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やる夫はデュエリストとしてプロの世界で生きています
「やる夫は愛を知るようです 遊戯王編」改め
「やる夫はデュエリストとしてプロの世界で生きています」
・遊戯王をモチーフに、プロの世界を描く作品です
・遊戯王やカードゲームがわからない方でも楽しめる、を心がけています
・アニメネタ等は取り扱っておりませんのでご了承ください
拙い作品ですが、何卒よろしくお願いします
・前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1387926676/263-1000
・前作 やる夫は愛を知るようです
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1387926676/1-262
盾乙です。
おっつ
>>2-3
ありがとうございます
まだ作成完了してないので、頑張って作ってきます
うっし完成
35分から投下します
時間になりましたので、投下開始します
タイトル変更した新スレ一発目がデュエル要素極薄の短編ってのもあれですが……
前回の短編がルーリングに寄り過ぎたので、とんとんかなと
そんな感じですが、どうぞよろしくお願いします
時間軸的には前回の短編のすぐ後くらいです
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三二 ニ − ‐ ‐
二 ニ − ‐ ‐
‐ ‐
, − -
/ (● ● シンクロ……
ゝ (__人) チューナーとかいう弱いモンスター必要なのかお
_( つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ / 帝デッキの方がつえーお
 ̄ ̄ ̄
_>.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
≧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'.
>.:.:.:.ハ厶斗拆八乂`ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,
才/ __ ∨{ハ从.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
从 __ ´ ̄` < }/ィ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.从
. i 才"_ ハ 才≠ー-ミ 彡.:>≠ミ:.:.: 乂
r:i f´ `V: ; } 才 .ィ .ハ:.{N さて、どうだろうか?
∧! i_ ゚_ノ } {_゚___ノ イ } リイ
' く イ 彡イ./ 帝デッキは手札に引かないと召喚できないが
ヾ二ニ' ゙-=<.:.ハ シンクロはチューナーさえ居れば召喚できる
'. ′ i.:.:.彳
∧ イ .乂.:.:/ しかも何が出てくるかは特殊召喚の時まで決まってない
. ∧ ー- ..__ ,,.. -‐' , 彡" つまり選択肢が増えるということだ
. \ / {' 沢山の選択肢を持つ【剣闘獣】は果たして弱いかな?
ヽ ______ .ィ /.`ヽ
/i ./. : :ハ
/: { /. : :/. : '.
/i: ∧ ./. : :/. : : : : :`ー-
- - 、
/ (● ●)ヽ
ゝ(_人_)ijノ 師匠のデッキ……強いですお
r'つ r'つ じゃあシンクロも強いのかお
. | 「
.し J
/::::::::_..‐´::::::::::::::::::::::::..-‐ ′ `' 、::::::ヽ
/_..‐´::::::::::::::::::::::::::::::_..-'" _,,l「 l1‐−――‐‐-...`l、
/_..‐´::::::::::::::::::::::::_..‐´ ,,..-‐''´ ゝ-'′_ ,,...............,,, ヽ/..
\::::::::::::::::::::::_..‐´ _.._..-‐'' __....-‐'''::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
\::::::::::::::_..‐´′ ,- ′ _..-‐''::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_.,,,,,,._.._,,,, ノ、
\::::::ィ''´ / ...‐" ::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,, .ニ/--、ノ゙i
\ / ィ''´::::::::::::::::::::::::_..-‐'' / /ハノ ゚,‐´ , ゙i′ 実際に使ってみなければわからないさ
\ j丿 'ぃ―f ......--''¨___ 'く 〈' ⌒゙゙゙゙゙ ''´ i丶 弱いと決め付けるのには、早すぎる
l''、,,-':;:;:;:; !'''′ エ ̄ ゚ ,/ / ゙i i〉 .
./ 、:;:;:;:;:;〔 ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙__ィ ゙i lソ
ノ( `ゝ:;:;:;:;卜 ‐ / ゙iヽ l \、
/ ( ヽ ` 巛 、 ..‐-、 ゞ‐゙'ノ ..,, li!i!i!i!i!l`\
,ノ" ヘ ゝ 、 ` / 〕ゝ - ' ..-‐'' ` "'‐-、 li!i!i!i!i!l '、\
/ 、´ r广´` 、 ‐ 、、 / / │‐..'′ ,,.. _''__.....-..〉 ノi!i!i!i!i!l '、
/..''j ''´、 厂 ''ー 、 .._ '、! .. ´′ ,,< r'-―゙´""゙゙゙゙〕|i!i!i!i!i!l '、
../ ノ'( r' i!/:;TTTヽ ’ ;''゛ 、 ..-"´ _,,....ri!i!i!i!i!i!i!l ´
'' 丿 ヘ "ヽ.. ''i!i!i!i!i!| | | | '、 ' / '" ゝ '/....:-−´゙゙`ノi!i!r-−i!""
i |, '' ゝ ゙!i!i!i!i!i!i!i!i!i!l '´ ./ ..-'゙^‐ゝ、 /´i!i!!'′、 ´
.. ⊥ ミ . ''゙くi!i!i!i!i!l i ./ 、 (-!′ '´ ''−´ ..ィ ッ
, − -
/ (≡ ≡/^)
(つゝ (__人)/^) )) やっぱ師匠はすげーお!
ミ (つ ‘-′/ やる夫も強くなるお。師匠デュエルお願いしますおっ
/ / )
(__/ .(__/
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 今にして思えば、自分も師匠バカだった、ということだろう
┃ 弟子可愛さに甘やかしてしまう同輩を嗤ったものだったが、自分だって甘々だった
┃
┃ 自分のことを慕って、見上げてくれる人間が誰よりも傍にいる
┃ しかも、まだ幼く、純粋な子供。そりゃあ可愛く思えて当然だ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
О ゚ 。 ノ 、。 ゚ О
∩/。◎ ◎。ヽ∩
弋ゝ (_人_) ノノ 負けたおー……
| | じゃあ感想戦だな。やる夫今のデュエルは……>
| |
√ r─―ァ.)
ー'' 一
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ やる夫と過ごすときはいつもデュエルしていた気がする
┃
┃ 弟子は強さを求めていた。自らを甘やかす事もなく、日々学び、常に高みを目指していた
┃ そういうところを素晴らしいと思ったし、弟子が強くなるところを目の当たりにするのが楽しかった
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/三三三三三三三三三三三三
|ヨ>‐‐‐‐‐‐‐‐N',‐‐‐‐‐‐--、三三
i-‐'"""""""/yヾ""''''‐‐‐-- 、_,
jィョョ三三三三三三>----- 、_
/三三三三三三ヨ(_ , -- 、, -‐ 師匠デュエルお願いしますお!>
----- 、三三三三三三>-,'"ヽ ,..
', i i___゚`ヽ、/:::i,:、--7-。、-‐'" ̄ お前は本当に遊戯王バカだな
',i: : : :  ̄: :.j: : : : :.ヽ--、ヽ-、-‐‐'"
| ´¨,ノ _ヽ=- ..::::`‐‐- ……忙しかった、ですかお……?>
_i iヘ- 、 ,
,...イ::::', 、- ヽ'" u いいや。忘れてくれ
∠:::::::::::::', __〉>--、___ _____ y-- 構わないよ。さ、始めようか
,..:<:、:::::::::::::::ヘ 二 ‐--、_ ,..._ヽ-' /:::::::
/:::::::::::::\:::::::::::::ヘ ,.......<::::::::::::::
/:::::::::::::::::::::::::\:::::::::::>、____,.イ::::::::::::::::::::::::::::::
,....<::iヽ-----、:::::::::::\::::::::::::::---'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 言い訳になってしまうが、やる夫が遊びたいと言っていたら、弟子煩悩の僕の事だ
┃ なんだかんだ理由をつけて遊びに連れて行った……と思う
┃
┃ しかし彼自身が、貪欲に強さを求めていた
┃ だから子供らしい遊びもさせず、毎日々、延々と弟子とのデュエルを楽しんでいた
┃
┃ そうして、後悔することになった
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 3段リーグ、最終戦
┃ 既に昇級が決まっている消化試合だった
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
! l
.! `'ー ,,_ _,,,___ !
| -.、 `''ー ..,、 | | ...ーー''"´ ._,- !
l 广''┬--v-‐. ゛ 'i-----r‐''゙] i!
,..-'".l ヽ,、.ゝ-'゙ _./ ヽ_.゙ー'" ./ ,l〜 ..,,
´ ヽ .`゙゙゙゙゙./ ヾ゙゙゙゙゙゙゙ / ゙゙'-、、
.\ │ l /
.`'-、, ゝ..____,..-ー .____イ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 誇張なくデュエルに命を懸けているやる夫に油断などありもせず
┃ 全力を尽くして対戦相手を叩きのめした。それは、構わないのだ
┃
┃ デュエルが終わった後、一礼した対戦相手はそそくさと席を外した
┃ テーブルの前、ぽつりと寂しく。我が弟子はつまらなそうに対戦相手の行く先を眺めていた
┃ 勝利を誰にも省みられることなく、ただ一人で
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
, -‐ ´ ̄` ‐- .
,. ‐´ `ヽ、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : 'ハ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ
./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヘ
.i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヘ
| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .}
i : : : : : : : : : : : : : : : 、. : : : : _ /
,.-'´ ̄ ̄`''' : : : : : : : : : : : ` ̄  ̄`'ヽ'
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ,
/: : : : : , : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ
,i: : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、: : : : ハ
/´: : : : : : }: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : ハ
/´ ..,,:::::::::::::::::::...,ィ<三ニ\
/ , ....,..::::: "´ヾ,,,::<三三三三三三ニ\
......-‐'::::::::::ィ≦\ \三三三三三三三三ニゝ
/:::::::: ィ≦三三三ニ\ \三三三ニ-=´¨
, ‐<三三三三三三三\ \ニニィ´
/:::::::::::::ミ `<三三三三三三∧ __,, 、''/
/:::::::::::::::::i` 、 ,,,、ェキ"/''‐--_,, -i''´ } ' ,
、:::::::::::::::::::/ イ´´ ィ- ''"´ ・' \ 『ああ、すまない。連絡が遅れてしまったようだ』
\::::::::::/ `‐--='''" / }
\ ハ::::/  ̄ / ・ .・
| ',:: _...::/ 『この子は僕の親戚でね』
〟 ∠≦{ 『彼の親に面倒見てくれと頼まれていたんだよ』
"ヽ〃、_ ノ ´ゝ 『そういうわけで、入れてやってくれないか』
ゞ|、 /} ミ
ヽ', ゝ,r'|!,、 , i´ i´ 〃 、,χ
ミ ヽ x、π ‐" / { て
- 〈、 -=´ -‐''" |〉 斗
>、 ‐- ミ、 __,// ≦
¨ミχ ̄-- 、 仆-≦i¨|, }, i./: 、´
 ̄'ヽ, " "ゞ ゝ‐-</ ノ:.:. x´
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ なんてことはない。始めからわかっていたはずなのだ
┃ 「子供ながらに必死の眼光でデュエルする」入速出やる夫がどんな人間か
┃
┃ そのまま育てた結果が、僕の眼前に広がる光景だ
┃ つまるところ僕は、師匠が為すべき役目で一番大事なことこそ、疎かにしていたわけだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/:  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/: : : : \
/: : : : : : \
/: : : : : : : :.. \
.l : : : : : : : : _ ノ゛,, ;、、、 '⌒ゝ、 l
| : : : : : ::;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;::: |
.l : : : : : : : ´"''", "''"´ l 負ける気がしませんでしたお
\: : : : : : . . ( j ) /
\: : : : : : :.`ー-‐'´`ー-‐'′ /
_ノ>'´小、 `ー―'´,),. /\イ
_,.二ニ-‐フ´ / /!| \ ` ー --‐ , イl、 丶、ト、__
,r‐<´ / ' /´ |j ヽ、 __/ ' ハl、 ヽ `丶、 /⌒〉
ノハ \ / / jl| ,' jゝィ厂 ′/l∧ \ \/ /
∧丶ヽ V / /リ ; /⌒l| ; / / ヘ ヽ / /、
l l、 、 } ヽ / ハノノ / ∧ ,' / / ハ \丿 厂\
、_}/ノレー‐-、\ / 、 |/'´ / ン=c'、{ヽl ' / / }、 レ- '⌒ヽ__ ヽ
´ /´{ `ヽV___、>−-、 く /7个i/ ヘ.0/ / ハ / _,. イへ\ \
∧0 ノヽr─-、___)一´- 、/ ) ∨ / / jl ∨/=-、 (⌒>‐イ _∠´ /l /! \ \
{. ハ | {、_ ____) / / / | / \ (⌒( __`二´-‐┬' 7/l | ハ ヽ
ヽ、ハ \ ̄ ̄ - '´ /i / ' / 'l / ヽ\  ̄ヽ、 _, / /∧リ-− 〉 〉
、 〈 `>‐-`ニ>─< !/ / | / \\,_  ̄ 丿_∠´ 厂丶 / /
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┃ 弟子可愛さにひたすら甘やかしてしまった自分を呪った
┃ 家に帰ってきたやる夫が笑顔で勝利を語ったのが、何より悲しかった
┃
┃ 誰に認められずとも勝利だけを目指す修羅ならば、別に構わない
┃ けれど、やる夫は人間だ。勝って笑い、負けて泣く。――勝利を認められて喜ぶ、ただの人間なのだ
┃ 誰にも省みられない勝利を手にして、それで嬉しいわけがないだろう?
┃
┃ 回りと打ち解けようとしないやる夫にこそ責任があると言うのは簡単だ
┃ しかし間違いを指摘もされずに捻くれて育った子供を、育てた張本人が「悪い」と言えるか?
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_, -‐‐';;´;;;;;; _ ...'''' -‐===‐- 、ヽ
,, ( ) ̄;; .. -‐ ' ´ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,, ''';;;ヽ.
,,, -''' _,,, '"ヾヽ、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;''' '';;;;ヽ
'''' _,, -''':::::::::::::::,ヽ、 ヽ、 _ ;;;;;; _ ..... ---―‐--―‐‐ヽ
, ´ _ `:::::::::::::,,::'''' ''゙`ヽ、 ___ , .,,,、ァー,--,-‐―_-_ゝ
/ / `;;:::::,,'' '´ ----―・ナ´,゙〃シ l ( ――師匠失格だな、僕は )
i i. < ;;::::; '' ;;;;;; , ` ̄ ̄-‐´-___ュz. `、
! ト 〈 ''::; , ;,;;;;,, ,,, ´ /
、ヽ`ー 、.l ! ,, '''' ,,; , __/
:ヽ、ー゙'´ ,、 ;; ;; , , , , , , , , ィ, ´, ´ ,,
"'',,  ̄ 、、ヽ ' ' ,У、 ",,
、 ,,""ッ, ヾ.、 // ̄, ̄二ニニニニチ./ ,:.:.:.,i '',,
"'' ,, '',,:.:`〒==ミ、 ヾー´ ̄ ._ l' /:.:.:.l| ,,''
"'' ,, '',,:.:.:.:`:.、 `〒===〒 ̄ヾ 、',' ',/ /:.:.::.:.i| ,,''
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┃ なるほど、努力しようともせず、負けた理由を他人に求めようとするクズは僕だって嫌いだ
┃ 努力もせず遊んでばかりの人間に負けた時は、水すら喉を通らない
┃
┃ けれど、そういう人間もいるんだ、と。この世の中マッチョ主義者ばかりじゃない
┃ むしろ日々を無為に過ごしている人間の方こそがマジョリティーなのだ
┃ そういう人間を恨んでも詮無いことだから許容しなさい、と
┃
┃ 僕が、教えなければならない立場だったのだ
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___
, ´ \
/ ヽ
./ -- ..,_ _‘.
,' _ __´_ ‘.
, t''tzj´  ̄ ̄ ‘.
{ "'`¨¨´ 、、 }
ヽ ゝ-‐ ー- ' ' 最近は伊藤プロと一緒にいるようだね>
\ 、 <_ あまり気が合うようなタイプには見えなかったが>
>,7/1 _ ,r' `'rv////
〈/////」 V / l///\ あれで中々面白い人ですお
__//////ン 〈,r' _〉Y// ト、
{//\`¨7 o⌒f \,r'´ 、ゝ///|.:.ヽ
j,////`7'__`] !_ ! Y´ ` \,r':、<
|,//////∨ ヽ_ヽ.{ {ヽト j′∨ ヽ __
|//////У ヽヽ} } ヽ ィ、 ,ヘ | `fヽ ヽ
|,∧_/z</〉 _ lT = ‐'ー ´ | | l }
j_/_/> ´゙´ | l 二 | | / ,r'
 ̄ヽ ヽヽ.二 . ^└ `´
\ __ 、 }.} >´
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┃ そんな後悔を知ってか知らずか
┃
┃ プロになったやる夫は、世間の理不尽さに自分の力で折り合いつけていた
┃ 何があったかまでは、聞けなかったけれど。弟子の成長にほっと安堵のため息をついた覚えがある
┃
┃ けれど今でも、心の奥深くで後ろめたさがしこりになって残り続けている
┃ 僕が師匠の役目を十全に果たしていたら、ここまで痛みを抱えることはなかったんじゃないか、と
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二 ニ − ‐ ‐
三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
| ̄| ̄|
く二二7 / ̄/| | | | ̄| | ̄|
/ /  ̄ ̄ | | | | |¨| | ̄|
く二二7 ./ /  ̄ | | |_.| | | 「i 「|
/ / ./ / .} | ¨ .|.| [] 「|
/ / ./ / / ./ .ノ ! ノノ リ
[ ̄ ̄ / 「 ̄ / 「 ̄ / └‐' `
 ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄
.
>=ミ-: .
. / ∨⌒ヽ
/ ∨: : :\
, ′ .}: :i : : :.\
才.イィッx, .イ :/. : : : : : \
. /.:.:.:.:.:.:.:.:.ィヘ.". : : : : : :_彡ヘ: :` < >才≠、
,f".:.:.:.:.:.:.:.:.:才 ` <: : : : : : : : : : : : `ー-ミ ./⌒゛/ _.ノjア
/ハ.:..:.:.:.:.:.:.:.: k ト ノ: :: `ヽ` /. : : : : : : : : : : : : :`ー- i /_ /
. / V.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:从 ィ _ ー-、 ∨:-―-ミ: : : : : : : : : : : : : } / /
{ /).:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:爻 , /`ヾ`゙ f .' .>ー-ミ <: : : : :: :: :: : { .' ./
乂ーく.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ / {_ ・}: :. ノ >. :`: :<<: : : : :/ .′
弌二フ.:.:.:.:.:.:.:.\ ィ >. :´. : : : : : : : : `: .< / '
/ ⌒ー- .._:.:.:.:.≠ー- イ// . : : : : : : : : : : : : : : / ′
{ . ̄ヘfえァ_ノ爻 // _. .-‐-ミ: : : : : : : : : : / '
乂 j: : : : : : : : : : : . .ー-ミ :: /
`ー-==ニ二三二ニ==-‐´∨. : : : : : : : : : / . : /ハ/ i
\: : : : : : : :.イ. : :// { ノ
`ー-=ニ{: : : ://: : } /
ゞ-才: : : :i>=彡
/
./
{___
`ー- . ____
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┃ 目覚まし時計のけたたましい音で目が覚めた
┃
┃ 夢の内容が妙なほど頭に残っている
┃ 昔を懐かしむなんて自分らしくないと思ったが……目覚まし時計は6月15日
┃ 6月の第3日曜日を示していて、あぁ父の日か、と。すんなり納得した
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└────────────────────────┘
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┃ 今日は連盟本部で子供デュエルスクールの日だ
┃ アカデミア受験を目指す子供たちがこぞって集まる
┃
┃ まったく、世の父親は大変だ。父の日だっていうのに家族サービスに勤しむ
┃ デュエルスクールに参加する人の顔を思い浮かべながら、寝床から抜け出した
┃
┃ こういう時ばかりはプロ現役時代が懐かしく思う
┃ サラリーを貰っている以上、日曜出勤も已む無し、か
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃
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┃
┃
┃
・
・
・
:
:
:
|
|
釗
!
_____________ _______
| |カツ丼 500円 |
/ニニヽ ____ | ̄| | |ラーメン 600円 |
( `Д´)∧_∧―┐|| | | |カレー 400円 .!|
l l (Д゚:::) ..|..|| | | |ぜんざい 800円 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (:::::::::) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______.l:::::::::l_______________
∪∪
\ /
______ ______
∧_∧ / /| / ∧,,∧
(;; ゚д) .//l / ミ^Д^ 彡
(;;;;;;;#ヽ≠/ //r--┐ r- / r,---/⊂ )
(;;;;;;/ . // ~l_l~ . ∧__∧ '――'∧_∧l
lニ/ // ( ^Д) ( =)
/ //r--┐ ( つl ̄~l ヽ≠/ )
/ // ~l_l~ l '‐‐'1
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 連盟の食堂に子供たちの声が響く。午前から始まったデュエルスクールは、ただいま昼休みの最中だ
┃ 普段立ち入らない連盟本部の食堂ということもあり、参加者はこぞって食堂に集まっている
┃
┃ 普段なら外で食事するのだが、問題が起こったときすぐ対応できるようにと、今日は食堂の飯だ
┃ 正直そこまで美味くない。値段相応、腹に入ればマシ程度
┃ だから味わうでもなく黙々と栄養を補給していると、聞きなれた声が耳に入った
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \
/ (●) (●) \
| u. (__人__) | 師匠、イベント立会いですかお
\ `⌒´ ,/ お疲れ様ですお
/ ゝ ィ'ヽ
/ \ ん、ああ。ありがとう>
/ ィ r ヘ
| `|| ____ ._ | |
/⌒ヾ_\__/ |〜|r− ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,,,,,,;;,,,,,,,;;,,,,;;,,,,;;,,,,;; ,,
z;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;マ、
z;;;;;r r ' ´ ´ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;マ、
z;;;;/´ ___ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
______ Z/ r´ ._. `、;;;;;;;;;;;;;;l 珍しいな、食堂にくるなんて
/ \-- -- :| `j`ヽ (’ ノ .;;j /~`丶'
j __ > :| l.(’/ ~´ ´ δ.| デュエルの観戦に遅れそうだったから>
./ i ..| :::::: :::::: :..::::.| .l l ___/ 朝食抜いてきたんだお>
/`、 \|.::::...::::.....:::::...| l `マ / ∧
/`、 ` 、} ___ .| .l / ̄ ̄ ̄` ./ / ∧___
〈 ヽ__ノ.‘ー──‐‐'’ _\ / /;;;;;∧;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ、
`r‐'t ⌒ /;;;/ __/;;;;;;;;;;;\____/ /;;;;;;∧;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
ヽ;;;`;ー‐‐';;;;;;;\ _/;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ハ___/;;;;;;;;/::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;マヽ
マ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、 ./;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.|.;;;;;;;;l l l;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;|
マ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、 /;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ー---- ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;|
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ モグモグ
/ (●) (●) \ ほう、観戦……>
| 、" ゙)(__人__)" ) )) 今日はEクラスしかデュエルがなかったはずだが>
\ 。` ⌒゚:j´ ,/
/ ヽ 将来のライバルを見ておくのも勉強だお
/ ア ̄~〉==ニ⊃ ヽ
// `‐‐r´ マ ヽ
/ / マ ヽ
|___/ _ _ _ l }
| , - rイ〕:.:: .: .:.:.r久=、- 、} r=、ァ/
 ̄ ̄〈 く:.:.:....:tァ:.:.::.:..c:.:ヘ _フ し Y  ̄ ̄ ̄
>- 二二二二二 -く._.ノ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;仆''从,,、::::ヘ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;''/'''从"''从 |;;;;;;/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;/;;''''/''''''仆 |;;;;|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳"从'''' i ヘ ,,,,,, |;;|、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡 ,, ノ \,,;;;;''''''''''' } }
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〃 ,,,,,,;;;;'''''/ / _,,!、´| }
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡 ,,,,,,,;;;;;;,;;''''' ヘ=・― ,' |ノ 今日の予定は――
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳 ,;;'' r ― '' _了 ゝ ヽ、` ‐ } 大空寺あゆ4段vsできない子4段だったか
、ヽ、;;;;;;;;;彡 ' ´-==・-‐' `ヽ, }
iヽ '''';;; | | ……そういえばこの前
、 ` !!、 / ̄/´ | できない子4段と千寿司に行ったんだって?
ヽ 、ヽ、i ` へ !´ 、 |,,
ヽ \ て _,,,,, -'''' /`/: '',,
\ \从 !ヽ'''――ー - ー ―ー-‐τ /: : : : ' ,,
" 〃 ヽ \ 从 ヽ,''‐、-‐- -‐ー-‐''フ´/ノ ./: : : {
" "〃 ヽ 、 从 ヽ 、` ''' ー ‐ ´_ノ r'、: : , 〃 = ´ .
"', 〃 \ \. !、= - 、 ` ""  ̄ /= {} } " { \ .
ヽ 仆ヽヽヽ、 r 'ヘ ノ=ノノ }
ヽ i 从ヽヽヽヽ _/ rヽ=´ノi i ノ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ やる夫
┃ 最近の" 我が弟子 "は、以前と違って活発に行動しているようで
┃ 伊藤プロとばかりつるんでいたやる夫が、最近は他のプロと一緒にいるところを見かけるようになった
┃
┃ 弟子入り当時から……いや、弟子入り前もだったな
┃ 一人で黙々とデュエルをしていた子だったことを思えば、これは素直に嬉しい成長だ
┃
┃ ・ .・
┃ ただ、どうにも女性との付き合いが多いようだが
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/:::/:::::::;: --- 、::::::::::|:::::ヽ
|::::|::::::├――┤::::::::l::::::::|
|:::」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ L:::::::|
レ´ (○) (○) `ヽ ト、
| (__人__) |:::::::} 大将が教えてくれたよ>
| u. ^TTIト |_/ お弟子さんが別嬪さん連れてきましたよ、ってさ>
\_ イl川 _/
_.. ヘ ヽ 川||/ ハー- ._
, ィ''´ } ンrtく { /ヽ
/ l 、\ {_/ |o| \_} / ,
{、 l >--\ |o| .,′ 、
ハ_} / _二ヽ \ Ll |i ヽ
{ / -- 、ン‐ヘ {i __}
に7 ‐ァ-一'’_¨二\二二¨ `Y⌒ヾ_-―‐ノ
// /ヽ、<´ ミ=三ゝ=ミ `>ノ ノ `ヽ |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ デュエルの最中はポーカーフェイスを貫きまったく感情を表さない我が弟子が
┃ 焦ったような顔を浮かべてピタっと動きをとめた。わかりやすい奴だ
┃
┃ 「親に恋人のことがばれた」みたいな気恥ずかしさを覚えているんだろう
┃ 思えば弟子入りからもう7年が過ぎている……
┃ 7年、一緒に居たのだ。やる夫が我が子のように思えても、不思議じゃない
┃
┃ やる夫にもそういう部分はあるんじゃないだろうか。厳しくも甘えさせてくれる父の面影
┃ 我が弟子が僕にそういうものを見出していたら、それは嬉しいことだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_,,..-―‐-..,,_
,,-''" `ヽ、
/ l| \
/ U .ヽ
,' l ヽ
l ____l ヽ-―‐tイ''"´ ',‐-、 別にそういう関係ってわけじゃねーお
,-''"| `′ `′ .〃 .lヽ .'., 先輩として面倒を見ようと……
| l'´.', ≡≡/ ヽ≡≡彡 ,' ヽヽ_
/ | .'., ( .,、 ) / ./ ヽ、 The Wizardの番勝負、観戦に来てくれたんだろう?>
/ \ ヽ、 ` ̄ ´ `  ̄´ / / _,,..-'
{ `''-‐"ヽ-..,,__ __./ ̄ ̄´ .,,..イ ∨ ……まあそうだけど
/.T ‐-..__ _.ヽ ̄ ̄ ̄/,..-――‐'" / ∨
r┘ ',.  ̄ ̄ 〈 ̄\ ./イ´ / / ∨
| ヽ-、', / .ヽ // ∨
./ ヽヽ .', ロ `ロ ヽ、 / .∨
/ 、__ ', _/ \| L__ ∨
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 歯切れの悪い受け答え。いつもとは様子が違う
┃
┃ 我が子の異性関係について追求する親心ってのはこんな感じなんだろうか?
┃ 昔はうるさく思ったものだが、自分が親の立場になると、なるほど。聞かずにはいられない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
,,..-―‐‐-.、
. / | | | | lヽ
. / ___| | | l ',
i  ̄ __ ',
| ― i ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
! / ヽ u | .┃ 観念したかのように、やる夫が大きくため息ついた
', ゝ-'`¨¨´ ノ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ヽ、___ -‐<
,.‐/ \ / / }、
. i、 `"''-Y-‐'" _,,..-' ヽ
/  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ヽ
, - ── 、
/ \
/ ー- 、 ヽ
/ノ し |
| (ー‐) |
|( ● ) 〃 l 正直、気になってますお
|〃 , /
, ヘ (_ノ`ー' / なんだ。付き合ってるわけじゃないのか>
,/ >-ヘ-ー― <_
,.. '´ /ー:::'7. |o ,/::::/ ̄\ 話が早すぎるお
r'" ィ /│ | /:::::/ 〃⌒ヽ、
| / | / .| |o /:::::/ / \
ゝ--<! l /::::::: ̄ ̄ ̄:::::/ l ヽ
ヽ__>-/::::::::::::::::::::::::::::::| | ノ
三三三三三=/ r'てミ孑三\___,___、
三三三三/ ヽソ三二{ ̄ \
三三二/ /三三二三 ̄ ̄ミ`ヽ孑' へ
三三/ /三三ニ――ニ⌒ヽ ソ / ̄ ̄ヾ
三/ /~三三彡: : : : ヾソ\ \/. ( ,,;ー―ヽ
_/三=='"ノ―‐、 / ーヽ .} {l //
:::::;;二 'ヽ゜ ノ /. | {l / 厶 早すぎるってことはないさ、何事も
ヾ;;;  ̄ ,, /,, |ヽ、| {__/ ノ
┤'' |:::::::ヽ ノ みんなそれぞれの都合があるんだ
ヽ, . __, |:::::::/ ヽ、 時間をかけすぎたらトンビに油揚げにもなりかねん
__ヽ ー‐―'". } { {__/
\、 l ;; ,; /:} ヽ::; ;::
__弋=======___ー':::::/ \‖ ,,,,,,,,;"
======____::::/ ;";,,; ヽ ノ
ヾヾ '''' / 弋::::::::::::::
\、 '',;",; ;;;''';/. | ヾ::::::::
=========弋弋弋ヾヾヾ / | ヽ:::::::::
/ ヽ \::::
/ ヽ
/ \ {l
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ プロリーグとは言うが、前提として「興行」なのだ。ファンが金を落とすから、成り立っている
┃
┃ なるほど、熱いデュエル。期待しているファンは多いだろう
┃ けれど同じくらい、その人が格好いいから、可愛いから。アイドルの追っかけみたいなファンだっている
┃ グッズを出せば全種類買い集め、デュエルするとなれば駆けつける
┃
┃ 商売である以上、金になる人物なら重宝される。デュエルの解説は無理でも聞き手なら引く手数多だ
┃ そして仕事が多くなれば、人との出会いも増える。新しい出会いがあれば、状況なんてコロリと変わる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/イ
-── / ̄ \ _ ,ノ
>─'´ \ \ー'
/ \ !
/ ∨ \
/ \ \ | |
′ | イ⌒>、\ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. =、, \}⌒ハ 人
| 八イ「`」、 ∨ 弋歹八彡 ノ |. !
. 八 ∨弋歹 ::::::: l .! ヽ !
n ヽ 人 |/ |  ̄
| l,x㍍㍉ ハ:::: -‐- イ仄㌃ 丶 /i
. 人|メ爻爻)个 、_ イノ/ / | .|
xく\ V'´}彡 _ _[__彡イ / | ( / )) /)
. {ヘ ) )ノ / / / 人 __|/_ . -─/ ////)
《厶イ / / ./ / )∧/ 〇 | /⌒ー /イ //
. } ィ┌< /〇 〇/ 〈 ____| / /
. / | ノ) 〃 / ∧/ 乂/ `ア¨ ̄ ̄´
′ |'⌒ヽ{ / / ∧ / /
; ! / 〇 〇 ′ /\| 、 /
| } / ' /. \.\ /
| イ ! _〈 ) \ /
{ イ乂〇 〇 | ─く `¨´
`¨´ ノ/ { \
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ できない子プロのことは見たことがある。整った容姿のお嬢さんだった
┃ デュエルが強いかどうかまでは解らないが……
┃
┃ 負けたらそこで終わりのプロと違って、彼女は負けても仕事を貰えるだろう
┃ 実力が全ての世界だが、何も実力がデュエルの力量にだけは限らないっていう話だ
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|i:::::}_,,,,,,,__ i´ ッ; 、 、.
ト::/,_::ェェ-.... ̄ゝソ、ノ "'' <:::::::::::::::::::::::::::
ャ∠三ニ=- 、,,::::::::::::....、 _ `ヽ ヽ、::::::::::::::::
/三三三三三三ニ=ョ、,::::::::::..... `ヽ ヽ、::::::::
へ二三三三三三三三三ミ _::::::::::::.....
{:::i` 、三三三二ニニニ/ {三二ミi、::::::::...
、,、::: `{! ' ・ 气三三彡 i三三三圦、::::...、_ 〉
≦ミ´ :i| 弋_ _,》i| `≧、_,,、ョ''ニニ三三ニミョュ、_ゝ
_/::::::::ミ |  ̄ノ/ { {!¨ ' ・ ‐-=、ニ二厶イ:::::\ なんにせよ、後悔しない選択をすることだね?
´:::::::::', | ノ ヽ、_ __,ノ′ i:::::::::::::,ゝ
:::::::::斗 i {  ̄ |:::::/,
:::::::::ミ、 {∧ ヾ-‐、 /
::::::::::::::`, ミ::, 、 `:r‐ヽ r
:::::::::::::冫、 /∧ ` 、_ 、,_、vr
::::::::::::::::ミ |:::∧ ゝ、_"'' ‐‐‐-_,‐ャ'´ ., 'r´ ''
:::::::::::::::::::≧ |:::::∧  ̄ ̄ ノ v゛
::::::::::::::::::::从 ハ:::::::゙ゝ、 ...:::、,ミ´ 、 κ"
:::::::::::::::::::::::::ゝ ゝ::::::::::≧- -‐=ニ ´ 斗 、イ゛
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 真剣勝負なのだ、デュエルと同じで
┃
┃ 絶対に攻めが成功する状況なんてのはありえない
┃ フィールドががら空きでも手札から妨害が飛んでくる可能性はある
┃ じゃあ手札を読もうといっても、思考を巡らせたところで読みきれるわけがない
┃
┃ 状況は刻一刻と変化していく。ターンを渡したら、相手は待ってくれない
┃ 絶対勝てる状況を待って手札を肥やしていたら、そのうち大攻勢をかけられて必敗間違いなしだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_, -‐‐';;´;;;;;; _ ...'''' -‐===‐- 、ヽ
,, ( ) ̄;; .. -‐ ' ´ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,, ''';;;ヽ.
,,, -''' _,,, '"ヾヽ、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;''' '';;;;ヽ
'''' _,, -''':::::::::::::::,ヽ、 ヽ、 _ ;;;;;; _ ..... ---―‐--―‐‐ヽ
, ´ _ `:::::::::::::,,::'''' ''゙`ヽ、 ___ , .,,,、ァー,--,-‐―_-_ゝ
/ / `;;:::::,,'' '´ ----―・ナ´,゙〃シ l 僕の希望を言わせて貰えば――
i i. < ;;::::; ` ̄ ̄-‐´-___ュz. `、
! ト 〈 ''::; ´ / 7年間面倒を見てきた弟子の子供
、ヽ`ー 、.l ! __/ 早く顔を見てみたい、と思っているよ
:ヽ、ー゙'´ ,、 ィ, ´, ´ ,,
"'',,  ̄ 、、ヽ ,У、 ",,
、 ,,""ッ, ヾ.、 ´ '‐=ニニニニ二チ./ ,:.:.:.,i '',,
"'' ,, '',,:.:`〒==ミ、 ._ l' /:.:.:.l| ,,''
"'' ,, '',,:.:.:.:`:.、 `〒===〒 ̄ヾ 、 / /:.:.::.:.i| ,,''
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ U , -‐ 、 ',
l ___ノ '´ \ .l そりゃ中々。難題ですおね
l ( 乂ソ ノ ヾ==ツ l
.', , ヽ lilil u /
\ l 人_,/l /`ヽ
/ `ー、`ー´ 二二ノ ‐' ',.
./ l
,,,......--::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,
,-'":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
,-':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
〃:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
キ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;--'"~ .i
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;---===イテ‐‐--、,, ,i、
ヤ ,,-:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/-' 〉
〉、 ヘ::::::::::::;;;;;;--- ,--・フ .| ./ なに、なるようになるさ
Y,、:::::ヽ,-‐・フ  ̄ |/,
ヽ,ヘ  ̄ , 〉、 从 ヘ それじゃ、僕は失礼するよ
,,-^,ヘ ` ´ /-,, ヾ 観戦の方頑張りたまえ
(( .,-'" 〃 ヘ. 、____, / | ヾ ヾ -、
)) '-, 冫 f`'-、 / / j j ヽ 師匠、ちょっと待ってくださいお!>
(( ,__ ,/ キ j ヽ, `'-,--'" / 〃 ,′ ,-
\\,,,__ ,f ヘ `'-、_i ,7 ,-' ,-" ,/ /
/ ,\\~ \, ヽ 〃 ,,-' / ん?
/ ∨`゙'\ `'-~ヘ, ,,-'" / /
7 \ " ヽ ヽ''''''" / ,,-"
7 〉 \ ヘ, / ,,-'"
7 ヘ \ 丶 ハ,,,, , -'"
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 席をたった僕のことをやる夫が引きとめる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
r────,-,──,-,─────、
./ ,rー,-、_ ./;/::::::: ,、ー、 ./ .!
/.=(::::(ヽーγ⌒yー' ,)::::)======、 /!
./::::::__,ヾニ二(.;;;;;;(二ニ:::ノ ::::::::::::/l|//
/== フ:::::__,.-' :::::: ヾ、::::~^フ====、::::!!/
/ ~~~ /;/:::::::::/; ~^ーヽ /||::|! えーっと……あったあった>
./ /;/:::::::::/;/ / .||/
/ /;/:::::::::/;/ / ./l/
i ̄ ̄ ̄ ̄|;;| |;;|. ̄ ̄ ̄ ̄~i .//
|____|;;| |;;|______|//
|____|;;|__|;;|______l/
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 彼はガサゴソと鞄を漁って、小奇麗に包装された箱を取り出した
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
,,.: ''''""~""'''‐..
/ \
/ _,ノ ~'‐- \
/ (=== .) (=== . ) `、
/´:.:.:.:. : :.:.:.:.:.:. : ', あー……ほら、父の日じゃないですかお
i ( 人 ) u .',
! ~'''´⌒`'''' ´ |
, -─:、 ,.'
. / ヽ ヽ } ./
. / 、ヽ } ノ' -----‐‐‐'''"~ \
. ,' し'ー' ,' `、
l{ ノ ノ | ',
. / / | |
/ / | |
r >::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. /イ:::::::::::::::__>‐─' ̄ ̄ ̄`ァヘ_:;::::::::::::ヘ
/':::::::::::::>‐'¨ -─ ニ ──-廴ノ-\:::::::: '.
. ,' ::::::::::/ -' ,ィチ´イ三三三三冫爻x ヾ:::::::〉
{ ::::::::/ / {彡/⌒>匕三三ミ三≧、 气>}:/
`ーヘr'´,ィチ::::/ ' ,xく_。_{` u >=弌ヾム, あ、あぁ。そうだな
. /⌒ヾ,:::::/ u ./ xx ⌒ー-ン ト、。 ) }‐→
__人(⌒j_ Y u _,=イ ̄ノ) )ー` '{ス ……もしかして、それは?
. ,ィ劣 ⌒メ>t / ルィ/ /フj u j) }
_彡───- 、,`ト、'x'´_x─┴==ニ ̄ヽ-、 ノく
/ イ─ュ f才卞、\ イ// ──--乂_ク 气_
辷彡/ )_}ー-、_>チ´ ー .;' __T ̄) リ/ヽ,
/>匕rへ,__ / Y / ,,.,,... 〉  ̄_ノ _/ Y
/ ̄ /ス ;':;{ ;' ,ィ r─ナナ'´_/r─匕 ノ人,
_//:::::} ゞ、 ____厂,/ィ´_彡 fへ、\
/:::::::::人 >‐-==イ \_,// ̄ __ノ ヾ, ヽ
/:::::::::::::::::\ '' ,,, 厂ヽ, Zx<ェ┴─<__ヽ } \
___
_,,..-''"´ ...: : : : : `"''-..,,
,,.-''" ..: : : : : : : : : : : : :::::::::ヽ
. /,.--、 ..: : :i : : : : : : : : : : : : : ::::::::::ヽ
, ' ..: : : :U: : :,.--、: : : : : : : : ::::::::::::ヽ
. / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::::::::::::::'.,
,..-,' `ー- ..,,__ ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::::::::::::::',
/ ,' . ヽ_・_: : : : : : : `ー- ..,,____: : : :::::::::::::::',‐-..,,_ 生みの親ってわけじゃないですけど
l i ////// .: : : : : : :.:::::::::...、__・_ : : : : : :::::::::::::::::i:::::.. 師匠のお陰でここまで来られましたお
i ! ..: : : : : : : : :::::::::////////: : : : :::::::::::::::::::!:::::::
. ∧ ', / : : : : : : : : : ::::::::ヽ: : : : : : : : : : : :i:::::::::::::::,'::::::::: いつもお世話になってますお
∧. '., ゝ._ノl\: : : : :..::::ノ: : : : : : : : : : : U:::::::::::/::::::::::: ありがとうございます、師匠
. ∧. ヽ、 {`´ `¨¨¨¨´: : : : : : : : : : ..:::::::::::::::,.'::::::::::::::
∧. ヽ `¨´: : : : : : : : : : : : : ...::::::::::::::::/::::::::::::::/ これ、受け取って貰えますかお……?
. ∧ r‐ `''-: : :ヽ--‐': : : : : ..::::::::::::::::::-‐''/:::::::::::::::::/
|ヽ -'`ー' .: : : : : : : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
. ● '., .: : : : : : : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
ヽ/ .: : : : : : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
/ .: : : : : : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
. / .: : : : : : : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::: /|
/ .: : : : : : : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 不肖の弟子が恥ずかしそうに箱を差し出してくる
┃
┃ 理解が及ばず呆然とし、遅れて鼻の奥がツーンと痛んだ
┃ この歳になると、どうももろくていけない。考え込む振りをして目頭を押さえる
┃
┃ まだまだ子供だと思っていたが、もう22歳。気づかぬうち、大人になっていた
┃ 僕の抱えていた後悔なんて、とっくに取り越し苦労だったみたいだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
./三/三三三ヨ/ / /三三三三三≧'" ヽ
./ヨ/三三三三/ / /三三三三≧'./ ・', ::. ヘ、
/ヨ/三三三三/ / /三三>-'" / ', :::: ..::---ヘ
, /ヨ/三三三三:/ / ./()/::::::', `゙'' ヽ、,____i ,,,, :;'" ハ 、l l 川 〃
.ヘ:/三三三ヨ:/ ./ /:::::::::::::〃 ,,- , -7:', =, -、 彡
.i三三三ヨ:/ / /:--、:::::::::〃; "# , --‐‐ ¨ヽ. , .<>'"´ 斗
ヘ三三ヨ:/ / /:/,---、\-;;y/ U , -'"  ̄ / / >'"´>'" 〃 川 ヾ
`‐‐‐‐、./ /:::::i i 〃=、ヤ i ヤ',__, ,,.....--' ̄ ̄`',''ー'"ヘ
\’:::::::::::', ヽi ヽ、 -/ i ヽ ヘ
_>.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
≧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'.
>.:.:.:.ハ厶斗拆八乂`ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,
才/ __ ∨{ハ从.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
从 __ ´ ̄` < }/ィ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.从
. i 才"_ ハ 才≠ー-ミ 彡.:>≠ミ:.:.: 乂
r:i f´ `V: ; } 才 .ィ .ハ:.{N ありがたく頂こう
∧! i_ _゚ノ } {___゚_ノ イ } リイ
' . : : : : .く . : : : : : : . .イ 彡イ./ ――それとやる夫
ヾ二ニ' ゙-=<.:.ハ 苦しいとは思うが、頑張れよ。泣くんじゃないぞ
'. ′ i.:.:.彳
∧ イ .乂.:.:/
. ∧ -‐  ̄ ̄ ー- , 彡" な、なんのことですかお?>
. \ / {'
ヽ ______ .ィ /.`ヽ
/i ./. : :ハ
/: { /. : :/. : '.
/i: ∧ ./. : :/. : : : : :`ー-
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 感謝を述べると同時に、ふと、孫弟子のことが頭をよぎった
┃ " 父 " としては息子が独り立ちする時より、娘を送り出す時の方が辛い物だと聞く
┃
┃ やる夫は中学生で僕に弟子入りした
┃ 水銀燈ちゃんも中学生でやる夫に弟子入りした
┃
┃ " 息子 "の苦難を思って、小さく合掌。父として、最後まで頑張ってくれ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
The " Father to son " is close.
ちょっと短いけど以上になります
弟子煩悩な新城さん書いてたはずなのに
ない子さんルートのフラグがたったような気がする
1時間前にふとこのスレを開いた
前スレ読んできた
おもすれーw
ちょうど似た雰囲気の将棋スレ(名前は出さんよ)が完結してその余韻にひたってたところだからなおのこと
そして読んで感想書いてるうちに投下というね
乙でしたー
師匠も弟子も孫弟子もほんと似た者同志だなあw
>>36
ご感想ありがとうございます
もうしばらく続きますので、お付き合い頂けたら幸いです
>ちょうど似た雰囲気の〜
創ってみようか、創るまいか。迷ってた時に某作品を読んで「自分もやってみたい!」
……と思った部分はあるので、大なり小なり影響はあるかもしれないですね
>>37
>似た物同士
父から子へ受け継がれ、子が父になって……的なイメージで
けど男⇒男が男⇒女になったら? 自分でも見えてないですが、綺麗なものにしたいですね
あのスレだろうか……確かにこういう勝負の世界の雰囲気は似るのかもしれんね
将棋のスレも遊戯王スレも多いんだけど、遊戯王版将棋みたいなのが特徴だよね、ここ
たぶん普通の遊戯王スレだったらスレ閉じてたと思う、やったことない遊戯王自体には興味ないし
だけどここの遊戯王はただの遊戯王スレじゃないので、楽しんで読めるっていう
しかしやる夫も師匠と同じことしてたんだなぁ
前の話を見るに、やる夫は師匠の二の舞にはならないと思うけども。
思ったんだけど、ここの作風って文字多めだから一般小説に近い感じするね
雰囲気的にそのやり方がマッチしてるのも良いところかも
感想ありがとうございます
>>40
あのスレですねー
>普通の遊戯王スレ〜
まー人それぞれ色んな想いがあって創作してるんだと思いますが
自分は、ただ日常的なだけとか、ただデュエルしてるだけって作品が描けないのでこうなりますね、はい
/*
貶めてる訳じゃないです。何か問題を起こさないと可愛さを表現できないだけだし、
ただデュエルするだけの作品で他人を楽しませられるだけの知識もないだけなので
それは自分の下手糞さ。だからむしろ凄いとさえ思っていたり。と予防線を張る
*/
>師匠と同じこと
子は親の背中を見て育つ……んじゃないかなぁという幻想
独男なので想像でしか語れないですけどね
>一般小説
元々文章畑出身なので、この方が性に会うんですよね
AAだけで全て表現する技量がないのを誤魔化しているとも言いますg(ry
デュエルだけで楽しませるのも技術の内だし、
デュエルを手段として作品の核に取り込みつつもそれ以外の+αで楽しませるのも技術の一つ
貶めてるとは思わないけど、もっと自分に自信を持っていいんやで!
デッキの様に人には得手不得手があるんだし、得意なことを誇ればいいっていう(キリッ
>>42
お褒め頂いて光栄です、ありがとうございます
頑張って続き作成してきます
乙
1スレ目の最初より、だいぶ読み易くなったねー。
やる夫ができない子を家に連れてきて、水銀燈との女の戦いが始まる様を書こう(提案)
乙です
個人的には恋愛要素とかは今くらいの割合で丁度いいと感じますかね
なんというか、あれですよあれ!
恋愛がテーマの漫画よりバトル物の中の恋愛要素にときめくというか、
ギャルゲーよりもドラクエ5の嫁選びの方が印象に残るというか
>>44
ありがとうございます。精進します
>>45
銀ちゃんが子供っぽさを顕わにない子さんに突っかかる感じですかねー
>>46
ありがとうございます
なるほど、興味深い例えですね。その考えはなかった
まあ、バランスよく両立できるようにしたいと思います
ちょっと忙しくなってきたので、投下間隔広くなりそうです
出来るだけ早く投下できるよう努力しますので、今後もよろしくお願いします
同じテキストで「カードが違います」はネタのインパクトから有名になっているだけで実際にそのような事は「まず」ない
いや100%なくさないとおかしいのは当たり前なんだが、カードが違いますを理由にコナミを馬鹿にするのはおかしいと思う
乙乙
無理しないでねー
師から弟子へ、受け継がれる師弟関係っていいよなぁ
ご感想ありがとうございます
>>50
そうですね、解りやすい事例ということで安易に使ってしまったかもしれません
安直な言動を不快に思われたのなら、申し訳なく思います
ルーリングから見た遊戯王の解り辛さを伝えたかったら、選択したモンスターの攻・守を半分にするというテクストが、
・ターンを跨いでステータスを固定させる効果であり
・(魔法を装備している場合)よって装備が適用されなくなってもステータスは変動せず
・(永続効果による)攻撃力が変動する効果は無効になり
・ただし他の全てのモンスターより100高くなる永続効果は適用され
・効果適用中に元々の攻撃力をターン終了時まで半分にすると、戻る時はカードの元々の数値になる
と幾つもの要素を含んでいるように、文章のみでは解り辛いカードが多い、と正確に書くべきでした
もしくはポールポジション中のデーモンの斧とか。あるいは日食チェーン代償バテルとか
>>51
>無理しないでねー
ありがとうございます。エターにだけはしませんので、お付き合い頂ければ幸いです
次はいつごろだろ
>>53
2月頭の土日くらいには完成させたいなと
思ったより早く完成しそうなので、1時30分投下予定でいきます
ファ!?
仕事やからみれんけど先に乙
そろそろか
投下開始します
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|: :/: /: :/:::::|/ _ノ .V| ヾ:::::::| ∨::i::::::::::::::::::}
レ.|:.::::|:::i:::::/| 、ハi \::::|`^ーV::ト::::::::::::::::ヽ
. |::::::|:::l::/|::i ヾ| Vハ::::::::::::::::ハ
|::::::|:::K .V ≡≡′ `≡≡' .ハ::::::::::::ト;;ゝ 『デュエルに命賭けてるわけじゃねえし』
|::::∧:r-、 i .ヒ V:ハ::::i::>
|::/ |:|レヽ 丶 レイ/'リ::::::>
ヾ. | ヽ∧ 、 r‐ム::ハ/
V:::/ ヽ、 ー、―‐ノ /'´
ヾi }>  ̄ イ
| ` - ´_ -┴┐
r‐'V/ ̄ /::\
/ /:::::入 ./::::::::::|""\
/:/ /:::::::::::∧ /::::::::::::|::::::::::::" - 、
_,,..-―‐-..,,_
,,-''" `ヽ、
/ l| \
/ U .ヽ
,' l ヽ
l ____l ヽ-―‐tイ''"´ ',‐-、
,-''"| `′ `′ .〃 .lヽ .'., 『なんでプロになったんだお?』
| l'´.', ≡≡/ ヽ≡≡彡 ,' ヽヽ_
/ | .'., ( .,、 ) / ./ ヽ、
/ \ ヽ、 ` ̄ ´ `  ̄´ / / _,,..-'
{ `''-‐"ヽ-..,,__ __./ ̄ ̄´ .,,..イ ∨
/.T ‐-..__ _.ヽ ̄ ̄ ̄/,..-――‐'" / ∨
r┘ ',.  ̄ ̄ 〈 ̄\ ./イ´ / / ∨
| ヽ-、', / .ヽ // ∨
./ ヽヽ .', ロ `ロ ヽ、 / .∨
/ 、__ ', _/ \| L__ ∨
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |:::::/ |:::::::::::::::::ト::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/三三三|::::/レ:::::/ |/ リ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ |:∧ |:/ ′ 『なんとなく?』
:::::::::::::::::::/ |/ ゙ ヽソ
:::::::::::::::::∧ \ 『なんとなくかお……』>
:::::::∧:::/ `ー /
:::::/ ∨ ∠二 7 /
/ヘ , '
\ \ _ /
\ \ / ` ー - ′
\ \__ /
 ̄\ \
/: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : _: : : / 〈 ノ |/ レ ヽ }|:./ヽ: : :| 『成れるから成ったって程度だ』
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ,;' (( 『そこそこデュエルが上手かったから目指した』
\_! ' ! ( ( ヽ) ホワ〜ッ 『遊戯王は好きだけど、全部なぐり捨てて打ち込む程じゃない』
ヽ 'ー―-- / ヽノζ
___,r| \ / | ̄ ̄ ̄|(^)
/:/::::| \ ヽ _ , ィ´ | ''..,,''::;;⊂ニヽ
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 .| .,,:: ;;;;ン=- )
/:::::::::::/::::::::| \ / ! ,r-''⌒^ニ);;;;ヽニノ ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : : :|: : | ,: : : ',: : :ヽ : :!
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.: :: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!jニニコ| :/ |:./iニニV: :|.: : : | V
< : _: : : / 〈fエ:エi |/ レ fエエ) |./ヽ: : | 『勝ちたいとも思わないし』
<:: |. 小{ レ{:.| ヽ:|
厶ヘ ハ > {ハ/ .V 『それにほら、オレってイケメンだろ?』
\_! ☆ ! 『Dクラスだけどファンへの露出も多いからな』
ヽ !ー―‐r / 『飯は食えるわけよ』
___,r| \ `ー―' /
/:/::::| \ ヽ _ ̄ ィ ´ (⌒)
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 ノ ~.レ-r┐、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ノ__ | .| | |
____
/ \
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \
| / .イ '=・= =・= u| 『アイドルにでも成ればよかったんじゃねーの?』
/,'才.ミ) (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ -=o=-| :/ .|:/ V: |.: : : | V
< : _: : : / |/ レ-=o=-|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ レ{: :|ヽ:| 『嫌だよめんどくせぇ』
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V
\_! _ ' ! 『プライベートを切り売りして金稼ぐつもりはねえの』
ヽ / `t / 『異性関係が見つかったらスキャンダルとか、アホくさい』
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
____
. '" U `丶、
/ \ \
/ `¨″ `'ー'" ̄`
{ 三三 三三 } 『おお、そうかお』
'. J /
\ u ゙'ー'^'ー'゙ / 『まあいいんじゃねえの?』
`¨7  ̄ ‘,
/ ‘,
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 伊藤誠はこういう男だった
┃ 自分とは違う意味で異彩を放つプロとして有名で、その噂は他人とつるまないやる夫にも入ってくる程
┃
┃ 嫉妬も含まれているのだろう。アイドル的な、デュエル以外の部分で名を売る人間は
┃ この業界では疎まれる傾向にある。容姿だって才能だ。責められる謂れはないと思うのだけど
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |::::://IIj:|:::::::::::::::::ト::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/ ヽ |;ij |::::/レ:::::/ |/ リ 『……意外だな』
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ ヽ7 |:∧ |:/ ′
:::::::::::::::::::/ |/ ゙ ヽソ
:::::::::::::::::∧ \
:::::::∧:::/ `ー /
:::::/ ∨ (  ̄ 7 /
/ヘ  ̄ , '
\ \ _ /
\ \ / ` ー - ′
\ \__ /
 ̄\ \
__
,,.-´ ``ヽ
./ '⌒` '⌒丶\
/ ( ●) (● ). .ヽ 『何がだお?』
.| (__人__) .|
/ | .|\
/ \ / \
/ / `ー───ー′ \
,\ .l | ∧ .∧ | ./
/ .\ i l .| .i .l ..| / ./丶
./ .\| | ./ ヽ / | / ./ \
/::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::',:::',
/:::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::!::::i
,'::::::::::::/:::::::::::::/::::::::::/::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l
l:::::::::::/:::i:::::::::/_::/|::::::::|::::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l
i:::::::::/:::/::::::丁:::/ ̄i::::::::l:::ー∧一:::::::|!:::::::|'リ
_ノ::::┌i:::/::::::/斤心ヘ i:::::::::i::::メ≧i::::::::::::i:!::::::!
>:::::{ レ' |:::::7レ升::} /:::/|:/辻:}l::::::::::ハ:::::!
_,>::::::::i ヘ|:::/ ゞ‐" // ′ゞ‐' l:::l:::/ ∨ ・ ・ .・.・ .・
 ̄` ̄`\:|:/ ′ 、 ∧!/ 『入速出七段って言ったらストイックさで有名だしな』
\|\ _ / ′
_{i ´ /
// `\ > _ イ
_,、-;'´;;;i `ー 、, _ノ iヽ、
_,、-;;"´;;;;;;;;/;;;;;l /ヘ l;;;;;ヘー,,、
_,、-;ー'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;ヽ /::::::::∨;;;;;;;;ヘ;;;;;`';;;;;;;、_
____
/ \
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \
| / .イ '(ー) (ー) u| ( ストイック、ねぇ )
. /,'才.ミ). (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ オブラートに包んだ表現だ、3重くらいに。自分がどういう評価をされているか、嫌でも耳に入ってくる
┃ もっとも、負け犬の遠吠えに耳を貸すほど暇を持て余しているわけでもない
┃ 歯牙にもかけていないけれど、『ストイック』というのは彼一流のお世辞か
┃
┃「勝つためなら手段を選ばず、何がなんでも勝ちを目指す人間。勝利だけに拘る類のプレイヤー」
┃ てなところだろう、本心は
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/: : /:: : :./: : : :.!:: : : !: : : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : :|: : : | ,: : : ',: : ::ヽ : !
|: : |: : : : : ,,=''".\: : /|"''=:;,ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /" _,=、 | :/ |:./,=、 V: ..|:.: : : | V
< : _: : : / ((;・.,;)|/ レ((・.,;) |:./ ヽ: : | 【勝利を目指さないプロはクズだお!】
<:: |. 小{  ̄  ̄ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ/ /⌒ヽ_ノ) ) ) 『くらいは言われるかと思ってたわけよ』
\_! _ ' !! ,' ;'⌒'ー''´
ヽ \ーェェェェァt / | i| (⌒)
___,r| \ 、\_ `ヽ / ノ ,'.! ノ ~.レ-r┐、
/:/::::| \ ::::: \_`\ \'、 ./ //、 ノ__ | .| | |
/::::::/::::::| \ ´ ∧.\、_>'´ ノ'´ 〈 ̄ `-Lλ_レレ
/:::::::::::/::::::::| \ /"''- `ー一''´  ̄`ー‐---‐‐´
____
/ u \
/ / \\
/ し (○) (○) \ 『パンクすぎる。いやファンキーか?』
| ∪ (__人__) J |
\ u `⌒´ /
__
,,.-´ ``ヽ
/ \
/ .ヽ
| __ノ `ー ..|
/.| ( ●) ( ー)|\ ( ……まあ、そう思ってた頃もあったけど )
/ / ̄'‐、 (__人__)/ =3
/ / .7───ー′ヽ ..\
\ ∧ __ノ ∧ .∧ | ./
./´ `ー'〉 i .l ..| / /丶
/ / ヽ / | / ./ \
О ゚ 。 ノ 、。 ゚ О
∩/。◎ ◎。ヽ∩
弋ゝ (_人_) ノノ
| |
| |
√ r─―ァ.)
ー'' 一
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 「自分が」本気でやってるから相手も本気じゃないと気がすまない……なんて、子供の我が侭だ
┃
┃ みんな自分の都合で遊戯王に触れている
┃ 格好いいモンスターが好きだから使う人もいるだろう
┃ 自分が考えたデッキを見て欲しいからデュエルする人もいるだろう
┃
┃ だったら、ただただ仕事、金の為にデュエルする人がいたっておかしくない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__
\
/ ヽ
/ , -―_ ‘.
} ' ̄ }:)
〈 , 、 }
/ { , / ― ヽ
ヽ > 、_ , '二二 -―' -`ヽ
| {_ ___ /,イ三ヽ三三三三三‘ 、
〉 , 、_ //三三三三、三三三三三∧
r'二ニ、./, .'三三三三三 ,三三三三ニ∧
/三三/三三三三三三ニ,三三三三三∧
,'三 /三三三三三三三三!:三三三三三ニ∧
,-'- '´三三三三三三三三三,' 三三三三三三ニ!
/三三三三三三三三三三 ,ィ´ニ三三三三三三ニ|
/三三三三三三三三三,ニ‘ニ/三三三三三三三三 i
i三三三三三三> ´三三三ニ.' 三三三三三三三r -┴ 、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄} ,/三三三三.'三三三三三三三ニ| {
 ̄ ̄ ̄ ̄T「 T! /三三三三ニi三三三三三三三三| 「 二_}
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 今になってみれば、大言壮語が気に食わないだけなのだ
┃
┃ 勝ちたいと口では言いながら努力もしないプロだとか
┃ 敗北の理由を他人に転嫁する姿が認められないだけであって
┃
┃ 伊藤プロは「勝負はどうでもいい」と言った。そこに噛み付くほど狭量じゃない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄ ̄\
/ / \ \
/ (●) (●) \ 『尻に目薬、畑に蛤だお』
| (__人__) | 『それに……』
\ ` ⌒´ /
/ \
/: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : _: : : / 〈 {} |/ .レ {} } |:./ヽ: : | 『それに?』
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V
\_! _ ' !
ヽ Tニー‐‐‐,‐'' /
___,r| \ `二二´ /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
/.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/: : : \
/: : : : \
/: : : : : : \
/ : : : : : : : .._ _ \
|: : : : : : ´⌒\,, ;、、、/⌒` l
|: : : ::;; ( ● ) ノヽ ( ● );;::: | 『やる夫の方が強いから気にならんお』
|: : : : : ´"''" , "''"´ l
\ : : : : . . ( j )、 /
\: : : : : `ー-‐'´`ー-‐'′ /
/ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : /\
/ ∧::::::::::::::>、r‐'".::::::::::::::∧ 、
イ | '::::::::::/ ̄ ̄ヽ::::::::::::::` | }丶 、
,. '" / | ヽ::∧ /\::/ | ! ` 、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「遊戯王は遊び。本気じゃない」
┃ そういう奴に負けたら腸が煮えくり返って、3日は寝込むだろう
┃ どうでもいい、なんて流せるはずもない。嫉妬で怒り狂ってしまう
┃
┃ 伊藤プロには悪いけど、彼程度に負ける気はしない
┃ 本気でやってきた自負が、自信がある。だから、何を言われても気にならないのが本心だ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_.._ ``、,.、-::─::-..、
/:::::::::`:く:ノ:::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::: ヘ
/:::::::::::::::::::::::イ::::::::::: 丶::::::::::::::::::::::::',
/::::: /:::::::::::::/ l::::::: !:::::::|\::::::::::::::::: l
i::::: /:::::::::::::/一V:::::| :::: |ーヽ:::::::::::::::!
|:: /:::::: /::: |ィ云∨ |V::::| ィテヘヽ::::::::!イ
|:/ |::: /::ハ::| 迂:リ V| ヾ! 迂:リハ::ト::::::> 『へぇ……』
|′|::/|:::|ネヘ `ー´ ヽ `ー´ ハ!ノリ`ヽ
i/ V、_ヘ ! ムリ′
′ ヽ、 - - , ′
|ヽ イ/
,.イ ` ´ ハ
,.イ:! \ / ヽ..、、
,...::::´/::::::l /;⌒;ヘ j:::::ヘ:`:::....、
,...::::´::::::::::/:::::::::l、 ∧;;;;;;;;;∧ /:l:::::::: ヘ:::::::::::`:::....、
:::::::∧:::/ `ー ____ /
:::::/ ∨ ヽ_ ノ /
/ヘ , ' 『面白いこと言うな』
\ \ _ /
\ \ / ` ー - ′
\ \__ /
 ̄\ \
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ー-、 _:::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |::::://IIj:|:::::::::::::::::ト::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/ ヽ |;ij |::::/レ:::::/ |/ リ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ ヽ7 |:∧ |:/ ′ 『もし負けたら?』
:::::::::::::::::::/ |/ ゙ ヽソ
:::::::::::::::::∧ \
:::::::∧:::/ `ー /
:::::/ ∨ `ー=ニフ /
/ヘ , '
\ \ _ /
\ \ / ` ー - ′
\ \__ /
 ̄\ \
, -― … - ..
/ \
, ' ,, \
| ,_==ぐ l
∨ 乂:::7` ゝ、 l
∨ ` 7心、 /
\ ヽ__ノ、 ヽソ / 『有得ない仮定はしない性質だお』
j′、 `‐、_)ー , '
_,-、ィ、 ヽ イ
_,.ィ´\::::\ `ヽ、 `:y‐―…´
,ィ´、:::::::::::::::ヽ::::::ヽ y<',
i/::::::::\::::::::::::::ヘ::::::ヘ人:::::iヽ、 _
j::::::::::::::::ヘ::::::::::::::::::フ:ヘ j::ハ i::::\ jニ,)
/::::::::::::::::::::::',::i:::::く::::::::::ハ!::::',ヘ:::<:ヽ i .i,-、_
/:::::::::::::::::::::::::::ij!::::::::ヘ:::::::::::',:::::', i::::ヘ:::ヽ j_i_ i ヘ、
i´:::::::::::::::::::::::::::7ノ:::::::::::ヘ::::::::::',:::::',.i::::::|:::ハ i´ ,r-</_/ノ!
|::::::::::::::::::::::::::://:::::::::::::::::ヘ:::::::::i:::::i.|:::::i::::::i:', ヽ、,.. 、___ノ
j::::::::::::::::::::::::::7:::::::::::::::::::::::::ヘ::::::::i::::i!::::j:::::::|:i 7 ,' j
/: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : _: : : / 〈 {} |/ .レ {} } |:./ヽ: : | 『お前、根っからのヒールキャラだよ』
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V
\_! _ ' ! ( そんなこと無いと思うんだけどなぁ…… )>
ヽ Tニー‐‐‐,‐'' /
___,r| \ `二二´ /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 妙に馬が合って、それ以降一緒に行動するようになった
┃ 遊びの一つも知らなかったやる夫は誠につれられて色んな所へ遊びにいった
┃ その代わりに遊戯王についてアドバイスをするうち、研究会が発足した
┃
┃ でっていうプロ、水銀燈、できない子プロ
┃ 今でこそ沢山の人と一緒にいるけれど、一番最初は誠と2人だけだった
┃ こんな言葉を使うとむず痒いけれど……俗に言う親友、って奴だと思っている
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.. ..: ,,.::..,.,,::,;;::,::,,;;,::;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.. ., .. ..:. ... ,.. .. . ..,...::,,::.:;:;;:..:;:.;:;;:,.,,,:;;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.. .:..::..,....::.,.;:;..,:.:;;:,,.;.;::;:;;:;;:,;,,;:;:;;;;;;;;;;;;;;,;,;;;;;;;;
..;.: ..,,:;:.,,;:;.:;.;.:;::,.:;:;.:;:;:;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.. .,..::,:,:,,;:;::,,:;.:,,;:;:.:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.,.,,....::;:;;.,:;:;;.,::;;:;;;;;;;;;;;;;
..,,.::.:;:;;:.:;,;;:;;;;;;;;;;;;;;
.. ,,.. .,...,,,..,,::.:;:.:,
.. .. .,,.. ..;:..
.. :;; :;
.. ..:
/ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ ─' `ー \
| (ー) (ー) u. | ……ごちそうさま
\. (__人__) /
/ ,__ __ .__ , ヽ
.| i| |D| |D| |D i_ _i
.(__ヨ=======コ___}
__ _
_r:ァ┴┴┴:'<>v‐ァ、
(>''":::::::::::::::::::::::::::::::`::<L\
c/:::::::::::::__::_:::::_::::::::::::\:::::ヽL_ヽ
/'::::rァー^ー^ー^ヽへ、:::::::::::\::::::V┐、
/{:/ | l! `ーヘ>、::::::::ヽ:::::V┐',
,' / /| || | | | | `L>、::::ヽ:::::V! !
l l ! | ! | | | | || || | || (>、:::ヽ:::}). !
| l! | |l | |l| ! || ! | |_ | | `L_;::イ勹\! ……
|| |!| || | |!| | |lイ「 レ1 /| l| {>||<}\\
|| ', 、 l|ヽ. l! |lリ´」斗ヤ刋 /! | | 〈\\ ヽ \
ヽ ヽヘ {>ヽ{リ ´ `辷'ソ //l! ,'. / | 《. \\ ヽ `ヽ、
ヾ<ヽヘ';) ノ' ,'./ / || 》\ \\ ヽ `ヽ、
|:! |lハ〈 _ // / , | l《 》 《 》 ヽ `ヽ、
|:! ! |l ヽ、 ´ー //'´| / | | 《 》 《 ヽ \
〃 | /! |/ ||`iヽ-//'⌒| / /⌒''⌒ヽ. 《 ヽ ヽ
/〈 ノ' | | || | |://:::::::::l'′/::::::::::::::::::::ヽ i ヽ ヽ
//l:| | |ヽ V /'´ハ、:::/ /::::::::::::::::::::::::::::ヽ l. ヽ )
{/ リ ! ト、_// / 〉//{::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ | ヽ
-―- _
/r辷}厂:::::::::{弐込リ.
/rア.::::::::::芸云芸=ミx:::.ヽ_
' f7.::::_j厂 艾::::V{
.′f7.::_j{., // / ハ艾:ハ
{{二}/_j{ / // / ' /// /, } iハ:}
;ffく{i{〉.:{:{芹ミメ、/ /// // /|| :}!
/イハ{≫ iハ.r=ミ心/// /厶斗リ/ !介
. / :{i{ハ从|{杙 {r::リ^ }イ云zx才 .从{ ……やる夫さん、まだ引きずってるんですか?
/ :}i} i:八乂 , , , 弋fリイ /イ:i:}
. / / | :八 _ ′'' ' 彡イ{:リ |乂 . イ
. / / / /, |{从\ ` イ ハi :i|{ ': :/才=ーァ
ー-=ミ`ヾメ. 从i:乂 }:≧=-<(/ /, /‐-ミ 八ノ. : : : : : : : : :`ー-ミ
才 ̄. : : : : : :ハ __ハ 辷刈り.:::::jア.//.:.:.:.:.:.∨. : : : : : : : : : : : : : `ヾ
≧=ー. : : : : : : : /.:.:.:.:ア/八{i{.:.:.:乂 /イ.:.:.:.:.:.:.. ∨. : : : : : : : : : : : :`ヾミ
7. : : : : : :-‐. : : }.:.:.:r弌x__ _ ̄乂{{/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ: : : : : : : : : : `ヾー-弍
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_..-''''゙゙゙´ ゙゙゙゙'''ー,,、
./ U \
, ' ___ __ .ヽ
./ ( ● .) ( ● ) '.,
/ u .  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ '., え? なんのことだお
. .,' .l
l U. ( 人 .) .l
.'., ` ー一 ´ ` ー‐ ´ .,'
. ' , /
ゝ、 /
/` ー――――― ‐=''' く
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/_f〆::::::::::::::::::::::弋之ソ::::\
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/ {i7:::::/ i \:::::ヽ
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ト、 ,′ {|:/ l | || | | | | Y|
|:::\ | {|| | ||l十¬ | /| | |
\\:::\ | ゙| | 斤==ミハ || /ト、j | ||
::::::\\:::\. | | | | tしソ リ| /癶〈| | ハ
::::::::::::\〉 ::::\ | | | ヽ \ ̄ '(レリル | ,∧| さっきからため息ばっかりですよ
:::::::::::::::::::::::::::::::\| || \ \ , ` /! |〃ハ_i -─
::::::::::::::::::::::::::::::::::::| l |  ̄ __ _ /|/″/::::::::::::::::... 美筆プロに負けたの、まだ引きずってるのかなって
::::::::::::::::::::::::::/ 厂 ̄\ l l\ イ|l/ーく::::::::::< ̄ ̄
:::::::::::::::::::::::/ /::.::.\ \ l l:::::::::r‐<ヘ l 〈::.::.::ヽ\::::::::::\
::::::::::::::::::::: | l::.::.::.::.::.\__ ヽ l l::::::::ト\__∧ Y::.::.:l \::::::::::\
 ̄>::::::::::::| l::.::/::.::.::.::.::\|::l l:::::/ ̄ >ヘ l::.::.j_ :::::::::::::
::::::/ ̄ ̄j j/::.::.::.::.〈 ̄ ̄}レヘ ∨ ヘ l::.l::.::.::〉 〉:::::::::
/ 〔 L::.::.::.::.::.::.j___ノ::::::ヘ ',____ _jヘ V::.::./ /\[\
` ト /::.:: ヘ :::::::∧ ∨ー┴;ヱ、::', ';:.:/ /
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ , -‐、 ', あー……いやそんなことは無いお?
l / `' \___ .l
l ヾ==ツ ( 乂ソ ノ l もうすっかり切り替えた。本当本当うそじゃない
.', , ヽ lilil ./
\ l 人_,/l /`ヽ
/ `ー、`ー´ 二二ノ ‐' ',.
./ l
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ と言って、すんなり忘れられるわけもなく
┃ 今でも喉に刺さった小骨みたいにチクチク痛むのは、事実だ
┃
┃ けどそれよりも。今は目の前のデュエルのことが気がかりだった
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
,、,、,nn、,.,、n_nn_,-,‐- 、
,,、n`-― |<7,@l7|ー-、'`n、` 、
</´::::::::::,:`_´,、_`_ ´::::::::::`:..、m、、ヽ
___ /:,、-=u'U`'`'`'`U'U'u、::::::::::::::::\m ヽ
//ー=//`'´ / / / l l U‐l、::::::::::::::ヽn. /l
|.l -=/`'`′/ l l / | | .| l | l `-U、:::::::::ヽnl , l
`'//// / | .|/ | | .| | | | ll l |Uヽ::::::::l:l , l
/〆=/// / / | .|l | || | | | | | | | | ⊂l::::::l | , !
/_,-/ l l l l | ,| l | || | | | |/ | | | |/゛``l::l'.|, l
 ̄ //|.| | | | | | .|| l | .| || | | | | | |ヾ==/l=l.!
//| | | | .|ヽ、.| | |.| |.| .l || | | | | ||,=-//. |:| l
// //,l l l |__|-|`‐| | l || l_⊥⊥-|‐| //_ />::ll´`、
/ //ハl l .| rーt-、l l | l _,.,,,/__/`〆/ //|lゞ、l| ほんとうですか?
./// ハヽヽ `ー'′ ヾ : ./`/ ./ / l||l |`l'
'/ .l/ /ヽ/ヽl、 ´ ̄`´// / / | /|:l | /
ー||ノ ././ハ` ` """// / /| |/ |::|/
==||ヽノノ /| ヽ、 -‐( ./ / // | l | |
:::::::ー`-、// / /丶_ , ‐'´ / |/ ./:| | ∧
:::::/┌-'/ l / / l / ゝ、, -='´::::::// / :| | | |/ .ヽ
__
,..-''"´ `"''-、
/ 、_ノ ヽ _\
/ .',
,' __ __ ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l ほんとだお
l U "" ( ,、 )"" l
'., `¨¨´ `¨¨´ / ちょっと、今日のデュエルが気にかかって、お
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
_
>セ乞アト ニ _
/..::.:.ヾごソ.::.::.::.::.::.`:..、
/ ^⌒^⌒^⌒⌒^丶、:::.::..\
// / \::.::.:.ヽ
/ / ′ 〃 l |\::.::.l_
/ | | 〃| | | /ィ[}ぃ
′ l | | / | | | / 〈:{_ノ八ノノ
| | |ヽ | 釗 | |/_」/| ヾイ|:トrく l あぁ! 伊藤プロとデュエルでしたっけ
| | |l |⊥ミメ、 | /ノィ厶斗┤ / | |:| ヾ:、
|lノ八 lヾヘ リ \/ ヘ リ丿.′ ' | |:| }::〉 手の内を知られてるからやり辛いですもんね
|:トヘ ` {  ̄  ̄ / / | |:| く/ |
レ |\ヽ_ ヽ ∠/| || レ |
| ト __ /| |l | /
、_ \__ | | // )、_ <_j リ\ | /厶イ{ノ廴__,,
_ーz三≧三≧| |_{ '´ / 〉介ト-、.′ ∧_>―<三三三三三三ご_
ご三三三三三| |::| /_ノ:| |:|`/ / /.::厶-― 、\三三三三二ニ
ニ二三三三三三/| r‐ヘ jーr゙| |:|/ / /.::.:|::.::.::.::.::.::..\\三三三三≧===ァ
ー=ニ二三三三/.::.::| ノ | Г|ノ厶l/ , /.::.:: |::.::.::.::.::.::.::.::.>`ヾ三三三三{ ̄
 ̄え三三∧::.:〈 ̄ト‐┴√| ト、__/ /「`7.::.:::/L. -― __ ――〉三三三三二
___
, ´ \
/ ヽ
./ -- ..,_ _‘.
,' __ __´_ ‘.
,  ̄ ̄  ̄ ̄ ‘. ……ま、そんなとこだおね
{ ∪ "' 、、 }
ヽ ゝ-‐ ー- ' '
\ 、 <_
>,7/1 _ ,r' `'rv////
〈/////」 V / l///\
__//////ン 〈,r' _〉Y// ト、
{//\`¨7 o⌒f \,r'´ 、ゝ///|.:.ヽ
. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
. /:. \
/: : : \
. / : : : ヽ
| : : : : ,.,,,,ノ⌒" '' ``⌒\,,, l
|: : : ::; ( ○ ) ( ○ ) .;:: |
|: : : : : ´"''" "''"´ l
,_ ヽ___ ( j ) u /__
/:: r' | r' ̄二ユ:`ー-‐'´`ー-‐'′ / : :: :: :`:、__
: : : :::| .| | / ) `) /: :.ヘ : :: :: :: :: :: :\__
: : |.ノ. ノ / ⌒ヽ_ _ , ´ |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: ::\ `ト、 /: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ
: :: :: :l: `ー┬-、 |ii入 /|:: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
: :┐|: :: :: :: :\) 7 ./iiii〈 |: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
: :イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiiiiiii} | : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
イノ: : / /: :: :\_  ̄\iiii} |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ なーんて。するする嘘が口から出て、つい嗤いそうになってしまう
┃ "デュエルそのもの"については悩んでいない。自分がやってきたことを出し切るまでだ
┃
┃ ただ……「全力を出す事」に、躊躇いみたいなものを覚えていた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
i弌弌弌弌弌弌弌弌弌弌 i
| |
| X月X日 .|
| |
| vs伊藤五段 ...|
| ライトロード ....|
| |
| |
| |
| |
| |
|___________|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ リーグ戦の組み合わせは厳正なる抽選で決定する
┃ 運良く弱い相手ばかりと当たる事もあれば、強い相手ばかりと当たる事だってある
┃ 当然、友人と対戦する可能性だってあるわけだ。こればっかりは運の部分
┃
┃ ……だから伊藤プロと当たったのは運が悪かったという他ない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
\. |
________ ________. | ̄ ̄| |
| //. .:; || || | |. |. | | | | |. l二| ̄ ̄|| ̄ ̄|
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| || || | |. |/ / \. |l . || |
| || || | | / / .\| || |
| || || | / / \ ||. ]|
| 〔i| || |,/ / \|| |
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| || . / / \
| ||/ /
| ./ ' /
| / /
|,/ /
/
/
/
. /
./
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「勝者がいれば敗者がいる」
┃ 勝負の世界なほど公平だ。そして、たった1つの黒星で昇級と降級の運命が変わる
┃
┃ 全16戦の日程、半ばを超えて9戦9勝。紛れがなければ昇級は確実だ
┃ 対して伊藤プロは9戦7勝2敗。例年に比べれば格段に良い成績ではあるけれど……
┃ 昇級のボーダーは13勝前後。あと2つも負けたら昇級の目は殆どなくなる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
>>82
訂正
× 勝負の世界なほど公平だ
○ 勝負の世界は公平だ
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| |;;;;:;:;:;;:;::::::::::::::::::::| | | |
| |;:;;;;:;::::::::::::::: . | | (() │ |
,. | |;;:;::::::::::::. | | | |
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| |:::::. | | | | :.
| |:: | | | |
| | | | | |
| | ,: ; " | | | |
| | ' | | | |
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|__lニニニニニニニニニニ| | |________,;;'|
/ . | | / \
/ | | / ,';. \
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/
/
: /
:';./
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 現在全勝者はやる夫だけだから、ここで落としても昇級は確実だろう
┃ けれど伊藤プロはここを落とすと、一気に崖っぷち
┃
┃「勝負の世界だから」と言ってしまえば簡単だけど、友人の首を切り落とす役目というのは居心地が悪い
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ああ……仮にも興業団体だもんな、そういうのもあるか
/: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : _: : : / 〈 {} |/ .レ {} } |:./ヽ: : |
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| よ、遅かったじゃねえか
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V
\_! _ ' !
ヽ Tニー‐‐‐,‐'' /
___,r| \ `二二´ /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
___
/ ヽ、_ \
/(● ) (● ) \ まだ20分前だお
/:::⌒(__人__)⌒::::: \ そっちが早すぎるだけだお
| l^l^lnー'´ |
\ヽ L /
ゝ ノ
/ /
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : : :|: : | ,: : : ',: : :ヽ : :!
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.: :: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!jニニコ| :/ |:./iニニV: :|.: : : | V
< : _: : : / 〈fエ:エi |/ レ fエエ) |./ヽ: : | 楽しみだったからな!
<:: |. 小{ レ{:.| ヽ:|
厶ヘ ハ > {ハ/ .V 待ちきれなくて早くきちまった
\_! !
ヽ !ー―‐r /
___,r| \ `ー―' /
/:/::::| \ ヽ _ ̄ ィ ´ (⌒)
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 ノ ~.レ-r┐、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ノ__ | .| | |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ やる夫の葛藤などどこ吹く風、伊藤プロはデュエル開始を今か今かと待ちわびている様子
┃
┃ 意外というか、なんというか……
┃ 拍子抜けした、というのが正しい気がする
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
/ \
/⌒ ⌒ \
/( ・ ) ( ・ ) \
| (__ |
\ _l /
/ ー \
____
/ \
/ \
/ \
| \ ,_ | ……予め言っておくけど、手抜きするつもりはねーお?
/ u ∩ノ ⊃―)/
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ -=o=-| :/ .|:/ V: |.: : : | V
< : _: : : / |/ レ-=o=-|:./ヽ: : | は?
<:: |. 小{ レ{: :|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V 当然だろ、全力でこいよ
\_! _ ' ! どうしたお前らしくもない
ヽ / `t /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
____
/ \
/_、 ,,/" \
/ (●) ゙(●) U \
| (__人__) |
\ ⊂ ヽ∩ <
| | '、_ \ / )
| |__\ “ /
\ ___\_/
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「お前らしくもない」そりゃこっちの台詞だ
┃
┃ 確かに最近はデュエルに打ち込んでいたけど……
┃ 出合った頃を思い出せば、勝負を楽しみにするような奴じゃなかった
┃ 勝負なんてどうでもいいと考えているタイプ。伊藤誠はそういう男だった
┃
┃ それが、全力の勝負を待ちきれなかった?
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
/ \
/ ─' `─ \ 「勝敗には興味ない」
/ ( ゚ ) ( ゚ ). \ ずいぶん変わったおね?
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/ あー……>
/ ー‐ \
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |:::::/ |:::::::::::::::::ト::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/三三三|::::/レ:::::/ |/ リ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ |:∧ |:/ ′
:::::::::::::::::::/ |/ ゙ ヽソ 別にデュエル狂になったわけじゃねーぞ?
:::::::::::::::::∧ \
:::::::∧:::/ `ー / そりゃ昇級の目を見ればお前とは当たりたくなかったけどさ
:::::/ ∨ ∠二 7 /
/ヘ , '
\ \ _ /
\ \ / ` ー - ′
\ \__ /
 ̄\ \
⌒ヽ、
_ ,-─ 、,〉ゝ−-::... 、
,..::´:::::ヽ:::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::`\_
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
, ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
,/:::./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
l:::./ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
|/|::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
|:::::::::::::::::::::::::::::/ l:::::::::::::::::::|\::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|::::::::::::::::::::::ゝ/L. l::::::::::::::::::| \斗‐:::::::::::::::::::::|
|:::::::::::::::::::/l / `メ::::::|\::::lィ´ \::::釗:::::::::::::|
|::::::::/|::::/ リ ,__、 ヽl \l;,__ |l |人::::::::|∨ ――公式戦でお前とやってみたかったんだよ
. |::::/ |:::fzll ^`=='´ ^===‐'´ljlノ::::::::/
|/ ヽ.;;;|ヘ /ィ<"l/
ゝ;八 ; /イ
_> 、 ゝニ ア イゝ:::`>-、
〆y´ 'l‐<` 、 , <´/ l):::}:::::::::::::::` 、
/´ / 〈 lヽ、 `‘´. / /::::7::::::::::::::::::::ハヽ
γ ノ { `xl / ,/::::/::::::::::::::::::::::/::::l
八j :; ^ ノ /∧ /::::/::::::::::::::::::::::/:::::: |
___
/ \
iニーヽ /─ ─ \
iニ_  ̄ ̄/(●) (●) \
⊂ノ ̄ ̄| (__人__) u |
⊂ ヽ∩ `ー´ _/
'、_ \ )
\ \ / /|
|\ ヽ / |
/::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::',:::',
/:::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::!::::i
,'::::::::::::/:::::::::::::/::::::::::/::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l
l:::::::::::/:::i:::::::::/_::/|::::::::|::::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l
i:::::::::/:::/::::::丁:::/ ̄i::::::::l:::ー∧一:::::::|!:::::::|'リ
_ノ::::┌i:::/::::::/斤心ヘ i:::::::::i::::メ≦i::::::::::::i:!::::::! お前は今期全勝中、俺は好調なれども2敗
>:::::{ レ' |:::::7レ升::} /:::/|:/辻:}l::::::::::ハ:::::!
_,>::::::::i ヘ|:::/ ゞ‐" // ′ゞ‐' l:::l:::/ ∨ 来年以降同じクラスに所属できるかどうか……
 ̄` ̄`\:|:/ ′ 、 ∧!/ この先タイトル戦でも当たるとは限らない
\|\ / ′
_{i `  ̄´ / けど今は同じ場所にいる
// `\ > _ イ
_,、-;'´;;;i `ー 、, _ノ iヽ、
_,、-;;"´;;;;;;;;/;;;;;l /ヘ l;;;;;ヘー,,、
_,、-;ー'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;ヽ /::::::::∨;;;;;;;;ヘ;;;;;`';;;;;;;、_
-─ 、 , -──- 、
, - ─`<::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::`- 、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:.:.:.:.:.::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/: : : : : : ::::i: ::::ハ:: :::::::: : :::ト:::::::: : i: : :::::::::::ヽ
/: : /: /: ::::::|:::/ .V::ト::::::: :::| \::: :V: : :::::::::::|
|: :/: /: :/:::::|/ _ノ .V| ヾ:::::::| ∨::i::::::::::::::::::}
レ.|:.::::|:::i:::::/| 、ハi \::::|`^ーV::ト::::::::::::::::ヽ
. |::::::|:::l::/|::i ヾ| Vハ::::::::::::::::ハ 去年までならこんな風に思わなかったな……
|::::::|:::K .V ≡≡′ `≡≡' .ハ::::::::::::ト;;ゝ
|::::∧:r-、 i .ヒ V:ハ::::i::> お前と戦うのが楽しみなのさ、今のオレは
|::/ |:|レヽ 丶 レイ/'リ::::::>
ヾ. | ヽ∧ 、 r‐ム::ハ/
V:::/ ヽ、 ー、―‐ノ /'´
ヾi }>  ̄ イ
| ` - ´_ -┴┐
r‐'V/ ̄ /::\
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ……いやまったく。こんな反応は予想してなかった
┃ 自分が積み重ねてきた物、その重みに気づかされる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ ',
l ,! l、 l
l. ´ ̄ ̄ _ ,, _`ー-- U l
.', `ー―' `ー―' ./
/ \ l 人 l /\
./ `ー、 `ー´_`ー' ‐' \
/ ハ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 誰かに気づいて欲しくて戦い続けていた
┃ 誰にも届いていないと思い込んで、悔しさをバネに前へ前へ進んでいた
┃
┃ なにせ最初は、なんにもなかった。感傷にふけりながら昔の自分を振り返る
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
- - 、
/ (○ミ○)ヽ 三三三三
m9(_人_)::ノ 三三三三三
└┤ 三ヽ三三三三三
. | 三三| )三三
.し J三
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 自分には遊戯王しかないと戦っていた幼少期
┃ 負けたら無意味と思っていた。強いからこそ認められている、と
┃
┃ けれど強さを追求すればするほど孤立は深まった
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__
,..-''"´ `"''-、
/ 、_ノ ヽ _\
/ _ _ .',
,' イ(::::` イ(::::` ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l
l ( ,、 ) l
'., `¨¨´ `¨¨´ /
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
| ヽ  ̄/ '.,::::::::::::\,':::::::::::', .| .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::', | .|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ プロになって、金に意味を見出した。これが自分の戦ってきた成果だと
┃ 誰ほかに認めてくれなくとも、成果は確かにカタチになるのだと自分を慰めた
┃
┃ だから結局、自分が誰かに認められているなんて、欠片も思ってなかった
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
『わたしには、伝わりました』
『ちゃんと泣いてください』
『お前とやってみたかったんだよ』
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 無様に敗北した自分が、それでも認められるなんて、思ってもいなかった
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
/ ` 、
, ' \
/ ヽ、 _,.. -- ゙ .
/ _`__ __ ,
′  ̄ ̄  ̄ ̄ , ( ……まったく、なーに弱気になってんだお )
{ "' 、、 ∪ }
. 、 ゝ-‐ ー- ' /
_> 、 /
∨/r v'´ ヽ _ 「/7,<
/V,l / \ V 」/////〉
. ,.イ //Y〈_ ヽ.〉 く//////__
/.:.|///ゝ、 `ヽ./ f⌒o 7¨´///}
>、:ヽ/ ` `Y ! _! [`__'7´////,j
. __ / 〉′j .イ /} } / _/ ∨//////,|
/ f´ | ト、` 、ゞ / { {// У//////|
. { l | | ` ー'‐ = Tl _ 〈/>z/_∧,|
ヾ.、 | | 二 l | `゙` </_/_j
. ` ┘^ . 二 // /  ̄
` < {.{ 、 __ ノ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 自分のやってきた事は無意味じゃない。誰かに届いていた
┃ なら、こんなところで燻っている訳にはいかない
┃
┃「どんな時でも全力で戦う」
┃ それがやる夫じゃないか?
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-─ 、 , -──- 、
, - ─`<::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::`- 、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:.:.:.:.:.::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/: : : : : : ::::i: ::::ハ:: :::::::: : :::ト:::::::: : i: : :::::::::::ヽ
/: : /: /: ::::::|:::/ .V::ト::::::: :::| \::: :V: : :::::::::::|
|: :/: /: :/:::::|/ _ノ .V|ヾ:::::::::| ∨::i::::::::::::::::::}
レ.|:.::::|:::i:::::/| 、ハi \::::|`^ーV::ト::::::::::::::::ヽ
. |::::::|:::l::/|::レ'¨ ̄ヽ ヾ| .ィァiュVハ::::::::::::::::ハ
|::::::|:::K .V ィTj.} { J i ' ハ::::::::::::ト;;ゝ 良い顔になったじゃねえか
|::::∧:r-、. ┴‐┴  ̄ ̄ i .ヒ V:ハ::::i::>
|::/ |:|レヽ i 、 レイ/'リ::::::>
ヾ. | ヽ∧ _ .. -イ .r‐ム::ハ/
V:::/ ヽ、 ` ー‐‐ ´ /'´
ヾi }> , イ
| ` - ´_ -┴┐
r‐'V/ ̄ /::\
/ /:::::入 ./::::::::::|""\
___
, ´ \
/ ヽ
./ -- ..,_ _‘.
,' _ __´_ ‘.
, t''tzj´  ̄ ̄ ‘. おう、吹っ切れた
{ "'`¨¨´ 、、 }
ヽ ゝ-‐ ー- ' ' さ、やるお。やる夫の実力みせてやるお
\ 、 <_
>,7/1 _ ,r' `'rv////
〈/////」 V / l///\
__//////ン 〈,r' _〉Y// ト、
{//\`¨7 o⌒f \,r'´ 、ゝ///|.:.ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃ そして、火蓋が切り落とされる
┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
・
:
:
:
|
|
釗
!
__
,'´ `ヽ
/ ⌒ i _
,'"{,,,_ ` _,ェノ⌒l_l\__kヘ_
/ ,'  ̄ ,.ィ(,,_ `Y゙ーz 〉
,、_,、_,、_,、j _ノ _,r' y' ´ `''ー'} ネ、ル'
∧__j,,,,,,,,__、_,,zィi ,ィ'=-一-、__,.r'"ヽ
//,-、C) , ' /ト、 ` 、 )
トュ ゝz' ,==;--i´ ヽー┰-、 ゙ソ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
iヘトi| /ィコノ_,,-‐ナ }泛`¨iiゝ-‐〈 ┃ライトロード・ハンター ライコウ
{', !__/‐''"´ ../ ノ ゙ミ || ヽ .┃ ATK 200
゙y' _,.x-、._ <.. 丿 i ソ |!{ ┃ DEF 100
 ̄| |,-、|¨i‐-ヽー<¨" || ト-z'´ |ト| .┃ このカードが表側になった時発動する
ヽ|=='j_ノノ__ ゝ ヾt| ヽ ゙ヘ .┃ フィールド上のカードを1枚破壊する
/  ̄ ヾ { ハ 、| ヽ `¨| .┃ 自分デッキの上から3枚を墓地に送る
| / l ', `| } | ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ノ / ノ ', | } ヘ
/ / /7ュ、 } | },.i=l''T゙ハ
|-ト、 | ー゙-'-`/ェi-‐ュハ !__、__}_.}_ソ
/...| jヘ ___j |゙ ! ! ',
`''´''''' ̄ `''''^'^'''''′
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「カードをデッキから墓地に送る」ことをメリットと認識できるプレイヤーは、いまだ少ない
┃ どうしても損しているように感じてしまうのだろう
┃
┃ しかし墓地というのは「第二の手札」だ。遊戯王には墓地に干渉するカードが多く存在する
┃ 墓地からモンスターを召喚する、モンスターを回収するなんてことはザラ
┃ 墓地にカードがあればあるだけ有利になる、と言ってもいい
┃
┃ これを突き詰めたのが「ライトロード」というテーマだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
 ̄ヽ、
_ ,-─ 、,〉ゝ−-::... 、
,..::´:::::ヽ:::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::`\_
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
, ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
,/::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.l
l::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
|/|:::::::::::::/:::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
|::::::::::::::::::::::::_:::/ l:::::::::::::::::::|\:::::::::::::::::::::::::::l:::::::::| ガロスを捨ててソーラー・エクスチェンジ発動
|:::::::::::::::::::::::::/≧、l:::::::::::::::::::| \斗::::::::::::::::l:::::::::l 2枚ドローしてデッキから2枚墓地へ送る
|:::::::::|:::::::::/l::/イ⌒゙`メ::::::|\::lィ千代`:::::|:::::::::l:::::l〉リ
|::::::::/|:: / リ弋、 _ノl ヽ| ヽレ; __ソ l j|人:::::::l:::::| ……光の援軍発動
. |::::/ |:::fzll ^ー‐'´ ^ ‐-'´ jlノ:::::l::l::て デッキから3枚墓地へ送って「ルミナス」を手札に加える
|/ ヽ.:::|ヘ /ィ<"j メ_/
ゝ;八 ; /イ
x > 、 ー ー イゝ:::`>-、
〆::::;//ハ` 、 <´/ l):::}:::::::::::::::` 、
//:::::// \ `‘´ / /::::7::::::::::::::::::::ハ::l
ノ::::/::::::《〈 ヽ/ヘヽ / /::::/::::::::::::::::::::::/::::l
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 【ソーラー・エクスチェンジ】
┃ 「ライトロード」と名のついたモンスターを1枚捨てて、2枚ドローし、2枚デッキから墓地へ送る
┃
┃ 【光の援軍】
┃ デッキから3枚墓地へ送り、「ライトロード」となのついたレベル4以下のモンスターを手札に加える
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
..::´::::::::::::::::〃⌒ヽ、
_ /::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::\
j/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
i::::::/::::::i::::::::!:::::::::::::、::::::::::::::::::::::::::',
.|:::/::::::::i::::::∧:::::::::::::ト、::::::::::::::::::i、::l
、__Ⅳ::::/:::i:::::メ__!::::::::::::匕ヽ:::::::::::::ハ:|
フ::l::r'l:::/!::/セミl::::::ハ:::尨_ハ::::::i:::ト、`!
´ ̄]八!/i」:i  ̄ !/ Ⅳ 小ハl −、_ ルミナス召喚効果発動!
