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AAで語る中世ロシア史…3.5冊目- 1 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 22:43:09 ID:FpdkgETs0
- ・タイトルの通り中世ロシアの歴史です。
・史実ベースですが部分的に創作も含みます。
・特定の民族宗教への差別発言はご遠慮願います。
３冊目（前スレ）
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/12973/storage/1349657808.html
２冊目
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/12973/storage/1340522697.html
１冊目
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/12973/storage/1335777689.html
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ど.. へ: : :l::::::／ﾞ´ ´ ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ｀
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- 2 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 22:43:45 ID:FpdkgETs0
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,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i, ､__人_从_人__/し､_人_人＿入_人＿入_从
`､||i |i i l|, ､_）
',||i }i | ;,〃,, _） 本日23：00ぐらいから投下します。
.}.|||| | ! l-'~､ミ ｀) 無理やり４月に間に合わせたぜﾋｬｯﾊｰ
,＜.}||| il／,‐'liヾ;;ミ ｀)
.{/ﾞ'､}|||/／ .i| };;;ミ '´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒Y⌒W^Y⌒Y⌒
Y,;- ｰ､ .i|,];;彡
iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
ﾞi [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ ＿,,＿＿
ﾞi }~~ ｝ ';;:;li, ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
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''''' ,r'~ `V ヽニニニ二､-'{ 十 ）＿＿;;;;/
- 3 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:01:17 ID:FpdkgETs0
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☆*+―+*☆*+―+*☆*+ AAで語る 中世ロシア史 *☆*+―+*☆*+―+*☆
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| ノ ヽ ＼ ( _●_) .|ﾉ／ ，,･ | ( _●_) ミ
/ ● ● | ＼∧∧∧∧／ ¨ ,･ ，彡､ |∪| ミ
| ( _●_) ミ ＜ ｸﾏ ＞ ’ ／ ヽノ￣ヽ
彡､ |∪| ､｀ ＜ 予 し ＞ ／ ／＼ 〉
/ ＿＿ ヽノ /´> ＜ か ＞ / /
─────────＜ 感 い ＞──────────
.／ ／| ＜ な ＞ 〈⊃ }
∩ ∩／ : ::| ＜ !!! い ＞ ∩＿＿＿∩ | |
|￣￣￣￣| : : ::::|::::: ／∨∨∨∨＼ | ノ ヽ ! !
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| (._●_.) |:::::: ／ ∩ ∩ ＼ ( _●_) ミ／
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／ (∩∩) ＼ ノ /
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(｡･(ｴ)･｡)
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第15話… 「 イヴァン４世…オプリーチニナの終焉 」
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∪ ∪
しー-Ｊ
.
- 4 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:02:13 ID:FpdkgETs0
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――― 「雷帝」イヴァン４世の粛清が吹き荒れた1570年の前後は、
モスクワ大公国にとっては受難の年となる。
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_.,, (*｡;-;｡)⊂ :;...,,∧ (;｡д(::)っ;::,.. l∪∪∧,,..(:;｡;-(:)ヽ, (:;｡;-(:) (:;);-ﾟ:) (:;｡;-ζ
⊂.:;;...∨ ∨ ⊂(;:ﾟ-｡ﾒ) .,,.∧ .. .':''"'''(*゜-; Ｖ Ｖ::.,;:,⊃∧..,, _,,.. l∪∪ l∪';;; l:: ∪
(ﾉ(ノ ,,,._.,, _ ∧_,,_(;::(,ﾟ:;..:;;ﾟ)っ '"'''":,'::∴(;;)ﾟ｡(:;:(;:ﾟｏ;｡ﾒ)っっ∪''''∧,,. "'∪' '"'"
∧∧:;｡;-(:)∧∧＿ (:;｡;-ζ ⊂.;;.: ;⊃ /) ヾ Ｖ Ｖ ::'.':''"'''" (;:ﾟｏ;(:)ヽ〜
(;;ﾟ-:;::）⌒'(｡;-;ﾟ;;)っ l:: ∪ ,,,_∧ヽ;,::.;'ヽ⊂:;; ;:. ,,,∧⌒ヽ ,,,._.,,..:';..,, (;::｡-:)ﾟ::）∧_∧
‥∵∪:;∪''.': ,:,':: '"'"''"(';;;(:;);-ﾟ:)ι(;::｡-:)⊂ζ;;:-ﾟ;;)-;｡;;) (:｡-;｡*)::ヽ⊃⊃Ｖ⊂(;;｡;-;ﾟ)⊃
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∧_,,,. (*ﾟ oﾟ;;ﾒ;;::.(,,'-`*) ∧_∧ (ヽ_ ,,..: ;...,∧ (*｡Οﾟ;;) ヽ〜 ,,,.(;-:;ﾟ::）っ ,::',,,∧っ
.. ( ﾟ;;-;ﾟ;)つ ''"⊂,:,'::∴'つ∧ (;;)ﾟ｡(:;:）⊂,:,':(:::)(;;｡;-;ﾟ) ∪∪'''"∪ (ﾒ;｡-:: ,,,._.,, ;(:;);-ﾟ:)っ
∧_∧ ∧_∧∵.:;;ﾟ) ⊂;,::.;';っ ∧ ∧/)/) ∧_,,,.;:::っ∨∨(｡;σﾟ*)ヽ⊃
(;´;-(::)⌒⊃ (ﾒ;｡-;｡)_ ノ (ﾉ:;..:; (:;｡;ζ,'::∴'.'｡*):.:;;..）〜 (:;´;-`;)つ∧_∧∨'''' ._.,,..:';..,
ι''Ｊ"''','::,:,'::⊃ヽっっ っ*,'：::'.':ゝ‥ ,,,._.,,. _::_ ∧_∧ ( ﾟ;;-;ﾟ;) ,..:';.. (;:ﾟ-｡ﾒ)ヽ
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- 5 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:02:50 ID:FpdkgETs0
-
――― そもそも1570年のノヴゴロドでの虐殺は、雷帝の猜疑心が原因とされているが、
その背景はより深刻だった。
,. -‐＝ ＝‐- ._
／ ｀ヽ､_
, -‐＜ｱ´ / ＼＞ ､ 逆らったら撲殺だよ
／ ／ /l /| ﾞ< ｀ヽ、
. ／ / /〃|｜ |八. ﾄ､ Ｙ ＼ 忠義者でも疑わしいなら撲殺だよ
/ ., -､ / ., | l | ｊ｣⊥!._ ｣ ヽ. ⊥._V | ,. ,.-､.＼
. /.イ V/ /{ | |,イ ||/八 | ヽ. ! ｀iヽ | ｌ ./ ｝＼ヽ 問題なくても気が向けば撲殺だよ
..ｆ⌒'＜ 八 Ｖ｛ | {从 l.八 |/ ヽ| ＼ ｊ.ハ | ｊﾉ 厶-‐ ¨￣〕
＞x._ ｀ ＾＼ ｀ヽ', ｛八 .| ｘ＝=､ ｘ=＝ｘ、}ｊ |ﾚ'´ / ｒ=ﾆ¨´
__〕 }ﾄ､ ､ ヽ.〃 V ﾉ { / └…-=ニ、
(´ ＿__ ､ﾉヽ.＼`ﾄ､＼"" ' "" / ／ .八 ノ ｒ‐--- -’
_＞'´ | Ｙ 八 ｆ´￣ ｀} ノｲ} , ,ｲ} ﾞｰ-=ﾆ.._
(´ _,. イ^} ﾉ. }｜ lヽ. ,′ ／// /{八 ､‐- .._ _〕
/ .lノ _,.=イノ /{ | {. | /＞ ､ ﾞｰ‐' . イ」.// /} {. ヽ .≧‐- .､ ヽ､} ＼
. / . (´_,／ ｲ八|八. V/ Ｌﾉ.≧=≦ .{ ./ , ' l.| }、 -‐ ＞ｘ､_〕＼＼
. / /. 〉 ` ー ' | ヽ 〈 { ｀7ノイ .ﾘ /ﾊ 丿 ＼＼
./ ./ .,′ | ＼〉ヽ ｰ＝=‐＝ア ﾉｲ } ／{､＼. ヽ.
′′ { |＿ ＼ ヽ / _,ノ{ ハ＼.＼
./ /｝ ∨￣二 ＼ ヽ. 〃 ／二￣ 八 ﾊ ヽ. ＼
/.,ハ } ＼ Ｖ/ ／ 〈 .ハ ',. ヽ. ヽ
. / ｛ ,′ `iト イ! ', } } ＼
../ /〉、 .ｲ || || |ヽ{ 丿
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- 6 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:03:22 ID:FpdkgETs0
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――― そもそもモスクワ大公国はカザン遠征からずっと２０年ほど、ほぼ中断なしに戦争を継続している。
士族たちは次々と動員され、封建領主たちは軍制改革によって
完全武装した騎兵を従者つきで出さなければならなかった。
/ i::::::ｗn||二二二二二二二ヽ
/ 丿 /' ''
/ ///,-''''''-､
/ ／ /// l ,､,,...>､
/ ／ ,､ ヽ ﾉ-‐i'`､,,...--`、 ／
/ ／ ヽヽiijj､ ＼ `')`,'二二ヽ ／
/ ／ ／ ゝヽヽiiijjlii )つ'//ヽ ヽ／. ,-‐-､
/ ／ ／ ／ iiijjliijli､ （/////| | ﾉニ､,､ｌ
/ ／ |, ／__丿 iiijjliijliijl,へ､ /////ノ | '､ヽ==ヽ_
/／ `' `)_,' ヽ=======ヽ（ヽ/:::::::::/ l | / (/( >
/ ノiiijjliijjliijijliiiillゝ--ノ/ l | ､ ,,,,,,/ ノ,
／ / iiijjliijjliijjjlijjiillliili､ /=======ｌニ二 ,ヾヽヽiijjli､
/ ノiiijjlii jjliij jjl jjllll／ニニニニヽ ／ ゝヾヽiijjlii､
/ ,､､、 .ノjjiijjlii"li ,-''￣'''-､ニニニニヽ／ ／ ijjlijlil
../-----―――ー〈rｧ;ー / jj ノ-ヽ(⌒､ >､二二二ヽl ヽ／,__丿ijjlijlili
/ ヘ l < ト､ (`ー-､(⌒(彡>／ / `‐'､_／ ヽjijilii
> ヘ ／ ◎＼/ l川ﾘト､ '､､〈/⌒ヽＫ､ | ＼ ヽjil
ヽ／ ◎＼/ <7/ ,'ー─-川川ﾘト､. `ﾉ/ミミミ/ ヽ | ヽ ヽ
ヽ<7人､/=ヽ / /ヽ、 川ﾘト､,,,, -`/ミミミ/ | | ヽ_,,,...-
ヽノ ｌ`､ｌ`､ / ゝ ""'''''__,,-‐''"",､ ‐'ミミミ/ |_,,,...-,. ‐''''￣''ｰ ､
ヽ ゝ iiijjliilii､ゞ,,‐'''"／ヽ-‐' ﾞ==二) ミ/ | / / ｌ ｌ ヽ ヽ
／ゝ iiijiiijj liiijl､ ／ヽ'-====二,,),,ノ | ／ / ｌ ｌ ヽ ヽ
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- 7 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:04:05 ID:FpdkgETs0
-
――― 軍役は領主たちの大きな負担になり、彼らは領地の経営の立て直しのために
農民たちの年貢を増やした。
. ∩＿＿＿∩ ;
; | ノ||||||| ヽ `
, / ● ● | また年貢が増えたクマ…
;, | ＼( _●_) / ミ
; 彡､ | |∪| |､＼ ,
./ ヽノ／´> ) :
(＿ﾆﾆ> / (／ ;
; | | ;
' ＼ ヽ/ / :
, ／ ／＼＼ .
; し’ ' `| | ;
⌒
――― リヴォニア戦争が始まるとさらに、国家による現金での税が何度も増額された。
こうして農村は疲弊し、逃亡があいつぎ、荒廃がすすんでいたのだ。
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|;; ;;∪
|;;; ;;;|〜
;;:.. ..,,., ..,;;iﾙv,.. ..,.U"U...,;:. ..,;;:;';,,.. ..,.,, ..,.,;;:: .,,.:;: ..,.,wiﾚﾉvv;,... .,, ;::,,:;' ,,.., .,,, .;;;;:, ..,.. ...,..,;; :;:,::,, ..,. :;;, ::;.,, ..,,.:.,
. .;. . . ,;;:.';'"" ' ., . . .;'' ' . ' ; :' . . ,
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- 8 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:04:37 ID:FpdkgETs0
-
――― そして1570年の前には、冷害が何年も続いて収穫物を駄目にしてしまった。
エターナルフォースブリザード
一瞬でロシアの周囲の大気ごと氷結させる
ロシアは死ぬ
V
∧＿∧
( ´・ω・`) ∩＿∩
／ ＼ （ ´(ｪ)｀ ）
.＿＿| | .| |＿ / ヽ
||＼ ￣￣￣￣ ／ .| | |
||＼..∩＿∩ (⌒＼|_＿./ ./
||. （ ） ~＼___＿_ノ| ∩＿∩
/ ヽ ＼| （ ）
| ヽ ＼/ ヽ.
| |ヽ、二⌒) ／ .| | |
.| ヽ ＼∧＿∧ (⌒＼|_＿./ /
∧＿∧ ／＿＿＿／|
( ´・ω・`) .| ∩＿∩ !／!
／ ＼ |（´(ｪ)｀ ）|／|
.＿＿| |__＿＿| |______..| /／／ヽ|／|
||＼／＿＿＿／| ／| .| ／.／ | | ＿＿＿＿＿
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||. | （ ） |/.| ~＼___＿_ノ |.| || ∩＿∩ |／|
|/ ／／|/.| ＼|.!／!!（ ）.. | /.|
|| ／／ ..|/.| ＼.!/ ／／ ヽl／|
|| ／／ | |二⌒) ／|.|...|／／| ll／|
|.|／／ .| | ヽ＼∧＿∧ .(⌒＼|_＿./ /.!
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- 9 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:05:09 ID:FpdkgETs0
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――― ひどい凶作は飢餓を産み、おぞましい光景が各地で繰り広げられた。
∩＿＿＿∩ /ﾞﾐヽ､,,___,,／ﾞヽ
| 丿 ヽ i ノ ｀ヽ'
/ ○ ○ | / ｀(○) (○)´i､ 先生助けてっ！
| U ( _●_) ミ 彡,U ミ(__,▼_)彡ミ この子が栄養失調で
彡､ |∪| ,,/ ,へ､, |∪| /ﾞ 息をしてないの！！
/ ヽ ヽノ ヾ_,,..,,,,_ / ' ヽノ ｀/´ ヽ
| ヽ ./ ,' 3 `ヽｰっ / |
│ ヾ ヾl ⊃ ⌒_つ ソ │
│ ＼,,＿＿`'ｰ-⊃⊂'''''"＿＿,,,ノ |
ムシャ ムシャ
ムシャ ムシャ
∩＿＿＿∩ /ﾞﾐヽ､,,___,,／ﾞヽ
| ノ ヽ i ノ ｀ヽ'
/ ◯ ◯ | / (◯) (◯) | ・・・・・・・・。
. （（ | ( _●_) ミ ・ | (_▼_ ) ミ ・
彡､ |∪}=) ,ノ ∴ 彡､ |∪} ,ノ ∴
/ ヽ/＾ヽ ヽ 。 / ヽ/＾ヽ ヽ 。
| ヽ ＼ | | ヽ ＼ |
| ヽ＿_ﾉ | ヽ＿_ﾉ
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- 10 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:05:42 ID:FpdkgETs0
-
――― こうして社会不安が爆発寸前になっており、政府は彼らを打ち砕く必要を感じていた。
ノヴゴロドの破壊に限らず、政府によるテロにはこういった深刻な社会不安が背景にあり、
雷帝個人の猜疑心で終わる問題ではなかった。
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- 11 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:06:14 ID:FpdkgETs0
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――― そしてロシアの民に試練は続く…。
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｜ 南のクリミア・汗国である。 ｜
└――――――――――――――┘
,rt､ ,-‐､ | ,rt､ ヾミ
ハハ彡 /ト'ヾヽ l=j, (,、 i`i`彡0ｆト'ヾヽ ヽﾐ彡/
ゞゝ──ゝ ／､ ゝX 彡ゝoノ ハハ/ソ/⌒ゝ / ゝ 彡ゝoノ /| iヽ
( ' Y''''ノ＼ 彡 ／､ ゝx彡ヾ > ）､__ノ彡ﾐ= | 、ノ 彡くﾐヽノﾐ= o,| ||ol.
`‐'￣＼ ヽノ ( ' Y''ノ 彡く/彡' ＼ `‐' ヽ____/ゞ | ヽ へ /〈|`‐' |〉
''''''''"""""￣￣￣ 〉____,／ | `‐'ヽ ヽノ |/／ | | |川ﾘ ｰ' | ,;' ) / c|､____, |っ へ
""""￣￣ ／＼|ﾘjilji 丶ゝヽ〉____,／ゝヽｰ' / | y ノヽ | / (ヽ | 川ﾘl | ,;' ).
-‐ _,,. ．-‐ ヽｿゝゝ `''' 川ﾘ| `''' ,'ヽ 丿 ／＼// // ヾ| ヽ |ｰ| / / (ヽ
-‐ _,,. ．-‐ ,-‐'''" ゝ ノ-ー'7ゝ ゝ ゝ' ヽ ヽ ヽｿゝ/ // /ゝ ﾉ ゝﾉ ゞ
_,,. -=━━| -ー / 彡 ／ / ／ . .. ヽ 〉 ノｿヽ/ゝ . . /ゝ /ゝ
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-‐'''"",,,,, /ゝ /ゝ /／ _,..:' ／ ゝ` ／ / /
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- 12 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:06:47 ID:FpdkgETs0
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――― リヴォニア戦争が始まると、リトアニアは彼らに対して共闘を持ちかけた。
当初は慎重だったクリミア・汗のギレイ家も、モスクワ大公国の苦戦をみて侵攻してきたのだ。
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ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i, ､__人_从_人__/し､_人＿入
`､||i |i i l|, ､_）
',||i }i | ;,〃,, _） いつ消毒するか？今でしょ！
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Y,;- ｰ､ .i|,];;彡
iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
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- 13 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:07:33 ID:FpdkgETs0
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, '⌒Y / ､ヽ ヽ ヽ. よし、オプリーチニキ軍団！
／ / i /l/|_ハ li l i li ﾊ
. // 〃 /l i|j_,.//‐'/ lTト l､l j N i |
{ｲ l / l li //___ ﾘ_lﾉ lル' lハ. ｿ ロシアの売国奴どもを血祭りにあげたように！
i| /ﾚ/ｌ l l v'´￣ , ´￣`イ !| ｌl,ハ
ハ| ll∧ﾊヽ ﾄ､ '''' ｒ==┐ '''' /l jﾊ| ll ll 今度は外敵タタールどもを血祭りだ！
〃 ‖ ﾚ'¨´ヽiへ. _ ､__,ﾉ ,.イ/|/ ﾉ ll l|
ｌｌ ll { ⌒ヽ_/ } ｰ‐＜.__ ′ l| ‖
‖ ‖ ヽ, ／､ 〈 |:::::::| ｀ヽ ‖
‖ {. ﾊ ヽ Y｀‐┴､::::v l ‖
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vymyvwymyvymyvy、
ｍVvvMvyvｍVvvｍvyvｍVvv、
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｜| （ﾟщﾟ::: )／⌒ヽﾟщﾟ ) ( ﾟщﾟ ) ( ﾟщﾟ) ザッ ザッ
｜／⌒ヽ | __＿（ ﾟщﾟ ）／⌒ヽ ＿＿ ／⌒ヽ
（ ﾟщﾟ:::）／-三-＼ （::: ﾟщﾟ::）／-三-＼ （:::ﾟщﾟ :）
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- 14 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:08:16 ID:FpdkgETs0
-
――― しかし好き放題に振舞って軍団としての規律はなく、
ノヴドロドから略奪して肥えていた彼らの士気は低かった。
＿＿＿_＿_ ＿_＿_.. ＿_＿_ 正直ダリーっすよ〜
／:::::─三三─＼ ／::三三─＼／::...三三─＼
‐=≡ ‐=≡ ／:::::::::（○）三（○）:＼（○）三（○）:＼（○）三（○）:＼
≡ ‐=≡ ／::::::.:::::（ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ::::＼ ｪｪｪｪｪｪｪｲ::::＼ .ｪｪｪｪｪｪｪｲ::::＼ まぁさっさと終わらせようぜ
≡‐=≡ ‐=≡ |:::::::::::::::::::＼ェｪｪｪェ／:::.. | ェｪｪｪェ／:::.. | ェｪｪｪェ／:::.. |
‐=≡ ‐=≡＼:::::::::::::::::::::∪:::::::::::::::::／ ∪::::::::::::::::::／ ∪::::::::::::::::／
‐=≡ >::::::::::::::::::::::::::::::::::< ::::::::::::::::::< ::::::::::::::::::< 帰ったら幼馴染と結婚するんだ
≡ ｜::::::::::::::::::::::::::::::::::::｜::::::::::::::::::::::::::::::.｜ ::::::::::::::::::｜
‐=≡ ‐=≡..｜|::::::::::::::::::::::::::::/ ｜ ::::::::::::::::::/ ｜ :::::::::::/ ｜
≡ ‐=≡ ｜|::::::::::::::::::::::::::/｜｜ .:::::::::::::::/｜｜. ::::::::::/｜｜
＜三三|(＿| ｒ / (＿）＝|三ラ (＿）＝|三ラ (＿）＝|三三ラ
ヽ ｜／ ヽ ｜／. ヽ ｜／
>__ノ;:::.... >__ノ;.. >__ノ;..
＿＿＿_＿_ ＿_＿_.. ＿_＿_
／:::::─三三─＼ ／::三三─＼／::...三三─＼
‐=≡ ‐=≡ ／:::::::::（○）三（○）:＼（○）三（○）:＼（○）三（○）:＼ ドドドドド＞
≡ ‐=≡ ／::::::.:::::（ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ::::＼ ｪｪｪｪｪｪｪｲ::::＼ .ｪｪｪｪｪｪｪｲ::::＼
≡‐=≡ ‐=≡ |:::::::::::::::::::＼ェｪｪｪェ／:::.. | ェｪｪｪェ／:::.. | ェｪｪｪェ／:::.. | ドドドドド＞
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≡ ｜::::::::::::::::::::::::::::::::::::｜::::::::::::::::::::::::::::::.｜ ::::::::::::::::::｜ ﾋｭﾝﾋｭﾝ
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＜三三|(＿| ｒ / (＿）＝|三ラ (＿）＝|三ラ (＿）＝|三三ラ
ヽ ｜／ ヽ ｜／. ヽ ｜／
>__ノ;:::.... >__ノ;.. >__ノ;..
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- 15 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:08:58 ID:FpdkgETs0
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ﾄｯ ／ ・ ／
＿＿＿_＿／ _ ＿_＿_.. ＿_＿_ ／ ﾄｯ
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＜三三|(＿| ｒ / (＿）＝|三ラ (＿）＝|三ラ (＿）＝|三三ラ
ヽ ｜／ ヽ ｜／. ヽ ｜／
>__ノ;:::.... >__ノ;.. >__ノ;..
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／ ＼／ ＼ ‐-､
､-‐ ／ u u ＼ __＿,ノ-､
､- !､,＿_／（＠ ）ilil（＠ ） 彡 u （ ＠）ilil（ ＠）ヽ __＿,ノ
どさ… !､,＿__ lu (ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ (ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ |
＼ !!il|!|!l|!!ii|i u彡 !!il|!|!l|!!ii|iu／ どさ…
/ ヽｪｪｪｪｪ/ ヽｪｪｪｪｪ/ ヽ
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- 16 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:09:30 ID:FpdkgETs0
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――― そして徹底的に蹴散らされた。
∧＿∧
(ヽ（ ）ノ)
ヽ￣ ｌ ￣ .／ :;:;:;:, , , ;:;:;
.:.:.:.:.: | . . |
／ ＼ (___人__ ） ∧＿∧ :;:;:;:;
(ヽ（ ）ノ) ; 丿 し （ ｀オ´）
ヽ￣ ｌ ￣ .／ (´⌒;; ∪ /, つ,
丿 . . / ,(´⌒(´⌒;;⌒;;.,.,.,., （_（＿, ） ＿
（（ ( ___人__丿)) ∧＿∧ (´⌒(´⌒;; / 丿し' ／ ＼
J ヽ ） （ ´オ｀） ∪ (ヽ（ ）ノ)
し /, つ (´⌒;; ヽ￣ ｌ ￣ .／
(´⌒; （_（＿, ） ⌒;; (´⌒(´⌒;; 丿 . . /
(´⌒(´⌒;; し ヽ ） ´⌒(´(´⌒(´⌒;; ( ___人__丿
(´⌒(´⌒;; (´⌒; し (´⌒(´⌒;; J ヽ ）
(⌒(´(´⌒´⌒; :;:;:;:;:; (´⌒;; し
⌒(´(´⌒⌒(´(´⌒ (´⌒;;
(´⌒(´⌒;;
.
- 17 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:10:26 ID:FpdkgETs0
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――― オプリーチニキ軍団の敗北で防衛ラインは突破され、帝都モスクワにまで侵入された挙句、
モスクワはタタール兵に焼かれ、そして略奪された。
///ｉ! l::::ll::.l l::゛ﾞl' ,, . ｀ヽ! ,,ﾍ ＼!!', :;:, .:. .／ｉ
///ｉ! l::::ll::.l l:::::l::.'l ゝ, |::| ..|! .', :', .:. .／ ｉ!
///ｉ! l::::ll::.l l:::::l:::.l. ,'::' , ､､ ::;:, .:. ./ ｉ! .;: . .:::: .
///ｉ! l::::ll::.l l:::::l::::l. (:'.::|::::ｉ. ─┐ .‐┼ .‐┼ / / .ｉ!. . . .::.: :::..::..:（
｀''-.!! ｀''-..l l:::::l', )）l::::! ＿_| . ‐┼ .ノ亅 ‐┼ .ノ亅 ‐┼釻釻釻 .ｉ!
.`.....} /(:::|::::! ノ亅 ノ亅 ノ亅 / ｉ!
,' ﾉし': :ヽ.::::ｌ .!::::'! |l ,ｉ! γ⌒'.,
（(,ｲ: : :: :V） .!::::l |l r･, r･, !::::::ヽ ../ /./ γヽ ｉ! γ .l '.,
､ゝ: : : :(ﾉ}......!::::l |ｌ.| l l .l ｌ::::::::| ＼ ./ .// ｌ ｉ ｉ! ｉ .l l
゛゛''l ｉ!====ヽ: :: : : :: :/ ' |l |__l l__l l::::::::| n ..＼ / ./!γ, l___ｉ ｉ! ｉ .l l γ ⌒｀ヽ
:::::::l l..∨ ゝ;:; :;从;ノ |i l::::::::|.ｉ,! !,ｉ.l .,'', l‐‐‐‐/ ｉ ｉ l .ｉ! ｉ-┼―-.l ,' ヽ
:::::::l l..∧ .|｀', ｉ!'= ,, |l .l::::::::| ｌ／^＼' ', l ﾛ /!ｉ l ｉ__l ｉ! ｉ .l l ,' ',
:::::::l ＼_／::::::', ｉ!:::::::ｉ! .ｌ'= ,|i r.i .r.i l::::::::| n n l. ﾛ ﾛ ﾛ＼',.l !.ｉ l /l', ｉ! ｉ .l l | |
:::::::l ｉ:::::::::::ll ｉ!:::::::ｉ! l:::::l|i l_l l_l l::::::::| ｉ,!ｉ,! l ／.'.l ﾛ l.ｉ .l ./ | .', ｉ! ｉ .l l | |
:::::::l ｉ:::::::::::ll ｉ!:::::::ｉ! ｉ:::::l|i ,'ﾞﾞ', .l:::::::| l ﾛ lﾞﾞl .├‐.┤゛l l .| l ｉ! ﾞﾞﾞ'',',',',',/ .| , '. .
:::::::l ｉ:::::::::::ll ｉ!:::::::ｉ! ' .|i l .l .l:::::::| _＿_.l ,.-.､ l l l: : : ｌ.ｉ.!l l .| l ｉ! |. :;:, .:.
:::::::l ｉ:::::::::::ll ''''''^ﾞ .|i l .l .l:::::::| r「」l l:::::l ,.l__l l: : : l.ｉ.!l l .| l ｉ! | . :', .:.
:::::::l ｉ:::::::::::ll.. ) ､ )ヽ （ ' iヽl.nｉ l ｌ l ｉ! .::... . . .':::;:, .:.
:::::::l ｉ:::::::::::ll _,,.. -‐''". ) （ （ ）ヽ ； ・ ） ; ' .｀ヽ l l l. ':;:. :::. . ..:.:λ:: :: .;;.'; ::,)､::.:;.:,:;.:
:::::::l ｉ:::::. ( ) ` （ ( ） ） （ （ ）ヽ ( ､ ）ヽ ； . .l . .l ..':;ヾ::.:ｿ)人ノ 从:. ｿ）ノ ）:.: .;,.'
:::::. ; : , ) ) )ヽ（ ( :（ ） ヽ､） ） （ （ ） ）; （ （ （､ : ｀ヽl... ｉ! .::V (ソ ﾍ （::.:.:'.,; :. .
:: ； ・ ）ヽ (丶 )ヽ （ （ ） （ ;; ;､: ; ;）__） ） （____） ） ）） ； '-.. ',:; .::） て:;;':.
)`､ （ （ .） ）ノ | : ) ＿,,,-､__ ;; .､ （／（＿）ヽ ）ヽ ;; ..:.（ノ （::..
( （__ノ `-' `-' :~〜--〜~--、_;; :: ､.､. ） ( （ ）ヽ . . .::::） ,ゞ.:.
ヽ_,) （_（_） ） （ （. .;: . .:::: .:ｿ （
; ; ヽ_） ） . . .::.: :::..::..:（ ）::
- 18 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:11:02 ID:FpdkgETs0
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――― このモスクワ焼き討ちの被害者がどれほどか…８０万人が死んだという同時代の説は、誇張だろう。
一方で同時代に「３０万人」と述べた者もおり、相当数の犠牲者が出たのは間違いない。
・〜
∧_∧ 〜・
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(ﾉ(ノ ,,,._.,, _ ∧_,,_(;::(,ﾟ:;..:;;ﾟ)っ '"'''":,'::∴(;;)ﾟ｡(:;:(;:ﾟｏ;｡ﾒ)っっ∪''''∧,,. "'∪' '"'"
∧∧:;｡;-(:)∧∧＿ (:;｡;-ζ ⊂.;;.: ;⊃ /) ヾ Ｖ Ｖ ::'.':''"'''" (;:ﾟｏ;(:)ヽ〜
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‥∵∪:;∪''.': ,:,':: '"'"''"(';;;(:;);-ﾟ:)ι(;::｡-:)⊂ζ;;:-ﾟ;;)-;｡;;) (:｡-;｡*)::ヽ⊃⊃Ｖ⊂(;;｡;-;ﾟ)⊃
,:,'::∴'.': ∧_∧ ∧_∧ ,:,'::∴'.': '''Ｖ ,'：::'.'Ｖ Ｖ,,,._... Ｖ Ｖ ￣ ∧∧ノっ∴::,
∧_,,,. (*ﾟ oﾟ;;ﾒ;;::.(,,'-`*) ∧_∧ (ヽ_ ,,..: ;...,∧ (*｡Οﾟ;;) ヽ〜 ,,,.(;-:;ﾟ::）っ ,::',,,∧っ ※このAAもうどれだけ
.. ( ﾟ;;-;ﾟ;)つ ''"⊂,:,'::∴'つ∧ (;;)ﾟ｡(:;:）⊂,:,':(:::)(;;｡;-;ﾟ) ∪∪'''"∪ (ﾒ;｡-:: ,,,._.,, ;(:;);-ﾟ:)っ 使ったか忘れた
∧_∧ ∧_∧∵.:;;ﾟ) ⊂;,::.;';っ ∧ ∧/)/) ∧_,,,.;:::っ∨∨(｡;σﾟ*)ヽ⊃
(;´;-(::)⌒⊃ (ﾒ;｡-;｡)_ ノ (ﾉ:;..:; (:;｡;ζ,'::∴'.'｡*):.:;;..）〜 (:;´;-`;)つ∧_∧∨'''' ._.,,..:';..,
ι''Ｊ"''','::,:,'::⊃ヽっっ っ*,'：::'.':ゝ‥ ,,,._.,,. _::_ ∧_∧ ( ﾟ;;-;ﾟ;) ,..:';.. (;:ﾟ-｡ﾒ)ヽ
':''"'' :',::;;;-;｡;;):：::∵ (;:ﾟｏ;｡(;;）っ ⊂..,,,(*,｡;oﾟ;) '"'''"⊂_,,.._っ Ｖ Ｖﾉヽ)
――― なおタタールの外交官はこの成果を「６万人を殺して同数を捕虜にした」と述べたらしい。
.
- 19 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:11:34 ID:FpdkgETs0
-
――― キエフ・ルーシ時代やこの時代のロシア史では、とにかく「資料がない」という壁によく当たる。
その原因は、しばしば外敵に首都が灰にされたからである。
─┐‖─┐‖─┐‖─┐‖─┐‖ ─┐‖─┐‖─┐‖─┐‖─┐‖
─┘ ─┘ ─┘ ─┘ ─┘ ─┘ ─┘ ─┘ ─┘ ─┘
_ 人
,' 人)ヾ; 从
└-､_ (:' . . (:. ,:. . . _ノ _人 (,＿
└-､ ', )） . . .:从,)ﾉ':.:, . . _从 (⌒ ﾞ /⌒
::::i ＿＿＿＿ } /( ,;;'人,,ノ;ﾉヾ;,., . _ ゝ . 火
::::| γ ,' ﾉし': :ヽ ,;,､ ,;ﾉﾉ .:;.（. ,.（ , . .,;,., ｀ﾍ/
::::| r ―| （(,ｲ: : :: :V） ,､ ,.:;（ﾞ: ,.:.人:. ヾ,､ （. .,.,; ;,,., （ ＿
,,;;;;|＿ i :| ､ゝ: : : :(ﾉ} (,.ﾉ,､ヾ , .,;ﾉ （;. （:, ,）:. 从;: .; ;, ∨(
／ ＼￣＝―-＿ ヽ: :: : : :: :/ ~,;. ,:ﾉヾ; . ,;） ,､ ヽ;,:.;）:.从;., ,; ;, 从
／ ＼ ＼ ゝ;:; :;从;ノ | :. , 从ヾ;. '',人ヾ,´:.: :;, ﾉ_イ
／ ＼ ＼ | ゝ､ | :::| r―i-i _人ﾉ, ;: ;; /
（ ヽ ∩_∩ｼﾆﾀｸﾅｲヽ､|r ￣￣γ‐-､__ ヽ ; .,ﾉｌ火) 'ﾍ,
| | （´(ｪ)｀；） ::i￣￣ヽ‐-!､ ~‐､ ∩∩ ﾀｽｹﾃｰ
| ∧ ∧ | r - 、 ⊂ ⊂ ) ::| | :::| ::|-r-=__ |（ ﾟ(ｪ)ﾟ）ﾉ|:: |
| (,,>Aく) ｷｬｰ！ | :::| Y 人, ::| | :::| ⊥＿⊥ | :::i / （ つ つ:::. |
|〜（＿_ ノ | | | :::|（＿） J ........::::| | ⊂（；(ｪ)； ）つ.三三三三 |:::. ﾐll ﾘ |:::::..... |
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ し し￣￣
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- 20 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:12:08 ID:FpdkgETs0
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┌――――――――――――――――――――――――┐
| . そしてクリミア汗は、ゆうゆうと引き上げていった…。 |
└――――――――――――――――――――――――┘
;::;;::;:;;:;:;:,.,.,.,.,.,.
;::;:;;::;;:::;:;::;;::;:;:;:;:;:;:,.,.,.,.,.,. ザッザッ
,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､_
,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､_
λλλλλλλλλλλλλλ- ザッザッザッ
λλλλλλλλλλλλλλλ-
人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
(ﾟ* ) (ﾟ* ) (ﾟ* ) (ﾟ* ) (ﾟ* ) (ﾟ* ) (ﾟ* ) (ﾟ* ) (ﾟ* )
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
(ﾟ* ) (ﾟ* ) (ﾟ* ) (ﾟ* ) (ﾟ* ) (ﾟ* ) (ﾟ* ) (ﾟ* ) (ﾟ* )
――― この時もしも、最初から焼き討ちと収奪目的ではなく、準備を整えてモスクワを征服にきていたら、
ロシアの歴史には修正が加えられたかもしれない。
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- 21 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:13:10 ID:FpdkgETs0
-
――― 飢饉と恐怖政治による国土の荒廃、有能な人材の喪失…
この大敗は、雷帝の統治で国土を防衛する能力が失われていることを証明した。
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‐く.:〈 ,、 |. : : : :.: :＼:|:::::::::::::::::::::/. : : : : :〉〉 //:: : :| | : :.::.::.:::..::.:|-┘:::L、r‐//┐ ,、
.: ::L└i _ .||＿ | : : : : : :、 〉〉/〉::::::;;:::〈 : : : : :〈〈 ｒく〈:.;:..::..::.::_|:::/Tl::::;二/ﾑ、| || ＿r─
::.: :└i:| //＼| ::::ﾄ､＿_ : : :||＿'//､п‖::.:l| : : : : 〉〉 | :.|::|..::./rへ/ﾚYL;/:>┘/ﾄ┘.//::::.｀L「|-┘/:::ﾄyｨ
工エ::「 /〈. ::〈|-､_/::::::..＼r':.|.::[,/T>.:/ﾛ〃乢.: :: :〈〈 ￣└─匚|＿_| :| |:L:冂_| :|┐ .::::::ｉr==| |.:::.｢.:[]:}iｌ|{´
: :∠7ﾍlｺ:::|:.:..|-i_::_r√ソ＼>へ:| :|:ln| :]:|:П叮 ￣ ｡ｌ;_|_|ー|＿＿!｣====ｌ|＿<>‐┴─|i|l|
: :|ｪ| .:::::|:.:.|:::..|::::.|＼.::::》: :::L;:.::r| .L/∟ﾛ⊥! rｭ ´ ' ﾙﾍ:
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- 22 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:13:42 ID:FpdkgETs0
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＿＿＿＿＿
(⊂ニニニニニ⊃)__∨:::::::∧:r '
￣￣￣￣￣ ＞V::::---＜＿＿,
, '´￣￣ ｀` x_'´ -xz─:Ⅹ
ｘ-‐'ﾆﾆ x _ .／ ヽ､ ヽﾍi:∨
＞'´ ｀`i::ｊ' / ./ ﾍ ヽ ハ::::7 というわけで〜
/ / /:i ' ' ,｜iハ ヽ ヽ ﾊﾍヽﾍ i::∧ﾉ
. / ,. -‐＿,../ ,ｲ i::i i ｜ ./ / i.i iヽ i i: !|ヾトi:::V:＼::ﾍ,. -::'ﾌ
/イ´￣ /,.イ/, i::il i /７丁iTjﾘ ィﾊ.| / i.| t_::::::::::::::::::x'､
７/j i i |::i ハ i |,.x芯ゞ z=x |/ﾘﾊ ,ィ::::_:::::::::/::::ﾊ 無能どもにはモスクワ襲撃の
//〃! i '::j ﾍ 弋zﾘ ､ !j, ハ iﾁ '＜,.-::::::::::::::ﾍヾ,
// i ﾊ/:/ i', i ヾ、 r-y ｲ.|ﾍ iヾ ヾーt::::::::::::∧ 責任をとってもらおうか〜♪
// ﾚ'/:/.iⅥﾍヽ .ハr--､ヽ' ｲ/ﾘ┴:Y:i {:i_:::::::::ハ
// /:/ ヾ!ヾ >ヾ＼ﾊヽヽ≦ィ／￣ i:', ヽ:::::::::yﾍ
// /:/ /:ィ´: : :ヽ厶::Ti:ﾄ､::ー-::..._i::i __,. rﾆ‐-､ﾆ-y
// /:/ i: : : : : : ー＜: :ヽ---＜＿7,. -─: ': : : :ノ: : : : i ー--y
. ,::;' /:/ |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : '´: : : : : 7ｲ:下,
|::| ﾚ' .∧: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 7,..ィ´ ヽﾍ
|::| ﾍ-x:._＿: : :_; ; : : : : : : : : : : : : : : : : :＿＿_ノ:ヽ:.ﾍ j:::t.∨
i::i ヽ: : : : : : : : : ＞-y: :＿＿;. :-＜: : : : : : : : : : : :ハ i::::y
ヽ: : : : ／: {/:/ / ./:./: : : : : : : : : : : : : : : : : :/--V:ム､
i: :イ: : : : : i { .〈: 〈 `ヽー---- ＿,.---' i:γ:::)
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ OK、ツァーリ！
／ (●） （●） ＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／ で、どいつのせいにして処刑しますんで！？
｜ ｜
｜| / ｜
｜| ./ ｜｜
(＿| ｒ / (＿）＝|三三ラ
ヽ ｜／
>__ノ;:::......
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- 23 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:14:14 ID:FpdkgETs0
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＞'´ ｀`i::ｊ' / ./ ﾍ ヽ ハ::::7
/ / /:i ' ' ,｜iハ ヽ ヽ ﾊﾍヽﾍ i::∧ﾉ
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/イ´￣ /,.イ/, i::il i /７丁iTjﾘ ィﾊ.| / i.| t_::::::::::::::::::x'､
７/j i i |::i ハ i |,.x芯ゞ z=x |/ﾘﾊ ,ィ::::_:::::::::/::::ﾊ
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// i ﾊ/:/ i', i ヾ、 r-y ｲ.|ﾍ iヾ ヾーt::::::::::::∧
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// /:/ ヾ!ヾ >ヾ＼ﾊヽヽ≦ィ／￣ i:', ヽ:::::::::yﾍ
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// /:/ i: : : : : : ー＜: :ヽ---＜＿7,. -─: ': : : :ノ: : : : i ー--y
. ,::;' /:/ |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : '´: : : : : 7ｲ:下,
|::| ﾚ' .∧: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 7,..ィ´ ヽﾍ
|::| ﾍ-x:._＿: : :_; ; : : : : : : : : : : : : : : : : :＿＿_ノ:ヽ:.ﾍ j:::t.∨
i::i ヽ: : : : : : : : : ＞-y: :＿＿;. :-＜: : : : : : : : : : : :ハ i::::y
ヽ: : : : ／: {/:/ / ./:./: : : : : : : : : : : : : : : : : :/--V:ム､
i: :イ: : : : : i { .〈: 〈 `ヽー---- ＿,.---' i:γ:::)
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ (●） （●） ＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
｜ ｜
｜| / ｜
｜| ./ ｜｜
(＿| ｒ / (＿）＝|三三ラ
ヽ ｜／
>__ノ;:::......
.
- 24 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/04/29(月) 23:14:18 ID:wTat8CYo0
- おおっ…復活してるヒャッハー
- 25 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:14:46 ID:FpdkgETs0
-
＿＿
＿__,. ＜ ＞ 、
／_, ／ ／ ｨ ﾊ ヽ ､fj＝ミ
. ≠フ. /ｨ / ./// j/ ', ﾄ, ', ﾟ , ヽ＼
-=彡' 〃 l , /ﾚ'r匕 ト-V∨ ∨ .∧ヾ、
えっ？ _／=‐ｨ>' ∨}' ◯ ◯ }l ﾄ,',、 ',
／>' ! , /| ,,,, ,,,, ﾘ|/ |Ⅵﾍ｜
. ／, ' |ﾊ i {.ﾄ､ ,. ィi| ,' ',ﾊ j
∨ //.Ⅵ ,r≠≧=号＝≦ﾚﾚ' j/|:i ',ﾊ
. // ヾ,'::{:::::::}==大==}___,.r-､ Ll |::|
|:| {:: i::::::::∨/|l＞i´ Y{ } |:」
ヽ_,. ィ:::::::i:::::::::::￣:i:::::| ./∧ｲ
,. ＜:::::::::::::::::∨:::::::::::::::::::}':____j'
. ／:::::::::::::::::::::::／-≧====y'
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ えっ？
／ (●） （●） ＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
｜ ｜
｜| / ｜
｜| ./ ｜｜
(＿| ｒ / (＿）＝|三三ラ
ヽ ｜／
>__ノ;:::......
.
- 26 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:15:25 ID:FpdkgETs0
-
――― そしてオプリーチニキの指揮官達が処刑された。
:,: :(::)
/⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,,
(:::::::::::::::!' (::::::)
ヽ::::::::';''' ''`` 。 ぴぴる ぴるぴる ぴぴるぴ〜♪
τ'::/ .;:
)/
。 ' 、 ;: 。 ギャアアアアアア
`'''`~''・ ' `
f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ::,,,,,、...
,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`! 、
:.、 !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;,、; 。
゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・..
π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;''
):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` ⌒ ` !.:::τ'' ``
τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:!
(::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ ・
::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''"
┌――――――――――――――――――――――――――――――――┐
｜ 雷帝がオプリーチニキの廃止を考えだしたのは、おそらくこの時である。 . ｜
└――――――――――――――――――――――――――――――――┘
.
- 27 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:16:07 ID:FpdkgETs0
-
――― そしてこの大勝利に自信をつけたクリミア・汗は、翌年に再び大規模な攻勢をかけてくる。
,rt､ ,-‐､ | ,rt､ ヾミ |二|
ハハ彡 /ト'ヾヽ l=j, (,、 i`i`彡0ｆト'ヾヽ ヽﾐ彡/ |二|
ゞゝ──ゝ ／､ ゝX 彡ゝoノ ハハ/ソ/⌒ゝ / ゝ 彡ゝoノ /| iヽ |二|
( ' Y''''ノ＼ 彡 ／､ ゝx彡ヾ > ）､__ノ彡ﾐ= | 、ノ 彡くﾐヽノﾐ= o,| ||ol. |二|
`‐'￣＼ ヽノ ( ' Y''ノ 彡く/彡' ＼ `‐' ヽ____/ゞ | ヽ へ /〈|`‐' |〉 |二|
''''''''"""""￣￣￣ 〉____,／ | `‐'ヽ ヽノ |/／ | | |川ﾘ ｰ' | ,;' ) / c|､____, |っ へ |二|
""""￣￣ ／＼|ﾘjilji 丶ゝヽ〉____,／ゝヽｰ' / | y ノヽ | / (ヽ | 川ﾘl | ,;' ). |二|
-‐ _,,. ．-‐ ヽｿゝゝ `''' 川ﾘ| `''' ,'ヽ 丿 ／＼// // ヾ| ヽ |ｰ| / / (ヽ ／ |二|
-‐ _,,. ．-‐ ,-‐'''" ゝ ノ-ー'7ゝ ゝ ゝ' ヽ ヽ ヽｿゝ/ // /ゝ ﾉ ゝﾉ ゞ ／ヾ, ヽ'
_,,. -=━━| -ー / 彡 ／ / ／ . .. ヽ 〉 ノｿヽ/ゝ . . /ゝ /ゝ /⌒､ヾ
-‐'''""-‐'''ヽヽヽ/ ／ .:-‐' / ／/ ／ . // ／ ゝ /ゝ ／／ ||()|（＼ヾ
,,,-‐'''"" _,..:-/／,..:-‐'"/／ /／_,..:'_,..:' /ゝ／ < < ／ / || |（丶|
-‐'''"",,,,, /ゝ /ゝ /／ _,..:' ／ ゝ` ／ / / ||()|（丶|
-‐'''""_,..:-‐'"_,..:-‐'" /ゝ ／ ／ ／ ／ // / // / ＼|（丶|
_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:'' _,..:' ／ ／ ／／ ／ ／ / / / / ＼＼|
_,..:-‐'" _,..:'' _,..:' ／ / /
.
- 28 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:16:39 ID:FpdkgETs0
-
――― この危機を、雷帝は領土の割譲で乗り切ろうとする。
＿＿＿＿＿
/ ヽ＿＿__／/
/ / /
/ / /
/ / /
/ / /
/ / /
/ / /
￣￣￣￣￣
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
| |
| |
/ ￣￣￣￣ /＿＿＿__
/ アストラハンあげる /ヽ＿＿／/
/ だから許して / / /
/ / / /
/ ＿＿＿＿ / / /
／ ／ / /
／ ／ / /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣/ / /
.
- 29 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:17:12 ID:FpdkgETs0
-
――― しかし前年のモスクワ略奪で自信をつけていたクリミア・汗は、この申し出を拒否。
今回は略奪のためではなく、かってのバトゥのようにロシアの征服が目的である。
,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i, ､__人_从_人__/し､_人＿入
`､||i |i i l|, ､_）
',||i }i | ;,〃,, _） 領土が ふえるよ！
.}.|||| | ! l-'~､ミ ｀)
,＜.}||| il／,‐'liヾ;;ミ '´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒
.{/ﾞ'､}|||/／ .i| };;;ミ
/⌒ヽr−、 _. Yﾆﾆｺ iﾆニｺ i|,];;彡
ヒ や.i! ::.'´ / ･ヽ. ifｴｴi fｴ:ｴ) .H;;;ﾐミ
.ャ っ.i! ,, `●. { ＜ ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
.ッ た i! . r−､ ｰrｲ ﾞi !ー―'j .'~ ||^!,彡ミ ＿,,＿＿
ハ.ね.＞ ヽ :::､==´=} ﾞi .｀ー‐' .;;:;li, ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
｜ i!ヽr=> `ﾍ>V⌒)''}￣~フハ,“二ﾞ´ ,;／;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
！ ./ |'/,ﾌ7 /⌒i://_ / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
`ー' ､' ' ﾚi ノ',r'~ `V ヽニニニ二､-'{ 十 ）＿＿;;;;/
.
- 30 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:17:46 ID:FpdkgETs0
-
。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。
／ ､ ヽ
/ ｉ 〉 ヽ
.ﾊ .! , l .ハ i／ﾍ ﾊ
! ! / /l l l , ／イlヽ', .l リヴォニア戦争ではあれだけ強気で
! ! ｆ /‐ﾚ―-l l、 !L_ ヽ .l
! ﾊ l/ ,.ｚｔォトヽlヽ l _ﾘ_｀`ﾄ .ｲl 他国の王を中傷する手紙まで送ったのに…
l ,ﾍ.ｌ ヽ弋り ｲ心 ', ｲｊ
.! .ｌ ﾌｖ .:::::::. ゞ'ｲ.'ｒﾚﾘ
! ヽ=.､ ' .::::./ﾉ/ 領土を割譲なんて、さすがに心が折れたのカナ？
l ::;::＼ r‐ ､ /´/
! ::l:::::::::i ､ _ イ::.ﾚ
l ::!:::::/丶､｀ﾆﾉ､::::::!:::: l
.!_ :」イ 木 /7.┴‐-! ､. ,、
,-､ニ´‐､´.ﾍ ﾉ llV./ ￣丁~~ﾊ //
l ヽ ヽ ﾍ／ l/ム､ ' / l _//
.! ヽ ヽ. / ‐ｆ ., / ､l ィ7-ヽ
/:::＼ ,. -── -
/:::::::::::＞‐- ｀ ､
{:::／´ ─-､-─────ｧ
У ／ ヽヽ ＼:::::::::::::::::::::::::}
／ / / | } ヽ ヽ::::::::::::::::::/
／ / / / イ / }ﾉ ﾊ ‘;:::::::::::::/
／イ / / / / j/ |/ハ } } ‘;::::::／}
西欧の間では、王はあくまでも同格の兄弟よ。 . { { Tj7j7j7 / ｲ| -!-､ﾊ / |. !／ ﾘ
V l /z≠=ミ j! jﾊ/｀ト |｜ ＼
／ヽﾍﾊ! r':::} ´^芹ミ｜ /! | ヽ
でもタタール相手には「くびき」の影響で、 / .イ 小 Vｿ r'::::}》!. / jﾉ } }
{ /{ } , ゞ'' 厶ｲ / }. | /
贈り物で「兄弟」と認めてもらわないといけなかったの。 |/ 八 ﾄ ゝ.. _ 八 { / /／
ヽ! ヽトィ＞ イ ／! /／´
/{´{厂 ｀爪_＿ { ／ j／
/ ! |!_＿_／／ !∧
/'´ ｀ア::::::>＼_＿__／ ⌒ヽ
/ イ! /::::::/ ＼__／ -─ﾍ
。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。
- 31 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:18:30 ID:FpdkgETs0
-
――― 前年にモスクワがクリミア・汗に略奪されたのを見て、
モスクワ大公国に臣従していた周辺タタール部族までもが寝返り、クリミア・汗に加勢する。
t ＼ ,,､- ノ
之ミ- ｰミヽll|ｿイ;;ｯ"ｯｰノﾚl,
三ミ二ﾞｰ-､ﾂ从彡彡ン;;;;ｰ;;く ､＿）ヽ＿ノヽノ（
,,ヲ;;;;;､-ﾂ''t､ツｰ-ｰヽ''''''''''ヽ;;从 ,,,,,r ､ｰ､_ノ
"イﾍ}:: ｯilw}}|'"ﾞ ,ｨｰ ､ ＼ヽヽ）
＿_|::: ,;rｰ ､ ,､-ｰ ミ:::::::ﾘ＿_,, ,r ''' ｰ ､ヽ l|ﾘl| ）
ン''ンニ'―z-､ l[llllllllj:: 'ｰ- ､ ｀´ ,､-ｰ'ﾞｰ､|l|lllll|ll _,ﾝ＿ ', l l,l-' う 加 オ
l/ / /"／ ,､-'''ユ;;- ｰ''''"乙 ﾞ'￣/:: ＿＿__::}ヽii／{{::::::;;;;;;;}',|､ﾞY'"´｀ ｀ﾞ' ､ l|ﾉ< ∠ 勢 レ
l| l|: ｲ: /: /:::,r'"::::::｀ﾞ' ､＝ |l|}ﾂ::､三ｯ;;ミ从l|l乞z-､::::::::}ll} L l|l／ ﾞ' ／ す 様
l{;;{､ll|:::l|:::/::::ｲ ,r'"´｀ﾞ'' ､:::''" lll" |ﾘ:{､-ｯ;;;;;;､-'´ll｀ﾞ'ｰ､;;;;;; ''´::{;l|;;l |ヽ､,,,,, l|ﾉ:''""" ￣） る も
:::::::｀ﾞ''' ､;:l|:::ll|:l ;;;;ヽ､l jl|ﾘ l| ,,, ',}ﾞ{ ' ､,,_,,､-''´｀ﾞﾞ''ｰ､,,,,):::::ﾘl|;从',:::::::／:::::::.... ......:::） ぜ
:::::彡 入ヽ､lll|'､（;;;;;;;;;;Y;;（:,､-'''~~ﾞY'lヽ,,彡,,､ミ;;;;;;;彡-､ﾞ}､､,ｲ//､|/:::::/彡:::::::::::::::／ Z ｜
＼::::／''":::ヽ､ミ三;;;;;;;;;;､;;;）从从从ﾞl|Yll l|ヽ人人人Y'| }} } |:::ヽﾉ:::::/:::::::ヽ;;;;､／:::::::::） ｜
. ／::: ﾘ jjﾞ''''ｰ､::,､ '" ::::''"",, :::::{ l | |:rｰ ､:;､へ;;;| l| |:::::::::::::::::::::::::ヽ／::'''"""/ //
／-ｰ''" Y ヽｰ之´'""" Y;;;;r''~ ', l{ l;ヽ /;;|. } /::::::;;;､-'' ´ﾞ''"ノ::::: /''"ｰ､ ・・
:::" '''=(::::::::::::....... /;;;;/ : :::::ヽ { |(ﾞYYYYY{ﾘ .} /:::::::;､-ｰｰ､≦ ﾞ}}:::::.. ヽ
｀ﾞ'' ､::''""フ'"￣ ヽ ::::::ヽl〈Yﾉ''""ヽヽ}ﾘ":::::::/ ,r'"ﾆユ ヽ::::::::::... |/Vヽ/|／
彡:: ::}::: ::|r'´￣ヽ '; : :::::::| l,'｀"""´}.j/::::::::::::{ ｲ ／￣;;ﾕ彡}::::::::::::::::::::.......
,,,ン シ}:::: ﾉ'､ ﾉノ : ::::::::ﾞlﾊ､＿_lﾚ'/::::::::::::::::X'ｰ| ／／::ﾆｭ''::､,､-ｰ＝ニ ← ノガイ族
,､-彡 l|:::::::}| ｀'''")人::::::::::::::ヽ l::::::::}ﾉ:::::::::::::::::/ ::::ﾞ''| l ／,r''ｴｭ｀ﾞ'' ､:::ヽｰ::― ミ::::::::
-z ン ..::::: ...::::;rl| ｀'ｰｰj:::人::::::::::::::::::l|:::::/':::::::::::::::::/ ::::ﾞ'' ､| ｲ ,r'''ﾞｰ､:::::ﾞ':::;;;､- ､:::::::::::::
" ...:::: ..:::::ｨi ﾞ'''ｰ- ノ:: ｀ヽ:::::::::::ﾘ::::":::::::::::::::::/ :::ﾞ't,Y ／''::::|´::::::... ｀ '' ｰ､
...::::: ..::::::::::{ヽ､＿,､ ':: ＼:::::}::::::::::::::::::::／― ''''' " "'' ｰ､ ::::'､::/ :: ::::|::::::::::::.....
.
- 32 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:19:02 ID:FpdkgETs0
-
――― そしてクリミア・汗を後押ししていたオスマン・トルコは、トルコ砲兵隊と使節を同行させた。
この一戦でモスクワ大公国を倒し、完全に征服するつもりである。
-――-
／: : : : : : : : : :＼
. ｌ: :||_: :|: : : :|: : : : :l
_＿＿,,,,, ヽ｛ﾊﾐヽ : : |: |: : : |
よーしロシアを征服だー！ ／ |;;;|＼ ＿＿_ ｌ lｊ ∨:|/: /: : :/
ｌ l |l､_ ｌ.|: |;;;| ｌ ／: : : : : :｀〈 __, |:/: :/: :／
∨|」､ 」ｌ＞|T､ | ､ノ/: : :|: |:∨: : :＞- |:／ｨ'´
｜ｌｊ｝ |ｌ::::∪:｝ｌﾊﾏ八: ィﾐ ﾚ: :∨: : :へｨｒニ|＿
（ _, |≧ｚ≦.ヽ｀ヽ:ﾉ |ｊ Y: : ﾉ:-‐:ｨ:´:::::::::::::::::＼
_ ` ｧ＜:::::::::::::＼l ｝ゝ､- ﾌ´:/:／/::|::ﾊ::::ヽ::::::::::::.
. /oヽ､＿ /＞､ｌ::::::::l::::::::ヽ ≧イ´ﾍ∨:::/ｘヽ|::::::|::::::::::::|
. `ー‐'―- ニ¬::::::ﾄ､ｌ::::::::|:::::::::::l‐―'―干-匸Y ﾋV|::ｒ┬::::::::::|_
ヽ::ｌ Ti７::|:|:::::::::::| [二] | 「」 |八ｰ ノイｒ'::::::::::::| |
{ _ イ从l:::::::::| ＞ ⊥... ﾌ~− {::::::::::::::＼
＝＝≧ー千ﾆ冂「￣￣￣￣￣￣ |「￣||ヽ|＼:::| ｝―-- 、
キュラキュラキュラ ｒ―┐ ==厂|l □ |」┘| | || l|≡≡∨====―∧
-=＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ミﾄ､⌒く>
／ｲ ｙ==ミニニ＾ﾆﾆ＾ニニ＾ニﾆ＾ニﾆ＾ニﾆ＾ニﾆ＾ニﾆ＾ニﾆ＾ニﾆ＾ニﾆ≧ ﾐト廴_
∠-_//ｨ」-マﾊ〈 (( )) (( )) (( )) (( )) ィ〒ミマ¬┘
└i いﾍ _人ﾉﾉ￣二￣￣￣￣二￣￣￣￣二￣￣￣￣二￣￣∨ムｒY´ い┐
ヽヽニﾆ´ｲ |ｌ＿ｌ| |ｌ＿ｌ| |ｌ＿ｌ| |ｌ＿ｌ| ∧V才| ソ 厂
へ､＿Y´ ｀YY´ ｀YY ´｀ YY´ ｀YY´ ｀YY´ ｀YY´ ｀YY´ ｀Y ｝ ｀＞=彡ﾍ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※心のきれいな人には
トルコ砲兵隊に見える
.
- 33 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:19:39 ID:FpdkgETs0
-
__ . __
┌┐.┌i ┌┐ __ ┌┐ | | [][] ┌┐.┌i ┌┐ __ ┌┐ . | | [][]
｜└[][]L.ﾛﾛ | [][] | | ﾛﾛ |.[][] l└─┐｜└[][]L.ﾛﾛ | [][]. | | ﾛﾛ |.[][] l└─┐
｜┌┤.r‐┘│┌┘ | └┐└─┐l￣￣｜┌┤.r‐┘│┌┘ | └┐└─┐l￣￣
└┘..凵 └┘ | l￣__l￣￣.┘ └┘..凵 └┘ | l￣__l￣￣.┘
└┘ └┘
,rt､ ,-‐､ | ,rt､ ヾミ |二|
ハハ彡 /ト'ヾヽ l=j, (,、 i`i`彡0ｆト'ヾヽ ヽﾐ彡/ |二|
ゞゝ──ゝ ／､ ゝX 彡ゝoノ ハハ/ソ/⌒ゝ / ゝ 彡ゝoノ /| iヽ |二|
( ' Y''''ノ＼ 彡 ／､ ゝx彡ヾ > ）､__ノ彡ﾐ= | 、ノ 彡くﾐヽノﾐ= o,| ||ol. |二|
`‐'￣＼ ヽノ ( ' Y''ノ 彡く/彡' ＼ `‐' ヽ____/ゞ | ヽ へ /〈|`‐' |〉 |二|
''''''''"""""￣￣￣ 〉____,／ | `‐'ヽ ヽノ |/／ | | |川ﾘ ｰ' | ,;' ) / c|､____, |っ へ |二|
""""￣￣ ／＼|ﾘjilji 丶ゝヽ〉____,／ゝヽｰ' / | y ノヽ | / (ヽ | 川ﾘl | ,;' ). |二|
-‐ _,,. ．-‐ ヽｿゝゝ `''' 川ﾘ| `''' ,'ヽ 丿 ／＼// // ヾ| ヽ |ｰ| / / (ヽ ／ |二|
-‐ _,,. ．-‐ ,-‐'''" ゝ ノ-ー'7ゝ ゝ ゝ' ヽ ヽ ヽｿゝ/ // /ゝ ﾉ ゝﾉ ゞ ／ヾ, ヽ'
_,,. -=━━| -ー / 彡 ／ / ／ . .. ヽ 〉 ノｿヽ/ゝ . . /ゝ /ゝ /⌒､ヾ
-‐'''""-‐'''ヽヽヽ/ ／ .:-‐' / ／/ ／ . // ／ ゝ /ゝ ／／ ||()|（＼ヾ
,,,-‐'''"" _,..:-/／,..:-‐'"/／ /／_,..:'_,..:' /ゝ／ < < ／ / || |（丶|
-‐'''"",,,,, /ゝ /ゝ /／ _,..:' ／ ゝ` ／ / / ||()|（丶|
-‐'''""_,..:-‐'"_,..:-‐'" /ゝ ／ ／ ／ ／ // / // / ＼|（丶|
_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:-‐'"_,..:'' _,..:' ／ ／ ／／ ／ ／ / / / / ＼＼|
_,..:-‐'" _,..:'' _,..:' ／ / / ＼
＞' ´ ＞Y ｀`ヽ､
,__,ｲ ,. i:i / ＼
/ , ' /i:j /' ./ ／／ ﾄi i i ﾍヽ
/ ,ｲ// i ,/‐､ｲ／ 7./::i | i ' ﾑ
,/ , '7// .l／izｚzxヽ､/ｲ::::.!|Vj ! ﾍ こ、これは本気で
／i ／ i// .|::::{{ }}::::::::::::::ﾘ .}},` ' i | ,ハ
/ j/ y':/ j:::::{{ ＿ }}::::::::::::::{{ }} //i∧ i まずいかもしれない…
./ //! .// | 三三 :::::::::::::::三::|.//∨ .ﾍ !
' // i //.i .∧ .| u ._＿_ ' ｀`.i ' ∧V .iヾ
j::,′lﾘ// , .i,.! u ,': : : :,i u 从 i::i j
|::| // j ,ハ |ヽ:.､ ヽ--' .イ 7 .iﾘi::iⅥ オプリーチニキどもじゃ勝てないし…
|::| i::'| ∧ ﾄ V i .∧ ＞ . ＿. イi | / ﾚ' !:i
|::| i:::|´ V ヽA V rt r＜ /: : T' ,′ i::i
|::| `´ .ィ:/ヾ/t|_j-i /: : : :i .ｲ: ＞ｘ _j::i
|::| ,.イ:xz===イハヾヽ/: : : : :i´: : : : : ／ヽ
|::| 7: : //: : /::::/ i:::ヽ ヽヽ: : : |: : : : :./: : : ハ
.
- 34 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:20:12 ID:FpdkgETs0
-
――― かって自分が迫害・冷遇した者達に頼るしかなかった。
__,. -─-- ､_
, - ' _,´ --──‐- ）
,ｲ´__-＿＿_,. -‐ '__,. - '´
`ー----, - ' ´￣ ｀` ､＿_
__,ｨ ヽ. ｀ヽ.
, '⌒Y / ､ヽ ヽ ヽ.
／ / i /l/|_ハ li l i li ﾊ
. // 〃 /l i|j_,.//‐'/ lTト l､l j N i | ｾﾞﾑｼﾁﾅ
{ｲ l / l li //___ ﾘ_lﾉ lル' lハ. ｿ 旧来の国土の政府たちよ！
i| /ﾚ/ｌ l l v'´￣ , ´￣`イ !| ｌl,ハ
ハ| ll∧ﾊヽ ﾄ､ '''' ｒ==┐ '''' /l jﾊ| ll ll
〃 ‖ ﾚ'¨´ヽiへ. _ ､__,ﾉ ,.イ/|/ ﾉ ll l| 軍を率いて、クリミア・汗を撃退するんだ！
ｌｌ ll { ⌒ヽ_/ } ｰ‐＜.__ ′ l| ‖
‖ ‖ ヽ, ／､ 〈 |:::::::| ｀ヽ ‖
‖ {. ﾊ ヽ Y｀‐┴､::::v l ‖
‖ |ｉヽ{ ヽ_ゾﾉ‐一’::::ヽ. | ‖
‖ |i:::::｀¨´-- :::......:...:.:.::.}| ‖
┌―――――┐
｜ ツァーリ ｜
└――┬――┘
｜
｜
. ┌―――――――┴――――――――┐
｜ ｜
┌――――┴―――――┐ ┌――――┴――――┐
｜ ｵﾌﾟﾘｰﾁﾆﾅ . | | ｾﾞﾑｼﾁﾅ .|
｜ 【 皇帝直轄領 】 | ｜ 【 従来の国土 】 |
｜ . | ｜ .|
｜ ツァーリと側近たちが . | ｜ 従来の貴族会議と .｜
｜ 統治する領土 . | ｜ 行政機関が統治 |
｜ . | ｜ .｜
└――――――――――┘ └―――――――――┘
.
- 35 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:20:45 ID:FpdkgETs0
-
/,|
_＿_ _＿ _＿, ‖|
))。I／:: :: ＼ |I。( ‖|
＼ ＼::_::_:: ／ ／ ‖| これはロシア最大の危機クマ！
,/::＼_((⌒) ／ヽ ‖|
／,＼=ﾆニ二二ﾆ=／,ヽ＋＋- 力をあわせて戦って、
＼ / ● ● ヽ／つ⌒)
／// ( _●_) ミI ／|x| 誰がこの大地を守れるか見せてやるクマ！
/三//__ |∪| __ ｀ ,／ ｀ﾞ
/ニ// ,|｡|_ ヽノ _|｡|_ノ＼
(￣￣) ￣￣￣ 〕＼//
￣Ｔﾆ===∞===ﾆ!,〆`"
｛I|三三|⌒I|三三〕
|｡｡/ (| ｡ ｡)
∪ （￣＼ ＼ ｸﾏーーーーーーーーーーｯ！！ ／
＼＿) ＼ ／
∩ ∩ ∩ ∩ ∩ ∩ /⌒)
| ￣￣￣ ヽ/⌒) | ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ /∩ ∩
/ | / / | ∩ ∩ ,/ | ￣￣￣ ヽ
| ﾉ / | ﾉ | ￣￣￣ ヽ,/⌒) / |
彡､∩ ∩ ∩､ ∩ ヽ/ | / | |
| ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ | ﾉ/ 彡､ ﾉ
.
- 36 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:21:17 ID:FpdkgETs0
-
,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i, ､__人_从_人__/し､_
`､||i |i i l|, ､_）
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iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
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ﾞi }~~ ｝ ';;:;li, ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''}￣~フハ,“二ﾞ´ ,;／;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
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''''' ,r'~ `V ヽニニニ二､-'{ 十 ）＿＿;;;;/
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.{/////////｀ー'"///////／｀ヽ､///{:::::::::::::::::ﾉ////j ,_
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／/////////////////////ヽ;::::::::::::::::::ﾉ/////｀ー一"///iﾏ
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- 37 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:21:49 ID:FpdkgETs0
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￣￣￣￣￣＿￣￣ ￣￣￣＿ ＿＿＿/ ::,' :::, :::, / レ~ -' ＿＿＿＿ ＿
￣￣￣￣￣ ＿ _￣￣ ￣ ￣￣ ｊ ::' ::i:;;; ,i''"`'''z､、u ./.r'´「L ￣ ￣￣
￣￣ ￣￣ ￣ ￣￣ ￣ ￣￣ ,'_,.．-ー;;;､､v;;; _;; ゞ.//ｒ'''´_ /＿ ＿＿ ＿
─ ,r'´~_￣`'ｰ､ ,. : : ..:: .'.:: .' . .: :,.: {;;;;;rilllllliiii.;;;;;}ｨ',｡`''‐ｊｊ"ﾚ´ﾚ'´// ＿ ＿＿＿ ＿
{ ;;;r'｡''｀≧豸: . : . : . : . :ゞ:lllllllllllﾘ;;;;ﾉ;竺;参 .u : .〃 ￣ ￣￣
） ﾉﾊﾉル.シ .,. : : ..:: .'.:: .' . .: .ﾉ;;;;;;;;;;r'´.'ｰ､ハﾊｊﾉ i7〃/7 ＿＿ ＿
＿ ＿ 丶-一 ''''´⊇￣て、.::,.:: .'.:: .' . .; {,MMｲ:ゞ=''"____.:;:;:; |ｰ 〃￣ ￣￣
￣￣ ￣ ） あ (＿＿＿ ＿＿ヽ, ﾐ にニニヲ}:;;; u |! ;;ﾞｉ ＿ ＿＿＿ ＿
＿＿ ＿＿ ＿＿） あ （＿ ＿＿＿ ＿ 'j ;;;|! :::::: ,､;;|:ｊ::. ,ｊ ;;ﾞｉ、 ＿ ＿＿＿ ＿
￣￣ ￣ 廴＿＿{ ￣￣ ￣ ￣ | ;;|!、,,,､;;;;;;;| :::r';´;;;; ;;ﾞｉ~`''-､￣ ￣￣
￣￣ ￣ ￣￣ ￣ ￣￣ ￣ ￣ ヽ ヒ二二ン;;;/:::;;;;;;; ;;.ﾞｉ;;;., ＿＿ ＿
,r'~三ミﾐ＝ｰ亦父'・',' , ' j i |/~'ヽ从､ ヽ､....:::::'ヽ
//ｲ'"'''ヽtt）)為i))）ゝﾉ'',・',' ﾉ''''''''''''' ､ ・∵:|/乂（ii从;;;i|::::',〉ヽ::::''"',
. /;;ｲ从:::((二ii､Y从从乂・,・' ＿／ ヽ ;,:,<､ひY//;;::〈}::::i〉:::j〉 :::::i
. | ﾂ〉}）(:::ii三ﾐ､tﾉヽ）彡ii从・,,' '・ , ヽ あ | ：;'：;'/::+Y メ;;::;;;;}}:〈}:::ｲ}:: ::::i
. ', 人ﾏ〈,r"ﾘ-;;ﾐYYiノ込ｲ]i＿,・,;：∴ _ﾉ t ','',':;/(ﾇ(（ri彡',, ,ﾘ::ﾘ;; ﾘ::...:::::: |
{ |irﾙu..:::;;;;;;,,ミi､=从r)))ｱｰ(：;' ,j ,'" ）. は t ∵゛＜{;;人メ彡ｲ "ヽiii::::ﾘ
j""....:::,r',､'シ彡;;;ラL､ﾂ从从∵,'゛,' | | ・,,''; ;ﾘ）::::/:::／;;;r'',_､ヽ､;;;,,,|ij:::: 〉
（::::::::r'彡";;;;）彡彡彡ff三ﾂ从､,,'・ ﾉ ら j ; ; ;;：/:::／/彡彡~'ｰｰ ''ﾉｰ､:::;;;r'')
ヽ~'i"::::::'''"彡Y::）"ノ<|,,>=ミ､ﾐY '"~' ､ // ﾉ '',iii}}y}ﾘ'>'"ｰi;;Y'"~~~"i""'')从/y'
t;t u :ﾘ~彡＿;r";;､;;;;;;;i从､'',・ ヽ ・・ ,, '" ∵,'゛ﾌﾚ〈'')''"":::::::: U ,,;;;;''ﾘ,,'
. ヽヽ, u ii（::;;rt'''''');;;､ゝ〉;;;;;''iii}}','､ﾞ ）ヽ r" ',',..':：ｲリヌマ'ｰ､､::::::: ,,;;iiij'','ノﾉ
'tt::::::: ﾘt从;｀''~''" （(;;;;;;;;L|入',"： ﾚ" ::!!::ｻｿ;;;;;'''"'''Y;;;ti:::::: :彡 ,r'ノ
ヽ､､::::: 从';;;;ヽ-ｰ''";;;;;;;;;;;;ヽ入iI;i,';: ; ｲﾘﾉノ､,,,二);;;;;;;;//i:::::彡 /'"t
,,,､-''|ヽ､､::: 从､ヽ;;;r､;;;r）''' ､;;;;ヽ､~'ｰ､ii ｿ 〉";;;;;;;;r､r ､;;ノノ/;:;:;:ﾉu /::: ﾘ､ _ ,,,,,､- ､
（￣￣￣;;;;;;;;;;;t ::｀'-､､::ヽ'i")（ },ノ从从~'-､}て}}ヽ∴: うノヽ〉M;;）､-''"ｨ' /彡":::;ｲ ::/;;;;;~~~;;;;;;;;;;;;;;（ﾘ
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- 38 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:22:21 ID:FpdkgETs0
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┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
｜ 1572年…「モロディの戦い」において、ロシア軍はクリミア汗の軍勢を完膚なきまでに叩いた。 ｜
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
─＝ =_─￣＿二 _─ ─三-￣二 二─＿ _￣三─ 二=￣ ￣-＿─ 二 ＿￣二三─＿ -_￣─__＿
￣─＿￣ -￣─＝￣_三 _─ ￣二-＿ 三￣─-_＿ -￣= 二─三_ -￣─ =-＿￣─ ＝二_ ￣＿
-''"彡ﾐ/￣''/ｌ .ﾉ /二‐,'''ヽミミ刈ﾞヽ､
彡ミﾐ／''‐-' |ヽ､ ｌ L|ヽ/_ /"''‐､ミミ爻ﾘヽ、 ,,,,,,
彡ミ|-､ ／|-'.ミ/ ＞ヽ-､_=ノヽﾞ､ミミ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
彡ﾐ| ノ､_ノ_,,／ ヽ-‐'''＼__,,,,-'ミ;;;;;;;;;;;;''''''"
彡ﾐ＼,,ノ､,,,／ ﾞ"''ゝミ,;;;;;;;;''''
三ミ/＿ノ ,,;;;;;;;;;'"
三二ソ'" ＿ ∩＿＿＿∩__ ＿,,,,_ ,,,;;;;;;;;;;;;;''"
ミ三|-'''''""ミミヽ-‐''''"""'''ヽ､ ,,--''"" ﾐ ( _●_),'"ミミﾐ＼;;;;;;;;;;;;;;‐'
ﾐ |ミﾐ'''"""ミﾐ二ﾞ､ミ川川ミﾐﾞヽ､ﾐ,‐､ミﾐ､ ● ／ﾍｌ‐ﾍｌミﾐ,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;‐''
ﾐ / ﾐ ﾞ''ミ‐ミﾐゝ,| ﾍヽﾐ､‐''" /＞ (＞,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;''"
／ ミ彡ｌ|〉ﾌ |ミﾐ､ ./>＿ ,,,,,(>;;;;‐'''''''
彡 三川ヽ-,ﾉﾐミ ）|'"'''''''''''''''''''"
ﾐ,,ノ彡川ヽ,,,,, ,,, ,,,-:::'''" .三ミ 彡ミ彡ﾉ |ゝ;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,
彡メメ彡川ﾐ二彡|ｌ '''''''" 彡彡ヽﾐ/ ヽゝ |''''''‐;;;;;;;;;;;,,,,,,
. ヽ-彡ミ／-､ミ彡-,,,,..... 彡彡ミヽ-､ﾞ､>/| /| ''';;;;;;;;;;;;
彡-丶彡:, /彡三二＼､''ﾌ-‐＞ '''ヽ;;;;;;;;,,
ｌ彡爻＼彡,,,, ,,,彡／彡メヽヽ二ノ ,,,,;;;;;-ｲ'" '';;;;;;;,,,
ヽメ彡刈ﾞヽ､ﾐ,,,,;;;,,,,,, ;;;彡彡三ﾉ从メ-‐'''" ミ/ '‐;;;;;;;,,,,
彡メメ川彡ﾞ''ヽ──''''''''" ,,／ ヽ;;;;;;;;;;;;,,,,,,
＞､メ从彡'''" ／ ／ '''''‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,
ノ､彡メ''''" ／ '''‐-;;;;;;;;;;
─＝ =_─￣＿二 _─ ─三-￣二 二─＿ _￣三─ 二=￣ ￣-＿─ 二 ＿￣二三─＿ -_￣─__＿
￣─＿￣ -￣─＝￣_三 _─ ￣二-＿ 三￣─-_＿ -￣= 二─三_ -￣─ =-＿￣─ ＝二_ ￣＿
┌――――――――――――――――――――――――――――┐
｜ この時のタタール軍は、ロシア軍のおよそ２倍ほどであった。. ｜
└――――――――――――――――――――――――――――┘
.
- 39 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:23:20 ID:FpdkgETs0
-
――― この「1572年、モロディの戦い」は、16世紀軍事史上の大事件の１つである。
トルコ・タタールのこの地域への侵略政策は壊滅した。
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||| .|i ´ i ' || ii ii ｜ iilll||ii | i .iｌｌ|!!i l ...|ｌｌ iii i i l|l. |li li||li |il||||
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.. ||!|i||ill ..| ||ｌｌｌ|||ii|||ｌｌiiiill|lliiiｌｌｌ|||lll||!!lilllii!!!||ｌｌ||ill|ll ｌｌｌ|||lll||!!lillliiｌ.ｌ| |lll||!!lillliiｌｌ| !!||ｌｌｌ|||lll||!!lilllli||||!lll||
|||ｌｌ|||ill|i||ll||lll!!ｌｌｌｌ||iｌｌｌｌ||||||ｌｌｌ||||ｌｌｌｌ|iill|||||ｌｌｌｌ|ｌ|ｌ|lll!!ｌｌｌｌ||iｌｌｌｌ||||||ｌｌｌ||||ｌll||!!lillliiｌillliiｌｌ||!!!||ｌｌ||!!ｌｌｌｌ||iｌｌｌ||
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- 40 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:23:53 ID:FpdkgETs0
-
ｾﾞﾑｼﾁﾅ
――― そして従来の国土の政府との共同で外敵を倒したことは、
雷帝にとってもオプリーチニキ達の用済みを意味した。
,,...､-−―−..､.
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∨:ｲノ |:.||.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:/;;/:.:. /.:.:/ j:ノ
/::/ !:|∨ヽ;:.:.:.:.l:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:/;;/:.:.:/.:.:/
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/::/ ヾ＼.:.:! :∧:.:.:. / |.:.:.:.:.:.:/;;/:.:;ｲ:.:.;:'
/::/ 冫､>::/ ∨:/ .!:./!://;;/／/／ ツァーリ、手紙がきてます ＞
/::/ ／ i!∨ ∨ ﾚ' ':/;;/ ｀ く
/::/ i ＼ ／/;;/ ヽ
.
- 41 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:24:42 ID:FpdkgETs0
-
――― ここで、とあるオプリーチニキの話を紹介する。
＿＿＿＿＿
/ ヽ＿＿__／/
/ / /
/ / /
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/ / /
￣￣￣￣￣
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
| ツァーリへ |
| |
/ ￣￣￣￣ /＿＿＿__
/ タタールに捕まった /ヽ＿＿／/
/ だから助けて / / /
/ / / /
/ ＿＿＿＿ / / /
／ ずる助 ／ / /
／ ／ / /
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣/ / /
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- 42 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:25:41 ID:FpdkgETs0
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――― 彼の名はグリャズノイ、通称「ずる助」。
ただの隊員ではなく、雷帝とは公私ともに付き合いの深いオプリーチニキの士官である。
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ツァーリ、いっしょに飲みましょうよ〜
／ (●） （●） ＼
| （ﾄｪｪｪｪｪｪｪｪｲ） |
＼ ＼ェｪｪｪェ／ ／
／´￣ ｨヽ
〈 ￣ ‐- 、 i
｀ｰ,‐ -、_ ヽ | l
/ ヽ.て 〉 .| l
l | ､彡ｲ ヽ_⊥-‐ ､
l _,l ￣／ ｌ
γ ﾄ､＿ ／￣ `l_-‐ ´
（＿＿＿〉 ￣ヽ --‐'
.
- 43 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:26:20 ID:FpdkgETs0
-
――― 「ずる助」ことグリャズノイは、クリミア・汗との国境地帯をパトロールしていたのだが…
iヽ iヽ
ゝヽ,-〈 〉
>7（(._)ゝ
┌（77!＞ﾂ､ゝ ／ ＼
ﾒy' 'V'じ:| ﾚゝ､ ／ ◎ ◎ ヽ
ﾉ//.人 / ﾚゝ_ （ ﾄｪｪｪｪｨ ）
/ﾉ .∧/>:! ﾚゝ ｨ‐ﾋ-､ﾝﾌ Fﾗ￣ '- ､ 俺様カッコイー！
i./ i } /ﾒ , ﾚyｯv' ﾘ=百= ﾍ、ゝ ゝゝヘ
{ ﾉ'!i_ /i :,:゛ ﾚゝﾝﾞﾚ=目≡ﾐﾝ'-ゞゞ ゞ へ
L_.ﾚ'!i'-|､ .:';" ﾚゝ ﾋ=貝三ミiﾒ ,.. ﾖﾐ=ゝ
ヾゞ' !i_i!‐' 彡 ﾚゝﾗｿﾐ 彡-．_,ン -､ﾖミ
}＼ ヽ,ｉ､､ ﾚゝ〔ﾐ =三：__,.壬》=ｦ＼
ﾉ ` ﾒ 彡 ﾚ丿ﾍ'_ラﾟ=-､＼( て_,__,､
＿ｸ-ｯ､ ﾐ|i , -.､ 彡｣/, -‐‐`､ゝ ミﾐ `ー､
_ 〕 ヽ-ィ､_ゝ舎!ﾚﾉ _.｣メ"ﾉFﾘy､|vﾍヘ┐_ ﾐ ミ ヽ､
__／ ﾐ -={ミi| v》' 彡==ﾄ-ﾐ泪 ﾉ,-ｌ-ゝ`-ゝ __ﾋl-､） ﾐヾ <゛`
/ ＿.. ミ -={ミ Y Y 彡=ﾒ=-ﾐ$杁 7-,-ﾒゝｉ_.ﾉ `ヾ_ ﾐヾ. ゝ
"┌ ' !|,ヤﾚﾄ-ﾁ＞く ﾒﾐ ｉ li ｉｉ' ﾘ ゝ` .| |ヽ ﾐ 〈
} _, - ､ﾐ !i ﾒ､_!i ツ丶メﾍ | l| ||个!ｉ| |: | 熹 .|ﾟ＾ヽﾐ ｒ‐`
'" __.〉 ミﾐ ! " 彡 `ﾒ､! ﾘ !ﾒ ﾘ | | |ｉ ﾘ r-!
ノ _,-､./:! ﾐ ﾐ 彡 彡彡 '`ﾍﾒ､_ﾙ人 》 i!:〉iﾘ ﾐ
ﾌ __.ソ } ﾐ ﾐ 彡 彡彡ｿ ｯ ｲ員.ﾄ＼ i! ll ﾐ
!/ i! ﾐﾐ 彡 彡 彡 ﾝ ﾂﾞ ﾀ888b ＼._./ﾉ^.ﾘ ﾐ
i! ﾐ ﾐ 彡 彡ﾐ ﾂ ﾐ 彡 彡 彡ﾐ ｿ ミ ゞ
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- 44 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:27:04 ID:FpdkgETs0
-
――― そこでタタール兵の襲撃を受けた。
もちろん多勢に無勢である、彼の部下たちはすぐに上官を見捨てて逃げ出した。（と、彼は言う）
州/川///／
_^衫=ミｖ//厶
_彡ｸ/⌒ヾｰ彡ｲ、 ヒャッハー！
ｒ彡// _ V／Ⅵ
Ⅵ{^f=に三ﾆ=-ﾆ_ﾘ
__xzzx_x=zzx＿/彡ﾍ_} fi´j^ =ﾆ}} おとなしく捕虜になれば
/／⌒-┴===ﾆ三彡ｿ }} ｒ-ﾆ, /′
=ニ二_￣:::::::＼ ＼｀ヽ, ＼ 廴ﾝ んｘ __ 奴隷として生きていけるぜー！？
三ン―=ミｘ::::::::丶._＼ ＼__:〉‐=彡} Ｖ::::::三ﾆ=- _
／⌒ー―≧ｘ:::::::::( 米 V⌒＾ ‐=彡 爪__:::::::::::::::＼＼
r=＝―- ::=彡ヘニニﾆﾉ￣ Ｔ １f廴米 ）:::::::::::::） ） __
廴三ｒ¬= ′.:.:.:.:.:.:}} il| ｝ |トミ辷−__ =彡' /⌒ヾ
i:i:i:i:i:i} Ⅵ} ::il| :｝ :|| 丁⌒> ´ {{ {{ 彡ﾘ｝
i:i:i:i:i:{ V} :o| ﾘ || o :杉' ヾ._ ｰ／ﾉ
i:i:i:i:八 ｝} :o| 八 Ⅵ У { ￣_７
i:i:i:i:i:i:i:} x-=ニ=‐ﾆ_￣ ー V/ ＼ ／
i:i:i:i:i:i:∧ /／ ＼＼ j′ ｒｧ=≧=彡{
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- 45 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:27:36 ID:FpdkgETs0
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._､.,,,、 .|｀ ,ﾟ'r, .,ll“'*r,、 ,,,#ll|e,~ly .,,,
: /: _,,,ﾟ'･x,,,,: : :| 'q.lli､ ./''lﾞ: ,、 'll〟 ,,,,〃|_.,| ,ト|!ﾞi, ,,l|ﾞ,,l'
.pｰ“゛.ﾞﾞ'l; `.,ト │ ，i､ i､ﾞﾄﾞ'┓ .ﾞl_|,,√.,ト、l, .lﾆrｰｯ!┨,| ,l|, 'l: .,,lli,,,fﾞﾞ,ﾞﾞ'ｙ
.ﾞl..･-,ｖ-rl,,,ill: ﾟt,: | │ﾞl, ﾞl .ﾞl、 .ﾞ!l,llillﾞ.,,ド,l″ ,lﾞ.,".,ﾄ,lﾞ.l｀］ llle,,ll,l",,: 】
'|, ｖ,,,,,,,,,,."'《、 ﾟr|,、ヽ.'l,ト ﾞＬ .ﾘ.ﾟ'lﾀﾞ!l° ,√.'・"'廴~’ 廴.,lｉ,rﾞﾞ_ill,
ﾟL.,,,,_ .,ｧ.‐.ﾞレ,、 .ﾟﾞ[ﾟ''ﾞ'″ 丶 ﾞ'lq,、 │ : .〔 ,iｹ ..ll， .,,l”ﾟﾞ/ﾞ!llﾞ_,ll
.'ﾄﾐllll】-'.,r~｝.ﾞヘ,,,, ‖ : _ ! . , ll :ﾟｔ,..,l° ﾞlト ,,l″ .ﾞl
,ぃ,,,,,,,｡∪'"./: .ﾞ|'”ﾞﾟ'[`| ﾞ' r, i : . .'lll, .,ll,,,rぐ .,,,llﾞ
.ﾟｋ--rｙ .| .,iil,“ﾟ'か'",l ﾞ'ln; .ﾞ℡ .,,rlllﾞ° ,l タタールども…
_,ｖｰﾟ｀ 'l, .'l,,,ﾞＮ┘.,l., ＿＿＿ ﾞl| .,,r･".,√ .,ll
. lu--ｺ ﾞｋ 'l,"ﾟﾞl゜,,lヴi .／ ＼ 『,,√ : ″ ..,ll
.,,r'',,r| .,, ﾞﾟti,ﾞﾞ|,,,i,´ | ◎:::::::◎ | |,l° .,√ あまり私を怒らせないほうがいい…
.'ur“: .lｙl廴 ｀ﾟ'!c.廴 | l° ,,,l
: .＿ .'!l,,l,,,,,＿ ﾞ|l ! ! ﾄｪｪｪｪｨ ﾉ!_ l| .,,i*jlilllﾀw,,、 .,r-=-r
'ﾞ~｀｀:''ヽ,,,,√ .~ﾟ'､， .l,,gllc／￣＼｀ﾆﾆ´／￣＼i､ ,,r" ,ﾚ'″ .li
、 .'《ﾞＮ,,,、 .ﾟ'llﾞﾞmr---- ￣￣ =｀ﾞﾆ-r/" ,r'° 'l
ﾞl,、 l ｀'私 ﾞﾞﾟ''l*ﾞ＾ ,rlﾞﾞﾞﾞ≒,,,,,,,,,,,wll'
: ﾞﾟ'━'#'┷ｘ,_ .ﾞ私， l ,il_,yｰ'''''''ｰ＿、 |
,l′ ﾟﾘh,,,,|l, lﾞ ,lllﾞ° ﾞ''ll
ヽ-rf° ,,ﾞﾞ%、 ,l、 ,,ll!e,、 ._,,,r
｀`':i､＿_,,,,,广 'ﾞl,,,,、 ._,,,wllll|,llli,,,,,,,,,,, ._,,,llll″ .ﾟﾗiぁwr='“｀
｀￣ .ﾟl,、 ﾞﾟ''*mii,,ｘ'llﾞ″ ..ll" ｀ﾞlllii,l,illllｹ″ .,lヽ,,、
ll|ﾞﾞ"ﾞﾞ'l,,,,,,,,lll,、 ,llﾞ" 'l,,,,,,,,,,,,,illwrre,,,_,l°ﾞl、 ,!″ ｀ﾟ''=x,,
ﾞll,,|ト ﾞ|,、 ｀┓ 確 : 'll" .:ll 'l,ｒ｀ .:l: ,,l″: .___ ,,i´ ﾞ'l!
.,,lﾟ ｀ ｀ﾟX .ﾞ|ｙ .喜.l,,l′ .l］ : ,lr〜:li､ .,r''ﾟﾟﾞ'lザ￣ﾟﾟ'ﾘ: .i､ll
√ﾞ,ll,、 ,,il!广,lﾞ'N,,_ .ll,トi,ﾞﾞ|__、 ._l,l,,＿_,,,l,,,,r ┃ ,r'° .ﾟ|, : .,lﾞ.,,l、ﾞl
ﾞ',l“.,,ll･,,i､,,n″ .| ﾞﾞ℡, ll ,,,ﾟト￣￣］ ｀￣ﾞ]ﾞ｀ l',,iｔ,、 l :!!ﾟ,i'l゛..》
.ﾞ'''l,,,,とill″ ,,i´ ﾟ!illl| ｀ﾟﾞl lﾞ j|" .lﾞ゜ .ﾟﾞl,, .2 ,}ﾞ|rll
”|ﾞ‐'ll'ﾆrr″ _,,,,,lll廴.i,],,,,,,,,,,,,,il＿,,,,,rll、 : |ト ﾞﾞl,,《ﾞレ.,li,,,
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- 46 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:28:17 ID:FpdkgETs0
-
――― 「ずる助」グリャズノイは、一人逃げずに踏みとどまって２００人のタタール騎兵と戦い、
武器を奪われてもなお６人を露西亜神拳で撲殺し、２０人以上を負傷させた。
.,. _
ー - ., _ ,., .,_ ＞ ⌒ ・
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＞ :.: ;； ;；:. :.: :.:
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｀ '' … 、 :； ::; ;： :: :.:; :. :. ｀…．_
}: .:； ： :.:; ；:. :.; ;: :.:.: ) ＿＿
ヾ: :;:； ： :.; :; :;:: .__::.::;::; :.ｰ-､ ＞ ´ ｀ .＜
ヽ :;: ； :; :./;;;;;{´;;;;;Y;;ﾊ-､:.: :.:,’ > ´ : : : ::::｀:､
'':.: :. :.: {;;;;/{;;;;;;;}|;;;;;};;;;V :. : } ./ （{ ○):::ヽ
(:.:: :.:;;:;;{|{;/;;{;;;;/ｲ;;;/;;;;ｲ;:; ,’ | (ﾄｪｪｪｪｪｪ ’
｀ ､:;: :.;:{;;;;;;;;;;´;;;;;７;;;;;;;): :.:ｵ ﾊ ＿ {:::::::::::::::::i
,ｲ: :.:ハ_;;;;;;;;;;;;;;;;｀¨}:: :イー-＜´ ヽ ヽ:::::::::::::{
_ :.:' -‐ {:::::::::::::⌒::::´::_ '´’ ｀ ヽ ヽｴｴｴ}
_ :.: :. -‐ '' `；~-: :.:;::::::,’’ ｀ ／
ヽ゛｀´¨；:} ＿ ＿ ..．＜
,:. :. ﾆ '´ ﾆ:; ´: ￣: .:;;;:｀ヽｔ 、 ｀ヽ
＞'' ’ ':.´ /:.: :;;;i }
/:; ;V i, ’、_ _
ｰ…ﾆ _:. :ｰ - ., ＿ .: :.:;;}: :;V y´ > { .|i |､
｀ ､: :.: ; :: :; :; ;;;V i, ／ ,ィヽﾚ'| |､
｀ ｝: :.; :;;;/ /´¨ ー- { '’ ｀U
_,:; /: :.:;;;;:/ / ｀…-‐ '
フ: :.:; :;;／ /
＞ ´;:; :; ;;;;／ /
: :.: .:;;;／ /
.
- 47 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:28:53 ID:FpdkgETs0
-
――― さすがに多勢に無勢がすぎて捕虜になったが、彼が正義と威厳のこもった睨みをきかせると、
タタール人どもは怯えきった。
＿＿＿＿＿
／三三三三三三＼ . ,､ <ﾌ ,､ ./ 7 / 7
／ 三三三三三三三＼ <二､ﾆ> ／ / /_/ /_/
／ 三三三三三三三＼ . <二､ ﾆ> <二_／ <> <>
／ ｲﾞﾞﾞﾞﾞヽ 三三三三三三＼ `┘
／ ｗ○ｗi 三三三三三三三＼
| ｀--"´ 三三三三三三三三|
| lゝ､___＿＿＿＿＿__ノl 三|
＼ ヾ ＷＷＷＷＷWWノ ／
＼ ｀`‐‐-------‐''" ／
ヾ`\゜"´〃
ゞ` i l i \//
彳, il|.ll !li,'
ゞ 彡, i| l|!li,'
イ ヾ i |l|lif ｀ヽ
/ 刈 il|l|{ ',
{ 从|l|l|｛ } ひっ！
| ,＞ ＜ i
i. i ＿ ':, ! ,'__ _ ヽ i
/云i 廴・ ゝⅤ 廴・ > i こ、こいつ本当に捕虜かよ！？
. { iヾi u. ¨ i : ~ｰ､ i
ヽ_ i 〃, ､_ _,. ヾ u } すげえ重圧だぜ！
ミi i rｪｴｴｴｪj i /ﾐ
∧, i .|x‐-‐y_| i /ミ
,'', ∧ 爻ｪｪ爻 ./: :}
.,．.＜{: :i: : ＼i ー / イ: :: :ト､
／: :: :／i: : i: :: : ≧ ≦´ /: :: :: :i: : ＼
.
- 48 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:29:31 ID:FpdkgETs0
-
,, - ´￣￣￣｀ ､
,. ´ ヽ、
／ 、＼
ｨ´ / ヽ ヽヾ;ト､
／ / l r i 丶 ', l;| ＼
／ / / ,l l ﾄ､ i ', !l;| ヽ 「…というわけでツァーリ、
/ / ,' / / / ! ! l l ', ! l };| ﾞ ､
ノ i j ! l , ィ＝=､! ;l |l_L=＝- ､l ! |;| i ', ボクは部下が逃げたせいで捕まったけど
/ l ｌ | ! 〃 / / _ | ﾊ l !| ヽ l＼| l;;| } l i
l /| | ﾊ l ;'≠ニヽl l ヽl ﾘr z==x､ﾊ } !;;| l l', l とっても勇敢に戦いました。」
ﾚ' ! ﾘ ', '､ lｲ /:::::ヽV ｲ/:::::ヽヽ〃 ﾒ,l;| i ! l !l
l ∧ ハ、l ﾄ;::::::r} ト::::::ｒ} / /｀l;|/ |、 l ﾘ
', / l;|｀| N ゞ--'′ ゞ＝'' / i_ノl;| lﾊ l
', / !;l ! ﾊ／/〃" 丶 ´" // / ,'l ｌ;| / l ,ｲ
V l;'ﾊ l ゝ ., ､ ,' / ,ｌ l;;l/ ﾚ'|;l 「だからお願いします、
!;l !l'､ |ヾ≧ｭ .,＿ , イ-i / / ｌ/l;;l l;l
l;;l ﾘ ', l＿∨lr‐/ゝ_;;／ j ん-─‐|;;ﾄ､ l;| こないだのモロディの戦いで捕らえた重要な捕虜と
|;;! ／〆｜ ￣, - 'ｨ天ヘ、 l ,' ,´|;;| ヽ__,､|;l
l;;lイ / ! l ／／¨//,'Ｙ ,ﾍヽ| !、 : |;;| ＼},|;| 引き換えにボクを釈放するよう交渉して下さい。」
z以 i ! Ⅳ/／ // ,' l ! ヽｌ ハ ,' 以 / ﾊ
――――――――----、／/ , ' l､＼ ｿ } l / / / ＼
ヽ . ヽ / ,' | l＼二ノ l / ／ / └､
ヽ ヽ ; | l ヽ､ ／ / ノ 人
／ヽ ヽ l l ヾ／ / ´ ｲ 〈
.
- 49 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:30:37 ID:FpdkgETs0
-
――― この虜囚となった一騎当千と呼ぶべき忠勇な部下（自称）に対して、イヴァン４世はこう手紙を送った。
＿＿_＿＿＿ ､ ,ｨ(
＿_ （_⊂二二二二⊃_） }Y´ ）
＞ ￣`'＜＞'" ￣ ミメ、 ／ ,ｲ,ｨ
／,,rr==- ｧ' , , ＼ Y》 ／
j/〃 ⌒７7′ ///ﾊ､ ヽ i ト､___彡'′
〃,{{ {{ /ｲ.ﾊ{ V卞辻 ﾄ､.`ﾄﾐ､、 「クリミア人はおまえのように居眠りすることはないから、
(ヽ. __j┐ {{ ハ从,仟ﾐ rﾃミｿ ,' Ｖ| h
. ＼「/ｽ Ｘ /ﾘ刈 ﾋﾘ, ﾋﾘ/ /) ハ }} おまえのような腰抜けは簡単に捕らえられるのだ。」
. { 勹〃 从/:,小、┌┐ / /ｲﾊ/ ji }}
. ＼ ）_{iハ从/介:｀ﾆ .厶ィ'⌒ﾒ、 〃〃
《￣/ | 《/了7》《/Z〈/ ∨ , /|
厶ｸ′八 /`'77 ,〃 7,ﾕｯへJ＼|, /l / |
〈_/ / ,ｿ // 〃 ./（ (_,r'^┤ ,|. `rｘ/ し' |
ｈ. / ｛! 人 {i / r爪: :／⌒しｲ :>ｲL ∟.. _
|｣ﾄ､ 八{. ∧ ∨ `ｰｧく: : ／⌒`'く ,ｨ'" ｀ヽ.
＼__,,rﾍ. ﾊ ＼ｏ (_／}Ｘ : : : : : : } / , ‐v'⌒ヽ-､ ．
ノ 辷彡へ、 j／＼_: :_ノ: :. / ＼/ ＼
／ ／ / 〉 ＼ / Ｘ : :│ 卜、 ＼ ＼
/ ／ ′ ′ ＼/／ 》Ｘ人: : : :`ー――'＾>― →
. / 入 , │ ＼ ,厶≧x ＼ _ : : : : _ ／
. 厶ニミ入 ﾑ======|====彳iﾚTV∧ ￣
. ￣`ｰ弓―｢ ￣￣￣｢ /:!:!:|/ |《
＼｢｢｢｢｢｢｢｢ﾘ/:!:|;ﾚ′j }} __
|:|:|:|:|:|:|:|:|!:|:|;/辷彡仆f｢》､入
――― この大言壮語な男が、ツァーリの飲み仲間となり、すすんで人々の処刑を行なって出世し、
そしてメッキが禿げるとゴミのように捨てられる様は、
ツァーリにとってのオプリーチニキをよく表していないだろうか。
.
- 50 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:31:25 ID:FpdkgETs0
-
――― そしてモロディの戦いのあった1572年、雷帝はオプリーチニナ制度の廃止を宣言し、
その名前を口にすることさえ禁止する勅令を出した。
i__i
∧∧
_ _i_ | Ｕ | ｉ ｒ､ ,
八 ｒｯ _{__}_ i { } i∧ ,ｒ'::ヽ 八
:: 〈 | | 〉 :: i /＾V ／ ,八 ＼ i {二二二二二} ヽ{:/::::〈 | | 〉 ::
. VV 小 {:::Ｎ ∧__{____}__∧ _{}_ ｉ A, l ￣￣￣￣ | ﾊ!::::::|VV
∨ _!___! }:::::::〉 { {_} ｉ ｒ, ｉ __ } （ﾆﾆ）_/＾ﾍ{__},| 匸} 匸} | ｩ､ |ﾉ!:::::{ ∨
,ｨ ,/||ヽ_ ! o V::::::｛ 个／＼,_｛ゝ_{_}__| r|,n | |___／＼| ￣￣￣￣ | ,ｯ ,ﾉ::｝──,ﾉ,‐‐‐ヽ||───
. 爻,,/ﾆ||ﾆﾆ］￣ ￣ ￣｀〈二二〉´---::〈!!〉::}ﾆﾆo八___| | l__￣__,|: {ニ} r:, ! く:｝{:::〈!!〉___く,ﾆニニ}||＿∧＿
林林匸||匸} ! !⌒!⌒! |::日::| 目 目 ||ﾆｿ目_|_ﾉ〈〉:} | | ----|‐‐‐__ {:｡〉,|oﾉ|〈:::| ||目目!}::::::::::::|||＿{__}＿
林林: }_{ !￣ｉ￣i￣i:, :|::八::| ￣目￣|l::::l 目 |::::| |::::〉ｊﾟ ｊ}｡｡ | 〃⌒}}〔:|〕 {ll::::} ［_］||目目ﾉ::::::::::::|}{ 日}{日
森森, {___} i_ _ ' ＿＿__［ ____ ］ｔ───≠─r＝≠==一‐- _｡,i_{{' ||=ニ≠=─-ｧ──t ‐- 、_［__］{ ,}{日
￣￣ｉ￣|￣ｌ´ !＿＿! ___! |__ ｊ -‐ '"´ ￣￣´￣ : : : : : : :｀￣｀＞‐- ｊ ＿ ｊ ‐‐| ＼ ＼木
￣￣ｌ￣|￣ｌ ｊ -‐: ´ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ､ 、ヽ: : : `ヽｊ | ＼ ＼
＿＿l l -‐ ''" : : : : : : : : ∧∧ ミ ﾄﾞｽｯ : : : : : : : : : : : ヽ ヽ ＼ : : : :＼|＼|＼ ＼
: : : : : : : : : :´ ,: ´ , :´ : ( ) ＿ｎ＿: ,: : : : : : : : : : : ／_／_／: : : : : ＼|＼|＼
: : : : : : : : : : : : : : : : :/ つ 廃止｜: : : : : : : : : :／_／_／ : : : : : : : :＼|ヽ ヽ
: : : : : : : : : : : : : : , 〜′ /´ ￣||￣ : : : : : : : : ／_／_／ : : : : : : : : : :＼|｀|
: : : : : : : : : : : : : : : : ∪∪ ||_ε3 : ': : : : : :／_／_／: : : : : : : : : : : : : ＼
ﾞﾞﾞﾞ
――― 雷帝はおそらく単なる処刑執行人ではなく、有為で忠実な人材として彼らを登用した。
しかし彼らの振る舞いが臣民を蝕み、そして有為でもないと分かって廃止に至ったのである。
.
- 51 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:31:59 ID:FpdkgETs0
-
。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。
／ , ― - ´￣｀ヽヽ
／ 丶
/ ／ ヽ ‘，
. / ' i i ‘，
′ / / ﾊ / } ‘，
i / / / /| / V ﾄ､ .＼ もちろん有為な人材もオプリーチニキから出てるわよ。
| ′ / / ! / }/ / ヽ{__}_i 、 i ）
| / ,' j ハ斗/七/ / ＼ﾉﾊ:i |
／ i | / }厶≠ｘ ｲ斧ﾐ | ﾊ{ モロディの戦いで重大な役割を果たした指揮官も
, |{ | 〃f::::しj {じ:j″ / ﾉ
/ 八 . ヽ弋::ソ ゞ'ﾟ , j/ ヽ オプリーチニキ出身だし、後に辣腕で出世する
. / ＼ ヽ !|′ ‘，
. ′ ヽ ー ゝ ´ 八 i ボリスって人も同じくオプリーチニキ出身だから。
ｉ{ | 丶 ＼ , - .ｲ !|
. 八ﾄ､ ､ i ヽ ＞ ／ /} 八
ヽ ＼ ヽ |ヽ{ r| ≧=‐ イノ} / ! /
. ＼{ ）ノ ＼j ｀ TT ´￣ ヽ. jノ j／/ でもそれを差し引いても、DQNが多すぎたわね。
｀ ／ヽ | | ｀ ｰ=ミ
,， ´ | | ／＞ _
r‐ ´| /∧ ／／ / ヽ
|:{ | , ィ:´:ー::ヘ、 ／／ ／ i
.
- 52 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:32:30 ID:FpdkgETs0
-
/ i ∧ ' , ヽ,
/ i ! .! / / ', ', i
. / ! ! / ∧ .! i / /∧', ! i ', !
! i i /l / ', NﾄＶ／V ヽ', ! l .! !
! i i_,/-l i‐‐-.', i ヽ l --,,,_'_ i ∧i i
モスクワ大公国の臣民にとっては i ! i / ,,V==､ ', i V ,== ,,_ .!｀ i .!V i
. i ｨl lｨ<´代jﾁi ヽ.! ｲ代jｭヽ,! !/ i
ちょっとした災厄の何年かだったナ。 ! i Vﾒ､ ｀ｰ- ' ｀ ｀ｰ-' ｲ Ｖ i .!
i ヽ _l , , , , , , , , , /ソノ i i
i l ､ /｀y' ﾚ'
l l ヽ . ｲ i {
.! l ! i! 丶 ,, イ i! l ! i
でもこれじゃ、評価は低いんじゃない？ . i. l i i! rｽ ｀ ´ __ｿﾍ! i! l i .!
l ! ! i!／ ｏ`7Ｙ´o ヽ ! ! i
l ,,, l__ fヽ, o ハ|ハo 〉､l__i i
fヽ _ -=ﾆﾁシ ｀ヽ＼o/ | ヽo_／ ＼三ﾆ=L__
ヽ ヽｨ‐fヽr´ r〉 ヽ | o / ｀ ｰ-/ヽ
ヽ / ／ﾍ ! r' ＼ l / / l
i ,-__ら i 〈 ＼ / / i
＼ ＼ ＼ i ヾﾍ_ ＼ / / !
l ＼ ヽ { l ＼__／~~＼l二二二]/ >
l __}__,,-''￣l ／ ＼ l r'
. , ヽ
／ / / } ‘，
. , ′ / ∧ ,′
/ / / | /|ｉ | ∨ i
ノイ i ﾊ 斗/-|{ | /ヽﾄ､_ | i | i
|{ | ′Ⅵ′八{ ＼ヽメ、 | ﾄ､ そうね…
. 八 | | y'ｆﾁ斧 ヽ x=ｭ､ | |{,ﾉ ＼
/ ＼ﾄ､{ 《弋うﾉ "{じ::ﾊ》|{i 八
. ′ ｀ ﾊ ゞ ' 八 , ' ‘， じゃあソ連時代の評価でも。
. ｉ{ ! ｀ ' 厶イ i
八 | ヽ _ ｲ | i|
＼{ヽﾄ､ i＞ イ }/ｉ , i{ 八
ヽ )ノ /＼≧≦i){ノ}／ }ノ}／ ）′
／ | | | | ／）
__,， fi´ ﾉ | | ｀ ／／ _ ／）
/ || ／イ:Ｔ:rへ ／ ｀こ7 _ 厶}／／
. ′ ヾ／ f⌒Y／ ヽ{ ,へ ヽ∨
ｉ !::／ ／ソくノ) , ′
| /7≧x.､ ／＼ .イ7く /r‐' /
.
- 53 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:33:02 ID:FpdkgETs0
-
_ _ 従来、ロシアの歴史学研究において、オプリーチニナ制度は
, ＜￣￣￣ヾヽ、
_, --'三三 _ミミミﾐ >jj.}ヽ イヴァン４世の疑心暗鬼からくる恐怖と絶望が形になって
/￣ 彡´￣ ｀ヾjj.ﾉノ-、、
// 彡r' .( ﾍ ﾍ, あらわれたものだと考えられてきた。
.. /彡ノ彡ゝ { .ヾ、 'i彡
/彡',ﾆ=、f f _,,,,,ｪｪ,,,, ﾞi r }彡、
, rゝ'i ifｿ,))ヽ）_,,,ゞf'￣｀ヾr_jｪ、r,ゝ=ｯﾍ ゝ
{{{{ 巛 ミﾐ彡 t´ゞ、,::::::..ノソ ﾍﾍ{:::::....ﾞ,t==.、 しかし、そのような浅薄な考えは永遠に葬り去らねばならない。
ヾ-rf'''f;;ヽ'f { ｀== ':: , .} ヾ___.ノ}ミ }}',
ﾍ ヾr, ヾ ヽ ／r= ヽｿ, jヾt '
}、ヾ、 ヽ｀て __ミ｀‐´ ,ｲ, {
r--ミ__} i r' ∠--‐--ミ ｲ/' / 今こそオプリーチニナ制度の導入は、時代の要請に答えた
f/ ∧ヽ_{ / ヽ-,r= ｯ /‐' ___
/ f /; ;l ﾍ_ ＼ ::: /-‐ ´r,.} 偉大な軍事行政改革であったと認識を改めるべきである。
/ //; ; ;l l l ミ、ヽ. :::.. /f /; ;ll
_,/ / /./; ; ; l l l ミﾐ_,-、ヽ、 :::::::::: / .ll l l /; ;.ll
／ ヽ/ /; ; ; l l l／ ヽ-、￣￣￣／l l l l; ; ;l l
ヽヽ / /; ; ; ; ;l lﾍ 二二 ヽヾ-'r--‐─ヽ{; ; ; l ﾍ
歴史学者ヴィッペル（某鉄男が大好きな歴史家）
.
- 54 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:33:35 ID:FpdkgETs0
-
＿＿＿,,,_ 彡ﾐ ミミヾ ヽ Y i r/ 彡,,,三 ﾐ ﾐﾐ,
/＿ | _ ,彡ﾐ ミ;'" "" "'''''" :::. "'ミ ミ イヴァン４世は改革によって、
/ヽ/ |／ ,彡彡,,;'":: ..............::::::::......:::::.... :. ヾ ミ,
_／ |＿_,,l 彡彡;'"..:: ＿ ::::::: ..:::＿_ :::.. ヾミﾐ 国家に害をなす危険人物を排除し、
彡三ミミ, ..::...／;;;,,,"ヽ:::::l l.／;;;;,,"ヽ::..ミ彡三ミミ;,
彡;;;;;;;;;;;;;Ｙﾐ／"l;;;;;;;",,;;;;;;l=＝=l;;;;;;;,,,,, ;;;;l‐-ミＹ;;;;;;;;;;;;ミ 見過ごされてきた優秀な人材を
ミ;;;;;;;;;;;;;彡／"ヽ;;;;;;;;;;;_/ ::l ヽ;;;;;;;;;;_/'ーミミ;;;;;;;;;;;彡
＿_＿ ヾミミﾐ彡; ￣￣:: ..:l :: ￣￣ ミミミﾐ彡 国益のために活用することを目指したのである。
_|＿|_ ｌ | l l ヽ;;;l::. r'"..::..::.."ヽ .::l ,/,l'
| | | | ｌ ｌ ∂ l::::... ..::`ーﾆ ﾆ−'::.. ..::: l∂/ ,;ｌ
/ | . ､| ヽ､ヽ....:::l :::... ＿＿__ ..::: l' ::.....,/
＼__,,:l : .;:rＴ_|__|__|_Ｔヽ, .:::: ｌ､._／ 異常な性格の暴君が孤独と不信にあえいでぇ…とか、
ｒ-―/:ヽ ''"￣..............￣"'' ::: /￣r^ヽ
/∧ii, :l､ヽヽ ..:::: :::: ／/:://"ﾍ そんなラノベ風な解釈をするバカ者は、
. /,i'iiii, ii, l ＼ ＼ ::::::::.. ／::/ .::l liiiiii;,ヽ
/,i'iiiiiiii, ii, l "'ヽ＼ :::::::..............／/'" .:l liiiiiiiii;,ヽ 同志スターリンによって…
/,i' iiiiiiiiiii iii, l "i "''ー――'" / ..::l liiiiiiiiiiii;, ＼
／,i',;iiiiiiiiiiiiii ,iii l. l:::::::::::;;;;;;;;;::::/ ...:::l liiiiiiiiiiiiiiii;,ヽ＼
／／,iiiiiiiiiiiiiiiiii ii ｌ:::.... l,,,...:::::;;;;;::::/ ...::::::l liiiiiiiiiiiiiiiiii;,,ヽ ヽー-､
‐''"''l l l l lii;,;; ;iiil _ii l_,,,..-―lー-;_,..,,_/-―-,,__ :l liiiii'"// //"''ー--,,
_,,-'"l l, l l _l_l__／i, l" :l :. i l ヽ_;;;"''-,/,,_// // //
ヾ l_l_-‐''ｌ ｌ l l l" .....:::::ヽ::l./:::...... ヽ // //ヽ,_// //
.
- 55 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:34:18 ID:FpdkgETs0
-
／ ＼
, ' ヽ
/ / /| i ∧ ' ,
,' / / i l / ∧ ,
, | | ハ/―|-ト | ∠イ{ ∧ l
, | | / ＿ | /＼! | ト、 ! |
,' ヽ |/ , イ:.:.しド | /ｌム、ヽ| ｜
, ｆ´ ﾍ ! 辷:.ﾉ |／ ,ｲ.:.ひ、! ‖
, {〈 rﾍ | 辷:ﾉ/ | /ﾘ
〃 `ー-、 、 ,' |/
/ / i /
/ / / ＼ ゝ'ﾟ ≦ 三 ﾟ｡ ﾟ ━━┓┃┃
/ ／/ ／ ＞ 、 -ｧ, ≧=- 。 , ´ ┃ ━━━━━━━━
, ' ／, '´ ⌒丶 / / ` ‐ｲﾚ,､ ＞三 ｡ﾟ ･ ﾟ ´ ┃ ┃┃┃
, ' / ／ 、/__.ノ ｀Vヾ ヾ ≧ ┛
／/ / ／ ', ﾍ ﾄ 、 /ｲﾊ ､ ､ ｀ミ ｡ ﾟ ｡
／ ./ / , ´ i/ } | : ｀Vヾ ヾ ≧
∠ イ / , ' ｜ﾉ ,' i /｡･ｲﾊ ､､ヾ ＞三 ｡ﾟ
／ ＼ ＼
/ ＼ ＼
/ | |i ヽ ヽ ヽ
|／ .| .| | | i ﾊ | |i
／ | | ﾊ i | | ﾊ | ﾊ |i
/. , | | | | V ﾊ. | | i | ヽ＼. |
一つの評価だけ紹介するのはアレだから . | | .i | i| ﾊ | |// ﾄ. | |ﾊ ﾊ i ト ＼|
| ﾊ | i ﾅi十|ﾆﾒ | Xヾﾆﾉニﾘﾅ /-| |ﾊ |｀
V | | | |ｭﾘ__|ｪｨVノ ヾVｨｭﾉ__V__. | ﾊ | |
現在、学校でどう教わるかを紹介するわ。 . |ﾊ |ﾄﾊ｀ゞﾟ=ｿ ´ゞ=ﾟｿ /ﾞ | ノ ﾘ ヽ
! ＼| ヾ| ::::::::: , :::::::::: ﾉ ／ ﾊ＼
/ ﾊ :::::: ::::::::: ノ7 ﾉ | | ヽ
|ﾊ ＼ ｒ, ｧ ／|::| /. /|: /ハ|ヾ|ﾘ
|| l .|:::｀ト、｀´ ／ ,ｲ|.ｲ/ ／ ﾉﾘ
ヾヾﾊ |丶:::::/｀ト-＜´／ |. |ﾊi/
ｒー--、i============ｲ|｀||^´ﾞ ﾊ.
／ .ー―-| |! || ＼
.
- 56 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:34:50 ID:FpdkgETs0
-
〉// :i ､ ﾄ､ ∨‘，
. ,' У /| :. | :|ヽ .
. . ′ / / . :ｉ i ト､ :. i
ｉ ｉ / / 、 :| | jハ:i＼:. |
| | -/j/― '"ヽ |ヽ ￣|丈 jﾅ ‐ヽ ‘，:! 「このようにオプリチニナの確立は、
| | ,/yfぢ斧ｘ ヽ{ ＼ィ斧ﾐｘ ,‘，| :!
| {‘，| ゛弋:::ｿ ＼ 弋:::ｿ″,´ Ⅵ | ツァーリの無制限的権力の確立を助力した。
. | ヽⅥ:. , ﾉ / !
. | ＼:. ' /-‐' :|
. | i ヽ __ / ｉ |
| | ＞ ´ ｀ .イ : | 「イヴァン雷帝のツァーリ統治の結果、
| | r| ｀ ‐ ´| ! | |
| | ,: :＼_＿_／ :, | | | 経済的衰退と国民の究極の疲弊をもたらした。」
| | ／: : :o/|:|:ｉ:o : : ＼__ | |
＿,，-‐=ﾆ二{: : :o:.:./ :|:|:|: : o: : :/､__￣｀ ー- ､
/: :.iゝ‐‐=≠:': :＼: o/: : |:|:ヽ:o: ／: : : : ｀i: ―-f: ‘，
Ｆ¬≠=≡三三ﾆ≡=_ : : ｀:´: : :.|:|O ｀:´.: :-‐= ﾆ三三三ﾆ≠¬| …そりゃそうだヨナ。
|l ￣¨¨ ¬ー-､ヾ＼V⌒V／_,, -―¬ ¨¨￣ l|
|l {｛￣￣￣￣｝} l|
/.|l ロシアの教科書 } | | { l|
l .|l | | | | l|ヽ
.
- 57 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:35:49 ID:FpdkgETs0
-
{/＞
{/////＞ -‐ ￣￣ ‐-
{/////////＞ '´￣￣￣￣ヽ ｀ ､ ,..イ
{///////／ ＼ ,..＜//:|
{/////／ ／ ／´￣｀ ´￣ ＜//////:|
∨/／ / ／ ／ ヽ/////}
У / / ／ ／ ヽ ∨//:/
／ ／ / / / /／// :} ハ ヽ ∨:/
ー=彡イ/ / / 斗-─:/ナ//､/ ﾊ: // } :ﾊ ∨
. / / / :{ /{ ／j/ {/ |:｀ﾄ }// ﾊ :| }
/／/:/{ { |/ 孑芹芯メ { { ｲ :/ :} :| ｜
. ／ {/人 人 { {! r':::::ﾉ! } Ⅵ:｜ -/─ト :} ｜ 今回は、オプリーチニナ制度の廃止まででした。
／ ／ j! {＼＼ | 乂::ソ ー‐' j! |芹芯 ! ｀ﾒ ! |
. / ／/ / | ヽ{ヽ! ............... jr':ﾊ Y |／: | |｜
{ / / { ‘, ﾄ､ ﾋソ ﾉ/}: | |,
/ :{ ハ ヽ {_ゝ､ ' ....... / } /}: / 次回は雷帝時代の終盤…
八 { }＼ ／´￣￣ヽ ( ｧ 厶イ};／ :|／
ヽ} { У ﾊ､ .イ ( ｀二} }＼
∨ }/＼_,... ＜ / /´／´} }｜ ハ 泥沼化しているリヴォニア戦争の終わりです。
// }ト､厶斗＜＿_,/ { / ／^! :!/ / }
. {/ {ハ___} ヽ./ .ｿ/ _ }/j／ j/
{{ ＼{三≧=ミ { 7ゝ'´ }/
{ ＼ﾍ } ＼}￣｀≦三三三:::ミﾄ 今回ずいぶんと空いてしまいすいません。
{ ヽ ∧＼ ヽ{八 ∧＼::::::＼
∨ ∧ ∧:::＼{:::＼ヽ / ∧ ＼<>＼ ただしばらくは不定期になるかと思いますので
. ∨ ∧ ∧:::ヽ＼::::＼ｰ' ∧ ＼::::::＼
∨ __∧ ∧::::';::::';:::::::::＼ ∧ ＼::::::} ｙろしくお願いいたいします。＜（＿＿）＞
∨::::::∧ ∧:::}::::ﾊ::::::::::::ヽ ∧ ￣
. ∨::::::∧ ∧:!:::::::}:::::::::::::} / ＼
∨::::::∧ ∧:::::::}:::::::::::/ / ＼
∨::::::∧ ∧:::〈:::::::くヘ ヽ
∨::::::∧ ∧:::ヽ:::::::ヽ ＼ }
. ∨::::::∧ ∧::::::＼::::::＼＼ ／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＼
[|[|| To Be Continued... >
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／
.
- 58 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/04/29(月) 23:36:26 ID:FpdkgETs0
-
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次 回 予 告
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/⌒ヽ _ -─────- 、 r‐､
/:/ i:::( _ -─────- _) /:∩ｊ
/:/ i:::ｊL -─ ─ ‐- . /:/ }:|
|::| _ .j::j ｀ヽ /::|
／ ｀ヽ/:/ / ＼i
／／ Ｖ / / / ﾊ ヽ
/ / .′ ｉ/ / // / ′ i .′i i i ｉ '.
/ / / j ﾉ i // ｧ 7ﾌ7ﾒ、 / i i i ii i i
. / / / ノ.ｲｉ i ﾚ ,ｨ 〒㍉// //iﾉﾉi i ∧
i / / ／ ／i| l i{i i::::ﾄz'/ z=､ i / / ハ
N .′／ ／ i | | | L::し /ﾄz'i}′/ ,/ / ﾊ そうだ、ボクと結婚しようよ！
. /:/レ´/:/ i | | | | '''' i:::ｿ/ ／ .ｲ ,ﾍ i l
/:/ /:/ |ｉ从 i j ,小 「 ﾌ '''' /7ﾌ爪 ﾉﾉ ,}}ヽ. i
. /:/ /:/ ﾚjハ i iﾚ'{ ＞ ＿ イﾚﾚｿﾉ／ i:i ｿ
/:/ /:/ Nv'ﾚ仄Hﾆニ, rｧ ´￣￣｀Y´ /:l
. /:/ /:/ ┌─‐ﾚ′ヽ ／/:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:| /:/
/:/ /: ′ r=＝=≧≦ //:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ｨ:／
ﾚ′ {ノ }} 彳〃ヾ {i{:〉/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|彡'
_ -‐=＝≠彡'〃 ヾji':.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
r‐:':::::::/ ,' ,' ! l . i'"´:: |:.:.:.:.:.!: : : : :_:ハ ',ヽ
. ',_:､:::/ l ｌ |l ! ',: : : :.|.:.:.:.:.:|: : : : L_ｌ::', ',r
ﾉ:,' ,'l | l | l ! ! | ｀丶; |.:.:.:.:.::!: : : : : :ﾊ::ヽ
/:| | ,' | ! .!ｌ| ,'| ｌ ｌ | l ,' ,|. ｜!´: :.!.:.:.:.:.,': : : :r ' ｀¬
/:::,! | ..L.',_ﾄ. |',ﾄ / !./l/├ /¬ ¬､). : :.!.:.:.:.:.,': : : :| |:
. ファッ !? /:::::ﾊ.ﾄ 、 ! ..l_ヽヽ＼/ l/／´￣ ミﾄ､| {:: ::/.:.:.:./: :::::::| |:
ヽ|l ',ヽ ＼!／´￣｀ヽ '′{{ } ,ﾊ: :/.:.:.:./:::::;:::ﾉ| !:
. | ト､. {{ ノ′ ヽ 八| ! | '＾,-ﾍ':::::::::}::!｜ .!:
| l l.|.とつ= ｀ て__う l ! .|/j〈ィ'>》_ノ !::l. ! |:
| / / |/ ＿_ ヘ. ｜ ｌ| |.ヾ ﾆﾌ !::l ｜ |:
. | / / |{ i/ ＼､ ｌ l ! !／ ヽ:| .|.! |
!|_ノ' r":.:l人 └ ---‐ ´ :! !| | .| l |
_..'"ｨ´ ﾄ､:..! .l:.＞z,､... ＿_ z＜:.:.:| || |、 .! ! !
＜._ <.| ! ∨ ,''-:.:.:.:.:.::.:`¬´:.｀`.:./:.:.:.:.:.::! !| |: ＼ ! l |
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AAで語る中世ロシア史 16話…「イヴァン４世…リヴォニア戦争終結」
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- 59 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/04/29(月) 23:44:53 ID:wTat8CYo0
- 乙です。
ホントにロシアは地獄だぜｗｗ
次回も楽しみにしてます
- 60 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/04/29(月) 23:50:40 ID:3Yg/5pjs0
- お帰りなさい！！
帰りを待っていました！！
- 61 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/04/29(月) 23:52:32 ID:dKCm5UHE0
- ＞同志スターリンによって
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
あ、でも用済みになった秘密警察を容赦なく切り捨てるところも含めて結構共通しているね。
- 62 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/04/30(火) 00:02:25 ID:poH4kD720
- 乙
> 封建領主たちは軍制改革によって
> 完全武装した騎兵を従者つきで出さなければならなかった。
前に「騎兵は歩兵に勝てなくなった」とか言われていたから
もう歩兵が主力かと思っていたが、まだそんなに騎兵が必要なんだ？
> 国家による現金での税が何度も増額された。
> こうして農村は疲弊し、
へえ農村で、もう納税が金納なんだ
- 63 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/04/30(火) 00:20:56 ID:I0huTPiY0
- 乙乙！ いやな、年代だったね・・・
騎兵が戦場で役立たず扱いになるのは２０世紀までかかる。
銃だってそこまで性能向上してないしね
- 64 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/04/30(火) 02:12:50 ID:iI1lq0.c0
- まさにイヴァン雷帝こそは、スターリン、プーチンに至る迄の「ロシアのツァーリ」のイメージの原型ではなかろうか。
- 65 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/04/30(火) 11:39:26 ID:IQjpE/lY0
- 乙
おかえりー！
- 66 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/04/30(火) 13:07:27 ID:R2Z1nQOQ0
- 乙＆おかえり
復活おめでとうございます。
- 67 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/04/30(火) 13:58:10 ID:tTcg3yvg0
- 乙お帰り！
「領土がふえるよ！」
「やったねヒャッハー！」がツボった
- 68 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/04/30(火) 21:40:32 ID:a01jpW6E0
- >>63
騎兵といえば隣国ポーランド・リトアニア連合のフサリアとかマジでやばいしね。
- 69 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/04/30(火) 22:14:01 ID:/tqQmJeE0
- 乙です
今回も面白かった
- 70 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/05/01(水) 10:51:54 ID:FsAofaoo0
- >>38
しかしよく勝てたねこれ
- 71 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/05/09(木) 12:02:44 ID:97VddnPI0
- 前スレ落ちたのでもうだめかと思ったが復活していたんだ
面白かったよ
- 72 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/06/02(日) 07:15:52 ID:Bv6XrvVc0
- ･･･保守、そろそろいるかな・
- 73 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/06/02(日) 10:55:12 ID:uycUmkRo0
-
{ミｘ ｘヘ、
|///>‐ ￣ ｀ <////,'}
|彡' ヾ///}
/ __ ヾソヽ
. .′ /}/{ ハ｀ ‘， ‘.
. ｉ{ !/ｎ ヽ{ ｎ !| i|
小ネタを突発で投下ｼﾏｽ 八 | ∪ ∪ヽ. 八 |
/ ⊂⊃ ⊂⊃}ノ !|
ハ {＞ _っ_ ノ / j八
ヽ{ ヽ{ レ､ノ{ ノイ j/／
| |{:ﾚ j__}
ｘ.| |{:} //ﾊ (⌒
{ミ三(_)/(_)//》＿）
- 74 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/06/02(日) 10:56:55 ID:uycUmkRo0
-
――― ロシア人は、なにか不幸事でもあったのかというほど、しかめっ面で無愛想だと言われる。
r'ｰ'´｀ｰ// ｀ｰ ､
ﾉ｀（', ',l | /／―-｀ヽ
}ミﾐ{',ヾ冖ヽ＼｀ヽ￣｀ ,
<／/ /l i ヽ' , ﾉ｀ｰ'⌒｀ヽ
／/l| ,' l |ヽ,rｰ'｀ヽ ＼ ソ ヽ
l_/ノ｀ヽｰ ､/｀ヽ＼i ヽ',ヽヽ /＼
l´ ,Y /ﾉ ,ヽl/', l / .l i ヽ .}ヽY
r' i ﾉv' { {ﾞﾞ ｀´ヽlﾉl / /l // }',l, 「意味のない笑顔はバカのしるし」
.}Yl 丶 ,､lヽl ', ､ lﾌj/}/_ﾉl/l//l l }',
lﾉﾘ､ ､ x 乂三､ヽ ./イ(･)ゝﾉ|/l |';|ﾍ ※ロシアのことわざ
｀ヽﾍヾゝ rt･ﾁゞ ｰ '・ ／/l|l |i ﾍ
,r‐――＝＝＝｀ヽミゝ=彡( l / | ｌ |.l lﾍ
､└l i' l ＼彡ﾐ ' ﾊl.| .| | ',;ﾍｰ-､
冫､__,ンゝﾉ ./ l> /l､ミヾ ,rt‐､ ハ|l ｉl ﾉ ﾍ/＼ そもそも笑いとは心から発するものだ。
´ゝ_ ∠_ノ ／ /ノl |l lヘ/ﾐ/｀ ／ .| l、ヽ ＼
.｀￣´ {／￣ヽゝlﾉ;;;;´/ﾐ/｀ー' .| l ゝ _ノ;;;ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ﾘ /|;;;;;/ﾐ/ヽ .ﾉ ハ|;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;j'/ l.|;;;;｀ﾞﾞ',ミﾘ＼ / l .|､;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾉ /.ﾉ;;;;;;;;;;;;;ヽ彡 ヽ { i ＼ .｀ヽ;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ｀ヽ ヽ };;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼ﾐ ', } ,r´;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{ < ./ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ',/／／;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾉ j |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼／;;;;;;;;;;;;;;;;;;
- 75 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/06/02(日) 10:58:02 ID:uycUmkRo0
-
――― 彼らの常識では、特別に親しい間でもなしに談笑はしない。
そのかわりに、仲良くなったら底抜けにフレンドリーになるとも言われている。
/ / ＜ ／ i V／l ＼＼l
/ / / / / / l :l ＼ゝ
: / / / /〈〉 l/ ｀∧ ! /^＼ l ＼＼ ＼
/ | ∧ / l / l l / ,、∨,、 ＼( ヽ＼ ＼
i ^ jﾒ､ l ／.l l ト/ ∧ヽ|/∧ヽ ) l ト: ',
l / / / / / l /l /´｀"ﾞ｀´ ', !ﾚﾊ. /人 ｌ 丿 〉
/ / / / l ﾊ l-ﾚ孑-ト 7┼ﾘ＼ ll-､l/l l／
/ / / l l l i L j/ /ｌ ） /
i / / ＼ /ヽ _≡三ミ _≡三ミ．レｲj/
l l i ./ . ﾚ＼| ″ Ｖ^V
l ヾ / ∧ /Z簠彡7 """ ｝
l l / / | l∨辷ﾐ彡彡{ ＿ ／
l l l / | ll ヽ ﾏ三彡7 `ー′ イ|
l l l ! .l | |l l l∨辷/_＿___.. ＜|i .|
l l l l l .! li || 寸 ｀ヽ､:_:| .i |
l l l r＜| l | ＼ } | l .ﾄ
l l 厂 / / / ヾ | | :l |
l l ＼ | ｌ | ＼ | | i l
- 76 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/06/02(日) 10:58:03 ID:.HAYcFl.0
- 突発とな
- 77 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/06/02(日) 10:59:15 ID:uycUmkRo0
-
――― また彼らは「もてなし好き」でも知られている。
仲良くなって家に呼ばれたら、食べきれないほどの料理攻めにあうというのは
ロシアに行ったことのある人からよく聞かされる。
,. -‐＝=､､
,. =＝=､､ ｏ ○o. i :::ト､
_,/ ｀ヾ´´`ヽ、 ﾟ .ｌ :::ﾄ､＼
// .::::/ :::::!=＝=l :::|ｽ. ',
/./ .::::/ ::::l | __ ..... _::::|} ヽ l-､
. ,ｨｸ ,'..__ .::::/ ::::l :l '´ ｀)'｀ヽ ヾ;＼
／::{ﾞ ヽ、 ｀`丶､;/‐‐- ､::::l `'::┬‐--＜_ } ./;:::::＼
／::::::::! ,＞---‐'ﾞｰ- ...__)ｲ ,. -‐‐-､ﾄ､ |l::ヽ ／;';';';';::::＼
. ／|::::::;';';'＼／｝ （ヽ、 _/| (´ _,.ｨ!::ヽ. ヾｰ'´;';';';';';';';';:: /ヽ、
／ ,ﾉ:::;';';';';';';';';'/ /ヽ､二ﾆ-ｲ ヾT ¨´ ,/;';';::`、. ＼';';';';';';';';';';〈::...
. ／ i::;';';';';';';';';';'/ ,ｲ.:::::::::::::::::: ! ヽ`ｰ‐'";';';';';';';ヽ ＼';';';';';';';';';!:::::
_ -―― ―- _
／ ` ､＿
_/ _ -ィヽﾍﾍ;- _ ;ﾞ: ￣ ‐- _
／ l､ ィ ⌒ヽ７‐､ﾞ, - ､ `ヽ/ l´:;:;:;:;:;`:; ､ ￣ ‐- _
/ l ＼ `""_(:;:;:;/: : : :l＼ _ イ ;:;:;:;:;:;:;:; :.:.:ヽ ` ､
l ､ ｀ ー'―`― '´ ´ /;／―-､ :.: :.:ヽ ＿_ ＼
ヽ ;ヽ ． ' //:;:;:;:;:;:;:;ﾞ :.ヽ: ／:;:;:; : ヽ ヽ
＼ ､ ､ ヽ ' , ,' , _ //:.:.:.:.:.:., /:; :. :. l:;:;:;:;:;:;:; :.:. ヽ
､＼ ヽ ／/:;:;:;:;:;:;:;' ;:.:.' :.:.l:;:;:;:;:;:;:; :.:. :.:l
＼ ﾞ ､ `ヽ_ _メ ヽ＿_,,;'':.:. :.:. /:;:;:;:;:;:'' ＿,,'' '-‐=＝ニ二
` ､｀ - _ ￣ ヽ:.:.:. :.:.:.／ゝ-=ﾆ三-‐: : ;,'￣￣-' ／
` - _ ‐- ＿- ﾆ三三ニイ＝二`=- ─''´ ￣ ／
｀ - ＿ ＿ -‐ ´
￣￣ ―― ￣￣
- 78 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/06/02(日) 11:00:20 ID:uycUmkRo0
-
――― 「ロシア もてなし好き」で検索したら、いろんな体験談をネットで見れる。
見知らぬ旅人であっても、客は大事に扱うべしという風土のようだ。
∩＿＿＿∩
| ノ ヽ
/ ● ● | よくロシアにきたクマ
| ( _●_) ミ
彡､ |∪| ､｀ ☆ おもてなしに、オプーナを買う権利をやるクマ
/ヽ､--ー､ヽノ＿,-‐´ ＼─／
／ > ヽ▼●▼<＼ ||ｰ､.
/ ヽ､ ＼ i |｡| |/ ヽ (ニ､｀ヽ.
.l ヽ l |｡| | ｒ-､y ｀ﾆ ﾉ ＼
l | |ー─ | ￣ l ｀~ヽ＿ノ＿＿＿_
／￣￣￣￣ヽ-'ヽ--' ／ オープナ ／|
.|￣￣￣￣￣￣|／| |￣￣￣￣￣￣|／| ＿＿＿＿＿＿
／￣オプーナ／| ￣|__」／_オープナ ／|￣|__,」＿＿_ ／|
|￣￣￣￣￣|／オープナ￣／￣￣￣￣|／ オプーナ ／| ／ .|
|￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣|／l￣￣￣￣|￣￣￣￣￣|／| ／
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
- 79 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/06/02(日) 11:01:18 ID:uycUmkRo0
-
――― この「もてなし好き」はロシア人も自分たちの美徳として意識しており、
それこそ有史以前からのスラヴの慣習のようだ。
〉// :i ､ ﾄ､ ∨‘，
. ,' У /| :. | :|ヽ .
. . ′ / / . :ｉ i ト､ :. i
ｉ ｉ / / 、 :| | jハ:i＼:. |
| | -/j/― '"ヽ |ヽ ￣|丈 jﾅ ‐ヽ ‘，:! おー、教科書にまで
| | ,/yfぢ斧ｘ ヽ{ ＼ィ斧ﾐｘ ,‘，| :!
| {‘，| ゛弋:::ｿ ＼ 弋:::ｿ″,´ Ⅵ | 載っているんダナー
. | ヽⅥ:. , ﾉ / !
. | ＼:. ' /-‐' :|
. | i ヽ / ｉ |
| | ＞ ｀￣´ .イ : |
| | r| ｀ ‐ ´| ! | |
| | ,: :＼_＿_／ :, | | |
| | ／: : :o/|:|:ｉ:o : : ＼__ | |
＿,，-‐=ﾆ二{: : :o:.:./ :|:|:|: : o: : :/､__￣｀ ー- ､
/: :.iゝ‐‐=≠:': :＼: o/: : |:|:ヽ:o: ／: : : : ｀i: ―-f: ‘，
Ｆ¬≠=≡三三ﾆ≡=_ : : ｀:´: : :.|:|O ｀:´.: :-‐= ﾆ三三三ﾆ≠¬|
|l ￣¨¨ ¬ー-､ヾ＼V⌒V／_,, -―¬ ¨¨￣ l|
|l {｛￣￣￣￣｝} l|
/.|l ロシアの教科書 } | | { ６年B組 さーにゃ l|
l .|l | | | | l|
- 80 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/06/02(日) 11:02:03 ID:uycUmkRo0
-
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩
| ノ ヽ/⌒) ヽ/⌒) ヽ/⌒) ヽ/⌒) 「周辺の諸民族は、スラヴ族の特徴は
/⌒) (ﾟ) (ﾟ) | .| (ﾟ) | .| (ﾟ) | .| (ﾟ) | .|
/ / ( _●_) ミ/ ( _●_) ミ/ ( _●_) ミ/ ( _●_) ミ/ 自由を好むことと見なしていた。」
.（ ヽ |∪| ／ |∪| ／ |∪| ／ |∪| ／
＼ ヽノ / ヽノ ./ ヽノ / ヽノ /
/ / ./ / ./ / ./ /
| _つ / | _つ / | _つ / | _つ /
| /UJ＼ ＼.| /UJ＼ ＼| /UJ＼ ＼.| /UJ＼ ＼
| / ) )| / ) )| / ) )| / ) )
∪ （ ＼ （ ＼ （ ＼ （ ＼
＼＿) ＼＿) ＼＿) ＼＿)
_ ,−､ _ ,ヘ イェイ！
／ ｀i .ﾉ / ヽ /. i
＿人_.ノ／ | _,,ゝ-──- ,,_ ヽ、
／ ll ,|ﾉ ヽ 〈〈〈〈 ヽ
／ |!､ i ● ヽ 〈⊃ }
／ .／ ヽ./ ● (_●_ ) ＊ ミノ｀ , ;
.／ ／i { ＊ ヽ lヽ､＿＿. j´ j
!. ／ l. 彡、 ヽj｀ー､＿ ｀ー､ /
ヽ、 ／ ! ヽ ｀ー-'
- 81 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/06/02(日) 11:02:55 ID:uycUmkRo0
-
∩＿＿＿∩
| ノ ヽ
/ ● ● | 「どんな旅人でもスラヴ族は大切なお客と見なし、
| ( _●_) ミ
彡､ |∪| ､｀＼ 親切に迎え、もてなし好きであった。」
/ ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿）======(_／ ＿＿
| ||／|||￣￣|| |
| ／＼||＼|||￣￣||￣￣|
| / ||) ||||￣￣||￣￣|
∪ || ||￣￣||￣￣|
￣(_））￣ (.)）￣ (_））)
＿＿
┌┤ |
〈 U∃ | ∩＿＿＿_∩
∩＿＿＿∩ | └┤ | / ヽ|
| ノ ヽ ! i￣￣ / ● ● | プハー
/ ● ● | / |///( _●_ )/// ミ 暑い日はウォッカに限るクマ
| ( _●_) ミ／ 彡､,, |∪| /
彡､ |∪| ／ ／＿＿ ヽノ ||￣￣||
/ ＿＿ ヽノ / (＿＿＿u） ||'ﾟ｡ o ||ヽ
(＿＿＿） / | ||_｡_0_;||__）
|＿＿_.|
- 82 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/06/02(日) 11:03:32 ID:uycUmkRo0
-
に二）
|::::::::| 「主人は客にできる限り良いもてなしをしようと、
|===|
ﾉー‐ﾍ. テーブルには最高の食べ物と飲み物を用意した。」
／:::＼／:::＼
{:::::}:（XO）:{:::::}
}::::j: : : : : :{::::{
/:::/ : : : : : ﾍ:::ヽ .r＝＝ ¬
ｆ::::{:::⊂二⊃::}:::::}｜ﾄ r‐ ､ j |
_／{:::::::::::::::::::::::::::::::::j_,}|｜:ｎ :i {＿__ _
r≦廴..ム::::＿＿＿＿:::厶」LＬ.LL..LL -‐:::¨￣:::}
|＿＿__._. .:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＿_ .. -‐
___
_,,,,,,,,,＿ {n_}
,,,x-─''''''''''''''''ー-─く,,,,:..:.:::..;~ﾞ''',二区い}つ
,z'~:; 彡;:. : .::.;'':::.. ,,:.:;''..:.,~ミｔ､:::;;t~ {こ} __
,,,イ~ .;:`メ:;;...,'',:::..:::,:..;::::..;:. __,,,,,;;;;,二ｭ,,,,,,,,,,＿＿{n_}_
ン~;: ,,:' ,,,:::,':,;'::ﾞ;;';;:...:::.'';::.,;:: ,r'~ `". ;:... .::::;;,;::,:'.:,,,;;;}い,}二)
__,,,,,,,,,,,,,,,,,,,__ A彡ノ,''. :: ' ;,:.::, :::,Zx,,:::';;`,:; ,::,;..ﾞ:: ';: ..;;::..,;:: ::;r''~,,__ 込｝
i＜＿＿＿＞! ∧,､{米ミ,,:.: ;:;.`::.;,'':...::'';''::,,ノヤ; 炎';;,.:. ::::,:.. :.;;:...;;;;/Y,,, i巛),
;;;;;;;;k,,;;;;;;;;;;;;;;;;;,,-'|＿_ノYて)｛ミ;爻i;;;.::;`:.:;;:.;;r‐'''~ ,,;ｼﾞ::,: ::,;; "::,,::';;;;;;;ｯぎテ~..';;;ア(')}心ュ,,＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
..:. .|: ；::.. ; :::l:::.:| メヾW个`=ベ-ェ､,,；.:｛；,,. ;=~~'''ュ,,,;,_:::.:,':...::,;===''~.:::;;;ソViYY)K)Eiﾞヾ,､ .. :.. :::...: : ..:....
. .: .|: L::. j ::|;;:::|. .いYソヽ/A(Yい）V台､>-､,,,,. ,:::,:..,;;~ヱ;;;,,,:::::.､､=X〆()のr､iﾐ}Tノル/ﾞj .. : ::..
:. . {・;;;;.::,,;;..;;.....} i`ヾ､､i^rひMべTノ のl'*=z=爻ｍ≡'∧ひ,六俎ミどヾ)メ2ノハ)=ィ",ﾉ _,,,-‐'''"tュ~r-ﾐﾆ'‐-､,,,
..:. ::.人,;;＿＿;;;ソ;;;..:_ `-､`ヾ､ッニ士t),；豆ZY)亘ミメX)rYt川广}ハir､ｔわ&YO,,=-'~,,-''~ i' (,_ 々(コ/´ ::;}Ｊ ,; .ﾞi
. ; .`''''':; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::;,::. .~`-=,二二二二二二二二二二二二二二二二二二,=-''~ ...... .. .`-､,,＿ ｀ﾞ'"~ __,,,-´
￣~~~~~~~￣:
- 83 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/06/02(日) 11:04:05 ID:uycUmkRo0
-
〉// :i ､ ﾄ､ ∨‘，
. ,' У /| :. | :|ヽ .
. . ′ / / . :ｉ i ト､ :. i
ｉ ｉ / / 、 :| | jハ:i＼:. |
| | -/j/― '"ヽ |ヽ ￣|丈 jﾅ ‐ヽ ‘，:! へー、でもそれじゃ
| | ,/yfぢ斧ｘ ヽ{ ＼ィ斧ﾐｘ ,‘，| :!
| {‘，| ゛弋:::ｿ ＼ 弋:::ｿ″,´ Ⅵ | 裕福な人しか客を呼べなかったんじゃない？
. | ヽⅥ:. , ﾉ / !
. | ＼:. ' /-‐' :|
. | i ヽ / ｉ |
| | ＞ ｀￣´ .イ : |
| | r| ｀ ‐ ´| ! | |
| | ,: :＼_＿_／ :, | | |
| | ／: : :o/|:|:ｉ:o : : ＼__ | |
＿,，-‐=ﾆ二{: : :o:.:./ :|:|:|: : o: : :/､__￣｀ ー- ､
/: :.iゝ‐‐=≠:': :＼: o/: : |:|:ヽ:o: ／: : : : ｀i: ―-f: ‘，
Ｆ¬≠=≡三三ﾆ≡=_ : : ｀:´: : :.|:|O ｀:´.: :-‐= ﾆ三三三ﾆ≠¬|
|l ￣¨¨ ¬ー-､ヾ＼V⌒V／_,, -―¬ ¨¨￣ l|
|l {｛￣￣￣￣｝} l|
/.|l ロシアの教科書 } | | { ６年B組 さーにゃ l|
l .|l | | | | l|
- 84 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/06/02(日) 11:05:44 ID:uycUmkRo0
-
、 `:.、
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､＼ヽ､ :.;;:.,..;,:,.,.,..,,..:...;...,..,,,.､丶
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|密密密密密密[||三ﾆ=-|| :: i／￣ .. . _￣]Ｌ上止H_j|匝市|
| ＩTＩTＩTＩTＩTＩTＩT[|H‐!T!「〕!-=ﾆ_￣ , ,. . _￣￣¨¨ｴ!iｉＩＩＩ止
ＬＩ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:乢斗也三￣_ ,. . ,、
匚￣￣ -=ﾆ二￣ ／￣＼
[ _ -=ﾆ二￣_ . . / ＃ ＠ ∩ ∩
{三三二￣＿ _ _ . . . . `｜＠ ＃( ｀(ｪ)´） ｸﾏｰｯﾊｯﾊｯﾊ！
＼＿＿フづとﾉ
〜(＿⌒ヽ
)ノ`Ｊ
「旅人をもてなすために隣人から盗むことも許されていた。」
〉// :i ､ ﾄ､ ∨‘，
. ,' У /| :. | :|ヽ .
. . ′ / / . :ｉ i ト､ :. i
ｉ ｉ / / 、 :| | jハ:i＼:. |
| | -/j/― '"ヽ |ヽ ￣|丈 jﾅ ‐ヽ ‘，:!
| | ,/yfぢ斧ｘ ヽ{ ＼ィ斧ﾐｘ ,‘，| :!
| {‘，| ゛弋:::ｿ ＼ 弋:::ｿ″,´ Ⅵ |
. | ヽⅥ:. , ﾉ / ! ・・・・・・・・・・・・ ｵｲ
. | ＼: u ' /-‐' :|
. | i ヽ / ｉ |
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| | r| ｀ ‐ ´| ! | |
| | ,: :＼_＿_／ :, | | |
| | ／: : :o/|:|:ｉ:o : : ＼__ | |
＿,，-‐=ﾆ二{: : :o:.:./ :|:|:|: : o: : :/､__￣｀ ー- ､
/: :.iゝ‐‐=≠:': :＼: o/: : |:|:ヽ:o: ／: : : : ｀i: ―-f: ‘，
Ｆ¬≠=≡三三ﾆ≡=_ : : ｀:´: : :.|:|O ｀:´.: :-‐= ﾆ三三三ﾆ≠¬|
|l ￣¨¨ ¬ー-､ヾ＼V⌒V／_,, -―¬ ¨¨￣ l|
|l {｛￣￣￣￣｝} l|
/.|l ロシアの教科書 } | | { ６年B組 さーにゃ l|
l .|l | | | | l|
- 85 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/06/02(日) 11:06:24 ID:uycUmkRo0
-
_ -‐──‐ -- ､
-─- -─-､ ｀ ､
. /´ ＼ ｀
. ／ ､ ヽ ヽ
／ / ｜ l | ､ ヽ ﾊ
/ / / /| l,ｲ ｜l ヽ ﾊ '
// { /! |ﾊ! /,ﾊ ! i ｜ ､ヽ
私達がおおらかで飲み友達としては最高って i｜ l l 从ﾉ | l ｿ/!ヽjノjﾊ } ヽ＼ !
l｜ ! |/ｨ芹ﾐjﾉ /ｲﾉ ィ≠ミﾊﾉ | トヽ l
よく言われることよね。 j人 l ﾊ｀弋ｿ ノ ﾄ以}ヽl ! | ヽ､
ヽﾄ､ |:: 弋ソノ ! / ﾊ ! |
/ ｀ i ｀ / ノイ jﾉ i ﾊ
まー世界にはいろんな民族がいて /ｲ .ゝ ､ , ムイ ! l
,/ ! i: ＼ ,.. // ./ ﾄ !
いろんな長所と短所をもっているってことなの。 . j八i ／l { ｀ｧ =r≦ ,.-'ﾄ! ／ ﾊ | }
ヽﾉ j八／{ﾉ「T7'´ |ﾊ ／i ／ jﾉjノ
,.-─ｧr‐‐'´ !l | __ j.八ノ'｀‐jノ､
ｲ i ! ／ヽ <＿＿_〃 ／⌒ヽ
/｜ /⌒ヽヒ匸 ><: : : : :/ / }
! /／￣二ﾌ::/ ＼: :/ !
| ／ ム-‐ｧ' ＿｀´ / V ,
以上、ちょっとした小話でした。 ／ ／⌒/,.イ´::/::ヽヽ / V |
. r .イ/ : : ,::::::::::::/:::::::::＼{ V
/| ‐rく::::::: :∧: i:::::::::/:::::::::::::::::| 〉
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- 86 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/06/02(日) 11:29:46 ID:KefuEhKQ0
- 乙乙w
- 87 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/06/02(日) 11:46:18 ID:B0M5.dS60
- ロシアキャラは酒好きってキャラ付けは多いけど
こういうキャラはあんまり見ないね
乙
- 88 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/06/02(日) 12:43:47 ID:Pgub5ttQ0
- お？途中で投げ出したスレが復活している！
- 89 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/06/02(日) 13:19:43 ID:.HAYcFl.0
- 乙ww
- 90 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/06/02(日) 15:09:42 ID:cuVpMpP60
- 乙！
ﾎｽﾋﾟﾀﾘﾃｨって大事だよね（目をそらしつつ
- 91 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/06/02(日) 15:45:30 ID:S8EmxPUY0
- 乙
「お前俺んちの野菜盗んだな？」
「急に客が来たので」
「客が来たんじゃしょうがないな」
という感じなのかなｗ
- 92 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/06/02(日) 19:11:29 ID:esDgPZKI0
- 乙
もてなし好きってのはタタールの影響もあるんかな
- 93 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/06/09(日) 08:25:13 ID:DBvM22VY0
- ＞彼らの常識では、特別に親しい間でもなしに談笑はしない。
＞ そのかわりに、仲良くなったら底抜けにフレンドリーになるとも言われている。
なんかこれ、札幌人そっくりだなｗ
道民は最初からフレンドリー、というか家族のように接してくるからこっちはこっちで面食らうけど
- 94 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/06/19(水) 20:21:56 ID:dNdoyMwg0
- ロ・ロ・ロ・ロシア史〜♪
- 95 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/06/20(木) 01:06:33 ID:QifI.Svo0
- >>88
＞お？途中で投げ出したスレが復活している！
スレの整理時に巻き込まれて落ちただけだろ
他にも結構有名なのが落ちてたぞ
- 96 ：安価スレッドはＥＸへ！纏めて落とします：2013/06/20(木) 19:19:27 ID:/QOpQW3k0
- おおっ復活してたのか！
- 97 ：羊羹が意見募集中、詳しくは一休で：2013/07/02(火) 22:21:57 ID:ZuturaeE0
- ロシアは死なぬ！
ちょっと休んでいただけだ！
- 98 ：怖〜い夏のホラー祭り、八月二十三日から開催だお：2013/07/15(月) 01:11:40 ID:vB75w1u20
- ウォッカ流し込んで待機〜
- 99 ： 7/30の6:00〜18:00の間サーバ移転につきしたらば停止だお：2013/07/25(木) 00:47:31 ID:1G8f8XFM0
- まだまだ祀る
- 100 ： 怖〜い夏のホラー短編祭り、八月二十三日から開催だお ：2013/08/03(土) 08:29:03 ID:ihQeMO1I0
- 八月だよー
- 101 ： 怖〜い夏のホラー短編祭り、八月二十三日から開催だお ：2013/08/10(土) 02:42:32 ID:v0rSFv/A0
- 101げっとー♪
- 102 ： 怖〜い夏のホラー短編祭り、八月二十四日から開催だお ：2013/08/18(日) 03:59:09 ID:8UEIdtaY0
- ロ
- 103 ：2013年 8月21日（水） 1:00 - 8:00メンテだお：2013/08/20(火) 22:19:53 ID:i5aTXEJ60
- シ
- 104 ：24から短編祭りだお：2013/08/23(金) 12:04:38 ID:Bp/yJH2.0
- ウ
- 105 ：24から短編祭りだお：2013/08/24(土) 10:22:09 ID:epKM82BA0
-
在外ロシア正教会のモントリオールおよびカナダ主教のガヴリエルは、ロシアを治めるのはツァーリでなくてはならないとの考えを示した。インターファックス通信が伝えた。
在外ロシア正教会のサイトに掲載されたインタビューでは、「神によってルーシに定められた権力を完全に復活させなくてはならない」とされている。
それによれば、「君主制こそロシアを聖なるルーシとして復活させることが出来る唯一のものだ」ということで、そのほかの政体は混乱に終わるとしている。
ガヴリエルによれば、ロシアに君主制復活の必要があることを自覚するのに良い時期だという。
トロントでは9月4日から8日まで、ロマノフ朝400周年記念行事が行われ、カナダがロシア国外の主要な開催国となる。
http://japanese.ruvr.ru/2013_08_23/120056541/
- 106 ：名無しのやる夫だお：2013/09/08(日) 02:51:11 ID:atk0UseQ0
- 保守
- 107 ：名無しのやる夫だお：2013/09/11(水) 17:26:03 ID:HCHoXbYg0
- なぜモロディの戦いでロシア軍が勝てたのか不思議だったから検索してみたけど、まともな解説サイトがないな。
英語版ウィキで、砲兵が活躍したらしいぐらいしかわからんかった。
- 108 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 02:18:05 ID:zUeg71KE0
- ほしゅしゅ
- 109 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 08:19:38 ID:vZuSLE5c0
- コンピュータとインターネットと監視カメラのある現代なら、ロシアも封建領主がいなくてもおさまりそうなものだが
- 110 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 09:28:13 ID:9w.KPAdM0
- だから中間管理職ぶっとばしてプーチン閣下一人で掌握なされているんだと思うがどうか。
- 111 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 17:31:28 ID:DGRzYBeY0
-
,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i, ､__人_从_人__/し､_人_人＿入_人＿入_从
`､||i |i i l|, ､_）
',||i }i | ;,〃,, _） 22時ぐらい（前後するかも）から
.}.|||| | ! l-'~､ミ ｀) 番外編ですが投下します。
,＜.}||| il／,‐'liヾ;;ミ ｀)
.{/ﾞ'､}|||/／ .i| };;;ミ '´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒Y⌒W^Y⌒Y⌒
Y,;- ｰ､ .i|,];;彡
iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ 間あいてｺﾒﾝﾅｻｲ
ﾞi [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ ＿,,＿＿
ﾞi }~~ ｝ ';;:;li, ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''}￣~フハ,“二ﾞ´ ,;／;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
;;;;;;;;''''/_ / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
''''' ,r'~ `V ヽニニニ二､-'{ 十 ）＿＿;;;;/
- 112 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 17:32:30 ID:c/zBtpYc0
- きとぅあああああああああああああ
お待ちしてます
- 113 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 17:38:43 ID:ogr4jERw0
- おおお久しぶりです
まってましたー
- 114 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 18:27:47 ID:/X9sT4ZE0
- え？本当に？
- 115 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 18:44:58 ID:M33/M6ZU0
- 北国は寒いので服を着て待っていてもよろしいですか？
- 116 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 19:31:39 ID:JlMxaI1Y0
- おおっ続き来た！
今度こそエターかと思ったわ……。
- 117 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:00:07 ID:DGRzYBeY0
-
┏――――――――――――――――――――――┓
１８６２年、ロシアでは建国１０００年が祝われた。
┗――――――――――――――――――――――┛
∩_,,∩
/＼. (｀･(ｪ)･´) ／ヽ
| ● ⊂ ⊃ ● |
ヽ／@/ く ＼ / ＿＿＿＿＿
（ノ⌒ヽ） ￣￣￣￣
＿＿＿＿ ／￣￣￣￣￣￣￣￣＼
￣ ￣￣￣ ／/ -_-_-_-_-_-_-_-_-_-_- ＝ ― ＿＿＿＿
／ / -_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_＼ ￣￣￣￣
／,, / ― ― ― ― ― ― ― ― ― ＝ ―
＿＿＿ (｡'｡､｡＠,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡,｡＠ _____￣__￣￣
_￣￣￣ ∩ヽヽ∩ヽXXXXXXXXXXXXXXXXXX/ ∩
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□二□二(･(ｪ)･´) 二二二二二二（ 二二二二二二(･(ｪ)･´) 二二二二二二| （ :: ＿＿＿＿＿_
⊂ 三＝ （ :: ⊂ 三＝ （ ⌒ :: ￣￣￣￣￣
( ＝ （ ::（ ⌒ '⌒:: ( ＼ （ ⌒ ' ⌒::
し⌒丶 ) （⌒' ⌒' し⌒丶 ) （ ⌒' ⌒'
ﾖﾖｲﾉ ﾖｲ! _＿＿ ﾄﾞﾝ!ﾄﾞﾝﾄﾞﾄﾞﾝ! ｿﾚｿﾚ ｸﾏｸﾏ
П∩＿∩.ﾐ __ ヽ:::..ヽﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ! ∩＿∩ ∩＿∩
∩(# ･(ｪ)･) // i::::::: |Σ ∩ ・(ｪ)・） ∩ ・(ｪ)・）
ﾄﾞﾄﾞﾝｶﾞ ヾ冫祭 ⌒lつ l:::::::::| ヽ ⊂丿 ヽ ⊂丿
ﾄﾞﾝ! （＿＿.八 ＿._ノ.＿ノ （ （ ﾉ )） （ （ ﾉ )）
）_）＿） 凵凵 凵 し'し' し'し'
.
- 118 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:00:49 ID:DGRzYBeY0
-
∩＿＿＿∩
| ノ ヽ 開祖リューリクがノヴゴロドに来たのが８６２年、
/ ● ● |。◇◎｡ｏ.:O☆οo.
| ( _●_)。○。 ∂☆｡∂:o゜☆ 今年はちょうど１０００年のめでたい年クマ！
彡､ |∪|／◎:.♭☆:ο｡:iσ:☆:◎:
/ _＿ ／ ☆。σ:｡: ｏ α:θｉ:ρ☆
(＿＿＿＿） 。○..ｉｏ.｡◇.: ☆ 。.:ρ.:
| ∠▲―――☆ :∂ｉo☆ ゜◎∂:.
| ／＼ ＼
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿)
,. -‐＝=､､
,. =＝=､､ ｏ ○o. i :::ト､
_,/ ｀ヾ´´`ヽ、 ﾟ .ｌ :::ﾄ､＼ イヤッッホォォォオオォオウ！
// .::::/ :::::!=＝=l :::|ｽ. ',
/./ .::::/ ::::l | __ ..... _::::|} ヽ l-､
. ,ｨｸ ,'..__ .::::/ ::::l :l '´ ｀)'｀ヽ ヾ;＼
／::{ﾞ ヽ、 ｀`丶､;/‐‐- ､::::l `'::┬‐--＜_ } ./;:::::＼
／::::::::! ,＞---‐'ﾞｰ- ...__)ｲ ,. -‐‐-､ﾄ､ |l::ヽ ／;';';';';::::＼
. ／|::::::;';';'＼／｝ （ヽ、 _/| (´ _,.ｨ!::ヽ. ヾｰ'´;';';';';';';';';:: /ヽ、
.
- 119 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:01:30 ID:DGRzYBeY0
-
┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓
そして「始まりの地」であるノヴゴロドには、政府の主導で巨大な青銅製の記念碑が建てられた。
┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛
│
士
｜
／＼
／/.:::.:.::＼
／ /..::.:..:: .:.::＼
|￣|￣￣￣￣|´
| | [] ...:. .:::|
__ __ | | . : : : :ﾛ.::| ;ミ
/:/＼ /:/＼ | |.: :.: :.:.::.:.::.:| 彡ミ ;ﾐ、
＿ | .| .:|__|_|＿:|＿＿＿＿＿＿＿ /⌒) ＿＿＿_＿|_ |.::.:..:.[]::.:.::.:| 彡ミﾐ、 ;彡ﾐ
. ＿__|:| | | :|...:::|. ┌┬┐ . :┌┬ｉ : .::┌┬ | T/⌒) ┐ . :┌┐|. |.: :.: :.:.:.:.:..::| 彡ミ彡ﾐ 彡ミﾐ、
＼∠、 :.::::|:| ト､. l.└‐┴┘└┴─┘└──┘└ |`７'..:/ └─┘└l::.|.:.::.[]:.::＿ :| .＿ ,彡彡ミ幺彡彡 ､,，
:::...＼.＼ ベ| |::∧＿|__[]..::[] ＿＿[] .:.:[]..__: :.[]: :.:[]. : : |/...::::)::７ []:.: : []: :.::|: |.:::. ／／＼／ ／＼'／￣／＼:ﾞ;;ﾐﾞo;ﾐ
‐- ,_＼.＼.| |￣...:.::／＼￣.:.::::／＼￣／＼ﾍ. : : : : : :/＾7＜:〈 . : : : : : ::/￣ ∠／. : : : ＼／ : : : :.＼／ ;.:ﾞ;;ﾐyゞ;ﾐﾞo
.: ::: : : :|::.::.ﾄ|_|;;;;:::／. :ﾛ : ＼:／.: : : : Υ :.: :.:.|::|: : : : ／...::|::::|/|＼. ∩.:.::.:|￣ .:| | : : :.::[] []:|ｪｪｪｉｪｪｪｪ| ﾐヾ:;”ﾞ':,oヾﾐ
::.: : : : :|ｺ:.:|:.: |￣|: :.::.::..: : . ::| ..::_ .::[].::| : :.:ﾛ::|::|:. :／／ト､У〕:|:....;＞.| |. :..::| . :| |. ＿.:.:.:. : :|.lニニ|l .:.:|┌ヾ':,ゞ;ﾞ;”;ﾐ;:ミ
工エエ|::.:.:旧:|::...|.::[].. .: :.ﾛ.::| ./:ﾊ.:..:: :|. .::.:: .:|::／／.:::::;＞|::::|/ﾍ｢ ｰ┴─ｰ|＿_;;| | |〒|:. :[] :|:| .:::::::||＝|│｜.::.[]:::}iｌ|{´
: :∠7ﾍlｺ:::|::.:.|.ﾛ:|: :.＿. ..::..:.:|. |:|n| :[]::|:П:..::.ﾚ:￣＼∧l＼|工] ｌ;,_|_|⊥|＿＿|｣ ===ｌ|＿|┴┴──|i|l|
: :|ｪ| .:::::|:.:.|:::..|::::.| .:|襾|.: : : :|: |:||||,;,:.:⊥!‐'''" [ニニニ|ﾆ] ﾙﾍ:
: :|ｪl:∩ ﾄi:.|::::.l＼|_;;||;;:|L:: -‐'''"~ | . : :.:.:.| .
: :|ｪ|:|;'|:.|:| |='′ | .: : .:.| . .
: :|ｪ|:|;'|::l_ﾚ' ' 、 | . : :.:.:.| ' .
: :|ｪ|:|;'|::| ＿,‐| .: : .:.| 7!＿ 、
: :|ｪ|:|;;ﾚ' ´ ' / / ﾞ'ｰ-‐''´// /| 、
: :|ｪﾚ / lニﾆﾆﾆﾆﾆl/ //
／ ' 、 ` lニニニニニﾆﾆﾆﾆl/ 、
` 、
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- 120 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:02:20 ID:DGRzYBeY0
-
┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓
この記念碑にはロシア史での有名人物が１２８人、彫像やレリーフで配置されている。
┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛
,．-─ ─-､─-､ ＿,. ----､ _,_
, イ)ィ -─ ──- ､ﾐヽ ,r''" ヽ
ノ ／,．-‐'"´ ｀ヾj ii / Λ / r' `゛ ― ミ.ﾐﾐ
,ｲ／／ ^ヽj(二ﾌ'"´￣｀ヾ､ﾉｲ{ l 彡 :. i
ノ/,／ミ三ﾆｦ´ ﾞ､ﾉi! . .! r' r'" ､ l
{V /ミ三二,ｲ , -─ Yｿ l.r-､" ,;;;::::::;;:,;,, ,,_i_
ﾚ'/三二彡ｲ .:ィこﾗ ;:こﾗ j{ . l ヽ ,r'i_lヽ "!irt､!
V;;;::. ;ｦヾ!V ｰ '′ i ｰ ' ｿ . .! ､ - ､ iT
Vﾆﾐ( 入 ､ r j ,′ ヽ r ､ l,!
ヾﾐ､｀ゝ ｀ ｰ--‐'ゞﾆ<‐-イ ,. r ;ﾐヽ;:: -､,,,ﾉ
ヽ ヽ -''ﾆﾆ‐ / . / ヾ､ ,.r'" r ,: ': ヾ
| ｀､ ⌒ ,/ '´ ヽ、. ;' ;r' ;'" r''";"' ,;!
| ＞ ---- r‐'´ ヾ; ; ,; ; '" ﾐ
ヽ＿ | . ヾ;i:' ﾐ
ヽ ＿ ＿ 」 ヾ､, ;r;, ,ﾐヽ
"''" ヽ
ググレカス [ gugurecus ] ゼッヒ・ジップデークレ［Sech Zipdeclair］
（西暦一世紀前半〜没年不明） (1938〜1996 オランダ)
,．-‐ ‐=ミ
,， , -‐ ‐｀ヽ、
〃 ／ ｉ ヽ
. / 〃 / | i | ‘，
′ ′ / / | |ﾉ ｉ: :. 実物の写真が見たいのなら、
. / / i 厶-‐/ ハﾊ ｉ､-|:: }ｉ
, ／ ｲ .:| /j/}／ / ∧ヽﾄ､!:: 八 「ロシア建国１０００年記念碑」で
,〃´.: |:.. |' yfﾁ斧 斧Y|::ｉ /ｉ{
/ .:::::/|:i: | ゛弋::ﾘ ﾋﾘ' |ﾉ' j八 ググル画像検索してみてね
, i: :::/{从ﾄ､:.{ , ,i ｉ/
{ ,ハ:. ヽ __｀ , 八|
ﾚ ヽﾄ､ ヽ |: 丶 ｀ ／ }| |
＼ {ヾｰ- ≧=‐- く{/'j八{ これは複数の彫像を並べたものなの。
ｿ | i ﾄ､
, イ | i | ヽ､
r＜ ｀ヽ、 jY＾ヽ__.ｲ｀ヽ
| ｀ヽ、 ＼ / ヽ={ ｀寸.: i
| :. ∨ V∧ :i |
| i _ ｉ/∧ xﾍ |
:. :. /,心、|//∧ﾐ心.
.
- 121 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:03:07 ID:DGRzYBeY0
-
┏―――――――――――――――――――――――――――┓
そこに配置される栄誉を得られた偉人たちをあげる。
┗―――――――――――――――――――――――――――┛
――― 当然だが開祖のリューリク。
＼ ヽ | / ／
＼ ヽ | / ／
＼ ヽ | / ／
殺 伐 と し た ロ シ ア に 輝 か し い キ エ フ ・ ル ー シ 時 代 が ！ ！
＼ ヽ / ／ ‐､、 '
｀−､、 ┌─────────┐ _,,−''
｀−､、 | | _,,−''
｀ | |
!｀ヽ |. ● ● .| i⌒!
───────‐ ヽ､ ＼|:. ├──┤ .:|ノ ﾉ ───────‐
＼_|:::... ヽ、 ノ ...:::!_／
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_,,−'' l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ｀−､、
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! ＼ _,,-┐ ＼:::::;‐､:::::::::::::::::::::::::::;‐､:::::／ ｒ‐-､、 ／ !
ﾞ、 ｀ー--＜´ / ￣| |￣￣￣￣￣| |￣ ﾞ、 ＞−一'′ ,'
y' ｀ヽ/ / | | | | ヽ ヽ '´ ｲ
――― キリスト教を国教にした「聖公」ウラジーミル。
人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
） （
） で？ｗｗｗｗｗｗで？ｗｗｗｗで？ｗｗｗｗｗっていうｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
） ,rrr､ （
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y| |.l ﾄ⌒Y⌒Y⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ／つ)))
⊂ ヽ | __ ☆ __ ＿/ 巛
/ﾆＹﾆヽ ,｀ー ＼ | |l / ＼ ＿＿つ
/（ﾟ )(ﾟ ）ヽ /|| , ＼.|||/ ､ ＼ ☆
／::::⌒｀´⌒::::＼ / __从, ｰ、_从__ ＼ / |||
| ,-）＿＿＿（-、|,/ ／ / | ､ | ヽ |l パァーン！
| l |-┬-| l |ノ／ ) `| | | |ﾉゝ☆ t| | |l ＼ パァーン！
＼ `ー'´ ／ﾞ─ｰ｀// `U ' // | //`U' // l
￣￣￣ .／ ／ W W∴. | /
／ ☆ ＿＿＿_人＿＿＿ノ ※聖人です
ヾ ≦ 三
.
- 122 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:03:52 ID:DGRzYBeY0
-
――― ロマノフ王朝の創始者、ミハイル・ロマノフ。
＿__
∧＿∧
V.| .|V
, -―--.<＞()＜> --―-.、
////////|| ∧ ||//////∧
|//,v＾ｖ.//|∧|ｉ|∧|//,v＾ｖ//|
V《〉[]〈》/||)8()8(||/,《〉[]〈》/
┌＞＜二_＼il／_二＞＜┐
〔》γ⌒))≪〔!_i〕≫((⌒ヽ'《〕
└‐---´＝====＝｀----┘
/: /: : :/: : : : : : : : ::,: :ﾉﾉミ: :∧
. /: /: : :/: : : /: : : : : : }-ミ:｀ヽ' : :.
/: /: : :/: : : /: /:/!: :/:.ﾄミ: :}: : ': : :. 配役変わるかもだけど
/:/|: : :/: : //: /://:./!:/ X!: : : : :l
/７:.|: :|:!: :ナ!: ﾅ//:.//￣｀ ㍉: : : |: ! ミハイルはミハイルは
/: :|: :l:|: /!_l/ミ!/!:/ --__ }: :l: :l: ::.
-=チ:.ハﾊ|〈 {ん::}` ´{ん::} 〉 !/}: :|: : ＼_ ちょっと嬉しかったり！
／/:.': :.{vﾍ ｀ ´ ｀ ´ /},八: : : ヽ⌒ヽ
´ | /l: : `爪 ' 爪: : : l:}ﾉﾊ!
. j八!: : :!{: ト . ｀ -- ´ ,イ:}|: }: :ﾉﾘ
ヽlハ/:.:.〈}＞ . _ . ＜/.:.:.}/)/l:/
／:/{:.:.:.:＼ ／.:.:/:/:.＼
/:.:.:〈.:|:.:.:.:.:.:.:ヽ／.:.:／.:/.:.:.:.:.:.}
|:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:./.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
ﾉ!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾄ､
/l.:|.:.:.:.:.::..:.:.:.:./.:.:.:.:.:.'.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:l.:.!
. /:.:!{|:.:.:.:.:＼:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.ﾉ.:.|
/:.:.:.:.:ﾄ､:.:.:.:.:.∨.:.:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.／.:.:∧
/:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:〈.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.ヽ
.
- 123 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:04:33 ID:DGRzYBeY0
-
――― 北方戦争に勝ち、「ロシア」を国号としたピョートル１世。
／ ;;;;;;;;;;ヽ
/ ;;;;;;;;;;;;;、
| ノ ＼ ;;;;;;;;;;|
|（ ●） （●） ;;;;;;;;;l
当然の人選だろう、常識的に考えて。 | （__人__） ;;;;;;;;il
| ｀ ⌒´ ; ;;;;;;;.;;;;;ヽ
! ;;;;;;/i;;;;;;;;ヽ、
プーチン大統領も尊敬する人物に ＼ ;;//;;;;;;;;;i;;;;;;ヽ､_
／) ￣￣;l; ;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`‐-､
俺の名前を挙げているんだから。 . ＿ / :/ |;;;; /;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヽ、
ノヾ `‐-" ｌ , -‐"i /;;;ノ;;;;;;;／;;;;;;,-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞヽ,
ﾉヽ | ／ .ヽ!;;:／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;li
l , :l / , ;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
( ヽノ .i i; ;l ,, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
ヽ､ ＼l/_,-‐ ､:;| :;＼,,-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
ヽ､i ＼i;;;;;:)）;| ;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;‐､;;;;;;;;;;/
＼ ＼´）;;| ;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼;;;;
――― ドイツ騎士団やスウェーデンからルーシを守った、アレクサンドル・ネフスキー。
__.｣|＿ ＿_─-..、 ＿_
二||二 ＞ｰ:::｀:::::::'´::;∠.._
. ￣||￣ ／:::::: ::::::::::: :::-＜
==＝ ｲ:::::::::::::..... ::::;、 .:::::::＼
=＝ぅ> |:::::::::::::;ｨ;ｲ:/ ＼::::::::ヾ.
〃 |:::::::::::ﾉｸへ> く.ﾍﾊ::N. 正教でも俺は聖人なんだぜ！
=＝ !にﾘ大｡_ラ' 〈｡_ラﾊ!
＿__,ｨ 八_jﾉ , ,、 r_ ｀く/.
￣￣ ／::::::::ﾄ.人_ー─‐ｧ7′ ソ連時代には俺の名前の勲章もあるし
O ,∠:r‐:ﾍ::::|｀Y⌒¨二´/:＼
ｏ ／ ...:{:::::: ヽ:ヽ ＼ ,.ｲ::::::::::ヽ. 映画化もされている。
o ／ ....::::::＼::::::ﾄ:ﾐ＼./｢:|::|::::::::::::::}
/'´￣:＼:::::::::::::＼| l l l |/|/:::|::::::::::::::ヽ
:l::::.. ..::::::ヽ:::::::::::::::|/////|....::|::::: ..::::::::＼
|:::::::::::::::::::::|::::::::...../'/////|::::::ﾄ､ ..::::::::::::::::ヽ
.
- 124 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:05:16 ID:DGRzYBeY0
-
――― シベリア開拓の突破口を開いたエルマーク。
＿＿＿＿ _,...._
_,.､ ,.ィ ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀` ｰ-､r´ ヽ
( )＼ ／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,.-<’ ﾉ
＼ ＼ _,rァ´ｰ' ´￣￣ ｀`ヽ､:.:,: - ' ７ ` ー '
ヽｲﾌヽ くr'´ _,.rァーr-_ｧ_ ＼ ＞
ﾍゝ､ノト レ7ﾒ､/ ヽレく|ヽ｀i ､ マーヽ
けがわをもとめて （ (r)「ゝ､ l 〃ｨﾃ ´ｲﾃ ヽヽﾄrヽ､ i} _,.. -‐- ､_
`T┴'} }く!| l !;ﾘ ゞｿ ﾉ r「 } 〃-'´ `ヽ､
シベリアへLet's GO！GO！ . ゝくレ .{ ｀´,.. -‐ヽ _,ノ＜_ ヽ
/フ /ヽ { } ,ｨ{ _く ',
＼_／.:.:.:.:`:: ゝ=＜ - 7 _,> ┘｀ i
くヽ／ｿヽ､.:.:.:.:.:.:.:.:| V⌒ヽ--─ ,. ､ |
} -っ ＼_.:.:i.:.し':| 「ヽ､／ ／ ﾘ
｛ ¬ `|.:.:.／ヽr_r',.-'´ ｰ--､ /
ｒゝ_⊥_,.r‐-----┴'‐‐ｰ'__ ＜ ￣!厂 ／
／.:.:.:.:.:.:.:.`ー‐ァー-ヽ ヽ---ゝ､__＞' ヽ､.＿ ＿,. - '
,.ｨｿ.:.ヽﾆﾃ7.:.:.:..厂 ヽ / ヽ-'-- ー'.:.:.:.:.:.:.| ￣
. ∠.:.:.:.:.:.:.￣.:.:.:.:.:/ ｀ヾー--r--─- ､:.:.:/＿＿
(__).:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ 〈.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.::./`ヽ､ _ノ
＼_.:.:.:.:_,.. - ' ／.:.:.:./.:.:.:.:.＿_／.:.:.:.:.:.＼
￣ | ／.:.:.:.:.:.:｛.:.:.:..ー' ＼.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
ヽ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼.:.:.:.:.:.:.:ﾉ＼.:.:.:.:.:.:.:ヽ
／ヽ､__／.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.＼ー' / }:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
／.:.:.:.:.:.／.:.:.:.:.:.:.:.／.:.:.:.:.:.:.:.:`┬‐'.:./ｒ＜.:.:.:.:.:.:ヽ
と＿,... ｧ'.:.:.:.:.:._,. -'｀` ー───ヽ_ノ.:.:.:ヽ＼.:.:.:.:.:ヽ
/ _,. -' ＼_ ヽ ＼ ｝
｀ ´ ￣ ￣
.
- 125 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:05:59 ID:DGRzYBeY0
-
／ ﾟ｡
. . ｛ . ＼
. /. .｛ ∧ l| ﾟ｡
. . . . ｛ | / 八 _｣_
ｉ . . ｛ .斗 /⌒ ∨ |ハ | … で、女性は？
| . . ｛ |/ 斗-ミ ＼｛_｣_ ｝ 八
. ！. . ｛ Ν/ ん( ん.V むさいヤローだけ？
. . 人 | {{ Ｖリ vリ ん′
｝. . { ＼ | , , , ､ , ,｛
｝. .人〔k＼〉 __, 八 やはり萌えが欲しいんダナ。
｝. . ./.｀¨¨〕iト ´ ／
. ｝ . ｛. . | . .__} .
. ｝ . ｛ . .|. /...........‐-..l〕爪, ｛
. . . ｛.__」く.............｡.8.ﾊ..＼ ｛
/ r＜___彡...＼........o/.{{∨.二ﾆ=┐
. / /⌒丶...............｀¨¨´....{{.................. |
/:::＼ ,. -── -
/:::::::::::＞‐- ｀ ､
{:::／´ ─-､-─────ｧ
У ／ ヽヽ ＼:::::::::::::::::::::::::}
いるわよ、 . ／ / / | } ヽ ヽ::::::::::::::::::/
／ / / / イ / }ﾉ ﾊ ‘;:::::::::::::/
／イ / / / / j/ |/ハ } } ‘;::::::／}
３人だけね。 . { { Tj7j7j7 / ｲ| -!-､ﾊ / |. !／ ﾘ
V l /z≠=ミ j! jﾊ/｀ト |｜ ＼
／ヽﾍﾊ! r':::} ´^芹ミ｜ /! | ヽ
/ .イ 小 Vｿ r'::::}》!. / jﾉ } }
{ /{ } , ゞ'' 厶ｲ / }. | /
|/ 八 ﾄ ゝ.. _ 八 { / /／
ヽ! ヽトィ＞ イ ／! /／´
/{´{厂 ｀爪_＿ { ／ j／
/ ! |!_＿_／／ !∧
/'´ ｀ア::::::>＼_＿__／ ⌒ヽ
/ イ! /::::::/ ＼__／ -─ﾍ
.
- 126 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:06:43 ID:DGRzYBeY0
-
――― まず「雷帝」イヴァン４世の最初の妻、アナスタシア・ロマノヴナ。
＿ ,.x≦至至至≧x、
＿ヽ`ヽﾄ､ ,ｨ劣圭圭王圭圭圭心
／＿ {iﾐ､ Ⅵ≫''" }`''≪ｿ ロマノフ王朝の建てた記念碑だから
'"／ 《⌒ヾ ji／ j ＼
/ ／ `ﾐz､/ / ﾉ ハ ﾊ 私が選ばれるのは当然よねっ！
{// 〃 /i ／j / } }
ノ彡/ 《{ /''i⌒／ ノ ⌒jノi j
{从/j/ i { i /_､ ,_ i / 私のおかげでロマノフ家は大出世、
,.‐‐く ﾞ､ ﾄi 'ﾐ≠'ﾞ ﾐ≠'ﾞﾉ /＞〜、
〈 -、 ヽﾄﾐゝ ' ノイ/ ／> 「ツァーリにつながる名門家系」として
＿ `ｰ＼ ＼＞､_ ー _...イ // /／ ,.〜、
ノ__ ＼ｰ-ヾ、 ｝}＿代iミｰ ≦iﾉ} { { //ニ// >､ ロマノフ王朝を作れたんだから。
`ｰ-＼ ヾ-/￣〃 ＼__∨__／￣liトｰ､iー7/ ／／＿
／￣ "'''ｰ-ヽ. Y {i! {二ﾆ{}ﾆ二} lii} i ｛! /∠彡-､ ヽ
{γ7￣~ '' ｰ-､}／j j! ／ 全､＼ iﾘ 人 `ー'"´ } jﾘ
＼{ γ´ ヾ/ <／ ||| ＼> ∨ ヽ ﾉノ
弋 / == ﾞ; ﾉ ／ それに私、当時からすでに
トミ{ ||| }_,..イ
_j 弋::.... ..:::==::.... ...:::ﾉ-‐ｲ_ ＿ 慈悲深い皇妃さまって人気者なのよ。
＿ /⌒`ヽ､＿＿_j ｀ｰ┐i`::┬=≦|||≧=-r:f"l-‐''ﾞ } ＿／ >‐ｧ、
/ 》::::::ヾ､ ヾ j i:::::ii::::[にﾆ{i}:::::ii:::i i γ´￣ 〃::ffつ_〉ヽ
/ﾄt-⊂-‐-＼ _ﾉ }::::ii:::::::::|||::::::::ii::::{ 廴 ＿ ,.斗‐'"7-┘〉}
}ﾉヽ圦: : : : : : :`ヽ、＞'''" ノ:::::}}:::[にﾆ{i}:::{{::::ﾄ､ ￣￣ ,..イ: : : : :/::::〈/{/
{::::∨: : : : : : : : ＼ｰ--＜::::::〃::::::::|||:::::::::ii::::::::＼__,,..＜: : : : : : : /::::::::／
廴:::＼: : : : : : : : : : ''"￣: ＼:::::::[にﾆ{i}:::;;ii;;斗''"ー‐: : : : : : : : :/::::／
￣ ＼: : :／: : : : : : : : : : :＼:::::|||:::／: : : : :｀`丶、: : : : : : : /／
ヾ{f=､ : : : : : : : : : : : : `ーく: : : : : : : : : : : : : : : : : : /
＼: : : : : : : : : ／ : : : `､: : : : : : : : : : : : ＿_ノ
.
- 127 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:07:33 ID:DGRzYBeY0
-
――― キエフ大公イーゴリの妃オリガ。
,,.. --――--､,-―--.,,,_
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
/::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::/:/:::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::/::::!:::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
/::::::::::::/::::::::::::/::::::/:::::/::/:!:::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
/::::::::/:/!::::::::::::!::::::/::::::/:/::::!:::::::::::!::::!::::::::::!::!::!
/::::::::/:/:!::::::::::::!:::!:! !:::::!!::! !:::!::::::::::!!:::!:!::::::::!:::!::!
/::::::::/:/ﾉ:::::::::::::!::!!!-!::::!_!:! !::::!:::!!:!!!!::!:!!::::::::!!:!:!
/::::::::/:f´!::::::::::!::! !! ! 丶:!丶!. !:::!ﾉ:!ﾉ !:!!:::!:!:::::!!:!:!
/::::::::/::::! !::::::!!::!::!-―-､丶 !. ｀::::::/_.!ﾉ!:ﾉ:!:!.!!:!:!
/::::::::/::::丶!:::::!:!:!::! ｀ .!ノ ｿ｀ﾉ!:ﾉ:!:::ﾉ !
/:::::::ノ:::::::::::!:::::!:::!!:! ⌒ヽ、/:::/!~!
ﾉ::::::/:::::::::::::::!::!::!:::::!:! 、 /:::::| | ! キリスト教が国教になるずっと前から
. -─- ./:::::::::::::::/!::!:::!::::::!! r‐‐-、 ´ /::::!:!:| |__｣
／ !ヽヽ￣ !:::!:::!:::::!:! `ｰ- ' ／:::!::!::!:| | 私はキリスト教徒だったんですよ！
/ ! !:! !::!:::!:::::!:!ゝ、___ ,. -‐''´ :::::::::!:!:!::|ﾉ!
/. / ! |;| !::!:::!:::::!::!_／ !;;!｀ヽ:-へ、:!:!:!:!| 丶
i / | ! |;| ヾ!:::!:::::!::!.. |;;| ヽヽ.丶!:!:!!!| |
| ! ! . ! !;;!.. !ヾ!::｀!::!! |;;| ） ..ﾉ!:!::!:!!../
ﾉ i | | !;;! ＿|;;|::::｀!::! ﾉﾉ / /:::!:!::!::!
/. ! .: ! ﾉ .!└一´;;;;;;;;ヾ::::!i;;ゝ、_.|;|. / /::::!:::! !:!
ﾉ. i :: i/ ,￣´;;;;;;;;;;;;;/ヽ:ii;;;;;;;ゝ、｣ / ./::::!!::! !::!
/ ..::::: |/ (;;;;;;;;;;／/;;;/ !ﾉ !;;ゝ、;;ゝ,/ /:/ !ﾉﾉノ
/ ...:::::"／ ＼／ /;;;;/ヾ / !;;;;;!ヽ／___ノノ 丿
. / ／ !;;;;;;!○! !;;;;;!. !
/ / .!;;;;;;! ! !;;;;;!. !
/ !;;;;;;! ! !;;;;;!ﾉ
. / !;;;;;!／ !;;;;;;!
. / >' _,,..r''!;;;;ﾉ
/ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ 俺のばーちゃんだっていう。
／ ⌒｀´⌒ ＼
| ,-） （-、.|
| l ヽ＿＿ ノ l | 超がつく美人 ＆ やり手の政治家で頭もよく、
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ヽ 性格以外は文句のない完璧超人っていう。
/ ヽ
| | |
ヽ_| |丿
| |
.
