|ｌ|
/ / / / | `¬1| |:|＼ ＼＼ ー 〔_ | |ｌ|l|||ｌ|ｌ|ｌ|ｌ|
≧x. / 丿 ﾉ:| |:| ヽ ＼＼ -r=く}＼ﾑイ￣￣ ヽ. .∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
三三≧==三≧ト．,,_ ｀′ } } ＼＼_ﾉハ、`¬-､::::::::::::::＼. / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
/.::.:／ ＼::.::.::ﾍ '
. /.::./ | l | ヽ::.::.:ｌ i
. '|.::/ | | | l | | | ｌ | ﾄ::.::| ｲ
/ |/ｌ | ‖ | |｜ | || | l l| | |ｌ | ハr‐く |
. / | | |_｣Ｌ _| |‖ | |! | |イl 厂||_| .' |::.::.ﾊ
/ / | | |ﾉ_ヽ_l_｀ハ l l jﾉ斗≠Tド/ |::./.::}
. / / /|_|｜リバ扞 ㍉ヽ ヾ辷ソ / / |/.::/| 「面倒だけど、
/ / く::{_| ヽ、 ゞ= ' ￣ / / 〈::/ | お姉さんが話に付き合ってあげるわよ｣
. / / / ﾉ⌒ヽヾミ 丶 彡ｲ / l l
/ / / Ｖ＾ {｀ト ＼ ヽニ '´ イ/ /ｌ ｌ |
. / / / , ｊ/ 二ヽ釗 l＞ 、 __, ´ ;′ , | | ｜
/ / / / v -― ヽｌ ｌ ＿〕_r‐z -‐ l 厶┴く l. ∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. / / / / {／￣ }| ┌‐〉::.::. |_/.::.::.::.l .' .::.::.::.::.ヽ | / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿
／ ＼ ｢あぁ……やる夫が昔、
＿／ ─ ─ ＼ 大失敗した話をした事があったお？
| | （●） （●） ＼
| | （__人__） | 第五世代に、インと兄貴を殺されたって｣
| | ｀ ⌒´ ／
|＿| ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | |／
三 三
三 ……あったわね 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
＿＿＿
／ ＼ ｢その第五世代が現れてな？｣
＿／ ⌒ ー ＼
| | （●） （●） ＼
| | （__人__） | ヽ | | | | | | | | | | | | | |／
| | ｀ ⌒´ ／ 三 ハアッ！？ 三
|＿| ／| | | | | | ＼人_从人__从_从人__从人__人从ﾉ／
） あんた馬鹿じゃないの！？（
／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒Y⌒＼
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
/ _厶.:::::r匕}} . : i i :i 辷ハ{ ∧
((_厂f乂厂 i : i i i :| i !: :|: ﾊ((_人}. '
' }fハ{ | :| :|:.｜ ｜ :i ｜ ;:| ;: :| {_ﾘｲ ハ
/⌒ヽ}} }i}: i ! :! :! |:: ::｜ :| , / ; { ! :| {i⌒ヾ〈 }i
{i{ 人..}i}z乂 ! :! | i:..｜ ﾊ ､__.厶斗ヒ升=ミ示}ﾊ:{
ゞ＝く{i{イ }i} 芹ミー-'ハ:|: !{ }//ｲ| }ﾘ｜/ }=彡'}i}∨{ ｢何が14歳はどうだろう……よ！
}i}_/ｲ气 }i} x≧=ミ 八从 厶斗云=ミ :,{i{ .ハ ∨ 冗談話に付き合ってる場合！？
}i}__/}i} 廴:i} fｲ ｨ=ミ. ´ifぅr:::ﾊ. 》:. ゞ=ｲi:∨i＼
7// }i}ハ ∧杙 {::t::jﾊ 乂:::::::ﾘ.ｲ/ / i |!{i{ ＼ﾊ) .もっと早くそれを言うか、
ｲ:{ : }i} .∧ ∧ ゞ '"´ ￣｀./ / , :! }i} | ヾ 暗い声で電話してきなさいよ！｣
}i{ :刈 ＼:乂 /WﾊV/ ;i W/ハ///イ :| 抃: : }i
| /ｲ i ハ ＿_ Ｊ 刈 .′.:| :!: :| ﾘ. ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | ／
|'( :| :! i: :. 辷 ‐-_｝ ｲ / , ::| : | : ! 三 三
| |::ﾊ :|: :.＼ イ. ' / / ｲi:| : | : ! 三 フッ……ハハッ！ 三
,: 八∧ !: i : :i ＞ . ＜|:::|/ ./ /イi: !: ! l 三 三
. / .ｨ´ﾆﾆミ:. : :| : :!ｒー=＝云＝=ーv ,: /. ::|:|::l: __:! : ／| | | | | | | | | | | | | | | | | ヽ
/ /ﾆﾆﾆﾆﾆ_＼ V!: ::|,{i{ﾆﾆ./ハﾏﾆﾆ}:ｲ /.ｲ::: ::|:ﾚ'ﾆﾆﾆ＼
. / /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼.∨::;ﾆゞ=イ{ }i}三/ ,ﾊ::jr=＝ﾆﾆﾆﾆﾆ ∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ.ハ∨∨.ニ.{i{ }i}ﾆ } 从{ 弋ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ / ∨
.￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
水銀燈の声色が、落ち着き、強い疑問を表現し、最後に跳ね上がる。
コロコロ変化する水銀燈の表情が目に浮かび、やる夫は自然と声を上げて笑った。
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／｡（⌒） （⌒）｡＼ ｢ハハハハハハッ！
／::::::⌒（__人__）⌒::::::＼ そういやそうだお！ハハハ！｣
| ヽr┬-/ |
＼ `ー'´ ／
携帯電話が放つ電波は、山の奥まで届きはしない。
電波強度の限界は、3本までと決まっている。
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
. / / ′ 〃 l |＼::.::.l_
/ | | 〃| | | ／ｨ[}ぃ
′u. ｌ | ｜ ／ | | | / 〈:{_ﾉ八ﾉﾉ
| | |ヽ | 釗 | |/_」/| ヾｲ|:トrく l ｢……貴方大丈夫？
| | |ｌ |⊥ミﾒ､ | /ﾉィ厶斗┤ / | |:| ヾ:､
|lﾉ八 lヾﾍ リ ＼/ ﾍ リ丿.′ ' | |:| }::〉 ……その……ちょっと変よ？
|:ﾄﾍ ｀ { ￣:::::::::::::::: ￣ / ／ | |:| く/ | ……一度隊に戻ってくる？｣
ﾚ |＼ヽ_ ヽ U ∠／| || ﾚ |
. | ト __ ／| |l |
.| | ／／ )､_ ＜＿j ﾘ＼ ｜
| |_{ '´ / 〉介ト-､.′ ∧＿＞―＜
| |::| /_ﾉ:| |:|｀/ / /.::厶-― ､＼ ∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／| r‐ﾍ jーｒﾞ| |:|/ / /.::.:|::.::.::.::.::.::..＼＼ / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／￣￣￣＼
／ ⌒ ⌒＼＿
／ （●） （●） ＼|l(^) ｢ああ、大丈夫大丈夫｣
|. ⌒（__人__）⌒ l(_ ）
＼ ｀ ⌒´ ／⊂) ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／
／ ヽ ﾉ 三 三
三 …………本当に？ 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
しかし、頭上から降り注ぐ太陽電波に届かない場所無いらしく、
声だけでなく、どうやら映像も届けてくれるらしい。
＿＿＿
／ ＼ ｢本当だお。
＿／ ⌒ ー ＼ ようやく普段の調子に戻ってきた。
| | （●） （●） ＼
| | （__人__） | ……ようやくな｣
| | ｀ ⌒´ ／
|＿|
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
/.f７.:::::刈ｰ'^ｰ'^ｰ'^ｰ'ﾍｰマ}:::ヽ
. / xﾘ::xFﾉ l l .l .ｌ. l ﾏﾍ
/ ｛{l::/ﾉ .ｉ .| ll | l| |! | ! | l| ﾊ
. / ｛{:/ﾉ ｌ .l l ｌ l || |ｌ | | | ｌ| ! llﾊ ｢そうは全然見えないんだけど……
/ ｨﾘ{ l| 十 t .⊥ｌ l| ハ.} , ｨ 千 l l| .|
. /, .//|:}ﾄヽｌﾍlr=tzぅﾐヽﾘ ﾘj 斗 T７/ハ l､ ……で？要件って何？
.、 .// 〈〈_}小ﾉハ ヾ弋ン` ゞ ' 〃ｲ ﾘﾍヽ .私は何をすればいいの？そっちに行く？｣
l:ﾄ:. // 〈.{ /ﾊ､}.〉＼__ ' u ｲ / l .l::|//
、 ﾍ!:V./ ゞｲ 1トム‐ｲ ＼ ､-.. _, ／/ / l.l:}.1 .＿
i;＼ヽ;i〉./ _〃∠ﾉ1 / }| ﾉ1 ヽ − イ / / /千1!|Yﾁi;i;i;i卞z,,_
i;i;i;i;Y// //⊥ｰ |｜|_ﾉ´ } ﾍ.:::::´:y:::ム/ / /ム!|:!||;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i≪_
i;i;i;i;i;{/ 〈〃::::::ヽゝン⌒ ,､ Y｀ｰt:::/イ〃/::::＼ﾄi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;≪,
i;i;i;i;i/ ノ:::::::::::::::≧ x _, -､く ＼ヽ }|´__ //:::::::::::::＼i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
i;i;i;/ /::::::::::::::::::::::::〈 ＼ ｢ ヽ _ く. l ||:::::::::::::::::::::::::l;i;i;i;i;i;i;i;i;/ ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／￣￣￣＼
／ ─ ─＼＿
／ （ー） （ー） ＼|l(^) ｢ああ、大丈夫。もう終わった｣
| （__人__） l(_ ）
＼ ｀ ⌒´ ／⊂) ヽ | | | | | | | | | | | | | |／
／ ヽ ﾉ 三 ハアッ！？ 三
／| | | | | | | | | | | | | |＼
. ＿＿＿_ ﾍﾗｯ
＿ .／⌒ ー､＼ ｢やる夫が何すりゃいいのか……
| |／（ ●） （●）＼
| |::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ お前の声聞いて、
| | |r┬-/ ' | ちょっと確認したかっただけなんだ｣
|＿| `ー'´ ／
やる夫は声の調子を少し変え、殊更冗談っぽく口を開く。
ぞぞりと水銀燈の背筋が泡立って、彼女は受話器を取り落としそうになった。
ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／
三 三
三 ……あなたそれ終わったら隊に顔だしなさい 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
／￣￣￣＼
／ ⌒ ⌒＼＿
／ （●） （●）.＼|l(^) ｢いいのか！？｣
l. ⌒（__人__）⌒ |(_ ）
＼ ｀ ⌒´ ／⊂)
／ ヽ ﾉ
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
_＿_ ／＼// / / ／' / ｜ / /
ﾍ「／¨＞ミﾒ∨ｲ ／ / /_... -一 T¨￣ / /
/／ ´ ん㍉Ⅵｰ ヽ _ ／斗rﾋ≦三z＿ ｜ / / ／
／｜ ＼__弋_リﾉ| , ´ イ／￣ ,.ﾆニ、ヾﾒﾐ､ /／ ／
ヽヽ ￣ |／ ＿ | ｆj ｝ /／／ ／ ｢ハルヒさん！
/|＼ ￣ ￣”ミ＝彡ｲ∠ -−' マリファナとかブレインハレルヤとか……
′l ＼ ｊ ＞／ ／
ｌ '. | ／／ ／ そういうのの検査の手配お願いできる？」
| ヽ ＿_ ／ ＿_ ／￣¨二二 ＼人_从人__从_从人_从从ﾉ／
| ＼ |＞ー＼ / -−ァ ´ ／ ／.::.::.::.::.::: ） 至急よっ！急ぎで！（
＼| 、＜::..＼ { 〉 /／ ／ / /.::.::.::.::.::.::.::: ／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒YWY＼
／.::.:.ヽ 二二＼ ｀ ー‐ ' ／ / /.::.::.::.::.::.::.::.::
/.::.::.::.::.::.::.::.::.／/.::.＼ ／ / /.::.::.: ∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
::.::.::.::.::.::.:: ／ /.::.::.::.:.丶---‐ ´ ／ / /.::.::.::./ ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／
ｺﾎﾝｯ！ 三
三 ……ちょっと心配だからね。 三
三 遠慮なく返ってきて良いわよ！ 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼＿
／ _ノ ::::::: ゝ､ ＼|l(^) .「企み事は小声でやってくれ。
.| （○） （○） u .|l(_ ） ホームシックが完治してしまう……」
＼ （__人__） ,／ ⊂)
／ ｀⌒´ ＼ .ﾉ
＿＿＿
／ ＼
＿／ ⌒ ー ＼ ｢まあ、助かったお水銀燈。
| | （●） （●） ＼
| | （__人__） | そろそろ行ってくる。
| | ｀ ⌒´ ／ 土産話はまた、その時にでも」
|＿|
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
/:/ ｌ ＼::::ｌＬ ＿_
〈l:′ｌ ｜ ‖ | ｜ ｌ｜l | | Ⅵ(二二)〉
|:| | ｌ |ｌ | |｜|l | l| || ｌ 」⊥l | |｜l | ｢＼￣＼
＿＿__|:| | | |ｌ | |｜|l | l| jイ川 l |ｌ| |｜l | |ｌ ﾄ ＼_｝〉 「……その第五世代と、戦いにいくの？」
く<二二ﾌﾉ |｜|7廾土¬八 |〃≫≡ミ刈 |釗リ.ハ＼ヽ＼ 、
￣／|:|仁∧ｌ｜ィテ癶ﾒ ヽ トうｲj |l | ﾉｲ ＼ニｨヘ＼
. 〈〈_／ｲイハ乂 弋_少 ､_ヾ＝'' 川 /、＼ ＼|:| ＼>イ
. ￣ |:| |:|/∧ ＼ ￣ " i u / / l ＼ ＞‐一＜ ／
l:| |:|/ ｜ト､_＞ ＿__ ∠ イ | ／...:::::::::::::::::..＼
ﾚ＞ー┴| ＼ u ｛ __〉 ／.::::|l |/ .:::::／￣}::::::::::::..＼
/.:::::::::::::::::::l l | `ト ￣ ／..::::::::|ｌ |:::::::::::〈(_ﾌ／¬､:::::::::|
. シ .::::::::::::::::::::| l | |::::::＞ー＜ :::::::::::::::|ｌ |::::::::: ﾉ / ／ Ｌ:::::::/
. ／..:::::::::::::::::::::::: l ﾍ ＼:::／ｲト ＼::::::／|ｌ |::::{⌒Y ／ ノ ｌ:::::{
| :::::::::::::::::::::::::::::::.', ＼ く<_/ハ∨/ |ｌ l::: ＞宀＾ｰ＜__ノｊ::::::ゝ ∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. ﾍ :::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ Ｖ⌒Ｙト-ﾍ（￣`ｰ|ｌ ∨.:::::::::::::::::ー一':::::（ / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
電話口から、気遣わしげな声と鮮明な映像が送られてきて。
高性能な太陽電波を浴びながら、やる夫はヘラリした笑みを浮かべた。
＿
|三l＿_∧ _
|三ﾆ∀ﾆ| _r√|
|三三|三| |二|ﾆ|
＿_ｌ二ｌl＿|三三|三|=ｮ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿FﾆﾆＦﾆ|ｭ_
: ; : ; : ; :_,,.. ．-‐ ''"´ ／_/ ＼ : ; : ; : ; : ;
-‐ ''"´ ,, ∠二/ ﾞ ＼: : ; : ; :
／￣￣/ 。 '' ＼ ; : ;
／＿ ＿_/ ＼
'' ..,。 " ／￣￣￣/ ..,
／ ,/
. ＿＿＿_ ﾍﾗｯ
＿ .／⌒ ー､＼ 「違うお。
| |／（ ●） （●）＼
| |::::::⌒（__人__）⌒:::::＼. ちょっと遊んでくるだけだ。
| | |r┬-/ ' | 晩御飯までには帰るかな」
|＿| `ー'´ ／
薄っぺらくて軽さを含んだ笑い顔。
彼からしたら普段のように。とてもじゃないが、全く普段らしからぬように。
┌──────┐
│ .│
│ .│
│ .│
└──────┘
┌────┐
│ ...│
│ ...│
└────┘
┌───┐
│ .....│
└───┘
.
口元を、へらへら弛ませながら通話を終えたやる夫の背中がバシンと叩かれる。
振り向けば、やたらと機嫌よさそうなやらない夫が口元を、へらへら弛ませて立っていた。
／￣￣＼
／ _ノ ｀ヽ
. ｜ （ ●）（●） 「おいおい軽いじゃないのよ。
｜ ｒ‐､ （__人__） .何か因縁ある相手なんだろ？」
. | | ||| |r┬|ﾉ
. |ゝ `っ `ー'.}_＿_
. / /´ ミ ／ ＼
. ヽ ヽ ミ ／ ー ‐＼
| （ ⌒） （ ⌒） 「もっとズーン、ドーン、ワーン！
ηノﾉ （__人__） ηノﾉ って感じなのかと思ってたぜ｣
ミ ﾉ, ∃ `⌒´ﾉ ﾉ, ∃
. ミ／ /i } .／ /´
ミ （ 〈 | }／ ／
. ヽ ヽ,_ ノ ／
＼ ／
ヽ ｜
. | l ＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
｢まぁ、そうなんだがな。 . ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
そうなっても…… | ／ .ｲ '（ー） （ー） u|
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／
きっと良いんだろうけどな｣ | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
' （●） ＼
｢そんなことよりやらない夫、 （ｌ､__） |
この前の話を訂正させてくれ｣ ⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
やる夫は水銀燈に電話が繋がるまで、遠い目をして黙り込んでいた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿
|三l＿_∧ _
|三ﾆ∀ﾆ| _r√|
|三三|三| |二|ﾆ|
＿_ｌ二ｌl＿|三三|三|=ｮ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿FﾆﾆＦﾆ|ｭ_
: ; : ; : ; :_,,.. ．-‐ ''"´ ／_/ ＼ : ; : ; : ; : ;
-‐ ''"´ ,, ∠二/ ﾞ ＼: : ; : ; :
／￣￣/ 。 '' ＼ ; : ;
／＿ ＿_/ ＼
'' ..,。 " ／￣￣￣/ ..,
／ ,/
.. ＿＿＿_
／ ― -＼
. . ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ |
. ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
視線を空に向けながらも、何も見ていない。自分の内面に潜り込んだ事がありありと解る表情には、
やらない夫だけではなく、子供すらも、話掛ける事を躊躇っていた。
それが、銀ちゃんと話すやいなやすぐコレだ。
やらない夫は破顔すると、改めてやる夫の顔を覗き込む。
（⊃￣￣＼
（⊃ _ノ ＼
（⊃ （ ⌒）（⌒） ｢この前の話ってどの話だよ。
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 最近お前がしている話っていうと、
| } ＼ 俺には覆面ライダーの話しか思い浮かばねぇ｣
／ヽ } ＼
／ ヽ､＿＿__ノ ）
／ . | ＿／
| ／￣￣（＿)
＼ ＼ ／| ＪＪＪ （
＼ ／ ／⊂＿） ＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
／ ⊂二 > ））
｢そんなにその話ばかり / ⊂ ｿ |
しているつもりは無いんだが…… .l | /
（ Ｕ |
幻獣、1万来ても大丈夫って奴だお。 .＼ 〃_／
やる夫、結構弱くなってるみたいだ｣ >'⌒￣￣､,＼
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
.／￣￣＼
/ ヽ､_ .＼ ｢オイオイ……
. （ （● ） | それって割と大事な話なんじゃねーの？｣
. （人__） |
r‐-､ . ／￣￣＼
（三）） .ミ／ _ノ ヽ
> ﾉ ミ | （ ⌒） |
/ / ヽ、 l （__人） ｢銀ちゃんの電話からしてよぅ。
/ / ⌒ヾ ミ | ⌒ﾉ .なんで今日はそんなに軽いのよ。
（＿__ゝ､ ＼ミ.ﾝ ノ
. |＼ .／⌒ヽ､ _ノ お前、メタルマンなんだろう？｣
/ ﾉ ＼__ィ ´
/ / '|.
（ y |. ＿＿＿_
／ ＼
／ ＿ノ ヽ__＼
／ （⌒） （⌒ ＼
| （__人__） │
｢それはそうだお｣ / ∩ ノ)━━／【】[] ｼｭﾎﾞｯ
( ＼ ／ ＿ノ´.| | □
.＼ " ／ | 二⌒)
＼ ／
ただ、楽しげに口元動かしていくやらない夫と異なって、
やる夫の顔つきは、熱が冷えていくかのように、次第に失せていく。
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
｢けれどぶん殴られて、 ／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
曲がって、折れちまってるからな。 .／ （●） （● /;;／ .
| （__人__） l;;,
錆びて軽くなったんじゃないか？｣ ./ ∩ ノ)━・【】[]
( ＼ ／ ＿ノ´ □
.＼ " ／ (⌒)
＼ ／
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
｢自分でいうのもなんだけど、 ／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
そりゃあ、弱くもなるってもんだお。 .／ （─） （─ /;;／ .
| （__人__） l;;,´| .
……そんな奴がヒーローの真似事なんぞ、 / ∩ ノ)━・'／
分不相応だと思うけどな｣ ( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ _ノ ヽ
| （ ●） ）
| （__人） ﾁｯ
| ｀ ⌒ﾉ
| r-‐､
ヽ （（三）
ヽ } 〈
〉 ,ｨ⌒ｧ ヽ
（ .＼／ 人＿_）
ﾄ､ ／|
|...＼_／ |
普段の鉄面皮に凝固していくやる夫の表情を、やらない夫はこの時腹立たしげに睨みつける。
／￣￣＼
／ _ノ ヽ＼
| （ ー）（ー）| ｢お前意外と自分の事わかってねぇな。
l （__人__）| 作られた側じゃしょうがないか？｣
| ｀ ⌒´）}
| } ＼ -､ ﾌｳｰ
ヽ } （__丿
ヽ /
| ''⌒ヽ ／￣￣＼
| ヽ ヽ ミ ノ ヽ_ ＼
ミ （●）（● ) |
（__人＿) | 「ではここで、理科の達人。
| `⌒´ | .やらない夫先生の講義のお時間です。
。 { /
＼ { ﾉ 今日の講義は、鉄の特性」
. ＼ ヽ ノ
. {ヨn ,ﾄ介／/ヽ
. ミ ｀ ◇＼ ／ ~ヾ/~ i
ミ ＼ Y | |゜ | |
＼／ | |゜ | |
＿＿＿_
／ ＼
／─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
｢？｣ | （__人__） |
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
やらない夫は、一つ溜息挟んだ後、猛烈な勢いで喋り始めた。
普段通りの聞き苦しい位の早口で。普段と異なり、真顔で粛々と。
／￣￣＼
／ _ノ ＼.
| （ ●）（●） ｢錆びた曲がった。上等じゃねーか。
. | ::::::⌒（__人__） 折れた砕けた。知った事かよ。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }. 。 .お前が本当に鋼だっていうのなら、
. ヽ } / 溶かして戻してくっつけて……
ヽ ノ ./
/ lヽ介/lヽ、 ,rE) もう一度、形どる事ができるじゃねーか」
. | | ~ヾ/~ |. ｿ◇'
| | ﾟ| |＼／
＿ | | ﾟ| |＿_
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
| ( ●) （●) ｢お前の融解点は所詮2千度もありゃしねえ。
.| （___人__） 曲がり歪みが気になんなら……
| ﾉ
.| | 折角太陽の周りを周ってるんだ。
人 丿
/⌒ ＼ __ _ ／ .もっと太陽に近付いて、溶かしちまえよ。
/ ＼ . お前の全部全身を｣
./ 人 ./ ヽ
〈 < / ＼ ＼
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
' （●） ＼
（ｌ､__） |
「…………」 ⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
ヽ. ┼┐
l ││ l l
|￣￣￣ /
/
_／
`''ー―''~ ＼
| ヽ、
ｌ .／￣￣ ＼
_ノ ヽ､,_ ＼ ｢お日様は、表面温度ですら6000度。
(.●）( ●） ノ（ | お前なんてすぐにドロドロのデロデロだぁ！
. （__人＿） ⌒ |
'､｝r┬ j ｜ 不足してるなんてほざくなら、
| `￣ | 1500万度の核までお前を突っ込むぞ！｣
| ､ {
ヽr ｰ- ＜ .／ﾄ､
,/ﾑ _ ,. -／ : :／` 一….、
_,.-::::／/:::ﾊ ／. : :/ : : : : : : :. - ＼
／/ : :/.: i/.:::l y : : : / : : : : : : :/ : : : : .ヽ
j : : : : :} ./.:::::l ./ : : : /.: : : : : : : : : : : : : : : :.
i :i : : : :| :i ::::::ﾚ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
＿_＿_ ミ ━┓
／ 〜＼ ┏┛
/ ノ (●)＼ ・ ｢知らないのかやる夫。
| (.／) ⌒）ヽ .小学生でも知っているぞやる夫。
＼ （__ノ,.<))／;､
＼ / ／ '‐､> 鉄は火を入れた後に形を作り、
｀＼＿_ｌ ´ヽ〉 .ぶん殴られて硬度を増す物だぞ｣
,ﾉヽ､ﾉ __人〉
, ／'"|::::_/ヽ. /:::::ﾂﾞ!:ﾞ､-､_
''":::::::::::/´∨/`ｰ'〉 7:..ヽヽ:.:|:::::ﾞ'ｰ､
::::::::::::ｙ′.: ',ゝ､_/::＼:.:.:| |.ｲ:::::::::|:::!
::::::::／: :／/: : : :|::::::::ヽ::|/:i::::::::::::i::|
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '=・= =・= u|
「……」 /,'才.ﾐ) （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
／ （ー）三（ー） ＼
| （__人__） U |
｢……その理屈は受け入れがたいな｣ ＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. | .
／￣￣ ＼
__ノ ｀⌒ ＼
（●).（● ) | ｢……なんでだよ。
（__人___） | 正しい理科だろ。常識的に考えて｣
, =二ニﾆヽ､ |
/ 二 ヽ､`,┘ ﾄ、
/ -､ }、j┘ ｲ ⌒ヽ
/ /{_/＿ ,／ }
/ ノ∧ ｨ }
| | / i | |
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
／ （●） （●） ＼
｢お日様女に、 | （__人__） |
ますます頭が上がらなくなる｣ ＼ ｀ ⌒´ ,／
./⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
＿＿
／ 丶 ｢考えてモノ言えこの野郎ッ！
ヽ､ ､__,ノ `
.(●）（●.） ノＬ｜ 最近はお前の方から
. (_人＿） ⌒ ｜ 頭下げっぱなしじゃねぇか！！｣
|｝r┬‐| | __
'､｀⌒ ´ , ﾄ、 _r┘ ｀ヽ、
.｜ ､ ,ｲ//｀ｰ‐ｰ-r'‐、'ヽ `、{
`ｫﾆﾆ二´／ｨ : : : : : : { ､ ｀ |
_/ /＼ ／ : : : : : : : :ヽ,」 |、
／:/|ｲ:::::/∨ : : l : : : : : : :/ :| |､{
r''/ : :| ./｀Y / : : : 」 : : : : :: | ／ゝ＿,.／ ノ:Y
ノ/ : : :| ｉ::::::|/ : :／ : : : : : : : ､ : :.〈── ´: : |
/ |./: : : :|/:::::/ : : : : : : : : : : : : .ヽ : :l : : : : : : :
＿＿＿_
／⌒ ー､＼
｢それは仕方ないお。 ／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
やる夫はお姉さんぶられる事が、 .| |r┬-/ ' |
全くもって嫌いじゃない｣ .＼ `ー'´ ／
／￣￣＼
／ _,ノ ｀⌒
｜ .（ ⌒）（⌒）
. ｜ （___人__）
| ﾉ
.| | ｢さっきも聞いたよバーカ！｣
人､ |
,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾒ、
｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
熱の入った言葉にやる夫が冗談を返し、やらない夫がすかさず悪態を吐く。
やる夫が薄っぺらい笑顔を再び見せた時、やらない夫は満足そうに片眉を上げた。
／￣￣＼
/ ヽ､_ ＼
. （ （● ） | ｢おいおいそろそろ真面目に
. （人__） | 話そうぜやる夫さん｣
r-ヽ |
（三） | .ミ／￣￣＼
> ノ .ミ／ _ノ ヽ､_ ＼
/ / i (・)ﾊ(・) |
/ / へミi .（⊂｀-'つ） .│
|＿_ヽ .ミi (__,,ノヽ__ﾉ | ｢……って、こんな事俺に言わせないでくれよ。
| ｀-´ | 出来れば俺は、ずっとふざけていたいんだ｣
ヽ /
ヽ /
／￣￣＼ > <
_ノ ヽ、 ＼彡
. .（○）（○ ） ｜
（__人__） u .|彡 「弱くなったってどういう事だ？｣
ヽ｀⌒ ´ |
. ｛ /
. lヽ、 ,ｨ'.) ./ ﾋｮｲ
. j .}ﾝ／／ ヽ
. ﾉ '"´ ￣〉 |
i 勹.. ｜
ヽ ､＿_,,ﾉ . | ＿＿＿_
｢同感だな。 ／ ＼
／ ─ ─ ＼
理性で歯止めをかけていたが、 ／ （●） （●） ＼
やる夫も実は、ずっとふざけていたいんだ。 | （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
……まあ、古くなったって事なんだろう｣ ／ ー‐ ＼
＿＿__
／ ＼
｢古いパソコンは動き遅くなるし、 . ／ ＼
古い携帯は電池の持ちが悪いだろ？ . ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u|
製造から14年…… . /,'才.ﾐ). （__人__） ／
流石にカタログスペックは出せないみたいだ｣ | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
｢さっき久しぶりに全力で戦ったが…… . ' （●） ＼
（ｌ､__） |
14年前よか、随分動きは悪かったし、. ⌒´ ／
思った異常に消耗している｣ ｀ｌ ＼
ｌ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） ｢はー……なるほどな。
. | u. （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ すげーわかりやすかったけど、電化製品の例えが
. | } モロに当て嵌まるってなんかやーね｣
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
| （ ⌒）（⌒ ） | ｢お前が動かなくなった時は、
| （__人__） │ 古いテレビみたいにさ。
| ｀⌒ ´ |
| | 叩いたら動いたりすんのかね｣
ヽ /
ヽ 人
⊂てヽ ／ ヽ
{三＿ ｨ `´ ／| ｨ |
.＼__／ | | |
＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
／ ⊂二 > ））
/ ⊂ ｿ |
l | /
｢……火葬にする前に試して貰いたくはあるな｣ （ Ｕ |
＼ 〃_／
>'⌒￣￣､,＼
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒） ｢死体に鞭打ち率先希望って、
. | （__人__） どこのド変態の話だよ！
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } ……まあでも大丈夫なんだろ？
. ヽ } 今回の奴位なら｣
ヽ ノ ﾋﾞｼｯ
/ く＿＿,-ｭ__ て
| ＿＿＿ 三） （
| | ￣ ´
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
｢それがイマイチわからない｣ | ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､.＼
| （●）（●） .|
! （__人__） | ｢あ？自信無しか？｣
, っ ｀⌒´ |
/ ミ） /
./ ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u|
｢ウーン……｣ . /,'才.ﾐ). （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
悩ましげにコメカミに手をやったやる夫が、強気とも取れる内容を、
半信半疑といった体で口にする。
＿＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ノ ヽ､_ ＼
｢今から戦う奴、もし昔のまんまだとしたら、 .| （ ●） （● ）. |
正直やる夫の敵じゃねーんだお｣ ＼ ｌ^l^lｎ__人__) ／
／ヽ L⌒ ´
ゝ ﾉ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） ｢はー……
.| （__人__）＿ つまりなんかあると？｣
| `⌒´.￣
.| ﾉ
ヽ .,ﾉ )／´二⊃
> /"／ '‐､ﾆ⊃ ｷﾝｯ
./⌒ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／ ＿＿＿_
／ ＼
／─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
｢あんだろな｣ | （__人__） |
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
／ （ー）三（ー） ＼
｢少なくともフラッシュタイムの対策と、 .| （__人__） U |
加速装置の対策はできているだろう。 .＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
そうじゃなきゃ、 / ,⊆ニ_ヽ、 |
やる夫の前に出られる訳が無い｣ / ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
両者の見立ては、悲観的な内容で一致する。
かといって2人とも暗い顔するでもなく、飄々と言葉を交わして行く。
／￣￣＼ （ ;;;;(
／ ._ノ ヽ､＼) ;;;;)
| （●）（●）/;;／
| （__人__）l;;,´| ｢意外と危なそうってんなら
| ./´ニﾄ━・' .ｌ このガキ俺が連れてった方がいいか？｣
| .l _ニｿ }
/ヽ､_ノ /
__/ / ノ__
/ / / ｀ヽ.
/´ ./ ,. ヽ.
ﾄ､＿,/. ｜､ ヽ
｜ ｜/ /
＿＿＿
｢いや……いてくれ。 ／）／ノ ' ヽ､＼
／ .ｲ '（●） .（●）＼
さっきっからレーダーにチリチリ何か引っかかる。 /,'才.ﾐ). （__人__） ＼
多分包囲されてるし、人質にされるのが怖い｣ . | ≧ｼ' ´ ⌒｀ |
. ＼ ヽ ／
＿＿＿_ .,-'"~"'ヽ ｽﾞﾋﾞﾋﾞ
／― ―＼../ 。○）
／ ━ ━.ノ /
, ―| ⊂⊃ (_,､_,.く＿＿＿,ノ
ﾉ⌒ー'´ ヽ ＿＿ ＿ィ’
（＿＿＿＿＿（＿＿＿）-（＿_) ＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
' （●） ＼
｢助けはしたが、巻き込んでしまったな。 .（ｌ､__） |
……申し訳ない事をした｣ ⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
傭兵に回される仕事なんてものは、自分達でやりたくない仕事だけ。
厄介な仕事は毎度の事で、二人を驚かすものでもない。
そう。例えいつもより、少しばかり厄介でも。
それは二人を驚かすものではない。
／￣￣＼
／ _ノ ＼ （ ;;;;(
| （ ─）（─ ) ;;;;)
| （__人__） /;;／
. | ﾉ l;;,´ ｢まあお守りは俺がするよ。
| ∩ ノ)━・' お前は気にせずやってくれ｣
／ ／ ＿ノ´
(. ＼ ／ .／ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
／ ⊂二 > ））
/ ⊂ ｿ |
｢頼むお。 l | /
……じゃあ、話ついでにやっておくか｣ .（ Ｕ |
＼ 〃_／
>'⌒￣￣､,＼
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
やる夫がコキリと首を鳴らすと、小さな音と共に首筋の皮膚がスライドし、
金属光と、ＵＳＢの接続端子のような窪みが現れた。
, -‐ ´￣｀ ‐- .
,. ‐´ ｀ヽ､
／: : : : : : : : : : : : : : : : : 'ﾊ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾊ
./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾊ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ
.ｉ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ
| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .}
ｉ : : : : : : : : : : : : : : : ､. : : : : [|||] /
,.-'´￣￣｀''' : : : : : : : : : : : ｀￣ ￣｀'ヽ'
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ,
/: : : : : , : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾊ
,ｉ: : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、: : : : ﾊ
／´: : : : : : }: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : ﾊ
/: : : : : : : : ｉ': : : : : : : 〃: : : : : : : : : : : : ヽ､: : : ｉ､
/': : : : : : : ｉ: : : : : : : '": : : : : : : : : : : : : ﾍ: : : : ﾊ
/ : : : : : : ｉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ : : : : ﾊ
ノ' : : : : : : ／ｉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ: : : : : : ﾊ
やる夫は人間にあるまじき金属光を放ったまま、何事もないように、
左胸のポケットから、USBメモリのような形状をしたものをつまみ出す。
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
｜ ( ○) (○） ｢……話で聞くより、インパクトあるな。
｜ U （___人__）
.| __ﾉ__ 手に持ったのが武器チップで、
| _／ ___＼ヽ_. 今からやるのがインストールって事か｣
､ '-／____ヽ |
ﾉ ､ .＿'-〈 、ヽ |
,´ ヽﾉ} |
/ { /
./ / / {
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
｢そうだ｣ . | （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ [|||] ＼
／￣￣ ヽ 「あれ？チップ全部刺してなかったのか。
／ ヽ それ刺すと、お前強くなれるんだろ？
/ ヽ
| _,.ノ '(ゞ､_| 何で今までやらなかった？
.| （ ー）ヽ ヽ ……いや、止めにしよう｣
.ﾉ| U （___人_＼＼__
／ | ｀⌒（⌒_ ＼
{ .ヽ. し「、 ＼
{ ﾄ ｀ヽ. ___´ノ ヽ、 i バッ
.| | | ／ /. + +
ミ ／￣￣＼
ミ ｍ ｎ _∩ + ／ ヽ､. _ノ ＼ + ∩_ ｎ ｍ
ミ ⊂二⌒ __） . | （ ●）（● ） | + （ _⌒二⊃
＼ ＼ | （__人__） │ ／ ／ ｢俺も口が軽いだけの
+ ＼ ＼ |. |r┬-| .| ／ ／ 男じゃないつもりだろ……」
ミ ＼ ＼l `ー'´ |.／ ／
＼ ヽ / ／
＼ ヽ / ／
+ | ／
., ──‐､ 彡
／ ＼ 彡
. .| _ノ ヽ 「……挿すと記憶とか意識とかも
| （ ●) (●) 彡 引き継いじゃうって話だったもんなぁ。
| （__人__） , -―ーっ
| ｀ ⌒´ﾉ （ ゝ彡￣ 結構危ないだろ実際マジで。かなり。相当」
. ﾝ } ﾞ|￣'|
／⌒ヽ､ ノ .|, |
/ ﾉ ＼_ィ ´ー‐ｨ' |
. / / r_＿＿__ 丿
. / / |i
＿＿__
｢半分聞いているも同じだし ／ ＼
. ／ ＼
お前から口の軽さを取ったら ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
何が残るっていうんだお。 .| ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
霞か。皮か。虚無か｣ . | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ [|||] ヽ
＿＿＿
／ ＼
｢今更聞かれて困る事じゃない。 ／ ＼
／ ノ ヽ､_ ＼
如何にもサイボーグって事をやるのが、 | （ ●） （● ）. |
嫌だっただけだ｣ ＼ ｌ^l^lｎ__人__) ／
／ヽ L⌒ ´ .＼
ゝ ﾉ [|||]
＿＿＿_
「お前がモルモットっぽい事やるのを、 ／⌒ ー､＼
嫌っていたみたいにな。 ／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
珠にはやる夫に遠慮せず、 | |r┬-/ ' |
ケージ囓るくらいしてもいいんだぞ？｣ ＼ `ー'´ ／
そういうとやる夫は手に、ＵＳＢメモリのような形をした装置。
――武器チップを自分の首元に押し当てた。
＿＿＿_
／ ＼
／ ー ― ＼
／ （ー）!i!i（ー） .＼
| （__人__） .|
.＼ ｀⌒´ ,／ ｶﾁｯ
/ .[|||] ヘ
＼＿＿＿（__） .ヽ
| . | |
カチリ、という音で武器チップを指し終えた事を悟ったやる夫は、
指先でさっと、首元を払う。
＿＿＿_
／ ＼
／─ ─ ＼
／ （ー） （ー） ＼
| （__人__） |
＼ ⊂ ヽ 彡 <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
首元から見えていた金属光が視界から消えた事に、
やらない夫は悟られぬよう安堵の息をつく。
. ／￣￣＼
. ／ ＼
. | _ノ ヽ､. .|
. !. （一）（ー） ｜
, っ （__人__） |
. / ミ） ｀⌒´ / ﾌｳー……
. / ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
自分のよく知る人間が、人間ではないという事は、
思った以上に心をざわつかせるものだったから。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
, -‐ ´￣｀ ‐- .
,. ‐´ ｀ヽ､
／: : : : : : : : : : : : : : : : : 'ﾊ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾊ
./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾊ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ
.ｉ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ
| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .}
ｉ : : : : : : : : : : : : : : : ､. : : : : [|||] /
,.-'´￣￣｀''' : : : : : : : : : : : ｀￣ ￣｀'ヽ'
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ,
/: : : : : , : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾊ
,ｉ: : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、: : : : ﾊ
／´: : : : : : }: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : ﾊ
/: : : : : : : : ｉ': : : : : : : 〃: : : : : : : : : : : : ヽ､: : : ｉ､
/': : : : : : : ｉ: : : : : : : '": : : : : : : : : : : : : ﾍ: : : : ﾊ
/ : : : : : : ｉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ : : : : ﾊ
ノ' : : : : : : ／ｉ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾍ: : : : : : ﾊ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
-─‐──‐-、 ガクッ
／ ＼
／ ; ヽ
l U l
| , 、 ; |⌒´⌒｀ヽ、
!、 _ノ" "ヽ、__ ∪ ＼
ヽ (（ー） （ー） ):: /⌒゛` l:
｢ウ……｣ /ヽ~゜（__人___）~__ ,ノ| , |
/ /` ⌒ ´ | | , !
/ / | `ー-,,,|" |___,ノ |
/ / | | | ,lー─- 、
, --‐-ー、_/ l ,| | ,／ ） ）
く / / ァ- ,ノ ＼ノ＾ノ^／⌒ヽ.j＼ ／＾ー-‐'
`ー' ー´￣ (_イ_,イ、_,ィ'´__/ ￣
, ｎ ／￣￣＼ .ｎ
. / / ｊ.´_ノ ヽ、u'l lヽ、
/,ｲ / （○）（○） .ｌ i i i
〈 .ｒ {u （__人__） .i. } } 〉 ｢やる夫！？｣
', ｉ. ', ｀ ⌒´ / /
.i l. ,' ./
. ヽ､_.ｲ、. 人 ﾉ
ヽ 〈_ノ ﾉ
| .／
| . |
やる夫ががくりと膝をつき、苦しげな唸り声を挙げ、
やらない夫はやる夫に駆け寄った。
＿＿＿_
／ ＼
｢大丈夫だお…… ／ ＼
／ _ノ ::::::: ゝ､ ＼
インストールが終わった後は、 | （○） （○） u |
いつもこんな感じだ｣ ＼ （__人__） ,／
／ ｀⌒´ ＼
片手を上げてやらない夫を制しながらやる夫は体を起すと、
顔に深く皺を刻みながら、一度大きく頭を振った。
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
｢……まあ、丁度良かったかもしれないな｣ | ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
／￣￣＼
／ _,.ノ ヽ､_
｜ ( ○) (○） 「そんだけ青い顔して、何が丁度いいんだよ。
｜ U （___人__）
.| __ﾉ__ そのチップから、
| _／ ___＼ヽ_ 随分ヤバそうなもん引き継いだんじゃないか？」
､ '-／____ヽ |
ﾉ ､ .＿'-〈 、ヽ |
,´ ヽﾉ} |
/ { /
./ / / {
＿＿__
｢いや…… ／ ＼
チップの持ち主だった001らしい…… .／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
すんげー自分勝手で我侭な意識が | ／ .ｲ '（ー） （ー） u|
入ってきたんだけれど｣ . /,'才.ﾐ). （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. ＼ヾ( l ヾ::::ﾉ |、
j .>,、l _,-ニ-ﾆ､, |)）
! >ﾆ<:| ､;;;;;;;;;;;;;,. /| ＿__,. -､
| | !､ .| | （ ヽ-ゝ _i,.＞-t--､
ヽ| | ヽ＼ _,..:::::::. / .| ｀''''フく ＿,. -ゝ┴-r-､
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |＿ ＿,.-''"´ ／￣,.／´ ゝ＿'ヲ
..| | | ＿;;;;;;;_￣￣ | ￣￣ / _,. く ／ ゝ_／￣|
:.ヽ‐'''!-‐''"´:::::::::::::::::￣￣｀~''‐-､_ / にﾆ'／,.､-t‐┴―'''''ヽ
＼＿:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ / / .（_ヽ -'__,.⊥--t-⊥,,_
＼ ￣＼―-- ､ _::::::::::::::::::::＿＿::/ / ／ ￣ ） ﾉ__'-ﾉ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿_
／ ＼
／ _ノ ヽへ＼
｢今のやる夫には、 ／ （ ―） （―） ヽ
そういう意識があってもいいはずだ｣ l .u ⌒（__人__）⌒ |
＼ ｀ ⌒r'.二ヽ<
／ ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、
/ , ヽ._Ｈﾞ ｆﾞﾆ、|
{ { ＼｀7ｰ┘!
／￣￣￣＼
／ ＼
「……やらない夫、 / ─ ─ ヽ
笑わないで聞いてくれるか｣ | （●） （●） |
＼ ∩（__人/777／
／ （丶＿//// ＼
青い顔をしたまま、やる夫が続ける。
やらない夫は不安気な顔をしたまま、黙って顎を引く。
／￣￣ ＼
_ノ ヽ､_ ＼
（●）（● ） |
（__人＿） | ｺｸﾘ
'､｀⌒ ´ U |
| |
| {
ヽr｀ｰ- -=´ <
/⌒'' ー─,, ＼
/ ｨ }
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼:::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ | できない事をできると吹いて…… |━
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
| ＼ / / ／ / / ﾍ
. ヽ{ ヽ, ┤l ,' / ／/ ./ /| '.
. ／y‐| | | |,イ／／∠､| ,' l
. ヽ { {.´ | | | |∠∠／^¬i! l | |
＼ | | r| | | | 弋｀≧=〈l. | | | |
. .∧丶ﾉﾚ'l ﾄ､{ Vj::/ ｀、 | l /l !
. ゝ /＾｀┐ ﾍ | ＾` ﾄ. |ノﾚ' }/
. j/ ヽ ＼ | Vヽ{
./∠ ヽ! >
::::::レﾍ ､ r '´
::::::::::::'弋rt ､ ￣ >┘
.─ ､::::::::::::::ﾚ´:i∠＞ /´
￣ヽ ヽ:::::::::::::::::::／ ｀ - '
:::::::: ヽ ヽ＿::／
_＿＿＿┘(
／＼ ／ ⌒
／（○） （○.） ＼
／ （__人__） ＼
| |::::::| |
.! |!l＼ l;;;;;;l ,／
i| ／ ｰ´ ＼
i／ l! ＼
そ|彡∪ , --、 ）
\xAD\xF4 !彡,l < ( ＿／
ﾚY^Ｖ^ヽｌ. ￣
━／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
:::::| 自分は何かできると心から信じて…… |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| 常識なんて俺には通用しないって、 | ＿＿＿＿＿
| 中指立てながら唾を吐きたい | ／ ＼
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／ ／ ＼
／ ＼, ,／ ＼
／ ／´ ｀ヽ /´ ｀ヽ ＼
／ （ ● l l ● ） ＼
| ヽ_ _ノ ヽ_ _ノ |
| ''"⌒'（ i ）'⌒"' |
.＼ ｀┌,─'＾ー,,-┤ ／
＼ ｀ー -- -一' ／
／ ＼
／￣￣ヽ; ヽ
（｢ ｀rﾉ |
ヽ ノ i |
i´￣￣｀i l |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,. -─＝ﾆ_ー- ､
／ ヽ ヽ. _≧､マ>_
／ l ! l ! }ヽ （(._ｨ个､_)）.
/ / j l j L.j ! i | ヽ ヽ
/i ! /ィ´ |/,.ｨ | 〃| l ヽ ヽ
/ | い / ﾉ,ィ(ぅﾉ ! / ヽ! j } ﾞ,
「私、ヒーローになるわ」 i | l ﾄト､i{ ｰ'′/ ,1 / / .ﾞ,
l ﾊ ヽく,.ｨr,､ ∠ '´ j /1/i l ､ ﾞ,
＼ヽヽヽヾ _／,. -‐-､.. /-ﾄ/ | l ,.;
,. -‐‐‐--‐‐''"ﾒ T ヽ_＞/..::::::::::..＼...i l l ｌ l ゛.
／,. -‐‐‐---‐‐'''" _,. '"_,. ｲ.:::::::::::::::::::..＼:..l:.,,-‐''~）.
/／ ,. -‐''"_,. '"薔}ヽ::::::::::::::::::;: -‐'" ,. ''"l l
/ ／,. -‐''" ／..:::::ﾞ,::::;: -‐''" ／ ｌ l l
/／ /.::::::::::::／__ __ { l l l
/ !::::_;; -''~ ￣ ＼ l l l
l ∨_,, ‐''~7 ,..┐ f＼ ＼ ｌ l
ﾞ､::::::::/ /.::::l l l ＼ ＼l l
ﾞ､::/ /.::::::ｌ l l ＼__,,ｌ l
ﾄ､ﾞｰ' .::::::::! ! ｌ i !
{､ ヾ:::::::::/ﾞ''''" j l | l
{ ゝ`-／ / ﾉ j ｿ /
ﾉ'''~~フ ／ ／ ／ ／ /
／_;;::彡-‐彡-‐'"彡::彡／ ／
／..::::::::::::::::::-‐'"_;;:: -‐'" ._,,. '"
／..::::::::::::_;;;::: -‐''" _,,. -''"..＼
/_;;::::::-‐'''" _,,.......-‐''"....::::::::::::::::..＼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿_
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
｢ロックンロールを信じてみたいんだ」 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| |r┬-/ ' |
＼ `ー'´ ／
＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
／ ⊂二 > ））
/ ⊂ ｿ |
l | /
｢……もう一度｣ .（ ///. U |
＼ 〃_／
>'⌒￣￣､,＼
／￣￣＼ / ＼
. ／ _ノ ヽ / ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
| （ ⌒）（⌒)
. | （__人__） 「ハッ！何を言い出すかと思ったら……
| ｀ ⌒´ﾉ
ﾝ } 良いんじゃないか？14歳なんだろ？」
. ／⌒ヽ､ _ノ
/ ﾉ ＼__ィ ´
/ / '|.
（ y |.
. ＼ ＼ |
恥ずかしそうに口にした、やる夫の気持ちは本当に恥ずかしい話で、
やらない夫は口元震わせ笑いを噛み殺しながら――
いや、ちっとも噛み殺せず。
＼
＼
┼┼ ヽ , ─────── ○ ───
ﾉ ／ ／ 、
┼┼ ヽ , ／ / | γ⌒ヽ
ｒ´⌒ヽ. ﾉ ／ ／ / |（ ⌒
, ⌒ヽ γ⌒ ⌒ヽ ／ / ,'⌒
（ ' （ ⌒ヽ⌒ヽ、 ／ γ'⌒
,ゝ ｀ヽ( ） (⌒
( γ⌒ヽ, '⌒ ヽ- 、 γ⌒
＿＿
／ノ ヽ＼ ＋
ｍ ｎ _∩ ＊ ｡ﾟ（（●）（●））ﾟ｡ ∩_ ｎ ｍ
⊂二⌒ __） |::⌒(__人__)⌒::::| （ _⌒二⊃
＼ ＼. | | .| | ＊ ／ ／
＼ ＼. | |r┬-| | ／ ／
＼ ＼＋ .| `ﾆ二' |. ／ ／ ｢そういうのに目覚める、お年頃だよ｣
＼ ＼. ヽ / ／ ／
＼ ＼ヽ ＿ ／ ／
＼ ￣` , '￣ ／
/ /
涙を流す程大笑いしながら、やる夫の本音を歓迎した。
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
… ─ ── ─── ──────────────── ─── ── ─…
…… … ────────────── … ……
￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＼WWWWWWWWWWWWW／
≫ PLLLLL！PLLLLL！≪
／MMMMMMMMMMMMM＼
|ヽ／|＿
.＼ /
＿＿＿ |_＿＞
／ヽ、 _ノ＼
／ （○） （○）＼
／ （___人__） ..＼
| u ﾉ ヽ, |
.＼ （/⌒ﾉ´ﾌ .／
. .> .￣￣´ <.
ミ
ミ ／￣￣￣＼ ｶﾞﾊﾞｯ！
／ ⌒ ⌒ ＼
／￣￣＼ ／ （ ●） （●） ＼
／ _,ノ ｀⌒ ミ | ::::::⌒（__人__）⌒:::::: |
| ( ●) （●) ミ ＼ |r┬-| ／
.| （___人__） 「お。また銀ちゃん？」 ／ |￣|´ ＼
| ﾉ く ｒｉ＿l ヽ
.| | ＼ >!、_彡
人 丿 ＼ /
/⌒ ＼ __ _ ／
/ ＼
./ 人 ./ ヽ
〈 < / ＼ ＼
ちっとも終わらぬおふざけに、しびれを切らしたように電話が鳴る。
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
. ／ ヾ7／..:::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::＼ }
/ 「ﾉ´ .::::::::／::::::::::::::::::::::::::＼::::::丶
! 〈,' ::::::::::/::::::i:::::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ:::::::ヽ
! {| ::::::::::;'::::::::';::::::::::::::::::::::::',::::::::',::::::::ﾊ
' , <| ::::::::::|::::::::::ﾍ:::::＼::::::::::::}＿;;」:::::::::/
ゝ._,ﾉ>!:::::::::::!_|＿:」_＼＿ヾ＿;ﾄヾ ,'ヽ::::/ 「やる夫さんですか？
｀^ ﾍ::::::::::!,.ィてﾐヾ, 弋;ﾉ, |）::∨|
(ヽ::::::ヽ弋:::ﾉ ( " !ﾍ:::::::! .状況を教えて下さい。
ゝ＼::::ゝ｀" .' l ';:::ﾘ ジョーカーは倒したのですか？」
ﾉ＼:::｀＞ __ ,. , ' ∨
/:::ﾍ i￣ 、 ／
ヽ/ lヽ＿｀＞ ィ´〉. ∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. 〈:丿 }: : : ￣｀Ｙ´!::〉 / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿
／ ＼
／ _ノ ヽ､_＼＿
／. (（●）三（●）＼|(^)
｢…………いや、取り逃した｣ | （__人__） .|(_ ）
＼ ヽ |r┬-|/ ／ ⊂)
／ ｀'ー´ ＼ ﾉ
／￣￣＼
／ ＼
| _ノ ヽ､
. | （● ） ､!
| （__ﾉ_） 「この顔である」
. | ｀⌒ﾉ
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／
三 三
三 ……そうですか。今は追跡中ですか？ 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
＿＿＿
／ ＼
＿／ ─ ─ ＼
| | （●）三（●） ＼
｢いや……私用、かな？｣ | | （__人__） |
| | ｀ ⌒´ ／
|＿|
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
{ hl::::::::::::|:l:::|::::::::|::::|:::::::::::::::|::::::::::::|:::::l:|::::::::::|n 〉
＼ __U::::::::::::|:ｌ:::|::::::::|::::|:::::::::::::::|::::::l:::::|:::::l:|::::::::::|人 /
`ｰr1::::::::::::レ宀ｰ-|::::|:::::::::::::::|:::::｣-宀┴!::::::::::|｝‐ ´
ﾍ::::::::::::|Yﾞ扞:: ミﾒヾ､::::::イ斗ｒ::圷ﾞＹ/.::::::::/ ｢私用！？
ヽ:::::八 弋_'ノ 弋_'ノ,. /.::::::::/ 何してるんですの？
ﾄ::::.ヽド￣ :::::::::::::::::::::: ￣／..:::::::ｲ
ｊハ::::..＼ { イ:::::::/l:| 状況がわかってらっしゃいます？
}ﾍ::ﾄ､ ′ 彡ｲ{:/ スグに追ってくださいな！！｣
}:::::::>､ ﾏ￣ヽ , く:::::{、
〈::::::::} r|｀ 、 ´ﾄ {::::::::|
∧:::〈 ﾄ-＝､二,.== .∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
{::::::::ﾉｒ' | | | / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
芝村の諜報員の声が苛立たしげなものに変わり、
やる夫はつまらなそうな顔つきを、さらにつまらなそうにする。
＿＿＿
／ ＼
／ _ノ ヽ､_＼＿
／. (（●）三（●）＼|(^)
｢…………時計を見ろ｣ | （__人__） .|(_ ）
＼ ヽ |r┬-|/ ／ ⊂)
ヽ | | | | | | | | | | | |／ ／ ｀'ー´ ＼ ﾉ
三 三
三 ……？ 三
三 三
／| | | | | | | | | | | |ヽ
＿＿＿_
／ ＼
「知らないのか？ ／ ＼ ／ ＼＿
時間を知るための装置だお。 .／ （●）三（●） ＼ll(^)
.| （__人__） .|l(_ ）
古くは砂や影を用いていたが、 ＼ ｀⌒´ .／ ⊂)
今では機械式が主流だな」 .／ ー‐ ＼ .ﾉ
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
! 〈,' ::::::::::/::::::i:::::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ:::::::ヽ
! {| ::::::::::;'::::::::';::::::::::::::::::::::::',::::::::',::::::::ﾊ
' , <| ::::::::::|::::::::::ﾍ:::::＼::::::::::::}＿;;」:::::::::/
ゝ._,ﾉ>!:::::::::::!_|＿:」_＼＿ヾ＿;ﾄヾ ,'ヽ::::/
｀^ ﾍ::::::::::!,.ィてﾐヾ ::::::::::弋;ﾉ, |）::∨|
(ヽ::::::ヽ弋:::ﾉ :::::::::::( " !ﾍ:::::::! ｢……17時半ですが、それが何か｣
ゝ＼::::ゝ｀" .' l ';:::ﾘ
ﾉ＼:::｀＞ __ ,. , ' ∨
/:::ﾍ i￣ 、 ／
ヽ/ lヽ＿｀＞ ィ´〉 .∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. 〈:丿 }: : : ￣｀Ｙ´!::〉 / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿_
／ ＼ ブツッ！
／:::::::::::::::: ＼ ＿
／:::::::::::::::: || |
|:::::::::::::::::::::::: ∩! ,ヽ
｢定時は過ぎた。仕事は終わりだ。 ＼:::::::::::::::: | ｰ ﾉ
アフターまで縛るのはやめてくれ」 | ::::::::::::::: | i ｊ
| ::::::::::::: ゝ__/
| :::::::::: /
冷水を必要としておらず、熱い炉にくべられていたいやる夫は
早々に冷水にお引き取り頂き、丁寧に携帯電話の電源を落とす。
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
｢さて、行こうかやらない夫。 | （__人__） |
結構時間くっちまった｣ ＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
／￣￣ ヽ
／ ヽ
/ ヽ
| _,.ノ '(ゞ､_|
.| （ ー）ヽ ヽ ｢…………｣
.ﾉ| U （___人_＼＼__
／ | ｀⌒（⌒_ ＼
{ .ヽ. し「、 ＼
{ ﾄ ｀ヽ. ___´ノ ヽ、 i
.| | | ／ /
＿＿＿_ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
／ (● ) ﾍ＼ ・
| （⌒ (● ) ｜
｢やらない夫？｣ ﾍ ￣｀､__） ｜
ヽ ｜
.／∩ﾉ ⊃ ＿／
／.／ ＿,) ｀丶
(＿__／ １ |
／￣￣＼
／ ヽ､. _ノ ＼
| （●）（●） |
| （__人__） ｜ ｢14歳の使う言い訳じゃねぇだろ
| ｀ ⌒´ | どう考えてもっ！！」
| }
ヽ }
人＿__＿_ノ"⌒ヽ
／ ＼
/ へ ＼
＿＿＿＿
／＾ ⌒ ＼
（へ） （へ ） ＼
/⌒（__人＿）⌒:::::: ＼
「ハッ！」 | ヽvwwﾉ |
＼ ｀'ー' ／
＿＿＿_
「知らなかったのかやらない夫？ ／⌒ ー､＼
九州では児童労働が問題なんだお。 .／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
15歳以下が働くなんて、よくある事さ」 | |r┬-/ ' |
＼ `ー'´ ／
／￣￣＼
／ ＼ ＼
.（●）（● ） u. |
（__人__） u |
.(｀⌒ ´ | 「ダメだこりゃ。
{ | 俺の手にはおえねーわ」
{ u. /
＼ /
ノ ＼
／´ ヽ
そんなやる夫に対し、やらない夫ですら水を送るが効果なし。
激しい湯気が立ち、近づいたやらない夫が火傷しそうになってしまう。
＿＿＿_
／ ノ ヽ_＼
／ u ● 三 ● ＼
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂| 「お話終わったー？」
ヽ |r┬| ィ’
`ー'´
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
' （●） ＼
「ああ、すまん。長話しすぎたお。 （ｌ､__） |
これから移動する」 ⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
＿＿＿_
／― ―＼
／ ● ● ＼
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂| 「帰れるの？」
ヽ i⌒ヽ
/ λ ）
／￣￣￣＼
／ ＿, 、＿ ＼
「すまないが…… ／ （●） （●） ＼
もう少し付き合ってもらうお」 | （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
＿＿＿_
／ ノ ヽ_＼
／ ○ }liil{ ○ ＼
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂| 「えーー！！！」
ヽ |!i|!| ィ’
|ｪｪ|
＿＿＿_
ノ（ ＼ ／＼ 「やる太つまんないんだお！
／⌒ ○ ○ ＼ 面白くない話ばっかりしているし！
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|
ヽ （_ﾉ ィ‘ 早く帰りたいお！」
Y v､ 、 ヽ
乂＿ ） ζ ） ﾄﾞﾝｯ !!
￣ ） `ー' て
'⌒γヽへ
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
「まあそうか……じゃあ……」 | ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
／ ⊂二 > ））
「おめー…… / ⊂ ｿ |
l | /
この前の覆面ライダー見た？」 （ Ｕ |
＼ 〃_／
>'⌒￣￣､,＼
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
＿＿＿_
／― ―＼ 「見たぁ！
／ ● ● ＼
/⌒ヽ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|/⌒i やる太覆面ライダー大好きだお！
ヽ ヽ （_ﾉ ィ’ / ライダー博士って呼ばれてるお！」
ヽ ／
} /
冷え過ぎもよくないが、熱し過ぎもどうかと思い、
やらない夫は流石にもう少し冷やしておこうと思うのだが――
やらない夫はしばらく眉間を抑え――
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| まずフォーゼはライダーとして新鮮な学園ものだお！ ＞
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| それがライダー界に新しい風を吹き込んでいるお！ ＞
／￣￣ ヽ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／ ヽ
/ ヽ
| _,.ノ '(ゞ､_|
.| （ ー）ヽ ヽ
.ﾉ| U （___人_＼＼__
／ | ｀⌒（⌒_ ＼ フム……＞
{ .ヽ. し「、 ＼
{ ﾄ ｀ヽ. ___´ノ ヽ、 i
.| | | ／ /
ごきげん過ぎるやる夫さんを見て、まあいいかと投げ捨てた。
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| その通りだな。こんなライダーは見た事がない ＞
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／￣￣＼ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
／ _⌒ ＼ | だが面白い。拒絶反応を起こさない程に、だ ＞
| （●）（ー） ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
| ⌒（_,,人__） ﾎｼﾞﾎｼﾞ
| ∩ノ |;;;| }
| ／＿ノ"' }
/ヽ/ / }
( ヽ /＿ ノ
7.ヽ＿_/ ＼
オジサンわかってるゥ！＞
＿＿＿_
／― ―＼
／ ● ● ＼ 「キャラクターが凄くいいんだ。
/⌒ヽ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|/⌒i
ヽ ll|l （_ノ ll|l / みんな生き生きとしてて……
从l||l |l||l从 .みててスカっとするんだお！」
( ⌒ ) ( ⌒ )
／￣￣￣＼
「全面的に肯定だ。 .／ ＿, 、＿ ＼
弦太朗の生き様は見ていて気持ちがいい。 .／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
自然と応援してしまう快さをもっている男だお」 .＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
＿＿＿
「アストロスイッチのギミックもいいな。 ／）／ノ ' ヽ､＼
あれ、欲しいんだが、どこに行けば買えるんだお？ ／ .ｲ '（●） .（●）＼
. /,'才.ﾐ). （__人__） ＼
なんでも揃うという触れ込みの . | ≧ｼ' ´ ⌒｀ |
ブラック・マーケットですら売っていなかったんだ」 .＼ ヽ ／
.r-、 _００ /::::'┴'ｒ'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ｸ_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Lｎ:::r┘|.l _lﾆユ、 ./
.￣└r''"´］_ l| | ｒﾞ=ﾞ┐ |└ァ::/ / /
､ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / ／
. ＼＼｀´ |:::|. l| l 〈::/ ､ ! '／
＿＿＿_
／ ﾉ_ ヽ,,＼
／ ≦ﾟ≧ﾐ:≦ﾟ≧
| （__人__）| 「ブラック・マーケットのオヤジに
| |r┬| } 何を期待してるんだよお前はｗｗｗｗ」
| | | | }
. |. ｀ﾆﾆ }
. ヽ }
ヽ ノ
やる夫が楽しそうだったのだ。やらない夫が見たことない程に。
だったら、それは正解なのだ――……多分。
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│ .│
│ .│
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│ .....│
└───┘
.
工場跡
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＿_
_ ,,... -‐ '' "´: : : : :￣ : 冖¬==―--. . . ＿_
_ ,,... -‐ '' "´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ￣: :冖¬ ､
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|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : ┌┐: : : :||: : : :┌┐ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : :｢l: : :| ||
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : ｜｜: : : :||: : : :└┤ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : :|｣:.:.:.| ||
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : └┘: : : :||: : : :└┘ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ||
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¬冖 ￣ ￣￣￣¨¨¨¨¨¨¨ 冖冖冖¬¬¬======―――----ｚ＝‐- '''"´...┴.........''"´..........
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_ ￣ 冖¬==―-- ＿_...................................
...￣....冖¬=‐-...._ ￣￣￣¨¨¨““““
......................................￣....‐-...._
.....................................................／
...............................................／
ゼロという異名で呼ばれ、今では幻獣共生派の指導者の一角となった男。
ルルーシュは、万全の準備を整えてやる夫を待ち構えていた。
. -‐:.:.´￣:.:.:｀:.丶 、
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ヽ､ ヽ | | r:.:./＼ //:./:.:.／:.:ｲ ,. /:/||:.:.:.:.:.:lﾄ､{
／ﾞ } | |∠＿_＼_＿ //イ:／/／／ // ||:.:|:.:,'|| `ｰ
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/ く￣￣￣／￣))_.. イ |ヽ|| ｀
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／ ／ {￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣|
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| |￣ ＿＿＿＿／|: : : | |: : :》||《: : : -─＝￣ ヽ
| |､ r´/: : : : : : : : ｛｛: : : ｛｛-‐≫-‐￣: : : : : : : : : ﾍ
/|__-‐￣￣l＞: :/ : : : : : : : : //: : : // : : /: : : : : : : : : : : : : : : ',
| ／／:|: :| : : : : : : : : //: : : // : : / : : : : : : : : : : : : : : : : l
サイボーグを造り出した組織の首謀者は、やる夫の手により撃破された。
が、やる夫はその研究施設を完全に潰した訳ではなかった。
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／＼ （￣Ｙ￣）
／ ＼ ｀i i´ __
○ , -―、、 /三ヽ ／ ＼. | i|Ｙ￣） |:|
ヽ＼,／ :::::/ ! /三三ヽ. ／ _＿＿＿_. ＼ i| i´Ｙ￣）. |:|
入 ＼ ::; ﾟ / |―--―||´￣ ￣￣｀|: i| . i| i´ |:|
, ﾟ ヽ ／ .／. ／|-i ||=-... -─=＝二三|:i| . i|. i| /∧
( _ _ ／ ／ヽ ￣| | - ―- 、 -─=＝二三|:i| . i|. i| ///∧
｀ー ´ ., ﾟ叭. , __´ ,--,. : : : :ヽ―=＝二三|:i| . i|. i|. /////∧
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(|. ─=＝二三i,,,. |_∧_/ ...:::::::::::::::::::: ヾ:::::::::| ====== ＼. |￣￣|
___. |. ─=＝二, ´:::三三:: :::::::三三三三:::.... 〉:::::| ====== |＼. ＼. |￣￣|
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i ￣￣::i _ - ¨i _ - ¨ 三 ヽ::::: ／::::::::/￣￣＼三=/￣￣｀.─ |__ []. i-―|￣￣￣|:￣|
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. |: | ,彳;;,ﾞ"ﾞ｀ﾞﾞ'^ﾞ￣´′/ .,,"| /:::/ ′/ .,,"| "│..,! .| . !′/ .,,"| "│.,! .| . !│.,! .| . !′/ .,,"| "│.,! .| . !