/ j、八i ´ j〉 爪i:::::::::::::::::::::::::ハ ネクロ・ガードナーを捨ててガロスを特殊召喚
/:::::::ハ::::jヽ、 t =ヽ ィ:::::::!:::::::::::::::〉:::::,:: ! カードを1枚伏せてエンドフェイズ
/:::::::::::::::|:::::{ > __/ ,!:::::::!:::::::::::〈:::::::/::::{
, :::::::::::::::〈::::l::::::::t/ ∨;;;;/ヽ !:::::::i:::::::::::::::v::/:::::{ ルミナスの効果でデッキから3枚墓地へ
. /::::::::::::::::::::::::,:::、:::::\ {::::::} ':::::::::!:::::::::::::::レ゙:::::::::i ガロス効果で2枚墓地
{:::::::::::〈`ヽ:::::j__::\::::::::ヽ::::} /:::::::::::〉:::::::::::::{:::::::::::::ヽ ジェインが落ちたから1枚ドローしてエンドだ
. 〉::::\::ヽ ∨ )::}:::::>= 、::,`=v:::::::::/::::::::::::_′::::::::::::::゙,
|:::::::::::丶} ;' 厶_/ // /!:::::::/:::::::::::::! {::::::::::::::::::::!
|::::::::::::::::∨ / / // ,..::!:::::/:::::::::::::::}!::::::::::::::::鄯
{::::::::::::::::..′/、 / 〃丶,′!::::.゙::::::::::::::::ヽj:::::::::::::::::::{
ヽ::::::::::::〈 ゙ y / /、丿イ:::::::::::::::::::::::〉::::::::::::::::::ム
丿:::::::__>、 ′ ′//::::丿::::::::::::::::::∠::::::::::::::::::::::::}
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 【ライトロード・サモナー ルミナス】
┃ 1ターンに1度、手札を1枚捨てることで墓地のライトロードを1体特殊召喚できる
┃ ターン終了時、デッキから3枚のカードを墓地に送る
┃
┃ 【ライトロード・ウォリアー ガロス】
┃ ライトロードと名のついたモンスターの効果でカードが墓地へ送られた時発動する
┃ 自分のデッキから2枚を墓地に送り、この効果で墓地へ送られた「ライトロード」の数だけドローする
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃墓地カード枚数 13枚 内モンスターカード7枚
┃ ┃ ┃ ┃ ┃伏せ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 馬頭鬼
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ネクロ・ガードナー
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ ゾンビ・マスター
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ ゴブリン・ゾンビ
┃ ┃ ┃ ┃ ルミナス ガロス . ┃ ┃ ┃ ライトロード・ハンター ライコウ
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ライトロード・パラディン ジェイン
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ オネスト
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 僅か1ターンで13枚ものカードを墓地に送る。その結果モンスターが7枚墓地へ行った
┃
┃ 初期手札5枚に、1ターン目のドロー1枚。墓地へ送ったカード13枚、ガロス効果で1ドロー
┃ 20枚を消費した、つまり1ターンでデッキが半分になったわけだ
┃
┃ 危機的状況に見えるかもしれないが、これこそがライトロードの強さ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ U , -‐ 、 ',
l ___ノ '´ \ .l
l ( 乂ソ ノ ヾ==ツ l ( 相変わらず展開が速すぎるデッキだおね )
.', , ヽ lilil u /
\ l 人_,/l /`ヽ
/ `ー、`ー´ 二二ノ ‐' ',.
./ l
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 一見何の変哲もない状況に見えるけど、やる夫はピンチに立たされている
┃ エンドカード……「通れば勝てるカード」を出せる状況が整ってしまった
┃
┃ たとえば墓地の闇属性枚数。現状3枚だから【ダーク・アームド・ドラゴン】が召喚できる
┃ 墓地とフィールドをあわせればライトロードは4枚。【ジャッジメント・ドラグーン】は目前だ
┃ 闇属性と光属性が揃っているから【カオス】モンスターも召喚できる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. -─‐- 、
, ´ / \
/ ヽ (●) \
, (●) ;__) u . ヽ
/ 、_ノ | |.
| \_ノ / ( 詰めろ、って感じだお )
\ <
` ー r -‐' '、.
,' /⌒ぅ ヽ
/ ァ'´ ̄`⌒´ /ヽ
/ _人__ / 丶
|/´ / ̄ ̄ ̄ 丶
{ / 丶
`T ´ 丶
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 目頭鬼が落ちたのも厄介だ。墓地から除外する事で墓地のアンデット族を蘇生できるカード
┃
┃ このまま行けば次のターン、最低でも4回は召喚することが出来る状況だ
┃ エンド・カードを握っていなくてもモンスターを5体並べて殴るだけで8,000点削れる
┃
┃ まさに絶体絶命の大ピンチ。ここで安易に返したら、すぐさま敗北が決定する
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_____
,..-''"´ `''-,,
./ \
./ ヽ
/ ___ ____ ',
,' ____ ____ ',
l l ● l .l ● l l ( ……けど、光明は差してる )
l ヽ、_ ノ ヽ、_ ノ .l
', ,'
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) ⌒ ..i
i. ( ●) .| ( 墓地にネクロ含む闇3体、ライロが2体 )
. \(_入_ノ / ( 危機的状況だが……画竜点睛を欠いてるな )
\______/
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\ ( ――手札にオネストはない )
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
___
, ´ \
/ ヽ
./ -- ..,_ _‘.
,' __ __´_ ‘.
,  ̄ ̄  ̄ ̄ ‘.
{ ∪ "' 、、 }
ヽ ゝ-‐ ー- ' ' ( ケルビムを考えればモンスターは残したくない )
\ 、 <_ ( 今のうちに除外しないと間に合わない )
>,7/1 _ ,r' `'rv////
〈/////」 V / l///\ ( ……これでいい、これしかない )
__//////ン 〈,r' _〉Y// ト、
{//\`¨7 o⌒f \,r'´ 、ゝ///|.:.ヽ
j,////`7'__`] !_ ! Y´ ` \,r':、<
|,//////∨ ヽ_ヽ.{ {ヽト j′∨ ヽ __
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 墓守の暗殺者
┃ 墓守の司令官
┃ 霊滅術師 カイクウ
┃ ディメンション・マジック
┃ 神の警告
┃ 奈落の落とし穴
┃
┃ もう一度手札に目を通し、自分のプレイングに間違いがないか見直す
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
' ` ´ ,r'⌒ト
′, ( } ) ーキ___ゝ
ン、_ ' -ー_,r'¨¨´ /
|三三≧s。..__ ___ -=≦|
、 -=≦≧=-三三三三三| | |三三≦≧=- _
/三三三三三三三三三三| | |三三三三三三\
∧ニ三三三三三三三三三三| | |三三三三三三三.゙i
,,..-――-..,,
/ \
/ ヽ
/ ___) ヽ- l
l '´ _ r .l
. | t''tzj´ ィセツ ', 【墓守の暗殺者】を召喚するお
. ', `¨¨´ ヽ l
. ヽ. (_ノ--' ノ
. _ ---‐| \、 ____ ,,..-<
/´ l l \ | r-ヽ `ヽ
. / | ヽ .>、 r'__..>> |
| ヽ .|_ヽ.イ .〈Y´ i `''1 | |
|. 、 < ´ .i | i | | |
!. ヽ ヽ .i .| .i .|.l |
. | / ヽ i .| i |l ..|
ヽ丶ィ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶
. -−- γ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ヽ
/::::::::::::::::::::::`::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ
. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|\ィ:::: メ::::::::::::::::::::::\ィ
. l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/l:::::::::::::::\::::::: 〆 \::::|\::::::::::::::::::::::_>
l::::::/:::::::::::::::::::::::::::::l \:::::::::::::|.\ ,,,;;ィ=≦≠\》::::lミヽ::::\___
l::::/|:::::::::::::::::::::‐‐-l─X´\:::::::| ≧'´ |\} } </
l/ |::::::::::::::::::::::ハ::::| ,,,ィ≦ \.| 。 j∧ ノ \ は、墓守?
| |::::::::::::::::::/ {lィゞ" u }ゝィ/  ̄ ̄
l::::ハ│::::| ノ´' 効果確認いいですか
ヽl llゝ::|ヽ u l~`丶 /
lV_ 人 ^ イ
丶、 ,♂ どうぞ>
´ ゝー一 七ゞ´ l\\
/´|/ _ ヘ/ /ヽ
八 |\〔三 〕/ ./ /:::::::\
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 墓守の暗殺者
┃ 魔法使い族
┃ ATK 1,500
┃ DEF 1,500
┃ 「王家の眠る谷 - ネクロバレー」がフィールド上に存在する時発動できる
┃ 攻撃宣言時、相手モンスターの表示形式を変更できる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : : :|: : | ,: : : ',: : :ヽ : :!
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.: :: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!jニニコ| :/ |:./iニニV: :|.: : : | V
< : _: : : / 〈fエ:エi |/ レ fエエ) |./ヽ: : |
<:: |. 小{ レ{:.| ヽ:|
厶ヘ ハ > {ハ/ .V ……
\_! U. !
ヽ !ー―‐r /
___,r| \ `ー―' /
/:/::::| \ ヽ _ ̄ ィ ´ (⌒)
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 ノ ~.レ-r┐、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ノ__ | .| | |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ カードに穴が開きそうなほど真剣な目つきでテクストを追っている
┃ 微かに見えるのは戸惑いの色。知らないカードを使われているという戸惑いだろう
┃
┃ 【墓守】は中堅デッキだ。強力なメタ・カードをもっているが、いかんせんスピードが遅い
┃ やる夫も普段なら使わないだろう。しかし、【墓守】というテーマは【魔法使い族】で統一されている
┃ 相手がアンデライロという闇と光が同居する黒白デッキで、墓地を肥やしてくるならば……
┃
┃ 魔法使い族には、とっておきの墓地対策カードがある。使わない理由はない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \.
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ.
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : |: : : : :|: : | ,ィT: ',: : : ヽ: .!
|: : |: : : : : |: / \: : /|: : r 、 : : :.|.: : : ト、:|.
|: : |: : : : /!/_ノ | :./ .|:(ヽ、`\::::|.: : : | V
< : 」_: : / _ _|/ ル. \ \ \ : | ( ネクロバレー……聞いた覚えはある )
<:: |. 小{ `゙'''''' ‐-\ \ \_ ( フィールド魔法、それは覚えてるんだが )
厶ヘ ハ 、 r--‐-、 >、 `ヽ.
\_! u ' ` ‐-、 `` `、.
_, r´:/ : :| ヽ - - /\ `、
´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | \ /ヽ :`ヽ ヽ.
:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:| \ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `、 `、
. /: : : :u: : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : :u: : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ | :/. |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 (・) |/:::::::レ(・) }|:./ヽ : | ( くそっ、わからん! )
<:: |. 小{ _,,.. - :::::::::::、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ ::::::::::::::::::::、::::::::::::::: {ハ/ V ありがとうございます
\_! u _ ' ! 召喚通します、何もありません
ヽ / `t u /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \u ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
::::::::::::::/:::::::::∧ /二\ |::::::ヽ::::::::::::\
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::!
__
,,.-´ ``ヽ
/ \
/ __ノ '⌒ ヽ
| ( ● ) (● ) .|
/,〉/.| (__人__) |\ ディメンション・マジック発動
/ / .\ / .\
./,二ニヽ / `ー───ー′ヽ .\ 何かあるかお?
_ / ,-― 、}l .l | ∧ .∧ | ./
/ | ノーヘJ i l .| .i .l ..| / ./丶
./ |_,イ { \ | . | / ヽ_/ .| / / ハ
\_/ | | / /::::亅 |// / |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ディメンション・マジック
┃ 自分の魔法使い族モンスター1体を選択する
┃ 選択したモンスターをリリースし、手札から魔法使い族モンスターを特殊召喚する
┃ その後、相手フィールド上のモンスター1体を選んで破壊できる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \.
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ.
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : |: : : : :|: : | ,ィT: ',: : : ヽ: .!
|: : |: : : : : |: / \: : /|: : r 、 : : :.|.: : : ト、:|.
|: : |: : : : /!/_ノ | :./ .|:(ヽ、`\::::|.: : : | V ( やる夫はディメンション・マジックとモンスターで2枚 )
< : 」_: : / _ _|/ ル. \ \ \ : | ( こっちは破壊されるモンスター1枚 )
<:: |. 小{ `゙'''''' ‐-\ \ \_
厶ヘ ハ 、 r--‐-、 >、 `ヽ. ( 2:1交換でやる夫が損……何が狙いなんだ )
\_! u ' ` ‐-、 `` `、.
_, r´:/ : :| ヽ - - /\ `、 ……通します
´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | \ /ヽ :`ヽ ヽ.
:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:| \ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `、 `、
__
,,.-´ ``ヽ
/ \
/ .ヽ
| __ノ `ー ..|
/.| ( ●) ( ー)|\ ( ま、やる夫らしくないプレイングではある、おね )
/ / ̄'‐、 (__人__)/ ..\
/ / .7───ー′ヽ ..\ 墓守の暗殺者をリリース。そんでもって……
\ ∧ __ノ ∧ .∧ | ./
./´ `ー'〉 i .l ..| / /丶
/ / ヽ / | / ./ \
/:  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/: : : : \
/: : : : : : \
/: : : : : : : :.. \
.l : : : : : : : : _ ノ゛,, ;、、、 '⌒ゝ、 l
| : : : : : ::;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;::: |
.l : : : : : : : ´"''", "''"´ l 霊滅術師カイクウを特殊召喚するお
\: : : : : : . . ( j ) /
\: : : : : : :.`ー-‐'´`ー-‐'′ /
_ノ>'´小、 `ー―'´,),. /\イ
_,.二ニ-‐フ´ / /!| \ ` ー --‐ , イl、 丶、ト、__
,r‐<´ / ' /´ |j ヽ、 __/ ' ハl、 ヽ `丶、 /⌒〉
ノハ \ / / jl| ,' jゝィ厂 ′/l∧ \ \/ /
∧丶ヽ V / /リ ; /⌒l| ; / / ヘ ヽ / /、
l l、 、 } ヽ / ハノノ / ∧ ,' / / ハ \丿 厂\
、_}/ノレー‐-、\ / 、 |/'´ / ン=c'、{ヽl ' / / }、 レ- '⌒ヽ__ ヽ
´ /´{ `ヽV___、>−-、 く /7个i/ ヘ.0/ / ハ / _,. イへ\ \
∧0 ノヽr─-、___)一´- 、/ ) ∨ / / jl ∨/=-、 (⌒>‐イ _∠´ /l /! \ \
{. ハ | {、_ ____) / / / | / \ (⌒( __`二´-‐┬' 7/l | ハ ヽ
ヽ、ハ \ ̄ ̄ - '´ /i / ' / 'l / ヽ\  ̄ヽ、 _, / /∧リ-− 〉 〉
、 〈 `>‐-`ニ>─< !/ / | / \\,_  ̄ 丿_∠´ 厂丶 / /
:::::/:::::::::::://:::::::::::::://::::::/::::/:::::i:::::::::i::::::::::::::::l:::::::::::|
/::::::::::::::::/::::::::::::::::/´:::::::::/::/::::::::::::l:::::::::l:::::::::::::::::!::::::::::l:
::::::::/´i::/::::::::::::/::::::,,,、,/:::::::\,,∧:::::l::::::::,'::::::::::::::::ノ:::::::::;!
:::::/ ::::!/:://:::::::::/ /::::::::::/´ ∨/::::i:::::/::::::::::::::::/i:::::::::/:
:::::`::::::/ ./::::::/ /::::/,"::::::::::"メ:::::::!::/::::::::::::::::/ l:::::/
:::// /::/ // ヾ\:::::::/:::ヘ::/::::::ハ::::::/ l:::/:
//'., ' , ∨ / u::::::::゜ミメ/:::::/)ノ:::/ /::::/ i:/
/ ゝ ::::::::::::::::::::::::::::/::/i //:::/ /:/ /:
ヘ U /´ ',///´: ( そうか魔法使い族っ )
'、
ij _ゝ:
、 _ _ / ´
;;', /` 、 ´ , ̄′:
;;;;', / `` 、 , ":
;;;;;ヾi `´:
;;;;;\\:
;;;;;;;;;;;\\:
;;;;;;;;;;;;;;∧ \
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 霊滅術師カイクウ
┃ 魔法使い族
┃ ATK 1,800
┃ DEF 700
┃ このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えたとき、墓地のモンスターを2枚まで除外できる
┃ このカードが存在する限り、相手はお互いの墓地からカードを除外できない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- }
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j ディメンション・マジックの効果でガロスを破壊するお
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' |
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi それじゃ、バトルフェイズに入る
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..|
,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´ ! ...|
! ⌒)ヘ ノ /:::::;/ } ..|
ヽ ´ノヘ/ /::::::/ ヾ / |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 墓地対策カードと言えば「次元幽閉」と「マクロコスモス」が真っ先に上がるが、魔法故の弱点もある
┃ 2枚目以降を引いてしまうと、特に活用方法がないゴミカードになるということだ
┃
┃ さらに、既に墓地に落ちたカードに対する解答にはならない
┃ 次元幽閉では、墓地に落ちた7枚のカードに対処する事はできないのだ
┃
┃ カイクウなら対処できる。それに2枚目以降を引いても召喚して殴る事ができる
┃ もちろん、モンスターだから召喚権を使わなければいけないというデメリットもあるが
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__
,..-''"´ `"''-、
/-――- -―\
/ _ _ .',
,' イ::::)` イ::::)` ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l ルミナスに攻撃、通るかお?
l ( ,、 ) l
'., `¨¨´ `¨¨´ / 通る……>
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ それじゃあカイクウ効果
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__ ゾンビ・マスターとジェインを除外
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
| ヽ  ̄/ '.,::::::::::::\,':::::::::::', .| .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::', | .|
___
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
/ ', メイン2、墓守の司令官を手札から墓地へ送る
.l '⌒ヽ ,ノ⌒ .l 王家の眠る谷 - ネクロバレーをデッキから手札に加える
.l (tリ\,_ 、__, l
.', U `ー', ヽ / ネクロバレーを発動、カード2枚伏せてターンエンドだお
\ l 人 l /`ヽ
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ',
./ l
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 王家の眠る谷 - ネクロバレー
┃ フィールド魔法
┃ 墓守と名のついたモンスターの攻撃・守備力は500アップする
┃ お互いに墓地のカードは別の場所へ移動させる事ができない
┃
┃ カイクウとネクロバレーの2枚体制で墓地利用を制限する、これがこのデッキの狙い
┃ ジャッジメント・ドラグーンとダーク・アームド・ドラゴンはカイクウの除外で「召喚させなければいい」
┃ そしてカイクウを守るために罠カードは大目にセットする
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::',:::',
/:::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::!::::i
,'::::::::::::/:::::::::::::/::::::::::/::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l
l:::::::::::/:::i:::::::::/_::/|::::::::|::::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l
i:::::::::/:::/::::::丁:::/ ̄i::::::::l:::ー∧一:::::::|!:::::::|'リ
_ノ::::┌i:::/::::::/// i::::::::i::::メ i:::::::::::::i:!::::::!
>:::::{ レ' |:::::7レ′ /:::/|:/ .l::::::::::ハ:::::!
_,>::::::::i ヘ|:::/ ゞ='"// ′ゞ='"l::l:::/ ∨ エンドフェイズ、サイクロンを発動
 ̄` ̄`\:|:/ ′ 、 ∧!/
\|\ _ / ′ 対象は……ネクロバレー
_{i ´ /
// `\ > _ イ
_,、-;'´;;;i `ー 、, _ノ iヽ、
_,、-;;"´;;;;;;;;/;;;;;l /ヘ l;;;;;ヘー,,、
_,、-;ー'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;ヽ /::::::::∨;;;;;;;;ヘ;;;;;`';;;;;;;、_
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 悩みあらわにして、自分を納得させるように頷きながら伊藤プロがカードを選択した
┃
┃ 難しい状況だ。ネクロバレーがあっては墓地のカードを活用できないから破壊したい
┃ しかし破壊してもカイクウがいるし、カイクウを残せば墓地が壊滅してしまう
┃ だから確実にカイクウを戦闘破壊するためにも、バックは剥がしたい
┃
┃ ネクロバレーを選んだということは、ダーク・アームド・ドラゴンを持っているのか?
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
{:::::::::::::::::::::::::::/:|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. ':::::::::::::::;.ィ :::/ |:::::::::::ハ::::::::::::::::::ハ}
_}:::::::::::ー--- z |::::::::/ィ≦ ::::::::::ハ::!
. >::::/i : / r乍t7 从: / 乍フ:::::::::/ リ
⌒)斗.|::/ l/└¨ レ' ¨¨ /Vハ{ ドローフェイズ、ドロー
l/从. , /
r}. ‐‐ / ……スタンバイ、メインフェイズに入る
/ \ > -<
-=∧  ̄入ノ ヾ 、
-=二iニニ\ ./xxxxヽlニ{ニ=-
-=ニニニニ|ニニ∧\/ xxxx }ニ\二ニユ、
. /ニニニニニニニ|ニニニハ xxx }.ニニ〉ニニ}ニ
|::/ |:|レヽ i 、 レイ/'リ::::::>
ヾ. | ヽ∧ _ .. -イ .r‐ム::ハ/
V:::/ ヽ、 ` ー‐‐ ´ /'´
ヾi }> , イ ――ターンエンド
| ` - ´_ -┴┐
r‐'V/ ̄ /::\
/ /:::::入 ./::::::::::|""\
/:/ /:::::::::::∧ /::::::::::::|::::::::::::" - 、
//:::::|V∧::::::/ \/::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
/:::/:::::::| /:=:::i /::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::
/:::::::::|::::::::| /::/::::| /:::::::::::::::::/::::/:::::::::::::::::
., - ―===- .、
/ \
/ \
j .:.:::::::::::::::\_j \
| .:.:::::::::::::::::::r‐ミ'/⌒} ヽ
ノイ .:.:.:.:.:.: } ノ _ ム .|
 ̄`ヽー- 、 __ /了|´ / /ノ ヽゝ .| ( 露骨な真似をっ…… )
.ヽ:..:..:..丶:..:..:..}:..:..::| | {____/ { |
:..:..l:..:..:..:..:..:..:..!:..:..:..| l く`{ i .|
:..:..:l:..:..:..:..:..:..:l:..:..:..:.| l `ソ_ }_/
ー..、`ヽ:..::..::/..:::.::.::.:.l ヽ >≦--.、ヽ /
二:..ヽ:{:..:.::.:>ー::´::| /ク′:..:..:..::.::.\ヽ /
::.::.::.:ーヽ::.::|::.::.::.::.::.::.|^>':..:..:..:..:..:..::.::.::.::.:ヽV
::.::.::.::.::.:{::.::.:l::.::.::.::.::/:..:..:..:..:..:..::.::.::.::.::.::.::.ヽ〉
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 伊藤プロのフィールドは文字通りがら空き。モンスターなし、セットカードなし
┃ これ幸いと殴りこむ……わけにはいかないのだ
┃
┃ ライトロードはその性質上、デッキに罠カードが殆ど入っていない
┃ だからこそ【冥府の使者ゴーズ】が何の問題もなく入る。【トラゴエディア】という選択肢もある
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ u
/
./ レヘ..__
′ ,xzzzzzz、
j
/ ミ===='| |
{ | | |
', ) ドローフェイズ、ドロー
ー ヘ- ' J
≧=z _ ,,.: ( ちっ、司令官かっ )
i
|
| U
|
.|
!
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 墓守の暗殺者を出したときの反応から言って、伊藤プロは墓守デッキを知らないはず
┃
┃ 墓守デッキにはゴーズ対策になるカードが多い。【墓守の末裔】に【王家の生贄】
┃ 一時凌ぎでもいいなら【墓守の番兵】も使えなくは無い
┃
┃ しかし自分の手札は、このドローの1枚だけ
┃「何が出てくるかわからないが、手札は1枚だけなら大それた事は出来ないはず。ゴーズは止まらない」
┃ と読んでのノーガード戦法だろう
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
______
/ \
/ \
/ , 、,,.-='、'、 \
/ `┬;;;:::┬′ ゙.゙、;;;;::',ノ \
/ ⌒゙''''''´" `''''''" u \ ( いい度胸してるじゃねーかお )
| U |
| |
\ /
\ /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 出会ったばかりの頃を思い出す
┃ 駆け引きも読み合いもなく、ライトロードのデッキパワーに任せて攻めるだけだった伊藤プロ
┃
┃ そんな彼がゴーズの読み合いをしかけてきた
┃「お前は攻撃できるのか? 俺はゴーズもってるかもしれないぞ?」
┃ ヘラヘラ憎たらしく嗤っている
┃
┃ 畜生、強くなったじゃねーか
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/: : /:: : :./: : : :.!:: : : !: : : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : :|: : : | ,: : : ',: : ::ヽ : !
|: : |: : : : : ,,=''".\: : /|"''=:;,ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /" _,=、 | :/ |:./,=、 V: ..|:.: : : | V
< : _: : : / ((;・.,;)|/ レ((・.,;) |:./ ヽ: : |
<:: |. 小{  ̄  ̄ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ/ /⌒ヽ_ノ) ) )
\_! _ ' !! ,' ;'⌒'ー''´
ヽ \ーェェェェァt / | i| (⌒)
___,r| \ 、\_ `ヽ / ノ ,'.! ノ ~.レ-r┐、
/:/::::| \ ::::: \_`\ \'、 ./ //、 ノ__ | .| | |
/::::::/::::::| \ ´ ∧.\、_>'´ ノ'´ 〈 ̄ `-Lλ_レレ
/:::::::::::/::::::::| \ /"''- `ー一''´  ̄`ー‐---‐‐´
_______ ____
/ (__ ゝ
/ (___ヽ_
/ ── ── (__ _ ヽ_
/ /´ `ヽ /´ `ヽ (_\ 〈
/ `T;;;:::;;;T′ `T;;;:::;;;T′ \ \ ( 伊藤プロのデッキは19枚まで減ってる )
| ヾ''''''´"ノ ヽ⌒゙''''''´" U | ) ( 手札は5枚 )
| ( i ) |三三)
\ `ー ─'^ー 一' /.:.| .| ( 2分1じゃ無理だ。賭けにもならない )
\  ̄ ̄ /|.:.:.:.:| .|
〉三三三》 《三三三〈 |.:.:.:.:| .|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ つまるところ「24枚から5枚引いたとき、特定のカードが1枚以上ある確率」
┃ 構築を変えていないなら、ゴーズが1枚、トラゴが2枚入っていた……
┃ 1 − { ( 24 − 3 )C5 / 24C5 } = 0.52
┃
┃ 52パーセントの確率でトラゴかゴーズを持っている。話にならない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/⌒ヽ, .,,;-―――――-;;,,
| { / \
l ヽ \
\ ヽ __._ノ _〉
}ヽ. \ U `i |;;;:::| i 〈{::} 〉
_,. -―‐く` ヽ ⌒゙''''''´" ヽ 墓守の司令官を捨てて効果発動
{′ i ヽ }ヽ_ (,,__,,ノ!_ノ .|
`ーァ= < ,} 、 ハ!_  ̄ ̄ ̄ / デッキからネクロバレーをサーチ、発動してエンドだお
{ { ̄ヽ _> ´ r‐_) /
ヽr―― '´ ̄ /´ > . `ニ´ ,.メヘ、
/.{ __.. イ ,ハ\ \ ` ー‐ ´/\、 ヽ
| ヽ. -‐ ¨´ ノ}\| > 、 ヽ ∧ ヾi、 l. |
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ -=o=-| :/ .|:/ V: |.: : : | V
< : _: : : / |/ レ-=o=-|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ レ{: :|ヽ:| ドローフェイズ、ドロー
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V
\_! ' ! けっ、スタンバイメイン、エンドだ
ヽ ∠7 /
___,r| \ ´ヽ '´ ペッ
/:/::::| \ ヽ `_ ィ ´ \
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 ヾ)
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ドローしたカードとネクロバレーを見比べて伊藤プロが舌打した
┃ カイクウではなくネクロバレーに反応したということは……恐らくドローは死者転生だろう
┃
┃ 死者転生
┃ 手札を1枚捨て、墓地からモンスターカードを1枚手札に加える
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_____ |/
/ ヽ ─
/ \
/ 、 \
/ `ー- ヽ
| 、__ |
ノ └┘ / | ( ……死者転生? )
(、 !_j |
{`ー-' /
\ ,, -===ニニニニ====-、_/
ソ´:::;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
___〉:/ |i \/_
/| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::: |`ヽ,
/ .| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::: |:::::::|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 自分の考えが、喉奥に刺さった小骨みたいに引っかかった
┃
┃ ネクロバレーは「墓地のカードを移動させる効果」を無効にするだけだ
┃ 「発動を阻害」するわけじゃない
┃
┃ 「カードを捨てること」はできるのだ。恐らく伊藤プロは「発動できない」と勘違いしている
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_,,..-―――‐-..,,_
,,-''´ `ヽ
. / u u ヽ、
. /| | | | | -..,,_ u __ '.,
/| | | | | | `゙''‐' ′ ヽ-'" ',
,'| | | | |.|≡=-.,,_ .三三三 _,,..-=≡ ',
l.| | | | | | . `゙ .三三 "´ . l ( 誠のハンドは6枚。ゴーズトラゴが無かったとして……)
|.| | | | | |====≡ 三三 ≡==== |
. ', u | | / ヽ .l ( 転生、ダムド、適当な闇属性、ライラでバック剥がれるぞ!)
. ヽ { ,.、 } ,' ( そのあとジャッジメント出たら負け必須、サイクロンでも辛い)
\ ゝ-ィ´ `"j-.'′ u ,.'
`'',-..,, |.r-‐''" ,,..-''
/ `゙"''―‐.U――― ''"´ヽ
./ ヽ
/ ヽ
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ , -‐、 ', ドローフェイズ、ドロー
l / `' \___ .l
l ヾ==ツ ( 乂ソ ノ l
.', , ヽ lilil ./
\ l 人_,/l /`ヽ
/ `ー、`ー´ 二二ノ ‐' ',.
./ l
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ドローカードは墓守の偵察者。弱いカードではないが、ゴーズへの解答にはならない
┃
┃ 前門のゴーズ、後門のダムド
┃ 動いても、動かなくても負けが目前に迫った窮地
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- }
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j ( ……ゴーズなら偵察者で時間は稼げる )
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' | ( 動くしかない、か )
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..|
,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´ ! ...|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ それに、何もしないで負けるのは性に合わない
┃ どうせ負けるなら動いて負ける方がいい
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/_,ノ ,, ヽ,
( о) ミ ヽ、,,,_ ..i
i. ミミ( ○) .|
\(_入_ノ / バトルフェイズ、カイクウで攻撃
ノ__,,/,____/
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\ ……ダメージ計算後、何かあるかお?
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|::::::::::|
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \.
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ.
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : |: : : : :|: : | ,ィT: ',: : : ヽ: .!
|: : |: : : : : |: / \: : /|: : r 、 : : :.|.: : : ト、:|.
|: : |: : : : /!/_ノ | :./ .|:(ヽ、`\::::|.: : : | V
< : 」_: : / _ _|/ ル. \ \ \ : | ……
<:: |. 小{ `゙'''''' ‐-\ \ \_
厶ヘ ハ 、 r--‐-、 >、 `ヽ.
\_! u ' ` ‐-、 `` `、.
_, r´:/ : :| ヽ - - /\ `、
´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | \ /ヽ :`ヽ ヽ.
:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:| \ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `、 `、
_.._ ``、,.、-::─::-..、
/:::::::::`:く:ノ:::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
/:::::::::::::::::::::::イ:::::::::::丶::::::::::::::::::::::::',
/::::: /:::::::::::::/ l::::::: !:::::::|\::::::::::::::::: l
i::::: /:::::::::::::/一V:::::| :::: |ーヽ:::::::::::::::!
|:: /:::::: /::: | ∨ |V::::| ヽ::::::::!イ
|:/ |::: /::ハ::|、___,V| ヾ!、__,ヽ::ト::::::> ……いや、なにもない
|′|::/|:::|ネヘ  ̄ ヽ  ̄ ハ!ノリ`ヽ
i/ V、_ヘ ! ムリ′
′ ヽ、 - - , ′
|ヽ イ/
,.イ ` ´ ハ
__
,..-''"´ `"''-、
/ 、_) ー―\
/ .',
,' ィ::::::{` __ ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l ( 巧いブラフだったお )
l ( ,、 ) l
'., `¨¨´ `¨¨´ / それじゃあネクロ・ガードナーとルミナスを除外
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ メイン2でモンスターを伏せてエンド
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
| ヽ  ̄/ '.,::::::::::::\,':::::::::::', .| .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::', | .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::', | |
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
・
:
:
:
|
|
釗
!
-─ 、 , -──- 、
, - ─`<::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::`- 、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:.:.:.:.:.::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/: : : : : : ::::i: ::::ハ:: :::::::: : :::ト:::::::: : i: : :::::::::::ヽ
/: : /: /: ::::::|::::/ V::ト::::::: :::| \::: :V: : :::::::::::|
|: :/: /: :/:::::|∠─ V| ヾ:::::::| ̄ V:::::i:::::::::::::::::}
レ.|:.::::|:::i:::::/:/ .、ハi \:::レィ--V::ト::::::::::::::::ヽ
.|::::::|:::l::/|::レ'¨ ̄ヽ ヾ| .ィァiュVハ::::::::::::::::ハ
|::::::|:::K .V ィTj.} { J i ' ハ::::::::::::ト;;ゝ ブラフにかかってくれた時は勝ったと思ったんだけどなー
|::::∧:r-、. ┴‐┴  ̄ ̄ i .ヒ V:ハ::::i::> どうしてゴーズがいないって見抜けたんだ?
|::/ |:|レヽ i レイ/'リ::::::>
ヾ. | ヽ∧ , ィ r‐ム::ハ/
V:::/ ヽ、 ヾ≡三彡'゙ /'´
ヾi }> , イ
| ` - ´_ -┴┐
r‐'V/ ̄ /::\
/ /:::::入 ./::::::::::|""\
/:/ /:::::::::::∧ /::::::::::::|::::::::::::" - 、
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) | 見抜いてない見抜いてない
\ ` ⌒´ ,/
r、 r、/ ヘ 2枚目のネクロバレー発動した返しのターンに
ヽヾ 三 |:l1 ヽ ドローしたカードとネクロバレーみて舌打したお?
\>ヽ/ |` } | |
ヘ lノ `'ソ | |
/´ / |. |
\. ィ | |
| | |
____
/ ― \
/ (● ) ヘ\
| (⌒ (● ) | カイクウじゃなくネクロバレーが邪魔、当てはまるのは転生くらい
ヘ  ̄`、__) |
ヽ | で、誠。ネクロバレー中に転生の発動は出来るお
, へ、 _/ 回収効果が無効になるだけで。だから手札は捨てられる
| ^ヽ
| 1 |
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 ゚ |/ レ ゚ ..}|:./ヽ: : | マジで?
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V ってことは闇3のダムドにらんでブッパ?
\_! _ ' ! そういうことだお>
ヽ / `t /
___,r| \ { / / じゃあ舌打してなかったら攻撃してない?
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´ あのターンは攻撃してなかったおね>
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 {} |/ レ {} }|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ ( ( 、 ) ) {ハ/ V
\_! ) ) _ ' ( ( !
ヽ ( ( / `t ) ) /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
ヘ
⌒ヽ)
. ――-''" ̄`゙''ー-、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/ノノ//|::::::::.ト、::::::::、::::::::l
/i/::::::!|::.|::|:/:::ヽ、::::ヽ:::::l::::::l
|/〃;;{_{ノ v ` `ヽ: 、 ト、 :|::>
|レ!小l ○ u ○ヽ:;;j|Y ::::ア ポーカーフェイスの訓練するわ
. |⊃ 、_,、_, ⊂⊃j:::}:}/リヽ
ヘ ゝ._) u /::レ':/レ
_ ., >,、 __, イァ イ/
ヽ._,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
____
/ \
/ \
/ \
| \ ,_ | ……それもいいけどもっとカード覚えとけお
/ u ∩ノ ⊃―)/ 墓守のことすっかり頭から抜けてただろ
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : : :|: : | ,: : : ',: : :ヽ : :!
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.: :: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!jニニコ| :/ |:./iニニV: :|.: : : | V
< : _: : : / 〈fエ:エi |/ レ fエエ) |./ヽ: : |
<:: |. 小{ レ{:.| ヽ:| 思い出したけどリバース主体だろアイツら
厶ヘ ハ > {ハ/ .V 墓守なんて地味なデッキ使う奴いないって
\_! ☆ !
ヽ !ー―‐r / その地味なデッキに負けたのは誰かおね?>
___,r| \ `ー―' /
/:/::::| \ ヽ _ ̄ ィ ´ (⌒)
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 ノ ~.レ-r┐、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ノ__ | .| | |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ デュエルに負けても笑っている伊藤プロを見て、不思議とやる夫も笑みが漏れた
┃
┃ そうしてやっと気づいた。楽しかった、誠とのデュエルが楽しかったんだ
┃ 勝ち負けに拘るだけの勝負じゃなくて……デュエルすること自体を楽しんでいた
┃ 勝敗だけに一喜一憂することを否定はしない。ずっとそうやって来たし、これからもそうするだろう
┃
┃ けれど、自分にもデュエルを楽しめる相手が居たんだと、ようやく理解した
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-─ 、 , -──- 、
, - ─`<::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::`- 、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:.:.:.:.:.::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/: : : : : : ::::i: ::::ハ:: :::::::: : :::ト:::::::: : i: : :::::::::::ヽ
/: : /: /: ::::::|::::/ V::ト::::::: :::| \::: :V: : :::::::::::|
|: :/: /: :/:::::|∠─ V| ヾ:::::::| ̄ V:::::i:::::::::::::::::}
レ.|:.::::|:::i:::::/:/ .、ハi \:::レィ--V::ト::::::::::::::::ヽ
.|::::::|:::l::/|::レ'¨ ̄ヽ ヾ| .ィァiュVハ::::::::::::::::ハ 『オレって顔がいいからさ?』
|::::::|:::K .V ィTj.} { J i ' ハ::::::::::::ト;;ゝ
|::::∧:r-、. ┴‐┴  ̄ ̄ i .ヒ V:ハ::::i::> 『上にあがれなくても仕事が引っ張りだこなわけよ』
|::/ |:|レヽ i レイ/'リ::::::> 『普及活動に貢献してるし、将来は理事に立候補してさ』
ヾ. | ヽ∧ , ィ r‐ム::ハ/ 『まー適当にやっていきゃいいだろ』
V:::/ ヽ、 ヾ≡三彡'゙ /'´
ヾi }> , イ
| ` - ´_ -┴┐
r‐'V/ ̄ /::\
/ /:::::入 ./::::::::::|""\
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 思ってみればやる夫と伊藤プロは似たもの同士だった気がする
┃ どっちも「不純」な動機でプロになった
┃
┃ そこに負い目も引け目もないけれど、寂しさみたいなものは感じていた
┃ 伊藤プロも同じだったんじゃないかと思う
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-‐ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヘ
/´ ヘ
/´ `ヽ、
/ \
/ / ヽ
/ /..、 ヾ 〃 i
/ ノ{:;:;:;:} ii 〃 i
i ゙´ { ゞ'" ツ / i
/` ゝ ´ / /
/i ヽ / /
i i } 三 ,../
i \____ノ "____ イへ__
\ _,ィ"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
\ i´ __,,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
‐- ____ iヽ! <_ 〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
i ヽ ! .', !∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
! ヽ .! ', >__〉:::::::::::__,::::-―'" ̄ ̄ ̄⌒ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「誰にも見せたことが無いとっておき」
┃ ウィザードの決勝戦、美筆チャンピオンはそう言った
┃
┃ あれほどの強さを誇る彼でさえ、いや、その強さ故に立場があったから
┃ 本心を他人に打ち明けることができなかった
┃
┃ やる夫はチャンピオンより弱い。今はまだ、弱い。けれど本音で語り合える仲間がいる
┃ チャンピオンでさえ持てなかったものを、ずっと前から持っていたんだ
┃ これは幸いだ。幸いなことだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/: : : \
/: : : : \
/: : : : : : \
/ : : : : : : : .._ _ \
|: : : : : : ´⌒\,, ;、、、/⌒` l
|: : : ::;; ( ● ) ノヽ ( ● );;::: |
|: : : : : ´"''" , "''"´ l
\ : : : : . . ( j )、 /
\: : : : : `ー-‐'´`ー-‐'′ /
/ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : /\
/ ∧::::::::::::::>、r‐'".::::::::::::::∧ 、
イ | '::::::::::/ ̄ ̄ヽ::::::::::::::` | }丶 、
,. '" / | ヽ::∧ /\::/ | ! ` 、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ だからこそ、次は負けられない
┃ 背負っているものが違う
┃
┃ ……決意新たに、しかし今は
┃ 今は、自分が得たものを噛み締めよう
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) ⌒ ..i
i. ( ●) .| 「負ける気がしない」
. \(_入_ノ /
\______/ ……むかしそう言ったおね?
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ -=o=-| :/ .|:/ V: |.: : : | V
< : _: : : / |/ レ-=o=-|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ レ{: :|ヽ:| あー言われた言われた
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V
\_! _ ' ! なんだよ、有限実行だぞってか?
ヽ / `t /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
__
,..-''"´ `"''-、
/ 、_ノ ヽ _\
/ .',
,' __ __ ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l ちげーお
l U "" ( ,、 )"" l
'., `¨¨´ `¨¨´ / ……訂正する。負けるかもしれない
ヽ、 __ / おめーはつえーお
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
| ヽ  ̄/ '.,::::::::::::\,':::::::::::', .| .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::', | .|
_ -‐- 、
, ´ ` 、
/ \
,. -‐'fフフ 7 `、
/ r‐´ r‐、 / ヽ
ノ _/_ 」 .l | ー‐-‐' `ー‐-─ !
i _ _ .) ,' | ( ー‐) '" ( ー‐ ) ! で、負けたら、ひたすら努力する
! `{ ノ ヽ , ! / 次に戦ったら圧勝できるように
| ー ― 、}´; ̄ ̄;` ー‐-/;:;\ ヽ_人__,ノ` /,.,.,.
l ,.-r /;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;ヽ_ ` ー __, イ:;ヽ:;:;:; そんで勝ったらもう一回言うお
/i! 〕〈:;:;:;:;:i:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;:;:;! \ _ー‐_,./ i:;::;:ヽ:;:;
´:;:;:!ヽ _∠);;',|:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;ト、 /!;;;;;;;;;;〉、 ,,.イ:;:;:;:;:;:ヽ
:;:;:;:;:ゝ、_ /;;;;ノヽ:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;ト.`' ヾ--〈 V !:;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;O /`:;´/;:;;:;:|:;:;l:;:;:;:;:;:;/└-、:;_:;」 !;;;;;;;! |ヾ、:;.-‐
:;:;:;:;O:;':;:;:;:;/:;:;:;:;:;l:;:;:!:;:;:;:;/:;:;:;,.-‐´:;:;:| |;;;;;;;;| !:;:;\_:;:
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ 、:;_:;_:;:;:;:;:;:;:;/:;:;;:;:ヾ:;:;:;:;:;:;:! !;;;;;;;;;! /:;:;:;:;:;:;:;7
______ /}
/ \ / / __
/ \ ./ / . / .ノ
/ , 、,,.-='、'、 \ / 厶- ´ /
/ `┬;;;:::┬′ ゙.゙、;;;;::',ノ \ / /
/ ⌒゙''''''´" `'''''" \ r一'´ ー 、  ̄ ̄ ̄) 「おめーにゃ負ける気がしない」
| l´ l `l | `ー―. 、__ .〈 ̄ ̄ ってな
| `┬ イ` ┬ ' | i ⌒ |\ \
\ |─┬‐ | / | | ヽノ
\ ` ─ ´ / | |
/´⌒゙ ー─ イ ─ 、. | |
/ ー- _ `ー- _ | |
/  ̄` ´ ̄ メ |
/ |
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ー-、 _:::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |::::://IIj:|:::::::::::::::::ト::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/ ヽ |;ij |::::/レ:::::/ |/ リ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ ヽ7 |:∧ |:/ ′ オレだって負けっぱなしじゃいねえぞ?
:::::::::::::::::::/ |/ ゙ ヽソ
:::::::::::::::::∧ \
:::::::∧:::/ `ー /
:::::/ ∨ `ー=ニフ /
/ヘ , '
\ \ _ /
\ \ / ` ー - ′
\ \__ /
 ̄\ \
´  ̄ ̄ ̄ ` 、
/ \
/ \
/ ー― ー― \
/ ヽ
/ ,ニ===ミ ,ニ===ミ ヽ
/ ( ● ) ( ● ) l! 望むところだ。何回でも叩き潰してやるお
/ ≧==彡 ≧==彡 l!
| |! その度に言ってやる
{ (__人__) } 「おめーにゃ負ける気がしない」ってお
,\ ヽエエエエエ/ /
( \  ̄ ̄ /⌒Y
\___人> ー‐ ー― ―一 </ イ
/ Y .\ > < ,/T¨ \
/: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : _: : : / 〈 ノ |/ レ ヽ }|:./ヽ: : :|
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| ははっ、その分だともう大丈夫そうだな?
厶ヘ ハ 、 {ハ,;' ((
\_! ' ! ( ( ヽ) ホワ〜ッ
ヽ 'ー―-- / ヽノζ
___,r| \ / | ̄ ̄ ̄|(^)
/:/::::| \ ヽ _ , ィ´ | ''..,,''::;;⊂ニヽ
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 .| .,,:: ;;;;ン=- )
/:::::::::::/::::::::| \ / ! ,r-''⌒^ニ);;;;ヽニノ ヽ
__
,..-''"´ `"''-、
/-――- -―\
/ _ _ .',
,' イ::::)` イ::::)` ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l 色んな人が助けてくれたからお
l ( ,、 ) U l なんとか立ち上がれた
'., `¨¨´ `¨¨´ /
ヽ、 / そしたらもう、負けるわけにはいかんおね
`ァニニ<// _,,..-'' __ リベンジの機会も近いわけだし
,./ /\ / : : : : : : > : :\
_/ /|イ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
/. : : : :| ./`Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : }
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 現行の7タイトルのうち、2大タイトルとしてチャンピオンと肩を並べるタイトル
┃ " Grand Master"
┃
┃ 予選トーナメントは勝ちあがり、本選トーナメントも順調に駒を進めていた
┃ このままいけば……現タイトルホルダーは美筆やらない夫
┃ 再戦は、間近に迫っていた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_,,,..-.ー.─.-.-....、._
二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:..、
/::::::::``:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::\:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,、_:::::\::::\:::::',
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ\\\:::::::::\:::\::',
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r、\::::::ヾ\_::>
l::::::i!:::i::::l;/i ._,,\::::!、::::::l 辻ヾ〉 \:::ヾ)::::> 今度は勝てよ
i:::::ハ::::|::::l:::i〈`(ヘ\! \:', ゞ-′ ラ∨/"´
l:::i l:::|::::lヾ、 弋i;) ヽ \ ┌::ソノ
∨ l::::l::::l:::\ " ヘ::::/
\|\!\ ′ ∨
ヾ ヾ 、 ー ´ , ゝ、
` 、 , ′ / \_
` ー < /´ /::::: ̄`ー-
_ノ´∧_∧ /::::::::::::::::::::::
:::::´ ̄/ /〈::ヾ∧ /:::::::::::::::::::::
:::::::/ / ノ::::〈 ヽ /::::::::::::::::::::
, -― … -、
/ \
, ' \
/ _ノ ー- 丶
| 〈 ● 〉 〈 ● 〉 〉
|  ̄  ̄ / とうぜん。2回も負けてらんねーお
V (__人_) /
∧ ̄ヘ `ー’ /
/::::::::::ヽ \ __/
/::::::::::::::::::::ヽ. \_, -'´
/:::::._:::::::::::::::::::ヘ .>ハ
/::´:::::::::::::`:::.、:::::::::ヽ/ ̄}
,::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ハ |
. ,:!:::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::ハ´¨|、
/i:::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::i. | i
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 「はっ、自信満々だな」
┃ 伊藤プロがニヤリと笑う。やる夫も口端を吊り上げて笑った
┃
┃ 2人して対局室を出ると、廊下でたたずむでっていうプロが目に入った
┃ こっちを見るなりそわそわした様子で声をあげる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : _: : : / 〈 ノ |/ レ ヽ }|:./ヽ: : :|
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| おっ、見てたのか?
厶ヘ ハ 、 {ハ,;' ((
\_! ' ! ( ( ヽ) ホワ〜ッ いやー恥ずかしいところ見られちゃったなー
ヽ 'ー―-- / ヽノζ
___,r| \ / | ̄ ̄ ̄|(^)
/:/::::| \ ヽ _ , ィ´ | ''..,,''::;;⊂ニヽ
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 .| .,,:: ;;;;ン=- )
/:::::::::::/::::::::| \ / ! ,r-''⌒^ニ);;;;ヽニノ ヽ
/ニYニヽ
/ (・)(・)ヽ
/ ⌒`´⌒ \ あ、悪い。見てなかったっていう
| ,-) (-、.|
| l l |
\ ` ⌒´ /
. /: : : :u: : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : :u: : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ | :/. |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 (・) |/:::::::レ(・) }|:./ヽ : | 見てねーのかよ!
<:: |. 小{ _,,.. - :::::::::::、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ ::::::::::::::::::::、::::::::::::::: {ハ/ V 同じ研究会の誼だろ!
\_! u _ ' !
ヽ / `t u /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \u ´ ∧>、
. … .
:/ノYニヽ :
:/ (0)(0)。ヽ : 悪かったっていうwwww
:/::::⌒`´⌒::::\ :
:| ,-) (-、.|: でもそれより重大なことがあったんだっていうwww
:| l rヽ/⌒ヽノ | :
:\{/ //:
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ -=o=-| :/ .|:/ V: |.: : : | V
< : _: : : / |/ レ-=o=-|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ レ{: :|ヽ:| 戦友のデュエルを観戦するより大事?
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V
\_! _ ' ! おう言ってみろよ
ヽ / `t /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
/二二Yニヽ
/ (゜ )(゜ )ヽ
/ ::::⌒`´⌒:::: \
| ,-) (-|
,┤i〈 、_____, 〉 /
/ ! ヽ\+┼┼+/ /
__/ ヽ `ー‐‐'´ /
, -‐''" i \ 人
, -''~ | \`ー----‐'´! iヽ';
/ , ノ ` l::::l li /ニく /⌒ヽ \.i
, └ '´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / ノ__ ', ,イ:
/ \ (⌒⌒) , └ '´ / i/
/ ヽ / ー ' / /,.イ
∠ __ / / /
 ̄ ̄ ̄プ ー r── -------/-‐'´ /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ でっていうプロが、彼一流のウザい動作でポケットから何か取り出した
┃
┃ 満面のニヤけ面を浮かべて天高くかざすは、小さなデッキケース
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ニYニヽ
/( ゚ )( ゚ )⊂)
./::::⌒`´⌒::::⊂)
./| ,-)___(-⊂)
./ | l |-┬-| l | 名付けてでっていうスペシャル
/ \ `ー'´ /
( \ ついに完成だっていう!
\_ | \
(_) ̄ ̄\ / |
) ししし |\ / /
(_⊃\ \ /
/ \ /
/ .\_/ /
/ ./
./ /
/ / /
./ 人 \
The "Addicted to That Rush" is Close
以上になります
>>85
合いの手ありがとうございました
前スレが未だに勢い28もあることにビックリ
どんだけ集中投下してたんだっていう
更新頻度は落ちますが完結だけはさせますので
お付き合い頂けたら幸いです
乙乙
カッコいいなぁ二人とも
さてでっていうのデッキの出来は
ダムドも死者転生も効果は使えなくても、ダムド出して殴るだけならできたって事か
まあ伏せカードあったけど
乙でした
みんな違ってみんないいと言ってしまうと安く聞こえるかもしれないけど
ほんと、このプロたちはいいキャラばかりだ
乙乙
好敵手の存在は人を成長させる 弱さを消化したやる夫に期待
ラブレター?でっていうに春が来た!?って思ったら来てなかった し、新デッキ楽しみだなー()
乙です
親友と書いてライバルと読みそうな関係、いいですね〜
DAT落ちから復帰しないな、と思ってたら専ブラがアレだっただけという
次回は2月中旬程度を予定しときます
>>147-151
ご感想ありがとうございました
>でっていうのデッキ、新デッキ
重いモンスターばっかりでも事故らないはず(事故らないとは言ってない
>好敵手、親友と書いて〜
戦友、強敵、同士。全部ライバルと読める日本語の素晴らしさ
>いいキャラ
冥利に尽きます、はい
>ダムド出して〜
ダムドでバックを剥がさせるプレイングになるのかなーとか思いながら
奈落と警告を使わせる順番次第ではまだ解らない状況かもしれないですね
中途半端な進行具合ですが、自分を追い込むために投下しようかと
1時投下予定です
楽しみじゃのー
あーい
全裸待機なう
全身の感覚が無くなってきたなう
投下開始します
>>156
風邪にはお気をつけください
自分も熱が出て今日の仕事を休んでしまったので、はい
健康第一って大事ですよね……としみじみ再確認しました
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : _: : : / 〈 ○ |/ レ ○ }|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ,;' ((
\_! ,. ‘-,,' ≦ 三 。 ドォン!>
ヽ ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚
___,r| \。≧ 三 ==-
/:/::::| \ -ァ, ≧=- 。
/::::::/::::::| \ イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
/:::::::::::/::::::::| ≦`Vヾ ヾ ≧
。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
_,,..-―――‐-..,,_
,,-''´ `ヽ
. / u u ヽ、
. /| | | | | -..,,_ u __ '.,
/| | | | | | `゙''‐' ′ ヽ-'" ',
,'| | | | |.|≡=-.,,_ .三三三 _,,..-=≡ ',
l.| | | | | | . `゙ .三三 "´ . l
|.| | | | | |====≡ 三三 ≡==== | ジュワーン!>
. ', u | | / ヽ .l
. ヽ { ,.、 } ,'
\ ゝ-ィ´ `"j-.'′ u ,.'
`'',-..,, |.r-‐''" ,,..-''
/ `゙"''―‐.U――― ''"´ヽ
./ ヽ
/ ヽ
20
5 ___ 1
_.. ー'''{'"゙゙__________,゙゙゙l"'''ー- ..,、
9 ,,..-'"゙._,, ー'''゙厂´ .´l´゙゙'''ー ..,_`゙'ー、、
, / li‐'" l .| .`'ーil,゙`'‐、 18 カァン!
,/ .,/゛ .ヽ ! ! / ゙''-、\、
12 /ヽ/ ヽ ._,, ト×1;;;;;;''''l― ..,、 ./ .\. \
./ / .\ .li-'',゙..-‐'''リ ̄´ .´厂゙"''ー .,゙"ッ、. `;;i‐ヽ,
/ . / .\ ./ン''.l .l l ,i“'‐、×3、 ./ ヽ. \ 4
.,i'ゝil′ ,.''.l/ ヽ .! .l / .`'-`' / .ヽ .ヽ
14 / / `'-、, / / .\ ヽ ! .| ./ ,ノヽ\ ゙i, .ヽ
./ / `∧i″ \ .ヽ ! .! / ./ .ヽヽ ._,, -て`l,
.i′/ ./ / `'-..、 .\. ヽ .l .! ./ ./ .゙l,,A'"゛ . l .l 13
./ ..i|,_. ./ / ゙ヘ、, .\ ヽ .! │ ./ / ,,, -'"゛ l, l l .!
│ .l゙ .`゙゙''''ートム,,,_ `'-、, .\.ヽ l .! / . / ._,, -'"゛ l .l .| .l
! .! .l .l゙ `゙゙'''〜- ..,,,_ .`'-、',iゞ'''"'く/,.. -'"゛ ___,,,,,,..l..ム--―ー'ヤ''.!
11 .l ! .!│ `゙゙''';;イ r'"''、 .'l--―¬''''''"゙゙ ̄´ │.! ││
.! .! __,|,,,!..........--―¬''''''"゙゙ ̄,゙..人 .゙'ー'" ,iミ¬- ..,,,_ │.! ││ 6
.l''''゙l゙゙ ̄´゛ .l .| _.. -''″ / /''ァt''.l.\゙ヘ、, .`゙"''― ..,,,_ .l .| .| .!
│ .l ! .l _.. -'"゛ ,/ / .│ ! ヽ \. `'-、 !゙ナ'ー ..,,,,,! l
! .! .l._| / '" . / / l │ ヽ \ ゙''-、, ./ l .l゙ ./
8 .l l ._.. -'" / │ \ `'-. / / / /
l-'.l″ .ヽ.ヽ / ./ │ .! .ヽ \. ./゙∧、 ./ ./ 10
.ヽ .ヽ ヽ.,X′ ./ .l .l ヽ .\ ,ノ゙./ `''-、 / //
ヽ .ヽ .,/\.\ / ! .! ヽ .,</ ./ ゙'//
16 ヽ .\ ,/ \, \ / ,! .! ヽ _/ / \ ./ ./
`./ヽ `''ii,゙゙''ー..,,、 │ .l ._,,..-''゙レ'" \./ / 15
\ .\ / `''×2,゙゙゙l'''¬―''''''リ゙,゙,,.. -'"゛ .ヽ ../ヽ‐゛
\. ゙'-、 ./ .厂゙゙゙^^゙゙゙゙´゙l ヽ ,/゛./
7 \ .`Λ,,. .l │ _.. <._/゛ 2
`ゝ、,,.`''ー ..,,、 .! ! _,,.. -‐'"._..-'"゛
`゙''ー ..,,,_√゙^^''''''"^゙゙´゙ !,,.. ー''"
19  ̄ ゙゙̄ ̄ ̄ 17
3
ト、 ハ
| ヽ __/ |
| 彡⌒ミ |
ヽ彡川ミミ ミヽ
/ リ リリ リ州ヽ-- 、_ _,,, --、,
/ |::::州州 `''─‐‐ '''´´ ::: `'‐-、
〈 ィラフ |:::::::::: :: ::: ヽ
| 丿:::::: ::: |
| ..::: ::::. ト、 モ
. | ハ / 爪 '、 -=
丿 ./ { ノノ ゝ ミミ彡
ヽ } / ヽ ヽ ,,,∠、,,_イ~ヽ__≠彡彡
ヽ、_/ ヽ、\ 、__/ >‐‐'´ ┏┓ ┏┓ ┏┓ ┏━┓
/ `‐-ォ、_,,,/ / ..┏┳┳┓┃┗┓┣┫┏┛┗┓┃┃┃
イ -‐‐ "_,,,>/ /ヽ ┃┃┃┃┃┃┃┃┃┗┓━┫┃━┫
!,,__,, -‐" イ />" .....┗━━┛┗┻┛┗┛ ┗━┛┗━┛
\__/ . ┏┓ . ┏━┓┏━┓
┃┗┓┏━┓┏━┓┃━┫┃┃┃
┃┃┃┃┃┃┃┏┛┣━┃┃━┫
┗┻┛┗━┛┗┛ ┗━┛┗━┛
__
_ ,./ 丶
/⌒ '" `、 ,.- 、 \
} ./ヾr'⌒ゝ‐` ー-- ̄ ‐-
' ' _/  ̄  ̄ ‐- .._ ,
/ ,./' / \.ー- ´
/ / / ' i \
/ /./ / .l /'{ i ! ヽ ヽ
/ / / .! .l .! ヾ ゙、 、 ヽ \ 、 i
/ i ! ! l.! T‐- .._ ヽ.l ヽ }\ ヽ ヽ l}
. / ! ! l l ,.-t―‐ァ、 リ ヽ, /_ヽ ,V} ./ _人_
. / l l l ! l  ̄ ソー′V、 } ! `Y´
/ ヽ、 ! ヽ ! } ノ !
. / \ l \ .! 、____, ノ ノ .!
. ' ,. ト、 l ヽ 、 ゝ ` ― ´ ノl/ .! ドヤァ
. ! ' ! ヽ ヽ ヽ}、 イ ,} ノ.'
. , l ! .! ヽ lゝ 、) __ ___, -く ,レ゙
、 .! ヽ ! _,. -‐  ̄ ̄ ___,.-‐ ̄ __ヽ
ヽ \ ヽ /ニニニニニ-‐ ̄_-ニニニ二ヽ
` ーゝ- _. /_,. -‐  ̄_-ニ二二二二二ニ=ゝ
/_-ニニ二二二二二ニ=‐ ̄ _,. 、.}
/二ニニ=-‐ ̄ ̄ ̄ ̄ _ - ´ ヾ
/ _,. --――=ニニニ二 -‐  ̄ ヽ. }
{::::/ l \
|\_  ̄ト、ー―-、
_____> \| L___|
>_____ ___ <
l/ ヽ / \!ゝ
/ /ミヽ Vr勿\ \ヾ
// >-―┴┴- ∠.:\lVVV\\
∠/ / ヽ ゝ 》
/:/: . : /: . : . : . : . : . : . : . : . : . : .. :ヽ: . :}: | ノ
/:/|: . /: . : . : . : . :/: . : . : . : . : . ',:.:| :∧
|/ :|: /: . : .:/: . : . ハ:: . : . : . : . : . : . ', |' |
j:/!: . : .,': . : .:/: .|: . : .// /レ'|i ト、|: . N l
ハl l i.〃____\ |. , _´___\ヽ l i |.| l l| ……ゴホン
ヽ! ハ 〃 ゞ-:::ノ ヽ! ゞ-;;ノ 〉 l l !.| l |
__ i Y/ Y  ̄  ̄ / 》 ///i |. | 今日はごちそうになりますねっ
i ヽ .| l ! .ハ ´´ ` ´´ イ/ ./レ'| .i ト、|
ヽ ヽ .ハ〜、ゝ>.、 ― ∠/ //レヘ トヽハノ
ヽ .ヽ,_r 、,、、 --`>ァ ´ム ム/r 、
ノr'^ヽr‐、_,-'ヽ: ヽ'' ~ ~-y/ ヽ_
i ー‐、冫-i 、 ヽ: ヽ_ /:/ ヽ
| -ーv' ト 、 丶 ヽ _: -_/: / ノ,ヽ
ゝ --' ノ: ヽヽ、 ~ ヽ:ヽ^:./ _ - ~/: :i
|ヽ ./:i: :.', ` ー -''- `' -- '- - ' ~ /: : : i
| :| .i:.ノ: : :', i ./: : : : :i
. /: : : :u: : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : :u: : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ | :/. |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 (・) |/:::::::レ(・) }|:./ヽ : |
<:: |. 小{ _,,.. - :::::::::::、-.,_ レ{: :.|ヽ:| ちょ、ちょっとまったできない子さん
厶ヘ ハ ::::::::::::::::::::、::::::::::::::: {ハ/ V
\_! u _ ' ! レートはいくらよキミ
ヽ / `t u /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \u ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
::::::::::::::/:::::::::∧ /二\ |::::::ヽ::::::::::::\
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::!
-==- 、, -=  ̄ フ
::. f 孑三≠‐ .
::. , ≧´=-" ィ_,_r≧<⌒
x ::. _ ≠´: . . `
::. ::. イ 、 ヽ
::. .:/. \ \ .:.
\/: :/: : : ヾ: ヽ .:.
:./ 〃: :./.: .|: :. ハ:ヽ\ ヽ .:. i:.i
:i '/ : : |: :i|:.:.i l: :ト、 ヽ i: :.iハ!
! .: : : i |: 小:.l ハ l厶斗:. :.|: :.| } 18ですよ?
! .: :i:.:|ハ: _/リ !|: .' ノ′ }:ハ: :|:.:.:!
! .: :|斗七/ |: / |: ハ: ;.
!: . .: :|' レ | ' ==ミ 从ハノ
:i: . : :|《 x==ミ /' /////イ乂 ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
:ハ. .:小 ///// . | i ト、 ┃ VSPHOENIX
: :}: .:从 小:ト:.\ .┃ PPD 31..7
: :r´}:.::.}\ `─〜' イ:.:|ハ!::.. 〉 ...┃ MPR 3.43
__: : i:小. . 个ヘ: |、::.. / ....┃
 ̄二=-_ ` ァ―.´:.:.!:.:.:`}:.:.:} { .┃ レート18……めちゃくちゃ上手いアマチュア。セミプロレベル
=-__  ̄二=-__ハ:. :.:\:.:.:.:._ ノ t ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
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. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 {} |/ レ {} }|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ ( ( 、 ) ) {ハ/ V
\_! ) ) _ ' ( ( ! ....╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ヽ ( ( / `t ) ) / ┃ VSPHOENIX
___,r| \ { / / .┃ PPD 24.7
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´ .┃ MPR 2.67
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 .┃
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ....┃ レート13……上級者一歩手前の中級者
::::::::::::::/:::::::::∧ /二\ |::::::ヽ::::::::::::\ .╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::!
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ / ●ヽ /●ヽ 丶
/ 丶. ノ 、 ノ \
| |
ヽ (__人_) / ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
\ 廴_)ノ / ┃ VSPHOENIX
/ ̄ } .┃ PPD 19.46
ィ ト、 ┃ MPR 17.4
. //YY >┐ ', / )´ )、 ...┃
/Y { {/ / V / / 厶 ┃ レート9……初級者卒業ほやほやの中級者
. { { { { { n j`Y ′ ' / / ......╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ハ し' j { { イ
/ { / 人 /
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \.
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ.
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : |: : : : :|: : | ,ィT: ',: : : ヽ: .!
|: : |: : : : : |: / \: : /|: : r 、 : : :.|.: : : ト、:|. い、いやまだだ……
|: : |: : : : /!/_ノ | :./ .|:(ヽ、`\::::|.: : : | V クリケットは実力差が如実に出る
< : 」_: : / _ _|/ ル. \ \ \ : |
<:: |. 小{ `゙'''''' ‐-\ \ \_ ゼロワンさえ取れればまだ可能性は……っ!
厶ヘ ハ 、 r--‐-、 >、 `ヽ.
\_! u ' ` ‐-、 `` `、.
_, r´:/ : :| ヽ - - /\ `、 ヂュン! ヂュン! ヂュン!>
´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | \ /ヽ :`ヽ ヽ.
:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:| \ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `、 `、
__
_..-''''゙゙゙´ ゙゙゙゙'''ー,,、
./ U \
, ' ___ __ .ヽ
/ '., 伊藤さん伊藤さん
/ u  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ '.,
. .,' .l インナーブルに3本入ってるんですけど
l U. ( 人 .) .l なんかの見間違いかお、これ
.'., `.┬‐ ´ ` ┬ ´ .,'
. ' ,  ̄ ̄ ̄ ̄ /
ゝ、 /
/` ー――――― ‐=''' く
/ \
/ ヽ
/イ
-── / ̄ \ _ ,ノ
>─'´ \ \ー'
/ \ !
/ ∨ \
. / \ \ | |
. ′ | イ⌒>、\ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. =、, \}⌒ハ 人 いやー久しぶりにブラック出せました
| 八イ「`」、 ∨ 弋歹八彡 ノ |. ! 幸先いいですね
八 ∨ヾ=" ::::::: l .! ヽ !
ヽ 人 |/ |  ̄
ハ:::: -‐' イ仄㌃ 丶 /ノ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄ ー- _ _イ// -― ¬、 ...┃・ブラック(スリーインブラック)
,!=‐-__  ̄ー=ニ三三三゙、 ┃ ダーツ盤のど真ん中に3本入れること
/三三三三三≧=-_  ̄ー=三、 ┃ 50点が3本で150点
/ ̄ー=三三三三三三三≧‐-___ `ヽ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. /==ー-_  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ、
{ /´ ̄ ―‐- _  ̄ ̄ー======‐ ヽ
/: : /:: : :./: : : :.!:: : : !: : : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : :|: : : | ,: : : ',: : ::ヽ : !
|: : |: : : : : ,,=''".\: : /|"''=:;,ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /" _,=、 | :/ |:./,=、 V: ..|:.: : : | V
< : _: : : / ((;・.,;)|/ レ((・.,;) |:./ ヽ: : | よしやる夫TON80出せ
<:: |. 小{  ̄  ̄ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ/ /⌒ヽ_ノ) ) )
\_! _ ' !! ,' ;'⌒'ー''´ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ヽ \ーェェェェァt / | i| (⌒) .┃・TON80
___,r| \ 、\_ `ヽ / ノ ,'.! ノ ~.レ-r┐、 .┃ 20のトリプル(=60点)に3本入れること
/:/::::| \ ::::: \_`\ \'、 ./ //、 ノ__ | .| | | .┃ 180点はダーツにおける最高得点
/::::::/::::::| \ ´ ∧.\、_>'´ ノ'´ 〈 ̄ `-Lλ_レレ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/:::::::::::/::::::::| \ /"''- `ー一''´  ̄`ー‐---‐‐´
____
/ \
/ \
/ \
| \ ,_ | 出せるわきゃねーだろお
/ u ∩ノ ⊃―)/
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
●┃┃
━━━━ ● ● ● ● ● ● ● ● ●
●┃┃
..\
\
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::\
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|ヽ ::::|:::. _____ __________
| | :|: : ||__,____|| | | | | | | | | |
| | :| || || || | | | | | | | | |
!- | || || || | | | | | | | | |
| || || || | | | | | | | | |
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/::: / ̄ ̄| iニニi
/  ̄ .i | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\|、`i . iヽ\ ̄ ̄ ̄ ̄
/ |‐|______\ | |ヽ|‐ \_____
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,.' .,.'
,.' /
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/. / , ' ,_, !
'.'/ ' ._'.....゙: !
〈 / / /  ̄``ヾ
}, ' /-;ー/'ヽ、.,. '.!
. _' ,.<.}==="´ ノ|
!ー_-- _一;::´:::::l
l::〈::::Y゙::ヽ'::゙::::::::l
―――――――l:::::ー:、::::゙:::::::::::::j―‐----- 、..,,_ コトッ
゙!=ー---一='"! ~`'ー-、_
`ー-‐-‐-一''´ `ヽ
_,,-'"l
__________________,,,,,,,,,,,, --'''"_,,-'"
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,.................... --'''"
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ , -‐、 _,, -‐、 ', 上手すぎてびびったお
l / `' ´ .l
l ,==ミヽ ,ソ==ミ .l トンパチ ホ ー ス
.', U , ヽ / TON80とかWHITE HORSEなんて
\ l 人 l /`ヽ 初めてみたお?
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ',
./ l
イ / / / 丶 ヘ ヽ \
/ / _ / / ヘ ヘ ヽ ミz
/ / / /) / l ヘ ヽ ヽ ミミ
// l:// / l ヘ _ ヽ ハ ト
/ヘ ;l /::l l ` ー/ヽ- l ノ-/l ̄/ヽ ヘ l i
/ l .l /l:ノ l / 从 l /l/ l/ ヘ ヘ l リ
/l l/ l メfモミzl/ヘ l ィf禾芽气 il ハ 気分転換で始めたらはまっちゃって
/ l ヽハ弋:::U::リ ヽ/ 从::刋::iノ/ l /
ハ ヽ `¨ ¨ / / /
从 ゝ lト\ ` /イ// l
/ \/ 从 、 _ , / /ハ
//////\__/ > イ 从ハ入 ト
//////////二二二≧二二二ニ≦二二二二\ハ ヘ 从
////////三三三三三三三三三三三三三三三
〃 /´`ミヽ
.∧‖/_,,,,く´-=-
{ .ヾ_j ´ ̄ `ヽ、__
,-='''ヾ  ̄`""'' ,,,,, `ヽ
ノ,,,,, '"´ `ヾ、 :::',
./ ´ ` ハ :::',
〃 .', ::::,
‖ ./:: ヽ,ハヽ、 ij | ::i
‖_i,,-1'''"7''/;;,, i ,,ィ''''l"''-,,_ ‖ i! ::::l
il´ .i .|___/ハ/ l ! l j ソハ `.‖./ ヽ::i それよりやる夫さんがダーツやってたのが意外です
|i l l l乂`t;;;、ミl lヽハ. l-‐_,,,=ァ ./::Y ヾ、_
.l | i l,,j ゞiiiiリァヽヾ ノ ノjiiij.リ/.j /l:::ト, ヽ,,l_ あんまりこういう事に興味なさそうですけど
从ハ \.ゝー''´ `"´ヾ-<,,./ / ', lハ ::l
\j ヽ ハ""" ,、 //!/ .',::::|
', \`ヽ / .ノl ',::l
', :::ハ 、 - /l:::|\ ',\
ヽ、:j `i=‐::::......,,,,, イ i:::l::i、 .\ ',
ヾ、 ヾ ミ===-‖ ヽ::'、ヽ、 \,,ハ
_ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.il ヽ,ゝ´ \
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- }
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j 伊藤プロに誘われてお
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' |
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi 2万もあれば道具揃えられるし
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i 何より酒飲みながら気軽にプレイできるからお
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..|
,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´ ! ...|
! ⌒)ヘ ノ /:::::;/ } ..|
ヽ ´ノヘ/ /::::::/ ヾ / |
/: : /:: : :./: : : :.!:: : : !: : : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : :|: : : | ,: : : ',: : ::ヽ : !
|: : |: : : : : ,,=''".\: : /|"''=:;,ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /" _,=、 | :/ |:./,=、 V: ..|:.: : : | V
< : _: : : / ((;・.,;)|/ レ((・.,;) |:./ ヽ: : |
<:: |. 小{  ̄  ̄ レ{: :.|ヽ:| 他の遊びを知らないだけだろ?
厶ヘ ハ 、 {ハ/ /⌒ヽ_ノ) ) )
\_! _ ' !! ,' ;'⌒'ー''´ うるせーお>
ヽ \ーェェェェァt / | i| (⌒)
___,r| \ 、\_ `ヽ / ノ ,'.! ノ ~.レ-r┐、
/:/::::| \ ::::: \_`\ \'、 ./ //、 ノ__ | .| | |
/::::::/::::::| \ ´ ∧.\、_>'´ ノ'´ 〈 ̄ `-Lλ_レレ
/:::::::::::/::::::::| \ /"''- `ー一''´  ̄`ー‐---‐‐´
ダーツといえば、
ワーンハンドレドアネーーーイティ、という審判の声が響き渡る、
501世界大会の動画が記憶に残る。
/: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : _: : : / 〈 ノ |/ レ ヽ }|:./ヽ: : :| いやーそれにしても、ダーツ仲間が増えて嬉しいな
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ,;' (( 中々いなくてさ、同じ趣味の奴が
\_! ' ! ( ( ヽ) ホワ〜ッ
ヽ 'ー―-- / ヽノζ _
___,r| \ / | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|ゝ'゙___ `i
/:/::::| \ ヽ _ , ィ´ | |Y__ !
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、. ', /コ__ ト、
/:::::::::::/::::::::| \ / ! ,r-'' ヽ、__/ !、___ l i ヾ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「野球選手だから、野球が好きで好きでしょうがない野球バカ」
┃ とは限らないもので、いかにプロと言えど趣味は別という人間は多い
┃
┃ しかしこれがまた、みーんなてんでバラバラな趣味をしているものだから
┃ 同好の志を見つけるのは中々どうして難しい
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ニYニヽ
/(磷ト)(磷心) __人_ 『やっぱりシンドリルドルフはレジェンドだっていう!』
弋cソ弋cソ ..`Y´ 『確かな実績と、敗北に涙を流したエピソードには心打たれるっていう』
/ ⌒`´⌒\
/ ,-) (-、\ 『サイレンススズカもいい馬だったっていう』
| l __ l | 『実績でこそ劣る部分はあるっていう……』
\ \ / / 『けど、まさに駆け抜けた! 命を削って走る様はドラゴンにも劣らないっていう!』
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 一度でっていうプロに趣味の話を振ったことがあったが……
┃ 壊れたレコードのように競馬の薀蓄は留まるところを知らず、苦笑いした記憶がある
┃
┃ 僕らの研究会で一番『遊戯王』……『勝ち負け』ではなく遊戯王というカードゲームに熱心な
┃ でっていうプロでさえこの有様。24時間365日一つのことに取り組める人ってのはそうそういない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/_,ノ ,, ヽ,
( о) ミ ヽ、,,,_ ..i
i. ミミ( ○) .| しっかし……誠、ダーツ下手になったんじゃないかお?
\(_入_ノ /
ノ__,,/,____/ 今日の成績は酷かったおねー。ブルキープすら出来ないとか
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|::::::::::|
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ -=o=-| :/ .|:/ V: |.: : : | V
< : _: : : / |/ レ-=o=-|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ レ{: :|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V ダーツの時間削って仕事に精出してたからいいんだよ
\_! ' !
ヽ ∠7 / すぐに復帰するっつーの
___,r| \ ´ヽ '´ ペッ
/:/::::| \ ヽ `_ ィ ´ \
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 ヾ)
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
-─ 、 , -──- 、
, - ─`<::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::`- 、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:.:.:.:.:.::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/: : : : : : ::::i: ::::ハ:: :::::::: : :::ト:::::::: : i: : :::::::::::ヽ
/: : /: /: ::::::|:::/ .V::ト::::::: :::| \::: :V: : :::::::::::|
|: :/: /: :/:::::|/ _ノ .V|ヾ:::::::::| ∨::i::::::::::::::::::}
レ.|:.::::|:::i:::::/| 、ハi \::::|`^ーV::ト::::::::::::::::ヽ
. |::::::|:::l::/|::レ'¨ ̄ヽ ヾ| .ィァiュVハ::::::::::::::::ハ つーかお前こそ酷い5Rノーブルって
|::::::|:::K .V ィTj.} { J i ' ハ::::::::::::ト;;ゝ
|::::∧:r-、. ┴‐┴  ̄ ̄ i .ヒ V:ハ::::i::> ダーツ始めたばっかりの初心者じゃねーんだから
|::/ |:|レヽ i 、 レイ/'リ::::::>
ヾ. | ヽ∧ _ .. -イ .r‐ム::ハ/
V:::/ ヽ、 ` ー‐‐ ´ /'´
ヾi }> , イ
| ` - ´_ -┴┐
r‐'V/ ̄ /::\
ヘ
⌒ヽ) ガヤガヤ
. ――-''" ̄`゙''ー-、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
____ /ノノ//|::::::::.ト、::::::::、::::::::l
/::::::::: u\ /i/::::::!|::.|::|:/:::ヽ、::::ヽ:::::l::::::l
/ノ└ \,三_ノ\ ,∩__ |/〃;;{_{ノ v ` `ヽ: 、 ト、 :|::>
/:::::⌒( ●)三(●)\ fつuu |レ!小l ● ●ヽ:;;j|Y ::::ア
|::::::::::::::::⌒(__人__)⌒ | | | . |⊃ 、_,、_, ⊂⊃j:::}:}/リヽ
\::::::::: ` ⌒´ ,/_ | | ヘ ゝ._) /::レ':/レ
ヽ i 丿 _ ., >,、 __, イァ イ/
/(⌒) / ̄ ̄´ ヽ._,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/ / / /i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
ヽヘ \
\\, ヽ
| V∧ Vヽ,
/ │ ! V|ヾ ゝ
. ! │ │ | ヽ: ヽハ \
| ∧ ハ .│ | ハ ヾゝ::.:.:.:.:.:. ヽヘ
::, -┴ 、 ::/l :::ト、 ::l ..:::Nl :.:.:.:.:.ヽ:.:. |
∠´ ヽ ::__:i l :::l `、 :l .:::::j:::.:.:.:.:.:.ハ:. , んー……見た感じアレでしたけどね
 ̄`~ヽ `y l l :∧:l__ `、 .::l ::::::::::::___:j:::.:.:.:.:.:! j/
ヽ、 l/ /| -V ̄ヽ W| ::::「二ヽ|.:.:.:.リ V 伊藤プロのフォームは綺麗だったので
、 l /イ´:::! _______ | :::|┌j l.:.:.:/ メンタルの問題だと思いますよ?
_ \. L/ /!::::::| ' ̄|「::::::::::|「 〉 | :::|/// .:(
i ノ`'´ ∧ ヽ::|  ̄ ̄ ̄ ´ l ::::| / :.:ゝ\
二__ __ ,イ / ` } ::::|く´ :.| `ー
|| |「 |l | r、 ,ィ :::::| ヽ jノ
___
/⌒ ー、\
/( ●) (●)\
. /::::::⌒(__人__)⌒::::::\ メンタルだってお、誠
cー、 | |r┬-/ ' |⌒,一っ 集中力が足りねーって言われてるお、お?
,へ λ \ `ー‐' / 入 へ、
<<</ヽ /\>>>
ヘ
⌒ヽ)
. ――-''" ̄`゙''ー-、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/ノノ//|::::::::.ト、::::::::、::::::::l
/i/::::::!|::.|::|:/:::ヽ、::::ヽ:::::l::::::l
|/〃;;{_{ノ v ` `ヽ: 、 ト、 :|::> ば、ばっかおめぇ……今日は調子が悪いだけだっつーの
|レ!小l ○ u ○ヽ:;;j|Y ::::ア
. |⊃ 、_,、_, ⊂⊃j:::}:}/リヽ
ヘ ゝ._) u /::レ':/レ
_ ., >,、 __, イァ イ/
ヽ._,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
_彡' ,..-──‐</ / ヘ ヘ 、\
__,ノ / . へ、 / ̄` . `ヽ. ',│ V) ノ
.  ̄ ¨フ / ` 、ノl | | '.′
/ , / \ノ/. 八
/ / Vム \
ノ {′ / | Vj ト 、\
. | | / ,ハ |\ } } │ }ゝ ` `
| | | 小: |≧ミ\ | ‐ -ヘ.ー-/ヽ. / ∧ ノ(
Ⅵ. |. l |ィ=≠=ァ-`,j. ィ=≠=ァ-} ノ /| レ' ヽ
ヽj、 l |`弋;;;;ソ. 弋;;;;ソ j/| /リi | やる夫さんはフォームがダメですね
ヽ 小 j//j/ ハ ,'
fヽ lヽゝ ヽ /イ ハ|ノ|.::| j! /
| | |ハ イ:::| |:::| 八(
| | \ -二ー ,. ´レ |:::| |:::|/ ヽ
| │ >; ._ <::ト;ー:八::し':ノ
ノ⌒`(  ̄ヽ. , ‐ ¨::::::::::L::_:: ̄::::´::::::_ソ::::::::::::::::ヾ= 、
/ `ヽ T V:::::::::::::::::::::::::::::::~::::: ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
{ `ヽ ヽノ }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、:::::::::::::::::::';
ヽ ゝ _)‐' /j::::::::::::/ー -- _ ;;;;;;;;:::::::::::::丿::::::::::::::::::∧
/: : /:: : :./: : : :.!:: : : !: : : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : :|: : : | ,: : : ',: : ::ヽ : !
|: : |: : : : : ,,=''".\: : /|"''=:;,ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /" _,=、 | :/ |:./,=、 V: ..|:.: : : | V
< : _: : : / ((;・.,;)|/ レ((・.,;) |:./ ヽ: : |
<:: |. 小{  ̄  ̄ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ/ /⌒ヽ_ノ) ) )
\_! _ ' !! ,' ;'⌒'ー''´
ヽ \ーェェェェァt / | i| (⌒)
___,r| \ 、\_ `ヽ / ノ ,'.! ノ ~.レ-r┐、
/:/::::| \ ::::: \_`\ \'、 ./ //、 ノ__ | .| | |
/::::::/::::::| \ ´ ∧.\、_>'´ ノ'´ 〈 ̄ `-Lλ_レレ
/:::::::::::/::::::::| \ /"''- `ー一''´  ̄`ー‐---‐‐´
/  ̄  ̄ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚|⌒| |⌒|゚o \
| | (__人__). | |
\ | `|⌒|´ | /
/ ̄ |川!| ̄|川i| ̄\
_ _,
___,> Y´'ー-、
_>z二_ ___`ー≧__
>┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
/ ヽ `Y′之>
. / , l、 、 , 、 | ヽ }<
l ,ィ {7Tハ T寸寸 | }ノヘ )) ダーツ構えてみてください
(( ,ヘ, |(●) (●) / / ,/ /
'、 `| ヽ 「)'/|/ /
\ヽ、_ ― _,.ィT/=/
< l 7Eニ::ィ1 〉
ゝ'イ/ヽ::::` 、 /
i´ ̄ `ヽ::|
j| <
/ ヽ \
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ /⌒) ⌒゚o \ こんな感じかお?
| / /(__人__) |
\/ / ` ⌒´ /
>ヽ!./> 、` - ' <! ./>´ ', \________/./  ̄ > 、
. / / .i ー ´ i/ ヽ _________/ `ヽ
/ ,' / 、 ノ! ' ,
,' ト-‐、,ニ===ニ /.! ' ,
i ,' ` 、_ ,, - .i / `. ',
! .' i .i '. ,
! { .! .! , ',
,' ', ! i i ,
.! , i .i , ',
/ ノ , .! i ',
..f ノ .! i i. ',
/ / / i ', ,
.ノ i i , ',
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「そのまま動かないでくださいねー」
┃ ない子さんの手がやる夫の肘に添えられる
┃ 背中にじんわり人肌の温もりを感じて、ダーツを掴んだ指先に汗がにじんだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ' ゙''‐- ..,,_,,,,
,,イ| ''
i | :::::::ヽ::::ヽ::::::ヾ:: '
i i \\\\\ヽ やる夫さんはスタンダードスタンスですけど
! | i __ノ 目だけでダーツ盤を見ちゃってるんですよね
i! i i! /
゙i! | i |_ だから腰を入れて上半身で正面を捉えて……
i i ゙!  ̄ノ
゙、ii! ゙| i
ヾ!トl ゙i釗 i
iiミ! ハ i
i!ヾ!i ゙、! , '
!ヽヾi i゙、 ___,,,/
、、iヾミヽ ヾ''~|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ぐいと腰の左後ろを押されて、逃げるように腰を回した
┃「そうそう、そんな感じですっ」
┃ ない子さんが無邪気に笑うと、耳元に甘い吐息がかかる
┃ 瞳こそダーツ盤を捉えているけれど全く集中できない
┃ 背筋、肩元に触れる柔らかさに心奪われていた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ゞ_{ー- 、∧ノ{
r _ ゞ ≦  ̄ ヽ
|/r ′ − > -―  ̄`ーー
/ / .|/ / ヽ ヽ
ム./ / / i ヽ i iヽ
. / /lムl |⌒i八 \jヽ i i
ノ川|l .| /-ー''' \l'ィ'"!V| |
ノ リノ川 | ィ''"il` レリ i |. で、スローイングの時に肘がぶれてるから
. } 人Y| .i ゝ-' 丶 xl( | 肘を固定して前腕だけ動かすんです
ノ iト| .|、xx ノ |.
八 V> ,__..イ .jノ 肘を押さえてますから空投げしてみてください
/rヽ二i:]_ -‐┴=ニ´:}┐厶イ ……そうそう、そんな感じ
__√:::::、┴:、 ` 、__
モジ ,':::::::::::\ \‐- ヽ
i:::::::::::::─\ ` ,:-: ‐´
モジ !::::::::ハ / ≫、 _ _ _x≪ l:::::::|
|:::::,'.:::∧ l,' ,ハ l::::/
|::::::: / ,.ヘんヘ _」 /::/
|::::::/ 〈 ,ノ::/
|:::.ハ `ー==ニニニ=- く:::::/
∨ ハ ヽ.
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 力みすぎて離すのが遅れ、ダーツはブルの下、3点の位置に刺さる
┃ けれどない子さん的には満足のようで、同じ感覚でもう一投やってみてくださいと言われた
┃
┃ カチコチになりながらダーツを構えて、もう一投。今度はすっぽ抜けて上、20点
┃ しかし左右にはブレていない。なるほど、肘の固定ってこんな感じか
┃ ボンヤリした頭でない子さんが言わんとすることを理解した
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_ --=ニ/|-' ̄{ r'" ̄  ̄ ̄二ニ=-
 ̄ニァ -=ニニ二__
r-'-- 、_ ____ ャ──`
__Lムム-─`==ニ二___//////ム `ヽ、
,/`` ` ``ヽ、/〈ヽヘ`ヽ}
, '"/ ¨ヘ. ヽム ト、ヘ
i. 〈 / ./ .', ', ヽ、ヾ
i ', .i !〈 i | | ',. ', ヾ\
.', ./ ', i !i |', .i,.{{ ト、 .| ! |', ', } ヘ
.',.|'、.ヘ { | .i! ト、 {.!iヘ ヘヘ.iヽ.j j.ヘ ',∧ ヘ
.',l ヽヘヾ「フT ヽ ',´¨TフTフ.ノ .,イ`、ヘ.}/ヘ ヘ でも結構上下にブレますね
}.\ `-' ヾ `-'/ィ' .レイ/イ!//', }
.} .! , '" | |'゙.|./////i i' えーっと上下のブレは……
,r'" ̄ヽ,r-、 __,, -‐| | ̄`ヽ///j .{
\. ``7 ムニ二 _ -'' | iリ ,r-‐`-、/ 、!
冫 | .三ヘ .レ゙ ___ .> }
>.,、| .iソ二"_,,r-'"´//////ヽノ
// ``ヽ、_ノ ̄ ̄7 ///>´ヽ
//``ヽ ヽ | / , -'' ヽ
ソ ./ヽ、 / .|////////./  ̄///',
-─ 、 , -──- 、
, - ─`<::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::`- 、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:.:.:.:.:.::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/: : : : : : ::::i: ::::ハ:: :::::::: : :::ト:::::::: : i: : :::::::::::ヽ
/: : /: /: ::::::|::::/ V::ト::::::: :::| \::: :V: : :::::::::::|
|: :/: /: :/:::::|∠─ V| ヾ:::::::| ̄ V:::::i:::::::::::::::::}
レ.|:.::::|:::i:::::/:/ .、ハi \:::レィ--V::ト::::::::::::::::ヽ
.|::::::|:::l::/|::レ'¨ ̄ヽ ヾ| .ィァiュVハ::::::::::::::::ハ できない子プロ、そのへんにしてやってくれ
|::::::|:::K .V ィTj.} { J i ' ハ::::::::::::ト;;ゝ
|::::∧:r-、. ┴‐┴  ̄ ̄ i .ヒ V:ハ::::i::> レクチャーしてくれるのは嬉しいんだけど……
|::/ |:|レヽ i レイ/'リ::::::>
ヾ. | ヽ∧ , ィ r‐ム::ハ/
V:::/ ヽ、 ヾ≡三彡'゙ /'´
ヾi }> , イ
| ` - ´_ -┴┐
r‐'V/ ̄ /::\
/ /:::::入 ./::::::::::|""\
____
/_ノ ' ヽ_\
/(≡) (≡)\
/ /// (__人__) /// ヽ
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
. ヽ、 ../
\ /
ノ _.ノ
. ( .(
. )ノ
((
___ .ノ
/⌒ ⌒\
/<○> <○>\
/ (__人__) \
| |r┬-| |
\ `ー'J /
/ \
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : : :|: : | ,: : : ',: : :ヽ : :!
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.: :: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!jニニコ| :/ |:./iニニV: :|.: : : | V
< : _: : : / 〈fエ:エi |/ レ fエエ) |./ヽ: : |
<:: |. 小{ レ{:.| ヽ:| 今にもぶっ倒れそうになってるから
厶ヘ ハ > {ハ/ .V
\_! ☆ !
ヽ !ー―‐r /
___,r| \ `ー―' /
/:/::::| \ ヽ _ ̄ ィ ´ (⌒)
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 ノ ~.レ-r┐、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ノ__ | .| | |
_,-`^--y<_
」\ _-=-- -- z<_
_>> ,-‐ ´ ̄ ̄ `┴<
「 之′y´ ,. ,. ヽ、. ━┓
」i ,r' / 太太v''〈 、, ソ ヽ ┏┛
/、 /ソ /リ (●) リ入ッ ,、 / ・
. J l | イ l゙i , (●)::/ヘ/
. l゙i ゙!)!|ヘ. ヽ ノ
/:::::::::::::::::ヽ、__ ,. ィく
,r'::::::::,'::::::::/ l::::::::::::l
/ヘ ≧ヘ |} / \
,, ''"´ ミ ミ ヽ \
イ /  ̄  ̄-≧ヘ ヽ ミ
/ ヘ ト
/ / / ヘ
/ / ,斗ー- / l l ヘ ハ
// / / / l ーl-k l
l / / / //|/ヽ/| /l /l ヽ l
l/ l /,ィf斤夊|/l / |/- ヽ l リ
l l l / 込ツ | / ィ示気 リヽl 人
ハ|ヘl\ :::::::: レ 乂iソ / / / ……っ!
ノ/ミ=- 、 :::::::::// /
/ /ハヘ _/イ/イ
ノ/ハ从/ヽ ´` ヽ , イ/ / l
/ 三三三 ヽ`_ -=≦/::≧ { ハ
l 三三二二二三三二/二二\ハ从
| 三三三三三二二二三三三三\
l 三三三二二二三三三 _ 三 l三ヘ
l 三三三三三三三 / / |ュ-l--,リ
l三三三三三三三ニ.l ヽ ̄V;;/
_ _, モジモジ
___,> Y´'ー-、
_>z二_ ___`ー≧__
>┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
/ ヽ `Y′之>
. / , l、 、 , 、 | ヽ }<
____ l ,ィ {7Tハ T寸寸 | }ノ |
/_ノ ' ヽ_\ |ハ |(●) (●) / / ,/レ′
/(≡) (≡)\ `|.xx ヽ xxx 「)'/|/
/ /// (__人__) ///\ ヽ、_ ― _,.ィT/
| |r┬-| | l 7Eニ::ィ1│
\ ` ー'´ / 'イ/ヽ::::`l┘
モジモジ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |:::::/ |:::::::::::::::::ト::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/三三三|::::/レ:::::/ |/ リ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ |:∧ |:/ ′ ( こいつら面白いなー中学生みたいで )
:::::::::::::::::::/ |/ ゙ ヽソ
:::::::::::::::::∧ \
:::::::∧:::/ `ー /
:::::/ ∨ ∠二 7 /
/ヘ , '
\ \ _ /
\ \ / ` ー - ′
\ \__ /
 ̄\ \
ヽ丶ィ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶
. -−- γ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ヽ
/::::::::::::::::::::::`::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ
. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|\ィ:::: メ::::::::::::::::::::::\ィ
. l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/l:::::::::::::::\::::::: 〆 \::::|\::::::::::::::::::::::_>
l::::::/:::::::::::::::::::::::::::::l \:::::::::::::|.\ ,,,;;ィ=≦≠\》::::lミヽ::::\___
l::::/|:::::::::::::::::::::‐‐-l─X´\:::::::| ≧'´ |\} } </
l/ |::::::::::::::::::::::ハ::::| ,,,ィ≦ \.| 。 j∧ ノ \ いい呑みっぷりだね、できない子プロ
| |::::::::::::::::::/ {lィゞ" u }ゝィ/  ̄ ̄
l::::ハ│::::| ノ´' やる夫さんの奢りですからね>
ヽl llゝ::|ヽ u l~`丶 / 呑まなきゃ損です>
lV_ 人 ^ イ
丶、 ,♂
´ ゝー一 七ゞ´ l\\
/´|/ _ ヘ/ /ヽ
八 |\〔三 〕/ ./ /:::::::\
____
/ \
/ \
/ U _ノ ヽ_ \
| (一)|lil|(ー) | ダーツの話は辞めにしよう(提案
/ ∩ノ ⊃_) /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ こいつらとは二度と賭けダーツをすまい
┃ ラッキーなこともあったけど、散々だよ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
!/ / .ヘヽV」∠ヽ. \\\
__ノ/ .. - 、 ̄ ≠‐ - :.:`ヽへ \\}
フ / `ヽ:.:V| ! V {
/// Ⅵリ :、
. i// ∨ハ i 、 \
/ ./ / ! ! 、 ∨} } 厂`
. | ./ / ! ! ト、 ∨} j! ト、
| :i ハi .| ! :| V j/ j! レ
| :l: :/_ V|∧ _|:_|__| l :ハ /V⌒ヽ
| : : | : : f _,}N_ ⅤN∨__}N__}N. |-、! ! ! | そうしましょう、はい
|: : ∧: l:|f下ィタヽ Ⅵィ卞ィタ厂}| |rj j!ノ|{
Ⅴ:lヽⅥ|  ̄ '  ̄´ | |ノ .!ハ∧ゝ んーじゃあ……『他の趣味はない』
ヾ、 \ """ """" ,i /: :/ って言ってましたけど、本当ですか?
\/|: > . _´`__ イ:/: : 厶i/
_レ> ' /} }f: : / ||\
/´ .|: :`ー一: :´:|: / ,リ ヽ
/ Ⅴ ハ: : : : : : ;/Ⅳ、 / ハ
/ }: ` ̄ ̄ |{ \ / / !
____
/ \
/ _ノ ヽ、_.\
/ (●) (●) \ 趣味って言える趣味はないおね
| (__人__) | 本もめっきり読まなくなっちゃったし
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | | ……あ、でも最近ハマってることがあるお
.\ “ /__| |
\ /___ /
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 {} |/ レ {} }|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V なんかあったっけ?
\_! _ ' !
ヽ / `t /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
::::::::::::::/:::::::::∧ /二\ |::::::ヽ::::::::::::\
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::
____
/⌒ ⌒\
/( ―) (―)\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ マジック・ザ・ギャザリングっていうカードゲームやってるお
| |
\ /
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \.
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ.
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : |: : : : :|: : | ,ィT: ',: : : ヽ: .!
|: : |: : : : : |: / \: : /|: : r 、 : : :.|.: : : ト、:|.
|: : |: : : : /!/_ノ | :./ .|:(ヽ、`\::::|.: : : | V
< : 」_: : / _ _|/ ル. \ \ \ : | 仕事がカードゲームで趣味もカードゲームって……
<:: |. 小{ `゙'''''' ‐-\ \ \_ しかも遊戯王ならまだしも、他のカードゲームか
厶ヘ ハ 、 r--‐-、 >、 `ヽ.
\_! u ' ` ‐-、 `` `、.
_, r´:/ : :| ヽ - - /\ `、
´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | \ /ヽ :`ヽ ヽ.
:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:| \ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `、 `、
___
/_ノ '' 'ー\
/ ( ●) ( ●)\
/ :::::⌒(__人__)⌒::::\ 別におかしくはないお?
| `'ーnl^l^l |
\ l っ/ 将棋プロが囲碁とかチェスを趣味にしてる場合もあるし
( ゝ
i \
結局カードかよっ!