- 128 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:08:15 ID:DGRzYBeY0
-
――― そして１５世紀後半、ノヴゴロド公国の女市長、マルファ。
/⌒ _ｎ___,、
{! ＿ ____ └i ｎ ﾄ､>
__＿l工! ,ﾍ -‐＜ ｒ-く￣Yヽ√Ｖ⌒ヽ, U Ｕ
└ｰｔﾉ { ヾ ＼＼」､ ,r-‐仆一ヘ, く_ ｎ
广ｰ┐ ／入 ＼ { -厂 ,ｨｧ:示ミく冫｣__ ｜!
￣￣ /// ｜＼ ､ 辷厂＿{i{Yδ}リ｝ !:::::く ヽﾆフ
,⊆ 乙l工! ___ // ＿人＿,＼ し'{._}::::::込ゞ≠くノ:::＜| ＿,
`７⊂´ i/,' ｀V´ ＼ ￣):::;イ:ﾄ≠彡'＼:::( ! ｢l｀ﾆ′
`‐┘ ｜| i ＞∨_l!::;ゝｰ＝イ Ｖ｜ └'つ ）
, ７ ヽ! ‐-､ '´ ＼|/ ｀¨´__ 、,' ｀￣
/ 厶__ l! ≠示ﾐ__｀¨ヾミ/￣ヾ/
└ ^ｰ┘ | ≠示ﾐ __ 〃 {:::し} ヽ rｦ ｜ __ｎ___,、
_ｎ___,、 ｎ l工! ﾒ￣{:::し}Y⌒{{ Ｖツ / , ー=く └i ｎ ﾄ､>
└i ｎ ﾄ､> | | 〈｜ Ｖツ } ゞ＝==≠7 ≠ ミ} U Ｕ
U Ｕ ヽﾆフ ,ゞ＝=＝"｀、 / /イ{ ＝=≦、 ｎ
ｎ / ミ＞_.._ ｌ:〉 ＿{ {_,.Ｌゝ＝= ミ} ｜!
｜! ＞={ /:∧:≧ｰｧ{__,...｀ }_}）{ ミ＜ ヽﾆフ
ヽﾆフ ／ ミ} !::l__＞仆={__,.. /_ )、￣｀＞彳 ＿,
＿, ＞ﾆ二、 ∨:::／/ヾ;{.___／} く ＼_｛ ≦、 ｢l｀ﾆ′
｢l｀ﾆ′ ｛ ニミ｝ `´// 〉}{ﾍ厂_ソ ｀¨´)〕_ └'つ ）
└'つ ） ￣ヾ_く // //くノ- ｝ {_ミ} ｀￣
｀￣ {_ミ} ん ｜! ｀￣＼ ＼__）ソ
r‐─┐ ＼__}ｿ ﾚゝ } ¨´
L.ワ ﾉ
Ｌ.!
Ｏ
――― なお女帝エカチェリーナ２世は選ばれていない。
.
- 129 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:09:04 ID:DGRzYBeY0
-
i':.
. |::ﾍ ,:,
. |:::::ﾍ ／/
|::::::::ﾍ-―..-....._ ,／:::/
. ,小／ : : : : : : : : :｀ :.._／::::::/
, ': : : : ::; :;ﾍ,: : : : : : : : : ::..:::::/
/::;': :;': : :j;' ',:::i: : : :/ :}: : : ;:.'
,': :i:: :ｉ: :‐ﾅ二￣i:i';::／::i::|ﾍ: : :!:!
i:: :i : i::;ｆ≦外ﾐ ﾍｉﾍ:::::/ド、i: : :!:i
ﾚﾃi;/!' 弋ノ ^i;冬、ヽ: :/:i 誰 そ れ ？
! ｨt ヽヽ丶 乂父 i: /i:;'
. |＼_ u ′ ,;i:::! !'
. i : : : ::. - 、 ,、/ｿ::i
i: : :; :::::ゝ、 _ .ヽ＼:::i オリガはちょくちょくルーシ時代の本で見かけるけど
ﾚ: ; : ::ﾊi_ 丶.. - .ﾌﾆﾆヾi |:i
/: ;:' :/。ﾟハ｡￣￣|,ヶ｀ヾ丶!;! マルファなんか初耳ﾀﾞｿﾞ
. /lﾆﾆﾆ二ピ´ｌｌ i ｡ﾟ ,／/ ./−、
/ i ; ‖ ヽ／ i ./／ ﾍ
. / ! ; .‖ｏ .,ﾍ. ＿i、 i
/ ／, ' 〃 ,／´ ヽ .i
. /二二ｌ ‖ｏ iー‐-∧,イ￣ ヽ .!
..i ; .ii T ‐‐-∧ ヽ !
{ミｘ ｘヘ、
|///>‐ ￣ ｀ <////,'}
|彡' ヾ///}
/ __ ヾソヽ
. .′ /}/{ ハ｀ ‘， ‘.
…ﾃﾞｽﾖﾈｰ。 ｉ{ !/ｎ ヽ{ ｎ !| i|
. 八 | ∪ ∪ヽ. 八 |
/ ⊂⊃ ⊂⊃}ノ !|
ハ {＞ _っ_ ノ / j八
ヽ{ ヽ{ レ､ノ{ ノイ j/／
| |{:ﾚ j__}
ｘ.| |{:} //ﾊ (⌒
{ミ三(_)/(_)//》＿）
.
- 130 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:09:46 ID:DGRzYBeY0
-
...:≦
…― ‐ ＜::::::::::::'{
ミ≧..＜ ﾐ ::}
}:::.｀ヽ::::::::＞／ ヽ
／{::::::::::::::::::／ |: '，
‘::::::::::::〃 釗 .小: | i
/ 八{::::::::/ .: //|: /'|:| ∨ .: |:|
/ ∨::/. .:/ //' |/ |:ｌ ∧N } .: |
/ ∨ / / .: 厶斗z ﾉ' 竏|从八 というわけで、
/ .: .:/.:/ / |: .://´ xｆ岑 ﾘ'|ｌｊ∧
// . .:/ /イ.:/ :ｌ釗 .:// 〃r)::} ‘ｰﾍ.∧ マルファとオリガについて解説します。
// / .:/ }/ 人| |:ｆ'′ ゝ ㌧ }i :}
ｰ=彡′/ .:/ .: .: . .:.} .:|:| 八
. i .: .:/ . .:／ .:∧| 八|,. ´ //ノ
. |:|{ 〃.: イ/ .:/.:从 .:乂 ＞ .. / '′
. |八{'¨ / .:人/イ＞'’.: ＼ ｱ¨て￣ オリガはともかくマルファとか
/ ＞ ≦ ミ. 个: ../ｿ
〃ｰ‐ .. ｀ヽ. .:/《. ｀ヽ 「誰？」なので。
/ . .: 丶 ∧ :厶.ぐ /.:i
/ .: .:} ∧/{....ﾉ}/ :|
..:}!:. :. :.爪......＼:|
／ .. .:. .: .;.: .: .:.≧ミ.ヽ
. ／ .:.｀ヽ:.:.. ..:./ ／.: .:.ﾉ.}八
.
- 131 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:10:35 ID:DGRzYBeY0
-
――― 今回はマルファについて述べる。
マルファは１５世紀後半の、ノヴゴロド公国の市長の妻であり、
市長が死んだ後は実権を握って、事実上のノヴゴロド公国の権力者だった。
／: : :＼ヽ､: . :｀丶､: : . ＼( / _ハ__
/: : / : :/｀丶､ ､: . : . ｀丶: :辷!-‐-<__仁vヽ
/: : ´: / ｀丶 ､:｀ヽヽ_ム-‐〈 ﾍｺ〉人
,ﾞ: . :l :.＼l ｀丶ﾐ､（∧ ヽ二ﾉ |〔
l: : :l,､≠ ＼ レム∧' .|ノV
!: : :|/: :.l,, -＼ ／､ﾄ､:＼ﾍ__ノl;」ﾉ なんだBBAかと言った奴は
ﾞ,:l :..ﾄ; :.l / ひヾl , ／} l｀ヽ､i: くこﾋ/
/ヾ ::ヽ: :..lヽ 弋_ﾉ `弋´ﾉ /l: : !::〃ヾｿ 生きたまま串刺しの刑かしら
/ ヽ ',`lヽ:`l ⊂⊃ , ｰ==‐ .l: :./／￣`ヽ
〈 ,r ‐┴-､.: :ヽ、 ＿＿＿ ⊂∩ ﾉ;ィ´ ＝=､.:/
V 二二＞.丶. i | i＿_| |'､ L : .:.:.〉
V´二二ヽ ﾄヽ.l l ﾉ／ Y ﾆﾆヽ.:/
^ヽ _ ＿//l ﾍ､lミ ､ ゝ､__ノ i l三ニl/
> =く ,l 〉 ._ノ＞介<_入 , .> ー っ
i ﾉ l / / / /八ﾄ(-_' ,.イ ヘ .ヽ
く) ﾉl. く L /l ｡ Vヽ_, - ｒ┘ ヽ ヽ
ノ ヽ .l:::l ｡ 〈 r┘ .＼
.
- 132 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:11:11 ID:DGRzYBeY0
-
。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。
. /| ﾄ､
//| . -‐……‐- . |,∧
{/У´ V/ﾊ
∨ i } j/ ! ｉ ∨/}
ノヴゴロドの「市長」が ′ 斗ハ ト.斗‐ﾊ Ⅵ
| ,' Ⅵ }ノ } i !| ﾞ,
ノヴゴロド「公国」の権力者？ . 八 .ｲ^示 ^行于 | 八 |
Ⅵl| ﾋﾘ ﾋ::ﾘ }ノ|／ |
i人 r‐ ､ _ ィ | |
言ってることがよく分からないんダナ… . | ￣｢ﾚﾍノ:::＼ | |
| |:|::|:tz|::::i:::, | ノヽ
| |:|::|:::::|::::|:::::, //xく} ミ
レヘ. |:|::l:::/:::/ニｺ'､//ソ ／Y
/⌒ヽ|:|::V:::/::彡' ⌒V//}ノ
. 乂 ゝく,フ´ _ノ¨¨´
｀¨¨¨´ー一 ´
ハ
//∧
_////ﾊ
,，‐ ´ ´￣｀ヾ、__
／ /⌒ ＜⌒
. ｘ≦７7777 ′ i ＼ ヽ
｀ヾ////,′ / __/}ﾊ }ハ }
. ｉ｀ヾ'/ ﾊ／ /ノ j厶ｲﾉ . ノヴゴロド公国の権力構造はね、
}| ノ { ヽx斧 ゞ__､
.. 八 ヽ 弋:ﾘ | ', 他の公国とは違うのよ。
. ノｲ ヽ _ ヽ ''' ｭ 八{
.. |{ i ＼ﾄ､ ｀＜⌒ __/
. 八 ﾄ､{ハ/≧≠⌒７下.ヽ{
)ﾉ _,ソ ／ ‘.
. ／ ⌒⌒ー ´/ i
{/ / ＿ .′ |
.
- 133 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:11:51 ID:DGRzYBeY0
-
r´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.｀ヽ
| ルーシ/ロシアの公国のリーダーは、
|
| 世襲の「公」や「大公」なんだけどね…
.r-‐i''''''i'''‐-､ ゝ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__＿＿＿乂_
o| ｏ! .ｏ i ｏ ! o
.|＼_|｀‐´｀‐/|_/|
/ ● く● |
／ﾞ| ,ｒ ●,,>､ ミ
i 彡､'ﾟ∧彡‐∪‐ミ､｀＼＼ 公や大公はもちろん、
j / __(＠) ヽノ /´> ) ヽ-v‐ -、
,ﾉ (＿＿＿） ,/:::(_／..... > 開祖リューリクの血筋の者クマ！
ノ ...... .:::| l:l /:::.. ... ヽ／
... .::| l:l／＼ ＼::. .. . /ﾞ
∧_,、 ..:| ,j:l ..:':':. ) ):: ノ.
ゝ-∪_l:ﾄ'⌒-（ ＼ー 、<
ll ＼＿)
r´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.｀ヽ
| ノヴゴロド公国では貴族による民会と、
|
| 選挙で選ばれた市長がリーダーなの。
ゝ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
／|￣￣￣∩,,∩
／|￣￣￣|..（(ｪ)・｀ ）
／|￣￣￣|....|φ ∪ ） ∩,,∩ よーするに
|￣￣￣|....|／ ｀u-ｕ´ （ ）
|＿＿＿|／ ∩,,∩ （ ｏ ∪ 貴族共和制ってやつクマ
|| || (´・(ｪ)・) ∩,,∩ ｀ｕ-ｕ´
（ つﾛと） (´・(ｪ)・)
｀ｕ-ｕ´ （∪ つﾛ＿＿＿__
｀ｕ-ｕ／ = = ／|
|￣￣￣￣| |
| 投票箱 | |
.
- 134 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:12:35 ID:DGRzYBeY0
-
／{ |:ヽ
/::::::| |::::‘，
,::::::::::!, - ―‐=ミ:} だったらさ、
|:::::::::{ ｀ヽ、
|:::::／ , ヽ
∧/ i | / ハ !i 公国じゃなくて共和国と名乗るべきｼﾞｬﾅｲｶ？
ｉ i /七ﾊ/ } ´ヽ 八
| | |jノ／ }ノ ○ ヽ ＿
. 八{ i { ○ ,,, }ﾊ::::}フ
. （＼ト ゝ,,, ＿ ノ:::::У ､ヽ
i ｀⌒＞- （_, ィ´:::::∠.__ ﾉ ﾉ
| /::Y::::ーﾟﾟ⌒:ヽ／:::::::::::} ）
|: /:::: |:::::::::::::::|:::::‘，￣
＿ ＿_
. ´ ｀ ｘ≦7７
／ ＜,/////
. r≠≦７ ∨//ﾊ
ところがノヴゴロドはね、 . ∨/// / 、 ∨/
｀¨¨′ ′ i |{-‐、- ′ i
民会が選んだ人物を外から . i !| !ノ 八{ ＼ヽ. |
| ／八ﾄ､ / ィ笊ミx‘ ｉ |
「公」として招くのよ。 ノイ ixf笊 ソ 弋うﾘ ｉ |i 八
八 {弋う ,,,,, ′ 八 ‘，
ー ゝ ,,,,, ' 厶イ |{ i
周りがみんな公国や大公国なのに . ｉ{ 人 c イ{ i 八 ′
. 八{ i ≧=‐r＜＿jハノ}／
自分だけ共和国じゃ浮くでしょ？ ＼{ ゝ⌒ノ|{ ヽ
,. イ 八 ／｀ 、
/ , ヽノ,:f^V7 i
i /＿ /:::i ____ / |
| f,//,'/::::::|///// ,
| |///,:人::|//// /
| |///ｉ::Y:::|/// /
.
- 135 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:13:17 ID:DGRzYBeY0
-
r´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.｀ヽ
_＿ | この雇われの「公」の仕事は
_＿ ＼ ＼ |
／ ／ ＼ ＼ | ずばり軍事指導よ。
／ ／ ＼ ＼ ゝ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
／ ／ ＼ ＼
／ ／ _ __ ＼ ＼
／ ／ _l＞'┴┴〃､￣｀ヽ＼
. ／ ／ ry'i／ ￣｀ −ヽ ＼ ＼
_,,,,／ ／ ＜Yト/ /／ ､ ヽ _,>,べﾍ､
. くYi廾ｰｧ-rぅｧ､ く＼ }Ｎ i'_／,.ｲ/! } } i |rベ >' Ｋへ、 死にたいお船は
／:辷Y,〈 {.〃ｰ- ..__ _,ｨ二_{{| lｨfト､ノ}ﾑL,ﾉいﾘ.} {_,ﾚ'⌒''＼_> ドコデスカー？
く.／ ＾ヘ.|ト-,､._ i ___ﾞl ド┘ , {;ｿ>;ﾒｲﾑﾚ'´
. ｀¨ ￣＼〃⌒l ﾄ､ i'ァ _,.ィ| |
_. ィ-｢ドIr'＾∨辷匸___丿} .|
_ ／| 入ヽヽ≧x__,∠＿ j／
__r '´ | _,|'´ ヽ `ｰｪ′} ヽ ト､＿__
≦ｿ | ,.イ ＼ / ＼｣_ .} | ヽ＜ r´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.｀ヽ
＜| ﾚ'´ ! `vｌ! ＼ヽ.Ｌ_,> }く_ | 兵力の少ないノヴゴロドでは、
Σl ', ＼ _/ |! >､ Ｋ_ |
.∠! ヽ ｀/ .|! Ｘ<＼ _/≦ | 公とセットでついてくる従士団も
Ｚﾄ､. ＼_rv′ iﾊi 》¬ 'ﾏ⌒ |
ﾚ久 {{ lL ∧＼｢￣ . | 貴重な戦力だったの。
ﾚ'＾ト､_ |l. l_入 _,x＜,≧l￣ ゝ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
￣|,不＞;-i┤ {} {} ヽ__iﾊ. ﾄ､
ヽ从__j~ヽ｢ ヽ┘ .ﾄィ'i]
＼ ＼. Y⌒!
ヽ_xへ ヽ.ﾉ
ヾ!＿〉
.
- 136 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:13:58 ID:DGRzYBeY0
-
r´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.｀ヽ
| そして民会は、
|
| 公が自分たちにとって邪魔なら
|
／|￣￣￣∩,,∩ | クビにして別の公を招いたわ。
／|￣￣￣|..（(ｪ)・｀ ） ゝ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
／|￣￣￣|....|φ ∪ ） ∩,,∩
|￣￣￣|....|／ ｀u-ｕ´ （ ）
|＿＿＿|／ ∩,,∩ （ ｏ ∪
|| || (´・(ｪ)・) ∩,,∩ ｀ｕ-ｕ´
（ つﾛと） (´・(ｪ)・)
｀ｕ-ｕ´ （∪ つﾛ＿＿＿__
｀ｕ-ｕ／ = = ／|
|￣￣￣￣| |
| 投票箱 | |
[解雇] [解雇] [解雇] [解雇] [解雇] [解雇] お前の席、もうないクマ
‖∩∩ ‖∩∩ ‖∩,,∩. ‖∩,,∩ ‖∩∩ ‖,∩∩
∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀)
（ ） （ ） （ ）（ ） （ ） （ ）
｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ
＿＿
／｀ヽ／ ο ｀ヽ、 ご飯ください…
/⌒ヽ/ i
/,ﾆユ､{ ,r''{下､'ｰ-､,__
{( {ヽヽ ／^'ｲ:」ヾ',ｨー-､ゝ、
｀ い ヽ, ム、 /::／￣｀ヾー--.､
｀ゝ (＿_｝__, /｀⌒ヽ;::::::::::::＼;:::::`ヽ､
｀ー ' `{::::::::::::::::::::::_;_:;;;;:::::::::::;ﾉ｀ヽ,
ヽ、:::::::;r''´ ＼￣￣ ￣
￣ ｀` ー '
。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。
.
- 137 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:14:40 ID:DGRzYBeY0
-
――― ノヴゴロドはこういった「民会による自治」が伝統の公国だった。
かってのモンゴル軍の襲撃でも奇跡的に破壊を免れて、繁栄を謳歌していた。
iヽ二／＼二二ヽ＿＿＿＿＿＿＿
_,,.,.,. |]|／n∩n ＼二二二二二二二 二 ＼. _｢|l_───── ､
ゞ;ゞ;ヾ,‐,,､ . ＿＿ | |l]l]l ∧三三三＼l]l]l]l]l]l]l]l] /＼￣￣￣￣ _l ｏ |l_＼＼＼＼＼
ゞゞ;;';ゞ ;;ゞ;'':;:.,. ,,_ /TTTT|＼___ |]|l]ｌ /n i,二二二__|_∧￣￣ /' (） ＼￣￣ _|ｎ∩ｎ |l_.＼ ∧￣￣
;;ゞ;;ゞ;'_,n,_:;.;ゞ;.; ;:.:; :､.,.. ∠二二/_l_l_lrt_ｌ|l]､|llll | |l]l |[![! i__ﾊ￣∧ /:l]:V'三/' l] l] l] ＼￣_| l」ｌ｣.ｌ｣ |l_ /ロヽ __
;ゞ;;ゞ {I}{II}};ゞ;:;' :.:;;' :':.:';`;. _|E!E!E| _n__..． --‐‐fi‐─−─‐fi‐−─−‐fi─−‐─‐fi‐‐─−─fｉ─- ．..,,_n__ |ﾛ
|i!|...,.,,_`||′'l!i:`'l!!'':n_;;::．-‐||'_二二 -||-‐_''..二二!!二二二二!!二二二二!!二二二二!!二二二二!!二.. _‐- ..｣|__ ￣
|i!|;;";;､::||::ﾞﾞ;;''::'_'／,||__.．-‐_!!_,_､z=＝宀''' ~￣￣ ￣￣ ￣￣￣ ￣￣ ￣￣￣￣￣ ￣￣ ￣￣ ￣￣ ｀~`''''＝=三
,,､-'`"ﾞ ||ﾞ´ ／||／ 'ｨ＝''¨~￣´___ﾆﾆ三三三三三三三三 ,.､t''T叮了丁丁Ti¬-､三.三三.三三三:三.三三ニ＿＿
ｆi──‐}{ｆ!' ／ｌｌ／' .l三三.三 ,､t''T丁丁i¬- ､三.三.三,.<ヽ>‐` ´￣￣￣ ｀＾''く,r｀>､:三三 ,.､t ''Ｔ丁丁Ｔ¬‐､三三
||..二二][||'_,,／'.‐三|!三三,.ﾍヽ, -ァ'￣｀＾"‐く.｀>、三,心>ｲ'二二＿_|￣,t'三三 ヾk,. ﾍ三,.ﾍ >'"´ ￣￣｀ヾ'く.｀>、=
￣ ￣￣丁 ´.‐三三{:三.,〈ヽ／／...._ : .:_. . : :.ヾ. ﾍ ム,//: . ; :. ; :_.;:￣￣;~~ '''''‐iV‐''Vヽ_〉′┬┴┬-⊥_ヽヾ. ﾍ
. 三三三:{ 三三 三:l!三心/;;;/,,____,,,｀); . ._.:. : : Yﾞfﾆｉ=!;{: : :. . :.;: . ; : _ :: : . :. l;Yﾆllﾆ/ .;￣￣ ~`''''─- ．';;;Yﾆ
三 三.三:l!三三 _,.．;ｰ┴┴::':,｀~´￣´ -‐:. ..└| ├'"; :. ':.. .:..:.. :. .: .: ; : :_. ;└::‐┘:.;. :. .. : ..:. . : .: ;`:'‐‐
‐:.::‐ ー:.:.'‐:':"´::::::::::;::::::, ;::::::., _ ..: :~ : ;::::, .:: ‐- '_..: . .. .: : : ;:; ;. .;__ . : .: :. .: . ,::::;
:::::::::::::: .:::;:::::::: ..:: .:::::;:::::::、 ､:::￣.... . . . . . .....:::.:: : ..: ､:::... ￣ : ... ,::; :. ､:... ＿.:.... . ,..::::;
::::::::::- ｰ::;:: ....:::: .:::::::.::─::::... ::::::::.::::::.:::::::::::: ..::::::.. ::: ::::.............. . ..............::::::: .:─. :::.::.... . . . . ...:::::::: .::::
:: ..::::.:::::::::;: :::::::::::-‐::.::::::::::....::::........─ ..... ..:::::__.:::::::..... ::::::::::::::::::: :::::::::::: ..::::::.::::.... :::::::::::::.::::: ＿..::::::::
::....:..__....::.:.....::..... :..:..:...::.:: ::::::.::::::::.: :::::::::.::::.:::.:::: :￣:::::.:::::::__::::......... ￣ _ __ .........:::::::... :::::.:::::::...... ￣...:::::.:::::::
::....￣.....::.: ...: ... . . .::...... ..￣:: ::.:.::::::.:: :::::.:.:::.:. :::::::.:::.::.:: ::.::::::.:::.::..:.::::.:::. ::.:::::: ::::.:.::::. ::::.::::.:: ::::.:::.::::.:.:::.:.:::: ::::.:.__::.:::.:::.:
.: .: . . :: − ..: ... .. .... ..::... ... .... .. ..::.... ... ......-‐.:: ......... .... .....::.....__..... ..... ::...... .... .... ... :: ... ...... .... ..￣.. .
＿.. :: . ＿ ─ . .. :: .. . .. .. :: .. . .. .. . : ..￣. . . :. .. ... . .. .. . . ‐-
￣ :: .: : : ￣
.
- 138 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:15:20 ID:DGRzYBeY0
-
――― もともとキエフ・ルーシの時代からドイツのハンザ商人たちと交易があり、
モンゴル軍が来てからは、モンゴルとの交易も加わってますます発展した。
（ ヽ ―――― ○ ――――
, ⌒ヽ ( ） ／/ | ＼
（ ' （ ヽ⌒ヽ 、 ／ / | ＼
ゝ ｀ヽ( ） | (⌒ 、
( ､⌒ ヽ （ ヽ
( (⌒ ） (
, ⌒ヽ _,,.,..,......
（ ' .ｒ‐'''"~ |.|
~|¨|¨"i | o ゝ ｀ヽ ? ,. ．r'" '"''''''''''''''''''i――┐. .| |.|
. ! .! ! , ﾐく_）ттттr .h．.,_ｕ !!! |_|i` ､ ( -'"._,Ｌ ‐''"＝＝'''Ｔ "Ｔ |＿| |.. ..| r.1. .!.!
. ! ｰ!┌.. 卵}}.―‐r.- .|. i⌒j―~┤ｒ- _ ｭｮ"' レ"~ r.1 ｢~.|-.ｎ-|｢Γｌ | .|,．､ | | |^| ,...､ |
_ﾚさ/.| . こﾊﾂ | .| .|,<ゝ'＿ｲｨ_＿_.i⌒Ｌ ､．,． (.ｦ,-､,.､ /¨)ﾉ.)-､ｭ ! .|〈ｆ ),ﾄ､ﾉヽ,r>',.! .,ｆ ζ.ヽﾄ._,ｨ.| ,､ヽ
. ',ｉ .| ノﾆﾆﾊ、 ..| .| .|l,.,_.| __ |〉-.r '''''''ヽ='ィ `､ぅ`,'.} Y{ ''ｒ'.Yヽiﾆ./'｝f''｛ ｝ｆ,.)､><ﾆェェ f_,.-'-亠,､(ノ
┌─r''1.i__.| ノ}. | .|_,...._,Ｌヽ.,'´ ヽ‐_.ｉ1_┘､_i二二っ_ヾi¨¨i },'/..l l.ﾋi .l'f､)ィ' i'"1 i ｌ. i `i i.',ヽ~,.' .ｨ i.i-
｜ |_,.|ｺっ,,１i_ | .|￣ Ｔ,､mi i_ ,.7A.fヽ_―――．< ~ヽi.゛1 l l ｌl,.､ i.iｰ'ヽﾆ、､i.l .l_.l lll.',ヽ'<_/j ﾄi′
⊥．⊥L．‐ ''" l | .| /皿皿` ．_,ィ(,,,,､)_., ､|ｽ.｢｢￣「￣|__}ｆ"ヽ_ .i ^ﾄ|ｲﾄ､|./. <ﾉ､ﾂくヽﾞ､.i i.ﾉﾘ "lﾖ.ﾉ〈_ ,' .|￣
- ．_ _,.．-'''ｰ-‐Ｌ」口 , -'"_ﾌζ(`ｰ'―`-'"~| l .| .| |ニニｺ¨ Ц~i ii.Ｔтl只´ l.l _〉J',l ll l ~ l ､￣.ﾄ､|ニ
．_ _,.｀＞´ | .}_ｔ_ |,ｨ'＿＿｀'＿`´_`ー_―_''_'ﾄ.ト_''_''"¨_┐ィ=.l └｀.}_ﾉ ｉ.Y_ _j `i´.,' }i l'./| l l', .',
‐'" | ._j ｢￣|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|┘<ヽl―.､. Ｊl.l ｌ. ｉ. l"''~l i｀ﾄi ﾄ.､ ｉ l ', .ｉ---
.|' ,．．．_,r''>-､ .| ｆ.Y iYﾞ､ヽ〉Ｖ.>ヽi i ﾉ┌.────┐ ﾞ､ Ｌj､ﾉ └､_) ｀ l l .i .l"""
.レ rﾉヽr,>＜.ヽ,-ﾞ､ ､..|, 〉‐ﾝt ｿヽr">､ノ7-Y７ ,.､ _.,.､ !""".| しU ､_ .l ト┤
／､,>｀ﾄ､ﾉ_, ノ､( ヽ_ヽ‐/j ｎ .|l ,.-L__l ,r-__,..､l',( __,< ),.>ｸ､-.､,..`､ ~ ｀"´
／,,r''ヽ-'ヽ｛,r-_ノ.Ｙ |./,ｨ<ﾍ,ｲ< ﾞ､,' |ノf Y. Ｙ.¨)'i-( ヽ>-<~ヽr-.<)､)`､
／,,.､ ｀>''"''"ヽ,r' .〉- l,.r＝|.ﾉ i i i ', .ll .ﾚ'-'ｉ.i `‐'ｨ|`rY 口 ',ｺ ﾄ､´ ', } }`､
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |￣￣￣￣￣￣￣￣ |
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ |＿＿＿＿＿＿＿＿ ﾄ､
ｰ‐―――――――――――――――――――――――――――――┤
ー―――┬―――――‐ｰ┬―――――ｰ‐┬──────ー┬───┘
.
- 139 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:16:01 ID:DGRzYBeY0
-
――― しかしその繁栄も、国際情勢の変化には抗えなかった。
| | |
| | |＿＿＿＿_
| | |￣￣￣ ／|
| | | ／ ／|
| ／＼ | ／|／|／|
| ／ ／ |／／ ／ ／|
| ／ ／ |＿|／|／|／|／|
| ／ ／ |文|／ ／／ ／ ∧∧
|／ ／. ＿.|￣|／|／|／ /⌒ヽ)
／|＼／ ／ ／ |／ ／ [ 祭 _] ∧∧
／| ／ ／ ／ヽ 三____|∪ /⌒ヽ)
| |￣| | |ヽ／l (/~ ∪ [ 祭 _]
| | |／| |__|／ 三三 三___|∪
| |／| |／ 三三 (/~∪
| | |／ 三三 三三
| |／ 三三
| ／ 三三
|／ 三三
.
- 140 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:16:59 ID:DGRzYBeY0
-
――― ルーシを支配していたキプチャク・汗が弱体化するにつれ、、
旧ルーシの公国は次々と西のリトアニアと、東のモスクワ大公国に併合されていった。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 【 １５世紀前半のルーシ周辺 】∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
::／ ＿ |＼__
／::::::｀| "}:::::ヽ--/::/
__/:::::::::／ }::::::;;;;;::::!"
,,,,,--''::::::_/~ └;;;ヽ "
）:::::::::/~ ~~
/::::::::::::| スウェーデン __
|::::::::::::ﾉ :: ::: ____ l:::ヽ
|::::::::::＼ ＿＿ l:::::::l ~`l:::{
＿＿/::::::::::::::::〜〜:::::::::::ヽ `-- ⌒
:::::::::::::::::::::::::::::_/￣ヽ―〆
:::::::::::::::::::::::::::::} ●
::::::::::::::::::ﾉ冖::::!'' 【 ノヴゴロド公国 】
:::::::::::::::| ドイツ騎士団
::::::::::::::i
￣￣¨´ ● 【 モスクワ大公国 】 カザン・汗国
ポーランド王国
リトアニア大公国 キプチャク・汗国
◯ キエフ
（リトアニア領） クリミア・汗国
,,,,, ___/``＼
,,,,-- ___／::::: ／:::::::::::::::|
i┘::::::゛‐‐ ;;::::::::::::::>~ _/::::::::::::::/＾＾
__/::::::::::::::ヽ __--;;;-′ ／::::::: カスピ海 ┌―――――――┐
ｵｽﾏﾝ･ﾄﾙｺ ,,/::::::::::::黒 海 :::::::::::::::::ヽ_ ヽ::::::::::::::::::ヽ | ティムール帝国 |
↓ .／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ |::::::::::::::::::::＼ └―――――――┘
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
.
- 141 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:17:43 ID:DGRzYBeY0
-
――― こうしてノヴゴロドは、２つの強大な勢力に圧迫されることになる。
メ从ｲ爻ミヽ从f'"´ヾ从メミ从ｲ､
人㍉ミ｀ヽ｀ヽ 从ヽヾ ｲ从メ入
,ｨ从 ハ ﾐ ﾐ､ 〃 ミ ィ彡'"´从ﾒ
从メﾐ=ｖメﾐ y ゞミξ ィ==彡'"´彡ﾐ
ミ ミ㍉爻 入ノ ゞﾐ ヾ ｘ彡爻ﾒ
人 ミ ゞﾐ";ｲ 从 爻､ ミ爻彡ｲ ルーシの諸公国はみな、
彡 ヽ ミ 彡 从从〃 ノ;l ﾒ〃ﾐ 爻ミメ､
彡 ｀ヽメ７´彡マキ≧rﾒ从ｲr≦≠爻ﾒ モスクワ大公国が統一する。
爻 三彡ミ r辷tｧｭ,;ゞ;;..::辷tｧｭ 爻ﾒ
彡 〈 r｀ヽﾐ ,.;;'"´ ',::::: ﾐ´
彡 ﾍ ',λﾐ ,;;'´ ,......: 〉:: /
. ヽヾ ヽー ､ "´ ゞ‐ ´; / ノヴゴロドも例外ではない。
｀ミﾐ ｀‐'', "´ ,'
从ﾒ .:::ヽ ;'"⌒ヽ ,'
. ＿＿,ミ :::::::::＼ ,ゞ'";;ﾞ ,' __
／三三｀ヾ .::::::::::::::::＼ ,.:::: ,'ｌ ノ }
,ィ´ヽ ｀ヽ三ニム .:::::::::::. ;, : ::｀:. ､_;;;＿,':;| ／,,,. /
ー‐='´ー―-＼ ｀ヽニﾆ｀ヽ;:::. ﾐ .::::::::::::'"´/ﾐｰﾐ, /___, / ／
｀ｰ-=ミx;:.｀ｰ=ミ｀ｰ=ミ三ニ=｀ヽ ;ﾐ ;::: ﾐ /三三/;; ;;;:/ ノ ﾐ
＿＿;;; :: ｀ヽ;; ;;:ヽ ＼三ニニ＼ﾐ ::: ﾐ {三三 |;; : : ', ／ ｀,/
'"´￣｀ヽ､: : ヽ; ;; ＼ ｀ｰ=ミ三ﾆヽﾐ :: ﾐ {,ﾆﾆﾆ,': : ;;; :｀ヽ_＿＿_,,,,..,rｪムィ´｀ヽゞ､／
｀ｰ=ミ､; ; r｀rｭrｭrｭノ ｀ヽ三ﾊ :ﾐ :..｀"´/:::; ィ;"´: : ;; :; :;彡==ミﾞゞﾐ彡ヾ/
三三三二ニﾆ=‐｀ー'"´ ミ ｀ヽ ＼ハ ｨ彡´ {:: :.: ノ/ 彡'´; ; :: / ヽ;_,ィ､ﾞ´ ゞ､/
｀ヽ ｀ヽミ ＼ ﾐ ） ﾍ;;;彡 |彡´:/;ノ;:::'"´;;;,,,; ;;;ヽﾐ__,,,,人;: :: ヽ},／
三三三二ニﾆ=‐ﾐ ｀ヽ ミ ヽ ﾐ,/ :/ミﾊ ;:＿ノ; :: :/´ : ::::: ::::: ::::: / ）;; ィ´ ﾐ
｀ヽ ミヽ ヽ ヽﾐ ﾐ／:／ミ; r'´ :::: ::::: ::: ::: ::: ヽﾐ彡'´ ヽ.,ィ
【 モスクワ大公 「大帝」 イヴァン３世 】 ※雷帝イヴァン４世の祖父
.
- 142 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:18:37 ID:DGRzYBeY0
-
――― 特にノヴゴロドへの圧迫を強めていたのが、モスクワ大公国である。
モスクワ大公国はイヴァン３世の父の代で、泥沼の大公位争奪戦をやらかしたのだが、
ノヴゴロドは「敵の内紛を利用する」という理論で、その敵方に肩入れしてた。
_V ヽ
l＼ r´ _ ヽ/´ ー ､ ヽ､
＿ヽ ー' ／ ｀V ミ i!i ﾄ, ヾ､彡 l､
∠￣ ヽ ､ ＞‐￣ / _ ﾐ ＿ミ-一｀ i!i i!i i 彡 ﾚ,
二＞-､ ∧ 〈 f 三 ﾉi!i /ﾀ /i 〈 ﾉ)
/´ ﾄ ヽ' ∨ ､_从ソ/ノﾘ ﾉ ヽ <
＞ ､ lﾘ ヽ r=三彡=､ ﾞｰ､_Vﾚi_'' /i l ト'
＼ レｿ ｀´l t､_＿, ｪ彡' ﾗ ｀ﾐｮz'ｨ j/ イ ﾉ
､ ､ ､ ＼ i l l ｀ｰ==' rfシｼ'｀ｰ｀"r' ／／
从从ト､l､ ヽ ｒ r / / / 《三≡彡'” | ' ´
ﾆ三三三ミ ､ヽ ﾚ´＜ノ' ∨ ､ l
. ﾆ三三三三三∧ノ / l | 〈 _ 〉-｀-'
三三三三三三∧ノ_ﾉﾘ ＼ ｀¨>‐' ← 大公位争奪戦で敵に目を潰された
三三三三三三∧||ﾍ ＼ ＞'
三三三三三三∧||ﾊ ヽ { 「盲目公」ことヴァシーリー２世
三三三三三三三l||||ﾍ ／ ｀ヽ l
三三三三三三三||||llﾊ ／ ー - ' イヴァン３世の父親である
.
- 143 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:19:34 ID:DGRzYBeY0
-
――― そして大公位の争奪戦で勝利すると、その報復でノヴゴロドに派兵。
ヽ ｀＜三三三三三三ﾆ＼＿
＼ ＼ 三三三三三三 ＼＼_
ヽ /＼三三三三三三∧ ｌ ｨノrνr ､
ヽ ／lllllll＼三／ ￣ ＼三三≧z ､＿/ﾚ'´ / / ﾉｲ
/llllllllllllllllllУ V三三三ﾌ ﾉｧ
. /llllllllllllllllllllｌ l､ｨ l三ﾆ､ｰ' イ ) ノヴゴロドよ、
|llllllllllllllllll,ｨl| i l ﾄ l l l 斗´ﾌ /´i!ﾌ r- - ､ﾂ ﾂl
￣＼llllllｆﾆl´ l |l |l | フ´ｌ/ｌ/ｨr-/r､_(/ﾚ i! i!i! 彡 ソ 私の政敵を支援した報いを
¨{三l l l l l ',_ノ/l/ｌ／〈 V ＝=t r-ｯﾉi 彡 ノ
l三ヽﾉl_ノ ｀¨三ﾆ/l//::::::/l从|‖》 / ﾞﾃ〒' /' ｌ ＞ 受けてもらおうか！
ヾミ三三三三ﾐ/l//:::::::/ / l// ヽ‐' i!《ﾞУイ ＼
ヾ三三三三/l//:::::::ﾉ ', l ( ￣ ) ヾ/ ヽrー ､ )
＼三三ﾐ 「 〈::::::::〈 l l ￣ イ ノﾉ::::/l ヽ'
ヽ､三 ├‐{:::::::::l ∧ ｰ- ´ ／ /::::::l/ｌ/ｌ〉､
|ll￣l├ ┤:::::::ｌ ∧ ／ ／:::::://l//三
lllllllll├‐lヽ:::::ﾉヽ ｀ー 一´ イ:::::::::/ｌ///三三
llllll├‐|lllll::::ﾄ､ ｀ー─‐一7´::::::::::;ノl/l//三三
ヾll├ |lllll∨ ｀ー─一／::::::r一'/l///三三
〉､ﾄ|lllllllll} ／::: '´llll／＼/l/三三
l ＼lllllllｌ ／´￣lllll／＼／／三三
/＼ ヽ､ﾄ､＿ノllllllllllllll／＼／／ ヾ､三
l /ヽ ＼lllllll￣｀ー─一´‐´イ
＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
≧ ＜
''';;';';;'';;;,., ザッ -=ニ ノヴゴロドに圧力をかけるクマ！ ≦
''';;';'';';''';;'';;;,., ザッ ≧ ≦
;;''';;';'';';';;;'';;'';;; ／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
vymyvwymyvymyvy ザッ
ザッ n_n,n_n、n_n,n_n、n_n,n_n、
∩＿∩＾−＾∩＿∩＾−＾∩＿∩＾−
ザッ ∩＿＿∩ ∩＿＿∩ ∩＿＿∩ ∩＿＿∩
∩＿ ∩＿＿∩ ∩＿＿∩ ＿∩ ∩＿ ザッ
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩
| ノ ヽ | ノ ヽ | ノ ヽノ ヽ
/ ● ● | / ● ● | ● ● | ● ● |
| ( _●_) ミ | ( _●_) ミ ( _●_) ミ ( _●_) ミ
彡､ |∪| ､｀ 彡､ |∪| ､｀＼ |∪| ､｀＼ |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ / / ＿＿ ヽノ /´> ) ヽノ / ノ //ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (＿＿＿） / (_／＿） / (_／ / (_／
.
- 144 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:20:23 ID:DGRzYBeY0
-
――― 内戦を克服したモスクワ大公国の前に、
もともと軍事的に弱いノヴゴロドはもはや土下座するしかなかった。
. .: .￣￣￣￣: .: .
／: .: .:/ |.: .:/ |.: .: .: .:＼
. / |/ |../ |.:ﾊ.: .: .: .:ヽ すみませんでした〜
./ .: ｲ＿_ノ ヽ､＿_∨ .: .: .: .
./: .: .:≡≡ ≡≡.| .: .: .: .:|
/ノ|: .:/} }. } } |.: ﾊ.: .:｜
.: ヽ{ ,.{ ―--― {、{ |:/ノ : 从
∨v､＞ｚ‐r‐x‐:r‐＜/.ﾚﾚへ
/ ミＹ/Ｙ {／ ヽ}. ＼
/ /ハ / / ＼
/ / {/:}./ /／ ヽ
/ / ∨/ /ｰ―‐ ／＼）
/ /ィ≠/ /＝ミ､ ／///Λ
/ /{ / / ∨//////}
<ニヽ/ ヽ. <ニヽ/ ￣ ｢ ヽｰ‐┬ '
(＿ノ (＿ノー――┴‐┴‐ '
.
- 145 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:21:08 ID:DGRzYBeY0
-
N ' /i f ( , ヽ i ﾉ |ﾉ ﾄ,
〉､ヽｌ ヽ il V l _ ﾉ lｼ ／/ﾉ, 'ﾘ 本当にすまないという気持ちで・・・・・
/_ ヾ ｰ-ヾ､ 〉´ ｀V /／／-ﾄ -‐'ハ
'´ﾘ ｰ--/￣,'/ i ,'_N ／´ k'´-‐'_ ﾊ 胸がいっぱいなら・・・・！
l/ 彡 l | l l l i / i! |! l r一' ノヽ
ｰ'ノ ´／ l､ i!i! VNヽ l i! i! i! '､-' ￣ ｀ヽ'
'ﾝ r‐､＿/ ﾉヾ､_＼N l ﾚ'シｨ三 .l ,'｀lミ ｀ヽ_ｨ どこであれ土下座ができる・・・・！
)/／', ﾊ 〈 =＝ｭ､ﾉi }､-＝''､t l ,' lヽ｀ ‐=- - ､
ｰ/ l ', /r /f/( | l 〉 fi l ヾ ﾚ /l ＼ -一'＝､ヽ l
ﾉ ノ ﾉ｀i､ ', i!f fi! 〉l '〈 i!tヾ ,' / ト- 一‐ /´ ｀ヽ ト-一-､
､-‐'´彡´ /＞| ヽﾍ i! ,,'ﾞｰ ' ヽ ヾ /´ ∧ヽ / ,'､ ヽ
r´ ￣ ＞´ l ヽ __,ｨｰ‐､_ _ / V / , '／二＞_ヽ'´
/＿ _ ＞´ ／ ,l l ヽ ｀ ￣ ´ / ／ / ｰ- r' ／ ／
／∠_-‐' ノ ／ l | ＼ / / / ﾉ´ ／／
一─ー- -ﾕ ヽ / ﾘ l ヽ ＿ ノ / / ノ ､ _ / / /＞' ´￣ ￣
／ヽ ∨ / ／ﾉ l / /-'´ ﾉ- ' '´ ､
／ ヽ∨ / ／ l / / ＿,〈 i ､_ -｀一‐ '
＿＿＿_
|<三`'ヨ′
_/6|ｰ廿┤
/l￣ ＫL.三.｣￣h 焼き土下座オーダーはいりまーす
. / | レ兮y′/ l
〈 く ∨ l/ ,ｲ |
＼_,.>、 /,L..｣_
. 0ﾆﾆﾆ)而}ﾆﾆﾆﾆニ),ﾘﾘﾆﾆ)
. Ｌ| |＿＿＿__|＿＿__| |
l | |.＿＿＿＿＿＿_| | ,:
, l ＼ヽ l | , '／ ;'
:, ____l＿|_|_;_|＿|＿__|_|＿＿ ;
|＼ﾞ;三三ﾞ';三三三,;ﾞ三三＼ ;'
|＼＼三三ﾞ三ｼﾞｼﾞ三三,''三;'＼,;' ;'
|、 ＼＼三ﾞ;三三ｼﾞｼﾞ･'三三三;＼ ;
0ﾄ､＼＼＼;'三三;'三三三;''三三,;'＼
＼＼＼| 炎炎炎炎炎炎炎炎炎 |
＼＼| 二I二二I二二I二二I二 |
＼ＬI二二I二二I二二I二二｣
0｣ 0｣
.
- 146 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:21:53 ID:DGRzYBeY0
-
ﾌﾞｽ… ∫ ;′ ∫ ,;′ うぐあああぁぁぁぁ
ﾌﾞｽ…',. -――-ﾞ､ ;' ｼﾞｼﾞｼﾞ…
; / へ ｀>､'; ∫
_;'___{. ,>-／､／=;´イヽ;'＿
/三三j='rｰ､＼_>､)_�, >;;〉三'`、ｼﾞｼﾞ…
/三三└'ﾞｰ:;‐;;‐;;'`ｰ;;ヾ'｀"´三'三;`、
囮ヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱ囮
囮災炎災炎炙災炒炎災灸災炭囮
◎┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴◎
┏――――――――――――――――――――――――――――┓
そしてノヴゴロドは不利な条約にサインする羽目になった…。
┗――――――――――――――――――――――――――――┛
/⌒ｿ/⌒ヽ、
. / // ..＼ ._,
/ // .｀ヽ,.._,ィ''´ ｀'ｰ- 、 /i
/ // ＼,. _..ノ .|
. / // ⌒´ .|
/ // ―― ヤジェロヴィツ条約 ―― ｜
/ // |
. / // .|
/ // . 一言でいうと |
/ // |
./ // 「ノヴゴロド、しゃぶれよ」 |
/ // |
ッ芝ヾｼ⌒ヽ、 |
.ヾﾆジ ＼ ._,.イ⌒ヽ |
｀ヽ,.._,ィ''´ ｀'ｰ- 、 . |
.＼,. _., ､ . .ﾘ
⌒´ ＼._,ノ
.
- 147 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:22:27 ID:DGRzYBeY0
-
――― 1456年の「ヤジェロヴィツ条約」の内容はざっと以下の通り。
ミ ,,､,､,､,､,､,､,､､ 彡
l i''" i彡 ┌―――――――――――――――――――――――┐
.| 」 ／' '＼ | ノヴゴロドはモスクワ大公国に多額の賠償金を払う
,ｒ-/ -･=-, ､-･=- | └―――――――――――――――――――――――┘
l ﾉ( ､_, )ヽ |
ｰ' ノ､＿_!!＿,.､ |
∧ ヽニﾆｿ l
／＼ヽ /
／ ヽ. ｀ー--一' ノ/ヽ ノ７_,,, ､ ＿＿＿＿＿＿
/ (⌒､"⌒ソ⌒ヽ─ '" ｀､ ( ｨ⌒ -'"",う／諭 ／ ／吉:／|
~''(_)(_)(_)(_)ソ ヽノ ,イ^＿.|≡≡|__|≡≡|彡|＿＿＿＿＿
ヽ/｀､＿, ｨ/ ヽ─/￣／／|≡≡|__|≡≡|／諭／／吉 :／|
／ / ) / ≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
/ i|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
＼ ノ |≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|
＼＿＿ ／ ﾉ|≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|／
┌―――――――――――――――――――┐
領土の一部をモスクワ大公国に割譲する
└―――――――――――――――――――┘
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ＼
| 残念ながらボッシュートです！ |
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_／
ｼｭｯ
| | | | | | | ﾁｬﾗｯﾁｬﾗｯﾁｬｰﾝ♪ﾐﾖﾖﾖｰﾝ…
＿＿＿＿＿＿＿＿.
＼ ∧＿∧ ｱｳｯ |＼
＼（； ´∀｀） | ＼
.
- 148 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:23:10 ID:DGRzYBeY0
-
――― これだけならマシだったろうが、続く内容が反モスクワ魂を燃えがらせるには十分だった。
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
ノヴゴロドの民会は、モスクワ大公国の承認なしに、公文書を発行してはいけない
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
. / | / / / ／ / ／／ / ﾊ. ヽ ヽ. ＼
/' 丁|' ｉ l ／ /／／ 〃/ ＼￣ ＼! |＼|
＼/ j| ,レ' ＿ ／ ／./／/./ ＿ ＼ |＼. ｜ |／ toLoveる は児童ポルノにあたるから発行禁止ですぅ
. /__」ヒ.´_彡'_＞=,ニドノ' // 'ァ,.'ニ=＜} ' | |
/ ｛{￣ { ＼ Ｐ⌒!i // P⌒!i ノ ,' /! / 同人誌は著作権を侵害してるから発行禁止ですぅ
,/ {ﾊ.. ＼__, ゞ冖＾ /' ! ￣＾` ブ ／//
ﾊ. ＼ く __ ∠ イ ,ノ' 艦これは摩耶のしゃべりがウザイからサービス停止ですぅ
,/ ,ﾊ 7`ト _,＞ ＿_,. イ ! /〃/
f´￣ヽ ヾ、'.{}ﾍ. `'マ二..＿_ ／ /{}ヽ》
_) ＞┴=く¨ヽ ヽ.､ -- , ｲ }}
／ '´ ＼ﾚ-､V__. 、 _,. イ/{{ヽ{}/《
.' `て{ ヽ＼ ` -- / / {{-- −}}
' ' __j| ,ﾍ ＼. ∧_／ {{ /{}ヽ }}
,' ,' （_ |ヽ{i,ﾊ ヽ､｣. ＼ {{. }}
,' 〕|__ __ |／.,二ｆ丑:‐ ､＼{ ヽ {} /}}
（ }}/{}ヽ|／ /ﾊ ｢ ＼ヽ|{ ー i ‐.}}
.
- 149 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:23:48 ID:DGRzYBeY0
-
――― また「モスクワ大公国の敵との接触を禁じる」という名目のもと、独自の外交権も制限された。
が、我慢よ…
老齢＆目の見えないヴァシーリー２世じゃ、 . .: .￣￣￣￣: .: .
／: .: .:/ |.: .:/ |.: .: .: .:＼
モスクワ大公の政務には限度がある… . / |/ |../ |.:ﾊ.: .: .: .:ヽ
./ .: ｲ＿_ノ ヽ､＿_∨ .: .: .: .
./: .: .:≡≡ ≡≡.| .: .: .: .:|
/ノ|: .:/} }. } } |.: ﾊ.: .:｜
早晩、まだ若い息子に大公位を譲るだろうから ..: ヽ{ ,.{ ―--― {、{ |:/ノ : 从
∨v､＞ｚ‐r‐x‐:r‐＜/.ﾚﾚへ
そこから勝負を巻きかえすのよ… / ミＹ/Ｙ {／ ヽ}. ＼
/ /ハ / / ＼
/ / {/:}./ /／ ヽ
/ / ∨/ /ｰ―‐ ／＼）
/ /ィ≠/ /＝ミ､ ／///Λ
/ /{ / / ∨//////}
<ニヽ/ ヽ. <ニヽ/ ￣ ｢ ヽｰ‐┬ '
(＿ノ (＿ノー――┴‐┴‐ '
.
- 150 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:24:29 ID:DGRzYBeY0
-
――― はたして６年後の1462年、「盲目公」ヴァシーリー２世は息子に大公位を継承した後に世を去った。
/"ﾚ i(（ﾚ（（ヽ､､ ）'",r,,,, ｿ彡''" ｀i,
,r（（（ （（（ヽ｀｀＼) |Y|彡>/r""''"彡ニ＝-､､）
､|(（入（（ヽヽヽ"r"）ソﾘヽ,ヽ,〉ヽヽ ミ ヽ ~'-､
ヽ~ZY'」（⌒ﾊ ﾊ i ヽ 7}ヽ }} 〉 ミ ''ｰ-'"）)
. "ヽ,| 〉iヽ､,（（t | ,,, ::::｀| { t | ﾘt 三 ミ'-､ 息子よ…
. t彡,|〈〈 {〈ヽ､ヽ, t:::":: 〉 t､|ト{ヽ ﾐ三 ~'＝'" ））ﾘ
､t,ｼti yY'i乙~' ､ヽ;;;（t'､W''';;;;ニ二~ヽ~'ヨ三ヽ ｿ､,,
. (ﾆﾂi {i>ヽ;;;''';;;;;;zi''''"'''tiマ"""~~~'''ヽ i 'ヲ､= ）ヽヽ 私が失った光よりも輝くのだ…
（iii|ヽ >ｰ''"~ ﾗﾘ ~" "''iﾆ,i~', {''ｰ､~'| rﾉ||,ii ｀|iiﾘ
{{Yti'々r'ﾏ （,ﾘ'"' ,,,, ヽ ,} 〉ヽt__::{ /ﾆ'リi|| ヽ､
~'i,,i|〉〉 〉|-（,ヽ､-ｰ ､,i" ﾄ､''-'､ｰ､ﾘ､ ,／||ii ､､,t
i ti〉,| ﾉ ﾉ"::::~'､~ノ ~'ｰ|iﾐ,,,|::~||iij' ||| ｿﾘ
ヽヽ)|）X _,,,,,,;;;､､=＝ｧ i| i:::::ﾘ iii|| (,,
ﾘ 'ヽ,（ ヽ ｀'ヽﾆ＝ '''" ﾘ:::::|||ii |iiit ~' ､
（（( :iヽ | ,,,;;;;;;;;;''"" /:::::: tii ﾘ ''"ﾘ
ヽ i:ヽ ''" ／::::::: ﾘﾉｿﾘ i)）ﾉ, ~'ｰ ､
ﾘ, t::ヽ ヽ;;,,, ／::: ::::: //| i | ／tヽヽ t ヽ
（(( t:::ヽ "'" ,／::::: ::::: (（ ヽ,Y |:::）ヽヽ, tｿﾘ
ﾘ/ t:::::~'ｰ ''''''''''''"::::: :ﾘ / ﾘ:/::::ﾘ ﾘ ｿ(
（t ､ i::::::::::::::::::::::''''" /::: ﾘ /:）::::://ヽｰ'''~~~~~~~~フ''''"
,､-,,z'~)､,,i :::::::: /::::: ／/:ノ:::::/ |/:::::::::::::::::::::::／::::::::::
,,､､ - ｰ-''",ノ"::;;r''" '| ::::::: ｿ:: ／:/／;;､-':::/::::::::::::::::::::／::::::::::::::::
,,､ - '''" ／／"/:::::/ /:/ﾘ |i :::: ﾉ:: ／:::r"",r",､-r"::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::
,,､ - ''":::::::::: ／r'／r'/:::::::| t,ii ヽ;; ,,､-ｰ ''''''"/ :::/,r''"／:::/::::/~~~~/:/::::::::::::
,,､ｰ '":::::::::::::::::::::::: （ (r''r'":〈:::::::::t ti|:::::::::::::::'',,､- '" ,,､- '''"~/ :::/""／::::::/::::/￣~~/:i::::::::::
~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽヽ＼::::t::::::::ヽ ヽ､,,,,､-'" ,,､- '"::::::::::::::/ ::::/"／:::::::::/::::/ｰｰｰ/::i:::::
.
- 151 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:25:15 ID:DGRzYBeY0
-
-――――――‐-
, ､
やったー、ヴァシーリー２世が死んだ〜♪ ／ ＼
／ ＼
/ ｌ ヽ
後継に指名された次のモスクワ大公は ﾊ l ､ ｌ ｌ .
| .ｌ / 、 | ＼ |、 | |
まだ２２歳の若造よ… | /| ./ ヽ | ＼ ｜＼ | |
| / |/ ./ ＼ | ｀ ーヽ‐ ､ ヽ |
/, ― ' ＼| , =＝＝ミ. V
ノヴゴロドの熟練した外交手腕で . / { / , =＝ミ､ 〃{//////ﾊヽ | ､
/ V 〃////ﾊ V/////:ﾉ | ｌへ ヽ
手玉にとってやるわ！ . /／ ﾍ { {/////ﾉ =＝＝= | |＾ } ＼
| ､ ヾ =＝ / / | ' ./ ﾄー'
| } / / ハ | ./／ | 、 |
. ﾊ { ‐r―‐ ´ } ／|/ .| ＼|
∨ ヽ、 ､＿＿ ノ , イ ﾊ. |
| ﾊ ﾊ＞‐/^^^^ヽ‐r−r:＜ﾊ:ミ＜Λ/∨ ヽ|
|/ ∨ ∨/＝＝=/ヽ_><_／ | ＼
/ ./> | ∨ ./ ＜ / |
/ ./＼ | ハ/ ／ / .|
.
- 152 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:25:56 ID:DGRzYBeY0
-
┏―――――――――――――――――――――――――――――┓
その次のモスクワ大公こそが、かの「大帝」イヴァン３世である。
┗―――――――――――――――――――――――――――――┛
＼ ＼ :::＼ .::＼ ::: ＼＼＼＼＼＼＼＼ ﾐ辷ｿヽｰ'ﾞ､ ヽ ＼＼ ＼ :::＼ .::＼ ::: ＼＼＼＼＼＼＼＼
＼＼ ＼,,;::ヽ ｀ヽ､,ﾉ´＼＼＼＼＼＼＼ ﾐ ヽ:::ヽ'ｿヽ:: ﾐ＼＼,＼,,;::ヽ ｀ヽ､,ﾉ´＼＼＼＼＼＼
＼＼＼ ＼ ＼,ィヽ _｀ヽ＼＼＼＼＼＼ ﾐ:;;:;:;::;'"´ .::. ﾐ＼ ＼ ＼ ＼,ィヽ _｀ヽ＼＼＼＼
＼＼＼＼ ＼,ノ }ィ´ ￣｀ヽ＼＼ (⌒ヽ,＼ ﾐ:..,.,....,.,.. :::::; ﾐヽ＿＼ ＼,ノ }ィ´ ￣｀ヽ＼＼
＼ _＼＼＼＼〈 ｰ‐〈＿_,...ィﾐ: ＼＼ ヽ ::｀ｰ';;'"´｀ヽ;::;;.. Y´｀ヽ、＼ 〈 ｰ‐〈＿_,...ィﾐ: ＼＼
＼ Y´ ｀ヽｲ'"´￣￣ヽ´ ｀ヽ ヽ＼＼｀. 、 ﾐ'"´ヽ ,r=ﾍ⌒','"ヽ '´ ｀ヽ ヽ＼
＼ ,ゝ､ {:: ｨ } ヽ ＼＼＼ ｀ヽ､ ﾐ辷ｿヽｰ'ﾞ､ ヽ ＼ ＼
_Y´ ｀ー}￣l }､ﾉ :: ﾐ― ､＿彡＼＼＼＼＼＼￣｀ヽミ; ;: ﾐ ヽ:::ヽ'ｿヽ:: ｀ー― ､_＿彡＼＼
_ヽ､＿ ゝ=ｲ:{ :::::: ﾐ＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼）ヽ从）ヾノ）､＼＼＼＼＼Y´ ｀ヽｲ'"´￣￣ヽ
＼（ ｀ｰﾑイ::::', :::: ﾐﾐ＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼,ｨ从乃'´メ川彡ヘ＼＼＼＼,ゝ､ {:: ｨ } ヽ
＼（｀ヽ､＿::;;;ﾉ :::::ヽ ﾐ､､_＼＼＼＼＼＼＼＼＼,ｲ从从彡ｲム刈川从ヽ＼＼Y´ ｀ー}￣l }､ﾉ :::
＼ヽ､ ,ハ ;:'"´ヽ .::::: }ヽｲ'"´￣￣ヽ＼＼＼ ,,ｨ彡ｲ彡イメ'"´メ北斗ノ拳ミヾ＼ヽ､＿ ゝ=ｲ:{ :::::::
＼＼ ｀ーく ;: ::: l{:: ｨ } ヽ＼ ｰ=ミ川｀Y彡'"´ メ彡'"´フ彡イメミヽ （ ｀ｰﾑイ::::', ::::
＼＼＼＼ ` ､__:::::::. //}￣l }､ﾉ :: ﾐ＼,｀爻;州ヾ=ﾐ,从 メゞー彡ｲ⌒ミ彡彡ミヾ（｀ヽ､＿::;;;ﾉ :::::ヽ
＼＼＼＼＼ ＼ ｀ヽ＿／//ゝ=ｲ:{ ::::: ﾐ＼彡川ヽミゞミヽ斗イ彡'.,.,.,., ゞ彡イ.＼ヽ､ ,ハ ;:'"´ヽ
＼＼＼＼＼＼＼ （ ｀ｰﾑイ::::', :::: ﾐ＼爻ミヾｰ=ﾐヽミｰﾆｲムミ从ゞ' ｀ミﾐ爻ﾊﾐ､｀ーく ;: :::
＼＼＼＼＼＼＼ （｀ヽ､＿::;;;ﾉ :::::ヽ ﾐ､ 刈ヽミｰ=ミヾ从ﾞﾞﾞﾞムｲr;'￣ﾉ ﾐﾐﾐﾐr'}'ﾐ＼＼` ､__::
＼＼＼＼＼＼(´｀ ヽ､ ,ハ ;:'"´ヽ .::::: }＼ヽミヾミヽr≦ﾑt,キﾐゞ=ィ´ ｀ﾐ;r'ﾉ }ﾐ＼＼＼＼｀ヽ＿
＼＼＼＼＼(´｀ヽ :::::＼｀ーく ;: :: l＼＼｀ミ::::; ,彡三ゞ'; ;'"´ﾞ"´ ヾ__人ﾐゞ､＼＼＼ ＼//
＼＼＼＼(´｀ヽ ﾐ ＼ ::＼＼` ､__::::::::. //＼＼｀ヽﾐ;:., Lシ' ｌ ,, イ〉 ﾐ;; ヾﾒ,',＼＼＼＼ヽ
＼＼＼＼ ＼ :::＼ .::＼ ::: ＼＼＼｀ヽ＿／// ＼＼＼ ヾ::':, ｀,ゞ'"´｀ヽ ,ｨ:: ＼',＼＼＼＼
＼＼＼＼＼ ＼,,;::ヽ ｀ヽ､,ﾉ´＼＼ ＼/// (´｀ヽ＼＼＼ヾﾐ ヽ'"´￣ ,ゝ､ ,':::.;:::. ヽ＼＼＼＼
＼＼＼＼＼＼ ＼ ＼,ィヽ _｀ヽ＼＼(´｀ヽ:::::＼＼＼＼ ＼ ＼:::{ ; :} ,'::::. .:: ＼＼＼＼
＼＼＼＼＼＼＼ ＼,ノ }ィ´ ￣｀ヽ(´｀ヽ ﾐ ＼ :＼＼＼＼ ＼ ヽ',___,ノ' ,'::::. .:::. ＼＼＼
＼＼＼＼＼＼＼＼ 〈 ｰ‐〈＿_,...ィﾐ: ＼ :::＼ .::＼ ::: ＼＼＼＼＼ '''' ,....,ﾉ ,':::::. .::Y⌒ヽ＿ ＼＼
＼＼＼＼＼＼＼＼＼ヽ '´ ｀ヽ ＼,,;::ヽ ｀ヽ､,ﾉ´＼ ＼＼＼ヾ''"´ /:::::. Y⌒', ＼｀ヽ＼＼
＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼ ＼ ＼,ィヽ _, ｀ヽ＼＼ヾ､＿,ノ::::::. ,ｲ´', ', ヽ ｀ヽ｀ヽ
＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼｀ー― ､＿彡 ＼,ノ }ィ´ ￣｀ヽ＼＼＼ヽ::::. ﾐ:{ ', ; ｀ ;; ｀ ハ
＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼ヽﾐ, 〈 ｰ‐〈＿_,...ィﾐ: ＼＼＼＼＼: ,ｲヽ ｲ ヾ ::. :: }
┏―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓
このチート級のモスクワ大公は、まだ独立している他のルーシの公国を次々と併合していく。
┗―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛
.
- 153 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:26:39 ID:DGRzYBeY0
-
。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。
／ i丶 ＼
/ / ∧. l ＼ ヽ
,' / !. / ', l ヽ ',
! l l. / ', lヽ､＿__',. }
| l | / ＿_ノﾍ /ﾘ! ｌ |
| | l￣ ', // ＿ ｌ |
j l l ＿ Ｖ 〃￣ ` !〉 l/ ノヴゴロド公国、
. V 〉､ ! ／´￣｀ l∧!
!{ _＼ l j もしかして詰んでナイカ？
l ゝ __ ヽl u ＿＿_ /l
! ＞. 丶＿_ノ ｲ l
l ｀＞ ､ ＿_ . ＜ |
| ﾘ丶＿___r‐'＜／）＿j_
| ＿/_: : : : : :: ＞' ／｀ー ､＼
| ＞'´ ..ィ: ＼_: :／-､／}＞ｧ'´ ＼',
r＜_. ＜: : : : : :.／ ヽ Y i ／ ＼
l: :＼: : : : : : :／ ヽ ＼〉l´Ｖ ／ ＼
∨´ ｉ ヾ'/
/ / j{ i| ‘，
. / / ′ ハ 八 i i
. .′ .′ j{ ! i| | ∨ｉ i { } |
. ノイ ! ハ | !| | ハﾄ､{ハ{ ハ !|
どう見ても詰んでるわね…。 八 i|ﾊ /―Ⅵ八{ ノ ‐＼‐ 七7 ‘. 八
ヽ. | ｘ≠≠ミ ｘ≠≠ミ i / ヽ
/ ＼{ . 弋うｿ 弋うｿ ″ ,'Ⅳ ‘.
ただ国力からいって、 .′ ｉハ / ′ i
ｉ ﾄ､ . '''''''''' ′ '''''''''' .ノ }|
時間の問題ではあったけど。 |{ ! 八 人 ｲ 八
八ﾄ､ ヽ ＞ ⌒ イ /! /
＼ﾄ､ Ⅵ＼ ≧ ≦ ノ}/ | /}ノ
｀ ＼{ | ｀TT´ | ´ },ﾊ/
,， ´ | | ＼
. イ ﾉ∧ ｀ r 、
r‐= ´ i| イ::⌒Yヽ ＿＿/ ｀ __
| ヽ ／ ∨::::/ ∨// i
| ｉ }⌒{ ｀¨′ / |
| ,′ |::::::| ｉ ′
。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。
.
- 154 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:27:22 ID:DGRzYBeY0
-
┏――――――――――――――――――――――――――――――――――――┓
マルファがノヴゴロドの女市長として表舞台に出てくるのは、この後からである。
┗――――――――――――――――――――――――――――――――――――┛
,,<Lﾉ . -‐ ￣ ￣ ‐ ､ l |
_,</>' ／ − ― - 二 ヽ | ＿＿
＿＿>､l-‐＝ / ｰ- .＿ <´＾｀> _ _ <´＾｀>二￣-‐ ￣
´￣ <ヽ> // / ,ヘ. ￣ <、｀ (:＠:) ,> ← もっとも民会も女性を市長にはしない。
_ L､> l//／ ｀ ｰ- ﾆﾆ二<､≪|| ||≫ ,> ヽ
､>. <ヽ|l/ ＼ ／ <､ || _|| ,>｜ ＼＼
＼>､ L lll ､､__,, __ , ,,└||'^||７ |｜ ヽ＼ マルファは死んだ全市長の妻であり
>ヽ< . /｀l !l ::::::ｉ｀ ´l ::::::i｀ ,-!､ / | | 新たな現市長の母親だった。
<ヽ） , l | ｀ｰ ' , ｀ｰ ' ^i lZ |.| _< そしてノヴゴロドの実権を掌握。
> l > .／ ｀ｰ l "" r ‐┐ "" , ン/>､ || ┌／」´
〉l <／ ／ Ｌヽ､ .ﾉ ／ <／_> -､ _|| l／l それで「女市長」と呼ばれた。
└＿lニ| ＞ヘ_ _／ ＼´_ , −lニ7_へ-ン|￣
,｀―､ ／ <ﾆﾗ<´ ｲﾄ、 > ヽ |三ｭ ヽ なお生年は不明。
/⌒Ｙ ､ヽ)┘ lﾆﾆl i＼_//・| ＼_// lニl ＼
.l lし'｀' / _＿ l＝7 ヽ､/ ・＼／ Ｚ< ヽ
／ヽ二／ ヽ、 「ニl ／l＞ii＜l＼ ､ ヽ ､_)） 、 l
/ ( ﾉ l ヽ、 lﾆ l ' ハ ＼ |ヽ ヽ ヽ ノ >.
|、 ( / l l /､（l´ ┌廾┐ l ｀ｰ ､ [二[ ]二] l
ヽ (/ /´ > ＿ ,-７Γ-､＿_ | v´ / l l
(/ , ´ ノ´_~ ー´/~ | ｰ 〜 ､_｀ヽ、 ﾉ |
_ ／＿ ‐ ´ ／ー´ / | ｰﾆヽ / |
.
- 155 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:28:18 ID:DGRzYBeY0
-
ノｔ┘ _ ∨｣ ＼ / ／
r┘ , -,二ﾆ-'´ _,. --―‐┴‐{/⌒ヽ、
. rｔﾆ_シ′ ＼ ,. '´r― ､ ―-- ､{〉 ヾ- ､ 我々は１０年ほど前に
, ィ┘＼ヽ ／ ＼ ｀丶、 ｀ヾ､ ,.-圦彡ﾄ､
／r┘ ヽ＼/ ／ ｀ヽ_ ｀丶、 >'::.:／｀=彳:ヽ ヤジェロヴィツ条約を結ばされたかしら
｢/´ ＼ヽ / ／! ￣｀ーへ:∧ヽ }∨
/｣ / ヽ＼ ,′ / / ｀ヽ、 /r┘
｢/ ,..-_ﾆｲ ＼ヽ ,′/ -､Vｲヽ
ヽ/} ／／ | ﾄ､＼r'′ , -‐ _,. l ﾚ'′ 民会とノヴゴロドの市民に約束するかしら
ノ V //´ ｜ | ＼ヽ '´ y=-;ミ 彳::.k!′
∨/ Vﾍ | ヽ＼7っ: ﾊ ヾﾆﾊｰ-､
_二ﾆ／ ヽ ヽ Y⌒ｰへ ヾ -‐′ ! | ヽ
＼ 弋＿ ＼＼ ＿, ｨ ﾉ ノ この屈辱の条約をはねのけて、
｀￣＞┴‐ ¬ ､ヽ ´ ／- ､
く _ r┘_ヽ＼＿_／ ｝ 再び他のルーシ諸公国から一目置かれる
, '´￣｀ヾく」-―ｰ＼ヽ‐{r＜二∠_
／ { r-‐}|::ﾄ､＼｛ ＿_} ｀丶､ 自由の国ノヴゴロドの自治を取り戻す、と。
/ ヽｰｲ＜_|::| ＼ヽ仁ﾆ、 }
,′ く＿ノ|::l rY¨¨ユ ∨/
{ ∧ |:」 / ｝ 二}_ 〈
ヽ、 ,イ ￣＞ｲ| 厶 ,. -く (⌒ヽ
｀ー--､ ヾ、 ／ |:| 厶ノ ＼｀ヽ } }｀丶、
ヽ Y´ |:| _ノ ﾄ､ ｀¨´ ノ l
/ ｀、 〃 |:| ￣〉 ヽ ｀フ′ |
.
- 156 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:28:56 ID:DGRzYBeY0
-
∩＿＿＿∩
| ノ ヽ.
/ ,, ノ U ヽ ヽ クマ達もあの条約は屈辱だけど…
| |||||● ● ）
彡､ ( _●_) ミ 具体的な方策はあるクマ？
/＿＿U |∪| ヽ
《 ( ＿＿＿.） ヽノ（￣￣ 丿》
【審議中】
∩,,∩ ∩,,∩ イヴァン３世って若いのにやり手だクマ
∩,(´・(ｪ)・) (・(ｪ)・｀) ∩∩
( ´・(ｪ) Ｕ) ( つと ﾉ(ｪ,)・｀ ) モスクワ大公国との協調路線で自治を認めてもらうべきクマ
｜ Ｕ ( ´・) (・｀ ) と ﾉ
ｕ-ｕ （l ) ( ﾉu-ｕ はぁ？敗北主義のポチ熊はこれだから！
`ｕ-ｕ'. `ｕ-u'
ﾏｰﾏｰ ∩,,∩ .∩,,∩ ｵﾏｴﾗﾔﾒ 死ねよモスクワのポチ熊！
∩∩(´・(ｪ)・)(・(ｪ)・｀)∩∩
(´・(ｪ)・) Ｕ) (Ｕ とﾉ(ｪ)・｀ ) ｹﾝｶｲｸﾅｲ お前が死ねよウヨ酷士熊！
｜し Ｕ∩∩ ∩∩と ﾉ
ｕ-ｕ( ･.(ｪ)･)＝つ);:)(ｪ)・｀）
(っ ≡つ＝つ⊂⊂)
( /∪ ﾊﾞﾊﾞﾊﾞ∪￣＼_)
ｵﾗｵﾗ!!
.
- 157 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:29:31 ID:DGRzYBeY0
-
ヽ .| r==,、 ‖‖_/_/_/_/_/_/ ./
ヽ .| ｀＝´ ‖‖_/_/_/_/_/_/ ./
──────‐ヽ──────‐.|──────‐‖──────/───
＼ ヽ ＿＿＿＿_|＿＿＿＿＿＿.‖＿＿＿＿＿__/＿__
＼＿＿＿＿＿__ヽr'´￣￣￣￣''T￣￣￣￣￣'''‖￣￣￣￣￣'７￣￣｀ヾヽ
￣//二二二二二二｀li─────|─────‐‖─────/───ｎi⌒l
ヾヽ ヽ￣￣￣￣｀ヽ il | φ / n「i .| i
──ヾ-ヽ────‐ヽil────‐|────‐‖────‐/──nl^| i!.| .| .|
、＿＿_ヽ ヽ＿＿＿＿.',i!＿＿＿＿_|＿＿＿＿.‖＿＿＿＿/＿＿__.|.| .| | | .| .|
ヽ, l^l^h、,,,,,,,,,,,,,,,,,,i^h .| ‖ /,,,,,,,,,,,,_／|.| .| |.| .| .|
＿_ヽ＿‖i |.ト|:::| |::::| l|＿＿＿＿|＿＿＿_‖＿＿＿_/li三三三.| .|| ..| || .| .|
‖.l |.l .l:::i l::::i .|:::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.: : : :.:.:.:.:.:.:.|::|i::::::::::::::::| .|i ..| |i .| |
il .l |l .l:::l i::::| .|::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:: : : :: : :.:.:.:.:.:.:.|::|l::::::::::::::::l .|| ..| |l .| |
三三ﾆij l .|iﾆl:::l l:::i .|三三三三三三三三三三三三l::|i::::::::::::::::l |i .| |i .| |
三三ﾆij l .|ﾆl:::i .l:::l . |三三三三三三三三三三三三l::|l::::::::::::::::i ..|l .| |l i .|
ij .| .| ,l:::i .l:::l |::::::: : : : : :: : : :::: : : ::::: :: : ::l::|i::::::::::::::::l ..|i .i |l .| |
.il .| | |::::| l:::i |:::::::::::.:.:.:.:.:.:.:: : : :: : : : : ::::::.|::|i:::::::::::::::::i .|l .| |i .| |
: : : ／. : : /;／ : : : : : : : : : : : ヽ : : く｀Yヽ ＿
: : : : : : ／;' : : : : : : : : : : : : : : i : : : :ヽ Y＾Y´ ├┐
: : : : ／/. : : : : ＞──一' : : :人: ､: : : Y i j ｨ _￣¨i
: : ／ ; ' : : : ／. : : : : : : ., ´ i : ヽ : !r{癶癶癶ヶ' く
／: :/; : : ／. : : : : : ;__, ´ ': : i : :| rく ＜ ノ
: : ://. ／: : : : : : :∠ i i : :| _rく 孑'
イ/／ : : : : : : ／ Y. / 癶√V {
: :Y. : /⌒Y: ／ ー- }_厂Y＾i {￣￣ ホラそこ、ただでさえ弱小なのに
: j. ://＾ヽﾞぐ ≡ミx ､_ 人＿厂￣¨
: : Y Y.: } :ヽ, ≫ｘ.,_ ／ 内輪もめはやめなさい…
: 人 ;.:. ﾉ:ン /rゲﾍ /
: : : : Ｙ＾￣ じ'ﾞ ∧_
三ミヾ:￣¨y .:.:. /
: : : ＼ : 〈 } でも単独でモスクワ大公国に
: : ミ､ : ＼ 〉 _ _＿r一'
: : : : :ヾ : / __) もはや敵わないのは事実かしら…
ヽ; : : :Y＾ﾐー─く
⌒ヽ, : : ; : : : : : : : }
＼ ＼ーｘ : :〈
＜: : :｀ー三厶
＼: : : : 人＿)ﾌ
｀¨¨＼ ￣
.
- 158 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:30:11 ID:DGRzYBeY0
-
_＿＿ .ｨ⌒ー-. . . .
／￣ ￣ ￣｀ヾ: : l : : : : : : : : :｀: : .rくｨへ _
. :ﾞ : :＼i : : : : : 斧≠ミvﾊ/⌒ヾﾉ
/. : : : : : }i: : : : : :〉{ _｀ヾﾞ })
,: : : : : :／ ∨: : : :ﾏﾑ r{ /厶ﾒ}iﾊ《
. ,: : : : :/ ＼: : : :(∧辷弋f乂.ｲ '.) だからリトアニアを頼るかしら…
. i : : : ,′ ＼: :.辷＼乂ｰ彡/く
. : : : :, ____ ｀_＜⌒≫ｭ-くｆ^ﾊ
∨:_j ､__ ｀ヾ '´￣ _｀ ＜_⌒^: : ' 彼らだってモスクワ大公国の成長は
∨ﾊ彳fぅ心 f斥r示菑.{:ﾘ }:.乂
_八 '. ゞー^ , ゞ-ｲﾘ }ﾞ.ｲ八 脅威のはずだわ。
/.-‐=ミ. """ """ .ﾊ: ￣:｀ヽ _
{. : : : : :ﾍ ト--‐‐ｧ ｲ .{三二ﾆ:i ＼
人二ﾆ=乂≫ ゝ-- ﾞ . ィ iハ.:∨. :-=ﾐ} ＼ ハ
／ 厂: :｀ヾ 7/≧＝彡 / .′{_彡. :ハ }. / /
} }-=＝ﾐ:〉 ,/.:.:}∧ .／ /.:.:.:乂:_:_: ::ﾘ , / /
〉 ⌒7ア. ,/.:.:./ 》ｒく ,:.:.:.:.:.:| /.:彳 fー-ﾐ _, :
. / (:( } }.::.厶イ{{あ}.＼〈.:.:.:.:.:.:i ⌒ヾ _｀ヽ ｀´ ⌒ヽ
.. / r-ｲ {.:.:.:.:.:.:..:}i爪(.:.:.｀.:.:.:.:.:.:{ {ﾊ. /(f ﾊ ／ , / {
, ' {. }.:.:.:.:.:.:/ｲi|i{i{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{ ; ∨ . V{_乂_ ゝｲソ._人
／. ／ }:.:.:.:.:/.:厶!.}i}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i .′ .} ∨_∧＞ー＜ﾊく
/ ｰく. ∨∨.:.:{.:.:ハ}以.:.:.:.:.:.:.:.:.:; ! V(_∧__ {///{_(
∨/, ＼ ∨∨.:.:.:.:rj.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ ' { ∨{__ハ{///,_ﾉ
. .∨/ ＼_ ' ゞ=才ﾊ=====彡 { ＼ ＼ﾊイ//／
. ∨, ／乂ﾊ _} /i{:iﾊ 八_ ｀ー-＝ミ_)＜
∨ ｲ乂 ノ. {i:八:i} ´ i
. ∨ /_ノ ／ ｲ只ﾒ, ト
∨, (/∧./ ／乂＼ ' ｀ : ..
∨,厂〃 ／厂.:.:.弋_＼ ｀: .
. }〈 / ／_乂.:.:.:..:.:.:.:.辷_ヽ ＼
V./ /厂.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}∧ ＼
/ /厶.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Tハ 丶
′ ./ (.:.:.:ヽ._.:.:.:./.:´.:.:.:.:.:乂∧
.
- 159 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:30:56 ID:DGRzYBeY0
-
過去にも何度かやったけど、
リトアニアから「勤務公」を招聘するかしら。
どこの誰をノヴゴロドの公にしようと , -､ , -――- ､
! ', く￣｀'ー ､ ,rz:ｙェｭヽ
それは私達の自由かしら。 . ヽ. ヽ __ /.:ト ､ ー-{｛ rｬｚ_}｝ハ
ヽ ＼ /´ ｝ / '} 丶､ ヽ,:ｸｰ'ヽ.〉 li
ｒ‐ヽ. ヽﾉ / l.: / ＞‐ゝ〃ヽl ｌ|
r | {:. , 九、 l: /- ､ ' ,ｨfﾒ､ ＼ l :!
. ｢', ＼＿｝l ﾉ }' ＼ ヽ!:y=､ ﾍ:りj ､Y´Vl
l ヽ＿〕 ＿ ｲ _〕＼´l＼ _ﾊ:り 、 ´xXx fヽjﾉ
｀ ー 'ｔ--イ __j´ ／ _} ＼ //⌒ヾ _, -'´） ,ｒｰ｣
ﾌ⌒K´ ' ヽ、｜ ヽ、__.／￣ ｀ヽｰ ､ﾆ´ r '´￣￣¨ヽ
厶ィ ｌ ＼ ／ | ､ ヽ ｀丶 - V ｣ト-イ_V´ . 二 _ ｣、
/ ﾊ. 丶､{＿ ｣ ｀ ヽ ／ _}｡ Yﾞ-―‥ﾁ:〉
＼人_从人__从_从人__从人_人从ﾉ／ └ 'ｲ. ﾍ ／ ｲ /‐ｔ― ヽ､, ｲﾉ l:ﾄ､ , -_｣{
＞ ＜ / , l 'ｰｫ / / ＼＿_ , f´￣｀ﾌ|｣ 匕.-'‐i|
＞ 敵の敵は味方！ ＜ ´} '´＼ / { ／ / ≦三} ｡ Ｋ≧ｲ!
＞ ＜. ¨´ｹ ハ フ | ／ / └＝' ､ /ハ l
／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒WY＼ {.ノ} し'ｲj' / ／｀ヽ }'´ :|
┏――――――――――――――――――――――――――――――――┓
この時点でもう、ヤジェロヴィツ条約は破棄されたといってもいい。
┗――――――――――――――――――――――――――――――――┛
.
- 160 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:31:42 ID:DGRzYBeY0
-
。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。
/ |
′ | ｝ |＼ |
「勤務公」？ . .′ | 丿 /｝| ﾟ｡ |
| ∧ ／ 厶斗‐‐ ° | |
ナニソレ ／ | _｣Ｌ.＼ / .斗‐‐-ミ, /く |
. ／ / 人 ｛ rぅ‐-ミ ／ V.り 丿∨rぅ| |
. ／ ／｝ ＼〉 Vり __丿
. ｛ ｝. . . . .人ハ ｀ 人 /
それからノヴゴロドは独立国なんだから . / ∧ ｛ /. . . . . . . . 人 ／ . . /
. / / V. . . . . . . . . . 个. . . ｀ ／.＾V
「自治権」って表現はおかしくないｶﾅ？？ ′ ＼〉 . . . . . . . .. ._｣L. r‐〕ﾆ爪.／......../ ⌒^¬‐- _
. | ｛ | . . . . . ´_r‐‐¬厶イ⌒＼8..｡../￣厂｀７.............
. |∧｛ | . ／ /.........[........... ｝o........＼/....../....../..............
. ｛ ！ . / .....|......[.............｝.................___厶.....′.............
‘. ｛ ｝丿七ゴ......./o....r‐- ／........｛___...........
＼〉 .:'..../............../.............￣＼〉......｛........./￣
｛..-┼-ミ......｛..-‐‐-/................. ｛....../
∧.....|..............｛o........ |................... ｛.../
〃 ／ ｉ ヽ
. / 〃 / | i | ‘， 実を言うと、ノヴゴロドの「公」は
′ ′ / / | |ﾉ ｉ: :.
. / / i 厶-‐/ ハﾊ ｉ､-|:: }ｉ モスクワ大公が兼ねていたの。
, ／ ｲ .:| /j/}／ / ∧ヽﾄ､!:: 八
,〃´.: |:.. |' yfﾁ斧 斧Y|::ｉ /ｉ{
/ .:::::/|:i: | ゛弋::ﾘ ﾋﾘ' |ﾉ' j八 でもあくまで名義上のもので実態は無し。
, i: :::/{从ﾄ､:.{ , ,i ｉ/
{ ,ハ:. ヽ __｀ , 八|
ﾚ ヽﾄ､ ヽ |: 丶 ｀ ／ }| | そしてノヴゴロドの側が軍事指導者としての「公」を求める場合、
＼ {ヾｰ- ≧=‐- く{/'j八{
ｿ | i ﾄ､ 実際にノヴゴロドに赴任して戦う公を「勤務公」とよんだの。
, イ | i | ヽ､
r＜ ｀ヽ、 jY＾ヽ__.ｲ｀ヽ
| ｀ヽ、 ＼ / ヽ={ ｀寸.: i
| :. ∨ V∧ :i |
| i _ ｉ/∧ xﾍ |
。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。
.
- 161 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:32:26 ID:DGRzYBeY0
-
┏―――――――――――――――――――――――――――――――――――┓
さらにノヴゴロドは、ヤジェロヴィツ条約を公然とシカトするようになっていく。
┗―――――――――――――――――――――――――――――――――――┛
ミ＼＼＼＼ ＼川ﾐミ＼ミ ･ ┃ ･ ,.,┏┓┏┓ ┏┓┓ﾌ ╋┓╋ ╋┓╋ ╋┓╋ ╋┓╋ ╋┓╋ ╋┓╋
ミミ＼／二ｌ'二＼ミ┏┏┏┏┓ミ＼･ ･┏ ,.／ｌ┃┃┃┃ ┃┛┛ノ. ┃┃┛ ┃┃┛ ┃┃┛ ┃┃┛ ┃┃┛ ┃┃┛
＼ミミ/◯ミミｌミミミｌ ┃○○○ ﾉミ＼┗･┃┏┃┃━__━┏━━┓ﾌ ╋┓╋ ╋┓╋ ╋┓╋ ╋┓╋ ╋┓╋ ╋┓╋
＼ミ/○○ミミ＼ミミｌ┃○○ミ/＼ミミ＼ ┃┃┃┃-‐'/ ┗━┓┃＞.┃┃┛ ┃┃┛ ┃┃┛ ┃┃┛ ┃┃┛ ┃┃┛
＼ミ/○○｡ミミミｌノ ミ＼○＝ー,.ミミ∧ .∧. ┃ ┏┛ ┏━┛┃＞ ╋┓╋ ╋┓╋ ╋┓╋ ╋┓╋ ╋┓╋ ╋┓╋
＼＼＼○｡┌┐□＼ミミ＼ミﾐﾐﾐ,ミミ/ ヽ/ ヽ.┃ ┃ミミ ┗━━┛ﾌ ┃┃┛ ┃┃┛ ┃┃┛ ┃┃┛ ┃┃┛ ┃┃┛
. ミ＼ミ＼ └┘_ミミ＼＼ﾐ＼＼ミ／◯ ◯, -┗━┛＼＼ミ ーーﾌノ∨ヽｌ.‐''ｌ‐''ｌ‐''ｌ''ｌミノー／ｌー--,.,.、 ╋┓╋ ＿
＼┌┐┌──┐＼/￣ｌ￣/＼ │＼ーー/┏━ │ミミ__＼＼ミミ○○○。 └┘ ┘┘ l / ゞ､＿＿ ┃┃┛ │━━ツ
□└┘└─┐│／◎ ／ ｌ ＼／┏ミミミ＼｡○ー□、 ミｌ三ｌ三ｌ≡ｌ＼└─ l ｲ＿ノ ＿＿__::::: ヽ |l }!
─┐ ┌─┘│/ 1001＼ ┃┏ミミ○○ミミミミｌ ＼,.ｌｌ-ｌ二○○○｡ l l＿＿_彡 l {ij } ﾉ ミ
└┐ ･└──┘ ,.,.//￣￣＼ ＼ ┃┃ミ○○｡ミミミミｌ ｌ二/二/＝/''‐、.l}l {j ﾃ彡彡＝＝-::::::: ミ
┌┘ ┌┐口□ー、__ｌｌミミミミ＼へへへ＼＼＼ｌミミミミミミ//＼ ≡ ｌ__ｌｌ___ｌｌ___ｌｌ;;;/＼i ー≠ , -= Ｙ⌒V
│ │└┐ ミミミミ┌/○○ｌﾐｌｌ＼＼＼＼ミミミ//ミミミ＼ ≡≡ └─＼ｌ { y──‐, 〃 i り
─┘ │┌┘┌───┐＼ｌｌ○○○ミミｌ＼＼＼＼￣￣ｌ_ミミミミミミ＼ ≡≡○○○｡丶 ｉ_/ ＿ ﾉ |lー- ､
││ └──┐│ ＼○○ミﾐ//＼＼＼＼＼＼＼ｌ￣＼￣ｌ┐ ≡ｌ三ｌ三ｌ三|］ ＼/"／￣￣￣￣ゞ ＿ ヽ
└┘ ┌──┘│＼ ＼ミミ//ミミミ＼ ＼ ＼,/￣ｌ/￣ｌ￣＼ └└└└ /,／;;;;;; ;>≠ ＿ﾉ
へ└───┘＼＼＼-＼ミミ＼＼＼＼,.ｌ￣ｌ／│ミﾐｌミミミ＼＼＼ ＼ ｌ/;;;;;;;;;;;; ;＝＝;;;ゝ､ /:;:;:;:＼
ｌ /ーー┐__/￣‐---,.、＼＼／＼￣ ┌／ｌミミミ◯ミミミミﾐｌ＼＼＼ ｌ,.,.-‐''' ;;; ミニ丿:;:;:;::;:;:
＼ー,.,.,ｌ__ｌ ,. ;; ｌ ／__///＼ ／ ｌミミミミ◯ ◯ミミミミﾐｌ一--,.,.,.、ミﾐ .／" ;‐'''''" ;;;;'''ｌ__}!
＼＼＼ ＼,.＼ ヽ '''ｌー└─"／ーー＼//ｌﾉﾉﾉｌミミ◯ ◯ ◯ミミミミミｌ＼＼＼￣￣＼/、/ ;; ;;;;ｌ-~
＼＼,.ー┘ ;;; ,.'/ ○○/////￣／///＼◯ ◯ ◯ ◯ミミミミｌ＼＼＼＼ｌ ;;＼ ---‐‐''"" ;;;/
＼＼＼/、 'ｌ‐" ｌ ｌ ○○○///ｌ /川川ﾉﾉ/ーミミミミ‐‐ミミミ//＼＼＼＼ｌ ＼＼ ;/
.
- 162 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:33:06 ID:DGRzYBeY0
-
――― ヤジェロヴィツ条約で割譲したはずの領地に侵入し、そこの住民を脅してノヴゴロドに忠誠を宣誓させたり…
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
_,,..-‐''`'ｰ-､_
_,.．-'''"~""''' ‐- ．..,,___,,..-‐''~""''' ‐-~""''' ‐- ．..,,__'''""~
∩＿＿＿∩
| ノ ヽ
/ ● ● |
| ( _●_) ミ 返事はハイかYesのどちらかだクマ！
彡､ ,､､|∪| ,,,ノ
/ . ヽノ ヽ
| ＿r'ﾟlﾆﾆﾆl]_ _＿＿＿/l
fﾆﾆﾆﾆllﾆﾆ| ＼[ l===ﾆﾆl]}||||||||ll]}ｺl|====iﾆｺ ： ∩＿＿∩ ：
|l_,,=-'''~ | ＼... ヽ'''ニ「_,,,l⌒l｡__｡_]三i三三iＦ ： /ノ ヽ ：
| 〈,,/ヽ__＿）|ll [`ー' ： / ◯ ||||| ◯ ||||| ：
： | ( _●_) ミ
： 彡､ |∪| U /"￣ﾞﾞﾞ`つ ：
： / ＿＿ヽノ ;ノ ヽ(￣ﾉ ：
： (＿＿＿） ;○ ○ ￣ i ：
： | i (_●_)Ｕミノ ：
| ／＼ (￣￣￣ ) ) ：
| / .) ￣{￣￣ （
∪ （ く ゝヽ ）◯
＼_（＿（＿＿＿つ
.
- 163 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:33:45 ID:DGRzYBeY0
-
――― 「モスクワに無断で文書を発行しては駄目」という条文を無視して、他国と様々な協定を結んだりした。
＿
〃￣` - ― ‐ - 、
{! ／ r ､_ィL ,J`ｰ ､
ゞ､ / ヘ / ﾍ_ｨ､ｯ-<ｭ ゝ
`ー-/ // `ー ､≧ ｲ 《薔》ｬ､ﾊ
/彡 `ー､_ 〃l| |ﾄ､ }}ﾊ
あんなふざけた条約 . l / ＿＿ノ ゞ､＿＿ ヾ.jl || ヾ' ｌ
lｲ ＿＿_ ＿＿__ ヽ |l }! l
まじめに守るわけないかしら！ l l l {j ﾃ 三 l {ij } ﾉ ミ !
l} ー≠ ＝＝- ミ ﾉ
,-＝i /) , -= Ｙ⌒V
〃 { ／`'`' / 〃 り l
l{ / ﾉ |lー- ､ ノ
ヽ ∧ハ べ′ー＝== ＿, ゞ ＿ ヽ
ﾉ ＼￣: :o: : ／ >≠ ＿ﾉ
l 廴 : o: :／ ゝ､ /＼
（（ ∨ 丿 ,ヘ、 ミニ丿 }
∨ ／ / ヽ ､__}! /
`ｰ一´ ~ ＼
.
- 164 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:34:30 ID:DGRzYBeY0
-
――― しかしモスクワ大公国の方は、まだ耐えていた。
統一事業に忙しいのと、まだまだ強敵なタタール勢力との抗争もあり、
そしてノヴゴロドの親モスクワ派である大主教イオナに期待していたからである。
l l::::::::::└┐┌┘:::::::::::::::::| |::::::::::::::::::ヽ
| |::::::::::::::::| |:::::::::::::::::::::::| |::::::::::::::::::::::!
| |:::::::::::::└┘::::::::＿＿|_|::::::::::::::::::::::|
| |::::::::_;;;-ｰ''´￣: : ハ: : :｀`丶､::::::::|
〉-'7:/: :／, : : /: / _l,.ﾑ : : : : : ヽ/ r´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
/: :/:/: /: /: : :/: ;ｨ'´ﾉ !ﾊ: : : : : : ! | モスクワ大公国はもはやロシア最強だし |
/: :,' / /: :/: : :/ /,ｨ行气刊;=､: : : :l | 大公のイヴァン３世は有能よ。 |
! : l: :!/丁ｸト!/ﾚ' V::::::ﾘ"!lうﾘ : l : ! |
{ : l: :l: !汽示 ゞ-'' !l1": : :!: :', . | ノヴゴロドがモスクワ大公国と争えば
| : l:ヽl: l` V:ﾊ , 从! : : : l : ヽ | 破滅しかないわよ！
|: :ﾞ､: ヽ:ﾄ､.ﾞ~’ _ / l : : : : ! : ヽ. _乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ
'､: :ヽ : : へ.. ＿＿＿ ./＿_!_: : : : !: : `､
. ヽ: : l ヽ: : : : : : : :「 {_ _,. ┴-､:ヽ
ヽ: l : : >ー-'ヽ＼ ￣￣ヽヽ`､ ＼ヽ
l: :!: xヽ.＼＼: ＼＼＿＿ ﾉ丿:::＼ ^ヽ
l;イ ヽヽ ＼＼:::`ー--ー彡:::::::::::＼ ＼
/ j ヾ､ ＼＼::::::::::::rー'ヽ;: - ､:ヽ ヽ ← ノヴゴロドの大主教イオナ
/{/ ヾ､. ＼＼::::::::::ゝ 〉::ｊ /
/∧ }}ヽ. ヽヽ::::< r:'::::,' / めっちゃ大物
. /: X 〃ヽ ｝ ｝::::::〉 ┐ l:::::::/ ｨ'
/: :/ | 〃 〉/ /:::::::::::::::! !:::::::::!. 〉
. /: :/ /:＼ 〃 .{l |:::::::::::::::| |:::::::::!. ハ
/: :/. /: /: :＼_. {i !l |:::::::＿;レ┴ー┴ｰ< `､
/: :/ /: / : :l: : :ヽ.{{. 廴レ'´ `ト-!､
. /: :/ /: /!: : :l : : : ﾍ)｝ -〃 〉 `ヽヽ
/: :/ /: / ',: : ', : : :/,ﾍ / p 〉
.
- 165 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:35:11 ID:DGRzYBeY0
-
――― しかしその大主教イオナが死去すると、情勢が一気に加速する。
／／ ｨうヾ ＼ヽ
| j >=彳 ::::ｌ |
| l __＿| |＿＿ ::::l｜
/l | | | .::::l l::＼
| .| | └─┐ ┌─┘ .:::::l l:::::::.＼
ｌ ! | :::| | .::::::j ,'::::::::::. ｌ
｜ ｌ｜ ::└ｰ┘ .::::::::j ,'::::::::::: ,'
', ', l _,;:ｧ-rｰヾー ､＿.:::::::://::::::::::: ,' え？ 出番これだけ？
,.-'´::::::::::::;::::::::::::::-､::::::::::::＼:::::ヽ /.
,.- ア;:::::::::::::;::::;:!:::::::::::::::::::｀ヽ::::::::::ヽ:::::::':,｀ヽ
／ /:;ｨ::::::::!::::/::/l::::';:::::、:::::::::::::ヽ:::::::::ﾊ::::::ﾊ ',ト､
. ;':/ ,':::|:::|:::::|:;' ヽ::;ﾄ::::',‐､._::::::::ﾄ.::::::::::';:::::::l.. l l ｀i、
ｌ;' !:::|:::|:::::Nｿ ､ ＼::',ヽ::ﾒ:_;:ﾉィ‐}:ヽ::::|::|:::|::l | ｌ、 ｀l__
,'l:::|､:';:|,r ￣｀ヽ ヾ|ｧ＾¬ﾍ. ﾊ:::l:::ﾉﾘ::::ｌ:::|、-,.l ', ｀ ｰ ､
. ノ::lヾ:ﾄ:::l l l l′ l. l:::ﾉ:'ﾌ:::::::';::|::、｜ l. ヽ
,.,ｲrlィ:´:/:/ ヽ、 ノ 、 ﾉ /..::::'く::::::::::へ:|:ヽ ´| l-一 ´
(...__| '／://.、' ' ￣ ｀ ー ´ /ﾘ::::八:..:ヽ::::::7/｀ヽ一 '′
/'ヽ:.:{､.:.｀ ‐ ､..＿_......_ ' '_,.ィ::::;::::/::ﾑ::::.:.:ﾊ⊥ -'
' "´ ｀ ｀¨ ¨´ l:!:/}:/i.::.イ:／
´ :/ ｿﾘ/
.
- 166 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:35:53 ID:DGRzYBeY0
-
r´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.｀ヽ
| これより民会を始めます。
|
| 本日のお題は… |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ
ゴーーーーーーン
ゴーーーーーーン r´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.｀ヽ
| 次のノヴゴロド大主教は
|
| モスクワ府主教の下で
| ;,,;,| |
| .:.| | 叙任を受けるべきか否か？ |
| .:.| 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ノ
| .:.|
γ⌒ヽ,i＿_＿ :"；;:：､;；:｡
,i;:;:;:;:;:;,i ＼:"；;:：､;；:｡ :"；;:：､;；:｡
.I_______I ＼_:.:.__:：､;；:｡ :"；:'`::'::'；;:：､;,:,｡,,, ,
＼ ＼ロ；;:：､;；:；;:：､;；: ':'`;'`::'::',:'':'`;
＿_＿＿＿__＿_______i`､ | :|＿:'`::_',:'_'`;___ _:'_'`:＿:'';；`;＿＿＿__ ___ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿____
=:.=.=i〔〕〔〕i=＝=＝=i＼ヽ、,:|＼ :／＼` ､ ___ ／＼` ､ ____ ／＼` ､
|＿___| | `.､ヽ、.:.＼.:.:..|i田l;|___l ／＼` ､ |i田l;|___l ／＼` ､ |i田l;|___l
-.─-.─-─-─.､::..;| |＼ヽ、-',＿＿＿＿＿／xXx ＼ヽ＿＿＿＿＿.／xXx ＼ヽ__＿＿＿___
=＝=＝===＝=＝'.:.:|`.､.:.:.| ＼|:.: |＝=＝= =＝|.:iコ._,iコ |:;|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |:;|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :
____ ○ |.:i |:.i |:..::`.､|:.:...:.| |.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |::|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |::|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :
｜ .||.:.:. |.:i |:.i |:..:... |:.:...:.| |.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :
｜ .||.:.:. |.:i |:.i |:..:... | ` ､| | --─-─--|..=＝=＝::|::| --─-─--|..=＝=＝::|::| --─-─-
｜ ,., ||.:.:. |.:i／J,.,.,|. ,.,.,...|.,..;.:.| |.:..:.ロ.:.ロ..: . | |::|.:..:.ロ.:.ロ..: . | |::|::..:.ロ.:.ロ..:
"；`；`::'::',:;:;:："''":｡;:"；;:：､;；:｡-..,"'., |.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|:i'⌒iｌ⌒'i;:|:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|:i'⌒iｌ⌒'i;:|:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :
；;:： ,:'':' `::':: ',:;:： ,:''':'`::'::',:;:` "'"';: ;|.─--─--ｰ|:ｌ::.:..lｌ::.:..|;:i,/:─--─--ｰ|:ｌ::.:..lｌ::.:..|;:i,/─---─-
:,:'':'`::'::',:' ':'`； ;:：､;`: :'::',:;:；;:：,:'":;'／ ￣￣￣￣ ､｡､..｡ ￣￣￣￣
,:'':'`::'::；;:：',:;:：,:''':'`::'::',:;:`"'"' ；:｡;: :"； ;:;､;:：;:,
；;:：､;`::'::',:;:；:,:'':'`::'::',:'':'`;:：,;:;:' "'"' :"； ;:.;:： ､;；:｡
"'゜"'゜”"'""'゜"'゜”"'""'゜"'゜ "'゜" '゜ ”"' ゜""'"'
.
- 167 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:36:36 ID:DGRzYBeY0
-
∩__∩ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
[（,´(ｪ)｀,）] | ちょっと待って下さい、
. |/| |Ｘ|-|| | この議題は明らかにおかしいクマ！
.／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ . ＼＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
┃￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣┃ ∨
┃ ┃ ∩∩__
__∩∩. ＿__┃＿ __┃__＿ (ﾟ(ｪ)ﾟ,,)||
||(=ﾟωﾟ) ／ ／| |＼ ＼(|X| U/ﾉ~ゝヾ
||○|X||ヽ... ／ ／ | ∩＿_∩. | ＼ ＼ (’ヮ’ﾝ||
ヽ＿⊃⊃／ ／ ＿（ｪ )・｀ ）＿ ＼ ＼ ﾉ|○V ||
┃_／ ／ ／／（ O ）＼＼､ ＼ ＼. ＿ﾉ
.|￣￣￣~| .‖.| . | | | | || |￣￣￣~|┃
‖.| （＿,）＿） | ||
∩＿＿＿∩
| ノ ヽ. モスクワ府主教の下で叙任すると前の民会で決めたから
/ ,, ノ U ヽ ヽ
| |||||● ● ） モスクワにもそう返事してるクマ。
彡､ ( _●_) ミ
/＿＿U |∪| ヽ なんでそれを今さら…
《 ( ＿＿＿.） ヽノ（￣￣ 丿》
ひっこめ売国奴！＞
ﾜﾊﾊﾊﾊ！＞
.
- 168 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:37:16 ID:DGRzYBeY0
-
ヽ人_从人_从人__从_人__人__从人__从人ﾉ
＜ ＞
＜ 我らノヴゴロドは自由の民！ ＞
＜ それなのに… ＞
＜ ＞
Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒YWY⌒WY⌒⌒Y⌒WY
, -- 、 , -―――― - _
／/ ヽ ,／￣ − _r〜冖ｰ-､_｀ヽ
/ / V/ − r'´ _r -z､＿-└､ﾊ
! ' / |{ ￣ | 「 「f こ三ﾍ ＞−┐ ＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
|｜ / /l｀ − _ { └ｔ〈」└ｔソｲ 〉 j ≧ ＜
ヽ! i / / ｀└／,∟ヘ _７イ＼ーｲ| ≧ ノヴゴロドはモスクワ公の相続財産だと ≦
＼ | l ,' ,＼ /ｰｔ.T´＼ ＼ﾘ! ≧ ≦
￣ l l〈 ｰ- ､ _ {／斗≧ｘｭﾍ ＼/V ≧ いつまで言わせておく気かしらーッ！？ ≦
', l.ﾊ ＿Y 彡ｲ r lヽ ﾍ／-､ ! ≧ ≦
ヽ、∨〈 ｒ l 弋._ ﾉ ' 〃ｒ冖 |/ ／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
ハ. ゝ ' / ノ／
〃Ｌ', , - ― ､ l| .ｨ´￣ﾞl
|l／´＞ 、 ＼ | 〉 !ｲ--z―'イ￣ ヽ
, 、 l! ,ｨ/７_.＞､ ヽ二／／ |｢ ￣三了 ',
／／｀ヽ_ ∨/'´ 〉 ｀− ィ´ ／'ー-､ﾆ｣ ', そうだクマ！ ＞
/ / ／ /＼{＿∠-¬ ／ | ／ r'ﾆ二 ￣| ヽ
〈 ' j_ V 〈 ＿」 /!＼j∠. ┬− ｧ ┘ ＼ いいぞ女市長！ ＞
＼ ､ 〈_丿 ､└//￣| ｒ−i ', / {/´ ﾍ /
｛ ヽ、 ｀Ｙ | ゞ=' ﾚ {＿｣ |／ ゞ=' / /
r┘／ ', 〔 | | l ／ / l ＼ ＼ / / /
ｒー｣ / | ｒ┘| ! ヽ ＿／ l| ＼＿_／ // イ
| / !r┘ ,' / / / }| ヽ l ／〈
※名分上、モスクワ大公はノヴゴロド公を兼ねており、当然だがその地位は世襲
.
- 169 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:38:03 ID:DGRzYBeY0
-
,. -‐ ￣￣ ｰ- ､_
ｒ ' __,.､__ ＼_
人 ＼ ＼ ｒ'／⌒ヾ二ﾆ_＼
,' ＼ ＼ ＼「,' ,.､ｒ､ ヽﾗ
ﾊ ＼ ､ ヽ!,-‐ﾍ {薔}ｯ､ ﾉ }、 我々はリトアニアとの結びつきを強めるためにも、
ﾊ / 〃 ヽ ＼ ヽ.／ﾞｰ､_メ ,>'.ﾊ
. | l 〃 / ｀ヽ､ヽ ヾ､ ／v' | 次のノヴゴロド大主教はモスクワ府主教ではなく、
! ! ,' ,' -‐- ＼⌒ ヾ／"´ |
. ', ∨ ! ､ ,. ｀＞-､ ヽv―､/
〉＾ヽ | ｙf三ヽ イ fヽiﾐヽ }ｰ､ ヽ キエフ府主教グリゴーリィから叙任を受けるべきかしら。
. ､! (｀∧. ', ヾﾞｿノ ゞ_"ﾉ ', ﾊｒ, ' /_
/｀ヽ､!l､ヽヽ ￣ ノ ｒ!| ノﾉ ﾊ
}､ ヽl.|ｰ､‐^、 ｒ,―, ｒ'く"=_!|‐´ ,.ﾍ、
ヽ ＼ !!,-'―‐＞ ､ ゝ ' ,.＜.| |ｰ'ｿ､__／ ﾉ
へ__／ﾞ __｀￣ヽニ´二__L ヽ ＼__／ }
{ ﾄ/ | 二二ﾆ「Y_{´__ | ､ヽｰｲ）
У / .! }-―‐ｲ .ﾄ+´__ | ,ﾍ ,､ヽ＼' ※キエフはリトアニア領
| { ゝ､_ｨ７´7｀´ヽヾ ,- 〉､ ∧／ｯ'
＼ ﾉ ノ , ｿ | ﾟ ､‐ﾄ､iｰ'V 〈|
）´ ｀ ,,.ｧ __L、l. ﾟ |ヽ ｀ |
/ _／,.-ﾃ´ -､Y＼ /! ＼. ﾊ
/〃￣ ´ ∠_ ､ﾞﾌ ヽ' ﾞｰ´ ＼ ',
,ノ -＜ , ､7 /二「｀'二| iｰ-､＿.ノ
. （ ーﾍ／ ヽ_,-{-､ ｿ ＼
＞-､ -〈 ∨ ∨ ヽ
/ ￣ ー ､ __フ ﾊ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
━━━━━━━━…‥
━━…‥
, -――-､ ｼｭ
／≠ｰy'""´ヽ. | ｼｭ
iO",〇' |li.,.,i |
,-――'´ヽ,,.,ﾉ,.,-‐'" ﾉ
∠--‐_===‐'人 ヾ i
゛７"" ヾ, ` ,｜
ﾉ`ヾ ` ii｜
＿＿ノ_＿__i`' i|ゝ､
/゛j゛゛'ヾ, ￥`iｰ―-､＿ノ"ｷ￣｀'ヽ,
| ‖ ヾy 中 Yﾉ:;､ j￣゛'ｰ- ､
キエフ府主教 グリゴーリィ → | | __<::: | il|| lji|| |ﾝ:i _,- l
i. i ""i,:::. 中 ﾉﾉ i||| |,∠-y'"´ ≠
〉 i |::: | || | /￣￣ヽ,／i
λ i ゛゛`i: 中 // у´" ゛ヽ,у／
λi ﾐゝ;:::ﾉ ´´ √r, / ､ 〈／
|`､ l:/ 〃 ／"| /_/_/ﾉ
| ゞ, -‐-‐‐〈:: / ／ イ´
| i,il"""||゛'i::: ／ ／iil|
.
- 170 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:39:15 ID:DGRzYBeY0
-
、＿＿_ヽ ヽ＿＿＿＿.',i!＿＿＿＿_|＿＿＿＿.‖＿＿＿＿/＿＿__.|.| .| | | .| .|
ヽ, l^l^h、,,,,,,,,,,,,,,,,,,i^h .| ‖ /,,,,,,,,,,,,_／|.| .| |.| .| .|
＿_ヽ＿‖i |.ト|:::| |::::| l|＿＿＿＿|＿＿＿_‖＿＿＿_/li三三三.| .|| ..| || .| .|
‖.l |.l .l:::i l::::i .|:::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.: : : :.:.:.:.:.:.:.|::|i::::::::::::::::| .|i ..| |i .| |
il .l |l .l:::l i::::| .|::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:: : : :: : :.:.:.:.:.:.:.|::|l::::::::::::::::l .|| ..| |l .| |
三三ﾆij l .|iﾆl:::l l:::i .|三三三三三三三三三三三三l::|i::::::::::::::::l |i .| |i .| |
三三ﾆij l .|ﾆl:::i .l:::l . |三三三三三三三三三三三三l::|l::::::::::::::::i ..|l .| |l i .|
ij .| .| ,l:::i .l:::l |::::::: : : : : :: : : :::: : : ::::: :: : ::l::|i::::::::::::::::l ..|i .i |l .| |
∩＿＿＿∩ キエフ府主教グリゴーリィは
| ノ u ヽ
/ |||＿ ＿ | あの「イシドール」の弟子クマよ…
| u ( _●_) ミ
彡､ u |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ /´> ) モスクワの教会にケンカ売るのと同じクマ…
.￣ (＿＿＿）￣￣￣ (_／￣￣
┌――――――――――――――――――――――――――――――┐
| |
| _ ､r､ｨﾍゝヾﾍｿゞへﾍヾ'ｨ , ｜
| ,､ゝﾍヾﾝヾﾍゝｿゞﾍｿへハゝｿ'ｨ. |
| zべゞﾍゞﾍヾｿヾゝﾍヾべヾｿ､ﾍﾊｲ. |
| _ゞヾrヾゝヾｒ､ﾍヾゞへくﾍヽﾍｲﾍｨﾘ |
| ´（rゞ（ヽ（ヾゝヽ（ヽ（ヽ（ヾ/ゝ从ﾍli| |
| l ´ilil| |
| l _ lr‐ ､ |
| ! ｀ヽ､,_、 ､__,／_´ 'rﾞ) i |
| . ヽ弋tぅ､},,_〈,ﾆﾞ,ｒtァ,ﾌ !'j / . |
| イシドール → ', ´￣｀） '" ´ ￣｀ /ｰく ｜
| . ＿＿ ハ (＿_, 、 , ' |､ ） _＿＿__ |
| ,r,´=＝＝ｿ| __＼丶ニニﾆク ／ ノ_ ゝ‐く´-＝＝=､ヽ. |
| . /",ｨ=＝=（ 《⌒ヽ＞｀二二 _イ‐く´《⌒》′ { -=＝＝=､ ヽ. |
| (ﾍ ,ｒ=＝‐ノ 》 ヽ/ / | iヽノ´}! 《 （ -=＝=- ／ ) . |
| ＼ヽ 〉 ノ' ! i l l l _ノ' ヾ､ ｿ ／／ ｜
| ｜
└――――――――――――――――――――――――――――――┘
.
- 171 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:39:51 ID:DGRzYBeY0
-
。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。
／ ﾟ｡
. . ｛ . ＼
. /. .｛ ∧ l| ﾟ｡
. . . . ｛ | / 八 _｣_
ｉ . . ｛ .斗 /⌒ ∨ |ハ | 「イシドール」の弟子？？
| . . ｛ |/ 斗-ミ ＼｛_｣_ ｝ 八
. ！. . ｛ Ν/ ん( ん.V
. . 人 | {{ Ｖリ vリ ん′ ナニソレ
｝. . { ＼ | , , , ､ , ,｛
｝. .人〔k＼〉 __, 八
｝. . ./.｀¨¨〕iト ´ ／
. ｝ . ｛. . | . .__} .
. ｝ . ｛ . .|. /...........‐-..l〕爪, ｛
. . . ｛.__」く.............｡.8.ﾊ..＼ ｛
/ r＜___彡...＼........o/.{{∨.二ﾆ=┐
. / /⌒丶...............｀¨¨´....{{.................. |
＿＿＿＿＿
|/////////////／⌒￣￣｀ヽ ＼////'
V /////////／ ∨//
イシドールとは、ビザンツ帝国が ∨//////〃 ､ ∨
∨///// .: .:: / ハ ＼ ‘
かってオスマン帝国に対向すべく . i::∨/// .:: .:: / / , / ; , ',
ｉ::::::}／ ／ .:: / / // :| | :，
i:::／ ／/ / ::: / ..: ' // _j＿ ｜ i
カトリック側の軍事援助を期待した .／ ／:::/ / :::: ..::／斗─ // _|_ /ﾞﾘ 八
⌒7¨´.:::::/ /| :|:: i／j／ﾉ|＿// 7⌒ﾒ / ﾉ!｀ヽ
東西キリスト教「合同」の政策を / .:::::ノイ:::| :|:: | ,≠"i⌒ヽ i:ﾉ! ﾉﾉ´ ／ノ
〃 ::::::::::::|::::| :| | 〃 _ﾉ:j :ソ i .イ
積極的に支持したロシア府主教なの。 l :::: :::::::| 八 :|ﾍ{ 乂::ソ :::::: | .:八
|ｉ ::| ::::::|人 ＼ {__ ::::::::: ｀ 八jハ!
|ｉ | :::::::::ｉ￣＼iｲ` , ， ／ .::ﾉ
. 八 八 :::::::::|＼/: : ＼ ＞ . ,. イ ／
. ＼ ＼{＼::|／＼: : : :＼ / ＞-< )ノ}／ ｀:,
／: : : : : ＼: : : :＼＼: /＜〉 i
〃: : : : ＼: : : }＿__, / 廴__::＼ /: : {
{: : : : : : : : : : : |::::| { ＼:＼ i
, : : : : : : : : : : |::::|0:} ノ｀＼} :,
.
- 172 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:40:35 ID:DGRzYBeY0
-
／ ,////,／ ヽ7777777
. ｉ//〃 ! ∨////
/ |//´ / / |{ ∨//
. / ﾚ′ / / / 八 i V′
′ ノイ / _厶′／' ﾊ |
. ／ __ i| j／}／ イ /j/ },ﾊ |{ モスクワの府主教と言ってもギリシア人だから
／ Yr 、 }／ yfﾁ斧x }/ ﾒ､ｉ{ 八
,' 八ゞ{ ´ 代うｿ ｘzｭ 八／ 滅亡寸前のビザンツ帝国を救いたかったのね。
ノイ / ｉ ｰ:. ,,,,,,, ﾋﾘ》/ ｲ ＼
. 八{ i ﾄ､ i ∧ ,,,, / |
ヽﾄ､ | )ハ_/ 丶 _ ′ ′ |
＼{-‐＜ ＼ ＼ ´ イ !|
／ ／ ｀ヽ ＼ ∧｀ =≦ jノイ j八
／ i >}_Y￣｀ヽ ／）ノ
/ / | ｲ::::V} ‘.
. / ′ | 廴::{ i{
/ ｉ | ｉ::::::| / 八
. ∧ | |≧|::::::|≦ﾐ} /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
━━━━━━━━…‥
━━…‥
,ノヽ,, . ー十ー ヽ _,,／ -┐l l
／＿＿＼ |二|二| / ＜ ._人
／ ヽ,,_ └ 十 ┘ ,' ` , l l l l
|￣￣￣| ／|＼ │ ,､ ,､ ! ./ |
|＿＿＿| ／ | ＼ ｌ 人,,ﾉヽ" ｀Y′ヽノヽ人/ l l
＼ ,､,|｀'" ヾi ._ﾉ
|￣￣￣￣| ―┬┬― ＞ ! ､ / /
| .￣￣ ｜ ┌‐┼ ┼‐┐ ／!!! / , ヽ "."
| |￣￣| . | ｜ ┘ └ ｜ ` 彡 / ､ / __ ' ,
| . ￣￣. J └ ───┘ ≡ ,' ＿__＼ /'"(◎),￣~` . !'"~`v"
// // // !彡 ミ !, '"(◎) `'''`=＝ ｰ''''二＝'"~ ,'
// // // ゝ'"|.|`' ` !-ー =＝ '''"・ ・ _,, "''''"` ､
./ / / ., ''" !.! i ＿,, -ー '" ￣￣', ',
ヽ ○ ○ ○ ／ ,rー--､rー- ､ ,__,| `‐'"',゛ ,､ ,､ ', ,'
l _,.. -ー- 、 / { ' ｌ / .゛ ',､,へ､,/ヽ,/ .`" `" ｌ /
'" ヽ, / ／｀―--ﾍ /i-;､,,_ │ ', .! ./ー-'゛
!､ ＿_,,,ﾉ`ー"::,! !.ｌ,!/` , .＼ ヽ !、,/ヽ､/'､／ヽ"ヽ.l ／
! ￣゛ ）::::::::://.ﾞ>､ ｀ ,rー-､ `- '",.へ..,,| | ／
｀'- --‐'´ヽ::, "' .// ｀''ヽ:::::;..､ ﾉ └ーー--―､ ---┘'､
ヽ､,,___ , ' ｀` ,,_ ` ,::::ヽ !;;;;`i|ﾉ ', ヽ, ヾ",'";;;ヽ|
.
- 173 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:41:26 ID:DGRzYBeY0
-
∨/////／ ´ ｀ヾ'///////
. ∨//／ ＼////
∨´ ｉ ヾ'/
でもこの「合同」は / / j{ i| ‘，
. / / ′ ハ 八 i i
ローマ教皇がボスになることが前提。 . .′ .′ j{ ! i| | ∨ｉ i { } |
. ノイ ! ハ | !| | ハﾄ､{ハ{ ハ !|
八 i|ﾊ /―Ⅵ八{ ノ ‐＼‐ 七7 ‘. 八
ヽ. | ｘ≠≠ミ ｘ≠≠ミ i / ヽ
勝手にそんなこと宣言したもんだから . / ＼{ . 弋うｿ 弋うｿ ″ ,'Ⅳ ‘.
.′ ｉハ / ′ i
当時のモスクワ大公は怒って追放しちゃうの。 . ｉ ﾄ､ . '''''''''' ′ '''''''''' .ノ }|
|{ ! 八 人 ｲ 八
八ﾄ､ ヽ ＞ ⌒ イ /! /
＼ﾄ､ Ⅵ＼ ≧ ≦ ノ}/ | /}ノ
｀ ＼{ | ｀TT´ | ´ },ﾊ/
. ,， ´ | | ＼
. イ ﾉ∧ ｀ r 、
r‐= ´ i| イ::⌒Yヽ ＿＿/ ｀ __
| ヽ ／ ∨::::/ ∨// i
| ｉ }⌒{ ｀¨′ / |
| ,′ |::::::| ｉ ′
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
━━━━━━━━…‥
━━…‥
∩＿＿＿∩
／ ノ `──''ヽ マジかよ
/ ／ | ∩＿＿＿∩ カトリックの下につけってさ
/ (・) | ／ ヽ
＿＿| ヽ(_● | ● ● |
＼ |Д| | (_●_ ) ミ
彡'-,,,,＿＿＿ヽノ ,,-''"彡 |∪| ＿＿/`''--､
） |＠ |ヽ／ ヽノ￣ ヽ
| | ﾉ / ⊂） ﾒ ヽ＿,,,---
| .|＠ | |＿ノ ,へ / ヽ ヽノ￣
| |＿ / / | ／ | | ヽ＿,,-''"
_＿|＿ ＼＼,,-'"＼＿_／ / ,────''''''''''''''"""""""
~ﾌ⌒￣￣ ~ヽ ヽ ￣￣"""'''''''--､""''''---,,,,,,＿＿
/ ￣''､|ノ ）ヽ
＿＿_/ ￣￣） ／ |＿＿＿
.
- 174 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:42:08 ID:DGRzYBeY0
-
∨/////,〃 ∨///////
. ∨////´ ヾ'/////
∨// i| ∨/,'/
ハ,′ / i !| ヾく
ｉ ′ ∧ 八i i !|
| | i| | ヽ / i| | 八 ! それ以来、この「イシドール」はモスクワ大公国にとって
. 八 ! i| i| | ／＼{＼ } / i |{
/ ヽ. | !| 斗‐―- ｀ ヽハ‐-ノイ 八 正教の裏切り者の代名詞になるわ。
. ′ Ⅵ八 八 / ヽ
ノイ ハ ゝ=≠' ゝ=≠' 厶イ ト ゝ
| ∧ / | これはやる夫スレ「城塞都市物語」が詳しいわね。
|{ ! ! ′ / , |{
. 八 ﾄ､ ﾄ､ ヽ _ _ ｲ } ｉ ﾊ 八
＼{ ヽ{ ＼( ＞ ＜ﾊ}ノ)ハj／ )ノ ttp://snudge.blog38.fc2.com/blog-entry-631.html
｀ ｢＼__／ i/´ ´
ﾉ || | ※こちらのスレでは「イシドロス」
_, ´ || ー =ミ
, ´￣ {{ 八＿＿／ ｀ 、
. ′ ＼__／:::::∧/,/ i
i /⌒7 ｀´ |
| i /::::::/ i |
.
- 175 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:42:47 ID:DGRzYBeY0
-
〉// :i ､ ﾄ､ ∨‘，
. ,' У /| :. | :|ヽ .
. . ′ / / . :ｉ i ト､ :. i
ｉ ｉ / / 、 :| | jハ:i＼:. |
| | -/j/― '"ヽ |ヽ ￣|丈 jﾅ ‐ヽ ‘，:!
イシドールは分かったけど、「弟子」って？ | | ,/yfぢ斧ｘ ヽ{ ＼ィ斧ﾐｘ ,‘，| :!
| {‘，| ゛弋:::ｿ ＼ 弋:::ｿ″,´ Ⅵ |
. | ヽⅥ:. , ﾉ / !
キエフ府主教グリゴーリィってのは . . | ＼:. ' /-‐' :|
. | i ヽ __ / ｉ |
イシドールの弟子なのカ？ | | ＞ ｀ イ : |
| | r| ｀ ‐ ´| ! | |
| | ,: :＼_＿_／ :, | | |
| | ／: : :o/|:|:ｉ:o : : ＼__ | |
＿,，-‐=ﾆ二{: : :o:.:./ :|:|:|: : o: : :/､__￣｀ ー- ､
/: :.iゝ‐‐=≠:': :＼: o/: : |:|:ヽ:o: ／: : : : ｀i: ―-f: ‘，
,: : : | : : : : :i: : : : : ｀:´: : :.|:|O ｀:´.: : :.: : : :.| : : : } : : :,
-‐‐-
´ ｀ 、
／ メ
/ ｀ヽ、
, ‖ ｝ λ＼
| ／ i ‖‐ﾅﾄ ｝ ええ、しかも「東西合同」の支持者でもあるのよ。
| | i｝《乂 ﾉﾉ∨| ﾉ
, | ,ｨｷ¨＼ゝ'’.ｨfﾟ7ソﾘ
| | i.i}.ｨｆﾁ， ゞ' |川
j | 入 ヽ《:沙 ﾉ从 さらにキエフ府主教グリゴーリィは
｛!ｿ ﾉﾉ ヾｧ､_ゝ. , ／ヽ,
ﾘﾊ " ∨ﾄ､｀ ‐-- イ i｜ コンスタンティノープル総主教から
｀ヾミゞｿ_ﾉ__￣￣|匚》, !}
/ ￣￣ミ､|ﾄ◇､ ,==ﾐ 「全ルーシ府主教」として叙任を受けていたの。
/ ＼ ﾞ’__ヽヽ:.: :.ヽ
| ヽ | /:.: :.: :.i ヽ...:::｝
| ｝!/:.: :.: ....:|ﾒ.}:::::ﾘ
| ||:.: ....:.::::::| |:.:.:| ※総主教…正教では一番エロい人
.
- 176 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:43:32 ID:DGRzYBeY0
-
^´ ミ
／
／
〃 / |
| ｜
/ | l| | ｜ |
一方、当時のモスクワは . / | | /| |l∧ | | ｜
′ | |l / l| ﾘ | | 小. l|
正教の総本山だったコンスタンティノープルを頼らず | | ｌ| /| 八| | /N∧l|｜ ｜
|l｜| ｜ ﾅ卞|ア^｜ / l| フ丈广∨
モスクワ府主教を独自に選出していたから… . 八|人 |ｌ |,斗岑トﾐ / | ,斗岑トﾐ
/＼八 N Vrツ Vrツ ﾉ'
′ ⌒∧
ｉ l| l∧ , 〝″
｜ /| | 分､ ／
八/ l|｜ l| l＞ ｀ .. イ|｜ /
人|＼从／^Ｖ} ≧r＜ {／|ル
,ノ } |l ≫ｘ
イ } ｌ| 〕iト
__.. ィi〔 ／公＼
i{ ＼、 ／<{.........}ｰ=≦´
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
━━━━━━━━…‥
━━…‥
なあ、東ローマ（ビザンツ）は
なぜ滅んだと思うクマ？
東西合同とか言って
_i^i__i^i_ i^i ._i^i_ __, -―- ､___ カトリックなぞに媚びたから
|＊||＊| ∩＿＿＿∩ i^i _i^i_ | | |@ll|(_/,,,, ,,,, ヽ_)
|≡||≡|| ノ ヽ （［］）|;□;|.(≡)|＿| |● ● | 天罰が下ったクマよｗｗｗ
. 二二/ ● |二二（ （二二二二 彡(_●_ ) ミ
| ミ ) ） ／ ` ''∪'' ／ ヽ
彡､ ＿ノ Gﾉ'ﾌ＝ ___ / /i ` ー '" iヽ | 俺達はもう独自路線で正教を守るクマ
/ ヽ / / | ! / / | | | .l. i
..──|ヽ ヽ/─=＝i─Y-(＿ﾉ──i二i───(⌒)
＿＿_ヽ /ヽノ └-┘ ┴ ..└┘ .￣
| ＿＿＿ i￣
.
- 177 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:44:15 ID:DGRzYBeY0
-
/ : : : / i : : : ｀ 、
/ : : :./ / , ; | i : : : ヽ
,' : : :,' / / /| | | |、 : :| : : :i なのにノヴゴロドが大主教の叙任を
i : : / /i . /! / ! .,'| | lﾊ : | : : :|
| : :/ . イ .:::| / | / ｊ / !.ﾊ | Vi | : : ヽ、 モスクワ府主教からではなく
| :.ノイ ::::!' l ./ __,/ . |! !| ､ ﾘ;..ｲ i i : :.
イ´ /.:i :十ﾅ''T;ﾘ!三. / ﾉ ﾘ._｀Tﾒ ! l ﾄ､: :| キエフ府主教グリゴーリィから受けるのって…
ﾉ ,'ｲ::l :| ィｆ''ｆ:::;ゞiヾ ｲ::ゞ!ﾊ | .ﾘ i| ヽ!
/ ! :ヽ :| .ヾ 弋Yﾉ ﾄYｿ〃!./ /l .ﾉ
/ : : : :ﾄ、| ｀ /,' ,ノ ﾉ
,' , 、 : : : Yヾ、 ' ,' i| モスクワの独自路線にケチつけるのと同じよね。
. i 从 ヽ : : : : : ::ﾄ､ __ ｲ ﾊ
!' ヽ :ﾄ､ : : : :i:::| 、 イ: :: :|
＼ ヽ:.:..ﾉﾘ:＼ ｀ ィ::´::: |.: : : ﾊ|
ヾ'/:. 丶 ..__∧::|ｲ::::从:.:ﾉ ノﾘ
＿＿ ,. -:'::::... ∧ ヽ、＿＿_
／⌒ヽ ＼ ｀ヽ. //∧ ..:: ヽ ヽ｀ヽ
.
- 178 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:44:53 ID:DGRzYBeY0
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
━━━━━━━━…‥
━━…‥
|! ﾄヽヽ,＼__ __,、
f ,i !- ':´ ￣￣ヽ. ヾト ｨ',ｨ, ,.ィ__
__∠ ― 二 =､ ヾY,}:i:iK '｀ ｀てｲｰzｨ
ノヴゴロドぇ… `斗ﾚ' ¬ .＜ヾﾄ､ Y}:}:j厶- - ､. `┏┓┏┓
__ノ’ ,. --､ヽ.＼ヽ:Y!iv厂 --一- ｀`、 ┏┛┃┃┗┓ヘ
__Z , ィ'´fiﾐ__Yiいヽ!:ﾘ√ィ彡r '´￣´¬丶ヽ、┗━┛┗━┛ ',
このモスクワとは政治のみならず ＿__） ≦ 'ﾗ_{(･)}j川 kｿ个rイ〃 '/／ ＿ヽ ヽ .┏━┓┏━┓ }
＿,)'/, z 彡rｼ ｿｿ:｀,ｿ:' ﾒ⌒i. j ‐､ヾi i,.ｨ_'ﾆ二ヽ, .┗┓┃┃┏┛ /
宗教面でも敵対する気クマ！？ 勹/〃, -ｰ彳´ ;／¨:::`::く._ ヾ Yij{(･)>= ≧ヾ:ヽ:ヽ┗┛┗┛--:r'
之. イ/ ／ , ﾞ ,' {::f⌒}::,':::::::::ヽ ,丶 `iヾ三ぐ¬ミド} }ヽト :} ゞﾐ(＾
'ﾗｲ〃i;' ,' ,' :v'ヾ| ,ﾉ:::/⌒!:::/ ,.i ﾄヽヽ丶` ヾﾐ:ヾﾄ､ ヾヽミi}
_,ﾒィ/;:イ ' / ;i: i! ヽ.. ｰ' ¬'Lｲ ji ,i ,i.l }: ヽ丶`｀ ヾ ヽ ＼:.ヽ:ﾄゝ
__Z イｨ /i ,〃 /!i iト .,___ ヾ´ '’ ,八 ヽ }! ＼ヽ` ＼､ヾ :,ﾊ ﾍ,
ブｲ〃/／i ,:/:, ﾊ1ｉ: ,＞'‐L/7'ｧ-ｧｧ'个 ､ ヽ ヾ c ヾ` ､`: ﾐﾄ､} ﾊ ﾒゝ
厶'〃// ,' ,.ｲ ,' / 'i:iﾊ.y' ｛_ ￣ ブZ j:j:ヽヽ__,ｨこつ ヾヽ、 ヽ. ＼ ヾﾄ､ﾍN
,ﾉiii/〃/ ,'/ ,' ,: ,' i:{,ﾊ! 7ｰ'´/り } :ﾄ､ ￣´ ヽ ＼ヽ`: ＼ヽ`＼ﾍﾍ!
,jﾊ/:〃/〃/〃,' ,' ,'iﾊ/`ﾄ､/__,_,_仄! .Ｎﾄ､＼ ヾﾐJヽﾄ､ヾ` ｀ ヾ`｀ヾ`｀ヾ`｀ヾし!
, ｲ:〃/〃/〃/〃;ﾊli `'く,_l,｣jﾉ┘iﾄ :i: j: ヾ`ヾ`ヾ`ヾ`ヾ`ヾ`ヾ`ヾ`ヾ`ヾミ三;く
,ﾉｨ〃/〃/〃/〃〃,':ヾ= ｰz i ､ﾄヾｉ: .:|:. ! i i:.i:. i:.ヾ＼ヾ＼ヾ＼ヾ＼ヾ＼ヾﾐ::(_
━━…‥
━━━━━━━━…‥
━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…
. / 丶＼ ヽ ヽ
. / ､ Ｖヽ ヽ ヽ ヽ
/ i.、ヽ 丿∧｀＼ヽ i i i
| | |＼ ＼/ i ,,ｘヽ--ﾄ-- i ﾘ i
| ヽ .! ヽ ﾉ人 > L＿v i iへ i 宗教の問題って
| ‖ |ヽ」￣ヘ＼＼ ´|´ﾄ::｡i.ﾌ | ﾘく｀| i
ii ! X V,イﾇ< ｀＼ ｀ ｀-´ Vν/ i なんかメンドクセーんﾀﾞﾅ…
ii ヽ|＼{_ i､ﾟﾘ //// ﾉ／i i
ヽ ヽ||くヽ/// ヽ / i i .i
i ﾄヽ _ ｲ ii i i
v i 丶 ／, i ii i i
| i / ｀ ﾄ￣／ ヽ ii i |
i ｜_/_ンo ﾟi‖iﾟ o .>＝＝＝=-,､
/＝＝￣ ! o/‖､ o ／ / ./ i
/| i i ヽ／‖ﾟ ＼/ / / i
。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。
.
- 179 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:45:38 ID:DGRzYBeY0
-
――― もっとも、この計画は親モスクワ派の大反対で失敗に終わったが。
【 審議中 】
♪ ∩,, ∩ ｸ〜ﾏ ｸﾏｸﾏ♪
♪ ∩,, ∩ ･(,ｪ)･)
∩,, ∩･(,ｪ)･) )
♪∩,, ∩･(,ｪ)･) )っ＿_フ ♪ ∩,, ∩
∩,, ∩･(,ｪ)･) )っ＿_フ(_/ 彡 .∩,, ∩ ) ｸﾏｯ♪ ｸﾏｯ♪
( ･(,ｪ)･) )っ＿_フ(_/彡 ∩,, ∩ ) )
(っ )っ＿_フ(_/彡 .∩,, ∩ ) ) Οﾉ
( ＿_フ(_/彡 ∩,, ∩ ) ) Οﾉ ヽ_)
(_/彡 ( ) ) Οﾉ 'ヽ_)
( ) Οﾉ 'ヽ_)
(ゝ. Οﾉ 'ヽ_) ♪
♪ ミ ヽ_
【 却下 】
[反対] [反対] [反対] [反対] [反対] [反対] さすがにシャレじゃすまないクマ
‖∩∩ ‖∩∩ ‖∩,,∩. ‖∩,,∩ ‖∩∩ ‖,∩∩
∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀)
（ ） （ ） （ ）（ ） （ ） （ ）
｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ
ノ ヽー- ､
, '´ ヾ ヽ , '-
／ 入... | ` ´ ヽ
'::. ／ ＼:::::. ヒｨ秘)､./
/::: l／ - ─ ' `'ヽ＼ __ン 前回の民会で決めた事柄を
i:::: / ○ ＼ヽヾ|
Y⌒V ○ | / 扇動で変えるのは
{ ノ ' j/
r ｰノ ,. - ､ _ ﾉ
/ _ﾉゝ 、 ⌒_, ヘ ちょっと無理があったかしら。
!∠´ ﾄ｀_二_ 二.イ:::::::: |
iヽ::::＼ ﾉ{::::,ィ:::j::ヽ ｀＞-<
ゝ_ ` ´ | |` |:::! !::|`| {:::::::.ノ
∧ | |. `´ `´│ フ´ こんな時は専制権力が羨ましいかしら。
/ |" | ＼ イ │
/ |: | ` '´ │ "|
' |: | | |
.
- 180 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:46:30 ID:DGRzYBeY0
-
――― しかしリトアニアとの協調路線がノヴゴロドの独立維持につながると信じていたマルファは、
市民や民会を説き伏せて、あくまでもリトアニアとの同盟を目指した。
r‐ぅ─=ミ廴
. __厂/ r── }YﾞY{ r─=廴
厂⌒¨¨辷{ {r─:::::乂::乂 ‘'⌒√{
〈__: : : : ‘⌒＼ `==─ ＼＼ 厂{ ＼
だいたい、そのモスクワは私達との共存なんか . /⌒ミト: : : : :.个ｘ }_}::::} /_フ. : : ＼
, / ≧=─ : :辷=‐ ─=彡': : : : : : : .
考えていないかしら。 〈/ -─=ミ ⌒¨⌒ : : : : : : : : : : :,
.′ ≧=ミ: : : : : : : : : :′
_ 斗矣ミ'x 廴 : : ==ｘ: : : : : :|
{=─ __)::｡0}ﾄ く く/⌒ヽ∨: : :
表では私達と仲良くしたいと言いながら r=ミ 乂::彡′ ｝ }厂 } } : : ,′
_刈} "⌒ ｝ﾉﾉ_ ィ／ : :/
裏では戦争の準備をしてるかしら。 . ﾄ-〈 }辷=─=≦(_ 彡' : :/: /
i{ r=ミr=ミ : :＼{／〉
. 、 ﾏ_フ __ r=ミ: : :.＼ : : : : .＼{
. ＼ / ）ノ⌒ i|{⌒ヽ: : : .ﾏ : : : : : : ｝
}廴 _彡＼ / /{ｉ⌒ヽ::.＼ｘ≦ ￣￣ ≧ｘ彡′
そうなる前に . ‘⌒¨ {i⌒/ ,′,≧=ミ／ ＼
. r‐{￣厂｀Y/ / Y辷=彡′
外交で決めの一手を打つべきかしら。 . , ′ ,′ﾉ,辷彡′
/ }廴 彡/ :,
{ / `ｰ─/ ′
|/⌒ √｀Y廴 {厂{ { }!
ｎ/ i| { / 八 { /
.
- 181 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:47:11 ID:DGRzYBeY0
-
,＞' ,ﾍ ｒ' | じ'、
／ ／ ' , { |＿｛薔｝
／／ Vr |;;;;;;;,》从 こうなったら主教の叙任とかまどろっこしい手よりも、
.,' ／／ ∨{／｛薇｝
/ ／／ 、 ｝く i ./|;;;| はっきりと軍事同盟を結ぶべきかしら…
≧=<_/ イ , ' ヽ、 / ﾕｙｒ└'
. / ,へ V厂て ,ゝ亠,ﾐ / ／
〈 { ' ／ ' /wｼゝ/／
代 V. （ Vﾐ/ { 建前では ノヴゴロドの公はモスクワ大公が兼ねていたけど…
ノ人__) ＼ ￣ ∨=-、
￣￣,ﾍ 〉 }}
{ 、 ／ ノ はっきりと、ノヴゴロドの公はリトアニア大公だと
＿＿ゝ ｀ ￣ノ
三彡'. ,ト 、 , 彳 公文書で示すべきかしら！
、 ￣了二〉 ゛=="´
..＼ {Viﾍ
. ＼_〉 ト|
ヽ上i
｝ __}
/彡i
.
- 182 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:47:51 ID:DGRzYBeY0
-
┏――――――――――――――――――――┓
かくして1471年、歴史が動いた。
┗――――――――――――――――――――┛
- ..;;_:::::::::::::::::::,.: '´ | | | |
::::.::: :.:.:.:.｀:.`ﾞｰi´＝==ｰ_ｰ- ｣ Ｌ.. __ | |
:.::::::.:.:.:... | ￣ｉ i¬＝ｰt |
::.:.. | | | | | __
:. , -rｔ-- ...」_, | | | | x≦爪川
! | | F＝=ﾐ. |＝＝‐_ー-''└ー .._| | | }八L}ﾊ|
ｉ | | |////,| | ￣| |￣￣｀'ｉ | |（_ﾄ､ﾐｰj|
| | | |////,| | | | | | | xz公こ|
| | | |////,| | | | | | |从行辷|
| | | |////,| | | | | | └-----'
| | | |////,| | | | {爻爻〆 {沁爻爻}
| | | |」」」」｣ |=====ﾐ. | | YＹ广 r─--- .....L乂＿ﾉ＿_
| | |-‐Ｖﾍ¬||| || || ||l | | ﾉ八 |￣ ｢三二,.ｘ≦}┬r=＝
j | | Vﾊ |j｣L.＜⌒￣￣￣ （_＿_） ⌒＞｢三ﾆ/: : :/ | |
j | | Ｖﾊ |￣ ≧‐┬------┬‐≦ ｢三 ,': : / | |
. ! :| | |/ﾊ!＿＿＿_,＞|:. . . .:|＞ﾄ､_ ｢三:ｉ: : :i | |
. ! :| | Ｋ＿_＿_＿_ﾉｉ |:. . . .:|:,. '´￣｀`Ｙ|: : ,l.. ＿| |
-ｰ[〉| |-‐¬| r──ー､ | | |:. . . .:|｢ ,ﾆ¬=─'_!ｘ1.| :|_| ￣
!｣ | | | | | | |:. . . .:|| | | |￣ | | | |
| |_| | |_| (乂:.. .:乂| |: . Ll | | | |
|_| .::Ｌ!. .: .:.:.:￣￣＾:..|_l:::.:.:... | | Ll
:.:.:.:....Ll
_ -―
､＿ _ -‐
_ ＞一ー―――- ､＿_ , ---―- ､ _ .. -‐
￣ } _ -‐ｯ' `ー--､}
「￣ 「 ,.-､ ',
| } / ＼ ､
i ｊﾉ ノ ｀丶、 ヽ
｜ `ﾞ´ ヽ }
/ ヽ ｜
: . . . /ヽ, -‐-､,ｒ"ヽ 丶 .ィ´:､ . : : : :
: : : : : : : : : : / 〈 ⌒／ ゝ /⌒ヽ ヽ ∨ ､: ､. : : : :_ .. -‐ ￣
￣ ―- __: : : : / `´{ ／ ∠、 ＼ ＼__ﾉ ＼}_ .. -‐ "
￣ ―┘ ｀¨´､ ／- /丶、 ＞‐'
｀ﾞ'､__/`−-'￣
.
- 183 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:48:39 ID:DGRzYBeY0
-
――― マルファを筆頭とする親リトアニア派によって、ノヴゴロドは
リトアニア大公 兼 ポーランド国王のカジミェシュ4世と同盟を結んだのである。
＿＿＿
〃 `
{{ , ----- _
ヾ ､Y⌒ヽｰ＜ _ ＞ ､
斗i ｀ ＼
, ハ r ､_ ,ｨ=,,ﾑ
/ 入 ､ ﾉ ,r-z´｀´,,,,ｨ＝x廴 我々はリトアニア大公（ポーランド王）に
, ／ノ ＼ ヽ く <::::::::::Y≦__:::::::/ ﾊ
! 〃 ｀ヽ､ ＼ ヾヽ:::::人辷ｿ｀''' y, ‘， ノヴゴロドの宗主権を認めるのかしら。
|/ ./ ＼- ヽ Y ／｀ー'''＞/, i
| { ＼ -''´ ＼ ＼＞x｀ー＝彡 |
ヽ_! __ r- _, -zﾑ､ ＼ `ー''¨ i,'
|,ｨ=x x彳::::::::飛＞､ ＼ / 人 代わりにリトアニア大公は有事には
_人_. ﾁ {::::ヽ {::::::::と以 ヽ＼ x=-､ / て
.Y 代c:ﾘ ゞz;;;;lン } / (-､γ⌒Y'´ （ 軍勢を派遣する義務があるのかしら。
| ¨´ /ﾊ/ ＜人ｚ-=,' │-−7 ⌒
〃∧/ﾊ/ ' _ 〃￣ / ｀ｿ ﾉ /
{./ ゝ ｰ''' ´ ﾉ {{ ＼!|＼ ., 'γ￣ ｀ヽ､＞ ＿
{{ ＞ ､ ｀ー'´ _.. /廴＿} / { ___ Y /
ヾ ｝ ＞--≦У,八 (⌒! 〃 ｀ / ／
}ﾄ--=7´￣ふ> | 几 V } ｀ヽ /⌒)
| / ／ 人く＼＿_Y 人/ ｀ヽ ,'__,人
|__,/ Y/ 川< ／｀ｰ､ヾ､ ノ( ＼
廴}､ /{ o ,}Y{ｲ |_ﾉ ＞-＜ Y⌒ヽﾉ
＜/ {:::::::::::::V::::::＞ |廴__,,ｨ廴_ﾉ⌒Y,ﾉヽ
/ .|::::o::::::::::／ |ト､＿ ＼ / }
.
- 184 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:49:22 ID:DGRzYBeY0
-
ﾊ n ＿ )Vヽ-ﾍ ,ﾊ ﾉﾍ __ _ ,ﾊ ﾉl __
）ヽノ;;;;;`ﾍノ;;;;ヽ／;;(ノ`ー､_ﾉ`;;;;;;;;;;;;;;;`";;;;`=";;;;;;V;;;(ノ;;Ｖ`';;;;;`ｰ";;;;ヽ-'^;;;;;V7
Z:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ろ
>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＞
＜;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;=- ''''''ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;〃''''‐ =:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| | ヾ､;;;／ `i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;フ
ヽ,,ィ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| | ::::::: | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ､
'ヽ,,-ﾍ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|」 ::::::::::::::: | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾊ;;;;;;;;;;;;;;;;;へ)￣
'"|| ||`''"|| レ'||V`^,:ベﾐ. ,,,,,,,,,,,;;;;;:: ::;;;;;,,,,,,,,,, ）|;;べ-､N^Vr‐､ )/^,ﾆ,"
|| || || || |'（/|'",-‐ - ゛ "-‐ -､"''|<イ'!. ヽ. | l | .| ／￣￣￣￣￣￣￣
|| || || || ｌ,//| ‐=ﾆ'ﾆ=‐'i""i'‐=ﾆ'ﾆ=‐ || |,人- ヽ |'‐ | .i‐ .| ＜ えらいねェ〜〜
㊤. ㊤. ㊤ ㊤ ヽ`＜￣￣￣ V六V ￣￣￣＞'ﾉ_. ヽ__ヽ.| | | | ＼＿＿＿＿＿＿＿
,,,..-r-┬┬iiiiiiirェｴl"'''=====イ .ド====='''"/~ヽ.`lliiヽ. `|‐-| |"'' |､＿/~'l
十十┼┼l|||||'-〈;;;;;;;| ヽ( )/ ./ ||=.||||〉''- !.,, y′ .| ,／` /
. | | | | l|||||'-‐ヽ;;;;;;||./ ,.-ﾆ-､ ヽ∧ ー''ヽ／＼＿ "'丶_／` .／‐l､
| | | | ||||||'-/＼＼l ＼ ￣ 一 ￣ ／ ヽ ノ⌒‐､ ヽ. ／` _／ ――＼
. | | | | |||||'‐/;;ｌ;;;ｌ＼ヽ:::::ヽ / |'´ l_,.-''" /-――――|
. | | | |.|||||'_/;;;ｌ;;;;ｌ;;;;ｌ〉 | ::::`ー--―'′ ∧ ′ /,--――――|
. | | | |||||||||| | | | ＼＼ :::::::: ／∧＼_ ,.イ/／／￣~'''-二|
【 リトアニア大公 兼 ポーランド国王 カジミェシュ４世 】
.
- 185 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:50:05 ID:DGRzYBeY0
-
／!
/ / _＿__＿____,-,､r z､_＿__
i i _,r='´￣ r v´_ゝ- ,.=._､-､__ ゝ
l l ／ﾞー- 〃ヽr' _ _f::rz::!:}´__}_}>
ヽ ヽ j´ﾍ |!_ く ｛_{__ゞ:':_::ﾝヽフ､
｀ﾞﾐ_≧ ＼ ､ ｀ヾフ ＼___ |.ﾄ､ヽノ＞!
/ jヾ_ヾ､ ヾ､z､ ヽヾﾚヽｨv.j__Vﾉ ゝ'
{ ﾉ ｀ﾞー=､＿__≧z､＼!｀＼ ゝ,ヽﾉ´ だけど我々は正教徒。
| ﾞi z=- ｒミ≧=ﾐz､Yヽｿ
l } ﾁl:::::o}ｿY | i
ヽ, ﾞi ≧=z､, ｀￣ ,,lリi′ だから宗主権を認めると言っても、
', } ｲ i:::::ﾟﾘ , ｀｀ j ﾉゝ､
r=ヾ､ ｀´,, _ ,ﾊ,'ｿ/ | ノヴゴロドにカトリック教会を建てることは駄目。
ゝ､_ハ｀｀ <´_ ﾉ ,仍ｿ jｿー-､
r-､,zﾉ ､个:: .._＿ _＿ ,ｲ L / 〉 ヽ 派遣する代官も必ず正教徒でないと駄目かしら。
ﾉ 〈ﾐ､ ヾﾍ 〉: ヾz_〃｀ヾ': :Kノ /| i
/ ヾミz､ ゝ: : : :L!<二ヽ｀Y´/ 〉 ヽ
/ 〉ー-､ｱﾞ : : : : / r´ヽj/ ´ {､ 〉
/ く｀ﾞﾐz､ 了､: : __i ｀フ ｝彡ｼ' /
〔 i､ ｀ヾj ヽ入} / _∨〃 / この同盟はあくまでも政治・軍事のもので
｀ヽ ヾz ｿ ／ ヾzﾍ, Y /ｲ/ﾉ }
j>K´ヽ､ 了ヾ}/ kｿj'ﾞk' ﾘﾞ≦=＜ ! 宗教で支配下に入る気は無いかしら、OK？
/ /|!ﾐ､ ゝ ＞ｼj lリ人｀; ヾ- |
ゝｚrﾞﾍｿ´ ｀´' 〉 ﾞｿ i i
/∧ヽ i｀jヽ | } 我々はあくまでも「自由の民」なのかしら！
// iヽ_> |ﾉ j | ﾉ
｀ | |｀ヽﾍi /
ヽ_＿ /ノんﾝ｝ 〃
￣￣￣ ￣￣ﾞ´ ｀ヽ＿ノ
.
- 186 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:50:46 ID:DGRzYBeY0
-
__､r─へ.ィｰ'⌒ヽ_)ヽ__ その条件で問題ない。
寸ー一'⌒ｰ'⌒'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ーｧ
-=彡z__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__ゝ｀⌒¨´
ー一ク＼:::}｀ヽ_ノ⌒}_ノ O^ｰ'
/＼./{ヽ}＿_} i ,ィj_ﾄ､＼-､ 私自身はカトリック信者だが…
/!二/r=ｲ弋_フf=くィヽﾊ:} > }ヘ, ヘ､
f´ |-/ /::::} ハ ,= / ノ V|／ ／ﾆﾆﾊ} リトアニア大公国の人口の７割は正教徒だよ、
{ / i:::::/| / ＞-'__{ﾊ /:| /--／⌒|
/ {＼{::// ∧}/´＿__}::l」: |./_／ } 君らの信仰が奪われる心配はしなくていい。
/人＿)､_|| { {＿ / j:::jﾉく{_| _ノ}
{＼ / } |⌒ヽ ＼__｀＞' ／／:::::::::} | |
＼＼ { , ' ｀> ､亡]ー─rｭｭｲ:::::::::_ノ| {
＼＼ V＿_/ ,' }ｺ::::::::::[ﾛ]:::ィ⌒ヽ}. 〉一' |} えらいねェ〜。
＼＼}::::::{ { /ﾆﾆ「 ￣｀ヽ } { ,'
＼|::::::| ｀¨_]---.|／／ 廴__ﾉ l /
V}}⌒) ＼ ＼|／ ／ ,ﾄ一:/
ｰ<＼ ｀ト､{ ／} /:::::::/
＼＼ >ハ ／ と⌒=:/
＼)＼ _＞} /ノ }＿ノ
＿ ィ ＼:::＼-^ーく⌒ヽ
＼ < ｲ>'⌒>‐' ＼_}
＼＼／
＼{
.
- 187 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:51:34 ID:DGRzYBeY0
-
,、
./:::＼ _∧
/:::::::::::ヽ ／::::::ヽ
_/::::::::::::::::::ヽ _/:::::::::::::::',
／::::::::ﾊ、:::::::::::i ∠---､::::::::::::', ﾐﾔﾌｼﾞー
r─イ |::::::::::::::r''''""""'''':::::::::::::'
〈::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', 場面切り替えﾀﾞｿﾞｰ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈
,'::::::_.,,,,,,,,,,----------,,,,::',
/-"゛ 、.i /＼く _ノﾄr , ヽ |ﾄ､ .-ｙ=====┐.. ｲ!
,' , i N二ﾆN＼∠NNﾊ ', || >:':.:/ ヽ.:`く ||
i r⌒i | |. { ちﾎ::::::::＼ちﾎﾊ , |ﾚ'.:.:ノ ￣￣￣ ＼:.:ヽ!!
l { i＾| N ヽ ﾄ-j:::::::::::::::ﾄ-j lv , /_／ ∞ ＼ ',
,ｍ-ｎ_ヽ_N `´ `´ ﾊ , [＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_] ｱｲｱｲｻｰ
￣￣｀-｀ﾞ'――ュ､:::'ｰ=-' ノ iﾚ l.:/ .:.:.,'.:.:..:ｌ/‐-/ l.:/ -',.:.:.:.:,
｀｀彡´￣ ｀;;;;;ソー、:::::＞―,,￣、 Ｖ.:.>‐l .:.:>ちﾎ:::::::::::/ちﾎV.:.:.', ｱﾄ愛宕ｻﾝ ﾊｧﾊｧ
｀ーV:.{ |.:./{ ﾄ-j:::::::::::::::ﾄ‐j l∧.:.'､
:::::::::: ｀ﾞーﾞ ゞ `´ `´ ﾊ.∧.:.＼
ミ :::::::::::::::::::ヾ ｀＼ 'ｰ=-' ノ ￣
｀｀彡´￣ ｀;;;;;ソー、ー:＞ｍ-ｎ,,、
￣￣ ｀ーV
:::::::::: ｀ﾞーﾞ ゞ
ミ :::::::::::::::::::ヾ ｀＞
┌───────────────┐
│ │
│ ┌─────────┐ │
└──┼─────────┼──┘
│ ┌─────┐ │
└─┼─────┼─┘
└─────┘
┌───┐
└───┘
┌─┐
└─┘
□
..
- 188 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:52:09 ID:DGRzYBeY0
-
| ;,,;,| r´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.｀ヽ
| .:.| | かしらかしらかしらーッ！ |
| .:.| 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ノ
| .:.|
γ⌒ヽ,i＿_＿ :"；;:：､;；:｡
,i;:;:;:;:;:;,i ＼:"；;:：､;；:｡ :"；;:：､;；:｡
.I_______I ＼_:.:.__:：､;；:｡ :"；:'`::'::'；;:：､;,:,｡,,, ,
＼ ＼ロ；;:：､;；:；;:：､;；: ':'`;'`::'::',:'':'`;
＿_＿＿＿__＿_______i`､ | :|＿:'`::_',:'_'`;___ _:'_'`:＿:'';；`;＿＿＿__ ___ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿____
=:.=.=i〔〕〔〕i=＝=＝=i＼ヽ、,:|＼ :／＼` ､ ___ ／＼` ､ ____ ／＼` ､
|＿___| | `.､ヽ、.:.＼.:.:..|i田l;|___l ／＼` ､ |i田l;|___l ／＼` ､ |i田l;|___l
-.─-.─-─-─.､::..;| |＼ヽ、-',＿＿＿＿＿／xXx ＼ヽ＿＿＿＿＿.／xXx ＼ヽ__＿＿＿___
=＝=＝===＝=＝'.:.:|`.､.:.:.| ＼|:.: |＝=＝= =＝|.:iコ._,iコ |:;|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |:;|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :
____ ○ |.:i |:.i |:..::`.､|:.:...:.| |.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |::|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |::|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :
｜ .||.:.:. |.:i |:.i |:..:... |:.:...:.| |.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|.:iコ._,iコ |:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :
｜ .||.:.:. |.:i |:.i |:..:... | ` ､| | --─-─--|..=＝=＝::|::| --─-─--|..=＝=＝::|::| --─-─-
｜ ,., ||.:.:. |.:i／J,.,.,|. ,.,.,...|.,..;.:.| |.:..:.ロ.:.ロ..: . | |::|.:..:.ロ.:.ロ..: . | |::|::..:.ロ.:.ロ..:
"；`；`::'::',:;:;:："''":｡;:"；;:：､;；:｡-..,"'., |.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|:i'⌒iｌ⌒'i;:|:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ : .:|:i'⌒iｌ⌒'i;:|:.|.:.. ﾛﾛ ﾛﾛ :
；;:： ,:'':' `::':: ',:;:： ,:''':'`::'::',:;:` "'"';: ;|.─--─--ｰ|:ｌ::.:..lｌ::.:..|;:i,/:─--─--ｰ|:ｌ::.:..lｌ::.:..|;:i,/─---─-
:,:'':'`::'::',:' ':'`； ;:：､;`: :'::',:;:；;:：,:'":;'／ ￣￣￣￣ ､｡､..｡ ￣￣￣￣
,:'':'`::'::；;:：',:;:：,:''':'`::'::',:;:`"'"' ；:｡;: :"； ;:;､;:：;:,
；;:：､;`::'::',:;:；:,:'':'`::'::',:'':'`;:：,;:;:' "'"' :"； ;:.;:： ､;；:｡
"'゜"'゜”"'""'゜"'゜”"'""'゜"'゜ "'゜" '゜ ”"' ゜""'"'
..
- 189 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:52:54 ID:DGRzYBeY0
-
最大の外交目標だった
リトアニア軍の援軍の確約を得たかしら！
これでモスクワ大公国に怯えることも ｌ｀ヽ､-―- ､ _
／| ｌ ＼＿ ｀ヽ、
ないかしらーッ！ {, '´い //⌒ヽ ＼
/ ム ＼{_ﾚr行ﾐ⌒ヽ ｀､
ｌ ｰ'´ ヽ、Vﾍ_彡ﾍ. ノ l
ノ ､＿, ｀ヾヽ _＞彳 |
｢ xx￣xx _V l l
lr‐1 》⌒! ｜ /
ヽ/7┐ ヾ==彳_,ノ ﾉ /
_rｸ/ / r'⌒ヽ、＿＿ ／
__/）'´ 丿rｸ{￣ _〕仁ﾆ､ ＼
／{{くヽ.＿,.ィ-‐兀/l:ﾚ―ヘ ／￣｀ｰ- ､
_, -‐'´ ||厶|¬t┴ / ﾟ/└rｰ､ﾉ, ｌ
「 ｌl ノ|く rこ7 ｡//{三ヲ l n｜
｀､ ||ヽj‐'⌒7 匸ﾌ | ＿ |ｌく
ヽ. || く＞ ∧ ﾟ ＞くﾉ ｀ｰ┬ｰﾍ. ＼
ヽ、 |ﾄィ> ノ‐rr＜´ { ＼ ＼
＼ ||_>く::.／ヽ. ::＼ ヽ、 ／ |
＼|>‐'¨,、 ＼ノ ﾚ'´ |
/ ,イXヽ ／=､ |
/ ／ｔ┘└ﾍ、 ＜ィ ヾ、 ｜
.
- 190 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:53:49 ID:DGRzYBeY0
-
, ／⌒ r―, ﾍ
／:/ i;-.-..._ ／＞-―ヽl
/: : :!‐.―. .-_ ,入 : : : : ー,ヽ ,へ ヽ, ―､__
. !: : : : ; 一´,.:´:／ ﾞ ＜: : :L! L _(薔)＿ ヽl
￣￣ ／:／ , '⌒ノ＼ </i '､ / !l_ モスクワとのヤジェロヴィツ条約？
/; ;/'⌒ヽ ヽ_ ヽ ヾ ﾞ／ ノ
/// ＿ ＼＼ ／／
,': / ＿ _ " ｀ ヾ/;У ああ、その条約の書簡は
!:l:! ´ ﾞ ､ /／!／ l:- ;l
ム:i /／i／ l ｯ } あとでチリ紙交換に出しておくかしらｗｗｗｗｗｗｗ
! /! ,...-.....―:.:..ヽ ._＿!_ソ
ﾚ' l , .へ l::::::::::; - 一｜ }: : : : :ヽ
／ ヽ／: : : :.ゝ ヽ;／ ノ l一:＿: : :＼
. /! 「:.: :.;,=三≧ ｀ ー一 .ｰ: :_ミ､: : : :.ヽ やっべー、草不可避ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
< ( ヾ'／: :＞､. ／:三＝: : : ／
/ f: : : :-=三＞,- ― ＜ヽ: :＿: :,-:'.>
ヽ ヾ_: :_:_:ソ ! o !ﾞ; :一"＼
/:／ l o ／ !;ア ＼
У ＼ o _／ ＼
|＼ /＼ / | ／/ /
＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
＼ /
∠ マルファ様！ マルファ様ッッ！ ＞
／＿ ＿ ＼ ＼ ＼ | ,,,--'''''￣ | //＿,,,,,,--┐ ..| ／ ＿,,,...---
￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣ ./l‐|、-/l...＼┌'￣| ＿,,,,-ゥ/i｀ヽ、 .|ｨ-ｧ| | 「￣ .|
/／ |/ ＼/ ＼||| ./,' | | |、|￣''''ー-____,,--''''',,,-'''~/ ＼|.. .／／ | | | |
. || //==| |=|/ー-＜￣__,--'' ￣ /. ／／.| | | | |
―--,,,___||_// ┌| |‐---,,,,__￣| | | . ／／ | | | | |
＿＿＿ .||l /| | 'l | | | | ／'''~____,,,,, | | | |＿,,,,--|--''''
====┐ .||/ .| | |l. | | | ,,,,,,,―'''''''''''´ | | | | |
|| ||/ .| | '! ＿,,,,,,,,,---''''''''''''´￣ ―――――| | | | |
|| || __,,,,-i''''´ ＿,,,,,,,,----''''''''''´￣￣￣￣＼| | | | |
――||―||ξ ,Lィ-'''''´￣.| | | |'.―|‐.| |-,,,,,__ |＿,,,,
|| || ￣"´. | | | | | | |--''''￣|'''''--
|| || | | | | | | | | |‐-,_____|
|| ﾛ(()==| .| | | ＼| | | | |｀''--
|| || | |. ／ .| | | |＼..| | | |
|| || | |.／ ／ .| | | ＼| ＼ |,,,,....--- |----
|| || |／ ／.. .| | | |＼..| ＼ ＿__|,,,,,,,,,,
.
- 191 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:54:31 ID:DGRzYBeY0
-
, -「＼‐- .._
, - ´ ヽ ＼＼ゝ＝､,､
／ ／/＼､ :. :〉{ ｒ;､ﾍ
/ ./ ./.:／ 丶､::ゝイゝ}７
i{. .:/ ./／ 、 ｀ﾆﾐﾍ/ｿ
i:､::{ _{´ ＿＿＼ ノ＿Vｿ 騒々しいわね、何かしら？
ゝ:`{ﾒ, { 弋ﾂ 弋ﾉ /'
｀`i{､＿ xxx ,xx{= ､
人､__メ , -'、ノ 〉
,. ┴‐ ＜￣ }､... ィ'´｀ヽ /
ｒ'´ V⌒ヽ水コゝ‐＜- ､
i: ､: . . ゝ ィｌ」 ヽヽｒ−」 ＼
∩＿＿＿∩
| ノ ＼ ヽ､
モスクワに派遣していた使者が （⌒/● ●（⌒）l
＼| (●_ ) ＼＼ミ_
帰還したけど様子がおかしいクマ… 彡､|∪| ＼＿）
ヽノ |
） |
/ /
| ／~| |
| / ｜ |
／ ） ｜ |
（＿／ /＿/
.
- 192 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:55:15 ID:DGRzYBeY0
-
_ __ ＿＿
_j ` ｰ r_`r-､_
, '´ ゝ,. r r ⌒ ､jﾆ､ヽ
/ / ＼ _j | ,rr<ァ､ヾj
' , ノ ` ､ ゝヽｨ'ゝtﾃﾝ'､ﾉ モスクワから？？
| /／ ,`ニ`!ｨ´ ` ~ヾ∧!
ﾚ/, ⌒ `LYz_ rく_ ﾉ
| | ヽ " ゞ＼/
ゞ. _＿ , ､_＿_ ,j_ ゝ| 今さらモスクワなんかどうでもいいけど
, ,=l'T',｀￣ ､ ｀￣´ ﾄ､ Y
i/ ゝﾍ ､--, ,r ｲ 使者が帰還したなら様子を聞こうかしら。
ゝ-'､⌒ゝ. ｀ ィ=<´ノ
__{::::!_--､ゝ ､__ __ ィ' _ /::ヽ
r' ´ ゝ＝--<__r-z二=､ﾍ_,ゞ::::ヾ:::::ﾉｰ ､
' {:::j＿ノr::::_ｲ-fﾄ､::ヽ)´￣!:ヾ ヽ でも「様子がおかしい」って？
|::::/ r:::! |! `'l::! ﾟ |::! `ゝ─ ､ノ r /
ゝ::!::_ ゝァ"|! ,/::| ｡ |::| ゝ_,l::ノ . ::::::/:::! とりあえず会うかしら。
／.. ヽ ゝ=イ ゝ- ｡ レ' ､ __j:）丶 _:::::::::::: ＼
／ , ー / ゝ､ _ __ _ ／ ﾄ ｰ ´＼ ＼
/ ヽ / r:::::zl::j:::ヽ, | ゝ___ ＼
/! ＼r / `´／＼ー' ヽ__ ／ ﾉ
.
- 193 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:55:59 ID:DGRzYBeY0
-
_ ＿
r─--‐'"´: : : : : : ｀`ヽ､
入: : : : : : : : : : : :r'´￣`ヽ`ヽ
／: : :＼.:.:.:.:.:. : : : :/ /´￣`ヽ V ﾆﾆヽ
/. : : : : : : ＼.:.:.:.:.:.:.〈 〈 rﾆｭ ﾊ
/. : : :〃:::::/ `ヾ;:;:;:;:;) ヽ 〈｛薔｝〉V/ 〉
i: : : :.//::::/ `ヾ;入 V / ／/ /
i: : :.//::／ `ヾ入`ヽ_ / /: :!
！:.//'´ `ヽ V /: : :! 使者のお勤めご苦労かしら。
V〈 '"´￣`ヽ '"´￣`ヽ `「`ヽ: :!
い i.:.:.:.V
i弋j ,r=ﾆﾐヽ ,rﾆ=ﾐヽ i.:.:./ で、モスクワ大公のイヴァン３世は
l い ,〃 〃 .:; 〃〃 ) ﾉﾉ
/ ヽ ', __ ノﾊ 悔しがっていたかしら？ｗｗｗｗｗｗｗ
〈 ,r ‐┴-､ |￣ﾉ ／￣`ヽﾉ
V 二二＞ .. .＿__ _ ,.. ィ´ ＝=､.:/
V´二二ヽ _ノ＞介＜ L : .:.:.〉
／^ヽ _ ＿// / /八ﾄ､`ヽ ﾆﾆヽ.:/ ｀`ヽ 彼もまだ若いんだから
／ > =く L /l ｡ Vl l/ ヽ
/ ´了ﾉl. l:::l ｡ ´了ｿ ヽ 私に出し抜かれるのもいい経験かしらｗｗｗｗｗｗｗｗ
l く .l l::」.｡ l ﾉ l
ヽ ﾉヽ ｡ ／!: : : : : : . . . . . /
＼: :ヽ: :/ :イ ＞＝＜ ヽ';: : : : :/ /.: ／
l: : : : : : :l ／／￣＼＼ / /'"´
！ l / /
！ l ／＼ / /
,, ＿∩
∩／ -ヽヘ
Y , ○ ヾ＼
/^ｆ:○ (_●_) } }
・・・・・・・・・・・・・ |: .|:.. .） | ミ |
ゝ:ヾ.. ⌒" ..,ｲ、ｲ
＼;"ヽ::... ∠ ヽ ＼
γ⌒:|:: .}" ⌒＼ ＼
クマがノヴゴロドへの | ;/ / ,ｨﾍ. ＼ ヽ
| / / ﾉ ＼___ノ
メッセージになるって言われたクマ… | " / /
ゝ__ﾉ /
/. ..ｆ
.
- 194 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:56:47 ID:DGRzYBeY0
-
,.-ー 「｀ヽ ー‐-、rｖx_rｘ
／ ', ＼. ｛ /了示ｋ
. ／ ', ' , {ﾍ（{_薔X}
. / > 、 ｀Y{ :7^ﾊ::》
. / .,' / ,／ ｀丶､ yﾊﾝv彳
i _::i i / '´｀ ｀ﾘﾊ_ﾉ
l : :i ,'rヾ＝=.､ /i｀ー' …メッセージ？
', : :| : :i ト、 )） ,ｨ=≠ .i ﾉ
ヾ : :i : :ト、 ） ﾉ ｀ハ
ヾ;､:＼:l.i >/、 / l 手紙でも預かってきたかしら、
＞ｼ=￣} 、 ` ﾉ_}ノ
｛: :_-=‐￣}└ｔ＞ - ―<´ _} でも手ぶらのようだけど？
入: :_-− 〕V └〔ﾆ下二〕
. / 〔: :_＝‐〕 ヾ | i7/ヽヽ
/ 〔: :_‐ ゝ 、/,' ＼＼
} 〔彡ｸ Y''i o｝ｘ」
/ .ﾉｼ i 弋_ c/ !
{ , ｨ_７ ｙ ｀=ﾉ ,/
└‐〈/!＼〉 ﾉ く ＼
ﾉぃ|」 ＼ l ＼ ヽ ＼
,, ＿∩
∩／ -ヽヘ
し…死にたくないクマ…… Y , ○ ヾ＼
/^ｆ:○ (_●_) } }
まだ死にたくないクマ…… |: .|:.. .） | ミ |
ゝ:ヾ.. ⌒" ..,ｲ、ｲ
＼;"ヽ::... ∠ ヽ ＼
マルファ様…た、助け… γ⌒:|:: .}" ⌒＼ ＼
| ;/ / ,ｨﾍ. ＼ ヽ
| / / ﾉ ＼___ノ
| " / /
ゝ__ﾉ /
/. ..ｆ
.
- 195 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:57:26 ID:DGRzYBeY0
-
,, ＿∩
∩／ -ヽヘ
Y , ○ ヾ＼
/^ｆ:○ (_●_) } }
|: .|:.. .） | ミ |
ゝ:ヾ.. ⌒" ..,ｲ、ｲ
＼;"ヽ::... ∠ ヽ ＼
γ⌒:|:: .}" ⌒＼ ＼
| ;/ / ,ｨﾍ. ＼ ヽ
| / / ﾉ ＼___ノ
| " / /
ゝ__ﾉ /
/. ..ｆ
,, ＿＿∩
r "
ノ ≦ ヽ
∩／ // (( ◎ ヽ
メキッ Y , ヾ＼
/^ｆ:○ (_●_) '' } }
ﾐｼﾐｼｯ … |: .|:.. .） | ii // ミ |
ゝ:ヾ.. （ （ ..,ｲ、ｲ
＼;"ヽ::⌒"... ∠ i ｜
γ⌒:|:: .}" ⌒＼｜ ｜
| ;/ / ,ｨﾍ. ＼ ﾉ
| / / ﾉ ＼___ノ
| " / /
ゝ__ﾉ /
/. ..ｆ
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- 196 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:58:15 ID:DGRzYBeY0
-
,-^.､ ﾞ｝::｀:､
,,..､ ヽ::::＼.i::::::::;） _,..
ヽ::::ﾞ.､,. -‐'"´ﾞ:ﾊ::::::::!`ー' //
,.-ー 「｀ヽ ー‐-、rｖx_rｘ ､,,..-‐｀::::::::::;: - ‐‐´ ｀ ‐'´ ..,,, /｛,
／ ', ＼. ｛ /了示ｋ ヽ_:;;;-‐ﾍ::::'､ く￣｀＼ ヽ､::｀ヽ, /::::/
. ／ ', ' , {ﾍ（{_薔X} ,-‐'i ﾞ､::::ﾞ､ ｀ヽ::::::::ヽ､ `‐- ' ,／::／
. / > 、 ｀Y{ :7^ﾊ::》 ,i:::::::!i i:::::ヽ ＼;_;::::;）.,＿_,,. ／::::::i"
. / .,' / ,／ ｀丶､ yﾊﾝv彳 ｛:::::::::/ ﾉ:::::::;〉 ￣ `､:::::::::::::::／
i _::i i / '´｀ ｀ﾘﾊ_ﾉ " ,,,, ヾ:_;:/, `ヽ-‐'´ ヾー="
l : :i ,'rヾ＝=.､ (:::,,; /i｀ー' （;:;:丿
', : :| : :i ト、 )） ,ｨ=≠ .i ﾉ ﾋﾟﾁｬ /＼ ／|
ヾ : :i : :ト、 ） ﾉ ｀ハ ０ ＼ ＼､＿ﾊﾉ ヽ／ ｜
ヾ;､:＼:l.i >/、 :(::) o / l ﾋﾟﾁｬｯ ,,,, ＼)'
＞ｼ=￣} 、 ` ﾉ_}ノ （;:;:;;;,,, ／. あ
｛: :_-=‐￣}└ｔ＞ - ―<´ _} ' 、 ヽ,）. べ
入: :_-− 〕V └〔ﾆ下二〕 ' ` ／. し
. / 〔: :_＝‐〕 ヾ | i7/ヽヽ ::,,,,,、... ヽ ク
/ 〔: :_‐ ゝ 、/,' ＼＼ 。 !::::::::::`! 、 ＿）. マ
} 〔彡ｸ Y''i o｝ｘ」 (:::,,;,;,、; 。 ,) ッ
/ .ﾉｼ i 弋_ c/ ! ／-､ //
{ , ｨ_７ ｙ ｀=ﾉ ,/ ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・.. ／ﾍ ・・
└‐〈/!＼〉 ﾉ く ＼ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;'' ／ /／7／ﾍ /ﾄ､ ｜
ﾉぃ|」 ＼ l ＼ ヽ ＼ ⌒ ` !.:::τ'' `` / V ヽ|
.
- 197 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:58:57 ID:DGRzYBeY0
-
/ '´￣ × | l , - ､ ＼
/ ＿＿／ |l ＼ ＼ l ＼ ﾊ
/ ／ /// ! ＼ __j＿＿, - ､ー ､
l￣ ┐ /⌒} |/ ,.;==x､｜、 ＼ |＿ -‐｛ く7| |
| / l |/ / 〃 }| ┘ l ＼／ l ￣ゝ-ｲＶ' / ななななななななな！！！！
/! |￣¨'| / // {|.＿〃 ,.;==x､ ＼＿＿| ∨
／´）／） ＼l /// ￣´ 〃 }|＼ , l＿〉
／ ／´） l /└-､ {|.＿〃 ヽ｜ / クマの頭がばばばばば爆爆爆爆ﾊﾞｸﾊﾞｸ！！？？
' ／ ／ ﾄ、 / └−､＿ ￣´// ｝'／
／l | ＼/ └ｧ /// /￣}
.／ , -‐――,イ /￣｀ヽ / // ／ ／
'‐‐'´￣） _＿＿./ ￣ ｀ヽ. / /--イ
, - '´ ,| ＿__'＼ Ｖ＿＿／ l
ｲ //| 〈＿／ ＞ ､ ／| , -／´）┐￣|
ス //└−ｧ '／ / ¨Ｔ〒′/l ／／ ／ ／ |
∩＿＿＿∩
| ノ u ヽ 内部からの破壊…
/ ● ● |
| u ( _●_) ミ
彡､ |∪| ､｀＼ こ、これはイヴァン３世の露西亜神拳ッ！
/ ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (_／
| /
| ／＼ ＼
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿)
.
- 198 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 22:59:48 ID:DGRzYBeY0
-
┏――――――――――――――――――――┓
かくして1471年、歴史が動いた。
┗――――――――――――――――――――┛
,,,;;;;;;;;彡彡;;之 ヽ
,,,,,,,,,,,,,;;;;;ll;;;;;;;;;;;;;;| l;;;;;;;ﾘ）ﾘ;;;;;;|l;;;;（ミ彡／､ Z
l|ヽ= 从;;l |l|;;ll;;;;;l|;;;;;l;;;ｲl;;;;;;;;;;;;;| l|;;;;;;-〈､|;;;;;;;;;;;;;;,,三∠ノ ﾌ な 地 ノ
ヽﾐ三从;;从|;（;;;;|l;;;;l|;;;（（;;;;;(ヽ乂;;;;;;／ﾉ人､从;;;;;;;;ヽ ∠ | ま 獄 ヴ
ﾐ二ミﾐ从 ; ;;;;;;ﾞ;;;;ﾞ;;;;;L{{ミ|Y;;";;;;;rﾃ'';''iﾞ''ミﾞ ｲ;;;;{ミヽ∠ﾉ ぬ す ゴ
ﾞヽ乏ﾞﾞ从ﾞ ;;ヽ､､_;;;;;;;;;;;;;{≧Y;ﾉﾉ=-ﾞ'''"´彡 ';;;;;;ヽﾞ,,', ヽ る ら ロ
＜彡l|;;;;;;;l､;}:/;r't;;;)＞| 彡￣""´ |;;;;;;〈 |.| } い. ド
ノノｲ;;;;;;之"ﾞ"''"´ |､ _,,､::::: |;;;;;ノﾉﾘ;∠ // に
ｲ彡l|;;;;ヽ ﾞ:::::::: j _,､ -)ﾞヽ::... |;;/- /;;/ミヽ ・・ は
l|//l|;;;l~､'､ :::: ﾞ''::ヽ,／ |（,,ノ;;;ヽ〉ﾐ/
ﾘﾉｲ;ヽヽ'､ ｀ﾞ'､l__,,､､､,,_,, / l||;;;;;;;;|∠＿
"´ﾉ|;;;;｀'-;', (t -'''ﾍﾍ)}} ﾘ ﾘ;;;;;;;/从ミ | ／￣＼/＼／￣＼
|/l|;;;;;;;;ヽ ﾚ- '''""´ /:::" {;;;从;;;;;;;;）"
l|l||;;l|;;;;;;;;'､ ,,､;;''";;￣:: ,/:::::" ヽl|ﾘ;;;r''､ﾘ
ヽl |;;;;;;;;;＼ " ｀ﾞ ／::::::" ﾚ',､-ｰﾞ''""ﾞ''ｰ､ ,,､- ''
/／|;;;;;;;', ＼ 〈 ／ ::::::: ,､ '´ ﾞ'> ''"
（从l|;;', ヽ, ヽ:::ノ／ :::::: ,､ '´ ,､ '´
｀ﾞﾞﾞ''', ﾞ'' ｰ '''" ::::／ ／
┏――――――――――――――――――――――――――――――――――┓
ノヴゴロドがリトアニアと同盟を結ぶと、モスクワ大公国は戦争に打って出た。
┗――――――――――――――――――――――――――――――――――┛
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- 199 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:00:30 ID:DGRzYBeY0
-
こ、こ、怖くなんかないかしら！
ただのハッタリにすぎないかしらーッ！
,／￣ヽ＼
// V }
{ {ｒﾍ,. -ｰ‐}/‐- ._ マルファはモスクワの弱点なんかお見通しかしら！
／ヽ ｀ヽノ ヽ｀ヽ、
／ ／ ヽ ＼ ＼ ｉ |、ヽ
/ ／／／＼､ ＼ ＼ l | ヽ ヽ _
,' /／／ ＼､ ＼ ｎ｣＾Y7ァ､ハ ／ }
l.//／ ＼＼ ｣ f⌒＜_心ｒﾄﾍT7┐ _ ,. '´ ／
!_彡 u ヽ、 ＼辷{ ＿,>ｪ<´_￣}_〈 / }‐-､,. '´ ／
,∟ｲ >;==､、 く.〈_ {仁ﾄ廻ﾉ}コ} {_｣ _ノY ﾉ＜⌒ヽ ＜
{.／!. {〈 ;::::::}.! ,.二幺L￣l7＜￣r<ノ ,.ｲﾉ ﾚ ＼ ､ V ﾉ､
_,.／ｲ | ゝ-'′ /::::ヽVL>《､__,》┘´ ／, 〉 | } }.ゝ┘ノ ,ﾉ
ｒく |/､ ゝ! /// ' 廴':ノ } /!| 》 《ｒ＜}／／-‐L_ ｢ く {二 ‐ ﾉ
＜ヽ＼>''´ ､ 「￣ ７ /// .ｲ._||_ｒへﾊ〈 =辷. ト､＿,.しｲ 〉
匸｀ヽ∨_,.へ、＼ ヽ ノ ／ｦ|! ﾘ ／/ 〉〉 〉 K 人 〈 | ）
（( >'´￣ ｒ=＝=､ｰ- ＿,. ィ.三ﾆ{_ ∨ // V/ ヽ ） __ ノﾉ {
/ / ||__/__,＞ｪｪ=＝＝=､-∠( ／| |二 ー∨ ﾍ ∨ Y V
ｒへ､{_ ／ ￣{ ／ 8 ||＼ | ||二Z /| |_＞､__ ヽ、└く_/_ ﾉ_ノ
二ヽ､＿_＞-; ､二} /! ／‐- ､__||＿＼!_｣|ﾆて_ノ-‐⌒ヽ! ￣￣ ＼__ｧ‐'⌒￣
／￣￣｀´ | |l / | / ｒ‐--‐､|| }
| | / 〉 / く／ハ＼>! ﾄ､ 〈
ヽ ､ | | / / / ＜＞＜＞|| . ヽ
ヽ.＼ リ ,/ / _r┘ノ L└ﾘ､ ＼ ヽ
〉 / / __r┘r‐┘ └┐└ｎ_ ヽ
.
- 200 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:01:17 ID:DGRzYBeY0
-
/ / ､＿ ＿ 〕 | ／{/i ィｚjハ￣ﾌ',
/ , / ヽ ｀ ー- { く:::::::} Y厶ソ }ヾ´ l|
/! / 丶 ＿ ＼ ヽ/ヾ二ヱイ､::::＼ モスクワ大公国は複数の公国を併合したもの。
,' | / ＿Y ＼ ／ ヽ／
|! l l/ ＼ '´二´ゝく 「 丁,-､_」ｿ
ｌ V / ￣ ヾ. / , ｨ::T:::ヽY ￣ l / 各地の諸公はイヴァン３世に従うかしら？
/r'､{ ＿_, l l ゞじノ }／⌒Y /
{ |.ﾍr┐￣ r}ー‐{j ￣￣ / j´ リｲ
/ｲ/ / ｰ一' 〈、 ` ー一〃, --イヽ
li／∠＿_ ､ ＿_ , ｨ|{::::::::::::::::ﾉ それにモスクワ大公の一族だけで見ても、
/}__／ _ー､┘ ＿＿ ィﾍ Vﾑ}三≧彳
イ l/'┐ r__>､」::| lー} |ｰl {__} |:::::::::::::::〉― 、 イヴァン３世の兄弟である「分領公」は
ヽ＼ |ーｲ {:::::::}ヽ二ノ!０ト--'≧三彡' ＼
ｰtヽ.＼ 辷」三ｲ/ | / j | 「:::::::::::;〉 ほとんど「外国」と言っていい独立勢力ッ！
└ｔ.ヽ.＼ 廴ｿ j_|０ {.｣ 〔::::::::::ｿ
／ └ｔ ヽ.＼_ 了 / / ゞ='￣
／ └ｔ.ヽ/＼ / ０ / |
_ - ' / r―r‐r―┐￣ ＼ -―
´ ／ | }ｰ} | ＼ -−- ､ ／
＿_ - '´ / ￣ ￣ / | Y
} ｲ } |
.
- 201 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:01:53 ID:DGRzYBeY0
-
／ｨ' ／／ ＼ ｀丶
/ ´＼ / 〃 ￣￣ 丶､r〜'_ー､,>ｰ-＼
` ｰ─`-' ｛ ￣ ｀丶 f´ 〃Y≠ミヽ じ,
. ' /＼ ｝ ｛{ ｛{f泌}｝ｿ〉 ハ 昨日まで他国だった諸公にとって、
｜ｉ ｌ ＼ ＼ゝ_ ゞ ゝ=ｰｲ/ r┘ i
！ｌ | __ ＼ __＼弋_` ￣´_,.仆 l| ルーシの同胞であるノヴゴロドと
､い ｀ヾ '´-‐￣｀ヽ｀Y´ ｌ 〝
ゝ',圷､、 , r 〒 ア Y ⌒Ｙｌ // 戦うべき理由なんか何もないかしら。
ペ 〃´ｉ `┘ ｰ┴'′ /ム＾} /ｲ
ッ 亅 ﾉ / r‐ﾝ 厶ヘ
／ ＼ ｀ , 「i／ ／ ＼
_く ヽ.＼ゝ, ／ |' ／ ∠-┐ そんな国内がバラバラな状態で
ハﾄ＼ ／ Xヽ､ _,. ´ |｢ ／／ |
/,. -‐≠､ /__r┴‐_- ､ j}^Y.／／ _⊥、 一戦交えることはできない。
／ ／ 丁＼: :￣: : ＼:＼_ﾉ:_人¨´_＿イノ ｝
！ ／ ｌ Ｙ´￣￣｀Y⌒Y´￣｀ヽ ヽ 厶ｲ
!／ ' l ー廴 厂 } ∨__ノ
. ｲ ! ゝ､_,ィ¬´7不`ｰ､___ハ V´ 本当に攻めてきても烏合の衆、
／/ ｜ ヽ/ / /| ', ∨:.! ｀、 ﾞ、
. ／ / ｜ / / /:.| i ∨ ｀、 、 リトアニア軍によって返り討ちかしら。
。ィ 〈 ！ ＼ /｀'| ／ ﾞ、 ヽ
しﾞ ヽ ｲ ヽ/ ！イ } ｝
｀ァ＝ ‥ ィ､ / _,／
/ ハ ∨ _ -‐ ‐- / 礀
.
- 202 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:02:35 ID:DGRzYBeY0
-
＿＿_
「￣´.:.:.:.:.:r‐≧､､
／:.:＼:.:.:.:..://⌒ヽ/ﾆヽ
/:.:.〃:/ ＼:.:.〉ヽ {薔} vﾞ)
!:.://;/ ｀ヾ入､ //:i
!/'´,.--､ ,.--､ヽ､/:.:| というわけで民会ならびに市民の皆さん、
. ぃ i:.:V
代 ⌒ , ⌒ }ｼ, 何も心配はいらないかしら〜♪
ハ_'､_ ┌‐┐ ,ｒﾆ〈ﾘ
∨ ニ＞.｀__´_ ,.イ＝=/
〉､ニ ｿ〈介ﾄヽ { ﾆ､/- ､
,／ }=〈 〈八〉´ 1__l/ ヽ
l ﾃ l ： ,l ﾃ |
. ＼ ､ , ノ＞＝＜ ヾ 〃 ノ
| {. ∞ / /´ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
l ! .∧ ,/ / l 特番です、モスクワ大公国が
l ノヴゴロド公国に宣戦布告しました。
ヽ、＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
∨
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿__ ||￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾞ|| ＿_
||:::::| || || !:::::|!
||:::::| || || !:::::|!
||:::::| _|l＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|| !:::::|!
|:￣| |＼￣￣┴───┴￣￣＼ |￣:|
＿_|: |_| |￣￣￣|￣￣￣|￣￣￣|＿_| :|＿
__|;＿l__＼|＿＿＿|二二二|＿＿＿| __|＿;|__
.