ィ￣｀ﾞﾞ'''''^ﾞ..,! .| . !′/ .,,"| ".| /:::/ . ! .,,"| "│.,! .| . ./ .l| i .! l .| │.,! .| . !│.,! .| . !′/ .,,"│.,! .| . !│.,!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ルルーシュは研究施設に残された文書やデータを持ち去り、その全てを頭に収め、
一部の技術に関しては流用するための研究をした。
故にやる夫の脅威を、誰よりも良く知っていた。
,､ ､ ,､
,､ /ヽ{ V Vﾑ＼
/ { ﾄ､{i、 ﾏﾊ Vﾑ. ヽ
/ / ﾄ､ヽﾄ､ ﾏﾊ Vﾑ {ヽ
/ ｲ {≧xﾚﾍ. ｢ﾍ 〈 ! V
／ ／{j | _ヽヽ厶V} ',____
_,rﾍ { / _｣j |＞.:::､: : : l l: :} !ﾄ､ V. :}、 「ゼロ。
, 一くL{_ム i L.ｲ : { |:::::.::.::|: : : l l:,｣ !|: :', !:/::}
ー＝一ミ ヽヽ | |::::l: : l !-‐ ¬´￣|｢ |｢}: :ﾊ {:{::/ ……009が現れたよ。
二 ‐- ､ Vﾊ { {::::{ : : V ヽ !} , |ﾚ!: { } ﾚ' ここまで、後10キロってところかな。
ー=ミ、 V } ', ﾄ､ヽ: : ｀ﾄ､ ー 二 |｢ .ｲilﾄ__〃
‐-,､ , { ヽ{ ｀¨ヽ;,｣ iﾄ､ }ﾚ｣ﾊ|{ / 仲間を1人と、子供を1人連れている」
{ { | ＼_＿｣｣,｢!O:ー:´O! {￣￣ ｀ヽ、
| ', ｣ , ´￣￣ |{O::::::::::O} |､ ／ L
| ヽ,__ノ_〃^}} 〃 ,. -‐|{O::::::::::O}ノノ＞ ´ {_ハ､
{ {´￣{{::::::}} , ‐ﾄ､ ／ ｀ーr一ｧ‐ ´ . -‐ ´ ＼
V ヽ::::::{{〃ﾊ ／ ｣ ヽ、 ／ｲ } | ／ ヽ
ハ､＿ノﾊ´ Vﾊ {､ | i ＿__｣__｣.｣.斗ｧ'"´. -‐──‐‐- ､ハ
./､::::::::::::/ ', vﾊ ＼| | {O:::::::::::( ／ _／ ヽ}
′ ｀￣/ ﾊ V ヽ｣ ｀¨¨|¨¨¨}´｢￣ ￣￣￣´ |
､
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.':.,
／/:.:./: .:./:.:.:. /:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
／:.:/:.:./: .:./ :.:./ .:.:.!ヽ:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|::..:.:.:.|:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
／/ :/:.:./ :.:.:/ .:./ :.:..l|ヽヽ:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
／ / :.//:/ :.:./ :.:/ .:.:../:| ＼＼:.:.|:.:.:.:..:l:.:.:.:.:.l:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
,／ / :.//:/ :.:./l :./ .:.:../|:.| __-‐弋ヽ!:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.!:.:.l‐､.:.:.:.:.:.:.:l:.:.l
´ / :.//./ .:.:./:.! .,' :.:..∠//´l_.=≠才l:.:.:.:.!:.:.:.:.:/:./^､l.:.:.:.:.:.:.:|:.:|
,' :./ ,'/ .:.:./.:.:.| .l:.:.:./l //ノ¨|ﾌ:}／//.:./:.:.:.:./:./〉//:.:!.:.:.:.:.:l:.:l
|:,' / l :.:./_＿,|:.l／,イ/´ ／´ //:./:.:.:.:./:./_ イ:.:./.:.:.:.:.:|:.:! 「……来たか」
|{ l |:./l r-|{ ／ノ //:./:.:.:.／./ / /.ｲ:.:.:.:.:.:.||.:|
ヽ､ ヽ | | r:.:./＼ //:./:.:.／:.:ｲ ,. /:/||:.:.:.:.:.:lﾄ､{
／ﾞ } | |∠＿_＼_＿ //イ:／/／／ // ||:.:|:.:,'|| `ｰ
/ / {-------ヽ ／´ ´‐ ´ /´ |l:.:|l:' l|
/ く￣￣￣／￣))_.. イ |ヽ|| ｀
/ `イ￣ ／ ＾¨,─┴┬─────‐‐｀lヽ
／ ／ {￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣|
/ ／ l : : : | |,-､ 〈〉 ,- ､: : : : : : :l
/ _ ' ´ |: : : :| |⌒)）||（(⌒: : : : : : : :|
第五世代は強い。
幻獣を駆逐するために造られた彼らは、幻獣を凌駕する実力を持っている。
, -‐──‐-､
／::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.＼ r‐-､
/::./ ::.::.::／r__-､::.r_‐┐､ .| l⌒ヽ
/} |::.:|::.::.／::/::/ ＼＼ﾉ .{.::.', | | |
. / || |::.:|::.//{ノt‐_─┘ ＼}. | | |
| || ﾉ::.:∨代芝ｋ ｀＞ ＼ | | | 「ではマオ。
| || _彡ｲﾄ､:＼ }.| f⌒ヽ. ＼ﾉﾉ .,'
| || }八_＼,＞ __ {ﾉ ノ ＞==〈 君の能力で聞こえた会話の内容を、
| |ト､ }::|:.ﾄ､ '⌒` ／¨¨´￣＞／ ﾊ 全て口頭で伝えてくれ」
|. 八 ｀丶､ ﾉ从l ｀丶､_／|__, -‐ ´ // ＿ノハ
. V/´＼ `ｰ‐─……ト-ｧ‐v‐v‐|. // //¨¨´ _',
＼ ＼. r┴/ ∨ 八＿_／// ﾚ ／ ',
＼ ＼. lfヽ、ﾉ / o }／ ￣｀ヽ、 ./ ',
. ＼ ＼|| ｀ヽ{___＿＿__／ ＼/ ＼
/´￣￣ .|| ＿＿ノ} ＼ ＼
| || ＼ //¨¨¨¨´ ＼ ＼
| -‐八 ＼＿＿_,ノ/ ／ ＼ ＼
| ／ ´ ＼. ｀¨¨¨¨ ´ ／ ＼. ｝
/::/::/:::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
i::/::/:::: ;'::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::l::::::＼
|:|:::|:::::::l:::::/::::::::/:::::::/:::::::::/:::::::::|::::::ヽ ＼
|:|:::|:::::::|::/::::::::/:::::::/:::::::::∧:::::: ;'::::::::∧｀ヾ:､
|ハ:､:::::|;':::::∠::／/:::::::∠ ⊥:: ;'::::l::: i:::|
|: ∧:::: |/Z二ヽ /::::／二＞,ｨ/:: /:::::|ﾊ!
八! ﾍ:::::笈戔ミﾒ:／ ,.孑爻.7:: /:::::: ﾘﾘ 「仲間がいると言うならば、
. /⌒}ﾄ､_>:ヽ'￣`／ ! ￣`,.:イ|:::/ // .作戦の打ち合わせでもするかもしれん。
ﾘ 川∧ / /://:/ 〃
ノｲ::|::::}::>､ - ―- .,ｲ}:/:／ 事前に済ませてはいるだろうが、
/:ノ::/二二:>､ __ ／｛:|:｛/ ヒントでも掴めれば随分と楽になる。
,.ヘ ＿＿＿／⌒ヽミ＝/｀ヽ}=}:ｌ::::|::У
ー――く: : : ＼: : : : }｀ヽ: : |: : Y: : : :.|: |:|｀ヽ ……できるか？」
: : : : : : : :ヽ: : : :ヽ: : :| |:.:.:|: : :|: : : : |: |:|77入
: : : : : : : : : : : : : :}:.:.:.Lrﾉ: : ∨∧: : : :凶:|/く⌒ヽ
しかしそれでもルルーシュは、自分を含めた5人の第五世代に、対やる夫用の改造を施した。
その上尚、作戦という面でも細心の注意を厭わない。
/ -‐‐ｧ'"´ / / / /７ /}}／ ｣ ヽ、
}, -‐‐- ､ ７＿＿ / / / /_/ .′`^了} ヽ
〃. ‐- ､ ヽ ヽ::::::::::::7:7 / /:7 厶 }ﾊ ｀､
{｣::::::::::v::ﾍ vﾍ:::::::/:/ / /:/ /: . 丶.ｲ ', 厶
／.::::::::::::}:::::} } }:::/_/ / /./ /.: : : ヽ l i ﾄ､ ﾍ
＿_,/.:::::::::::__ノ.::ノ ′ﾞ７７ / /７ /‐- 、 } | ｌ | vﾊ
{:::::::::/ ￣ / /,/ i {/ l .′ {ヽ. / | | | } }
ヽ、ヽ:::::{｢ﾄ､____ ／／〃 l / |′ _ 〉ム′ | | | ｌ | 「もちろんだよゼロ。
: ヽ、::｣ | ｢ | | ＼ i{ |{ '､__｣L＿___, / | | | | |
: : : . ヽ、|｣ ﾉ {ヽ ヽ. |l |{ .:::-‐ / ！ i ! ! ! ! 僕の超聴覚からしたら、
: : : : . ヽ、ノ ＼ ヽ ｣| / | N | |/ そんな事は容易いものさ」
: : : : : . ヽ、 {⌒ヽ、 ヽ、 ハ、 } / l } ′
: : : : : : : . ヽ、ﾟ::::::::｀¨¨７ ー‐ ′ ヽ、 // } ′
ヽ: : : : : : . >ー,┐:/ ヽv' ′ ,′/
: : ＼: : : : / //::::{、 ヽ /／
: : :ヽ、: / //:::::::｣ ヽ、 ／く
: : :ヽ、 / //￣ {′ ヽ. ｢}
.':.:.:.:.:.:.|: .:.:/:.: .:./:. .:.:.／i:.:.: .:. ./:.:.:.:.:.:.ヽ､ ヽ:.:.:.:.:.
l.:.:.:.:.:.:.l :. .:.l:.:.:.:./ :.:.／//l:.:. :. /:.:.:.:.／:.:.:.∧ ＼:.:.
|.:.:.:.l.:.:.|:.:. .:.|.:.:./:.:.∠_//_.|:.:.:./.:.:.／ /:.／ヽ:.ヽ ｝:.:
,':l:.:.l＾l:.:.l:.|.: l:/ｲ＜ヽ､/‐､|:.:.:.レ'´／:／l |.:.:.| |:.:
/:.|:.:.}｝|.:.|:.|.:.:.|､｛ｒｆ夊仏＼|:.:./rフ´／＿.| {:.::.| |/
. /:./|:.:.| l.:.l:.|.ﾄ:.'.￣¬‐┴ヽ',:./／‐´ ＼_/ ヽ_l
/／ }:.l:ヽrヽl:.l:.ヽ:ヽ ヽ, ,}＼ ヽ
／´ .':.ﾊ.:.{=l:.'.:.ヽ:.',-＼ ｛_￣￣￣ヽ ', 「頼むぞ、マオ」
/:/ }:.:|ＦT〕､:.＼ ヽ￣ヽ l
// /|:.:l|{≡}|ヽ-､＼ ､＿_ _ / .| | ',
/´ l:.|}:|f i:|. ＼ ___ ¨ヽ { l ',
/´l:ﾊヽヽ､ ＼ ¨ ｀才:.ﾊ
ﾉ _}:.:|＼＼ ＼ , ' ´/:.:./ /,ヽ
}二二匁≡⊃＞＜ｦ‐≠ｫ{! ./´ ＼
/:∧: : / /: : ￣７ /￣￣l ヽ ＿〉_＿＿
/: ∨: :/ /: : : : :/ /-､〈〉/ __|＿＿＿＿
＿＿＿＿＿ ／ 《〈〉》 l { : : : : { {＾}} }{}ヽ＿ |＿＿＿＿＿
: : : : : : : : : : : : :.≧≦ / /: : : : : | |: :巛r: : : 卜-'|: : : : : : : : : :
ゼロは。
いや、ルルーシュ・ランペルージはやる夫を待ち構える。
/: :／: : : : : : : : : : : : : ／: :／: : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: /: :／: : : :／: : : : :／: :／: : : : : : : : : : : : : : : : :.',
. /: /: :/: : : :／: ／: :／: :／: :／: : : : : : : |: : : : : : : : .i
/: /: :/: : : ://:/: ／/: :／: :／: ／: : : : : : |: : : : : : : : :|
. /'i/: :./: : : .///l: / /:／: :／: :／:/ﾘ: : l: : : l: : : i : : : : :.|
/ |: : :|: : |: :l l/｀l/ﾄ,|/: :／／／ / |'|: :.|: : /: : : |: : : : : :!
!: : !: : |: :|'伐ドﾐﾄ!:/::／／ ,/ | |: :|: /: : : :ﾘ: : : : :/
ヽ|: : l: :.|弋i伐'}i/:/∠ -／-‐‐十|: :|/: : : : /: : : :./ （さあこい……やる夫！）
￣￣￣｀ ー‐- 、_l: :lヽ,;! ￣ i/ ' ／,‐=庁干〒V: : : /´V: : :V'
. ﾚ' ! / ￣ 十壬'/: :／i:.:.:.!: : :ﾘ'
、 l /:.:.:/／｀ ‐.‐┴ 、＿＿＿＿＿
ヽ 、 、_ /:.:.:/' ＞'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
: :＼ ヽ ヽ二ﾆ=-'´ ,i:.:.:/7:.:. /:.:.:.:.__.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
ヽ: : ＼ i´ ', _￣_,,. ‐ ' |:.:.:i/:.:./:.:./´:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:, - ´:.:.:.:.:.}
V: : :＼ /≡三＞-, -ー ７‐‐|:.:.:|:.:.:.i:.:.:.l:.:.:ﾄ ── ‐ -＜´V:.:.:.:./￣
V: : : :.＼ , -‐' 7／ ／ / , ｀‐'l:.:.:.l:.:.:.l:.:.:i: : : : : : ／ V:.:/
V: : : : : ＼/ ／ / /／／ ヽ:.:|:.:.:l:.:.:|: : : : ／ V
＼ V: : : : : : :.＼/ /´/ / ／ _-'´ ヽ!:.:.|:.:.:l: : ／ /
: : ｀''ｰ-､,: : : : : : : :＼ L/ /, -‐'´: : : : : : : ヽ!,ノ、'' /
: : : : : : : :｀''ｰ-､,_ ＿ ＞- ,_ _, -‐'´: : : : : : : : : : : : : : ヽ:.:| ./
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀´ヽ /
幻獣共生派の脅威を排除するために。
――そして、あの日の決着をつけるために。
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─── ─────────── ─── ── ─…
─────────── … ……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿ ＿＿
＿＿
, -―- ､
/ ＼
＼ 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人 ／ / ＼_ |
＜ ＞ _＿＿＿ (●) （●） |
＜ やっぱジェミニのカードが凄いと思うんだ！ ＞ ／ ＼ (_人__) /
＜ ＞. .／─ ─ ＼. l｀⌒´ /
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼ .／ （●） （●） ＼ | ヽ
.| （__人__） |. __!､＿___／ ＼
「お目が高いな。やる夫も同感だ」 .＼. ｀⌒ ´ ／ .／､ ヽ r ､ ヽ
／ !:::: ﾍ ﾊ ヽ Y｀l | > Y
ゝ＿|:::: ﾍ ﾊ { ヽ_ゾﾉ | ﾚi i i}
＿＿＿ |:::: ＼／ .｀¨´ ヽ ハ `'''
／ヽ ／＼ |:::: | > / ﾍ
〈ヽ / ● ● ヽr= ﾍ::::: ／ i / /ヽ ﾍ
( と)⊂⊃(_,､_)⊂⊃ r _） . ｷｭﾑ ｷｭﾑ ＼: | ／. _,/ / ご_ノ ﾓｷｭﾓｷ
＼ ＼ ヽ._） ノ } ﾍ＼＿／| （ ヽ /
＼ ノ ＼＿／ ＼__ノ
ヽ ＼
| |
＼ ＿｝ !
＼（ /
`ー‐＜_ｊ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
| （__人__） ｢ジェミニのカードってどんなヤツだっけ？」
| ﾉ
| ∩ノ ⊃ }
/ヽ ／ ＿ノ }
( ヽ / / ノ
ヽ “ /＿| |
＼＿_/＿＿ /
＿＿＿_
｢覚えてないだと！？ ／ ＼
／ ＼ ／ ＼
……分身をするカードだお。 ／ （●）三（●） ＼
ﾀﾞﾃﾞｨｰﾔさんが使っていただろう？ | （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
二度と忘れるな。二度とだ｣ ／ ー‐ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒）
| （__人__） ｢ああ、イサカを倒す時に使ってたアレか。
| ｀ ⌒´ﾉ .あれ凄かったよな。ｻﾞﾖｺｵｵｵｵ！！ってｗ｣
,| }
／ ヽ } ＿＿＿_
く く ヽ ノ ／ヽ ノ ＼
＼ `' く ＼人_从人__从_从人__从人从ﾉ／ .／ ○:::::::::::○ ＼
ヽ、 | ） ｻﾞﾖｺｵｵｵｵｵｵｵｯｯ！！ （ |⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
| | ／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒＼ ＞ ヽ._） ィ’
.ｒ'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'ヽｒ'⌒'〜'⌒'〜'⌒'
. ╋╋┃┃ ,ｲ l ＞ x ﾍ ー- ､
. ┃ rｸ!／「 ﾑl＞〉ヽ::::::::::､
━┓ /乂{.个ﾄv'´::::`ヽ/r〉:::::::ﾍ
━┫ }Y⌒l. }.{::::::::::::::} /::::::::::::}
━┛ `!::::::!ﾐ彡.､::::＿ノミﾍ::::◇::!
━┓┃┃ ､ゝｧ'ﾄ 彡 `＜ ∧ヽ〉ｰ ,.个 ､
━┛ ヾﾑl! Y ヽ ／`ヽﾍ､_.／. 个､ ヽ
┃ ﾑ7!｜ ヽ／. ／ ／:. :!:. :ヽ ヽ
┃ ヽﾍ ￣ ヽ／ ／:. :. :.:!:. :. :.ヽ ヽ
. ┃ ┃ ¨ ヾｱ ／:. :. :. :. :.!:. :. :. :ヽ ヽ
・. ・ / /:. :. :. :. :. :. :!:. :. :. :. :ヽ
丶〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'◯'⌒'〜
Ｏ .＿＿__
o .／ ＼
. ／ ＼
｢あれは本当に凄かった。 . ／ ― ー ＼
ﾀﾞﾃﾞｨｰﾔさんは男の中の男…… | （●） （●） |
. ＼ （__人__） ／
やる夫が知る中でも、 . ノ ｀ ⌒´ ＼
最も強い男の1人だお」 ／´ ヽ
.. ＿＿＿_
／ ― -＼
. . ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼
「その彼が使うジェミニのカード。 | ｀ ⌒´ |
……弱いわけがない｣ ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ
／￣￣ ＼
_ノ ヽ､,_ ＼ ＼人_从人__从_从人__从人从ﾉ／
(.●）( ●） ノ（ | ） ｻﾞﾖｺｵｵｵｵｵｵｵｯｯ！！ （
. （__人＿） ⌒ | ｢オラガキ、煩ぇぞ！｣ ／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒＼
'､｝r┬ j ｜ ＿＿＿_
| `￣ | ／ヽ ノ ＼
{ u. / ／ ○:::::::::::○ ＼
.＼ / |⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
ノ ＼ ＞ ヽ._） ィ’
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─────────── … ……
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/:./ ./.:./. |:.:.: .: :.: .:',.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.|::.. .:.:.:.:.
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|:| |:.: .|.:.l//// ヽヽ::..:.:.:.:.ヽ|: :.: .:.:.:./:. :.:.:/
|:| |:.:.:.l.:.:.〉//ー-ヽヽ::..:.:.:.:.| :.: .:.:./:.:.:.:.:/
|:l |:.:.:.|.:.//´ 戈ﾒzｭ_ヽヽ:.:.:.l :.: :.:.:r ､.:./
_ - ー|!‐|:.:.:l:/ ￣¨＿＿ゝ,':: .:.:.:./／:/ ／: （ジェミニのカード…… ﾀﾞﾃﾞｨｰﾔ……）
_ ／ ',:.| ヽ {: : : : : ＼:.:.:./:.:／／: : : :
￣｀ ー--､ |! |:.ヽ‐‐､ r┴─ : : : .＼l／／.: : : : :
＼ |／ヽ_／二 : : : : : : : : ＼: : : : ::.::.::.
¨＼ ´ { : {: : __: : : : : : : : : : ヽ::.::.::.::.::.:
r─ヽ ／',: :|: :| ヽ : : : : : : : : : |::.::.::.::.::.
|: : : :}l |: |: :|／ ｀ヽ : : : : : , -l: : : : : :
|: : : :|i＼ ゝ‐´ ／ | : : :／／|: : ／::.
､_ ＿ ＿,．'´. : : : : : : : : : : : : : : ｀丶､
＼ . : : : : : : : : : : : : : : : :´ ￣￣ ｀ヽ｀丶､
＼. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |￣ ｀ヽ: ..ｨイ
／. : : : : : :1: : : : : : : :, -‐‐- ､: : :.!: : : : : ﾄ､イ
､ _ ＿ ∠: : :r=＝＝1: : :!: :.!: :./三三ミﾐヽ､:!: : : : : :!: :ヽ､
＼. : : : : : :L__＿ _」: : :!: :.l: / ￣￣¨¨`ヽﾐﾚ'彡1.:.:!. :.:.:.:.:.:.:ﾌ
｀＞. .: l .: : : : l:!: : :!: : l/￣￣｀¨¨ー-- ､｀`1.:.:L. .: .:／
／ . : : : ／:, :ｲ:!: : :!: : l｀二二ﾆ￣｀` `ヽ!.:.:| ￣
／ . : : :／.:.:.:ﾊ l:.|: : :l: : l云ﾃtrく ∠ﾆ' .:!.: ﾄ､
∠ _ ＿, ィ´.:.:.:.:./.ﾊ.l.:|: : :l :/辷ﾝﾉﾉ ,rﾃﾃ.:.:. !.:.:l.:.:.> ｢……ゼロ。
￣／.:.:.:.:.:.////l:.|: : :l |´￣ じｼﾞ.:.:.:. !.:.:l'´
￣￣フノﾉ/l l:.|: : :l | ,: ,ﾊ.:.:.:.: !.:.:! .009程の者がああも慄くﾀﾞﾃﾞｨｰﾔという男。
,.ヘ l.:|: : :l | ､ _, ,.ｲ.:.:|.:.:.:..!.:.:! ……一体何者なのでしょう｣
/: : : .＼ l:.|: : :l | ＼ ´, .イ.:/￣|.:.:.:..!.:;′
/. : : : : : :＼N: : :l | /.:.:.｀ﾆ´ !/ |.:.:.:.:l/
ノ. : : : : : : : //:l: : :l |'.::.:.:.:.:.〉〉 ′ |.:.:.:.;′
,. .:'´. : : : : : : : : //.:.:.＼:l | ';.:.:.://.:l「.:.:.:｀ヽ､|.:.:.,′
}:.:.:. l.:.:|: :.:.:. :./.: .:./:.:.: .l|:.|:. :.:. :.:.:l :. |:.:.| .:.: .:. :.:|
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|. l: .l:.:.|:. :.,' .| :./ /:./ ヽヽ.:.:.,':.:/:./7､.:.:l:.| l:|
l.:.|:.:.|:.:.|:.:.ト､|:.,':././∠=-‐'弋´∨.:/:.,':./} }:.:|.| ヽ､
,:.:ﾄ.:.l.:.:.l:.:|㍉l:.:/:/〃彡z辷テﾐﾌ./:./:./）/.l:.|l|
/´|:l:.:|:.:.l:.:.,ゞ'}:/:ｲ ｀￣￣７/:/./_ノl:.:.l|:l ｢…………確か005の人間名は、
',{ヽヽ:ヽ∧' / | ///:/ l:.:.l:|ｿ |i ダディ、と言ったな」
ヽ＼＼ヽﾘ＼ヽ､ _ /´/ r‐ﾌ)
ヾ __.＞-‐､ﾆ‐ ∠／／／{ ＼人_人,_从人_从,人／
／ ＜ヽ ＼イ-‐r／.／ ／ ヽ ） あっ！！ （
/ ＼ ＼´／ﾌ ,'. ／ .／／／>､ ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ
/ ＼ ＼ﾉ- ' |彡／／／／: : ｀‐--- ､＿
, -‐ー: : :/ ＼ ヽﾉ彡 |／／／／: : : : : : : : : : : : : :￣
: : : : : : : / ＼ﾉ（:::） l| l／／／: : : : : : : : : : : : : : : : :
/ .:.:.,':.:.:.:.:./.:.:.:.:. ／ :.:.:.／./:. :.:.:./:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.i:..:.:.:.:.:.:|.:.l:.:.:.',
_. -─ ´/i :.:l .:.: ./:.:.:.:.／ :.:.／:.:./:..: .:.:./i.:.:.:.|: .:.:.: .:|.: .:.:.:.:. l.:.i. .:.:.l ｀─‐-､
／ .,':.|:.: .|: .:./:.:.:.:.// :.,イ .:.:.:.7}:. :.:./:.l.:.:.:.l:.: :.: .:.|:: :.:.:. :.ﾉ.:.|.: .:.l
/:.:.i:.:. .l: .,':.:.:.:.//／/ ,イ:./ ,' :.:./.}.:.lヽ:.:.',:. :.:.:.i:.: .:. :./:.:.il.:.:.:.{
/.:./|:.:. |.:.|:.:.:.:/// /:./ /:/ / :.:.:/ /:./ ヽヽ.:.:.:.|:.:. : /:.:./ ｝:.:..`､
/／|:.l.:. l:.:.|.:.:./≧_/:/ /:/ / :.:.:/ /:./ .,∠戈‐､:.i:.:.:./:.:/ ノ|:.:.| `ｰ､
. /´ |:.l.:. |:.:.|:.:,'{ {戈_>､// / :.:./ /:./,Ｋｲ_) - ｊ 〉7:.:../:.:/ ｲ.:.l|:.l| ｢ブラックゴーストの資料から、
/ |:.l|.:.|:.:.:',ﾍ ＼ゝｪ ｲ∨.:／ /ｲ／､ゝzツノ´/..:./:.:/r':.:./|:l|ﾘ｀
ヽ|.:.l:.:.}:.:∧ ￣ /／i 〃´ ´￣ イ:.:./:.:.|ヽ､:./ l.| ﾀﾞﾃﾞｨｰﾔという005の同系機が
l.:.l|:.:.|l:.:.∧ /´ i} .／:.／i:.|:.| ｀‐--------‐ いないか確認をしろ！！
|.:.lヽ.| }:.:.|:.ヽ ､､ ／‐´/:.:.,'|:|l|
l:/ ',:| |:.:}:.:.|､＼ r､＿＿_ ／ｲ:/ ﾘ/| ___ , -‐' 後はカードという記述も漁れッ！！」
＼ |´ ヾ l.ﾉヽ| ）ノヽ ',二＿,, 〉 ／／／ ／ .| |: : : : : : :
＼ ./ （ ´ {｀ ､￣￣, イ／／ ／/ i ﾉ: : : : : : :
＼ ＼ ｀／ /`､｀ ‐´ ／¨ヽ／ / ノ /: : : : : : : :
: : ＼ ＼ 〈 { / /￣￣ヽ } ／ ／ ／: : : : : : : : /
: : : : :`ｰ､ ＼ ＼∨ / /} |彡／ ／ : : : : : : : : ／
＼ : : : : :＼ ＼ ＼ヽ ヽ､ //i |／ ／: : : : : : : : : ／
／.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
/: .:.:.:./ ..:.:.:.:.:./:.:.:.:.: .i:. :.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
':.: .:.:./ .:./.:.:/:.:.: .:.l .:.l:.: .:',:.:.:.:.:.:.:.l
,'.:.| :.:.l. :.:.//:/:.:.,':.: .:|:.:.:!:.:. .|:..:.:.:.:.:.:| ｢ゼロゼロナンバーサイボーグは、
/:.: l:.:.:.|:.:.//:/:.:./.:.:. //∧'.:. !:.:.:.:.:.|:.l 武器チップという外付け装置でその能力を拡張していた。
/ｲ.: .|:.:.:.l://l//:./.:.:.:./// _ヽ:l:.:.|:.:.:|'.!
/ /:.:.:.r':.:.|ド㍉､'/}.:.:.///_,∠zﾐ.|:.:l.:.!:{ ヽ. ならば同じように……
/´|:.,:.ヽﾊゞｆｪ'ｲﾄ.|:.//廾ゝｭ'ｲﾌ:./ }:.lヽ､ カードで能力を拡張するサイボーグの話と考えられる！！｣
|:.{ヽヽ:ヽ ￣i!´ﾘ ,' ￣ //ｲ:.l'.!
ヽ! ヽ:.l:ヽ. i! /':.:.ﾊ:.| ヽ
l:.|:.:.＼ !ニニ! ／l:.:.| ',{
ﾘ.ｿ}Fr＞､｀＝´イ／ｦ.:.{ ｀
ﾉl｀＝r ≧≦ｦ／ｆ |｀ヽ _ -‐ '￣}
／ 艸 | |: : : : | | 圸｀ｰ---‐´￣￣￣: : : : : : : /: :￣¨}＿＿＿＿＿
_ -‐ー‐ ´: : : 丱 | |: : : : | |: :卉: : : : -─＝ : : : : : : : : : /: :/／: : : : : : : : : : : :
r──'￣: : : : : : ＼: : : : : : : } }: : : : { { : : ／: : : : : : : : : : : : : : : : :/: : /´: : : : : : : : : : : :
ﾆ=- V////∧
／￣￣｀ヽ ／｀¨¨¨ ￣⌒ヽ
´ ／￣＞､/ ＼
／ ／ _}/ ／ヽ ＼
／ ／/,| ∠..ヽ ∨ ‘，
／ ／////!,'//∧ﾄ､ ∨ ﾄ､ ‘，
〈 ///´￣｀゛ |:∧ }: l ヽ:}
/ヽ ∨__ |:::::ﾊ |:、 | }!
'//} 〉-=≧=-､ } /代:ﾌ}'∧ ,'
//ﾉ ｲ 弋tﾂｘ / {:. -=ﾆ彡'/
＜＿／ ｀¨ ´ ∨ -=ｧﾆ} 「ゼロ。流石！ご慧眼、お見事！」
{ 〉 ///
＼ ‘， ___ '__, {/'′
/∧ ヽ r __,. ⌒´,ｨ// ニ＝―┐
//∧ ＼ ヽミ __ -= / /
＼///＼＿_＞ ., ｰ ｢Ｖ} /
￣|'/////////＞‐┘'ﾟ .厂￣ } /
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|///////////// / { ﾉ '′
ｳｪｯ!?ﾀﾞﾘﾅﾝﾀﾞｱﾝﾀｲｯﾀｲ!!
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─────────── … ……
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＿＿＿_
／― ―＼
／ ● ● ＼
/⌒ヽ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|/⌒i ｢だから、最強はディケイドなんだお！｣
ヽ ll|l （_ノ ll|l /
从l||l |l||l从
( ⌒ ) ( ⌒ )
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
｢確かに強い事は認めるお。 .／ （●） （●） ＼
実力は上位になるのかもしれない。 .| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
だが、最強かといえば…… /⌒ヽ ー‐ ｨヽ
十分な議論が必要だ｣ / ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､.＼
| （●）（●） .| 「えーと……
! （__人__） | ディケイドってどんなヤツだっけ？｣
, っ ｀⌒´ |
/ ミ） /
./ ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
気づけよｗｗｗｗｗｗｗ
なに真面目に受け取ってんだよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
＿＿＿
／ ＼
／ _ノ '' 'ー ＼
／ （●） （●） ＼
｢カードを使って能力を拡張するヤツだお｣ | （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／￣￣＼
／ _ノ ヽ
| （ ●） ） ｢それはﾀﾞﾃﾞｨｰﾔさんとか、
| （__人） ブレイドとかじゃないのか？｣
| ｀ ⌒ﾉ
| r-‐､
ヽ （（三）
ヽ } 〈
〉 ,ｨ⌒ｧ ヽ
（ .＼／ 人＿_）
ﾄ､ ／|
|...＼_／ |
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ┛┗
三（●） ┓┏
｢ディケイドもだな。この前見たお？ （ｌ､__） |
あのクウガを凌駕する強さを｣ ⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
（⌒）（⌒ ） |
（__人__） | ｢あーあーわかった！
（｀⌒ ´ | .集大成のやつな！全部の能力使ってく」
{ |
{ ﾉ
__∩ ヽ ノ
（ﾐんゝ､ ／ ヽ
＼ '' ／| |
＿＿
＿＿ ＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
─────────── … ……
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/: :.:./ .:.:/ ./:.:l: ｉ:. !l /丿 ミ､: l: ヽ ､:ヽ
. ':. .:./ .:.:/:.:/ .:∧:.|､ 从 { ､-―‐-､」:ﾄ､: ｉ i い
|:. .:.': .:.:.:.l:.:.' .:./‐l: |ﾍ{ ｀ ＿＿ ｊﾒ､|: | |: !:|
|:.:.:.l:.:.:./:.!:.:|:./ _ｌ厶 ヽ ﾉｧ＝=ﾐ、 |: i: , :ﾊ:!
'､:.:.|:.:.:l:.ｉ:.､:l:.{／, =ﾐ '/ ｒぃ 》 ｉ: ｉ/:/〃 ｢集大成！？
}:.:.:､.:.l:.|:.:ﾄＮ／ ｒぃ＼ 弋_ﾘ ノｨ:／/
. _ノヘ:.ヽl､:､:'､ 《 弋ﾘ i `＝彡 ィﾘ 009を超えた、新しいサイボーグの完成形が
＼i:.i､ヽヽ ､＿__ノ ',ヽ l´ 生まれていって事！？｣
＿＿_l:.l､＼: ＼￣ iﾉ /
／ ヽ!｀≫ミ=- ,. -‐ｭ ∠ヽ
_／ 乂 _≫ ‘¨´ ｲ: : :l├ ､
// / ／ {{: : ､＞ ／丿: : ｊ小ヽ＼＿
7 / , ／ }} : : ヽ ｀二 イ: : : :/ }} ／へ ∨￣ ､
ｉ ′ / / 从 、: :｀二二 -‐'ﾞ: : ／ 〆／ ／ 丶、
| ! / / 〃 ヽ＼二二二 -‐ '´ ／／ ／ ＼
/ -‐‐ｧ'"´ / / / /７ /}}／ ｣ ヽ、
}, -‐‐- ､ ７＿＿ / / / /_/ .′`^了} ヽ
〃. ‐- ､ ヽ ヽ::::::::::::7:7 / /:7 厶 }ﾊ ｀､
{｣::::::::::v::ﾍ vﾍ:::::::/:/ / /:/ /: . 丶.ｲ ', 厶
／.::::::::::::}:::::} } }:::/_/ / /./ /.: : : ヽ l i ﾄ､ ﾍ
＿_,/.:::::::::::__ノ.::ノ ′ﾞ７７ / /７ /‐- 、 } | ｌ | vﾊ
{:::::::::/ ￣ / /,/ i {/ l .′ {ヽ. / | | | } }
ヽ、ヽ:::::{｢ﾄ､____ ／／〃 l / |′ _ 〉ム′ | | | ｌ |´ ｢カードを使って能力を拡張する
: ヽ、::｣ | ｢ | | ＼ i{ |{ '､__｣L＿___, / | | | | | ……ゼロの言う通りだったね！｣
: : : . ヽ、|｣ ﾉ {ヽ ヽ. |l |{ .:::-‐ / ！ i ! ! ! !
: : : : . ヽ、ノ ＼ ヽ ｣| / | N | |/
: : : : : . ヽ、 {⌒ヽ、 ヽ、 ハ、 } / l } ′
: : : : : : : . ヽ、ﾟ::::::::｀¨¨７ ー‐ ′ ヽ、 // } ′
ヽ: : : : : : . >ー,┐:/ ヽv' ′ ,′/
: : ＼: : : : / //::::{、 ヽ /／
/ .:.:.,':.:.:.:.:./.:.:.:.:. ／ :.:.:.／./:. :.:.:./:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.i:..:.:.:.:.:.:|.:.l:.:.:.',
_. -─ ´/i :.:l .:.: ./:.:.:.:.／ :.:.／:.:./:..: .:.:./i.:.:.:.|: .:.:.: .:|.: .:.:.:.:. l.:.i. .:.:.l ｀─‐-､
／ .,':.|:.: .|: .:./:.:.:.:.// :.,イ .:.:.:.7}:. :.:./:.l.:.:.:.l:.: :.: .:.|:: :.:.:. :.ﾉ.:.|.: .:.l
/:.:.i:.:. .l: .,':.:.:.:.//／/ ,イ:./ ,' :.:./.}.:.lヽ:.:.',:. :.:.:.i:.: .:. :./:.:.il.:.:.:.{
/.:./|:.:. |.:.|:.:.:.:/// /:./ /:/ / :.:.:/ /:./ ヽヽ.:.:.:.|:.:. : /:.:./ ｝:.:..`､
/／|:.l.:. l:.:.|.:.:./≧_/:/ /:/ / :.:.:/ /:./ .,∠戈‐､:.i:.:.:./:.:/ ノ|:.:.| `ｰ､
. /´ |:.l.:. |:.:.|:.:,'{ {戈_>､// / :.:./ /:./,Ｋｲ_) - ｊ 〉7:.:../:.:/ ｲ.:.l|:.l|
/ |:.l|.:.|:.:.:',ﾍ ＼ゝｪ ｲ∨.:／ /ｲ／､ゝzツノ´/..:./:.:/r':.:./|:l|ﾘ｀ ｢落ち着くんだロロ！マオ！
ヽ|.:.l:.:.}:.:∧ ￣ /／i 〃´ ´￣ イ:.:./:.:.|ヽ､:./ l.|. まだ決まったわけではない｣
l.:.l|:.:.|l:.:.∧ /´ i} .／:.／i:.|:.| ｀‐--------‐
|.:.lヽ.| }:.:.|:.ヽ ､､ ／‐´/:.:.,'|:|l|
l:/ ',:| |:.:}:.:.|､＼ r､＿＿_ ／ｲ:/ ﾘ/| ___ , -‐'
＼ |´ ヾ l.ﾉヽ| ）ノヽ ',二＿,, 〉 ／／／ ／ .| |: : : : : : :
＼ ./ （ ´ {｀ ､￣￣, イ／／ ／/ i ﾉ: : : : : : :
＼ ＼ ｀／ /`､｀ ‐´ ／¨ヽ／ / ノ /: : : : : : : :
: : ＼ ＼ 〈 { / /￣￣ヽ } ／ ／ ／: : : : : : : : /
: : : : :`ｰ､ ＼ ＼∨ / /} |彡／ ／ : : : : : : : : ／
＼ : : : : :＼ ＼ ＼ヽ ヽ､ //i |／ ／: : : : : : : : : ／
, -‐──‐-､
／::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.＼ r‐-､
/::./ ::.::.::／r__-､::.r_‐┐､ .| l⌒ヽ
/} |::.:|::.::.／::/::/ ＼＼ﾉ .{.::.', | | |
. / || |::.:|::.//{ノt‐_─┘ ＼}. | | | ｢だが、可能ならば009は生かして捕らえるぞ！
| || ﾉ::.:∨代芝ｋ ｀＞ ＼ | | |
| || _彡ｲﾄ､:＼ }.| f⌒ヽ. ＼ﾉﾉ .,' 聞き出さなければならぬ事が、
| || }八_＼,＞ __ {ﾉ ノ ＞==〈 随分とあるようだ……｣
| |ト､ }::|:.ﾄ､ '⌒` ／¨¨´￣＞／ ﾊ
|. 八 ｀丶､ ﾉ从l ｀丶､_／|__, -‐ ´ // ＿ノハ
. V/´＼ `ｰ‐─……ト-ｧ‐v‐v‐|. // //¨¨´ _',
＼ ＼. r┴/ ∨ 八＿_／// ﾚ ／ ',
＼ ＼. lfヽ、ﾉ / o }／ ￣｀ヽ、 ./ ',
. ＼ ＼|| ｀ヽ{___＿＿__／ ＼/ ＼
/´￣￣ .|| ＿＿ノ} ＼ ＼
| || ＼ //¨¨¨¨´ ＼ ＼
| -‐八 ＼＿＿_,ノ/ ／ ＼ ＼
| ／ ´ ＼. ｀¨¨¨¨ ´ ／ ＼. ｝
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─── ─────────── ─── ── ─…
─────────── … ……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿ ＿＿
＿＿
／￣￣＼
／ _⌒ ＼
| （●）（●） ｢ところでよ。
. | ⌒（__人__） お前なら奴らに勝てるのか？
| |r┬| .}
. | ｰ―' } 見れるものなら見てみたいわ。
. ヽ } 決戦！やる夫 VS 龍騎！みたいなｗｗｗ｣
ヽ ノ
＿＿＿_
／― ―＼
／ ● ● ＼
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|
ヽ i⌒ヽ
/ λ ）
. ／￣￣￣＼
｢難しいだろうな。 .／ ＿, 、＿ ＼
……スピード勝負になるはずだお。 .／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
アクセルフォームやクロックアップと、 .＼ ｀ ⌒´ ,／
やる夫の加速装置。 /⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
どちらが早いかの勝負になると思う」 / ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.r-、 _００ /::::'┴'ｒ'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ｸ_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Lｎ:::r┘|.l _lﾆユ、 ./
.￣└r''"´］_ l| | ｒﾞ=ﾞ┐ |└ァ::/ / /
､ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / ／
. ＼＼｀´ |:::|. l| l 〈::/ ､ ! '／
＿＿＿_
／ ﾉ_ ヽ,,＼
／ ≦ﾟ≧ﾐ:≦ﾟ≧
| （__人__）| ｢勝負になんのかよｗｗｗｗｗｗ
| |r┬| }
| | | | } やる夫さんパネェッスｗｗｗｗｗ」
. |. ｀ﾆﾆ }
. ヽ }
ヽ ノ
＿＿＿_
／ ＼
「だかな。やらない夫。 / ─ ＼
力だけなら確かに及ぶかもしれないお。 ' （●） ＼
（ｌ､__） |
けれど、そういう問題じゃないんだ」 .⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
__＿＿
／ ＼
「強さは、ヒーローの条件は。 .／ ＼
……力じゃない。 ／ ⌒ ー ＼
| （●） （●） |
その事をやる夫は色んな奴から ＼ （__人__） ／
学んできたつもりだ」 ／ ｀⌒ ´ イ｀ヽ、
, ' ｀￣ ＼
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,. ,,,,,-;;{@};;;;-,,､
／;;;,'''- ― - ､;ヽ丶
/,.ri ! ﾄ l ヾ,.ヽ lヽ ヽ ／￣￣￣￣￣￣￣＼
ｉ| !ﾄ､ヽl､| '´!ﾚ;=ﾐ | lY,‐! | 水銀燈から…… |
|l l ﾚｲ,=ﾐ､ ´ ゞｲl ! !.:i ＼＿＿＿＿＿＿＿／
ヾヽｌゝゞ' ､ __ |l l rj|
!lヽ < j l |ｲ|,|
| i ヽ、__｀´ ,iｨ !_j | ,＿,＿__
| | ｉ!ゝ>,.二=ﾚ' >‐-,. =､-- ‐'":::::::;;ノ＿＿＿
|＿ii ＞-- ､ /::フﾆ--､j ::::::::::::::::::::::::::::::::::〆
_, -― ､ _|,.- ｨ薔7/.: .＼_/.＼_/／!r'⌒丶rﾆ ､__。 :::＞"￣ ~
ｧ:::::::::::::::::丶r' '7.::..::| _j/::. .:::::::::::::::.:.: |ｼj{_ - ┴､--‐'´
´イ:::, -ｬ／:::::|.::::. :「l.::::. :..::::::::､::/ヽl//7´ ヽ､ ｀ｰァ
ﾚ / ＼:::::ヾ:::..ヽヽ::::.. .:::::::.l ::. ::ヽ | ヽ._ l￣
´しｲ:::::::ゝ=oゝ>:::.-- ' :::::::| !:i::.:::::jヽ､_ __ , j
ｨ'::::::::::::::j.:／/:.. .::::::::::::. :::.!j.::::／ ! l l l ! l l |
／- ､::::::::／/ハl::::::... .:. :.:::::::.. ／ ヽj ! !l j | |
「￣二!〈ｨ::::// !l:::::::::::::.:.___:/ 丶'ヽ! ´
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〉从||||iiｰ''";;;;;;;;ｰ､ﾘﾘ
,r'~;;;;Lr'";;;;;､ '"ヽ ~' ､ii
.ﾄ VVVVVVV_ﾉ＼ /ｿ､;;;;;;;;;;;／::: ::ヽ:::ヽ
.＼ ＼ .i/､,, 'ｰiii~''",,,､ヽ- ､,,t::::
ﾊ ＼ y,,,,＝'';;'"´ ;;;;;;､r'--ﾐ:. ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
⌒≧ ／ ／＾＾＼〆 ､ ＼ t'" ;;;r'⌒''yｰ'" ::t | 隊のみんなから…… |
.彡 〆 ＼ ＼ ヽ i￣:::::ﾉ'ｰｲ;;;;,,,,_ｰ､ 彡|i ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
〃 ﾊ ⌒ ⌒＼ l | ヽ､ 'r=＝'"~,,)i'iii ﾘ:j
ﾙ从§ （●） （●） ヾ | . ', i;;;;r'"~~ ﾘ ｿ::／
乂§::⌒（__人__）⌒:::从ｲ i tｰ'--,ノ ／ ,r'
＼ ｀ー´ ／ ,iヽ, 二~-ｰ, ',､ ':::::
／ ＼ , r'''~|::::tｏ'''''"ｏ~j";;;､ -
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／￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| そして剣崎から…… |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
l .| !
ｌ | ｌ
/ l .ｌ
,r≦//ゝ.|イﾍ｀ヽ
/.:.:.:// l | |∨',.:.:∧ ／
/.:.:.:/ヽ / | ヽ∨ヽ.:.:ｌ ｳﾞｪｲ！
.:.:.:./ ＿ヽ | /／ﾊ :| ＼
|.:.ｲ´: : : :ヽィヽ〃￣ヽ.:! ｒf`ヽ
ﾄ.:.{: : : : : : } ｏ {: : : : :}/⌒/ ト ､
ヽ.:ゝ､:_:_:ノヽ- ﾍ:_:_:ノ:ゝ./ /.:.:./|
∨:|/／､ヽ ／ヽ:}/./ { ./＼ｲ/
＿_ヽ:/､ | ニニ //r≦¨ ヽ＿| ヽ }､ ＿＿
// |.:＼ヽ──ｲ .|/ ／/ /| ﾏﾍr‐ ､ ｀ヽ
| |＿__l.:.:.:.:` ー‐イ.:.:| / ./ / .| / /ヽ|::ヽ ∧
,. z≦＞ゝ ､.:.:.:.:.:.:.:.:.二ニ＝' ‐.| / /ヽ ! .{./::::::|ヽ:::|-､ ./
,. z≦ ／ ヽ＞ ´ __ / / ﾉ | |∨::::ヽ::::|/.ﾚ
,. z≦ /､ | ¨ | ./イ.:.:.:.ゝ─ ' ∨:::: ヽ| /
∨￣￣￣∨ .| .|/ .|.:.:.:.:.:ヽ` ー‐∨:::::::ﾚ
. ∨＿＿__.ｌ .| ｌ ｌ.:.:.:.:.:.:.:.＞─‐ゝイ
∨ l l l l | ／ ＼ ｌ ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／
━━ ／￣￣＼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
::::::::::.／ ._ノ ヽ､＼.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
...| （ ） （ ） ((● ((● ＼ 人人人人人人人 ／
...|∪（__人__） | ＜ ＞
...| | | }. ＜ 剣崎ッ！？ ＞
. | | | }. ＜ ＞
. ヽ |r┬-| / ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
. __ヽ `ー'´ ノ__
早く何とかしないと……
／￣￣＼ ＼人人人人人人人人人人人人／
／u_ノ ヽ､_＼ .＜ ＞
| ((●）) (（●）)| ＜ 最後ライダーだよっ！！ ＞
. | （__人__) | ＜ ＞
|ヽ |!il|!|!| / .| ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
. | |ｪｪｪ| } ＼ 人人人人人人人人人人人人人人人人 ／
. ヽu }. ＜ ＞
ヽ ノ ＜ サクっとみんなと並列にすんなよ！ ＞
/ く ＜ ＞
| ＼ ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
| |ヽ、二⌒)､
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ― ー ＼
｢だから今のやる夫じゃ…… | （●） （●） |
彼らには、絶対に勝てないお」 ＼ （__人__） ／
. ノ ｀ ⌒´ ＼
／´ ヽ
＿＿ ＼ 人人人人人人人人人人人人人人人人 ／
／ ＼ ＜ ＞
／ _ノ ヽ､_＼ ＜ 32歳が何から人生学んでんだよ！ ＞
| （ ）}liil{（ ） ! ＜ ＞
|. （__人__） | ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
| ヽ |!!il|!|!l| / j ＼ 人人人人人人人人人人人人人人／
|. |ｪｪｪｪ|. / ＜ ＞
ヽ ー‐ / ＜ 特撮と現実を区別しろよっ！ ＞
, -‐ (_) ヽ ｨ ヽ ＜ ＞
ｌ_ｊ_ｊ_ｊ と) i ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
￣`ヽ ﾉ | l
同列！？
剣崎は銀ちゃんたちと同列なの！？
.. ＿＿＿_
／ ― -＼
. . ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼
「でもな、やらない夫」 | ｀ ⌒´ |
. ＼ ／
. ノ ＼
／´ ヽ
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
「やる夫も、ようやく…… ／ （⌒） （⌒） ＼
| （__人__） |
アイツらみたいになりたいと、 ＼ ｀ ⌒´ ,／
思えるようになったんだ。 ./⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
期待してくれて、構わない」 / ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.／￣￣＼
.／ ＼
| ー ‐ i
| （ ●） （ ●）
| （__人__） 「ああ、うん……
| `⌒´i
ヽ. ﾉ …………頑張ってくれ」
ヽ ノ
.> <
| |
| |
因縁の決着がギャグやｗｗ
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─────────── … ……
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｀､ i ／"＼ i|.／ _,. | て
＼._＿ _i ./_,-‐-､｀､ /.,_-‐‐´ ｀､ :l （
￣.l /i'‐-､__ ｀､／_, - ､ _ ｀i |
i /::l ｀｀‐‐､＿ ｀'‐-、l :| ,,
.| .i:::::|=;;;;;,､__ ￣｀‐‐--| |-‐´ヽ ＼_人人人人/
／.i .i::::::| ＿＼｀｀‐-､＿ .| i .|ｒ´｀i | ） あっ！ （
＿＿／ .| i:::::/l代会i;､､ ，,￣｀‐‐--| i:.|そノ,,;‐ /^Y^Y^Y^Y^＼
｀ -､._＿ __| i:::::l__l ､又タ i ｀｀ﾆﾆﾆﾆ=;| i::l￣
.￣. .l l::::l .i ￣ , "´ .＿＿ l i:::l , ､ 「ゼロ……
.l i::::l i .ﾉ ,;行吉へ | i:::l,´,_ i すいません。これ、あの……
.i i.:::l .ﾉ｀､ く ､遊夕 .,| i i:::l､´ l
i i.::lノ_,,-ヘ ｀､ ｀ . ￣ｏ| i. i:::l丿 / 特撮の話みたいなんですけど」
.l i:::l￣／ |ヽ ｷニ､ u _| i. i:::l-‐´
.∧ i::l,/ | |:､ __,, i i. i:::l
i ｀, i::l .l l ´--‐‐ '""￣ / / /::/
（i＿-A i:l ＼＼ ___,,,;--‐/ ;:::::::ノ
| ノ==｀,|ニ i￣￣ /.ﾊ::::::/
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l:.:.:{ |:.:.:.|／:.:／‐ ´ /:./:.:.:.:.: .:.:.イ: .:./:.／|:. |:. |: .:.:..|:.|:.:{ 「トクサツだと！？
}:.:.:| |:.:.:.|:／ム＼＼/:./:.:.:.: .:.／,/ :./イ彡|:./ ./:.:.|:.:.|ﾘ`‐｀- 一体それは何だカレン。
/:.:/ヽ|:.:.:|＼ゝz.イヽ,'､/:.:.:.:.／彡/∠イ孑ﾌ/:.:/:.:./:.:/|
/:.,イ:.:.,:|ヽ:.ヽ ｀￣´///:.:.／（＼/ゝ匕ンイ:.::./:／ﾍ./|:l 日本には昔……
/´/:.／ }:.:.lヽ､＼ /' /／ { ｀./＼ ￣／-/＾i:/_〉 〉_|l
/´ /／|/＼｀丶／ ! ＼ ＼ ／:{ |: / /｀ :l￣￣/ ヽ .特別高等警察というものがあったな。
／／{ ｀: { {＼ __ 冫 ｀ヽ ヽ : l / /: : : : : : :/: : : : ＼ その組織との関係が？」
. ／: : : | : : ヽヽ ＼ ´¨ _￣｀ ∠: ヽ ｀∨ { : : : : : :/: : : : : : : l
／: : : : : :,-､ヶ :＼rヽ｀r‐ｰ─‐＜´-----ﾔ 〉 : : : : ,' : : : : : : ∨
／ : : : : : : : :r‐､）,-､ | |: :r｀──-── ､__ 〉 / : : : : : |: : : : : : ∨
／ : : : : : : : : : く卅>⌒: | |: : ｀＞─┬ 、 / / : : : : : : |: : : : : ∨
: : : : : : : : : : : : :簠ゝ: : : | | : : : : : : : |l: :i / /: : : : : : : :l: : : : ∨
// / /´--ミヽ. ／ｨ三ヽ ヽヽ
// | l /´￣ ｀｀ ￣´´ ￣ ヽ. l !
i ! :| |l ＿ i ! |
｜|| :|! l! l! ＿＿_ﾉ/ {／´￣ ｀ l | | | |
｜|!:l:l/l! |´ 二_￣´ _ z=ﾐ、 !| l!l! !
l l!:|:lﾊ! !7´ ,rcヽ ７=c、 ﾄ、|lﾊ!| |
| . |: ﾄ. ヒﾂ ヒﾂ ﾉ´,| l |
| : |: | ｀ ｰ ´ l ｀ ー' /| l ! 「えーと……
! :.|:. : ! u ! /.l: ::l!|
| ::l:: : |ﾄ､ ＿＿＿_, .ｲ´!: :l!:| 日本の、子供向けテレビ番組です。
／´￣‐ミヽ|: :: |:_.ﾐi.. ﾞー―‐ '´／/:/l: :lﾊ| ……アニメみたいな」
/ ヽl: |: ! ヽ＼＞ _,. イ:::/:/:::l: :/!
{ ＿＿＿ l: :|!: ! ヽ ｀ - ＿ﾄく/jｲ/.://
{￣＿ --― ﾄ:{ﾊ.l ヽ ,r‐.､{ヽ/:/
´-‐ ￣￣￣ バ ﾄヽ ヽ /ヽ:::.:l!//､ｰv--――- 、
＿＿ | | i＼ {- ､ Y:ヽヽ ヽ､＼ ヽ
. |::::::::::::::::::/.::::::/.::::::／.:::/.::::/:::/ｉ:::://.ハ:::::|::::|::::::::::l|::::::::!|
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ﾘ::::::::::::::::::|.::/:＿//イ/／:/.://.::/// ヽ:!ヽ! .:::::::l|::::::::!|
. /ｲ:::::::::::::::::|/.::: / ￣/ ¬/､//.:://〃´￣￣ヽ_ヽ:::::::ﾘ .::::八
. !:::::::::::::::::!::::,ｲ ￣ ヽ // i// / ／￣ 寸 }::::/.:::/i:| ヽ
. j:ﾄ:::r==､ﾄ､爪 (ツ 〉/' /'／ ｲ (ツ ﾘｲ:/.:::/ :|:!
. /jヽ|∨∧::ﾄ､ ー‐ ′ / |! ｰ─ ' //.:::/ ﾘ
/ / |:.∨∧＼ |! //.:::/ ′
. / / :|::::.∨∧:{＼ |! ノ/.:::/
. / /／￣￣￣ ﾌ＼ ,ｲ.::/ 「ハぁ！？」
! / ｨ ､￣.::∨∧::}｀ _∠二二ヽ_ ／/.::/
| | ! ∧::::::::∨∧! ＼ ー‐ ／}:::ﾊ:/
|,丿 | ! ∨ ::::∨∧ ` ／ |'ヽ }
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. |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|/.|.:/ｯ=/ｰ‐‐-ﾉ､ // .‖./:/. ‖ ／´ ｀ﾞﾐｧ |/l.:.:../.:.:.:/l.:.j `j
j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|. .!/《:. ,:-c;. ＼`､l/ .‖ // ﾉ ／. r ‐c, ﾘ ,l/lﾞ.:.:;/.:.:.::./|.:,! ＼
i.ﾄ.:.:.:,,-､...:.:.:ﾄ､ﾍ `. 弋 ･ﾉ `l/ .|. l / .／ ｲ. 弋 ･ﾉ ﾘ l.:.:/.:.:.:.:/ |.:,!
.ﾘ-ｯ|ヽ;;ヽ.:.:..`ヽﾍ ､_ _／ . .| |/ .l ､__＿ ノ //l.:.:.:.:./ |,!
. /j 入;ヽ;;.ヽ.:.:.`,＼`､ ｀ﾞﾞ￣ ﾉ. |! .//./l.:.:.:./ . .|!
/ ./.|;;;;;;;`､;;`､.:.＼ヾﾞ､. .l! //./.ﾉ.:.:/ /
／ ./ |;;;;;;;;;.ヽ;;'ヽ.:.:＼ ﾞ＼ |!, ノ..:/ /.:./
／ . / |;;;;;_,,ｨ"´ﾞ｀.ｦ.:.:.:＼ ヽ . |ﾘ .／/.:./ .//
'､ く,,--`""´ ,,,／`､.:.:.:ゞ＼ l! ｲ.:.:,! .!/ 「…………」
| l´ ,,,-;;"´`､;;;;;.ヽ.:.:.:＼`ｰ _＿＿＿_. ／/.:./l'!
. .l | r'´ヽ;;;;;;;;;;;;;;;>-"ヽl.:.:.:.|. .--"―――‐‐`‐ ／.:.:.:l.:.:| ﾘ
. .|. .| | .ﾉ､;;;;;;;./::::`､::::ﾍ..._,} ＼ ー― ／ |.:.:.:i / l,!
. .| ﾉ / ,l´ .ヾ､,/:::::::::`､::::ﾍ| ヽ_ . ヽ､. .／ {-､ |l
.ﾉ / } | ／｀"`――――ｯｧ｀`-､_. . ` ､ ／ ,-ｨ'' .| 入
レ i､___l／ ,,__＿＿＿＿ ノー―ヽ､` - ヽ､ .／---勹 __,,--| |从
. | ／ ／,-ー―亠ﾞﾞﾞ￣''ｱ￣￣￣| |￣￣￣￣ ;| |;;;;;;;;;;;;;{} ,!
/ ／ / ------- '";;;;;;;;;;;.;;;;;;;| |...;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;{} 入
::::::::::::::,:イfkァ.:::∠ミ 、V.:::／ ／.::::.:::: イ_＿__,／.::::／-‐ ¬.::
.:::::::／ff ／∠ vﾊ}イ ／.:::ィ7 /／.::::::／.:::::／-──‐ｧ.:::i
:::::/ {L/／{{℃ik}} vﾊ／.:::／ { ﾚ'/⌒`ｲ.::::::／_ ー──ｧ.:::/|
.::/ ＼メ、 ｀¨¨¨´ ｖ.:::イ ゝ一ァ' /.::／ _xkｧ=＝ｲ::::ﾑミ
:/ ｀ ｀三≡＝=一ｚl.:／ / /／ ＞'"´ _ _｣:/
′ ‐ =＝ｧ斗 ´ /L_ イ {{℃fL}{}
| / ヽ、ヽ、 ｀¨¨¨|l ,ｨ/
、 { ＼ ｀≧xz＝{彡ｲ:
::ヽ | ､ ｀ ｀≧´.:::: 「え……なんで！？なんでぇ！？
＼l ー=＝ニ二:::__::,::::
/` ‐- ＿ ／.:::::: 今なんでそんな話してるの？」
ハ、 ｀丶、 ／.::::::::::::
', ∧_｣三三ニ＝‐ .､ ハ ／.::::::::::::::::::
∧ /三三三三三＝=三L｣ ／／.::::::::::::/.::
/∧ /三三三三／ l ／イ.:::::::::::::／.:::::
＼ 人人人人人人人人人人 ／ .ノ:;:;:;:;:;:;:;::ヘ､,,,
＜ ＞ ／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;｀丶､
＜ フンギャーー！！！ ＞ ／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;｀ヽ ,-- ､ ＼ 人人人人人人人人人人 ／
＜ ＞ ,, ノ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ ''''''t__,ソ´ ＜ ＞
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i､:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ ＜ フギャギャー！！！ ＞
＿＿ ｨ´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|:;:;:;:;i ｀k:;:;ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;i:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;ﾄヾ､ ＜ ＞
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／: : : : : |:;:;:;:ﾄ:;､ | y:;:;|(｡)ヽ､｀ヽ ノ l ii ,ヽﾄ､ﾐヽ､: : ＼_人人人人人人人人人人人_/
／: : : : : : : : ＼f ヽ､ ヽ::|彡ﾉ ヽ / , ';;;;;;;' j: : : : : ） ゼロがご乱心だっ！！ （
/: : : : : : : : : : : ／ ＼'､ヽ _ノ二二ヽ / , ';;;;;;;;' j: : : : : : /^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y＼
／: : : : : : : : : : ／ ／: ヽ､｀ｰｰ==─'´ ／ ,';;;;;;;;;;;' j: : : : : : ＼_人人人人人人人人人人人人_/
／: : : : : : : : : : ／ /: : : : : : ｀ヽ ／￣｀ﾄy';;;;;;;'''ｿ j: : : : : : : ） 落ち着いて下さい、ゼロ！（
/: : : : : : : : : : : ﾉ＿＿＿,,〆´: : : : : : : : : :ヽ...／: : : : : ヽ､;;;;;! ヾ. j: : : : : : : /^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^＼
／: : : ´￣￣￣￣´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｿ´l { j: : : : : : :
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : / | | { j: : : : : : : : ――つづく――
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ガンパレード・メタル
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,=薔＝=､
,.-'"::::::::::::::::::::::｀ヽ､
ｌ二ﾆ/:::::::::::::::::::::::::::::,.-､::::｀ヾ､,.-─ｧ
|￣￣,/r､-,::::::::::::::::,r , ヽ::::::',｀丶/
|／ﾘ,/: ●}::::::::::::::{ ● ヽ::::ﾘヽ!
. ９．５話 やる夫・新たなる挑戦！（前編） 終 //::{ /:::,.-､::::::', }::::::|ヾ
/::::{ ヽ:::￣:::::::ﾉ /::::,ｨ:!
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みんな纏めてヒーローになるようです
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,
真面目に悪役やりたいのに周りのせいでできない星の下に生まれてるｗｗ
乙
ディケイドの鬼畜なところは複数人で戦うと武器化されて同士討ちになるところだと思うのｗ
今日、最後の仕上げ作業の時間とれなかったのでため
前後編に分けましたが、残りもすぐに投下しますので、お待ちください。
>>462から>>464で笑いが止まらんわｗｗｗｗｗ
すっかりお日様に染まっちゃって三十路がｗ
ルルの一人相撲がたまらないｗｗ
あのまま特撮という単語使わなかったらどこまで突っ走ってたのか気になるｗｗ
最近のライダーってどうだったっけ？
やる夫とやらない夫の立ち位置が逆になってきたなw
ウィザードは見てなかったけど、話で聞く限りだとそういう感じな気がする
平成は改造されるよりもどんどん体が変化していくタイプがちょくちょくいる
おい前半のシリアス全部どっかに吹っ飛んだぞｗｗｗ
>>276
最近のライダーの多くは、「敵と同じ力を源にして戦う」という方向に解釈されてる
最期まで勘違い出来ていれば、まだカッコついたものを。
兎に角乙どすえ
相変わらずシリアスとお笑いのふり幅がでかいｗ
とりあえずルルに関しては安心した。この様子ならお日様の下に引きずり出せるわｗｗｗ
サイボーグ009もライダーも原作者一緒なんだよなーw
だが最強はブラックRXだ
今回も面白かったです
月ェ……
黒い太陽…悪巧みしてるときの銀ちゃんですねｗ
腹痛ぇwww
とりあえず日本人らしく形から入ってみよう
みんなでライダーのコスプレして登場とかw
何はともあれ、銀ちゃんマジ太陽であるｗ
一気にルルのこと好きになりそうww
乙でしたー
『スイギントウ』は元気になるお薬よりもやっかいな代物だ なんせ
勝手に体内にズカズカと侵入してくる上に中毒性も高く用法用量も守らせない
やる夫さんみたいになってしまうぞ！
ルル配下のサイボーグを72時間連続ライダー視聴で教育しようぜ
ルルの配下にサイボーグはいないんじゃね？
やらない夫が5人は自分みたいな第五世代かいじくった人間っていってたし
相変わらずセンスがずば抜けてるなー乙でした
むしろそのコマのない夫の表情の方がｗ
乙でした
ゼロのご乱心に超爆笑したｗｗｗｗ
http://www.fuuzoku-kansai.com/yama.html
クオリティアップのためもう少々お待ちくださいね。
後ほんとチョットなのですが、土日仕事なので、土日も無理かもしれません。
最悪でも代休の火曜には投下致します。
の精神で明日を待ちますｗ
確かにいいものやね……（あきらめ）
黒幕枠は大変やね
21:30位から始めます。よろしくお願いします。
投下内容は ９．５話（中編）。150レス位です。
＿＿＿_
／ ノ ' ヽ＼
／ （≡） （≡）＼ やった！
／ /// （__人__） ///＼ 最終回が３度も楽しめるお！
| |::::::| |
＼ l;;;;;;l ／l!| !
／ `ｰ' ＼ |i
／ ヽ !l ヽi
（ 丶- 、 しＥ |そ
`ー､＿ﾉ \xAD堯\xA1l､Ｅ ﾉ <
＼人_从人__从_从人_从ﾉ／
） ゴメンナサイッ！（
／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒Y＼
＿＿
.-´ ｀｀ヽ
／ ヽー ｀ヽ
/ ノ （Ｏ ）ノ￣￣｀ヽ、―ニ
/ （●） __）⌒/ ´｀ヽ _ 三,:三ー三,:
| ::⌒（__ノ/ ノヽ--/￣ , ｀ ｀￣￣￣
。ヽ 。 ）( }. ...| /!
ヽｏ （__ン }、ー‐し'ゝL _
人 ー jｒ--‐‐'´} ;ーー------
/ ヾ---‐'ーｒ‐'"＝＝
把握全裸待機
なんかノリ過ぎてて、書けば書くほど内容が増えて行きましたｗ
いくらでもバッチコーイ
楽しみが増えるだけなのになぜ謝る必要があるんですかね？
まだまだ行けるね（ﾆｯｺﾘ）
激しく同意
きっと３度というのが嘘だからじゃないですかね？
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! ヽ ／/ _,､_,､_,､ヽ/ /
メl ヽ-´_,ｒ=っ" ●ヽ.:.:.} /
/ ヽ_ il|＞ ~´='~ ヽ <.:.:.:.:〉
,! ||l ｀ー--=´ Gunparade Metal
/ ,川 , .ﾉ i
/ / ／ ／/ / ｌ | みんな纏めてヒーローになるようです
{ / ／ .／:::/ .∧ / / i
_＿....,,j / ／ > > ./ ハ / / ９．５話 「やる夫・新たなる挑戦！（中編）」
ヾ､ ﾊ i / /／ .:人 ﾊ
∠＿＿ゝl/. ′ .::／ ＼ ﾊ
｀ 、_ ／ ＼ｌ
｀ ー ､７／ ´
ヾ M-9
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l:::::::lｰ‐ ヽ r‐‐ 、ヽv{И /ヽ
l::::::::｀ヽ__V ＼＼ / } この番組は、ご覧のスポンサーでお送り致します
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l::::::::::::::::::ヽ、 /l ｌ_/
ヽ::::::::::::___,ィﾆ−ィ｀´ ﾚ{ やる夫板?
}＼::::{∠／￣/ /´
ハ::::＼￣_＿∧＿/ RPG系AA物語まとめるお
__／ ￣￣＼二＞｀￣ハ_＿__＿__
_＿＿__,＜::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ l::::::l:::::::｀ヽ:::::::｀ヽ やる模
／::::::::::::::::｀ヽ::＼::::::::::::::::::::::::::::::＜ 二二 > 、l::::::::::::::',
::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::ヽ::::::::::::::::::／ ／彡ゝﾟ〈_ﾉミ>::::::__::::::l やる夫AA録２
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川沿いの工場跡に赴いたやる夫は、敷地内に入るや否や、早々に懐かしい顔を見つけてしまい、
無意識に一度、目を背けた。
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¬冖 ￣ ￣￣￣¨¨¨¨¨¨¨ 冖冖冖¬¬¬======―――----ｚ＝‐- '''"´...┴.........''"´..........