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |:::::/ |:::::::::::::::::ト::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/三三三|::::/レ:::::/ |/ リ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ |:∧ |:/ ′ 気分転換になるのか?
:::::::::::::::::::/ |/ ゙ ヽソ
:::::::::::::::::∧ \ ルールの違いから強カードを考察するのが楽しいお>
:::::::∧:::/ `ー /
:::::/ ∨ ∠二 7 / あぁ、そういう奴だったなお前は
/ヘ , '
\ \ _ /
\ \ / ` ー - ′
\ \__ /
 ̄\ \
__ _
 ̄ヽ、`Y´/ _`-―-、
/ ̄ヾ、 } レ ___\
. /, ィニニ大 ヾ‐-、 ヾ`
,イ ´ ヽ\ \
/ 、 }ヽ `ト、ヽ
./ , :ト i ヽ} `ヽ`
.,' f: :i :| ヽ :|、 | ヽ :}
i l :ト | | | ヽ | } ヽ
| i、 { :| \ :| !/ ヽ | :/ト_ヽ
| ハ ヽ |.┃ \| ┃ }ハ l/ \ ` んー……
レ ヽ : :ト┃ ┃ } :| )イ、 \
\{ " イ ト {  ̄ どうかしたかお、ない子さん>
| .iヽ、___-_ ,、イ/ } ハ/
!ノ ヽ|/ }ハ∧寸 } /|/ いや、マジックってどっかで見たような……
/ } ´
| |
| |
> /´ ′ ヽ.
/ァ= / ∧
/ / / / / / / 、| | ハ. ヽ ∧
/イ / / / ,イ //.} ,ト |、|! | | ヘ
/ / :/ |. | /:.:_:ムイ }:/_/:../ }/_|/トA:. |. |. l
/ :/:: .:::ト:| |:::イ iシト、// ノ' =、 }: ハ l!:.|
|:/l::::: .::::::Ⅵ l/ | ( ●) (●) /.:: |||
| |::::/:::::V| | 、 ||::::|:: | ハ| あっ!
|:::|::::::::{.|: : |. ´´´ ´´´八:|:/|′
|::|!::: |::`:Ⅵ :.l、 ,. ―- 、 イ:|:::::l/ そうだ、思い出しました。連盟にありましたよ
|ハ:::|、:::::Ⅵ. :l:{ >./r――- く |:イ::/′ 「マジック・ザ・ギャザリング部」っていうの
Ⅵ V:::ハ!:.:ト∨`.| ,二二ニヽ.l、 |/
`{ V:|_.ヽ{∧ /| ‘ー―‐、 |ト、
,.くヽヽ ヘ.V:ハ ( 二二 ハ/ i>、
i 、.ヽ::ヽハ.∧} / {7ヽ///ヽ
| \ヽ:l ∨ { V 〈/// |
| `}! / A. ヽ ∨ !
| } / ∧∧ ヽ}. |
_____
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ( ・ ) ( ・ )\ まじかお!
| __) |
\ l_ /
/ ‐' \
.____ .i^マ'フ
モジモジ ./⌒ ⌒\ レ' /
/( ―) (―) ./ ,イ ヽ、
//// .(__人__) ./ 、 /ーヘ_,.ヽ, 身近にやってる人いなかったから寂しかったんだおねー
| .´ ⌒` ./ 、\`ヽ´__ .`t
. \ .../ ヽ r'´_}__, { じゃあ今度行ってみようかな
./ {'T /`7/ _,ノ !
.-' `7'/ヽY´ |
ヘ
⌒ヽ)
. ――-''" ̄`゙''ー-、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/ノノ//|::::::::.ト、::::::::、::::::::l
/i/::::::!|::.|::|:/:::ヽ、::::ヽ:::::l::::::l 奇特な奴が2人もいるもんだなぁ……
|/〃;;{_{ノ v ` `ヽ: 、 ト、 :|::>
|レ!小l ○ u ○ヽ:;;j|Y ::::ア そこ、うるせーお>
. |⊃ 、_,、_, ⊂⊃j:::}:}/リヽ
ヘ ゝ._) u /::レ':/レ 俺にゃ無理だもん。っていうかお前大丈夫なのか?
_ ., >,、 __, イァ イ/
ヽ._,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
____ ━┓
/ \ ┏┛
/ \ ,_\. ・
/ (●)゛ (●) \
| ∪ (__人__) | 何がだお?
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
ヘ
⌒ヽ)
. ――-''" ̄`゙''ー-、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/ノノ//|::::::::.ト、::::::::、::::::::l
/i/::::::!|::.|::|:/:::ヽ、::::ヽ:::::l::::::l
|/〃;;{_{ノ v ` `ヽ: 、 ト、 :|::>
|レ!小l ● ●ヽ:;;j|Y ::::ア お前嫌われ者じゃん
. |⊃ 、_,、_, ⊂⊃j:::}:}/リヽ
ヘ ゝ._) /::レ':/レ
_ ., >,、 __, イァ イ/
ヽ._,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
____
/ \
/ \
/ \
| \ ,_ |
/ u ∩ノ ⊃―)/
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
/  ̄  ̄ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚|⌒| |⌒|゚o \ 同じ趣味の人間なら受け入れてくれるはずだお
| | (__人__). | |
\ | `|⌒|´ | /
/ ̄ |川!| ̄|川i| ̄\
,_ _
、-ー'`Y <,___
__≦ー`___ _二z<_
> 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<
<之′Y´/ ヽ
>{ ,' |、 , ,. ,.l , ゙i
| !、{ | 寸寸T ハT7} ィ,l
′J゙i, ゙i ゙i u(ー) (ー)| ハ| ええと……頑張ってくださいね?
゙iTィ.,_ ∩ /777ノ川
│「(丶_//// l
└l´::ヽ / ¨
|::::/::::/ `i
ヽ::::ノ |
/`´ \
┃
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釗
!
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|.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| ( とは言ったもののなぁ…… )
|.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:|
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|.:.:(○).:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.::..:.:.:.|
|.:.:.:.::.:.:.:.__________.:.:.:.::.:.:.:|
|.:.:.:.:.:.:.:.|l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l|.:.:.:.:: .:.:|
|.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「マジック・ザ・ギャザリング部」という看板を前に足を止めた
┃
┃ ここの所、誠プロやでっていうプロ、水銀燈にない子さん達とばかり一緒にいた
┃ みんなといると嫌な声ってのは耳に入らないものだ
┃ 他のプロから目の仇にされている事実は、すっかり頭から抜けていた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_____
,..-''"´ `''-,,
./ \
./ ヽ
/ ___ ____ ',
,' ____ ____ ',
l l ● l .l ● l l ( なんとかなるだろ )
l ヽ、_ ノ ヽ、_ ノ .l
', ,'
', (__人__) /
ヽ、 └――┘ /
._`''-..,,_  ̄ ̄ _,,..-''"_
,..-''"´ `"''-..、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ けれど楽観的な気持ちでドアノブに手をかけた
┃ タイトル戦を通じて上位クラスの面々と顔を合わせることも多くなった
┃「あのチャンピオン相手に1勝した」
┃ チャンピオンと直接戦って、その強さが身に染みているからこそ……やる夫を認めてくれる人もいた
┃
┃ それに、所詮は趣味だ。気が合わない面子だったら抜け出せばいい
┃ 一つため息吐いて、ドアノブを回した
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. | _,.. ┐ | | / _,,,...---
. || ̄ ''''ー-...__ |.. _,..-‐'''"~ .| ..| | 「 ̄ .|
. ||  ̄''''ー- ___,..-‐'''"~ .| | | | |
. || .ー−-- ....,,,,,____ | | | | | |
―--,,,___|| | ┌ -- ..,,,,,__ | | | | | | |
___ .|| | | | | | | | | |_,,,,--|--''''
====┐ .|| | | | | | | | | | |
|| || | | | | | | | | | |
|| || | | | | | | | | | |
――||―|| | | | | | | | | | |_,,,,
|| || | | | | | | | | |--'''' ̄|
|| || | | | | | | | | | |
|| ロ(()==| .| | | | | | | |
|| || | | | | | | | | | |
|| || | | | | | | | |,,,,....--- |----
|| || | | | | | | | ...___|,,,,,,,,,
| _/  ̄\ヽ
人、 '、/  ̄ ヽ '、
_,/(:::::ヽ、 __'-r´ ̄ヽ v
_, 、 -― ''"::::::::::\ :::::::::::::::j_√ |
/.:::::::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ r、 おっ、来るかもとは思ってたけど
丿::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニニ彡〉, まさか本当に来るとは
. i ::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/.::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::∧|
:::::::::::::::::::::::丿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::::v
:::::::::::::::::::::イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ::::::::::::::::::ノ
_____
/ \
/ \
/ -一' ゙ー- \
/ /´ `ヽ /´ `ヽ \
/ ( ● l l ● ) \
| ヽ_ _ノ ヽ_ _ノ |
| ''"⌒'( i )'⌒"' | ……意外な人がいたもんだお
\ `ー ─'^ー 一' /
\ ー一 /
/ \
/ ヽ
| |
| i i |
| i i |
/ ̄ ̄ \
⌒ `⌒ \ v-,
( ●) ( ●) | | r
(__人___) | | |
'、 | | |,.-、.
,,. -ー| |ヽ__/ ̄ヽ` r´ そうかい?
/ .::::::、::| /ィ::::〔 ̄ ̄ `' ト-、
l :::::::::::::::::ヽ__、____,. ":::/::::〔 ̄ l:::. ヽ 俺も入速出プロも、同じ楽しみ方をしてると思うけどな
」 ::::::::l:::: ::::::「二二::::/ :::::::ヽ y l::::::. ', もしもこの部活に人が来るとしたら入速出プロしかいない
l :::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l l:::::::: i
/ ::::::ー-ミ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ_/:: L::::| そう思ってただろ、俺は
/ :::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く::::::::::::::::::|::|
/ ::::::::::::::::::::/ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「 ::::::::::::::::::||
/ :::::::::::::::::::/ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::V ::::::::::::::: |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 遊戯王プロ界最強の男は嬉しそうに笑っていた
┃ 無邪気に、仲間の到来を喜ぶかのように
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
#Section 1 Close
本日は以上になります
このままだとギャザの話を出した理由がさっぱりなので
出来る限り早く次の話を投下できるようにしたいです、はい
乙乙
部なのに会員は一人だけなのかwww
あれこの言い方はもしかして部員はない夫だけ?
合いの手ありがとうございました
>>170
ハードダーツですかねー。あっちの世界は人外魔境過ぎて見てるだけで笑えるという
フィル・テイラーとかほんまもんの化け物だと思います
>>189
まあ人生の殆ど捧げてプロになったような奴なんで(震え声
自分では何やかんや言いながらTCGが好きなんじゃないかなーと
>>201-202
あ、そうですね。解りにくくてすみません
アレですよ。「同人サークルなのに1人しかメンバーいないじゃん!」
みたいな。部の体裁を取ってるだけで、同好会……ですらないんですが
まあそんな感じと思ってもらえれば
やっべ、1レス抜けあった。>>184 と>>185 の間に補完お願いします
__,、__
/ ヽ ヽ.
/ 、 ヘ 「`ヽ i\、
ハ. i | i ̄ハ.リ、  ̄|丁)
/ハヽ. ヽ ヘ{´  ̄川j
ム、__>ヽ、\ Y ̄ ̄ ̄:.;′
,′ ハ:| : ⌒YY⌒i |
, , !|: : . . | |.:.:.:i |
/ .′ ヒ三三三三}
. / ′ ガッ!
,′ i
!/ / .ヘヽV」∠ヽ. \\\
__ノ/ .. - 、 ̄ ≠‐- :.:`ヽへ \\}
フ / `ヽ:.:V| ! V{
/// Ⅵリ `.、
. i// | ∨ハ i 、\
/ ./ / ! ! ト、 ∨} } 厂`
| :i ハi .| ! :| V :∨} j! ト、
| :l::/ V | _|:_|__| ∨ :j/ j! レ
| :N!、_ V:!_ム斗‐ \|:ハ:| |:::|: /V⌒ヽ
| |「 _ヾ __ハ :j /V/! ! |
l∧ トゝ ̄` ´ ̄ ̄` ヽl :/´} !ノ|{
. V^ハ ' ' ' ____ ' ' ' | ./ソハ「::l∧ゝ ゴキュゴキュ
/ : : ∧r/ r 、\ ´V : : / :/
. /イ : / f7 rく\\ }-- ´/: : :/ :/{
ヽ:{ f7 \\ヽ ヽ -‐/: :,.イ:/ヾ=ミx、
({r―r一' |、イ/__,|f//⌒ハ
_ノ ヾ._ ̄》、__ ノ,ハ,r一'´/ ) }ノ
八_ 八 {ー‐ _∧イ / ´ ̄`\{
_ _,
___,> Y´'ー-、
_>z二_ ___`ー≧__
>┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
/ ヽ `Y′之>
. / , l、 、 , 、 | ヽ }<
l ,ィ {7Tハ T寸寸 | }ノ |
|ハ |(●) (●) / / ,/レ′
`|'''' ヽ ''''「)'/|/
ヽ、_ ー _,.ィT/
| ̄ ̄n___l 7Eニ::ィ1│
| ( )):::::::::::::::'イ/ヽ:::::`l┘ プハー
└ー┘  ̄ ̄ ̄i´ ̄ `|:::::|
やぁ男らしい
乙
乙です
できない子は研究会自体には入ってないのかな?
でっていうのデッキ……ウッ(´;ω;`)
MtGといえば子供が義兄のα、βパック開けちゃったって話があったなぁ
そんなことしたら、戦争やろがっ!
まとめから追い付いた。
遊戯王カードはほとんど知らんが、楽しみにしてます。
なんかまとめられててビックリした。やる夫まとめ道様ありがとうございます
>>209 そっすね、入ってないです
>>210 もうちょっとしたら出る……はず
>>211-212
最近そういう話題多いですよね。遊戯王カード折っちゃったら10万円要求された、とか
エラーカードに50万の値がついたり、ニアミントのパワー9が10万したり
やっぱカードゲームって魔境ですわ
>>213 ありがとうございます
週末に投下すると思います。きっと
MtGの未開封初回βなら10万〜であるって話だけど
この話で出た未開封初回αはこの10年くらいで
「TCGの金字塔的価値と美術品認定」で
1000万円でも買えないというかもうマニアが手放さないので
市場に出ないという話
やばすぎる
http://www.fuuzoku-kansai.com/yama.html
ひと段落ついたんで投下予定
1910開始します
| |:.:.:.:.:.:.:.:.:| : : : : : :/ニニニニニニニニヽ: : : : : : : : : : :/ニニニニニニニニヽ: : : :
| |:.:.:.:.:.:.:.:.:| : : : : : :| | .::| |: : : : : : : : : : | | .::| |: : : :
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[| |:.:.:./ ヾニニニニニニニニノ ヾニニニニニニニニノ
| |/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| [二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
| |:.:.:|
| |:.:.:| / ̄ ̄ ̄/l | ̄ ̄ ̄\
| |:.:.:|_____(____l/|_________l_____)___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ |i| l」 |i| l」 |i| l」 |i|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l」 l」 l」 l」
, ― 、
/ /|―――――- 、
/ |´ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ|
/ | ||
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ||
/ .:: /||
....::: / :||
....::.:::: / .:|/ , -―――――――- 、
....:::::::: / / / |
/ ̄ ̄\
/ ヽ_ .\
( ●)( ●) |
(__人__) |
l` ⌒´ |
{ | 遊戯王とM;tG一番の相違点はコストの概念だと思うんだよ
{ /
_. -: ´Λ _.へ` 、
r<: : : : /:|: :、  ̄r' \ :\_ 一理あるおね>
/: : :l : : : : : :\`IエL>、 >ヘ::Λ
|: : : ト、: : : : : : : : : : : : : `ー/ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-、: : く:r 、: : : V }
/: : :_ン´: : : : \ ,___, ィ ): : :`く : : : ヘ|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「遊戯王とM;tGのルール的な違いから考えるデッキ構築とプレイングについて考えてたんだ」
┃ 席に腰かけるとくつろぐ間もなく美筆チャンピオンが語りだした
┃
┃ やる夫としても興味がある話題だけれど……
┃ カードゲームプレイヤーが2人集まってデッキを取り出しもしない光景に、思わず笑いそうになる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ M;tGのカードにはマナ・コストというものが設定されている。マナを払わなければカードはプレイできない
┃ 遊戯王にはマナ・コストがない。魔法カードさえあれば魔法が唱えられる
┃
┃ もちろん、どちらが優れていると一概に言えたものではない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/\ /\
/ \ / \
/ \ / \
\ かやく \ / ソース /
\ / \ /
\__/ \__/
*∴:・ ///
:※・* ////
∵*÷ /////
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
ヽ ペヤング /
ヽ_____________/
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ この違いは料理とインスタント食品で例えられたりする
┃
┃ 焼きそばを作るとき一から作ろうと思ったら麺だけではたりない
┃ 様々な食品を集め、調理時間というコストを払ってやっと料理が完成する
┃
┃ 対してインスタント食品はお湯をいれて3分待つだけ、基本的にインスタント食品だけあればいい
┃ インスタント食品の方が手軽で、とっつきやすい
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__∬ __∬ __∫___∬ __∫ ___ ∬
/ ________________ /  ̄ ̄ ̄\
/ /:::ノ.,ニ、ーι:::::/,二二、ヽ、 ̄ ̄ヽヽヾ:::::::: ヽソ己ノヌミゝ \ \
| f´ミ;ζ( (_,) )(;;;:/ !、___,;;;ノ__'ー-,,,二´ノ:巛; ミρ::::::::::::::::) ヱ.ヽ i
\t;;;彡`ヘ_`ニ´τ' ゝー---‐''´:::;~ ̄\\ヾゝ ア::::::ω:::::::::〔 ヌ` ;;;!/
ゝ\;;;;;;;;;彡ミ:::::ミミ彡;;;;川;;;;;ミ三ミ;;;;;;;ヽー;;;;;;;;;三ミヾソ彡彳彡;;;;;;//
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
\.了己己己己己己己己己己己己己己己己己己卩/
\ /
\_ /
匸二二二二二二二二二二二二丁´
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ その代わりインスタント食品には自由度がない
┃ インスタント焼きそばを使ってラーメンを作ることはできない
┃
┃ しかし料理するのであれば、麺さえあれば焼きそばもラーメンも作れる
┃ 味付けだって自由だ。今日は塩ラーメンの気分と思ったらそれようのスープを仕込めばいいし……
┃ 創作料理だって、インスタント食品を使うよりもずっと考えやすい
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ●)(●)
. | (___人__)
| ノ
.| | これが顕著に現れるのがドローカードの存在だ
人、 |
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ M;tGには2枚以上ドロー出来るカードが多く存在する
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7 つまりアドバンテージを稼ぎやすい
/..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. { :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_ 対して1ターンで使用できるカードには限界がある
'| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ マナが無くなったら何もできないからな
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
{::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 「遊戯王は先攻1ターン目に6枚の手札を使いきることが容易い」ゲームなのだ
┃ 対して「M;tGは先攻1ターン目に3枚以上のカードをプレイする事は難しい」
┃
┃ 簡単に手札を使いきれる=1枚の価値が重いゲームで「手札が1枚増える魔法カード」があったら
┃ そりゃ禁止レベルになってしまう
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ ⌒ ´ ⌒
. | ( ●) (●)
| (___人__)
.| ノ その点遊戯王は1ターンに何枚でもカードを使える
j |
..ノヽ、 , ノ _ これが何を意味するか
,. ー、一一´:::::::::::::≧ーー"7 i' Y
. / .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.`-、 i l _
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. >-、 | lフ ト、
.::::::::::::::::: !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ i/ ,.イ 丿
:::::::::::::::::: l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. v:: l / i'r ´,.ィ
:::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::: l j 丿r´,.ィ
:::::)::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::: 八 `チ
____
/_ノ ヽ\
/ ( ●) (●)、
/::::::::⌒(__人__)⌒\ 遊戯王はコンボデッキが活躍しやすいルールで
| |r┬-| | M;tGはコントロールが活躍しやすいルール
\ `ー'´ /
⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ どうだお?
\ ヽ / ヽ /
\_,,ノ |、_ノ
___
/:::::::::::::::::ヽ ____
/ :::::::::./ ̄ ̄ \____ ,. --ー.....:::::::::::::::::::.. \
/ :::::::::: ⌒´ ヽ、,_ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
| :::::::::::(⌒).(⌒ ) |::::::::::::::::::γ:::::::::::::::::::: ノ
| :::::::::::(__人___) .|:::::::,. -ーy:::::::::::::::::::: /
| :::::::::::/::'、 | ̄ _/::::::::::::::::::::: /
| :::::::/::::: | | /):::::::::::::::::::::: / あぁ。俺もそう思うだろ
| :::::::::::::/| /レ-,.イ:::::/:::::::::::::::::: /
i ::::::::::::::::. ヽ__、____,. "//::ノ.:::::/:::::::::::::::: j
r/:::::::::::::::::「二二二 ::::::::::/::::::::ノ::: 、:::: //
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::r
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ マナ・コストによってゲーム性が変わるのは肯定するお
| (__人__) |
\ ⊂ ヽ∩ < けどそれだけじゃないと思ってるお
| | '、_ \ / )
| |__\ “ /
\ ___\_/
/ ̄ ̄ \
⌒´ ヽ、,_ \
(●).(● ) |
(__人___) .|
'、 |
. | | へえ、他にどんな要素があると思う?
,. -ーー| /レ、
/:::::::::::::::: ヽ__、____,. "/::::)- 、_
l:::::::r/::::::::::::::「二二二 :::::::/::::::::ノ::::::\
,―――――へ.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
〝――r――ー `ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
|::::ノ} ―‐- V::::::::::::::::::::::::::::::,′::::::::::::::::j
|:::ト-ゝ―‐ V:::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::/
|::::l:::::{ _ー lヽ、_::::::::::::/:::::::::::::::::::::l
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) ⌒ ..i
i. ( ●) .|
. \(_入_ノ / バトルフェイズにおける処理の違い、だお
\______/
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
_____
/  ̄  ̄\
/ \
| _,.ノ '(ゞ、_|
.| ( ー)ヽ ヽ
ノ| U (___人_\\__ あー……なるほど、それはあるな
____-‐./l l|、 `⌒(⌒_ \
,,-=ニ_::::::、::l ::::!ノヽ し「、 \
/ ::::::::::: ヽ::::::)::::::| `ヽ. ___´ノ ヽ ヽ、 i
i :::::::::::::::::: ヽく::::::::ヽー____l:::::〉::::)_______l_
l :::::::::::::::::::::: ヽ:::y:::::ヽー―---!:: /::::| ::::::::::::::: |
! :::::::::::::::::::::::: l::::\::::ヽ l::: l::::: | ::::::::::::::: |
ヽ :::::::::::::::::::::::: ヽ:::\::l l!::: l:::: | ::::::::::::::: |
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- }
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j 遊戯王は攻撃側に主導権がある
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' | M;tGは防御側に主導権がある
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..|
,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´ ! ...|
! ⌒)ヘ ノ /:::::;/ } ..|
ヽ ´ノヘ/ /::::::/ ヾ / |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 遊戯王では攻撃側が「誰に攻撃するのか決定する」
┃ M;tGでは防御側が「誰で防御するのか決定する」
┃
┃ M;tGでは攻撃を防御しないという選択肢も取れる
┃ この場合自分のライフポイントは削られてしまうが……しかしこれは立派な戦術だ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/:.:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽヾl / /
レ': : : : : : : : : : : : : __.: : : : : : : : : : : : l i!|/ /
/: : : : : : : : : : : : : < ヽ.: : : : : : : : : :.:.:.∨ _/_
__ /:.:.:.:: : : : : : : _.: : : : : ヽ l.: : : : : : : : : : : : ヾ´ .l
l´: : >、____ノ: :_ノ´ ヽ,._ ノ 人.: : : : : : : : : : : : / ヽ
l: : /l__ _,r-イ|´ l <_ _/ `l: :l.:.:.:. : : : : : : l .l
〉:/ l i |ヘ .| l l l .i 」 l l: :`¨: :,二ニ、: :l_ _./
l: :l l .l!| l l .l 」-十_|___|__| `ー‐' .i ノヾ、 `ヽ、
レト、|. i!| l.l l 二j r ァ―::ァ | | ヾ、.:.:.:.ヽ、 `ヽ
. i ト'´ i!〉', i!  ̄ __弋z::シ i! .| l l`フ: :〉、 /
|__ i! ', /_|_. | l .l l ,イ: :/ ヽ /
`l ',. l 7  ̄ ,l il トヘレ' ヽ ./
l. l. ' / /i| .i! ├∨ ∨
.i、._ノ|. ,' 丶. __ / /ノi| .i! |
|lllllll|. ,' 丶、´ _ノ .ノノ/i,| i.i |
. .|llllllll| ,' / `>' ////ノi| i i | ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. |llllllll| .,' / ,/ / _ _| l | ┃闇の腹心 (1)(B)
. . |lllllll|/ / ///´: :`´: `| i i| ..┃ アップキープ開始時デッキトップを公開し、手札に加える
. |llll,/ / / /:.: : : : : : : : | l i | ┃ あなたは、そのマナ・コストに等しいダメージを受ける
.|l,/ / // ,∧ : : ,.-、:.:.: : : | l l l ┃
j|' / / ,/ . ,l: : ヽソ,.-、ヽ,.-、 | l .l l .┃ Power 2 / Toughness 1
/ / ,. / / /レ'个、/: : :l: : __ `i| l i l l ...╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ システムクリーチャーという考え方がある
┃「戦闘をするのではなく、毎ターン効果を使ってアドバンテージを稼ぐ」
┃
┃ 闇の腹心なんかは、まさにその筆頭だ。能力値は遊戯王風に言えば攻撃力1,300といったところか
┃ ちょっとでも強いモンスターが出てきたら歯が立たなくなってしまう
┃
┃ しかし「防御側が防御するモンスターを決める」ルールの関係上、相手の攻撃をライフで受け続ければ
┃ 毎ターン+1枚のアドバンテージを稼げる。これは遊戯王では難しい
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__
,..-''"´ `"''-、
/ 、_) ー―\
/ .',
,' ィ::::::{` __ ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l
l ( ,、 ) l 遊戯王ではモンスター効果を使い
'., `¨¨´ `¨¨´ / 毎ターンアドバンテージを稼ぐのは難しい
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ これは何を意味するかお
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
| ヽ  ̄/ '.,::::::::::::\,':::::::::::', .| .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::', | .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::', | |
| l \ |:::::::::::::::::::::::::::::| l .|
| | \|:::::::::::::::::::::::::::::| ,' |
(⊃ ̄ ̄\
(⊃ _ノ \
(⊃ ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ
. | }::\ ちまちまアドを稼ぐより1ターンで決めきる
/ヽ }:::::::\
/:::::::::ヽ、____ノ::::::::::::::) やる夫もそう思うお>
/::::::::::::::::.ヘ.:.ヤ、:::>7|:::_::/
|:::::::::::::::::::::::::::ゞ/ ̄ ̄(_)
\:::::::::::\ /| JJJ (
\:::::::/:::::ヾ 、/⊂_)
_______ ____
/ (__ ゝ
/ (___ヽ_
/ ── ── (__ _ ヽ_
/ /´ `ヽ /´ `ヽ (_\ 〈
/ `T;;;:::;;;T′ `T;;;:::;;;T′ \ \ ( けど、だからこそ…… )
| ヾ''''''´"ノ ヽ⌒゙''''''´" U | )
| ( i ) |三三)
\ `ー ─'^ー 一' /.:.| .|
\  ̄ ̄ /|.:.:.:.:| .|
〉三三三》 《三三三〈 |.:.:.:.:| .|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 毎ターンアドを稼げるカードは格段に強い、とも言える
┃ ちょっと赴きは違うけれど、【黄泉ガエル】だったり【真六武衆 - シエン】だったり
┃
┃ つまるところ遊戯王におけるアドバンテージ・モンスターの問題点は別の部分が関係しているんだろう
┃ 黄泉ガエルの場合は、毎ターンモンスターが1体増えるだけ。有体に言えば遅い
┃
┃ シエンは速さこそあるが、召喚時に2枚のカードを使う事前提だ
┃ 1枚のカードで切り返されれば、それだけでジリ貧になる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. / ヽ
. / '
. , , ',
i ゝ ̄ ''ー- !
{ {__ ヽ J }
. ', マj  ̄ノ /
ゝ ` ´ ∠ _ ( 都合のいい話だお )
{ i ,ィ´::::::::::::::`ヽ
ゞ.、 _ ノ ィ/:::::::::::::::::::::::::::\
. `ヽ  ̄ ,.ィ≦/::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
` ー- イ:::::::::::,{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
}:::::::::::, ト、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.,
j:,ィ彡:::::::::ヾ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
/:::::::::::::::::::::::::\:::,ィ":::::::::::::::::::::::,.ィ≦`ヽ
{:::::::::::::::::::::::::,.::ィ:´::::::::::::::::::::::::,.イ / ハ
!::::::::::::::,.:ィ.:´::::::::::::::::::::::::::::/ /´ i
|:::::,.ィ.:´:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / |
|:::{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | |
}:ィ!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:| | |
!ハ::::::::::::::::::::::::::::::,.ィ´:::::! | |
/ ゝ.::::::::::::::::::::,.ィ´:::::::::::| | !
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「1枚のカードから召喚できて」
┃「相手に邪魔されず、または相手の行動を阻害できるコントロール能力があり」
┃「+1以上のアドバンテージを稼げるカード」
┃
┃ こいつは中々無理難題だ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ ノ \ \
| (●)(●) |
. | u.(__人__) .| いやーバトルフェイズの違いは考え付かなかっただろ
r、 | ` ⌒´ .|
,.く\\r、 ヽ ノ でも言われてみればしっくりくるな
\\\ヽ} ヽ / 入速出プロ、メタデッキ好きだろ?
rヽ ` ヽ ノ7i:7、/ァ'´ヽ
└'`{ . \.|.:i..:::ソ,/:::::::::i 前も【六武衆】、【旋風BF】、【マシンガジェット】
ヽ、._ ‖ヽ、_,r':::::::::::.| サーチ効果でアドを稼いで相手を邪魔するデッキだった
`ヽ、:::::::::::/':::::|
`'ー'´
___
/ \
/⌒ ⌒ \
/ (●) ( ●) \ 努力の結果が如実に現れるからお
| (__人__) | デッキビルドはそうもいかんし
\_ ` ⌒´ __/
/´:::/ヘ;;;/∨::\::::::::`ヽ
i:::,::>:::i/;;;;i /:::::::く:::::::,::::::ヘ
{:::i::ヽ::i;;;;;;;/:::::/::::::::i:::::::::}
_,,..-―‐-..,,_
,,-''" `ヽ、
/ \
/ ヽ
,' l l ヽ
l ____ノ ヽ_____, ',‐-、
,-''"| `′ `′ .〃 .lヽ .'.,
| l'´.', ≡≡/ ヽ≡≡彡 ,' ヽヽ_ 美筆プロは……予想通りだおね
/ | .'., ( .,、 ) / ./ ヽ、 新しいデッキ作るの好きだお?
/ \ ヽ、 ` ̄ ´ `  ̄´ / / _,,..-'
{ `''-‐"ヽ-..,,__ __./ ̄ ̄´ .,,..イ ∨
/.T ‐-..__ _.ヽ ̄ ̄ ̄/,..-――‐'" / ∨
r┘ ',.  ̄ ̄ 〈 ̄\ ./イ´ / / ∨
| ヽ-、', / .ヽ // ∨
./ ヽヽ .', ロ `ロ ヽ、 / .∨
/ 、__ ', _/ \| L__ ∨
/ ̄ ̄\
/ ⌒ \
| ミィ赱、i .i_r赱
. | ::::::⌒ (__人__) 新しいコンボを考えてるとワクワクするだろ
. | トエエエイ
. ヽ `""´}
ヽ ノ
/ く
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●)
| (__人__) 他に違いといえば、M;tGでは効果として
| `⌒´ノ 「1ターンに1度まで」と定められる効果は殆どないんだよな
| ,.<))/´二⊃ アンタップ手段さえあれば何度でも使える
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉 遊戯王は1ターンに1度と定められるカードが多い
''"::l:::::::/ __人〉 つまりループコンボじゃなく、次々新しいカードを
:::::::::|_/ヽ. /|||||゙!:゙、-、_ 出していく必要があるってわけだろ
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ やる夫と美筆プロは”似ているけど似ていない”んだ、と一人納得した
┃
┃ モンスターの格好良さとか、美しさみたいな感覚的な部分じゃなくゲームのシステムに注目している
┃ 究極的な話、カードのイラストが無くたって、やる夫も美筆プロもカードゲームを続けているだろう
┃ それはオマケに過ぎないのだ、僕らにとって
┃
┃ けれど根本的なところで、自分はデッキチューナーであり
┃ 美筆プロはデッキビルダーなのだった
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- } 除外領域の扱いってのもあるお?
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j M;tGの場合はアンタッチャブルな領域だけど
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' | 遊戯王では比較的干渉が難しいだけだお
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i 自分だけが除外領域を使うギミック……
∨l∧ ノ / 7::`-> / j / カードパワーが低い【次元デッキ】が強い理由だおね
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..|
,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´ ! ...|
! ⌒)ヘ ノ /:::::;/ } ..|
ヽ ´ノヘ/ /::::::/ ヾ / |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 「カードにコストが設定されている」デザイン的な違いから遊戯王の特色を語るなら……
┃
┃ 何よりも「早さ」だ。遊戯王の序盤戦は僅か1ターンしかない
┃ 「先攻1ターン目」のみが序盤であり、後攻1ターン目は既に中盤戦になっている
┃
┃ 何故なら後攻1ターン目には先攻が伏せた罠カードが発動可能になっているからだ
┃ 後攻をとったプレイヤーは先攻の邪魔を掻い潜りつつ来るべき戦いに備えなければならない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ ヽ_ \
| (⌒ )(⌒)
. | (__人__)
| U ` ⌒´ノ
. | | とことんまで相手の邪魔するのが好きみたいだろ?
. ヽ |
ヽ __ , _ ノ 自分が強くならなくても、相手を弱くすれば勝てるお>
_,,,, 「:::ー----ー"::i、___
_,,..r''''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::`''ー-、 やりづらい相手だろ
/::::::r::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ..ヽ
ノ ::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::/}
l :::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::::/::::ハ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ だからやる夫は「相手の目論見を潰す」ことを第一義にしている
┃ あまりにも展開が速すぎるからこそ、全ての仕掛けは不十分だ。必ず勝てる状況なんてない
┃
┃ 美筆チャンピオンは「最速で自分のやりたいことをする」デッキを組んでいる
┃ 1ターンは1枚のアドバンテージと等価だ。1枚の価値が重い遊戯王で、1ターンもまた同様に重い
┃ 動き出しが1ターン遅れるだけで仕掛けを潰される可能性は跳ね上がるからこそ……
┃ 「準備を整えられる前に相手を叩き潰す」
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
/:::::::::::::::::ヽ ____
/ :::::::::./ ̄ ̄ \____ ,. --ー.....:::::::::::::::::::.. \
/ :::::::::: ⌒´ ヽ、,_ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
.| :::::::::::(●).(ー ) |::::::::::::::::::γ:::::::::::::::::::: ノ
| ::::::::::::(__人___) |:::::::,. -ーy::::::::::::::::::::: / せっかくだから一戦やってみようか
| :::::::::::/::'、 | ̄ _/::::::::::::::::::::: /
.| :::::::/::::: | | /...::::::::::::::::::::: / デッキは持ってきてるだろ?
| :::::::::::::/| /レ-,.イ:::::/:::::::::::::::::: /
i:/:::::::::::: ヽ__、____,. "//::ノ.:::::/:::::::::::::::: j ああ、オッケーだお>
r:::::::::::::::::::「二二二 ::::::::::/::::::ノ::: 、:::: //
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::r
, -― … -、
/ \
, ' \
/ _ノ ー- 丶
| 〈 ● 〉 〈 ● 〉 〉
|  ̄  ̄ /
V (__人_) / マリガンチェック、キープするお
∧ ̄ヘ `ー’ /
/::::::::::ヽ \ __/ マリガンする……よし、キープだ>
/::::::::::::::::::::ヽ. \_, -'´
/:::::._:::::::::::::::::::ヘ .>ハ
/::´:::::::::::::`:::.、:::::::::ヽ/ ̄}
,::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ハ |
. ,:!:::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::ハ´¨|、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ゲームに対する深い洞察。誰よりも研究に打ち込む努力
┃ やる夫と美筆プロは似ていて……けれど考え方は正反対
┃
┃ まったく、カードゲームって奴は奥が深い
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
/:::::::::::::::::ヽ ____
/ :::::::::./ ̄ ̄ \____ ,. --ー.....:::::::::::::::::::.. \
/ :::::::::: ⌒´ ヽ、,_ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
| :::::::::::(⌒).(⌒ ) |::::::::::::::::::γ:::::::::::::::::::: ノ
| :::::::::::(__人___) .|:::::::,. -ーy:::::::::::::::::::: /
| :::::::::::/::'、 | ̄ _/::::::::::::::::::::: /
| :::::::/::::: | | /):::::::::::::::::::::: /
| :::::::::::::/| /レ-,.イ:::::/:::::::::::::::::: / それじゃ、よろしくお願いするだろ
i ::::::::::::::::. ヽ__、____,. "//::ノ.:::::/:::::::::::::::: j
r/:::::::::::::::::「二二二 ::::::::::/::::::::ノ::: 、:::: //
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::r
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
・
:
:
:
|
|
釗
!
___
, ´ \
/ ヽ
./ -- ..,_ _‘.
,' _ __´_ ‘.
, t''tzj´  ̄ ̄ ‘. <<溢れかえる岸辺>>をプレイ。フェッチして<<島>>
{ "'`¨¨´ 、、 } <<島>>と<<平地>>をタップして2マナ
ヽ ゝ-‐ ー- ' '
\ 、 <_ 2マナから<<等時の王笏>>をプレイ
>,7/1 _ ,r' `'rv//// 刻印は<<対抗呪文>>
〈/////」 V / l///\
__//////ン 〈,r' _〉Y// ト、
{//\`¨7 o⌒f \,r'´ 、ゝ///|.:.ヽ
j,////`7'__`] !_ ! Y´ ` \,r':、<
|,//////∨ ヽ_ヽ.{ {ヽト j′∨ ヽ __
|//////У ヽヽ} } ヽ ィ、 ,ヘ | `fヽ ヽ
/ ̄ ̄\
/ ._ノ ヽ、\
| ( ) ( ) ((● ((●
|∪(__人__) |
| | | }
| | | }
ヽ |r┬-| /
__ヽ `ー'´ ノ__
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ○) (○)
| U (___人__)
.| __ノ__ ……強くね、そのカード
| _/ ___\ヽ_ 何も出来ないんだけど
、 '-/____ヽ |
ノ 、 ._'-〈 、ヽ |
,´ ヽノ} |
/ { /
./ / / {
____
/_ノ ヽ\
/ ( ●) (●)、
/::::::::⌒(__人__)⌒\
| |r┬-| | 真六武衆 - シエンみたいなもんだお
\ `ー'´ / 毎ターン相手を邪魔できるカードが弱いわけねーおね
⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ
\ ヽ / ヽ /
\_,,ノ |、_ノ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ やる夫がキャストしたのは「手札消費なしで毎ターン相手の呪文を1回無効にできる」カードだ
┃
┃ 相手がカードを使えば使うだけ、こっちは+1のアドを取れる
┃ 邪魔される事を恐れて展開を躊躇ってくれるだけでも御の字
┃
┃ 敵の呪文を無効にできる……「打ち消し」というメカニズムが弱いわけがない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
/_ノ '' 'ー\
/ ( ●) ( ●)\
/ :::::⌒(__人__)⌒::::\ ( やっぱり打ち消しって強いはずなんだおねー…… )
| `'ーnl^l^l |
\ l っ/
( ゝ
i \
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ しかし遊戯王における打消しは、少々分が悪い
┃ 一番使えるカード【神の宣告】でさえライフを半分払うという追加コストがあるし……
┃
┃ そこから一段下がると
┃ 「相手の魔法を無効にする代わりに相手に1枚ドローさせる」【魔宮の賄賂】
┃ 「ライフコストは2,000固定だがモンスターの召喚しか無効にできない」【神の警告】
┃
┃ どうにも使い勝手が悪いカードしかない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄ ヽ
/ ヽ
/ ヽ
| _,.ノ '(ゞ、_| あーくそ、こりゃ勝てんだろ
.| ( ー)ヽ ヽ
.ノ| U (___人_\\__ セプター(等時の王笏)の存在さえわかってればなぁ
/ | `⌒(⌒_ \ 針で対抗できたんだが
{ .ヽ. し「、 \
{ ト `ヽ. ___´ノ ヽ、 i
.| | | / /
____
/ \
/ _ノ ヽ、_.\
/ (●) (●) \ 仕方ないおね
| (__人__) | 情報もなしに対戦相手のデッキなんてわかるわけないお
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | | まー2戦目からは対策できるわけだし……
.\ “ /__| |
\ /___ /
___
,..-''"´ ``丶、
/ ヽ、
/ -‐一'"´ ``ー‐- ':.
,' ',
{ (●) (● ) }
', ,' ( 2戦目はセプター抜いちまうかお )
ヽ、 (_人_.) u /
r'ヽ、 `⌒´ .,./
/ >─-----─'"´ ',
/ ,/ ヽ、_,ノ ',
;' ,イ', ヽ i ',
ト、 ,ノ ,ゝ L___」
.`ミ彡-‐'" ', | |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 強いカードだが、相手にばれてしまうと戦いづらいことこの上ない
┃
┃ けれどセプターを抜くとこのデッキのコンセプトが崩壊してしまう……
┃ サイドボードのカードを使って全く違うデッキに出来ればいいんだろうけど
┃ そうすれば相手の目論見ごと喝破できる
┃
┃ でもまあ、そんなデッキの組み方……
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_____
/ \
/ \
/ ── --─ \
/ /____ `ヽ 、,,.-='、'、 \
/ . l i;;;:::;;;i |′ .l i;;;:::;;;i | \ ( 組み方? )
| ヾ''''''´"ノ ヽ`'''''"'" .|
| ( i ) |
\ `ー ─'^ー 一' /
\  ̄ ̄ /
〉三三三》 《三三三〈
╋━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃ ある。あった
┃
╋━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「1枚のカードから召喚できて」
┃「相手に邪魔されず、または相手の行動を阻害できるコントロール能力があり」
┃「+1以上のアドバンテージを稼げるカード」
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ コストを払わずに【神の宣告】が打てるカード
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ マッチの1戦目と2戦目でデッキをガラリと変えるサイドボーディング
┃ つまり、似通ったパーツで構成されながら、全く異なる戦略を取れる2つのデッキ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━╋
┃ そして何より……
╋━━━━━━━━╋
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:;:;;:;:;:;;:;:;;:;::;::::;:;::;::;::;:;:;::::::::::::::::::::::::::::::::::.::.:.::......:.. .....:.:.
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:;:;;:;;:;:;:;:;;:;::;:::;::;:;:;::;:;::;:::::::::::::::::::.::.::.:.:.::.:.:.:..... .. ...:.:......::.:.:.:.:.:
:::.:::.:.:.::.:.::.::.:.::.:.:.:.::.:::.:.:.::.::.::.:.:.::.:.::.:.:.:.::.::.::.::.::.::.:.::.::.::.:.::.::.::.:.::.:.::.:.:.::.:.::.:.:
..:..:.:..:...:.:.:..:..:.:.:..:.:..:.:.:.:..:..:.::..:.:..:.:.:.:.:..:.:..:..:.:.:..:..:..:.:.:..:.:.:..:.:.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:..:
..:.:.. .. . ...:.:.:..:... ..:.:.:... . . .. .:.:.:.:.... ....:.:.:.. ..:.::..:... ....:..
... ... ...:.:. . ... ....:.:.:.:.::..
l r i 、 .!
∧. ゝ、 人 ノ ./ォ、_
_,,イ/,|ヽ  ̄´_` ̄ ,イ////l 『誰にも見せたことがない特性チューンだ』
_, - ≦////|l! \ ´ ` .///////ゝ、
∧,////////{ l `ー‐ ´ ワマ/////∧
/,/∨/////// l ,'///`' 'ミ,///{`ミ- 、___
}///∨/////__ ヽ//////`ヽ;ヘ //////≧ォ 、
,.イ/////ヽ///| `ヽ ,.'´}/////////`//////////,`x
/> ´/////∨,∧ l//////////////////////\
,r7///////////∨/》 マ,//////////////////////ハ
.. ..: ,,.::..,.,,::,;;::,::,,;;,::;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.. ., .. ..:. ... ,.. .. . ..,...::,,::.:;:;;:..:;:.;:;;:,.,,,:;;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.. .:..::..,....::.,.;:;..,:.:;;:,,.;.;::;:;;:;;:,;,,;:;:;;;;;;;;;;;;;;,;,;;;;;;;;
..;.: ..,,:;:.,,;:;.:;.;.:;::,.:;:;.:;:;:;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.. .,..::,:,:,,;:;::,,:;.:,,;:;:.:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.,.,,....::;:;;.,:;:;;.,::;;:;;;;;;;;;;;;;
..,,.::.:;:;;:.:;,;;:;;;;;;;;;;;;;;
.. ,,.. .,...,,,..,,::.:;:.:,
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- }
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j ( 美筆プロはやる夫が『メタを張る』と思い込んでいる )
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' |
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ プロとして活動しているプレイヤーなら誰でも、特徴を持っている
┃ 殆どのプレイヤーはデッキでそれを表現する。「ドラゴン族使い」だったり「天使族使い」だったり
┃
┃ じゃあてんでバラバラなデッキを使うやる夫に特徴がないかと言ったら、それは嘘だ
┃「相手に対して最善のデッキを使う」「サイドボーディングで敵を打ち倒す」
┃ 少なくとも美筆チャンピオンは、やる夫の戦い方を熟知している
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__
,..-''"´:::::::: : `"''-、
/――--:::::::::: : -―\
/ _:::::::::::::::::::::::: _ .',
,' イ O ):::::::::::::::: イ O ) ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l
l ( ,、 ) l ( その読みを、外せたら? )
'., `¨¨´ `¨¨´ /
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ The Wizardの決勝戦
┃「美筆チャンピオンは当然QDWを使ってくる」
┃ やる夫の読みは見事に外れて、1戦目はなすすべもなく負けた
┃
┃「相手のやりたい事を邪魔する」と美筆チャンピオンはやる夫を評した
┃ そうだ、それはプレイングだけに限った事じゃなかった
┃
┃ やる夫は何時だって「デュエルの前から戦っていた」
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ , 、,,.-='、'、 \ / 厶- ´ /
/ `┬;;;:::┬′ ゙.゙、;;;;::',ノ \ / /
/ ⌒゙''''''´" `'''''" \ r一'´ ー 、  ̄ ̄ ̄)
| l´ l `l | `ー―. 、__ .〈 ̄ ̄
| `┬ イ` ┬ ' | i ⌒ |\ \
\ |─┬‐ | / | | ヽノ
\ ` ─ ´ / | |
/´⌒゙ ー─ イ ─ 、. | |
/ ー- _ `ー- _ | |
/  ̄` ´ ̄ メ |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 「デュエルが始まる前に勝っている」
┃
┃ そういう状況を作るために研究を積み重ねてきたんじゃないか
┃ 相手に有利なデッキを選び、戦えば勝てる、常勝を目指して沢山のデッキを使ってきた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/_,ノ ,, ヽ,
( о) ミ ヽ、,,,_ ..i
i. ミミ( ○) .| ( サイドボードの15枚 )
\(_入_ノ /
ノ__,,/,____/ .・ ・ .・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\ ( 15枚でまったく違うデッキを作る )
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|::::::::::|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 脳みそがうなりをあげた。溜め込んだ知識と知識が繋がって線を引いていく
┃ 10本、20本。次々と引かれる線はキラキラと輝いて、やがて70枚のカードが線で繋がった
┃
┃ .か い と う
┃ これがやる夫のソリューションだ
┃ 美筆プロが40枚のメインデッキと15枚のエクストラデッキ、15枚のサイドボードで戦うなら
┃ やる夫は70枚の【デッキ】で戦ってやる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
, -― … -、
/ \
, ' \
/ _ノ ー- 丶
| 〈 ● 〉 〈 ● 〉 〉
|  ̄  ̄ /
V (__人_) / ( ……いや違うな )
∧ ̄ヘ `ー’ /
/::::::::::ヽ \ __/
/::::::::::::::::::::ヽ. \_, -'´
/:::::._:::::::::::::::::::ヘ .>ハ
/::´:::::::::::::`:::.、:::::::::ヽ/ ̄}
,::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ハ |
. ,:!:::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::ハ´¨|、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 70枚じゃない
┃「デュエルは対戦の前から始まっている」というなら「全てのデュエルは次へ繋がる布石」
┃
┃ タイトル戦の番勝負、3本先取りの戦いを「マッチ戦3本勝負」と捕らえちゃいけない
┃ 1戦目の内容は2戦目に影響を与える
┃ The Wizardで1戦目に衝撃を受け、2戦目の対策を建てられなかった自分こそが証人だ
┃
┃ だから、70×3
┃「210枚のデッキで美筆チャンピオンを倒す」
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ハ ( ! 、 : :; ,
r‐ ヘ ー ゝ ___.ノ, ゛ 7 リ !
人 ` 、- 、` i! l .イ/
ハ ` -.、 | } / / { _
l  ̄ |´ / ≠´  ̄~ | ……グランドマスター
} i! ムイ /
. { j ´ /
) / _ -―-` 7
ヽ_ / 〃 {
`ヽ / ´ \
,、 `l _ -- _ i! / `ヽ
. / ` ¨´ ` ー≠
i!
. / ヽ
. / '
. , , ',
i ゝ ̄ ''ー- !
{ {__ ヽ J }
. ', マj  ̄ノ /
ゝ ` ´ ∠ _
{ i ,ィ´::::::::::::::`ヽ おっ?
ゞ.、 _ ノ ィ/:::::::::::::::::::::::::::\
. `ヽ  ̄ ,.ィ≦/::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
` ー- イ:::::::::::,{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
}:::::::::::, ト、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.,
とことん勝利欲の男すなぁ。
| ゙
i!、 i
|! \ i! |
! 、_ヽ 人、__,x≦_ |
,:  ̄ミヘ !,彳¨弋_ソ ) |
| i `¨ ゛ '';:.:': . ! グランドマスター、勝ち上がってるみたいだろ?
ハ ( ! 、 : :; ,
r‐ ヘ ー ゝ ___.ノ, ゛ 7 リ !
人 ` 、- 、` i! l .イ/
ハ ` -.、 | } / / { _
l  ̄ |´ / ≠´  ̄~ |
} i! ムイ /
. { j ´ /
) / _ -―-` 7
ヽ_ / 〃 {
`ヽ / ´ \
,、 `l _ -- _ i! / `ヽ
. / ` ¨´ ` ー≠
i!
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 長考していた美筆チャンピオンが、降参とばかりに美筆プロがカードを投げ出した
┃ しかし言葉とは裏腹に、口元がつりあがっている
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_______ ____
/ (__ ゝ
/ (___ヽ_
/ ── ── (__ _ ヽ_
/ /´ `ヽ /´ `ヽ (_\ 〈
/ `T;;;:::;;;T′ `T;;;:::;;;T′ \ \ まあ何とかって感じだけどお
| ヾ''''''´"ノ ヽ⌒゙''''''´" U | )
| ( i ) |三三)
\ `ー ─'^ー 一' /.:.| .|
\  ̄ ̄ /|.:.:.:.:| .|
〉三三三》 《三三三〈 |.:.:.:.:| .|
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ `⌒
| (● )(●) ノ'
| (___人__) rニi ,i'
| ` ⌒´ノ .| レ..;::. 謙遜しなくてもいいだろ
| |_,-‐、l//
人、 厂丶,丶, v´j いつか上がってくるだろうとは思ってたけど
_,/( ヽ、.,ヽ., ___,く_ソ __ノ The Wizardでデュエルして確信したよ
_, 、 -― ''"::::::::::::\:::::::::::::::::::::( <"ニ‐-、
/:::::::::::::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r /⌒ヽ;;:::::: ) グランドマスターへの挑戦権、お前しかいない
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;V/..... ̄ ',;;:::|
i ;;::::::::::::::::::|;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;〈 ;;;;:::::::::::... ',;;i
/ ;;;;:::::::::::::::::::!;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::\::::;;;;;;;;;;;;;;;;;ハ ::;;;;;;;;::::::::. ',
| _ _____ |
| `ヽ、_ 〆´ |
| ___ !
| 彡―┬‐┬‐ァ }
====' ' ヽ_ソ
|  ̄ ̄ i The Wizard
| | あの戦いから複数のデッキを使う奴は増えたが……
| !
| / ヽ 誰も入速出プロほどじゃない
| 八 ノ ,' ただ強いデッキを使ってるだけだ
、 ー‐‐ ー―‐ ´ / サイドボーディングの何たるかも知らない奴ばっかりさ
__ヽ ∠_
/(、;;;;;;}、___,、___ イ;;;;;;)|
{ニ\;;| |;/ニ!
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| ( ●) (●)
.| (___人__)
| ノ グランドマスターの決勝
.| |
人 丿 ――楽しみに待ってるだろ
/⌒ \ __ _ /
/ \
./ 人 ./ ヽ
〈 < / \ \
___
/_ノ '' 'ー\
/ ( ●) ( ●)\
/ :::::⌒(__人__)⌒::::\
| `'ーnl^l^l | ご期待に沿えるよう頑張るお
\ l っ/
( ゝ
i \
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 実際、やる夫だって予選で負けるつもりは毛頭ない
┃
┃ なにせやっと見つけたのだ
┃ 美筆チャンピオンを倒す方法
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_ -‐- 、
, ´ ` 、
/ \
,. -‐'fフフ 7 `、
/ r‐´ r‐、 / ヽ
ノ _/_ 」 .l | ー‐-‐' `ー‐-─ !
i _ _ .) ,' | ( ー‐) '" ( ー‐ ) !
! `{ ノ ヽ , ! /
| ー ― 、}´; ̄ ̄;` ー‐-/;:;\ ヽ_人__,ノ` /,.,.,.
l ,.-r /;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;ヽ_ ` ー __, イ:;ヽ:;:;:;
/i! 〕〈:;:;:;:;:i:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;:;:;! \ _ー‐_,./ i:;::;:ヽ:;:;
´:;:;:!ヽ _∠);;',|:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;ト、 /!;;;;;;;;;;〉、 ,,.イ:;:;:;:;:;:ヽ
:;:;:;:;:ゝ、_ /;;;;ノヽ:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;ト.`' ヾ--〈 V !:;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;O /`:;´/;:;;:;:|:;:;l:;:;:;:;:;:;/└-、:;_:;」 !;;;;;;;! |ヾ、:;.-‐
:;:;:;:;O:;':;:;:;:;/:;:;:;:;:;l:;:;:!:;:;:;:;/:;:;:;,.-‐´:;:;:| |;;;;;;;;| !:;:;\_:;:
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ 、:;_:;_:;:;:;:;:;:;:;/:;:;;:;:ヾ:;:;:;:;:;:;:! !;;;;;;;;;! /:;:;:;:;:;:;:;7
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ それを披露も出来ずに敗退するなんて、死んでもごめんだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
・
:
:
:
|
|
釗
!
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ しかしまだピースが足りない
┃ やる夫の作戦を現実にするには、もう一欠けら必要で……
┃
┃ けれど幸いな事に、そいつの在り処をやる夫は知ってるのだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.
| ...:;;| ワイワイガヤガヤ
| ...:;;|
| ...:;;| O O O
| ...:;;|二二i | || || |ヽi二二i | ||
______,| ...:;;|_____ i ̄i || i ̄i
| | ... :;;| |
| | ...:;;| |
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
\
\
二二| ̄ ̄ ̄ ̄|二二二二二| ̄ ̄ ̄ ̄|二二二|
/⌒Y⌒ヽ
/(○) (○ヽ
/::::⌒`´⌒:::u\
| ,-) (-、| ちょ、どういうことだっていう!?
| l ヽ__ノ l. |
\/⌒)⌒)⌒) / /⌒)⌒)⌒)
ノ ̄ .| / / / (⌒) ./ / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「重大な要件って何があったんだっていうwwwww」
┃ いきなりの電話に快く応じてくれたでっていうプロが喫茶店に到着して席につくなり
┃ やる夫は本題を切り出した。突然の衝撃にでっていうプロのニヤニヤ笑いが引っ込む
┃
┃ しかしやる夫にはこれしか浮かばない
┃ まったく浅ましい話だが、それでも勝ちたいのだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
,.-ー=========- ,_
/ \
/ ,.=--ー \
l´ ッ-┬\ ゙i
| |::::: ,.i ‖ |
| ナー-ーッ |
,.,r' |
(人,,_,,) | でっていうプロ
7 ̄ ̄ __ __,,,,,,__ ,.! 厚かましいかもしれないけど、お願いするお
\ 〉 ̄ ̄__ ___〈
\ /..:.:.::.:《三三三三<
< ヘ _,,,x≦三三三三三三≧x
_,,x≦三三三三三三三三三三〉
|三三三三三三三三三三三三!
,x≦三/三三二二二===二三|__
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 正面からでっていうプロを見つめて、しげしげと頭を下げた
┃ 自分のデッキに拘りを持っている彼だ。内心穏やかではないだろう
┃
┃ デッキに寿命はないが、鮮度はある。一度日の目を見れば、他人に知られれば
┃ 対策だってされやすい。誰にも知られていないデッキは、それだけである程度強いのだ
┃ 情報アドバンテージの重要さはやる夫こそ理解している
┃
┃ それでも。一縷の望みを託して、声を絞り出した
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
, .'´ ゙''' ゎ。
/ `ヽ、
イ 、
,' 、 i
i マ=t7心。 .。- =z'´ }
| 弋モ_无ぁ {イモ_ァ少 ,;
{ `¨´ ,,ノ ゙ 、 `¨¨´ ソ でっていうプロのドラゴン族デッキ……
', ( _i_ ヽ ィ
マ `゚''` `…゚゚ < ――やる夫に、使わせてくれお
`'' , イ≦;;;;;;;\
/;;;;;ミ、 ;ヘ _ 彡'キ;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヤ=-
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;> ̄<l友カl> ̄ l;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ ;;;;\
∠´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| /紅心 /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;', ;;;;;;;\
マ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l l赤色l ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l ;;;;;㌧ 、_
/;;;》;;;;;;;;;;;;;;;;;;ソ l炙殺l; /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ;;;;;;;;;;;;;;;;;`゚''
/;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ /嫉嬲i <;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;k;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;≧ェ。。
#Section2 Close
以上になりますー
>>250
合いの手ありがとうございました
>とことん勝利欲の男
そうですね。人との付き合い方とかが変わっても
根本的なところは、そうそう変わらないってことで
乙
これはでっていう嫌だろうなあw
乙
まあほかにいないわけだが
乙でしたー
ところで「デッキチューナー」って用語があまりピンと来なかったんだけど
誰か頭の悪い俺に解説を頼む…
>>262
俺は楽器職人と調律師みたいに思ってる
>>262
ゼロからデッキを構築するのがやらない夫。基本的に自分のやりたいことを押し通すので対戦相手のメタは少ない
対戦相手へのメタを徹底的に行いデッキを調整するのがやる夫。基本的にベースデッキは構築済みのものでOK
乙です
MTGやってたのはまだマナバーンがあったころだったな
こうして遊戯王とMTGのシステムを比較してみるのもなかなか面白い
>>263-264
なんとなく理解できた、ありがとう
乙
乙乙
まぁメタデッキの対局みたいなデッキではあるだろうけど……
???
「210枚」とどう関係してくるんだろう
ドラゴンだと? サイドチェンジによるスイッチ戦略かと思ったが違うのか
感想ありがとうございます。励みになります
次回予定はー……進捗50%くらいなので
遅くとも来週末、早ければ週中で投下できると思います
>>262
すみません、読み返したら完全に説明不足でした。丁寧な構成心がけます……
>>265
「ギャル夫がカードゲームをデザインするようです」
っていう作品が浮かんだ。TCGを理論的側面から分析していくような感じの
ゲームの物語から始まって、ルーリング、カードデザイン等々に掘り下げる……
誰か作ってくれないかなぁ、結構面白そうなんだけど
>>268-269
ウェヒヒヒ
期待倒れにならないよう、頑張ります、はい
いやー面白い。
MTGしかやってないけど、わかりやすくていいね。
これからも楽しみにしてます。
OCGの新ルール判明したけど創作デュエル界にとって核弾頭以外のなにものでもない件
ここのスレだと突然のルール変更も話のいいネタになりそうだけど
「プロなんだからルールに文句を言うよりも与えられた条件下でどうすれば勝てるのかを考えるべし」
とかやる夫は考えるタイプだろうな
新ルールを受け入れきれない連中を横目に速攻で対応してほくそ笑んでる姿が容易に想像できるわw
やる夫はどう適応するかじゃなくて適応した奴にどう対処するか、を考えてる気がする
MTGのプロプレイヤーの遊戯王版かと思ったらもっとガチなプロ世界の話だった
思ってたのと違ったけど思ってた以上に面白かった
なんか新ルールの話が出てたんで適当に小話作成
15分から投下します
一応新ルールをちょこっと書いときます
ニュアンスでオッケーなんで、「新ルール追加された! ゲームの動きが変わる!」
くらいに思っていてもらえれば、あとはフレーバーでどうぞ
補足
ペンデュラム・モンスター(Pモンスター)
・通常のモンスターのように、モンスターゾーンに召喚できる他、
ペンデュラム・ゾーン(Pゾーン)と呼ばれる2箇所あるゾーンにも出せるモンスター
・Pゾーンに出されたPモンスターは「魔法カード」扱いとなり、Pゾーンに残る
・Pモンスターが墓地へ行った時、それを表側表示のままEXデッキに重ねる
ペンデュラム召喚
・2箇所のPゾーンにいるPモンスターの……諸条件によって、モンスターフィールドに
手札、またはEXデッキに表側表示で重なっているPモンスターを特殊召喚するルール
..\
\
\
\
::\
:: :::\___________________________
.:: :::::|:::::: .
|ヽ ::::|:::. _____ __________
| | :|: : ||__,____|| | | | | | | | | | 流石に解らんお>
| | :| || || || | | | | | | | | |
!- | || || || | | | | | | | | | えー>
| || || || | | | | | | | | |
.:::|___||__||___||____|_|_|_|_|_|_|_|_|_____
/::: / ̄ ̄| iニニi
/  ̄ .i | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\|、`i . iヽ\ ̄ ̄ ̄ ̄
/ |‐|______\ | |ヽ|‐ \_____
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、_ _
ィ-‐ ` Y <__
_≦―'´__ _二z<_
>ヾ  ̄, -‐ ´ ̄`┴<
<戈、 Y / \
>{ / l, 、 , ,l_ 、 ヽ
| ゝ{ l`寸寸T ハT7 } ,、 l
∨ヾハ ∨ゝ (●) (●)|ハ| おっ
ヾi∨| , |´
ヽT、,_ σ _ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::/ヽ |`
____
/ \
/ ヽ
/ (!
| (_)
\_ ヽ'
/ \
ノ: : : : : : : : il: : : : : : : : : />-= 、:、: : l: : : : i: : : : :i: : : : : : ∧
.´´/: : : : : : : : :ll: : : : : : : : / \i: : : /: : : : :.l: : : : : : : :i
,': : : : : : i!: : :l ヽjヽ、: : / γ ⌒ヽ ノ'i: /: : : : li :l: : : : : : : :.l
. i: : : : : : ::l >´ \j i i ノ:': : : : : :l!/ヽ: : : : : : i.!
. l: i: : :i!: : l γ⌒ヽ ヽ ___,ノ /: : : : /′ i: : : : : : l::l
. l/l: : l.l: ::l. 'ゝ __ノ ヽヽヽ/: : : : / /: i!: : : : :i!:.l
\! l: :l /: : : /<´: : : :!i: : : : ll: l
l: :いヽヽ ` /: :.//: : : : : :./l: : : :,/l/ やる夫さんっ。偶然ですね
ヽ.', / //: :/: : : :/ .l: : : /
ヽ. -− ' ,.イi、: : :i: : : :/ .l: : :/
!>.. ,. イ三三ヽ/l: : :/ .l: :./
!>.._ ..<´三三三三三ニ.ソ .l; ´
..<i三三三三/三三.ヽ ′
r'´三三三三三三i三三三三.ヽ
/k>'´ゝ、人三lllく´ヽ三三三三i
/k/ ′ \__\lll/三三三三彡i
/k/ ,' ) /三三三三彡/
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. =、, \}⌒ハ 人 チラッ
| 八イ「`」、 ∨ 弋歹八彡 ノ |. !
八 ∨ヾ=" ::::::: l .! ヽ ! ……水銀燈ちゃんも。こんにちは
ヽ 人 |/ |  ̄
,. -ュ,ニニ弌垳ト、
/r'^ _rヘ-ヘ/^ヽr宀、
/!7ト、7′ 〃 l ヽ ヽ
、 / l//L」| ∧l | ! |l | ! ヽ
|:l / 〃 ||丁l トH、lV| |l /l } l |
ヾヽ / 〃 |l | l抔卞`ヽ{ /-ト/ //リ
\ ヽ:∨ |」 /l| lトヽ ̄ レ'戎シ' / ′ ……
⌒ヽ!ヽ._j\\ / 八 |ヽ __ ' ∠r1=彳
::..::..::..::..::..`::..::ヽ/ ハ ヽ‐ >、 ,. イ| }::..`ヽ、
::..::..::..::. /⌒ヽ、ヽjノヽ.∨r 芥、/:./ /::..::..::.、\
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ}l,ハ/-/ 〈::..::..::.`ヾ\ヽ
/;;;;r' ̄´ ` ̄ゝ、;;;;;;;;;;ハヽ
/ソ´ (ヘ;;;;;;;ハ)ハ
//´ / (ヘ;;;;;;;|) ハ
レ' /| ヽヽ ヽ (ヘ;;;;|) ハ
/ / /│ |_\|__|__ (ヘ;|)) ハ
l / l | | r'| | ハ ` ((!!)) |
| | | 」-ト、ト、 | _x===| }((ト、ヽ | お久しぶりですできない子さん
| レ|´| | | ヽ | rテ´ | / ハヽ__」〉|
_| | | | |_==ヾ、 ∨ |/ / {{ ̄ ̄|| ・ .・ .・
〈l ̄〉ハハ \\x゙ , /// / llヾ〉 ||| 今日はお一人ですか?
ヾ_'-'∧. ヽ \\ _ ノ jノ ,イ /| ll |ヾ_ | /
/||ゞ´∧ \_\ゝ /// | {{| | | /;;;
//´|| 〉〉、_ ヽ ̄ヽ、 /イ‐,,/ ゙| | |∧/;;;;;;
// ゙ |_| /\\_|` - -、- < ̄;;;;;/l } /`│_;;;;;;;;;;;
/\ー─-、 / / ̄/| || |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//| |_/;;;;;;;;| ;;;;;;;
____/___〉;;;;;;;;;;;;>' / /l l/ || |;;;;;∧;;;;;;;;;/_ | /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
/イ
-── / ̄ \ _ ,ノ
>─'´ \ \ー'
/ \ !
/ ∨ \
. / \ \ | |
. ′ | イ⌒>、\ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. ヽ_ \}⌒ハ 人
| 八イ「`」、 ∨ ヾ="八彡 ノ |. !
八 ∨ヾ=" l .! ヽ ! ええ、まあ。気分転換にぶらぶらしてたんだけど……
ヽ 人 u ,|/ |  ̄
ハ r‐ 、 イ仄㌃ 丶 /i
/ ̄ ̄ ー- _ _イ// -― ¬、
,!=‐-__  ̄ー=ニ三三三゙、
/イ
-── / ̄ \ _ ,ノ
>─'´ \ \ー'
/ \ !
/ ∨ \
. / \ \ | |
. ′ | イ⌒>、\ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. =、, \}⌒ハ 人
| 八イ「`」、 ∨ 弋歹八彡 ノ |. ! お陰で楽しい休日になりそう
八 ∨ヾ=" ::::::: l .! ヽ !
ヽ 人 |/ |  ̄
ハ:::: -‐' イ仄㌃ 丶 /ノ
/ ̄ ̄ ー- _ _イ// -― ¬、
,!=‐-__  ̄ー=ニ三三三゙、
/三三三三三≧=-_  ̄ー=三、
/ ̄ー=三三三三三三三≧‐-___ `ヽ
. /==ー-_  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ、
{ /´ ̄ ―‐- _  ̄ ̄ー======‐ ヽ
. -─‐- 、
, ´ / \
/ ヽ (●) \
, (●) ;__) u . ヽ
/ 、_ノ | |.
| \_ノ /
\ < ( なんだろう、凄いプレッシャーを感じる )
` ー r -‐' '、.
,' /⌒ぅ ヽ
/ ァ'´ ̄`⌒´ /ヽ
/ _人__ / 丶
|/´ / ̄ ̄ ̄ 丶
{ / 丶
`T ´ 丶
_,-`^--y<_
」\ _-=-- -- z<_
_>> ,-‐ ´ ̄ ̄ `┴<
「 之′y´ ,. ,. ヽ、. ━┓
」i ,r' / 太太v''〈 、, ソ ヽ ┏┛ 師弟でお食事……にしてはやけに盛り上がってましたけど
/、 /ソ /リ (●) リ入ッ ,、 / ・
. J l | イ l゙i , (●)::/ヘ/ 何の話してたんですか?
. l゙i ゙!)!|ヘ. ヽ ノ
/:::::::::::::::::ヽ、__ ,. ィく
,r'::::::::,'::::::::/ l::::::::::::l
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ , -‐、 _,, -‐、 ',
l / `' ´ .l ルール改訂の発表されたお?
l ,==ミヽ ,ソ==ミ .l
.', U , ヽ / 「新ルールではどんなデッキが活躍できるか」
\ l 人 l /`ヽ って水銀燈にせっつかれて
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ',
./ l
| 7r=〈 ゞ==´:| :|ヘ从. l| l| | | | !─' /
|// {{介' ̄}} :| :| |!>ュ__ |、. /!. /| :| | :. ̄ヽ〉
|ゞニイ |ゞ=' :| :Ν !fテ≧ェ''=ト\/ .|/_」_,,,/-‐ | i |ニニ.″
| 〈/,∧ヽ. :| |. ヽ| .{:::::::::fミ゙ ェ=≠=ァ ! :| | |ヽ \ だ、だってやる夫さんが言ったじゃないですか
| /,/ | | :| | ゞ;;;;ツ {:::::::/ / / | .∧ Yl__}
/ / | | l | ト、 " " " " ゞ-' ./ / /./ |__| 「新ルールに変わるタイミングは実力の見せ所」
〈_| | ト、 从 ', \ u ’ " " / / /l/ って
| /__:|l∧ ', ', ル\ -‐( イ / /
| И 「゙7\ヽ ',l从..> __ .. ´.厶イ. ¨Т
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ , -‐、 ', 確かに言ったけどお?
l / `' \___ .l
l ヾ==ツ ( 乂ソ ノ l ペンデュラム
.', , ヽ lilil ./ P モンスターのカードリストも出てないのに
\ l 人_,/l /`ヽ 強くなるかどうかなんてわからんお
/ `ー、`ー´ 二二ノ ‐' ',.
./ l
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 子供の頃、シンクロというルールが追加されたときの事を思い出した
┃ あの時の自分は「チューナー」というモンスターが必要なシンクロ召喚は弱そうと判断して
┃ 新城師匠に窘められたものだった
┃
┃ 古いルールに精通していればいるほど、新しいものを過小評価してしまうのは人の常だ
┃ シンクロ、エクシーズ。新しいルールが追加されるたび「弱そう」という声が聞こえてきた
┃ けれどルールそのものは、使いようだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- }
{ / ヽー- _ _ ! やる夫たちがすべきことは
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j カードリストが発表されたら直ぐに目を通す事
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' |
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi Pモンスターを活用できる魔法・効果モンスターを
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i 考えるために、今までのカードを見直すこと
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..| 要するにいつもどおり、ってわけだお
,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´ ! ...|
! ⌒)ヘ ノ /:::::;/ } ..|
ヽ ´ノヘ/ /::::::/ ヾ / |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 結局はカード次第。しかし、個人的見解を言わせて貰えば……
┃
┃ 手札にある内はモンスターカードという扱いなのだから、いかにしてサーチするかが重要か
┃ Pモンスターが持つ効果そのものと同レベルで、種族、属性はカードの強弱を決める大切な要素だ
┃
┃ また破壊されたPゾーンのカードが破壊された場合EXデッキに戻る、P召喚ではEXデッキから
┃ Pモンスターを召喚する事もできるというルールは、これまで日の目を浴びなかったカードに注目が
┃ 集まる可能性を示唆している
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
(
___. ) ノノ
/: : : : : : : `丶、. (( ,,,;). _..<⌒ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : ヽ ) ノ.. _..<: : : : : : : : ム
lヽ: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ ( _ ⌒) _ <: : : : : : : : : : : : : / l
. l \: : : : : : : ,, -‐ニニ ̄ ̄...( (..゙ ̄ニニ‐- 、 : : : : __ ,,-'' l
l ,,-''-,,‐-‐フ/ゝ 、. ) ノ. __,,-''ノ l ̄_,,-‐''ヽ l
l l `丶ヽ/ノ‐- 二二二二二二二二二 -‐ ノ )ノ / ./ /
ヽ\ 〉‐- ,, ノ ノ ノ ノ ノ ノ ノ ノ ,,-'' ヽノ / /
\ \ /、  ̄ ̄ ̄ニニニニ ̄ ̄ ̄ ム_,, -"/
\ `/ ''‐- ,,___ __,, -‐''" ム /
{ l <ニ>  ̄ ̄ ̄ ̄ <ニ> l .╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ヽl / ┃ 魔封じの芳香
/\ ⌒弋‐-___ ___ -‐ァ⌒ /\ ..... . ┃ トラップカード
/ /ヽ \WWWWWWWW / / ヽ..... . ┃ 魔法カードはセットしなければ発動できず
l / ` ‐- _'' ──── '' __,, -'' `ヽ }........┃ セットしたプレイヤーからみて
l l '' ─── ''  ̄ l /.... . ┃ 次の自分のターンが来るまで発動できない
γヽ l l _-‐-、...╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
廴ノノ 廴_ノノ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 単純に考えて魔法・罠ゾーンが2つ増えたと言える
┃ ならば、魔法・罠が存在している可能性が高くなった=セットカードを破壊できる効果が強くなった
┃ と考えることもできるだろう。強い効果を持ちながら、その噛み合わなさから使用率が低かった
┃ 【邪心の大災害】などは、アドを取れるカードとして再評価されるかもしれない
┃
┃ PゾーンにPモンスターを出すのは「召喚」だろうか、それとも「(魔法カードの)発動」になるのか?
┃ 発動とするならば【魔封じの芳香】はP召喚に対するメタになりうる
┃ とすると「アロマ・ダムルグ」なんて面白そうだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__
,..-''"´ `"''-、
/-――- -―\
/ _ _ .',
,' イ::::)` イ::::)` ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l
l ( ,、 ) U l ( とかなんとか。色々考えられるけど…… )
'., `¨¨´ `¨¨´ / ( 結局は裁定次第なんだおね )
ヽ、 /
`ァニニ<// _,,..-'' __ ( 正確なルールが知りたいお )
,./ /\ / : : : : : : > : :\
_/ /|イ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
/. : : : :| ./`Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : }
,´ : :/: : : :| i::::::|/ : :/: : : /: : : : : : : : :|
{ : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ついつい邪魔する事ばかり考えてしまうのは悪い癖だ
┃ 当然、アドを稼ぐことも出来る
┃
┃ 単純に考えてP召喚は「一度に5枚のモンスターを召喚できる」ギミックと言える
┃ Pモンスターが「デッキから墓地に送られた」時もEXデッキに戻るというならば
┃
┃ 高速で墓地を肥やしてP召喚すれば莫大なアドバンテージが得られる
┃ 墓地肥やしにカードを割く必要がない【ライトロード】復権の可能性は十分高い
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__r┐
/ { iヽr、
, ´ u ( ヽ } | ,} }ヽ
ヽ、__ `:、 ヽ. j V ,{j, |
/〉○ ) `、 `Y ´ ノ、
_ノ( ´) 〉 〈 〉
__/ `==く J { /
/::::\ }r┬} ゝ / Pゾーンにカードを出すのは召喚扱いなのか?
:::::::::::::ヽ ノ i⌒´ } | _ Pゾーンから墓地へ行く時は魔法扱いなのか!?
::::::::::::::::::::У}`` 「 ̄ ̄ ̄ ̄「:::::::::`ヽ デッキから落ちた場合はどこにいくんだ
::::::::::::::::y'´ `┬ュニム|:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::、 エクシーズ素材になったPモンスターはどう扱う?
:::::::::::///ー'----‐|:::::::::::::::::::::::|::::::ヽ:::::::::::|
::::/::::':::::/ /:|::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::l あ゙あぁぁぁ! わからん! もどかしい!
/::::::::::::::::{ |::::|::::::::::::::::::::::|、::::::r‐-、::::|
ヽ::::::::::::::::{ |:::::|::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::::/|
:::/:::::::::::::| |::::::|::::::::::::::::::::::::|ヽ:::::::::::::::!
ヽ{:::::::::::::::| |:::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::ノ
|:::::::::::::::| |::::::::| ::::::::::::::::::::::::::::::|ィ´
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ……ま、あれだ。一番やきもきしてるのは美筆チャンピオンだろう
┃ 面白そうなルールが追加されたのに、詳細がわからないからデッキの試し組みも出来ない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
!/ / .ヘヽV」∠ヽ. \\\
__ノ/ .. - 、 ̄ ≠‐ - :.:`ヽへ \\}
フ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ:.:V| ! V {
///: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :Ⅵリ : : : : : :、
. i//: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ∨ハ: : i: : 、: \
/:: : : : ::| │: : : : : : : :ヽ: : : : |: : : : | ∨} : }: : :厂`
|: : |: : :/|: :|: : : : : ヽ│: | : : : |: : : : レレ∨}:j!: : ト、
|: : |: : l:八:|: : : : : : :ト|、:|\ : | : : : :}∨j/: :j!: : :レ
|: :i|: : | 人: : |: : 八|∨ ̄| ∧: : : ル─く/V⌒ヽ
|: :i|: : |/ _\|: / ィうi心、 |: : //⌒Y}:厂! !
厶八.:ハ. xぅ心|/ VJソ 〉|: ∧し///.:|!ノ| { んー……それじゃあ他の改訂部分はどうですか?
|: :\∧ヽVソ (|/\\イ : :ハ∧ゝ
|/∨/ // ) , (\ ヽ ',ヽV N 先攻のドローなしは大きいと思うんですけど
〈/ {∨ / ヽ丶 | | | |八
{ |/ 〈、 ‐-― } j_| l | |\
j } > _,.. ィノ ` ` } 〉ー---――-、
丶、 '⌒丶 ∨|く/ / / /
/{ ̄\ \ マ7 / / / |
_____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ いい疑問だおね
/ ( ●) (● ) \
| (__人__) | 正直Pカードは不明な点が多すぎてわからんお
\ 凵 / けど先攻ドローなしっていうディスアドバンテージは
/ \ 今の環境でも考察できる
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \
/ (●) (<) \
| (__人__) | 与えられた情報の中で最も確たるものを基盤に考える
\ ` n´ ,/ そういう姿勢こそ素晴らしいと思うお
/ | | \
.. ノ .ュ
{ ..ニj
. | "ツ
_rxvxvxvxャ―- 、
,ィf>^厂{爻}勹⌒^下ミ `ヽ、 :'
':rfフ::.::.::.:_`ー'^ー'::.::.::.::ノ レヽ>、ヽ
_fヲ::.::.rxtタ^⌒^⌒^X≧z:::⌒:.:::.:::圦ハ :'
': /r‐v':r彡 |l| l|l| l il li l l| !l| l|トミk::.::.::.:Vfハ
{〈 ィ/^ ,1l l|l !|l| |l|| |l | l | l |l| ! |ヽ>、::.:V! l| :'
`7/ // ll )レ |l!| l| l | l | |l| ! |//^ヽ:/⌒》
': /丁7 l| l l| ⌒ | |l!| |l |l l|l | |l| | |トミ=彳|厂´|
レ⌒l| l| | |l| !l| !l| |l | || |l |l| | l|! | |レ⌒ヽ|レ⌒! 先攻が圧倒的に不利になると思います!
/|l |l! |仆ミ」l l| l |、」 斗 ヒて {{ィ/77ハ\j :'
': //lハト、ヽ f--tミ ::::::::::: f‐‐ア彡 '/// l |! | |
/// 7∧ヽハ .゙==' :::::::::::::::ゝ=‐' //ハ /! j l | | :'
〃 // ハ/小. 、. /〈// l|| | ! | :'
″{ { ,' // |l ヽ、 -‐-‐ /// ハ | | | ト、 , =彡
⌒ヾメ、/,'_川 |`丶、 , イ // ,'l lル' l| | ∨∠/三
:―::.::厂:.:.:/// |!| l|l /`fT!^ヽ ̄} ' / | |l \_!」 / 彡竺三
ー=彳:.:.:.///:`Yヽルヘ /」ト、/:/ /ハ/⌒7:´:.:.:.:`ヽ三三三
'⌒V:.:.:.:.{ l {:.:.:.:\ <ヽ:.:.jj:.:.:.:./ //ノ:.:.:.;':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\三三
____
/ \
/_、 ,,/" \
/ (●) ゙(●) U \
| (__人__) | す、水銀燈? どうしたんだお
\ ⊂ ヽ∩ <
| | '、_ \ / )
| |__\ “ /
\ ___\_/
| i{ i{. | i| | /゙ i ; {i:i{ {i{ /7゙:}.Ⅵ,
| i{ i i{. | i| | !/ | i ! / 辷==彡'}i:i} Ⅵ,
{i 从 | i{ 」斗匕ト、 j人.|レ' } {i{ }i:i}. Ⅵ,
{i ̄{「ヾ=-}L,,_ i{ }八廴| |__j|jI斗汽 {i{ :i:i} }i:}
.. 八 {j \!,ハ厂 、______,,ノ 斗f≦斧刈 } ; . {i{ /i/ .}i:}
从 ヾ伝云竿竿ミ {Vハ j} ; ./ {i{ ./i/ ; .}i:}
. Ⅵ 、. { { ノ片 乂 ,ッ゙ / ,. /i/.:/ }i:}
Ⅵ \ 、乂 ツ / ./ ./i/.:/ .}i:} なんでもないですっ
i. \「 / / :i:i゙ / ノ'´
| ∧ 厶イ {:i:{/
| .∧ , 、 | ヾ{i ‘, ;
Ⅵ { rvvw 七V ハ / 、 ;从/
.. Ⅵ. 个: . ゙´ ̄ ; /、. \./i:i:i:i:i:
. Ⅵ 、 {i ≧s。 / /ニ\. /:i:i:i:i:i:i:
Ⅵ \ {i 二ニ=‐‐ r‐七" / /ニニニ\ィ7i:i:i:i:i:i:i:i:
、 ,バ .
,.ノ }i / } } .
// .ノ'´ _,ノ厶 ____ .ノ' 、
/ .′ / . ´_.彡'て⌒¨´ }ヽ.
i {.∠..__/,______⌒ヽ、 ノ } ,
_ ___j,/ r‐ 、{ {三三三≧z,,_.> ´ __,.ノ _,ノ}
__彡‐ / il三弐. `⌒¨¨¨¨ア´ ‘⌒¨´__,.ノ
/ / ,|iア´ ___. ′ `¨て.._ _____
/ / i」′ __,/ _ `弋⌒¨´
. / ' i li廴 _,/ . , 、 `丶. `ヽ、
i /j/ | |「 / / / i、 ヽ 、 \、\
|,/ .′i i 、八{`¨7 /_,/_∧_|_\ ヽ } 、 \ 弋ト-`.
l{ { | | l\_ _j i ,/ _}.___ ヽi _,ハi l、 ヽ.}`
‘, l 、 l\7^1、|、 ノ{ _人_ゝ __ノ` | j |、\ \
‘, { \}〉, { r{ い. ∨ j.ノ} ,jハ `ト--`ー ( 若さがあるなぁ…… )
,}人 . i'∧ヽ.\l八 ヽ、 | xxx 〉|.ノi{ _j ノ
ヽi |//i\\__、ヽ、`ト| / 从弋 て´
l |//| ,i'>、_{,\ \} __, ′` ミ_,
,ノ ∨∧_}//,厶 <´ ノ /
/ /} \{///{,//〉、 ` .._ ,.′
/ ./. i'" ̄ ̄ ̄ ̄` ー-<二 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄二ニヽ
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ , -‐、 ',
l / `' \___ .l あー……まあ、なんだお
l ヾ==ツ ( 乂ソ ノ l
.', , ヽ lilil ./ どう不利になるのかを考えて欲しいんだお
\ l 人_,/l /`ヽ
/ `ー、`ー´ 二二ノ ‐' ',.
./ l
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ これまでも遊戯王には大規模なルール改訂があった
┃ 例えば「召喚成功時の起動効果」
┃
┃ モンスターの起動効果はスペルスピード1……これは通常魔法などと同じ扱いだ
┃ 召喚成功のタイミングで通常魔法は発動できない
┃ このタイミングで発動できるのはスペルスピード2以上、速攻魔法・罠以上のカードだ
┃
┃ しかし昔のルールでは、召喚成功時の起動効果だけ特別扱いで発動できていた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
{ァx、、_ l、_
、V/ヽ〉`ヽ/, .ィ二二二二 ̄ ̄` > 、
\ュ: :, -l-、、 ̄ ̄ `丶、: : :: ̄`ヽ \
\_V/: : l」: V _`丶: : : :ノ/二ミヽ>
ヘ=x'´: : :〉___ ∠: :> } ̄`/〈`ヽ l/
, x≦::V--」}: _r‐、l ,、〉ヽノ--:ハ)`ヽ. )`ヽ、
/::,二二ソ-ミ/」: :Vl_/ィ=ミ,z=x|>/」、:`ヽ ヽ:/ヽl
/:/ /、/'-ァ=/マァ,、/フ::|ヽ: ○:(フ: :ノ |:ヽノ| _/|
./イ /、/ <!:/ク::ハV:,クァ/:\\(>/⌒V: : _V,、/
/ /ヽ/_,∠ミ、{(ヽリ: Yノ: :V: :ヽへノ〉::// ̄V,r(
∠: : :/《/: : : : :Y州: /イ´ ̄`>=XYKノノ,、_,//アj
/: : : :/´/ヽィZ'´|!》ハ/: x≦三`ヽヽハV / _){::( ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_/: : : :/ヘ:{: : : ノ /: |/ト<: :__∧:/丁__:ヽ\!  ̄´ .....┃ ダーク・アームド・ドラゴン
/: :  ̄`l ∠: : ::ノ≧: :_l/l_ヽ_)-ー'ミヽ/: :::ハヽ ┃ (制限カード)
. ,': : : : : ::| l:l,>イ: :/: :l\ノ_/´ ̄`ー<_}: : : ::}: ::\ ....┃ ATK 2,800
i_:: : ::--‐} /:/: : : {: :l>イ´,ヘ Vヽ_, 、 `>┐: : : : ハ.、 .....┃ DEF 1,000
{: : : : : : ∧-┴ミ、: : ノ〈 }:{ l_}_| l/ー≧く }: :/⌒`ヽヘ ....┃ ・墓地の闇属性モンスターが
∨: : : : : : : >、: : :ヽ{ l/l |く| |: :l |:`ヽl/.|/,イ`ヽ : : : : }))>...┃ 3枚の場合のみ特殊召喚できる
∨: : : : /: : :><ハl l/: :l/:: :l/: : ::}\'|'l{: : : :ノ`ヽ::/ ......┃ ・墓地の闇属性モンスターを1体除外する事で
∨.<: : : : : : : : : }: : : : : : ::}: : : :/ァ≦|ノヽ:イ: : : :l' ..┃ 相手フィールド上のカードを1枚破壊する
\: : : : : : : : : :ノ: : : : : : ノ:_, ィl'  ̄ V: : : ::ハ .....╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ これが何を意味するか……攻め手が圧倒的に有利だったのだ
┃ 召喚を無効化さえされなければ、確実に効果は発動できる。ダムドなら最低1枚は破壊できた
┃ 相手のモンスターを破壊すれば、奈落されても2:1交換で1枚得だ。ブリューナクなんてもっと酷い
┃
┃ それがルール改訂で、召喚成功時は効果が使えなくなって
┃ ゲームスピードは一気に落ちた。ダムドは「相手のバックを剥がしに行くカード」から
┃ 「相手のバックを警戒しつつ出すカード」になったわけだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_ 、 ィ
. ≧⌒ `‐イ⌒≧
. /´ ̄ ` _ \
// イ´ ⌒ヾ―- _
. / /´ / , -‐- _ ニ= 、
/ / ィ / / `ヽ
. /イ./ / ´ / / / i ヽ
}/ / / / / / .| i `
/ , , イ / イ l ' |
, .| | 寸7Tヽ l l イ l }
| , | | ャzぇミ、 | '7寸ハ} / '
}ハ .∧ i .l { 弋タ ヽ、/ セテぇ、 イ / 単純なぶつかり合いだと先攻不利になりそうですね
. ∨ , ハ 、 l  ̄ ′ゞ ノ / / 1枚のアドバンテージ差は大きいですから
} .∧ } {、{ , /{ /
. {ハ/ ヽ ト、トヾゝ イ/
} レハヘ ヽ、 こ⊃ ´
}_ ≧ュ _ イ
ノ三≧ュ_ ィ/
__,、
, __-,=====〔{〈回ヘ
/_f〆::::::::::::::::::::::弋之ソ::::\
/ jf7::::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \:::::\
/ {i7:::::/ i \:::::ヽ
;′ {|::::/ l i | ヽ:::::
ト、 ,′ {|:/ l | || | | | | Y|
|:::\ | {|| | ||l十¬ | /| | | ん……同感
\\:::\ | ゙| | 斤==ミハ || /ト、j | ||
::::::\\:::\. | | | | tしソ リ| /癶〈| | ハ 先攻は「1ターン先に動ける」
::::::::::::\〉 ::::\ | | | ヽ \ ̄ '(レリル | ,∧| っていうテンポの良さを生かす形になりそう
:::::::::::::::::::::::::::::::\| || \ \ , ` /! |〃ハ_i -─
::::::::::::::::::::::::::::::::::::| l |  ̄ __ _ /|/″/::::::::::::::::... カード・アドバンテージは1枚負けてるけど
::::::::::::::::::::::::::/ 厂 ̄\ l l\ イ|l/ーく::::::::::< ̄ ̄ 召喚権では1回分得するわけだし
:::::::::::::::::::::::/ /::.::.\ \ l l:::::::::r‐<ヘ l 〈::.::.::ヽ\::::::::::\
::::::::::::::::::::: | l::.::.::.::.::.\__ ヽ l l::::::::ト\__∧ Y::.::.:l \::::::::::\
 ̄>::::::::::::| l::.::/::.::.::.::.::\|::l l:::::/ ̄ >ヘ l::.::.j_ :::::::::::::
::::::/ ̄ ̄j j/::.::.::.::.〈 ̄ ̄}レヘ ∨ ヘ l::.l::.::.::〉 〉:::::::::
/ 〔 L::.::.::.::.::.::.j___ノ::::::ヘ ',____ _jヘ V::.::./ /\[\
__
,..-''"´ `"''-、
/-――- -―\
/ _ _ .',
,' イ::::)` イ::::)` ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l おっ、いい着眼点だお
l ( ,、 ) l
'., `¨¨´ `¨¨´ / じゃあそこから予想できるデュエルの展開は?
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
| ヽ  ̄/ '.,::::::::::::\,':::::::::::', .| .|
//l::| |::\ l| | | | | | \
/: |::| |::ト、∨| | || | | | l | l| | j l | |::ト\
:/ |::| |::| |::|‖| |人 |_j_| 斗 卜 ⊥」|_| / ′ | |::| ヾ:l
|::| |::| |::|八 、 | ̄ヽ_| l | 厶八 厂/ / | |::|__j::|
ニィ トごノ \ヽ|〆 二、ヽ | /l イ 二 `ヾイ/ | トr―'
|::| |::| |〃 { 0} \ / | 0} }ト、 | |::|
|::| |::| ヽ |ヾ ヽ/ リ// /||::|
レ′|::| | \ 、ヾ三 ̄  ̄三‐'// / l、レ′ / 先攻が早さを生かして先に仕掛けて
__/ ヾ | \ \ | / / , \ // 後攻は凌ぐためにバックと手札を充実させる
-、\ | |  ̄ ∠ イ / /{__/∠
_\\l\l | 、 -- 、 / | / 厶≦三三 って、あれ?
三≧ト __| | \ ´ ̄ / , /∠二三三二 これだと、現状と何も変わってないような
ニ二三三三l | | ` 、 イ / /三三三三二ニ
三三三三三l l |::::::::::::> <:::::::| / /二三三三三三
ニ二三三三ニl l/:::::://|::| |::ト\::\_/ 厶 -―<三三三
ア´::/ ̄ ̄>ヘ l\:::: ヾ 二イ| ト ニノ:::: / /::::::::::::/__\三二
::::: / /::::::::|\ l \::::::::::::|:| |:|::::::::::::/ / | ::::::::/::::::::::::::::::ヽ三
___
,..-''"´ ``丶、
/ ヽ、
/ -‐一'"´ ``ー‐- ':.
,' ',
{ (●) (● ) }
', ,' うん、やる夫もそう思うお
ヽ、 (_人_.) u /
r'ヽ、 `⌒´ .,./
/ >─-----─'"´ ',
/ ,/ ヽ、_,ノ ',
;' ,イ', ヽ i ',
ト、 ,ノ ,ゝ L___」
.`ミ彡-‐'" ', | |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 今回のルール変更は先攻だけが不利になる改訂だ
┃「ゲームの展開そのもの」を変える調整ではない、と予想する
┃
┃ だから、この調整を良いものとするか、悪い物とするかは人次第としか言えない
┃ 余りにも早すぎるゲーム展開の改善を望んでいたプレイヤーからは悪改訂と見えるだろうし
┃ 先攻勝率の高さを厭っていたプレイヤーには良改訂だろう
┃
┃ 先攻が早さを生かして仕掛ける、という展開自体は変わっていないが、カード1枚足りない分
┃ 不十分な仕掛けは多くなって、その分で先攻勝率が落ちることは想像に容易い
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
\ ヽ V/ / /
__ , .イ V } イニミー- ノ
 ̄¨ー ., /ヽ / ヽ r-イ
/ ./:::...:.>=<__:.:ハ \
./ i / <´ >::> >..._
、__ , ィ / ハ ! ,, - ハ 从 <
 ̄ ̄= ≠ { i /八! / }/ ヾミ;、
/ !i! // ,' \
,' ハ 川 / , / ヘ
/ ∧ | , ,' ,ィ ,' i ハ
/ _, }! i ,' ,/ ,' / /i ./| |
/ イ7 | | ,' ´¨,テナ=i‐- ィ/ 十-.|,,_i .i
 ̄ i i! 从 | .i l / しヘ、//| ,孑气く .|
| / .| ∧ .| .| lK| {::::} | l/l f:::i lヾノ/ |
人 八 {、 ,' ∧ > l, 弋_辷'ン_ 、辷ン / / ノ.,' じゃあ特に考える必要がないってことですか?