- 203 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:03:18 ID:DGRzYBeY0
-
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
／::::::::::::::::::::::::ヾヽ
.ｉ:::::::://///::::::::::::::::::|
.|::::::/ ::////⌒⌒ i.:::::ﾉ
.|:::::/ |::::| イヴァン大公はこの戦いを
□■□■□■□■□■
■□■□■□■□■□ 「正教とカトリックの戦争」と宣言しました。
l .!:; ⌒´.し.｀⌒ ::|. l
ゝ.ﾍ /ィ
__,. -‐ﾍ <ﾆ二ﾆ> /─- __
_ -‐ ''" / !＼ ￣ ／!＼ ￣ﾞー- ､ ノヴゴロドは正教の公国なのに、
ハ /. |ヽ ￣￣ /| ヽ ﾊ
| ヽ く ! .￣￣ ! .> / ! カトリックのリトアニア大公に身売りしたからです。
| | _＞ .|. .| ＜_ / !
.∧ ! ヽ | | / i .∧ これは正教への冒涜ですよね、筑Cさん。
/ ＼ | ヽ i i / | ／ ハ
ハ ヽ | ヽ ! ! / | ／ヽ
/ ＼ | ヽ. | . | / | ／／ ＼
/ ＼ | .ヽ i i / | ／- ' ヽ
/, -──‐-ﾐ」 , ‐''二二⊃､ |/ ／￣￣｀ヽ!
ﾚ′ ￣￣￣`ー─---､＿/ ′二ﾆヽ' ＼--──┴''￣￣ ヽ |
,..--- ､_
,.ｨ'´ _,...-`ｰr ､_
,r'´´,-‐' ____,ィ ' ",ヽ ヽ、
,i´ ,ｨ - ﾆ ﾆ ノ i ヾヾヽ、
i´ r /`ｰ---------'"´ヽ ヾ i 酷い話ですねぇ…
| l i、 。 `i ﾉ, |
｜ ﾄ､!､ | j i´
| □■□■□■□■□■ j | これはイヴァン３世とノヴゴロドの
ヽ'■□■□■□■□■□! ,ﾉ
!､_ | ー‐'´,! ﾄ､‐‐'´ |,ｨ､ﾉ 単純な勢力争いではありません。
!､ヾ ,ｨ `ｭ､ , | ﾉ
ヽ!、 ﾉ ｀‐--‐' ヽ ,ﾝ ﾉ‐'
!、 !--‐‐‐‐---! /! 全ての正教徒は
|､ i ｀ ー ´ _/
_,ハ ｀ｰ､_ _,ノ |ﾄ､_ 正教を裏切ったノヴゴロドを許すべきではないでしょう。
___,..-‐;´ ｜ヽ､_ ￣,￣ ／ﾉ| ､`-､_
-‐'"´ / ｜ ＼ _／,/ | |｀ｰ-､ _ _
/ | >-< / ﾉ !
/ ｜ ,ｲ 〉、 ,/ ヽ
/ |､／ l___,/ ＼/ ヽ、
,-‐､＼ | /´ ヽ / ,ｨ',ｭ ※実在の人物とは一切関係ありません
.
- 204 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:04:11 ID:DGRzYBeY0
-
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
／::::::::::::::::::::::::ヾヽ
.ｉ:::::::://///::::::::::::::::::|
.|::::::/ ::////⌒⌒ i.:::::ﾉ ただしイヴァン大公はこうも言っています。
.|:::::/ |::::|
□■□■□■□■□■
■□■□■□■□■□ ノヴゴロドの市民は良き正教徒であり、
l .!:; ⌒´.し.｀⌒ ::|. l
ゝ.ﾍ /ィ マルファとその一味が自らの権力欲のために
__,. -‐ﾍ <ﾆ二ﾆ> /─- __
_ -‐ ''" / !＼ ￣ ／!＼ ￣ﾞー- ､ 民会と市民を扇動しているにすぎない、と。
ハ /. |ヽ ￣￣ /| ヽ ﾊ
| ヽ く ! .￣￣ ! .> / !
| | _＞ .|. .| ＜_ / !
.∧ ! ヽ | | / i .∧
/ ＼ | ヽ i i / | ／ ハ
ハ ヽ | ヽ ! ! / | ／ヽ
/ ＼ | ヽ. | . | / | ／／ ＼
/ ＼ | .ヽ i i / | ／- ' ヽ
/, -──‐-ﾐ」 , ‐''二二⊃､ |/ ／￣￣｀ヽ!
ﾚ′ ￣￣￣`ー─---､＿/ ′二ﾆヽ' ＼--──┴''￣￣ ヽ |
／￣￣￣￣￣￣￣￣
| 全てのルーシの正教徒は政治上の対立を捨てて、
| 正教のため戦争に協力すべきではないでしょうか？
＿＿＿＿＿＿＿＿__ ＼
￣￣￣￣￣￣￣ ~|lll| ￣￣￣|／￣￣￣￣ _ｒ 、
_ |lll| , -_'ﾞﾉ＼｀_f_ヽ_
│ |lll| /'´ヽ､!l＿.＞､＿|）
│ |lll| , - ―‐:,○ ○――-'、
│ |lll| 正教を裏切ったとか ゝ_, ィ´__ ///// ＼ ｒ'i
│ |lll| __ r､ｉ「l /L｀二二￣ヽ ヽ｣ﾑ _
│ |lll| 濡れ衣にも程があるかしらーッ！__// {|´il , ―‐;----! ､/丶ﾉ ｲ l--､
│ |lll| // に)ゝ､ ＿＿__ ノ 入＿_〕 ヽヽ._ﾉ
│ |lll| ￣￣´《 / ┛┗ | l !＿｣ ｌ |
│ |lll| イ | ： / ﾄ､_〃 ´￣￣
├‐tｭ‐‐┬‐tｭ――|lll| / ＼..／ ヽ
│ ‖ ‖ ll |lll| ／ ,┻、 ＼
│ ‖ ‖ |!＿___ |lll| ／ ／: : : : ＼ ＼
_j￣|!￣｀|!￣|! / / ／: : : : : : : : : ＼ ヽ
.
- 205 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:04:50 ID:DGRzYBeY0
-
ヽ､_,人_,ノ､_,从,人.ｨj､ﾉv1人.ｨj､ﾉv1人.ｨj､ﾉv1人.ｨj､ﾉv1
）
‐=､´ ノヴゴロドは正教を棄てた裏切り者だ、懲罰しろ！
）
, '⌒r‐v'ヽｨ'⌒Ｙｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ
∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧ ∧＿∧
ミ■Å■,,彡 （・ー・* ） （´ｍ｀ ；） ( @∀@ )
.＿φ 読⊂) .＿φ 産⊂) *~●.φ 毎⊂) .＿φ 朝⊂)
／旦／三／ ／| ／旦／三／ ／| ／旦／三／ ／| ／旦／三／ ／|
|￣￣￣￣￣| | . |￣￣￣￣￣| .| |￣￣￣￣￣| .| |￣￣￣￣￣| .|
| 鍋常談話 |／ | 憂国幻想 |／ . | 侮日新聞 |／ | 毎日捏造 |／
/´￣￣￣￣￣￣｀ヽ 彡:.:.:./:/:.:.:ﾍ: !:./:./;,'i^ﾘ:.〃ﾊﾐヽ γ´￣￣￣￣｀ヽ
| 行 屠 裏 . | （::'⌒:.〃:.,:.:i:.::!:./:,:':::::::ﾄ、:!:.:ﾊ: 彡 | 裏 や
| け 殺 切 .| 彡'⌒'::::, '人从{ﾘ:;{:::::,'/）ﾉｿ:.:.人ﾊ | 切 っ
| ！ 場 者 . | く</ﾊ:.::/ ¨ﾓｪ,ﾐミ;ﾄ^'´く::/:.::/::.:ﾉﾉ | 者 ぱ
| へ は .|{⌒ヽ ﾊ:、「!;' ＾' ; 人ミﾐ ji:.:,、'’ | か り
ゝ＿＿＿＿＿＿ __,ゝ＼ ＼__ .{:./:ゝ ,:' ＾ヾ' ﾉ:ｲ/ | ・ |
、 ,..⌒>.、 ﾉﾉ::,’:i _ ｀¨ﾗ^ /:;':ﾉ | ・ |
> ' 入 {;i!:.:} i:、 ¨-=:,':、 ,.::,.:.’ ゝ＿＿＿＿__,ノ
＿,ｨ' .／ ,:⌒ﾐV:.:.:! i ｲ/{
＿,...ｨ' ｨ'´ ／ ＼| ＼ イ .ｨﾍ
,. '" 人 ＿_,.-＝＝ﾍ_／ _,. ＼_＿}:::::.¨¨´ .ij iﾄ-- 、
／:::: 'ー＝/ﾊ人_¨'⌒,ﾉ､ }＼:.:／ ｨ' /ﾊ. ＼＿＿
;:::: -=＜￣::'^¨¨:'-‐ﾐ＿＿ __ﾉ ﾉ }-v' ´ // 、 ¨ヽ
⌒¨¨¨¨¨¨¨ゝ ＼ ＿, ' / ﾊ＼ /.::.:.:.:. ＼
.
- 206 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:05:38 ID:DGRzYBeY0
-
――― イヴァン３世は「正教に対する裏切り」への懲罰を大義名分として、全ロシアの動員に成功した。
__／{ ／ . : : .☆: : : :__i__`ー 彡'′
_人_ 〉 ＞ ＿＞ｧ'´ . : ｜. : : .: : .l : : : ｀ヽ.-- ､
｀Y´ ― ､/ 。 o。 ＞ ' : : : - ､ゝ- : :}.: : :.: : : : . : : . ｀ヽ: : : i ノヴゴロドは正教を裏切った罪で
ﾟ ・ 。 ,.☆彡' : ＋ : : : : | : : : ...::..: ...::｜: : : .:: : : :__∧__:..:｜ _人_
／7´ .: : : : : : :,. -､: ....:::::/::::_,ｨ_ﾊ: .:...:::: :| : ｀i,.､iﾍ::.. { ｀Y´ 死刑にすべきだと思いまーす♪
/:十.:: : : : : ／ ／....:::::::/_:／7/`| :..:::}i ∧: :. :. : ､∨.ヽ.
/ / .::: : ...: :,／ ／ .:.:::::::::z'==ミ{/、 |.:}::;ｷ|⌒Ⅵ:...:. : ＼: ∧
{:ｲ .::/..:,.イ ノ⌒j、:::::::/ ` |/::iｨﾗ:Tヽ}ハ:::.. :|::`:. ∧
＜＼ { ./／ r' _ ノ }-‐'――‐ ､ }_/辷ﾂﾉ/☆:}i:: /::::::. : .| ☆ l
┌―‐z不 l ‘7＿_ノ ,r┬――___’ ﾉ ｀¨`/::::::::::}ノ::::::::::l: :| - + -
＞ ´ { { ｀ヽ ／:;小. ∨ ｀ヽ 人:::::::::/:::::::::::/} / l
。o．.斗ﾟ ´ ヽヽ. ｰ〈::ﾊ{::} ヽ. `ー ´r― xく:Y:::/∨:::::::::::/,ﾉ′
_ﾉ ｰｧ , ´ _人_イ_＞―､ }ヽ|ﾉ ` .＿ . ｨ{ヘXX}:_ノ _}:::::: ／
｀j,.- ﾟ ／ ,. イ｀Y´{´ 廴._ }__ﾉ、 ヽ __ ! /､:{/ `く ,ん. 〉≦ﾍ.__ __j__ |
／ ／、 ∨.。 ﾟ } ヽ ヽ.｀ヽ._ { ＞ / 厂}、〉,､f´ i′ 人
ノ ト ん{ ＞ o. ・ﾟ ＼ 廴._ | | { ,.イ´{ / / }ｨ^ヽ＿＿ ￣ ｀Y´
ー―一 ｰ一 ｌ | ー―一 ｰ一 ｌ | ー―一 ｰ一 ｌ |
ﾉﾆﾉ├‐ ┼┼｜ | (⌒⌒) ﾉﾆﾉ├‐ ┼┼｜ | (⌒⌒) ﾉﾆﾉ├‐ ┼┼｜ | (⌒⌒)
ノ l＿, ,ﾉ 亅 亅 ＼／ ノ l＿, ,ﾉ 亅 亅 ＼／ ノ l＿, ,ﾉ 亅 亅 ＼／
f¨ﾞ!
:┐ n /〉 <ヽ /^〉'
! }”/ ,､ <｀ヽ ./:::/.,､
⌒!ｨ f¨ﾟ{ <´ 'ヽ Vハ |ヽ Y¨! |::::}ｲ { , -ー ､ _ /¨> r-‐,､ <⌒!
::〈人_r-ｰ- ､_r＜}| ＞::::￣:｀ヽ__, - ､__r ､r=¨>‐-! /:::::}＿_Vﾍ }:::|__}::::{.ィ1.|:.:.:.:.:.:.}_, くﾉ￣! ./;;;;;;;;;}_, ﾍ⌒',
/:.< /::::::::::::::::Y::/|i /::::::::::::::::::::::Y:.:.:.:.:.YVｲ!:::::}::::::::|/::::::/:ァ＜! V_::| ',く/⌒!}:.:.:.:.:ノ/ /:/^V__〈ヽ;;;;;/_!__ノ::::::ヽ
:.:.:.:}|:::::::::::::::::::|:{:. }:!:::::::::::::::::::::::: l:.:.:.:.:.:.|ィ ゝx}:::::: |::::::/:.:/ / > ¨⌒ヽ:'. V¨¨ヒ{_. V==<:::::｀ヾア´:f⌒!ヽ:::::}
＼f':!::::::::::::::::::lﾊ:.:ﾘ'.:::::::::::::::::::::::∧:.:.:.:./ ＞ｲ::! :::: |:::::{Y/' 〈 /:::::::::::::::::}:' V::::::::::{ .} .}::::::::::|:.:.:.:.|:.:.:|:.:.}-:'
ヾ!,､:::::::::__/_／ ヽ::::::::::::::::/|ﾚVWハ/::::::::/:::::: |::::::|ﾊ V!::::::::::::::::::!:/ ./:::::::;:::Y /^!:::::::{:ﾄ､: |:.:.:|:./:::::
｀Yﾟ￣ ＿/VﾚvｲW:::::｀ー-::＿_／:::::::::/:::::::| ヽ ｀!:::::i:::::::::::|' /:::::::/L_| ￣⌒¨}＞ﾍ}:.:.:|”::::::::
、 f´￣::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::| ヽ .|:::::l::::i::::::| /:::::::::| ＞- ._ }} |:.: |ヽ:::::::
.
- 207 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:06:25 ID:DGRzYBeY0
-
／: : :＼ヽ､: . :｀丶､: : . ＼( / _ハ__ ファーーーーーーーーック！
/: : / : :/｀丶､ ､: . : . ｀丶: :辷!-‐-<__仁vヽ
/: : ´: / ｀丶 ､:｀ヽヽ_ム-‐〈 ﾍｺ〉人 サーーーーーーーーーック！
,ﾞ: . :l : . / ノ( ｀丶ﾐ､（∧ ヽ二ﾉ |〔
,-、 l: : :l,､≠ ‐‐ - ⌒ _,, ..ム∧ |ノV ,-,
. l´ｌi !: : :|/ ､ァぅ-`､ヾ '~,r¬く ＼ﾍ__ノl」ﾉ |､,i
. lｰ'! ﾞ,:l :.{ _ﾒ_ノrｯc}` '{_ノｯﾞvド くこﾋ/ i l この時のためにこそ同盟したのよ！
l | ヾ :.! ヽ辷ン , ヽこ:シ´ !:〃 ｌ |
| | f⌒ﾊ ~ ￣´ ｀￣ ` ﾊ⌒i _ | | _ リトアニア・ノヴゴロド連合軍が
_l L_. __ ／ (.. ', |￣￣`、 ,ﾞ..) ＼ ＿/ ヽ !´ i_
/ '| / ヽｉ ヽ ! ＼t‐', |ーー--| た ノ }} / ', | ,| |｀〉 撃破してやるかしらーッ！！！！！
r‐'ｉ | | | | . ヾ;､＿ﾏ ヽ ｀―-'´ メ､＿_ ノ' | | ! ｀ l ｜
| ! ' ! ! l、 r‐''"´￣￣｀ヽ､ .イ´;￣￣￣｀ヽ! ' ' !
! ,! | |: 〕. . . . . : ;;;;;;;;〉|＞ ､ ＿,. ‐''|´〈;;;;;;;;; . . . 〔 .}| |
| ヽ |〈_‐ﾆニニヱヽ/_ﾉ／={ :::: }=＼ズ;;r;;;:二二`_ヽ_〈｜ /
. ＼ |／￣ﾌ;;;;;_∠二イ_::::;:イ￣l＼::: ＼＼_;;;;;;;;;;;;､‐''"ヽ! /
. ＼ / √´ ;;;;;|ﾞ/:::| Ｏ |:::ﾊ､:::/;;;￣｀"' ゞ､ ヽ /
.
- 208 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:07:30 ID:DGRzYBeY0
-
ヽ､_,人_,ノ､_,从,人.ｨj､ﾉv1人.ｨj､ﾉv1人.ｨj､ﾉv1人.ｨj､ﾉv
）
‐=､´ リトアニアからの援軍が来ません！
） ,〔 ￣/ﾚ1
, '⌒r‐v'ヽｨ'⌒Ｙｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ. ／ ¨¨|／ ヽ
ﾟ ｡ }
人 「ﾉ .イ
〔＝＞ (-ノ}
¨ ーﾉ r'
（_ ノ
つ (
（ ノ
ヽ（
. 〟
⌒ヽ{. …・・・ ミγ⌒ヽ ＿
/ . ≫ ¨` ＜ : : : : : : : l ∨ ヽ
/／ ` :〟: : ､ ＠ /
〃 ｉ: | | ! ＜ヽ /
/ ｌ |_」_ | ! ＼.
!＝＝ ＿ }／
γ{ ＝ミ |:!
.: ！ # |:!
〔 ￣〕 ι ' ）
ﾉ¨＼〝 ⌒ /_.ノ
.〔¨¨ミ≪ _ :ヽ r…・・・ミ
ﾉ＝＝ミ ≫ 〃-＝＝〔
――― ドイツ騎士団との抗争で金欠病にかかったカジミェシュ４世には、
貴族たちを統率してモスクワとの戦いに介入する事など出来なかったようだ。
＿/⌒ヽ
ニニニし'{
ニニニニ{/{/(
ニニニニニニ{/⌒⌒(__／⌒ヽ
ニニニニニニニニニニニニニV{
ニニニニニニニニニニニニニﾆ{__
ニニニニニニニニニニニニニニﾆ:＼
ニニニニニニニニニニニニニニニニ＼_
ニニニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ} ／}
ニニニニ/⌒ヽニﾆﾆ三 ￣￣乂ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{／ﾆ/
⌒ヽニﾆ///} }ニ／ / U u ⌒⌒}ニﾆﾆ／
/ u u { {{/ 〈ﾆﾉ ／ /ﾆ／´
人__) }::} { u u /イ
/ /:/＼´￣￣｀ヽ__ノ /
:∨ U {::{ ＼-tｘ }: _／
Ｕ { u. Vﾍ ＼---f えらくない…
u ∧ /ノ.ヽﾆﾆﾆ イ⌒}ﾉ
＼ ＿_∧ ,' { u ＿_r一'
イ / ＼ u ｀⌒i´u
／ ＼ __ノ¨´U
イ }
――― 当時の東欧は王の力が弱まり、その分だけ貴族の力が増して統率できなかった。
モスクワで大公の専制権力が強化されていくのとは対照的である。
.
- 209 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:08:41 ID:DGRzYBeY0
-
, '´ 、 ｀ヽ ｀丶、
, '´ / ,'＾丶､ 丶 ヽrｖx_rｘ
. ／ / ′ ,′ ｀丶､ ＼ ｛ /了示ｋ
/ 〃 l| ｀丶、 {ﾍ（{_乂X} お、おおおおおお落ち着くのよ！
. ,' / ﾘ ＿_ ＼ {／:7^ﾊ::〉
′ { ｌ , /´￣￣ 、 ｀ヽ､ヽく∨r┘
. l l ｜ ′／ >,ﾆ弌xヽ ィニﾝ∨彳 ノヴゴロドの夏は雪が溶けてぬかるむから
. { ､ | l ﾚ'´ 〃{ﾌ癶j}` /斤!Ｆﾊ /
. ！ ヽﾚｰ､ｊ ｌ|l ｃゞ＝′ 辷j ﾙ'＿_ モスクワもすぐには進軍してこないかしら！
！ {∠、 川l / ∨ /
ヽ弋／＿_ ／ ＿＿_ } ﾚ'´￣ヽ
厶イ,ゝ-‐¬ に= ―-′ , ′ /
, ' ´￣￣｀ く _厶 ∠--､ヽ､＿ ／ その時間で防衛戦の準備をするかしら！
｀く彡,二ﾌヽ ／ -‐=厶
/ ∨ ム=ﾐ＞:-r‐Fマ´イ_￣｀Ｙ ｀丶､ 時間を稼げばリトアニアや他の公国から
'/ ∨ ＿l::.:::_｣ｰﾄ､::＼ うﾆ７´ ヽ
|Ｙ乙ィ;::イ::/ o|:::∨ヽ｀了 l 援軍が来るかもしれないかしら！
, |l て（__/::/ ヽ::ヽ ､∨ / | |
ー- ､ / ヾ、｀７::/ o〉:::〉 | ∨ |l く
￣´ ／ ＼∨ 〈:_/ ｝ ｀、 ｀丶､
⌒丶､ ＿, イ ｀丶 ､ o ／ ヽ、
ヽ､_,人_,ノ､_,从,人.ｨj､ﾉv1人.ｨj､ﾉv1人.ｨj､ﾉv1人.ｨj､ﾉv
）
‐=､´ モスクワ軍、お構いなしに進軍して湿地を突破しました！
）
, '⌒r‐v'ヽｨ'⌒Ｙｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ､ﾄ､!ｙﾍ!
/ ⌒
ｌ 〔 . ＜: ￣: ミX､
､:{ ／￣: : :ミx : : : : :＼
>”: ￣: : : ミx/￣ヽ/ ￣＼
/: /¨::::＜:_: : :{:〔⌒〔〕⌒〕} , :，
,: 〃:::::::::::::::::::::¨¨:＜:||:| ､ /: :.|
ｌ: |!:::::::::::::::::::::::::::::::::.|;||;| .∧/: ｌ
ｵﾜﾀ… |: |!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V :/ : /
γヾ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::γΥ′
〕彡ｆ￣￣γヽ￣￣￣＿_ ノ:ｦ
ﾚ＝.＞｡。 ￣＿ ＜ 〕:ミえ
《厂〈 〔⌒X⌒〕ｌ/ ミ《
トノ ｌ¨|ｌ |ｌ¨: |､ {
――― 不幸が重なった。
モスクワ軍の迅速さは「夏には攻めてこない」というノヴゴロド側の予想を裏切り、
しかもこの年の夏は雨がほとんど降らず、ノヴゴロドを守ってくれるはずの湿地が乾燥した。
.
- 210 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:09:20 ID:DGRzYBeY0
-
――― こうして1971年、ノヴゴロド郊外のシェロン河畔で両軍が激突。
年代記によるとノヴゴロド軍は４００００人で、モスクワ軍は５０００人ほど。
ここまでの差があったとは考えにくいが、倍以上の差でノヴゴロド軍が多かったようだ。
,＿,, ,、
、 '' ､くヽ､、 ,＿__,,,,,
-‐'''"" 、 ／'`_いヽヽ 、. ` ''''’
ミヽヽ ,-ー ､. || ／' / ／//=ﾐヽ`､
` ／＼. ヽ -=｝.|| /' ,'=/ﾐ/ヽ/ ､.X i＼
X ri ＼ ノ ヽゝ'_.|| / /_ー=ミヽヽ ヽ ,,,,-
（ ヽ ヽ /⌒/= 7<|| / ﾉ ヽ` ／＼,‐' ／＼ ,,,く,ヾ-‐''""
／＼ ＼ _ソ . /＝/| |:ｌ.||-...__/≡ー=ミ X ri ＼,,,,-く,ヽ'''"",､ ヽ､ヽ
`‐' ゝく ￣"(に} ー=ミ （ ヽ ヽ //|. ／__＼ ｌ'K) ,､
/"'''''''"ヽ ＼ー=ミ ／ ＼ ＼ _ソ ＼ ヽﾉヽ) ｿ///／__＼
_,,,..----.._/＿__|ヽくｌー=ミ＼ ／ ／ `‐' .,､ `､//=ｌ//ソ ヽ／__＼
彡三ミ || . |ヽヽミ彡ヽ | ￣ ／ ／__＼ /（ /(く/､ｘ) ヽ ソヽ
...ヽ ===========| `r く） |========〈 ﾉl o ハ /＝/|7⌒/ /=/ヽ ヽ
ﾉ |＼ ヽ |＼＿_|‐l |／| ヽ 人,,,,-‐ｰ､. へ ヽ ＼ /て￣
..丿 ヽ ヽ ヽ ヽ 〈 | ,､ ＼ _ ＼ ／＿_＼ ソ⌒ヽ / /￣
ノ く) ＼ ヽ‐-､＼ ﾉ つ/ ／__＼ ＼'''￣ヽ ノ＿ｿ＿ヽ （彡ミミヽ<
ヾヽ ＼ | ￣￣ ﾉヽ) ｿヽ ＼ /| |ヽ ヽ／⌒ヽ/
.
- 211 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 23:09:48 ID:g5JCK0mg0
- 川上稔はどっからマルファにたどり着いたんだろうなあ。
(4巻上下の重要人物がマルファ）
- 212 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:09:59 ID:DGRzYBeY0
-
――― この戦いで、モスクワ軍は倍以上の数のノヴゴロド軍を徹底的に粉砕。
__ノ|＿
ヽ｀'-'´ （
ノ ぺ ぼ 了
〉. ぷ げ 了 ／Y
| ち ぷ （ iww,,,wwN,, ／ ／ ,､-'ﾌ,､-'/
〉 ゃ. げ 之/|WWl;､lヽ::ｰマ 〉 ﾌ / //. /
フ べ ＿r-'l;､ /| /|ヽ ヽ/|ヌ~''ﾏ / / /wノjr''i/......／Y
"⌒ヽr''"r三 l;､ l;､l;､ l;､/lﾚ'~};;;;;;;､彡ｰ―'''''ｰ-/ /､-ｰz_,,r'::::::／ ／ ,､-'ﾌ,､-'/~''ｰ､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,）
ヽ|ヽ､-'彡ｰｧ;;;;l;､ l;､,､ｰ-〈::::}人 ~'ミ;;;/~::ii|":ｲ ／::::::::::〉 ﾌ / //. /:::::::::__ ､,,,､､､,,,,),､,,)
''";;;;;;;;//'（ｲﾇ(;;r''''''''ヽ;）〉〉::〉､;;;,､-':::::|ii:::::t､:/ /'''"~￣ / / /wノjr''i/: ,r''（(ノ）"((彡从彡） う
;;;;;;;;;;;;t;;､;;;;〉（ｲ{､:::tヽ;::',ﾘ人{,,,,､)ﾂｱ::::,､-ｰ / ｲｰ::､,,'ｰ――/". /､-ｰz,,r': ,,（≧ろﾂﾂ:::彡ｲ;;;彡ク あ
彡r''"´（;;;;｀⌒t;Yﾘ:ヽi|::tY|ﾂ:〉'ｰ―'''";;､-''/ ,､-':::::::::::::::~''''ｰｲ ／: （ﾐ;;;ｲ";;;;彡:::／'';;;彡;ｲ あ
;;ｲ;;;;;;三ミミ;;Y;;;',Y''{;ﾄミ;;~''zミ_;5;;;ｦﾉ三 /／;;､-ｰ'';;;;､-ｰ'::::/ /''"~￣／//"/''ﾌ彡从彡／从彡;;;;;;ﾉ た
::{ｯ彡三ミﾐ;;)''''"~jﾉ､≧ﾐ;;;r｀ﾃﾞ´:::::~"~''''マヲ''''""~::::::::::::::::/ ｲ:::: 〉 |/ /"/（(）从ミ)ヽ-､彡;;(~ヽ) た
:::ｲ" ｰｰｰ~''ヽ;;;;;;ﾉ~wヲ勿;/Y";;-ｰ'''''::ｰ､彡-ｰ'''''''""::::::::/ ,､-';;;､-ｰ'" ,,rｧ ''7"::'''（(({ｲi;ｧ" ｀'i;;|- /;ﾌ た
:: ﾘ'""´´ ~' )〈ｲ_,r''ﾚ;/／;{ }ﾝ､;;;;::: :::::ノ;;;;; 二ﾆ＝=:: /／::::ﾉ ,,､ｧ ／ / /:::::........ /"､'''::: ﾘj''~::::ｸ た
''ﾘ ''"´´´'ヽ:〉{;;;;;;;;ﾉ,//""~'-ｧ';;;;:::,､ ',r'''""""ヽ""'''''":::;;;＞ﾉ''"::/ / ／,ノ-ｰ''''"" '''i- ､ :j;; :/,､ｧ
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:: :: ::: :: :: ::::::ヽ ０ ノ ',;;iill|;;;,､-ｰ'''' "{{~ {{ｰ''"／Y::::::::/／ }}:::::::::: '-i'""ノ;;〈:::／ |/'''| ,r､
,,,,, ,,,, ,,,,, :::::::::ヽ ０ ,,､-''":::::"j::ﾐ:（/;;､-ｰ:::::::::'､:::ヽ／ ／ ,､-'ﾌ､-'/'',,,,､从::::::::::::::::::::..... 'ｰ'"／／ :::::::::ﾚ､. /
⌒⌒⌒ヽ'' ヽ￣:::::''"::::'"/､ji|::|{;;;)ｧ)}:::::::::::ﾘ;;;;;;〉 ﾌ / // /~~:: ヽ:::::::::::::::::::::::::;;､::-ｰ'":::".... ::::::::::::::::|/
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.
- 213 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:11:19 ID:DGRzYBeY0
-
――― ノヴゴロドの軍は戦争訓練などまともに受けていない、都市の職人たちによる「市民軍」であり、
しかも親モスクワ派は戦争に参加すらしなかった。
|__|::::::::::::::::::| .|::::::::::::::::| .|::::::::| .|::::::| |:::::::ノ ｸ. 俺 (
／／／￣｀`ｰ､_.|=|___:::::::::::| .|::::::::| .|::::::| |::::::_) .ｽﾞ は .Z
/ ./ ./ ...,,, ヽ／ ￣ヽ::|=|;;;;::::| .|::::::| |::::::〉 .だ 人 〈
! / ./ -rr '´<ﾐ.〉:: _ノ ﾍﾉ／::: ｀ヽ=|::::::| |::::::Z ァ 間 _(
Y.| .|ヽ .| ! .ヽ,:ｲ ﾟ ).入ﾟ)::ﾐ ,.,.j￣｀ヽ_|::::::::〉 } の L
!.（○）.） |.l (.〆ｲ:: (n_nﾉ:: ヽ.=<::ヽ､jj）|:::::::|~|Yﾍn yﾍ!´
ゝ.二ノ〕 |j ／~7:::: u U＿_） .＿.､> ミ <￣~ヽ=|__::::::::::
L（◎ （ (ｪｪｪj:::: u /二/:: /┬':: //.__､>-‐' ＼ ヽ__::::::
{≡ヽ､_ ー⊇､;; ｀ﾆﾆ):: ヽァ: {.{（::（ .）__ｋ´_ノ< ヽ;
{≡≡≡`ー''´二`'ー‐´::`ー'´ヽ;;.l_!.ｰ〈 /tff´ / .c_>` っ
[二二二_] >ｰ'`ｰｨ:::〔:::::＼从人从jv-"::ｰ￣） (工 イT
〕／／／〔∫ ﾏ ﾏ .Z〔::::_〉 〈::ー┬'´ヽ! 〈..､.ﾆ)
〕／／／〔 ) ﾏ ﾏ 〈〔::::> だ ﾀﾞ .ﾀﾞ Z彡{ }::彡:{￣彡{::::::
〕／／／〔 ﾌ ァ ァ ∫::::ｺ ァ .ﾒ ﾒ .く彡{ }::彡:{ }::彡{ :::::
＼∠∠／:::〉 { { (:::::::> { な .だ /三/;;;ﾞー";;;ﾞー";;;;;;;
::::::`ー'´::::::::>ｖ.ry.N~::::::::Z ん r`::::::::::::::::::::::::_,,..-‐''~
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝy､ｎ,ﾍ,r｀:::::__;;;::-‐'''"´ .....‐''~
↑
ノヴゴロドの市民軍
γ´ ＼ γ´ヽ ｀ヽ
/i ｉ ヽ j 辷≧x∨
./ .ｉ! ｉ ∨ q ｉﾞｰｉ
|ｉ ｉ! ｉ! .∨ _ __ | .|}kj
|ｉ ｉ! ｉ! ｉ /ｉ /ヽ ノヾー 彡ﾉ/､
|ｉ ｉ! ｉ! ﾉ! |r x ｉ | i | ___＿/ ｉ .｀ヾ彡/ ｉ___
ｰｉ| ,ｉ!≦三二 ､ｰ, ､‐ヾ |:::::i ／| ミ彡ﾉ .j｀ヽ ./ |::／ ＼ / .iヽ＞o｡
_./ 弋 弋 て･孑 〈 辷彡 ﾉ .j＼;／ ｉ! ≧≠／ ヾ､ ノ .|::´ｉ｀ヽ ヽ _jｰ‐ ┘| | ｉ! ヽ
‐=≦/ rf::::ｉ≧=≦ ノ三》｀¨¨ | ＞o｡.ｰ=彡‖ .)rf .|:::::| ＼ / ./| | ｉ!､,!ｉ
./ ヾ::::ヾﾒ ﾉ三刈 | ヾメ .‖ .γ⌒ヾﾒ､ ,|:::::| ､＿_ｉ＿＿_ノｉ!| | ｉ!ｉ!ｉ!ｉ
/ ∧:::::ヾﾒヾ弋＿＿ ,〈 ｉ! ＼ / .ヾ｀ﾞ|:::::| ¨｀゛| ｀ﾞｉ!ｉ!| |,ｉ!ｉ!ｉ!iｉ
. / ∧:::::辷 ｀ヾ㌢ / j ｉ! ＼_＿＿＿,､!:::::|≦三 |二≡＝i!i| |ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!ｉ!
ｰ=≦三三≧=彡ミ≧≠ / / r―-- Jヽ ヽ ｀ヾ＼::::::| .|=≦三三i| |ﾉ卅从＼
ｉ!,､ ﾐ三二彡´ ＼ ｰ=≦´／ ＼::::::::::::::| .∧ 少ｰx´ーzx .|三三三ｉ!j| |i⌒ヽ ヾｉ
ｉ!ｉ!ｉ!´ ﾉノヽ .＼ ./ ／￣ｉ｀ﾞ::::::::::::::::| | ∧f´ γ´ ゝ-zx´≧=ｰo｡. ﾉノ| ∨ j
ｉ!ヾ彡 ＼ .＼ /／ .|::::::::::::::::::::| | ∧ ! 廴ヾ≧三三≧ヾｰ ｉ´
ﾞｉ! ﾐﾒ＼ ゝ- Y |::::::::::::::::::::| | ∧ヾﾐﾒ＿k少ー‐γ三三／´≧ｰo｡.
ヾ ゞ､ .＼ ＝＝孑ｉ! |::::::::::::::::::::| | ヾミメ二彡 /;:;:;:;//＞孑j三三三≧
ｉ ヾﾒ ミマ ＼ ヽ |ｉ:::::::::::::::::::| .J |ｉ!三三三三 ｉ;:;:;:// 弋n∩fj三三
ｉ! ヾﾒ ヽ＼ | .|ｉ:::::::::::::::::::| ¨¨¨¨¨ |ｉ!ζ⌒ヾｰ三 ｉ;:;:;:|:| ｰ-＜
↑
モスクワ軍のみなさん
.
- 214 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:12:12 ID:DGRzYBeY0
-
――― 戦闘はおよそ１月半ほどで、ノヴゴロドが降伏して終わった。
そしてイヴァン３世は、戦場で捕虜にしたマルファの息子を処刑した。
,，-―､- ､
. ／ ｀ヽ´｀ヽ、
. ,:' .,:' ｀ヾ _,，＞<二／￣ ｀ヽ
. 从_!,:' ,， ／ :l .r'二ゝ,，イ ￣￣ ｀＞ 、
. r辷ヲ=.､,_, / / :| :! ／ ｀＞ ､
. r|=廻ﾘ=､!,ノ / ｀ーy=し ,，-=≡≡=､
. 弋!|＿!∨＞=ｌ ﾉ / ,オ ,､_人_ノ弋ｲ
. ｀ l__.ﾘ!ﾐ三≧ー､ !ヽ ,，´_.ノ / |_,，イ/
人三彡 |、 ', | ,:ｲ､_ノ / / _,，イ
l三/ | ', .∧', ,，ｲ ､ノ /_.／｀´
. ｀し | ', .∧辷土' _,，イ ／_っ'_＿＿,，-:‐:.､
_.人 ', .∧ ∨ ,，rく´>千/_/:::/::::_:_:_:_:_:_:_!
て｀:,、 .人 .＼!り＿_/_／:::7｀ヾ_l: : : : : : ::|
｀ヾそ｀Y´ 少 ｀ /::::::;，イ´: : :_:| .￣￣￣
｀ー'´｀´ |: : ::|:|: : : :／
｀ー'―‐'´
.
- 215 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:13:01 ID:DGRzYBeY0
-
――― イヴァン３世は「ノヴゴロドの貴族の土地財産は保証する」という条件でノヴゴロドと講和した。
この時はまだ、リトアニアとの同盟を阻止して、破棄されたヤジェロヴィツ条約を復活させれたらそれで良かった。
_, -- _
rー- 、 , '´＿_ r ､ _｀丶
ｌ「￣｀ヽ／＿ 「 r-､_└ｔ.-'´￣Ｌ..
ｌ| /＼ ＿￣ く ｣＿ , ｨｚ＜￣ヽ ｣
il ,' //＼ 丶 { |に｣Yラｿ三ｭ〕.｣
＼ 〔.// ｀ −- l￣込ﾆく＼Tﾞ_｢
＼V＿ ,,. 二Ｌ.| l┘l ＼
八 ＿ ＿ |__〉 7Ｖ´ 慈悲深い対応に感謝するかしら…
┌ｉ Yf⌒ｔ 'f⌒ｔY Y∨
〃', ｔっ' . ゝ=ぅ , |lム
{{ーﾍli ｃっ r く! ＿〕
「￣／ /１.::'´ ,_｀':.｢ﾄ | __ ｣
匸. | ,' / 〉: {j7 .:| l | ＿」
{Ｌ.リ八へイL::..,, .:厶へ七にﾘ
┌i l ＿ 乙「´ ＿亅
L. -'´￣ 「 Yf´￣ /
＼ | ｌ| |
l l ﾉ ｛ | }
| レ' 大 ｀l 〉┐
__人.＿_ﾉ-┘:.∟入.＿ ｲ l├‐ｔｽヽ
r 冖'´二＞‐孑'´: . ￣ ー＿:'ーｔ L /ﾉﾍ ＿＿
＿＿く r_,二 -‐ '´＿__::.:. . ::.:.: Ｌ. 二「‐┴Y＿ ヽ｀ヽ
/／ rﾉ - _ r ー:::.:.:_. ト､ /ヽ l |
| l ／/ : : :.:.- ￣ ＿_ l:. :}ﾍ }:｜ l
l | {/ﾍ ／.::.:::.. ￣ : : ..:ヽ .: : ::.:::::Ｌ -.: ::{＿∨_/／
ゝ∟∠l::. :. :. . ' ´.:.: :::::::::.::＿ :::.:＞､::.: .: :: .: .:.:.:.:.::.:.:／ ￣￣
＼:.: .::::::.:.:.:._, -'´ ￣ ｀ ー -- 一 ' ¨
￣￣￣
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- 216 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:13:44 ID:DGRzYBeY0
-
――― モスクワはノヴゴロドの親リトアニア派を失脚させ、親モスクワ派に民会を運営させることで、
あくまでもノヴゴロドの従来の制度によって間接的に支配しようと試みた。
ヽ、 |:| |:| _ .. -‐ "´
:. |￣￣|＼__＿__＿__＿__＿_＿__|:|＿＿＿＿|:|_＿＿＿＿＿＿＿_r''´|￣| _ ....r─ _..二
＞ｘ._ |l |≠≠≠ ==========|:|========|:| ============== | | | r ,ニ -‐| r'"´￣
| |l |::::l:::|::|::|──┬── |:|─┬──|:| ─┬────┐ | | | | | | |
l`ヽ | |l |::::l:::|::|::| ｜(三三三三三三三三三) ｜ | | | | | ［］［］［］| | sin
l || | |l |::::l:::|::|::|──┼────┼────┼────┤ | | | | | ───| | ↓
l || | |l |::::l:::|::|::| ｜ ｜ ｜ ｜ | | | | | : : : : : : | | ∠ｌ ←
l || | |l |::::l:::|::|::|／／｜ ／／｜ ／／｜ ／／｜ | | | | | : : : : : : | | ↑
l || | |l |::::l:::|::|::|／ ｜ ／／ ｜ ／／ ｜ ／／ ｜ | | | | L.. _: : : : | | cos
l || | |l |::::l:::|::|::| ｜ ｜ ｜ ｜ | | | ｀ ー-｀二|_`─-- .. _
l || | |l |::::l:::|::|::|──┴────┴────┴────┘ | | | ||` ｰ‐- .. _ ￣ ─-
l || | |l |::::l:::|::|::|:ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| | | || ｀ ｰ- .. _
l || | |l |j｣j｣j｣j｣l |llll|llll｢| | | | || ||
l || | |l | ｌ￣￣|llll|llll|,| ￣＼ | | | || ||
l || | |l | |l 只 -==ｧ ＼ .:| | | || ||
l || | |l |￣￣￣￣￣￣ |.ｌ 巨| rｭ＼￣￣￣￣￣ ＼|＿| `ト 、 ||
l || | |l /::. [｣ Ｌｌ |三|三| 凵 ＼ ヽ| | `丶、 ||
l || |＿|/: : . | |＿＿,.ｌ [区] ＼ | |丶、 `丶、 ||
l ﾘ |:::. :. | | ［ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ］ | | ｀丶、 ｀丶、||
l / / lﾆﾆﾆﾆﾆ | | | | ⊂ニﾆﾆﾆ⊃ ｀ヽ､ | |
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○ ○
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- 217 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:14:28 ID:DGRzYBeY0
-
――― しかし結局は親モスクワ派による民会はうまくいかず、併合による直接統治に乗り出す。
1478年、イヴァン３世はノヴゴロドの民会を招集する合図の鐘を取り外し、モスクワへと運んだ。
i__i
∧∧
_ _i_ | Ｕ | ｉ ｒ､ ,
八 ｒｯ _{__}_ i { } i∧ ,ｒ'::ヽ 八
:: 〈 | | 〉 :: i /＾V ／ ,八 ＼ i {二二二二二} ヽ{:/::::〈 | | 〉 ::
. VV 小 {:::Ｎ ∧__{____}__∧ _{}_ ｉ A, l ￣￣￣￣ | ﾊ!::::::|VV
∨ _!___! }:::::::〉 { {_} ｉ ｒ, ｉ __ } （ﾆﾆ）_/＾ﾍ{__},| 匸} 匸} | ｩ､ |ﾉ!:::::{ ∨
,ｨ ,/||ヽ_ ! o V::::::｛ 个／＼,_｛ゝ_{_}__| r|,n | |___／＼| ￣￣￣￣ | ,ｯ ,ﾉ::｝──,ﾉ,‐‐‐ヽ||───
. 爻,,/ﾆ||ﾆﾆ］￣ ￣ ￣｀〈二二〉´---::〈!!〉::}ﾆﾆo八___| | l__￣__,|: {ニ} r:, ! く:｝{:::〈!!〉___く,ﾆニニ}||＿∧＿
林林匸||匸} ! !⌒!⌒! |::日::| 目 目 ||ﾆｿ目_|_ﾉ〈〉:} | | ----|‐‐‐__ {:｡〉,|oﾉ|〈:::| ||目目!}::::::::::::|||＿{__}＿
林林: }_{ !￣ｉ￣i￣i:, :|::八::| ￣目￣|l::::l 目 |::::| |::::〉ｊﾟ ｊ}｡｡ | 〃⌒}}〔:|〕 {ll::::} ［_］||目目ﾉ::::::::::::|}{ 日}{日
森森, {___} i_ _ ' ＿＿__［ ____ ］ｔ───≠─r＝≠==一‐- _｡,i_{{' ||=ニ≠=─-ｧ──t ‐- 、_［__］{ ,}{日
￣￣ｉ￣|￣ｌ´ !＿＿! ___! |__ ｊ -‐ '"´ ￣￣´￣ : : : : : : :｀￣｀＞‐- ｊ ＿ ｊ ‐‐| ＼ ＼木
￣￣ｌ￣|￣ｌ ｊ -‐: ´ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ､ 、ヽ: : : `ヽｊ | ＼ ＼
＿＿l l -‐ ''" : : : : : : : : :' : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ ヽ ＼ : : : :＼|＼|＼ ＼
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(｀ﾟ(,ｪ)ﾟ´) `ｕ-u'
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`ｕ-u'
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- 218 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:15:12 ID:DGRzYBeY0
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――― 民会の鐘を外してモスクワに運んだのは、ノヴゴロドの自治の終焉を象徴的に示す出来事だった。
l_
_|_
＿ ,ｪ.＿.ｭ、
,,,,］|| ,,.-'"゛ ~''ヽ、 . !
ﾆﾆﾆ,,!-ｚ,,,,,,メ--────--丶、 /_|ヽ ★
-､,,,,_ .~"'''ﾆ==ェ,,--'''''''-------ヽ.._ |iiii|ﾞ|. .|
｀~"'―-,,,,,,|ﾆﾆﾆﾆﾆｴｴｴｪ,l,,,,|,,,,[ ]、 |;;;;;;|;;|. ,!!、
人 人 ｀ﾟﾞ'''―ｖ,,,,「 .|~ﾞ---->...ｭ,ｭ__.、 .,i;ﾛ;ﾛ|;;| iiiii
彡ミ 彡ミ 人 人ﾞ'''ｰ-...,,,,_| ｀ﾞ''''「ﾞﾞ'''''..|∩-|iil.,,, |||||
彡彡ミﾐ 彡ミﾐ 彡ミ 彡ミ 人 ｀ﾞ"人-i､,,_,,,l;;;;;;;;;;;/;;;/z,,,__. | :|. i
彡彡ミミ彡ミミ ;;彡ミミ.;彡ミミ ;彡ミ 彡ミ 人ﾞ'''┐'| .|''i--zz;;;;;,,,,,. |ＡＡ.| ∧
彡彡ミミﾐ彡ミミ 彡ミミ 彡ミミ .彡ミミ 彡ミミ彡ミミ:::| .| .l'''―ｖ,,,,,"'''i ＿＿___ .A lﾞ| | |.|.A. .|ｉｉ|
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彡彡ミミミ;;;;ミミミ ミミミ ミミミ;;ミミミ;;ミミミ;ミミミ::::| | | 人人人 r‐┴── ┴┐ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞll-----トL,
ニニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＝＝＝. ‐<_,>‐:.､＝＝＝===== |..彡ミ .r‐―┴――─┴-┴─--iＬ,、:::::::|ﾞﾞﾞ|-----
ニニニニニニニニ ／:::::::.::::.:::.::.::::＼ﾆﾆﾆﾆﾆ＝＝＝===ｪｭyy,|jlll」―――---------u,,|_， !.| .!-ト |
ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|/::::::.:.:::.:.:....:.:.:::.:.::::::ヽ'iゝ-'iゝ-'iゝ-'iゝ-'iゝ-'iゝ-'iゝ-'i ト- ＿ ..|.｢[l|__＿＿,,,..|...............
━─―――――― ,':::::.:::.:.:. . . . . .:.:.:::.:::::', ''''''''''''''''∧彡ﾍ''''''''''''''''''''''''''''"￣￣￣￣
i::::.::..:. . . .:..::.::::i ﾐ| ^ ＼ これがあの民会の鐘クマ
ｺﾞﾛｺﾞﾛ |:::.:.. . . ..:.:::| ﾐ| _‘＿)
_人::.:.. . . ..:.::人_ ﾐ| ( ﾟДﾟ) ,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,
. {::::.::.｀::.:.. . _ _ _ _ . . ..:.::´.::.::::}ヾ ｜ (ﾉ |) [|,,,,,,,,,|] [|,,,,,,,,,|]
| ---- ヾ￣ ヽ -------- ]=========◎| （´(ｪ) ｀ ） (ﾞ（´(ｪ)｀ ）
└──| ◎ |=────┘ 人＿_ノ （ ） ヽ ）
ゝ＿_．;'' ｜ ｜ | ｜ ｜ |
（＿_）＿） （＿（＿_）
.
- 219 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:15:52 ID:DGRzYBeY0
-
――― そして仕上げに、ノヴゴロドの反モスクワ派だった貴族たちは聖職者も含めて、
土地を没収されて追放となった。
r──＜⌒ ヽ
ｲ∠ュ.: : : :.､: : ヽ￣i￣ﾄ､
{弋九: : : : : : ヽ: : }「￣｀ヽ{
ｹ二ｱ: : : : : : j :}: :ﾊー､ 「
T]三{ : : : : : : /.:/ : ヽj
＿＿_rュ 乂 ]へヾ.: :_＿ノ ､ ノ
ヽr┘＿_ﾄ､ }三f´￣ ∨!＿
＿ﾉ f´ ∨ f´ ,ィ＾「 ｀lー 、
} / ￣ --／｀ヾﾉ￣￣ ￣ TTヽ
_ﾉ / ,-┴---‐'ヽ＿ {_ { | | ＼＿_
｀Y { / | ＼ﾉ | | く
| !l ／ | | | ＿＿＞
厶 ヽ┬‐'´ | ノ ﾉ | ヽ
￣￣ ﾄ ＿＿／／レ─┴､f⌒ト､
人_｀ー──'二──イ ∨＾!/⌒ヽ
| ￣￣￣ r‐'′ ─､ ＼{:::{:::::::{
乂＿__ ＿＞┬〈:::{::::::::{ ｀i:::::::::ヽ
| へ {─‐┴､ヽ|:::::::::ヽ 乂:::::::ﾉ
ﾚ′ ｀ｰ′ ｀ヾ::::::::::::) ￣
｀ｰ一′
.
- 220 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:16:29 ID:DGRzYBeY0
-
――― 第６話でも話したが、イヴァン３世は「国家の軍と官僚」を創設するため、
彼らに与える大量の土地が必要だった。
, -'""'- ､ _,.．-'''"~""~"""''''- ､
, -'"::.;;'' ;;:;: :::''"'- ､ _,..､-''"::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;; ;;:;: :::''"'- ､
, -'"::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''"'- ､ _,,.-‐''"::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::'':::::''::.;;'' ;;:;: :::''"'- ､
.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;. :.
::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;''
,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;i；';.,,,.;
.::..:..:..::::..:..::.:..:...::..:..::..:..:..::::..:..::.:..:...::..:..::..:...::..:..:..::::..:..::.:..:...::..:..::..:..:..::::..:..::.:..:...::..:..::..:...:..::.:..:...::..:..::..:..:.
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,, ,, ,, ,, , -'", -'" ,, ,, ,, ,, ,, ,, ,, , -'", -'" ,, ,, ,, ,, ,, ,
,, ,, ,, ,∩ ∩-'",, ,, ,, ,, ,, ,, ,, , -'", -'" ,, ,, ,, ,, ,, ,,
,, ,, ,, , -( ,,ﾟ) ∧___ ,, ,, ,, ,, ,, , -'", -'" ,, ,, ,, ,, ,, ,,
,, ,, , -'", [= 弋つ ﾟ＿),, ,, ,, ,, , -'", -'" ,, ,, ,, ,, ,, ,, ,,
, -'", -'",, | | / /,, ,, ,, ,, , -'", -'" ,, ,, ,, ,, ,, ,, ,, ,,
, -'", -'",,_____l、_〃ヽ / ,, ,, ,, -'", -'" ,, ,, ,, ,, ,, ,, ,, ,,
""'''""""/ ヽ、. |_,l ）""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""""'''""
""' ''"//､ ゝし' | ''" """' ''" """' ''" """' ''" """' ''" """' ''" " """
Vl l. ノ--┬.| |
| | ﾉ || ||
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- 221 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:17:19 ID:DGRzYBeY0
-
――― こうしてマルファは「正教の裏切り者」として名誉を失い、
シェロンの戦いに敗れて息子を失い、民会での地位を失い、土地財産を奪われて追放……
その後どうなったかは不明である。
＼ ! ＿ / ＼
＼＿,､__／＼|＿／￣ /ヽ＿| У
／￣ｌ ,. ┼─-‐x‐' / ∠ニ.
/ ｀>‐<_..._| / ￣ヽ＿Ζ／ ＼＿.
ｌ r─´ x==-v⌒ヽ＿＿ _ ‐､ ｌ
/ | / ヽ￣＿＿入 ＼ ＼
=-‐十─┼‐/ ￣￣￣ ＼ ￣＼＿／
く / / ヽ > |
> .|_く ／ ヽ ／ ＼
ｌ＿/ ＞ ．. } ｌ } ／
λ ＼＿ | | ≧__￣＼
人 ヽ. ｌ .| |ヽ. r──f￣ ｌ ｌ___ ＼
／ | | .! ! ｊﾊ ﾊ＿ﾊ _ ヽ ＼
.´ ＼/ /=-- V ヽ / ＼ｌ ヽ
| / ヽ |／ ＼.
// ∧ ヽ
／/ ∧ l}
／ / ∧ l}
ｌ ∧ l}
ｌミ＝========＝彡'ミx． /.
| ｌ:::::/ `＝=========＝彡
ヽ ＿つ::ｌ / /_.
:::::::::::::::::::＞､ ヽ＿∠７. ｌ ヽ.
:::::::::::::::::::ｌ＿, ‐‐､＿／ ', ∧_ｌ￣.
:::::::::::::::::::::::::::::::::∨ ', ∧ ＞
::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨ ', ∧＞
::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ∨ ', ∧
:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∨=＝=.',=＝=.∧
::::::::::::::::::::::＞:::::::::::.... ∨ X. ', X. ∧
::::::＞:::::::o::。::::::::::::::::::::∨￣￣ヽ ￣￣ヽ
＞ ::::::::::::::::::::::::::rt ／￣: : : : : : : ｌ: : : : : : ｌ
＞ ,､ :::::::::::::::ｌ: : : : : : : : : : : |: : : : : : ｌ
ﾛ `ー────'￣￣￣
.
- 222 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:18:19 ID:DGRzYBeY0
-
――― 当たり前だが、年代記でのマルファはろくでもない悪女として書かれ、それが彼女の評価になった。
ノヴゴロドは嫌いになっても
＿__ カナは嫌いにならないでほしいかしらーっ！
/／⌒ヽ
Ｋ
{: i _．-─… : 入＞ﾄ､_＿/V }＿
>:＼_ : : : : r┘.Lﾉ ﾚ'V二rtく, / ＼人_从人__从_从人__从人_人从ﾉ／
/. .<＜ : : : : 〉 ＞-＜仄ﾄx'￣:::く ＞ ＜
/. . : :>､＼ : 〈_〈::r─f´礮.:.〉二7/ ＞ カナちゃんのファンやめます ＜
/. : : / ｀ｰ､__: ト::＞化ﾆ彡＜「 ＞ ＜
: _＿ { : : / u ￣{__ {::∨ 广 ／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒WY＼
/:(＿／入 i : / ＼_ _ノ レﾍ:::>/
ゞ--ﾍ: {: :Ц∧ u 、 , 〉v{ ヽ、
.｀ヽ:{.:{ ﾍ 三三 三三 / .八 ＼ ﾄ} ＼ヽ人_从人__从__从_从人__从人__从_人／
.ノ｀ヾ}＾'ト､__', .:.:. .:.:. 厶ｲ : :＼ﾉ:V/ ≧ ＜
._人／￣＞个x{_| ゝ /~~￣} .ノヽ_>く￣ﾚト=イ7 ／} ≧ 解体して赤城に食わせようぜ！ ≦
_} ]￣￣／/ ＿_ノ i＞‐----＜ﾉ └＜¨￣￣￣]´ ノ ≧ ≦
/⌒i. 〉 /__/ ／ { 八 乂__ｧ个x-イヽ__x＜ ヽ＞ r' ＿〉 ／⌒YW⌒W⌒Y⌒W⌒W⌒Y⌒W⌒YW⌒＼
{ 〉 ＾> ／ 〈 ＜乂|r干¨ { '､ 「 { )
へrﾍ ] ／ ﾄ 〈ﾚ个ﾏ <＿ ￣＼ r┘{￣/
7 ＞< r┴'´/| /K木__ >､_r' f´￣
不､ }_rv'^='^Y ＿/｀|::| i l」 |::| l_ r┘ ﾑ N
}＿ｎ__/⌒Y´. : . : .ヽ! : !L.|::h, ￣Y＾'='^' / V
／. : . : . : . : . : . i . : . : . : .Y＾ｰへ,_乂＿厂
〈 . : . : . : . : . : . :ヽ! . : . : . : . : . : . : . .ハ
＼ . : . : . : . : . : . | . : . : . : . : . : . : . : .ﾉ
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- 223 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:18:55 ID:DGRzYBeY0
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そして……月日が流れた……。
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￣ﾞﾞ"''‐- ､ ,,,,,_ _,,.-ｰ''''"ﾞﾞ"´ﾞ''｀`'
￣ﾞﾞ"''''''ｰ-_... ∧ ∧ __＿＿_____＿＿_＿____＿＿_＿___＿_＿___＿,,.--ｰ''''''"ﾞﾞ''"´｀`'''"´｀`'‐''"´ ... .. .. . ... ...
(:::: ,,) 'ｰ-:::: :: :;... .. .. :: ... .,:-‐‐.､,,,,.,.,.,,,,-‐､,,-‐'゛ ... .. .. . ... ... ..:: . .. . .. ... .. ..
(ｿ::: ,) ｀ﾞ''ｰ-、_,,.--ｰ''''"ﾞﾞ｀ﾞ''ｰ-、_,,.--庁ｰ''''''"ﾞﾞ":;;;: : ;:.............;;;;; ; ::; : ;:; :; : :: :;... .. .. . ... ...
〜::: l ﾞﾞﾞﾞ''''''''''‐-- ､ ,,,,,__i;;ii:i;;i￣|rニユ l |l i: i:二i, .;';':;:';'::;:';'; ,. '':';;:::;:;;:爿|:::.:....;';':;:';'::;:';';
...(;/^;Ｊ.. ￣ﾞﾞ"'''''―--二.ll.| . 二|=,ｨ'⌒ﾆﾆｴﾆﾆil］1lｰ-il］|_三rーilil￣|─r‐┬
:::::::::::::::: ￣ﾞﾞ"'''''―--::;...;;.;;ii:i;;:|l|､_,|斤il］il］|_三rーilil}r‐┬r
''"'"~''' ﾞﾞﾞﾞ''''''''''‐-- ､ ,,,, ~ﾞ"'ｰ-::... |巫|il］il］|_三‐┬ li ,.､t''T
｀ﾞ''ｰ-、 ''"'"~''' ﾞ''､,, ｀ﾞ''ｰ-、|l::;...;;.;.;ii:illl":;;;: : ;
.
- 224 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:19:35 ID:DGRzYBeY0
-
┏――――――――――――――――――――――┓
……１９世紀、ロマノフ朝のロシア。
┗――――――――――――――――――――――┛
///ｉ! l::::ll::.l l::゛ﾞl' ,, . ｀ヽ! ,,ﾍ ＼!!', .／ｉ
///ｉ! l::::ll::.l l:::::l::.'l ゝ, |::| ..|! .', ／ ｉ!
///ｉ! l::::ll::.l l:::::l:::.l |::::' , !::| .ril ', / ｉ!
///ｉ! l::::ll::.l l:::::l::::l |::::|::::ｉ .'ヽ |.|! ', / / .ｉ!
｀''-.!! ｀''-..l l:::::l::::l ..|::..l::::! .^|! ',, / / ｉ!
.` 、 ..l |::::|::::! ﾄ､ |! ',____._. ./ / ｉ!
ﾞﾞ' |::::l::::ｌ .!::::'! |l ｉ!＼! ｉ / ', / / ,ｉ! γ⌒'.,
｀'=-ｉ !::::l |l r･, r･, !::::::ヽ ../ /./ γヽ ｉ! γ .l '.,
.!::::l |ｌ.| l l .l ｌ::::::::| ＼ ./ .// ｌ ｉ ｉ! ｉ .l l
゛゛''l ｉ!=====┓ ' |l |__l l__l l::::::::| n ..＼ / ./!γ, l___ｉ ｉ! ｉ .l l γ ⌒｀ヽ
:::::::l l..∨ .l |i l::::::::|.ｉ,! !,ｉ.l .,'', l‐‐‐‐/ ｉ ｉ l .ｉ! ｉ-┼―-.l ,' ヽ
:::::::l l..∧ .|｀', ｉ!'= ,, |l .l::::::::| ｌ／^＼' ', l ﾛ /!ｉ l ｉ__l ｉ! ｉ .l l ,' ',
:::::::l ＼_／::::::', ｉ!:::::::ｉ! .ｌ'= ,|i r.i .r.i l::::::::| n n l. ﾛ ﾛ ﾛ＼',.l !.ｉ l /l', ｉ! ｉ .l l | |
:::::::l ｉ:::::::::::ll ｉ!:::::::ｉ! l:::::l|i l_l l_l l::::::::| ｉ,!ｉ,! l ／.'.l ﾛ l.ｉ .l ./ | .', ｉ! ｉ .l l | |
:::::::l ｉ:::::::::::ll ｉ!:::::::ｉ! ｉ:::::l|i ,'ﾞﾞ', .l:::::::| l ﾛ lﾞﾞl .├‐.┤゛l l .| l ｉ! ﾞﾞﾞ'',',',',',/ .| |
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- 225 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:20:13 ID:DGRzYBeY0
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| |(三三l(三三l(三三l/l (三三l/(三三l/ (三三l/ ＿┌-t´7ソ７ゝ、
| |(三三l(三三l(三三l/ z-tXﾆf--´＞- 、フ八
ゞｨ ／ ｀￣ ´ ＼>-<ヽ
}> ´ ﾑf- }_ヽ
__ イ / i i i i ﾊ=〈 ﾊ
￣ 7 / i|∧ /i A i i ﾊrｿ ヽ __
旦那様、 . i i i iｨﾑ∨ ﾘrﾁﾑ i ﾘ}-〈 i-ー ´
i ｨﾘﾚﾊﾗﾃ 弋ｿ /ｿ从.fﾂii
そろそろ休憩されては。 i/i i ﾊ ゞ , /ｲ /i/ﾘ / 从|
ﾘ ﾊ ﾊ 。 /／〈Y〉ﾚ-、
∈ 三 ∋ ﾚi〈Y〉 ≧ -ｨ／ｿ｀〈Y〉 ﾊ
r=ﾄ==red=ｲi 〈Y〉ﾘｨ--t ／_ 〈Y〉 ﾊ
{{ .i | 〈Y〉´} ヽ=≠´ }〈Y〉 〉
＞人________人ー 、 〈Y〉 /ソ-〈 __ソ::〈Y〉-- 、/
ゝﾆﾆﾆニ二ニニﾆ丿 }>=<{ん|::/ |:::::::::}>=<{--v〈{
ヽ --ー- 、 ヽ |ノゝｲ:::{rz|::::::::::::|ノ /:::::::|
ヽ ＼ ／ ／λ:::::::::::::::::/ /::::::::i
丶 - ／ ゝ:::::::::::/ /-:::::::fz
｀ ´ |::::::::/ /::::::::::::::::ヽ
〉:::/ /-ー:::::::::::::::>
.
- 226 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:20:58 ID:DGRzYBeY0
-
-‐ ￣ ／ , -─--, ＿∠ -‐ ./i￣ ヽ─-, ＼_ゝ､ ＼
／//////く ／＿＿＿ _| ｀ ヽ __//.| i､ﾆ _ -── ‐､ ゝ ＼／
､///////＜__ ./ / ゝ＿__ .-‐r´| ! .| | | | V ', i ｀ ─- .＼
ヽ ///////／ / / / ｜|- |.|‐.リ.｜ | ｜ ﾚ-─‐| i｜ | |ヽ /
. ＼///＜ ./,ｲ !. i |｜ .!′ | ! / ﾘ| | i i ! ! ｀‐=- うむ♪
ヽ////｀ | i | | | | |=＝=x ヽ,| / x=＝=| l | | |/- ´
｀,////.| | ',. | ヽ,| ! ﾚ V/ /| |,' 頭を使うと小腹が空く。
,////|//.V ヽ |｀' /／/ , /／/ ｲ /. | |
､////／ | .|＼!ヽ // /,ｲ/|
ヽ.／ .入｜ ヽ｜ , -─ ‐- , /´ /／!'｜
/ ｀' ｀!＼ ／:::::::::::::::::::::::::::::ヽノ! / ! ヽ
| / i | i /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.レ'/ ﾄ､ |ヽ|
λ | ./ .｜ ! ::::::::::::::::/ ￣ ヽ:::::::::::::::l /| / .｀| λ
／:::::. |/ .＼ |＿／￣ ニヲ }ヽ￣_‐-:!__|／ /:::::＼
／:::::::::::::ヽ r─/ ／ ／ ／γ､__r,＼ ｀＼＼ 7￣/ ,..:::::::::::::::＼
. ／´ ヽ::::::__::::::ﾆ＝= ／｀ヽヽ { .／ / ./ /::::::|ヽ ＼ ヽ V / ｀ ､ - =ﾆ､:::__:::::::/ ¨｀ヽ,
V´ ｀´ ／ {ノ .| / .i |:::::::::} i ヽ ' y ヽ ｀ ｀V
/ ＼ ヽ/, |---.| ' ,'/ ／ i
, ＼ ｀l | |. ,'´ ／ ,
＼,-.', | | ,-､／ ,
i､ |ヽi ﾄ r-| ＿＿ /ノ /
| ヽ | ｀ ‐─--ﾉ } ＼─' ヽ /|
.
- 227 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:21:50 ID:DGRzYBeY0
-
__ ，┐__,､
r＜ ゝ ー- ＜｀'┐
厂／ ヽ＼´)
j´_/ l ヽ'_)
厂/, l__| l i l__ l ヽ)_ 旦那様、
└/ ′ .´|| |_|､＼ |_| i｀、
// ! .| |ﾚ__ﾚヽ l廴_l_ ヽ} .l ＼
/ｲ 八ヽ !￣´｀ )′´/ｲ / 八ヾ、 何日もずっと執筆されておられますが…
／ /l/ ヽ||)ゝ __ 'ﾉ从/ﾚ､ヾﾄ、
//{ i || |从|i丶｀ _´ｲ| l)(l lヽj ′
/ l八|从从jr┴ v┴ﾚi()ﾊ ' _
＿ {::X::} /叭 {::X::}_／ﾊ
ﾊ＿ヽ｀i(ﾊ)ヽ/:i:l:l:レ (ﾊ)|,ｨ く└, 今度はどのようなものをお書きに？
rﾊ ヽ |/| .《 |:l:l:lヽ |/|,ｨて'.V
. / ´)｀ヾ }//≧V从ヽj´//{,ｨ ( ＼
く _,_ヽr j!//////!//////}iノ／ .ﾉ
rv―-┤//////!ﾟ//////!￣￣j)
ヽ― ‐ﾊ//////|｡/////ハ´￣i′
.| | .V/////!////// l .!
.| l V////|｡///八 . l .|
.| / .////＞―┬- - ､ ､ ＿＿＿
.| ／|￣￣ '′ jz ､ ヽ _｀rz_ //＿＿_
.| | |ll!‐rゝ/ﾉ!｀ i´ー==ｷ ｰ .//_
／.｀￣| |ll!/ j｀厂iヾj:′ ::::::|ｰ //´ゝｰ､
＼ //| ..:: |ll! {| lミ / :::::l .// / ｰ/ ヽ
／//| ..:::＿＿.|ll!＿ ヽjミ:j ::::V/ l l_:::|厂￣
／￣ヽj└┬‐／￣／ヾ::ヽ￣__＼j .::::!' 厂~〈 : .:
./ l―),―┐／ ヾ}_ ＼ /: .:::::' /::::::::::ヽ ::::
.| lｰ ´― 'ー‐―― ´ ｀ ー八＿＿＿_::／ー― '――
ﾍ＿,ﾍ
_,.．-'''"￣￣"'''- ．_/ ／ 》
_,.．-'''" ／ Y イ 《＿ ノヴゴロドの女市長マルファよ。
_,.．-'''" .／ 〈＿,彡ﾆV＾Yﾆﾆﾆ,ヘﾐ､__,〉 ノ 〃'ゝ､
／ ／ r'ﾞ⌒ヾr─へ〈 r‐.ｧ〉＼＼ 〃 ＼＼
／ , イ / マﾄ､_八_ﾉ竺ゞ､__ノ廾〈＿乃/ 《 ヽ ＼ イヴァン３世の物語では
／ ／ .| | ゞ〃, イi!t__八ﾙ'ﾞf^ｶﾒﾉﾊ＼〉＼__,》 | .ﾄ､.＼
/ ／ | | （(ゞソﾉﾊ )）'' ､_ ｀''ｿ（(ｿ( ⌒)） | .| ', ', 重要な存在よね。
. / / | | )）ﾊゞソﾉrf＞-rr､´ﾊ,)）ゞﾊ) / / .', ',
/ / .／ﾍ ＼ ,-‐' ⌒三ﾃ＼_r=ﾞ,,｀⌒'‐y､( / / ', ',
. / / // ＼ ｀'‐─r''| ｫ--ﾍ)ヾ／公彡'┬ｬ ∨}__ ／ 〈. ', ',
..| .| // | ﾄ──} ｌ |,ｨ'ﾘ 《(⊇ﾉ Yﾞ∧ ∨r〉二二 ／', ',. ', ',
..| ｌ,.'⌒ヽ,// /./ 〈r'ｌ .!ﾐ､i. ', ___》 ∨∧ ∨7＿ |.| ', ', ', ',
..| ! ﾚ'⌒ヽ ././r──.ﾊ| ﾙ)/ ﾊ ',《･__. ,' ,' 〉(rﾑ 〉 》.|.| ', ', |. |
..| / ∨/ ＼ ゝ_,/ﾙ〉＼ ', .___》,' ,'/{＾Y＾ゝ.ｲ 《 ﾉﾉ'⌒^'ﾚ'⌒ヽ, |. |
. || r-､ |/ ＿≧――‐-辷rﾐ_ゞゞ《･<.<-<＿＿___.《￣ _r‐‐ｭ ＼| i
. || ゞ ⌒ゝ＜´￣ __,,.. ．-‐ﾗ⌒乙r‐ｭ__rゝィ ＜. ﾞ￣￣￣}. f} 'ｌ ｌ
＼r─｀Y ／/ ∨⌒', "'- ､ ﾉ⌒Y ｌ .ｌ
〈ゝ⊂八. ／ / i ', ＼／ ムﾉ ｌ ｌ
ゞﾍ＿,＞＜＼／ / ＼乃' ﾉﾉ
〈 ＼ ''ﾞﾞ⌒〉 /∨＼
＼ ⌒)＿,∧ ／ ! /ゝ,〉⌒j
.
- 228 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:22:30 ID:DGRzYBeY0
-
/...../......../...../..................レヽ.....................................................
-=彡......｛........｛.....｛.......｛........｛.......｝......从.......................................
/.....｛................｛..................ﾑ彡｝/................｝..............................
|.......｛........｛.....｛.......｛.......芹/(_ ｝..........｝..............................
・・・・・・・・・・・ |..................｛.....｛.......｛.....ﾉ.込V ｝....ﾊ..｝................../.........
从ﾉl.........′.......汽 ｊ／...｝｝................/...........
|.....∧.............込 ｝............../.............
|ﾊ/.i.iヽ.i＼{i:i:./ ノ............./................
「大帝」イヴァン３世に逆らって、 Ⅳﾊi{.i.i.i.i./i:i:i:.. ｛................ハ..............
}｝|.i.i.i./:i:i:i:i:i:. _ -‐ ∧......... ｝......／｝
正教を裏切った挙句に全てを失った ﾉ八ﾊ从ﾉ:i::i::i::i:.. ￣ 〈 人_ノ ｝／
ｲ::i::i::／|:i:iうo｡ 〈..人..〉 厂しへ厂し
お馬鹿な女でしょう？ _ ｲ_人,／ ﾙ从ﾊ从〕爪〈..人..〉 〈 ｛ ／
_ ｲ_人,／ ｨ==ﾐ ,.ｨ〈..人..〉 ﾟﾌ"¨´ ｀ '
*∽*+_ ｲ__人／ 〃 ,.≫《__〈..人..〉 _彡'
-=彡%///%_人,／ ﾐ =《zz彡'´ *∝⇒*/
雑魚かませ犬としては手頃でしょうが。 -=彡*∽*+¨´ =ﾆﾆ,.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ*∝⇒* ／
=ﾆﾆィﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆノﾉ从ﾙ -=彡
=ﾆﾆﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／
=ﾆﾆﾆﾆﾆ‰ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ∧ _ , _
.
- 229 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:23:10 ID:DGRzYBeY0
-
＿＿
::〈:::￣＼
:::::＼:::::::｀ヽ､ _,.. - ￣￣￣ ｀ ､
:::::::::::＼::::::::::＼ , ´ ＼
::::::::::::::::｀ヽ､:::::::∨ :.
:::::::::::::::::::::::::＼_:::ヽ＿__, -､,.-- ､＿＿＿_, ヽ
:::::::::::::::::::::::::::／／＿／ / | ￣/⌒＼ }
:::::::::::::::::::::／< ｢＿ヽ ∨⌒}/ ＼,.＜￣＞､＿/ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
＼::::::::::／::／:｀7: : :/:＼_/: : /:＼＿__/: : :∨ ≧=､
::::::ヽイ::／ ::::: /: : /: /': /: :/}:-≠､// : /: |:＼＿／_／ヽ
:::::::::::／::::::::／: :': |: /:|:/:イ斥く、l/,: :／--}/: ': |: |＿_, '´
:::::::::::::::::::::/: : /: : {/: :}': 从ﾋ:i:ｿ ／イ ,ｨ=ﾐ/:/: ,: : | ロシアにとって、あの時代はまさに分岐点だったの。
､::::::::::::::::::{: : ｲ: : :' : 八: ∧ {i:ﾉ/:ｲ: /}: :,'
ﾏﾑ:::::::::::八: {从: : : :{: :|: : ﾊ 、_｀ ,ムｲ: |: |:/
､ﾏﾑ::::::/ ､| ∨-Y´j: : : }≧ r -=≦_:_/: : :!: }'
＼}::/ /｢/ {: : :/ / /ｨ^ヽヽ}: :/:ｲ
V ,:'匸/ 从/l ／ /ム｀ ｀ 八ヽ 一方は専制権力の強化を目指したモスクワ大公の
／ 匸' ,ィ=ﾐ＼ / 〈_,.-､ｲ ＼
_／ 匸{L ／ {:i:i:i:}} ､∨ /∧==ﾑ r::.、ヽ 「大帝」ことイヴァン３世。
}:::､ L_イ /乂i:i人 ＼{フム-= ヽ ､::::∨}
|::__}､＿__,{ ,:'::::::::｀:::::| 乂人_∧ ヽ::/￣}
_,/l} ／ | / ／:/ ::::::::::: | / :. ∨_Y_/}/
'::､::｀＼_｣ '／::::/:::::::::::::::::| , _, ヽ }--､ かの偉大な大公によって君主権は強化され
､_|:::: ＼_::} {::::::∧::::::::::::::::ﾑ {／::::::. } |:::::::}
::::{::::::::::::: | ＼j⌒＼＼＿_} /ヽ＿::::､ ;::::::; ポーランドとの戦いにも勝ち残れた。
::::､::::::::::::, __{ 〈i }〉＼二j! /-､_}::::＼__/:::::/
￣＼＿/ { ＼ 〈i |〉 ／ /-'＼:::::::::::::::/、
' /￣＿｀¨¨＼｀-==-＜__／}/ ':｀ヽ イ::::＼
｢/⌒7＞´ ＼__/}__/ ∨／ :. ｀ヽ､::: ＼
.
- 230 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:23:56 ID:DGRzYBeY0
-
,.ィ7 ＿ ,
}//,ィ///|,ィ |' ´￣￣ ｀ヽ
_ // {///|////| ｀丶､
//＼＿{//////{////,..===- ､＿_ ＼ イヴァン３世がノヴゴロドを併合したからこそ、
＼/--- ､////＞ ,-―-､ ｀￣｀,.ィ ､ ヽ
＿{^}/!//⌒ヽ ＼＿∧ ／ } ｀ヽ､} 孫の「雷帝」イヴァン４世も
{/{!/＼∧ ／＼＿_〉: :/:＼＿／!:＼/＿,..ィ｀ヽ
＼///／,イ:／:/: : :_:_: ' /: : : : : :}: : |:ヽ: :ヽ＿/
＜/: : /: :/: : : : : ｀/ﾄ: : : : :,ム斗: }: : :从' ＼ 専制君主の「ツァーリ」になれたのよ。
/:,: ':/: : ': : : ／:イ ',: : : : / }:ｲ|:!: :!: : :＼_／
{/{: :{: : /: :イ下芹圷 ＼:イｨｫｧ}: |: :|: : ､: :}
从,: :|:从:/: : :.| 込ソ ｀ {ソ j:/: /: /: }:/
/: :乂: { : : 八 ' 八:':{:.人: {
{: /: : :＼:.ｲ: : }､ v:ｧ ｲ: |:从: : :｀ゝ ロシアのツァーリズムは彼のノヴゴロド併合から
从: { /:/ ｀|: :/:| ＞ r: :.:´: |: :|': : :＼〉
＼}'从-.､￣＼ |｀ヽ 从:ｲ＼〉｀ 始まったと言っていいわね。
／ /^{⌒} 〉､_ ＼ } ∨_ﾉヽ
,.ィ/ ／ , ヽ!ヽ＿〉､ ＼| }lイ} ＼
／// { / } ∧￣｀ヽ ｀ |!⌒〉 } ＼
'//// ,.イ | ＼＿__＼ /辷} ;｀ヽ l＼
// / { ／ ｀ヽ ＼＿{リﾊ｀ヾ / } }//＼
/ / ＼__/_ ,＿ィ//} // ∧ } ＿,イ/} |////＼
/ { {////介///〈 ／/// ∧ |＿}///| ////// ∧
//| ∧///イ^ヽ､/ {/////// ＼/_＼ /イ/////////}
.
- 231 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:24:48 ID:DGRzYBeY0
-
,-.､ _ , _ ＿ ＿ _
,':.ヽ､ , - ´/:.:.:.ヽ ￣ ｀ ー ､
|:.:.:.:.:.:｀:´､ |:.:.:.:.:.:.l ｀丶、
|:.:.:.::::.:.:.:.:.:ヽ ｌ:.:.:.:.:.:.:.i ヽ
|:.:.:.::::::..:.:.:.:.:ヽ l:.:.:.:.:.:.:.| ｀､
ﾞi:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.｀-ﾞ:.:.:.:.:.:.ﾉ-―-- ､＿ ヽ
,}:.:.:.:.:.:.:.:.:／´:.:.:.:,:.-‐-､:.:.:.:.:.:, - ､:.:.:.｀...､_ ',
/:.:.:.:.:.:.:._/:.:.:.:.:l´―_- ､ヽ--´-―ヽ＼-´ ＼ ;'
ゞ-‐／__｀/"´ |_ / /／＿＼/ ＞ ＿ヽ￣ｌ ｀l＿ ,_ ノ だけどロシアにはもう一つの選択肢があった。
, ＼ .| ヽ＿ -' | ´ /ー - |､ ｌ ｌ ヽ＿| ,-―,
ゞ､--l | ゝ /ヽ i| ,l ﾄ、 .,/-､l / ヽ-'｀_､/､
, --, ｀/ i ヽ､i＝=- ､{ﾞ､ ,, ,/ | /, / |＿ ／
／// | / ヽ |::::::::::c｀' ｌ,ﾊ,ﾉ==､l ,､ '、 かってのノヴゴロド公国のような、
//| | .｛ ＼ ヽ::::::ﾉ /::ﾟ} 'ﾉ ﾉ, ヽ､
/ / ヽヽ ヽ }‐'- .l;;;ﾉ/ _／'′ ｌ＼ 民会による共和制の国よ。
../ ヽヽ ＼ ヽ l. ' ',´ |､ ヽ
/ ＼＼ ヽ,ﾉヽ ＼ , | ｀ ｰ _ ノ /| ﾉｌ ﾉ ヽ ヽ
ヽヽ＿、, -'ヽ､ヽlヽﾉ｀ ,ｰ - ´-､､´､l ノ ´ ヽ'､
ゞ､,-,_､-､ヽ-､｀ ヽ`＼ | |､ヽ｀､―- ､ ヾ 彼らは自らを「自由の民」と誇っていたわ、
/ ´ヾ'､｀ヽ ＼_ｌ＿ _| |ヾ´､ ヽ ｀ ､|
. / ヾ,ヽ＼, - ´´-─-´-'､ゞ､ ', 1478年…民会の鐘と共に消滅したけどね。
, ´￣/ ｀ヾ ﾍ､／´ o ｀ヽ ｀､
／ / ｀-ﾞ´ ﾞ､ ゝ
/ 〈 | `ー､
ヽ |、 ` ー
.
- 232 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:25:34 ID:DGRzYBeY0
-
, -ｒ⌒L⌒」⌒yヽ 、
_ｒ─ ノヽヽ,_ _,ノヽヽ ｲゝ、
rヽ, ／ / ｀ヽ ｲヽ,
r｀ / /λ ﾊ ヽ、 ヽy i┤
…旦那様、 . / ｿ /! ! / l ヽ l ,j
i l / i ｜ﾊ /ヽ､,Vﾍ ';_ i |
ツァーリズムの批判はほどほどに。 | ! |__｣_.ﾚ__ Ｖ _ﾚ_｣_ﾙ! | ! l
N､ N.rr--'､ ,.r-‐r: ﾚﾉ /ﾘ !
. / } ＼ ﾄ ゞｰ'' ゞ-‐'厶ｲ ',ヽ
ｒ ､／ / Iiy}ﾍ"" ' "",ｲ{Iy} ヽ＼
革命分子と思われたら厄介ですよ。 l !｀ヽ./__.{y'} ＞ _ ´｀ .ｨ' !y'}ｨ;､ﾄ､＞'´|
l ﾚ'Y´j＼Iiy} ﾄ ┤,≧‐≦´ | ﾚ{Iy}/＞'´＿｜
|.' ／ ｺｌ＿ヽ<ﾌイ､＼__Ｙ__／,＞}i水{´ ＿｜
〈 ／ ）| ｀ﾊ!|::::::::ヽ∧ ∧'".:::: lヽﾘ､_＞´∧ﾉ
∧ <_}ｒ!ー┤|:::::::::::/ Ｙ ヾ::::::::::::V´ 〈_丿
〈 ∧ ）| .／/､::::::::/ l | |:::::::::::ﾊ ＼ ））
_ _/ヽ.__
_//＼ '"´￣/:::ヽヾ ｀'ヽ.
//::::::__,.ゝ､-ｧ'-::::::::!」-､_ ',
＼ヽ:::::::::::ﾉ_7--‐'´-'｀ヽﾉ___ﾉ_ 大丈夫よ、革命を賛美する気はないわ。
ﾉ____,.イ-7´ﾊゝ､/! ﾊ ヽ.__7､
く__.rY ﾉノ ./ｧ''Tヽﾚ'i/_,! ﾊン´
ヽ| ´ !,ｲ ゞ､!_ r'!/ 〈 旅行中にジャコバン派の恐怖政治を目撃したからね、
ｲ | i " , ヾiへﾉ
ﾊ ﾉ ! ﾊ､ - ﾉ〈 あれよりは君主制のほうがいいわね。
ﾚ'〈／!/ ヽ､:r＞ｒ=7´ﾊﾉ〉
,.へ,.ｨ'´/´ ｀ヽ. ,.-‐- ､
-‐''" ,.へ! i ヽと_ ',
／:::::/::::::ﾊ !､ ､___､_ﾄ､｀[二.l
:::::::/::::::::i､,ゝrﾍ'ｰ!_,-' ヽ､!7 i
:::::::i::::::::::ヽr/:::::>､｀ヽ. ヽ ﾉ
.
- 233 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:26:22 ID:DGRzYBeY0
-
/`ｧｰ､
.//:::::::::::＼/＞､ でもねぇ…
|::||::::::＞'-ｒ'-＜￣｀ﾞ' ｰ- ､
「`'ｰく´ i ＼_ノ｀ヽ､_ ｀ヽ.
,! ､＞'´￣｀ヽ､/____ 「ヽ､__＼ ロシアをただ「奴隷の大国」と言われるのはちょっと……
く＼／ ＼__ﾊ ｀'ﾊ
`/ / / , ,! ｀ヽ.___／｀ヽ.
! | ! ､/| / | ,ﾊ ! ＼ ﾉ､
｀ヽﾉ !ｲ´i＞;､ ﾚ'! ､/__」_ 八 Y 〉 かってはノヴゴロドのような自由もあったし、
ﾉ! （,. へ.! ,!,_ｿ ﾚ',!-‐',r､/＼） .|-‐'
／/ `ｿ 7" . ! ,ﾘ,ﾊ/ ', マルファは年代記でこそ悪女だけど、
.／::::/! / !,へ. `''",,! | i ', ヽ.
::::::::/ | i | /｀>､ ｀ _,. イ ! '; ! ） 彼女は純粋に祖国の自由を守るために
::／ '､ ソ|_/」_,,.イ｀Tこ,ｿヽ | ,' ! ,ハノﾄ､
' / `ｧ'´ ､ ! ヽ,ﾊ !`' ｰ-'､イ ／ /|::::ヽ. 「大帝」イヴァン３世と必死に戦ったのよ。
,' / ∨ヽ､/八_/ ､i ヾ / !:::::::::';
./ rﾝ | ｧ'_つ___ Y __Y !:::::';::::i
,ゝ､__ ､_ _, 〉 / _,,.. -ﾝr‐'´‐-｀ヽ |:::::::i:::::|
／/ `ﾍ/￣ ｀'､| V _,,. ｲ `,ｰ=- ||::::::::!:::::|
.
- 234 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:27:03 ID:DGRzYBeY0
-
／:ゝ、
/〉､-(::／／ヽ、_
, ///::::::＼(:::::::::ヽ ー
|{::| |:::::::::::::.＼:::::: } ｀ヽ ロシアが専制君主の国になったのは
__ゝニ＝‐ ＿＿ヽ,ﾉ､ ノ ﾊ
{:::廴ノ｀ゝ 厂￣ゝ＼;ヽ ! 「歴史の必然」だし、
ー＝ニ´,彡' ￣´-=ﾆ＼_ ﾍヾヽ. {
＿ ，zz==＝＝＝＝＝z､ .|{ 二ニ＝ー=彡'´__ノ // ヽ};;}、__,j
_, ィ升斗 ' ´: :: :: :_,.．-'''"j厂´.ｨ .／／/ ／／／―=彡_､イ＼ニ、 その始まりになったイヴァン３世は
=彡 '´: : : : : : :: ,.．-''": : ／: :l{ 八( { { / { /´::{´￣ }ﾊ} /:ハ/
: : : : : ,.．-": : : :/: : :ヽ、 ＞ ⌒ヽ､ l{: ::l ､_ﾄ'彡'イ:} 間違いなく偉大な君主よ。
:_: : : ´ : : : : : /: : : : ＼_／..... }, )八: ' 、 _乂;ﾉ/
): : -― 、: : :/: : : : :r '´ .... ヾ |/くヽ) ヘ , ゝ′´. ′
,:' -'" ヽ : /: -- ､ :{___,ﾆ=-::} , |`{ ヽ/`iﾉ:｀ﾁ
|: :/´ ／厂´厂¨)' ヾl , | し' (｀}ヽ/
j / .／く´:::／ しﾍ}:l _j::.. ＼::｀ ｰ､
ﾚ /.........｀/ ､ :/},厂 ＼::.. ( ヽ::__j__
/............/ ､／_/ ＼ :. ｀¨' }ｰﾍ} _r-┐
/............/ }＿ヽ ':. .j´ ヽ-―-厂//しr┐
ー _ /............., ,::::::::｀ヽ＼ ヽ ＼:::.ﾄ､ ' r'‐ ′:::::し'〉
:::::::::::::::::丶 /.............., ./::::::::::く ゝ__＼ '､ ヾ, ｀ ｰく人｀つ__ (／}
::::::::::::::::::::::::＼ ./..............., /:::::::::厂ヽ厂ヽゝ＼＿:、 ヽ ｀¨ー (／
::::::::::::::::::::::::::::::｀ー―ヽ´￣｀ヽ ./::::::rヽ厂´＿廴＿厂￣｀ヽ´￣}
―＝ニ二三＿:::::::＿:::ヽ し⌒ヽ／´..::／ ´￣′ : ::::::廴ノ
ー／:::::::::::::{ ＼;)___zz(__／.......::/ ／ ＿-
.
- 235 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:27:41 ID:DGRzYBeY0
-
／ -───-=ミ -‐ -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|
. ／ . ´ ＿__＿_. ´ ‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二,′
, ／ ´ . ´ x＜=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二/
/ , . ´ | : : ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/
. / / ／ ／､:.:. :.:.:.ヽ=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/
／ ／ ／￣￣丁¨´: : : ヽ: :. :.:.‘,=ﾆﾆﾆニ二／
／ / / ／⌒＼／:.:.:}ｉ: : : : ﾄ､ .: .: : : :|:ヽ .: .:‘,ﾆ=ｰ─＜
/ / / ／: .′ : : : | : : }ｉ: : : : | ‘.: :_:_:_:_i : ‘, : : ‘,二＼______｀＿_.
. / / / ... :´i| : : ｉ : : : : : i: : :ハ: : : ; ﾍ : : : ;′:.:‘, : : ‘,ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二＼
／￣ .／.:.: .:.ｉ| : : |: : : : ‐,′/ :|: : ;′ :|: : :/_」: : : | : : : |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二/
／ :{:ｉ: : :. :.ｉ| : : |／: : /: :/ |: / ,ｘ|: :/ヾ !: : : | : : : |=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
. / }ｉ:. : : :八／|: : : /}／ .ﾉｲ f心 :|:.:.: .; .: .: .;ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ／
/ 八.:. :. :. :.＼|: : ｘ=≠≠ ｛::::ｃ ﾉｲ.:/.: .: :/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／
厂√丁￣＼/:. :.＼: : : :＼／ ,fｉ心 乂ｿ |/ |: : /=ﾆニ＞ ´ でも売れる本ってのはねぇ、
|ﾆi:|: .:|:.:.ｉ|:. :. .:.‘,: : :＼: : :{{ {:::::c }: :|: /＞ ´
|ﾆi:|: :i|: 八.: .: .:.:‘, :. :. :＼ :＼ 乂ン ' ,: :ﾉｲ
. ∧ i:l: :ｉ|:. :. .:.､: : : :‘,: : : : : ≧=一 . -=ミ/ﾞV＼ 英雄と同じぐらいにキラキラ輝く
.. / '.i:|.:八:. :. :.:.＼:.:.:.‘.:. :. :. :. : : ＼ ／ . ´)／} ヽ ヽ
／从{ニ＼: :.‘,: :＼: :＼ : : : : : :.:._＼_ / ／ ／ /／ ） ‘, 魅力的な敵が居ないとね♪
. ﾆﾆニ＼ﾆﾆ＼:‘; :. :.＼: :＼{ . ´ ｀ヽ_______｣／ ／ ／ ／ } i
. -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ)ﾉ⌒'ー} /／ ‘, ’ .／ ／ ／ 7 ﾉ
. ￣￣￣／ ノ ‘ . ∨ ／ / 「￣う
,‘ } ′ . ´ ゝ ´ . ズズ…
/ . ／ / ,
/ ｉ | . ./ ′
＿ .′ | ,' i .′ .′
. ／ . :| . ´￣＼ .′. ／ゝ ノ
／::ｉ: |／ .＼ :ｉ ／ ‘ ‘,
乂＿＿＿／:／┴==彡 ヽ| i ‘, ‘,
. ::::::::::::::::::::／ | | | ‘, ‘,
.
- 236 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:28:31 ID:DGRzYBeY0
-
方や「タタールのくびき」を破り
ツァーリズムの基礎を作り上げた
,. -―… …‐- ,
┌::::‐:､ ／ ′, 偉大な「大帝」！
. r::_‐--..... _ r::_┘::::::::::＼{ ＼
__-―…::┘:::::＼:::::::::＼}:::::::＼__;;::-‐ト ,_f⌒ヽ, i⌒7 ＼
. /::::＞､:::::::::|:::::::::ノ＼:::::::::r‐-=ﾆ.,_ ,∠⌒7⌒廴__,.,V__ ,
/／ ＼_::レ'´ ,ﾆ=‐-＼::::.../＼ {(⌒:::ｧ-、 /＾＞''^しﾍ ′
〃 __＞ｧ７.ー一'. . . . ｰ一. '. . . ＼/ (⌒>､ v:､ ＿__ ' 方や自由と誇りのために
／:八/〃. . .-‐ｧ'⌒７. . .／. ._, . . .ー. '. . . 〉 ＼:、､ _） 〉
/:::::（ { { ／-‐=彡ｲ . . /∠＼-ｧ. ./. . . . ./::. ＼Vヾ:、 ／ 強敵と戦った民会の女闘士！
_｛::::::::::! }. ⌒ . .ｧ=. .７. .イfﾍｘ,、厶イ. . , . }└、―-'ﾉ /⌒し °
／::::i}:::::::::; /／}厂/／ 八 （/ 乂ﾟノ^／. .／ｘｲ. . . .＼ く__ {爪
／::::::::八:::::/ {′ 〃. . /.:.:.ヾ{ ⌒¨ｱ ,.厶 ヘ/. . .＾.ｰv八＾'ﾍ,
/::::x-―… '′ ｰ' i. . 乂.:.:.:}lハ, 、 ' ｀ヾ=v/. . . . {. . .|:！ ′
::::( |/ }.:.:八:.'ﾍ ﾞ _ ｰ=彡. . . . . ,ﾊ. .|::'ﾍ, ｝ 私の文才と創造性を加えたら
|::::::＼ _｛ /／ ｘ≒7丶 _＿＿ /.／. .___,／.}. .＼::::..＼ {
|／⌒'ド ／⌒＼rxｧ／ rﾍ{ ｘ:- ―┴个. . ／ / 人. . . ｒ―…' メガヒット間違いなしよ！
／ こ7{{ /r=介ﾍ |. ./⌒7ァ彡⌒ヽ ｉ|
┌‐… ｱ __＿/___｛_｛ {{ /厶::::::）'1 __八 {-‐七{/ } ﾘ
| /:::::::::::::::::_::::-‐:::::::⌒V |=＝冖,.ﾆ ベｰｱ― ､ｰ=彡°
| ｛::::::::r‐:''__::::::::::::/::::::::ﾊ 〉-ｧく＼_）'⌒′ ⌒',
r- ゝ, ＼:::|::::::／^＼/:::::::/::::', └‐┴ '^´ ／ ^:. }
Vこ ヘ. 广 ´ ／:::::rく::::::::{ ／ v
＼/〉__ >､,/ ＼::::::|/⌒ｉ:八 ／ ＼
.
- 237 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:29:26 ID:DGRzYBeY0
-
,.ィゝ,...ゝ二{￣{ﾄ、: `ヽ、
∠.＞イ : : : : : : `ヽ､>、 : :ヽ
旦那様ぇ… ﾉ／/: : : : : : : :＼: : : ヽ ﾝ : : ﾍ
7: : i!: : : :､: : :＼: ヽ : : ﾞ:,ヽ : : ﾊ
i!: : {＼: : :ﾞ:;ヽ'"~ヽ､ヽ: : ﾞ:=､: : : !、
{i: : :ﾞ､⌒ヽ､ﾞ:;ｹfiﾘﾞｿ＼＼:乂:!: : :}ﾊ
一応は歴史モノでそんな . iﾞ､ : :弋ヾ ﾞヾ "´ r": : :}i! : i ﾍ
}ヽ}ヽ ヽ::. /;ｨ戈ﾉ ): :i: : }
「捏造します！誇張します！」宣言されても i: ﾞ;:{ﾞ:､ t ‐ ィ/: : :弋: :〉ゞ}!:!
{: :从 : >.、_ .. イ /: ﾊ: : :(: : )-.ﾘ__
ちょっと困るんですが。 . ヽλ: : 〉/( .{! ＼jﾘﾞr=-､O(:;:;:)
i`ヽ､ (: Y: )〈 ＞‐ｧ<λ、 ゝ／: : : :>
i `ヽ、 γ⌒ﾞ'廴 ヾ__:>=、/､nゝト''ｰ､ (r=〜'´
! ':,:｀`ヽ､ ﾉ (;:;:;>^ゞﾉｲ ∧ヾiﾞヾ:.:ﾊﾞ'ｰ､
l ﾞ:, : : ヽ/ ﾞ'〈廴: :ﾞﾞﾇ (ﾉﾞ:,ム/:.:.λ: : ﾞ､
｀`ヽ、 ,:': : :／ ﾞ、 ∧}.:.:.)ｲ ＼入:.:.:.:.:.:.:∨､: ＼
)斗-/:......,,,,...,,_ ﾞ':､ ﾞ:,ﾞ:､:.:.:.:.:,;,;,;.:.:):.:.:.;,;,;.:ﾍ ﾞ"''ヽ
,イ : : : : {'´: :､ : : :{ ﾞ: ＼: }!;;:｀ﾞﾞ´;;::;;::｀"''~;;::;;::;｀} ,..ィ/
{ ﾞヽ､ : : ＼: :ﾞヽ: : : : : :ン´;;::;;::;;::;;::;;::;;::;;::;;::;;::;;:/'" /:/
i: : : : ＼: : : :ﾞf￣￣￣{;;::;::;､::;;::;;::;;::;;::;;::;;::;;::;;::/__彡ｲ
i: : ﾄ￣ ﾞ~`ヽト=f―-┘;;:;':.:.ﾞ:､;;;;;;::;;::;;::;;::;;::;;:〈＿_.ノ
i: : ∨ﾞ':､ ＼i .!∨:.:.:.:.:,ｨ''";;::;;::;;::;;::;;::;;:＼ |
__,,,..,へ、─────- 、
,ﾍ ,.'" / i____ ヽ、
く ｀ヽ、 _/_ ｀ゝ___r-ｙヽ--、 ヽ、
> _ゝ'、i_____／ ,、 ヽ、 ﾄ-ｰ 、 ヽ
__〈,______,／⌒ｰ´／ /| ヽ、__,> ｉ
./::::::,' ノ / /|｀メ､ | /| ﾊ iﾄ-ｰ 、 いいのよ、歴史「小説」なんだからッ！
/:::,.ｲ イ / | ./-─‐-､レ' | /_ | ﾊヽ、__,>
く::::::::ﾉ ﾚヽレ'| " ﾚ___ ｀/ | ,ゝ
｀ ﾉ |. | . ｀| ﾊ ﾊ
,' / |. ', /´￣｀ヽ. "|Yノ ﾚ'
ヽ、ﾚﾍ / ', '､ | / ,.ｲ ', 人___
.i レ､ ヽ. |＞ゝ.,__／,.イ ﾉ 〉 ,.､ （
', )--ヽハV､ ＼_/ヽレ|／｀ヽ（ ﾉ i ⌒
ヽ、／ ｀ヽ ヽ.＼／ヽハ､ ./ 'ｧ- ､
､/ ヽ、 , （ハ) | Y｀ヽ. / ﾉ､二{
─-〈 ﾉ （ハ) | ', / ｨ{___,ﾉ
ゝ､_､r‐｀'"ヾ ｉ i 〉 ／ ｧ‐''"
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- 238 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:30:13 ID:DGRzYBeY0
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この１９世紀ロシアの歴史家にして小説家は、カラムジン。
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,ﾍ, _,,.. -──-- ､..,__
ﾄ､/:::::ヽ, '" ｀`ヽ,
|::::ヽ7:::::>_､_,.ゝ-‐-､.,__ ヽ 脚色やエア取材や脳内ソースなんて
「＼_,! ｒ'_7-─'ｰ-へ.,__7-.ゝ､__ ',
∠_:::ｒ‐ｧ'" /´ `ｰへ７ｰ-､＿ﾄ、 歴史作家ならみなやってるわよ。
く ７´ / ! ! ! ', `ヽ/ｰ､-'i
`i ! /ヽ!､_ﾊ. ! ﾄ､! ﾊ ヽ._/､ｲ
ﾉ'´i.ｲﾉ!ｧ'r-;､ | ﾊ _ﾉ_」,.ｨ' i i ﾄ､
'´ﾉi´ ﾊ! ! c|`ﾚ' 'ｧｰr--=r､| ﾊﾉ､ｲソ､
＿ ,/ ,/7,,,, `ｰ' ! ｃﾘ '/ ﾊ ﾊノ
,.-'´:::( <,、 ゝ､ `'ｰ''r'< ,'´ ヽ＿
／／＾ヽ:ヽ＿ﾉ'ヽ､,i＞ ､ ^ "",.ｲ ﾉイ l 〉}:::＼、
/:／ ヽ::::ノr'ヽ/ ,ｲ`iｧ-=＝7´ ﾉ'´ ,ｲ / !, （ j:::､::::＼、
/:/ !ソ`r'i {_l /:::ヽ,!_/_/' / ）-'ヽ._ソ ノ::ﾉ ｀ﾞ＼::＼
/:/ /｀⌒ ,. -`ﾄ､ !/::::::::ヽ:::i-' ':,＝zz='´ン ヽ::｀ヽ
,':/ γ⌒Y´ ＜__/:::`i＞〈::::::::::;;ゝ」-､_ i.ゝ､ =ﾝ__r 、 ヽ::ヽ
!:l / ｒ'_,.>-‐| ｀‐''~/`ｰへ二ゝ､r'_/-' ヽr- 、 ヽ::!
l::! / ,.r'「´_,,. -‐'| Y / ,ﾊ/､::::::7 ｀''ｰｧ ヽ l::l
ﾞ,:ﾞ,{ ,.--､!」 ／ゝr-‐'ﾊ'--､.,_/ ｀''く＞-'‐‐ｧ ﾞ, j::/
i ヽ-､ `ー' ゝ､,_ン',!-､ ｀ヽﾄ､」 j//
. ':, Y,」>-､,__/ ﾉ>-ｧ / Y ヽ､!」
ヽ.,__ﾉ-'ゝ-r-へ､.,｀'__ r7 ,' __,ｒ/r'
｀￣^'ｰ-/二７i /___,rﾆ7--'´
`''ｰ‐'
.
- 239 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:30:52 ID:DGRzYBeY0
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――― カラムジンは「大帝」イヴァン３世を偉大な君主として描くと同時に、
その敵となったマルファを「自由のためにモスクワ的専制と戦った女闘士」と取り上げた。
,x=-ﾐ
r-‐――‐ ミrfｨ⌒Y}r=ﾐ
´ ,{ ＞， ⌒Y)
／ ./ .v ⌒ヽ ｀ヽ ｲﾂ
＼
/ ハ乂 ＼ ﾟv ≧=一 ´
i{ ' ＼＼≧=ー‐ヽﾊ 个
/ .l ⌒ ＼｀ヽ ⌒ .v ﾄ､
{ / V { .xｪミ､＼ Yハ ﾉ' ' ＼
| / 乂 ∨: ∧/んハ vﾂ ｛ノ⌒ヽ
|' ∨ ヽ(＼乂{{乂cﾂ , "" 八{_. ﾉfx ノY__
| 乂 ≧=乂 "" ､ ' ｲ 彳 ,x=ﾆミ〈 ｲ( __) .
≧=- r彡≧=-‐―r '´⌒ﾂ／ 《 とﾉ
f´ x≦‖ { x=- ⌒ヽ⌒V ﾉﾊ 》 ﾂ
ゞ´ イ 乂f´ }＼＼＿x-―‐‐‐ ､
｀⌒ﾉノイ⌒ｿ ＿ 人 ＼_ノ´⌒ヽ ｨ⌒
／ ( ./r--､ヽヽ ﾊ x-ー- ､￣￣ ｀ヽ
V // | }. }/ｨ＜ ヽｰミ .}
r≦孑ミｩ'＜ヽ ノ, .//}ij ﾉヽ Y ﾉ
＞丈､＿ノﾉ ＞彳＜ //}ﾊ ／ /} }ｰ
_r xー ´ ／ | ／//ｲ{ } / ｲ
_rY彳'´ ／ | ／ rﾂ{ /| / シ
fン ／ | {ﾈj ./ .{ / { {
rﾂ rfyr)YrsjYx=ｸrx｡､ |/ rfﾖ} ' /イV ／⌒ヽ
xツ ﾂ'/ ﾉゝ=-ー/ゞvrｪ､| rﾂ}ﾂ .} イシ ∧／⌒Y Y
㌢ﾉ 乂{､ し((_(_(_ﾉ Ⅵ/{ rﾂ}ツ ﾉ∨イノ⌒∨ ﾉ }
γr'´ `ヾ、 》ﾂ.rﾂ}ツ ／ ∨ / /イ ﾉ}
｛ i{ ｀ﾐ=‐‐…rxvzwイ'rﾂ}ツ ., ／ V¨´ イノ
y£ ｀~^"⌒ ¨＾xrf}ツ ／ ／ Vx＿ ノ Y´´
Ⅵh xr'⌒ゞ}frﾂﾊ_}ツﾉ＿＿ イー ´ ｀ー‐‐ ´
r V 丈{~¨＾´¨~￣
｀ヽｲfxrngrqonmtイシ
｀¨~＾¨｀￣~ﾟ¨＾
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- 240 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 23:30:55 ID:ZU/qW5c.0
- 司馬遼太郎「だよねー」
- 241 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:31:26 ID:DGRzYBeY0
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――― かくしてマルファ伝は、カラムジン的には本命だったイヴァン３世よりも大ヒット。
,ノV7ｱ 〉
＿＿／￣￣￣￣ヽ / , ￣ノ
f´￣ ＼ ＼ / / /
∧ ＼ ヽ ヽ r'´ ヽ / ,'
. / ｀ﾄ、 ト､ ヽ ' ', 从 Ｙ .: /
| :| ＼＼＼＿ ＿∨ } ', ヽ ト、 ｲ
| | ￣｀￣r'￣,_,ヽ, ト､__ | 人 Y .'
∨| | //{::riﾍ, } ｶｱr､ヾ /| ヽ ＼ |
. N ト､.- ' ヾ_メ }ﾚ 〉ノ/ | | i ヽ|
ヽ､Ｋ} frミ。､ .:.:. }ﾄ) ィ´ヽ| ト、 | 、
| ｀r‐fYゞx' < ＿, ナｲ,-ｲ‐-､ゝ、ﾚﾍ ﾄ､ '.
＿_|ノjテr､＼:.:. ´ｰ f彡〉' ＼ﾄ､ 〉 | } '.
＞イ 〈} ＼丶`ー‐┬{二/ Y{ 之 _＿,ィ二＞─-､＿＿r‐-く￣ヽ、 i
ヽ,彡 //, / ７i |{三ｲ ＿rf´￣＼＼} ／´￣Ｙ⌒ヽ: : : :. :. :.＼ヾ: :人＼ ⌒ヽ ∨
'.,イ＼ / ∧ ! 乂(=j /:::::{ ﾄ､Ｘ´ ＼: : : : : : : : /: : ヽヽ: : : .', i
＞ 〈ミ} /r┴'. >' .r‐/冫ー‐ァ<ヾ ヽ '. : : : : i: : {: : : : : .',: : ヽ〉ｲ r─､
ヾﾍｲノ {⌒ヽ i / .| !/_ﾅ Vﾍ ＼ i: : : : |: : ﾄ､＿ : : i: :＼￣￣ _／入
{ ￣ j 八 j | Y _ ゞ} ﾉ ＿l: : : :.ﾄ､ : : ＿: : : :＿ノ￣￣: : : : :.)
人__／|: ト/＼ ／{ j 入_ j⌒ヽ ＿＿,-─ '´ ＼_: :￣￣＿f´￣: : : : : : : : ＿,イ{
｀ｰ´ ￣ ｀￣ ￣＼ ￣{_jノイｰ一'￣ ｀ー‐{f⌒ﾑ-───────'
￣ ￣
f¨ﾞ!
:┐ n /〉 <ヽ /^〉'
! }”/ ,､ <｀ヽ ./:::/.,､
⌒!ｨ f¨ﾟ{ <´ 'ヽ Vハ |ヽ Y¨! |::::}ｲ { , -ー ､ _ /¨> r-‐,､ <⌒!
::〈人_r-ｰ- ､_r＜}| ＞::::￣:｀ヽ__, - ､__r ､r=¨>‐-! /:::::}＿_Vﾍ }:::|__}::::{.ィ1.|:.:.:.:.:.:.}_, くﾉ￣! ./;;;;;;;;;}_, ﾍ⌒',
/:.< /::::::::::::::::Y::/|i /::::::::::::::::::::::Y:.:.:.:.:.YVｲ!:::::}::::::::|/::::::/:ァ＜! V_::| ',く/⌒!}:.:.:.:.:ノ/ /:/^V__〈ヽ;;;;;/_!__ノ::::::ヽ
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＼f':!::::::::::::::::::lﾊ:.:ﾘ'.:::::::::::::::::::::::∧:.:.:.:./ ＞ｲ::! :::: |:::::{Y/' 〈 /:::::::::::::::::}:' V::::::::::{ .} .}::::::::::|:.:.:.:.|:.:.:|:.:.}-:'
ヾ!,､:::::::::__/_／ ヽ::::::::::::::::/|ﾚVWハ/::::::::/:::::: |::::::|ﾊ V!::::::::::::::::::!:/ ./:::::::;:::Y /^!:::::::{:ﾄ､: |:.:.:|:./
｀Yﾟ￣ ＿/VﾚvｲW:::::｀ー-::＿_／:::::::::/:::::::| ヽ ｀!:::::i:::::::::::|' /:::::::/L_| ￣⌒¨}＞ﾍ}:.:.:|”
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- 242 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 23:32:13 ID:NA83kc320
- 小説家は物語を描くのが仕事だもんな
- 243 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:32:20 ID:DGRzYBeY0
-
――― こうして１９世紀のロシアで「時の人」となった結果……
＿ ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
/´ ｀ヽ ＿） （＿＿
| ） カナマジプリティ！ （
l _,. -‐‐- ､ ￣￣） (￣￣
ヽ､/￣ ヽ ｀ヽ ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
,イ´r | | ヽ ＼
ｲ /／ヽ | ', ,.-､ ヽ ヽ
/ // / ヽ | >'´,.､,.､ﾞ‐､_r‐v‐-､
|/ ll /⌒ヽ |ヽ | l }{} ´}乂_ {{ 〉 ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
l/ ll | ,, ､ ', lヽ }{}─‐<´{}:}!〉￣| ,} ＿） （＿＿
ヽlV|/7::l ヽVヽ｀l ,.<´/｀iT´￣/} | ） カナマジプリティ！ （
/ l:::/ -‐>.､ﾐ '‐､,､ //,.､,-､｀ヽ ￣￣） (￣￣
l´|"" , l:::::::ﾍ ||N/ ｀| | / ∧ l ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
', ヽ ,,,ヽ:::ノ//V-‐､V＼.／ Ll
ヽﾟ_＿ _,.-‐‐‐-､､_'_'/ ＼/
<///／ ＼ {ミミミ>
ヽ | ＼ 〉 (彡)｀ヽ､
L l / <ﾐ) ヽ
∧ ヽ )/ l _,.-‐ ､_
/ ヽ 〉´￣￣/ヽ ／ > ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
ヽ＿ / ヽ _,.⊥_,-‐┐ ,.-Ｖ _,.-‐'´ヽ ＿） （＿＿
｀‐7l <＿,.-| |‐'´ ｀‐- ヽ ヽ-‐､ ） カナマジプリティ！ （
/ /￣ ／ _,.ｲ ＼ | ヽ ヽ､ ￣￣） (￣￣
/_| ／ / ＼ | ヽ _ヽ ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
(⌒)-‐'"´ / ＼ / | | ヽ´ ｀ヽ
_,.-{ :: } / ∨ | ,.r‐'""｀^＾^ | _,.-､_|＾^l }ヽ､
/´ ｀ｭ :: } ,.-‐､,z--､,.､/｀ ,､ l｀‐､,..-レ´ { }/
| ｀l_ ｀＾＾＾＾＾＾ , _,.ｪ､,.､r‐-' ﾞ | ｀‐､_,.ィ 乂
ヽ ｀＾＾＾^^ヾ'＾＾ ｀´ / l ヽ
_ヽlヽ/l l / | ／ ヽ ／
(´ ￣,,￣_,.-‐‐‐‐| _,.-‐‐´､ / ／ __|__/＿ /
T""";;/´ ７´ ／ ／ヽ｀‐-‐´ | _,.-/´ ｀ヽヽ
ヽ,,,,/ ／ ／ヽ-< l }二｀‐, ／ | >->､ ＼
| ／ ／人＼ヽ ヽ __/ <´,( | ＼ ／／ ,.>､_ ＼
｀‐､ ／ ／／ ＼Y｀‐' ヽ| ｀‐‐､ ／／＼ヽ ヽ
￣| | / l ヽ､ __Y／ ＼ヽ|
ヽ ヽl ／ ｀ ‐ -‐'´ l |/
｀‐----‐' ＼＿＿／
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- 244 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:33:01 ID:DGRzYBeY0
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1862年のロシア建国1000年記念のモニュメントに、３人しか居ない女性の一人として刻まれた。
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士
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／＼
／/.:::.:.::＼
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|￣|￣￣￣￣|´
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＿ | .| .:|__|_|＿:|＿＿＿＿＿＿＿ /⌒) ＿＿＿_＿|_ |.::.:..:.[]::.:.::.:| 彡ミﾐ、 ;彡ﾐ
. ＿__|:| | | :|...:::|. ┌┬┐ . :┌┬ｉ : .::┌┬ | T/⌒) ┐ . :┌┐|. |.: :.: :.:.:.:.:..::| 彡ミ彡ﾐ 彡ミﾐ、
＼∠、 :.::::|:| ト､. l.└‐┴┘└┴─┘└──┘└ |`７'..:/ └─┘└l::.|.:.::.[]:.::＿ :| .＿ ,彡彡ミ幺彡彡 ､,，
:::...＼.＼ ベ| |::∧＿|__[]..::[] ＿＿[] .:.:[]..__: :.[]: :.:[]. : : |/...::::)::７ []:.: : []: :.::|: |.:::. ／／＼／ ／＼'／￣／＼:ﾞ;;ﾐﾞo;ﾐ
‐- ,_＼.＼.| |￣...:.::／＼￣.:.::::／＼￣／＼ﾍ. : : : : : :/＾7＜:〈 . : : : : : ::/￣ ∠／. : : : ＼／ : : : :.＼／ ;.:ﾞ;;ﾐyゞ;ﾐﾞo
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::.: : : : :|ｺ:.:|:.: |￣|: :.::.::..: : . ::| ..::_ .::[].::| : :.:ﾛ::|::|:. :／／ト､У〕:|:....;＞.| |. :..::| . :| |. ＿.:.:.:. : :|.lニニ|l .:.:|┌ヾ':,ゞ;ﾞ;”;ﾐ;:ミ
工エエ|::.:.:旧:|::...|.::[].. .: :.ﾛ.::| ./:ﾊ.:..:: :|. .::.:: .:|::／／.:::::;＞|::::|/ﾍ｢ ｰ┴─ｰ|＿_;;| | |〒|:. :[] :|:| .:::::::||＝|│｜.::.[]:::}iｌ|{´
: :∠7ﾍlｺ:::|::.:.|.ﾛ:|: :.＿. ..::..:.:|. |:|n| :[]::|:П:..::.ﾚ:￣＼∧l＼|工] ｌ;,_|_|⊥|＿＿|｣ ===ｌ|＿|┴┴──|i|l|
: :|ｪ| .:::::|:.:.|:::..|::::.| .:|襾|.: : : :|: |:||||,;,:.:⊥!‐'''" [ニニニ|ﾆ] ﾙﾍ:
: :|ｪl:∩ ﾄi:.|::::.l＼|_;;||;;:|L:: -‐'''"~ | . : :.:.:.| .
: :|ｪ|:|;'|:.|:| |='′ | .: : .:.| . .
: :|ｪ|:|;'|::l_ﾚ' ' 、 | . : :.:.:.| ' .
: :|ｪ|:|;'|::| ＿,‐| .: : .:.| 7!＿ 、
: :|ｪ|:|;;ﾚ' ´ ' / / ﾞ'ｰ-‐''´// /| 、
: :|ｪﾚ / lニﾆﾆﾆﾆﾆl/ //
／ ' 、 ` lニニニニニﾆﾆﾆﾆl/ 、
` 、
.
- 245 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:33:39 ID:DGRzYBeY0
-
――― このマルファのブームは小説や戯曲といった創作活動にとどまらず、ガチの歴史の評価にまで影響を与えた。
＿ .. --=＝ニ¨ ｀ヽ- ―- 、
.._ﾆ-‐ｧ―――- :.‐'´ .. ＼
／´ ／:ィ／:_. - ´ .:/ ヽ: ＼:.. {:. ヽ
{ ＼/∠ -'_二 :／/ .:/ ヽ: lヽ:. ヽ:.＼:|
/´ フ´ .:／/ / :/ | } |:. ﾄ:. l:. ＼_ １９世紀末〜２０世紀にロシアで出版された
/ / .:ｨ :/ /ノ :/ | / { :|:. ∧ :!|:. l:. ｀ヽ￣´. ロシア史百科事典「エフロン・ブロックハウス」だが…
/／i :/ ／ ｨ /{ .:!:ハｫ:7 丁｢｢:. }:. | l ! ﾄヽ
/ | ..:!/イ7´丁ミヽﾄ{ /'ｧz=≠トv .ト: | | |
| /| ../|{ fr筰ﾐﾄ ´ ´ﾔぅ刈ｲ: ﾄ.}: :|!| 「年代記でマルファの評価が悪女なのは
∧! !:/ 小.｀辷:ﾘ ｀フ7′/.:ﾚ } ハ. モスクワ大公国の敵意のためで、
/{ｲ:/ハ '_ /´/:. /l: /′. 書かれている内容は事実ではない。」
/ ´ |l j .:.＼ ‘ﾆ’ /: ,.. ノ}//
ハ￣￣￣｀ヽl＞ｭ.. _ イ:イｲﾑハ{ _ノ{_
ﾉ￣￣￣ ‐- ､ ヽ/} |/_j_.ゝ┴‐´三弐 「マルファがリトアニアとの同盟を選んだのは
≦三三三-＿ _ ＼ト／´__.. -=＝―――｀i､ ノヴゴロド的な自由を守るため、
l! ￣｀ヽzzzzf´￣ lト} モスクワ的専制と戦うためだった。」
rﾍ | _ | l| {
ﾉ､__i! fヽ ! | ﾊ |ハ
{ __,､! _| {｜ ! | __ | ! 「それを可能にしたのはマルファの富ではなく、
ヽ ノ{_l! }ﾊ、 ヽハ. ヽ /´'/ lト.､| 彼女の知識、雄弁、洞察力だった。」
ﾄ、 _,l!＿＿＿ {. l＼ ｀ ｰ ＼j { ＿_j-:､:＼
ﾚ| {ﾄ:ヽヽ:｀ヽ._￣｀ |-‐ニ-――-､::ヽ|
_ 上L._ ヽ＼＼ヽ:ト.二、 {´_: -‐ ￣ ｀ﾄ､:ヽ{
／´:.:.:.:.:.:＿｀ヽ }/ ＞｀-/７く_＞ 、 ｀ ー‐- ､ ! ヽ:}
⌒ヽ- ´{ ｀ヽ:＼{:.:,.孑{zトミ:.:｀ヽミヽ、 ├‐ ´
＼ ﾉ７ｧﾆj彳_/:{｀ヽ〉_/｀j┬ ＼ j
￣ /:ﾘ: : : : /:.:.|￣ ￣｀ Lト､ ト､ /
／:／ : : : / : :j : : : : : : : | : : ￣:} ｀ ー‐'
.
- 246 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 23:33:47 ID:R1Vu2UwM0
- これ、カラムジンの作家としての能力が素晴らしいってことか
いったいどんな面白い話なんだろう
- 247 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:34:32 ID:DGRzYBeY0
-
――― しかしソ連時代になると、マルファの評価は変わってくる。
, -―- ､
, イ ｀ヽ､
／ ､ ヽ
/ ｉ 〉 ヽ ん〜〜〜〜〜と…
.ﾊ .! , l .ハ i／ﾍ ﾊ
! ! / /l l l , ／イlヽ', .l
! ! ｆ /‐ﾚ―-l l、 !L_ ヽ .l 予想だけど、さらにすっごく英雄視されたのカナ？
! ﾊ l/ ,.ｚｔォトヽlヽ l _ﾘ_｀`ﾄ .ｲl
l ,ﾍ.ｌ ヽ弋り ｲ心 ', ｲｊ
.! .ｌ ﾌｖ .:::::::. ゞ'ｲ.'ｒﾚﾘ
! ヽ=.､ ' .::::./ﾉ/ だってほら君主の専制に抵抗したんだし。
l ::;::＼ r‐ ､ /´/
! ::l:::::::::i ､ _ イ::.ﾚ
l ::!:::::/丶､｀ﾆﾉ､::::::!:::: l
.!_ :」イ 木 /7.┴‐-! ､. ,、
,-､ニ´‐､´.ﾍ ﾉ llV./ ￣丁~~ﾊ //
l ヽ ヽ ﾍ／ l/ム､ ' / l _//
.! ヽ ヽ. / ‐ｆ ., / ､l ィ7-ヽ
l｀ ヽ, ヽ_ / ｀_) l V v .ｆ 'l‐ l
l l ='-ァｦ /‐' ＝=.} .l-! '｀´/
! ! ...::／ ﾊ ／::::::::::l::::ﾘ .ハ! /
l .ヽ／ ヽ.ｲl::ll:::::::::/::/ / ヽ ./ .l
! ／ヽ >'::llo::::::l:::::l /ヽ ヽ、ﾉ
|┃三 , -.―――--.､
|┃三 ,ｲ,,i､ﾘ,,リ,,ﾉﾉ,,;;;;;;;;ヽ
|┃ .i;}' "ﾐ;;;;:} 話は聞かせてもらった、
|┃ |} ,,..､_､ , _,,,..､ |;;;:|
|┃ ≡ |} ,_tｭ,〈 ﾋ''tｭ_ i;;;;|
|┃ | ｰ' | ｀ - ﾄ'{ マルファを評価する反動分子は
|┃ .｢| ｲ_i _ >､ }〉}
|┃三 ｀{| _;;iill|||;|||llii;;,>､ .!-' シベリアで木の数を数える仕事をしてもらおう。
|┃ | ＝'" | ！
|┃ iﾞ ､_ ﾞ,,, ,, ' {
|┃ 丿＼ ￣￣ _,,-"ヽ
|┃ ≡'"~ヽ ＼､_;;,..-" ＿ ,i`ー-
|┃ ヽ､oヽ/ ＼ /o/ | ガラッ
.
- 248 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:35:36 ID:DGRzYBeY0
-
_,xzfゞ仆f川爻ﾐ从ﾉｿyﾐゞ､,,､
ィ毛ｷﾊ川ゞj入ﾍﾍ从ﾉﾉ彡爻彡ﾉﾊ､
/爻ゞ!ﾍﾐゞﾍﾍfj从ﾒ州〈火ﾉｿ爻ミ彡yゞ､
. /ミミゞ,从爻乂从从乂爻ﾉﾉｨﾘ彡ｨ彡tﾉ彡'､
lミミﾐ" ﾞﾞ""゛ﾞ""ﾞ""ﾞﾞﾞﾞ"ﾞ"'彡彡彡ヾ! マルファはロシアの中央集権政策に逆らった
lミﾐ;ﾞ ;爻彳三ゞ!
lミ;" ミ爻三三! 地方の反動貴族のリーダーだった。
lミ; 爻ミミ爻!
lミ ｲ≧＝=x,,ﾞ' ' ',､x=≠≦ヾ､ 'ﾐミミ彡|
V ゞｲr::;ﾃ=､,` '' ::ｨr:::;ﾃ=､,, _, ﾞ;:ﾐミミﾐ|
ﾊi ';, ''ー=''" :: :: :::.',｀￣´｀ヾ=. ﾞ;;ミミｿ マルファはロシアへの統合を望むノヴゴロド市民を抑圧し
. {{.| :: :: ゞY`ぃ
. {{ ! / ヽ , ヽ.! 敵国リトアニアへ加担というロシアへの裏切りを働いた
{{ ' ／ ''` ｰ ''''ﾉ＼ ::ゝｿ,
. } .| , '从从从从从从从ヽ :. // 反国家的な封建貴族だった。
. ゝi 从从从从从从从从;､ , ノ
', ノﾉ从ｿ''"-‐'' `ｰ-ヾ从从ゞ ,'ｰ
::.:.:.:.:.:.:. 百科事典はそう書き換えておけ。
λ !
人 ヽ,.. .... i
／//＼ ー'' : : ::::.. . . . ハ
.
- 249 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:36:24 ID:DGRzYBeY0
-
/ ＼ ＼
.′ l j }＼ ヽ
| { ﾄ /ヽ. ヽ !ﾍ
| | .:| ｌ l ヽ ＼ /ﾊ ＼' l i
| | .:| | l 丶. ＼ ／ｲｉ_L.-‐ヽ | |
| .:ﾍ .:|_ l L斗七＼ ヽ } ﾘ } |/.} この鋼鉄のオッサンが
| .:八 .:l/八j ＼l .,' ｨｸｾう∧ ′|
. | /´ﾍ .:l ｨfﾔﾟ心 }/ 弋rｼﾟ′!/ i ナニを言ってるのかよく分からないんダナ。
| { 7( ヽ :ｌ く Ｖrぅﾂ ､､､､l /
| 人〈_. ＼l ¨´､､､ , j
. | ＞ミ､ u ′
| .:l.:.:.:l.:.ｩへ r ｱ ／.:.|
| .:l.:.:.:l:/ヽﾉ ＞ ィ:.:.:|.:.:.|
| .:l.:.:./::.::.＼_ j｀ﾍ｀≧ー‐z--､
| .:／V ::.::.::.:..｀￣八＼::o＼-､＿_ヽ ＼
| ＞'´ ヽ o l::::}}ﾉ丶 oヽ i ｀i ヽ
_ /く __／ ＼ ｏ j- }{ ￣ ｌ } |
/ ＼ヽｘ‐' ヽ ＼ ′ }{ ｏ l 弋 |
/ ＼ ＼/. }! .........'..:..:..＼ |
| ヽ 丶. ......:..:..:..:..乂..:..:..:..:..:..ﾟ,..:..:..:..ヽ.|
| '. .........:..:..:..:..:..:..:..:..:..:...ヽ..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:∨
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／
〃 / |
| ｜
/ | l| | ｜ |
大丈夫よ、 / | | /| |l∧ | | ｜
′ | |l / l| ﾘ | | 小. l|
| | ｌ| /| 八| | /N∧l|｜ ｜
私もちょっとよく分からないから… |l｜| ｜ ﾅ卞|ア^｜ / l| フ丈广∨
八|人 |ｌ |,斗岑トﾐ / | ,斗岑トﾐ
/＼八 N Vrツ Vrツ ﾉ'
′ ⌒∧
ｉ l| l∧ , 〝″
｜ /| | 分､ ／
八/ l|｜ l| l＞ ｀ .. イ|｜ /
人|＼从／^Ｖ} ≧r＜ {／|ル
,ノ } |l ≫ｘ
イ } ｌ| 〕iト
__.. ィi〔 ／公＼
i{ ＼、 ／<{.........}ｰ=≦´
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- 250 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:37:05 ID:DGRzYBeY0
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…― ‐ ＜::::::::::::'{
ミ≧..＜ ﾐ ::}
}:::.｀ヽ::::::::＞／ ヽ
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/ 八{::::::::/ .: //|: /'|:| ∨ .: |:|
/ ∨::/. .:/ //' |/ |:ｌ ∧N } .: | もっとも後にスターリン批判が巻き起こると
/ ∨ / / .: 厶斗z ﾉ' 竏|从八
/ .: .:/.:/ / |: .://´ xｆ岑 ﾘ'|ｌｊ∧
// . .:/ /イ.:/ :ｌ釗 .:// 〃r)::} ‘ｰﾍ.∧ このマルファへの評価も却下されるの。
// / .:/ }/ 人| |:ｆ'′ ゝ ㌧ }i :}
ｰ=彡′/ .:/ .: .: . .:.} .:|:| 八
. i .: .:/ . .:／ .:∧| 八|,. ´ //ノ
. |:|{ 〃.: イ/ .:/.:从 .:乂 ＞ .. / '′
. |八{'¨ / .:人/イ＞'’.: ＼ ｱ¨て￣ 現在の評価はまぁ…
/ ＞ ≦ ミ. 个: ../ｿ
〃ｰ‐ .. ｀ヽ. .:/《. ｀ヽ 事実を客観的に書いてるって感じらしいわ。
/ . .: 丶 ∧ :厶.ぐ /.:i
/ .: .:} ∧/{....ﾉ}/ :|
..:}!:. :. :.爪......＼:|
／ .. .:. .: .;.: .: .:.≧ミ.ヽ
. ／ .:.｀ヽ:.:.. ..:./ ／.: .:.ﾉ.}八
／ .. ..:./ 人.:. ⌒ヽ／／V
. ／ :. .. ..:.＞.: .. ／／.:／／.:.:.:.:}
. ／ .: .:{:. .,:＞≦廴 _＿ ／／.:／／.:/.:.:.:.:八
／ ..:..: .: ..:.:／ /.:.:.:.:.:.ー‐…彡.:.:｛／/.::∧.:／
.
- 251 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:37:43 ID:DGRzYBeY0
-
トｘ
|///≧ｘ
|///////≧x､ ＿ ＿__ ＿__
|///////,／ ｀ヽ、 ｀ . ｘ≦////}
∨///,／ ´ ￣＼////,'|
∨／ ヾ'///
/'Y ／ / V/
／ / 八 / / } ‘， というわけで今日はここまでです。
/ / 厶 .′ ／ ） /ｉ ハ i
, ／ / /＾Yi ／ ／ | , | | ‘.{ i
___ ／ / / /,／ ／/j メ､ ! | | 八{ i| |
. ／f⌒ヽ、 / 'しく／ ／ ′Ⅳ ＼ﾄ､ ､ {／ jﾊ i| i i|
／ 、 У ー- ､ / | | ___ { ＼ / }斗‐‐i|{ 八 もしもノヴゴロドに旅行したら、
/ ＼／ { iﾄ､{ '⌒ヾ、 ｘ=ミx. 八 /
. / ＼ ､＿＿ ＼ｉ| ヽ ,,,,, ん::} j} / ／ マルファ像を探してみて下さいな。
. ∧ ｀¨¨¨７´ ⌒＼_,ハ 、 ﾋン ,_厶イ ‘.
/ ＼ ／i ! i { . ＿__ ,,,, / j八 |
. / ` ＿___／八{＼ﾄ､{ハ ｉ }人 { У ｲ /| iヽ !
/ , ＿__ ＼{ ハ i_＞ ゝ x=＝=く ﾉ}／ }ノ ）′
. / ／ __r‐＜ ヽ ｀ ､__} ー ≧=‐{/////ハー‐ ､ そして…次回も番外編、
/ 厶‐ ´ ＼ ｉ | | ∨////,ﾘ ＼
.′ / ＼i | | ﾄ､ 丈/厶-=ミ /Y もう一人のロシア史ヒロイン…
／ | 、 ／V^ヽr‐‐/ // / ∨ 八i
{ ー=彡 ﾄ､ ＼_／ ＼(:::::ヘ 〈_// / ﾊ /
ー―‐-=ニ ＿ ﾉ ヽ ^ヽ::::::＼{_/ /∧ | キエフ大公妃オリガの話です。
￣ ー―-=ミ/ xｭ､ ＼::::::‘.し///∧ ┴=ミ
___ ヽ ／///,≧ｘ. ‘，:::::‘.∨/,'∧: : : :‘，
x≦//) ‘， ／//////////ヽ ::::::::::::,∨/,'∧: : : ﾊ
／//,／ ヽ.//////////////,ﾊ:::::::::::::::,∨/,∧￣ i
///// ∨/////////////,i:::_人_:::ｉ ∨,/∧ |
///// ∨,'///////////,'|:::｀Y´:::|､__＼//}__人
,//// ∨,'//////////,'| ::::::::::: ﾄ､ }
{///{ }///////////八::::::::::://i丶 |
∨/∧ /////,'////////,'＼:::///| }＼ |
.
- 252 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:38:21 ID:DGRzYBeY0
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次 回 予 告
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/ ヽ ，┏┛┸， ；
/ / ', ，┏┛‘ ’‘ ┓．･
,' / ./ / / i .i i ；】 ┏┛
i i ./i /i/ i .| i .| _i 【¨‘ 用 ,‘】 ；
i. |i-|∨ .| ／i/|/| .i i.i｀‐-‐./::i､ 】 意
∧ |_． _｀ ｬ / ‐- ､i/i/'ミ三./:iﾉ､ヽ ┗┓ を
,' ヽ､|乂i:::::i､ヽ| -t-..._｀ {‐-彡i::':ｉi::i::::i ┏┛ し
,' i ｀ ' ､i:::_:升}.,-i´ iヽ'||::i`' ┥】 な
,' ∧ 〈 ‐-, 「/./ ,'::::i i::i ┗┓ さ
i | i ､＿ , 了/ﾉ'.／ ,':::::| |::i ,，┛. い
i i i. ＼ ￣´ 'i ) イ｀ i::::::i .i::.i ；】． ．╂
i i i /⌒'｀=＝´‐‐‐'､ i::::::i i::::i ┗┓， ┏┸
| | i ,ゝ|､i::::/::::::::i::::::/::i i::::::i ヽ::ヽ 〝┯．， 】
i .i ii:::::ﾉ::i::::ii:::::::::ii:_:-=-､ iゝ､i ヽ::ヽ ， ┏┛┸， ．；
| 入 ii::ゝ:::i:::/-‐:´:::_:::／｀'､ i ｀ iヽi ，┏┛━‘ ’‘ ┓；．･
....‐::::::::ゝi::::::::/::::::::::::／::::::ゝ=:‐:＼ .i､ i ；】 【┏┛
ゝ´::::::::／:::::::::::::/::::ヽ::／::::::::/::::::::ゝ=‐;ヽ .|ヽ i 【¨‘ ,‘】 ；
／::::::::::::/:::::::::::::::::/:::::::::∧:::::::::/:::::／::::::::ii::/ | ヽ .i 】 後 生 お
. i:::::::::::::::/:::::::::::::::::/:::::::::/::::::i:i::/:::::/::::::ii:::::::ii:i i ヽ,' ┗┓. 悔 ま 前
. i:::::::::::::ii::::::::::::::::/;::::::::::i:::::::::::i:ii::::/ヽ:::::ii:::::::ii:i ,' ┏┛ す れ が
∨:::::::::ii::::::::::::::i i::::::::::::i:::::::::::::i:::i::::::::i::::ii::::::ii::i / ┥】. る て こ
ヽ::::::::::､::::::::::::i'::::::::::::::{::::::::::/::::ii:::::::i::::ii::::::ii:::i/ ┗┓ 用 き. の
. i｀‐- _､:::::::::ii::::::::::::/::::::::/:::::::::>,::::i::::ii::::::ii:::i ,，┛. 意 た 世
i:::::::::::i::｀:::‐-::::::::/::::::::/::::::／ i::::i::::ii::::::ii::::i ；】．. を. こ に
i:::::::::::i:::::::::ii::::::::::i:::::::::ii::::∧ /i::::i::::ii::::::ii::::i ┗┨. ね. と
|:::::::::::';:::::::::ii:::::::::i::::::ノ::ｲ .i ./ i::::i::::ii::::::ii::::i ┏┛ を ┏┛
i:::::::::::::ii:::::::::i:::::::::i::´彡::i､ i,' ､:::､:i:::::::ii:::i ┗┰ ,〓･
／'∨::::::::::ii:::::::ii:::::::i::::::::i::ヽ:＼ i::::ii::i::::::ii:::i ┗┓， ┏┸’
`‐i´i::::::::::::ii:::::::ii::::::::ヽ:::::ヽ:::ヽ::ヽ i::::i:::i::::::ヽ:ヽ 〝┯┓， ，〟】‡’
〉､ヽ,:::::::ii::::::::ii:::::::::ヽ:::::::ヽ::::ヽ:ヽ i:::::､::ヽ::::ヽ::', `¨‘┳┷
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
AAで語る中世ロシア史 … 番外編 「 オリガとその一族 」 ※R18指定
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.
- 253 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 23:38:32 ID:R1Vu2UwM0
- 乙
作家の力ってすごい
- 254 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/23(月) 23:38:57 ID:DGRzYBeY0
-
,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i, ､__人_从_人__/し､_人_人＿入_人＿入_从
`､||i |i i l|, ､_）
',||i }i | ;,〃,, _） ではまた次回。
.}.|||| | ! l-'~､ミ ｀) お付き合い有難うございました。＜（＿＿）＞
,＜.}||| il／,‐'liヾ;;ミ ｀)
.{/ﾞ'､}|||/／ .i| };;;ミ '´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒Y⌒W^Y⌒Y⌒
Y,;- ｰ､ .i|,];;彡
iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
ﾞi [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ ＿,,＿＿
ﾞi }~~ ｝ ';;:;li, ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''}￣~フハ,“二ﾞ´ ,;／;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
;;;;;;;;''''/_ / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
''''' ,r'~ `V ヽニニニ二､-'{ 十 ）＿＿;;;;/
- 255 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 23:40:08 ID:NA83kc320
- 乙
Ｒ18Ｇ指定をＲ18指定と書くのは…
- 256 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 23:44:14 ID:ZU/qW5c.0
- 乙
- 257 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 23:44:23 ID:D8waTv9c0
- 乙でした！
- 258 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 23:48:28 ID:ync9Jtpg0
- 乙！
- 259 ：名無しのやる夫だお：2013/09/23(月) 23:55:49 ID:Ms2rnwRI0
- 乙、オリガさんはイコンも美しい
- 260 ：名無しのやる夫だお：2013/09/24(火) 00:12:23 ID:xuamz3.60
- 乙でした。
専制君主でないロシアとか想像できないが、マルファが人気を得たということは、ロシア人も本音は専制君主は嫌だったのだろうか
- 261 ：名無しのやる夫だお：2013/09/24(火) 00:19:24 ID:eytLRwbg0
- 乙でした
まあエカテリーナ二世があの時代評価できなかったというのは色々な意味でやはりという感じですね
- 262 ：名無しのやる夫だお：2013/09/24(火) 06:30:20 ID:T0CffoSs0
- >>210
1971年は、正しくは1471年？
- 263 ：名無しのやる夫だお：2013/09/24(火) 11:04:26 ID:f7rkDmaY0
- 乙
人物評価の変転が、中国とおんなじこと辿ってるなあ
- 264 ：名無しのやる夫だお：2013/09/24(火) 11:23:58 ID:Lda4oFC60
- おつおつ
- 265 ：名無しのやる夫だお：2013/09/24(火) 13:37:43 ID:r3Iqmf4g0
- フランス革命以前は、民主政治で大きな国を運営するのは無理だったからなあ
ロシアの場合、広大な領土に日本より２千万多いだけの人口の町や村が点在している状態
- 266 ：名無しのやる夫だお：2013/09/24(火) 14:16:25 ID:2jzvYBWE0
- 乙でした〜。
話には聞いていたが、銀英伝のフェザーンに近いものがあるな。
- 267 ：名無しのやる夫だお：2013/09/24(火) 19:18:00 ID:I913vvVA0
- 乙乙！ 貴族共和制の女傑ってことだけど、やっぱちょっと地味やね
- 268 ：名無しのやる夫だお：2013/09/25(水) 18:26:05 ID:xKUn8ifs0
- 乙でしたー
艦これネタ多かったけど、投下がなかったのはハマったからかなと邪推ｗ
- 269 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 17:39:03 ID:cgFyoiW.0
- 18：00から短いけど小ネタ投下します（・ｗ・
- 270 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 17:47:58 ID:cgFyoiW.0
- ちょっぴり急用できたので19：00だお（・ｗ・
- 271 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 18:26:49 ID:wNDEo4ws0
- 把握
- 272 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 18:26:51 ID:FZGI3kd20
- 小ネタ…?
なんだろう。
- 273 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 18:31:04 ID:wNDEo4ws0
- >>252で予告されてるよ。
R-18だよ！楽しみだね♡
- 274 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 18:47:47 ID:jGJKClDg0
- わっふるわっふる
- 275 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:00:38 ID:cgFyoiW.0
-
r≠＝=ミ . -―…―‐- . ｘ≦///}
|///////≧x ´ _x≦////////|
∨/////／ ⌒ヽ ＼//////////
∨//// ! ＼ ヾ'////,'//
ヾ'// | |{ i ‘， ∨////
У / ,ハ 八 | ‘， ∨// ‘，
／ ' / ∨ i ﾄ､ ' ｀´ ‘， せっかくノヴゴロドについて書いたので
|i / / ＼{ ､ ＿_| ＼ i
ノイ 斗‐ /¬ ＼ヽ}ノ ｀ Ⅵ ‘， この都市の話を補足で書きます。
|{ i | j厶=ミ 斗=ミx ﾄ､ 、 ＼
. 八 | } 《 f::心 ｆﾟ:::心》 ヽ |{ ヽ
. ＼ハ ﾊ 弋:ソ 弋:::ソ / } 八 ‘，
Ⅵ ,,,,, ,,,,,, /:), ／ i i
i . ｀ ,＿厶イ |{ ハ |
|{ 人 マフ ／ i i| 八/ }ノ
八 } ＞ イ ／ ヽ iﾄ､ i ､/ ＼
)ハ i ハ ≧=＜ ／ ＼{ ＼{⌒＼
}ノ/ ヽ ／ | ｢ ｀７ ー=ミ
, - '7 i| | / / ‘，
/ / ﾘ | ／ / ‘，
.
- 276 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:01:14 ID:cgFyoiW.0
-
＿＿__ , ---、
/ :::::::::＼＿＿／＿::::::｝
|::::::::::／⌒: : : : : :: : : : ⌒＼ この都市は単にロシアで最古の都市というだけでなく
|:::::〃: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
∨/:.:.:.:.:.:.:/:.:.{:.:.:.: !:j:.＼:.:ヽ:.:.:.'､ ドイツのハンザ商人たちとの交易の窓口だったの。
ﾚ:.:.:.:.{:.:._{_:.ハ:.:.:.:}ハ:._}_:.:.|:.:.:.:.:ヽ
/ｲ:.:.:.:.:.:´∧{_ハ:.:.ﾊ:./}∧ヽ!:.:.:.:.j.:｝
∠;ﾊ :.:.:.:.∨ｨfひ 乂∨ｲひ∨:.:.:./}/
/:.:.:＼:._:_代:::ｿ 弋ｿ厶ィく 地図では内陸に見えるけど、河川でバルト海に出れるから。
{:.:ｍ‐n八｀ .:::: ' .::::.}:.:.n-ｍ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／~~~~~~~~~~ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｣
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ""~＼:::::::::::::::::::::::::::／￣
:::::::::::::::::::::::::::／ ｽｶﾝｼﾞﾅﾋﾞｱ半島 ヽ::::::::::::::::／
::::::::::::::::::::／ ／−ヽ ∧＿＿/:::::::／~
:::i~~~~~~ ＿/:::::／ ）:::白:::く~~~
::i ／:::::::／ (:::::海::::ヽ
| スウェーデン ~~￣
______/|. ⊥::::::::/ ∧,
:::::::::::| __|:::::::＼＿＿＿ /＼ ※ 河川でラドガ湖 → バルト海に出れる
〜＾|::| √::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ←|:::::::| ﾗﾄﾞｶﾞ湖
. /~::::| /:::::::::::::::::::::|￣￣￣~ ↑~
３::::::|__i--/:::::::::::::／Y::::| ◎ ノヴゴロド
::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
￣ヽ---ー‐i::::::::/
~~~
.
- 277 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:01:52 ID:cgFyoiW.0
-
,.ィ升
ﾄ､ ,.ィ升三ﾐ|
|{{心、 ,， ´￣ /三三三ﾆ|
|三三＞´‐ ´￣｀寸三三∧
∨// : i :. 寸三/ ‘，
∨′ j{ | } ｉ | 寸{ ,
ﾘ .′ ﾊ !ハ‐-:! ､ ∨ :
/ | //} 乂 jﾉヽ{ヽ i:. :. ヽ
「他国との交易の窓口だった都市」 / :|{ j/ '"斧ﾐｘjﾉi !| :. 丶
ノイ 八心. 弋:う″| 八{ ｉ |{ ト ゝ
…と言われて、どんなイメージが浮かぶ？ |{ﾄ､ !iゞ' , ／ ﾉ |: 八{
八{ヽ八 ｀ 厶イ ７´ /j/ ）
/: 丶｀ ..:: i{j/ j／/
ｉ{ ! ハ ≧=≦,i_,， ´ ヽ__
八ﾄ､{ ヽト ／|i| ／ ｀ヽ
ヽ ,. イ ﾉi| / :.
f三≧＝＝=ｭ､ / :レf:::::7f/ i
|三三三三三,心、 , : ,::7´ , .: |
|三三三三三三,心、 i :.i /::i / / |
/ | ｝〉 ﾟ｡
∧ /′ ﾟ
| / { ＼
| 厶-‐-丶／ {-‐- ヽ | 他国の交易商人が来るんだから、
. | ´ /｝丿 ＼ {ハ｛ ﾟ｡｀ |
. ！. / .二、 ＼｛ .二、 ｝ ｉ | オープンで賑やかで異国情緒ある感じダナ。
｛∨ 〃⌒＾ ^⌒ヾ ｝ノ}
圦(∧ , ん'
｝ ｰ-. .__／ ′ そこに行けば外国人が大勢いて、
｝ ｉ 人 V ラ 人 ｛
｝ | 个. . . イ. . ｛ . 彼らの建物やお店が並んでるような。
｝ | . .| . r |≧=‐=≦|.. .|. . . ｛
｝ | . .|. ﾉ⌒＼___／⌒ .! . . ｛
｝ | . .／.......o../.||..｝o.......＼. ｛
___ .斗‐=ﾆ.］.........o.../.. ||..｝....o.........〕ｉト｛
／.....{L.... -┘＼_.o/ ... ﾘ∧..o....... 人 ┐_
./...................................................｛{......｀¨¨¨´......... ｰ- .｣⌒＼
.
- 278 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:02:30 ID:cgFyoiW.0
-
-―…‥─- ／////////}
＿＿＿＿＿／＿＿ ─-ミ ///////
|/////////////／⌒￣￣｀ヽ ＼////'
V /////////／ ∨//
∨//////〃 ､ ∨
∨///// .: .:: / ハ ＼ ‘
i::∨/// .:: .:: / / , / ; , ',
ｉ::::::}／ ／ .:: / / // :| | :，
i:::／ ／/ / ::: / ..: ' // _j＿ ｜ i
／ ／:::/ / :::: ..::／斗─ // _|_ /ﾞﾘ 八 …ところが実際のノヴゴロドはね、
⌒7¨´.:::::/ /| :|:: i／j／ﾉ|＿// 7⌒ﾒ / ﾉ!｀ヽ
/ .:::::ノイ:::| :|:: | ,≠"i⌒ヽ i:ﾉ! ﾉﾉ´ ／ノ 交易都市とは思えないほど閉鎖的だったの。
〃 ::::::::::::|::::| :| | 〃 _ﾉ:j :ソ i .イ
l :::: :::::::| 八 :|ﾍ{ 乂::ソ :::::: | .:八
|ｉ ::| ::::::|人 ＼ {__ ::::::::: ｀ 八jハ!
|ｉ | :::::::::ｉ￣＼iｲ` , ， ／ .::ﾉ まるで鎖国でもしてるかのようにね。
. 八 八 :::::::::|＼/: : ＼ ＞ . ,. イ ／
. ＼ ＼{＼::|／＼: : : :＼ / ＞-< )ノ}／ ｀:,
／: : : : : ＼: : : :＼＼: /＜〉 i
〃: : : : ＼: : : }＿__, / 廴__::＼ /: : {
{: : : : : : : : : : : |::::| { ＼:＼ i
, : : : : : : : : : : |::::|0:} ノ｀＼} :,
i : : : : : : : : : :i::::∨＿ -‐ ‘， ′
i : : : : : : : : i:::::∨ } i
.
- 279 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:03:12 ID:cgFyoiW.0
-
-‐━‐-
___ ´ ∠ハ
ﾏﾆﾆ=- /ﾆﾆニ ＼
＼ﾆﾆﾆ｝ L二二｣
｀7＾′ ｝ バルト海からやってくるドイツ商人たちは
｛ 〈∨
市内の特別な居留地に住んでいたんだけど、
〉 i
′ ｛ | |
｛ ｛ 人 ｝ / 人
人/＼|ハ ／-‐ ＼/｝／＾〈／ そこまはるで不浄の地のように壁で遮断され、
丿 ｀丶
／ ＼ 市民から隔絶されていたわ。
/| ⌒丶 / ハ
. |／ ＼_/ /
| !
| V | ｲ !
| V≧=‐--‐=≦=| |
| ｝ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二| |
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
＼、 ,.／
/l .＿ ,ｒ// ∧ ∧ ヽ`､､＿ .lヽ
./,ﾍ＼ .≦ﾐ ﾟ｀ﾆゝ ,|' ..┌――――――― ─┐ ﾞ|、 z'ﾆ´ﾟ ｼ≧ ／,ﾍ`､
//ヽ＼ヽ、 〉 i｀`' ,|' .| |￣￣￣ﾞﾞ!ﾞ|!ﾞ| ￣￣￣| | .ﾞ|、 ''"i 〈 ,r'／ ヽ＼
.// //ヽ＼,r' .ヽ、 ,|' | | .| |l | .| |. ﾞ|、 ,r' ＼／ヽ＼ ヽ`､
// .,'/ .,- / '＼二ﾆ､〕 | | | |l | | | 〔,,ﾆ二／ ヽ.-､ ヽ＼ ヽ＼
. // ,.'/_,r',r' i' ,|' .| | | |l | | | ﾞ|、 ﾞi ヽ ヽ_ヽ＼ヽ`､
/ ,-v''" i' ´￣`i .,|' .| | | |l |_ .| | ﾞ|、 .r'￣｀ `i ｀`v-､ | |
|/ ヽ＿,ri´ ﾉ .,{' | | .｢ .|l | .| |. ﾞ|、 ﾞ､ .｀iヽ､__ノ ヽ|
,l ./ ,|' .| | |.[!|l.[!| | | ﾞ|、 ヽ l、
./ / ,|' .| | .|_. |l ._| .| | ﾞ|、 `、ヽ
〈 ヽ、 .,|' .| | .| |l | .| | .ﾞ|、 ,r'' 〉
/￣￣￣￣￣￣|`i | |. ▲＿∧ .| | i"|￣￣￣￣￣￣ヽ
/ | .| .| | .（ ） | | | .| ヽ
/ .| .| .| | ⊂ ⊃ | | | .| ヽ
.
- 280 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:03:51 ID:cgFyoiW.0
-
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| ロシア人とドイツ商人との商取引は、
| 決められた商館での物々交換のみ。
|
| ＿＿＿＿＿＿ | 信用取引は厳しく罰せられたわ。
| ／＿＿＿_＿__／| 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
| ＿＿＿＿＿＿ .||￣|￣l:￣l:￣|| |
／ ／|| ||￣|￣l:￣l:￣|| |
. ／ . ／ ／|| ||￣|￣l:￣l:￣|| |
／ ／ ／ l__,|| ＿||￣|￣l:￣l:￣||.∧＿∧＿＿＿＿
／ ／ ／ |ｰ''／|| ||二二二二二 （´∀｀ ）
／ ／. ／ |ー'／___,|| _と と_ヽ__
. ／ . ／. ／|lー ／|二／||＿＿＿＿＿__ ／ ／三／ ／|＿ ／
／ . ／. ／／l|l／'ー'／l＿||＿＿＿＿__／.|￣￣￣￣￣|.／ ／| ／
. ／ . ／. ／三,,／||__）／ｌ'‐''／|| ／ |＿＿＿＿＿||￣|／ ／
／ . ／. ／＿l.／____|l／lー'／┐,|| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣／
￣￣￣￣￣|l／:） ／,,,| ／||ー'／:|ー／.| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣／
||ー'／／l,／＿_||／:）‐'／ ／ ∧∧ ／
||／三 ／□ .／||ー'／ ／ ( ,,ﾟД) .|￣￣￣￣
||: ／__l .／＿_||／ ／ 〉 ,つ .|
||／l .／,_,,）／ |／. 〜 ﾉ |
||ー'／l .／ ／ `し' |
||／lー'／ ／ |
||ー'／ ／ |
||／ ／ |
＿＿＿＿＿||／ |
.
- 281 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:04:45 ID:cgFyoiW.0
-
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｜ ドイツ人が市内に出て
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | ノヴゴロド市民と取引するのも禁止。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | 商館でも取引できるのは昼間のみで、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | 夜になったら商館の扉は閉ざされるの。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| k:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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l l l ､,､_;::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ:、 _|!_ ,ﾞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: .! !ゞ爻之;::::::::;;;:::::::::::::::::::ﾞ::. .,.,|!,., .: "::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
! :ｌ ｌ「" l＾゛｀／＿ヽ､::::::::::::::::::::::|!:::::::::::::::::::::::::::::::::t::::::::::::::::::::::ヽく vノ::::j,ｨ:::::::::::Vﾊ /::::::::::::::
j !: !ｌ l＠ | ﾛ ﾛ ﾛ l::::::::::::::::::::::|!:::::::::::::∨:::j:::::::::∧::::ゞ＞ヽ`く:::::Y ／,::::Y::ッ:::::jY^ r:::::::::::::
:l ! l.l l了 |_H_l｣ ｣∠ｰ ､::::::::::::|!:::::::べ〈::/イ:::::::ﾊﾊ:::::::::::⌒`ヾ､V/ /::::ﾉく:::::::〈〈 ﾚ' ∠:::::
!l ! ! ! | |' ´ 三二 ニ`ヽ､`‐ ､ |!:::::YハYレj::::::::|叮|:::::::::::::::::::::::::〉Lノ∠ﾆｰ＜::::ﾊY::::/ ::::::::
j ! l: .{ ヽ∠ア ニ ニ エ ニ `‐ ､ﾊ -ﾑ__ ヾ〈 ￣￣∧ n韭＿＿,ﾉr 匕＿n ＼ く::::j ﾚ'⌒::::::::
:l l ヽ,:ゝﾍ､_二 二 エ 二 エ 二 |_!ｰ-､_ ￣｀ ｰ- ､/ ／ {ﾚ/'´ /＼ ヽＹ /:::::::::::::::::
,:ゝ'' ∠,." −┴-┬−−-┬ − ‐−=ﾆ ュ､__ ￣｀¨ ''¬=∠/ / ＼| |::::::::::::::::::::
＜ ─┬ｚュ─ ┬ −┴─ ┬−┴∠＿二_¬ -､＿ ￣｀¨ ー-ニ⊥L＿:::::::::::::
_,.r-‐''｀-┬ − ┬‐ ┴ − ┬−┴-=ニ=r‐┴ -'¬ｚ＿ ￣¨''─- ､＿
.
- 282 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:05:20 ID:cgFyoiW.0
-
，-＝v
，＜ニニニ∧
イﾆﾆﾆ二:´―-ﾌ∧ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
イﾆﾆニ二二二二＞≦三三三フ | しかも夜は厳重警戒よ。
／ニニニニニニニ≦ヨ=七てﾍ￣ . |
／ニニニﾆ二二＞≦. /v. ﾊ . | 夜警の見回りに加えて猛犬も放されて
∨ニ二二＞v ,ｨ'´ V. | | 外部からの侵入者を警戒したの。
∨二二ﾍﾒﾔ| ／/ ﾆ､∨ |l 小 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
∨ ’ ゞム {. ,不, ` Ⅵ乂|'.}
{. ノ ゞツ ﾉ |
入 ,ｨ’ / l
,ｨﾁ7 /ゝ．. ‐' ﾊ
/ ／,ｲ/ﾐ{ﾒx｀ー―― ' .,,_ _,,=-､
/ ／'イ,ｨ⌒｀ﾍﾐｴﾁ从' '､ ￣_ _.,! __ .r-,. ＿ r −､
/／. ｲ ﾍ ﾄ'､ ｀ _/ _!」 .└ ､( `┐ .,,=! └, !､ .ヽ ヽ 丿
ｲ ﾍ '.ﾍ .（. ┌-'( ヽ~ ,.-┐ `┐ .r' r.､''" r' .／
ｲ ﾍ '.| ゛,ﾌ .,. | ｀j .｀" .,/ .r'" ヽ | .l '､ヽ、
ｨイl} ｲ ／ |:::':;､ ,,-.' , 〈.| | i' .__i'" .（ .､i .{,＿ノ ヽ ヽ ＼
/'//,/. ｲ ／ |:::::::':;}, ､_ﾆ-一''~ ヽ | ＼＿`i 丶,,,,､ } ヽ_丿
. /'//,/イ ｲ ／. ﾙ::::::::l:ﾙ ヽ__,/ ~''''''''''''″
////,／ ,イ .／｜ ＿,xzﾄ:::::::::/
. // / / ,ィ’ .／/ |￣￣￣ .｢
. // / / ／ ／ ,ｲ { .' ※ どう見ても獰猛なイヌ
/////| ／ .イ 「 ノ :
.. ｛//// ｲ イ .｜／ ,
. ∨/,ｲ ｨ' ＞’ ;
ｲ ｨ込ｪ,＿ ＞ ’
| |｀ｰ¨‐'イ /
| ;'=≦/ /
| |ﾐx､∨il ｲ
. ﾍ ｰひﾞ'ミyx､_ ,: ,｡: ' ´
. ｀ｰ'ﾟ | `ﾞ'ミ≧x､,＿_.|,ｨﾁ'’ |
l ｀¨¨¨'}´ {
. } ;' .}
l. :' |
.
- 283 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 19:05:58 ID:wNDEo4ws0
- よくそんな状態で、商売できたな…
- 284 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:06:15 ID:cgFyoiW.0
-
ハ
//∧
_////ﾊ
,，‐ ´ ´￣｀ヾ、__
／ /⌒ ＜⌒
.ｘ≦７7777 ′ i ＼ ヽ ハンザ商人たちはノヴゴロド以外にもロンドンやブリュージュ、
｀ヾ////,′ / __/}ﾊ }ハ }
. ｉ｀ヾ'/ ﾊ／ /ノ j厶ｲﾉ ベルゲンにも重要な海外商館を持っていたんだけど、
}| ノ { ヽx斧 ゞ__､
八 ヽ 弋:ﾘ | ',
. ノｲ ヽ _ ヽ ''' ｭ 八{
. |{ i ＼ﾄ､ ｀＜⌒ __/ ノヴゴロドほど市民との隔絶が際立っている都市はないわ。
. 八 ﾄ､{ハ/≧≠⌒７下.ヽ{
)ﾉ _,ソ ／ ‘.
. ／ ⌒⌒ー ´/ i
{/ / ＿ .′ | 市民と揉めがちなノルウェーのベルゲンでさえ
. ,ィ升三三ﾐx、 i /
.＿__,ィ升三三三三t∧| /i ドイツ商人の多く住む場所は市民から遮断されなかったから。
三三三ミ寸三三三三}} !
ゞ:;ヾｿゞ＿＿＿＿| ヾヽ::ヾｿ;;;:;ヾ ゞゞ:;::;;;;ゞゞ:;ゞ ;;;;;ヾヾヾゞ:;
＿;;;ヾゞ/ ;;;;;;;;| |[][]| |[][ゞ:;ヾｿ ゞ:; :;ヾ ゞゞ:; ゞゞ:; ::: ;;;;;
| ヾ;ヾ/ ;| |[][]| |[][]|ゞ:;ヾ ゞゞ:;ヾ ｿゞ :::ゞ:;ヾ ゞ
|__:::ヾ;''＝＝＝＝＝|＿＿＿＿＿＿ヾゞ:;ヾ :::ｿゞ :ゞゞ:;;:;ヾ ゞ ゞ:;ヾ ゞゞ:;
ｴｴｴｴヾゞ;. ＿,＿_.___.| |＼ ＿ ＿ ＿ ゞヾヽ :;ヾ ゞゞ: ;:::ゞ:;ヾ ゞ ゞ:;
); ,(;;| |≡| |≡| |iiiii|￣|iiiii||iiiii|iiiii| |ヾ;;; ;;ゞゞ:;ヾｿ ゞゞ :;ヾ ｿ/ゞゞ:;
＿＿ヾ| |≡|,,_.._|≡| |iiiii| |iiiii||iiiii|iiiii| ||≡| |≡||:;ヾ ゞゞ:; |li/ ゞゞ:;
|≡≡|;;;| |≡|γ,,|≡| |iiiii| |iiiii||iiiii|iiiii| ||≡| |≡|| ゞゞ:;ヾｿ:;ヾ ゞゞ:;ゞゞ:;
|≡≡|;;;ll,|≡|iﾆi;;|≡| |iiiii|＿|iiiii||iiiii|iiiii| ||≡| |≡||＿＿|__ :;;;ゞゝ:::ヾヽ
iiiiIIIiiiiIIIiiiil '￣￣￣￣| |／ ￣ ￣ ￣ !| ￣ ￣ ￣'||／;;;;;ヽ ヾ;li/:::ゞ:;ヾ ゞ
＿＿_____.| |＿＿＿＿＿＿＿_,|__, Cafe..__||_ ＼ 'li|ヾ:li|
____________| | VINS desutoroi ,| ＝ ＝ ＝ |＼ ／ |li| li|
;naname | , ' ⌒ ヽ | ￣ /￣￣￣￣￣ヽ | ＼／ ヽli//
￣ |／＼l| | ::l | | ~|"~"~"||~"~~''|"'|:|口口| | ／ || | ;il|
￣ |￣￣l| | ::l | | ヾ;;ｿゞ || ヾ;ゞ;;ﾐ|:|口口| || ||;;＼ | ;il|
// | // l| | ::l | | ;;;ヾ || ヾﾉ;;; |:|口口| || || ; ';,＼ | ;il|
// | // l| |;;:: ..／ :| | i| / / || liｲ .|:|口口| || ／; ';";; 'ヽ::;ilヽ
＿_|＿＿l|_,,|;;／ :|_|二二liiiil＿__||_＿liil_i!y||ｌｌｌｌｌｌｌｌ|_,,||／; ';";; ';";; ';）
;" ' ";" ' ";∩＿∩ ∧∧";" ;" ';" ' "; ' ";|ロl_|;" ' ";" ' ";" ';" ' ";, ,/
;" ' ";" .', （ ・∀・）( ﾟ∀ﾟ)" ' ";" ';" ' ";;" ' ";" ' ";" '; ∧ ∧" ' ";" ／
＝＝=＝ （ ∽ ）｜.∽|＝＝=＝＝＝==＝＝＝・━(ーﾟ*,)＝''"
. ｜ ｜ |〜 .| ヽ| |)
（＿_）＿） し`Ｊ | ）〜 ∧＿∧
し`Ｊ （・∀・ ）
（ ）
Ｙ 人
（＿_）__） )）
.
- 285 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:07:20 ID:cgFyoiW.0
-
ﾐ￣:::─-､
{::::::::::::::::::::ヽ￣￣ ─ -､＿ -─::ｧ
ヽ::::::::::::::／´￣ ､ ー､::::::::::::}
´ ',:::::::::::/ ／ ヽ ヽ::::::::'
/ ヽ:::::/ / / } ､ ',:::ﾉ
/ У / / , ｲ ! ヽ V
ﾚ ./ ! / / / | メﾊ ヽ ﾊ 一方のノヴゴロドでは、商人どうしだけでなく
／ ､_ ノ { ﾊﾉjﾉ イ j .} i } ヽ
／ｨ /｀ーｲ { | /ｨぅ卞ﾐ jノ jﾉﾊ ｲ ﾄヽ 市民とも小さな事ですぐトラブルになったわ。
/ ／{ { { { Vjﾉ｀弋り 仞ｧﾉ } }jﾉ
. jノ , ﾊ ヽﾄ､ ゝ :.:.:.:.:.: り {jﾉ ﾊ ,'
ヽハ ト ヽ＞､ ヽ '::人/／ﾘ
jﾉ ヽ ﾊr}!｀ー｀ ´イ}ノ´ ﾊ 厳しい規則で交流を閉ざすのも、
jﾉノ ｀ー､__f≧=-≦j::ハ:: ﾊ }
, '⌒｀ヽ |!!ト､jノjﾉノ } / jﾉ そうしないと喧嘩ばかりになるからよ。
/ , ─‐-ヽ .j!| }ト､ jﾉ
. { / ヽ ヽ_云､ .!! ヽ
! { ＼ﾄﾍ:_::{｀ ! }
|ヽ! ヽ }::| |ハ
| ヽ ＼ |:::ヽ ィ´ヽ }
∩＿＿＿∩
| ノ ヽ _ おいドイツ野郎、塀の建て替え工事で
/ ● ● | ／/ヽ
| ( _●_)＿ ／ / ｜. 前より１ｃｍも柱の位置が外に出っぱっているクマ！
彡､ |∪|r'｀ ｛ 〔￣()
/ ＿＿. ヽノ|.＿＿ ｛ ~~〕
(＿＿＿） Е) ＼＼_/ 今すぐ撤去してやり直せ、
| /|~| ￣
| ／＼ ＼~ 嫌なら訴訟も辞さないクマ！
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿)
|i＿＿∩::::::::::::::::::::::::::::::::::
| ,,.ノ ヽ､,,ヽﾞ￣￣ﾞﾞ`∩::::::::::::::::::::::::::::::::::: まーーーーたドイツ野郎だクマ
| ¬ ¬ |ノ ヽ, ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| (_●_) ﾐ¬ ¬ i'ﾞ￣ﾞﾞﾞ`''､,i::::::∩:::::::::::::::::::::::::: 面倒ばかりおこす連中クマ
| |∪| ﾉ (_●_) ﾐノ ヽ ヾつ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::
| ヽノ ) ヽノ ノ¬ ¬ i| ¬ |゛゛`⌒）::::::::::::::::: ようし、デモ隊で押しかけて抗議してやるクマ
ミヽ＿ ｛ヽ,__ ）´(_●_) ｀,ﾐ_●_) ミ ● |---っ__○:::::::::::
| ヾ / ヽ / ヽノ ,ノ |∪| ﾉ ） ミ工)・|ェ)・）・|ﾟ::::::
.
- 286 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:07:59 ID:cgFyoiW.0
-
.′ ,ハ /ｉ| |＼ i
i : /_{,，-V‐' ! ,′|ゝ‐-=ミ .: |
| i: /Ⅵ 丶 ﾄ､/ :ｉ| ﾘ ヽ｀ヽ i| |
| ! ,′ ≫斧気＼{ ヽ |{y"斧ミｘ､‘， i|‐､ |
:. ヽ ,′f{ fし::i::} ＼ )ﾉ fし:i::} Yﾊ } | ! …なんでここまで仲悪いんダ？
. ‘，Ⅵ.:. ゛ 弋:::ソ 弋::ソ ″∨:} } .
. ヽゞ:. /ソノ ′
ｉ ｀ﾍ /i/i/i/ ′ /i/i/i/ / ´
| ∧ ＿ / i
| 丶 ｛＿ _） ィ | |
| ′ ,＞ ＜ハ| :! |
| / ／: : : :{ ／: :.:.ヽ |_ .:|
r‐r――=≠ ´ |: : : : : :＼ ,，: ´: : : : : : }､ ￣￣￣｀7ー ､
/:.:.ト:=:==＝≠':´| : : : : :O/TTヽO: : : : : :./: ｀: :＝＝≠':/: : : :.
_＿ _ ﾐヽ
ﾐ｀:::､ ,.. ´ ｀´ ｀ト:::ヽ
ﾐ::ヽ:´>´ ､ く::::',ﾊ､
. 人:::/ / .! ､ ヽ ヽj::}ヽ
/ ::7 i { jハ ! ､ ヽ ヽ ､}
相手がカトリックだからよ。 ' ｲ::/ ｲ ﾊ ,ｲ ! } ヽ:::ﾊ ﾊ ヽ
ﾘ{ ::{i /ｊﾉ ｲﾉ -jノヽﾊﾉヽ:} ! ヽ ＼_ _,
ゞｊﾊrぅﾃ ´う卞ァ jﾉ ト-'ﾊー‐´
/ ::ﾄ:代ｿ 弋り' ./ :::jﾉ! ﾊ }
経済での交流はあっても、 . {人_..ゝ ｀ ∠ _イ:::::jハ} ﾉ
jﾉ｀ト ..´｀ _....:::' jノ､_:r=く ´
それが文化の交流や連帯にはならなかったわ。 ヽﾊ::≧r=f> {ｿ:::::,r⌒ヽ
{ 辷}:!ｿ _〈{::::ﾑﾉ }
ｌ {!:::{｀ ´/´:::f'´ ,
ノヴゴロドは何度かハンザ商人と条約を結んでいるけど ! }:::､ヽ／::::::::! ,
l ,'::::::ヽ::::::::::::l ,'
あくまでも経済に限定したものだったの。 !{::::::::::､:::::::::::! ﾑ
!ヽ:::::::::ヽ:::::, ,':::ﾄ､
. ! {:::::::::::::｀:,' ,::::::::::ヽr､
.
- 287 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:08:43 ID:cgFyoiW.0
-
∨////≧ｘ . ´＿ ＿__ ｀ x≦7,/////
∨/////／ ´ ｀ヾ'///////
. ∨//／ ＼////
∨´ ｉ ヾ'/
/ / j{ i| ‘，
. / / ′ ハ 八 i i
. .′ .′ j{ ! i| | ∨ｉ i { } |
. ノイ ! ハ | !| | ハﾄ､{ハ{ ハ !| この文化の断絶が特に表れているのが、
八 i|ﾊ /―Ⅵ八{ ノ ‐＼‐ 七7 ‘. 八
ヽ. | ｘ≠≠ミ ｘ≠≠ミ i / ヽ ノヴゴロドの公式記録と言っていい「ノヴゴロド年代記」ね。
/ ＼{ . 弋うｿ 弋うｿ″,'Ⅳ ‘.
.′ ｉハ / ′ i
ｉ ﾄ､ . '''''''''' ′ '''''''''' .ノ }|
|{ ! 八 人 ｲ 八
八ﾄ､ ヽ ＞ ⌒ イ /! / ノヴゴロドの年代記は他の公国の年代記に比べて
＼ﾄ､ Ⅵ＼ ≧ ≦ ノ}/ | /}ノ
｀ ＼{ | ｀TT´ | ´ },ﾊ/ 世俗的な内容だと言われているんだけど…
,， ´ | | ＼
. イ ﾉ∧ ｀ r 、
r‐= ´ i| イ::⌒Yヽ ＿＿/ ｀ __
| ヽ ／ ∨::::/ ∨// i
| ｉ }⌒{ ｀¨′ / |
| ,′ |::::::| ｉ ′
| V ｘ≦≧x |::::::| x≦≧ｘ. |/ i| ※年代記は主に聖職者（中世ではインテリ層）が執筆
―――――､=ｉ|| | | || ,―――――――――
========､／| .|| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_| || |＼,================
| | ||| | | |.ｌ||ﾞ | .|| |_ ._ ._ ._ ._ ._ ._ ._ ._ ._ ._ ._ ._ｉ| || | ﾞ||ｌ.| | | ||| | | | | | | |
|_|_|||_|_|_|,|||.､ |=|| | || || || || || || || || || || || || || || | ､.|||,|_|_|_|||_|_| | | | | |
三三三三]| ,| .|| |_||_||_||_||_||_||_||_||_||_||_||_||_|| || |, |]三三三三三三三三
| ､.| || | | ｌ||ｉ.ﾞ | .|| |_＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿| || | ﾞ.ｉ||ｌ | | || |.､ |.| | | | | ||
|___|_||_|_|_||| |=|| |.ｰ―――――――――‐| || | |||_|_|_||_|___|.|_|_|_|_| ||
三三三三]| .| .|| | | || | ,|]三三三三三三三三
|.| | | |.､||| '' | .||/ ヽ|| | |||､,| | | |.| | | ||| | |
|.|_|_|＿|__||| |=' ..=| |||__|＿|_|_|.|_|_|_||| |_|
三三三三]|, | .| , |]三三三三三三三三
_| ||.| ||.l || . ,! !、 || l.|| |.|| | | | ||||.| |
_|＿||.|_||」.||,/ ヽ||.「||_|.||＿|_|_|_||||.| |
========'′ ｀'.===============
∩＿∩ .∩＿∩
（,, ‘(ｪ)‘∩ （｀(ｪ)´ ,） ∩＿∩
（⊃|￣| ノ （ｒつ ｀ヽ ＿__γ(,, ・(ｪ)・)、＿
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ l＼ ゝつ⌒l⌒⊂)
／ ＼ |＼＼ ⌒'⌒
.
- 288 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:09:34 ID:cgFyoiW.0
-
...:≦
…― ‐ ＜::::::::::::'{
ミ≧..＜ ﾐ ::}
}:::.｀ヽ::::::::＞／ ヽ
／{::::::::::::::::::／ |: '，
‘::::::::::::〃 釗 .小: | i
/ 八{::::::::/ .: //|: /'|:| ∨ .: |:|
/ ∨::/. .:/ //' |/ |:ｌ ∧N } .: | 西欧カトリック世界での出来事は無視しているの。
/ ∨ / / .: 厶斗z ﾉ' 竏|从八
/ .: .:/.:/ / |: .://´ xｆ岑 ﾘ'|ｌｊ∧
// . .:/ /イ.:/ :ｌ釗 .:// 〃r)::} ‘ｰﾍ.∧ これが正教の世界の出来事だと、
// / .:/ }/ 人| |:ｆ'′ ゝ ㌧ }i :}
ｰ=彡′/ .:/ .: .: . .:.} .:|:| 八 例えば第四回十字軍でコンスタンティノープル占領や
. i .: .:/ . .:／ .:∧| 八|,. ´ //ノ
. |:|{ 〃.: イ/ .:/.:从 .:乂 ＞ .. / '′ ラテン帝国の成立なんかも書かれているのに、
. |八{'¨ / .:人/イ＞'’.: ＼ ｱ¨て￣
/ ＞ ≦ ミ. 个: ../ｿ
〃ｰ‐ .. ｀ヽ. .:/《. ｀ヽ ドイツ騎士団が目と鼻の先のリヴォニアに進出しても
/ . .: 丶 ∧ :厶.ぐ /.:i
/ .: .:} ∧/{....ﾉ}/ :| 触れていないのよ…
..:}!:. :. :.爪......＼:|
／ .. .:. .: .;.: .: .:.≧ミ.ヽ
. ／ .:.｀ヽ:.:.. ..:./ ／.: .:.ﾉ.}八 自分たちの安全や経済にも関わる出来事なのに。
／ .. ..:./ 人.:. ⌒ヽ／／V
. ／ :. .. ..:.＞.: .. ／／.:／／.:.:.:.:}
. ／ .: .:{:. .,:＞≦廴 _＿ ／／.:／／.:/.:.:.:.:八
／ ..:..: .: ..:.:／ /.:.:.:.:.:.ー‐…彡.:.:｛／/.::∧.:／
.
- 289 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 19:10:43 ID:wNDEo4ws0
- なるほど、宗教か…ほんとロクなことしないな…
- 290 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:10:45 ID:cgFyoiW.0
-
V//// / / / ,} ｉ ､l////
/V// , / | / ﾉｉ i V//
. / ／ / { /| │ / ／/ ! ! ∨
. -‐=≠彡/ ﾊ /││ /／ // ｉ ,ﾊ } , そして西欧カトリックが攻めてきたら、
| / /￣'.├- 八 / // j/} ' } ′
| ,′ / 'ト辷|__ | ﾊﾄ､ // ／l/ ｉ│_厶 ', 突然、記録に登場するの。
丿 | { | ハ弋::::^ｱ¬' | ／.／ 7~￣j/| / } |
／ | 八 | `ｰ￣ /ﾍﾌ::¨ｱ^アﾘ } |
／ |′ 、 | ｰ｀¨´ ノ' / / } ﾘ 前触れ無くおこった天災のようにね。
. / ／ l ＼ | { / / / ﾉ /
. ,' / { 丶、 / /／ ／／／
{: / 八 { ﾍ / -‐く／
∨{ { ヽ ､ ', -ｰ - ／ ヽ
. ＼ ヽ 、 |＼ イ ヽ ',
／ ＼＼ | ﾄ､ ` . , イ l ﾄ､ }
-‐ ' ヽ | | ＼／ノ＞ ‐'′丿 ﾉ} | ＼ }
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| 自分しか頭にない偏狭な
|
| ナショナリズムではないわ。 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ. |
| だって正教の世界での出来事なら、
|
| ノヴゴロドと敵対している公国の出来事も
|
| ちゃんと書かれているから。
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
――― (⌒─⌒)
＿＿＿＿＿（ `(,,ｪ)´）
―――==○====○=====X二＞ ――――(⌒─⌒)
＿＿/ （＿_） ＿＿＿＿＿ （ `(,,ｪ)´）
―――（＿_） ―――==○====○=====X二＞
＿＿/ （＿_）
―――（＿_） ―――(⌒─⌒)
(⌒─⌒) ＿＿＿＿（ ・(,,ｪ)・）
( ・(,,ｪ)・） ―――==○====○=====X二＞
＜二X=======と/::::::::::::::]つ ――― (⌒─⌒) ＿＿/ （＿_）
/;;;;;;;;;;;;;i;ゝ ＿＿＿＿＿( ・(,,ｪ)・） ―――（＿_）
（_/ `Ｊ ―――==○====○=====X二＞ ――― (⌒─⌒)
＿＿/ （＿_） ＿＿＿＿＿( ・(,,ｪ)・）
―――（＿_） ―――==○====○=====X二＞
.
- 291 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:11:42 ID:cgFyoiW.0
-
〉// :i ､ ﾄ､ ∨‘，
. ,' У /| :. | :|ヽ .
. . ′ / / . :ｉ i ト､ :. i
ｉ ｉ / / 、 :| | jハ:i＼:. |
よーするに正教の世界でおこった出来事が「世界の歴史」で、 | | -/j/― '"ヽ |ヽ ￣|丈 jﾅ ‐ヽ ‘，:!
| | ,/yfぢ斧ｘ ヽ{ ＼ィ斧ﾐｘ ,‘，| :!
| {‘，| ゛弋:::ｿ ＼ 弋:::ｿ″,´ Ⅵ |
異教徒や異端の世界で起こった事なんか | ヽⅥ:. , ﾉ / !
. | ＼:. ' /-‐' :|
記録するには値しないってコトか。 | i ヽ __ / ｉ |
| | ＞ ｀ イ : |
| | r| ｀ ‐ ´| ! | |
| | ,: :＼_＿_／ :, | | |
| | ／: : :o/|:|:ｉ:o : : ＼__ | |
＿,，-‐=ﾆ二{: : :o:.:./ :|:|:|: : o: : :/､__￣｀ ー- ､
/: :.iゝ‐‐=≠:': :＼: o/: : |:|:ヽ:o: ／: : : : ｀i: ―-f: ‘，
,: : : | : : : : :i: : : : : ｀:´: : :.|:|O ｀:´.: : :.: : : :.| : : : } : : :,
/ : : : / i : : : ｀ 、
/ : : :./ / , ; | i : : : ヽ
,' : : :,' / / /| | | |、 : :| : : :i
i : : / /i . /! / ! .,'| | lﾊ : | : : :|
| : :/ . イ .:::| / | / ｊ / !.ﾊ | Vi | : : ヽ、 実利を追求する商人どうしだから
| :.ノイ ::::!' l ./ __,/ . |! !| ､ ﾘ;..ｲ i i : :.
イ´ /.:i :十ﾅ''T;ﾘ!三. / ﾉ ﾘ._｀Tﾒ ! l ﾄ､: :| 個別では仲良くしてたと思うんだけど…
ﾉ ,'ｲ::l :| ィｆ''ｆ:::;ゞiヾ ｲ::ゞ!ﾊ | .ﾘ i| ヽ!
/ ! :ヽ :| .ヾ 弋Yﾉ ﾄYｿ〃!./ /l .ﾉ
/ : : : :ﾄ、| ｀ /,' ,ノ ﾉ 公式では、彼らは同じキリスト教徒ですらないわ。
,' , 、 : : : Yヾ、 ' ,' i|
. i 从 ヽ : : : : : ::ﾄ､ __ ｲ ﾊ
!' ヽ :ﾄ､ : : : :i:::| 、 イ: :: :| これが文化にプラスになったとは思えないわね。
＼ ヽ:.:..ﾉﾘ:＼ ｀ ィ::´::: |.: : : ﾊ|
ヾ'/:. 丶 ..__∧::|ｲ::::从:.:ﾉ ノﾘ
＿＿ ,. -:'::::... ∧ ヽ、＿＿_
／⌒ヽ ＼ ｀ヽ. //∧ ..:: ヽ ヽ｀ヽ ※「神なき民」という扱い
.
- 292 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 19:12:29 ID:jGJKClDg0
- なんだ長崎か
- 293 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:12:36 ID:cgFyoiW.0
-
_,， - ― - _
,，_ ´ __｀ .
. ,，´ .′ ､ ´ ｀ヽ、ヽ
. ／ | i ヽ ＼ ヽ
/ :/ | | ｉ :. i ＼‘，
. / .:′ /| | |､ | | ヽ ヾ、 西欧の歴史家には、
/ :| :! /__| |/ ヽ -‐‐|ミﾄ､ :. ヽ ヽ
. ′ 斗七/´ { /ヽ ＼ { jハ｀:!､ ｉ ‘， ＼ 中世のロシアが西欧世界から遮断されたのは
. / |/,x=ｭ､ 乂 ＼ ィ斧ミｘ､ヽ{ ! ﾄ､ }
!| ! / yfし::ﾊ ゛ ∨じ::j j} |ｉ: !| jﾉ､ 「タタールのくびき」のせいだと言う人もいるけど…
.. 八 ﾄ､ {ﾊヾ弋:::ソ ゞﾟ ' ″ ﾉl 八 ＼
ヽ!/ヽ{ ｉ:. i: rfj/:ｉ ｀ ヽ
. / iﾄ.:. /ゞ:'ノ| i ‘，
. |i八 ｛ ） ′´ ! ､ :| : 最大の原因はモンゴルの支配なんかではなく、
i |{､ 丶 ｲ :| ∧ ハ ト､ |
|{ i 八 ＼ ＞ イ jハ | / ヽ ヽ | )′ この時代に激化した東西キリスト教の対立と、
八{ヽ{ ヽ ｀ヽ |ｰ- ､ ,，‐!j/ ′ }// ＼ ）ﾉ
＼ ｀ヽ{ ＼ , YY ! / ／ 巨大な文化の壁だったのよ。
,， ´ | | ヽ､
. __ ,， ´ヽ ﾉ_ヽ 丶、
/ : ＼ /{///ﾄ､7777/｀ヽ､__
. i ＼/ ゝf＾ﾍ ヾ'ソ : ヽ
ｉ | ∨∧ i :.
| :. ｘｭ､ ∨∧ __ : :.
| :. .ｲ三ﾆ≧ｭ､ ∨∧ ,.ｨ升,心、 i
| :. i .ｲﾆ三三三三ミｘ∨∧ｲ三三三,ﾊ !
| :. '/三三三三三三,ミ}//ﾊ三三三三} |
| i{三三三三三三三ﾐ}/ハ,},三三三,ﾘ :
∨/// i ヽ ∨//,/
. 〉// :| ｉ ‘， ∨,/
,' У | | | ﾊ ∨ .
i / :i ﾊ :! ! '/i| :. :. ロシアにとって数少ない西欧との窓口がコレじゃあ
|′ 斗-‐:|‐| ﾄ､ i/|斗‐‘， ｉ | i
| ｉ | /| |八{ ヽ / :| ﾘ ‘， | | |
| | /i/八{ ヽ ノ＼{ ∨ !ﾉ | そりゃ文化を取り入れて発展なんて無理だよナ。
| | ﾊ/ ｘ＝=ｭ､ ｘ＝=ｭ、,Ⅵ ,
| /､ﾍ / ﾉ
| ｀ﾍ ｀ /´ ′
__|＿＿＿ヽ こ ｱ ｲ､__ / __
/:.// /: ＞ イ: :.|､__ ￣￣}}: ‘，
,: : ｀: : ―一 ': : : : : o:TT: :o: : : :|: : : ￣￣:.: : : :.
,: : { : : : : : : : |: : : o:.: :.:| |: : : : o: |{ : : : i: : : : :}: : i
. i: : :ヽ: : : : : : :.､ : : : o : | |: : o : : 八: : : | : : :./: : :|
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- 294 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:13:55 ID:cgFyoiW.0
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_ ＿＿ ＿__
ミ::｀:::､::::::｀ ､ -‐ ￣￣ ｀ ､_ -‐::::_,.-─::ｱ
ﾐ:::::::::::ヽ, ´ ￣ ｀ '´￣￣ヽ:::::::／::::::::::::/
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V::/ / ｜ ､ ､ ヽ::::::::::/
／´ ／/ / { | ヽ ヽ '､::／
// / / { ハ !ヽヽ ヽ ､ ﾊ ヽ
'ｲ / | l,. 斗-l i |ｲ -トl､ |! ｜ l ﾊ
| !l ! lイl ﾊ 八 |ノjﾉ jハ｀ﾄ!､ ! } i |
j八 i ﾄ !ｨf示卞jﾉ ｨ芹示ｧjノ /! ｲjﾉ
／⌒ヽ.‐ｧゝ弋::ｿ i} {! 弋::ｿｒ‐/^7^/ヽ 以上、ノヴゴロドの補足でした。
/ '￣ヽ＼>八_ ＿ノ'⌒ゞ､_ ＿ﾌレ'レlノ､ヽ
! ´⌒ゝｿ /从 ' ﾑ} 〈 / }
| ヽ /ﾊﾄ ゝ ﾏ ﾌ イ/ ヽ ヽ（ !
r‐─‐-} ）ノjﾉ j人 ≧ ､_,. ィ/| ｲ 人 ／⌒i なおマルファの話ならびにこの小話は
|＼__／ ／/ ｀fr‐‐j {!「￣ 7.j/j八/ ﾌ´ ｜
/ ￣￣7 / |i ゞﾑイ トーｯ‐-､r'´ ｜ 「ロシア中世都市の政治世界」 松本栄三著
. /‐-､_＿＿_∧.{ |i ／ｲ⌒>-‐─､／ |. |
/ / ｀j／^ヽ｀'´ /-､∧:.:rｧ:./ ／｜ ／￣｀! をソースにしています。
..／ / ,.ｲ V/::::::::/ ＼／ / V´. |
{ ／,. / ..::::::::.. ／::::::::/ ,.イ⌒ヽ i /／ | !
／／ {::::::::::::::／::::::::::/／ .V'´ ! |
´／ i:::::::::::/::ノi!:::::/..:::::::::::::::.. } ｜ | 中世のノヴゴロドについて知りたい人には
｀ー─ ´ /:::i!::/::::}!/::::/:::::::::::::::::::::::::.ハ / ｜
ｲ:::::j!::|::::::::::／::::::::::::::::::::::.／ ＼ ! ｜ 分かりやすくてお勧めです。
／:::::::/:::∧::／/:::::::::::j!::::::.／ V∧ /
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- 295 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:14:30 ID:cgFyoiW.0
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/: : :./: : : :/: : :／ : ハ: : :.|ヽ: : :i: : :ヽ i
/: : :/: : : :/: :／/:／ }: : ,' ',: :|: : : Ⅵ
ﾉi⌒ヽ : : /／__＼ /: , ' , '|:∧ : : : |
／:.ﾊ ,: :/ ｨら汀 ヽ /／ ／_ |: : : :|
／ .:.:.:ﾍ ∨_ 〈弋_ソ ｒ=ミ、 }: : : :|
∠ イ:／ ,}ィ´⌒ヽ ` ∧: : ∧ 作者が艦これにはまったので
{ ＿〉、 ' //∧∧:.' ,
〉 `¨´ 」 「 ﾌ , 'ｲ:/ ＼! ついでに一発世界史ネタ
〈 ー―‐'´}ヽ、 ⌒ ／
＿／ ﾍ ﾉ ` -‐ ｧ7 ´
／ ／ 「ﾊ ー '´} |＿
j/ / ﾍ ヽ イ |i , ヽ＿￣ヽ、
| / ヾ `＜ /∧'´ -‐ﾐ| ＼
| ＼二二// ヽ'´ | ∧
ﾊ ／＼ ＼ | /ハ
ヽ＼ ／ ＼ ＼ / ／/ |
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ . -‐ ￣￣ ‐-
| 『大ハーンが幕営に着任しました』 .´ ｀ ､
| .( ーｧ' / ､ ヽ ヽ
| 『これより騎馬隊の指揮をとります』 ｀7´ / | ヽ ハ. ハ
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ i ﾊﾒ !{ .ﾘ、 ／ } :|i !
| |i. .:|ﾊ!ヽjﾊ ,ﾑィ＼jﾊ :}ﾊ |
| {i. .:|斗=ミ ヽ/ 斗=ミ､! . 人ヽ､|
j人 小 んﾊ んﾊ ﾉ|i /‐､ｉ ﾞ┬-
. __＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ヽﾄﾊ.乂ﾂ . 乂ﾂ ﾑ' > ﾉ |
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| |: l. ○ 人 ､ ノ ィ: |i |: |
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| にニニに) |: | /:{::冫 ﾉにﾆ}／:::<:::::::::ハ
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- 296 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:15:05 ID:cgFyoiW.0
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lﾊ.: : : :＼:ﾄ 辷ヒzｉ ヽ∨r' ﾋz辷! 彳 : : /: :/
丶: : : : :ヽ､＿＿_ ノ ⌒ヽ､_＿＿ /: : : /: :/ 優秀だが出生のせいで不遇
_ ＼ : : : ゝ￣￣ ' ￣￣/: : : /j∨
／:::`ｰくヘ: : : :＞ _ - _ ＜: : : /:::::::ヽヘ、
＿ノ三三ﾆ≡=- ＼ :.{ ＼＞ _, ＜/ /_j／-=≡ﾆ三三＼＿
Ｆ¬≠=≡三三ﾆ≡= ﾐ｀ヽ､ ＼_. _／ ／ -‐= ﾆ三三三ﾆ≠¬|
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从＼ﾊ/ ＼{:..:ｉノ､}／|从fＶ ｉ:. |
ヽ| !⊂ﾆ⊃V ⊂ﾆ⊃/ !:. !