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ｲ:::ハ::|::::V十rfﾘミ｣:::/// , //ｨf≧=ﾍ小/. :ｲ: :ﾊ:ﾄ､
}/ ｌﾊ:::::ヽ､近Ｚｿ|/メV/7/ｰﾍ北シメ/. :/ }/ }{
ノ′ |ヽﾄ､:::ヽ i{ ノ′ /. :/.ィ:! ｀ 「待っていたぞやる夫。
|:::ﾊ:::ヽﾄ＼⌒´ ﾉ! ／: :ｲ: .ｲ:l
|/ }::|::::＼ ､＿＿＿_.ノ イ: ／i |/ ﾘ 久しぶりだな」
}! |ハ::::::i＼ ｀二二´ ／ｲ:!: ﾊ::{
}从Li｣ ヽ、 ∠＿.｣｣:::{ }:l
ﾄ--Ｔ r‐｀´─┐|‐‐ｲV .ﾘ
}_ﾊ_｣ |: : : : : : :| L｢!｣
__ノf7/,ｲ |: : : : : : :| ﾄ斗ﾄ､‐-､＿＿
＿＿＿
／）／ノ ' ヽ､＼
「おう。 ／ .ｲ '（●） .（●）＼
. /,'才.ﾐ). （__人__） ＼
……お前顔変わらないな。 . | ≧ｼ' ´ ⌒｀ |
すぐわかったお」 . ＼ ヽ ／
やる夫の仕草に気づかぬままルルーシュは、人の悪そうな笑みを浮かべてやる夫に話しかけ、
仕方ないと言わんばかりに、やる夫も言葉を返す。
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::l
//::/:l:::::::/::::::;/:::/::::;ﾍ::::::::|::::::::::::::::}
／/:::|:::l:::::;ﾍ/, '/:::/:::/ |::::::l:::::::::::::::;'
/|:::l:::l/:/≠､/／／ﾆ￣ﾘ:::/::::::::::::::l
{ |:ﾊ::|:::l ゞ‐'' ／ '"てﾉﾝ/:::::::/｀i;':|
l' |l::::! ! ﾞ"/;::::::; '_..'´ﾊ{ 「…………
|::ﾘヽ _ ／/:／/::l::/
l;' |:;ヽ ｀ _,. /'´ _/::::l:l 一人か、お仲間はどうした」
!' ｀ｰニ-‐_''"´/イ:l!'
_,|l￣|| _,=_: : :| `
,.. -‐'''''""´ !l: : |l "}{｀: : :＼
/:: : : : : : : : 〃: 〃: : : : : : : : :`- _
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
「やらない夫は置いてきた。 ／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
はっきり言ってこの戦いには、 ＼ ｀ ⌒´ ,／
ついてこれそうもないからな」 /⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
／ / /:＼ ／: : : : :丶 | ＼
＿ ,,..-''''~ i i: : : : ＼ / : : : : : : : :`、 | ''''ｰ- ,,,＿＿
＼￣￣ . . . : : :| L:_:_:_:_ヽ:_＼、 /:_:_/:_:_:/_:_:_:_:| | ＿＿＿＿／
`"""''''---イ | F======================7 | ''''ｰ- ,,, ＿_
／ | | | | . . : : : : : : ,,.. ／
／ . : :| F三==================三.| | . . ＼ーー -"
／ . . : : : :| .| x-＞-,, _,,..-＜~、| :|. . . : : : :'''ｰ- ,,,＿
＿ ／. : : ,,..-'''': : :| |'"ｲ┘~`iｰ' `ｰイ~)￣) 7| : : :|: : : : : : : : : : :／
￣￣￣ .／: : : : | .| .ゝ---" .::::::::::::::::. 弋____ﾉ' .| : : :|: :----- '''"~
__ .／: : : : : :／| |、 | ./| : : |-='''~ ＼ 人人人人人人人人人人人人人人 ／
` ---- ''""''": :| |ﾍ ..! .ﾊ| : : ﾄ---' ＜ ＞
￣￣￣.| .├.ゝ, --- ./`/: : :/＞ ＜ お前はどこの天津飯だっ！！ ＞
| .|ヽ、＞ 、.（ ） ,＜|__/: : /| ＜ ＞
| .| ＼!__＞ 、￣,,.＜_ -" /: :/ .| ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
＿＿ - | .| ＼￣ ` " ,,..-'~/: :/ |＿
,-- - ~ | | `i-i- ''"~ /: / .-..,＿
/ | | .| | /:/ ￣ -
. |::::::::::::::::::/.::::::/.::::::／.:::/.::::/:::/ｉ:::://.ハ:::::|::::|::::::::::l|::::::::!|
. j::::::::::::::::::|::::::/.::::://. ::/.::;:ｲ.:://.::/// i :::|::::|::::::::::l|::::::::!|
ﾘ::::::::::::::::::|.::/:＿//イ/／:/.://.::/// ヽ:!ヽ! .:::::::l|::::::::!|
. /ｲ:::::::::::::::::|/.::: / ￣/ ¬/､//.:://〃´￣￣ヽ_ヽ:::::::ﾘ .::::八
. !:::::::::::::::::!::::,ｲ ￣ ヽ // i// / ／￣ 寸 }::::/.:::/i:| ヽ
. j:ﾄ:::r==､ﾄ､爪 (ツ 〉/' /'／ ｲ (ツ ﾘｲ:/.:::/ :|:!
. /jヽ|∨∧::ﾄ､ ー‐ ′ / |! ｰ─ ' //.:::/ ﾘ
/ / |:.∨∧＼ |! //.:::/ ′
. / / :|::::.∨∧:{＼ .u |! ノ/.:::/
. / /／￣￣￣ ﾌ＼ ,ｲ.::/ 「ど……どうしたカレン」
! / ｨ ､￣.::∨∧::}｀ _∠二二ヽ_ ／/.::/
| | ! ∧::::::::∨∧! ＼ ー‐ ／}:::ﾊ:/
|,丿 | ! ∨ ::::∨∧ ` ／ |'ヽ }
/ |／ ￣￣￣ ﾌﾆ=──` 、 ／‐=＜二i|
. / ´ /￣￣￣ ﾌ三三三||三三三||三三i|
ヽ: : : : :,.. : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
ﾄ､ _＿＿ ＞: :/ . : : : : : : : : :′: :ミﾐヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼
ヽ .: : : : : : : :/. : : : : : / 三ミヽ彡三ﾐヽ: : : : : : : : ::!: : : : : :ヽ: : : :`ｰ---イ
＼: : : : ::/: : : : : : / ´ ￣￣￣￣￣｀ヽ: : :U: :: : ::!: : : : : : : :＼.:.:.:.:.:.:.∠
ヽ _＿＞-イ: : : : : :.:/ u ＿ ...',: : : : : : ::l＼: : : : : : : : ＼:::::／
/: : : : : : /,. -‐=＝､ﾆ二二＿ ...,: ',: : : : : :.l |.:.:.:.:.: : : : : : :＼
././: : : : :.∧ 二ヽ ｀¨¨¨ ,＞=そ1: : : : :.l＼|:.:.:.:.:.: : : : : : : : :＼
/:/: : : : : /: ﾊ Y心ヽ ｨｲ 千rﾃ11: : l:l : ﾄ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.::::::::::／
/:/1: : : : /l:/: ﾊ.廴ｿ ヽ弋辷ｿﾉ.:.:.:.l:l::::l ):.:.:.:.:.:.: : : ＼￣ 「す、すみませんゼロ……
／|/: l: : : :/:.:l: :/ 1, , , , , , , , , l.:.:.://.:.:レ': :.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : ＼
￣|:/ l: : : l: :::l:::l _人 ヽ u .l.:.://.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : :／ こいつが有名なアニメのセリフを
l: : : l: :::l:::l::::ノ ヽ ﾏ ￣｀ヽ /::/.::::::::/.:.:.:.ヽ ￣ ￣ ￣ 口にしたので、ついついツッコミを――」
l: : : l: :::l:::l l＼ ヽ ＿ノ , ｲ::/.:::/l:/:::::::::::::::＼
＼: l: :::lヽ! ノ:: : > _,. ィ´ //.:::/ﾆﾆ7⌒ヽ::::::::::＼
＼: :l ￣ 「V //.::77／.::::::::〈 ￣￣
／.::::::ヽl.:::::::::::::`ｰ---1::l//.:::://.:.::::,. -┴……‐- ､
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:://.::://.:, ィ´. :.:.:.::::::::::::::::::::::::::`ヽ
o
O
ｒ'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'◯'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'ヽｒ'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'
--
´ ヽ
. / :.
′ .
{ _＿,, {_
, ､ ’ ﾉ ヾ ＾:,
｛{ミ x¨´ 彡 ⌒ L〉
ヽ` ’Lzﾁ ’´" r）/ ○
, }___, /＾´ ＜ ﾄﾞﾔァ .γ ´⌒＼
. ヽ ｀ﾆ" ／ ト l＼＿＿ ⊥
} ｰ /, | ヽ _ _＿ l∂´οο/ ……
ノ i. / { ｀`__/ ´ ゝ● σ ﾉ
ｒ'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'ヽｒ'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'
::::::::::::::,:イfkァ.:::∠ミ 、V.:::／ ／.::::.:::: イ_＿__,／.::::／-‐ ¬.::
.:::::::／ff ／∠ vﾊ}イ ／.:::ィ7 /／.::::::／.:::::／-──‐ｧ.:::i
:::::/ {L/／{{℃ik}} vﾊ／.:::／ { ﾚ'/⌒`ｲ.::::::／_ ー──ｧ.:::/|
.::/ ＼メ、 ｀¨¨¨´ ｖ.:::イ ゝ一ァ' /.::／ _xkｧ=＝ｲ::::ﾑミ
:/ ｀ ｀三≡＝=一ｚl.:／ / /／ ＞'"´ _ _｣:/
′ ‐ =＝ｧ斗 ´ /L_ イ {{℃fL}{}
| / ヽ、ヽ、 ｀¨¨¨|l ,ｨ/
、 { ＼ ｀≧xz＝{彡ｲ: 「またかっ！
::ヽ | ､ ｀ ｀≧´.::::
＼l ー=＝ニ二:::__::,::::: やる夫。貴様どういうつもりだ！？」
/` ‐- ＿ ／.::::::
ハ、 ｀丶、 ／.::::::::::::
', ∧_｣三三ニ＝‐ .､ ハ ／.::::::::::::::::::
∧ /三三三三三＝=三L｣ ／／.::::::::::::/.::
/∧ /三三三三／ l ／イ.:::::::::::::／.:::::
＿＿＿_ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
／ (● ) ﾍ＼ ・
| （⌒ (● ) ｜
ﾍ ￣｀､__） ｜
ヽ ｜
.／∩ﾉ ⊃ ＿／
＼ 人人人人人人人人人人人人人人 ／ .／.／ ＿,) ｀丶
＜ ＞ .(＿__／ １ |
＜ 不思議そうな顔をするなっ！ ＞
＜ ＞
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:＼:＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:. :. :.:.:＼:.`ニﾆ=ｰ
/.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.: .:.:.:.:ヽ:.:ヽ ヽ :.:.:.: ..:. :.:.＼:.`ｰ-､＿
/:.:.:./ .:..:.:. /:.:.:.:/:.:.:|､＼ :.:.:.:.ヽ :ヽ ヽ :.: .:.:. :.:.:.:.＼￣
/.:.:./ .:.:.: /:.:.:.:/ .:.:.:| ＼:.＼. :.:.l :.:| :.|: .:.:.:.:ヽ:.ヽヽ:.:＼
/:.:.:.|l .:.:.:. /:.:.:.:/ .:.:./| ＼:.＼:l :.:|: .|r ､:.:.:.:l|:.:|:.|｀ヽ､`ｰ､＿
ﾉ/|:.:.||: .:. /:.:.:.:/ :.:./|:.| ∠弌ヽl .:.|:.:| ﾉ.:l:.:.|:.:.|:.| ￣
／'´ |:.:.|l:. :.:.{:.:.:./ :.:./ .|:.|_／／_j },ﾉ|:.:.|:.:|/|:.:.|:.:.|:.:.|.i|
l:.:l ヽ:.:.|:.:./ :.:./､ |.l´彡＞＝´ |:.:l:./l }.:.|:.:.l:.:.l|ﾘ 「貴様の仇が目の前にいるんだぞ！
|:,' ヽ:|､{:.:.:.{,孑ゝヽ､ /イ/// ｲ/ヽヽ:.`ｰ-､_ そのふざけた態度はなんだと言っている！」
{l ヽ{ヽ ヽ¨´| ´ ／/ / ヽヽ￣
ヽ、 ヽ.{:.:.|ヽヽi! ＿ ,＿_ ∠ ／／',
|{ヽ{ |:.｀＞ ､ ／＝＝＝Ｆイ´: : :ﾍ
｀ }ノ ｿ ﾝ ｀ ‐´Ⅵ: : : : : : :||: : _∧ : :ヽ
_ - ‐´──=＝￣冫||: : : : : : ||: （(升〉〉 :＼
詰め寄らんばかりに激すルルーシュから、顔を逸らすようにやる夫は半身になり、
ポケットから煙草を取り出して、火をつける。
＿＿＿_
／ ＼
／ ＿ノ ヽ__＼
「……よくわからない奴だお。 ／ （─） （─ ＼
| （__人__） │
憎しみの籠った目つきで ./ ∩ ノ)━━／【】[] ｼｭﾎﾞｯ
糾弾でもして貰いたいのか」 .( ＼ ／ ＿ノ´.| | □
.＼ " ／ | 二⌒)
＼ ／
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
「特殊な性癖を満たす事を .／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
期待していたならすまなかったお。 .／ （●） （─ /;;／
| （__人__） l;;,
そういうのはやる夫を入れず、 / ∩ ノ)━・【】[]
ソッチの女の子とでもやっててくれ」 .( ＼ ／ ＿ノ´ □
.＼ " ／ (⌒)
＼ ／
_ ':.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀`ヽ､
／:.:.:.／:.／／:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.＼
, '.:.:.:.／:.／／::..:.:.:.／/.:.l.:.ヽ:.:.ヽ
i:.:.i:.:/:.:.:///l:.:.:.:.:／:./|:.:.ﾊ:.:.:!.:.:.:.:.'.
l:.:.|.:.|:.:.// l l|:.:.://∠/:./__',:.:|:.|:.:l:.:.',
|:.:.l:.:l:./7/|!‐|:./// 〃/‐‐-ヽl:.!.:.|:.|:l
}:.:{:.:.|ｆ仆ｽ7ﾐ|{/ ｝ /´tｆ匁ﾇヾ〉!:./:.lﾘ
/:.:.',.:.',￣￣ ! i| . ￣￣ ,':./:.!:.|
./:.ﾊ:.:.ヽヽ ___ ﾉ:/､:.|',| 「……下手な挑発でもしているつもりか？」
／}/ '.{ヽ＼ 〃 ‐:. ヽ /://}|:.} ヽ
ﾉ ヽヽ＼ゝ ／ｲ´ﾉヽ
}l:.:.l:.:｀丶、 イ:.:.l:.:/
ﾘ',:.|:|:.:| ｀ - '´ |:.l:.|:.{
ﾘi:.|:r´- ､ ＿＿＿,lヽ:.{:|
／｀ー -r､,--､-､-┴ ､ヽ
＿＿＿_
「何怒ってるんだおルルーシュ。 .／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
オメーはやる夫がこういう奴だって、 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
14年前から知ってんだろ」 .| |r┬-/ ' |
＼ `ー'´ ／
＿＿＿_
／ ＼
「ていうかゼロってなんだ？ ／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
ルルーシュってのは偽名で、 | （__人__） |
そっちが本名か？」 .＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
煙と共に溢れ出るのは、ルルーシュの知るやる夫の言葉そのもので、
ルルーシュからしてみれば、異様としか思えない言葉であった。
//V:ｌＷ V::.:.:.l::::::.:.:.､:.:./:::::::::.:/:::.:.／:.:.:.:.:.:｀ヽ､
/::lﾍl:.ｊⅣ/ﾚ:.:l/|:::::.:.:.:|Ⅵ∨:::.: /:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〉
／'/i::::::::::ｊ/::::::.:.:.:.!:::::::::::!/:l/::::. /／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
〃|::::.:::::::::::::.:.:.ｒ'{::.::.:.::.ｊ':.:l:.:::〃:.:.:/:.:;.-‐ /:.:.:.:.:.:.:.!
/ ｊｲ::.::::::.::::::.:.:.! ｌ:.:.::.:.:.:.:.:.::;ｨ:.:__:ｨ/X_／／:.:.:.:.:.,ｊ
/ ｊ:.:.:.::::.:.:::.:.:.ﾑヽ:.:.:.:.:.:l:.|:.!|「 ｨ冬‐彡ﾝｨ:.:.:／〃
. |:.:.:.::.:.:.::.:.:.′｀ﾊ:.:.:|:.l:.|:.!ﾘ ﾍ礮ﾄ｀／:／:./
ｊ:.:.:.::.://:.:.l { ﾍ:.:|:.l､ﾄﾐ ｀ _彡:.ｧ:.:./
ｒｙ'/:.:.:.//:.:.:.l ､ヽゝ! ´￣ V:.:.:/
_l'ｨ／:.:ﾙi:!､:l:| 丶 ＿_ 〉/ 「…………」
/ ´￣´/＾ﾞ{=ｷ!= ､ ヽ ￣､｀ｙ- ''´l/
. / l い‐- ､/ ＼ ／
/ l l | 》､ 、´
_／ ＿ ｌ l | 〃 ＼＼
違和感を飲み込んで、ルルーシュは言葉を続ける。
,...:.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:..:.:.:.ヽ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.l:.:.:.',:.:.:.:.:.:.＼
/:.:.:.:.／:.／7.l:.lヽ､ヽ.:.:.|:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:､.ヽ､__
l.:.:.:./:.:./:./:l:.|l:.| ∠ヽ:.}.l:.:.|:.:.:.:.:.:.:.|:.|￣
l:.:./:.:./:././|:.l ||l/ｒｆ伐ﾐ|:.|:.:.l7ヽ.:.:.:.l:.{ 「お前の仲間がそこに
|./:.:./:./:∠|:.|/| /.,ゝ‐'7:.l:.j j /:.:.:.:.l|',｀ 潜んでいる事は知っている。
|l:.:.:.|.:.|:.仆.|:.l i! /ｲ:/ r´:.l:.:.:.||ヽ
l|',:.:.l:.:.i.:.l㌣l,'} //:/ ﾉ ﾘ⊥＝〒＝==､ だが、手出しはしない事を保障してやる。
/ ヽ{.:.|:.:.ヽ '、 _.. --.. ／￣ || |
ﾉ ヽ{ヽﾄ｀ヽ､ ／ || | 生かしておいて障害になるとも、
ヽ ヽヾ|:.ﾉヽ／|| || | .思えんからな」
/´ ヽ ||_ -‐彡＝キ¨ ト､
／ ＿//＿＿＿＼_ ＼
//. : :// ／.::::::::::: . :. :.:::::::::::::::::｀丶、
//. : :,' ,′ '.:::: : : : :: .:: .:::.:::::::::/: :: :::: .: ヽ、
//. : : :{ { /.::::::: .:: .:: .i:::/|::::/::::/.://.:i:::::.:. ::ﾄ＼
, .′. : : l |'.:::::::::i::::::::::::ﾚ≠ミﾒ>'ﾚ':/从i.i::::::.:iﾍ ｀ ,1
i{ : : : : : l |:::::::::::|::::::::::::ﾄ､{ﾄ少 /ｲ/f=ﾐ」:::::::ﾄ::} / {
ｌｌ: : : : : :l |:::::::::::ﾄ､:::::::::| ノ' ｀㌣1:::::::! }! / ,い 「……決着をつけるぞ、やる夫。
||: : : : : :vﾍ:::::::::{ ヽ､ﾄl ､_ -─┐′}:::::!:! / / :! !
ﾘ: : : : : : ヽヽ::::::ﾄ-rﾍ 仁二､｀{ .ｲ:::::从 / /. : | | 14年前の、決着を！」
{: : : : : : : : ヽヽ::|::::} ヽ. ヽ＿,ﾉ//| }:/ / /. : : |/
,． -┴: : : : :、: : : ヽヽ:::| __ ｀ .￣´∧:| |' / /. : : : ′
. ,: : : : : : : : : : : : :ヽ、: : ヽ`く__ 二ニコ７´ ｀ __,/ /. : :／
/. : : : : : : : : : : :「 丶、: : :ヽヽーrｲ V⌒ヽ＿ .. -‐ ¨´/ /. :／
_,厶-‐-: : : : : : : : :{ {丶 二二 >、｀} ﾏﾍ , ' /:／
. :´: : : : : : : :｀ヽ、: : : : ､ ､: : : : : : : : : :ヽ| L ｀、>‐┐／／´
'⌒:ー‐＝‐-: : : : : : : : : :､ ､: ＼‐､: : : : : ｀ ー└'─'ーｧイ／7ー─ ､
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽヽ: :ヽ ヽ、: : : : : : ー＝＝彡'. :/. : : : ,: : ヽ
. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽヽ: :＼ ヽ､＿＿_: :-‐- ､: : : : : : ／/: : : ｀､
ー=＝＝=‐‐-: : : : : : : : : : : : : ヽヽ : ＼ . : :⌒丶、 ー '´ 厶: : : : :｀､
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽヽ、: ｀¨¨¨´: : : : : : : :｀¨¨¨¨´: : ｀ ー─へ、
ｆ⌒ヽ、: ,: -‐-:､: : : : : : : : : : : : : : : >､＼ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヾ､
ヽ: : : :ヽ: : : : : : :マ二二二二二 . -‐ヘ ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ、
邪魔立て無用と断りを入れ、滾る気持ちを抑えられぬような声量で、
やる夫に宣戦を申し入れる。
_ ,,... -‐ '' "´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ￣: :冖¬ ､
＿＿＿_└ｭ==========ュ=========================================＝＝＝＝＝＝＝＝ｌ
||￣￣￣￣|: : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : ｀l ||
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : ┌┐: : : :||: : : :┌┐ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : :｢l: : :| ||
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : ｜｜: : : :||: : : :└┤ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : :|｣:.:.:.| ||
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : └┘: : : :||: : : :└┘ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ||
|| ＿＿＿|: : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ‐r― ―‐||――
-‐.. ||-{三}三三|＿＿＿: : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | -|:.:.:.:.:.:.:. ||:.:_...-
¬冖 ￣ ￣￣￣¨¨¨¨¨¨¨ 冖冖冖¬¬¬======―――----ｚ＝‐- '''"´...┴.........''"´..........
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￣￣￣¨¨¨““““
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
「…………？」 | ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
そんなルルーシュの昂ぶりを、理解できぬかのように、
やる夫は困った顔つきで、ポリポリとコメカミを掻いた。
＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
「まあいいか。 ／ ⊂二 > ））
やらない夫、でてこい。 / ⊂ ｿ |
l | /
お前いるのバレバレみてーだお」 （ Ｕ |
＼ 〃_／
ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／ >'⌒￣￣､,＼
三 三 / ＼
三 マジかー……大丈夫か？ .三 / ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
三 俺、狙い撃ちされそうじゃね？ 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
「よくわからないが…… ／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （●） （● /;;／
大丈夫そうだ。 | .u （__人__） l;;,´|
なんかやる夫と勝負したいみたいだお。 ./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
決着をつけるぞ――だとさ」 .＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／
三 三
三 へー。お熱い人なのね 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
＿＿＿_
／ ＼
「単純に疑問なんだがルルーシュ。 ／ ─ ─ ＼
お前何で決着なんて望むんだお？ ／ （●） （●） ＼
. | .u （__人__） |
やる夫が思いこそすれ、 ＼ ｀⌒´ ,／
お前が思うことじゃなくないか？」 .／ ー‐ ＼
|::.::.::|::.::./::.: /::.::./::.:/::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.:|::.::.::.::.::.::i::.::|::.::|::.::|八
/!::. : |::.::i::.: /::.:::/::.:/::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.:/::.::.::.ヽ: : |::. |::.::|::.:ﾑ .＼
. /イ::.::.:|::.::|::.:i::.:::/::.:/::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.:/∧::.::.::.::i::.:|::. |::.::|::.i八
/／!::.::.ﾊ : |::.:|::.::i:: /::/::/i::.::.::.::.::./:／/ ヽ::.:::.|:: |::.::!::.::!:ﾘ
. / 从::::::.Ⅵ:: |:::.::./::/!:/ .!::.::.::.::/:/ / ／ ヾ:::Ⅳ:::/::.://,!
/:人::.::.::∨ :!::.::iｨ㍉ X_」::.::.::://ｨ´,ｨ≦ニ,スｫⅣ::/::.://:/
. / ∧::.::.:∨Ⅳﾑ戈:歹≧!::.//〈く壬ｨ≦戈:歹ｲ::/::.:/〉!/
. / ヽ::.:: ∨{/´￣￣彡ｨ/ｨ⌒ミ=-ミ ￣￣ /:/:.:://:/ 「…………まるで貴様が、
{ ヽ::.:Ⅵ＼ / .::| -=彡イ::/::.｛ 決着を望んでないかのような口ぶりだな」
）八ト.､ヽ ::| イ::.::.:/!::.|
／/ |::.::.:::＼ _`,＿ ／::.:::i:::{爪:|
. |:::ｲ::.::.::}ﾄ､ ／ , --.､ ヽ ／!ﾊ:::::::|: |八j!
. |/ !::.:イ ! ヽ .,ｲ //∧: |八
/ . ﾚ' /＼＼ ＞-＜ ／ｲ/ .∧＼
. ／ / .＼＞== ==＜／ ∧ ＼
. ／ !{ / / | ヽ 〉 ＼
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
「別に望んで無い訳じゃないが、 . ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
そこまで重要なことでもない」 .| ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
./ . : . : : / /: . ／: :／/:/_ｊ: l: . : :l: : : : : : ヽ
/ . : . : : / /: : /: ／, 彡'´ 丶ﾄ､: /: : : : : : : :ﾊ
ノィ :/. : :/:,/ : ,/ｨ, ｒ〃.ィ≦￣｀７ｿ: : : : : : : : : ﾊ
. ./: , : : :l /l:≦ﾒ!l{／ ´ {‐彳） /:/ : : : : : : : : :｜ 「重要では無い、だと……？
, :/l: . :,:l':ｨl'ｆｒ!iﾉ/ 三￣￣ /:/ : : : : /: : : : : l 貴様を裏切り――
l/ 'ｌ: ./: : ｌ￣〈 、 ノィ: . : : : ム: : : : /
′ !:/: : : ! ､,.=＝ニ二} /: :／:／⌒｝ : : l .貴様の兄と恋人を奪った俺を、
.l': :|: : ﾊ ヽ:/ ﾉ /／:／ __彡': : :! l 憎んでいないとでも言うつもりか」
ｊ: :ﾊ: :l: :ヽ { ／ /´￣ __//: : : : : トl
/'´ ハ:l／ l＼ ｀ﾆ´ /:/ : : : ﾄl _,,.. -‐
l:ハ!. l:,l ﾍ ＿_ ﾆ´＿__/´l: : : :トl-‐ '´: : : :
ﾉ′` .ﾉ''l: ｆニニニl「￣:ﾊ￣￣!: ／: : : : : ／
∩＿
〈〈〈 ヽ
＿＿_＿ 〈⊃ }
／:::＼:::／::＼. | |
「んな事言うかボケ！カス！シスコン！ .／ <●>::::::<●>＼ ! !
コスプレ趣味の変態野郎！！ .／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼| l
| |!!il|!|!l| | ／
その件やる夫はお前を許すツモリは ＼ |ｪｪｪｪ| ／／
ちっともねェお！！」 / ＿＿ /
(＿＿＿） /
::::::::::::::,:イfkァ.:::∠ミ 、V.:::／ ／.::::.:::: イ_＿__,／.::::／-‐ ¬.::
.:::::::／ff ／∠ vﾊ}イ ／.:::ィ7 /／.::::::／.:::::／-──‐ｧ.:::i
:::::/ {L/／{{℃ik}} vﾊ／.:::／ { ﾚ'/⌒`ｲ.::::::／_ ー──ｧ.:::/|
.::/ ＼メ、 ｀¨¨¨´ ｖ.:::イ ゝ一ァ' /.::／ _xkｧ=＝ｲ::::ﾑミ
:/ ｀ ｀三≡＝=一ｚl.:／ / /／ ＞'"´ _ _｣:/
′ ‐ =＝ｧ斗 ´ /L_ イ {{℃fL}{}
| / ヽ、ヽ、 ｀¨¨¨|l ,ｨ/ 「意味が解らない！
、 { ＼ ｀≧xz＝{彡ｲ:
::ヽ | ､ ｀ ｀≧´.:::: お前自分が何を言っているのか
＼l ー=＝ニ二:::__::,::::: 解っているのかっ！？？」
/` ‐- ＿ ／.::::::
ハ、 ｀丶、 ／.::::::::::::
', ∧_｣三三ニ＝‐ .､ ハ ／.::::::::::::::::::
∧ /三三三三三＝=三L｣ ／／.::::::::::::/.::
/∧ /三三三三／ l ／イ.:::::::::::::／.:::::
＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
／ ⊂二 > ））
/ ⊂ ｿ |
「だからな。ルルーシュ…… l | /
やる夫は仇討ちに来たつもりは無いんだ」 .（ Ｕ |
＼ 〃_／
>'⌒￣￣､,＼
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
＿＿＿_
「お前の名前を聞いてから、 ／ ＼
結構考えたんだけど…… ／ ＼
／ _ノ ::::::: ゝ､ ＼
……お前を追わなかったやる夫に、 | （○） （○） u |
その資格は無いと思うお」 ＼ （__人__） ,／
／ ｀⌒´ ＼
申し訳無さそうに肩を落としたやる夫と対照的に、
ルルーシュの顔にあらわれていた険が、更に深いものとなる。
|::.::.::|::.::./::.: /::.::./::.:/::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.:|::.::.::.::.::.::i::.::|::.::|::.::|八
/!::. : |::.::i::.: /::.:::/::.:/::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.:/::.::.::.ヽ: : |::. |::.::|::.:ﾑ .＼
. /イ::.::.:|::.::|::.:i::.:::/::.:/::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.:/∧::.::.::.::i::.:|::. |::.::|::.i八
/／!::.::.ﾊ : |::.:|::.::i:: /::/::/i::.::.::.::.::./:／/ ヽ::.:::.|:: |::.::!::.::!:ﾘ
. / 从::::::.Ⅵ:: |:::.::./::/!:/ .!::.::.::.::/:/ / ／ ヾ:::Ⅳ:::/::.://,!
/:人::.::.::∨ :!::.::iｨ㍉ X_」::.::.::://ｨ´,ｨ≦ニ,スｫⅣ::/::.://:/
. / ∧::.::.:∨Ⅳﾑ戈:歹≧!::.//〈く壬ｨ≦戈:歹ｲ::/::.:/〉!/
. / ヽ::.:: ∨{/´￣￣彡ｨ/ｨ⌒ミ=-ミ ￣￣ /:/:.:://:/
{ ヽ::.:Ⅵ＼ / .::| -=彡イ::/::.｛
）八ト.､ヽ ::| イ::.::.:/!::.| 「……だったら何故貴様はここに来た」
／/ |::.::.:::＼ _`,＿ ／::.:::i:::{爪:|
. |:::ｲ::.::.::}ﾄ､ ／ , --.､ ヽ ／!ﾊ:::::::|: |八j!
. |/ !::.:イ ! ヽ .,ｲ //∧: |八
/ . ﾚ' /＼＼ ＞-＜ ／ｲ/ .∧＼
. ／ / .＼＞== ==＜／ ∧ ＼
. ／ !{ / / | ヽ 〉 ＼
./ . : . : : / /: . ／: :／/:/_ｊ: l: . : :l: : : : : : ヽ
/ . : . : : / /: : /: ／, 彡'´ 丶ﾄ､: /: : : : : : : :ﾊ
ノィ :/. : :/:,/ : ,/ｨ, ｒ〃.ィ≦￣｀７ｿ: : : : : : : : : ﾊ
. ./: , : : :l /l:≦ﾒ!l{／ ´ {‐彳） /:/ : : : : : : : : :｜ 「重要では無い、だと……？
, :/l: . :,:l':ｨl'ｆｒ!iﾉ/ 三￣￣ /:/ : : : : /: : : : : l 貴様を裏切り――
l/ 'ｌ: ./: : ｌ￣〈 、 ノィ: . : : : ム: : : : /
′ !:/: : : ! ､,.=＝ニ二} /: :／:／⌒｝ : : l .貴様の兄と恋人を奪った俺を、
.l': :|: : ﾊ ヽ:/ ﾉ /／:／ __彡': : :! l 憎んでいないとでも言うつもりか」
ｊ: :ﾊ: :l: :ヽ { ／ /´￣ __//: : : : : トl
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ﾉ′` .ﾉ''l: ｆニニニl「￣:ﾊ￣￣!: ／: : : : : ／
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〈〈〈 ヽ
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| / ヽ、ヽ、 ｀¨¨¨|l ,ｨ/ 「意味が解らない！
、 { ＼ ｀≧xz＝{彡ｲ:
::ヽ | ､ ｀ ｀≧´.:::: お前自分が何を言っているのか
＼l ー=＝ニ二:::__::,::::: 解っているのかっ！？？」
/` ‐- ＿ ／.::::::
ハ、 ｀丶、 ／.::::::::::::
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∧ /三三三三三＝=三L｣ ／／.::::::::::::/.::
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/: .:./ .:.l:.:.:.:./:.:./ ヽ＼.:.:.＼:.:.＼ ∧￣｀──----
/. /:. l :.|:.:.:./l:.:.,' ／ヽ:.＼.:.:.ヽ:.:.|ヽ ∧: : : : : : : : : : :
| /. :./l.:. | :.|:.:/ |:,'／ .／ヽヽ:＼.:.|:.:.|:.:.', ∧: : : : : : : : : :
|l /:. :/:.:|:.:.| :.|:.{ 〃|l ／fi /＼', ヽ|:./:.:./ヽ ∧: : : : : : : : :
| {/.:.／|:.:.l:.:.| :.|:.|ヽ,/i!ノ {ﾉ| / ヽ､:./:.:.:/.:.:.ヽ ∧: : : : : : : :
|/／ l:.:.ｲ:.:l :.:l:.|.:..|彡 iﾉ/ /:.:./.:.:.:./:ヽ ∧: : : : : :
/´∧ |.:.,'|:.:.|.:.:.|:.l:./ ／ /:.:./.:.:.:./:.:/ ヽ ∧: : : : :
＼ 人人人人人人人人人人 ／ ./ ＼ ∧ |:.l |:.:lヽ:.ヽ'､ ´ /:.イ:.:.:.:/.／ ＼ ＼: : :
＜ ＞ .ヽ. ｀|:| ',:.| ／ヽ､ /／/:.:／´ | ＼ ＼:
＜ 忘れるというのか！ ＞. ＼|:l l:| ＼ ､ __＿__. /´ ./／ } / /:
＜ ＞ .|!､`ヽ､ ヽ_ _∠二ﾆ／ヽ /´ ｲ／/ /: :
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼ ｀ ＼ ＼ ﾉ｀ヽ＼ ／¨´ヽ ／ ／: :/ /: :
＼＼/:.:/ ヽヽ/ / /,' ／ ／:./:./ /: : :
｀/／ |/｝ iニニｲ , ' ´ /:.／:./ /::.::.::.::
/´＼',ﾉ ＾ヽ¨￣ ／/＼_. ／／:.／ ／::.::.::.::.::
＼ ',_ ／ ／/:.／／:.:.／ ／::.::.::.::.::.: :
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,': ／ ..:/i l | . ﾍﾊl ＼ 人人人人人人人人人人人人人人人人人人 ／
./:.i .::://., l_,..-‐- ー-- ､ｌ. ヽ`､. ＜ ＞
,./ ヽ, :::// / , ﾉ-‐‐､ ,‐‐- ヽ、..ハ:.ヽ ＜ 大切なものを失った、あの喪失感を！ ＞
.〃 ./ ) l/ .:i .i.,i"___ ,,, ､__.. ,, /:〉､ ）,' ＜ ＞
／ .::/ -ｲイl、:l, :ﾄ.‘￣￣ ￣￣,',ｲﾉl:: /ｲﾍ, ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
'´.::／/ ﾘ､ﾐ_､‐ミ=ｧ } /'::i',ｲイヽ、 .`､
:／.:/. ./ .lﾉｨ`ー`_ .、 -- , ィﾉl､lil-` . ﾊﾊ. ハ
..::ノ .::/ .l::|:::::l:ｉ.,'ヽ、` ､_ ィi:::l::l::::l iヽ:::. .l:.l:: .l
/ .::〃 ,'::l:: ,r,〈 `ヽ、. ,.ｨ..l､.ｌl::l:::ｌ ﾊﾍ:::: ﾉ/.: /
.::,ｒ" __ ｲイ'´ l l、 /ﾍ, ｌ.i`‐l::ｌ .i_!://:: /
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_..-'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::｀:...､
_....::'´:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:..､
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|:.:.:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.| ＼ 人人人人人人人人人人人人人人人人人／
/:.:.:／:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i!:.:.:.:.V:.| ＜ ＞
/:.／:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.i:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.i: | ＜ この怒りを、忘れるというのか！？ ＞
／イ:./:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.::./:.:.:.:.:.:.:.::/:.:.:ﾊ:.:.::斗:. :.:.:.|:.| .＜ ＞
／／/:./:.:.:.:.:.:.::/:.:.:.:.:.:.:.:.://:.:.:.:.:.:.::ｲ:.:./ ﾚｲ:.:|:.:.:.:.:.ﾊ| ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
／∠_ /イi:.:.:.:.:.::./i:.:.:.:.:.:.:.: //:.:.:.:.:.:.:/:i:.:/／,,V:.:ｲ/:.:./:.:.i!
- ´ ノ´ ヾ Y|:.:.:.. ::/:.:l:.:.:.:.:.:イ:/:.:.:.:.:.:.:/:.:.|//_／ｲi｝/:.:./:.:i:.:i＼
. ； /::. i｝iﾊーﾌ￣ミ ､://:./i:.:.:.: ://:.:.:/,,ｨ/tﾘ ｿ/:.:./:.:.:ﾊ:.ﾋ:.:.ゞ
； i:::::... i/:::::V/ ｧ/>､:i:.i!:.:.:.//:.／il /-=彡ｲ:::..ｲi:.:.:iハi＼＿＿＿＿＿＿,- ､
ヾ:::::::..../＿// // ﾄ＼-､:// .::|iﾊ´￣ /／i:.ﾊ:.:.i:| | ヾ￣￣／ ／-=─" ＼
｀ー-≦､ ./:::.. ./ .i!＼.＼＼_..:::| ｲハ:.:.|ﾊ .||::::| ／ ／/￣ ..:::::i!::|
ﾉ::.. .i:::::::::.. ｲ/:. i ヽ＼ ｝ ＼＼ / |//ﾊ:| .||::/ ,/ _／─＝-─ ､:::::::::::|
＿ ｲ::..- ､ .|:::::::::::::/:::::::::.....ﾊ ｝| |:::... .＼＼,ｲー// || .|/／￣＞'´ ::::i:::::: |
r -─ '´ ..:::::/:::人:::/::::::::::://:::::::::::/:::::::::::ﾊ|.|::::::::ﾉﾉハ ＼-/──v─＜'..´ .....::::::ﾊ:::: |
i::... ....::::::/-＜=/:::::::::::::ﾊ::::::::::::/ｲ:::::::/:: //:::::://:::::ﾊ! > ＼-､ﾄ-､─ ､ .......:::::::::/:::::: /
｀ ー──' ´ V:::-:::_:::/:::::-:::_/:::::::-:/:://:::::::｝｝::::::::/ // ＼＼:::ヾ:::.. ::::::::::::::::::ｲ/::: i
/::::::::::::/::::::::::::ｲ:::::::／::://:::::::: | |::::::/ /.ｲ ヽ::::: ...｝:::.....::::::::::::::::::/:::::...:/
,':::::::::: /::::::::／ ｀-´:::::::::| |::::::::://:::::/ /:::ﾉ:::... :...:::::::i::/:::::::::::::::::: /:::::::／
i::::::::::::ﾊ::／ ＼::::::::::::::::::| |:::::://:::::｛::::::::::::::::::.... .....::::::::ゞ:/:::::::::::::::／::::／
|::::::::/ | .＼::::::::::::| | //:::::::::|､....:::::::::::::::::::::::::::::::...::::: //::::::::::::／::::／
ヽ '´ /i ＼::::::| |.// ::::: |＼:::::::: ..:::::::::::::::イ/:::,..-＜::::ィノ
| | / ＼.| | / .ﾊ ｀ - _ - /./'´:::::::: /
// .:/ .Ⅶミ＿＿＿＼ ￣/｀ー '´:::::::::i:i::: .／
ルルーシュは、荒ぶった感情で震える指先を、やる夫に向けて突きつける。
＿＿__
「忘れちゃいないし捨ててもいない。 ／ ＼
これからお前を倒すとして―― ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
そこに私怨が含まれて無いかなんて、 | ／ .ｲ '（ー） （ー） u|
やる夫にだってわかっちゃいない」 . /,'才.ﾐ). （__人__） ／
| ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
三（●） ＼
（ｌ､__） |
「やる夫は、お前を憎んでいるから」 ⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
/: : : : /: : /: : / : : : /l: : : : : : : : :ヽ
. /: l : : /: : /: : /: /:/:/∧:l: : : : : : : :ﾊ
/: : ! : /: : /: :/: ://l // l:|＼: :!|: : : : l
,':/: :l : l : ://:/l: ｲ//,l/＝ｷi≦V | : : : ﾊ
/ｲ: | | : |: :l/!/=l'､l'/´/,.ィ彷ｒ） 7:/: ﾑ ｌ:ﾄ|
,': ,ｌ l: : ∨ｒ忘外 } ￣￣ //: /) }从
l:/ |:l: ､: ヽ ｀￣ 〈 //: /.ン:l 「当然だ。
l′lﾊ : ＼ ＼ ＿＿,./ｲｨ/彳|l l 故にこれから俺とお前は／￣￣￣￣￣￣￣￣＼
′!: | |:ヽ‐ヽ ´-‐一 /ﾍ: N州 | だけど――…… ＞
|/l/|:l､_､:＞ ､ ／,. -ﾍl 、 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿／
' ' l／| ヽl: | ｀ ‐ '´ 〉 __l ヽ
|.:.:.|:.:.:.|∧ /彡,:.| |
/.:.:_ｊ.:.:‐¬l , ゝ／.:.| l-､
やる夫が僅かに鋭い視線を放ち、ルルーシュはその目つきを歓迎する。
しかしやる夫は、すぐに視線を伏せると、一転口調を軽薄なものに変え、
僅かな笑みをたたえながら口を動かす。
＿＿＿_
／ ＼
「だけど今やる夫が思っているのは…… ／ ⌒ ⌒ ＼
誰かの泣き顔が見たく無いというだけなんだ。 ／ （●） （●） ＼
. | （__人__） |
この街で起きている不幸を、 ＼ ｀⌒´ ,／
一掃してやりたいと思っているんだ」 ／ ー‐ ＼
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
. ′ｌ | ｜| | / | ﾉ 厶|−/ 十| ┼- 、// |
l l| l | |｜｜ / .|イ´ / / ― トL｜ // l|
| ｌ | ｌ | | |｜｜ l ′ ﾉ/ /／＿＿_l/l | l:::| ｌ|
| | | | | | |｜ ＞、 | | ／ 彡＝＝＝キ≦ |:::| '｜
| | | | | | |／ へ＼ | l |ｌ｜ |:::| / |
| l∧ |｜ | |､/| l／ ＿_ ||｜ ＼〉 |
ヽ ＼|｜ | | ヽ〈 彡'"￣ ｌ|｜ /| |
|::::|＼|::l├ﾍ、 、ｌ ＼ 〃 ｜| ' |
.|::::| レ＼ | ＼＼ ∧ ヽ ｌ | | | /
|::::| | |l ｜ ｀ ＼ トﾍ _ - ｱ ノ人 | |./
.l::::| | | ｌ｜ ｜ｌ| ＼ ヽ､ _ . ´ ｲ ヽ| |′
└┘ | |∧l ｜|| ト ` ,. ' ／ |
八 | ヽ ｜|ｌ | |＞ . _ ´ ／／..::.:|
＼ ＼ ｜ﾘ | | ｀Ｔ爪＿／／..::.::.::.:|
＼ | | |＞〔]‐＜ ::.::.::.::.:/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
「どうやってやるかも。 ＿＿＿_
／⌒ ー､＼ ﾍﾗｯ
できるかもわからない御伽噺を ／（ ●） （●）＼
実現させてやりたいと。 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| |r┬-/ ' |
心の底から願ってしまってるんだ」 ＼ `ー'´ ／
_ ,,... -‐ '' "´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ￣: :冖¬ ､
＿＿＿_└ｭ==========ュ=========================================＝＝＝＝＝＝＝＝ｌ
||￣￣￣￣|: : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : ｀l ||
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : ┌┐: : : :||: : : :┌┐ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : :｢l: : :| ||
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : ｜｜: : : :||: : : :└┤ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : :|｣:.:.:.| ||
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : └┘: : : :||: : : :└┘ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ||
|| ＿＿＿|: : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ‐r― ―‐||――
-‐.. ||-{三}三三|＿＿＿: : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | -|:.:.:.:.:.:.:. ||:.:_...-
¬冖 ￣ ￣￣￣¨¨¨¨¨¨¨ 冖冖冖¬¬¬======―――----ｚ＝‐- '''"´...┴.........''"´..........
_,,..．-‐...''"´.............................................................
￣ 冖¬==―-- ＿_...................................
￣￣￣¨¨¨““““
＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
／ ⊂二 > ））
/ ⊂ ｿ |
「だからな。その……あれだ。 .l | /
やる夫がお前と戦う理由は……」 .（ /// .Ｕ |
＼ 〃_／
>'⌒￣￣､,＼
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
自分の言っていることに耐えられなくなったかのように、
段々と顔を赤らめていったやる夫は、最後は恥ずかしそうに、ポツリと呟く。
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
「……ヒーローのお仕事さ」 . | ./// （__人__） /// .|
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
／￣￣＼
_ノ ヽ、 ＼
（●）(（●）)ﾟo |
（__人__） | 「やる夫さん……立派になっちゃって」
／/'}n |
. ｲ / /./,n |
〈 . ' / '|// /
.ヽ ..ｲ /
＼ く/ ヽ
ヽ.ノ r-､ ミ ／￣￣＼
| .／て ) ミ ／ ＼ ／
（ _ﾉ ﾌ. | （ ⌒）（⌒）
. ミ ゝ、 〈 | （__人__） 「イージャン！スゲージャン！応援するぜ！
. ミ / ハ ヽ. | ｀ ⌒´ﾉ
/〃 ﾍ ＼ . | } これからもやらない夫様が
. ｉ ！ ＼ ｀ ーヽ } お前の事をキッチリサポートだ」
. 丶丶 _ ＞ ヽ ノ､
ゝ'´- ､_ y-､ ＼
〈 ￣ う /､ ヽ
`ー― ¬､__ノ | > /
| r'＾ヽ'´ _／
| `く__ノ´
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
「嫌なタイミングで現れる……」 | ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
なぜかＷを連想してしまったw
／￣￣＼
／ ― ＼
| ⌒ ⌒） 「やー！お兄さん、
. | _ﾉ ､_! ヽ
| ﾄｪｪｪｲ} やる夫さんの成長がバッチシ
. | ヽニｿ} 感じられるシーンに立ち会っちゃった！
. ヽ }
ヽ ノ ビデオが欲しいね。ビデオが！」
.> <
| | ＿＿＿_
| | ／― ―＼
／ ● ● ＼
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|
ヽ i⌒ヽ
/ λ ）
＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
／ ⊂二 > ））
/ ⊂ ｿ |
「成長……ではないと思うお。 l | /
（ Ｕ |
これ、どっちかっていうと――」 ＼ 〃_／
>'⌒￣￣､,＼
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| ――……退化だ |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
やらない夫が喜んだやる夫の変化を、ルルーシュは一言で切り捨てた。
/:. :. : : : : :./: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
.//: : : : : : :/: : : : /: : : : /: : : : : : : |: : : : : : : |: : :ﾍ
//: : : : : : : |:.:r‐､r‐､: : :/: :/: : : : : :.|: : : : : : : |: :|: :|
./: !: !:. : : : :.r‐､! .| |:.:/: :/: : : /: : /!: : : ! : : :.|: :|: :|
/: : |: |.: |: : : :| i | |/: :/: : : /: :.:/ .i: : : |:.: : :.|: :|: :|
./: /: |: |.: |: : : :| | ! !:.:/: : : /: : :/ ＼:. ! : : :.|: :|: :ヽ、
/／: /|: |.: |: : : :| | | |/: : : /|: : / , ィ≦!:.:.:.:. !:. !｀ ー｀‐
／ /: / ヽヽ:ヽ: : ｲ i | |: : : /./／ イj } .} .|: : : /:.:.| 「どうやら貴様は14年前の事を、
./／ |＼: ／ l. ! ! !: :./／／夂ｪシノ |: : /: :.:.| 何一つ教訓にできなかったようだな。
.／ .|:.／ .／! | | |: / ! ￣￣ ﾉ／:.: :|:ﾍ
|ヽ ヽ ! | | |/ | ／: : :|:.: |: :.ヽ、 貴様はあの時も同じようなことを言っていた。
ﾉノﾍ. ∨. ! ヽ , -‐‐､/:. :.: !: :.!｀ ー ｀-
／ | ヽﾆ二ン´ , ' ´|: /|:. !:.: ! 結果はどうだった？」
| ／ !/. !:∧: |
| ／ .＿!））/ ヽ|
| /ニニニ.|─‐' |
| ／: : : : : : | |: : : : |
/ ／: : : : : : : : .| |: : : : |
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:.:.:.:..＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:＼:＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:. :. :.:.:＼:.`ニﾆ=ｰ
/.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.: .:.:.:.:ヽ:.:ヽ ヽ :.:.:.: ..:. :.:.＼:.`ｰ-､＿
/:.:.:./ .:..:.:. /:.:.:.:/:.:.:|､＼ :.:.:.:.ヽ :ヽ ヽ :.: .:.:. :.:.:.:.＼￣
/.:.:./ .:.:.: /:.:.:.:/ .:.:.:| ＼:.＼. :.:.l :.:| :.|: .:.:.:.:ヽ:.ヽヽ:.:＼
/:.:.:.|l .:.:.:. /:.:.:.:/ .:.:./| ＼:.＼:l :.:|: .|r ､:.:.:.:l|:.:|:.|｀ヽ､`ｰ､＿
ﾉ/|:.:.||: .:. /:.:.:.:/ :.:./|:.| ∠弌ヽl .:.|:.:| ﾉ.:l:.:.|:.:.|:.| ￣ 「ナナリーも、貴様と似たようなことを言っていた。
／'´ |:.:.|l:. :.:.{:.:.:./ :.:./ .|:.|_／／_j },ﾉ|:.:.|:.:|/|:.:.|:.:.|:.:.|.i| 人間との和解の道を探す、などと……
l:.:l ヽ:.:.|:.:./ :.:./､ |.l´彡＞＝´ |:.:l:./l }.:.|:.:.l:.:.l|ﾘ
|:,' ヽ:|､{:.:.:.{,孑ゝヽ､ /イ/// ｲ/ヽヽ:.`ｰ-､_ だがあの子も、あの子の支援者共々
{l ヽ{ヽ ヽ¨´| ´ ／/ / ヽヽ￣ . 世界から抹消された」
ヽ、 ヽ.{:.:.|ヽヽi! ＿ ,＿_ ∠ ／／',
|{ヽ{ |:.｀＞ ､ ／＝＝＝Ｆイ´: : :ﾍ
｀ }ノ ｿ ﾝ ｀ ‐´Ⅵ: : : : : : :||: : _∧ : :ヽ
_ - ‐´──=＝￣冫||: : : : : : ||: （(升〉〉 :＼
/: : : : : : : : : : : : : : :托: ||: : : : : : ||: : 〈卅〉: : : :｀丶
.':.:.:.:.:.:.|: .:.:/:.: .:./:. .:.:.／i:.:.: .:. ./:.:.:.:.:.:.ヽ､ ヽ:.:.:.:.:.
l.:.:.:.:.:.:.l :. .:.l:.:.:.:./ :.:.／//l:.:. :. /:.:.:.:.／:.:.:.∧ ＼:.:.
|.:.:.:.l.:.:.|:.:. .:.|.:.:./:.:.∠_//_.|:.:.:./.:.:.／ /:.／ヽ:.ヽ ｝:.:
,':l:.:.l＾l:.:.l:.|.: l:/ｲ＜ヽ､/‐､|:.:.:.レ'´／:／l |.:.:.| |:.:
/:.|:.:.}｝|.:.|:.|.:.:.|､｛ｒｆ夊仏＼|:.:./rフ´／＿.| {:.::.| |/
. /:./|:.:.| l.:.l:.|.ﾄ:.'.￣¬‐┴ヽ',:./／‐´ ＼_/ ヽ_l
/／ }:.l:ヽrヽl:.l:.ヽ:ヽ ヽ, ,}＼ ヽ
／´ .':.ﾊ.:.{=l:.'.:.ヽ:.',-＼ ｛_￣￣￣ヽ ', 「世界の選択は、
/:/ }:.:|ＦT〕､:.＼ ヽ￣ヽ l .決して貴様の思う通りに転がらない。
// /|:.:l|{≡}|ヽ-､＼ ､＿_ _ / .| | ',
/´ l:.|}:|f i:|. ＼ ___ ¨ヽ { l ', その事を、貴様は身を持って
/´l:ﾊヽヽ､ ＼ ¨ ｀才:.ﾊ 知っているだろうに」
ﾉ _}:.:|＼＼ ＼ , ' ´/:.:./ /,ヽ
}二二匁≡⊃＞＜ｦ‐≠ｫ{! ./´ ＼
/:∧: : / /: : ￣７ /￣￣l ヽ ＿〉_＿＿
/: ∨: :/ /: : : : :/ /-､〈〉/ __|＿＿＿＿
＿＿＿＿＿ ／ 《〈〉》 l { : : : : { {＾}} }{}ヽ＿ |＿＿＿＿＿
聞くに堪えない言葉を聞いたと渋面を作り、否定材料をまくし立てる。
そして最後に、飛び切りの、歪な笑顔をやる夫に向けた。
|:::::..:::.:::::::::::::..::./::::::::::::::/::::::::::／:::::::::: /::::::::i::::::.:::::::::::::::.:::.ﾊ
|:::::..::::.:.:|:::::.::.:/:::::::::..:::/..:::::.:/::. :::::::::/:::::::::/:::::::::::::::::::::.:::::::{
|:::::::.:::::::|:::::: /:::::::::...::/:::::::../::::::::: ／:::::::::/:::|:::::::|:::::::::: /:::::|
∧:..::::.:::::|:::::∧::::::::／.:.:::::::/:::::::／.::: /::::/:::Ｎ:::::::|:::::::::/::::::::!
/{:::::...::::::::l:../:::::::／l...:::::::／:::〃::::::: /l ./i::::∧}::::::l:.:.:::/::::..::::|
/ l::::::::::::.:.{:::!:::::/ /::./::/:::::://:〃..//:://::∧ﾘl､.. |..::/:::..:::: 小
, ′｜..:::.:.::.:::｀|:::∧,/::〃/:..:::////::://:://::/ ﾑイV ./::..:::.:::/ | }
/ ｜:.i:: .ﾍ:::::.!/__/:/メ､l/／/´/::./ l../ﾑ斗 ´‐- V::..:.:r､∧ | l
|:..:ﾄ､:.∧ :| {{ ≧x､ミ１'メ､/／ {l￣/ /x≦示} }}７::::/,ﾉ:/ !
|::.:|∧ﾍ_'､} 、弋示ツ|ｧ=７{ﾍ 'l|／ノ､弋::::ツノ/::::/ 7|′
' ､| ＼Yl::..ﾍ￣￣l｜ //l ! /／ ￣￣／..::/´/ l
＼ l:::!､::..:}､ .| ／7:::::.::::/
Y Ⅴ! ＼ :| ／ /:::::::::ｲ 「お前はまた、繰り返すのか」
l !ﾘ:＼ ｀ ､＿＿＿＿＿＿, ７::.:.:.. リ
|l }:.ﾉ|＼ ｀ヾ､＿＿＿ア´／ト ､:::N
|_fゝ !、 ＼ ､二二二´／ , ﾉ.:.:.|l１
∧ ＼.:.＼__ 丶 , _´:_,ィ´:.:.ノｰ､_
／::::ﾊ ､_ ＼__,ﾍ:.:.:.￣:.:.:.:.:./::.:／ ﾉ ｲ:::'､
／:::::::〈 ￣￣/ {´￣￣｀Y⌒ゝ､￣ _,|:::::::＼
_／:::::::::::::::!ー 7 l / { ＼／ |:::::::::::::＼
, イ ７:::::/::::::::::::ﾍ ￣/ 1 / ∧__1::::::::::::::::::ﾄ､
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: : : : : : ’'ー二三二 :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :,
: : : : : : : : .. ’'ー 、＿;, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :,
: : : : : : : : : .. ’'ー二三二 :, :, :, :, :, :, :, :, :, :, :,
: : : : : : : :: : : : : : : : .. ｀ ー= 三 二 = 、 :, :, :, :,
: : : : : : : :: : : : : : : : : : : : .. ｀ ー 二
: : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : ..
: : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : ..
'ｒ､
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_,,.､-‐''" ! |
ｿﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ'‐‐'''""´ll l | i"ﾞ
｀ﾞ`''‐-､_ll l __l_,,/
￣￣￣
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￣ 冖¬==―-- ＿_...................................
￣￣￣¨¨¨““““
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
／ （ー）三（ー） ＼
「…………」 | （__人__） U |
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
暗い記憶が呼び戻されて、身体が急速に冷えていく。
＿＿＿
／ ＼
／ ＼
「適当に口走っただけで…… ／ ノ ヽ､_ ＼
考えあって口にした訳じゃなかったんだが……」 | （ ●） （● ）. |
＼ ｌ^l^lｎ__人__) ／
／ヽ L⌒ ´
ゝ ﾉ
. ／￣￣￣＼
.／ _ノ ヽ_ ＼
「これからが、名誉挽回だ。 ／ （●） （●） ＼
――なんて口にしてしまってな」 .| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
, - -――‐┴┴┴┴-..」. | | ｜ |_|| ＼ | ||___／_」|＿||___||__.＼._.|| | ／__.|
/ｌ|ﾋｌ ＼ 、 : : : : : : : : :::::: ＼||┐.」 ｜ |_||＿＿_.＼l| |／_||___||＿||___||＿||_＼. |／_||＿|
lﾚ'.|ﾖ| トｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｲ| |￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼／ ＼／
j!!コｺｺﾆ≠IIIIIIl]]]]]￣￣]]]□＿| | : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__| ﾊ,,ﾊ,,, ,,ﾊ,,ﾊ,,,
| ||..:::| | | | | |￣￣￣￣￣| | : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::: ::::::| _＿ __＿ ＿_ ＿__ 彡炎ﾐy'彡炎ﾐ
| ||:::::| | | | || |:::||￣~||￣~|]| | : : : : : :.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::| |＿__||＿__| |_＿_||_＿_| 彡;災ミ彡;災ミ
‐┴===‐┴ー-ニ」|__|:::]]]]]]]]]]]]]]|..| : : : : : :.:.:.:.:.::::::.:.:::::::::::::|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|＿|ｌ|＿＿|ｌ|
. ￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ^"" "~゛
" '' : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : :::: ::: :: ::: ::: :: ::: ::: ::: ::
。 : . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::: ::: :: ::: ::: :: ::: ::: ::: ::
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
| なんかその言葉を励みに頑張っちゃってる奴らがいるらしいんだ |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
||/ ∨ ||////／////ハ///
|| ∨|/// } //
|! ／//
,' く////
〈 ､___ ∨//
K. rｭ{人_ ＿＿_ し'⌒ヽ
ﾄ VVVVVVV_ﾉ＼ { ｀¨} く__fタノ { ｲ^i }
＼ ＼ ∩__ ', / , ' ﾉノ_ノ
ﾊ ＼ 〈〈〈 ヽ | .〈ァ , ' ,r≦ |
⌒≧ ／ ／＾＾＼〆 ､ 〈⊃ } |ｌ^,ｰ､ / / }} |
彡 〆 ＼ ､ | | , -､ | ⌒ヽﾐ_, / /:f´Z !
〃 ﾊ ⌒ ⌒＼ ｌ:| | { ! !⌒ヽ /, ＜ { ７ |/
ﾙ从§ （●） （●） ヾ | | ト- {. ﾄ､ , ＜ ∨ ,|/
乂§ ⌒（__人__）⌒ 从| / , -----ﾉ 〉 ｀ T ´ 彡 , ' !/
＼ |r┬‐ | ／ / （i ￣￣｀ヽ '， ,| 三 ﾐ |
／＿＿｀ー ´ ／ . >─┼┼く }_／ﾉ 三 ﾐ !
（＿＿＿_) / （＿＿＿__ﾉ ノ} x≦三三三三三三三|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
「言ったやる夫が1度の失敗で ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
くじけるってのは、 | ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
流石に無しって気がしないか？」 .| ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
, -‐‐' ￣￣￣ ` ｰ ､
_ - '￣.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
,'::..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
/:./ :./:.: .:.:.:. :. .:.ヽ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'. l
/:./ ./.:./. |:.:.: .: :.: .:',.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.|::.. .:.:.:.:.:.:.l /| 「理解できんな。
,':/| :. l.:./|:./|:.l.:.',.:.: :.:. .ヽ:.:|: :.: .:.:.:.:.l::.. :.:.:＿／/ 好んでその身を焼こうというのか？
|:| |:.: .|.:.l//// ヽヽ::..:.:.:.:.ヽ|: :.: .:.:.:./:. :.:.:/ /
|:| |:.:.:.l.:.:.〉//ー-ヽヽ::..:.:.:.:.| :.: .:.:./:.:.:.:.:/ /､_ 今日の貴様が言う事は、
|:l |:.:.:.|.:.//´ 戈ﾒzｭ_ヽヽ:.:.:.l :.: :.:.:r ､.:./ /: :＼＼_ 何一つ理解ができん……」
_ - ー|!‐|:.:.:l:/ ￣¨＿＿ゝ,':: .:.:.:./／:/ ／: : : : : :＼＼
_ ／ ',:.| ヽ {: : : : : ＼:.:.:./:.:／／: : : : : : : : : : ＼＼
￣｀ ー--､ |! |:.ヽ‐‐､ r┴─ : : : .＼l／／.: : : : : : : : : : : : : : ／
＼ |／ヽ_／二 : : : : : : : : ＼: : : : ::.::.::.::.::.::.:: : : ／
¨＼ ´ { : {: : __: : : : : : : : : : ヽ::.::.::.::.::.::.::.::.: .／:.＼
r─ヽ ／',: :|: :| ヽ : : : : : : : : : |::.::.::.::.::. : : : (_::.::.: : :＼
|: : : :}l |: |: :|／ ｀ヽ : : : : : , -l: : : : : : : : : : ￣￣｀￣｀
|: : : :|i＼ ゝ‐´ ／ | : : :／／|: : ／::.::.::.::.::.::.: : : : : : : :
＿＿＿_
／ ＼
「オメーが言うんじゃねーっての！ ／_ノ ヽ､_ ＼
／（●）三（●）) .＼
それに、今度も失敗すると .| （__人__） |
決まった訳じゃないですし？」 ＼ ヽ|r┬-| / ／
／ ｀ー'´ ＼
.//V:ｌＷ V::.:.:.l::::::.:.:.､:.:./:::::::::.:/:::.:.／:.:.:.:.:.:｀ヽ､
/::lﾍl:.ｊⅣ/ﾚ:.:l/|:::::.:.:.:|Ⅵ∨:::.: /:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〉
／'/i::::::::::ｊ/::::::.:.:.:.!:::::::::::!/:l/::::. /／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
〃|::::.:::::::::::::.:.:.ｒ'{::.::.:.::.ｊ':.:l:.:::〃:.:.:/:.:;.-‐ /:.:.:.:.:.:.:.!