/ | {_ ノ! |::|{ \!  ̄"´ `" ̄ イ.///./
Vーイ{ |::| ト.、 > u ' イ/
/ .|::| |::|::| ,ィ'
/ /Y゚|::| |::|::|、 ⊂ニ=⊃ /
/../ _ト.|::| 川゚| /
____
/ \
/ \ ポク……
/ U _ノ ヽ_ \ そうともいかんのが難しいところだおね
| (一)|lil|(ー) |
/ ∩ノ ⊃_) / 一度損したら取り返すのが難しいデッキは
( \ / _ノ | | 易々と先攻を取るわけにはいかなくなった
.\ “ /__| |
\ /___ /
____
/ \
/ _ノ ヽ、_.\
/ (●) (●) \ デッキ構築レベルで先攻後攻を考える必要性がでるんじゃないかお?
| (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ / あくまで先に仕掛けるデッキなのか
( \ / _ノ | | 受けて潰すデッキなのか
.\ “ /__| | 2極化が進むんじゃねーかと思うお
\ /___ /
____
.ni 7 /ノ ヽ\
l^l | | l ,/) / /゚ヽ /゚ヾ\ .n
', U ! レ' / / ⌒ ⌒ \ l^l.| | /) ぶっ壊れカードが出たらしらねー
/ 〈 | (____人__) | | U レ'//)
ヽ\ |lr┬-l| / ノ /
/´ ̄ ̄ノ ゙=ニ二" \rニ |
___
/⌒ ー、\
/( ●) (●)\ ま、なんだお
. /::::::⌒(__人__)⌒::::::\
cー、 | |r┬-/ ' |⌒,一っ プロとして最善を尽くすのは当然、大事だお
,へ λ \ `ー‐' / 入 へ、 けど「来るべき時に最善を尽くせるよう」に
<<</ヽ /\>>> コンディションを整えるのもまた、プロの仕事だと思うお
,. r ´ ,. r ´三三:::::::::::三三:::::::::::::::三三:::::::::::\)}
r―――´ ,、r ´三三:::::::::::::::三:::::::三三:::::::::::三三三三::::\
__ヽ ○ _,.< ` 、三三三 三:::::::::::::::三三:::::::::::::::三三三三ノ≧
;;;;;;;;;;;;;;;`: : : : ,;;> 、 ` ー 、三::::::::::::::::::::::::::三:::::::::::::::三,.:::r' 二>´
ヽ;;;;;;;;;;;;;: : : : : : : : :/ ` 、 ` ー ---------- ― ´ ,. ィフ ´
};;;;;;;; : : : : : : : : :{ `。 ー -, ____ ,. - ィ - ‐。´ / {
} ;;;;;;; : : : : : : : : ∧ /: : : : : : : : : ' ' ' {;;; _ = = ,'
, ;;;;;; : : : : : : : : `====: :三: : : ' |!! ´ ,. '
ヽ ;;; : : : :ニ二二二 ̄ ≧〃 {`' , ' ' 『さ、流石にもう寝ないか?』
;;;; u し´ ヽ, ;
/ | 『もう一戦だけお願いしますお!』>
,. ---,ノ |
,. .,_ し {ニ- ,r/ -、 /j 「もう一戦だけ、もう一戦だけだな……』
r´T ` ^>ー ノ /`
く `ゝ、 ´_ ,.、ー´ / (さっきも同じ言葉を聞いた気がする……)
∨ , `'ー ´ ̄`ー―=,‐´ー /
` ー'―‐`―'―  ̄
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 22歳、まだまだ若者で通じる年齢だけど、10代に比べたら体力が落ちた実感がある
┃ あの頃は朝までデュエルしても、まだまだ余裕。昼を越してもまだ続けられたけど……
┃ 今は流石にきつい。夜が明けたら瞼が重くなる
┃
┃ ……30歳を超えていながら、子供のわがままに付き合ってくれた師匠の凄さを改めて実感する日々だ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
/ ⌒ ⌒ \
./( ―) ( ●) \ つーわけで……
/::⌒(_人_)⌒::::: | チラッ せっかくの休みだし甘い物でも食べにいかないかお?
| ー .|
\ /
、-ー'`Y <,___
__≦ー`___ _二z<_
> 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴< あ、美味しい和菓子のお店がありますよ
<之′Y´/ \
>{ ,' | 、 , ,. ,.l , ゙i
| !、{ | 寸寸T ハT7} ィ,l ∠ ―- \\
′Ji, ゙i ゙i ( ≡) (≡)|ハ| / \ ヽ \
i⌒ヽ'(1. xxx ' xx,ノ川/⌒) / ヽ ヽ \ | ヽ
. ヽ ヽx>、 °_,イ l |::::ヽ/ ′ l釗 l | ∧|、 ,
∧ 人lハ:::::l,三|:::/l| ,:::::ハ | ||{ l | | |l _ハ斗′ヾト l
! l 、\ヽl /イレ厶イ |トヽ |
\ 斗≧ ∨ 弋ソノ| l| |レノ |
| l ハゞ'' 、 " | l| |i |「 |ノ} イ
.| | i从 、-ァ j从ハノk≦圭圭圭≦
駅前のケーキ屋さんが気になってたの! ノ人{ へ. / | l |才⌒ヾ圭圭圭ミぃ
,x≦圭≧厶'jfチ〔  ̄,| | i r'i /^ヾ圭圭圭≧
x≦圭圭ア´/〃|トヽ /ノ i | | |r'7 〉圭圭ミ
彡抂圭〈 / /{{_儿_}},ヘ人ゝ /ニ Y /圭圭ミ
' /圭州 〈 / l`)兀(´ | 〉ニ、 | 仆圭ミメ、
,_ _ ,..:::´:: ̄::゙::`:::、
、-ー'`Y <,___ {::,/´ l丁 T`' :;:\
__≦ー`___ _二z<_ ハi lイN l 、イ l| iヾ:::}ヽ.
> .,,_  ̄、-‐ ´ ̄`'┴< | lk_ィヽレ仁リ l .|dbl
<之′Y \ |、ト○ ◯/ l l∧| !
>{ ,' /, ,. ,.l , ゙i ||从.┌-、∠ / . l)ト、l、
| ヽ,{ l |i’寸寸TハT7}l ,イ,イゝ ニ イイ / | !
ヽレⅣ __ハ ( ●)ハ| <、ラY´:文:、バ, T≫゙i||
V ト' (__1 ゝ ≦〈:::{:::i;:〈:::::::〉}≠ZZ
Vィ 丶, ‐,.ノ ≦j|:::l〉:::;ヘ::iNハ≧ッ
| l /:::ニヨ' ,イ:_:lXK:::ハ:::::::\
<::::ソ,lX〈::kミ}:::::::::::\
ト,r'X>!^^´::::::::::| ̄
__ , .イ V } イニミー- ノ
 ̄¨ー ., /ヽ / ヽ r-イ
/ ./:::...:.>=<__:.:ハ \
./ i / <´ >::> >..._
、__ , ィ / ハ ! ,, - ハ 从 <
 ̄ ̄= ≠ { i /八! / }/ ヾミ、
/ !i! // ,' \
,' ハ 川 / , / ヘ
/ ∧ | , ,' ,ィ ,' i ハ
/ _, }! i ,' ,/ ,' / /i ./| |
/ イ7 | | ,' ´¨,テナ=i‐- ィ/ 十-.|,,_i .i
 ̄ i i! 从 | .i l ,rfj__ //| ,ム」_:,; .|
| / .| ∧ .| .| lK {| ::::::リ l/__ ノ/ |
人 八 {、 ,' ∧ > l, ゛ー '' K.__,/ }/ / ノ.,' やる夫さん
/ | {_ ノ! |::|{ \! `"" イ.///./
Vーイ{ |::| ト.、 >xxxx __ ' xxxxイ/
/ .|::| |::|::| / \ ,ィ'
/ /Y゚|::| |::|::|、 / /~\ ヽ‐、_,/
/../ _ト.|::| 川゚|>イ ,.へ `< ヽr‐ァ―=‐、
ー ",/´\ノ/!_| .|: |, イ ,、〆``'ー /;;/.:/ ヘ
/ ヘ:.:|;i;;;;;;;ハ ∨ ̄ /;;/.:/ / ハ
i ∧:!;!;;;;;;|:} |! /;;;;!:// i
〃///ヾ i ll i ! l i l | l ヽ ヽ
. i:|//i::i 》 /| li !メ l l ! i | ', ',
〆i !:L〃 i ', | ! | l ト, ! / l ! i } !
// / |:|'" i 斗弋T、‐- ', | ヽ ! /i /! /! ! l. } |
/ i |:l ', i弋ゝ‐-Y=、丶` ',.| /_.!ム、/_l / / ハ !
. | !:l ∧. ! ヒ_q )_ヽ レ' レ' 7 メ .イ / l !
. l |:|. ,ヘヘ ,r‐‐tァ/ /| ,/ レ
. l l」 i ヽゝ:::::::::::.. ゞ゚ノ//ノ |,イ お師匠様っ
! ト、 ! .:::::..´ソ" l:」 ,-'´
i |. 丶 、_ ,、_ ´ /', , //
. ', ト、 ゝ . ‐/ フ_,, ィ ´ !,〃 ,..-'´:∠_
. ', |::::`:‐-.、`> . _ / /l´ ゙!i lイ/:::::::::::::-= 二、_
、___ヘ !::::::;ィ;==,‐、 ;_/ / ! !| |::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::ff《ヘ i::≪::::::〃!,ィ´`‐-ヾ、l_/_il l、::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::ゞ》 ヘ. ト、::::゙彳/ゞ/r‐---、i/´::::| /:::\:::::::::::::::::::::::::::
_____
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ( ・ ) ( ・ )\ ( あれーなんか地雷踏んだかこれ )
| (__)__) |
\ {_{ /
/ 一 \
#The "Liebestraume" is Close.
以上です
仕事の疲れ+眠さ+知識不足+製作時間不足
=山無し落ち無し意味無し
男臭い世界ばっかり書いていたから女の子を描きたかっただけかもしれない
遅くなりましたが感想ありがとうございます
>>272
主に作者の力量で扱うのが難しい模様
環境が成熟してくれれば、幾らでも使いたいところですけどね
>>274-275
Pモンスターにどんなのがいるかわからない現状じゃこうしか書けなかったですが
「結局は特殊召喚だろ? メタっておk」
と言いそうな気がしますねー
乙
新しい戦隊とかライダーとかもそうだけど、発表時には「ねーよwww」ってのが
動いてるの見ると大体慣れるよね
魔法・罠ゾーンにも置けるモンスターというのは、アニメドーマ編とかであった気がするけど、P召喚はそれとはまた違うからな。Pゾーン、カードの扱い、効果・・・どうなることやら
乙です。
これはなだめすかして両方の店行ったかな?
乙乙
女性同士のデュエルかと思ったらライフが削れてるのは男性だった やる夫さん早く攻撃宣言しないと!
いや宣言すると本人が墓場(けっこん)まっしぐらか このデュエル難しいな
乙
中学生相手に本気出すない子△
地味にチリチリしてる…w
「モンスターだからサーチが大事、よってライオウ!」
とか
「コンボがメインになるから手札を整えさせないのが大事、よってハンデス!」
とかいろいろ妄想はするのう
乙ー
ルール改正に対して速攻でネタにして一つ書けるってすげぇ
相変わらず門外漢でも楽しめる話の作りだし
乙
ルール改正情報から、わずか数時間、
まだ訳の分からない状況なのに、
よく最速でやる夫ネタにしたと思うw
やる夫「めんどいしクリスティア出せばいいってことかお!」
なんか最終的にこんなイメージが見える今回のお話でした
いずれ来るであろうP召喚特化のテーマってどんなデッキなんだろうなぁ
P召喚って特殊召喚扱いじゃないらしいとも聞くよ?
Q:P召喚は特殊召喚扱いになりますか?
A:P召喚とはP召喚として扱います
こうなるのか
先行有利と早すぎるスピードを是正をするならドロー禁止じゃなくて
「先行の第一ターンは魔法・罠が使用不可」くらいにしたら良かった?
・・・うーん、元が元だからどう手を加えていいか分からん
動けない先行とか先行じゃなくて唯の的やで
感想ありがとうございます。明日中には完成する見通しです
完成次第投下するか、もしくは人が居そうな時間を見計らって投下すると思います
>>307
5D's予告「バイクwwwww」
5D's終盤「ゴッズは歴代最高のアニメ(キリッ」
なぜなのか
>>309
なるほど……やる夫が太っているのはリア充だったからなのか……
>>310
水銀燈・効果モンスター
効果・中学生 − このカードに攻撃宣言したモンスターは除外(投獄)される
よしない子さんだな!
>>316
んー、P召喚は特殊召喚だと思いますよ
PゾーンにPモンスターを置く事≠P召喚
P召喚=1ターンに1度スケールの範囲内でモンスターを特殊召喚すること
記事から読み取る限りでは、恐らくこういうことじゃないかなぁ、と
けど実際のところは自信ないので、あとは(遊戯王)本スレでお願いします
間違ってても一切責任は取れない!
遊戯王のアニメは放映前が一番不安なんだがどれも見てるうちに慣れてくるからなあw
GXは新シリーズがはじまることそのものに、5D'sはバイク・リリース・アドバンスに、
ZEXALはかっとビングに不安を大いに抱いたものだが今ではどれも大好きよ
ArcVもそこそこ不安だが是非おもしろくなってほしい
期待するのはタダだからめいいっぱい期待するぜ
デュエル構成でGXを、勢いと盛り上がりで5D'sを、作画の安定感と主人公の魅力でゼアルを超えてくれることを期待するぞ!
どんどんバードル高くなってるんだよなあ……
Pモンスターはフィールド上から墓地に送られるのが条件だからエクシーズ素材なら普通に墓地だと思うな
「20レスまで出来たから完成度50%だな」
⇒「デュエル長すぎwww」
⇒「100レスワロタ」
洗濯物乾し終わったら投下します
待機
投下開始します
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..:..:.:..:...:.:.:..:..:.:.:..:.:..:.:.:.:..:..:.::..:.:..:.:.:.:.:..:.:..:..:.:.:..:..:..:.:.:..:.:.:..:.:.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:..:
..:.:.. .. . ...:.:.:..:... ..:.:.:... . . .. .:.:.:.:.... ....:.:.:.. ..:.::..:... ....:..
... ... ...:.:. . ... ....:.:.:.:.::..
/ ニYニヽ
/ (●)(●)ヽ
/ ⌒`´⌒\
/ ,-) (-、\
| l __ l | でっていうのデッキを使わせてくれ、か
\ ` ⌒´ /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
. /ニYニヽ
/(。)(. ゚)ヽ n
.ni 7 /::::⌒`´⌒::::\ l^l.| | /)
l^l | | l ,/ ) | ,-)トェェェェイ(-、| | U レ'//) 別に使えばいいじゃねーかっていうwwww
', U ! レ' / | l .|-┬-| l| ノ /
/ 〈. \ `ー-'´υ rニ |
ヽっ `ヽ l
/´ ̄ ̄ ノ
. /ノY ヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒ \ っていうか、それこそお前の本領だろ
| ,-)___(-、|
/ ̄ | l. ´ヽ_/ ` l_r、 _r、 特定のデッキに囚われず最善の選択をする
_/ .\ `ー'´ rト、ヽ\ rト、ヽ\ 今までだって他人が作ったデッキ使ってきただろ
ヽ ヽ ヽ \ 三 ヽ ヽ ヽ \
| ヽ ヽ ヽ 〉 ヽ ヽ ヽ 〉 今更何を断る必要があるんだっていう?
| ├ / 三 ├ /
| ( < ( <
| ゝ ヽ ゝ ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ これが一度も実戦経験のないデッキなら話は別だろう。けれど既にリーグ戦で使っている
┃
┃ なるほど、タイトル戦の決勝までいけたら使いたい?
┃ 大舞台だ。Dクラスのリーグ戦とはわけが違う。注目も集めてしまうだろう
┃ Dクラスっていう見向きもされない底辺で使っていれば、デッキの鮮度は保てるかもしれない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ニYニヽ
/( ゚ )( ゚ )⊂)
./::::⌒`´⌒::::⊂)
./| ,-)___(-⊂)
./ | l |-┬-| l | でっていう様のデッキの強さに惚れこんだ気持ちはわかるが
/ \ `ー'´ / 下手にでる必要はないぞっていうwww
( \
\_ | \
(_) ̄ ̄\ / |
) ししし |\ / /
(_⊃\ \ /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ それがどうした?
┃
┃ どうせこのデッキとは長い付き合いになる。自分はポンポンデッキを変えられるほど器用じゃない
┃ 一つのデッキに愛着を持って長く使う人間だ。対策されるのは時間の問題
┃
┃ でもデッキを変えたりしない。どうせ自分は「対策されてもこのデッキを使う」のだ
┃ 日の目を浴びる事を恐れる理由が、どこにある?
┃ むしろでっていう様の素晴らしいデッキを世間に知らしめられるチャンスと捉えるべきだろう
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ ',
l \ / .l
l \_i ,, i_/ U l
.', `ー―' `ー―' ./ ……でっていうプロのこと見くびってたお
/ \ l 人 l /\
./ `ー、 `ー´_`ー' ‐' \
/ ハ
/ニYニヽ
/( ゚ )( ゚ )ヽ
/::::⌒`´⌒::::\
| ,-)___(-、|
| l |-┬-| l | おいwwwwどういう意味だっていうwwwww
\ `ー'´ /l!| !
/ \ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ
`ー、_ノ \xAD堯\xA1l、E ノ
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ ', やる夫はでっていうプロの苦労を見てきてるからお
l / .l どれだけ頑張ってデッキを作り上げたか知ってる
l 、__,ノ _,/tリ) .l
.', ゝ ヾリ `ー‐' U / それを知りながら成果だけ掻っ攫うんだお
\ l 人 l /`ヽ 正直な話、罵られる覚悟もしてた
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ',
./ l
. /ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/  ̄`´ ̄ \ ……なるほど、そりゃ見くびりすぎだ
| ,-) (-、.|
| l ____ l | ・ .・ ・ .・
\ ` ⌒´ / その程度で頭に血を上らせる単細胞と思われてたなんて
,、-='l \_,ン g< \
/ \ └〆\ i=i|\' \ まったく心外だっていう
丿 i \ \=i| / i|
/ ニYニヽ
/ (●)(●)ヽ
/ ⌒`´⌒\
/ ,-) (-、\ 確かにお前が使うことで、一気に注目されるだろうよ
| l __ l |
\ ` ⌒´ / でっていうだけが使ってれば他人に知られることもなく
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、. トーナメントでもいい成績を残して、対局料も増えるかもしれない
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
/ニYニヽ /`i
. / (0)(0)ヽ / リ
. /  ̄`´ ̄ ヽ| /
| ,-) (-リ ヒ
| l ____// ,`弋ヽ けどそれは、でっていうが弱いからだ
_ \ ` ⌒´.′.Y´ , `ヽ`.l
/ : : :介〈 `ー〈::....ノ Vヽ
| : : : : ::〈 「`ヽ_ー 、 `ヾ_/ //:|
| : : : : : /: | {::::} フ-、`ー┴‐- │
| : : : 〈: :│ {::::l /. :`ー‐一′ ::|
__
/ 丶
/ `
/ ',
/ ___,ノ ゝ丿
/ (、__)(__ノ
/ { (___ノ、丿
/ヽ\ ト.、 /
/ : : : .\\>、___,_∧
: : : : : : : : :\ ∧:::: ヘ : :\
/ : : : : : : : : : : : :ハ、}:::::{ `; : : :`: 、
. /: : : : : : : : : : : : : : : ::∧:::::`, | : : : : : :.
{ :.| : : : : : :|: : : : : : : : : :∧:::::V: : : :.V. :ト、
. ;': / : : : : : :|: : : : : : : : : : :∧::::i : : : :.|ノ : :\
. /:./: : : : : : :.ノ/ : : : : : : : : :.Λ::l : : : .L:_:_: : : ヽ
/ : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : :Λi: : :.r'==、: :`.、:.ヘ
. ∧ : : : : : : : イ.: : : : : : : : : : : : : : :.`|,/ ̄`y!!: : : :./
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 強いプロのデッキは否応なしに注目を集める
┃ なるほど美筆チャンピオンのQDWは素晴らしかった。けどだからこそ、隠す事も出来なかった
┃ そういうものなのだ。「強いデッキが衆目に晒されるのは、いたって当然のことだ」
┃
┃ でっていうはDクラスに所属している、去年まで落ち目だったプロだ
┃ 自分を意識しているプロなんて片手で足りる程しかいない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/  ̄`´ ̄ \
| ,-) (-、.| あんまりでっていう様を舐めるなっていう
| l ____ l |
\ `ー'´ / プロなんだよ、オレは
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「俺は弱いからこのデッキの強さを秘匿できるんだ。それを邪魔するな!」
┃ アホか
┃ 自分の弱さを誇ってどうする
┃
┃ デッキが他人に知られることなんて、ごくごく当たり前
┃ それを拒んだり、僻んだりするような十把一絡げのプロと一緒だと思われていた
┃
┃ まったく、まったく。それこそが心外だ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_______ ____
/ (__ ゝ
/ (___ヽ_
/ ── ── (__ _ ヽ_
/ /´ `ヽ /´ `ヽ (_\ 〈
/ `T;;;:::;;;T′ `T;;;:::;;;T′ \ \ あぁ。悪かった
| ヾ''''''´"ノ ヽ⌒゙''''''´" U | )
| ( i ) |三三) でっていうのデッキ、使わせてもらうお
\ `ー ─'^ー 一' /.:.| .|
\  ̄ ̄ /|.:.:.:.:| .|
〉三三三》 《三三三〈 |.:.:.:.:| .|
(⌒) cっ \_ /
C ⌒) C_ 3 i゙a 「≠ヽ
゙ーヘi .|「 | /L,e| |
ヽ,「 ̄|「 ̄ ̄ヽ ̄ヽ_|_ た・だ・し!
/ ц凵 \
| | 使うなら絶対勝てよっていう!
( (_ |
`ー、____/jー- |
|ヽ/ ̄ ̄/" |
`ー ̄ ̄ ――'
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) ⌒ ..i
i. ( ●) .|
. \(_入_ノ / 当然だお。勝つために、使うんだ
\______/
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
/=Yニ ヽ
/(-)( 0) ヽ ……でっていう様のデッキはそんなに強いか?
/⌒`´⌒ \ チラッ いやオレ様のデッキだ、当然強いに決まってるんだが
|-) (-、 |
| ヽ__ ノ l | あー、その、なんだ。チャンピオン相手でも勝てるくらい強いか?
\ `⌒´ /
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- }
{ / ヽー- _ _ ! 強いお
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' | 間違いなく環境に名を刻める程には、強い
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
. … .
:/ノYニヽ : ! やっぱそうだよなっていうwwww
:/ (0)(0)。ヽ : いや不安だったわけじゃないけどなっ
:/::::⌒`´⌒::::\ :
:| ,-) (-、.|: ただし……>
:| l rヽ/⌒ヽノ | :
:\{/ //: ん?
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ ', 悪く言うわけじゃねーお? 誤解しないで欲しいんだが……
l / .l
l 、__,ノ _,/tリ) .l 同じくらい強いデッキなら、他にもある
.', ゝ ヾリ `ー‐' U / デッキパワーっていう意味なら、最高クラスってだけで
\ l 人 l /`ヽ 他の何よりも強いってわけじゃない
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ',
./ l
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 流石にそれくらいは理解している
┃ QDWとか、六武衆とか。他のデッキの強さはわかってる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/´Y`ヽ
o ゚ ゚o/(/)(\)ヽo゚ ゚ o ととと、当然だっていう……
/ ⌒`´⌒ \
| ,-)___(-、| そこまで自惚れちゃいないっていう、本当っていう……
/ニYニヽ
/ (・)(・)ヽ
/ ⌒`´⌒ \
| ,-) (-、.| でも、ならどうして、でっていうのデッキを選んだっていう?
| l l |
\ ` ⌒´ /
____
/ \
/ ─ ― ヽ
/ ( ●) ( ●)' ……そうだおね、でっていうには説明しておくお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/ ( ::) やる夫の作戦を
/ ー‐ ヽ ( ::)
/ /^ー r ̄ ̄ ̄i
| i / ノ、___ノ
| l / r‐´  ̄ |
..._,,.. --ー―ーイ.,
,. -''⌒∨ :/ . . . . . . . .. ^ヽ、
,,.-/ ヤ: : : : : : : : : : : : : ... `ヽ.
/ _ノイヽ、./: : : : : : : : : : : : : : : : :. ヽ.
/⌒` ̄ ̄| |~7: : ' ' ' ' ' ' ' ' : : : : : : : : :. |
/7,.- 、 .ゝヽ{' ' : : : : : : /
/ /  ̄~^''''ゝこ| ' : : : /
/ i^ ~^''ヽ、 |\ノ=ニニニ=-、 ' :./
./ ! ^'''- | /-ー- \ ノ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 入速出プロが、訥々と言葉を紡ぐ
┃ 時折アイス・コーヒーで喉を潤しながら、きわめて冷静な、けれど熱の篭った声で
┃
┃ 説明を聞いて、そのスケールに言葉が出なかった
┃ これこそ正に「次元が違う」。デュエルの捉え方が、自分とは違う次元にある
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ノYヽヽ
/(0)(0):::ヽ
./ ⌒`´⌒ ::\
| )ノ(、_, )ヽ, (::::| よくそんなこと思いつくなっていう
|.l ,;‐=‐ヽ l :::|
\ `ニニ´ ::::/
/`ー---―´\
_,,..-―‐-..,,_
,,-''" `ヽ、
/ l| \
/ U .ヽ
,' l ヽ
l ____l ヽ-―‐tイ''"´ ',‐-、
,-''"| `′ `′ .〃 .lヽ .'.,
| l'´.', ≡≡/ ヽ≡≡彡 ,' ヽヽ_ これしか取り得がねーんだお
/ | .'., ( .,、 ) / ./ ヽ、
/ \ ヽ、 ` ̄ ´ `  ̄´ / / _,,..-'
{ `''-‐"ヽ-..,,__ __./ ̄ ̄´ .,,..イ ∨
/.T ‐-..__ _.ヽ ̄ ̄ ̄/,..-――‐'" / ∨
r┘ ',.  ̄ ̄ 〈 ̄\ ./イ´ / / ∨
| ヽ-、', / .ヽ // ∨
./ ヽヽ .', ロ `ロ ヽ、 / .∨
/ 、__ ', _/ \| L__ ∨
/ニYニヽ
/(●)(●)ヽ よく言うっていう
/::::⌒`´⌒::::\
| ,-)___(-、| ……でも、確かにこれは
| l mj |┬-| l | でっていう様のデッキがうってつけだな
\〈__ノー'´ /
ノ ノ
/ Y ヽ
/::. ヽ
/:::::::::.. \ ……やる夫
|:::::::::::::::::. |
|:::::::::::::::::: |
\:::::::::::: /
/ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒ \
| ,-) (-、.| ――勝てよ
| l ヽ__ ノ l |
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
/ ヽ
| | |
ヽ_| |丿
| |
,,..-――-..,,
/ \
/ ヽ
/ ー‐-、 / l
l _ r .l
| t''tzj´ ィセツ ',
. ', `¨¨´ ヽ l おう
ヽ. (_ノ--' ノ
\.r‐─┐ ,,..-
,、_ ..=‐≦ヾ、:i:i:8|_ /-r,
r'´:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iノメ:i:i:||、 `」ヘ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ……しかしまあ、見くびられてたのは心外だけどそれ以上に、だ
┃
┃ このデッキのアイディアを出してくれたのは、やる夫だ
┃ だったら二人で作ったようなものだ。こいつは、でっていうだけの手柄じゃない
┃ やる夫あってのドラゴン族デッキだ。ならばもう一人の、影の功労者が使いたいと言い出して
┃ でっていう様が無碍にするなんて、断るだなんて
┃
┃ そんなこと、ありえないのだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ニYニヽ
/ (●)(●)ヽ
/ ⌒`´⌒\
/ ,-) (-、\
| l __ l | ( ま、こういう奴だよな、コイツは )
\ ` ⌒´ /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 二人で巡業に言った時のことを思いだせば、入速出やる夫は不器用な人間だった
┃ 「使わせてほしい」と頼んできただけでも、コイツにしちゃ十分な進歩か
┃
┃ 胸の奥にくすぐったいような寂しさを覚えながら、頼られたことの充足感もあって
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ニYニヽ
/ (・)(・)ヽ
/ ⌒`´⌒ \
| ,-) (-、.|
| l l | ( ……変な感じ、だっていう )
\ ` ⌒´ /
ノ \
/´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
・
:
:
:
|
|
釗
!
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┃ 決勝進出前に決勝戦のことを語る
┃
┃ まともに考えてみると物凄い負けフラグだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.
【遊戯王連盟本部】
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/: : /: : : : |: : : : :|: : : : :|: : | ,: : : ',: : :ヽ : :!
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.: :: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!jニニコ| :/ |:./iニニV: :|.: : : | V
< : _: : : / 〈fエ:エi |/ レ fエエ) |./ヽ: : |
<:: |. 小{ レ{:.| ヽ:| よ、調子はどうだ?
厶ヘ ハ > {ハ/ .V
\_! !
ヽ !ー―‐r /
___,r| \ `ー―' /
/:/::::| \ ヽ _ ̄ ィ ´ (⌒)
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 ノ ~.レ-r┐、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ノ__ | .| | |
¨¨¨¨¨
/一 ー \
′___ __ __
{ } マム{ }
(__人__) 。s≦ /マム :}
ゝ 。s≦ 。s≦\マム} まーまーってとこだおねー
≧==ハ。s≦-- 、.............マ 〉
マ..厶 --- 、 ∨.........∨
′{ } }/............,
,......| }ノ.................,
,.......| |....................}
{.......| |....................}
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ それでも何の問題もなく勝ち上がってしまうあたり、コイツの強さを感じる
┃
┃ あの相談を受けてから一ヶ月。グランドマスターの予選トーナメントは大方の予想通り
┃ やる夫が勝ちあがって、ついに決勝の日がきた
┃
┃ 現タイトル保持者、美筆やらない夫チャンピオンと挑戦者入速出やる夫
┃ 全5番勝負、3本先取りの1戦目は、もう目と鼻の先だ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-―--{薔}
<ヽ´ニ-――- 、 `ヽ キョロキョロ
,<_7,/ /! l ノ `ヽ ヽ
.,/ / i / ト iヽ.ハ 八_ ヾ-、
.///i Kl o混ト ゝノ//i ,ヽrヽ
./〃ト l. u `~´ /乱}ノイハ
i!/{ ヽu _ `u´ ノィ .ハ
i!',>、__/´ ̄`゙ヽ、 u / ,ィノi!
ト!/ ,つ`ヽ、_ `) ∠ィ '| ′
ハ._r' `lュ-、i ~Y_,ノ/ |
.ノ゙l/ /7 F`ヽy′ノ_/ /l !
`L`ヽノ[__`~´~L__「,/彡ミミ≧
ゝ´ ! `ゝ-/,ノ彡彡≧
/ニYニヽ
/ (・)(・)ヽ
/ ⌒`´⌒ \
| ,-) (-、.| おっ、水銀燈も来たのかっていう
| l l |
\ ` ⌒´ /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ やる夫の後ろにぴったりくっついてキョロキョロ周りの様子を伺っていた
┃ 視線の先にはAクラスデュエリスト、タイトル戦で有名なプロ等々……
┃
┃ デュエル・アカデミアに在学している内はトップ・プロと顔を合わせる機会なんてない
┃ 有名人があっちこっちにいるのを見ては、恐る恐るといった様子で歩を進めていた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \.
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ.
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : |: : : : :|: : | ,ィT: ',: : : ヽ: .!
|: : |: : : : : |: / \: : /|: : r 、 : : :.|.: : : ト、:|.
|: : |: : : : /!/_ノ | :./ .|:(ヽ、`\::::|.: : : | V
< : 」_: : / _ _|/ ル. \ \ \ : | あれ……今日って平日だよな
<:: |. 小{ `゙'''''' ‐-\ \ \_
厶ヘ ハ 、 r--‐-、 >、 `ヽ.
\_! u ' ` ‐-、 `` `、.
_, r´:/ : :| ヽ - - /\ `、
´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | \ /ヽ :`ヽ ヽ.
:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:| \ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `、 `、
-r=y=y=y、、
/z〆..::::::::::{f勾::::::..ヽ
/x<..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/.f7.:::::刈ー'^ー'^ー'^ー'ヘーマ}:::ヽ
. / xリ::xFノ l l .l .l. l マヘ
/ {{l::/ノ .i .| ll | l| |! | ! | l| ハ
. / {{:/ノ l .l l l l || |l | | | l| ! llハ
/ ィリ{ l| 十 t .⊥l l| ハ.} , ィ 千 l l| .|
. /, .//|:}トヽlヘlr=tzぅミヽリ リj 斗 T7/ハ l、 学校休んでいいから観に来いって言われて
.、 .// 〈〈_}小ノハ ヾ弋ン` ゞ ' 〃イ リヘヽ
l:ト:. // 〈.{ /ハ、}.〉\__ ' u イ / l .l::|// 師匠の言葉だから従いますけど……
、 ヘ!:V./ ゞイ 1トム‐イ \ 、-.. _, // / l.l:}.1 ._ やっぱり悪い事ですよね、これ?
i;\ヽ;i〉./ _〃∠ノ1 / }| ノ1 ヽ − イ / / /千1!|Yチi;i;i;i卞z,,_
i;i;i;i;Y// //⊥ー |||_ノ´ } ヘ.:::::´:y:::ム/ / /ム!|:!||;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i≪_
i;i;i;i;i;{/ 〈〃::::::ヽゝン⌒ ,、 Y`ーt:::/イ〃/::::\トi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;≪,
i;i;i;i;i/ ノ:::::::::::::::≧ x _, -、く \ヽ }|´__ //:::::::::::::\i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i;i;/ /::::::::::::::::::::::::〈 \ 「 ヽ _ く. l ||:::::::::::::::::::::::::l;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i/_ 、|__::::::::::::::::::::::ヽ__,. -< ヽー"' ||:::::::::::::::::::::::/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
l:t- 水ー::l:}::::::::::::::::::::ヽ \ ` _>--ハ才1::::::::::::::/i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
|:|/ィ|トヽ:l:l::::::::::::::::::::::::\ へ__> ヽ |::::::::::::/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 訂正、おどおどしてたのは学校をサボった罪悪感らしい
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. /: : : :u: : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : :u: : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ | :/. |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 (・) |/:::::::レ(・) }|:./ヽ : |
<:: |. 小{ _,,.. - :::::::::::、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ ::::::::::::::::::::、::::::::::::::: {ハ/ V ちょ、それでいいのか保護者代理
\_! u _ ' !
ヽ / `t u /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \u ´ ∧>、
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) ⌒ ..i
i. ( ●) .| いいんだお
. \(_入_ノ /
\______/ アカデミアのデュエルで公欠するようなもんだ
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\ 今日は師匠として、弟子に講義するために連れてきたんだお
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
__
,..-''"´ `"''-、
/-――- -―\
/ _ _ .',
,' イ::::)` イ::::)` ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l やる夫が教えられるたった一つのこと
l ( ,、 ) l
'., `¨¨´ `¨¨´ / それを見せる為に、連れてきたんだお
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 ゚ |/ レ ゚ ..}|:./ヽ: : | ?
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V お前が銀ちゃんに教えられることって
\_! _ ' ! 沢山あるだろ?
ヽ / `t /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
::::::::::::::/:::::::::∧ /二\ |::::::ヽ::::::::::::\
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::!
__,、
, __-,=====〔{〈回ヘ
/_f〆::::::::::::::::::::::弋之ソ::::\
/ jf7::::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \:::::\
/ {i7:::::/ i \:::::ヽ
;′ {|::::/ l i | ヽ:::::
ト、 ,′ {|:/ l | || | | | | Y|
|:::\ | {|| | ||l十¬ | /| | |
\\:::\ | ゙| | 斤==ミハ || /ト、j | ||
::::::\\:::\. | | | | tしソ リ| /癶〈| | ハ やる夫さんには色んなことを教えてもらいました
::::::::::::\〉 ::::\ | | | ヽ \ ̄ '(レリル | ,∧|
:::::::::::::::::::::::::::::::\| || \ \ , ` /! |〃ハ_i -─ たった一つってどういうことですか?
::::::::::::::::::::::::::::::::::::| l |  ̄ __ _ /|/″/::::::::::::::::...
::::::::::::::::::::::::::/ 厂 ̄\ l l\ イ|l/ーく::::::::::< ̄ ̄
:::::::::::::::::::::::/ /::.::.\ \ l l:::::::::r‐<ヘ l 〈::.::.::ヽ\::::::::::\
::::::::::::::::::::: | l::.::.::.::.::.\__ ヽ l l::::::::ト\__∧ Y::.::.:l \::::::::::\
 ̄>::::::::::::| l::.::/::.::.::.::.::\|::l l:::::/ ̄ >ヘ l::.::.j_ :::::::::::::
::::::/ ̄ ̄j j/::.::.::.::.〈 ̄ ̄}レヘ ∨ ヘ l::.l::.::.::〉 〉:::::::::
/ 〔 L::.::.::.::.::.::.j___ノ::::::ヘ ',____ _jヘ V::.::./ /\[\
/ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/  ̄`´ ̄ \
| ,-) (-、.|
| l ____ l |
\ `ー'´ /
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ やる夫がでっていうの方に視線を向けると
┃
┃ ニヤリ
┃ イタズラ小僧のように笑った
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
/⌒ ⌒\
/ <・> <・> \
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| トェェェイ |
\ ヽニニソ /
/ニYニヽ
/(●)(●)ヽ
/::::⌒`´⌒::::\ ……まあいいじゃねえかっていうwwww
| ,-)___(-、|
| l mj |┬-| l | 何を企んでるのかしらねーが、始まれば解るって言うwww
\〈__ノー'´ /
ノ ノ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |:::::/ |:::::::::::::::::ト::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/三三三|::::/レ:::::/ |/ リ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ |:∧ |:/ ′
:::::::::::::::::::/ |/ ゙ ヽソ
:::::::::::::::::∧ \ でっていう、知ってるんだろその反応は
:::::::∧:::/ `ー /
:::::/ ∨ ∠二 7 /
/ヘ , '
\ \ _ /
\ \ / ` ー - ′
/ ノ Y ヽ
(ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /)
(((i ) /::::⌒`´⌒::::\ ( i))) なんのことだっていうwww
/∠_| ,-) (-,|_ゝ \ 検討もつかないっていうwwwww
( __ l ヽ__ノ ,__ )
\ |r┬-| /´ ( ちょーうぜぇ )>
| | | | |
| | | | |
`ー'´
___
, ´ \
/ ヽ
./ -- ..,_ _‘. ヤルオサーン
,' _ __´_ ‘.
, t''tzj´  ̄ ̄ ‘.
{ "'`¨¨´ 、、 }
ヽ ゝ-‐ ー- ' ' ま、楽しみにしといてくれお
\ 、 <_
>,7/1 _ ,r' `'rv////
〈/////」 V / l///\
__//////ン 〈,r' _〉Y// ト、
{//\`¨7 o⌒f \,r'´ 、ゝ///|.:.ヽ
j,////`7'__`] !_ ! Y´ ` \,r':、<
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) ⌒ ..i
i. ( ●) .|
. \(_入_ノ / おっ?
\______/
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
/イ
-── / ̄ \ _ ,ノ
>─'´ \ \ー'
/ \ !
/ ∨ \
. / \ \ | |
. ′ | イ⌒>、\ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. =、, \}⌒ハ 人
| 八イ「`」、 ∨ 弋歹八彡 ノ |. !
八 ∨ヾ=" ::::::: l .! ヽ ! お疲れ様ですっ
ヽ 人 |/ |  ̄
ハ:::: -‐' イ仄㌃ 丶 /ノ
/ ̄ ̄ ー- _ _イ// -― ¬、
,!=‐-__  ̄ー=ニ三三三゙、
____
/ \
. / _ノ ヽ、_\ おっおっ、お疲れ様だお
/ (● ) (● ) \
| //////(__人__)/// | 応援きてくれたのかお?
\ /
/ \
、-ー'`Y <,___
__≦ー`___ _二z<_
> 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<
<之′Y´/ \
>{ ,' | 、 , ,. ,.l , ゙i
| !、{ | 寸寸T ハT7} ィ,l えっと……はい、そんな感じです
′Ji, ゙i ゙i ( ≡) (≡)|ハ|
i⌒ヽ'(1. xxx ' xx,ノ川/⌒)
. ヽ ヽx>、 °_,イ l |::::ヽ/
∧ 人lハ:::::l,三|:::/l| ,:::::ハ
/ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/  ̄`´ ̄ \
| ,-) (-、.|
| l ____ l |
\ `ー'´ /
/ニYニヽ
/(0)(0 ) ヽ
/⌒`´⌒ \
| (- 、 | なんか雰囲気ちがくね?
ト-―――-` l !
ヽ `⌒´ / /、
`コー /,ノ:::ゝ、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ できない子プロを見たのはThe Wizardの決勝戦以来だけど……
┃
┃ 二人とも妙にそわそわしてるというか
┃ 落ち着きがないというか
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/: : /:: : :./: : : :.!:: : : !: : : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : :|: : : | ,: : : ',: : ::ヽ : !
|: : |: : : : : ,,=''".\: : /|"''=:;,ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /" _,=、 | :/ |:./,=、 V: ..|:.: : : | V
< : _: : : / ((;・.,;)|/ レ((・.,;) |:./ ヽ: : | この間遊びに行った時のこと
<:: |. 小{  ̄  ̄ レ{: :.|ヽ:| まーだ引きずってんのかやる夫は
厶ヘ ハ 、 {ハ/ /⌒ヽ_ノ) ) )
\_! _ ' !! ,' ;'⌒'ー''´
ヽ \ーェェェェァt / | i| (⌒)
___,r| \ 、\_ `ヽ / ノ ,'.! ノ ~.レ-r┐、
/:/::::| \ ::::: \_`\ \'、 ./ //、 ノ__ | .| | |
/::::::/::::::| \ ´ ∧.\、_>'´ ノ'´ 〈 ̄ `-Lλ_レレ
/:::::::::::/::::::::| \ /"''- `ー一''´  ̄`ー‐---‐‐´
(⌒) cっ \_ /
C ⌒) C_ 3 i゙a 「≠ヽ
゙ーヘi .|「 | /L,e| | は? 遊びに行ったって何だそれっていう
ヽ,「 ̄|「 ̄ ̄ヽ ̄ヽ_|_ っていうか引きずってるって"そういうこと"かっていう!
/ ц凵 \
| | まーやる夫もない子さんも良い大人だしなぁ>
( (_ |
`ー、____/jー- | うらやまけしからんっていう!
|ヽ/ ̄ ̄/" |
`ー ̄ ̄ ――'
コーヒーが必要
i:::::∧ :/ :∧ \ \ i: ─/ / i ハ
|:::::|ハ / / :| > 、 > l} /_イハ ノ :∧i
|:::::| :/ /i :| |ハ _ _ ,,ィ  ̄ / i:/ /∧ ……遊びに行った?
/  ̄ :/ /.::| :| | ヽ  ̄  ̄´ イ i/ ∧ ハ
:/イ /.:::: | ハ :i /i> 、 ー < | :/ :/ :V/ハ
/ :/ / :/ ハ ', / li r-┴ ≧ ─ ≦ ̄イ-、ハ :/ :/ \
/ :/ / '::´:`:::、 :ハ ト ', :/ノ /:::::::/::::::i:::::::i:::::::\:::::i :V /
./ //:::´::::::::::::::::::ヽ、 ム ハ :V>/::::/:::::::::::∧::∧::::::::::\ハ/ /
ヘ
⌒ヽ)
/⌒Y⌒ヽ . ――-''" ̄`゙''ー-、
/(○) (○ヽ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::⌒`´⌒:::u\ /ノノ//|::::::::.ト、::::::::、::::::::l
| ,-) (-、| /i/::::::!|::.|::|:/:::ヽ、::::ヽ:::::l::::::l
| l ヽ__ノ l. | |/〃;;{_{ノ v ` `ヽ: 、 ト、 :|::>
\/⌒)⌒)⌒) / /⌒)⌒)⌒) |レ!小l ○ u ○ヽ:;;j|Y ::::ア
ノ ̄ .| / / / (⌒) ./ / / . |⊃ 、_,、_, ⊂⊃j:::}:}/リヽ
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/ ヘ ゝ._) u /::レ':/レ
| l | ノ / ) / _ ., >,、 __, イァ イ/
ヽ ヽ_ヽ /' / / ヽ._,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
ヽ __ / / / /i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
_rxvxvxvxャ―- 、
,ィf>^厂{爻}勹⌒^下ミ `ヽ、 :'
':rfフ::.::.::.:_`ー'^ー'::.::.::.::ノ レヽ>、ヽ
_fヲ::.::.rxtタ^⌒^⌒^X≧z:::⌒:.:::.:::圦ハ :'
': /r‐v':r彡 |l| l|l| l il li l l| !l| l|トミk::.::.::.:Vfハ
{〈 ィ/^ ,1l l|l !|l| |l|| |l | l | l |l| ! |ヽ>、::.:V! l| :'
`7/ // ll )レ |l!| l| l | l | |l| ! |//^ヽ:/⌒》
': /丁7 l| l l| ⌒ | |l!| |l |l l|l | |l| | |トミ=彳|厂´|
レ⌒l| l| | |l| !l| !l| |l | || |l |l| | l|! | |レ⌒ヽ|レ⌒!
/|l |l! |仆ミ」l l| l |、」 斗 ヒて {{ィ/77ハ\j :'
': //lハト、ヽ f--tミ ::::::::::: f‐‐ア彡 '/// l |! | | 詳しい話を、聞かせてもらいたいんですけど
/// 7∧ヽハ .゙==' :::::::::::::::ゝ=‐' //ハ /! j l | | :'
〃 // ハ/小. 、. /〈// l|| | ! | :'
″{ { ,' // |l ヽ、 -‐-‐ /// ハ | | | ト、 , =彡
⌒ヾメ、/,'_川 |`丶、 , イ // ,'l lル' l| | ∨∠/三
:―::.::厂:.:.:/// |!| l|l /`fT!^ヽ ̄} ' / | |l \_!」 / 彡竺三
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 {} |/ レ {} }|:./ヽ: : | いや、ほら、それはアレだよ
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ ( ( 、 ) ) {ハ/ V ……ほ、本人に聞いてみればいいんじゃないかな!
\_! ) ) _ ' ( ( !
ヽ ( ( / `t ) ) /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 伊藤プロ、逃げの一手。傍から見ればヘタレそのものだ
┃
┃「じゃあお前突っ込んでいけるか?」
┃ 伊藤プロが半笑いを浮かべる
┃ おう、無理だ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
、_ _
ィ-‐ ` Y <__
_≦―'´__ _二z<_
>ヾ  ̄, -‐ ´ ̄`┴<
<戈、 Y / \
>{ / l, 、 , ,l_ 、 ヽ
| ゝ{ l`寸寸T ハT7 } ,、 l
∨ヾハ ∨ゝ (●) (●)|ハ| あら、水銀燈ちゃん……
ヾi∨| , |´
ヽT、,_ ― _ ノ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::/ヽ |`
ヽヘ \
\\, ヽ
| V∧ Vヽ,
/ │ ! V|ヾ ゝ
. ! │ │ | ヽ: ヽハ \
| ∧ ハ .│ | ハ ヾゝ::.:.:.:.:.:. ヽヘ
::, -┴ 、 ::/l :::ト、 ::l ..:::Nl :.:.:.:.:.ヽ:.:. |
∠´ ヽ ::__:i l :::l `、 :l .:::::j:::.:.:.:.:.:.ハ:. ,
 ̄`~ヽ `y l l :∧:l__ `、 .::l ::::::::::::___:j:::.:.:.:.:.:! j/
ヽ、 l/ /| -V ̄ヽ W| ::::「二ヽ|.:.:.:.リ V
、 l /イ´:::! _______ | :::|┌j l.:.:.:/ ……
_ \. L/ /!::::::| ' ̄|「::::::::::|「 〉 | :::|/// .:(
i ノ`'´ ∧ ヽ::|  ̄ ̄ ̄ ´ l ::::| / :.:ゝ\
二__ __ ,イ / ` } ::::|く´ :.| `ー
|| |「 |l | r、 ,ィ :::::| ヽ jノ
, '〆.:.:.:.:.〆 ` 、
/{f7.:.:.:.:〆 \
/ -∠.:.:.∠ / l \ \
≪_ハハ.:V、\ | | | l ヽ
/ヾイ イハノ/ | |ヽ |\ ' ! l ',
./ /://!l l:l∠ |庁゙ト、|、 ` , |! ! l |l |
,'l::l/. !| l:l \ | 仆{!ンヽヾ { | / K/ /
, ' |::| l| |:|\ \ ` ̄¨` レrテ/ ///
l::l l| |:| l\ \ 、`¨/ イレ´
l/ l| | 丶- / / ……
ハ l、 ` ̄ ィ /
/ハ l:\:>、 /l |/|
/ ∧ l:::/:.:7爪::.:丁 l | /
 ̄`ー_<:::ヽ Ⅴ::/ 小ヽ::| l | /
::::::.ヽ⌒マ}:::::ト、Ⅴ/::||::L::.ト、l //
イ´/ ̄イ-
{、 | {/ _―二ア、
ゝ \´__ ´ >、
, イ´  ̄  ̄ ヽ、"´ \
/´`/、 _ /´ ̄`ヽ 、 ,
/ / ` ヽ ',
,' / ヽ } }
i / / ヽ ', } .l |
|' _i 斗-‐=/、.i 斗-‐=| 、 リ , }
| ´ } | / { | }. | ` / / リ
| :| ゞ,. -―-ヽハ } -―-l、 , { ト
, .| { ,.=== 、 ヽ /,.===、 ,'ハ、ハ {
ヽ ! 、ヾ ` ./ イ } ヽ |ヽ
ヾ ゝ \_ , //} ノ ヽ ヽ l
, ヽ ̄ 人 ヽミ
,.-―', i\ ` ´ イ -――--、ヽ、
!_ ゝ、l ̄ ̄¬ー-=ニ二-====ミ、
/三三≧=-__  ̄ー=三三三三ミ、
/三三三三三三三≧=-__  ̄ー=ミ、
/ノ Y ヽ
/ (0)ill(0) .r ⌒j
/::::⌒`´⌒::::\ / /
| ,-) __ (-、| / / / )
| l |!!il|i|!l| l |../ / / /
.\ lェェェェ| /./ '` ´ / ( 笑ったっ!? )
r´ (⌒'ー―- イ′ ´廴
/ > 、 ヽ _  ̄ ̄ ̄)
/ -、 } (  ̄¨´
/ ヽ._ __ \
` --‐'´ `゙' 、_.)
/ / 从 \
/ i |:::: ヽ ゝ,
.′ ' ハ ヾ::: |\ ハ | ヾ;. |::::: ヽ
| | │. / \. ヾ | ! / !. ! | i::: :ト.::::
| | │ハ.| _ _、 | ,.x }/─ トl . / i::::/:::∨ヽ:::::::
__ |ハ V. イ´ `ミ、.l ,x=≠ミ.z// ,/ V::::::::::: ::::(::::::!
t-ヽ \ l! ゝ. l,x=ミ、 ` イ/ / ) |:::::::::::::::::::\
xヽヽ\\ .f 1 7∨ ,: f^1 /l/./ノ::::::::::::::: ハ::::ノ
ヽ\.\\_\l l ハ , .j l .j l l rイ:::::::::::::::::::::
ヘ ___ノ l l ゝ ` ´___ノ .ノ'´/.ノ.イハi!:::::::::::::: / こんにちは
ゝ . ノ _,,. -‐---./ , /ノ| ヾ.::::::::::::ハ
‰,_ l _,,. / ニ二二ニ / __ イニ=-∨ゝ:: 「師匠の応援」に来たのかな
_ノ. -‐';;;;;;;;;;ゝ /三三三三 ナメx r<''"´_,,. -‐''"´ヽ 勉強熱心ね
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l /_,,. -‐''"´ .l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;^'':三三三三ニゝ
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l .l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/三三三三三ヾ
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ _,,. -‐''"´三.l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l三三_,,. -‐''"´}
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ'" 三三三三l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l-‐''"´_,,. -‐''"
};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}二二===-l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l-‐''"´三ニ==-}
ヘ
⌒ヽ)
. ――-''" ̄`゙''ー-、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/ノノ//|::::::::.ト、::::::::、::::::::l
/i/::::::!|::.|::|:/:::ヽ、::::ヽ:::::l::::::l
|/〃;;{_{ノ v ` `ヽ: 、 ト、 :|::>
|レ!小l ○ u ○ヽ:;;j|Y ::::ア
. |⊃ 、_,、_, ⊂⊃j:::}:}/リヽ
ヘ ゝ._) u /::レ':/レ
_ ., >,、 __, イァ イ/
ヽ._,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__ 「やる夫さん」の応援に来ました
!:::::::/ i ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》
_ |::::ハ ', i } ! ! ',<ノ||\ それよりできない子さん
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \> 「私の」師匠を応援に来てくれて
ソ|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´ ありがとうございますね
| '、 \\,>≧ゝ, |/ /,ィヌニミ、|i | l |
ハ \ `卞代ツミ ヾ′ ''' / // ト、 , --─.::´
.`ヽ、 〈/|:} ヽ,\ \`¨´ 、 / // / l ヽ /::::/::: ̄
/:::;:ィ:::::\ //| |\\, __> - ´ イ!// / ! ∨:::::::::':──-:::、
. .. ::/::::ハ::::∨ム'〉 「`:::ゝ,\_ ≧ュ,fヽ_ .ィ─ヘ,ィ l |l /::::__::::\::: ̄`ヽ
. .. .:. :::://__;/:::::| |::::::::::ヘ !:::::::l |::::ハ;:::::_:::::ヽl l| 〈::::::::::\:::::\::::ヽ
. ::/;::///::::::::::: ! / :::::::::::::} |::::::::l !/ ∨ }/::::/ / ハ`ゞ 、::::\\:::::ヾ
∨/!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく /_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ\:::ヽ \
//|:::::::::::::::レ ::::::::::::::::::| |::_〉 } ─ー、ヾ才/} /:::::::::::\:\\〉\
____ ━┓
/ \ ┏┛
/ \ ,_\. ・
/ (●)゛ (●) \
| ∪ (__人__) | なんかいきなり空気が冷えたような……
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
,f´ ̄ `ー
,.. -―_r,.-v‐_-_ァ、 __ ,r ―-- 、 _{{ ,;;;_/ヘ、
/ r/:./.::/ァ´ 、 , ` . ,. --' ヽミミミ;;ヘ、
/ L':./:.:/ァ l! ヾ \ / ,./ .「 ゾミj::::::}
/ 「_ 水_フ / / / ! l l ! /..:/ | ヘ } ヽ、!.
/ 〃/:.:|!` /j∠j/j /| l! ! │ ノ.イ | ..| . |. / .:}::i:..
.′ 「_jl><フイ/__' `く/_/jリ l ー'´ /..::l ヽ | | / /.::|:.
/ / ∧! |||| | l ' 、fijハ /x' / '′ /.,ィ. | ヽ | . |:/ ./..:::{::.
.:: /l |||| | |i! ::::::` fiTイ //|.::{.:ヽ、 l l | / ..::::::`
:::::// |j`Nヾi ィ::: │ ,ノ'´ | { .::i、 ヽ.ヽヽ .:: .:::/|
:./ .イ | r__、 /⌒i ! . /..:ヽ .:|\ r、 、 .::ヽヽ .: ..:::. .:://
/ |: | /ーl | ! /..::::::::r-' ヽ \ヽ .:::::V.::: .:::::::. / .::::
−' 三ミ|:: へr‐ ´ . イ | /.:// } ` ヽi\ .l..|::: / .::::/:
\三fl三|:: ト_j _ イi::り ,! ./.:/ /. ヽ 、 リ} \ i l..|::: ..:::::/ ..:::/.::
V lj三|:: /::| Y '⌒ヽ|,|/イ ! {.:/ ! .|;ハ ` / ..:::}//l..|...:::/..:::::/{::::
V/,!/ : :|: |/ ` ァ:| `{ { ヽ___ / .:::::/:::i i.::::::::::::;/ \
ぅ 〃 /| : :::|: | _ _ /::! ! _> .;;;;;;/'---リ--wy´、__.
!ぅ ヽ ' | : :::|.丁 ト‐〈::: ! ! .r ´ ̄ ̄ ̄)'、__:::::::::::::::{:::::::`ヽ::::\
トー 、) ヽ:::::| / /⌒ン _,.-|三三=-_ `ヽ二二二=-、::\::
|ァ ノ´7ーァ「 ̄ V⌒Y / | ,. --'}´ ̄ミ三三三三ミニ-__ ..:::::::::::::::::::::::::..\;}::
|ァ rf@jゥ 〈!::| | `ー、:| .:::\  ̄-二三三三三三三三ミ、:::::::::ー
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 竜虎相打つという言葉が頭に浮かんだ
┃
┃ 遊戯王プロ界最高峰のタイトル、グランドマスターの会場には似つかわしくない熱が
┃ 目の前でグルグルと、ごうごうとうなりをあげている
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : : :|: : | ,: : : ',: : :ヽ : :!
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.: :: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!jニニコ| :/ |:./iニニV: :|.: : : | V
< : _: : : / 〈fエ:エi |/ レ fエエ) |./ヽ: : |
<:: |. 小{ レ{:.| ヽ:|
厶ヘ ハ > {ハ/ .V あぁ、やる夫が教えたかったのはこれか!
\_! !
ヽ !ー―‐r / 女の戦いのやり方!
___,r| \ `ー―' /
/:/::::| \ ヽ _ ̄ ィ ´ (⌒)
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 ノ ~.レ-r┐、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ノ__ | .| | |
/⌒Y⌒ヽ
/(○) (○ヽ
/::::⌒`´⌒:::u\
| ,-) (-、|
| l ヽ__ノ l. | 流石にそれは違う……と思うっていう……
\/⌒)⌒)⌒) / /⌒)⌒)⌒)
ノ ̄ .| / / / (⌒) ./ / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
・
:
:
:
|
|
釗
!
【観戦室】
| |:.:.:.:.:.:.:.:.:| : : : : : :/ニニニニニニニニヽ: : : : : : : : : : :/ニニニニニニニニヽ: : : :
| |:.:.:.:.:.:.:.:.:| : : : : : :| | .::| |: : : : : : : : : : | | .::| |: : : :
| |:.:.:.:.:.:./ ̄ ̄ ̄:| | .:.::| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ...:.::| | ̄ ̄
[| |:.:.:./ ヾニニニニニニニニノ ヾニニニニニニニニノ
| |/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| [二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
| |:.:.:|
| |:.:.:| / ̄ ̄ ̄/l | ̄ ̄ ̄\
| |:.:.:|_____(____l/|_________l_____)___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ |i| l」 |i| l」 |i| l」 |i|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l」 l」 l」 l」
, ― 、
/ /|―――――- 、
/ |´ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ|
/ | ||
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ||
/ .:: /||
....::: / :||
....::.:::: / .:|/ , -―――――――- 、
....:::::::: / / / |
(ヽ、00 ∩
⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ
( ⊂ニニ / /⌒) ) (ヽ、00 ∩
`ー――'′ し∪ (ノ ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
/ ̄ー―‐ 、 ,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ( ⊂ニニ / /⌒) )
:::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ `ー――'′ し∪ (ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::ハ::::i ., -―- 、 ___
:::::::::::::::::::___ノ、/〉' /::::::::::::::::::て/::_:::ヽ
:::::::::::::::/ u て;/7 /::::::::::::::::::;ァ、、:::「ェ ヽ::〉 __
::::::::::::/ /〈 i::::::::r、::/=ミ `く.u J/:::::::::\
:::::::::::j u 、 ´_}ヽ.|::::::iオ/u ニi < iヽァ/:::::r----J .r:´二ニヽ
::::::::::i (二7´_.L., 、ハ 〉 _ _マ/ン::::r ' ;tr /;j i::/r-、r-| r一ー、
::::::::::|、 .r ' c /、:.:.:ヽ ヽ ー」: : : : ii ヽu.___、/ _ん' `´ム.' |:::r―┤
:::::::::/ ̄ ´」ー/:.:.:.:.\:.:.\\__j: : : : : ヽ ヽフ`ヽ´ | | ヽ'ーン、 _/ハu.'_' |
i:i i:::i:iヽi ´ !':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.',:.:i: : : : : : : :「=| : : : |: ! 7!`:´|< 7マ.ヽー'
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ デュエルを目前に対局室では2つの話題が飛び交っていた
┃
┃「美筆チャンピオンはどんなデッキを使うのか」
┃「入速出プロはどうやって立ち向かうのか」
┃
┃ The Wizardの決勝戦でこれまでにないデュエルを見せてくれた2人の戦い
┃ 天下のAクラスデュエリストがこぞってテレビの前に陣取っていて、思わず顔がニヤける
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. /ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒ \ ニヤニヤ
| ,-) (-、.|
| l ヽ__ ノ l |
\ ` ⌒´ /
,_ _ ,..:::´:: ̄::゙::`:::、
___ 、-ー'`Y <,___ {::,/´ l丁 T`' :;:\
. ::::::::::::::::〃⌒ヽ、 __≦ー`___ _二z<_ ハi lイN l 、イ l| iヾ:::}ヽ.
/:::::::::::::::::/:::::::::::::::ヽ > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴< | lk_ィヽレ仁リ l .|dbl
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ <之′Y´/ \ |、ト○ ◯/ l l∧| !
|:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::i、::l >{ ,' |、 , ,. ,.l , i ||从.┌-、∠ / . l)ト、l、
、:|:::::::::/::::::/ーヽ:::::ト:::::ハノ | !、{ | 寸寸T ハT7} ィ,l ,イ,イゝ ニ イイ / | !
!: !::/::|:::/( ●)|ノ |ノ ′J゙i, ゙i ゙i( ●) (●)|ハ| <、ラY´:文:、バ, T≫゙i||
彡!ノ::|i V ゝi ゙i|゙i'(1 - .ノ川 ≦〈:::{:::i;:〈:::::::〉}≠ZZ
`ヽ::ヽ _ / ィ二三三三ニ}l ≦j|:::l〉:::;ヘ::iNハ≧ッ
/\ ヽ __/ / 仁/ A `ト ,イ:_:lXK:::ハ:::::::\
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ その輪からちょっと外れたところでモニターを見守る3人もまた
┃ 三者三様、それぞれの気持ち顕わに、開戦の時を待っている
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_,,,...----..,_
,r'´:::::::::::::::::::::::`.、,,r=-
/::::::::::::::::::;;::''::::::::::::::::¨ヽ
/:::::::::::::::;r";;r';;;;r':;;;i;;;::;i;:::::i
<:::;:::::;;;;;/;;;/;;;;;;;/;;;;/l;;;;;;;l;;:;;::!
Σ;;;;;;;;;;;/;r'i;;;;;;r'i;;;/_''ト;;/;;!;;i;;;l
`、;;;;;;´V;;;/ レf/! レi;;;;!;;!レ′ ╋━━━━━━━━━━━━━━━╋
!;;;;_;;l;/! ` l_レ!/ .┃ 敗北の記憶から不安に迷う奴
_r< ヽ - / '′ .╋━━━━━━━━━━━━━━━╋
/:::`ヽ、`ヽ、 i´` 、/
f:¨::ヽ::::::::`..、 `7、
/::::::::::::`:、:::::::::〈:.:.:i
─ ミメ、::. 丶 \
/ 丶 / :: i i⌒
/ ゚ i | \ 人
. / | ゚ l Λ , |丶 \_
. /⌒/ l l :|. |__ノ.::: |: / V 八 \⌒
イi /\ 斗 i| l.| レ⌒' ノ }:。 \⌒
╋━━━━━━━━━━━╋ . / 从ハ/ ォf七ア'乂| l Ν _) / / Λ:。 丶 \_ノ|
┃ 勝利を祈り期待する人 . i / ,以 ´ 辷シ_ И/ ィ / ,{i |::| /| | \__ノ
╋━━━━━━━━━━━╋ 从 ッ′ 仄:::. /i{i |::|| | /
\Λ ′ V 彡ィ.:| | ┘li ! l′
- ‐ {⌒ |: | |:l¨¨V
\ Λ |: | |:|
ー‐ 、.-....‐/V.::::::::}__ |: | |:|
i:/ i:ィ::ヽ | l i ! | i i i ! l 、 ヽ
l:l_/!:レ'::〉 / | .li l ! | | l | ! | | ハ
./:/i トr‐i´ .!‐トl、! l ! | | / | ! | | | |
::/ .l |:| ! .l≡>≧l\ l .// レ// ./ .ハ.!
| |:| ヽ | ゙{ lj } ヾミ ∨/ム一〈/ / / l|
| |:| |ヾ、  ̄ 代リ }//,}/ " ィ
| ヾ | `¨ / /ィ| .// ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.! i\ _ ' ムイ l」 /.::/ ...┃ 疑念と共に言葉の意味を求め続ける者
! .ト、._\ ` < l///.::.::/ーァ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.l l:::::::二≧r -、.イ .| .!: : : : -- ―<_
ニニiハ |:://7只ト、\ /:l .ト、: : : : : : : : :‐-
:::::::::ヾ∧ |::\`´,イ |:L/厶ー:| .!:::\ : : : : : : : :
:::::::::::::\ヘ/ ¨ i:!  ̄ .}:::::::::| .!:::::::::ヽ : : : : : :
ひどい前哨戦だったね…
___
, ´ \
/ ヽ
./ -- ..,_ _‘.
,' _ __´_ ‘.
, t''tzj´  ̄ ̄ ‘.
{ "'`¨¨´ 、、 } 『よろしくお願いしますお』
ヽ ゝ-‐ ー- ' '
\ 、 <_
>,7/1 _ ,r' `'rv////
〈/////」 V / l///\
__//////ン 〈,r' _〉Y// ト、
{//\`¨7 o⌒f \,r'´ 、ゝ///|.:.ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ それぞれの思いをよそに、今、デュエルの火蓋が落ちた
┃
┃ 先攻はやる夫。デッキから1枚ずつカードを捲っていく……
┃ <<竜の渓谷>>
┃ <<リビングデッドの呼び声>>
┃ <<未来融合>>
┃ <<トレード・イン>>
┃ <<強欲で謙虚な壷>>
┃ そして先攻ドロー<<奈落の落とし穴>>
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. /: : : :u: : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : :u: : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ | :/. |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 (・) |/:::::::レ(・) }|:./ヽ : |
<:: |. 小{ _,,.. - :::::::::::、-.,_ レ{: :.|ヽ:| おい。おい
厶ヘ ハ ::::::::::::::::::::、::::::::::::::: {ハ/ V
\_! u _ ' !
ヽ / `t u /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \u ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
. /ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒ \ ニヤニヤ
| ,-) (-、.| どうかしたのかっていうwwww
| l ヽ__ ノ l |
\ ` ⌒´ /
( ⌒ )
γ⌒ ⌒ヽ
ゝ ノ ポッポー
| l |
…・・・ .ミ
..<:::::::::::::::::::::::::::::::`::..
: /::::::::::::::::::::::::::::::::::{::::::::::::ヽ
.ィ'::::::::::::::::::}::::::::\:::::::::::::::::::?:.、
ノ:::::::/:::::::: A::、::::::::\:::\:::::::;::::::}
: ⌒;j:::/ ::/:::/ ヽ{\:::::::|\:}\::|:::::! 「どうかしたのか」じゃねーよ!
.ノ〕/l/:.〃 ● \{● }::l:{:::/
⌒ 从/::/ ノ( 、_ , ::/v:′ あれお前のデッキじゃねえか!
( l:v 八 ⌒ | / 人{ 知ってただろ、知ってたんだろ、このこと
`¨.¨≪iヾ>┬ = ┬.く
}:i:i:i:i:ハ_八/i:i:iハ
ノ:i:i:i:i:i:i:i∨:i:iト:i:i:i:j
. … .
:/ノYニヽ :
:/ (0)(0)。ヽ : なんのことだっていうwwww
:/::::⌒`´⌒::::\ :
:| ,-) (-、.|:
:| l rヽ/⌒ヽノ | :
:\{/ //:
ヽヘ \
\\, ヽ
| V∧ Vヽ,
/ │ ! V|ヾ ゝ
. ! │ │ | ヽ: ヽハ \
| ∧ ハ .│ | ハ ヾゝ::.:.:.:.:.:. ヽヘ
::, -┴ 、 ::/l :::ト、 ::l ..:::Nl :.:.:.:.:.ヽ:.:. |
∠´ ヽ ::__:i l :::l `、 :l .:::::j:::.:.:.:.:.:.ハ:. ,
 ̄`~ヽ `y l l :∧:l__ `、 .::l ::::::::::::___:j:::.:.:.:.:.:! j/
ヽ、 l/ /| -V ̄ヽ W| ::::「二ヽ|.:.:.:.リ V ええと……よく状況が飲み込めないんですけど
、 l /イ´:::! _______ | :::|┌j l.:.:.:/
_ \. L/ /!::::::| ' ̄|「::::::::::|「 〉 | :::|/// .:( やる夫さんが使ってるってことは、メタ系デッキなんですか?
i ノ`'´ ∧ ヽ::|  ̄ ̄ ̄ ´ l ::::| / :.:ゝ\ それにしては手札が押せ押せですけど……
二__ __ ,イ / ` } ::::|く´ :.| `ー
|| |「 |l | r、 ,ィ :::::| ヽ jノ
/ニYニヽ
/(●)(●)ヽ
/::::⌒`´⌒::::\ んなわけねーっていうwwww
| ,-)___(-、|
| l mj |┬-| l | でっていう様のデッキだぞwwww
\〈__ノー'´ / 強いドラゴンで殴るデッキだっていうwww
ノ ノ
,rセ薇アッ、
,.、'ニ= ―=ニヾ;丶.、_
,..:'ソ ! ヽ ヾ:;:;:ヽ、
/ソ /! l l ヽ ヾ:;:;:lヽ
i二/; l_l_!_゙、 ! l i二[}二i
//,゙" li l,. - 、 ヽ.ノレ'l n´l .n/ハヽト、
/Ll! l l O 丶`l | |l:| !」 l_」 l
イ ', l ー '´ , | l l '' i'l !
l ハ i \ヽ_ ` ,' i`! i l|'
| li l ヽ、 、-_ / ,'l リl!
| ! ! ヾヽ、 l / ; | /
l | l ヾ;:`‐`i::.、., -'、 〈__ l |__,厶イ{ノ廴,,
、_. \__ l l `_,,..L::.介ト:_ヽrー'´l_,.ヽ-、三三三三三彡彡
、ーz三≧三≧li,. -─---'..::.::.::.ノ::l !`,く 込___入ソ.゙、_三三三彡彡≧
.ご三三三,r‐''´:::: : : : :{l゙~~~ `´ `'./7 / ! ヽ,ヽ三三≧===ァ
ニ二三三三l: : ヽ :::::::::::::{ト====='ヽ' ソ ∨ ノ ヾ三三三三/
`ミミ三三/ : : :::゙、::::::::::::{l ヽ〈{勾}〉〃 ゙,l | | / ゙、三三彡{
≦ミl :::::::::..::::l:::::::::::{l `T´ l}゙、. ! /,/: :: :゙、彡彡
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 水銀燈ちゃんに至っては最早呆然としている
┃ 師の言葉、たった1つの授業の意味が解ってないんだろう……
┃
┃「相手を力強く殴るデッキを使えってことなの?」とでも言いたげな、苦しそうな表情だ
┃ ……流石に動揺しすぎのような気もする。そんなに強いモンスターで殴るデッキはいやか?
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \.
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ.
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : |: : : : :|: : | ,ィT: ',: : : ヽ: .!
|: : |: : : : : |: / \: : /|: : r 、 : : :.|.: : : ト、:|.
|: : |: : : : /!/_ノ | :./ .|:(ヽ、`\::::|.: : : | V こ、この際でっていうプロのデッキを使ってる理由はいい
< : 」_: : / _ _|/ ル. \ \ \ : | あとでやる夫に直接問い詰める
<:: |. 小{ `゙'''''' ‐-\ \ \_
厶ヘ ハ 、 r--‐-、 >、 `ヽ. どうなんだ?
\_! u ' ` ‐-、 `` `、. いい手札、なのか?
_, r´:/ : :| ヽ - - /\ `、
´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | \ /ヽ :`ヽ ヽ.
:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:| \ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `、 `、
/ ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒\
| ,-) (- | ……難しいな、いいことには良いが
| l ヽ__ ノl |
\ ` ⌒´ / 90点、ってところだっていう
/ ヽ <<未来融合>>を引けただけでも強い手札だ
/ ヽ <<トレード・イン>>があるのも評価できるし
| | | <<竜の渓谷>>なんて大喜びだが
ヽ_| |丿
| |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 未来融合
┃ エクストラデッキの融合モンスター1体をお互いに確認する
┃ 決められた融合素材をデッキから墓地に送る
┃ 2ターン後に確認したモンスターを特殊召喚する
┃
┃ トレード・イン
┃ 手札からレベル8モンスターを1枚捨てて、デッキから2枚ドローする
┃
┃ 竜の渓谷(フィールド魔法)
┃ 1ターンに1度、手札を1枚捨ててデッキからドラゴン族1体を墓地に送る
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒ \
| ,-) (-、.| ……ま、観てりゃわかるっていう
| l ヽ__ ノ l |
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
/ ヽ
| | |
ヽ_| |丿
| |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 惜しむらくは画竜点睛を欠いていること
┃ フィールド魔法カードは継続したアドバンテージを産めるカードだが、その分脆い
┃
┃ 魔法カードだから破壊は容易だし……フィールド魔法は「片方のプレイヤー」しか発動できないのだ
┃ 例えばやる夫が<<竜の渓谷>>を発動して、返しのターンに美筆チャンピオンが何らかのフィールド魔法を
┃ 発動したとしよう。するとやる夫の<<竜の渓谷>>はルールによって破壊されてしまう
┃
┃ その脆さを補うカードを入れていたのだが……流石に引けなかったか
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- } 『未来融合を発動するお』
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j 『宣言は<<F・G・D>>』
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' |
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ○) (○)
| U (___人__)
.| ` ⌒´ノ__ 『<<未来融合>>……』
| _/  ̄\ヽ
人、 '、/  ̄ ヽ '、
_,/(:::::ヽ、 __'-r´ ̄ヽ v
_, 、 -― ''"::::::::::\ :::::::::::::::j_γ |
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ r、
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ⌒) (⌒)
| (___人__)
.| ノ__
| _/  ̄\ヽ 『……いえ、はい。確認しました。素材選択どうぞ』
人、 '、/  ̄ ヽ '、
_,/(:::::ヽ、 __'-r´ ̄ヽ v
_, 、 -― ''"::::::::::\ :::::::::::::::j_√ |
/.:::::::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ r、
丿::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞニニ彡〉,
. i ::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::::∧^
/.::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::::::::::∧i
/ ニYニヽ
/ (●)(●)ヽ
/ ⌒`´⌒\
/ ,-) (-、\ ( 融合カードを使った墓地肥やし…… )
| l __ l | ( 流石にチャンピオン相手じゃ通じないか )
\ ` ⌒´ /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 「メタデッキ使いのやる夫が」未来融合を使った事に驚きを示していたが、その意図は理解したようで
┃ 美筆チャンピオンの確認を得て、やる夫がデッキから素材を選んでいる
┃
┃「F・G・Dを召喚するデッキなのか?」
┃ 観戦室ではAクラスデュエリストが見当外れた疑念の呟きを漏らしている
┃
┃ まったく、末恐ろしい。モニターの向こうに立っている2人は、格が違う
┃ どうして融合召喚するカードを「墓地を肥やすためのカード」と考えられるのか
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 {} |/ レ {} }|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| 高速で墓地を肥やしてリアニメイトするデッキ、だったよな
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V
\_! _ ' ! となると落とすカードは
ヽ / `t / <<レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン>>と
___,r| \ { / / 他に強力な効果を持ったドラゴン族か?
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 融合カードによる墓地肥やしをやる夫から教わっていた誠が、冷静に状況を考察する
┃
┃ なるほど、順当だ。けれどそれだけじゃ一歩足りない
┃ でっていうは「未来融合とトレード・インがある」と言った
┃
┃ ……やる夫にコンセプトを示されて以来、必死でカードと向き合ってきた
┃ 「ただ強いカード」を落とすだけ、このデッキがそれで終わるわけがない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__
,..-''"´ `"''-、
/-――- -―\
/ _ _ .',
,' イ::::)` イ::::)` ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l
l ( ,、 ) l 『レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン』
'., `¨¨´ `¨¨´ / 『青氷の白夜龍』
ヽ、 __ / 『伝説の白石を3枚』
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__ 『この5枚を素材に指定して墓地に送るお』
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
| ヽ  ̄/ '.,::::::::::::\,':::::::::::', .| .|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 伝説の白石
┃ レベル1・チューナー
┃ ATK 300
┃ DEF 250
┃ ブルーアイズ・ホワイトドラゴン
┃ このカードが墓地に送られた時、デッキから「 青 眼 の 白 龍 」を1枚手札に加える
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
\`ヾ:.:.:.:. .:.: .:レ'´/
_,. -=≒‐:.:.:. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ゙̄≧
x≦_:.:.: ,. ´ ̄` . ´ ̄ ̄`丶、:.そ
≪_:.:.:/: : :.: :. :. \:.≧x、
. ,x≦:./:.: : : :.: .: : : :. :.:. :. ヽ:て¨`
.  ̄`7:.: : : :.: .: : .: : :.:. .: :.: ハ:.:.:.\
,':.: : : .:.: :.: : .: .:.: .:.: .: .: .:.:. :.:マi´ ̄´
i:.: : : :.: :.: : : :.: :.:.:. .:.: .: .: .:.:.: \:\
l :l|.:.: .:.:.:ト、:.ト、:.:.:j:.:.:.:.: /!:.:ハ:.: ハ.: :.:.:トミ≧
|.:j|:.:.:.:ト、|弌!弌ノ!:.:.:.:/ T7''T'7 |.: :.: |
?k:.: :!.:l`笊うミ.、l:./ ,ィだホz !:. .イ:.j ブルーアイズが3枚手札にきて……
リハ:.:l:.l! ゞ::::::ノ ´ ゞ::::::ノ j:./ ?
八\{ wxwx ,: wxwx 'イ ノ 手札が、8枚
. ヽハ /ィヘ
/:.:.> ⊂⊃ ,.イハ kヘ
. 厶ィ'.:/ミix. __,.ィ --――-、
/ ̄ ̄ ̄`¬ー- ̄_ ____ヽ
-r=y=y=y、、
/z〆..::::::::::{f勾::::::..ヽ
/x<..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/.f7.:::::刈ー'^ー'^ー'^ー'ヘーマ}:::ヽ
. / xリ::xFノ l l .l .l. l マヘ
/ {{l::/ノ .i .| ll | l| |! | ! | l| ハ それだけじゃないわ
. / {{:/ノ l .l l l l || |l | | | l| ! llハ
/ ィリ{ l| 十 t .⊥l l| ハ.} , ィ 千 l l| .| トレード・インと竜の渓谷のコストが手に入った
. /, .//|:}トヽlヘlr=tzぅミヽリ リj 斗 T7/ハ l、 トレード・インで使いづらいブルーアイズを
.、 .// 〈〈_}小ノハ ヾ弋ン` ゞ ' 〃イ リヘヽ 他のカードに変換すれば……
l:ト:. // 〈.{ /ハ、}.〉\__ ' u イ / l .l::|//
、 ヘ!:V./ ゞイ 1トム‐イ \ 、-.. _, // / l.l:}.1 ._
i;\ヽ;i〉./ _〃∠ノ1 / }| ノ1 ヽ − イ / / /千1!|Yチi;i;i;i卞z,,_
i;i;i;i;Y// //⊥ー |||_ノ´ } ヘ.:::::´:y:::ム/ / /ム!|:!||;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i≪_
,,..-――-..,,
/ \
/ ヽ
/ ___) ヽ- l
/l '´ _ r .l
/ ..| t''tzj´ ィセツ ', 『トレード・インを発動。コスト青眼の白龍』
/`ヽ、__.', `¨¨´ ヽ l 『2枚ドロー……』
./ \ .ヽ (_ノ-,-' ノ
/ /-‐| \、 __`ー',,..-<
./ ./ l l \ | r-ヽ `ヽ
/ l | ヽ .>、 r'__..>> |
./ iヽ .|_ヽ.イ .〈Y´ i `''1 | |
' l 、 < ´ .i | i | | |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ドローカードは……<<仮面竜>>
┃
┃ そしてもう1枚、<<Sinスターダスト・ドラゴン>>
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/=Yニ ヽ
_,rーく´\ , --、 /(-)( 0) ヽ
,-く ヽ.\ ヽ Y´ / /⌒`´⌒ \ よく引いたっ
{ -! l _」_ノ‐′/ |-) (-、 | 100点だっていう!
ヽ ゙ー'´ ヽ / .| ヽ__ ノ l |
ゝ、 ノ_ イ \ `⌒´ /
ヽ |
__≧ー\ソ<_
> x=ュ-──´─ - _
_≦ ,ュ彡"´ `丶
`フ // \
/ ヽ
⌒ク八:′ ,/ ,/ | ` '
/ :i ′ ′:| | |!:i| | | ! ! :
/ | | | |:.|:||八| |! |i: |! :| :|! |
} | レハ土士八 jノルj!i土士ル !|
jリ ||! i| |r‐rテi〒 ‐rテi〒r|: 八 あれがキーカード……なんですか?
|! 从八| 弋.(ソ 弋(ソ..: ,/
八:i| f i| 、、、 . 、、 |i|/ おう、そうだっていう>
}: |! 八 八
レ个ーf }|丶 _ . '
/ ̄ ̄ ̄`¬ー- 、.._´ イ-――- 、
. /ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ あのデッキの基本コンセプトは「蘇るドラゴン」
/ ⌒`´⌒ \ 墓地にモンスターを落として引っ張りあげる
| ,-) ___ (-、.|
cー 、| l |r┬-/ ' l |⌒,一っ けど墓地にカードを溜めるまでに耐える手段がなかったし
,へ λ\ `ー‐' / 入 へ、 墓地にカードを落とすフィールド魔法を守る手段もなかった
<<</ヽ /\>>>
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 ゚ |/ レ ゚ ..}|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| それでsinスターダスト・ドラゴンか
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V
\_! _ ' !
ヽ / `t /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
::::::::::::::/:::::::::∧ /二\ |::::::ヽ::::::::::::\
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::!
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ Sinスターダスト・ドラゴン
┃ ATK 2,500
┃ DEF 2,000
┃ エクストラデッキから「スターダスト・ドラゴン」を除外して手札から特殊召喚できる
┃ (*)sinと名のついたモンスターに共通するデメリット効果を持つ
┃ このカードが存在する限り、フィールド魔法カードは破壊されない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
(*)sinと名のついたモンスターには3つのデメリット効果がある
1. Sinと名のついたモンスターはフィールドに1体しか存在できない
2. このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない
3. フィールド魔法カードが存在しない場合、このカードを破壊する
-r=y=y=y、、
/z〆..::::::::::{f勾::::::..ヽ
/x<..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/.f7.:::::刈ー'^ー'^ー'^ー'ヘーマ}:::ヽ
. / xリ::xFノ l l .l .l. l マヘ
/ {{l::/ノ .i .| ll | l| |! | ! | l| ハ
. / {{:/ノ l .l l l l || |l | | | l| ! llハ フィールド魔法で墓地を肥やすデッキ
/ ィリ{ l| 十 t .⊥l l| ハ.} , ィ 千 l l| .| 安定して墓地を肥やすために
. /, .//|:}トヽlヘlr=tzぅミヽリ リj 斗 T7/ハ l、 フィールド魔法を守れるSinスターダスト・ドラゴン
.、 .// 〈〈_}小ノハ ヾ弋ン` ゞ ' 〃イ リヘヽ
l:ト:. // 〈.{ /ハ、}.〉\__ ' u イ / l .l::|// 墓地が肥えて蘇生カードを引くまでの壁にもなる
、 ヘ!:V./ ゞイ 1トム‐イ \ 、-.. _, // / l.l:}.1 ._ ……そういう(*)シナジーってことね
i;\ヽ;i〉./ _〃∠ノ1 / }| ノ1 ヽ − イ / / /千1!|Yチi;i;i;i卞z,,_
i;i;i;i;Y// //⊥ー |||_ノ´ } ヘ.:::::´:y:::ム/ / /ム!|:!||;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i≪_
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ (*)シナジー
┃ カードとカードの組み合わせによって得られる相乗効果のこと
┃ 一例・ごみ焼却施設における温水プールによる熱回収
┃ ごみ焼却にかかる熱量Aと温水プールにかかる熱量Bは、しかし
┃ ごみ焼却施設と温水プールを併設することで、(A+B)以下になる
┃ これを「シナジーがある」という
┃
┃ 墓地を肥やすフィールド魔法と、フィールド魔法を守るカード。基本の役割は2つだけ
┃ しかしデッキの弱点である「墓地が肥えるまでの防御」を、Sinスターダスト・ドラゴンはカバーしている
┃ 本来の役割の他に役割を持っているので、「デッキにシナジーがある」と考えられる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ', 『<<竜の渓谷>>発動、ブルーアイズ捨てて効果
/ ', デッキから<<ミンゲイドラゴン>>を墓地に』
.l '⌒ヽ ,ノ⌒ .l
.l (tリ\,_ 、__, l 『EXデッキからスターダスト・ドラゴンを除外して
.', U `ー', ヽ / <<Sinスターダスト・ドラゴン>>を手札から特殊召喚』
\ l 人 l /`ヽ
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ', 『モンスターをセット、カードを2枚伏せてエンド』
./ l
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┏━━━━┓.┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃墓地モンスター8枚
┃仮面竜 ┃.┃ ┃....Sinスタダ....┃ ┃ ┃ ┃ ┃ レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン
┃ ...┃.┃ .......┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 青眼の白龍 ×2
┗━━━━┛.┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ 青氷の白夜龍
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ .┃ 伝説の白石 ×3
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ .┃ ミンゲイドラゴン
┃ ┃ リビデ ......┃ ┃ 奈落 未来融合 .╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
ガンガン伏せてくなあ……怖い怖い
./ \Yノヽ
/ (0)(―)ヽ キリッ
/ ⌒`´⌒ \ 考えうる限り最高の滑り出しだっていう
| , -) (-、.|
l ヽ__ ノ l |
. \ /
ヽ丶ィ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶
. -−- γ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ヽ
/::::::::::::::::::::::`::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ
. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|\ィ:::: メ::::::::::::::::::::::\ィ
. l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/l:::::::::::::::\::::::: 〆 \::::|\::::::::::::::::::::::_>
l::::::/:::::::::::::::::::::::::::::l \:::::::::::::|.\ ,,,;;ィ=≦≠\》::::lミヽ::::\___
l::::/|:::::::::::::::::::::‐‐-l─X´\:::::::| ≧'´ |\} } </ そうだな、次のターンにはレダメが出る
l/ |::::::::::::::::::::::ハ::::| ,,,ィ≦ \.| 。 j∧ ノ \ 奈落もあるしいい状況だ
| |::::::::::::::::::/ {lィゞ" u }ゝィ/  ̄ ̄
l::::ハ│::::| ノ´' 問題は……
ヽl llゝ::|ヽ u l~`丶 /
lV_ 人 ^ イ
丶、 ,♂
´ ゝー一 七ゞ´ l\\
__
/ 丶
/ `
/ ',
/ ___,ノ ゝ丿
/ (、__)(__ノ
/ { (___ノ、丿
/ヽ\ ト.、 / 『ドローフェイズ、ドロー』
/ : : : .\\>、___,_∧
: : : : : : : : :\ ∧:::: ヘ : :\ 『スタンバイ。メイン』
/ : : : : : : : : : : : :ハ、}:::::{ `; : : :`: 、
. /: : : : : : : : : : : : : : : ::∧:::::`, | : : : : : :.
{ :.| : : : : : :|: : : : : : : : : :∧:::::V: : : :.V. :ト、
. ;': / : : : : : :|: : : : : : : : : : :∧::::i : : : :.|ノ : :\
. /:./: : : : : : :.ノ/ : : : : : : : : :.Λ::l : : : .L:_:_: : : ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ドローカードは<<異次元からの帰還>>
┃
┃ 他の5枚が、
┃<<強欲で謙虚な壷>>×2
┃<<グリーン・ガジェット>>
┃<<激流葬>>
┃<<貪欲な壷>>
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \.
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ.
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : |: : : : :|: : | ,ィT: ',: : : ヽ: .!
|: : |: : : : : |: / \: : /|: : r 、 : : :.|.: : : ト、:|.
|: : |: : : : /!/_ノ | :./ .|:(ヽ、`\::::|.: : : | V あいっ変わらずわけが解らないデッキだな
< : 」_: : / _ _|/ ル. \ \ \ : |
<:: |. 小{ `゙'''''' ‐-\ \ \_ ガジェット刺してるってことはガジェメインなんだろうけど
厶ヘ ハ 、 r--‐-、 >、 `ヽ. それにしたって<<異次元からの帰還>>?
\_! u ' ` ‐-、 `` `、.
_, r´:/ : :| ヽ - - /\ `、
´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | \ /ヽ :`ヽ ヽ.
:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:| \ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `、 `、
`ー--≧ V レ´{
_,フ' __`ヽ.
-‐ ≦==、、-、 \`ヽ
/ `ヽ、 } `フ
/ ヽ| `ヽ
∠ニ´_/ ヽ | }人 {ヽ. \ヾ
/ /! ト | ヽ .| ミ ノ ヽ._
| / | | | | | ヽ | | ヽ } {´ ̄
}| / __| || ヽ、|__リ__ ヽ! |V-/,イ 人 ガジェットデッキにしては妨害カードないですよね
リ| | _/ リ | | / y リ| i´[]´ /.ノ
| 、 | |jィ=≠ァ! // ィ≠=ァ ! ´|/| | |/ 帰還も、3枚の壷も……パーツを集めて一気に展開する
ヽ 、| | 弋付ソ|/" 弋イタ | |ノ/ まるでコンボデッキみたい
\v|| ! !/
|ヽ ヽ /| ト,
__ |ヽ イ、/ | }_......,,__
/ `ーヽ ヽ、_ . ‐ ‐ / .ノ/ ./ / ヽ
|  ̄\ ヽ ヽ \ ー ‐ ´ / i / / ヽ
ィァ:::::::::::::-、_
//::::_ェェェェェェ_::::ヽ
. /n/イT| |! |! |! j `ヾヘ
{⊂i⊃j j !廾 ! i|ナT⊂ト,
i⊂j⊃┯┯` j┯┯て! 実際コンボデッキなんだと思うわ
.' /N じ じ N |
|! 人 _ イ ! / チャンピオンが使ってきたデッキを考えると
|! |! |>- _rf i| ! | | 圧倒的にワンショット(*)率が高いもの
| '. i, j| /::ラT::}j ! ! j .! !
|{ N v | }::::少::|| ! !イ |イ (*)1ターンの内にライフを削りきること
| '. !j:::::::::::::リ j/ li !
N '. イ:::::::::::::::i イ N !
/ ニYニヽ
/(磷ト)(磷心) __人_
弋cソ弋cソ ..`Y´ けどガジェットを特殊召喚する方法は少ないっていう!
/ ⌒`´⌒\
/ ,-) (-、\ 何を狙ってるかはわからないけど
| l __ l | これは事故ってるっぽいっていう
\ \ / /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
/ ̄ ̄ \
-` ⌒ ヽ、_ \
´ ●)(● ) |
(_人_) |
'、 | 『強欲で謙虚な壷を発動』
| |
| 、 .ィハ、_ 『めくれたカードは……』
≧ュ─ー ´ /.......ヽ 『イエロー・ガジェット』
//Y:::ハ、 ̄/...:::::::::::...>、 『未来融合』
,.<..::/:r〉:::li `y .:::::::/::::::::::::::::::..ヽ、
/.::::::::/:::{,'::::|i / .:::::::/::::::::::::::::::::::::::∧ 『おっと、血の代償』
j ::::::::::> :.{::::::l / .:::<:::::::::::::/..::::::::::::::Λ
i :::、:::〈 :::i::::::レ .:::::::/::::::::::i:::::::::::::::::::::::::}
i :::Λ::::', ::i:::::/ .::/::::::::::::::V..::::::::::::::::::::イ',
| :::::Λ:::::', :i::/ .::::::::::::::::::::::V..:::::::::::::::::::::ハ:i
_,,..-―――‐-..,,_
,,-''´ `ヽ
. / u u ヽ、
. /| | | | | -..,,_ u __ '.,
/| | | | | | `゙''‐' ′ ヽ-'" ',
,'| | | | |.|≡=-.,,_ .三三三 _,,..-=≡ ',
l.| | | | | | . `゙ .三三 "´ . l
|.| | | | | |====≡ 三三 ≡==== | 『っ!』
. ', u | | / ヽ .l
. ヽ { ,.、 } ,'
\ ゝ-ィ´ `"j-.'′ u ,.'
`'',-..,, |.r-‐''" ,,..-''
/ `゙"''―‐.U――― ''"´ヽ
i:廴__
少'´ ̄‘¨} __
‐f=r‐、/ イi:i:i:i:ゝ\__ _ ‐r‐、
¨乂ヽ¨ _ -‐<7ァ、_ /i:i:i:i:i:i:i:i:i:少'´ ̄ノ イi:i:i:i:ゝィト__
`゜‐7}/i:i:i:i:i:i:i:i:i`⌒i:i:\ {i:i:i:i:才''" =。zフ7 ./i:i:i:i:i:i:i:i:少'´ ̄ノ <代償とガジェットのギミックか!
_zヨュ}i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/_ ̄ ̄ノ(,ri| ,〉 {:i:i:i才''"´゚ ゝ、
 ̄ i}i:i:i:i:i:_,,..- ''´rァ、 rァイV|`ヽ __{ ∨^ヽ `ーイ <そうか、エクシーズ召喚なら大型が並ぶ……
: : : : :八アイヽi} 〉、 ヾ \ 'こ} |::トノ廴 r‐}
:ーイ`ヽ∨ー'i r‐イ {ト‐-、_` ― 从丶、 ̄ ―'
::/ iム \ 、 {__〈 _イ\/////イ、‐‐ 、圦 \込z/- ._
//ii 〉 、 \ `ー{ \ \///i} ム \丶、 `ヽ}\ \
ヽ¬' i、 ', ┬少'´ 个 、≧イ} 〉、 /\ \/ } 、ム
}{ gt\ム冖斗ヘ 、 ⌒} \/ { ∨ 仆、 `ヽム Vi
¨ i///} ', ヽ、 i ヽ。}、 i}r{/}'7 ヽ ヾ} ト、
l\_i } i \ \i || |ノイ厂⌒ヘ }{、 ハ
i / / i l \r‐−宀、¨ i} ヽム }∧
| }。{ } i 少'´ ̄ヾミ.::.:.:.:i} ‐- _ノ、 {。}イ/ヽ
} }。{ | |、/ `¬−┬≦¨///\ \\ \
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 血の代償
┃ 永続トラップ
┃ ライフを500払うことで、もう一度通常召喚する権利を得る
┃ この効果は自分のメインフェイズか、相手のバトルフェイズ中のみ発動できる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
代償ガジェ…?
/イ
-── / ̄ \ _ ,ノ
>─'´ \ \ー'
/ \ !
/ ∨ \
. / \ \ | |
. ′ | イ⌒>、\ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. ヽ_ \}⌒ハ 人 昔から考えられてたギミックではありますけど
| 八イ「`」、 ∨ ヾ="八彡 ノ |. !
八 ∨ヾ=" l .! ヽ ! 今までは「攻撃力の低いガジェットを沢山並べる」
ヽ 人 u ,|/ |  ̄ ことに意味が無かった……
ハ r‐ 、 イ仄㌃ 丶 /i
/ ̄ ̄ ー- _ _イ// -― ¬、
,!=‐-__  ̄ー=ニ三三三゙、
/三三三三三≧=-_  ̄ー=三、
ヽ丶ィ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶
. -−- γ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ヽ
/::::::::::::::::::::::`::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ
. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|\ィ:::: メ::::::::::::::::::::::\ィ
. l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/l:::::::::::::::\::::::: 〆 \::::|\::::::::::::::::::::::_> ガジェットは召喚に成功した時、次の色(*)をサーチする
l::::::/:::::::::::::::::::::::::::::l \:::::::::::::|.\ ,,,;;ィ=≦≠\》::::lミヽ::::\ そして全てのガジェットはレベル4
l::::/|:::::::::::::::::::::‐‐-l─X´\:::::::| ≧'´ |\} } <
l/ |::::::::::::::::::::::ハ::::| ,,,ィ≦ \.| 。 j∧ ノ 2,400級のモンスターが4体出てくるのかよ
| |::::::::::::::::::/ {lィゞ" u }ゝィ/
l::::ハ│::::| ノ´'
ヽl llゝ::|ヽ u l~`丶 / (*)ガジェットは「グリーン」「イエロー」「レッド」が存在
lV_ 人 ^ イ 信号機と対応しているから次の色
丶、 ,♂ =グリーン召喚⇒イエローサーチ
´ ゝー一 七ゞ´ l\\
,. -ュ,ニニ弌垳ト、
/r'^ _rヘ-ヘ/^ヽr宀、
/!7ト、7′ 〃 l ヽ ヽ
、 / l//L」| ∧l | ! |l | ! ヽ
|:l / 〃 ||丁l トH、lV| |l /l } l |
ヾヽ / 〃 |l | l抔卞`ヽ{ /-ト/ //リ
\ ヽ:∨ |」 /l| lトヽ ̄ レ'戎シ' / ′
⌒ヽ!ヽ._j\\ / 八 |ヽ __ ' ∠r1=彳 ……
::..::..::..::..::..`::..::ヽ/ ハ ヽ‐ >、 ,. イ| }::..`ヽ、
::..::..::..::. /⌒ヽ、ヽjノヽ.∨r 芥、/:./ /::..::..::.、\
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ}l,ハ/-/ 〈::..::..::.`ヾ\ヽ
::..::../:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_ || ヽ:レ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 観戦室がどよめきに揺れる中
┃ ただ1人、水銀燈だけが沈黙を守っていた
┃
┃ 思考の闇に手を伸ばすかのように、鋭い視線でモニターを見つめている
┃ デュエル中、難しい局面に遭遇したやる夫そっくりな顔つきだった
┃
┃ それでつい言葉が出た
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ニYニヽ
/(0)(0 ) ヽ
/⌒`´⌒ \
| (- 、 | ……水銀燈、何かあるのかっていう?
ト-―――-` l !
ヽ `⌒´ / /、
`コー /,ノ:::ゝ、
/イ::/::ヽ | || | | | | l 、 ヽ
|::| /:/l::ハ::. | |.| |l | | | | | ', ヘ
|::l'::/ |::|_ノ::〉 / | | | | | |l | | | | l | ハ
. /√l トr-イ |-ト、|| | l |l | | | | | | | l
/:/ l |::| | | \|`\ト、| | | | /; / | /l | | | |
:/ | |::l l |气f><ヽ|、\ , l /// |./ ノ / / .ハ |
| |::| ヽ | ゙{ l! }`ヾミ ∨//厶-―<./ / / | |
| |::| ト、 l ヾー< 斗=ミ、_/ /} / |ノ どうして未来融合が入ってるのかしら?
| |::| | \ _( リノ ''// /ノ/ イ
| ヾ | `¬ / /イ| /:/
! |\ / ∠ イ L| /. :/
| | \ ―-; / | ィ /. : :/
. l ト、 \ < |// /. : : :/ -―ァ
| |::::::`::ー- > _ イ | |: : : : : _ -―<_
.__∧ |::::::::/二二[]二.ヽ | イ |: : : : : : : : : : : : : : : :
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 ゚ |/ レ ゚ ..}|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| 言われてみりゃ確かに
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V
\_! _ ' ! デッキに居てほしいガジェットを墓地に落とす理由がない
ヽ / `t /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
……まさかサイバー
、_ _
ィ-‐ ` Y <__
_ヾ  ̄, -‐ ´ ̄`┴<
> Y / 、 , ,l_ 、\
<戈、 / l`寸寸T ハT7 } ,、l
>ゝ{ ゝ (●) (●)ハ| 単純に融合召喚するためじゃないんですか?
| ヾハ ∨ゝ ′ |
∨ヾヾi∨|  ̄ 丿
ヽTT、,_ _,ィ
| lヽ::ニヨ7l
└l´:::/ヽ |`
/: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : _: : : / 〈 ノ |/ レ ヽ }|:./ヽ: : :| だったら他の融合カードでもいいだろう?