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【 チャガタイ 】 ／ .:.{ / ∧: |
/ .:.:.＞､ 〜 ‐-〜 /: ,:.:ﾊ: !
貧乳、デレのないツンデレ . | :.:..!:.::.!｢＞ｒ― ' T!:.: !.:.:∧ ＼
とにかく口うるさい ／＼ .:.:∨:::::〈≧ r＜ |:.:.: 弋ﾍ､:.＼ ＼
/ .:.:.:.ﾊ .:.:.:.〉:::::∧ Ⅴ ∧:.:.:.. ＼＼:.＼ ＼ .
| .::.／ ｉ.:.:.:.:./:::::::::::ⅤA::V:::::＼:.:.:.... ＼ヽ:.:.ヽ ＼
∨ .:.:.:.:./::::::::ヽ::∧:::V:::::::::::::＼:.:.:.: Vﾍ:.:.:） ）
| :.:.:.:人:::::::::::::＼∨:::::::::::::::::::::）:.:. |::::|:./ /
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- 297 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:15:39 ID:cgFyoiW.0
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／ ｀丶、
ﾄ､ _／ / ヽ
(⌒⌒) ヽ.＿ .ｨ / { l ヽ ＼ ,ハ
＼／ , -､ l/{ { i 八 ∧ィ⌒ヽ ヽ ', , '⌒ヽ
ｒ‐‐--ｒｘ､ (⌒ / i从八 { { ﾄ､ l X=ミヽ| j 〉｜｛ ⌒ヽ
ﾉ厂ｊ7} ﾏ､｀ヽ′ ／/ iヽﾄﾄ､{ ＼辷ｸﾞ ﾙ'l/lﾉ｜ ヽ、 _ノ
ゝｲﾌﾆ八 い ／ / ∠j小. ' :::: / l/l i｜ ）'"´
. |仁i::::::ヽ | ,／ /´ /ｊ｜ヘ. ｀ ´ ..ィ / l| { | _,ｒ‐ 、 【 オゴデイ 】
. 仁i::::::::::j V / i ,}/ ,' ハ} ´ {ﾘ /zく ヽヽ、 （ 八､
. ﾉイ:::::::ノ、 V } ／ / ,/ ヽ ノ- { i {ﾆ{⌒ヽ ＼ ｀ヽ/ }ﾊ
{ｽ{´/ /∧ ∨＞'" ／ , Vヽ ヽ＼__! ＼ ＼＿＿ﾉ } 陽気だが重度のアル中
｀フ′/ 〉'"´ ,.ィ=ﾁ｀丶、 ｊ/ __ｒヒ入 ミ=ｰ ｀ヽ ＼ヽ / 酔うと痴女になる
´ ／ / ／/ / ／{::ｊﾐﾌ::j｀ヽ:::Y､ノﾋﾌ.::::::ｽ ﾝｰr ‐ｒ=ミ Ｖ ヽ、＿ . '′
ｰ=彡' / , / 人}ﾐｊ::::} Y´ﾌ´￣ｊ:::::::::ｊﾐﾌ::::ﾉ ｢｀ヽ ', ヽ
/ / {i,〈 ﾉヽ:ﾉｰ个个ｰr'.:::::::::jﾐﾌ／ / ） i ハ
. i i |i ゝイ ∠. イ 川ｊ {ｰ‐-くﾐi,′ / ___/ ハ }
! i i | | 7ﾆ厂｢｀ヽｰ'.::::::::ｊﾐ/ ∠´ ／ / ≧ｘ、ﾉ
ﾉ { | V ､ノ仁/:::::| ヾ::::::::::{ムｧ'ｱ＞'" /__〈ｨ ｀ヽ
（ ヽ ヽ ヽ イﾆシ´::::::,′ ＼:::::彡 '" ,.イｱｱ〈/／ }
ヽ ＼ ＼ ＼イ.::::::::::/ Ｙ ／.:::::::::::::::ゝ--イ＼＿ﾉ
＼ ヽﾉハ. ＼_,ノ:/ l | ／￣｀ヽ.:::::::::::::::仁ｊヽ.__ノ
ｘ彡'´.:::::::::ゝ----‐''".:::/ | /.::::::::::::::::::Y:::::::::::::}ﾆ}
rー- ∠ __ ／ .／ ／ ∨
ヽ rー- ､ ｀ﾞ''／ __ ／ ／ ／ V
X ＼/ / ｀メ __..／ , {_
./ ＼ / ,ィf=ミ､/ ＼ ／ / , ヽ
/ / ｀/ ,《んf心 ヾ-=彡 ／ / ',
./ / / / / 乏汐 ／ ,,..X´ ／ ./ }
/ / / / / ' ' ' ∠ __ ∠ ﾞＸ ／ / / ,
＞-- ＜./ / / ム沁ﾐ／ ／ / / ,
／ ヾ′ .,ハ ′ヾ炒' j》／／ ／ / /
./ / / ∧ っ , , イ ／ ／ | / .／
/, / ∧ ヽ..＿＿ ,,..イ /／ j／､＼!/|／
/ i ﾚ /､. ヾ ∧､ rー- ､-く~｀ヽ ヽ ',
./ | / / ＼ ＼′ i!`ー ≧-､ i ＼_V､__} 【 クビライ 】
./ | ／ i.＿ ＼_}!／ {ﾊ. } ∨
., ／イ / , ,＞乂__）､ ､ { ヽ.j ∨ 運動音痴のオッパイ要員
j ,| / / ,. . : ´: :/: :i: :', : :''.､ `''＜ヽ }
／{==- ､ ,: !. /|/. ／: : : : :./: : i!: : :,: : : :`'' ..､ ＼ ,′
〈 /iヽ / ﾚ! |. ／: : : : : : :′: : !: : :', : : : : : : ＼ ヽ. ,
// ノヽ. { ヽ{／: : : : : : : : : : : : : : : : i: : : : : : : : :.＼∨
ヽイ ', :,. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : :｀ヾ､
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,′ ／ / ヽ: : : : : : : : : : : : : : : /: : :./ : : : : : : : : : : : : : : : }
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- 298 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:16:13 ID:cgFyoiW.0
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∨///// | ヽ
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. ′∨V | 八＼
Ⅵ | ﾄ､ / 、', ＼ i
| l| | | 丶 ／ V ヽ | 資源はどうするんダー？
| l| ハ｛ Х ｝ |斗匕⌒ |
| l| ′斗‐…¬ ＼ハ ﾉ x≠ミ,| ′
| 八 | 斗=ミ ＼｝ fんY },ノ
ヽ. | xfんﾊ ゞ 'ﾟ l 石油もアルミもないダロ
ﾟ｡ Y⌒ ＼{ 弋_)ｿ ''' |
八 く_ハ ,,,, ′ 八 やっぱり馬？
| 个 .,__ ,、 ｲ⌒
| | | _ト (⌒ ／l |
| | | {: ｀: . ≧=‐- ‐く__,. ==ミ
| | |ﾉ: : : : :二ﾆ=┐{: ⌒ヽ_,ノ: : ＼
|／⌒マ二二}: : : : : : : o: : |八:oﾟ}: : : : : : : : .
/ : : : : : ＼: : : :＼: : : o : :O|: : :V: : : : : : : : : |
. { : : : : : : : :‘, : : : : ｀: : 、: : /: : : : : : : : : : : :∨
| : : : : : : : : ‘,: : : : : : : :｀¨´: : : : :＼: : : : : : : :＼
. / : . :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:ヽ＼: ヽ
/ . .:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｲ.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.ヽ.:.ヽ.:ヽ
,′ .,' . . . . :./.:..:.:/ ;:ﾊ.:.:.:.|ヽ.:.:.:.:.:l.:.:.:.ヽﾊ
,'.:'.:.:.:.:../.:.:.:.:.:.:.:.:/.:././ ;' l.:.:.:.l ヽﾄ､.:l.:.:.:.:.:.',:',
l.:l.:.:.:.:.:,.:.:.:.:.:.:.:.:/.:././___;' l.:.:.:.l '"Τヽﾄ､.:.:.:.:l.:', 遠征で奴隷を獲得できるから、それも資源だよ。
l.:l.:.:.:.:.:l.:.l.:.:.:.:.斗７/´ / l.:.:./ r=::ｪ､ }.:.:.N.:.:'､
',:l:.:.:.::::l.:.l.:.:.:.:.:/ .ｚfちﾎ lｲ/ f:ﾄこ } ∧:.:ﾄ､.:.:ヽ
l.:.:::::rⅥ.:.:.:./ {! {::仇_' 弋cﾀ f::/V ＼.:.:＼ 無茶な作戦したら大量に消費するから
/.:.:::::{ { l.:.:./. ヾcﾂ , /// {/ ￣
. /.:.::∧:＼l.:.:ハ ///// 从 補充も大変だね。
/.:.::/ ヽ:lヽV:‐へ f ﾌ ／
_/.:／ ヽ ＼::{＼::ト ､ ／
ヽ __j」. ｀ ┬ '
/:::::::＼ l＼｀:...､
ノ ＼:::::::::＼ |⌒ヽ.:.:.:.｀.:.:.rｘ ／￣￣｀ヽ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.∧
<.:.:.:.:＼＼:.:.:.:.:＼ ヽ.:.:.:.:.:||.:ﾄ / ,,...,,}.. l 嫌なゲームだな… （__;）
／￣｀丶:.:＼＼:.:.:.:.:.＼＿＿_>.:.:.:.jj.:j , { ,'" ゛', ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,ノ
/ ＼.:.＼＼.:.:.:.:.:.＼ |__〃ｲ V', ﾉ __,' ',
,''" ￣￣ ヽ＼ ㌧､二二ﾆ＼ l二ｲ::| V', _,. っ ／ r' ヽ
l ＼ 下￣￣￣∨__/::ﾉ ', ', / ∠∠__ f }
| ＼ .＼l ＼______/::夲く ／＼/ }￣￣￣￣￣￣￣|
', ￣＼ /:.:.l⌒レ' ヽ f |
ヽ ＼ l.:.:/／ ヽ＿＿_八 /7７ Y } /
＼ ＼_／ > ＼ // / ﾉ ﾉ／
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- 299 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/09/29(日) 19:16:48 ID:cgFyoiW.0
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＼ ゝ、 { i ノ〉 ／
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/ ￣￣ ＼〉 ',
＼人_人,_从人_人_人,_从,人／ / ',
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／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ /＿＿＿ i
＼（ ￣￣｀ ｰ-- -┘
,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i, ､__人_从_人__/し､_人_人＿入_人＿入_从
`､||i |i i l|, ､_）
',||i }i | ;,〃,, _） お付き合い有難うございました。＜（＿＿）＞
.}.|||| | ! l-'~､ミ ｀) ほんとに小ネタでしたがではまた（・ｗ・）ﾉｼ〜
,＜.}||| il／,‐'liヾ;;ミ ｀)
.{/ﾞ'､}|||/／ .i| };;;ミ '´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒Y⌒W^Y⌒Y⌒
Y,;- ｰ､ .i|,];;彡
iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
ﾞi [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ ＿,,＿＿
ﾞi }~~ ｝ ';;:;li, ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
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- 300 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 19:17:46 ID:dKU9hTfg0
- 乙ぱい
- 301 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 19:18:43 ID:wNDEo4ws0
- >>252かと思ったら違った。
でも面白かったです。
乙〜
- 302 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 19:19:16 ID:jGJKClDg0
- おつおつー
- 303 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 19:42:38 ID:HYdCRxzg0
- 乙でした〜。
うぅむ、政冷経熱ってレベルじゃねぇな……。
- 304 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 19:43:45 ID:h.DsgSqg0
- 乙
血なまぐさくて閉鎖的で暗い北の大国のイメージができる原因の一つなんだろうな、正教至上主義
- 305 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 19:49:33 ID:sBsmYKx60
- 同じキリスト教徒同士でも宗教の壁が厚かったんだんね
それにしては、西欧でもロシアでも、ユダヤ人とジプシーの定住を許しているんだよな
西欧のユダヤ人と東欧のそれでは系統が違うらしいけど
- 306 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 20:07:04 ID:abMAn...0
- 乙乙！ そりゃあピョートルもあんな無茶な事やり続けないといけない罠。
総本山のコンスタンティノープルだと雑居もあったのに、やっぱど田舎なだけあるな
- 307 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 20:17:38 ID:Rea8gXlA0
- うむ続けて韓コレも頼む
- 308 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 20:34:36 ID:RJI4A4Nw0
- このロシアがソ連時代には宗教を手放すことになるのか
汗これのモンゴルオールスターズは大破せんだろ！
- 309 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 21:25:43 ID:LbVka9nE0
- コミュニズムという宗教をちゃんと信仰してたじゃないのｗ
書記長という名の司祭を頂点とした組織を整え、信じない奴は徹底的に弾圧する。
旧来の宗教にそっくりだったよ。
- 310 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 21:37:07 ID:h.DsgSqg0
- 赤い皇帝スレでも触れられてるが、スターリンはロシアの民衆の性質を知り尽くしていたから、
広大なロシアの大地を治めるためには民衆の心のよりどころになる「宗教」と民衆をひっぱたいていうことを聞かせるための「暴力」が必要なことを理解していた。
だから革命の象徴たるレーニンの遺体をそのまま共産主義を国教とする国の国体として担ぎ出し、
一方で暴力たる秘密警察を活用して反乱分子を徹底的に弾圧することで国の体制を強化し安定させた。
- 311 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 23:34:57 ID:z2RggLx.0
- <<294
松本栄三じゃなくて、松木栄三先生でござる。
個人的に知ってる人の名前がやる夫スレで出てくるのも不思議な感じだ
- 312 ：名無しのやる夫だお：2013/09/29(日) 23:50:20 ID:SI9q/2hI0
- >>310
赤い皇帝スレでやりましょうね〜
- 313 ：名無しのやる夫だお：2013/09/30(月) 00:03:50 ID:0vS4EuLk0
- 一見ノヴゴロドが偏狭みたいに感じちゃうけど
ドイツ騎士団は正教に酷いこと散々してるからしょうがない
- 314 ：名無しのやる夫だお：2013/09/30(月) 02:26:14 ID:rYghjCt20
- これほどの扱いを受けてもドイツ商人が欲しがった物って何だろう？
- 315 ：名無しのやる夫だお：2013/09/30(月) 07:14:06 ID:KQE0MOq.0
- 毛皮じゃね？
- 316 ：名無しのやる夫だお：2013/09/30(月) 08:15:23 ID:KbewEwt20
- 毛皮といえば、北米カナダのイギリス人やフランス人も先住民から購入していたっけ
- 317 ：名無しのやる夫だお：2013/09/30(月) 17:31:48 ID:TYyuR6zE0
- >>316
このスレでも既に詳しく語られたよ
- 318 ：名無しのやる夫だお：2013/09/30(月) 18:04:46 ID:KbewEwt20
- ウクライナやベラルーシの民族意識は、いつの時代からだろ
現在のウクライナ側は、キエフ大公国も作家ゴーゴリもウクライナの歴史で
大ロシアの歴史じゃないと主張しているんだよな
- 319 ：名無しのやる夫だお：2013/09/30(月) 18:23:59 ID:KbewEwt20
- >>318
ああ、はいはい
ウクライナの場合は一応ここで解決されてるんですね
ttp://yaruobook.blog66.fc2.com/blog-entry-1854.html
オーストリアに支配されていたチェコとハンガリーに支配されたスロヴァキアみたいなものか
ウクライナ語とロシア語が結構離れているせいもあるんだろうけど
ベラルーシはわからないけど
- 320 ：名無しのやる夫だお：2013/09/30(月) 22:37:05 ID:TYyuR6zE0
- とりあえず、調べながら考えてることをスレに撒き散らすのやめて
考えがまとまってから色々語ってくれよ、ID:KbewEwt20氏は
- 321 ：名無しのやる夫だお：2013/10/01(火) 23:04:41 ID:h2gX4/WI0
- 中世のノヴゴロドについての本では同じく松木先生が訳に参加した
『白樺の手紙を送りました ロシア中世都市の歴史と日常生活』（ヴァレンチン・ラヴレンチエヴィチ・ヤーニン原著）もぜひオススメしたい。
- 322 ：名無しのやる夫だお：2013/10/02(水) 03:02:38 ID:3alItboM0
- スラブおっぱいの起源がまさかクビライだったとは…
- 323 ：名無しのやる夫だお：2013/10/04(金) 01:26:39 ID:sl/UCK0o0
- 遅れながら乙
信仰が異なるものを隔離するとは日本の長崎のようだわ
- 324 ：名無しのやる夫だお：2013/10/07(月) 12:33:03 ID:Vm5HF.R20
- トルコのイスタンブールにもあったでしょ
レバノンや北アイルランドでは今でも事実上そうしてる
- 325 ：名無しのやる夫だお：2013/10/08(火) 17:13:43 ID:twvq7zGY0
- キリスト教徒が、ユダヤ人を隔離したゲットーとかもなあ…。
ナチスの強制収容所から、現在のアメリカのマイノリティのゲットーまで、ほんと隔離政策が連綿と続く文化だよ…。
- 326 ：名無しのやる夫だお：2013/10/12(土) 20:58:17 ID:SRIoSfqs0
- >>325
何、ゲットーのような異民族、異教徒の隔離街は西洋に限った現象ではないさ。
- 327 ：名無しのやる夫だお：2013/10/14(月) 13:08:47 ID:Ce5U1ZK20
- トラブル防止の便宜だから
- 328 ：名無しのやる夫だお：2013/10/14(月) 13:17:46 ID:b2S2/r360
- この「汗コレ」にキングダム魔改造・汗明とか出てきたら買うｗ
- 329 ：名無しのやる夫だお：2013/10/14(月) 16:29:14 ID:Wvq5A4Qs0
- 自分の乏しい知識と豊かな想像力だけを頼りに
○○に特有な文化、と断じるその思い込みはすごいと思う（褒め言葉）
- 330 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 21:31:04 ID:1xrCCkSM0
-
,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i, ､__人_从_人__/し､_人_人＿入_人＿入_从
`､||i |i i l|, ､_）
',||i }i | ;,〃,, _） 22：30ぐらいから投下します（・ｗ・
.}.|||| | ! l-'~､ミ ｀)
,＜.}||| il／,‐'liヾ;;ミ ｀)
.{/ﾞ'､}|||/／ .i| };;;ミ '´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒Y⌒W^Y⌒Y⌒
Y,;- ｰ､ .i|,];;彡
iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
ﾞi [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ ＿,,＿＿
ﾞi }~~ ｝ ';;:;li, ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''}￣~フハ,“二ﾞ´ ,;／;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
;;;;;;;;''''/_ / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
''''' ,r'~ `V ヽニニニ二､-'{ 十 ）＿＿;;;;/
- 331 ：名無しのやる夫だお：2013/10/14(月) 21:35:09 ID:OD5Q63FA0
- Wasshoi!
- 332 ：名無しのやる夫だお：2013/10/14(月) 22:14:05 ID:b2S2/r360
- 全裸も寒くなってきたので下着で待機。
- 333 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:32:05 ID:1xrCCkSM0
- PCトラブルにつき少々お待ちください（・ｗ・；
- 334 ：名無しのやる夫だお：2013/10/14(月) 22:36:08 ID:OD5Q63FA0
- 把握
- 335 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:36:17 ID:1xrCCkSM0
- 回復。ではこれより投下します（・ｗ・
- 336 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:38:19 ID:1xrCCkSM0
-
――― 歴史のヒロインと言っても色々いる。
美人で優しく誰に対しても悪意のない、皆に好かれる理想の女性。
＿ノ ≫=(ﾟｼ ﾉﾉ ＿` Y^ ＼
`〜-ｧ ((＿〃 jﾄ=彡 '"￣ } ヽ､
＿ ﾉ { ￣《__ノ / ／ ／ /{ } ﾊ
＜⌒ヽ＼ ￣{ｨ / / / / ⌒＞''"/／ Y ﾉ i
ｨ<^`ヽ、 `ヽ ＼＼ Y V/^｛ ir示''ミ ／ ⌒ヽj/ ﾄ{
＼＼ ＼ ＼ヽ Yミ彡｛ 弋 代タ 芍ﾐ,} j
γ⌒ミx､＼ ヽ 寸彡)jｿ￣ ヽ__ ＼ゝ ｛ｼ ノ ノ ノス
｛ ／⌒寸＼､シ￣ ＿ }ﾄ＼＼ ' =彡壬／ /〉
弋 { ￣ ／￣⌒ヽ￣ﾍ ＼ヽ ` ｰ __ ノ__／ ／癶
＼ゝ__ ィ"⌒ ｀､ ＼ i} ｀Tニス__ ヽ ニ彡" ﾌ ﾉ 〉
` / i ｀ミ弋ﾉ__／ ￣ﾄ､ ￣ __／／／)ヽ
{ >o"⌒`ヽ } l/ ／{〕＼ ＼ ＼ ＼__／ / ﾉ｝
弋f/'"⌒＼ ∨ ｝ ／ ∧ ヽ ヽ / ｰ=彡_ノ
／⌒∨-‐- ､ ﾍ } ／ < /||lﾍ 〉 Y/〉
`ニ=/ V;j/イ::::::........＼/ /Tl ∨/ ..:::｝/
x彡ィ''"/ ー--、/-∧ 乂::::::::::/ / == Y:::::::::::ﾉ〔＿
／／/: :／ ヽ ﾉ {:{ ＼ `''ｰ〈 /ノ//} i;;;:::イ ￣ ⌒＼_,,--､
／／ ／:／ } 乂 ／ /7-＼{-イ~ﾞ! j └-､__ ﾊ:::::::::}>
ζ/ /／ {/ : ＼ <ﾒ /77 ／ j／ ヽ `＜ ﾉ:jﾋつ
｛/ {/ --ﾐ j: : : : : ヾミ=/77彡 }:＼: : : : } `〜^"￣
/ ／__二ヽ、 ヽ ﾊ: : : : : : V : ￣ : i :ﾊ : : ＼: ﾉ
f ￣￣^ヽ:::::::::::＼＼ }: : : : : : :i: : : : : :l/: : : : : : ＼
`ーr--r'ﾞ:::::::::::::::::::＼ヽi ﾉ: : : : : : :ﾍ: : : : :; : : : : : : : : :ヽ
{ /:::::::::::::::::::::::::::::ヽ}／: : : : : : : : ﾍ: : : :!: : : : : : : : : : :〉. ┌――――――――――――┐
弋/⌒〉::::::::::::::::::::::γ>､ : : : : : : : : ∧ : :i : : : : : : : : ／ | アナスタシア・ロマノヴナ |
i /ﾐFミ:::::/⌒<弋 ＼: : : : :__∠_＿|: : : : :＞'" | ｜
! / l /T＼ ﾞ､ ヽ__)-‐「＿＿/ ￣￣ | 容姿 ☆☆☆ |
j ! } {. l､__ヽ ヽ ＿ _ノl:;:;:;:;:;:/ | 性格 ☆☆☆ |
{_ノ ! } i;:;:;:;ﾍ };:;:;:;:;:;:;:;l:;:;:;:;:/ | 政治 ☆ （関知せず） |
{_ ノ l:;:;:;:;ﾍ_ﾉ;:;:;:;:;:;:;:;l;:;:;:;/ ..| 人気 ☆☆☆ |
└――――――――――――┘
.
- 337 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:39:03 ID:1xrCCkSM0
-
――― 祖国と自由…守るものの為に戦って敗れた、悲劇のヒロイン。
／ _ｪｮｨ‐^ﾞ ｨi} 《
／ _ｪ''" {i} ﾑ
／ __ｧ＾ﾞ ,ｪ､ {i} ／ﾞ
/ ,､ｧﾞ ヾ､ﾞ､ {i} }}
/ ,彡 ＼＼ ﾂ ,::ゝ
/:/゛{i}､ ゝィ:::::￣,ｪｪ､,=-､
7:/ ヾ...､ｮ＿___ｪ, ':ﾏ::::::::::::{{ ﾏ緣}､}}
7/ ﾞｰ‐‐‐‐‐/::::人:::::::::::..＼ ﾞｧｰﾇﾐ=-
7,′ i:::,' ﾞミ三三气`.､/}
ﾞ‐‐‐-､ 彡-. |::i ,.- ィ=::､ .ﾞy:::ﾉ
＼／'" ヾ､.ｒ‐､ 弋ﾂ }/` ､
,.∧ゞ' , 彳三}､
人ﾉﾆ丶...__゛ ／〉彡ヾﾄ､
}ニ/: : : : :＼Уﾏ人《ラﾉ＼ゝ､
{≦|: : : : : : :..∨乂}}: ￣У:{____〉
ﾋ :|: : : : : : : /＼// : : : : : : : :＼:､ ,.､
ゝ: : : : : :.∨ : : : : : : ::-''"ヽ: :{:{__.）:） ┌――――――――――――――――┐
/: : ﾞ∧: :_,.．-'''"::::::::::::::≧-＝`ｰ‐.く | マルファ・ボレツカヤ . |
/: : : ::／::::::::::::::::::::::::::|￣￣| .￣∨::} | ｜
, -'",ｨ彳＾::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ. | ∨ .| 容姿 ☆（そもそも孫のいる年齢） |
_,.．-'''": : ::{i{ﾞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ￣ /､ ‘. | 性格 ☆☆ ｜
ｨ'.{::' ": : : : : : : : : ::{{､::::::::::::::::::::::::::::::::::/￣ ./::∧ i: :､ .| 政治 ☆☆☆ . ｜
ヾ{: : : : : : : : : : : : {i{ |:::::::::::::::::::::::::::::::::i ./:::::::∧ |: : ＼ .| 人気 ☆☆☆（ただし19世紀〜） ｜
{i{{: :: : : : : : : : : : :}i} 人::::::::::::::::::::::::::::::i /::::::::::::∧ |ﾐ､__≦ゝ} └――――――――――――――――┘
＼＼: : : : : : : :// ヽ＿＿＿＿ﾉ_:i ./::::::／ﾞ } | ｰ--''"
.
- 338 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:39:49 ID:1xrCCkSM0
-
―――――――― そして…
_,,-‐‐-＜￣¨''‐-,,_ ''';;;,,, ,,,,,;;;;;;'''''';;;;;,,,,,,,,, ,,,,,,;;;;;;;''''''
,r'´ ヽ、 ,,,,;;;;'''' ''';;;;,, '''''';;;;;;,,,,,;;;;;;;;''''''
/ ヽ ,,,;;;;;''''' '''';;;;,,, '''';;; ''''';;;;;;;,,,,,,
! / ,r' ヽ ;' ,,,,,,,,,,;;;;;'''' '; ''''';;;;;,,,
l ! / // ./ / ､! ''' ' ''';
! l !./ i i l i i ! ,,,
l ,' i __! ! il ! il ,! i ! ! ,,,;;'''''';;;,,, ,,,,,;;;;''''''
! ,' f¨! l‐,-_V ﾄ ! ! __/!_li !ﾚ ' '''''';;;;;,,,,;;;;''''''';;,, ,,,;;''
l ,' i`l !ｰ-' ヽV ! _,/_,ﾚ' ﾚ′ ,,,,;;;'''' '';;,, ''';;;;;;;,,,,,,,;;;'''''
l ; ヽl l 'i_//7 '';;' ';, '''';;;;;''
l ; i i ､____ ゝ,,;'/'! くすくす ;, '';,,,;';,,;''
l ; l l ´ ,,;／ !
l ; rl l_`ーi''_´ i ! ';, ,;
! ; l::i!i :::l¨'i¨'i:l,,_ !____l_ ''''';;;; ,,,;;;''';;'
!_,,,,,ri'’:ll l !l:::::l::::l::､ヾ:ヽ:::;;;_¨''ヽ、 '''';;;;; ,,,,;'';,
,r'7´:::／::;i'::l !i ll::::::!:::ヽ:ヽ/ﾆ'''‐-,r‐┬`､ ,;''';,;' ;'''';;;,,,;''' ';,;'
/:/:::::/:::::::i:::::i`:ヽ l:::::::ヽ_,,rｰ='‐''',;' ,;;'';''l::::::::ヾヽ､ ,;'' ;' ''';;;;,,,
i-:!-:､l::::::::::!:::::;!i':::`:::::::::::!ﾆ二二,,,,,;' ,;'' l::¨''-､:::`:､:`､ ,,,;;; '''''';;,,,,
!:::!:::::::!`:､:::!::;'::::!:::::::`:､':::;::iﾆﾆﾆ´--'--l__::::::::::i::::::ヽ::ヽ ''''';;;;,,,,,, ''';;,
!:::l::::::::!::::::`ヽ:::::l::::::::::::ヽ:::::ヽ::::::::::ヽ::::ヾヽ::!';::::::7:::::::l:::!
!:::ヽ:::::::!::::::::::!:::::!::::::::::::::ヽ:::::ヽ::::::::::ヽ:::::i:::l::l::'::;::i::::::::!::l
l;:::::ヽ:::::ヽ::::::::!:::::!::::::::::::::::l:::::::;:!:::::::::::i::::::l:::!::!:;::::'::!;:::::!::l
l:::::::ヽ::::ヽ:::::::!::::ヽ::::::::::::::l::::::;::l:::::::::/::::://::::l:::':;::::!:':::l:::!
`､:::'::!:::::ヽ:::::!::::::ヽ:;':::::::::!:::;'::::!::::::::!:::::!::!:::::::!:::::'::l:::::::!::l
.
- 339 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:40:41 ID:1xrCCkSM0
-
┏―――――――――――┓
☆*+―+*☆*+―+*☆*+ AAで語る 中世ロシア史 *☆*+―+*☆*+―+*☆
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＼ ∩＿＿＿∩ /) ／∩＿＿＿∩
＼ | ノ ヽ ( i )))／ | ノ --‐' ､_＼
∩＿＿＿∩＼/ ● ● | / ／ / ,_;:;:;ノ､ ● |
| ノ ヽ ＼ ( _●_) .|ﾉ／ ，,･ | ( _●_) ミ
/ ● ● | ＼∧∧∧∧／ ¨ ,･ ，彡､ |∪| ミ
| ( _●_) ミ ＜ ｸﾏ ＞ ’ ／ ヽノ￣ヽ
彡､ |∪| ､｀ ＜ 予 し ＞ ／ ／＼ 〉
/ ＿＿ ヽノ /´> ＜ か ＞ / /
─────────＜ 感 い ＞──────────
.／ ／| ＜ な ＞ 〈⊃ }
∩ ∩／ : ::| ＜ !!! い ＞ ∩＿＿＿∩ | |
|￣￣￣￣| : : ::::|::::: ／∨∨∨∨＼ | ノ ヽ ! !
|● ●|:::::::::::|::／ ＼/ ● ● | /
| (._●_.) |:::::: ／ ∩ ∩ ＼ ( _●_) ミ／
|＿_|∪|.＿| ／ （-(ェ)-） ＼ |∪| ／
／ (∩∩) ＼ ノ /
☆*+―+*☆*+―+*☆*+―+*☆*+―+*☆*+―+*☆*+―+*☆*+―+*☆*+―+*☆
〇＿〇
(｡･(ｴ)･｡)
┏∪━━∪━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ 番外編 … 「 オリガとその一族 その１」 ┃
┃ ┃
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〇＿〇
(･(ｴ)･｡`)
∪ ∪
しー-Ｊ
まとめブログ様（やる夫之書）
ttp://yaruobook.blog66.fc2.com/blog-category-81.html
.
- 340 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:41:37 ID:1xrCCkSM0
-
――― ９世紀のロシア。
_ィ'⌒ﾞ''ｰ-､,,_
＿,,. r‐'''"~ ￣｀''ヽ､,,＿__
:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :. :. :. :. :. :. : :: . : . :. .,,.r-〜''´￣ .. .. .. ..: . ... ...
:.:.::::::.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:. :. _,,.ｨ〜'⌒ﾞ'''" .:::: .. . .... .. .. . ... ... ..: . ..
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.... . .. :... -─-= 二､..,,＿___,,.....,,,＿.._,..r-'''"´ .. . .. -='､'ﾞ´:.::.:.:.:.:.:.:..:.:
... ... ~｀"ﾞ''ー- ､
. :;:;'r-=´へ .. ... .. .. . ... ... ..:: . ,ﾍ
／ / '::... `:.＼、 ,ﾊ';'ヽ、. .. .. ..: . .
.::"/::..`._ ;'".へ'´｀yヽ√´＼,ﾍヘ,、 :. ,ﾍ ノﾊil;:ヽゝ . : .:,ﾊ. .. .. .. : :
"`''''''ｰ――-´--------- ，....へ.,.,.,,,,,,,.. ﾊ';'ヽ、 __,.,,, ノ'ﾉ,'ﾊハ,ゝ..... ,ﾌ;:,'ゝ------‐―
. : ..: .:. ､,､w..:､,､､,､w:.､,､v､,､v、;. ノﾊil;:ヽゝ ノﾉ;:'ﾍ;;ﾊﾊﾞゝ, ﾌ.:;ilゞ,ﾊ.:.....:.,ﾍ..::::
,､,､,､wﾘﾞW゛jﾘwj从ﾘj"WﾞﾘwﾘﾞW゛j;yﾉw''" ノ'ﾉ,'ﾊハ,ゝ ﾊ 彡ﾞ;:.'ﾊヾゞ';'ヽﾍ;;ﾊﾊﾞゝ;>.:,ﾊ';'ヽ、
从;: ｀:､ﾘﾞW゛jﾘw''､`'.､,:｀:,,‐'゛' ~ 彡;:'ﾍ;;ﾊﾊﾞ ノﾊヽ、,ﾂﾉﾉ;:'ﾊ;;:. ノﾊil;:ヽゝ ノﾊil;:ヽゝ
｀wﾘﾞW゛jﾘwj从ﾘj`'.､-='´ _,ywj从ﾘWv,ﾊヾゞ;;:. ゞﾉｖﾉ;:,l'ﾚゝ,ﾊ';'ｼハﾉｼ;:,ﾍ, ノﾉ ノ'ﾉ,'ﾊハゝ
.wj从ﾘj`'.､ ,:,-‐'゛,,vw-‐W゛w从 W:;,',:从ｼハﾉｼ;:,';,ノﾉゝﾊハ,ゝﾍ,::..ﾍ.:;ilゞ ﾊ';'ヽ..::...,ﾍ、ﾊ.:;>
￣~＾￣＾￣￣~`＾ﾞ'､,゛jﾘw :;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,;｀彡ﾊﾉ;|ililヾｖフﾉ;:,'ﾊ';'ヽ;;ﾊﾊﾞゝﾊ';' ﾊ';'ヽﾊil;:ヽﾊ,ﾊ';'ヽ、
'' ﾟ ;~ ,; ww:,､v､从ﾘjwv,:.:.､;..:...: ;:ﾉﾊil;:ヽノﾉハﾊｌ;:.'ilゞノﾊil;:ﾊil;:ヽハﾊｌ; ノﾊil;:ヽゝﾌ
｀ﾞ''､::wj,､,､,､从ﾘj":::",:.:.､;:...: ｀ヽ､ﾉﾊ ノハゝ;ﾉ,'ﾊハﾊｌ;:.'ilﾊil;: ノ'ﾉ,'ﾊハ,ゝ
~' ',; ''"' ､,,'.､゛jﾘwj从ﾘ､从:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、｀ﾉ;:'ﾍ;; ノﾉ;:'ﾍ;;ﾊﾊﾞゝ ハﾊｌ;:.'ilゞヾﾍﾞ .:;
~ ｀`'‐;.:".:;.:'"ﾞ:jﾘw",:.:.､;:...: ﾉﾊハ 彡ﾞ;:.'ﾊヾゞ;;:. ,ﾊ';'ヽ、 .:;>ﾍ:..::ﾊ::
~' ' ,;'' ~'ｰ:;.:;;wﾘﾞ､从ﾘj"::.:;.:'lilﾍﾞ: ﾌ ﾌ,ﾂﾉﾉ;:'ﾊ;;:.ノﾊil;:ヽゝ li＞ノﾊﾊ
~' ' ｀`ﾘﾞ jﾘwj从jｒ、'＾ ｼハﾉｼ;:,';:, ノﾉハﾊｌ;:.'ilゞヾﾉｖﾉ;:,l'
~ 'ﾟ ; ~' ',;'' ｀ﾞ''、:w从jﾘ 彡ﾊﾊﾉ;;:, フﾉ;:,'ﾊﾉハﾊﾚ;;:ノﾉハﾊ
~' ',;'' ｀ﾞ'':::..wj 彡ヾ;:ﾉﾊﾊﾚ;:,.'ilヾ ノノﾊﾊノﾉ;:'ﾍ;;ﾊﾊ
.
- 341 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:42:30 ID:1xrCCkSM0
-
――― リューリク王朝ができる前から、ヴァリャーグ（ヴァイキング）は北部に入植をしていたが、
地元民のスラヴ諸部族は団結して戦い、ヴァリャーグらを追放。
ヴァリャーグどもは逝ってよしクマ━━━━━━!!!!!
＿＿＿
（ ヽ∩＿＿＿∩ ｶﾞｯ！ -= ∧_,,∧
￣￣＼ | ノ ヽ ＼ 从／-=≡. ｒ( ,,) ｷﾞｬ━ｽ!!!
/ ● ● | ＜ ＞ -=. 〉＃ つ
| ( _●_) ミ ／VV＼-=≡⊂ ､ .ﾉ
彡､ |∪| ､｀ ‐- _ ,, -= レ'
/ ト.._,, ヽノ .） ＼ ＼ ｶﾞｯ！ . -= ∧_,,∧
/ ヽ ／／ / ＼| | ＼ 从／. -=≡ｒ( ,,) ｷﾞｬ━ｽ!!!
/ Ｖ／ / ヽ| | ＜ ＞ -=. 〉＃ つ
/ ＿／ | | / | ／VV＼-=≡⊂ ､ .ﾉ
∠／／:::/::::::|:::l:i / / | ,, -= レ'
|/;;;;／;;;;;;;/;;;|,,| / / | ｶﾞｯ！ . -= ∧_,,∧
/／|/::::／|／/ / ／| /| ＼ 从／-=≡ ｒ( ,,) ｷﾞｬ━ｽ!!!
.／ /／ ／ /／ / / .| ＜ ＞ -= .〉＃ つ
／ ／ /／ | / ／VV＼-=≡⊂ ､ .ﾉ
／ ／ ,, -= レ'
――― しかし今度はスラヴ諸部族どうしで戦国時代に突入。
＊ ,
∧∧∧, ',
〈〈〈〈 ヽ，,･
〈⊃ } ',∴ ∩＿＿＿∩
∩＿＿＿∩ | | ､･∵ | ノ --‐' ､_＼
| ノ ヽ ! ! 、 / ,_;:;:;ノ､ ○ |
/ ● ● | / ，,･_ | ( _●_) ミ
| ( _●_) ミ／ , ',∴ ･ ¨彡､ |∪| ミ
彡､ |∪| ／ ､･∵ ' ／ ヽノ￣ヽ
/ ＿＿ ヽノ / ／ ／＼ 〉
(＿＿＿） / / /
.
- 342 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:43:23 ID:1xrCCkSM0
-
――― そして再びやってきたヴァリャーグにまとめてボコられて、征服されたようだ。
_,.... -=ｯーrｯ〜- ､
_,r'''i"li l |:| || ::i:i:i':彡‐三ゝ,
, ､,ri''il 川く{ l l ‖::i:i':彡='''''''三△
ﾙｯ'´;:;:;ﾍi> ', ', l l‖i:i':彡‐''''三≧Zﾐ|li≠"_,.
言うこと聞いて貢税しようか ﾄﾐ彳:;:;:;:;:％o｡',l l |i:i':彡＜≧≠_,.-ミミl≡.__,.
ﾚ∠ニ二三._ミﾐｷ父彡‐''''三＿,.=〒へ.|三キ
ゞﾐ三彡oOoﾛｧ((:::;;;))彡イ8ｷミ| || |lミ三ニｷﾆ
ﾄ､r ゞミ三彡,.ｲl l(〈 ﾟ`'"ﾟﾄ ﾄﾄi|♀ﾘミ川| ﾄ三≡≠_〜
}:::| ゞ三イ `'ｰヾ､ `ト`'ｰヾ_,ﾐ川| ト三ﾆﾒ､≠,_
|::::| ´彡ﾙ|"'''＝=:､_ _,;:=＝"￣_, 川| トミキ:::::＼
r‐'ii::=ﾋ _, -､____;彡'|i |l''‐t,j-､`: :i" ｯ‐'''tiｱ"ﾘ:ｲ串Yﾄﾐヾ;;::::;;ノ
_, ):::ii::「~` ,∠, ミｰ≠三ｷ彡li `''-‐≠ : l::::..^'ｰ-‐''′:炎ﾄミミﾄ､'iミ三_
/" _∠,-y'へ.};;;:ii::::|__,,.-ｯ'て )､_三二二__ﾌ_;;li,＿＿＿;_l;;;;;;＿＿＿;;::ｨl上lﾆﾄミ=≠―‐=―‐
_r‐i⌒'iｯ‐ｨii( 7〈'''''|'""'||ゞ大Y≠へ;::ヾ`''''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;:::;;;;;;;::::::;;;;;;;;;::::;;;;;;;;;;;;;;
〈`'i::i|::::::||::::liiiiﾄ､ ﾍ, |....;;||:ii:::Λ::::(◯)=-＝≠'''ｰ''キ≠己＝ｯ'∀=≠-‐＝=ｰ-‐'':::::::::`::::::::^~:::::::::::`~:::::::::::::
`'''┬iｯ'´ ￣`ﾄ､__'ブ'''''|l::ii(:::(_::::::;;yﾍr=､;_rｰ､;;;;;;;;;;;;=r-ｯ‐ｯｯｯ.､―‐━ｯ―‐‐ｯ―┬ii――‐┬三''''''''''''''''
￥ ﾉ| :| |'''ー|ト::::::::「|~ﾄ､ ｀ヽ,≡ｰ､｀''＝､ヾ `'ｰ､彡|:ヽ. ﾞ"" .イ 串||彡 ＿,.へｰｯ-､_
爪 `| :| :ﾄ､,__||:::::::lﾚ' ﾉ }l::::::::|}｀ﾞ'ijｰｯ ､ヽヽ`ｰ､ヽ, ﾍ, ` Ｔiiii" / ｲ|||ﾚ'"´ _,.-‐'" 彡｀''
川ﾄ､ `| :ﾄ､,__|ﾄ､:::|ﾚ' Oｲ::;;;;;:ﾉ, ', 'へ､ ヾC､ヽ､ `'ｰ-', '.,|i::: / /ﾉ／ ‐''" _,. -‐''"´_,..
ｲ川ﾄ ｀'L}､ミ三ﾍ::|l.,___ノ ,..ｲ__ノ:::::::::::｀'ー'＝=ー三ニﾐ､､ _ノ／ _,. -‐''" _,. .彡
`川ﾄ､ |ミﾐ三ｷ`''ーﾉ_,.ﾍ=''":;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:｀'j≠∠三≠≦.,_ -‐''"_,,.. _,.
` |ﾄ､ミ三ニ'/ :i ::l :ﾄ､
○ -ーー ,,_ ﾟ。。ﾟ ○ -ーー ,,_ ﾟ。。ﾟ ○ -ーー ,,_ ﾟ。。ﾟ
r'" `ヽ,__ r'" `ヽ,__ r'" `ヽ,__
ヽ ∩／￣￣ ヽつ ヽ ∩／￣￣ ヽつ ヽ ∩／￣￣ ヽつ
ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ヽi ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ヽi ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ヽi
| ＼＿)＼ .＼ lll ● ●|＼ | ＼＿)＼ .＼ lll ● ●|＼ | ＼＿)＼ .＼ lll ● ●|＼
＼ ~ ) ＼ .＼_ ( _●_)＼_つ . ＼ ~ ) ＼ .＼_ ( _●_)＼_つ ＼ ~ ) ＼ .＼_ ( _●_)＼_つ
￣ ＼＿つ-ー'''' ￣ ＼＿つ-ー'''' . ￣ ＼＿つ-ー''''
――― これが９世紀後半の出来事であり、「原初年代記」では戦乱に嫌気が差したスラヴ諸族が
ヴァリャーグにお願いして統治してもらった事になっている。
.
- 343 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:44:25 ID:1xrCCkSM0
-
――― こうして862年、ヴァイキング軍団の族長のリューリクがノヴゴロドで「公」となり、
ここにリューリク王朝が始まった。
＼ ヽ | / ／
＼ ヽ | / ／
＼ ヽ | / ／
殺 伐 と し た ロ シ ア に 海 の か な た か ら 救 世 主 が ！ ！
＼ ヽ / ／ ‐､、 '
｀−､、 ┌─────────┐ _,,−''
｀−､、 | | _,,−''
｀ | |
!｀ヽ |. ● ● .| i⌒!
───────‐ ヽ､ ＼|:. ├──┤ .:|ノ ﾉ ───────‐
＼_|:::... ヽ、 ノ ...:::!_／
|::::::::::... ￣ ...:::::::::::|
_,,−'' |:::::::::::::::........ ......:::::::::::::::::| ｀−､、
_,,−'' l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ｀−､、
,'´＼ ／ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ＼ ／｀i
! ＼ _,,-┐ ＼:::::;‐､:::::::::::::::::::::::::::;‐､:::::／ ｒ‐-､、 ／ !
ﾞ、 ｀ー--＜´ / ￣| |￣￣￣￣￣| |￣ ﾞ、 ＞−一'′ ,'
y' ｀ヽ/ / | | | | ヽ ヽ '´ ｲ
――― リューリクによる貢税の取り立て量は過酷だったようで、反抗した部族に対しては
徹底的に弾圧あるいは根絶という方法を取っている。
l'´￣`l￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀l
| | u |
| | ヽ / |
| :J | ● ヽ----/ ● |
... | | ヽ / |
. | | ヽ/ |
. | | J |
.. | | |
| ＼ ＿＿ ﾄ、 『 われわれは奴隷のごとくであり、
ミ ＼ ,.ミ'´￣￣｀` ｀ヽ､| |
(( ﾐ ミ ＼' ､ ヽ| 力 多くのあらゆる悪しきことをリューリクと彼の氏族から
ミ、 ﾐ ＼ i. ﾞ、 勹
| ミ、 ,' l こうむっている。』
Ｌ.＿__|＿ l l { -─- ､
| l -、 ヽ ,. '´ ヽ
| ! ヽ ヽ ,.' ,、 ヽ ―― ニコン年代記
./´￣`V ,ヽ､ ,' ,' ; ,. ,: , ハ :, , i
/ 、 | / ､`ｰ ノ! ; : ; /_'／./_/ Li_l !
./ i | / ヽ ヽ 〃 / | ;:｢ ＿___... ﾘjリ
!. ! / ヽ {{ / （｀| il| ＿_.. ｀￣lﾉ i Σ
｀ー‐ゝ、 ' / ヽ___,.-‐'"⌒ﾞ| !| °,,, , ￣/,: ハ
`ー--‐' ,. -‐'"´ ﾘi从＿ 、 '''ノ_:_ﾉ ヽ
力 ／"ー─------＜二／ ´ヽ､-＜r"／,ｰ､ 丿
勹 { 〈 )､ Y ｀ゝ(_/_/./'
} `ー----------─一--‐'´￣´
.
- 344 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:45:20 ID:1xrCCkSM0
-
――― そして17年後の879年…リューリクはまだ幼い息子イーゴリを残して死んだ。
;;.ii!;;::,,､"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l||
il|!ll| Y ;;／,,"" |liiil|!i!|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛""
.|lii!|ノ ）`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／
,!（(／（;;,,ヽ;;;...（_;;::,, |ll!i（!ll| ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,;;,゛|il| |ilｌ ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,,;,゛
il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,"" .|ilｌ |!i| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
il|!ll| |!,ii |ill|il|!l） |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,, .|ill| |ilｌ| .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
.|lii!| |ilｌ| （il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ilｌ| |l|!| .|!lｌi!i| Yii!
il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lｌi!i| |!,ii
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ﾉ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lｌi!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v
!ｿ;ﾊj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,
.＿＿＿
| | ･∀･|
| |. |
|￣|￣￣￣￣|
|￣￣|￣￣￣￣￣￣|
| |..ようかんマン..|
| |. ここに眠る |
|＿＿|＿＿＿＿＿＿|
ヾ'''''''''-,へ
ヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_ っ っ
／: : : : : : : : : : : : : : : ! っ っ っ
うわーん ~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :! っ っ っ
/!: / ノ ｀ヽ ヽ,/
パパー、パパー ﾚ!小ｌ＞ ＜ /~)
|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃_ノ
/⌒ヽ.ヘ ゝ._） j /⌒i
＼ /:::ヽ＞,､ __, ノ ァ/ /
. ヽヽ:／ヽ‐-‐‐ｲ:::ﾍ､__/
【 リューリクの息子 イーゴリ 】
.
- 345 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:46:05 ID:1xrCCkSM0
-
/ ｌ/ / '" ' ／｀ﾞ＜
lヽ ｌ ｌ ､_ヽ
l ヾ、
ｌ _ , -‐'-‐i _ヽ、
ｌ i‐-、-' ｀ﾞ-, _ ヽ｀
ｌ' _, -‐'" ヽ'"、ヽｌ｀
ト、 _ ,-'"i｡'"i｀ ,ヽ' ｌ ｌ
｀ヽi)l ｀ﾞ゛' _-'/ ｌ｀
泣くな、イーゴリ。 ｌ,ｌ ｌ｀ﾞl/,ｌ
ヽ、-―― ,' ｌ
ヽ、 ／ ｌ┐
_,--- T "＿ ,-‐'";;;;ｌ―┐
お前が成人するまでリューリクの遺言に従い ._,--―'"￣"l /;┌‐┴┐┌'"~´ _└┐
/ ｌ __ _ l__ｌ ｌ;;ｌ_ , -‐ ／ ｀ﾞ゛ ‐- 、
摂政として支えてやる。 / ｌ / ＿/.//;ｌ ﾄ-,―-/-, ／ _ -‐｀ﾞ‐、
ｌ ｌ, ヽ, ,、ヽ-｀___／;;;;;l l__ _, -'" ヽ
ｌ / /./ /｀;;;//;;―-(,-,┌┘ / _, -'" ｌ
_ ,ｌ ｌ / //;;;;;;//;;;;;;;;;;;;;/ ｌ ｌ ｌ ｌ
,-' 、 ｌ ／;;;;;;;;;;;//;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ｌ__ｌ l _ /
/ ヽ ｌ ／;;;;;;;;;;_,-┘l_;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ｌ ／ /
/ ヽ /＿__／_,-‐-、 ヽ;;;;;;;;;;;;;;ヽ _ -'" /
/ ＿_ l‐-‐//;;;;;;;;/;;;｀‐-、｀、_;;iへ／ _-'
【 オレーグ 】 / _,- '" ｀ﾞiヽ,ｌ;;;;;;ｌ ｌ;;;;;-;;;;;;;;ヽ;;;;;;ｌ ｌヽ_/__ ＼ _-'
/ i ＿, -‐'"ヽ、 ヽ、;;;;;;;ｌ;;;;;;;ll>--/二_ ＼ ＼ _-'
リューリクの跡を継いだ二代目の公 / ／l￣ 、 ｀ヽ、ヽ、―-＜_/_-‐‐、＼＿>'" _-'
/ >┘- 、_ ｌ__ 、 ヽ、ヽ、 ｀ﾞヽ、ヽ-‐' _-'
i ｀'ヽ、 ヽ-' _-'
.
- 346 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:46:49 ID:1xrCCkSM0
-
ヾ'''''''''-,へ
ヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_
／: : : : : : : : : : : : : : : !.
おじちゃん誰？ . ~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :!
/!: / ノ ｀ヽ ヽ,,/
死んだパパのお友達？ . ﾚ!小ｌ● ● /~
|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃_ノ
./⌒l j
/:::ヽ/,､ __, ノ ＿
. ヽヽ:／ヽ‐-‐‐ｲ:::ﾍ､.:.::.'ヽ
. ／!
／ﾉ-― ´ ┴≧ ＿
/i／ ´ ￣￣｀´ /
. / ≦x__
N ＼｀
≦ ／｀
/ ヽ i r‐ﾍ=- 実は俺も、自分が誰なのかよく分からん…
７ r―´ ヽ
∠, ／ i
ﾚ ! ＼ !
ﾊ ﾉ ,r―‐≧x ! リューリクにお前を託されるぐらいだから
ﾍ /r t ヽv´ <近 ＼
ﾍ >ヽｿ <´ おそらくリューリクの親族だったと思うんだが。
∧ ／＼-ﾍ ノ
/;;;;;;｀ヽ、 ヽ ヽ、 ´ r´
r―／ﾚ＼;;;;;;;;;;´≧ー-x≧≧＞‐-‐´,,r‐- 、
. ﾊ::::::::::〈;;;;;/＼「｀ー―---―‐｛,r≦ニ,r‐- 、＼ とにかく、成人するまでは俺が「公」の仕事をやるよ。
ﾊ:::::::::/;;;;/;;;＿人＿＿::::::::::::::::人ヾ≦ニ￣￣ヽi
ﾊ::::f∨;;;;/;;;/::::::::::::::::::::｀＞ﾆ::::::::::::::::rヘ＼
i::|:::| ＼i;;;;;i:::::::::::::::::::::::::::::::::≧::::::::::::ヽヽヽ.X,, r――‐- 、
. ﾍ:::::i ｀ ヽt::::::::::::::::::rf ´:::::::::｀:::::::::｀f∧トﾐー‐- 、ーニ≧
∨iＸ i:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::ﾍ:｀t┘::｀ヾー- 、ヽ ヽi
ﾊ::i;;;;｀ii＼ . |ﾊ::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽi:::::::::::ﾍ;;ﾍ ｀ヽノ
∨;;;;;;ll;;;;;;i｀t´:::ﾍ:::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|!::::i:::::::i;;∧
――― こうして、よく分からない人物のオレーグが「つなぎ」で次の公になった。
.
- 347 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:47:30 ID:1xrCCkSM0
-
――― そしてオレーグ公の率いるヴァリャーグ軍団は、キエフに向けて南下を開始。
∨. : : : : : : : : ≧彡' ﾄ /／ ／ 二ニ≧
} : : : : : : : : ノ}､. | ／ ＿__｀ヽ､
|: : : : : : : : : : }: :Y. | ＼ﾐ
|: : : : : : : : : : :}: :|!ヽ|'｀ヽ ￣ヽ Y
∨. : : : : : : : : :}:.| / l _ ヽﾐ
ノヴゴロドに引きこもっても未来は無い、 ﾏ. : : : : : : : : リ. l ｀´ ｀ ｿ |
ﾏ. : : : : : : :/. : r､ ノ く トト､
}､: : : : : :/...: : | ﾉヽ､ _＿ _ } , -, ﾘリ. : : :∨
キエフとそこに至る道中の町を落とすぞ！ . |: : : : : /. : : : 〈 ｀ヽｿﾂ ｀ ﾚ' / リ. : : : : : }∧
|: : : ／. : : : : .ﾑヽ､_ ,､ イ} /. : : : : : : /. : :ヽ
|ヽ.' . : : : : : : : : ﾄ ､ ｀_ 〟≦='７Y ./. : : : : : : /: : : : :
|: : : : : : : : : : : :ミ彡ヽ ヽ--ﾗ' ,ノ 'Yﾉ: : : :/／. : : : : :
ヴァリャーグ軍団、出立せよ！ ∨. : : : : : : : : : :ﾑヾ λ ヽノ /|. ミX彡. :/. :≦: : : : :
∨. : : : : : : : : :{i!ﾑ/ヘ｀ー '.=|: : :{i!ミｭ/ ´ ￣ ｀
＿ ゝ._: : ＞ ´//////// ////∧. :.ミミ
, ｪ＜. . : : : : : : : : ｀:ヽ､ _ ﾏ// ﾄｭｪﾆ ﾆ´ｨ=----､ヾ== '//'
＜: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ,: :} Y´〉/ｱ ヾﾒ マ///////ノ///／
. ＜:_:_ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.l :}Y.八//ﾑ ﾏﾑ マ//////ﾌ ﾗ ∧}- ／
彡' ￣ ｀ ＜ : : : : : : : : : : : :∨〈. : ＼／∧ ﾏ///////ﾌ //|.ﾉ}.:.}ヘ , ≦: : : : : : : : :
｀ ＜ : : : : : : : ∨､: : : :＼////////////-': : : |: ﾄノ . : : : : : : : : : : : :
｀＜: : : : : : ヽ: : : : /ﾍZZZZZZZZZ.|: : :/／. : : : : : : : : : : : : : : :
＞､: : : :.＼:./O＿＿＿＿＿O|:／. : : : : : : : : : : : : : : : : :
///∧_:_:_:_: lO＿＿＿＿＿__Oト----' : : : : : : : : : : : : : : :
f/////////////////////////＞=---------‐='≦ : : :
／//////////////////////////////ヽ､: : : : : : : : : : : : : :
／///////////////////////////////// ∧. : : : : : : : : : : /
.
- 348 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:48:15 ID:1xrCCkSM0
-
ヾ'''''''''-,へ
ねえオレーグのおじちゃん、 ヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_
／: : : : : : : : : : : : : : : !
どうして南に向かうの？ ~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :!
/!: /＼ ／ ヽ,/
暖かいから？ ﾚ!小● ● /~)
|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃_ノ
/⌒ヽ.ヘ ゝ._） j /⌒i
＼ /:::ヽ＞,､ __, ノ ァ/ /
.ヽ::::／ヽ‐-‐‐ｲ:::ﾍ､__/
/ｌ/ｌ／ '" ム'"/__
N ´｀ﾞヽ、
| ／
| /｀ヽ、 'フ おい、代打でもちゃんと「オレーグ公」と呼べ。
| _! ｀ﾞ゛ヾ'"￣￣￣｀7 ｀＞
!'" ＿ ! ／
,ﾍ ￣ ＼ヽ、 ヽ ｀＞
〈,rｌ ヽ＿≧ﾄ、 !r==≦ﾆ- i__彡 南というよりドニエプル川の水系を確保したいんだよ。
. ヽi '". | ﾋﾃ ｎ !
ｌ. | ././
ヽ ,イ´ そうすればギリシャのコンスタンティノープルまでの
＿>、 ー―‐-- /_ !
/:::::! ヽ ／ ﾉ.）;i,r┐ 水路が確保できて交易ができる。
＿ ,-―'ｌ:::::::::〉 !＞―‐ '" ／ /「:::::::|、
, -‐――'"::::::::::::::::::ヽ::::/_'" , r―-.、 ' .／;;;|:::／::ヘ、
::::::::::::::::::::::｀ﾞヽ::::::::::::::::::ｌ‐y;>' } ' )'":'":::::::::::::::＼ キエフはその中間地点で重要な立地なんだ。
::::::::::::::::::::::::r―┐:::::::r':::::i i / _i;;|:::::::::::::::::::::::_::_.:＼__
:ﾍ:::::::!::!::::::::ｌ「:ｌ i:::::,,「´:::::::〉ヽ、__,rf"V´;;;;;|:::::::＿::'"￣:::::::::::-‐＼
:ﾍヽ:::V:,-―ﾄ'ﾉﾑ'"::::::::::::〈/'":::::::／´;;;;;;;;;;i:::::i'r７/:::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
::::ﾍヽl::i__ニ/／::::::::::::::::::::::::::::／l.i;;;;;;;;;;;f｀＼f,ｌ//::::::::::;::::::::::::::::::::::／ﾉ!
.
- 349 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:49:09 ID:1xrCCkSM0
-
ヾ'''''''''-,へ
ヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_
／: : : : : : : : : : : : : : : !
~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :!
/!: /＼ ／ ヽ,/
ギリシャには、何を売るの？ . ﾚ!小● ● /~)
|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃_ノ
/⌒ヽ.ヘ ゝ._） j /⌒i
＼ /:::ヽ＞,､ __, ノ ァ/ /
.ヽ::::／ヽ‐-‐‐ｲ:::ﾍ､__/
ヽ￣￣￣ ミ ヽ. |＼
, -=' ヽ| ヽ
＜ Y
ノ ｌヽ、 ﾚ /
-=≦ , 彡. ' ヽ、 ﾑ
/ / ヽ 彡 ＼ ヽ ／
/ 〈 ｀´ 、. ＼ ヽ,, /
７ ヽ、 ヽ、 Y
ﾚ .〉ｭ ｀ , __ /
| /ﾘ. ﾑ l夕 この辺のスラヴ人に貢税させた物だな。
, 、.r‐=リ l ヽ ヽ. ∨
／￣ ≦=- .r': : : : : .ミﾆ=ｭ .! ＼ 丶. ／
／: : : : : : : ヽ: : : :ヽ: : : : : :.`..ミﾆｭ 、 イ まず毛皮、それに森で取れる蜜や蜜蝋。
／: : : : : : : : : : : ＼: : : :＼ : : : : : 〉ﾐﾐ/ ≧.
: : : : : : : : : : : : : : : :l: : : : : ＼: : :/ﾐﾐ/`' 、彳. 戦争したら捕虜も奴隷として売るぞ。
: : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : : : : ヽ:に/ /`. ┐
: : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : : : : : : . rﾍ≧=/: : ｲ:| _
‐-: : : : : : : : : : : : : :|: : : : : : : : : : |.|.ﾄ, 乂ﾐ 介 :.rﾍ: : : `ヽ、
: : : : : : : : : : : : : : : ﾉ: : : : : : : 〔三Ⅹﾐﾑ. 人 : :|.|.|: : : : :l: ヽ 地図を貼るから位置関係を頭に入れろ。
.: : : : : : : : : : : : ;.イ: : : : : : : : : : : { }ﾆﾆﾆﾆﾆ〔三Ⅹﾐﾑ: : :l : : l
..:.: : : : : : -‐= ': /: : : : : : : : : : : :.:{ .ﾏﾆﾆﾆｷﾆﾆ { }: : : :.ﾉ: : : l ギリシャってのはつまり東ローマだ。
.: : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : :| .lﾆﾆﾆ.ｷﾆﾆ | |: : : : : : : :.|
.: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : :l _/ ﾆﾆﾆｷﾆﾆ.| |: : : : : : : :.|
..: : : : : : : :.／: ヽ: : : : : : : : : : : : ／ﾆﾆﾆﾆﾆキﾆﾆヽﾉ: : : : : : : :.|
..: : : : : :／: : : : : :＼: : : : : : : :／ﾆﾆﾆム' マﾆﾆｭ : : : : : : :|
.
- 350 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:50:03 ID:1xrCCkSM0
-
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／~~~~~~~~~~ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｣ 0 500km
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ △. ┗━━━━┛
::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ""~＼::::::::::::::::::::::::::／￣ △
:::::::::::::::::::::::::::／ ヽ:::::::::::::::／ △
::::::::::::::::::::／ ／−ヽ ∧＿＿/:::::::／~ △
:::i~~~~~~ ＿/:::::／ ）:::::::::::く~~~ △
::i ／:::::::／ (::::::::::::::ヽ △
| スウェーデン ~~￣ △
______/|. ⊥::::::::/ ∧ △ シベリア
:::::::::::| __|:::::::＼＿＿＿ /＼:::::::::::::::::: △
〜＾|::| √::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ |:::::::|:::::::::::::::::::::: △
. /~::::| /:::::::::::::::::::::|￣￣￣~:::::~~::::::::::::::::::::::::::::::::::::: △
３::::::|__i--/:::::::::::::／Y::::| :::::::::◎ ノヴゴロド:::::::::::::::::: △
::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ﾘﾄｱﾆｱ ::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: △
￣ヽ---ー‐i::::::::/ :::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: △
~~~ ::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: △
ポーランド ::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: △
:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: △
:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: △
::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
△::::::::::::::::::::::::::◎ キエフ::::::::::::::::::::::
ハンガリー △:::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::
△ ::::::: | ::::::: キプチャク草原
△ ↓ （遊牧民） _∟___
_/--t__ ,--‐‐‐:::: _／:::::::::::::｣
ブルガリア __/:::::::::＜ Y::::::::::/::::::: /:::::::::::::｣￣
＼ /::::::::::::::::::ν::::::::::::＼:::: <:::::::::::｛
:::::/ _√::::::::::::::::黒海::::::::::::::::::＼ |::::::::::::::ヽ、___
::Y 東ローマ 〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ＼:::::::::::::::::::::::＼
:::ヽ 「:::::::::::ﾍ___､-＞‐‐、 ∠￣￣ヽ:::::::::::::::::::::::::｣ グルジア ＼::::::::::::::::/
::::::| |:::::::::::::/~~~~~ ￣ ＾＾＾‐‐‐〜/ `ヽ::::::::::::ヽ
:::::::> Y::::::::::ｦ /::::::::::::::::::::}
.
- 351 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:50:52 ID:1xrCCkSM0
-
――― こうしてオレーグ公の率いる軍団は、途中の河川ルート近辺の町を征服しながら
キエフに向かって進軍していった。
''';;';';;'';;;,.,
''';;';'';';''';;'';;;,., ザッ
ザッ ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
vymyvwymyvymyvy ザッ
ザッ MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、
ザッ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ
,/ヽ＿ /ヽ＿＿,.ヘ /ヽ＿＿,.ヘ ＿,.ヘ ,.ヘ
|＼_／￣￣＼_／| |＼_／￣￣＼_／| |＼_／￣￣＼_／|
|＼＿／￣￣＼_／| |＼＿／￣￣＼_／| |＼＿／￣￣＼_／| ▼ |_／ ← ヴァリャーグ軍団
＼＿| ▼ ▼ |_／＼＼＿| ▼ ▼ |_／ ＼＿| ▼ ▼ |_／皿 ／＼ この頃は最強の戦士
＼ 皿 ／ ／ ＼ 皿 ／ ／ ＼ 皿 ／ ＼ |
／ ＼ | | ／ ＼ | | ／ ＼ | | |
''';;';';;'';;;,., ザッ
''';;';'';';''';;'';;;,., ザッ
;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
vymyvwymyvymyvy ザッ
ザッ n_n,n_n、n_n,n_n、n_n,n_n、
∩＿∩＾−＾∩＿∩＾−＾∩＿∩＾−
ザッ ∩＿＿∩ ∩＿＿∩ ∩＿＿∩ ∩＿＿∩
∩＿ ∩＿＿∩ ∩＿＿∩ ＿∩ ∩＿ ザッ
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩
| ノ ヽ | ノ ヽ | ノ ヽノ ヽ
/ ● ● | / ● ● | ● ● | ● ● | ← 従属している部族から出させた
| ( _●_) ミ | ( _●_) ミ ( _●_) ミ ( _●_) ミ
彡､ ､｀ 彡､ ､｀＼ ､｀＼ ､｀＼
/ ＿＿ / / ＿＿ /´> ) / ノ..// /´> )
(＿＿＿） / (＿＿＿） / (_／＿） / (_／ / (_／
.
- 352 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:51:38 ID:1xrCCkSM0
- :::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... ....:::::::::::::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .:
:::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... ....::::::::::.. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. . ... ::: :::.. ... .. .. . ... ... ..::. .. . .. . .. .::::: :: :. ... .::::: :... .
.:::: .. . .... .. .. . ... ... ..:: . .. . .. ... .. .. . ... ... ..:: . .. . .. ... .. .. . ... ... ..:: . .. . .. :... .. .. .
... ... ..:: . .. . ..
.:::: .. . .... .. .. . ... ... ..:: . .. . .. .. . .. .. . ... ..:: . .. . .. .
.. .. .. . ... ... . .. . .. :... ..
.. .
... ... ..: : . .. .
.:: :: .. . .... .. .. . ... ... .. :: .
.. . .. .. . .. .. . ... ..:: . .. . .. .
.. .. .. . ... ... . .. . .. :... ..
.. .
... ... ..: : . .. . ..
..
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ あれがキエフだ |
￣ﾞﾞ"''‐- ､ ,,,,,_ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ _,,.-ｰ''''"ﾞﾞ"´ﾞ''｀`'
￣ﾞﾞ"''''''ｰ-_... ∧ ∧ ,,.--ｰ''''''"ﾞﾞ''"´｀`'''"´｀`'‐''"´ ... .. .. . ... ...
(:::: ,,) 'ｰ-:: .,:-‐‐.､,,,,.,.,.,,,,-‐､,,-‐'゛ ... .. .. . ... ... ..:: . .. . .. ... .. ..
(ｿ::: ,) ｀ﾞ''ｰ-、_,,.--ｰ''''"ﾞﾞ｀ﾞ''ｰ-、_,,.--庁ｰ''''''"ﾞﾞ":;;;: : ;:.............;;;;; ; ::; : ;:; :; : :: :;... .. .. . ... ...
〜::: l ﾞﾞﾞﾞ''''''''''‐-- ､ ,,,,,__i;;ii:i;;i￣|rニユ l |l i: i:二i, .;';':;:';'::;:';'; ,. '':';;:::;:;;:爿|:::.:....;';':;:';'::;:';';
...(;/^;Ｊ.. ￣ﾞﾞ"'''''―--二.ll.| . 二|=,ｨ'⌒ﾆﾆｴﾆﾆil］1lｰ-il］|_三rーilil￣|─r‐┬
:::::::::::::::: ￣ﾞﾞ"'''''―--::;...;;.;;ii:i;;:|l|､_,|斤il］il］|_三rーilil}r‐┬r
''"'"~''' ﾞﾞﾞﾞ''''''''''‐-- ､ ,,,, ~ﾞ"'ｰ-::... |巫|il］il］|_三‐┬ li ,.､t''T
｀ﾞ''ｰ-、 ''"'"~''' ﾞ''､,, ｀ﾞ''ｰ-、|l::;...;;.;.;ii:illl":;;;: : ;
.
- 353 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:52:25 ID:1xrCCkSM0
-
ヾ'''''''''-,へ
ヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_
／: : : : : : : : : : : : : : : ! 新しく町を作るのかと思ったら…
~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :!
/!: / ノ ｀ヽ ヽ,/
ﾚ!小● ● /~) 既に誰かが作っている町を奪うんだね。
|l⊃ ､_,､_,⊂⊃_ノ
.ヘ j
/⌒l ､ -- _ 'イｱヽ
./ヾ三},'￣ ',:::::::::ｌ
.ｌ:::::::::ﾉ ',::::::::}
_ -=≦ ヽ_ ト､
＜_ ヽヽ
彡 _ l ﾚ'/
／ l ｀ - ､ ! ,
７ ／. ヽ､ -v
/, , ､/ 弋ﾓﾒ､ __l
l { ﾋj7 当たり前だろ、俺達はヨソから遅れて来たんだぞ。
レヽ､ ∨
从 / ヽ. ― -
ｲ. へ ／
j ＿_┌――三l なおこの町の「公」は俺たちと同じヴァリャーグで、
r―「「 }ﾆﾆ「￣. .ヽ,,_
_ ｒ . . ./ﾆL __＿ }┌' . : : : : : : : : : :｀: : : ､ ただしずっと前に入植している。
r . : : : /. : : : : :/ﾆl l ／/ﾆﾆl : : : : : : : : : : : : : : ／. : ヽ
l : : : :/. : : :.｛i｝ﾑﾆﾑ ／ﾆニﾉ｛i｝: : : : : : : : : : ／. : : : :
, : : : /. : : ∈※∋ﾆl lﾆﾆニ∈※∋: : : : : : : /. : : : : : : :
, . : : .{ : : : : ﾉ川ﾆニ.iﾑﾆﾆﾆニ川 : : : : :i: : : /. : : : : : : : :
l: : : : l : : ／ﾆﾆ=- ´ ｀ -=ﾆﾆニﾑ : : : : l: :./. : : : : : : : : :
./. : : :.:| :/ﾆﾆﾆﾅ , ﾑﾆﾆﾏｭ,｀ ー---.＼. : :∨. : : : : : : : : : :
/. : : : : :∨ﾆ ﾑア ﾑﾆﾆﾆﾆﾆ} ﾏﾆﾆ ﾏﾆﾆヽ. : ヽ. : : : : : : : : :
.../. : : : : : : {ﾆ,' ﾑｱ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆｱ }ﾆニ ｱﾆﾆム. : : ヽ. : : : : : : :
/. : : : : : : : .lﾆ {ﾆム マﾆﾆﾆア ムﾆア ムﾆニム. : : :〉: : : : : : :
: : : : : : : : : :|ﾆ〉ｱｱ ムﾆﾆﾆﾆ} アﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}: : / ﾍ. : : : : :
: : : : : : : : . ﾊｱムﾏ ﾑﾆﾆﾆﾆｱ ｱﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ∨ ヽ. : : :
: : : : : : : : / } ﾏﾆﾆｱ ﾑﾆｱ ﾑﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾆl ＼: :
.
- 354 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:53:14 ID:1xrCCkSM0
-
＿ ,、ｌヽ
ヽ｀ﾞヾ｀ﾞ゛ヾ ヽ ヽ、
, -‐'" 、 ｌヽ、
｀ﾞ/ _, 、_ヽ l //ｌ
/. ｌ ｀ヽﾉ＿ , '
∠, /｀ﾞ゛‐-、_ ｌ ｌ
/ ,-,/ 〈ｌ;d｀ﾞヽヽ ＿_｀ｌ イーゴリ、ついてこい。
'"/ｌ｀i ￣ ｀ﾞ ｌrr、/
ヽヽ ｌ｀ﾞ/ 今から２人でキエフの「公」に挨拶に行く。
ｌｌ'ヽ ＿_ ' , '
＿ｌ__ ヽ、 ／
/:::::::::├┐ヽ _, '_n
, -――――,'"｀ﾞ‐―┴/￣￣｀l;;;ｌ:ｌ_ 兵士はここに置いて伏せておくぞ。
ｌ"￣￣ヽ 、::::ヽ:ヽ::::::::::ヽ:::::::ｌ―-┘ヽ-,:ｌ―- 、
ｌ:::::::::::::::::::::::::ヽ::ヽ::ヽ::::::::::i'｀i:l;;;;ヽ:::ヽ'::::ｌｌ:::::::::ｌ:ｌ::｀ヽ
. ｌ::::::::::::::::::::::::::::::::::/::/::::::,‐-ヽ'"｀i======rヽir,ヽｌ::::::ｌ
ｌ::::::::::::::::::::::::::::::/::/::::::::::｀ﾞ゛i~i'"ｌ;;;;;;;;;;;;ｌ::ｌ;;｀ll iｌ':::ｌ:::::ｌ
/:::::::::::::::::::::-‐、ｌ:/:::::::::::::::::::ｌ ｌ ｌ';;;;;;;;;;;;;;;ｌ:ｌ;;;;;ｌ_ｌヽ::ｌ::/
ヾ'''''''''-,へ
ヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_ ＿＿
／: : : : : : : : : : : : : : : ! ／
護衛の兵士も連れずに！？ ~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :!. ＼
/!: / ＼ U ／ ヽ,,/ ￣￣
ﾚ!小ｌ○ ○u /
|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃_ノ
./⌒l j
/:::ヽ/,､ __, ノ ＿
. ヽヽ:／ヽ‐-‐‐ｲ:::ﾍ､.:.::.'ヽ
.
- 355 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:54:03 ID:1xrCCkSM0
-
.... . .....::::::::::::::::::::::::::::::::::::／.／
...::.'::....::':..:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／,／
＼ ....::.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ／／ ／／
＼＼ `~ー'--..､__,-..､_, _ _ .／／, ,' ., .´ ,／
.､ .＼＼ ~`" ﾞ''´ `''-,／／,／'／ ／ ,／
＼, ＼＼_,__,__,__,__,__,__,_ro｡ .'i,` -､_／,,;..／.:::: ／
､＼ ,＼＼ﾆ/ﾆ/ﾆ/ﾆ/ﾐ'i/ヽーk _ ,,‐,＿ _,､_ ＿ ／ﾞ`‐ ､ ~｀`-:..､_／ ／
.＼＼＼::＼＼ 'ﾆ/ﾆ/､,'/､::ｌl＼l､,,,,,zvvv､__,,.... .:......::::......'::nr-/ﾛii／,-'',-",-l~｀` ‐ ､::_｀-､_´
＼ '＼＼r`'',^´:'ﾆ/ﾆ/､,'/ｌ'/`'､､::＼;;ゞｰ､ri=令iーｭ/互.iｮi;;;_,,,三／,-",-'',-"-| || |:| |:| |:`-:､_`-､
＼`r''^´／ :/ﾆ/ﾆ/､,'///, -|´'ｪ￣/､>/尺ﾆ∧::品:::,ノ:::::,／ ~`'‐､_<」,-" :| || |:| |:| |:| |:| ﾞ -
,,_r''^´ｌｌｌｉ||'´.::/ﾆ/ﾆ/､,'/-´''llﾚl|エエ/||ヽﾛl:::二}_」l但iく;;;,,:<"K",Kミ､ｉ|l|`''‐ ､-'| ||＼_|:| |:| |:| |:| |
ｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌli||.:::/ﾆ/ﾆ/､,'/.lﾚllﾚlｌ_,l|,,エ/=||=|`､ミ平平'不､.「}{::|"I''i/,,|_i_,_|l|:l:l:l:ｌ |`:| || ｌl|.＼:::|_|:| |:| |
ｌｌｌｌｌｌｌlｌｌｌｌｌi||ｰ^ｰ'^ｰo､/! lﾚllﾚllﾚｌ|エ/_,-''"|´八:l:::l:::, -<´.|ilヽ|lヽ,|l::::llillｌﾞ|lﾄ、ｌ:l::|ﾐ:| || ｌl|7ヽ＼ .| |:| |
|i､､il||||||i||:::_||_:::::|| | llﾚll「~ ｌlﾚｌ|￣lvzN'_|ﾉ::::l`:::|く,_ ,` |il::::|ｌｌｌl:|:::::::::::_|l､ ＼l:|ﾐ:| || ｌl|7ヽ＼＼ .| |
ｌｌヽ､ｌｌｌｌｌｌl||_:::||::::: || | llﾚlｌ､__,'lﾚｌ|_llll'''"ll´ll:::::ｌi|::::::: lＸ,,::-''卷」ｌｌlll|ｌl::::::::`|l、k｀'' | || ｌl|7ヽ＼＼＼.!
ｌｌｌｌ｀､､ｌｌｌｌ||:::_||:::::_|| | llﾚllﾚllﾚlﾚｌ|_ヽllllｌ::::::|:::::::ｉ:::::: ＼ｌ_:::「ヽヽlll|ｌｌｌｌｌｌｌｌｌｌ|l、llt､k | || ｌl|7ヽ＼＼＼ ...
ｌｌｌｌｌｌｌヽ､ｌl||─､:_:: || | llﾚllﾚllﾚl_／lヽl´ .l::::::::::::::: : :.:::::ｌ:::::ヽヽll/ミ_rくｌlt,lltｌｌ`ｰ| || ｌl|7ヽ＼＼＼ ...
ｌｌｌ ｌｌｌｌｌｌ`､'' ／l_:::_|| | llﾚllﾚll／l／llﾉ`ｰ',,`:::::::: :::´~ﾞ`-''il三iｌ|'' ＼llｔllt_!_| || ｌl|7ヽ＼＼＼ ...
ｌｌｌｌｌｌ／`Ｊ l__|＿,|| | llﾚll,イ／ ,／::::::::::::::: :::::::::::_;;;_l三ii|:::.. . ＼|＼＼ _l|7ヽ＼＼＼ ...
ｌｌ／ .／､_/_/|＿,||_| llｌ／, ' l／'':::::::::: :::::il三__|､_,-_、 |::::::`-､`- ､.＼＼＼
'" ／,:::/_:::､l_|l二lﾆ|／l／／`:::::::::: ::: >-''､っ:::::く＿」,/|li::::.. ::~ﾞ-､｀- ､､＼
／_l'ﾚ'-<＿〉:|::::二ｌ|／,／｀:::::::::.. "'＿,,ｨﾆ´入_|＼li:::.. ..:ﾞ`- ､ヽ
ミｇ､::ﾛ´r-､':::|_::::::: |／`:::::::::::'':::::: `ーｪ_ｒ:::::::::::>i-|::::..＼lilr────
ミoミ／￣￣／]::::::::::::::...::::::::::::::::: ￣`_ーz,,＿.:::::_ﾉ:::r─'ｰ|:::＼､￣￣
.
- 356 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:54:51 ID:1xrCCkSM0
-
、-=--、从 ｌ＼ ヽ、
ヽ ヽ ヾ ＼/: : ヽ、
-=彡 : : : : :l
, ゝ : : . . . : . : . : : :.ﾚ从
フ : : : .: : : : : ::ヽ
＜ : . : : : : : : :/／
＞ : : : : : : : : : :/
＜ : : : : . : : . : . . : : : : : .ノ :/
＿ _ ノ: : : : :.r ヽ. .: : . : ..r-- 、 ／ |/ キエフの公よ、
／: : : : :.ヽ=-: : :.l .㌧ __ ノ /
: : : : : : : : .∠: : :ヽ /／ 私達はあなた方と同胞のヴァリャーグであり、
: : : : :.l: : : : |;;;| ヽ、 ヾ‐、____冫 ./ﾗ/ヽ
: : : : : |: : : :.l;;;ヽ. ｌ ｰ--‐' l / : :.l ギリシャに向かっている商人です。
: : : : : ｌ: : : : l;;;;;;ヽ. / ＼ 〈 : : :.|
: : : : : ト: : : :.ヽ ;;;;ﾒ、. ＼ -= . . . : :./
: : : : : : :.ヽ.: : : :.＼;;＞-=- ,.メ .ｲ : : : : : / よろしければ郊外の船で休んでいる者達に
: : : : : : : : :.＼.: :.／ r'´ﾒ（ ） /: : : : :／
: : : : : : l: : : : : : :.ﾌ ｀-´ 彡※こ): : : : ／ 声をかけてあげてもらえませんか？
ヾ: : : : :|: : : :（ ）/;７ /;;;彳 川 /: : :∠、
: : :ヾ: : | : こ)※彡イ;;;;;/ :/.|ノ´｀y´Y ﾄ ,
: : : :l: :/: : : .川;;;/ /;;;;/: : :/ '´ ´ 〉 l
: : : :|/: : : :./ | l/ /;;;;/.／トミミヽ、 '´ イ
: : : :ト: : : :.／ -= '´ / .〈: : : : : : ﾀ'´ ｀γ,'
: : : :,ソ ／ : : , -= '´ /: : : : :γ ﾒ'
: : :/: :＼: : :/ .／: : : : : :ゝ ノ
／.: : : : :＼:| ／: : : : : : : : :｀ﾌ
＿_ , -- 、
r',ニ二¨ヽ､/∠ニヽ＼
j l r_三ﾆ r三ヽ }
rリ ' ,ｨ'ﾐ ハ 彡'ﾍ ヽ.＼ 小さな子供も連れて大変ざんすね…
{（( ｉ j,.ィ1{--ヽ.ﾄ, ,､ j } ｝
)）' ﾉ 力ト､}￣´j.{｣ﾚﾍ.ｉ ' <.く
｛ ! ' .ﾉ ,ﾘ jハ r'い}. jﾊ j ﾘ }
Y,ニ!l r.=＝= =＝=.､ |にﾞY
/{にﾞ|| ヽ.＿｡ｨ .l､｡＿〃.|lこj.ﾄ､ いいざんす
{i_,ゝﾆl| ┐￣_｣ |__￣┌ |lﾆ.ｲj_｝
ﾆ¨-‐7 : : ｌ ﾄ､.___ｰ､_, ‐'＿, ｲ.l : ヾｰ-¨ﾆ
: : : : l: : : : ｌ.l.lｴｴｴｴｴｴｴｴ1|.l : : : l : : : : これも上に立つ者の勤めざんす
: : : :.|: : : : ||.l.lー─‐r──l.|.l|.: : : :|: : : :
: : : :|.: : : : |:l.ｌ.ｌｴｴｴｴｴｴｴl.j.ｌ:| : : : :| : : : その船に案内するざんす
: : : l : : : : l:::l_｀￣二二￣´_l:::l: : : : :|: : :
: : :.| : : : : |::::ヽ￣￣￣￣／::::|: : : : :| : :
: : :l : : : : :l:::::::::::＼ ／:::::::::::| : : : : |: :
.
- 357 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:55:28 ID:1xrCCkSM0
-
ヾ.､ .! ヽ、 || ヽ .! ヽ:
ヽ、 .! ヽ、 ! ヽ、 !|: | ヽ.
| ﾞヽ、 ..|| ! ヽ、l ヽ、 ,'| ヽ、:!|:: .| ヽ.
ヾ.､ ! ヽ、 .:|| l ﾞ| ﾞヽ、 l ﾞヽl.!::. | ヽ.
! ヽ、 ,! ヽ、 ::!|: l |. ヽ! ヽ: .| ヽ.
、 l ヽ、 ,' | ヽ、::!|:: ! .! | ヽ. .| ヽ. ＿
ﾞ| ﾞヽ.、 l ﾞヽl.!::. l ! | ヽ i _,,,......,,,, ＿ ｿ ,/
|. ヽ.! ヽ:. ! .l | ヽ.,.._,,_-rﾞi-=ﾆ二_~ヽ. :|..l : : ￣~"'/ /､
.! | ヽ. . ｌ _,,..ィ .| ヽ.＝| .|､ ,' ~"ヽ :l .| :. : /~ /
! | ヽ. ''´ ,' ;l | ヽ. ＿~'' ー-＿;,,,..l...!;;zｪ=＝７ ,/
l | ヽ. ／≧ｧ-! i _,,,......,,,, ＿ ｿ ,/＝ ￣ = = =＝-‐ '''"~ //
_,,..ィ .| ヽ.,,_f:'"ｷ _,.._,,_-rﾞi-=ﾆ二_~ヽ. |..l : :￣~"'/ ,/､ /У
,' ;l | ヽ. ＿'''‐､f"=＝＝| .|､ ,' ~"ヽ :l .| :. : /~ /.,,,_ ｼﾝﾞ
≧ｧ-! i _,,,......,,,, ＿ ｿ ,/"''ｰ-ﾞー-=::;;;_l,,,l;;~'' ー-＿;,,,..l...!;;zｪ= ７ ,/ ;;;;;;;;;; ￣ ~ "" '' ''""~~
_f:'"ｷ _,.._,,_-rﾞi-=ﾆ二_~ヽ. :|..l : : ￣~"'/ ,/､ ~""''' ｰ-＝ ￣ = = =＝-‐ '''"~ / /
, ~"'''‐､f"=＝＝| .|､ ,' ~"ヽ :l .| :. : /~ /'' ､,, /У
~"''ｰ-ﾞー-=::;;;_l,,,l;;~'' ー-＿;,,,..l...!;;zｪ=＝７ ,/ ~'' ｰ- ...,,,_ ｼﾝﾞ:::::::::::::::::::::::
~""''' ｰ-＝ ￣ = = =＝-‐ '''"~ / / ￣ ~ "" '' ''""~~ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
~'' ､,, /У...,,,,,,:;:;:;:;;;;;;;:;:;.;.;.;:::.::.: : :.: : : ..;.;.:.: : : : : "~': ;:;;;;:;:;:;,;,,,,';;:;;:;;
'':''':'' ~'' ｰ- ...,,,_ ｼﾝﾞ''''''''''''. .:.:. . : . . . .: .: .:.:.:.::.:.. .: .: . . ..:.:.:.: : : :.:.:.:,;.:
'':''':''':'' .;.:':'''" ￣ ~ "" '':;:;:;:;;;;;;;:;:;.;.;.;:::.::.: : :.: : : ..;.;.:.: : : : : "~': ;:;;;;:;:;:;,;,,,,';;:;;:;;:;;;;:'':''':''' :::::::::::::::
. .:.:. . : . . . .: .: .:.:.:.::.:.. .: .: . . ..:.:.:.: : :
／⌒丶／￣｀ヽ
__ﾉ 二 彡⌒ ミヽ＼
ノ ノ 丿 ｎ、ヽ ﾐ ヽ l ｜
（ （( ﾉﾉ }.} |ニ＼_ヾ. ヽミヽ
） ﾉ / ノノ工ヽ￣ 廾ヽヽヾ）
//〃ﾞ ｎ ｲ彳 oヾ j´ｏヾ!)） ） おやおや
ヽヽ) ) |f| l `==' | l`==''| {(（
ノ〃 / |ｆl;l ┐__'‐ｕ-'__r | )） ） 思ったよりも多い船団ざんすね
{ 彡 ）jヾﾊ |｢lココココ| |〃 /
ヽ丶／ |.ハ.ヾェｪｪｪェﾘ |､ヾ ）
-‐'"￣l l＼.ﾊ ｀¨二¨´ ｌ ＼（
| ｜ ＼`ｰ―‐ｒ一' | ＼
,| | ＼ ／l | ＼
.
- 358 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:56:12 ID:1xrCCkSM0
-
＼∨//////////////////////////////////// l ／
∨//////////////////////////////////// |
＼∨///////////////////////////////////. | -=---
＼// |/////////////////////////////// ヽ
∨ |/////////////////////////////// ＼
∨|/////////////////////////////// ﾐ ／ ￣ ヽ
ええ。 ∨/////////////////////////////// x-‐‐‐ ﾐ / l
|//////////////////////////// ,／ |
／ﾑ//////////////////// , ',二彡勹￣ 7 ノ
これは商船ではなく…… .／. : /ﾑ////////////////// く ／ Y´_ゞ=ﾟ - .' .／
／. : ／//ﾑ////////////////////////////// Y
/. : : //////ム//////////////////////////// l r' ノ
ヘM : : ／///////ﾑ///////////|ヽ///////////// r ´
／. : : : ///////////ﾑ.//////////| ∨///////// ∧
|＼ ＜ : : : : ／////////////ム/////////| ∨////// ハ| /
ﾌ: : へ´ : :∧: :／////////////////ム/////// ＼ ∨//// / |ノ .／. : : : : : : :
ﾉ. //---＼/ ∧.////////////////////ム////////////// ノ ｲ |／. : : : : : : : : :
|≧=--'≦=､///// ＼.////////////////////////＼///// ` ー= ニ´ ' . ／. : : : : : : : : : : : :
//////////＼///// ＼/////////////////////////ヽ/////// ／ ／. : : : : : : : : : : :
////////////＼//////＼/////////////////////////＼///. ／ ／. : : : : : : : : : : :
／＼
／ ＼
／ ＼ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／ 熊出没注意 ＼ | 軍の船団ですから。
／ ∩＿＿＿∩ ＼ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ノ
／ / ＼ ／ヽ ＼
／ / ● ● ヽ ＼
＼ ミ ／(_●_)＼ ミ ／
＼ 彡､ |WW| ､｀彡 ／ Hold up !!
＼ |WW| ／
＼ ヽノ ／ ∩＿＿＿_∩ ∩＿＿＿_∩ ∩＿＿＿_∩
＼ ／ / ヽ| / ヽ| / ヽ|
＼ ／ / ● ● | / ● ● | / ● ● |
＼／ | ( _●_ ) ミ | ( _●_ ) ミ | ( _●_ ) ミ
| | 彡､, |∪| ,,/ 彡､, |∪| ,,/ 彡､, |∪| ,,/
| | ∧､ /.. ヽノ ＼ ∧､ /.. ヽノ ＼∧､ /.. ヽノ ＼
| | /⌒ヽ＼. /⌒ヽ＼. /⌒ヽ＼
| | | (●) | i＼. | (●) | i＼. | (●) | i＼
| | ゝ＿ノ .^i | ゝ＿ノ .^i | ゝ＿ノ .^i |
|＿|,-''iつl |＿|,-''iつl |＿|,-''iつl.
[__|_|／〉 [__|_|／〉 [__|_|／〉
[ニニ〉. [ニニ〉. [ニニ〉.
└―' └―' └―'
.
- 359 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:57:05 ID:1xrCCkSM0
-
、＿_ !ヾ、 ､
__,ゝ: ￣ヾ､l::｀ヽ_l＼
ア´......... ::...:: ..:: ::.. :.｀::.＼jヽ
／::: :::::::...... ..::: ::.. ::. ::. :ヾ::ヽ
´イ''' :::::::...゛::: :.. ::: ::: :::i::: i:: :}ヽ
/ ..::::::::::::‐-､,,';､::.. ､ ::; .::::l::: ::'::j
/ ,' _ , ,-‐z;;;;;j ｀､ ｀､＼;::;:::::;' ,''..:::. j
´/ ,ｨﾆヽ:z'´W､ ', ;｀`'';´;''''j:::/
'j i l ,,l '" ヾゝ｀_ヽ ', ' i ' i/ 『 お前たちは公ではなく、公の一族でさえもない。
j 〉i､ j ゝ_!_!ヽ丶 ', ,' _,,,ｨ
N' ＼' ｀ .〃ｨ/´ 私こそが公の生まれである。』
＿_,-／ ', l l `l
/ヽ: : :ヽ ;; ヽ ,''ヾ‐-ｧ_､_‐-冫'
＿,,,- 'v' : : : ＼: :＼j ｀､ヾ-＿j／´ '´ ※原初年代記
￣´: : : : : : ｀‐-: ; ; ＼: : ｀ヽ ｀､ ／､
: : : : : : : : : : :' ; : : ; ; ; i : ; 辷_‐,´:! ￣: : : : ＼
: : : : : : : : : : ; ;: : ;-_ : ;! j t:l :i : : : : : : : :ヽ
: : : : : : :; ; ; : ; ; '; - : ヽ｀､＿＿ﾉj:l l : : : : : : : : : `
: : ; ; ; ; ; ; ; ; : ; ; : ' : : : : ヽ: : ;ｲ-i : i : : : : : : : : : :|
; ; ; ; ; ; ; ; ; : ; : : : : :ヽ; : :lヽ /: ＼i : : : : : : : : : :l
ヽ､_,人_,ノ､_,从,人.ｨj､ﾉv1人.ｨj､ﾉv1人.ｨj､ﾉv1人.ｨj､ﾉv
）
‐=､´ 『 これこそがリューリクの子である。』
）
, '⌒r‐v'ヽｨ'⌒Ｙｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ､ﾄ､!ｙﾍ!ｿ
ヾ'''''''''-,へ
ヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_
／: : : : : : : : : : : : : : : !
~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :!
/!: / ノ ｀ヽ ヽ,/
これ → ﾚ!小ｌ＞ ＜ /~)
|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃_ノ
/⌒ヽ.ヘ ゝ._） j /⌒i
＼ /:::ヽ＞,､ __, ノ ァ/ ./
. ヽヽ:／ヽ‐-‐‐ｲ:::ﾍ､__/
.
- 360 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:57:43 ID:1xrCCkSM0
-
,＿__、‐---,ヽ、iﾍ
> l l
／ 〉'/
/ iヘ、 /
. /'//ヽ/"、 ｀ﾞヽ、_,/ 古代の社会では騙し討も立派な戦術…
_,-ヽ｀ 〈'::/ヽ、/ /
_,-'｀ﾞ―-―'￣｀ﾞヽ'"ヽ ｀l ｀' i'"
_iヘ-' ヽ、 ヽ、 ヽl ヽ、ヽ- -' 酔って男の娘に殺されなかっただけでも
_ , -‐ '"￣ヽ ヽ、 ｌ ｌ. ヽヽ、 ┌、_ヽ- '"｀ﾞヽ
_,-‐'" _ ｀ﾞ゛ヽ、ヽ、 ｌ / _, -｀ヽ- 〉＿〈 〉ヽ お前はマシなほうだよ。
‐-、_ ｀ﾞ‐- 、_ ｀ﾞ―-、 / ／ -‐ｌ'ｌ /ヽヽ/,ｌ ｌ'ｌ/ / ｌ
、 ヽ、 ヽ- _ , -‐'"⊂Ｏ⊃―Ｙ- ',o,ヽ、_/
｀ヽ、 ｌ、_ , -―'ヽ'"￣￣ /ｌ/;;;;;;;;ｌ;;;;;;ｌ ｌ_ｌ ｌ
、 ｀ヽ、. ｌ ｌ /-';;;;,-‐'ヽ;;;/ ヽ、 ｌヽ
ヽ、 ヽ┐ ｌ _ ,-i‐'"―/'￣"i｀/、 、 ヽ ｌ ｌ
ヽ、 ヽ、 ｌ_,-‐'"ヽ、ｌ;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;ｌ/ ｌ, ｌ . ｌ
ヽ、ヽ----¬ ヽ,;;;;;;;;;;;;;;;;ｌヽ、/;;;;;;;;;;ｌ/ ｌヽヽ、 ｌ
/'⌒ﾐヽ
/⌒ﾞﾐ - '::::::::ミﾐﾞ'=- 、
i:::::::ミﾐ:::::::::::::::::ミ::::::ﾐ,!
,,.-':::::::::::::::::::::::;へﾍ、_;:::ﾞ=- 、 /"'' ー ''"￣
. （:::::::::::;;. !i⌒ヾ.ﾒ.ﾞ>-=、i.|⌒i::::i ヽ,
ヾ、::::/.{!ヾ、 ,/ / ii.||;;ｺ|ミヽ、 ( がぎぐっ・・・・・・！
):::::il⌒＼ﾞ " ! ◎》.||_」|:::::::::ﾞミi ﾉ
く:::::::{i ◎ ヽu i,,__,,ノ'/ヾ.ﾉ:::::::::::::::i 〈 げっ・・・！
）:::::《_ _( し┐ !, =、!ﾞi:::::::::ミﾐヽ、） げっ・・・！
/:::::::::!.ﾐ''" ゝu ,-',ノi' iｺi | ﾞ'=;;:::::::::::＜ げっ・・・！
'-=,,_::ﾞ'i ! ﾞ''ﾆ=' イ レ" || | /!=-r''"〉
!;:ヽ（(_|__!-'"~＿,ri.|.| /::| | ,.( ごごごっ・・・・！
ﾞ''-ゝヾ、 ,r<>┴┘!.| /::::| .| 7 ）
ヽ.i<>ｿﾆ￣ ﾞ"ﾉ ./:::::| .| i ￣ヽ、
ヽﾞ''" ,,.／"＼/::::::::| | ヽ、 ./ ﾞ'',⌒￣
ヽ-''" !ヽ;:::::| | ﾞ〈 /
.
- 361 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:58:37 ID:1xrCCkSM0
-
＜ い、い、命だけは命だけは
＜ ギャｧｧｧｧｧｧｧｧｧ
ﾄ､ |.. T ｆ⌒. ┌‐ . l⊃ ｆ⌒!. ∧ ‐┬‐
l ヽ! . ⊥ ヽ.ノ !二 |__） . {＿} /-ﾍ、. │
ｨｭ
| ＿__-f二l__
| ｪl==l==l
＿|,l_ rlﾆﾆih=i} ＜ ﾋｬｯﾊｰtimeﾃﾞｰｽ
___ j| /____ iEl=iﾆiｮﾆｮ
ll ＼ :nﾛ_ |ﾆ:j |. ,oi二l|,o;iv ｪlﾖ===i==l
l l ＼| |=iﾍ|ﾆj=|/lxl三~lxlix|ﾆ/二ﾆ==ﾞﾞ|ｱ二ﾆｧ━
lﾆltｪｪｪｪｪｪｮ|━ｬﾆ二i|：ﾆ'iﾆji皿ｮ三三三i皿ｮl二l二二二l二ﾉ二ﾆｧ━ ＿_,,,,,,､｡
━ｬﾆ二il￣￣￣-iﾆl￣-iﾆl￣lﾆl￣￣lﾆi-￣lﾆi-￣￣￣lﾆl￣lﾆl￣￣￣／￣￣￣￣マ) /ﾞ
l￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |
"""~~~^^^```ﾞﾞﾞﾞﾞ"""~~~^^^```ﾞﾞﾞﾞﾞ"""~~~^^^```ﾞﾞﾞﾞﾞ"""~~~^^^```ﾞﾞﾞﾞﾞ"""~~~^^^```ﾞﾞﾞﾞﾞ"""~~~^^^```ﾞﾞﾞﾞﾞ`ﾞﾞﾞ
~^^ ^```ﾞ ﾞﾞﾞ ```ﾞﾞﾞﾞ ﾞ"""~~ ~^^^~^^ ^```ﾞ ﾞﾞﾞ ```ﾞﾞﾞﾞ ﾞ"""~~ ~^^^
^^ ^```ﾞ ﾞﾞﾞ ```ﾞﾞﾞﾞ ﾞ"""~~ ~^^^~^^ ^```ﾞ ﾞﾞﾞ ```ﾞﾞﾞﾞ ﾞ
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ﾞ"""~~ ~^^
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- 362 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 22:59:33 ID:1xrCCkSM0
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881年…オレーグはキエフ公を騙し討にしてキエフを乗っとり、以降はここがルーシの中心地となる。
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''"'"~''' ﾞﾞﾞﾞ''''''''''‐-- ､ ,,,, ~ﾞ"'ｰ-::... |巫|il］il］|_三‐┬ li ,.､t''T
｀ﾞ''ｰ-、 ''"'"~''' ﾞ''､,, ｀ﾞ''ｰ-、|l::;...;;.;.;ii:illl":;;;: : ;
.
- 363 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:00:23 ID:1xrCCkSM0
-
――― キエフの周辺には、いくつかの東スラヴ人の部族があった。（頭に注目）
∩＿＿＿∩
| ノ ポ ヽ
/ ● ● | 「 ポリャーネ族 」
| ( _●_) ミ
彡､ |∪| ､｀＼ もともとキエフを作ったのは彼ら
/ ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (_／
| /
| ／＼ ＼
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿)
∩＿＿＿∩
| ノ ド ヽ
/ ◎ ◎ |
| ( _●_) ミ 「 ドレヴリャーネ族 」
彡､ |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ /´> ) キエフの西の一帯に住んでいる
(＿＿＿） / (_／
| /
| ／＼ ＼
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿)
――― 他にもセーヴェル族やらラジミチ族もいた。
＿ -―- ＿
, ', -､ヽ'´ ｀'´, -､ヽ
! { / セ ﾞ } i
ヽ｀ｰ,' ● ＿ ● ﾞｰ'ノ 「 セーヴェル族 」
｀ ! , '´ ▼ ヽ l"
/ ｀ヽ i 人 i ﾉ ヽ ウクライナ人の祖先の１つと思われる
ヽ./ ｀＝=ｧ'⌒ヽ=＝' ヽ/
ヽ, {(＾) } 〈
! ヽ!l__,ノ ﾞ
ｌ i
∩＿＿＿∩
| ノ ラ ヽ
/ ○ ○ | 「 ラジミチ族 」
| ( _○_) ミ
彡､ |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (_／
| /
| ／＼ ＼
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿)
.
- 364 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:01:10 ID:1xrCCkSM0
-
――― オレーグ公はキエフを拠点として、周辺の東スラヴ人の部族を征服していった。
ｨ_
／/ ／ ≧
/ ／/ -‐=ミ､
iＶl ,/ ,, ミ ヾ
ヽ ヽ{/'"´ ｀ｰ,勹ﾐ __
今日から我々がお前たちの公となる。 . ミ 〉_ ,〈 ,ィｧ ／｀> ´ ヽ、
ヽ≧､=' ´.／=彡 ￣｀>へ￣ミ､
ゝ、.イ＝=ミ. ヽ ∧ }
我々に毛皮etcを貢税しろ！ . /´ ＼ ハ ｰ=彡
/＿＿ 彡 Ｙ }:} }
ｒ'´ ﾉ .'::ﾚ
∠二ニ=一 ＿.∠ /:::}
＿／ ＜ ｲ:::::i
_ ／ ／ {::::人:::::ｧ=イ:::::::::::|
／〉_..イ／ イ ＞ ´ `{:::::::Y:::::〉::::::::::::/
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿∠ｒ'´ノ ｰ=二＞ ´ ｒく::}:::/:::７､::::::::::/_
二二二二二二二二二二二二ｒ'⌒廴_ r‐=ﾆ二二 }} _,ｒ イ .>:::::::/::::::Y:::::ハ)
..７／{_{_{_{_ｒ_ﾉ ￣￣￣ .∠ｰ-=ミ ／ｰ-=ミｒ――=彡ﾊ
／ ｀Y / | ｒ ヽ
.
- 365 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:02:01 ID:1xrCCkSM0
-
――― やってる事はカツアゲだが、隣に遊牧のハザール汗なんかもあるこの辺は修羅の国である。
＿ -―- ＿
, ', -､ヽ'´ ｀'´, -､ヽ
! { / セ ﾞ } i
ヽ｀ｰ,' ● ＿ ● ﾞｰ'ノ ちょっとムカつくけど
｀ ! , '´ ▼ ヽ l"
/ ｀ヽ i 人 i ﾉ ヽ ハザール汗に払ってた貢税よりは安いから我慢するクマ
ヽ./ ｀＝=ｧ'⌒ヽ=＝' ヽ/
ヽ, {(＾) } 〈
! ヽ!l__,ノ ﾞ
ｌ i
∩＿＿＿∩
| ノ ラ ヽ
/ ○ ○ |
| ( _○_) ミ
彡､ |∪| ､｀＼ でもハザールとかの騎馬軍団が攻めてきたら
/ ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (_／ その時は守ってもらうクマよ
| /
| ／＼ ＼
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿)
∩＿＿＿∩
| ノ ド ヽ
/ ◎ ◎ |
| ( _●_) ミ オレーグには勝てないから払うけど、納得がいかないクマ…
彡､ |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (_／ 今に見てやがれクマ……
| /
| ／＼ ＼
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿)
【 ドレヴリャーネ族 】
.
- 366 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:02:53 ID:1xrCCkSM0
-
＿ -―- ＿
, ', -､ヽ'´ ｀'´, -､ヽ
! { / セ ﾞ } i
ヽ｀ｰ,' ● ＿ ● ﾞｰ'ノ そんな言うほど高い貢税でもないクマよ？
｀ ! , '´ ▼ ヽ l"
/ ｀ヽ i 人 i ﾉ ヽ ハザールに備えた用心棒代だと思えばいいクマ
ヽ./ ｀＝=ｧ'⌒ヽ=＝' ヽ/
ヽ, {(＾) } 〈
! ヽ!l__,ノ ﾞ
ｌ i
∩＿＿＿∩
| ノ ド ヽ
/ ◎ ◎ |
| U ( _●_) ミ そりゃお前んとこはハザールに貢税していたから、
彡､ |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ /´> ) 引き込むために軽い税負担にしてもらえたんだよ！
(＿＿＿） / (_／
| /
| ／＼ ＼ うちは関係ないから、高価なクロテンの毛皮出せと言われたクマ…
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿)
【 ドレヴリャーネ族 】
.
- 367 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:03:37 ID:1xrCCkSM0
-
。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。
{,//////,ィ ＼///,}
. , ' ∨,/／ i ヽ ヾ/}
. / }/ ／| Y ヾ
′ ′ / . | } ‘，
. . // /}厶-―ヽ ! ｲ ヽ ‘， あれ？？
ｉ ,'/ // ヽﾄ､／ | __ヽ
| j/ | // ,x=≠=ｭ ＼ヽ | ｀:. } |
| /,.-| ,′〃fし:ｉ:} ゛ jﾉｨ心、 ｉ ﾊ ! 「ポリャーネ族」は？
| / 八 | ゛弋:::ｿ {しj j} |: / }ﾉ
| {/ rfヽ{ ゞﾟ' /}/ ′
| ヽ ゞ :) , , /
| ｀ -- ､ __
| i ＼ ‘‐’ ／ キエフを作ったぐらいだから、彼らを従えないと
|{ : |___ ´
. 八 ′ i|: : ｀: : . ＞‐‐＜ i キエフ周辺の支配なんて無理なのに、
/ / : i|: : : : : : : ｀Y |
. / / / 八: :.:.＿＿__| :ｉ| 話に出てこないのは何で？？
/ / / /￣￣{{￣￣ヽヽ .:}|
／ / / /: : : : : ヽ＼＿__j }=‐- ､
／ / /: : : : : : :／ ￣￣: : : : : :‘，
. ／ ／ ／: : : : :.:／ : : : : : : : : : : : : : :.
/ : : : / i : : : ｀ 、
/ : : :./ / , ; | i : : : ヽ
,' : : :,' / / /| | | |、 : :| : : :i
i : : / /i . /! / ! .,'| | lﾊ : | : : :| それがね、原初年代記には
| : :/ . イ .:::| / | / ｊ / !.ﾊ | Vi | : : ヽ、
| :.ノイ ::::!' l ./ __,/ . |! !| ､ ﾘ;..ｲ i i : :. 彼らを服従させ貢税を命じたって話が無いの。
イ´ /.:i :十ﾅ''T;ﾘ!三. / ﾉ ﾘ._｀Tﾒ ! l ﾄ､: :|
ﾉ ,'ｲ::l :| ィｆ''ｆ:::;ゞiヾ ｲ::ゞ!ﾊ | .ﾘ i| ヽ!
/ ! :ヽ :| .ヾ 弋Yﾉ ﾄYｿ〃!./ /l .ﾉ
/ : : : :ﾄ、| ｀ /,' ,ノ ﾉ おそらくだけど、
,' , 、 : : : Yヾ、 ' ,' i|
. i 从 ヽ : : : : : ::ﾄ､ __ ｲ ﾊ ポリャーネ族はヴァリャーグの側について
!' ヽ :ﾄ､ : : : :i:::| 、 イ: :: :|
＼ ヽ:.:..ﾉﾘ:＼ ｀ ィ::´::: |.: : : ﾊ| 他のスラヴ人部族を征服していったわ。
ヾ'/:. 丶 ..__∧::|ｲ::::从:.:ﾉ ノﾘ
＿＿ ,. -:'::::... ∧ ヽ、＿＿_
／⌒ヽ ＼ ｀ヽ. //∧ ..:: ヽ ヽ｀ヽ
.
- 368 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:04:18 ID:1xrCCkSM0
-
V /////////／ ∨//
∨//////〃 ､ ∨
∨///// .: .:: / ハ ＼ ‘
i::∨/// .:: .:: / / , / ; , ', もうこの頃にはすでに
ｉ::::::}／ ／ .:: / / // :| | :，
i:::／ ／/ / ::: / ..: ' // _j＿ ｜ i ヴァリャーグたちは現地のスラヴ人らと混じって
／ ／:::/ / :::: ..::／斗─ // _|_ /ﾞﾘ 八
⌒7¨´.:::::/ /| :|:: i／j／ﾉ|＿// 7⌒ﾒ / ﾉ!｀ヽ
/ .:::::ノイ:::| :|:: | ,≠"i⌒ヽ i:ﾉ! ﾉﾉ´ ／ノ 「 ス ラ ヴ 化 」
〃 ::::::::::::|::::| :| | 〃 _ﾉ:j :ソ i .イ
l :::: :::::::| 八 :|ﾍ{ 乂::ソ :::::: | .:八
|ｉ ::| ::::::|人 ＼ {__ ::::::::: ｀ 八jハ! …が進行していたんじゃないかしら。
|ｉ | :::::::::ｉ￣＼iｲ` , ， ／ .::ﾉ
. 八 八 :::::::::|＼/: : ＼ ＞ . ,. イ ／
. ＼ ＼{＼::|／＼: : : :＼ / ＞-< )ノ}／ ｀:,
／: : : : : ＼: : : :＼＼: /＜〉 i オレーグたちリューリク王朝の前から
〃: : : : ＼: : : }＿__, / 廴__::＼ /: : {
{: : : : : : : : : : : |::::| { ＼:＼ i ヴァリャーグは入植してたからね。
, : : : : : : : : : : |::::|0:} ノ｀＼} :,
i : : : : : : : : : :i::::∨＿ -‐ ‘， ′
i : : : : : : : : i:::::∨ } i
／ i ＼ ､ ＼
// /l ｀ｙ ﾍヽ ヽ
,'/ /!ヾ､ /ｲヽヾ, ! ',
l ! /｣!__ヽメ' TニT T ::l l
農耕文明に入り込んだ遊牧民のように . !l イj｣=､イ{ﾍ斗{うi}｀> ::,'ﾚ l
| ! ﾄ|ｲﾋﾘ ｀ ｀ ｰ'' l::/ﾚト､
｀ 丶 ﾚ>ｿ／ ', l
入植したヴァリャーグもスラヴ民族に 人 − ∠｢::::!: ヾ
＼ , ' !:::::!::::::!:: ､
同化されていったわけか… . / ｀Tﾌ´__／ }::::l:::ヽ::!!::.. ヽ
,'/ /::ノﾟ!l|ﾟ ｡ ＞ ､:＿:!!:::.
. //r- ﾆ!｡ﾉ-ヽo ／｀>､彡フﾍ::::. ＼
,'/lY ! ´ }ﾟ ｀´ / Y lヽ:ト､ ＼
. / } jﾉ､_ ／ r ∠ _ ｢==ー ﾍ ヾ}｀ー―
/ｲ ﾉ/／ { .....｀t ｰ-入{￣ ー ヽ j
／´ l |l!..::::::::!:::::::::::::::::!:::::::::::://＼ ＼
。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。。o ﾟ〇ﾟ o。
.
- 369 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:05:05 ID:1xrCCkSM0
-
/ / / / ｊ{ ﾍ
.′ ｲ .′ .′ / '. i i ´ ￣￣￣ ＞ 、
| i / /＼ ヽji i | ／ ＼
i /⌒|i | ′ / __＼ﾘ ﾊ{ ﾄ 、ﾍ ＼
| { /,ﾙ ﾘ{/ ／〃´/::/｀{ / ′ / / | ヽ!i ヽ',
| ヽ V | ゞ' Vｲ/ / ′ ｉ| }Ｎ ,ﾊ{
| )ｰ ､＼{ :;;;:;:: ( .′ ﾘ Ｖ
l / ﾊ 、 〉 i | /＿ ノ__ 、 場面切り替えダゾー
. ;| / / (__ ＞ ／ ｉ | } | { }/ 〃⌒ ｰ
j| .′ ,ｒ 、＿_ ／ | | ' | |、 { _:;:;;;::: }
|| ,' ￣￣ ＞, 人 !/ ∧{ ＞'⌒'"´ 〉 .′ あと祝３期！
. 从 / o { ヽ/ ,ﾊ ﾊ{ / く ｒ ー , /
// /-＜二二二ヽ｀ ､ / ／ ｊ/ ヽｊ 〉 ⌒´/
. // / /´ ｀ヽ ＼ /／ ｀ヽ、 ／⌒ヽ } .ｒ ´
// / / ) ｰ 、 /V ＼ ノ {＿
. // / { ＞ _ ＼ __／ /￣ ｀＼ Ｙ ￣￣￣｀ヽ
. ノｲ ｉ ′ } -‐ ´ ＼ ｀ ー-{ ／ ＼ ｊ／´￣￣｀ ､＼
| ｜ ｉ / ヽ ＿_rーく ＼}／´￣￣＞､ ＼＼
| ｉ! | | / ／´ ヽ ／ ／⌒ ＼ ＼ヽ
| |i | | { ＿ ´ ＼＼ ; ／/ / Ｙ:::ヽ) 、 ／
| |{ | | ヽ ⌒＞ー ､ } /／ / / } ´(:::Ｙ:ヽ(
┌───────────────┐
│ │
│ ┌─────────┐ │
└──┼─────────┼──┘
│ ┌─────┐ │
└─┼─────┼─┘
└─────┘
┌───┐
└───┘
┌─┐
└─┘
□
.
- 370 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:05:55 ID:1xrCCkSM0
-
ヾ'''''''''-,へ
ヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_
／: : : : : : : : : : : : : : : !
やったね、オレーグおじちゃん ~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :!
/!: / ノ ｀ヽ ヽ,/
この辺の貢税はいってウハウハだよ！ ﾚ!小ｌ＞ ＜ /~)
|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃_ノ
/⌒ヽ.ヘ ゝ._） j /⌒i
リッチなニート生活だね！！ ＼ /:::ヽ＞,､ __, ノ ァ/ ./
. ヽヽ:／ヽ‐-‐‐ｲ:::ﾍ､__/
＿
｀ヽ,￣￣｀ ‐--ゞヽ｀ヽjV
＿,.-‐ー¬‐- ＼ ヽヽV!
≧ ‐- ＼丶 ヽヽ、 |
フｨ'´ `ヽ、 テト丶‐-v
彡ｨ ヽ、 _ } おじちゃんじゃねえ、キエフ大公オレーグと呼べ。
／ -‐ rﾍ_彡ﾞ _＼釗
￣＜ 、., 〈 ; ヾj} !
＜￣ ヽ ヽJ ; ヽ、
ヽ、 ヽヽ＞' i ／ それから貢税はじっとしてたら入ってこないぞ。
7-‐ '´ ; ヽ -７
ノ‐- ., ; ` 、 /
|￣ ￣ ¬‐-｀'‐ ., /´ ｀¨´ お前もしかして、ゲームみたく季節ターンごとに
/ ‐- ￣ ﾐﾐ|
r三 ‐--- .,_ ヽ ＼ 支配地から勝手に金が入ると思ってないか？
／ ￣ ‐- ., ￣ 、 〉
／ , ' ｀ ヽ、 /
／‐- ., ., ﾞヽ、
i'￣ ¬ 、 丶 ｀' 入
/ i ヽ、 ', ; ｀' ., ∩/
,/ ! i ', : ｀ ⊂∪っ
.／｀‐- .,i i! ';: Y |
.
- 371 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:06:45 ID:1xrCCkSM0
-
ヾ'''''''''-,へ
ヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_
／: : : : : : : : : : : : : : : !
えーでもボクらに貢税するって約束させたんでしょ？ ~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :!
/!: / ノ ｀ヽ ヽ,/
ﾚ!小● ● /~)
後は役所に徴税されたのを、持ってきてもらうだけじゃん。 |l⊃ ､_,､_,⊂⊃_ノ
.ヘ j
/⌒l ､ -- _ 'イｱヽ
./ヾ三},'￣ ',:::::::::ｌ
.ｌ:::::::::ﾉ ',::::::::}
＿
｀ヽ,￣￣｀ ‐--ゞヽ｀ヽjV
＿,.-‐ー¬‐- ＼ ヽヽV!
≧ ‐- ＼丶 ヽヽ、 |
フｨ'´ `ヽ、 テト丶‐-v
彡ｨ ヽ、 _ } よそから来た剣だけが頼りの俺達が
／ -‐ rﾍ_彡ﾞ _＼釗
￣＜ 、., 〈 ; ヾj} ! 未開のヒャッハーな部族を従えたんだ。
＜￣ ヽ ヽJ ; ヽ、
ヽ、 ヽヽ＞' i ／
7-‐ '´ ; ヽ -７ 「役所」？
ノ‐- ., ; ` 、 /
|￣ ￣ ¬‐-｀'‐ ., /´ ｀¨´
/ ‐- ￣ ﾐﾐ|
r三 ‐--- .,_ ヽ ＼ そんな便利なものねーよ、
／ ￣ ‐- ., ￣ 、 〉
／ , ' ｀ ヽ、 / 役所がないから役人もいない。
／‐- ., ., ﾞヽ、
i'￣ ¬ 、 丶 ｀' 入
/ i ヽ、 ', ; ｀' ., ∩/
,/ ! i ', : ｀ ⊂∪っ
.／｀‐- .,i i! ';: Y |
.
- 372 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:07:42 ID:1xrCCkSM0
-
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ それに沼地と森林だらけで . |
｜ 道路なんか無いんだ。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿ , ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ それで弥生時代よりはマシな程度の |
｜ しかも武力で従わせた部族に |
｜
｜ 税の運搬を期待できると思うか？
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
, _,.,_,ノ⌒`'"~
,爻 ￣~"`､ー- 'ﾍ.,_,ノ^ヽ.,'"~"'ヽ、
ノ⌒`'"~"'ヾ ,、 '彡ミ_ _,爻_ ,、
⌒ 爻、`'"~')､.,_,..､ 爻爻ﾐ､ _,彡ミ、 ,爻_
.,_,.)'＾｀ ､彡ミ, ⌒):､,_ ＿ ｀=爻彡ミﾐ_ ｨ爻爻ﾐ､_ _,彡ミ、 .:.
_爻爻ﾐ_ノ'`"~⌒ 'ー- ー' ~` .,、 爻彡ミﾐ､_ ｀ｼ爻彡ミ｀ :. ｰ爻爻ﾐ､_.::::
'ﾍ.ノ^ヽ.,' =爻彡ミﾐ､_ 爻 ｼ彡ミミミﾐ 爻彡{ミﾐ、 .:::. -=爻彡ミﾐ;::::::
_,爻彡ミミ;x_ 、 -z-ー'⌒彡ミ 爻爻彡ミﾐﾐ= -爻爻ミミミ､::::::.,ｨ爻彡ミﾐミ､::: :,,､,
爻、 ,彡ミミミﾐﾐ=- :: ,爻、 ｀⌒ 爻爻ﾐ ﾞミ彡ミﾐミﾐ、 ,爻彡ミミミﾐ､:::::=爻爻彡ミﾐ;:::::.:.:ﾐ爻;
:. 彡ミV彡爻ミﾐミﾐ､ .::::. ,彡ミ､_ .::. ﾞ=爻ﾐ-ﾐ;:'ミﾐ彡ミﾐミ彡爻爻爻ミﾐミﾐﾒ爻爻ﾐミﾐ爻彡:::::;ﾐ爻彡;
::::ｨ爻爻ﾐ;:'爻爻彡ミミ;:::::;ｨ爻爻ﾐ、.:::::.. ,ﾐ爻ﾐ彡ミ;:ﾞ彡ミﾐミﾐ爻彡爻彡ミﾐミ｀爻爻爻爻};彡ミ};彡;彡ミ
:::;爻彡ミﾐ;:'彡}爻ミ-ﾐﾐ;:::;=爻彡ミﾐ;::::::;爻爻ﾐミﾐミ;:｀爻ﾐミﾐﾐ爻;:爻爻彡ﾐﾞ:;爻};;'爻爻ミミﾐミﾐ爻ミミﾐミﾐ
:;爻彡ミﾐ彡::ﾞミﾐミﾐ=爻彡ミ爻ﾐ彡ミﾐﾒ爻爻爻ﾐ=::彡ミ彳ﾐ;:爻;:彡彡ミﾐミ};:{ﾐ=ﾐミ爻彳i::;{ﾐミミ爻彳i::;{ﾐミ
爻彡ミミミﾐ;:'爻};;'彡爻ミ爻爻彡ミﾐミミ爻彡ミﾐ{ﾐﾐミﾐﾐミ:;爻;:彡ミﾐミﾐﾐ}ミﾐﾐミﾐミﾐ爻爻ﾐ;:ミミﾐ爻爻ﾐ;:ミﾐ
爻爻ミﾐミﾐ=;´爻:彡ミﾐミﾐ爻彡ミﾐミﾐ爻彡ミミ|;:{ミﾐﾐミ＾ ;､.x,,;..v､｀彡ミﾐミﾐﾐミﾐ爻爻}爻};:彡ﾐﾐ爻爻}爻};
爻爻彡｀､v,..v､ﾞミﾐﾐミﾐﾐミﾐﾐミﾐ爻爻〈爻彡ミﾐ爻ミﾞ:w爻爻爻;:彡v､.'爻ミ-ﾐミ爻}ﾞ :;､.x,,;-ﾐミ爻}ﾞ :;､.x..v､＾
ﾐミv;;ﾐﾞ'爻爻ﾐ;}..v､yミﾐ爻ﾐv;;ﾐﾞ'爻彡ミミ｀ ;､.x,,;..v､ v爻ミﾐ〉ミ爻彡x;: ﾞ爻:";vﾐ'〈ﾞ x彡爻ミﾐミ x彡爻ミﾐミ
ﾞ':;ゞ;爻彡;yゞ;ゞ;,”〈oヾv;;ﾐﾞ'爻:";v;oゞ;＾ y爻爻ﾐﾞ'爻ゞゞ;;yゞ彡ヾﾐﾒﾞ';ゞ;,”v:";v〃ヾ爻ゞ;yヾv;ﾐﾞ';ゞ;,”v:";v
'' ;~ ;＾::;”v:";y;''ﾟ ; ::;y ; ::; : ;:; '',;: ;:; ;~''＾"''＾”v:";v ; ::; : ;:; ;~ ;y ::; : ;:; ''ヾ;ゞヾv;ヾ;ゞヾv;ヾ;ﾐﾞ': ;: ',;
";: ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; : ;:; ;~'',;' ' : ;:; ;~ ; ::; ;~'',;'' ; : ; ::; :;~'',;:; : ;:; ': ; ::; :;~'',;:; : ;: ;:; ;~'',;'' ;~'',;'
.
- 373 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:08:35 ID:1xrCCkSM0
-
_ _.．ゝ､__,、
_ノ´ ｰ ､｀ヽヽﾍ
≧ −=ミ､,､_、､} iV;
／ ‐= ∠､_｀ヾ'ﾍ!{ 俺らが従士団を連れて支配地を巡回して、
フ ,r‐V ‐ャﾃ' !ｨｫ
ﾉｨ ﾊ(､ 〉} そこの族長が集めた税を取り立てるんだよ！
'ﾍi､:. ,々 - -､/
′Vﾞ ゝ- . _ /
_r=I＿_I￣f＝―┐＿,､.．-- ､
＿,ｨr┤[＿＿];;;」: -‐／.: :〃: : : : : : :`、
／.: :/.:n: :7､'.;;;/,‐‐|:∩: : : : :,/: : : : : : : : : ', お前も成長してきたし、そろそろ働いてもらうぞ。
__ ,. .∠.: : :/t芥っ====== K芥⊃: : {{: : : : : : : : : : `.
＼: : : : : :/: /,,{/;;;;;//;;;;;;;;;;;V,,,!: : : : :!!: : : : : : : : : : :
＼＼:＞/: :,V/;;;;;;;;{ {;;;;;;;;;;;;;;V': : : : : ､:､ﾑ､: : : : : : : :
､:_:＼＼: :〃;;;;＞,ﾆニ､＜;;;;;;∨: : : : : ヾi: ヽ:＼: : : : : たまに怒って反乱する奴もいるから
: : :￣´7´:＞-＜;;;;;;;;;;;;;;＞ｰ,,,,∨: : : : : :{: : : :ヽ:＼: : :
: : : :､: {: : : : r==ﾐ}､;;;;;;;;;;;;ﾄ､;;;;;;;;＼: : : : :`､: : : : : : ヽ: 舐められないように、かつ無駄に煽らないようにな。
: : :＼､: : : : :,!（⌒Y＼;;;;;;ﾉﾉ;;;;;;;;;;;;;;＼: : : :`;. : : : : : : :
ー― 〜r-＜ノ`ｰ' ヽ ヽ´;;;;;;;;;;;;;／／＼: :∧: : : : : : :
. ﾄ､;ｲヽ r､ヽ._ ＼ヽ;;;∠ イ/;;;;;;;;;;У >: : : : : :
!;;;{{;;;;| I;;} .};;;;ヽ.ヽ_)､;;;//;;;;;;;;;;/ {:‐＝ﾆ: :
ヾ'''''''''-,へ
ヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_ っ っ
ボクの考えていた ／: : : : : : : : : : : : : : : ! っ っ っ
~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :! っ っ っ
勝ち組の君主ライフと全然ちがうーーーー！ ./!: / ノ ｀ヽ ヽ,/
ﾚ!小ｌ＞ ＜ /~)
|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃_ノ
/⌒ヽ.ヘ ゝ._） j /⌒i
＼ /:::ヽ＞,､ __, ノ ァ/ /
. ヽヽ:／ヽ‐-‐‐ｲ:::ﾍ､__/
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- 374 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:09:23 ID:1xrCCkSM0
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γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ マジで全部の領地を回るの？！ |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ 「巡回徴貢」と呼ぶから覚えとけ |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
_ィ'⌒ﾞ''ｰ-､,,_
＿,,. r‐'''"~ ￣｀''ヽ､,,＿__
:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :. :. :. :. :. :. : :: . : . :. .,,.r-〜''´￣ .. .. .. ..: . ... ...
:.:.::::::.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:. :. _,,.ｨ〜'⌒ﾞ'''" .:::: .. . .... .. .. . ... ... ..: . ..
´~￣~~"＾´￣~ﾞ＾´ _,,,..,,_,. -─- ､..,,＿___,,.....,,,＿.. .. _,,. -ー'''
.... . .. :... -─-= 二､..,,＿___,,.....,,,＿.._,..r-'''"´ .. . .. -='､'ﾞ´:.::.:.:.:.:.:.:..:.:
... ... ~｀"ﾞ''ー- ､
. :;:;'r-=´へ .. ... .. .. . ... ... ..:: . ,ﾍ
／ / '::... `:.＼、 ,ﾊ';'ヽ、. .. .. ..: . .
.::"/::..`._ ;'".へ'´｀yヽ√´＼,ﾍヘ,、 :. ,ﾍ ノﾊil;:ヽゝ . : .:,ﾊ. .. .. .. : :
"`''''''ｰ――-´--------- ，....へ.,.,.,,,,,,,.. ﾊ';'ヽ、 __,.,,, ノ'ﾉ,'ﾊハ,ゝ..... ,ﾌ;:,'ゝ------‐―
. : ..: .:. ､,､w..:､,､､,､w:.､,､v､,､v、;. ノﾊil;:ヽゝ ノﾉ;:'ﾍ;;ﾊﾊﾞゝ, ﾌ.:;ilゞ,ﾊ.:.....:.,ﾍ..::::
,､,､,､wﾘﾞW゛jﾘwj从ﾘj"WﾞﾘwﾘﾞW゛j;yﾉw''" ノ'ﾉ,'ﾊハ,ゝ ﾊ 彡ﾞ;:.'ﾊヾゞ';'ヽﾍ;;ﾊﾊﾞゝ;>.:,ﾊ';'ヽ、
从;: ｀:､ﾘﾞW゛jﾘw''､`'.､,:｀:,,‐'゛' ~ 彡;:'ﾍ;;ﾊﾊﾞ ノﾊヽ、,ﾂﾉﾉ;:'ﾊ;;:. ノﾊil;:ヽゝ ノﾊil;:ヽゝ
｀wﾘﾞW゛jﾘwj从ﾘj`'.､-='´ _,ywj从ﾘWv,ﾊヾゞ;;:. ゞﾉｖﾉ;:,l'ﾚゝ,ﾊ';'ｼハﾉｼ;:,ﾍ, ノﾉ ノ'ﾉ,'ﾊハゝ
.wj从ﾘj`'.､ ,:,-‐'゛,,vw-‐W゛w从 W:;,',:从ｼハﾉｼ;:,';,ノﾉゝﾊハ,ゝﾍ,::..ﾍ.:;ilゞ ﾊ';'ヽ..::...,ﾍ、ﾊ.:;>
￣~＾￣＾￣￣~`＾ﾞ'､,゛jﾘw :;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,;｀彡ﾊﾉ;|ililヾｖフﾉ;:,'ﾊ';'ヽ;;ﾊﾊﾞゝﾊ';' ﾊ';'ヽﾊil;:ヽﾊ,ﾊ';'ヽ、
'' ﾟ ;~ ,; ww:,､v､从ﾘjwv,:.:.､;..:...: ;:ﾉﾊil;:ヽノﾉハﾊｌ;:.'ilゞノﾊil;:ﾊil;:ヽハﾊｌ; ノﾊil;:ヽゝﾌ
｀ﾞ''､::wj,､,､,､从ﾘj":::",:.:.､;:...: ｀ヽ､ﾉﾊ ノハゝ;ﾉ,'ﾊハﾊｌ;:.'ilﾊil;: ノ'ﾉ,'ﾊハ,ゝ
~' ',; ''"' ､,,'.､゛jﾘwj从ﾘ､从:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、｀ﾉ;:'ﾍ;; ノﾉ;:'ﾍ;;ﾊﾊﾞゝ ハﾊｌ;:.'ilゞヾﾍﾞ .:;
~ ｀`'‐;.:".:;.:'"ﾞ:jﾘw",:.:.､;:...: ﾉﾊハ 彡ﾞ;:.'ﾊヾゞ;;:. ,ﾊ';'ヽ、 .:;>ﾍ:..::ﾊ::
~' ' ,;'' ~'ｰ:;.:;;wﾘﾞ､从ﾘj"::.:;.:'lilﾍﾞ: ﾌ ﾌ,ﾂﾉﾉ;:'ﾊ;;:.ノﾊil;:ヽゝ li＞ノﾊﾊ
~' ' ｀`ﾘﾞ jﾘwj从jｒ、'＾ ｼハﾉｼ;:,';:, ノﾉハﾊｌ;:.'ilゞヾﾉｖﾉ;:,l'
~ 'ﾟ ; ~' ',;'' ｀ﾞ''、:w从jﾘ 彡ﾊﾊﾉ;;:, フﾉ;:,'ﾊﾉハﾊﾚ;;:ノﾉハﾊ
~' ',;'' ｀ﾞ'':::..wj 彡ヾ;:ﾉﾊﾊﾚ;:,.'ilヾ ノノﾊﾊノﾉ;:'ﾍ;;ﾊﾊ
╋━━━―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
この頃はロシアに限らず、西欧も似たようなものだった。
『 同じ時代の西ヨーロッパの国王は、宮廷ぐるみ王領地から王領地へと旅を繰り返していた。
租税が都に集まってこなかったからである。』
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- 375 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:10:09 ID:1xrCCkSM0
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『 これに対してビザンツ皇帝は都でゆっくり過ごすことができた。
徴税役人がきちんと仕事をしていたおかげである。
彼らの仕事ぶりは、十世紀初めごろに作成された税務官僚のためのマニュアル『徴税要綱』によく窺える。』
※井上浩一/栗生沢猛夫「ビザンツとスラヴ」より引用
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)i☆i(
;O;+ ;o+: ;i|*|i､ ;;o;+、 ;;O+;
|i､i''ii､;iﾞii､;ii'ﾞﾞ'ii;;､,iiﾞi､,ii''i,i|
|i|O|･Xoﾟ)||◯||(ﾟoX･|O|i|
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ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） .＼ 官僚制度のおかげだお
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
f~~r ､''''‐-: ''''~~"~ ""~~~,,,,｛, 徴税は国家の基盤であり、
_,,,,,,_ /,ｨ〔/T‐ｪ', ''''' ~~ ヽ
,.'''~ ﾞi ~~''t-'7:::i' ! !::::::::~''- ., -‐く これができている国は
i , t-l l::/:::::ｌ ｌ ｌ:::::::::::::::::::ﾞi' - .,_ `i
iﾞ''''f l::::l l/::::::;ｌ ll l:::::::::::::::::::;!:::::::::::~ ''''''‐-t-' 領土が広がっても統治できたお
ｌ＿ｌ l::::! /::::::::ｌ l ｌ ｌ::::::::::::::::ゝ:;:::::::::::::::::::::::::ﾞi
／ ＼:::l. /:::::::〔,,,l:l,,,〕:::::::::::::ﾞ!~ ~'- ､:::::::::::::::〈
.."''t---f''ﾞ!::! ./::::::::::::::i:i:::::::::::::::::r.' ヽ;:::::::::::::ヽ
〈 〉.l::l. ,!:::::::::::::::l::l:::::::::::::::::ﾞt:..、 ~''‐-- 'i
ｌ---l ﾞ',.=く:::::::::::::::::l:::l:::::::::::;;: -! ヽ, ヽ
￣ r::'":::::::ヽ;::::::::::;;l;;;;l. ｧ ''/ .rﾞ;..,,,.ﾉ::ヽ, ﾞ:,
ヾ:;;;;;;;::;;: ‐'' " i i‐ｧ ,!r'''''' '' - 'ヽ., ,,. t'
,,. -'''"__ﾞ' ‐---‐‐''"__,」:l,,,!l; ヽ;::~'''''''~:::::::ﾞ;,
ﾞ'''''''''" ﾞ''‐----‐''" ﾞ''‐---‐''" ﾞ''‐---‐''
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- 376 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:10:48 ID:1xrCCkSM0
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｢L.、00 __ｎ__ ｎ ｎ
.//二 ＿_ `弋乂 .ｌ｣ l l
└─┘ . つ) .. （ ⊂´ .rリ
￣.
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／'_x_'x_'x_'x_'x,／'i| ／'_x_'x_'x_'x_'x,／'i| ／'_x_'x_'x_'x_'x,／'i| ／'_x_'x_'x_'x_'x,／'i| ／'_x_'x_'x_'x_'x,／'i|
| |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi|
| |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi|
| |XXXXXXX| |ixxil.. | |XXXXXXX| |ixxil.. | |XXXXXXX| |ixxil.. | |XXXXXXX| |ixxil.. | |XXXXXXX| |ixxil
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ヾ'''''''''-,へ
ヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_
だいぶ集まったね！ . ／: : : : : : : : : : : : : : : !
~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :!
これでキエフに帰ってゆっくりしようよ！ /!: / ノ ｀ヽ ヽ,/
ﾚ!小ｌ＞ ＜ /~)
|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃_ノ
/⌒ヽ.ヘ ゝ._） j /⌒i
＼ /:::ヽ＞,､ __, ノ ァ/ ./
. ヽヽ:／ヽ‐-‐‐ｲ:::ﾍ､__/
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- 377 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:11:36 ID:1xrCCkSM0
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_ -=≦ ヽ_ ト､
＜_ ヽヽ
彡 _ l ﾚ'/
／ l ｀ - ､ ! ,
７ ／. ヽ､ -v
/, , ､/ 弋ﾓﾒ､ __l よく頑張ったな、イーゴリ。
l { ﾋj7
レヽ､ ∨
从 / ヽ. ― -
ｲ. へ ／ 穀物のたぐいはそのままキエフに運ぶが、
j ＿_┌――三l
r―「「 }ﾆﾆ「￣. .ヽ,,_ クロテンやビーバー、リスの毛皮に蜜蝋といった
_ ｒ . . ./ﾆL __＿ }┌' . : : : : : : : : : :｀: : : ､
r . : : : /. : : : : :/ﾆl l ／/ﾆﾆl : : : : : : : : : : : : : : ／. : ヽ 他国に高く売れる商品はこのまま船に載せて
l : : : :/. : : :.｛i｝ﾑﾆﾑ ／ﾆニﾉ｛i｝: : : : : : : : : : ／. : : : :
, : : : /. : : ∈※∋ﾆl lﾆﾆニ∈※∋: : : : : : : /. : : : : : : :
, . : : .{ : : : : ﾉ川ﾆニ.iﾑﾆﾆﾆニ川 : : : : :i: : : /. : : : : : : : : コンスタンティノープルまで運んで売るぞ。
l: : : : l : : ／ﾆﾆ=- ´ ｀ -=ﾆﾆニﾑ : : : : l: :./. : : : : : : : : :
./. : : :.:| :/ﾆﾆﾆﾅ , ﾑﾆﾆﾏｭ,｀ ー---.＼. : :∨. : : : : : : : : : :
/. : : : : :∨ﾆ ﾑア ﾑﾆﾆﾆﾆﾆ} ﾏﾆﾆ ﾏﾆﾆヽ. : ヽ. : : : : : : : : :
.../. : : : : : : {ﾆ,' ﾑｱ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆｱ }ﾆニ ｱﾆﾆム. : : ヽ. : : : : : : :
/. : : : : : : : .lﾆ {ﾆム マﾆﾆﾆア ムﾆア ムﾆニム. : : :〉: : : : : : :
: : : : : : : : : :|ﾆ〉ｱｱ ムﾆﾆﾆﾆ} アﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}: : / ﾍ. : : : : :
: : : : : : : : . ﾊｱムﾏ ﾑﾆﾆﾆﾆｱ ｱﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ∨ ヽ. : : :
: : : : : : : : / } ﾏﾆﾆｱ ﾑﾆｱ ﾑﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾆl ＼: :
ヾ'''''''''-,へ
ヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_
／: : : : : : : : : : : : : : : !
~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :!
また船に乗って移動？ /!: / ノ ｀ヽ ヽ,/
ﾚ!小● ● /~)
まぁ慣れたけどさー。 |l⊃ ､_,､_,⊂⊃_ノ
.ヘ j
/⌒l ､ -- _ 'イｱヽ
./ヾ三},'￣ ',:::::::::ｌ
.ｌ:::::::::ﾉ ',::::::::}
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- 378 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:12:17 ID:1xrCCkSM0
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;;⌒ 、
（;;; ,,;; ヽ、 _,,,...:-‐‐=-..,,,_
(＿,,, ;;ノ,r'":: :: ::＼,,....., ;;⌒ 、
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,r'":::: ...::: :...::: :: ;,,, - '''' ''':‐-,, ,, ::. ::`'::､_ __,, - ''""
,r'"...::::.. ......::::: " ''''‐- ,..,,,... __,, -‐- ,... .-‐‐''''"
,r'":::,,,,,, :::::......:::::: ... _,, - ''" ""'''"" `'' -,..
:::..... -‐" "'' -‐‐‐-,..,,.
::::,,,::;;;;:::::::: :::::;;;;;::::::: ;;:::::;::;;;;::::,:::::;;;;;::;;; :::,,::::::: ::::; ;;;;:::::::;;; :::,,:::::::::::::;;,,,
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WWWwwwjij,,.、,、,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjjwv,,.、,、,,,jiiijwwiiヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_. 、,、,,,vWWwjjw
',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',','',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',','',',',',',','／: : : : : : : : : : : : : : : ! '',',',',',','
~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :!
/!: / ノ ｀ヽ ヽ,/
でもギリシャは初めてだから ﾚ!小ｌ＞ ＜ /~)
楽しみだな〜♪ |l⊃ ､_,､_, ⊂⊃_ノ
/⌒ヽ.ヘ ゝ._） j /⌒i
／＼ ＼ /:::ヽ＞,､ __, ノ ァ/ ./ ／ヽ
＼──~~'''''ー‐=､,,,＿ . ヽヽ:／ヽ‐-‐‐ｲ:::ﾍ､__/､=‐ー'''''~~: :／
.ヽ:────────~~''''''''-----------ー''''''''~~~~￣────: : : /
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｀'-､─────────────────────: : ／
｀''ｰ─────────────────:: : : -‐'″
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- 379 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:13:02 ID:1xrCCkSM0
-
＼
ヽ. ＼｀ ・ 、ﾍ } 、
_ ＿＞ ＼ ヽ} ヽ/ :. l.
｀＞- ｀ﾐ:.、 :. } 、. ,
／ ｀ﾐ:.、 ヽ ヽ Ⅳ
ー - 7 l /
/ ／、 _、{ヘ 、 | ′
. -=≦′ | Ⅳ/￣ ｀ﾐ、l ∧ ./
｀ヽ、 l }7 ｀_ 、 ﾍ/ {/ おいイーゴリ、
} 7./ﾋ´ ﾍ弋>ﾍ _ イ
7′ l 斤/ ギリシャに着くまでは船底に伏せてろ。
/ ＿ヽ ∨
/￣￣￣/:i:i:i:ﾍ ー - ／￣
./_ -= /i:≧=-i:i:ヽ_ -=―..、 頭を上げると危ないぞ。
}i´ /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/´￣:i:i:i:i:i:i｀:ヽ.
./ . /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:Ⅳi:i:i:i:ヽi、_:i:i:i:i:i:心
/_ ＞ ´]:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:〉i:i:i:i:＼:＼:i:i:i:i＼∧
. / ／:i＼i:i:i:i:i:i:i:i:i／i:i:i:i:i:i:i:i:i＼i＼i:i:i:i:Ⅵ＿
.. / ／ li:i:i:i:i:＼i:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{
. /._／|l |:i:i:i:i＼i:＼}-=i:、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾍ
li:i:i:{ |l ∨:i:i:i:i:i＞:、＞=- _:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼
. |i:i:i:i .|l ∨:i:i:i:i:i:i:i:i＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼
. l:i:i:i:| |l ＼:i:i:i:i:i:i:i:i:i｀＞:i..、:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼
. |ﾄｉ:∧ |l ＼ ＼:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:｀i:=- _i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾍ
. |i:ﾍi:i:∨ ＼ }l ＼:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ l＼:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:≧:..
. l:i:i:ﾍ:i:i:∨ ＼ /' ＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ .| ｀ =- 、:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:≧:..
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- 380 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:13:57 ID:1xrCCkSM0
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WWWwwwjij,,.、,、,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjjwv,,.、,、,,,jiiijwwiiヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_. 、,、,,,vWWwjjw
',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',','',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',','',',',',',','／: : : : : : : : : : : : : : : ! '',',',',',','
~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :!
えー、いい景色なのにー /!: / ノ ｀ヽ ヽ,/
ﾚ!小ｌ＞ ＜ /~) ﾎﾞﾋｭｯ ..,,,,
＜ キュイーーーーン！ ‐ − ― ―― ―――― ―――― ―――＝＝三..,,,, ）
/⌒ヽ.ヘ ゝ._） j /⌒i
／＼ ＼ /:::ヽ＞,､ __, ノ ァ/ ./ ／ヽ
＼──~~'''''ー‐=､,,,＿ . ヽヽ:／ヽ‐-‐‐ｲ:::ﾍ､__/､=‐ー'''''~~: :／
.ヽ:────────~~''''''''-----------ー''''''''~~~~￣────: : : /
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｀'-､─────────────────────: : ／
｀''ｰ─────────────────:: : : -‐'″
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- 381 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:14:38 ID:1xrCCkSM0
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＼＿_人＿人从＿人＿人从／
＿） （＿＿
） なんかキター！ （ ＿| |＿
￣￣） (￣￣ !―i 'i―!
／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼ ＿| l＿ _ _ _ _
_..-、 !―i ,i―! // // // //
,／"''､,,..../￣ﾞ"ｰ.、 .r/ ﾞ,!､ |_| ,/,ｲ| /,ｲ| /,ｲ| /,ｲ|
/ ｌ､/.,!、 ./ .ヽ |,| |,| |,| .|,|
/ '| l l .!、 ｌ |
l '".,ﾞ!i, / .| .りi..,..､.! │
l ./ .-./'-. ./ V ! ﾞﾋ ﾘ .ｌ
!.lﾞ,i"／ぃへ ､, ,./ i ,i,./ ! .√ 、.!
! .| / .ﾉ l -､ . ｌ.......|,.／ |ﾈ .i′l ./ﾞ^¨'''''''''''''''''r‐ ..、
| ' 「 ｌ .! ｀ .l'''''''i / | l |.、 /." ｌ .-'ﾆ冖¬､
l | .； ! ｌ． ! ! .| .! .!...､| / ． ,/.L,.゛ ｀'-ﾌll‐ ＼
!.i"_ .ｌ ｌ, ｌゝ､. ! .!,./''''''''',ﾞ .ﾞ‐' .__ _,.. へ.! .＼,`‐､＼
|.ﾘi!丶/li ヽ ,ﾞ,ﾞﾞ,ﾞﾞ/ ｒ'"゛ ｀''v､i.／´l' ［´ ｀'-..、 ｀'j｀'-,, ､］
,／ ﾞ ／ .'!'i‐ｯ．ヽ"!.!入..i′ .ｰ| / ! ｀''ｰ､,,, ./ ｀'､
／゛ _／_／ .ﾞ'ｲ―;;‐ﾞV､_ 人 .ー"｀゛ ! ´~! ､.' .ヽ
／ .／ "../ ゛ ._乂'´')ﾞ.! .i'く, ヽ │ │ ,,. '〟 .ヽ
.、/ﾞ.-.ﾞ''.,|､ ._ ／ .|. ../ .ｌ .｀' !;; ,│ / ／ `''''i .,． !
.／､‐._,,..∧ .ﾞ'.､ ,／゛ .ﾞ‐ﾝlｒ'"‐ "´,i｀''ｰ､. --‐ﾞﾞ,‐..ｌ、 ″ "| l !
./ ｒ .／ ／.__./ ｌ゛ ._..-'ﾞ´ﾞ./ .‐`i ．.ｯ ., .／ / ...ｌ !ｰ′
./;,／゛ ,i"リ .、.i､ .ｌ._..-‐'″ .､,,,,ﾉ､'-_. ` ヽ_,,．'" ／ . /' |､,
'' !.,ｒ .i"| .ｌ,ﾒ'゛.' '''' ｀-,.､｀ﾞ"´ _,,..／ ./ ﾞヽ
ﾞ"ヽ| ﾞl.ｌ./ ‐_.- て￣￣｀''ｯ ヽ .＼
.,i / '" ' .‐．′ _.. !､ ./ . ﾞ、 .`ｰ-. ..ｌ､
ヽ ．.- ..、 .＿,,.. -―一''''" .ﾞ―ｰ" .ｌ ﾞ． ､ ヽ ｌ,
ヽ, | ./ . ＼ ヽ ． ゝ .. .ヽ_, . ｌ
゛ ." -‐゛ .ﾞ‐ ﾞ‐ ⌒′
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【 ペチェネグ人 】
カザフあたりの中央アジアにいたが、勢力争いに負けて黒海北岸のキプチャク草原に住み着いた遊牧民
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- 382 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:15:28 ID:1xrCCkSM0
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/ ＿_ ヽ ｀ﾞ゛ヽ、//_,,,、ｌ
. . / , -‐', t'"、 ヽ ｌi
'/ _ ,-‐'／ ｀ﾞ＞ﾐ＿_ ｀, ｌ
／__'"‐-‐ / 〈ｌ U｡ｌ｀ヽヽ、 , ＿_, 〉
￣ ｌ /｀ﾞヽ ゞ-‐' ｀ﾞ゛ '" ir,iｌヽ / 撃ち返せーッ！
ｌ , ｌ '"l ｌゝ" ,'
'"ｌヽヽ'｀ _ ヾ i
ｌ , ヽ｀ 、 ／-ﾆ ‐ 、 ' /
'" ｌ ｌ /｀ﾞ゛ヽ ｀ﾞ/ ／
｀, ｌ ヽ、 ヽ、 ヽ/ , '
r―‐┴‐- ヽヽ、. ヽ、_ノ /
ｌ::::::::::::::::::::::｀ﾞ゛ヾヽ ＿__ , '＿_
―――┘:::::＿:::::::::::::::::::ｌ;;;;;ｌ＿__ｌ_;;;;;;;;;;h
::::::::::::::::::｀ﾞヽ｀ヽ｀ﾞ゛ヽ、::::ｌ;;;;ｌ＿＿_ｌ;;;;;;;;;ｌ;ｌ__ ＿＿＿＿＿
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ｙ':::::::::, -‐<-‐'"￣;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,,-‐="- 、;;;;;;;;;;;;;;ヽｌ:::::::::::::::::::::::ヽ、 ヽｌ rヽ::｀ﾞ
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ノ ヽ
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彡､ |∪| ／ ""'''ヽ
,,,-彡＿,r''"￣ 「/￣/￣/;二"二"二((二(（三三Ｃ≡＝─
_,-| r'" 二 =＝i ﾆﾆ二/＼/ccccccc//＿ヽ ） ヽ
<､、ﾞl -￣￣C＝] ﾉ;ヾ / ⊂ﾆﾆﾆ二二ソﾆﾆﾆｿﾉ／⌒ヽ＼
,lﾞﾞ'l、 」ﾆﾆ二二〈ｰ;; ＼/二L＿」 j
／ l /;:: /{￣`)ﾉ ーーｰ ＼ /
/´ ゝ ;;::/ { ￣ｿ ヽ / ｶﾞｯｶﾞｯｶﾞｯｶﾞｯｶﾞｯｶﾞｯｶﾞｯ
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/´ ゝ ;;::/ { ￣ｿ ヽ / ｶﾞｯｶﾞｯｶﾞｯｶﾞｯｶﾞｯｶﾞｯｶﾞｯ
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- 383 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:16:21 ID:1xrCCkSM0
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ルーシの公の年間スケジュールは、以下の通り。
１，冬になると船に乗って巡回徴貢に出かけて、巡回先で奇食して冬を過ごす
２，春になるぐらいでキエフに帰還
３，毛皮や蜜、蜜蝋、捕虜奴隷といった「輸出向け商品」を積んでコンスタンティノープルに向かう
４，コンスタンティノープルで売りさばいたら、絹、綿、香料、酒を買い込んで帰還
５，なお行く先々の巡回地では、統治者として裁判もやる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――━━━╋
ギュイーン
.i
.i ､__人 ＼
､__人 ヽi⌒ ヾ＼
────────ヽi⌒───=======================≡ ;;::i) ギュイーン
/し_, /｀Ｙ~ /／ .i
/｀Ｙ´ ／ ､__人 ＼
ヽi⌒ ヾ＼
─────────────=======================≡ ;;::i)
/｀Ｙ~ /し_,. /／
/｀Ｙ´ ／
ヾ'''''''''-,へ
撃ちまくれーッ！ ヾ￣:ヾ: : : : : : : :ヘ_
； ／: : : : : : : : : : : : : : : ! {
~/: : !!/!/リ＼!＼!､:: : :! ；
/!: /＼ u ／ ヽ,/ .ｶﾞｸｶﾞｸ.
ﾚ!小● ● /~)
ギャアアアアア |l⊃ ､_,､_, ⊂⊃_ノ ;
；: .ヘ { } j
ｷﾞｮｴｪｪｪｪーッ ｶﾞｸ …. r'⌒) ,､￣ __, (´ j ；
. ; /ヾ三}ヽ‐-‐‐ {彡'´}
;; ｌ:::::::::ﾉ .|:::::::::l ;
╋━━━――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ただし交易ルートの黒海北岸（ルーシから見たら南部）の草原にいるペチェネグ人は厄介で、
彼らと講和しないと交易もままならなかった。
もともと商売と武力衝突は切り離せない時代であり、そのためルーシの船団は強力な武装集団になった。
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- 384 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:17:08 ID:1xrCCkSM0
-
――― そんなこんなで時は流れて…
_、 _ 、 _ _＿,, ､､
" ￣ '''' '- ｧ- ― '''' ￣ "''､‐"~ "ﾄィ '' "ﾞ '' "'ｰﾞ"''ィ' "￣' "―''''""ﾞﾞ￣''ｰ'､ ,, 、"､-'"
" '' 、 / '' """ '' "" '、"" ''ｒ '"ヾ ' "" '' "ｒ ´ ' "" '' "" ' " ' "〟ヾ "ﾞ " ;
" ''' "" " ﾞ "ﾞ "ﾞ " " '' "" ' '' " "ﾞ'' " "ﾞ'' " "ﾞ'' " "ﾞ "'' " ,, ､
'' " _ｒ､ "_ ﾞ'' " "ﾞ ;_; ' ､ " _ '' "'' " " '' " "ﾞ '' " "ﾞ '' " " '' 〟,, ; ;"ﾞ"
/"''ｰ､―;;'"､"､ _ｧ―､;;";;、 "'''､,,､―~;;"'';;,ｧ―､;'''"'"'';; --､＿,―;;"'''-､'";;;､ｨ ﾆ ;￣｀ｧ―､;;"'';;､-ﾆ
,―､"￣ヾ";;"､､-<￣｀,―_￣;;"''､､｀-ﾆ＿;;";;､― ｌ;;";"";;,､ ;;"、 ｌ―‐i ｌ￣￣ｌ￣F―＿,,,, ､､､､ -
,／￣/ヽ ;;;"ミ ;;"／ ￣ｌヽ ―' ､_,／ ;;､ヾ''";;､／￣丶;;"''"､＿ ,,,,､､､､ ---―‐'''''""￣, " ;; 、
ｌ￣ ､,,ィ''i"i''=;;_ ／＿＿__ｌ_ヽ;;" ;／ ヽ ＼ ; ,, ､ ;; ,､ィ'"''‐- ､ ;; " " # ;;、 :
,,､ｨ'"ｌ ｌ ｌ,,ィ''" "'- ,, ;;""､;; '' "ﾞ;,、＿;_; ;; " ;;";; ;;"、 ＿_＼ ;; ,､ィ'"／／／／ "''‐-､ " 、 ;;
ｌ ｌ l,,､ｨ''" ￣￣￣￣ "'-､;;＿,,,, ､､､､ .;_"､ ﾞ ";、 l,､ィ'" ／／／／／／／／ ."''‐-､ :: .
-ﾆﾞ| i――‐ｲ.￣￣ll ｉ"ﾆ- l l ｌ ｌ ヽ _ ､',; ;, . ; ,;;ﾉ､ィ'" ／／／／／／／／／／／／／ "''‐-､
l ｌ _|＿lｪｪｪｪｪi|[[[[[[[[|＿! ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ l,ヽ"ﾞ￣ ￣ゝ;; ; ; シ "''‐‐､ ／／／／／／／／／／／／／／／
ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ヽ ;; "ｌ;i!;;lｌ |lｌ|."''‐-､ ／／／／／／／／／／／／,
―――――――――――――――‐ ` ｌi!;;;ｌ ; ; |lｌ|:::;;;;| l l "''‐-､ ／／／／／／／／／／
三| |三三l三三| |三三l三三| |三三l三三|! "'' ﾉl!;i!ｌ ;" |lｌ|::;;;;;| l l l l l l l "''‐-､ ／／／／／／／,
三| |三三l三三| |三三l「ｭ三| |三三l三三|!; ;; " ｗ ;; "|lｌ|｢｢｢| l l l l l l l l l l ｌ ｌ "''‐-､ ／／／ . _､ィ'
三| |三三l三三| |三 ｢ｭﾛ品iｉi |三三l三三|!. ii ;; " ｗ "'‐､ｌ｣ｌ l l l l l l l l l l l l l ｌ ｌ ｌ ｌ"''‐-､_,ィ ｌ ｌ ｌ
三| |三三l三三| |｢Eﾆ|口器ﾛﾛ三三l三三|!;: ｗ ; ii , ｖ "''‐-､l l l l l l l l l l l l l l ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ l ｌ|ｌ ｌ ｌ ｌ
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- 385 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:17:43 ID:1xrCCkSM0
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――― 幼かったイーゴリも、成長した。
_＿_＿__ }＼
..‐ミメ､ :.:.:.:∨ .:. ＼ ,/
_彡':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨{_
_ア.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‘，
｀7 :.:.:.:.:.:ｉ{ | :. | :. ﾄ､:.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
厶ｲ:ﾊ:.:.八{＼{＼{__＼八:.:}:.:.:.:.:.:.ヽ
}八{-V‐ ´ V :.:.:.:.: ﾄ､}
＼{ ____ x===ミ }/.:.:.:.:.;
/}"￣`} }/⌒V
ヽ. ′ ﾉ 丿
､ ー─一 __／
＼ ／Ⅳ
＼ . |
|｀¨¨´ |
| / ､__
_ . -‐ ' } / ／ﾆﾆ==ー
-=ﾆ/ ／ニニニニニニﾆﾆ｀ヽ
/ニニニニニヽ -=ﾆニニニニニニニニニニi
/ニニニニ／＼ ＼ ＜ﾆ＞'ﾞ⌒＼=ニニニニニニニニ|
. /ﾆﾆニニ／ .＼ ｀´ﾆ＞ ´ ＼ﾆﾆニニニニ二二|
/=ﾆニ二/ `ｰ ＼ﾆﾆニニニニ二|
. {ニ二二/ ∨=ニニニニニ|
【 イーゴリ 】 リューリクの息子
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- 386 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:18:27 ID:1xrCCkSM0
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――― ある日、イーゴリはプスコフで狩りに出かけようとした。
_,,....;:''''"~￣~`''
_,,....;:''''"~￣~`''-､_ _,,....;:''''"~￣~`''-､__,,....;:''''"~
_,,....;:''''"へ/二| へ＾i ￣~`''-､__,,....;:''''"~ `''-､
￣~`''ｰ-|Π| ||Πi￣! _,,....;:''''" `''；';.,,;；`;
,.;;.;i；';.,,;；`;；i`、､_ .;；:｡;:；;:：､;；:`''-､__
_,._,._,.,;:;；`;；i`:;：i;,|i!''",. :;；`;；i`:;：;,i
_,,...--―.;.;.-'"~￣~`''-､ ,r'''''lｲﾄｌi"~~`''-､__
--―''''"~_,,...i''''"~ ~`''-､,''",''"ﾞヽ,_,._,._,._,.._,.,._,._,_,_,,,r''"ﾞヽ,.r'''
_,,...ノ| _／l _,,....;:''''"~,''"ﾞヽ, '""~""~' ,''"ﾞヽ ,''",''"ﾞヽ,,._,._,
-= ヽ': : : :..ノ｀ -= 彡'''"~ ~"'"~ ~"'"~ '""~""~ ;:''''"~
／: : : : : : : : : : : : : ; ; : : ﾐ= 、.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.: ;:''''"~
7: : : : : : :; : ; ; : ; : : : : : : ; ;.-=≧ `''--､
/: ; ; :.::. :./:./: : :.ﾉ: :ﾉ: :|: ; l: ヽ:.:.∨ :.:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:. `''--､
'7; : ; ; : :.:.|:/ｲ／从〈 :/:|/: }: : :.〉:.ﾃ''-､
|; ; ; : : ;.: ' :ﾘ' ｨ´:令ｭﾄr|: :ﾊ: :ノ /ﾘ
ﾚ; ;／ ヽ, :/ ヽ弋7 |:/ ﾉ从リ
ﾊ∧ ∨ ｀ 〈叨
ﾊ: :ヽ ゝ
|／. ハ ´ - 川を渡りたいんだが、船がないかな…
/ i: ヽ /
＞-=≦ .,、 オ l ≧ =- '
マ/ム l /
ヽ ﾏ/ﾑ / ／ヽ、
| ﾏ/ﾑ. l ｲ |/lヽ
| ﾏ/ﾄ ヽ |/| ヽ
レ ﾏ/ヽ`ｰ ヽ -.ﾉ ﾉ ﾊ
／ ` ＜ﾐ≧彡彳´ ハ
／ .|
/ 〉 .|
. / / |
/＼ / |
ノ ー― .ノ |
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- 387 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:19:13 ID:1xrCCkSM0
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＿ _ - ― =ﾆニ=ー - − {ニニ´ｚ ≦ ＜ﾑ' .ﾑ∧＝ = ― ==≡ニ≡ =ー= = ニ≡='
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＿ ￣ ﾔ､ ﾑ' ﾑ///７ ＿
― ＿ ﾔ＞､. ﾑ' ﾑ//// − ￣
― ￣ ＿ ―--.`ｰ=≧ｘ ム' ﾑ//Ｚ＿＿ ＿ ￣ −
￣ ＿ − ￣ ＿ − ＿ ￣ − ＿ − ￣ ＿ −
― ￣ ＿ ― - _ ￣ − ＿ - = ≡ = 三 ≡ = ≡ − - ＿ ー - ＝ 三
− ＿ ￣ ― ￣ ＿ ー = ≡ 三 三 ≡= ≡三 ≡ ＝ = ミ ｰ＝ ≡= ミー
￣ = _ ー ￣ - = − = − 三 = ー = ＝ ≡ = = ミ 、ー 三 ≡ ､ ＿ ー ＿ 二ニ
ー = ＿ − ￣ ＝ - ,，ー = ≡ミ 、＿ , - _ ＿ , ＝ 三 ≡ = , − = 二 = -,，'´ﾞ ﾟ ﾞ ﾟ ￣
,、 ＿ ,，､ ＿,，、 ,，= '´ 三 - = ≡三 ミー = 、 ＿,，- ＝≡＝≡ _三＞= - '’ ￣: : : : : : :
ﾞ ﾟﾞ ﾟﾞﾟ ﾞ ﾟ ￣ ﾞ ﾟ ￣ ﾞ ﾟ｀￣ ￣￣ ｀ ー=' ´￣｀￣ ￣ ﾞ ﾟ ´ ￣: : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : ,ﾍノゝｰ'へ、 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : :_.,／.:.:.:.".:.:.:.:.:.:.:ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : i'¨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌヽ､.:.:.:.:ゝ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
ﾉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i ＼:.:ゝ
∧:.:.:.:.:.:.:.:ヽlヽ/ _!＿ ,!ヾ
i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、〃 < ム ＼_
'ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ ,′
ヾ.:.:.:.:.:.ｒ‐､ゝ , ､ l
ヾ.:.:.人ヽ __ ! おい、そこの船乗り。
ヾ､ﾐi 丶 ,,-─ '
/ ! |´
／ i ,i
,-<,, ,;;∧､ 僕はイーゴリ公だ、
／ "¨─ ､__ .,/ ＼
／ ＼ ,/ ! ヽ こっちに来て、僕を向こう岸まで渡せ。
/ ＿ ,_ i
/ ´￣ ｀ヽ ,/ ｀ "゛ﾘヽ .|
i ､ ./ i ;| ヽﾘﾉ
.| ll ﾘ !:}
i i:! iﾉ
| ! .l:! / l
|. l .! ,!i
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- 388 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:19:58 ID:1xrCCkSM0
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＿＿＿
／:::::::::::::::::::｀ヽ
∧ヾ､__:::::::::::::::::∧
/／ヽ ｀ﾍ::::::::::::::∧ ,.ヘ
/::; ﾙ〉::::::::::::∧ ／／
かしこまりました、公よ。 i::::: ﾙ,}::::::::::::::/ ／／
. |::::i ル}:::::::::::入 .／／
|:::λ 入:::::::::::::::入 .／／
ではお乗り下さい。 |:::::::｀ー─'" /:::::::::::::::::::::::＼ .／／
｀ー才≧≦/:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ／／
/´::::/￣｀i::::',:::::::::::::::::::::r‐ゞ-く´
/:::::::/ｰ-j"|:ﾍ::::＼:::::::::::::{三 ,ﾉ
, -‐z ／::::::::/弋ノ |:::::＼:::ゞ:::::／｀ｰ＜ i
／,ｨ_ i｀￣｀¨::::::::／l∧ ゝ |::::::::::｀ ::／／:::|: : ゞ|
ゞｿ/ ソｰ､~＼:::: :::/L_ }i∧==z!::::::::::／／ :::::::|: : : :}ヽ､
｀´ i::::::l: : :.:＼/.T¨ };;∧ .:乂／／:::::::::::::/: : : ::|:::λ
▽ |::::::|: : : : : :|/ .＼: ＼／／ヽ;:::::::::::∧: : : ::|:::::::|
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. ／' ./ / __,,／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/ﾊ.! ｆ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
/" ﾘ ｀!:yー‐'' ､ __:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
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/' y !ヽ 〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
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- 389 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:20:33 ID:1xrCCkSM0
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. |i!:.i|:|:.:.:.:.://:/:.:/:. /ヾ三三彡ハｲ.ﾍ::l
. i Ⅵ:i!:.:///:/:乂//ノ ミ三彡:/: :|i.: : l:l
少し揺れますが、ご容赦のほどを。 ヾ∨//厶､、i/ｰ 彡イ/: : :|i.: : :l:!
｝ !;j ｀ゝ iγヽ:_:_:jiー‐':l
ノ "´ |}ノ ｲ::|!: :|: :|::::!
では… ＼ ／ｰイ::::|!: :|: :|::::',
|:ヽ｀ : |:::::|!__jｰ:':::ハ
|: :ﾊ、_ ...イ : ,|:::::::::::::::::::::::ハ
. 八:.:.:.:.:_j ヽ. ｒ‐ー＜ !::i::::::::::::::::::::::ハ
. /￣/ :.:.:.:.:/ l:|V::|:ｌ ヽⅥ､:::::::::＞''"´￣｀ヽ
/ /// :.:/! ..l:| |:l_ ＼//ノノ l
. / { {:.:.:.{!:|／::《::::《 ::::｀ヽ. //: :./ l
/ ∨:.:／:::::／ハ:ﾍ＼:::: ＼/: :./ l
. / , .く:::::／／ l!:::＼＼:::: ＼′ l
∨ /: : :У::/｀／: :l!::::i!::＼.>／} /
【 オリガ 】 〈 /: : : /:::/:/O: : :.l!::::i!: : : : :.〈 /
ロシア史のヒロインの一人 . ﾉ {: : : :.i::::i :l: : : : : :l!::::i!: : : : :/ ｲ
｛. ∨: : l:†:l: l.: : : : : l!:†:i!: : : / ／ /
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- 390 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:21:18 ID:1xrCCkSM0
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.:.:.:.:.:.:.:.､.:.:.:.:､.:.:.､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､.＼ やっべー超どストライクすぎるだろ
.:.:.:.:.:.:.:.:λ.:.:.:ﾊ.:.:.:ﾒ:.:.:.:.:.:.:.::.:ﾒ:.:.:.:.,ｨ:.::.:.:.ﾍ＼', なにあのオッパイオッパイオッパイ
.:.:.:.:.ﾄ､/ ',.:./ ',:.:.i ':,:.:.:.:.:.:./ l:.::./ .i:.:.:.:.:.:ﾊ 僕を誘ってるのかそうか誘っているんだな
.:.:.:.::|し＿_V-＝ヽ|＝',:.:.:, ' |.:/ .!:λ.:.,､! エロ同人みたいにそうエロ同人みたいに
.:.:.:.ij V .ﾚ.゛￣!ﾅ.j.:ﾉ 顔もすっごい可愛いし反則だろアレ
.:.:.| .-‐=======≧ ≦＝=- / どうやって声かけようかねえ姉ちゃんお茶しばかへん？
.γ⌒v. 三三三三三 三三三 { いや駄目だ僕はこのルーシの公なんだ
i i⌒.〉 i 女に声をかけるしにしてもだな威厳と爽やかさと
,八.廴 } それでいて純朴さを感じさせる口説き方じゃないと
｀ - ヽ , あーでもやっべーあのオッパイオッパイオッパイ
ヽ ⊂⊃ ／ もうねお前は愛宕さんかよ高雄級でﾃﾞﾋﾞｭｰさすぞおい
＞ - , < ﾊﾟﾝﾊﾟｶﾊﾟｰﾝ！ﾊﾟﾝﾊﾟγ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／;;;;;;;;;;;;;;;弋 ﾞ `.-, < | あの…お座り下さい、
／;;;;;;;;;;;;;;;／＼＼_ノ／ヽ;;へ. | 揺れますから危ないですよ。 ＞
〃;;;;;;;;;;;;;;;／ ＼／ ',;;;;;;;ヽ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
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- 391 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:22:05 ID:1xrCCkSM0
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.:.:.:.:.:.:.:.､.:.:.:.:､.:.:.､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､.＼
.:.:.:.:.:.:.:.:λ.:.:.:ﾊ.:.:.:ﾒ:.:.:.:.:.:.:.::.:ﾒ:.:.:.:.,ｨ:.::.:.:.ﾍ＼',
.:.:.:.:.ﾄ､/ ',.:./ ',:.:.i ':,:.:.:.:.:.:./ l:.::./ .i:.:.:.:.:.:ﾊ
.:.:.:.::|し＿_V-＝ヽ|＝',:.:.:, ' |.:/ .!:λ.:.,､!
.:.:.:.ij V .ﾚ.゛￣!ﾅ.j.:ﾉ 姉ちゃんボインやな〜
.:.:.| .-‐=======≧ ≦＝=- /
.γ⌒v. ／_（●）_＼ ／（●ﾊ {
i i⌒.〉 :::::::::::::::::::: ::::::::::::::: i 名前なんていうん？
,八.廴 }
｀ - ヽ ＿＿_ , 狩りにいくつもりだったけど
ヽ lr┬‐ ｌ ／
＞ - ｀ー ´ < 今からワイと…
／;;;;;;;;;;;;;;;弋 ﾞ `.-, <
／;;;;;;;;;;;;;;;／＼＼_ノ／ヽ;;へ
〃;;;;;;;;;;;;;;;／ ＼／ ',;;;;;;;ヽ
.. /⌒i /`l _ ,､
_,,..､ .| / ,..-､ ,､. l |/ 〉 .〈 .| ,.-､
l l | /´ l,､_ノ ,l | l |ﾚ' _,,」 .｀'´ 〉 _,,..、 ,..､
| i' '´_,,、 ,! L.-ヾ=,' l､_,.. ､ 「Zノ ヽ ｀ｰ､ ／ ア
.| し''´ 」 _,.-'´ _, - '_´ ﾞl_,〉 ヽ､ 'l ／ ／
.| ,,.-''´ (_,.- '´| L-'´ _) ｀ｰ',／ /
| .| ,.-'´ ,.-'" ／ /´
..l､_ﾉ ｛,.- '´| | 「 ／
|,i ｀''"
, ;
c=＝ｰ＾ /li ＜こ＿ .:; イ.:.:.:.:.::.:＼ : : :.:.:.::;;;;＞'"
z ,ｨ≦ ﾑ}|/__／´⌒ ／.:.:::::.:.:::.:.:.:.:ヽ .::.:.:;;ｨ'" /
__ -一 .:fr'/{ﾐ ,彡／ ,／.:.:.::::／.:.::::ﾉ＿,,,:::-一宀 ´ {
c=＝ ¨¨ ／^{ノ ilil/／ /⌒´￣￣￣`7´ / / ',
ｃ に≠==ー 厶- il,／ 〃 ｰ／, { { i ヽ
`ーﾄ､ 〃 {i ﾍ. :丶ヽ: : :ヽ: : : : : : : : : : { :＼
C °。 : . ﾍ にﾍ,{i ヽ.i{ . . . . . : : : : ヽ、:＼: : : :＼: : : : : : : : ヽ. : :
: ', ,〉ｨﾍ ヾミ{!. : : : : : : : : : : : : : :＼. :＼: : : 丶: : : : : : : : ＼
. ｨー- く {^ヽ人 ﾍ≧ー‐rｰ宀7⌒ヽ. : : ヽ､__. : : : : :＼. : : : : : : :
／ :｀ 、: :ﾄこ´ ヾ ¨＞く__ノ ＿,人___／, ¨¨¨"¬ｒ一=,,___ : :
/ , ﾍ､＿＿ 彡彡 ´ _ ｰ
/ . : : : ´¨¨¬ , ／
./ ヽ、 ／
.
- 392 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:22:52 ID:1xrCCkSM0
-
,,-‐''''¨￣¨''ヽ、
,r‐'''''′ ､ 、- ,,_ ヽ、
,f´ ,' i i ヽヽ‐ - - ,,_lヾヽ、
i /,' i ,' l li l､ l､ｰ - - !:,:.`!:ヽ 私は平民ですが、辱めを受けるぐらいなら
l,!i l i /ﾚ'_,V,_ﾚ';,ヽ___,,rl:.;:.:.ﾄ､:ヽ
!l l､ ! l ,r'´l:.:ヽ′';'' f¨,!.:,:.:l､:.:./ 自ら死を選ぶのみです。
l,ﾄ、lヽ､!′ヽ `,,´,,, ;, ｰ'´!TT’Tヽ
l ;ヽrヽ ; ,,;;, ,;' ｰｺノ i !:.:l'i:.ヽ
/ ; i､y′ _, ; ';, ;,,;' ,;;'' l l !.:.:l l:.:..!
/ , ヽ、 '´´ ;,, ,;',;'';, ';,, ! / l:.:.:l l.:.:! 公にその覚悟はおありですか？
/ , ヽ ';,,,;; '';,,;,,;;_,ｿ. └┘└-!
/ / ; ; `ー'¨¨ヽ;;-‐''7 /¨'''''‐-!
/ / , , r''i´:::::l／ ／:::¨ヽ::::::::`.､
/,' ! , , l::::!::／ ,／::::l:::::::::::`:､::::::::ヽ
i ,' ! /! ! r'''´::l/ ／::!:::::::::ヽ:::::::::::::i:::::::::ヽ
l! /l / l ! /:::;:::'´!／:::::/､::::::::::::ヽ:::::::::::l::::::::::::!
l i l i ! ! !,,-'’;:':::::;/:::::::::/:::::`:､:::::::::ヽ:::::::::::!::::::::::l
V ! ! ,i／:::::;::'::::::/:::::::::/::::::::::::::ヽ::::::::ヽ:::::::::::!:::::::::l
ヽl／:/::::::::;:::::::::l:::::::::::!::::::::::::::::::iヽ:::::::::!:::::::::::l::::::::::!
l::::::!::::::::::;:::::::::l:::::::::::!::::::::::::::::::!:::ヽ:::::::l:::::::::::l:::::::::l＼
|´|
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|´|
. _,k|´|‐´`ｰ''7____
k'´: : |´|: : : : : : : :<__
<´ : : :|´| : : : : : : : : : ,>
／ : : : |´|: : : : : : : : : :,＞ ごめんなさい…
`> : : : |´| : : : : : : :_: : `.､
`､ _,;,;,|´|;_: : : : :,/ .iイ￣
. ,f´ .￣ `ヽi'´ `´ ,!
/ , '´:`.､-‐'
,!,,,,,,,,,,,,__ ',:.:.:.:.:ヽ
f"::::::::::::::￣`ヾ､:,;／,!
i::::::::::::::::::::::::::::::::i￣
ヽ,;__'､;;;;;;;;;;;____;ｲ
. `ｰ' `ｰ'
.
- 393 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:23:43 ID:1xrCCkSM0
-
――― しかしイーゴリは、この時の出会いが忘れられなかった。
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ イーゴリ、話がある
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
::.＼:.:.:.:i::.:.::.:.::.i:.:.:.::.::.:,,..-‐ ￣￣ ヽ､_｀ﾝ､｀ﾝ､ : ;;i ;: :i : :.: i! i:ﾟ'ﾞ/ヽ､
｀:;:‐＼-...__:__:_:_.,,..-{三三三三三三}二ﾆ＝=-i :i: :; ;; ;i: ::.:': :. l,ﾍ
.:..:...:..:.＼.:..:...:.i..:.....::.:.| ｢_i__] ｢_i__] |:;:;:;:;;:;:;:;:;:;| ＼､ヾ ': : :;: : / : ;|/_ヽ
:｀゛‐-...:.:.＼:_:_.,,.-‐'"| |:;;:;;;::;;::;:;;::! ヾﾞﾟ'｀ﾞ`ヾｿ/"' ''ﾞﾊ: ":ﾂ''"7/
..:.:.:.:.｢i:.:.:.::.:.:＼i.:.:..（(ij)@)ー‐--.....___|;::;:;:;:;;;::;;:;:| .... ″ .
:.:.:.:.:i.:.i:.:.::.:.:.:i.:.i＼.(ii)ヽii!〃.:.:.:.:.:.:.:.:/ .∧:;:;:;;:;:;::!::: ~ﾞ｀ﾞ`￣`'' .... ...:::
...::...i:.:i::...:.:.:.:.i::.i::.:.:.｢;;;｢;;;;j:.:.:.:.:.:.:.:.:/ / ﾊ;;:;:;:;:;:;|__,｢l＿｢l＿.｢l＿｢l_l_-､ .... ..:::
三:i.::i三三三i:.:i三{二二二二二二l/ / ﾊ;:;:;:;:;|￣l l￣l l￣l l￣l l._|_ヽ､ '´￣....:
::.:..i..:i:.:::.:.:.:.:;;:;i::.:i.:.ﾊ ..､―‐ ,.､=-| !,,ｨ ,ｼﾊ;;:;:;:|. l _|_ヽ､ .....
|ヾ￣/￣/￣/￣ﾊ:i!^l!}--ｰi!^l!}:| ! _i, ' ﾉﾊ:;:;:| l _|_ヽ､_ /iヽ
l|ﾉﾞヽ, / / .|| |!::::li}ｰ-|!:::::li}:i |. _,.'' ﾉ'ﾊ;:i! l _|_ヽ､,/i＼
f| ノ ﾞヽ, / || |!:::::li}--|!::::::li}:l !.__,.''' ﾉﾊ|. 〃(＠(ii),ｨ' l _|_./i＼
､! ﾉ ﾞヾ,. :i| |!::::::l|_-:|!:::::::l|::i. |. __,...'' ,ﾊ (ii)@〃(＠） ,.＜＞ /i＼ ヽ
∧ , '' ﾉ ﾞヾ .j| iﾆﾆﾆi―iﾆﾆﾆi-:| !__,,... ''' ﾊ ヽii!ヽii!〃ii!〃':::::::::::::｀ﾝ､ ＼ ＼
ﾐ∧ ,;' ,ﾊ ｿﾉ-―-―-―-―-| !__,,,... ''' :｢:ﾆﾆﾆﾆﾆiﾆﾆﾆi-:::-:-: =:;;| ＼
三∧~ ,.' ,ｲ,ｲ-―-―-―-――| !__,,... ''／ :|-‐‐-‐‐-|-‐‐-| ::::::::::::;;;;;|
l三l∧_,.. ' ,ｨ,ｨ-―-―-―-―-―-| k':' ／ ／:|-‐‐-‐‐-|-‐‐-|::::::::::::::;;;;;|
三三ﾊ____竺竺竺竺竺竺竺竺竺竺;／ ／;;|_ |-‐‐-‐‐-|-‐‐-|:::::::::::::;;;;;;|
|______|;;;;;k＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿i／::::::;;;;|: L二二二_i_-‐‐'__::::,,,;;;;;;;;/
:::||||:::::::| l;l;l|:::::::r=≦＿_.ｨ^ヽ＿＿≧､::::::::::;;;| ／::|::::;;;;|::::::::::::::::lﾆﾆﾆﾝ
:::||||:::::::| l;l;l|:::::::| |;:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. l:;| |::::::::::;;;;|∠＿_|::::;;;;|:::::＿／|＿＿ゝ
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/::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
￣~｀ｰ-‐´´￣￣￣
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｢l＿｢l＿.｢l＿｢l＿｢l//l
｢l＿｢l＿.｢l＿｢l＿｢l l l￣l l￣l l￣l l￣l l
＿｢l＿｢l＿.｢l＿｢l＿｢l＿.｢l＿｢l＿｢l l l￣l l￣l l￣l l￣l l
￣l l￣l l￣l l￣l l￣l l￣l l￣l l￣l l
.
- 394 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:24:33 ID:1xrCCkSM0
-
/ -=≦ l ｀ ､_ / / ／ ／
{ ´ 彡' ´ ￣ 7. /
/ , 彡 , ⌒ヽ, / /
／ r ､ / ヽ ＿_ ヽ /
'-- ﾃ/ V ' ￣ ヽ｀ ヽ ﾚ 「公」の仕事も出来るようになったし、
／〈 , , , -＝=､ /
￣ .〕 ､ | , , / そろそろ結婚して身を固めろ。
ﾚ| ヽｲ ' ′
!∧.ﾄ ___ , '
i! {|. ヽ ﾏ ｧ お前が俺の後を継いだら、
| l ＼ ｀ - '
r‐―‐v‐ | l /| 以降はお前の子孫がキエフ・ルーシを治めるんだ。
.∧ :_:_: i!ﾆ=- l ｀ ー ' |i〕≧ｭ,
.{ : : : : : ｀: .‐-,ﾆﾆﾆﾕ / r'ニ|: .ノ.｝
.__r|: : : : : : : : : : |ﾆﾆﾆｒ‐――――┐三|: : |
‐‐ヘ : : : : : : : : :|ﾆﾆﾆ| |.ﾆﾆ!: : |.ヽ._
: : : : :｀:＞=- :.:_:.!ﾆﾆﾆ| |.ﾆﾆ!: ノ. : : :=‐ __
: : : : : : : : : : : : : :＞=┐三三三三ｿ r '. : : : : : : : : : : : : : : : :｀. .=-
: : : : : : : : : : :Y⌒Ｙ. : :|ﾑ ﾏﾆﾆﾆﾆｱ /|: : : : Y⌒Y: : : : : : : : : : : : : ://. :
: : : : : : : : : : :.|l´｀l|:..: :|ﾆﾑ ﾏﾆﾆｱ ./=|: : : : :|l´｀l|: : : : : : : : : : : : : { {: : : .＼
∩＿＿＿∩
| ノ ⌒ ⌒ヽ
/ ● ● | いいとこのお嬢さんを何人か連れてきたクマ
| ( _●_) ミ
彡､ ￣ ､｀＼
/ ＿＿ ./´> ) まずは気軽に見合ってみるクマよ
(＿＿＿） / (_／
| /
| ／＼ ＼
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿)
.
- 395 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:25:19 ID:1xrCCkSM0
-
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
. ; .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ／ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.
. :.:/:.:.:.:／:.:.:.: ／:/ー‐--:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:,
. /:.:.／ :.:.:.:. /:.:./ } :.:.:.:.:.:.:.:.:
/:／.;､:.:.:.:.:./:.:./ ;.:.:.} :.:.:.:.:.:ﾊ
. 〃 ;.:.:{_ :.:.: /.:.:/｀ ー //}/ :.:./:./丿
/ .}:.:.:.:.:／.:.;弋:::癶 ｨ匁/:.:.:.:./ イーゴリ公、はじめまして
. /:.: ／/／ /／／
厶イ:.:／:}丶. ' ／／ お噂通り、精悍な方ですのね。
. ／/ｆ､ ` ‐ ' ／
. ..〈 ＼ ｀ , . イ
...::´:､ ::ヽ ｀ ．._{ ｀ヽ
. ,:::::::::::::::::::::::ﾍ::::::＼ ∧/-!`::::ｰ:::::::::.､
. {:::::::::＼ :::::::::::ﾍ:::::::::＼ .//´￣ﾍ:::::::::::::::::: ＼
. /::::::::::::::::＼ ::::::::ﾍ::::::::::::＼｀ く⌒ヽ､::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::: ＼ :::::ﾍ::::::: / ::＼ ヽ : : ＼:::::::::::::::;′
ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ::::´:::/ ::::::::: ＼ ﾍ : : : ＼:::＼{
. / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::＼Ｙ: : : : ヽ:::::ヽ
＿＿＿＿＿＿＿＿,,∧＿＿＿＿ ,,∧＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
∨
. / i |! i |、ヽ ｀,、
/ / i | i !i i!. |ヽ. ヽﾊヽ
! / ! ! |! !l.|ゝ i.! ! ヽ ), ﾊ
! // / ! l. !ゝ_!ﾘ‐戈ゝ!从ﾉリ '
/ i i /i l l |ｒｲ､ｨ彳i!ヽゝ、
| i ! i. .|. i イ! '" ,ゞゝ ｀''‐ｧ
| ! ! i l l i.! <
. !. i.l i i | i l.!. -‐i′ まぁ、りりしい御方♪
! il| i i |i. i !! /､
! ll| ! ! ||/ i| __,ﾉ .|
! lﾘ i i .ﾘ! ! /"￣.:.: !
! 〃 i / / / /'ヽ、i.:.:.:i.:.:.:. l
! ii !./ / / ! ./;;;;;;;;;｀i.:.:.:.!.:.:. ゝ、
// //,./ ノ! ゝｬ ゝ､;;;;;;|.:.:.:.ﾄ､.:.:.:. ＼
〃 ノ ./ ./'ゞ! ｀､__. ￣｀!.:.:ﾉi｀ゞ:.:.:.:. ｀!
,ノ ／ ,.. i i;;;;;;;;｀ゝ、 ヽ、 ｀､ﾉ ).:.:.:. ﾉ
,／,.ｒ'";;;;ゝヽ;;;;;;;;;;;;;;｀,、 ﾊ ＼ﾉ.:.:. ﾉ
.
- 396 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:26:30 ID:1xrCCkSM0
-
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ':::-‐::::::::::::::::::｀ﾆ=‐ ,
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ_ ´
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:;ゝ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ::::::::::::::::ヽ::l,
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ::::::::::::::::}
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ::/
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::!:::ﾄ …綺麗なお姫さん達だと思うけど…
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;rィ )::/:;ィ|::/
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ｨ/ /,ｨ'/'',r'/'
:!::;:::::::::;;:::::::::;::::::;ィ' }! |/ ' / この人達は僕が「公」だから
'Vl;ｨ〃/／' "´ `'′ /
/ ノ 本当の素の姿を見せていないと思うんだ。
/ ,. '´
-.､ { / ､_／ お互いにありのままを知りあえて、
:::::::`ヽ.､ '〈
‐-､:::::::::::`:ｰ-､ それで互いに好き合える人と結婚したい。
|::::::::::::::::::::::｀ヽ､_
l:::::::::::::::::::::::::::::::::｀::‐:..､
l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:＞=‐-...､
l::::::::::::::::::::::::::::::／´::::::::::::::::::::::ヽ
l::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
l:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
∩＿＿＿∩ 何言ってんだｺｲﾂ
／ ノ `──''ヽ
/ ／ | ∩＿＿＿∩ おい、イーゴリ坊っちゃんが
/ (・) | ／ ヽ 童貞をこじらせたぞ
＿＿| ヽ(_● | ● ● |
＼ |Д| | (_●_ ) ミ
彡'-,,,,＿＿＿ヽノ ,,-''"彡 |∪| ＿＿/`''--､
） |＠ |ヽ／ ヽノ￣ ヽ
| | ﾉ / ⊂） ﾒ ヽ＿,,,---
| .|＠ | |＿ノ ,へ / ヽ ヽノ￣
| |＿ / / | ／ | | ヽ＿,,-''"
_＿|＿ ＼＼,,-'"＼＿_／ / ,────''''''''''''''"""""""
~ﾌ⌒￣￣ ~ヽ ヽ ￣￣"""'''''''--､""''''---,,,,,,＿＿
/ ￣''､|ノ ）ヽ
＿＿_/ ￣￣） ／ |＿＿＿
.