/ ｊｲ::.::::::.::::::.:.:.! ｌ:.:.::.:.:.:.:.:.::;ｨ:.:__:ｨ/X_／／:.:.:.:.:.,ｊ
/ ｊ:.:.:.::::.:.:::.:.:.ﾑヽ:.:.:.:.:.:l:.|:.!|「 ｨ冬‐彡ﾝｨ:.:.:／〃
. |:.:.:.::.:.:.::.:.:.′｀ﾊ:.:.:|:.l:.|:.!ﾘ ﾍ礮ﾄ｀／:／:./
ｊ:.:.:.::.://:.:.l { ﾍ:.:|:.l､ﾄﾐ ｀ _彡:.ｧ:.:./
ｒｙ'/:.:.:.//:.:.:.l ､ヽゝ! ´￣ V:.:.:/ 「お前や、ナナリーの理想は……
_l'ｨ／:.:ﾙi:!､:l:| 丶 ＿_ 〉/
/ ´￣´/＾ﾞ{=ｷ!= ､ ヽ ￣､｀ｙ- ''´l/ ほぼ失敗すると言い切れる程度に無謀な理想だ。
./ l い‐- ､/ ＼ ／ 貴様にも、見えていないとは言わせない」
/ l l | 》､ 、´
_／ ＿ ｌ l | 〃 ＼＼
／/:.:./: .:./:.:.:. /:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
／:.:/:.:./: .:./ :.:./ .:.:.!ヽ:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|::..:.:.:.|:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
／/ :/:.:./ :.:.:/ .:./ :.:..l|ヽヽ:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
／ / :.//:/ :.:./ :.:/ .:.:../:| ＼＼:.:.|:.:.:.:..:l:.:.:.:.:.l:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
,／ / :.//:/ :.:./l :./ .:.:../|:.| __-‐弋ヽ!:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.!:.:.l‐､.:.:.:.:.:.:.:l:.:.l
´ / :.//./ .:.:./:.! .,' :.:..∠//´l_.=≠才l:.:.:.:.!:.:.:.:.:/:./^､l.:.:.:.:.:.:.:|:.:|
,' :./ ,'/ .:.:./.:.:.| .l:.:.:./l //ノ¨|ﾌ:}／//.:./:.:.:.:./:./〉//:.:!.:.:.:.:.:l:.:l
|:,' / l :.:./_＿,|:.l／,イ/´ ／´ //:./:.:.:.:./:./_ イ:.:./.:.:.:.:.:|:.:! 「また、お前が失敗する姿が」
|{ l |:./l r-|{ ／ノ //:./:.:.:.／./ / /.ｲ:.:.:.:.:.:.||.:|
ヽ､ ヽ | | r:.:./＼ //:./:.:.／:.:ｲ ,. /:/||:.:.:.:.:.:lﾄ､{
／ﾞ } | |∠＿_＼_＿ //イ:／/／／ // ||:.:|:.:,'|| `ｰ
/ / {-------ヽ ／´ ´‐ ´ /´ |l:.:|l:' l|
/ く￣￣￣／￣))_.. イ |ヽ|| ｀
/ `イ￣ ／ ＾¨,─┴┬─────‐‐｀lヽ
／ ／ {￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣|
/ ／ l : : : | |,-､ 〈〉 ,- ､: : : : : : :l
/ _ ' ´ |: : : :| |⌒)）||（(⌒: : : : : : : :|
| |￣ ＿＿＿＿／|: : : | |: : :》||《: : : -─＝￣ ヽ
ルルーシュは、やる夫の気炎に冷水を流し込む。
火が消えかけ、足元に垂れた水滴は、泥に変わって足を取る。
羽が生えていたかのような身体に、次々と重石が乗って行く。
＿＿＿_
「……そうだな。それはその通りだお。 .／ ＼
やる夫も、それが怖くって…… ／ ＼
／ _ノ ::::::: ゝ､ ＼
この14年間、何もしないで。 | （○） （○） u |
何事も起きないように過ごしてきたんだ」 .＼ （__人__） ,／
／ ｀⌒´ ＼
その重さを知っていた。
長きにわたって、自分を押しつぶしていた重石だった。
＿＿＿
／ ＼
／ ＼
／ ノ ヽ､_ ＼
「――けどな、ルルーシュ。 | （ ●） （● ）. |
やる夫はもう……解ってるんだ」 ＼ ｌ^l^lｎ__人__) ／
／ヽ L⌒ ´
ゝ ﾉ
／.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
{.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:∧
. |.:.:.:.:.:/.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧ .:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.｝
,'.:.:.:.:.:{.:.:.:.:.:.:イ／／.:.:.:/ ヽ.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.ﾘ
!:.:.:.:.:.:|:.:.:／ﾉ' ／ ｊハ从 斗七爪}.::.:.:.:.:.:.:i
. 〃i.:.:.:.:∨ ￣廾ト､ ﾉﾙ' ィﾃ示ヽ!:.:.:.:.:.:.:.:|
. / 八.:.:.:ハ〃「丕ﾗ } `´￣ /.:.:.:.:.:.:.:.:|
. / ヽ:.:.:∧ ´ :! /:.:.:.:从}八{ 「……？」
. }:.:.:.:∧ ` /.:.:.:.:イ/ヽｊ
∨ヽ.:介 ´こ丶 / 从:/ﾉ'
}从.:.:＞ ／}:.:/
ヽｊヾi:.:| ≧ ､ イ :|/
r‐＝＝＝＝＝＝7
||:::::://:::::::::::::| |:::::{
/′::| |:::::::::::::ｌ| |:::::|l
なんたってお日様のすぐそばに長いこといましたからw
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
／ （ー）三（ー） ＼
「やる夫は自分の想いでみんなを死なせた。 | （__人__） U |
人にはもう関わらないと決めた。 ＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
……それでもやる夫にはまた、 / ,⊆ニ_ヽ、 |
死なせなくないと思う奴等ができた」 ./ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
「この街で、やりたい事もできた。 .／ （一） （一） ＼
やらなきゃいけないと思う事もできた。 .| .u （__人__） |
＼ `_⌒ ´ ／
でも、どうしても…… . ノ / ）ヽ く
もう1歩は踏み込めなかった」 ( ＼ ／__ノi ） , )
. ＼ ﾞ ／ ヽ ヽ/ /
＼_／ ＼_ﾉ
＿＿＿
／ ＼
「けれど…… ／ ＼
／ ＼ , , ／ ＼
こんなに情けない奴の背中を | （ー） （ー） |
強烈に押してくれる奴がいる。 ＼ u. （__人__） ,／
ノ ｀ ⌒´ ＼
一緒にやろうっていってくれる奴がいる」 ／´ _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ
| ｌ （ l / / / l
l l ヽ /
重石を抱え上げたやる夫は、よろよろと、ヨタヨタと。
なんとか浮かべた笑みさえも、不格好に引き攣っている。
＿＿＿_
／⌒ ー､＼
「やる夫が立ち直る条件なんて。 ／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
もう、とっくのとうに揃ってるんだ。 | |r┬-/ ' u .|
それをやる夫は知っているんだよルルーシュ」 .＼. u `ー'´ ／
／ ー‐ ＼
震える身体を、抑えることもできやしない。
それでも、今日は。
＿＿＿
／ ＼ ；
； ／ ＼
「だから…… ；／ ＼ , , ／ ＼
やる夫がもう一度戦うために。 .| （ー） （ー） | ；
＼ （__人__） ,／；
ヒーローになるために必要なもの」 ノ ` ⌒ ´ ＼
._i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ
； （ l l l l l
； ヽ /
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿__,＞ Ｙ´'ー-､
＿>ｚ二_ ＿__`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
／ ヽ ｀Ｙ′之＞
. / , l、 、 , ､ | ヽ }<
ｌ ,ｨ {７Tハ T寸寸 | }ノ
;;;;;;;;;;;;;|ハ |:::::::::::::::::::::::::::::/ / ,/ﾚ′ ／`:、
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／ ヽ
＼ 人人人人人人人人人人人人人 ／ / ＼, 、／ .＼
＜ ＞ ./ （●） （●） ヽ
＜ 後は……勇気だけだっ！！ ＞ | （__人__） u .|
＜ ＞ .＼. |lliilil ll| .／
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼ ., -‐`. ` ⌒´ イ、
/ ヽ、
/ ､ ヽ
/ .,ｲ ! .',
/ ./ .| ﾄ、 ',
/ / ! .| .ヽ、 ',
＿＿＿_
「お前を止めるお、ルルーシュ！ ／ ＼
／ ヽ、 _ノ ＼
想像と違ったようで悪かったな。 ／ （●） （●） ＼
銀のためじゃない。クーガーのためじゃない。 .| （__人__） | /)/）／）
＼ .|i|||||||i| ／ 「//／／
この街で、必死に生きていくみんなのために、 γ⌒. ｀ ー'´ ⌒￣￣'￣´ （___
やる夫は戦わせてもらう！」 i j _＿＿､＿_,ノ--ｰ'
ヽ､ l /′
/つゝ､,,! }
. l:::::: /::: ::::/::: /::/ ! :::: ::八::ヽ: :: ::::::: :| : : : ! ::.＼ ＼
/| |:::::/ ::/ :/::: /::/ ::| ::::::/ ＼＼ :::::::|: ::l ::l :::::::〉.､ ＼
/ |::/ ::.' ::/ :::/::/: ::.' ::::/ ／_ ＼＼:::│::: l ::| ::::::/:::::.ヽ 〉
| }'::::/ ::::{: :/:::ｲ: ::/: :/_／／__＞≦7::,':::::/::/ ::::/ヽ ::::/ /
| /:::::{ :::: |: l::/､|:::/ ::// /,ｨﾁ:rf:::ﾉ/ ./:::/ :/ :::://.､〉:/ /
| ./:|:::::| ::: :|: |:仏∨ｲ// 〃,,≠¬￣ /:::/ :/ :::/っ〉/:/ /
| /:/|:::::| ::: :|: }:ｲ泛ﾑ/' ＾ ,ｲ: / :/ :::/.r'／::/ / 「……違うというのか。
| ／´ .}:|::| ::: :|: |::ゞ屮'} /イ :/ :::/ r '}::::/ /
ト _ |:|::| ::: :ﾄ::l:::ﾊ / u /:イ::／ { |::/ / お前はそんな事のために
', ＼＿＿__|ﾊ:ﾄ :: :|_}| ::::ヽ＼ __＿ /／ , ' // / 戦えるというのか！」
:ﾍ ￣ヽヽ{ ﾘ::::/|ﾉ＼ ¬'-──¬ ..／ ' / /
Vﾍ 乂::ｲ ´ |＼ ￣￣¨｀ , ＜＿__∠::/ /
:::Vﾍ ／j/ j/jﾉヽ .イ￣￣ / /
ヽ::Vﾍ r‐｀≦==¬ニ二二フ ／
. ＼Vﾍ r‐ﾀ７￣／/ ｲ￣＾ ／／
＼:ﾍ ／ / / ／ / / ﾄ､／／
＼ﾍ ／ , ' / / / / .／／
＿＿＿_
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
「戦えるさ！困ったことに最近は、 .／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
それ以外じゃ戦う気になんねんだ」 | |r┬-/ ' |
＼ `ー'´ ／
＿∩
/ 〉〉〉
{ ⊂〉 ＿＿＿_
| | ／⌒ ⌒ ＼
| | ／(●) (● ) ＼
「なあ、そうだろ？やらない夫！」 | |／:::⌒(__人__.)⌒::: ＼
ヽ | |,┬‐ | |
＼.＼ ｀ー ´ ／
＼ ＿＿ ヽ
ヽ (＿＿＿_/
／￣￣＼
／ ヽ､. _ノ ＼
| （●）（●） | 「あぁ、その通りだぜやる夫。
| （__人__） ｜
| ｀ ⌒´ | .傭兵なんか廃業だろ。
| } 俺たちゃそのために命を張るぜ」
ヽ }
人＿__＿_ノ"⌒ヽ
／ ＼
/ へ ＼
（ ヽγ⌒) | ＼ ＼
／￣￣＼
／_ノ ｀⌒ ＼ 「だけど１つだけいいかやる夫？
_ .| （● ) （⌒ ） .| お前さん、少し表現が間違ってたぜ。
| ! | （__人___） |
｜ ! | ｀ ⌒ ´ .| .小隊のみんなから渡されたCD、
| ! ,.-,| | 聞きこんでんだろ？
._,ﾉ ┴、/ ,/ .| /
.r `二ヽ ） i ヽ / だったら、“ 必死に生きていくみんなのために ”
.| ー、〉 / 〉 < なんて言葉じゃなくて、こう言わなきゃいけないよ」
.| r_,j j /￣ ''￣ ⌒ヽ
.| ） ﾉ／ { ｨ, }
ﾉ ,/ | |{ |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒） 「 “どこかの誰かの未来のために” ってな！
| （__人__）
| ｀⌒´ﾉ ガンパレード・マーチって奴だ。
| ,.<))／´二⊃ この街の、ヒーロー達の心掛けだ」
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃
ヽ､ｌ ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / ＼
| / / i ＼
|" / | > ) ＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ て
「それだ！ ／（ ●） （●）＼ （
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
やるじゃないかやらない夫。 .| |r┬-| |
珠にはお前もいいことを言う」 ＼ `ー'´ (⌒)
＞ ﾉ ~.ﾚ-r┐､
/ ノ__ | .| | |
| 〈￣ ｀-Lλ_ﾚﾚ
／￣￣＼ | ￣｀ー┬--‐‐´
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒） 「バーカ。
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 俺はいつも良いことしか言わないよ。
.ｌ^l^lｎ } .行けよやる夫。ぶちのめしちまいな」
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､
ヽ＿＿ﾉ
＿＿＿_
／ ＼
／ ヽ、 _ノ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
「任せてくれ！ ＼( （ヽ(＼ ⌒´ ／
今のやる夫なら、何でもできるお！」 .γ⌒＼＼＼＼ ⌒ヽ
i j ヽ 人｀ヽｰ‐ i
ヽ､ l （￣ ） て＿＿_.ノ
/つゝ､,,! ￣ `⌒ }
＿＿＿_
／ ＼
／ ヽ、 _ノ ＼
／ （●） （●） ＼
「…………」 | （__人__） |
＼( （ヽ(＼ ⌒´ ／
.γ⌒＼＼＼＼ ⌒ヽ
i j ヽ 人｀ヽｰ‐ i
ヽ､ l （￣ ） て＿＿_.ノ
/つゝ､,,! ￣ `⌒ }
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ／ ＼
／ （ー）三（ー） ＼
「…………」 . | （__人__） u .|
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
「……やらない夫。 ' （●） ＼
ノリで流されそうになっちまったが、そりゃ嘘だお。 （ｌ､__） .u |
⌒´ ／
お前の言う事は9割9部がどうでもいい」 ｀ｌ ＼
ｌ ＼
／￣￣＼ ガクッ
／u_ノ ヽ､_＼ ＿＿＿＿＿_
| ((●）) (（●）)| .／ ＼ 「煩えよッ！戦えよッ！あとで聞くよ！
. | （__人__) | ミ 、 |
|ヽ |!il|!|!| / .|ミ ,(⌒(○)ヽ | あぁぁぁもうっ！締んねーなぁっ！」
. | |ｪｪｪ| }ﾐ )＞ ／
. ヽu } ＼ .`(__,(○) / ／
ヽ ノ ￣￣￣￣￣￣
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)､
┌──────┐
│ .│
│ .│
│ .│
└──────┘
┌────┐
│ ...│
│ ...│
└────┘
┌───┐
│ .....│
└───┘
.
やる夫から背を向けルルーシュが、投げやりに言い放つ。
, -‐‐' ￣￣￣ ` ｰ ､
_ - '￣.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
,'::..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
/:./ :./:.: .:.:.:. :. .:.ヽ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'. l
/:./ ./.:./. |:.:.: .: :.: .:',.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.|::.. .:.:.:.:.:.:.l /|
,':/| :. l.:./|:./|:.l.:.',.:.: :.:. .ヽ:.:|: :.: .:.:.:.:.l::.. :.:.:＿／/
|:| |:.: .|.:.l//// ヽヽ::..:.:.:.:.ヽ|: :.: .:.:.:./:. :.:.:/ / 「お前達、後はまかせる」
|:| |:.:.:.l.:.:.〉//ー-ヽヽ::..:.:.:.:.| :.: .:.:./:.:.:.:.:/ /､_
|:l |:.:.:.|.:.//´ 戈ﾒzｭ_ヽヽ:.:.:.l :.: :.:.:r ､.:./ /: :＼＼_
_ - ー|!‐|:.:.:l:/ ￣¨＿＿ゝ,':: .:.:.:./／:/ ／: : : : : :＼＼
_ ／ ',:.| ヽ {: : : : : ＼:.:.:./:.:／／: : : : : : : : : : ＼＼
￣｀ ー--､ |! |:.ヽ‐‐､ r┴─ : : : .＼l／／.: : : : : : : : : : : : : : ／
＼ |／ヽ_／二 : : : : : : : : ＼: : : : ::.::.::.::.::.::.:: : : ／
¨＼ ´ { : {: : __: : : : : : : : : : ヽ::.::.::.::.::.::.::.::.: .／:.＼
r─ヽ ／',: :|: :| ヽ : : : : : : : : : |::.::.::.::.::. : : : (_::.::.: : :＼
|: : : :}l |: |: :|／ ｀ヽ : : : : : , -l: : : : : : : : : : ￣￣｀￣｀
|: : : :|i＼ ゝ‐´ ／ | : : :／／|: : ／::.::.::.::.::.::.: : : : : : : :
､_ ＿ ＿,．'´. : : : : : : : : : : : : : : ｀丶､
＼ . : : : : : : : : : : : : : : : :´ ￣￣ ｀ヽ｀丶､
＼. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |￣ ｀ヽ: ..ｨイ
／. : : : : : :1: : : : : : : :, -‐‐- ､: : :.!: : : : : ﾄ､イ
､ _ ＿ ∠: : :r=＝＝1: : :!: :.!: :./三三ミﾐヽ､:!: : : : : :!: :ヽ､
＼. : : : : : :L__＿ _」: : :!: :.l: / ￣￣¨¨`ヽﾐﾚ'彡1.:.:!. :.:.:.:.:.:.:ﾌ
｀＞. .: l .: : : : l:!: : :!: : l/￣￣｀¨¨ー-- ､｀`1.:.:L. .: .:／
／ . : : : ／:, :ｲ:!: : :!: : l｀二二ﾆ￣｀` `ヽ!.:.:| ￣
／ . : : :／.:.:.:ﾊ l:.|: : :l: : l云ﾃtrく ∠ﾆ' .:!.: ﾄ､
∠ _ ＿, ィ´.:.:.:.:./.ﾊ.l.:|: : :l :/辷ﾝﾉﾉ ,rﾃﾃ.:.:. !.:.:l.:.:.>
￣／.:.:.:.:.:.////l:.|: : :l |´￣ じｼﾞ.:.:.:. !.:.:l'´
￣￣フノﾉ/l l:.|: : :l | ,: ,ﾊ.:.:.:.: !.:.:! 「いいのですか？
,.ヘ l.:|: : :l | ､ _, ,.ｲ.:.:|.:.:.:..!.:.:!
/: : : .＼ l:.|: : :l | ＼ ´, .イ.:/￣|.:.:.:..!.:;′ あれ程こだわっていた、009との勝負ですが」
/. : : : : : :＼N: : :l | /.:.:.｀ﾆ´ !/ |.:.:.:.:l/
ノ. : : : : : : : //:l: : :l |'.::.:.:.:.:.〉〉 ′ |.:.:.:.;′
,. .:'´. : : : : : : : : //.:.:.＼:l | ';.:.:.://.:l「.:.:.:｀ヽ､|.:.:.,′
..:'´. : : : : : : : : : : :.//.:.:.:.://ヽl ';://.:.:.l|￣ `ヽ: l: /
: : : : : : : : : : :「 ﾆﾆﾉ.::.:.:// V.:.:.: l|:. : : : : :l/
どうでもいい割にツッコミは入れるのねw
//V:ｌＷ V::.:.:.l::::::.:.:.､:.:./:::::::::.:/:::.:.／:.:.:.:.:.:｀ヽ､
/::lﾍl:.ｊⅣ/ﾚ:.:l/|:::::.:.:.:|Ⅵ∨:::.: /:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〉
／'/i::::::::::ｊ/::::::.:.:.:.!:::::::::::!/:l/::::. /／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
〃|::::.:::::::::::::.:.:.ｒ'{::.::.:.::.ｊ':.:l:.:::〃:.:.:/:.:;.-‐ /:.:.:.:.:.:.:.!
/ ｊｲ::.::::::.::::::.:.:.! ｌ:.:.::.:.:.:.:.:.::;ｨ:.:__:ｨ/X_／／:.:.:.:.:.,ｊ
/ ｊ:.:.:.::::.:.:::.:.:.ﾑヽ:.:.:.:.:.:l:.|:.!|「 ｨ冬‐彡ﾝｨ:.:.:／〃
. |:.:.:.::.:.:.::.:.:.′｀ﾊ:.:.:|:.l:.|:.!ﾘ ﾍ礮ﾄ｀／:／:./
ｊ:.:.:.::.://:.:.l { ﾍ:.:|:.l､ﾄﾐ ｀ _彡:.ｧ:.:./
ｒｙ'/:.:.:.//:.:.:.l ､ヽゝ! ´￣ V:.:.:/
_l'ｨ／:.:ﾙi:!､:l:| 丶 ＿_ 〉/ 「構わん……興味が失せた。
/ ´￣´/＾ﾞ{=ｷ!= ､ ヽ ￣､｀ｙ- ''´l/
. / l い‐- ､/ ＼ ／ .お前達だけでも負ける可能性は無いだろう。
/ l l | 》､ 、´
_／ ＿ ｌ l | 〃 ＼＼. 009を倒して、名を上げるといい。
￣＼ ＼ ‐ 、 ｊ ｊ | 〃 丶ヽ 箔がつく事は、今後のお前達にとって悪いことではない」
、 ＼ ＼/ ｛ !《_ ､ } }
. ＿_＼ ､ｒ'＾ ‐ ､_ l Li} ＼ 、 ﾉム_
ヽ ,. -= ミ / ＼
} ＼___ ／ __∨ ‘，
} / ／ :}／￣￣＼ }
/ {＼_＞ }￣￣｀ー―-､ ヾ
〈 ＼ ＼＿＿__ ／__ ｉ/{.ﾉ
}＼ i⌒ヽ: / __ ＼ ﾋ}//1
‘， ＼ { く }'′ く弋莎､＼_ / /
‘， =- ∧___ ￣ /∠.ﾉ
ヽ __＿ / | { `7′
＼＿_ ／ | ∨ 「ゼロ、感謝！お気遣い！」
} i | ､ __ '´
_｢く | ＼ ＼ ｀ﾏ /
/∧:::＼ ＼ ｰ￣ . ﾟ
／//∧::::::::::=- .. ＞ ., ＿__/
,｢|/////∧::::::::::::::::::::=‐‐zく
／l |//////∧::::::::::::〈{:::／ ‘，、
-= | |////////＼:::::::::ヽ |'∧
そう言い放つとルルーシュはスタスタと、振り返ることなく去っていく。
／￣￣＼
／ ⌒ ⌒ ＼
| （ ●）（●） |
. | （__人__） | 「おい、大将引っ込んじまったぜ？
| ＼＿) | お前ふざけすぎて怒らせたんじゃね？」
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
「人数減るから都合はいいが…… | ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
アイツ、何に拘ってたんだ？」 .| ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
／￣￣＼
／ _ノ ＼ 「さあな。
| （ ●）（●）
.| （__人__）＿ こいつらぶちのめしてから、
| `⌒´.￣ ゆっくり聞いてみたらどうだ？」
.| ﾉ
ヽ .,ﾉ )／´二⊃
> /"／ '‐､ﾆ⊃ ｷﾝｯ
./⌒ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／
＿＿＿_
／ ＼
／ ヽ、 _ノ ＼
「そうすっか。 ／ （●） （●） ＼
じゃあ、戦闘開始といくかお！」 | （__人__） | /)/）／）
＼ .|i|||||||i| ／ 「//／／
γ⌒. ｀ ー'´ ⌒￣￣'￣´ （___
i j _＿＿､＿_,ノ--ｰ'
ヽ､ l /′
/つゝ､,,! }
さぁやる夫、変身だ！
＿＿＿
／ ＼
iニーヽ ／─ ─ ＼
iニ＿ ￣￣／（●） （●） ＼
「……とその前にっと。 ⊂ノ￣￣| （__人__） u |
なあ、提案１ついいか？」 ⊂ ヽ∩ ｀ー´ ＿／
'､＿ ＼ ）
＼ ＼ ／ ／|
|＼ ヽ ／ |
｀､ i ／"＼ i|.／ _,. |
＼._＿ _i ./_,-‐-､｀､ /.,_-‐‐´ ｀､ :l
￣.l /i'‐-､__ ｀､／_, - ､ _ ｀i |
i /::l ｀｀‐‐､＿ ｀'‐-、l :| ,,
.| .i:::::|=;;;;;,､__ ￣｀‐‐--| |-‐´ヽ
／.i .i::::::| ＿＼｀｀‐-､＿ .| i .|ｒ´｀i |
＿＿／ .| i:::::/l代会i;､､ ，,￣｀‐‐--| i:.|そノ,,;‐´
｀ -､._＿ __| i:::::l__l ､又タ i ｀｀ﾆﾆﾆﾆ=;| i::l￣
.￣. .l l::::l .i ￣ , "´ .＿＿ l i:::l , ､
.l i::::l i .ﾉ ,;行吉へ | i:::l,´,_ i 「何よ……あたし？」
.i i.:::l .ﾉ｀､ く ､遊夕 .,| i i:::l､´ l
i i.::lノ_,,-ヘ ｀､ ｀ . ￣ｏ| i. i:::l丿 /
.l i:::l￣／ |ヽ ｷニ､ u _| i. i:::l-‐´
.∧ i::l,/ | |:､ __,, i i. i:::l
i ｀, i::l .l l ´--‐‐ '""￣ / / /::/
（i＿-A i:l ＼＼ ___,,,;--‐/ ;:::::::ノ
| ノ==｀,|ニ i￣￣ /.ﾊ::::::/
＿＿＿
「君も含めた、全員だお。 ／ ヽ､_ ＼
／（● ） （● ） ＼
もしやる夫が勝ったらの話なんだけど、 .／:::⌒（__人__）⌒::::: ＼
人間との敵対やめてくれないか？ | ｌ^l^lｎー'´ |
＼ヽ L ／
可能なら、国外退去して貰いたい」 ゝ ﾉ
／ /
_
,..-‐'''""´ ´￣ ｀ - 、 ノ
, ／ __ `ー '´/ ,
l ヽ、__' __ ,-''´ ｀ ー''-‐ニ l
ヾ _,,-''´ `y´ __ ' ,__,,.=ﾍ |
､__,...-'´/ . ,､ l , '´ ヽ ::.. ',(.)／ ﾉ
ヾ::::::::::::|.::: |--ヽ、'=＝'''"´',::::.. i'' ＿, -'"ノ
`ｰ-.._l:::: |￣￣ _,, -_'";::::. |,=､ ー､'''´
|:::: ﾄ=-_―'''"´／,ｨ''ﾆ:'ｉ:::. ﾄ } ｀'' ｿ
,!::: lヽ ﾍﾆ､ ´ 〃ゞ='''|:::. |l'ノ __ﾆ-'´ 「勝てると思っているのなら、
ノ !:: |::::ﾍ. ﾞ=' |::: || i､lヾ- 油断が過ぎるね009！」
ｰ=-'|:: !:::| ﾊ ､ |:: l| | '__
l::. |:::l'_='` , 、ｰ- ／|: |!,」' ,,｀
l:: |::| -'='''｀＞=,.´-' l: l=''" |
l:::l::! __ (__,,,.-''''"/,' {
';:::l , ´ ／`} /' ｀ -
＿＿＿_
「勝ち目が薄いなら、 ／⌒ ー､＼
やる夫にボーナスあってもいいだろう？ .／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
ギャンブルには景品がつきものだお。 .| |r┬-/ ' |
景品のないギャンブルなんてただの破滅願望だ」 .＼ `ー'´ ／
. ´￣￣￣｀`丶、
／ZL ､ ｀ヽ、
､_ __/ ／_{_ } } ＼
`ｰｧ′￣ ／ ／／_ノ} / _ノ八 ,_∧
{ / ／ /_//´ ノヘ{_´ vVW} ,
∨ / { ７i丁[￣`ヽ ｀ } ､_ ﾄ='′
}/∧ ｌVィ恭ミﾐ｀ ‐‐ ､_ﾉ从iﾘ
〔 {〈､｀ Lｔタ′ ｨ=ﾐ、/／ /
ヽﾄﾍ {tVﾊ/´ ／
_} ､ ＿_ { ｀¨ 厶ィ 「ハハっ！僕はいいですよ？
／＼ ､ ヽ、 ` _ア´ ／ どうせ、負けませんし」
／__ＦL 〉＼ ＼ _ . ´
_ -─── ´ {ｈ7rv//＾ｰ`=ｧ′
／ ､ _/り// rく
, . -―-ｙ‐: ＝: : .、
／: : : : : : : : : : : : : : : ＼ ./
／: : : : :_: _: : : : : : ;∠:ヾ : ﾊ`ーﾆﾂ_,/
彡: : : ／: : : : :三ミ:/〃 : :}、:ﾊ.: : : :_ノ
ーﾆ三彡/、,' : : : : : ;三ミ,'彡; -; ﾊ : ﾊ: :X
_ . - :彡／| i: : :,': :／二ミ',:／"二',: : : :}: : ｀≧‐
、_; :彡´: : : :ヾi: : ,': / ￣ ',: : : i: : :ミーｯ‐
`ミ三:_ : : ;ノ; t : : ,'= ニﾆ ー ― ニ¨,i: : : i : : 彡′
ゝ-= ニｧ〈 i: : :乍乏ミ 彡示〉i : : ﾄ≦._
ﾉ : ﾞi: : : i辷少ゝ 匕ツﾟ,i: : :ﾄ 、 「ロロ、勝手な取引はやめなさい。
＿／_: = i : : i 、 ./.i: : :iー゛-
￣ ／ i : : i＼ , 、 .／::::i : /＼ アンタ、何が狙いなの」
〉; : i＼＞::. ¨ ,イヽ:::::ﾉ:/::::::/
{ ﾑ: :i>、` =ーイ〈 〉/∧::::/
./｀:ﾑ i. i`i＝ニX. ﾏ.{〃::::∨
.／::::::::::ヾ::,!i:::ﾏ i. ', ﾑゝ::::::::::〉
. ／￣￣￣＼
「ふと思っただけなんだが…… .／ ＿, 、＿ ＼
／ （●） （●） ＼
立ち塞がる奴全部ぶっ殺すって、 | （__人__） |
あんまヒーローっぽくなくないか？ ＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
弦太朗はそんな事を言わないお」 ./ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
lヽ､＿＿_/ __‐-､〃 ／ ヾ
ヽ､ , ′ / ￣ ヽ/ , ∧ｰ---
‐ﾆ´, / / , , ,.､ヾ ,..､ l
￣ ﾄ､ l / / / ／ ｀l ,. ＜ヽ. l l |￣￣
| ヽ. l /. / / ／ヽ ） ）,|// ´＞ｲ:ｌ l | ／
‐‐---‐, ヽ !. / / //ニニ=＝‐.:'.:´.:.:.:.:.:l:l l |.／
--ｯ ‐ ' ＼ |. | l//.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;＞,テ | l !
´ ‐‐---‐ ' r ､l | |/.:.:.:.:.:.:.:.:_＞‐' ´; ｲ ; } | l !｀ ｰ ｯ' 「ふざけた人ね。
、 { ヽ|. | |'､ _￣ ヽゝ 'ｲｹﾘ ,' | l l ＞'´ 絶対に私は引かない。
｀ ｰッ‐ _ ヽ ' l l |-ｪ-｀ﾆ､＝ ｿ' ゞ'′' i| l |´
-｀＝ッ‐ィ / ハ l l | 代迅zｿ _｀ ', j | l |、 家族を人間に殺されたわ。
＞?‐ヽヽ. |ﾊ { ﾍl l |. |ｰ｀ ´ /. / / / フ .私は人間を許さない。絶対によ！」
、 ヽヽ ∨ Yﾘ ｀l. | | ___,. ,.ｲl / ∧´
ヽr‐', ､ ヽヽ l | ﾄ､ /´V / / / ∧
ヽゝ ） .ヽヽ l | | ＞ ､ ゝ' ./ ./ / ∧
ヽ ＜ ヽヽ l | | ｀ ¨′ ./ /
イ ｒ ヽ
／ / / } ヽ
/ / { l ／）人
,′/ / l { ﾊ lV´ '´ ヽ l
l l l l ﾊ ! } ﾉ 1 ! ｒ
| l l ﾊlｰﾚ‐ｿ─'ﾉ 、 l ﾊ
l ヽ丶 l /ｨてﾒ、 ,≧‐､_ ｲ!
ﾉﾍ /ヽ ヽ弋ｔソ ｨﾋうﾒ、 l l }
ﾊ ｒ 丶ゝ ! 辷ソ / ,ｲ/
ヽｨ! ′ ノｲ
ﾍﾄ、 ｒ‐‐ -､ / （弦太朗って誰だよ……）
| ＼ ｰ‐─'
ｊ＿__ヽ、 __,.
, -- ､_ {l￣￣〃＝7
／: : : : : : ﾍｰ‐ｲ: : : : {{: : : ll
.ｒ'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒ヽｒ'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'
／＼
, '-へ-丶 人人人人人人人人人人人人
/ X:::::::::X ． 俺はこの学校の生徒全員と
. , ,ｨヽ､:::/,ｨﾍ ', 友達になる男だ！
. !〈 {: : : ):(: : : .} 〉! ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
|! ﾍ｀､´:::::::｀7´/ｸﾍｰ ､
∨ ＼ゝ::::イ /r{/ r､＼＼_ノﾍ
.ｨ=─==､:::ﾄ､ ＞三７:::トしへ__ノ´ﾉ＼j:.､
/:::L_｀丶､ |::::r､ ＼｀¨¨ /ﾍ:::X{_＿ ／ ﾍ::.､
|::::| ￣丶!::::ﾄ､ヽ | ､ 〈ﾍ:V､===彡' ﾍ:!
ゝｲ＞─､ ,:::::j ／ヽﾆ)､ } !::::! ＼__ ／＿ﾍ
/::/ ／─ｧｲ l | --}＞､V::ﾍ/ ゝ三フｲ
./::,ｨ´ ｀ヽ へ ､ヽヽ. ゝ_ﾉﾌ＞| V' ＼ ＼
丶〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'○'⌒'〜
O
o
／￣￣＼
／u_ノ ヽ､_＼
| ((●）) (（●）)|
. | （__人__) |
（さも当たり前かのように |ヽ |!il|!|!| / .|
覆面ライダーの話を振るなよ……） . | |ｪｪｪ| }
. ヽu }
ヽ ノ
/ く
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
「人間を許さないか。 . ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
なあ、お前のいう人間ってのはなんなんだ？ | ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
第五世代だって人間だお？」 | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
＿ ,
,.孑'¨´.:.:ﾝﾞ¨￣｀¨ヽ､_ ,.〃
ヾ､ｰ-ｰ'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣ノ
､ _｀ゝ'´.:.:.:.:.:.〃´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､.:.:.;:.ヽ､,,＿__,.
ミ二三´.:f.:.:.:;企、i.:;匕三心.:.:.:.:.:.「ﾞﾐ|.:.:.:.:.:ﾆ二≧
｀ｰ-‐ｧ!.:.:.:ｊﾆー―＝ニ¨´ﾑ.:.:.:.匕.:.:.:水二´
,.:’:l.:.:.:{二三＿_,.斗-‐ｭ.:.:.:i|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀气=-
_／.:__;:!.:.:.i｀ﾞミ､ ,ィ壬斗孑.:.i{lｭ ｬ=ﾆ二¨´
｀¨¨¨´_,才.:.:ﾊ'代zｊ /弋zZ}!.:.iﾚ'.:.:.:｀ヽ､＿
,. -<∠斗!.:.:}ム ¨´ ￣´ｌ.:.:j'′ｬｰ-―イ´ 「人間は人間よ！私達は人間じゃない！
く ｀¨ｰ匕¨'';.:.:{斗ゝ、′_＿, 才:.;ｲ:ミーゝ
斗七>孑ｰ ､';.:.ｌ ,ｨ´:.ヽ、¨ .ィ'´}:.;ｲ:::〉 遺伝子が違う生物。
,'::/ ﾑ:ト';:::::::::::::才 ,._jﾑゞｲ,′ 猿と人間を同じ種とは言わないでしょう？」
l::j ;' ﾉﾆ=ﾗ´寸 ｀;:才´ j ,什/ ト､
{;i ,′::/ ﾞi! }入 '´ }〃 ／ ｊ｀ヽ､
l;' ;::::::,′ ゞ彡 ﾞ' ,. 才 ／ ｀ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
「じゃあサイボーグはどうなんだ？ ／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
やる夫は身体の9割方が機械だから、 ＼ ｀ ⌒´ ,／
人間どころか生物の範疇も怪しいお？ r､／ ＼r 、
|:l1 l;l:|
人間を許さないってのがお前さんの戦う理由なら、 ./|｀ ｝ ｛ ´|ヽ
やる夫とは戦わなくてもいいかもしれないな」 ノ `'ｿ ゝ' `ヽ、
/´ / ヽ、 ヽ
// / /´--ミヽ. ／ｨ三ヽ ヽヽ
// | l /´￣ ｀｀ ￣´´ ￣ ヽ. l !
i ! :| |l ＿ i ! |
｜|| :|! l! l! ＿＿_ﾉ/ {／´￣ ｀ l | | | |
｜|!:l:l/l! |´ 二_￣´ _ z=ﾐ、 !| l!l! !
l l!:|:lﾊ! !7´ ,rcヽ ７=c、 ﾄ、|lﾊ!| |
| . |: ﾄ. ヒﾂ ヒﾂ ﾉ´,| l |
| : |: | ｀ ｰ ´ l ｀ ー' /| l !
! :.|:. : ! u ! /.l: ::l!|
| ::l:: : |ﾄ､ ＿＿＿_, .ｲ´!: :l!:| 「えーと……」
／´￣‐ミヽ|: :: |:_.ﾐi.. ﾞー―‐ '´／/:/l: :lﾊ|
/ ヽl: |: ! ヽ＼＞ _,. イ:::/:/:::l: :/!
{ ＿＿＿ l: :|!: ! ヽ ｀ - ＿ﾄく/jｲ/.://
{￣＿ --― ﾄ:{ﾊ.l ヽ ,r‐.､{ヽ/:/
´-‐ ￣￣￣ バ ﾄヽ ヽ /ヽ:::.:l!//､ｰv--――- 、
＿＿ | | i＼ {- ､ Y:ヽヽ ヽ､＼ ヽ
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
「完ッ璧な受け売りで、 ' （●） ＼
微塵もやる夫の言葉じゃないんだが…… . （ｌ､__） |
⌒´ ／
お前に言いたいことがある」 ｀ｌ ＼
ｌ ＼
. ／￣￣￣＼
「人工心臓を始めとする人工臓器は ／ ＿, 、＿ ＼
今や医療じゃ当たり前の話だお。 ／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
そういった人工臓器をある程度使うと、 .＼ ｀ ⌒´ ,／
ある境目でソイツは人間じゃなくなるのか？ /⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
そうじゃないだろう」 / ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
. !| }~'i 、 .!Y-‐´ ｲ
!! ヽﾄ- __.ノ_! ｲ'´／ i
ヽ,~￣ ´/ r''´ .!
ｒ'::!__,.イ:::: | .:::: _!
,-､ __,.--‐''_,イ ヽ .! ,.__,／／
ﾉ_,..ゝ'"::::::.∠;-ゝ__ y‐!∠ ,._／___
ヽ,___i''!ヽ／ 〈 V´ ／:::::￣:/
. r''､ | | r''' ／// ! ＼::::::::/:::
. ,ゝ、>〉 ヽ!、. ｒ'"／/_ |__＿,..-ヽﾍ::::
!、_!〈 ｲ r::::::／ / ‖i::: ０|::;;:::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿_
「第一今の世界の人間は、 ／⌒ ⌒＼
遺伝子が昔の人間とは違うお。 ／（ ●） （●）＼
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
第一世代と今の世代っていうレベルじゃない。 .| |r┬-| |
10歳違う奴と遺伝子配列が違うんだ。 .＼ `ー'´ (⌒)
＞ ﾉ ~.ﾚ-r┐､
遺伝子が人間を定義するというのなら、 / ノ__ | .| | |
この世界に人間なんて1人もいねーって」 | 〈￣ ｀-Lλ_ﾚﾚ
| ￣｀ー┬--‐‐´
＿＿＿_
／ ＼
「人間かそうじゃないかを区別するものは、 .／ ⌒ ⌒ ＼
そんなもんじゃなくて在り方だお。 ／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
ドラゴンボール。あれ相当面白いよな。 ＼ ｀⌒´ ,／
オメーも結構好きなんだろ？」 ／_∩ ー‐ ＼
（＿__＿） |、 ＼
＿＿＿_
「やる夫はお前らとこうして話すことができて、 ／⌒ ー､＼
同じ事で笑えて、変わらない事で悩める。 .／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
だったら第五世代もサイボーグも人間も、 | |r┬-/ ' |
大して変わりゃしないだろう」 ＼ `ー'´ ／
＿＿__
／ノ ヽ､_＼
.（●） （● ） ＼
「流石にお咎め無しって訳にゃいかねーけど？ ／⌒（__人__）⌒::::::::＼
| |r┬-| |
同じ事で笑える奴を、殺したかないんだ。 ＼ `ー'´ ／
そんな気分なんだ、今」 ⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ ヽ /
＼_,,ノ| ､＿ノ
｀､ i ／"＼ i|.／ _,. |
＼._＿ _i ./_,-‐-､｀､ /.,_-‐‐´ ｀､ :l
￣.l /i'‐-､__ ｀､／_, - ､ _ ｀i |
i /::l ｀｀‐‐､＿ ｀'‐-、l :| ,,
.| .i:::::|=;;;;;,､__ ￣｀‐‐--| |-‐´ヽ
／.i .i::::::| ＿＼｀｀‐-､＿ .| i .|ｒ´｀i |
＿＿／ .| i:::::/l代会i;､､ ，,￣｀‐‐--| i:.|そノ,,;‐´
｀ -､._＿ __| i:::::l__l ､又タ i ｀｀ﾆﾆﾆﾆ=;| i::l￣
.￣. .l l::::l .i ￣ , "´ .＿＿ l i:::l , ､
.l i::::l i .ﾉ ,;行吉へ | i:::l,´,_ i 「……あんた、変な奴ね。
.i i.:::l .ﾉ｀､ く ､遊夕 .,| i i:::l､´ l
i i.::lノ_,,-ヘ ｀､ ｀ . ￣ｏ| i. i:::l丿 / それにすっごくお喋り」
.l i:::l￣／ |ヽ ｷニ､ u _| i. i:::l-‐´
.∧ i::l,/ | |:､ __,, i i. i:::l
i ｀, i::l .l l ´--‐‐ '""￣ / / /::/
（i＿-A i:l ＼＼ ___,,,;--‐/ ;:::::::ノ
| ノ==｀,|ニ i￣￣ /.ﾊ::::::/
／ ￣￣ ＼
「ちょっと前までは、 ／ノ ヽ__ ＼
もう少しマシだったんだけどな。 ／（―） （― ） ＼
|. （_人＿） u |
どう考えても変な事言ってんのは、 .＼ ｀⌒ ´ ,／
自分でもわかってるお」 / ヽ
ヽ: : : : :,.. : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
ﾄ､ _＿＿ ＞: :/ . : : : : : : : : :′: :ミﾐヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼
ヽ .: : : : : : : :/. : : : : : / 三ミヽ彡三ﾐヽ: : : : : : : : ::!: : : : : :ヽ: : : :`ｰ---イ
＼: : : : ::/: : : : : : / ´ ￣￣￣￣￣｀ヽ: : : : : : : ::!: : : : : : : :＼.:.:.:.:.:.:.∠
ヽ _＿＞-イ: : : : : :.:/ ＿ ..',: : : : : : ::l＼: : : : : : : : ＼:::::／
/: : : : : : /,. -‐=＝､ﾆ二二＿ ...,: ',: : : : : :.l |.:.:.:.:.: : : : : : :＼
././: : : : :.∧ 二ヽ ｀¨¨¨ ,＞=そ1: : : : :.l＼|:.:.:.:.:.: : : : : : : : :＼
/:/: : : : : /: ﾊ Y心ヽ ｨｲ 千rﾃ11: : l:l : ﾄ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.::::::::::／
/:/1: : : : /l:/: ﾊ.廴ｿ ヽ弋辷ｿﾉ.:.:.:.l:l::::l ):.:.:.:.:.:.: : : ＼￣
／|/: l: : : :/:.:l: :/ 1, , , , , , , , , l.:.:.://.:.:レ': :.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : ＼
￣|:/ l: : : l: :::l:::l _人 ヽ l.:.://.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : :／ 「……いいわ。飲んであげる」
l: : : l: :::l:::l::::ノ ヽ ﾏ ￣｀ヽ /::/.::::::::/.:.:.:.ヽ ￣ ￣ ￣
l: : : l: :::l:::l l＼ ヽ ＿ノ , ｲ::/.:::/l:/:::::::::::::::＼
＼: l: :::lヽ! ノ:: : > _,. ィ´ //.:::/ﾆﾆ7⌒ヽ::::::::::＼
＼: :l ￣ 「V //.::77／.::::::::〈 ￣￣
／.::::::ヽl.:::::::::::::`ｰ---1::l//.:::://.:.::::,. -┴……‐- ､
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:://.::://.:, ィ´. :.:.:.::::::::::::::::::::::::::`ヽ
/.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::://:::: //::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
／ﾞ>
／.／
,〃''"'く,／
,- ,ゝ ＼
_｀>､＼,__ ∨
,．'／ ／ヽゝ:ヽ／￣~`丶、
＿_＿ノ／ ／ : : : : : ; へ, V .|
ヾミ:.／ ／: : :＼: :／: :. :.ﾍ V .|
／ ／: l二二 二 二二.|:| Ⅵ彡'
ﾐ／ ／,+l: :|- = 、 _;:．- |∧._,.． ﾍ
／ ／:_:_{ﾍ|: |ヾ示.､ ',ィ'iﾃ7|:r'´-‐‐‐∧ 「けど、私達が負けることなんて、
／ ／,ｨ≦:_:ゝ ﾍ ｀´ , ｀´_,.ｲ｀丶 ﾊ 絶対に無いけれど」
. ／ ／ ,.ィ{￣￣￣ ￣´ ,＞'´
. ／ ／ / ∨‐'''"´,．'´ ., '´ヾ{
／ ／ ,′ ＼ ._,.．-＜,ﾘ
. ／ ／ { .／＼//＼: : :. :＞．,
. ／ ／ ', ./: : : :_/:::_::::＼:＿ヾ/|
. / .／ ‘，.／: : :,ｨ(O_, - = - ､_O) ＼
/／ ∨ ﾊ: :,:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::}
./' ∨: : :{:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::ノ
∨ : :ゞ,:::_::::::::／_､:::::;::ｲ|
, ‐:.． ∨: :,': : 」Ｌ::::--:::」| V/
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : └┘: : : :||: : : :└┘ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ||
|| ＿＿＿|: : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ‐r― ―‐||――
-‐.. ||-{三}三三|＿＿＿: : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | -|:.:.:.:.:.:.:. ||:.:_...-
¬冖 ￣ ￣￣￣¨¨¨¨¨¨¨ 冖冖冖¬¬¬======―――----ｚ＝‐- '''"´...┴.........''"´..........
_,,..．-‐...''"´.............................................................
￣ 冖¬==―-- ＿_...................................
￣￣￣¨¨¨““““
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
「勝てるさ。 ／（ ●） （●）＼
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
だってまだボスがどっかにいる。 .| |r┬-| |
これ、Aパートって事だお？」 ＼ `ー'´ (⌒)
＞ ﾉ ~.ﾚ-r┐､
/ ノ__ | .| | |
| 〈￣ ｀-Lλ_ﾚﾚ
| ￣｀ー┬--‐‐´
＿＿＿_
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
「ヒーローが負ける時間じゃねって」 | |r┬-/ ' |
＼ `ー'´ ／
┌──────┐
│ .│
│ .│
│ .│
└──────┘
┌────┐
│ ...│
│ ...│
└────┘
┌───┐
│ .....│
└───┘
.
最初に動いたのはやる夫。
この世の理を自分のものとする、傲慢な能力を起動する。
＿
| | ＿
| |＿＿ .＿＿ ┌┘└┐
| ＿＿| ＋ | _ . | ﾆﾆ! !ﾆﾆ
.＿ . | | |. |_|. |└‐┐┌┘
.| | | | ＋ | _ . |i二二 二i
.＿| |＿| |＿＿＿ |. |_|. |┌､ .| 「
|＿＿＿＿＿＿＿_| .＿＿_ | . | ヽゝ」 |
＿ ／´ ｀ヽ ￣￣ ヽ |
＿＿| |＿＿ ┼ ／ ＼,:::::､／ ＼ ￣
|＿＿ ＿＿| / （○）:::::（○） ヽ ＋
┌─┘└─┐ r‐.、 .| （__人__） |
└─┐┌─┘. ＼.`ー-==＝＝ニニニ三´＼. ｌ++++l .／. ` ｰ - ､
. , ─┘└- ､ .と´ ._,,_＿＿ ｀⌒ ´ ´. ヽ
ｲ と‐┐┌- .,/ ｀￣ ￣￣￣￣.ヽ. ., -‐-==､ ＼___
ゝ, ￣ ノ .! ./ `ヽ、 ヽ
￣ | .| {ヽ /
.＿ ＋ ...! i ｀ ￣ ＿
.＿| |__ ,.-‐.､ } { | |
|＿ ./／ ｲ .| / i、 ┼ | └─┐
/ ／ | | ./ ＼ | ┌─┘
/ ／ | | ./ ／`''=,, .＼ | |
|__.....| | レｲ / ／ ''=,, ＼ ., ─┘└- ､
.| | | / / .／ .ヽ .ﾔ ｲ と‐┐┌- .,/
.| | ゝ-イ / ／ ﾔ } ゝ, ￣ ノ
サイボーグ、第1の武器：フラッシュタイム。時間を止める能力。
この世の全てが凍りつき、鳥でさえも、空で羽ばたく事を忘れる。
同時に、カレンと呼ばれていた少女が動いた。彼女は超高速でやる夫に接近し、その腕を振るう。
その掌は高熱でも発しているのか、赤く輝き、空気を焼く音を伴っていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
-彡: :l: : : : : : : : : : : /:://////XxxxxxxxxxXXxxxxxxX///,': : : : : : l
彡´ﾌｌ: : : : : : : : : : :,'::////////////////////////////': : : : : : ,'＼
,／: : l: : : : : : : : : : '/`＜///////////////////////＞: : : : : : ,': : : ＼
: : :彡ｌ: : : : : : : : : :,' ミ‐-ｘ、 `¨¨¨ ー――‐ ¨¨¨¨¨ィ≦ ,' : : : : : ,': : : : : : `ー: . 、
l: : : : : : : : : ,' ミ伝、 ＼ / ／,.ィ心/.,': : : : : :/: : : : : : : : : : : : :三彡′ ＼ 人人人人人人人人人人人 ／
、 /.ｌ: : : : : : : : ,' i .{::::::::心 ヽ ヾ .i 〃／:::::V /./: : : : : /_:_:_:_:_:_:_:_:_: ; ＞ '::/ｌ ＜ ＞
. ）/::::l: : : : : : : :,'廴乂:::::::::ツヾ }i ./,ィ込::歹 /: : : : : /＼＿|::::::::::::l////// ｌ ＜ 貰ったよ！009ッ！！ ＞
´./:::::::'; : : : : : : ′ ￣￣ ,′ ./: : : : : /ミ_:_:ゞ::::::::::::,'///// l ＜ ＞
／::::::::::', : : : : !i:ﾊ ′ /: : : /: /::::::::::::::::::::::::::::l//// /l ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
:::::::::::::::::',: :i: : !:i:iﾑ、 { ./: : : /: /::::::::::::::::::::::::::::::{/// /: l
::::::::::::::;ィ'; i : i:::i:iﾑ ＼. ＿ ′ ,.イ: : : :〃:/::::::::::::::::::::::::::::::::::V / : :l
:::::, ＜//∧ : i:::i:i::::＼ ＼ ,.イ ヾ〃 ,イ /: /: ://:/:_::::::::::::::::::::::::::::::／ ,ｲ : : :l
////////.',: :i:::i:!:::::::::}／＼ ゝ、__ ,.',イ/ ／／:／/:/ ヽ｀ヽ::::::::::::::::::／ .／: : : :,′
/////////',: i::i:i＼ ::::::::::::::::` .、_／:::/／／ / ＼ー―−´ .／ : : : : /
//////////'; i::i|:::/´＼::::::::::::::::::::::::://///／ ＼__＿_, イ: : : : : : :/
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. /⌒｀ヽ、 .,..-=＝=､ ,从
. {: : : : :. 丶 {: : : : : ヽ ／´ ⌒ ＼
',: : : : : : ヽ !./´￣ヽ .| ヾ ﾋｭﾎﾞｯ
ヽ: : : : : ...＼ {.ゝ＿_ノ.ﾉ! _....__ }!
＼: : : : : . ヽ ｀ト-=-‐' .! ／:::::::::::｀ヽ |
丶: : : : : ＼_ ./!: : : : : : ! /::, -‐==-､:::! !
ヽ: : : : : . ヾヽ_i::ゞ: : :.:..ノ`ヽ、 i/: : : : :.:. ﾔ}
iヽ: : : : : : ﾉ:::::::::｀ー ':::::::::: ｀´.i: : : : : .ﾚ
＼ゞ;_;_;,ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾉ: : : : /:::〉
＿ ,.....,:;=-'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/: : : : :..... !::::ヽ
. /´. . ￣｀＝‐＝=≦=‐､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,': : : : : : :.ﾉ:::::::.:ゝ、 ..,, -‐＝== ､
ゝ、: : : : : : : : : : : : : : :..}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i ;-‐‐､ /::::::::::::::::/￣｀＝''´: : : : . . . . . .）
｀ ー==‐‐‐-=.........,,ノ:::::::::::::::,, -‐:::::::::::_,, - ─:''::: ゞ .y′::::::::::::::{: : : : : : : : : : : : : : : :.ノ
｀ｰ=､;:::::: -‐''´:::::::::::,,ノ´::::::::::::::::::::::::｀ー‐'':::::::::::::::::::::::ゝ: : : _;;=-＝==-‐''´
｀ヽ ::::::::::::::::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`／´
カレンの右腕は、やる夫に当たる直前で、羽のように舞う、葉を象った障壁に阻まれる。
リーフシールド。サイボーグ3番目の武器にして、ミサイルの直撃すら受け止める、無敵の盾。
i, 'i ` -､ヽ, .／._, -一''''~ ./::::::.l _､,,,//
`` ~`'' /-'~ /::/::./ ／::::/::::'<
l ,､,-, ----ーーー-------､､, l::::l::::i' .／::::./::::::i,l`
／lヽ, ==,､, ーーーー----ー _,, -' l::::l::::l ／::::／::::／ ,､.
l::::::::l::::`､ `'ー-----,-,--ー'~ .l::::l::./ ／::::.／::::／ /::/.l
l::::::::l::::::::l // 'i,l/ , -'~_, -'::::.／ /::./::::l
l::::::::l::::::::l ,,,// l .／_, -'::::::_／ /::/::::/
l::::::::l::::::::l`, -､,_ >, l ~=,- . { (＿,,,, - '~ {/, -'
.l::::::::l::::::::l, `-.､::'ヽ, ./::::::.＼ |l|w/L ,r_／ ／
l:::::::::l::::::::l `'''-､,,,,,) l::::::::::::::l:.＼＼{ｗ└ ¨ ´ ／
l::::::_,,l,,, -'一'''~~::::::::~~``''ー-､,_::::::l::::::.＼´ 彡x
_,,,,,､ 'ｰ '~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ,:::::.> ； ’ ∠─ ,､ <ﾌ ,､ ./ 7 / 7
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_,::::---::::::::.／ }| .<二､ﾆ> ／ / /_/ /_/
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_,, -''''~:::::::::::::::::::::.／´ヾ, r､r‐|＾` .<二､ ﾆ> <二_／ <> <>
::::::::::::::::::::::::::_,,, -一'''~::::::::::::::::::::::::::::::::::::／::::l:::/／ }´ `┘ ＼::::`､::::＼
::::::::::::::_, -'~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_, -,'~:::::::::./.::::::::::::l `､::::`､::::`､
::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::., -' i,::::::::::::::i,::::::::::::l _,,､､､, - `､::::'i::::::::l
.／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ l::::::::::::::`､::::::::::l , -'~ , - l 'i::::::l::::::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ `､::::::::::::::i,::::::::::､::::／::::／ ,､, `､::::l::::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ '､::::::::::::`､::::::::i,::::.／ /::/::l '､::::l::/
::::::::::::::::::::::::::::::::::／ `､::::::::::::::'､::::::::l/ ./::/::::l `i'i
::::::::::::::::::::::::::::／ l~i`､ /＼::::::::::::`､::::.l /::/::::.l /
::::::::::::::::::::.／ .l::::l::::l /::::./＼.::::::::` ﾉ l::::l::::::::l
::::::::::::::.／ l::::l::::.l ./::::/::::::.／`'ー'~ l:::::l::::::::l
::::::::::／ l::::l::::l l::::/ .::／ l::::::l::::::::l
トトン、とやる夫から飛び退ったカレンが、ニヤリと笑いながら口を開く。
､_ ＿ ＿,．'´. : : : : : : : : : : : : : : ｀丶､
＼ . : : : : : : : : : : : : : : : :´ ￣￣ ｀ヽ｀丶､
＼. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |￣ ｀ヽ: ..ｨイ
／. : : : : : :1: : : : : : : :, -‐‐- ､: : :.!: : : : : ﾄ､イ
､ _ ＿ ∠: : :r=＝＝1: : :!: :.!: :./三三ミﾐヽ､:!: : : : : :!: :ヽ､
＼. : : : : : :L__＿ _」: : :!: :.l: / ￣￣¨¨`ヽﾐﾚ'彡1.:.:!. :.:.:.:.:.:.:ﾌ
｀＞. .: l .: : : : l:!: : :!: : l仁￣｀¨¨ー-- ､｀`1.:.:L. .: .:／
／ . : : : ／:, :ｲ:!: : :!: : l ＼､ `ヽ!.:.:| ￣
／ . : : :／.:.:.:ﾊ l:.|: : :l: : l云ﾃtrゞ ,∠ﾆ' .:!.: ﾄ､ 「……その盾、切り札みたいなものなんでしょう？
∠ _ ＿, ィ´.:.:.:.:./.ﾊ.l.:|: : :l :/ヾ辷ﾝﾞ .ｨﾓﾃ.:.:. !.:.:l.:.:.> 一番エネルギーを食う武器だって聞いている。
￣／.:.:.:.:.:.////l:.|: : :l | ´ ¨` 'じｼﾞ.:.:.:. !.:.:l'´
￣￣フノﾉ/l l:.|: : :l | ,.′ﾞ´,ﾊ:.:.:.: !.:.:! まさか最初から使ってくるとはね」
,.ヘ l.:|: : :l | ､ ｬｰｧ ,ｲ.:.:|.:.:.:..!.:.:!
/: : : .＼ l:.|: : :l | ＼ ｰ' イ.:/￣|.:.:.:..!.:;′
/. : : : : : :＼N: : :l | /.:.:.｀ﾆ´ !/ |.:.:.:.:l/
ノ. : : : : : : : //:l: : :l |'.::.:.:.:.:.〉〉 ′ |.:.:.:.;′
,. .:'´. : : : : : : : : //.:.:.＼:l | ';.:.:.://.:l「.:.:.:｀ヽ､|.:.:.,′
,...
／（
〈ヽ {:::::::）
´ ﾞ'''" ＿ノ
＿＿＿_
／ ＼ ノ⌒)
／ ヽ、 _ノ ＼ ~''''"
/ﾞ'l ／ （●） （●） ＼ ｎ ト、
「お前やる夫に油断だ何だ言ってた癖に、.ヽ/ .| .（__人__） l^l.| | /） lノ
自分が考え甘いじゃないか」 ＼ ｀ ⌒´ .／| U ﾚ'/／) ＿ノ
γ⌒ ｀ ー'´ ﾉ ／
i j ｒニ ﾉ
ヽ､ l !ヽ､_,__／
＿＿__
／ ＼
「お前らには全員フラッシュタイムが効かなくて、 ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
加速装置並のスピードで | ／ .ｲ '=・= =・= u|
動けるなんて予想はついてんだ。 /,'才.ﾐ) （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
だったらこれしかないだろう」 ／＼ ヽ ヽ
､ /:::::::::::/|/:::::::::_,. イ :::::::::::::::::::::::::: ｀丶
.|l/ :::: /|::::::::: ／/´ /::::::::::: ,. -r' ::::::::::::::: ＼_
|ﾊ i / | ／ /,. -‐／ く::::::::::::::::::::／/′
.| / |/ ´ , ｨく::::::::::::::::／: : /
|/{ / ／イ ＼::::::::::::::::::::/
l{`､ | | / , イ幺_,､孑 ヾ,r‐､ :::: 7
｀ゞ＼ﾍ､ｊ{/ ／,zィ'ｽジ~′ /'＾｝:: / 「フラッシュタイムを使ったのはあくまで確認か。
!ヾ'杙N ′´￣￣'' / 〉 /l:: 7 戦い慣れているな。
', ￣:| / __/ﾍV
'､ } { ｊ |{ 5対1。呆気無い戦いになるかと思ったが、
.丶 ヽ- ＿､ 刈 |! そう簡単には終わらなそうだな」
ヽ.‐-=＝二／ ／// {
`､ ⌒.. ／/／ /_,,.､|ｿラ＾
.`, ／／／'''７´ﾆニ三三∨
ﾍ.＿_ ／／／＼ /三三三三三∨
.ャ=十く彡ﾆ／ ＼三三三三三∨
ﾄ､＿＞／ ／ _,. -― ミ ヽ
＜⌒ミ= ￣ ／⌒ヽ ′ ｲ 、 ∨ ＼
_,,..≧x.＿ ／ ／￣_＼:| / ;| ﾄ､__＼ ‘， {
＜ / ／=ミx{,/彡| |'"|///ヽ ‘， 〉
＼ 、 -=弌 ∨ | | |////∧ i/
__ヽ ＼ ＼ } }⌒＼ | | l/////∧ !
⌒ヽ ＼ ミ=- }:/ / -=ミ＼_ | |./＞―x//i |
＼ ﾄ､__/ ／ｲ ｔｩ ヽ_ | l{/ｨｔ笏ヽ}'/l |
‘，＜. ＿／ ` ｰ‐'⌒ ﾉ'′⌒Z7///: ! 「どく、皆！ 試す、硬さ！」
__ヽ { 〈 |! ∠/// |
＞ ヽ..､ |〉 }/ } .ﾟ
. ⌒¨｀ヽ ﾄ､ 、 .ｨ . 'ﾟ j/
.⌒ヽ| ＼ ヽ=＝ニ三ﾉ /＿_
. r=＝ﾆ二L_ ＞ ., ー‐__ / ﾉヽ
| ￣|＿_ ＞., |0Ⅵ｢ | | |
| | ＼__｀¨¨´ / | | l
カレンに代わり長身の男が進み出て、やらない夫のように、全身から眩い光線を射出した。
やらない夫と異なるのは、その光線が複数な事。
,､
__ /！
＼_人＿人∧从＿人_∧_人＿/／ __／.:.:.｀ヽ、 / ！
) ＞ ., -r':.{:.:.:｀丶､:.:.:.ヾー‐ｯ / ﾚ'
＜ オオオオォォッッ！！ ＞ ._/.:.:{:.:.:.､_j:.:i:.:!､＼:.:.ヽ:〔__, / /
< ( ./.:{:.:.:.:＞＝|:.:ｌ:.Fﾍ､:.ヽ:.:.:く /{/ /
_＿__,-､ ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^ {:.:.:.｀iく≧ﾐ､｣:.:l:.F≡ﾐ､:.｀､:.:.ヽ / / /
/ _,／ ＼__ V:_:ﾉ〃g;_〕]:/!:トゞく厶:.:.:',:.:.:.', / /{ ,〃
{ // /^ー‐′ ｰ≦_:.rｉ' `¨´ ﾉ'〈lﾘ _≧=ﾍ:.:.!:.:.､} / / l／！
| 〃 _,厶 -‐…‐､__ _ノイ{ ,ｒ===､`ーｧ∧从:.:|） 〈_/ _j
} ´ _r‐ ¬‐ ､＿〕 ／￣￣}ﾍ. ｉ::::::::::::l //! !.| [i ／ ／ _／
. ,' ｀`ー一､ _. -‐- ._ | l！!、 {'⌒⌒ﾞ}_//}｣ l | ﾋ〕 ／ ／ _ .. _／
/ 〉‐く ヽ、 ∠.._ ＼_ } l∧L＼`二二7 /_｣Ｌノ｜ l ! ＿∠二二ア＿／ ｀ヽ.
. ,' / ＼_} / ／ ￣`ｰ〈 |_厂￣{ヽ _｣_／,ﾉ } ｜ l !二二 _, -‐ ´ ',
{ _,ノ ∧/ |′ |`ー一厂 `ー| |り＿_ へ、 , ‐ ､｜
l ノ{ {〉 _＿＿__ ﾉ |`ー‐ｧ Ｌ.｣´ >､ ヽ ／／ } } } ／
. l ∧ ！ ／ ／ ￣{ﾞｰ＜_ __Ｌ..__厶 ／／＼ ＼_／／｀丶Ｌﾚ'´
l / '. _｣ / 〃 ヽ ￣{_ } ! , -‐- ､ / 〃 ｌ ／ _ ヾ､
. l ', {三≧=＝¬′ { ＼ ,二´ ｜ { .:} { {{ 〕く ／ }二二＼
l ∧ , -┘ ー=＝ｧ≦｣＼ ＼_/ 〕 | ﾞー一′､ ＼､ ／＼ ＼/ , '´ ／}￣
. l / / ／ ／ ｀ﾄ､＼ ＼_｣ ＼r=〈〕 ヽ､_∧ / ﾉ
lー…'´ ∧ _／ ／ { ＼＼_＿__ .. -‐…¬厂 ¨ …‐- .. __／ゞ冂 ＼ `┘/
｀「丁¨´ ｀く ／ ', ゝ _ _ .. -‐…¬冖¬ ‐- .. _＿__ .. ＦH！ ＼_{ /
い ､ _ '´ '. ￣ ｜ l！l | ＼{
. ', ', } . '´ '. | } } } } ＼{
ヽヽ ／ ',_＿__ | _＿＿__ﾉ りﾉ
＼､_ ／ r─‐- 二 ┐ | 「r¬ァ_／ ／ /
そして1つ1つが意思を持つかのように、やる夫を狙い誘導する事。
更に長身の男は、そのレーザーを連射した。
目を開けていられないような光が乱れ飛び、爆発音が連鎖する。
┌──┐┌──┐ ┌─┐
┌────┤ ｜｜ ｜ ｜ ｜
｜ ├──┘└──┘ ｜ ｜
｜ └──┐ ┌──┐｜ ｜
｜ ｜ ┌─────────―────────┐ ┌─┐ ｜ ｜｜ ｜
｜ ｜ ｜ ｜ └─┘ ｜ ｜｜ ｜
｜ ┌──┘┌┐ └─ ‖───────────‖ ───┘ ┌─┘ ｜└─┘
｜ ｜ ┌┘└┐ ‖ ‖ ′ ｜ ｜┌─┐
｜ ｜ └┐┌┘ Ｊ 从し'∠_ ／ ‖ /' └────┘└─┘
└────┘ γ´, │､ , . =＝≠＝= ≪ ＼、 ,＿ﾉし'L＿ ／＼
/￣|＼ └└┘ﾞ≫＝:: . :.. ;. :: ':: .:# ;:::＼ ≫=三三三＝―:.:=≪ |￣＼〉
/ ／＼| ∠三三三＝――::.:.、 :. : : ＼_∠三三＝.: . . :. :’ .: .%’..＼ Ｌ_／ ' , "
〈∠＿／ /三三＝三 ＞=: .,:.: : :.）'.: %; :∠三三＝'’: . .: ノ::::'’: . ::::.＼
' , " ,、 ,'三三＝ ∠三三＝―― /三三＝―｀:.: : ''"; : .: :..:｀:.: : ''"; : .',＿
{三＝ ∠三三＝: . : : '" / :三三三｀:.: : ''"; : .: :..:｀:.: : ''"; : .:: :..::三ニﾆ ＝=― --
――=':＃:=::. '三三＝:: .: : :' " ′三三三::｀:.: . .: . .: .''".: ,: .:#::.:「
｀: ﾐ/三三＝―― : . : : : : |三三＝―,:#:.; . : .:”.:.' ,:#:.; . : .:”..':.:| 、 '
' " ▽ " Ｖli!|三三＝:: ,:'" :: :., ､;:.|三三＝ : ''"; : .: :..:｀:.: : ''"; : .:: :..: ':'",′
'li!|三三＝―'’: . .: ノ:::',!|li!|l:;iζ''".: ,: .:.: .: ､ .''".: ,:/ ∠７
《〉 」li!',;三 ':. ,:#:.; . : .:”.:.' ､!|li!|l:;i: ''"; : .: :..:｀:.: : ':ノ; ::: :.: ''∠_ ' , "
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／＼ | .....ノ‖li!lili!i!|!:;､三三. ::. . . :;. :::/!|li;i､. ,:#:.; . : .:”. ' :',,:#: :: ”.:.:.'／＼ |
.....,| ＞‐――┤⌒＝（三从llii!|li!|l:;i!ii!|l:;:;...... _!|li!_」!|li!|l: .: . .: .''".: ,: .:# L:_’: ...:..〈￣￣＼|;;´;⌒;::;｀）´〃
＼＿Ｌ,,＿＿／ . （⌒;.;;. _;,;':,|li!|l:;i!ii!|li!|li!|;.⌒:.)::;:..:; . 〃;,:. ）;.; .;.) :....,,,, :::''"⌒)::.....::.＼＿／―＝:.⌒:⌒)^)
人間の粋を凌駕した人外の戦いをやらない夫が呆然と見守る中、
もうもうと立ち込める煙の中から金属光が飛び出して、長身の男に襲いかかった。
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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. . : :へ〜: : : ::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::: |.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::゛'ｙ ．,: :ソ~'〜 : . . : :~'〜 : . . : :
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ,ﾉ／
／ ／/,| ∠..ヽ ∨ ‘， て ,/ﾉ゛
.／ ／////!,'//∧ﾄ､ ∨ ﾄ､ ‘， （ ﾉ./
〈 ///´￣｀゛ |:∧ }: l ヽ:} / ./
/ヽ ∨__ |:::::ﾊ |:、 | }! / . /
'//} 〉-=≧=-､ } /代:ﾌ}'∧ ,' / .′
//ﾉ ｲ 弋tﾂｘ / {:. -=ﾆ彡'/ ムッ ヒュッ！ / /
＜＿／ ｀¨ ´ ∨ -=ｧﾆ} ／ .ｌ
{ 〉 /// / l
＼ ‘， ___ '__, {/'′ ／ -、 l
/∧ ヽ r __,. ⌒´,ｨ// ニ＝―┐ ‐./ ヽ l ,
//∧ ＼ ヽミ __ -= / / ／ / .ｌ .l /
＼///＼＿_＞ ., ｰ ｢Ｖ} / ,／ / .| .l .,rソ
￣|'/////////＞‐┘'ﾟ .厂￣ } / ／ / | .＼__,.,,..‐ﾝ"
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ .／ ./ │ ／
,.!-‐ﾞ,i' _....､ i′ / ,／
./ ,, ､." ､y'" . ! / .lﾞ . ／
/'" ./ ／/゛ .l ! / .／
./ _／- ／ . / | / ./ . ／
ｒ'"゛ l ,／゛ / ! ./ ./ . ,／
./.,, '"゛〉 ,..ﾆ, ./ i′ !、 .,./ ／゛
/゛ ../ ． ,､．'゛ . ｌ .lﾞ / ｀'''''' ／
" ,..‐゛ | ,..‐'./ │ .! / .,／゛
.､゛゛ .,, ‐.'''： ,..-'´ ./ ./ ./ ./ .,／゛
lﾞ ／ ./ _..;;./ / ! ! ./ ,／゛
. `,i` ./ ヽ _ ,... ‐'ﾞ／ │ ./ ! .ｌ .／ ／
..,″ ,./ ,ｒ'" . ｌ .゛ ./ .l / / .｀''_シ'´
..′,／ ./ | ./ / lﾞ / _..-'´
長身の男が身を捻り躱すと、高速回転する鋼の刃、
サイボーグ9番目の武器たるメタルブレードは地を削り、カン高い金属音を響かせる。
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
「とっととくたばっちまいたいってずっと思っててさ。 . ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '=・= =・= u|
……偶然死ぬ事を期待して、 /,'才.ﾐ) （__人__） ／
傭兵家業をプラプラ続けたお」 . | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
＿＿＿
「そんなやる気なく戦ってると、 .／）／ノ ' ヽ､＼
時々直撃弾を貰いそうになる。 ／ .ｲ '（●） .（●）＼
. /,'才.ﾐ). （__人__） ＼
貰えば死ねるなって思うんだが、 | ≧ｼ' ´ ⌒｀ |
毎回とっさに防いじまってんだ」 .＼ ヽ ／
＿＿＿_
／⌒ ー､＼
「結局のところやる夫は今も昔も、 .／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
女の子に守らればかりいる。 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| |r┬-/ ' |
流石リーフ・シールド。 ＼ `ー'´ ／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
こんだけやばそうな攻撃なのに、 ./ ,⊆ニ_ヽ、 |
怪我一つ、しやしねぇ」 / ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
やる夫が視線をやらない夫に向けた。
言わんとする事伝わって、やらない夫がニヤリと笑う。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿∧＿＿＿＿＿_＿＿_∧＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣＼ （ ;;;;(
／ ._ノ ヽ､＼) ;;;;)
| （⌒）（⌒）/;;／
| （__人__）l;;,´| 「なあやる夫。
| ./´ニﾄ━・' .ｌ
| .l _ニｿ } 女の子の背中に隠れる事をどう思う？」
/ヽ､_ノ /
__/ / ノ__
/ / / ｀ヽ.