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ,;' (( さっきやる夫が<<F・G・D>>を指定したように
\_! ' ! ( ( ヽ) ホワ〜ッ 基本的には未来融合は「墓地にモンスターを溜める」カードだ
ヽ 'ー―-- / ヽノζ
___,r| \ / | ̄ ̄ ̄|(^) ガジェットデッキで墓地肥やしをする必要はない
/:/::::| \ ヽ _ , ィ´ | ''..,,''::;;⊂ニヽ
/: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : _: : : / 〈 {} |/ .レ {} } |:./ヽ: : |
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| それに機械族融合モンスターって……
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V
\_! _ ' ! なんか居たっけっか?
ヽ Tニー‐‐‐,‐'' /
___,r| \ `二二´ /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ´
/⌒Y⌒ヽ
/(○) (○ヽ
/::::⌒`´⌒:::u\
| ,-) (-、| あっ……
| l ヽ__ノ l. |
\/⌒)⌒)⌒) / /⌒)⌒)⌒)
ノ ̄ .| / / / (⌒) ./ / / どうした、でっていう?>
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ いた。機械属性の融合モンスター、1ターンでゲームを決められるほど強力なカード
┃ 初手に1枚だけ浮いていた<<異次元からの帰還>>にも理由がつく
┃
┃ 異次元からの帰還
┃ ライフを半分払って発動する
┃ 除外されているモンスターを可能な限り特殊召喚する
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ つまり美筆チャンピオンは最終的に「モンスターを除外する」つもりなんだ
┃ ガジェットを除外して、異次元からの帰還で5体特殊召喚してエクシーズを並べる
┃
┃ 「どんなカードで除外する」? ヒントは出ていた
┃ 「機械族のガジェット」
┃ 「一見デッキと噛み合わない未来融合」
┃ 「強力な機械族融合モンスター」
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒ \
| ,-) (-、.| オーバーロード・フュージョン
| l ヽ__ ノ l |
\ ` ⌒´ / 召喚モンスターはキメラテック・オーバー・ドラゴン
/ ヽ
/ ヽ
| | |
ノ: : : : : : : : il: : : : : : : : : />-= 、:、: : l: : : : i: : : : :i: : : : : : ∧
.´´/: : : : : : : : :ll: : : : : : : : / \i: : : /: : : : :.l: : : : : : : :i
,': : : : : : i!: : :l ヽjヽ、: : / γ ⌒ヽ ノ'i: /: : : : li :l: : : : : : : :.l
. i: : : : : : ::l >´ \j i i ノ:': : : : : :l!/ヽ: : : : : : i.!
. l: i: : :i!: : l γ⌒ヽ ヽ ___,ノ /: : : : /′ i: : : : : : l::l
. l/l: : l.l: ::l. 'ゝ __ノ ヽヽヽ/: : : : / /: i!: : : : :i!:.l キメラテック……って、なんですっけ?
\! l: :l /: : : /<´: : : :!i: : : : ll: l
l: :いヽヽ ` /: :.//: : : : : :./l: : : :,/l/
ヽ.', / //: :/: : : :/ .l: : : /
ヽ. -− ' ,.イi、: : :i: : : :/ .l: : :/
!>.. ,. イ三三ヽ/l: : :/ .l: :./
!>.._ ..<´三三三三三ニ.ソ .l; ´
..<i三三三三/三三.ヽ ′
r'´三三三三三三i三三三三.ヽ
. /: : : :u: : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : :u: : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ | :/. |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 (・) |/:::::::レ(・) }|:./ヽ : |
<:: |. 小{ _,,.. - :::::::::::、-.,_ レ{: :.|ヽ:| 「融合素材モンスターの数×800」の攻撃力と
厶ヘ ハ ::::::::::::::::::::、::::::::::::::: {ハ/ V 「融合素材モンスターの数だけ攻撃できる」能力
\_! u _ ' !
ヽ / `t u / 素材は「機械族ならなんでもいい」
___,r| \ { / / あったなぁそんなカード!
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \u ´ ∧>、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ キメラテック・オーバー・ドラゴン
┃ ATK ?
┃ DEF ?
┃ 融合素材 サイバー・ドラゴン + 機械族モンスター1体以上
┃ このモンスターの攻・守備力は素材にしたモンスターの数×800になる
┃ このモンスターは融合素材にしたモンスターの数だけ相手モンスターを攻撃できる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/―Yーヽ
/:::::(○)(○)ヽ ……勝ち筋が多すぎるっていう
/::::::::::⌒`´⌒::::\
/:::::::::,-)___(-、| 【血の代償】からエクシーズを並べて1ターンで8,000削る
|:::::::::::::l |-┬-| l | ________ 妨害されてもオーバーロードで墓地に溜まった機械属を除外
\:::::::: `ー'´ / | | |
ノ::::::: \ | | | キメラテックが除去されたとしても
/::::::::::::::::: | | | 今度は異次元からの帰還で、またエクシーズを並べられる
|::::::: l | | |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ オーバーロード・フュージョン
┃ 自分フィールド・墓地から融合素材モンスターを除外して
┃ 機械族・闇属性モンスターを1体融合召喚する
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-r=y=y=y、、
/z〆..::::::::::{f勾::::::..ヽ
/x<..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/.f7.:::::刈ー'^ー'^ー'^ー'ヘーマ}:::ヽ
. / xリ::xFノ l l .l .l. l マヘ
/ {{l::/ノ .i .| ll | l| |! | ! | l| ハ
. / {{:/ノ l .l l l l || |l | | | l| ! llハ
/ ィリ{ l| 十 t .⊥l l| ハ.} , ィ 千 l l| .| それだけじゃないわ
. /, .//|:}トヽlヘlr=tzぅミヽリ リj 斗 T7/ハ l、 未来融合からオーバーロード・フュージョンの瞬殺コンボも
.、 .// 〈〈_}小ノハ ヾ弋ン` ゞ ' 〃イ リヘヽ
l:ト:. // 〈.{ /ハ、}.〉\__ ' u イ / l .l::|//
、 ヘ!:V./ ゞイ 1トム‐イ \ 、-.. _, // / l.l:}.1 ._
i;\ヽ;i〉./ _〃∠ノ1 / }| ノ1 ヽ − イ / / /千1!|Yチi;i;i;i卞z,,_
i;i;i;i;Y// //⊥ー |||_ノ´ } ヘ.:::::´:y:::ム/ / /ム!|:!||;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i≪_
i;i;i;i;i;{/ 〈〃::::::ヽゝン⌒ ,、 Y`ーt:::/イ〃/::::\トi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;≪,
i;i;i;i;i/ ノ:::::::::::::::≧ x _, -、く \ヽ }|´__ //:::::::::::::\i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i;i;/ /::::::::::::::::::::::::〈 \ 「 ヽ _ く. l ||:::::::::::::::::::::::::l;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 未来融合は融合素材モンスターを「デッキから墓地に送る」カード
┃ オーバーロードは「墓地の融合素材を除外して、融合召喚する」カード
┃
┃ 確かに、初手にこれが揃っていれば……最低でもガジェット9枚とサイバー・ドラゴンの10体
┃「攻撃力8,000の10回攻撃」
┃ 後攻1ターン目で、これだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ _ノ´ ヽ、
. | ( ●) (●)
| (___人__)
| _.ノ
| _/__゙ヽ_ 『グリーン・ガジェット召喚。効果でイエローを手札に』
j、_ (〈_r- ヽ ヽ、
√::::::...`ミュ、r'、〈`ヽ、 | 『カードを3枚セットしてターンエンドだ』
/.::7 ̄ ̄. : : .:.:.ヽ_ヽ ト、
/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..\Yー‐ソ,
,' .::::/.::::::::::::::::::::/ ⌒ 、ヽ,:::::::::|
i .:::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::..ヽ::.',::::::::|
___
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
/ ', 『エンドフェイズ、リビングデッドの呼び声発動』
.l '⌒ヽ ,ノ⌒ .l
.l (tリ\,_ 、__, l 『対象はレッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン』
.', U `ー', ヽ /
\ l 人 l /`ヽ 『何もないだろ』>
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ',
./ l
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
異次元 代償 激流 ╋━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃やらない夫 手札
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ イエロー・ガジェット
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ 貪欲な壷
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 強欲で謙虚な壷
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 緑ガジェ .╋━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
.┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┏━━━━┓┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃仮面竜 ┃ レダメ . . .Sinスタダ....┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━╋
┃ (裏) . . ┃┃ .......┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ やる夫 手札
┗━━━━┛┗┳━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ 強欲で謙虚な壷
┏━━┓ ┏┻━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ 青眼の白龍
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━╋
┃ ┃ リビデ ......┃ ┃ 奈落 未来融合
┃ ┃ ┃(表)┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃(表)┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
ガジェットで未来融合なら察しがつく可能性もあるがどうだ……?
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 {} |/ レ {} }|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| お、おいどうなんだでっていう!
厶ヘ ハ ( ( 、 ) ) {ハ/ V
\_! ) ) _ ' ( ( ! 美筆チャンピオンは次のターンには動けるぞ
ヽ ( ( / `t ) ) / 切り返せるのか、なぁ!?
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/ニYニヽ
/( ゚ )( ゚ )⊂)
./::::⌒`´⌒::::⊂)
./| ,-)___(-⊂)
./ | l |-┬-| l | 心配しすぎだっていうwwww
/ \ `ー'´ /
( \ これならまだ返せるっていうwww
\_ | \ でっていう様のデッキ舐めんなwww
(_) ̄ ̄\ / |
) ししし |\ / /
(_⊃\ \ /
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- } 『ドロー、スタンバイメイン』
{ / ヽー- _ _ ! ( トップリビデか。悪くないツモだお )
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' | 『手札の青眼の白龍捨てて竜の渓谷発動』
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi 『デッキからマテリアルドラゴンを墓地に落とすお』
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::`-> / j / 『何もない。どうぞだろ』>
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..|
,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´ ! ...|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ マテリアルドラゴン
┃ レベル6
┃ ATK 2,400
┃ DEF 2,000
┃ フィールド上のモンスターを破壊する効果を持つ魔法・罠・効果モンスターの効果が発動したとき
┃ 手札を1枚墓地へ送ることでその発動を無効にし破壊する
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
>>411
訂正
× トップリビデか
○ トップ聖杯か
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) ⌒ ..i
i. ( ●) .| 『レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴンの効果発動』
. \(_入_ノ /
\______/ 『墓地のマテリアルドラゴンを蘇生するお』
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\ 『何か、あるかお?』
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
________
/) / .) \
/ ./::/ ./:::/ ) \
l .l/ // ∠___ | ( そうか、マテリアルドラゴンがいたな )
l / / / _、,,.ノ |.
r /___) | 『……いや。何もないだろ』
/ / |
/ ノ /
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ィ/|\____
/ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' 、、、 _
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l/ iiiii \/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..\
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |:::::/ |:::::::::::::::::ト::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/三三三|::::/レ:::::/ |/ リ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ |:∧ |:/ ′
:::::::::::::::::::/ |/ ゙ ヽソ これで激流葬は封じたけど……
:::::::::::::::::∧ \
:::::::∧:::/ `ー / 代償と帰還がある限り、次のターンで殴られるぞ
:::::/ ∨ ∠二 7 / それともこのターンで倒しきれる、か?
/ヘ , '
\ \ _ /
\ \ / ` ー - ′
\ \__ /
 ̄\ \
. /ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ このデッキ、レダメとか仮面竜を除いたら
/ ⌒`´⌒ \ ニヤニヤ 殆どがレベル8で統一されてるんだっていうwwww
| ,-) (-、.|
| l ヽ__ ノ l | まあ観てろwwww
\ ` ⌒´ /
___
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
/ ', 『仮面竜を反転召喚するお』
.l '⌒ヽ ,ノ⌒ .l
.l (tリ\,_ 、__, l 『バトルフェイズ、Sinスターダストに聖杯発動』
.', U `ー', ヽ / 『仮面竜でグリーン・ガジェットにアタック』
\ l 人 l /`ヽ
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ',
./ l
,_ _
、-ー'`Y <,___
__≦ー`___ _二z<_
> 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<
<之′Y´/ \
>{ ,' |、 , ,. ,.l , ゙i 自爆特攻(*)……
| !、{ | 寸寸T ハT7} ィ, l
′J゙i, ゙i ゙i (●) (●)| ハ| けど、攻撃力1,500以下のドラゴン族で
゙i|゙i'(1 , | 出したいモンスターって居ますか?
゙iTィ.,_ ∩ /777ノ
│「(丶_//// l
└l´::ヽ / ¨
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃(*)自爆特攻
┃ 「戦闘によって破壊され墓地に送られたときに発動する」効果を持つモンスターで
┃ わざと、倒せない敵に攻撃して自分を破壊し、効果を発動する事
┃
┃ 今回の場合<<仮面竜>>が1,400、<<グリーン・ガジェット>>が1,400で相打ちになる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
______ /}
/ \ / / __
/ \ ./ / . / .ノ
/ , 、,,.-='、'、 \ / 厶- ´ /
/ `┬;;;:::┬′ ゙.゙、;;;;::',ノ \ / /
/ ⌒゙''''''´" `'''''" \ r一'´ ー 、  ̄ ̄ ̄)
| l´ l `l | `ー―. 、__ .〈 ̄ ̄
| `┬ イ` ┬ ' | i ⌒ |\ \ 『神竜の聖刻印をデッキから特殊召喚』
\ |─┬‐ | / | | ヽノ
\ ` ─ ´ / | |
/´⌒゙ ー─ イ ─ 、. | |
../ ー- _ `ー- _ | |
/  ̄` ´ ̄ メ |
|
.. イ、 /"_ /
イ |´  ̄  ̄ ゛  ̄
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 神竜の聖刻印
┃ レベル8・通常モンスター(効果なし)
┃ ATK 0
┃ DEF 0
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_,,,..-.ー.─.-.-....、._
二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:..、
/::::::::``:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::\:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,、_:::::\::::\:::::',
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ\\\:::::::::\:::\::',
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r、\::::::ヾ\_::>
l::::::i!:::i::::l;/i ._,,\::::!、::::::l 辻ヾ〉 \:::ヾ)::::> レベル8ドラゴン……
i:::::ハ::::|::::l:::i〈`(ヘ\! \:', ゞ-′ ラ∨/"´
l:::i l:::|::::lヾ、 弋i;) ヽ \ ┌::ソノ これなら<<Sinスターダスト>>を使って
∨ l::::l::::l:::\ " ヘ::::/ エクシーズできるわけだ
\|\!\ ′ ∨
ヾ ヾ 、 ‐- , ゝ、
` 、 , ′ / \_
` ー < /´ /::::: ̄`ー-
_ノ´∧_∧ /::::::::::::::::::::::
, '´,
/ / , ' ハ
, ' / / / l |
. // / / ,' ,′l l| l ! l |
/〃 // ' / / l| l| l l | |
. /// //、 / '/ /!|l l! ハ l| { |
// l |l| | 「トl| l !| l l|_厶⊥L!_|`l l
〃 |l |ll ,ィ永 l l |l |jム=ミ/〃ノ|| l
{ 川lV| {リ| ソ f℃ `X リ| | ランク8エクシーズ……?
|l| ゙フ {じ' イ/ /l| |
l||!ヽ `iiT′/' ィ ′| っ!
ノハ 、__ _彡1/ ,′ l
lヽ `  ̄ /,' / l
! ∧ 〈〈 ,′ ハ
// /ンー┬=≦三N ,′|
./ \Yノヽ
/ (0)(―)ヽ キリッ 水銀燈は気づいたかっていう
/ ⌒`´⌒ \
| , -) (-、.| ……ならチャンピオンも、当然わかってるだろうな
l ヽ__ ノ l | 流石に全滅は無理か
. \ /
__
,..-''"´ `"''-、
/ 、_) ー―\
/ .',
,' ィ::::::{` __ ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l
l ( ,、 ) l 『Sinスターダストでアタック』
'., `¨¨´ `¨¨´ / 『代償発動。イエロー召喚、効果でレッドサーチだろ』>
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ 『巻き戻し、Sinスターダストでイエローにアタック』
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__ 『通るだろ。破壊されて残りライフ5,900』>
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
| ヽ  ̄/ '.,::::::::::::\,':::::::::::', .| .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::', | .|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 血の代償の厄介なところがこれだ
┃ 攻める時は一瞬で敵を滅ぼせるコンボのキーカードになり
┃ 守りに転じれば敵の攻撃を防ぐ盾ともなる
┃
┃ でっていうのデッキで言うSinスターダースト・ドラゴンみたいな、攻守に渡って活用できるカード
┃ なるほど強いわけだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
,,..-――-..,,
/ \
/ ヽ
/ ___) ヽ- l
/l '´ r .l
/ ..|. U =≡= =='' ', 『……マテリアルドラゴンでグリーン・ガジェット破壊』
/`ヽ、__.', ヽ l 『残りライフ2,200だおね』
./ \ .ヽ. (_ノ--' ノ
/ /-‐| \、 ____ ,,..-< 『バトルフェイズ終了するお』
./ ./ l l \ | r-ヽ `ヽ
/ l | ヽ .>、 r'__..>> |
./ iヽ .|_ヽ.イ .〈Y´ i `''1 | |
' l 、 < ´ .i | i | | |
/ ̄ ̄\
/_ノ `⌒ \
_ | (● ) (⌒ ) .| 『バトルフェイズ終了前に血の代償を発動するだろ』
| ! | (__人___) |
| ! | ` ⌒ ´ .| 『レッド召喚して効果でグリーンサーチ』
| ! ,.-, | | 『これを3回繰り返す』
_,ノ ┴、/ ,/ ヽ r
r `二ヽ ) i ヽ _ 、___, ト 『残りライフは200だ』
| ー、〉 / _,,,,ノr ` /i\,,,,_
| r_,j j__,,.. r''''"/::;| \`'/ ,'::;;;r;;;;;;;;;;;;:: r ‐-、
| ) ノ ::::::::;;;;;;;/::;;;;| /\ /::;;; l;;;;;;;;;;:: ::;;;;;;;:: ヽ
ノニ-、 ,/::;;|:::;;;;;;;;;>::;;|/(::::ノ \/::;;;く;;;;;;;;;;;;:: i::;;;;;;;;;;;:: }
√..:::;;; ヽ、〉;:;;|::::;;;;;;;;{ ::;;;;;| "::く /:::;;;;/;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;:. ノ }
/..:::::;;;;;;;;;;;;;;;〉;;;;|::::;;;;;;;;;:{ ::;;;;| |:::::::| /:::;;;:/;;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;;;;;;;;:: }
\ ヽ V/ / /
__ , .イ V } イニミー- ノ
 ̄¨ー ., /ヽ / ヽ r-イ
/ ./:::...:.>=<__:.:ハ \
./ i / <´ >::> >..._
、__ , ィ / ハ ! ,, - ハ 从 <
 ̄ ̄= ≠ { i /八! / }/ ヾミ;、
/ !i! // ,' \
,' ハ 川 / , / ヘ
/ ∧ | , ,' ,ィ ,' i ハ
/ _, }! i ,' ,/ ,' / /i ./| |
/ イ7 | | ,' ´¨,テナ=i‐- ィ/ 十-.|,,_i .i
 ̄ i i! 从 | .i l / しヘ、//| ,孑气く .|
| / .| ∧ .| .| lK| {::::} | l/l f:::i lヾノ/ |
人 八 {、 ,' ∧ > l, 弋_辷'ン_ 、辷ン / / ノ.,' フィールドにガジェットが4体……
/ | {_ ノ! |::|{ \!  ̄"´ `" ̄ イ.///./
Vーイ{ |::| ト.、 > u ' イ/
/ .|::| |::|::| ,ィ'
/ /Y゚|::| |::|::|、 ⊂ニ=⊃ /
/../ _ト.|::| 川゚| /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ やっぱり気づかれてたか。静かにため息をつく
┃
┃ このバトルフェイズが終了すれば、血の代償は破壊される
┃ もしも気づいてなかったら、そのままゲームエンドに持っていけたのだけど……
┃
┃ まあ、チャンピオンが気づかないわけないか
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
, ´ \
/ ヽ
./ -- ..,_ _‘.
,' _ __´_ ‘. 『Sinスターダストと神竜の聖刻印でエクシーズ』
, t''tzj´  ̄ ̄ ‘.
{ "'`¨¨´ 、、 } 『正刻神龍 - エアネードを特殊召喚』
ヽ ゝ-‐ ー- ' ' 『エクシーズ素材を取り除いて効果発動するお』
\ 、 <_
>,7/1 _ ,r' `'rv//// 『マテドラ、レダメをリリースでセットカード2枚破壊』
〈/////」 V / l///\ 『1枚伏せてターンエンドだお』
__//////ン 〈,r' _〉Y// ト、
{//\`¨7 o⌒f \,r'´ 、ゝ///|.:.ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 聖刻神龍 - エアネード
┃ レベル8モンスター×2
┃ ATK 3,000
┃ DEF 2,400
┃ 1ターンに1度、エクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる
┃ 自分の手札、フィールド上のモンスターを任意の数だけリリースする
┃ リリースした数だけフィールド上のカードを破壊する
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
血の代償 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃やらない夫 手札
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ 強欲で謙虚な壷
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ 貪欲な壷
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━╋
赤ガジェ 緑ガジェ 黄ガジェ 赤ガジェ
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
聖刻神龍 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ×1┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━╋
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ やる夫 手札
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ なし
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━╋
┃ ┃ リビデ 強謙 奈落 未来融合
┃ ┃ ┃(表)┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃(表)┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
,_ _
、-ー'`Y <,___
__≦ー`___ _二z<_
> 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<
<之′Y´/ \
>{ ,' |、 , ,. ,.l , ゙i
| !、{ | 寸寸T ハT7} ィ, l ここからチャンピオンがどう動くかですね……
′J゙i, ゙i ゙i (●) (●)| ハ|
゙i|゙i'(1 , | ライフを考えると攻撃を無効にできる希望皇ホープは欲しいかな?
゙iTィ.,_ ∩ /777ノ
│「(丶_//// l
└l´::ヽ / ¨
_ァー─‐r'ヽvゥ、
r/:;:;:;{薇}:;:;:;:丶:;:ヽ\
/:/´ ̄ ̄ヾァ:;:;:\:;Vヽ
/' / l | !i ヾォ:;丶:V i
|l l! i ! !|l i l i !ヾ、:x"ト、!
!l i! | !| ! _」ャ1/l ! (ニllニ)丶
丶ヘ{ -_lリ´ ェァ〃!/, i 《\\ \ けど勝負を決めるならショック・ルーラーしかない
゙l| i! ソ _ " // , ! 》、 丶.\ \ 賭けになるけど、ここまで追い詰められたら……
,|! l i>、´ _ //l /,-v‐、` 〉 ヽ \
. /〈,ノl ! ll ll://::l//::.::.::.::ヽ ` i ヽ. \
{/リ !ト、〉,//〉/,イ::.::.::.::.::.::ヽ ! ヽ `)
〈 'ァニ='、__" /::.::./::.::.::.〈 | ヽ
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人__) |
(`⌒ ´ | 『ドローフェイズ、ドロー』
. { |
{ ノ 『スタンバイ、メイン……』
mm __ヽ ノ
(⊂ jl::::::;:7i:7、/]ヽ
 ̄ ̄/.:i..:::ソ/.::.ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ トップは未来融合。強いカードだが……この状況じゃ遅すぎる
┃ 今決めなければチャンピオンの負け。2ターン後などと悠長なことは言ってられない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
(⊃ ̄ ̄\
(⊃ _ノ \
(⊃ ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ 『ガジェット2枚でエクシーズ』
. | }::\
/ヽ }:::::::\ 『交響魔人マエストロークを特殊召喚する』
/:::::::::ヽ、____ノ::::::::::::::) 『召喚成功時、何かあるか?』
/::::::::::::::::.ヘ.:.ヤ、:::>7|:::_::/
|:::::::::::::::::::::::::::ゞ/ ̄ ̄(_)
\:::::::::::\ /| JJJ (
\:::::::/:::::ヾ 、/⊂_)
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 交響魔人マエストローク
┃ レベル4モンスター×2
┃ ATK 1,800
┃ DEF 2,300
┃ 1ターンに1度、エクシーズ素材を1つ取り除き、相手モンスターを裏側守備表示にできる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/: : /:: : :./: : : :.!:: : : !: : : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : :|: : : | ,: : : ',: : ::ヽ : !
|: : |: : : : : ,,=''".\: : /|"''=:;,ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /" _,=、 | :/ |:./,=、 V: ..|:.: : : | V
< : _: : : / ((;・.,;)|/ レ((・.,;) |:./ ヽ: : |
<:: |. 小{  ̄  ̄ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ/ /⌒ヽ_ノ) ) ) よし奈落だ
\_! _ ' !! ,' ;'⌒'ー''´
ヽ \ーェェェェァt / | i| (⌒)
___,r| \ 、\_ `ヽ / ノ ,'.! ノ ~.レ-r┐、
/:/::::| \ ::::: \_`\ \'、 ./ //、 ノ__ | .| | |
, '〆.:.:.:.:.〆 ` 、
/{f7.:.:.:.:〆 \
/ -∠.:.:.∠ / l \ \
≪_ハハ.:V、\ | | | l ヽ
/ヾイ イハノ/ | |ヽ |\ ' ! l ',
./ /://!l l:l∠ |庁゙ト、|、 ` , |! ! l |l |
,'l::l/. !| l:l \ | 仆{!ンヽヾ { | / K/ / 撃たない方がいいわ
, ' |::| l| |:|\ \ ` ̄¨` レrテ/ ///
l::l l| |:| l\ \ 、`¨/ イレ´ エアネード倒されるぞ?>
l/ l| |. 丶-ー ___ / /
ハ ト、 ‘ ‐'´ ィ / けど撃ったら確実に奈落がなくなる
/ハ l:\:>、 ___ /|/| やる夫さんの視点で今怖いのは見えない手札だもの
/ ∧ l:::/:.:7爪::.:7 l | /
 ̄`ー_<:::ヽ Ⅴ::/ 小ヽ::| l | /
::::::.ヽ⌒マ}:::::ト、Ⅴ/::||::L::.ト、l //
__,、
, __-,=====〔{〈回ヘ
/_f〆::::::::::::::::::::::弋之ソ::::\
/ jf7::::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \:::::\
/ {i7:::::/ i \:::::ヽ
;′ {|::::/ l i | ヽ:::::
ト、 ,′ {|:/ l | || | | | | Y|
|:::\ | {|| | ||l十¬ | /| | | 未来オーバーが揃ってるなら……
\\:::\ | ゙| | 斤==ミハ || /ト、j | || 奈落なしじゃとめられない
::::::\\:::\. | | | | tしソ リ| /癶〈| | ハ だから奈落は撃てない
::::::::::::\〉 ::::\ | | | ヽ \ ̄ '(レリル | ,∧|
:::::::::::::::::::::::::::::::\| || \ \ , ` /! |〃ハ_i - その為に強謙セットのブラフまで仕掛けてるもの
::::::::::::::::::::::::::::::::::::| l |  ̄ __ _ /|/″/::::::::::::::::... 奈落伏せだけでハンドにサイクロンがあったら
::::::::::::::::::::::::::/ 厂 ̄\ l l\ イ|l/ーく::::::::::< ̄ どうしようもなくなるから
:::::::::::::::::::::::/ /::.::.\ \ l l:::::::::r‐<ヘ l 〈::.::.::ヽ\::::::::::\
::::::::::::::::::::: | l::.::.::.::.::.\__ ヽ l l::::::::ト\__∧ Y::.::.:l \::::::::::\
 ̄>::::::::::::| l::.::/::.::.::.::.::\|::l l:::::/ ̄ >ヘ l::.::.j_ :::::::::::::
::::::/ ̄ ̄j j/::.::.::.::.〈 ̄ ̄}レヘ ∨ ヘ l::.l::.::.::〉 〉:::::::::
/ 〔 L::.::.::.::.::.::.j___ノ::::::ヘ ',____ _jヘ V::.::./ /\[\
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ , -‐、 ',
l / `' \___ .l 『なにもねーお』
l ヾ==ツ ( 乂ソ ノ l
.', , ヽ lilil ./ 『なら効果発動。……エアネードを裏側守備表示にする』>
\ l 人_,/l /`ヽ
/ `ー、`ー´ 二二ノ ‐' ',.
./ l
i:/ i:ィ::ヽ | l i ! | i i i ! l 、 ヽ
l:l_/!:レ'::〉 / | .li l ! | | l | ! | | ハ
./:/i トr‐i´ .!‐トl、! l ! | | / | ! | | | |
::/ .l |:| ! .l≡>≧l\ l .// レ// ./ .ハ.!
| |:| ヽ | ゙{ lj } ヾミ ∨/ム一〈/ / / l| うん
| |:| |ヾ、  ̄ 代リ }//,}/ " ィ
| ヾ | `¨ / /ィ| .// ……けどチャンピオンもこのターンじゃ
.! i\ _ ' ムイ l」 /.::/ 勝負を決めきれなくなった
! .ト、._\ ` < l///.::.::/ーァ
.l l:::::::二≧r -、.イ .| .!: : : : -- ―<_ ルーラーから貪欲な壷でオーバーロードさえ引ければ
ニニiハ |:://7只ト、\ /:l .ト、: : : : : : : : :‐- 可能性はあったんだけど
:::::::::ヾ∧ |::\`´,イ |:L/厶ー:| .!:::\ : : : : : : : :
:::::::::::::\ヘ/ ¨ i:!  ̄ .}:::::::::| .!:::::::::ヽ : : : : : :
./ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
( (● ) |
(人__) |
.r-ヽ | 『ガジェット2体でエクシーズ』
(三) | | 『希望皇ホープを特殊召喚する』
.> ノ /
./二/ ヽ /
//// へ>个/ <
.|////ヽ /\///)
 ̄ ̄ |\/////|
/ニYニヽ
/(0)(0 ) ヽ ドロー次第の勝ちに賭けるより、負けない方を選んだ
/⌒`´⌒ \ ……そういうことじゃないかっていう?
| (- 、 |
ト-―――-` l ! ホープが居れば攻撃は止められるっていう
ヽ `⌒´ / /、 少なくとも2回……現状、2体出すのは難しい
`コー /,ノ:::ゝ、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ショック・ルーラーは攻撃力2,300。どうやってもエアネードを倒せないし
┃ 貪欲な壷からオーバーロードを引けなかったら負けが確定する
┃
┃ やる夫が奈落を撃ったならば、オーバーロードに全てを賭け
┃ 撃たなかったならば、少なくとも負けない状況を作ってターンを返す
┃
┃ 合理的なプレイングだが、喉に小骨が刺さったような違和感が浮かんだ
┃ カメラがやる夫の顔を映す。ピンチに陥っていながら、アイツは悲しそうに笑っている
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ ',
l ,! l、 l
l. ´ ̄ ̄ _ ,, _`ー-- U l
.', `ー―' `ー―' ./
/ \ l 人 l /\
./ `ー、 `ー´_`ー' ‐' \
/ ハ
/ Y ヽ
/::. ヽ
/:::::::::.. \
|:::::::::::::::::. | ( そういうことか、お前が言っていたのは )
|:::::::::::::::::: |
\:::::::::::: /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「やらない夫チャンピオンには、立場がある。史上初の七冠にして現チャンピオンという立場が。
┃ だからこそやる夫は”勝てる”んだお」
┃ 遊戯王界最強の男を倒す作戦について、やる夫はそう語っていた
┃
┃ だから、これも「そういうこと」なんだろう
┃ 最強である存在が、コンボ途切れたから負けました、ではダメだという……下らない風潮だ
┃ 虎穴に入らずんば虎子を得ず。絶対に成功するコンボなんてないのに
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ 〉 _ノ ヽ、_ \
/ /' ( ―)(― ) |
./ //〉 (__人__) │
.l ´ イ| `⌒ ´ |
.l iY | 『貪欲な壷を発動』
./ ハ ! / 『墓地のガジェットをデッキに戻す』
./ / ' ヽ /
l / .〉-r:::┬〈、 『2枚ドロー……ッ』
__「 ー‐1 ./Λ 〉.:〈 7//\
i//7777|/////V::::::V/////\
|//////|//////∧::://///////}
|//////| ///////∨/////////{
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ドローカードはオーバーロード・フュージョンと強制転移
┃
┃ もしも、負けを覚悟してでもショック・ルーラーの召喚に賭けられていたら……
┃ ルーラーの効果から未来融合発動、オーバーロード・フュージョンに繋げてチャンピオンの勝ちだった
┃
┃ 皮肉げに……チャンピオンが口元をつり上げる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
________
/) / .) \
/ ./::/ ./:::/ ) \
l .l/ // ∠___ |
l / / / _、,,.ノ |. 『未来融合を発動する。
r /___) | 指定はキメラテック・オーバー・ドラゴン』
/ / |
/ ノ / 『デッキからサイバー・ドラゴンを含む
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ィ/|\____ 機械族モンスターを12体墓地へ送る』
/ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' 、、、 _
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l/ iiiii \/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..\
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
__
/ 丶
/ `
/ ',
/ ___,ノ ゝ丿 『続いてオーバーロード・フュージョン発動』
/ (、__)(__ノ 『墓地のサイバー・ドラゴンを含む機械族12体を除外』
/ { (___ノ、丿
/ヽ\ ト.、 / 『攻撃力9,600、12回攻撃で
/ : : : .\\>、___,_∧ キメラテック・オーバー・ドラゴンを特殊召喚』
: : : : : : : : :\ ∧:::: ヘ : :\
/ : : : : : : : : : : : :ハ、}:::::{ `; : : :`: 、 『……何か、あるか?』
. /: : : : : : : : : : : : : : : ::∧:::::`, | : : : : : :.
{ :.| : : : : : :|: : : : : : : : : :∧:::::V: : : :.V. :ト、
. ;': / : : : : : :|: : : : : : : : : : :∧::::i : : : :.|ノ : :\
. /:./: : : : : : :.ノ/ : : : : : : : : :.Λ::l : : : .L:_:_: : : ヽ
, -‐ ´ ̄` ‐- .
,. ‐´ `ヽ、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : 'ハ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ
./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヘ 『……召喚成功時、奈落の落とし穴を発動するお』
.i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヘ
| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .}
i : : : : : : : : : : : : : : : 、. : : : : _ /
,.-'´ ̄ ̄`''' : : : : : : : : : : : ` ̄  ̄`'ヽ'
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ,
/: : : : : , : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ
__
/ ヽ
/ \ 『キメラテック・オーバー・ドラゴンの効果で
i \ 自分フィールド上のカードは全て破壊される』
l 、__,ィ、 \
V ヘ _ノ-、 \ 『……ありがとう、いい戦いだった』
`ゝ 、___ノ } >、_ __
'、丿_ ,. /} // : :/. : 二ニ{ `マ:ヽ ,.- 、
`ヽ 、 /;:' ,.イ / : : :i : : : :.{¨V \:Y /
__ `-ュ<ィ</ ,ィ'"´ : : : : ∧ \ ∧ {
( `、 _/イr;;;;;/У: :`ヽ、 : : : :i { ' 、 ヽ `ト、
r-、 ヽ ∧、 { : :ノ/〉-{/ : :/ : : : : : :i :〉、 ヽ ',ハ
} r-、 〉、 ヽ `、| :i,';;;;/ : : :/ : : : : : : : ィ:( \ _ヽノ }:ハ
} } {_/ { {、 }λ:|;;;;/ : : /. : : : : : : : : : : ヘ . : : : : r)、:
} } {r-、 ,'⌒ ', /:'〈:'|;/ :./ : : : : : : : : : : :V: :.`ヽ : : : : ._// : :
ヽ}、 .i { r-、 人ュ、 /:λ',:r :./ : : : : : : : : : : : : : :'、: : : : 〉二ニ/ : : :
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ そうして、白熱した勝負はあまりにもあっけなく
┃ チャンピオンの負けで決着がついた
┃
┃「あのままターンを返せば、未来融合からのF・G・Dは止められた。
┃ 奈落は警戒すべきところだし、もしかすれば可能性はあったんじゃ……」
┃ 観戦室のデュエリストたちは、オーバー・ドラゴンを召喚した事の是非について
┃ 喧々諤々の論議に花を咲かせている
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒ \
| ,-) (-、.|
| l ヽ__ ノ l | ( 高貴なる自殺、ってか )
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
/ ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ でっていうには、彼らの言葉がどれもこれも薄っぺらく聞こえた
┃
┃ 当然、デッキの力を出し切るならショック・ルーラー召喚だ。それを無視して、裏目を引いた
┃ だから……「オーバーロード・フュージョンを引いた時点で負けだった」
┃ たぶん、チャンピオンの真意を測れたのは2人だけだろう
┃ やる夫とでっていうの2人だけ
┃
┃ ……けれど、あと2戦。グランドマスターのタイトルに決着がつく頃には
┃ 総ての人がチャンピオンの選択の理由を理解できるようになっていれば
┃ なっていればいいと、モニターに映るやる夫を見ながら思った
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/^l
,-‐-y'"゙"''゙゙"´ |
ヽ、,;' ・ ω ・ ミ 『今日は勝利おめでとう』
ミ====[==]=l==ミ
ミ ヽ) つ;;\ハ,_,ハ, 『早速だが今回のデッキは……?』
';, ミ ,;゙ ・ω・;, 『始めてみるし、入速出7段らしくない選択に思えるが』
;;,, ,;;゙ ミ,;:.~ ̄~,ッ
∪"゙'''"゙∪ `'u゛-u'
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ モニターの向こうでは勝者たるやる夫へのインタビューが始まっていた
┃ 物憂げな表情を浮かべていたやる夫が、深く眼を瞑ると、パッと自信に満ちた顔をする
┃
┃ 勝負の無常を儚んでいる暇はない
┃ なにせやる夫は挑戦者なのだ。まだ3本のうち1本取っただけ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____ _
. ´ ヽ
/ \____ __
/ / "''‐-- 、__ヽ `丶
/ " ̄´ '了¨ミ、 V i/ l
; === 、廴リ ∨ 丿
l く _.、 〉 / /
‘ , u `¨ `¨ / / 『ええ、まぁ……』
__≧、 __ ` ̄´ _ イ{ /
へ i∧ > y < / ,' / 『チャンピオンに勝つにはこれしかないと思って』
/ , ! \ ./ド‐イ∨./ i: / 『親友に頭下げて使わせてもらったお』
/ У \ ∨ .〉-〈 / __| /
,.' / / \ / 「: /
__
,,.-´ ``ヽ
/ \
/ .ヽ
| __ノ `ー ..|
/.| ─( ●)─( ー)|\ 『だからこの場を借りて、お礼を言わせて欲しい』
/ / ̄'‐、 (__人__)/ ..\
/ / .7───ー′ヽ ..\ 『ふむ?』>
\ ∧ __ノ ∧ .∧ | ./
./´ `ー'〉 i .l ..| / /丶
/ / ヽ / | / ./ \
.____ .i^マ'フ
モジモジ ./⌒ ⌒\ レ' /
/( ―) (―) ./ ,イ ヽ、
//// .(__人__) ./ 、 /ーヘ_,.ヽ, 『ありがとう、でっていうプロ』
| .´ ⌒` ./ 、\`ヽ´__ .`t 『お陰でなんとか、1本目勝利できたお』
. \ .../ ヽ r'´_}__, {
./ {'T /`7/ _,ノ !
.-' `7'/ヽY´ |
___
/⌒ ー、\
/( ●) (●)\ 『このまま3本とってチャンピオンに勝ってみせる』
. /::::::⌒(__人__)⌒::::::\
cー、 | |r┬-/ ' |⌒,一っ 『だから観ていてくれお』
,へ λ \ `ー‐' / 入 へ、 『やる夫が勝つところを』
<<</ヽ /\>>>
/―Yーヽ
/:::::(○)(○)ヽ
/::::::::::⌒`´⌒::::\
/:::::::::,-)___(-、| 『ほう、でっていうプロのデッキなのか』>
|:::::::::::::l |-┬-| l | ________ 『これほどのデッキを構築する実力があったとは』>
\:::::::: `ー'´ / | | |
ノ::::::: \ | | | 『つえー奴ですお。凄い、奴です』>
/::::::::::::::::: | | |
|::::::: l | | |
/: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : _: : : / 〈 {} |/ .レ {} } |:./ヽ: : |
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V
\_! _ ' ! おい、褒められてんぞ
ヽ Tニー‐‐‐,‐'' /
___,r| \ `二二´ /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
(ヽ、00 ∩
⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ
( ⊂ニニ / /⌒) ) (ヽ、00 ∩
`ー――'′ し∪ (ノ ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
/ ̄ー―‐ 、 ,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ( ⊂ニニ / /⌒) )
:::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ `ー――'′ し∪ (ノ でっていうプロ……?>
:::::::::::::::::::::::::::::::::ハ::::i ., -―- 、 ___
:::::::::::::::::::___ノ、/〉' /::::::::::::::::::て/::_:::ヽ 昨年まではあまりいい成績じゃなかったが>
:::::::::::::::/ u て;/7 /::::::::::::::::::;ァ、、:::「ェ ヽ::〉 __ 強いプレイヤーみたいだな、覚えておかないと>
::::::::::::/ /〈 i::::::::r、::/=ミ `く.u J/:::::::::\
:::::::::::j u 、 ´_}ヽ.|::::::iオ/u ニi < iヽァ/:::::r----J .r:´二ニヽ
::::::::::i (二7´_.L., 、ハ 〉 _ _マ/ン::::r ' ;tr /;j i::/r-、r-| r一ー、
::::::::::|、 .r ' c /、:.:.:ヽ ヽ ー」: : : : ii ヽu.___、/ _ん' `´ム.' |:::r―┤
:::::::::/ ̄ ´」ー/:.:.:.:.\:.:.\\__j: : : : : ヽ ヽフ`ヽ´ | | ヽ'ーン、 _/ハu.'_' |
i:i i:::i:iヽi ´ !':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.',:.:i: : : : : : : :「=| : : : |: ! 7!`:´|< 7マ.ヽー'
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ Aクラスのプロが
┃ 天下のAクラス・プレイヤーが
┃
┃ でっていうをみている
┃ Dクラス降級寸前の崖っぷちプロだった自分のことを、名だたる強豪が、注目している
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/::`´`´ヽ r‐ ' _ノ
/:::.:.:. ヽ _ ) (_
/::::::.:. \ (⊂ニニ⊃)
|::::::::::.:.:.:.:.:. | `二⊃ノ
l::::::::::.:.:.:.:.:.:. | ((  ̄
`r'ニニヽ__ / ;;
r':ニニ:_`ー三`:く./ [l、
/: : : : : : :`,ニ、: :_:_;> /,ィつ
. /: : : : : : : : / : : : ヽ\ ,∠∠Z'_つ
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ. / .r─-'-っ
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''" ̄: : :l: : : :l / ):::厂 ´
|:.:.:.:.::.:.:.:l -─-: : /:_:_:_:_l / ̄`Y´
. |:.:.::.:.::.::l.__: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉
|::.:::.::.::l: : : : : : /:::: : : : : |: : : : ゙/
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ プロの洗礼を受けて、負け続けた日々
┃ 自分より後輩のプロが昇級していくなか、くすぶり続けた
┃ 何度も、何度も諦めそうになった。その度に応援してくれるファンを思い出しては立ち上がってきた
┃ けれど、だからこそ、ファンのために勝ちたいと願っては、傷ついてきた
┃
┃ そんなでっていうが、Aクラスプレイヤーの注目を集めている
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
『でっていうプロのお陰だお』
『ありがとう』
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 今まさに、チャンピオンを倒そうと戦っている友人が
┃ 遊戯王プロ界の時代を変えようとしている、トップ・プロが
┃ でっていうのお陰で勝てたと、そう言っている
┃
┃ 想像できたか、この日がくることを?
┃ 傷ついて道半ばに倒れようとしている自分に教えてやりたい
┃「お前の努力は、痛みは無駄じゃないぞ」
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::',:::',
/:::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::!::::i
,'::::::::::::/:::::::::::::/::::::::::/::::::::::::|:::::::::::::i:::::::::i::::l
l:::::::::::/:::i:::::::::/_::/|::::::::|::::::::|:::::::::::::l:::::::::l::::l
i:::::::::/:::/::::::丁:::/ ̄i::::::::l:::ー∧一:::::::|!:::::::|'リ
_ノ::::┌i:::/::::::/斤心ヘ i:::::::::i::::メ≦i::::::::::::i:!::::::!
>:::::{ レ' |:::::7レ升::} /:::/|:/辻:}l::::::::::ハ:::::!
_,>::::::::i ヘ|:::/ ゞ‐" // ′ゞ‐' l:::l:::/ ∨
 ̄` ̄`\:|:/ ′ 、 ∧!/ どうしたんだよ、お前らしくない
\|\ / ′
_{i `  ̄´ /
// `\ > _ イ
_,、-;'´;;;i `ー 、, _ノ iヽ、
_,、-;;"´;;;;;;;;/;;;;;l /ヘ l;;;;;ヘー,,、
_,、-;ー'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;ヽ /::::::::∨;;;;;;;;ヘ;;;;;`';;;;;;;、_
……
:/::`´`´ヽ: r‐ ' _ノ
:/:::.:.:. ヽ: _ ) (_
:/::::::.:. \: (⊂ニニ⊃)
:|::::::::::.:.:.:.:.:. |: `二⊃ノ
:l::::::::::.:.:.:.:.:.:. |: ((  ̄ ゔるぜーっでいう……
`:r'ニニヽ__ /: ;;
:r':ニニ:_`ー三`:く./: : [l、:
:/: : : : : : :`,ニ、: :_:_;>: :/,ィつ:
. :/: : : : : : : : / : : : ヽ\: :,∠∠Z'_つ:
/ ノ Y ヽ
゙o ゚ ゚o/(/)(\)ヽo゚ ゚ o゙
(((i ) /::::⌒`´⌒::::\ ( i)))
/∠_| ,-) (-,|_ゝ \
( __ l ヽ__ノ ,__ ) でっていう様のデッキが勝つなんて
\ |r┬-| /´ 当たり前すぎて言う事がないだけだっていう!
| | | | |
| | | | |
`ー'´
#Section3 Close
以上になります
合いの手ありがとうございました
>サイバー流
やはりバレタか
以前「チャンピオンがどんなデッキ使うか楽しみ」
っていう感想があったので頭捻ったけど
自分にはこれくらいしか浮かびませんでした……
乙でした、マエストロさんは奈落踏んでも痛くないのよね
乙
マシンナーズフォートレス来るかと思ったが
未来オーバーとは懐かしい
未来融合が戻って来る事はもうないのだろうけどね・・・
突発投下
____
/─ ─\
/ (●) (●).\
/ (__人__) \
| ` ⌒´ |
\ /
ノ \
. /´ ヽ カ
| l l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l カ タ
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、. タ
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
┌ ┌┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐
,. - ''"| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ρ ̄`l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ ̄ ̄
____
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ (●) (●) \
| ⌒(__人__)⌒ | _________ おっ、合いの手きてる
\ ` ⌒´ ,/ // ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /
___/ \ .// /
| | / , ヽ // /
| | / ./ // /
| | | ⌒ ーnnn . _____//_,_,______,_,_/
 ̄ \__、("二) .`――――-((」II.IIニニニニニニエ!
____
/_ノ ヽ、_\
ミ ミ ミ o゚((●)) ((●))゚o ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒) ::::::⌒(__人__)⌒:::\ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒) | | | /|^| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ありがたいおwwww
| ノ | | | \| | |
ヽ / `ー'´ | | |
| | l||l 从人 l||l. | | VAIO. |
ヽ .---一ー_~、⌒)、⌒)^),| | |
ヽ _____,ノ|二二二二|_|_______________|
____
/ \
/ \ ポク……
/ \
| \ ,_ | いやーデュエル考えるのって存外に大変だわ
/ u ∩ノ ⊃―)/
( \ / _ノ | | 世のデュエル創作者たちはよくやってるお……
.\ “ /__| |
\ /___ /
(( (ヽ三/) (ヽ三/) ))
(((i ) ___( i)))
/ /⌒ ⌒\ \
( /( ●) (●)\ ) でも今回は、そこそこ現実味のあるデュエルになった気がするお!
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| | まさかSinスターダストが出てくるとは誰も思いつくまい
\ /
____
/ \
/ \
/ ─ ─ \
| .(ー) (ー) | 最後の自殺は賛否両論になるかもしれないけど……
\ (__人__) ,/
ノ ` ⌒´ .\ でも、そこはこれから説明するところだからオッケーだおね
. /´ ヽ 大丈夫か? 大丈夫、説得力あるから
| l \ いける? いける。うっし
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
┌ ┌┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐
,. - ''"| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ρ ̄`l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ ̄ ̄
____
/ _ノ ヽ_ \
/。(⌒) (⌒)o\ っと、Sinスターダストの効果説明レスを投下して……
/ :::⌒(__人__) ⌒::: \ ________
| ヽr┬-ノ | . | | | ふふふ、このあとやる夫のモンスターが一斉攻撃するけど
. \ `ー'′ / | | | 全部代償で防がれて、その後代償でガジェ5体並ぶんだお!
/ ` \ .| | |
| r .| \.| | | そしてチャンピオンのライフは100!
| ┴rェェァ_ |\ |_|________| まさに鉄壁!
──‐‐`ー-イ__)l二二l ̄ ̄ | | |
___
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ( ●) ( ●)\
| ⌒(__人__)⌒ |
\ ` ⌒´ / で、次のターンのドローは「リビングデッドの呼び声」
/⌒ ヽ
| ヽ__ _ ', 高打点モンスター2体以上の召喚を考えて
:、_ ) ( ̄ _丿 やらない夫はローチを出さざるをえない、っと
| /  ̄`i / ̄ `i
| | , |
∧ | |__/ /
`ーヽ _ | | _/
(__) 、__)
____
/ \
/ _ノ ヽ、_.\
/ (●) (●) \ それにしてもSinモンスターのデメリットがなぁ
| (__人__) | もうちょい何とかなれば、使いやすいんだけど
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | | 「他のモンスターは攻撃できない」とか
.\ “ /__| |
\ /___ /
____ ━┓
/ \ ┏┛
/ \ ,_\. ・
/ (●)゛ (●) \
| ∪ (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
____
/:::::::::::::::: \
/:::::: ─三三─\
/:::::::: ( ○)三(○) \
|::::::::::::::::::::(__人__):::: | >>386
\::::::::: |r┬-| ,/
 ̄ ̄ ̄`ー'´  ̄ (一部抜粋)
|l l l l | ....【2. このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない】
_________
_______ | | |
ノ:::::::::::: \ | | |
. /::::::::::::::::::::: | | |
|::::::::::::::::: l | | |
____
.ni 7 /⌒ ⌒\
l^l | | l ,/) / ( ゚ ) (。 ) \ n あああぁぁぁぁぁ!
', U ! レ' / / ::::::⌒(__人__)⌒:::::\ l^l.| | /)
/ 〈 | ヘ / | | U レ'//) 他のモンス攻撃できねーじゃねーかお!
ヽっ ` ⌒´ / ノ / どーしてくれるんだこれぇぇぇ!
/´ ̄ ̄ ノ \rニ |
`ヽ l
____
/ \
/ \ ポク……
/ \
| \ ,_ | やばいやばいSinスターダストめちゃくちゃ邪魔だ
/ u ∩ノ ⊃―)/ 居なくなってくれないと話が崩れる
( \ / _ノ | | けど攻撃まではしてくれないとライフがおかしくなって
.\ “ /__| | やらない夫がピンチにならないどうしようこれ
\ /___ /
____
/:::::::::: u\
/:::::::::⌒ 三. ⌒\
/:::::::::: ( ○)三(○)\ と、とりあえず投下するんだお!
|::::::::::::::::⌒(__人__)⌒ | _________
\:::::::::: ` ⌒´ ,/. | | | ここで止めたら待ってくれてる人に申し訳ないし
ノ::::::::::u \ | | | 一回中断なんて、話の流れ崩すだけでいいことねーお
. /:::::::::::::::: u | | |
|::::::::::::: l u | | | けどこのままじゃマズイやばすぎる
ヽ::::::: -一ー_~、⌒)^),-、 |_|_______|
ヽ::::::::___,ノγ⌒ヽ)二二二 | | |
カチカチカチカチカチカチッ
(ヽ三/) ))
___( i)))
/ \ \ トップ・プロがこんなルールミスしたら
/ ⌒ ー、 \ ) まったく説得力なくなっちまうお!
(( (ヽ三/)/ (゚ ) (゚ ) \
. (((i )| (__人__) | 何とかして構成直すんだお!
/∠\ |r┬-/ ' /
(__ `ー'
,.-、__,.-*,. ;:☆
r┴┐
,. '"´:::::::`゙ヽ,
,':::():::::::::::::::::::::',
i::::o::::::::::::::::::::::::i
',::::::::::::::::::::::::::::,'
ゝ、;;:::::::::::;;;,. '
____ 〈⊃ }
/⌒ ⌒\ | |
/( ●) (●)\ ! ! やらない夫のセット激流葬なくなれば
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l マテリアルドラゴン必要ないから即8エクつくれるお!
| |r┬-| | /
\ ` ー'´ //
/ __ /
(___) /
”; ” ’、
; (′‘ ・. ’、′”;
′・ ( (´;^`⌒)
’、 ’・ 、´⌒,;y;;;;;ノ、"'人 ヽ
、(⌒ ;;;:;´'从 ;' ;:;;) ;⌒ ;; :) )、 ヽ
ー( ´;`ヾ,;⌒)´ 从⌒ ;) `⌒ )⌒:`.・ ヽ
ニ`:::、 ノ ...;:;_) ...::ノ ソ ...::ノ
/⌒ ⌒\ | |
/( ○)三(○)\ ! ! セットガン無視で動くプロがいるかっての
/ ::::::::::(__人__):::::::::\| l
| |r┬-| | /
\ : `ー'´ //
/ __ /
(___) /
__
-´ ``ヽ
/::::::::::|:::::: `ヽ 緊急脱出装置……
/:::\::::::::<● > `ヽ
(( / <●>::::::::::⌒ ) シンクロモンスターならまだしも
| ⌒(_人__) ノ | | 普通に特殊召喚できるモンスターに打つとか
ヽ )vvノ: / ノノ
ヽ (__ン 人 やる夫が自分のモンスターに……
ヽ \ もう投下してる! 手札変更はできねーお!
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ やる夫の第1ターン終わって、やらない夫の手札についての投下前
┃ 変更できるのはやらない夫の手札、返しのターンのやる夫のドローのみ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__ ____
__ ____
//  ̄ \\
//  ̄ \\
//--.-- -─\\
//--.-- -─\\
// (○ ○) ((○(○) \ おわたおわたよ完全におわた
// (○ ○) ((○(○) \ どうやっても無理だよこれ
.| |.| ( . ((_人_人__) |
.| |.| ( . ((_人_人__) |
\\ ⌒Jjj` /,/ |
\\ ⌒Jjj` /,/
ノ \\
ノ \\| |
/´ |
⊂ニニ⊃
____ ____
/ \ / \
|\/ ノ' ヾ \/| / へ \
|/ ≪①> <①>\| / (ー) \ 『えーこんなミスありえねーだろ。プロ(笑)』
| (__人__) | ε= |(__人__) | 『エドでもこんなミスはしませんよねぇ』
/ ∩ノ ⊃ / \ ⌒ ´ / 『つまんねーから見切るわ』
. ( \ / _ノ | | γ⌒/ ⌒\⌒⌒ヽ 『説得力なさ杉。タブ閉じよっと』
.\ “ /__| |; (_ノノ| | |_しし_)
. \ /___ / :::::;; ::::::: ::::: :::::;:::::;; ::::::: ::
::::::;; ::::::: ::::: ::: ::::::;; ::::::: ::::: :::::;;
::;;; ::::::::::::::::: :::::;;; ::::::::::::::: :::;
::::::;;::./ ̄ ̄ ̄\:::;;;;::::::::;;;;;;;:::''
/ ─ ─ \
/ <○> <○> \
| (__人__) |
\ `⌒J´ /
/ \
ノ⌒)
/( / ノ⌒)
/ / / ( ,/
____ /⌒⌒`ヽ / ./ / /
/ \ _ \ / /
/ _ノ ヽ、_ \ / \ ヽ' / 最近読んでくれる人も増えたのに……
/ o゚⌒ ⌒゚o \/\__.\__ノ
| (__人__) | こんなところで躓くのかお……
\ ` ⌒´ /
// ̄ ̄ ̄ / / もう終わりだぁ
. // / /
(_/ / /
(_/
『諦めちゃダメだよっ』
.
____
/_ノ ヽ、\
/( ●) (●).\
/ (__人__) u. \
|ni 7 ` ⌒´ . |n
l^l | | l ,/) U l^l.| | /) おっ?
', U ! レ' / . . | U レ'//)
{ 〈 ノ /
..i, ."⊃ rニ /
."'""⌒´ `''""''''
/ /.ト.、 ヽ
ム──i .| .ヽ .ヽ
. , ' ヽ! ヽi i, ──‐-x_
_ , -ァ ' < ̄ ̄ `~ヽヽ.ァ. ノ .ヽ
/ / ,>' 'i ./ ` ヽ ./、 /
/,' ,>' ' /`ヽ /. 乂
X' / ./' / .| i ./ .ヽ
-V- ' , ./ / トi.! .,' .ヽ
丁 ./ / / ハi__ノ .Y
,ム' ,// ,イ / |ト、. / .ハ
- フ ./ / , ./ ./ ハ. / / | .ム
. / / ., , < /, イ i / / .| ヽヽ、
./ , イ / , イ , / i ___|,/,/─‐/i- 、i |
. ム ' ム-ァ ,>' `/<--|./ |,/ .i / .| , .トi!ト
イ' ,フ /' / `-!' i ,>‐ァッx i .ハ .i.乂`
/ ./ / ,イ .| / ' イ,}V Y 『諦めるのはまだ早いよ』
./ / , / i i i ,,,` (
/ / /.ヽ! .ハ , ' 『大丈夫、私が希望になる』
,/ ./ /`.--i.マ .! ゝ,- '
./ ' , --<`ヽ-x.| V/ヽイ
/, ' Y ヽ 、 .ヽ ヽ|
,イ i .ハ. ヽ
____
/ \
/ \ / \
/ (●)i!i!(●) \
| u , (__人__) | あ、あなたはっ!
\ .`⌒´ 〆ヽ
/ ヾ_ノ
/rー、 |
/,ノヾ ,> | /
ヽヽ〆| .|
|ヽ/|_
.\ /
___ |__>
/ヽ、 _ノ\
/ (○) (○)\ エフェクト・ヴェーラーが登場してから
/ (___人__) ..\ さっぱり名前を聞かなくなった
| u ノ ヽ, | むしろ後発の聖槍の方が使われてる
.\ (/⌒ノ´フ ./
. .> . ̄ ̄´ <. 「禁じられた聖杯」さんっ!
/″ l 、 l ヽ/ |
/ / 人.ヽ |\丶 、 ゞ |´ `丶、
. ∠‐,―‐/ l| 少一゙、ヽ .|、上_ヽ_ i ゙i ノ 、 \
/ / /十 ̄/ \゙、 l \、`ト、 i. ト、ヽ ヽ.丶、
_ イ ノ./i .i./ x=== \. |≠==ミヽ|、 l. l  ̄ 丶 .ヽ`ー
/ ー-'‐ ´.| l/.《 ||.、,゙l ヽ. ||.、,゙.l 下ト | | ヽ . ゙l `、
. / l l | / - ‐' , ‐ - ' .| ヽ|./.| l l、l おいこら表でろ
i ./| | .l 酛 | l_// .| | l丶l
. |/ | .| |./|{{ _. ィ .| .|ィァl} |.l ト、 l ゙
|! | .| | ゝ|{{ ー-=- ' | |), !l |. l | \ l
l .| .| l |゙.\ | /_ノ l. |ヽl | ヽ \
|l .| | ヽ .i | !゙丶 イ .|/|/ lヽlヽ .|| | | \
.|ヾ∨ l ヾ.リ | .| `>x _ . <|´l ' | ゙,! | l ,| \
.| | / |ー _ - ‐ | l | !l l ヽ
| | ./ i‐- _ -‐ ト l | | ヽ
| | / _ ィ' '`ー, | | ヽ
___
/ .u \
/((○)) ((○))\ で、でも確かにこの状況を何とかできるのは貴方だけだお!
/⌒)⌒)⌒).:::: (__人__) l_j :::\ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / // ヴェーラーは相手のメインフェイズにしか撃てないっ
| :::::::::::(⌒) U .| | | / ゝ :::::::::::/ 攻撃力変動でガジェは1体減っちゃうから
| ノ | | | \ / ) / 「ウロボロスとルーラーの2択で迷うチャンピオン」
ヽ / └ー.┘ ヽ / / は描けなくなるけど、それ以外は万事解決する!
.. -┐
/,.. -┴┐
rヘ _ _ // /
/ ヽ ,. ´.: : : : : :.`ン´ , ‐-= .,_
{ 、 . ´.: : : : : : : :. :. :.{\ / : : : : : : `ヽ
_,..⊥..,_ 〕 ´ : : : : : : : : : : : `ヽ’, ,.イ `ヽ: : : :``丶、
く ⌒フ: : : : : : : : : : ,ハ.: : : :. :.Vハ } ): : : : ‘,
\ / : : : : : : : : : , } : :レi弋冖ヽ ヾ、_,ノ / : : `ヽ: :}
〕ト、,′.: : : :. :. :. :./ j: :/ jハ,从,ハ,j ヽ ∨ : : :.\\
/ _,.. i: : :.!: : :.i ,//jノ!/ ,x行芥ア'リ: : ',人 j,1: :i: :メ、\
. / / : : | /i |: : :.Ⅸ / ' '辷ソ / : : リ: : \/ |: :'}/ `
/ / ; イ: :| l : : 从 xi行ハ 勹': :,: : : : : :\/ ……『うん、うんっ。そうだよ!』
' / |i: : |! '.: :、: :父 'ヾソ 丶 _ ,仏イ.: : : : : :. :. :.、
i i' |ト、 | 刈\i: :≧=‐ く ノ ,仆; j: : :.、: : : : \ \ 『私が貴方の希望になるからっ』
. ‘'{ ‘, \ /: :, : :∧父o。.,_ _,. :仆='^i_‐-ミ, 、: : :.\ \ 『だから、私の手を取って?』
-‐…‐-= ..,,_ -=≦: :/勹{ )}  ̄辷彡个 、 ( Ⅵ,_: : : :\ \
_,..⊇: :.;_/ |.{ ⌒ヽ.,_ レ'{⌒ソ  ̄ ``丶、\
-‐…=ニ⇒'´ ` i )}` iY -=ミY
_∧ 、 、 Y⌒ヽ、,jリ (:::::::::::
____
:/ \:
:/ _ノ iiiii \. \
/ (○) (○) \
: | (__人__) |:
\ ` ⌒´ / うっ……でも……
/ ⌒ /⌒Y⌒ヽ ヽ
:| \| .i イ |
|\ / 人 .\!
/⌒{
{ ̄ ̄ `ヽ ∠ -‐┴‐- 、 . -―┐
{ . ´ { ̄ ̄ ̄`Y⌒\ {
ヽ./ / ヽ \{ ヽ/
/ , / \ \ { :.
/ / / /{ :. ヽ、 ヽ / \ }
. , / / / ‐/、{ }-‐-ヽ. } У }、 }
ハ/{ { / {ハ /\ '. }` } く_ / } } 『?』
. {/ { { /V灯心∨ 笊心} /} } `´ ハ '
. { { V} } Vツ Vツ}' } } ∨ j/ 『何を怖がってるのかな?』
. { { /'{ { ' ノ / , } } \ 『大丈夫、私が全部なんとかするよ』
. {! { ,人 、_ _, / //} } :. ヽ、 丶
{ ∧{ \ ./ィ .イ j/ :. \\、
. { ! { { ー- z</´ V、r''´ ̄ ̄`ヽ l} 、
. ,'{ {! , -ヘ ..-‐''´r V \ `ー- ___
____
/ \
/ _ノ ヽ__ .\
/ (○)!i!i(○) \
| (__人__) u | でもっ……でもっ!
.\ )t-ツ /
/ ⌒´ \
\_(__) i\(__)
| |
____
/ \ ご都合主義ドローすぎるっての
/ ー) (ー \
/ ,(●) (●), \ なんだそのありえない展開
| (__人__) | つーか想定してるデッキに聖杯なんか
\ ` ⌒´ ,/ 入るわけねーだろ
/| ,:': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | ヽ,: : : : : : : : i; :',
,: : l ,r": : : ;i: : :,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |, ,ノ : : : : : : : : i; :|
,: : : 〉: : : : ;i: : : l.: : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : :|l: : : : : : : : : :l, ,/: : : : : : : : : : : :i,:|
,: : :./: :l: :: ;i.: : : :l;: : : : : :l: :,: : : : : : : :.|: :,;,;,;,;|,|;|;,;,;,;,;,;,i.: :|: : \_ ,ノ^i: : : : : : : : : : : : : :i,|
,i: : : |.: :l: : ,i : : : : li; : : : : |l: |i; : : : : : : |l: : : : | || i;.: : :,'|: :|; : |: :/ ̄ i; : : : : : : : : : : : : : i|
,i: : : :|.: :|: : l.: : : : :|_,izニ=-| 'i;i 'i; : : : : : |'i; : : :|_,|,,,,i;_.:/ |: | i; :|: :\ i; : : : : : : : : : : : : : l|
,i.: : : :|: : |: : :i;.: : : :| 'i; : : :| 'i 'i,: : : : :| 'i; : |. |つ|:/''-|/、.i; |: : : \ 〉; |: : : : : : : : : : : :|l
|: : : : |: : |: : : i; : : :| _,.i-:‐|-=,_ ヽ; : : | 'i;.| |:::::'::::::::::| i:|: : : : : \/: i;|: : : : : : : : : : : :|:|
. |: : : : |.: :|i; : : :|; : :| |\l::::::| \| ` . |::::::::::::::::| .`|: : : : : : : : : :|_i: : : |: : : : : : : |.:|
. |: :,: : :|: :|.:i; : : |ヽ;:| |::::::::::::| 弋三三シ |: :|: : : : : : : | Y.: :|、.: : :l: : :|.:|
. |: :|i; : |:.:|: :i, : :|: : :|'. |::::::::::::| |: :|.: : : : : : :| .lヽ: |.:i,: : :||: :/.:|
|.:|. i;.:.|: |.: :ヽ; |.: : | 弋三シ |: :|.: : : : : : :| ,ノ: :ヽ|:|:i; : |:|/: : |
. |:| i,:ヽl: l; : :i;|: : :| , """" |:.:|.: : : : : : :|"|: : : : :|: i; :|:': : : :|
. |l i; : : :|ヽ: i; : : | """" |: |.: : : : : : /::|: : : : :|: : |/: : : : :|
' \: :| \i: :弋, _, -― |/|.: : : : : :/:::|.: : : : :|: : ' : : : : : |
ヽ| i; : : : :> , _ノ"|: : : : : /:::::|.: : : : :|l: : : : : : : : i,
'i;: : : : : :|: : > ,_ ,. <.|::::::|: : : : :/::::::::|: : : : :|.i; : : : : : : : :i,
'i;.: : : : |: : |: : : :|::::':::ー .,-_≦ニ==--‐|:::::|.: : : :/:::::::::::|.:.: : : :i, i; : : : : : : : :i,
'iヽ; : :|.: :|: : : :|::::::::::::::::::::| _|:::::|: : : /::::::::::::::|.: : : : :i, .i,: : : : : : : : i,
|: : \|: :|: : : :|:::::::::::::::::::ノ――==ニ ̄ '‐|: : :/:::::::::::::::::'i; : : : : i, .i,: : : : : : : : i,
.|ニニニニニニニニニ| ,' 死 i/
|ニニニニニニト! .! い .ん !ニニニ
/=ヽ ,..=ニ7... . -. . . -. . . ., iヘ\l い .じ lニニニ
/ニニヾ,..: ´: : : : : : : : : : : : : : :`:l=|ニ=l の ゃ .lニニ
,'ニニ=:'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : lニ}ニニl .に え .|ニニ
{ニ/: : : : : : : : : : ,': : : : : : : : : : : : iニ!ニニ', .: ば ./ニニ
. /: : : : : : : : ,': : : i: : : : : : : : : : : : : :〉ニニニ\ クスッ /ニニニ
: : ,. /: : : : ::i: i: : : : |: : :∧: : : ハ: : : : //ニニニニ,'\__/ニニニニ
´: :/::/ +―|-|、: : : :l: ,./-‐l―|‐!-: ::iニiニニニニ/、ニニ|: : : : \ニニニ
//:/ |: /|/|: : : :/|ハ|::::::::|: : | ゙i,: : lニlニニニニ/: |ヽニ!: : : \ヾ、ニニ
/': : {::|::::|/‐-:|゙i,: :/::|!::l -―|: :|::::゙i,: 廴ニ=‐'/: : |ニ\: : : : : :\ニニ
: : : :|:|γ斧ミメ:::i,/::::::::''¨斧芋ミ、::::〉: /ニニニ{: : :,!ニニ\: : : : : :゙i,ニニ
: : : :|ハ;;...込zリ::::::::::::::::::.. 込zzリ ゙/::/ニニニニl: : {:\ニ/^: : : : : ::゙iニニ おめーが選択できる立場にあんのか?
: : : : : i ``````,`''''''- .;;;;;;;;;;;;;;/:/__r-、=/: : : ゙i,: `´: : : : : : : : : |ニニ
: : : : : i /: : : : : : : :l: : : : : : ゙i,|\: : : : : : : : : |ニニ だいたい、完成した喜びで投下予告せずに
: : ゙i,: /\ ‘ - .' ./: : : : : : : : : :/: : : : : : : : ゙i,ニ\: : : : : : : lニニ ちゃんと推敲してれば何とかなったんじゃねーの?
: : ::∨: : : \ /'l: : : : ,.:´/: : : : : : : : : : : \二ニ=-、|\!ニニ
゙i,/: : |: : : : : |> ..,, 、-‐|: : /=/:/=ニ=- .,_: : : : : : : : : >=ニ二ニ=-'゙
゙i,: : ゙i,!\: :l: : : : : : : 〕ニ|: /ニ{:/ニニニニニニニ=-.、: : : : : : : : : : : \
.゙i,!\: : |\!: ,..‐f´ `´|/ニニ!'ニニニニニニニニニニニニニ二/~ハ: : : : : \
\| .|:/ニニニ〉 γニニニニニ|ニニニニニニニニニニニニi`` ト、: : : : : :
.l::{ニニニ〉 /ニニニニニニlニニニニニニニニニニニニ} <^^>: : : :
____ ____
//,;'::;;;;;:、\ / \
//,ィ':::::;;;;;;;;;;;;;、\ / .\ ─ ─
//,ィ';;;;;;;;;;;餡;:::::;;;;;;、\ / (:::::)_(:::::) \ ○ ○
| | イ;;;;;;:::::;;;;子;;;;;;;;;;;;;;;;} | | (::::::::::::) | (__人__)
\\ `;;;;;;;;;;;;;;;;;::::;;;;;イ / \ |::::::::::| ,/ トェェェイ
ノ ノ イ;;;;;::::;;;;;;;;;;;;;;;'、 \ ノ `ー'´ \ 、ェェ/
/´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
|//////////////////////////////////////|
|//////////////////////////////////////|
|///////////////////////厂\///////////|
|//////////. ‐<´ ̄ ̄ ̄ヽヘ }==ミ///////|
|///// /ヽ/ / / ⌒丶」\ ∨イ ̄`ヽ//////|
//// ィ=i ,/ ト、 ヽ \ V ∨ }ソ/////|
/////{/l { { |从l \ ィ tjァ ノ/ |ュ、 <j'//////! いいからさっさと跪けよ
|//// ,イj 乂 Vィtjミ  ̄ イ l! 从}≧ュ ー</{
|l./ .イ / 少 、ト.  ̄ ` __ 从 人 }ノノ//>--ヘ 私が何とかしてやるって
x彳///l イ ∧リ/⌒ヽ ´ .ィ乂/{ ソ、.////////トミ、 言ってるの
{ {////\/ / У }>ー‐ И ゚。////////l .|ヽ
イ〉 ゝ -- イ / /、 ィし_ノ___∨_>ー─ 、 ∨//////l .| ∨
/ 厶斗≧/ 彡′ 厂// x<___.>x ∨ ヽ /////! .ノ ′
. - ‐…/ / .斗/ / / / ./ '/ \ l/ ∨ \/// イ
- ‐< . - { { / { {く .′Ⅳ Y \ 乍-く
- ‐< 乂 .x / ∧/厶 { 八 、 _,, ,__, 、 ノ ⌒> 、 ヽ > 、
/ 厂`ヽ / `7V、 ⌒Y´ `l . ‐……ミ、_\ >-- 、
. / / / ∧ \ | ___| //  ̄>'⌒⌒ヽ\ >-- 、
.< / 人 /ゝ { > ´::::::::::ヽ .ィヘ / 、/ \〉__≧_ >-- 、
ー─<´ ┌‐─────>‐イ二≧=…刈、__/:::::::::::::::::::::::::.、 ≧ィ77777 l ∨//// ! 、
|//i|///////////////,r==彡' /:::::::::::::::::::::::::::::::::::\ ∨//∧_ハ l リ/////:! \
|//l|/////////////// ′/:::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::\ヽ////∧l ///////|. \
. /:|//l|///////////厂/ ,/::l::::::::::::::::::::::::::〉:::::::::::::::::::::::::::\V////////////ト ヽ
. / |//l|/////////// ′ { /:::::!:::::::::::>::‐…‐ミ:::::::::::::::::::::::::::::ヽ///////////│ . \
/ │/│////////.イ / Y:::ヽ::ヽ:::::/:::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::. 、/////////| \ヽ .
..ィ .ノ///////// / / {:::::::::\::::′::::::::::::::::::::::::i\:::::::::::::::::::::::::::\////// 八 ヽ ゚。 ゚
///厶//////′ ′ ∧:::::::::::::::{:::::::::::::::::::::::::::::l:::::l\:::::::::::::::::::::::::::\////// \. ゚。 ___
./─────ノ /─>ー‐─}::::::::::::::::::::::::::ノ::::ム ヘ:::::::::::::::::::::::::::::\7777777>ヘ ∨///!
′///////// , //////////:!:::::::::::::::::::://////// \::::::::::::::::::::::::::::丶///////∧ ∨//|
-─‐──‐-、
/ \
/ ; ヽ.
l U l
| , 、 ; |⌒´⌒`ヽ、 はい……まどか様……
!、 _ノ" "ヽ、__ ∪ \
ヽ ((ー) (ー) ):: /⌒゛` l: 脳みそ足らないのに調子にのるような
/ヽ∪(_人__)∪__ ,ノ| , | ダメな豚のやる夫は貴方様の奴隷ですお……
/ /` ⌒ ´ |. | , !
/ ∪ |∪`-,,,.|" |___,ノ | 誠心誠意奉仕させていただきますお……
/. / | | | ,lー─- 、
, --‐-ー、_/∪ l ∪ ,| | ,/ ) )
く / / ァ- ,ノ _ \ノ^ノ^/⌒ヽj\ /^ー-‐'
`ー' ー´ ̄ (_) (_(_イ_,イ、_,ィ'´__/  ̄
,ヘ ,. -‐… …‐- .,'´| /|
|\ / : ´ / ` < |
| / ハ \.ト、
/ /ィ i ∨ ∨
イ ''"/ ∧|、 .|', |', | | ヾ、 ∨
/ ./, i ト=L_| ', ! ',_L> | .|ヾ ヾ、
| ‖ .! | |、 レ=ミ '., .! レ=ミ、| .! .! |
|. ! | .! N |∨んハ ',! んハ | / |! ,' .!
.| ./八,ト、\Ⅳ弋;;;リ 弋;;;り/ |ミ/ | はっ?
Ⅵ ', i xxx xxx/ レ |
', r、ヘ ト 、―ァ ¨イ /| .| !
∨/ .!',|ヽ| ≧s 。 ≦ レ .|/|', |レ
,,/./、x | / }ニニニ{_ | |\!
/ ~^/^、/ 斗−f´ r┘`< 八 ',
{ /'/ / } r┘ .ヽ \',
i |/ / 。。}∩ r┘ , ヾ \
.} f´r'´ / .∪ ゚ ゚ / ヾ ヾ、
_,.
_,. -'"
_,.-'"
_,.-'"
_,.-'"
_,.-'"
_,.-'"
_,.-'" __,,..-
_,.-'" _,,..-‐''"´
_,.-'" _,..-ァ'"´
,.-'" r‐'"´. ,.-'´ _,.-'"
,.-'" | . ,.-'" ,.-'"
r‐x―=''´ _,.-'" _,.-'"
ゝ, イ´ , __,,,_,.-'" ,.-'"
ゝ才´,イ _,..'"´_.-'" /
. `ゝ-イ'‐‐''"´ ,.-'" l
,..ニ,_ ,. -‐'" |
{` _ !
. >-‐-==、 _,,..-‐''"´ `゙" '' ‐-=二=イ
/ ' ゙''‐- ..,,_,,,,
,,イ| ''
i | :::::::ヽ::::ヽ::::::ヾ:: '
i i \\\\\ヽ ペロペロッ
! | i __ノ
i! i i! /
゙i! | i |_
i i ゙!  ̄ノ
゙、ii! ゙| i
ヾ!トl ゙i釗 i
iiミ! ハ i
i!ヾ!i ゙、! , '
!ヽヾi i゙、 ___,,,/
、、iヾミヽ ヾ''~|
____
/_ノ ' ヽ_\
/(≡) (≡)\ ストッキングで蒸れた足が……
/ /// (__人__) ///\
| |r┬-| | 凄くいい臭いですお……
\ ` ー'´ /
, : : : : : : : : : : l /: : : : :ー 、
, -―/: : : : : : : : : : : : l, 7 /; : : : : : : : :'i
―――/ /: : : : : : : : : : : : : : : i, ! ./;〃: : : : : : :/:i: |
i’ /: : : : : : : : : : : : : : ; : :.l:.〉/" /: : : : : : :/: :!: |
ー 〉'/:/: : :l: :|: :/: : : :|: : :|: : :|l: \_、,i:/: : : : : :': : : : |
___/"/: /: : : |: |: /: : : /|: :/|//儿:_: i, i': : : : : ;/: : : : /|
/ ̄/: /: : :|.:|: |:/: :/:/ .|:/ノ|_/,,,,__/ ̄7: : : :;.'/: : : :,:/: :|
. |: :||: : :|: |: |〉__'_/ ノ' ´!' い::::"ミ/: : ://: : ;//: : :|i,
|: :|.|: : |: :|;: |,z-=z_ 弋::::::/: ://:;,イ: /l: : : |:li, ちょ、やめっ!
. |: | i;: :|l:';|:i,ヽい::::', ''///,,.:'': : イ: : :l.: : :|: l'i,
i;:| i; :|i; |: i,弋::::::;i ´' '´~|: : : : : ||: : : l: : :|: :l: i, ダメだってば!
. i;| i;:|/`: :i, , , , `__,.,-−、 .|.: : : : :|||: : : l: : |.: :l: :i,
. i| 〉:/: : :i, u 'y' ,) ./.: : :_: ||||: : : :l: :|: : l: : i,
/:/: : : : :〉、__ __'ー,,ニ-―/: / ー|: : : :l: |: : :l: : :i,
/ /: : : :/,=三三::シ"i: :./:l: : :〉' .::|: : : :l.:|: : :l.: : :i,
/: : :// /: :/ ,i: /: l:/ .:::::|.:l.: : :l:|.: : :l.: : :i,
/;,;,;,// /: :/ ./: /: ,i' ::::::;|: |: : : |!: : : l.: : :i,
 ̄ / /: :/ ./: /: ,i' :|:::;i.: :|l.: : :|: : : : l: : :i,
/ /: :/ /: /.:,i'/. .::|::;i.: :|.|.: : :|.: : : : :l: : :i、
/ ./: :/ /.:/.:,i'" .:::|:;i: :/|.|.: : :|: : : : : :l: :,: i:':.、
/ / ; ' /: /:,i' .::::::|;i: / | |.: : :l: : : : : : l: :,: i;:::::':.、
/ / / /: :/ .::::::::|: / ! |.: : :!: : : : : : :!: :': i;:::::::::':.
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ /⌒) ⌒゚o \ グズなやる夫がまどか様の為にできることなんて
| / /(__人__) | 他に何一つないんだお……
\/ / ` ⌒´ /
___
/ \
/ _ノ ヽ、_ \ だから誠心誠意ご奉仕させていただくおっ!
/ /⌒) ‐=・=- \
|::::::::/ /(__人__):::::::::::::| (, こ ┼'っ l, | んっ……もう、ばかっ!>
\:/ /:::::トェェェイ`::::::::/ l ノ
`―‐'
┃
┃
┃
┃
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┃
・
・
・
:
:
:
|
|
釗
!
,.-=ミ、
/ ,.-l }ニ二ニ=‐--.、_____,.ィノ ,-‐、
,ィァ'" : : ´ ̄ ̄`: :、: :‐-ミヽ=ニ ´ (⌒ヽ. |は|
/、‐- 、: : : :ヽ : : : : `ヽ、: : \ \ 、 ( _) |礀|
_,.㌢: : : :\: :. :``ヽォ;.\,.-‐テミ: : : :\ \ミ、 (__ノ `‐´
圭/: : : : : : : ヽ: : : : : ヽ ´Х‐-ヽ`ヽ、: : : :\ \ヽ、
Ⅳ: :Y: : : :、: :ヽ.: : : : :トミ、 .ィ)_,xf斧”゙'ヾl: : : : ヽ、\ ,-‐、
/: : :.|: : : : :.ト、,.ヾ、、 ! ヽ fメ////〉...::!: : ヽ: :ヘヽミ=- |は|
l: :l: :∨ヽ、 l / .lヾ,Vノ `とつ :::. l!、: :ト、. ヘ ,.-、 |礀|
|: :|: : :V : lノ/.トミ、l _}_,ィ 、 Y ノ ヽ: l }: :ト ( ) `‐´
: :_,ィ、: :V :lト、 ヽ-,ィ竓’ ij ヽl .l:. :l (_ノ
寸圭、: :∨ ヘヽメ//イミ、 Y ト、ノ
: : : :寸、Yl、 ヽ.\////ノO / ) uλl _ ,. -―――-、
l\: : \ 人ヽ、乂とつ ::::: し { λlト、 __,.-‐'二ニ´_ `ヽ 、_
ヽ: \: : \ .ト、ミ`へ、 }{ / ノ 、'ニ/  ̄``ヽ、
: :\: :\ : :ヾ} :\\ ``ヽー‐ }i _,. イ-‐'' '/ \
、: : :.\: :\:ヽヽ、\`゙'ー-ミヽ,. -‐ '" ./ \
: : : :.:ヽヽヽ ヽ)ヽ'ー二ゝ‐'/ 、、_ { \`ヽ、
: : : : : : : `ヽ、_〉 / ``'ヽ/ \
{{ヽ、: : : : : : : ``ー-ニ { ゚ u /
ヾ、 `ヽ、_ノ/_;.ィ'"´ 人/ ) / _二ニ-― ' '
ヾ=='イ ,.ィ"ー//´) / / / /
,.ィ" / '´ ``ノ≠-、___.} / _ / /
,-‐、 ヽ ,.′ / /'´ }‐-、 ! _二ニ-― / _ ―"´
|ぁ゙|. ヽl / / / ,.ィ"--―=ニ
|礀|. {___{、 〈 ト {
`‐´ ``ヽ‐--‐''"´ノ / / /
{ / / / /
____
/ ⌒ ^\
/ ( ●) (●)
/ ::::::⌒(_人__)⌒ヽ 満足してもらえたかお?
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
,. - 、 . . .-: : : : : : : : : : :-. . . , - 、
l i \,. : :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`:/ 冫 ヽ ,
, -.l i. ,.:´.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l Y
/: : : l i ./: : : : ; : : : /.: : : : : : : :|.: : : : : : : : :l i' l
/: : : : :.ノ/: : : : : : |:. : :/.: : ; : : : : : |: : : : : :,: : :.l i l
/: : : :_;,;彡; : : : : :|.: : :|: : /|: : /:.: : : : : |i: : : : : i: : : l l
//: : : : : : : /: : : : : :|.: : :|: : i |: :/i,:.: : : : : | i; : : : i.|.: : :l,. , l
´ /: : : : : : : /: ; : : : : :|: : :,|: : i |:;/ i,: : : : : |,,,i_: : / .|: : : i, i. l
/: : : : : : : :i: :.i: : :|: : :|.: :斗七'|/ ヽ : : :/ .i;゛フー|-|;.: i,. 人
. /: : :/: :´:_;i: :,i.: : :|: : :i; / .|/_|_,,,, \/ー-i/ニz,_ヽ|: : :'、._ /| ヽ 満足したから、こういうのはこれっきりね
/: / ´. ̄ |: :|i: : : i: : : i''''伝兀下 伝兀心|: : : : : : |:|| i,
' ´ i; | i: : : i; : : |. 匕示丁 匕示灯|.: : : : : :|:|:| i,
i:|/ヽ; : :i;.: :| , , , , , , , , , , |.: : : : : l|:| | i,
`i ヽ; : iヽ| |: : : : : ;i|l': | i,
i,__ |ヽ,'i: |、 し ||: : : : /:l': :.| _ノ
/: :i;`: :.|`: .。, === ,.。.:≦:|: : : /: :l: : :|,,-:': |: :'
/: ;': :i; : :|: : l: : :l:`: _TニニニニT;_:l_: : :|: : /: : l: : : : : i:.: :|: :|
/: ;': : :_i、: |;=- <_". ゛;|: /;_: :': : : :, : :i: : |; :|
/: ;': γ .ヽ| ゛Y_ー- -―r、r'.|/ ` ヽ; |: : i: : |i; i,
,.': ,:': :/ O `v^γ'Yυ"´ O .';': : i; : |.i; ',
,.': ;.'.: :/ . `| O | ノ| O .|' '; : :i; : i,:',: ':,
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \
/ (●) (<) \
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/ 2度同じ間違いを繰り返したりはしないお!
/_∩ ー‐ \
(____) |、 \
| |/ /
/\ __ /\
r───-ミ> '"´ / `ヽ| \
| / | ゚o / ̄ ̄ ̄〉
| :/ / ノ \ | |i /
| / / // 八 |⌒\/
,// ' / / /|i |r<¨¨¨¨Y\ \
/ 厶 / -‐/ //─八 |i\ | ‘, \
/\ | /| / / ∨ |i \ |i | \
ノ廴ノ|/,ノ∨斗=ミ ァ=≪ Ⅵ | \ノ| | i⌒廴_
/ // // Ⅳ _ノハ _ノ心/ 八 ノi | | | /
/ / // j/ 从 乂ソ 乂_ソ /⌒i i | |ノ 八__/
// / // >'' ` '''/ :/ ソ ノ i 廴彡イ それじゃ、デュエルの理を変えるよ
/ // | 八 、 , 厶イ 厶イ゚ i \ }
∨ノ个: . ノ /|i | ∨
/ | : : : > -=≦/(: : :|i | i :,
(__ノてス: : : ノ───|: : : : |i | i :,
厂 _ノ¨¨⌒'ー──'⌒\;儿厂\ i :,
/⌒ ( ‐- -‐ r─匕} /⌒i :,
人 ⌒) r──ノ / / i :,
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ こうして、誰にも知られる事なく、プロット崩壊の危機は免れた
┃
┃ しかし我々は心に刻まなくてはならない
┃ ルールの誤認、裁定の勘違い、はたまたド忘れ
┃
┃ 創作デュエルに携わる以上、崩壊の危機はいつでも傍にあることを
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ /⌒) ‐=・=- \
|::::::::/ /(__人__):::::::::::::| (, こ ┼'っ l, |
\:/ /:::::トェェェイ`::::::::/ l ノ
`―‐'
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ……しかし冷静に考えてみれば、致命的状況を切り抜ける為のカードはどこかにあるはずなので
┃ よく学び、よく考え
┃ 代用カード
┃ そして一度危機に瀕してしまったのならば、 女神 によく仕えさえすれば
┃ 案外なんとかなるんじゃないかなぁ……なんとか成ってればいいなぁ
┃
┃ ともかく、臆することなくデュエルを創り上げればいいのだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
>>1 はカードの足を舐めちゃうような変態さんだったんですね……
幻滅しました……
<まどかさまー、愛してるおっ
ギュッ
あっバカ! もうダメだって言ったのに……んっ>
#「 >>411 でドローリビデだった理由」 (終)
以上です
>>474
なんでや! 那珂ちゃん関係ないやろ!
今後気をつけますんでご容赦ください
>>444
アド論で考えると現行の代償ガジェって面白いデッキですよねー
>>445
単純に考えて制限カード5枚分の働きは実際頭おかしい
>>1 のファンやめて、でっていうプロのファンになります!
乙ー
乙ー イラストアドがあると入れたくなります病 神の警告の娘とかも凄く可愛いと思うんです
乙乙
イラストアドはものすごく重要よ
俺も魔法使い族デッキ作る時は未だにBMGやホーリーエリフを入れてるしな…
正直入れないほうが強いのは分かっているんだけど、抜けない
乙です。
さぁこれで残る2戦はどう動いていくのかな。
そして女の闘いもw
乙乙
舞台裏の葛藤も面白かったwww
乙です
キメラテックってカイザーのグォレンダァ!だっけ?
しかし同じやる夫AAなのに、1とやる夫さんの性格違い過ぎて草生えるw
乙です〜
トップリビデ→禁じられた聖杯
あと>>422 で フィールド:竜の渓谷が抜けてませんか?
乙
アニメが書き換えとかやってるぐらいだしこのぐらいへーきへーき
次の話は全く手が付いてないので、来週になるかと思います
>>479-480
イラストでカードを選んだ経験はないですけど、無限回収ならやってましたね
水霊術、水霊使いエリア、憑依装着エリアの三種だけは
>>481-483
楽しんでいただけたなら何よりです
>女の闘い
カインとアベルの逸話を鑑みるに、年の上下が争うと生き残るのは
年上=世間の世知辛さを知ってる、単純に身体的に成熟してる方なんですよね……
年下って難儀な立場やで
>舞台裏の葛藤
>性格違いすぎww
基本的にエスっ気の方が大きいので、奉仕するの好きなんですよね
そんな欲望そのままに構成ミスの勢いで描いたらこうなっていたという
でも可愛い女神まどか様が描けたので満足です
>>484
デュエルマットのAA作った時「フィールド魔法とか遅すぎwww使わないから削ろうww」
……ご指摘ありがとうございますorz
修正レス出させて頂きますが、やる夫の方にだけフィールド魔法ゾーンとEXデッキがあって
やらない夫の方にだけデッキと墓地がある片手落ちな修正……
横幅の関係上入らなかったので、脳内補完お願いしますorz
訂正
>>388
___
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ', 『<<竜の渓谷>>発動、ブルーアイズ捨てて効果
/ ', デッキから<<ミンゲイドラゴン>>を墓地に』
.l '⌒ヽ ,ノ⌒ .l
.l (tリ\,_ 、__, l 『EXデッキからスターダスト・ドラゴンを除外して
.', U `ー', ヽ / <<Sinスターダスト・ドラゴン>>を手札から特殊召喚』
\ l 人 l /`ヽ
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ', 『モンスターをセット、カードを2枚伏せてエンド』
./ l
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ╋━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┏━━━━┓.┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃墓地モンスター8枚
竜の渓谷 ┃仮面竜 ┃.┃ ┃....Sinスタダ....┃ ┃ ┃ ┃ ┃ レダメ
┃(表)┃ ┃ ...┃.┃ .......┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 青眼の白龍 ×2
┗━━┛ ┗━━━━┛.┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ 青氷の白夜龍
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ .┃ 伝説の白石 ×3
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ .┃ ミンゲイドラゴン
┃ ┃ ┃ ┃ リビデ ......┃ ┃ 奈落 未来融合 .╋━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃(表)┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
訂正
>>408
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ 代償 異次元 激流 ╋━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃やらない夫 手札
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ イエロー・ガジェット
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ 貪欲な壷
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 強欲で謙虚な壷
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 緑ガジェ .╋━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
┏━━┓ .┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃┏━━━━┓┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
竜の渓谷┃仮面竜 ┃ レダメ . . .Sinスタダ....┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━╋
┃(表)┃┃ (裏) . . ┃┃ .......┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ やる夫 手札
┗━━┛┗━━━━┛┗┳━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ 強欲で謙虚な壷
┏━━┓ ┏━━┓ ┏┻━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ 青眼の白龍
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ リビデ ......┃ ┃ 奈落 未来融合
┃ ┃ ┃ ┃ ┃(表)┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃(表)┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
訂正
>>422
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃(表)┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ 血の代償 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃やらない夫 手札
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ 強欲で謙虚な壷
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ 貪欲な壷
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ 赤ガジェ 緑ガジェ 黄ガジェ .....赤ガジェ...┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
竜の渓谷 聖刻神龍 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃(表)┃ ┃ ×1┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━╋
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ やる夫 手札
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ 強欲で謙虚な壷
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ リビデ リビデ 奈落 未来融合
┃ ┃ ┃ ┃ ┃(表)┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃(表)┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
マエストロさんが奈落踏んでも痛くないっていうのは破壊を打ち消せるからです、と追伸
誠もその辺気にしてなかったし
あー……>>489 も間違ってら……焦ると碌なことがない
>>489 の訂正
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃(表)┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ 血の代償 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃やらない夫 手札
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ 強欲で謙虚な壷
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ 貪欲な壷
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ 赤ガジェ 緑ガジェ 黄ガジェ .....赤ガジェ...┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
竜の渓谷 聖刻神龍 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃(表)┃ ┃ ×1┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━╋
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ やる夫 手札
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ なし
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ リビデ リビデ 奈落 未来融合
┃ ┃ ┃ ┃ ┃(表)┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃(表)┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
>>490
さいしょ
やらない夫「ウロボロス召喚」
まこと「奈落でおk」
ぎんちゃん「いやいや。あかんがな。怖いのキメラだから」
を即興改変したので、その歪みがマエストロに奈落という悲劇をうんだ
……というのが建前で
「インゼク以降タッグフォースしかやってないから新カードの効果全然わかんね!」
が本音。で、さっきの短編にあったように滅茶苦茶焦って改変したんで
「ウロボ出したらガジェ残るからアカン。どーやって
【コンボは諦めて次のターン凌ぐための陣営】つくりゃいいんだ!
(代償ガジェのレシピ漁る)マエストローク! そういうのもあるのか!」
とまあお粗末過ぎる改変の結果破壊体性のことはすっかり頭から抜けてました
……重ね重ねご指摘ありがとうございますorz
「やる夫の応援に熱が入るあまり効果をど忘れしてた伊藤プロ」
とでも読み取って頂ければ幸いです……次回からは気をつけます……
カーニバルおすすめ!割と安くなってるし
誠プロはカード効果を忘れることに定評ができる悲しみ
聖杯のお姉さんは宣告の神様に楽園追い出されたっぽいね。まど神の今後に期待ww
何かを落としてる気がしてwikiった、サーチ関係が完全に逆です。
召喚緑で赤、召喚赤で黄、召喚黄で緑サーチの関係(緑→赤→黄→緑)
以下、プレイ。黄1墓地行き、緑1召喚赤1サーチ。緑1仮面竜と相殺
代償で赤ガジェ1召喚黄2サーチ、sinスタで赤1攻撃。(黄色アタック)
代償で黄ガジェ2召喚緑2サーチ、レダメで黄2攻撃。(省略)
代償で緑ガジェ2召喚赤2サーチ、マテリアルで緑2攻撃。(よって※LIFEは2300)
ここから代償4つ赤2→黄3→緑3→赤3、ガジェット全放出できました
信号機の順だと最後の場は黄③、赤②、緑③、これが違和感の正体?
ってこっちもLIFE2300・・・どこかで間違えた?\(^o^)/
プレイから離れると新カード効果勘違いはあるある
インゼクあたりがちょうどエクストラが黒く染まって高速化が進んだ時期だからなあ
TF6はせめてルーラー、ビッグアイ、アシゴあたりが収録されてればね
ファンデッキ殺しの虫環境直前だったのは良かった気もするけど
ファントムダークネスで、ダークモンスターが出てきた辺りから、
特殊召喚多用の展開ゲーになってきた気がする。
それまでは一対一交換で、ちまちまアド取るのんびりしたゲームだったような。
シンクロでインフレの極みに達したと思ったら、エクシーズも出てきて、
それもどんどん派手な効果になってきて…Pでどうなるんだろうね。
>>495-496
/ ̄ ̄ ̄ \
/ :::::\:::/\
/ 。<一>:::::<ー>。
| .:::。゚~(__人__)~゚j まどか様、教えてくれお。やる夫は後、何回頭を下げればいい?