- 397 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:27:10 ID:1xrCCkSM0
-
zミ ｀ ヽ'ｿ´,r ､
ｨ ´ ゝ
〃 ヽ
〃 ｬ丶ヾゝ､,, j ｨ''' t ﾐ､
'ｨ ﾉ !､ ゝ
〃 i _,,_ ,,_ ﾐ ｿ この時代はまだ一夫多妻なのに
',-y'´zfｭゞ';,, .,,ｨf'ｭｧ i-,ヽ
i '､ iｼi 面倒くせー奴だな…
ヽ､､ j j丿
ｬﾍ /y
｀|ヽ ´￣｀ ., ' |'
| ､ヽ､＿_,, ' ﾉ | それとも惚れている女がいるのか？
. ,＜￣;;;;;;;;;;;. ;;;;;;;;;;￣＞､
/ ｀丶;;;;r───､;;;r 'ﾞ '､
rｰ'ﾞﾞﾄ､ |;;;j i;;| Z>､
_,, ｨ 'ﾞ´ ｀丶 |'''j＿＿____.i;;| 'ﾞ
（） j::::::.. '';;;'' ..:::::::i （）
⊂X⊃｡｡｡｡｡｡i｡i｡｡｡｡｡｡⊂X⊃
A j::::::::::::::i i::::::::::::::i. Ａ
|. | j::::::::::::::i i:::::::::::::::i |. |
|n|j::::::::::::::::i i::::::::::::::::i. |n|
.:.:.:.:.:.:.:.､.:.:.:.:､.:.:.､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､.＼
.:.:.:.:.:.:.:.:λ.:.:.:ﾊ.:.:.:ﾒ:.:.:.:.:.:.:.::.:ﾒ:.:.:.:.,ｨ:.::.:.:.ﾍ＼',
.:.:.:.:.ﾄ､/ ',.:./ ',:.:.i ':,:.:.:.:.:.:./ l:.::./ .i:.:.:.:.:.:ﾊ
.:.:.:.::|し＿_V-＝ヽ|＝',:.:.:, ' |.:/ .!:λ.:.,､! 惚れてるっていうか、
.:.:.:.ij V .ﾚ.゛￣!ﾅ.j.:ﾉ
.:.:.| .-‐=======≧ ≦＝=- / 美人だしそれに気丈で誇り高くて…
.γ⌒v. 三三三三三 三三三 {
i i⌒.〉 i
,八.廴 //////// ////// } …うん、妻にするならその女性がいいんだ。
｀ - ヽ ,
ヽ ⊂⊃ ／ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
＞ - , < ｜ じゃあ公妃にふさわしいよう
／;;;;;;;;;;;;;;;弋 ﾞ `.-, < ｜ その女を礼儀正しく迎えろ
／;;;;;;;;;;;;;;;／＼＼_ノ／ヽ;;へ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_乂_
〃;;;;;;;;;;;;;;;／ ＼／ ',;;;;;;;ヽ
.
- 398 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:28:04 ID:1xrCCkSM0
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
| そんなこんなで |
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿|
,∩ ,,,,∩､ ||
l ● ● | ||
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ﾐ (● ) ﾐ || □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
ヽ ノゆ
/ ソ
|| 「
（| |
し Ｊ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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- 399 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:28:56 ID:1xrCCkSM0
-
j;;;:::/:;;!:;;:::;;|,;|;;;||;;;|',;;;ﾄ,::::;;:;;;;'!,::;;;;;;! `'-.,_-=二ヽ .／ | '-.,_
/;;;:::|:;;;!:;;::::;;|又ﾆ＝ヰト,..,;;;;;;;|;!;!;;;;| `-.,_ ／ . ｜ `'-r-..,,_
|;;;;::/:;;|::;;:::::;;!〈 ５;;;;j`'.,!`,:;;;;;人;;|;;;;! ＿,,,...＞-''"入 .｜ / `''--.,_
/;;;:/::;;;|::;;:::::;;| `'-`='" ` ';;/r.ﾒ,ﾅ;;;|"~ / ヽ ! / ''--.,_
/;;;:/::;;;;|::|;::::::;| ＼＼＼ ".し',/;;;;;;! ./ .｜ ｜ ./ `'-,_
/;;;;;/:;;;;;.!::|::;::::;| ゝ'"|;;;;;;;| / ' / _,..- ヽ
/;;:;;/;;;;;;;;|:::!:;;:::::| -=- ／;;;;;;;| | ヽ-..,_ __ ,/ / _,.-''" ｜
j;;:;;/;;;;;;/!;::|;:;;:::::ト_ ／;;;;;;;;;::::| | ,.ﾍ `、 ` -'''" `'''''',.-'" ./ ,,.-" !
/;:;;;;;;;;;;/;;|;::|;:;;;:::;| `'- .,___／;;;;;;;;;;;::::::;;;'、｜ ／ `、'、 _,.-'",.-.,_ / ,-'" |
/::;;;;;/;;/r'];;;:|,;;;;;::::| |__;;;;;;;;;;;;:::＼;;;::;;;;＼| / ヽヽ, ,.-'"_,.-'" ＼ ﾚ／ |
r'''""''''--.く_ :|;;;;!',;;;;;;;;|_ .ト,＼_____,,...---'''''-,V `、'-''",,..-'" ＼j |
/-..,_ `'ヽ;;|'＼;;;;;;|`''-,!''＼_＼::::`':.... ＼.: `--'" / / ,.-'/
r'" !_ `''''ﾌ `''.,;ト.,ヽ;;;;;! |! ＼-,＼ `':.. ヽ、 ! ／ ／ /
! ／ `'''''''''''7,.. ＼! `-!;;;;| |`'¬ `.,__'-.! -..,,__ ＼ ! | ／ ／ /
Y" r---''''''') ＼.. :::',;;!_.!.::::'''--.,_＼ `'''''-.,|_ '! ,ﾚ" .／ /
｜ r" ,.--く ,. 'ﾄ::' .:!|`' `'-..,_ `'i, | r" .／ /
'.,! /''" ,,.ﾚ''''" 'L_:'_.'.... ＼ :::', .! | ／ /|
＼j Y"----.,_ |＼:. `.:. .:::::::| ｜ / ／ ! |
＼ L:::::... |: '、...:. :::::::::' ::::::..:'" .:::::::::'::| ｜ ! ／ / |
＼`!''::..._ .|:. ＼:: ....:::::::"::::::":ト., :::::::::' ::| ヽ / ／ ./ /
`＼ ''''::... !::. ＼ :::.. :::::::::::::":::::/ :| .|:::::::" ::| ｜ ./ ／ / /
'、 ` |:::. ＼::''.::::::::::::::::// .::'! !:::'" ::: '::! ＼ / ／ / !
ヽ ::. |:::: ＼''''''"...:::/:/ :|`'|::' .::::::.._'| `、 | -'" ,. / /
＼ '' ヽ: ＼:::::::/:/ : :! `: ::: :::::'''`-, r''''"￣ _,,.-'''" / .ﾉ
╋━━━――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
年代記によると、903年にイーゴリはオリガと結婚した。（←ただしアテにならない）
彼女はプスコフの平民なのか、それとも貴族の出なのか…
そもそも本当に903年なのかもよく分かっていない。
なお当時のルーシは一夫一妻制ではないので、他にも妻を娶ったと思われる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――━━━╋
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- 400 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:29:47 ID:1xrCCkSM0
-
|i | ≫ ｀ヽ
|i | :′ V
二三＿ .|i | i| ｜
. . .三二ﾆ≡＝=-|i | i| ｜￣三二ﾆ≡＝=―- ..,_＿
|i | i| ｜
|i | i| ｜ /￣三二ﾆ≡＝ミ
|i | i| ｜ { // ハ
|i | i| ｜ ∨ // .厂
|i | i| ｜_＿ ￣三二ﾆ≡ ≠
|i | i|_ .|￣i ￣三二ﾆ≡＝=―-
＿ -‐=＝ ﾆ- |i | i|＝=ﾆ二三_ .! !
三二ﾆ=＝-‐ i |___|r三ﾆﾊ｜ i|i | . ! ! i￣三二ﾆ≡＝=―-
|r三二ﾆ=||////|i | i| }{＝=ﾆ二三! | | ｜//////////////|
z __!i////// !!////!!.| i|/ﾊ __ fﾊ__ fffr≦抃//////////,.|
三二ﾆ=--i//////,|i////jｌニ=.廴}{__}辷} rr≦ﾆ=i:.:! |:|//////////,｜
￣ -i:i:i:i:i|/二ﾆ=- .|i:i:| ｜| :!:!///////////|
.|:i:i:i:i! ,.|i:i:| ｜i .|:|//////////,｜
. ｜:i:i:i!‐- ..,_ ,.. r≦ |i:i:| ｜i .|:|//////////,｜
|:i:i:i:i! 二ﾆ=r≦ ,|:i:i| ｜; .|:|￣三二ﾆ≡＝!
|:i:i:i:i! | ,.. r≦ j:i:i:! /, 从!
. !:i:i:i:lー-＝=ﾆ二 ｜ ｒ≦ 刈厶斗/f≦ {:i:}
.|:i:i:i:i!. : : : : : : : ::| ! /二 ＝ - =i:.:|ﾆ＞ｲ!:i .i:i|
-＝=ﾆ」:i:i:i:il_,.. -‐ " i | {/￣ ニ ＝:｜:! i:|i:i| .i:i|
､.......::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
_,.. -`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／::::::::::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
,.:-'::´::::::::::::;:::::/l:::;ｲ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/:::::::::::::::::{::::ﾄ;::| ヾ' ヾ＼:::､::::::::::::::::::::::::
. ／::::::::::;:::::::ヽ:|,ｨ,'ィ ヽ!＼:::::::::::;:--
,r'::::::::::::::l:::::ﾄ::ﾊﾉ::;:<''"7 ヽｨ:::/ r''
'７::;::::::::::::{::::{'ﾘ/:;ｲr､ヽ ! ヽ| /,r
ギリシャと戦争？！ /:/::::;:::::::::ﾊ:|/::/ヽｰ'ﾉ,/ ｀! 〉
. {/|:::;l::::::;/ └'′ `,'"' u ﾉ
ヽ|ヽ:|ﾄ;:>、 ' {ノ
ヾヾ{iヽ
ソ
. く... ,. -─‐ヽ
ヽ` ／ ‐,.二ノ
＼ ヽr '´ ／
＼ ／::..
＼ ／:::::::::::...
.
- 401 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:30:37 ID:1xrCCkSM0
-
/ｌ/ｌ／ '" ム'"/__
N ´｀ﾞヽ、
| ／
| /｀ヽ、 'フ
| _! ｀ﾞ゛ヾ'"￣￣￣｀7 ｀＞ ああ、次のコンスタンティノープル行きは
!'" ＿ ! ／
,ﾍ ￣ ＼ヽ、 ヽ ｀＞ 普段のような商売ではなく、
〈,rｌ ヽ＿≧ﾄ、 !r==≦ﾆ- i__彡
. ヽi '". | ﾋﾃ ｎ ! ギリシャと戦争しにいくつもりだ。
ｌ. | ././
ヽ ,イ´
＿>、 ー―‐-- /_ !
/:::::! ヽ ／ ﾉ.）;i,r┐ お前はキエフで留守番を頼む。
＿ ,-―'ｌ:::::::::〉 !＞―‐ '" ／ /「:::::::|、
, -‐――'"::::::::::::::::::ヽ::::/_'" , r―-.、 ' .／;;;|:::／::ヘ、
::::::::::::::::::::::｀ﾞヽ::::::::::::::::::ｌ‐y;>' } ' )'":'":::::::::::::::＼
::::::::::::::::::::::::r―┐:::::::r':::::i i / _i;;|:::::::::::::::::::::::_::_.:＼__
:ﾍ:::::::!::!::::::::ｌ「:ｌ i:::::,,「´:::::::〉ヽ、__,rf"V´;;;;;|:::::::＿::'"￣:::::::::::-‐＼
:ﾍヽ:::V:,-―ﾄ'ﾉﾑ'"::::::::::::〈/'":::::::／´;;;;;;;;;;i:::::i'r７/:::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
::::ﾍヽl::i__ニ/／::::::::::::::::::::::::::::／l.i;;;;;;;;;;;f｀＼f,ｌ//::::::::::;::::::::::::::::::::::／ﾉ!
＼ｰ――――- ､
＞: : : . . . ⌒ミ=ｰ
__....ノ: : : . . . . . : : ヽ
留守番は問題ないけど… . ￣/: : : . . . . . . : : i
ｉ／:///i: : ://:ハ |: 从: :|
ギリシャと何かあったの？ . 丿イ`ﾄl､И//仏斗|/＾Ｙハ
/ｲｲ心､ ｲ戈り }八
八 j、 ｲ:/
＼ r-_､ ／ |/､_＿_
それにギリシャは大国だし強敵だよ。 . __|`ー ´ ／/////,＼
__, -ｧ7ハ、 __／/////////ハ
大事な商売相手でもあるし。 /////'／|'///／｀V///////////
////／ V／ У ////////
///// //////////
. ///// //////////!
,ｲ////i ｲ//////////
. ,,x///// ハ＼ ／///////////!
.
- 402 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:31:26 ID:1xrCCkSM0
-
､-､-､
∠ 从
彡 ,､}
ｿ_ f/ r'
,ｨニア. :ヽ'' _{ / １，単純に先進国を略奪してウハウハしたい
,ｨ'〔 ]／. : : ／. : ヽ
ｨ'ﾆﾆﾆ/. : :l: :/. : : : : : } ２，今後のためにも有利な通商条約を結ばせたい
,'ﾆﾆﾆﾆ{: : : :∨. : : : : : ﾉ
{ﾆﾆﾆﾆム. : : l : : : : : / . ３，あわよくば賠償金というか貢納金を取りたい
|ﾆﾆﾆﾆﾆム: :{: : l : : :}､
|ﾆﾆﾆﾆﾆニ７: : ::l: :./. :.＼ _
|三三三三{: : : : ∨:_:_: : : : :.＼
「: : : : : : : : :.}:/: : : }:} ./===ヽ=ノヽ, 「戦は嫌でござります！」とかN●Kみたいな事言うなよ
└―――‐ .{: : : : //./ﾆﾆﾆﾆゝ､_j'
Y : : : : : : ／:l : : : :{:ﾚ'三三三}｀¨ 時代背景ってもんを理解しようぜ。
）: : : : ／: : :l : : : :l ト. : : : : : : ｖ=- ,,_
}: : : : : : : : : l: : : : l l : : : : : : : l ﾏﾆﾆﾆヽ
l: : : : : : : : : :}:.., -､ｲ.: : : : : : : :l :ﾏﾆﾆニl
r‐― ヾ: : : : : : : : :ﾚ ｰ‐' ヽ､:_:_:_:_:_: :l: :}:ﾆﾆニ|
{ ￣￣￣ ￣l.「l l.〉〉: :ヽ: : :l: :.ﾏﾆﾆﾆ|
｀:.i.j.j'´ : : : ヽ/: :.}ニﾆﾆ|
l : : : : : :l : : }ﾆﾆﾆ=|
.
- 403 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:32:26 ID:1xrCCkSM0
-
:::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
◎ キエフ大公国（ルーシ）
ﾍﾟﾁｪﾈｸﾞ人
rvt｣}__ ／￣￣二ー｀
__ノ: : : ー-= ｰ=,￣ ｀＞
）: : : : : =ﾆ､. ｀=二)r--'~ ハザール汗
ブルガリア f~ｰ': : : : : : : : : : }__ｨ'''´: : : : ｀ヽ､__
_j: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ_
｀弋ゝ､ ﾉ: : : : : : : : : : 黒 海: : : : : : : : : : : : ＼__
: : : : : ｀＼ (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
: : : : : : : : ヽﾍ {: : : : : : : : : _x-ｰ''￣｀´ヽ-､: : : : : : : : : : : : : : ） ｸﾞﾙｼﾞｱ
: : : : : : : : : : :} ＿rｰ､__ ｨ--ｰﾆ◎ r─-ｲ ￣｀ー--ー--｡ｰ''´
: : : : : : : : : : { /{m_}: : : : 彡ｰ---z__r' ＿＿＿＿＿＿＿
: : : : : : : : : : ヽ､_ ｿ: : : : : : : 〉_,,. | 東ローマ帝国 | （◎がｺﾝｽﾀﾝﾃｨﾉｰﾌﾟﾙ）
: : : : : : : : : : : : : ﾐ ヾ: : : ､: : : : ': ゝ ￣￣￣￣￣￣￣
地: : : : : : : : : : :｀ﾆ=＝_ヾﾆﾗ: : : : ﾑ-､ 小アジア
: : : : : : : : : : : : : : ＼ kｰ': : : `､: : : : ' ｲ
中: : : : : : : : : : : : : ﾄﾍ〆: : : : : : : : : : 彡ﾍ/ヽ,_____{`ー-､ ノ｀ヽっ イスラム帝国
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾜ: : : : : : : : : : : : ｀ｰ'''´: : : : /
海: : : : : : : : : : : : : : : : : ＝ﾆ二＝: : : : : : : : : : : :: : : : : z-''￣ｱ 。 }
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀￣: : : : : : 〉
:::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
､_
__ゝ￣ﾞヽヽ､iヽ.
∠- ー､｀ヽヽ､i､ヽ/i
/´,.:-‐, /´｀ヽ､ !, ,､i.|
'´i,´￣,/__,､__ ｀'´ .i/
'!,/＾!/ 弋ﾃ､ヽ ,__,i 勝算もある。
ﾍヽ, '‐'ﾞ'
〉ﾍ ､_ ゝ /
_./＿_､ ￣／ ギリシャの皇帝レオーン６世は、イスラムに押されているだけではなく、
,‐‐'――┐|｀ ｰ '!┐
ノ.:::::::､::､:::::i;「￣「「「|ﾞi,､_ ブルガリアにも負けて貢納金を払い続けている。
'´.::::::::::::::::::∩:|―‐|‐‐|‐|:,､::￣ヽ
｀ヽ::::::::::⊂ゞ,ﾞ⊃;;;;,,,,''',,;;ｨゞメ:::i::|
::::::｀::::::::::::::i i;;;;;;,,,,,,,,=,,,;;;;i i､::l:| まっ、平和を金で買っているわけだ。
::::::;:::i::::::::,ｨ|.i.i!;;;;;;;;;;;;_|.|_;;;;|.: i;;ﾒ:!
::::::i:,'::::／;;;;;;;;;;;;;;;/ ＿ ､ゞｲ;;;;i!
:::∧::/ｰ-''''''''',,,,,;ｲ／;;;;;;ﾍヽ;;,,,,,|i
.
- 404 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:33:17 ID:1xrCCkSM0
-
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ ならば俺達が強いと分かれば、
｜ 本気で戦うよりは金で済まそうとするさ。
｜
｜ あいつら金だけはあるからな。 |
∧ ／￣￣＼ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
/ 、 /ヽ、＿＿_ﾉ|
∧//⌒ヽヽ∧ ／⌒( i " i | ./
ヾヾ （ i .-┸- i i ） | i | i >
ゞ","",,ヽヽヽ二二/-／ / ヽ | i ″) _ i'i,,,/7-､,_
ヾ ,, ,, ヽ ￣￣￣ ﾉ | i i .丿 ヾ､ﾞヽ ﾞ' '／彡
/ヾ ,, ,,ヽ （ ／ ）/ | ‖i / =ミ ,､､_i i,L,_'ﾞ=i-､ ∩＿＿＿∩
| ヾ ,,,, ヽ "──"" ﾉ（／| ii | ） ./'ﾞ彡r|, ニt /-ﾐ' ﾞl, | ﾉ ヽ
ヽ ヾ ,, ,, ,,.ヽ ﾉ ./ .|__ii___|ヽ ,,/ .,ﾞ''i､l'=''(･)j)ﾉﾞ i i､_ / ● ● |
ヽ ヾ ,,, ,, ＼ / i⌒(￣ ~ | '1--､| l,ﾞl'rｪｪ,.lﾞjﾞ./ﾞ⌒ヽﾐ | ( _●_) ミ
/ )＝＝（○）＝＝（ ヽ-￣￣ / lﾞi i .n i;ヽヾ'＝|'ﾞ/ﾞ/iﾞ/!jﾞ!jiﾞ 彡､ |∪| ､｀＼
(⌒-／",,--______-- ",, ヽ ゝ─-- / Yt'‐ﾘﾞ'ﾞ´ ﾞヽ‐|'ﾞ ´ﾞﾞ.i､,_ﾉ / ＿＿ ヽノ /´> )
.(＿_/ヾヾヾ ,,, ,,, ,,-ゞヾ/ ヽ.,,＿,,/ .|N'ﾞrｴニニlﾆｺニニ'l､, (＿＿＿） / (_／
ヽ（ ソ""""＼ ヽ i＿/ r'ﾞ´｀ﾞ'=;､,,､,､---､ゞ'ﾞ ﾞゝ | /
<（⌒""`--.,__） /ヽ ） ヽ,_rﾞ'L,_ ｀ﾞ'>ﾞ｀〉 | ／＼ ＼
<(~`─" ＼ （~ ／ r‐'''ﾞ ＿,) i‐'ﾞ ぐ_ | / ) )
<(_,,,_＿,,,, ） ＼ ￣ゝ .ﾞヾ-'ﾞ ﾞ＼ ､ろ ∪ （ ＼
￣""" ヽ.,,＿＿ゝ ﾞｰﾞ´ ＼＿)
┏━━━━━━━┓ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ たたかう ┃ ┃イスラムがあらわれた！ ┃
┃ にげる ┃ ┃ブルガリアがあらわれた！ . ┃
┃|>おかねをだす. ┃ ┃キエフ・ルーシがあらわれた！ ┃
┃ どうぐ .┃ ┃ ▽ ┃
┗━━━━━━━┛ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
.
- 405 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:33:54 ID:1xrCCkSM0
-
╋━━━―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
かくして907年…
オレーグは年代記によると2000隻もの大船団でコンスタンティノープルを目指した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――━━━╋
（:::::::::::: ヽ
, ⌒ヽ (:::::::::::::::::::::: ）
（:::::::::::: ' （::::::::::::::::::::::::::: ヽ⌒ヽ 、
ゝ:::::::::::: ｀ヽ(::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ） (⌒ 、
(:::::::::::::::::: ::::::::::::::: ､⌒ :::::::::::::::: ヽ （::::::: ヽ
(::::::::::::(⌒::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::: ） (::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::
::（::: ::::::::::::::::::::::::::: ｀)::::::::::::::::::::::::::::: ノ:::::::::::::::::: Y⌒ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::):::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
、 、 、 、 、
＿lヽi ＿＿ _ ＿ _ _ lヽi ＿ ＿ ＿ _ _lヽi _ _ _ _ lヽi _ ＿ ＿ ＿ lヽi ＿ ＿＿ ＿
_,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_,
ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ,, ﾑ.二二ノ ,,, ,, ﾑ.二二ノ
、 、 、 、 、
lヽi 〜〜 lヽi lヽi 〜〜 lヽi lヽi
_,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_,
ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ
、 〜〜 、 〜〜、 、 、 〜〜〜〜
lヽi lヽi 〜〜 lヽi lヽi lヽi
_,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_,
ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ
""〜〜〜〜 ""〜〜〜〜
""〜〜〜〜 ""〜〜〜〜 ""〜〜〜〜
.
- 406 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:34:46 ID:1xrCCkSM0
-
ｨ_
／/ ／ ≧
|＼ /＼ / | ／/ / ./ ／/ -‐=ミ､
＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/ . iＶl ,/ ,, ミ ヾ
＼ / ヽ ヽ{/'"´ ｀ｰ,勹ﾐ __
∠ スラヴ人部隊、ヴァリャーグ部隊＞ ミ 〉_ ,〈 ,ィｧ ／｀> ´ ヽ、
∠ 俺に続いて突撃ーッ!! ＞. ヽ≧､=' ´.／=彡 ￣｀>へ￣ミ､
／＿ ＿ ＼. ゝ、.イ＝=ミ. ヽ ∧ }
￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣ /´ ＼ ハ ｰ=彡
/／ |/ ＼/ ＼| /＿＿ 彡 Ｙ }:} }
ｒ'´ ﾉ .'::ﾚ
∠二ニ=一 ＿.∠ /:::}
＿／ ＜ ｲ:::::i
_ ／ ／ {::::人:::::ｧ=イ:::::::::::|
／〉_..イ／ イ ＞ ´ `{:::::::Y:::::〉::::::::::::/
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿∠ｒ'´ノ ｰ=二＞ ´ ｒく::}:::/:::７､::::::::::/_
二二二二二二二二二二二二ｒ'⌒廴_ r‐=ﾆ二二 }} _,ｒ イ .>:::::::/::::::Y:::::ハ)
..７／{_{_{_{_ｒ_ﾉ ￣￣￣ .∠ｰ-=ミ ／ｰ-=ミｒ――=彡ﾊ
／ ｀Y / | ｒ ヽ
／/
､/ /
うわー / ｀
./ ┣¨┣¨┣¨┣¨
城壁の中に逃げ込めー [::::::::::::∩
∧ ∧ ＼ ((ｪ）・´# ソ,,,､三ニ＝―┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
|i | |i | ∩[::::::::::::::] '''' ＜ニ||―‐ ｒ-[:::::::::::::::]―――
州 州 ｀((ｪ）・´#),,,､三ニ＝― ヽ((ｪ）・´# ),,,､三ニ＝―
∧__,∧ .‖ .‖ ＜ニ||― ｒ-／ ＼―――
（ﾟДﾟ ；）‖∧__,∧‖ ヽ(皿´# ),,,､三ニ＝―┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
∧__,∧ ⊂ （；´Д｀ ） ∧__,∧ ＜ニ||― ∩――∩――― '''''''''´´´´´
（｀Д´；|）⊃ ⊂_ ⊂ 丶（´Д｀ ,） ｀(Д・´#ソ,,,､三ニ＝―
ゝ / (´⌒;;;Ｙ ソ と_ ⊂ﾉ(´⌒;;; ,."）⌒ヽ; '''''''''＜ニ||― ｒ-／ ＼―――
し Ｙ 人 (´⌒;;;∧__, （＿）Ｙ 人ヽ≡≡(´⌒;;;,."）⌒ヽ; ヽ(皿´ # ),,,､三ニ＝―
（＿＜《━━⊂（ﾟДﾟ ；） （＿） ソ ≡(´⌒;;;,."）⌒ヽ;
.
- 407 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:35:25 ID:1xrCCkSM0
-
|＼ /＼ / | ／/ /
＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
＼ /
∠ 好きに殺して奪っていいぞ！ ＞
/ｌ ／＿ ＿ ＼
-＜ﾆ"ヽ 、 ｌヽ/l／ '"´―‐- 、 ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
,::::::::::｀ﾞヽ:::｀ヽ、. ＿ N ﾐ'＿_., /／ |/ ＼/ ＼|
::::::::::::::::::::::::::::::＼'"::::｀ヽ- 、. ｌ , -‐'"´ｌ＿ ／
::::::::-―-:、:::::::::::::＼:ヽ:::/:::ヽ、 ｌ' __斗' ヾ、 ＼
::::::::,r―――‐- 、_:::ヽｌ:ｌ::::::::ﾍヽ 〈 ﾑｲﾋﾃ｀ ヽ,r‐、 __＼
:::／::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヾｌ:ｌ:::::::::ヽ:ｌ ノ }' ｌ ＼
入:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、:::::::ｌ ヽ、＿, , ／ ／｀ﾞ｀ |＼ /＼ / | ／/ /
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ'ヾ＿_,-┴ 、 /｀'"＼/ ＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i｀:::::::::::::::::::ヾ 、 ／ / ｌ ＼ /
、 ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::ﾍ:::ヽ‐'―- 、_ｌ ∠ 奴らに恐怖を与えるんだ！！ ＞
::ﾍ ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ::::::::::::::::::::::::ﾍ::::::＼:::::::::l;;;｀li ／＿ ＿ ＼
::::::＼ ｀ヽ、::::::::::::::::::::::::::::ｌ:::::::::::::::::::::::::ｌ::::::::ヽ::ヽ〈;;;、ｈ ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
::::::::::::＼ ｀ヽ、:::::::::::::::::::::ｌ:::::::::::::::::::,::'::::::::::::::::::::/;;;;;ｌ;ｌ:ヽ、 /／ |/ ＼/ ＼|
::::::::::::::::::＼ ｀＞;、::::::::::ｌ:::::::::::::／:::::::::::::::::::/￣｀ヽｌ;::::::ｌ‐ 、
::::::::::::::::::::::::ヽ ／;;ｌ::ヽ｀ヽ:::::ｌ::::::／::::::::::::::::::::::::〉‐- 、 /::::::ｌ::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::ヽ.. ｌ'"´ ｌ::::::ヽ::::::::ｌ／:::::::::::::::::::::::::::/;｀ヽ//:ｌ::::::/::/::::::〉
:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ｌ'";;;;ﾊ:::::::::ヽ'":::::::::::::::::::::::::::／;;;;;;;;/;/:::ｌ:::://::::::::/
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V;;;;;ノ/;;ﾍ::::::::::::::::::::_::_:, -‐'";;;;;;;;;;;;;/;;/::::::::/":::／:::｀ヽ、
＿人人人人人人人人人人人人人人人＿
＞ クマ――――――――――！！ ＜
￣^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^￣
＿＿ ＿＿ ＿＿
〈〈〈〈 ヽ 〈〈〈〈 ヽ 〈〈〈〈 ヽ
〈⊃ } 〈⊃ } 〈⊃ }
∩＿＿＿∩ | |＿＿＿∩ | |＿＿＿∩ | |
| ノ ヽ ! !. ヽ ! !. ヽ ! !
/ ● ● | / ● ● | / ● ● | ./
| ( _●_) ミ／ ( _●_) ミ／ ( _●_) ミ／
彡､ |∪| ／彡､ |∪| ／彡､ |∪| ／
/ ＿＿ ヽノ / / ＿＿ .ヽノ / / ＿＿ .ヽノ /
(＿＿＿） / (＿＿＿） / (＿＿＿） /
.
- 408 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:36:09 ID:1xrCCkSM0
-
――― 『 オレーグは岸に上陸し、町の周りで戦い、多くのグレキを殺戮し、多くの宮殿を破壊し、教会を燃やした。
また彼らが捕らえた捕虜のうち、ある者は斬り殺し、他の者は苦しめ、別の者は射殺し、
また別の者は海に投げ込んだ。』 ※グレキ ： ギリシャ人のこと
∩＿＿＿∩
| ノ ::::::::::: ヽ
/ ●:::::::::::● | ンゴォォォォォー！！
| :::::::( _●_):::: ミ
彡､::::::::: ＼＼＼:::::､｀＼
（ . .:.::;;;._,,'/ ＿＿::ヽノ＼＼＼:::/´> )
）.:.:;;.;;;.:.）(＿＿＿）::::::::::/＼＼＼ (_／ ｽﾞｼｰﾝ
ノ. ..:;;.;.ノ | ::::::::::::::::::::/ ＼＼＼
（ ,.‐''~ ﾜｰ | ::::／＼:::::＼ . .＼＼＼丿ヽﾉヾ/丶
（..::;ノ )ﾉ__. ＿ | ::/ ＿ )::::: _）ｺﾞｰ..ヽ＼＼_ﾉヽﾉヽﾉヽ ）
）ﾉ__ '|ﾛﾛ|／ ＼∪.___.|ﾛﾛ|／ ＼/ヽ ヽ＼ ）ﾉ
＿|田|_|ﾛﾛ|_| ﾛﾛ|＿|田|.|ﾛﾛ|_| ﾛﾛ|＿ （.:;;.;;丶 丿ｿ
――― 『 その他軍隊がしばしば行う悪事を、ルーシもまたグレキに対して行ったのである。』
…原初年代記より
＿_
／｀´: : : :＼ ＿ ........._ r- '⌒ヽ
, -ｲ:.:.:/{{｀ヽ-: : :ヽ .ア:__,.へ:::｀ヾ _ノﾞヾ、 .j ,___ぅ^′
＿＿ ／:.:.:.:ゞ/rx__r廾>ヽ: }ｱ::ﾉ,zz __ヽ<, -へ__ , --- 、-{:.:.:; -'ー ､ / l
: : : : :＞-- '´_:.:.:.:.:.:.:.:.L..」└‐┘!／}:_/ ﾟ- ﾟ ' ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:ゞ´￣>´::::::::::::::::::::ヽ／:.:.:.:.:.:.:.:.:＼__l ＿＿
}:.:, ´: : :｀丶: : : ＼ｰ｀,. イ:.:il:.:ゝ! [二l ハi:.i:.:.:.:.:.／/＜__::::::::,､::::::ヽ:::l:.:.:.:i:.:.:.:.:.ﾄ､:.:.:l ア￣r---
^~｀ヽレ′: : : : : : :厂｀Lア二,イ:V ヾ__ヽ .._ ｲlr．ヽ＞｀. . . . . . .く/V xz-↑L:.:.:ﾄ，__/二_/ /
:::::::::::l: : : : : : : : : ／ <／ヽ／｀ヽ／ ゝ..__/. . . . ,､. ,､_ト. .ﾐ __ﾟ- .r '::::}:.:「 x． -ﾟｲ＿ /
:::::::::::ハi,､,､i: : : / .l i Ⅵ. . ノ-イ r． Lト'ｰ 'イ⌒ヽヽ-＜ rっ':.:.:.:.ド､
Aﾍ::::j__Lヽ_r-ァ' ./ j i ヽVr┘・｀ _ｰ ﾚﾍ V⌒′'. ﾄ､!:.:.:ト¨´:.:.:.:.:.ヾ:.:.｀ｌ
.ﾟ ' r ':::::} ア ／} Y⌒ヽl ＞- ､.ｰ'イ´｀ヽ L＿.ノ! ! ハ:.:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ┴- 、
-‐'´:::/:::| ∠_ ∠、 丁] .厂 r ⌒7:.:/:.｀¨´:.:.:.:.:.:｀ヽ＿_l .l 厂ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
::::::::::）:::／:.:.:.:.｀丶__ j. ヽ !/ ,l ヽ !V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'.:,/l｀＼! l /r‐┴ ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:::::::＞ '::::::::::::::::::::::::::::V- ､ './ / ! , -= ￣￣^＼ ｀!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ヽ-l ./／ノ:.:.:.:.:.:.:.￣｀ヽ- ....＿
::／::::::::::::::／::::::::::::::::{ ヽ l ./| }／:::::::::::::::::::::::::::::ヽ ｀ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.L_ヽL) /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}: : : :/:
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- 409 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:36:52 ID:1xrCCkSM0
-
╋━━━―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ルーシの船団は帆のついた丸木舟で、水路を封鎖されても楽々と陸地を船団ごと移動した。
この機動性は東ローマにとっても脅威だったようだ。
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: : : : : : : : `ｰ--,．:::.. ... .. .. . ... ... ..::. .. . .. . .. ｀⌒ .::::.. ... .. .. . ... ... ..::. .. . .
: : : : : 、: . : : ﾞヽ、:::.. ... .. .. . ⌒⌒ ... ... ..::. .. . .. . .. .: :::.. ... .. .. . ... .
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￣ﾞﾞ"'''''―-
.ｎ__＿__ｎ .ｎ__＿__ｎ
／＼ ／ヽ ノ ' ヽ ノ ' ヽ
＼──~~'''''ー‐=､,,,＿ ＿,,,､=‐ー'''''~~: :／ i ● ●l､ i ● ●l､
.ヽ:────────~~''''''''-----------ー''''''''~~~~￣────: : : / ,ﾒ､. (__●.) ヾ. ,ﾒ､. (__●.) ヾ.
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,,..,,,,_,,◯,,..,,,,_,,◯,,..,,,,_,,◯,,..,,,,_,,◯,,..,,,,_,,◯,,..,,,,_,,◯,,..,,,,_,,◯,,..,,,,_,,◯,,..,,,,_,,◯,,..,,,,_,,◯,,..,,,,_,,,..,,,,_,, Ｕ.,,,.ヽ__ゝ,,.,,.,,_,,,,,,_,,Ｕ.,,.,ヽ__ゝ
,＿__、‐---,ヽ、iﾍ
> l l
／ 〉'/
/ iヘ、 /
. /'//ヽ/"、 ｀ﾞヽ、_,/
_,-ヽ｀ 〈'::/ヽ、/ / 一気にコンスタンティノープルの城壁まで迫って
_,-'｀ﾞ―-―'￣｀ﾞヽ'"ヽ ｀l ｀' i'"
_iヘ-' ヽ、 ヽ、 ヽl ヽ、ヽ- -' 連中をビビらせてやれ！
_ , -‐ '"￣ヽ ヽ、 ｌ ｌ. ヽヽ、 ┌、_ヽ- '"｀ﾞヽ
_,-‐'" _ ｀ﾞ゛ヽ、ヽ、 ｌ / _, -｀ヽ- 〉＿〈 〉ヽ
‐-、_ ｀ﾞ‐- 、_ ｀ﾞ―-、 / ／ -‐ｌ'ｌ /ヽヽ/,ｌ ｌ'ｌ/ / ｌ
、 ヽ、 ヽ- _ , -‐'"⊂Ｏ⊃―Ｙ- ',o,ヽ、_/
｀ヽ、 ｌ、_ , -―'ヽ'"￣￣ /ｌ/;;;;;;;;ｌ;;;;;;ｌ ｌ_ｌ ｌ
、 ｀ヽ、. ｌ ｌ /-';;;;,-‐'ヽ;;;/ ヽ、 ｌヽ
ヽ、 ヽ┐ ｌ _ ,-i‐'"―/'￣"i｀/、 、 ヽ ｌ ｌ
ヽ、 ヽ、 ｌ_,-‐'"ヽ、ｌ;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;ｌ/ ｌ, ｌ . ｌ
ヽ、ヽ----¬ ヽ,;;;;;;;;;;;;;;;;ｌヽ、/;;;;;;;;;;ｌ/ ｌヽヽ、 ｌ
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- 410 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:37:50 ID:1xrCCkSM0
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.i i i i i i:i. i:i
|ﾆ | l__l ﾊ l l | |
| ! ! ! ,. -''" ￣ ｀`''-､ |-||=|
_|___|_| | ／:::/: ヽ ＼ |: ||: |
}三:{}三{ ∧ /ｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪ ヽ_ [ﾆ｛ﾆﾆ}
| .||--| ﾃ.'''''i'''''i'''''''i''''i''''i''''i'''i'''i'''i''i''''''i | | |
| .|| | _,, - {ﾆ ｧﾆ､ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ｧﾆ､ | | |
| .|| | ∠二______|:| | ．||／￣￣＿￣￣`n; | ．l~｀ヽ､＿ | | |
| .|| | _,ｌ____ _____|::r' - ,.ｲ;彡i iミﾐ;ヽ､. .::!" ･iニニニｌ,,___ | | |
|____||--| _|二|||____H._r-|::| ･ / i^i l＾l| |l＾l i^ｉ::ヽ:| |___________|::::＼..._ | | |
| | l | ! |=ﾆニﾆ=､l::| ･ i^i.i^i.i^i.i^i.i^i.i^i.i^i:::| ： ! iﾆn二nﾆﾆﾆｌ二i, | | |
l :| l_,,,,--|__･__ﾚ'二 ヽﾆ＼! |二二二二二二:ヽ:| | /__,.．- ､ヽ三┐i |-:|==|_ _ _
,'_____',／, へ___|,,, ／￣∩~＼./二二.|/i⌒iヽ /i⌒iヽﾆﾆﾆﾆﾞ:l ∩∩|::iヽ､＿__＼ |==| LLL
, ,| _,.．-'''" ￣| ∩ ∩|￣￣￣| |--| , -┸ ､|--|-ﾄｉ- , -┸ ､. ｎ !::! , --┸-.､ ;;
,, | ／i ri ﾛﾛ ﾛﾛ | ∩ !_＿_＿_| | ／ ﾞヽ.|._|／ ﾞヽ_|::| , ∧ ,.;；:,;；;';.,,:：:
)i☆i(
;O;+ ;o+: ;i|*|i､ ;;o;+、 ;;O+;
|i､i''ii､;iﾞii､;ii'ﾞﾞ'ii;;､,iiﾞi､,ii''i,i|
|i|O|･Xoﾟ)||◯||(ﾟoX･|O|i|
|'ﾞﾞ+''ﾞﾞ*''ﾞﾞ+''ﾞﾞﾞ'+''ﾞﾞ*ﾞﾞ''+ﾞﾞ|
ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ スキタイどもは手強いお…
／ ⌒ ＼_ ＼
／ （ ● ） （ ● ） .＼
| u ⌒ (、人__） ⌒ | 普段は我々と交易しているんだから、
＼ ｀ ⌒´ ／
f~~r ､''''‐-: ''''~~"~ ""~~~,,,,｛, 話し合いとお金で解決するのがいいお…
_,,,,,,_ /,ｨ〔/T‐ｪ', ''''' ~~ ヽ
,.'''~ ﾞi ~~''t-'7:::i' ! !::::::::~''- ., -‐く
i , t-l l::/:::::ｌ ｌ ｌ:::::::::::::::::::ﾞi' - .,_ `i
iﾞ''''f l::::l l/::::::;ｌ ll l:::::::::::::::::::;!:::::::::::~ ''''''‐-t-'
ｌ＿ｌ l::::! /::::::::ｌ l ｌ ｌ::::::::::::::::ゝ:;:::::::::::::::::::::::::ﾞi
／ ＼:::l. /:::::::〔,,,l:l,,,〕:::::::::::::ﾞ!~ ~'- ､:::::::::::::::〈 ※「スキタイ」
.."''t---f''ﾞ!::! ./::::::::::::::i:i:::::::::::::::::r.' ヽ;:::::::::::::ヽ 元々はイラン語系の遊牧民「スキタイ」を指したが
〈 〉.l::l. ,!:::::::::::::::l::l:::::::::::::::::ﾞt:..、 ~''‐-- 'i この頃になると東スラヴ人も含めて、
ｌ---l ﾞ',.=く:::::::::::::::::l:::l:::::::::::;;: -! ヽ, ヽ 黒海北岸から来る者はまとめてスキタイと呼ばれた
￣ r::'":::::::ヽ;::::::::::;;l;;;;l. ｧ ''/ .rﾞ;..,,,.ﾉ::ヽ, ﾞ:,
ヾ:;;;;;;;::;;: ‐'' " i i‐ｧ ,!r'''''' '' - 'ヽ., ,,. t'
,,. -'''"__ﾞ' ‐---‐‐''"__,」:l,,,!l; ヽ;::~'''''''~:::::::ﾞ;,
ﾞ'''''''''" ﾞ''‐----‐''" ﾞ''‐---‐''" ﾞ''‐---‐''
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- 411 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:38:43 ID:1xrCCkSM0
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╋━━━――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
東ローマ帝国はキエフ大公国に多額の賠償金を支払い、両国の交易と交流における通商条約も締結された。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――━━━╋
_､ｰ‐─l＼
,ｨ￣ ｀i／l
､‐ ,､＿ ヽl ,,ｨ、/
／ -´ ｀ﾞ´ ヽ
/＿ ｀_ ＼ w ／ ヽ イヤッホー！
| l 三三 三三
r‐､＞ ｌ⌒ ｌv‐-─-‐vｌ ヽ __ あのギリシャを相手に大勝利だぜー！
.Y￣＼ ゝ- | | )＼〉
丶 ￣‐-、 |＿＿＿＿| ／ ／
｀＼. ∞ﾅﾆ[二]弌∞／ 金銀財宝を積んでキエフに凱旋だーッ！
ｌ｀ ｰ──‐Ｙ＿_ノ ＞×＜ ＼ｌ￣＼
＼ ﾞミﾆﾆ[二]ﾆ彡' l
＼ ／ ＿ ＼ ./
ｰ､＿__／x二ﾆ/ ＼ﾆ''ト､_ノ
/ ー‐/ Y´ 〈
∠二二ﾍ Ｖ二7__
〈＿＿〉=‐' ﾋ〈＿_〉
,r=ヽ、 r';;;:;:;;:::;;;;;;;;;;;;ヽ、
j｡ ｡ﾞLﾞi rﾆ二`ヽ. Y",,..、ｰt;;;;;;;;;;;）
さっすがオレーグ公！ r-=、 l≦ ﾉ6)＿ l_,.､ヾ;r､ﾞt lｦ '・= ）rテ-┴- ､
｀ﾞゝヽ、`ｰ! ﾉ::::::｀ヽ､ L､ﾟﾞ tﾉ`ｿﾞ`ｰ ﾞiｰ' ,r"彡彡三ﾐミ｀ヽ.
キエフに帰ったら にｰ `ヾヽ'":::::::::::: ｨ"^ﾞiﾌ _,,ﾉ , ﾞtﾌ ﾞゞ''"´ ﾞifrﾐソﾍ,
女房に自慢するぜ！ ,.、 ｀~iヽ､. ｀~`''"´ ﾞt （,,￣, frﾉ ゝ-‐,i ,,.,...、 ヾミく::::::l
ゝヽ、__l::::ヽ｀iー- '''"´ﾞi, ヽ ヽ,/ / lｦ ｪ｡､ 〉:,r-､::ﾘ
W..,,」:::::::::,->ヽi''"´::::ノ-ゝ ヽ､_ﾉｰ‐ﾃ-/ i / ,, 、 '"fっ)ﾉ::l
￣r＝=ミ__ｨ'{-‐ﾆ二...,-ゝ、'″ ／,/｀ヽl : :`i- ､ヽ ,.:ﾞ''" )'^`''ｰ- :、
lﾐ､ ／ f´ r''/'´ミ)ゝ^),ノ>''" ,:ｲ`i /i､ヲﾞi .:" ,,. /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞ
! ヾ .il l l;;;ﾄ､つノ,ノ ／ ／:ﾄ-"ﾉﾞi ,,.:ｨ'" /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
. l ハ. l l;;;;i _,,.:イ / ／ ,ﾚ''";;;;｀ﾞﾞ" ヽ_,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
人 ヾﾆﾞi ヽ.l yt,;ヽ ﾞv'′ ,:ｨ" /;;;;;;;;;;;;;;r-'"´｀i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
r'"::::ゝ､_ﾉ ﾞi_,/ l ヽ ﾞ':く´ _,,.〃_;;;;;;;;;;;;f´' ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
｀￣´ ／ l ヽ ヾ"／ ｀ﾞ''ーハ. l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
／ l ﾞt `' ／^t;＼ ,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;
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- 412 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:39:27 ID:1xrCCkSM0
-
╋━━━―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『 血をもって贖い得るものを、額に汗して得るのは怠惰の証 』 （タキトゥス）
この時代のゲルマンやスラヴの価値観をよく表す出来事である。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――━━━╋
〃 ,ィlく¨ﾏﾆﾑfﾆ=-x |i
〃 ,ｲ=ﾑУ´.ﾏ≧ラ''¨´ ｉj
〃 ／´ﾏﾆニﾌマﾆｘ､__ ‖
‖ /f=＝ﾆﾆﾆﾆr=xマﾆア .‖ 凄いやオレーグ公！
{l ,ｨ升j // rx `マﾝ. 〃
|l //. // jﾆﾑ 〃 僕もあんな強くてかっこいい公になるぞ！
i1 {/ // ﾏﾆ{. 〃
ﾏ. jン ｀¨¨ 〃
}i fi′
＞-― ､ ;ﾘ
＞ ヽ ;ﾘ __r‐-≧x_
＞ ＼. ﾇ _,≧; ; ; ; ; ; ; ;`';ゝ､
,__ ＞ ヽ ﾏ 彡;.ｨｱィｱ'j ;j;.; ; ; ; ≦
〃 }ノ ﾏ j;.;/ ＼ヽ, ´ ヾⅣ; ; ;ミ
.〃 | ﾄ､ ∧xx￣ , ≦三｀ﾚ; ;ﾑ
{! _ -‐ ''" ヽ､ ﾉ ;ﾘ: :.＼＿＿＿＿＿ {V' r‐- _ ＼ ﾚ; ;ﾊ __
.i _ -‐''" `く: ,': : : : :.＼.: : : :. :. :. :.ヽ 八 !:::`:::‐-`ヽxx /ン _/ )
ﾑ -‐''" i /.: : : : : : : : : : : : : : : : :. :.ヽ. ヽ. !: : : : : :7 /ﾌj ／､ヽ／
. ﾊ | / }.: : : :. :. :. :.ヽ : : : : : : : : : : ヽ _ ｒ‐=＝ミ _j.ヽ｀-== ' ,ィ-‐' γヽ ｀ 〉
..‖ j { i : : : : : : : : : ヽ: : : : : : : : : : :.ヾ ミ､: : : : : :ヽ: :｀¨¨ﾌ"´ ∧ヽ , ｲ
.‖ ＞''⌒く 乂 V.: : : : : : : : : :.ヽ: : : : : : : : : : :ヽ: :ヽ: : : : : :.ム {_ .∧____イノ
‖ ＞''" ヽ ｀V: : : : : : : : : : : }: : : : : : : : : : : : : : :ヽ.: : : :. :.,入ﾏﾑ.. {: : : :／:{
{ﾄ ＞''". } ‘， V : : : : : : : : : ﾘ.: : : : : : : : : : : : : : :: :: :: :..／ ヽ: }!:.ヽ `ﾏ: : : : ﾊ
.`ﾏx , -‐' j ‘， .V.: : : :. :. :. :./: : : : : : : : : : : : : : :／: ;／ ヽ!.!:./:ヽ_ V: : : : ﾊ
. `ﾏx ／ ,イ ； j.: : : :. :. :. :./.: : : : : : : :. :. :.r=r＝='' }: ／: :.ヽ}: : : : :.ム
.
- 413 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:40:19 ID:1xrCCkSM0
-
,r'": : : : : : : : : : : ヽ、
f: : : : ; : : : : ; : : : : : ;ヽ,
. ,i: : : : ;': : : :,:'; : : : : :':, ; ;ヽ,
i: : : ; :i: : : :;! i: i: i: : : ;.i: '; ;'i
. i : : ;':.i' : : :,!i;!i i; :i,: : : ;i :,i: ;!
i : : /''i : : : i'7-i,i/'i :／i:./i/
. i :,': 'i, i: : : : i'- ''r''77 たしかにオレーグ公の武勇は凄い。。。
,!:,':,':,i`i ; ; ;i:i ､'-'/
i:,':,':,i::i'i: ; ; i.i - ,／i:|
,!;';': ;i:,! ii: ; ;i:i7.-..i´:; : i.i
VL,-" ii : ;.i.i::::::::i:: ;: : i:i …だけど個人の指導者の武勇に頼るのって
,r'"`ヽ`ヽ,ii; : ;iii''''V'i:::; : i.i
/,-- 、 `ヽ`'i,: i` `';;_;: ;ii;! 足元があまりに危ういんじゃないかしら。
. i ヽ、 `ヽi-,____,,,'>,'､'
i '; . .ヽ , ' ' `ヽ`ヽ,_ ), ヽ,
i ;: .; y' `ヽ,`''i i あなたは無理にオレーグ公の真似をする事もないと思うの。
i. '; . ; i : `i'i .i
i ';: i , ', ' ; . : : : ii .i
i '; i ' ' ;' .;: ; : : ;'.i i
.......--...........
..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:...
／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼
. ,.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.,
/ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,
,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト､ ルーシの勢力もかなり広がったんだし、
,: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|: :i
ｉ:.:.:.:.:i:.:.:. }:.:.:ｉ{:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ:.:.:. } :.:.:.:.:.:.: |: :| これからは地盤固めを大事にすべきよ。
|:.:.:.:.:| .: ﾊ:.:.八 .:.:.:.:.: /_」:.:._ﾊ:.}i.:.:.:.:.: |: :|
|:.:.:.:.:|.:/´:}/￣｀､:.:.:./ |／ }ハ:.:.:.: ﾉ: :|
| :.:.:.: ｲｨf斤心 ＼{ ｨ斤ﾊ ､彡⌒r‐' たしかに遠征では多くの財貨が得られるけど、
||:.:.:.:.:.| V辷ﾘ ﾋ辷ﾘ /:.:|
||:.:.:.:.:.| ｀¨´ ｀¨´ ,__／ .:.:| 大国のギリシャにそう勝ち続けられるものでもないわ。
||:.:.:.:.:.|'. i: ,.:.:.:.:.:.:.:.:.|
||:.:.:.:.:.ﾚヘ 。 ｲ l: . .:.:.:.:.:|
. . ｌ|:.:.:.:.:.| ｀ . イ |: | : : :｀: . .
. . : ´: :.:.|:.:.:.:.:.| ｀ ｰ ´ |: | : : : : : : :ヽ
. / : : : : :八:.:.:.: | |: |: : : : : : : : :‘,
. ,: : : : : : : : :＼: |‐- . . ´|: |: : : : : : : : : :‘,
. i: : : : : : : : }:.:.:.＼ ｀ ´ :|: | : : : : : : : : : : i
.
- 414 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:41:31 ID:1xrCCkSM0
-
__＼ : : : : : : : : : : : : : : :|／|
∠: : : : : : : : : : : :_:_:_: : ＼: : : :|__,
ヽ: : : : : : : : : : : : ＼: ＼: :}:/: :／
／: : : : : : : ／: : : : : : : : : :ヾ: : : ＼
＜: : : : : : : ／: : -=≦: : : :／: : :＼7⌒
/: : : : : : /: :／: : : : :ｉ :／ ｝: : : : : :＼
￣|: : : : : :／＼ 7: ／|/ /: : : :| : |￣ ・・・・・・・・・・・・・
|: : ‐､:| r芹≧ｘ__, ム斗i:/∧|
ﾌ〈〈 ヽ 弋ソ 「炒 〃〉
｀ ＼ | ¨´ //
|:ﾊ「 ′ ´ 僕じゃオレーグ公のようにはなれないって？
_＿| ＼ ' ￣｀ ／
|二ニﾆ=‐┐_ イ‐―┐ これでもオレーグ公の側にずっとついて
_＿＿ __/ |::::| │ |
. / ≧=- |::::| ∧＼ 〈￣ . . : : ￣｀ やり方は学んだつもりだ。
′ ＼ V∧ Ⅵ . . : : : : : ,
. │ , ＼＼_＿/ /ｉ| |: : : : :′
| -=ﾆ ′ ＼＼ -′ト､ ∨/. :！
. r‐=ﾆ / ＼＼ :::| ∨/: :|
. /::::/:: ::/: :/::: ::::::||::: :::::|:: :＼:::::::::::::::::::::::|
|:: :|:::::/| :/|::::::::::::||::::::::/l:|＜::＼:::: :::::: ::::|
|:::::|:::::| |:ﾅ弋:::::::::||:: ::/ |:| ｀＞三ミヽゝ|
御免なさい、そんなつもりじゃ。 |:: ::|:::::|ﾞlイ示∨::/'|／ .lヘ、｀ﾞ＞三彡|∧ヽ、
|::::::∨::|ﾍ|｛∪|∨ /示弌,、 ヽ／l彡| | V∧
あなたの身に万が一があったらと心配で。 |::::::::∨[ｌ. 弋ソ .｛∪::ﾒ廴 /勹|::|/ .|､| .|
|:::::::::::lV|// 冫 ゝ:シ 〉 /:/ /ｿ |
/::::::::::/::::! .ｿ／: :ヽ/ﾞ|＼,/
/::::::::::/:::::/＼ ヽﾆフ u .／Ｔ´:::::::::::| |ヽ、 ＼
. /::::::::::/: ::/::::l__ヽ、 , ´ |l::::::|::::| :|／ ＼/
/::::::::::/:::::/:／ ｀T´ |:: ::::|: :|::::|
. /::::::::::/:::::／ ／￣ﾞ| |: :::::|: :|::::|
/::::::: ::::|:::l´ / ./| ∨::::|: :|::::|
. |:: ::: ::l: :|:::| / | ./ ヽ､ :∧::|
. |:: ::: ::|:::|: :| ./ . ∨ ,r‐―‐-｀ヽl:|
.
- 415 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:42:19 ID:1xrCCkSM0
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. , -─..'::￣::｀ー.、
／::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ-.、
. /´/::::/::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::＼
. /:::/::::/::::/:::::// ::::::::l::ｌ:::::ヽ.......ﾍ
. /::::/::::::|:::/|::::/ｌ:|:::::::::::|::| ::::::|:三ミ|__
. /:::::/::::::|ﾍｌ廾ト| |:|:::::::::/ｌ:||:::|::|三彡ゝ｀ー 、＿＿_ 。O （ だけど、どう見てもイーゴリって
. ／ ::::::|:::::::|ィ示卞ゝlﾍ:::::///|:/|/E彡/ |＼＿＿＿／ オレーグ公の劣化コピーなのよねぇ… ）
. ／:::／:::::|::::|::|弋::ソ ヽ７癶、 /::::∠_/| |
／:::／:/::::::::|::::|::| 之:::ｿ /´｀!::|::::::|＿_｀ヽ
‐ '/::::/::::::/::|::::|::|、 ' ｀ ,/_夕::/::::::::::＼＼ ＼ 。O （ オレーグ公と比べたら、
／:／|:::::/:::::|:::ﾍiｌﾞヽ . ｀ ／:/:::::::/::::ｌ:::::::ヽ::＼￣ 大抵の公は劣化コピーなんだろうけど… ）
:／ .｛:::(| :::::＼:ヽ,!| ＼＿, ィ、::／::::::::/::::/:::::::::::｝ ::ｌ:＼
:| ヽi.＼:＼:ヽ!｀ク‐T l─|::::::::::__ノ -ﾒ、:::::::::/::::/ ＼＼
i| ／￣「''-´￣´// .| | ｀Τ´／ ヽ／/::::/ ＼＼
. / /／二二匚l]二￣＼ /.: | ./ |／:／ ）ﾉ 。O （ 彼の真似をしようとしても、
､/ /.|∠／ ∨∧＼ .ヽ、| / |￣ ´ 手痛いしっぺ返しを受けるんじゃないかしら… ）
_| //:. /l┐＼／´.∨∧.:＼// |
ﾞ| //:. //_＼「 l:.:.:.:.:.:∨∧.:.:/ |
.| |.|Ｘ/〈ヽ ＼|.:.:.:.:.:｜Ｘ.|.:| |
| ∨/_ .／￣|.:.:.:.:＼/.:| .／
,!、 ｀ヽ、| |:.:.:.:.:.:.:.:.:| ／/
| | ヽ、 |＼| ∨.:.:.:.:.:/ ＼ /
∨ |/￣/| Ｘ ∨.:.:.:/ ― /
￣ Ｘ /.:.:∨ ＼〈 ./
/.:.:.:.:.:∨ ＼ /
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- 416 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:43:09 ID:1xrCCkSM0
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,,,:::;;..,,,
,,(;; ;;;;;;ヾ;; ;;;;; );;;;）)
::,,,: (::::;; ;;;;;;ヾ;; ;;;;; );;;;）) ,, .. ,,
ヾ ;;;; ヽ;;;;;;; ＿;;;; ゞ ;;;;;）,, ,, ..,, - '' "'' ｰ ; ..,
,(:::､ゝll ;;;l ;;;/／ノ ;;;;;;;ノ ''ｰ - ,, _ ,,, -- '' '' ｰ -
､;; ;;;;;,）;; ll ;;;;;ﾉ ;;;;ゞ;;;;) '' ｰ - ,,, :- ''
.ゞ;;;;,r ;;;|ll ;;;lll ;;;;,,ﾉ~ -''
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;;ゞ..;;;||l; li;;l|;;ゞ ;;;ゞ ;;;ゞ:: ;;;ゞ ,, ,,,
;;;;;ゞ::|:|lil i |;;;;;ゞ;;;;;ゞ;;;;;; ゞ;;;;;ゞ (;;;ゞ ヾ::;;;:
ｌｌｌｌｌ;;::|i| lﾉli|ｌｌｌｌｌ;;ｌｉｉｌｌｌ ｌｌｌｉｉ;;ｌｌｌｌｌ;;ゞ;;;) :: :: ::: ::: ::l￣￣￣￣￣
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ﾞ "" 〉ﾉ |ll,ヾﾞ"ﾞ" ﾞ" ﾞ" 'ﾞ" ﾞ" " " " ''""ﾞ" ﾞ"'' ""ﾞ''""ﾞ" ﾞ" ﾞ"'' ﾞ" ﾞ
ﾞ";;ﾞ'"ノ i J ヽﾞ" ﾞ" ﾞ" ﾞ" ﾞ" ﾞ"ﾞ" " ﾞ" " ﾞ" ﾞ" ﾞ" ﾞ" ''""ﾞ" ﾞ"'' ﾞ" "
ﾞ" "ﾞ "ﾞ" ﾞ" ﾞ" ﾞ" ''""ﾞ" ﾞ"'' ﾞ" " ﾞ" ''" ﾞ"ﾞ " ﾞ" ﾞ"'' ﾞ" "'' ﾞ" " ''ﾞ" ﾞ'" ﾞ
"'' ﾞ" ﾞ" ''ﾞ" ﾞ"ﾞ''""ﾞ" ﾞ" ﾞ"'' ﾞ" ﾞ" ""ﾞ" ﾞ" ﾞ"'' ﾞ"ﾞ" ﾞ" " ''ﾞ" ﾞ'" ﾞ"''
ﾞ" ﾞ" ''ﾞ" ﾞ"ﾞ''""ﾞ" ﾞ" ﾞ" '' ﾞ" ﾞ"' " " ''ﾞ" ﾞ'" ﾞ"'' ﾞ" " ''ﾞ" ﾞ'" ﾞ"'' ﾞ" ''
" ﾞ" ﾞ" ﾞ" ﾞ ""'' ﾞ"''" "ﾞ" ﾞ" ﾞ"'' ﾞ"ﾞ" ﾞ" ﾞ" """ "" " ﾞ" ﾞ" " ﾞ"'' ﾞ"ﾞ
ﾞ" ﾞ" ﾞ" ﾞ""'' ﾞ" ''" "ﾞ" ﾞ" ﾞ"'' ﾞ"ﾞ" ﾞ" ﾞ" "'' ""''' ﾞ" ﾞ"'' ﾞ" "'' ""'''
ﾞ" ﾞ" ﾞ""'' ﾞ"''" "ﾞ" ﾞ" ﾞ"'' ﾞ" ﾞ" ﾞ" ''ﾞ" ﾞ"ﾞ''" "ﾞ" "''" "ﾞ" ﾞ"
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- 417 ：名無しのやる夫だお：2013/10/14(月) 23:43:45 ID:ksiR9e.I0
- >>412
＞ 『 血をもって贖い得るものを、額に汗して得るのは怠惰の証 』
今でいうなら「働くより強盗した方が儲かるじゃん？」って感じっすか
- 418 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:43:46 ID:1xrCCkSM0
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／ ・,＿） （＿｀ ミ_
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λ _ _ ） （ _ λ
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ヽ､__＼:.:｀¨"'ｰ､_i＼. |:l
＼￣: : : : : : : :ヾ｀＼l:ﾍ.､ i､
`=ニ二￣: : : : : : : : : : : : : : ﾍ: ヽ |:!
／´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヾﾊ /
､_,,,／´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾚi ／
￣ノ: : : : : : : : : : : : :!ヾ: : : : : : : : : : : : : : レ′
＜二: : : : :, ヘ: : : :;;;;ﾐ ヘ: : : : : : : : : : : /
＼: : : :（(ﾍ i彡"" ﾍ!: :;: : : : :ﾉｿ/ 何年か前に俺の馬を預けただろ？
ゝ: : : i:し ｿ ＼, `ヾﾍ:,:／/′
∨: : 〉Ｙ 弋ftミ､､ ﾉ
）ｿ" 7 ´｀´ ヾ´" ,,､≦" あの馬はどうなった？
ｿ ﾍ iヾｿ
__ ／ ____' , ∨
//´￣￣7/::::::::∧ ー- ､_ ／
// __＿ノノ=＝二∧､､,,,､､-／´､_
ノﾉ´￣／::::::::::::::::::::::::::::::,::'':::´::::¨"｀`ヽ.
ﾉｿ: : : //::;;;:::::::::::::::::::::::::::;':::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
ノ!: : ／´""l::::::::::::::::::::::::::::;'::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾍ
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i/: : : : :／´::::::::;;;;:::::::::::::::;:'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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- 419 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:44:43 ID:1xrCCkSM0
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＼:::::::;;;/:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::《. 〈 .〉 》:::::::::::::::::::::':;:::::::::::::
「´:::/:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::∧. ', / 〃::::::::::::::::::::::::':::::::::::::::
j:::::::≧x､:::::::::::;:へ;::::::::::::::::::::∧ ∨ 〃::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞ 私には未来が見える…
/:::::::::::::ﾍ ｀ №::{:::/|≧＜::::::::::∧ 〃:::::::::::::::::::_ ｨ〈勹:::::＞ ´／
/:::::::::::::::::∧. ｀Ｙ│ ｀ ＜:::｀¨´:::＞ " ￣ │∨イ ,.ｲ:::::
/::::::::::::::::::/::::ヽ. i | ｀:Ｔ ´ i / /::::';:::: あなたは今乗っている、
. /::::::::::::::::::/:::::::::::》 │ | .:j ﾉ / 《:::::::::';:::
/::::::::::::::::::/::::::::::::ｲ ! ﾄ 、 ヽ ｿｲ ':;:::::::::';:: その馬に殺されるでしょう……
. /::::::::::::::::::/:::::::::／ii| |i ＼ - == - ／j j ∧:::::::::::
. ∨:::::::::::::/::::::／iiiiii∧ i| .≧: . ｀ ／ ! .j j V:::::::::
:::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
／l
∧ ,ィ ﾅ====フ___
/ Y ≦
∧' ／ ＼ 占い師が気持ち悪いこと言ったから、
弋` l / , -, ＞
ヽ!ﾍ. | / , '´ ' ミ､ ミ その時に乗ってた馬は乗るのをやめて、お前に預けたよな？
ﾏヽ,_l／ , .イ __ ｀ミ ＼
∨ ／ r くツ} ミr' ヽ ﾑ￣
l, -､ ヽ '´ } ﾑ
Yﾏj〉 ム ﾘ その馬はまだ元気か？
∨ r' ﾘ lヾ'
ヽ , -‐ 从リ
＼ ／ ヽ
〉ﾆﾃﾑ､
ｰ≦ /, ィﾆニﾑｲ: : : ﾍ
__∧ ｨﾆﾆﾆｧ'.´: : : : : : ; ｲヽ-.== ｭ_ ＿ ＿＿
_/:.∧l_ ,人=ニﾑ: : : : : :／. : : : : : : : : : : : :／. : : : : : :ヽ
ィ. : ヽ/ﾒ､_ _ノヽﾆﾆ}-‐ : : : : : : : : : : : : : : :.／. : : : : : : : : : l
r. . ´: : : : : : ﾒ､ ,ｨ≦「: : : : : : : : : : : : : : : : : : /. : : : : : : : : : : : |
.
- 420 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:45:39 ID:1xrCCkSM0
-
∧＿ ＿∧
／ ・,＿） （＿｀ ミ_
_,,--───'~ ,／ ＼, ~'───--,,
λ _ _ ） （ _ λ
ノ 〉〉￣￣￣ 〉〉 | | ￣￣￣ | | ﾉ
// // | | | |
从wＷW从ＷW从Ｗ从WＷ从从WＷ从WwＷW从wＷW从wＷW从W从wＷW从W从ＷW
━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┓从WwＷW从Ｗ从WwＷ┏━━━┳━━━
Ｗ┃从ＷＷ┃Ｗ从Ｗ┃ＷＷ从┃Ｗ从Ｗ┃Ｗ从WwＷW从Ｗ从Ww┃Ｗ从Ｗ┃ＷＷ从
Ｗ从WwＷW从wＷW从wWＷ从WＷ从WＷ从WＷ从WＷ从WＷ从Ｗ从ＷＷ从ＷＷ从w
从WwＷW从wＷW从wＷW从wWＷ从WＷ从WＷww∩＿∩wＷWwＷW从wＷW从wＷw
Ｗ从WwＷW从wＷW从wＷW从wWＷ从WＷ从WＷ（´(ェ)｀ ）w ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
从WwＷW从wＷW从wWＷ从wＷW从WＷ从WＷＷ（ ）＜ その馬なら死にましたクマ
WＷ从WwＷW从wＷW从wWＷ从wＷW从WＷ从Ww| ｜ |w.w＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Ｗ从WwＷW从wＷW从wWＷ从WＷ从wＷW从WＷ（＿（＿_）wＷwＷW从wＷW从wＷww
Ｗ从WwＷW从wＷW从wWＷ从WＷ从WＷ从WＷ从WＷ从WＷ从Ｗ从ＷＷ从ＷＷ从w
/ -=≦ l ｀ ､_ / / ／ ／
{ ´ 彡' ´ ￣ 7. /
/ , 彡 , ⌒ヽ, / /
／ r ､ / ヽ ＿_ ヽ /
'-- ﾃ/ V ' ￣ ヽ｀ ヽ ﾚ
／〈 , , , -＝=､ /
￣ .〕 ､ | , , / ……… あっはっはっはっは！
ﾚ| ヽｲ ' ′
!∧.ﾄ ___ , '
i! {|. ヽ ﾏ ｧ その馬の骨はまだあるか？
| l ＼ ｀ - '
r‐―‐v‐ | l /|
.∧ :_:_: i!ﾆ=- l ｀ ー ' |i〕≧ｭ,
.{ : : : : : ｀: .‐-,ﾆﾆﾆﾕ / r'ニ|: .ノ.｝
.__r|: : : : : : : : : : |ﾆﾆﾆｒ‐――――┐三|: : |
‐‐ヘ : : : : : : : : :|ﾆﾆﾆ| |.ﾆﾆ!: : |.ヽ._
: : : : :｀:＞=- :.:_:.!ﾆﾆﾆ| |.ﾆﾆ!: ノ. : : :=‐ __
: : : : : : : : : : : : : :＞=┐三三三三ｿ r '. : : : : : : : : : : : : : : : :｀. .=-
: : : : : : : : : : :Y⌒Ｙ. : :|ﾑ ﾏﾆﾆﾆﾆｱ /|: : : : Y⌒Y: : : : : : : : : : : : : ://. :
: : : : : : : : : : :.|l´｀l|:..: :|ﾆﾑ ﾏﾆﾆｱ ./=|: : : : :|l´｀l|: : : : : : : : : : : : : { {: : : .＼
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- 421 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:46:33 ID:1xrCCkSM0
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. . .. . . . ... . :.. . ... .. . . .: : : :. .. .. .. .. . . :: : ... .. .. .
くヽ
ト-､ （｀=イ＾) lコ ｀
)_ﾉ- ､ ｀＼ ＼ ∠ﾌ
「 ＼ ＼ ＼
＿ノo○ ∠ ）ｺコｭ ＼ ＼ `
｀ ／ r―= /＾ヽ ＼ ＼
/ ,ｲ r'Z7´ | ﾉ 「ﾌ 「ヽ. ＼ ｀'＾)
ﾚ'/ ／￣ r「ﾉ r' 「ﾌ （人) Lﾉ-'
ノイ シ ／ `
ノ-'´
r‐､ /´￣ヽ
ト=z r-､ r‐､＿,,.. -‐ ''"´ ｲ / ﾉ
￣ しﾍ! ｀ く_, ＿,,.. -‐''"ｰ' ` |｀Y⌒Y
し'´ ﾞ==＝"
/ｌ/ｌ／ '" ム'"/__
N ´｀ﾞヽ、
| ／
| /｀ヽ、 'フ
| _! ｀ﾞ゛ヾ'"￣￣￣｀7 ｀＞
!'" ＿ ! ／
,ﾍ ￣ ＼ヽ、 ヽ ｀＞ この馬が俺を殺すって？
〈,rｌ ヽ＿≧ﾄ、 !r==≦ﾆ- i__彡
. ヽi '". | ﾋﾃ ｎ !
ｌ. | ././ ふん、骨の馬がどうやって俺を殺すんだ？
ヽ ,イ´
＿>、 ー―‐-- /_ !
/:::::! ヽ ／ ﾉ.）;i,r┐
＿ ,-―'ｌ:::::::::〉 !＞―‐ '" ／ /「:::::::|、
, -‐――'"::::::::::::::::::ヽ::::/_'" , r―-.、 ' .／;;;|:::／::ヘ、
::::::::::::::::::::::｀ﾞヽ::::::::::::::::::ｌ‐y;>' } ' )'":'":::::::::::::::＼
::::::::::::::::::::::::r―┐:::::::r':::::i i / _i;;|:::::::::::::::::::::::_::_.:＼__
:ﾍ:::::::!::!::::::::ｌ「:ｌ i:::::,,「´:::::::〉ヽ、__,rf"V´;;;;;|:::::::＿::'"￣:::::::::::-‐＼
:ﾍヽ:::V:,-―ﾄ'ﾉﾑ'"::::::::::::〈/'":::::::／´;;;;;;;;;;i:::::i'r７/:::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
::::ﾍヽl::i__ニ/／::::::::::::::::::::::::::::／l.i;;;;;;;;;;;f｀＼f,ｌ//::::::::::;::::::::::::::::::::::／ﾉ!
.
- 422 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:47:32 ID:1xrCCkSM0
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／.:.:.:.:.:.:.:.:,::::::::;.:.:.:.:.j::::::::::!:.:.:.:.＼.:.:.:.:.,
,.:'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;.'＝=/.:.:.:.:,:::::::::::}:.:.:.:.:.:.:.',.:.:.:.:., |＼
.. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:::::::::/.:.:.:.:.:.i::__,.-ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:, γ´￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
/.:.:.:.:.:.:.:.:./.;:ヾヽ:/.:.:.:.,ｨ.:.:|ｰ-､_}:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾏ.:.:.:.:, l インチキ占い師の言う事にビビるなんて
. ムｧﾍ.:.:.:.rﾍ.,:::::::ﾞy.:.:.:.:;' |:.:.:!::::::::::!.:.:.:.:.:.:ｒ' ｀ヽ.:.:.:, l 俺も恥ずかしい事をしたもんだぜ。
. ﾉヽi .;:::::::::::;.:.:.:.ﾉ }.:.:!::::::::::ｌ:.:, ‐''´ ヾ;j ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
;:::::::::::; ￣ ｀ﾞ}::::::::::;
;:::::::::::; {::::::::::::,
ﾘ≧=::;' ヾ:::::::::::､
{:::::::::jｿ ゝ::::::::::｀)
ﾞ￣ ￣
＿__ ｽﾙ ｽﾙ …
γ´￣￣｀ヽ 〜(・:.:.:.:.: 、 くヽ
| シャー ＞ ￣ ＞ ) ト-､ （｀=イ＾) lコ ｀
ゝ＿＿__,ノ （ ＜＿_＿＿＿ )_ﾉ- ､ ｀＼ ＼ ∠ﾌ
` :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 「 ＼ ＼ ＼
￣￣￣￣￣ノo○ ∠ ）ｺコｭ ＼ ＼ `
｀ ／ r―= /＾ヽ ＼ ＼
/ ,ｲ r'Z7´ | ﾉ 「ﾌ 「ヽ. ＼ ｀'＾)
ﾚ'/ ／￣ r「ﾉ r' 「ﾌ （人) Lﾉ-'
ノイ シ ／ `
ノ-'´
r‐､ /´￣ヽ
ト=z r-､ r‐､＿,,.. -‐ ''"´ ｲ / ﾉ
￣ しﾍ! ｀ く_, ＿,,.. -‐''"ｰ' ` |｀Y⌒Y
し'´ ﾞ==＝"
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- 423 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:48:29 ID:1xrCCkSM0
-
j:::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::/l:::::j::::ﾊ::::l::::::::ﾞ､
l::::::::::::::::::::::::::::j:::::::::/-!:::/l::/T::::}:::::::ﾄ:＼ ,..ィ'"⌒`ヽ、
i:::::::l:::::::::::::::::/{:::／ /::/// └ｲj::}::::} `〜 ,..＜: : : : : : : : : Y
!:::::i::::::::::::::{::l {斗示ﾐ~ // i刋》:/:::j! ,.＜: : : : : : : : : : : : : j
}::::::!::::::::::::::「《戔勿 ﾋ///::::/ ※ どう見てもヘビ .／: : : : : : : : : : : : : : ﾉ /
/::::λ:::::::::::i::ﾞ､ `'''" ｝ ｲ::::人__ 癶: : : : : : : : : : : : : :ン: :;'
/::/:::::ﾞ、:::::::::ﾄ､＼ __ ﾉ::/l::l`ﾐ=ヽ ／ ＼: : : : : : : : : ／ : : ;'
/:/l:::::::::ﾞ､:::::::::ト＼＞ f__ ﾉ ／:/ j:j ﾞ, ／ ＼ : : : : ／ : : : :/
// j::::::::::∧::::::::ﾞ､ `''ｰ ＿ ｨ:::::/ll ﾉﾉ i ＿／ ヽ : :/ : : : : :/
／ //::／ ゞ::::::::`､＿ ／l::l" ll ﾒ、 i ／{У￣j/ У : : : : /
//j:/ ヽへ::ヽ ` j/ lﾄ､ Y i r</ 弋 〈＿ /: : : : : :/
〈/ L! ヽ:> .;' /⌒`ﾐ､ ﾄ､-=く ゝ-､イ)-‐'"~ 〕 / }: : : ,.斗―-､
{ ＼ .::j /: : : : : ﾊ !: ヽ: : :Y }_ `＜ ｛ / /＞'": : : : : : : :`ヽ､
! ﾄ、 ヽ::::{/ : : : : : : : } !: :}: : : V￣ { i┐ヾ癶 ／,.・": : : : : : : : : : : : : : :＼
i l ﾞ、 r'7/j: : l : : : : j:i 人: : : : :{‐- _〉-'" }ﾆ=┐｝ ,.x＜ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
! i r=「二ﾆﾆ7 /〜/: : : : : :/ :i `､: : j 〕 /〕￣/ Y⌒＞'"/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
i ,x彡 込_ : : :i {: : : : : : : : : : :λ ∨: { { ん 〔ｧ" {: : : : : : : : : : : : : ＿: : : : : : : : : : : : : : :＼
(こ彡'" i ｀"'{ ト､: : : : : : : : : 彡､ ∨- r)ﾌヽ/ﾉ" λ: : : : : : : : : : : : :／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : `
! i ! ! ｀''rﾄ､: : : -‐: : `､ ∨ 〈弋∠ 人: : : : : : : : : :／ ﾍ: : : : : : : : : : : : : : :
} i Vλ j i `ｰ､ : : : : : ＼ Vr､7 ﾉ ＼: : : : : ／ ＼: : : : : : : : : : : :
/ ﾊ ｀､ ＼ﾉ } ﾊ: : : : : : : : >、 V(γﾞ `ミ／ `＜: : : : : : : : :
j ｝ `ミシ 〈 ｀〜r〜f⌒ 心 V )> ／ ｀''＜: : : : :
{ j 〈 `ｰr^廴 ィ⌒ ﾍ,ﾊ Vﾉ ,..ィ"
,'´￣￣｀',
! か ｌ
! ｌ
ｌ. ぷ ＞
ｌ ｌ
＼ /
￣￣
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- 424 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:49:13 ID:1xrCCkSM0
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,、 ,、
＿ｌ ｀ﾞ゛‐-' ｀ヽ、. 、
-=≦"´ ｀ヽｌ＼
／ ﾄ、._
'"> ト'/
. ／ ,、r、 /
. ＼ __ __ｌ.:::::::Y
/ /-、｀v"::::＼::l
ム_ ｌ ｌ '::::::::::ヾｌ
彡 〉、 ::::ミミｌ ・・・・・・・・・・・・・
,rヘ＜ｌ, -‐,-‐'" u ::::::::ｌ
／;;;;;;;;/::::::｀ヽ、 u. l
／｀ﾞ゛＜::::::::::::::::::::＼_,,＿＿＿＿_ノ
、 /::::::::::::::::::::::::::ヽ、 なるほど、あの占い師には褒美をやらんとな。
;;;|ヽ _/:::::::::::::::::::::::::::｀i'"
;;;|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i _／ヽ
;;;|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｌ" ） r!
;;;|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|/＼ /
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;;;ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;|'"´
;;;;;ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
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- 425 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:49:49 ID:1xrCCkSM0
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:ヾゞ;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ /;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞ |ii;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞヾ;ゞヾ:ヾ
ﾉ;;ヾ ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ ヾゞ;| <;;/::ヾゞ;;ゞ:;ヾ:ヾ;;>;ゞ;;::iiゞゞ;;ゞゞ;;ゞヾ;;>;ゞヾ;ゞ
ゞヾ ;ゞゞ;ゞiilヾ;ゞゞﾞゞ;;:::iｉ| |;:ヾゞ "ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾiii| <:;ヾ:ヾ;;>ヾ;ゞ'';ゞヾ;ゞ
|;:ilヾ ＼ |::;ii| ヾ;ゞゞ''ノヾ|;:i| ノヾゞ:ヾヾ::ヾ＼ |i;;:iii| /;;ゞ :;ヾ:, |i;ゞゞ
|;:i| ＼`'';:::ii| ヾ:ヾ;;>;ゞヾ| |;:i|／＾ '|i| |;:i| ＼｀";;::ii| ﾉ / :ヾ;;>ヾ;ゞ ;ゞヾゞ
|;:i| ﾞヽ,;:;;;l| /ﾞ;ゞゞ;ゞ:::ii| |;:i| |i| |;:i| ~|ii;;:ii"´／ |;;::iｉ| |i|／
|;:i| |:::;iii~ ﾉ ,,|;;::iｉ| |;:i| |i| |;:i| |i::;;iii|~ .|;;::iｉ| ''＼|i|
':;,`:ヽ|／,'|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;.:":::"''''⌒ヾゞ γ''"""''""''"' |ii;;i;(''）''"''''"""''"""'''''"""''
"；*'.:.:;”:;ﾞ|:;;iii|`:;,':,*”:;:;.,:;.:；'.:.:;”:;ヾヾ)) (（,:ｿﾐ;.:';';';::;.: γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
.:;”:`:;,' *”|:;:;ii|:,:;*.,:;/.:::;,':,*”:;:;.,:;.:；'.:ソ "''~`''"ﾞ"'''~| おい リューリク…
"''~`''"ﾞ ノﾉｼillゝ"''~`''"ﾞ"' .＿＿＿~ ,, . |
"'''''''''" | | ･∀･| .,, '""'''""'""" | 遺言通り、お前の息子は成人まで面倒みたぞ。 |
,..,.,.,.,、 | |. | 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
''''"|￣|￣￣￣￣|
|￣￣|￣￣￣￣￣￣|
'" "'''" '""" | |..ようかんマン..| '""'''""'"""
| |. ここに眠る |
|＿＿|＿,,,,,,,,＿,,＿,,,, |
'""'''""'""" '""'''""'"""
.
- 426 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:50:41 ID:1xrCCkSM0
-
､-､-､
∠ 从
彡 ,､}
ｿ_ f/ r'
,ｨニア. :ヽ'' _{ /
,ｨ'〔 ]／. : : ／. : ヽ
ｨ'ﾆﾆﾆ/. : :l: :/. : : : : : }
,'ﾆﾆﾆﾆ{: : : :∨. : : : : : ﾉ イーゴリ、色々と楽しかったぞ…
{ﾆﾆﾆﾆム. : : l : : : : : /
|ﾆﾆﾆﾆﾆム: :{: : l : : :}､
|ﾆﾆﾆﾆﾆニ７: : ::l: :./. :.＼ _ じゃあ…な…………
|三三三三{: : : : ∨:_:_: : : : :.＼
「: : : : : : : : :.}:/: : : }:} ./===ヽ=ノヽ,
└―――‐ .{: : : : //./ﾆﾆﾆﾆゝ､_j' …… ――――――― 。
Y : : : : : : ／:l : : : :{:ﾚ'三三三}｀¨
）: : : : ／: : :l : : : :l ト. : : : : : : ｖ=- ,,_
}: : : : : : : : : l: : : : l l : : : : : : : l ﾏﾆﾆﾆヽ
l: : : : : : : : : :}:.., -､ｲ.: : : : : : : :l :ﾏﾆﾆニl
r‐― ヾ: : : : : : : : :ﾚ ｰ‐' ヽ､:_:_:_:_:_: :l: :}:ﾆﾆニ|
{ ￣￣￣ ￣l.「l l.〉〉: :ヽ: : :l: :.ﾏﾆﾆﾆ|
｀:.i.j.j'´ : : : ヽ/: :.}ニﾆﾆ|
l : : : : : :l : : }ﾆﾆﾆ=|
|: : :l : : :l : : lﾆﾆﾆﾆ|
r'..: : :|: : : : : :.lﾏﾆﾆ=ﾑ
|: : : : | : : : : :.| {ﾆﾆニﾑ
├‐― -- ､: : | ヽlﾆニ< ＼ _
| ｀ {ﾆﾆニヽ'ムﾆヽ
ヽ三二==ｺ- '
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- 427 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:53:01 ID:1xrCCkSM0
-
╋━━━―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
９１２年…リューリクの後を継いだオレーグは、年代記によるとヘビに噛まれて死んだ。
３３年の治世で、ノヴゴロドから始まったリューリク王朝は、キエフと一帯を支配する「キエフ大公国」になった。
己の剣と武勇で大国とも渡り合い、１つの国を作り上げた豪傑である。
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, ／ﾑ_,,....,_ ＿,
／ﾚ' ７彡三二＜_
,{ ,,／_-‐ ｀≧｀フ
{ ､_,,／ 了 ／ 彡,ィ7´
∨ , /! ﾚｧ'ﾉ<,イ ,, } ___
,!</,ｨ'ﾌ ｀')Ｓ〉'" '〈_,．'ヽ、 _,．-'''´／＼
) ｀′ .fくヾiミﾊﾞＹ＼ノ}`ｰ-ィ´: : : :.／: : : : ＼､__
く__,.=v-､ .! ヽ /:::/: :／〃´: : : : /: : : : : : : : :ヾ:￣''''‐- ,,,_
`ｲ_ソ ∠_ .／.／: //: :i:i: : : : : :{: : : : : : : : ／´: : :ヾ､: : : :ｱ､,,,,,,,,,,,,,_
,.．'''ヽ-'´/: i¨ヽ_>ｲ>､: : i: : : i: : : : : :i: : : : : :,イ: : : : : : : : :ヾ: :iﾚﾌ´: : : : : ヽ_
ノ: : /`ｰ､: `･､￣〉-彡ｲ: : i:i: : :ゝ､: : : :i: : : :小､{: : : : : : : : : : :ヽ:.{: : : : : : :ヽ: :＼ _,.．-
_,,．-'´: : : : ＼､: :ヽi:く: :i:T|:::〉∧: :ﾘ: : : : :＼: : ゝ､_,.ｨ≦ﾊ､: : : : : : : : : :Ⅵ: : : : : : : ii､: : :〉、 _,,.．'´: : : :
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_,,,...．--＜ﾆ二(･5｡))ﾌ,＼_∠,,-‐''テテテｰ､ ヾ::::ヽ !::::::::::::::`･､_ : : ニ≧_:_:_:ﾐ! ,.．'´￣￣｀'''ハ、: : : :i､{: : : : ｀<´: : : : : : : : : : :
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- 428 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:54:23 ID:1xrCCkSM0
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- 429 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:55:12 ID:1xrCCkSM0
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!ｿ;ﾊj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,
/,|
_＿_ _＿ _＿, ‖|
))。I／:: :: ＼ |I。( ‖| あの勇猛なオレグが死んだクマ！
＼ ＼::_::_:: ／ ／ ‖|
,/::＼_((⌒) ／ヽ ‖|
／,＼=ﾆニ二二ﾆ=／,ヽ＋＋- 跡継ぎは若造のイーゴリ、恐れることはないクマ！
＼ / ● ● ヽ／つ⌒)
／// ( _●_) ミI ／|x| 今こそ憎きキエフをうち破って、自由を取り戻すクマ！
/三//__ |∪| __ ｀ ,／ ｀ﾞ
/ニ// ,|｡|_ ヽノ _|｡|_ノ＼
(￣￣) ￣￣￣ 〕＼//
￣Ｔﾆ===∞===ﾆ!,〆`"
｛I|三三|⌒I|三三〕
|｡｡/ (| ｡ ｡)
∪ （￣＼ ＼ ｸﾏーーーーーーーーーーｯ！！ ／
＼＿) ＼ ／
∩ ∩ ∩ ∩ ∩ ∩ /⌒)
| ￣￣￣ ヽ/⌒) | ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ /∩ ∩
/ | / / | ∩ ∩ ,/ | ￣￣￣ ヽ
| ﾉ / | ﾉ | ￣￣￣ ヽ,/⌒) / |
彡､∩ ∩ ∩､ ∩ ヽ/ | / | |
| ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ | ﾉ/ 彡､ ﾉ
╋━━━―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そしてオレーグが死んだ途端に、かって彼に負けて服従し、貢税を課せられた部族が反乱を起こした。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――━━━╋
.
- 430 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:56:02 ID:1xrCCkSM0
-
. ´ ￣￣ =ミ
,，´ ｀ヽ、
. , ヽ
／ / / } ‘，
. , ′ / ∧ ,′
/ / / | /|ｉ | ∨ i
ノイ i ﾊ 斗/-|{ | /ヽﾄ､_ | i | i 今回はここまでです。
|{ | ′Ⅵ′八{ ＼ヽメ、 | ﾄ､
. 八 | | y'ｆﾁ斧 ヽ x=ｭ､ | |{,ﾉ ＼
/ ＼ﾄ､{ 《弋うﾉ "{じ::ﾊ》|{i 八
. ′ ｀ ﾊ ゞ ' 八 , ' ‘， 話のベースの「年代記」は後世に書かれたもので、
. ｉ{ ! ｀ ' 厶イ i
八 | ヽ _ ｲ | i| それ以外は他国の記録を頼るしかありません。
＼{ヽﾄ､ i＞ イ }/ｉ , i{ 八
ヽ )ノ /＼≧≦i){ノ}／ }ノ}／ ）′
／ | | | | ／）
__,， fi´ ﾉ | | ｀ ／／ _ ／） ルーシが自分たちの文字を持って記録するのは
/ || ／イ:Ｔ:rへ ／ ｀こ7 _ 厶}／／
. ′ ヾ／ f⌒Y／ ヽ{ ,へ ヽ∨ 性…いや、聖公ウラジミール１世によって
ｉ !::／ ／ソくノ) , ′
| /7≧x.､ ／＼ .イ7く /r‐' / キリスト教を国教化してからですね。
| {: /三三ニ／ ｀くﾐ三三{ ′ /
| Vニニﾆ／ ＼ 〉三三}＿__{_
| ｀寸i／ ヽ ／三「 |
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..,
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'.
':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
ｉ::::::::::::::::::{ノ:::::::::ヽ}::ﾊ::::}:::::::::::}_》
|::::::斗匕八:::::::::::/}ﾉT¬ミ::::::∧
ﾄ:::::::Vん圷＼:::/ 仍ﾊV:::::/! ﾟ。 それよりも、ヒロインな私の出番がほとんど無かったんですが…
|V＼{{ 乂り ） 乂り }}ノx| :|」
|:::::::} ; r》 ）_｣
|:::::八 ﾉィ:{:|
|:::::::::|＼ ´ ｀ ／ :::|:|:|
|:::::::::|:::|个 ィ:|::|::::::|:|:|
|:::::::::|:::|::|::} `ー＜:::{::|::|::::::|:|:| γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|:::::::::|:::|::lノ Ｖ_:}::::::|:|:| . | 大丈夫よ、
|:::::::::|/{⌒ ＿___ ）＼::|从 | 読者がドン引きするぐらい活躍するから。 ＞
<⌒＼::::| ＼/／ ¬x ' /￣¨¨ > ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
/ ＼ ヽ{＼/ ／ ¬}／ / ／ }
/ 丶 〔 ∧⌒〕 ／ / }
Ⅵ ] ∨ } i /
{ Ⅵ/] } } }/／ /
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＼
[|[|| To Be Continued....! >
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／
.
- 431 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/10/14(月) 23:56:48 ID:1xrCCkSM0
-
,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i, ､__人_从_人__/し､_人_人＿入_人＿入_从
`､||i |i i l|, ､_）
',||i }i | ;,〃,, _） お付き合い有難うございました。＜（＿＿）＞
.}.|||| | ! l-'~､ミ ｀) ではまた（・ｗ・）ﾉｼ〜
,＜.}||| il／,‐'liヾ;;ミ ｀)
.{/ﾞ'､}|||/／ .i| };;;ミ '´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒Y⌒W^Y⌒Y⌒
Y,;- ｰ､ .i|,];;彡
iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
ﾞi [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ ＿,,＿＿
ﾞi }~~ ｝ ';;:;li, ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''}￣~フハ,“二ﾞ´ ,;／;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
;;;;;;;;''''/_ / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
''''' ,r'~ `V ヽニニニ二､-'{ 十 ）＿＿;;;;/
- 432 ：名無しのやる夫だお：2013/10/14(月) 23:57:12 ID:ksiR9e.I0
- 乙でした！
- 433 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 00:00:44 ID:JyS3rW720
- おつでした
- 434 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 00:01:46 ID:pmsPMwdU0
- 乙
AAが桜な時点で調べなくても想像つくなw
- 435 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 00:07:18 ID:5gL1Drfk0
- 乙でした
蛇怖いわー
- 436 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 00:22:29 ID:x6T0XHuY0
- 乙でした
どん引きな活躍楽しみです！
- 437 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 00:36:38 ID:vFr7.dcU0
- 乙
>>349
ローマ帝国（ビザンツ）をギリシャって呼ぶのは古代文明の影響？
それとも言語の影響ですか？
- 438 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 02:48:39 ID:xD0u2l1o0
- 乙
一夫一妻はキリスト教徒の風習なのか
- 439 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 03:06:14 ID:j0JikgqM0
- >>437
少しは自分で調べようよ……呆れた
- 440 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 06:51:44 ID:mqhyXnxE0
- ロシアの君主って、身分の低い女性やその子孫のときに活躍するな
- 441 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 06:58:27 ID:KyK8pq0A0
- 乙乙！ 種は蒔かれた。次の大公はもっと上手くやってくれるでしょう
- 442 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 13:18:25 ID:mqhyXnxE0
- >>417
略奪婚もしていた部族連中の価値観だからな
まあ、貧しい時代には、日本でも漂流船から盗んだ陶磁器を売って稼いでいた村が存在したという
- 443 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 13:24:28 ID:mqhyXnxE0
- >>417
王朝の創始者の悪口が正史の記録として残ってるのが面白い
>>386-392
こういう女を好いて結婚しようという発想の男の方が、優れた子孫を遺すんだろうな
- 444 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 13:37:04 ID:wSptm2cw0
- 何、投下があったのか！
あとでゆっくり読もう
- 445 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 14:43:18 ID:g9wDKOcU0
- 乙でした〜。
しかし何だな、やっとる事が(規模はともかく)ヤ○ザの親分と大して変わらんw
まぁ中世の国家権力なんてそんなもんなんだろうけど(但しビザンツと中華は除く
- 446 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 16:08:06 ID:bq1tSzzw0
- うん。中世ではよくあること。
>>437
当時のルーシ人が古代のギリシャ文明なんて知らんだろうし、
ビザンツ人は自らを「ローマ人」と称し続けていたわけだし、
まあ、言語によるものだろうね。
- 447 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 16:35:20 ID:iQEwbiHI0
- >>443
違うんじゃないか？当時は悪口じゃなかったんだろう
- 448 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 16:59:24 ID:.aZiovmE0
- 強き者が優れた者であり、弱き者はそれに従うべきである
普遍的な人権というものはなく、敗者は甘んじて奴隷の地位を受け入れるべきである
そんな価値観だったんだろうね。
働くより強盗した方が儲かる、ではなく
力ある者はその力を以て支配者となるべきであり、むしろそうしないのは怠惰というものであろう
ってとこじゃないのかな。
もちろん、やることは強盗と変わらないけどｗ
それを是とするか、非とするか、そこに現代との価値観の違いがある、と。
- 449 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 19:44:00 ID:UJZJjOuc0
- >>443
島津四兄弟の次男は、どこをどう間違えて・・・いや、君主としては優秀だったけどさ、四天王入りした息子は
- 450 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 19:55:35 ID:emkU/2020
- 兄貴のお古あてがわれて当主になりました。でも親父と伯父が余計なことばかりやらかします…
- 451 ：名無しのやる夫だお：2013/10/15(火) 19:57:32 ID:d3vLTbK.0
- 好悪の情が人一倍激しいけどお気に入りには割と情を見せる人じゃないか、忠恒は
- 452 ：名無しのやる夫だお：2013/10/16(水) 21:06:24 ID:gZuPnV/c0
- >>437、>>446
正教（キリスト教）を受容した以降のギリシア人は、
「ローマイオイ（ローマ人）」を自称に用いるようになった。
古代に自称として用いられた「ヘレネス」は、
正教が大きな影響力をもつようになったビザンツ時代には、
「多神教徒」「異教徒」といった差別的な意味で用いられるようになった。
- 453 ：名無しのやる夫だお：2013/10/21(月) 07:42:02 ID:0kaSU4MY0
- >>448
普遍的なルール確立しないところじゃ、後代に至っても
暴力の強いところが国全体を支配
対外的には略奪と恐喝、恫喝
でいくしかないと
- 454 ：名無しのやる夫だお：2013/10/23(水) 04:27:47 ID:/kZ1M2hE0
- うーん
といっても中世はイメージほど大きな戦争しないのよね
君主自ら馬に跨り剣を持って領地を巡って武威を示せ
君主が商人の真似事をするな
程度のニュアンスだと思われる
- 455 ：名無しのやる夫だお：2013/10/23(水) 18:33:41 ID:m3jMJaAs0
- >>454
現に物資を輸出しているのに
商人の真似をしないと
- 456 ：名無しのやる夫だお：2013/10/24(木) 03:37:12 ID:2E3SdpYo0
- >>454
イベリア半島で異教徒相手の戦争が有ったのが目立った動きかな。
十字軍が宗教面でも文化面、政治面でも中世が終わる契機になったとは聞いてるが。
- 457 ：名無しのやる夫だお：2013/10/24(木) 04:06:13 ID:Hy5FPbvk0
- 中世の終わりをいつにおくにしても最後の十字軍から100年以上間があるもんを契機と呼ぶのはいくらなんでも
- 458 ：名無しのやる夫だお：2013/10/24(木) 11:55:00 ID:UGPcYCxg0
- ロシアにルネサンスも宗教改革もないから、西欧の時代区分は適切とは言い難い
- 459 ：名無しのやる夫だお：2013/10/24(木) 19:11:51 ID:kGdSlZlU0
- >>454
中世はみんながあんまり大きくないから、領地の境界争いならしょっちゅうやってたけど、大きい戦争はそもそも金や兵士がないからやれなかったみたいね。
王様ですらイタリア諸国の銀行から金借りてやっと戦争してたくらいだから
- 460 ：名無しのやる夫だお：2013/10/24(木) 19:34:28 ID:tCKzo1Zk0
- 軍隊なんて平時は金食い虫もいいとこだからねぇ。
フランスで初めて常備軍を設立したシャルル５世が“税金の父”と呼ばれてるから推して知るべしw
- 461 ：名無しのやる夫だお：2013/10/25(金) 11:59:15 ID:d/yzqS5c0
- ソビエトがロシア連邦になって、随分身軽になったのは軍事費を削減できたからでしぃうね
- 462 ：名無しのやる夫だお：2013/10/25(金) 20:56:07 ID:mCT.KEWU0
- >>459
ただし、東ローマだけは別。
タグマという最大で4万に達する強力な常備軍もあるし。
- 463 ：名無しのやる夫だお：2013/10/25(金) 22:21:41 ID:d/yzqS5c0
- >>462
屯田兵でしたっけ？
ビザンチンでも当時給料だけで4万人の常備軍抱えられたかどうか
中国の明朝の衛所制や清朝の八旗もそれっぽい
- 464 ：名無しのやる夫だお：2013/10/25(金) 22:35:45 ID:mCT.KEWU0
- >>463
屯田兵はテマに属する地方軍でしょ。
それとは、別の皇帝直属の中央軍がタグマ。
もっとも、完全充足の状態であることは滅多にないとは思うけど。
- 465 ：名無しのやる夫だお：2013/10/26(土) 10:25:06 ID:EMSI4j7E0
- 盛期ビザンツ軍が質の良い兵士を多数揃えられたのは、自営農からなる中産階級が多かったかららしいな。
ある意味ポエニ戦争までのローマ軍に近いものを感じる。
そして経済発展に伴い貧富の差が拡大して中産階級が没落し、結果傭兵だよりになるのも古代と同じか……。
- 466 ：名無しのやる夫だお：2013/11/04(月) 07:16:54 ID:YrX2ryrU0
- 農民に兵役課すのはピョートル大帝時代からですか？
- 467 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 20:20:49 ID:rHf9wHjE0
- 22：00から投下します（・ｗ・）ノ
- 468 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 20:21:59 ID:sv/ZFmYc0
- きたー！
- 469 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 20:47:08 ID:YLbPVznc0
- きたー
- 470 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 21:50:41 ID:rHf9wHjE0
- 最近やたら書き込んでから反映に時間がかかってしまい
ダラダラになってしまいますがご容赦のほどを（・ｗ・）ノ
- 471 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:00:36 ID:rHf9wHjE0
-
＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
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."ヾ ;ヾ ;";ヾ"ヾ ;ヾ ;＜ オレーグが死んだ！ ＞ヾ::: ;ヾﾟ : ;"::;ヾｨ
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."ヾ ;ヾ ;";ヾ"ヾ ;";ヾ"／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^"::;ﾟ:: ;"::;ヾゝ''ヽ,'
"ヾ ;ヾ ;"ヾ ;''｀´ヽ´,｡''¨´" ::ヾ::: ;ヾ : ;"::;ヾ"::"::ヾ"::;ヾ: ;ヾ : ;"::;ヾヽ, ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
."ヾ ;ヾ ;";ヾ, '´ﾟ´" ::ヾ::: ;":"::ヾ : ;":;ヾヾ :: ヾ"::ヾ::: ;ヾ : ;;ヾ､_, ,ｨヾ´ ) ＞
/ "::ヾ::: ;ヾ"::ヾ:::"::ヾ::: ヾ :;"::ヾ: ;"; ヾ::: ;ヾ : ;"::;ヾゞ､_｀´ ＜ あの豪傑が死んだ！ ＞
./ "::ヾ::: ;ヾ: ;"::;ヾ"::ヾ::: ;ヾ ;"::;ヾ::;:;ヾ : ;"::;ヾ.,ｨ､ ヾ､_,' < (
.,.' ":::::ヾ::::ヽ"ヾ":::::ヾ::::: ;ヾ:::: ;"::::;ヾ＞'ﾞ´ヽゞ,，'’ゞ''¨´ ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^ ＿
/､ "ﾟヾ:::::;:;ヾ::::;"::::;ヾ＞'ﾞ´ゞｨ､,，'’｀ｨ､,, ,ｨ､ __ ＿,,. -‐¬ '"´.:.:.:.:.:.`
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爻ミﾐ爻炎彡ﾐxﾞ'＜;｀ﾞ'＜, 三三三三ww三三三w三三三三三三三三三二ニﾆ≡＝‐ｨ､ｨ､wwwwwwwwwwwwwwwwww
ﾞ'爻ゞ炎炎彡ﾐﾒ ｀ﾞ'＜;;｀ﾟﾞ'＜ﾐﾐﾐ三三三三三三三ﾐﾐ三三三三二ニﾆ≡＝‐三三三三三三三三三三三三三三三三三三
爻ミﾐ森ﾐ爻 彡ﾐx ｀ﾞ'＜;:;｀ﾞ'＜ ,ｨ,w､､,.,.ニﾆ≡＝‐'''''''ﾞﾟﾟﾟﾟ !爻爻爻爻爻‐＝≡ﾆニ二三三三三三三三三三三三三
ﾞ'爻ゞ炎 炎 彡ﾐﾒ ｀ﾞ'＜ｧ'´ : : : : : : : :.､.,.,., ｫwwwwwwwwwww､,,,,,,
w炎 爻忝'＞'ﾞ´｀ ww ゝ､ : : : : : : : : : : : : :::､,..,,..,,.,. ~~~~~'''''''''''' ﾞ'＜wwwwww､ , , , ,, ,
;;;;..... .;;;;.. ;;;;.;;;;... ww ,、｀ﾞ'＜__ : : : : : : : : : : : : : :ヽ､,.,.,.
;;;;..... ;;;;.;;;;..... ;;;;.;;;;..... __ /ヽゝ 〈无〉｀ﾞ'＜､__ : : : : : : : : : : ::.｀ヽ､,.,.
ww ww ｗwｗ 〈尤〉 ,.ィ {ﾂ/ｱ ,､、 ｀ﾞ'＜､_ _ : : : : : : : :: :｀ヽ,.
;;;;.;;;;.... ,ｨ''ヽ ,ｨ‐､ l/∠i' ｝ {/´ kｿｨ､ ｀ﾞ'‐- -､__ : : : :.ゝ
;;;;.;;;;.... www ｨ¨_｀ﾒヽ､,! /´ ヾ! / |/〈kｿ ;;;;.;;;;..... :::: ｀ﾞ'＜ヾ
´ ﾟ｡ /⌒ヾ〉 ､_＿'〈丿 /／´ ;;;;.;;;;..... ;;;;.;;;;.....ww wｗw｀ﾞ'＜
;;;;.;;;;.... ∨ >､ ｀ト,､/⌒ヾ〉 ;;;;.;;;;..... ww ｀ﾞ'＜
- 472 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:01:17 ID:rHf9wHjE0
-
╋━━━――――――――――――――――――――――――――――――――――
オレーグが死ぬと、キエフに貢税していたドレヴリャーネ族が蜂起した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――━━━╋
;;.ii!;;::,,､"";;,,;;,゛: |i!|il|!ll| .|i|| .|l||
il|!ll| Y ;;／,,"" |liiil|!i!|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛""
.|lii!|ノ ）`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／
,!（(／（;;,,ヽ;;;...（_;;::,, |ll!i（!ll| ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,;;,゛|il| |ilｌ ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,,;,゛
il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,"" .|ilｌ |!i| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
il|!ll| |!,ii |ill|il|!l） |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!| |ill| |!!iill|!li .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,, .|ill| |ilｌ| .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
.|lii!| |ilｌ| （il|!llli!i| ||!li!i| Yii! .|ilｌ| |l|!| .|!lｌi!i| Yii!
il|!ll| |l|!| |!!iill|!ll| ||liii!| |!,ii |l|!| |l|!| |!lｌi!i| |!,ii
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ﾉ( |il|!ll| |ill| vv|Mv vv|Mv , , |!lｌi!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v
!ｿ;ﾊj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,
∩＿＿＿∩
| ノ ド ヽ
/ ◎ ◎ |
| ( _●_) ミ 今こそキエフを倒し、自由を取り戻すクマ！
彡､ |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (_／ 後継ぎのイーゴリ公はまだ経験の浅い若造だクマ！
| /
| ／＼ ＼
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿) ＼ ｸﾏーーーーーーーーーーｯ！！ ／
＼ ／
∩ ∩ ∩ ∩ ∩ ∩ /⌒)
| ￣￣￣ ヽ/⌒) | ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ /∩ ∩
/ | / / | ∩ ∩ ,/ | ￣￣￣ ヽ
| ﾉ / | ﾉ | ￣￣￣ ヽ,/⌒) / |
彡､∩ ∩ ∩､ ∩ ヽ/ | / | |
| ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ | ﾉ/ 彡､ ﾉ
.
- 473 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:02:03 ID:rHf9wHjE0
-
――― そして…
_,,.--ｰ''''''"ﾞﾞ￣~ﾞ"'ｰ-､
..'"ﾞ~ﾞ'ｰ､、 : : : : : ｀'~ﾞ"'ｰ-､
: : .: ｀ﾞヽ.,_、: : : : : ￣ﾞﾞ"'''''―-､
: : : : : : : : : : ｀'i､ : : ｀､,、 ,.ｨ''''"'"~''ﾞ''ｰ-
: : : : : : : : : : : ｀ヽ: : : : : : : : : : : : : : : ｀ﾞ''‐'"゛: : : : : : : : :~ﾞ"'ｰ-'i, :
: .｀" : : : : : : : : ﾞ､:ﾞlヽ、、: : : .: : : : : : : : ｀''''',,,,,、 : : : : : : : : :,,,,-‐'゛｀ﾞ''ｰ-
.｀｀'ヽ‐.i､ _､,,.:｀ﾞ""￣ﾞ'--､..ー―---､､,__: : ｀ﾞ''､ : : : : : ､、､,、::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,
.,Ｙ、: へ,､'｀｀" :": : 、,`'｀: : : : : : ｀ﾞ＾'--､､---"'ﾞ‐'" : : : : 丶 `': :~ﾞ"'ｰ
､.ｰ'"′｀｀ﾞﾝ 、丶､.,,;": 、ヽ､、: : : : : : : .ﾞ: : : ::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.
"、 : 、｀.､'､｀`" ﾞ:: : 、｀'':,､､:,,,ｖ,、: : ::.`-ｰ'''--,,、: : : : : : : : : : :
.‐｀｀'',;'',;'',;'',;'',;'',;'',;'', ｀ ｀｀ ｀ '',;'',;'',;'',;'',;'',;'',;'',ﾞﾞﾞﾞ
∩∩ | ヽ
(；ﾟ (ｪ)ﾟ) ;: | |
━( つ━Ｏ━━(((＜＞ ;:,. |＿| ━━(((＜＞
〜（,, つ ∩∩;:: ||
(,/´ (ﾟ(ｪ)ﾟ;:)彡 ∩∩つ
━(;:つ((;:;:., (ﾟ(ｪ)ﾟﾒ)ヽ
∩∩ 〜（;:; ミ;: ヽ,) ､_ ,,）〜
( >(ｪ)<) ヽ;:) ;:;:;;:;: ＼ ヽ,)
━( つ━Ｏ━━(((＜＞ "'';:;;:,..＼l ∩∩とヽ
〜（,, つ ／´/ (ﾟ(ｪ)ﾟ*) ノ
(,/´ ∩∩ / / ( つ＝[ニニフ
(#ﾟ(ｪ)ﾟ) /＿/ / ,,/〜
━( つ━Ｏ━━(((＜＞ // (,/´Ｊ
〜（,, つ ∩,,∩ Ｏ∩∩
∩∩ (,/´ (li>(ｪ)<) (iliT(ｪ)･;:｡;:ﾟ;:
(；ﾟ(ｪ)ﾟ) ( つ━Ｏ━l:;:と:)(((＜＞
━( つ━Ｏ━━(((＜＞ 〜（,, / /;::;:: ,,）〜
〜（,, つ (,/'(,/ (;/'(;/
(,/´
.
- 474 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:02:41 ID:YLbPVznc0
- 反徒の規模はどれくらいだ？
- 475 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:02:57 ID:rHf9wHjE0
-
―――――――― あっさりと鎮圧された。
＿ﾄ､__ ､
＿......lヽ':::::｀::::::::｀,..´i／l
.＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/i
-‐'´:::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l＿
ゝ::::/::::::/::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::::::::::／
ノ:::::/:::/ﾌ::::/::::::ｲ::::ｲ:::ﾉi::l!:::::::::::ﾍ
｀::´'::::// ﾚﾍ -'"ｉ／,イトﾊ::::::::::::::::＼ ボクの強さを思い知ったか！
ノ::::ﾘﾊｰ-.,､ ‐´ 〈ｃ:::ｊ` l::::::::::::::',￣
￣ /:',〈 |;;ﾍ` ￣´ ､r‐､ﾊﾉ
' .', ` "､ ___,,,､ !´｀,
ヽ 「 ＞-', ﾆｲ
` ､. ∨＿/ .／iｲ:ﾊ
ヽ ,／ |/
｀ - ´ .| ＿＿＿_＿
ﾉ ., `-'":::::::::::::::::::::::::ヽ 【 イーゴリ 】
_,,.. ．-‐....'''/"~丿／ ./::::::::::::／:::::::::::::::::::::::', リューリクの息子で、キエフ大公
./:::::::::::::::::::::/､ , -── './::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::',
.,'::::::i::::::::::::::::! ,.． ''''":::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::',＿
i::::::::i::::, ─ ､｀ --'''"::,.． ''''"￣＼:l::::::::::::────‐'''"::ヽ
,'::::::::／ ＼ ．-'' ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'-.,
,':::::::::i ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
. ,:::::::::::| ｀--, ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
○ -ーー ,,_ ﾟ。。ﾟ ○ -ーー ,,_ ﾟ。。ﾟ ○ -ーー ,,_ ﾟ。。ﾟ
r'" `ヽ,__ r'" `ヽ,__ r'" `ヽ,__
ヽ ∩／￣￣ ヽつ ヽ ∩／￣￣ ヽつ ヽ ∩／￣￣ ヽつ
ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ド ヽi ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ド ヽi ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ド .ヽi
| ＼＿)＼ .＼ lll ◎ ◎|＼ | ＼＿)＼ .＼ lll ◎ ◎|＼ | ＼＿)＼ .＼ lll ◎ ◎|＼
＼ ~ ) ＼ .＼_ ( _●_)＼_つ . ＼ ~ ) ＼ .＼_ ( _●_)＼_つ ＼ ~ ) ＼ .＼_ ( _●_)＼_つ
￣ ＼＿つ-ー'''' ￣ ＼＿つ-ー'''' . ￣ ＼＿つ-ー''''
.
- 476 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:04:12 ID:YLbPVznc0
- 大した数じゃなかったんだ
- 477 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:04:17 ID:rHf9wHjE0
-
＜: : : : : :／. : : : : : :／. : : : : : : : : : : : : : : : :＜,ﾆニキ}
／. : : : : :７. : : : : : /. :/. : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽﾆﾆｷ}
/..ｲ. : : : : /／. : : ／. :/. : : : : : : : : /| : : : : : : : : :_:_:ﾏﾆキ
/ '/. :／. : : : : : : : : : : /／. : : : : : : : :.l: : : : :l∨ヽ. :＼＼ニ}
/. :/. : : : ／. : : : : : : : : : : ∧. : : : : : : : : : :|: : : : : : : ﾏﾆ≧､
レ1: :从/|: : ./. : : : : : : : : :.|: : :.:l : : : : : : :}:.|:/. : : : ﾄ: }ﾆﾆﾆア＼
∨ﾘl＼l:.,ｲ: : :/. : ,ｲ: : : :.ﾄ: : :ｨ : : l: : l: :}: : : : : :从: }ﾆニ〈 ＼
lT ﾐｭ､!: :∧: :.l l:从: :.| l: / }: .ｲ:./l./.: : : : : :.リ ﾘ ＼ ＼ ＼
おいドレヴリャーネ族、 . ｌ∧{沙j∨, ＼| リ. ＼l孑弋/ l/ |: .r ‐､: : : / }ﾆﾑ ヽ
`ｰ' ヽ､-=≦,ｲﾓ会ｪ､ リ l : / ﾏﾆﾑ. ＼
お前たちには、より重い貢税を課す！ . ﾑ ､ ､乂 沙' /从 /ﾆﾆﾆ} ＼
ﾑ ﾉ ｀ ¨´ ィ /ﾆﾆﾆｱ. ＼
__ ／ ,ｨ≦ﾆﾆﾆｱ
∧ ﾏ ‐_ ､ / ,ｨ'ﾆﾆﾆﾆﾆニﾑ
皆殺しにならないだけ ｀ ｰ ' イ /イﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧=-ム
ﾍ , .≦=-‐ﾃTヽ ,ｨ'ﾆﾆ≧=-ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム
僕の優しさに感謝するんだな！ . ｰ ＜ {ﾆﾑ イ≧' ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニニﾆﾑ
{ﾆｱｨ≦ﾆ三三三三三ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム
,ｨ'ﾆﾆ＝＝ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニニ＝ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆム
,ィ´≠ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≡ﾆﾆﾆﾆ
○ -ーー ,,_ ﾟ。。ﾟ
r'" `ヽ,__ そんなっ！
ヽ ∩／￣￣ ヽつ
ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ド ヽi クマたちの暮らしも考えて下さいクマ！
| ＼＿)＼ .＼ lll ◎ ◎|＼
＼ ~ ) ＼ .＼_ ( _●_)＼_つ
￣ ＼＿つ-ー''''
.
- 478 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:05:23 ID:rHf9wHjE0
-
――― すでにヴァリャーグが現地の東スラヴ人らと同化して「スラヴ化」が進んでいたとするなら、
反乱したドレヴリャーネ族はヴァリャーグだけでなく、他のスラヴ人らの勢力とも敵対することになる。
∩＿＿＿∩
| ノ ポ ヽ
/ ● ● |
| ( _●_) ミ
彡､ |∪| ､｀＼ うちの部族はヴァリャーグと一緒になって
/ ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (_／ 他のスラヴ人らを征服していったぐらいだクマ
| /
| ／＼ ＼
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿)
ポリャーネ族
――― もともとヴァリャーグだけでも屈強の戦士団であり、ドレヴリャーネ族だけが反乱しても
地力が違いすぎて勝てる相手では無かった。
＿
／´ ｀フ
/ ｷｴﾌ ,!
レ _, r ミ ∩,,∩
／ `ミ __,xノﾞ､ r( ´ｎ
. / i > ,／ ∩,,∩
,' . ,' 〜'oー､_) r( ｎ)
; ', l l `/ <_
i | | | 〜'し -一┘
,.-‐! ﾐ i i ∩,,∩
//´｀｀､ ミ ､ ｰ､ ( ´・(ｪ))
. | l ｀──-ﾊ､,,),)'''´ 〜､/ っっ
ヽ.ー─'´) ∩,,∩ └ー-､ぅ
￣￣ r､´・(ｪ)・)
∩ ,,∩ > _/´
ｎ__ｎ (´・(ｪ)・｀) 〜'し-一┘
∩,, ∩ﾉ c' っ
c('・(ｪ)・｀)っ 〜(_,'ーo'
＿ -―- ＿
, ', -､ヽ'´ ｀'´, -､ヽ
! { / セ ﾞ } i
ヽ｀ｰ,' ● ＿ ● ﾞｰ'ノ うちの部族はそんなに
｀ ! , '´ ▼ ヽ l"
/ ｀ヽ i 人 i ﾉ ヽ 高い貢税を言われたわけじゃないからね
ヽ./ ｀＝=ｧ'⌒ヽ=＝' ヽ/
ヽ, {(＾) } 〈
! ヽ!l__,ノ ﾞ 反乱する理由もないクマ
ｌ i
セーヴェル族
.
- 479 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:07:23 ID:YLbPVznc0
- ほかに同盟者がいない状態で反乱を起こしたのか
阿呆だ
- 480 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:07:42 ID:rHf9wHjE0
-
〃 ,ィlく¨ﾏﾆﾑfﾆ=-x |i
〃 ,ｲ=ﾑУ´.ﾏ≧ラ''¨´ ｉj
〃 ／´ﾏﾆニﾌマﾆｘ､__ ‖
‖ /f=＝ﾆﾆﾆﾆr=xマﾆア .‖ 出だしは上々！
{l ,ｨ升j // rx `マﾝ. 〃
|l //. // jﾆﾑ 〃
i1 {/ // ﾏﾆ{. 〃 さー次はギリシャ（東ローマ）の略奪いってみよー！！
ﾏ. jン ｀¨¨ 〃
}i fi′
＞-― ､ ;ﾘ
＞ ヽ ;ﾘ __r‐-≧x_
＞ ＼. ﾇ _,≧; ; ; ; ; ; ; ;`';ゝ､
,__ ＞ ヽ ﾏ 彡;.ｨｱィｱ'j ;j;.; ; ; ; ≦
〃 }ノ ﾏ j;.;/ ＼ヽ, ´ ヾⅣ; ; ;ミ
.〃 | ﾄ､ ∧xx￣ , ≦三｀ﾚ; ;ﾑ
{! _ -‐ ''" ヽ､ ﾉ ;ﾘ: :.＼＿＿＿＿＿ {V' r‐- _ ＼ ﾚ; ;ﾊ __
.i _ -‐''" `く: ,': : : : :.＼.: : : :. :. :. :.ヽ 八 !:::`:::‐-`ヽxx /ン _/ )
ﾑ -‐''" i /.: : : : : : : : : : : : : : : : :. :.ヽ. ヽ. !: : : : : :7 /ﾌj ／､ヽ／
. ﾊ | / }.: : : :. :. :. :.ヽ : : : : : : : : : : ヽ _ ｒ‐=＝ミ _j.ヽ｀-== ' ,ィ-‐' γヽ ｀ 〉
..‖ j { i : : : : : : : : : ヽ: : : : : : : : : : :.ヾ ミ､: : : : : :ヽ: :｀¨¨ﾌ"´ ∧ヽ , ｲ
.‖ ＞''⌒く 乂 V.: : : : : : : : : :.ヽ: : : : : : : : : : :ヽ: :ヽ: : : : : :.ム {_ .∧____イノ
‖ ＞''" ヽ ｀V: : : : : : : : : : : }: : : : : : : : : : : : : : :ヽ.: : : :. :.,入ﾏﾑ.. {: : : :／:{
{ﾄ ＞''". } ‘， V : : : : : : : : : ﾘ.: : : : : : : : : : : : : : :: :: :: :..／ ヽ: }!:.ヽ `ﾏ: : : : ﾊ
.`ﾏx , -‐' j ‘， .V.: : : :. :. :. :./: : : : : : : : : : : : : : :／: ;／ ヽ!.!:./:ヽ_ V: : : : ﾊ
. `ﾏx ／ ,イ ； j.: : : :. :. :. :./.: : : : : : : :. :. :.r=r＝='' }: ／: :.ヽ}: : : : :.ム
＼ レッツ略奪だｸﾏ――――ｯ！！ ／
＼ ／
∩ ∩ ∩ ∩ ∩ ∩ /⌒)
| ￣￣￣ ヽ/⌒) | ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ /∩ ∩
/ | / / | ∩ ∩ ,/ | ￣￣￣ ヽ
| ﾉ / | ﾉ | ￣￣￣ ヽ,/⌒) / |
彡､∩ ∩ ∩､ ∩ ヽ/ | / | |
| ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ | ﾉ/ 彡､ ﾉ
.
- 481 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:06:20 ID:rHf9wHjE0
-
〃 ,ィlく¨ﾏﾆﾑfﾆ=-x |i
〃 ,ｲ=ﾑУ´.ﾏ≧ラ''¨´ ｉj
〃 ／´ﾏﾆニﾌマﾆｘ､__ ‖
‖ /f=＝ﾆﾆﾆﾆr=xマﾆア .‖ 出だしは上々！
{l ,ｨ升j // rx `マﾝ. 〃
|l //. // jﾆﾑ 〃
i1 {/ // ﾏﾆ{. 〃 さー次はギリシャ（東ローマ）の略奪いってみよー！！
ﾏ. jン ｀¨¨ 〃
}i fi′
＞-― ､ ;ﾘ
＞ ヽ ;ﾘ __r‐-≧x_
＞ ＼. ﾇ _,≧; ; ; ; ; ; ; ;`';ゝ､
,__ ＞ ヽ ﾏ 彡;.ｨｱィｱ'j ;j;.; ; ; ; ≦
〃 }ノ ﾏ j;.;/ ＼ヽ, ´ ヾⅣ; ; ;ミ
.〃 | ﾄ､ ∧xx￣ , ≦三｀ﾚ; ;ﾑ
{! _ -‐ ''" ヽ､ ﾉ ;ﾘ: :.＼＿＿＿＿＿ {V' r‐- _ ＼ ﾚ; ;ﾊ __
.i _ -‐''" `く: ,': : : : :.＼.: : : :. :. :. :.ヽ 八 !:::`:::‐-`ヽxx /ン _/ )
ﾑ -‐''" i /.: : : : : : : : : : : : : : : : :. :.ヽ. ヽ. !: : : : : :7 /ﾌj ／､ヽ／
. ﾊ | / }.: : : :. :. :. :.ヽ : : : : : : : : : : ヽ _ ｒ‐=＝ミ _j.ヽ｀-== ' ,ィ-‐' γヽ ｀ 〉
..‖ j { i : : : : : : : : : ヽ: : : : : : : : : : :.ヾ ミ､: : : : : :ヽ: :｀¨¨ﾌ"´ ∧ヽ , ｲ
.‖ ＞''⌒く 乂 V.: : : : : : : : : :.ヽ: : : : : : : : : : :ヽ: :ヽ: : : : : :.ム {_ .∧____イノ
‖ ＞''" ヽ ｀V: : : : : : : : : : : }: : : : : : : : : : : : : : :ヽ.: : : :. :.,入ﾏﾑ.. {: : : :／:{
{ﾄ ＞''". } ‘， V : : : : : : : : : ﾘ.: : : : : : : : : : : : : : :: :: :: :..／ ヽ: }!:.ヽ `ﾏ: : : : ﾊ
.`ﾏx , -‐' j ‘， .V.: : : :. :. :. :./: : : : : : : : : : : : : : :／: ;／ ヽ!.!:./:ヽ_ V: : : : ﾊ
. `ﾏx ／ ,イ ； j.: : : :. :. :. :./.: : : : : : : :. :. :.r=r＝='' }: ／: :.ヽ}: : : : :.ム
＼ レッツ略奪だｸﾏ――――ｯ！！ ／
＼ ／
∩ ∩ ∩ ∩ ∩ ∩ /⌒)
| ￣￣￣ ヽ/⌒) | ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ /∩ ∩
/ | / / | ∩ ∩ ,/ | ￣￣￣ ヽ
| ﾉ / | ﾉ | ￣￣￣ ヽ,/⌒) / |
彡､∩ ∩ ∩､ ∩ ヽ/ | / | |
| ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ | ﾉ/ 彡､ ﾉ
.
- 482 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:08:43 ID:rHf9wHjE0
-
＿
／ ﾆﾆ＼
＿ ｒ ｰｰﾆﾆー―
―――‐ ﾆｰﾆﾆ ｰｰｰﾆﾆﾆﾆﾆ＼
ﾆﾆ ｰｰﾆﾆ ｰｰｰｰﾆﾆﾆﾆﾆ＼ ＿＿＿＿＿＿
ｰﾆﾆ ﾆﾆﾆ ﾆｰｰﾆﾆ ｰｰｰﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼＿
ｰﾆﾆﾆﾆ ｰｰｰｰﾆﾆﾆﾆ ｰｰｰﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼＿＿
ｰﾆﾆﾆ ｰｰﾆﾆﾆﾆｰｰｰｰﾆﾆ ｰｰﾆﾆﾆ ｰｰｰｰﾆﾆﾆﾆﾆｰ＼＿＿
ｰﾆﾆﾆ ｰｰｰｰﾆﾆﾆﾆｰｰｰﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ｰｰｰｰﾆﾆﾆ ｰｰﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼＿
ﾆﾆ ｰｰｰｰｰﾆﾆﾆﾆﾆ从 从 ｰｰｰﾆﾆ ｰｰｰｰﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼＿＿＿＿＿
从 ｒ ｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚ┐ 从ﾐ 从 从从 从 从 ｰｰｰﾆﾆｰﾆﾆﾆ ｰｰｰｰﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
彡ミﾐ ／＼＼＼＼＼＼＼ 爻乂 爻彡ミ 从 彡ミ 从 从 从ミ 从 从 从ミﾐ 从爻ミ 从 从 从 从 从
爻乂ミ ∠ ｒ‐┐;＼＼＼＼＼＼＼ｒ ｚｚｚｚ┐从 爻ﾐ 爻 彡ﾐ 彡ミ 爻ミ 从ミ 从爻ミ 从ミ彡ﾐ 彡ミ ｒ ｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚ┐ 从
爻,彳爻 |￣￣￣「「「「「「「「「「「「「 ＼＼＼＼ミ 爻ミ 爻乂ミ 爻ﾐｒ ｚｚ┐ 彡ミ 彡ミﾐ 彡爻 ミ 爻／／／／／／／／／／＼
爻 爻爻乂 田] ll l l l l l l l l l l l | ￣「「「「「「从 从ミ 从爻从ミ＼＼＼ 爻ミ 爻乂ミ 爻爻乂ミ∠∠∠∠∠∠∠∠∠／十十_＼
爻 乂乂乂爻 ll l l l l l l l l l l l |三]ｌ l l l l彡爻爻乂 乂ミ爻爻爻 彡爻爻乂ミ 爻乂ﾐ 爻爻 乂ミ r zｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚ┐+干+「
爻爻乂乂爻爻 爻乂辷二 ≦三三三三三三三二二ニニニニ＝＝＝＝＝＝―― ／;;;,￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
三三三三三≧＝＝―― ￣￣ ,,,,,,,, 彡／ ,;; ,;,; ,;;
,,,,, ＿ ｒ''''''''' ｒｒｒ o ／. ,r.----- 、;;,;; ,;; ,;; ,;;
,,,,,,,,,,, 彡'' 辷,r'" . ` 、 ,;;
＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／ニ ﾟ ｏ r" , i ヽ、'i――――
) よーし、略奪して ＞ . ﾟ o ﾟ O i i i ,ii i i ヽiヽ_ ￣ 二ニ＝―
,,,o,,< 貢納金もgetだクマ！ ( ｒ､ o ｒｖ┐ 8 i i__i'、 ,i_i_,i_ﾉiミミ/,iﾐ 'i
''''' ｒ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^ oｏ ８ ｒ┐ o O oi '''┬, ヽ' ,┬-,.i彡iﾉi.iし'
i i - -' -'イi.i'、
＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／. ……。 i i.、 ´_ u.／ｲ i i.i i
) オレーグ公の時みたいに ＞ i i:::`. .,__..- ' i:::::i .U.iU
＜ 腑抜けのギリシャ人を ＞ ,!. ,!:::::::/ i__ i . i,
< ビビらせてやるクマ ( . i _,!-''''i´ _,, - '´ .ヽ', .i
／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^ . , -i ' / ／i_i´ _,,- '´ `、!
i、 !,// l_,,-!_／ i, ,r '´ `ヽ
,! V i/,, -- 、,!
. ,! .／. , ' /´ .y
,! .i. ; .; ./ /
,! ! ; -/ /
.
- 483 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:08:59 ID:YLbPVznc0
- さてビザンツにはどうだ？
- 484 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:09:37 ID:rHf9wHjE0
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|:::::|::: ::::|イ:示,｀ ヽ' ィ示､｀ |ゝ:|_|_,|
|:::::|:::::::::|弋;ソ 弋;ソ //:l::::::∨ 。o （ せっかく領土も広がったんだから、
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|:: :::|::::::∧ 、 ー ／:|::::::|:::: ::::::＼ ハイリスクな方法は見なおした方がいいと思うけどなぁ…）
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|:::: :::lヽ:::::::ヽ:|｀ー‐一' |: :|::::::::::|::::::::::ヽ:::::|
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- 485 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:10:20 ID:rHf9wHjE0
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――― 941年に、イーゴリ公の率いる船団は東ローマを襲撃。
（:::::::::::: ヽ
, ⌒ヽ (:::::::::::::::::::::: ）
（:::::::::::: ' （::::::::::::::::::::::::::: ヽ⌒ヽ 、
ゝ:::::::::::: ｀ヽ(::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ） (⌒ 、
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、 、 、 、 、
＿lヽi ＿＿ _ ＿ _ _ lヽi ＿ ＿ ＿ _ _lヽi _ _ _ _ lヽi _ ＿ ＿ ＿ lヽi ＿ ＿＿ ＿
_,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_,
ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ,, ﾑ.二二ノ ,,, ,, ﾑ.二二ノ
、 、 、 、 、
lヽi 〜〜 lヽi lヽi 〜〜 lヽi lヽi
_,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_,
ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ
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lヽi lヽi 〜〜 lヽi lヽi lヽi
_,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_,
ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ
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- 486 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:10:47 ID:YLbPVznc0
- ビザンツの技術に進歩アルト危険
- 487 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:11:03 ID:rHf9wHjE0
- ー┴ー[＿＿] ─┴||─┴─:[＿＿]─┴─┴─┴[＿＿] ─┴||─┴─:[＿＿] ─┴||─┴─:[＿＿] ─┴||─┴
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ΤΤΤ||: | :||::ΤΤΤΤΤΤ||: | :||::ΤΤΤΤΤΤ||: | :||::ΤΤΤΤΤΤ||: | :||::ΤΤΤΤΤΤ||: | :||::ΤΤΤΤΤ
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ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ
／ ⌒ ⌒ ＼
／ -=・=- -=・=- ＼
| ::::::⌒（__人__）⌒::::: | 我が国、舐められすぎワロタｗｗｗｗｗｗｗｗ
＼ ﾄｪｪｪｲ ／
f~~r ､''''‐-: ''ヽﾆﾆｿ""~~~,,,,｛,
_,,,,,,_ /,ｨ〔/T‐ｪ', ''''' ~~ ヽ
,.'''~ ﾞi ~~''t-'7:::i' ! !::::::::~''- ., -‐く 大人気ないけど、東ローマの本気モードを見せてやるお。
i , t-l l::/:::::ｌ ｌ ｌ:::::::::::::::::::ﾞi' - .,_ `i
iﾞ''''f l::::l l/::::::;ｌ ll l:::::::::::::::::::;!:::::::::::~ ''''''‐-t-'
ｌ＿ｌ l::::! /::::::::ｌ l ｌ ｌ::::::::::::::::ゝ:;:::::::::::::::::::::::::ﾞi
／ ＼:::l. /:::::::〔,,,l:l,,,〕:::::::::::::ﾞ!~ ~'- ､:::::::::::::::〈
.."''t---f''ﾞ!::! ./::::::::::::::i:i:::::::::::::::::r.' ヽ;:::::::::::::ヽ 【 ロマノス1世レカペノス 】
〈 〉.l::l. ,!:::::::::::::::l::l:::::::::::::::::ﾞt:..、 ~''‐-- 'i 当時の東ローマ皇帝（在位920年 - 944年）
ｌ---l ﾞ',.=く:::::::::::::::::l:::l:::::::::::;;: -! ヽ, ヽ
￣ r::'":::::::ヽ;::::::::::;;l;;;;l. ｧ ''/ .rﾞ;..,,,.ﾉ::ヽ, ﾞ:,
ヾ:;;;;;;;::;;: ‐'' " i i‐ｧ ,!r'''''' '' - 'ヽ., ,,. t'
,,. -'''"__ﾞ' ‐---‐‐''"__,」:l,,,!l; ヽ;::~'''''''~:::::::ﾞ;,
ﾞ'''''''''" ﾞ''‐----‐''" ﾞ''‐---‐''" ﾞ''‐---‐''
.
- 488 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:12:00 ID:rHf9wHjE0
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／._-‐｡-､ ｉ i ,r‐｡‐-_..＼ アレの使用を許可するお…
／ ヾ三≡"| | `≡三'" .＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
f~~r ､''''‐-: ''''~~"~ ""~~~,,,,｛,
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. |＿＿＿ｭ＜､j:::l:::/::ｲ !:::::::::::::::::j::|:::|,ハ:::'::::ﾔ¨¨｢ヽ‐ ￣
,.イ::|::/_/::::|ｲ:ー-ﾄ、::::::;ｲ斗匕__ |::::;:::ﾏ‐-レへ
（:::ヽﾚ´/:::::::|:|ｨち芯ヽ／ j 'で云｀ヽ:|:'::::∨ﾉヽ::ﾉ
くﾉ::∨:::::::::|:ﾄ{ 辷ツ 辷_リ ｲ:|::|:::::ヽ__ノ
>/:::::::::ﾉハ ､､､ , ､､､､ | |::|:::::::::ﾏ＼
／ｲ::::::::/::l::::::. , /::|:::ﾏ:::::::＼､＼
／:::/ﾉ::::::ｲ:::::::: 込 ｀¨ ￣ ,ｲ:::::|:::::ヽ::＼:::｀:）:＼ Yes！
／:::::::::ー‐´::|:::::::|:::: 个 ィ::::ﾉ:::/|::::::::|`ｰ≧く:::::::::＼
／:::::::::::::/:::::::::::|:::::::lヽ::::|:::::::l ｀ ´ .|::::|:::/::|::::::::|:::::::::::::::＼:::::::::ヽ 私の実力、見せてあげるネー
／:::::/::::::::/::::::::::::::|:::::::l＿; L::::ﾉ ヽ::l:/__:|::::::::|:::::::::::::::::::::＼::::::::::.
. /::::::::/::::::::/:::::::::γ´ヽ:::::∨|::!入 |ﾊ .ﾉ::::::ﾉ!￣｀ ､::::::::::::＼::::::::.
/::::::::/::::::::/::::::::::/ ﾏ:::ヽｿ ﾏ‐､ , -‐/! .V:::::::ハ. ＼:::::::::ﾍ＼:::::.
. /::::::::/::::::::/:::::::::ノ /∧:::::i､ ヽ ./ /:::::::∧ ,. ヽ::::::::ﾍ ヽ::::.
/::::::::/|:::::r-ｧ‐／ // ﾍ:: ! ＼ ＼ ／ /::::::::/ ﾍ ′ マヽﾍ_ ､:::.
. /ｲ::::/ l::::ﾉ〈//∧ // λ| ＼ .／ /::::::::∧ ､ヽ //∧ﾉ|. ;::，
l/.|::/ ﾑｲ. ∨/∧ ,.//rﾏﾕ/ |:| ／ ／/::::::::/ Vﾕﾏ ヽ＼,. ＜//／ .!::, i:::.
l |:′/ ｀ ＜/く// マ入}ﾉ:| .／ ／ /::::ｲ:/ ィうン' , ﾏ＞‐…´ ､ ＼::|
. | / ｀{ l / ンﾉ大ぅ‐く /::::/ノくУ" ',. ′} ヽ ＼
. / く ≧ｧ┬込 ､ {／ ｀ンｰくう./:::/"´ } } j＿＿＿＿ノ､ ，
/ ー―-{ |:::::::ﾍヽ | ／ / |::/ j ﾉ/:::::::/ﾘ 廴二 つ. i
ヽ、 ―≧‐-､::ヽ＼ヽ／ 〈l ﾚ 〉 / //:::::::厶イ .ﾉ
.
- 489 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:12:10 ID:YLbPVznc0
- さて、常備軍か外国からの傭兵か
- 490 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:12:57 ID:rHf9wHjE0
-
ノ| _／l
-= ヽ': : : :..ノ｀ -= 彡
／: : : : : : : : : : : : : ; ; : : ﾐ= 、
7: : : : : : :; : ; ; : ; : : : : : : ; ;.-=≧
/: ; ; :.::. :./:./: : :.ﾉ: :ﾉ: :|: ; l: ヽ:.:.∨
'7; : ; ; : :.:.|:/ｲ／从〈 :/:|/: }: : :.〉:.ﾃ
|; ; ; : : ;.: ' :ﾘ' ｨ´:令ｭﾄr|: :ﾊ: :ノ /ﾘ
ﾚ; ;／ ヽ, :/ ヽ弋7 |:/ ﾉ从リ ん？
ﾊ∧ ∨ ｀ 〈叨
ﾊ: :ヽ ゝ
|／. ハ ´ - 敵の軍船が来たのか？
/ i: ヽ /
＞-=≦ .,、 オ l ≧ =- '
マ/ム l /
ヽ ﾏ/ﾑ / ／ヽ、
| ﾏ/ﾑ. l ｲ |/lヽ
| ﾏ/ﾄ ヽ |/| ヽ
レ ﾏ/ヽ`ｰ ヽ -.ﾉ ﾉ ﾊ
／ ` ＜ﾐ≧彡彳´ ハ
／ .|
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ノ ー― .ノ |
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皆さん、着いて来て下さいネー .r‐｡_Y_｡+ｭ ||,',
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. `t!.i ￣rｯ￣￣￣￣｀ヽ二二}･｣二}・｣二}・｣ニ}｣ﾆ}｣}｣ﾆﾕ _＿｀i=
,.､,.ｌ| ´ , ､ ｀￣￣￣￣l .,;.,,､.:.,:,. .,､,.,:.,:;:;::;:'; '
ﾞﾐヾlｒ:'｀:ｙ´:`ミヾ'::､‐'｀:ﾐ:､､,､､､,., ,..,、 ,.,. ..､...,､､.,､.!:':;､:;':'`;..'.:;':;:'`
｀ﾞ'´`:´ﾞ:'､'`:ヘｼ､ : : : : : : : : :ヾ: : :＾´:｀'"::｀:'^ミ'｀:;.,,.'`'':´`:´: :´ : : : : : ' ｀'｀ : :
: : : : : : : : :;,.;;':'.',,.:;;:;':::..､.:.':::,:;,.:::';:: : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : :
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- 491 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:13:34 ID:YLbPVznc0
- 火薬かなにか？
- 492 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:13:48 ID:rHf9wHjE0
-
|＼ /＼ / | ／/ /
＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
＼ /
∠ 撃ちます！Fire！ ＞
＿ ／＿ ＿ ＼ _
|: / 'ミ:ヽ ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣ ／ノ
|/ )ﾉ /／ |/ ＼/ ＼| ｨ´ ／ _ _ ィﾏ
ィ´三￣三ミヽ ＞ ' /' ´ ィ
/￣￣＼ ／:::/／:::::::::::::::::::..ﾏﾄ ＞´ ィ ィ ´
＼ ヽ´ソ:::::i::::::／|/i:::::::::ﾘﾊ::ﾑ ィiィ ￣￣￣ﾉ ､ ｀ ― つ
＼＿＿/ ﾘ:::::|ｲ/＼!:::::::::ノ::ﾘﾑ::ﾑ ＞ ´《 ∨ ／ ￣, ､ ヽ､ ― ´
イ三ムゝｲ:::::::ィﾑ芯 '´'―‐|::∨ﾑ ／ ヽ ∨ィ‐ ＜ ＞､ヽ ――､
/三ﾄ彡ﾉ'ﾘ´｀i::ﾄ､ゞ=ｨ ｀ 芹ﾑ.|::::ﾄ:::ﾑ ／ '､::::::: |＞ ´ ｀ ﾉ
ゞマ彡イム i::|::| ヽイ/:::::| ﾏヽ /￣ ￣ ＼ ＼: | |
ﾏ彡ノ三三ゞi::|::| ( ｿ /:::::::| ＿_ｨ´ｲ ／ ＼ ゝ､ ﾉ
イイ三彡川::::|::|::ﾄ ィ:: ' ´ ｀ フ//ハ .／ ＼ ｀ ゝ'´＿／
ゝ≡イゝ川:::|::|::| ｀＞,ｨ'´::::/ ／/ィ ／ ゝ､ ＼ ｀ｿ￣￣
／:::::::/:::|::|::| ／ /::::::i //／ ―､＿＿＿ ｨ――‐ ´
／::::::::::/|::::|::|:ｨ ／ / |::::::::i ／ ／ ―､＿／
／::::::::::::::::/ / ´/ / :::::::: ｲ/ /. / ､＿ ― ´
＞::::::::::::::::::::::／'´y'´〆〆 ﾊ::::::.// ィ‐. /
／:::'/:::::::::::::::::／ 〆〆 / i ｀ヽ, /// /
/:: ´ |:::::::::/:／}{ 〆〆ィ | | ィ/// ／
|'´ ∨:::/ { ゝ〆 |. | | レ ＞
ヽ／ } /:.:.:.:.ヽ.｜. | / ィi
.
- 493 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:14:38 ID:rHf9wHjE0
-
ｔ (. ,ｨ ,イ' ( ／( ,ｨ ,ｨ , i'
｀−ｒ'´ｊ ｛ , ,} てｙZ. } ´{ィ/ﾞi
/´ィ て_ ／ 」 ,イ.ﾞ {_, イ ィ
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> ＞ｚ, ,ｲ /! ナ{ iZ , ィ 7 ／,, ,、 Ⅴ:::/ ./::::::」,.-､
/ イ ７ ,ィ ´ ﾚ' ` ､ィ´ ,'ｲ/´ ァ'. ﾚ'. ,Σ /:::::〉 レ'´ ー'. ,勹
｛ , ｭ. √ ｚ. ,ｨ , イｭ彳 ,ｒｚｱ ﾚ' ｒ',ァ=i'ｆ::::::レ＜´|. ＿」:::::二>
７ '´ . /,ｲ ｛ ,,. ,ｲ/ェノ ﾞノｔ,ｨ匕, ,ｲ ＿」::::::::_;＞‐' /´:::::_:::｢. ,._
i' ′ﾅ／ﾚ イ' ,ｲ ,' ｚ/{,ｨ. {, イ´ /::'＜:::_::::::Г __ ﾚ'./:/|:::| r'::ﾉ r'ヽ
... 彡 ｚ_, ィ'´. ／'. ﾊ i / ',i', /:::::_;.匕..|:::::| .｢::::| /:/ .|:/ l::i /::/
, イ /, Z ,ｲ ,ｨ i 弋､i.. ヽ レ'´ /::::| |:::::| .|:::/ ﾚ′.´. L:j 「:ﾝ;へ
/ , ′ゝ' } ﾞ`´,. ィ'ｒﾞ ` 弋ュ、 ,ｨ/ /::::: | |::::::〉ﾚ′ _／:／
. i ,ｨ ,ｲ/i ／. ／'. i , ﾄ、 ￣~゛'ー−ェ彡'´ |:::／ |:::/ ヽｰ '
ｨ ヾ!. , イ/ ,ｨ√ i!. ,,,, ェ'´. ﾄﾞ!. iﾊ i ｀ヽ、 ＿ ｒ'´｀´_,.．-‐'.ﾚ′ l/''ゞ'＾´ _,,,......,,,, ＿
' ｲ 廴／i',ｲ ,'!_,廴ノ 乙ィ ,! ｀ ゞ|ｋ=ﾞ¬'´ｚ_＞ ｀ ー'´ ゞ彡ゞ´ヽ.,.._,,_-rﾞi-=ﾆ二_~ヽ. :|..l
', ( `ﾚ' } ,ｨ. ﾏ ﾏ｀ヽ、 ｀ゞ=＝Z. ｲｪｪｪｧ ヽ.＝| .|､ ,' ~"ヽ :l .| :. : /~ /
! | ヽ. ''´ ,' ;l | ヽ. ＿~'' ー-＿;,,,..l...!;;zｪ=＝７ ,/
l | ヽ. ／≧ｧ-! i _,,,......,,,, ＿ ｿ ,/＝ ￣ = = =＝-‐ '''"~ //
_,,..ィ .| ヽ.,,_f:'"ｷ _,.._,,_-rﾞi-=ﾆ二_~ヽ. |..l : :￣~"'/ ,/､ /У
,' ;l | ヽ. ＿'''‐､f"=＝＝| .|､ ,' ~"ヽ :l .| :. : /~ /.,,,_ ｼﾝﾞ
≧ｧ-! i _,,,......,,,, ＿ ｿ ,/"''ｰ-ﾞー-=::;;;_l,,,l;;~'' ー-＿;,,,..l...!;;zｪ= ７ ,/ ;;;;;;;;;; ￣ ~ "" '' ''""~~
_f:'"ｷ _,.._,,_-rﾞi-=ﾆ二_~ヽ. :|..l : : ￣~"'/ ,/､ ~""''' ｰ-＝ ￣ = = =＝-‐ '''"~ / /
, ~"'''‐､f"=＝＝| .|､ ,' ~"ヽ :l .| :. : /~ /'' ､,, /У
~"''ｰ-ﾞー-=::;;;_l,,,l;;~'' ー-＿;,,,..l...!;;zｪ=＝７ ,/ ~'' ｰ- ...,,,_ ｼﾝﾞ:::::::::::::::::::::::
~""''' ｰ-＝ ￣ = = =＝-‐ '''"~ / / ￣ ~ "" '' ''""~~ ::::::::::
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- 494 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:15:26 ID:rHf9wHjE0
-
――― 東ローマ帝国の切り札、「 ギリシャ火 」である。
＜｀ヽ、
ヽ.: メ{
,. イ } .: .:て
（: . { / .:7⌒ヽ ` ＼ 、 从
＼.V .: .{ ” ヽ Ｖ⌒`
` :..、ヽ ` ， ヽ、 } | ,；
从 ）.ﾉ ” ＼、 )`ー' ,ﾉ
⌒ヽ、 （ ' . .: }ヽ , （ . .:.:r' ”
}て ＼ 。 : ノ .: ソゝ； . ヽ,.ソ 从
ｒ人 { ` 、 " .: ,; .: ., / ⌒ヽ`−ｧ
}. :. ﾉ , ,;:. ） .: , " ／ }／ r‐ｧ
从,,ノ.:／ ,;.: ' .ノし': .: ," （ ／ ＿ノ （_
r‐ｧ ⌒ヽ .;/ .: ,,; 从 .:.., 从 ヽ ／ ⌒)イ⌒) ,.ｨ
＿ノ （_ }/ `,;.: ",, ;.:て , ,, ,,, .:. `,;" 〉 ' /:し'´（
⌒)イ⌒) ,.ｨ ノ{ ﾞ 、 ,”,; , .: ,; " / ,, ; ” l、 : : ::::｀フ
/:し'´（ ⌒ヽ ノ{ .: ." ∴.: ,; .:" ￣｀Y´
l、 : : ::::｀フ ＼”. :. ,∩,,∩ ,;；: ; :..
￣｀Y´ ` . ,. .（>(ェ)<） .: #. .:ノ{从:.: . "
＿__,,,.:; （ ） .:.: ,; .; ;,.; て＿＿
────────── _ｎ二n.!nニｎ二ｎ廿iヽ=､ニ.''|::|7'':ｰ-ヾ| /,! ﾞ──────────
〕ニニニニ|二,,_'''ー~~-ﾞ''ﾞ-ﾞ'' 'ｰtT,,.ｪL斤;ﾘﾞ ミ ∩,,,∩
λ~~~~~""λ'''''ー-￣~~""" '''''''｀｀''_'',."~ﾘ （；･(ェ)･）
ﾞゞ弌ﾇ.~~"ﾘ~~~~~"""""""~~~￣ ,/,;; ::. ミ ⊂ つ
,. ,,ﾞl7∧ ;';;‐ -＝== = ‐ ''' _,,,.. -'''";,, ﾉ ﾉ ﾉ
,,..,.,,,,,.,;.: .:.:.:.:.:':':';': : ':';'';;':'': V ∧.V,,,.." '''-‐ ''';;"~;;,:,,:.:.;:;:;::''''"" （_ノ､_ノ
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///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三
「 グレキは自分のもとに天の稲妻のようなものを持っており、これを放って私たちを焼いたのである。
このために私たちは彼らに勝てなかったのだ。」 ―― 原初年代記より
///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三
.
- 495 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:16:06 ID:rHf9wHjE0
-
――― 石油や硫黄などの混合と思われる火炎剤は、「水でも消せない炎」として相手に恐怖をまき散らした。
このギリシャ火は秘密兵器であり、その製法は現在も分かっていない。
_／:／::::,､,､::::::｀ 、
〃:::/:/::::::::::::::ヽ:::::ミ
7:::/:::{:::从::ﾄ:::::ﾊ::∧
ﾊ从V≠ミ::八ムﾊⅥ
{ Y〈 'J｀ 'J }ｌ} て、撤退だー！
〉 、ij. 〉 /￣ヽヽ
-=ﾆﾆ{ヽ＼ こｱ /〉ﾆﾆﾆ} }
∠ﾆﾆﾆﾆニ＼＼｀ T´/ﾆﾆﾆﾆ! !
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ｌ!ﾆﾆﾆﾆ| |
くﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆト /l!ﾆﾆﾆﾆ!ﾘ
∠ﾆ=‐-ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ! ￣ .!!ﾆﾆﾆ//
∠ﾆﾆﾆﾆﾆ=‐-ﾆﾆﾆﾆニ| .||ﾆﾆ:/彡
∠ﾆﾆﾆﾆ／￣Vﾆﾆﾆ=-‐ ∧ /'ﾆﾆ/=-∧
./ﾆ=‐-ィ´ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ} ,'ﾆﾆ:/ﾆﾆﾆ∧
/ﾆﾆﾆﾆ/ ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:} ,ﾆ=-':〉∨ﾆﾆ∧rｒｎ ｧ
./ﾆﾆﾆﾆ/ /ﾆ=-‐ﾆﾆ-=V-=ﾆﾆヽ.∨ﾆﾆ77 _（_
/ﾆﾆﾆﾆ/ 〈ﾆ=‐-‐=ﾆﾆ= }ヽﾆ=-‐ﾆ７ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐- __
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/ー } lγ´三三｀ヽﾘﾆニ∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ
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- 496 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:17:00 ID:rHf9wHjE0
-
〉// :i ､ ﾄ､ ∨‘，
. ,' У /| :. | :|ヽ .
. . ′ / / . :ｉ i ト､ :. i
ｉ ｉ / / 、 :| | jハ:i＼:. |
| | -/j/― '"ヽ |ヽ ￣|丈 jﾅ ‐ヽ ‘，:!
| | ,/yfぢ斧ｘ ヽ{ ＼ィ斧ﾐｘ ,‘，| :!
| {‘，| ゛弋:::ｿ ＼ 弋:::ｿ″,´ Ⅵ | ギリシャ火ってよく聞くけど、
. | ヽⅥ:. , ﾉ / !
. | ＼:. ' /-‐' :| その秘密兵器一発で敗退したノカ？
. | i ヽ __ / ｉ |
| | ＞ ｀ イ : |
| | r| ｀ ‐ ´| ! | |
| | ,: :＼_＿_／ :, | | |
| | ／: : :o/|:|:ｉ:o : : ＼__ | |
＿,，-‐=ﾆ二{: : :o:.:./ :|:|:|: : o: : :/､__￣｀ ー- ､
/: :.iゝ‐‐=≠:': :＼: o/: : |:|:ヽ:o: ／: : : : ｀i: ―-f: ‘，
,: : : | : : : : :i: : : : : ｀:´: : :.|:|O ｀:´.: : :.: : : :.| : : : } : : :,
／ ＼ ＼
/ ＼ ＼
/ | |i ヽ ヽ ヽ
|／ .| .| | | i ﾊ | |i
／ | | ﾊ i | | ﾊ | ﾊ |i
/. , | | | | V ﾊ. | | i | ヽ＼. |
原初年代記の記述だと、 | | .i | i| ﾊ | |// ﾄ. | |ﾊ ﾊ i ト ＼|
| ﾊ | i ﾅi十|ﾆﾒ | Xヾﾆﾉニﾘﾅ /-| |ﾊ |｀
その前に通常の戦闘でしっかり負けていてるわ。 .. V | | | |ｭﾘ__|ｪｨVノ ヾVｨｭﾉ__V__. | ﾊ | |
|ﾊ |ﾄﾊ｀ゞﾟ=ｿ ´ゞ=ﾟｿ /ﾞ | ノ ﾘ ヽ
! ＼| ヾ| ::::::::: , :::::::::: ﾉ ／ ﾊ＼
ギリシャ火は心をへし折ったトドメの一撃ね。 . / ﾊ :::::: ::::::::: ノ7 ﾉ | | ヽ
|ﾊ ＼ yヽ .／|::| /. /|: /ハ|ヾ|ﾘ
|| l .|:::｀ト、｀´ ／ ,ｲ|.ｲ/ ／ ﾉﾘ
ヾヾﾊ |丶:::::/｀ト-＜´／ |. |ﾊi/
ｒー--、i============ｲ|｀||^´ﾞ ﾊ.
／ .ー―-| |! || ＼
.
- 497 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:17:58 ID:YLbPVznc0
- しょせん海賊レベルだな
何艘艦船あったか知らないが
- 498 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:17:59 ID:rHf9wHjE0
-
――― こうして、第一次の東ローマ遠征は失敗。
,-――――-､ :: . . ..:: .
|十| ム＝=‐-‐=＝ソ、 ::: .. : ... :::
|十| |li||;;;;ﾟ; ;'|l|;;;ﾟ;o;||i､{ .. : . : . :::
ト'┤ :|k||;ﾟ:::: ;:|l|;::.;;..;||ui| : : . :::: .
/l -ﾄ､ |lf||;;;;;.:;;;|l|_, : ;;||,l;l} :. ::
|┼┴| |i!||;;;;;;;;;;|l|;::..'.;;||il,」 .:: . '';;;.;
|┴┬| ヾ||;;;::..;;;|l|;;;;..;:;||,ﾝ´ : .; :: ;;
|┬┴ト----､ l二二二二二二l
斤江エエ工エエ丸 : .. .. : . :. :;;':: :
├+ｲ＿,|＿|＿|_,ト-| :: ; ::: :: _ .. -:.:.―:.:.- .. _
|十|: ..:)ﾉ: )',,.:ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ… ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::｀ヽ、
|┴!:.: :(.'(;):) :';:.:|十| :: ... ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:::::::::｀ヽ.
=========」工|':,ﾍ/Yﾍﾞヾ`.|工L_=================./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::ﾍ
:; : :: . ::: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l:.:. i:.:.:|i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::ハ
;:!:.:|:.:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.l:.:.:i:!｀:.二ニ=r＝､::::i
. |i!:.i|:|:.:.:.:.://:/:.:/:. /ヾ三三彡ハｲ.ﾍ::l
. i Ⅵ:i!:.:///:/:乂//ノ ミ三彡:/: :|i.: : l:l
ねえ、あなた… ヾ∨//厶､、i/ｰ 彡イ/: : :|i.: : :l:!
｝ !;j ｀ゝ iγヽ:_:_:jiー‐':l
ノ "´ |}ノ ｲ::|!: :|: :|::::!
ギリシャには無理に遠征しないほうが… . ＼ ／ｰイ::::|!: :|: :|::::',
|:ヽ｀ : |:::::|!__jｰ:':::ハ
|: :ﾊ、_ ...イ : ,|:::::::::::::::::::::::ハ
. 八:.:.:.:.:_j ヽ. ｒ‐ー＜ !::i::::::::::::::::::::::ハ
. /￣/ :.:.:.:.:/ l:|V::|:ｌ ヽⅥ､:::::::::＞''"´￣｀ヽ .
/ /// :.:/! ..l:| |:l_ ＼//ノノ l
. / { {:.:.:.{!:|／::《::::《 ::::｀ヽ. //: :./ l
/ ∨:.:／:::::／ハ:ﾍ＼:::: ＼/: :./ l
. / , .く:::::／／ l!:::＼＼:::: ＼′ l
∨ /: : :У::/｀／: :l!::::i!::＼.>／} /
〈 /: : : /:::/:/O: : :.l!::::i!: : : : :.〈 /
. ﾉ {: : : :.i::::i :l: : : : : :l!::::i!: : : : :/ ｲ
｛. ∨: : l:†:l: l.: : : : : l!:†:i!: : : / ／ /
.
- 499 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:18:48 ID:rHf9wHjE0
-
,-――――-､ :: . . ..:: .
|十| ム＝=‐-‐=＝ソ、 ::: .. : ... :::
ノ| _／l |十| |li||;;;;ﾟ; ;'|l|;;;ﾟ;o;||i､{ .. : . : . :::
-= ヽ': : : :..ノ｀ -= 彡 ト'┤ :|k||;ﾟ:::: ;:|l|;::.;;..;||ui| : : . :::: .
／: : : : : : : : : : : : : ; ; : : ﾐ= 、 . /l -ﾄ､ |lf||;;;;;.:;;;|l|_, : ;;||,l;l} :. ::
7: : : : : : :; : ; ; : ; : : : : : : ; ;.-=≧ |┼┴| |i!||;;;;;;;;;;|l|;::..'.;;||il,」 .:: . '';;;.;
/: ; ; :.::. :./:./: : :.ﾉ: :ﾉ: :|: ; l: ヽ:.:.∨ |┴┬| ヾ||;;;::..;;;|l|;;;;..;:;||,ﾝ´ : .; :: ;;
'7; : ; ; : :.:.|:/ｲ／从〈 :/:|/: }: : :.〉:.ﾃ |┬┴ト----､ l二二二二二二l
|; ; ; : : ;.: ' :ﾘ' ｨ´:令ｭﾄr|: :ﾊ: :ノ /ﾘ 斤江エエ工エエ丸 : .. .. : . :. :;;':: :
ﾚ; ;／ ヽ, :/ ヽ弋7 |:/ ﾉ从リ ├+ｲ＿,|＿|＿|_,ト-| :: ; ::: ::
ﾊ∧ ∨ ｀ 〈叨 . |十|: ..:)ﾉ: )',,.:ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…
ﾊ: :ヽ ゝ |┴!:.: :(.'(;):) :';:.:|十| :: ...
|／. ハ ´ - =========」工|':,ﾍ/Yﾍﾞヾ`.|工L_===========================
/ i: ヽ / :; : :: . ::: :. . ; ...
＞-=≦ .,、 オ l ≧ =- '
マ/ム l /
ヽ ﾏ/ﾑ / ／ヽ、
| ﾏ/ﾑ. l ｲ |/lヽ 従士たちを富ませられない公に、公の資格はない。
| ﾏ/ﾄ ヽ |/| ヽ
レ ﾏ/ヽ`ｰ ヽ -.ﾉ ﾉ ﾊ もう一度やるよ、ただし今度は作戦を少し変える。
／ ` ＜ﾐ≧彡彳´ ハ
／ .|
/ 〉 .|
. / / |
/＼ / |
ノ ー― .ノ |
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- 500 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:19:50 ID:rHf9wHjE0
-
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ':::-‐::::::::::::::::::｀ﾆ=‐ ,
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ_ ´
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:;ゝ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ::::::::::::::::ヽ::l,
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ::::::::::::::::}
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｉ::/ ギリシャに略奪しようとしているのは、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::!:::ﾄ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;rィ )::/:;ィ|::/ 何も僕らルーシだけじゃないんだ。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ｨ/ /,ｨ'/'',r'/'
:!::;:::::::::;;:::::::::;::::::;ィ' }! |/ ' /
'Vl;ｨ〃/／' "´ `'′ /
/ ノ
/ ,. '´
-.､ { / ､_／
:::::::`ヽ.､ '〈
‐-､:::::::::::`:ｰ-､
|::::::::::::::::::::::｀ヽ､_
l:::::::::::::::::::::::::::::::::｀::‐:..､
l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:＞=‐-...､
l::::::::::::::::::::::::::::::／´::::::::::::::::::::::ヽ
l::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
l:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
|
| 敵の敵は味方って言うだろ？
|
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
,,/'ﾞ ヽ'ﾞ ヽ| ﾞ ヽ､
／,. !. 'ﾞ ﾞヽ､ヽ､
／／／＼ ﾞ ､ ﾞヽ ヽ 狩リノ…時間ダ…
. ／／／／ヽヽ､ ﾞヽ､ ）/､
. ／／／／／／! ､ﾞヽ､ﾞヽ､. ,.ノﾉミﾐ､
／／／／,'/／彡i:.;:;:ヾﾞ!､ﾞヽ､ ﾞ''''ﾞﾞ ,ノヾ､））!､.
／／／/／,'／彡彡i;:.':i 'ﾞ､''ヽ､___,/..',!ヽ､//!iヽﾞヽ-‐'''ﾂ-..,,
／／／/ｌ//／///／ﾞ,';:;:/ﾞヽ､ ﾞ''''ﾞヽﾞﾞﾞヽﾉヾ/ノ/ !,ﾞﾞ/ﾞﾞヽ,‐'ﾞ／ヽ､.
／／／／／／／／// /.ヽ ﾞヽ､ i iノﾞﾞﾞﾞﾞﾞ/! !‐‐ﾞヽ,.／＼／､.
／／／/／/,/..................,-‐'ﾞ､_ヽ､.,_ ）| |-‐'ﾞヾ'ﾞ iﾞﾞ ヽ､ ヽ-'ﾞヽｰ--ゝ
／/ //／/／‐'ﾞﾞ ヽ......i ヾﾞﾞ'i::ヽ,,,,,,ﾞ''ｰ-'ｰ--‐' // i ヾヽ,,,,,ヽ...ヾ､ ヽ,,_
./' // ／/'ﾞ,,__／ﾞ ,,...'ﾞ ﾞ'''|ノ,__ | ,､ ｌﾉ_ /' ‐‐ﾟ |ﾞo'ｌ. _,<,_ ,; ＼＼'｀ ﾞ' ,／ﾞﾞﾞﾞヾヽ､_
/' ///）,,,_/;::;/ﾞ ,' ｌ,'ﾞヾヾ)___|‐ ､ ｌｌ､､ヽ ､,,,,....ｌ ﾞ '<_ ,.)''‐-..,, ﾞ'v''ﾞ ,.'ﾞ;:'ﾞヾ...,,,__）
/' i.-/, _,（,,../ ヾｌ （,,.. _,.ﾉ-,:!ヽ| |||ヽヽ,_ ヽﾞ'i''ﾞ ,.!'-‐)､ﾞ''ｰ=ヾ､'ﾞ''ｰ==ヾ==ヽ
【 ペチェネグ人 】
黒海の北部の草原に居座った、トルコ系の遊牧民
ルーシや東ローマ、ブルガリアをしばしば襲撃した
.
- 501 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:20:33 ID:rHf9wHjE0
-
――― イーゴリ公は、ペチェネグ人と共同戦線で東ローマを再び攻撃する。
（:::::::::::: ヽ
, ⌒ヽ (:::::::::::::::::::::: ）
（:::::::::::: ' （::::::::::::::::::::::::::: ヽ⌒ヽ 、
ゝ:::::::::::: ｀ヽ(::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ） (⌒ 、
(:::::::::::::::::: ::::::::::::::: ､⌒ :::::::::::::::: ヽ （::::::: ヽ
(::::::::::::(⌒::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::: ） (::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::
::（::: ::::::::::::::::::::::::::: ｀)::::::::::::::::::::::::::::: ノ:::::::::::::::::: Y⌒ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::):::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
、 、 、 、 、
＿lヽi ＿＿ _ ＿ _ _ lヽi ＿ ＿ ＿ _ _lヽi _ _ _ _ lヽi _ ＿ ＿ ＿ lヽi ＿ ＿＿ ＿
_,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_,
ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ,, ﾑ.二二ノ ,,, ,, ﾑ.二二ノ
、 、 、 、 、
lヽi 〜〜 lヽi lヽi 〜〜 lヽi lヽi
_,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_,
ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ
、 〜〜 、 〜〜、 、 、 〜〜〜〜
lヽi lヽi 〜〜 lヽi lヽi lヽi
_,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_,
ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ
""〜〜〜〜 ""〜〜〜〜
""〜〜〜〜 ""〜〜〜〜 ""〜〜〜〜
.
- 502 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:21:21 ID:rHf9wHjE0
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)i☆i(
;O;+ ;o+: ;i|*|i､ ;;o;+、 ;;O+;
|i､i''ii､;iﾞii､;ii'ﾞﾞ'ii;;､,iiﾞi､,ii''i,i|
|i|O|･Xoﾟ)||◯||(ﾟoX･|O|i|
|'ﾞﾞ+''ﾞﾞ*''ﾞﾞ+''ﾞﾞﾞ'+''ﾞﾞ*ﾞﾞ''+ﾞﾞ|
ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ
／ ノ 三 ヽ ＼ しッつけー連中だお！
／ （ ○）三（○） ＼
| （__人__） | ゾンビアタックもいい加減にしろお！
＼ ヽ ﾄｪｪｪｲ / ／
f~~r ､''''‐-: 'ﾞ`ー'´..""~~~,,,,｛,
_,,,,,,_ /,ｨ〔/T‐ｪ', ''''' ~~ ヽ 東のアラブ人といい西のブルガリア人といい
,.'''~ ﾞi ~~''t-'7:::i' ! !::::::::~''- ., -‐く
i , t-l l::/:::::ｌ ｌ ｌ:::::::::::::::::::ﾞi' - .,_ `i 何でこうも敵だらけなんだお！
iﾞ''''f l::::l l/::::::;ｌ ll l:::::::::::::::::::;!:::::::::::~ ''''''‐-t-'
ｌ＿ｌ l::::! /::::::::ｌ l ｌ ｌ::::::::::::::::ゝ:;:::::::::::::::::::::::::ﾞi
／ ＼:::l. /:::::::〔,,,l:l,,,〕:::::::::::::ﾞ!~ ~'- ､:::::::::::::::〈
.."''t---f''ﾞ!::! ./::::::::::::::i:i:::::::::::::::::r.' ヽ;:::::::::::::ヽ
〈 〉.l::l. ,!:::::::::::::::l::l:::::::::::::::::ﾞt:..、 ~''‐-- 'i
ｌ---l ﾞ',.=く:::::::::::::::::l:::l:::::::::::;;: -! ヽ, ヽ
￣ r::'":::::::ヽ;::::::::::;;l;;;;l. ｧ ''/ .rﾞ;..,,,.ﾉ::ヽ, ﾞ:,
ヾ:;;;;;;;::;;: ‐'' " i i‐ｧ ,!r'''''' '' - 'ヽ., ,,. t'
,,. -'''"__ﾞ' ‐---‐‐''"__,」:l,,,!l; ヽ;::~'''''''~:::::::ﾞ;,
ﾞ'''''''''" ﾞ''‐----‐''" ﾞ''‐---‐''" ﾞ''‐---‐''
,,. -‐━‐- .,, ,.:´.:.:.:.:.:.:.:＼
. ,..:´.:.:.:.:.:.:./.:.:.:./.:.:.:.:.:.:／く´￣｀⌒ヽ.:.＼
/.:.:.:,. ＜/.:.:.:.∧￣￣｀` ､:.＼ ';.:.:.〉
/￣￣ヾ「⌒ヽ//／.:.:／‐┴―=ミ､∧.:.:.ヽ }:/
/:＼_,. 二=-‐.:'",,.､ イ.:.:.:∧.:.:.:.:.:.:.:.:.`寸.:.:.:`､
.:.:./.:.:.:.:,. -=ﾆ´:/.:.: ￣.:./｀ |.:.:.:.:.:.:.:.:i|.:.:＼.:.:.:ト.,ノ
.:.:{.:.:／.:.:.:.:.:/^V.:.:.:.:./:.:/ |.:.:.:.:.:.:.:.ハ.:.:.:.i.:.:.「＼
.:.:.V:.:.:.:.:.:.:.;' } |.:.:.:.厶ｲ___, |.:.:.:/.:./ |:!:.:.|.:.:.|―
｀ｰﾍ.:.:.:.:／`､ |.:.:.:ｉ「芝歹 j:／,.:イ=ミ川.:.|.:.:.ト､ 陛下ァー、
.:.:.:.:.＞‐く:.:.:.:ヽ|.:.:.:ｌ|:::::: ⌒´ 迩㌻刈.:.|＼:.:.{
.:.／ ヽ.:.:.:|.:.:.八 , ::::::／/.:./|.:.:|i:.:.', また焼き払いマスカー？
/ ';.:.:l!:./ ( ーｧ _,.厶/.:,:ｲ/.:.ハ:.:.:,
| }:八{ ＼ ／ /.:/⌒´ /}.:.:}
| ｉ〃 {ｌ{ヽ | 「⌒7 クｲ｀:.ー＜.:/ノ
｜ / ｜V, // .′ ,.:´.:.:|＼.:.:.:.／
| ／「ヽ| V, .// }:i {.:.:.:.:.V ￣
∧ ／ / / | V,// ﾊ| '/.:.|i.:.＼
ｰく ／ /__ | // / | '.:.八.:.:.:.＼
_＿／ { 乂) // / .| Ⅴ ＼.:.:.:＼
ヽ 乂)}/＿＿,(乂| ‘,＼ ヽ.:.:.:.:.:.､
／ ＼乂乂乂乂乂| ‘／ }.:.:}ヽ.:.〉
. ￣｀⌒＞.,,__ | {＼ ノイ ノ/
／ ⌒＞.,,__ } ＼ (.:.:.L＿__
⌒＞ / /}┐
.
- 503 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:21:57 ID:rHf9wHjE0
-
)i☆i(
;O;+ ;o+: ;i|*|i､ ;;o;+、 ;;O+;
|i､i''ii､;iﾞii､;ii'ﾞﾞ'ii;;､,iiﾞi､,ii''i,i|
|i|O|･Xoﾟ)||◯||(ﾟoX･|O|i|
|'ﾞﾞ+''ﾞﾞ*''ﾞﾞ+''ﾞﾞﾞ'+''ﾞﾞ*ﾞﾞ''+ﾞﾞ|
ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） .＼ …いや、ルーシ人らはただの略奪遠征だから、
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ ある程度の要求を飲んでやったほうがいいお。
f~~r ､''''‐-: ''''~~"~ ""~~~,,,,｛,
_,,,,,,_ /,ｨ〔/T‐ｪ', ''''' ~~ ヽ
,.'''~ ﾞi ~~''t-'7:::i' ! !::::::::~''- ., -‐く メンツがたつ程度の賠償金と、
i , t-l l::/:::::ｌ ｌ ｌ:::::::::::::::::::ﾞi' - .,_ `i
iﾞ''''f l::::l l/::::::;ｌ ll l:::::::::::::::::::;!:::::::::::~ ''''''‐-t-' 交易相手として改めて通商条約を結ぶお。
ｌ＿ｌ l::::! /::::::::ｌ l ｌ ｌ::::::::::::::::ゝ:;:::::::::::::::::::::::::ﾞi
／ ＼:::l. /:::::::〔,,,l:l,,,〕:::::::::::::ﾞ!~ ~'- ､:::::::::::::::〈
.."''t---f''ﾞ!::! ./::::::::::::::i:i:::::::::::::::::r.' ヽ;:::::::::::::ヽ
〈 〉.l::l. ,!:::::::::::::::l::l:::::::::::::::::ﾞt:..、 ~''‐-- 'i
ｌ---l ﾞ',.=く:::::::::::::::::l:::l:::::::::::;;: -! ヽ, ヽ
￣ r::'":::::::ヽ;::::::::::;;l;;;;l. ｧ ''/ .rﾞ;..,,,.ﾉ::ヽ, ﾞ:,
ヾ:;;;;;;;::;;: ‐'' " i i‐ｧ ,!r'''''' '' - 'ヽ., ,,. t'
,,. -'''"__ﾞ' ‐---‐‐''"__,」:l,,,!l; ヽ;::~'''''''~:::::::ﾞ;,
ﾞ'''''''''" ﾞ''‐----‐''" ﾞ''‐---‐''" ﾞ''‐---‐''
─┐ _,,- ‐ - ､
/ /::::::::;;;;;;::::::::
|:::::（ ｀"ヾ `
| ゞゝ...............）ﾉ
.| ／.:.:.:.＞‐====‐＜.:.:.:＼＿＿
/￣／.:.:.／[三] [三] [ミ､.:.:.:.∨ ＼
ヽ ＼/.:.:.∠ｨ二=-‐‐‐‐‐-=二ト〉.:.:.:∨__／
／ /:.:.:/.:.:.:./|.:./|.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:ｌ|.:.:|.:.:.:.:.:|く
/.:.:./|.:.:.,γ|/‐ﾚ1:.:.:.:.:ﾉ}.メﾇ.:|.:.:.:.:.:|.:.:. 。o （ アラブ人やブルガリア人と戦っているし、
,ｲ:.:.:/:::|.:/ .＿ j/:／ ＿ ｜.:.:.:.:.､.:
〈.:|.:.:.{.:.:.ﾚ ,'ﾞ (::::ﾒ ,'ﾞ (::::ﾒ.j/|:.:.:.:.:.:. これ以上の争いは避けたいんデスー？？ ）
`.:|＼{:.:.ﾉ '､. ｀´ﾉ '､. ｀´ﾉ |:.:.:.:.:.:.
`ト､:.:./ ￣ （＿人＿） ￣ |.:.:.:.:.:.
{.:八 .|.:.:.i:.:.:
|:.:.:.:.,っ__ ,i.:.../.:.
. .|.:.:.:{_ ヽ:.:.＞ー ‐ ｰ −-ｰ'"|゛|ノ、
. .ｉ.:.:..::ヽ ￣ | ヽﾍ//| | }
{:.:.:.:{.:.::ゝ .| // | | ト 丿
.
- 504 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:22:02 ID:mghEBSTk0
- まあ完全なオーパーツだしなあ
俺らがUFOで爆撃食らったようなショックだろ
- 505 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:23:12 ID:rHf9wHjE0
-
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彳ﾐ ﾉiﾐ
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ヽ:::::::/ .∧..........l::＼:::::::::ヽ:::::::::::ﾄ ,,;;／＼／ _）
,-|:::/ | ヽ:::::::::l::ヽ ﾍ:::,／ヽ::::::l|;ヽ＿ﾉ:::::＼._）
/;|:::l/:::::|十-､:::_::／ ,,／ ∨:::＼ニ;;;;;_:::ヽ_） Hey、皇帝陛下は貢物を与えると言ってマース！
／ ヽﾘ|_:::!＿＿_,, ￣￣￣ ヽー―-､ ー―）
＼__| ／::::::.i ／ ＿_ ﾊﾟ/l/l弋::＼) } :::::::::_） それを受け取って、さっさと ゴーホーム！
｀>´::::::::／:, ／ ' - V＼ ∧:::::::メ:::::::::::_）
＼:::／:::::ﾊﾟ/l/l f / ! ﾉ:::ヽ::＼::＼::::_）
＼ﾊ l ﾉ／V::::::::＼::＼:::::_） 今ならオレーグの時よりも奮発するネー♪
|)､ ＼ ＿＿ ＜///::∨::::::::＼::::::::_）
::::::::...... |::::￣ ヽ､_ ヾ///:||￣ｰ､-､＿_）
￣￣￣＼＿ ,:::::＼ ヽ ｀ヽ ＼__|! ＼_＿＿__）
￣ ヽ::::::::＼ _ l 丶,つ)| | ´⌒Y⌒Y⌒Y⌒
,ﾍノゝｰ'へ、
_.,／.:.:.:.".:.:.:.:.:.:.:ヽ、
i'¨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌヽ､.:.:.:.:ゝ
ﾉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i ＼:.:ゝ
∧:.:.:.:.:.:.:.:ヽlヽ/ _!＿ ,!ヾ そちらの意向は分かった。
i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、〃 < ム ＼_
'ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ ,′ 部下と相談しよう。
ヾ.:.:.:.:.:.ｒ‐､ゝ , ､ l
ヾ.:.:.人ヽ __ !
ヾ､ﾐi 丶 ,,-─ '
/ ! |´
／ i ,i
,-<,, ,;;∧､
／ "¨─ ､__ .,/ ＼
／ ＼ ,/ ! ヽ
/ ＿ ,_ i
/ ´￣ ｀ヽ ,/ ｀ "゛ﾘヽ .|
i ､ ./ i ;| ヽﾘﾉ
- 506 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:24:08 ID:rHf9wHjE0
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彳ﾐ ﾉiﾐ
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__,,.. ．-‐ '''""~ 彡彡ミﾐﾐﾐ彡彡ミﾐﾐ
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.,.:,..:.. .,. :,..:.. ,.:,..:.. , -'" :.:.:...:::. .... ," .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,.
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∩＿＿＿∩ |＼＿／￣￣＼_／|
| ノ＼ ヽ ＼＿| ▼ ▼ |_／
/ ●゛ ● | ＼ 皿 ／
| ( _●_) ミ （⌒`:::: ⌒ヽ ・・・・・・・・。
彡､ |∪| | ヽ:::: ~~⌒γ⌒）
/ ∩ノ ⊃ ヽ ヽー―'^ー-'
( ＼ ／ ＿ノ | | 〉 ｜
【 イーゴリの従士団 】
「戦わないで黄金と銀と錦を取る以上の何を欲することがありましょう。
誰が勝つか、我々か彼らか、誰が知りましょう。
誰が海が味方であると言うのですか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
|＼＿／￣￣＼_／| 私たちは陸地を行くのではなく、海の深みを行くのですから。
♪ ∩,＿∩ ♪ ＼＿| ▼ ▼|_／ 死は私たちすべてのものに共通（の危険）なのです」
( ´･(ェ)･) )) ＼ 皿 ／
(( ( つ ヽ、 ♪ (( ( つ ヽ、 ♪ ――― 原初年代記
〉 とノ ))) 〉 とノ )))
（__ノ^(＿) （__ノ^(＿)
スラヴ人 ヴァリャーグ人
――― 従士団がここで海への恐れを述べるのは、ヴァイキングの伝統も薄れてきたからか。
それとも前回の敗北でイーゴリ公の軍事手腕に疑問を抱いたのか。
.
- 507 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:25:08 ID:rHf9wHjE0
-
――― かくして、キエフ大公国は東ローマから貢物をせしめて凱旋。
そして翌年の９４５年には、東ローマと通商条約を結ぶ。
__.... イ⌒: : : : : : : : : : : : :⌒ミ=ｰ
⌒>: : : : : : : : : : : }: : : : : : : : : : :｀ヾ
ノ: : : : /: :/:从: :ノイ: :.i : : : :.j: : : ヽ、
/: : : :.从/!/ハ/__ ヽ八ﾍ: /: : : :Y
ｲ: : : : :j ヽ´￣￣¨｀ヾ､、 jハイ:/ﾘ
У⌒Ⅵ x=＝=ｭ､ ｀" =≠ｊ/ﾘ
ヽ｛て ﾘ , , , , ｘｒｖ′
iﾍ、ｊ ､, , j
从У! _＿_ " ; どうだ！
Ⅵ 、 ヽ _｀ｿ ／
′ ＼ ／ 僕だってやるもんだろう！？
/ : ､_ /
/ : /￣ オレーグ公と同じ結果を出したぞ！
__＿＿ -＜｀ヽ : ;
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:', : /
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:', ヽ. j＼､、
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_ .... ．へ＼ｰ ､:＼ ﾉ Y.＞ ．.
.:.:.:.:.:.:.:.:.．＜´ ヽ＼ へ j:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ.
｀ ､ヽ / ;ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
――― しかしその条約内容には、この時点での力関係がきっちり現れていた。
／.:.:.:.:.:.＼
,,.二＞:.､.:./、
／.:.:.:.,,.-=＜「⌒＞ 、
/:.:./.:.//」 ＞┴─＜/>┬── ､ ｉ^Y´Y ¨7ヽ
/￣￣|.:.:.|_／/.:.:.:.:.: ﾄ､.:.､.:.:＼┌―――| | ,し'{__f―┐
.. `――|.:.:.|.:.:/.:.:.:.:.:.:/ ';.:.|＼.:.:.:| しLﾉ | Hey、キエフ大公ォー♪
. {:.:,'.:/.:.:/.:/}:メ}.:.:/ ´}/ V.:.:.|
_Ｖ:/.:.:/.:.:{x==ミ x==ミl.:.:.:| 不 条約結んでやってもいいけどサー
(.:.:ｰ':,.:ｲ ｀';.⊂⊃ ⊂⊃.:.:.| 平
￣/.:.ハ､_}.:.:.', f'⌒i ｲ.:..:.:| / } 等
. /.:/.:./.::.ﾊ:.:.:ト ., ＿ ..:i |ヽ／／. 条 文明レベルと戦争の結果をわきまえなヨー♪
/.:/.:./.:/⌒';.:.', ＼＼／ /´ 二{ 約
. /.:/.:./.:.:}＿__';.:.:.､ ＼＼ / r‐､)
/.:/.:./.:.:.ム-―ﾍ:.:.:＼__,,.ィ ノ| |
.:/.:./.:.:.:∧ ｀／⌒ヾ} ／ | |
.
- 508 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:25:57 ID:rHf9wHjE0
-
――― オレーグ公の時に結ばれた条約は、基本的に対等なものだったが…
＿z―‐-- 、_.
,＞ ｀ ￣ヽ!ヘ
≦´ ﾍ
> r.、＿ ∨i
. ／ ﾉ ｀ヽr 、 !
∠__. , 、 .r´ ￣≧x ∨ 第４条…双方の間で殺人がおきたら、犯人は死刑
. ! ／ ＼ .! ＞ｘ ＼. !
! i ｀ヽ.ヽi. i;;;;;;d> .i 第６条…双方とも、犯罪者が逃亡を図ったら殺しても問題ない
レﾍ ヽ. ｀ヽﾉ |
∨i ｀‐┐ ! 第７条…双方の間で略奪や暴行があれば、被害額の３倍返し
ﾍ/∨＿_ ＿. ／
「ﾉtt‐┼≧＝- .／ 第８条…難破したギリシャ船と船員、積み荷をルーシは保護すること
∧´::}」L_i´:::::::／:ﾍ￣
ﾊﾍ::L＿_」::::<::::::::::ﾊ . 第９条…双方とも、捕虜を買い戻す権利がある
/::::::ﾍ::;ﾄﾊ<ヽ、:ﾍ::::::::ﾊ
ﾉ´:::::／ヽ;i;;;;i;￣;;)ハ:::::::ヽ 第15条…基本、相手国に対して同じ義務を負う
. /:::::;;/ ﾄ;;;|;;;;;;/;;;;;ﾍ::::::::;ﾍ
ﾊ::::レｔ- 、f￣￣￣￣｀ヽ、:::>ﾍ ,、
., 、_fニ-〈／>-‐t――‐- 、＿_i{:i| Y , >ﾆー――‐ ´￣｀ヽ、
ﾍノ｝ｆ´ﾚ´人）:::::/:::::::,,r-‐´(__ﾉ i‐ゝ-〈fヽ_ヽ｀ヽ ｀ヘ
￣´＞::::::ﾉ:::::::::::::::::::::::::::￣ヽ＿_」ヽt‐´￣｀ ＿＿＿＿_,,／
_／´::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉 ￣￣￣￣
／:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
´__:::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ
::::::::＞〈::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
::::::/ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i;;ﾍ
.∨ 〉、:::::::::::::::::::::::::::::::::::l´;;i
├≧-ｔ ＿::::::::::::::::lニﾉ
i;;;;;;;;;;;!￣ .￣｀ヽ/;;;;;;;;;〉-、_
|;;;;;;;;;;i i;;;;;;;;;;;L」;i ヽ
ヒﾆﾆ」 ﾋニニ=ﾆ＝=i
.
- 509 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:26:38 ID:rHf9wHjE0
-
――― イーゴリ公の結んだ条約では、ルーシ側の商売行為を色々と制限された上に、
オレーグ公の時には認められていた、犯罪者に対する裁判権まで否定された。
／⌒ヽ
( (＿j
＼
・キエフ大公の書状のないルーシの船は、不審船と同じ扱いﾀﾞﾖ __/ヽ_＿＼_＿＿／`:.、
_,.ｨ.:.:,.∠.:.:.:.-=≧=-:.:.:.:.:.:.:＼
・ルーシ商人は入国したら武装禁止、商売が終わったらGo away！ . ＿|.:.,.イ＿[//]__[//]__[//|.:.:.:.:.:.:ヽ
「￣￣r┴j/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:「ヽ＿＿＿
・ルーシ商人の絹の購入には上限をもうけるﾖｰ . |＿＿_二/.:.:.:.:/|.:.|.:.:.:.:.:.:|lﾊ.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:| 〔＿
/⌒:厶:.:.:/＼.:|.:.:.:.:.:.:|:斗:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:| 〔￣＿＿
・ギリシャ人がルーシ人に悪事を働いても、ルーシに裁判権はNothing！ {.:.:.:/.:.:.:}/ }:/L.:.:.:.:.ﾉ ｀⌒ ｰ|.:.:.:.:.:.:.:L___/.:ヽ.:.
V/.:.:.:/ ＼ ／ ＼.:.:.:＼(.:`:.､:.ﾉ_j
／.:.:.:/:! ／ ＼ j＼.:.:.:.／l:.:.:./
＼／/:j /.:.:/ ／ /‐ '
{/ /:./ /i/i/ /￣￣| /i/i//.:.:/⌒', /{
/ /.八 | /⌒' | /.:.:/ ∨.:{
/ /.:.:.:/＞: .,, ＿_乂＿_ﾉ＿ ./.:.:/ ∨{
}/.:.:.:/ // /| | ∨/ //.:.:.:{ Ⅵ
}.:.:.:/ // / :| | // / {.:.:.:.:{ Ⅵ
.
- 510 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:26:38 ID:YLbPVznc0
- 治外法権とかは当時関係ないから
なんだろ？
- 511 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:27:38 ID:rHf9wHjE0
-
. ´ ￣￣ =ミ
,，´ ｀ヽ、
. , ヽ
／ / / } ‘，
. , ′ / ∧ ,′
/ / / | /|ｉ | ∨ i
ノイ i ﾊ 斗/-|{ | /ヽﾄ､_ | i | i
|{ | ′Ⅵ′八{ ＼ヽメ、 | ﾄ､
. 八 | | y'ｆﾁ斧 ヽ x=ｭ､ | |{,ﾉ ＼
/ ＼ﾄ､{ 《弋うﾉ "{じ::ﾊ》|{i 八
. ′ ｀ ﾊ ゞ ' 八 , ' ‘， 前のオレーグ大公の時に結んだ条約と、
. ｉ{ ! ｀ ' 厶イ i
八 | ヽ _ ｲ | i| 今回のイゴーリ大公が結んだ条約を比較すると、
＼{ヽﾄ､ i＞ イ }/ｉ , i{ 八
ヽ )ノ /＼≧≦i){ノ}／ }ノ}／ ）′
／ | | | | ／） この頃のルーシ社会の「変化」が見えてきます。
__,， fi´ ﾉ | | ｀ ／／ _ ／）
/ || ／イ:Ｔ:rへ ／ ｀こ7 _ 厶}／／
. ′ ヾ／ f⌒Y／ ヽ{ ,へ ヽ∨
ｉ !::／ ／ソくノ) , ′
| /7≧x.､ ／＼ .イ7く /r‐' /
| {: /三三ニ／ ｀くﾐ三三{ ′ /
| Vニニﾆ／ ＼ 〉三三}＿__{_
| ｀寸i／ ヽ ／三「 |
.