/´ ./ ,. ヽ.
ﾄ､＿,/. ｜､ ヽ
｜ ｜/ /
￣￣￣￣``￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣￣￣￣
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
「役得だろうな。 ／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
相手の髪型次第では、 .＼ ｀ ⌒´ ,／
綺麗なうなじを覗き込める」 /⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿∧＿＿＿＿＿_＿＿_∧＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＼＼＿ ＿//
＼／ヽヽ ／￣￣＼ // ＼／
／＼ .／ _ノ ヽ､_ ＼ ／＼
| （(●）（●)） |
|::⌒（__人__）⌒│ 「おっとおっとー！
| |r┬-| | 出やがりましたよ髪の毛フェチ！
| .| . l . | |
ヽ. `ー'´ / 話に聞くインって子は、
ヽ / どんな髪型してたんだい？」
> <
| |
| |
￣￣￣￣``￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣￣￣￣
＿＿＿_
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
「長い髪をポニーテールで上げていて、 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
覗き易くて助かった」 .| |r┬-/ ' |
＼ `ー'´ ／
/::: :,、: : ::| ｀ヽ、: : : : : : ::／ i: : : : :,、: :}
{::: : { ヽ: : :i ヽ: : : : ::/ ｌ: : :／ {: : :}
|::: : :ゝ ＼| ヽ:::::/ /／ ヽ:::l
|::: ::/. ヽ、 、 Ｖ / ´ ノ ／ i:::|
ヽ、ｌ ｀ヾ、｀ 、 ヾヽ、、 /＿, ',,, '. ｌ:/
/ ヽ ｀｀｀ｴェヾ'｀、;ヾｆ=≠ｪヶﾔ´, i´}
ﾍ iヽ ｀￣￣´｀ゞ::i ″ﾞ二￣ / /
ヽ、＼ ´ :|:: /::/ / 「ジェレミアのレーザーで無傷……
｀| |::: /::/ﾝ' 想定の範囲内とは言え、驚くな」
,ﾄ、. _ |: ｲ
/ |:.＼ ＿＿＿ /ヽ、
|＼|:::::ヽ '´ - ― - ｀ / ｌノi
_ ,,‐| ｀' 、ヽ / ／ |、_
＿ _ , - ‐ ' {.{.{ ＞ヽ , _ ＿ ,ｲヽ、 |ヽ} ｀ ー - _
ﾊ ＼ { ｀ヽ:: ::‖‖:: :: / / /
_
,..-‐'''""´ ´￣ ｀ - 、 ノ
, ／ __ `ー '´/ ,
l ヽ、__' __ ,-''´ ｀ ー''-‐ニ l
ヾ _,,-''´ `y´ __ ' ,__,,.=ﾍ |
､__,...-'´/ . ,､ l , '´ ヽ ::.. ',(.)／ ﾉ
ヾ::::::::::::|.::: |--ヽ、'=＝'''"´',::::.. i'' ＿, -'"ノ
`ｰ-.._l:::: |￣￣ _,, -_'";::::. |,=､ ー､'''´
|:::: ﾄ=-_―'''"´／,ｨ''ﾆ:'ｉ:::. ﾄ } ｀'' ｿ 「あの盾は長い間は持たないはずよ。
,!::: lヽ ﾍﾆ､ ´ 〃ゞ='''|:::. |l'ノ __ﾆ-'´ このまま攻撃を続けましょう。
ノ !:: |::::ﾍ. ﾞ=' |::: || i､lヾ-
ｰ=-'|:: !:::| ﾊ ､ |:: l| | '__ 009の脅威はあれだけ。
l::. |:::l'_='` , 、ｰ- ／|: |!,」' ,,｀ あれを落とせば、私達の勝ちよ」
l:: |::| -'='''｀＞=,.´-' l: l=''" |
l:::l::! __ (__,,,.-''''"/,' {
';:::l , ´ ／`} /' ｀ -
ヾV / ／⌒ヽ、 〃"`ｰ ､
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
「……お前、半分機械かお？ ' （●） ＼
サイボーグみたいな駆動音がする。 （ｌ､__） |
⌒´ ／
体重も、人間よりずっと重いよな」 ｀ｌ ＼
ｌ ＼
／ ヽ / ＼ ＼ ＼
／ /￣_￣ヽ!/ ＼ ＼ ヽ ＼
/ / / ハ ｣'''" ヽ }＼ ∨ ＼
/ / / / ! . | /::＼ ∨＼ ＼
. ､ ＿＿/ / / / ＿_,、 | ｉ | ﾑ―､∨ ', ｀ ヽ
ヽ＿/ 〈 / i ／ ＿ ＼| | | ｨ乏ﾗ}::∨ | ヽ }
／ ∧ ＼＼＼ ／rｯ ヽ .| |∧ ＼;;;::::| ! ｜|
. ＿／ ｨ 〈 ＼ノ 7| ! ｀¨ ´ | | ヽ ＜::::〉 .| ,ﾉｨ
´￣￣ / ＼＿_ // } // ' ７i .|
―=彡 1／ ／ ' ノ‐ /' ,. '"7 //| / 「イエス。サイボーグ。
＿／ ｲ ´￣￣ﾄ､ゝ ｰ´―‐_' __i::| l{ 私。強い。とても！」
￣ ! ￣| ＼ 〈:::::/ ､｀
/／} ∧/ , ｲ ﾄ―‐ヾ ―――‐ ' ＼ヽ
ﾉｲ }/ ﾚ / O }＼＿＿_| } }ヽ
/￣￣ヽ/＿＿＿_ | / / | }
,､ /ヽ{ V Vﾑ＼
/ { ﾄ､{i、 ﾏﾊ Vﾑ. ヽ
/ / ﾄ､ヽﾄ､ ﾏﾊ Vﾑ {ヽ
/ ｲ {≧xﾚﾍ. ｢ﾍ 〈 ! V
／ ／{j | _ヽヽ厶V} ',____
_,rﾍ { / _｣j |＞.:::､: : : l l: :} !ﾄ､ V. :}、
, 一くL{_ム i L.ｲ : { |:::::.::.::|: : : l l:,｣ !|: :', !:/::} 「驚いたかい？
ー＝一ミ ヽヽ | |::::l: : l !-‐ ¬´￣|｢ |｢}: :ﾊ {:{::/
二 ‐- ､ Vﾊ { {::::{ : : V ヽ !} , |ﾚ!: { } ﾚ' 僕とジェレミアは半分サイボーグなのさ。
ー=ミ、 V } ', ﾄ､ヽ: : ｀ﾄ､ ー 二 |｢ .ｲilﾄ__〃 第五世代かつサイボーグ。凄いだろう？」
‐-,､ , { ヽ{ ｀¨ヽ;,｣ iﾄ､ }ﾚ｣ﾊ|{ /
{ { | ＼_＿｣｣,｢!O:ー:´O! {￣￣ ｀ヽ、
| ', ｣ , ´￣￣ |{O::::::::::O} |､ ／ L
| ヽ,__ノ_〃^}} 〃 ,. -‐|{O::::::::::O}ノノ＞ ´ {_ハ､
{ {´￣{{::::::}} , ‐ﾄ､ ／ ｀ーr一ｧ‐ ´ . -‐ ´ ＼
V ヽ::::::{{〃ﾊ ／ ｣ ヽ、 ／ｲ } | ／ ヽ
ハ､＿ノﾊ´ Vﾊ {､ | i ＿__｣__｣.｣.斗ｧ'"´. -‐──‐‐- ､
/ -‐‐ｧ'"´ / / / /７ /}}／ ｣ ヽ、
}, -‐‐- ､ ７＿＿ / / / /_/ .′`^了} ヽ
〃. ‐- ､ ヽ ヽ::::::::::::7:7 / /:7 厶 }ﾊ ｀､
{｣::::::::::v::ﾍ vﾍ:::::::/:/ / /:/ /: . 丶.ｲ ', 厶
／.::::::::::::}:::::} } }:::/_/ / /./ /.: : : ヽ l i ﾄ､ ﾍ
＿_,/.:::::::::::__ノ.::ノ ′ﾞ７７ / /７ /‐- 、 } | ｌ | vﾊ
{:::::::::/ ￣ / /,/ i {/ l .′ {ヽ. / | | | } } 「ゼロが君たちの技術を使い、僕らを改造した。
ヽ、ヽ:::::{｢ﾄ､____ ／／〃 l / |′ _ 〉ム′ | | | ｌ |
: ヽ、::｣ | ｢ | | ＼ i{ |{ '､__｣L＿___, / | | | | | 第五世代の中で落ちこぼれだった僕らに、
: : : . ヽ、|｣ ﾉ {ヽ ヽ. |l |{ .:::-‐ / ！ i ! ! ! !. 力を与えてくれたのさ！」
: : : : . ヽ、ノ ＼ ヽ ｣| / | N | |/
: : : : : . ヽ、 {⌒ヽ、 ヽ、 ハ、 } / l } ′
: : : : : : : . ヽ、ﾟ::::::::｀¨¨７ ー‐ ′ ヽ、 // } ′
ヽ: : : : : : . >ー,┐:/ ヽv' ′ ,′/
: : ＼: : : : / //::::{、 ヽ /／
: : :ヽ、: / //:::::::｣ ヽ、 ／く
: : :ヽ、 / //￣ {′ ヽ. ｢}
＿＿＿_
「驚きゃしないさ。 ／ ＼
／ ＼ ／ ＼
ルルーシュがワイリーの研究を ／ （●）三（●） ＼
引き継いだ事なんて想像ついている。 | （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
……黒を動かしたのは、アイツなんだろう？」 ／ ー‐ ＼
＿＿＿
「ただ、サイボーグが相手なら、 ／）／ノ ' ヽ､＼
あまり遠慮は要らないお？ ／ .ｲ '（●）三.（●）＼
. /,'才.ﾐ). （__人__） ＼
耐久力に関しては折り紙つきだもんな」 .| ≧ｼ' ´ ⌒｀ |
. ＼ ヽ ／
|l!1!｜!l / ./ ! / ｜!l｜!l!
|l!1!｜!l ,i"/ ! .| .｜!l｜!l!
|l!1!｜!l /./ l .! .!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l /./ ,! .! .!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l // l | !｜!l｜!l!
|l!1!｜!l / ! ,! .1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l ﾌ ! .| .. !1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l ″ ! ! .|l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l .,.ｲ ., =7 / l .|l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l .| |／／ ,! lﾞ . |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l .| ／ , =7 ,ｲ二.7 ! .! |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l .| |／／ ＿/ﾑ_ ,ｲ,ｲ ,ｲ ./ ,! |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l .|_,／ '──‐' ﾚﾚ // ./ / |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l /' ./ / .|l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!ｌ / ｌ .| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l / ./ .i| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l | / / .l| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l | / ./ l| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |! / ./ .l| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |! / / || |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |! / / || |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |!i / ./ i i.|| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |!l ,i′ ./ l l:|| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |!l / / l l:|| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |!|.ｉ / ./ l|.i .l:|| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |!|.| / / l|l| il:|| |l!1!｜!l｜!l!
やる夫が右腕を、無造作に持ち上げる。
すると地中からメタルブレードが飛び出して、長身の男を切りつけた。
i .! |
| |
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ | i .| |
r､ / | |ｉi| |
-─‐-、 ! iﾄ、 ｽｯ. / .! |il| i
.／ ＼v' ; ;'} ./ .| i | !
. ., ′ ｀ヽ、 〈. ﾘ / i .i | |i | i
./ （ ー) (/ /. / {i | :| ii i :|
.i .（_ノ､/ / / .i : | i |:i: |
.ゝ､ 、 ／ / / :i | i i:| i! : ボッ！！
. 〉 Y / / .i .| i :i | |: i| /
..／/. Y ゝ ｲ / .:i | : i!|! !|!i /
〈 .{ ヽ ﾉ / ヾ :i i|! : :||i i i! | |:ii / ...
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ .i i! | i|!i ； i:!i | i |:〃
＼! ｉ| |:ii!:| | :|:|i!| i|:/
ゝ ､｀i: ii|:i|ii!:i| i i i| i|!|:/
＼i|!:i||l! | : | i| i|/;/
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 、ヾ､li|!i:| : i |:i!!,ｲ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ヽi };i|! :| ; ;i|:!/ / ′/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ､ ヽ｀ヾ:| :i| !; / / / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ＼. ゞ､ ､ |i / .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ｀ヽ; ヽ ヽⅥ､ヽ : / / ／ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. >､ﾐ､≧: >:.> ;' ,’.／/ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. >ヽゞヾ､ゞ ｲ < .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ≧/ , ヾ｀､く .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ／ 〃´// / i| ﾚヽ＼､ヽ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ´ ; // .l| .ゞ､ ＼ヽ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. / ヽ ｀ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／ ＿＼ヽ // ／ _ ==ミ ＼ ＼ ヽ: : : : : :
／/／＿ ﾐV」Lノ^￣/ , ≦二ﾐ＿_ ＼ ＼: : : : : :
く ＼ -‐彡'´ 、 rFZ'' ／ ＿__ ‐――' ＼ ＼: : : : :
/＼ ｀< ,へ ∨ //7./／ __＿___＼ / `ー--=≧L: : : :
＼ ＼ 〉ﾆ> ＼ 〃/／ /ィ‐―-ミ、￣ ￣ ￣ ／ 「: : : : :
＼ 〉 /_ニﾆﾐ、」＾〈 <〈 `===≡彡〉、 ／ { ｛: : : : :
/Vノ ｲ《 rﾀ彡7 `^ヘ、 ∧ /⌒ヽrく＼ヽ ヽ＼: : : : 「甚大ッ！損傷ッ！」
ｰ=彡 ' ノ/ `７¨ ,｜ヽ ＼ ∨/ヽ |ﾚ−､＼＼ ゝ＞: :
､＿_ノ丿ﾉ| / / `ー- >' / }」ﾉﾉ/＾! } 、 ＼>: : :
`ｰ＝彳/ﾊ / r,≠ニ二＞､ ∨ / （ j{ / ＼＿＞:
| l{ 人 // ＼} し! {ぅﾊ. / ／￣√: : : : :
i从《（ハ ├' r―--ー'⌒ヽ } ﾘ`ー‐' /_/ .／/. : : : : : :
＼〉 ト厶＿＿_＿_xノ-}}ﾊ、 / 「 ／／. : : : : : :
ﾍ ∨-―――＜__／, / / ｜ ／. : : : : : : :
. : : : } ／ ￣ ｀ヽ // / / ﾚ'. : : : : : : : : :
. : : : : : ∧ / ノ ./ |=¬ ￣￣
＿＿＿_
／ ＼
「ああ、驚きはしなかったが、結構怒ったお。 ／ ＿ノ ヽ__＼
／ （─） （─ ＼
やる夫はお前らが人間に敵対する事を、 | （__人__） │
許すつもりはないんだが…… / ∩ ノ)━━／【】[] ｼｭﾎﾞｯ
( ＼ ／ ＿ノ´.| | □
理解しない訳ではないんだ」 .＼ " ／ | 二⌒)
＼ ／
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
「誰かの作為有りきで産み落とされて、 .／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
勝手に排斥された怒りを、理解できるお。 .／ （●） （─ /;;／
| （__人__） l;;,
運命を勝手にねじ曲げられたなら、 / ∩ ノ)━・【】[]
そりゃ、誰だって怒るだろ。悔しいだろ」 .( ＼ ／ ＿ノ´ □
.＼ " ／ (⌒)
＼ ／
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿＿
／ ＼ ／￣￣＼
／ ＼ ／ _ノ ＼
／ ＼ |:::::: （● ） ）
| （●） （●） | . |::::::::::: （__人)
＼ fｪｪｪｪｪｪｪｪy ／ |:::::::::::::: ｀⌒´ﾉ ....,:::´,
／ ヽ . |:::::::::::::: } ....:::,, ..
／ ＼ . ヽ:::::::::::::: } ,）:::::::ノ .
/ ｨ r ＼ ヽ:::::::::: ノ （:::::ソ: .
| `|| |ヽ ヽ /:::::::::::: く ,ふ´..
/⌒ヾ| | |, | |:::::::::::::::: ＼ ノ::ノ
ヾ___,ｿl │（､__,ﾉ |:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
「そしてお前らの戦いは、 ／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
そういう恨み憎しみや、思想以前に…… ／ （─） （─ /;;／
| （__人__） l;;,´|
生き残るための、 ./ ∩ ノ)━・'／
生存戦争っていう面があるんだろう」 .( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
. ／￣￣￣＼
／ ＿, 、＿ ＼
「世界から、無かったもの扱いの世代。 .／ （●） （●） ＼
何処にも居る事を許されない人間達…… .| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
生まれつき世界から排他されたお前らは、 ./⌒ヽ ー‐ ｨヽ
ある種戦う事を宿命づけられている」 ./ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
.| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ
|::ｌ| : /!: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .∨
|:::.∨.:|: : : :ﾄ､ : : .ヽ＼: : : : : : : :∧: : : : : :|
ﾄ::::::::::|: : : :{ ＼: : :l ＼: : : : / ｌ : : ｲ:｜
ヽ :::::| : : : 〉 ＼:| ヽ : / | : :ハ: |
|::::::| : : / ｀′ '´ |:j
|::::::| : /ﾄ､}、 { , , ｲ }′
！::_|: { 弌≧ｘ..,,_ ヽ / ∠イ /
∨ﾍV 弋ｔｯﾃ≧ﾒﾐヽV/ﾑィ㌻彡/
ヽ く ＼ ´￣⌒ ｀＾/'"￣ ;′
＼_| ヽ | ,′ 「…………」
-‐| ｌ l | ´
ﾄ くヽ ヽ、 ′ /ﾆ、､
| ＼＼ ＼ , ー-‐､ /.::::::::) ）
|:::::::| ﾄ ＼､ ＼ ￣ /|::::／ｲ
|:::::::| | ＼ヽｰ.ヽ / :|::ｆ l |
|:::::::| | | |::::::..＼_____/.::::|::| | |
. ﾉ.::::::| | | |::::::::::::::|::::::::::::::ト| | |
「だからやる夫はお前ら第五世代を ＿＿＿
戦争相手として見てやりたい。 ／）／ノ ' ヽ､＼
／ .ｲ '（●） .（●）＼
戦うお。殺しあうお。 . /,'才.ﾐ). （__人__） ＼
. | ≧ｼ' ´ ⌒｀ |
けれどお前らは、犯罪者じゃないってな」 .＼ ヽ ／
＿＿＿_
「“勝った場合のボーナス” の話も、 ／ ＼ （ ;;;;(
そう考えていたから口に出たんだろう。 ／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （─） （─ /;;／
勿論無力化が無理そうなら、殺させて貰う。 | （__人__） l;;,´|
悪いが、自分の命と秤には掛けない。 ./ ∩ ノ)━・'／
.( ＼ ／ ＿ノ´.| |
でもな。もしお前らを殺さず無力化できたなら……」 .＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣￣＼
「捕虜の最後は、処刑じゃない。 ／ ＿, 、＿ ＼
戦いが終わった後、国に送還することだ。 ／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
人間の戦争の終わりは、 ＼ ｀ ⌒´ ／
そういうものだと決まっている」 ／ ー‐ ＼
ヽ | | | | | | | | | | | | | |／
三 三
三 ――…… 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | |ヽ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿∧＿＿＿＿＿_＿＿_∧＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣＼
／u_ノ ヽ､_＼
| ((●）) (（●）)| 「ごめんやる夫。
. | （__人__) |
|ヽ |!il|!|!| / .| 俺本気でお前の頭が直射日光で
. | |ｪｪｪ| } 沸いちまったんだと思ってたわ。
. ヽu }
ヽ ノ まともな事考えてると思ってなかった」
/ く
￣￣￣￣``￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣
＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
／ ⊂二 > ））
/ ⊂ ｿ |
「……お前だけには l | /
言われたか無い言葉だお」 （ Ｕ |
＼ 〃_／
>'⌒￣￣､,＼
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿∧＿＿＿＿＿_＿＿_∧＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） .「……でも、条約で考えるとするならな。
.| （__人__）＿ そいつら軍服着てないぞ？
| `⌒´.￣
.| ﾉ 兵隊扱いしなくてもいいはずだろ。
ヽ .,ﾉ )／´二⊃ 条約的に考えて」
> /"／ '‐､ﾆ⊃
./⌒ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ ｷﾝｯ
.＼ / / { ／
￣￣￣￣``￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
「それはそうなんだが…… . ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '=・= =・= u|
第五世代と解った時点でとっ捕まる奴らに、 ./,'才.ﾐ) （__人__） ／
第五世代と解る服装を要求できないお」 | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿∧＿＿＿＿＿_＿＿_∧＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣＼ （ ;;;;(
／ ._ノ ヽ､＼) ;;;;)
| （●）（●）/;;／
| （__人__）l;;,´| 「約束守らなかったらどうすんだ？
| ./´ニﾄ━・' .ｌ
| .l _ニｿ } 素直に国外退去するとは思えない」
/ヽ､_ノ /
__/ / ノ__
/ / / ｀ヽ.
/´ ./ ,. ヽ.
￣￣￣￣``￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣￣
＿＿＿
／）／ノ ' ヽ､＼
「条約に定められている背信行為だ。 ／ .ｲ '（●） .（●）＼
. /,'才.ﾐ). （__人__） ＼
次に見かけた時、 | ≧ｼ' ´ ⌒｀ |
問答無用でブチ殺すお」 . ＼ ヽ ／
＿＿＿_
／ ＼
「拘束も裁判も考えたんだが…… .／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼
第五世代を拘束できる施設に、 | （__人__） |
心当たりが少なくてな。 / ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
芝村位しか思い浮かばないお」 ＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿∧＿＿＿＿＿_＿＿_∧＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ￣￣＼
／ ノ ヽ
|:::::: （● ）
. |::::::::::: （__人） 「……ラボに引き渡す位なら
|:::::::::::::: ⌒ﾉ ブチ殺してやれ。
. |:::::::::::::: }
. ヽ:::::::::::::: } .それが慈悲ってもんだぜやる夫」
ヽ:::::::::: ノ
/:::::::::::: く
|:::::::::::::: |
|:::::::::::::::| |
￣￣￣￣``￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣´V｀￣￣
＿＿＿_
「……それだお。やらない夫。 ／ ＼
/ ─ ＼
拘束が死ぬより勝る刑だと言うのなら、 ' （●） ＼
拘束するとは言い難い。 （ｌ､__） |
⌒´ ／
できれば、国外退去で終わらしてやりたいな」 ｀ｌ ＼
ｌ ＼
＼._＿ _i ./_,-‐-､｀､ /.,_-‐‐´ ｀､ :l
￣.l /i'‐-､__ ｀､／_, - ､ _ ｀i |
i /::l ｀｀‐‐､＿ ｀'‐-、l :| ,,
.| .i:::::|=;;;;;,､__ ￣｀‐‐--| |-‐´ヽ
／.i .i::::::| ＿＼｀｀‐-､＿ .| i .|ｒ´｀i |
＿＿／ .| i:::::/l代会i;､､ ，,￣｀‐‐--| i:.|そノ,,;‐´
｀ -､._＿ __| i:::::l__l ､又タ i ｀｀ﾆﾆﾆﾆ=;| i::l￣
.￣. .l l::::l .i ￣ , "´ .＿＿ l i:::l , ､
.l i::::l i .ﾉ ,;行吉へ | i:::l,´,_ i 「…………」
.i i.:::l .ﾉ｀､ く ､遊夕 .,| i i:::l､´ l
i i.::lノ_,,-ヘ ｀､ ｀ . ￣ｏ| i. i:::l丿 /
.l i:::l￣／ |ヽ ｷニ､ u _| i. i:::l-‐´
.∧ i::l,/ | |:､ __,, i i. i:::l
i ｀, i::l .l l ´--‐‐ '""￣ / / /::/
（i＿-A i:l ＼＼ ___,,,;--‐/ ;:::::::ノ
＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
／ ⊂二 > ））
「……話が逸れたな。 / ⊂ ｿ |
l | /
要するに、やる夫はお前ら第五世代の事、 （ Ｕ |
怒ってないんだ。 ＼ 〃_／
>'⌒￣￣､,＼
存在を認めないなんて、 / ＼
そんな風にも思っていない」 / ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
／ （●）三（●） ＼
「だけどお前らに、 | （__人__） |
1点許しがたい事がある」 ＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
＿＿＿_
／ ＼
「……黒の墓を暴いたな。 ／_ノ ヽ､_ ＼
／（●）三（●）) .＼
それは人間のやる事じゃない。 | （__人__） |
外道のやる事だお！」 ＼ ヽ|r┬-| / ／
.／ ｀ー'´ ＼
_＿＿＿┘(
／＼ ／ ⌒
／（○） （○.） ＼
「改造した？力をくれた？ ／ （__人__） ＼
外道がした事を…… | |::::::| |
! |!l＼ l;;;;;;l ,／
誇らしげに喋ってんじゃねぇって！」 i| ／ ｰ´ ＼
i／ l! ＼
そ|彡∪ , --、 ）
\xAD\xF4 !彡,l < ( ＿／
ﾚY^Ｖ^ヽｌ. ￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／.:.／ .:'".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｛.:.:.:.:.:.:.:.:／}.:.:.:.:.:＼
／.:.／:／〃.:.:／／.:.:.:.: ﾊ.:.:.:.（.:（ﾉ人.:.:.:.:.＼.:`ｰイ
／ｲ／:／::::/.:.:∠_/:.:.:.／ノ }.:.:.:人_:＞ ＼{.:.:.:.ヽ:＜
/ イ/::::::,:'.:./了.:{.::〃＜_ ノ:.／::::::::::::::::::::}:}.:.:.:.:}.::::}
/ｲ:::/::::::ハ.:{ -j/j/‐≠-､＞}}ﾄ:::::::,,::::::::::_,,斗.:.:.,':::::ﾊ
j∨::／l::::Ⅳｨ仟云不ﾐ ´″ 〃=≦::ｰくﾘ.:./::::::j/
乂:/:/::|::::|〃弋てク _, /:::ｨ仟云ﾐ､｀ｱ:::::::/
ノ／/く:::厶入 ｀¨¨:::::´ ､_弋うク :}}:/::::／
〃 j/ ∨-ﾍ_::`=- l、::::｀¨¨`=彡 '´
{〈⌒}_ ′::::::::::::::::/ 「お前ッ！」
＼__ﾑ ぃ-――=ァ::::::::::::::,.'}
`ヾﾍ、 ー一'´::::::::::∠ノ
ヾ|＼ :.ー:::::::::::／
l 丶 :::::::::,.イ
| x≧=≦==|ヽ
|￣￣「「 | |｢|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
小柄な男がやる夫に向けて吠え、走りだそうとする寸前に、やる夫は左手首から先を軽く降る。
瞬間手首の内側から肘に向かい縦線が入り、縦線が割れてスリットとなる。
:: :::: ::::: :: : : .: : : :: : :: ::....
:. ::::: ::: :: : :: ::: .. ::: :: :::::: :: ::: :: : :..
::: :: : ::::: :: :...
: ::: :::::: :: :: ::: ::: ..
,从 __ :: ::::: :: :...
,ィ⌒ヾ __, -く:::ヽ、
／´. : :: ::.: . ィ:､::＼:::l::j⌒ヽ ＼
l:､::::}::::::j/´:⌒::::l.... }!
〈:⌒´￣/::::::::::::::ﾉ: : :/:: : :: : : . .... ...
､:::::::::::::::::::::::／ ::: :: ::: : .. . . .....
Y:::::::::::::::::f : :::: ::::::
ｉ:::::::|||::::::|
|:::::::|||::::::l
|:::::::|||:::::::| ＜ガシャッ！
|:::::::|||:::::::l
|:::::::|||:::::::|
}:::: :::::::::::::|
j::::::::::::::::::::',
/:::::::::::::::::::::::'、
スリットから四つ折の刃が飛び出して、宙で円を象った。
| ,.ィ炙ヲ㌍≠┴⇒弍j込ｽ＞｡
_.｡ｬぁて丕_.｡ｬぁて丕 | ,ｨ升ｦナ'´ ｀ﾞ'＜弖心、
,.ィ炙ヲ㌍,.ィ炙ヲ㌍≠┴ .| ;夕ﾌア´ ＼ﾎi心.
. ,ｨ升ｦナ',ｨ升ｦナ'´ | んfiУ ▽ij∧
. ;夕ﾌア´;夕ﾌア´ .| .从j'Y ∨iハ
んfiУ んfiУ ／＼ .斤W ㌣い
从j'Y .从j'Y ／ ＼ |友ｶ }ｿ川
. 斤W 斤W ／ ＼ .い叭 仄ガ
|友ｶ |友ｶ ／ .＼. Ｗi从 从ﾉﾘ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼. ∀t△ ∧fﾘ/
＼. ﾞﾏじへ、 ／リiУ
＼. ＼夊i㌧､_ ,.イ!刋／
＼. `マ才i｢≧ｪ｡。．。｡っ夭テ少'ﾟ
＿＿＿_ ＼. ｀ﾟ'' ミ芝玉竺壬云=‐'´
／ ＼ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ ヽ、 _ノ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | /)/）／）
＼ .|i|||||||i| ／ 「//／／
γ⌒. ｀ ー'´ ⌒￣￣'￣´ （___
i j _＿＿､＿_,ノ--ｰ'′"'─＝＝＝＝ﾆ二;;'一.--.....,, ヒュッ
ヽ､ l / ｀ﾞ'''､ ｀ﾞﾞ'''ｰ ､
/つゝ､,,! } _,, ‐゛ _, ）
_,,,.. -‐''"゛ _,,,,.. -‐'''"゛
__,---‐'''',ﾞ＿,,.. -―'''''^ﾞ´
───＝＝＝＝ﾆﾆﾆ―ｰ¬'''ﾞﾞﾞﾞ´;; ､,
円形に形どった瞬間、高速回転を始めたメタルブレードを掴み取ると、
やる夫は地面に向けて投げつける。
メタルブレードはそのままやる夫を中心に、地面に円を書くようにして地を抉り、
激しい土埃を起こしていく。
'´ ⌒｀`ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_r'⌒(
ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ノ｀...:.:::::ヽ
::: ）:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｒ‐‐‐--､:::::::::::::::::::::::::::::: : r' .: ｀ヽ
｀:::::::::::: ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: -‐''''''´ ヽ_::::::::::::::::::::::::::::).::.:. .:.:.:::::::::)
ヽ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ／ ｀`-､::::::::: : く.:. .:.:.:::::: ⌒
--､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : !,:´ ::::::::::::::. ...::::::::::::::::::: ヽ .:.:.:::::::.:. .:.:.::::::
｀ヽ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ｀:::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ).:.:.....
..::: ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j ｀;:::::::::::::: _r'⌒ .:.:.:::::::::.
..:: ...::::::::.... ｝:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: !／ .............::::::::::: _r‐-､! .... .:.::::::::::...:.:
...::::: ::::::::::::::::::::::::::::::＜::::::::::::::::::::::::::::::: : ／ ......::::::::::::::::::::::: _ﾉ .:::..... .:.:.:.:. .:.:::::::.:.:..
.:´ ｀ :::::::::::::::::::::: ヽ::::::::::::::::::::::::::: : { .....:::::::::::::::::::.. _,.-‐'.:.:.::::::::::::::.. ... ..:.:.:::::::.:.:.:
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....... ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::.. __r' .:.::.:.:. .:.:.::::::.... .:. .:.:.:..... .:.:
更に、長身の男を切り裂いたメタルブレードも転がるようにして大地を削りだし、
辺り一帯が目も開けられないような粉塵で覆われる。
／ / /:＼ ／: : : : :丶 | ＼
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` ---- ''""''": :| |ﾍ ..! .ﾊ| : : ﾄ---' 「目眩ましか！」
￣￣￣.| .├.ゝ, --- ./`/: : :/＞
| .|ヽ、＞ 、.（ ） ,＜|__/: : /|
| .| ＼!__＞ 、￣,,.＜_ -" /: :/ .|
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,-- - ~ | | `i-i- ''"~ /: / .-..,＿
/ | | .| | /:/ ￣ - ＿
,､ /ヽ{ V Vﾑ＼
/ { ﾄ､{i、 ﾏﾊ Vﾑ. ヽ
/ / ﾄ､ヽﾄ､ ﾏﾊ Vﾑ {ヽ
/ ｲ {≧xﾚﾍ. ｢ﾍ 〈 ! V
／ ／{j | _ヽヽ厶V} ',____
_,rﾍ { / _｣j |＞.:::､: : : l l: :} !ﾄ､ V. :}、 「僕に任せてカレン。
, 一くL{_ム i L.ｲ : { |:::::.::.::|: : : l l:,｣ !|: :', !:/::}
ー＝一ミ ヽヽ | |::::l: : l !-‐ ¬´￣|｢ |｢}: :ﾊ {:{::/ 僕の超聴覚からは、
二 ‐- ､ Vﾊ { {::::{ : : V ヽ !} , |ﾚ!: { } ﾚ' 土煙程度じゃ逃れられない！」
ー=ミ、 V } ', ﾄ､ヽ: : ｀ﾄ､ ー 二 |｢ .ｲilﾄ__〃
‐-,､ , { ヽ{ ｀¨ヽ;,｣ iﾄ､ }ﾚ｣ﾊ|{ /
{ { | ＼_＿｣｣,｢!O:ー:´O! {￣￣ ｀ヽ、
| ', ｣ , ´￣￣ |{O::::::::::O} |､ ／ L
| ヽ,__ノ_〃^}} 〃 ,. -‐|{O::::::::::O}ノノ＞ ´ {_ハ､
{ {´￣{{::::::}} , ‐ﾄ､ ／ ｀ーr一ｧ‐ ´ . -‐ ´ ＼
V ヽ::::::{{〃ﾊ ／ ｣ ヽ、 ／ｲ } | ／ ヽ
ハ､＿ノﾊ´ Vﾊ {､ | i ＿__｣__｣.｣.斗ｧ'"´. -‐──‐‐- ､
しかしサイボーグ化手術により、超人的な聴覚を手に入れた痩身の男は、
やる夫の居場所を耳で捉えており、男は土煙に潜んだやる夫に向けて突進した。
|| | |: : : : : : : : : : : : ||. | ::i/ :::/／´ _, | :|| | ´ ー, - 、 | |
.|| | |: : : : : : : : : : : : ||. |::/l ::/ ＿´ 'ﾍ ::|.l | ／ ー-＿ .|. |:
..|| | |: : : : : : : : : : : : ||. |/.| :::/ ／´￣ ﾞﾞヾﾍ ::| || .ク ´￣｀ |. |::
. || | |: : : : : : : : : : : : ||ili| | :::ﾊ ヽ ◎ ヽﾍ :::| i ／ ◎ |. |:::
|| |il!|: : : : : : : : : :/|: :|| | :::l（:| ｀ー ― ::ﾍ :l ー ― ―' | |::::
. || | |: : : : : : : : /;:;|: :|| | :::ﾊ | ::ｌ ﾍ::l | } }
|| | |: : : : : : ::/;;::;;l: ::|| |:::| ゝ| ::::| ヽl |. | /:
. || | |: : : : : :/;;::;;/: : :|| |::|'´∪| :::ヽ _ ヾ .|. | /:: 「隠れても、無駄だ009っ！」
|| | |: : : : /;;::;;/: : : ::|| |:| ヽ 、＿ ＿＿＿＿＿、 |. ｌｲ:::
. || | |: : : :|;;:;;/ : : /l:::|| || |ヽ ヾー―――――ﾉ .|. ｌ |:::::
|| | |: : : :|;/: : ::/;:;;| :|| |. ／| , ヽ V´: : :｀´: : ::｀/ .| l ｲ}:::
. || | |: : : : : : :/;;::::;;| :||i|!| ／ |从ﾚ丶 ヽ、 ／ ／.|.l／|::
|| | |: : : : : /;;:::::::;;|:::|| | // |/ﾚ { ヽ ｀ー ' ／_,イﾘ. | }::
. || | |: : : :/;;:::::::::::;;|:::|| | / ｿ | （ﾑ、｀￣ ／: : ○） }/::
- ‐ ´ || | |: : : |;;:::::::::::::;;|:::|| | | ｜（,、 ー ': : : : : O） //:::
爆発音、次いで悲鳴。
状況がわからぬ第五世代達は足を止める。
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
: : : : : :':⌒ : :: : : : :':⌒ : : : : : : . . . ':::::::::::::::::::ｒ:::::::::::〜::::::⌒::: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
: : :':⌒ : : : : :':⌒ : : : : : : . . . ':::::::::::::::::::ｒ:::::::::::〜::::::⌒::: :.:.:.:.:.:.＼ 人人人人人人人人人人人 ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ⌒）::::ノ:::::'":::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.＜ ＞:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
: : : : : . .: : : : : : . .: : : :,.〜 '~:::::::::::::::::::.、::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.＜ うわあああああっ！！ ＞: : : : :
: : . . : 〜'~: : . . : 〜'~ソ: :,． ｙ'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.＜ ＞〜へ: : .
ｙ. : : : : : :）:y'"~）::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼ . ｙ: ⌒: .
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: : : : : : : : : : :,, '": : : : : :'": : : . . .: : :~"'y'´. . ... : : : ::: :）: : . .r'"~: .: : . . : : : : :ノ ⌒: : .:ノ ⌒: : . . {,,... : : . :.. . . : :
立ち込めていた土埃が流れゆき、姿を表したのは、
ふわふわとたゆたうシャボン玉に囲まれた、やる夫の姿。
○ O 。
Ｏ 0 O 。
O Ｏ O O
○O 0 0 O
0 O ○ 0 O
○ ○ 0 O
○ 0 O 0
0 Ｏ 0 。
○ 0 O O
○ 0 Ｏ
○ 0 Ｏ . ／￣￣￣＼
○ O O .／ ＿, 、＿ ＼
○ 0 O 。 ／ （●） （●） ＼
○O 。 | （__人__） |
Ｏ O ＼ ｀ ⌒´ ,／
○ 。 /⌒ヽ ー‐ ｨヽ
○ O / ,⊆ニ_ヽ、 |
O / ／ r─--⊃、 |
○ O | ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
硫酸を纏い、起爆するシャボン玉の名前はバブルリード。やる夫が扱う、6番目の武器である。
＿＿＿_
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
「前見えないのに走ったら、 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
大怪我してもしょうがないよな？」 | |r┬-/ ' |
＼ `ー'´ ／
やる夫の薄っぺらい口調に、3人の第五世代は黙りこむ。
/: :.:./ .:.:/ ./:.:l: ｉ:. !l /丿 ミ､: l: ヽ ､:ヽ
. ':. .:./ .:.:/:.:/ .:∧:.|､ 从 { ､-―‐-､」:ﾄ､: ｉ i い
|:. .:.': .:.:.:.l:.:.' .:./‐l: |ﾍ{ ｀ ＿＿ ｊﾒ､|: | |: !:|
|:.:.:.l:.:.:./:.!:.:|:./ _ｌ厶 ヽ ﾉｧ＝=ﾐ、 |: i: , :ﾊ:!
'､:.:.|:.:.:l:.ｉ:.､:l:.{／, =ﾐ '/ ｒぃ 》 ｉ: ｉ/:/〃
}:.:.:､.:.l:.|:.:ﾄＮ／ ｒぃ＼ 弋_ﾘ ノｨ:／/
. _ノヘ:.ヽl､:､:'､ 《 弋ﾘ i `＝彡 ィﾘ
＼i:.i､ヽヽ ､＿__ノ ',ヽ l´ 「……」
＿＿_l:.l､＼: ＼￣ iﾉ /
／ ヽ!｀≫ミ=- ,. -‐ｭ ∠ヽ
_／ 乂 _≫ ‘¨´ ｲ: : :l├ ､
// / ／ {{: : ､＞ ／丿: : ｊ小ヽ＼＿
7 / , ／ }} : : ヽ ｀二 イ: : : :/ }} ／へ ∨￣ ､
ｉ ′ / / 从 、: :｀二二 -‐'ﾞ: : ／ 〆／ ／
5対１だった。
やる夫の切り札たる時間停止能力を無効化し、動きの早さは同等以上の性能を持っていた。
_
,..-‐'''""´ ´￣ ｀ - 、 ノ
, ／ __ `ー '´/ ,
l ヽ、__' __ ,-''´ ｀ ー''-‐ニ l
ヾ _,,-''´ `y´ __ ' ,__,,.=ﾍ |
､__,...-'´/ . ,､ l , '´ ヽ ::.. ',(.)／ ﾉ
ヾ::::::::::::|.::: |--ヽ、'=＝'''"´',::::.. i'' ＿, -'"ノ
`ｰ-.._l:::: |￣￣ _,, -_'";::::. |,=､ ー､'''´
|:::: ﾄ=-_―'''"´／,ｨ''ﾆ:'ｉ:::. ﾄ } ｀'' ｿ
,!::: lヽ ﾍﾆ､ ´ 〃ゞ='''|:::. |l'ノ __ﾆ-'´
ノ !:: |::::ﾍ. ﾞ=' |::: || i､lヾ- 「……」
ｰ=-'|:: !:::| ﾊ ､ u .|:: l| | '__
l::. |:::l'_='` , 、ｰ- ／|: |!,」' ,,｀
l:: |::| -'='''｀＞=,.´-' l: l=''" |
l:::l::! __ (__,,,.-''''"/,' {
';:::l , ´ ／`} /' ｀ -
ヾV / ／⌒ヽ、 〃"`ｰ
だというのに、僅かな時間で、2人の仲間が倒された。
戦闘開始前の余裕は消え、第五世代の3人には、緊張した面持ちが伺えた。
ｌＶ: : : ／/::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
|: : : ／ /::: : - - ‐,'': : : : : : : : : : : : : : : :
{、／ ,'／´ ／、_: : : : : : : : : : : : : : : :
ｆ ,, ミ: : : :_: : : : : : : : : :
ｌ i ﾉ ／ ｀V´ ｀ヽ:: :: :: :: ::
//,, ／,／, / ´:: /:: :: :: :: /
ヽi≠ｪｭィ´ ／ ヾ:: /、:: :: :: ::| 「……あの盾があるうちは、手出が付けられん。
l ヽ /:::: _ ノ -ゝ＝- ｲー 遠間合いで勝負するぞ。
/ .ｒ― 、.´ ￣
/ | :ｌ ::} しばらくは、削りに徹する」
ｒ‐｀ヾ, ＿ l :| ::|
| :ﾍ ヽー ヽ、 l ::| .::|
| ::iﾍ ヽ, | ::| .::|
| ::l::ﾍ / | ::| ::＼
} ::|::ｌ:ヽ ー - '/ / ＼ ::＼
. } :/ ::} :} } :|: ＼ ::＼
｀､ i ／"＼ i|.／ _,. |
＼._＿ _i ./_,-‐-､｀､ /.,_-‐‐´ ｀､ :l
￣.l /i'‐-､__ ｀､／_, - ､ _ ｀i |
i /::l ｀｀‐‐､＿ ｀'‐-、l :| ,,
.| .i:::::|=;;;;;,､__ ￣｀‐‐--| |-‐´ヽ
／.i .i::::::| ＿＼｀｀‐-､＿ .| i .|ｒ´｀i |
＿＿／ .| i:::::/l代会i;､､ ，,￣｀‐‐--| i:.|そノ,,;‐´
｀ -､._＿ __| i:::::l__l ､又タ i ｀｀ﾆﾆﾆﾆ=;| i::l￣
.￣. .l l::::l .i ￣ , "´ .＿＿ l i:::l , ､
.l i::::l i .ﾉ ,;行吉へ | i:::l,´,_ i 「……それしかないみたいね」
.i i.:::l .ﾉ｀､ く ､遊夕 .,| i i:::l､´ l
i i.::lノ_,,-ヘ ｀､ ｀ . ￣ｏ| i. i:::l丿 /
.l i:::l￣／ |ヽ ｷニ､ u _| i. i:::l-‐´
.∧ i::l,/ | |:､ __,, i i. i:::l
i ｀, i::l .l l ´--‐‐ '""￣ / / /::/
（i＿-A i:l ＼＼ ___,,,;--‐/ ;:::::::ノ
イ ｒ ヽ
／ / / } ヽ
/ / { l ／）人
,′/ / l { ﾊ lV´ '´ ヽ l
l l l l ﾊ ! } ﾉ 1 ! ｒ
| l l ﾊlｰﾚ‐ｿ─'ﾉ 、 l ﾊ
l ヽ丶 l /ｨてﾒ、 ,≧‐､_ ｲ!
ﾉﾍ /ヽ ヽ弋ｔソ ｨﾋうﾒ、 l l } 「どうしてですか？
ﾊ ｒ 丶ゝ ! 辷ソ / ,ｲ/ どうして僕らが、追い込まれているんだ？
ヽｨ! ′ ノｲ
ﾍﾄ、 ｒ‐‐ -､ / 基本性能は僕らのほうが上だって、
| ＼ ｰ‐─' ゼロが証明してるのに！」
ｊ＿__ヽ、 __,.
, -- ､_ {l￣￣〃＝7
／: : : : : : ﾍｰ‐ｲ: : : : {{: : : ll
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿
＿_ ／´ ＼
／´ ￣ ＼ , =＝''´ ＼
/ / V´ ., -ヽ -‐‐ヾ
| ./ ／ .{.| .}..} ﾘ
i、 /● ） .＼ .｀ ￣
ヽ(入___） ＼
「何故って……そりゃ、そうだお！」 `｀⌒´ -‐ ＜........ ヽ
{ ｲ＼:::::: ＼
| .!. ヽ::::::: ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
やる夫が小柄な第五世代に向け手をかざす。
小型の竜巻が横殴りに起きたような暴風が吹き荒れて、
バブルリードを巻き上げながら、小柄な第五世代に向けて突き進んだ。
! ヽ,,__,,,ﾉ ｌ. .,) .,i'゛ `､ ./
! ......、 ´ !､,_,ノ ヽ
/ lﾞ .! l´ﾞl ｀″
/ ／￣ﾞ''､ `''''" ´
'-､ _／゛ ! /
｀ﾞ'''''''''''''" ゝ....-'゛ ◯ ◯
_,,,, ｀゛ /
,..-―ｰ-､ ﾐ-、 .lﾞ . ｌ 。 ＼
/ ＼ .彡三._.. -‐'ﾞ/~.'ﾞ 。
/ . ｌ ..ll_./ ゛ .｀ﾞﾞﾞﾞ'''''¬ｭ,_ .◯ 。 ◯
.! l ! ,-''''"ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ!ﾐ¬ ,,、 ｀ﾞ'''ｰ､,、
.ヽ ./ .!_ !,,彡 三 .｀''-､ t'''!′ i'"'i
.｀'-..,,,,,,,.. -'゛ ／ﾞ..｀ﾞ"彡 彡 三三 ﾞ'､ .〉 ｀"
lﾞ .|..彡 二三 l゛ . l ◯
ﾞ'-....／ .彡彡 二三 ／
._ .彡、._,,,..-ｰ''"ﾞﾞ￣￣￣￣￣￣ﾆﾆﾆ==-､ ／'
.|ﾞ'"´ __,,,,,........ ......,,,,,_、 ｀ﾞﾞ''''ー ﾐ;; ｌ
.,,..ﾉ , ‐''"´ 三ﾞﾆ¬- ..,、 .｀ﾞ''て ,, .｀''
＼ . l,彡 彡 三三 .｀''ｰ..、 '(,ﾞﾞﾞﾞ´.、
,,-''"￣｀'''-、 ..＼i、 彡 彡 二三三三 .｀､ ｀'-,
/ ヽ ..."''' 彡 三 | /'┘
! | .彡 彡 二三三三 .ﾉ ,｣ ./
ｌ . ｌ 彡彡 三三 ,!'"
ーｰ ,,、 ＼ ／ .／l .彡彡_＿ ＿___,,、 三三
.｀'-, ｀''―ｰ'''″ .／ .―‐''"゛ ―ｰ'''''''''"ﾞﾞ￣￣ iﾆ,ﾞ＿__、 三三三.,
.ヽ ＿ヾ ￣￣ﾞ"''''―--ﾆﾆ==─
ｌ ｀'､ ,,-¬''''冖''―-- ..,,,,_ ￣''''―;=＿
.| .ヽ ＼ .彡彡彡 .｀ﾞ"''― ,,,_ ｀ﾞ''ｰ ,,、
.l ,,,..ゝ ｀''‐ 彡彡 ｀ﾞ"'ｰ-..,,,、
やる夫が扱う5番目の武器。エアーシューター。
しかしエアーシューターを、小柄な男は軽々と躱す。
､、 ... _ｰ.,==、
｀ﾘ{ |.! ! ,'′., ､--＿__ / .',;;､ ﾞぐ.､, .ｭ
｀‐".ｌ'! / iゝ / .,./ ＼ぐ ｀ .二 ＿_ｿ .｀'.ｌﾐ
lﾞ|凵 i.!!.lﾞ，/,i"l".／ﾞ/勹―.,／'.／゛ ｀'ｯ .,.r- ﾞl､
ｌヽ.! !ﾘli l ﾞ/.i/ / / ,i′ /゛ / .,,‐ / . , ''彡-、 .｀ｲ
'ｦ/'"'''ゞ!_! lﾞ |,､./ .'"，/ ./ ./ ,i" '７ ,/"゛ .,..-⌒､ ＿＿、
".!Ｊ| .ｌ ..i./ .! / ,iﾞ /.i' ./ / ／ ., ‐″ ,.-彡'"
／ , ／:／:／: :／／: : . : . ヽ ヽヽヽ＼ヽ ".! ﾞ巛 ,! ! / !/ iﾞ./ ／,i ／ , ''／ .,..
ノ, // /: :/ : : /〃: : /∧ : {､: . }: . 〉 }､:ヽヾ､＿_ﾉ ヽ| lli､.l.{ .,! .| ! "巛 ! / .／ ,ﾉ / ,／ ／
ー 彳 :l |: /: : l: : :/ A: : ://＿V: :!ﾊ: :/:／Ｖ: :ヽ:ヽヽ／ ｌ.ｌ .'!l,│ !,! l.|″i"./ ./ ./ ,i′／ ./
| : : ! ｖ: : ! : ハ! ゝ:Ａ{┬ ∨ﾚﾞ}:/´ | l:ヽ＝＝＝────── ﾞ'┴ .ﾑﾑ l.! ｌ| !/ lﾞ / _./ .
ｌ :〃/|:|:ｌ: 小､iｧ＝＝ミ､ ｊ/ （( ^ｉ | |: :l: |ｌ | ｀l ｀'-ﾆ．il |lﾞ l l .,〃 ／ ,",
V/ l/|:|:l | {〃｀んて, ﾄ _癶｜ ///:' /ｊ/ "! .! ‘ｮ ! .,i.ｌ′ ./ : ﾞ,i
lハヽい､{ | ｒ､ぃｔﾂ 夊ヽ ∨/ｨ:// ﾉ 「わっ！！」 ｌ. | ,!.! ! ノ./ ./ .,,'
{ ヽゝ_ ｀＼｀~＾¨¨ 礼ﾉ/レノノ'i/ ｀'┤ ! !../ .lﾞ ! ./ /
ヽ V/l ｌ /ハヽ { 弋'ぅ/ っ |, | “゛ / 、 .l .、 i′./.
＿／´ 丶 , --､ ´ l ﾊV ＝＝＝────── ﾞ┤ .| ﾘ,│ ! ./ ｌ./
ﾉ―‐ミヽ、__＼ゝ __ ｀ ーｧ ／ ｡ | ,! ＿ ｌl, | .〉 !/
／: : _: : ´二: : : ￣｀ヽ‐｀¨´_ ´ ! ｌ ''" ﾞ.ｌ|│ | ! .
/／／: :／ : : : : : : : : : ヽ＜ ﾋｭｯ ヽ ヽ ,,ﾐ,l, .|,!
/ ／: :／: : : : : : : : : : : : : レ…―― ､ ''＼_ ＼ ".ﾞ! .l|
. / : : ／: : : : : ::::::::::::::::::::::::::::! : : : : : : ＝＝＝────── ﾞ!≒ﾆﾆ＝ │
＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
／ ⊂二 > ））
「すごいな。 / ⊂ ｿ |
君からはサイボーグの駆動音がしない。 .l | /
（ Ｕ |
第五世代は、 ＼ 〃_／
天然で加速装置並のスピードを出せるのか」 >'⌒￣￣､,＼
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
／ / / ! } ヽ
/ / / ノj lヽ、、 ﾞ,
ー7, / l ! /／} ,/ ヽヽ、i l
/! , / i! l l l､{ ノ´ ｀ヽ} lﾍ、、 l
{ l ,' ,'! l ∧ j l ｀ l l l ヽ ヽ、_
! l l !l l / l ﾉ｀ー ,r-──‐ﾘ1 l } j￣
l ﾞ, l l ! l, {-‐jﾉ￣` zニニ,._ l l //
! ヽl !ヽ l ヽノニz ノ{!ノr1ﾍ lノ }!
ヽ }、ヽｨ fノ_rl}` ヽ}f刄ﾉ'´ｲ ,/ 「カレンや僕は、ね」
.VゝヽVゞ‐'´ ! lｰ'
.｀ーﾍ '- /
ヽ ‐--‐ ,ｨ´
｀1- .,_ ｰ' ／.:l
f≦}!＞ー'´-z≧}!
|::::: l ｒ ─┐ l'"´:|
,． ￣￣"￣｀丶､＿__丿
／ l､ヽ ‐＜
, ／ , 丿 !l_、 ＼
/ / / ／ / /ｨ Al、ヽヽ l | l
/ / ｜ { /i //」 ノ ﾉ ＼| | l | |
_ノィ /:l ｜l Ⅳ７ﾍl { （ ⌒ ｖ丿' ｊ/
‘ /:/l l ヽ l , ≠ミ ｀ヽ ,ｒｚ､ｲル'/
∨ム ! ｛.イ仇_「 代ｊ 》ｌ｜ 「第五世代の中でも、僕のスピードは随一だ。
｀{ ｒlハ'､弋乞ｊ ::::::::: ﾋzi, ハ|
ヽ{､ｭ｀＼ ,{〉 , |:｜ ……お前より、僕は早い！」
ｖ¬＼ , :ｭ .ｲ :|:｜
ﾉ:::└z ＞ ／ !:｜:|
, 〈::::::::::::::└ｔ 厂{__ !:｜:|
＿_∠. ＼::::::::::::::::Vﾞ〉:/ ｀ ミ ⊥」
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
「そう見える。昔の…… ／ （●） （●） ＼
一番いい時のやる夫よりも、多分早い」 . | （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
「加速装置専用に体が作られていたクーガーなら、 ' （●） ＼
お前さんと勝負になったかもしれない。 （ｌ､__） |
⌒´ ／
……競わせてみたいものだ」 ｀ｌ ＼
ｌ ＼
／.:.／ .:'".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｛.:.:.:.:.:.:.:.:／}.:.:.:.:.:＼
.／.:.／:／〃.:.:／／.:.:.:.: ﾊ.:.:.:.（.:（ﾉ人.:.:.:.:.＼.:`ｰイ
／ｲ／:／::::/.:.:∠_/:.:.:.／ノ }.:.:.:人_:＞ ＼{.:.:.:.ヽ:＜
/ イ/::::::,:'.:./了.:{.::〃＜_ ノ:.／::::::::::::::::::::}:}.:.:.:.:}.::::}
/ｲ:::/::::::ハ.:{ -j/j/‐≠-､＞}}ﾄ:::::::,,::::::::::_,,斗.:.:.,':::::ﾊ
.j∨::／l::::Ⅳｨ仟云不ﾐ ´″ 〃=≦::ｰくﾘ.:./::::::j/
乂:/:/::|::::|〃弋てク _, /:::ｨ仟云ﾐ､｀ｱ:::::::/
.ノ／/く:::厶入 ｀¨¨:::::´ ､_弋うク :}}:/::::／
〃 j/ ∨-ﾍ_::`=- l、::::｀¨¨`=彡 '´
{〈⌒}_ ′::::::::::::::::/ 「僕のほうが早い。僕が……最速だ！」
＼__ﾑ ぃ-――=ァ::::::::::::::,.'}
`ヾﾍ、 ー一'´::::::::::∠ノ
ヾ|＼ :.ー:::::::::::／
l 丶 :::::::::,.イ
| x≧=≦==|ヽ
|￣￣「「 | |｢|
＿＿＿_
／ ＼
／ ＿ノ ヽ__＼
／ （─） （─ ＼
「そうかもな。 | （__人__） │
……ところで、どうしてって聞いてたな」 ./ ∩ ノ)━━／【】[] ｼｭﾎﾞｯ
( ＼ ／ ＿ノ´.| | □
.＼ " ／ | 二⌒)
＼ ／
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
「009の脅威はリーフシールドだけだ、 ／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
なんてその子は言ってたけど…… ／ （●） （─ /;;／ .
| （__人__） l;;,
どうしてそんなやる夫が / ∩ ノ)━・【】[]
お前らに勝てるか、わかるか？」 .( ＼ ／ ＿ノ´ □
.＼ " ／ (⌒)
＼ ／
／＼
,ｨ'". : : :.:-‐-､｀: : : `ﾄ､ ／ ／
/: : : : : : : : : : : ヽ: :;-ー､ヽ､ ＼／ ／>
./ : : ,ｲ: : : :.:〆ﾐヽ、i:: : : : :..｀lﾍ <／
./: :／i: : : : /'¨¨''''ｰ-ｚ''"ﾞ1: : : :l.ヽ､__)） ┌─┐
ー-‐=彡〆ｰl: : : :/‐- _ ｀'‐|: : :.:.i::ヾー'. └─┘
ヽ､ ,ノノｒ^i:.: : /ﾗｆn､ ｀''‐ ､_ ,|: : :.:.|: :.:',
`ミﾆ彡'ﾞ: :!{,|: : ;'7::::ﾟiﾍ ,ｨ'ﾆ二ﾞ|: : : .!: : ::ミ=-ｧ'
ヾt二彡' ｀!: : i｀¬" ｲ:::ﾟ} 〉|: : : :l: : ::ミ彡'
`ｰ=ﾆz_|: : i "" l ｀`'" /!: : :.:j: :ﾐフ´
ﾐ三ﾑ:: ﾄ､ __ ' "" / l: : :.;ﾊ＾ヾ､_,
｀Ｚﾊ ;| ヽ ｀._, イミ.j: : /ゞﾐ､_
r=ﾍＴ¨¨¨¨¨`´'ｰ=_ﾐ､ .l: :/｀¨¨''´
| ヾ ,' / ,'::/
., -一ー―-ii┘ｰ -ﾍ -,:､ -一l_,,_ ﾉ'ﾞー¬ｋ
/ |! ／::::＼ ＼ ヽ
,． ￣￣"￣｀丶､＿__丿
／ l､ヽ ‐＜
, ／ , 丿 !l_、 ＼
/ / / ／ / /ｨ Al、ヽヽ l | l
/ / ｜ { /i //」 ノ ﾉ ＼| | l | |
_ノィ /:l ｜l Ⅳ７ﾍl { （ ⌒ ｖ丿' ｊ/
‘ /:/l l ヽ l , ≠ミ ｀ヽ ,ｒｚ､ｲル'/
∨ム ! ｛.イ仇_「 代ｊ 》ｌ｜
｀{ ｒlハ'､弋乞ｊ ::::::::: ﾋzi, ハ| 「……経験が違うとでも言いたいんですか？」
ヽ{､ｭ｀＼ ,{〉 , |:｜
ｖ¬＼ , :ｭ .ｲ :|:｜
ﾉ:::└z ＞ ／ !:｜:|
, 〈::::::::::::::└ｔ 厂{__ !:｜:|
＿_∠. ＼::::::::::::::::Vﾞ〉:/ ｀ ミ ⊥」
＿＿＿_
／ ＼
「50点。 ／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
……とりあえず、相手がペラペラ喋ってる時は、 | （__人__） |
何かあるだろうって警戒する事は覚えようか。 ＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
映画だって、逆転は大体そこからはじまるお？」 ./ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
小柄な第五世代の周囲に突如バブルリードが出現し、
彼は泡で出来た檻の中に閉じ込められる。
! ヽ,,__,,,ﾉ ｌ. .,) .,i'゛ `､ ./
! ......、 ´ !､,_,ノ ヽ
/ lﾞ .! l´ﾞl ｀″
/ ／￣ﾞ''､ `''''" ´
'-､ _／゛ ! /
｀ﾞ'''''''''''''" ゝ....-'゛ ◯ ◯
_,,,, ｀゛ /
/: :.:./ .:.:/ ./:.:l: ｉ:. !l /丿 ミ､: l: ヽ ､:ヽ .ｌ 。 ＼
.':. .:./ .:.:/:.:/ .:∧:.|､ 从 { ､-―‐-､」:ﾄ､: ｉ i い.-'ﾞ 。
|:. .:.': .:.:.:.l:.:.' .:./‐l: |ﾍ{ ｀ ＿＿ ｊﾒ､|: | |: !:| ◯ 。 ◯
|:.:.:.l:.:.:./:.!:.:|:./ _ｌ厶 ヽ ﾉｧ＝=ﾐ、 |: i: , :ﾊ:!
'､:.:.|:.:.:l:.ｉ:.､:l:.{／, =ﾐ '/ ｒぃ 》 ｉ: ｉ/:/〃 ＿/＼／＼/＼／|＿ i'"'i
}:.:.:､.:.l:.|:.:ﾄＮ／ ｒぃ＼ 弋_ﾘ ノｨ:／/ ＼ ／ ｀"
._ノヘ:.ヽl､:､:'､ 《 弋ﾘ i `＝彡 ィﾘ ＜ なっ！？ ＞
＼i:.i､ヽヽ ､＿__ノ ',ヽ l´ .,,....､ ／ ＼
＿＿_l:.l､＼: ＼￣ iﾉ / .│ .,! ￣|／＼/＼/＼/￣ ／'
／ ヽ!｀≫ミ=- ,. -‐ｭ ∠ヽ .｀'ｰ'" ｌ
_／ 乂 _≫ ‘¨´ ｲ: : :l├ ､ ,,,,,、 ｀''
// / ／ {{: : ､＞ ／丿: : ｊ小ヽ＼＿ / ｌ
7 / , ／ }} : : ヽ ｀二 イ: : : :/ }} ／へ ∨￣ ､ ヽ,,,,, ″ _,,..,,,
ｉ ′ / / 从 、: :｀二二 -‐'ﾞ: : ／ 〆／ ／ 丶、 / ﾞ'i
| ! / / 〃 ヽ＼二二二 -‐ '´ ／／ ／ ＼ ｌ ./
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
「エアーシューターでバブルリードを空に巻き上げて、 . ／ （─） （─ /;;／
大気圧操作…… | （__人__） l;;,´|
./ ∩ ノ)━・'／
005の機能でバブルリードを上空から運ぶ」 ( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::|
. | ｀-=ﾆ=- ' .:::::::|
＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／
,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
「良い手だろ。 ／ （●） （●） ＼
なんたって、001ですら引っかかったんだからな」 . | （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿＿__
／ ＼
「身動き取れないお前に今から打ち込むのは、 ／ ＼
007の武器、ロックバスター。 ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '=・= =・= u|
エネルギー弾を打ち出すとかいう /,'才.ﾐ) （__人__） ／
よくわからない武器だお。原理は知らない」 . | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
「やる夫も打ち込まれた事がある。 ＿＿＿_
／⌒ ー､＼
相当痛かったけど死ぬほどじゃなかったから、 .／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
頑張って死なないでくれ。 ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| |r┬-/ ' |
動けない奴殺すって、ヒーローっぽくねーお？」 ＼ `ー'´ ／
／.:.／ .:'".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｛.:.:.:.:.:.:.:.:／}.:.:.:.:.:＼
.／.:.／:／〃.:.:／／.:.:.:.: ﾊ.:.:.:.（.:（ﾉ人.:.:.:.:.＼.:`ｰイ
／ｲ／:／::::/.:.:∠_/:.:.:.／ノ }.:.:.:人_:＞ ＼{.:.:.:.ヽ:＜
/ イ/::::::,:'.:./了.:{.::〃＜_ ノ:.／::::::::::::::::::::}:}.:.:.:.:}.::::}
/ｲ:::/::::::ハ.:{ -j/j/‐≠-､＞}}ﾄ:::::::,,::::::::::_,,斗.:.:.,':::::ﾊ
.j∨::／l::::Ⅳｨ仟云不ﾐ ´″ 〃=≦::ｰくﾘ.:./::::::j/
乂:/:/::|::::|〃弋てク _, /:::ｨ仟云ﾐ､｀ｱ:::::::/
.ノ／/く:::厶入 ｀¨¨:::::´ ､_弋うク :}}:/::::／
〃 j/ ∨-ﾍ_::`=- l、::::｀¨¨`=彡 '´
{〈⌒}_ ′::::::::::::::::/ 「ふざけやがって！」
＼__ﾑ ぃ-――=ァ::::::::::::::,.'}
`ヾﾍ、 ー一'´::::::::::∠ノ
ヾ|＼ :.ー:::::::::::／
l 丶 :::::::::,.イ
| x≧=≦==|ヽ
|￣￣「「 | |｢|
(⌒ヽ
{⌒ヽ ヽ
ヽ ヽ＿}
／ ヽ ヽ ト__
〈 ＼ ￣ / l
＼ ＼/ l
=ﾆ;:;:;:;:;:;:; ＼ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
三;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼ 〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
‐=＝;:;:;:;:;:;:;:;: '´ ＼ ＼` ,;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
ﾆ三;:;:;:;:;:;:;:' ＼ 〉 ' ､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
＿ ≦三二＝＝─フ ￣￣二丶 ￣ __ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ／ '´ //三≠ ￣￣ ￣￣ 〈 ヽ／＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ｉ 三── //三/ Ξ ＼ ヽ
| 二二二ﾐヽ| |三 ≠ r‐' ∧ l
| 三￣Ξ＝i| |三 ≡= ＼ { `ｰ'
乂 三三 ﾍﾍ乂 ヾ `ｰ'
＿ 三＝─- ﾍ人≧ ＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＼＼＿＿＿＿＿＿
三＝───≧─三二二ラ' ￣￣￣￣￣￣,:':;:;:;:;:;＼＼;:;:;:;:;:;≧￣￣￣
=三三三三;:;:;:;:;:;:'､ ,.,.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼＼;;:;:;:;:ニ─
ニ三;:;:;:;:;:;:;:;:;:` ,, ,,, ;:;:ﾞ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼＼Ξ=‐
＝ﾆ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼＼
三 ,:,;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:三二＼＼
＝‐ ＝ `ｰ'
(⌒ ヽ _
＼＿)/ l
/ |
| |
ロックバスターが打ち込まれ、小柄な男がトラックに跳ね飛ばされたようにすっ飛んだ。
ゴロゴロと地面を転がり、そのままぴくりとも動かない。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
_ ,
ﾄ'´_,.＞ｧ‐ 、
｛ / ／/. : :i: ＼_
_／／. : } : : :ヽ : : ＼_
└〈 : : : ﾉ. : : : : ＼;_;_; L_,..、
｀ﾏ¨. : : : : : : : :｀⌒,>'广¨二二"ﾆ …‐- 、
ヽ: : j : : : :i : : 厂／. : : : : : : : : : : : : : : : : . ＼
ﾞ〈 : : : : : : :〉 ｛ : : : -‐… : :¬'' : T^＼: .＼ ＼
ヽ: : : : : :｝ ｝: : : : :_;_;_;_;_;_; : : : } ＼: :＼ ＼
＼: : ｢ / 丁´ ｜: : ｜ ＼: : : . ＼
ヽｿ /: ;ノ | : : ！ ｀ ､ : : : ,ゝ､__＿
｀~¨´ } : : ！ ＼/ 」
V⌒丶..__ └-‐'^¨¨´
｛__ }
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : └┘: : : :||: : : :└┘ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ||
|| ＿＿＿|: : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ‐r― ―‐||――
-‐.. ||-{三}三三|＿＿＿: : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | -|:.:.:.:.:.:.:. ||:.:_...-
¬冖 ￣ ￣￣￣¨¨¨¨¨¨¨ 冖冖冖¬¬¬======―――----ｚ＝‐- '''"´...┴.........''"´..........