\、 ゜ ` ⌒´,;/゜
/ ⌒ヽ゚ '"'"´(;゚ 。
/ ,_ \ \/\ \
と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;
,. - 、 . . .-: : : : : : : : : : :-. . . , - 、
l i \,. : :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`:/ 冫 ヽ ,
, -.l i. ,.:´.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l Y
/: : : l i ./: : : : ; : : : /.: : : : : : : :|.: : : : : : : : :l i' l
/: : : : :.ノ/: : : : : : |:. : :/.: : ; : : : : : |: : : : : :,: : :.l i l
/: : : :_;,;彡; : : : : :|.: : :|: : /|: : /:.: : : : : |i: : : : : i: : : l l
//: : : : : : : /: : : : : :|.: : :|: : i |: :/i,:.: : : : : | i; : : : i.|.: : :l,. , l
´ /: : : : : : : /: ; : : : : :|: : :,|: : i |:;/ i,: : : : : |,,,i_: : / .|: : : i, i. l
/: : : : : : : :i: :.i: : :|: : :|.: :斗七'|/ ヽ : : :/ .i;゛フー|-|;.: i,. 人
. /: : :/: :´:_;i: :,i.: : :|: : :i; / .|/_|_,,,, \/ー-i/ニz,_ヽ|: : :'、._ /| ヽ ( なんというか、ダメだなぁ…… )
/: / ´. ̄ |: :|i: : : i: : : i''''伝兀下 伝兀心|: : : : : : |:|| i, ( 本当ダメダメだなぁ )
' ´ i; | i: : : i; : : |. 匕示丁 匕示灯|.: : : : : :|:|:| i,
i:|/ヽ; : :i;.: :| , , , , , , , , , , |.: : : : : l|:| | i,
`i ヽ; : iヽ| |: : : : : ;i|l': | i,
i,__ |ヽ,'i: |、 し ||: : : : /:l': :.| _ノ
/: :i;`: :.|`: .。, === ,.。.:≦:|: : : /: :l: : :|,,-:': |: :'
/: ;': :i; : :|: : l: : :l:`: _TニニニニT;_:l_: : :|: : /: : l: : : : : i:.: :|: :|
/: ;': : :_i、: |;=- <_". ゛;|: /;_: :': : : :, : :i: : |; :|
/: ;': γ .ヽ| ゛Y_ー- -―r、r'.|/ ` ヽ; |: : i: : |i; i,.
えー恐らく
初手:Gガジェ、召喚赤Rガジェ
次手:Rガジェ召喚、Yガジェサーチ
聖杯Sinスタ(2900)と代償Rガジェ(800)で2100ダメ=5900
三手:Yガジェ召喚、Gガジェサーチ
レダメ(2800)と代償Yガジェ(700)で2100ダメ=3800
四手:Gガジェ召喚、Rガジェサーチ
マテドラ(2400)と代償Gガジェ(900)で1500ダメ=2300
五手:Rガジェ召喚、Yガジェサーチ。代償で500ダメ=1800
六手:Yガジェ召喚、Gガジェサーチ。代償で500ダメ=1300
七手:Gガジェ召喚、Rガジェサーチ。代償で500ダメ=800
八手:Rガジェ召喚、Yガジェサーチ。代償で500ダメ=300
最終パターン1:返しのターンでYガジェ通常からの3エクでウロボ⇒奈落スルー効果エアネ破壊
2エクでホープorローチ、キメラ召喚奈落で投了
最終パターン2:2エクでマエストロ⇒奈落スルーで効果エアネ裏
3エクでウロボ⇒効果で未来融合破壊、バトルフェイズでエアネ戦闘破壊
ターン返して竜の鏡とか、ミンゲイSSからトップレダメとか。やる夫勝ちで終了
多分これが一番正しいと思います
今回の敗因
1.ガジェの攻撃力を勘違いしていた
サーチ順で1400、1300、1200と思っていたからG14、Y13、R12と思っていたこと
>>418 で聖杯Sinスタが代償黄ガジェ攻撃してる=2900−700=2200ダメが正しいのに2100ダメ
2.レダメの攻撃力を勘違いしていた
2700じゃないね、2800だね
3.やらない夫ターンの通常召喚処理を忘れていた
代償で埋まらなくてもフィールド5体になるね
●┃┃
━━━━ ● ● ● ● ● ● ● ● ●
●┃┃
.
/ ! ! 〉 `ー -'´ / l l
/ u 〉´' u ヽ ン' ┬- ' i
/ ,' ● ● ! i! ∨ /
i / ,イ´|` 、 ー'-' u ' l! \ {_ , そんな願い無茶苦茶だっ
. ! /`ヽ、!..・ ・ ト - ,uイ ヽ __ 丶 _ 二ン 時間干渉なんてレベルじゃない……
l _>ヘ ! ';, ●ノ `゚, ';,, u ヾ.ァ 因果律そのものに対する反逆だよ!
,,,..!<三q ∧.∨,`丐´ l‘,ヽ //ミ=‐'_,
. <三三三ミ、 ハノ b7 ! ';, ヾニシ三三三'-ァ
. /三ァ三ミ/ ∨ li!' u x iヽ、\.ヾ三三三シ
廴_____/ / / / \ .// ! |`丶、\
./ ,!.// / ,ィ _,.,.\x:/,.ィ.゙,.イ .| ハ ト、 `丶、、
/ //' ///廴'゙/'´/'\ ./ / | ,! l lハ! \
/ // !'ィ斧メx、 丶、/Χ .| ,!| .| |
,ィ ./、 ゙i,. `ヾ;::::::;ィ(ヾx,メ、 ! / ,! l, ! !
-‐ァ ,.斗イ/./ :|゙、.゙i, `ヾ少 ,:ヾ ,}フ| ,! .l, | .!
/ ,>''7´:| レ'゙/ ゙i,.\\ ` x'ノ' | /./ ,.ィ.゙i, |、.ト!
-| /..::::::/::::У/::゙i, ゙i, 丶、:、 (シィx'|/‖// ,..ゝ, !ハ!.|
.::|/::::::::::::/::://il,:::::::゙i, ゙i,、.゙i, ``ー ヽ /'゙ ' {/ .゙i, |
./::::::::/!::/、'゙::::::::\::::::\. ゙i,\゙i, / ヽ!
//::/ \:::::::::::::::::::::::xヾi ‐- ., /´
''" ./::/\ \::::::::::/::::`ヾ、 , :'´ これが私の祈り、私の願い
zェ゙k'::::::::::\ `ヽ'゙: : : :゙i,、\ 、 ,. '"
\::::::::::::、::::`丶,/: : : : , : ゙i,゙i, \`丶 _/ さぁ叶えてよ、インキュベーター!
\:::::::::\::::::{ : : : :/!: : :゙i, \ `丶、
:::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::
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:::::::::::::::::: :::''''''''';;;;;;;;,,,,il!; ;li! ::::: ::::::' ''';
::::::::::::::::::''';;;,,,,, :::::::::::::::::: ,,,,,il!;; ;;li!,,,,, :::::::::::::::::::::::::::::::,,,:::::::::::::
''';;, ,,,, :::::::,,,;;-=ニ二三;;; ;;;三二ニ=-::;;'''''';;;,,, ,,,,,;;;;'''''':::::::::::::::
'';;;;;;;'''';;;;;,,,,,,,,;;;;;;''''''''';,,,,,,;;;''''' ''''';;;;""il!;; ;;!li'''' '''''';;;;;,,,,;;;;''''''';;,, ,,,;;''
:::::::::::::::';;;'' il!; ;il! ::::::::::::,,,,;;;'''' '';;,, ''';;;;;;;,,,,,,,;;;'''''
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::::::::::,;,, ,,,,,,,;;;;;' ,,,;;;'''''' !|! ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
,,,,;;;;'''''';;;;;,,,,;;;;'''''',,,,;;'' ::::::::::::: :::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::
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:;;;;,,,, ...:;'''' '';;;:::... ''';;;,,, ,,,,,;;;;;;'''''';;;;;,,,,,,,,, ;;;''';;'
:,, '''';;;;,,,,...;;;'' ''';;;:::...'' ''';;;;,, '''''';;;;;;,; ,,,,;'';,
,''';;;;;;,,...::;;;'' '';;:: '''';;;;,,, ;'''';;;,,,;''' ';,;'
:::::::::::::::;;' ';;::::: ,,,,,,,,,,;;;;;'''' ''';;;;,,,::::::::::::::::::
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╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 前スレ262
┃
┃ 一部抜粋
┃ ......遊戯王を題材にしていますが、デュエルを演出するつもりはないので
┃ フレーバー的に、適当に置き換えて愉しんで貰えれば幸いです
┃
┃ 「フレーバー的に」
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.
/ ̄ ̄ ̄\
γ⌒) (⌒ヽ
/ _ノ ノ \ \ `、 こ、これは?
( < (○) (○) | )
\ ヽ (__人__) / /
|ヽ、 ハ
|`,>`ー―‐' リ、
ハ )ヽ
/ i :::::::::::::/ ./
__,,=y' ノゝ._ ,',´⌒ヾ,'
(_o> ̄ l|/ _ノ/'0'o}/ノ' まどかがもたらした新しい法則に基づいて
(,-´'o≧=ノ' (_,(_,し'´|´ 宇宙が再編されているんだよ
−'´ ´ / |
/´ ̄`ヽ、 / '⌒ヽ| || lヽ
| ⌒ヽ.  ̄>i リ. || | ,!
ヽ \_ノ| ゝ.__'´,,).,j.,.,j'´)
\____ノ
,ヘ、 .ハ
ト \-―-' 、l|
|/,ヽ ヽ ニコ
__ // ⌒ ri じゃあ一緒に見届けようか
〈^ヽ、_r⌒ヾ.--</ ゝ. -ヘノ
( ≧  ̄ |l___/ ノ T ,へ\= 、 ――作者のミスの後始末を
(__>-‐ニフノ /|| レ y-'. \))
` ̄__ / リ | | |_ノ ゞ≧_ へ
・細部にミスはあるが、やらない夫がチャンピオンという立場によって
「ルーラーで罠宣言からのキメラテックに賭ける」プレイングを取れず
ターンを凌ぎうる手段を取った結果、裏目引いて自殺的にキメラテック召喚して投了
……という道筋が変わるほどではない
ということで読者諸賢、まとめてくださっているやる夫まとめ道様には誠申し訳ないんですが
今回の話を修正するより次の話を出来る限り早く、正確に投下することで
汚名返上の機会とさせて頂きたい所存です
今回こそ禁じ手「フレーバーだから(白目)」で誤魔化しましたが
出来る限り現実味のあるデュエルを描くつもりに変わりはないので
今後とも何卒よろしくお願いします
気にしなくていいよー
俺なんか遊戯王のルールなんて全くわからんけど楽しんでるぜ!w
緊迫感のあるカードゲームの駆け引きは、
素人にも感じ取れますので、
あまりお気になさらずー。
楽しませて頂いております。
ちなみに聞きたいのですが、
現実の遊戯王ガチ勢は、
一人どのくらいの数のデッキを使うので?
決闘において多少のミスはあっても雰囲気や心理描写がメインであって
その辺を楽しめればそれでいいんじゃないかなと思ってます
つまり細けえことはいいんだよ!ということで
実際のガチ勢は大抵1つじゃないかな
環境主流クラスのデッキは割と短いスパンでどんどん移り変わってくし
あとトーナメントの性質上事前にすべての対戦相手がわかって完璧なメタを張るということは難しい
そういう点で現実の遊戯王はここのやる夫には厳しいと言えるかもしれない
この話は代行天使環境を想定してるって言ってたけど比較的群雄割拠の時代だったんだよね
大嵐禁止・ハリケーン制限のおかげで強力な汎用罠をガンガン伏せていける環境だったからガン伏せに賛否はあったけどカードパワーの低いファンデッキでもある程度は戦える環境だった
プロでD-HEROのエドって当時の環境でもきつかっただろうな。
環境とかは現実とは切り離したスレ内設定と、思ってる。
汎用パーツの使いまわしとかもあるから新しくデッキ組んだら古いデッキは崩さないといけない場合も多い
使い回しって言ったら、MTGの特殊地形がなー
一部の壊れカード除けば一番金かかるし、そう何枚も揃えられるか(半ギレ)
家に帰ったら、ガチ勢はどれくらいのデッキを使っているかwith>>1 の師匠の場合
を作って投下します
予定は……2時過ぎくらいかなー……
投下は楽しみだが体は壊さないようにしてくれw
か、完成してない……
朝までには投下してると思います
どうも申し訳ない
了解―
読むの楽しみにしてますが、無理するのもあれ何で
マイペースで大丈夫ですよー
無理なさらずにー 眠い目こすって気付いたら再び女神降臨…
になるのも面白そうですね 召喚コストは作者のメンタルかな ニヤリ
土曜とはいえ無理はなさらぬよう
完成したんで投下します
しかしはっちゃけ過ぎて何を描きたかったのか解らなくなってしまった
>>513 , >>515
ありがとうございます
風邪は怖いですからね本当
>>516
デュエルシーンないから大丈夫だよ!
ただし黒歴史開帳でどっちみちメンタルをリリースしてる模様
>>517
なお17時からバイト
本編作れよっていう突込みがどこからか聞こえてくる気がした
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╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃ その日、遊戯王界は阿鼻叫喚の地獄と化した
┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
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╋━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ カードリスト(一部抜粋)
デュエリスト・レヴォリューション .┃ スーパーレア
Duelist Revolution ....┃ エフェクト・ヴェーラー
┃ ナチュル・バンブーシュート
略称DREV ..┃ アルティメットサイキッカー
┃ 強欲で謙虚な壷
┃ 威風堂々
╋━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 2010年4月17日、DREV発売
┃ 注目カードは当然【強欲で謙虚な壷】
┃
┃ パック情報が出た時、遊戯王本スレでは高度な情報戦(笑)が繰り広げられるほど
┃ 強欲で謙虚な壷は注目されていた。パッケージイラストを飾る「ドラゴエクティス」など
┃ 歯牙にもかけず、総てのデュエリストが強謙の方を向いていた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
タイガードライバー!!
l | |l|
| || |l | |l|
∧_∧
( ・∀(~ ̄) ̄) ドガッ!! 【本スレで繰り広げられる高度な情報戦(笑)】
( __つ ノ ヲ
| |⊃ ⊃
ヽ ~⌒)А。);∵
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ある者は、その強さが理解できずに本心から弱いと言い
┃ ある者は、「オークションで安く手に入れる為に、弱いカードだと思い込ませるため」弱いと言い
┃
┃ 「どうせ自分は手に入れられないから、少しでも値段をつり上げて苦しめてやりたい」
┃ そう考える人間がカードの強さを力説したかと思えば、
┃ 「カードの強さを理解できる俺、カッケー!」
┃ と注目されたいが為に強い強いと言う人間まで出る始末
┃
┃ 何が本当で何が嘘なのかすらわからない混沌が大口あけて渦巻いていた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
♪ ∧,, ∧ ♪
♪ ∧,, ∧ ・ω・) カッテウレシイ ハナイチモンメ アノコガホシイ♪
∧,, ∧ ・ω・) )
♪∧,, ∧ ・ω・) )っ__フ ♪ ∧,, ∧
∧,, ∧ ・ω・) )っ__フ(_/ 彡 .∧,, ∧ )
( ・ω・) )っ__フ(_/彡 ∧,, ∧ ) )
(っ )っ__フ(_/彡 .∧,, ∧ ) ) Οノ
( __フ(_/彡 ∧,, ∧ ) ) Οノ ヽ_)
(_/彡 ( ) ) Οノ 'ヽ_)
( ) Οノ 'ヽ_)
(ゝ. Οノ 'ヽ_) ♪
♪ ミ ヽ_) ソウダンシマショ ソウシマショ♪
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ しかしその混沌こそを、デュエリストたちは楽しんでいた
┃ そう、彼らは楽観的過ぎた。あまりに楽観的過ぎたのだ
┃
┃ 彼らの内多くの人間が、4月17日を迎えて後悔することになる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━╋
┃ 4月17日、DREV発売
╋━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 強欲で謙虚な壷のレアリティはスーパーレア
┃ これは3箱に1枚の確率と等しい
┃ 1箱30パックだから、90パックに1枚の確率だ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ オークション価格にして
┃
┃ ――1枚3,000円
╋━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ……あるデュエリストは次のように語っている
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ / \ 丶
│ /\ .|
| / ̄ ̄\ |
\ / 白枠(シンクロ・モンスター)ならわかる
r、 r、/ ヘ
ヽヾ 三 |:l1 ヽ けど緑枠の3積み安定カードでこの値段って
\>ヽ/ |` } | | どういうことだよ。ありえないだろ
ヘ lノ `'ソ | |
/´ / |. |
\. ィ | |
| | |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 強欲で謙虚な壷は初手に着て欲しいカードだ
┃ というより、終盤にツモっても使いづらい。だから初手率を上げるため3枚投入安定のカード
┃ 1枚だけ刺しても効果は薄い
┃
┃ つまり、1枚3000円に見せかけた、実質3枚セットで9000円のカード
┃ たかだか3枚に9000円。歴戦のデュエリストたちもこれには恐れ慄いた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
| |
| ゴボゴポポポ・・・
| |
__ノ | _
| | | ノ\__ヽ
ヽ二二 ヽ -―- 、 ∩ | \ノ(◎) 強謙ください!
_____/ /" ̄ヽヽ_| |.__|
/ / _∧_∧ l / / \ 1枚4500円ね>
| |/( ;´Д`)/ \
.\ヽ∠____/\゚ 。 \
.\\::::::::::::::::: \\. |\ \ (*)実話
.\\::::::::::::::::: \\ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\\::::::::::::::::: \ | ………
\\_:::::::::::_)\_______
ヽ-二二-―'
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 大会優勝者のレシピに強欲で謙虚な壷がのるようになり
┃ 遅ればせながらその必要性に気づいた人間がカードを求め始め……
┃
┃ 遊戯王界に修羅道が道引かれていた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
・
:
:
:
|
|
釗
!
|┃
ガラッ. |┃
|┃ ノ// ./ ̄ ̄ ̄ \
|┃三 / \ / \
|┃ / (●) (●) \ お邪魔するおー
|┃ | (__人__) |
|┃三 \ ` ⌒´ /
|┃三 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
NVVVVVVV\
\ \
< `ヽ、
</ /"" \ .ノヽ. \
//, '〆 ) \ ヽ
〃 {_{ ノ ─ │i|
レ!小§ (>) (<) | イ ━ ちょりーっす!
レ § ::::⌒(__人__)⌒ |ノ ┃┃
/ ゜。 | | | || 。゜ ∩ノ ⊃
(受\ ∞ `ー‐' ∞ /_ノ
. \ “ _∞∞_ノ∞/
\。____ /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ やる夫の遊戯王の師匠、名前をギャル夫と言った
┃ はねまんCS等の有名CSに参加して入賞の実績を持ちながら
┃
┃ 地元のコナミトーナメントでは5回連続の2位
┃ ついた仇名が「県のシルバーコレクター」
┃
┃ しかしデュエルの実力は折り紙つきだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
/⌒ ー、\
/( ●) (●)\
. /::::::⌒(__人__)⌒::::::\ ほい、おすそ分けだお
cー、 | |r┬-/ ' |⌒,一っ
,へ λ \ `ー‐' / 入 へ、
<<</ヽ /\>>>
NVVVVVVV\
\ \
< `ヽ、
</ /"" \ .ノヽ. \
//, '〆 ノ ) \ ヽ
〃 {_{ ( ○)}liil{(○)| i|
レ!小§ (__人__) | イ━ ポテコ3袋にピザポテ2袋!?
レ § ヽ |!!il|!|!l| /|ノ ┃┃
/ ゜。 |ェェェェ|。゜ ∩ノ ⊃ カルビーのうす塩ポテチビック3袋もっすか!
(受\ ∞ ∞ /_ノ
.\ “ _∞∞_ノ∞/
\。____ /
NVVVVVVVV\
\ \
< `ヽ、
</ /"" \ .ノヽ. \
//, '〆 ) \ ヽ
〃 {_{ ⌒ ヽ_ │i|
レ!小§ (●) (<) | イ スロット、勝ったんすね!
レ §. (__人__) |ノ
> |r┬-| ィ
⊂⌒ヽ / `ー' く /⌒つ
\ ヽ / \ ヽ /
∩_
〈〈〈 ヽ
____ 〈⊃ }
/:::\:::/::\. | |
/ <●>::::::<●>\ ! ! スロットじゃねえ!
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l
| |!!il|!|!l| | / ツインエンジェルだお!(迫真)
\ |ェェェェ| //
/ __ /
(___) /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃参考動画
┃ttp://www.youtube.com/watch?v=2NibMix5I90
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄ ̄ \
ノし ゙\, .,、,/"u\ ツインエンジェルはスロットなんていう泥臭い遊びとは一線を画した
/ ⌒ (◎)ヾ'(◎)u \ 葉月くるみさん(CV釘宮りえ)主演のハートフル・怪盗ファンタジー
| u ⌒゙(__人__)"⌒ u | だお。その本質はスペックで語るのではなく、製作スタッフのあふれる
\ u `ヾ,┬、/` ,/ 愛情によって裏付けられた完成度の高い萌え。一見すると使い古された
. /⌒/^ヽ、 )__( ,ィヽ、 シチュエーションでありながらキャラクタの魅力という点で独自性を保ち
/ ,ゞ ,ノ ゙⌒" , ゝ、 それでいて安心感のある所謂「お約束」的な展開で心をつかm
l / / ト/.\\
NVVVVVVV\
\ \
< `ヽ、
</ /"" \ .ノヽ. \
//, '〆 ) \ ヽ
〃 {_{ ノ ─ │i| ア、ハイ
レ!小§ (○) (○) | イ
レ § u (__人__) |ノ ……まあ、遊戯王やらねーっすか?
/⌒゜。 ー‐ 。゜ィヽ
/ rー'ゝ∞ ∞ 〆ヽ
/,ノヾ ,> ∞∞ ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |∞|
____
n /ノ ⌒\
| | /( ●) (●)\ いいだろう、受けてたつお
i「|^|^ト、/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
|: :: ! } | /| | | | | | んじゃやる夫はBF……
ヽ ,イ \ (、`ー―'´, /
 ̄ ̄ ̄
NNNNNNNN\ ∩_
\ \ 〈〈〈 ヽ
< /^^\/\ `、 〈⊃ }
</ 〆 ノ )ヽ.\\ | |
// .{_{ ( ●) (●) ヽ ヽ.! ! あ、BFはちょっと弄ってるっす
〃レノ§::⌒(__人__)⌒:::| イ| j
レ!小§ |r┬-| |ノ / 強謙抜いてるんすよ
川 ゜。 ` ー'´ 。゜ / 使うならプロキシ(*)入れて欲しいっす
/ _∞ ∞ /
(___) ∞∞ /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃(*)プロキシ - もっていないカードを使うための代用カード
┃
┃人によって様々なプロキシがある。
┃どう考えても使わないカードを入れる
┃ 例)インフェルニティ・デーモンのプロキシにモリンフェン
┃
┃紙にカード名を書いてスリーブに入れる、など
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
/ \
/ \
/ ⌒ ー \
| (●) (●) | プロキシかー。めんどくさいし、どーしよっかな
\ (__人__) / 違うデッキ使おっかな
/ `⌒ ´ イ`ヽ、
, ' ` ̄ \
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ギャル夫のデッキケースを眺める
┃ BF、剣闘、ライロ、シンクロアンデ、植物、除去ガジェ、ミラクル軸ヒーロー
┃
┃ 師匠は沢山のデッキを持っていた。本人曰く「崩すのがめんどくさい」という理由で
┃ 明らかにデッキパワーが足りないファンデッキ以外は、作ったまま置いておく性格だった
┃
┃ だから汎用カード、たとえば激流葬、サイクロン、奈落というユーティリティ・カードは
┃ それこそ山のように持っていた。暇があればカードショップで汎用カードを漁っている、と言っていた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____ _____
/ \/ \ ‐-、
、-‐ /⌒ ⌒ ⌒ ⌒\ ___,ノ-、
、- !、,__/(● ) (● ) 彡 ( ●) ( ●)ヽ ___,ノ おっ
!、,___ l (__人__) (__人__) |
\ `⌒ ´ 彡 ⌒´ / 見たことないデッキ入ってるけど、これは?
/ ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ アパートの部屋が隣同士で、遊びに行く内に遊戯王をプレイするようになったのがやる夫だ
┃
┃ だから自分のデッキすらもっていない。持っているカードといえば無限回収していた
┃ 水霊使いエリア関連カード、それに黒翼の魔術師、ブラック・マジシャン・ガール、ガスタの巫女ウィンダ
┃ というイラストが可愛いカードくらいなもの
┃ デュエルをする時は師匠のデッキを借りてやるのが常だった
┃
┃ なお先ほど挙げたカードはどれもイラストアドがあるので、知らない方は是非とも検索してみて欲しい
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ト VVVVVVV_ノ\
\ \
ハ \
⌒≧ / /^^\〆 、 \
彡 〆 \ \ ヽ
〃 ハ ⌒ ⌒ 、 l | ナチュルとエレキっすよ!
ル从§ (● ) (<)ヾ |
乂§ ⌒(__人__)⌒ 从イ せっかくDREVで出てきたし作ってみたっす
\ ∩ `ー´ / 実際バンブーシュートはそこそこ強いっすし
/ ⊂ \∩ィつ ヽ
/ ゝィ/ _ノ 丶
ト VVVVVVVVノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x /^^\/ \ \
彡 〆 ) 丶 ∨
〃 ハ ― ― Y:i|
イ 从§ ( ●) (●) |从 ついでに言えば今日はナチュル使うっすよ、ギャル夫は
乂イ§ (__人__) |
/ ゚ o ∩_ つ /
/ / _ イ |
\ `´ /___! |
\__/____/
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \
| (__人__) | ならやる夫はBF使うお
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | | 環境トップのデッキ相手の方が調整になるだろうし
.\ “ /__| |
\ /___ /
/レVVVVVVVV イ
/ /
/ ∠
/ /ヽ/^^\ x≦⌒
/ / ( 〆 ミ
| ′― ― ム ヾ んじゃ紙に書いて……っと
从| (●) (● ) §从 ゝ
| (__人__) §ル′ よし始めるっすか
\⊂ヽ_∩ o ゚ ヽ じゃんけんぽん。負けか
| ゝ_ \ }
| l___\ `´ /
\____\__/
___
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ( ●) ( ●)\
| ⌒(__人__)⌒ |
\ ` ⌒´ / 先攻ドロー、スタンバイメイン
/⌒ ヽ
| ヽ__ _ ', よっし、強欲で謙虚な壷(プロキシ)発動だお
:、_ ) ( ̄ _丿
| /  ̄`i / ̄ `i
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 今更ながら強欲で謙虚な壷の効果
┃
┃ このカードは1ターンに1枚しか発動できない
┃ デッキを上から3枚、表側にしてめくる
┃ 3枚の内から1枚選び手札に加える。残りはデッキに戻す
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ト VVVVVVVVノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x \
彡 ,/^^\ / ̄\、∨
〃 ハ〆 ). Y:i| やっぱ強謙強いっすねぇ
イ 从§ ノ ― |从
乂イ§/u ∩ノ ⊃ー)/ どのデッキにも3積み出来るから
( \ / _ノ | | 使いまわしめんどくさいし、もっと枚数欲しいなぁ
.\ “ /__| |
\ /___ /
____
/ノ ヽ、_\
(●) (● ) \
/⌒(__人__)⌒ \ バカみたいに高いからしょうがねーお
| ) ) u. |
\ `ー'´ / っと、めくれたのは……
⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ
\ ヽ ヽ /
\_,,ノ| 、_ノ
____
/ \
/ ─ ─\
/ (○) (○) \ <<強欲で謙虚な壷>>(プロキシ)
| (__人__) | <<強欲で謙虚な壷>>(プロキシ)
/ |!!il|!|!l| / <<強欲で謙虚な壷>>(本物)
|ェェェェ|
ト VVVVVVVVノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x /^^\/ \ \
彡 〆 .u ) 丶 ∨
〃 ハ ((○)) ((○))Y:i|
/⌒)⌒)⌒)§.:::: (__人__) u |从 /⌒)⌒)⌒)
| / / / § |r┬-| ,|(⌒) / / /
| :::::::::::(⌒) o | | | / ゝ ::::::::::/
| ノ.. ∽ └ー.┘∽ ./ ) /
ヽ / ∞∞ / /
ト VVVVVVV_ノ\
. \ \
ハ \
⌒≧ / /^^\〆 、 \
彡 〆 _ノ ヽ\ \ ヽ そういえば抜いたの2枚だけだったっすwwwww
. 〃 o゚((●)) ((●))゚o l l
ル从§⌒(__人__)⌒ ヾ .|
. (⌒) 从乂§. |r┬-| 从イ (⌒)
.. ,┌、-、!.~〈 | | | | | ノ ~.レ-r┐、
| | | | __ヽ、 | | | | | ノ__ | | | |
.. レレ'、ノ‐´  ̄〉. \ `ー'´ ./ 〈 ̄. `-Lλ_レ
`ー---‐一' ̄  ̄`ー‐---‐‐´
____
/ _ノ ヽ、\
/o゚((>)) ((<))゚o
/ .:゚~(__人__)~゚:\
| |r┬-| | おけwwww強謙(プロキシ)で強謙(本物)手札にくわえるおwwww
\、 i⌒i‐' ,;/
/ ⌒ヽ.ノ ノ く
/ ,_ \ l||l 从\ \
と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.
ベシベシベシ
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
・
:
:
:
|
|
釗
!
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ とまあ、毎日のデュエルでは師匠も色んなデッキを使っていた
┃ 記憶しているだけで……【ナチュル】、【エレキ】、【苦痛ワンフー】、【墓守】、【ホルスデッキ】
┃ それに加え、先ほども名前が出た、デッキケースに保存していたデッキたち
┃
┃ 魔轟神も組んでいた気がする。あんな札束デッキよくもまぁ……と思ったものだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ト VVVVVVVVノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x /^^\/ \ \
彡 〆 ) 丶 ∨
〃 ハ ヽ ノ .Y:i|
イ 从§ ( ●) (●) |、 ,_____,,,、
乂イ§ (__人__) ..|y"_//___イニニニfi
゚ o___ ` ー´_,イ~ ̄マニフ,="´ ̄´
/´ `゙ ̄ ̄´; " />´
〈 _...;::::──,"i ̄´イ
i ´ ̄ /、. ̄,/
| |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ しかし一度大会に参加すれば、使うデッキはいつも決まって【シンクロアンデ】だった
┃
┃ 黒い旋風とゲイルを制限され弱体化したBFが、けれど他のデッキはさらに弱体化した為
┃ 相対的に環境トップになった2009年9月環境からインフェルニティ登場まで
┃ 頑なにシンクロアンデを使い続けていた
┃
┃ 実際、環境トップこそBFだったけれどすぐ後ろには【ライトロード】が控えていて
┃ 生還の宝札、馬頭鬼、ゾンビ・キャリアを禁止・制限指定され弱体化したシンクロアンデさえも
┃ 未だ力を保っていた環境だ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/VVVVVVVⅥ
_∩ / /
/ 〉〉〉 r'´ >
{ ⊂〉 / /ヽ/ ゛゛\ \>
| | / / ( ゝ' ,ミ
| | |i│ ノ ─ }_} ヾ まー使い慣れてるっすからね
| | ト | (●) (< ) §小!、ゝ どんな状況でもプレイングが浮かぶし
ヽ ( ,| (__人__) § 、ゝ
\.\ \ `ー'´ 。゜ 何よりシンクロアンデ好きなんで!
\ ∞ ∞__ ヽ
ヽ (____/
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 運ゲーと揶揄されることが多い遊戯王だが、しかしその運を手繰り寄せるのはやはりプレイングだ
┃ 経験豊富である、これはデッキ採用において一定の評価になる
┃
┃ あまりにもデッキパワーがかけ離れた1強環境ならいざ知らず
┃ 当時のようなバランスが取れた環境ならば、好きなデッキを使うというのはガチ勢としても許容範囲
┃
┃ 何故なら、デッキが違えばメタカードも違う。デッキパワーで劣りつつも相手のメタを外せる、というのは
┃ 勝負においてメリット足りうるのだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- }
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j しかし……今思ってみれば
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' | 09年12月のバランスが取れた環境
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i あれは嵐の前の静けさだったんだおね……
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..|
,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´ ! ...|
! ⌒)ヘ ノ /:::::;/ } ..|
ヽ ´ノヘ/ /::::::/ ヾ / |
__
,..-''"´ `"''-、
/ 、_) ー―\
/ .',
,' ィ::::::{` __ ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l
l ( ,、 ) l なんてことない。師匠のカードを借りてたやる夫は
'., `¨¨´ `¨¨´ / 気づいてなかっただけで……2010年1月から、既に
ヽ、 __ / 地獄は始まってたんだお
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__ DREVの強謙は「元々酷かったのを更に酷くした」だけで
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
| ヽ  ̄/ '.,::::::::::::\,':::::::::::', .| .|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 2010年1月21日
┃ DUEL TERMINAL - トリシューラの鼓動 - 稼動開始
┃
┃ 遊戯王を知らない読者諸賢にとって一番わかり易いのは、やはりカードの値段だろう
┃「たかがカードにXXXX円も出すのか!?」
┃ お金っていうのは本当に万能の評価基準だ
┃
┃ だからやる夫も、カードの値段で、遊戯王が加速度的に壊れていく姿を説明しよう
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.
z不三下、
// ω \\
//o゚ ゚o\\
//oOγー 'ヽOo\\ ___
/| i'O゚ \./ .゚0'i| / \ 『DT(デュエルターミナル)が稼動した時』
.//| | ,-‐''ニニ''ー-、 | |/ \ 『師匠と一緒に市内を走り回った』
.|.i | |、._-〔 〔了_`i 〕 〕-_,/ \ 『あるショップで必死にDTを回すおじさんの姿を見たとき』
|.i. i ヘ、ニニニニニニニニ,| |
| ト.| `゛''ー-、_,,.-…'´ \/ 丶/ 『スロットやってる時の自分ってこんな感じなんだろうな』
| ヘi, ‐────────/ \ 『って、酷くすんなり受け入れられたお』
l ヘ||①=⑯=⑯=⑯=/ `ヽ
ヘヘヾ.──────/ |
V `ーi^_, -ー''''''/ /
. ((⌒ / /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ デュエルターミナルは1回100円でカードが1枚出てくる
┃ 目的のカード、【氷結界の龍 トリシューラ】は1箱(200枚入)に1枚の確率だ
┃
┃ まともにデュエルターミナルを回せば2万、3枚揃えようとすれば6万は財布に欲しくなる……
┃ 必然、デュエルターミナルには配列厨(*)が群がり、富める者と貧する者の2極化が進んでいた
┃
┃ ガチ勢は端からシングル前提でオークションに殺到し、配列厨が引き当てたトリシューラを待っていた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
(*)配列厨 - DTの箱は一定の順番で封入されているため「シークレットレアが出るタイミング」が決まっている
前任者がDTを回すのを観察し、配列がレアに近づいてきたところでハイエナする
これによって少ない投資でレアカードを確保する人たちのこと
}\
>──\ \ ∧__
 ̄>─ \ , | |く,
<____〕⌒ヾ{. l\ || ∨
/ /⌒`| ∧ \ | |∧|>┴──z≧ 、、
/| | | \_├ヽ//∧,,-┬――\}トゑ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
| /| :| | | ノ圦 /\//∨}┴‐z≧ 、、⌒^ ....┃ 氷結界の龍 トリシューラ
} /| :| | | / 厶/// く{ {─―‐\}トゑ ┃ レベル9
 ̄>x //| :| | | ,/^ ノ}≧==ミメz≧ 、、 ⌒^ .┃ チューナー+非チューナー2体以上
 ̄ ̄∨∨/∧ :| | |/^ <___\>―‐\j}トゑ ..┃ ATK 2,700
V/ | :| ∧〕 ,ハア⌒ヾ手 \==手⌒^ ....┃ DEF 2,000
| | :|/⌒´ /<} |⌒ヽ \\ .┃ シンクロ召喚に成功した時
| | :ト __/{ { 〈\__」 \\ .┃ 相手の手札、フィールド、墓地のカードを
| | :| く く 〈 /^>__ノ {_/ ⌒ .┃ それぞれ1枚除外できる
| | :|>――‐ '’ / / ∠二≧z、 ....╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
| | :| ∠二≧z、 `^ヾ
\ :| :| `^ヾ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ その値段、2010年7月時点で……1枚6,000円(ウルトラ)
┃ (*)参考
┃ ttp://ocg.xpg.jp/search/search.fcgi?CardNo=3912&Record=4
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ そして、トリシューラの登場と共に環境を駆け上がったデッキがある
┃
┃「手札が0枚の時にこのカードを引いた場合、デッキから○○と名のついたカードをサーチできる」
┃「手札が0枚の時、1ターンに1度、墓地の○○と名のついたモンスターを特殊召喚できる」
┃「この魔法カードを墓地に送る事で、墓地から○○と名のついたモンスターを2体まで特殊召喚できる」
┃
┃ 強力な効果を持ちながら「手札が0枚の時」という制約によって弱デッキのレッテルを貼られていた……
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ヽ , l / / / } /
_,.. -ィ、 ,-'、 _ / / , ' ,ィ
/ rrr7ハ { { c }/ cヽ / / |
-- ' {/////7 _人ー-'_,_/ / !.!
/ \//// ///////77-―--ィ ---- 、 / / {
_,..  ̄_/ ̄´/////ィ/////////////\ / / l
_,.ィ{//////////{/∧//,イ///////////}__/ / / ╋━━━━━━━━━━━━━╋
/////∨//////v-、_ー'/∧/7}/////////__/ / ┃ インフェルニティ・デス・ドラゴン
////////////{::::::::::V{/lィ\///////////{ / .┃
///////{//////>、/}:::::::ヽ、∨j∧////////{ ̄´ ┃ (*)使われてるの見たことない
///////\////////>∧ィ \ ∨\/////ノ ....╋━━━━━━━━━━━━━╋
///////// ̄ヽ////\///\/}ィ/ Ⅵl/イ}//
/////////// ` ̄ ̄ \/////\/l ´  ̄
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 【インフェルニティ(IF)】
┃
┃ 強力な蘇生カード「IF・ガン」によって「IF・デーモン」「IF・ネクロマンサー」を蘇生
┃ 「IF・デーモン」の効果で「IF・ガン」をデッキからサーチ。「IF・ネクロマンサー」で「IF・ビートル」蘇生
┃
┃ そして「デーモン、ネクロ、ビートル」の3体でシンクロして「トリシューラ」を出す
┃ 当然、先ほどサーチしてきた「IF・ガン」が残っているから、同じ手順を2回繰り返す
┃
┃ 結果として「先攻1ターン目で2,700打点×3=8,100打点を並べ、かつ相手の手札を3枚除外」
┃ という凶悪極まりない先攻(擬似)ワンキルデッキが流行した
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ロ..┏━━━━━━━━━━┓..ロ |
| ┃ ┃ |
| ┃ ┃ |
| ┃ ┃ |
| ┃ ┃ |
| ::::::┃ ┃:::::: |
| ::::::┃ ┃:::::: |
| ┃ ┃ |
ゝ___.┗━━━━━━━━━━┛___.ノ
/___ ..┏━━━━━━━━━━┓ ___ヽ
|| [__] .| ┃ ┃ | ⊂⊃ ||
|| ..| ┃ ┃ | ||
|| ..| ┃ ┃ | ||
||....┌┐..| ┃ ┃ | ○ ||
|┌┘└┐┃ ┃ |○ ○||
|└┐┌┘┃ ┃ | ○ ||
||....└┘ | ┃ ┃ | ||
||..,,___| ┗━━━━━━━━━━┛ |...___.||
| nintendo DS |
ゝ____!!_________!!_!!____ノ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ さらに言えば【インフェルニティ】のキーカード「インフェルニティ・デーモン」は「ゲーム付属カード」だった
┃【遊戯王5D's Stardust Accelerator - World Championship 2009】についてくるカード
┃
┃ 【インフェルニティ】が注目を浴びるまでは投売りされていたカードだった……
┃ せいぜい1枚1,000円という程度。しかしその強力さが衆目に晒され、価格は一気に高騰
┃ 店頭価格で7,000円をつけるにまで至った
┃
┃ (*)大抵の場合店頭価格は割高。オークションなら相場は、
┃ 「インフェルニティが規制されて弱体化して久しい2013年の相場」で3,000円程度
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.ト VVVVVVVV ノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x /^^\/ \ ∨
彡 〆 ノ 三 ヽ il _ -=ミヾ、
〃 ハ < ゚〉 三< ゚〉ノ_ =  ̄ ト≦ )}
,イ 从§ (__人__) | _ ―三ニ`ー ′
乂イ§ ` ⌒´/ ,. -―  ̄
/ ー‐ ,. '´
/ /´
/ /
( ―─ '⌒") /
` 、___ ノ /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ そんな札束デッキを、師匠は使っていた
┃
┃ インフェルニティが登場するや否やパーツを買い集め、大会では必ずインフェルニティだった
┃ 前環境ではアレほど使われていたシンクロアンデは、やる夫との家デュエルで使われるだけだった
┃
┃ まあこれもしょうがない。インフェルニティは早すぎた。誇張なしに3ターンでデュエルが終わった
┃ 先攻ワンキルまで可能なポテンシャルに加えて、師匠が好きそうなデッキでもあった
┃「動きまくって白枠(シンクロ)沢山並べるデッキ」
┃ 使わない理由がない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/VVVVVVVVVVVⅥ
/ /
r'´ >
//ヽ/ ゛゛ #\ \ >
//ノ (;# ,;.;:: ゝ' ,ミ
/ / -==、 '==- ::::}_} ヾ、
|i | :::::: (__人__) :::§小!、ゝ
ト ! #;;:.. l | .::::§ 、ゝ
ヽ.;;;//;;.;`ー‐'ォ ..;;#:::/ノVル′
>;;;;::.. ..;,.;-\
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「メタが共通してしまう」
┃ というのも、シンクロアンデにとって逆風だった
┃
┃ シンクロアンデは「ゴブリン・ゾンビ」によるサーチと「墓地からの特殊召喚」のデッキだ
┃ 「ライオウ」などによるサーチ禁止にはめっきり弱かったし、墓地封じにも弱かった
┃
┃ そしてインフェルニティもまた、サーチと墓地からの特殊召喚でラッシュをかけるデッキだ
┃ 環境にインフェルニティが溢れる以上、そのメタカードがシンクロアンデに刺さるならば……
┃ 「シンクロアンデを使う独自性・地雷性」はかき消されて、デッキパワーで劣るデメリットだけが残る
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_
,r'r‐ァj
. // .//
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╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ しかし、暴れすぎた報いは必ずやってくる
┃
┃ 来る2010年9月の制限改訂
┃ インフェルニティのキーカードは軒並み制限指定され、デッキパワーは見る影もなく零落した
┃ 登場から僅か半年、あまりにも短い王座だった
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
/ \
/ ─ ─\ トリシュとガンが制限かー……
/ (●) (●) \ これでインフェルニティの天下も終わりだおね
| (__人__) |
\ |\ / /| ついでにイレカエルも禁止かお
/ /⌒ノ \/ ( ) カエル帝も弱体化しちゃったな、ワンキル型のせいで
| / / | | 世界大会優勝デッキも崩壊だお
____
/ノ ヽ\
/ /゚ヽ /゚ヾ\
/ ⌒ ⌒ \
| (____人__) | でもこれでまたBFの天下がくるお!
\ |lr┬-l| / BFはまだまだ滅びん、負けんのだ!
ノ ゙=ニ二" \
/´ \
| |
__ ____
__ ____
//  ̄ \\
//  ̄ \\
//--.-- -─\\
//--.-- -─\\
// (○ ○) ((○(○) \ 【準制限(デッキに2枚まで)⇒制限カード入り】
// (○ ○) ((○(○) \ 【黒い旋風】
.| |.| ( . ((_人_人__) |
.| |.| ( . ((_人_人__) | (*)BFのキーカード
\\ ⌒Jjj` /,/ |
\\ ⌒Jjj` /,/
ノ \\
/VVVVVVVⅥ
_∩ / /
/ 〉〉〉 r'´ >
{ ⊂〉 / /ヽ/ ゛゛\ \>
| | / / ( ゝ' ,ミ インフェルニティは崩壊しちゃったっすけど
| | |i│ ノ ─ }_} ヾ
| | ト | (●) (< ) §小!、ゝ ゴブリンゾンビが制限から戻ってきたっすよ!
ヽ ( ,| (__人__) § 、ゝ こりゃシンクロアンデの時代くるっす!
\.\ \ `ー'´ 。゜
\ ∞ ∞__ ヽ
ヽ (____/
____
; /ノ|||| ヽ\;
; /( ○) (○)\ ;
, /::::::\(__人__)/::::: \;
; | | |r┬-| | |,,
′\ `ー'ォ /´ いやいや……BFだって負けてないから……
./ ⌒ ̄ ̄`r:´> ) :
(_ニニ>-‐'´/' (/ ;
; | | ;
' \ ヽ/ / :
, / /\\ .
; し’ ' `| | ;
⌒
ト VVVVVVVVノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x /^^\/ \ \
彡 〆 .u ) 丶 ∨
〃 ハ ((○)) ((○))Y:i| なんじゃこりゃー!?
/⌒)⌒)⌒)§.:::: (__人__) u |从 /⌒)⌒)⌒)
| / / / § |r┬-| ,|(⌒) / / /
| :::::::::::(⌒) o | | | / ゝ ::::::::::/
| ノ.. ∽ └ー.┘∽ ./ ) /
ヽ / ∞∞ / /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 喜びは、つかの間だった
┃
┃ 2010年9月18日発売「EXTRA PACK Volume3」
┃ ――そこに、ありえないカードが存在していた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.______________
. |:::::::::::::::::::::::::::::::: ||:::::::::::::::::::::::::::::::: |
. |:::::l ̄ ̄ ̄ ̄|:::::||:::::l ̄ ̄ ̄ ̄|:::::|
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|
. |:::::!:::::::::::::::::::::!:::::||:::::!:::::::::::::::::::::!:::::| ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| ┃ 六武の門(永続魔法)
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| ┃ 六武衆と名のついたモンスターを召喚・特殊召喚した時
. |:::::|:::::::::::::::::::::|::[||||]::|:::::::::::::::::::::|:::::| ┃ このカードに武士道カウンターを2つ置く
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| ┃ 武士道カウンターを取り除いて以下の効果を発動
. |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::| ┃ (中略)
. |:::::!:::::::::::::::::::::!:::::||:::::!:::::::::::::::::::::!:::::| ┃ 4個:デッキ・墓地から「六武衆」を手札に加える
. |:::::|______|:::::||:::::|______|:::::| ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. |:::::::::::::::::::::::::::::::: ||:::::::::::::::::::::::::::::::: |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 「アドバンテージを取れるサーチカードの強さ」は読者諸賢もご存知の通り
┃ ステータスの低い「ガジェット」が一時代を築いたこと……この作品風に言うなら
┃ チャンピオンが使うほどポテンシャルを秘めているのは、知っているだろう
┃
┃ 六武の門は「4個」つまり「2体召喚で1体」サーチだ……一見すると弱そうだが、しかし、だ
┃ 「特殊召喚でも対応している」のだ。しかも、このカードは永続魔法
┃
┃ 六武の門を2枚発動すると、1体召喚で4つのカウンターが乗るから、1体サーチできる
┃ サーチした六武衆を特殊召喚すると、さらにサーチできる。わけがわからない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
/⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ)
i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪
〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 |
(/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪
三三 三三 三三 三三 三三 三三
三三 三三 三三 三三 三三 三三
三三三 三三三 三三三 三三三 三三三 三三三
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ しかしこの時点での六武衆は弱かった
┃
┃ 特殊召喚できるモンスターは「六武衆の師範」程度
┃ 効果こそ強いものの、シンクロモンスターにも恵まれず、ましてチューナーすらいない
┃ 門の存在だけならば、ちょっと強めのファンデッキに落ち着いただろう
┃
┃ 環境が決定的に崩壊するには、あと2ヶ月待つ必要があった
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:______.:.:.:.:.:.:.:|
|.:.:.:.::.:.:/"""'''''''''''''''"""" ̄ ヽ.:.:.:.:.:|
|.:.:.::.;:/ |.:.:.:.:.:.|
|.:.:.:.:::|__ /.:.:.:.:.:|___
_-|.:.:.:.:/ __ \.:.:/  ̄
|.:.:.:| ''"""===;; ;;===""''' |.:.:〆 ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
...l"''| .| -<''''{ u}'';,."'',,、 .,,;;''l"{ u}`'>´ |/ソ| .┃ 真六武衆 - シエン
.丶(ヽ.| .:.: ̄ ̄ "'|.:.:''.:.:.:.: ̄ ̄ / / .┃ レベル5
\(ヾ .: |.:.:.:.::.:.:.: /// ┃ 戦士族チューナー+「六武衆」
. /丶`'、 .:' /,;'/丶 ....┃ ATK 2,500
| `-丶 '丶 - /-'' | ..┃ DEF 1,400
\ _ _ _ / .┃ 1ターンに1度魔法・罠の発動を無効にして破壊できる
|\ -- / | ....╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
,-| \. / |-.
ノ、ヽ `'---''" //丶
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 2010年11月13日、STORM OF RAGNAROK(STOR)発売
┃
┃ そして「真六武衆」テーマが登場した
┃「召喚成功時手札から六武衆を特殊召喚」する真六武衆カゲキ
┃「フィールドに六武衆がいる時特殊召喚できる」真六武衆キザン
┃ 極めつけが、諸悪の根源「真六武衆 - シエン」
┃
┃ 環境は六武衆一色に染まった
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 気になるお値段。六武の門、10年10月時点で、2,500円。当然3枚必須カードだ
┃ さらにこのカードの「害悪」なところは「六武衆でしか使い道がない」こと
┃ 強欲で謙虚な壷やトリシューラはどのデッキにも入るが、こいつは「六武衆でしか意味がない」
┃
┃ たった一つのデッキのために7,500円を払う。まこと、TCGとはシグルイである
┃
┃(*)参考
┃ ttp://ocg.xpg.jp/search/search.fcgi?CardNo=4507&Record=3
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.
/VVVVVVVⅥ
/ /
r'´ >
/ /ヽ/ ゛゛\ \>
/ / ( ゝ' ,ミ \\
|i│ ノ ─ }_} ヾ \\
ト | (●) (● ) §小!、ゝ \\从/
(,| (__人__) § 、ゝ そ て
\ `ー'´ 。゜ \ ゝ, そ
/⌒  ̄三 "`/'^r \
. | ,、 三 \\
\ \ || 三 \\
\ \ / 三 \\
/\ \ i′ く 三 \
/ \ /] / 三
/ / (ノ/)) ̄ヽ 三
__| . | / ,ゝ ̄ ヘ 三
(__\\ / `ー‐三
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 当然だが
┃
┃ 師匠は六武衆を使った。なにせ強い。めっぽう強い
┃ やる夫は大会に出た時、あまりにも六武衆が強いものだから「メインデッキから対策カード3枚」
┃ というチューニングをBFに施したいと師匠に提案したほどだ
┃
┃「やりすぎっしょwwww」
┃ 実際、その大会の敗因は「六武衆じゃないデッキにあたって、手札に対策カード3枚引いて事故った」
┃ という情けないものだったことを記しておく
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ー ,, \ ,, ; .l ィ"´''┐
`ヘ、 .\ /'" `l. ! l └-r'"
`'-, `!、 ´゙'v'" ./ !
\ ヽ, / ./ /
,,,,,,_. ..\ヽ. 、 ./ ,/ / ,
________ .`゙'‐、 `' !、 l / ,/ ,/ /
‘゙ ̄゛ ._______,゙_;;'ー-..,,_. `'-,゙'.li、 .! .",,/ ,,/ /
―''''"´  ゙゙゙̄'''ーニニ、 .゙- " . / .,, ‐´., /
-――- ..,, _./ . _..-'´.,..-"
_,,.. -¬'、 `゛ ,,.. ;;ニ―'''"゛
_..-''"゛ _、ー''" -=`-''″ _..-''"゛
_..‐" . / / ,i _,,.. -''". _,,.. -‐''
,/゛ / ./ / ................ -‐;;二.... ー''''"゛
.../ ,,ヾ ! / :! .! ., -,¬¬―ー''''''゙゙´
/ / .゛ ! l .゙l、`''ー..,,..`''- ,,,
'" / ! ..! .ヽ、 . `'''ー ..,~''ー ..,,_
/ ,、 l .!、 `゙''ー、,_ ´゙'''ー ,,,、
/ i!゙´ `/ ! .ヽ `'''ー ,,_ ⌒゙゙゙'''"
″ `> ,ゝ .′ " `"''ー ..,,,,
´⌒´
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ この後も遊戯王は加速していく
┃
┃ TG - ハイパーライブラリアンとフォーミュラ・シンクロン、さらにシューティング・クエーサー・ドラゴン
┃ の登場によってワンショットキルを可能にした【QDW】が環境を席巻
┃ キーカードの【調律】、【ライブラ】、【フォーミュロン】どいつもコイツも高いカードだった気がする
┃
┃ 代行天使環境を挟んで、エクシーズの時代が到来したかと思えば環境を牛耳ったのは【甲虫装機】
┃ それ以降は触れていないが【ゼンマイ】、【ヴェルズ】……
┃
┃ そして決定的に環境を破壊させた【征竜】と【魔導】
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
NVVVV\
,,,,,,,,, 彡 \ゝゝゝゝ\
__ノノノノ""ノルゝ ノノノルノノ゛ヾヽて
Z ノノノノ 〆 ―\ ノノハレ ― ノヾ`
> ≡く .メ ノ (● イノ§(●) \ iヾ
Z ≡ゝノ ル (●) __) (⌒ (●) /ノ 初手ガチガチガンテツって気持ち悪いすよねー
 ̄てノノル (__/  ̄ヽ__) /
レ§ゝ 彡 ___/ノ§
レノル \ / \ルレヽ
/| ´ |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ そのどれも、師匠は使っていた
┃ 1強が定まってしまうぶっ壊れ環境にあっては、最強デッキのみを大会で使い続けていた
┃
┃ しいて言えば代行天使は使っていなかったが……それでもデッキだけは組んでいた
┃「どういう回り方するのか知っておかないと対策も出来ないっしょ?」
┃ 師匠の調整に付き合って代行天使を使っていた覚えがある
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
,,.: ''''""~""'''‐..
/ \
/ _,ノ ~'‐- \
/ (=== .) (=== . ) `、
/´:.:.:.:. : :.:.:.:.:.:. : ', この作品で、やる夫は色んなデッキを使うお
i ( 人 ) u .', それはまあ、色んな理由があってそうしてるお
! ~'''´⌒`'''' ´ |
, -─:、 ,.' 仮にもプロが成り立つカードゲームで
. / ヽ ヽ } ./ 1強のデッキが存在するっておかしくね? と思って
. / 、ヽ } ノ' -----‐‐‐'''"~ \ 「強すぎるデッキは未開発」「あるいはパーツが禁止済」
. ,' し'ー' ,' `、
l{ ノ ノ | ', という前提でやってるお
. / / | |
/ / | |
,,..-―――‐- 、
/:::: \
. ,':::::::::: `ー---- ヽ コナミをとぼすわけじゃないお……?
i::::::::::::エ二二 ',
/::::::::: ヽ i けど、現実の環境はちょっと、酷い
ゝ-<ヽ、-‐' ,' よく言われるのが「そんなにカードを売りたいのか!」
\ヽ_j /
`¨´ー-::: -ヘ 強すぎて、活躍しすぎたカードを
|::::::: ∧ 「禁止にしないで放置する」
|:::::::: ∧ コナミはたまーにこういうことをするお
__
_..-''''゙゙゙´ ゙゙゙゙'''ー,,、
./ U \
, ' ___ノ ヽ、 __ .ヽ
./ ( 〇 .) ( 〇 ) '.,
/ u .  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ '., よくよく考えてみると、そのカードは
. .,' .l 「発売したばかりのパックのカード」なんだおね
l U. ( 人 .) .l
.'., `.┬‐ ´ ` ┬ ´ .,' 禁止にしたらパックの売上は落ちるわけで……
. ' ,  ̄ ̄ ̄ ̄ / ま、商売だから仕方ない部分もあるけど……
ゝ、 /
/` ー――――― ‐=''' く
____
,. ´ ` .、
/ \
/ ‘, そんなわけで、
′ ‘, 「1強」あるいは「トップレベルと一段下に隔絶がある」
l \ l
| (リt\,_ !、,__、 l っていう極端な環境になり易い現実では
、 U '‐ー´ リッ ノ , デッキパワーに劣るデッキを使う理由がない
/ \ l 人 l /
/ ` -`ー´_`ー´ , ー´\ もちろん環境トップ以外を使って活躍する人もいるお
l \ それは凄いけど、あくまで少数派
,. - 、 . . .-: : : : : : : : : : :-. . . , - 、
l i \,. : :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`:/ 冫 ヽ ,
, -.l i. ,.:´.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l Y
/: : : l i ./: : : : ; : : : /.: : : : : : : :|.: : : : : : : : :l i' l
/: : : : :.ノ/: : : : : : |:. : :/.: : ; : : : : : |: : : : : :,: : :.l i l
/: : : :_;,;彡; : : : : :|.: : :|: : /|: : /:.: : : : : |i: : : : : i: : : l l
//: : : : : : : /: : : : : :|.: : :|: : i |: :/i,:.: : : : : | i; : : : i.|.: : :l,. , l
´ /: : : : : : : /: ; : : : : :|: : :,|: : i |:;/ i,: : : : : |,,,i_: : / .|: : : i, i. l
/: : : : : : : :i: :.i: : :|: : :|.: :斗七'|/ ヽ : : :/ .i;゛フー|-|;.: i,. 人
. /: : :/: :´:_;i: :,i.: : :|: : :i; / .|/_|_,,,, \/ー-i/ニz,_ヽ|: : :'、._ /| ヽ
/: / ´. ̄ |: :|i: : : i: : : i''''伝兀下 伝兀心|: : : : : : |:|| i,
' ´ i; | i: : : i; : : |. 匕示丁 匕示灯|.: : : : : :|:|:| i,
i:|/ヽ; : :i;.: :| , , , , , , , , , , |.: : : : : l|:| | i,
`i ヽ; : iヽ| |: : : : : ;i|l': | i,
i,__ |ヽ,'i: |、 し ||: : : : /:l': :.| _ノ
/: :i;`: :.|`: .。, === ,.。.:≦:|: : : /: :l: : :|,,-:': |: :'
/: ;': :i; : :|: : l: : :l:`: _TニニニニT;_:l_: : :|: : /: : l: : : : : i:.: :|: :|
/: ;': : :_i、: |;=- <_". ゛;|: /;_: :': : : :, : :i: : |; :|
. -─‐- 、
, ´ / \
/ ヽ (●) \
, (●) ;__) u . ヽ
/ 、_ノ | |.
| \_ノ /
\ < まどか様、どうしたんだお?
` ー r -‐' '、.
,' /⌒ぅ ヽ
/ ァ'´ ̄`⌒´ /ヽ
/ _人__ / 丶
|/´ / ̄ ̄ ̄ 丶
/: : : : :.ノ/: : : : : : |:. : :/.: : ; : : : : : |: : : : : :,: : :.l i l
/: : : :_;,;彡; : : : : :|.: : :|: : /|: : /:.: : : : : |i: : : : : i: : : l l
//: : : : : : : /: : : : : :|.: : :|: : i |: :/i,:.: : : : : | i; : : : i.|.: : :l,. , l
´ /: : : : : : : /: ; : : : : :|: : :,|: : i |:;/ i,: : : : : |,,,i_: : / .|: : : i, i. l
/: : : : : : : :i: :.i: : :|: : :|.: :斗七'|/ ヽ : : :/ .i;゛フー|-|;.: i,. 人
. /: : :/: :´:_;i: :,i.: : :|: : :i; / .|/_|_,,,, \/ー-i/ニz,_ヽ|: : :'、._ /| ヽ 「やる夫ばっかり映ってむさくるしい」
/: / ´. ̄ |: :|i: : : i: : : i''''伝兀下 伝兀心|: : : : : : |:|| i, だってさ
' ´ i; | i: : : i; : : |. 匕示丁 匕示灯|.: : : : : :|:|:| i,
i:|/ヽ; : :i;.: :| , , , , , , , , , , |.: : : : : l|:| | i,
`i ヽ; : iヽ| |: : : : : ;i|l': | i,
i,__ |ヽ,'i: |、 し ||: : : : /:l': :.| _ノ
/: :i;`: :.|`: .。, === ,.。.:≦:|: : : /: :l: : :|,,-:': |: :'
/: ;': :i; : :|: : l: : :l:`: _TニニニニT;_:l_: : :|: : /: : l: : : : : i:.: :|: :|
/: ;': : :_i、: |;=- <_". ゛;|: /;_: :': : : :, : :i: : |; :|
__
_..-''''゙゙゙´ ゙゙゙゙'''ー,,、
./ U \
, ' ___ __ .ヽ
./ ( ● .) ( ● ) '.,
/ u .  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ '.,
. .,' .l 「女キャラ出しとけばとりあえず読者はついてくる」
l U. ( 人 .) .l
.'., ` ー一 ´ ` ー‐ ´ .,' って、やる夫スレの描き方にもあったから(震え声
. ' , /
ゝ、 /
/` ー――――― ‐=''' く
/ \
,〜、
/ゝ "´厂 ̄`| \ . '⌒7
r――y ´ ,..、′ ! Y /
| / , j ’ ,.....ノ⌒ヽ〈
j / /! ハ ゝ' ト、 ヾ\
/ / ,/ { / }ハ√ヽ `ヽ、 | ヽ }\丶、
´ { / /!/ ノ ノ,...,_ ', /| |\j У Y⌒
/ 八/ノ{ ,ゝ、 ´ かY リ | ハ / ハハj まあともかく
/ . ィ7 / ∨{か ゞゲ/ γv′}// /
.′ // ハ/ ` x'、 ゞ' . ,, ,,/ /)八/イノ\{ この作品では「バランスの取れた環境」を想定してるよ
! /∨ ′! /jィ个"" ノ// イ、 | ( 丶 作者的には現実で言う【甲虫装機】前のイメージだね
/ ゙(/ ;込、 ` ´ イ爪 | ヽ{ \ \ TG代行が環境トップだったけど、1強ではなかった時代
/ ゝ/メ、i/` ァォ ´ / j )_ \ \
/ // ´_r〜えノノ ̄ ̄下≧xハ `ヽ\ \
/ '<´ Y´ 、 ̄ ´ _,. r‐-イ /⌒ヽ
′ ハ └〜') <⌒´ / / \
ゝ r〜′
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ デッキパワーの優劣は、どうやってもなくならないお
| (__人__) |
\ ⊂ ヽ∩ < けど「劣るデッキでもプレイング・引きによっては勝てる」
| | '、_ \ / ) 環境だと、勝負はどこまでも水物になるお
| |__\ “ /
\ ___\_/
∧ -―-
「~ヽ > ´ `>'´ ̄〈フ
/〉 〃 | K⌒ヽ
/ / / ! | 丶
/ 人,/ / / ハ ト、 i| | ゝ、_ノ 、
/ 〃 / ,斗-/ リ ヽカナメ、|  ̄`ヽ、
/ / | λ /ムミ、 ァ=ミ、 ト、__厂´ \ 単純に戦ったら運を排除できない
/ / ノイ从〃r'_ハ r'_ハ Y ! | ヽ\ \
// / 八 Ν ゝ-′ ゝ- ' リ ハ } \ だからこそ、やる夫くんは
′ / / ハ人 "" ァ―‐ 、"" ,_ノ/ j/\ 丶、 「相手に相性のいいデッキを使う
/ / / 〃> .ゝ _ノ . ィ゙ j/\ \≧=一 =デッキを沢山使う」
/ / / / / /⌒r〜' ゞ=彳 ̄√ヽ\ \ キャラクタなんだね
/ / / / / └ヘ、 r┘ ハ \ \
/ / / / / / ゝ、 ,ζ ゛、 \ 丶
____
/_ノ ヽ\
/ ( ●) (●)、 「1つのデッキに拘る風潮」もそれを後押しするお
/::::::::⌒(__人__)⌒\
| |r┬-| | 相手がどんなデッキを使うかわからない状況じゃ
\ `ー'´ / とりあえず強いデッキ=環境トップを使うのが正解
⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ
\ ヽ / ヽ / けど相手がわかってるなら、合わせていける
\_,,ノ |、_ノ
____
/⌒ ⌒\ ま、これは現実も一緒だけどお?
/( ―) (―)\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ 「環境トップ強いからみんな使ってくる。
| | だから、メインから対策考えとかないと」
\ / 多かれ少なかれやってることだおね
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃ 天の声
┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
, : : : : : : : : : : l /: : : : :ー 、
, -―/: : : : : : : : : : : : l, 7 /; : : : : : : : :'i
―――/ /: : : : : : : : : : : : : : : i, ! ./;〃: : : : : : :/:i: |
i’ /: : : : : : : : : : : : : : ; : :.l:.〉/" /: : : : : : :/: :!: |
ー 〉'/:/: : :l: :|: :/: : : :|: : :|: : :|l: \_、,i:/: : : : : :': : : : |
___/"/: /: : : |: |: /: : : /|: :/|//儿:_: i, i': : : : : ;/: : : : /|
/ ̄/: /: : :|.:|: |:/: :/:/ .|:/ノ|_/,,,,__/ ̄7: : : :;.'/: : : :,:/: :|
. |: :||: : :|: |: |〉__'_/ ノ' ´!' い::::"ミ/: : ://: : ;//: : :|i,
|: :|.|: : |: :|;: |,z-=z_ 弋::::::/: ://:;,イ: /l: : : |:li, はあぁぁぁ!?
. |: | i;: :|l:';|:i,ヽい::::', ''///,,.:'': : イ: : :l.: : :|: l'i,
i;:| i; :|i; |: i,弋::::::;i ´' '´~|: : : : : ||: : : l: : :|: :l: i,
. i;| i;:|/`: :i, , , , `__,.,-−、 .|.: : : : :|||: : : l: : |.: :l: :i,
. i| 〉:/: : :i, u 'y' ,) ./.: : :_: ||||: : : :l: :|: : l: : i,
/:/: : : : :〉、__ __'ー,,ニ-―/: / ー|: : : :l: |: : :l: : :i,
/ /: : : :/,=三三::シ"i: :./:l: : :〉' .::|: : : :l.:|: : :l.: : :i,
____
/ \
/ \ ポク……
/ \
| \ ,_ |
/ u ∩ノ ⊃―)/ まーた何か無茶振りされたのかお?
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
,. - 、 . . .-: : : : : : : : : : :-. . . , - 、
l i \,. : :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`:/ 冫 ヽ ,
, -.l i. ,.:´.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l Y
/: : : l i ./: : : : ; : : : /.: : : : : : : :|.: : : : : : : : :l i' l
/: : : : :.ノ/: : : : : : |:. : :/.: : ; : : : : : |: : : : : :,: : :.l i l
/: : : :_;,;彡; : : : : :|.: : :|: : /|: : /:.: : : : : |i: : : : : i: : : l l
//: : : : : : : /: : : : : :|.: : :|: : i |: :/i,:.: : : : : | i; : : : i.|.: : :l,. , l
´ /: : : : : : : /: ; : : : : :|: : :,|: : i |:;/ i,: : : : : |,,,i_: : / .|: : : i, i. l
/: : : : : : : :i: :.i: : :|: : :|.: :斗七'|/ ヽ : : :/ .i;゛フー|-|;.: i,. 人 いや……うん……
. /: : :/: :´:_;i: :,i.: : :|: : :i; / .|/_|_,,,, \/ー-i/ニz,_ヽ|: : :'、._ /| ヽ
/: / ´. ̄ |: :|i: : : i: : : i''''伝兀下 伝兀心|: : : : : : |:|| i, え、言わなきゃダメ?
' ´ i; | i: : : i; : : |. 匕示丁 匕示灯|.: : : : : :|:|:| i,
i:|/ヽ; : :i;.: :| , , , , , , , , , , |.: : : : : l|:| | i, 言いたくないなぁ……
`i ヽ; : iヽ| |: : : : : ;i|l': | i,
i,__ |ヽ,'i: |、 し ||: : : : /:l': :.| _ノ
/: :i;`: :.|`: .。, === ,.。.:≦:|: : : /: :l: : :|,,-:': |: :'
/: ;': :i; : :|: : l: : :l:`: _TニニニニT;_:l_: : :|: : /: : l: : : : : i:.: :|: :|
/: ;': : :_i、: |;=- <_". ゛;|: /;_: :': : : :, : :i: : |; :|
/: ;': γ .ヽ| ゛Y_ー- -―r、r'.|/ ` ヽ; |: : i: : |i; i,
-─-
く⌒} \‐x
/ 〈__ノ ___∧ __ ∨)ヽ
,ノイ } |\/ ∨ VⅥ_〉 |
| /| :小 = = | | | 「文字ばっかりで読みづらい」
|/∨| | ' ' _ ' '〉|V∨ 「そろそろ読者諸賢も飽きる頃だろうから」
..____l V{≧‐┴┴r≦V _______
|/ 〈__〉 ヽ | 「とりあえずお色気シーンにしとけ」
. /ヽ. _ノ| |、__ノ |
/__/l | | ヽ \_ | ……って
______(__).ゝ/ミ ノ⌒\,_)___|
/ /⌒ヽ \ |
/'⌒⌒/ ヽ ⌒⌒⌒⌒\ |
 ̄ ̄ ̄ ̄/ // \ ヽ| ̄「
____
/⌒ ⌒\
/-=・=- -=・=-\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ しょうがないね、エロを入れれば釣れるから
| トェェェイ | しょうがないね(迫真)
\ ヽニニソ /
|i、
/{ |i ‘
/ ′! /}
∧/ ! ∨ ,{ /
{ { 〉 -…‐-∨{ } |
′‘,./ ´ ヽ./ ノ
{ }′ ヽ V´ \
r\_′ / {ヽ}、 | !| `⌒
/, i |i /|/\{ ー‐|Ⅵ |、 i
/イ ノ| |X´__ x=ミ!:ノ Ⅳ お手柔らかにね……?
ー=≦ |∧ |〃⌒ 、 .::: | | /!|
/ }/∨i|:込::. v フ イ j/}/j/|/
〈 ノ:\ Ⅵ__,. __T爪 { i / {
`7: : :く \==彡` トミ
`⌒ー} __/ /\ ヽ ,
`^T´ { \:/ i ′
|i 八 ノ ,
___
r⌒η / ー ー\
/\ \./ ( ≡) ( ≡)_
/::::::::: :.\ \ ::::::⌒(__人__)⌒ ヽ,
/:::::::::: ::::. |\ .\ |r┬-| | .i
ノ:::::::::::::;;:::::..\\ .\_`ー'´ __/ .ノ
/:::::::: ::::::: ;:::::::::... ̄\ ヽ /::|
__ /:::::::::::::::: ::::: ::::::: r⌒ヽ::::\ ・ ・ i :::::ノ
ヽ;;:::::::::::::::::::::::: ::::::::: :::::: | \ ) .| ::/
ノ::::: :::::::::::: ::::::::::: ::::::::: | .i \ r、 三 ηi /
/::::;;:; ::::::::: ;::::::::::::: :::::::::: | .i 〃ヽヽ //ヾヽ
⌒ヽ,::;;;;:::::::; :::::::::::: ::::::::: | .ノ\. ⊂ニ;ミシミッニ⊃
 ̄ヽ,; ::::::::: ::::::::::..| ./..::::: ヽ、ヾヽ// ヽヽ〃
\::::::::: ::;:::::: | /..::;;:::::: / ι' 三 ヽ)
⌒⌒\: / /..:::::;:::: / /
(_/..:::::::::: / /
 ̄ ̄./ /
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┃
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|
釗
!
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ さて、やる夫とまど神様がお楽しみは18禁であるから、残念ながら、誠に残念ながら描写できない
┃
┃ よって、ちょっとした小話で、今回の下らない小ネタを締めさせてもらおう
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
/_ノ ヽ\
/ ( ●) (●)、
/::::::::⌒(__人__)⌒\ 【Underground Sea】が2万wwww
| |r┬-| | カード1枚で2万wwww
\ `ー'´ /
⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ 【Ancestral recall】に至っては6万wwwww
\ ヽ / ヽ / やっぱM;tGは頭おかしいおwwww
\_,,ノ |、_ノ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ >>215 にもあるように、TCGの祖たるM;tGのカードはコレクター人気や美術的価値も付与されて
┃ 1枚うん万というバカげた値段がザラだったりする
┃
┃ 特に【デュアルランド】と呼ばれるカード群や5色のモックス、それに青を最強足らしめるカード
┃「Ancestral recall」 青1マナ3枚ドロー
┃「Time walk」 青1マナ無色1マナ、貴方は追加の1ターンを得る(自分⇒自分⇒相手のターンになる)
┃ は、実用性が高い上に値段も高いからたちが悪い
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
NVVVVVVV\
\ \
< `ヽ
</ /"" \ .ノヽ \
//, '〆 ) \ ヽ けどそれって、ヴィンテージ? でしか使えないんすよね!
〃 {_{ \ / | i|
レ!小§: (●) (●) | イ 遊戯王の場合は環境が1つだけっすから
レ § (__人__) |,ノ そっちで言うスタンダードみたいなもんっすよ
/⌒゜。 ` ⌒´ 。゜ヽ
/ rー'ゝ∞ ∞ 〆ヽ スタンのカードでうん万とかないっすよね?
/,ノヾ ,> ∞∞ ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |∞|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ これはカードゲームプレイヤーの悪癖なんだろう……
┃ 自分がやっているゲームの運営が一番ダメで
┃ 自分がやっているゲームの環境が一番狂っていて
┃
┃ つまり、そのゲームをやっている自分らの方が大変だ、という自負
┃ ちっとも、欠片も感じた事がないプレイヤーはいないはずだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
/_ノ '' 'ー\
/ ( ●) ( ●)\
/ :::::⌒(__人__)⌒::::\ ( スタンの難しさなめんなお )
| `'ーnl^l^l |
\ l っ/ ( ブードラ(*)もない遊戯王なんてレベル低いお )
( ゝ
i \
(*)ブースタードラフト
例えば3人の場合、自分をA、右隣をB、その右をCとする
1.各員が「未開封」のパックを持つ
2.そのパックを各自開封して、好きなカードを1枚自分の手札に加える
3.右隣の人間に余ったカードを渡し、渡ってきたカードから1枚選んで手札に加える
4.カードがなくなるまで繰り返し、自分が選んだカードでデッキを組む
カードを記憶する暗記力、少なくカードからデッキを作る構築力
カードプールを記憶して戦えるデッキを作る調整力等、総合的な実力が求められる
勺 ̄二`゙l-_
/|lヘ/´ >./仆l
彳文亡ニr弋:釗
亅l癶宀'゙宀l廴l ヽ
ノll'´=! __み宀ュ 1..-----,,__ _,,ィ‐ ̄^゙゙ー=----=彡ー一=
,_,,ィーョリフ ._llィノム._ lll ヘ−-,- ヽ ^ア゙゙ ‐ ,,ノ〜‐‐―-
,_彡一コア7个''^ ∨ヘll゙ぐリ之ノ/lll礀− ン _−"lllllllllllllllllllll
_/小こ二ン下゙'' ヽ \_ll゙宀゙゙llllll /〉 / .llll'"-ォ=a,,_llllllllllll
_;〃 -宀亡''''"、 、''- ゙-,,lllllllll丿'´ / .lllllllllllllll'ヘ<_ ゙''ー,,.llllll
/广llllllllllllllllllllllll`''''ヘ-,,,, _,a-イハl /'´ ン'''1 llllllllllllllllllllllllll^`ー..__,,,,
,ィ!"llllllllllllllllllllll/ `''−:_斗'ッ ノン゙l|廴/,」彡'/ノ ォ1!_lllllllllllllllllllllllllllllll''`゙下
ノ’lllllllllllllllllll./ ,n;丿"ン/./l_./,'||イノソ 'リァ /ワ,'フ'ノニi!大ullllllll「l.llllllllllllllllllllllll
/lllllllllllllh;lll/ ._rl彡'ン''''ニ ,,f!〃/ノ/ ナ ./ ='丿 _`゙フ│''_よ癶宀.| \----...._llllllll
._ノllllllllllllll│广┐ _n/'/彳│ イ'´ ⊥rソ/ ll_/ dlr彡/ イ彳゙个ゥフ.. ヾニ冖゙゙llllll
∪lllllllllllllll_丿ヽゝ\/彡l'´゙ニ ~~ / 〃^ ^ ⌒ lllllllllll/ |!|`弋゛ ヘbユlllllllll
’llllllllllll/二 | llキノ ̄lllllllllllllllll. ^ .llllllllllllllllllllll.^1 ..゙ーlハilll!`'‐llllllll
llllllllllllllll./^ っl!'= llllllllllllllllllllll. ___ −i .l||lllllllllllllllllllllllllll`'llll.夕彳llllllllllll
llllllllllllllll│l|! r丿lllllllllllllllllllllllllllll. l.'flll聿i │/llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 2010年2月、奇しくも【インフェルニティ】が誕生したのと同じ月
┃ M;tGでとあるパックが発売された
┃
┃ ゼンディガー・ブロックの第2エキスパンション
┃ 悪名高き「精神を刻むもの、ジェイス/Jace, The Mind Sculptor」を擁する
┃ ワールドウェイクが全国のショップ店頭に並んだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
33 − 4
(*)これまた奇妙なことに、ネタになったのは2010年の話である
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ このカードの強さを説明するのは中々骨が折れるのだけど……
┃
┃ 端的に言うならば、
┃「横浜DeNAベイスターズに助っ人外国人が1人入っただけで首位になれた」
┃ くらい強い。顛末まで語るなら、
┃「あまりにも助っ人が強すぎるからNPB永久追放しちゃった」
┃ とでも言えばいいんだろうか……
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. /.壱//万:/|
|≡≡|__|≡≡|彡|____
.. / ̄//|≡≡|__|≡≡|/.壱//万:/|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|/
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ そんな神ジェイスは見る見る間に高騰していき、登場時点で1枚7,000円
┃ 2013年には1枚13,000円以上という、スタンダードにあるまじき値段となった
┃
┃ M;tGは遊戯王と違い、1つのデッキに同名カードを4枚まで投入できるから……
┃ 4枚入れる場合52,000円以上というわけだ。頭がおかしい
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ト VVVVVVVVノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x /^^\ / \ \
〃 ハ〆 u ) 丶:i|
イ 从§ ノ ー |从
乂イ§ ( ●) (●) |
/ ゚ o (__人__)/ うん、なんていうか……ご愁傷様っすよね……
/ ∽ ∽
| ヽ ヽ ∞∞ ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 生粋の遊戯王プレイヤーである師匠も、1枚7,000円という価格に共感するところがあったのか
┃ 力なさげに笑っていた
┃
┃ M;tGプレイヤー、遊戯王プレイヤー。ぶつかる事も多いが、なんだかんだで同好の士
┃ わかり合えるときもある。……それがカードの値段っていうのが、なんとも世知辛い話だけれど
┃
┃ とにもかくにも、カードゲームは魔境と言うより他に言葉がない
┃ この物語を読んで遊戯王に興味を持つ奇特な読者諸氏がいるとは思えないが…・・・
┃
┃ もしも始めようというなら、どんなギャンブルにも劣らないほどの興奮を味わえる
┃ カード相場の魔力にだけは取り付かれないことを祈って、この話の締めとさせて頂く所存だ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
#「遊戯王ガチ勢が使うデッキの数 with 師匠の場合」 (終)
以上です。現物は怖すぎて触れない
「トリシュ当てれば一攫千金! 出なくてもカード資産になるから!」
ギャンブルにしか思えないんだよなぁ……
乙です
確かにカードゲームはお金かかるよね
強いカードは本当諭吉出さないといけないから手が出ない・・・
乙乙
MtG初期のマジキチカード群に関しては、TCGのノウハウを手探りで作ってく段階だったから許してやって欲しいの
極端なドロー軽視とか、遊戯王はじめ後発のTCGですら必ず同じ轍を踏んでる辺り、何か避けがたいものがあるんだろうw
乙でしたー
ベイスターズはその外国人がダルマークラスの先発なら首位もなくはないから(震え声)
乙ー
>>559
「貶す(おとす)」
「乏しい(とぼしい)」と似てるけど全然違うよ!
乙
MTGは高い土地はほんと高いからなー
リシャーダの港とか当時は3Kぐらいで高校生の自分には手が出なかった
乙でした
満足は最盛期当時の5か6分の1くらいの値段で組めるようになってなにより
そしてMTGは安いとネットとかで見る【ゴブリン】なんかのデッキでも普通に1万以上するらしいから手が出ない…
やらない夫がビュートださなかったりしてるし少し昔の話なんですかね
ギアギガなしせいこく、マエストロありから2012年3月くらいの話ですか?
>>584
>>563
だそうですよ
>>579
>後発のTCGですら同じ轍を〜
小川で遊ぼう!+セーラー服のシエスタ「せやな」
ばーくがる(ファーストヴァンガード)「せやろか?」
禁止カードがないヴァンガードが最上のTCGという可能性
>>581
これはお粗末、お恥ずかしいばかりで
ご指摘ありがとうございました
>>582
リシャポはいいカードですよねー。ああいう解り辛いカード好き
>>584
「カード2枚でオールリセットだと? インチキ効果もいい加減にしろ!」
ビュート知らなかったですわ
代償天使環境(のような数多のデッキが入り乱れる環境)を想定してる
って感じなので、現実にこの頃とは言い難いですね
デュエル創ってて思った。「監修」って大事だ。誰か僕の先崎学になってくれ……
ばーくがるさんはね、初期のヴァンガードはドローとかはともかくトリガーを重視しすぎた
トリガー減るから弱いと本気で思っていたのだろう……ロゼンジメイガスとかが同時期にFVとしてあった事からも
禁止制限無しだったデジモンカードはマタドゥルモンデッキ一強だったなぁ
乙
遊戯王はスタン落ちがないから6000種類を越えるカードが使えるのは娯楽としての強み
だけど同時に「環境で使えるカードは?」と言われると……
その辺のバランスは難しいよねえ
そして競技人口が多いせいで絶版になったくらいじゃなかなか価値がつかないという
おそらく10年以上再録されてない初期絵青眼でさえST500円、レリーフ3000円くらいだし
以前のトビペンギンなんかもコレクター価値より兎とのシナジーによる実用性だったし
>>586
なるほど、見苦しい質問をしてしまいました
監修は他のやる夫スレみたいにここで現役プレイヤーに聞くのがいいと思いますねえ
丁度1ヶ月ほど前に(遊戯王の)本スレで2010年3月以降の環境のグラフが上がってたけど、インフェルニティが暴れてた印象しかない2010年3月環境でもBFの方が多かったらしいね
そして近年だと征竜魔導が来る直前、>>557 にある>>1 が触れていない【ゼンマイ】【ヴェルズ】環境とかは割と良環境だったな、直後に全てが吹き飛んだけど
遊戯王は途中からカード買わずにゲームでやるようになったなぁ
俺も途中からもっぱらTFばかりやってたな
最近ではデュエルカーニバル
鳴かず飛ばずで消えていったZOIDSのTCGボードゲームにも一枚で3ドローするカードがあったなあ
ドローカードは高いね。
今回のパックのカドケウスも2500〜3000位だしなあ…
世の中にはマサキとオーキド博士っていてね
後、ドロー(てかサーチ)だけど神判は安かった…あれなんでノーマルなん?
遊戯王カードでいうとオーキド博士は手札全部墓地に落として7枚ドローだったか
ぶっ壊れにもほどがあるwww
乙乙
友人の満足民にインフェルニティの動かし方を聞いたら呪文を唱え始めた
俺はTCGを諦めた
インフェルニティとか相当しんどいやつじゃねーかw
ガジェットおすすめ
シングル買い前提になるが、BKも使いやすくてそれなりに強いからオススメだぞ
高価なカードが多くなりがちなEXデッキもリードブロー3枚とカイザーを2枚、セスタス1枚があれば取りあえず使う分には十分だからEXデッキの出費も安価に抑える事が可能な事もオススメする理由だな
インフェルニティは一件難しそうに見えてループでもしないなら動きはまだわかりやすい方だと思う。
剣闘獣が一番初心者殺しだと思ってる。
主人公のデッキをつくるのに高額カードが必要で敷居が高いのが遊戯王の悪いとこだよなあ
他のTCGは知らんが
王座から退いたとは言えテーマ中にガントリシュ以外の規制を出さず、バリア来日や煉獄龍でパーミ寄りになり
XYZも取り込み勝手に強化され続け未だに時々結果を残すインフェルニティは不思議なデッキだよなぁ……
後インフェの呪文の有名なものは大抵実用性無いジョークなのでぶっちゃけフィーリングで回して殴っても問題ない。
と言うか大体殆どのデッキは呪文を持っているのが現在の遊戯王テーマデッキだったりする。
デッキ全除外コンボとかもてるのは流石にIFだけだろう
乙
イラストアドはMTGだとrk postとか好き
稲妻の天使とか
ブースタードラフトは身内でしかやったことないな
近場(というほど近くもなかったけど)店の大会はシールドしかやってなかった
MTGオンラインでやってるけど、やっぱりカードの売り買いが楽でいいね。
貸し借りも楽だけど、それでもやっぱりお金はかかる。
ファ!? 処女作まとめられててビビった
やる夫綴様、拙作をまとめてくださりありがとうございます
気づくのが遅れてしまい申し訳ありません
遊戯王ってMTGでいう常にヴィンテージ環境(全カードプールOK)だから、
カードパワーの強いカードを集めた人が勝つ状態になってるような。
MTGは新規でも大会出て大丈夫なようにスタンダード(最近発売〜数ブロック前までのみ)の
フォーマットを作ってるから、毎年戦略が変わってデッキが新しくなっていくんだよな。
逆にいやあMTGは常にカードとの多々買いを制し続ける奴が勝つって話なんだけどな
「スタン落ち」が無いだけで禁止・制限カードは色々あるから、ヴィンテージというよりレガシーが近い気がする
コスト意識の極めて薄いシステム的にカードパワーの差が出やすいのも確かだが
遊戯王でドラフトしたらどうなるかはスゲー気になるw 実際やった人とかいないんだろうか
確か比較的ドラフト向けのバトルパックだっけ
あれが海外であった筈、あれならば何とか……それ以外?
パック次第だけど、ヘタすればどれだけ攻撃力の高いレベル4以下を揃えるかで勝敗が(ry
ターミナルのウルトラって1箱に2枚じゃなかったっけ
シクは1枚全4種だからトリシュは1箱に2.25枚だったかと
あと助っ人外国人が一人入った横浜が優勝して追放された話なら最近の魔導書の神判がまさにそんな感じ
征竜?あれは子供4人が禁止、親4人が規制受けてやっと一般レベルだから
あとこれだけ規制されても征竜が未だ環境トップ占領って話題になるけど
GSとかストラクとかでパーツが簡単に集まるようになって使用者が増えた事と
征竜ギミックを搭載して構築は千差万別だけど全部ひとくくりで【征竜】と表記してるからそう見えるだけで
強さはもう他のトップ勢と同程度だと思う。少なくとも圧倒的という感じは全くしない。この感覚が既に麻痺してるんだけど
最近はアニメ主人公の遊馬が使ってる[ガガガ]デッキもよく見る気がする
ガガガシスターとリベンジのコンボで打点3100のフェルグラが簡単に出てくるのは
実際コワイ
>>614
ガガガウインド登場時の評価→なんであんな産廃出したんや……
現在の評価→まさか【ガガガ】の必須クラスにまで成長するとは……
シスターマジシャンキッドが手札にあれば先攻トレミス+フェルグラントとか余裕で出てくるからね
墓地にシスターかマジシャンいれば2枚から出てくるし
シスター1枚でガール&マシュマックが滅茶苦茶出しやすくなるので
マシュマック1killを好んで使っている俺には朗報すぎる
非公認で準優勝か…【ガガガ】も出世したなぁ
一方うちの【ゴゴゴ】は中の下です、サーチ下さい
つオノマト連携
尚シスターの活躍の影でガールもピン刺し安定と呼ばれるように
クラークちゃんは・・・うん
クラークは抜ける
続きを楽しみにしてます
>>621
ありがとうございます
近いうちになんとか……
仕事忙しい〜とか筆進まんっ!!
とか一言だけでもあれば結構待てるもんなんやで。
無理せずご自愛ください。
>>623
日記帳みたいに書き込むのってアレかなーと思ってたんですが
言われてみると確かに。うん、そうですよね
時間あいてしまいそうな時は一言書き込むようにします
ありがとうございます
遊戯王スレでは毎日日記のように書いてるのにカルト的な人気のあるスレだってある
作者は元気にしているのだろうか
流石にちと心配
全裸で正座待機してたら虫歯になったわ
どういうことだ…?
わけがわからんぞ
GWに更新ワンちゃん・・・あるかな
こっそり投下して一目散に逃げる
/ ̄ ̄\
/ヽ、_ \
. ((● ) |
. (ノ、__) | ____
.|⌒´ | / \
. | | / ― ヽ
. ヽ / / ( ●) '、
ヽ / | (__ノ_)
.> < \ `_⌒
| | / \
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ デッキには2つの考え方がある
┃
┃「最速で自分の勝ち筋を通す」ことに主眼を置いたコンボ・デッキ
┃「相手の邪魔をする」ことを目的としたメタ・デッキ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_________
| |
| |
| | ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
| | ┃ 封印されしエクゾディア
| | ┃ このカードと
| /^ ....┃ 「封印されし者の右腕」
l ,:' ′ .┃ 「封印されし者の左腕」
| , ' :' . ┃ 「封印されし者の右足」
| , ' , ! ...┃ 「封印されし者の左足」
|____/ '_」,.、 ...┃ が手札に揃ったとき、自分はデュエルに勝利する
j / ,ィン'´ ` 、 .....╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
, '´ '´ ィ、 i
,' '´ __ィ'´ ! :
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ とうぜん、運の要素が大きいのはコンボ・デッキの方だ
┃ 例えば「初手エクゾディア」なんて、その最たるものだろう
┃
┃ コンボ・デッキは勝ちも負けも明快だ
┃ 「封印されし」と名のついたカードはすべて制限カード……デッキに1枚しか入れられないから
┃ 1枚でも失うと勝ち筋が途絶えたも同然。揃えれば勝ち、失えば負け
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
/| |
||| .|
||o|. | | | | チャラッ チャラッ チャーン
|| | ∧_∧|__ ミヨヨヨ〜ン♪
||∩<`Д´>∩/
/:::::::::::::::::::::::/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 相手が「マインドクラッシュ」……手札のカードを捨てさせる罠なんてデッキに入れていた日には
┃ 対戦前から負け濃厚になってしまう。トリシューラだって辛い
┃
┃ その代わり、邪魔されなかった時の爆発力は目を見張るものがある
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__‐ v‐vv´-'‐ァ
__,. -``三三三三´ ̄ノ-,
_っ´ニ三三三三三三三彡,
ゝニ三三三三三___三三ラ
、-'三三三| ̄ ̄ ¨¨\ `ヽ、ソ
'‐、 三_ノ∠ヽ三ニ/ `ヽ i´
i 三ー――― ' ,ニニ、¨ヽ=|_
〉、三、__.=i´|ヾぞ´'`i三彡
ゝ〈三ヽ___ノ=ー、jヽー-`iハソ
ヽヽ三三∠ー_'_、 、ヽノ〈レぐ´_〉
_,..ン´三三三三ニニ=、〉〉、ヽ'ヾ=ゝ
,フ三三三三三r ⌒ヾ. ノ!/三ニヽ
/三/三三三三`ー '¨´=ハ=ハノ
/三/ ノノ三三三三三三ノ, V=ノ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ コンボ・デッキの対偶にあるのがメタ・デッキ
┃ 爆発力がなく、ちまちまライフを削り、相手の攻撃を耐えながら勝つという地味なデッキだが
┃ その分、どんなデッキを相手にしてもある程度戦える
┃
┃ 「個々のカード・パワーが高いカードを詰込んだだけのデッキ」
┃ ちょっと毛色は変わるが……【グッドスタッフ】と呼ばれるデッキもこちら側だ
┃ 強いモンスターで勝つのではなく、強いモンスターで相手を邪魔して勝つ……これが勝ち筋になる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ο /
O / ο .╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ο // O ┃ デュアル・スパーク
,;:''"゙゙'':.,/ .┃ 速攻魔法
−―==ニ二 ;: :; 二ニ=―‐‐ ┃ フィールド上のデュアルモンスターをリリースする
O :、,. ..,::'、‐- _ ,、. ┃ フィールド上のカードを1枚破壊する
O //`v:: 、 .┃ カードを1枚ドローする
// | ヽ .┃
/ ο O ...┃ (擬似1:1交換の万能除去カード)
/ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ メタ・デッキの中でも万能除去を持ったデッキはプレイヤーの実力が如実に現れる
┃ 【G・B・A】を擁するブラックフェザー、【デュアル・スパーク】を使える光デュアル……
┃
┃ ふんだんに採用された除去カードを背景にマストカード(止めるべきカード)を阻止し
┃ 時に攻撃を見過ごし、自分のライフを限界まで削りながら勝ち筋を通す様は圧巻ですらある
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___ ヽヽ
-‐/ ニ ”
'´ ヤ -‐'´
ヽ . ヤ
= ヽ |
.〃 | ヽ、 |
. ×゙ _ ン _ ン _
\ r土 ̄ _」┬┬ ト.、 _」
|‐ | ||== ⌒=||
_|‐ ' ´  ̄ ̄O ̄ |
. ri‐:':::二二::: ̄::;´::`!
.l:: !、
. |l: ((○)) ((○))',
!l :! |
.|l (__人__) |! |
. l.l. ヽ |!il|!|!| /
| ', |ェェェ| ,'
.| ヽ u i′
. ,rv' ` . /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ だから入速出プロがドラゴンデッキ……でっていうスペシャルを使ってきた時、本当に驚いた
┃ あれは相手の邪魔をする事などまったく考えていないデッキだ
┃ 墓地を経由してフィールドにカードを出す、という性質上墓地対策にも弱い
┃
┃ 対策はされないと思って使ってきた、なるほどそれはあり得る
┃ 自分が使うデッキもまた、墓地にカードを溜め込むデッキが多い
┃ 相手が次元パーツを嫌うなら、自分が除外を気にする必要はない、ということかもしれない……
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- }
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' |
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..|
,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´ ! ...|
! ⌒)ヘ ノ /:::::;/ } ..|
ヽ ´ノヘ/ /::::::/ ヾ / |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ しかしそうなると、デュエルは「運に支配される」
┃
┃ 例えばあの戦い、先攻は入速出プロだった……しかしもしも自分が先攻だったら?
┃ メタ・デッキ以上に1ターンの価値が重いのがコンボ・デッキだ
┃ もしも自分が先攻だったら、さして妨害カードを持っていない入速出プロはなすすべも無く負けていた
┃ ……そんな可能性だってあった
┃
┃ そして彼ほど運を嫌っているデュエリストは他にいないのだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_ -‐- 、
, ´ ` 、
/ \
,. -‐'fフフ 7 `、
/ r‐´ r‐、 / ヽ
ノ _/_ 」 .l | ー‐-‐' `ー‐-─ !
i _ _ .) ,' | ( ー‐) '" ( ー‐ ) !
! `{ ノ ヽ , ! /
| ー ― 、}´; ̄ ̄;` ー‐-/;:;\ ヽ_人__,ノ` /,.,.,.
l ,.-r /;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;ヽ_ ` ー __, イ:;ヽ:;:;:;
/i! 〕〈:;:;:;:;:i:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;:;:;! \ _ー‐_,./ i:;::;:ヽ:;:;
´:;:;:!ヽ _∠);;',|:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;ト、 /!;;;;;;;;;;〉、 ,,.イ:;:;:;:;:;:ヽ
:;:;:;:;:ゝ、_ /;;;;ノヽ:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;ト.`' ヾ--〈 V !:;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;O /`:;´/;:;;:;:|:;:;l:;:;:;:;:;:;/└-、:;_:;」 !;;;;;;;! |ヾ、:;.-‐
:;:;:;:;O:;':;:;:;:;/:;:;:;:;:;l:;:;:!:;:;:;:;/:;:;:;,.-‐´:;:;:| |;;;;;;;;| !:;:;\_:;:
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ 、:;_:;_:;:;:;:;:;:;:;/:;:;;:;:ヾ:;:;:;:;:;:;:! !;;;;;;;;;! /:;:;:;:;:;:;:;7
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 構築レベルで相手デッキを対策し
┃ 緻密なプレイングで勝利を物にする
┃
┃ 絶対に勝てる状況を作るために努力する人間、自分が抱く入速出プロのイメージだ
┃ そんな彼が、天に運を任せた?
┃
┃ ちぐはぐさに戸惑いを覚えた。まさか運ゲーに持ち込むことが、勝利への最適解とでもいうんだろうか?
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄ ̄\
/ \
./ ヽ
.l l
l l ( けど、だとしたら…… )
.l l
ヽ l
ヽ l
.) __,,../
/===、_〈
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 有利なのは自分だ
┃
┃ コンボ・デッキというものについて、自分よりも研究しているデュエリストはいないと思っている
┃「運を排除して勝つ」のが入速出プロだというなら
┃「運を手繰り寄せて勝つ」のが自分だ
┃
┃ 入速出プロの目論見が読めないまま2戦目を明日に控え、独りデッキを回していた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
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:
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|
釗
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【遊戯王連盟・本部】
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││ ~|'- ,,_... ||. ||二二二二二二||二二二二二二|| || ||
││ .| |''- ,,_.||. || || || || ||
││ .| | |..||. || || || || ||
││ .| | |..||. || || || || ||
││ ..______||. || || || ||───── ||
││ .i' ,--, ,--, ,--,.l||_____.....|| || || ||.l ̄l l ̄l l ̄l.i ..||
││ i'l二ll二ll二ll二l l||_____| || || || || l_l l_l l_l..i..||
││ .i'l三ll三ll三ll三l l.|| | || || || ||..l ̄l l ̄l l ̄l 'i.||
││ i'圭圭圭圭圭圭l.|| | || || || || .l_l l_l l_l...l||
││.i'______l || | || || || ||| ..||
││二二二二二二二||二二二二二二||二二二二二二||二二二二二二||二二二二二二||二二二二二二||
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. || ̄ ''''ー-...__ |.. _,..-‐'''"~ .| ..| | 「 ̄ .|
. ||  ̄''''ー- ___,..-‐'''"~ .| | | | |
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| /
| ./
| /
/ `¨´ ノ \ l ____
,' ,' ヽ l
i ( i ) /
', `゚''` `゚''ー' ´ /
ヽ、 /
ヽ /
`¨i ヽ
/ ヽ
/ ヽ
/ ̄ ̄\
/ __ノ ヽ
| ( ●) )
.| (__人)
| rつ ――よう、早いな
.| ((三)
ヽ ( <
ヽ /∧ ∨
∠ /⌒ ∧ ヽ
( \ / / ___)
|\ '' /|
| \_/ |
_____
,..-''"´ `''-,,
./ \
./ ヽ
/ ___ ____ ',
,' ____ ____ ',
l l ● l .l ● l l まあ、ここが正念場だしお
l ヽ、_ ノ ヽ、_ ノ .l 気合も入るってなもんだお
', ,'
', (__人__) /
ヽ、 └――┘ /
._`''-..,,_  ̄ ̄ _,,..-''"_
,..-''"´ `"''-..、
__ ━┓
/ 〜\ ┏┛
/ ノ (●)\ ・
. | (./) ⌒)\
. | (__ノ ̄ \ 正念場なのはオレの方だろ、1戦目負けてるんだ
\ |
\ / ここを落せば角番だ
. \ ⊂ヽ∩
/´ (,_ \.