- 512 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:28:47 ID:rHf9wHjE0
-
┌―――――――――――――┐
｜ 支配者層のスラヴ化 ｜
└―――――――――――――┘
_､ｰ‐─l＼
,ｨ￣ ｀i／l
､‐ ,､＿ ヽl ,,ｨ、/ オレーグ大公が条約を結んだ際に、
／ -´ ｀ﾞ´ ヽ
/＿ ｀_ ＼ w ／ ヽ 使者としてオレーグの側近の名前も記されているが、
| l 三三 三三
r‐､＞ ｌ⌒ ｌv‐-─-‐vｌ ヽ __ それらはノルマン系の人名。
.Y￣＼ ゝ- | | )＼〉
丶 ￣‐-、 |＿＿＿＿| ／ ／
｀＼. ∞ﾅﾆ[二]弌∞／
ｌ｀ ｰ──‐Ｙ＿_ノ ＞×＜ ＼ｌ￣＼
＼ ﾞミﾆﾆ[二]ﾆ彡' l |＼＿／￣￣＼_／| |＼＿／￣￣＼_／| |＼＿／￣￣＼_／|
＼ ／ ＿ ＼ ./ ＼＿| ▼ ▼ |_／ ＼＿| ▼ ▼ |_／ ＼＿| ▼ ▼ |_／ ♪
ｰ､＿__／x二ﾆ/ ＼ﾆ''ト､_ノ ＼ 皿 ／ ＼ 皿 ／ ＼ 皿 ／
/ ー‐/ Y´ 〈 (( ( つ ヽ、 ♪ (( ( つ ヽ、 ♪ (( ( つ ヽ、
∠二二ﾍ Ｖ二7__ 〉 とノ ) )) 〉 とノ ) )) 〉 とノ ) ))
〈＿＿〉=‐' ﾋ〈＿_〉 （__ノ^(＿) （__ノ^(＿) （__ノ^(＿)
＿＿
｜ |
＿| |＿
＼ ／
＼／
しかしイーゴリ公が条約を結んだ際には、
＿ ﾄ､
ー- ヽ ＼}: :ヽ ﾊ 記された側近の名前にスラヴ系の人名がある。
／ : : : : : : : : : : : ∨〉
∠ : : : : : : : : : : : : : : /__
∠ : :/: : : : : : : : : : : : : ﾉ
/ / ｌ∧ ∧/＼/l: :_く new new
´ l. o ∨ ｏ .|´ } |＼＿／￣￣＼_／| |＼＿／￣￣＼_／| ↓ ↓
.∧ ｒへ ♪ ＼＿| ▼ ▼|_／ ＼＿| ▼ ▼|_／ ♪ ∩,,,∩ ♪ ∩,,,∩ ♪
.r::::::ゝ △ ｲ::::::::::ヽ ＼ 皿 ／ ＼ 皿 ／ ( ´･(ェ)･) )) ( ´･(ェ)･) ))
.{ ::::::::::::＞―＜::へ:::::::::::::} ♪ (( ( つ ヽ、 ♪ (( ( つ ヽ、 (( ( つ ヽ、 (( ( つ ヽ、 ♪
〉:::::::::{ }:::::::::::> 〉 とノ ))) 〉 とノ ))) ♪ 〉 とノ ))) 〉 とノ )))
.く:::::::::::l }::::::::::{ （__ノ^(＿) （__ノ^(＿) （__ノ^(＿) （__ノ^(＿)
.
- 513 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:30:07 ID:rHf9wHjE0
-
┌――――――――――――┐
｜ 部族社会の解体 ｜
└――――――――――――┘
オレーグが条約を結んだ時、ルーシ側の条約締結者としてオレーグ大公だけでなく、
傘下にあった部族の族長が「光輝なる貴族たち」として登場するのだが…
_､ｰ‐─l＼
,ｨ￣ ｀i／l
､‐ ,､＿ ヽl ,,ｨ、/
／ -´ ｀ﾞ´ ヽ
/＿ ｀_ ＼ w ／ ヽ ルーシの大公オレーグ、およびオレの手の下にある
| l 三三 三三
r‐､＞ ｌ⌒ ｌv‐-─-‐vｌ ヽ __ すべての光輝なる貴族たちより条約を締結する！
.Y￣＼ ゝ- | | )＼〉
丶 ￣‐-、 |＿＿＿＿| ／ ／
｀＼. ∞ﾅﾆ[二]弌∞／
ｌ｀ ｰ──‐Ｙ＿_ノ ＞×＜ ＼ｌ￣＼
＼ ﾞミﾆﾆ[二]ﾆ彡' l
＼ ／ ＿ ＼ ./
ｰ､＿__／x二ﾆ/ ＼ﾆ''ト､_ノ
/ ー‐/ Y´ 〈
∠二二ﾍ Ｖ二7__
〈＿＿〉=‐' ﾋ〈＿_〉
_,r-.,,__
,,,r‐''''''''''‐-..,_ ,r'"::::::;ri::￣''‐-.,,__ 〜｀ヽ、
,,r‐‐': ; ;; : : : ; :; : : :ヽ ,r'’::::::ヾ'’ `'''7::::::::::::::`.､ . ＞‐ '´￣￣｀ヽヽト、
|: : : :;`;､ヽr'´_ヾ ;）└:ヽ `､:::::::::::`! ,r‐‐'’::::::::::::::::`､ ／ / /∧ ､ ヽ ヽ Vﾊ
l:: : /;ヾヾv' ´ ヾ:⌒､ ;ヽ <;r'´;::::::`'::::::::::::::::::::::::､:::::ヽ . //, '/ // i ヽ ヽﾊ／ﾊ.
l: : l_{ノ ｀ヽﾘ|:ｌ : : : | . /::::/:::::::::::::::::::::::､::::::::::`､:::::`i 〃 { ﾄﾄ､{ ヽ{ヽ､ﾄ ｌ 彡i）
l::小ｌ;;;;;!三三!;;;;;;从 : :|､:| . 'ｰ'7ヾ､:::::::::::::::::::::l;;;;;;;;;;r-l;;r‐’ ﾚ!小ｌ | i l 彡ﾚ
l: ::|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃: :|ﾉ| . ! ￣￣''''''''''′ | !::::::`、 . ヽ|l ● ● |. l' ﾚ
/⌒､l: ::|､ ゝ._） j /⌒i! . ,r'i ! !::::::::::;> ||ﾍ⊃､_,､_,⊂⊃ !
＼ .|: ::|, ＞,､ __, イァ/ /:| . `ヾl` ､ ｀つ ! .,!_;r'''´ ヽ/⌒l __, イヽ| i l
＼|: ::| __ __ /: :| . ヽ !､`ｰ┬--r''''7 人 . / / i人;!/ ﾚｲ
光輝なる貴族A 光輝なる貴族B 光輝なる貴族C
.
- 514 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:30:57 ID:rHf9wHjE0
-
-―…‥─- ／////////}
＿＿＿＿＿／＿＿ ─-ミ ///////
|/////////////／⌒￣￣｀ヽ ＼////'
V /////////／ ∨//
∨//////〃 ､ ∨
∨///// .: .:: / ハ ＼ ‘ だけど945年にイーゴリ大公が結んだ条約では、
i::∨/// .:: .:: / / , / ; , ',
ｉ::::::}／ ／ .:: / / // :| | :， 条約締結者として署名しているのは
i:::／ ／/ / ::: / ..: ' // _j＿ ｜ i
／ ／:::/ / :::: ..::／斗─ // _|_ /ﾞﾘ 八
⌒7¨´.:::::/ /| :|:: i／j／ﾉ|＿// 7⌒ﾒ / ﾉ!｀ヽ 大公イーゴリと「あらゆる公たち」という記載…
/ .:::::ノイ:::| :|:: | ,≠"i⌒ヽ i:ﾉ! ﾉﾉ´ ／ノ
〃 ::::::::::::|::::| :| | 〃 _ﾉ:j :ソ i .イ つまり、「光輝ある」とは呼ばれていないのよ。
l :::: :::::::| 八 :|ﾍ{ 乂::ソ :::::: | .:八
|ｉ ::| ::::::|人 ＼ {__ ::::::::: ｀ 八jハ!
|ｉ | :::::::::ｉ￣＼iｲ` , ， ／ .::ﾉ 断定はできないけど、キエフ大公の権力強化で
. 八 八 :::::::::|＼/: : ＼ ＞ . ,. イ ／
. ＼ ＼{＼::|／＼: : : :＼ / ＞-< )ノ}／ ｀:, 各部族の独立性が弱まっていく過程と思われるわ。
／: : : : : ＼: : : :＼＼: /＜〉 i
〃: : : : ＼: : : }＿__, / 廴__::＼ /: : {
{: : : : : : : : : : : |::::| { ＼:＼ i
, : : : : : : : : : : |::::|0:} ノ｀＼} :,
i : : : : : : : : : :i::::∨＿ -‐ ‘， ′
i : : : : : : : : i:::::∨ } i
.
- 515 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:31:49 ID:rHf9wHjE0
-
┌――――――――――――┐
｜ キリスト教の流入 ｜
└――――――――――――┘
x≦,∧
〃////∧
. ///////＞'⌒ ー =ミ
／ ,////,／ ヽ7777777
. ｉ//〃 ! ∨////
/ |//´ / / |{ ∨//
. / ﾚ′ / / / 八 i V′
′ ノイ / _厶′／' ﾊ |
. ／ __ i| j／}／ イ /j/ },ﾊ |{
／ Yr 、 }／ yfﾁ斧x }/ ﾒ､ｉ{ 八
,' 八ゞ{ ´ 代うｿ ｘzｭ 八／ 条約の第一条では
ノイ / ｉ ｰ:. ,,,,,,, ﾋﾘ》/ ｲ ＼
. 八{ i ﾄ､ i ∧ ,,,, / | 「この条約を守ると互いの神に誓う」とあるんだけど…
ヽﾄ､ | )ハ_/ 丶 _ ′ ′ |
＼{-‐＜ ＼ ＼ ´ イ !|
／ ／ ｀ヽ ＼ ∧｀ =≦ jノイ j八
／ i >}_Y￣｀ヽ ／）ノ
/ / | ｲ::::V} ‘.
. / ′ | 廴::{ i{
/ ｉ | ｉ::::::| / 八
. ∧ | |≧|::::::|≦ﾐ} /
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::::::::::::::
. :.:.:.:.:.:.:/.:.:/.:.:./:／/Ｘ. ／／i/:.:.: /.:/:.:.:.:.:.:ミ⌒ヾ
. :.:.:.:.:.:.:./.:.:/.:.:.// _/／/＼/:/|!:.:.:/.:/'|:.:.:.:.:.:.:＼
. : .:.:.／゛｀Ｙ从／/く 芹圷癶へ|／ |/ |:.:.:.:. トミ=─
. : .:.:｛ ｛そ）ハ 戈::::り ／ ／ ／|ﾄ、: :|
. : .:.:.:∧∨( ￣｀ んﾘ从＼|
. :.:.:.:.:.ヽ｀ヾ 弋乂八
ノハ.:.:.:.:.:`ｰ ´ ／| 我々はこの条約を守ることを雷の神ペルーンに誓う。
:.:.:.:./ i ∠ニニ７ ﾉ
:.:./ ヽ `ー=ﾆ/
j/ ＼ ｀¨' ／ 破った者は雷の神ペルーンからも守られず、
/ ｉ ＼ ／
. / :| ＞┬一′ 剣と矢によって傷つけられ、奴隷となるだろう。
イ | /
ィ/! '. 厶、
'/∧ ＼ {＼/＼､__＿
ﾞ///＼ー―--.＼ ＼/＼///＼＿＿
'/////,＼ ｀`ヽ ／￣ｉ//|///////////7ｧ-､
'/////// ＼､ |//|///////////////＼
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::::::::::::::
.
- 516 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:32:18 ID:YLbPVznc0
- 公の住民に対する直接的な支配権ができた？
- 517 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:32:39 ID:rHf9wHjE0
-
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::::::::::::::
. :.:.:.:.:.:.:/.:.:/.:.:./:／/Ｘ. ／／i/:.:.: /.:/:.:.:.:.:.:ミ⌒ヾ
. :.:.:.:.:.:.:./.:.:/.:.:.// _/／/＼/:/|!:.:.:/.:/'|:.:.:.:.:.:.:＼
. : .:.:.／゛｀Ｙ从／/く 芹圷癶へ|／ |/ |:.:.:.:. トミ=─
. : .:.:｛ ｛そ）ハ 戈::::り ／ ／ ／|ﾄ、: :|
. : .:.:.:∧∨( ￣｀ んﾘ从＼|
. :.:.:.:.:.ヽ｀ヾ 弋乂八
ノハ.:.:.:.:.:`ｰ ´ ／| 『 ルシの側からかかる友好を破ろうとする者があれば、
:.:.:.:./ i ∠ニニ７ ﾉ
:.:./ ヽ `ー=ﾆ/ 彼らが洗礼を受けている限り、全能者たる神から復讐を、
j/ ＼ ｀¨' ／ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
/ ｉ ＼ ／ 未来永劫に破滅の裁きを、受けるべきである。』
. / :| ＞┬一′
イ | /
ィ/! '. 厶、 ――― 原初年代記
'/∧ ＼ {＼/＼､__＿
ﾞ///＼ー―--.＼ ＼/＼///＼＿＿
'/////,＼ ｀`ヽ ／￣ｉ//|///////////7ｧ-､
'/////// ＼､ |//|///////////////＼
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::::::::::::::
〉// :i ､ ﾄ､ ∨‘，
. ,' У /| :. | :|ヽ .
. . ′ / / . :ｉ i ト､ :. i
ｉ ｉ / / 、 :| | jハ:i＼:. |
| | -/j/― '"ヽ |ヽ ￣|丈 jﾅ ‐ヽ ‘，:!
| | ,/yfぢ斧ｘ ヽ{ ＼ィ斧ﾐｘ ,‘，| :!
| {‘，| ゛弋:::ｿ ＼ 弋:::ｿ″,´ Ⅵ | イーゴリ大公の時には既に、
. | ヽⅥ:. , ﾉ / !
. | ＼:. ' /-‐' :| キリスト教がルーシの側にも浸透していたってコトか。
. | i ヽ __ / ｉ |
| | ＞ ｀ イ : |
| | r| ｀ ‐ ´| ! | | わざわざ条約締結の宣誓で述べるって、
| | ,: :＼_＿_／ :, | | |
| | ／: : :o/|:|:ｉ:o : : ＼__ | | 上流階級にも広まりつつあったって事ﾀﾞﾖﾅｰ
＿,，-‐=ﾆ二{: : :o:.:./ :|:|:|: : o: : :/､__￣｀ ー- ､
/: :.iゝ‐‐=≠:': :＼: o/: : |:|:ヽ:o: ／: : : : ｀i: ―-f: ‘，
,: : : | : : : : :i: : : : : ｀:´: : :.|:|O ｀:´.: : :.: : : :.| : : : } : : :,
.
- 518 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:33:42 ID:rHf9wHjE0
-
┌───────────────┐
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□
――― そして、事件は翌９４６年に起こった。
_、 _ 、 _ _＿,, ､､
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,／￣/ヽ ;;;"ミ ;;"／ ￣ｌヽ ―' ､_,／ ;;､ヾ''";;､／￣丶;;"''"､＿ ,,,,､､､､ ---―‐'''''""￣, " ;; 、
ｌ￣ ､,,ィ''i"i''=;;_ ／＿＿__ｌ_ヽ;;" ;／ ヽ ＼ ; ,, ､ ;; ,､ィ'"''‐- ､ ;; " " # ;;、 :
,,､ｨ'"ｌ ｌ ｌ,,ィ''" "'- ,, ;;""､;; '' "ﾞ;,、＿;_; ;; " ;;";; ;;"、 ＿_＼ ;; ,､ィ'"／／／／ "''‐-､ " 、 ;;
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-ﾆﾞ| i――‐ｲ.￣￣ll ｉ"ﾆ- l l ｌ ｌ ヽ _ ､',; ;, . ; ,;;ﾉ､ィ'" ／／／／／／／／／／／／／ "''‐-､
l ｌ _|＿lｪｪｪｪｪi|[[[[[[[[|＿! ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ l,ヽ"ﾞ￣ ￣ゝ;; ; ; シ "''‐‐､ ／／／／／／／／／／／／／／／
ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ヽ ;; "ｌ;i!;;lｌ |lｌ|."''‐-､ ／／／／／／／／／／／／,
―――――――――――――――‐ ` ｌi!;;;ｌ ; ; |lｌ|:::;;;;| l l "''‐-､ ／／／／／／／／／／
三| |三三l三三| |三三l三三| |三三l三三|! "'' ﾉl!;i!ｌ ;" |lｌ|::;;;;;| l l l l l l l "''‐-､ ／／／／／／／,
三| |三三l三三| |三三l「ｭ三| |三三l三三|!; ;; " ｗ ;; "|lｌ|｢｢｢| l l l l l l l l l l ｌ ｌ "''‐-､ ／／／ . _､ィ'
三| |三三l三三| |三 ｢ｭﾛ品iｉi |三三l三三|!. ii ;; " ｗ "'‐､ｌ｣ｌ l l l l l l l l l l l l l ｌ ｌ ｌ ｌ"''‐-､_,ィ ｌ ｌ ｌ
三| |三三l三三| |｢Eﾆ|口器ﾛﾛ三三l三三|!;: ｗ ; ii , ｖ "''‐-､l l l l l l l l l l l l l l ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ l ｌ|ｌ ｌ ｌ ｌ
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- 519 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:34:26 ID:rHf9wHjE0
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ｰﾆﾆﾆﾆ ｰｰｰｰﾆﾆﾆﾆ ｰｰｰﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼＿＿
ｰﾆﾆﾆ ｰｰﾆﾆﾆﾆｰｰｰｰﾆﾆ ｰｰﾆﾆﾆ ｰｰｰｰﾆﾆﾆﾆﾆｰ＼＿＿
ｰﾆﾆﾆ ｰｰｰｰﾆﾆﾆﾆｰｰｰﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ｰｰｰｰﾆﾆﾆ ｰｰﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼＿
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三三三三三≧＝＝―― ￣￣ 彡; ;ﾌ;ヤ; ;ィｱ;ｱ;ィﾌ;..; ; ; ; ; ; ＼ ,,,,,,,, 彡／ ,;; ,;,; ,;;
／;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;../ィア; ; ; ; ; ; ; ≦''''''' ｒｒｒ o ／ ,;;,;; ,;;,;; ,;; ,;; ,;;
彡;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ｱ; ; ; ; ; ; ;ヽ
,,,,_ j;!;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;／j;.;r;.;.アj;.;.;.ゝ
,,, ｒｖ┐ ﾟ 从;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ｨ;/j !{ イ ´ ヽｨ;.;.}
,,,o,, 彡 O o 7;.;.;.;.;.;ｨ;.;.;／ '´ Y ! j/j从ｖ
''''' ｒｖ┐ ﾟjⅥ／j/´ / ＿_jノ
/ ,＞‐-.-‐''": : : : :＞x､ じゃあ巡回徴貢に行ってくる。
／＿,.. . ＜:＞''"´: : : : : : : : : : : : : :.`ヽ
／￣: : : :＞''ゝ､.: : : : : : : : : : : : : : : : :. :. :.jヽ､__ オリガ、息子のことは頼んだよ。
,.∠: f｀¨¨¨´ ヽ: : : : : : : : : : : : : : : :.／: :＞': :ヽ
γ": : : : :.j ＼: : : : : : : : : : : ／＞''": : : : : : ＞､
/ : : : : : : / | ＼.: : : : : :.／:.´: : : : : : : : : : : : : ＞ ､
／.: : : :: :: :./ j ＼. ` ＜: : :_:_:_:_;_:_:_:_:: : : : : : : : : : : : : ＞､
/: : : :l.: :. :. :./ | ｀ ｰ--‐'"´ ￣∧ ｀ ＜ _:_:_:_:_: : : :,ノ: : : : : :；
l.: : : :.ﾊ: : : :;' | / .‘ ヽ二: : : : : : : :‘，
. j: : : : : :ﾑ j | ‘ ヽｰ-: : : : : :‘，
r'".: : : : : :. :.ゝj j ‘ ‘，: : : : : : : :‘，
.. ﾉ: r: : : : : :_;_;_;_:ヽ ! ‘ ‘，: : : : : : : : ;，
.. /: : :｀ｰ:‐:''": : ;.ィ'" ヽ /. ‘ ‘，: : : : : : : :.:，
. /: : : : : : : : ;／: / ヽ / ‘ ‘，: : : : : : : : 〉
.
- 520 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:35:08 ID:rHf9wHjE0
-
＿＿＿
,..-‐:'´￣:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.｀ヽ､
／.:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
/:.:.::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼
. /:.:.::/:.:.:.:.:/://:.:.l:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、:.:.:.:.:ヽ
,′:: l:.:.:.:.:.:l:.:{:|:.:.:ｌ|:.ｌ|:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.、:.:.:｀､
l:.:.:.::.|.:.:.:.:.::|ﾊ:ﾄ､:. |:{ !::.:l::..::..:.:.:.::|:.l.:.:l::..:.:l::| 行ってらっしゃい、
!::.::.::.l:.:.:.:.:.:.| |:| ｌ::_|_止:.:ヽ::.:.:.: /}:.|:.::|::.:: l::|
l::.::.:;r|:.:.:.:.:.::|弋二ﾍ. ＼ヽ:}l::.::/-!:j::./::.ｌ:∧| 無理はしないでね。
|::.:｛ｌ |:.:.:.:.:.:.:|ｲ::.::.]｢` ｀y示くﾚｌ::.// l|
!::.: ヽ|:.:.:.:.:.:.:| V_;ユ ｛::.r' '/:.∧ ﾉ
j::.::.::.::|::..:.:.:.:l::| 、^ｰ' ,ﾊ/|::|
l::.::.::.::|::.::.:.:.:.l::| ' !::| |::|
/::.::.::.:l|::.::.:.:.: |::| ｰ-- ／:.:|/:/ …ほらスヴァトスラフ、挨拶なさい。
/::.::.::.::/{::.::.:.::.::l:.:|ヽ､ ,..イ::.:.ｌ:.:ﾚ'′
/::.::.::.::/:.:|::.:l:.:.::.:|:.:| ｀丶 イ::.::l|:.:.:.|:.:| 次に会えるのは来年よ。
/::.::.::.::/::.:rﾍ.:|::..::.:|l::| /__::|::.::ｌ|:.:.:.∨
/::.::.::.:;厶‐'′|::|::.::.::ｌ|:|｀＞､ﾚ<!::|::.::|ｌ::.::.:.|
_＿_ノ -ｰrく |::l|::.::.:}|:| j 厂｀l ﾄ､!::.:|l::.::.::｀､
/ ｀ヽ. ＼ヽ |::l|::.::.| ﾘ// | | ｀ヾ､:_::.::.::ヽ
. / ヽ ヽ＼ ヽﾄ､::ｌ j j ! | ｢ｌ⌒ヽ＼
＿＿＿_
／― ―＼ パパー、お土産よろしくねー
／ ● ● ＼
/⌒ヽ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|/⌒i
ヽ ヽ ィ’ /
【 スヴァトスラフ 】 イーゴリとオリガの息子
.
- 521 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:35:56 ID:rHf9wHjE0
-
――― しかし巡回中に、イーゴリの従士団から不平が出た。
;;⌒ 、
（;;; ,,;; ヽ、 _,,,...:-‐‐=-..,,,_
(＿,,, ;;ノ,r'":: :: ::＼,,....., ;;⌒ 、
,,r'":: :: :... ::: . ::; :::.`'::.､ （;;; ,,;; ヽ、
,:r'::: :: .::: :: :: :; ::: .:: `':.､ (＿,,, ;;ノ
,r'":::.. ..:: ..:::. .... : :: :; :: ::. ::`'::､_
,r'":::: ...::: :...::: :: ;,,, - '''' ''':‐-,, ,, ::. ::`'::､_ __,, - ''""
,r'"...::::.. ......::::: " ''''‐- ,..,,,... __,, -‐- ,... .-‐‐''''"
,r'":::,,,,,, :::::......:::::: ... _,, - ''" ""'''"" `'' -,..
:::..... -‐" "'' -‐‐‐-,..,,.
::::,,,::;;;;:::::::: :::::;;;;;::::::: ;;:::::;::;;;;::::,:::::;;;;;::;;; :::,,::::::: ::::; ;;;;:::::::;;; :::,,:::::::::::::;;,,,
...:::::;;:::::::::::;;;;,::::::::::::::::::::://::::,,;;;;:::::::::::;;;;:::::::: :::::;;;;;::::::: ;;:::::;::;;;;:::;;::;::::://:::::::.::::;;:.......
::::;;; :::,,::::::: ::::; ;;;;:: :::::::::: //...::::.::::;;;;:;;;;;,:;;;;;::;;;;;;;;;;:::::::::: :::::::: ;;;;;;;;;;;; :::://:;::::::::::;;;::::::;;::::::::...,,,
WWWwwwjij,,.、,、,,,vWWwjjwvjiiijwwiijijyyywWwWWjjwv,,.、,、,,,jiiijwwiijijyyviiijwiijijywWw
',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',','',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',','',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',',
∩＿＿＿∩
|＼＿／￣￣＼_／| | ノ＼ ／ヽ 我らはろくな装備もなく、裸足クマ
＼＿| ▼ ▼ |_／ / ● ● |
＼ 皿 ／ | ( _●_) ミ 大公よ、もっと貢税を取り立てて下さいクマ
（⌒`:::: ⌒ヽ 彡､ |∪| ､｀＼
ヽ:::: ~~⌒γ⌒） / ＿＿ ヽノ /´> )
ヽー―'^ー-' (＿＿＿） / (_／
〉 ｜ | /
.
- 522 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:36:53 ID:rHf9wHjE0
-
,ｲ
//! ←レア剣 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣γ
. /./.| l 他の公の下級従士たちは
. /.∧| ,.ィ ,.ｨ l
. ,' / / /| ／ /／ .ｌ , l ちゃんと装備一式を持っているのに…
. l. ! ,' ./ ′ ´ レ'/ ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,/
|│l. ,' r',ニヽ /_,
| |│ l / ゞ-' ヽ、'∠_
. |_|_l. {二_-ｧァｧ‐-､ゴ´
, ┴-!､ ,l´Y (`t!' 't!丁!'＾!
〃r'ﾆ０=!. ／,.へ.!''' ,'-､''''/r ′ ,. -- 、
!| { ニ}i |` ‐くrｰf´i＞ ﾆﾞイﾍ! ／ ' ⌒ヾ 、 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣γ
ヽ.ﾞｴｴｰ<_ ＼ヽﾞ二ﾆ´-クｰ､// i0} _ i l l もっと貢税を取りましょう、
. `¨´ ｀フｰtﾉ ヽﾆゝ`＜ﾆ´ｲV ﾉﾉr'ﾟ｣ l | l
. , ',イﾞ/｀T ｀ヽ＼ |⊥//(にヽ |.| ←レア盾 l 大公も我々も多くの財物をゲットできるクマ
. ／／ /ﾞ,' r｡ﾆｆi┴r=t‐ゝ」 |.l !に_｝l l ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,/
／／ / i. Ｌ.⊥!￣｀¨￣ハＴiヾ〔｀T┐i !
. ／∠_ | ｌ. / ヽ __-‐'／ │! ､`0} `ﾟ//
./ / ＼ ヽ ヽ7 ‐--‐ｧ┬--‐T ヽ`:-‐'／
{ l ヽ ,/ _/ l ｌ ＼_, ￣
.＼.l `ｰ:/ ｀￣ / _,|ﾞｰ-‐'|-‐ ′
` /､_ /￣ 〉､_ ,| ←課金ブーツ
. /` ＝ﾗ′ ヽ､_ 'ﾍ,
‘-‐'' ´ ￣
.
- 523 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:37:41 ID:rHf9wHjE0
-
――― 従士団にはイーゴリ大公のことが、自分たちを富ませてくれない無能な公だと映ったのかもしれない。
＿ー- ｀:..、ヽ}ﾊ
:::::::::::::::::::::::::::::::::}／i ＿＿＿＿＿
:::::::::::::::::::::､::::::::::::::::＞ /
::/!::::::::::::::::::ヽへ）::／i＿＿/ ギリシャにも負けたし、
/ lハ::::∧| ヽ|X:::::） オレーグ大公ほど強くないクマ
ゝ Vｰ - イ|lⅣi:＼l￣￣＼
⊃ ⊂⊃i||| |/ }/ ￣￣￣￣
ﾉﾉ
ij u. く
.┌┬┬┬ ij.ｲ:::::＼
ﾄ､└┴┴┴ィﾉ:::::::::::::ﾊ ＿＿＿＿＿
:::::::> ￣￣ く ／l＿＿/
／ ー彡 } ３３−４とか草野球クマ
:ヽ ＼ ＼l￣￣＼
:::::} . ＼ {彡::::イ} ￣￣￣￣￣
..... ,';;,..........r -´:::(、
..<:::::::y::::::::::::::::::::::::::::--z__
lV:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＞
!`:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`...､
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ
∠´::r::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.> よーし、ガンガン貢税を取り立てて
/´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<
,l:::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀_、 僕がやり手の公だと見せてやる。
j:::ｨ::::::::::::::::::::::::::::::::::::)::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(
"｜:::::::::::::::/:::::∧::::ｲﾘ;:ﾊ::|＼::ﾑ:::::f^ヽ:::::::i
!:ｉ{;::::ﾄ､/|::.,ｲ }:/ },' ヾ≠弋 !;:!ﾉ〉）;∧|
j八ﾘ:ヽ≧ミ=x 、 zィ´ﾍ::c,; ﾘ ﾚ r ':/' …どうせ次の徴貢の相手はあのドレヴリャーネ族だ、
ヾ:∧弋;;ｿ ´´ ー ''´ /::i-.､
.:::´ゝ｀￣´ ﾉ ,:::: :|＼:::::... 厳しく取り立てようが、構うものか。
. ,::::::::::::::' , ` __,-_、 .:::; ｝:::::::::..
,'::::::::::::::::::::::::;;;､ ￣ ¨ ´ .::: : ; i:::::::::::::::｀ｰ - 、
,':::::::::::::::::::::::::::::;;;;ゝ - t ::´:: : : ,':::::::::::::::::::::::::::::::＼
,':::::::::::::::::::::::::::::::::/ ::::ヽ / /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
r':::::::::::::i::::::::::::::::::::{ ｀丶: ﾉ /;;:::_＿_/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
ﾉ::::::::::::':,;|::::::::::: ‐';:∧ ´￣ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:::::::::::::::::::|::::: ´ ∧::∧ _／:::／L、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:::::::::::::::::::::::Y ∧::∧ ／::::／ﾞ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
. /::::::::::::::::::::::::::ﾊ ∧::∧／::::／ﾞ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/:::::::::::::::::::::::::/ 丶 ∧:::::::／ ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
.
- 524 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:38:31 ID:NOvpYEbY0
- 何かフラグ立ってる
- 525 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:38:50 ID:rHf9wHjE0
-
――― イーゴリは、元から高い徴貢を強いられていたドレヴリャーネ族に対して、さらに強引に取り立てた。。
＿ﾄ､__ ､
＿......lヽ':::::｀::::::::｀,..´i／l
t .＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/i ~'ｰ､
了 -‐'´:::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l＿ /
て 消 （. ゝ::::/::::::/::::::::::::::::::::::::::ﾍ:::::::::::::／ 貢 イ （
え 毒 〉ノ:::::/:::/ﾌ::::/::::::ｲ::::ｲ:::ﾉi::l!:::::::::::ﾍ 税 l 〉
か さ （ ｀::´'::::// ﾚﾍ -'"ｉ／,イトﾊ::::::::::::::::＼ し ゴ （
┃. れ ヽ,ノ::::ﾘﾊｰ-.,､ ‐´ 〈ｃ:::ｊ` l::::::::::::::',￣. ろ リ / ,,､-''"
┃ ゝ /:',〈 |;;ﾍ` ￣´ ､r‐､ﾊﾉ ┃ 様 /'",､-'"
┃ ,r" ' .', ` "､ ___,,,､ !´｀, // に 〉:::::::::::::
// r-､| ヽ 「 ＞-', ﾆｲ ・・ _（::::::::::::::
・・ | ` ､. ∨＿/ .／iｲ:ﾊ L ＿ __ /::::::::::::／
,r､ ,､-- ､, -'" iヽ ,／ |/ ﾉ／",, ﾚ''"､~ ,､ ':::;;､
ﾚ"从 ;:;: （ _,, r'''~|:::｀ - ´ .| :| ,,,,」L,,,, ヽ''",,､-'~::::
从 ）,,,､-ｰ ''''"￣￣::/::::. (､;;;;二＝ｰ'''":::::::::::::::,､-''i, |j" ,,,,,､- '":::::::::::::
ﾞ〉 , '''~ '''"::''＿__''''/::::::::| ::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;､-ｰ''"/从;;;;~'''''''i'i""| i|:／￣￣
∫ （,,:::::''" ,r"ii .ﾂY""::/:' ､;;;;;;;;;;､ -ｰ ''"" i i|||;;;;;;;;;;;;;;||;;;;;| i|:::／
｀}∫ _ﾉ､,,,,,,,/ﾆ了￣/,,,,,i////::::::::::::::::::::tj:::::::::::::::::::::::::| }||;;;;;;;;;;;;;;;|i;;;;;;| |/
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'､t,,々ヽ＝=､､~'' ､ヽ| iＯj//ﾘ:::::,､ '"" :::| ::: t | t､､ ti;;;;;;i
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.i.|;:;:;:;:;;ﾟ;;;;ｏ;:;;:;:;:i |"|::|Ｏ|ii|||| :: it ::::::: ' ､;'､;;;;;;;;;;;;ヽ| ､､
i ';:;:;:;:;;;;;;:;:;:;:;;:;:;ﾉﾉ:::i:ｿii|||i| || ::;;ヽ ::::::::......................｀' ､;;;;;;;;;;;;;;;i :::" ,､
ｰ､' ､､;;;;;;;;;;;､ '"::::ノ人i从i || ::::::;;;j ~' ､,,::::::::::::::::::::::::::::::＼;;;;;;;;;;;t ::::::,､ '~ ,,
＿i､ヽ,,二＿,,､ '",,r"入从jﾉ:::::::::::::::::::::::::::;;/ （:､ ~ '''''''''''''''''""""~ヽ;;;;;;;;;'､／:::／::
'ﾌヽ､iii二二;;;;､-'"ｰ-'､〉､､;;;;;;;;;;;;,､- ''~ ;;;;};;;;:::::;;;;;;;; ,,,,,,,,,､ ,､-ｰ''''､~ﾌ""/:::::::
/､ '"~（~~~ '''､"~ ヽ,...,,'ｰ-､~'ｰ､::::'''" ヽ:: ~ ､-ｰ''":::::::ヽ Y
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『 イゴリは彼らの言うことを聞いてドレヴリャネの国に貢税を取りに行き、以前の貢税を増やしたり、
彼らに乱暴を働いたりした。』 ――― 原初年代記
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- 526 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:39:59 ID:rHf9wHjE0
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｢L.、00 __ｎ__ ｎ ｎ
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└─┘ . つ) .. （ ⊂´ .rリ
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| |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi|
| |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi|
| |XXXXXXX| |ixxil.. | |XXXXXXX| |ixxil.. | |XXXXXXX| |ixxil.. | |XXXXXXX| |ixxil.. | |XXXXXXX| |ixxil
| |XXXXXXX| |i／ | |XXXXXXX| |i／ | |XXXXXXX| |i／ | |XXXXXXX| |i／ | |XXXXXXX| |i／
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ヽ ∩／￣￣ ヽつ ヽ ∩／￣￣ ヽつ ヽ ∩／￣￣ ヽつ
ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ド ヽi ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ド ヽi ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ド .ヽi
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ﾚ ､ {j ヽｰ7ｰ{' ｨﾟ ヽⅥ ＼r;.:.:ﾊ
/ ヽ} / / / / /ｰ====- ､ }r=､
| i{/ / / / / / ﾘ{ i まっ僕が本気を出せばこんなもんさ…
_人 :{_人ノ ¨ .／:: . ==‐' y /
.:∧ _ ／ } ノ
.∧ ｡x= ' }__, |
∧ﾟ ヽ _ - ｧ /
》 >. ￣ / ト､
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V ヽ::::::/x
ｌ ∨ j::::/ ＞｡
Y-x__ ヽ / j::/ ＞｡
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- 527 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:40:58 ID:rHf9wHjE0
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|＼＿／￣￣＼_／| さっすがイーゴリ様♪
♪ ∩,＿∩ ♪ ＼＿| ▼ ▼|_／
( ´･(ェ)･) )) ＼ 皿 ／ ではキエフに戻りましょうか。。
(( ( つ ヽ、 ♪ (( ( つ ヽ、 ♪
〉 とノ ))) 〉 とノ )))
（__ノ^(＿) （__ノ^(＿)
__､/イ≦￣￣＜≪､、
__.... イ⌒: : : : : : : : : : : : :⌒ミ=ｰ
⌒>: : : : : : : : : : : }: : : : : : : : : : :｀ヾ
ノ: : : : /: :/:从: :ノイ: :.i : : : :.j: : : ヽ、
/: : : :.从/!/ハ/__ ヽ八ﾍ: /: : : :Y
ｲ: : : : :j ヽ´￣￣¨｀ヾ､、 jハイ:/ﾘ
У⌒Ⅵ x=＝=ｭ､ ｀" =≠ｊ/ﾘ
ヽ｛て ﾘ , , , , ｘｒｖ′
iﾍ、ｊ ､, , j そうだな、ドレヴリャーネ族からは
从У! _＿_ " ;
Ⅵ 、 ヽ _｀ｿ ／ 取れるだけ取ったし。
′ ＼ ／
/ : ､_ /
/ : /￣
__＿＿ -＜｀ヽ : ;
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:', : /
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:', ヽ. j＼､、
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_ .... ．へ＼ｰ ､:＼ ﾉ Y.＞ ．.
.:.:.:.:.:.:.:.:.．＜´ ヽ＼ へ j:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ.
｀ ､ヽ / ;ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
.
- 528 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:41:08 ID:YLbPVznc0
- 死亡フラグ？
- 529 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:41:51 ID:rHf9wHjE0
-
――― そして、帰り道。
,_:::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... .... ..:::::::｀⌒ :::::::::....::::::........ . .::::::... ....:::::::::
: ﾞﾞ"'ｰ-､,, ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... .... ..:::::::｀⌒ :::::::::....::::::........ . .::::::... ....:::::::::
: : : : : : : ｀ﾞ'''ｰ-､,,,、 ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::: :::::::::....::::::........ . .::::::... ....:::::::::
: : : : : : : : `ﾞ'-､.. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. . ... ::: :::: :: :. ... .::::: :... . .:::: .. .
: : : : : : : : `ｰ--,．:::.. ... .. .. . ... ... ..::. .. . .. . .. ｀⌒ .::::.. ... .. .. . ... ... ..::. .. . .
: : : : : 、: . : : ﾞヽ、:::.. ... .. .. . ⌒⌒ ... ... ..::. .. . .. . .. .: :::.. ... .. .. . ... .
丶.−､: . `'､:::.. ... .. .. . ... .. . ..::. .. . .. . .. .
::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:ﾞﾞﾞﾞ'''''''‐- ､ ,,,,,__:::.. ... .. .. . ... ... ..::. .. . .. . .. .
::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:｀ﾞ''ｰ- _,,.--ｰ''''''"ﾞ
''"""'''''"""''""''''""''"''''"""''／"'''''"""''""''"""'''''"""''""''''""￣ﾞﾞ"'''''―-
''"''''"""''"""'''''"|> ／,/-‐'゛'''''"""''""''''""''"''''""''"""'''''"""''""ﾞ''､,,"''''
:::::::....::::::........ . .!! ／ 7 ..::::::........::::::........:::::::::::.......... ／
ｌl ／ 7 |> ／,/'‐.
"''"""'''''""" '!ﾚ' 7 F' ,／､ '"""''"'"""''""' !! ／ 7
／ ,' !! ／,/ト' ｌl ／ 7
／ { !!／ 7 : !ﾚ' 7 F' ,／､
／ ! ,／ ,' : ／ ,' !! ／,/ト'
_ l~~) ,／ 人／ .八: ／ { !!／ 7 :
!ﾞi~~／＿,,, -─'ｉi'~¨'' ‐-ヽ､''ｉi¨''_.-_､...／ ／ ! ,／ ,' :
ｌ lﾞｰ´-- ､.,,,__ ｌl /¨¨.|> ／,/ .._ l~~) ,／ 人／ .八:
. l ! ~~¨'''' ー‐- !! ／ 7 .!ﾞi~~／＿,,, -─'ｉi'~¨'' ‐-ヽ､''ｉi¨''_.-_､
─i、,.rﾆﾐヽ､_,;,_,;:,._ .ｌl ／ 7 ── ｌ lﾞｰ´-- ､.,,,__ ｌl /¨¨~j~￣--‐ |
~~~~~~ .!ﾚ' 7 F' ,／､ ~~¨'''' ー‐-‐' 7
／ ,' !! ／,/ト'..,.rﾆﾐヽ､_,;,_,;:,._ ＿＿＿,/───
／ { !!／ 7 : .~~~~~~ ¨¨''''''''''ー─----
／ ! ,／ ,' :
._ l~~) ,／ 人／ .八:
.!ﾞi~~／＿,,, -─'ｉi'~¨'' ‐-ヽ､''ｉi¨''_.-_､
.ｌ lﾞｰ´-- ､.,,,__ ｌl /¨¨~j~￣--‐ |
l ! ~~¨'''' ー‐-‐' 7
.─i、,.rﾆﾐヽ､_,;,_,;:,._ ＿＿＿,/───
~~~~~~ ¨¨''''''''''ー─----
※基本的に河川を丸木舟で移動する
.
- 530 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:42:44 ID:rHf9wHjE0
-
／: : : : : : : : : /: : : :ハ: : ﾊ: : l : : : : : : : : : :＼
ｱ: : : : : : : : : :l : :／l/ ﾚヾ ; :ﾘ､: : : : ヽ: : :.ﾄ: :ヽ
/／: : : : : ; :ハⅥ ￣￣≧､' ＼: : :冫: ﾘ: : : :ﾄ､
| : : : : ;ｨ⌒l : :ﾚﾍl ﾏ￣磷弌ｬ丶 /／ﾚﾚ|: : : :.:|
ﾚ1: : / ^〉l : :| ', ゞ夾 iﾄヾ>ｨ z=ｬﾚ1: : ﾘ …お前たちはこのまま貢税を積んでキエフに帰れ。
ﾚ1人 ﾍ´｀" ` ､二ソ' ﾄこﾔハノ
ﾚ:ハヽ 代リ〉
|: ﾑ ､｀‐'' | 僕は少数の従士だけ連れて、
|1人 | ｀ ' /
ﾚﾘ ヽ r――ｭ / ドレヴリャーネ族の地に引き返すから。
ハ ＼ ―‐ ／
二三三￣￣｀にﾄ､ ／
に| 丶 ／
、 に| ＞ ＿ _／
^ヽ に| /￣￣￣￣￣|
.
- 531 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:43:19 ID:YLbPVznc0
- 例のトルコ系か
- 532 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:43:24 ID:rHf9wHjE0
-
――― なんと、取り立てたばかりのドレヴリャーネ族から、再び徴貢しようとしたのである。
＿__､. __ト.
. . : :＼: : ＼:|: : ＼ト､
__＼ : : : : : : : : : : : : : : :|／|
∠: : : : : : : : : : : :_:_:_: : ＼: : : :|__,
ヽ: : : : : : : : : : : : ＼: ＼: :}:/: :／
／: : : : : : : ／: : : : : : : : : :ヾ: : : ＼
＜: : : : : : : ／: : -=≦: : : :／: : :＼7⌒
/: : : : : : /: :／: : : : :ｉ :／ ｝: : : : : :＼
￣|: : : : : :／＼ 7: ／|/ /: : : :| : |￣
|: : ‐､:| r芹≧ｘ__, ム斗i:/∧|
ﾌ〈〈 ヽ 弋ソ 「炒 〃〉 この手応えなら、ドレヴリャーネ族からは
｀ ＼ | ¨´ //
|:ﾊ「 ′ ´ もっと搾り取れるだろう…
_＿| ＼ ｀ ￣ ／
|二ニﾆ=‐┐_ イ‐―┐
_＿＿ __/ |::::| │ | 何名か付いてこい、
. / ≧=- |::::| ∧＼ 〈￣ . . : : ￣｀
′ ＼ V∧ Ⅵ . . : : : : : , さらに財物を得られるぞ！
. │ , ＼＼_＿/ /ｉ| |: : : : :′
| -=ﾆ ′ ＼＼ -′ト､ ∨/. :！
. r‐=ﾆ / ＼＼ :::| ∨/: :|
. | , . : . V∧|:::| [三三] //: ,
,:. ／ / : : : . . . V∧〈 . . :| : :
. .′／ /: : : : : : : . . . _＿ V∧| . : : : |: :′
/ ´ ∧: : : : : : : : . ‐‐―=≦ .. : : : : :Ⅳ
.
- 533 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:44:30 ID:rHf9wHjE0
-
――― イーゴリが再び税を取り立てにくると聞いて、ドレヴリャーネ族は民会を開いた。
. ∩＿＿＿∩ ;
; | ノ|||| ド ヽ ` 『 もしも狼が絶えず羊たちのところにやってきて
, / ○ ○ | それを人々が殺さなければ、それは群全部をくわえ出すでしょう。
;, | ＼( _●_) / ミ
; 彡､ | |∪| |､＼ , これもそうです。
./ ヽノ／´> ) :
(＿ﾆﾆ> / (／ ; もしも私たちが彼を殺さなければ、彼は私たちすべてを滅ぼすでしょう。』
; | | ;
' ＼ ヽ/ / :
, ／ ／＼＼ . ――― 原初年代記
; し’ ' `| | ;
＿
ベ‐ _ , ＜ .|
t=-- ＿ _ノ´ /人 ､｀＜ /|
ヽ ｀㌦x ､. ￣|. ／/::::::::｀㌦xヽ /.｜
V ｀ｰ㌦､ ! , '／;::::::::::::ｰ-｀ヽ｀〈. |
V ヽ{ .//,-ｭ'::::::::::::::::(⌒)ヾx＼{
V ／ //（ _）:::::::::::::::::＝=::::. ＼ヽ ・・・・・・・・・・・・・・・
ヽ__／ //:::::彡":::;-‐ｫ‐ｫ‐ｫ-､::::. 〉/
. { j i::::u::::::／ Ⅳ∧∧ﾑWｭ::} /./
. i //::::::::::/_|ｨ寸'''¨ﾟ￣:::::::::::/ / /
､ .//ヽ::::::::':::::::::::::::::::::::::::::::::/_/ ./
/ 〈く ＼:::::::::::::::::::::::::::γ二ノ /
｀ｰ- ､ ｀￣｀二ニﾆ二二ミ{（ γ.寸､ 【 マル公 】
） γ＝ｭ i ﾄ､',V｀ｰｭ=二ｭ､
γー' ￣￣ {{ 入} l |才'´ ヽヾ ヽ ｀ヽ、 ドレヴリャーネ族の族長
/ ⌒ヽ、 （ V ｲくヾヽ ', 'j .i ﾄ､
. i ｀ヾ （｀､/ ヽヾ. ， .; i .| | λ
八 ﾍ ﾄ/ ﾍ ﾍﾍ i l .| ﾉ/ ﾊ
ヽ. / ﾍ ﾍﾍ .l l | // / .|
.
- 534 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:45:22 ID:YLbPVznc0
- ああ、不用心な
- 535 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:45:37 ID:rHf9wHjE0
-
ﾊ ｀＞
| ヽ. ｀i^-‐/＼-- ──- ____
| ＼ | / ／ﾞ,.ﾍ /
冫 ＼ | / .／ ／:::,.ﾍ /
ヽ. _ヽ/ _ン／ ／::::::::::, ﾍ / つ たしかにこのままでは、我らドレヴリャーネ族は
ヾ￣￣／￣／ ／::::::::::::::::::::, ﾍ'
ゝ ／ ／ ／:::::::::::::::::::::::: ヽ つ 全てを搾り取られて飢えて死ぬしかないニャス…
｀＞ ＼ く:::::∪:::::::::::::::::::, ＿_〉,,,,,,,＿__
｀＞ ＼ ＼:::::::::::::::::::ｨ´//// //// ヽ
￣ ｀ ＜:.:.:.:.:｀ヽ r ´￣｀ヽr´ヽ...｀ヽ''''''/ //// //// ﾊ
｀ヽ.:.:.:.:l 〈 ゝ_....ヽ..ﾉヾ/＿'─'＿ '─' 彡'.l
_ﾉ.:.:.:.:ｌ ｌi i´....｀ヽ' 八' ｀ヾ ｀ヽ _ | 座して死を待つぐらいなら、いっそ…
.. ＜´:.:.:_:.ノ ﾘ l...........|｀ヽ 丶 '´ ｀ヽ |
＜´:.:.:_:.:＞´ .il ゝ´ヽﾉ〆 ' lヽ 丶 } |
.:.:＞ ´ | i′..ヽ.....}´ゝｲ" 丶 ノ |
´ | ﾄ､_....ﾉ../ |...:::::::ﾉ ＼ ﾉ |
| |/..｀ヾ丶 /.:::::; ' ﾊ ｀ ､__ |
| ﾄ､.......}....) / / / |
. r─‐__ノ| | ヽノイ_./ / { |
＿-/ / | i'´..｀ヽ..ﾐ､∧ ヽ /
´￣ ′ ,/ | ゝ.............ﾉ ﾍ ／
.
- 536 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:46:30 ID:rHf9wHjE0
-
, ｒ '´ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ＞ 、
, ｒ' `ヽ、
/´ 〕}､
/ ///}
../ , -- _ 〈.ノ }
〈 ＼＿＿ ﾃ‐'二_ｭ、 { ｒ‐‐ _`ヽ-' ｒ¨ ﾐ 、 /ｊ 戦 う ニ ャ ス ！
. ＼ __／ ﾄ､ヽｰ- ､｀ ヽ乂 Y´ `==＜ <ノ__,ｨ
＼ ヽ _〉 }／` ‐- _ﾉ￣ （__つ_）'´ ././ ＿
ｒ､≧､ ヽ ｰ'´ ______／￣ﾍ ﾍ ／ノ ,ｒ '´ `
.ｒ`‐‐‐＼ ヽ- _ く:::::::O::::::::::::::::＼ く´／ / } イーゴリには今、
'´¨ﾞﾐｮ } `ｉ ヽ:ﾄ ､:::::::::::O:::::}＼ 〈 __/_／ /
__,ｒ' ￣｀ヽ={`‐ _ ｉ ﾞﾏZｉZｽｚﾀ:::/-‐ｧ`ｰ＿／_ / 少数の従士団しかいない！
｀ヽ __フ{）くヽ .｀ト ､_ } _ｒ-=､_）[¨ｒ三､ ｒﾍｒ'´ ￣ .／
{ 〉､} 廴 __ /-{ｒ‐-ｧ┼∧ヽ､ }-、 _ , ｒ'´
`ｔ{ヽﾞｰ┐__ _ >‐ｒ‐}- ﾃ{´ ﾚ' // 乂_人ノ==-‐ ￣
`ｰ=乂ヽ Y´__ﾌく.ｰ' / /./ CY- }ヽ_ あの強欲な狼を仕留めるニャス！
´`¨´ ヽ （´￣ｨ ﾄ∨ ‐ｲ`{‐ く〕-、
,ｒ ､____,､ { 7.し∧_} /´ ｀ 廴ヽ-、
/ｒ‐‐'´￣｀ヽﾐ、 `ｰｲ { '┐ｉ_〉､ `ﾞ乂_つ=‐っ_
ノ_`ｰ-‐'￣￣ ‐┴―'´｀ｰ-､‐‐ヽ、 { { /_ 乂ﾆﾆﾆﾆ=-ﾐﾆ＜_ｒ-'-､
___ ） ＿__ ｒ==ﾆ彡' ´ ,ｒ =} ﾞ; } } o L __￣￣￣）ﾆ） 乂ｒ‐｀ヽ
` ｖ‐ 彡'´ =彡' _,ｒ } ｉ ｉ ｉ ヽ /_, ｨ=ﾆ≫' 乂 ｀}
ノ_ｒ--、 , ｒ ' ´ _, ｒ'´ | | }| | /＼‐‐'´
'´____ノ , ｒ'´ , ｒ '´ ﾚ .八乂} ／ ＼
ｒ==ｰｒ' ´_ ／ ／￣ ＞--〈 ＼
ﾉｒ'´ / ,ｒ'´ ／ ｀ ヽ､ ,ｒ'´ ＼ｰ、. ＼
＼ 正義は我にありｸﾏ―――ｯ！！ ／
＼ ／
∩ ∩ ∩ ∩ ∩ ∩ /⌒)
| ￣￣￣ ヽ/⌒) | ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ /∩ ∩
/ | / / | ∩ ∩ ,/ | ￣￣￣ ヽ
| ﾉ / | ﾉ | ￣￣￣ ヽ,/⌒) / |
彡､∩ ∩ ∩､ ∩ ヽ/ | / | |
| ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ | ﾉ/ 彡､ ﾉ
.
- 537 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:46:47 ID:rHf9wHjE0
-
, ｒ '´ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ＞ 、
, ｒ' `ヽ、
/´ 〕}､
/ ///}
../ , -- _ 〈.ノ }
〈 ＼＿＿ ﾃ‐'二_ｭ、 { ｒ‐‐ _`ヽ-' ｒ¨ ﾐ 、 /ｊ 戦 う ニ ャ ス ！
. ＼ __／ ﾄ､ヽｰ- ､｀ ヽ乂 Y´ `==＜ <ノ__,ｨ
＼ ヽ _〉 }／` ‐- _ﾉ￣ （__つ_）'´ ././ ＿
ｒ､≧､ ヽ ｰ'´ ______／￣ﾍ ﾍ ／ノ ,ｒ '´ `
.ｒ`‐‐‐＼ ヽ- _ く:::::::O::::::::::::::::＼ く´／ / } イーゴリには今、
'´¨ﾞﾐｮ } `ｉ ヽ:ﾄ ､:::::::::::O:::::}＼ 〈 __/_／ /
__,ｒ' ￣｀ヽ={`‐ _ ｉ ﾞﾏZｉZｽｚﾀ:::/-‐ｧ`ｰ＿／_ / 少数の従士団しかいない！
｀ヽ __フ{）くヽ .｀ト ､_ } _ｒ-=､_）[¨ｒ三､ ｒﾍｒ'´ ￣ .／
{ 〉､} 廴 __ /-{ｒ‐-ｧ┼∧ヽ､ }-、 _ , ｒ'´
`ｔ{ヽﾞｰ┐__ _ >‐ｒ‐}- ﾃ{´ ﾚ' // 乂_人ノ==-‐ ￣
`ｰ=乂ヽ Y´__ﾌく.ｰ' / /./ CY- }ヽ_ あの強欲な狼を仕留めるニャス！
´`¨´ ヽ （´￣ｨ ﾄ∨ ‐ｲ`{‐ く〕-、
,ｒ ､____,､ { 7.し∧_} /´ ｀ 廴ヽ-、
/ｒ‐‐'´￣｀ヽﾐ、 `ｰｲ { '┐ｉ_〉､ `ﾞ乂_つ=‐っ_
ノ_`ｰ-‐'￣￣ ‐┴―'´｀ｰ-､‐‐ヽ、 { { /_ 乂ﾆﾆﾆﾆ=-ﾐﾆ＜_ｒ-'-､
___ ） ＿__ ｒ==ﾆ彡' ´ ,ｒ =} ﾞ; } } o L __￣￣￣）ﾆ） 乂ｒ‐｀ヽ
` ｖ‐ 彡'´ =彡' _,ｒ } ｉ ｉ ｉ ヽ /_, ｨ=ﾆ≫' 乂 ｀}
ノ_ｒ--、 , ｒ ' ´ _, ｒ'´ | | }| | /＼‐‐'´
'´____ノ , ｒ'´ , ｒ '´ ﾚ .八乂} ／ ＼
ｒ==ｰｒ' ´_ ／ ／￣ ＞--〈 ＼
ﾉｒ'´ / ,ｒ'´ ／ ｀ ヽ､ ,ｒ'´ ＼ｰ、. ＼
＼ 正義は我にありｸﾏ―――ｯ！！ ／
＼ ／
∩ ∩ ∩ ∩ ∩ ∩ /⌒)
| ￣￣￣ ヽ/⌒) | ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ /∩ ∩
/ | / / | ∩ ∩ ,/ | ￣￣￣ ヽ
| ﾉ / | ﾉ | ￣￣￣ ヽ,/⌒) / |
彡､∩ ∩ ∩､ ∩ ヽ/ | / | |
| ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ | ﾉ/ 彡､ ﾉ
.
- 538 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:47:52 ID:rHf9wHjE0
-
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
――― (⌒─⌒) ＜飢えて死ぬなら戦って死ぬクマー！
＿＿＿＿＿（ `(,,ｪ)´）
―――==○====○=====X二＞ ――――(⌒─⌒) ＜俺たちを舐めるなクマー！
＿＿/ （＿_） ＿＿＿＿＿ （ `(,,ｪ)´）
―――（＿_） ―――==○====○=====X二＞
＿＿/ （＿_）
―――（＿_） ―――(⌒─⌒) ＜イーゴリを殺せクマー！
(⌒─⌒) ＿＿＿＿（ ・(,,ｪ)・）
( ・(,,ｪ)・） ―――==○====○=====X二＞
＜二X=======と/::::::::::::::]つ ――― (⌒─⌒) ＿＿/ （＿_）
/;;;;;;;;;;;;;i;ゝ ＿＿＿＿＿( ・(,,ｪ)・） ―――（＿_）
（_/ `Ｊ ―――==○====○=====X二＞ ――― (⌒─⌒)
＿＿/ （＿_） ＿＿＿＿＿( ・(,,ｪ)・）
―――（＿_） ―――==○====○=====X二＞
-: : : : : : : : : : ＼: : : |__,
: : : : : : : : : : : : :.} : : ／
／: : : : : : : : : : : : : : : : ＼
.: : : : : : : : : : : : : :. :. :.7⌒
: : : : : : : : : : : : :,ﾊ:.ﾄ.:.:.＼ くそっ！
.: :. :. :.|.:.:ﾊ.:.:i.:.ｲ( ﾘ 7/;-`
:.彡i:/}:∧ﾉ/!,' ヾ ,,xﾍ i≧、 こんなところで死んでたまるか！
ゞ´ﾊ{r'ヤ気ﾐﾍ, ,r炒 ﾆﾆﾆ≧=-======- _
ヽ`, ゞ ｀=´ ヽ ;ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧= = ==-_
｀"::::.. ＿_,´ /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧
＼ ＞ ( __ _ｿ ,ｨﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ<ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾍ
ﾆ∧ ＞ --´ ゞ、ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ﾆﾆミ=、_ _r'ZZ7
ﾆﾆﾆヽ｀ー ´ ,／/ ｀Y´￣￣￣￣´ Ⅵﾆﾆﾆﾆﾆ | /｀ Y :: :. ヽ////
ﾆ/"ヽﾆ＼_ _ /ﾆ/ ﾉ //丶ﾆﾚ ::. : :. |''"´
/ 丶ﾆﾆ`ﾆﾆ/ / xf√レ (:::ヽ ﾍ i | _j,,ｨ
￣｀¨´ / ＿ィ＞''"´弋,, )_ノ//} __j-´"
∠_＿＿ -‐≦二マ＿ _-=≦////＞、__ﾉ
__＿_＿ -=≦二ﾆ////////////////////＞ ''"´
////////////////////////////＞ ''"´
///////////////////////＞ ''"´
≧////////////＞ ''"´￣´
｀￣￣￣￣￣
.
- 539 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:48:48 ID:rHf9wHjE0
-
――― イーゴリは少数の従士団しか連れていなかったため、従士団は皆殺しにされた。
（ （;;､(,,, 、 （;; ;;'''）） 、
（;;(（ )） ） ﾉﾉ ,,） (
（（ ,,,;） （ ( ,;;） (",）ｿ;ソ ⌒)
.（;;､（;;⌒''） ） ﾉ ヽヽ ,,ﾉ ('"⌒;; ﾉ;;
,,,.. ;;⌒''）､ （ _ ⌒) ） ）) ノ''⌒;;）⌒）..,,,
（;(､（( .,,;;;;⌒),, （ ( （,, （ (⌒;;;;,,.⌒） )）);）
::⌒;ソ⌒;;;;'''）ノ,）ｿ＿,,,.....=) ﾉ--''''"""""￣￣｀ﾞﾞー‐-- ﾉ､,,,,,,,_,_ (;; ｀)⌒;;,,.⌒） )）);）
（;(（( （⌒.从从''"""^ )ﾉ ....;;;;;;;::.. ""'''''从从,,,,,,'-､,,, ,,,;;)）
'';,,,,）_,'从从,,,,、 .'';;;" ::::::;;;;;;,,,.... ;;;;;;:::::,,,' 从从,,,, ）),）
,,,;;;;;; ΛΛ ,､... ::::;;;;; ／ ⌒・〜
,,,;;;; / ⌒ ） ::::;;;;; / ；・ ヽ；）,､..
/ ;：/ つ．・． （ ） ∪:::::::::.
〜（ ） Ｖ Ｖ ;;;;;;:::::::::,,,
〜 ⊃
_／:／::::,､,､::::::｀ 、
〃:::/:/::::::::::::::ヽ:::::ミ
7:::/:::{:::从::ﾄ:::::ﾊ::∧
ﾊ从V≠ミ::八ムﾊⅥ
{ Y〈 'J｀ 'J }ｌ}
〉 、ij. 〉 /￣ヽヽ
-=ﾆﾆ{ヽ＼ こｱ /〉ﾆﾆﾆ} } こッ…
∠ﾆﾆﾆﾆニ＼＼｀ T´/ﾆﾆﾆﾆ! !
/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ｌ!ﾆﾆﾆﾆ| | こんな事してタダですむと思っているのか！？
くﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆト /l!ﾆﾆﾆﾆ!ﾘ
∠ﾆ=‐-ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ! ￣ .!!ﾆﾆﾆ//
∠ﾆﾆﾆﾆﾆ=‐-ﾆﾆﾆﾆニ| .||ﾆﾆ:/彡
∠ﾆﾆﾆﾆ／￣Vﾆﾆﾆ=-‐ ∧ /'ﾆﾆ/=-∧
./ﾆ=‐-ィ´ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ} ,'ﾆﾆ:/ﾆﾆﾆ∧
/ﾆﾆﾆﾆ/ ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:} ,ﾆ=-':〉∨ﾆﾆ∧rｒｎ ｧ
./ﾆﾆﾆﾆ/ /ﾆ=-‐ﾆﾆ-=V-=ﾆﾆヽ.∨ﾆﾆ77 _（_
/ﾆﾆﾆﾆ/ 〈ﾆ=‐-‐=ﾆﾆ= }ヽﾆ=-‐ﾆ７ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐- __
_＞ｰ=彳 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ:}ﾆ＼ニ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐-
/ー } lγ´三三｀ヽﾘﾆニ∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽ
.
- 540 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:49:36 ID:YLbPVznc0
- 従士団の要求に応えないといかんのが命取りか
- 541 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:50:05 ID:rHf9wHjE0
- ::::::::::::::::::::|;;:ll|::::::::::::::::::::::|:.:: ;;:::ll|::::::::::::::|:::;l;l|:::::::: ゞ;;;!.::;;.:::;ll::ゞ;;ヾ;;|.:ll; :;;iｌ:;l||;;;ｼﾞ::::|;.;;:l| :::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::|:;l;l|::::::::::::::::::::::| .:::;i;;::l|::::::::::::::|;;.::ll|::::::::::::::::|;;;::.;l::l|::::ゞ;;;:;;|.:;; ::;;;ｌ:;l||;/ ::::::|.:;l;l| :::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::|::l;l|::::::::::::;;::::::::|:: ::;l;;:ll|::::::,;:::::.|.:;;ｌ;l|::::::::::.; :;|.:::,;;::ll|:::::::::::::.|;;il :;;ll:;;l|| ;;:::::: |;;::ll| :::::::::::::::::::::::::::
":;.:.. ;'"',;|::;ll|;:.:::''::.;;'':;;;:;:|::. :;;:.;il| ;;;'' ;;:; | ,;::ll|::'': ;;''::: |;;..il;::;l|;::::''゛'' ;|.;ll; ::;l;;:l|!.::.';;;.:;|::;l;l|''::.;;'' ;;:;: :::'' : :;
::.;;'' ;;:;: :::'':: .;;'' ;;:;: :::'':: |: l|;;:::;;l|;;::. . :;;ﾉ.:::;;lﾘ、 ;;: :;: |.::;;:::;ll|' ;;:;: :::''|.:;, :;;ll;;:l|! ,vj､;:|.::;ll|::":;. :.. ;'"'":;.;'
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::;:;; ''"'':::: ﾍ / -z＝z- ヽ / ::.;;'' ;;: ; '' ;; ;: : ''::.;;'' ;;:;: ::.;;'' ;;:
wYiiw ヽ、 / , -チ´::::::::::::::ヽ＼ } ／ .::;; .:::
フー‐' ／／:::::::::::::::::::::::::::::寸xｰ才´
{ γ,二ィ::::::○::::::::::::::::○::::::j ヽ,:.
八{（ .八:::::::､＿＿＿_,::::::::ﾉ .）j
｀寸=-ヽ:::::｀寸Ｗ夕:::::ノ=＝ァ"
ヽ _二二´ {|￣|} ,二二r ´ まるで今までがタダですんでいたような言い方ニャス…
ﾉ } | | { ヾ
γ ￣ { ／j j ｜ヽ ト- ､
.: γ´ーｫ'´ / i ｀t一'｀Y :.
. ｉ γ{__, ィ γ´ァ ,､ 寸ｰ ､ ヽ__ j､ i このまま強欲なお前たちに搾り殺されるのなら、
. ﾚ _ノ ヽ壬 { } rえツ { } j
γ´￣j/ lー┤ ヽ !{ せめてお前だけぐらいはこの手で殺してやるニャス！
. .: ノ.! ○ |〔 | ○ ﾊ ｀}
γ`ｰイ 八 i| 〕 |. 人__ﾊ
{ _,.ィ ﾊ .イ|〔 { / { .}
〉' } | !. ||. 〕 j /| `ト､λ
{ ﾉ .| }. |l.〔 i| .:｜ ｜{ }
/Y ） .ﾉ. .:: || .〕 jl. l . | ゝ.ｲ
.
- 542 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:51:16 ID:rHf9wHjE0
-
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_,. -=≦::/ | ＼::／:::::::::::::!
〈＼:::::::::::::::::| ∧ ＼ ￣￣ ＼
＼＼:::::::::::| //≧=-､,._ ＼ ヽ
＼`ー‐| //三三三三ニ≧=- ＼ 〉
＼:///三三三三三○三::/ // /
〉/∧ﾆ○三三三ﾆ∧:/ // ／ ､-ミ､ ２本の木に縄をかけて、
// ＼三､三三／V/ // 〈 〈 ＼＼
_,.-=≦￣ ≧=〈〈＿＿＿＞ヽ∧/,ニニ彳 _≧=- ､ ＼ ＼＼ 力いっぱい限界まで引っ張るニャス！
. ／￣￣＼＼＼ ＼￣__）--_､ | | | /- ､Y ／ ヽ. ＼::::::::
／、 ＼／ V´_,L'＿ノ_jハ八{ 人/ _,. ---､ } ＼::::
- ､＼ ,.ニ Y´ !＿_／ //（_ﾘ {｀Y´｝ ／ V
-､ ＼＼ （（＿〈 '―| ／ /// / ｀Y´ヽ/ | そう、木がしなって曲がる程に！
＼／ ,. 二､フ 〉 ,ﾆ〃 O 〃示ミ { ﾉ、 |
// }:}_／／ /{ `={{_}}=' ｀Y } |
ヽ___ノ（::（____/人 j T7､ ヽ 人 |
ヽ__/ / / ＞=≦'// ≧=-イ{´ } !
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:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.: ／フイノ少Ll===Llミ=､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:. ┌=ﾃﾃアフ/ｲﾉ／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:｀`ヾミｰ- ､＿ __.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:: :: :: :: :: :: :: :: :: `TT|〔_7ｲ/／:: ｀Τ＼￣´⌒ヽ:: :: :: :: ::
::.::. :: :: :: :: :: :: :: ::.|/,|｣//〃::.:: ＼
:.: :. :. :. : : : :'⌒ヾ///ｲﾊl{:.: :. : ＼
: : : : : : : : : : : : /{:{/::{{ｉ::!|.:.: .: ＼
: : : : : : :/:,.,ﾆミjﾊ:l:{ : . ＼
: : : : : ／|::{{ (() }}:{/入 : ｷﾞﾘｷﾞﾘ… ＼
.. .. . . .{,'/:{::ゞ==彡;! ｌ|｢| ＼
〈::{:;ﾊ::|::{｢:i::/i ｢ｌ| ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ… ＼
ﾊヽﾊ:l::||::l::{ l |｣| ＼
}ﾊ::|::}:!:!::::|:| { {Λ ∩＿∩＼
}:{:{ｌ:i:l:.l:.l:l::/´ﾊハ （ ´(ェ)｀）⊃
|ﾊll:i:',::{::|l::|O ｌ|';.ﾊ （ ⊃ ） こうですか、マル公？
__ _＿,,..=''プ::ﾉ:}:l::}ヽ.ゞ{ |ﾊ.:.:ヽ､___ / ノ /
..:.:.:.:_, -''´ _.;∠;イ ;ハ;__`ｰ'‐-'､¬ｰ-｀`¬―-- ------ ---- - （__/（＿）
.:.:.:.: .:.:.:. '´ ／丿/ヽ､＼￣｀ヽ､ｰ､
.:.:.:,;,;,;.:.:.:.:.:´.:.'´.ノ.:.:.:.:.:`ｰ.:.:.:.:.:.:
- 543 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:52:04 ID:rHf9wHjE0
- |;;:ll| |:.:: ;;:::ll| |:::;l;l| ゞ;;;!.::;;.:::;ll ゞ;;ヾ;;|.:ll;.::;;iｌ:;l||;;;ｼ .|;.;;:l|
|:;l;l| | .:::;i;;::l| |;;.::ll| .|;;;::.;l::l| ゞ;;;:;;|.:;;.:::;;;ｌ:;l||;/ |.:;l;l|
,,.、 ,.::;, |::l;l| ::;, |:: ::;l;;:ll| ,; :::.|.:;;ｌ;l|:: .; :;|.:::,;;::ll| .|;;il.::;;ll:;;l|| ;; |;;::ll|
,;|::;ll| ::;;.. ,;::: |::. :;;:.;il| ;:: ,;; | ,;::ll| ;;:. |;;..il;::;l| ;;::. |.;ll;:.::;l;;:l|!.::. .:;|::;l;l|
,; ;:. ::.:: .:: ;;; ´"'' ;;:: |: l|;;:::;;l|;;::. .:;;ﾉ.:::;;lﾘ、 .:::: ;;|.::;;:::;ll| .:: |.:;,.::;;ll;;:l|! ,vj､ |.::;ll|
,,.,,. :: ,,::::: ::::;;; ,;;::::. |.:;l,;:.::;ll| .::: ''';;;::::.. |.::.;:;;:ll| .::|;;:i;;;:.;;l:;l|! ﾉ :;从
,viwﾊ､ | :: ;;:;;ill| ..ｿ;;::.:;;;llﾊ .:::;;; |:;:l.::;;ll:;;l|| `" '';;;:::..
:::;;''" ,;ﾉ ::.::;;ｉ;;ll|;;､ .;;:::.. .:::. ..::: ;;;;, :::"´ |.::;;:;;;:li::l|!
,,.,,. |＼￣｀ヽく´￣￣ Y´ /}:::::: ;;;;;; ;; .::;;, ,.vVw, .::;;; |.::;;:il.;;:;;l|| .:::: ,;;;,
ｉ ＼ ｉ ／^＼ ヽ ./ ｉ |:;;,.::;;,:::;l|| ,;;:.
＿. ', ＼ { く .{ く_} 〈 ｊ .:;;:. :.. /.; ::;;l|.;;::il|l､,fﾞ; "´'''::
ｒ'´ く.ﾑ ヽ-‐‐'ﾝ'＾ｰ',.ｒ‐‐-. _ ＼＼{ .:;;:.:. ノ;;ﾉ ::;;ﾊ ::;;t;;ヾ ::;;, .:::;;
｀|`ｰ'⌒）ﾆ} ヽ ｬ‐ｒ'::::○::::::::○:ト-､ﾉ ;;'''""" ::;;;;;;;;;;, :::.
'''"' /ﾆ.ﾉ トﾐﾍ:::{>､____.ｨ:ﾉ__ノ_ｒ‐く⌒く⌒〉_ .::;; .:::
/ﾆｒ'___ｒ‐‐ｒ‐ｒヽﾆゝﾐｰ'‐'-'ｲﾌｰ' ､_/- しｒ、 `ｉ ,,,.,,..、
ｒ‐'‐{ ､_}--ﾞｰﾞﾃ`ｰ'ｒ=〔ｰ'-'ﾌ'`¨´ _/¨` ノ よしよし、その縄を２本とも
. .〉 __）¨／ ___/＿＿ |＼ヽ､ }__ __ _ ｒ' ｙ'`¨
（_ {／ ｀ヽ〉 =--ｒ彡（ .}‐､ __ こいつの手と足に結ぶニャス。
乂 .{ ∨〉ﾄ==.ﾑ .乂__ノ_,ｒ.`¨ヽ
`ｒ ヽ-.ｨ ｒ!┐ ｒ ｬ, .ｒﾍﾉ｀ー-' `ｭ‐ 〈
ｒ‐､,ｒ‐, .くｉ| }.| | .} } | .} }| （__ '´〔_ _ - ｧ
ｒ‐'´¨ ,､__,､__ｊ--' { .} | | | .| | .| ﾘ`ヽ、 しｔ_ `ｒ‐/ ﾉ
∧ ,ｰ`' ./＼ // / /.//_ノｲ ヽ､ ＼,､ `ﾌ`く）‐‐'- 、
乂, ⌒ｰ､ ｊ ｀ヽ-'-ｧ.'-'-'´ 人 ＼_/`ｉ .ｉ´ ノ｀ヽ ヽヽ
_ ___¨ｰｔ 人 .ｊ .} .{ ヽ __／X '´ ﾉ ﾉ} }
ﾍ、 ｀ｒ（__ノ_ ｊ .} | `<ｒ‐ ' ＼ （（ （ ﾚ'
ｒ‐`¬'´〕､ ＼ / / .ｉ `ヽ､/´ ヽ、 `ｰ-`-
.
- 544 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:53:07 ID:rHf9wHjE0
-
. / ＼
/ 7 ､＼ 、 }、 ､
/イ ｨ ｲ 人 ト､}､( ＼∧ } i＿ ＼
. / { / /}人ﾄ{ハﾍ / )/ Y ／￣ }ﾊ 〃 ﾊ
ﾚﾊ∧'｀丶、 ( / .; u;／x=＝=ｧ ﾚ'( } l
/ ﾊ {{下㍉ ィﾁ万}} }} // j
ま、まさか… '. 弋tﾘ u . 弋:少 ;:::;, ノ /
', ｀￣;, ￣￣ :;:#::,; r‐ﾍ {
､;;. /::::. u u l ﾊ从_
やめろ、頼むからやめてくれ！ _,. ＼ ｀' ＿＿, --､ u '
. ,.....::::´::::::::::＼ ヾ＿＿二} ／ |
,....::´::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、 ／ j
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､＿＿ ／ /
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ｀ヽ、 /
ハ ﾞ ｀丶、,､＿ ,ヘ ＿＿＿
ｌ ヽ ﾞ' / / ｀＿､´ ,,７
', ＼ﾞ' ,′′ ／ ,￣ヽ ,,/′
ヽ 〈 ＼ ﾞ' / `, ／ ,..ﾍ ', ,,//
＼ ヽ __ Vィ'´ ／ ／:::::::‘， ∧ﾂ/
ヾ､ く｀￣ ／ ／ , '○::::::::::::::', ∨
_ ヾ:ｰヾ`..､ / ヽ ／ ／::ﾊ、::::::::::О:ｌ { 今さら命乞いか？
｀丶ミ::::::::::::::＼く ＼ ヽ (::::::ﾄ,´ﾑｰｬ,ｲ::::/ ＿ヽ＿
｀ヽ:::::::::::::::ヽ＼ ｀ヽ､ヾ､:ﾏﾊ｀,､ﾂ::／ / / ７ ､
ヽ:::::::::::::',-｀─--､{彡ヾ`-､二,ィ´ / / / ＼ 貴様は飢えた獣、
}::::::::::}- ､ ヽ ヽ }-/└-┘ L / ／＼
ノ:::::::::::', ＼ /｀ﾐ､ ｌ /::;'≡､､ _ ｀´ / ／ヽ なら獣にふさわしい方法で死ねニャス
≠:::::::::::::::::ﾊ ! ヽ ｌ Ｙヽ }:V´ }} 《´｀ﾞ`､ 〈 /
, '"´::::::::::::::::::::／ ｌ′ ', ｌ__ ｌ 〉:::ヾ斗≡匁_rrﾂ __ `´
:::::::::::::::::::::::::;≠´ i / ミ'／､,ィ:::::＼ ｀ヾ､ ﾑ"ヾ,
:::::::::;:≠'"´ ,′ ﾍ ｌ i ヾ;;ｲ´＼ ヾVﾐツ 我らドレヴリャーネ族の怒りを知れ！！！
'"´ i ﾊ__ ! / { ', ﾊヽ、 》
ｌ |/ ﾐ､´ヽ ¨} ! / '/ ｌ｀ヾ､
| |ｌ ! ',「 / / / ヽ ｀¨`
r─---/! |'ヽ、 i /7 /r､i i
_ -/ r ￣ ! |ゞ'ｲ￣ヽ'｀ヽ' !ﾂ r┤ /
,≠'´ ′i: i ! ﾊ ｌ i ハ ′! /
ｌ ｌ ,' | /〈ヾ＿ i /､ ｌ 'ｰ-
ヽ ヽ ,' i､ ﾒ,ｌ ｀ヽ ! ! ／ ヽ、
.
- 545 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:53:57 ID:rHf9wHjE0
-
＿＿＿_ ,1
{:::::::::::::::::::| /|/::| ＿,.-:::'７
￣￣7::/ |:/∨ _,二ｺ::{二_
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}::/ ￣|:::| {:::::::::::::::::::| /|/::| ＿,.-:::'７
´ レ' ￣￣7::/ |:/∨ _,二ｺ::{二_
:,: :(::) /::/ ｛::::::::::::ｒ‐''´ ,、./|
/⌒''⌒) :,,゜ ' }::/ ￣|:::| 〈::| {::| /|
＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／ ´ レ' 二 -‐'::ﾉ
) ＞ ＼::::::／
＜ ぐああああああああッ ＞ ￣
< (
／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^ ;: 。
`'''`~''・ ' `
f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ::,,,,,、...
,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`! 、
:.、 !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;,、; 。
゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・..
π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;''
):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` ⌒ ` !.:::τ'' ``
τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:!
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- 546 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:54:27 ID:YLbPVznc0
- 身体がちぎれるのか
- 547 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 22:56:21 ID:YLbPVznc0
- さて、残りの従士たちをオリガがどう率いるのか
- 548 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:54:58 ID:rHf9wHjE0
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_ _＿_
`､` 、ー ､＼,,_) ,,-ー ､
i '| ＼,,) `ー―'' ,, ＿,
i - ､ く⌒,） ／/ `i i＿, -― 、
i N、`, ￣ ／ ,,/ ､ー一', --, ／
i i `-' ,､__,,,／ ／ `^一i i`-一-'
i i '、 _ イ i i
`-' `^~ i i
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f''`⌒( ,,,,
┌ ､ ,!,,,、( /::τ
く＼.＼＼（＼ :.、 !:::( ﾉ::`! o
く＼＼＼,} Ｙ | ゜ (/ ⌒・ .
＼ヽ' /_ ,,、.. ／/ ノ'
く`一' /∨＼ π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ
｀￣¨丶､＿,／ //`ー⊥∠⌒＼ ヽ ＿＿ ):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '`
／ ___,ノ厶ﾆヽ. ｜ τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ
＜ ＿|＼_／r─＜９ク ｎ＼ | (::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`'
) 二｀T¬=ﾆニ二辷|_} ｝ /_＿::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(
- ＜ ｀〈￣￣￣´
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／^⌒`Y´^＼ '´⌒`Y´⌒`
／ ／＼ ＼ 醱/
／ ／;;;;;;;;;;;;＼ ＼ 醱/ |
.＼ 醱 / ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼ ,ゝ醱/ │
＼ 醱 / ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼ | / ./
＼.醱/ /;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ｀ヽ´-て /
丶 V ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::::＼ ヽ /
ヽ | / ＿＿＿＿::::::::::::::::::∠＿＿:::::＼ ＼／ ＿ 我らの怒り、晴らしたニャーーーース！
＼ / /;:::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ク´￣
. ＼| /|;;::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::λ:::::::::;;|＼ ／
|| / .|;;:::::::::::::λ＿＿＿＿＿＿＿ノ ,ﾉ:::::::::;;;レ´ せめてもの情け、
|| ./ |;;::::::::::::::Ⅴ/ | /＼ /ヽ /:::::::::::;;/
／￣￣⌒￣￣｀＼::::::::::＼ |/ ＼/ ｀Ｖ::::::::::::;;/／＼ 埋葬ぐらいはちゃんとしてやるニャス。
/ ＼::::::::::｀ー────´::::::::::::::;;/ ／ ,ゝ
|￣￣＼＼ニニニ┐:::::::┌ニニニ/ ／ ／
| ￣＼ Ｖヽ .┃‖;;;;;;;‖┃ | ／ 人
￣￣＼ │ 刀冂冂几) .レ´ ／ ＼
＿＿ ＼ | （ | | |┃ ヽ / / ／
/ , ｀ヽ ｀,| Ｖ| | |┃ ＼| / /
/ ｀ヽ、 ＼ | ..┃| | |┃ ＼| |
｀丶 ＼ / ┃| │|┃ ＼|
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- 549 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:57:41 ID:rHf9wHjE0
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":;.:.. ;'"',;|::;ll|;:.:::''::.;;'':;;;:;:|::. :;;:.;il| ;;;'' ;;:; | ,;::ll|::'': ;;''::: |;;..il;::;l|;::::''゛'' ;|.;ll; ::;l;;:l|!.::.';;;.:;|::;l;l|''::.;;'' ;;:;: :::'' : :;
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/_, ｒ '´ } L _ ｒ ﾆﾆﾆﾆミ ､ } }
'ｰ- ___/ｊｒ‐ヽ:::::::;ｒ､:::`´ｨﾀ` ﾐリ ｉ
ヽ{{ `ｰ'ｰｧ´ﾞｉ´ _／｀ヽ { だけどこの後どうしよう…
人 乂ノ-'´ ∨ ﾊ
,ｨ' `ー‐'イ| ﾍ ∨‐┴- _
／/ｨ'´ | ｀ヽ、{::{ , ｨ‐‐- __} ∨ ｀ヽ 戦争まちがいなしだけど、
/ { .| | | `}:{イ } | `ｉ } ヽ
/ { | | { ハ } .ｉ ｉ ｉ ｉﾍ. 〉、 キエフ大公国とやりあっても勝てないニャス…
{ ｉ | | {| .{:::::ｉ } .ｉ ｉ ｉ ｉ∧ ,､ヽｉ
ｉ .ｉ .ｉ ｉ ｉｉ |::::::| .ｉ ｉ .ｉ ｉ ＼ﾍ ヽヽ }
! ｉ .ｉ .} || .{:::::::| | | | .| ヽ{ 〈ヽ .} }ﾉ
＼__| | | | .ｉ::::::::} } | | .l ﾄ、 ヽ.ｉ.ｉ/ﾆ=-､
ｉ ｉ .ｉ ｉ {:::::::ｊ .} ｌ ｌ { / }、 }/⌒ﾏニﾑ
ｊ .{ | } 乂::ﾉﾉ .| | ! ／ | ｰ-' }'ﾆﾆ }
（ ｉ ｉ } ノﾑ { ｉ ｉ ∨_, ｨ' / ﾉ`'ﾞLﾘ
｀ｉ ｉ} { ､〈 ｒ'´7/ ｉ ｉ ｒｒﾆ´ ＿_ , ｨ´ , -‐' ／
|} {} ｉ ｉ .ﾄ ､/ｊ / ｊ ｉ | | | / ／
ｉ（O人ノﾊ=（O/ｒ‐､/ｉｒ‐ ｉ ｉ ﾚ___／
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￣￣￣
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- 550 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 22:58:50 ID:rHf9wHjE0
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| ノ ド u ヽ ノ;;ﾉ ::;;ﾊ ::;;t;;ヾ ::;;,
/ ○ ○ |
| u ( _●_) ミ あの、マル公…
彡､ |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (_／ でもキエフ大公国って、イーゴリが死んだ後は
| /
| ／＼ ＼ 誰が大公として統治するんです？
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿)
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| 後に残された一族は、妻のオリガと
|
| まだ幼い息子のスヴァトスラフだけクマよ？
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ-.、
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. /:::/::::/::::/:::::// ::::::::l::ｌ:::::ヽ.......ﾍ
. /::::/::::::|:::/|::::/ｌ:|:::::::::::|::| ::::::|:三ミ|__
. /:::::/::::::|ﾍｌ廾ト| |:|:::::::::/ｌ:||:::|::|三彡ゝ｀ー 、＿＿_
. ／ ::::::|:::::::|ィ示卞ゝlﾍ:::::///|:/|/E彡/ |＼＿＿＿／
. ／:::／:::::|::::|::|弋::ソ ヽ７癶、 /::::∠_/| |
／:::／:/::::::::|::::|::| 之:::ｿ /´｀!::|::::::|＿_｀ヽ
‐ '/::::/::::::/::|::::|::|、 ' ｀ ,/_夕::/::::::::::＼＼ ＼
／:／|:::::/:::::|:::ﾍiｌﾞヽ ヽ_ン ／:/:::::::/::::ｌ:::::::ヽ::＼￣
:／ .｛:::(| :::::＼:ヽ,!| ＼＿, ィ、::／::::::::/::::/:::::::::::｝ ::ｌ:＼ 食事の時間よ、座りなさい。
:| ヽi.＼:＼:ヽ!｀ク‐T l─|::::::::::__ノ -ﾒ、:::::::::/::::/ ＼＼
i| ／￣「''-´￣´// .| | ｀Τ´／ ヽ／/::::/ ＼＼
. / /／二二匚l]二￣＼ /.: | ./ |／:／ ）ﾉ
､/ /.|∠／ ∨∧＼ .ヽ、| / |￣ ´
_| //:. /l┐＼／´.∨∧.:＼// |
ﾞ| //:. //_＼「 l:.:.:.:.:.:∨∧.:.:/ |
.| |.|Ｘ/〈ヽ ＼|.:.:.:.:.:｜Ｘ.|.:| | ＿＿＿_
| ∨/_ .／￣|.:.:.:.:＼/.:| .／ ／― ―＼ ゴッハン♪ ゴッハン♪
,!、 ｀ヽ、| |:.:.:.:.:.:.:.:.:| ／/ ／ ● ● ＼
| | ヽ、 |＼| ∨.:.:.:.:.:/ ＼ / /⌒ヽ⊂⊃ (_,､_,) ⊂|/⌒i
∨ |/￣/| Ｘ ∨.:.:.:/ ― / ヽ ll|l （_ノ ll|l /
￣ Ｘ /.:.:∨ ＼〈 ./ 从l||l |l||l从
/.:.:.:.:.:∨ ＼ / ( ⌒ ) ( ⌒ )
.
- 551 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 23:00:07 ID:rHf9wHjE0
-
. iィ､ __入
. r‐- ＿/ ｀ー--＝- ＿＿＿_
/ ー--/ |
￣ フ |
__／二二二二二二二二｀ | ・・・・・・・・・・・・・・・
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : i | |ヽ
:γ￣ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::l i ∨｀ｰ- ＿
::{ }::::::::::::::::::::::::::::::::::l | 〉 ｀ー‐- ,,＿＿
:::｀ｰ一'::::::::::::::::::::::::::::::::::::l | イ 才
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l | / j イ／ つい怒りにまかせてイーゴリをぶっ殺したけど、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l | .i i イ . ／
:::::::::::::::::::::::::::::γ￣ヽ::::::::l | .l | ＜ .／ もしかして千載一遇のチャンスだニャス？？
::::::::::_::::::::::::::::::{ }:::::::l | .l ├― ' ／
ヽ￣ |::::::::::::::::::｀ｰ一':::::::::l | .| | ，
::::＼ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l | | |＿ -‐ たしかに後継者がいないと空中分解ニャス。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: _;;;ム=- ､|／
::::::::::::::::::::::::::::::::::::γ | | | |｀ﾄ､ 複数の部族を武力で集めた寄り合い所帯だし。
∩＿＿＿∩
| ノ＼ ド ／ヽ
/ ○ ○ | 我らがマル公、
| ( _●_) ミ
彡､ |∪| ､｀＼ イーゴリの遺産をそっくり手に入れる方法があるクマ！
/ ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (_／
| / イーゴリの死が知れ渡れば、他の部族もキエフの争奪に動くから、
| ／＼ ＼
| / ) ) その前に先手を打つクマ！
∪ （ ＼
＼＿)
.
- 552 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 23:01:35 ID:rHf9wHjE0
-
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| 無力な寡婦にすぎないオリガを
|
| マル公の妻にするクマ！ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 幼い息子スヴァトスラフの生殺は
|
| 後で我らの好きにしたらいいクマ！
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
. ｀丶.
／ ヽ.
, ' , ' i ヽ
/ , ' / l ｌ i ヽ
/ . / / / ! ! .
' / / / i / / / i i
ｌ ｌｌ ! ｌ ,. -- l / _/__ / /＼ /｀V´＼
| ｌ| ! l |、 / / ｀X /＼ ` ーｧﾍ | ヽ
イーゴリ、 |ﾊl.∧ ﾚ'´ __十ヽ. ／i /ム／ l / ＼ ＞ -/ ハ j 〉
ﾘ ∧ ＼ /「ﾌｱヾﾚ' ﾚ'´「 j｀メイ >'´ / / || ＼__/
早く帰ってこないかな〜♪ ,' / ＼.j |:::::l| ||__ノ:::ｌ ﾄ、 レ'´ ＼ /ｌ |
/ / i |;;:ノ |l;:: ;: rﾉﾉ ） ﾉ` /リ |
/ ⊂⊃ . `ー‐‐' （ . ｲ / / |
. ' / 入 ⊂⊃ ノ イ / / /i |
／, ' / ／´~~ ｀`ｰ-- 、 _＿ . ' iく iｌ ﾚ' / //| ／
, ' // ∧j/{ }ﾄ、 | ／ }ﾘ レ'´ //ﾚ'´
/.' .' ' ト' レ'´j__,.ィi __ﾉ V ,ｌト‐‐ ' ／〉- 、 i/ |
ｌ l i l /´￣ ﾌ レ'´ レ'j/ /ﾊ ／／ ／ ｀ヽ./ .'
| l l l ゝ._r‐' (´＼. イ ∧V ／／.／ i /
ｌハハl 、 (´￣ _ ) (￣｀ヽ ヽ}〈 V / ／ }イ
Nﾄ、(´￣ ) (￣｀ヽ .} ﾊ V/ .|.ﾘ
_＿_{ ￣ (.__｀ ﾉ {ﾊ ＿/! __ /
ゝ. ___} . _＿__＿__ i ノ八 / 〉____ﾚ'´ /
乂.＿ __ ＿__ __ ＞'´_____ / /、 ヽ /
／ /`ー┐ 〈_/＼> | /
__ _＿＿__ r ' ○/ / ﾉ /
／ | / ＼ /
/ | / ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＼
／ ＼ ○/ [|[|| To Be Continued....! >
/ `ー‐‐1 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／
. / ＼ ／ ＼
- 553 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 23:02:38 ID:rHf9wHjE0
-
ｘ≦}
＿_ _ ｘ≦/////|
＿＿ . ´ ｀ ＜////,
∨///////＞ ´ ヾ'//
. ∨////// ヾ
∨//// / ｉ i ! ‘，
∨// / ! |{ | ｉ ＼
ヾ′ ′ / | ﾄ､ 八 ﾄ､ } ト ゝ リューリクから３代目で早くも空中分解の危機に直面した、
ｉ | ′| | ＼/ ｉ| ＼{ )ハ |
. __＿r ┐ |⌒ ノ ＼{ x=≠ミｘ |{ リューリク王朝キエフ大公国！
. . -=く :! |i ﾄ､ i| ﾄゝ ｀ ん:::ﾊ Y｢ 八
i ┐ } } |し'､ } ﾄ､{ ＿_ 弋:::ツ , , ′ ヽ
| し'ゝ'ゝ′ / i| 〃⌒゛ 厶イ ト ゝ このまま歴史の泡沫になって消えるのか！？
､ .ｲ＼{ ' / / |{
-/ゝ _ _／八 ヽ r ， .ｲ / 八 ドレヴリャーネ族に乗っ取られてしまうのか！？
（ :/ ハ, ―‐ =ミ ＞ ／⌒i ／）／
. 7 ､＿_,ノ / ｉ || ｀ =' ≧=‐く ー-´ . __
/ / i| || // ／
/ | || // ／ キエフ危機一髪、では次回！
｀ ー / i| || ｘ:く::ヽ. ／ ／
/ / ヽ _／ {::::::::::ハ=≠≦フ´ /
′ / /⌒７ 寸歹´ /
i 厶≦心. /:::::::/ /
/{ ／ /
//| ／///
///| ＿ /////
'///|. ´ ｀ /////
|///| ＾⌒V
／|///| ', ＼
|/// | ヽ
. / ∨′ i }|
′ |＼ 八-‐
i 、斗-‐＼ / } ＼ | ′
|/＼{ ＼ イ , ｘ=ミ, l| l| 、
ｉ | ,.斗=ミ ＼}/ ん:(_ 刈 l|⌒＼
| 、 | 个ｰ::(_, 乂ツ ､ |
| ＼ | 乂__ツ ' , , |ハ }
| Y ＼ ゝ , , ﾚ' }ノ ドレヴリャーネ族、
. }| | 、勹__ l
八 八 ｰ- .. _ -‐＜_厂 人 どう見てもフラグです、ありがry
＼ ＼ ＼: . ／ ﾟ｡
＼ ＼ ヽ: ＞ _ ／
. ＼ ＼ ｢: : : : ‐- {＿ i
＼ ＼ |__: : : : : : : : : : :}＼ |
＼ У ｀ 、 : : : : ｡|: : ﾟ｡ |
ヽ/ ￣￣｀ :′: :ｰ-｡_l: : :く |
／{: : : : : : : : : : : : : : : : 、: : ＼
／ /: : :/｝: : : : : : : : : :}}: : :＼: : : ＼
／ ／: __彡′ : : : : : : : : ﾘ: : : : :__｢{__ : ＼
＼ ／ }: : : : : : : : : : : : : :/ : ／: : : : ー :ヘ: : : ヽ
ー =彡 ／: : : : : : : : : : : : : : ／{: : : : : : : : : : : :} : : : }
{ ｛.: : : : : : : : : : : : : :／: : :|: : : : : : : : : : :/: : : /
∨: : : : : : : : : : : :／: |{ : : |: : : : : : : : : :/: : : /
- 554 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/09(土) 23:03:23 ID:rHf9wHjE0
-
,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i, ､__人_从_人__/し､_人_人＿入_人＿入_从
`､||i |i i l|, ､_）
',||i }i | ;,〃,, _） お付き合い有難うございました。＜（＿＿）＞
.}.|||| | ! l-'~､ミ ｀) ではまた（・ｗ・）ﾉｼ〜
,＜.}||| il／,‐'liヾ;;ミ ｀)
.{/ﾞ'､}|||/／ .i| };;;ミ '´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒Y⌒W^Y⌒Y⌒
Y,;- ｰ､ .i|,];;彡
iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
ﾞi [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ ＿,,＿＿
ﾞi }~~ ｝ ';;:;li, ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''}￣~フハ,“二ﾞ´ ,;／;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
;;;;;;;;''''/_ / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
''''' ,r'~ `V ヽニニニ二､-'{ 十 ）＿＿;;;;/
- 555 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 23:05:13 ID:YLbPVznc0
- 従士の連中がどう動くかだな
オリガがどう機転きかすか
もっとも、同行しなかった従士連中あのあとどうしたんだろ？
- 556 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 23:03:51 ID:mghEBSTk0
- 乙
イーゴリがブチ殺されて当然にしか見えないｗ
- 557 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 23:08:03 ID:NOvpYEbY0
- 乙でした
ルーシの世界は仁義なき戦いだなぁ
- 558 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 23:08:35 ID:ezxAPp820
- 乙
イーゴリってあほなの？
- 559 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 23:08:00 ID:sv/ZFmYc0
- 乙ぱい
- 560 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 23:30:59 ID:EU/i37rA0
- 乙ー
さすがに舐めすぎだｗ
- 561 ：名無しのやる夫だお：2013/11/09(土) 23:39:25 ID:YLbPVznc0
- ドレヴリャーネ族も、相変わらず根回し能力なしで動くよな
これじゃうまくいってもイーゴリ公の遺族殺した後、他部族にやられるのが見えてる
- 562 ：名無しのやる夫だお：2013/11/10(日) 00:23:15 ID:Zgn8zNwc0
- 乙
原初年代記というのはキリスト教徒が書いたものだと思うけど
それをもってキリスト教の浸透を評価するってどうなの？
どうもキリスト教側に偏っていないか心配だが…
- 563 ：名無しのやる夫だお：2013/11/10(日) 09:27:12 ID:74b20Qes0
- 乙でした〜。
まー戦士集団の長なんて“手下にどんだけいい目見させられるか”が鍵だからなぁ。
日本の鎌倉幕府も然り。
- 564 ：名無しのやる夫だお：2013/11/10(日) 19:25:13 ID:bcU8t4Oo0
- ソ連崩壊直後のモスクワのチェチェンマフィアのボス「スルタン」が、
1人か2人の手下と一緒に、ソットツェッポ(太陽？)マフィアの拠点に
揉めた相手を〆るために乗り込むのを二度やって二度目で殺害された逸話があった。
で、両者グループの抗争に発展したと。
蛮勇誇れないと戦士集団の頭目として失格という社会通念でもあるのかも。
- 565 ：名無しのやる夫だお：2013/11/10(日) 19:37:06 ID:KC6saMN.0
- やはりイーゴリではダメじゃったか
- 566 ：名無しのやる夫だお：2013/11/11(月) 07:24:48 ID:.3trLGxA0
- 部下に気を使ったあげくか
良い装備をしていたのは外国からの傭兵だったらしい
それみてせがんだんだな
戦士たちも結構子供っぽい
- 567 ：名無しのやる夫だお：2013/11/14(木) 23:03:52 ID:GMFsheFw0
- キエフ・ルーシ総人口どれくらいだったんだろ？
- 568 ：名無しのやる夫だお：2013/11/16(土) 11:32:04 ID:ICoCTfBI0
- 人間焦りと惰性が重なると危ない
- 569 ：名無しのやる夫だお：2013/11/17(日) 06:29:35 ID:qIScMrH60
- こんなイーゴリ公がオペラになってる
- 570 ：名無しのやる夫だお：2013/11/17(日) 14:14:06 ID:wlM7KZXw0
- これある程度限界になったからこその反乱だし
仮にイーゴリじゃなくて先代存命でも似たようなこと起こったかもしれんよ
- 571 ：名無しのやる夫だお：2013/11/18(月) 18:27:00 ID:7UafQ7G60
- こいつらが潰れたとして他の部族は得をするんだろうか
- 572 ：名無しのやる夫だお：2013/11/24(日) 10:34:45 ID:xnqDs4iY0
- >>569
ポロヴェツに遠征したイーゴリ公ならイーゴリ違い。
こっちのイーゴリの子孫の一人ではあるが。
- 573 ：名無しのやる夫だお：2013/11/25(月) 06:45:49 ID:lGxdJknw0
- たしかにオリガさんの引き立て役の駄目亭主じゃオペラになりませんな
ロシア人的に
ゴルバチョフ嫌う人たち
- 574 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 00:15:51 ID:.G/jG8no0
-
,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i, ､__人_从_人__/し､_人_人＿入_人＿入_从
`､||i |i i l|, ､_）
',||i }i | ;,〃,, _） 本日11/28の21：00から投下します。
.}.|||| | ! l-'~､ミ ｀)
,＜.}||| il／,‐'liヾ;;ミ ｀)
.{/ﾞ'､}|||/／ .i| };;;ミ '´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒Y⌒W^Y⌒Y⌒
Y,;- ｰ､ .i|,];;彡
iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
ﾞi [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ ＿,,＿＿
ﾞi }~~ ｝ ';;:;li, ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''}￣~フハ,“二ﾞ´ ,;／;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
;;;;;;;;''''/_ / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
''''' ,r'~ `V ヽニニニ二､-'{ 十 ）＿＿;;;;/
ただ最近ＰＣの調子が悪いので、時間になっても音沙汰ないなら
お察しください（ ’ω ’；）
- 575 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 00:40:33 ID:If2HDDY60
- おｋ、ま○こくぱぁして待つ。
- 576 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 00:40:48 ID:./00QMjU0
- 把握
- 577 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 06:31:24 ID:nGr2a0pk0
- オリガさん活躍に期待
- 578 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 20:07:43 ID:JXeK/zWE0
- カマン
- 579 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:00:25 ID:.G/jG8no0
-
すでに日数が過ぎていますが、ロシア史ニュースをお知らせします。
「タタールのくびき」という言葉が、この世代で消える事になりました。
【「タタールのくびき」消える＝ロシアの新歴史教科書】
ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=201310/2013103100077&g=int
＿
,. : ´: : : :ヽ , =ミ
__ /: : : : : _:_:_:.:Y rく＿,ノ
. ´ ｀ ＜ 八 /:::::::/
, ‐==ミ∠、 ＼/ /:::::::/
〃: : : : :/ ‘， /:ｘ≦/
{{.: :.: :._ :′ i ハ } . ＼ //☆/
|: : : :/ ! i |{ }ハ ｉ ｉ . //,γ:⌒:ヽ
人: : :{ | , ﾊ i 八 / }ノ イ |{ i|////{: : : : : } rく⌒Y
/ ￣￣ﾊ j/ Ⅵ/ ● | 八 八Y/,'人:_:_:_ノ /::::::７
. .′ 八 丶 { ● ． ﾚ' 厶ｲ }///////,イ:｀Y′:::/
i ｰⅥ ヽ / ／＿}} |///,＞ﾆﾆ,|:::::::::::::/
| ⌒ヽ イ } ￣ 八{:::}ﾆニニ| -‐=彡
､ r‐こ｢￣￣￣ 人ｘ≦二二二二二,/
. ＼ ゝ ﾉ ／ ﾄ､＼ ｀寸ｿ
＼ ⌒´￣ | ｰ'
ー=ミ ,
ヽ ／
ー――――― ´
〉// :i ､ ﾄ､ ∨‘，
. ,' У /| :. | :|ヽ .
. . ′ / / . :ｉ i ト､ :. i
ｉ ｉ / / 、 :| | jハ:i＼:. |
| | -/j/― '"ヽ |ヽ ￣|丈 jﾅ ‐ヽ ‘，:! 今の教科書はたしかに
| | ,/yfぢ斧ｘ ヽ{ ＼ィ斧ﾐｘ ,‘，| :!
| {‘，| ゛弋:::ｿ ＼ 弋:::ｿ″,´ Ⅵ | 『モンゴル・タタールのくびき』っていう記述ﾀﾞﾅ
. | ヽⅥ:. , ﾉ / !
. | ＼:. ' /-‐' :|
. | i ヽ __ / ｉ | …で、タタール系歴史家からの批判を受けて
| | ＞ ´ ｀ .イ : |
| | r| ｀ ‐ ´| ! | | 別の名前に変わるわけか。
| | ,: :＼_＿_／ :, | | |
| | ／: : :o/|:|:ｉ:o : : ＼__ | |
＿,，-‐=ﾆ二{: : :o:.:./ :|:|:|: : o: : :/､__￣｀ ー- ､
/: :.iゝ‐‐=≠:': :＼: o/: : |:|:ヽ:o: ／: : : : ｀i: ―-f: ‘，
Ｆ¬≠=≡三三ﾆ≡=_ : : ｀:´: : :.|:|O ｀:´.: :-‐= ﾆ三三三ﾆ≠¬|
|l ￣¨¨ ¬ー-､ヾ＼V⌒V／_,, -―¬ ¨¨￣ l|
|l {｛￣￣￣￣｝} l|
/.|l ロシアの教科書 } | | { ６年B組 さーにゃ l|
l .|l | | | | l|
.
- 580 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:01:18 ID:.G/jG8no0
-
┏―――――――――――┓
☆*+―+*☆*+―+*☆*+ AAで語る 中世ロシア史 *☆*+―+*☆*+―+*☆
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＼ ∩＿＿＿∩ /) ／∩＿＿＿∩
＼ | ノ ヽ ( i )))／ | ノ --‐' ､_＼
∩＿＿＿∩＼/ ● ● | / ／ / ,_;:;:;ノ､ ● |
| ノ ヽ ＼ ( _●_) .|ﾉ／ ，,･ | ( _●_) ミ
/ ● ● | ＼∧∧∧∧／ ¨ ,･ ，彡､ |∪| ミ
| ( _●_) ミ ＜ ｸﾏ ＞ ’ ／ ヽノ￣ヽ
彡､ |∪| ､｀ ＜ 予 し ＞ ／ ／＼ 〉
/ ＿＿ ヽノ /´> ＜ か ＞ / /
─────────＜ 感 い ＞──────────
.／ ／| ＜ な ＞ 〈⊃ }
∩ ∩／ : ::| ＜ !!! い ＞ ∩＿＿＿∩ | |
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┃ ┃
┃ 番外編 … 「 オリガとその一族 その３」 ┃
┃ ┃
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しー-Ｊ
まとめブログ様（やる夫之書）
ttp://yaruobook.blog66.fc2.com/blog-category-81.html
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- 581 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:04:10 ID:.G/jG8no0
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＼ | ノ ヽ ( i )))／ | ノ --‐' ､_＼
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─────────＜ 感 い ＞──────────
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┃ 番外編 … 「 オリガとその一族 その３」 ┃
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しー-Ｊ
まとめブログ様（やる夫之書）
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- 582 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:05:11 ID:.G/jG8no0
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|ﾆﾆﾆﾆﾆム: :{: : l : : :}､
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「: : : : : : : : :.}:/: : : }:} ./===ヽ=ノヽ,
└―――‐ .{: : : : //./ﾆﾆﾆﾆゝ､_j'
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}: : : : : : : : : l: : : : l l : : : : : : : l ﾏﾆﾆﾆヽ
l: : : : : : : : : :}:.., -､ｲ.: : : : : : : :l :ﾏﾆﾆニl
r‐― ヾ: : : : : : : : :ﾚ ｰ‐' ヽ､:_:_:_:_:_: :l: :}:ﾆﾆニ|
{ ￣￣￣ ￣l.「l l.〉〉: :ヽ: : :l: :.ﾏﾆﾆﾆ|
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r'..: : :|: : : : : :.lﾏﾆﾆ=ﾑ
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かってオレーグが死んだ時、イーゴリという成人した後継者がいたが、それでもドレヴリャーネ族が挙兵した。
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/,|
_＿_ _＿ _＿, ‖|
))。I／:: :: ＼ |I。( ‖| あの勇猛なオレグが死んだクマ！
＼ ＼::_::_:: ／ ／ ‖|
,/::＼_(( ド ) ／ヽ ‖|
／,＼=ﾆニ二二ﾆ=／,ヽ＋＋- 跡継ぎは若造のイーゴリ、恐れることはないクマ！
＼ / ◎ ◎ ヽ／つ⌒)
／// ( _●_) ミI ／|x| 今こそ憎きキエフをうち破って、自由を取り戻すクマ！
/三//__ |∪| __ ｀ ,／ ｀ﾞ
/ニ// ,|｡|_ ヽノ _|｡|_ノ＼
(￣￣) ￣￣￣ 〕＼//
￣Ｔﾆ===∞===ﾆ!,〆`"
｛I|三三|⌒I|三三〕
|｡｡/ (| ｡ ｡)
∪ （￣＼ ＼ ｸﾏーーーーーーーーーーｯ！！ ／
＼＿) ＼ ／
∩ ∩ ∩ ∩ ∩ ∩ /⌒)
| ￣￣￣ ヽ/⌒) | ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ /∩ ∩
/ | / / | ∩ ∩ ,/ | ￣￣￣ ヽ
| ﾉ / | ﾉ | ￣￣￣ ヽ,/⌒) / |
彡､∩ ∩ ∩､ ∩ ヽ/ | / | |
| ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ | ﾉ/ 彡､ ﾉ
.
- 583 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:05:46 ID:.G/jG8no0
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╋━━━―――――――――――――――――――――――――――――――――――
そして945年…イーゴリは妻オリガと幼い息子を残して、ドレヴリャーネ族に殺された。
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|´|
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. _,k|´|‐´`ｰ''7____
k'´: : |´|: : : : : : : :<__
<´ : : :|´| : : : : : : : : : ,>
／ : : : |´|: : : : : : : : : :,＞
`> : : : |´| : : : : : : :_: : `.､
`､ _,;,;,|´|;_: : : : :,/ .iイ￣ まっぷたつに引き裂かれて死ぬとか
. ,f´ .￣ `ヽi'´ `´ ,!
/ , '´:`.､-‐' あんまりやん…
,!,,,,,,,,,,,,__ ',:.:.:.:.:ヽ
f"::::::::::::::￣`ヾ､:,;／,!
i::::::::::::::::::::::::::::::::i￣
ヽ,;__'､;;;;;;;;;;;____;ｲ
. `ｰ' `ｰ'
,r'": : : : : : : : : : : ヽ、
f: : : : ; : : : : ; : : : : : ;ヽ,
. ,i: : : : ;': : : :,:'; : : : : :':, ; ;ヽ,
i: : : ; :i: : : :;! i: i: i: : : ;.i: '; ;'i
. i : : ;':.i' : : :,!i;!i i; :i,: : : ;i :,i: ;!
i : : /''i : : : i'7-i,i/'i :／i:./i/
. i :,': 'i, i: : : : i'- ''r''77
,!:,':,':,i`i ; ; ;i:i.u ､'-'/ 【 オリガ 】
i:,':,':,i::i'i: ; ; i.i - ,／i:| イーゴリの妻
,!;';': ;i:,! ii: ; ;i:i7.-..i´:; : i.i
VL,-" ii : ;.i.i::::::::i:: ;: : i:i
,r'"`ヽ`ヽ,ii; : ;iii''''V'i:::; : i.i
/,-- 、 `ヽ`'i,: i` `';;_;: ;ii;!
. i ヽ、 `ヽi-,____,,,'>,'､'
i '; . .ヽ , ' ' `ヽ`ヽ,_ ), ヽ,
i ;: .; y' `ヽ,`''i i
i. '; . ; i : `i'i .i ＿＿＿
i ';: i , ', ' ; . : : : ii .i ／ノ ｀ヽ＼ 【 スヴァトスラフ 】
i '; i ' ' ;' .;: ; : : ;'.i i ／ ○ ○ ＼ ２人の息子
. i. '; i : .;' .,.':;.' : :,' ii .i |⊃|｜(_,､_,)|｜⊃ | この頃はまだ幼いので大人しい子供
. i ';:i: : ;' ,.': : : ; ' i'i.',i ＞ ヽ._） ィ’
.
- 584 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:06:31 ID:.G/jG8no0
-
╋━━━―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
歴史ある王家でもないリューリク王朝にとって、成人した後継者がいないのはそれだけで消滅の危機である。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――━━━╋
-―…‥─- ／////////}
＿＿＿＿＿／＿＿ ─-ミ ///////
|/////////////／⌒￣￣｀ヽ ＼////'
V /////////／ ∨//
∨//////〃 ､ ∨
∨///// .: .:: / ハ ＼ ‘
i::∨/// .:: .:: / / , / ; , ',
ｉ::::::}／ ／ .:: / / // :| | :，
i:::／ ／/ / ::: / ..: ' // _j＿ ｜ i
／ ／:::/ / :::: ..::／斗─ // _|_ /ﾞﾘ 八
⌒7¨´.:::::/ /| :|:: i／j／ﾉ|＿// 7⌒ﾒ / ﾉ!｀ヽ 作者による脚色が当然の歴史系スレですが、
/ .:::::ノイ:::| :|:: | ,≠"i⌒ヽ i:ﾉ! ﾉﾉ´ ／ノ
〃 ::::::::::::|::::| :| | 〃 _ﾉ:j :ソ i .イ ここからはなるべく
l :::: :::::::| 八 :|ﾍ{ 乂::ソ :::::: | .:八
|ｉ ::| ::::::|人 ＼ {__ ::::::::: ｀ 八jハ! 『 原初年代記 』の記述そのままで紹介します。
|ｉ | :::::::::ｉ￣＼iｲ` , ， ／ .::ﾉ
. 八 八 :::::::::|＼/: : ＼ ＞ . ,. イ ／
. ＼ ＼{＼::|／＼: : : :＼ / ＞-< )ノ}／ ｀:,
／: : : : : ＼: : : :＼＼: /＜〉 i 編集はページ等の都合での省略や
〃: : : : ＼: : : }＿__, / 廴__::＼ /: : {
{: : : : : : : : : : : |::::| { ＼:＼ i 補足で主語や注釈を付け足す程度にとどめます。
, : : : : : : : : : : |::::|0:} ノ｀＼} :,
i : : : : : : : : : :i::::∨＿ -‐ ‘， ′
i : : : : : : : : i:::::∨ } i
.
- 585 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:07:02 ID:.G/jG8no0
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|lli. ./|l
llll|li. /lllli
.lllllllll,,,,,,,,,,,,,,llllllll!
llllllllllllllllllllllllllll|li
/llllllllllllllllllllllllllllllllli.、 . ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/llllllll○llllllllllll○llllllllll、 |┏━━━━━━━━━━━━━┓|
./lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllli、 |┃ ┃|
,,,,,,_ ^^^＼( V V ﾌ／＾＾＾ ,,,,,,. |┃ そ の １. ┃|
,,lllllllllllllllliiiiii,,_ ^)|lliiiiiiiiill|（" ,,,,iiilllllllllllllllli、 |┃ ┃|
illllll]lﾟ"＾^^^!!!!lllllllliiiiiillllllllllllllllliliiiiilllllll!!!!^"^^ﾟlllllllll、 |┗━━━━━━━━━━━━━┛|
.illlllili゜ ＾"llllllllllllllllllllllll^"゜ .!llllllii,, . ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
lilillllﾟ ./il /i| llllllllllllllllllllllllll lilillll|l.
illlllllili .|||| .lllll| lllllllllllllllllllllllllll !llllll|i、
..lllllllllﾟ ]llll,,,,lllll!゜ lllllllllllllllllllllllllllll !|＼,,,,,,,,ill| / llllllll),,
.llllllll/ ,,lllllllllllllllli,, !llllllllllllllllllllllllllll! iillllllllllllllllllii＼/ lilillllii_
_illlllllllﾟ .l○lllll○llllll. llllllllllllllllllllllllllllll／lllllll○lllll○Γlll＼/ !lllllllll.、
illllllllll゜ ..i(V^^^^V^ﾌ! llllllllllllllllllllllllllllllll!＾!!l|(V ﾌﾉ^llli. !!llllllllli、
_illlllllllllll[ lllヽ________ﾉlll| |lllllllllllllllllllllllllllllll( /llllliiilL",,,,|,,!lll!!,,、 lilillllllllii,,,,,,,,__
,,iillllllllllllllllllllllllllili,, lllllllllllllilillllllll|、..llllllllllllllllllllllllllll!!llii/!!llllllllllll／ /"＼ll/___,,iilllllllllllllllllllllllllllli、
.
- 586 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:08:35 ID:.G/jG8no0
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."ヾ ;ヾ ;";ヾ, '´ﾟ´" ::ヾ::: ;":"::ヾ : ;":;ヾヾ :: ヾ"::ヾ::: ;ヾ : ;;ヾ､_, ,ｨヾ´
/ "::ヾ::: ;ヾ"::ヾ:::"::ヾ::: ヾ :;"::ヾ: ;"; ヾ::: ;ヾ : ;"::;ヾゞ､_｀´
./ "::ヾ::: ;ヾ: ;"::;ヾ"::ヾ::: ;ヾ ;"::;ヾ::;:;ヾ : ;"::;ヾ.,ｨ､ ヾ､_,'
.,.' ":::::ヾ::::ヽ"ヾ":::::ヾ::::: ;ヾ:::: ;"::::;ヾ＞'ﾞ´ヽゞ,，'’ゞ''¨´ ＿
/､ "ﾟヾ:::::;:;ヾ::::;"::::;ヾ＞'ﾞ´ゞｨ､,，'’｀ｨ､,, ,ｨ､ __ ＿,,. -‐¬ '"´.:.:.:.:.:.`
,' ゞ､":ヾ:;ヾ:,ｨ､_.ｨ､_〃 : : : : : : : : : : : : :ヾ､, ,, ,,, ,ｨ-､,,,,.:.:ヽ､ ヽ^ﾆ- ─ く ＞¬-‐'"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
! ,､ｨ､ ｀＾´＾ﾟ´ : : : : : : : : : : ｧ=====ｫ､ : : : : : : :ﾟ´: : : :´"´: : : : : : :ヾ､,., ,,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;＞ '´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.,';､.x,,;..ﾐvゞ､´:: :: ::: :: :: :: ::: : : :: .;ノ________,,'__,ヽ､ : : : : : : : : : : : : : :: : : : : :: :: :::.:.:.:,;.:.:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
w爻爻爻彡v､｀ﾞ'＜: : : : : : : : : :i咋l㏄i℡!区￣! : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : .ｨﾟ~~~''~''~''~＾~~~''~''~''~~~''~''~''~~~''~''~''~~~''~''~'
爻ミﾐ爻炎彡ﾐxﾞ'＜;｀ﾞ'＜, 三三三三ww三三三w三三三三三三三三三二ニﾆ≡＝‐ｨ､ｨ､wwwwwwwwwwwwwwwwww
ﾞ'爻ゞ炎炎彡ﾐﾒ ｀ﾞ'＜;;｀ﾟﾞ'＜ﾐﾐﾐ三三三三三三三ﾐﾐ三三三三二ニﾆ≡＝‐三三三三三三三三三三三三三三三三三三
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ﾞ'爻ゞ炎 炎 彡ﾐﾒ ｀ﾞ'＜ｧ'´ : : : : : : : :.､.,.,., ｫwwwwwwwwwww､,,,,,,
w炎 爻忝'＞'ﾞ´｀ ww ゝ､ : : : : : : : : : : : : :::､,..,,..,,.,. ~~~~~'''''''''''' ﾞ'＜wwwwww､ , , , ,, ,
∩＿＿＿∩ /)
| ノ ド ヽ ( i )))
/ ◎ ◎ | / / “ 「我々はルシの公を殺した。
| ( _●_) |ﾉ /
彡､ |∪| ,/ 彼の妻オリガを自分たちの公マルのために捕らえようではないか。
／＿＿. ヽノ /´
(＿＿＿） / そしてスヴァトスラフも捕らえ、彼を思いのままにしよう」 ”
ヽ /
/ /＼ ＼
/ / ) )
／ ／ （ ＼
（＿／ ＼＿)
, ｒ‐‐‐‐ｧ、
, - _／ ／./
／ } ﾍ .／ /
, ｒ 7 {､ ＼／___ /、
, ｒ'´ / //:ヽﾆ == _ ┐, ｒ'¨{T{￣｀ヽ、
ﾍ￣｀.‐} //::::::::::::::O:::::}／ L_{ .＞､
＼ ﾉ /,ｨ::::O:::::::::::::,ｨ/､ヽ, ｒ', 二ヽ 〈 彡'´`ｉ
{ く く_.ヽ:::ﾏZiN彡'{`ｰ', -ヽ{（）ﾉ-'- 、 .ｉ
/⌒ ｉ ｀ ヽﾆ､＞=､]:く_{´ﾍ { ⊂=-__` （_） } ｉ
{ } ,ｒ-/ ）【{ {】 ヽ¨乂_ 三彡-彡 ｊ
}ﾆﾆ.| ｒ-{ ﾌ¨´ .ｉｉ〉 ヽ= ､ .{｀ ｰ┬‐‐'´ ｊ
}ﾆﾆ.ｉ ｒ'´{ _フ'´ ｒ' ,ｨ ｒ-' ｀}`ｰ' } /
ｉﾆﾆｒ'` __ﾌ { `{{｀ﾄｨ ヽ{Y ﾉヽ / 【 マル公 】
.ｉﾆ_{ ﾌ ＼ { }ﾉ { ｉ 乂 .人 / ドレヴリャーネ族の族長
}/ ,ｒ.イ`ｉ }＼ }}{､ ｉ ｉ `ﾄ '´} /}
〉、 ノ ｊ / }} |{ .ｉ ﾞｒ .ﾍく
- 587 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:09:14 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ ドレヴリャネはその数２０人の身分の高い家臣を船でオリガのもとへ送り（中略）船を止めた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
ノ⌒ヾ`'"~
, _,.,_,ノ⌒`'"~
,爻 ￣~"`､ー- 'ﾍ.,_,ノ^ヽ.,'"~"'ヽ、
ノ⌒`'"~"'ヾ ,、 '彡ミ_ _,爻_ ,、
⌒ 爻、`'"~')､.,_,..､ 爻爻ﾐ､ _,彡ミ、 ,爻_
.,_,.)'＾｀ ､彡ミ, ⌒):､,_ ＿ ｀=爻彡ミﾐ_ ｨ爻爻ﾐ､_ _,彡ミ、 .:.
_爻爻ﾐ_ノ'`"~⌒ 'ー- ー' ~` .,、 爻彡ミﾐ､_ ｀ｼ爻彡ミ｀ :. ｰ爻爻ﾐ､_.::::
'ﾍ.ノ^ヽ.,' =爻彡ミﾐ､_ 爻 ｼ彡ミミミﾐ 爻彡{ミﾐ、 .:::. -=爻彡ミﾐ;::::::
_,爻彡ミミ;x_ 、 -z-ー'⌒彡ミ 爻爻彡ミﾐﾐ= -爻爻ミミミ､::::::.,ｨ爻彡ミﾐミ､:::
爻、 ,彡ミミミﾐﾐ=- :: ,爻、 ｀⌒ 爻爻ﾐ ﾞミ彡ミﾐミﾐ、 ,爻彡ミミミﾐ､:::::=爻爻彡ミﾐ;:::
:. 彡ミV彡爻ミﾐミﾐ､ .::::. ,彡ミ､_ .::. ﾞ=爻ﾐ-ﾐ;:'ミﾐ彡ミﾐミ彡爻爻爻ミﾐミﾐﾒ爻爻ﾐミﾐ爻彡;
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ﾐミv;;ﾐﾞ'爻爻ﾐ;}..v､yミﾐ爻ﾐv;;ﾐﾞ'爻彡ミミ｀ ;､.x,,;..v､ v爻ミﾐ〉ミ爻彡x;: ﾞ爻:";vﾐ'〈ﾞ x彡爻ミﾐミ
ﾞ':;ゞ;爻彡;yゞ;ゞ;,”〈oヾv;;ﾐﾞ'爻:";v;oゞ;＾ y爻爻ﾐﾞ'爻ゞゞ;;yゞ彡ヾﾐﾒﾞ';ゞ;,”v:";v〃ヾ爻ゞ;yヾv;ﾐ
'' ;~ ;＾::;”v:";y;''ﾟ ; ::;y ; ::; : ;:; '',;: ;:; ;~''＾"''＾”v:";v ; ::; : ;:; ;~ ;y ::; : ;:; ''ヾ;ゞヾv;;ﾐﾞ': ;: ',;
";: ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; : ;:; ;~'',;' ∩∩ ∩∩ ∩∩; ::; :;~'',;:; : ;:; ': ;:; ;~'',;'' ;~'',;'
: ;:; ;~ ; :; ;~ ',;'' ; : ; :: : （ ・（ｪ）） （ ・（ｪ）） （ ・（ｪ）） ;:; 'ﾟ ":;;;: : ; : ;:
:; . ;: ; ; '', ;' ' .;~' ', ;' 'ﾟ（ ） （ ） （ ）;: . ; :; ;~ ; :; ;~ ',
: ; .' : ; . ;_ｎ二n.!nニｎ二ｎ廿iヽ=､ニ.''|::|7'':ｰ-ヾ| /,! '', ; ' ' ; '
〕ニニニニ|二,,_'''ー~~-ﾞ''ﾞ-ﾞ'' 'ｰtT,,.ｪL斤;ﾘﾞ
λ~~~~~""λ'''''ー-￣~~""" '''''''｀｀''_'',."~ﾘ
ﾞゞ弌ﾇ.~~"ﾘ~~~~~"""""""~~~￣ ,/,;; ::.
,. ,,ﾞl7∧ ;';;‐ -＝== = ‐ ''' _,,,.. -'''";,,
｀ﾞ''ｰ-､_.,,,,,.,;.: .:.:.:.:.:':':';': : ':';'';;':'': V ∧.V,,,.." '''-‐ ''';;"~;;,:,,:.:.;:;:;::''''""
ﾞ｀,:｀:,｀,:｀''､,,_::.::.: : :.: : : ..;.;.:.: : : : : "~': ;:;;;;:;:;:;,;,,,,';;:;;:;;:;;;;:'':''':'''
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'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;' ',;;~,;''ﾟ ;~｀ﾞ''......、
｀:､ ﾞ''､,, ヽﾚ'｀`'.､ﾚ',ｨ!.ゞヾゞ::;.:..
":;;;wﾘﾞW゛jﾘ wj从.ﾘj 从 M .M.:::.';:'';:;': ....,
.
- 588 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:10:08 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 人々はオリガにドレヴリャネが来たことを告げた。そこでオリガは ――― ”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
爻 _,,-‐ｔ‐''⌒ﾊ、 _,,, -‐''三]
ｋ;;:､ (,, ﾒ μ ,,´｀, -―一''''""~ _,, -‐／::::＼ ／
､,＼;;:: 人人ｷ,, / --一'''"~￣ ,／:::::['i']::::＼へ、 ／
ﾆヾ ＼鄴鄴 Y,／ ／ii[]:::[_,!_]::[];､＼ Yy,,..
-‐''` `.、:,:／ ／ii;[ i ]~~[_!_]~[l];:ヽ ＼＿
＿,,､＿,,,,／ ,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ >￣ヽ
ﾊﾊ从 ／-―====r-===三'' ､-―――――――‐＜ 木ﾎYyy ＿＿＿＿_
(⌒)ｲﾄ爻------( tｲ-‐'´::::::::,＼＿＿,,,....､_＿＿,,,_____`」￥ Y ,..-‐..':::::::::::::::::::::::.｀ー..、
T,::爻Ooﾄ[iiii]<,,. ､ ｷ[] i::::::::::::::::[]::::::::::::::[]=======|爻爻三 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
ー- ''ー＾ 二,, ー---┴, -‐へ-O-ー-〜. ／:／::::::::::::::::::、:::: ::::::::::::::::::＼:::＼
━ /::::/::::::::::::/::::::::ll:: ::: ::|::::::::::::::::::::ヽ::::ヽ、
〓 ━〓 ー ---- /::::/:: ::/: :/::: ::::::||::: :::::|:: :＼:::::::::::::::::::::::|
|:: :|:::::/| :/|::::::::::::||::::::::/l:|＜::＼:::: :::::: ::::|
|:::::|:::::| |:ﾅ弋:::::::::||:: ::/ |:| ｀＞三ミヽゝ|
. |:: ::|:::::|ﾞlイ示∨::/'|／ .lヘ、｀ﾞ＞三彡|∧ヽ、
|::::::∨::|ﾍ|｛∪|∨ /示弌,、 ヽ／l彡| | V∧
|::::::::∨[ｌ. 弋ソ .｛∪::ﾒ廴 /勹|::|/ .|､| .|
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ . |:::::::::::lV|// 冫 ゝ:シ 〉 /:/ /ｿ |
| “ よい客人たちが来た ” ＞ /::::::::::/::::! //// .ｿ／: :ヽ/ﾞ|＼,/
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ /::::::::::/:::::/＼ ヽﾆフ ／Ｔ´:::::::::::| |ヽ、 ＼
. /::::::::::/: ::/::::l__ヽ、 , ´ |l::::::|::::| :|／ ＼/
/::::::::::/:::::/:／ ｀T´ |:: ::::|: :|::::|
. /::::::::::/:::::／ ／￣ﾞ| |: :::::|: :|::::|
/::::::: ::::|:::l´ / ./| ∨::::|: :|::::|
. |:: ::: ::l: :|:::| / | ./ ヽ､ :∧::|
. |:: ::: ::|:::|: :| ./ . ∨ ,r‐―‐-｀ヽl:|
. |::::::: ::|:::|:〈∠ | ￣￣／´ ヽ
ヽ:::::::|:::|./ ∨ ／ ＼
. Ｖ:::|／ ＿∨＿＿／ / |
. ｌ!/ ／ ／lヽ、 / |
. | |／／.| | | ./ ./
ヽ. ./／ / .:| | / /
.
- 589 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:11:15 ID:.G/jG8no0
-
爻 _,,-‐ｔ‐''⌒ﾊ、 _,,, -‐''三]
ｋ;;:､ (,, ﾒ μ ,,´｀, -―一''''""~ _,, -‐／::::＼ ／
､,＼;;:: 人人ｷ,, / --一'''"~￣ ,／:::::['i']::::＼へ、 ／
ﾆヾ ＼鄴鄴 Y,／ ／ii[]:::[_,!_]::[];､＼ Yy,,..
-‐''` `.、:,:／ ／ii;[ i ]~~[_!_]~[l];:ヽ ＼＿
＿,,､＿,,,,／ ,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ >￣ヽ
ﾊﾊ从 ／-―====r-===三'' ､-―――――――‐＜ 木ﾎYyy
(⌒)ｲﾄ爻------( tｲ-‐'´::::::::,＼＿＿,,,....､_＿＿,,,_____`」￥ Y
T,::爻Ooﾄ[iiii]<,,. ､ ｷ[] i::::::::::::::::[]::::::::::::::[]=======|爻爻三三
ー- ''ー＾ 二,, ー---┴, -‐へ-O-ー-〜〜-―へ`~~ ]、
━
〓 ━〓 ー ---- ､---―
∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩
（ ・（ｪ））（ ・（ｪ））（ ・（ｪ）） （ ・（ｪ））（ ・（ｪ）） “ 私たちは来ました、公妃よ ”
（ ）（ ）（ ）（ ）（ ）
∪∪ ∪∪ ∪∪ ∪∪ ∪∪
_.. - ― - ､
／ ｀ヽ、
,.ｲ／, ヽ
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ .〃/,' // / , ヽ
| “ 何のためにお前たちは | ﾊ.i | {. / /! ｉ. }! }
| | 从l_ﾊ. ／７メ ノ 仆､_ ,.１
| ここに来たのか言いなさい ” ＞ . / }i｣` 'x=､ﾉベ.}三ﾆィ叭}
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ _ ｨ′/ｒ }__ﾉ》 jラ'´r介ｉ |
_,､ − ' "´ / :∧ヽ .__ :::.:. く／// l |_|
, '´ ／ / ﾊ _,辷7// //!
/ ／ ,' / /`ｧ┬‐ ' { 〈/ 〈/ i
. ' ／ ／ , ' / / ﾉ_r｝ ／／ /! l
{ ,.' / ./ / / 厂ｲ|ir┬‐／／{. / ,! !
ヽ / / :/ .〃 { /,ﾊ| l / / ＿入/ i
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ. ,' / / // ∨//jﾊ ヽ/'´ ,. -- ﾕ !
| “ ドレヴリャネの国が私たちを |.. ｉ / / // /l// |/ ∨{. / ヽi
| |.. | :; / /.,' ／ / |／ / , 〉
＜ 遣わしたのです。” | V / / ! ,ｲ{ / ｝ ∨ } |
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ ヽ.{ {. i. / .{{V Oﾉ } l l
ヽ! 〈 l | !｜
＼ヽ. | |
ヽ.} ｰ イﾉ | |
!∨ 厶ｲ} |
} ｌ ∠ｲ| | |
.
- 590 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:11:53 ID:.G/jG8no0
-
爻 _,,-‐ｔ‐''⌒ﾊ、 _,,, -‐''三]
ｋ;;:､ (,, ﾒ μ ,,´｀, -―一''''""~ _,, -‐／::::＼ ／
､,＼;;:: 人人ｷ,, / --一'''"~￣ ,／:::::['i']::::＼へ、 ／
ﾆヾ ＼鄴鄴 Y,／ ／ii[]:::[_,!_]::[];､＼ Yy,,..
-‐''` `.、:,:／ ／ii;[ i ]~~[_!_]~[l];:ヽ ＼＿
＿,,､＿,,,,／ ,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ >￣ヽ
ﾊﾊ从 ／-―====r-===三'' ､-―――――――‐＜ 木ﾎYyy
(⌒)ｲﾄ爻------( tｲ-‐'´::::::::,＼＿＿,,,....､_＿＿,,,_____`」￥ Y
T,::爻Ooﾄ[iiii]<,,. ､ ｷ[] i::::::::::::::::[]::::::::::::::[]=======|爻爻三三
ー- ''ー＾ 二,, ー---┴, -‐へ-O-ー-〜〜-―へ`~~ ]、
━
〓 ━〓 ー ---- ､---―
∩＿＿＿∩
| ノ ド ヽ “ 私たちはあなたの夫を殺しました。
/ ◎ ◎ |
| ( _●_) ミ あなたの夫が狼のように盗みや略奪を行っていたからです。”
彡､ |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (_／
| / _.. - ― - ､
| ／＼ ＼ ／ ｀ヽ、
| / ) ) ,.ｲ／, ヽ
∪ （ ＼ 〃/,' // / , ヽ
＼＿) . ﾊ.i | {. / /! ｉ. }! }
从l_ﾊ. ／７メ ノ 仆､_ ,.１
/ }i｣`:::::::'x=､ﾉベ.}三ﾆィ叭}
_ ｨ′/ｒ :::::::::::}__ﾉ》:::::jラ'´r介ｉ |
_,､ − ' "´ / :∧ 、 ::::.:. く／// l |_|
, '´ ／ / ﾊ _,辷7// //!
/ ／ ,' / /`ｧ┬‐ ' { 〈/ 〈/ i
. ' ／ ／ , ' / / ﾉ_r｝ ／／ /! l
{ ,.' / ./ / / 厂ｲ|ir┬‐／／{. / ,! !
ヽ / / :/ .〃 { /,ﾊ| l / / ＿入/ i
,' / / // ∨//jﾊ ヽ/'´ ,. -- ﾕ !
. ｉ / / // /l// |/ ∨{. / ヽi
. | :; / /.,' ／ / |／ / , 〉
V / / ! ,ｲ{ / ｝ ∨ } |
ヽ.{ {. i. / .{{V Oﾉ } l l
ヽ! 〈 l | !｜
＼ヽ. | |
ヽ.} ｰ イﾉ | |
!∨ 厶ｲ} |
} ｌ ∠ｲ| | |
.
- 591 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:13:21 ID:.G/jG8no0
-
爻 _,,-‐ｔ‐''⌒ﾊ、 _,,, -‐''三]
ｋ;;:､ (,, ﾒ μ ,,´｀, -―一''''""~ _,, -‐／::::＼ ／
､,＼;;:: 人人ｷ,, / --一'''"~￣ ,／:::::['i']::::＼へ、 ／
ﾆヾ ＼鄴鄴 Y,／ ／ii[]:::[_,!_]::[];､＼ Yy,,..
-‐''` `.、:,:／ ／ii;[ i ]~~[_!_]~[l];:ヽ ＼＿
＿,,､＿,,,,／ ,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ >￣ヽ
ﾊﾊ从 ／-―====r-===三'' ､-―――――――‐＜ 木ﾎYyy
(⌒)ｲﾄ爻------( tｲ-‐'´::::::::,＼＿＿,,,....､_＿＿,,,_____`」￥ Y
T,::爻Ooﾄ[iiii]<,,. ､ ｷ[] i::::::::::::::::[]::::::::::::::[]=======|爻爻三三
ー- ''ー＾ 二,, ー---┴, -‐へ-O-ー-〜〜-―へ`~~ ]、
━
〓 ━〓 ー ---- ､---―
∩＿＿＿∩
| ノ ド ヽ “ だが私たちの公たちは善良で、
/ ◎ ◎ |
| ( _●_) ミ 彼らはドレヴリャネの国をよく治めています。”
彡､ |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (_／
| / “ 私たちの公マルに嫁いで下さい。”
| ／＼ ＼
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿) . ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::｀ヽ、
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:::::::::｀ヽ.
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::ﾍ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l:.:. i:.:.:|i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::ハ
;:!:.:|:.:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.l:.:.:i:!｀:.二ニ=r＝､::::i
|i!:.i|:|:.:.:.:.://:/:.:/:. /ヾ三三彡ハｲ.ﾍ::l
i Ⅵ:i!:.:///:/:乂//ノ ミ三彡:/: :|i.: : l:l
ヾ∨//厶､、i/ｰ 彡イ/: : :|i.: : :l:!
｝ !;j ｀ゝ iγヽ:_:_:jiー‐':l
ノ "´ |}ノ ｲ::|!: :|: :|::::!
＼ ／ｰイ::::|!: :|: :|::::',
|:ヽ｀ : |:::::|!__jｰ:':::ハ
|: :ﾊ、_ ...イ : ,|:::::::::::::::::::::::ハ
八:.:.:.:.:_j ヽ. ｒ‐ー＜ !::i::::::::::::::::::::::ハ
/￣/ :.:.:.:.:/ l:|V::|:ｌ ヽⅥ､:::::::::＞''"´￣｀ヽ
. / /// :.:/! ..l:| |:l_ ＼//ノノ l
/ { {:.:.:.{!:|／::《::::《 ::::｀ヽ. //: :./ l
. / ∨:.:／:::::／ハ:ﾍ＼:::: ＼/: :./ l
/ , .く:::::／／ l!:::＼＼:::: ＼′ l
. ∨ /: : :У::/｀／: :l!::::i!::＼.>／} /
.
- 592 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:14:02 ID:.G/jG8no0
-
＿＿＿ ＿＿＿
. , -'´:::::::::::::::::｀:::::::::::::::::｀ヽ、
. ／::,:::::::::::::／::::::::／::::::::::::::::::::＼ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
／::／::::::::::::/::::::::::/::::::/:::::::/::::::::､:::ヽ | “ 私にはお前たちの言葉が気に入りました。”
. /:::::/::::::::::::, /::::::::::/::::::/l::::::/!:: ::: :::l: :::ﾍ |
/:::::/:::::::::::://::::/:::/!:::::/ :|:::/ﾞ|::::: ::::::|::::::::| |
／::／:: ::::/::/ :!:::::|::::|T:::/|:/|::| |::::: ::::::|::::::::| | “ もう私には自分の夫を
:::::::: :::::／::/:::::|:: ::|::::|ィ示卞V .|:::::::::::/::: ::/ . |
:::: :::／:::::/:::,.-|::::::|::::|弋;;ｃl |:::::::Ｘ/::／＼ | 生き返らせることができません。”
:::／::::::::/:::/ <|: :::ﾍ:::| ｀ ´た7／|＼ ヽ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
::::::::::::::/:::::〉､ﾒ|::: :::ﾍ:| 弋ｿ!::::::|＼.＼|
:::::／:/:::::/: :::::|::::::::::∧ ＿ ´/::: :::| ∧ ∧
::::::／: ::/::／:|:|∨:::::::∧ ｀ ´ ／:/:::::::∨∧ ∧
／:::::／::´:: :::|:| V:::: :::::＼ ＿／::::/ｌ::|:::::::∨∧ ∧
::::／::::::::: :::::|￣￣＼::::::::::::ヽ､:: :::/ .|∧:_:::::∨_|＿|
:::::::::::::::::::::::::| ／｀￣ ｀ヽ|／ ∠／／￣| |＼
Z≦テ´7::／〉 ,､/ ｀lﾞ¨∠／／, | | ｀ヽ
∠;;;;/l´／.:.| |＼ Ｘ_Ｘ＿// |
. ∨. :.:.| |ヽ_>'´.::.:.:｀ｰ.､ ＼
|:.:.:.:.:| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、 ＼
|:.:.:.:.:| |:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ﾍ
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩
| ノ ド ヽ | ノ ド ヽ | ノ ド ヽ
/ へ へ | / へ へ | / へ へ |
| ( _●_) ミ | ( _●_) ミ | ( _●_) ミ
彡､ |∪| ､｀＼ 彡､ |∪| ､｀＼ 彡､ |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ /´> ) / ＿＿ ヽノ /´> ) / ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (_／ (＿＿＿） / (_／ (＿＿＿） / (_／
| / | / | /
| ／＼ ＼ | ／＼ ＼ | ／＼ ＼
| / ) ) | / ) ) | / ) )
∪ （ ＼ ∪ （ ＼ ∪ （ ＼
＼＿) ＼＿) ＼＿)
.
- 593 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:14:39 ID:.G/jG8no0
- .._.
｀"ﾞ";':':';':.,.,_ _...:;;:''" ,.;:.,..,;:;:;:,.,._, ...,,,..
'"ﾞ''ﾞ" .,.,;:;゛:;:,.,.,_ ,,,......,,,,,;:;''"''':::..
.,;: _... .....,,,,,;:;'''"'''" ....,,_,,,...;:;::''""''''"
,.,;:;:;:;:;'''"""""" ..,.,;:':';',,,..;:.;:;';:;';''""
.,;:,.'"" ,.,..,.;:';';':':':.':.:. ""'''''''::::;:;:;;,..,,.,., _,,...;:;:;;:'''""'''';:;;:,.,.,...
"''''''""""""''"'";:;:;,.,＿,. .....,,,,__...,,;:;'''""''''::;;;;.......,,,,...;:;:;;''''" ..,:
.,,.,;:;:;:;;:'""''''''''''''''"""" .,:;:.:;:';';';';';'''''''"""'''"""" ::;
‐= ￣ =‐
／ ヘ ｀
／ ／ ′ ＼
. ′ ' / / ＼＼ ヽ
/ / ′,' ! | ヽヽ ! }
. / / | i| i| | Ⅳ i| │! i! /::::Ｙ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
. | | i| i| | i | |＼ ﾄ i| i i|:i::::::::!. |
. .' { i !│i!ﾍ i| ! ト! ﾘ Ⅵ ! i!:!::::::ﾊ | “ だから私は明朝自分の家臣の前で
∧ 从人{ Ⅵi! | .ｲ云ミ 从 |:|`il {. |
| ! ! 厶斗ﾄ{＼. ! 弋::::ソ > ｝从 |{ ! | お前たちに敬意を表したいと思います。
| ! ∧ K弋::ソ ヽ! -=彡′ Ｙ | |
ﾄ｡| :| ∧ | ’ ｊ } ） 从! ＜
∧ | | :{`ゝ ' __ ｲ i│ | いまは自分たちの船に戻り、威張って船に入りなさい。”
Ⅵ }人∧ ヽ ノ ,乍 │ ! |
| | } ii丶. , │ │ ∧ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
| | | i| ≧｡ .イ ﾉ:┐ ! ∧
| | | i| ｆ‐ }:: : . ¨ ___／ { │ ヽ.
| | ! i| | ` ￣ ´ ト｡_ !＿__＿_＼＿
＿| i |斗:--} ｰ ─ ‐ 人:::::::::::::::` ｰ─ -- ､｀ヽ
/´ | i |:. ヽ . ´ .:＼` ｰ── --､:::::i!::i}
. ,ﾍ .:| i |:. ｀ ¨ ¨ ´ . :ヽｰ─ -- ､::i!:::i!::i!
' . .:| i |: . .::}─ -､::::i!::i!:::i!:ﾘ
.' . :/ ∧ .:人::::::::i}::::i!::i!:::i!:{
/ .:/ /: :. .: :ヽ〃::/:::i!:::i!::!
.:′ .: / /: : . .: : : :ヽ/:::::i!::::i!:ﾄ .
. : .' /: : : :. .: : : : : ::Ｙ::::i!::::i!:ヾ:＼
. : / ′ : : : . .: : : : : : ::}:::::i!::::i!::::::ヾ::＼
. : : ' {: : : : : : : . .:: : : : : : :/::::人::::｀ヽ:::::＼::＼
.
- 594 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:15:25 ID:.G/jG8no0
-
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|
| “ 私は明朝お前たちを迎えに使者を送りましょう。”
|
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::::::::::::::
:.:.:.:.:.:.:.:.,i!:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.彡ミ:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.彡三ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 从 从
:.:.:.:.彡三三ミ.:.:.:.:.:.:.., 、 ;;,i! ,..､ 彡ミ. !| 从 , 、 ,i! ,､ 彡ミ
:.:.:.:.彡三三ミミ:.:.:..彡ミ´;;;;;彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,､ ,!::::::ヾ 彡ミ 彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,､
.:.:.彡彡三三ミミ:.:.彡::ミ;;;;;彡::ミ, 三 彡ﾐ 彡,il､ミ 彡ミ {!:::::::::l! ,､ .彡::ミ 彡::ミ, 三 彡ﾐ 彡,il､ミ 彡ミ
:.:.彡彡三三ﾐミミ:.彡三ミl彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::ミ ゞ;;;;:ｿ .彡ミ 彡三ミ 彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::::ミ
彡彡三三三ミミﾐ. |li|.从从|li|W |i|.. |i| 彡三ミ. |i| 从 |il| 从彡::ミ.,.,,.,.W |li|.从从|li| |i| |i| 彡三ミ., |i|
.: .ﾐ彡:.:.|!|l| ミ彡w､w|w,, .,, |li|., ..w,,...,|,r':":ゞ:ﾐヾ,....,,.Ww,,,...Ww..从从从 ､ w|w,, 从, |li|从从 .,|r':":ゞ:ﾐヾ,....,,..Ww
: :从从.,|! f''≡ｰ‐-、 r''ﾞゞ彡ミヾゞ ..., ゞミヾ彡ｿ....,.,., .............,,,, ...,.,.,.,
ww,,,..... | 《:彡:三:ミ:Y＾彡巛ヾミミ》 """" ∩∩ ∩∩ ∩∩
ノ,! ゞw､ww,,.W,,,,,,...Ww,,,.ww､ww,,.,,,, I'm here to pick you up.＞ （（ｪ）＾ ） （（ｪ）＾ ） （（ｪ）＾ ）
..,.,.,.,.,..... www,,,....... （ ） （ ）（ ）
∩∩ ∩∩ ∩∩ ∪∪ ∪∪ ∪∪
（ ・（ｪ）） （ ・（ｪ）） （ ・（ｪ））─''''""'''''' ---""'""'""'""'""'---------
──---- ....,,,,,,＿＿_,,.. --──（ ） （ ） （ ） 〜 〜
〜 _ｎ二n.!nニｎ二ｎ廿iヽ=､ニ.''|::|7'':ｰ-ヾ| /,! 〜〜
〜〜 〕ニニニニ|二,,_'''ー~~-ﾞ''ﾞ-ﾞ'' 'ｰtT,,.ｪL斤;ﾘ 〜: :〜 〜
〜 〜 λ~~~~~""λ'''''ー-￣~~""" '''''''｀｀''_'',."~ﾘ〜〜
ﾞゞ弌ﾇ.~~"ﾘ~~~~~"""""""~~~￣ ,/,;; ::.: : : : 〜: : :〜
,. ,,ﾞl7∧ ;';;‐ -＝== = ‐ ''' _,,,.. -'''";,,: : : : 〜: : :〜
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.
- 595 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:15:59 ID:.G/jG8no0
-
＿＿＿＿＿_
,..-'´::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、 γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ | “ お前たちは
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ﾍ. |
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::ヽ::::ﾍ. |
|: :/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::|::::::| | 『我々は馬でも行かぬ。徒歩でも行かぬ。我々を船に乗せたまま運べ』
|:::|:: :/:: :ｌ: /:::::::ヽ:::::ヽ:::ヽ::::::|::::|::::::| |
|:::|::::|:: :::|::|::::::::::::|:::::::|:: :∧ミﾐ :|::::::| ＜
|:::|::::|::|V|/∨: :: :|:::::∧/ ∨ミ卩ヽ、. | と言いなさい。”
|:::|::::|::| ィ示Ｖ::::::|∨ ,ｨ示ﾄ |彡| | |､_>. |
|:::|::::|::| 弋ソ ＼/ 弋ソ |:: :| .| |:| ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ
／|:::|::::|∧ ' ./l: ::| | ト.､
ｌ´ |:::|::: ::::|｀ ､＝＝ｧ .／: !: :|__,|_|. ｀ヽ、
|＼. |:::|::: ::::l:::l| ＼ ｀ー'´ イ/::::∧:::::ﾍ. ヽ
| ｀|:::|: :: ::| ､|: :＼≧≦／:::::/; :∨::::ﾍ ,-|
_,Ｖ |:::|::::::::|/ ∨:::::｀:: ::´::::／く. ∨::::ﾍ, -‐'´ /
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
:::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ::::o:::::::::::::o::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::o::ﾟ:::::::::::::::::o::::::::::::ﾟ::::::::::｡::::｡:::::::｡::::::::::o:::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::o::::::::::::::
:.:.:.:.彡三三ミ.:.:.:.:.:.:.., 、 ;;,i! ,..､ 彡ミ. !| 从 , 、 ,i! ,､ 彡ミ
:.:.:.:.彡三三ミミ:.:.:..彡ミ´;;;;;彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,､ ,!::::::ヾ 彡ミ 彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,､
.:.:.彡彡三三ミミ:.:.彡::ミ;;;;;彡::ミ, 三 彡ﾐ 彡,il､ミ 彡ミ {!:::::::::l! ,､ .彡::ミ 彡::ミ, 三 彡ﾐ 彡,il､ミ 彡ミ
:.:.彡彡三三ﾐミミ:.彡三ミl彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::ミ ゞ;;;;:ｿ .彡ミ 彡三ミ 彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::::ミ
彡彡三三三ミミﾐ. |li|.从从|li|W |i|.. |i| 彡三ミ. |i| 从 |il| 从彡::ミ.,.,,.,.W |li|.从从|li| |i| |i| 彡三ミ., |i|
.: .ﾐ彡:.:.|!|l| ミ彡w､w|w,, .,, |li|., ..w,,...,|,r':":ゞ:ﾐヾ,....,,.Ww,,,...Ww..从从从 ､ w|w,, 从, |li|从从 .,|r':":ゞ:ﾐヾ,....,,..Ww
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩ /)
| ノ ド ヽ | ノ ＼ ド ／ヽ ( i )))
/ ◎ ◎ | / ◎ ◎ | / /
| ( _●_) ミ | ( _●_) |ﾉ / ｷﾘｯ
彡､ |∪| ､｀＼ 彡､ |∪| ,/
／＼ / ＿＿ ヽノ /´ > ) ／ ヽノ /´ ／ヽ
＼──~~'''''ー(＿＿＿） / (_／ (＿＿＿） /,,､=‐ー'''''~~: :／
.ヽ:────────~~''''''''-----------ー''''''''~~~~￣────: : : /
＼─────────────────────── : : ／
｀'-､─────────────────────: : ／
｀''ｰ─────────────────:: : : -‐'″
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::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
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- 596 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:16:31 ID:.G/jG8no0
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. ／::,:::::::::::::／::::::::／::::::::::::::::::::＼
／::／::::::::::::/::::::::::/::::::/:::::::/::::::::､:::ヽ
. /:::::/::::::::::::, /::::::::::/::::::/l::::::/!:: ::: :::l: :::ﾍ
/:::::/:::::::::::://::::/:::/!:::::/ :|:::/ﾞ|::::: ::::::|::::::::|
／::／:: ::::/::/ :!:::::|::::|T:::/|:/|::| |::::: ::::::|::::::::|
:::::::: :::::／::/:::::|:: ::|::::|ィ示卞V .|:::::::::::/::: ::/ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
:::: :::／:::::/:::,.-|::::::|::::|弋;;ｃl |:::::::Ｘ/::／＼ |
:::／::::::::/:::/ <|: :::ﾍ:::| ｀ ´た7／|＼ ヽ | “ そうすれば彼らはお前たちを船に乗せたまま運ぶでしょう。”
::::::::::::::/:::::〉､ﾒ|::: :::ﾍ:| 弋ｿ!::::::|＼.＼| ＜
:::::／:/:::::/: :::::|::::::::::∧ ＿ ´/::: :::| ∧ ∧ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
::::::／: ::/::／:|:|∨:::::::∧ ｀ ´ ／:/:::::::∨∧ ∧
／:::::／::´:: :::|:| V:::: :::::＼ ＿／::::/ｌ::|:::::::∨∧ ∧
::::／::::::::: :::::|￣￣＼::::::::::::ヽ､:: :::/ .|∧:_:::::∨_|＿|
:::::::::::::::::::::::::| ／｀￣ ｀ヽ|／ ∠／／￣| |＼
Z≦テ´7::／〉 ,､/ ｀lﾞ¨∠／／, | | ｀ヽ
∠;;;;/l´／.:.| |＼ Ｘ_Ｘ＿// |
. ∨. :.:.| |ヽ_>'´.::.:.:｀ｰ.､ ＼
|:.:.:.:.:| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、 ＼
|:.:.:.:.:| |:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ﾍ
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∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩
| ノ ド ヽ | ノ ＼ ド ／ヽ
/ ◎ ◎ | / ◎ ◎ |
| ( _●_) ミ | ( _●_) ミ
彡､ |∪| ､｀＼ 彡､ |∪| ､｀＼
／＼ / ＿＿ ヽノ /´ > ) ／ ヽノ /´ > ) ／
＼──~~'''''ー(＿＿＿） / (_／ (＿＿＿） / ,,､=‐ー'''''~~: :／
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⊂⌒ヽ. | ノ ＼ ／ヽ./⌒つ. ⊂⌒ヽ. | ノ ＼ ／ヽ./⌒つ.
＼ ヽ/ ● ● | / ＼ ヽ/ ● ● | /
| | ∪ ( _●_) ミ | | | ∪ ( _●_) ミ |
| 彡 |∪| ノ / | 彡 |∪| ノ /
＼_,,ノ .ヽノ ､＿ノ ＼_,,ノ .ヽノ ､＿ノ
| | | |
| |
／ ＼ ／ ＼
/ ／´￣｀ヽ ） / ／´￣｀ヽ ）
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- 597 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 21:16:44 ID:iEolfBUc0
- うわあ、どう見てもくまの方が生贄ｗ
- 598 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:17:03 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
――― と言って船に帰らせた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
,'.,':::::::::::'│:::│::::::::::::::::::::':::::::::.::::::::: ｉ
. ,'.,'::::::::::,'::::|:::::::|::::::::::::::::::::,'::::,'. /:::::::::::ｉ
. |:|:::::::::::||,. |―‐!::::::::::::::::,'___/ /. Z.:::::冂
. |:|::::::::::|从ｊハﾉ.､:::::::::::/ /./ /ノ Z三| | ヽ
. !:|::::::::::|, =＝=ﾐ ヾ､, ' ＿__/ Z三| .|./|. γ´￣￣￣｀ヽ
| |:::::::::|./// ￣ `ヾ. ｒ ¬|_.|__| | ノシ 〜
. | |:::::::::| , ///. Ｆ ｉ|::|//| _乂_＿＿＿_ノ
.. | |:::::::::| ,― - ./. ,'./::::|/./|
| |:::::::::!... !. , / : ´::::::::|///|
. | |:::::::::|::.:＼. 丶、 ' , '::::|:::.:::::::::|///|
| |:::::::::|::::::::|＼ イ.::.::::::|::.::::::::::|_」- ＿
| |:::::::::|::::::::|... ` ´. |:::::::::::|:::::::::::::::::| ´ ｀ヽ
... ＿.＿| |:::::::::|＿ノ ハ、＿|＿＿::::::| ´￣｀ヽ、
..... ／ |:::::::::| |│ ￣丶 / ) ヽ
... ／.. |:::::::::|一. 、. ,. 一 |│. '., / / ／)
.. ｉ |:::::::::|. |│. ｢ヽ / / ／ ／ )
ｉ |:::::::::| /./. i } / し' ／ ／ )
ｉ Ｖ..|:::::::::|ヽ. ∨ /./... Ｖ { レ ＼ ／ ／
∧ ,' .从从ﾍ..ヽ￣￣￣￣￣￣/./... ' } ／
| } /
/ ／
,,...ヽ､､＼ヽ､､丶､ヽ､ヽ､､､ ､､`;,,、 / .::::/""/,;;::::
| 厂｢干幵幵幵ｌﾛiﾆフﾆﾆｌｉ`ﾞｌxｉ:i::i':,、 ,:''"/,, .::::/ ,, /,;;;;;;;;;
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∪∪ ∪∪ ∪∪ ∪∪
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- 599 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:17:44 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ それからオリガは町の外の塔邸に大きくて深い穴を掘るように命じた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
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|| ＼ w wwｗ |//＿＿＿//工工工工工工, ||＝||／|| ∩,,∩
|| ＼ｒ＝＝＝＝＝＝≠≠┓工工工工//l|＝||／ （ ・（ｪ）） |
|| ＼ ||＝＝＝＝＝≠≠＝|| wwｗww 〈/ （ ）⊃| ∩,,∩
w,w ｗ＼||＝＝＝＝≠≠＝＝|| ∪∪ ▼ | （（ｪ）・ ）
._..-'"´ .! 〉,,|､ ".| lﾞ ! |｀'-､、 |⊂（ ）
ｒ'" .｝ .ｽ ! l__, " " .! lﾞ .! ./ ｀ｰi¬ ､▼ ∪∪
＼ |゛ .ｌ ! i1.ｌ, ￣｀''､、/ |ﾞ'! ､|, .lﾞ.ﾞ/';;- ､....,,,_
_, ｲ ! .′| "三三三三三三三│.l | .!i/ l │、.! .｀ﾞ/''-、
_,,-''´ ., | .!´| ...ﾑ.三三三三三三三三'ー !,_ / .､ヽ.! !│,,! ,,
........ ,,__.. -‐'''"´ .! ｰ,,! ﾞl .ｌ / 三三三三三三三三三三 ,,彳 ,! !､ .!" .../
'レ l . i .， ｌ |, ! |., | /ｯ........y三三三三三三三三三‐'./ .l| i .! l .| !'
. ＿/ﾘ"│.,! .| . !､ ′/ .,,"| ′,!,ﾉ三三三三三三三三三三三|.._" l .｀i lﾞ，` .′|│
.
- 600 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:18:17 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 翌朝オリガは塔に座り、客人を迎えにやった。
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:::::::::｀ヽ.
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::ﾍ
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l:.:. i:.:.:|i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::ハ
;:!:.:|:.:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.l:.:.:i:!｀:.二ニ=r＝､::::i
. |i!:.i|:|:.:.:.:.://:/:.:/:. /ヾ三三彡ハｲ.ﾍ::l
. i Ⅵ:i!:.:///:/:乂//ノ ミ三彡:/: :|i.: : l:lゝ＿
ヾ∨//厶､、i/ｰ 彡イ/: : :|i.: : :l:!＿ ｀¨ ' ・､
｝ !;j ｀ゝ iγヽ:_:_:jiー‐':l : : ｀¨ ' ・ ､ ＼
ノ "´ |}ノ ｲ::|!: :|: :|::::!: : : : : : : : : ＼. ヾ;､_
＼ ／ｰイ::::|!: :|: :|::::',: : : : : : : : : : : V O} }
|:ヽ｀ : |:::::|!__jｰ:':::ハ : : : : : : : : : : } 〃
|: :ﾊ、_ ...イ : ,|:::::::::::::::::::::::ハ : : : : : : : : : i :{ {
. 八:.:.:.:.:_j ヽ. ｒ‐ー＜ !::i::::::::::::::::::::::ハ: : : : : : : : / ) )
. /￣/ :.:.:.:.:/ l:|V::|:ｌ ヽⅥ､:::::::::＞''"´￣｀ヽ : : : / //
/ /// :.:/! ..l:| |:l_ ＼//ノノ l: : /Ο//
. / { {:.:.:.{!:|／::《::::《 ::::｀ヽ. //: :./ l : i YY
/ ∨:.:／:::::／ハ:ﾍ＼:::: ＼/: :./ l : { l |
. / , .く:::::／／ l!:::＼＼:::: ＼′ l :.Ⅳ:Vﾊ
∨ /: : :У::/｀／: :l!::::i!::＼.>／} / : :! V :Vﾊ、 ＿
〈 /: : : /:::/:/O: : :.l!::::i!: : : : :.〈 /: : :.| ＼ ｀ヾミx(, =ﾐi
. ﾉ {: : : :.i::::i :l: : : : : :l!::::i!: : : : :/ ｲ: : : : !Ο//｀ミ三≧-┤
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" ''''‐- ,..,,,... ′,, -‐- ,... ...--‐‐''''"
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∧,,∧（・(ｪ)・´） ∧,,∧（・(ｪ)・´） ∧,,∧（・(ｪ)・´）
ε=━┓Ｏニ)< > ε=━┓Ｏニ)< > ε=━┓Ｏニ)< >
/ ノ lﾐl_, (ヾゝ ./ ノ lﾐl_, (ヾゝ ./ ノ lﾐl_, (ヾゝ
(o_o,ｲ ヽ´|(__) ﾉ~⌒）(o_o,ｲ ヽ´|(__) ﾉ~⌒.(o_o,ｲ ヽ´|(__) ﾉ~⌒）彡
ﾉ ヽ| |￣ノl ﾉ ﾉ ヽ| |￣ノl ﾉ ﾉ ヽ| |￣ノl ﾉ
/ /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_ ./ /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_ / /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_
ヽニﾌ|_| (_/ ヽﾉ ヽニﾌ|_| (_/ ヽﾉヽニﾌ|_| (_/ ヽﾉ
(_ヽ (_ヽ (_ヽ
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- 601 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:18:52 ID:.G/jG8no0
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:.:.:.:.:.:.:.:.,i!:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.彡ミ:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.彡三ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 从 从
:.:.:.:.彡三三ミ.:.:.:.:.:.:.., 、 ;;,i! ,..､ 彡ミ. !| 从 , 、 ,i! ,､ 彡ミ
:.:.:.:.彡三三ミミ:.:.:..彡ミ´;;;;;彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,､ ,!::::::ヾ 彡ミ 彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,､
.:.:.彡彡三三ミミ:.:.彡::ミ;;;;;彡::ミ, 三 彡ﾐ 彡,il､ミ 彡ミ {!:::::::::l! ,､ .彡::ミ 彡::ミ, 三 彡ﾐ 彡,il､ミ 彡ミ
:.:.彡彡三三ﾐミミ:.彡三ミl彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::ミ ゞ;;;;:ｿ .彡ミ 彡三ミ 彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::::ミ
彡彡三三三ミミﾐ. |li|.从从|li|W |i|.. |i| 彡三ミ. |i| 从 |il| 从彡::ミ.,.,,.,.W |li|.从从|li| |i| |i| 彡三ミ., |i|
.: .ﾐ彡:.:.|!|l| ミ彡w､w|w,, .,, |li|., ..w,,...,|,r':":ゞ:ﾐヾ,....,,.Ww,,,...Ww..从从从 ､ w|w,, 从, |li|从从 .,|r':":ゞ:ﾐヾ,....,,..Ww
: :从从.,|! f''≡ｰ‐-、 r''ﾞゞ彡ミヾゞ ..., ゞミヾ彡ｿ....,.,., .............,,,, ...,.,.,.,
ww,,,..... | 《:彡:三:ミ:Y＾彡巛ヾミミ》 """" ∩∩ ∩∩ ∩∩
ノ,! ゞw､ww,,.W,,,,,,...Ww,,,.ww､ww,,.,,,, I'm here to pick you up.＞ （（ｪ）＾ ） （（ｪ）＾ ） （（ｪ）＾ ）
..,.,.,.,.,..... www,,,....... （ ） （ ）（ ）
∩∩ ∩∩ ∩∩ ∪∪ ∪∪ ∪∪
（ ・（ｪ）） （ ・（ｪ）） （ ・（ｪ））─''''""'''''' ---""'""'""'""'""'---------
──---- ....,,,,,,＿＿_,,.. --──（ ） （ ） （ ） 〜 〜
〜 _ｎ二n.!nニｎ二ｎ廿iヽ=､ニ.''|::|7'':ｰ-ヾ| /,! 〜〜
〜〜 〕ニニニニ|二,,_'''ー~~-ﾞ''ﾞ-ﾞ'' 'ｰtT,,.ｪL斤;ﾘ 〜: :〜 〜
〜 〜 λ~~~~~""λ'''''ー-￣~~""" '''''''｀｀''_'',."~ﾘ〜〜
ﾞゞ弌ﾇ.~~"ﾘ~~~~~"""""""~~~￣ ,/,;; ::.: : : : 〜: : :〜
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γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
∩＿＿__∩ |
／ ＼ | “ オリガが大きな栄誉を与えるために
./ ● ● .', ＜
l ( _●_) l . | あなた方を呼んでいます。”
彡､ |∪| ミ |
i"./ ヽノ ',ヽ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
ヽi iﾉ
', /
ヽ ／ /
', i! /
（___／ ＼___）
.
- 602 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:19:22 ID:.G/jG8no0
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:.:.:.:.:.:.:.:.,i!:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.彡ミ:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.彡三ミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 从 从
:.:.:.:.彡三三ミ.:.:.:.:.:.:.., 、 ;;,i! ,..､ 彡ミ. !| 从 , 、 ,i! ,､ 彡ミ
:.:.:.:.彡三三ミミ:.:.:..彡ミ´;;;;;彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,､ ,!::::::ヾ 彡ミ 彡ミ 彡ミ 从 .彡ミミ ,､
.:.:.彡彡三三ミミ:.:.彡::ミ;;;;;彡::ミ, 三 彡ﾐ 彡,il､ミ 彡ミ {!:::::::::l! ,､ .彡::ミ 彡::ミ, 三 彡ﾐ 彡,il､ミ 彡ミ
:.:.彡彡三三ﾐミミ:.彡三ミl彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::ミ ゞ;;;;:ｿ .彡ミ 彡三ミ 彡三ミ ::: 彡::ミ .彡ミ 彡::::ミ
彡彡三三三ミミﾐ. |li|.从从|li|W |i|.. |i| 彡三ミ. |i| 从 |il| 从彡::ミ.,.,,.,.W |li|.从从|li| |i| |i| 彡三ミ., |i|
.: .ﾐ彡:.:.|!|l| ミ彡w､w|w,, .,, |li|., ..w,,...,|,r':":ゞ:ﾐヾ,....,,.Ww,,,...Ww..从从从 ､ w|w,, 从, |li|从从 .,|r':":ゞ:ﾐヾ,....,,..Ww
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩ /). | “ 我々は馬でも行かぬ。
| ノ ド ヽ | ノ ＼ ド ／ヽ ( i ))) |
/ ◎ ◎ | / ◎ ◎ | / / | 徒歩でも行かぬ。
| ( _●_) ミ | ( _●_) |ﾉ / ｷﾘｯ ＜
彡､ |∪| ､｀＼ 彡､ |∪| ,/. | 我々を船に乗せたまま運べ。”
／＼ / ＿＿ ヽノ /´ > ) ／ ヽノ /´ ／ヽ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
＼──~~'''''ー(＿＿＿） / (_／ (＿＿＿） /,,､=‐ー'''''~~: :／
.ヽ:────────~~''''''''-----------ー''''''''~~~~￣────: : : /
＼─────────────────────── : : ／
｀'-､─────────────────────: : ／
｀''ｰ─────────────────:: : : -‐'″
〜〜〜〜'〜-〜..､､､,,,......,,.........,,....................,,,,,,....,,......,,,,........､〜'〜-〜〜〜〜
.
- 603 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:20:00 ID:.G/jG8no0
-
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| “ 仕方ありません。私たちの公は殺され、
|
| また私たちの公妃はあなた方の公に嫁ごうと望んでいます。”
ヽ、＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,ノ
∨
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿_∩
| ノ u ヽ / u u └| ∩＿＿＿_∩
/ ● ● | | ● ● ヽ/ u └|
| u ( _●_) ミ 彡 (_●_ ) u |● ● ヽ
彡､ |∪| ､｀＼ ／ |∪| 彡 (_●_) u |
/ ＿＿ ヽノ /´> ) （ く ヽ ﾉ ／ u |∪| ミ
(＿＿＿） / (_／ ＼_ ) （ く ヽ ﾉ ヽ
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
” …と言って、彼らを船に乗せたまま運んだ。
彼らは手を腰に当て、胸に大きな飾留金をつけ、大威張りで座っていた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩
| ノ ド ヽ | ノ ＼ ド ／ヽ
/ ◎ ◎ | / ◎ ◎ | ｷﾘｯ
| ( _●_) ミ | ( _●_) ミ
彡､ |∪| ､｀＼ 彡､ |∪| ､｀＼
／＼ / ＿＿ ヽノ /´ > ) ／ ヽノ /´ > ) ／
＼──~~'''''ー(＿＿＿） / (_／ (＿＿＿） / ,,､=‐ー'''''~~: :／
.ヽ:────────~~''''''''-----------ー''''''''~~~~￣────: :: /
＼─────────────────────── : : ／
｀'-､─────────────────────: : ／
｀''∩＿＿＿∩＿＿＿＿＿＿＿＿∩＿＿＿∩:: : : -‐'″
⊂⌒ヽ. | ノ ＼ ／ヽ./⌒つ. ⊂⌒ヽ. | ノ ＼ ／ヽ./⌒つ
＼ ヽ/ ● ● | / ＼ ヽ/ ● ● | /
| | ∪ ( _●_) ミ | | | ∪ ( _●_) ミ |
| 彡 |∪| ノ / | 彡 |∪| ノ /
＼_,,ノ .ヽノ ､＿ノ ＼_,,ノ .ヽノ ､＿ノ
| | | |
| |
／ ＼ ／ ＼
/ ／´￣｀ヽ ） / ／´￣｀ヽ ）
| | ! / | | ! /
／ ） （ ＼ ／ ） （ ＼
（＿,／ ＼＿＿） （＿,／ ＼＿＿）
.
- 604 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:20:37 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 人々は彼らをオリガの邸に運んできて、そのまま船もろとも彼らを穴の中に投げ込んだ。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
爻乂爻爻爻 |ｴエエエエエエ|
爻爻乂爻 |ｴエエエエエエ| ﾉ／ ｒ ァ
爻爻 {二二二二二二二} ／ ／
乂 爻 |エl 往|ｴエエエ| 〃 ／ ｒぅ／
爻爻爻乂 |エ| |ミ|ｴエエエ| ＿ ＼|へ[][]
爻爻彡' んんんんんんんﾄ {圭} | ,, ｒ ァｱ
爻 イんんんんんんんん＼ ∠二二ヽｒ ァｱ o
んんんんんんんんんんん＼ ＿ ﾄ[]〜 ｨ|| JΤ〜ｧ
〈＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ﾉ {圭} ＿爻爻＿＿「爻／ ||ｒ ァ ７ ｱ フ／
|エエ ｒ＝＝┐エエエｴ| ≦ o ≧//爻爻乂// 爻ムイ フ,フ,フ,フ,フ ／
|エエ lニﾆﾆ│エエエｴ| ∠ 二 | |￣ 爻爻ムミ 爻; ｒくｒくｒくｒくｒくｒく／圭
|エエ l ／／ | エエエｴ| ァァァ ―ｰ―┴‐┴LＬ＿＿||_||二|l 爻 | || ￣￣￣|| |圭
＿|エエ l ／ニ│エエエｴ|＿＝＝＝ ┓ ｗ ｗ ｗ ｗ ｗ ｗ ｗ ｗ | || ＝＝＝||＝＝
ｒ＝＝＝＝＝| //＿＿＿// 工工工工工 |ｒ＝┓ｲ|| w w w w w| || 「「「「「「|| 「「「
|| ＼ w wwｗ |//＿＿＿//工工工工工工, ||＝||／||
|| ＼ｒ＝＝＝＝＝＝≠≠┓工工工工//l|＝||／ ∩,,∩
|| ＼ ||＝＝＝＝＝≠≠＝|| wwｗww 〈/ （ ・ (,ｪ)・） ＿
w,w ｗ＼||＝＝＝＝≠≠＝＝|| / つ つ ´ ｀ヽ
（ ﾉ ´￣｀ヽ、 ぽいっ ﾞ/''-、 _..
. Ｕ´Ｕ 〉 ヽ :::::::::::::::::! ,,二ﾆ
"ﾞ"ﾞ（:::::::::::::::::::::::::: ::::::::./
.,,＿ノ|:::::::::::::::::: ∩,,,∩ ∩,,,∩ :::::| !'----､,,,
"ﾞ"ﾞ"ﾞ"ﾞ , 〈ll |〈::::::::::: _ Σ（・(ｪ)・；） （・(ｪ)・；） :::::′|│::::． /
.＿..,）:. |::|::::::: （＞二ニ＝================＝＝彡气彡':::::::::::::!:::::|
ノ:..∨:.:.i;. ;|三三 ＼ミー-=ニ二二二三三三二二二ニ=ツ´三 ﾞｺ/:::::.l
/;;:.::.: |;:.: l i:;l'三三三 `ー――――――――――――''"三三,.l． :::1
＼:::.: |;:.: l i:;l'三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|
￣＼.: l i:;l'三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|
.
- 605 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:21:09 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
オリガは身を屈めて彼らに ―――
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
. ._,,,,..---..,__
,r'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.￣''‐-､
,f:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.::.､`､:.:ミ i,
./:.:.:.;':;';':i:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:i;.:ﾄ､彡fﾆﾆﾆニヽ
f:,:.:.:.i:.;i:i;.:i;.:.:.:.:.:i:iレ''V i;.:.:.iヽ`､ヽﾆニｰ
!;.:.:.:.i,iVヾ!` ､:,/' ri''''ヾ`!.ir.､ヽ,!,,>､.`､￣
!.:.:.:.ii,r'7''''iヽ.` i,___,! _,,i,,_!:':,ヾ `､,!
/:.:.:.:i.ﾄ､ヽ._,! ___,,,, f´'''ｰ ヽ:.':,`､
_,,,,_ /:.:.:.:.,i:.iヽ/// i´ _,!__l__r l`ｰ-‐‐.､__
f´:::::::::`.､ /:.:.:.:./i:.:l ＞-''''''ｰf----<ヽ__,/`ｰ十
i:::::::::､:::::::`.､ /:.:_;;r''フヾ､ri-'''ﾌ'´<i`i､ヽ_,／l `ｰ､ /
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- 606 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:21:41 ID:.G/jG8no0
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／ ＼
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'. こ . お
l の 前 l ' ´ ¨`´ ｰ .:-､＼
| 栄 た | ／ ,.: ,: :＼:.ヽ :∨∧
| 誉 ち . | .' ., ／ : :＼: . ∨∧}//}
| が は |. .': / :}: . ＼ : :.ヽ: '. ∨∧/{ ///
| 気 |. l:. {: ′..; { . . .:ﾊ : : : : : ' ; , ∨∧ ///
| に |. | | , : . |: | : : | : : : :ヽ; : : : : :i:ﾊ :∨∧／//＜//
| 入 |. | | :}:. : :i:::| : : |{: : : : : .ﾊ: : : :.|:ﾘ:ﾋ__ ∨∧／ }/////
| っ .| | | |:. :.|: | : : | ヽ: : :.｜}: : : ﾅ}: :{:i:i:＞､:}/:∧ }/////
|. た .| | | |; :..|.八: :.| .}: : :.ﾚ 千ム-: :.{i:i:i:i:i:i:ヽ//} ∨////
か | | |{: : :ﾄ|_ ヽ_|_ ヽ: ﾘ ｨ:i:|{ . {: :.V:i:i:i:i/i :.r, }/////
'. " ' | | :| >xｷ{ ___,＼ }/ ﾍ:ﾘ_丿 | :. {:i-:く/| :::|/＼}////
ヽ / | | :／| ._.ｨ:ﾊ }ﾍ` ' ､ ., | : :∨:i:i:ヽ :|//∧////
＼ ／ | r‐}:. ::..ｰくﾊ:::j::レ ヽ::. {{ } j : : :∨:i:i:i:＼|///:{////
. ＞＜ | l | : :|ヽ ¨ /: }Y/: : : : :∨i:i:i:i:i:}///:|////
| :八 {: : . | | ｧ' {ｉ/:{: : : : : : ヽ:i:i:iﾉ///:{////
| : : .|: : : ト | ｰ‐' ´ /: :ﾊ: : : : : : : ＼}////{////
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￣ /:. l }ﾐ ＼_}} ＼::∧:. ヽ:ヽ//∧}/r‐‐ '/{､ } /////ｲ ﾊ : :.:.i}/
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|/ ; ﾊ } ///∧}ﾚ .///}:ﾉ'// :∨/∧ } i|ｉ:// }./∨///
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＞､ _{i:∨/{ {i r､ ＼::/ ﾊ }iiiVく : ｉ Ｖ } ／/
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- 607 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:22:25 ID:.G/jG8no0
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:::.:::.:.:.::.:.::.::.:.::.:.:.:.::.:::.:.:.::.::.::.:.:.::.:.::.:.:.:.::.::.::.::.::.::.:.::.::.::.:.::.::.::.:.::.:.::.:.:.::.:.::.:.:
..:..:.:..:...:.:.:..:..:.:.:..:.:..:.:.:.:..:..:.::..:.:..:.:.:.:.:..:.:..:..:.:.:..:..:..:.:.:..:.:.:..:.:.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:..:
..:.:.. .. . ...:.:.:..:... ..:.:.:... . . .. .:.:.:.:.... ....:.:.:.. ..:.::..:... ....:.. γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
... ... ...:.:. . ... ....:.:.:.:.::.. | “ 私たちにとっては
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩ |
| ノ ＿＿＿ヽ | ノ ＿＿＿ヽ ＜ これはイゴリの死よりもひどい。”
/。・ﾟ･(＿＿__ ｀･゜ﾟ･｡ /。・ﾟ･(＿＿__ ｀･゜ﾟ･｡ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
| u( _●_)ヽ 〉 | u( _●_)ヽ 〉
／＼ 彡､ |∪| / 彡､ |∪| / ／ヽ
＼──~~'''''ー‐=､,,,＿/ ヽノ . /´ . / ヽノ . /´=‐ー'''''~~: :／
.ヽ:────────~~''''''''-----------ー''''''''~~~~￣────: : : /
^ .＼─────────────────────── : : ／. ; ' :
. . ' : ｀'-､─────────────────────: : ／ ' :
::;__;; ｀''ｰ─────────────────:: : : -‐'″ ; ~
:;∠´... ..￣＼;,;,;::._; . ' :.......∠二ヽ.... . ﾟ . ' ' , ; ^ : ;_;_:,.;_:_;_ :
/´.::;:..＼::.:､:... ＜::.´￣`ヽ::..＿ . ' : . ; ; ' : ＿;∠,;;;;.:;::::;:､:;ﾞヾ
／〉 ::.:ﾆ;;.. ,／￣＼:::..ﾊ''´ .::::＼. ; . ' . ... .::.::;／べ;:::.::'.:.￣ヾ::;:;;;,:;
,ノ.::.:::':::.:.:..;;.;;:;::.:./.::､:／´￣｀＼:-:ー:┴- ､ . ; . ; ' : .::/ .::;:.::::.:;:::::.;::':ヾ＞ｰ-
:.:;:べ､＿＿_,,／￣｀ヾ;:::.:..:;.:...::.:::;:.::/.:::.::......｀ヽ::::::::.. r-､ .:└ヾ,;:::':::::;ｨ;;;;;;;;:;;ﾂ::::::;;;;
.
- 608 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:23:23 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ オリガが彼らを生きたまま埋めることを命じたので、人々は彼らを埋めた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
l ! / // ./ / ､!
! l !./ i i l i i !
l ,' i __! ! il ! il ,! i ! !
! ,' f¨! l‐,-_V ﾄ ! ! __/!_li !ﾚ
l ,' i`l !ｰ-' ヽV ! _,/_,ﾚ' ﾚ′
l ; ヽl l 'i_//7
l ; i i ､____ ゝ,,;'/'!
l ; l l ´ ,,;／ !
l ; rl l_`ーi''_´ i !
! ; l::i!i :::l¨'i¨'i:l,,_ !____l_
!_,,,,,ri'’:ll l !l:::::l::::l::､ヾ:ヽ:::;;;_¨''ヽ、
,r'7´:::／::;i'::l !i ll::::::!:::ヽ:ヽ/ﾆ'''‐-,r‐┬`､
/:/:::::/:::::::i:::::i`:ヽ l:::::::ヽ_,,rｰ='‐''',;' ,;;'';''l::::::::ヾヽ､
i-:!-:､l::::::::::!:::::;!i':::`:::::::::::!ﾆ二二,,,,,;' ,;'' l::¨''-､:::`:､:`､
!:::!:::::::!`:､:::!::;'::::!:::::::`:､':::;::iﾆﾆﾆ´--'--l__::::::::::i::::::ヽ::ヽ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
爻乂爻爻爻 |ｴエエエエエエ|
爻爻乂爻 |ｴエエエエエエ|
爻爻 {二二二二二二二}
乂 爻 |エl 往|ｴエエエ|
爻爻爻乂 |エ| |ミ|ｴエエエ|
爻爻彡' んんんんんんんﾄ
爻 イんんんんんんんん＼ ∠二二ヽ
んんんんんんんんんんん＼ ＿ ﾄ[]〜 ｨ|| JΤ〜ｧ
〈＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ﾉ {圭} ＿爻爻＿＿「爻／ ||ｒ ァ ７ ｱ フ／
|エエ ｒ＝＝┐エエエｴ| ≦ o ≧//爻爻乂// 爻ムイ フ,フ,フ,フ,フ ／
|エエ lニﾆﾆ│エエエｴ| ∠ 二 | |￣ 爻爻ムミ 爻; ｒくｒくｒくｒくｒくｒく／圭
|エエ l ／／ | エエエｴ| ァァァ ―ｰ―┴‐┴LＬ＿＿||_||二|l 爻 | || ￣￣￣|| |圭
＿|エエ l ／ニ│エエエｴ|＿＝＝＝ ┓ ｗ ｗ ｗ ｗ ｗ ｗ ｗ ｗ | || ＝＝＝||＝＝
ｒ＝＝＝＝＝| //＿＿＿// 工工工工工 |ｒ＝┓ｲ|| w w w w w| || 「「「「「「|| 「「「
|| ＼ w wwｗ |//＿＿＿//工工工工工工, ||＝||／|| ∩,,∩
|| ＼ｒ＝＝＝＝＝＝≠≠┓工工工工//l|＝||／ （ ・（ｪ）） |
|| ＼ ||＝＝＝＝＝≠≠＝|| wwｗww 〈/ （ ）⊃| ∩,,∩
w,w ｗ＼||＝＝＝＝≠≠＝＝|| ∪∪ ▼ | （（ｪ）・ ）
|⊂（ ）
;;; ;;;::::........,,,, ;;'' ::::;;;:::;;; ▼ ∪∪
;;;: :: " ;;:::::: "" ;;;::::........,,,,
;; ;;;"""" ;;;:::;;; ;;;"""" ;;;::::........,,,, ;"""" ;
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:: ;;: :: " ;;:::::: ::: :: ;;: ::
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- 609 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:24:00 ID:.G/jG8no0
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|lli. ./|l
llll|li. /lllli
.lllllllll,,,,,,,,,,,,,,llllllll!
llllllllllllllllllllllllllll|li
/llllllllllllllllllllllllllllllllli.、 . ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
/llllllll○llllllllllll○llllllllll、 |┏━━━━━━━━━━━━━┓|
./lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllli、 |┃ ┃|
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,,lllllllllllllllliiiiii,,_ ^)|lliiiiiiiiill|（" ,,,,iiilllllllllllllllli、 |┃ ┃|
illllll]lﾟ"＾^^^!!!!lllllllliiiiiillllllllllllllllliliiiiilllllll!!!!^"^^ﾟlllllllll、 |┗━━━━━━━━━━━━━┛|
.illlllili゜ ＾"llllllllllllllllllllllll^"゜ .!llllllii,, . ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
lilillllﾟ ./il /i| llllllllllllllllllllllllll lilillll|l.
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..lllllllllﾟ ]llll,,,,lllll!゜ lllllllllllllllllllllllllllll !|＼,,,,,,,,ill| / llllllll),,
.llllllll/ ,,lllllllllllllllli,, !llllllllllllllllllllllllllll! iillllllllllllllllllii＼/ lilillllii_
_illlllllllﾟ .l○lllll○llllll. llllllllllllllllllllllllllllll／lllllll○lllll○Γlll＼/ !lllllllll.、
illllllllll゜ ..i(V^^^^V^ﾌ! llllllllllllllllllllllllllllllll!＾!!l|(V ﾌﾉ^llli. !!llllllllli、
_illlllllllllll[ lllヽ________ﾉlll| |lllllllllllllllllllllllllllllll( /llllliiilL",,,,|,,!lll!!,,、 lilillllllllii,,,,,,,,__
,,iillllllllllllllllllllllllllili,, lllllllllllllilillllllll|、..llllllllllllllllllllllllllll!!llii/!!llllllllllll／ /"＼ll/___,,iilllllllllllllllllllllllllllli、
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- 610 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:24:49 ID:.G/jG8no0
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. ／::,:::::::::::::／::::::::／::::::::::::::::::::＼
／::／::::::::::::/::::::::::/::::::/:::::::/::::::::､:::ヽ
. /:::::/::::::::::::, /::::::::::/::::::/l::::::/!:: ::: :::l: :::ﾍ
/:::::/:::::::::::://::::/:::/!:::::/ :|:::/ﾞ|::::: ::::::|::::::::|
／::／:: ::::/::/ :!:::::|::::|T:::/|:/|::| |::::: ::::::|::::::::|
:::::::: :::::／::/:::::|:: ::|::::|ィ示卞V .|:::::::::::/::: ::/ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
:::: :::／:::::/:::,.-|::::::|::::|弋;;ｃl |:::::::Ｘ/::／＼
:::／::::::::/:::/ <|: :::ﾍ:::| ｀ ´た7／|＼ ヽ “ オリガはドレヴリャネに使者を送り、彼らに ―――
::::::::::::::/:::::〉､ﾒ|::: :::ﾍ:| 弋ｿ!::::::|＼.＼|
:::::／:/:::::/: :::::|::::::::::∧ ＿ ´/::: :::| ∧ ∧ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
::::::／: ::/::／:|:|∨:::::::∧ ｀ ´ ／:/:::::::∨∧ ∧
／:::::／::´:: :::|:| V:::: :::::＼ ＿／::::/ｌ::|:::::::∨∧ ∧
::::／::::::::: :::::|￣￣＼::::::::::::ヽ､:: :::/ .|∧:_:::::∨_|＿|
:::::::::::::::::::::::::| ／｀￣ ｀ヽ|／ ∠／／￣| |＼
Z≦テ´7::／〉 ,､/ ｀lﾞ¨∠／／, | | ｀ヽ
∠;;;;/l´／.:.| |＼ Ｘ_Ｘ＿// |
. ∨. :.:.| |ヽ_>'´.::.:.:｀ｰ.､ ＼
|:.:.:.:.:| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、 ＼
''"~~"''ヽ,,,_
;:;:;;:. .::. .:..:..~~"''ｰ､,, : : : : : _,,,,,､､-─'''''''""""ﾞ''ｰ:;:;､,,,,_: : :
;:;:;:.:.;.:;.;:.;.;::;:.;:.:.::..:::....:...￣~"''ｰ-''ｰ-‐'''ｰ;;､､'':;.;,;,;,,_: ;.: ;;.;...;..:;;....;..:... .:... .: ..ﾞ'''""ﾞﾞ''''"
幵.;:;:.;:.;.; :;..;.; .;.:;.; ;..;.;:.:.;:. ;...;.;. ,.. .. . . .. .. . . .. .:,; ;.,:,.,.ﾞﾞ"''ー-､;;:;,;;,;,:,.,.,.;..;.;, .. : :. :.
;;,,∠△''',,;;;::.:..____"ﾞ''''-､、'',,,, ＿ _ _,,,;;;;''''"r'二△''''''~~;;;、,,,,-'''""'',､,,..,,..,.,..
;.;.;.!#!-!､,､,;;:＿_/二△＿＿＿; '''""''';;,;,,人...ｌ:田.旧;..:./￣/￣￣￣/△￣￣￣ヽ
;.;.;.;..;y,===::| |. | | ７ﾆヽ....Lｌヨ;,,/''''7ヽ,,,:|ﾛﾛ| 田田l田|::ﾛ|田l田田|lf
;,.,.;.;/ l:|田|:| | ドレヴリャネ | |___田l,:..:..... :.:,l二Lﾛ.l::.:|ﾛﾛ| 由由l田|::ﾛ|田l由由|ll_|
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| | の村. | || ;| :: ; | ;|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|; |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|; |ﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| | ＿＿＿＿＿_ | || ;| : :::: | ;|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ;|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ;|ﾆﾆﾆﾆ
,, |_| , , ,|_||_;|:;: ;; |_;| _ _,, | :|_ _,, | :|
.ヾ;ゞヾ v; ',; .: ; ::; :;~'',;:; : ;: ;: ',;' ..: ; ::; :;~'..... : ;: ;:; ;~'',;''
..: ; ::; :;~'',;:; : ;: ;:; ;~'',;'' ;~'',;';~'',;'' ;~'',;'..: ;~.... ;.. : ; ::; :;~'. ;~'... ;~'',;'..: ; ::;
￣￣ ￣￣ ￣ ￣￣￣￣￣~""''' ‐- ．..,;~ : ; ::; :;. ,;'' ,;'..: ; ::;
_-=- - ~ .''' ‐- ．..,,__ ;~'',;'' ;~'',;'..: ; ::; :;~'
-=＿ ＝− ∩∩ ∩∩ ~""''' ‐- ．..,,;~'',;'' ;~'
（（ｪ）・ ）（（ｪ）・ ）__,,..-‐'l !:lﾞ! ~""'''
ﾞ!｀'‐- （ ）（-‐''"~ _,,l !:lﾞ!