_,,..．-‐...''"´.............................................................
￣ 冖¬==―-- ＿_...................................
￣￣￣¨¨¨““““
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '=・= =・= u|
「……あれ、こんな威力あったっけ。 /,'才.ﾐ) （__人__） ／
ロックバスターって」 . | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
ポリポリとやる夫は首筋を掻いて、困ったような顔をした。
/::: :,、: : ::| ｀ヽ、: : : : : : ::／ i: : : : :,、: :}
{::: : { ヽ: : :i ヽ: : : : ::/ ｌ: : :／ {: : :}
|::: : :ゝ ＼| ヽ:::::/ /／ ヽ:::l
|::: ::/. ヽ、 、 Ｖ / ´ ノ ／ i:::|
ヽ、ｌ ｀ヾ、｀ 、 ヾヽ、、 /＿, ',,, '. ｌ:/
/ ヽ ｀｀｀ｴェヾ'｀、;ヾｆ=≠ｪヶﾔ´, i´}
ﾍ iヽ ｀￣￣´｀ゞ::i ″ﾞ二￣ / /
ヽ、＼ ´ :|:: /::/ / 「想定の、倍……いや、それより強いな。009」
｀| |::: /::/ﾝ'
,ﾄ、. _ |: ｲ
/ |:.＼ ＿＿＿ /ヽ、
|＼|:::::ヽ '´ - ― - ｀ / ｌノi
_ ,,‐| ｀' 、ヽ / ／ |、_
＿ _ , - ‐ ' {.{.{ ＞ヽ , _ ＿ ,ｲヽ、 |ヽ} ｀ ー - _
ﾊ ＼ { ｀ヽ:: ::‖‖:: :: / / /
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
「どうも。 ' （●） ＼
（ｌ､__） |
……ああ、できればやる夫って呼んでくれるか？ .⌒´ ／
009って呼ばれ方、好きじゃないんだ」 ｀ｌ ＼
ｌ ＼
､ /:::::::::::/|/:::::::::_,. イ :::::::::::::::::::::::::: ｀丶
.|l/ :::: /|::::::::: ／/´ /::::::::::: ,. -r' ::::::::::::::: ＼_
|ﾊ i / | ／ /,. -‐／ く::::::::::::::::::::／/′
.| / |/ ´ , ｨく::::::::::::::::／: : /
|/{ / ／イ ＼::::::::::::::::::::/
l{`､ | | / , イ幺_,､孑 ヾ,r‐､ :::: 7
｀ゞ＼ﾍ､ｊ{/ ／,zィ'ｽジ~′ /'＾｝:: /
!ヾ'杙N ′´￣￣'' / 〉 /l:: 7
', ￣:| / __/ﾍV 「それは済まなかったなやる夫。
'､ } { ｊ |{ 俺は藤堂という。そっちはカレンだ」
.丶 ヽ- ＿､ 刈 |!
ヽ.‐-=＝二／ ／// {
`､ ⌒.. ／/／ /_,,.､|ｿラ＾ ／￣￣￣￣＼
.`, ／／／'''７´ﾆニ三三∨ | よろしく ＞
ﾍ.＿_ ／／／＼ /三三三三三∨ ＼＿＿＿＿／
.ャ=十く彡ﾆ／ ＼三三三三三∨
, ／ __ `ー '´/ ,
l ヽ、__' __ ,-''´ ｀ ー''-‐ニ l
ヾ _,,-''´ `y´ __ ' ,__,,.=ﾍ |
､__,...-'´/ . ,､ l , '´ ヽ ::.. ',(.)／ ﾉ
ヾ::::::::::::|.::: |--ヽ、'=＝'''"´',::::.. i'' ＿, -'"ノ
`ｰ-.._l:::: |￣￣ _,, -_'";::::. |,=､ ー､'''´
|:::: ﾄ=-_―'''"´／,ｨ''ﾆ:'ｉ:::. ﾄ } ｀'' ｿ
,!::: lヽ ﾍﾆ､ ´ 〃ゞ='''|:::. |l'ノ __ﾆ-'´
ノ !:: |::::ﾍ. ﾞ=' |::: || i､lヾ- 「藤堂さん、どういうつもり！？」
ｰ=-'|:: !:::| ﾊ ､ u .|:: l| | '__
l::. |:::l'_='` , 、ｰ- ／|: |!,」' ,,｀
l:: |::| -'='''｀＞=,.´-' l: l=''" |
l:::l::! __ (__,,,.-''''"/,' {
';:::l , ´ ／`} /' ｀ -
ヾV / ／⌒ヽ、 〃"`ｰ
|::ｌ| : /!: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .∨
|:::.∨.:|: : : :ﾄ､ : : .ヽ＼: : : : : : : :∧: : : : : :|
ﾄ::::::::::|: : : :{ ＼: : :l ＼: : : : / ｌ : : ｲ:｜
ヽ :::::| : : : 〉 ＼:| ヽ : / | : :ハ: |
|::::::| : : / ｀′ '´ |:j
|::::::| : /ﾄ､}、 { , , ｲ }′
！::_|: { 弌≧ｘ..,,_ ヽ / ∠イ /
∨ﾍV 弋ｔｯﾃ≧ﾒﾐヽV/ﾑィ㌻彡/
ヽ く ＼ ´￣⌒ ｀＾/'"￣ ;′
＼_| ヽ | ,′ 「ここまで強い男は見たことがない。
-‐| ｌ l | ´ 決着が付く前に、１つ聞きたい事ができた」
ﾄ くヽ ヽ、 ′ /ﾆ、､
| ＼＼ ＼ , ー-‐､ /.::::::::) ）
|:::::::| ﾄ ＼､ ＼ ￣ /|::::／ｲ
|:::::::| | ＼ヽｰ.ヽ / :|::ｆ l |
|:::::::| | | |::::::..＼_____/.::::|::| | |
. ﾉ.::::::| | | |::::::::::::::|::::::::::::::ト| | |
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
／ （●） （●） ＼
「答えられることなら答えるが」 | （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
藤堂と名乗った男は、今は戦わない。
と言わないばかりに構えを解き、やる夫に問うた。
/::: :,、: : ::| ｀ヽ、: : : : : : ::／ i: : : : :,、: :}
{::: : { ヽ: : :i ヽ: : : : ::/ ｌ: : :／ {: : :}
|::: : :ゝ ＼| ヽ:::::/ /／ ヽ:::l
|::: ::/. ヽ、 、 Ｖ / ´ ノ ／ i:::|
ヽ、ｌ ｀ヾ、｀ 、 ヾヽ、、 /＿, ',,, '. ｌ:/
/ ヽ ｀｀｀ｴェヾ'｀、;ヾｆ=≠ｪヶﾔ´, i´}
ﾍ iヽ ｀￣￣´｀ゞ::i ″ﾞ二￣ / /
ヽ、＼ ´ :|:: /::/ / 「50点、と言ったな。100点の解答が知りたい」
｀| |::: /::/ﾝ'
,ﾄ、. _ |: ｲ
/ |:.＼ ＿＿＿ /ヽ、
|＼|:::::ヽ '´ - ― - ｀ / ｌノi
_ ,,‐| ｀' 、ヽ / ／ |、_
＿ _ , - ‐ ' {.{.{ ＞ヽ , _ ＿ ,ｲヽ、 |ヽ} ｀ ー - _
ﾊ ＼ { ｀ヽ:: ::‖‖:: :: / / /
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
「単純なことだ。数の暴力ってヤツだお」. | （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
|::ｌ| : /!: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .∨
|:::.∨.:|: : : :ﾄ､ : : .ヽ＼: : : : : : : :∧: : : : : :|
ﾄ::::::::::|: : : :{ ＼: : :l ＼: : : : / ｌ : : ｲ:｜
ヽ :::::| : : : 〉 ＼:| ヽ : / | : :ハ: |
|::::::| : : / ｀′ '´ |:j
|::::::| : /ﾄ､}、 { , , ｲ }′
！::_|: { 弌≧ｘ..,,_ ヽ / ∠イ /
∨ﾍV 弋ｔｯﾃ≧ﾒﾐヽV/ﾑィ?彡/
ヽ く ＼ ´￣⌒ ｀＾/'"￣ ;′
＼_| ヽ | ,′
-‐| ｌ l | ´ 「数？」
ﾄ くヽ ヽ、 ′ /ﾆ、､
| ＼＼ ＼ , ー-‐､ /.::::::::) ）
|:::::::| ﾄ ＼､ ＼ ￣ /|::::／ｲ
|:::::::| | ＼ヽｰ.ヽ / :|::ｆ l |
|:::::::| | | |::::::..＼_____/.::::|::| | |
. ﾉ.::::::| | | |::::::::::::::|::::::::::::::ト| | |
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
「5対1じゃない。 | （__人__） .|
5対9だ。やる夫の仲間はここにいる」 ＼ ｀⌒´ ,／
/ ヘ
＼＿＿＿（__） .ヽ
| . | |
やる夫はトントンと、指先で自分の首元を叩いた後、小さく笑った。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
└-￣ﾊ ｀￣::/i i } Vヽ.}
｀)ﾊ､ ヽ! l_/ U ｊ ﾘヽ
ヽﾍ 弋ﾌ_／ﾌ} / /::
. ﾊ ﾄ- ─'／ / ／::::
／／＼. ヽ二´ィ´ /／::::::::＼
／／::::::|:::::ヽ. 〈 _/´:::::::::::::::::
_ /／:::::::／:!::::::::｀￣::::::::::::::::::::::__;;::
￣//::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::／￣::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿_
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
「仲間になった覚えはない！ ／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
なんて言いそうなヤツ、何人かいるけどさ」 | |r┬-/ ' |
＼ `ー'´ ／
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
「微妙に仲間と言いたくない、迷惑なやつも」 | ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,,,;-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;＞､
__,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;＞￣ヾ;;;;;;､
／ {;;( ￣ `''"へ j;;;;;,;i ＜ﾀﾞﾚﾉｺﾄﾃﾞｼｮｳ？
,' ､;;〉,,＿ _}ｚﾍ Yヽj
ｖ r‐ッ`､ fTゞｹ k.j;;ky
{ {､ ｀ j i r;;/ゞミ;;⌒;,,､
| ､ ヾ ‐ i , ｯj;/､ ヾ;;;;;;;;＼
i _ゝ ‐-j／ｨ /ﾄj 〉＞＿`､;;;;;;;;;;､
/ヽ`ヽ ／j ',ﾌｲ j/ i ＞;;;;;;;}
ｨ/ } ` 彡 ﾍ / i! へ;;j
／ / _ﾑ ﾉ / i!:. ',
/ / ／∧＼ ／ ∧ i!::.. ∧
/{ /／ ､ >' ｡／ ﾍ i:::.. ∧
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|ﾊ i / | ／ /,. -‐／ く::::::::::::::::::::／/′
.| / |/ ´ , ｨく::::::::::::::::／: : /
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l{`､ | | / , イ幺_,､孑 ヾ,r‐､ :::: 7
｀ゞ＼ﾍ､ｊ{/ ／,zィ'ｽジ~′ /'＾｝:: /
!ヾ'杙N ′´￣￣'' / 〉 /l:: 7
', ￣:| / __/ﾍV 「合点いった。
'､ } { ｊ |{ 倒れた仲間と共にある……
.丶 ヽ- ＿､ 刈 |!
ヽ.‐-=＝二／ ／// { 辛いことかもしれないが、羨ましくもある」
`､ ⌒.. ／/／ /_,,.､|ｿラ＾
.`, ／／／'''７´ﾆニ三三∨
ﾍ.＿_ ／／／＼ /三三三三三∨
.ャ=十く彡ﾆ／ ＼三三三三三∨
/::: :,、: : ::| ｀ヽ、: : : : : : ::／ i: : : : :,、: :}
{::: : { ヽ: : :i ヽ: : : : ::/ ｌ: : :／ {: : :}
|::: : :ゝ ＼| ヽ:::::/ /／ ヽ:::l
|::: ::/. ヽ、 、 Ｖ / ´ ノ ／ i:::|
ヽ、ｌ ｀ヾ、｀ 、 ヾヽ、、 /＿, ',,, '. ｌ:/
/ ヽ ｀｀｀ｴェヾ'｀、;ヾｆ=≠ｪヶﾔ´, i´}
ﾍ iヽ ｀￣￣´｀ゞ::i ″ﾞ二￣ / /
ヽ、＼ ´ :|:: /::/ / 「ただ、2対9とあっては遠慮はできんな。
｀| |::: /::/ﾝ' これからは、一切の油断も慢心もない。
,ﾄ、. _ |: ｲ
/ |:.＼ ＿＿＿ /ヽ、 君を最大限の脅威とし、戦わせてもらう」
|＼|:::::ヽ '´ - ― - ｀ / ｌノi
_ ,,‐| ｀' 、ヽ / ／ |、_
＿ _ , - ‐ ' {.{.{ ＞ヽ , _ ＿ ,ｲヽ、 |ヽ} ｀ ー - _
ﾊ ＼ { ｀ヽ:: ::‖‖:: :: / / /
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エネルギーの減衰を感じたやる夫がリーフシールドを閉じた事により、
戦いは舞台を変え、超高速の世界で行われた。
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./ / V´ ., -ヽ -‐‐ヾ / /
| ./ ／ .{.| .}..} ﾘ ＿＿＿＿＿/ /
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.ヽ(入___） 二 ￣￣＿＿＿ . /＿＿＿＿＿＿_/
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{ ｲ＼:::::: 二 ＿＿＿＿￣￣￣ ./ / _从＿＿
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| i . / ､ .三二＝───── ﾞ /／
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| ! / ::／ `=､ 二￣￣￣￣￣
/ ﾉ .{ ::≡＝─ `=､ 二 ￣
i r 〈 .＼ :::二─ .`=､ .＼
ゞヾjjj .＼ ::::''=,, `=､ ＼
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戦いの様子は、やらない夫の目に映らない。
なにもない所が壊れ、爆発し、飛散する。
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／:.∧ ズガッ！
〈＿/ .:〉 ｡
＼＿/
《〉 ／＼
｡ |￣＼〉
＼〉 釗 :. ‖ Ｌ_／
￣＼｜ ､从_／ ﾟ
‖:.⌒ .:⌒)､／ o
|! .:|! .:⌒)‖ ｒく￣〉
∧ l!l .:‖从 : 从_ Ｌ／
〈 i!l| .:,|l⌒:.､_从 ::⌒)､ ﾄﾞｳｯ！ `
..:┴: l!l| .:⌒≫―(⌒:. ,;:从 '"`;,. . _ i /;,, ´
｀´ﾞﾞ´ﾞﾞﾞﾞ''｀ ﾞ'' ｀´ﾞﾞ´ﾞﾞﾞﾞ''｀ ﾞ'' ｀´ﾞﾞ´ﾞﾞﾞﾞ''｀ ｀´ﾞﾞ´ﾞﾞﾞﾞ''｀ ﾞ'' ｀´ﾞﾞ ,. / 7 し' ⌒`;, ,,． ,.
ヾ;,, /` ‘ .,;;''ヾ'` ／"゛;,,_..,
）;,,"/;；,.`； ／` ゝ,.i ,;∵ ' `;,.
／￣￣＼ 从;;,,／;,,人, , ,,,;;;;; 从"⌒`, ::;;;;' ／"
／ _ノ ＼ ｿ;;;,,∴. . .,,,;;;(;;;,`．/"゛;;;,,_・".,,;;）人／
| （ ○）（○） ,, 从,,, ,;;ゞ,,从, ,,...人,;;;;),..て．,;; : ／`ゞ,.i.;
. | U （__人__） そ;;;, ,,;;;）. ...,,,,,,;;),.人.. ノ `::ヾﾉ: :；: :⌒）., ,;;て_ ＿,,,..
| |r┬-| 「なんじゃこりゃ……」
. | ι `ー'´}
. ヽ u }
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)
やらない夫は戦いの状況すら理解できぬまま、ただただやる夫の無事を願った。
カレンはやる夫とほぼ同等の速度を持っており、藤堂の速度は2人にやや劣る。
そのため超高速の戦闘はカレンとやる夫が激突し、やる夫の隙を藤堂が狙うという形で行われていた。
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,. ' ` ､__,.-､_,_
/ ヽ. ﾞ＝＝＝──────
./ ､_ﾉ,ﾞl ,_ｨ､_/
/ ＼＿__, ヽ.ﾉ'.
| （●） l､ﾉ .|,r､_ ＝＝＝──────
ゝ､_ （__ノ〈 〈 ｀〉
/￣ ｀ヽ. ゝ彳 / ヽ.ﾒ
ﾔ 'ﾞヽ. ,.ｨ' .＝＝＝──────
ゝ､_,／ ﾞｲ /
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ヽ,-{ 、 ヽ ヽr‐---- ､_｀ﾆｰ--‐_フ ｨ
､__/ ,､ヾ::ヽ ヽ∧ゝ'=ﾆ二_ ヽ ｰ´ ´ﾞ＝＝＝───
ヽ/ ! ｀ l´,ﾍ ', ﾍ.∧,-､ ｀ ‐' ‐-='´---,
| | ! f'/,ｨV ', ',∧^ﾘ _, ‐'‐-..､＿
| | ! | ｲﾘ' V.', ',∧'、 -／:::::::::::::::::::::::
. -=| l. l ／ l. ', l ∧ ヽ r-.､γ´::{:::::, -ﾞ＝＝＝─────
',ﾍ. ﾍ. __ ! l ﾄ. ﾄ.ヽ/:::::::::{:::::::::l:':::::::::::::::::::::::
ヾﾍ. ﾊ. ｀ _ j ﾊ | ', l >ヽｰ-､{::::::::::',::::::::;:::::::'l´
＼ 'ｰチl !| l | (.!|' ､:::｀:::::::',::::::::::',:::::::::::::::l
∨ l. ﾄ. ﾘ':l |::_lj〉｀:ヽ::::::::::}::::::::::}::::::::::::ﾞ＝＝＝────
', ﾊ|∧lrリ´:::l::::::::::',::::::::l_,::::r'::::::::::::::::∧
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. ───＝＝＝⌒≦￣￣＼...ﾏ:: ﾊ:: |＼::::::::::: ／|:::::
. 〈.: .: .: .: :＼ ＿__}__,}:: ﾑ＼| ＼／. |/ｌﾘ
∨.: .: / .: ／⌒V ∧ ﾄ ﾑi ＿_
∨.:./.:／.: .: .:.:.:.:.| ﾘへｘｚ＼∨／〆ﾑ. .' ヽ
. V/, ´.: .: .: .:/／り.. 弋ｔｯﾃ≡ィ沙ﾒ { ' |
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/.: .: .: .: ＼∨.:..ﾑ.＼. / ∧ .' |
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′.: .: .: .: .: .: .─- ＿＼＼＿! | .' /
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発光するカレンの右腕を躱すと、右腕が地面に激突し、アスファルトが溶解する。
その隙を狙った一撃は、悠々と彼女に躱される。
「! , ｸ
l , ,lУ< ‐､--っ. │ .! ,.ｲ ., =7
＿＿ ノﾉ ノノl /.:.:.:.:.｀l _,-､ヽ | ! .| |／／
, -‐ γ´ ￣ '‐ '- ' ﾙ ／.:´-‐-:l´ ｀ ' | .! | ／ , =7 ,ｲ二.7
／ / / ノ.ｲ.:／.:.:.:.:./ l ! | |／／ ＿/ﾑ_ ,ｲ,ｲ ,ｲ
, / ' , - ､ r ､ -'‐_ﾆイﾌ.:.'.:/.:.:.:.＝＝＝─── .ｌ l .|_,／ '──‐' ﾚﾚ //
, ゝ-=,. '／ {｀ヽ / ｀ヽ､ ﾉ | ／.:.:.:.:.:.／ _,.. -‐_',:.二_ヽ_ │ l /'
ゝﾆ二/ , l { ‐- ､ ｀ヽ ヽ､! ｰ---'_ノ.:.:.:.／,.:'´.::´￣￣_, -‐'.:.:.:｀丶. ! ｌ
_,. イ{ / r､ { γト､‐､ ｀ヽヽ ヽ、 二ﾌ,:.／.:'.:.:.:.:.:.:.;.:.:'.:.:.:.:.:._.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ! .!
｀ゝﾆ二_,l l |‐｀..γ=l!´:＼＞ ､ ｀＼ ヾﾆ__ノ.:.:.:.:.:-‐.:'.:,:.:.:.:.':.´.:.:.:.:.:.ヽ.:.＝＝＝───.! .!
人! ト‐､─‐'ﾍ´ｨ' ｨ心ﾞ ヽ,、ﾍ l.:.:.:.:｀l.:.,.:.:.:.:'.:´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＝＝＝─── .ｌ .ｌ
､__イ | l ﾄ「ﾏヾ、 '´V ゞ-' ' ,ヽ∧lﾍl.:.:￣二.:.:.:､───‐.:. ､.:.:.:.:.:..r-｀v' ｌ ｌ
ｰ=' ＿_,.l l l!.ﾍゞ ' l ヽ / l:＼γ.:´￣｀ヽ.:.:ｰ‐r‐ ､.:＿＿_｀丶'、 .ｌ ｌ
ヾ ﾍ .〉 ､ ｀ -‐ｭ Xヽ ,'.:.:./.:.:.:.:.:.:, -‐‐-､.:.:.｀.:'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ｀丶 ｌ. ..ｌ
｀ヽ ﾍ- ｀丶 ｲ'´ ｀∧ |.:',.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.｀=ｰ--ｯ-､＿＿＿_｀_ .ｌ. ..ｌ,
ヽ ﾐﾆ /l く Y!.:.:./.:.:.:./.:.／.:.:.:'.:.:.:／__.:.:.:.｀).:.:.:＝＝＝──── ｌ .ｌ,
｀ヾ、 l ﾍ ∨.:.ヽ.:{.:.:.:/.:.'.:.:.:'.:.:.:.:,:/.;'´ ）.:ソ.:.:'.:.:.:,:':〉 ｌ ..ｌ
| l ヽ _,',〉.:.:.:.:ヾ､.{＿:.:.:.:.'.::.:.:.:{.:ゝ.:'＿,.: -‐／/／. ﾞl、 ヽ
｀lﾍ<( ).:.:.:.:ｰ‐---.:.:.:.:.:__￣￣￣.:.:.:.:丶.:／.:.／.:.: ｌ ヽ
Lﾆゝr‐弋 TT ‐-ｯ､ヾニ､´｀ ｰ-､rlニ´.:.:.<.:.＝＝＝───── ｌ ヽ
⊂ﾆヽ ｀T '' ´ 〉-､｀´ ｀|.:.:.:＝＝＝───── ヽ ヽ
＼ -r-r' ´<_ﾐﾆ ＿,...-ｲ.:.:.:.:.＞.';´' ｀ ヽ ヽ
ﾊｰゝ｀ ｰ-ﾆ｀´ ヽ/:＞.'´.:.:./ ｌ ヽ
/ヽ:.ヽ.、 ,..ﾍﾍ.:.:.:.:.:./､ ヽ .ヽ
藤堂が回り込もうとする動きが視界に入り、追撃を諦めたやる夫は、悔し紛れに口を開いた。
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／ ＼
／_ノ ヽ､_ ＼
「藤堂さんはまだしも、 ／（●）三（●）) .＼
なんでお前そんなに戦い慣れしてるんだお」 | （__人__） |
＼ ヽ|r┬-| / ／
／ ｀ー'´ ＼
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｀ヾ ー ' , ヽ ,.ﾍ ヽヾ､＿
_二ﾆン | / ,. - ､ ', /::::_:ﾍ ﾍ ｀ゝ---,
_二ノ ﾄ､|./ /三三ﾐヽ_l';_',.ィ::::ﾍ ﾍ---‐'
＜´ , l::::| /----‐::::':::´::::::::::::ノﾍ ヽ',
｀ ' ｰ_-_,ノ ヾ | |:::::::::::::::::::::_;:＞ ' ,.ｨ｀ !::ヽ、 ヽ
｀ ｰッ _ { l |二_￣ ´ 、 }./:ｿ ' !:ﾊ、＼ ヽ 「私も色々苦労してるから
'二ノ ヽ| |{仆:下 ' ｰ ' ﾉ ｀´ l､ヽ. ﾊ、｀ヽヽ ……ねっ！」
´──彡 , -ﾍ l ｀ﾆ ´ . ﾉ l｀ l ヽ ﾍヽ',
_∠ﾆ_ ‐ﾍ ﾍ、 _', ／ } l!. ,l |､ ヾ ヽ
, '´ ＿ ｀ヽヽ ﾍヽ Eﾆ '/ | |!/ l }
γ‐=､‐- ､_ ｀ヽ ヾ＼ ﾍ ｀≧ ‐- ' l ノ !,､/,ｲ
.∠// ,- ､｀ 丶､｀丶ヽ_ ヽ ＼ ＼｀ =‐-'‐イ ／() |/ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿_ ..,! ,!
／⌒ ⌒＼≡＝- ..,! .!
／ （● ） （● ）、≡＝- ﾋｭｯ ..| │
／ （__人__） y｀ｰ 、 │ .!
「大変だな。 | ｀ ⌒´ / ｙ ≡≡＝＝- . | !
世の中に何か訴えかけたい事が？」 ＼ ／ / ≡≡＝＝- . | .!
/ ￣￣￣￣´ 入 ≡≡＝- l !
| ＿＿＿＿＿／ ＼ ≡≡＝- . ｌ l
＼ ヽ ＼ .│ l
＼ ヽ ＼≡＝- ! ｌ
＼ ｊ(ミノ ≡＝- . ! .!
今思えば、キャラが映らず衝撃だけ起こるシーンは
アニメーターの省力化も兼ねてたんだろうなぁ
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.ヾ`ミ､ ＿ ≧ー: :,ｨ ┛┗ミ､ : : : :＼
＼: : : : : : : : : ". .┓┏ ヾミ＼: :_: ゝ-.､
.`ー‐≧ー−: : : : : : : : 彡≦＜: : : : : : : : ＼
`ミー―彡: : : : : , イ ;彡"; - : : _: : :__:_:_: _ ﾊ
.`ミ、: : : : : ／: ／ ;＞ " .,、 ﾊ:::}/彡"〉´
.,≧=: : : : :/: ／ 〉 〈ﾂｙ' .〉':/: : /
.／ 〃"{:/ { ｀ ,ｲイ: : /`ー/ 「あるからこんな事してんでしょうが！」
ｒ=＝≠ミ、, --ゝ、 {.／:／ー彡'
}: : : : ; ／ ', ヾ‐'´;.イ
}: : イ/ }´: ／
.,.ｲ: : : :{ .{ .ﾊｲ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
i
l＼ ┌:, ,!'| ` .
! | !ヽ. ,、 |＼_|｜ ’ j i! i ,-､、
! .| l l.｜ﾞi ｜｢｀ヽ`i { ｜| / / ／￣￣￣￣￣￣￣＼
l | l |！ l └′/,/ :、,ｨl! l! {′/ ;/ .| ……もっともだ |
! ヽ､￣ ｀''' ， ｀ Yl!|: | |. / / ＼＿＿＿＿＿＿ ／
! r 二ｺ | 、 ﾞﾘN: ; !li└ヽ/ ／ﾞ:、 |/
| | }'′ i ;}|! ,／ ,／ .- - ── ＝ ニ 三三 三 ＿＿＿
｀`' ,:;:;:,! ''′ ,. !／ _,,.-'' ヽ 三 ＼
（''゛ j! ..:;;:=＝-:、 ﾞ''"ｨi {ヘ!,l . ─ ＝＝ ニ 三 三＼ ／ ＼
〃’ :; {`' ,ｨ゛ '′. ） jj｣li|liY､⌒} 三（● ） （＜ ） ヽ
j∨il!ｨ' ｛’ へヾ;;イ - ─ ＝ ＝ 二 三 三 三 （__人__） |
’ λ' ,j､l! / ､ ., ,il{ ,ﾞ!j!;| ： 三 ｀⌒ ´ ／
ﾞハ！ ;. ﾞ:、 j| '/'}′ ， ─ ＝ ニ ニ _三 三 三 ､＼
しﾞ:、 i,' ﾞ:、 ,,., ′彳ﾚ／ ≡ ! ／__｝
丶､v{ ﾋ! i!||il. , 八 Ｚ .(⌒）ヽ ,-| . |ー-､/ ゞノヽ
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＿ ￣｀ζ｣'(´ ヽ j! ゛ ,ィ彡′_.. - .(⌒） .｡； ﾟ ,, ）ｿ(___i）--三 .|
二 ﾆ ﾞて∠rιｸ_;.,､_,ｰ-'＾- =ﾆ_ (⌒・⌒ ・ ＝ ニ≡ 三三三 ゝ-i--i´
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.| 相手は、大抵人間か？ |
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l: : : : : : : : : ,' ミ伝、 ＼ / ／,.ィ心/.,': : : : : :/: : : : : : : : : : : : :三彡′
、 /.ｌ: : : : : : : : ,' i .{::::::::心 ヽ ヾ .i 〃／:::::V /./: : : : : /_:_:_:_:_:_:_:_:_: ; ＞ '::/ｌ 「最初は……」
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´./:::::::'; : : : : : : ′ ￣￣ ,′ ./: : : : : /ミ_:_:ゞ::::::::::::,'///// l ＼ 人人人人人人人人人人／
／::::::::::', : : : : !i:ﾊ ′ /: : : /: /::::::::::::::::::::::::::::l//// /l ＜ ＞
:::::::::::::::::',: :i: : !:i:iﾑ、 { ./: : : /: /::::::::::::::::::::::::::::::{/// /: l ＜ 幻獣だったわよっ！ ＞
::::::::::::::;ィ'; i : i:::i:iﾑ ＼. ＿ ′ ,.イ: : : :〃:/::::::::::::::::::::::::::::::::::V / : :l ＜ ＞
:::::, ＜//∧ : i:::i:i::::＼ ＼ ,.イ ヾ〃 ,イ /: /: ://:/:_::::::::::::::::::::::::::::::／ ,ｲ : : :l ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
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八つ当たりのような右ストレートをギリギリで避けると、カレンの右腕はそのままビル壁に突き刺さった。
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チャンス到来とやる夫がカレンに向け一歩踏み込むと、
＼ 丶 i. | / ./ ／
＼ ヽ i. .| / / ／
＼ ヽ i | / / ／
ー _,,..-‐､ __＿_ -‐
_＿ ／i_ 彡｝ゞi_i_i_|
二 ／ ,, .-‐'' ﾞー､___ ソ＼ ＝ 二
￣ ／ ／ ＼, ､／ ヽ ＼ ￣
-‐ ／ /_i （○） （○） ＼ ＼ ‐-
| 丶 （__人__） /__＼ ＼
／ ´~"''‐､.. ﾞ"´ ''‐ ／_ _
/´'､| .. ,-‐'''""~ヽ ＼
／ | | 丶 ＼
／ / / | | 丶 ＼
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｀ヾ ー ' , ヽ ,.ﾍ ヽヾ､＿
_二ﾆン | / ,. - ､ ', /::::_:ﾍ ﾍ ｀ゝ---,
_二ノ ﾄ､|./ /三三ﾐヽ_l';_',.ィ::::ﾍ ﾍ---‐'
＜´ , l::::| /----‐::::':::´::::::::::::ノﾍ ヽ',
｀ ' ｰ_-_,ノ ヾ | |:::::::::::::::::::::_;:＞ ' ,.ｨ｀ !::ヽ、 ヽ ＿/＼／＼/＼／|＿
｀ ｰッ _ { l |二_￣ ´ 、 }./:ｿ ' !:ﾊ、＼ ヽ ＼ ／
'二ノ ヽ| |{仆:下 ' ｰ ' ﾉ ｀´ l､ヽ. ﾊ、｀ヽヽ ＜ なめるな！ ＞
´──彡 , -ﾍ l ｀ﾆ ´ . ﾉ l｀ l ヽ ﾍヽ', ／ ＼
_∠ﾆ_ ‐ﾍ ﾍ、 _', ／ } l!. ,l |､ ヾ ヽ ￣|／＼/＼/＼/￣
, '´ ＿ ｀ヽヽ ﾍヽ Eﾆ '/ | |!/ l }
γ‐=､‐- ､_ ｀ヽ ヾ＼ ﾍ ｀≧ ‐- ' l ノ !,､/,ｲ
.∠// ,- ､｀ 丶､｀丶ヽ_ ヽ ＼ ＼｀ =‐-'‐イ ／() |/ヽ
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カレンの右腕が赤く輝いて、振動と超高温がビル壁を溶かし、吹き飛ばす。
,r 'j ,r'ゞ, ,r ' ´ ｀丶､ ,r､
,ｲ ゞ'´:｀ｲ ,r ' ´ ｀丶､ ｀ヾ ／:;/ /／
/ 〈 } (´ ) :｀i ｀ヾ ／:;:;:;/ ¨`イ､
_,,ｲ从 / / _,,､ ,r '´ ／:;:;:;:;,/ ｀ゝ
／:;´i (´, ):｀i/ ,ｲ ゝ.::. '' ,,:: ::´ `: (: ﾌ /:;:;:;:;:;:;/ ,.‐（ ..:: ,,｀ヽ
／:;:;:;:;:;i ゞ,,-‐,ゞ、 /:;:;:;:;／ ヾ,
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,彡ｲ'´ '' ,,:: :: jｿ ⌒ヽ:: ..::. '' ,,:..:) ) ,.イソ´_,､-‐'''"´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,! ::.⌒ヽ:: ゝ、
ゝ.::. '' ,,:: ::il ､ /i //:;/i:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;// / ゞ
､ ' '¨ ,.‐（ ..:: ,ノ,l l //:;/ /:;:;:;:;/二/´￣:;:;:;:;:;:;,ｲ ) :｀ ,,.. j.
｀丶､ ,.人 .:.: .:⌒ヽ., ｀i | |::.⌒ヽ:: ,! !:;:;l/:;:;:;:;:;:;:;:;,､rー､-‐ '"ｿﾉ｀ゞ ,,ノ（ ヾ.,, ..）
_,、-‐ ─‐-t‐r‐-､ _,ｨ イ iﾕ /:;/:;:;ゞ -‐''"´7 ,r‐7 ,､ノノ ..::) )
_,、-‐'' "´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,!ｲl ji三彳 , /i ,/:;/:;:;.;;::;:;:;:;三彡// ,/ / ／
二ゞ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,!ｲl ,!l´￣ ﾞ´ l/ i':;/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,//イ , ! ´`｀ゞ ,,ノ（ ヾ.,, ..）
＿＿＿__
＼ 人人人人人人人人人人 ／ _.＝(_) 三 ＼ ／ ＼
＜ ＞ ＝_j_j_j^⊃（○）三（○） ヽ
＜ チャーシュー回避！ ＞ 三三::⌒（__人__）⌒:::二 (_) _ _
＜ ＞ 三 u. |rt- ｊ ＝⊂_ l_j_j_j
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼ 三三 `ｰ ' ／__ ノ￣
.三 ＝ー――― ' ﾉ
三 /ｰ'
三 /
三 _＼ ＼＿ノ
三 (⌒ _ノ
危険な右腕を避け、大きく飛び退ったやる夫の隙を藤堂が狙いすまし――
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＼＼ )ｨﾄ‐-≠;'
＼＼ 〈:: xw:::::::ﾏ ____
＼＼ 〈ii"::::ヾj''ﾚヾ／::::ヽ､,,,
＼＼ <_ﾞ ';ｲｿﾉ/:::::::::::∨/｀ゝｰ....､
＼＼ L｀イ／/´::::::::::::::::j/／:::::::::::::ヽ
＼＼_,∠> /:::::::l!:::::::ヽ::ヾ::!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ソ
,>X;,;く、 /:::::::::j::::::::::::!:::::∧ノ´
<;シべマ;ゝ､ ム-＝＝¬､ｊ;;;;/
｀マ;;ゝ､r― ､ k:ノ:⌒:ヽ::/;;;く
｀マ';ｊ ﾚ ヽく:::::::::::::::::::!;;;;;;<
.,ｲｰ/ / ヾヽ:::::::::::j;;;;;;;;!
く __ ヘノ__ノ }｝:｝::::／L;;;;;（ﾉヽ
｀ヽ<>く;j::j／::ヽ ＼ﾉ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＼ /
＼ 丶 i. | / ./ ／
＼ ヽ i. .| / / ／
＼ ヽ i | / / ／
＼
__＿＿ -‐
ー ／ ＼
／ ＼ ／ ＼ 「やべっ……」
. ／ （●）i!i!（●） ＼
￣ .| u , （__人__） | ─‐
. ＼ .｀⌒´ 〆ヽ
___ / ヾ_ノ
￣. /rｰ､ | ‐-
./,ﾉヾ ,> | /
.ヽヽ〆| .|
日本刀の一閃が、音を切り裂く速度で飛ぶ。
-、
＼ 人人人人人人人人人人／
＜ ＞
＜ ―――ハッ！！！ .＞ ──＝＝＝＝＝＝ﾆ二;;'一.--.....,,
＜ ＞ ｀ﾞ'''､ ｀ﾞﾞ'''ｰ ､
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼ _,, ‐゛ _, ）
_,,,.. -‐''"゛ _,,,,.. -‐'''"゛
__,---‐'''',ﾞ＿,,.. -―'''''^ﾞ´
─────＝＝＝＝ﾆﾆﾆ―ｰ¬'''ﾞﾞﾞﾞ´;; ､,
─ ＝ ニ ニ _三 三 ニ ニ ズザー！
｀ (⌒ ､＿ ＿＿＿
- - ── ＝ ニ 三 ｀> ´｀ヽ ／ ＼
(⌒）ヽ (⌒ -､./ ／ . ノ ヽ､ ＼
─ ＝＝ ニ 三 ヽ::::::: | :;;（ ●） （●）） |
(⌒） .｡； ﾟ ,, ＼ ｀''⌒)l|lii!::（__人_）. }'⌒)
(⌒・⌒ ・ ＝ ニ 三 三｀ -､ ､.:::::,,.ｒ':::::u; / / ;::::/,,.ｒ'
'';:. ,､,,･：･ ､､,,＝＝ニニニニ｀ ー三----`'' ｀⌒´ ‐'".....
ゴロゴロと地面を転がり藤堂の一撃をなんとかやり過ごしたやる夫は、流ぬはずの汗を拭った。
＿＿＿_
／ ＼
／ ヽ、 _ノ ＼
／ （●） （●） ＼ ｎ
「…………強いなお前ら」 | U （__人__） l^l.| | /）
＼ |i||||||i| ／| U ﾚ'/／)
γ⌒ ｀ ー'´ ﾉ ／
i j ｒニ ﾉ
ヽ､ l !ヽ､_,__／
､ /:::::::::::/|/:::::::::_,. イ :::::::::::::::::::::::::: ｀丶
.|l/ :::: /|::::::::: ／/´ /::::::::::: ,. -r' ::::::::::::::: ＼_
|ﾊ i / | ／ /,. -‐／ く::::::::::::::::::::／/′
.| / |/ ´ , ｨく::::::::::::::::／: : /
|/{ / ／イ ＼::::::::::::::::::::/
l{`､ | | / , イ幺_,､孑 ヾ,r‐､ :::: 7
｀ゞ＼ﾍ､ｊ{/ ／,zィ'ｽジ~′ /'＾｝:: /
!ヾ'杙N ′´￣￣'' / 〉 /l:: 7 「お前もな。
', ￣:| / __/ﾍV まさか今の一撃を躱されるとは」
'､ } { ｊ |{
.丶 ヽ- ＿､ 刈 |!
ヽ.‐-=＝二／ ／// {
`､ ⌒.. ／/／ /_,,.､|ｿラ＾
.`, ／／／'''７´ﾆニ三三∨
ﾍ.＿_ ／／／＼ /三三三三三∨
.ャ=十く彡ﾆ／ ＼三三三三三∨
,,.イ: : : : ; : : : : : : : :＼: : : : : : ; :: : : :ﾑ: : : : : ﾉ
, ィ彡: : : : : :/: : : : : : : : : : ﾑ: : : : : : :ヾ : : ﾑ: ≦、
ｰニ三彡; : : : :,': : : : : : : /;-:-:､;ヾ: : : : ; -ﾑ : : ﾑ: : : ミﾆ=_
,.イ: : r :_:l : : : : : : /彡三ミ＼: ／彡三',: : : :'; : : : : : : :彡′
イ: : : : : :|:::::l: : : : i : :,'ー...-........__y___.............',: : : :}三三-イ
｀ミ: : : : : : : : : : :ミ_l: : : : i : ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i',: : : l、
＼: : : : : : : : : : :r:l: : : : l: ,'ニ_= = ー ――‐_=_＝l : : : :l:＼l
` ー _:_: : : : l .l: : : : i,'三ミ、 ,ｨ彡三´ l : : : l : : ＼
, イ : : : : : ﾏ:l: : : : lｲ::::::心 ,ｲ::::;刈l : : : l: : : : : ミー 「んー♪
ー彡_: : : : :彡: : : ',: : : ',辷:歹_゛ 仆::ツ, .ﾊ: : :l:_:_:_:_:彡"
, -‐ ´／: : /i; ',: : : ', ￣ ｀¨￣ /i: : : :l｀＼ やっぱりこっちの方が
/ 彡ーイﾑ!:! ',: : : ', ' /: i: : : l ', スッキリするわね！」
,′ ﾏ : ', : : ', ._ , ／ l: i : : l .}
{ ﾏ: ',: : : ＼ ￣ .／ﾉ: :l: i! : / ,′
', 、 .}} /',: ',:',、＞:... , イ:::/: : :l: l!: / ,′
', ', //: ',: ヾ: ミ、:::::::::::;:イ: : :〃// ./
＿＿＿_ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
／ (● ) ﾍ＼ ・
| （⌒ (● ) ｜
「あ？」 ﾍ ￣｀､__） ｜
ヽ ｜
.／∩ﾉ ⊃ ＿／
／.／ ＿,) ｀丶
／ : : : : : : :／: : : : : : : : : : : ／ミ、: : j: : : : : :｀l (＿__／ １ |
`ミー-彡 : : : : : : : / : : : : : : /: : : ／三ミﾐ、: i: : ; -: : : l彡′
｀ヽ三: : : : :_:彡＝:l : : : : /: :,': : ／ー- ..._ヾ}:/:彡i : : : : i
ー彡´: : :/ （（ｌ:: : : :,' : ,' ／ ミー ﾑ: : : : :i
: : : : : : : ゞ-彡´: : l: : : :i : ,／三ミ¨ ー‐-= 、 ﾑ: : : : ﾄ、＿ 彡
: : : : : : : : : : : : :_:_:l: : : :i : i:三ミ_ ｀ヽ ｀ヽl: l: : : :i : : : : :／
ヾミ: : : : : : : : :/ .i: : : :i : l:::::心 ヾヽ /￣ ﾊ : : : i: : 彡´
.＿,≧ー: : : : :{ i: : : :i: :l:::ツ __ /仍 ./ : l: : : l彡´ 「高速戦闘は好きよ。
`ミ:_: : : : : : : : :＼_l: : : :i: :l￣´ {ツ_./: : : l: : :l 飛び道具とか使えないでしょ？
￣￣￣ﾌ:_: : : '; : : i : l 、./i : : : l : ,′
〃 ﾘ: / ';: : :i: :l / .,'::i: : : :l: :′ 弾の方が私達より遅いんだから。
/ .i ﾘ /i:'; : i: :l ー ‐ ｧ ／≦ｌ: : : l ;
ム、 ｒ┴.',: :i: l＼ ¨ ／￣ミ .l: : :i!:; 体だけのガチな勝負。
. ////＞、 |::::::::::'; :i ト ≧:.__ イ l: : ji; こっちの方が性にあってるのよね」
/∧ ////＼ j::::::::::::': i l::::::::::i:::/ ムヾ ｌ: /.i:
＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
／ ⊂二 > ））
/ ⊂ ｿ |
「……暴力的なお嬢さんだお。 l | /
旦那にする男は苦労するな」 （ Ｕ |
＼ 〃_／
>'⌒￣￣､,＼
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
／ / /:＼ ／: : : : :丶 | ＼
＿ ,,..-''''~ i i: : : : ＼ / : : : : : : : :`、 | ''''ｰ- ,,,＿＿
＼￣￣ . . . : : :| L:_:_:_:_ヽ:_＼、 /:_:_/:_:_:/_:_:_:_:| | ＿＿＿＿／
`"""''''---イ | F======================7 | ''''ｰ- ,,, ＿_
／ | | | | . . : : : : : : ,,.. ／
／ . : :| F三==================三.| | . . ＼ーー -"
／ . . : : : :| .| x-＞-,, _,,..-＜~、| :|. . . : : : :'''ｰ- ,,,＿
＿ ／. : : ,,..-'''': : :| |'"ｲ┘~`iｰ' `ｰイ~)￣) 7| : : :|: : : : : : : : : : :／
￣￣￣ .／: : : : | .| .ゝ---" 弋____ﾉ' .| : : :|: :----- '''"~
__ .／: : : : : :／| |、 | ./| : : |-='''~ 「煩いわねぇ！
` ---- ''""''": :| |ﾍ ..! .ﾊ| : : ﾄ---'
￣￣￣.| .├.ゝ, --- ./`/: : :/＞ あなた本当に煩いわ！
| .|ヽ、＞ 、.（ ） ,＜|__/: : /| 戦闘中にペラペラ喋らないでくれる？
| .| ＼!__＞ 、￣,,.＜_ -" /: :/ .|
＿＿ - | .| ＼￣ ` " ,,..-'~/: :/ |＿ やり難いのよ！」
,-- - ~ | | `i-i- ''"~ /: / .-..,＿
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
「ああ、すまない。確かにそうだな…… .| ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
昔の知り合い見たせいか、 . | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
随分口が軽くなっているみたいだお」 ／＼ ヽ ヽ
＿＿__
／ノ ヽ､_＼
（●） （● ） ＼
「やる夫の育ての親は、イタリア人でな。 .／⌒（__人__）⌒ ＼
| ) ) u. |
美人を見たらとりあえず口を動かせってのが、 .＼ `ー'´ ／
国をあげての教育みたいなもんだったんだ」 ⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ ヽ /
＼_,,ノ| ､＿ノ
ヽ: : : : :,.. : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
ﾄ､ _＿＿ ＞: :/ . : : : : : : : : :′: :ミﾐヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼
ヽ .: : : : : : : :/. : : : : : / 三ミヽ彡三ﾐヽ: : : : : : : : ::!: : : : : :ヽ: : : :`ｰ---イ
＼: : : : ::/: : : : : : / ´ ￣￣￣￣￣｀ヽ: : : : : : : ::!: : : : : : : :＼.:.:.:.:.:.:.∠
ヽ _＿＞-イ: : : : : :.:/ ＿ ..',: : : : : : ::l＼: : : : : : : : ＼:::::／
/: : : : : : /,. -‐=＝､ﾆ二二＿ ...,: ',: : : : : :.l |.:.:.:.:.: : : : : : :＼
././: : : : :.∧ 二ヽ ｀¨¨¨ ,＞=そ1: : : : :.l＼|:.:.:.:.:.: : : : : : : : :＼
/:/: : : : : /: ﾊ Y心ヽ ｨｲ 千rﾃ11: : l:l : ﾄ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.::::::::::／ 「び……
/:/1: : : : /l:/: ﾊ.廴ｿ ヽ弋辷ｿﾉ.:.:.:.l:l::::l ):.:.:.:.:.:.: : : ＼￣
／|/: l: : : :/:.:l: :/ 1, , , , , , , , , l.:.:.://.:.:レ': :.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : ＼ こ、好みだったら敵でもいいの！？
￣|:/ l: : : l: :::l:::l _人 ヽ l.:.://.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : :／ チャライ奴！」
l: : : l: :::l:::l::::ノ ヽ ﾏ ￣｀ヽ /::/.::::::::/.:.:.:.ヽ ￣ ￣ ￣
l: : : l: :::l:::l l＼ ヽ ＿ノ , ｲ::/.:::/l:/:::::::::::::::＼
＼: l: :::lヽ! ノ:: : > _,. ィ´ //.:::/ﾆﾆ7⌒ヽ::::::::::＼
＼: :l ￣ 「V //.::77／.::::::::〈 ￣￣
／.::::::ヽl.:::::::::::::`ｰ---1::l//.:::://.:.::::,. -┴……‐- ､
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:://.::://.:, ィ´. :.:.:.::::::::::::::::::::::::::`ヽ
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
／ （●） （●） ＼
「お国柄だ。勘弁してやってくれお。 | （__人__） U |
＼ ｀ ⌒´ ,／
オヤジは確かに口の軽い男だったが、 /⌒ヽ ー‐ ｨヽ
こればっかりは親父だけが悪い訳じゃない」 / ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
／￣￣＼ 「おいテメー！
／ ヽ,,,)ii(,,,ノ＼
| （●）)(（●） | .そんな事ほざいてまたお前だけその子の
| （__人__） | 電話番号手に入れたら許さねーぞ！」
.| iｌ´ |r┬-|｀ｌi }
|!ｌ ヾｪｪｲ ｌ! }
ヽ ミ／￣￣＼
.ヽ .／ﾉ( _ノ ＼
. /´ ミ | ⌒(（ ●）（●） 「HEYオネーチャン！
| （__人__） /⌒l その男のベシャリにはご注意を！
ミ| ｀ ⌒´ﾉ |`'''|
ミ ／ ⌒ヽ } | | 貴方の身に危険が迫っています！
／ へ ＼ }__/ / .ﾜｰﾆﾝ！ﾜｰﾆﾝ！」
／ ／ | ノ ノ
( _ ノ | ＼´
, -‐-､ 彡
＿／: : : : : : ヽ、 彡
∧: : ∨//77ｧ: ; :;i!
∧7: : :∨///∧ : ;i! 彡
,.┴ｧ;斗､: ∨//;∧: il! ￣￣＼ 彡
} くrｲノﾉ;;;: ∧//;∧/j|ノ ｀⌒＼ 「そんな危ない男よりも、
j / /,/,ィﾌ////////j⌒） （⌒） |. この私めとお話しませんかお嬢さん。
Y i '" r'7////////,ﾉ（__人__） .|
. | }ﾝｰ=ﾆ二ﾆｨ | 大人から、子供にまで好かれる男。
j / | |
jく、 k. | | ジェントルやらない夫は、
∧;､｀ヾ≧ ,ｨヽ __,_ ﾄ、 いつでも貴方を歓迎いたします」
/∨/7ゝｲv'´｀¨ﾆ=ﾆ7 1`‐-.,___ ,.."};八､_ ＿＿＿
/ ;厂////::ヽ;////////ﾍ 大 ﾊ////７ァｧｭ、 ／ノ ヽ_＼
/::::j/////:::::::};////////∧ /Y::<ヽ///////////ﾊ ／ ● 三 ●...u＼ （うるさい……）
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
＞ .|r┬| .ィ’
`ー'´
俺も受けたかったww
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
「見てくれ、 ' （●） ＼
本当にチャラい男というのは （ｌ､__） |
⌒´ ／
ああいう奴の事を言うんだお。 .｀ｌ ＼
見本だ。手本だ。標本だ」 .ｌ ＼
// / /´--ミヽ. ／ｨ三ヽ ヽヽ
// | l /´￣ ｀｀ ￣´´ ￣ ヽ. l !
i ! :| |l ＿ i ! |
｜|| :|! l! l! ＿＿_ﾉ/ {／´￣ ｀ l | | | |
｜|!:l:l/l! |´ 二_￣´ _ z=ﾐ、 !| l!l! !
l l!:|:lﾊ! !7´ ,rcヽ ７=c、 ﾄ、|lﾊ!| |
| . |: ﾄ. ヒﾂ ヒﾂ ﾉ´,| l |
| : |: | ｀ ｰ ´ l ｀ ー' /| l ! 「……お似合いのコンビねあんた達」
! :.|:. : ! u ! /.l: ::l!|
| ::l:: : |ﾄ､ ＿＿＿_, .ｲ´!: :l!:|
／´￣‐ミヽ|: :: |:_.ﾐi.. ﾞー―‐ '´／/:/l: :lﾊ|
/ ヽl: |: ! ヽ＼＞ _,. イ:::/:/:::l: :/!
{ ＿＿＿ l: :|!: ! ヽ ｀ - ＿ﾄく/jｲ/.://
{￣＿ --― ﾄ:{ﾊ.l ヽ ,r‐.､{ヽ/:/
´-‐ ￣￣￣ バ ﾄヽ ヽ /ヽ:::.:l!//､ｰv--――- 、
＿＿ | | i＼ {- ､ Y:ヽヽ ヽ､＼
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
／ （●） （●） ＼
「しかし君の右腕や藤堂さんの日本刀は、 | （__人__） |
高速戦闘によく合うな。 ＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
あんまり考えたことなかったんだが、 ./ ,⊆ニ_ヽ、 |
今後は参考にさせて貰うお」 ./ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
／ : : : : : : :／: : : : : : : : : : : : : : : ヽ
／ : : : : : : :／: : : : : : : : : : : ／ミ、: : j: : : : : :｀l
`ミー-彡 : : : : : : : / : : : : : : /: : : ／三ミﾐ、: i: : ; -: : : l彡′
｀ヽ三: : : : :_:彡＝:l : : : : /: :,': : ／ー- ..._ヾ}:/:彡i : : : : i
ー彡´: : :/ （（ｌ:: : : :,' : ,' ／ ミー ﾑ: : : : :i
: : : : : : : ゞ-彡´: : l: : : :i : ,／三ミ¨ ー‐-= 、 ﾑ: : : : ﾄ、＿ 彡
: : : : : : : : : : : : :_:_:l: : : :i : i:三ミ_ ｀ヽ ｀ヽl: l: : : :i : : : : :／
ヾミ: : : : : : : : :/ .i: : : :i : l:::::心 ヾヽ /￣ ﾊ : : : i: : 彡´
.＿,≧ー: : : : :{ i: : : :i: :l:::ツ __ /仍 ./ : l: : : l彡´
`ミ:_: : : : : : : : :＼_l: : : :i: :l￣´ {ツ_./: : : l: : :l
￣￣￣ﾌ:_: : : '; : : i : l 、./i : : : l : ,′ 「あら、今後があると思っているの？」
〃 ﾘ: / ';: : :i: :l / .,'::i: : : :l: :′
/ .i ﾘ /i:'; : i: :l ー ‐ ｧ ／≦ｌ: : : l ;
ム、 ｒ┴.',: :i: l＼ ¨ ／￣ミ .l: : :i!:;
. ////＞、 |::::::::::'; :i ト ≧:.__ イ l: : ji;
/∧ ////＼ j::::::::::::': i l::::::::::i:::/ ムヾ ｌ: /.i:
.〈 〉//////＼/::::::::::::::::';i;i::::::::::i::′.////∧ヽ.l:/ i|
しっと団はいつでも君の入団を歓迎するぞ
少子化で滅ぶぞそんな国ｗ
＿＿＿_
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
「あるさ。……君のおかげで」 | |r┬-/ ' |
＼ `ー'´ ／
_ , . :‐: ‐: .、
／: : : : :｀ｙ´: : ; : : : : :｀ヽ
／: 、: : : : :/: :／: : ヾ: : :_: : :＼
/ ;/: : :｀ヾ : : : / : : ヽ: : : : : :}_: : ﾑ
/: / : : ,'_:_:_｀∨´_:_:_:彡ヽ: : : : l_}: : :ﾑ て
／: / : ﾊ:l::::::::::::::::::::::::::::::::::::斗: : : l: : : : :＼ （
／: : :/: : : i├ ―‐―‐= = 彡- ┤:-: l＼: : : : :＼
ー´-彡/ : : : ﾊ:l｀ ヽ、 ／,ィ三ミ、 : l: : ＼: : : : :＼
ﾑ: : : :/ i:l.,ィ斧ヾ {:::::::心: :i ヽ: : ＼ 、: : :ﾞー
,ィ彡l' : : : / : l:ﾊ ﾏ::刈 込歹: : i ﾊ: : : : ` ＝ ゞ
￣l: : : :,' : : :l:lﾑ ¨´ , ,' : : j./ : ＼ー - ゞ
.l: : : ,': :彡ﾑ:ﾊ. _ ,': : : ｌミ 、: : :＼ （くるっ――）
.l: : :ﾑ´ /',: ＞:.. ｀ ,ｲ: : :,'ミ: :＼ー彡
l: : ,' ／: ／/: : ＞ ,.ィ _.}: :/
l: :{ 彡´ー彡ニｭ}ゞ┬-彡./ /≧
l: l ,.-,‐＞ ー ┴┴彡 〃: : :｛ー- -ｭ
ヾ ／ ﾏ: : : : : : : : : : : /: : :／ : : : :/ ｀ヽ
/ }: : : : : ;彡ミ、: : : : : : : : : :/ }
愛は障害があるほど燃え上がるもんだろ
後手に回っていたやる夫が、カレンに向けて襲いかかった。
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐― ―――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣―
＿
＿_ ／´ ＼
／´ ￣ ＼ , =＝''´ ＼
/ / V´ ., -ヽ -‐‐ヾ
| ./ ／ .{.| .}..} ﾘ
i､::::::/○ ） ＼ .｀ ￣
ヽ(入___） ＼
`｀⌒´ -‐ ＜........ ヽ
r=y‐､＼:::::: ＼
{二{丿i￣ヽ:::::::. ＼
ゞﾆ==ー--〉:::: ＼
/ ､ .＼
/ .／`=､ .＼
/ ::／ `=､ ＼
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐― ―――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣―
カレンはやる夫を迎え撃ち、激しい攻防が繰り広げられる。
同時に藤堂がするすると歩を進め、やる夫の背後に回りこむ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＼＼ )ｨﾄ‐-≠;'
＼＼ 〈:: xw:::::::ﾏ ＝＝＝───────
＼＼ 〈ii"::::ヾj''ﾚヾ／:::＝＝＝───────
＼＼ <_ﾞ ';ｲｿﾉ/:::::::::::∨/｀ゝｰ....､ ｽｯ
＼＼ L｀イ／/´::::::::::::::::j/／:::::::::::::ヽ
＼＼_,∠> /:::::::l!:::::::ヽ::ヾ::!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ソ
,>X;,;く、 /:::::::::j::::::::::::!:::::∧ノ´
<;シべマ;ゝ､ ム-＝＝¬､ｊ;;;;/
｀マ;;ゝ､r― ､ k:ノ:⌒:ヽ::/;;;く
｀マ';ｊ ﾚ ヽく:::::::::::::::::::!;;;＝＝＝───────
.,ｲｰ/ / ヾヽ:::::::::::j;;;;;;;;!
く __ ヘノ__ノ }｝:｝::::／L;;;;;（ﾉヽ
｀ヽ<>く;j::j／::ヽ ＼ﾉ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
やる夫は藤堂の動きを気にも止めず、カレンとの距離を詰め――
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
. -─ ､
／ ＼
＼ 人人人人人人人 ／ .／ ＼_, ､_,-‐ ＼
＜ ＞. . （●） （●） ヽ,､
＜ いくおっ！ ＞ .| （__ﾉ､__） //／ヽ
＜ ＞ , ⌒ヽ､_ ｀rイ´ヽ <ｺゝiｲ､ ヽ.
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼ ,ｲ ｀ー´ -‐ ｀ｰﾄ, ＼
,ノ ,､_ ` ヽ.／ l l
/ ｀ヽ.,.,ｲ_ ､ ix､_ ヽ.._ ＿/
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／ / / ノ.ｲ.:／.:
, / ' , - ､ r ､ -'‐_ﾆイﾌ.:.'.:/.:.:.
, ゝ-=,. '／ {｀ヽ / ｀ヽ､ ﾉ | ／.:.:.:.:.:.／
ゝﾆ二/ , l { ‐- ､ ｀ヽ ヽ､! ｰ---'_ノ.:.:.:.／,.:'
_,. イ{ / r､ { γト､‐､ ｀ヽヽ ヽ、 二ﾌ,:.／.:'.:.:.:.:. ＼ 人人人人人人 ／
｀ゝﾆ二_,l l |‐｀..γ=l!´:＼＞ ､ ｀＼ ヾﾆ__ノ.:.:.:.:.:-‐.:'. ＜ ＞
人! ト‐､─‐'ﾍ´ｨ' ｨ心ﾞ ヽ,、ﾍ l.:.:.:.:｀l.:.,.:.:.:.:'.:´ ＜ こいっ！ ＞
､__イ | l ﾄ「ﾏヾ、 '´V ゞ-' ' ,ヽ∧lﾍl.:.:￣二.:.:.:､─ ＜ ＞
ｰ=' ＿_,.l l l!.ﾍゞ ' l ヽ / l:＼γ.:´￣｀ヽ.:.:ｰ‐ ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
ヾ ﾍ .〉 ､ ｀ -‐ｭ Xヽ ,'.:.:./.:.:.:.:.:.:, -‐‐-､.:.
｀ヽ ﾍ- ｀丶 ｲ'´ ｀∧ |.:',.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.｀
ヽ ﾐﾆ /l く Y!.:.:./.:.:.:./.:.／.:.:.:'
｀ヾ、 l ﾍ ∨.:.ヽ.:{.:.:.:/.:.'.:.:.:'.:.:.:.
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
彼女の横を、全力で通り過ぎた。
＿＿＿
／´ ｀＼
／ ＝＝＝────
/ ',
| }
ヽ `＝=,,,
＼／´￣ ､ ｀ー＝＝＝────
. ,' ヽ ＝＝＝────
/ ﾞ､ /
. ,/ ﾄ V
,／ } } // / /-ミヽ／ｨﾆﾐ ヽヽ
,／ ,,ノ､ ', /ｲ i./ ￣ ｀ ´￣__ヽ. ｌ i て
__,,／ ,=‐''´ ＼ ＼ i.l|.|! l! ! _＿_ﾉ/ レ'￣ i l | | （
r/ ,=‐''´ ヽ ＝＝＝──── |.l|:|y.l |´=ﾐ _ｚ =ﾐ !:!:i. |
{_ ＝＝＝─── ./ ＝＝＝──── | . |: ! ﾋｊ 'ﾋj }ﾞ !W! | ｱﾘ？
.`ー-‐'' ／ ＼ | : !: |｀ｰ ' |l ｀ｰ ' /! ! |
_,,==''´ ＼ | : !: l､u _＿___,. /:.! ::l |
／´ ＝＝＝──── ／￣ミヽ!: .::!.`i.､｀ー‐'´, ｲ:ﾊ!.:lﾊ!
.{ _,,,＝-==､ ＝＝＝──── / ヽ !. |:lヽ＼＞ イ::/::/ :ﾅ
i _,,=-‐''´ ''=,, ＼ ┌'_―_-__. !:ﾊ! ヽ ¨ ,ﾆ'!:ヽ/: /
. ', ＝＝＝─── ｀''=,, ＼ ´ - ￣￣ ハ ﾄ､ ヽ/ヾ:!::://ｰv-―- 、
ヽ ＼ ''=,, ＼ ―‐ ! | !＼ [- Y ' ヽ ＼ ヽ
やる夫はカレンを追い抜くやいなや振り向きざまに、最小限の動きで右手を振った。
やる夫の手先から飛び出したのは、第二の武器クイックブーメラン。
´ﾞ"''―- ..,,,_、 ｀ﾞ''ｰ ,,_ . ＼ .ヽ :! / ／ ._..-‐″ ._,,,.. -ｰ'''"゛
｀ﾞﾞ"''―- ..,,,,_ ｀ﾞ'''ｰ ..,,、 `'-、 .ヽ | ″ . ／ . _.. -'" ._,,,.. ｰ'''''"゛
｀ﾞﾞ''''―- ..二ー ． ｀' -‐''''"´
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_,,,.. -‐'''"´ ／ |::: : :ゝ ＼| ヽ:::::/ /／ ヽ:::l
_,,,.. -‐''''"´ 、.、 ／ﾞ.／ |::: ::/. ヽ、 、 Ｖ / ´ ノ ／ i:::| て
_,,,.. -‐'''"´ _.. -'"゛ ,| ,／ ./ ヽ、ｌ ｀ヾ、｀ 、 ヾヽ、、 /＿, ',,, '. ｌ:/ (
'''"´ _.. ‐''″ ﾞliVﾞ"゛ ./ / ヽ ｀｀｀ｴェヾ'｀、;ヾｆ=≠ｪヶﾔ´, i´}
_.. -'"゛ . ／ '|i. ( ﾍ iヽ ｀￣￣´｀ゞ::i ″ﾞ二￣ / /
_.. ‐'"゛ ／ .,／ ヽ ヽ ヽ、＼ ´ :|:: /::/ /
._..-‐″ ／ ／ ヽ ヽ ｀| .u |::: /::/ﾝ'
‐'″ ,, '" ／ .ヽ. ..ヽ ,ﾄ、. _ |: ｲ
／ ,／ ./ ヽ. .＼ / |:.＼ ＿＿＿ /ヽ、
,／ ／ / ヽ, ＼ |＼|:::::ヽ '´ - ― - ｀ / ｌノi
,／゛ .／ / ， ヽ ＼, _ ,,‐| ｀' 、ヽ / ／ |、_
. ／ .／ . / . / ヽ. .＼, ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／ .／ ,ﾉ゛ ,i′ ＼ ＼ ＼ .＼, ｀'-､
.／゛ ／ ./ / ヽ. ＼ ＼ ＼,
／ / ,i′ ＼ . ＼ ＼ ｀'-、
.／ / ./ ＼ ＼、 ＼ ＼
..／ / / ヽ, ＼､ .ヽ
/ ./ ＼ ＼ ＼
/ ./ ＼ ＼、 .＼
/ ./ ＼ ､＼ .ヽ.
. / / ヽ .＼ ＼ ､.＼＼ ＼
/ ./ ＼.＼ ＼,.＼ .＼
./ / ゛ " ヽ
超高速戦闘の最中に運用される事を想定し造られた最速の武器は、
カレンの顔先をかすめ、背後の藤堂の腰元を穿つ。
｀､ i ／"＼ i|.／ _,. |
＼._＿ _i ./_,-‐-､｀､ /.,_-‐‐´ ｀､ :l
￣.l /i'‐-､__ ｀､／_, - ､ _ ｀i |
i /::l ｀｀‐‐､＿ ｀'‐-、l :| ,,
.| .i:::::|=;;;;;,､__ ￣｀‐‐--| |-‐´ヽ
／.i .i::::::| ＿＼｀｀‐-､＿ .| i .|ｒ´｀i |
＿＿／ .| i:::::/l代会i;､､ ，,￣｀‐‐--| i:.|そノ,,;‐´
｀ -､._＿ __| i:::::l__l ､又タ i ｀｀ﾆﾆﾆﾆ=;| i::l￣
.￣. .l l::::l .i ￣ , "´ .＿＿ l i:::l , ､
.l i::::l i .ﾉ ,;行吉へ | i:::l,´,_ i
.i i.:::l .ﾉ｀､ く ､遊夕 .,| i i:::l､´ l 「藤堂さん！？」
i i.::lノ_,,-ヘ ｀､ ｀ . ￣ｏ| i. i:::l丿 /
.l i:::l￣／ |ヽ ｷニ､ u _| i. i:::l-‐´
.∧ i::l,/ | |:､ __,, i i. i:::l
i ｀, i::l .l l ´--‐‐ '""￣ / / /::/
（i＿-A i:l ＼＼ ___,,,;--‐/ ;:::::::ノ
| ノ==｀,|ニ i￣￣ /.ﾊ::::::/
|::ｌ| : /!: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .∨
|:::.∨.:|: : : :ﾄ､ : : .ヽ＼: : : : : : : :∧: : : : : :|
ﾄ::::::::::|: : : :{ ＼: : :l ＼: : : : / ｌ : : ｲ:｜
ヽ :::::| : : : 〉 ＼:| ヽ : / | : :ハ: |
|::::::| : : / ｀′ '´ |:j
|::::::| : /ﾄ､}、 { , , ｲ }′
！::_|: { 弌≧ｘ..,,_ ヽ / ∠イ /
∨ﾍV 弋ｔｯﾃ≧ﾒﾐヽV/ﾑィ㌻彡/
ヽ く ＼ ´￣⌒ ｀＾/'"￣ ;′
＼_| ヽ | ,′ 「掠めただけだ。傷は無い」
-‐| ｌ l. u | ´
ﾄ くヽ ヽ、 ′ /ﾆ、､
| ＼＼ ＼ , ー-‐､ /.::::::::) ）
|:::::::| ﾄ ＼､ ＼ ￣ /|::::／ｲ
|:::::::| | ＼ヽｰ.ヽ / :|::ｆ l |
|:::::::| | | |::::::..＼_____/.::::|::| | |
. ﾉ.::::::| | | |::::::::::::::|::::::::::::::ト| | |
／￣￣￣＼
／ ＿, 、＿ ＼
「いや、詰みだ。 ／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
昔それで大怪我をしたやる夫が .＼ ｀ ⌒´ ／
言えた事じゃないんだが……」 .／ ー‐ ＼
＿＿＿
「口は災いの元ってな。 ／）／ノ ' ヽ､＼
／ .ｲ '（●） .（●）＼
飛び道具の意識が無い事、 . /,'才.ﾐ). （__人__） ＼
自分でばらしちまったもんな」 | ≧ｼ' ´ ⌒｀ |
. ＼ ヽ ／
lヽ､＿＿_/ __‐-､〃 ／ ヾ
ヽ､ , ′ / ￣ ヽ/ , ∧ｰ---
‐ﾆ´, / / , , ,.､ヾ ,..､ l
￣ ﾄ､ l / / / ／ ｀l ,. ＜ヽ. l l |￣￣
| ヽ. l /. / / ／ヽ ） ）,|// ´＞ｲ:ｌ l | ／
‐‐---‐, ヽ !. / / //ニニ=＝‐.:'.:´.:.:.:.:.:l:l l |.／
--ｯ ‐ ' ＼ |. | l//.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;＞,テ | l !