/ \. \
./ / |. \ソ
( y' .|
___
/⌒ ー、\
/( ●) (●)\ だからこそ、正念場なんだお
. /::::::⌒(__人__)⌒::::::\
cー、 | |r┬-/ ' |⌒,一っ ここで勝てれば追い詰められる
,へ λ \ `ー‐' / 入 へ、
<<</ヽ /\>>>
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ニヘラ、と入速出プロが笑った
┃ ヒールキャラだとは聞いていたが、なるほど、これはぴったりだ
┃ 思わず自分も笑みがこぼれた
┃
┃ そうそう簡単に負けるわけにはいかない
┃ 自分はチャンピオンなのだから
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
________
/) / .) \
/ ./::/ ./:::/ ) \
l .l/ // ∠___ |
l / / / _、,,.ノ | どんなデッキを使うのか……
r /___) |
/ / | 楽しみにさせてもらうだろ
/ ノ |
{ jヽ /
.| i > 人_
| |/  ̄ ヽ
.| | ィ ヽ
____
/ ⌒ ⌒ \
./( ―) ( ●) \ おう、愉しんでってくれお
/::⌒(_人_)⌒::::: | チラッ
| ー .| なんせ「やる夫もどうなるかわからない」
\ /
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、 \
(○)(○ ) |
. (__人__) u .|
. ヽ`⌒ ´ | ( この分だと、今回もコンボデッキか? )
{ /
lヽ、 ,ィ'.) ./
j .}ン// ヽ
ノ '"´  ̄〉 |
. { 勹.. |
ヽ 、__,,ノ . |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 内心、ため息をついた
┃
┃ なるほど入速出プロほどのデュエリストが使うメタ・デッキは確かに恐ろしい
┃ 少しのミスが負けに繋がる。ちりちりとした緊張感がある
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ しかし、それと同じくらい「何をやってくるかわからない」というのは大きなプレッシャーだ
┃
┃ なにせこっちは妨害カードをまったく入れていない。コンボ始動の早さが総てのデッキ
┃ 定石どおりの動きでいいのか、博打をすべきなのか……
┃ 実戦経験の無いデッキで即断する。これは中々骨が折れる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__
/ 丶
/ `
/ ',
/ ___,ノ ゝ丿
/ (、__)(__ノ
/ { (___ノ、丿 ( それでも、勝つ。勝つのは俺だろ )
/ヽ\ ト.、 /
/ : : : .\\>、___,_∧
: : : : : : : : :\ ∧:::: ヘ : :\
●┃┃
━━━━ ● ● ● ● ● ● ● ● ●
●┃┃
.
________
/) / .) \
/ ./::/ ./:::/ ) \
l .l/ // ∠___ |
l / / / _、,,.ノ |.
r /___) | ( お化けが出た )
/ / |
/ ノ /
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ィ/|\____
/ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' 、、、 _
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l/ iiiii \/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..\
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
|
\ |
/`゙''―‐┬ |
| 、_ l ..|
ヽ 丿 |
|
l\
l ,' \
人 丿 / \
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ コンボデッキを評価する事は難しい
┃ コンボ始動の早さ、完遂の安定度、妨害されても遂げられる冗長性
┃ 総てひっくるめた上で完成度が高いギミックを求められる
┃
┃ しかし、ただ一つ選ぶとしたら……
┃ ――コンボデッキとは速度だ。突き詰めれば「先攻1ターン目に倒しきれるデッキ」
┃ こそ至上のコンボデッキと言える
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ 〉 _ノ ヽ、_ \
/ /' ( ―)(― ) | ..╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
./ //〉 (__人__) │ .┃ アルカナフォース XXI - THE WORLD
.l ´ イ| `⌒ ´ | ...┃ レベル8
.l iY | ┃ ATK 3,100
./ ハ ! / .┃ DEF 3,100
./ / ' ヽ / ....┃ 召喚に成功した時コイントスをして以下の効果を得る
l / .〉-r:::┬〈、 .┃ ●表:エンドフェイズにモンスターを2体墓地へ送って発動
__「 ー‐1 ./Λ 〉.:〈 7//\ ....┃ 次の相手のターンをスキップする
i//7777|/////V::::::V/////\ .┃ ●裏:相手のドローフェイズ毎に、対戦相手は
|//////|//////∧::://///////} ..┃ 墓地の一番上のモンスターを手札に加える
|//////| ///////∨/////////{ .╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 遊戯王において「先攻1ターン目で勝利する」というのは非情に難しい
┃ 先攻はバトルフェイズが無いため、攻撃以外のダメージで8,000点を削りきる必要がある
┃
┃ 色んなギミックを考えた。アルカナフォースで相手ターンを飛ばしたり……
┃ 一時期はコイントスで表を出す練習に本気で取り組んでみたりもしたけれど
┃
┃ しかし、流石に実用性が無さ過ぎたから、方針を変えた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
, |
,,..イ |
l _,,,...イ´ | |
ヽ、ヽ __,,..-t''"´:::::::::::| l |
| ヽ:::::::::::::ノ / .|
ヽ、  ̄ / | ( やってみろ、ってことだよな )
|
|
ヽ |
| |
.人 / |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「相手にターンを渡しても、反撃させなければいい」
┃
┃ そして反撃には手札が必要だ。手札なしには何もできない。
┃ ならば先攻1ターン目で相手手札を根こそぎもぎ取ってしまえばいいだけ。
┃
┃ ・ ・ ・ .・ ・
┃ ……と言うのは簡単だが、実現させるのは難しい。難しかった
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ <<インフェルニティ・デーモン>>
┃ <<インフェルニティ・ネクロマンサー>>
┃ <<愚かな埋葬>>
┃ <<インフェルニティ・ガン>>
┃ <<ワン・フォー・ワン>>
┃ <<神の宣告>>
┃
┃ インフェルニティ・デッキの真髄
┃ 先攻1ターンキルを約束する手札が、揃っていた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 美筆プロ 手札6・墓地モンスター0
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━━━━━━╋
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__). rm、 インフェルニティ・ガンを発動する
| ` ⌒´ノr川 || 効果で手札のデーモンを切る
. | }.,! ノ'
. ヽ }モニカ
ヽ ノソ.:.::.:/
/:::::.、ヘヤ/.:.../
|:::::::::..`´.:.:.:/
|:::::::::::.:::::.i´
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) 次いで愚かな埋葬を発動するだろ
| ` ⌒´ノ 対象は……
. | ∩ ノ ⊃
/ヾ.、_ ノヾ、_ノ インフェルニティ・リベンジャー
(.:::::::\ /::::./ノ:│
\:::::..“::::/_|::::::|
\::/Φ:::::::::::/
/ ̄ ̄ ̄\
../ _, 、_. \
/ (● ) (● ) \
| (__人__) | ( ……リベンジャー?)
\ ` ⌒´ / ( チューナーなら自己リクルートできる )
〆~\ /ヽ ( ビートルの方じゃないのかお? )
/:::;;;、:::::::i::ヽ`介´/::::i::::::::::ヽ
<:::::::::::<|:::::::l::::ヽ| | i::::::7;;;;;;:l::::}
. \::::::::\:::::\;;;i,,/:/:::::::::i:::::{
(⊃ ̄ ̄\
(⊃ _ノ \
(⊃ ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ そしてワン・フォー・ワン
. | }::\ 発動コストはネクロマンサー
/ヽ }:::::::\
/:::::::::ヽ、____ノ::::::::::::::) デッキからインフェルニティ・ミラージュを特殊召喚だ
/::::::::::::::::.ヘ.:.ヤ、:::>7|:::_::/
|:::::::::::::::::::::::::::ゞ/ ̄ ̄(_)
\:::::::::::\ /| JJJ (
\:::::::/:::::ヾ 、/⊂_)
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ', ( 最低でも墓地から5体まで蘇生…… )
/ > o`ー-- } ( 末恐ろしい展開力だお )
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j ( けど何を作ってくる? )
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' | ( 中途半端な手組みなら返して見せるお )
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ミラージュ ...┃ 美筆プロ 手札1・墓地モンスター3
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 手札 神の警告
┗━/ ̄ ̄\ ━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ 墓地 IFデーモン
┏/ \━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ IFリヴェンジャー
┃| | . ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ IFネクロマンサー
. | .|....┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ガン(済) .╋━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ | _ |...┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
. | (⌒`、 } . ┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
. ヽ `¨\\}
ヽ ,、ヽ
ゝ .<_/ /
| ,r´
| |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ため息をついて、覚悟を決めた
┃
┃ インフェルニティというデッキは「手札が0であること」が条件だ
┃ 一度動いてしまえば、その後の巻き返しは難しい
┃
┃ その一度に総てを賭ける必要がある……どうせ動くなら派手にやればいい
┃ 相手がヴェーラーを握っていたら、そこまでだったというだけの話
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ \
| _ノ ヽ、
. | (● ) 、! カードを1枚伏せてミラージュ効果発動だ
| (__ノ_) 墓地のネクロマンサーとリベンジャーを蘇生する
. | `⌒ノ
. ヽ } 蘇生したネクロマンサーの効果発動
ヽ ノ 墓地からデーモンを蘇生
.> <
| |
| |
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人__) |
(`⌒ ´ | デーモンの効果でデッキからガンをサーチ、1枚伏せる
{ |
{ / 3体でシンクロ、<<ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン>>特殊召喚
ヽ く 効果を発動して墓地のミラージュを除外だ
⊂てヽ / ヽ
{三_ ィ `´ /| ィ |
.\__/ | | |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン
┃ レベル8 闇属性チューナー+悪魔族非チューナー1体以上
┃ ATK 3,000
┃ DEF 2,500
┃ 1ターンに1度、墓地に存在するレベル6以下のモンスターを除外して発動できる
┃ エンドフェイズまで、このカードは除外したモンスターと同じ効果を持つ
┃
┃ つまり今、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンはミラージュと同じ効果を持っている
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 百目龍 ┃ 美筆プロ 手札0・墓地モンスター3・除外1
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ (ミラージュ) ...┃ 墓地 IFデーモン
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ IFリヴェンジャー
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ IFネクロマンサー
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 除外 IFミラージュ
┃ ┃ ┃ ┃ ガン(裏) 警告(裏) ガン(済) ..╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
__
,..-''"´ `"''-、
/-――- -―\
/ _ _ .',
,' イ::::)` イ::::)` ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l
l ( ,、 ) l ありません、通しますお
'., `¨¨´ `¨¨´ /
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 入速出プロは気づいているだろうか?
┃ 墓地のカードこそ減っているが、フィールド上にミラージュ1体だけが存在している……
┃
┃「コンボ開始前と同じ状況が再現されている」
┃「にも関わらずカードが1枚増えている」
┃ これこそが正にこのコンボの肝なのだが……
┃
┃ 無表情を貫き通す入速出プロの目からは何も読み取れない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
⌒´ ヽ、,_ \
(●)(●.) |
(_人___) |
'、 │
} { ミラージュ(ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン)の効果発動
!、______ .ィ-ート、 墓地のネクロマンサーとデーモンを蘇生
V/_:_ュ:-:-: ヽ
{ャ< : : : : : : : : :. デーモン効果発動。デッキからネクロマンサーをサーチする
/ー-、: : : : : : : : : :'., インフェルニティ・ガン発動。ネクロマンサーを捨てるぞ
「r'、 / : : : : :`、 : : : : : : : : :'.,
} r'、 ヘ、 / : : : : : : : : : : : : : : : : : : i
i/ ム、} .{ i : : : : : : : : : V : : : : : : : : |
( ヽ、
__\ \
<__ \ \
/<__ \ \ ヘ /⌒/
./ └--ミ ヽ、\ - \ |
. , '′ ⌒ヽ,__ノ丶 - 〉
/ ( ● >、 、( \ !
/ , `'''" _, \_ヽ { ガンをリリースして効果発動
./ { , ( \)、ヘ > 墓地のネクロマンサーとリベンジャーを蘇生する
| ゝ-イ `''" ./ \ ∠
,.-/| ゞニ>一′ ./ \(⌒) デーモンとリベンジャーで<<A・O・J カタストル>>をシンクロ
/ | \ヽ ./ .ヾ、 ネクロマンサーの効果でリベンジャーを蘇生する
 ̄< ! `\ /___ \/ カタストルとリベンジャーで<<氷結界の龍ブリューナク>>をシンクロ
_ \ ! > ー-- イ \_  ̄ ̄\_\
!  ̄ ̄ ヽ /{ )\ | ∠ ノ)ヽ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| (⌒ )(⌒)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ
| } ネクロマンサー効果発動、デーモンを蘇生する
ヽ ヘミ| デーモン効果発動、ネクロマンサーをデッキからサーチ
/,` 、` -`,--` ,
__,---/;;;;;` `-,-/ニニ | フィールドのネクロマンサー2体でエクシーズ
/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,>、 /::l,_l・ ,<、__ <<虚空海竜リヴァイエール>>をエクシーズ召喚
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::<:::::::ヽ``l::::| |`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::\|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
__
/ ./}\
/ ,r'"/ .\
ハ / / ヽ、 /"i
.ソ ノ / / (●/ ..,ィ´
| レ' '- '~ /..|_ エクシーズ素材を取り除いて効果発動
l t".,.-┘.) 【除外ゾーンにあるミラージュを特殊召喚】
. ', 、-ーr'、
.\ ゛''´.ノ
) /`´
/ /ヽ
. / / │
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 虚空海竜リヴァイエール
┃ レベル3×2
┃ ATK 1,800
┃ DEF 1,600
┃ 1ターンに1度、エクシーズ素材を1つ取り除く事で、
┃ ゲームから除外されているレベル4以下のモンスター1体を選択して特殊召喚する
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ミラージュ 虚空海竜 デーモン ブリューナク .┃ 美筆プロ 手札1・墓地3
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ×1┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 手札 IFネクロマンサー
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ 墓地 IFリヴェンジャー
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ IFネクロマンサー
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 警告(裏) ガン(済) . ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
,,..-――-..,,
/ \
/ u ヽ
/ l
l `≧x_ r≦ l
. |. u t'' Oj´ ィOツ ', ……それも、通しますお
. ', `¨¨´ ヽ l
. ヽ. (_ノ--' ノ
. _ ---‐| \、 ___´¨`,..-<
/´ l l \ | r-ヽ `ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 入速出プロの額に、一筋の汗が流れた
┃ 驚きとも、焦りともつかない表情でフィールドに現れたミラージュを注視している
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
【Before】
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ミラージュ
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ガン(済)
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
【After】
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ ミラージュ 虚空海竜 デーモン ブリューナク .
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ×1┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 警告(裏) ガン(済) .
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ そうだ。フィールドにミラージュしかいない状況から、ここまで持ってきた
┃ ミラージュはワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの効果で除外された。除外されたはずだ
┃ だから、もう効果を使う方法は無かったはずなのだ
┃
┃ それがフィールドに戻ってきた。他のプロならまだしも入速出プロが気づかないわけがない
┃「この先に起こる致命的な何か」を感じているはずだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. / ̄ ̄\
. / \
. | _ノ ヽ、. .|
. !. (一)(ー) |
, っ (__人__) | ネクロマンサーを捨ててブリューナク効果、デーモンを戻す
. / ミ) `⌒´ / デーモンを捨ててブリューナク効果発動、リヴァイエールを戻す
. / ノゝ /
i レ'´ ヽ
| |/| | |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ エクシーズ・モンスターは「1ターンに1度しか効果を発動できない」
┃ これを回避するために結構頭を絞ったが……ブリューナクで一度デッキに戻す、これしかない
┃
┃ 普通はコンボが繋がらなくなる。手札を切ってデッキに戻しているわけだから
┃ しかしインフェルニティならば。デーモンは特殊召喚されるたび、カードをサーチできる
┃ そしてサーチしてきたカードは、コンボに必要ない。ただのコストと計算できる
┃
┃ まったく、規格外のデッキだよ、こいつは
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
., ──‐、
/ \
| _ノ ヽ
| ( ●) (●)
| (__人__) , -―ーっ ミラージュ効果発動、ネクロマンサーを2体蘇生
| ` ⌒´ノ ( ゝ彡 ̄
. ン } |. | ネクロマンサー効果発動、デーモン蘇生
/⌒ ノ .|, | デーモンの効果で<<インフェルニティ・バリア>>を手札に加える
/ ノ _ィ ´ー‐ィ' | 手札を1枚セットする
../ / r_____ ノ
/ / |i
., ──‐、
/ \
/ ヽ、_ |
(●) (● ) | ネクロマンサーの効果発動、リベンジャーを蘇生する
⊂ー―- , (__人__) |
. ̄ミ_と ) (`⌒ ´ | デーモン、ネクロマンサー、リベンジャーでシンクロ
| |゙ { | <<ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン>>をシンクロ召喚
| |. ヽ 人
| ト─、,ト ⌒\ 効果発動、当然ミラージュを除外
.ヽ__ ゝ ヽ ヽ
| ヽ ヽ
/ ̄ ̄\
/ ヽ、. _ノ \
| (●)(●) |
| (__人__) |
| ` ⌒´ | ミラージュ(ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン)の効果発動
| } ネクロマンサーを2体蘇生する
ヽ }
人_____ノ"⌒ヽ
/ \
/ へ \
( ヽγ⌒) | \ \
 ̄ ̄ ̄\__/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 美筆プロ 手札0・墓地5・除外1
┃ ┃ ネクロ ネクロ ネクロ ブリュ .┃ 墓地 IFデーモン
┃ ┃ ┃(A) ┃ ┃(B).┃....┃(C).┃....┃ ┃ ┃ IFリベンジャー
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ 百目龍×2
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ A・O・J カタストル
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 除外 IFミラージュ
┃ ┃ ┃ ┃ バリア(裏) 警告(裏) ガン(済) .......╋━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ さて、これで墓地は整った
┃
┃ このコンボは3段階に分かれている
┃1.墓地に「デーモン」「ネクロ」「リヴェンジャー」がいる状況でミラージュ召喚からアイドラに繋げる第一段階
┃2.場に「ブリューナク」「ネクロマンサー3体」「セットカード1枚」
┃ 墓地に「デーモン」「リベンジャー」「アイドラ2体」を揃える第二段階
┃
┃ 今、総ての準備は整った
┃ ここからが、本番だ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、 \ ,.:┐
.( ●)( ●) ..| / |
(__人__) .|./ / ネクロの効果発動、デーモン蘇生
i⌒ ´ .r−、 |/ / デーモン効果発動、デーモンをサーチするぞ
{ ヽ, ',. .,/ :/',
.ヽ .| l_/_, -‐、', ネクロ2体でリヴァイエールをエクシーズ召喚
.ヽ . | / , -−'i| リヴァイエール効果でミラージュを特殊召喚だ
/ { V , -−ヘ
| ヽ L| r= |
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)( ●)
| (__人__) デーモンを捨ててブリューナク効果、リヴァイエールを戻す
| `⌒ ´l
| } ネクロマンサー効果でデーモンを蘇生
ヽ } | ̄| デーモン効果発動、ビートルをサーチする
ゝ 丿 .|_|
____( ̄ ̄ ⌒ヽ / /_ デーモン2体で<<ダイガスタ・エメラル>>をエクシーズ召喚
i⌒ゝ、 ヽ ヽ. / .⊂) i⌒ゝ、
i;;;;;;;;;;|__ L人  ̄ ノ__i;;;;;;;;;;|
/ ̄ ̄\
m n _∩ / _ノ ヽ、_ \
⊂二⌒ __) | (●)(●) | エメラル効果発動
\ \. | (__人__) .| / / アイドラ2体、デーモンをデッキに戻す。1枚ドロー……
\ \. | `⌒ ´ | / /
\ \. | |. / / ブリュ効果、ビートルを捨ててネクロマンサーを手札に戻す
\ \. ヽ / / / ブリュ効果、ネクロを捨ててエメラルをEXデッキに戻す
\ \ヽ _ / / ブリュ効果、グレファーを捨ててガンを手札に戻す
\  ̄` , ' ̄ / カードを1枚伏せるぞ
/ /
/ ̄ ̄\
rヽ / ノ \ \ ミラージュ効果発動、ネクロ2体蘇生
i ! | (●)(●) | ネクロ効果発動、リベンジャー蘇生
r;r‐r/ | | (__人__) | ネクロ効果発動、デーモン蘇生
〈_L (`ヽ .} | ` ⌒´ ノ
l` ( ``/ . | } デーモン効果でバリアをサーチ、1枚セット
ヽ l . ヽ } 3体でシンクロ、アイドラ。効果でミラージュ除外
|,. l /⌒ ー‐ ィ ヽ アイドラをリリースしてネクロ2体を蘇生だ
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 美筆プロ 手札0・墓地4・除外1
┃ ┃ ネクロ ネクロ ネクロ ブリュ .┃ 墓地 IFデーモン
┃ ┃ ┃(A) ┃ ┃(B).┃....┃(C).┃....┃ ┃ ┃ IFリベンジャー
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ A・O・J カタストル
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ IFビートル
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 除外 IFミラージュ
┃ ┃バリア(裏) バリア(裏) 警告(裏) ガン(済) ╋━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
↑New
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 墓地からワンハンドレット・アイ・ドラゴンが姿を消し、場にカードが1枚追加されて……
┃「また、ネクロ3体、ブリュ1体の状況が完成した」
┃
┃ そしてこのコンボはループする
┃ デッキの中にインフェルニティと名のついたカードが2枚ある限り、同じことを繰り返せる
┃
┃ 勿論これを延々と続けたところで伏せカードが増えていくだけの話
┃ 有利にこそなれど、相手を壊滅はさせられない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
突然投下が来たと思ったらIFソリティアがはじまっとるw
,,..-――-..,,
/ \
/ ヽ
/ ___) ヽ- l
l '´ r .l
.|. U =≡= =='' ', あぁ……なるほど……
. ', ヽ l
. ヽ. (_ノ--' ノ
. _ ---‐| \、 ____ ,,..-<
/´ l l \ | r-ヽ `ヽ
. / | ヽ .>、 r'__..>> |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 何か計算するように右手を忙しなく動かしていた入速出プロが、ため息ともつかない呟きを漏らした
┃ このデッキのギミックに気づいたのだろう
┃
┃ リヴァイエールを使えばミラージュが出てくる、ミラージュが居ればアイドラに繋がる
┃ そして、残った1体のネクロマンサーを、どう使うかが焦点であって……こいつは自由に使える
┃ たとえば「ネクロマンサーの効果でビートルを蘇生して、トリシューラを出す」こともできる
┃
┃ 効果を使ったトリシューラはブリューナクで戻せば、またループが始まる
┃ つまり「手札5枚総てを除外できる」
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
, ´ \
/ ヽ
./ -- ..,_ _‘.
,' __ __´_ ‘.
,  ̄ ̄  ̄ ̄ ‘.
{ ∪ "' 、、 } サレンダー(投了)するお
ヽ ゝ-‐ ー- ' '
\ 、 <_
>,7/1 _ ,r' `'rv////
〈/////」 V / l///\
__//////ン 〈,r' _〉Y// ト、
{//\`¨7 o⌒f \,r'´ 、ゝ///|.:.ヽ
j,////`7'__`] !_ ! Y´ ` \,r':、<
/ ̄ ̄\
/ \
| _ノ ヽ、
. | (● ) 、!
| (__ノ_) ( 負けを悟って、手札を見せない為に投了したか )
. | `⌒ノ
. ヽ } 了解だろ
ヽ ノ
.> <
| |
| |
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ノ ( こうなるとサイドチェンジが難しいだろ )
| ∩ノ ⊃ }
/ヽ / _ノ } ( 魔法除去いれるしかないか…… )
( ヽ / / ノ
ヽ “ /_| |
\__/__ /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 遊戯王プロデュエルは1マッチ2本先取のマッチ戦を採用している
┃ そして1戦終わるごとに、サイドチェンジ……
┃ 15枚から成る「サイドデッキ」と呼ばれるデッキと、メインデッキの中身を交換する権利が与えられる
┃
┃ 相手のデッキに有効なカード、自分のデッキの弱点を補うカード
┃ メインデッキに入れるには足らなくても、相手次第では使いたいカードでサイドデッキを組み
┃ 1戦ごとに交換することで、どんなデッキ相手でも勝てるようにするわけだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
/⌒ ー \
. /(●) (●) \ +
/:::⌒(__人__)⌒::::: ヽ
| |r┬-| | +
\_ `ー'´ _,/
. / \ +
. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | トン
_(,,) (,,)_
/ | | \
/ |________.| \
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 自分は、サイドチェンジこそ入速出プロの真骨頂と思っている
┃ メインから相手デッキを対策しつつも、外した時の用意を備え
┃ さらには相手が使ってくる対策カードまで読みを広げる
┃
┃ 幅広いカード知識を十全に使いこなして最善手を指し続ける
┃ それこそが、入速出プロの強さだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
/⌒ ⌒\
/( ―) (―)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |
__( ⌒-ィ⌒ヽ、 /⌒` '⌒ )__
`ー-ゝィソノー‐ヾy_ノー"
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
. ( (● ) |
. (人__) |
r-ヽ |
(三) | | ……サイドチェンジは、もういいのか?
> ノ /
/ / ヽ /
/ / へ> <
|___ヽ \/ )
|\ /|
| \_/ |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ その入速出プロが、サイドデッキに手をつけていない
┃ 驚きのあまり声が出た
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-―─- 、
/ \
′ ⌒ ⌒ ,
i ( ―) (― ) i
| (__人__) |
、 ノ .・ .・
⊂⌒ヽ > <_/⌒つ 先攻だし、変える必要ねーお
\ 丶′ 7
\ ノ ト、_/
. ′ |
. i |
乂 イ
| /ー―一 、 |
し′ 、_j
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「遊戯王は先攻が攻めるゲーム」
┃ と言っても過言ではない
┃ 何せ先攻1ターン目は、先攻だけが手札6枚で後攻は手札5枚
┃ 先攻の手番は常に相手より1枚手札が多い状況で戦うことが出来る
┃
┃ これに加えて罠カードを一足先に発動できるという優位
┃ 先攻が攻めきるか、後攻が受けかわして反撃を通すか
┃
┃ 極論すれば遊戯王というゲームは、そういうバランスの上で成り立っている
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ 〉 _ノ ヽ、_ \
/ /' ( ―)(― ) |
./ //〉 (__人__) │
.l ´ イ| `⌒ ´ |
.l iY |
./ ハ ! / ( 先攻だから変える必要がない…… )
./ / ' ヽ /
l / .〉-r:::┬〈、
__「 ー‐1 ./Λ 〉.:〈 7//\
i//7777|/////V::::::V/////\
|//////|//////∧::://///////}
|//////| ///////∨/////////{
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「相手の対策なんてせず、ガンガン攻めるデッキだからサイドチェンジは必要ない」
┃ 入速出プロの言葉を意訳すれば、彼はコンボ・デッキを使っている……はずだ
┃
┃ 1戦目に引き続き、入速出プロは自分の持ち味を捨てて挑んできた
┃ その意味に頭を悩ませながら……サイドチェンジを済ませた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
/ ',
.l '⌒ヽ ,ノ⌒ .l
.l (tリ\,_ 、__, l 先攻ドロー、スタンバイメイン
.', U `ー', ヽ /
\ l 人 l /`ヽ
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ',
./ l
__
,..-''"´ `"''-、
/-――- -―\
/ _ _ .',
,' イ::::)` イ::::)` ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l <<E・HERO エアーマン>>を召喚
l ( ,、 ) l 効果でアナザーネオスを手札に加えるお
'., `¨¨´ `¨¨´ /
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ E・HERO エアーマン
┃ ATK 1,800
┃ DEF 300
┃ このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、以下の効果から選んで発動できる
┃ ・このカード以外のフィールド上の「HERO」の数だけ罠・魔法カードを破壊できる
┃ ・デッキから「HERO」と名のついたモンスターを1体手札に加える
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | u. (__人__) ( HEROビートか光デュアル? )
| ` ⌒´ノ
. | } ( コンボ・デッキには見えないモンスターだろ )
. ヽ } ( しかしサイドチェンジしなかった理由は……? )
ヽ ノ
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
,,..-――-..,,
/ \
/ ヽ
/ ___) ヽ- l
/l '´ _ r .l
/ ..| t''j"´ =='' ',
/`ヽ、__.', `¨¨´ ヽ l カードを3枚伏せてエンドだお
./ \ .ヽ. (_ノ--' ノ
/ /-‐| \、 ____ ,,..-<
./ ./ l l \ | r-ヽ `ヽ
/ l | ヽ .>、 r'__..>> |
./ iヽ .|_ヽ.イ .〈Y´ i `''1 | |
' l 、 < ´ .i | i | | |
\ / _,,-ヽ ヽ .i .| .i .|.l |
.ヽ∠-''"ヽ ヽ i .| i |l ..|
_
, ´ _ノ ヽ
| ( ー ●)
| (__人_)
| ,!`i ,. -っ ( 余計な事は考えない方がいいか )
! ! 釻 了
_,.ィ'{`.ノ ,-´ー- -、
_,.-‐'´:::/::/`ヽ、 ./:::\::::::::::::l
/´:::::::::::::く::/..::::::::::::::7::::´::::::::::::::〉
/ :::::\::::::::/.::::::::::.::/.:::::::::::::::/.:/
ヽ、:::...ゞ::i:/...::::::. イ/::::::::::::::::/:::`7
ソ.::::::`i〉::::..::/,.:´::::::::::::::ノ::::::::: l
\::.:::::::::.:.::レ::::o::::::::::::{ヘ:::::::::: i
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 入速出プロの狙いがわからない以上、見えている状況から判断するより他ない
┃ 伏せは3枚。易々動ける状況じゃない。ハリケーンかサイクロンを引くまで墓地を肥やすのが上策か
┃
┃ コンボデッキの宿命として、1度攻撃をしくじると建て直しは殆ど不可能だ
┃ じりじりとバックを削り、一気に攻撃を通す……このターンは凌ぐしかない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ ヽ_ .\
( ●)( ●) |
(__人__) |
l` ⌒´ |
{ | モンスターをセット
{ / カードを2枚伏せてエンドだ
_. -: ´Λ _.へ` 、
r<: : : : /:|: :、  ̄r' \ :\_
/: : :l : : : : : :\`IエL>、 >ヘ::Λ
|: : : ト、: : : : : : : : : : : : : `ー/ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-、: : く:r 、: : : V }
/: : :_ン´: : : : \ ,___, ィ ): : :`く : : : ヘ|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
___
/ ヽ、_ \
/(● ) (● ) \
/:::⌒(__人__)⌒::::: \ エンドフェイズ前、サイクロン発動だお
| l^l^lnー'´ | 対象はやる夫から見て右側の伏せ
\ヽ L /
ゝ ノ
/ /
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人___) |
| u |
| .| 通ります、奈落の落とし穴が破壊されて墓地に
ヽ 、 ,イ
/ヽ,ー- ト、
_, 、 -─ '".:.ヽ:.:.\__ /ノ ト、__
__ ,. ー 、...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....
\ r 、 _ \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::'ー、
} }/ ) V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:ゝ/ ./ __ V ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:.:.:.\
}:::::ゝ ソ ,Y i::::::/::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:.:.:.:. \
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 強い動きに眉根が寄った
┃ エンドフェイズにサイクロンを打つ「エンドサイク」は、伏せられたカードを発動させずに破壊できる
┃ 定石どおりの動きではあるが、しかしこっちの伏せは2枚だ
┃
┃ 伏せカードというのは「1枚もないか」「1枚以上あるか」というのが問題
┃ 2枚の伏せと1枚の伏せには大差ない。何故なら「妨害される可能性」はどちらでもありうるからだ
┃ エンドサイクは定石通りの動きだが、それは伏せが1枚の場合
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄ \
-` ⌒ ヽ、_ \
´ ●)(● ) |
(_人_) |
'、 | ( ミラクル・フュージョンまで握ってるか )
| |
| 、 .ィハ、_
≧ュ─ー ´ /.......ヽ
//Y:::ハ、 ̄/...:::::::::::...>、
,.<..::/:r〉:::li `y .:::::::/::::::::::::::::::..ヽ、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 定石を外す、そこには何らかの理由があるはずで……「1枚なら何とかなる」というのが真相だろう
┃
┃ 今回はたまたま奈落が抜かれたが、これが残っていたとして
┃ セットモンスターがネクロマンサーということまで、入速出プロなら読んでるはずだから
┃ エクシーズに奈落、その後ミラクルフュージョンという筋を睨んでの行動だろうか
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) ⌒ ..i
i. ( ●) .| ドロー、スタンバイメイン……
. \(_入_ノ /
\______/ E・HERO アナザーネオスを召喚
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\ 何かあるかお?
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ E・HERO アナザーネオス
┃ ATK 1,900
┃ DEF 1,300
┃
┃ インフェルニティ・ネクロマンサーの守備力は2,000
┃ 定石なら2体で殴ってくるシチュエーションだが、セットネクロマンサーを読んでいるなら……
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ ヽ_ \
| (⌒ )(⌒)
. | (__人__)
| U ` ⌒´ノ
. | | いえ、ありません
. ヽ |
ヽ __ , _ ノ
_,,,, 「:::ー----ー"::i、___
_,,..r''''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::`''ー-、
/::::::r::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ..ヽ
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/ :::⌒(__人__)⌒::::\ それじゃあ2体でエクシーズ
| |r┬ i | 【H-C エクスカリバー】をエクシーズ召喚するお
\__ `ー‐' __/ エクシーズ素材を2枚取り除いて効果発動
/::::::::ハ\/Vヽ/;:i:::::::ヽ
| :::r::l::l ハ |:7::::::l::|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ H−C エクスカリバー
┃ 戦士族レベル4モンスター×2
┃ ATK 2,000
┃ DEF 2,000
┃ エクシーズ素材を2つ取り除いて発動できる
┃ このカードの攻撃力は次の相手のエンドフェイズまで倍になる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
,,..-――-..,,
/ \
/ ヽ
/ ___) ヽ- l 手札からミラクル・フュージョン発動
/l '´ r .l 墓地のエアーマンとアナザーネオスを除外
/ ..|. U =≡= =='' ',
/`ヽ、__.', ヽ l E・HERO シャイニングを特殊召喚するお
./ \ .ヽ. (_ノ--' ノ
/ /-‐| \、 ____ ,,..-<
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ E・HERO シャイニング
┃ ATK 2,600
┃ DEF 2,100
┃ ゲームから除外されている「E・HERO」の数×300ポイント攻撃力がアップする
┃ このカードが墓地に送られた時、除外されている「E・HERO」を2枚まで手札に加えることが出来る
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__
/ 丶
/ `
/ ',
/ ___,ノ ゝ丿
/ (、__)(__ノ
/ { (___ノ、丿 ( ブレードハートではなくエクスカリバーを出す事で
/ヽ\ ト.、 / 墓地にHEROを2枚送ってミラクルフュージョンを発動 )
/ : : : .\\>、___,_∧
: : : : : : : : :\ ∧:::: ヘ : :\ ( 確実にダメージを与えつつ、フィールドにHEROを残して
/ : : : : : : : : : : : :ハ、}:::::{ `; : : :`: 、 超融合を警戒させる)
. /: : : : : : : : : : : : : : : ::∧:::::`, | : : : : : :.
{ :.| : : : : : :|: : : : : : : : : :∧:::::V: : : :.V. :ト、
. ;': / : : : : : :|: : : : : : : : : : :∧::::i : : : :.|ノ : :\
. /:./: : : : : : :.ノ/ : : : : : : : : :.Λ::l : : : .L:_:_: : : ヽ
/ : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : :Λi: : :.r'==、: :`.、:.ヘ
/ ̄ ̄ \
__ノ `⌒ \
(●).(● ) |
(__人___) |
, =二ニニヽ、 | ( 強い動きだろ )
/ 二 ヽ、`,┘ ト、
/ -、 }、j┘ イ ⌒ヽ ( これはもう一か八か、動くしかないか )
/ /{_/_ ,/ }
/ ノ∧ ィ }
| | / i | |
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (一) \ バトルフェイズ、シャイニングでモンスターを攻撃
| (__人__) | ネクロマンサー。破壊されるだろ>
\ `_⌒ ´ /
. ノ.,.,.,.,.,.,.,/ )ヽ.,.,.,く エクスカリバーでダイレクトアタック
(;:;:;:\;:;:/|_ノi );:;:;:;:) 通る。残りライフ4,000>
. |;:;:;:;:゙;:;:;:;:;:|;:;:;:|;:;:;:;:;:;:/
\_;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:|;:;:;:;:::ノ
____
. '" U `丶、
/ \ \
/ `¨″ `'ー'" ̄`
{ 三三 三三 } ……カードを1枚伏せてエンドだお
'. J /
\ u ゙'ー'^'ー'゙ /
`¨7  ̄ ‘,
/ ‘,
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ ドローフェイズ、ドロー
| }
ヽ / スタンバイ。メインフェイズに入る
___イ.ヽヽ、___ _ノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ
| \/゙(__)\,| i
> ヽ. ハ | |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ トップはワン・フォー・ワン。悪くないドローだ
┃
┃ 入速出プロの伏せカードは3枚。1枚は超融合だろう
┃ 残り2枚の内1ターン目から伏せているカードは、まったく解らない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 先ほどエンドサイクをしてきたということは……
┃ 初手にエアーマン、超融合、ミラクルフュージョン、サイクロン、デュアルスパークがあったと予想できる
┃ デュアスパ、ミラクル、超融合が揃っているからこその定石外しエンドサイクだったのだ
┃
┃ そこに1ターン目からの伏せカードが加わると、先攻2ターン目開始時の入速出プロの手札は
┃「アナネオ、ミラクルフュージョン、○○orデュアルスパーク」の2択になる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/´ ̄ ̄ ̄ ̄ `\.
/ \
/ '.,
| ___ノ'′ ゙ヽ、___ ..|
| .|
| ;;;( ● ) ノヽ ( ● ) |
| .´"''",. "''"´ |
|.. ( j ) .l
| `ー-‐´`ー-‐′ /
.丶 ` ⌒ ´ /
ヽ /
ヽ /
ゝ _ /イ\
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ G・B・Aと違ってデュアスパは速攻魔法だ。自分のターンなら手札から発動できる
┃ 場にデュアルモンスターがいない先攻1ターン目に伏せておく必要性はない
┃ デュアルスパークを伏せる可能性は、せいぜいが伏せの水増し、罠ブラフ用といったところか……
┃
┃ しかしこれは手札に有効な罠カードが無い場合の話。現状、入速出プロの手札は1枚
┃ 超融合は発動コストに手札を1枚要求する
┃ デュアルスパークは強いカードだが、現状はいらないカードだ。リカバリーを考えればむしろ
┃ 他のカードこそをキープして、デュアルスパークをコスト用で保持したいまである
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
| ゙
i!、 i
|! \ i! |
! 、_ヽ 人、__,x≦_ |
,:  ̄ミヘ !,彳¨弋_ソ ) |
| i `¨ ゛ '';:.:': . !
ハ ( ! 、 : :; ,
r‐ ヘ ー ゝ ___.ノ, ゛ 7 リ !
人 ` 、- 、` i! l .イ/
ハ ` -.、 | } / / { _
l  ̄ |´ / ≠´  ̄~ |
} i! ムイ /
. { j ´ /
) / _ -―-` 7
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃「ブラフ、水増しで攻め札を伏せるくらいならデュアルスパークを伏せる」
┃「超融合のコストを考えるとデュアルスパークこそを手札に握っておきたい」
┃
┃ 相反する事実から導き出せる答えは……「初手の最後の1枚は、妨害罠だった」
┃ 妨害罠ならば素直にセットできる。これが一番自然だ
┃ だから3枚の伏せの内1枚は超融合、もう1枚は何らかの妨害罠。ここまでは確信できる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
/:::::::::::::::::ヽ ____
/ :::::::::./ ̄ ̄ \____ ,. --ー.....:::::::::::::::::::.. \
/ :::::::::: ⌒´ ヽ、,_ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
i :::::::::::(●).(● ) |::::::::::::::::::γ::::::::::::::::::::: ノ
| ::::::::::::(__人___) |:::::::,. -ーy::::::::::::::::::::: /
| :::::::::::/::'、 | ̄ _/::::::::::::::::::::: /
| :::::::/::::: | | /...::::::::::::::::::::: /
.| :::::::::::::/| /レ-,.イ:::::/::::::::::::::::: /
i:/:::::::::::: ヽ__、____,. "//::ノ.:::::/:::::::::::::::: j (インフェルノとグレファーじゃ足りなかった)
r:::::::::::::::::::「二二二 ::::::::::/::::::ノ::: 、:::: //
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::r
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 2枚までは防がれるなら、グレファーとインフェルノだけじゃ攻めきれない
┃ もう1枚攻め札が必要だった。そこにワン・フォー・ワン、ベストでこそないが、悪くはない札だ
┃
┃ すると争点は「先ほどのターン伏せたカード」
┃ あれも妨害罠だったら、追いつけない。しかしブラフで伏せてきていたら……?
┃
┃ 勝ち目はある。か細いが、座しても死ぬだけだ。命を繋ぐプレイングも取れないなら
┃ 無謀でも攻めるしかない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄ \,-、_
_,ノ ヽ、__ / / ,〉、
(●)(ー-/ ´/ /),
. (__人_,{ / ' ´ミ、
'、`⌒ ´V __ <、 インフェルニティ・インフェルノを発動する
| 〈´/::::::Λ
| ヤ::::::::::::::Λ
`ュ`ー─ーV::::::::::::::Λ
/ム _ , ー ' V::::::::::::::Λ、
_,. -/::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::Vヘ
____
/ \
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \
| / .イ '=・= =・= u| ……罠カード発動、神の宣告
/,'才.ミ) (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
/ ̄ ̄\
__ノ ヽ、,_ \
(●)(● ) |
(__人___) |
| | ダーク・グレファーを召喚する
| |
ヽ .イ_
__「ヽー'ーー"/ L
_, 、 -― ''":::\::: ̄ ̄::::/::::::ヽ、
/;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ー、
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/ 強制脱出装置を発動するお
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
/  ̄ ̄\
_ノ ヽ、_ \
(⌒)(⌒ ) |
(__人___) │
'、'ーー´ 'J |
| | ……うん、負けました
ヽ 、 イ
ィヽ-ー ≦ノ7
_, 、- ― '´ヘ:::::::::::::::::::::::::ト、__
/..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... 、
丿;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..ヽ、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ きっちり妨害罠を引かれてた、か。強い札を背景に、きっちりプレッシャーをかけて
┃ 動かざるをえない状況にさせられた。ストレート負けだ
┃
┃ しかし次はこちらが先攻。1キルデッキの本領を発揮する場面だ
┃ 気持ちを切り替えてサイドデッキを広げた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
, __ノ ヽ、,_ \.
/(一)(ー ) .|
/ (__人___) |
. /`ヽ、 _|` ⌒´ | ( 入速出プロのメインデッキはヒロビだった )
/:::::::::::\r´| | ( メインから対コンボデッキのチューン、か? )
/::::::::::::::::::::> ヽ イ
/::::::::::::::::/-__「ヽー'ーー"/7一 -..、 ( となると次もノーサイド…… )
./::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.、::ヽ
/:::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ:::::、
./:::::::::::::::::::iヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::|
':::::::::::::::::::::l:::::::、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::|
「|
| l r n
______ | l |_| l
「三二ニ=「=ニ二三{ l ヽ└'
}ニニニニ|!ニニニニ{ | lヽ \
}ニニニニ|!ニニニニ{ | l ヽノ
}ニニニニ|!ニニニニ{ |_j
}ニニニニ|!ニニニニ{ _「l「L. _
}ニニニニ|!ニニニニ{ └‐┐i r‐┘
}ニニニニ|!ニニニニ{ L| |
}ニニニニ|!ニニニニ{ └‐'
}ニニニニ|!ニニニニ{ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄{ n
}ニニニニ|!ニニニニ{ /______ハ U
}ニニニニ|!ニニニニ{ }ニニニニニニ!ニ| 0
}ニニニニ|!ニニニニ{ }ニニニニニニ!ニ| O
 ̄ ー=ニ_」Lニ=-´ ̄ .}ニニニニニニ!ニ|
`マニニニニニ|!/
/) ̄ ̄\
/∠___ ヽ、,_ \
/ / ,-イ)(= )!!! |
l / /(__人___) |
l ', `⌒ ´ u | ( 15枚全入れ替え!? )
', ', |
j ノ /|_
_∠⌒ヽ j, _、___ ィ/::\__
___/ ...:::::::::::ヽV ̄ ̄ ̄:::::::::::::::::...´´''' 、、、 _
/::::/ ...:::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... :::::..\
| ::/ ...:::::::::::::::::::::::: /;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::: l
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ サイドチェンジに悩む自分を尻目に、入速出プロはぱぱっと、予定通りといった様子で
┃ メインデッキから15枚をするする抜きだし、サイドデッキをそのままメインデッキにくっつけた
┃
┃ 通常、15枚全てを入れ替えるようなサイドボーディングはありえない
┃ 15枚すべて入れ替えるとしたら……
┃「メインデッキとサイドデッキあわせて55枚で2つ分のデッキを作る」
┃ アグレッシブ・サイドボーディング、これしかない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
── 、
. / ヽ
,′ `、
| _ .',
/y^YヘハLヽ f\ , \<
人! .| ト、ヽ\`ー,’ 〉}/ /:::::`-<__ ( しかし、ヒーロービートで? )
/::::::^ゝへ_ ` ___ィ_/ /:::::::::::::/:::::\
.j::::::::_ムュー、\/:::::::::| /:::::::::::::::::::::::::::::::Y
/:\/.::::::::::::::〉〈::::::::::::::{::::::::::::}/::::::::::::::::::::}
}:::::/::::::::::::::::イ:::}:::::::::::::::{::::::::::/:::::::::::::::::::::,'
//::::::::::::::::Λ{;;;|:::::::::::::::i:::/::::::::::::::::::::::イ.
.}':::::::::::::::::::/::::N;;;|::::::::::::::::V:::::::::::\___/ |
ヘ::::::::::::::::/::::::::::V|::::::::::::::::::V::::::::::::\::/..:::i
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 2つのデッキを使い分けられるといえば聞こえはいいが、実際はとても難しい
┃ コンボパーツだけ突っ込めばコンボデッキになるわけじゃない。それを生かすための補助カード
┃ コンボデッキの大半を占めるのは、そういう、普通のデッキには入れづらいカードだ
┃
┃ 変則サイドボードを使うようなデッキと言えば……「終焉のカウントダウン」デッキなどだろう
┃「勝ち筋を封じられたらどうやっても勝てない」
┃ そういうデッキが、苦肉の策で使うに過ぎない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
______
/ \
/ \
/ ⌒ ⌒ \
/ / `ヽ /´ `ヽ \
/ ( ● l l ● ) \
| ヽ_ _ノ ヽ_ _/ |
| ´ ̄` ( i ) ´ ̄` |
\ ー― ^ ー― /
\ ー一 /
/ \
/ ヽ
| |
| i i |
| | | |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 入速出プロは泰然とした様子でこちらを待っている
┃
┃ 目論見が、わからない。メタ・デッキ寄りのヒーロービートでスイッチするということは……
┃ まあコンボ・デッキにしたんだろう。しかし、わざわざ後攻でコンボ・デッキにスイッチする理由
┃
┃ まずもってヒーローを使ったコンボギミックだ
┃ 下級ヒーローは特殊召喚で戦うモンスターではない。その時点でコンボ・パーツには使いづらい
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、_ \
(= )(= ) |
(__人__) U |
l` ⌒´ |
. { U | ……終わりました
{ /
_. -: ´∧ _,__ _.へ` 、
r<....::::::::::ゞ::::::::::::r' \ :\_
/.::::::l:::::::::::::::::::::::::::::L>、 >ヘ::ヽ
| :::::::ト、::::::::::「|:::::::::::::::::::`ー/:::::::::V::|
〈:::::::::::::::::::/へ、:::::::::::::::::∧::::::::::::::V }
/::::::_ン´「 ヽ`ヽノ:::::::::::::::::::Λ::::::::::::::ヘ}
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/ :::⌒(__人__)⌒::::\ それじゃあ3戦目、よろしくお願いしますお
| |r┬ i | よろしくお願いします>
\__ `ー‐' __/
/::::::::ハ\/Vヽ/;:i:::::::ヽ
| :::r::l::l ハ |:7::::::l::|
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、 \ ╋━━━━━━━━━━╋
(○)(○ ) | ........┃ 美筆プロ 手札
. (__人__) u .| ┃ IFデーモン
. ヽ`⌒ ´ | ........┃ IFネクロマンサー
{ / ( グレファーがいると言えこれは…… ) ......┃ IFリヴェンジャー
lヽ、 ,ィ'.) ./ ┃ ダーク・グレファー
j .}ン// ヽ .......┃ 神の警告
ノ '"´  ̄〉 | ...┃ 奈落の落とし穴
. { 勹.. | .╋━━━━━━━━━━╋
ヽ 、__,,ノ . |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 迷いがカードに伝達したかのような、酷い手札だった。
┃
┃ インフェルニティは「手札がゼロ枚の時に効果を発動できる」モンスターだ
┃ だから【手札にモンスターが多いと動けない】
┃
┃ この手札の場合、グレファー召喚、効果で1枚捨ててヘルウェイ・パトロールを墓地に落として……
┃ ヘルウェイの効果で手札から1枚特殊召喚しても、1枚だけ手札にモンスターが残る
┃ つまり動きようがない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/) ̄ ̄\
/∠___ ヽ、,_ \
/ / ,-イ)(= )!!! |
l / /(__人___) |
l ', `⌒ ´ u | ( せめてミラージュなら…… )
', ', |
j ノ /|_
_∠⌒ヽ j, _、___ ィ/::\__
___/ ...:::::::::::ヽV ̄ ̄ ̄:::::::::::::::::...´´''' 、、、 _
/::::/ ...:::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... :::::..\
| ::/ ...:::::::::::::::::::::::: /;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::: l
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 例えばグレファー召喚、効果でネクロマンサーを捨て、ヘルウェイ除外して効果発動
┃ デーモンを召喚してデーモンとグレファーで<<ラヴァルヴァル・チェイン>>をエクシーズ
┃ 効果発動でヘルウェイを墓地に落とし、ヘルウェイ効果でミラージュを特殊召喚……
┃
┃ 手札ゼロの状況でデーモンとネクロマンサーがフィールドに並べば、トリシューラ3連打まではいける
┃ しかし、リヴェンジャーでは繋がらない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | u. (__人__)
| ` ⌒´ノ ダーク・グレファーを召喚
. | } 効果でIFネクロマンサーを捨て、デッキからヘルウェイ・パトロールを落とす
. ヽ }
ヽ ノ ヘルウェイ・パトロールの効果発動
i⌒\ ,__(‐- 、 手札からIFデーモンを特殊召喚
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
(⊃ ̄ ̄\
(⊃ _ノ \
(⊃ ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ 2体でエクシーズ、交響魔人マエストロークを守備表示で特殊召喚
| } \
/ヽ } \ カードを2枚伏せてエンドだ
/ ヽ、____ノ )
/ . | _/
| / ̄ ̄(_)
\ \ /| JJJ (
\ / /⊂_)
_ ______
l i / \
l l_./ _,ノ ヽ、,_\
l/ ニヽ( ●) ( ●) .|
l / y 「'i___人___) | ( 一番生き残る可能性が高いのは、これだろう )
l <、.l |
', ',/ |
j ノ ,/'|、
_∠⌒ヽ j 'i, __ , __ ィ/::L___
/ ...::::::::::ヽVヽ::::::::::::::::::::::::::/:::..´''' 、、、 _
/ ...:::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... i::..\
/ .:::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::::::: l
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ リヴェンジャーを早急に墓地へ送って、ハンドレス状態を作らなければ戦えない
┃ そういう意味ではチェインを作ってヘルウェイを墓地に送り、効果で特殊召喚してもいいかもしれない
┃ カードを2枚伏せて手札をゼロにしておけば、トップデッキデーモンから即座に動ける可能性もある
┃
┃ しかし流石に、脆すぎる。召喚対策罠が2枚あるとはいえ、破壊体性もないチェインでは……
┃ ここは、凌ぐしかない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ / ドロー、スタンバイ、メイン
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) ⌒ ..i
i. ( ●) .|
. \(_入_ノ / ハリケーンを発動するお
\______/
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
________
/) / .) \
/ ./::/ ./:::/ ) \
l .l/ // ∠___ |
l / / / _、,,.ノ |. ( 決めにきたかっ )
r /___) |
/ / | 通します
/ ノ /
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ィ/|\____
/ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' 、、、 _
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l/ iiiii \/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..\
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃【フィールド上の魔法・罠カードをすべて手札に戻す】ハリケーンは、コンボ始動の第一手だ
┃ 入速出プロはこのターンでゲームを決めにきている
┃
┃ チェインを出していたら即死だった。いや、マエストロークだって処理される可能性はあるが……
┃ しかし結局のところ、どういう動きをするのかさっぱり想像がつかない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ 〉 _ノ ヽ、_ \
/ /' ( ―)(― ) |
./ //〉 (__人__) │
.l ´ イ| `⌒ ´ |
.l iY | ( ヒーローデッキだろ? どうやっても手数が足りない…… )
./ ハ ! /
./ / ' ヽ /
l / .〉-r:::┬〈、
__「 ー‐1 ./Λ 〉.:〈 7//\
i//7777|/////V::::::V/////\
|//////|//////∧::://///////}
|//////| ///////∨/////////{
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 2戦目を見る限り、入速出プロのデッキは典型的な【ヒーロービート】、メタ・デッキだった
┃ 確かにサイド・ボード15枚すべてを変えれば、デッキは様変わりするだろう
┃ しかし、15枚なんてデッキ枚数40枚の半分にも及ばない
┃
┃ デッキ構築はモンスターを半分として、魔法・罠を半分というのが基本だ
┃ 半分の20枚にも及ばない15枚では、魔法・罠を入れ替える程度がせいぜい……
┃
┃ 安定したワンキルデッキに組み替えられようはずもない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__
/ ヽ
/ __,.ノ 、
| ( ●)(
| (__ノ`,
| ン′
_ノ `、 7
,イ:. ヽ、<ヽ,、___ ノ ( どういうギミックを仕込んだんだ、入速出プロ? )
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
/..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. { :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
'| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
}:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
. }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
,,..-――-..,,
/ \
/ ヽ
/ ___) ヽ- l
/l '´ _ r .l
/ ..| t''j"´ =='' ',
/`ヽ、__.', `¨¨´ ヽ l
./ \ .ヽ. (_ノ--' ノ
/ /-‐| \、 ____ ,,..-<
./ ./ l l \ | r-ヽ `ヽ
/ l | ヽ .>、 r'__..>> |
./ iヽ .|_ヽ.イ .〈Y´ i `''1 | |
' l 、 < ´ .i | i | | |
__
,..-''"´ `"''-、
/ 、_) ー―\
/ .',
,' ィ::::::{` __ ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l フォトン・スラッシャーを特殊召喚するお
l ( ,、 ) l
'., `¨¨´ `¨¨´ / 何かあるかお?
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ フォトン・スラッシャー
┃ レベル4 戦士族
┃ ATK 2,100
┃ DEF 0
┃ このカードは通常召喚できない。自分フィールド上にモンスターがいない時だけ特殊召喚できる
┃ 自分フィールド上に他のモンスターが居るとき、このモンスターは攻撃できない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
, __ノ ヽ、,_ \.
/(一)(ー ) .|
/ (__人___) |
. /`ヽ、 _|` ⌒´ | ( フォトスラ……いい回答だろ )
/:::::::::::\r´| |
/::::::::::::::::::::> ヽ イ いえ、ありません
/::::::::::::::::/-__「ヽー'ーー"/7一 -..、
./::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.、::ヽ
/:::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ:::::、
./:::::::::::::::::::iヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::|
':::::::::::::::::::::l:::::::、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::|
\::::::::::::::/::::_,,-ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::: |
.ヽ∠-''" ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ヒーロービートの弱点と言えば、下級モンスターの展開力がないことだ
┃ サーチ効果のあるエアーマン、最高打点のアナザーネオス
┃ 優秀なモンスターを数多く擁しながら、しかし下級モンスターの殆どが通常召喚限定なため
┃ シンクロやエクシーズといった速さに対抗できない弱さがあった
┃
┃ そこにフォトン・スラッシャーは最良と言える解決策だろう
┃ 戦士族だから増援からもサーチできるし、戦士族エクシーズにも使える強みがある
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.___
/)/ノ ' ヽ、.\
./ .イ '(●) (●) \
/,'才.ミ) (__人__) \ 手札からエアーマンを召喚
| ≧シ' ´ ⌒` | 効果でサーチするのは……
.\ ヽ /
____
/ ⌒ ⌒ \
./( ―) ( ●) \ E・HERO バブルマン
/::⌒(_人_)⌒::::: | チラッ
| ー .|
\ /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ E・HERO バブルマン
┃ レベル4 戦士族
┃ ATK 800
┃ DEF 1,200
┃ 手札がこのカード1枚の時、このカードは手札から特殊召喚できる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- }
{ / ヽー- _ _ ! BF−精鋭のゼピュロスを捨てて超融合を発動するお
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j 対象はエアーマンと交響魔人マエストローク
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' | 指定はE・HERO エクスダリオ
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
-─
/ 丶
/ 丶
/ ___,ノ ゝ丿
/ (、__)(__ノ
/ { (___ノ、丿 ( 何を出しても同じだった、か )
,√ヽ ト.、 /
/::::::::::::\>、__,_/
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`: 、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 【超融合】 速攻魔法
┃ 手札を1枚捨てて発動できる
┃ 自分・相手フィールド上から融合素材を墓地に送り、融合モンスター1体を特殊召喚する
┃ このカードの発動に対して魔法・罠・効果モンスターの効果は発動できない
┃
┃ 【E・HEROエクスダリオ】
┃ E・HEROと名のついたモンスター+闇属性モンスター
┃ ATK 2,500
┃ DEF 2,500
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
/_ノ ヽ\
/ ( ●) (●)、
/::::::::⌒(__人__)⌒\ カードを1枚伏せる
| |r┬-| | これで手札は1枚、バブルマンのみになったので
\ `ー'´ / バブルマンの効果で特殊召喚する
⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ
\ ヽ / ヽ /
\_,,ノ |、_ノ
____
/⌒ ⌒\
/( ―) (―)\ 墓地のゼピュロスの効果発動
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ バブルマンを手札に戻して特殊召喚
| |
\ / 手札がバブルマンのみなので、バブルマンを特殊召喚する
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ BF−精鋭のゼピュロス
┃ ATK 1,600
┃ DEF 1,000
┃ このカードが墓地に存在する場合、自分フィールド上の表側表示のカード1枚を手札に戻し発動できる
┃ このカードを墓地から特殊召喚し、自分は400ダメージを受ける
┃ 「BF−精鋭のゼピュロス」の効果はデュエル中に1度しか使用できない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ フィールドには【フォトン・スラッシャー】、【E・HERO バブルマン】、【BF−精鋭のゼピュロス】
┃
┃ ここから戦士族2体でエクシーズ、H−Cエクスカリバーをエクシーズ召喚してくるんだろう
┃【H−C エクスカリバー】
┃ 戦士族レベル4×2
┃ ATK 2,000
┃ DEF 2,000
┃ 1ターンに1度、エクシーズ素材を2つ取り除いて発動できる
┃ このカードの攻撃力は次の相手のエンドフェイズ時まで、倍になる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ 精鋭 エクスダリオ H−C ┃ 入速出プロの手札・墓地
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ 手札 0枚
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ 墓地 ハリケーン
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ E・HERO エアーマン
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 裏 ┃ ┃ E・HERO バブルマン
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ フォトン・スラッシャー
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ╋━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ \
| |
. | | ( なるほど、基本的な狙いはH−Cエクスカリバー2体での8,000打点か)
| ノ ( そのためにバブルマンを入れている )
. | }
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
_____
/ .r┐ヽ「|
/ r-、 | .| ./ l l゙l
. / .__,ノヽ ゙、_,ノ '-' .|,,/ |
| (●)ヽ ノ ´/ ( 魔法カードで【墓地からモンスターを蘇生】するのは難しい )
| 〉 〈_,,.-、 ( 蘇生の基本は罠カード )
.| (__人{ .r''´ ( 魔法カードによる蘇生は制限がつけられたり、デメリットがある )
.| ´ ⌒| _,.-i'´
. .{ l-‐'''''''ーl } ( しかし【戦士族】で【回収すればいいだけ】なら…… )
{ . |´ ̄ ̄``l }
{ .| |.}
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(―)(― ) |
(__人__) |
(`⌒ ´ | ( 【戦士の生還】がある。無制限カードだから3枚積だろうな )
.l^l^ln | ( 別に死者蘇生でも構わないから、実質4枚 )
.ヽ L ノ
ゝ ノ ノ
/ / ヽ
/ / |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 戦士の生還
┃ 通常魔法
┃ 自分の墓地の戦士族モンスター1体を選択して手札に加える
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ヽ、_ \
(● ) |
(__) | ( HEROデッキはとにかくサーチが強い )
( ´ | ( 豊富な戦士族サポートとHEROサポートの両方が使える )
. { |
{ ノ ( そう考えると、制限カードのエアーマンだが )
ヽ ノ ( 9割方初手に引っ張れるカードだ )
ノ⌒ ヽ
/ |
./ ̄ ̄\
./ \
| ー ‐ i
| ( ●) ( ●)
| (__人__) ( エアーマンの召喚さえ通せば、効果でバブルマンまで繋がる )
| `⌒´i ( すると、このデッキでワンキルに必要なパーツは、実質2枚まで減る )
ヽ. ノ
ヽ ノ ( 【なんらかの特殊召喚をするカード】と【墓地から回収するカード】 )
.> <
| |
| |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 例えばの話……
┃ 今回の場合はフォトン・スラッシャーが【特殊召喚の枠】だった
┃ しかしこれは【ヒーローアライヴ】でも代用可能だし【BF−精鋭のゼピュロス】でもいい
┃ なんなら【死者蘇生】も、特殊召喚枠と捉えられる
┃
┃ ヒーローアライヴが3枚。フォトン・スラッシャーが3枚
┃ ゼピュロスを墓地に落とすカードは……【愚かな埋葬】と【未来融合】で2枚
┃ 制限カードの死者蘇生1枚で、合計9枚
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄ \
__ノ `⌒ \
(●).(● ) |
(__人___) |
, =二ニニヽ、 | ( デッキに9枚投入したカードが初手に来る確率は80% )
/ 二 ヽ、`,┘ ト、 ( ほぼ確実に引ける、と言っていい )
/ -、 }、j┘ イ ⌒ヽ
/ /{_/_ ,/ }
/ ノ∧ ィ }
| | / i | |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ そして墓地から回収するカード
┃ 戦士の生還が3枚と少なく思えるが……
┃ 死者蘇生で代用可能だし、ゼピュロスでも代替できる
┃
┃ デッキ6枚投入のカードは、初手65%
┃ 二分一以上で引ける、これはコンボ・デッキとしては破格の性能だ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
., ──‐、
/ \
| _ノ ヽ
| ( ●) (●)
| (__人__) , -―ーっ ( 今回の場合、超融合を挟んだ結果、戦士族4体は集まらなかった )
| ` ⌒´ノ ( ゝ彡 ̄
. ン } |. |
/⌒ ノ .|, |
/ ノ _ィ ´ー‐ィ' |
../ / r_____ ノ
/ / |i
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ だが、それでも8,000打点を並べてくる柔軟さ
┃ メイン・ギミックだけでなく、様々な状況を想定した調整の結果、だろう
┃ エクスカリバーが4,000打点
┃ エクスダリオが2,500打点
┃ ゼピュロスが1,600打点
┃
┃ 合計して8,100ダメージ。ギリギリのラインに乗せてくる
┃ 半端な100点さえも美しく見える
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. / ̄ ̄\
. / \
. | _ノ ヽ、. .|
. !. (一)(ー) |
, っ (__人__) | ( ハリケーンやブラックホールはどのデッキでも変わらないと思えば…… )
. / ミ) `⌒´ /
. / ノゝ /
i レ'´ ヽ
| |/| | |
__
/ ヽ
/ ∨
ハ、_ ∨
{ (● ) \ あぁ
〕、 ) } >--
、厂 / ///// ……うん、負けました。いいギミックだろ
`ヽ _ ///////
\__/У//////
、 ////////
〈ノ\=- 、 |///////
〉 i \ |//////
{ ’、 _ \ |//////
____
/ \
/ \
/ U _ノ ヽ_ \
| (一)|lil|(ー) | ありがとうございました
/ ∩ノ ⊃_) /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 入速出プロが、安堵あらわにため息をついた
┃ いつもならデュエルが終わるとすぐにデッキを片付ける彼が、
┃ 今日は微動だにせず、じいっと俯いている
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ _,ノ `⌒
| .( ⌒)(⌒)
. | (___人__)
| ノ おいおい、ため息つきたいのはこっちの方だろ
.| |
人、 |
,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
/..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: メ、
{ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
____
/ \
/ _ノ ヽ、_.\
/ (●) (●) \
| (__人__) | 悪いお。けど綱渡りの勝負だったし……
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- }
{ / ヽー- _ _ ! 運もよかったお
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' |
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
/ ̄ ̄\
/ ⌒ ´ ⌒
. | ( ●) (●)
| (___人__)
.| ノ 初手にパーツが揃ってたことか?
j | けどそれは構築の問題であって……
..ノヽ、 , ノ _
,. ー、一一´:::::::::::::≧ーー"7 i' Y
. / .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.`-、 i l _
/ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. >-、 | lフ ト、
.::::::::::::::::: !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ i/ ,.イ 丿
:::::::::::::::::: l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. v:: l / i'r ´,.ィ
:::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::: l j 丿r´,.ィ
:::::)::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::: 八 `チ
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/_,ノ ,, ヽ,
( о) ミ ヽ、,,,_ ..i
i. ミミ( ○) .|
\(_入_ノ / そうじゃねー
ノ__,,/,____/
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|::::::::::|
___ ____
/.:::::::::::::::::::::::‐- -‐…‐- -‐::::::::::::::::::::::::::::.\
. { ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、 / \ ,....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.`ヽ:::::.V V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
\::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄∨ __ ∨:::::::_/::::::::::::::::::::::::::::::/
丶 :::::::::::::::::::::::::::::::::::,:゙ 、___、_八_ィ、:ツ ノ ヽ:/::::::::::::::::::::::::::::::::/
\:::::::::::::::::::::::::::::{ , ̄ ´ ^´ ̄ 、 }:::::::::::::::::::::::::::::/ 調整不足だお、そのデッキ?
、:::::::::::::::::::::::、 { , } ノ:::::::::::::::::::::::/
\::::::::::::::::::::::::::::ー- 、_ 人 _ ノ-‐7:::::::::::::::::::::::::/
ヽ::::::::::::::::::::::::.\ r‐-‐¬ /::::::::::::.\::::::/
/ ̄ ̄\
/ ヽ_ \
| (⌒ )(⌒)
. | (__人__)
| U ` ⌒´ノ 痛いところついてくるね
. | |
. ヽ |
ヽ __ , _ ノ
_,,,, 「:::ー----ー"::i、___
_,,..r''''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::`''ー-、
/::::::r::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ..ヽ
ノ ::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::/}
l :::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::::/::::ハ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 確かに調整不足は否めない。ワンキルに特化しているから……と言ったらそこまでだが、
┃ デュエルは2本先取1マッチ。ワンキルだけで決められるわけじゃない
┃
┃ だからこそ相手への対策、サイドデッキによる回答が必要になるわけで、
┃ そこを煮詰めるには独りで考えるだけじゃなく、実戦結果をフィードバックした改善しかない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
,  ̄
/ ヽ
. | ‐ - -‐
| ( ●) (●)
.| (___人__) ( 入速出プロのデッキも新しいデッキだが…… )
j / ',
_..ノヽヽ ハ ヽ
,r¬;;――''゙::::::::::::::≧=-、_ノ、_/ ̄ V
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧、〈´/::::::Λ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>、ヤ:::::::::::::Λ
::::::::::::::::::::,!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.::::::::::::::::Λ
::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::v.::::::::::::::Λ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 彼の場合は、実戦で調整済なんだろう。プロを何人か招いて研究会を開いていると聞く
┃「新しいデッキを秘匿したまま、実戦で調整できる」
┃ そのアドバンテージは大きい。……なるほど、だから、この2戦か。
┃
┃ 今までの入速出プロはこなれたデッキばかり使っていた。
┃ しかしこの2戦は、見たことも無いデッキを繰り出してきている。
┃ その裏づけは、研究会の仲間と緻密な調整をしたという自信、なんだろう
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄ \
_,ノ ヽ、,__ \
(●)(● ) |
(_人___) .|
'、 │ ( ならば恐らく、次も新デッキ )
、 イ
゙、 ___,. イ i
,r... __>ーメ.┴ュ
. _,. ,i´::::::::::::::::::::::_::::::>、__
,.<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>-.、、
. 「::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::.`、
/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.}
. / y::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
. /:::::.i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ/:::.:::::::::::::::::::::j
ノ.::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ィ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ では、どうやって戦う?
┃
┃ それも、ただの1戦じゃない。
┃ チャンピオンたる自分が、GrandMasterを賭けて戦って、角番に追いやられた1戦。
┃ 負けは許されない戦いで、自分はどうやって勝ちに行く?
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
#Section4 Close
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
・
:
:
:
|
|
釗
!
____
/ \
/─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\. `⌒ ´ /
/ !:::: ヘ おーい>
ゝ_|:::: ヘ ハ
|:::: \/
|:::: |
ヘ::::: / i
キュム キュム \: | /
ヘ\_/|
\_/
____
/ \
‐ ─ \
( ( ●) \
(人__) | おっ?
`⌒´ /
`l \
l \
/ニYニヽ
/( ゚)(゚ )ヽ
/:::⌒`´⌒:::\
/::⌒____⌒:::\ 目論み通り、次は勝ったも同然だなっていう?www
| /| | | | | |
. \ (、`ー―'´, /
 ̄ ̄ ̄
____
/ ― \
/ (● ) ヘ\
| (⌒ (● ) |
ヘ  ̄`、__) | まだ油断はできねーお
ヽ | なにせ相手はチャンピオンだ
, へ、 _/
| ^ヽ
| 1 |
/ニYニヽ
/( ゚ )( ゚ )⊂)
./::::⌒`´⌒::::⊂)
./| ,-)___(-⊂)
./ | l |-┬-| l |
/ \ `ー'´ / けどここまでは思惑通りだろっていうwww
( \
\_ | \
(_) ̄ ̄\ / |
) ししし |\ / /
(_⊃\ \ /
___
,..-''"´ ``丶、
/ ヽ、
/ -‐一'"´ ``ー‐- ':.
,' ',
{ (●) (● ) }
', ,' 本当に綱渡りだったけど、お
ヽ、 (_人_.) u /
r'ヽ、 `⌒´ .,./
/ >─-----─'"´ ',
/ ,/ ヽ、_,ノ ',
;' ,イ', ヽ i ',
ト、 ,ノ ,ゝ L___」
.`ミ彡-‐'" ', | |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 1戦目も今回も、一歩間違えれば落としてもおかしくなかった
┃ デッキ選択からして、博打だった。自分の特色を捨てて、相手の土俵で戦うのだ
┃
┃ なるほど、チャンピオンのデッキが調整不足で、こっちは調整済みだとしても……
┃ もともとのポテンシャルが違う
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
,,..-―‐‐-.、
. / | | | | lヽ
. / ___| | | l ',
i  ̄ __ ',
| ― i
! / ヽ u | あんなデッキ考え付く相手に
', ゝ-'`¨¨´ ノ デッキ構築で勝てるかっての
ヽ、___ -‐<
,.‐/ \ / / }、
. i、 `"''-Y-‐'" _,,..-' ヽ
/  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 素直に凄いと思った。デッキ・手札・フィールド・墓地・除外ゾーン
┃ すべてをフルに使いまわしてトリシューラ・ループさせるなど、まっとうな考えじゃない
┃
┃ 前回のThe Wizardを含めて一度も同じデッキを使っていないというのも恐ろしい
┃ たぶん美筆プロの頭の中には、まだまだ沢山のデッキが眠っているんだろう
┃ こっちは四苦八苦して、ようやく作り上げたデッキと、仲間の力を借りたデッキ
┃ 2つ用意するのが精一杯だったってのに
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
,.-''" ̄ "''-.、
./,-、ノ (_ .ヽ
/. ,.-‐、 ,.-.、 '.,
.l ┴ ┴ ` ',
.l ( 、 ) l ……まあ、運でも、勝ちは勝ちだお
',. `¨´`¨¨´ /
ヽ._ _,.--、_,,..........,,_/ せっかく作った大チャンス、無駄にしたくないおね
/</::::::::|::::::::::_,,-''"ヽ-..,,_
,.-/ ./::::::::::|-‐''"/ ',  ̄ヽ
// ,'::::::::::::::| ,' ,..-''"
..> l::::::::::::::::| ,' \
| |:::::::::::::::::| | /
/=Yニ ヽ
/(-)( 0) ヽ
/⌒`´⌒ \ お前の考えどおりなら、それこそ、
|-) (-、 | 「一度限りのチャンス」
| ヽ__ ノ l | だからな
\ `⌒´ /
/ニYニヽ
/(0)(0 ) ヽ
/⌒`´⌒ \
| (- 、 | ――勝てよ
ト-―――-` l !
ヽ `⌒´ / /、
`コー /,ノ:::ゝ、
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) ⌒ ..i
i. ( ●) .| 当然だお
. \(_入_ノ /
\______/
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
#"Not a Penny more Not a Penny less" is End
乙っしたー
以上で終わります
前回投下から長い時間が空いてしまい申し訳ございませんでした
>>670
ご精読ありがとうございます
現実味ないけどIFループやらせたいなーと思って作り始めたものの
ビート型IFとか戦った経験ないので2戦目以降のプレイングが全くわからず
まずもってループしてるところを読み物として楽しめる風に演出するのは無理と悟り
だいたいIFのせいですねこれ
乙ー、呪文だったっけ遊戯王(遠い目
デュエルが間延びしちゃって読みづらくなったなぁ
次回で完結予定、流石に最後はデュエルよりロジックを前面に出していくので
今回みたいな事にはならないと思います。なんとか5月中に投下できたら……いいなぁ
ではまた
乙
乙ー
乙ー
なんつーかこう、この世界のプロ的にソリティアってどーなのよw
乙
>>739
遊戯王ってそういうもんでしょう...?
うっわああああああ来てた乙乙
「仲間がいるから勝てる」っていう言葉に合理と現実主義しか詰まってない、
格好良い勝ち方だった
乙、
絶対的な天才に凡才(自称)が努力と友情で挑んで勝利を得る。
王道ですなあ。
おーきてた
なんてインフェルニティループが似合うプロデュエリストなんだ・・・w
おつ
新作上がってたー、遅ればせながら乙
【アライブHERO】は初めて見たとき「そう来たか…」と驚いた記憶があります
メインのモンスター7枚はそんなの有りかよと
乙です
最終話完成しったー
明日の午前1時から投下予定
とうとう最終話かー……午前?
こりゃ早寝して1時にアラームセットするしかにい
投下来てたと思ったら最終回投下だと…これは待機するしかねぇ
アライブといいバブルマンといいカードプール増加による再注目は当たり前で凄い事ね、IFなんてサメ引っ張ってきてドゥローレン無理やりシンクロしたしw
>>735-749
ありがとうございます
>>741
そういって頂けると嬉しいですウェヒヒヒ
>>744
個人的にはカーD型に度肝抜かれたのでそっちが好きですね
そこまでするか、と
>>749
カードプールの増加はTCGのいい所だと思います本当
M;tGでもファンデッキだったゴブリンデッキが躍進したり
もうすぐ開始なのかな?
では投下開始します
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃ つまるところ、勝利を目的としないプレイヤーも存在するっていうことだ
┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.
__ _
_r:ァ┴┴┴:'<>v‐ァ、
(>''":::::::::::::::::::::::::::::::`::<L\
c/:::::::::::::__::_:::::_::::::::::::\:::::ヽL_ヽ
/'::::rァー^ー^ー^ヽへ、:::::::::::\::::::V┐、
/{:/ | l! `ーヘ>、::::::::ヽ:::::V┐',
,' / /| || | | | | `L>、::::ヽ:::::V! !
l l ! | ! | | | | || || | || (>、:::ヽ:::}). !
| l! | |l | |l| ! || ! | |_ | | `L_;::イ勹\!
|| |!| || | |!| | |lイ「 レ1 /| l| {>||<}\\
|| ', 、 l|ヽ. l! |lリ´」斗ヤ刋 /! | | 〈\\ ヽ \ そんなの……
ヽ ヽヘ {>ヽ{リ ´ `辷'ソ //l! ,'. / | 《. \\ ヽ `ヽ、
ヾ<ヽヘ';) ノ' ,'./ / || 》\ \\ ヽ `ヽ、
|:! |lハ〈 _ // / , | l《 》 《 》 ヽ `ヽ、
|:! ! |l ヽ、 ´ー //'´| / | | 《 》 《 ヽ \
〃 | /! |/ ||`iヽ-//'⌒| / /⌒''⌒ヽ. 《 ヽ ヽ
/〈 ノ' | | || | |://:::::::::l'′/::::::::::::::::::::ヽ i ヽ ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 水銀燈は不満げに疑念の声をあげた
┃
┃ けれど彼女だって、本当のところ理解はしているはずだ
┃
┃ 確かに彼女はやる夫とおんなじ、デュエルしかない人間だった
┃ しかしやる夫と違って、「こじらせる」前に、色んなプロと知りあえた
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
./ \Yノヽ
/ (0)(―)ヽ キリッ
/ ⌒`´⌒ \ ╋━━━━━━━━━━━━━━━╋
| , -) (-、.| ....┃
l ヽ__ ノ l | ┃ 格好良さを体現するデュエリスト
. \ / ....┃
> 〈 ╋━━━━━━━━━━━━━━━╋
r'⌒Vソ / \
! く / )
_,,,..-.ー.─.-.-....、._
二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:..、
/::::::::``:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::\:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,、_:::::\::::\:::::',
╋━━━━━━━━━━━━━━━━╋ i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ\\\:::::::::\:::\::',
┃ l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r、\::::::ヾ\_::>
┃ 別段、信念もなく、プロを続ける人間 l::::::i!:::i::::l;/i ._,,\::::!、::::::l 辻ヾ〉 \:::ヾ)::::>
┃ i:::::ハ::::|::::l:::i〈`(ヘ\! \:', ゞ-′ ラ∨/"´
╋━━━━━━━━━━━━━━━━╋ l:::i l:::|::::lヾ、 弋i;) ヽ \ ┌::ソノ
∨ l::::l::::l:::\ " ヘ::::/
\|\!\ ′ ∨
ヾ ヾ 、 ー ´ , ゝ、
` 、 , ′ / \_
. ___
/ \
/ _ノ \
. │ ( ●)(●)
| (__人__) ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
. . | ` ⌒´ノ ....┃
. | } .......┃ 自分にとって楽しいことを追求するプロ
__,ノ ヽ.ヽ }゛ . . .┃
y彳 ";;;;;;ヽ ヽ'ヽ ノ .╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;';, ヽ. ::::::>/
/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;';,`ヽ/ヽ、
______
/ \
/ \
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ もちろん彼らだって勝利は目指している……目指しているけれど
┃
┃ それは自分の目的を達成する為の手段であって
┃ 勝つことそのものが目的のやる夫たちとは、また違う
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
\ ー一 /
/ \
/ ヽ
.
_______ ____
/ (__ ゝ
/ (___ヽ_
/ ── ── (__ _ ヽ_
/ /´ `ヽ /´ `ヽ (_\ 〈
/ `T;;;:::;;;T′ `T;;;:::;;;T′ \ \ それだけが……
| ヾ''''''´"ノ ヽ⌒゙''''''´" U | )
| ( i ) |三三) やる夫が教えられる、たった一つのことだお
\ `ー ─'^ー 一' /.:.| .|
\  ̄ ̄ /|.:.:.:.:| .|
〉三三三》 《三三三〈 |.:.:.:.:| .|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 子供の頃からプロになるまで、ずうっと悩んできた
┃「勝ったのに認めてくれないのは何故?」
┃
┃ 簡単な理由だ。勝つことそれ自体が目的の人間は、そうそういない
┃ みんな、自分が素晴らしいと思うことのためにデュエルをする
┃
┃ やる夫も水銀燈も、そこを履き違えていたから、どんなに勝利を積み重ねても満たされなかった
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
,.-ー=========- ,_
/ \
/ ,.=--ー \
l´ ッ-┬\ ゙i
| |::::: ,.i ‖ |
| ナー-ーッ |
,.,r' |
(人,,_,,) |
7 ̄ ̄ __ __,,,,,,__ ,.!
\ 〉 ̄ ̄__ ___〈
\ /..:.:.::.:《三三三三<
< ヘ _,,,x≦三三三三三三≧x
_,,x≦三三三三三三三三三三〉
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ けれどその遠回りを間違いだったと言うつもりはない
┃ やる夫たちにとってはそれが真実だったし……
┃
┃ そして何より
┃ 勝つことこそが正しいと、勝利にこそ意味があると信じてきたから
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃
┃ チャンピオンに、勝てる
┃
┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.
-r=y=y=y、、
/z〆..::::::::::{f勾::::::..ヽ
/x<..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/.f7.:::::刈ー'^ー'^ー'^ー'ヘーマ}:::ヽ
. / xリ::xFノ l l .l .l. l マヘ
/ {{l::/ノ .i .| ll | l| |! | ! | l| ハ
. / {{:/ノ l .l l l l || |l | | | l| ! llハ
/ ィリ{ l| 十 t .⊥l l| ハ.} , ィ 千 l l| .| ……わかんないですよ
. /, .//|:}トヽlヘlr=tzぅミヽリ リj 斗 T7/ハ l、
.、 .// 〈〈_}小ノハ ヾ弋ン` ゞ ' 〃イ リヘヽ どうして、それが
l:ト:. // 〈.{ /ハ、}.〉\__ ' u イ / l .l::|// みんなそれぞれの目的の為にデュエルしてることが
、 ヘ!:V./ ゞイ 1トム‐イ \ 、-.. _, // / l.l:}.1 ._
i;\ヽ;i〉./ _〃∠ノ1 / }| ノ1 ヽ − イ / / /千1!|Yチi;i;i;i卞z,,_ やる夫さんが勝つ理由になるんですか?
i;i;i;i;Y// //⊥ー |||_ノ´ } ヘ.:::::´:y:::ム/ / /ム!|:!||;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i≪_
i;i;i;i;i;{/ 〈〃::::::ヽゝン⌒ ,、 Y`ーt:::/イ〃/::::\トi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;≪,
i;i;i;i;i/ ノ:::::::::::::::≧ x _, -、く \ヽ }|´__ //:::::::::::::\i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
┃
┃
┃
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【日本遊戯王連盟本部】
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││ .i'l三ll三ll三ll三l l.|| | || || || ||..l ̄l l ̄l l ̄l 'i.||
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││二二二二二二二||二二二二二二||二二二二二二||二二二二二二||二二二二二二||二二二二二二||
─┘│
──┘
/ ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒\
| ,-) (- |
| l ヽ__ ノl | まず確認するけど、やる夫の強みはなんだっていう?
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
/ ヽ
| | |
ヽ_| |丿
| |
./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
. ′::::::::::::::::::::::::::::::トx:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
そりゃあ…… .′:i::::::::::::::::::::::::::::::〈⌒ヽ:::::::、:::::::::::::::::::::::::::::::::::レァ
|::::::|:::::::::::::::Α:::ト、::∧ f芹ト、{ヽ:::::::i、::::<\::::::::::ニ=-
対戦相手に合わせたデッキ選択だろ |::::::}:::::::::::::{f'芯:| \ハ. ヒj ` \::| ヽ::ハ .}::; - ミ、
常に有利な状況でデュエルすることで V::ハ::::/:::::::“.マリ! `| ー一 `| ハ::| // `
極限まで勝率を高める ..V V:::|、::::::}-‐ __ツ:/
V:| V{ハ < /^ヾ::{
V! `|. ヽ ャ‐ 、 / >^ヽ_____
\. `¨´ //´:::::::::::::::::::::::\
\ _. '´ .//:::::::::::::::::_:::::-‐''´ ̄`ヽ_
ー ´ \ .//:::::::::;::-‐::´::::::_::-、ー--:、::::ヽ
/入//::::::::イ:::::;::::::-<_:::::::`ー--::ミY
ヽヘ \
\\, ヽ
| V∧ Vヽ,
/ │ ! V|ヾ ゝ
. ! │ │ | ヽ: ヽハ \
| ∧ ハ .│ | ハ ヾゝ::.:.:.:.:.:. ヽヘ
::, -┴ 、 ::/l :::ト、 ::l ..:::Nl :.:.:.:.:.ヽ:.:. |
∠´ ヽ ::__:i l :::l `、 :l .:::::j:::.:.:.:.:.:.ハ:. ,
 ̄`~ヽ `y l l :∧:l__ `、 .::l ::::::::::::___:j:::.:.:.:.:.:! j/
ヽ、 l/ /| -V ̄ヽ W| ::::「二ヽ|.:.:.:.リ V けど、チャンピオン相手にはそれが通じないんですよね……
、 l /イ´:::! _______ | :::|┌j l.:.:.:/
_ \. L/ /!::::::| ' ̄|「::::::::::|「 〉 | :::|/// .:( 常に新しいデッキを使ってくるから、対策の立てようが無い
i ノ`'´ ∧ ヽ::|  ̄ ̄ ̄ ´ l ::::| / :.:ゝ\
二__ __ ,イ / ` } ::::|く´ :.| `ー
|| |「 |l | r、 ,ィ :::::| ヽ jノ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ The Wizardの苦い記憶が蘇る
┃ チャンピオンを封じ込めようとした選択が裏目に出て結局はこっちが完封されてしまった
┃
┃ そして現在、GrandMasterのタイトル戦
┃ やる夫さんは、自分の強みをなぐり捨てデュエルしている
┃ かろうじで勝利こそ収めているけれど……贔屓目に言っても、運の要素が大きいことは否定できない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ニYニヽ
/( ゚ )( ゚ )⊂)
./::::⌒`´⌒::::⊂)
./| ,-)___(-⊂)
./ | l |-┬-| l | その通りだっていう
/ \ `ー'´ /
( \ 自分の得意分野を封じられて、それでも勝たないといけない
\_ | \
(_) ̄ ̄\ / | じゃあどうするか、っていうのが今回の本質だっていう
) ししし |\ / /
(_⊃\ \ /
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |:::::/ |:::::::::::::::::ト::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/三三三|::::/レ:::::/ |/ リ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ |:∧ |:/ ′
:::::::::::::::::::/ |/ ゙ ヽソ 対策しても勝てない……
:::::::::::::::::∧ \
:::::::∧:::/ `ー / だったら、やっぱり運に任せるしかねーんじゃねーの?
:::::/ ∨ ∠二 7 / 確率の勝負なら、数をこなしゃあいつかは勝てる
/ヘ , '
\ \ _ /
\ \ / ` ー - ′
\ \__ /
 ̄\ \
/ / /
./ .// / .仆
/ / ,′ } \ /|
ー ´ | /| .ハ ルi Χ |
.,! / |. l V V \|
ノ.! ハ l | xぁ壬ミヽ X }
-=´__ !´ ハ. ド;Vイ ̄`ヾヽ. ` 、 , .ハ
/./三三;|. ` .| V パCxz::ヾ\ y'! ./{ .X´
/ /三三=;| | か::ゞツ::::::バ i!,从 /  ̄ヽ、 ありえないです
{ ./三三三;|. 1、 ! ゞ.__>' ´ .) ,,x示
r| /三三三=∧ |.!ヽ| ー-‐ ,か
/=|/三三三三三ヘ |.l. L_x
/三}三三三三三=| ハ |::'. た_
/三三|三三三三三=.\}从 |:::丶 , .ゞ≠
/三三三\三三三三三三\:.).从::::::::\
ヘ
⌒ヽ)
. ――-''" ̄`゙''ー-、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/ノノ//|::::::::.ト、::::::::、::::::::l
/i/::::::!|::.|::|:/:::ヽ、::::ヽ:::::l::::::l
|/〃;;{_{ノ v ` `ヽ: 、 ト、 :|::>
|レ!小l ○ u ○ヽ:;;j|Y ::::ア
. |⊃ 、_,、_, ⊂⊃j:::}:}/リヽ やけに強く否定するな
ヘ ゝ._) u /::レ':/レ
_ ., >,、 __, イァ イ/
ヽ._,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
/イ
-── / ̄ \ _ ,ノ
>─'´ \ \ー'
/ \ !
/ ∨ \
. / \ \ | |
. ′ | イ⌒>、\ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. ヽ_ \}⌒ハ 人
| 八イ「`」、 ∨ ヾ="八彡 ノ |. !
八 ∨ヾ=" l .! ヽ ! それは……
ヽ 人 u ,|/ |  ̄
ハ r‐ 、 イ仄㌃ 丶 /i
/ ̄ ̄ ー- _ _イ// -― ¬、
,!=‐-__  ̄ー=ニ三三三゙、
/三三三三三≧=-_  ̄ー=三、
/ ̄ー=三三三三三三三≧‐-___ `ヽ
. /==ー-_  ̄ー=三三三三三三三三三三ミ、
{ /´ ̄ ―‐- _  ̄ ̄ー======‐ ヽ
/  ̄ ̄ ̄ \:
::/ j :::::\:::/\;゚:
;: | 。<一>:::::<ー>| :
\...::::::。゚~(__人__)~゚j
r " ;゜.` ⌒´,;/゜
i::: |:::: |::|:
:|::: |::::. :|::|:
:_|::: |::::. :|.´:
:{::: )::. :',.:
゛‐-.` i:
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ あの姿を見たら、運でも勝てればいいと思ってる、なんて考えられるはずもない
┃
┃「勝つためにデュエルをやっている」
┃ やる夫さんはそう言うけれど、でも、本音は違うんだ
┃
┃ 認めて欲しくて、デュエルをやっている
┃ デュエルに勝つために努力した事を、自分がやってきたことを認めて欲しいから、勝利を目指している
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ /
.′ / / ム 弋
.′:/ / ./ 、 /.ム \
l .,イ .イ ./ .| .、. \ .V .ム 、__ニ-
|/| ./ | ./ | \. \ .∀.ノ| .|
l | r 、 ./ヽ}./ | i .ト、 \ V ,| |
l j ' .{ }' | | .ィf´\. } V., .|
.l .i .i i 〈 、 l .| ー´ i x===x、. } .|´ ル
ト l { |l .i `ー 从 | if弋__ノV} ! ハ/ ノ
| i .l リ 辷ミx/ )' ノ` |.゙ 弋三ノ | /i /| .' イ ( そんな人が )
レヘ : |', .} / ヽ__,/ .i! / ノ ,' .リ.从 リ |
ヽ| ヽ /`ヽ .L/ ,´ル' / )ノ 从 .l ( 「運でもいいから勝つ」なんて )
/从\ / , f´\从i `ノ ( 考えるはずもない )
_/三三L ヽ | /::l .=;|ー'、
》三三三三=ヽ j ‐ ´ ´ ,ノ .=/三三'__
./\三三三三三\ |ー-- ´ __/ =/三三《三\
ム \三三三三=r{ .| ̄ ̄ ̄ / /三/三三‖三三\
.l三\____/:::` ‐- .. ./}三三三三/三/三三‖三三三=i
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \.
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ.
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : |: : : : :|: : | ,ィT: ',: : : ヽ: .!
|: : |: : : : : |: / \: : /|: : r 、 : : :.|.: : : ト、:|.
|: : |: : : : /!/_ノ | :./ .|:(ヽ、`\::::|.: : : | V
< : 」_: : / _ _|/ ル. \ \ \ : |
<:: |. 小{ `゙'''''' ‐-\ \ \_ ……ま、そうだな。安易な考えだった
厶ヘ ハ 、 r--‐-、 >、 `ヽ.
\_! u ' ` ‐-、 `` `、. あいつはそんな勝ち方、望まないよな
_, r´:/ : :| ヽ - - /\ `、
´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | \ /ヽ :`ヽ ヽ.
:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:| \ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `、 `、
/: : /:: : :./: : : :.!:: : : !: : : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : :|: : : | ,: : : ',: : ::ヽ : !
|: : |: : : : : ,,=''".\: : /|"''=:;,ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /" _,=、 | :/ |:./,=、 V: ..|:.: : : | V
< : _: : : / ((;・.,;)|/ レ((・.,;) |:./ ヽ: : |
<:: |. 小{  ̄  ̄ レ{: :.|ヽ:| しかし、俺より付き合い短いはずなのに
厶ヘ ハ 、 {ハ/ /⌒ヽ_ノ) ) )
\_! _ ' !! ,' ;'⌒'ー''´ やる夫のことよくわかってるなぁ、できない子プロは
ヽ \ーェェェェァt / | i| (⌒)
___,r| \ 、\_ `ヽ / ノ ,'.! ノ ~.レ-r┐、
/:/::::| \ ::::: \_`\ \'、 ./ //、 ノ__ | .| | |
/::::::/::::::| \ ´ ∧.\、_>'´ ノ'´ 〈 ̄ `-Lλ_レレ
/:::::::::::/::::::::| \ /"''- `ー一''´  ̄`ー‐---‐‐´
/イ
-── / ̄ \ _ ,ノ
>─'´ \ \ー'
/ \ !
/ ∨ \
. / \ \ | |
. ′ | イ⌒>、\ ヽ } |
| i|.人 /Ⅴi. | / ,. =、, \}⌒ハ 人
| 八イ「`」、 ∨ 弋歹八彡 ノ |. ! お褒めに預かり光栄です
八 ∨ヾ=" ::::::: l .! ヽ !
ヽ 人 |/ |  ̄
ハ:::: -‐' イ仄㌃ 丶 /ノ
/ ̄ ̄ ー- _ _イ// -― ¬、
,!=‐-__  ̄ー=ニ三三三゙、
/ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒ \
| ,-) (-、.|
| l ヽ__ ノ l | 話続けていいかっていう
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
/ ヽ
| | |
ヽ_| |丿
| |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ あ、はい
┃ ごめんなさい
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ニYニヽ
/ (●)(●)ヽ
/ ⌒`´⌒\ まあ、できない子プロの言うとおりだっていう
/ ,-) (-、\
| l __ l | 運で勝つなんて微塵も考えてない
\ ` ⌒´ / あくまで自分の得意分野で勝利を収める
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i でっていうのデッキを使いたいって申し出てきた時
| \/゙(__)\,| i | あいつはそう言ったっていう
> ヽ. ハ | ||
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 {} |/ レ {} }|:./ヽ: : | けど1戦目と2戦目を見る限り、運の勝負なんだよな
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:|
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V いったいこれはどういうことなんだ?
\_! _ ' !