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- 611 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 21:25:30 ID:nGr2a0pk0
- マルさんも埋められたのかバイキング流埋葬
- 612 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:25:35 ID:.G/jG8no0
-
『 もし本当にお前たちが私を求めるのなら、身分の高い家臣を派遣しなさい。 , -―- ､
,r‐< ＼＿
そうすれば大きな栄誉をもってお前たちの公に嫁ぎましょう。 / / ＼ヽ ミ｢ rr┤
/ / //釗 i 」斗+vﾑ^＼ ＼___
さもなければキエフの人々が私を行かせないでしょう 』 . |i |i釗{ { { 勿沁Ⅳ⌒}^ｰヽ＼＼
|i |i釗ヽrﾐxV Vり rイ ＼＼￣
／´￣｀ ／￣｀ヽ ﾄｲヽ＼代｣ ｘｘ/_ﾉ! i ｀￣＼__
／ ／ | ＼｢＾}小､__ｰ' _rｒ'⌒|釗 ﾄ､ __ ｀ヽ
, ／ | //┌―宍」{ /|∧ﾊ ＼. ｢＼｢
／ / ｢| // ＞-{ｲ^|ﾊ ,/ ∨ﾚ'∨
/ ' / / 廴 .ｲ ∨´ ／∧｣ ｣ ｀ｰ=ﾍ
∧___. ' ／ ／ / _ﾉ {八_入 { { { ＼ }
./ ／＼＿ イ´| ／ ／ / ｝ ｝ ∧__Vﾊ __,ﾍ ,∧
/ ' ／ | |／ ″/ ∧ __/ / ヽ ∨ / ∧ , ,ハ
/⌒7^ｰ┬ｧ-ｒイ／ ／ | / ／ / / /⌒'´__／ / / ∨ '.
〈ﾐｘ､＞--凵_ﾉ＾ﾐ、 ／ ｢ ／ ／ r┴ｒイ ┌――┴え___｣-=ミﾐ ﾍ
,r‐r==ﾐx、 ＼ｰ=／ ／/ ／ ヽ ／｢ V ｣
〈ﾐx ｀ー‐く＞‐┐ ｀7 ／ { ,ハ , --ﾍ ∨
ヽﾐｘ､＿＿_ ＼_/ / ヽ ／ | / /r- _＞==イ⌒´￣｀ー―‐―┘
｀￣￣^L＿_/ ｛ ー=＝=--- |ﾑ〃/ ｣ ／ /
｀￣´ ヽ ヽ └┴'===イーく__
＼＿＿＿ / |ｰ=＝=-' _＞
｀ー＜＿＿｣＿_ノ⌒´￣
⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ
○
о
｡
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩
| ノ ド ヽ ∩＿＿＿_∩ (ヽ / 使者 ヽ | /)
/ ◎ ◎ | / ド └| (((i ) | ● ● 丶 ( i)))
| u ( _●_) ミ | ◎ ◎ ヽ ／∠ ミ (_●_ ) |＿ゝ ＼
彡､ |∪| ､｀＼ 彡 (_●_) u | ( ＿＿´､ |∪| ,＿＿ ）
/ ＿＿ ヽノ /´> ) ／ u |∪| ミ ｀丶 ヽノ /´
(＿＿＿） / (_／ （ く ヽ ﾉ ヽ 丶 |
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- 613 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:26:07 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ ドレヴリャネはこれを聞いてドレヴリャネの国を統治していた身分の高い家臣を選び出し、彼女を迎えにやった。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
:_,,-- =-..､
_,, ,,_ ,,,r''";; ;; ;;,, `::､_ _,,._
''"" ;;,, `::､ :_,,..-‐''" ;; ;; ;;;;, `::､ __,, --‐''";;;, ,`
;; ,, ;;;,,, ; ` ‐- --‐'''""`''::.､..,,__ ;;,,, ;; ; __ ,... .-‐``‐ -‐‐''''"" ;; ,,; ;,
;;;; ,,,;;; ;,,,;;; ''':‐-,,_,,‐‐''''" ;;; ,,, ;;;; ;;;,,, ;;
;; ;;;; ;;;;,,, ,,, ""''':‐-,, ,, ;; ,,, ,,,;; .＿ ;; ;;,
::::,,,::;;;;:::::::: :::::;;;;;::::::: ;;:::::;::;;;;:::,:::;;;;;::;;; :::,,::::::: ::::; ;;;;::::::;;; :::,, : ┌──┴┴──┐:::::;;;;;:,,,
...:::::;;:::::::::::;;;;,:::::::::::::::::::::::::,,;;;;:::::::::::;;;;:::::::: :::::;;;;;::::::: ;;:::::;::;;;;:::;;::;:::::::│ キエフ → │;;;:::::::;;;
::::;;; :::,,::::::: ::::; ;;;;:: :: :::::::: ...::::.::::;;;;:;;;;;,:;;;;::; ;;;;;;;::::: ::::: :::::::: ;;;;;;;;;; ::::; └──┬┬──┘::;;;;;:::::::
''"''"''"''"~~~''"''"''"'."''"''"''"""''"''〜"''"''"''"''"'''〜''''."''"'~~~".''"''"''"".''".││'"''"''"''"''
● ●
目 目
.．-──- ､ .．-──- ､
▲ ド ヽ , - ´~~｀ -､ ▲ ド ヽ , - ´~~｀ -､
/ ◎ ◎ | ＼ 高貴 ／ / ◎ ◎ | ＼ 高貴 ／
| ( _●_) ミ ヾア | ( _●_) ミ ヾア
彡､ |∪| ､｀＼ノつ 彡､ |∪| ､｀＼ノつ
／＼ / ＿＿ ヽノ /´ヽ ノ / ＿＿ ヽノ /´ヽ ノ ／ヽ
＼──~~'''''(＿＿＿） / (＿＿＿） /,,,､=‐ー'''''~~: :／
.ヽ:────────~~''''''''-----------ー''''''''~~~~￣────: : : /
.＼─────────────────────── : : ／
｀'-､─────────────────────: : ／
｀''ｰ─────────────────:: : : -‐'″
〜〜〜〜'〜-〜..､､､,,,......,,.........,,....................,,,,,,....,,......,,,,........､〜'〜-〜〜〜〜
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- 614 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:26:36 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ ドレヴリャネが到着すると、オリガは入浴するように命じて ―――
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
/:.:.::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼
. /:.:.::/:.:.:.:.:/://:.:.l:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、:.:.:.:.:ヽ
,′:: l:.:.:.:.:.:l:.:{:|:.:.:ｌ|:.ｌ|:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.、:.:.:｀､
l:.:.:.::.|.:.:.:.:.::|ﾊ:ﾄ､:. |:{ !::.:l::..::..:.:.:.::|:.l.:.:l::..:.:l::|
!::.::.::.l:.:.:.:.:.:.| |:| ｌ::_|_止:.:ヽ::.:.:.: /}:.|:.::|::.:: l::|
l::.::.:;r|:.:.:.:.:.::|弋二ﾍ. ＼ヽ:}l::.::/-!:j::./::.ｌ:∧|
|::.:｛ｌ |:.:.:.:.:.:.:|ｲ::.::.]｢` ｀y示くﾚｌ::.// l|
!::.: ヽ|:.:.:.:.:.:.:| V_;ユ ｛::.r' '/:.∧ ﾉ
j::.::.::.::|::..:.:.:.:l::| 、^ｰ' ,ﾊ/|::| γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
l::.::.::.::|::.::.:.:.:.l::| ' !::| |::| |
/::.::.::.:l|::.::.:.:.: |::| ｰ-- ／:.:|/:/ ＜ “ 入浴を終えて私のところに来なさい。”
/::.::.::.::/{::.::.:.::.::l:.:|ヽ､ ,..イ::.:.ｌ:.:ﾚ'′ |
/::.::.::.::/:.:|::.:l:.:.::.:|:.:| ｀丶 イ::.::l|:.:.:.|:.:| ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
/::.::.::.::/::.:rﾍ.:|::..::.:|l::| /__::|::.::ｌ|:.:.:.∨
/::.::.::.:;厶‐'′|::|::.::.::ｌ|:|｀＞､ﾚ<!::|::.::|ｌ::.::.:.|
_＿_ノ -ｰrく |::l|::.::.:}|:| j 厂｀l ﾄ､!::.:|l::.::.::｀､
/ ｀ヽ. ＼ヽ |::l|::.::.| ﾘ// | | ｀ヾ､:_::.::.::ヽ
. / ヽ ヽ＼ ヽﾄ､::ｌ j j ! | ｢ｌ⌒ヽ＼
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- 615 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:27:17 ID:.G/jG8no0
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“ 彼らは風呂を強く炊き、ドレヴリャネが入って体を洗い始めると、彼らを風呂に閉じ込めた。”
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- 616 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:27:45 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ オリガは彼らを戸口から火をつけて焼くように命じ、すべての者が焼け死んだ。”
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し-‐１ r―‐'´ :ト､ｨ__j しﾍ
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⌒)ノ
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ミゝ､＿＿_／＼二｀＞､;:_:_＿＿',;:;:;:;:)）; :＿=----......＿＿ ..:.:λ:: ::'; ::,)､::.:;.:,:;.:
ゝミミミ ／ ／＼＼ ￣7 ＼――};:;:;:/(;: :―三,ｨ=‐--,,,..三三,kﾆ 人ノ从:.ｿ）ノ ）:.: .;,.'
彡彡／ ／lll;lll;ll;＼ ＼i＼ ,' ﾉし': :ヽ;:;:;:-,-,-,-,-,-,-,-,-,ｎ ィ' (ソﾍ （::.:.:'.,; :. .
彡／ ／ll;ll;ll;ll;ll;ll;ll;＼ ＼ （(,ｲ: : :: :V）;: ,',',',',',',',',',','7,','_ 人 て:;;':. ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
／ ／l;;l;l;l;l;l;,' ;l＼ ＼ゝ: : : :(ﾉ};: ＼,',',',',',',','|,人)ヾ; 从 （::..
;／;;;;;;;;;;;;;;;(:';:;:;:;: ;;;;;;;;;＼｜ヽ: :: : : :: :/; ;',',','＼,','_ノ _人 (,＿ ｿﾊ ,ゞ.:.
:_:_;:＿＿',;:;:;:;:)）;:;:;:;:＿_;:;:_:;｜ ゝ;:;;::;从;ノ;:＿＿:＿＿ヾ从 (⌒ ﾞ /⌒ （: :.
_;:;:_――};:;:;:/(;:;:;:;:―_;:;:_:_;:┴;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: _;:;:_:_;:;:_: . 火:.::ﾉ ）:::...
_;:;:_:_;,' ﾉし': :ヽ;:;:;: :_;:;:_:_;:;:_:_;:;|; ||三三ﾐ|_;;:_;:;:_:_;人 .,;,., ｀ﾍ/
_;:;:_（(,ｲ: : :: :V）;: _;:;:_:_;:;:_:_;:;|; ||_三三|_;;:_;_,ノ .,.,; ;,,., （ ＿
_;:;:_ゝ: : : :(ﾉ};: :::_;:;:_:_;:;:_:;:;:|; ||三二ｔ|_:｀ﾍ( 从;: .; ;, ∨(
_;:;:_｜ヽ: :: : : :: :/;:;:;_:_;:;:_:_;:;:_;:|; ||[三: _） ,; ;, 从
_;:;:_｜ ゝ;:;;::;从;ノ;:;:;:;:;:;:_:_;:;:_:_;:;:|; || 三二|⌒ヽ .;: :;, ﾉ_イ
_;:;:_┴;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: /￣/￣￣｀!;;;;;;;;;;;;;;|__人ﾉ, ;: ;; /
_;:;:_:_;:;:_:_;:;:_:_;:;:_:_;:;:__| i;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;／;|_;ヽ ; .,ﾉｌ火) 'ﾍ,
_;:;:/￣￣￣/l:_;:;:_:_;:;,ｨ´⌒i;;;;;;;;;;;;;|;;／,.,火_)i_从 ;: ;; 火/(_
_;/_;:;;_;;:;;:;_/__:_;:;:_:_;:_|ﾐ_ ノ..{ { ._ﾉLノｌ ; l( ; ヾ.,_从
｀ ┴―┴――｀ ､从_ ゞ_人_
"ﾞ"''`ー;､从_ノ（_.,;:.)ﾍ ）L从_;:,火,.;:ー'"ﾞ⌒
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- 617 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:28:20 ID:.G/jG8no0
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|lli. ./|l
llll|li. /lllli
.lllllllll,,,,,,,,,,,,,,llllllll!
llllllllllllllllllllllllllll|li
/llllllllllllllllllllllllllllllllli.、 . ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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./lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllli、 |┃ ┃|
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lilillllﾟ ./il /i| llllllllllllllllllllllllll lilillll|l.
illlllllili .|||| .lllll| lllllllllllllllllllllllllll !llllll|i、
..lllllllllﾟ ]llll,,,,lllll!゜ lllllllllllllllllllllllllllll !|＼,,,,,,,,ill| / llllllll),,
.llllllll/ ,,lllllllllllllllli,, !llllllllllllllllllllllllllll! iillllllllllllllllllii＼/ lilillllii_
_illlllllllﾟ .l○lllll○llllll. llllllllllllllllllllllllllllll／lllllll○lllll○Γlll＼/ !lllllllll.、
illllllllll゜ ..i(V^^^^V^ﾌ! llllllllllllllllllllllllllllllll!＾!!l|(V ﾌﾉ^llli. !!llllllllli、
_illlllllllllll[ lllヽ________ﾉlll| |lllllllllllllllllllllllllllllll( /llllliiilL",,,,|,,!lll!!,,、 lilillllllllii,,,,,,,,__
,,iillllllllllllllllllllllllllili,, lllllllllllllilillllllll|、..llllllllllllllllllllllllllll!!llii/!!llllllllllll／ /"＼ll/___,,iilllllllllllllllllllllllllllli、
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- 618 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:28:56 ID:.G/jG8no0
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／::／::::::::::::/::::::::::/::::::/:::::::/::::::::､:::ヽ
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／::／:: ::::/::/ :!:::::|::::|T:::/|:/|::| |::::: ::::::|::::::::|
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:::: :::／:::::/:::,.-|::::::|::::|弋;;ｃl |:::::::Ｘ/::／＼
:::／::::::::/:::/ <|: :::ﾍ:::| ｀ ´た7／|＼ ヽ “ オリガはドレヴリャネに使者を送り、―――
::::::::::::::/:::::〉､ﾒ|::: :::ﾍ:| 弋ｿ!::::::|＼.＼|
:::::／:/:::::/: :::::|::::::::::∧ ＿ ´/::: :::| ∧ ∧ ≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
::::::／: ::/::／:|:|∨:::::::∧ ｀ ´ ／:/:::::::∨∧ ∧
／:::::／::´:: :::|:| V:::: :::::＼ ＿／::::/ｌ::|:::::::∨∧ ∧
::::／::::::::: :::::|￣￣＼::::::::::::ヽ､:: :::/ .|∧:_:::::∨_|＿|
:::::::::::::::::::::::::| ／｀￣ ｀ヽ|／ ∠／／￣| |＼
Z≦テ´7::／〉 ,､/ ｀lﾞ¨∠／／, | | ｀ヽ
∠;;;;/l´／.:.| |＼ Ｘ_Ｘ＿// |
. ∨. :.:.| |ヽ_>'´.::.:.:｀ｰ.､ ＼
|:.:.:.:.:| |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、 ＼
''"~~"''ヽ,,,_
;:;:;;:. .::. .:..:..~~"''ｰ､,, : : : : : _,,,,,､､-─'''''''""""ﾞ''ｰ:;:;､,,,,_: : :
;:;:;:.:.;.:;.;:.;.;::;:.;:.:.::..:::....:...￣~"''ｰ-''ｰ-‐'''ｰ;;､､'':;.;,;,;,,_: ;.: ;;.;...;..:;;....;..:... .:... .: ..ﾞ'''""ﾞﾞ''''"
幵.;:;:.;:.;.; :;..;.; .;.:;.; ;..;.;:.:.;:. ;...;.;. ,.. .. . . .. .. . . .. .:,; ;.,:,.,.ﾞﾞ"''ー-､;;:;,;;,;,:,.,.,.;..;.;, .. : :. :.
;;,,∠△''',,;;;::.:..____"ﾞ''''-､、'',,,, ＿ _ _,,,;;;;''''"r'二△''''''~~;;;、,,,,-'''""'',､,,..,,..,.,..
;.;.;.!#!-!､,､,;;:＿_/二△＿＿＿; '''""''';;,;,,人...ｌ:田.旧;..:./￣/￣￣￣/△￣￣￣ヽ
;.;.;.;..;y,===::| |. | | ７ﾆヽ....Lｌヨ;,,/''''7ヽ,,,:|ﾛﾛ| 田田l田|::ﾛ|田l田田|lf
;,.,.;.;/ l:|田|:| | ドレヴリャネ | |___田l,:..:..... :.:,l二Lﾛ.l::.:|ﾛﾛ| 由由l田|::ﾛ|田l由由|ll_|
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| | の村. | || ;| :: ; | ;|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|; |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|; |ﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| | ＿＿＿＿＿_ | || ;| : :::: | ;|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ;|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ;|ﾆﾆﾆﾆ
,, |_| , , ,|_||_;|:;: ;; |_;| _ _,, | :|_ _,, | :|
.ヾ;ゞヾ v; ',; .: ; ::; :;~'',;:; : ;: ;: ',;' ..: ; ::; :;~'..... : ;: ;:; ;~'',;''
..: ; ::; :;~'',;:; : ;: ;:; ;~'',;'' ;~'',;';~'',;'' ;~'',;'..: ;~.... ;.. : ; ::; :;~'. ;~'... ;~'',;'..: ; ::;
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- 619 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:29:35 ID:.G/jG8no0
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. ／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼
. ,.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:., 『 今私はお前たちのもとへ行くところです。
/ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,
,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト､ 私の夫を殺したその町に多くの蜜酒を準備しなさい。』
,: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|: :i
ｉ:.:.:.:.:i:.:.:. }:.:.:ｉ{:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ:.:.:. } :.:.:.:.:.:.: |: :|
|:.:.:.:.:| .: ﾊ:.:.八 .:.:.:.:.: /_」:.:._ﾊ:.}i.:.:.:.:.: |: :| に二）
|:.:.:.:.:|.:/´:}/￣｀､:.:.:./ |／ }ハ:.:.:.: ﾉ: :| |::::::::|
| :.:.:.: ｲｨf斤心 ＼{ ｨ斤ﾊ ､彡⌒r‐' |===|
||:.:.:.:.:.| V辷ﾘ ﾋ辷ﾘ /:.:|. ﾉー‐ﾍ.
||:.:.:.:.:.| ｀¨´ ｀¨´ ,__／ .:.:| ／:::＼／:::＼
||:.:.:.:.:.|'. i: ,.:.:.:.:.:.:.:.:.|. {::::}:vodka:{:::::}
||:.:.:.:.:.ﾚヘ 。 ｲ l: . .:.:.:.:.:| }::::j: : : : : :{::::{
ｌ|:.:.:.:.:.| ｀ . イ |: | : : :｀: . . . /:::/ : : : : : ﾍ:::ヽ .r＝＝ ¬
: ´: :.:.|:.:.:.:.:.| ｀ ｰ ´ |: | : : : : : : :ヽ ｆ::::{:::⊂二⊃::}:::::}｜ﾄ r‐ ､ j |
. : : : : :八:.:.:.: | |: |: : : : : : : : :‘,. _／{:::::::::::::::::::::::::::::::::j_,}|｜:ｎ :i {＿__ _
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| ノ ド ヽ ∩＿＿＿_∩ (ヽ / 使者 ヽ | /)
/ ◎ ◎ | / ド └| (((i ) | ● ● 丶 ( i)))
| u ( _●_) ミ | ◎ ◎ ヽ ／∠ ミ (_●_ ) |＿ゝ ＼
彡､ |∪| ､｀＼ 彡 (_●_) u | ( ＿＿´､ |∪| ,＿＿ ）
/ ＿＿ ヽノ /´> ) ／ u |∪| ミ ｀丶 ヽノ /´
(＿＿＿） / (_／ （ く ヽ ﾉ ヽ 丶 |
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- 620 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:30:04 ID:.G/jG8no0
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_, r:´: : : : : : : : : : : : : :` ､
／: : : : : : : : : : : : : : : :.l: : : : :ﾍ
/:ｨ : : : / ; : : : : : : : : : : : ﾄ: : : : : `、
,'//: : :l:.l: i!: : : : : : : : :.ﾊ: :ハ:ゝ;_: : rx 『 私が墓の前で泣き、私の夫のために
{!.{: : : :l:l_l:!メ; : : : : ゞ７ﾅ/ ミ : : : {久
ヾ'; : : :ヾ ヾ ヽ;k; ; ;ノ 〃 三: : :|ﾍヽ、 追悼会をすることができるように。』
ゝ､: } 三三 三三tっ 'ヾ彡:.|. ｀y
/: : ﾉ _ノ: : :|￣
l: :八 r- ､ ノ: : : : :l
'; !:.i个><二)＿＿_ ｧ‐､イ: : : : :ﾊ;l
ヾ;{ / ﾊー-7/ ∨ｿ; ; ﾉ i!
{ / ｀Y´/ ム_
ゝ-イ 人/ / ｀>､
└┬′/ ./ L_ ｀ー､､
ゝ､ム __/ ＿__Lﾉ‐一'´
r'＿_ﾉ￣
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| ノ ド ヽ ∩＿＿＿_∩ (ヽ / 使者 ヽ | /)
/ ◎ ◎ | / ド └| (((i ) | ● ● 丶 ( i)))
| u ( _●_) ミ | ◎ ◎ ヽ ／∠ ミ (_●_ ) |＿ゝ ＼
彡､ |∪| ､｀＼ 彡 (_●_) u | ( ＿＿´､ |∪| ,＿＿ ）
/ ＿＿ ヽノ /´> ) ／ u |∪| ミ ｀丶 ヽノ /´
(＿＿＿） / (_／ （ く ヽ ﾉ ヽ 丶 |
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- 621 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:30:32 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 彼らはこれを聞き、非常に多くの蜜を持ち寄って醸し始めた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
ｒＣ
(__｀ソ ｸﾞﾂ (⌒ヽｏ cへλっ ,へ
Y ｸﾞﾂ (⌒(_) どー≧< .,<／
..《ｒ―[]――[]―ｭ》.,ｿノ し'⌒,γ´｀ヽ ..／ >
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| : :::::::::::::::::::::::: |... [二二二二] ゞ＃＃＃＃＃メ | ノ ド ＼ ヽ､
ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ＿__]＿＿＿__[_二i'三三三三三三ﾖ二二二二≦ （⌒/◎ ◎（⌒）l
／ﾆﾆ二二二二=======ニニﾆﾆﾆヽ__I＿＿I＿＿I＿＿I＿＿I＿＿| ＼| (●_ ) ＼＼ミ_
ヽ.＿I＿＿I＿＿I＿＿I＿＿I__| 彡､ |∪| ＼＿）
＿＿ ＿＿ |＿＿I＿＿I＿＿I＿＿I＿__.| | ヽノ |
γ´Ｊ火ｨ ｀ヽ γ .ヽ ＿ｒｭ＿ｒｭ＿, ＿I＿＿I ＿ｒｭ＿ｒｭ＿ | ＿ｒｭ＿ｒｭ＿| ＿ｒｭ＿ｒｭ＿
i ゞしソ. |＿＿＿_| .| ／゛＝=====＝'＼. ／゛＝=====＝'＼ ／゛＝=====＝'＼ ／゛＝=====＝'＼
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| ノ ド ヽ. V//////////////// V////////////////. V//////////////// V///////////////ﾉ
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| ( _●_) ミ ＿ｒｭ＿ｒｭ＿ ∨へ､_メゝ_ノ＾し/ ∨へ､_メゝ_ノ＾し/ ∨へ､_メゝ_ノ＾し/
彡､ |∪| ､.＼ ／゛＝=====＝'＼ ゝ.＿＿＿＿ノ ゝ.＿＿＿＿ノ ゝ.＿＿＿＿ノ
/ ＿＿＿ヽノ /＼ ＼///////////////∧
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| ／＼ ＼ || || V//////////////
／ ／ > ） || || ∨へ､_メゝ_ノ＾し/
/ / / ／ ＿||＿ || ゝ.＿＿＿＿_ノ
し' （＿つ ￣(_））￣ (.)）￣￣ (_））￣
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- 622 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 21:30:34 ID:iEolfBUc0
- なんだろう。この童話をリアルにやってるような感覚は
- 623 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:31:16 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ オリガは少数の従士団を率い、軽装備で彼の墓のところへやって来ると、自分の夫を思って泣いた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
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":;.:.. ;'"',;|::;ll|;:.:::''::.;;'':;;;:;:|::. :;;:.;il| ;;;'' ;;:; | ,;::ll|::'': ;;''::: |;;..il;::;l|;::::''゛'' ;|.;ll; ::;l;;:l|!.::.';;;.:;|::;l;l|''::.;;'' ;;:;:
::.;;'' ;;:;: :::'':: .;;'' ;;:;: :::'':: |: l|;;:::;;l|;;::. . :;;ﾉ.:::;;lﾘ、 ;;: :;: |.::;;:::;ll|' ;;:;: :::''|.:;, :;;ll;;:l|! ,vj､;:|.::;ll|::":;. :.. ;'
;;::;: :::''::.;;'' ;;:;: :::'' ::.;;''.:;;:;|.:;l,;:.::;ll|;;'' ;;:;: :::'' .::: ''';;;::::;|.::.;:;;:ll|; ''"'':::::|;;:i; :.;;l:;l|!ﾞ.::,''::ﾉ :;从'' ;;:;: :::'
;;'' ;;:;: ,viwﾊ､; ''"''::::; .:| :: ;;:;;ill|::; ;; ;:;; '';;.:: : :; ;; ｿ;;::.:;;;llﾊ .:::;;;' |:;:l :;;ll:;;l|| ;; ;:;;`" '';;;:::..wW:.
:;:;; '';;.:: : :; ;; ' ﾉ ::.::;;ｉ;;ll|;;､ .;;:::.. .:::.: ..::: ;;;;, :::"´ |.::; ;;;:li::l|! :: :;: ;;:,: :;:.
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ﾞ"''" "ﾞ"WW''―――――――wwww' , ﾞ"`代_ノ 弋_ノ {八} ! ﾞ"'' ﾞ"'' ﾞ"'' ﾞ"''
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ゞ' {ﾊ￣ _ ..ィ´ |ﾘﾉ
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. 〈｀ヽ ＿＿＿.! トイ
｜ | }ﾆﾆ≧x、ノ
乂人_ノ ￣￣￣
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- 624 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:31:52 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ それからオリガは自分の家臣たちに墓に大きく土盛りをするように命じ、彼らが土盛りをすると ――
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
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il|!ll| Y ;;／,,"" |liiil|!i!|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛"" .|l||. ||i|";"゛ﾉ)|;;.;;;;;::,,､"";;(;;;;;::::゛""
.|lii!|ノ ）`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／ ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;／
,!（(／（;;,,ヽ;;;...（_;;::,, |ll!i（!ll| ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,;;,゛|il| |ilｌ ￣"＼）l.ii!!ノ ）`~.⌒;:. ､"";;,,,;,゛
il|!ll| Yii! .|!i!|il|ll| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,"" .|ilｌ |!i| |,!（(／（;;,,ヽノ ;;／,,""
il|!ll| |!,ii |ill|il|!l） |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i| .|ill| |i|!ll| `（~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!| |ill| |!!iill|!li _,,,...:-‐‐=-..,,,_;,,ヽ;;;...（_;;::,, .|ill| |ilｌ| .|il|lil| （;;,,ヽ;;;...（_;;::,,
.|lii!| |ilｌ| （il|!llli!i| ,r'":: :: :: ＼,,. |ilｌ| |l|!| |!lｌi!i| Yii!
il|!ll| |l|!| |!!iill,, r'":: :: :... ::: . ::; :::.`'::.､. |l|!| |l|!| |!lｌi!i| |!,ii
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从,:r'::: :: .::: :: :: :; ::: .:: `':.､Mv vv|Mv, |!lｌi!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill| v
!ｿ;ﾊj|W "" Vv,,,.,,.,r'":::.. ..:: ..:::. .... : :: :; :: ::. ::`'::､_ "" w,,Mv,w,.vw,
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- 625 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:32:25 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 初めて追悼会をすることを命じた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
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/.::／.:.:.:.:.:::;:.:::::: :.∨ 爪__｝ }::: / リ从ノ / .Fi ',
/／.:.:.:.:.:.::::/.:::::.:.:.V 辷ツ }／爪У.:::::{i:i:＼ ' .| |
／.:.:.:.:.:.:::::::/.:.::::.:.:.:i{ ｆ ""〃 Lツ.::::::::{＼:i:i:＼.. | .ﾉ八 |ｉ ｉ| |ｉ ｉ| |
／.:.:.:.:.:.:.:::::::У.:.:.:.:.:::::i{ i ., 〃八::::::{i:i:i:＼i:i:i:> | i´ .ｉ. |ｉ ｉ| |ｉ ｉ| |
.／.:.:.:.:.:.:.:.::::::／.:. :.:.:.:.:.:.::i{. J 、 ___, ´ （＼＼{＼i:i:i ＼ li⌒i| ｀i!´. ｀i!´
.／.:.:.:.:.:.:.:.:.::::／.::::i{.:.:i{:.:.:.:.:::i{ ＼ ｲ ＼＼＼)＼i:i:i:〉 ' li＿i|. _}{_ ._}{_ '
／.:.:.:.:.:.:.::::::::／.::::::::::i{.:.:i{:.:.:.:::::i{ ｀ . : :´::::} ＼丶＼ ｀¨. ∠ ￣ ｀￣´｀￣´ '
./.:.:.::::::／.:::／.::::::::::::::::i{.:.:i{.:.:.::::::i{ 〕I爪:::::::::::::::⊂ニ二｀ ＼ ＼ ／
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| ノ ヽ ( i ))) | ノ ヽ/⌒) 宴） / ド ヽ | / ド ヽ |
/ ● ● | / / /⌒) ● ● | | ＼ノ | ◎ ◎ 丶 | ◎ ◎ 丶
| ( _●_) |ﾉ / / / ( _●_) ミ./ ミ (_●_ ) | ミ (_●_ ) |
彡､ |∪| ,/ .（ ヽ |∪| ／ ／´､ |∪| ､彡 ／´､ |∪| ､彡
／＿＿ ヽノ /´ ＼ ヽノ / ( <｀丶 ヽノ ＿＿＼ ( <｀丶 ヽノ ＿＿＼
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ヽ / | / .（｀･(ｪ)･）／ヽ 丶 | 丶 |
/ ／ ) ) | ／| / ノ つつ 宴） ( ( ＼ | ( ( ＼ |
／ ／ （ ＼ | / | / ⊂、 ノ ＼ノ ／ ） ∪ ／ ） ∪
（＿／ ＼＿） ∪ ∪ し (＿／ (＿／
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- 626 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:33:00 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ その後でドレヴリャネが酒席につくと、オリガは彼らに給仕するよう自分の下級従士に命じた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
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| ノ ヽ | ノ ヽ
/ ● ● | / ● ● |
| ( _●_) ミ | ( _●_) ミ
彡､ |∪| ､｀＼ 彡､ |∪| ､｀＼ ＿＿＿
/ ＿＿ ヽノ /´> ) / ＿＿ ヽノ /´> ) | 追 イ |
(＿＿＿）======(_／ ＿＿ (＿＿＿）======(_／ ＿＿ | 悼 ｌ .|
| ||／|||￣￣|| | | ||／|||￣￣|| | | 会 ゴ |
| ／＼||＼|||￣￣||￣￣|. | ／＼||＼|||￣￣||￣￣|. | リ |
| / ||) ||||￣￣||￣￣| | / ||) ||||￣￣||￣￣| |＿＿＿.|
∪ || ||￣￣||￣￣|. ∪ || ||￣￣||￣￣| ||
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| 丿 ド ヽ | 丿 ド ヽ | 丿 ド ヽ | 丿 ド ヽ | 丿 ド ヽ
/ ◎ ◎ | / ◎ ◎ | / ◎ ◎ | / ◎ ◎ | / ◎ ◎ |
| ( _●_) ミ | ( _●_) ミ | ( _●_) ミ | ( _●_) ミ | ( _●_) ミ
彡､ ヽノ ,,/ 彡､ ヽノ ,,/ 彡､ ヽノ ,,/ 彡､ ヽノ ,,/ 彡､ ヽノ ,,/
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|´ 丶 ヽ{ .酒 }ヽ |´ 丶 ヽ{ .酒 }ヽ |´ 丶 ヽ{ .酒 }ヽ |´ 丶 ヽ{ .酒 }ヽ |´ 丶 ヽ{ .酒 }ヽ
ｒ ヽ、__)ニ(_丿 ｒ ヽ、__)ニ(_丿 ｒ ヽ、__)ニ(_丿 ｒ ヽ、__)ニ(_丿 ｒ ヽ、__)ニ(_丿
ヽ、___ ヽ ヽ ヽ、___ ヽ ヽ ヽ、___ ヽ ヽ ヽ、___ ヽ ヽ ヽ、___ ヽ ヽ
と＿＿_＿ノ＿ノ と＿＿_＿ノ＿ノ と＿＿_＿ノ＿ノ と＿＿_＿ノ＿ノ と＿＿_＿ノ＿ノ
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- 627 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:33:38 ID:.G/jG8no0
-
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| “ 私たちの従士団はどこにいるのですか、
|
| 私たちはあなた方を迎えに彼らを送ったのですが。”
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
. V . -──-
／: : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : :.
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩. |: :./-‐乂ノソ‐人: :.< ﾊ >
| 丿 ド ヽ | 丿 ド ヽ ヽ|三三 三三 ミ'!」」
/ ◎ ◎ | / ◎ ◎ | |: : i i i i ⌒):.:|
| u ( _●_) ミ | u ( _●_) ミ |:八.i i . ､─, i i Π:.:.|
彡､ ヽノ ,,/ 彡､ ヽノ ,,/ |: : :＞ ＿ ＜:.ｉ::l:.:.:|
/ ┌─┐´ / ┌─┐´. ヽ:N ヽ〈＞＜〉ノ.N:从ﾉ
|´ 丶 ヽ{ .酒 }ヽ |´ 丶 ヽ{ .酒 }ヽ. | ＼∧／ |
ｒ ヽ、__)ニ(_丿 ｒ ヽ、__)ニ(_丿 入 Ｙ 人＿
ヽ、___ ヽ ヽ ヽ、___ ヽ ヽ ／ ー､7 ､7─' ∨)
と＿＿_＿ノ＿ノ と＿＿_＿ノ＿ノ ヽ/ / | | ヽ ／
￣｀ー───'￣´
.
- 628 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:34:10 ID:.G/jG8no0
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● ●
目 目
.．-──- ､ .．-──- ､
▲ ド ヽ , - ´~~｀ -､ ▲ ド ヽ , - ´~~｀ -､
/ ◎ ◎ | ＼ 高貴 ／ / ◎ ◎ | ＼ 高貴 ／
| ( _●_) ミ ヾア | ( _●_) ミ ヾア
彡､ |∪| ､｀＼ノつ 彡､ |∪| ､｀＼ノつ
/ ＿＿ ヽノ /´ヽ ノ / ＿＿ ヽノ /´ヽ ノ
(＿＿＿） / (＿＿＿） /
、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ
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|: :|:::|::::/―|/:: :::/|∧:::::|: :| ∨癶
|::::|:::|,ィ示ヽ∨:/,ｨ=､|:::/::::|,_// ＼
|::::|:::|弋::ｿ ∨.だ:ｿ|/|::::/､|.| ´｀ ｰ､
|: (|:::l ' ` ´ /-/.|// l´ ＼
|::::|:::|. ＿ /ゞ/| |[＿_ ＼
|: :|:::lヽ、. ´ ｀ ./‐'´|/∧| ｀Ｘ 〉
|:::|: :|::::|＼＿. _ イ､::::::／,￣￣ フ.＼ ／
|:::|::::|¨￣|] ｌ´ _,'_｀´.|| | ／ ｀ｰ ／
/__|: ::|､＿||,[[]] ‐､ ||< ／ , -'´
. , -'´¨ ヽ|: ::|／／| .| .|＼＼／l／ ./ , -'´
|、 |:::/ Ｘ:∨| .| .| /Ｘ/.:.:| ./ /´
. |ﾍ |/｀´:.:.:∨.∧.∨:.:/.:.:.:ﾍ/､./
. | ＼ l |:.:.:.:.:.:.:.:|†| |†|:.:´:.:.:.:.:∧/
. ∧ ＼|.:.:.:.:.:.:.:.:∨Ｖ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
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- 629 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:35:22 ID:.G/jG8no0
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ゝ.;:_:_;:;:_:_;:;:_;:_:_;:;:_:_;:;:_:_;:;:_:_;:;:_:_;:||(:';:;:;:;: .::... . . .':::;:, .:.
ミゝ､＿＿_／＼二｀＞､;:_:_＿＿',;:;:;:;:)）; :＿=----......＿＿ ..:.:λ:: ::'; ::,)､::.:;.:,:;.:
ゝミミミ ／ ／＼＼ ￣7 ＼――};:;:;:/(;: :―三,ｨ=‐--,,,..三三,kﾆ 人ノ从:.ｿ）ノ ）:.: .;,.'
彡彡／ ／lll;lll;ll;＼ ＼i＼ ,' ﾉし': :ヽ;:;:;:-,-,-,-,-,-,-,-,-,ｎ ィ' (ソﾍ （::.:.:'.,; :. .
彡／ ／ll;ll;ll;ll;ll;ll;ll;＼ ＼ （(,ｲ: : :: :V）;: ,',',',',',',',',',','7,','_ 人 て:;;':.
／ ／l;;l;l;l;l;l;,' ;l＼ ＼ゝ: : : :(ﾉ};: ＼,',',',',',',','|,人)ヾ; 从 （::..
;／;;;;;;;;;;;;;;;(:';:;:;:;: ;;;;;;;;;＼｜ヽ: :: : : :: :/; ;',',','＼,','_ノ _人 (,＿ ｿﾊ ,ゞ.:.
:_:_;:＿＿',;:;:;:;:)）;:;:;:;:＿_;:;:_:;｜ ゝ;:;;::;从;ノ;:＿＿:＿＿ヾ从 (⌒ ﾞ /⌒ （: :.
_;:;:_――};:;:;:/(;:;:;:;:―_;:;:_:_;:┴;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: _;:;:_:_;:;:_: . 火:.::ﾉ ）:::...
_;:;:_:_;,' ﾉし': :ヽ;:;:;: :_;:;:_:_;:;:_:_;:;|; ||三三ﾐ|_;;:_;:;:_:_;人 .,;,., ｀ﾍ/
_;:;:_（(,ｲ: : :: :V）;: _;:;:_:_;:;:_:_;:;|; ||_三三|_;;:_;_,ノ .,.,; ;,,., （ ＿ ｳｷﾞｬｱｱｱｱｱｱ
_;:;:_ゝ: : : :(ﾉ};: :::_;:;:_:_;:;:_:;:;:|; ||三二ｔ|_:｀ﾍ( 从;: .; ;, ∨(
_;:;:_｜ヽ: :: : : :: :/;:;:;_:_;:;:_:_;:;:_;:|; ||[三: _） ,; ;, 从 ｱﾂｲ ｱﾂｲﾖｰ
_;:;:_｜ ゝ;:;;::;从;ノ;:;:;:;:;:;:_:_;:;:_:_;:;:|; || 三二|⌒ヽ .;: :;, ﾉ_イ
_;:;:_┴;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: /￣/￣￣｀!;;;;;;;;;;;;;;|__人ﾉ, ;: ;; / ｺｺｶﾗﾀﾞｼﾃｰ
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_;:;:/￣￣￣/l:_;:;:_:_;:;,ｨ´⌒i;;;;;;;;;;;;;|;;／,.,火_)i_从 ;: ;; 火/(_
_;/_;:;;_;;:;;:;_/__:_;:;:_:_;:_|ﾐ_ ノ..{ { ._ﾉLノｌ ; l( ; ヾ.,_从
｀ ┴―┴――｀ ､从_ ゞ_人_
"ﾞ"''`ー;､从_ノ（_.,;:.)ﾍ ）L从_;:,火,.;:ー'"ﾞ⌒
、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ
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|: :|:::|::::/―|/:: :::/|∧:::::|: :| ∨癶
|::::|:::|,ィ示ヽ∨:/,ｨ=､|:::/::::|,_// ＼
|::::|:::|弋::ｿ ∨.だ:ｿ|/|::::/､|.| ´｀ ｰ､
|: (|:::l ' ` ´ /-/.|// l´ ＼
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|: :|:::lヽ、. ´ ｀ ./‐'´|/∧| ｀Ｘ 〉
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- 630 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:36:10 ID:.G/jG8no0
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!.:.:.:.:.:.:!,:lヾ;,.! ヾ! `､;,;,;,;,;/ レ' ﾚ ﾚ Yヾ,;l l l ヽ. |
!:.:,;,;,;.:lヾ! ヾ! __ ヾ､/ -_,,,,,,,,,,,,_ l'´!l;,! ! ! l ..| “ 私の後から
!:.:.;,;,;,:.lヽ _,..--- ､ '´ ｀ !ノ/,;l___l／ |
l:.:.:,;,;,;.:lヽ!'´ / / / ! ./;,;,;l ! ＜ 私の夫の従士団と共に来るところです。”
!.:.:,;,;,;,:.l､ヽ / / / /'´:.:i,;.l ! |
!:.:.;,;,;,;,:.lヽ_ヽ ′ , /;,;.:.:.:.:!:.l/! ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
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| 丿 ド ヽ | 丿 ド ヽ
/ ヘ ヘ | / ヘ ヘ |
| ( _●_) ミ | ( _●_) ミ ﾎｯ
彡､ ヽノ ,,/ 彡､ ヽノ ,,/
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|´ 丶 ヽ{ .酒 }ヽ |´ 丶 ヽ{ .酒 }ヽ.
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ヽ、___ ヽ ヽ ヽ、___ ヽ ヽ
と＿＿_＿ノ＿ノ と＿＿_＿ノ＿ノ
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- 631 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:36:40 ID:.G/jG8no0
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,r'": : : : : : : : : : : ヽ、
f: : : : ; : : : : ; : : : : : ;ヽ,
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i: : : ; :i: : : :;! i: i: i: : : ;.i: '; ;'i
. i : : ;':.i' : : :,!i;!i i; :i,: : : ;i :,i: ;!
i : : /''i : : : i'7-i,i/'i :／i:./i/
. i :,': 'i, i: : : : i'- ''r''77
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- 632 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:37:19 ID:.G/jG8no0
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“ ドレヴリャネが酔うと、オリガは自分の下級従士に彼らの名誉のために飲むように命じ ――
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- 633 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:37:53 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ ―― 自分は脇へ退いて従士団にドレヴリャネを斬り殺すように命じた。
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
,,-‐''''¨￣¨''ヽ、
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,f´ ,' i i ヽヽ‐ - - ,,_lヾヽ、
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l,!i l i /ﾚ'_,V,_ﾚ';,ヽ___,,rl:.;:.:.ﾄ､:ヽ
!l l､ ! l ,r'´l:.:ヽ′';'' f¨,!.:,:.:l､:.:./
l,ﾄ、lヽ､!′ヽ `,,´,,, ;, ｰ'´!TT’Tヽ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
l ;ヽrヽ ; ,,;;, ,;' ｰｺノ i !:.:l'i:.ヽ ＜ убивать
/ ; i､y′ _, ; ';, ;,,;' ,;;'' l l !.:.:l l:.:..! ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
/ , ヽ、 '´´ ;,, ,;',;'';, ';,, ! / l:.:.:l l.:.:!
/ , ヽ ';,,,;; '';,,;,,;;_,ｿ. └┘└-!
/ / ; ; `ー'¨¨ヽ;;-‐''7 /¨'''''‐-!
/ / , , r''i´:::::l／ ／:::¨ヽ::::::::`.､
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i ,' ! /! ! r'''´::l/ ／::!:::::::::ヽ:::::::::::::i:::::::::ヽ
l! /l / l ! /:::;:::'´!／:::::/､::::::::::::ヽ:::::::::::l::::::::::::!
l i l i ! ! !,,-'’;:':::::;/:::::::::/:::::`:､:::::::::ヽ:::::::::::!::::::::::l
V ! ! ,i／:::::;::'::::::/:::::::::/::::::::::::::ヽ::::::::ヽ:::::::::::!:::::::::l
ヽl／:/::::::::;:::::::::l:::::::::::!::::::::::::::::::iヽ:::::::::!:::::::::::l::::::::::!
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| ノ ＼,, ヽ ＋＋- | ノ ＼,, ヽ ＋＋- | ノ ＼,, ヽ ＋＋-
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| ( _●_) ミ／|x| | ( _●_) ミ／|x| | ( _●_) ミ／|x|
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∪ （ ＼ ∪ （ ＼ ∪ （ ＼
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- 634 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:38:42 ID:.G/jG8no0
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. 人__／
⌒ヽ(
)て ∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩
∩ ∩,〜 . __ノ(｀ | ノ ド ヽ | ノ ド ヽ | ノ ド ヽ
( （⌒￣ `ヽ ＿ ｀Y^＼ . / ◎::;;;;::◎ | / ◎::;;;;::◎ | / ◎::;;;;::◎ |
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∪ （ ＼ ∪ （ ＼ ∪ （ ＼
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ そこで従士団は彼らを５千人斬り殺した。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
∧_∧ 〜・
.,,.::.;'; _.,,：:: (:;｡;ζ∧_∧,,.., .,,,,.. ,,,._.,,.
_.,, (*｡;-;｡)⊂ :;...,,∧ (;｡д(::)っ;::,.. l∪∪∧,,..(:;｡;-(:)ヽ,
⊂.:;;...∨ ∨ ⊂(;:ﾟ-｡ﾒ) .,,.∧ .. .':''"'''(*゜-; Ｖ Ｖ::.,;:,⊃∧..,, _,,..
(ﾉ(ノ ,,,._.,, _ ∧_,,_(;::(,ﾟ:;..:;;ﾟ)っ '"'''":,'::∴(;;)ﾟ｡(:;:(;:ﾟｏ;｡ﾒ)っっ ∧,,.
∧∧:;｡;-(:)∧∧＿ (:;｡;-ζ ⊂.;;.: ;⊃ /) ヾ Ｖ Ｖ ::'.':''"'''" (;:ﾟｏ;(:)ヽ〜
(;;ﾟ-:;::）⌒'(｡;-;ﾟ;;)っ l:: ∪ ,,,_∧ヽ;,::.;'ヽ⊂:;; ;:. ,,,∧⌒ヽ ,,,._.,,..:';..,, (;::｡-:)ﾟ::）∧_∧
‥∵∪:;∪''.': ,:,':: '"'"''"(';;;(:;);-ﾟ:)ι(;::｡-:)⊂ζ;;:-ﾟ;;)-;｡;;) (:｡-;｡*)::ヽ⊃⊃Ｖ⊂(;;｡;-;ﾟ)⊃
,:,'::∴'.': ∧_∧ ∧_∧ ,:,'::∴'.': '''Ｖ ,'：::'.'Ｖ Ｖ,,,._... Ｖ Ｖ ￣ ∧∧ノっ∴::,
∧_,,,. (*ﾟ oﾟ;;ﾒ;;::.(,,'-`*) ∧_∧ (ヽ_ ,,..: ;...,∧ (*｡Οﾟ;;) ヽ〜 ,,,.(;-:;ﾟ::）っ ,::',,,∧っ
.. ( ﾟ;;-;ﾟ;)つ ''"⊂,:,'::∴'つ∧ (;;)ﾟ｡(:;:）⊂,:,':(:::)(;;｡;-;ﾟ) ∪∪'''"∪ (ﾒ;｡-:: ,,,._.,, ;(:;);-ﾟ:)っ
∧_∧ ∧_∧∵.:;;ﾟ) ⊂;,::.;';っ ∧ ∧/)/) ∧_,,,.;:::っ∨∨(｡;σﾟ*)ヽ⊃
(;´;-(::)⌒⊃ (ﾒ;｡-;｡)_ ノ (ﾉ:;..:; (:;｡;ζ,'::∴'.'｡*):.:;;..）〜 (:;´;-`;)つ∧_∧∨'''' ._.,,..:';..,
ι''Ｊ"''','::,:,'::⊃ヽっっ っ*,'：::'.':ゝ‥ ,,,._.,,. _::_ ∧_∧ ( ﾟ;;-;ﾟ;) ,..:';.. (;:ﾟ-｡ﾒ)ヽ
':''"'' :',::;;;-;｡;;):：::∵ (;:ﾟｏ;｡(;;）っ ⊂..,,,(*,｡;oﾟ;) '"'''"⊂_,,.._っ Ｖ Ｖﾉヽ)
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- 635 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 21:39:02 ID:RJ4sYZEY0
- うわぁぁ、えげつない…
- 636 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:39:25 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 一方オリガはキエフに帰り、彼らの残りに対して軍勢を整えた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
_＿
_.. -‐……‐- .. _, '´ ｀ ‐- .._
´ _／ , , ｀ヽ
_..二ニ=-‐…ﾆ´ ／ ／／ , ／ ／ (＾ヽ.
´ _.. -‐≠ ／ ／ /＼〃 ／ !(＾ヽ ＼
／ ´ ／′／／ {斗-ｘ/ ィ| l } ＼ ＼＼
〃 ／ /／〃 ヽ｛::/ { ／ノﾉ ﾉﾉ ヽ ｀ ヽ
′ ′ ／ ／/ 〃 / { ′{::ｊ イ| (＾ヽ }＼ ＼
/ ／ ／ / 〃 /｀∧ , '⌒ヽ / !| ＼ﾉ ヽ、 }、
／ ／ ,′″ ,' ,′ {＿ ノ , ﾘ ＼ ＞‐┘}、
/ ／/ , , / ﾉ…‐-＼＿ イ ＿ノ-‐ ¬=､ ｀¬{＾ヽ. ＼
｛ /〃{ ,ｲ / /_ｒ┘、 ﾌ⌒／ ＼ ｝ ＼ ＼ ＼
/ ∨¬{ ー ／ ／￣｀ヽ _ ..≧=＝¬┐ ＼ ＼ ＼
/ ｊ_ 二ニァ＝={ ｛>､ ` ＜ ＿ ￣ ¬、 ヽ ヽ
_」 ,≠´ く,小_} ＼ ＼＼-‐=ﾆ二￣ ￣｀＼ ｝
_{ ／ ／l｣｣ ヽ ＼＼ ＿ -‐=ﾆ二
/ ,′ ,′ }､ ＼＼￣ _.. -=＝二 { ＼ }
/ { ｛ l、＼ }＼＼´ ｛ ＼ ＼ /
. / ＼ ハ ∨ ＼＼=ﾆ二.._ ｀ `ー ＼ ＞´
/ ／{｀ ｰ- ⌒ヽ、 ＿ ／ } ／ ＼＼ ￣¨ ‐-＝＝‐ ´
／:＼ f‐|::|ｰﾊ
::､ ∠三三::＼ {::::::::::::{i ／⌒ヽ. ／￣ヽ
:::ﾊ ,ｨｧ〉--く二 ＿＿ノ｀ー‐ 'ﾑ＿＿ {_rｉ:::::::::}､ , -- .､ . . . | .:.::::::::ﾊ
::::::} /7:::｀ー '::::::＼ 入 : :ニ三三三ニ ::∧ 〈´ }三彡〉 /::::ヽ:::ﾊ ∠:::::::::::::::::＞
:::::ﾊ、 |7::::: , ' ￣｀ヽ /{/:ﾍ:::三三三三 ::::/::{ﾊ ＿ ／ヲii:_:_:_::}}＼ (｀:::::::::::',:ﾉ＼ / ⌒ ヽ⌒ヽ
-イ⌒ ./:::i /.:::::::::::::::ﾊ ./{/::::::ﾍ ::三三三三::{:::::／..八 ヽ /ニﾉ : 三三:ﾊﾆﾊ 〈.ﾐ 三彡彡::ﾉ i:::::::::::::::＼:::::
/⌒ヽ､ {:::〈! 人:::::::::::::::::::h ヽ:::::::く } :三三三三:::ﾚ｀|..:::i::::::i:::::', /⌒ｖ:::三三三:}ﾆﾊ／⌒ヽ彡／ヽ､ r|:::::::;ｨ´三::＼
ﾊ::::/＼＼ ／ミ::::ニニ=::ﾝ＼ ＼::::::| :ﾆ三三三: ／ヽ､:::::::i::::::| / .::;:ｲ..:.三三三:: ／⌒ヽ:::::}___ﾉ::::} /彡彡 三三ミ
三:{:.:.::.|⌒! ＼ミ:::三三彡彡ﾉ ==ヽ| ＿_ .（ ミ::::三三::::ﾊ ./ .:::/ | .:三三三:/⌒ヽ.:::::/: 三三 : /__彡 '´:::_／彡:
三:ﾍ. : | ／７:::｀::ー--/⌒ァ､ // ／.i .: i:＼ ／｀ ミ_三三三彡_|ﾉ:ﾉ//ﾐﾆﾆﾆﾆ /⌒ヽ:::／:::三三 ,ｨ.― ､:::＼::::彡彡彡
三::: i＼/ﾆ/.ヽ:｀::三三::ﾚく:::::::::＼ /..::::i:::::::i:::::::l:::| |:::::::::::::::::/ ﾄ､ニヽ//.:.:.:|ニ|:::: /⌒ヽ／:::三三:: /..../...ヽ:＼ :::彡彡彡
=== |. /ﾆ/! . : :ミ三三 :::::::＼⌒ ,ｲ..::::::i::::::::i::::::|´ ー----' ﾑ::ﾊニヽ :.:.:|ニ|:::::{.::::::::（i.:.:三三（ﾚ':::::i::::::::::i::::::} :::::彡彡
ー､ /=/:::i :.:.:三三三三::::::::: ／ ミ:::ニ:::＝::イ:＼ .三三三三:::i::ﾊ-- ＼.:|ニ|::::: ＼:::::::＼ ／i::::::::i::::::::::i::::::} ::::彡彡
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- 637 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 21:39:49 ID:iEolfBUc0
- なんかもう、オリガさんが最初から略奪その他の遠征指揮してればよかったんじゃねってくらい
- 638 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:40:03 ID:.G/jG8no0
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llll|li. /lllli
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llllllllllllllllllllllllllll|li
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.illlllili゜ ＾"llllllllllllllllllllllll^"゜ .!llllllii,, . ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
lilillllﾟ ./il /i| llllllllllllllllllllllllll lilillll|l.
illlllllili .|||| .lllll| lllllllllllllllllllllllllll !llllll|i、
..lllllllllﾟ ]llll,,,,lllll!゜ lllllllllllllllllllllllllllll !|＼,,,,,,,,ill| / llllllll),,
.llllllll/ ,,lllllllllllllllli,, !llllllllllllllllllllllllllll! iillllllllllllllllllii＼/ lilillllii_
_illlllllllﾟ .l○lllll○llllll. llllllllllllllllllllllllllllll／lllllll○lllll○Γlll＼/ !lllllllll.、
illllllllll゜ ..i(V^^^^V^ﾌ! llllllllllllllllllllllllllllllll!＾!!l|(V ﾌﾉ^llli. !!llllllllli、
_illlllllllllll[ lllヽ________ﾉlll| |lllllllllllllllllllllllllllllll( /llllliiilL",,,,|,,!lll!!,,、 lilillllllllii,,,,,,,,__
,,iillllllllllllllllllllllllllili,, lllllllllllllilillllllll|、..llllllllllllllllllllllllllll!!llii/!!llllllllllll／ /"＼ll/___,,iilllllllllllllllllllllllllllli、
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- 639 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:40:45 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ オリガは自分の息子スヴァトスラフと共に多くの勇敢な軍勢を集め、ドレヴリャネの国に兵を進めた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
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'､( ヽ く /,.-‐''/ / くゝ-ー'''' ヽ 7' ,.r'
ヽ' ,⌒ヽヽ、 ヽ/.., /ヽ /彡ヽ彡ヽ ,､‐''ﾞ
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“ ドレヴリャネはこれに向かって出撃した。”
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vymyvwymyvymyvy ザッ
ザッ n_n,n_n、n_n,n_n、n_n,n_n、
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ザッ ∩＿＿∩ ∩＿＿∩ ∩＿＿∩ ∩＿＿∩
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| ノ ド ヽ | ノ ド ヽ | ノ ド ヽノ ド ヽ
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- 640 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:41:38 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ オリガは自分の息子スヴァトスラフと共に多くの勇敢な軍勢を集め、ドレヴリャネの国に兵を進めた。”
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“ ドレヴリャネはこれに向かって出撃した。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
vymyvwymyvymyvy ザッ
ザッ n_n,n_n、n_n,n_n、n_n,n_n、
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- 641 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 21:41:53 ID:yGQPToiE0
- ここまで基本相手の油断に付け入ってるわけだしなんとも
しかしロシアではなんで数千数万単位の流血が日常的なんだｗｗ
- 642 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:42:27 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 両軍が戦いを始めると、スヴァトスラフはドレヴリャネに槍を投げた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
＜二二+=============================
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ミ ／ ＼ ＿
/ ＼ ／ ヽ' _ ヽ
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＞(_,､_,)⊂⊃ イ
／ ／ヽ ヽ
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ー' _| | ＼ ヽ
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※ 古来では公あるいは軍司令官が戦いの開始の合図として最初に槍を投げるか、
矢を射かけるのがならわしであった。 （ロシア原初年代記の注釈より）
γ " へろへろっ…
） ＿＿＿_
（ ／ ＼ ＿
ノ / ＼ ／ ヽ' _ ヽ
| ＞ ＜ |／ ｔ,ｙ_ﾉ
〃 ＞(_,､_,)⊂⊃ イ
〃 ／ ／ヽ ヽ
ﾄｽｯ 〃 / / 人 人
〃 { ij ／ ／￣ヽ. ＼
〃 ー' _| | ＼ ヽ
〃 （＿__ノ （＿ノ
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- 643 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:43:10 ID:.G/jG8no0
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ﾉﾄ |
彳ﾐ ﾉiﾐ
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... ,.. _＿_ _＿ _＿,... ‖|,.. .＼ / :,..:..
.. ))。I／:: :: ＼ |I。( ‖| ＜ “ 公はすでに戦い始めた。 ＞
,, .,＼ ＼::_::_:: ／ ／.. .. ‖| ＜ ＞ ,..
,/::＼_((⌒) ／ヽ ‖| ∠ 従士団よ、公に続いて進め。” ＞
／,＼=ﾆニ二二ﾆ=／,ヽ＋＋- ／＿ ＿ ＼
＼ / ● ● ヽ／つ⌒) ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
／// ( _●_) ミI ／|x| /／ |/ ＼/ ＼|
/三//__ |∪| __ ｀ ,／ ｀ﾞ
/ニ// ,|｡|_ ヽノ _|｡|_ノ＼
(￣￣) ￣￣￣ 〕＼//
￣Ｔﾆ===∞===ﾆ!,〆`"
｛I|三三|⌒I|三三〕
|｡｡/ (| ｡ ｡)
∪ （￣＼. ＼ ｸﾏ――――――――――ｯ！！ ／
＼＿).. ＼ ／
∩ ∩ ∩ ∩ ∩ ∩ /⌒)
| ￣￣￣ ヽ/⌒) | ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ /∩ ∩
/ | / / | ∩ ∩ ,/ | ￣￣￣ ヽ
| ﾉ / | ﾉ | ￣￣￣ ヽ,/⌒) / |
彡､∩ ∩ ∩､ ∩ ヽ/ | / | |
| ￣￣￣ ヽ | ￣￣￣ ヽ | ﾉ/ 彡､ ﾉ
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- 644 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:43:56 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 彼らはドレヴリャネを打ち負かした。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
＿, ＿, ＿ ＿ ＿ ＿, ＿ ＿
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|￣|＿ |￣|＿ |￣|＿ |￣|＿ |￣|＿ |￣|＿ |￣|＿ |￣|＿
| ＿| | ＿| | ＿| | ＿| | ＿| | ＿| | ＿| | ＿|
|＿| |＿| |＿| |＿| |＿| |＿| |＿| |＿|
∩,,∩ ∩,,∩ ∩,,∩
∧,,∧（・(ｪ)・´） ∧,,∧（・(ｪ)・´） ∧,,∧（・(ｪ)・´）
ε=━┓Ｏニ)< > ε=━┓Ｏニ)< > ε=━┓Ｏニ)< >
/ ノ lﾐl_, (ヾゝ ./ ノ lﾐl_, (ヾゝ ./ ノ lﾐl_, (ヾゝ
∩,,∩ ｳﾜｧｧｧｧ！ (o_o,ｲ ヽ´|(__) ﾉ~⌒）(o_o,ｲ ヽ´|(__) ﾉ~⌒.(o_o,ｲ ヽ´|(__) ﾉ~⌒）彡
（ﾟ(ｪ)ﾟ ；） ∩,,∩ ﾋｨｨｨｨ！ ..ﾉ ヽ| |￣ノl ﾉ ﾉ ヽ| |￣ノl ﾉ ﾉ ヽ| |￣ノl ﾉ
∩,,∩ ⊂ （；´(ｪ)｀） ∩,,∩ / /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_ ./ /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_ / /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_
（´(ｪ)｀；|）/⊃ ⊂_ ⊂ 丶（´(ｪ)｀；） ；;,;∴ﾌﾞｼｬ (_/ ヽﾉ ヽニﾌ|_| (_/ ヽﾉヽニﾌ|_| (_/ ヽﾉ
ゝ / (´⌒;;;Ｙ ソ と_ ⊂ﾉ(´⌒;;; （ ﾟ(ｪ)ﾟ.;.. ；;,;∴.;..'- (_ヽ (_ヽ
し Ｙ 人 (´⌒;;::;∩,,∩（＿）Ｙ 人ヽ≡≡(´⌒;;; ‐ｸﾞｴ＝;..'；;,;∴.;.⊃
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ ドレヴリャネは逃げ出し、自分たちの町に立てこもった。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩
(；ﾟ(ｪ)ﾟ)／ヽ (；ﾟ(ｪ)ﾟ)／ヽ (；ﾟ(ｪ)ﾟ)／ヽ (；ﾟ(ｪ)ﾟ)／ヽ
( つ≫―l> ( つ≫―l> ( つ≫―l> ( つ≫―l>
（Ｘ）三三三三三|￣|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|￣|三三三三三三（Ｘ）
（Ｘ）三三三三三| |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| |三三三三三三（Ｘ）
（Ｘ）三三三三三| |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| |三三三三三三（Ｘ）
（Ｘ）三三三三三|＿|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|＿|三三三三三三（Ｘ）
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- 645 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:44:52 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 一方オリガは自分の息子と共にイスコルステニの町に攻めよせた。その者たちが彼女の夫を殺したからである。
そしてオリガは自分の息子と共に町のそばに陣を布いた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
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人-人-人-人-人- 人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-
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- 646 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:45:18 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ ドレヴリャネは町の中に立てこもり、町の中から激しく戦った。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
＼ ,r'
＼ , ;=7l
＼ （`､ ,,. ,rヽ/ヽ､
／ ,、 ,、＼ へ ,-‐‐''''ヽ彡 ,, ,r' ヽ ＼
／ ／ ＼ ／ ＼＼ ／＿ ＼ ／ ゝ / ヽ彡 r' ,-''''''-､＼ ヽ
／ ﾌ ゝ ﾌ ゝくn`､ 7 ､､ﾉ ヽ ／ ／ / ヽ,r' l ,､,,...>､ ソ'’ヽ
／ ＼ ヽ,,‐'ﾞ"⌒)ヽ,r'"⌒` ､' 丿 /ヽ' ヽﾉ-‐i'`､,,...-. / /
／ mm ／⌒ヽ ヽ, ,,‐' (7 ヽヽ' ヾ/ｃ). ‘っ｀,'二二/ /
cゝ ﾞ､ / ､'⌒`､,-､ `''゜ ノヽ(ヽ ヽ| r'/ |,,-‐'' )つ'//ヽ /
/xヽ `ヽ ヽ ,' ヽ、/ミ/ | ｀7｀`ヽ彡彡彡ゝ ( ソ /彡ゝ `ー‐l
/ヽ(.""'''‐-‐‐''''"" /| ゝシ ﾄ---- `'ｒ) /ヽ_,,,―'''`ヽ､ `-ー'''''| |
`ｰ' ヽ ／/ /ミ /ミミ ,`<_,,,,､`ヽ､_,,,―'''`ヽ､ | |
"'''‐-‐‐''''"" / /ミ ノヽミ/ /彡ヽ//（ `ヽ､_,,,―'''ヽ､(＼ |
‐- ,,,,,__ ヽ＿__ ／ ( く / | ヽ `ヽ､`ヽ､_,,,―'')にllヾ//､二二二｝
"''' ‐- ,,,,,__ ￣ ヽ / | `ー‐ `/ / ／ヽ'/＼＼i､i､i､i､
"''' ‐- ,,,,,__ ｒ,-､ __,,-‐''""ヽ /| / / .／ ／/二 ＼＼ 二二ヽ
く``々"''' ‐- ,,,,,__ｌ / | / /／ ヽミミミミミ＼＼二二ヽ
ヽ'-ｰ―‐―ｰ―"''' ‐- ,,,,,__ ／ 丿| /ヽミミミ／＼＼二二ヽ
. | "ヽ ｿ‐- ,,,,,_/ ／ ヽ
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- 647 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:46:07 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 彼ら自身が公を殺し、そのことに対して報いを受けなければならないことを知っていたからである。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
, ...、_ ,., - '' ￣￣￣￣ '' - 、 __＿__ , ...、_ ,., - '' ￣￣￣￣ '' - 、 __＿__
ﾐ ' ' " 、 ／―――――――――" ,.. --"',''''-、 ﾐ ' ' " 、 ／―――――――――" ,.. --"',''''-、
<ヽ / ７ 徹底抗戦！ ヽ、"ヽ| / <ヽ / ７ 降伏したら皆殺し！ ヽ、"ヽ| /
丶 、／ー――――――――――― 丶/ | / 丶 、／ー――――――――――― 丶/ | /
ヽ | 丶 ヽ,, ....... ,' 、 ' ヽ ／ ヽ | 丶 ヽ,, ....... ,' 、 ' ヽ ／
〉 ◎ /,, ＿＿_,..ヽ ◎ 〈 〉 ◎ /,, ＿＿_,..ヽ ◎ 〈
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l Ｕ / ヽ 、. '' ヽ l l / ヽ 、. '' ヽ Ｕ l
| （ Y ） i. | （ Y ） i
/ ヽ, ,..,- '""'-..,, ,, ／ Ｕ | / Ｕ ヽ, ,..,- '""'-..,, ,, ／ |
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- 648 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:46:46 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ そのためオリガは町を占領することができず、一夏中そこにとどまった。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
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'＼ ﾋｭﾝ '＼
. ＼, ,,〟 ＼,
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,,〟 ＼,ﾋｭﾝ
'＼ ﾋｭﾝ ,,〟
＼, ,,〟 '＼
,,〟 '＼ ＼,
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,,,＿＿（ ・(ｪ)∴；;. （ ﾟ(ｪ)ﾟ iil） ,,〟（；・(ｪ)Ｔ）
と（ .;' と） / つ_つ ,,〟 '＼/ つ_つ
ﾉ ） 人 Y ∩,,∩／' 人 Y
（,_,ノ（,_,ﾉ し'（＿） ⊂⌒（llii；(ｪ)；）⊃ し'（＿）
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. ￣ 〉 ,r.----- 、
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. ） r" , i ヽ、'i
i i i ,ii i i ヽiヽ_
i i__i'、 ,i_i_,i_ﾉiミミ/,iﾐ 'i
_＿_ _＿ _＿ _＿_ _＿ _＿. i '''┬, ヽ' ,┬-,.i彡iﾉi.iし'
))。I／:: :: ＼ |I。( ))。I／:: :: ＼ |I。( i i - -' -'イi.i'、
＼ ＼::_::_:: ／ ／ ＼ ＼::_::_:: ／ ／. i i.、 ´_ ／ｲ i i.i i
,/::＼_((⌒) ／ヽ ,/::＼_((⌒) ／ヽ っ i i:::`. .,__..- ' i:::::i .U.iU
／,＼=ﾆニ二二ﾆ=／,ヽ ／,＼=ﾆニ二二ﾆ=／,ヽ っ ,!. ,!:::::::/ i__ i . i,
＼ / ／ ＼ ヽ／ ＼ / ● ● ヽ／ i _,!-''''i´ _,, - '´ .ヽ', .i
／// u ( _●_) ミI ／// u ( _●_) ミI , -i ' / ／i_i´ _,,- '´ `、!
../三// __ |∪| __ ｀ ,｀＼ /三//__ |∪| __ ｀ ,｀＼ノつ. i、 !,// l_,,-!_／ i, ,r '´ `ヽ
/ニ// ,|｡|_ ヽノ _|｡|ヽ ） /ニ// ,|｡|_ ヽノ _|｡|_ノヽ ノ ,! V i/,, -- 、,!
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￣Ｔﾆ====∞====ﾆ!, ￣Ｔﾆ====∞====ﾆ!, ,! .i. ; .; ./ /
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- 649 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:47:27 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ そこでオリガは一計を案じ、町に使者を送って、―――
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
, -‐…=ﾆ ￣ ｀ヽ.
／ ､ 、- __ ＼
／ ,' i i ヽヽ‐ - - .._lヾヽ、
i // i ハ li l ﾄｰ - -.:|::::＼:＼
l〃 l , /}∧/ﾚ' ヽ:.__彡ｨ:./::::ﾄ､:.ヽ
}i !| | }/}/ _.才く ′rﾍ Ⅵ.::::V:.:./
ﾄミlヽﾄｖ' へ_ソ ｰ' !TT’く
l iヽﾉ.:､ ｰ=ｺノ i!:.::ﾊ:.ヽ 『 なぜ最後まで立てこもろうとするのですか 』
ｒ ⌒ヽ / l {!ﾍｿ ィ } }!.:.:! ';:.:.'.
（ L_＿ / ; 丶 く _ﾉ | /|:.:.| }.:.:|
廴_＿厂 / / ＼ 厶' └┘└┤
/ / ﾊ `ｰ ⌒r-:ィ:７ 爪⌒ヾﾐ､
. / / / ; ; _,イ::::::l/ ,／::::＾ヽ::::::::＼
/ / / / { _l::::}::／ ／:::::l::::::::::::＼:::::::ヽ
. ' / / / V⌒:l/ ／:!::::::::::';::::::::::::::::';::::::::::'.
i ,〃 .:′,:′ /:::;::'厶イ:::::/､::::::::::ヽ::::::::::::::}:::::::::::}
| ﾊ ' l ,才:::;:':::::/::::::::::/::::`､:::::::::::丶::::::::{:::::::::::{
|ハ | ｊ／:::::;::'::::::/::::::::::/:::::::::::ヽ:::::::::::::';::::::::';:::::::::'.
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| ノ ド ヽ ∩＿＿＿_∩ (ヽ / 使者 ヽ | /)
/ ◎ ◎ | / ド └| (((i ) | ● ● 丶 ( i)))
| u ( _●_) ミ | ◎ ◎ ヽ ／∠ ミ (_●_ ) |＿ゝ ＼
彡､ |∪| ､｀＼ 彡 (_●_) u | ( ＿＿´､ |∪| ,＿＿ ）
/ ＿＿ ヽノ /´> ) ／ u |∪| ミ ｀丶 ヽノ /´
(＿＿＿） / (_／ （ く ヽ ﾉ ヽ 丶 |
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- 650 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:48:13 ID:.G/jG8no0
-
￣｀ ‐- ､
／ ヽ
/ ヽ
/ / ', 『 お前たちのすべての町は私に降伏し、
,' / ./ / / i .i i
i i ./i /i/ i .| i .| _i すでに貢税を引き受けて
i. |i-|∨ .| ／i/|/| .i i.i｀‐-‐./::i､
∧ |_． _｀ ｬ / ‐- ､i/i/'ミ三./:iﾉ､ヽ 自分たちの畑と土地を耕しています（※） 』
,' ヽ､|乂i:::::i､ヽ| -t-..._｀ {‐-彡i::':ｉi::i::::i
,' i ｀ ' ､i:::_:升}.,-i´ iヽ'||::i`'
,' ∧ 〈 ‐-, 「/./ ,'::::i i::i
i | i ､＿ , 了/ﾉ'.／ ,':::::| |::i
i i i. ＼ ￣´ 'i ) イ｀ i::::::i .i::.i
i i i /⌒'｀=＝´‐‐‐'､ i::::::i i::::i
| | i ,ゝ|､i::::/::::::::i::::::/::i i::::::i ヽ::ヽ
i .i ii:::::ﾉ::i::::ii:::::::::ii:_:-=-､ iゝ､i ヽ::ヽ 『 それなのにお前たちは貢税を引き受けずに
| 入 ii::ゝ:::i:::/-‐:´:::_:::／｀'､ i ｀ iヽi
....‐::::::::ゝi::::::::/::::::::::::／::::::ゝ=:‐:＼ .i､ i 餓死しようとしているのです 』
ゝ´::::::::／:::::::::::::/::::ヽ::／::::::::/::::::::ゝ=‐;ヽ .|ヽ i
／::::::::::::/:::::::::::::::::/:::::::::∧:::::::::/:::::／::::::::ii::/ | ヽ .i
. i:::::::::::::::/:::::::::::::::::/:::::::::/::::::i:i::/:::::/::::::ii:::::::ii:i i ヽ,'
. i:::::::::::::ii::::::::::::::::/;::::::::::i:::::::::::i:ii::::/ヽ:::::ii:::::::ii:i ,'
∨:::::::::ii::::::::::::::i i::::::::::::i:::::::::::::i:::i::::::::i::::ii::::::ii::i /
ヽ::::::::::､::::::::::::i'::::::::::::::{::::::::::/::::ii:::::::i::::ii::::::ii:::i/
. i｀‐- _､:::::::::ii::::::::::::/::::::::/:::::::::>,::::i::::ii::::::ii:::i
丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ
○
о
｡
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩
| ノ ド ヽ ∩＿＿＿_∩ (ヽ / 使者 ヽ | /)
/ ◎ ◎ | / ド └| (((i ) | ● ● 丶 ( i)))
| u ( _●_) ミ | ◎ ◎ ヽ ／∠ ミ (_●_ ) |＿ゝ ＼
彡､ |∪| ､｀＼ 彡 (_●_) u | ( ＿＿´､ |∪| ,＿＿ ）
/ ＿＿ ヽノ /´> ) ／ u |∪| ミ ｀丶 ヽノ /´
(＿＿＿） / (_／ （ く ヽ ﾉ ヽ 丶 |
（※） ここから、ロシアおよびスラヴ民族の経済活動は農業が基本だったと分かる
.
- 651 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:48:57 ID:.G/jG8no0
-
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
∩＿＿＿∩. |
| ノ ド ヽ/⌒) ミ | “ 私たちは貢税を引き受けたいのですが、
/⌒) ◎ ◎ | .| ミ |
/ / u ( _●_) ミ/ ＜ あなたは自分の夫の仇を討とうとしているではありませんか。”
.（ ヽ |∪| ｀＼ |
＼ ヽノ /´> ) 彡 ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
/ / (_／彡
| /
| ／＼ ＼ . ＿＿＿＿
| / ) ) ,..-..'::::::::::::::::::::::::｀ヽ､
∪ （ ＼ . ／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
＼＿) . /.. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
/:::::: ::::::::::::､::::::::::::::::::::::::::∧
|:::::::::l::l::::: :::::ｌ::::|::::::::::::::::::::::::::::::|
||::::::::|:∨::: :::::|::::|::|:::::::::::::::::::::::::::|
|∨: :|::|∨:::::/l::::|::|ミﾐﾐ::::::::::::::/::|
|::∨:|ヾ 示/ /::/!:|＼ミ::::::::／: ::|
|::::メl lﾝ 冫::/ |::| /彡[卩::::::::::|
|:∧ ∠;:ン .!/ くﾍ〉!! |｀ヽ::::|
|::::∧ 、 ､イ || .| .|::::|
|::::::::|ヽ、, -‐i | .|| .| .|::::|
||!:: ::|:|| ||_／l＿ , -‐´ / /! .|: :|
|lﾍ::::|:|ｌ ||ヽ､|| | /_/:::|___|:::|
|! ﾍ::|:|! |i-七!ヽ、＿/: :＼:::|:::::::|
. | ／:/ o /ﾒ、ヽ､ｘ―‐､|::|::: ::|
／ : / ／/: :ヽ/ .|::|::::::|
. 〈:: :: /_,-／ /ヽ': :|／￣ ｀ヽ|::|:: ::|
∨o : : |×/ : : : : | .|::|:::::|
∨ : : l／: : : : : : | .|::|: ::|
∨ : : : : : : : ::／∨ |/!::::|
＼: : : : : : : : : : ∨ | |:::/
|:: ｀￣￣ : : : : : ∨ | |/
.
- 652 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:49:42 ID:.G/jG8no0
-
／ ヘ ｀
／ ／ ′ ＼
. ′ ' / / ＼＼ ヽ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
/ / ′,' ! | ヽヽ ! }. |
. / / | i| i| | Ⅳ i| │! i! /::::Ｙ. | “ この私は、使者がキエフに来たときに、二度目に、
. | | i| i| | i | |＼ ﾄ i| i i|:i::::::::! |
. .' { i !│i!ﾍ i| ! ト! ﾘ Ⅵ ! i!:!::::::ﾊ. | また自分の夫のため私が追悼会に行った三度目にも、
∧ 从人{ Ⅵi! | .ｲ云ミ 从 |:|`il { |
| ! ! 厶斗ﾄ{＼. ! 弋::::ソ > ｝从 |{ ! ＜
| ! ∧ K弋::ソ ヽ! -=彡′ Ｙ | | すでに自分の夫の恥をそそいでいます。”
ﾄ｡| :| ∧ | ’ ｊ } ） 从!. |
∧ | | :{`ゝ ' __ ｲ i│ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
Ⅵ }人∧ r二ヽ ,乍 │ !
| | } ii丶 " , │ │ ∧
| | | i| ≧｡ .イ ﾉ:┐ ! ∧ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| | | i| ｆ‐ }:: : . ¨ ___／ { │ ヽ. |
| | ! i| | ` ￣ ´ ト｡_ !＿__＿_＼＿ | “ だからもう私は復讐しようとは思わず、
＿| i |斗:--} ｰ ─ ‐ 人:::::::::::::::` ｰ─ -- ､｀ヽ. |
/´ | i |:. ヽ . ´ .:＼` ｰ── --､:::::i!::i} | 少しだけ貢税を取りたいと思います。
. ,ﾍ .:| i |:. ｀ ¨ ¨ ´ . :ヽｰ─ -- ､::i!:::i!::i! |
' . .:| i |: . .::}─ -､::::i!::i!:::i!:ﾘ ＜
.' . :/ ∧ .:人::::::::i}::::i!::i!:::i!:{ | お前たちと和を結べば引き揚げましょう。”
/ .:/ /: :. .: :ヽ〃::/:::i!:::i!::!. |
.:′ .: / /: : . .: : : :ヽ/:::::i!::::i!:ﾄ . ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
. : .' /: : : :. .: : : : : ::Ｙ::::i!::::i!:ヾ:＼
. : / ′ : : : . .: : : : : : ::}:::::i!::::i!::::::ヾ::＼
. : : ' {: : : : : : : . .:: : : : : : :/::::人::::｀ヽ:::::＼::＼
.
- 653 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:50:24 ID:.G/jG8no0
-
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|
○ -ーー ,,_ ﾟ。。ﾟ | “ 私たちに何を望むのですか。
r'" `ヽ,__ |
ヽ ∩／￣￣ ヽつ. | 私たちは喜んで蜜と毛皮で納めましょう。”
ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ド ヽi ＜
| ＼＿)＼ .＼ lll ◎ ◎|＼ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
＼ ~ ) ＼ .＼_ ( _●_)＼_つ
￣ ＼＿つ-ー''''
.......--...........
..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:...
／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼
. ,.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.,
/ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,
,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト､
,: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|: :i
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ.. ｉ:.:.:.:.:i:.:.:. }:.:.:ｉ{:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ:.:.:. } :.:.:.:.:.:.: |: :|
| | |:.:.:.:.:| .: ﾊ:.:.八 .:.:.:.:.: /_」:.:._ﾊ:.}i.:.:.:.:.: |: :|
| “ 今のお前たちには蜜も毛皮もないので、 | |:.:.:.:.:|.:/´:}/￣｀､:.:.:./ |／ }ハ:.:.:.: ﾉ: :|
| | | :.:.:.: ｲｨf斤心 ＼{ ｨ斤ﾊ ､彡⌒r‐'
| 私は少しだけお前たちに要求することにしましょう。” ＞. ||:.:.:.:.:.| V辷ﾘ ﾋ辷ﾘ /:.:|
| |.. ||:.:.:.:.:.| ｀¨´ ｀¨´ ,__／ .:.:|
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ ||:.:.:.:.:.|'. i: ,.:.:.:.:.:.:.:.:.|
||:.:.:.:.:.ﾚヘ 。 ｲ l: . .:.:.:.:.:|
. . ｌ|:.:.:.:.:.| ｀ . イ |: | : : :｀: . .
. . : ´: :.:.|:.:.:.:.:.| ｀ ｰ ´ |: | : : : : : : :ヽ
. / : : : : :八:.:.:.: | |: |: : : : : : : : :‘,
. ,: : : : : : : : :＼: |‐- . . ´|: |: : : : : : : : : :‘,
. i: : : : : : : : }:.:.:.＼ ｀ ´ :|: | : : : : : : : : : : i
.
- 654 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:51:00 ID:.G/jG8no0
-
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|
| “ 一軒から三羽の鳩と三羽の雀を私によこしなさい。”
|
ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
___
, '´ _｀ヽ ｸﾙｯﾎﾟｰ
/ 釤ヽ,ゝ、 ｸﾙｯﾎﾟｰ
,' r‐'ｰヽ!
/ 彡 l
_／ 彡 l
_,〟＜´ l
,ィ≦てﾞｰ,ｒ､ヽ ',
,ｨ≦てこてと(_ ,ゝ'ミ ､ ',i
,ィ≦て,こ7､,ゝそ,ｨﾍゝ､,ム', , ' ,'l
_,ィ≦て__,ｨゝ-ゝ（_ゝこゝﾐ ､_ン ｙ , , , ',',!
_,ィ'て´に (_ ￣ (二 -こ_人(ヽてこゝ'７,! , , , ' ',.'
て´_ゝﾐ三=ミ ゝ-そ_てにン_こ_｀_, _,ゝ彡', ' , '_,. '″
=＝'"´ ｀￣｀ ー---― ､彡'≧ｰァ'" _,. '"
｀ヾｰ､ヽヽ、
,ゝヽﾐ ､ｰ_､
￣｀⌒｀ ｀
_
,,, | ヽﾞﾞﾞ:｀ﾞ丶.,
,,ﾐ .iii;;;" ●::::::丶 ﾁｭﾝ
ミ .i!i!;;" :::::::ヽ ﾁｭﾝ
彡 i!i! ◆ 彡丿.ヽ
/ !i!i!i!;;, 、...__. .,,彡 .;.;.;.;.;ヽ
. | :ｉ:: ミ 彡ﾐ.;.;.;.;;ヽ
. | ::: ＼ヾヾヾヾヽ,,
| =三三三ﾉ
ヽ 彡ﾐﾐ
丶 ミﾐ ＼＼
__ ｿﾉﾐｰｰ===ソﾉﾐ″ ＼. ＼＼
￣ー─爪"‐‐‐‐‐爪"ー=_____＿゛ー--"
.
- 655 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:51:49 ID:.G/jG8no0
- . ..... .. ..:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:... ...... .. .... . . ...... .. .
, ⌒ヽ . :. .:.:... ... .... . ... :. .:.:. .. .:...:....
. .. .... .. .:.:.:..: .: ( Y⌒ ヽ . :. .:.:...
, ⌒ヽ . .. :. .:.:.: . : .. ..... .. ..:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:... ...... .. .... . .:::.:..:..
（ ' .:.:.. ... :. .:.:.:.: .: . ... :. .:.:.:.: .: .
ゝ ｀ヽ :.. ⌒ヽ
(⌒ ... .... . ... :. .:.:. .. . :. .:.:... , Y⌒ 、
. .. . ... :. .:.:.:.: .: .... ..:.:.:.:.. .:.:.:.. .. .. .... .:.:.:...(⌒ 、 (⌒ .::..:....
‐= ￣ =‐. ....:.:... （ ヽ⌒ヽ 、 ..:...:....:.:.
.. .:.:.:..: ／ ヘ ｀. ... :. .:.:.:.: .: .... ..:.:.:.:.. .:.:.:.. .. ..
／ ／ ′ ＼ .... .:.:.:. . .. ... :.
. ′ ' / / ＼＼ ヽ: : : : : : : : ＿ : : : : : :
:: / / ′,' ! | ヽヽ ! } :: :: :: :: :: :: :: :: .. ヽ :: :: :: :: ::
. / / | i| i| | Ⅳ i| │! i! /::::Ｙ
. | | i| i| | i | |＼ ﾄ i| i i|:i::::::::!. γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
. .' { i !│i!ﾍ i| ! ト! ﾘ Ⅵ ! i!:!::::::ﾊ |
∧ 从人{ Ⅵi! | .ｲ云ミ 从 |:|`il { | “ 私は夫のようには重い貢税を課したくないので、
| ! ! 厶斗ﾄ{＼. ! 弋::::ソ > ｝从 |{ ! |
| ! ∧ K弋::ソ ヽ! -=彡′ Ｙ | | このように少ししかお前たちに求めません。
ﾄ｡| :| ∧ | ’ ｊ } ） 从! |
∧ | | :{`ゝ ' __ ｲ i│ ＜ お前たちが包囲されて疲れ切っているからです。”
Ⅵ }人∧ ヽ ノ ,乍 │ ! |
| | } ii丶. , │ │ ∧ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ノ
| | | i| ≧｡ .イ ﾉ:┐ ! ∧
| | | i| ｆ‐ }:: : . ¨ ___／ { │ ヽ.
| | ! i| | ` ￣ ´ ト｡_ !＿__＿_＼＿
＿| i |斗:--} ｰ ─ ‐ 人:::::::::::::::` ｰ─ -- ､｀ヽ
/´ | i |:. ヽ . ´ .:＼` ｰ── --､:::::i!::i}
. ,ﾍ .:| i |:. ｀ ¨ ¨ ´ . :ヽｰ─ -- ､::i!:::i!::i!
' . .:| i |: . .::}─ -､::::i!::i!:::i!:ﾘ
.' . :/ ∧ .:人::::::::i}::::i!::i!:::i!:{
/ .:/ /: :. .: :ヽ〃::/:::i!:::i!::!
.:′ .: / /: : . .: : : :ヽ/:::::i!::::i!:ﾄ .
. : .' /: : : :. .: : : : : ::Ｙ::::i!::::i!:ヾ:＼
. : / ′ : : : . .: : : : : : ::}:::::i!::::i!::::::ヾ::＼
. : : ' {: : : : : : : . .:: : : : : : :/::::人::::｀ヽ:::::＼::＼
.
- 656 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:52:30 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ ドレヴリャネは喜び、一軒から三羽の鳩と三羽の雀を集め、丁重にオリガのもとに送った。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
＼ ｸﾙｯﾎﾟｰ ｸﾙｯﾎﾟｰ ／ ＼ ｸﾙｯﾎﾟｰ ／
＼ ／ ＼ ／
＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿
／'_x_'x_'x_'x_'x,／'i| ／'_x_'x_'x_'x_'x,／'i| ／'_x_'x_'x_'x_'x,／'i| ／'_x_'x_'x_'x_'x,／'i|
| |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi|
| |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi|
| |XXXXXXX| |ixxil.. | |XXXXXXX| |ixxil.. | |XXXXXXX| |ixxil.. | |XXXXXXX| |ixxil..
| |XXXXXXX| |i／ | |XXXXXXX| |i／ | |XXXXXXX| |i／ | |XXXXXXX| |i／
￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣
＼ ﾁｭﾝ ﾁｭﾝ ﾁｭﾝ ／ ＼ ﾁｭﾝ ﾁｭﾝ ﾁｭﾝ ／
＼ ／ ＼ ／
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／'_x_'x_'x_'x_'x,／'i| ／'_x_'x_'x_'x_'x,／'i| ／'_x_'x_'x_'x_'x,／'i| ／'_x_'x_'x_'x_'x,／'i|
| |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi|
| |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi| | |XXXXXXX| |ixxi|
| |XXXXXXX| |ixxil.. | |XXXXXXX| |ixxil.. | |XXXXXXX| |ixxil.. | |XXXXXXX| |ixxil..
| |XXXXXXX| |i／ | |XXXXXXX| |i／ | |XXXXXXX| |i／ | |XXXXXXX| |i／
￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣
○ -ーー ,,_ ○ -ーー ,,_ ○ -ーー ,,_
r'" `ヽ,__ r'" `ヽ,__ r'" `ヽ,__
ヽ ∩／￣￣ ヽつ. ヽ ∩／￣￣ ヽつ. ヽ ∩／￣￣ ヽつ.
ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ド ヽi ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ド ヽi ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ド ヽi
| ＼＿)＼ .＼ ◎ ◎|＼ | ＼＿)＼ .＼ ◎ ◎|＼ | ＼＿)＼ .＼ ◎ ◎|＼
＼ ~ ) ＼ .＼_ ( _●_)＼_つ ＼ ~ ) ＼ .＼_ ( _●_)＼_つ ＼ ~ ) ＼ .＼_ ( _●_)＼_つ
￣ ＼＿つ-ー'''' ￣ ＼＿つ-ー'''' ￣ ＼＿つ-ー''''
.
- 657 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:53:09 ID:.G/jG8no0
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ﾉﾄ |
彳ﾐ ﾉiﾐ
__,,.. ．-‐ '''""~~""''' ‐-彡彡ミ ．彡ミ..,,____
_,.．-'''" 彡彡ミﾐ 彡;;;ミﾐ ￣ ~~""''
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__,,.. ．-‐ '''""~""''' ‐- ．..,,____,,.. ．-‐ '''""~''''''''''''''''''''''''~""''' ‐-､_ii|__,,.. ．-‐''""~
.,.:,..:.. .,. :,..:.. ,.:,..:.. .... :.:.:...:::. .... .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,. .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:..
. , -─..'::￣::｀ー.、.. . .,.:,. .:.. .,.:,..:.. .,.: .,.:,..:.. .,. :,..:.. .
.,.: ,..:.／::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ-.、 ... ,.:,. .:.. .,.:,..:.. .,.:,. .,. :,..:..
.,.:, .. ./´/::::/::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::＼ ,.. ,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,..:.. .,.:,
.,.:,. . /:::/::::/::::/:::::// ::::::::l::ｌ:::::ヽ.......ﾍ.. ,.. .,.:, ..:.. .,.:,..:..
... ,./::::/::::::|:::/|::::/ｌ:|:::::::::::|::| ::::::|:三ミ|__
./:::::/::::::|ﾍｌ廾ト| |:|:::::::::/ｌ:||:::|::|三彡ゝ｀ー 、 ＿＿_
.／ ::::::|:::::::|ィ示卞ゝlﾍ:::::///|:/|/E彡/ |＼＿＿＿／
. ／:::／:::::|::::|::|弋::ソ ヽ７癶、 /::::∠_/| |
／:::／:/::::::::|::::|::| 之:::ｿ /´｀!::|::::::|＿_｀ヽ
‐ '/::::/::::::/::|::::|::|、 ' ｀ ,/_夕::/::::::::::＼＼ ＼ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／:／|:::::/:::::|:::ﾍiｌﾞヽ ヽ_ン ／:/:::::::/::::ｌ:::::::ヽ::＼￣ |
:／ .｛:::(| :::::＼:ヽ,!| ＼＿, ィ、::／::::::::/::::/:::::::::::｝ ::ｌ:＼ | “ これでお前たちはもう私と私の息子に降伏したのです。
:| ヽi.＼:＼:ヽ!｀ク‐T l─|::::::::::__ノ -ﾒ、:::::::::/::::/ ＼＼ ＜
i| ／￣「''-´￣´// .| | ｀Τ´／ ヽ／/::::/ ＼＼ | それでは町に戻りなさい。
. / /／二二匚l]二￣＼ /.: | ./ |／:／ ）ﾉ |
､/ /.|∠／ ∨∧＼ .ヽ、| / |￣ ´. |
_| //:. /l┐＼／´.∨∧.:＼// |. | 私は明朝町から引き揚げ、自分の町に出発します。”
ﾞ| //:. //_＼「 l:.:.:.:.:.:∨∧.:.:/ |. |
.| |.|Ｘ/〈ヽ ＼|.:.:.:.:.:｜Ｘ.|.:| | ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
| ∨/_ .／￣|.:.:.:.:＼/.:| .／
,!、 ｀ヽ、| |:.:.:.:.:.:.:.:.:| ／/
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩
| ノ ド ヽ | ノ ド ヽ | ノ ド ヽ
/ へ へ | / へ へ | / へ へ |
| ( _●_) ミ | ( _●_) ミ | ( _●_) ミ
彡､ |∪| ､｀＼ 彡､ |∪| ､｀＼ 彡､ |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ /´> ) / ＿＿ ヽノ /´> ) / ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (_／ (＿＿＿） / (_／ (＿＿＿） / (_／
| / | / | /
| ／＼ ＼ | ／＼ ＼ | ／＼ ＼
| / ) ) | / ) ) | / ) )
∪ （ ＼ ∪ （ ＼ ∪ （ ＼
＼＿) ＼＿) ＼＿)
- 658 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:53:42 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ ドレヴリャネは喜んで町に入り、人々にこのことを物語ったので、町の人々は喜んだ。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
、 `:.、
、 ､、 、 `:.、
､＼ヽ､ :.;;:.,..;,:,.,.,..,,..:...;...,..,,,.､丶
| | ｢｢｢｢｢｢｢｢|.|.|.|.Ｉ.Ｉ.ＩTT.ｌ.ｌ.ｉ.ｉ /`:.、
|_|_|｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣.Ｉ.Ｉ Ｉ ｌ.ｌ.ｉ.ｉ./ ''''"＾ /"""∧__/.:::
,,...ヽ､､＼ヽ､､丶､ヽ､ヽ､､､ ､､`;,,、 / .::::/""/,;;::::
| 厂｢干幵幵幵ｌﾛiﾆフﾆﾆｌｉ`ﾞｌxｉ:i::i':,、 ,:''"/,, .::::/ ,, /,;;;;;;;;;
|ﾉ川 !│L⊥⊥ﾛ|ノ:::::圀||ミ|x|:i::ﾄ､ `:,、 / /iiiiＩＩＩｲiii而i'竺竺
|j_j乢山Ｌiア"毛[i「｀ﾞヽ:::::||ミ|x|:i::| ｉﾞ;.、 ,;'""´,;' ,;'""´,;' ''７,,,:: ,./:::,,乍==ﾆ!
凵Ｌ」 ::::::′ 下[||○ :::::||ミ|x|:i::| ｌ : ,:'' ',:'ﾞ,;'",;' , ,,,,, , ,, /,:, ,,,,;'',,, ,, ,竹iT竹TＴｉ| ㈹ |
| ｛::::::::::{ 津[||亭 }::_|| |x|:i::| ｌ i_ └-Ｌ竹TTﾛ何呵可 竹Ｔ竹T!ii|:i:i:|::i:| | |!iＬ乢__|
|⌒}::::::::::: 盛[|i斗ｬヤi|| i: |:i::| ｌ [__ └┴--==Ｌ鄴」 |州州:i:i:|::i:| | |!i|‐-==|
| };;;;::::::::::ｰ---[||二ﾆ二|| :: |:i::| i⊥ﾆ .. ￣¨二上十┤:i:|::i:|_|_|!i|=‐-=|
|密密密密密密[||三ﾆ=-|| :: i／￣ .. . _￣]Ｌ上止H_j|匝市|
| ＩTＩTＩTＩTＩTＩTＩT[|H‐!T!「〕!-=ﾆ_￣ , ,. . ∩＿∩ _￣￣¨¨ｴ!iｉＩＩＩ止
ＬＩ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:乢斗也三￣_ (（´(ｪ)｀ /＾). . ,、
匚￣￣ -=ﾆ二￣ /⌒ ノ
[ _ -=ﾆ二￣_ . . γ （,＿,丿ソ′
{三三二￣＿ _ _ . . . . i,_,ノ
ｎ∩＿∩ ∩＿∩ ∩＿∩ ∩＿∩ ∩＿∩ ∩＿∩
(ヨ ´(ｪ)｀） (＾（,,´(,ｪ)｀）) ´(,ｪ)｀）(ヽ ）)(（´(ｪ,)｀/') ('（´(ｪ,) ｀ ）
ヽ ） ヽ /ヽ ﾉ ヽ ﾉ ﾉ ノ ヽ ）
｜ ｌ ｜ ﾉ ｒ ヽ / | / Ｏ | （ -､ ヽ ｜ ｌ ｜
（＿__）__） , （＿,ハ＿,）,_,/´i,_,ﾉ （,_,/´i,_,ﾉ し' ヽ,_,） （__（＿__）
.
- 659 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:54:35 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ オリガは （中略） 鳩と雀のそれぞれに硫黄（※）を結びつけるように、
小さな布切れに包み、それぞれに糸をゆわえ付けるように命じた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
＼ , -――- 、
＼ _／ ,ﾆ=､ 、
, -‐ , - ､/⌒'ｰi 'y 丶.
.〃 , == ､＿〈 〈 { / ／ }‐､ ｀ ｰ--‐=＝¬
ヽ / (( 〃´ 丶 ＼≦) /ニミy ノ ﾉ┐ ／
＼ ' ｀ {i ｀／ノ / xイ ﾉ-―-----‐ ´
ヽ! ｀＞一'´ ／ ∧ヾ｀ヽ
', ／ { ', )) ))
', / |彡'
' ' |八
丶 { ﾚ ,
ヽ ヽ / ',
ヽ ＼ ／､ 、
ヽ 丶 ／ ＼ ＼
＼ ｀ ｰ---‐=ﾆ´ ＼ ＼ ヽ
｀丶. ｀ 'ー-- ､ ＼ ヽ
｀ ..,,_ ヽ 丶. ',
｀¨ヾ¬=ー-- '丶、 ヽ.ﾉ
｀丶 . ＼ ヽ
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,〜_目＿___,､ ''──ゝﾊ/~
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>＝ii＝<
/ Ｖ
.〈 〉
V_＿＿____/
（※）硫黄ではなく苔で作ったほくちとも言われている
.
- 660 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 21:54:46 ID:F7fyC2hI0
- しらじらしさといい、田単と対決させたい女だ
- 661 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:55:33 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ そしてオリガは、黄昏に鳩と雀を放すように自分の軍勢に命じた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
ｨ彡三ﾐヽ ,,-‐''''¨￣¨''ヽ、 /｀ ｨ彡三ﾐヽ
彡'⌒ヾﾐヽ ,r‐'''''′ ､ 、- ,,_ ヽ、 ー彡'⌒ヾﾐヽ
ヾ､ ,f´ ,' i i ヽヽ‐ - - ,,_lヾヽ、 /
＿ ｀ー―' i /,' i ,' l li l､ l､ｰ - - !:,:.`!:ヽ ｀ー―'
彡三ミﾐヽ. l,!i l i /ﾚ'_,V,_ﾚ';,ヽ___,,rl:.;:.:.ﾄ､:ヽ 彡三ミﾐヽ
彡' ヾ､ ＿ノ !l l､ ! l ,r'´l:.:ヽ′';'' f¨,!.:,:.:l､:.:./ ＼＿ ヾ´ ´ミ
｀ー ' l,ﾄ、lヽ､!′ヽ `,,´,,, ;, ｰ'´!TT’Tヽ ｀ー ´
,ｨ彡三ﾆﾐヽ ＿_ノ l ;ヽrヽ ; ,,;;, ,;' ｰｺノ i !:.:l'i:.ヽ ,ｨ彡三ﾆﾐヽ
彡' / ; i､y′ _, ; ';, ;,,;' ,;;'' l l !.:.:l l:.:..! ミ'
＿ ＿＿ ノ. / , ヽ、 '´´ ;,, ,;',;'';, ';,, ! / l:.:.:l l.:.:! ＿
,ｨ彡' / , ヽ ';,,,;; '';,,;,,;;_,ｿ. └┘└-! ,ｨミ'
ﾐ三彡' ／⌒ / / ; ; `ー'¨¨ヽ;;-‐''7 /¨'''''‐-! ﾐ三ミ'
ｨﾆﾆ=- ' / / , , r''i´:::::l／ ／:::¨ヽ::::::::`.､ ｨﾆﾆ=- '
,ｨ彡' . /,' ! , , l::::!::／ ,／::::l:::::::::::`:､::::::::ヽ ｀ミｨ,
. i ,' ! /! ! r'''´::l/ ／::!:::::::::ヽ:::::::::::::i:::::::::ヽ
. l! /l / l ! /:::;:::'´!／:::::/､::::::::::::ヽ:::::::::::l::::::::::::!
. l i l i ! ! !,,-'’;:':::::;/:::::::::/:::::`:､:::::::::ヽ:::::::::::!::::::::::l
. V ! ! ,i／:::::;::'::::::/:::::::::/::::::::::::::ヽ::::::::ヽ:::::::::::!:::::::::l
. ヽl／:/::::::::;:::::::::l:::::::::::!::::::::::::::::::iヽ:::::::::!:::::::::::l::::::::::!
. l::::::!::::::::::;:::::::::l:::::::::::!::::::::::::::::::!:::ヽ:::::::l:::::::::::l:::::::::l＼
＿＿＿＿
ﾄ､__ , '´ .: .:.:.::｀＞
Y t ｀ヽ / .: .:.::,. '´
,ﾊ:.::. ﾑく:.. . .:r '´
/::.:ゞ:.:. .: .:.::/
. _L:. ',:.::..:.:/
/ '.:／
'. ..::i:. ヽ.
'. ',:.::.:.ﾍ.:.. ｀ヽ、
'.. .::Ｖ^~｀ヽ.:.. ..:.>
r ､ ∧:.::.. '. ＼:. . :.>' ﾊ
| |/ /∧:.:... '. ＼>'′ / 卜
| | | i |＼:.:. '. . ,. ､ / /卜
｢＼.Ｌ LＬﾊ ＼_} / l／ / / |
ｌ ∟..__ ＼. / / / / /
＼ ￣｀ヽ＼ / / /
丶、 ヽ / / , '
｀Y ｉ 〈 /
| | ｉ ,/
| | | |
| | | |
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- 662 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:56:17 ID:.G/jG8no0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 鳩と雀は自分の巣へ、鳩は鳩小屋へ、雀は庇へと飛び立った。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
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,,､ｨ'"ｌ ｌ ｌ,,ィ''" "'- ,, ;;""､;; '' "ﾞ;,、＿;_; ;; " ;;";; ;;"、 ＿_＼ ;; ,､ィ'"／／／／ "''‐-､ " 、 ;;
ｌ ｌ l,,､ｨ''" ￣￣￣￣ "'-､;;＿,,,, ､､､､ .;_"､ ﾞ ";、 l,､ィ'" ／／／／／／／／ ."''‐-､ :: .
-ﾆﾞ| i――‐ｲ.￣￣ll ｉ"ﾆ- l l ｌ ｌ ヽ _ ､',; ;, . ; ,;;ﾉ､ィ'" ／／／／／／／／／／／／／ "''‐-､
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ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ヽ ;; "ｌ;i!;;lｌ |lｌ|."''‐-､ ／／／／／／／／／／／／,
―――――――――――――――‐ ` ｌi!;;;ｌ ; ; |lｌ|:::;;;;| l l "''‐-､ ／／／／／／／／／／
三| |三三l三三| |三三l三三| |三三l三三|! "'' ﾉl!;i!ｌ ;" |lｌ|::;;;;;| l l l l l l l "''‐-､ ／／／／／／／,
三| |三三l三三| |三三l「ｭ三| |三三l三三|!; ;; " ｗ ;; "|lｌ|｢｢｢| l l l l l l l l l l ｌ ｌ "''‐-､ ／／／ . _､ィ'
三| |三三l三三| |三 ｢ｭﾛ品iｉi |三三l三三|!. ii ;; " ｗ "'‐､ｌ｣ｌ l l l l l l l l l l l l l ｌ ｌ ｌ ｌ"''‐-､_,ィ ｌ ｌ ｌ
三| |三三l三三| |｢Eﾆ|口器ﾛﾛ三三l三三|!;: ｗ ; ii , ｖ "''‐-､l l l l l l l l l l l l l l ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ l ｌ|ｌ ｌ ｌ ｌ
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- 663 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:57:10 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ こうして鳩小屋、倉庫、塔、あるいは干草置場が燃え上がっていった。
燃えていない邸はなく、消すことができなかった。すべての邸が燃え上がったからである。
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
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:::.:::.:.:.::.:.::.::.:.::.:.:.:.::.:::.:.:.::.::.::.:.:.::.:.::.:.:.:.::.::.::.::.::.::.:.::.::.::.:.::.::.::.:.::.:.::.:.:.::.:.::.:.:
..:..:.:..:...:.:.:..:..:.:.:..:.:..:.:.:.:..:..:.::..:.:..:.:.:.:.:..:.:..:..:.:.:..:..:..:.:.:..:.:.:..:.:.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:..:
． ’・．． ’・．从人 ‘ ・．． ’・．． ’・．从人 ‘ ・． ’、′‘ ・． ’、 人人 ’、人人 ’、′‘ ・．ζ ．・”； ’、
＼ γ γへ从 ⌒从へ＼ γ γへ从 ⌒从へへ从・． ’、） ・． ’、′）） ⌒ ） ） ”； ’、
爻 ヽ γ (( 人 ）） ヽ γ (( 人 ）） λ λ ） （（ （ （ へ从へへ从へへへ从へへ从γ
ｋヽ Σ（ （（ ⌒ ⌒ ）ヽ Σ（ （（ ⌒ ⌒ ） _）＼_)＼ 人 从 （ ｿ从へへ从／::＼ ／
､,＼;;:: 人人ｷ,, /）ζ へγ人へ从从へ['i']::::＼へ、 ／ ､,＼;;:: 人人ｷ,, /）ζ へγ￣从へへへ从::＼へ、 ／
ﾆヾ ＼鄴鄴 Y从へへへ从 ′‘ ・． ’、::[];､＼ Yy,,.. ﾆヾ ＼鄴鄴 Y, ／ 人へ从从へ]:::[_,!_]::[];､＼ Yy,,..
-‐''` `.、:,:／ ／ii;[ i ]~~[_!_]~[l];:ヽ ＼＿ -‐''` `.、:,:／ ／ii;[ i ]~~[_!_]~[l];:ヽ ＼＿
＿,,､＿,,,,／ ,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ >￣ヽ＿,,､＿,,,,／ ,／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ >￣ヽ
ﾊﾊ从 ／-―====r-===三'' ､-―――――――‐＜ 木ﾎﾊﾊ从 ／-―====r-===三'' ､-―――――――‐＜ 木ﾎYyy
(⌒)ｲﾄ爻------( tｲ-‐'´::::::::,＼＿＿,,,....､_＿＿,,,_____`」￥(⌒)ｲﾄ爻------( tｲ-‐'´::::::::,＼＿＿,,,....､_＿＿,,,_____`」￥ Y
T,::爻Ooﾄ[iiii]<,,. ､ ｷ[] i::::::::::::::::[]::::::::::::::[]=======|爻爻三T,::爻Ooﾄ[iiii]<,,. ､ ｷ[] i::::::::::::::::[]::::::::::::::[]=======|爻爻三三
ー- ''ー＾ 二,, ー---┴, -‐へ-O-ー-〜〜-―へ`~~ ー- ''ー＾ 二,, ー---┴, -‐へ-O-ー-〜〜-―へ`~~ ]、
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- 664 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:57:54 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 人々が町から逃げ出したので、オリガは自分の軍勢に彼らを捕らえるように命じた。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:;:;;:;;:;:;:;:;;:;::;:::;::;:;:;::;:;::;:::::::::::::::::::.::.::.:.:.::.:.:.:..... .. ...:.:......::.:.:.:.:.:
:::.:::.:.:.::.:.::.::.:.::.:.:.:.::.:::.:.:.::.::.::.:.:.::.:.::.:.:.:.::.::.::.::.::.::.:.::.::.::.:.::.::.::.:.::.:.::.:.:.::.:.::.:.:
..:..:.:..:...:.:.:..:..:.:.:..:.:..:.:.:.:..:..:.::..:.:..:.:.:.:.:..:.:..:..:.:.:..:..:..:.:.:
．;": : ．．;"．从;;: 从 从＼ ．;．;"．;
．;"．;;: 从 ノノ:;"．;": ．．从;．;"．;;: ．;"; ": ;";" ．;"从 ．;"．;
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从 :从;"从从从;";" | 从从从 ;:└‐―――从;．〃"; ー从;从:;|;:从
从从从．;"．从 ．;从从 ．;":．; 从从 ;"．;" 从从
∩,,∩ ∩,,∩ ∩,,∩
∧,,∧（・(ｪ)・´） ∧,,∧（・(ｪ)・´） ∧,,∧（・(ｪ)・´）
ε=━┓Ｏニ)< > ε=━┓Ｏニ)< > ε=━┓Ｏニ)< >
/ ノ lﾐl_, (ヾゝ ./ ノ lﾐl_, (ヾゝ ./ ノ lﾐl_, (ヾゝ
∩,,∩ ｳﾜｧｧｧｧ！ (o_o,ｲ ヽ´|(__) ﾉ~⌒）(o_o,ｲ ヽ´|(__) ﾉ~⌒.(o_o,ｲ ヽ´|(__) ﾉ~⌒）彡
（ﾟ(ｪ)ﾟ ；） ∩,,∩ ﾋｨｨｨｨ！ ..ﾉ ヽ| |￣ノl ﾉ ﾉ ヽ| |￣ノl ﾉ ﾉ ヽ| |￣ノl ﾉ
∩,,∩ ⊂ （；´(ｪ)｀） ∩,,∩ / /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_ ./ /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_ / /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_
（´(ｪ)｀；|）/⊃ ⊂_ ⊂ 丶（´(ｪ)｀；） ；;,;∴ﾌﾞｼｬ (_/ ヽﾉ ヽニﾌ|_| (_/ ヽﾉヽニﾌ|_| (_/ ヽﾉ
ゝ / (´⌒;;;Ｙ ソ と_ ⊂ﾉ(´⌒;;; （ ﾟ(ｪ)ﾟ.;.. ；;,;∴.;..'- (_ヽ (_ヽ
し Ｙ 人 (´⌒;;::;∩,,∩（＿）Ｙ 人ヽ≡≡(´⌒;;; ‐ｸﾞｴ＝;..'；;,;∴.;.⊃
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- 665 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 21:58:46 ID:.G/jG8no0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ オリガは町を占領し、それを焼くと、町の長老たちを捕らえ、その他の人々のうちある者は殺し、
他の者は奴隷として自分の家臣たちに引き渡し、また彼らの残りは貢税を支払わせるために残した。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
iv'ﾍ __
| ;`;| /:/＼
| ;'l:| i'`'i 、 ┌个┐| | .:_|＿＿＿.
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-､_|_.;l:| ＼';､＼ :|':i;;| . i'1 ||／> | └┴┬i::::|==========|: :Lﾑ、ﾛ.::|
ｰ|＿}:;| ＼';､.＼|;';;;| ./〉 |;|＿r／／ / |[]..::[]. 〈〈::::|::::::[]::::.:.:[]..r､]: :: . : . : .::|
-|＿|`|＿r:‐:‐:‐:‐＼';､＼;| r‐//┐_|:|::::::::;⊥、r/.: ,、 |. : : : :.: :＼:|:::::::::::::::::::::/. : : . ┌::､ /〉:
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-|＿|￣/＼:::::::/`|＿{┬| |;､＼::::::::i'|::::::r┴冂、 .:::://＼| ::::ﾄ､＿_ : : :||＿'//､п‖::.:l| : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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-TニTニTニTニTニTニTニTニT《┴┐::| .:::|_rｪ :::|:.:..|-i_::_r√ソ＼>へ:| :|:ln| :]:|:П叮/7＿」L＿:.」L＿＿＿_.」L ＿＿_.」L
~三三三三:.三」L三三三」L三三〉〉┬┴┤ .:|＿;!:..|:::..|::::.|＼.::::》: :::L;:.::r| .L/∟ﾛ⊥》＞￣]匚￣￣]「￣￣]「￣「￣￣]「￣
L l「￣￣￣|「 ￣￣|「￣￣|r'.:| .:|ー:|＿ .|::::.l＼|_;;||;;:|L:<)┴‐'''"~::::::::::::::::::}「￣￣|「￣￣￣|「￣￣l[￣|「￣￣l[￣
]_」L:＿＿_」L＿＿＿＿」|＿＿ |》〉 ~゛`┴::-'⊥::.∟ﾛ⊥!:::::::::::::::::::::::::::::::::::＞''「￣￣|[￣￣￣＿＿__」L:.＿:.」「 」L:.＿:.」「￣
]「￣￣]:[￣￣￣]匚」[￣][く《:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/7＿」L＿:.」L＿＿＿|「￣￣￣|「￣￣￣￣|「￣￣
￣|「 || ￣￣|「￣TニT ,, 》＞￣]匚￣￣]「￣￣,,
＿＿,」L＿＿」|＿＿__」L 三三三｀ ,. ` }「￣￣|「￣￣￣|「￣ ｀ ,.
. _|| |L ￣l|「 L l「￣ . `|ﾄ､ ＿」L＿＿__」L:.＿
]_」L:＿
.
- 666 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 21:59:16 ID:nGr2a0pk0
- 皆殺しか追放か
- 667 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 22:00:00 ID:.G/jG8no0
-
_,， - ― - _
,，_ ´ __｀ .
. ,，´ .′ ､ ´ ｀ヽ、ヽ
. ／ | i ヽ ＼ ヽ
/ :/ | | ｉ :. i ＼‘，
. / .:′ /| | |､ | | ヽ ヾ、 “ そして彼らに重い貢税を課した。”
/ :| :! /__| |/ ヽ -‐‐|ミﾄ､ :. ヽ ヽ
. ′ 斗七/´ { /ヽ ＼ { jハ｀:!､ ｉ ‘， ＼
. / |/,x=ｭ､ 乂 ＼ ィ斧ミｘ､ヽ{ ! ﾄ､ }
!| ! / yfし::ﾊ ゛ ∨じ::j j} |ｉ: !| jﾉ､
.. 八 ﾄ､ {ﾊヾ弋:::ソ ゞﾟ ' ″ ﾉl 八 ＼ … ドレヴリャーネ族への報復は以上よ。
ヽ!/ヽ{ ｉ:. i: rfj/:ｉ ｀ ヽ
. / iﾄ.:. /ゞ:'ノ| i ‘，
. |i八 ｛ ） ′´ ! ､ :| : 壊滅的な打撃を受けた彼らドレヴリャーネ族が
i |{､ 丶 ｲ :| ∧ ハ ト､ |
|{ i 八 ＼ ＞ イ jハ | / ヽ ヽ | )′ これ以降に反乱することは無くなったし、
八{ヽ{ ヽ ｀ヽ |ｰ- ､ ,，‐!j/ ′ }// ＼ ）ﾉ
＼ ｀ヽ{ ＼ , YY ! / ／ 息子のスヴァトスラフが成人するまでは
,， ´ | | ヽ､
. __ ,， ´ヽ ﾉ_ヽ 丶、 オリガが摂政として君臨することが確定したの。
|￣｀'ゝー-L_＼ /{///ﾄ､7777/｀ヽ､__＿:-‐'￣i
i .ヽ ￣ヽ、/. ゝf＾ﾍ ヾ'ソ 」-‐' ,-―' ￣｀ヽ、
ｒ――｀ー――-- 、 ヽ、. ∨∧ ,ｨ"´ ﾆ二-―――ﾆ二二ｌ
/＿＿＿＿＿＿＿ ｀ヽ、ヽ、,ｒ-‐' ￣＿,-‐'￣￣￣ |
|｀￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ、 ヽ／ ｒ-‐' ´ |
｜ ヽ===='| |
,| | | .................................|
:| ..............................n、 | ｆ＾ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
｜::::::::::::::::::::｛x::::::::::::::::i ヽ十、| |'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
｜:::::::::::::::::::::ｘ::::::::::::::::| ｜:::::::| ｜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
.
- 668 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 22:01:04 ID:.G/jG8no0
-
,．-‐ ‐=ミ
,， , -‐ ‐｀ヽ、
〃 ／ ｉ ヽ
. / 〃 / | i | ‘，
′ ′ / / | |ﾉ ｉ: :.
. / / i 厶-‐/ ハﾊ ｉ､-|:: }ｉ
, ／ ｲ .:| /j/}／ / ∧ヽﾄ､!:: 八
,〃´.: |:.. |' yfﾁ斧 斧Y|::ｉ /ｉ{
/ .:::::/|:i: | ゛弋::ﾘ ﾋﾘ' |ﾉ' j八
, i: :::/{从ﾄ､:.{ , ,i ｉ/
{ ,ハ:. ヽ __｀ , 八| エイラ、感想は？
ﾚ ヽﾄ､ ヽ |: 丶 ｀ ／ }| |
＼ {ヾｰ- ≧=‐- く{/'j八{
ｿ | i ﾄ､
, イ | i | ヽ､
r＜ ｀ヽ、 jY＾ヽ__.ｲ｀ヽ
| ｀ヽ、 ＼ / ヽ={ ｀寸.: i
| :. ∨ V∧ :i |
| i _ ｉ/∧ xﾍ |
:. :. /,心、|//∧ﾐ心.
-‐…
´ ミ
／ ＼
/ .: ｝} ,
/ / / : .: .: ∧ :| .: ′
′ : .:| : .:// :| 小. .:| ,
.:ｉ :| ;小| .: |: .:// :_廴|l∧:｜ i 昔の英雄なんて今の価値観じゃＤＱＮだけど、
ｉ .:| :| 厶斗t‐い / : .:八|￣∨ .:|: |ｌ
| .:| :|:|,.斗=芍乂＼ .:/灯芍ミ∨:|: ｌ| それでもここまでドス黒いのはあまり見ないんﾀﾞﾅ。
. :八 .: 圦 辷ソ 'ヽ/ 辷ｿ ﾉ 从|: ｌ|
. / :{＼| , ん'人｜
,′ /乂ゝ u 厶ｲ| N
. / / :/ / ;＞込 r y .ｲ.:| :| .:| サーニャの国では、こんな胸糞悪くなるのが
/ / .:/ .:/ .:/ 介ト.. .r＜ .:| :l .:八
. / / .:/ .:// :/ .: √ ｰﾓ千彡Ｙ :|: .:/ ; 歴史ものヒロインとして人気なのカ？
/ // .: .:/厶-=≦《 ｡ﾟ ﾟﾉノV ｡ﾟ∧:｜ .:/ /
. /' ,′:/.;xrぐ^´ 'ｰ=彡 } ｡ー=父＝ミ/
/ :/./⌒ヽ :, {: { ｀≧ｘ
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- 669 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 22:01:59 ID:.G/jG8no0
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※ この話を読んだ時の作者の表情
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/ へ ヽ ﾞ三彡 _____｀"'ﾟ￣ く, ﾟ i l−-------ﾞ ／ ヽ
l ,i `'. ,ll!ﾞ廴,l､.彡 ､,,. ＼""'ﾍ ｌ / ､
.l l乂i'ﾞ ,l ",ﾞ'l,, ﾘ;:;:;:;:;:;:l ＼′ い
'〈 l {、l､ lll, li､'ﾞ＼,,_ 、丶'ソ l丶 〉 い
::'l ;丶 ヽ.ﾞﾞﾞl, ｀lii r :ﾞ＼ 'く-､':,〈ｖ′ l 〉. {. じ
::,,,,,,,,,i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!,_》;㍉l,,ＭＭ., liiiiiii,,、 ト､.,、 ﾞ" / ﾉ { ゃ
ﾞﾞ!ﾞi!i!i!i!i!i!＿;;;;;;;、;;ﾞﾟ,!;'､`ﾞ'ﾞ″WWﾍ l!´｀!iiiiii,,,,,、 ﾞ＾｀ヽ､.,_、. ./´ { . な
;｀丶｀;;;.;;｀｀~ﾞｹll,,,:,,!、;;;＼;、｀;;｀ﾞ'ﾍ |｀'Y,:匸~"""iiiiiig,,.,:、: ｀｀''',,lｬ' / { . い
,,,,,,,,_、、;｀.;;;;;;;;;;;;.ﾟﾗx,,;;;;;:｀ﾞi､;;;;:;;::::::ﾍ ﾞぐ''｀:'ll,,、 二 ﾞﾟ了iiiiiiiiiiiﾞ’ /i!i!,､、. { . か
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-,,,,,,,,,、::::;;::;ﾞﾞﾞll,,;::::;::::ヽ,:ﾞﾟ!i,,:｀∴｀::::::::::ﾟﾍ ﾞヽ,、 ﾞ“‘";'::'ノ｀ ,i!i!i!i!i!i!i!i!i!ii!i､ | !
ｘ,,;'､;｀`'‐、:::::::ﾞﾞllil,,、:::::ﾞi､:::"i､::::｀:、:::::::"'冫. `"""""""=．:、ｉTTTT.,i!i!i!i!i!!""｀ヽ | !
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:::::::::::`ﾞl∴:::::::::::::::::,,'《|lllli,::::'ﾋ:::::::ﾞ l,、::｀::::｀:::::::ﾞ':',| | | | | | ||V | /,| | :./:ソ,",,ｌ'l,`",".::::::::｀::::::::∨ ′
、::::::::、ﾞl,'"::::::::::::::::::'',`ﾞl!ﾞi,::::ﾞL::::::::ﾞ l,:::::::::::::::::::::::::':フ''N,,,│'hi,,,y‐､"',ｨ‐ﾞﾞ_.'l,｀｀': ｀、::: ::::::::::::::::| ∨ ｲ
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- 670 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 22:02:57 ID:.G/jG8no0
-
_ -‐──‐ -- ､
-─- -─-､ ｀ ､
. /´ ＼ ｀
. ／ ､ ヽ ヽ
／ / ｜ l | ､ ヽ ﾊ
/ / / /| l,ｲ ｜l ヽ ﾊ '
// { /! |ﾊ! /,ﾊ ! i ｜ ､ヽ
i｜ l l 从ﾉ | l ｿ/!ヽjノjﾊ } ヽ＼ ! これだけならただのずる賢い酷薄な女だけど、
l｜ ! |/ｨ芹ﾐjﾉ /ｲﾉ ィ≠ミﾊﾉ | トヽ l
j人 l ﾊ｀弋ｿ ノ ﾄ以}ヽl ! | ヽ､
ヽﾄ､ |:: 弋ソノ ! / ﾊ ! | オリガがわざわざ歴史の教科書にまで登場するのは
/ ｀ i ｀ / ノイ jﾉ i ﾊ
. /ｲ .ゝ ､ , ムイ ! l この後の内政手腕と外交政策の結果よ。
,/ ! i: ＼ ,.. // ./ ﾄ !
. j八i ／l { ｀ｧ =r≦ ,.-'ﾄ! ／ ﾊ | }
ヽﾉ j八／{ﾉ「T7'´ |ﾊ ／i ／ jﾉjノ
,.-─ｧr‐‐'´ !l | __ j.八ノ'｀‐jノ､
ｲ i ! ／ヽ <＿＿_〃 ／⌒ヽ そこは次回で解説するとして…
/｜ /⌒ヽヒ匸 ><: : : : :/ / }
! /／￣二ﾌ::/ ＼: :/ !
| ／ ム-‐ｧ' ＿｀´ / V ,
／ ／⌒/,.イ´::/::ヽヽ / V |
. r .イ/ : : ,::::::::::::/:::::::::＼{ V この復讐劇について少し補足するわね。
/| ‐rく::::::: :∧: i:::::::::/:::::::::::::::::| 〉
/ ｜ ／|:::::::::|《::::》:|::::::::{:::::::::::::::::::| !
/ ／ ﾄ:ゞ:::|: V: ::|::::::::i::::::::::::::::::::| ｜ エイラ、なにか読んでて疑問に思わなかった？
. {_／ ／ 〉}:::!: : : : !::::::::i::::::::::::::::::/! l
＼__／ //:::::＼_／::::::::j::::::::::::::::/｜ ｜
＼ .//::::::::::/:::::::::::::/::::::::::::::/. ! |
＼_::/::::::::::/:::::::::::::/:::::::::::::/ | ｜
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.
- 671 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 22:03:36 ID:sgjPlMi20
- 黒くはあるけど、ちゃんと大義名分はあるしそこまでって訳じゃないよね（ゲス歴史脳
- 672 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 22:03:55 ID:.G/jG8no0
-
. ∨///////〉 ＼///////
. ／∨////／ { ＼ ///
. ' ∨ ／ ∧ ｀ヽ ヽ/
’ 7 j / ∨ ‘ ，
. ， / / ， ‘ ，
^ =- / / j i} ，
ｉ ‘ ^=- _ 」. , / ドレヴリャーネ族、 馬 鹿 す ぎ ﾀﾞ ﾛ 。
| ｉ / | / j/ 八 ﾚ ∧ i
| Ⅳ ,L厶斗…テミ ｀,メ イ^ｰﾍ−- |
| γ⌒i{ ^ゝ Ⅵツｿ Ｌ_ ∨
| {i7^ｲ〉^Ⅵ ! ｀¨´ ｲ )心 ∨ ‘ 惨殺した相手の妻に求婚するのも理解不能だし、
| 从 〈 j八 | ヽヽヽヽ Ｌzツ 〉 } Ⅳ
| ＼ ｀ヽj ∧ j/ ＯＫされたらあっさり信じて何度も騙されるとか…
. /| 个=- 〉 / i /
/ } ^ﾄ ' ﾑイ
. /. | | | ヽ ⌒ ノ
/ | | L_ :. イ 物語としては面白いけど、
. / / | | }: : ≧=ゝ. イ ｜
.. . / / j j |: : : : : : : : : | i | | ちょいと現実味に欠けるかな。
' / / j |: : : : : : : : : L l | |
/ / / ;: : : -=≦^⌒^≧＝−ヌｿ
./ / / / /: : : : : : : :^ー=≦フ'´⌒＾｀ヽ
../ / / / /: : : : : : : : : : : : : ´: : : : : : : : : :.
/ / / ｲ. /.: : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : :∧
/ / ／ /: : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : :
. / ／ /: : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : :}
.
- 673 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 22:03:57 ID:nGr2a0pk0
- 蛮族の抗争ならこうなのか
- 674 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 22:04:05 ID:F7fyC2hI0
- スターリンとかより、こいつと張献忠とフニペロ・セラの話を読んだ時はガチで引いたわ
特にこいつとセラはそれなりに支持されている訳で、支持する後続が怖い
- 675 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 22:05:20 ID:.G/jG8no0
-
. , ヽ
／ / / } ‘，
. , ′ / ∧ ,′
/ / / | /|ｉ | ∨ i
ノイ i ﾊ 斗/-|{ | /ヽﾄ､_ | i | i
|{ | ′Ⅵ′八{ ＼ヽメ、 | ﾄ､
. 八 | | y'ｆﾁ斧 ヽ x=ｭ､ | |{,ﾉ ＼
/ ＼ﾄ､{ 《弋うﾉ "{じ::ﾊ》|{i 八
. ′ ｀ ﾊ ゞ ' 八 , ' ‘，
. ｉ{ ! ｀ ' 厶イ i 中世ロシアに詳しいリハチョフって学者さんは、
八 | ヽ _ ｲ | i|
＼{ヽﾄ､ i＞ イ }/ｉ , i{ 八 婚姻の申し込みと拒絶についてこう語っているわ。
ヽ )ノ /＼≧≦i){ノ}／ }ノ}／ ）′
／ | | | | ／）
__,， fi´ ﾉ | | ｀ ／／ _ ／）
/ || ／イ:Ｔ:rへ ／ ｀こ7 _ 厶}／／
. ′ ヾ／ f⌒Y／ ヽ{ ,へ ヽ∨
ｉ !::／ ／ソくノ) , ′
| /7≧x.､ ／＼ .イ7く /r‐' /
| {: /三三ニ／ ｀くﾐ三三{ ′ /
| Vニニﾆ／ ＼ 〉三三}＿__{_
| ｀寸i／ ヽ ／三「 |
｀７: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ､ーｧ
/: : : : : : : : : : : : ｌ: : : : : : : : : : : ヾ
ノィ : : : : |: : :l: |: : :|:.: : : : :.| :| :|: : : ::.
|: : : :.:.:|: : :l: ﾄ : :|| : : : : :| :| :|: :.:.:|ヾ マル公がイーゴリの妻オリガに求婚したのは、
|i: : |: : |: :八:l__V∧ :∧/|/|/|: :|: |
ハ ∧: Ⅳ z芒:ｚﾐ V イ芒ｚ l /Ⅳ 母権制社会の名残だよ。
{{ yⅥ ´ | '介ｌ
＼ヾ l ι′
|｀ｭ、 ´ ′ そこでは、氏族の長を殺した者が出自に関係なく
ノｨ:.:|＼ < ￣) ハ
Иﾄ: ＼ /|｢ヽ 殺した相手の妻をめとって権力を握るんだ。
[ヾ..＿__＞ ｡. ＿∠ィ!
|ﾆﾆﾆﾆﾆ|「ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|
. イﾄ､ﾆﾆﾆﾆ||ニニニニ个ｰ ． だがキエフにそんな遅れた慣わしは残っていなかった。
. ＜ニニ| lﾆ＞=ニ||ニﾆﾆ=＜//ﾆﾆﾆﾆ＞ ．
_ . ＜二二二ﾆﾆ| |ﾆﾆﾆニ片二ﾆﾆﾆ//ニニニニニ二二
/二二二ニニニニﾆﾆ| |ﾆﾆニ///ニニﾆ//ニニニニニニニﾆ
,二二二二ﾆニﾆニニﾆ| |二二| | |二ﾆﾆ//ﾆニﾆニニニニニニ
.
- 676 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 22:06:21 ID:.G/jG8no0
-
／ , ― - ´￣｀ヽヽ
／ 丶
/ ／ ヽ ‘，
. / ' i i ‘，
′ / / ﾊ / } ‘，
i / / / /| / V ﾄ､ .＼ …でも１つ問題があってね。
| ′ / / ! / }/ / ヽ{__}_i 、 i ）
| / ,' j ハ斗/七/ / ＼ﾉﾊ:i |
／ i | / }厶≠ｘ ｲ斧ﾐ | ﾊ{ イーゴリ公を殺したのが、マル公だと断定できないの。
, |{ | 〃f::::しj {じ:j″ / ﾉ
/ 八 . ヽ弋::ソ ゞ'ﾟ , j/ ヽ
. / ＼ ヽ !|′ ‘，
. ′ ヽ ー ゝ ´ 八 i ドレヴリャーネ族といっても
ｉ{ | 丶 ＼ , - .ｲ !|
. 八ﾄ､ ､ i ヽ ＞ ／ /} 八 マル公によって１つに統率された社会ではなく、
ヽ ＼ ヽ |ヽ{ r| ≧=‐ イノ} / ! /
. ＼{ ）ノ ＼j ｀ TT ´￣ ヽ. jノ j／/ 複数の氏族の寄せ集めだから。
｀ ／ヽ | | ｀ ｰ=ミ
,， ´ | | ／＞ _
r‐ ´| /∧ ／／ / ヽ
|:{ | , ィ:´:ー::ヘ、 ／／ ／ i
／ ＼
/｝ ﾟ｡
/ ｝ | ﾟ
| / ｝ 八
| . / ｝ / ｝
l| | / ￣￣｝Λ / ⌒ |
l| | ___/ Χ _＿ |
l| .托七だﾊ⌒ ′ ＼/笊灯 ｝ えーーーーーー？？？
八 | Ｖ///丿 V/丿｝ /｝/
＼ﾄ､ ｛"¨¨″ 〝" |/
＼ ′
ｕ じゃあマル公はなんで無謀な求婚をしたんだ？？
/ / ト r ｭ へ _`ー┐
/ / /┌-=ﾆﾕ≧ r- 、＿] |
_/ / .| o 〕T千 | ＼/ ＿__
′ 丿 o ／ | {/ ＿__ ﾟ｡
／⌒ヽ. o / |､ | ∨_＿_ ﾟ
／⌒ヽ、/⌒＼/ [o＼| └ヒ⌒
.
- 677 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 22:07:23 ID:nGr2a0pk0
- 母権制社会か
スラブにそういうのあったのか
- 678 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 22:07:26 ID:.G/jG8no0
-
＿,. - ─-- ＿
,ィ' ´ ｀丶、
／ ／ ＼
/ / ）、 ＼
/ / i､ // ヽ
/ / / 八 ハ// ヽ ヽ
j_.／ /! / | / /人 | ∧ 婚姻によってキエフとの関係を修復したかった、
ー=ﾅ / !ﾊ__厶.斗/ ／__ ＼ ! ハ
. | | | ∨_.＿! _￣ ＼丿/ ｜ とも考えられるわね。
. | |l !ィﾁﾃひヽ ｨ≠ぅx､∨ | |/
/ ﾚ! |弋_zﾉ ﾄ_zﾘ ﾝｨ| | / まともに戦争したら勝ち目ないんだし。
/ 丿ヽ | `‐' / | /!
| ,ｲ| ＼ﾊ """" ' """./ |／∧
ﾚ l ! へ、 ‐ ,ｲ! / 人!
ｒf^f^f^f^f^f^f^f^f^f^f^f^f^┐ 丶､ _, ＜ /| /! / ） 婚姻を申し込んだのはキエフ乗っ取りのためか、
| ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ || ∨ﾄ=ミｰl´入/丿ﾚ ∨ ／
| .|| __.ﾉ || ヽ__ それとも婚姻政策で戦争を避けようとしたのか。
|. 真相は歴史の彼方 .||~ 八 丁`ｰr-、
| r'ﾆﾆ弋l ／xｰ＼__ノ|￣￣| |
|＿＿＿__,-､＿＿＿_r'-- ヽ く ::: ﾍ ＼| | |
/／__ﾍ 入ｰ, ｀l ＼::∧ ＿__ﾉ ﾍ、
〈 ´ ｨ､j ∨＼ ~ ヽ ヽ￣＼|:::::|／:: : ||:.ヽ ハ
N ヽ Y＼＼ /ヽ__ -‐'^ヽ:.|人| :: :: ::||: :: } |
.
- 679 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 22:08:31 ID:.G/jG8no0
-
∨/////∧ - ─ - ／//////
∨/////∧ ´ ｀／///////
∨//////〉 ＼//////
∨/＞ ´ / ＼///
/v / // / Ｖﾍ
' / / , : / { l , ' l ゜
: , /イ_ /-=､ |／ ト 、 | |
／＼ |! : '´| / 八 ／ﾄ 、 _|＿ヽ l l 「 御免ねぇ、君の夫を真っ二つに裂いちゃったから
／ . i ∧ ,' ,ィえﾐx ﾍ ´ ; `ヽ '
／ . { ∨《 い:ら ヽi ゝ∨ ｜ / l
＼ ． |ﾍ i ゝン -＝ミ､ ﾚ < ' 結婚して水に流してくれないかな〜♪」
＼ ﾍ l ゝ､ : : : : : : : : : . ∧ ) / ／＾
＼ ﾍ 八 ' / ／, / /
＼ l ゝ 「⌒ , ,:' イ ; , '´ ﾍ ＿
＼ ﾍ | 个 ゝ - . イ | j/＿__, l ／ ｀i ＿
/￣`丶 ∧ ≧ - ≦ﾄ､ ｜ /＿__, / ! '´ ｀i
ヽ `ヽソ ﾍ| l ／＼ ／ ゜ /＿___, /,､ ﾍ l
/ 丶 ／| ／ o/^Ｙ^i ヽl (＿ /' ∧ ヽ , -― ´
i _ ＼／⌒ ー-| o / l | o ゝ、 ( ` ／l ／ ∧ '´
ヽ ; ‖ | / l , o / ￣ ヽ ／ ∧
,' ｀ヽ ', ﾉ / | o , | , o ／｀ ー / >' 〉、
/ ｀`ヽ ﾉ | / | ゝ /／ / ＼
／ ＼
, ｉ ヽ
. / |ｌ | ､
/ ! 八 j | , ﾟ｡
. ′ ﾄ､ ／ ハ_ | ,{ i
. | ﾞ ／ |´ Ⅵ人 |
ノイ |‐‐- ヽ | x≠ミ＼ | l| !
| | {,ｘ=ﾐ ＼ } んィ:心 ヽ| 八 |
. }| ﾄ〃ん:ﾊ ）′ 乂こツ^ , ' |
. 八 , {{ 乂ツ 厶イ⌒Y' | 話が無茶ぶりすぎﾀﾞﾛ。
Ⅵ ' 〃 rく＾ 人 |
i 〃 , jﾝ／ |
| 人 ⌒ヽ .ｲ｀¨´ | l|
| ,＞ } | | l|
|{ / T爪 ノ＼____ | 八
. 八,/ ／川_r‐… : : : : /ｰ=ミ 、 ﾟ｡
/ /__,. {｡:/:.:}八: : ｡ : : : /: : : : :｀ ＼
／ 「: : :ノ⌒: ﾚ: : /: : ヽ: :｡:ﾟ／: : : : : : : : : :ハ ′
. ／ レ': : : : : : :.／o: : r―- ､: : : : : / : : : /: :.:} |
／ ／.‐…‐-ミ: /: ‐…‐-ミ ヽノ.: : .: :.′: : /: : / |
. ／ {:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ :} : :ヽi: : : : : : : ′ |
ﾟ｡:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..人: : :ﾉ:.: :.: : .:/ |
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- 680 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 22:09:40 ID:iEolfBUc0
- ほ、ほら日本の戦国時代でも似たようなお話あるし…
- 681 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 22:09:46 ID:.G/jG8no0
-
...:≦
…― ‐ ＜::::::::::::'{
ミ≧..＜ ﾐ ::}
}:::.｀ヽ::::::::＞／ ヽ
／{::::::::::::::::::／ |: '，
‘::::::::::::〃 釗 .小: | i
/ 八{::::::::/ .: //|: /'|:| ∨ .: |:| 夫婦といっても当時は一夫多妻制で、
. / ∨::/. .:/ //' |/ |:ｌ ∧N } .: |
/ ∨ / / .: 厶斗z ﾉ' 竏|从八 恋愛結婚したかも分からないから、
. / .: .:/.:/ / |: .://´ xｆ岑 ﾘ'|ｌｊ∧
// . .:/ /イ.:/ :ｌ釗 .:// 〃r)::} ‘ｰﾍ.∧ 夫婦仲を今の感覚では計れないわ。
. // / .:/ }/ 人| |:ｆ'′ ゝ ㌧ }i :}
ｰ=彡′/ .:/ .: .: . .:.} .:|:| 八
. i .: .:/ . .:／ .:∧| 八|,. ´ //ノ
. |:|{ 〃.: イ/ .:/.:从 .:乂 ＞ .. / '′
. |八{'¨ / .:人/イ＞'’.: ＼ ｱ¨て￣ ちょっとここで
. / ＞ ≦ ミ. 个: ../ｿ
. 〃ｰ‐ .. ｀ヽ. .:/《. ｀ヽ 夫の殺害と理由を告げられた時の
/ . .: 丶 ∧ :厶.ぐ /.:i
/ .: .:} ∧/{....ﾉ}/ :| オリガの台詞を見直してみると…
..:}!:. :. :.爪......＼:|
. ／ .. .:. .: .;.: .: .:.≧ミ.ヽ
／ .:.｀ヽ:.:.. ..:./ ／.: .:.ﾉ.}八
／ .. ..:./ 人.:. ⌒ヽ／／V
. ／ :. .. ..:.＞.: .. ／／.:／／.:.:.:.:}
／ . .: .:{:. .,:＞≦廴 _＿ ／／.:／／.:/.:.:.:.:八
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
. , -'´:::::::::::::::::｀:::::::::::::::::｀ヽ、
. ／::,:::::::::::::／::::::::／::::::::::::::::::::＼
／::／::::::::::::/::::::::::/::::::/:::::::/::::::::､:::ヽ
. /:::::/::::::::::::, /::::::::::/::::::/l::::::/!:: ::: :::l: :::ﾍ
/:::::/:::::::::::://::::/:::/!:::::/ :|:::/ﾞ|::::: ::::::|::::::::|. γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
／::／:: ::::/::/ :!:::::|::::|T:::/|:/|::| |::::: ::::::|::::::::| | “ 私にはお前たちの言葉が気に入りました。”
:::::::: :::::／::/:::::|:: ::|::::|ィ示卞V .|:::::::::::/::: ::/ . |
:::: :::／:::::/:::,.-|::::::|::::|弋;;ｃl |:::::::Ｘ/::／＼ |
:::／::::::::/:::/ <|: :::ﾍ:::| ｀ ´た7／|＼ ヽ | “ もう私には自分の夫を
::::::::::::::/:::::〉､ﾒ|::: :::ﾍ:| 弋ｿ!::::::|＼.＼| |
:::::／:/:::::/: :::::|::::::::::∧ ＿ ´/::: :::| ∧ ∧ | 生き返らせることができません。”
::::::／: ::/::／:|:|∨:::::::∧ ｀ ´ ／:/:::::::∨∧ ∧ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
／:::::／::´:: :::|:| V:::: :::::＼ ＿／::::/ｌ::|:::::::∨∧ ∧
::::／::::::::: :::::|￣￣＼::::::::::::ヽ､:: :::/ .|∧:_:::::∨_|＿|
:::::::::::::::::::::::::| ／｀￣ ｀ヽ|／ ∠／／￣| |＼
Z≦テ´7::／〉 ,､/ ｀lﾞ¨∠／／, | | ｀ヽ
∠;;;;/l´／.:.| |＼ Ｘ_Ｘ＿// |
. ∨. :.:.| |ヽ_>'´.::.:.:｀ｰ.､ ＼
::::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
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- 682 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 22:10:50 ID:.G/jG8no0
-
｀:::::::::/ ､ Ｖヽ ヽ ヽ ヽ
＼::/ i.、ヽ 丿∧｀＼ヽ i i i
| | |＼ ＼/ i ,,ｘヽ--ﾄ-- i ﾘ i
| ヽ .! ヽ ﾉ人 > L＿v i iへ i
| ‖ |ヽ」￣ヘ＼＼ ´|´ﾄ::｡i.ﾌ | ﾘく｀| i 夫を悪漢呼ばわりされた上に
ii ! X V,イﾇ< ｀＼ ｀ ｀-´ Vν/ i
ii ヽ|＼{_ i､ﾟﾘ u ﾉ／i i 殺された妻の態度じゃないんダナ…
ヽ ヽ||くヽ ヽ / i i .i
i ﾄヽ _ ｲ ii i i
v i 丶 ／, i ii i i
| i / ｀ ﾄ￣／ ヽ ii i |
i ｜_/_ンo ﾟi‖iﾟ o .>＝＝＝=-,､
/＝＝￣ ! o/‖､ o ／ / ./ i
/| i i ヽ／‖ﾟ ＼/ / / i
/｜/ ,,!､ // ＿ / !/ i
／//─,─-ゝ //ο ´- _ ｀ヽ､ ｖ i .i
／´//: : :!: : : : : :| : : : : : : : : : : /: : :.丶ﾉ i i i
／／/ i : : :| : : : : :|| : : : : : : : : :;/: : : : : : : :i i i
/／ /∧ ヽ: : :ヽ: . ||ο : : : : : : / : : : : : : :/ ｉ i
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∨//////〃 ､ ∨
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i::∨/// .:: .:: / / , / ; , ',
ｉ::::::}／ ／ .:: / / // :| | :，
i:::／ ／/ / ::: / ..: ' // _j＿ ｜ i
／ ／:::/ / :::: ..::／斗─ // _|_ /ﾞﾘ 八
⌒7¨´.:::::/ /| :|:: i／j／ﾉ|＿// 7⌒ﾒ / ﾉ!｀ヽ
/ .:::::ノイ:::| :|:: | ,≠"i⌒ヽ i:ﾉ! ﾉﾉ´ ／ノ これをオリガの本心だと信じるとしたら、
〃 ::::::::::::|::::| :| | 〃 _ﾉ:j :ソ i .イ
l :::: :::::::| 八 :|ﾍ{ 乂::ソ :::::: | .:八
|ｉ ::| ::::::|人 ＼ {__ ::::::::: ｀ 八jハ! ドレヴリャーネが冷えた夫婦仲を
|ｉ | :::::::::ｉ￣＼iｲ` , ， ／ .::ﾉ
. 八 八 :::::::::|＼/: : ＼ ＞ . ,. イ ／ 予め知っていた場合じゃないかしら。
. ＼ ＼{＼::|／＼: : : :＼ / ＞-< )ノ}／ ｀:,
／: : : : : ＼: : : :＼＼: /＜〉 i
〃: : : : ＼: : : }＿__, / 廴__::＼ /: : {
{: : : : : : : : : : : |::::| { ＼:＼ i
, : : : : : : : : : : |::::|0:} ノ｀＼} :,
i : : : : : : : : : :i::::∨＿ -‐ ‘， ′
i : : : : : : : : i:::::∨ } i
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- 683 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 22:11:53 ID:.G/jG8no0
-
_,， - ― - _
,，_ ´ __｀ .
. ,，´ .′ ､ ´ ｀ヽ、ヽ
. ／ | i ヽ ＼ ヽ
/ :/ | | ｉ :. i ＼‘，
. / .:′ /| | |､ | | ヽ ヾ、
/ :| :! /__| |/ ヽ -‐‐|ミﾄ､ :. ヽ ヽ
. ′ 斗七/´ { /ヽ ＼ { jハ｀:!､ ｉ ‘， ＼ 次回で話すけど、オリガとイーゴリでは
. / |/,x=ｭ､ 乂 ＼ ィ斧ミｘ､ヽ{ ! ﾄ､ }
!| ! / yfし::ﾊ ゛ ∨じ::j j} |ｉ: !| jﾉ､ 政治方針が180度違うのよ。
.. 八 ﾄ､ {ﾊヾ弋:::ソ ゞﾟ ' ″ ﾉl 八 ＼
ヽ!/ヽ{ ｉ:. i: rfj/:ｉ ｀ ヽ
. / iﾄ.:. /ゞ:'ノ| i ‘，
. |i八 ｛ ） ′´ ! ､ :| : もしイーゴリ公に不満を持っている従士団が
i |{､ 丶 ｲ :| ∧ ハ ト､ |
|{ i 八 ＼ ＞ イ jハ | / ヽ ヽ | )′ オリガの周りに集まって「派閥」があったなら
八{ヽ{ ヽ ｀ヽ |ｰ- ､ ,，‐!j/ ′ }// ＼ ）ﾉ
＼ ｀ヽ{ ＼ , YY ! / ／ ドレヴリャーネが知っていてもおかしくはないし、
,， ´ | | ヽ､
. __ ,， ´ヽ ﾉ_ヽ 丶、
/ : ＼ /{///ﾄ､7777/｀ヽ､__ 婚姻政策で精算できると期待したのかもね。
. i ＼/ ゝf＾ﾍ ヾ'ソ : ヽ
ｉ | ∨∧ i :.
| :. ｘｭ､ ∨∧ __ : :.
| :. .ｲ三ﾆ≧ｭ､ ∨∧ ,.ｨ升,心、 i
| :. i .ｲﾆ三三三三ミｘ∨∧ｲ三三三,ﾊ !
| :. '/三三三三三三,ミ}//ﾊ三三三三} |
| i{三三三三三三三ﾐ}/ハ,},三三三,ﾘ :
.
- 684 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 22:12:36 ID:F7fyC2hI0
- >>680
妙林尼だっけ。妻を殺して夫に謝罪したら「殺しても妻は生き返らない」と本当に許されたのが文覚
- 685 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 22:12:53 ID:.G/jG8no0
-
,.. -─ｧ
,.. - ──‐- ｧ＜::::::::::::::}
,.. ´ ´￣￣￣｀＞､::::::::::::::j
ﾐ｀￣｀::ー ‐-ｧ⌒ ､ ヽ ヽ:::::::::/
＼::::::::::::::::/ { ヽ ヽ :ヽ ヽイ:､
ヽ::::::::::ﾘ / :ﾊj ﾊ :::ヽ ::ﾊ ヽヽ:ム＿_,
ヽ::::/ / :l ! ::!ﾉﾒヾ､ ::lヽ :::} :::ヽー‐ｬ'´ もちろん「そもそも原初年代記がデタラメだよ、テヘペロ」
〉 ::{ l:{ l :l乂ヽ :!＼ ::!ﾊﾉｲ :::}::!::: ﾊ
,'ｲ l ﾊ ::{从ﾊ:l ヽrぅ示ﾃｧ l :::ﾊj::::: ヽ ってこともありえるわよ。
{ { :l 八 l ｲﾁ心 弋ｿ j :ﾉノ:::::: ヽ ヽ
l:ﾊ 八 ::::ヽ 弋ｿ ムイ::::}ﾊ::: ﾄ }ﾊ
ﾘゝ＼ :::ハ ' _ ＿ 人::::;ｲ::ﾊ: ﾉjハj
个:ゝr::人 ヽ ..ﾉ ,.:ｲ､ﾉ／jノ jノ このへんは古代〜中世史ではよくある事なんで
| l ::l::ﾄ :::≧=‐-r--イ-'´ ﾄ､
jﾊ ::ヽヽ::{ヽﾄ＞' {l} ノ ｀￣ｱ｀ ‐-､ 何か新たな研究成果を待つしかないわね。
ゝr‐‐'´ﾍ´ ｀‐ 人_＿＿_ / / ヽ_
/ ヽ ヽ ／云＞⌒＜ ､ﾘ i
, ヾ! _`´ r‐'三三｀ ｀ヽ ｿ-､ ヽ
! ::j／/`ヽ ｀7´ィ-ｧ､ `1 ＼ ヽ
i! :/:::::/:::::::::ヽl:∧l´::::::＞-r､ .j |＼ ＼ …というわけで今回はここまでです。
. ,'! {:::::::{::::::::::::::j〈 .〉!:::::::::::::::}_／ ノ ＼ ヽ
/ ! 八::::::',::::::::::::{ :V: }:::::::::::::::ﾉ:｀ｱ､ ヽヽ
. { ' ::::ﾊ::::::}::::::::::＼／:::::::::::::{::::::ﾉ ＼ ヾﾊ 次回はオリガの内政と外交、
. l :::::::ﾊ:::::l:::::::::::::::i!::::::::::::::::l::::::! ＼ ',
. j ::::/ .}:::::i:::::::::::::::i!:::::::::::::::i::::::l ＼ .} そして彼女の後継者についても
/ ::::,' j::::::l:::::::::::::::i!:::::::::::::::l::::::{ ｀＜＿ﾉ
. / :::::/ ﾉ:::::::!:::::::::::::i!::::::::::::::::i:::八 簡単に解説しますね。
/ :::::::,' /:::::::::j:::::::::::::::i!:::::::::::::::::l:::::::ヽ
,' ::::::/〈:::::::::/:::::::::::／^＼:::::::::::::!:::::/´＼
∧ :::::::/／::＼/:::::;:イ´::!::::::个:::､:::::j／＼／＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|＼
[|[|| To Be Continued....! >
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|／
.
- 686 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 22:13:20 ID:nGr2a0pk0
- ＞ほ、ほら日本の戦国時代でも似たようなお話あるし…
お市の方は息子を殺した相手と再婚した
- 687 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2013/11/28(木) 22:14:34 ID:.G/jG8no0
-
,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i, ､__人_从_人__/し､_人_人＿入_人＿入_从
`､||i |i i l|, ､_）
',||i }i | ;,〃,, _） お付き合い頂き有難うございました。
.}.|||| | ! l-'~､ミ ｀) 番外偏は次回で終わりの予定です、んでは（・ｗ・）ノシ
,＜.}||| il／,‐'liヾ;;ミ ｀)
.{/ﾞ'､}|||/／ .i| };;;ミ '´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒Y⌒W^Y⌒Y⌒
Y,;- ｰ､ .i|,];;彡
iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
ﾞi [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ ＿,,＿＿
ﾞi }~~ ｝ ';;:;li, ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
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;;;;;;;;''''/_ / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
''''' ,r'~ `V ヽニニニ二､-'{ 十 ）＿＿;;;;/
【引用】
「ロシア原初年代記」（邦訳） 名古屋大学出版会 ←高価なので図書館にＧＯ！（＾ｑ＾；
【参考サイト】
ttp://rossia.web.fc2.com/pc/ryurikovichi/ryurikovichi/olga.html
- 688 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 22:15:32 ID:F7fyC2hI0
- 乙でした。
戦闘して疲弊するより、家（日本でいう家概念とはまた別だろうが）大事で再婚する可能性はなかったのだろうか。
時代や地域次第で割とドライに公＞私だったりするし。
- 689 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 22:15:50 ID:nGr2a0pk0
- 乙です。しかし、いかにも蛮族な神話だな
- 690 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 22:19:20 ID:iEolfBUc0
- 乙
>>689
他のいわゆる文明的な地域でも似たようなもんだろ。ローランの歌にしてもビザンツにしても
- 691 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 22:21:55 ID:RJ4sYZEY0
- 乙でした！
- 692 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 22:26:39 ID:xOrnLv.k0
- この頃の戦死者数はかなり数字盛ってるだろたぶん
- 693 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 22:37:57 ID:JXeK/zWE0
- おっつかれさん
- 694 ：名無しのやる夫だお：2013/11/28(木) 22:47:02 ID:AngkQU2I0
- 年代記引用形式にしたのは素晴らしい判断だったと思う
- 695 ：名無しのやる夫だお：2013/11/29(金) 07:03:12 ID:Qa1BJn7E0
- 話の展開が飛躍しすぎて非現実的だからな
- 696 ：名無しのやる夫だお：2013/11/29(金) 08:51:03 ID:JxOOjAAU0
- 乙
キエフ側に母権社会はなかったという話だが
オリガがリードできたのが母権社会の証拠にしか見えないなぁ
それにしても妻の意向が強く出るのは、まるで吾妻鏡の頃の日本の東国武士のようだな
- 697 ：名無しのやる夫だお：2013/11/29(金) 09:53:20 ID:5a93vxNg0
- 乙でした〜。
日本の武士もそうだが、小規模な軍事貴族ってのは遠征やら何やらの度に家の切り盛り
嫁さんに任せにゃならんから、意外とかかぁ天下になり易いのかもな。
中世ヨーロッパの貴婦人だって以外と女丈夫が多かったと聞くし。
- 698 ：名無しのやる夫だお：2013/11/29(金) 14:54:27 ID:LBp5xalg0
- まったくこのスレといい、例の鉄の男スレとか
ロシア歴史スレは地獄だぜ！HAHAHA(aa略
- 699 ：名無しのやる夫だお：2013/11/29(金) 18:38:06 ID:uDVi2LgI0
- >>696
「妻」「母」は領主の共同経営者として独自に地位があるから
母権社会でなくても普通に亭主死んだ後しばらくは切り盛りするもんだよ
父権が強い社会でも一家の主のの妻、母ってのは主人亡き後の権力闘争において猛威を振るう事しばしば
- 700 ：名無しのやる夫だお：2013/11/29(金) 20:13:56 ID:k1g9Aedk0
- >>684
日本の鎌倉時代は、そういうイイハナシダナーがあるからねえ。源頼朝の挙兵に応じて参陣した岡崎義実が、平家方に息子を殺された際には
後日投降してきた息子の仇を頼朝から「息子の仇だし、処分はお前に任せる」としたら「毎日読経している姿に感銘を受けたので、許します」と
解放しちゃったり・・・殺されてたら、上杉謙信は存在しなかったんですが
- 701 ：名無しのやる夫だお：2013/11/29(金) 21:55:11 ID:0P5FK8Nw0
- >>700
頼朝さんといえば、父の仇に美濃尾張を与えた話が（白目
- 702 ：名無しのやる夫だお：2013/11/30(土) 09:25:18 ID:tLnvAlhs0
- >>699
明治までは夫婦別姓とよく言われるが（そもそも姓と苗字は別だが）
夫の領地（名字の起源）を相続した尼は夫方の名字を名乗ったね
再婚したら再嫁先に領地が行ってしまうので、尼限定だったけど
>>700
有名なところだと法然の父の遺言もそうだ
- 703 ：名無しのやる夫だお：2013/11/30(土) 23:13:15 ID:jFDpxxRY0
- こういう国から北方四島のうち二島返還してもらう交渉だか援助をした
日本の政治家は ドレヴリャーネ族並みに頭悪いな
盗らぬ狸の皮算用で別の利権欲しさかもしれないが
- 704 ：名無しのやる夫だお：2013/11/30(土) 23:15:39 ID:bq5CRPAg0
- 言ってる意味がわからないというかスレちすぎんぞ
- 705 ：名無しのやる夫だお：2013/11/30(土) 23:17:02 ID:RMgMjXUw0
- 最近関係の無いスレで日本の話を持ち出す奴がちょっと多すぎんよー
祖国を憂いてますアピールなら他所でやってどうぞ
- 706 ：名無しのやる夫だお：2013/12/05(木) 02:44:22 ID:8NMQ4pF.0
- 美しいバイキング流の復讐
ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ
- 707 ：名無しのやる夫だお：2013/12/07(土) 06:50:25 ID:C5gPd45c0
- 暴君並みのことしないと王国維持できないのか
- 708 ：名無しのやる夫だお：2013/12/07(土) 15:33:33 ID:C5gPd45c0
- 隣の不幸は蜜の味
他地域が豊かになるのを喜ばない
それが伝統
刹那的にその場その場を楽しむ
楽天的に暮らす
それがロシア人
- 709 ：名無しのやる夫だお：2013/12/07(土) 16:13:08 ID:.5C/TG360
- >>707
この時代はそんなもの。
当時ヨーロッパきっての文明国だった、東ローマ、
その最大の名君とされるバシレイオス2世だって、
因縁つけて貴族の土地を没収したり、一万人以上のブルガリア人捕虜
目をえぐったりと結構、強烈なことをやっている。
- 710 ：名無しのやる夫だお：2013/12/07(土) 18:23:13 ID:w6P9w4Kc0
- ちょっとでも不作になれば飢饉。交通インフラなにそれ？人権って美味しいの？というリアル世紀末な世界ですしお寿司。
ある意味、利権の口減らしだもんね
- 711 ：名無しのやる夫だお：2013/12/08(日) 11:40:30 ID:sISCBNEA0
- 中世イタリアの孤児院の赤ん坊の投函箱
回転窓になってて運悪く首が挟まって死ぬ子が大半
老人や子どもや病人を捨てたりも多かったろう
- 712 ：ナイキ ランニングシューズ：2013/12/08(日) 16:21:09 ID:zhIKpFWI0
- ナイキ ランニングシューズ http://mint-blue.info/nike.php?rakuten=1
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- 713 ：名無しのやる夫だお：2013/12/09(月) 07:19:23 ID:vAJUqbAE0
- ロシアの場合、人命の意識が中世の時代で長らく固定化しただけか
- 714 ：デュベチカ ダウンジャケット：2013/12/09(月) 15:20:47 ID:6991fbrs0
- ポロシャツ ラルフローレン http://z-sp.com/ralph.php?list=9
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- 715 ：名無しのやる夫だお：2013/12/09(月) 19:19:51 ID:AJrskRJw0
- >>713
固定化じゃなく、独自の発展を遂げた
- 716 ：名無しのやる夫だお：2013/12/10(火) 01:03:58 ID:f2bHw9z60
- これでもルーシ系だからまだ穏健だよ
このエピソードのオリガなら、武力を行使する対象が仇に限定される
でものちのロシアや遊牧民系だとそうならないのよね。
手当たり次第、目に付き次第殺して
そういう八つ当たりみたいなのが皇帝の権威を高めるみたいな
一般人の道徳を皇帝が踏みにじることを美談にする傾向がある。
- 717 ：名無しのやる夫だお：2013/12/10(火) 11:40:24 ID:rD0qJ5mo0
- そりゃポーランド、フィンランド、バルト三国だけでなく、
ウクライナ、ベラルーシでも嫌がるわ
- 718 ：名無しのやる夫だお：2013/12/10(火) 13:13:38 ID:miW2TDb2O
- >>716
でたらめ書くな
- 719 ：名無しのやる夫だお：2013/12/10(火) 13:15:50 ID:N4n9HQ960
- >>716
別に、西欧の中世騎士もそんなノリだし、割と一般的な話じゃないだろうか？
- 720 ：名無しのやる夫だお：2013/12/10(火) 13:23:25 ID:HHM2C.3k0
- ロシアや遊牧民が過度に冷酷とは思わないな。五、六行目に当たることが
何を指してるかちとわからんが、道徳的権威を為政者に求められるから
美談にする傾向はないと思う。例に当たるの思いつかん
- 721 ：名無しのやる夫だお：2013/12/12(木) 07:13:04 ID:/s5NpkTo0
- スラブ人奴隷売買ってこの時期まだやってましたか？
征服者のバイキングならやりそう
各部族も口減らしになる
- 722 ：名無しのやる夫だお：2013/12/12(木) 17:04:51 ID:/s5NpkTo0
- オスマントルコのスレイマン大帝の王妃が、ウクライナから身売りされた女奴隷だった
- 723 ：名無しのやる夫だお：2013/12/12(木) 20:27:19 ID:.s1sQYdk0
- >>721
バイキングとか関係なく当時はどこの部族も手を出してると思うよ、手っ取り早い収入源だし
- 724 ：名無しのやる夫だお：2013/12/12(木) 20:37:08 ID:7Q29invw0
- 部族内で犯罪を犯した罰として奴隷に落とされるとか割とありそうだけどスラブ人社会にはあったのかな
- 725 ：名無しのやる夫だお：2013/12/13(金) 07:01:03 ID:dsv9hyRY0
- 東欧ユダヤ人のかなりの割合がスラブ人改宗者だという
奴隷商人や主人がユダヤ人のとき改宗して解放されたり
部族氏族ごと改宗したりもあったかもしれない
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88:%E3%83%8F%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB
記録に残るのはハザールだけでも、実際の交易・交流ではいろいろあったろうね
- 726 ：名無しのやる夫だお：2013/12/13(金) 11:46:57 ID:dsv9hyRY0
- ウラジミール大公にユダヤ教改宗の勧誘があったと
古本の中央公論社の世界の歴史で読んだことある
- 727 ：名無しのやる夫だお：2013/12/13(金) 12:05:00 ID:NSy.v5Ko0
- ユダヤ教って勧誘（布教）って出来るのか？
- 728 ：名無しのやる夫だお：2013/12/13(金) 12:59:27 ID:d74HJseg0
- >>727
実際、ナザレのイエスって人はユダヤ教布教してたけど？
- 729 ：名無しのやる夫だお：2013/12/13(金) 14:17:15 ID:iK4pUslk0
- 一応、最近のユダヤ教の主流は
ユダヤ人だからユダヤ教を信じるんじゃない、ユダヤ教に入信したら誰でもユダヤ人だ！
らしい。
- 730 ：名無しのやる夫だお：2013/12/13(金) 15:54:10 ID:VhFs10Yg0
- モーセに従いエジプトを出てシナイ半島に移り住んだ人々、その子孫がユダヤ人だという考え方もあるし
その人々が信仰していた宗教をユダヤ教と捉え、ユダヤの教えを守る者がユダヤ人であるという考え方もある、
どっちが正しいってもんじゃないと思うけどね。
その中で、2000年とちょい前にイエスって人が自らの信念を布教しナザレ派と呼ばれる派閥を形成する、
そして「あのイエスさんは救世主に違いない」と信じた人たちの信仰がキリスト教と呼ばれるようになった、
そういうこっちゃないの?
- 731 ：名無しのやる夫だお：2013/12/14(土) 01:36:39 ID:FiKUsvA.0
- >>727
興味があると言えばだいたい歓迎してくれるぞ
ただしヘブライ語の習得が必須だからとてつもなくハードルが高いが
なおキリスト教やイスラム教と違ってアポ取らないと建物に入れないので注意
- 732 ：名無しのやる夫だお：2013/12/14(土) 21:48:14 ID:bScVU2AQ0
- >>728-731
これより先はユダヤ教と関係のあるスレでどうぞ
- 733 ：名無しのやる夫だお：2013/12/24(火) 07:07:59 ID:o3knH3UM0
- ロシアの部族社会もいつの間にか消滅したっぽいな
西欧と同じく騎士と農奴の分かれ目の時期か
そういえば、リューリク朝時代にはまだ農民に移動の自由があったはず
逃散はなかったのか？
逃散の産物コサックはまだ未登場か
- 734 ：名無しのやる夫だお：2013/12/24(火) 11:32:51 ID:wdp/l4mw0
- >>733
だってまだモンゴル征服以前やで
バラバラに逃げずとも部族単位で大移動するんじゃね
- 735 ：名無しのやる夫だお：2013/12/25(水) 07:27:23 ID:Q0GfFa1c0
- １人で逃げるより生き残る確率も高いでしょうな
- 736 ：名無しのやる夫だお：2013/12/25(水) 12:36:30 ID:Q0GfFa1c0
- ウォッカは原料コウリャンでしたよね？
寒冷地だと小麦栽培も難しいから、主食はコウリャンかヒエ、アワだったのか？
- 737 ：名無しのやる夫だお：2013/12/25(水) 12:39:47 ID:gu1IdeAI0
- とりあえず下げろ。それからモロコシの方が寒冷地で作れないぞ。そもそも原料じゃないし
- 738 ：名無しのやる夫だお：2013/12/25(水) 12:57:41 ID:A/pDSt6Q0
- >>736
1.こういうスレッドではメール欄に「sage」と入れたほうが良いです
2.自分で調べればわかることを人に訊かないでください
3.覚えた知識をひけらかす際は内容の推敲をしっかりしましょう
- 739 ：名無しのやる夫だお：2013/12/27(金) 18:31:26 ID:UTS00JU.0
- 自治屋さんちーっす
- 740 ：名無しのやる夫だお：2013/12/27(金) 21:40:53 ID:CH2mXB/A0
- >>738
>>739
自演をするな
- 741 ：名無しのやる夫だお：2014/02/22(土) 07:59:07 ID:E.rG/gjw0
- ウクライナ人はスキタイ人の子孫とする主張って、どれくらい根拠あるのでしょうか？
- 742 ：名無しのやる夫だお：2014/03/03(月) 21:00:59 ID:wFystqDw0
- ノヴゴロドはキエフより古いんだな
ノヴゴロド公の息子がモスクワ公国を成立させたから、ロシアのほうがウクライナより若干歴史が古いってコトか
- 743 ：名無しのやる夫だお：2014/03/03(月) 21:08:03 ID:wlaC2fCQ0
- 中央アジアの諸勢力の方が東スラブ諸部族より進んでいた時代
- 744 ：名無しのやる夫だお：2014/03/04(火) 21:43:59 ID:myZlAdBY0
- ノヴゴロド
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%B4%E3%82%B4%E3%83%AD%E3%83%89
サンクトペテルブルクの近くの中小都市か
キエフの方に比重が移ったのは、バルト海より黒海の方が交易上有利ということだな
- 745 ：名無しのやる夫だお：2014/03/04(火) 21:55:57 ID:1oCqvOLA0
- ノヴゴロはロシア革命で致命傷受けたんじゃなかったか？
- 746 ：名無しのやる夫だお：2014/03/08(土) 18:35:09 ID:3xkVupvY0
- モスクワは、サンクトペテルブルクに首都の座奪われていた間も、
結構な都会だったよう
芸術家ワシリー・カンディンスキーも輩出しているくらい。
産業はなんだったんだろ
- 747 ：名無しのやる夫だお：2014/03/08(土) 19:07:14 ID:3xkVupvY0
- ノヴゴロドはサンクトペテルブルクできた時点で
国際貿易港でなくただの国内中継地でしょ
もっとも、他国の国境と目と鼻の先すぎる土地に
ピョートル大帝よく新都造営したな
- 748 ：名無しのやる夫だお：2014/03/08(土) 19:28:15 ID:Q0WtG3NY0
- ははっ、防衛なんて考えるわけないじゃないっすか（要塞を作っちゃいるけど）
サンクトペテルブルクを起点に西へ北へ国土を広げていくつもりなんですから
攻めの一手ですよ
- 749 ：名無しのやる夫だお：2014/03/08(土) 19:30:04 ID:9kXigIZY0
- ピョートル大帝「海沿いが良かった、反省はしてない」
- 750 ：名無しのやる夫だお：2014/03/10(月) 07:18:42 ID:MqpYU8rM0
- オスマントルコ並みに前線近くの首都か
- 751 ：名無しのやる夫だお：2014/03/10(月) 09:28:19 ID:0d8/4OQo0
- >>750
「オスマントルコ」は、
西欧人の誤認にもとづく誤称、
何よりも多民族多宗教国家であった現実を反映しない誤称であり、
最近では「オスマン帝国」「オスマン朝」と言うのが一般的だ。
近年では多民族多宗教国家への関心が高まっているが、
そのなかでもオスマン帝国とロシア帝国は特に注目を集めており、
研究が盛んに進められている。
- 752 ：名無しのやる夫だお：2014/03/10(月) 10:50:39 ID:jeiHFlE20
- >>751
“トルコ人”≒“アナトリアのどん百姓”みたいな位置づけだったらしいな。
民族主義の前に、長年の好敵手ハプスブルク帝国と同じよーな末路を辿ったのは歴史の皮肉か。
- 753 ：名無しのやる夫だお：2014/03/12(水) 02:59:46 ID:kkiaXUvQ0
- >>751
ロシア語には、「ロシア」を表現する語が二つある。
それは、РусскийとРоссийскийだ。
Русскийは「民族としての『ロシア』」で、非ロシア人は含まない場合が多い。
例えば、「ロシア語」は、Русский языкという。
一方、Российскийは「地域・理念としての『ロシア』」で、非ロシア人をも含む概念だ。
例えば、多民族・多宗教国家であった「ロシア帝国」は、Российская Империяという
（今なお多民族・多宗教国家であるロシア連邦も、Российская Федерацияという）。
- 754 ：名無しのやる夫だお：2014/03/12(水) 14:49:46 ID:TFDxr5wU0
- >>751
これ某スレに書き込んだ時も貼られてたぞｗ
コピペか本人か？
- 755 ：名無しのやる夫だお：2014/03/29(土) 21:48:21 ID:pt2jJJ4M0
-
>>744
黒海の拠点で妥協できるわけがない
- 756 ：名無しのやる夫だお：2014/03/29(土) 21:53:14 ID:Eys2y5xU0
- 大帝当時の黒海沿岸部はオスマン帝国の支配下ですしお寿司。
アゾフ海がせいぜい
- 757 ：名無しのやる夫だお：2014/03/29(土) 22:03:23 ID:gy5P2Z8A0
- 普通に考えてバルト海と黒海じゃ寒さが全然違う。
このスレじゃ触れてないけど
ロシア人を一番殺して、ロシアに最も大きい影響を与えてるのは
タタルでもドイツ人でも無く冬将軍だよ。
北に住む人間が南に行きたがるのは本能。
寒さは絶望であり苦痛であり恐怖なんだから。
- 758 ：名無しのやる夫だお：2014/03/29(土) 23:24:51 ID:io0bSa5s0
- 暖かい冬もロシアのガキを頃してるよ…
ジャガイモも腐るような暖冬は特にな
- 759 ：名無しのやる夫だお：2014/04/04(金) 15:45:42 ID:mHnBdkHI0
- ジャガイモの生産が広く行われるようになった20世紀に暖冬が飢餓の原因になったことはなかったと思うが
- 760 ：名無しのやる夫だお：2014/04/05(土) 18:23:58 ID:phxQ03gQ0
- 花見してる東京から札幌に急きょ出張させられて
吹雪の直撃食らって死にかけたから
やっぱり南と北じゃ交易条件は南のほうが絶対良いと断言できるな。
吹雪の中で歩いて移動とか絶対出来ないもん。
- 761 ：名無しのやる夫だお：2014/04/05(土) 18:52:31 ID:/d9tqBo60
- 疫病＋台風もなかなかきついけどね
- 762 ：名無しのやる夫だお：2014/04/06(日) 21:35:38 ID:ZEGwEwL20
- 寒くて一番困るのは眠れない事。
なんで眠れないかと言うと、睡眠中は体温を一定に保つ機能が
低下する為に凍死する可能性があるのだ。
だもんで人間の防衛機構として寒くなると眠れないし
眠ってから寒くなると起きてしまうのだ。
しかし起きればその場では生き延びれるかもしれないが
代わりに睡眠による疲労回復が出来ないし
それどころか熱を起こすためにガタガタ震えて体力を余計に消費してしまうのだ。
1日だけならそれも良い。しかしロシアの冬は120日以上続く。
更には寒さだけではなく雪が降る以上、物資の輸送困難による飢えも日常だ。
疲労と飢えは当然病気を誘発する。20世紀以前の風邪は死に直結する病気だ。
たかが風邪が。
まぁ100万言を費やすよりトヨタのハイエースを買って
北海道の冬で車中泊をしてみると良い。テント泊でも良い。
ロシア史を語るなら冬の猛吹雪の中でウォッカを飲む事だ。
冬とウォッカを知らないとロシアは語れんよ。
- 763 ：名無しのやる夫だお：2014/04/06(日) 21:46:37 ID:ZEGwEwL20
- ついでに言うと寒くて凍傷になると
鼻・耳・指・手足など身体先端部から順々に腐って落ちる。
体が欠けた人間は、子供に自分と同じ人生を歩ませたくないと
思うだろうな。
- 764 ：名無しのやる夫だお：2014/04/07(月) 03:00:03 ID:n7iuj.3A0
- >>760
自分も土曜から東京から札幌に来てるけど、さすがに面白おかしく話を作りすぎ
あの程度の風と小粒の雪で前に進めないとか死にかけとか言うのはさすがに誇張が過ぎる
そもそももし本当にあの程度で前に進めないレベルだと言うなら都市機能がしょっちゅう麻痺するわけだから200万も人口抱えられるわけがない
- 765 ：名無しのやる夫だお：2014/04/07(月) 10:44:55 ID:rJmd46Pw0
- ハイパーひ弱マンかもしれない
- 766 ：名無しのやる夫だお：2014/04/08(火) 02:22:11 ID:69.GOhtM0
- 大雪はどこでも豊年のシルシ
雪無し→干魃
- 767 ：名無しのやる夫だお：2014/04/09(水) 12:00:12 ID:5Ax8oSiQ0
- ロシアの平原で雪のない冬ってあったの？
- 768 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 21:48:05 ID:DLw1gOdo0
- 23：00から投下予定です。
まだ最後の仕上げ中ですのでジャスト投下は無理かもしれませんが（・ｗ・
- 769 ：名無しのやる夫だお：2014/05/06(火) 21:53:21 ID:/wD53P7A0
- ひゃっはー
- 770 ：名無しのやる夫だお：2014/05/06(火) 22:13:15 ID:8fhLQznE0
- ５か月ぶりにひゃっはー
- 771 ：名無しのやる夫だお：2014/05/06(火) 22:30:05 ID:Kk8p74N.0
- おおっ、乙であります！
キエフ初期の時代の続きだっけ？
前回見終わった時は、まさかリアルでドンパチ起こるとは思いもせなんだ……。
- 772 ：名無しのやる夫だお：2014/05/06(火) 22:39:59 ID:8fhLQznE0
- クリミアはウクライナの固有の土地じゃないが、東部がロシア系で独立宣言しようかという
状態だね
いきなりプーチンが併合にはならないのかなるのか
ポーランドに誘われて西部はNATO加盟となるのか
これもロシアがどうでるか次第？
- 773 ：名無しのやる夫だお：2014/05/06(火) 22:40:29 ID:8fhLQznE0
- クリミアはウクライナの固有の土地じゃないが、東部がロシア系で独立宣言しようかという
状態だね
いきなりプーチンが併合にはならないのかなるのか
ポーランドに誘われて西部はNATO加盟となるのか
これもロシアがどうでるか次第？
- 774 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:00:56 ID:DLw1gOdo0
-
/ : : : / i : : : ｀ 、
/ : : :./ / , ; | i : : : ヽ
,' : : :,' / / /| | | |、 : :| : : :i 作者が惰眠をむさぼっている間にウクライナ情勢が
i : : / /i . /! / ! .,'| | lﾊ : | : : :|
| : :/ . イ .:::| / | / ｊ / !.ﾊ | Vi | : : ヽ、 急激に変わってしまいました。
| :.ノイ ::::!' l ./ __,/ . |! !| ､ ﾘ;..ｲ i i : :.
イ´ /.:i :十ﾅ''T;ﾘ!三. / ﾉ ﾘ._｀Tﾒ ! l ﾄ､: :|
ﾉ ,'ｲ::l :| ィｆ''ｆ:::;ゞiヾ ｲ::ゞ!ﾊ | .ﾘ i| ヽ!
/ ! :ヽ :| .ヾ 弋Yﾉ ﾄYｿ〃!./ /l .ﾉ とりあえずこのスレでは、
/ : : : :ﾄ、| ｀ /,' ,ノ ﾉ
,' , 、 : : : Yヾ、 ' ,' i| 割と勘違いされやすい（多分）内容について
. i 从 ヽ : : : : : ::ﾄ､ __ ｲ ﾊ
!' ヽ :ﾄ､ : : : :i:::| 、 イ: :: :| 簡単に解説しておきます。
＼ ヽ:.:..ﾉﾘ:＼ ｀ ィ::´::: |.: : : ﾊ|
ヾ'/:. 丶 ..__∧::|ｲ::::从:.:ﾉ ノﾘ
＿＿ ,. -:'::::... ∧ ヽ、＿＿_
／⌒ヽ ＼ ｀ヽ. //∧ ..:: ヽ ヽ｀ヽ
.
- 775 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:01:49 ID:DLw1gOdo0
-
／ ﾟ｡
. . ｛ . ＼
. /. .｛ ∧ l| ﾟ｡
. . . . ｛ | / 八 _｣_
ｉ . . ｛ .斗 /⌒ ∨ |ハ | 発端はウクライナ国内の政変だったけど、
| . . ｛ |/ 斗-ミ ＼｛_｣_ ｝ 八
. ！. . ｛ Ν/ ん( ん.V なんであんなに激しい暴動があったんダ？
. . 人 | {{ Ｖリ vリ ん′
｝. . { ＼ | , , , ､ , ,｛
｝. .人〔k＼〉 __, 八 西部がカトリック→親西欧で、
｝. . ./.｀¨¨〕iト ´ ／
. ｝ . ｛. . | . .__} . 東部が正教→親ロシアという解釈であってるｶﾅ？
. ｝ . ｛ . .|. /...........‐-..l〕爪, ｛
. . . ｛.__」く.............｡.8.ﾊ..＼ ｛
/ r＜___彡...＼........o/.{{∨.二ﾆ=┐
. / /⌒丶...............｀¨¨´....{{.................. |
【Ｑ，ウクライナは西がカトリックで東が正教で、それで争っていたんですか？】
／ ＼
/ ﾍ ＼ ヽ
/ /{ i ヽ ヽ
〃 / / / ﾊ ｉ ! ', ',
j/ / / /{ ′' ｉ } ｉ } i カトリックの割合はせいぜい１割ほどで
/ ,′ ' / / ｉｉ ', 八 i 亅 ｉ
. / l ! / ｉｉ './ ﾊ __| i /ﾊ ! ウクライナ正教に比べたら圧倒的に少数派よ。
{ﾊ ! _j. { r 7"" i ／ヽ ｢ | iﾌヽ | ﾊ、
/ { ´ { ハ|_,厶ﾆ ﾆ=从L.、 | } ﾘ ｀
'､ ｛ 从ﾚ'"f'´:::::j}` ´{ﾚ:::｀}ヾ>| j八/
八 ｌ ﾍ, ` 弋:::(_ﾉ ‘.::(_ﾉ ″j／ . あと「ウクライナ正教」だけど、
. / ＼l＼＼ ｀゛´ ,′ ',
// ﾍ '"" ' '"" / ,ﾊ ロシア正教と教義の違いがあるわけじゃないわ。
{ﾊ ｛ 人 人 / ∧ }
{ ヽ八 | 丶、 ´ ,. イ } ／j/ ﾉ
＼ ﾄ､＼ |` . __,. ィ | ノﾚ j／__
｢`⌒)ｰヘ|＿厂冂 |勹__,ノ⌒:く::.:｣、
j／ ）::.::.::ヽ::.::.ﾍく 〉::}::.::.::.::.::. i└ｧヽ
/ r─- ､::.::.::.:.:},｣ -─…─- : ::.::.::: ;. -─┐
{ | {￣ ＞'" ｀ ＜ ￣}亅
{ { { ／ ＼ } }
.
- 776 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:03:11 ID:DLw1gOdo0
-
/ } ｉ ‘,
/ i | '} | ｌ |
,/ , | | } }l /| /| ｌ ，
/ / l 八≠＝==ｬ l / /ｧ==＝＝| / ただしウクライナ正教は、管轄で
,ｲ / 人, ｌ ＼/ ,ノ从／|,/ | / ﾚヽ |
i/| ＼| y=≠ﾁ斧 / 斧fi≠=x. |l ＼ ちょっとばかし面倒な問題を抱えているわ。
{ ‘ 〈 弋r:ノ 乂r丿 〉 ' } ＼
八 ' /.:: ﾊ/ ＼|
＼l＼ ＼ ｀ ム ' ヽ 興味のある方はググル先生に尋ねて下さい。
/ ＼∧ /| ／
/ ｌ ヽ ::..ヽ ' ヽ イ..:' / 人
,〈 人 ﾊ :::::::::: ...... ＿ ...... :::::::::/:::::: ｲ／l／
＼/ ﾘ＼l＼:( ,l￣￣|l￣￣| ,/ー ／
＿ - ‐ ' ＿ ,| _ __ ー- ＿
／ ‘， ∧ ‖ ヽ
/ ‘， / ∧ / '
‘， ///,/∧ / }
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:;:;;:;:;:;;:;:;;:;::;::::;:;::;::;::;:;:;::::::::::::::::::::::::::::::::::.::.:.::......:.. .....:.:.
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:::.:::.:.:.::.:.::.::.:.::.:.:.:.::.:::.:.:.::.::.::.:.:.::.:.::.:.:.:.::.::.::.::.::.::.:.::.::.::.:.::.::.::.:.::.:.::.:.:.::.:.::.:.:
..:..:.:..:...:.:.:..:..:.:.:..:.:..:.:.:.:..:..:.::..:.:..:.:.:.:.:..:.:..:..:.:.:..:..:..:.:.:..:.:.:..:.:.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:..:
..:.:.. .. . ...:.:.:..:... ..:.:.:... . . .. .:.:.:.:.... ....:.:.:.. ..:.::..:... ....:..
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l;;:l i;;:::::└ｰ┐ ┌ー┘:::::;;;! l;;;;ヽ
l;;:l i;;::::::::::::::::| |:::::::::::::::::;;;;! l;;;;;;;|
l;;:l i;:::::::::::;;;;;l＿_!;;;;;:::::::::::;;;;! l;;;;;;;|
l;;| i;;_;;ｧｱ'/ﾞ`ﾞ'''""ヾﾐ丶､;! l;;;;;;;;l 「ウクライナ正教会・キエフ総主教庁」？
ﾞｙ''7 /;'ｲl _!l .! !`〈;;;;;;;;|
,;' ;'.!,.iｲ'l"!｀ ´ !l｀!|､;';:ヽ;;;l
. ;;' i .|'l .|ヾ_ﾞ __ﾘｿiﾉﾘ.: : Y 独立した管区を名乗るのは結構ですけど
. ,;l l .::!iﾞ;ｬ''"ﾞ` "￣ヾ;';'ﾄ､; ,:!
,:' .l!l ::{ﾊ ﾞ､"" , """;'';: lﾘ' ;.:} 経緯が色々とアレなんで認められませんね。
ﾞ､';.:!ﾐゝ ､_ ,,. ;ﾑ' !;',';'ﾊ
ﾒ!|ヽ';:,`;.､ _,.、 ,,.ｨ'",;' j',';'ｲ.! ﾞ､
,'ハ'; ';:.';,';::|ｼ./.j''´'"!,;';';,',;'' .;. '; `
/,',:i_ヾ,jｨ-ｒy././;`ﾊ ''y',',';＿ﾊ ::',
/´.:｀i l;::::リ,' j .ﾚ ,' ;'ノ';','';;;;;;;;'',ゝ､;
,'!. ::l |;;:::;;| ' i'''i',',';;;;;;;;;;l i .:} ← ウクライナ正教会 (モスクワ総主教庁系)
ﾉ:l ::! !;::::;;! ﾉ:::i; {;;;;;;;;;;i l ..::!
.
- 777 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:04:11 ID:DLw1gOdo0
-
／ 、 ＼
/ / ／ }. ヽ
,' /／ / // | ',
, / ./ ／ /∧. ! !
!. / ／／／/ ／/ | .| | | |
. || ⊥∠∠∠._/ .／／ .!. ! ! ! !
. || ! ／＿__ .// ／／￣ ￣Τ| |. ! ! で、ロシア共和国にぶん取られたクリミアだけど…
| | ／{じ:不/／／ ィ=ュ,ﾚ'! ! j /
| ! .!.ヽ弋::ソ ´ {じ:リヽ| | i/ あそこって、ウクライナ人の多く住む場所なの？
. ! | A. ¨ 弋ソノ |/ |
', .i |::', 、 /! .//
. 人| !ﾍ|、 _ /ｿ // ロシアの言い分では「ロシア固有の領土」らしいけど。
从| ＼ ( ) ／//.//
__＞ 、 .イI::ヽ/イ＿＿＿
／::ﾉ ＼ ｀ ´ ／∧::::::::::::ム<> ||￣ヽ.
＿＿,,,r二´::::::∧ ＞-＜ ./:::::::::::::::::|=彡'::::::::::|
【Ｑ，クリミア半島はウクライナ人の領土なのですか？】
／ , ― - ´￣｀ヽヽ
／ 丶
/ ／ ヽ ‘，
. / ' i i ‘，
′ / / ﾊ / } ‘，
i / / / /| / V ﾄ､ .＼
| ′ / / ! / }/ / ヽ{__}_i 、 i ） 政治的な正しさはともかくとして、
| / ,' j ハ斗/七/ / ＼ﾉﾊ:i |
／ i | / }厶≠ｘ ｲ斧ﾐ | ﾊ{ 歴史的にはウクライナ共和国がクリミアを領有したのは
, |{ | 〃f::::しj {じ:j″ / ﾉ
/ 八 . ヽ弋::ソ ゞ'ﾟ , j/ ヽ 超ラッキーというか奇跡みたいなものね。
. / ＼ ヽ !|′ ‘，
. ′ ヽ ー ゝ ´ 八 i
ｉ{ | 丶 ＼ , - .ｲ !| ソ連時代にウクライナ共和国に移管されて、
. 八ﾄ､ ､ i ヽ ＞ ／ /} 八
ヽ ＼ ヽ |ヽ{ r| ≧=‐ イノ} / ! / ソ連崩壊でそのままウクライナごと独立したんだから。
. ＼{ ）ノ ＼j ｀ TT ´￣ ヽ. jノ j／/
｀ ／ヽ | | ｀ ｰ=ミ
,， ´ | | ／＞ _
r‐ ´| /∧ ／／ / ヽ
|:{ | , ィ:´:ー::ヘ、 ／／ ／ i
.
- 778 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:05:29 ID:DLw1gOdo0
-
, ' ￣ ' ,
／ ＼
, ヽ
. / / i ,
, / / ／ ／／ i ､ , えーと…
. i ﾚ ＿／_／／／ ｲハ V i i
i !／/∠_７/ｲ ／7- _i ! i ! i
! ﾚ /ｨ:::oヽ/ /／ /ﾆ__ ト､! ! i じゃあ歴史的にはロシア領って解釈でいいのかな？
i:::::...::i!ｲ {:::::ﾘ ｨ::::oヽi! .! !
;::::::::!i ¨ 弋ﾆﾉ i!:! .!/
;::::::!.i ' /::::::::ｲ/
ﾍ::! ﾄ、 r─ 、 ./ｲ:::::/ﾙ ならプーチンが正しいことになっちゃうけど。
ヾ ヽ ー ′ _ ィ/i::::／/i!
_....ｨ-ゝ - ´ ｰ ﾚ_
,...:::::::::::i::! ヽ ﾉ::T:::...､
/:::::::::::::::i::! /::/::::::::::::::..､
∧::::::::::::::ヾ.､ ,..::::ノ::::::::::::::::::::::>
,...┴.....V::::::::::::ゞ＝..─..＝..イ:::::::::::::::::::／:::::}
,，´ ｀ヽ、
. , ヽ
／ / / } ‘，
. , ′ / ∧ ,′
/ / / | /|ｉ | ∨ i
ノイ i ﾊ 斗/-|{ | /ヽﾄ､_ | i | i その通りだけど、歴史で領土を決めていいのなら
|{ | ′Ⅵ′八{ ＼ヽメ、 | ﾄ､
. 八 | | y'ｆﾁ斧 ヽ x=ｭ､ | |{,ﾉ ＼
/ ＼ﾄ､{ 《弋うﾉ "{じ::ﾊ》|{i 八 モンゴルはユーラシアの半分を領有できるし
. ′ ｀ ﾊ ゞ ' 八 , ' ‘，
. ｉ{ ! ｀ ' 厶イ i トルコは中近東の大半を領有できるわね。
八 | ヽ _ ｲ | i|
＼{ヽﾄ､ i＞ イ }/ｉ , i{ 八
ヽ )ノ /＼≧≦i){ノ}／ }ノ}／ ）′
／ | | | | ／） なおクリミア半島がロシア領になったのは
__,， fi´ ﾉ | | ｀ ／／ _ ／）
/ || ／イ:Ｔ:rへ ／ ｀こ7 _ 厶}／／ 女帝エカチェリーナ２世がクリミア・汗を併合した時よ。
. ′ ヾ／ f⌒Y／ ヽ{ ,へ ヽ∨
ｉ !::／ ／ソくノ) , ′
| /7≧x.､ ／＼ .イ7く /r‐' /
| {: /三三ニ／ ｀くﾐ三三{ ′ / ま、今はクリミアどころではない騒ぎになってるけど。
| Vニニﾆ／ ＼ 〉三三}＿__{_
| ｀寸i／ ヽ ／三「 |
.