´ ‐‐---‐ ' r ､l | |/.:.:.:.:.:.:.:.:_＞‐' ´; ｲ ; } | l !｀ ｰ ｯ'
、 { ヽ|. | |'､ _￣ ヽゝ 'ｲｹﾘ ,' | l l ＞'´
｀ ｰッ‐ _ ヽ ' l l |-ｪ-｀ﾆ､＝ ｿ' ゞ'′' i| l |´ 「掠めただけって言ってるでしょうが！」
-｀＝ッ‐ィ / ハ l l | 代迅zｿ _｀ ', j | l |、
＞?‐ヽヽ. |ﾊ { ﾍl l |. |ｰ｀ ´ /. / / / フ
、 ヽヽ ∨ Yﾘ ｀l. | | ___,. ,.ｲl / ∧´
ヽr‐', ､ ヽヽ l | ﾄ､ /´V / / / ∧
ヽゝ ） .ヽヽ l | | ＞ ､ ゝ' ./ ./ / ∧
ヽ ＜ ヽヽ l | | ｀ ¨′ ./ / ∧
＿＿＿_
／ ＼
／ ＿ノ ヽ__＼
／ （─） （─ ＼
「あたったさ。狙い通りに」 | （__人__） │
/ ∩ ノ)━━／【】[] ｼｭﾎﾞｯ
( ＼ ／ ＿ノ´.| | □
.＼ " ／ | 二⌒)
＼ ／
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
「お前らはサイボーグじゃないお。 ／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
動いても、駆動音は聞こえない。 ／ （●） （─ /;;／
| （__人__） l;;,
けど腰元から絶えずに、 / ∩ ノ)━・【】[]
妙な機械の作動音がする」 ( ＼ ／ ＿ノ´ □
.＼ " ／ (⌒)
＼ ／
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
. .彡 /}}＼＼ : : ゞ､_ﾍ: :{ {
.ｲ/| ﾄ､: :ヽ: ヽ､: :〉＞-ﾐ､ ,ｨ
./': :| ||/＼: : : :,Ｘ ゝ {
. ,': : :.| || ＞rくrﾍ_ ` _ ﾉ
.: :| |ﾊ 〕: : :.¨`ｰi_ r' ￣
: /| | || | ／: : ＞､ : : ￣}
. / ,ﾘi || |／: : : : : ｀＼＼:./
. .i |ｲ| |: : : : : : : : : : ＞〈
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼
「……超聴覚は、やる夫にもあるんだ」 . | （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
「……その機械が、 ／ （●） （● /;;／
フラッシュタイムの対抗策なんだろう？」 | （__人__） l;;,´|
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
＼._＿ _i ./_,-‐-､｀､ /.,_-‐‐´ ｀､ :l
￣.l /i'‐-､__ ｀､／_, - ､ _ ｀i |
i /::l ｀｀‐‐､＿ ｀'‐-、l :| ,,
.| .i:::::|=;;;;;,､__ ￣｀‐‐--| |-‐´ヽ
／.i .i::::::| ＿＼｀｀‐-､＿ .| i .|ｒ´｀i | て
＿＿／ .| i:::::/l代会i;､､ ，,￣｀‐‐--| i:.|そノ,,;‐´ （
｀ -､._＿ __| i:::::l__l ､又タ i ｀｀ﾆﾆﾆﾆ=;| i::l￣
.￣. .l l::::l .i ￣ , "´ .＿＿ l i:::l , ､
.l i::::l i .ﾉ ,;行吉へ | i:::l,´,_ i 「！」
.i i.:::l .ﾉ｀､ く ､遊夕 .,| i i:::l､´ l
i i.::lノ_,,-ヘ ｀､ ｀ . ￣ｏ| i. i:::l丿 /
.l i:::l￣／ |ヽ ｷニ､ u _| i. i:::l-‐´
.∧ i::l,/ | |:､ __,, i i. i:::l
i ｀, i::l .l l ´--‐‐ '""￣ / / /::/
（i＿-A i:l ＼＼ ___,,,;--‐/ ;:::::::ノ
| ノ==｀,|ニ i￣￣ /.ﾊ::::::/
＿ ＼ 人人人人人人人人人人 ／
| | ＜ ＞ .＿
| |＿＿ ＜ フラッシュタイム！ ＞ ＿＿ ┌┘└┐
| ＿＿| ＋ ＜ ＞ | _ . | ﾆﾆ! !ﾆﾆ
.＿ . | | ,..､ {＾! ,-、 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼ |. |_|. |└‐┐┌┘
.| | | | __ヾ丶! .i/ /,,=‐, | _ . |i二二 二i
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|＿＿＿＿＿＿＿_|. ｀} { | . | ヽゝ」 |
＿ i i ￣￣ ヽ |
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|＿＿ ＿＿| ! ..! ＿＿_
┌─┘└─┐ .i !／´ ｀ヽ
└─┐┌─┘. } .{ ＼
. , ─┘└- ､ i !. ＼,:::::､／ ヽ
ｲ と‐┐┌- .,/ { .ヾ（●）:::::（●） | ＋
ゝ, ￣ ノ ゝ （__人__） .／ ` ｰ - ､
￣ ヽ ´ ヽ
.＿ } ,..-‐-==､ ＼___ ＿
.＿| |__ ,.-‐.､ ＋ ! ./ `ヽ、 ヽ | |
|＿ ./／ ｲ .| | | {ヽ / ┼ .| └─┐
/ ／ | | ! i ｀ ￣ | ┌─┘
/ ／ | | } { | |
|__.....| | レｲ / i、 ., ─┘└- ､
.| | | / / ＼ ｲ と‐┐┌- .,/
.| | ゝ-イ ゝ, ￣ ノ
やる夫羨ましがりそうだなｗ
停止した時間の中、カレンは凍てつく藤堂をかばうようにして右腕をつきだした。
赤く光った右腕が振動し、振動波が盾のように展開される。
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＿ ,,..-''''~ i i: : : : ＼ / : : : : : : : :`、 | ''''ｰ- ,,,＿＿
＼￣￣ . . . : : :| L:_:_:_:_ヽ:_＼、 /:_:_/:_:_:/_:_:_:_:| | ＿＿＿＿／
`"""''''---イ | F======================7 | ''''ｰ- ,,, ＿_
／ | | | | . . : : : : : : ,,.. ／
／ . : :| F三==================三.| | . . ＼ーー -"
／ . . : : : :| .| x-＞-,, _,,..-＜~、| :|. . . : : : :'''ｰ- ,,,＿
＿ ／. : : ,,..-'''': : :| |'"ｲ┘~`iｰ' `ｰイ~)￣) 7| : : :|: : : : : : : : : : :／
￣￣￣ .／: : : : | .| .ゝ---" 弋____ﾉ' .| : : :|: :----- '''"~
__ .／: : : : : :／| |、 | ./| : : |-='''~ ＼ 人人人人人人人人 ／
` ---- ''""''": :| |ﾍ ..! .ﾊ| : : ﾄ---' ＜ ＞
￣￣￣.| .├.ゝ, --- ./`/: : :/＞ ＜ やらせないっ！ ＞
| .|ヽ、＞ 、.（ ） ,＜|__/: : /| ＜ ＞
| .| ＼!__＞ 、￣,,.＜_ -" /: :/ .| ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
＿＿ - | .| ＼￣ ` " ,,..-'~/: :/ |＿
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.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:..:;:.: .:. .. └=ニ..:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;
やる夫さんﾊﾟﾈｰ
しかしマシンガンのようなロックバスターの連射に、カレンは藤堂をかばいきれず、
藤堂は数多のロックバスターに貫かれ、カレン自身も被弾した。
｀ﾞ'''ｰ ..,_ ｀ﾞ''ｰ ,,,>.._,.. ,,,.ﾞ" .''-､ ヽ .ｌ .! ｒ￣ ､/ ／
- ..,,_"''― ..,,,_、 ゛..,,,_ ｀ﾞ'''｀-..,゛ rｰ ｀'-､ .ヽ . ｌ | │ ､,〃 ／／
、 .｀ﾞﾞ'''〜 ｀ﾞﾞ''''― ..,,,_. { ミ ｀'-、 ＼ ...ｌ ′ .i!iﾚ゛ ,／..彡
｀ﾞﾞﾞ'" ＿＿ ｒ'"⌒'- ..,,. ´ﾞ"''―｀''' ｰ＝ .｀ﾞ''ｰ ,,、 ｀'-．＼ ′ ″ ／ ／／
'-､, . ＿,ﾞ,ﾞ￣ﾞ"" ! .｀ﾞ'ミ 、 .¬―-- ＿＿＿
｀ﾞ"────' ﾞ'-- ―¬ ＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ : ｰ ..,,_.
,, -――ｰ- ． / .ﾞ│ : ｰ''''"ﾞ,ﾞ.. ｰ'''',ﾞ./ ､, .｀ﾞ'''ｰ
/ ￣ﾞ二ﾆ--、 : _,,,.. -ｰ'''' ﾞｰ- .″ .‐''"´ ,.. -''″ 、 ＼
.lﾞ 二ﾆ-- ‘´ _,,.. -ｰ _..-‐'″ .,..ｰ _／ .i′ ! .ｌ, 、 ＼
.l 'ﾆ―' ._,,.. -‐'''"゛ ,,, -'"゛.,.. ,／´ ／ ， .lﾞ | ヽヽ ヽ `-、
... --ｰ'''^ﾞ´ .ヽ _;;jjl″ ._,,, ._..-''"゛._.. ‐'´ ., ／ ...／ ../ . l ! .! .ヽヽ ヽ .｀'-,
. ﾞ'ｰ ..,,.. .'“´ ,,‐'" .''彡….‐'″ ,／゛ . ,／ ./ .， ! ,! ! .ヽ ヽ ヽ
._,,,.. -‐''" _,, ‐lﾞ ._ ／ ,..-'´ _､./ ／ / / .! │ .! ..ｌ, .ヽ .゛
''''"´ ,,, -''" ._.ゝ__ ｒ'" .,..‐″ .,..-"／／ / / / ｌ │ l . ｌ, .ヽ ＼
,,, -''″ _..-'"゛ ,／゛ ., ‐lﾞ ／ .'" . / / ! │ ! . ! ..ｌ .ヽ ＼
_,, -'"゛ ._..-'"゛ .,..-'゛ . ,／ ｀--゛../ ./ ./ ." ､ ′│ ! .ヽ ヽ＼
._..-‐'″ ._..-'"゛ .,..‐" ,..‐ ,． ." .,,- .／ ./ ./ ! ,il ll ! | .'i ヽ ＼
. _,, -'"゛ _.. ‐'″ ,..-'゛.,..‐″.／ ／ ／ .／ / .、 ./ / / ﾞ.! | i ｌ.ｌ 、 .ヽ ヽ
._..-'"゛ _／´., ‐'´ " ／ .,,‐ ／ / .,i / ,i ./ ｌ 廴__ノ | ! !..ｌ !､ ヽ
._.. ‐'″ ,..-'´ ./ ゛ .,i'ﾞ,./ .／ / .／ .ﾞ./,i/ / / i .! .| ﾞ!.ｌ ｌ,
'" _． _／゛ l ,ﾉン .／ ./ ! .;l′ .i′ ! .l .| ｌ / ヽ
_.. -''"ﾞ_..-'″ .,.. .ｌ 〃゛ ./ ヽ＿_./ ./ / .｝ :! ｀--"
.''″ ,..-'´ ,..-'" .,, : ,／ .ヽ、 ,./ ,ﾉ゛ ./ ｌ ! ,! ! .ｌ ｌL 、
...-'″ . ／ -" .、ﾞ''―ｰ''ﾞ゛.／ / .r ,i",ﾉ .lﾞ ! .! .| i i ｌ ｌ ! .ｌ
,／゛ ／ .,／ . / ./ , ‐ ,i′./ ./ .,″ / l │ .l .! ゝ .ゝ ｌ､
´ .／ .／ ／ / ,／ ./ / ./ / .、 / │ .| | ." "ヽ
／／ .／ ／ . / : ,/" ゛/ ./ ｌ .i . l | l .l !
／ ￣￣ ＼
／ノ ヽ__ ＼
／（―） （― ） ＼
「我ながら、よく001に勝ったもんだ。 |. （_人＿） u |
……やばいだろ、フラッシュタイム」 .＼ ｀⌒ ´ ,／
/ ヽ
,. -‐─´─- -＜ ／ _,.ｲ
／ ,. -‐‐- ､ ｀ ¨ ´ /
／ ヽ、 ヽ. ／
｀ヾ ー ' , ヽ ,.ﾍ ヽヾ､＿
_二ﾆン | / ,. - ､ ', /::::_:ﾍ ﾍ ｀ゝ---,
_二ノ ﾄ､|./ /三三ﾐヽ_l';_',.ィ::::ﾍ ﾍ---‐'
＜´ , l::::| /----‐::::':::´::::::::::::ノﾍ ヽ',
｀ ' ｰ_-_,ノ ヾ | |:::::::::::::::::::::_;:＞ ' ,.ｨ｀ !::ヽ、 ヽ 「ほんっとうにふざけた男ね！
｀ ｰッ _ { l |二_￣ ´ 、 }./:ｿ ' !:ﾊ、＼ ヽ
'二ノ ヽ| |{仆:下 ' ｰ ' ﾉ ｀´ l､ヽ. ﾊ、｀ヽヽ オマケに卑怯ッ！」
´──彡 , -ﾍ l ｀ﾆ ´ . ﾉ l｀ l ヽ ﾍヽ',
_∠ﾆ_ ‐ﾍ ﾍ、 _', ／ } l!. ,l |､ ヾ ヽ
, '´ ＿ ｀ヽヽ ﾍヽ Eﾆ '/ | |!/ l }
γ‐=､‐- ､_ ｀ヽ ヾ＼ ﾍ ｀≧ ‐- ' l ノ !,､/,ｲ
＿＿＿_ ━┓
／ ― ＼ ┏┛
／ (● ) ﾍ＼ ・
| （⌒ (● ) ｜
「卑怯？」 ﾍ ￣｀､__） ｜
ヽ ｜
.／∩ﾉ ⊃ ＿／
／.／ ＿,) ｀丶
(＿__／ １ |
lヽ､＿＿_/ __‐-､〃 ／ ヾ
ヽ､ , ′ / ￣ ヽ/ , ∧ｰ---
‐ﾆ´, / / , , ,.､ヾ ,..､ l
￣ ﾄ､ l / / / ／ ｀l ,. ＜ヽ. l l |￣￣
| ヽ. l /. / / ／ヽ ） ）,|// ´＞ｲ:ｌ l | ／
‐‐---‐, ヽ !. / / //ニニ=＝‐.:'.:´.:.:.:.:.:l:l l |.／
--ｯ ‐ ' ＼ |. | l//.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;＞,テ | l !
´ ‐‐---‐ ' r ､l | |/.:.:.:.:.:.:.:.:_＞‐' ´; ｲ ; } | l !｀ ｰ ｯ'
、 { ヽ|. | |'､ _￣ ヽゝ 'ｲｹﾘ ,' | l l ＞'´
｀ ｰッ‐ _ ヽ ' l l |-ｪ-｀ﾆ､＝ ｿ' ゞ'′' i| l |´ 「いくぞっ！
-｀＝ッ‐ィ / ハ l l | 代迅zｿ _｀ ', j | l |、 って言ったのにこなかった！」
＞?‐ヽヽ. |ﾊ { ﾍl l |. |ｰ｀ ´ /. / / / フ
、 ヽヽ ∨ Yﾘ ｀l. | | ___,. ,.ｲl / ∧´
ヽr‐', ､ ヽヽ l | ﾄ､ /´V / / / ∧
ヽゝ ） .ヽヽ l | | ＞ ､ ゝ' ./ ./ / ∧
ヽ ＜ ヽヽ l | | ｀ ¨′ ./ / ∧
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
「お前、可愛い事言うな。 ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '=・= =・= u|
悪い男に騙されないように /,'才.ﾐ) （__人__） ／
気をつけた方がいいお」 . | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
ヽ: : : : :,.. : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
ﾄ､ _＿＿ ＞: :/ . : : : : : : : : :′: :ミﾐヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼
ヽ .: : : : : : : :/. : : : : : / 三ミヽ彡三ﾐヽ: : : : : : : : ::!: : : : : :ヽ: : : :`ｰ---イ
＼: : : : ::/: : : : : : / ´ ￣￣￣￣￣｀ヽ: : : : : : : ::!: : : : : : : :＼.:.:.:.:.:.:.∠
ヽ _＿＞-イ: : : : : :.:/ ＿ ..',: : : : : : ::l＼: : : : : : : : ＼:::::／
/: : : : : : /,. -‐=＝､ﾆ二二＿ ...,: ',: : : : : :.l |.:.:.:.:.: : : : : : :＼
././: : : : :.∧ 二ヽ ｀¨¨¨ ,＞=そ1: : : : :.l＼|:.:.:.:.:.: : : : : : : : :＼
/:/: : : : : /: ﾊ Y心ヽ ｨｲ 千rﾃ11: : l:l : ﾄ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.::::::::::／
/:/1: : : : /l:/: ﾊ.廴ｿ ヽ弋辷ｿﾉ.:.:.:.l:l::::l ):.:.:.:.:.:.: : : ＼￣ 「今の今騙されたわよ！
／|/: l: : : :/:.:l: :/ 1, , , , , , , , , l.:.:.://.:.:レ': :.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : ＼
￣|:/ l: : : l: :::l:::l _人 ヽ l.:.://.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : :／ 悪い男にっ！！」
l: : : l: :::l:::l::::ノ ヽ ﾏ ￣｀ヽ /::/.::::::::/.:.:.:.ヽ ￣ ￣ ￣
l: : : l: :::l:::l l＼ ヽ ＿ノ , ｲ::/.:::/l:/:::::::::::::::＼
＼: l: :::lヽ! ノ:: : > _,. ィ´ //.:::/ﾆﾆ7⌒ヽ::::::::::＼
＼: :l ￣ 「V //.::77／.::::::::〈 ￣￣
／.::::::ヽl.:::::::::::::`ｰ---1::l//.:::://.:.::::,. -┴……‐- ､
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:://.::://.:, ィ´. :.:.:.::::::::::::::::::::::::::`ヽ
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
／ （●） （●） ＼
「こ、今後の人生の糧として貰えれば」 | （__人__） u .|
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : └┘: : : :||: : : :└┘ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ||
|| ＿＿＿|: : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ‐r― ―‐||――
-‐.. ||-{三}三三|＿＿＿: : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | -|:.:.:.:.:.:.:. ||:.:_...-
¬冖 ￣ ￣￣￣¨¨¨¨¨¨¨ 冖冖冖¬¬¬======―――----ｚ＝‐- '''"´...┴.........''"´..........
_,,..．-‐...''"´.............................................................
￣ 冖¬==―-- ＿_...................................
￣￣￣¨¨¨““““
／￣￣＼
／ _ノ丶＼
| ｛dd |
. | _） | 「こりゃ勝ったな。
| ｀ﾆ |
.ｌ^l^lｎ } あのおっぱい大きいお姉ちゃん、
. ヽ L } 足にきてら。フラフラだ」
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､ ＿＿＿_
ヽ＿＿ﾉ ／ ヽ ノ ＼
／ ○::::::::::○ ＼ 「やる太はビデオを要求するお。
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂| 戦い全然見えなくてつまんない」
ヽ ⌒ ィ’
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒） 「ハハッ！
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ .ライダーの高速戦闘シーンみたいに、
,| } スローモーションで見たいってか？」
／ ヽ }
く く ヽ ノ
＼ `' く
ヽ、 |
| |
＿＿＿_
ノ（ ＼ ／＼ 「まさか実際に目にする高速戦闘が、
／⌒ ?::::::::::? ＼ ここまで面白く無いとは思わなかったお！
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|
ヽ ヽ_ノ ィ’ もっと視聴者に優しい演出が欲しいお！」
＼＼＿ ＿//
＼／ヽヽ ／￣￣＼ // ＼／
／＼ .／ _ノ ヽ､_ ＼ ／＼
| （(●）（●)） |
|::⌒（__人__）⌒│ 「ハハハハハ！
| |r┬-| |
| .| . l . | | 流石のアイツもテレビの前の皆様の事
ヽ. `ー'´ / .考えながらは戦えないだろうよ！」
ヽ /
> <
| |
| |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
| （__人__） 「…………」
| ﾉ
| ∩ノ ⊃ }
/ヽ ／ ＿ノ }
( ヽ / / ノ
ヽ “ /＿| |
＼＿_/＿＿ /
|
＼ __ ／
＿ （ｍ） ＿ﾋﾟｺｰﾝ
|ミ|
／ .｀´ ＼
／￣￣ ＼
__ノ ｀⌒ ＼
（●).（● ) |
（__人___） | 「ん……」
, =二ニﾆヽ､ |
/ 二 ヽ､`,┘ ﾄ、
/ -､ }、j┘ ｲ ⌒ヽ
/ /{_/＿ ,／ }
/ ノ∧ ｨ }
| | / i | |
∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/ ∨
, |
,,..イ |
l _,,,...イ´ | | 「やる夫。
ヽ、ヽ ＿_,,..-t''"´:::::::::::| l |
| ヽ:::::::::::::ノ / .| ヘッドセットのボリュームを最大にして、
ヽ、 ￣ ／ | お前は耳から外せ。
｀ |
| 俺に考えがある。任せてくれ」
|
ヽ |
| | ∧ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.人 / | / ∨
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
／ （●） （●） ＼
「……？ わかった」 | （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
手負いのカレンに負ける気はしなかったが、やる夫はやらない夫の指示に従った。
ヘッドセットのボリュームを最大にすれば、ヘッドセット越しに彼の声はカレンまで届く事だろう。
やらない夫は、遺伝子操作を施された第六世代。
人から外れた能力を持つ彼は、第五世代に近しい存在だ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿∧＿＿＿＿＿_＿＿_∧＿＿＿＿＿＿＿＿
. ／￣￣＼
. ／ ＼
. | _ノ ヽ､. .|
. !. （一）（ー） ｜ 「……」
, っ （__人__） |
. / ミ） ｀⌒´{;;;;}=┘
. / ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
￣￣￣￣``￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣￣￣￣￣￣￣´V｀￣
そんな彼が、彼女に言いたいことでもあるのかと思ったのだ。
／￣￣￣＼
／ ＿, 、＿ ＼
／ （●） （●） ＼
「…………」 | （__人__）｛{;;;;}}=┘
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
やる夫がヘッドセットを弄くる間、カレンはじっと息を整えていた。
自らやる夫に襲いかかるだけの力はもう無いのかもしれない。
, ／ __ `ー '´/ ,
l ヽ、__' __ ,-''´ ｀ ー''-‐ニ l
ヾ _,,-''´ `y´ __ ' ,__,,.=ﾍ |
､__,...-'´/ . ,､ l , '´ ヽ ::.. ',(.)／ ﾉ
ヾ::::::::::::|.::: |--ヽ、'=＝'''"´',::::.. i'' ＿, -'"ノ
`ｰ-.._l:::: |￣￣ _,, -_'";::::. |,=､ ー､'''´
|:::: ﾄ=-_―'''"´／,ｨ''ﾆ:'ｉ:::. ﾄ } ｀'' ｿ
,!::: lヽ ﾍﾆ､ ´ 〃ゞ='''|:::. |l'ノ __ﾆ-'´
ノ !:: |::::ﾍ. ﾞ=' |::: || i､lヾ- 「…………」
ｰ=-'|:: !:::| ﾊ ､ u .|:: l| | '__
l::. |:::l'_='` , 、ｰ- ／|: |!,」' ,,｀
l:: |::| -'='''｀＞=,.´-' l: l=''" |
l:::l::! __ (__,,,.-''''"/,' {
';:::l , ´ ／`} /' ｀ -
ヾV / ／⌒ヽ、 〃"`ｰ
ただ彼女は衰えぬ闘志を瞳に宿しながらやる夫を睨みつけており、
左腕で己の切り札。赤く光る右腕を抱えるようにして、持っている。
おそらく狙いは渾身のカウンター。彼女に残された手はその位。
距離を取っての持久戦ならば負けることはまず無いだろうが、エネルギーの残量が心もとない。
／￣￣￣＼
／ ＿, 、＿ ＼
／ （●） （●） ＼
（さてどうするか――） | （__人__）｛{;;;;}}=┘
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
やる夫がカレンに視線を合わせる。
カレンは左足を1歩前に進め、やる夫の突進を待ち構えた。
,. -‐─´─- -＜ ／ _,.ｲ
／ ,. -‐‐- ､ ｀ ¨ ´ /
／ ヽ、 ヽ. ／
｀ヾ ー ' , ヽ ,.ﾍ ヽヾ､＿
_二ﾆン | / ,. - ､ ', /::::_:ﾍ ﾍ ｀ゝ---,
_二ノ ﾄ､|./ /三三ﾐヽ_l';_',.ィ::::ﾍ ﾍ---‐'
＜´ , l::::| /----‐::::':::´::::::::::::ノﾍ ヽ',
｀ ' ｰ_-_,ノ ヾ | |:::::::::::::::::::::_;:＞ ' ,.ｨ｀ !::ヽ、 ヽ
｀ ｰッ _ { l |二_￣ ´ 、 }./:ｿ ' !:ﾊ、＼ ヽ 「――……！」
'二ノ ヽ| |{仆:下 ' ｰ ' ﾉ ｀´ l､ヽ. ﾊ、｀ヽヽ
´──彡 , -ﾍ l ｀ﾆ ´ . ﾉ l｀ l ヽ ﾍヽ',
_∠ﾆ_ ‐ﾍ ﾍ、 _', ／ } l!. ,l |､ ヾ ヽ
, '´ ＿ ｀ヽヽ ﾍヽ Eﾆ '/ | |!/ l }
γ‐=､‐- ､_ ｀ヽ ヾ＼ ﾍ ｀≧ ‐- ' l ノ !,､/,ｲ
――その時ヘッドセットのスピーカーから、大音量でやらない夫の声が溢れだす。
ヽ | | | | | | | | | | | | | | | |／
三 三
三 ジェミニ！ 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
／￣￣￣＼
／ ＿, 、＿ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__）｛{;;;;}}=┘
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
／￣￣￣＼
／ ＿, 、＿ ＼
／ （◯） （◯） ＼
| .u （__人__）｛{;;;;}}=┘ 「…………へ？」
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
o
O
ｒ'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'ヽｒ'◯'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'〜'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'
＜ジェミニのカードってどんなヤツだっけ？」
＿＿＿_
｢覚えてないだと！？ ／ ＼
／ ＼ ／ ＼
……分身をするカードだお。 ／ （●）三（●） ＼
ﾀﾞﾃﾞｨｰﾔさんが使っていただろう？ | （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
二度と忘れるな。二度とだ｣ ／ ー‐ ＼
ｒ'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'ヽｒ'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'
一瞬頭が真っ白になったやる夫の耳に、期待感に溢れる子供の声が飛び込んでくる。
＿＿＿
／＼ ／＼ ＼人_从人__从_从人_从从ﾉ／
／ 〓 〓 ＼ ） お……おォ！？ （
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂| ／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒YW＼
ヽ （_.ノ ィ’
( ⌒ ) ( ⌒ )
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
' （◯） ＼
（ｌ､__） .u |
（めっちゃ見てる……） ⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
ヽ | | | | | | | | | | | | | | | |／
三 三
三 ジェミニ！ 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
／￣￣￣＼
／ ＿, 、＿ ＼
／ （◯） （◯） ＼
| .u （__人__）｛{;;;;}}=┘ 「…………」
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ _ノ ::::::: ゝ､ ＼
| （○） （○） u | 「う…………」
＼ （__人__）｛{;;;;}}=┘
／ ｀⌒´ ＼
＼ 人人人人人人人人人人人人人人人人 ／
＜ ＞
＜ うおおおおおおおおおおおおぉぉっ！ ＞
＜ ＞
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
＿＿＿_ ＿＿＿
／:::＼:::／::＼三＝― ―＝三／:::＼:::／::＼ ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ
／ <●>::::::<●>＼三＝― ―＝三／ <●>::::::<●>＼
／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼三＝― .―＝三／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| |!!il|!|!l| | | |!!il|!|!l| |
|ヽ＿＿＿＿＼ |ｪｪｪｪ| ／＿＿＿＿/ |ヽ＿＿＿＿＼ |ｪｪｪｪ| ／＿＿＿＿/ |
ヽ⊂ ー‐ ⊃/ヽ⊂ ⊃/
￣￣￣￣＼ ＼￣￣￣ ￣￣￣ ／ ／￣￣￣￣
＼ ＼三＝ ＝三／ ／
＼ ＼三＝ ＝三／ ／
ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ！ . ＼ ＼三 三／ ／
／ ＿＿＿__ ＼ ／ ＿＿＿_ ＼
| ／ ＼ ＼ ／ ＼ |
＿| |三＝ ＼ ＼／ ＝三| |＿
（＿＿＿__|三＝ （＿（＿＿＿） ＝三|_＿＿＿＿）
// / /´--ミヽ. ／ｨ三ヽ ヽヽ
// | l /´￣ ｀｀ ￣´´ ￣ ヽ. l !
i ! :| |l ＿ i ! |
｜|| :|! l! l! ＿＿_ﾉ/ {／´￣ ｀ l | | | |
｜|!:l:l/l! |´ 二_￣´ _ z=ﾐ、 !| l!l! !
l l!:|:lﾊ! !7´ ,rcヽ ７=c、 ﾄ、|lﾊ!| |
| . |: ﾄ. ヒﾂ ヒﾂ ﾉ´,| l |
| : |: | ｀ ｰ ´ l ｀ ー' /| l !
! :.|:. : ! u ! /.l: ::l!| 「へ？……へっ！？」
| ::l:: : |ﾄ､ ＿＿＿_, .ｲ´!: :l!:|
／´￣‐ミヽ|: :: |:_.ﾐi.. ﾞー―‐ '´／/:/l: :lﾊ|
/ ヽl: |: ! ヽ＼＞ _,. イ:::/:/:::l: :/!
{ ＿＿＿ l: :|!: ! ヽ ｀ - ＿ﾄく/jｲ/.://
{￣＿ --― ﾄ:{ﾊ.l ヽ ,r‐.､{ヽ/:/
´-‐ ￣￣￣ バ ﾄヽ ヽ /ヽ:::.:l!//､ｰv--――- 、
＿＿ | | i＼ {- ､ Y:ヽヽ ヽ､＼ ヽ
突如目の前で、加速状態で反復横跳びを始めたやる夫を見、カレンの口がカパリと開いた。
＜https://www.youtube.com/watch?v=Zwu0PlySjY4＞
ヽ | | | | | | | | | | | | | | | |／
三 三
三 ファイア！ 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
／￣￣￣＼
／ ＿, 、＿ ＼ て
／ （◯） （◯） ＼ (
| .u （__人__）｛{;;;;}}=┘
＼ ｀ ⌒´ ／ ﾋﾞｸｯ
／ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ／ ＼
／ （ー）三（ー） ＼ （ファイアは体に火を纏うカードだから……
. | （__人__）｛{;;;;}}=┘
＼ ｀⌒´ ,／ アトミックファイアーでいけるか？）
／ ー‐ ＼
＿＿＿
／_ノ ヽ＼ て
／ （○） （○） ＼ （
／ u （__人__） ＼
| |i!i!i!i!| ｛{;;;;}}=┘ （え？自分に着火するの？）
＼ u |;;;;;;;;;| ／
／ ｀⌒´ ＼
ヽ | | | | | | | | | | | | | | | |／
三 三
三 ファイア！ 三 i!i||!!
三 三 i!i!:;:;!i!|
／| | | | | | | | | | | | | | | |ヽ !i!|i|!i i|!i|!|i!
i!i!i!!!|| !i!|i|!i|!,,, ＼ 人人人人人人人人人人人人人人人人 ／
i!i!;;; ＿＿＿ :;:;:;:;!i!| ＜ ＞
!|i ／_ノ ヽ＼ ;;;::||i! ＜ うおおおおおおおおおおおおぉぉっ！ ＞
!i| ／ （__ ） （__ ） ＼ ;;;;;i| ＜ ＞
i ／ ::::::::::（__人__）:::::: ＼ ;;i!i ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
!!!!i | |i!i!i!i!| u | !i!|
!i! ＼ u |;;;;;;;;;| ／ !i
i! !i ／ ｀⌒´ ＼ !i |!|i! ヽ | | | | | | | | | | | | | | | |／
!i!;;!! (<<<) （>>>） !i!| i|! 三 三
i!ii!! |、 i、 ,i / !i!i! 三 ドロップ！ 三
i!!!;;;; ヽ＿/ ヽ__/ !i!| 三 三
i!iii;;;;; | | !i! ／| | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿_
／ ノ ヽ_＼ 「“ドロップ”、“ジェミニ”、“ファイア”が
／ ○ }liil{ ○ ＼ 【ラウズ】されただって！？
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|
ヽ |!i|!| ィ’ こ、これはもしや……！」
|ｪｪ|
＼ 人人人人人人人人人人人人人人人人 ／
＿＿＿_ .ｶﾞｸｶﾞｸ. ＜ ＞
； ／＼ u.／＼ ； .＜ あの、ダディーヤさんの必殺技っ！！ ＞
ｶﾞｸ …. ／ ○ ○ ＼ ＜ ＞
；: |⊃ (_,､_,) ⊂⊃ | { ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
r'⌒) { } (´ jイ ;
| ´ ￣ ヽ |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
演出：やらない夫
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
. ╋╋┃┃ ,ｲ l ＞ x ﾍ ー- ､
. ┃ rｸ!／「 ﾑl＞〉ヽ::::::::::､
━┓ /乂{.个ﾄv'´::::`ヽ/r〉:::::::ﾍ
━┫ }Y⌒l. }.{::::::::::::::} /::::::::::::}
━┛ `!::::::!ﾐ彡.､::::＿ノミﾍ::::◇::!
━┓┃┃ ､ゝｧ'ﾄ 彡 `＜ ∧ヽ〉ｰ ,.个 ､
━┛ ヾﾑl! Y ヽ ／`ヽﾍ､_.／. 个､ ヽ
┃ ﾑ7!｜ ヽ／. ／ ／:. :!:. :ヽ ヽ
┃ ヽﾍ ￣ ヽ／ ／:. :. :.:!:. :. :.ヽ ヽ
. ┃ ┃ ¨ ヾｱ ／:. :.
・. ・ / /:. :. :. ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |／
━━━━━━━━━━━━━━━━ 三 三
三 【 バーニング・ディバイド！ 】 三
三 三
／| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ヽ
:.:.:.| |:.:.:| |:.:.:.:.:.::.:.:.:.:| |:.:.:.:. :.:.:.:.:.::. / /:.:.:.:. / /:.:.:
: :: | |:.:.:| |:.:.:.:.:.::.:.:.:.:| !:.:.:.:. :.:.:.:.:.::/ /:.:.:.:. / /:.:.:.:
＼ 人人人人人人人人人人人人人人人人 ／.::l |:.:.:.:.:.::.:.:.:.:|. |:.:.:.:. :.:.:.:.:./ /:.:.:.:. / /:.:.:.:.:
＜ ＞.::l |:.:.:.:.:. ¨￣￣￣￣￣￣¨ ./:.:.:.:. / /:.::.:.::.:
＜ ザヨゴォォォォォォォッッッッ！！！ ＞.:.:l l:.／ ＼.:.:. / /:..:.:.:. /
＜ ＞.:.:| ／ _＿ ＿ ヾ/ /:.:.:.:.: /
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼:.:.:l / （ ） '´ ｀Y :::::.. /:.:.:.:.::/ /
.:. :.: | |:.:.:|. / ´￣ ヽ. __,,.ノ .:::::::∨ .:.:.:.:/ /:
.:.:.:.: | |:.:.:|/ .:::::::::::；:.:.:.:/ /::.:
.:.:.:.:.:l. !:.:.′ ..::::::::::::}:.: / /:.:::.
.:.:. :. |. |:.:! { : } .::::::::::::::::::./ /:.:.::.:
.:.:.:. :.|. |:.! ヽ.＿_人＿＿＿,ノ .:::::::::::::::::::}' /:..:.::/
:..::.:.:.:|. |:{ ﾄ､ ∧ ∧ /| ﾉ（ :.::::::::::::::::::| /.:.:.:./
..:.:.:. :.:|. l |:::∨:: ∨::::V::::| ⌒ .:::::::::::::::::::::}' :.:.:./
:.:.:.:.:.:|. | |:::::::::::::::::::::::::::: | .:::::::::::::::::::::.′:./
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:.:.:.:.:.:.| ヽ |::.: :.:.| .:::::::::::::::::::/ :. / /:
まぁヒーロー的は女はガチ戦闘で殴れないよな
カレンの眼前にて、超高速の反復横跳びをし、突如火達磨になった男が奇声を上げながら跳んだ。
男は火達磨になったまま空中で一回転し、皺くちゃな形相をカレンに向ける。
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
／ ／. ／
＼ 人人人人人人人人人人人人人人人人 ／ ／{／ ／／ ／
＜ ＞ ／{／ ／ ／／ ／
＜ ゴオオォォォォォォォッッッッ！！！ ＞ ／{. ／ ／ .／ ／
＜ ＞ .／{ ／ ／ ／ ／
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼ .／{. ／ ／ ／ ／
／{ _ノ／ ／ ／ ／ ／
／{／ _, ⌒ヽ ⌒ヽ ／. ／
∧／{／ ＿＿＿ ／入 人 ／. ／
l ／ノ ゝ､ _＼／ ,. ／ヾ ／
イ (○ )}lｉｉl{(○ ) ＼／ ／ ／ ／
). ／ (__人__) ＼ ／ ／ ／
そ l |l!ｉl!ｉl!ｉ| l. ´ ／ _／
く. ゝ . lｴｴｴ.l ／__／ (
) ヽ＿＿＿＿＿ ／ (￣
ヽ (￣
) (￣
⌒ヽノヽﾉヽﾉヽﾉヽﾉヽ人ﾉ⌒
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
目の前で起きている事象の全てが理解できないカレンの身体はフリーズし、一切の処理を放棄する。
|l!1!｜!l !｜!l｜!l!
|l!1＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／ i 1!｜!l｜!l!
|l!1!｜) ＞ | !1!｜!l｜!l!
|l!1＜ オオォォォッッッッ！ ＞ .l |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜< （. i!.|i i .|l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^i |..||i. |i |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l i!|. || i|ii||| || |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |.|i || i || ll!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |.|| i|| ||| ll!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l i!|.|| ＿＿＿_ .i |.||i ll!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |.|.|| ／ ｒ―― ..|i!.|.|||i! ll!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |i|i／ ノ ゝ､_./:::::::::::::ヽ |ii|i|||| ll!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!ｌ ／ （ ◯） ( ◯Ｙ:::::::::::::::丶 . l |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l | （__人__)｛:::::::::::::::::::::::｝ i| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l | ,.r‐‐-､ |r┬ | |::::::::::::::::::::::::| .l| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l | ／ ＼ｰ‐′人＿＿_＿ノ l| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |! ／ , ｀' ／ ／〈〈 }.ll |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |! ／ ／| ,／ ,／ /'′ ,ﾉ.l| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |! ／ ／ / ／ _／ `′ / l |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |!, ／ ／ / ／ ／ ハ / .|| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |!_／ ／ /／ ／ / ＼＿_i i.|| |l!1!｜!l｜!l!
|l!1!｜!l |/つ ／ ｉ,′ / / ＼ 人人人人人人人人人人人人人人人人 ／
|l!1!｜!l ｛〈〈〈,ソ ｛ / ＜ ＞
|l!1!｜!l |｀￣ 人 ＜ ＜ こ、こないでぇぇぇぇぇッッッッ！！！ ＞
|l!1!｜!l |!|.ｉ ＼ ＼ ＜ ＞
|l!1!｜!l |!|.| ＼ ヽ ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
悲鳴を上げ全身を硬直させるカレンの頭頂部に、やる夫の蹴りが突き刺さった。
────────────────────────────────────────────
ガンパレード・メタル
────────────────────────────────────────────
,=薔＝=､
,.-'"::::::::::::::::::::::｀ヽ､
ｌ二ﾆ/:::::::::::::::::::::::::::::,.-､::::｀ヾ､,.-─ｧ
|￣￣,/r､-,::::::::::::::::,r , ヽ::::::',｀丶/
|／ﾘ,/: ●}::::::::::::::{ ● ヽ::::ﾘヽ!
. ９．５話 やる夫・新たなる挑戦！（中編） 終 //::{ /:::,.-､::::::', }::::::|ヾ
/::::{ ヽ:::￣:::::::ﾉ /::::,ｨ:!
/::ヘ::`-､＿＿＿＿＿,.-'",.-'" |
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
────────────────────────────────────────────
みんな纏めてヒーローになるようです
────────────────────────────────────────────
.
乙でした
シリアスホントどこいったんだww
続きは土曜か日曜に！
エンジンかかってきたな
ちょっとばかし暴走してるけどw
乙！
ひｗｗどｗｗｗすｗｗｗぎｗｗｗるｗｗｗｗｗ
乙でした
2連続でなんて終わり方ｗｗｗ
乙でした。
確かに今日の投下は異常だったかも。（笑）
男性陣四人を蹴散らすまでのプロの戦いと比べて最後はコントじゃねえかｗｗｗ
次回、カレン死す！デュエル、スタンバイ！
大変！藤堂さんまでのシリアスが息してないのｗｗｗｗｗ！
ｻﾞﾖｺﾞｵｵｵｵｵｵじゃねえよｗｗｗｗｗｗｗ
なるほど、作者自ら異常だと言っているのなら文句のつけようがないｗｗ
バーニングザヨゴまでようやくたどり着いて感無量です！
かつての友との対峙、第五世代の叫び、緊迫の戦闘、と怒涛の展開がラストで
いつもの流れにｗ
第五世代や共生派にスポット当ててくれる二次創作は中々無いので実に嬉しかったです。
連中にだって心も有れば言い分だってあるもんね。大体敵対するような事態に追い込んだのが
そもそも人類側っていうね・・・ やる夫の応対が素晴らしい。
次回も楽しみにしています。
ジェミニとファイアに使われた二人は腹抱えて笑ってそう
到達点それでいいのかｗｗｗｗ
最大の敵が内にいたぞｗｗｗ
芝村本人の二次創作とも言える高機動齋藤奈津子ちゃんはかわいかったやろ！
高機動善行ただたかは…うん…
実に素晴らしかった
／￣￣＼
／ _ノ丶＼
| ｛dd |
. | _） | 「こりゃ勝ったな。
| ｀ﾆ |
.ｌ^l^lｎ } あのおっぱい大きいお姉ちゃん、
. ヽ L } 足にきてら。フラフラだ」
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､ ＿＿＿_
ヽ＿＿ﾉ ／ ヽ ノ ＼
／ ○::::::::::○ ＼ 「やる太はビデオを要求するお。
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂| 戦い全然見えなくてつまんない」
ヽ ⌒ ィ’
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ⌒）（⌒） 「ハハッ！
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ .ライダーの高速戦闘シーンみたいに、
,| } スローモーションで見たいってか？」
／ ヽ }
く く ヽ ノ
＼ `' く
ヽ、 |
| |
＿＿＿_
ノ（ ＼ ／＼ 「まさか実際に目にする高速戦闘が、
／⌒ ⑪::::::::::⑪ ＼ ここまで面白く無いとは思わなかったお！
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|
ヽ ヽ_ノ ィ’ もっと視聴者に優しい演出が欲しいお！」
相手は第五世代かつサイボーグだけど
やる夫は最強の傭兵かつサイボーグで8人の仲間がついてるとか
超面白かったし熱かった
最後はコントだったけどｗ
まさか……セクシーコマンドーかっ！
どれだけの戦術が用意できても
どれだけの力を持っていても
最初に必要とされ、最後に残るのは勇気
やる夫さん超ガンパレードしてる……と思ったが
バーニングザヨゴで腹筋壊されてしまったｗｗｗｗｗ
精神論を抜きにして、部分部分で対等の実力があったとしても全ての能力メタを一人で補完してるやる夫に勝てる見込みは薄いよな
数以外の優位性がないってのに等しいもの
でも橘さんのバトルファイト(笑)は融合計数のぶれ幅的にエンターティンメントが過ぎると思うんだ
なんて時間に爆笑させやがんだこんちくしょうｗｗｗｗ
ザヨゴーーーー！
この落差は卑怯だろwwwwww
乙！
やる太も馴染み杉だろｗ
ﾊﾞｰﾆﾝｸﾞｻﾖｺは卑怯だろｗｗｗ
ttp://pic.prepics-cdn.com/ooo3317/31199435.jpeg
現実
ttp://i.imgur.com/l2xvjdW.jpg
ｻﾞﾖｺﾞｵｵｵｵｵｵ！！！
笑ったわｗｗｗ乙！
幻獣通ったあとは人間オブジェが乱立する世界だぜ？
一人でダディャーナザンを再現できるやる夫が凄いんだよな、これｗｗｗｗｗ
と思った俺は時代についていってない・・・
鼻から噴射してしまったわ 乙
ｻﾞﾖｺﾞｵｵｵｵｵｵ！！！
あざっすｗｗｗスッゴい絵面ｗｗｗｗｗｗｗｗ
やっぱここのやる夫はサイコーだわｗｗ
ご都合主義満載で、荒唐無稽で、傍若無人、でも人に希望を与える―――
HEROってこうじゃなきゃ！！
ラブレターの書き方の教育もあるんだぜｗ
せっかくこのスレの影響で、T-pistonz+KMC知ってそこから見だしたのに…
あれ？この書き込み俺だったか？
でもヒーローは魅せる戦いをしなきゃいけないしねｗ
・・・アリだな
あんたは束縛の強い彼氏か！と言われたヒーローはいたなww
心情的な理解は遠かったけどｗ
＿＿＿＿＿＿＿___
.!ミﾐﾐ;;;;;,,..))))))))))))ﾌ7
.!三ﾐ::::::: ""''==''"＼ﾉ
|三=-:::: "'ｰ-ｰ'" ＼ 出す・・・・・・！出すが・・・
|/rヽi,,-ｰ-ｰ'" ,i_,-=''| 今回 まだ その日曜の指定まではしていない
|/|ﾆ||::::===｡=;; <=｡==.|
/|/.|:r||::::::` ｰ ' `〒'"| そのことをどうか諸君らも思い出していただきたい！
/ |/'ヽﾘ:::::,._ﾆニ |:-'.|
/ |//,`|:::r'",_ i~- ._| .|
--ｰ''"""| .|/,`::::|::::::`-二二二二ﾌ|、 r-=,,
| |,` ::::|::::::::::: .|.|`ｰ=;,,_ `ｰ、`,
.,-''つ | |,` `ｰ-;;:::::::=≡ ..／ | ~''-=_ (こ''ｰ、.丶
"／ | .|＼ "''-;;_／ﾉ| .| r-、 ヽ,.ヽ )
/__,,--、 | | .＼ ::::::::::/ .| | (￣~"''-,, ヽ,!
''" ,,--' | .| ＼ ／ .| | | ~|~"ヽ, .ヽ ,!
r',,-ｰつ .| ＼, ,／ .| .| | ⊂''ｰ、, ,!
''",,-''"┴--ｰ'"| /ヽ, .ﾄ---┴''/ .| |,~''、 ,!
ﾌﾞｽ… ∫ ;′ ∫ ,;′
ﾌﾞｽ…',. -――-ﾞ､ ;' ｼﾞｼﾞｼﾞ…
; / へ ｀>､'; ∫
_;'___{. ,>-／､／=;´イヽ;'＿
/三三j='rｰ､＼_>､)_℡, >;;〉三'`、ｼﾞｼﾞ…
/三三└'ﾞｰ:;‐;;‐;;'`ｰ;;ヾ'｀"´三'三;`、
囮ヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱ囮
囮災炎災炎炙災炒炎災灸災炭囮
じっくり書いてくださいませーｗ
シリアスとギャグのバランスが絶妙なので、楽しみにしてます。
あと、地の文が格好いい！
毎日お年玉
をあげることになるのか・・・
まだ日曜日24時前後、俺達の日曜日はこれからだ……！
鉄板が“ドロップ”、“トネガワ”、“ファイア”を【ラウズ】するのだ
ヤングだから高田裕三なんて知らない
みんな大嫌い年度末駆け込み納品により、今週土曜まで予定がパンパンです。
そのため、次の投下は23日の日曜日、188時頃を予定しております。
なんという……
ですかそうですかw
ま、こちらは楽しみに待つ の一手ですけどねw
すでに靴下以外は全て脱いでるぜ！！
今回 まだ その月と西暦の指定まではしていない
そのことを どうか諸君らも 思い出していただきたい
つまり・・・・
作者がその気になれば 作品の投下は
10年後 20年後ということも
可能だろう・・・・・・・・・・ということ・・・・！
ネタにする度に！投下は8時間伸びる！
31日、32日もパンパンなので、最短33日になっちまいそうです。
OK!
OK!
今日は残り何時間あるか知ってるか？
４８時間は残ってるぞ
投下までじっくり待つことには変わらんがな
-=| |=‐ |.| |.| o o o
/ i7 |.| 「/ L===」
〈 ﾞ'
／ ､ｰ--‐へ､ （⌒＼ 予想だにしなかった・・・
. , ' l`i‐r-ゝ v ＼＼､ヾ; ヽーｧ─ 仕事が火を吹いて・・・・・・
/イ :ﾄ､!│| ! , ij u ＼ヽﾘ ∨
│,ｲ | u | | l∠ﾆ u ト､ ヽ / 遅延！絶対的遅延！
l/ | ,ｲ |─ｧつ_ ~U~ u/;⌒i |:: ＼ ヽ /
ﾚ W f／ ノ ,.- // ./ j v |:: u ＼ V 今週も投下は・・・・・・不可能！
{ ／つ ｨ .// / u |::v /ヽ. i
l ／つ/ ﾚ' 〈__,.ﾍ |￣7 ヽ |
ヽ ﾍ'v ｰ-､ ﾉ ヽ | / W
＼ ij ０ ヽ. `ｰ' | r‐¬ |
＼ ノ O ＼ |_!o ol_|
.､-―-..,,_ ／::￣;;Z
ﾞ＞::::::::::::V::::::::''"::::;;;;＞
∠;;;:::::::: .:::::::::::::::.... :::::::＼
／::::: :::::::::::::::::::::: ::::::＼ゝ
〃::::::::: :::::::::::::::::::: ::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::........::;:;;::::::::::::::::::::::::::::i
|:::::::::::::::::::/!:/ ヽヽ:::::::::::::::::::::| 仕方ない・・・
ﾚ!::::::::::::::/V/ ij' ヽヾ:::ﾍ;::::::::::! この遅れは仕方がない！
」::::／|/>、ﾞ':.､ ／;:ﾍヽ＼;:r''､
i r.i:|ヽ"''‐､ヽ､! .i／ ‐''ﾞﾞﾞ7|:ﾋ'i } 社会人ならみんな、わかるだろう？
. ヽ'ﾆi:iヾ、 o＼i i< o ノ' i:ﾋ7/
ﾍ,,_|! ﾞ'=u='"'|.| ﾞ=u=" /|!_,/-､
,, ‐''" |:::ﾍ u , .|.| ､ .,,／/::::!. ﾞ''‐ ､..__
,.┼/!:::::ﾍ.iエｪ.ヽ!.ﾚ'‐rエi/::::::! ヽ‐- ,,_ ﾞ'' -
i┼i‐|/‐!:::::::ﾍrｪｪェェェｪｪﾉ::::::::!‐| ヽ┼i┼i‐- ,,_
i┼i /‐i‐!;:::::| ＼ ‐=‐ .／.}:::::::!.i┼i.ヽ‐i┼i┼i┼i
i┼/.|‐i‐ .!::::| ＼_,／ /::::/‐i┼i‐ヽ.i┼i┼i┼
.i‐|/.┼i┼ |ﾍ|ヽ,,＿＿_,,／|W .|‐i┼i┼ヽ..‐i┼i┼i
丶〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〇'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'
Ｏ
o
‐=ﾐ、 ＿.
_,ィチ州liﾐﾁ=ﾐ､
州ｲ川州州li州li,ﾐ､
.,州州Ⅶliﾐ､ヾrⅦ州li!､
州州ﾐrヽﾏﾐ､.,ｨ-ﾐli州|ﾑ
,ﾘｲiliﾄ ,ｨﾃ､ .ｆ'ｉl l:ﾘﾄ､ミ ……というエイプリル・フールネタをやろう！
〃.i|州!i!.じ! ｉ ｀´ ,ﾘr .ﾙ
i! .ﾏlハ _. ｀_ ,rｲ
ヽ.`ヽl l. ゝﾉ_,.ｲ从
/ '´￣-､⊃
__,.ィ! ニﾆ{/ヘ＿
rﾁ三７/ヽ＿_,ｨー'////三二7､_
|/ﾊV/oヽ ／/o////////////∧
ﾉィ／o'////,＞///////,ﾍﾏﾆ三彡!
644 名前：名無しのやる夫だお[sage] 投稿日：2014/04/01(火) 23:37:58 ID:t6DiLbWf07[1/3]
知ってたのだわ
645 名前：名無しのやる夫だお[sage] 投稿日：2014/04/01(火) 23:39:22 ID:zHdu5olyik[2/5]
いつものことですゾ
646 名前：名無しのやる夫だお[sage] 投稿日：2014/04/01(火) 23:45:18 ID:NCR/1xqZsQ
嘘だっ！！…… あれ？嘘じゃないかな？かな？
647 名前：名無しのやる夫だお[sage] 投稿日：2014/04/01(火) 23:50:05 ID:ENiEEOnfbF[3/4]
長いお付き合いになりましたね
648 名前：名無しのやる夫だお[sage] 投稿日：2014/04/01(火) 23:51:41 ID:YBS130IVZg [13/18]
「投下する」…そんな言葉は使う必要がねーんだ。なぜなら、オレや、オレたちの仲間は、
その言葉を頭の中に思い浮かべた時には！
実際に相手を殺っちまって、もうすでに終わってるからだッ！
だから使った事がねェーッ。
>>1、オマエもそうなるよなァ〜〜〜、オレたちの仲間なら…
わかるか？オレの言ってる事…え？ 『投下した』なら、使ってもいいッ！
丶〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〇'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'⌒'〜'
Ｏ
o
＿
,.ィ＜´＿＿
,ｨ≦爪ﾏﾑマﾑﾐム､__
,riｌ州lﾑ.Ⅶli､ﾏﾑⅥli圭圭≧=‐'
ｨiｌ州州Ⅶl|!ﾄ州州Ⅶ州州圭'′ みんな嘘か真か疑心暗鬼になって、
i!ｿﾘl州}.Ⅵｌｉﾑヾ;rt‐Ⅶ州州ﾐヾ、 きっとギスギスとしたスレになってくれるはずさ！
ﾘjﾈィf'li￣ヾⅦ、,`ﾘ '.}州州lﾑ、
ｲ州州iｚ‐ｚﾐ ｲl云lｉl州州` ヽ
,ﾙ州=li fサ ゞ-''洲ﾊヾl、
.lr.､ﾏ、 .} i|ﾊ!
.!}ヽ_ﾑ、 ., ｧ ./′
l从}.ヽ.、` _, ｲ_
|l二ニ===┬┴≧ __
.,ィ≦三三三}.| l三Zト､_ ／ / ,＿＿＿
. ,.ィ//////////ﾐリ///////7777ｚ､ / ｀￣｀ヽ、二ニ≧
,ィ/ﾊ'//////////,o'///////////,'ﾊ、 .| , -―‐―─‐}
〃///ﾑ'////////f´_￣-=}'//////,i//i、 ,ｨ77Z} .／ , '´￣￣´
,ｲ'/////,ﾑ'///////,{;; ‐=}'/////,i///≧､ ////l,.ヽ__ｚ,／
f三ﾆ=///ム'//////l＝--､=}'/////l//ﾆ三ﾊ、 //////＞ｚｚハ、
ﾙ'/////////Z7=/'´ ー―‐`/////,{三三三'ム､_ ＿////////////＞
}三二彡'///,.ｲ/}ｌ{ ｀二二/////,{//////////////////////／
ヽ、
,ィチZZZZﾐ､_,ｨー､
,ｲ/州州州州州州ﾊ､
_,.ｲ州,州l|州|li|ll,lili.Ⅷli,.lｉﾊ
フﾘ州州!-Ⅶ州ｌViィli州li州l
ｲﾁ州州ｌl. ヽﾏﾐ、ヽ 州.lﾘl州
,ﾘｲl州li`,ｨﾆﾐ ﾑﾆミﾄl州liﾐ､
l' ｌ |ilﾊ|ｌ〈.'うﾘ .'うﾘ/ｲ ﾘﾄ` 実際2日からスケジュール空き空きで、
ト.ﾑ ｀´ { //イ 週末4連休にするから余裕なんだけどね
ﾘl〉､ ､＿, ., 仆'`
／ｨ三≧,｀ヽ_l＞l 投下には常にハラハラ感ドキドキ感が必要さ！
,l ´ｨ´ー‐{ :|zイヽ、 少年漫画だって、そういうものだろう？
_, ィﾁ/,l ´,.イ´ ﾄく////＞,､_
,ﾄ､/////| l/,|: ＿_ ,|ﾑ｀ヽ/////,ｲl
rｆ|'∧//¬l //>ニ二二￣ V､////|`l
|,ｨ､/,〉'|ソ ヽﾆ!//ヽﾆ､―- 〉ﾊ//ﾁli |
l/ﾐﾏ//oゝ､ //l///,O｀7777ヒｲ///ヽ//l.l
,ｲ77'/ｏ/////７ｨ/////////＞///,o/∧-ﾄ､
_,ィ=‐
,イ"＿＿＿＿_
＿,ｲ州'.,ｲﾘ',ｲﾘl!〃〃圭ミﾄ,､
ｚチ///,ﾘ'州ﾉ/ﾘ'.il|.il!〃州',ｲ州圭ﾄ､
|州ﾘ〃i ,州li州i!.il|.il 州!,ﾘ,ﾘ!.i!i!.lil!i |ﾄミｉ､＿
|州!.l!,ﾘﾉ州li州! il|.li|州.州ﾘ|.i!.|!.lil!.l.li 圭=-､
|州.ﾘ,ﾘ州州州!州.l州li州l! |li!.|! lilｉ.l.ll i.ミﾆ=､
|州州州州州l 州 l州l.i!il! lﾊil|iｌ'lil |lil li li
|州州州州ﾘｲﾘﾊ|ｉ.l州! l!￣l.Ⅶ_l!l.州l lliﾑ
|州州州州'ｲハ!.lﾊli|.l| ｀ﾘ.`l州州ﾄﾄﾐl
|州州州州li〈 ( l Ⅶ.l!. .、 , .州ﾊﾄli| ` ヽ ……それが例え、投下以外の事でも
|州州州州iﾍ`'´ l! ヽミ{. ｌ i! ヽ.i!
|州州ilｲlilﾊ! `i! `. V
|ﾊiﾘlﾊ!.' i! l.|! 、 ,:′ ,ｨﾆ ￣￣ ﾆli
|__l!＿＿ l.lﾊ ヽ> ,ノ }三 =ﾆ{
|＿＿ ｀＞､.l:| ヽ、 ,.:′ }三ﾆ= 三{
|三三三＞､ ＞､./｀ヽ、_,:′ ﾉヽﾆ 三i{ ＜し◯ぶー先生とかトガ◯先生とか……
l三三三三三＞ｘ､＞ｘ / /ﾆ=＿＿__ﾆ{
三三三三≧=-ミ'//,!./ / ｨ‐'´￣ ｀ｰ-､
'/////,イ三三三三二ミ､ / ー――/ｰ′
///,ｲ//////三三三三二ﾐ､ ', -‐イ
'ｉ〃//////ｲ///////////| i ／
,{l//////〃//////////,li| ｣＿_ ,／
,'l∧V//,.i!///////////,lii|、 r==!=ミ、｀ヽr′
・ ━ ━━ ━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━ ━━ ━ ・
… ─ ── ─── ──────────────── ─── ── ─…
…… … ────────────── … ……
￣￣￣￣￣￣￣￣￣
4月1日の間に家に帰れませんでした
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| |
| | | | |||レ-｀zzz´、
| | | | _/ :::::::::::ヽ
.| | |:::::: ::::::::::::::::::ミ
|/| ',:: :::::::::::ﾐ
ゝ-""""＼ ……素直に投下すればいいんだろ
/￣ * ＼
ノ / 、 | ……ﾁｯ
.／ ／＼ ' |
.レ" ＼ ヽ | .|
| | ＼/| | .|
/ λ/￣.リ | .|
| / Y |丶、＿＿/|
／ 〈 .|、 ＼＿＿_,, .|
'￣￣ ＼＿＿＿/＿/
この自虐ネタも少し飽きてきたな
泣くぞ、いい齢したおっさんが身も世も恥も外聞も無く泣き喚くぞ
おまちしてます
黙っていれば分からないものを…乙
それを今一番知りたいのは>>1本人だと思うんだ
毎日が日曜日だ！
それ、来週からの俺…
給料日が楽しみやな（白目）
やったね月ちゃん、お仲間が増えるよ！
みんなのおかあさんにおやすみなんてないやろ！ いいかげんにしろ！（震え声）
まだ希望はある！信じれる！！
開脚キックじゃなくてイケイケファッションに恥らうエグゼリカをイラストにかけよ！とは思った
やっぱ同じスレの読者は趣味が似るのかねｗ俺もコップクラフトの新刊でうひひほひひひな状態になったわｗ
今年は11月23日が日曜なんだ、それまでまったりで待とう
楽勝だな
ガチ100連勤
あとは下請けがブラックなのをわかっていてコストダウンのために放置する大手とかね
見たいな状況か・・・ 悲惨だ
みなし残業ですのでそもそも無いんですよそんなものは……
ないても、のうきまぢかのしようへんこうはくつがえらないよ？（ﾆﾏｧ
つ保守契約
つetc
大丈夫、どれほど削ろうとも折れるまでは問題ない（折れないとは言っていない）
一番忙しい時期でも21:00には電気が消えてる」って言われて入った転職先の会社で24:30まで働いてる
俺が泣き出しそうだからやめてください。
なお、再来週あたりに急に体調を崩して"病欠"して面接2件行く模様。
気をつけよ。
今、お前は人と社畜の境界線におる。
それ以上働きつづければ、人として生をまっとうすること、かなわぬぞ。
働きすぎる者は、いつの世も、人として生きることを許されず、伝説となる。
…社畜の、伝説に。
人よ。友として忠告する。
こちらには、来るな。
限りある生を、まっとうせよ。
永遠に働くということは永遠に戦うこと。
それは悲しみと苦しみ以外の何物でもない。
我らは労働基準法を離れれど、心は不死ではないのだ。
だから友よ。心より忠告する。
有給休暇を殺す手を休め、人として生きよ。」
ワロタ・・・。
よく似てる残業代のない未来は不必要だよ…
なんだ、絢爛舞踏さんを知らんのか。
先日の修羅場で体験したことだが、わたしは三日ほど徹夜仕事が続いてもうろうとしていたのだ。
こんな夜にはどこからともなく絢爛舞踏さんが現れて．．．
はっと気がついてみると、おお、書類ができ上がっている！
絢爛舞踏さんの欠点は計算をまちがえることぐらいなのだ。
まさに異種格闘技ですな。
異種格闘技船で思い出したのは幽白の暗黒武術会行きの船だなあ。
1週どころか、数ページで終わったけど。
あいつは多分ストライダー兎と同じ兎神族だと思うんだ
そういや1720小隊にも猫神族とゴリラ神族の加護がありましたね(白目)
「金ならある！」
明後日辺狙ってみますのでもう少しお待ちください。
私事を片付けるふりして「あしきゆめ」と戦ってきたんですよね、わかります
投下がいずれあるならいつまででも待つさ！
ここの続きは純粋に楽しみだからな
SEの仕事は「連休明けまでに」（＝連休中を使って何とかしろ）が多いからな。
大攻勢フラグにしか見えないｗ
書けるようになったので一歩前進ってとこでしょうか。
以下余談。
今回仕事ではなく私事で色々ありまして、時間あってもさっぱ手につかなくなっておりました。
改めて、気力の必要な趣味だなあと思ったりｗ
余談の余談。
10年間発売を待ったゲーム、魔都紅色幽撃隊。発売日ゲットしたけれどまだ封も切ってません。
超やりたいけど超やるのが怖いっすｗ 駄作だったら泣いてしまいそうｗ
気長にお待ちしております
無理しない範囲でー
問題ないんじゃないんすかねー。
過去作とダイレクトなつながりは無いと思います。1個前の九龍妖魔學園紀がそんな感じだったんで
>>747
僕が無理をしたいので、気長には待たせないつもりでいますｗ
結局は気持ちの問題だろうから、投下できなくても生存報告だけでもありがたいな。
作者の中には本スレじゃなくて雑談で話進める人いるくらいだしテイクイットイージーもしくは
バグも怖いし、パッチが来たら開封しようと思ってるんだけど、いつになったら来るんだろうか……。
つか幽撃隊の一個前って東京鬼祓師じゃない？似てるだけかも知れんけど。
あれはかわさき暁とか九龍の時のオリジナルスタッフで作られてるんだけど、魔人學園に対する転生学園みたいな代物でｲﾏｰｲも発売してからその存在を知ったそうな
今井の新作が来てるのをこのスレ見て今知った俺参上。
リアルで「なん・・・だと・・・」って口に出したわ。
し、仕方ないんや・・・ ここ半年ずっと艦これやっとったから、
コンシューマーの情報なんて仕入れてなかったんや・・・
GW中にE−4突破できてねえし。
だれかプレイした人いない？
感想教えて
寂しかないか お金はあるか 今度いつ投下する？
>>775
書いてて中々楽しめた作品なので、そう仰って頂けると嬉しいですｗ
∧＿∧ +
（0゜・∀・）
（0゜∪ ∪ +
と＿_）__） +
リハビリに書いた短編です
http://mukankei151.blog47.fc2.com/blog-entry-9772.html
新しい雑談所になります
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1403105691/
そのつもりで頑張ってますが、怪しいッスｗ
日曜日はあと365時間あるんだから！
欲しい・・・
一応出来上がったのですが、やっつけな部分ありそうなのでちょっと寝かさして下さい。
見直し書き直しで５割増ですね
日曜を回避し月曜に投下することで
歪んだ時空を元に戻そうとしているんだな！
たのしみにしてますー
期待して支援
ttp://i.imgur.com/3TQesvh.jpg
ttp://i.imgur.com/YN51Rok.jpg
ttp://i.imgur.com/xFJr6wM.jpg
素晴らしい支援漫画だ素晴らしい
ところで「やる夫＝サン たばこ逆さだぜ」
や、やる夫さんにはきっと高性能のフィルターが取り付けられてるんだよ･･･
嘘です、ごめんなさい
修正しました
ttp://i.imgur.com/5j3BNOA.jpg
このキル夫さんの迫力とやる夫さんの笑顔とやらない夫さんの表情ｗｗｗ
ライトと同じぐらいのタイミングで無職になったけど、再就職出来ました。
ライト、ガンバレ！
午前様したHPが一瞬で回復しました。アザッス！アザッス！
バリかっこいいしやらない夫の顔がｗｗ
前編マンガで読みたくなるなｗ
もちろん再開はする、次の日曜日に再開される、とみんなが信じているから別にそれはいいんだが
しかし次の日曜日がいつになるかは言っていない（デスマ的な意味で）
熊本城攻防戦で森さんが横に真っ二つになって後編に続く！のまま10年以上経つんだぜ？(´・ω・｀)
広江礼威に何かを期待するヌシが悪い
２巻で新キャラ登場！！ ウッ、頭が・・・
大切な新卒カードはなくなったけど次の就職先見つかったからよかったぜ。
ブラックじゃないことを祈りながら更新まってます
ご飯が食べられないとおなかがすくじゃないか。
おなかがすくと怒りっぽくなるんだ。
怒ると胃に悪いぞ。
胃が悪いとご飯が食べられないんだ。
更新が…更新が待ち遠しいよー。（ＴＯＴ）
にゃあらー！
腹黒かと思ったら熱血アホの子だったでござる
デラ可愛い
切れてたマネージャー？マネージャーに惚れてる感じの人?チャラい人？
桃ちゃんサンと呼べ
にゃあらー！！
なお主人公は試合中にフィールド上でチームの4番（超筋肉）に告った模様
勝負だと!?にゃあらーナメてんのかコラー！
/,:| , V7七} ∧
| |.レ', ゝ{_}:Y ∧
人_jﾃ i l (_|弌 ∧
}∧_ ﾘl .人 ＼ :、
r{ﾆﾆ: 个 r= lヽ ＼ ＼ ,
ﾄ､--､ >..:| ! トー==ﾐ＼∧ みんな纏めてヒーローになるようです ９．５話（３）
./｀Y ´<ﾑl | |{:::::::::::::::Y ＼ヽ
//}弋!ノ< ﾑ| ﾘ::::::::::::::::::! , ', ∨ .七月ニ十ニ日、火曜日に投下・・・！
// {｀ﾏ<ヽ }-ﾑ':/:::::::::::::r' i ', , ',
| | .(∪ {_イ < j:'::::::::::::/ | i ! , iVﾑ
ﾚ} }､ﾁ ト ､ {:::::::／7| ! l | } ! Vﾑ
∨ ¨´:::| ＼:::{:::/ Ⅵｲﾙ} ,'/ V ,
ﾍ /::∧ Y::∧ ／ }'
∨::>〈}ﾍ／::::::::::L_
/::/ Y:::::::::::::::::::::::::＞ｘ
, '::::iﾑイ}::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
., ':::::::/ヾ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
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.〈:::::::::::/ ﾍ／ |:::::::::::x=i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
∨:::/ ／ヾ', j:::::／ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧
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.／ i ,′ .∧:::::::::::::::::::::::::::::l ､＼:: ∧
/ i 〈 ,' ,' V::::::::::::::::::::::::i i }_ ＼:::',
i / Y / ﾍ V::::::::::::::::: Gunparade Metal
,' / / .| __ i ', ,､:::::::::::::::::|ヽ ヽ', __.＼
i ト､ ハ { i ／{ } /:::ﾍ みんな纏めてﾋｰﾛｰになるようです
.| j--＼}-v┬===ﾁ} ∨--' : ll:::|＼:::::::l ⌒ー'-- Y |｀´^
| ／ | ,〃 i:::::|::::::ll:::|. .＼:l
} ' ',／ l:::::|::::::ll::i 丶
全裸待機！
一体連休に>1さんの身に何が……（落涙はらはら）
, ──- ､
ゝ／＿＿＿＿＿_＼
/ | / , − ､ − ､ｌ
l | / l ｌ はじめは2025年3月23日（日）を予告していましたが、
l |─| ＾|＾ | 10年以上も納期を短縮できた事を誇りに思います！
Y⌒ ` ─ ﾍー ヽ
ヽ_ |`───┘ﾉ
∩ ヽ､_ヽ＿＿／／ ∩
┘`ー┬─´＼／＼/ー┬─´ └-､
＿ _＿|＿ ノ |＿|＿＿＿三
| |
｀ヽ ＿
／!／{ ／ ヾ--ｒ
＿ / ￣ ＜＿
＿＞｀´ ＿＿＿ ＜_
＞ ｒ‐'"￣￣ ノ￣￣｀ヽ、―ニ 二
／ , | ｀ヽ／ ´｀ヽ _ 三,:三ー二
￣/ | ノヽ--/￣ , ｀￣￣￣
/ /⌒ヽ,| ﾐ } ...| /!