ヽ / `t /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ それは私も疑問だった
┃ あのやる夫さんが、攻め一辺倒のデッキを使っている
┃ 何か狙いがあってのことなんだろう
┃
┃ けれどその狙いが、うんともすんとも解らない
┃
┃ 困惑する私たちを見て、でっていうプロはイタズラが上手くいって喜ぶ子供みたいに笑った
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ニYニヽ /`i
. / (0)(0)ヽ / リ
. /  ̄`´ ̄ ヽ| /
| ,-) (-リ ヒ
| l ____// ,`弋ヽ つまり、210枚のデッキで戦うってことだっていう
_ \ ` ⌒´.′.Y´ , `ヽ`.l
/ : : :介〈 `ー〈::....ノ Vヽ
| : : : : ::〈 「`ヽ_ー 、 `ヾ_/ //:|
| : : : : : /: | {::::} フ-、`ー┴‐- │
| : : : 〈: :│ {::::l /. :`ー‐一′ ::|
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
・
:
:
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|
|
釗
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____
/ \
/─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\. `⌒ ´ /
/ !:::: ヘ
ゝ_|:::: ヘ ハ
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|:::: |
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キュム キュム \: | /
ヘ\_/|
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:::::::::斗 i {  ̄ |:::::/,
:::::::::ミ、 {∧ ヾ-‐、 /
::::::::::::::`, ミ::, 、 `:r‐ヽ r
:::::::::::::冫、 /∧ ` 、_ 、,_、vr 落ち着いているじゃないか
::::::::::::::::ミ |:::∧ ゝ、_"'' ‐‐‐-_,‐ャ'´ ., 'r´ ''
:::::::::::::::::::≧ |:::::∧  ̄ ̄ ノ v゛ 大舞台を前に、気負ってないようで安心したよ
::::::::::::::::::::从 ハ:::::::゙ゝ、 ...:::、,ミ´ 、 κ"
:::::::::::::::::::::::::ゝ ゝ::::::::::≧- -‐=ニ ´ 斗 、イ゛
_____ |/
/ ヽ ─
/ \
/ 、 \
/ `ー- ヽ
| 、__ |
ノ └┘ / |
(、 !_j | 今更焦ってもしょうがないですお
{`ー-' /
\ ,, -===ニニニニ====-、_/
ソ´:::;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
___〉:/ |i \/_
/| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::: |`ヽ,
/ .| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::: |:::::::|
__
,,.-´ ``ヽ
/ \
/ __ノ '⌒ ヽ
| ( ● ) (● ) .|
/,〉/.| (__人__) |\ 打つべき手は全部打った
/ / .\ / .\ なら後は、結果を確認しに行くだけ
./,二ニヽ / `ー───ー′ヽ .\
_ / ,-― 、}l .l | ∧ .∧ | ./ ヤマが外れていた時点でやる夫の負けみたいなものですお
/ | ノーヘJ i l .| .i .l ..| / ./丶
./ |_,イ { \ | . | / ヽ_/ .| / / ハ
\_/ | | / /::::亅 |// / |
/;:;:;:;' ;:;:;:;:;:;:;;:;:r‐' _,-v、 ヽ;:;:;:;/
/;:;:;: ;:;:;:;:;:;:;:r'´ ゝ゚、z' _ ,,,, -- ,,, _ヘ;:/
. /:;:;: :;:;:;:;:r'´ _ ,,, --‐';:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;○}
./;:;:;:; :;:;:;:/´ _,r‐'´;:;:;:;''r‐'´ | };´',´!,
;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ ,,r´;:;:;:r'´ ノ ,| ノ ヘ;:;:;:;:;:;:;:;
;:;:;:;:;:;:;:;:;| /:;:;:r´ , , - ' ' ´,、/:; /| ヘ;:;:;:;:;:;
ヽ;:;:;:;:;:;ヘ /;:;:r,' , , ' ' _,,,-7'´・´~ } |// ヽ;;:;:;:;:
`'''ヽ;:ヘ /ヽ○/` 丶 _ , , ; ' _/;:; /` ー ´ | /ヘヽ "z;:;:;:;:; あぁ、なんとなく、そんな気はしていた
ヽ_/: : : :":;:;ヽ、 _,,,r´;:;:;:; ` | 入 z "=;:;:;:
/r' `ヽ: :; ; ; ;:;`;:ー;:´;:;:;:;:;:' ヽ .|; ヽ \ 三 {;:;:;:;:;:
"z ヘ ´ヽ : ; ; ; ' ' ' ' ' r l | ヘ ヽ " }:;:;:;:;:;
´7 ヘヽr ヽ ; ; ; ; ; ; ; ; ; -=ヽ, /; l. | | ゞ ;:;:;:;:;:;
/,、 `\_ヽ ' ; ; ; ; ; ; _ - / | | ゝ }:;:;:;
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 自分の現役時代を思い返すと、やる夫が試みているデュエルは……
┃ もはや僕らが知るデュエルとはまったくの別物だ
┃
┃ それは学校のテストみたいなもので
┃ いかに頭の回転が速い人間でも、勉強という準備を怠れば点数は取れない
┃
┃ やる夫がやっているデュエルも同じで、デュエルそのものは、ミスをせず、正解を選ぶものでしかない
┃ デュエルで勝利を掴むのではなく、準備段階で勝利を掴み、それを手放さないデュエルをする
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_, -‐‐';;´;;;;;; _ ...'''' -‐===‐- 、ヽ
,, ( ) ̄;; .. -‐ ' ´ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,, ''';;;ヽ.
,,, -''' _,,, '"ヾヽ、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;''' '';;;;ヽ
'''' _,, -''':::::::::::::::,ヽ、 ヽ、 _ ;;;;;; _ ..... ---―‐--―‐‐ヽ
, ´ _ `:::::::::::::,,::'''' ''゙`ヽ、 ___ , .,,,、ァー,--,-‐―_-_ゝ
/ / `;;:::::,,'' '´ ----―・ナ´,゙〃シ l
i i. < ;;::::; ` ̄ ̄-‐´-___ュz. `、
! ト 〈 ''::; ´ / 1戦目と2戦目は、捨てていたんだろ?
、ヽ`ー 、.l ! __/
:ヽ、ー゙'´ ,、 ィ, ´, ´ ,,
"'',,  ̄ 、、ヽ ,У、 ",,
____ _
. ´ ヽ
/ \____ __
/ / "''‐-- 、__ヽ `丶
/ " ̄´ '了¨ミ、 V i/ l
; === 、廴リ ∨ 丿 捨てたってのは人聞きが悪いですお、師匠
l く _.、 〉 / /
‘ , u `¨ `¨ / / けど、ばれてましたか
__≧、 __ ` ̄´ _ イ{ /
へ i∧ > y < / ,' /
/ , ! \ ./ド‐イ∨./ i: /
/三三三三三三三三三三三三
|ヨ>‐‐‐‐‐‐‐‐N',‐‐‐‐‐‐--、三三
i-‐'"""""""/yヾ""''''‐‐‐-- 、_,
jィョョ三三三三三三>----- 、_
/三三三三三三ヨ(_ , -- 、, -‐
----- 、三三三三三三>-,'"ヽ ,..
', i i___゚`ヽ、/:::i,:、--7-。、-‐'" ̄ 子供のことがわからない親がいるか、バカモノ
',i: : : :  ̄: :.j: : : : :.ヽ--、ヽ-、-‐‐'"
| ´¨,ノ _ヽ=- ..::::`‐‐- それくらいお見通しだ
_i iヘ- 、 ,
,...イ::::', 、- ヽ'" u
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ もっとも、どうしてその結論に至ったかまでは解らないが……
┃
┃ それが解るのは本人だけだろう
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
,,,,,,;;,,,,,,,;;,,,,;;,,,,;;,,,,;; ,,
z;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;マ、
z;;;;;r r ' ´ ´ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;マ、
z;;;;/´ ___ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
Z/ r´ ._. `、;;;;;;;;;;;;;;l
`j`ヽ (’ ノ .;;j /~`丶'
l.(’/ ~´ ´ δ.| まあ何にせよ、せっかくここまで来たんだ
.l l ___/
l `マ / ∧ どうせなら晴れ姿を見てみたいものだね
.l / ̄ ̄ ̄` ./ / ∧___
_\ / /;;;;;∧;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ、
__/;;;;;;;;;;;\____/ /;;;;;;∧;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
_/;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ハ___/;;;;;;;;/::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;マヽ
./;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.|.;;;;;;;;l l l;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;|
/;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ー---- ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;|
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ , -‐、 _,, -‐、 ',
l / `' ´ .l
l ,==ミヽ ,ソ==ミ .l まあ見ていてくださいお
.', U , ヽ /
\ l 人 l /`ヽ
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ',
./ l
_ --―― 、
´ ヽ
/ \
. / 、__ノ 、
/ \ ヽ
,' `ー ',
l ミミ }
',xxィ 三≧ュ、 それじゃ、いってきますお、義父さん
',ゝ、__ } `゙ /
ヽ `r 、-' xxx /
`ー-ヽ_ <
/ ̄ ̄ ',
/ ',
ノ / ',
i三三三三三三三三三三三三三三三三三三ヨ7
∨三三三三三三三三三三三三三三三三三三|
|>、三三三三三三三三三三三三三三三>'" .i
i 、`>ミ三三三三三三三三三三三彡' ̄ 7
',ョュ、 ------------ ☆ ----------' " ´ュョ7
_',、三≧ョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョ≦三ヨ,',--、
7 -',::::ヘ三三三三三三三三三三三三三三:/,', -、ハ
i, ヾ',::::::\三三三三三三三三三三三三/: 7 ,'./ いってこい
,==', -、',:::::::::/__ノ',三三三三三三三三>':::: 7 //ヽ
,/////ヽ、 ',::/ /・‐-、三三三>,-‐・'"フ .7ノ //〃i
..i///////,'/ ノ ヘ-'":::::::::| : :.:.:.:.:.:.:`¨´:'"U 7--'/////ヽ
〈///////,' / 7:::::::::::::::| : : : : : : . ι〃.////////
∨////7 _/___ ./: : : ::::::::7 --、 //////////>.、_
___,∨//7 / ', ,- :::ヽ_= ' ___/ i y'//////////////>--、
/////// ./ r'‐‐、` -.、___,_ィ≦´/ イ////////////////////:\
////// ./ / ヽ ` ̄ /////////////////////////,'\
///// ./ / / ,|__ ιイ/////////////////////////////
//// ' 〃 , イ \--- ' "///////////////////////////////
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
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:
:
:
|
|
釗
!
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 3戦目は、声もなく
┃ 美筆チャンピオンが席につくと、一礼した。やる夫も頭を下げ、デッキをシャッフルする
┃ 混ぜたデッキをチャンピオンの前におくと、彼も自分のデッキをこちらへ寄越した
┃
┃ デッキの上から3分の2を持ち上げて、そいつを半分にわけて3つの山を作る
┃ 山の順番を入れ替えて積みなおし、美筆チャンピオンに返した
┃
┃ よろしくお願いします、どちらともなく挨拶して、デッキを1枚、また1枚とめくっていく
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.
_________
/.: : : : : : : : : : : : : :. :. :. :.|
/ : : : ,:z≦//≧z、: : : : : :.|
. / : : : //////////∧..: : : :| ╋━━━━━━━━╋
/ : : : /////////////l: : : :| .┃
. /: : : : :|/////////////: : : :| ...┃ 紫炎の狼煙
/: : : : : :∨/////////'/: : : : :| ┃
. /: : : : : : : :`≦====≧ ´.: : : :..:| ....╋━━━━━━━━╋
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
/ \
╋━━━━━━━━╋ / ─ \
┃ ' (●) \
┃ 六武衆の結束 (l、__) |
┃ ⌒´ /
╋━━━━━━━━╋ `l \
l \
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●) )
. | (__ノ、_) ╋━━━━╋
| ` ⌒ノ .┃
. | } ┃ 増援
. ヽ } .┃
ヽ ノ .╋━━━━╋
.> <
| |
| |
______
「三二ニ=「=ニ二三{
}ニニニニ|!ニニニニ{
}ニニニニ|!ニニニニ{
}ニニニニ|!ニニニニ{
}ニニニニ|!ニニニニ{ ╋━━━━━━━━╋
}ニニニニ|!ニニニニ{ ┃
}ニニニニ|!ニニニニ{ ┃ 次元の裂け目
}ニニニニ|!ニニニニ{ ┃
}ニニニニ|!ニニニニ{ ╋━━━━━━━━╋
}ニニニニ|!ニニニニ{
}ニニニニ|!ニニニニ{
}ニニニニ|!ニニニニ{
 ̄ ー=ニ_」Lニ=-´ ̄
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃ そして六武の門
┃
┃ あの日の借りを返せと言わんばかり、絶好の手札が舞い込んできた
┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.
_,,..-―‐-..,,_
,,-''" `ヽ、
/ \
/ ヽ
,' ヽ
l \_ _/ ',
| {筏豺} {筏豺} l 先行ドロー、スタンバイ、メイン
, `¨¨/ ヽ¨¨´ .,'
'., ( .,、 ) /
. ヽ、 ` ̄ ´ `  ̄´ / ╋━━━━━━━━━━╋
ヽ-..,,__ __./」 ┃
〈ヘ:::::::::::ヽ:L..ィ:〈トx:/.:/.:从r 、 .┃ ドロー神の宣告
.';::〉::::::::/|:〉レ':::/::/ヽ:::〉∨:\ .┃
.,.:}l:::::::::;'.:/|:;'.:\::/:/.::;'::/:::∧:、:.\__ .╋━━━━━━━━━━╋
,,..-――-..,,
/ \
/ ヽ
/ ___) ヽ- l
/l '´ _ r .l
/ ..| t''j"´ =='' ', 紫炎の狼煙を発動するお
/`ヽ、__.', `¨¨´ ヽ l 六武衆の影武者を手札に加える
./ \ .ヽ. (_ノ--' ノ
/ /-‐| \、 ____ ,,..-<
./ ./ l l \ | r-ヽ `ヽ
/ l | ヽ .>、 r'__..>> |
./ iヽ .|_ヽ.イ .〈Y´ i `''1 | |
 ̄ ̄ ̄
\
ヽ
し \
|
|
{. |
-' {___, |
) ( ○ ) |
し |
ヽ |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ チャンピオンの額に、一筋、汗が浮かんだ
┃ 予想を裏切られて焦ったかのような表情
┃
┃ そうしてやっと確信した
┃ 作戦が上手くいったことを
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
/ ` 、
, ' \
/ ヽ、 _,.. -- ゙ .
/ _`__ __ ,
′  ̄ ̄  ̄ ̄ , 続いて増援発動
{ "' 、、 ∪ } 真六武衆−カゲキを手札に加える
. 、 ゝ-‐ ー- ' /
_> 、 /
∨/r v'´ ヽ _ 「/7,<
/V,l / \ V 」/////〉
. ,.イ //Y〈_ ヽ.〉 く//////__
/.:.|///ゝ、 `ヽ./ f⌒o 7¨´///}
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ならば後は勝つだけだ
┃ 油断せず、たった一度のチャンスを物にする
┃
┃ そのために、一気にたたみかけよう
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
,,..-''"´ ̄ ̄"''-,, 六武の門、六武衆の結束を発動
/ -..,,_ '., カゲキ召喚、効果で影武者を特殊召喚
../ -‐t.j-`''‐ _,,..-.', 門に4つ、結束に2つカウンターが乗る
,' `゙'' .‐t.j-、l
l r''´ ヽ`゙'' | .╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
', `t'´`j-'′ ,' ┃ 【六武の門】 永続魔法
\  ̄ / .┃ 六武衆と名のついたモンスターの召喚・特殊召喚時
.`l-―――‐-..,,__ / ....┃ このカードにカウンターを2つ置く。カウンターを取除き効果を発動する
___|_:::::::::::::::::::||::::| .┃ ●4つ:自分のデッキ・墓地から「六武衆」を手札に加える
r:ヽ"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::',o└-..,,__ .....┃
/::::::',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::ヽ、 ┃ 【六武衆の結束】 永続魔法
./::::::::::::/ ̄ ̄l`゙l::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::|:| .....┃ 六武衆と名のついたモンスターの召喚・特殊召喚時
../::::::::::::/  ̄ヽ┘::::::::::::::::::|o::::::::::::::::|::| .. .┃ このカードにカウンターを1つ置く(最大2つまで)
/:::::::::::/ . ̄ヽ|::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|:::| . ┃ このカードを墓地に送り、カウンターの分だけドローする
.╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
/_ノ ヽ_\
/( ●) ( ●)\
/ ::::::⌒(__人__)⌒::::\ ( ここからが六武衆の見せ所だお )
|  ̄ |
\ /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 六武の門は確かに強いカードだが、そこに胡坐かくようでは十分じゃない
┃ 次元の裂け目、カゲキ影武者からシエン……
┃ チャンピオンに対する回答こそ準備できたけれど、あと一歩が足りない
┃ だから、ここで最後の一枚
┃
┃ 魔法を封じ、墓地を封じたならば
┃ モンスターを封じてしまえば、最早打つ手はない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
_,, -- _
,ィ ´ ::::::::::::`::. ,
/ ,ィ :::::::::::::::\ 結束から2個
/ / ,ィ::::jヽ :::::::::::::::ヽ 門から2個取り除いて門の効果発動
ト ゝ `¨′ :::::::::::::::〉
,v、 !::::. `ヽ .:::::::::::::/. デッキから六武衆の師範を手札に
j )'j.) .ヘ:::::. ノ _,;..---.イ-、 ,-.、
〈.//j f.〉 !:::l ヽ, -‐'" r-',::::::::::::::::,-:イ::::/:ヘ
.}! L-'.ゝ ',::`ー' ..lハヘ::::::::;イ::::::::::/::::::::-'-、
ヽ ヽj ヽ ..::::::::r ',.〉::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::ヽ
>_,,ィ>、 >ーr-‐‐‐7ハ 〈:::::::::::::::::::::::`ヽ:::::::::::::::::ヘ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 【六武の門】 永続魔法
┃ (中略)フィールド上の武士道カウンターを取り除くことで以下の効果を発動する
┃
┃ 見落しがちだが、六武の門はフィールド上の武士道カウンターを取り除くことで効果を発動できる
┃ だから、門と結束が1枚ずつある現状、結束からもカウンターを取り除くことができる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 影武者 カゲキ ...┃ 入速出プロ 手札3
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 六武衆の師範
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ 次元の裂け目
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ 神の宣告
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 結束 門
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ×2┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
___
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ', シンクロ、真六武衆−シエン
/ ', カウンターが乗るお
.l '⌒ヽ ,ノ⌒ .l
.l (tリ\,_ 、__, l ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.', U `ー', ヽ / ....┃ 【真六武衆−シエン】 戦士族チューナー+六武衆
\ l 人 l /`ヽ ┃ ATK 2,500 DEF 1,400
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ', ┃ 1ターンに1度、相手の魔法・罠の発動を無効にできる
./ l ...╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
/_ノ ヽ\
/ ( ●) (●)、
/::::::::⌒(__人__)⌒\ 六武衆の師範を特殊召喚
| |r┬-| | カウンターが乗って門に6つ、結束に2つ
\ `ー'´ /
⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ
\ ヽ / ヽ /
\_,,ノ |、_ノ
____
/⌒ ⌒\ 結束から2つ、門から2つ取り除いて門の効果発動
/( ―) (―)\ 真六武衆−キザンを手札に加えるお
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| | さらに門から4つ取り除いて効果発動
\ / 真六武衆−キザンを手札に加える
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 師範 シエン .....┃ 入速出プロ 手札4枚・墓地2
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 手札 真六武衆−キザン×2
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ 次元の裂け目
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ 神の宣告
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 墓地 真六武衆−カゲキ
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 結束 門 .┃ 六武衆の影武者
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) ⌒ ..i 手札から真六武衆−キザンを特殊召喚
i. ( ●) .| カウンターが乗るお
. \(_入_ノ /
\______/ さらに手札から真六武衆−キザンを特殊召喚
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\ カウンターが乗って門に4つ、結束に2つ
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
_,,..-―‐-..,,_
,,-''" `ヽ、
/ \
/ ヽ
,' ヽ
l \_ _/ ',
| {筏豺} {筏豺} l キザン2体でエクシーズ
, `¨¨/ ヽ¨¨´ .,' インヴェズル・ローチを特殊召喚
'., ( .,、 ) /
. ヽ、 ` ̄ ´ `  ̄´ /
ヽ-..,,__ __./」
〈ヘ:::::::::::ヽ:L..ィ:〈トx:/.:/.:从r 、 ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.';::〉::::::::/|:〉レ':::/::/ヽ:::〉∨:\ ┃ 【インヴェズル・ローチ】
.,.:}l:::::::::;'.:/|:;'.:\::/:/.::;'::/:::∧:、:.\__ ┃ レベル4モンスター×2
.rf≦:::||:::::::;'....人! ;':/.:::;'::;':::::;'::l:::.\::::/¨ .....┃ ATK 1,900
.{:::::::l:::||::::::;:...;':::;'|l. ;:/.::::;::/.::::;'::::|::::::::::`ヽ .┃ DEF 0
.|::::::l|:l||::::∧,':::;'/l ./.:.:.:::/_:::::i:::::;!::::::::::::::::: ..┃ このカードのエクシーズ素材を1つ取り除くことで
.|::::::||: |ト、::::;'::::/ ./.::::::;'三ミ:;!:::;':::::::::::::::::: .┃ レベル5以上の特殊召喚を無効にして破壊する
.| :::ノ|::::Y、::;'::r:!,_/:::::イ::::::::::::;!:::':::::::::::::::::::: ..╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 美筆チャンピオンのデッキはシンクロ時代のデッキだ
┃ レベルも、種族も、テーマすらバラバラでありながらシナジーを形成する様は
┃ この世のどんなデッキよりも美しいけれど……
┃ エクシーズモンスターを使いづらいという欠点だけは、隠せない
┃
┃ ローチはレベルを参照する。エクシーズに対しては無力だが、シンクロに対する回答として
┃ ローチ以上のモンスターはそうそういない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- }
{ / ヽー- _ _ ! 結束を墓地に送り効果発動
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j 2枚ドローする
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' |
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::`-> / j / ╋━━━━━━━━━━╋
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..| .┃ ドロー 紫炎の狼煙
,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´ ! ...| ┃ .神の警告
! ⌒)ヘ ノ /:::::;/ } ..| ╋━━━━━━━━━━╋
ヽ ´ノヘ/ /::::::/ ヾ / |
____
/ \
/ ─ ― ヽ
/ ( ●) ( ●)' 次元の裂け目を発動
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/ カードを2枚伏せてエンド
/ ー‐ ヽ
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ ┃ ┃ ローチ 師範 シエン .┃ 入速出プロ 手札1枚・墓地2枚
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 手札 紫炎の狼煙
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┃ 墓地 真六武衆−カゲキ
┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┏━━┓ ┃ 六武衆の影武者
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ╋━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ┃ 警告 宣告 裂け目 門
┃ ┃ ┃(裏)┃ ┃(裏)┃ ┃ ┃ ┃ ×4┃
┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛ ┗━━┛
________
/) / .) \
/ ./::/ ./:::/ ) \
l .l/ // ∠___ |
l / / / _、,,.ノ |.
r /___) | ドロースタンバイ、メインフェイズ
/ / |
/ ノ /
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ィ/|\____
/ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' 、、、 _
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l/ iiiii \/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..\
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
__
/ 丶
/ `
/ ',
/ ___,ノ ゝ丿
/ (、__)(__ノ ……調律を発動する
/ { (___ノ、丿
/ヽ\ ト.、 / デッキからジャンク・シンクロンを手札に加える
/ : : : .\\>、___,_∧
: : : : : : : : :\ ∧:::: ヘ : :\ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ : : : : : : : : : : : :ハ、}:::::{ `; : : :`: 、 .......┃ 【調律】 通常魔法
. /: : : : : : : : : : : : : : : ::∧:::::`, | : : : : : :. .┃ デッキから「シンクロン」と名のついたチューナー1体を
{ :.| : : : : : :|: : : : : : : : : :∧:::::V: : : :.V. :ト、 ┃ 手札に加えてデッキをシャッフルする
. ;': / : : : : : :|: : : : : : : : : : :∧::::i : : : :.|ノ : :\....┃ その後、デッキの上からカードを1枚墓地に送る
.╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
′ ハ
| i
| |
| |
| |
| 、.___.ノ ヽ、____,. | 効果によりデッキトップから1枚墓地へ
! i ゝt:::::テ>`; <t:::::::テナ i
! ; i ……ダンディライオン、裂け目によって除外する
N i ′
i ( 人 ) ,゙i
|ヽ `ー´ `ー ' / |、____
,. -<| ゙>、 ´⌒` / { `>ー-、
/ ゙>、 / .{  ̄`ー、
/ ≧zー-−< i ヽ、
__,./ _ -‐━彡⌒,.-、 ´>、、__ ヽ、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ダンディライオンは墓地へ送られた時誘発する効果だから、裂け目中では発動できない
┃ 他のモンスター……例えば主軸たるバルブ・スポーアも、墓地にさえいけば効果が発動できるが
┃ 裂け目中では墓地に送る事が難しい
┃
┃ そして裂け目を破壊できるサイクロンや大嵐は、シエンの効果で止められる
┃ ステータスは心もとないモンスターばかりだから、戦闘破壊も望めない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
___
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
/ ',
.l '⌒ヽ ,ノ⌒ .l
.l (tリ\,_ 、__, l ( 目論見どおり )
.', U `ー', ヽ /
\ l 人 l /`ヽ
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ',
./ l
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ こんな場が完成すれば、どんなデッキだって歯が立たないと言ったらそこまでだけど……
┃
┃ けれど目論みどおり
┃【チャンピオンにQDWを使わせ、それに有利なデッキで立ち向かう】
┃ ことに成功した
┃
┃ ならば後は、堂々と勝利を掴むだけだ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
・
:
:
:
|
|
釗
!
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \.
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ.
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : |: : : : :|: : | ,ィT: ',: : : ヽ: .!
|: : |: : : : : |: / \: : /|: : r 、 : : :.|.: : : ト、:|.
|: : |: : : : /!/_ノ | :./ .|:(ヽ、`\::::|.: : : | V 相手がどんなデッキを使うかわからないから不利
< : 」_: : / _ _|/ ル. \ \ \ : |
<:: |. 小{ `゙'''''' ‐-\ \ \_ なら相手が特定のデッキを使うように仕向ければいい……
厶ヘ ハ 、 r--‐-、 >、 `ヽ.
\_! u ' ` ‐-、 `` `、.
_, r´:/ : :| ヽ - - /\ `、
´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | \ /ヽ :`ヽ ヽ.
:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:| \ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `、 `、
ヽヘ \
\\, ヽ
| V∧ Vヽ,
/ │ ! V|ヾ ゝ
. ! │ │ | ヽ: ヽハ \
| ∧ ハ .│ | ハ ヾゝ::.:.:.:.:.:. ヽヘ
::, -┴ 、 ::/l :::ト、 ::l ..:::Nl :.:.:.:.:.ヽ:.:. |
∠´ ヽ ::__:i l :::l `、 :l .:::::j:::.:.:.:.:.:.ハ:. ,
 ̄`~ヽ `y l l :∧:l__ `、 .::l ::::::::::::___:j:::.:.:.:.:.:! j/ 言葉にするのは簡単ですけど……
ヽ、 l/ /| -V ̄ヽ W| ::::「二ヽ|.:.:.:.リ V
、 l /イ´:::! _______ | :::|┌j l.:.:.:/
_ \. L/ /!::::::| ' ̄|「::::::::::|「 〉 | :::|/// .:(
i ノ`'´ ∧ ヽ::|  ̄ ̄ ̄ ´ l ::::| / :.:ゝ\
二__ __ ,イ / ` } ::::|く´ :.| `ー
|| |「 |l | r、 ,ィ :::::| ヽ jノ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ そんなこと、どうやればいいのか検討もつかない
┃
┃ 私たちは、それぞれ、私たちの都合でデッキを選んでいる
┃ 信念があってデッキを使い続ける人ならまた別の話だけど、それこそやる夫さんやチャンピオンは
┃ 一つのデッキに縛られず、多種多様のデッキを使っている
┃
┃ それを、いったいどうしたら操作できるのだろう?
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/=Yニ ヽ
/(-)( 0) ヽ
/⌒`´⌒ \ チラッ でも実際上手くいってるっていう?
|-) (-、 | The Wizardの1戦目、予想を覆された1局のやり直しだっていう
| ヽ__ ノ l |
\ `⌒´ /
. … .
:/ノYニヽ :
:/ (0)(0)。ヽ :
:/::::⌒`´⌒::::\ : ま、今回だけのウルトラCだってことは否めないが
:| ,-) (-、.|:
:| l rヽ/⌒ヽノ | :
:\{/ //:
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 ゚ |/ レ ゚ ..}|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| 今回だけ? どういうことだそれは
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V
\_! _ ' !
ヽ / `t /
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/ ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒\
| ,-) (- |
| l ヽ__ ノl | ……つまり立場と目的の問題だっていう
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
/ ヽ
| | |
ヽ_| |丿
| |
/ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒ \
| ,-) (-、.| でっていうは格好いいドラゴンを魅せるため
| l ヽ__ ノ l | やる夫は勝利のため、デュエルに挑んでる
\ ` ⌒´ /
/ ヽ じゃあチャンピオンは何の為に
/ ヽ 何を目的にデュエルをしていると思う?
| | |
ヽ_| |丿
| |
`ー--≧ V レ´{
_,フ' __`ヽ.
-‐ ≦==、、-、 \`ヽ
/ `ヽ、 } `フ
/ ヽ| `ヽ
∠ニ´_/ ヽ | }人 {ヽ. \ヾ
/ /! ト | ヽ .| ミ ノ ヽ._
| / | | | | | ヽ | | ヽ } {´ ̄
}| / __| || ヽ、|__リ__ ヽ! |V-/,イ 人
リ| | _/ リ | | / y リ| i´[]´ /.ノ
| 、 | |jィ=≠ァ! // ィ≠=ァ ! ´|/| | |/ それは……勝つため、じゃないんですか?
ヽ 、| | 弋付ソ|/" 弋イタ | |ノ/
\v|| ! !/
|ヽ ヽ /| ト,
__ |ヽ イ、/ | }_......,,__
/ `ーヽ ヽ、_ . ‐ ‐ / .ノ/ ./ / ヽ
|  ̄\ ヽ ヽ \ ー ‐ ´ / i / / ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 違うと思いながら、それ以外の回答が浮かばなかった
┃
┃ だってそうじゃないか。前人未到のタイトル7冠達成者
┃ 誰よりも強い現遊戯王界のトップにたつチャンピオン
┃
┃ そんな実績を知っていたら、それしか浮かばない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ニYニヽ
/( ゚ )( ゚ )ヽ
/::::⌒`´⌒:::: \
| ,-)___(-、| ヤルオ
| l |-┬-| l | あいつはこう言っていたっていう
\ `ー'´ _/
. / ∩ノ ⊃ ヽ
( \ / _ノ | |
..\ “ /__| |
\ /___ /
_, -=========ー-、
/ \
/ ー--=、 \
/ /┬-ヾ `l
| ‖ i、:::::| |
| ヾー-ーナ | 『楽しいからデュエルをやってる、そんな男だお』
| ヽ、
| (,,_,,人)
!、__,,,,,,__ __  ̄ ̄7
〉___ __ ̄ ̄〈 /
>三三三三》:.::.:.:..\ /´/
_, -=========ー-、
/ \
/ ー--=、 \
/ / ヾ `l
| ‖ ___ | .| 『パズルみたいで楽しい』
| ヾー-ーナ | 『新しいデッキを作ったら使いたくなる』
| ヽ、 『けど誰一人として2つ目に手を伸ばさない』
| (,,_,,人) 『しょうがないって諦めてた』
!、__,,,,,,__ __  ̄ ̄7
〉___ __ ̄ ̄〈 /
>三三三三》:.::.:.:..\ /´/
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- } 『The Wizardの1戦目、美筆プロはそう言っていたお』
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j 『だから、現状こそ美筆プロが求めていたものなんだお』
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' | 『頑なにQDWを使い続けた理由は、他の……』
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi 『しち面倒くさいシガラミのせいであって』
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..|
,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´ ! ...|
! ⌒)ヘ ノ /:::::;/ } ..|
ヽ ´ノヘ/ /::::::/ ヾ / |
〃 /´`ミヽ
.∧‖/_,,,,く´-=-
{ .ヾ_j ´ ̄ `ヽ、__
,-='''ヾ  ̄`""'' ,,,,, `ヽ
ノ,,,,, '"´ `ヾ、 :::',
./ ´ ` ハ :::',
〃 .', ::::,
‖ ./:: ヽ,ハヽ、 ij | ::i
‖_i,,-1'''"7''/;;,, i ,,ィ''''l"''-,,_ ‖ i! ::::l
il´ .i .|___/ハ/ l ! l j ソハ `.‖./ ヽ::i
|i l l l乂`t;;;、ミl lヽハ. l-‐_,,,=ァ ./::Y ヾ、_ なるほど、そういう理由で……
.l | i l,,j ゞiiiiリァヽヾ ノ ノjiiij.リ/.j /l:::ト, ヽ,,l_ けど、しがらみ、ですか
从ハ \.ゝー''´ `"´ヾ-<,,./ / ', lハ ::l
\j ヽ ハ""" ,、 //!/ .',::::|
', \`ヽ / .ノl ',::l
', :::ハ 、 - /l:::|\ ',\
ヽ、:j `i=‐::::......,,,,, イ i:::l::i、 .\ ',
ヾ、 ヾ ミ===-‖ ヽ::'、ヽ、 \,,ハ
/ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/  ̄`´ ̄ \
| ,-) (-、.|
| l ____ l | つまりは立場だっていう
\ `ー'´ /
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ -=o=-| :/ .|:/ V: |.: : : | V
< : _: : : / |/ レ-=o=-|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ レ{: :|ヽ:| 『デュエリストは一つのデッキを使いこなしてこそ』
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V チャンピオンだからこそ、伝統は壊せない、ってか
\_! ' !
ヽ ∠7 /
___,r| \ ´ヽ '´ ペッ
/:/::::| \ ヽ `_ ィ ´ \
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 ヾ)
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
r‐ ' _ノ
/ニYニヽ _ ) (_
/ (0)(0)ヽ (⊂ニニ⊃)
/ ⌒`´⌒ \ `二⊃ノ それに、チャンピオンは勝ちすぎた
| ,-) (-、.| ((  ̄
| l ヽ__ ノー┼¬U Aクラスで鍔迫り合いしている相手ならまだしも
\ ` ⌒´ / ぽっとでの格下に負けるわけがない、負けちゃいけない
/ ヽ
/ ヽ チャンピオンのタイトルを保持しているからこそ
| | | 美筆プロは負けられない
ヽ_| |丿
| |
∩_
〈〈〈 ヽ
〈⊃ }
/ニYニヽ .| |
/( ゚ )( ゚ )ヽ ! !
/::::⌒`´⌒::::\| / 前回、The Wizardで美筆プロは3戦とも違うデッキを使い勝利した
| ,-)___(-,| / 最近じゃあ2つ以上のデッキを使うプロも増えてきている
、 |-┬-| /
/ _ `ー'´ /
(___) /
/ ノ Y ヽ
(ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /)
(((i ) /::::⌒`´⌒::::\ ( i))) けどその程度じゃ伝統は壊せないっていう
/∠_| ,-) (-,|_ゝ \
( __ l ヽ__ノ ,__ ) 今、チャンピオンは2敗して角番
\ |r┬-| /´ もしもここでQDW……
| | | | | チャンピオンの伝説を作り上げたデッキ以外で負けてみろっていう
| | | | |
`ー'´
/ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒ \
| ,-) (-、.| 『QDWを使わなかったから負けただけ』 と言う奴がいるかもしれない
| l ヽ__ ノ l | 『どうしてQDWを使わなかったんだ』 と責める奴もいるかもしれない
\ ` ⌒´ /
イ / / / 丶 ヘ ヽ \
/ / _ / / ヘ ヘ ヽ ミz
/ / / /) / l ヘ ヽ ヽ ミミ
// l:// / l ヘ _ ヽ ハ ト
/ヘ ;l /::l l ` ー/ヽ- l ノ-/l ̄/ヽ ヘ l i
/ l .l /l:ノ l / 从 l /l/ l/ ヘ ヘ l リ
/l l/ l メfモミzl/ヘ l ィf禾芽气 il ハ
/ l ヽハ弋:::U::リ ヽ/ 从::刋::iノ/ l / 追い詰められてQDWを使うしかない、ってことですか
ハ ヽ `¨ ¨ / / /
从 ゝ lト\ ` /イ// l
/ \/ 从 ー -ュ / /ハ
//////\__/ > イ 从ハ入 ト
//////////二二二≧二二二ニ≦二二二二\ハ ヘ 从
////////三三三三三三三三三三三三三三三
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
< : 」_: : / 〈 {} |/ レ {} }|:./ヽ: : |
<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| なんとなく解るが……しかしそれじゃあ1戦目と2戦目は?
厶ヘ ハ 、 {ハ/ V
\_! _ ' ! 2本取ったらQDWを使ってくる、それだけなら
ヽ / `t / 自分の得意分野を捨てる必要はないだろう
___,r| \ { / /
/:/::::| \ ヽ `_⌒ ィ ´
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、
::::::::::::::/:::::::::∧ /二\ |::::::ヽ::::::::::::\
::::::::::::/::::::::::::::∧ヽ /: : : : :}ヽ!::::::::::〉:::::::::::::::
/ ニYニヽ
/ (0)(0)ヽ
/ ⌒`´⌒\
| ,-) (- |
| l ヽ__ ノl | 「ただ2戦落としただけ」だったら、問題にもならんっていう
\ ` ⌒´ / 「やる夫が得意分野を捨てて2本取ったから」
/ ヽ ここにきて、はじめてQDWに頼るしかない状況がうまれるっていう
/ ヽ
| | |
ヽ_| |丿
| |
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
・
:
:
:
|
|
釗
!
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃ こんなことを言うのは自分らしくなくて嫌なのだけど
┃
┃ 今回の焦点は、【デッキを信じられるかどうか】ってことだ
┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.
_
,.. ─  ̄  ̄ ─ 、
,.‐ ´ `ヽ、
/ i `、
/ ヾ 〃 ゙̄ ii ヽ
/ {{ ,..、ヽ、 ヽ
i \ ゞ ヾツ ,}ヾ、, 、 ヽ
i ,. -‐'" `' /1
i \ / {)
/ ̄⌒''''''ヽ、 \ i、 / K i
/ `ヽ、 /ヽ、 /'i ヽ' i
/ `ヽ、 /: : : : : `─'''´: : : : 、 i i
/ ヽ、 /: : : : : : : : : : : : : : : /'‐--'´ i
i ヾ: : : : : : : : : : : : : : : / i
i ヽ___: : : : : : : : 〃/ i
i 、 ヽ `ヽ`ゝ' く /
i ヽ ⌒ ̄` ‐-、 `' __/ /
i ─-ゝ、 ヽ、 ___ -‐´
i ヽ ヽ、_ -- 、
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 1戦目、2戦目
┃ やる夫は自分の得意分野をなぐり捨てて、コンボ・デッキで勝負を仕掛けた
┃
┃ すると対戦者たる美筆プロはどう思うだろう?
┃ 彼はこう予想していたはずだ
┃「入速出プロならば、メタ・デッキで挑んでくるはずだ。こちらの邪魔をして、攻撃を凌いで勝利を目指す」
┃「あくまでこっちが攻め手。攻めが途切れたら負けるなら、守りは疎かでもいい」
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ / ●ヽ /●ヽ 丶
/ 丶. ノ 、 ノ \
| |
ヽ (__人_) /
\ 廴_)ノ /
/ ̄ }
ィ ト、
. //YY >┐ ', / )´ )、
/Y { {/ / V / / 厶
. { { { { { n j`Y ′ ' / /
ハ し' j { { イ
/ { / 人 /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ ところが蓋を開けてみればコンボ・デッキのオンパレード
┃ 実戦レベルのコンボ・デッキにとって、敵はただ2つだけ
┃
┃「いかに早く手札を整えられるか」という運と
┃「相手の邪魔があるかないか」それだけだ
┃
┃ 当然、妨害手段を講じていない美筆プロのデッキでは、やる夫がコンボを始動したらなすすべがない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
-‐ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヘ
/´ ヘ
/´ `ヽ、
/ \
/ / ヽ
( 何をやってくるかわからない ) / /..、 ヾ 〃 i
/ ノ{:;:;:;:} ii 〃 i
( そんな時信じられるのは、調整だけだお ) . i ゙´ { ゞ'" ツ / i
( 自分が積み重ねてきたデュエル ) /` ゝ ´ / /
( そこから得た経験 ) /i ヽ / /
( フィードバックしたデッキ、これしかない ) i i } 三 ,../
i \____ノ "____ イへ__
\ _,ィ"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
\ i´ __,,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
‐- ____ iヽ! <_ 〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
i ヽ ! .', !∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
! ヽ .! ', >__〉:::::::::::__,::::-―'" ̄ ̄ ̄⌒ヽ
_____
/
/ \
/ \
/ \
/ ',
/ ',
i . ( そして美筆プロの作ったデッキは…… )
| i
| | ( ただQDWを除いて、全て調整不足だお )
.
'. }
__',_______________ ノ
/二二二二二二二二二二二二二二二二ニ\ /
/二二二二二二二二二二二二二二二二二二二}/
}二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニニ∧
i二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニ
/  ̄  ̄\
, ' \
| |
| . |
| |
| ,
', ,.
ヽ_,'________r
/:::::::::::::::::::ト,
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ;,、_
__,,./"" :::::::::::::: ' ,:::::::::::::ヽ,、
/ ..::\ ..:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::: !:::ヽ
/ .::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::: i::::::.`
l ;ノ:::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::: !::::::::::i
く :::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::: イ::::::: {
l ::::::::::::::::ヽ;;|:::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::: |:::::::::
l ::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::: |:::::::: i
l| ::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::: |::::::::: |
l ::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::i.:::::::::::: |:::::::::: i
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ チャンピオンと言う頂……あまりに遠すぎる高み
┃ そこに上ってしまったからこそ、彼は独りだ
┃
┃ ありとあらゆる戦いで、負けられない、常勝を求められる以上、1戦たりとも捨てられない
┃ 身内も居らず、リーグ戦で実験もできないから、調整は独りで回すしかない
┃ 限度がある
┃
┃ 遊戯王は一人でやるゲームじゃない、対戦相手がいて、はじめてデュエルができる
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
__
,..-''"´ `"''-、
/-――- -―\
/ _ _ .',
,' イ::::)` イ::::)` ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l ( 相手が何をやってくるかわからない )
l ( ,、 ) l ( だから信頼できるデッキを使うしかない )
'., `¨¨´ `¨¨´ /
ヽ、 __ / ( しかし、信頼できるデッキは一つだけ )
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ ( 色んなシガラミが、チャンピオンにQDWを使わせた )
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
| ヽ  ̄/ '.,::::::::::::\,':::::::::::', .| .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::', | .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::', | |
| l \ |:::::::::::::::::::::::::::::| l .|
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) ⌒ ..i
i. ( ●) .| ……六武の門の効果を発動
. \(_入_ノ / 墓地から真六武衆−キザンを手札に加える
\______/
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \
| (__人__) | 六武衆の影武者を召喚
\ ` ⌒´ / 真六武衆−キザンを特殊召喚
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
: | '; \_____ ノ.| ヽ i
| \/゙(__)\,| i |
> ヽ. ハ | ||
─- 、
/ ヽ
| |
| | 特殊召喚成功時、奈落の落とし穴を発動する
| ュニニヽ、
ヽ/ : : : : \:\ シエンの効果発動するお>
i : : : : : : : ヘ :.ヽ
', : : : : : : : : ', : :'., あぁ……奈落は無効になる
', : : : :.\ : i : : :.'.,
. i:', : : : : : ヽト、 : : :',
. iハ : : : : : : |: ', : : :.',
リ.:i: : : : : : :! : : : : : ト、
,,..-――-..,,
/ \
/ ヽ
/ ___) ヽ- l
/l '´ _ r .l
/ ..| t''j"´ =='' ', シンクロ、ブリューナクを特殊召喚
/`ヽ、__.', `¨¨´ ヽ l
./ \ .ヽ. (_ノ--' ノ ブリューナクの効果発動
/ /-‐| \、 ____ ,,..-< 紫炎の狼煙を捨てる、対象は裏守備モンスター
./ ./ l l \ | r-ヽ `ヽ
/ l | ヽ .>、 r'__..>> |
./ iヽ .|_ヽ.イ .〈Y´ i `''1 | |
「調整相手がいない」が故の隙と来たか、これは凄いわ
あとインヴェルズがインヴェズルに誤字ってますよ
,. - : ,
/ `ヽ
/ \ / ヘ
. i rtッ> r'rッテ ',
r':ヘ ''' (__ ,、___) ''' /{┐
..r‐==:ハ::::.ゝ、___ ,.イ::::::{ハ._
-‐:::::´:::::::::::::::::::/イヘ:::::::::|:::::〉-〈f}:|:::::∨ハ{:::::::ハ
:::::::::::::::::::::::::::::::::fj::〃.:::::{レ'{_:_}:V:!::::::::》:|!|:::::':::} バトルフェイズ、ローチでアタック
::::::::::::::::::::::::::::::://::{{:::::::::l :. |::::|:. :.}::::::::}}:|!|:::':::::',
´ ̄ ̄ ̄ ̄`メ,:' ::::{{::::::::{ :. |::::|:. :.}:::::〃l|!|:':/.::::}
,ィ彡'^V::::::ヾo::::\|::::}/.::::/rュ:|!|/.:::::::|
`ー==彡'´ :::::::::::ト==|:E}==:イr┼ |!|:::::::':::|
{:::::::::{!:::::::::{::::{-、::{二Uノ':!:::::':::::',
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ
| } 通す、残り6,100
ヽ }
ヽ、.,__ __ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
__
,..-''"´ `"''-、
/ 、_) ー―\
/ .',
,' ィ::::::{` __ ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l
l ( ,、 ) l 師範でアタック
'., `¨¨´ `¨¨´ /
ヽ、 __ /
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
/ ̄ ̄\
/ 〉 _ノ ヽ、_ \
/ /' ( ―)(― ) |
./ //〉 (__人__) │
.l ´ イ| `⌒ ´ |
.l iY |
./ ハ ! / 残り4,000
./ / ' ヽ /
l / .〉-r:::┬〈、
__「 ー‐1 ./Λ 〉.:〈 7//\
i//7777|/////V::::::V/////\
|//////|//////∧::://///////}
|//////| ///////∨/////////{
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) ⌒ ..i
i. ( ●) .|
. \(_入_ノ / ブリューナクでアタック
\______/
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
(⊃ ̄ ̄\
(⊃ _ノ \
(⊃ ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ 残り1,700
. | }::\
/ヽ }:::::::\ ダメージ計算後
/:::::::::ヽ、____ノ::::::::::::::) 手札から冥府の使者ゴーズを特殊召喚
/::::::::::::::::.ヘ.:.ヤ、:::>7|:::_::/
|:::::::::::::::::::::::::::ゞ/ ̄ ̄(_)
\:::::::::::\ /| JJJ (
\:::::::/:::::ヾ 、/⊂_)
___
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
/ ',
.l '⌒ヽ ,ノ⌒ .l
.l (tリ\,_ 、__, l ライフを2,000払って神の警告を発動
.', U `ー', ヽ /
\ l 人 l /`ヽ
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ',
./ l
__
/ 丶
/ `
/ ',
/ ___,ノ ゝ丿
/ (、__)(__ノ
/ { (___ノ、丿
/ヽ\ ト.、 / ……あぁ
/ : : : .\\>、___,_∧
: : : : : : : : :\ ∧:::: ヘ : :\ サレンダーします
/ : : : : : : : : : : : :ハ、}:::::{ `; : : :`: 、
. /: : : : : : : : : : : : : : : ::∧:::::`, | : : : : : :.
{ :.| : : : : : :|: : : : : : : : : :∧:::::V: : : :.V. :ト、
. ;': / : : : : : :|: : : : : : : : : : :∧::::i : : : :.|ノ : :\
. /:./: : : : : : :.ノ/ : : : : : : : : :.Λ::l : : : .L:_:_: : : ヽ
/ : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : :Λi: : :.r'==、: :`.、:.ヘ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ そうして、何の波乱もなく
┃ 予定調和に、デュエルの幕は閉じた
┃
┃ あっとういま敗北を突きつけられた美筆プロは、しかし平静にデッキを片している
┃ 彼もわかっていた、やる夫が紫炎の狼煙を発動したその時に悟ったのだ
┃
┃ デュエルがはじまった瞬間、既に勝敗はついていたことを
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
・
:
:
:
|
|
釗
!
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●)
| (__人__)
| `⌒´ノ
| ,.<))/´二⊃ しっかしまあ、見事に読まれてたってわけだ
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉
''"::l:::::::/ __人〉
:::::::::|_/ヽ. /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ , -‐、 _,, -‐、 ',
l / `' ´ .l 言ったお? 『調整不足だろ』って
l ,==ミヽ ,ソ==ミ .l
.', U , ヽ / 最後の最期はQDWを使ってくると予想してたお
\ l 人 l /`ヽ
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ',
./ l
/ ̄ ̄\
/_ノ `⌒ \
_ | (● ) (⌒ ) .|
| ! | (__人___) |
| ! | ` ⌒ ´ .|
| ! ,.-, | | 何はともあれおめでとう、グランドマスター
_,ノ ┴、/ ,/ ヽ r
r `二ヽ ) i ヽ _ 、___, ト
| ー、〉 / _,,,,ノr ` /i\,,,,_
| r_,j j__,,.. r''''"/::;| \`'/ ,'::;;;r;;;;;;;;;;;;:: r ‐-、
| ) ノ ::::::::;;;;;;;/::;;;;| /\ /::;;; l;;;;;;;;;;:: ::;;;;;;;:: ヽ
ノニ-、 ,/::;;|:::;;;;;;;;;>::;;|/(::::ノ \/::;;;く;;;;;;;;;;;;:: i::;;;;;;;;;;;:: }
√..:::;;; ヽ、〉;:;;|::::;;;;;;;;{ ::;;;;;| "::く /:::;;;;/;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;:. ノ }
/..:::::;;;;;;;;;;;;;;;〉;;;;|::::;;;;;;;;;:{ ::;;;;| |:::::::| /:::;;;:/;;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;;;;;;;;:: }
-‐  ̄ ̄ ̄ ̄
´
´
/
/
/ ,、
. / `ー- 、_
/
. l _ ヽ
| i /:::::::ヽ }
| | {::::::::::::} 丿 まあ、やる夫一人の力じゃここまでこれなかった
| ゝゝ― '
| \\\ みんなのお陰だお
l 、
{ }
ヽ /
`┬― ´ . :
\ : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . : : : : :
\ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
`ーァ‐-. : : : : : : : : : : : : : : : : : :
/: : : : : : : : : : ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/: : : : : : : :
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 伊藤プロと出会わなかったら、今も独りでくすぶっていただろうし
┃ でっていうプロがいたからこそ、作戦が立てられた
┃
┃ そしてあの2人がいたから、負けても立ち上がれた
┃
┃ ずうっと、子供の頃からずうっと。独りで戦っているつもりだったけど
┃ やる夫は色んな人に助けられて、デュエルしていた。だいたいにして師匠にあわなかったら
┃ プロにすらなっていなかったかもしれない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃ だから、もっと話をしてみたいと思った
┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.
__
/ 丶
/ `
/ ',
/ ___,ノ ゝ丿
/ (、__)(__ノ
/ { (___ノ、丿 まあ、次は同じ負け方はしないだろ
/ヽ\ ト.、 /
/ : : : .\\>、___,_∧ 土もついちまったことだしな
: : : : : : : : :\ ∧:::: ヘ : :\ どんどん新しいデッキを作って
/ : : : : : : : : : : : :ハ、}:::::{ `; : : :`: 、 今度は挑戦者として戦わせてもらうだろ
. /: : : : : : : : : : : : : : : ::∧:::::`, | : : : : : :.
{ :.| : : : : : :|: : : : : : : : : :∧:::::V: : : :.V. :ト、
. ;': / : : : : : :|: : : : : : : : : : :∧::::i : : : :.|ノ : :\
. /:./: : : : : : :.ノ/ : : : : : : : : :.Λ::l : : : .L:_:_: : : ヽ
/ : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : :Λi: : :.r'==、: :`.、:.ヘ
. ∧ : : : : : : : イ.: : : : : : : : : : : : : : :.`|,/ ̄`y!!: : : :./
{ ノ : /⌒< : : : : : : :/ : : : : : : : ノ ノイr'¨゙ ´
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ まったく、この天才は、末恐ろしい。敗戦に折れる気配すらない
┃
┃ でも、寂しさはあったはずだ。稀代の天才と比べるなんておこがましいかもしれないけれど
┃ 彼もまた、独りでデュエルをしてきた人間だ。誰にも認めてもらえず、自分のやりたいことを隠してきた
┃ やる夫と似ていると、そう思った
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
____
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
./ , -‐、 ',
l / `' \___ .l
l ヾ==ツ ( 乂ソ ノ l いったい何時になるんだお、それ
.', , ヽ lilil ./
\ l 人_,/l /`ヽ
/ `ー、`ー´ 二二ノ ‐' ',.
./ l
/ ̄ ̄\
/_ノ `⌒ \
_ | (● ) (⌒ ) .|
| ! | (__人___) | おいおい、すぐだろう
| ! | ` ⌒ ´ .|
| ! ,.-, | | まさかGrandMasterタイトル保持者が
_,ノ ┴、/ ,/ ヽ r 予選で負けるなんて、そんなことないよな?
r `二ヽ ) i ヽ _ 、___, ト
| ー、〉 / _,,,,ノr ` /i\,,,,_ 次はThe Throne、1ヶ月後か
| r_,j j__,,.. r''''"/::;| \`'/ ,'::;;;r;;;;;;;;;;;;:: r ‐-、 楽しみにしてるだろ
| ) ノ ::::::::;;;;;;;/::;;;;| /\ /::;;; l;;;;;;;;;;:: ::;;;;;;;:: ヽ
ノニ-、 ,/::;;|:::;;;;;;;;;>::;;|/(::::ノ \/::;;;く;;;;;;;;;;;;:: i::;;;;;;;;;;;:: }
√..:::;;; ヽ、〉;:;;|::::;;;;;;;;{ ::;;;;;| "::く /:::;;;;/;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;:. ノ }
/..:::::;;;;;;;;;;;;;;;〉;;;;|::::;;;;;;;;;:{ ::;;;;| |:::::::| /:::;;;:/;;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;;;;;;;;:: }
,,..-――-..,,
/ \
/ ヽ
/ ___) ヽ- l
l '´ _ r .l
. | t''j"´ =='' ',
. ', `¨¨´ ヽ l で、また1戦やってお終いかお?
. ヽ. (_ノ--' ノ 一ヶ月に一度って遠距離恋愛じゃねーんだから
. _ ---‐| \、 ____ ,,..-<
/´ l l \ | r-ヽ `ヽ やる夫は、もっとたくさん、美筆プロと戦ってみてーお
. / | ヽ .>、 r'__..>> |
| ヽ .|_ヽ.イ .〈Y´ i `''1 | |
|. 、 < ´ .i | i | | |
!. ヽ ヽ .i .| .i .|.l |
___
, ´ \
/ ヽ
./ -- ..,_ _‘.
,' __ __´_ ‘.
,  ̄ ̄  ̄ ̄ ‘.
{ ∪ "' 、、 } ――だから、研究会に、参加しないかお?
ヽ ゝ-‐ ー- ' '
\ 、 <_
>,7/1 _ ,r' `'rv////
〈/////」 V / l///\
__//////ン 〈,r' _〉Y// ト、
{//\`¨7 o⌒f \,r'´ 、ゝ///|.:.ヽ
j,////`7'__`] !_ ! Y´ ` \,r':、<
__
,..-''"´ `"''-、
/ 、_ノ ヽ _\
/ .',
,' __ __ ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l 損はさせねーお
l U "" ( ,、 )"" l ドラゴンしか使わないけど独創的なデッキメーカーがいる
'., `¨¨´ `¨¨´ / 面倒くさがりだけど熱いデュエリストもいる
ヽ、 __ / 将来有望な若い風も吹いてる
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__ なにより、みんないい奴だお、本当に
_,,..-‐''"´ |\./,::::::::::::| |:::::/-ヽ、`''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::\. .l/::::| <_ .|
| ヽ  ̄/ '.,::::::::::::\,':::::::::::', .| .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::', | .|
| ヽ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::', | |
________
/) / .) \
/ ./::/ ./:::/ ) \
l .l/ // ∠___ |
l / / / _、,,.ノ |.
r /___) | ……いいのか? 本当に
/ / |
/ ノ /
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ィ/|\____
/ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' 、、、 _
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l/ iiiii \/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..\
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
___
,. -'"´ `¨ー 、
/ \
/ ',
/ ',
.l '⌒ヽ ,ノ⌒ .l
.l (tリ\,_ 、__, l やる夫も、待ってたんだお
.', U `ー', ヽ /
\ l 人 l /`ヽ
/ `ー、 `ー´_`ー' ‐' ',
./ l
/ ̄ ̄ \
-` ⌒ ヽ、_ \
´ ●)(● ) |
(_人_) |
'、 |
| | ん?
| 、 .ィハ、_
≧ュ─ー ´ /.......ヽ
//Y:::ハ、 ̄/...:::::::::::...>、
,.<..::/:r〉:::li `y .:::::::/::::::::::::::::::..ヽ、
/.::::::::/:::{,'::::|i / .:::::::/::::::::::::::::::::::::::∧
j ::::::::::> :.{::::::l / .:::<:::::::::::::/..::::::::::::::Λ
i :::、:::〈 :::i::::::レ .:::::::/::::::::::i:::::::::::::::::::::::::}
i :::Λ::::', ::i:::::/ .::/::::::::::::::V..::::::::::::::::::::イ',
____ ',
__,,...-‐'''"´ .γ´ `ヽ ',
./ ,,...., ヽ l
l (::::0::} Y l
':, `ー ' ノ `ー――――''´ l
` ―――‐/ `Y´ ヽ 美筆プロみたいな人が現れるのを
/ i ', l
.{ .l } /
乂 .人 ノ ./
| ゙
i!、 i
|! \ i! |
! 、_ヽ 人、__,x≦_ |
,:  ̄ミヘ !,彳¨弋_ソ ) |
| i `¨ ゛ '';:.:': . ! 『……オレはずっと待ってたんだ
ハ ( ! 、 : :; , 入速出プロみたいなのが現れるのを』
r‐ ヘ ー ゝ ___.ノ, ゛ 7 リ !
人 ` 、- 、` i! l .イ/
ハ ` -.、 | } / / { _
l  ̄ |´ / ≠´  ̄~ |
} i! ムイ /
. { j ´ /
) / _ -―-` 7
ヽ_ / 〃 {
`ヽ / ´ \
,、 `l _ -- _ i! / `ヽ
. / ` ¨´ ` ー≠
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ The Wizardの1戦目、美筆プロはやる夫を待っていたと言った
┃ 自分が全力を出せる機会を心待ちにしていた、と
┃
┃ たぶんやる夫もそうなんだ
┃ 勝ちたい、勝って誰かに認められたい
┃
┃ そして恐らく、究極的なところで、それがわかるのは同じ悩みを抱えた人間か……
┃ 同じくらい努力してきた、強い奴か。真摯にデュエルと向き合ってきた奴だけなんだと、思う
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃ ドラゴンを使い続けるという信念に潰されそうになったり
┃ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ .....┃
┃ 情熱を灯せない自分に嫌気がさしたり
┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃ 敗北と言う痛みから逃げ出してしまったり
┃
╋━━ . ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃ そして、自分にはデュエル以外何もないと視野狭窄に陥ったり
┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
/:::::::::::::::::\
i|::::::::::::::::::::::::::}
八从人从八__}
| } )
r-‐‐- 、 ヽ /.|/
-‐‐┐ {:::::::::::::::::} __ \_/ | r―‐- 、
::: : {¨', ({.:::::::::::::::::} /::::::::::|/ ̄`‐---‐´ ̄\:::::::::}
::: : }_'ノ ヽ:::::::::::/ |:::::::::::::: |. /ヽ:::::|
. =r'〉 \⌒ ___r==┐ ,-‐‐、 ゝ::::::::/ヽ| / ∨
|¨ ̄\ v  ̄  ̄ ̄\/⌒ヽ/⌒ヽ/⌒ヽ . {:: : / }⌒'.__r=={ | | |ニ、
| /. } |/. |/⌒ヽ:::::::::::: . /⌒ヽ}-┘ノ {|. | | | |
. ノ . \/ | | |.::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ̄ ̄\/⌒ヽ. !____| |__|ニニ
7 ̄| |____}::::::::::::::::::::::::: : ∧ | ̄ | }. | | | |
. /__| | | |:::::::::::::::::::::::::::::::| | { | }. | | | |==
. | | | |:::::::::::::::::::::::::: : ヽ| r===ih |. | | | |
======={. |/ /.:::::::::::::::::::::::::::::: : | 〔二二}i:」|. | | | |二二
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 外野には何の悩みもない、なーんて暴論振るうつもりはないけれど
┃
┃ やる夫たちのような人間にしかわからない痛みは確実にあって
┃ だからこんなにも惹かれるんだ
┃
┃ だから、だから
┃ タイトル戦だけ、なんて足りない。やる夫はもっと、戦って、言葉をぶつあってみたい
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
 ̄ ̄ 、
´ \
. / \
/ ヽ
i 丶
l /  ̄ 丶
| __ _ ヽ 丶 遊戯王しか脳にない遊戯王バカだけど……
ヽ/ i イ::::ヽ l 丶
ヽ ヽ ゝ_ゞ::ノ ' ', よろしく、頼む
丶i イ`丶 l `ヽ ヽ
ゝ , ヽ _ 丿 \‐、-..、
ヽ ゝ ノ , ‐ ´ ソ:.:.:.:\
ヽ ´ ' /:.:.:.:.:.:/\
\ / /:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.ヽ、
\ / /:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
ヽ / /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
ヽ __ ィ /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/ \
/ .,r'´` 、 , ´`ヽ、 \
/ \
/. ( ● ) ノヽ ( ● ) \
| ´"''" , "''"´ l そんなの、やる夫だって同じだお
..|. "⌒( j )⌒゙ |
|. `ー-‐'´`ー-‐'′ l
. \. ` ⌒ ´ /
\ /
/ヽ イ\
/ ``ー- -‐'"´ \
\
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃
┃
┃ そして、時は流れる
┃
┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
|
|
釗
!
/ヽ\ ト.、 /
/ : : : .\\>、___,_∧
: : : : : : : : :\ ∧:::: ヘ : :\
/ : : : : : : : : : : : :ハ、}:::::{ `; : : :`: 、 しかしまあ……
. /: : : : : : : : : : : : : : : ::∧:::::`, | : : : : : :.
{ :.| : : : : : :|: : : : : : : : : :∧:::::V: : : :.V. :ト、
. ;': / : : : : : :|: : : : : : : : : : :∧::::i : : : :.|ノ : :\
. /:./: : : : : : :.ノ/ : : : : : : : : :.Λ::l : : : .L:_:_: : : ヽ
/ : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : :Λi: : :.r'==、: :`.、:.ヘ
. ∧ : : : : : : : イ.: : : : : : : : : : : : : : :.`|,/ ̄`y!!: : : :./
/ ̄ ̄\
/_ノ `⌒ \
_ | (● ) (⌒ ) .|
| ! | (__人___) | 時間の流れってのは速いもんだなぁ
| ! | ` ⌒ ´ .|
| ! ,.-, | |
_,ノ ┴、/ ,/ ヽ r
r `二ヽ ) i ヽ _ 、___, ト ╋━━━━━━━━━━━━━━╋
| ー、〉 / _,,,,ノr ` /i\,,,,_ ...┃ 美筆やらない夫 チャンピオン
| r_,j j__,,.. r''''"/::;| \`'/ ,'::;;;r;;;;;;;;;;;;:: r ‐-、 ..┃ 保有タイトル Champion
| ) ノ ::::::::;;;;;;;/::;;;;| /\ /::;;; l;;;;;;;;;;:: ::;;;;;;;:: ヽ ....┃ The Ace
ノニ-、 ,/::;;|:::;;;;;;;;;>::;;|/(::::ノ \/::;;;く;;;;;;;;;;;;:: i::;;;;;;;;;;;:: } .┃ The King
√..:::;;; ヽ、〉;:;;|::::;;;;;;;;{ ::;;;;;| "::く /:::;;;;/;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;:. ノ } .┃ The Throne
/..:::::;;;;;;;;;;;;;;;〉;;;;|::::;;;;;;;;;:{ ::;;;;| |:::::::| /:::;;;:/;;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;;;;;;;;:: } ...╋━━━━━━━━━━━━━━╋
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
.| ( ●)(<) |
| (__人__) │ いっつもやる夫のあとをついて回ってたのに
.| `⌒ ´ |
| | 気づいたら一人立ちして、もう挑戦者か
ヽ /
ヽ /
〉-r:::┬〈、
/Λ 〉.:〈 7//\
////V::::::V/////\
./////∧::://///////}
/////// ∨/////////{
_ -― ―- _
_ -‐:::::::: ̄::::::::¬― 、 ` 、
/.:::::::}>{包}く]:::::::::::::::::::::::::.\ \
/.::::: -宀冖冖宀ー- :::::::::::::.\ \
/.:::::/ \:::::::::.ヽ ヽ
. /:::/ 、 \::::::::' l
// ' / | l | ヽ::::| |l
〈/ | | i | | | l‖|| | l_|::::|_ l| 子供扱いはやめてくださいよ
′| '| || | | l|| ! | '. l j」L⊥!| l {{⌒氷⌒ヾ||
| | |l l| |l | | l |l | l| >イ | l | || | ヾ、イハ、_ノl |! プロになったんですから
| |l| |l |ヘT ト ハ ヽ ヘ´ ,,斗=ニ、寸| l /7⌒lT´l |l
| ||l l|ヽ|,,ゝ ;=ミ \\〃 | r、 }〝リ //.:::::::| |l| |
、トヾ ヽヘ〈 { tヘ 、ヾノィ //〈::::::::::ハ|| |l
\l\ヽ\ ヾ彡  ̄ , ∧::ヽ/ー┴ッ l|
| \ ヽ ‘ _,,. u// / 厂::::::::fア >'⌒ヽ、 ╋━━━━━━━━━╋
| ` >、 ヽニ´'´ イ ' /.:::::::::::fア /.::::::::::::::::::l ...┃ 桜田水銀燈 四段
∧ 〈 |||>,、 __ <__l l l::::::::::::fア /.:::::::::::::::::::::| .╋━━━━━━━━━╋
〔 ̄ヽ ヽl| l:::::|{ム::::::::仁ヽ_| |:l|:::::::::fア /.::::::::::::::::::::::::ト、
_〕ーt__,、 イl |:::::| {ム:::::::}_ ィト| |:l|::::::fア /.::::::::::::::::::::::::::::い、
/::`´`´ヽ r‐ ' _ノ
/:::.:.:. ヽ _ ) (_
/::::::.:. \ (⊂ニニ⊃)
|::::::::::.:.:.:.:.:. | `二⊃ノ
l::::::::::.:.:.:.:.:.:. | ((  ̄ 初タイトル挑戦なるかと思ったのに……
`r'ニニヽ__ / ;; 久しぶりに公式戦で当たれるかと思ったのに……
r':ニニ:_`ー三`:く./ [l、
/: : : : : : :`,ニ、: :_:_;> /,ィつ プロになって1年目の銀の字に負けたっていう……
. /: : : : : : : : / : : : ヽ\ ,∠∠Z'_つ
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ. / .r─-'-っ
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''" ̄: : :l: : : :l / ):::厂 ´ ╋━━━━━━━━━━━━━╋
|:.:.:.:.::.:.:.:l -─-: : /:_:_:_:_l / ̄`Y´ ┃ でっていう 七段 B class
. |:.:.::.:.::.::l.__: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉 .╋━━━━━━━━━━━━━╋
|::.:::.::.::l: : : : : : /:::: : : : : |: : : : ゙/
. /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : : |: : : : :|: : : : :|: : | ,: : : ',: : :ヽ : :!
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.: :: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!jニニコ| :/ |:./iニニV: :|.: : : | V
< : _: : : / 〈fエ:エi |/ レ fエエ) |./ヽ: : | ドラゴン族縛りで挑戦者決定戦の決勝まで残ったんだ
<:: |. 小{ レ{:.| ヽ:| 上等だよ、上等
厶ヘ ハ > {ハ/ .V
\_! !
ヽ !ー―‐r / ╋━━━━━━━━━━━━━╋
___,r| \ `ー―' / ......┃ 伊藤誠 ウィザード A class
/:/::::| \ ヽ _ ̄ ィ ´ (⌒) ┃ 保有タイトル The wizard
/::::::/::::::| \ ´ ∧>、 ノ ~.レ-r┐、 ..╋━━━━━━━━━━━━━╋
/:::::::::::/::::::::| \ / !\::`ー- 、 ノ__ | .| | |
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|: : r 、 : : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ | :/ |:.:(ヽ、`\:|.: : : | V
< : 」_: : / _ _|/ レ. \ \ \ : | まーなんだ
<:: |. 小{ `゙'''''' ‐-\ \ \_
厶ヘ ハ 、 r--‐-、 >、 `ヽ せっかくここまで来たんだ
\_! ' ` ‐-、 `` `、 勝ってこいよ
_, r´:/ : :| ヽ 'ー―-- /\ `、
_, r ´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | \ /ヽ :`ヽ ヽ
_, r'´:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:| \ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `、 `、
_, r ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.| >-、ー_'/ !::.:.:.:.:ヽ: : ` 、 __ ___i__
/゙: : : : : : : : : : : : ヽ:.:.:.:.:.:./i! /ヘ i. / 入 |\.:.:.:.:.ヽ;,r'`‐´_,,..---┴‐,
l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\/:.:.:.:!'! /ヽ、ヽrk'´:_,r、 イ:.:.:\/ _>-‐'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
〃///ヾ i ll i ! l i l | l ヽ ヽ
. i:|//i::i 》 /| li !メ l l ! i | ', ',
〆i !:L〃 i ', | ! | l ト, ! / l ! i } !
// / |:|'" i 斗弋T、‐- ', | ヽ ! /i /! /! ! l. } |
/ i |:l ', i弋ゝ‐-Y=、丶` ',.| /_.!ム、/_l / / ハ !
. | !:l ∧. ! ヒ_q )_ヽ レ' レ' 7 メ .イ / l !
. l |:|. ,ヘヘ ,r‐‐tァ/ /| ,/ レ それはもう、当然です
. l l」 i ヽゝ:::::::::::.. ゞ゚ノ//ノ |,イ
! ト、 ! .:::::..´ソ" l:」 ,-'´
i |. 丶 、_ ,、_ ´ /', , //
. ', ト、 ゝ . ‐/ フ_,, ィ ´ !,〃 ,..-'´:∠_
. ', |::::`:‐-.、`> . _ / /l´ ゙!i lイ/:::::::::::::-= 二、_
/ノ Y ヽ
/ (0)ill(0) .r ⌒j
/::::⌒`´⌒::::\ / /
| ,-) __ (-、| / / / )
| l |!!il|i|!l| l |../ / / / でっていう様に勝ったんだからな!
.\ lェェェェ| /./ '` ´ /
r´ (⌒'ー―- イ′ ´廴 負けるんじゃねーぞ!
/ > 、 ヽ _  ̄ ̄ ̄)
/ -、 } (  ̄¨´
/ ヽ._ __ \
` --‐'´ `゙' 、_.)
 ̄ ̄ 、
´ \
. / \
/ ヽ
i 丶
l /  ̄ 丶
| __ ヽ 丶 あんまり気負わずやればいい
ヽ/ i イ`丶 l 丶
ヽ ヽ ゝ _ ', やりなれてる相手だろ?
丶i イ`丶 l `ヽ ヽ
ゝ , ヽ _ 丿 \‐、-..、
ヽ ゝ ノ , ‐ ´ ソ:.:.:.:\
ヽ ´ ' /:.:.:.:.:.:/\
\ / /:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.ヽ、
\ / /:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
ヽ / /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ', ヽ ',
, ソ/ l ハレ´イ{ { { | ', ハ ',
//:/ ノj `´i |ムト、ト、 | } リ i !
ハ:{/イ: { 乂yニミ、ヽ ノ メ ノ/ } !
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { ´ ̄¨` `}イ,ィミxイ / ノ/ はいっ
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\`' ´ ¨// ./
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! 、_ __′"/´ | / ) それじゃ、行ってきます
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::::>ー<l!:.:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
/´ /イj/イ'/.::.::_.::.::.::.::.::.::.::.::.`トi`j:|__ヽ\ノ人::.::.::∠´
/' イ/ // ノ/:.‐..´...::.......ー ::.::.::.::.::.::.:K/:ハ.「jフス::.:.`:くヽ
/// /イ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.{_j jァzく::.::..::..`ヽ、
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/ `¨´ ノ \ l ____
,' ,' ヽ l
i ( i ) /
', `゚''` `゚''ー' ´ /
ヽ、 /
ヽ /
`¨i ヽ
/ ヽ
/ ヽ
/;;;;r' ̄´ ` ̄ゝ、;;;;;;;;;;ハヽ
/ソ´ (ヘ;;;;;;;ハ)ハ
//´ / (ヘ;;;;;;;|) ハ
レ' /| ヽヽ ヽ (ヘ;;;;|) ハ
/ / /│ |_\|__|__ (ヘ;|)) ハ
l / l | | r'| | ハ ` ((!!)) |
| | | 」-ト、ト、 | _x===| }((ト、ヽ |
| レ|´| | | ヽ | rテ´ | / ハヽ__」〉|
_| | | | |_==ヾ、 ∨ |/ / {{ ̄ ̄|| ――早いですね、師匠
〈l ̄〉ハハ \\x゙ , /// / llヾ〉 |||
ヾ_'-'∧. ヽ \\ _ ノ jノ ,イ /| ll |ヾ_ | /
/||ゞ´∧ \_\ゝ /// | {{| | | /;;;
//´|| 〉〉、_ ヽ ̄ヽ、 /イ‐,,/ ゙| | |∧/;;;;;;
// ゙ |_| /\\_|` - -、- < ̄;;;;;/l } /`│_;;;;;;;;;;;
/\ー─-、 / / ̄/| || |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//| |_/;;;;;;;;| ;;;;;;;
____/___〉;;;;;;;;;;;;>' / /l l/ || |;;;;;∧;;;;;;;;;/_ | /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// /| /-ト─--' ̄\/ |ヽ;;;/ | /レ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
__
,..-''"´ `"''-、
/-――- -―\
/ _ _ .',
,' イ::::)` イ::::)` ',
l `¨¨´/ .\ ¨¨´ l 愛弟子の晴れ舞台
l ( ,、 ) U l 気も入るってもんだお
'., `¨¨´ `¨¨´ /
ヽ、 /
`ァニニ<// _,,..-'' __
,./ /\ / : : : : : : > : :\
_/ /|イ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
/. : : : :| ./`Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : } ╋━━━━━━━━━━━━━━━╋
,´ : :/: : : :| i::::::|/ : :/: : : /: : : : : : : : :| ....┃ 入速出やる夫 グランドマスター
{ : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,' .....┃ 保有タイトル GrandMaster
/ : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ\: ヽ:ノ .┃ The Crown
、'ーr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ V: : : : ` :´ ....╋━━━━━━━━━━━━━━━╋
ト、 ,′ {|:/ l | || | | | | Y|
|:::\ | {|| | ||l十¬ | /| | |
\\:::\ | ゙| | 斤==ミハ || /ト、j | ||
::::::\\:::\. | | | | {:::::;;;| リ| /癶〈| | ハ 晴れ舞台……そうですね
::::::::::::\〉 ::::\ | | | ヽ \ ̄ (::;;バレ | ,∧|
:::::::::::::::::::::::::::::::\| || \ \ , ` /! |〃ハ_! -― ずっと、この時を待ってました
::::::::::::::::::::::::::::::::::::| l |  ̄ -‐ 、 "/|/″/:::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::/ 厂 ̄\ l l\ イ|l/ーく::::::::::::< ̄ ̄
:::::::::::::::::::::::/ /::.::.\ \ l l:::::::::r‐<ヘ l 〈::.::.::ヽ\::::::::::::\
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ヽ l
, ソ/ l ハレ´イ{ { |{. | | ハ
//:/ ノj `´i |`ヽト 、 |:ヽ. } , リ |!
ハ:{/イ: { 小7テミト、 {ヽ!: / / / l l
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { '赳ハ\ }:/_オメリ イ/ まあ、ちょーっと遅かったですけど
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\` /ィ亙フ'´//′
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! ,! 7´ | /
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 ` ー イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::>ー<l!:..:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
____
,. -'"´ `¨ー 、
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./ U , -‐ 、 ',
l ___ノ '´ \ .l
l ( 乂ソ ノ ヾ==ツ l あー……
.', , ヽ lilil u /
\ l 人_,/l /`ヽ
/ `ー、`ー´ 二二ノ ‐' ',.
./ l
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__
!:::::::/ i ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》
_ |::::ハ ', i } ! ! ',<ノ||\
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \>
ソ|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´ 糊が効いたシャツ、皺一つないスーツ
| '、 \\,>≧ゝ, |/ /,ィヌニミ、|i | l |
ハ \ `卞代ツミ ヾ′ ''' / // ト、 , --─.::´ 愛されてますね、やる夫さん?
.`ヽ、 〈/|:} ヽ,\ \`¨´ 、 / // / l ヽ /::::/::: ̄
/:::;:ィ:::::\ //| |\\, __> - ´ イ!// / ! ∨:::::::::':──-:::、
. .. ::/::::ハ::::∨ム'〉 「`:::ゝ,\_ ≧ュ,fヽ_ .ィ─ヘ,ィ l |l /::::__::::\::: ̄`ヽ
. .. .:. :::://__;/:::::| |::::::::::ヘ !:::::::l |::::ハ;:::::_:::::ヽl l| 〈::::::::::\:::::\::::ヽ
___
_,,..-''"´ ...: : : : : `"''-..,,
,,.-''" ..: : : : : : : : : : : : :::::::::ヽ
. /,.--、 ..: : :i : : : : : : : : : : : : : ::::::::::ヽ
, ' ..: : : :U: : :,.--、: : : : : : : : ::::::::::::ヽ
. / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::::::::::::::'.,
,..-,' `ー- ..,,__ ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::::::::::::::',
/ ,' . ヽ_・_: : : : : : : `ー- ..,,____: : : :::::::::::::::',‐-..,,_
l i ////// .: : : : : : :.:::::::::...、__・_ : : : : : :::::::::::::::::i:::::..
i ! ..: : : : : : : : :::::::::////////: : : : :::::::::::::::::::!::::::: いっつも迷惑かけっぱなしだお
. ∧ ', / : : : : : : : : : ::::::::ヽ: : : : : : : : : : : :i:::::::::::::::,':::::::::
∧. '., ゝ._ノl\: : : : :..::::ノ: : : : : : : : : : : U:::::::::::/:::::::::::
. ∧. ヽ、 {`´ `¨¨¨¨´: : : : : : : : : : ..:::::::::::::::,.'::::::::::::::
∧. ヽ `¨´: : : : : : : : : : : : : ...::::::::::::::::/::::::::::::::/
_,,、 _
t匕ア::-‐< ̄ ‐-
イ.:〆.::〆 ` 、 \
/I7.:〃.::/」 \ \ \
/ I7.:〃.::/」 \ l ヽ ヽ
/ {{l:::|l|::::l}} l | \ i l ハ _,,.
′ {{|:::|l|::::|}} | | ト、 / ` 、 | | | /イ
| {{|:::|l|::::|}} | | X\ '、 \人 _|_ |/i|l|l|
| {{|:::|l|::::|}} 、 ∨ヽ _,,;;;;;彡,, i |i|l|l|l| ……わたし、思うんです
, / {{|:::|l|::::|}} \ヽ ´´ ̄ ! lli |l|l|l|lレ{
/ / , 小:.ぃ::.マ} _ \\,""" - ´i |l|l |l|l|l|l|l わたしが後5年早く生まれてたら、って
/ / / / l >=rf<⌒ヾ \ ; |l|l| |l|l|l|ll′
/ / / | {:{___ノハト =='\ ー一 . イ l|l|l|!|l|l|l|l| そしたら……
\、 / / / / | `¬1| |:|\ \\ ー 〔_ | |l|l|||l|l|l|l|
〉三≧x. / 丿 ノ:| |:| ヽ \\ -r=く}\ムイ ̄ ̄ ヽ
_,,.≧ニ三三≧==三≧ト.,,_ `′ } } \\_ノハ、`¬-、::::::::::::::\
≧ニ三三三三三三三三三三三≧ュx..ノ__厶 ―- \::::冫 \:::::::::::::::\
三三三三三三三三三三三三三三二ニ7.:::::::::::::::::.\´ _,rv\::::::::::::::::i
三三三三三三三三三三三三三三ニ7.::::::::::::::::::::::::::.\‐く\ノj{迄}\::::::::::ト
,ォェ、___
,.f込tン:::::::::::` ヽ、
/::::;. -‐ ´ ̄ ̄`丶\
〃::/ \ヽ、
. ll::/ l 、 ヽY _
ll::l} l | l | l lイニ}|
ll;;l} l、 | | l、 -l‐七/v' lミ彳、 やる夫さんの弟子には成れてなかった
. _,'Vi l,x tT二t,|ヽ,ノ,ィT}`'j l ||〃へ.、 巡業にきたやる夫さんと出会うこともなかった
/<//l、 ヽヽィf_lj` ¨ ∠ノlノ.|| l ヽ>
ヽ//{∧ \_. __'_, ,ィ′l レ. l もちろん、違う出会い方もあったかもしれませんけど
. / //'l | \__<. 、 __`_´.イ,ヽ \,__ l
/ l_| |_! l l l'ー--,<└vヽ \\!
. / ,ィー-.‐| |'′ //lYミヽ|l ハ 、 ヽ:.\
/ /.::::::::::::{ \ーtfノli 斤 l:::::|j\ l:::::::.\
/.:::::::::::::::ヽi\ ヽ  ̄l」 |/ |::.Y :::`'::::::::::/
. /.::::::::::::::::::::::|:::l ヽl_,、_r、,_,、r、l'|:::::', :::::::::::::/
-―- _
/r辷}厂:::::::::{弐込リ.
/rア.::::::::::芸云芸=ミx:::.ヽ_
' f7.::::_j厂 艾::::V{
.′f7.::_j{., // / ハ艾:ハ
{{二}/_j{ / // / ' /// /, } iハ:}
;ffく{i{〉.:{:{芹ミメ、/ /// // /|| :}!
/イハ{≫ iハ.r=ミ心/// /厶斗リ/ !介
. / :{i{ハ从|{杙 {r::リ^ }イ云zx才 .从{ だから、これはしょうがないことなんだ、って
/ :}i} i:八乂 , , , 弋fリイ /イ:i:}
. / / | :八 _ ′'' ' 彡イ{:リ |乂 . イ しょうがない、で諦めたくないですけど……
. / / / /, |{从\ ` イ ハi :i|{ ': :/才=ーァ
ー-=ミ`ヾメ. 从i:乂 }:≧=-<(/ /, /‐-ミ 八ノ. : : : : : : : : :`ー-ミ けど、そういうものなんだな、って
才 ̄. : : : : : :ハ __ハ 辷刈り.:::::jア.//.:.:.:.:.:.∨. : : : : : : : : : : : : : `ヾ
≧=ー. : : : : : : : /.:.:.:.:ア/八{i{.:.:.:乂 /イ.:.:.:.:.:.:.. ∨. : : : : : : : : : : : :`ヾミ
7. : : : : : :-‐. : : }.:.:.:r弌x__ _ ̄乂{{/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ: : : : : : : : : : `ヾー-弍
⌒7. : :ィ : : :乂イ.:}:/i fr爻ィ⌒} .く.:.:.:.:.:_彡.:.:.:.:}乂: : : : : :\: : :.乂
. /才f. ; 彳( {.:.:.:/.:{ ⌒} , ノ }.:ー-.:.:.:.:.:._彡' \ : : : : : \(
______
/ \
/ \
/ ⌒ ⌒ \
/ / `ヽ /´ `ヽ\
/ ( ● l l ● | ヽ
| ヽ_ _ノ ヽ_ _ノ | ……
| ´ ̄` ( i ) ´ ̄` |
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\ ー一 /
/ \
/ ヽ
,ォェ、___
,.f込tン:::::::::::` ヽ、
/::::;. -‐ ´ ̄ ̄`丶\
〃::/ \ヽ、
. ll::/ l 、 ヽY _
ll::l} l | l | l lイニ}|
ll;;l} l、 | | l、 -l‐七/v' lミ彳、
. _,'Vi l,x tT二t,|ヽ,ノ,ィT}`'j l ||〃へ.、 だから、最後に言わせてください
/<//l、 ヽヽィf_lj` ¨ ∠ノlノ.|| l ヽ>
ヽ//{∧ \_. __'_, ,ィ′l レ. l わたしも、大人になりましたから
. / //'l | \__<. 、 __`_´.イ,ヽ \,__ l
/ l_| |_! l l l'ー--,<└vヽ \\!
. / ,ィー-.‐| |'′ //lYミヽ|l ハ 、 ヽ:.\
/ /.::::::::::::{ \ーtfノli 斤 l:::::|j\ l:::::::.\
/.:::::::::::::::ヽi\ ヽ  ̄l」 |/ |::.Y :::`'::::::::::/
. /.::::::::::::::::::::::|:::l ヽl_,、_r、,_,、r、l'|:::::', :::::::::::::/
〈:::::::::::::::::::::::::l:::::\゙ ' | l / ' ,}::::/ :::::::::::ハ
. \:::::::::::::::::::i、:::::::::\ 仍} ,/:::::l`ヽ:::::::::::::',
T :::::::::::/ \:::::::::::` - 、/::::::::l ヽ:::::::::..ヽ
_.. -――- 、
, . .´. . . . .____ . . `. .、
/. . ._z・: ´:: :: :: :: :: :: イチハヽ\
/. . ./:: :: :: _z ‐ ――‐ 爻メ :: :: 'ヽ __
/__/:: :: ::/ . . . . . . . . . . . . . .\:: :∨/ //
くく二スヽ/. . . . . . . . . . . . . . . . . . ..\:V/く
l> >くくフ 〉. -l‐/-/、/l. . .|. . . . . . . . . .ヽ へ 〉
//l l ヽ_/.l. . |. |../ ./ |. . .|. . .|. . . . . . . .Kニノ
//フ.Ll |/. . |. l !.j./. / j.:.:/|/‐.トl、. . . . . .|」l |
<//〃l | j .| . |. l=弌ミ、 l./ / !..|.l. . . . . j L! 好きでした、やる夫さん
////| |/.:.l. . l. | 〃 r气、j.j. .|. .|. .|
<./ .//|.lY|. . |. . |..! , /イ./j.:..| ∧ 今でも、好きです
〈/: |.|:l.!. . |. . |..!\ 〈_ フ イ/./ .|,/l/ヽ\
゙;'' : ,、,、,、,、,、,、,、 /: |.|:|ハ . |. . |. |:::::ヽ- ‐ <. ././. . . . ヽ. \.\
゙';:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙':, !:::::|.|:::::|ハj:. .:|..ハ:::::::::ヽ..-.-.、 〃' ヽ. . . . ..\. ヽ. \
゙':;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;':!:::::N:::: :::::|. . l/:::\::::::::::::::::::::',. \. .\. . . . .\. \ 丶
,";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'::;;;;;::::::::ハ. . |::::::::::ヽ::::::::::::::::::',\.ヽ. . \. . . . .ヽ. .丶
"´ "´゙'' " ゙'i'::;;;;;;;;;;;;:::::::ヽ.j::::::::::::::::::::::::::::::::::',ヽ\\. . \. . . . \
___
/ ` 、
, ' \
/ ヽ、 _,.. -- ゙ .
/ _`__ __ ,
′  ̄ ̄  ̄ ̄ ,
{ "' 、、 ∪ } ありがとう
. 、 ゝ-‐ ー- ' /
_> 、 / 銀みたいな弟子を持てて
∨/r v'´ ヽ _ 「/7,<
/V,l / \ V 」/////〉 師匠として、これ以上の喜びはないお
. ,.イ //Y〈_ ヽ.〉 く//////__
/.:.|///ゝ、 `ヽ./ f⌒o 7¨´///}
>、:ヽ/ ` `Y ! _! [`__'7´////,j
. __ / 〉′j .イ /} } / _/ ∨//////,|
/ f´ | ト、` 、ゞ / { {// У//////|
. { l | | ` ー'‐ = Tl _ 〈/>z/_∧,|
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__
!:::::::/ i ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》
_ |::::ハ ', i } ! ! ',<ノ||\ ええ、優秀な弟子ですから。けど優秀すぎて
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \>
ソ|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´ 敵わないくらい強くなっちゃうかもしれませんよ?
| '、 \\,>≧ゝ, |/ /,ィヌニミ、|i | l |
ハ \ `卞代ツミ ヾ′ ''' / // ト、 , --─.::´
.`ヽ、 〈/|:} ヽ,\ \`¨´ 、 / // / l ヽ /::::/::: ̄
/:::;:ィ:::::\ //| |\\, __> - ´ イ!// / ! ∨:::::::::':──-:::、
. .. ::/::::ハ::::∨ム'〉 「`:::ゝ,\_ ≧ュ,fヽ_ .ィ─ヘ,ィ l |l /::::__::::\::: ̄`ヽ
. .. .:. :::://__;/:::::| |::::::::::ヘ !:::::::l |::::ハ;:::::_:::::ヽl l| 〈::::::::::\:::::\::::ヽ
. ::/;::///::::::::::: ! / :::::::::::::} |::::::::l !/ ∨ }/::::/ / ハ`ゞ 、::::\\:::::ヾ
∨/!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく /_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ\:::ヽ \
//|:::::::::::::::レ ::::::::::::::::::| |::_〉 } ─ー、ヾ才/} /:::::::::::\:\\〉\
___
, ´ \
/ ヽ
./ -- ..,_ _‘.
,' _ __´_ ‘.
, t''tzj´  ̄ ̄ ‘.
{ "'`¨¨´ 、、 } はっ、やってみろって話だお
ヽ ゝ-‐ ー- ' '
\ 、 <_
>,7/1 _ ,r' `'rv////
〈/////」 V / l///\
__//////ン 〈,r' _〉Y// ト、
{//\`¨7 o⌒f \,r'´ 、ゝ///|.:.ヽ
j,////`7'__`] !_ ! Y´ ` \,r':、<
‐、 |..::..|___/|=/ / / / / /|:| /::/ | ::| ::| ::.| | 》.:.::..|ー、|
::..:::\ |..::ヘ.-|:「/ / // / /|::/> / :|:| :::/ | ::|| :| /|::|//~|::|ニ>)
:..::..::..::..::\..::..>/| :| //|/ |::レ水 ト、| | :::/| ./| ::ハ|.|::|::|::|:|ノ:::| く <|
..::..::..::..::..::..::..::/ ヾ| | | | |.:|::|==- 、ヽ :::ll/ |/-|/-┼ト//トー|\>\>
..::..::..::..::..::..::/ / ハヾ| ヾ:::|イP銀ト、 V ,,-===/ / |\ \:|
..::..::..::.::..::./ /// //\\ゝー" イb燈ア/ ::/::::ハ:: |\_> やってみせます
..::..::..::./ ,, / // //\| "" , ー"/ ::/:::::/ |:: | :::::|
..::../ ::_/ // :/:/__:::::::\ 、__, ""∠::/:::::::/:::|:: |:::: ::|
,'' ,,、-''' /:/ //::::::;;:>-x へ __ ,, - ''"./ :::/::::::|:: |::::: :|
/ / /::::/ ///:::::::/ ::/::::\ i--<::/ ::/ ̄ヽ|:: |:::::: |
:/:::::/:/:/:: |/::::::::::::/ ::/∩::::::/|:::::::// ::::::/::::::::::::V: |:::::: |
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┃
┃ . ・ ・
┃ だから、ちゃんと見ていてくださいね、師匠
┃
┃
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i:/ i:ィ::ヽ | l i ! | i i i ! l 、 ヽ
l:l_/!:レ'::〉 / | .li l ! | | l | ! | | ハ
./:/i トr‐i´ .!‐トl、! l ! | | / | ! | | | |
::/ .l |:| ! .l≡>≧l\ l .// レ// ./ .ハ.!
| |:| ヽ | ゙{ lj } ヾミ ∨/ム一〈/ / / l|
| |:| |ヾ、  ̄ 代リ }//,}/ " ィ それじゃあ……
| ヾ | `¨ / /ィ| .//
.! i\ _ ' ムイ l」 /.::/ よろしくお願いします
! .ト、._\ ` < l///.::.::/ーァ
.l l:::::::二≧r -、.イ .| .!: : : : -- ―<_
ニニiハ |:://7只ト、\ /:l .ト、: : : : : : : : :‐-
:::::::::ヾ∧ |::\`´,イ |:L/厶ー:| .!:::\ : : : : : : : :
:::::::::::::\ヘ/ ¨ i:!  ̄ .}:::::::::| .!:::::::::ヽ : : : : : :
_,,..-―‐-..,,_
,,-''" `ヽ、
/ \
/ ヽ
,' ヽ
l \_ _/ ',
| {筏豺} {筏豺} l
, `¨¨/ ヽ¨¨´ .,' よろしくお願いします
'., ( .,、 ) /
. ヽ、 ` ̄ ´ `  ̄´ /
ヽ-..,,__ __./」
〈ヘ:::::::::::ヽ:L..ィ:〈トx:/.:/.:从r 、
.';::〉::::::::/|:〉レ':::/::/ヽ:::〉∨:\
.,.:}l:::::::::;'.:/|:;'.:\::/:/.::;'::/:::∧:、:.\__
.rf≦:::||:::::::;'....人! ;':/.:::;'::;':::::;'::l:::.\::::/¨
.{:::::::l:::||::::::;:...;':::;'|l. ;:/.::::;::/.::::;'::::|::::::::::`ヽ
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┃
┃
┃ 先行、スタンバイ、メイン
┃
┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
#"やる夫はデュエリストとしてプロの世界で生きています" End
.
以上で終わります
みなさま、最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました
終わり方はちょっと迷ったけど、まあ、こんな感じで
>>814
>「調整相手がいない」が故
感心していただけて、イタズラが成功した時のような嬉しさです、はい
あと誤字指摘ありがとうございます……
最後の最期までやらかしちゃってもう
>>791
修正
_,,..-―‐-..,,_
,,-''" `ヽ、
/ \
/ ヽ
,' ヽ
l \_ _/ ',
| {筏豺} {筏豺} l キザン2体でエクシーズ
, `¨¨/ ヽ¨¨´ .,' インヴェルズ・ローチを特殊召喚
'., ( .,、 ) /
. ヽ、 ` ̄ ´ `  ̄´ /
ヽ-..,,__ __./」
〈ヘ:::::::::::ヽ:L..ィ:〈トx:/.:/.:从r 、 ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
.';::〉::::::::/|:〉レ':::/::/ヽ:::〉∨:\ ┃ 【インヴェルズ・ローチ】
.,.:}l:::::::::;'.:/|:;'.:\::/:/.::;'::/:::∧:、:.\__ ┃ レベル4モンスター×2
.rf≦:::||:::::::;'....人! ;':/.:::;'::;':::::;'::l:::.\::::/¨ .....┃ ATK 1,900
.{:::::::l:::||::::::;:...;':::;'|l. ;:/.::::;::/.::::;'::::|::::::::::`ヽ .┃ DEF 0
.|::::::l|:l||::::∧,':::;'/l ./.:.:.:::/_:::::i:::::;!::::::::::::::::: ..┃ このカードのエクシーズ素材を1つ取り除くことで
.|::::::||: |ト、::::;'::::/ ./.::::::;'三ミ:;!:::;':::::::::::::::::: .┃ レベル5以上の特殊召喚を無効にして破壊する
.| :::ノ|::::Y、::;'::r:!,_/:::::イ::::::::::::;!:::':::::::::::::::::::: ..╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃ 美筆チャンピオンのデッキはシンクロ時代のデッキだ
┃ レベルも、種族も、テーマすらバラバラでありながらシナジーを形成する様は
┃ この世のどんなデッキよりも美しいけれど……
┃ エクシーズモンスターを使いづらいという欠点だけは、隠せない
┃
┃ ローチはレベルを参照する。エクシーズに対しては無力だが、シンクロに対する回答として
┃ ローチ以上のモンスターはそうそういない
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
おつー
お疲れ様です!楽しみに読ませて貰いました!
調整不足、熟練不足と面白いテーマでした。
トップメタをそのまま使ってもダメという感じが伝わってきたのが印象的です。
カードゲーム題材のやる夫スレの可能性を感じた
お疲れ様でした、いい作品だった
乙でした
お疲れ様でした
素晴らしい作品をありがとうございました!
乙でしたっ!
人生で何度も触れはしたものの、
嵌りこむまでには遂に行けなかったTCG
その面白さがこの話できっと垣間見れて、楽しかったです!
乙! 面白かった! すっごい面白かった!
遊戯王は一人でやるゲームじゃないって言葉、物凄く心に残りました
個人的な思い入れとしても、シンクロっていうシステムが好きな者として>>852 が凄くよく分かって、前半のやらない夫のデッキを褒め称えるやる夫の内心が切なくてゾクゾク来た
のめりこんで読めたし、自分のプレイスタイルというか、作中の言葉を借りれば”目的”を見つめなおしたくなりました
創作デュエル、こういう魅せ方もあるんだなぁ……。
乙
乙!
待ってた甲斐があったぜ・・・!面白かったよ
乙でした。
少し時間が空いて心配してましたけど。
綺麗な完結が見れて嬉しかったです。
しかし誠もタイトル保持者ということは、
や¥らない夫に勝ったのかね。すげー成長だw
乙
乙でした。
ルールが変わり先行ドローが無くなった事に時間の経過を感じてしんみりと。
思ったより反響あって嬉しいです(KONAMI感
>>853-865
最後までお付き合い頂きありがとうございました
>>854
トップメタ、コピーデッキばかり使ってるとリアルじゃ「ガチ厨」とバカにされますけど
他人が作ったデッキを調整して戦うのも大変なんだぜ! って言いたかった
>>858
カードゲームに興味を持つ人が増えてくれたら、それは嬉しいなって
楽しんで頂けて作者冥利につきます
>>859
言い方悪いかもしれませんけど、たかがデッキに美しさを感じてしまうのは何故なんでしょうね
QDW然り、ピットサイクル……が美しいって言われますけど、個人的にはプロスブルームかな
しかし、そう考えるとメタ系のデッキは華がないようn(ry
>>862
心配させてしまい申し訳ないです
エターだけはしない(なお打ち切りの可能性はある
……って感じだったんで、何とか終えられてよかったです
その内、何か新しい作品を始めると思うので、その時はまたお付き合い頂ければ幸いです
たぶん音楽物になるんじゃないかなー……っていうか音楽物になるんじゃないかな
最後に、まとめてくださったやる夫まとめ道様、お世話になりました。ありがとうございます
では過去ログ申請してまいります
機会があれば、また
乙ー
乙でした
乙ー
乙でした
乙でしたー、イチャラブは最後になかったか(オイw
言っちゃ悪いけど作者に知識がもうちょっと欲しかったなあ
あと、ギガントクロスやインゼクないのにカリバー使ったり、トリシュ使ってんのはどうなのよ
他のファンタジーの強めなやる夫なら気にならないけど、リアルを追求してると気になるところ
あとやる夫がキメ顔使いすぎてキモい
やる夫じゃないキャラのほうがしっくりきたのでは
はい、触れちゃダメだよー
乙乙
次回作も楽しみにしてますー
>>1 の許可が出たので新作への誘導ー
「やる夫さん、戦う理由はなんですか?」
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1401939608/
>>1 の新作があったのでage
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