レ l ｄ _}｀ー‐し'ゝL _
| ヽ、_, _,:ﾍｒ--‐‐'´} ;ー------
|/| ＼ ノ｀ヾ:::-‐'ーｒ‐'"＝＝-
ヽ/l／|｀ ー------r‐'" ￣￣
|└-- 、＿＿/｀＼-:、
__,ゝ,,＿＿＿__/ ＼_」 ＼
例えるならば、延期というものは終わらないワルツのようなものです。
告知、待機、生存報告の３拍子がいつまでも続く。
俺はあと何日待てばいい･･･
22日に投下だからあと二日じゃね？（マジレス
期待してないって言いながら多分明日のこの時間にスレタブをダブルクリックしてそうな気もするけどｗ
やるプロ二年目再開して欲しい
そんなに早いペースで投下していただけるので！？
皇国はリニューアル版の小説が今でてる+追加話を各巻に描き下ろしているから10巻でるかもしれん
いや、なんだかんだで数ヶ月に１回投下してくれてますよ。
………。
あ、365日毎日？（納得）
何か文字に違和感があると思ったら……！
それ以上に先に見抜いてしまうスレ民の訓練されっぷりがすげぇw
・・・とか書いてますが、数ヶ月前から全裸です。
26時位からになりそうなので、いつも通りリアルタイム非推奨。
26時過ぎちゃったら申し訳ないですが明日に回します。
了解しました
ほら、深夜アニメの時間帯も26：00とか表示出すから・・・ｗ
更新してくれるなら明日でもいいよ
エタるのより遥かにマシ
お前は何様だよｗｗｗ
練度高いなｗ
5レスだけ書き直して投下するつもりが、5レス→42レスに。
どうしてこうなったｗ
おやすみなさいまし
あと投下前に次スレ建てた方がいいかもねー
待ってますとも！
「しまったなあ。まあ、いっか。投下されてない可能性もあるし。」
とか思ってたらホントに投下されてなかったよ。
今日は大丈夫かな？
でいいんじゃね？
スケ的に明日も無理で、投下は金曜か日曜になります申し訳ない。
>>1のお蔭で明日わくわくできるんだ
体調崩さないようにに気をつけてくださいね。
金曜日のことだからねっ
『今週の』という文字が無いことに>>1の用心深さが伺える
そうか、このまま本編を投下しなければ毎週ワクワクしてくれるのかぁ……
って結論を導き出しかねんぞ。
新しいホラーみたい。
気長に準備できるように構えとかないと
, ─── ､
ゝ／ ＿＿＿_＿_＿_＼
/ | / ─ ､ ─ ､ｌ
/ | / ｌ l
| |─| （・|＜ | (⌒ヽ （5日しか遅れてない。
Y⌒｀ ヽ＿ ノっ＿ ﾉ 三 ） なんだ、僕もやればできるじゃないか！）
ヽ_ ､＿＿＿＿つ ｌ (､_ ノ
＼ ＼−､-､_／ノ _ _
/｀ ー | ｌ |‐ ´ ｌ ｌ／／)､
/´ ＼／ `ー´ ＼ ｌ ) ヽ´ﾉ
| ヽ |／＼／ __ ／
├─┤ | ､
｀ヽ ＿
／!／{ ／ ヾ--ｒ
＿ / ￣ ＜＿
＿＞｀´ ＿＿＿ ＜_
＞ ｒ‐'"￣￣ ノ￣￣｀ヽ、―ニ 二
／ , | ｀ヽ／ ´｀ヽ _ 三,:三ー二
￣/ | ノヽ--/￣ , ｀￣￣￣
/ /⌒ヽ,| ﾐ } ...| /! >>533
レ l ｄ _}｀ー‐し'ゝL _
| ヽ、_, _,:ﾍｒ--‐‐'´} ;ー------
|/| ＼ ノ｀ヾ:::-‐'ーｒ‐'"＝＝-
ヽ/l／|｀ ー------r‐'" ￣￣
|└-- 、＿＿/｀＼-:、
__,ゝ,,＿＿＿__/ ＼_」 ＼
俺が殴るからお前サンドバッグな
前回の投下から一週間も経ってないじゃないか
俺たちはあと、何土曜日殺せばいい
投下は全てエレガントに運べ
な…何を言っているのかわからねーと思うが（以下略）
まだ慌てるような時間じゃない。
楽しみに待ってるぜ！
>>990からはコッチでやります。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1406477052/
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i ヽ
l ヽ
! ヽ , =- "（薔） /ｌ
! ヽ ／/ _,､_,､_,､ヽ/ /
メl ヽ-´_,ｒ=っ" ●ヽ.:.:.} /
/ ヽ_ il|＞ ~´='~ ヽ <.:.:.:.:〉
,! ||l ｀ー--=´ Gunparade Metal
/ ,川 , .ﾉ i
/ / ／ ／/ / ｌ | みんな纏めてヒーローになるようです
{ / ／ .／:::/ .∧ / / i
_＿....,,j / ／ > > ./ ハ / / ９．５話 「やる夫・新たなる挑戦！（後編-1）」
ヾ､ ﾊ i / /／ .:人 ﾊ
∠＿＿ゝl/. ′ .::／ ＼ ﾊ
｀ 、_ ／ ＼ｌ
｀ ー ､７／ ´
ヾ M-9
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│閲覧に関してご注意 .├──────────────────────────────────────────
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ﾄ､ ,ｨ
,.イ |Ｈﾄ.
/ミ､: L/ ヽ
i {: : : }i i´: :i __ rｫ __人__
ｲ :､_／: ＼: |. r:〈::r炎i{ ｀Y´
ヾ ｰ へ_ Ⅵ V:::ゞイ! この番組は、ご覧のスポンサーでお送り致します
＿＿ ,,ノ三}-- 个- / {:::{//,!
／ ＿＿/: : : : :| |: :｀:'':＜ ﾚ'´: : :∨
/ ／／/{ {: : : : :.:.! |: : : : : :} }`:.＜: :／ヽ! やる夫板２
乂／///| |_:_:_ :／| !ー--: | ﾄ: : : }////V
//////{ {: : : : : :| |: : : : : | | ＼: !}////ﾊ RPG系AA物語まとめるお
//////,∧ '; : :.:／ |: : : : : | |: : ::ﾊ !////,'i
_ノ//////i/.ﾊー彡: :i | : : : :.:| |＼://|/////,| やる模
／//////／i!/,∧ヽ: : :_ﾘ:_:_:_:_:.| ! : /､ﾑ/////ﾉ
／//////.／ }////／ ｰ=ｧイ::::ヽ{_://i ＼//／ やる夫AA録２
／//////,／ /i ￣ / ／:::,:::::::::::::}＝=-ｫ
／//////,／ / {二{ {{ r':::／::／::／i} |ニ}
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／＼ ／ ⌒
／（○） （○.） ＼
｢いきなり何やらせるんだ馬鹿野郎っ！ ／ （__人__） ＼
お前こんな大事な時にふざけてんのかお！｣ .| |::::::| |
! |!l＼ l;;;;;;l ,／
i| ／ ｰ´ ＼
i／ l! ＼
そ|彡∪ , --、 ）
\xAD\xF4 !彡,l < ( ＿／
ﾚY^Ｖ^ヽｌ. ￣
／￣￣＼
／ ノ . ＼
| ｡ﾟ（（●）（●））ﾟ｡
. | _ﾉ ､_! ヽ ｢やる方も悪いだろあんなのはっ！
| ﾄｪｪｪｲ} 俺だけに責任なすんじゃねぇよ馬鹿野郎｣
. | ヽニｿ}
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼
／（ ●） （●）＼
｜:::::⌒（__人__）⌒::|
| ｢匸匸匚| '"|ィ' ｢っていうか乗った癖に
, ヘｰ‐- ､ l ｜ /＾''⌒| | 吹くんじゃねーよやる夫さんよぅ。
-‐ノ .ヘー‐-ｨ ヽ !‐}_＿,..ﾉ ｜|
''"/／ヽｰ､ ﾉヽ∧ `ｰ一'´ ／ | 実は結構楽しかったんだろ？
/／＾＼ ヾ-､ :| ﾊ ￣ ／ ﾉ |￣ 念願のﾀﾞﾃﾞｨｰﾔさんの必殺技」
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)ﾉ:l 'ｰｰ＜. / |.
/ <＾_,.ｲ `r‐'ﾞ :::ヽ ＼ ｀丶､ |
＼＿＿_,／| ! ::::::l、 ＼ ＼|
／￣￣￣＼
／ ＿, 、＿ ＼
／ （ー） （ー） .＼
｢……｣ | （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ー‐ ＼
＿＿＿
／ノ ヽ､_ ＼
／（●） （●.） ＼
／// （__人＿,）/// ＼
｢…………ちょっとな｣ | ｌ^l^lｎ ⌒ ´ |
＼ヽ L ,／
ゝ ﾉ
／ /
＼＼＿ ＿//
＼／ヽヽ ／￣￣＼ // ＼／
／＼ .／ _ノ ヽ､_ ＼ ／＼
| （(●）（●)） |
|::⌒（__人__）⌒│ 「今日一番ふざけてるのはお前だよ！
| |r┬-| |
| .| . l . | | 天地神明と天地真理と、
ヽ. `ー'´ / .グラビアアイドルに誓ってやる！」
ヽ /
> <
| |
| |
今度は何ライダーやる気だ
＿＿＿
／）／ノ ' ヽ､＼
／ .ｲ '（●） .（●）＼
「いや、今の言葉でハッキリした。 ./,'才.ﾐ). （__人__） ＼
一番ふざけているのはお前だお」 | ≧ｼ' ´ ⌒｀ |
. ＼ ヽ ／
＿＿__
／ノ ヽ､_＼
「神に誓ってって言う奴に、 （●） （● ） ＼
まともな奴が居るわけないお。 ／⌒（__人__）⌒::::::::＼
| |r┬-| |
ふざけてるか爆弾抱えてくるかの ＼ `ー'´ ／
どっちかってもんだろう」 .⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ ヽ /
＼_,,ノ| ､＿ノ
／￣￣＼
／ _ノ ｀ヽ
. ｜ （ ●）（●） 「ワーオ！イッツジャパニーズジョーク！」
｜ ｒ‐､ （__人__）
. | | ||| |r┬|ﾉ
. |ゝ `っ `ー'.}_＿_
. / /´ ミ ／ ＼
. ヽ ヽ ミ ／ ー ‐＼
| （ ⌒） （ ⌒） 「日本でしか言えない冗談だねぇ。
ηノﾉ （__人__） ηノﾉ 信仰心の欠片もありゃしねえ」
ミ ﾉ, ∃ `⌒´ﾉ ﾉ, ∃
. ミ／ /i } .／ /´
ミ （ 〈 | }／ ／
. ヽ ヽ,_ ノ ／
＼ ／
ヽ ｜
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : ｜｜: : : :||: : : :└┤ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : :|｣:.:.:.| ||
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : └┘: : : :||: : : :└┘ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ||
|| ＿＿＿|: : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ‐r― ―‐||――
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￣ 冖¬==―-- ＿_...................................
￣￣￣¨¨¨““““
＿＿＿_
／ ＼
／ ⌒ ⌒ ＼
「信仰心ならあるさ。 ／ （●） （●） ＼
神みたいに、抽象的なものは拝まないが」 .| （__人__） .|
＼ ｀⌒´ ,／
/ ヘ
＼＿＿＿（__） .ヽ
| . | |
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､.＼
| （●）（●） .|
! （__人__） | （……洗濯機かな？）
, っ ｀⌒´ |
/ ミ） /
./ ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
気を失っているカレンが身動ぎを繰り返し、無言の抗議を行うが、
喧しい男達は気づきもせずに、いつもの調子で喋り散らし――
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
-‐‐-
／:／.:::::::::::::｀ヽ
ﾝ-…… .＿ -‐ ｧ=‐- . _ /::::/.:::::::::::::::::::‐-ﾐ ｒ‐‐‐‐ｖ-‐‐
.厂´ .ミ |i }ヽ {:::/:::::::::::／:::::::::::::::i≧=‐ｒ‐ｖｆ:二ニ=＝-‐=|＿ﾟ＿|: : : :
| ｀ヽ‐-ミヽ｀ヽ.｣Lﾉ::::Ｌ. _ 人{::::::::::/:::::::::::::::::ノ＼: : :{ {´ _， {匸{匸}} : : :
| )::::::::::::::::_::::::_;二::_::::::ミ::...、/:::::::::::::::::::::::::￣｀`ヽ { 。 } : : :
| く:::斗:::７/ ﾌﾘ ｀ ` ミ::_::.＼爪/:::::::::::::::::::::::::／':. | 。 | : : :
.| {:≫Ｉ::::{ ,. `’ |｀ヽﾊ{{i::::::::::::::::::::::／::::::::| | 。 | : : :
.| {:::Ⅵ::::{ { {{ ﾙ: : : :.;|::::::::::::::::／::::::::::/}} ...-‐=＝弌 .|: :／
＿__,人 ヽ:::`::弌ヽ八 _. -‐彡《ﾉ:／八::::-‐''"::::::::::／:厶: : : : : : : : : : : '. ∨: : : :
＞{{ {:＼:::::::::::::￣::::::::::::::::::::_彡く: /; :介:; :::::-‐:::::::＜_ブ : : : : .ヘ、.: : : ヽ Ｖ´: : : :
ｰ- ＼ 八:::::｀:::ー--‐ｒ ¬''ア´:::::::::::ヽ.／＼〃 ￣ ｀¨¨/::/⌒ ‐-＜_＼＿ヽ＿＿
と二. _≫====ヘ:::::::::::::::::::::ー=彡:::::::::::::::::::.＼ {{ {:::{
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ヽ⌒ヽ 丶. _ ､::.、
ヽ:::::l＼::::::::Ｎ＼::::::ﾊ::) ￣￣￣￣￣＼＼ ＿＿＿＼ ヽ
)ノ . ＼::ｊ ヽ′ ｀
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
いつまでも続くお喋りにほとほと飽いたのか、子供が大きな欠伸をした。
＿＿＿_
＠ ／-‐ ‐-＼
／ ／ ＼ ＼ 〜
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
/⌒l ヽ._） ィ’ ＠
/ / ヽ
| l Y |
子供の欠伸を見たやらない夫が遅ればせながら気を持ち直し、
自分の頬をペシペシと叩くと、少し落ち着いた声色に変えてやる夫に問うた。
（⊃￣￣＼
（⊃ _ノ ＼
（⊃ （ ●）（●）. 「で、どうするよ？
| （__人__） 次はお前1人で行くか？俺もついてくか？
| .u ｀ ⌒´ﾉ
| } ＼ こんな変なシチュエーションは初めてだから、
／ヽ } ＼ どう動いていいか解らねえ。指示をくれ」
／ ヽ､＿＿__ノ ）
／ . | ＿／
| ／￣￣（＿)
＼ ＼ ／| ＪＪＪ （
＼ ／ ／⊂＿）
＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
／ ⊂二 > ））
/ ⊂ ｿ |
l | /
｢待て待て、ちょっと一服させてくれ｣ （ Ｕ |
＼ 〃_／
>'⌒￣￣､,＼
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） ｢……さんざんグダグダしておいてなんだが、
. | u. （__人__） 逃げられちまうんじゃねーのか？
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } んなゆっくりしてたらよう｣
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
｢それは無いお。 ' （●） ＼
レーダーで居場所を掴んでる。 （ｌ､__） |
⌒´ ／
まだアイツは、工場の中だ｣ ｀ｌ ＼
ｌ ＼
やらない夫が顎に手を当てながら、俯いた。
,, -─- ､._
／ ヽ
| | ｢……どういう事だ？
.| ノ ヽ､ .|
| （●）（●） | お仲間やられたのに
| （__人__） | 気づいてないって訳ねーよな｣
ヽ ｀⌒´ ﾉ
/ ∩ノ ⊃ ヽ,
{ / ＿ノ }
| / / ｨ |
＿＿＿_
／ ＼
／ ＿ノ ヽ__＼
／ （─） （─ ＼
｢それを今から考える｣ | （__人__） │
/ ∩ ノ)━━／【】[] ｼｭﾎﾞｯ
( ＼ ／ ＿ノ´.| | □
.＼ " ／ | 二⌒)
＼ ／
独りごちるような声色に、雑に返事を返すと、
やる夫はポケットから煙草を出し、オイルライターから火を放つ。
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
｢その事だけじゃない。 ／ （●） （─ /;;／
今日のアイツは不可解だらけだ｣ | （__人__） l;;,
/ ∩ ノ)━・【】[]
( ＼ ／ ＿ノ´ □
.＼ " ／ (⌒)
／￣￣＼ ＼ ／
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） ｢俺やガキを狙わずに……
.| （__人__）＿ 決闘紛いの戦いにした事か？｣
| `⌒´.￣
.| ﾉ
ヽ .,ﾉ )／´二⊃
> /"／ '‐､ﾆ⊃ ｷﾝｯ
./⌒ヽ ｌ ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.＼ / / { ／
癖のあるオイルの匂いがじわりと広がると、
誘われるようにやらない夫もポケットを漁り、ライターと煙草を取り出した。
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （─） （─ /;;／
｢それもだな。数も合わない｣ | （__人__） l;;,´|
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿
／ ＼
／ ゝ_ ＼
（●）（●）U | ｢そういや俺が見た人数より1人多かったな。
（__人__） | 俺が見たのは大将いれて5人だった。
・━(＼_∩ |
ヾ(_ ＼ | .……予備戦力が居たのなら、
{ ＼ ＼ ＼ どうしてこれだけしか数がいない？｣
/ ＼_＼ ＼ / .)
| |＿__ ＼ “ /
＼＿＿＿ ＼／
..,;' ,;'
.;'ﾞ ,;
｢まあそこは…… ＿＿＿ ;'ﾞ ､ﾞ
／ ＼ ';, ､'ﾞ
フラッシュタイム無効化できる装置が ／ _ノ ─ ＼ '; :;. ,;'ﾞ
5つしか作れなかったとか、 ／ （●) （●) ＼ r､ ∩ ';ﾞ;...;'
| （__人__） | ﾞ'､'v'ﾆﾆッ~''''ﾞ
加速装置のスピードについてこられるのが ＼ ⌒ ／ rﾆ>ﾉ l |
あの5人だったとか、色々考えられるんだが｣ .／ ＼ r'r‐,⌒ﾞ/
ﾞY´ /
/ /
. ／￣￣￣＼
｢それより、ジョーカー…… .／ ＿, 、＿ ＼
黒がいないお。 ／ （─） （─） ＼
| （__人__） |
元々フラッシュタイムが効かない上に、 ＼ ｀ ⌒´ ,／
加速装置がついたんだ。 /⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
やる夫を倒すにゃ欠かせない戦力だろう｣ / ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
口先で、ジリジリと焼けていく煙草の先から、煙が絶えず立ち昇る。
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
｢何人か倒されたと言うのに、 . ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
アイツが出てこなかった事も気にかかる。 | ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
一体アイツは何を考えている？｣ . | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
／￣￣＼
／ _ノ ＼ （ ;;;;(
| （ ─）（─ ) ;;;;)
| （__人__） /;;／
. | ﾉ l;;,´ ｢…………｣
| ∩ ノ)━・'
／ ／ ＿ノ´
(. ＼ ／ .／ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
同じようにして、言葉は口からはみ出た瞬間に、疑問へと変わって立ち昇り、
煙草の匂いそのままに、髪に、衣服に纏わりつく。
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : ｜｜: : : :||: : : :└┤ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : :|｣:.:.:.| ||
|| |: : : : : : : : : : : |: : : : : └┘: : : :||: : : :└┘ : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ||
|| ＿＿＿|: : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | ‐r― ―‐||――
-‐.. ||-{三}三三|＿＿＿: : : : : |: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : :||: : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : | -|:.:.:.:.:.:.:. ||:.:_...-
¬冖 ￣ ￣￣￣¨¨¨¨¨¨¨ 冖冖冖¬¬¬======―――----ｚ＝‐- '''"´...┴.........''"´..........
_,,..．-‐...''"´.............................................................
￣ 冖¬==―-- ＿_...................................
￣￣￣¨¨¨““““
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （●） （● /;;／
| （__人__） l;;,´|
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ _ノ ＼ （ ;;;;(
| （ ●）（● ) ;;;;)
| （__人__） /;;／
. | ﾉ l;;,´ ｢…………｣
| ∩ ノ)━・'
／ ／ ＿ノ´
(. ＼ ／ .／ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
黙りこむやる夫の横顔を、やらない夫が眺めやる。
この逡巡は、らしくない。
／￣￣＼ （ ;;;;(
／ ._ノ ヽ､＼) ;;;;)
| （●）（●）/;;／ ｢……考える必要、あんのか？
| （__人__）l;;,´|
| ./´ニﾄ━・' .ｌ 兵隊は考えるな考え持つなって俺、
| .l _ニｿ } お前から散々聞かされたぞ？
/ヽ､_ノ /
__/ / ノ__ 有利に事が運んでるのは間違いないんだから、
/ / / ｀ヽ. サクっと倒しちまえばいいだけだろ｣
/´ ./ ,. ヽ.
ﾄ､＿,/. ｜､ ヽ
｜ ｜/ /
＿＿＿_
｢兵隊はそうだ。 ／⌒ ー､＼
けどヒーローは違うお？ ／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
相手の事も、思いやれなきゃ｣ .| |r┬-/ ' |
＼ `ー'´ ／
／￣￣＼
_ノ ヽ、 ＼ ｸｽｸｽ
（●）(（●）)ﾟo |
（__人__） |
／/'}n |
. ｲ / /./,n | ｢流石はヒーロー。仕事が多いｗ」
〈 . ' / '|// /
.ヽ ..ｲ /
＼ く/ ヽ
ヽ.ノ . |
| . |
やらない夫が煙草を咥えたまま唇を動かすと、やる夫はまるであの子のような事を言って笑い、
兵隊の理屈をすっかりどこかにやってしまった相棒を見て、やらない夫もまた笑う。
ただ、やる夫の笑みは、長くは続かなかった。
＿＿＿__ ,-=ﾍ ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
／ ⊂二 > ））
/ ⊂ ｿ |
l | /
｢……まあ｣ （ Ｕ |
＼ 〃_／
>'⌒￣￣､,＼
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
｢やられた方がやった方を ／ （─） （─ /;;／
思いやるってのは…… | （__人__） l;;,´|
./ ∩ ノ)━・'／
中々難しいものがあるんだけどな｣ .( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
やる夫は疲れたように溜息をつくと再び煙草に口をつけ、
趣味の合わない煙草を吸った時のように、顔に渋みを加えた。
銘柄を変えた訳では無いはずなのだが、タールが粘っこく、肺でもたれた。
.'
,
.'
＼
: : ＼ :.
＼:::. ＼ .'
:. ＼:::. ＼ ,
:.:. ＼,:'´＼ :
:.: ＼ ＼ ;’
:.: ＼ ＼ ':､
＼ ＼
＼ ＼ `:.
＼ ＼ _;:'
＼,:';`';、
`'､;';`:
`'’
: : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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.
カツカツと、古いコンクリートに足裏を打ちつけながら、廃工場の中を進む。
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ｌ<///////////ヽ､ ヽ ｀ヽ.:.:.:.ｌ 〈::::::::::::::::::::/
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V///////////////ヽ ＼ ｌ! | ',
. ＼///////////////＼ ヽ ｌ ｌ ヽ
｀ ＜//////////////>､ }! !｀ ー― 1
￣｀ ＜////////V ｀ ー― ´
ふてくされた中学生が校舎裏に向かうように、両手をポケットに突き刺して、だらだらと歩く。
作戦行動中とは思えぬ態度になってしまっている事に気づいていたが、改める気は起きない。
決着をつけると奴は言った。どうやら奴は、正面からの殴り合いをお望みらしい。
ならばこれは私闘であって、作戦行動なんていう大人が使う言葉とは、かけ離れたものなのであろう。
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／￣ヽ / / ∨ / / ∧
rｒ‐ ､__＿＿_!Ｌ. / / ∨/ / / ,∧
＼､ ｀￣￣ヽ＼ ` / / ゝ=- .／ /＼
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￣￣ ７ ＼_l!／ `７ﾆ= ￣ ／>
＼／ ∠￣ ` 〃｀'´
f二´＿＿,／´
その証拠をレーダーが知らせていた。
奴は遮蔽を取ることすらせず、堂々と――賢さをどこかにおいてきたように、自分を待ち構えているようだ。
――いや、自身を餌にした作戦でも立てているのだろうか？
と、ありえなくもない話が思いつき、少しだけ自分の態度を恥じた時、通路が終わる。
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やる夫は中を伺う事もせず、開きっぱなしの扉をくぐった。
そこは、倉庫として使用されていたフロアに見えた。
だだっぴろく、そこそこに障害物――遺棄されたコンテナが転がっていて、実におあつらえ向きなフロア。
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ﾆﾆﾆ/＞＜
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／ ＼
／ ＼
／ ＼
| |
＼ ,／
/⌒ ⌒ヽ
/ ヽ
/ ヽ
| |
そこに、奴は居た。
埃を被った階段に座り、もたれかかったコンクリートに背を付けたままのルルーシュは、
やる夫が現れた事を見て取ると、悪戯を仕掛けている時のように、邪な笑みを浮かべた。
/7 _＿＿＿__
//i| .::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/:::::|| ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ |ヽ
.|:::::::|| ノ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ }}:::.
.|:::::::||i.._＿ /{:.:.:.{:.:.:.:,イ:/:.:.:.,:ｲ:.:.|:.:.:}:.|i 〃:∧
{:::/::||:i:i:i:i:i:i:i:i::i{:Ⅵ:.:／/メ/.:／_/＿i.:./:.:ﾄ､_＿ } }/:::ﾊ
.∨::/{{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:iⅥ::{/¨´／ 込シ:.:.iノ/:i:i:i:i:i://::::::::}} ｢カレン達に勝ったか。
∨:::::',:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iⅥ､ _'＿ _／:.:／/:i:i:i:i:i:〃::::::::::}}
＼:::ヽ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ|＼_こ´ﾉ,ﾍ_＼_ :i:i:i:i:i:i//:::::::／ ……流石だな｣
＼l:i:i:i:i:i:i:i:i:__ノ｀ｰ…─ }´┌ - ｀¨¨ｰ:::〈
._ -≦:i:i:i:i:i:i/: i _У :/ ヽУ_, … _＿ ﾉ ト､
/::::::::::::::.i:i:i:i/: : ト/ / | |__｀ｰ´.: :/::::::::::∧ /: : }ヽ
/:::::::_:::::::::::.:i{: : : |y . | _／}: : :/:::::::::::/: :/: : i}´:ト､
」彡:´::::::::::::::::ヽ: : :/ i | | /: : /::::::::::::{:／: : :} } ﾉ∧}
__,ｘく:::::::::::::::::::::::::::::::::}}: :,′ / レ: : /:::::::::::::∧＼: : : :// : ヽ
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
' （●） ＼
（ｌ､__） U |
｢流石ってお前……｣ ⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
やる夫は楽しそうなルルーシュに歩み寄りながら、呆れを言葉で表そうとして、止める。
＿＿＿__ ,-=ﾍ
／ ⊂二 > ））
/ ⊂ ｿ | ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ
l | /
（ Ｕ |
「……まあ、いいか」 ＼ 〃_／
>'⌒￣￣､,＼
/ ＼
/ ｨ ,ﾉ'ヾ ヽ
呆れた視線を向けられるのは、最近自分の得意分野になりつつある。
自分がルルーシュに、とやかく言えたことではないからだ。
代わりにやる夫は、頭のなかでぐるぐると回っていた疑問に出口を与えた。
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
| ／ .ｲ '（ー） （ー） u|
｢……２ついいか｣. /,'才.ﾐ). （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
, ':.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.: /.:.:.:./:.:.:.|:.l .:.:.:.:.:.| .:.:.: .:.:.:.: .:.:.:,
}:.:.:. l.:.:|: :.:.:. :./.: .:./:.:.: .l|:.|:. :.:. :.:.:l :. |:.:.| .:.: .:. :.:|
|. i:. |:.:.l: :.:. :./. :./.:. ./ l:.l:.:. : .:. :| :.:l :.:l: .:. .:.ﾄ:.:l
l. |:. |:.:.|. .:./l :./ :/ / ',ヽ:.: .:. l :.,'.:.,':.:. :.:.l |:l
|. l: .l:.:.|:. :.,' .| :./ /:./ ヽヽ.:.:.,':.:/:./7､.:.:l:.| l:|
l.:.|:.:.|:.:.|:.:.ト､|:.,':././∠=-‐'弋´∨.:/:.,':./} }:.:|.| ヽ､ ｢いいだろう。
,:.:ﾄ.:.l.:.:.l:.:|㍉l:.:/:/〃彡z辷テﾐﾌ./:./:./）/.l:.|l|
/´|:l:.:|:.:.l:.:.,ゞ'}:/:ｲ ｀￣￣７/:/./_ノl:.:.l|:l お前には俺に質問をする権利があり、
',{ヽヽ:ヽ∧' / | ///:/ l:.:.l:|ｿ |i. 俺には答える義務がある｣
ヽ＼＼ヽﾘ＼ヽ､ _ /´/ r‐ﾌ)
ヾ __.＞-‐､ﾆ‐ ∠／／／{
／ ＜ヽ ＼イ-‐r／.／ ／ ヽ
/ ＼ ＼´／ﾌ ,'. ／ .／／／>､
/ ＼ ＼ﾉ- ' |彡／／／／: : ｀‐--- ､＿
, -‐ー: : :/ ＼ ヽﾉ彡 |／／／／: : : : : : : : : : : : : :￣
: : : : : : : / ＼ﾉ（:::） l| l／／／: : : : : : : : : : : : : : : : : :
するとあさっさりルルーシュは頷くのだが、
その仰々しい物言いに、やる夫の眉が瞳に近づく。
／￣￣￣＼
／ ＿, 、＿ ＼
／ （●） （●） ＼
｢…………｣ | （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ー‐ ＼
ごそごそとポケットから煙草を取り出したやる夫は、緩慢な動作で煙草を抜き出し、口に咥え、火をつける。
| ヽ __ノ ヽ_ _ノ |
| （ i ） |
.､.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ＾ ‐ー ／
ﾁｬｯ ノi ' ＼ 一ｰ ／
（ .::ｉ ／ ＼
) .:::::. ／ ＼
（ .:.::ｊ(O)
＼∠二二{
/| ｜
￣￣｀ヽ |
.￣｀ヽ { ├-
￣｀ヽ. }'― ' /
やる夫を真正面に捉えたままルルーシュは指を組み、じっとやる夫の言葉を待った。
／; ; ; ; / /:.:.:./:.::.:./:.:.:.:..:.:.／::..:.／:.:／:./:.:./:/|:.|:.: :.:.|::.|:.:.:.:.:..:.:.:/ ＼ | |:
; ; ; ; ; / /:/:.:.|:.:.:./:.:.:.:.:.／:.:.:.／:.:.:.:/:.:.:/:.:./:/ l:;:l:.:.:..:.|:..|:.:.:./´｀:l . i | |:
＿＿/ /:/i:.:.:.:|:.::.|:.:..:.:/:.:.:.／:.:.:/:./:.:.:/:.:/:./ |:| |:.:.:.:.|:.:|:.:.:| //l | //: :
: : : / // |:|:.:.:|:.:.:|:.:.:/:.:.:.:/:/ /:.:.／/:.:/／ '!:l斗:.:.:|:.:}:.:.:l,//|:! | .//: : :
: : / // |:|:.:..|:.:.:|:./:.:.::./:'ﾆＬ/:/ /:./ _ -‐弋 ' 入:.|:.:.:.:::/ ,i | / /: : :
: : | / ,|:|.:.:.|:.::.|:.:.:.:.:/f爻ｔ,孑､ /:/ -‐´__.t:イﾉ:.）/:./:.:.:.:/ / / / /: : :
: : | |:|:;l:.|::.::|.:.:.// ￣ i:| / ''￣￣￣'/:./:.:.:.:/| / / ／ /: : : :
: : | |:|:;|:||:.:.l:.: l丶 '! { /::/:.:.:./ / __/,.／ ／: : : : :
: : | !' 'l;l;＼|::.| ヽ | /;/＼￣￣￣￣ ／: : : : : : ／
: : ＼ ヽ |:/ ヽ _ ＿ _ ／／ヽ i-‐': : : : : : : ／.
: : : : ＼ ヽ ＼ ＼ ￣ ‐, ／／ ヽ |: : : : : : : ／. . .
: : : : : : ＼ ヽ ＼ ／￣＼ _-‐ ／ '| i |: : : : : ／. . . . .
: : : : : : : : ＼ ＿＿／＿_ へ ＼￣/ ,i ／ | |: : : ／. . . . . . .
: : : : : : : : : : ＼ ／ ＿＿ ＼:ヽ ＼ |／ |, |: ／. . . . . . . . .
: : : : : : : : : : : : ＼＿＿＿ (__／ :;:;:／￣￣＼＼ヽ＿）‐- ,!＿_ ／, -‐ '. . . . . . . . . . .
: : : : : : : : : : : : : : : :_ -‐' ￣' ／ ／＼ ＼ ｀ ￣＼. . . . . . . . . . . . .
: : : : : : : :_ __.. --‐' ヽ ／ ＿＼ ＼ ＼‐-、. . . . . . .
: : : :／|￣/ -‐ ' ￣ ＼＿） '＼入. . . . . .
: :／| .| / l＼ （ __.. --‐'￣￣ヽ // ＼. . .
煙を吹き出すついでのようにして、やる夫の口が小さく動く。
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （─） （─ /;;／
｢1つ目。黒は何処だ｣ | （__人__） l;;,´|
./ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
, ':.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.: /.:.:.:./:.:.:.|:.l .:.:.:.:.:.| .:.:.: .:.:.:.: .:.:.:,
}:.:.:. l.:.:|: :.:.:. :./.: .:./:.:.: .l|:.|:. :.:. :.:.:l :. |:.:.| .:.: .:. :.:|
|. i:. |:.:.l: :.:. :./. :./.:. ./ l:.l:.:. : .:. :| :.:l :.:l: .:. .:.ﾄ:.:l
l. |:. |:.:.|. .:./l :./ :/ / ',ヽ:.: .:. l :.,'.:.,':.:. :.:.l |:l
|. l: .l:.:.|:. :.,' .| :./ /:./ ヽヽ.:.:.,':.:/:./7､.:.:l:.| l:|
l.:.|:.:.|:.:.|:.:.ト､|:.,':././∠=-‐'弋´∨.:/:.,':./} }:.:|.| ヽ､ ｢知らん。
,:.:ﾄ.:.l.:.:.l:.:|㍉l:.:/:/〃彡z辷テﾐﾌ./:./:./）/.l:.|l|
/´|:l:.:|:.:.l:.:.,ゞ'}:/:ｲ ｀￣￣７/:/./_ノl:.:.l|:l お前が倒したのではないのなら、
',{ヽヽ:ヽ∧' / | ///:/ l:.:.l:|ｿ |i ここに戻ってくるはずなのだが」
ヽ＼＼ヽﾘ＼ヽ､ _ /´/ r‐ﾌ)
ヾ __.＞-‐､ﾆ‐ ∠／／／{
／ ＜ヽ ＼イ-‐r／.／ ／ ヽ
/ ＼ ＼´／ﾌ ,'. ／ .／／／>､
/ ＼ ＼ﾉ- ' |彡／／／／: : ｀‐--- ､＿
, -‐ー: : :/ ＼ ヽﾉ彡 |／／／／: : : : : : : : : : : : : :￣
: : : : : : : / ＼ﾉ（:::） l| l／／／: : : : : : : : : : : : : : : : : :
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （●） （─ /;;／
｢…………｣ | （__人__） l;;,
/ ∩ ノ)━・【】[]
( ＼ ／ ＿ノ´ □
.＼ " ／ (⌒)
＼ ／
ルルーシュの返事は短かったが、やる夫を納得させるものだった。
しかし、新しい疑問を産む返事でもあった。
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ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/￣￣|￣￣￣￣￣￣￣|＼======|＼======|＼======|＼======|＼======|＼======|＼======|＼======|
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ ...│ .; .|==＼====|==＼====|==＼====|==＼====|==＼====|==＼====|==＼====|==＼====|
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ ...|;:. .; |====＼==|====＼==|====＼==|====＼==|====＼==|====＼==|====＼==|====＼==|
ﾆﾆﾆﾆﾆ/ ...|:;:;. . ; |======＼|======＼|======＼|======＼|======＼|======＼|======＼|======＼|
ﾆﾆﾆﾆ/ ＞＜ .￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ﾆﾆﾆ/＞＜
／￣￣￣＼
／ ＿, 、＿ ＼
／ （●） （●） ＼
（黒は、何処に……？） | （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ー‐ ＼
思考が別の場所に持っていかれ、やる夫から、言葉が消える。
|::l..:::::.:.:.:|:.:/..:::.:::/..::.:/.:::::/.: :::::::::::::小:::::::|:::|:::::::::::::|
.∧|.:|::::.:: :!/:..::::.:/:.:.::/::::::/::.. ::::::::::/:ﾉ::::. ::.|:::|:::::::::::::|
./ f:{ .|.::.:i:. !:/:::〃::／{::::../::.:.: :..::: /:∧:::::::::.∨:::::::::::::ﾄ､
/ /1:l:.|:.:::|:::|{::./{／ /:.:/:::::::::::::::/::/:: '.:.:::::::::|:::::::::::::::! ＼
.／ / l::l.:|:.:.:∨ !､/_ 7:.:/::::::::::::: /::/::.::::.ト､::::/:::::::::::::::|
.´ l::l::|:.:.:. Ⅵr ﾃ≧x{N1::.:.::/´/〃_::x≦ﾐr ｧ}::: :::::::: ∧
|:.} !::.:.::::ﾍ ,弋z少ﾄ､l::..:/／ :.´ィ戈V'ﾉｿ/:::::::::::::/ ′
Ⅵﾄ､::. :.:::ﾍ￣￣ l |::/ １ .: :: :: :￣￣:/::::::::::::7
| ∨:::.:.:ﾄ､ | . :: ::: ::::::::ィ:::::::::／{'(
.∨:Y、 {!...: :::::::: ::.:ノ７ ´7 ノ ｢……黒について、
.|::..|} 丶、 , -｀- ､: ::. ::／::.::./ 他にも聞きたい事があるのではないか？｣
}:::l::／|::＼ ｀ー ‐ '´:.:／ド､:.:::|
|:ﾉ∧ ｀丶_＼ ´::.:::／_／ ｲ.:ﾊ!
/ ﾘ__} 、 / ￣´⌒ :: ﾍ::. {_|
/イ { | i :. /::.:::..::: Y ﾍ:＼
.／ ｜ / ! :: l:: ..:: ::: l:|::.ｲ}:: .丶__
その沈黙をどう受け止めたか。ルルーシュが自ずから質問を継ぎ足すと、
やる夫は憎しみが宿る、ギラギラとした目つきをルルーシュに向けた。
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
三（●） ＼
｢聞きたくない事なら山とある。 （ｌ､__） |
喋るなよ、ルルーシュ｣. ⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
＿＿＿_
｢お前が黒の墓を掘り起こした後、 ／ ＼
黒の死体をどういう目に合わせたのか―― ／ ＼ ／ ＼
／ （ー）三（ー） ＼
なんて聞いちまったら、2つ目の質問する前に、 | （__人__） |
お前に飛びかかっちまいそうだから｣ ＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
/:.:.:.:.:.: :.:. :.:.:./: .:. :.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.:.:..',
/:.:.:.|:.:. .: .:.:.:./ :.:. :.:.:／ .:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:../ .:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:|
/:/.:.:.|:.:. :.:.:.:.:/. .:.:.:.／: :.:.:.:.:./:.:.:. .:.:.: ::.:.:.:./ :./:.: .|:.: .:.:.|:.:.|
ﾉ/l.:.:.:.|:.: :.:.:.:/:. :.:.:／/: :.:.:.:.:./:.:.:. .:.:. .: ..:.:.:/ :/: |.: .|:.: .:.:.:.|:.:.|
／´ |.:.:.:.|:.: .:./: :.:／／:.:／:.／/:.:.:. : : .:.:./ :./|:. |:.: |.: .:.:.:..|:.:.|
|:.:.:r|.: .:.l／／:.:.／:／/:./:.:.:.::. .:.: .:／ :./:.:.|:. |:. |:. :.:.:.:.|:.:.|
l:.:.:{ |:.:.:.|／:.:／‐ ´ /:./:.:.:.:.: .:.:.イ: .:./:.／|:. |:. |: .:.:..|:.|:.:{
}:.:.:| |:.:.:.|:／ム＼＼/:./:.:.:.: .:.／,/ :./イ彡|:./ ./:.:.|:.:.|ﾘ`‐｀-
/:.:/ヽ|:.:.:|＼ゝz.イヽ,'､/:.:.:.:.／彡/∠イ孑ﾌ/:.:/:.:./:.:/|
/:.,イ:.:.,:|ヽ:.ヽ ｀￣´///:.:.／（＼/ゝ匕ンイ:.::./:／ﾍ./|:l 「…………」
/´/:.／ }:.:.lヽ､＼.u /' /／ { ｀./＼ ￣／-/＾i:/_〉 〉_|l
/´ /／|/＼｀丶／ ! ＼ ＼ ／:{ |: / /｀ :l￣￣/ ヽ
／／{ ｀: { {＼ __ 冫 ｀ヽ ヽ : l / /: : : : : : :/: : : : ＼
. ／: : : | : : ヽヽ ＼ ´¨ _￣｀ ∠: ヽ ｀∨ { : : : : : :/: : : : : : : l
／: : : : : :,-､ヶ :＼rヽ｀r‐ｰ─‐＜´-----ﾔ 〉 : : : : ,' : : : : : : ∨
／ : : : : : : : :r‐､）,-､ | |: :r｀──-── ､__ 〉 / : : : : : |: : : : : : ∨
／ : : : : : : : : : く卅>⌒: | |: : ｀＞─┬ 、 / / : : : : : : |: : : : : ∨
険しい表情を恥じたようにルルーシュから顔を背けたやる夫は、2本目の煙草に火をつける。
| ヽ __ノ ヽ_ _ノ |
| （ i ） |
.､.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ＾ ‐ー ／
ﾁｬｯ ノi ' ＼ 一ｰ ／
（ .::ｉ ／ ＼
) .:::::. ／ ＼
（ .:.::ｊ(O)
＼∠二二{
/| ｜
￣￣｀ヽ |
.￣｀ヽ { ├-
￣｀ヽ. }'― ' /
心地よい煙に撫でられる感覚を、煙草の長さが半分になる程度の時間味わってから。
自分の顔つきが、いつもの無表情に戻った事を確信してから。やる夫は、もう一度ルルーシュに向き直る。
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （●） （─ /;;／ .
｢２つ目。お前も…………｣ | （__人__） l;;,
/ ∩ ノ)━・【】[]
( ＼ ／ ＿ノ´ □
.＼ " ／ (⌒)
＼ ／
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
｢お前も、 ／ （─） （─ /;;／
失敗したと思っているのか？ .| （__人__） l;;,´|
./ ∩ ノ)━・'／
……あの日の事を｣ ( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
ボソリと。ひとりごとのように呟かれた言葉が耳に入ると、
ルルーシュは、すぐさま首を横に振る。
//V:ｌＷ V::.:.:.l::::::.:.:.､:.:./:::::::::.:/:::.:.／:.:.:.:.:.:｀ヽ､
/::lﾍl:.ｊⅣ/ﾚ:.:l/|:::::.:.:.:|Ⅵ∨:::.: /:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〉
／'/i::::::::::ｊ/::::::.:.:.:.!:::::::::::!/:l/::::. /／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
〃|::::.:::::::::::::.:.:.ｒ'{::.::.:.::.ｊ':.:l:.:::〃:.:.:/:.:;.-‐ /:.:.:.:.:.:.:.!
/ ｊｲ::.::::::.::::::.:.:.! ｌ:.:.::.:.:.:.:.:.::;ｨ:.:__:ｨ/X_／／:.:.:.:.:.,ｊ
/ ｊ:.:.:.::::.:.:::.:.:.ﾑヽ:.:.:.:.:.:l:.|:.!|「 ｨ冬‐彡ﾝｨ:.:.:／〃
. |:.:.:.::.:.:.::.:.:.′｀ﾊ:.:.:|:.l:.|:.!ﾘ ﾍ礮ﾄ｀／:／:./
ｊ:.:.:.::.://:.:.l { ﾍ:.:|:.l､ﾄﾐ ｀ _彡:.ｧ:.:./
ｒｙ'/:.:.:.//:.:.:.l ､ヽゝ! ´￣ V:.:.:/ ｢失敗では無い。
_l'ｨ／:.:ﾙi:!､:l:| 丶 ＿_ 〉/ サイボーグの脅威を一掃する事は必要だった。
/ ´￣´/＾ﾞ{=ｷ!= ､ ヽ ￣､｀ｙ- ''´l/
. / l い‐- ､/ ＼ ／ Ｄｒワイリーの技術を手に入れた事は、
/ l l | 》､ 、´ 我々に莫大な利益をもたらした｣
_／ ＿ ｌ l | 〃 ＼＼
更にルルーシュは、強い口調で否定した。
だけどやる夫は、ルルーシュの瞳が細かく震えたのを見逃さなかった。
なればやる夫の憶測は、180度見当違いという訳でもなさそうで。
所々考えこみながらも、やる夫は、ぽつぽつ言葉を紡いでいく。
..,;' ,;'
.;'ﾞ ,;
＿＿＿ ;'ﾞ ､ﾞ
｢……だったら何故決着なんて事に拘った。 ／ ＼ ';, ､'ﾞ
／ _ノ ─ ＼ '; :;. ,;'ﾞ
サイボーグの脅威を排除したいなら、 ／ （ー) （ー) ＼ r､ ∩ ';ﾞ;...;'
もっと戦力集めるなり、人質とるなり…… | （__人__） | ﾞ'､'v'ﾆﾆッ~''''ﾞ
＼ ⌒ ／ rﾆ>ﾉ l |
全力でやる夫を仕留めにくればよかったはずだ｣ ／ ＼ r'r‐,⌒ﾞ/
ﾞY´ /
/ /
／:.:.:.／:.／／:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.＼
, '.:.:.:.／:.／／::..:.:.:.／/.:.l.:.ヽ:.:.ヽ
i:.:.i:.:/:.:.:///l:.:.:.:.:／:./|:.:.ﾊ:.:.:!.:.:.:.:.'.
l:.:.|.:.|:.:.// l l|:.:.://∠/:./__',:.:|:.|:.:l:.:.',
|:.:.l:.:l:./7/|!‐|:./// 〃/‐‐-ヽl:.!.:.|:.|:l
}:.:{:.:.|ｆ仆ｽ7ﾐ|{/ ｝ /´tｆ匁ﾇヾ〉!:./:.lﾘ
/:.:.',.:.',￣￣ ! i| . ￣￣ ,':./:.!:.|
./:.ﾊ:.:.ヽヽ ___ ﾉ:/､:.|',| ｢…………｣
／}/ '.{ヽ＼ 〃 ‐:. ヽ /://}|:.} ヽ
ﾉ ヽヽ＼ゝ ／ｲ´ﾉヽ
}l:.:.l:.:｀丶、 イ:.:.l:.:/
ﾘ',:.|:|:.:| ｀ - '´ |:.l:.|:.{
ﾘi:.|:r´- ､ ＿＿＿,lヽ:.{:|
／｀ー -r､,--､-､-┴ ､ヽ
すると、今度はルルーシュが押し黙り、やる夫は、困ったように、こめかみを人差し指に押し当てる。
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼
｢答えられないなら . ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
聞き方を変えようかルルーシュ。 | ／ .ｲ '=・= =・= u|
/,'才.ﾐ) （__人__） ／
……お前、後悔してるんだろう｣ | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
｢お前の事なんか思い出したくもなかったけどな、 . ' （ー） ＼
記憶を漁って、思い出したお。 （ｌ､__） |
⌒´ ／
お前が銀を殺して、やる夫も殺そうとした時に、 .｀ｌ ＼
なんて言ったのか｣ ｌ ＼
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
|:.:|l:.{ヽ:./ ´ //:.:.// l |:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.l|:.|.
ヾヽ／ //／ ｝ |:.:.:.l:.{:.:.:.:.:.:./:.:.|:.l|ｿ
＼ / |:.:.l|:.:|:.:.:.:./|:.||:.l:.l
|ヽrｰ-- _, |:.l| l|:.|:.:.:./ l:.| |:|i|.
|/|ﾉ r ／ }ﾉ__l|_|:.:./‐‐ﾘﾆｿ
l ' ﾍ < _-ニニ─‐|/￣￣: : { 「 」
｀´ ,∨ニ‐´: : : : : : :': : : : : : : :l
＿--‐-､＿ <∠: _: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/ ＿__､＿ ノ､ ∨((: : : : ／ : : : : : : : : : : : : : ＼
／ / ／））─ｰ' ∨乢-‐' : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
｛ ﾍ ／ /￣｀l _-ｰ一ニ￣￣: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
l l/ / ヽ |￣: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿
｢このまま、友人として別れようとしていた。 .／）／ノ ' ヽ､＼
３人が３人とも、嫌いではなかった。 ／ .ｲ '（ー）三.（ー）＼
. /,'才.ﾐ). （__人__） ＼
お前はそう言った｣ | ≧ｼ' ´ ⌒｀ |
. ＼ ヽ ／
. ／￣￣￣＼
「なあ。 .／ ＿, 、＿ ＼
／ （ー）三（ー） ＼
嫌いじゃない友達殺すのって、 .| （__人__） |
――……どんな気分だ？ ＼ ｀ ⌒´ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
重要な理由があったなら、 ./ ,⊆ニ_ヽ、 |
後悔しない、ものなのか？」 / ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
記憶を14年前から辿り寄せながら話すやる夫の額には、いつしか無数の皺が寄っていた。
ルルーシュも、同じように額に皺を寄せ、やる夫の言葉を無言で聞く。
／:.:.:.／:.／／:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.＼
, '.:.:.:.／:.／／::..:.:.:.／/.:.l.:.ヽ:.:.ヽ
i:.:.i:.:/:.:.:///l:.:.:.:.:／:./|:.:.ﾊ:.:.:!.:.:.:.:.'.
l:.:.|.:.|:.:.// l l|:.:.://∠/:./__',:.:|:.|:.:l:.:.',
|:.:.l:.:l:./7/|!‐|:./// 〃/‐‐-ヽl:.!.:.|:.|:l
}:.:{:.:.|ｆ仆ｽ7ﾐ|{/ ｝ /´tｆ匁ﾇヾ〉!:./:.lﾘ
/:.:.',.:.',￣￣ ! i| . ￣￣ ,':./:.!:.|
./:.ﾊ:.:.ヽヽ ___ ﾉ:/､:.|',| ｢…………｣
／}/ '.{ヽ＼ 〃 ‐:. ヽ /://}|:.} ヽ
ﾉ ヽヽ＼ゝ ／ｲ´ﾉヽ
}l:.:.l:.:｀丶、 イ:.:.l:.:/
ﾘ',:.|:|:.:| ｀ - '´ |:.l:.|:.{
ﾘi:.|:r´- ､ ＿＿＿,lヽ:.{:|
／｀ー -r､,--､-､-┴ ､ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （ー） （ー） ＼
「そしてさっきの言葉だお」 . | （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::l
//::/:l:::::::/::::::;/:::/::::;ﾍ::::::::|::::::::::::::::}
／/:::|:::l:::::;ﾍ/, '/:::/:::/ |::::::l:::::::::::::::;'
/|:::l:::l/:/≠､/／／ﾆ￣ﾘ:::/::::::::::::::l
{ |:ﾊ::|:::l ゞ‐'' ／ '"てﾉﾝ/:::::::/｀i;':|
l' |l::::! ! ﾞ"/;::::::; '_..'´ﾊ{ ｢……俺が何を言った？｣
|::ﾘヽ _ ／/:／/::l::/
l;' |:;ヽ ｀ _,. /'´ _/::::l:l
!' ｀ｰニ-‐_''"´/イ:l!'
_,|l￣|| _,=_: : :| `
,.. -‐'''''""´ !l: : |l "}{｀: : :＼
/:: : : : : : : : 〃: 〃: : : : : : : : :`- _
記憶を辿るが心当たりが思い浮かばず。
やる夫の質問から数拍おいて、ルルーシュが聞き返すと、煙を瞳で追いながら、やる夫が答える。
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
／ （●） （● /;;／
「“ナナリーも貴様と似たようなことを言っていた”」 | （__人__） l;;,´|
/ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿__
「人間との和解の道を探してたんだよな。 .／ ＼
. ／ ＼
……お前の妹さん、 . ／ ／） ノ ' ヽ､ ＼
結構おめでたい頭してたんじゃないかお？ | ／ .ｲ '（ー） （ー） u|
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／
現実見ずに理想に突っ走っちゃうような。 | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
そういう子だったんじゃないか？」 ／＼ ヽ ヽ
口から出た音は、やる夫にあの女を連想させて。
口元が、場もわきまえず勝手に緩む。
＿＿＿_
／⌒ ー､＼
「……やる夫みたいで。 ／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
やる夫好みな子だったんじゃないかお？」 | |r┬-/ ' |
＼ `ー'´ ／
一方で、肩に重石を乗せられたように、ルルーシュの視線は地に向かう。
//V:ｌＷ V::.:.:.l::::::.:.:.､:.:./:::::::::.:/:::.:.／:.:.:.:.:.:｀ヽ､
/::lﾍl:.ｊⅣ/ﾚ:.:l/|:::::.:.:.:|Ⅵ∨:::.: /:.:／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〉
／'/i::::::::::ｊ/::::::.:.:.:.!:::::::::::!/:l/::::. /／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
〃|::::.:::::::::::::.:.:.ｒ'{::.::.:.::.ｊ':.:l:.:::〃:.:.:/:.:;.-‐ /:.:.:.:.:.:.:.!
/ ｊｲ::.::::::.::::::.:.:.! ｌ:.:.::.:.:.:.:.:.::;ｨ:.:__:ｨ/X_／／:.:.:.:.:.,ｊ
/ ｊ:.:.:.::::.:.:::.:.:.ﾑヽ:.:.:.:.:.:l:.|:.!|「 ｨ冬‐彡ﾝｨ:.:.:／〃
. |:.:.:.::.:.:.::.:.:.′｀ﾊ:.:.:|:.l:.|:.!ﾘ ﾍ礮ﾄ｀／:／:./
ｊ:.:.:.::.://:.:.l { ﾍ:.:|:.l､ﾄﾐ ｀ _彡:.ｧ:.:./
ｒｙ'/:.:.:.//:.:.:.l ､ヽゝ! ´￣ V:.:.:/
_l'ｨ／:.:ﾙi:!､:l:| 丶 ＿_ 〉/ ｢…………」
/ ´￣´/＾ﾞ{=ｷ!= ､ ヽ ￣､｀ｙ- ''´l/
. / l い‐- ､/ ＼ ／
/ l l | 》､ 、´
_／ ＿ ｌ l | 〃 ＼＼
そんなルルーシュに気付かずに、煙草の煙だけを視界に収めて、やる夫の言葉は続いていく。
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;(
「現実見えてない奴の話ってのは、 ／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;)
……まあ、大抵失敗すんだろう。 .／ （◯）三（◯ /;;／
| （__人__） l;;,´|
お前の妹さんは失敗して、殺された」 / ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
. ／￣￣￣＼
.／ ＿, 、＿ ＼
「そしてお前は、 ／ （ー）三（ー） ＼
現実見えてない奴を捕まえて。 | （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／
銀と、クーガーを殺した」 /⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
再びやる夫の眉間に皺が寄った。嫌なのだ。ルルーシュの事を考えるのは。
どうしたって、昔の記憶を掘り起こされる。
けれどやる夫は、引き摺り出した古い記憶と、
ルルーシュの残した痕跡だけを見ながら、思いつくままに口を動かす。
__＿＿
／ ＼
「やられたからやり返した……と、 ／ ＼
言えるかもしれない。 ／ ー ー ＼
| （●）三（●） |
けれど、妹を殺した奴等と同じ事をしたとも、 ＼ （__人__） ／
言えるかもしれない」 .／ ｀⌒ ´ イ｀ヽ、
, ' ｀￣ ＼
それはやる夫にとって、未だ治りきらない傷跡から瘡蓋をめくる行為に等しくて。
／:.:.:.／:.／／:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.＼
, '.:.:.:.／:.／／::..:.:.:.／/.:.l.:.ヽ:.:.ヽ
i:.:.i:.:/:.:.:///l:.:.:.:.:／:./|:.:.ﾊ:.:.:!.:.:.:.:.'.
l:.:.|.:.|:.:.// l l|:.:.://∠/:./__',:.:|:.|:.:l:.:.',
|:.:.l:.:l:./7/|!‐|:./// 〃/‐‐-ヽl:.!.:.|:.|:l
}:.:{:.:.|ｆ仆ｽ7ﾐ|{/ ｝ /´tｆ匁ﾇヾ〉!:./:.lﾘ
/:.:.',.:.',￣￣ ! i| . ￣￣ ,':./:.!:.|
./:.ﾊ:.:.ヽヽ ___ ﾉ:/､:.|',| ｢…………｣
／}/ '.{ヽ＼ 〃 ‐:. ヽ /://}|:.} ヽ
ﾉ ヽヽ＼ゝ ／ｲ´ﾉヽ
}l:.:.l:.:｀丶、 イ:.:.l:.:/
ﾘ',:.|:|:.:| ｀ - '´ |:.l:.|:.{
ﾘi:.|:r´- ､ ＿＿＿,lヽ:.{:|
／｀ー -r､,--､-､-┴ ､ヽ
けれどやる夫は、記憶とルルーシュの照らし合わせを続けるために、まためくる。
めくる度に痛み、血が滲む。
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
｢憎んでも嫌いでも無い奴を殺した事を。 三（ー） ＼
生涯許せない奴等と同類になった事を。 （ｌ､__） |
⌒´ ／
お前は後悔したんじゃないか？｣ ｀ｌ ＼
ｌ ＼
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:. :. :.:.:＼:.`ニﾆ=ｰ
/.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.: .:.:.:.:ヽ:.:ヽ ヽ :.:.:.: ..:. :.:.＼:.`ｰ-､＿
/:.:.:./ .:..:.:. /:.:.:.:/:.:.:|､＼ :.:.:.:.ヽ :ヽ ヽ :.: .:.:. :.:.:.:.＼￣
/.:.:./ .:.:.: /:.:.:.:/ .:.:.:| ＼:.＼. :.:.l :.:| :.|: .:.:.:.:ヽ:.ヽヽ:.:＼
/:.:.:.|l .:.:.:. /:.:.:.:/ .:.:./| ＼:.＼:l :.:|: .|r ､:.:.:.:l|:.:|:.|｀ヽ､`ｰ､＿
ﾉ/|:.:.||: .:. /:.:.:.:/ :.:./|:.| ∠弌ヽl .:.|:.:| ﾉ.:l:.:.|:.:.|:.| ￣
／'´ |:.:.|l:. :.:.{:.:.:./ :.:./ .|:.|_／／_j },ﾉ|:.:.|:.:|/|:.:.|:.:.|:.:.|.i|
l:.:l ヽ:.:.|:.:./ :.:./､ |.l´彡＞＝´ |:.:l:./l }.:.|:.:.l:.:.l|ﾘ ｢…………｣
|:,' ヽ:|､{:.:.:.{,孑ゝヽ､ /イ/// ｲ/ヽヽ:.`ｰ-､_
{l ヽ{ヽ ヽ¨´| ´ ／/ / ヽヽ￣
ヽ、 ヽ.{:.:.|ヽヽi! ＿ ,＿_ ∠ ／／',
|{ヽ{ |:.｀＞ ､ ／＝＝＝Ｆイ´: : :ﾍ
｀ }ノ ｿ ﾝ ｀ ‐´Ⅵ: : : : : : :||: : _∧ : :ヽ
_ - ‐´──=＝￣冫||: : : : : : ||: （(升〉〉 :＼
/: : : : : : : : : : : : : : :托: ||: : : : : : ||: : 〈卅〉: : : :｀丶
めくりたいとも思わずに、伏せていた記憶の断片を、一枚一枚めくりながら。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿_.／＼
|'//／ Ａ - ＼
l'／ i⌒L. ＼
／ | _) ／‐┐
＼ ￣ .／ｒ） ｜
l,＼ -∀ ／!、.ｧ┘｜
|//,＼／//|._＿＿_|
￣￣￣￣
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
同じ数字が現れるまで。あたりのカードが現れるまで。
余りに痛いのでふと、なんで自分がこんな事を。という気持ちが浮かんでくる。
無責任にこんな事しようと思った奴を殴りつけたくなったのだが、それはどう考えても自分であった。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿＿_
｢兵隊はそうだ。 ／⌒ ー､＼
けどヒーローは違うお？ ／（ ●） （●）＼ ﾍﾗｯ
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
相手の事も、思いやれなきゃ｣ .| |r┬-/ ' |
＼ `ー'´ ／
／￣￣＼
_ノ ヽ、 ＼ ｸｽｸｽ
（●）(（●）)ﾟo |
（__人__） | ｢流石はヒーロー。仕事が多いｗ
／/'}n |
. ｲ / /./,n |
〈 . ' / '|// /
.ヽ ..ｲ /
＼ く/ ヽ
ヽ.ノ . |
| . |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ただ、敵だとしても、相手のことを思いやるというのは、ヒーローならばやると思うし、
18歳だった頃の自分がしたがりそうな事でもあるし、何より、あの女がしそうな事である。
あの女を思い出したやる夫の口元が、じんわりと緩み始めた。
苦しい記憶を掘りながらの笑みだ。その笑みは、どうしたって苦味を帯びたものになってはいるけれど。
＿＿__
｢だから人質も余人も交えない決着に拘った。 .／ノ ヽ､_＼
（●） （● ） ＼
やる夫を倒す事は同じだとしても、 ／⌒（__人__）⌒::::::::＼
今度は納得行く形でやりたかったんだ。 | |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
自分達の目的に必要な戦いを、 .⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
正々堂々行いたかったんじゃねーか？｣. . ＼ ヽ ヽ /
＼_,,ノ| ､＿ノ
＿＿＿
｢……自分が負ける事も想定していたかもしれないな。 .／_ノ '' 'ー＼
けれど納得を欲しがったお前は、それでもいいと思っている。 ／ （ ●） （ ●）＼
／ :::::⌒（__人__）⌒::::＼
だからこの場に及んで慌てもしないし、 | ｀'ーｎl^l^ｌ |
仲間がやられてるってのに飛び出しても来なかった｣ ＼ l っ/
( ゝ
ｉ ＼
重々しい雰囲気口調は消え、
やる夫は淡々としているような、飄々としているような態度を取り戻す。
＿＿＿_
／ ＼
/ ─ ＼
' （●） ＼
｢……てなところでどうだろう｣ （ｌ､__） |
⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
／:.:.:.／:.／／:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.＼
, '.:.:.:.／:.／／::..:.:.:.／/.:.l.:.ヽ:.:.ヽ
i:.:.i:.:/:.:.:///l:.:.:.:.:／:./|:.:.ﾊ:.:.:!.:.:.:.:.'.
l:.:.|.:.|:.:.// l l|:.:.://∠/:./__',:.:|:.|:.:l:.:.',
|:.:.l:.:l:./7/|!‐|:./// 〃/‐‐-ヽl:.!.:.|:.|:l
}:.:{:.:.|ｆ仆ｽ7ﾐ|{/ ｝ /´tｆ匁ﾇヾ〉!:./:.lﾘ
/:.:.',.:.',￣￣ ! i| . ￣￣ ,':./:.!:.|
./:.ﾊ:.:.ヽヽ ___ ﾉ:/､:.|',| ｢……なにがだ｣
／}/ '.{ヽ＼ 〃 ‐:. ヽ /://}|:.} ヽ
ﾉ ヽヽ＼ゝ ／ｲ´ﾉヽ
}l:.:.l:.:｀丶、 イ:.:.l:.:/
ﾘ',:.|:|:.:| ｀ - '´ |:.l:.|:.{
ﾘi:.|:r´- ､ ＿＿＿,lヽ:.{:|
／｀ー -r､,--､-､-┴ ､ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／＿､ ,,／" ＼
／ （●） ﾞ（●） U ＼
「お前の気持ち？」 | （__人__） |
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ )
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:. :. :.:.:＼:.`ニﾆ=ｰ
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そんなやる夫の、力の抜けた質問に、ルルーシュは思わず噴き出して。
抑えきれずに哄笑した。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1406477052/
死んだ女に恥じないようにと聞くと、どうしても瀬戸口の事を思い出すなあ。
いとかしこきメイデアの姫君、何も持たず、ただ弱者のため涙を流したる無力な女なり。
乙＆次ー！
ここまで読んで決着がどうなるかまるで予想がつかない！
楽しくて朝から幸せだｗ
めでたし、めでたし