- 779 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:06:26 ID:DLw1gOdo0
-
∨/／ ＼/////////////'／
Ｖ / } ＼/////////／
／´ / / j { / / ＼////'／
, / .′ ﾊ ∨ ' ﾍ ヽ ∨／
. . / .:i i ' ∨ 人 ヽ ! ＼ ＼＼ ＿ では投下開始します。
/ .′ . :ﾊ＿|_ / / X｛ ＼ ﾄ､ | ＼_＞｀´＜´
. ′ / 〃 7´ヽ,ﾉｲ ｀ /´ -―- ＼{ ＼ i ヽ i､ ヽ ､ ＿_
ｉ / / ｛ i | 〃^うLヽ ___ ｀ 、＼ | '. } ＼ 丶 ー-＜
ﾚﾍ/ | ﾊ | {i ｒｲ;:.ji 〃´^うL、 ＼ ＼ﾘ V ｀ ''＼ ／ ／:
} ∧{ヽ{ 弋_シ ｒｲ;;:.ji ＼ ﾉi |､ ＿ .. ィ´ ／:::::::
ﾙ′ }|,, ,,, ,, 弋_ シ /′ ﾊ j} | ｰ- ＿／ ／::::::::::::::
ﾉ{ ′ ,, ,, ,,, ,, / | ハ{ ´ /::::::::::::::::::::
/八 _ ノ | ′ ー＜ ＿＿/::::::::::::::::::::::
. ＼ ｀ - . ' ＿ ィ ／ヽ 、＿＿ ＞ 〈＞ ､:::::::::::::
丶 . / ´ ＼} // } ＜
ヽ. _ ＜ _ ／ // /
ｉ ￣「i´ ＼ 、 // /
＼ ヽ 'ﾊ // ＼ 、 ,〃 /
ヽ{ 'ﾊ. /∧ _ﾉ::ヽ｀＝==＝:´/
} ヽV∧:'::::::::::｀} ＼:::┼::::/ ／
.
- 780 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:06:49 ID:DLw1gOdo0
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☆*+―+*☆*+―+*☆*+ AAで語る 中世ロシア史 *☆*+―+*☆*+―+*☆
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＼ ∩＿＿＿∩ /) ／∩＿＿＿∩
＼ | ノ ヽ ( i )))／ | ノ --‐' ､_＼
∩＿＿＿∩＼/ ● ● | / ／ / ,_;:;:;ノ､ ● |
| ノ ヽ ＼ ( _●_) .|ﾉ／ ，,･ | ( _●_) ミ
/ ● ● | ＼∧∧∧∧／ ¨ ,･ ，彡､ |∪| ミ
| ( _●_) ミ ＜ ｸﾏ ＞ ’ ／ ヽノ￣ヽ
彡､ |∪| ､｀ ＜ 予 し ＞ ／ ／＼ 〉
/ ＿＿ ヽノ /´> ＜ か ＞ / /
─────────＜ 感 い ＞──────────
.／ ／| ＜ な ＞ 〈⊃ }
∩ ∩／ : ::| ＜ !!! い ＞ ∩＿＿＿∩ | |
|￣￣￣￣| : : ::::|::::: ／∨∨∨∨＼ | ノ ヽ ! !
|● ●|:::::::::::|::／ ＼/ ● ● | /
| (._●_.) |:::::: ／ ∩ ∩ ＼ ( _●_) ミ／
|＿_|∪|.＿| ／ （-(ェ)-） ＼ |∪| ／
／ (∩∩) ＼ ノ /
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〇＿〇
(｡･(ｴ)･｡)
┏∪━━∪━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ 番外編 … 「 オリガとその一族 その３」 ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
〇＿〇
(･(ｴ)･｡`)
∪ ∪
しー-Ｊ
まとめブログ様（やる夫之書）
ttp://yaruobook.blog66.fc2.com/blog-category-81.html
.
- 781 ：名無しのやる夫だお：2014/05/06(火) 23:06:53 ID:Kk8p74N.0
- 日本で例えるなら、朝鮮併合してた時代に対馬あげちゃったようなもんか＜クリミア
- 782 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:07:39 ID:DLw1gOdo0
-
――― 946年、ドレヴリャーネ族に断固たる態度をとって、オリガはキエフ大公国の後継者として君臨した。
ﾄ､ |
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／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:＼､、:.:.:.:.ヽ ,/ |
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.:.:./ .:.: |.:.:.:.:.:.:.Ⅵ:.i:.|!.:|ｉ｀ﾐＹ:.ｒｭ:､ j :! .′
. ｉ:.:.|.:i.:.:.:|i :.:.:.:.:.:.|ｉ:.:|∧八 ミ/⌒Ｙ:＼ _/7 :′ /
. |.:.:|:.i:.:.:.|ﾄ､:.:.:.:.:.|ｉ ﾊ,ィ⌒` ｛..し j∧ :〉 / // /
! :.|:.i:i: :乂 ＼:.:八 イ ＠ 》｀Y入ﾍ.＼ / :i! /
:.:.:|:从ﾊ三三二ﾆ ｀=彡′ﾘ:.:.:.Ⅵ/_/ i! , ′ ドレヴリャーネに死の制裁を！
. Ⅵ:.|八ヽ三三二 、 八:.:.├ / ! /
|ｉ:.:|: |!!ヽヽ三ニ､___ ノ ｉ / ∨「|∨ : / そして私が摂政としてルーシを仕切ります！
|ｉ:.:| :|i:.:.:ｉi .:ヽﾆ ヽ __ノ / ,/: |:| :〉 /
|ｉ:.:|: |i.:.:.|i.:∧:.:.＞ー― ／ |: :.|:Ｋ .: /
|ｉ:.:| :|i､: ∨:.:.∨ :.:.:.:.）rく. |.: :|:i:. ＼.: /
|iハ∧丶 ヽ＼＼:_ノ/∧》 |: :.ヽ＼ ＼ ′
. 八 ヽ ＼＼ ＼ j ,{_{{´￣￣〉: : ∨ﾍ Ⅳ{
／j／/八＼￣ : : : : ∨ﾍ / 》
r＜ｊ: :《::://: : ＼＼:.: : : : :.∨::＼/
| ; : : Ⅵ|: : : : : ヽ_>: : : : :.:∨::/:|
ｉ /: : : :Ⅴ: : : : : : : : : : : : : : :＼::|
|./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼ しのせーさいお！
. ｛{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
ｉ', : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : } ＿＿＿_
| ',: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∨ ／＼ ／ ＼
| ',: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼ ｷﾘｯ! ／ 〓 〓 ＼
｜ ',: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ /⌒ヽ|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |/⌒i
｜ ､: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ ＼ ﾍ / /
【 キエフ大公妃 オリガ 】 【 次期 キエフ大公 スヴャトスラフ 】
【 審議中 】
∩,,∩ ∩,,∩
∩,(´・(ｪ)・) (・(ｪ)・｀) ∩∩
( ´・(ｪ) Ｕ) ( つと ﾉ(ｪ,)・｀ )
｜ Ｕ ( ´・) (・｀ ) と ﾉ
ｕ-ｕ （l ) ( ﾉu-ｕ
`ｕ-ｕ'. `ｕ-u'
【 賛成 】
[支持] [支持] [支持] [支持] [支持] [支持] 俺たちは舐められたらお終いクマ
‖∩∩ ‖∩∩ ‖∩,,∩. ‖∩,,∩ ‖∩∩ ‖,∩∩
∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀)∩・(ｪ)・｀) 姐さんなら安心だクマ
（ ） （ ） （ ）（ ） （ ） （ ）
｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ
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- 783 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:08:20 ID:DLw1gOdo0
-
――― ドレヴリャーネ族の件が片付くと、オリガは支配地を回って「貢物納入所」を設置した。
これは巡回徴貢でまわる時の宿泊所でもある。
" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ, ////////┌────────┐/////////＼
" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ, ////////│ 貢物納入所 | //////////＼
; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ ///////l└────────┘////////////ゝ
" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ,.三三三三三三三三三三三三三三三三三三三┃
; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ ＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿___ ┃
" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" 〃 l....... .... |=====l=====| | 〃 | 〃| ┃
ヾ ;"; "i "; ;ヾ; ;ヾ; ;ﾒヾ " 〃 l ........ ...|=====l=====| |＿＿|＿＿| ┃
゛ ヾ;ｉ;;ｉi ;ｉiメｿ ヾ; ;ゞ " l::::: ... ...|=====l=====| | 〃 | 〃| ┃
""|l!|| ｌｌ|ｿ "" l.... |=====l=====| |＿＿|＿＿| ┃
ｌi(~):|l| ,,,,,, , l.... |=====l=====|::: ::::┃
|:l||ｌ |l| ,,iiiii;;;::..ﾞ ,,iiiii;;;::. ﾞ ,,iiiii;;;::. ﾞ,,iiiii;;;::. ﾞ ,,iiiii;;;::. ﾞ,,iiiii;;;::. ﾞ ,,iiiii;;;::. ﾞ,,iiiii;;;┌───┐
|;l!ｌ| |;;) iiiiii;;;;:::::::iiiii;;;;;:::::::iiiii;;;;;:::::::iii＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿;;;;;:::::::iii l │空有 |
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二ｌliｌ|ｌ ｌ!| (⌒)(⌒)(⌒)(⌒)(⌒)(⌒)(⌒)|三三三三三三三三三三|口(⌒)(⌒)(⌒)(⌒)
､.,.ノiiノ:ｌ|| !ヽ､.,., ,.､., ,.､.,,,.､., .､.,.,
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ヽ￣/∩∩ ヽ￣/∩∩ ヽ￣/∩∩ ヽ￣/∩∩ と( ﾟ(ｪ)ﾟ)廿 /:;:;つ､
/ ＼(#ﾟ(ｪ)ﾟ) / ＼(#ﾟ(ｪ)) / ＼(#ﾟ(ｪ)) / ＼(#ﾟ(ｪ)) |‐--､;:つ （;ﾒ:::;| ＼ ﾊﾊ__ﾊﾊ__
ヽ＿(;:つxl ヽ＿(;:つxl ヽ＿(;:つxl ヽ＿(;:つxl ／￣＼￣￣￣￣| ｰ-ﾐ ﾟ＿')ﾟ＿')
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- 784 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:10:06 ID:DLw1gOdo0
-
――― そして貢納について、法規と額を定めた。
,,rr'~丿⌒~｀ ,,,,, :::::......:::::: ,,,,, :::::......:::::: :::......:::::: ,,,,, :::::......::::::
,i'″ ,,,,, :::::......: ::::: , ,,,, :::::.. ....::: :::......:::::: ,,,,, :::::...
""ヽ,,、 ｀ ,,,,, :::::......:::::: ,,, _,,,,,_ ､､
,,,,,::::: ｀~ﾞﾞヽ,_ ''''″ ﾞ｀ﾞｒー'''ﾟﾟ~＾ ﾞ~ﾟ｀⌒'''''´´｀ ''''″ ﾞ｀ﾞｒー'''ﾟﾟ~＾ ﾞ~ﾟ｀⌒'''
,,,,, :::::...... ｀~~ﾞ ,,,,, :::::......:::::: ,,,,, :::::......:::: :::::......:::::: ,,,,, :::::......:::: :::::......:::::: ,::
,r~~~~~~~~~~~~~~~'r､'''''''''''''''r､ .､;:...:,:.:.､.:,:.:..､;:...:,:.:.､.:,:.:.
.,,r,r″ヾ-_ヾヾヾヾヾヾヾﾞﾞﾞ｀r--､､~ヾヽ､ .､;:...:,:.:.､.:,:.:..､;:...:,:.:.､.:,:.:. .､;:...:,:.:.､.:,:.,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,:.:.:.:.
.,,r'ヾヾヾ~,-----------､ .,,,r/ 'r､ヾヾヽ, .､;:...:,:.:.､.:,:.:..､;:...:,:. .､;:...:,:.:.､.:,:.:./〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃
,r"ヾヾヾヾ | 貢物納入所 |ヾヾヾヾヾヾヾヽ／.､;:...:,:.:.､.:,:.:..､;:..:::::i .､;:...:,:.:.､.:,:.:..､ヾ/ヾ/ヾ/ヾ/ヽヾ/ヾ/ヾ/ヾ/ヽ/
"'| lﾞﾞ""""""""""""""""""""""""":||~~~”||.､;:...:,:.:.､.:,:.:..､:::::i i;:;:.､;:...:,:.:.､.:,:.:./ ||ゞ ||ゞ.,.||ゞ .:||ゞ,,, ||ゞ ||ゞ.,.||ゞ .
| | |::::::::::::;;;;::;:;;;;:;:;;:::;;;;::;:;::::::::::::::: || /.､;:...:,:.:.､.:,:.:.:::::i i:;:.､;:...:,:.:.､.:,:.:./ :||;:ゞ ||;:ゞ:||;:ゞ ||ゞ;:;:||;:ゞ ||;:ゞ:||;:ゞ ||
| | ／￣￣￣ ／l ./￣￣￣￣/i || /.､;:...:,:.:.､._,:::::i i;:;:.､;:...:,:.:.､.:,:.:./ :|| || || ||;: ; :|| ||.. :|| ||;:
| | |￣￣￣￣|／ |:二二二二|/:::‖／.､;:..,,,;:;::;i'''ﾞ'' i;:;:.､;:...:,:.:.､.:,:.:..､'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''';:...:,:.:.､.:,:.:.
"'"""'""ﾞ''~"'""""""ﾞ''~~'"'''"'"""ﾞ"""ﾞ''~'''ﾞ''"' i:;:;.､;:...:,:.:.､.:,:.:..､;:...:,:.:.､.:,:.:..､;:...:,:.:.､.:,:.:.
'''ﾞ''"'"""ﾞ''~'''ﾞ''"^r､.､;:...:,:.:.､.:,:.:..､;:...:,:.:.､.:,:.:.
,ｨミ川彡三ヾ三＼ ,ｨミ川彡三ヾ三＼
｛三{※}三｝三ｌｌ三 } ｛三{※}三｝三ｌｌ三 }
＿ヽ彡川ミﾉ三ﾚ勿/__ ＿ヽ彡川ミﾉ三ﾚ勿/__
,ｨミ川彡三ｨミ川彡三ヾ三＼ ,ｨミ川彡三ｨミ川彡三ヾ三＼
｛三{※}三｛三{※}三｝三ｌｌ 三} ｛三{※}三｛三{※}三｝三ｌｌ 三}
＿_ヽ彡川ミﾉヽ彡川ミﾉ三ﾚ勿/__ ＿_ヽ彡川ミﾉヽ彡川ミﾉ三ﾚ勿/__
＼ ,ｨミ川彡ヾｨミ川彡ヾ,ｨミ川彡三ヾ三＼,ｨミ川彡ヾｨミ川彡ヾ,ｨミ川彡三ヾ三＼
三}｛三{※}三｛三{※}三｛三{※}三｝三ｌｌ三}｛三{※}三｛三{※}三｛三{※}三｝三ｌｌ三}
/ ヽ彡川ミﾉヽ彡川ミﾉヽ彡川ミﾉ三ﾚ勿/ ヽ彡川ミﾉヽ彡川ミﾉヽ彡川ミﾉ三ﾚ勿/
`^'ﾞ´ '`″ `^'¨"´_,^'¨＾｀"´ ¨＾",¨｀ ^｀¨'´ `^'¨" ^'ﾞ´'` `^'ﾞ´'`″ `^'¨"´_,^'¨＾｀
∩,,∩ ∩,,∩ ∩,,∩. ∩,,∩ ∩,,∩ ∩,,∩
（・(ｪ)・｀).. （・(ｪ)・｀) .（・(ｪ)・｀) （・(ｪ)・｀). （・(ｪ)・｀). （・(ｪ)・｀)
（ ） （ ） （ ）（ ） （ ） （ ）
｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ´ ｀ｕ-ｕ
.
- 785 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:10:41 ID:DLw1gOdo0
-
╋━━━━―――――――――――――――――――
これは何を意味するのだろうか？
――――――――――――――――――━━━━━╋
. ´ .
. ' 丶
乂ﾊと少八匕 ／ /´ ｀ヽ. ヽ. ＿
イ个ｲ匕小トし / / ヽ ヽ ,.へ、 , へ、 ＿,,. -‐¬ '"´.:.:.:.:.:.`
介廾レシ代乂k ,' i i i ーﾍ^ﾆ- ─ く ＞¬-‐'"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ﾝ乂北孑儿⊥廴 i l l l i i ート、.:.:.:.:.:.:.:.;＞ '´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
爻戈乂i尤ﾝ之l泝l .| i i l 、 .l ｌｌ l l i l l ハ ﾊ:.:.:,;.:.:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
尓小Y爻ik久泝收| { l i i__丶 l il .l l.l i i i i ik二三三三二三三三二二二三三三三二 ニ
ﾇ以从|戈|孑湫批.| V´ i「Vﾙﾍ iﾘﾚ「「i｀/ l. | l |ｭｭｭｭ芻 ─｀ヽ､− ─｀` ｰ- 、＿ イヽ二ヽ
戈ｷＹ尓父ﾄ派收jj| Ｎﾊj___ ｀ヽ ノ _ﾚ_ﾚ ﾚｲ l | |ｭｭｭｭｭｭｭｭ￣` ー- `ヽ二二￣＿＿艸トｭ r三L
爻丱W从ﾘ浙似彬| | ´￣ ｀ ´ ￣｀ /⌒i .| i广TT弋ゝ、二ニ ¬ｰ──────────
ﾈ仗!|朮ｋ湃漆柎|.| |ヽ "" ! "" /ﾉ ｲー | |率、 く艸k ｀ヽ､ ｀ ｰ- 、
什ﾒ|从尖k坿游苕| | ハ r 、 --‐ / '´| | | |ヾ來、 `ヾ_夲k ＝＝＝＝ヾ ＝＝＝= = = =
ﾀ乃ﾘミ斗芡漆苕. | | ｌく>| i ／ l | | |__|ヽ､ `'卆k ｀丶率 ｀ヽ､
. 爻ｶ||k夭 汽苕 辧 | l-ﾍ. `| |＞-／}イ }__ﾉ ﾉ ーr'＝＝ ヽ､ Yw从YW仆 ｨｲ ﾍYﾊ ﾍY/
`＾Yj|l广´｀ ¨'`＾/.| | く ヽ.! レ' ／__jj i 「`r‐‐'‐ 、 ､vﾍYﾘ州jﾊ州ﾘﾊjKじY州ﾙｲ Yｿﾚ/r ﾍWﾘｲ
､wﾂ|lk__ ｼ艸ﾘy/ | | ヽ r‐‐く | | | i州k災ﾘﾙ艸ﾊW洲爻W州艸从ﾘ笊州〈ルｲ災川ﾑ
ﾞ¨´ . "-ﾞ¨'^｀＾､,i | |ヽ }. V.ﾉ ＼j / | |"´_,^'¨＾｀"´ ¨＾",¨｀ ^｀¨'´ `^'¨" ^'ﾞ´'`_,
. - `' ､; | l i l| l ﾊ | ＼ ＼ i .|､; ‐' ､_, ‐ ｀' ､, ﾞ ､_;
| N＼ ｊ| }r┴┐ }、 ヽ. 〉 ｌ |
| ` /,￣| |/｀ヽノo〉ﾄ. }ｰ' V |
| /_ __} i/｀ヽ. Ｘ | l i. l
| /´ 7ｧへ> / 〉 .| | } l
} .ノ 〈/ f´O/ | | / l
i /´ / .i V . / i
| / / l ﾚ' ,'
{ , ' Oﾉ j ,'
! , ' l /、 i
人 ／ j ┌‐‐ｧ＼＼ |
／ ー‐‐ O / └‐〈 ヽ !
く / ヽ ノ
/`丶、 ／ヽ ,. --へー‐´
. / `ー -- --' レ'´ ＼
/ / ＼
.
- 786 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:11:12 ID:DLw1gOdo0
-
╋━━━━━――――――――――――――――――――――――――
これまでの徴貢は、武力にものを言わせた強奪でしかなかった。
―――――――――――――――――――――――――――━━━━━╋
ｨ_
／/ ／ ≧
/ ／/ -‐=ミ､
iＶl ,/ ,, ミ ヾ
ヽ ヽ{/'"´ ｀ｰ,勹ﾐ __
今日から我々がお前たちの公となる。 . ミ 〉_ ,〈 ,ィｧ ／｀> ´ ヽ、
ヽ≧､=' ´.／=彡 ￣｀>へ￣ミ､
ゝ、.イ＝=ミ. ヽ ∧ }
我々に毛皮etcを貢税しろ！ . /´ ＼ ハ ｰ=彡
/＿＿ 彡 Ｙ }:} }
ｒ'´ ﾉ .'::ﾚ
∠二ニ=一 ＿.∠ /:::}
＿／ ＜ ｲ:::::i
_ ／ ／ {::::人:::::ｧ=イ:::::::::::|
／〉_..イ／ イ ＞ ´ `{:::::::Y:::::〉::::::::::::/
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿∠ｒ'´ノ ｰ=二＞ ´ ｒく::}:::/:::７､::::::::::/_
二二二二二二二二二二二二ｒ'⌒廴_ r‐=ﾆ二二 }} _,ｒ イ .>:::::::/::::::Y:::::ハ)
..７／{_{_{_{_ｒ_ﾉ ￣￣￣ .∠ｰ-=ミ ／ｰ-=ミｒ――=彡ﾊ
／ ｀Y / | ｒ ヽ
.
- 787 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:11:45 ID:DLw1gOdo0
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╋━━━━━━――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
取り立てる租税の量は決まっておらず、そのため恣意的な取立てになり、時にそれが反乱の原因になった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――━━━━━━━━╋
／! .ｨ
／i／.:.:/イ 'ー─‐ｧ
ｧーｭｲ.:.:.:.:.:.:.:.:ﾚ´.:.:.:.:.:.∠ - ‐─ｧ
,.ｨ仁.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／
＜.:.:.:.:.:.:.:ｰ一.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣:｀丶､
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:レ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｰt一`
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＜.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ!.:.:.:.:.:ヽ
｀ｱ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/／メ ,.ィァ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l! 租税を徴収にきた！
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｨ/' `℡､l,.ｨ'’ｱ ＞ｨ:.:.:.:ﾄ､ﾘ
'ー┐.:;仏ﾍ:.:/ !￣,ｨ圦＼/／ /／ リ
l:.:仁 〉! ヽ 之リ',_ ` ｨ≦!r'ﾚ'
l:.:.ヽ ﾍl ` ｰ" ￣ {ｿ 今年の分はもう払っただと？
ﾚ'ﾏ:.:.刀 .ィﾆ ､ ,.>
ﾏ/ 八 ／ ヽ. 〉 l 大公の僕が出せと言ったら出せ！
ﾘ ヽ. i ; ／ ／
/ i ＼ `ー一'’／
,.ｨ ニ ニ二二仁ニｲ ! 丶. _ ＿/
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l!.:.:.| i /二三ヽー─‐──一 ｭ､
／i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ; ! /, /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,イ.:.:.ヽ.
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l ｲ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.
l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,_.＼ ゝ -‐ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノL.＿
∨.:.:ﾍ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＞'" ＼＼ ／＞＜.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.＞'´.:.:.:.:.:.:.:ﾊ､
〉.:.:ハ.:.:.:.:.＞'" ＼＼ . ／／ ｀マ.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾞ＞rｭ､
!.:ヽ.:.:i:.:.:/ ＼＼ ／／ ﾞﾏ.:.:;'.:.:.:.:./／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
∩＿＿＿∩
| ノ,,.ノ ド ヽ､,,ヽ
/ ◎ ◎ | Fuck you …
| ( _●_) ミ
彡､ ,､､|∪| ,,,ノ 飢え死にするぐらいなら戦うクマ！
/ . ヽノ ヽ
| ＿r'ﾟlﾆﾆﾆl]_ _＿＿＿/l
fﾆﾆﾆﾆllﾆﾆ| ＼[ l===ﾆﾆl]}||||||||ll]}ｺl|====iﾆｺ
|l_,,=-'''~ | ＼... ヽ'''ニ「_,,,l⌒l｡__｡_]三i三三iＦ
| 〈,,/ヽ__＿）|ll [`ー'
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- 788 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:12:13 ID:DLw1gOdo0
-
╋━━━━━━―――――――――――――――――――――――――――――
そこでオリガは貢税のトラブルを減らすため、ルールと額を定めた。
ヤクザのカツアゲから、国家の徴税へと一歩進んだのである。
――――――――――――――――――――――――――――━━━━━━━╋
,,.. --――--､,-―--.,,,_
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/::::::::/::::丶!:::::!:!:!::! ｀ .!ノ ｿ｀ﾉ!:ﾉ:!:::ﾉ !
/:::::::ノ:::::::::::!:::::!:::!!:! ⌒ヽ、/:::/!~!
ﾉ::::::/:::::::::::::::!::!::!:::::!:! 、 /:::::| | !
. -─- ./:::::::::::::::/!::!:::!::::::!! r‐‐-、 ´ /::::!:!:| |__｣
／ !ヽヽ￣ !:::!:::!:::::!:! `ｰ- ' ／:::!::!::!:| | 『 安定した財政 』
/ ! !:! !::!:::!:::::!:!ゝ、___ ,. -‐''´ :::::::::!:!:!::|ﾉ!
/. / ! |;| !::!:::!:::::!::!_／ !;;!｀ヽ:-へ、:!:!:!:!| 丶 これが欲しかったんですよ。
i / | ! |;| ヾ!:::!:::::!::!.. |;;| ヽヽ.丶!:!:!!!| |
| ! ! . ! !;;!.. !ヾ!::｀!::!! |;;| ） ..ﾉ!:!::!:!!../
ﾉ i | | !;;! ＿|;;|::::｀!::! ﾉﾉ / /:::!:!::!::!
/. ! .: ! ﾉ .!└一´;;;;;;;;ヾ::::!i;;ゝ、_.|;|. / /::::!:::! !:!
ﾉ. i :: i/ ,￣´;;;;;;;;;;;;;/ヽ:ii;;;;;;;ゝ、｣ / ./::::!!::! !::!
/ ..::::: |/ (;;;;;;;;;;／/;;;/ !ﾉ !;;ゝ、;;ゝ,/ /:/ !ﾉﾉノ
/ ...:::::"／ ＼／ /;;;;/ヾ / !;;;;;!ヽ／___ノノ 丿
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/ / .!;;;;;;! ! !;;;;;!. !
/ !;;;;;;! ! !;;;;;!ﾉ
. / !;;;;;!／ !;;;;;;!
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.
- 789 ：名無しのやる夫だお：2014/05/06(火) 23:12:39 ID:0Pgx6xow0
- 最初からクライマックスｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
- 790 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:13:11 ID:DLw1gOdo0
-
――― また全国に作られた貢物納入所には、大公・公の貢税徴収人が常駐した。
これにより貢税は諸侯が集めるのではなく、特別に任命された者が行うことになった。
、 `:.、
、 ､、 、 `:.、
､＼ヽ､ :.;;:.,..;,:,.,.,..,,..:...;...,..,,,.､丶
| | ｢｢｢｢｢｢｢｢|.|.|.|.Ｉ.Ｉ.ＩTT.ｌ.ｌ.ｉ.ｉ /`:.、
|_|_|｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣.Ｉ.Ｉ Ｉ ｌ.ｌ.ｉ.ｉ./ ''''"＾ /"""∧__/.:::
,,...ヽ､､＼ヽ､､丶､ヽ､ヽ､､､ ､､`;,,、 / .::::/""/,;;::::
| 厂｢干幵幵幵ｌﾛiﾆフﾆﾆｌｉ`ﾞｌxｉ:i::i':,、 ,:''"/,, .::::/ ,, /,;;;;;;;;;
|ﾉ川 !│L⊥⊥ﾛ|ノ:::::圀||ミ|x|:i::ﾄ､ `:,、 / /iiiiＩＩＩｲiii而i'竺竺
|j_j乢山Ｌiア"毛[i「｀ﾞヽ:::::||ミ|x|:i::| ｉﾞ;.、 ,;'""´,;' ,;'""´,;' ''７,,,:: ,./:::,,乍==ﾆ!
凵Ｌ」 ::::::′ 下[||○ :::::||ミ|x|:i::| ｌ : ,:'' ',:'ﾞ,;'",;' , ,,,,, , ,, /,:, ,,,,;'',,, ,, ,竹iT竹TＴｉ| ㈹ |
| ｛::::::::::{ 津[||亭 }::_|| |x|:i::| ｌ i_ └-Ｌ竹TTﾛ何呵可 竹Ｔ竹T!ii|:i:i:|::i:| | |!iＬ乢__|
|⌒}::::::::::: 盛[|i斗ｬヤi|| i: |:i::| ｌ [__ └┴--==Ｌ鄴」 |州州:i:i:|::i:| | |!i|‐-==|
| };;;;::::::::::ｰ---[||二ﾆ二|| :: |:i::| i⊥ﾆ .. ￣¨二上十┤:i:|::i:|_|_|!i|=‐-=|
|密密密密密密[||三ﾆ=-|| :: i／￣ .. . _￣]Ｌ上止H_j|匝市|
| ＩTＩTＩTＩTＩTＩTＩT[|H‐!T!「〕!-=∩＿＿＿∩ _￣￣¨¨ｴ!iｉＩＩＩ止
ＬＩ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:Ｉ:乢斗也三￣| ノ ヽ _ ,. . ,、
匚￣￣ -=ﾆ二￣ / ● ● | ／/ヽ
[ _ -=ﾆ二￣_ . . | ( _●_)＿ ／ / ｜. そろそろ徴貢の季節クマ
{三三二￣＿ _ _ . . . . 彡､ |∪|r'｀ ｛ 〔￣()
/ ＿＿. ヽノ|.＿＿ ｛ ~~〕 家に帰って租税は足りてるか確認するクマ
(＿＿＿） Е) ＼＼_/
| /|~| ￣
| ／＼ ＼~
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿)
.
- 791 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:13:50 ID:DLw1gOdo0
-
――― そして貢物納入所が中心点となって、『 公の行・財政が整備されていった。
周辺住民は公への服属を強いられ、在地の諸侯の自立性は、相対的に弱められていく。』
（※山川出版社「世界歴史大系 ロシア史１」参照）
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| |
| 大公さま. |
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○ -ーー ,,_ ○ -ーー ,,_ ○ -ーー ,,_
r'" `ヽ,__ r'" `ヽ,__ r'" `ヽ,__
ヽ ∩／￣￣ ヽつ ヽ ∩／￣￣ ヽつ ヽ ∩／￣￣ ヽつ
ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ヽi. ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ヽi. ノ￣ヽ "ヽ/ " ノ ヽi
| ＼＿)＼ .＼ ● ●|＼ | ＼＿)＼ .＼ ● ●|＼ | ＼＿)＼ .＼ ● ●|＼
＼ ~ ) ＼ .＼_ ( _●_)＼_つ ＼ ~ ) ＼ .＼_ ( _●_)＼_つ ＼ ~ ) ＼ .＼_ ( _●_)＼_つ
￣ ＼＿つ-ー'''' ￣ ＼＿つ-ー'''' ￣ ＼＿つ-ー''''
.
- 792 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:14:34 ID:DLw1gOdo0
-
――― この変化は、東ローマと結んだ条約によく現れている。
オレーグが結んだ条約では、オレーグ以外にも「光輝なる貴族」として条約締結者に名を連ねているが…
_､ｰ‐─l＼
,ｨ￣ ｀i／l
､‐ ,､＿ ヽl ,,ｨ、/
／ -´ ｀ﾞ´ ヽ
/＿ ｀_ ＼ w ／ ヽ ルーシの大公オレーグ、およびオレの手の下にある
| l 三三 三三
r‐､＞ ｌ⌒ ｌv‐-─-‐vｌ ヽ __ すべての光輝なる貴族たちより条約を締結する！
.Y￣＼ ゝ- | | )＼〉 ~~~~~~~~
丶 ￣‐-、 |＿＿＿＿| ／ ／
｀＼. ∞ﾅﾆ[二]弌∞／
ｌ｀ ｰ──‐Ｙ＿_ノ ＞×＜ ＼ｌ￣＼
＼ ﾞミﾆﾆ[二]ﾆ彡' l
＼ ／ ＿ ＼ ./
ｰ､＿__／x二ﾆ/ ＼ﾆ''ト､_ノ
/ ー‐/ Y´ 〈
∠二二ﾍ Ｖ二7__
〈＿＿〉=‐' ﾋ〈＿_〉
_,r-.,,__
,,,r‐''''''''''‐-..,_ ,r'"::::::;ri::￣''‐-.,,__ 〜｀ヽ、
,,r‐‐': ; ;; : : : ; :; : : :ヽ ,r'’::::::ヾ'’ `'''7::::::::::::::`.､ . ＞‐ '´￣￣｀ヽヽト、
|: : : :;`;､ヽr'´_ヾ ;）└:ヽ `､:::::::::::`! ,r‐‐'’::::::::::::::::`､ ／ / /∧ ､ ヽ ヽ Vﾊ
l:: : /;ヾヾv' ´ ヾ:⌒､ ;ヽ <;r'´;::::::`'::::::::::::::::::::::::､:::::ヽ . //, '/ // i ヽ ヽﾊ／ﾊ.
l: : l_{ノ ｀ヽﾘ|:ｌ : : : | . /::::/:::::::::::::::::::::::､::::::::::`､:::::`i 〃 { ﾄﾄ､{ ヽ{ヽ､ﾄ ｌ 彡i）
l::小ｌ;;;;;!三三!;;;;;;从 : :|､:| . 'ｰ'7ヾ､:::::::::::::::::::::l;;;;;;;;;;r-l;;r‐’ ﾚ!小ｌ | i l 彡ﾚ
l: ::|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃: :|ﾉ| . ! ￣￣''''''''''′ | !::::::`、 . ヽ|l ● ● |. l' ﾚ
/⌒､l: ::|､ ゝ._） j /⌒i! . ,r'i ! !::::::::::;> ||ﾍ⊃､_,､_,⊂⊃ !
＼ .|: ::|, ＞,､ __, イァ/ /:| . `ヾl` ､ ｀つ ! .,!_;r'''´ ヽ/⌒l __, イヽ| i l
＼|: ::| __ __ /: :| . ヽ !､`ｰ┬--r''''7 人 . / / i人;!/ ﾚｲ
光輝なる貴族A 光輝なる貴族B 光輝なる貴族C
.
- 793 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:15:06 ID:DLw1gOdo0
-
――― イーゴリの時代にはただの公として名を連ねるだけになり…
_ , --.ー.｀γ^‐- 、
∠:::::: ﾞ;:; 丶 :::: ｀ヽ
/:::／:::i:i ::; :: ::: :: ゝ
κ:::λ::i ::i :::! :::i :: ::..j
レ′:::::! ::! ﾐ;;、::i : ::: ﾉ
ﾍ::/≧i、|/Ｖ _ゝ-≦::z´ _,r‐√!-,
《-i ゞ少:｀ {心ﾘ i ソ γ' 人 .i { 『ルシの大公イゴリ、およびあらゆる公たちと、
ﾍ , ,' { 勹亡丶}
＼ t__-」 .,ｲ ゝ Y-Y / ルシの国のあらゆる人々から遣わされた者である』
ト - .イ !、 .r=‐-‐‐γ
ノ ;: .:;j ≫j ‐- 、 >:::::::::: / ―― 原初年代記より
_ , -‐ﾍ 、__ /__, ／:::::::::::: ＞|:::::::::::: |
√::::::::::::;:／ゞ , へ::::::::::::::,::::::::|::::::::::::: |
./::∧:::;／ ﾞ丶 ^ ＼::::/;;i::::::i:::::::::::::: |
/::::;;;;;;{´ :::.. ... y!;;;;i:::::|:::::::::::::: | ※駄目な子の扱いのイーゴリだが、
./::::::;;;;;;;) ::... .... {i;l;;;i::::|::::::::::::::: | キエフ大公の権力強化といった実績もある
/:::::::::;;;;λ ::.. . ヾ.!;;i:::!::::::::::::::: !
./:::::::::::;;;;;{ :::... ....::: j l ;i:|::::::::::::::: }
_,r-.,,__
,,,r‐''''''''''‐-..,_ ,r'"::::::;ri::￣''‐-.,,__ 〜｀ヽ、
,,r‐‐': ; ;; : : : ; :; : : :ヽ ,r'’::::::ヾ'’ `'''7::::::::::::::`.､ . ＞‐ '´￣￣｀ヽヽト、
|: : : :;`;､ヽr'´_ヾ ;）└:ヽ `､:::::::::::`! ,r‐‐'’::::::::::::::::`､ ／ / /∧ ､ ヽ ヽ Vﾊ
l:: : /;ヾヾv' ´ ヾ:⌒､ ;ヽ <;r'´;::::::`'::::::::::::::::::::::::､:::::ヽ . //, '/ // i ヽ ヽﾊ／ﾊ.
l: : l_{ノ ｀ヽﾘ|:ｌ : : : | . /::::/:::::::::::::::::::::::､::::::::::`､:::::`i 〃 { ﾄﾄ､{ ヽ{ヽ､ﾄ ｌ 彡i）
l::小ｌ;;;;;!三三!;;;;;;从 : :|､:| . 'ｰ'7ヾ､:::::::::::::::::::::l;;;;;;;;;;r-l;;r‐’ ﾚ!小ｌ | i l 彡ﾚ
l: ::|l⊃ ､_,､_, ⊂⊃: :|ﾉ| . ! ￣￣''''''''''′ | !::::::`、 . ヽ|l ● ● |. l' ﾚ
/⌒､l: ::|､ ゝ._） j /⌒i! . ,r'i ! !::::::::::;> ||ﾍ⊃､_,､_,⊂⊃ !
＼ .|: ::|, ＞,､ __, イァ/ /:| . `ヾl` ､ ｀つ ! .,!_;r'''´ ヽ/⌒l __, イヽ| i l
＼|: ::| __ __ /: :| . ヽ !､`ｰ┬--r''''7 人 . / / i人;!/ ﾚｲ
あらゆる公A あらゆる公B あらゆる公C
.
- 794 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:15:38 ID:DLw1gOdo0
-
――― そしてオリガの政治の後、息子のスヴャトスラフの代では、彼と側近の司令官の名前が出るのみである。
_,， - ― - _
,，_ ´ __｀ .
. ,，´ .′ ､ ´ ｀ヽ、ヽ
. ／ | i ヽ ＼ ヽ
/ :/ | | ｉ :. i ＼‘，
. / .:′ /| | |､ | | ヽ ヾ、 ロシア共和国の歴史教科書では、
/ :| :! /__| |/ ヽ -‐‐|ミﾄ､ :. ヽ ヽ
. ′ 斗七/´ { /ヽ ＼ { jハ｀:!､ ｉ ‘， ＼ これらオリガの政治についてこう評しているわ。
. / |/,x=ｭ､ 乂 ＼ ィ斧ミｘ､ヽ{ ! ﾄ､ }
!| ! / yfし::ﾊ ゛ ∨じ::j j} |ｉ: !| jﾉ､
.. 八 ﾄ､ {ﾊヾ弋:::ソ ゞﾟ ' ″ ﾉl 八 ＼
ヽ!/ヽ{ ｉ:. i: rfj/:ｉ ｀ ヽ
. / iﾄ.:. /ゞ:'ノ| i ‘， 「 最 初 の 国 家 的 な 改 革 」
. |i八 ｛ ） ′´ ! ､ :| :
i |{､ 丶 ｲ :| ∧ ハ ト､ |
|{ i 八 ＼ ＞ イ jハ | / ヽ ヽ | )′
八{ヽ{ ヽ ｀ヽ |ｰ- ､ ,，‐!j/ ′ }// ＼ ）ﾉ
＼ ｀ヽ{ ＼ , YY ! / ／
,， ´ | | ヽ､
. __ ,， ´ヽ ﾉ_ヽ 丶、
|￣｀'ゝー-L_＼ /{///ﾄ､7777/｀ヽ､__＿:-‐'￣i
i .ヽ ￣ヽ、/. ゝf＾ﾍ ヾ'ソ 」-‐' ,-―' ￣｀ヽ、
ｒ――｀ー――-- 、 ヽ、. ∨∧ ,ｨ"´ ﾆ二-―――ﾆ二二ｌ
/＿＿＿＿＿＿＿ ｀ヽ、ヽ、,ｒ-‐' ￣＿,-‐'￣￣￣ |
|｀￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ、 ヽ／ ｒ-‐' ´ |
｜ ヽ===='| |
,| | | .................................|
:| ..............................n、 | ｆ＾ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
｜::::::::::::::::::::｛x::::::::::::::::i ヽ十、| |'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
｜:::::::::::::::::::::ｘ::::::::::::::::| ｜:::::::| ｜:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
.
- 795 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:16:26 ID:DLw1gOdo0
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/ / . .:/ :/ :| :
. / / . .:/ :/ .: 小:| :. .: .:| :| l
／′ . :// / .:/ ｜:| :. .:.//'| / | |
. ／ :/ / .: .:.// '≧＜.｜:|l .: :／:/ |:/.}.:| |
／ .: .ｲ .: .:.//ｨ芍ｳﾄ 釗:|ｌ／ //＿,廴:从:.
. '′.:／／ :|: .ｌ: { Vﾟツ 八 ｌ| ;ノｧ芍ﾐ｜.: ′{
〃ｰ=彡 .: :/ .:| .斗:介. ´ Vﾂ ﾉ'|: /
. /厶 ≦¨¨ ー＜ ｆ :圦 ' .ィ|/ 「国」らしくなってきたってｺﾄﾀﾞﾅ。
. ,.r＜ ｀戈冖 ￣{: ∧ . _ 〃}//
.ｧ′ :. .:廴... 八:. ∧. ゝ .. イ .; //
/ .:{ ，｡ ｡｀}ｽう千 Ｙ.:.／// で、外交はどうﾅﾝﾀﾞ？
: .:.} .:}}: 廴ﾟ. イ /.:}￣.: 八 //
. .;. .. ;ﾉ. :｡ﾘ＾ { :. /' /'′ 特に東ローマとの付き合い。
. .: .: ..:..:／.:.: .:ｉ{.: .:.′ 》 {:〈. /
..: ..:..:＞'.:..:. ｉ:. :γヽ__ .:.ｉ _＿ .:./ /
.:＞ ´.:..:..:. .:}:. :廴 .. 斗 ｡ :| ー… ’}
.:. .:{:. }l:. :ｌ|:. l!: |
.. .:.. ﾘ : ﾘ.: }: 八
/:::::::::::＞‐- ｀ ､
{:::／´ ─-､-─────ｧ
У ／ ヽヽ ＼:::::::::::::::::::::::::}
／ / / | } ヽ ヽ::::::::::::::::::/
／ / / / イ / }ﾉ ﾊ ‘;:::::::::::::/
／イ / / / / j/ |/ハ } } ‘;::::::／}
{ { Tj7j7j7 / ｲ| -!-､ﾊ / |. !／ ﾘ
東ローマとの外交については、 V l /z≠=ミ j! jﾊ/｀ト |｜
／ヽﾍﾊ! r':::} ´^芹ミ｜ /! |
原初年代記から引用するわね。 ./ .イ 小 Vｿ r'::::}》!. / jﾉ }
{ /{ } , ゞ'' 厶ｲ / }. |
＿ノノ＼､八 ﾄ ゝ.. _ 八 { / /
.. ヽ;;;;｀ヾミ｀ヽ､ヽ! ヽトィ＞ ＿ﾉ＞-─┐.／! /／´
l;;;;l;＼;;;｀ヾ三､ﾐヽ ／ 二三‐二二ﾆ⊥､ j／
l;;;;l;;;;;;;｀'';;ヽ､;;;｀ヽ〉/／二 -─..''..￣￣;//
l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀;;ヾﾆｨ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//
.l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;|:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// ﾍ
, - ―― - 、 l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;l＼〈＼;;;;∩;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// }
!ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノiー.、 l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ､ヽ〉 ヽﾉ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// ,’
| ￣￣￣ .|'⌒i} ／::ｌ;;;;:ｰ-.､;;;;;;;;＼ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// /
__.! |/／ .／::／￣ ＞､;;＼;;;;;|＼ 〉!--､;;;;_//.. /
,i'´ .ゝ ＿___＿_ .ノ'´ ｀ヽ ｀ヽイ:::::_＞､ノﾉ ゞ
.
- 796 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:17:01 ID:DLw1gOdo0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ オリガはグレキへ行き、ツァリグラドに着いた。” グレキ…ギリシャ、つまり東ローマ（ビザンツ）
ツァリグラド…コンスタンティノープル
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
|
.ii |
i i .| | ii
.i i i i i i:i. i:i
|ﾆ | l__l ﾊ l l | |
| ! ! ! ,. -''" ￣ ｀`''-､ |-||=|
_|___|_| | ／:::/: ヽ ＼ |: ||: |
}三:{}三{ ∧ /ｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪｪ ヽ_ [ﾆ｛ﾆﾆ}
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| .|| | ∠二______|:| | ．||／￣￣＿￣￣`n; | ．l~｀ヽ､＿ | | |
| .|| | _,ｌ____ _____|::r' - ,.ｲ;彡i iミﾐ;ヽ､. .::!" ･iニニニｌ,,___ | | |
|____||--| _|二|||____H._r-|::| ･ / i^i l＾l| |l＾l i^ｉ::ヽ:| |___________|::::＼..._ | | |
| | l | ! |=ﾆニﾆ=､l::| ･ i^i.i^i.i^i.i^i.i^i.i^i.i^i:::| ： ! iﾆn二nﾆﾆﾆｌ二i, | | |
l :| l_,,,,--|__･__ﾚ'二 ヽﾆ＼! |二二二二二二:ヽ:| | /__,.．- ､ヽ三┐i |-:|==|_ _ _
,'_____',／, へ___|,,, ／￣∩~＼./二二.|/i⌒iヽ /i⌒iヽﾆﾆﾆﾆﾞ:l ∩∩|::iヽ､＿__＼ |==| LLL
, ,| _,.．-'''" ￣| ∩ ∩|￣￣￣| |--| , -┸ ､|--|-ﾄｉ- , -┸ ､. ｎ !::! , --┸-.､ ;;
,, | ／i ri ﾛﾛ ﾛﾛ | ∩ !_＿_＿_| | ／ ﾞヽ.|._|／ ﾞヽ_|::| , ∧ ,.;；:,;；;';.,,:：:
三三 !_ﾛ,.;i；';;;,, r'ﾆﾆ／三.;ii';;,,二Ｙ----i./: . : .: .: .: .: .:.;；:i:：､; ｎ nヽ:| _/ |lL| ,.;；:;,.;；';.,,,',,
,; ;;;|ﾌ,.;；,.;；:｡:；;ヽ ri | ,:：､;:,,;,;,, |, r==､_______________;：､;:；;:：;､=======ﾃ , -'"￣｀ﾞヽ､ ｡;:.;；:;:；;
；,.;；:｡）;:；;:：､;; ;;:：､;).|__| Yii;:i；;:/; ;ヽ/ﾆ|.i i i | ；:;,.;；';.,,,',ﾉ,.;i；,.;i；';.,,';.,.;i；';.,,,ﾆ／: : : : ヽ';.,,,；:;,.
. ／, , ＼
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩. / / i !iヽ. } } . ヽ
| ノ ヽ | ノ ヽ. ｉ ｉ| |从ハ ﾉﾉ}ﾉ ﾉ}
/ ● ● |. / ● ● |. ｌ 〈｣ ｆ灯 ´ ｆﾃイ ′ /ーーーーーー/
| ( _●_) ミ| ( _●_) ミ ! ｊ ｌ . _' ﾉﾉ / ｵﾉﾎﾞﾘｻﾝ <
彡､ |∪| ､｀彡､ |∪| ､｀＼ ｊ /ｉ lヽ､_ イ { /ーーーーーーー′
/ ＿＿ ヽノ /´/ ＿＿ ヽノ /´> ) .／ノ.斗 iﾄ､_,ﾊ ｊ八 /
(＿＿＿） / ((＿＿＿） / (_／ . /⌒ヽ＼釗ｉ|_/＾l}`¬l ＼. /
.
- 797 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:17:31 ID:DLw1gOdo0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 当時イオアンネス（１世）ツィミスケスという名の皇帝がいた。オリガは彼のもとに行ったのである。
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
Υ ､０ｨ. Υ ／__ 三. |L|」|/V/ _＼ Υ ､０ｨ. Υ ／__ 三. |L|」|/V/ _＼
｜ _)i(_ ｜ ||((｀_}[]｛_￣／ヨＥ＼´))||: ｜ _)i(_ ｜ ||((｀_}[]｛_￣／ヨＥ＼´))||
｜ （(⌒Y⌒)） ｜ ||-ｬ‐=ﾔﾆT￣Tﾆｱ=-ｧ-||: ｜ （(⌒Y⌒)） ｜ ||-ｬ‐=ﾔﾆT￣Tﾆｱ=-ｧ-||
｜ ｀ )Ｉi( ´ ｜ ||━`┯゛┷ｧ ┷rr━'━||: ｜ ｀)i☆i(´ . ｜ ||━`┯゛┷ｧ ┷rr━'━||
｜ 《´.｀》 ｜ || )/￣,/＿＿}{＿＿_||: ;O;+ ;o+: ;i|*|i､ ;;o;+、 ;;O+; || )/￣,/＿＿}{＿＿_||
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｜ ｜ ||／￣,/ｰ====='ﾄ.__.ｲ ||: |i|O|･Xoﾟ)||◯||(ﾟoX･|O|i| ||／￣,/ｰ====='ﾄ.__.ｲ ||
｜ ｜ ||｀ヽ_,/ー＜＞,/l|ヽ､ 7||: |'ﾞﾞ+''ﾞﾞ*''ﾞﾞ+''ﾞﾞﾞ'+''ﾞﾞ*ﾞﾞ''+ﾞﾞ| ||｀ヽ_,/ー＜＞,/l|ヽ､ 7||
｜ ｜ |l .,/l-＜＞,/ ll__/＼_||: ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ |l .,/l-＜＞,/ ll__/＼_||
｜ ｜ || ,/. |'⌒ヽ,/___.l|. ｀||: ／ ⌒ ⌒ ＼ || ,/. |'⌒ヽ,/___.l|. ｀||
｜ ｜ ||.,/ l_＿_,/ ,l|｀ヽ.___||: ／ （●） （●） ＼. ||.,/ l_＿_,/ ,l|｀ヽ.___||
｜ ｜ ||´―┤ ,/＼／l| ｜ ||: | （__人__） |. ||´―┤ ,/＼／l| ｜ ||
｜ ｜ || . | ,/ i .ll_ノ｀ヽ.||: ＼ ｀ ⌒´ ／ || . | ,/ i .ll_ノ｀ヽ.||
｜ ｜ ||、.／| ,/_.ｲ´＼.l| ゝ＿_||: f~~r ､''''‐-: ''''~~"~ ""~~~,,,,｛, ||、.／| ,/_.ｲ´＼.l| ゝ＿_||
｜ ｜ ||_|＿_l/＿＿＿_,,,,,,_ /,ｨ〔/T‐ｪ', ''''' ~~ ヽ.. ||_|＿_l/＿＿＿_l|'＿＿.||
｜ ｜ ｀ ￣￣￣,.'''~ ﾞi ~~''t-'7:::i' ! !::::::::~''- ., -‐く ｀ ￣￣￣￣￣￣￣￣ ´
｜ ｜ i , t-l l::/:::::ｌ ｌ ｌ:::::::::::::::::::ﾞi' - .,_ `i
｜ ｜ iﾞ''''f l::::l l/::::::;ｌ ll l:::::::::::::::::::;!:::::::::::~ ''''''‐-t-'
｜ ｜ ｌ＿ｌ l::::! /::::::::ｌ l ｌ ｌ::::::::::::::::ゝ:;:::::::::::::::::::::::::ﾞi
｜＿＿＿＿＿.| ／ ＼:::l. /:::::::〔,,,l:l,,,〕:::::::::::::ﾞ!~ ~'- ､:::::::::::::::〈
_r三三三三三三三ｭ＿＿＿＿ .."''t---f''ﾞ!::! ./::::::::::::::i:i:::::::::::::::::r.' ヽ;:::::::::::::ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
〈 〉.l::l. ,!:::::::::::::::l::l:::::::::::::::::ﾞt:..、 ~''‐-- 'i
ｌ---l ﾞ',.=く:::::::::::::::::l:::l:::::::::::;;: -! ヽ, ヽ
￣ r::'":::::::ヽ;::::::::::;;l;;;;l. ｧ ''/ .rﾞ;..,,,.ﾉ::ヽ, ﾞ:,
ヾ:;;;;;;;::;;: ‐'' " i i‐ｧ ,!r'''''' '' - 'ヽ., ,,. t'
,,. -'''"__ﾞ' ‐---‐‐''"__,」:l,,,!l; ヽ;::~'''''''~:::::::ﾞ;,
ﾞ'''''''''" ﾞ''‐----‐''" ﾞ''‐---‐''" ﾞ''‐---‐''
※ 原初年代記では955年の出来事で、彼の帝位は969年〜なのでおかしいが、年代記の通りに記す
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- 798 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:18:13 ID:DLw1gOdo0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 皇帝は彼女の顔が非常に美しく聡明であるのを見て ―――
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
|i|O|･Xoﾟ)||◯||(ﾟoX･|O|i|
|'ﾞﾞ+''ﾞﾞ*''ﾞﾞ+''ﾞﾞﾞ'+''ﾞﾞ*ﾞﾞ''+ﾞﾞ|
ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） .＼
| /////（__人__）///// |
＼ ｀ ⌒´ ／
f~~r ､''''‐-: ''''~~"~ ""~~~,,,,｛,
/,ｨ〔/T‐ｪ', ''''' ~~ ヽ
/ 7 :::i' ! !::::::::~''- ., -‐く
// / / // / / i
.// / / // , ' / / ,' i
,'/ /_/_/_/_ , ' , ' / / l
i i /i li l Vヽ ／ ／ / / / ＼ ', i
ﾘﾊ i ﾘ>十くﾊ , ' .／` ./.／ / ＼ i !
| Nj /´ /::::::ﾄ. ヽ.／／ //＼// ハ ヽ l .|
| l / ハ::::,' ´￣｀ﾒ 、/ / ｲ そ＞--ｧ-ﾍーr┤
| i./ ､|r':::/ /:::::::iヽ/ そー／／ }__ﾒ、＼
| ,'/// ￣ | j::::::l l て/／ / く. ＼. 〉
ｎ _＿ __＿ /⌒ヽ/⌒ヽ | ﾊ ' ゞ.{r';;;ノ ' トｰ＼__／ i ヽ_／
| |└‐ｔﾉ .└ｰｔﾉ {. } |. ∧ ///// r‐‐｀ヽi | |
Ｕ につ 广ｰ┐ ＿_. ＼ ／ |/ ∧ 丶 .ﾉ i /ｌ | |
￣￣ つ) ＼／ | / .∧ ` ー‐ r'´ / |. ! .|
ﾘ ∧ へ.___. イ | | |
i / .∧ ´ ト、 l ! .| |
. / / // `ー‐‐r─ ´ |/ j l. l | |
/ / // ／ //∧ ／ V | | |
. / / / i / ./// ∧＿＿＿＿_.／ ﾄ. |＿__ﾊ＿_j
V ,' ,'___| / ムイ./| | / ト. il l |
i i／,. ──←へ .| | / / 〉、 l li
f`ヽ. | l ー──‐/ .>| |-- ‐‐ ' , ' ／／ ヽ i ﾊ
. f`ヽ ! ＼ ﾘ | {____ / ＼! ' ／／ V ﾊ
ヽ ＼ ＼. ＼ V从ﾙl＞--- イ /i ヽ ヽ ,. -- ' ／ V ﾄ、
. _ ＼ ＼ ＼. ヽ } ／,.イ / / ∧ ヽ ヽ ´__ , - ´ ,. ´￣｀＼ﾊ ﾊ
. ゝ. ￣ `ー＼ ＼ i i / ／ / / / ∧ ', i／ _, ´ ヽ.ﾘ
. `ー - 、＼＼ ＼ V/./ i _/ / / i l | ／ ヽ
__ ＼ V i ○レ' i l ｌ i ﾚ' ﾚ' ',
... ゝ.__￣￣ ｀ V| / | | | ￣￣ / i
￣￣｀ヽ ij| / | | | ./ |
.
- 799 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:19:06 ID:DLw1gOdo0
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≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 知恵に驚き ―――
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
ﾄ､._人,.ﾍ.__人_,.ｲ_,.ｨ
)i☆i( .j`‐'┌┐ r‐――‐ 、ｰｨ
;O;+ ;o+: ;i|*|i､ ;;o;+、 ;;O+; .､- ' | | | r--- 、 ｌ L_
|i､i''ii､;iﾞii､;ii'ﾞﾞ'ii;;､,iiﾞi､,ii''i,i| ._ ) .| | └┘ ノ ﾉ く
|i|O|･Xoﾟ)||◯||(ﾟoX･|O|i|. ）... | | i"´／ (_
|'ﾞﾞ+''ﾞﾞ*''ﾞﾞ+''ﾞﾞﾞ'+''ﾞﾞ*ﾞﾞ''+ﾞﾞ| ´） └┘ └┘ ,ﾆ=-
ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ. ) ┌┐ ┌┐ （_
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ﾍ::｀ヽ､＿,-､Vi/////∧ｌ. |//V 〈
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- 800 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:19:46 ID:DLw1gOdo0
-
)i☆i(
;O;+ ;o+: ;i|*|i､ ;;o;+、 ;;O+;
|i､i''ii､;iﾞii､;ii'ﾞﾞ'ii;;､,iiﾞi､,ii''i,i|
|i|O|･Xoﾟ)||◯||(ﾟoX･|O|i|
|'ﾞﾞ+''ﾞﾞ*''ﾞﾞ+''ﾞﾞﾞ'+''ﾞﾞ*ﾞﾞ''+ﾞﾞ| γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ. | “ お前は私と共に
／._-‐｡-､ ｉ i ,r‐｡‐-_..＼ |
／ ヾ三≡"| | `≡三' " ＼ | この町で君臨するのに相応しい。”
| （__人__） | 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
＼ ｀ ⌒´ ／
f~~r ､''''‐-: ''''~~"~ ""~~~,,,,｛,
_,,,,,,_ /,ｨ〔/T‐ｪ', ''''' ~~ ヽ ==||== || ||
,.'''~ ﾞi ~~''t-'7:::i' ! !::::::::~''- ., -‐く ==!!== .|| i i ,
i , t-l l::/:::::ｌ ｌ ｌ:::::::::::::::::::ﾞi' - .,_ `i ｌｌ / ／
iﾞ''''f l::::l l/::::::;ｌ ll l:::::::::::::::::::;!:::::::::::~ ''''''‐-t-'
ｌ＿ｌ l::::! /::::::::ｌ l ｌ ｌ::::::::::::::::ゝ:;:::::::::::::::::::::::::ﾞi
／ ＼:::l. /:::::::〔,,,l:l,,,〕:::::::::::::ﾞ!~ ~'- ､:::::::::::::::〈
.."''t---f''ﾞ!::! ./::::::::::::::i:i:::::::::::::::::r.' ヽ;:::::::::::::ヽ
〈 〉.l::l. ,!:::::::::::::::l::l:::::::::::::::::ﾞt:..、 ~''‐-- 'i
ｌ---l ﾞ',.=く:::::::::::::::::l:::l:::::::::::;;: -! ヽ, ヽ
￣ r::'":::::::ヽ;::::::::::;;l;;;;l. ｧ ''/ .rﾞ;..,,,.ﾉ::ヽ, ﾞ:,
ヾ:;;;;;;;::;;: ‐'' " i i‐ｧ ,!r'''''' '' - 'ヽ., ,,. t'
,,. -'''"__ﾞ' ‐---‐‐''"__,」:l,,,!l; ヽ;::~'''''''~:::::::ﾞ;,
ﾞ'''''''''" ﾞ''‐----‐''" ﾞ''‐---‐''" ﾞ''‐---‐''
.
- 801 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:20:19 ID:DLw1gOdo0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 彼女は意味を悟って ――
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
Υ ､０ｨ. Υ ／__ 三. |L|」|/V/ _＼ Υ ､０ｨ. Υ ／__ 三. |L|」|/V/ _＼
｜ _)i(_ ｜ ||((｀_}[]｛_￣／ヨＥ＼´))||: ｜ _)i(_ ｜ ||((｀_}[]｛_￣／ヨＥ＼´))||
｜ （(⌒Y⌒)） ｜ ||-ｬ‐=ﾔﾆT￣Tﾆｱ=-ｧ-||: ｜ （(⌒Y⌒)） ｜ ||-ｬ‐=ﾔﾆT￣Tﾆｱ=-ｧ-||
｜ ｀ )Ｉi( ´ ｜ ||━`┯゛┷ｧ ┷rr━'━||: ｜ ｀ )Ｉi( ´ ｜ ||━`┯゛┷ｧ ┷rr━'━||
｜ 《´.｀》 ｜ || )/￣,/＿＿}{＿＿_||: ｜ 《´.｀》 ｜ || )/￣,/＿＿}{＿＿_||
｜ ｀.ﾟ´ ｜ || 人__,/￣T￣l|￣ T｀||: ｜ ｀.ﾟ´ ｜ || 人__,/￣T￣l|￣ T｀||
｜ ｜ ||／￣,/ｰ====='ﾄ.__.ｲ ||: ｜ ｜ ||／￣,/ｰ====='ﾄ.__.ｲ ||
｜ ｜ -‐=━=-.＜＞,/l|ヽ､ 7||: ｜ ｜ ||｀ヽ_,/ー＜＞,/l|ヽ､ 7||
｜ ｜ . ...´::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ._ll__/＼_||: ｜ ｜ |l .,/l-＜＞,/ ll__/＼_||
｜. ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..,l| . ｀||: ｜ ｜ || ,/. |'⌒ヽ,/___.l|. ｀||
｜ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'.｀ヽ _||: ｜ ｜ ||.,/ l_＿_,/ ,l|｀ヽ.___||
｜. ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i | ｜ ||: ｜ ｜ ||´―┤ ,/＼／l| ｜ ||
｜. ｉ::::::::::::::::::{ノ:::::::::ヽ}::ﾊ::::}:::::::::::}_》｀ヽ||: ｜ ｜ || . | ,/ i .ll_ノ｀ヽ.||
｜. |::::::斗匕八:::::::::::/}ﾉT¬ミ::::::∧ゝ__.||: ｜ ｜ ||、.／| ,/_.ｲ´＼.l| ゝ＿_||
｜. ﾄ:::::::Vん圷＼:::/ 仍ﾊV:::::/! ﾟ。.._||: ｜ ｜ ||_|＿_l/＿＿＿_l|'＿＿.||
｜. |V＼{{ 乂り ） 乂り }}ノx| :|」￣´. ｀ ￣￣￣￣￣￣￣￣ ´
｜. |:::::::} ; r》 ）_｣ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜. |:::::八 ﾉィ:{:| | “ 私は異教徒です。”
｜. |:::::::::|＼ ´ ｀ ／ :::|:|:| 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
｜＿＿＿＿_.|:::::::::|:::|个 ィ:|::|::::::|:|:|
_r三三三三三_.|:::::::::|:::|::|::} `ー＜:::{::|::|::::::|:|:|＿＿＿____ _
|:::::::::|:::|::lノ Ｖ_:}::::::|:|:|
|:::::::::|/{⌒ ＿___ ）＼::|从
<⌒＼::::| ＼/／ ¬x ' /￣¨¨ >
/ ＼ ヽ{＼/ ／ ¬}／ / ／ }
/ 丶 〔 ∧⌒〕 ／ / }
Ⅵ ] ∨ } i /
{ Ⅵ/] } } }/／ /
.
- 802 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:21:14 ID:DLw1gOdo0
-
Υ ､０ｨ. Υ ／__ 三. |L|」|/V/ _＼ Υ ､０ｨ. Υ ／__ 三. |L|」|/V/ _＼
｜ _)i(_ ｜ ||((｀_}[]｛_￣／ヨＥ＼´))||: ｜ _)i(_ ｜ ||((｀_}[]｛_￣／ヨＥ＼´))||
｜ （(⌒Y⌒)） ｜ ||-ｬ‐=ﾔﾆT￣Tﾆｱ=-ｧ-||: ｜ （(⌒Y⌒)） ｜ ||-ｬ‐=ﾔﾆT￣Tﾆｱ=-ｧ-||
｜ ｀ )Ｉi( ´ ｜ ||━`┯゛┷ｧ ┷rr━'━||: ｜ ｀ )Ｉi( ´ ｜ ||━`┯゛┷ｧ ┷rr━'━||
｜ 《´.｀》 ｜ || )/￣,/＿＿}{＿＿_||: ｜ 《´.｀》 ｜ || )/￣,/＿＿}{＿＿_||
｜ ｀.ﾟ´ ｜ || 人__,/￣T￣l|￣ T｀||: ｜ ｀.ﾟ´ ｜ || 人__,/￣T￣l|￣ T｀||
｜ ｜ ||／￣,/ｰ====='ﾄ.__.ｲ ||: ｜ ｜ ||／￣,/ｰ====='ﾄ.__.ｲ ||
｜ ｜ ||｀ヽ_,/ー＜＞,/l|ヽ､ 7||: ｜ ｜ ||｀ヽ_,/ー＜＞,/l|ヽ､ 7||
｜ ｜ |l .,/l-.......--.........../＼_||: ｜ ｜ |l .,/l-＜＞,/ ll__/＼_||
｜ ｜ || ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:..||: ｜ ｜ || ,/. |'⌒ヽ,/___.l|. ｀||
｜ ｜ ／ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼. ｜ ｜ ||.,/ l_＿_,/ ,l|｀ヽ.___||
｜ ｜ ,.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:., | . ｜ ||´―┤ ,/＼／l| ｜ ||
｜ ｜ / :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, ..｜ ｜ || . | ,/ i .ll_ノ｀ヽ.||
｜ ｜ ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト､ ｜ ｜ ||、.／| ,/_.ｲ´＼.l| ゝ＿_||
｜ ｜ ,: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|: :i
｜ ｜ ｉ:.:.:.:.:i:.:.:. }:.:.:ｉ{:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ:.:.:. } :.:.:.:.:.:.: |: :|. γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ ｜ |:.:.:.:.:| .: ﾊ:.:.八 .:.:.:.:.: /_」:.:._ﾊ:.}i.:.:.:.:.: |: :| | “ もしあなたが私を洗礼させようとするのなら、
｜ ｜ |:.:.:.:.:|.:/´:}/￣｀､:.:.:./ |／ }ハ:.:.:.: ﾉ: :| |
｜ ｜ | :.:.:.: ｲｨf斤心 ＼{ ｨ斤ﾊ ､彡⌒r‐' | 自分で私を洗礼して下さい。”
||:.:.:.:.:.| V辷ﾘ ﾋ辷ﾘ /:.:| _乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
||:.:.:.:.:.| ｀¨´ ｀¨´ ,__／ .:.:|
||:.:.:.:.:.|'. i: ,.:.:.:.:.:.:.:.:.|
||:.:.:.:.:.ﾚヘ 。 ｲ l: . .:.:.:.:.:|
. . ｌ|:.:.:.:.:.| ｀ . イ |: | : : :｀: . . γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
. . : ´: :.:.|:.:.:.:.:.| ｀ ｰ ´ |: | : : : : : : :ヽ | “ そうでなければ私は洗礼を受けません。”
. / : : : : :八:.:.:.: | |: |: : : : : : : : :‘, _乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
,: : : : : : : : :＼: |‐- . . ´|: |: : : : : : : : : :‘,
. i: : : : : : : : }:.:.:.＼ ｀ ´ :|: | : : : : : : : : : : i
※ 洗礼…キリスト教徒になる儀式で、「生まれ変わる/罪を洗い落とす」という意味がある。
やり方は「海や河川に入る」「水を手にとって相手の額を濡らす」など、様々。
洗礼は自分ではできず、資格をもった信者に洗礼してもらう必要がある。（正教会なら司祭以上）
.
- 803 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:22:01 ID:DLw1gOdo0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ そこで皇帝は総主教と共に彼女を洗礼した。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
―＿ .///// /// /// ///三三三三三≡≡≡≡≡≡/.==
￣―/////―＿ /// /// /// /三三三三三≡≡≡≡ /Ο =
./////￣―二///―＿/// /// /// 三三三三三≡≡≡/ ====
///// ///￣―///二///＿///〃〃 ヽ ヽ.｜ ._____|０ ====
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///// /// /// /// ///〃〃ヽ ヽ .| |///|======
////三三三///三三///三///三///〃 .木 木 木 木 . | |///|======
/// /// ///＿///―///〃〃木 木 木 木. _| |///|======
// ///＿―///三三三＝＝￣ | __口_口_口_口/三三三|======
/＿―二///―三三＝＝￣ ＿ ―ニlﾆニニニニニニニニ|| | =====
三三三＝＝ 「ヽ｢ヽ ＿ ― ― ￣ 〜 || |=====
＝＝￣ ヽ |ヽ | ―. ― ￣ 〜 〜 || |.====
＿_― ￣ ― 彡 ￣ 〜 ＿＿ 〜 〜 〜 || | ===
￣ ＿| ／／￣――― ／ ｀丶、 〜 〜 || |===
￣ ll || ／／／. ｎ _／ / ハ ＼＿ 〜 ／￣￣￣￣￣￣￣
＿＿ ―― __ｎ-! !''´ /ｲﾍ{._ ', } } ｉ＼―‐/
／ _ | Ｕ ヽ. ／ ⌒ヾV /／! ! ｉ |￣￣￣|―――＿＿
. / /´ _,〉 `＜ ｆ巧㍉ 厶-'⌒V从 ﾊ|
人{ └ ､__ `, ゞ='′ ,圷､ 小ｲ
／-ﾍﾊ/ア └`┐ l 冫｀≠/ｲ !
ヽｰ'´ , '´￣ | ト-ｲ ｆ＝ｧ / /,.ｲ!
. ＞′ ｜ ｜ ﾉ ヽ' イ,／,ﾊ〉
⌒j j Ｋ_｀ ーｧ´_ノｲ ,/ 〉
ハ / .｢￣ ∧込 V / /
. ′ﾍ. / | / ll ＼{`＜
. ′ '{. |ヽ.‘ｰ''´ll }
′ ,. ' 〉 j ll /
. / , ／ ',. / ll / /
/ ,' ／ i`ｰ-ｲ lﾚ′ 〈
. ∧.{/ l ! j! / 〉
/ ヽ.{ ｌ / /! ' ′
-‐／ ＼ ﾉ／ / |／ /
. ` ｰ=癶{ / j ｲ
〃 小`ｰ--一' ﾉ‐ｧ' /
ゞ彳ｉJj`ｰ--‐ｧ'´ ノ )i☆i(
、 ｀ヽ= .... l｣ ﾊ〉 ' / ;O;+ ;o+: ;i|*|i､ ;;o;+、 ;;O+;
ヾ 、 _,. ' , ノ |i､i''ii､;iﾞii､;ii'ﾞﾞ'ii;;､,iiﾞi､,ii''i,i|
ヽ＼__ ／__,′ / |i|O|･Xoﾟ)||◯||(ﾟoX･|O|i|
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}___, ィ´ ′ / ／￣| + ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ
| ヽ ! ′ ∧ ｜ ::｜ ／⌒ ⌒ ＼
| ヽ ' 〈. ', ｜ ::｜x / （ ●） （ ●） | .人
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| | ､ヽ. | ＿＿_） ::｜ .! l/ﾆﾆ| /
| ', | ∧ .ｎ ﾄ､ヽ〉 | ＿＿_） ::｜＋ヽ `ｰ‐' / 十
| Ｕ ! l ｌ | ヽ〉 | ＿＿_） ::｜ .＞ ＼
| ', Ｕ Ｕ l ヽ ） ／ / ＼
※作者に特定の宗教を侮辱する意図はありません
.
- 804 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:22:43 ID:DLw1gOdo0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ オリガは洗礼を受けたので身も心も喜んだ。”
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
| | | | | | | |
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. , ':.:., ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶. | | ┃ | |
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:.:.:,.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.//:./:.:.:.:.:.:,:', ', ,:.:.:.:.:_:'., | | | |
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ﾐzﾆニ弐ゞ "" ""' / ｀i.|:|. |! i| | | | |
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////// ,'_ .Ｖ |_ /＿/:.', |! i| | | | |
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:.:.' , u r ___,,`:: , ':., ' ￣ ｀ ' , |!_i| | | | |
:.:.|:.:'、. , ', ´ ' , | |.＿＿＿＿＿.| |
:.i.:i .',＼ ／,' U '., ! ╋ |
:,'.|:.:.:.','., ｀' ., ___ ,, ' ,.' '., |／ .＼ ┃ ／..＼|
i .|:.:.:.:.:.丶 ＿, ':iヽ .／ .'.,
i、:ヽ:＼:.:.:.:.:., ' , '
ヽ＿ _ _, ' ヽ., ' ',
,' .／ , ― ',
, ' , ' ／ ', ※ 作者に特定の宗教を以下略
. / , ' ／
' ／ , ' ヽ.
, ' , ' , ' ,
'´ ,／ ., . ,' .＿
, .i / | 丶
Ｊ ／ | J ,' し
, .' i ,' ｀
/ ', ./ i ヽ
.,.' 丶 , ' ,'
,'., u ヽ , .'
- 805 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:23:49 ID:DLw1gOdo0
-
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
. |
. | “ お前はルシの女たちの中で祝福されている。
l:::::::ﾞ､ ﾞ､::::::ﾞ､,,,-'''ﾍ ﾞ､::::::::::::::::', ';:. |
':::::::ヽ ﾞ､::::::::::::::::::::ﾞ､,,.､-'''::::::::::::;;＿i,_';; | 光明を愛し闇を捨てたのだから。
. '::::::::ﾞ､ ﾞ､:::::::::::::::::::::::::;;,､､-''"ヾ.､ヽ ﾐ';;,､._ |
. ﾞ､:::::ヽ ﾞ､:::::::::::;:､ﾍﾞ´', ヾ.`､. _ﾞ､､ヽ.`.ﾞ､￣ | ルシの子らは孫たちの末までお前を祝福するであろう。”
ヽ::::::ﾞ､ ﾞ､:;／.l !.|ヽ ヾ､ ヾ､へ. N. i i ﾞ! |
ﾞ､:::∧_／!l l从'"ヾ､＼ﾞ､ヾｧﾃﾐl | .,! l _乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
∨ ./ i l.',. /il',i', `ヾ､ヽ!id::!'!1/,j,'.
ﾞ､'!.', ﾞ､ﾞ､'. ';ヽゝ=ﾐ ゞ'ﾉ;バ"､＼
';ﾞ､rゝヾ､ 'i〃,,,, ` ﾉ､ヾ､;,､ﾐ.`::-､..＿_,,,,...､､､--ｰｰー'''ニ
';ﾞﾍ;ヽ. ヾヾ､_ ┌''j’ ,.ﾍﾞヾ_ `ヾミ `≡=:::--ｰｰー''''''''"~´
ﾞ､ヾヾ､ ＼.,,_ 丶",.へi,>'':::｀i'ﾐ;;:､.. ｀`'''-､､､..,,,,,,＿,,,,,,,__
,〃二≧=ﾐ､. ヽ.｀ﾆ'';;ｲ>ﾍﾞ::::::::::::| i''ヽ､ミ三;;ー-===ﾆ二ミ-､_｀￣
ﾚ´ ｀ヾﾐ､ ＼.､-ｰ└､;_::::::::! | `'''ｰミ,,_=::;;､､,__;ﾞ; ヽ, ｀ミ:; ← 総主教ｻﾏ
l' ヾﾊﾐ､ ヽテﾗ,>-ｰゝヽ､! `''ー-､;;三ミ='-､_＼
ヽ ヽ､ゞ-ヾﾆ,,､=-ｰ ` ヽ､ｧ-----ｰｰー､''´￣''-ﾐ､.｀`ﾞ''
￣'''ー--､､､,,,,,＿iヾ､ ／´-'''￣｀`<_,ｰ;ｧr;／"~)ヾ;､ ヽヽ. ヽ.ﾞﾐ
::::::::::::::::::............... ￣￣｀`''''''┴ー--=ﾆ､二;;ﾐ｛,／" ,,< ノ, } ｝ ,ﾉ
｀`'''''ーｰ--､､:::::;;;;;;;;;＿_:::::::::::::::::::::::........... ~/" /ﾞ_!.ヾー--､､､.,,,＿/,/,,,,,,,､-ﾍ
ヽ゛､￣｀;ゞ''''''''ーｧ-､､:;;;/" 彡' i !::::::::.................. ￣｀''''`!ﾞ`'
ヽ:ヽ / ,,〃ヨ ｀'v" / l. |〃'''ー---､､､:::;;;;＿_ノ ,
ヽ ! ／" .i ﾊ - ゝ /ﾞ '__,.〃ヽ ＼. ヾ､ヽ ヾヽ ￣i'''''
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..,
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'.
':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
ｉ::::::::::::::::::{ノ:::::::::ヽ}::ﾊ::::}:::::::::::}_》
|::::::斗匕八:::::::::::/}ﾉT¬ミ::::::∧
ﾄ:::::::Vん圷＼:::/ 仍ﾊV:::::/! ﾟ。 γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
|V＼{{ 乂り ） 乂り }}ノx| :|」. | “ 猊下よ、あなたの祈りにより、
|:::::::} ; r》 ）_｣ |
|:::::八 ﾉィ:{:| | 悪魔の網から私が守られますように。”
|:::::::::|＼ ´ ｀ ／ :::|:|:| _乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
|:::::::::|:::|个 ィ:|::|::::::|:|:|
|:::::::::|:::|::|::} `ー＜:::{::|::|::::::|:|:|
|:::::::::|:::|::lノ Ｖ_:}::::::|:|:|
|:::::::::|/{⌒ ＿___ ）＼::|从
<⌒＼::::| ＼/／ ¬x ' /￣¨¨ >
/ ＼ ヽ{＼/ ／ ¬}／ / ／ }
/ 丶 〔 ∧⌒〕 ／ / }
Ⅵ ] ∨ } i /
{ Ⅵ/] } } }/／ /
- 806 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:24:31 ID:DLw1gOdo0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 洗礼の後、皇帝は彼女を呼び、彼女に ――
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
＿__<i>_＿_
////|lr｡i||//∧
V/,（()〈〉()）,// γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
{i工8[i_!]8工i} i＾ﾏ'ﾌ | “ 私はお前を
ﾓｼﾞﾓｼﾞ .／ ⌒ ⌒ ＼. ﾚ' / |
／ （ ―） （―）.／ ,ｲ ヽ、. | 自分の妻に迎えたいと思う。”
／ /// .（__人__）.／ ､ /ｰﾍ_,.ヽ, _乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
| .´ ⌒｀./ ､＼｀ヽ´__ .`t
. ＼ .../ ヽ r'´_}__, {
.／ {'T /`7/ _,ノ !
.-' ｀7'／ヽY´ |
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::､:ヽ、
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::＼:::ヽ:ﾍ、
/:::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::＼::ヽ:ｌ
. /:: ::/:::l::: ::::::::::::::|:::::::::::､:::::::::|:: :::三三＼::|
. |:: :/:: ::|::::: ::::: :::::|::::::|:::::|:: :|:::|ﾍ三三三/卩ヽ
. |::::|: : ::|:::|::::::::::::::|::::⊥斗‐廾! Z彡彡/ .|∨ ＼
|: :|:::|:::|:::|::::::::::::::|::::/|//|/∨ ∨¨'/ |.l∨／
|:::|:::|:::|:::|∨:::::::/l/ /√::示｀> 片＼l.| |
. |:::|::l:::|∨斗ﾄ､/ ゝ:::ソ /ﾅ./::| | .|
|:::|/V ∧::::ｷ < /: :| .| .| ・・・・・・・・・・・・・・
. |:::::::::ﾍヽ ゝﾝ /-':::|::|__|. |
. |:::::::::::ﾍ ' / |::::::|::::::l |
|:::::::::::|:ﾍ ― ／ .|::::::|::l:::|__|
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. ∧::::::::::::＼_⊥'´ヽ ! ＼ ∨::::::|::::|
. ,-─＼::::::::::::＼｀ヽ .ヽ ＿_ﾍ ＿__＞<｀ｰ!､
/ ＼::::::::::::ヽ ﾍ .ﾍ ´ .＼ ｀ー ､
. / ￣ヽ:::::| .ﾍ .ﾍ ﾍ ＼
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- 807 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:25:02 ID:DLw1gOdo0
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. /::::::::::::/::::::::::::/::::::/:::::/::/:!:::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ./ ',
/::::::::/:/!::::::::::::!::::::/::::::/:/::::!:::::::::::!::::!::::::::::!::!::! ' す 私 私 私
/::::::::/:/:!::::::::::::!:::!:! !:::::!!::! !:::!::::::::::!!:::!:!::::::::!:::!::!. | る を を に
/::::::::/:/ﾉ:::::::::::::!::!!!-!::::!_!:! !::::!:::!!:!!!!::!:!!::::::::!!:!:! l の あ 娘 自
/::::::::/:f´!::::::::::!::! !! ! 丶:!丶!. !:::!ﾉ:!ﾉ !:!!:::!:!:::::!!:!:! | は な と 分
. /::::::::/::::! !::::::!!::!::!-―-､丶 !. ｀::::::/_.!ﾉ!:ﾉ:!:!.!!:!:! | ど た 呼 で
/::::::::/::::丶!:::::!:!:!::! ｀ .!ノ ｿ｀ﾉ!:ﾉ:!:::ﾉ ! | う が び 洗
/:::::::ノ:::::::::::!:::::!:::!!:! ⌒ヽ、/:::/!~!. l で 娶 な 礼
ﾉ::::::/:::::::::::::::!::!::!:::::!:! 、 /:::::| | ! | し ろ が し
. -─- ./:::::::::::::::/!::!:::!::::::!! r‐‐-、 ´ /::::!:!:| |__｣. | ょ う ら `
／ !ヽヽ￣ !:::!:::!:::::!:! `ｰ- ' ／:::!::!::!:| | ∠ う と `
/ ! !:! !::!:::!:::::!:!ゝ、___ ,. -‐''´ :::::::::!:!:!::|ﾉ! ' か '
/. / ! |;| !::!:::!:::::!::!_／ !;;!｀ヽ:-へ、:!:!:!:!| 丶. ＼ '
..i / | ! |;| ヾ!:::!:::::!::!.. |;;| ヽヽ.丶!:!:!!!| | ＼ ／
| ! ! . ! !;;!.. !ヾ!::｀!::!! |;;| ） ..ﾉ!:!::!:!!../ ‐‐----‐‐
ﾉ i | | !;;! ＿|;;|::::｀!::! ﾉﾉ / /:::!:!::!::!
! .: ! ﾉ .!└一´;;;;;;;;ヾ::::!i;;ゝ、_.|;|. / /::::!:::! !:!
i :: i/ ,￣´;;;;;;;;;;;;;/ヽ:ii;;;;;;;ゝ、｣ / ./::::!!::! !::!
. ..::::: |/ (;;;;;;;;;;／/;;;/ !ﾉ !;;ゝ、;;ゝ,/ /:/ !ﾉﾉノ
. ...:::::"／ ＼／ /;;;;/ヾ / !;;;;;!ヽ／___ノノ 丿
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- 808 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:25:39 ID:DLw1gOdo0
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| | ,: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|: :i || γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| |. ｉ:.:.:.:.:i:.:.:. }:.:.:ｉ{:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ:.:.:. } :.:.:.:.:.:.: |: :| ||. |
「二二二 二 |:.:.:.:.:| .: ﾊ:.:.八 .:.:.:.:.: /_」:.:._ﾊ:.}i.:.:.:.:.: |: :|二二二| “ キリスト教徒の中にそのような掟はありません。
| 「 |:.:.:.:.:|.:/´:}/￣｀､:.:.:./ |／ }ハ:.:.:.: ﾉ: :|二二. |
. ￣ ￣￣￣￣￣￣ | :.:.:.: ｲｨf斤心 ＼{ ｨ斤ﾊ ､彡⌒r‐'::::::::l|￣| あなた自身知っていることではありませんか。”
￣￣￣￣￣￣￣|l ||:.:.:.:.:.| V辷ﾘ ﾋ辷ﾘ /:.:|─‐_l| | |
|l ||:.:.:.:.:.| ｀¨´ ｀¨´ ,__／ .:.:|‐ L_| 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
||:.:.:.:.:.|'. i: ,.:.:.:.:.:.:.:.:.|
||:.:.:.:.:.ﾚヘ 。 ｲ l: . .:.:.:.:.:|
. . ｌ|:.:.:.:.:.| ｀ . イ |: | : : :｀: . .
. . : ´: :.:.|:.:.:.:.:.| ｀ ｰ ´ |: | : : : : : : :ヽ
. / : : : : :八:.:.:.: | |: |: : : : : : : : :‘,
. ,: : : : : : : : :＼: |‐- . . ´|: |: : : : : : : : : :‘,
. i: : : : : : : : }:.:.:.＼ ｀ ´ :|: | : : : : : : : : : : i
※ 教会の掟によれば、洗礼の教父となった者は自分が洗礼した娘とは結婚できなかった。
（邦訳「ロシア原初年代記」注釈より）
- 809 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:26:13 ID:DLw1gOdo0
-
)i☆i(
;O;+ ;o+: ;i|*|i､ ;;o;+、 ;;O+;
|i､i''ii､;iﾞii､;ii'ﾞﾞ'ii;;､,iiﾞi､,ii''i,i|
|i|O|･Xoﾟ)||◯||(ﾟoX･|O|i|
|'ﾞﾞ+''ﾞﾞ*''ﾞﾞ+''ﾞﾞﾞ'+''ﾞﾞ*ﾞﾞ''+ﾞﾞ|
ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ
／ （ ●） （●） ＼
／ ::::::⌒ ､_! ⌒::::: ＼ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| u 'ｰ三-' | |
＼ ／ | “ 私をみごとに欺いたな、オリガよ。”
f~~r ､''''‐-: ''''~~"~ ""~~~,,,,｛,. |
_,,,,,,_ /,ｨ〔/T‐ｪ', ''''' ~~ ヽ _乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
,.'''~ ﾞi ~~''t-'7:::i' ! !::::::::~''- ., -‐く
i , t-l l::/:::::ｌ ｌ ｌ:::::::::::::::::::ﾞi' - .,_ `i
iﾞ''''f l::::l l/::::::;ｌ ll l:::::::::::::::::::;!:::::::::::~ ''''''‐-t-'
ｌ＿ｌ l::::! /::::::::ｌ l ｌ ｌ::::::::::::::::ゝ:;:::::::::::::::::::::::::ﾞi
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.."''t---f''ﾞ!::! ./::::::::::::::i:i:::::::::::::::::r.' ヽ;:::::::::::::ヽ
〈 〉.l::l. ,!:::::::::::::::l::l:::::::::::::::::ﾞt:..、 ~''‐-- 'i
ｌ---l ﾞ',.=く:::::::::::::::::l:::l:::::::::::;;: -! ヽ, ヽ
￣ r::'":::::::ヽ;::::::::::;;l;;;;l. ｧ ''/ .rﾞ;..,,,.ﾉ::ヽ, ﾞ:,
ヾ:;;;;;;;::;;: ‐'' " i i‐ｧ ,!r'''''' '' - 'ヽ., ,,. t'
,,. -'''"__ﾞ' ‐---‐‐''"__,」:l,,,!l; ヽ;::~'''''''~:::::::ﾞ;,
ﾞ'''''''''" ﾞ''‐----‐''" ﾞ''‐---‐''" ﾞ''‐---‐''
. ,r.----- 、
,r'" . ` 、
r" , i ヽ、'i
i i i ,ii i i ヽiヽ_
i i__i'、 ,i_i_,i_ﾉiミミ/,iﾐ 'i
i '''┬, ヽ' ,┬-,.i彡iﾉi.iし'
, '⌒ヽ i i - -' -'イi.i'、
l ー--─ i i.、 ´_ _, ／ｲ i i.i i
ヽ､_ ノ i i:::`. .,__..- ' i:::::i .U.iU
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i _,!-''''i´ _,, - '´ .ヽ', .i
. , -i ' / ／i_i´ _,,- '´ `、!
i、 !,// l_,,-!_／ i, ,r '´ `ヽ
,! V i/,, -- 、,!
. ,! .／. , ' /´ .y
,! .i. ; .; ./ /
,! ! ; -/ /
.
- 810 ：名無しのやる夫だお：2014/05/06(火) 23:26:20 ID:0Pgx6xow0
- 汚いなさすがBBAきたない
- 811 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:26:57 ID:DLw1gOdo0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ 皇帝は彼女に多くの贈物、黄金と銀、錦と種々の器物を与え、自分の娘と呼んで彼女を行かせた。
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
_,,,..--------..,,_
_,r''´;r:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
,r":.:.:,f:.:.:.:.l:.:.:.:i.:.:.:i.:.:.:.:.ﾄ:､.:.:.;r＜''''''''ヽ
,!.:.:.:.:,l'l.:.:.:.:.ヾ:.:.ヾ._;i,;,;,;i,;,ヾ.ゞ､! ヾ''7''’
X .!:.:.:.:.f_,i;,:.-‐''''' ｀ ` ヽ ｀､,rヽ,/l´｀ヽ、
/ .`ヾi.:.ヽ ;;;;;;;;;;;;;;; / ﾄ､ヽ ヽ
. ┼ . l.:.:,;;;;;;;;;;;;;;' , , , ,!`ー'''l `､,!
l:.:.:.:.i , , ,ｲ !
l.:.:.:.:ヽ._ r¬. ,／ ! !
l:.:.:.:.:.:.:.:￣'''7l''フ＜、,ノ! !
ヾ,!ヾ,;r､,;,／ !'´,!7'l l `.┬ '’
,/ _/ : ﾚ': :ヾ: : : : l
i,_,r' l: : : _;r‐､: : : : l
`7''´:::::::::`ー'´:!
,.､ ＿＿＿＿,r‐=‐v<丈ｱｧ=‐､ ＿＿＿___，､＿＿__
,s(fｦ{:.: : : : : :/7{ (tｯ）}.爪{_{({rz) }｀ヽ: : :f´ {rｦ) , ,s'＾ヽ
,s' {{ /.: : : : : :ｱ介ｧｔイヽ<ｱ乂辷ｿｰ'´: : :} } {{_ﾉ $} {}
,s'′ｧ' ヽ: : : : : :{_'ノ{ノ＾ヽﾉ: : : : : : : : : :,r‐'′ｰ' }} $} .{}
{$ {{｀ { : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾉ fr'′ $} {}
. {$ 〃 ﾞｰt: : : : : : : : : : : : : : : :r-‐'¨´ { ヽ}}=' $} ﾑ!
{$ ﾞ{{ ﾞｰt__ｘ_:_:_:_:_ｘ＿_x‐' __>=ミf´} $} ﾑ'{}
{$ rzﾐv′ ｧ=v=＝ﾐv＝=ミ {r;{ (tz)}< $} ﾑ' .{}
{$ 辷ｿｧ ｰ≫=:{ fj{（r穀）}(trｧ) }＝≪‐'’ `{ﾊ辷ｿv' $}ﾑ' {}
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乂.＿乂＿乂＿乂＿乂＿乂＿乂＿乂＿乂＿乂＿.乂タ' }｝
{$ξ v‐=ﾐ､_x‐=-､ , -=ﾐ､ ξ $} β
{$ {{＾7´￣｀＿_,ｧ=v=＝ﾐv＝=ミ '´￣｀>､ｿ $} β
{$ ﾊ_， ヾ疋{ fj{（r穀）}(trｧ) }疋ｱ ` ヽ ， .$} β
{$ ｀ｰz__ ,乂_乂辷_ﾊ辷彡ﾍﾆｱ ー{{ｰ' .$} β
{$ ξ ｀ｰ(⌒ｰ-= ､ rv vt , =-‐'⌒)ｰ='´ ξ $}β
. >∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽゜<0
ゝ-'´￣｀¨¨¨⌒¨¨＾＾ｰ===‐‐'＾＾¨¨⌒¨¨¨¨´￣￣｀ー'′
.
- 812 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:27:35 ID:DLw1gOdo0
-
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
“ このオリガがキエフに着くと、グレキの皇帝は彼女のもとに使者を送って、―――
≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫
/＼＿＿_／ヽ
／ '''''' '''''' ＼ ← 東ローマの使者
.|::::（●）, ､（●）| ,. ‐- .. _
.|:::: ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, | .／ __ ｀` ｰ- 、
.|:::: ｀-=ﾆ=- ' | , ｨ／ ゝヽ￣ヽ ｰ- '
＼ ｀ﾆﾆ´ ／ _ ／ { {ヽ、_ ヽ' ﾉ_,.〉
/! ＿ ／_/_ -ｧー- ､＿ ... -‐ ' ヽヽ、 ｀＞､..ﾉ=┘
／j >-‐ ' ´／ / / ／ _ノ ＼ `ｰ '!
, -‐ 7´/{⌒| ／ _/ ｊ ＞‐'
/ / /／| 〉‐ｆ／ ＼' ! , '
/ ,' > .|/ ﾚ ﾟﾉ | ,.. -‐ '"
/ { ヽ | 〉 ／＿＿ ｔ ,. -‐ ' ´
| ヽ| / ／ ' ` ヽ、 ／
| ｀!/／ ／
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l:.:. i:.:.:|i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::ハ
;:!:.:|:.:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.l:.:.:i:!｀:.二ニ=r＝､::::i
. |i!:.i|:|:.:.:.:.://:/:.:/:. /ヾ三三彡ハｲ.ﾍ::l
. i Ⅵ:i!:.:///:/:乂//ノ ミ三彡:/: :|i.: : l:lゝ＿
ヾ∨//厶､、i/ｰ 彡イ/: : :|i.: : :l:!＿ ｀¨ ' ・､
｝ !;j ｀ゝ iγヽ:_:_:jiー‐':l : : ｀¨ ' ・ ､ ＼
ノ "´ |}ノ ｲ::|!: :|: :|::::!: : : : : : : : : ＼. ヾ;､_
＼ ／ｰイ::::|!: :|: :|::::',: : : : : : : : : : : V O} }
|:ヽ｀ : |:::::|!__jｰ:':::ハ : : : : : : : : : : } 〃
|: :ﾊ、_ ...イ : ,|:::::::::::::::::::::::ハ : : : : : : : : : i :{ {
. 八:.:.:.:.:_j ヽ. ｒ‐ー＜ !::i::::::::::::::::::::::ハ: : : : : : : : / ) )
. /￣/ :.:.:.:.:/ l:|V::|:ｌ ヽⅥ､:::::::::＞''"´￣｀ヽ : : : / //
/ /// :.:/! ..l:| |:l_ ＼//ノノ l: : /Ο//
. / { {:.:.:.{!:|／::《::::《 ::::｀ヽ. //: :./ l : i YY
/ ∨:.:／:::::／ハ:ﾍ＼:::: ＼/: :./ l : { l |
. / , .く:::::／／ l!:::＼＼:::: ＼′ l :.Ⅳ:Vﾊ
∨ /: : :У::/｀／: :l!::::i!::＼.>／} / : :! V :Vﾊ、 ＿
〈 /: : : /:::/:/O: : :.l!::::i!: : : : :.〈 /: : :.| ＼ ｀ヾミx(, =ﾐi
. ﾉ {: : : :.i::::i :l: : : : : :l!::::i!: : : : :/ ｲ: : : : !Ο//｀ミ三≧-┤
.
- 813 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:28:24 ID:DLw1gOdo0
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;O;+ ;o+: ;i|*|i､ ;;o;+、 ;;O+;
|i､i''ii､;iﾞii､;ii'ﾞﾞ'ii;;､,iiﾞi､,ii''i,i|
|i|O|･Xoﾟ)||◯||(ﾟoX･|O|i|
|'ﾞﾞ+''ﾞﾞ*''ﾞﾞ+''ﾞﾞﾞ'+''ﾞﾞ*ﾞﾞ''+ﾞﾞ|
ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
／ ⌒ ⌒ ＼ | “ 私は多くのものをお前に贈った。
／ （●） （●） .＼ |
| （__人__） | | お前が次のように言っていたからである。”
＼ ｀ ⌒´ ／ _乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
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_,,,,,,_ /,ｨ〔/T‐ｪ', ''''' ~~ ヽ
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i , t-l l::/:::::ｌ ｌ ｌ:::::::::::::::::::ﾞi' - .,_ `i
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丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ⌒丶、＿ノ
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/＼＿＿_／ヽ
(.｀ヽ(｀＞ 、 ／'''''' '''''':::::::＼
`'＜｀ゝr'ﾌ＼ ＋ |（●）, ､（●）､.:| ＋
⊂ｺ二Lﾌ^´ ノ, ／⌒) | ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::|
⊂l二L7_ノ / -ゝ-')´ .+ | ｀-=ﾆ=- ' .:::::::| + .
＼_ ､__,.ｲ＼ ＋ ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::／ +
(T＿_ノ Tヽ , -r'⌒!￣ `":::7ヽ.｀- ､ ./| .
ヽ¬. / ﾉ`ｰ-､ﾍ<ｰ1´| ヽ | :::::::::::::ﾄ、 ＼ ( ./ヽ
＼l__,.／ i l.ヽ! | .| ::::::::::::::l ヽ ｀７ｰ.､‐'´ |＼-､
ﾚ| ヽ | { l l ::::::::::::::::l ヽ ,ﾍ,',',',ヽ l:::::::::
ヽl ／ ＼ ヽ､ / ::::::::::::::::::ヽ ∨ .〉‐〈 ヽﾉ|::::::::
. /.:.::'.:.:.:/.:,:.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
':.:.::':.:.:.:i::.:!:ｉ:.!:.;.:i:.:.::.:.:.:.:.:.:.l:.:､:.:.:.丶
l::.:::|::.:.:.:|::ﾊ:N:.{:.:ﾄ､::､::.::.:.:.:}:.:.!::.:.:.i:.i
|::.::.|::.:.:.:l::L{!斗ヽ! ヽ:ﾊ::.:.;ｲ:i::l::.;.:.ﾊ:!
|::.:r'!:.:.:.:|:.ｌィ_jTト ′}:ム7ﾘ}/ﾚ′}
l::.:ヽ!:.:.:.:l:.:!辷リ {ヒ! ﾚ';ｲ '
. ｉ::.::.:i|::.:.:.:!:.| ､ ｀゛ {:川 ・・・・・・・・・・・・
/.::.::.::|::.:.:.:.l:.| .＿ ﾉ:ｉ:.:|
. /.::.::.::.;:|::.:.:.::l:.ﾄ､ ／:':ﾉ:ﾉ
/.::.::.::./.:|::.:.:.::.l:.l 丶 __ .イ:.:.:.:l:.｢
. /.::.::.::./.::rl::.:!:.::.:!:! 〈_:ｉ::.:|::.:.:.:l::|
/::.::.:;.: ィ´ !::.l::.::.|:|｀７ホｉ}|::.::!:､::.:.!:!
. , -―＜~ヾ:､ |::.l::.::.lﾘ〃 }ト､:!::ヽ::.:.ヽ
/ ヽ ヾﾊ ﾍﾊ::.::| jﾘ ｛{ ｀Ｔiヽ::.:ヽ
.
- 814 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:29:14 ID:DLw1gOdo0
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_ . . . . . . . _ j 丿
.．.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀:.､ / /
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:＼､、:.:.:.:.ヽ ,/ |
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:＼ヽ:.Ⅵ＼:.:.:.:', ハ. i γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
.:.:./ .:.: |.:.:.:.:.:.:.Ⅵ:.i:.|!.:|ｉ｀ﾐＹ:.ｒｭ:､ j :! .′. |
. ｉ:.:.|.:i.:.:.:|i :.:.:.:.:.:.|ｉ:.:|∧八 ミ/⌒Ｙ:＼ _/7 :′ / | “ もし私がルシに戻ったなら、多くの贈り物、
. |.:.:|:.i:.:.:.|ﾄ､:.:.:.:.:.|ｉ ﾊ,ィ⌒` ｛..し j∧ :〉 / // /. |
! :.|:.i:i: :乂 ＼:.:八 ,ィ⌒` ｀Y入ﾍ.＼ / :i! / | すなわちチェリャヂ、蝋（ろう）、毛皮、
:.:.:|:从ﾊγ⌒｀′ ﾘ:.:.:.Ⅵ/_/ i! , ′ |
. Ⅵ:.|八ヽ ,ィ⌒｀ 、 八:.:.├ / ! / | および援軍をあなたに贈りましょう。”
|ｉ:.:|: |!:ヽヽ _ ノ｀ヽ / ∨「|∨ : /. |
|ｉ:.:| :|i:.:.:ii .:ヽ ヽ__ ノ / ,/: |:| :〉 / _乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|ｉ:.:|: |i.:.:.|i.:∧:.:.＞ー― ／ |: :.|:Ｋ .: /
|ｉ:.:| :|i､: ∨:.:.∨ :.:.:.:.）rく. |.: :|:i:. ＼.: /
|iハ∧丶 ヽ＼＼:_ノ/∧》 |: :.ヽ＼ ＼ ′ ※ チェリャヂ … 奴隷
. 八 ヽ ＼＼ ＼ j ,{_{{´￣￣〉: : ∨ﾍ Ⅳ{
／j／/八＼￣ : : : : ∨ﾍ / 》 ※ 当時のルーシの交易品は毛皮と蜜蝋と奴隷
r＜ｊ: :《::://: : ＼＼:.: : : : :.∨::＼/
| ; : : Ⅵ|: : : : : ヽ_>: : : : :.:∨::/:|
ｉ /: : : :Ⅴ: : : : : : : : : : : : : : :＼::|
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(.｀ヽ(｀＞ 、 ／'''''' '''''':::::::＼
`'＜｀ゝr'ﾌ＼ ＋ |（●）, ､（●）､.:| ＋
⊂ｺ二Lﾌ^´ ノ, ／⌒) | ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::|
⊂l二L7_ノ / -ゝ-')´ .+ | ｀-=ﾆ=- ' .:::::::| + .
＼_ ､__,.ｲ＼ ＋ ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::／ +
(T＿_ノ Tヽ , -r'⌒!￣ `":::7ヽ.｀- ､ ./| .
ヽ¬. / ﾉ`ｰ-､ﾍ<ｰ1´| ヽ | :::::::::::::ﾄ、 ＼ ( ./ヽ
＼l__,.／ i l.ヽ! | .| ::::::::::::::l ヽ ｀７ｰ.､‐'´ |＼-､
ﾚ| ヽ | { l l ::::::::::::::::l ヽ ,ﾍ,',',',ヽ l:::::::::
ヽl ／ ＼ ヽ､ / ::::::::::::::::::ヽ ∨ .〉‐〈 ヽﾉ|::::::::
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- 815 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:30:06 ID:DLw1gOdo0
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／ ＼
, ' ヽ
. / .
/ . ,
' / / / / / / i ｌ ｌ i
ｉ ,' ,' ,' / / / l i i i _ __人__ _
|. i ll ｌ i ｌ ｉ / l ! /l ｀Y´ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
|ｉ l ll ｌ l ｌ l / / ! /∧ ﾘ} l | “ （皇帝に） こう言いなさい。
|l l ll l 十 l‐‐ﾄ、 /! / /i /∧ ＼「ト、 |
|l { lﾄ､´ｌノﾚ''＼j ＼ , '十 ｧ メ./ //r'ー〜{. |ハ. |
|l 八 j V ＼/ ,ﾚ'／ レ'//j___ ノil | i | 『 もし私が金角湾にとどまったのと同じように、
| i | x=＝＝= 、 _＿___ ' ' j . ｲﾉ| | | |
_ __人__ _ | ´￣￣｀`ヽ. /f⌒i | | | | 私の国のポチャイナ川に来てとどまるならば、
|｀Y´ | /ノ / .⊥r'rr''.. |
| l ﾄ. ! / .／ | | l |. | 私はあなたに贈りましょう 』 ”
|l i il ｌ＼ r‐‐ , , ' イ | | l |. |
|l l ll l i＼ ｀ ´ ／ ｌ ll i | | l ﾄ、 _乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
|l l ll l ｌ ＼ . ィ i l ll l | | l |ハ
|l l ll l l __ | __ . ´ j_. l ｌ ll l | | l |＿!
|l l ll l lf´ `ー‐ ､ ,.vr──' ｀ヽ l lｌ i i` ┴'l ※ポチャイナ川 … キエフを通る河川
|l l ll l ﾘ //ハヽ | ｌ._ __人__ _ｌ l |
|l l ll l ノ /// ｌ i , ' ＼__l.｀Y´ ｌ l |
|l l 「 /// | | ／ / 〉-l 、 ｌ l | __ __
￣｀`「ｌｌl ｌ ﾄ、 ///r-- ｧ; | / / ` ー‐r '´ ｀ヽ
| |ｌ ｌ | >=＝＝＝|| //`ｰ＝== ､/ / / ヽ
/＼＿＿_／ヽ
／ ,,,,,,,ﾉiヽ,,,,,,:::i|li:＼
. |（○）, ､（○）､ :| ＋
| ⌒,,ﾉ(､_, )ヽ⌒ u.:::|
. |.u (＾・＾> ｡.:::::::| +
＼ ﾟ ⌒´ u .::::／ +
,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
.
- 816 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:31:29 ID:DLw1gOdo0
-
/ | | ＼
. ′ ∧ | | l ＼ ﾟ｡
| 人|-‐-ミ
| ＼-{＼ ／ 釗 . i
| | |／ ＼〉 ＼ ! x=弌 } |
| | Ν 斗r云 ん( j} ハ
| | | ／ ん(__ ｝丿 v:ソ ｝/ 一滴の血も流すことなく
. | 人 Ν〈, V::ソ ｛
. ！ /⌒丶 ｛ ' 金銀財宝をやらずボッタクリか。
. ‘, ｛ /⌒ ＼〉 }
八 〔::::(_ ι __ 人
` 二. __ ´ 人を騙すのが本当に上手いな。
. . . . . . .〕iト ／
｝ . . . . .厂| ≧=‐--‐く |
｝ |. . . ./ .V ﾄ､ .｛ |_____
｝ |. . ./ . . .＼ 丿. 〈￣｀⌒V＾丶
｝ |／{. . . . . . . ｰ-‐r‐く. o. .oV⌒ｰ┘. . .ﾟ｡
｝ . 〉. . . . . . . o./. ｛. ＼. .o.. . . .i . . . . . .
___rく . . . .＼. . .o. ./. . ｛_ . . ＼__〉 . |. . . ｛. . !
/⌒丶 ＼__／. . . . . . ＼_o/. . . . . ｝Ｏ. . . . . .| . . .｛ . .|
. / ‘. ､ ＼‘，
/ ｉ | !| ! j{ i ヽ
. .′ i !| ﾄ､ ヽﾘ _ﾄ､＿ハ ! ト ゝ
|八{ ∨´ヽ{ }/ Ⅵ :!| ‘，
最後のオチはいかにもオリガらしいけど、 ｉ ヽ,斗‐ ヽ/ ＼ 〃斧ミｘ. | 八
|{ i ｉ イⅥｘｭ､′ 弋うｿ , / i
重要なのは２つよ。 八ﾄ､ | | 《 Vじj 厶イ |{
＼ﾄ､{ ヽ゛ゞﾟ' , 八 八
ｉ ヽ ﾊ , ｲ ｀ / /
１） 東ローマとは戦争（略奪）を避けた。 . | ヽ ｀ ／ |_ |ｉ / ）ノ
|{ ≧ ‐ r ´ ,， ´ レ'}/
２） キリスト教に改宗した。 . 八ﾄ､ ｉハ ﾄ､ﾊトr＜ ｛ ′
｀ ＼{ }ノ_,ノ !i ノ ｀ _
, rf ´ ﾉ{ ／ ＼
′:|i| .イ｀:く{ ＿＿＿__／ ハ
i {iレ' 廴:/ ∨///,／ / i
. У /::::/ ｀寸/ / i|
.
- 817 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:32:31 ID:DLw1gOdo0
-
/ / | ＼
/ / / | | ヽ
/ / | | ∧| |
/ | ｜ ∧|l / |ｌ | | |
′ l | | ―/-｜ / 八| | |l | l
|l 釗 ∧ / |,/ ｀ヽ. | ∧ 八 |｜ |
ｌ 八 l |l / | 斗岑汽ト N／ｲ＿ ∧| ｜
| -ミ |/ 爪 rしｲ{ ／イリ /メ.M. ｜
| ｆ へ. ∨ ｜ Ｖrｸ 丿ァ岑ﾐ, / ﾉ| l|
| | ハ∧ Ν 〟 rしハ/ | l|
| 人（ ｛ 亅 vｸ ′ ｜八
|ｌ | ＼ 〉 ∧ ′
八| l| ート ,
| l| |＼ ｒ‐‐ｒ 厶 l しかし何でキリスト教に改宗したんダ？
| l| | ￣ ｲ |
| 八 /| 丶､ イ | ｜
|l / f＾く、 ≧r‐＜ | l| ｜
|/ ﾉ. : : ＞ r┬=≪ : : { l| | l| ｜
. / ｜ ノ : : 0:〃/. :| :0 : : : : .＼ l| ｌ | ｌ|
/ 斗〈 : : 0 : /. :{. : :| : : 0 : : : : : ＼ l| ｌ|
. ,rー=z斗七i〔. .-=＜ﾍ. 0:/. : :{. : :| : : : : : : : ／⌒＾¨≧=‐ .|_
/ . : :/ー=≦| : : : : : : : ∨/. : :={ : 人: 0 : : ／￣二ニ .... ＿,≧=く
. ´ ￣￣ =ミ
,，´ ｀ヽ、
. , ヽ
／ / / } ‘，
. , ′ / ∧ ,′ 失敗率の高い略奪戦争をするよりは、
/ / / | /|ｉ | ∨ i
ノイ i ﾊ 斗/-|{ | /ヽﾄ､_ | i | i 普通に交易で稼いだほうがいいし、
|{ | ′Ⅵ′八{ ＼ヽメ、 | ﾄ､
. 八 | | y'ｆﾁ斧 ヽ x=ｭ､ | |{,ﾉ ＼ 何よりも東ローマの高度な文明を輸入したい。
/ ＼ﾄ､{ 《弋うﾉ "{じ::ﾊ》|{i 八
. ′ ｀ ﾊ ゞ ' 八 , ' ‘，
. ｉ{ ! ｀ ' 厶イ i
八 | ヽ _ ｲ | i| それには同じキリスト教国になったほうが
＼{ヽﾄ､ i＞ イ }/ｉ , i{ 八
ヽ )ノ /＼≧≦i){ノ}／ }ノ}／ ）′ なにかと都合がいい…
／ | | | | ／）
__,， fi´ ﾉ | | ｀ ／／ _ ／）
/ || ／イ:Ｔ:rへ ／ ｀こ7 _ 厶}／／
. ′ ヾ／ f⌒Y／ ヽ{ ,へ ヽ∨ っていう判断と思われるわ。
ｉ !::／ ／ソくノ) , ′
| /7≧x.､ ／＼ .イ7く /r‐' /
| {: /三三ニ／ ｀くﾐ三三{ ′ /
| Vニニﾆ／ ＼ 〉三三}＿__{_
| ｀寸i／ ヽ ／三「 |
.
- 818 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:32:59 ID:DLw1gOdo0
-
／´ ／/ / { | ヽ ヽ '､
// / / { ハ !ヽヽ ヽ ､ ﾊ ヽ
'ｲ / | l,. 斗-l i |ｲ -トl､ |! ｜ l ﾊ
| !l ! lイl ﾊ 八 |ノjﾉ jハ｀ﾄ!､ ! } i |
j八 i ﾄ !ｨf示卞jﾉ ｨ芹示ｧjノ /! ｲjﾉ
／⌒ヽ.‐ｧゝ弋::ｿ i} {! 弋::ｿｒ‐/^7^/ヽ
/ '￣ヽ＼>八_ ＿ノ'⌒ゞ､_ ＿ﾌレ'レlノ､ヽ キリスト教国になれば僧侶たちがもっと来てくれるし。
! ´⌒ゝｿ /从 ' ﾑ} 〈 / }
| ヽ /ﾊﾄ ゝ ﾏ ﾌ イ/ ヽ ヽ（ !
r‐─‐-} ）ノjﾉ j人 ≧ ､_,. ィ/| ｲ 人 ／⌒i 役所すら無かった後進国のルーシ・キエフ大公国にとって
|＼__／ ／/ ｀fr‐‐j {!「￣ 7.j/j八/ ﾌ´ ｜
/ ￣￣7 / |i ゞﾑイ トーｯ‐-､r'´ ｜ 字の読み書きができるインテリだった僧侶は
. /‐-､_＿＿_∧.{ |i ／ｲ⌒>-‐─､／ |. |
/ / ｀j／^ヽ｀'´ /-､∧:.:rｧ:./ ／｜ ／￣｀! 国づくりに欠かせない人材だしね。
..／ / ,.ｲ V/::::::::/ ＼／ / V´. |
{ ／,. / ..::::::::.. ／::::::::/ ,.イ⌒ヽ i /／ | !
／／ {::::::::::::::／::::::::::/／ .V'´ ! |
´／ i:::::::::::/::ノi!:::::/..:::::::::::::::.. } ｜ |
｀ー─ ´ /:::i!::/::::}!/::::/:::::::::::::::::::::::::.ハ / ｜
ｲ:::::j!::|::::::::::／::::::::::::::::::::::.／ ＼ ! ｜
／l ! 「￣| / ./＼
{ ',. ',. __,,､-ー┘ └ー--､,, ｊ / /
. l ｌ | 「 _, __ ｀i | .,' |
l | | └ー'''´￣ | | ￣｀''ｰ┘ｊ ｊ /
| ', ', └ｰ┘ / / ,'
|,.-l } __,,.､r─ー─tｰｧ-､,,_ | ト､.|
! |,.ゝ''´ ://´|: :l : : :/: /｀`lヽ:j｀`､j､ !
}'´l: : ! :V,z=ﾆ.ヽ:! : /: /＝ｚ､ﾘ: : ,' i ｀i'
,'1: l: |:vｲｨぅ｀ヽ ` Ｖﾘ' ;ぅ｀ヽｊ:/:/ :| : }
/ j: :| :|':!{ {c::::::ｊ !c::: ﾘ.}|/l: :|: : ! ← インテリさん
,.' ,': :}: :',:`:, ゞ-'' . ゞ-'' ./: l : :l: : |
ノ. /: : :ﾊ: ＼ﾄ、 ,..、 ./|:/i: : |: : !
. /: : /: :ヽ: `､: :＞ ,-,` ' ,. ィ ': :!':: l: ::! : :l
. ,.': : :/ :/ : ヽ: ,､ ;_/ / ｀´.┤:l : : : l : ',: l: : :',
. ,/ : : / :/ﾍ＿ノノ＼_､ﾆヽ. `〃｀￣〃 : ', : : ',
／ｨ : : /: /,'. ヽ;;;;｀ヾミ｀ヽ､ﾆヽ彡’ 〃＿ﾉ＞-─┐
__,. ''´: :,.':: : : /:/ :{ l;;;;l;＼;;;｀ヾ三､ﾐヽ ／ 二三‐二二ﾆ⊥､
_='-ー''´,'/: : : :, ' /: : } .l;;;;l;;;;;;;｀'';;ヽ､;;;｀ヽ〉/／二 -─..''..￣￣;//,
´ ／/ : : /: /: : :, 'l. l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀;;ヾﾆｨ´;;;使徒乱交編;;;;//: 丶,
／: ;/: : :/: /: : :ｨ: : ! ,. l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;|:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//: `､: : ヽ
／: , ' {: : /{: /: : :,'{ : l ..: l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;l＼〈＼;;;;∩;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// : ｌ',: ﾄ､: :`､
,´: : / '､ { l ,' : : ハ: : ＼ l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ､ヽ〉 ヽﾉ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//}: : l }: j ',: : :}
.
- 819 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:33:44 ID:DLw1gOdo0
-
,.ィ升
ﾄ､ ,.ィ升三ﾐ|
|{{心、 ,， ´￣ /三三三ﾆ|
|三三＞´‐ ´￣｀寸三三∧ あと当時は東西の教会も決裂してないので、
∨// : i :. 寸三/ ‘，
∨′ j{ | } ｉ | 寸{ , オリガはドイツ（神聖ローマ帝国）からも
ﾘ .′ ﾊ !ハ‐-:! ､ ∨ :
/ | //} 乂 jﾉヽ{ヽ i:. :. ヽ 司祭を派遣してもらっているわ。
/ :|{ j/ '"斧ﾐｘjﾉi !| :. 丶
ノイ 八心. 弋:う″| 八{ ｉ |{ ト ゝ
|{ﾄ､ !iゞ' , ／ ﾉ |: 八{
八{ヽ八 ｀ 厶イ ７´ /j/ ） ロシアの年代記には触れられていないけどね。
/: 丶｀ ..:: i{j/ j／/
ｉ{ ! ハ ≧=≦,i_,， ´ ヽ__
八ﾄ､{ ヽト ／|i| ／ ｀ヽ
ヽ ,. イ ﾉi| / :.
{
＼ |l|w/L ,r_／
＼＼{ｗ└ ¨ ´ ／
三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = ＼´ 彡x≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = -
> ； ’ ∠─
／ }|
／´ヾ, r､r‐|＾`
/／ }´
|::::::::::::::| |:::::::└ーーi ┌ー’:::::|
|::::::::::::::| |:::::::::::::::::::::| !::::::::::::::i
. |:::::::::::::::| |:::::::::::::::::::Ｌ.,,,,」:::::::::::::::|
. |::::::::::_;;;| |;､-r┬ｧ;T'j''''1t┬i､;;;;! ／
l;;-''"l:.:.:.iｲ"/',j_ |i |:i′ l|｀`|:|:i;.i ／
|:.:.:.:.:.|:.:.:|',,ｨ=ﾗミi' |i' ,,|i=ﾐ,||:.|;.l ,.-'´
|:.:.:.;.=|:.:.|ｲlf::::`1 /′ i:`| l}ﾘ:.|!:| ._,.､、 ´ ローマ教会の系列にも司祭を派遣してもらったとか、
|:.:.:.iゞ|:.:.ﾄ､ゞ:;;;ﾘ |;ﾘ/'.i':.l|:.| ,..-'7⌒ヾ.、.
|:.:.:.`ヾ!:.:| ￣ ´ ,,. _ '`´ ﾉ:i;|:ﾑ;-‐'" ,ﾄ､:;:;:;:;!| そんな黒歴史はロシアには存在しません！
|:.:.:.:.:.;.ﾞi:.:iヽ､.,,_ 〈 /_, イ|i"i':;:;i'[Play] | i;:;:;:;:l|
l:.:.:i:.:.|:.`､|:.:.:.:,j｀`Ｔ｣"i':.:i:.|i||, l;:;:;|.☆ l, ,l;:;:;:;j'|.
|:,:.|:.:.|:.:.:ヾ:.:,ﾄヽ;‐ `ヾ|;.:,|:i|i:!`‐ﾄ=;ｭ;‐- ､ ヾ､:;:;〃. いいですね！？
l;.|:|!:.:|!:.:.;|i;.:! ヾ,＿,iﾄヾ;|'ﾘ 〈 ,必`'i ｀`'＝″.
!ﾄ||;.i||;.:.i|i;|;`、 ヾ::::::::`､＼ ,};|{こ, 〉 ヽ､
ヾ'ヾ{`､|' `'ヾ|; i':::::::::｣, /'′l;:;:;:}′ ＼
`' ﾄ, l;:::::::::::i ／`′ `丶､
/:::i, l､:::::::::l‐'′ ＼
,/::::::::l; `､:::::::`、
,ﾍ､;;::::::::〉 l:::::::;､'ヽ,
くん' /｀ｊ､;| ﾞﾏﾍ,ゞi
/ ｀~`ヾ<,iゞ,.._.;.,ﾉ~ |
.
- 820 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:34:14 ID:DLw1gOdo0
-
/:::::::::::＞‐- ｀ ､
{:::／´ ─-､-─────ｧ
У ／ ヽヽ ＼:::::::::::::::::::::::::}
／ / / | } ヽ ヽ::::::::::::::::::/
ただし…オリガの外交方針はともかく ／ / / / イ / }ﾉ ﾊ ‘;:::::::::::::/
／イ / / / / j/ |/ハ } } ‘;::::::／}
{ { Tj7j7j7 / ｲ| -!-､ﾊ / |. !／ ﾘ
コンスタンティノープルを訪問した際の .V l /z≠=ミ j! jﾊ/｀ト |｜
／ヽﾍﾊ! r':::} ´^芹ミ｜ /! |
「皇帝に口説かれた」ってのはまず捏造ね。 ./ .イ 小 Vｿ r'::::}》!. / jﾉ }
{ /{ } , ゞ'' 厶ｲ / }. |
＿ノノ＼､八 ﾄ ゝ.. _ 八 { / /
.. ヽ;;;;｀ヾミ｀ヽ､ヽ! ヽトィ＞ ＿ﾉ＞-─┐.／! /／´
年代記の記述そのままで . l;;;;l;＼;;;｀ヾ三､ﾐヽ ／ 二三‐二二ﾆ⊥､ j／
l;;;;l;;;;;;;｀'';;ヽ､;;;｀ヽ〉/／二 -─..''..￣￣;//
年表を書いてみると色々おかしいから。 l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀;;ヾﾆｨ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//
.l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;|:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// ﾍ
, - ―― - 、 l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;l＼〈＼;;;;∩;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// }
!ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノiー.、 l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ､ヽ〉 ヽﾉ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// ,’
| ￣￣￣ .|'⌒i} ／::ｌ;;;;:ｰ-.､;;;;;;;;＼ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// /
__.! |/／ .／::／￣ ＞､;;＼;;;;;|＼ 〉!--､;;;;_//.. /
,i'´ .ゝ ＿___＿_ .ノ'´ ｀ヽ ｀ヽイ:::::_＞､ノﾉ ゞ
.
- 821 ：名無しのやる夫だお：2014/05/06(火) 23:34:40 ID:0Pgx6xow0
- 使徒乱交編
- 822 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:34:43 ID:DLw1gOdo0
-
――― 879年…幼いイーゴリを残してリューリクが亡くなる
.＿＿＿
| | ･∀･|
| |. |
|￣|￣￣￣￣|
|￣￣|￣￣￣￣￣￣|
| |..ようかんマン..|
| |. ここに眠る |
|＿＿|＿＿＿＿＿＿|
――― 903年…イーゴリとオリガが結婚
__r‐-≧x_
_,≧; ; ; ; ; ; ; ;`';ゝ､
／::::::::::::::::::::::::::::::::＼ 彡;.ｨｱィｱ'j ;j;.; ; ; ; ≦
/::/: :::::::::::::i:::::::::､:ヽヽ:ヽ、 . j;.;/ ＼ヽ, ´ ヾⅣ; ; ;ミ
/:/:: ::/::/::|::|l::::::::::|:::|:::|: :::| ∧xx￣ , ≦三｀ﾚ; ;ﾑ
. /:::|:::::/:/:|:::|::||::::::::/廾‐|ﾍ :! {V' r‐- _ ＼ ﾚ; ;ﾊ __
|:::::|::::|:::|廾弋||:::::/ ｨ示/|:l/ . 八 !:::`:::‐-`ヽxx /ン _/ )
|::: :| ::|:::|イ示`i／ 弋:ｿ |∧、 . ヽ. !: : : : : :7 /ﾌj ／､ヽ／
. ／:/ :| ::|V 弋::ｿ ///」＼::ヽ.ｒ‐=＝ミ _j.ヽ｀-== ' ,ィ-‐' γヽ ｀ 〉
/::::/:::/::::|::ゝ、/// ' ／ 勿|ヽ::＼.: : : : :ヽ: :｀¨¨ﾌ"´ ∧ヽ , ｲ
. /::::/|:/|:::/|:::|::ｌ＼ ｀´／￣|／ヽ_ヽ:::ヽ : : : : :.ム {_ .∧____イノ
/::::/､||: |:::|／厂|T'｀≧ ‐'| .╋ ./:.X｀ヽ::|ヽ : : :. :.,入ﾏﾑ.. {: : : :／:{
｛:::/ .|ｌ: |: :|.:/ ./、 ハ 冫 ./.:/ |/: :: :: :..／ ヽ: }!:.ヽ `ﾏ: : : : ﾊ
V .|!/ヽ:|:.| |:.ヽ／[囗 | /.:/ .|:／: ;／ ヽ!.!:./:ヽ_ V: : : : ﾊ
. |｀ﾞ:| |.:.:[／.: :｀/ |:/ ./ ='' }: ／: :.ヽ}: : : : :.ム
――― 945年…イーゴリが殺される
|´|
|´|
. _,k|´|‐´`ｰ''7____ . -―― - ､
k'´: : |´|: : : : : : : :<__ . :´,: : : : : : : : : :ヽ
<´ : : :|´| : : : : : : : : : ,> /:/ﾑ/{: /:/{ﾑ㍉:ﾛ､:.
／ : : : |´|: : : : : : : : : :,＞ {: {r‐ミ∨{'r‐ミ < ﾊ >}
`> : : : |´| : : : : : : :_: : `.､ `代_ノ 弋_ノ {八} !
`､ _,;,;,|´|;_: : : : :,/ .iイ￣. |({ { 丶 } } {ン : |
. ,f´ .￣ `ヽi'´ `´ ,! |:ヽ{ _rっ_} }ノi:i:ﾊ: :|
/ , '´:`.､-‐' 从厂｀|__/ 厂 ヽ:i:l: :!
,!,,,,,,,,,,,,__ ',:.:.:.:.:ヽ .r≦-Y-{､/ノ |:i:i!:ﾘ
f"::::::::::::::￣`ヾ､:,;／,! ゞ' {ﾊ￣ _ ..ィ´ |ﾘﾉ
i::::::::::::::::::::::::::::::::i￣ / { ゝ'￣ | ヽ ヽ
ヽ,;__'､;;;;;;;;;;;____;ｲ 〈｀ヽ ＿＿＿.! トイ
. `ｰ' `ｰ' .｜ | }ﾆﾆ≧x、ノ
乂人_ノ ￣￣￣
.
- 823 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:35:25 ID:DLw1gOdo0
-
{:::／´ ─-､-─────ｧ
У ／ ヽヽ ＼:::::::::::::::::::::::::}
／ / / | } ヽ ヽ::::::::::::::::::/
／ / / / イ / }ﾉ ﾊ ‘;:::::::::::::/
翌946年にドレヴリャーネ族へ報復。 .／イ / / / / j/ |/ハ } } ‘;::::::／}
{ { Tj7j7j7 / ｲ| -!-､ﾊ / |. !／ ﾘ
V l /z≠=ミ j! jﾊ/｀ト |｜ ＼
955年にコンスタンティノープルを訪問、 ／ヽﾍﾊ! r':::} ´^芹ミ｜ /! | ヽ
/ .イ 小 Vｿ r'::::}》!. / jﾉ } }
そこで洗礼を受けてキリスト教徒に。 { /{ } , ゞ'' 厶ｲ / }. | /
＿ノノ＼､八 ﾄ ゝ.. _ 八 { / /／
.. ヽ;;;;｀ヾミ｀ヽ､ヽ! ヽトィ＞ ＿ﾉ＞-─┐.／! /／´
l;;;;l;＼;;;｀ヾ三､ﾐヽ ／ 二三‐二二ﾆ⊥､ j／
l;;;;l;;;;;;;｀'';;ヽ､;;;｀ヽ〉/／二 -─..''..￣￣;//
l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀;;ヾﾆｨ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//
.l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;|:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// ﾍ
, - ―― - 、 l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;l＼〈＼;;;;∩;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// }
!ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノiー.、 l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ､ヽ〉 ヽﾉ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// ,’
| ￣￣￣ .|'⌒i} ／::ｌ;;;;:ｰ-.､;;;;;;;;＼ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// /
__.! |/／ :／￣ ＞､;;＼;;;;;|＼ 〉!--､;;;;_//.. /
,i'´ .ゝ ＿___＿_ .ノ'´ ｀ヽ. ｀ヽイ:::::_＞､ノﾉ ゞ
,/ / ( ヽ ヽ ヽ
/ / ／ ／ 丶 / } } ヽ
/ / ／ ,／ x ゝ、 X ,／! ﾄ 、 i ちょっと待ったーーーー！
_＿／ / ／ ／ ／ ＼ﾊ,/ ＼／ / / | } ヽ
___ ／ /／_ ミﾊ / _≦==≠ﾒ、／ ＼,// ! / ,、ﾊ
ハ＼ ,/ / へ, Y ﾔ { {:::}c ﾊ X | / ,ハ i オリガがコンスタンティノープルを訪問した時、
/ べ´ | ,ﾏ 弋:..ﾉ ,／-=＝升 / ｉ ｌ
./ / ＼. ﾍ <- i u ｲ{::} ﾊ,| ,/! l/ いったい何歳だったンダ！！！？？
￣＼ 八__, u _＿ _ じ'´/ | ,/ |
| ﾞー-/ ﾄ、 /´ ヽ |ﾉ l,/ |
|. │ ヽ ＼. / / ﾉー―┴一ー―- 、
| | ｏ ヽ、＼ 丶 / イ ヽ
| / o 二ゝ ｀ー一´ ,＜_／ ヽ
. | / o ／‖| Tー-一´/,/ __＿＿＿ ＼
| ＼___＿／. ‖|o/ /ノ / | └丶、 ＼
| ‖ / /. | ＼ ＼
.
- 824 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:36:03 ID:DLw1gOdo0
-
x≦,∧
〃////∧
. ///////＞'⌒ ー =ミ
／ ,////,／ ヽ7777777
. ｉ//〃 ! ∨////
/ |//´ / / |{ ∨//
. / ﾚ′ / / / 八 i V′
′ ノイ / _厶′／' ﾊ |
. ／ __ i| j／}／ イ /j/ },ﾊ |{
／ Yr 、 }／ yfﾁ斧x }/ ﾒ､ｉ{ 八 だから何度も言ったでしょ、
,' 八ゞ{ ´ 代うｿ ｘzｭ 八／
ノイ / ｉ ｰ:. ,,,,,,, ﾋﾘ》/ ｲ ＼ 年代記はそのまま信用しちゃ駄目だって。
. 八{ i ﾄ､ i ∧ ,,,, / |
ヽﾄ､ | )ハ_/ 丶 _ ′ ′ |
＼{-‐＜ ＼ ＼ ´ イ !| 仮に若くてピチピチだったとしても、
／ ／ ｀ヽ ＼ ∧｀ =≦ jノイ j八
／ i >}_Y￣｀ヽ ／）ノ この時もう結婚してたキリスト教国の皇帝が
/ / | ｲ::::V} ‘.
. / ′ | 廴::{ i{ 一目惚れで求婚なんてありえないけど。
/ ｉ | ｉ::::::| / 八
. ∧ | |≧|::::::|≦ﾐ} /
／ i丶 ＼
/ / ∧. l ＼ ヽ
,' / !. / ', l ヽ ',
! l l. / ', lヽ､＿__',. }
| l | / ＿_ノﾍ /ﾘ! ｌ |
| | l￣ ', // ＿ ｌ |
j l l ＿ Ｖ 〃￣ ` !〉 l/ まーこんなヨタ話が書かれる程度には
. V 〉､ ! ／´￣｀ l∧!
!{ _＼ l j
l ゝ __ ヽl u .＿＿_ /l 美人で頭も良かったと、そう解釈すればいいんダナ。
! ＞. 丶＿_ノ ｲ l
l ｀＞ ､ ＿_ . ＜ |
| ﾘ丶＿___r‐'＜／）＿j_
| ＿/_: : : : : :: ＞' ／｀ー ､＼
| ＞'´ ..ィ: ＼_: :／-､／}＞ｧ'´ ＼',
r＜_. ＜: : : : : :.／ ヽ Y i ／ ＼
l: :＼: : : : : : :／ ヽ ＼〉l´Ｖ ／ ＼
.
- 825 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:36:40 ID:DLw1gOdo0
-
――― もっとも、キエフ大公国がキリスト教国になるのは時期尚早だった。
年代記の記述では「改宗を妨害されることは無かったが、改宗者は嘲笑された」とある。
. / / x. ,.ろ ,／ + ,rく､ ノ' ／´ヽ ヽ
. / / ／'r= /し) ／ }ﾉ x. ,ろ r ﾉl '.
. .′ {／__ ..廴ム -┬――--＜..__廴ノ| ｜
. ! .／´ ./ | ｲ ∧: l ﾄヽ丶 |｀ ー‐ァ' |
} / ./ i 斗‐|/‐ト./|′ヽ. |! |,斗 代: 下. 丶く. |
. ﾉ / .イ .:| ./ __,V ミ¨’ ヽ|ﾍ{ _ ヽ 丶|}ﾊ }､ V |
..,/ / | :∧{! ′ 从}ﾉ `} ! 主を信じましょう♪
／′ 人{:..:ﾄ ＞ｧ=='^ ^`===ぐ' i{:.. 小 ﾄ､
. ／ ′ ∧､ハ:j xxxx , xxxx }|:. {.∧ l ＼
／ / ／ ./i':..小. 小 iト､.ヽ . 丶
. ' / ／/../ .i!/ l|7ヽ iー―‐‐r ｲ: |:. l|:.... ..丶 ､ ヽ.
/ / ／ /../ ..:l|′l!...:il:＼ 、 ｿ .イ:l{:l:..l:. l|:...ハ... ヽ. ヽ.
. / / ／ / /′..i| l| .:ルくfﾐi . `ー ´ . rく｀Yﾄ､!|从.. V....∧......＼ ∧
/ ／ / /.{ ..l| l|./ { ≧｀ ﾆﾆ ´ 彡 {ﾉ∧i:.....:.. V.......l!:......{ ＼ ハ
.′ { / .′..＿_| l|′ 丶 , -＜_｀ヽ.／ ヽ.∧.. V:....|:.......l ヽ、 |
ﾉ l / , く´ | ll ＼/ , -＜__＼} 厂 :.. ヽ､}:.......| } ｜
../ ∨ /./ ヽ. | lﾄ､ / / ／- ､ ヽ.ヽ / ヽ. ヽヽ....V / {
'′ } / ,′ ヽ.| l| ヽ `i(ノ' , -‐ヽ__)i′ / ∧ Ⅵ:....∨ / |＼
V ...| | :| ＼ {`ｰ ´ ,ｨヽ. ∨ / / } }|:.......V { ＼
ｸ ｸ ｜| プ / ｸ ｸ ｜| プ /
ｽ ｸ ｽ ＿ .| | │ //. ｽ ｸ ｽ ＿ | | │ //
／ ｽ ─ | | ッ // ／ ｽ ─ | | ッ //
／ . // ／ // 神様は一人だけで姿も分からないとかギャグ？
∩＿＿＿∩ ∩＿＿＿∩
| ノ⌒ ⌒ ヽ | ノ⌒ ⌒ ヽ
/ ＞ ＜ | / = = | しかも救世主とやらは処女から生まれたらしいクマｗｗｗｗ
| ( _●_) ミ | ( _●_) ミ
ヽ `Y⌒l_ﾉ ヽ `Y⌒l_ﾉ
／ヽ 人_（ ヽ ／ ヽ 人_（ ヽ
/ ￣ ￣ ヽ-ｲ / ￣ ￣ヽ-ｲ
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- 826 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:37:22 ID:DLw1gOdo0
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――― すでに多くの者が改宗していたことは年代記の記述からも窺えるが、数としては少数派だった。
オリガは何とかしてこれを「国教」にしたかったようだ。
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|十| ム＝=‐-‐=＝ソ、 ::: .. : ... :::
|十| |li||;;;;ﾟ; ;'|l|;;;ﾟ;o;||i､{ .. : . : . :::
ト'┤ :|k||;ﾟ:::: ;:|l|;::.;;..;||ui| : : . :::: .
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|┴┬| ヾ||;;;::..;;;|l|;;;;..;:;||,ﾝ´ : .; :: ;;
_,-―.:´￣￣.:ヽ、 |┬┴ト----､ l二二二二二二l
／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ 斤江エエ工エエ丸 : .. .. : . :. :;;':: :
／/.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼ ├+ｲ＿,|＿|＿|_,ト-| :: ; ::: ::
／ ./.:.:/.:.:.:/∧.:.:ヽ.:.:ヽ、ヽ ミ[]二＼ |十|: ..:)ﾉ: )',,.:ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…
|.:./|.:.:.:|_.|_|ヽ.:.:ヽヽ_ヽ_ヽ:.|ヽヽ＼＼ |┴!:.: :(.'(;):) :';:.:|十| :: ...
|.:/::.|.:.:|ｲ⌒、ヽヽｲ⌒ﾄヽ|.|.:.:i ! | |、=====」工|':,ﾍ/Yﾍﾞヾ`.|工L_===========================
/ヽi.::.:.|.:| b:::j b:::j |」ﾉ.:.:.＼＼＼| :; : :: . ::: :. . ; ...
/.:.:.:.:/iヽ! ｀´ ' ｀´//.:.:.:.:.:ヽ＼|
./.:.:.:.:/.//.:.:＼. （￣） .／.:.i|.:.:.:ヽ.:ヽヽ
/.:.:.:.:/.://.:.:/|.:,‐'、二,ｲ_、.:.:!|.:.:.:.:ヽ.:ヽヽ
/.:.:.:/.:.:/.:.:.:.:,―' i ! ! i ―,ヽ.:.:.:ヽ.:ヽヽヽ ねえスヴャトスラフ、
.!.:.:.:/ |/.:.:/~:::| ／ 0 ＼ .|::~ヽ,.:.:ヽ.:ヽヽヽ、
. |.:.:/ i.:i,_i＼::::ヽ/.／∧＼.ヽ/::::／i_.:.:|.:.:|ヽ.:|ヽ! 次期キエフ大公のあなたが改宗したら
. i.:.:! i.:iヽ、 ∨.／／│.＼＼.∨ /..:.:!.:.:| |.:|
ヽヽ i.:i.:.:| |:::i／￣┬￣.＼i::| |.:.:/i.:.:| i/ 従士団もあなたに従って改宗するんじゃないかしら。
ヽ! i:∧i ヽ::::::::::::::|:::::::::::::::/ i.::/ |/
ﾞ | ヽ、:::::o|:::::::::::,/ |/
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＿＿＿_
／― ―＼
／ ● ● ＼
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/⌒l ィ’
/ / ヽ
| l Y |
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- 827 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:37:58 ID:DLw1gOdo0
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|十| ム＝=‐-‐=＝ソ、 ::: .. : ... :::
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ト'┤ :|k||;ﾟ:::: ;:|l|;::.;;..;||ui| : : . :::: .
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斤江エエ工エエ丸 : .. .. : . :. :;;':: :
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|十|: ..:)ﾉ: )',,.:ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…
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＿＿＿_
／― ―＼ “ どうして私だけが異国の掟を受け入れられましょう。
／ ● ● ＼
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂| さもないと私の従士団がこのことを嘲るでしょう。”
＼ ｎ,っ ィ’
（ ｍ/ ﾉi ）
乂＿ イ ＿ノ
――― 成人したら戦場に立つ次期大公のスヴャトスラフにとっては、母の考えるスラヴ人補完計画よりも
自分と共に戦う従士団の意向のほうがはるかに大事だった。
.
- 828 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:38:40 ID:DLw1gOdo0
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――― キエフ・ルーシ時代によく登場する「従士団」だが、彼らは簡単に言うと
公や大公の護衛から戦場での軍役、徴税といった仕事もやる「大公の手足」である。
/,| /,| /,|
‖| ‖| ‖|
‖| ‖| ‖|
‖| ‖| ‖|
∩＿＿＿∩. ‖| ∩＿＿＿∩. ‖| ∩＿＿＿∩. ‖|
| ノ ＼,, ヽ ＋＋- | ノ ＼,, ヽ ＋＋- | ノ ＼,, ヽ ＋＋-
/ ● ● | つ⌒) / ● ● | つ⌒) / ● ● | つ⌒)
| ( _●_) ミ／|x| | ( _●_) ミ／|x| | ( _●_) ミ／|x|
彡､ |∪| ／ 彡､ |∪| ／ 彡､ |∪| ／
/ ＿＿ ヽノ /´ / ＿＿ ヽノ /´ / ＿＿ ヽノ /´
(＿＿＿） / (＿＿＿） / (＿＿＿） /
| / | / | /
| ／＼ ＼ | ／＼ ＼ | ／＼ ＼
| / ) ) | / ) ) | / ) )
∪ （ ＼ ∪ （ ＼ ∪ （ ＼
＼＿) ＼＿) ＼＿)
.:.:.:.:.:.:.:.､.:.:.:.:､.:.:.､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.､.＼
.:.:.:.:.:.:.:.:λ.:.:.:ﾊ.:.:.:ﾒ:.:.:.:.:.:.:.::.:ﾒ:.:.:.:.,ｨ:.::.:.:.ﾍ＼',
.:.:.:.:.ﾄ､/ ',.:./ ',:.:.i ':,:.:.:.:.:.:./ l:.::./ .i:.:.:.:.:.:ﾊ
.:.:.:.::|し＿_V-＝ヽ|＝',:.:.:, ' |.:/ .!:λ.:.,､!
.:.:.:.ij V .ﾚ.゛￣!ﾅ.j.:ﾉ
.:.:.| .-‐=======≧ ≦＝=- /
.γ⌒v. 三三三三三 三三三 { 従士団がいないと何もできないんで、
i i⌒.〉 i
,八.廴 } 彼らの機嫌を損ねることはできないんや…
｀ - ヽ ,
ヽ ⊂⊃ ／
＞ - , <
／;;;;;;;;;;;;;;;弋 ﾞ `.-, <
／;;;;;;;;;;;;;;;／＼＼_ノ／ヽ;;へ
〃;;;;;;;;;;;;;;;／ ＼／ ',;;;;;;;ヽ
.
- 829 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:39:11 ID:DLw1gOdo0
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┌───────────────┐
│ │
│ ┌─────────┐ │
└──┼─────────┼──┘
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└─┼─────┼─┘
└─────┘
┌───┐
└───┘
┌─┐
└─┘
□
――― そんなこんなで時は流れて…
_、 _ 、 _ _＿,, ､､
" ￣ '''' '- ｧ- ― '''' ￣ "''､‐"~ "ﾄィ '' "ﾞ '' "'ｰﾞ"''ィ' "￣' "―''''""ﾞﾞ￣''ｰ'､ ,, 、"､-'"
" '' 、 / '' """ '' "" '、"" ''ｒ '"ヾ ' "" '' "ｒ ´ ' "" '' "" ' " ' "〟ヾ "ﾞ " ;
" ''' "" " ﾞ "ﾞ "ﾞ " " '' "" ' '' " "ﾞ'' " "ﾞ'' " "ﾞ'' " "ﾞ "'' " ,, ､
'' " _ｒ､ "_ ﾞ'' " "ﾞ ;_; ' ､ " _ '' "'' " " '' " "ﾞ '' " "ﾞ '' " " '' 〟,, ; ;"ﾞ"
/"''ｰ､―;;'"､"､ _ｧ―､;;";;、 "'''､,,､―~;;"'';;,ｧ―､;'''"'"'';; --､＿,―;;"'''-､'";;;､ｨ ﾆ ;￣｀ｧ―､;;"'';;､-ﾆ
,―､"￣ヾ";;"､､-<￣｀,―_￣;;"''､､｀-ﾆ＿;;";;､― ｌ;;";"";;,､ ;;"、 ｌ―‐i ｌ￣￣ｌ￣F―＿,,,, ､､､､ -
,／￣/ヽ ;;;"ミ ;;"／ ￣ｌヽ ―' ､_,／ ;;､ヾ''";;､／￣丶;;"''"､＿ ,,,,､､､､ ---―‐'''''""￣, " ;; 、
ｌ￣ ､,,ィ''i"i''=;;_ ／＿＿__ｌ_ヽ;;" ;／ ヽ ＼ ; ,, ､ ;; ,､ィ'"''‐- ､ ;; " " # ;;、 :
,,､ｨ'"ｌ ｌ ｌ,,ィ''" "'- ,, ;;""､;; '' "ﾞ;,、＿;_; ;; " ;;";; ;;"、 ＿_＼ ;; ,､ィ'"／／／／ "''‐-､ " 、 ;;
ｌ ｌ l,,､ｨ''" ￣￣￣￣ "'-､;;＿,,,, ､､､､ .;_"､ ﾞ ";、 l,､ィ'" ／／／／／／／／ ."''‐-､ :: .
-ﾆﾞ| i――‐ｲ.￣￣ll ｉ"ﾆ- l l ｌ ｌ ヽ _ ､',; ;, . ; ,;;ﾉ､ィ'" ／／／／／／／／／／／／／ "''‐-､
l ｌ _|＿lｪｪｪｪｪi|[[[[[[[[|＿! ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ l,ヽ"ﾞ￣ ￣ゝ;; ; ; シ "''‐‐､ ／／／／／／／／／／／／／／／
ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ヽ ;; "ｌ;i!;;lｌ |lｌ|."''‐-､ ／／／／／／／／／／／／,
―――――――――――――――‐ ` ｌi!;;;ｌ ; ; |lｌ|:::;;;;| l l "''‐-､ ／／／／／／／／／／
三| |三三l三三| |三三l三三| |三三l三三|! "'' ﾉl!;i!ｌ ;" |lｌ|::;;;;;| l l l l l l l "''‐-､ ／／／／／／／,
三| |三三l三三| |三三l「ｭ三| |三三l三三|!; ;; " ｗ ;; "|lｌ|｢｢｢| l l l l l l l l l l ｌ ｌ "''‐-､ ／／／ . _､ィ'
三| |三三l三三| |三 ｢ｭﾛ品iｉi |三三l三三|!. ii ;; " ｗ "'‐､ｌ｣ｌ l l l l l l l l l l l l l ｌ ｌ ｌ ｌ"''‐-､_,ィ ｌ ｌ ｌ
三| |三三l三三| |｢Eﾆ|口器ﾛﾛ三三l三三|!;: ｗ ; ii , ｖ "''‐-､l l l l l l l l l l l l l l ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ l ｌ|ｌ ｌ ｌ ｌ
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- 830 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:39:53 ID:DLw1gOdo0
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幼かったスヴャトスラフも成人し、立派な脳筋になった。
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ﾚ '´7::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::fヾ;!
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,r'´:::::::::::::::::::::::::;r' `､ `､｀;´ , ' ,/ l;::::::::::::::::::::::`ヽ
,/;/l::;／!:::::::::::;r''ﾄ､ `__`ヽ'; ,' ,r' ,ノ,ヾr､:::::::::::::::::;;;:`､__
r'''´ ﾚ ,/::::::::::::`i l､ `ｰ-ゝ,r ､_ノﾆｿ,' f´ ,!::::::::::::::::ヽ`ヾ:ヽ
l! _,ﾉ::::::::::::::::::l,`l`i ,r''7/i i `ｰ ､f´ﾚ ,!:::::::::::::::::::::`.､ ヾ;!
l! ,r''´::::::::::::::;;;:::-‐i`'､i ,rヽi___,!ﾉ`,! ',/i ﾆ:;;;_::::::::::::::::::::::`i
_,ﾉ;r'!;;r‐'''''´ i iヽ ,r‐--‐‐､ ,/i i ''''''‐-:;_:::::ﾄゝ
_,,..-‐‐‐---‐'''''''''＜ ....::i :: i ` ----- '´.::! i::.. ,／ `ヾ;!,,,,_______.r‐‐‐-..,__
,r''´ ,r‐'''´￣''''‐-､ `､ .....:::::::;::':..! ::.ヽ ` .... ´;'::;! ,!:::::::..,r' ....:::,r- --- ,,_ `ヽ､
,r''´ ,r'´ ,,r‐'''''ｰ､ , , , ,::...:::::::::;'..::: ヽ:::.ヽ::. .:: ;':::;' /:::::::::::::::::...... ,r‐'- ,_ `ヽ、 ヽ､
,r'’ ,r'´ ,r''´ , - ' ''‐- ､`ｰ-::;;_:::::... ..::ヽ.::.ヽ:......:::;'::::; .:/:.. :::::::::::::;;r'''''7_,,r<__ `ヽ、 `､ ヽ、
f ,f´ ,r'’ , ' ヽ ￣''''''ヽ'''ヾ､`､::::;'::::;';r'ｰ---‐''''''´ .::;f´ `ヽ、 ヽ、 `、 `､
l ,i f , ' ,r’ｰ-- ____ ,ﾉｰ‐‐< _,,r‐ --‐‐ヽ `､ `､ ヽ l
l i i ,r' '´ -‐-､ `Y ,!''´ --‐‐‐ ヽ ヽ i !
,!i /i _,r''´ __,, `ヽ, ,r' ´ ヽ､ ` ､ ! ! .l
/ i r'''´ ! __,,r'ﾌ'´ '´ -‐‐‐ --ヽ,i ヽ,r''´ `､｀ヽ､`ヽ､ ,! `､ ,! ,!
. / i / _,ﾉ i _,,,r‐‐''´ ,r' --､ ,,r`､ ,r''´ ‐-- ,,_ヽ `､ヽ `ヽ､_ ! `ヽ' `､
/ ,/,r'´ ,r'''´ ,f ￣ ,r､,! i,_,r‐'''''' `ｰ-､ヽ ヽ ￣ ' , i `､ `､
!/ ,! i __,,,..- ' ,! ,) ,__ `､ヽ i ', i ヽ
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,′ ｉ |l 〃 | 丶 ｜ . 、 .
‖ |! {{ l、 ヽヽ ! } } }
ｊ| ﾄ､从_｣_ヽ ! } ,ﾊﾉﾉ/ / 〃
. ｉ 〈｜ ｌ´{::;;｜｀ ﾉﾉｲ:::}Y' ／／
. l ｀! ｌﾞ'ー┴ L::!/ ィ´
ｌ l| ｌ ｊ /l |
! ｊ| l、U ー- , ｌ | 大丈夫かしら…
. ' ﾉ| |!＼ ,. ｲ ‖|
, //| |l ｀ ーｧ i´ｌ | l| |
/ /,ｒ┤ |ト､ ∧ |釗 | i{ |
. _厶-‐ ´ ! |ｌ ｀7^ヽ| ! l | .!
. ／￣｀ヽ ＼ ｉ |l 〃 }}｀ヽ､{ ヽ、
へ、 ヽ ＼ }ｌ ｊｌ 〃 {{ ｀i¬┐ ＼
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- 831 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:40:30 ID:DLw1gOdo0
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_,,...-----...,,,___ ,r‐､,,,,__/ヽ
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i:.:.;,;,;,:.;,;,:.;,;,;.:,;.:,;.:`ヾ､;`;､:,;ヾ!ヽ! _,,r‐‐'''''´ , ' , ' , __i_l`ヽ､____ ヽ _,!`´
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!:.:,;,;,;.;,;.:.:.:.:,;.:.:.:.;,l｀ヽ`/｡> ! __,,r‐‐'’ , _,r‐‐''´
l:.:,;,;,;.:.;,:.:,;.:.:,;,;.:.:,:.ヽ ‘´ /! l _,r‐''´ , ' , _,r‐'´l
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!:,!:l.:.;,;.;,:.:,;,i,l l ', , ' _／; ': l:.:.ﾄlヽ:.l､
ﾚ! !.:i,;,:,;,:.;,ﾄ!:`､ ' , , ' _／: ; ': : : l:.:.l○!` l … だけど、私も年をとった。
Vl;!ヾ､;N !: : :`.､ ',/: : ; ': : : : : ｀´: : !: :l
! : : : ; '; : : ;: : : : : : : : : ; ';!: :l
!: ; :' : : ; ': : :, : : : : : :,': :l : :! 後は成人した息子に委ねるべきかしらね。
!: : : :,:':,: :, ': : : : : : : :(.)! /
_!: : : :, :': : : : : : : : : : :,! l
_i´: :,: ;' : : : : : : : : : : : : !: !
_,r‐'´: : : ; ': : : : : : : : : : : :,r､l: !
_,r'´;l: : : : : :に丶: : : : : : : : : : `i’:/
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- 832 ：名無しのやる夫だお：2014/05/06(火) 23:40:52 ID:qJB3yyro0
- こりゃまた立派になったな
- 833 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:41:11 ID:DLw1gOdo0
-
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| スヴャトスラフは孫の顔も見せてくれたし、
|
| 庭でもいじって静かに暮らそうかしら。
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ノ
γ" ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
| 私には出来なかったけど、孫の世代になったら、
|
| キリスト教もずっと浸透して国教にできるかしらね。
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
. . . .-―- ．
,. : ": : : : : : : : : : : : :｀ヽ. .-‐―‐‐- ,
. ／: : : : : : : 〃｢| ｀ヽ: :／ 〃.ｌ¨ v ¨ｌ ヽ: :: :ヽ. ※ 後に殺しあう、３人の孫たち
／: : : : : : : : : :{ L¬γ´: :: :ゝ |_|∨|_| ノ: :: :: :: :＼
.:´.:.:: : : : : :.:.:_:.:.:.ゝ-‐‐-ゞ=＝＝==ｭ､.,,_: :: :: :: :: :: :: ::＼
:.:.:.:.: :＞:."´_: :．-―‐（巛任=‐-二三卞ミｭ､: :: :: ::.:.:.:.:.:.:'.
:.:.:.／＞,.ィ≡三ヽ, : : :＼//: : : : : : : :≧ｭ､ヾヽ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
〉ﾆヽミ ,.ｨ=＝ｭ｀i /`¨∨イ⌒ヽ _,,::;;;_: : : .ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
',{´ヾﾐ -ﾞ:.:. i ≦ﾐ;;i ｧでﾑ.} /"-一≧､ ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:| / ＼Ｙﾉヽ r‐ ' _ノ
.ヽ∨ﾐ ,ｧ. ;.. |: : : : :} ｀ ¨´ﾉ : : 込少､ : : }ﾐ:.:.:.:.:.:.:.:.:! / （0)(―）ヽ ＿ ) (_
ゝ|::. {ゝ-‐ゝ"､_ﾉ j: : :,' .r〈"´ ｭ ｀¨ ´ .: : 彡ゝ‐､:.:.:.; ／ ⌒｀´⌒ ＼ （⊂ﾆﾆ⊃)
{:ﾐl: : ゝｰ-彡爻ﾐ≧-{ ﾏ＝彡ｰミ‐ｭ､ .: : ::ミ/,ら }:.:./ | , -） （-、 | ｀二⊃ﾉ
/ ':,:. lﾖ､ ! ｿﾞ¨´ﾑ: :｀¨f;‐爻弍ﾐ≧､: : : : :ﾙノ.ﾉ／ ｌ ヽ＿＿ ノ l | （( ￣
-f {: : ∧ : :`＝='": : ::／'.: : :ヽ`ー彡´: : : : : : /-‐" ｀r'ﾆﾆヽ_＿ ／ ;;
/∧ : :ヘ : :゛¨: : :,.イ:/|::冫、 `≡´: : :f'＾i fﾞ^ｉ r ､＼ r':ﾆニ:_`ｰ三`:く./ [l、
//∧ : ;/｀¨77¨/: :/::|////:.､ __ : :,,;.: | | | | | | :∧ ／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;＞ ／,ｨつ
//,'∧ ヾ;////: :,′:|////,' ∨//,': : | | | | | |/,'/ 〉 . /: : : : : : : : / : : : ヽ＼ ,∠∠Z'_つ
///;∧ :. : : ／､,//{∧ (⌒ヽ.: :| ｔ_j | | | / / ＼ | : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ. / .r─-'-っ
////∧ヾ≧―-x、'´/{ゝ､ヽ|:i γ＼ ,}､!.ｰ ｀´ y / :: :.:.:.:ヽ . |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l / ）:::厂 ´
∨//,'∧: : :＞=＝}彳 {、八:ヾヽ. ＿'." ｀ヽ￣ ¨ ｰ } :: :: :.:.:.:.; |:.:.:.:.::.:.:.:ｌ -─-: : /:_:_:_:_l /￣｀Y´
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【 次男 オレーグ 】 【 長男 ヤロポルク 】 【 三男 ウラジーミル 】
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- 834 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:41:58 ID:DLw1gOdo0
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" *ヾ ;ヾ* ヾヾ * ;ヾ ;ヾ* ;ヾ ;ヾ ;";ヾ ;*ヾ;* .／;* ";.* ; ;*ヾ ;ヾ ;" ;
;"";"";* " *" ;*; " "; ;"ヾ ;ヾ *;ヾ;" "ヾ;" "; ; ; ";ヾ ;;ヾ;;";ヾ ;;"
;ヾ;"ヾ ;ヾ;" ヾ ;ヾ;"* ;ヾ;"ヾ;";ヾ ;ヾ* ; / ' "
;ヾ;"ヾ＼､j,iiii,i ;";ヾ ; ; //;ヾ;" γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
yi,iiiii;";ヾ ;ヾ／ | 内政も整え、東ローマと平和路線も築けた。
|ii,iiiiiii;;;;;;::::,:| |
|iiii;.iii.;;;:_ _. :| | 心残りもあるけれど、精一杯やったわ…
|iiiiiii;;;;;;((,,,)::|. 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
|iiiiiiii;;ii;;;;;;:;::::| -──-
|iiiiii;iii;;;;i;;: :::..| ／: : : : : : : : : : : :ヽ
|iii;;iiii;.: ;:,;;;::::::| /: : : : : : : : : : : : : : : :.
|iMiiii;;;ii:i;;:;i:i;:::| |: :./-‐乂ノソ‐人: :.< ﾊ >
;;._,,,..._,,,..,..._,,,. ;;;._,,,.ノ/;::;::.l;;;..._,,,.: ;;;|. ;;;._,, ;;.,. .ヽ|三三 三三 ミ'!」」 _,,,..._,,,..,..._,,,
..._,,,. ;;;._,,,..._,,,.., ..._,,,. ;;;._,,,|: : ⌒):.:|
|:八 ､─, Π:.:.|
..._,,,. ;;;._,,,..._,,,.., ..._,,,. ;;;._ |: : :＞ ＿ ＜:.ｉ::l:.:.:| _,,,..._,,,.., ..._,,,. ;;;._
ヽ:N ヽ〈＞＜〉ノ.N:从ﾉ
..._,,,. ;;;._,,,..._,,,.., ..._,,,. ; | ＼∧／ |
入 Ｙ 人＿
／ ー､7 ､7─' ∨)
ヽ/ / | | ヽ ／
￣｀ー───'￣´
.
- 835 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:42:34 ID:DLw1gOdo0
-
――― しかしオリガの晩年は、隠居して静かに…というわけにはいかなかった。
､ _＿
｀`ｰ‐‐=ｧ ＼(
,､ ）`ｰ=ﾒゝ `ｰ:､)｀ﾞゝ
ノ=ﾆニヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝｨ､
／”¨ヾノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＿;;;;;;;;;xヽ ちょっと東のハザール・汗どもを
_/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／__G人ﾐ(ｧ
／'"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:x-､,'::::_｀´,ｨ=xc) 戦争して滅ぼしてくるから。
{/ ￣ﾉ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈:｝):::::,'ｉ,ｨ7ﾚｴェ/｀;
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞ::::,',:｛ﾆxx､､/;/｀
}´ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:ｉ{:::＞x_`ｰ-=}人
/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ::i|{::::::::::::::｀::ｰ'＜.冫-‐=‐- ､_
／- '"ノ;;;;;;;;;;＞'´ｉ:::::i|:{:::;;／／x≦:::::::::､:::::::::::::::::ヽ:ヽ
' -── '"´ｰ‐-:ｉ､:::i|:／｀ﾞ:'"´:::::{::::::::::::::＼:::::::::::::::',:::l!
/:::::／:／:::::::::::ｰ- ､:i}'"´::::::::::::::::＜ゝ､:::::::::::::_＞‐-:､::}::}＼
..l!::::/::::/／:::::::::::::::::::::}:｝'"´:::::::::::::::::::::::｀ﾞヽ〈::::::::::::::::ヽ::::｀ヽ::｀ヽ
. ,r.----- 、
,r'" . ` 、
r" , i ヽ、'i
i i i ,ii i i ヽiヽ_
i i__i'、 ,i_i_,i_ﾉiミミ/,iﾐ 'i
キエフの政治はどうするの？ . i '''┬, ヽ' ,┬-,.i彡iﾉi.iし'
i i - -' -'イi.i'、
孫たちはまだ経験不足よ。 . i i.、 ´_ ／ｲ i i.i i ..
i i:::`. .,__..- ' i:::::i .U.iU
. ,!. ,!:::::::/ i__ i . i,
i _,!-''''i´ _,, - '´ .ヽ', .i
. , -i ' / ／i_i´ _,,- '´ `、!
i、 !,// l_,,-!_／ i, ,r '´ `ヽ
,! V i/,, -- 、,!
. ,! .／. , ' /´ .y
,! .i. ; .; ./ /
,! ! ; -/ /
.
- 836 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:42:59 ID:DLw1gOdo0
-
|＼ /＼ / | ／/ /
＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
＼ /
∠ 母ちゃん、やっといてよ！ ＞
／＿ ＿ ＼
￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
/／ |/ ＼/ ＼|
,..-―――..､＿＿＿＿＿
. ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
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/::::::::|::: ::::∧:::/ .|:::::::::/∨::/|:::/ ＜､:::: :::|
|／/::∨::/.-∨一ヽ､/ー∨-|/ ＜´::::[囗
|:: :::∨三三三 三三三 ＼/ .| ヽ、
|::／ / .|∨ ﾍ、
|:| /＿_|｜＿|
|:ヽ ／＼ ∪ ∪ /|＿|＿|
|::::::＼. ￣￣ ∪ ／::::::::::|
∨:::::/|:＞ 、＿＿＿＿ , -＜::::::::::::､::|
. ∨::| |::::/ .|＿_| ﾍ::::::::::l:::::::::|::|
ﾍ::|.ﾍ/ ./| | .| .lﾍ ＼:/|::::::/|/
｀∠l／:::ｌノ＿＿ヽ､|:::::＼/つ／
＼/ ﾍ／
/＿＿＿＿___ゝ
| | | |
｀´ ｀
.
- 837 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:43:38 ID:DLw1gOdo0
-
――― この大公は戦争狂だが、戦う準備のできていない相手を襲うことはしなかったらしい。
まず 「お前たちのところへ行く」 と通知してから攻め込んだ。
ｬｰ- ...,,,＿ ,､ ,ｨ'´ilｿ'´
｀ー ...,,__ ｀￣´ ヽｰ､_,,.......,,_ ,ｨ _,,ｲililil/´
',{! ﾍ ﾏ-､ 〉､ ';,ｰ-､ ヽｰ-､＿ __ ノｲil|lili|ili|i´,､
｀ｰ';,ﾍ ﾏｿ i }! .}! ';, ';, ヾ´ヽｰ''"´ ｀ヽ /i|i!il|lilili|ililili|il!|lゞｯ､_＿,,,.....ｨ
｀＞'´ ノ .ﾉ ﾉ }! .}! ｀ ｀ヾ Y__ｬ'ili!ilil!ili!lil!ilili!lili!lil!lili!ilil!iliﾂ''"´
ゞ-‐ ''´ ｀ー‐'､ ﾉ .ﾉ }! ﾞ}!ｰ-､ }!ヽilililiilil!ilili!ililili!ilili!ililili〈"´
ゝ-'､ｰ' ノｿ 'ﾞ ヾ!ﾞililililililili!ilili!ilililil!iilili!ilili｀ｰｧ'
｀ヽ｀ー― '"´ｰ､ ｿ ､ ,}!/ﾞiilil!ili!lilil!ilili!lililil!ilili!lili!lili!ゝ､
｀ヽ/´;;;;;;;;;;;;;;;!〉={!ゝ.,ｯ}!〈ノi' j {!｀'ゞil|!ilil|!ilil|!ililili,r=ｬ''´ヾi!､
ﾉ;;;;;;;;;;;;;ﾉiヽ }!´ ｀ヽ {!iﾉｿム,,）/,r｀'ｱilililr､iliヽ ｀Y ｀
{!;;;;;,r''´ ゝ∨ {! ヽ{!,r､ 〈_ｯ'='ｱｿ/ﾉ}!r ｀ヽ }!
〉;;'´ Y 乂 ﾉ ゞミェ､i!,イ,ﾘノ ｀ヽ ﾘ
/;;;〉 , i ﾉ｀i､r ｀ー ' ､ Y,r''"´ _ノ´ｰ _,） ,ノ
/;;/ {! i! {!､ ヾ ＼ ﾞ!ﾉ´ _ ｀ｰｧ=ﾆﾂr''´
}!' i ゝ〈ヽﾂゝ,_ ｀ ,r'´ ゝフ'"´ノ´
ﾉ{! 〈 ヽ ﾉ､|!､ ｀ｰ- ,,r〈 _ノ-‐'{'´
／,....,,_＼
- ,,,_ (' .( ;ヽ く、
‐-,,,,,_"''' ‐- ,,,,,__ ヽヽ' ,⌒ヽゝ
~""''' ‐-,,,,,_‐-,,,,,_ ヽ||/ | ヽ、 ,､
~""''' ‐-,,,,,_ ｃ,,-‐''ヽ､ /ヽ ヽ、. ／__＼ ／＼
くゝ ,,-‐'' ヽ ,.-ヽ、 '､( ヽ く '､(ヽ く ,r゛
,、 `' "'ヽ,.-‐''"彡彡ヽ, ヽ' ,⌒ヽ ヽ' ,ヽ ,r'
／__＼'''''''''ー-/彡彡ヽ,.-'7゛ｃ,,-‐''ヽ ﾉヽ"'''ｃ,,‐'' ﾉヽ,r゛
'､( ヽ く /,.-‐''/ / くゝ-ー'''' ヽ 7' ,.r'
ヽ' ,⌒ヽヽ、 ヽ/.., /ヽ /彡ヽ彡ヽ ,､‐''ﾞ
''''''''''ー―─ ー―─--,,-ｃ ,,-‐'' ﾉヽヽ/ ,'...,;`/、 ヽ、 / / ヽ,‐' ﾞ
くゝ-ー'''''' ヽヽ ,' ,' ﾉ ヽ、 ＼ ｌ_,.-‐''"
／＼ ヽ,.-‐''"ヽ..ノ、,'/ `_,.-‐''"
'､(ヽ く /彡/ヽ(ミヽ､Yｌ ,.-‐''"
ヽ' ,ヽ / / ヽヽ､__`ﾉ
‐- ,,,,,_─ー―─---ｃ,,‐'' ﾉ ヽ、( _,.-‐''"
""'''――─---------ｰ'''"ﾞ｀
.
- 838 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:44:13 ID:DLw1gOdo0
-
――― こう書くと豪快な武将タイプだが、陰気で残忍な性格で、快適さを軽蔑して外で寝泊りし、
鞘を枕にして寝たという。
ﾏ::::::::::::::::::::::∧
｀'守::::::::::::::::::心
ﾏ:::::::::::::::::i!∧､
マ::::::::::::iヽ::::::､
/ ＿＿＿ ﾏ:::::::::_,r=ﾐ:丞
/i ／´ ,r'´,ｨ _,,.. -――ｧ ヾ／ /´ )､心、
/ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;´;;;;;;;;;;;;;;;;;＜"´ , -‐-t='ニﾐ､ ´__〉i!:::Y
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ー--‐ｧ´￣｀ヽ ﾉ }!､ノ､i!::::|!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,.. -‐- ､;;;;;;;;,＞＝=-｀ヾ}! i´ﾉ､:::::ﾏ:}!
〈;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／⌒´ ヾ ｀ｰ'´､ '.ｰ〈ﾉ}!/"´,r' ﾏ::::∧
ヾ;;;;;;;;;;;;;_;;;;;;;;,イ Y､ｯ'´ )､ヾi!ﾉ;;/_,／ ﾏ:::∧
ヽi)ﾉミ､}! { .ﾊ ﾍ ｀弋r'´｀ヽ､ ヽ. ﾏ::∧
Y´ ミ､ ∨ ヽ j Y ヽ ﾊ ﾏ::∧
｀ヽ ヾ,ﾉ 〈 ｰ- ､ 〈 ﾉ＼ ∧ ﾏ::::ヽ
｀´ ゞ､ヽ ヾｯ､ ヽ ､ '. 'ヽ_ ﾏ:::::}!
ﾞ<｀ｰ-､ '. ＞ ..,,_ 〉 '. ﾏノ
｀乂 ゞ､ ﾞ} ,r=ｰﾘ }! |、
＼ｿ ,r ミ､ ﾉ}! | ﾉ .|ﾊヾ
｀＞{!/／ ミ;;;|! iｰ' ,ノi .}! ＼
_,,..ﾉ´￣ｿ{! i;;;|! ﾘ／ ﾉ iﾞ}｀ヽ;＼
__,, ＜,r=ｰｧ/ {! ;;ﾘ iﾞ_,,.. ｿ .ﾉj ＼ ＼
-ﾆ､ ／二二´ 二ﾊ j j＿,,..／< ＼ ＼
_,r=>ニ二三 }＿_;Y / / /< ＼ ＼ ／ _ノ
ノ"´ ｿ´ ヾ､ ￣｀''ｰ-}! ノ / /､ ＼ .> ｀´r'´ ＼
{! （ ｀＼ ｀ヽﾉ=＝=ミ､{ ＼ ｀ｰ' _,,r'＼ ＼ >
ﾞi! '. _,,,,.. ゝ,,_＿/´ / .＼ i! ＼ ＼
ゝ､ ヾｿ"´_,,.... -―-/ ﾞi /( {｀⌒ヽi´ー-､ ＼ .＼ ＼
.
- 839 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:44:41 ID:DLw1gOdo0
-
――― こうしてスヴャトスラフ大公は積極的に外征を行い、半遊牧国家だった東のハザール汗国を滅亡させる。
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◎ キエフ大公国（ルーシ）
＼
＼
＼
ﾍﾟﾁｪﾈｸﾞ人 ＼
rvt｣}__ ／￣￣二ー｀ ↓
__ノ: : : ー-= ｰ=,￣ ｀＞ ＿＿＿＿＿＿
）: : : : : =ﾆ､. ｀=二)r--'~ | ハザール汗 |
ブルガリア f~ｰ': : : : : : : : : : }__ｨ'''´: : : : ｀ヽ､__. ￣￣￣￣￣￣
_j: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ_
｀弋ゝ､ ﾉ: : : : : : : : : : 黒 海: : : : : : : : : : : : ＼__
: : : : : ｀＼ (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
: : : : : : : : ヽﾍ {: : : : : : : : : _x-ｰ''￣｀´ヽ-､: : : : : : : : : : : : : : ） ｸﾞﾙｼﾞｱ
: : : : : : : : : : :} ＿rｰ､__ ｨ--ｰﾆ◎ r─-ｲ ￣｀ー--ー--｡ｰ''´
: : : : : : : : : : { /{m_}: : : : 彡ｰ---z__r' ＿＿＿＿＿＿＿
: : : : : : : : : : ヽ､_ ｿ: : : : : : : 〉_,,. | 東ローマ帝国 | （◎がｺﾝｽﾀﾝﾃｨﾉｰﾌﾟﾙ）
: : : : : : : : : : : : : ﾐ ヾ: : : ､: : : : ': ゝ ￣￣￣￣￣￣￣
地: : : : : : : : : : :｀ﾆ=＝_ヾﾆﾗ: : : : ﾑ-､ 小アジア
: : : : : : : : : : : : : : ＼ kｰ': : : `､: : : : ' ｲ
中: : : : : : : : : : : : : ﾄﾍ〆: : : : : : : : : : 彡ﾍ/ヽ,_____{`ー-､ ノ｀ヽっ イスラム帝国
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾜ: : : : : : : : : : : : ｀ｰ'''´: : : : /
海: : : : : : : : : : : : : : : : : ＝ﾆ二＝: : : : : : : : : : : :: : : : : z-''￣ｱ 。 }
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀￣: : : : : : 〉
:::○ﾟo:::::::｡:::ﾟ::::o○:::゜:::｡:::oﾟ:::::::o:::ﾟ:::::｡::::ﾟ::::｡○｡ o゜::::::o゜::ﾟ:::::o｡::::::::::::::::゜::::o:::::::○:::::ﾟ::::゜ o::｡:::::::o::｡ ::::::::::::::::::::
.
- 840 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:45:18 ID:DLw1gOdo0
-
――― こうして内政を放り出して対外戦争に明け暮れる中、事件がおこる。
､,,ﾒｉｆi}ｿ_,,
_;' /;l|l|li!i!|i!i!i!|l!ソ
ﾉ{l:l|l|l|l|li!i!|li!i!彡 さあ次は西のブルガリア遠征だ♪
ﾘ{::c'i'::;l|!il|l|l|!i!!lゞ
_'; __.斗ヽ;;;/:::;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ''''';;;;,,,,,, ''';;,
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!::;;;;;;;ミ;;;;::::::;::;;;;;;;＼:;;;;;:‐::::::ﾘ '''';;;;; ,,,,;'';,
l::::::::;;;イ:::;;;;;;:;:;;;;:;;;;;;'ゝﾔ;;;;‖ ''''';;;; ,,,;;;''';;'
_;;;;;;'''''''''''' { ﾒ::::::;;彳:;;;;;:;:;;;;;;;;;;:;;;广ﾍ:;;:/. ';, ,;
.....''';;, ,,,,,,,,,,;;;;;;;'''''''' 亅::::::::介::::::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ ´
,,,,, ,,;;;;'''. ヾ;:::::::万:::;:;:;:;:;;;;;;;;;;;::::::::ゝ ;, '';,,,;';,,;''
... ' ,,,;;;''''''...│;;;;|:::::::;:;:;:;::;::;;;;::::;:;:;:;:;:::ﾞゝ '';;' ';, '''';;;;;''
;' ,,丿;;;;;１:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::::::ヽ... ,,,,;;;'''' '';;,, ''';;;;;;;,,,,,,,;;;'''''
.... ''';;;''. _,.. ｰ ミ;;;;ﾘ::::::::::::::::;;;;;;;;;;;::::::::::;:;;:;:;:;:::i '''''';;;;;,,,,;;;;''''''';;,, ,,,;;''
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^~｀ヽレ′: : : : : : :厂｀Lア二,イ:V ヾ__ヽ .._ ｲlr．ヽ＞｀. . . . . . .く/V xz-↑L:.:.:ﾄ，__/二_/ /
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:::::::::::ハi,､,､i: : : / .l i Ⅵ. . ノ-イ r． Lト'ｰ 'イ⌒ヽヽ-＜ rっ':.:.:.:.ド､
Aﾍ::::j__Lヽ_r-ァ' ./ j i ヽVr┘・｀ _ｰ ﾚﾍ V⌒′'. ﾄ､!:.:.:ト¨´:.:.:.:.:.ヾ:.:.｀ｌ
.ﾟ ' r ':::::} ア ／} Y⌒ヽl ＞- ､.ｰ'イ´｀ヽ L＿.ノ! ! ハ:.:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゝ┴- 、
-‐'´:::/:::| ∠_ ∠、 丁] .厂 r ⌒7:.:/:.｀¨´:.:.:.:.:.:｀ヽ＿_l .l 厂ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.
- 841 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:45:50 ID:DLw1gOdo0
-
――― スヴャトスラフの不在を狙って、遊牧民のペチェネグ族がキエフに攻めてきたのである。
_..-、
,／"''､,,..../￣ﾞ"ｰ.、 .r/ ﾞ,!､
/ ｌ､/.,!、 ./ .ヽ
/ '| l l .!、 ｌ | 狩りの時間だ…
l '".,ﾞ!i, / .| .りi..,..､.! │
l ./ .-./'-. ./ V ! ﾞﾋ ﾘ .ｌ
!.lﾞ,i"／ぃへ ､, ,./ i ,i,./ ! .√ 、.!
! .| / .ﾉ l -､ . ｌ.......|,.／ |ﾈ .i′l ./ﾞ^¨'''''''''''''''''r‐ ..、
| ' 「 ｌ .! ｀ .l'''''''i / | l |.、 /." ｌ .-'ﾆ冖¬､
l | .； ! ｌ． ! ! .| .! .!...､| / ． ,/.L,.゛ ｀'-ﾌll‐ ＼
!.i"_ .ｌ ｌ, ｌゝ､. ! .!,./''''''''',ﾞ .ﾞ‐' .__ _,.. へ.! .＼,`‐､＼
|.ﾘi!丶/li ヽ ,ﾞ,ﾞﾞ,ﾞﾞ/ ｒ'"゛ ｀''v､i.／´l' ［´ ｀'-..、 ｀'j｀'-,, ､］
,／ ﾞ ／ .'!'i‐ｯ．ヽ"!.!入..i′ .ｰ| / ! ｀''ｰ､,,, ./ ｀'､
／゛ _／_／ .ﾞ'ｲ―;;‐ﾞV､_ 人 .ー"｀゛ ! ´~! ､.' .ヽ
／ .／ "../ ゛ ._乂'´')ﾞ.! .i'く, ヽ │ │ ,,. '〟 .ヽ
.、/ﾞ.-.ﾞ''.,|､ ._ ／ .|. ../ .ｌ .｀' !;; ,│ / ／ `''''i .,． !
.／､‐._,,..∧ .ﾞ'.､ ,／゛ .ﾞ‐ﾝlｒ'"‐ "´,i｀''ｰ､. --‐ﾞﾞ,‐..ｌ、 ″ "| l !
./ ｒ .／ ／.__./ ｌ゛ ._..-'ﾞ´ﾞ./ .‐`i ．.ｯ ., .／ / ...ｌ !ｰ′
./;,／゛ ,i"リ .、.i､ .ｌ._..-‐'″ .､,,,,ﾉ､'-_. ` ヽ_,,．'" ／ . /' |､,
'' !.,ｒ .i"| .ｌ,ﾒ'゛.' '''' ｀-,.､｀ﾞ"´ _,,..／ ./ ﾞヽ
ﾞ"ヽ| ﾞl.ｌ./ ‐_.- て￣￣｀''ｯ ヽ .＼
.,i / '" ' .‐．′ _.. !､ ./ . ﾞ、 .`ｰ-. ..ｌ､
ヽ ．.- ..、 .＿,,.. -―一''''" .ﾞ―ｰ" .ｌ ﾞ． ､ ヽ ｌ,
ヽ, | ./ . ＼ ヽ ． ゝ .. .ヽ_, . ｌ
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- 842 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:46:39 ID:DLw1gOdo0
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_,..､-''"~""''';,‐-..,
｀ﾞ''ｰ-､,__,,..-‐''"'''- ．_,,..-‐''~"~"'''''‐- ドドドドドドドドドドドド！！
,__,,..．-‐ '''"" , -'" ｀`丶､. ＿ ＿
::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;''.:i;;:;: :::∧二ヽ;;:;:.∧二ヽ;;:i;;:;:.. |ペ| ＿ |ペ|
...::..:..:..::::..:..::.:..:...::..:.il.::::::::::l:ｌl＝ｌll:::::::l:::l:::::::l::.:il::.:..... |チ| ＿ |ペ| |チ|
...::..:..:..::::..:..::.:..幵幵幵||:::.:||幵幵幵幵幵:::..:... |ネ| |ペ| |チ| |ネ|
', "ﾞ |グ| |チ| |ネ| |グ|
_,,.-‐''"_,,ﾞ ＿∧ ,. - ､|￣. |ネ| |グ|,. - ､|￣
__,,.. ．-‐'''""~ ,,.. ''' （＿・ |彡ﾟωﾟ ﾐ |グ| .＿∧ ,. - ､ |/彡ﾟωﾟ ﾐ
_,,.-‐''" ,,.. ' ＿∧ .,. - ､ |＼Ю__∧ ,. - ､￣ （＿・ |彡ﾟωﾟ ﾐ|＼ ⊂)_|√ヽ
（＿・ |彡ﾟωﾟ ﾐ （ （＿・ |彡ﾟωﾟ ﾐ |＼Ю ⊂)_|√ヽ~∪ ）^)ﾉ (´⌒(´⌒;;
∩,,∩ |＼Ю ⊂)_ √ヽ | || |＼ Ю ⊂) |√ヽ （ ￣ ~∪ ）^)ﾉ( | （ |(´⌒(´⌒;;
（´(ェ)｀；） （ ￣ ~∪ ）^)ﾉ '~ ~ （ ￣ ~∪ ）^)ﾉ .|| || ~( | (´⌒(´⌒'~ (´´
⊂_ １⊂） ||｀ || ( | （ |(´⌒(´ ||｀ || ( | （ | (´⌒(´⌒;; (´⌒ '~ (´⌒(´⌒;;
Ｙ 人 '~ ~(´⌒(´⌒;; (´⌒(´⌒ (´⌒(´⌒ (´⌒(´⌒;;
（＿） Ｊ (´⌒(´⌒;;
うわ〜 ペチェネグ族の騎馬軍団だクマ〜〜！！！
.
- 843 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:47:16 ID:DLw1gOdo0
-
――― こうしてキエフの人々は町に立てこもり、スヴャトスラフ大公の帰還まで粘ることになったが…
∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩
(；ﾟ(ｪ)ﾟ)／ヽ (；ﾟ(ｪ)ﾟ)／ヽ (；ﾟ(ｪ)ﾟ)／ヽ (；ﾟ(ｪ)ﾟ)／ヽ
( つ≫―l> ( つ≫―l> ( つ≫―l> ( つ≫―l>
（Ｘ）三三三三三|￣|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|￣|三三三三三三（Ｘ）
（Ｘ）三三三三三| |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| |三三三三三三（Ｘ）
（Ｘ）三三三三三| |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| |三三三三三三（Ｘ）
（Ｘ）三三三三三|＿|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|＿|三三三三三三（Ｘ）
"'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'
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:; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :
"'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'
.. ..-――-...
. : ´:::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
.... ／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀: .、
, ' ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ハ
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
. 〃〃: /::::::::::::::::':::::::::::::::ヽ ::::::::::::::::、:::::i 息子はいつになったら軍勢を連れて帰還するのです？
. i::::|:::::::i:i.|::i::::i::::i::::::::::::::::: |:::|::|..|::::::::| ::: ト
. i::::|:::::::i:i.|::i::::i::::i::::::::::::::::: |:::|::|..|::::::::|.彡|コ ヽ
. i::::|:::::::i:i.|::i::::i::::i::::::::::::::::: |:::|::|..|:::::::ﾊ彡|./|./| このままでは我々は兵糧攻めで全滅です…。
. i::::|:::::::iハ从ﾊ／:::::::::::＼从ﾚ ﾚ:: ﾉ.|彡|./|./|
. i::::i::::: ﾚ.笊芹ﾐ 丶::::::: /ィ芹冬刈-.ｆ⌒i /|./|
. i::::i::::: Ｋ ｈ : :| ヽ／.... ｈ : :| 〉├...:::i丁.」
. i::::|:::::::ｉ. ｰ. ┘ └.一 ,'.ン:::| |./i
. i::::|:::::::i /::::::::::::|_|__|
. i::::|:::::::i＼ ＿. 厶从::::::::|
ノ ´|:::::::ii. ＼. ´ ― ` ..／. │ | `丶、
／. |:::::::ii. ＞..、 .イ . │ |. ＼
∧. |:::::::ii. ＿ ｰ...´ ＿. │ | ∧
.....| 、 |:::::::ii.... ｀ ´. /. / ./ 、
.....| ＼ |:::::::i.、 /. / ./ i
.../.. /..从::::i∧ /. / 〈 .|
/ ./ Ⅵ...∧ V /. / ∨. ﾊ
.
- 844 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:47:51 ID:DLw1gOdo0
-
. ∩＿＿＿∩ ;
; | ノ||||||| ヽ `
, / ● ● |
;, | ＼( _●_) / ミ それが…
; 彡､ | |∪| |､＼ ,
./ ヽノ／´> ) : スヴャトスラフ大公にこの事を知らせようにも…
(＿ﾆﾆ> / (／ ;
; | | ;
' ＼ ヽ/ / :
, ／ ／＼＼ .
; し’ ' `| | ;
⌒
γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣.∧
l キエフは完全包囲されて、 （__;）
l
l 使者を出すこともできないのです
ヽ、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,ノ
:::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... ....:::::::::::::....::::::........ . .::::::.. . .... ..:
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_,,.-ｰ''''"ﾞﾞ"´ﾞ''｀`'‐.､､.
_,,.--ｰ''''''"ﾞﾞ''"´｀`'''"´｀`'‐''"´ ... .. .. . ... ... ｀`'‐.､,,
.. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. . ... :::,,,,-‐'゛｀`'､,,-‐'゛ ... .. .. . ... ... ..:: . .. . .. ... .. .. . ... ... ﾞﾞﾞﾞ''''''''''‐-- ､ ,,,,,__
_,,.--ｰ''''"ﾞﾞ｀ﾞ''ｰ-、_,,.--庁ｰ''''''"ﾞﾞ":;;;: : ;:.............;;;;; ; ::; : ;:; :; : :: :;... .. .. . ... ... .、丶"''':､丶､｀丶.'.;';':;:';'::;:';'..::.;';':;:';'::;:'":;;;: :;
i;;ii:i;;i￣|rニユ l |l i: i:二i, .;';':;:';'::;:';'; ,. '':';;:::;:;;:爿|:::.:....;';':;:';'::;:';'; ,. '':';;:::;:;:;;::::.:....;';':;:';'::;:';'; ,. '':';;:::;:;:;;::::.:....;';':;:';'｀,,,,-‐'゛::;:';'; ,.
二.ll.| . 二￣￣|=,ｨ'⌒ﾆﾆｴﾆﾆil］1lｰ-il］|_三rーilil￣|─r‐┬||irr-､v冖v":;;;: : ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; ":;;;: : ;: ;: ;: ;: ;: ;: ; ::;
＝- ． __/7,.ィ彡!||､_,|斤il］il］|_三rーilil￣|─r‐┬|i､_ｒ−lＴ┐┬il］il］|_三rーilil￣|─r‐┬r'⌒ヽ'' ,. ,. '' ;';':;:';'::;:';';ﾞﾞﾞﾞ'''‐- ､ ,,,,,__
三三三ｒ''¨仁昨＝―-- ． ＿ ヾヽ＿ .／!l韭l《ｆﾆﾆll￣'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;'', ;~,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;~'',;'',;''ﾟ ;~,;, ‐''" i＼＿ /! ＿¬-､
三三三|| |三三三三三三三三三llヾ=∠≦========-----------------------――――――≧ニ|l´!三三三I三三三三
￣￣¨¨|レ'´¨ ''''' ―＝ .三三三三ll Y ||三三三三三三三＞=＜三三三三三三三三三三三三三| ｀|| |三三三三三三三
￣￣¨¨｀ヽll／''''''' ＝ﾆニ二イ 寸三三三三三三三三二二ニﾆ=ト､ ||/￣￣
,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､, ､,､_,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､_ ､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､_､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,､,
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λλλλλλλλλλ λλλλλλλλλλλλλλλ-λλλλλλλλλλλλλλ-
人-人-人-人-人- 人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-
人-人-人-人-人- 人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-
人-人-人-人-人- 人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-人-
.
- 845 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:48:25 ID:DLw1gOdo0
-
-‐=━=-
...´::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..,
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'.
':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
ｉ::::::::::::::::::{ノ:::::::::ヽ}::ﾊ::::}:::::::::::}_》
|::::::斗匕八:::::::::::/}ﾉT¬ミ::::::∧
ﾄ:::::::Vん圷＼:::/ 仍ﾊV:::::/! ﾟ。 もしかして私たち…
|V＼{{ 乂り ） 乂り }}ノx| :|」
|:::::::}. u ; r》 ）_｣
|:::::八. u ﾉィ:{:| 詰んでる？？
|:::::::::|＼ ´ ｀ ／ :::|:|:|
|:::::::::|:::|个 ィ:|::|::::::|:|:|
|:::::::::|:::|::|::} `ー＜:::{::|::|::::::|:|:|
|:::::::::|:::|::lノ Ｖ_:}::::::|:|:|
|:::::::::|/{⌒ ＿___ ）＼::|从
<⌒＼::::| ＼/／ ¬x ' /￣¨¨ >
/ ＼ ヽ{＼/ ／ ¬}／ / ／ }
/ 丶 〔 ∧⌒〕 ／ / }
Ⅵ ] ∨ } i /
{ Ⅵ/] } } }/／ /
. ∩＿＿＿∩ ;
; | ノ||||||| ヽ `
, / ● ● | オリガ様…
;, | ＼( _●_) / ミ
; 彡､ | |∪| |､＼ ,
./ ヽノ／´> ) : 人も馬も飢えと渇きで弱っています。
(＿ﾆﾆ> / (／ ;
; | | ; 残念ですが降伏するしか…
' ＼ ヽ/ / :
, ／ ／＼＼ .
; し’ ' `| | ;
⌒
.
- 846 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:49:08 ID:DLw1gOdo0
-
l.:./ ／: :｀:､ __
!/_,. .-: :'':":´: : : : : : :ヾ`''"_ _,.二＝ｰ…-
,. :':゛: ／: : : : : : : /: : : : : i: : : :｀:`:ヽ.､
／: : :.; ': : : : : :/: : /: ! ﾞ! ヽ ｀ヽ、
/: : : : /: : : : : :./: : :,l: :/: : : : i |. .i.. . . .､ ＼ ｀ ､
' . :/: : : ／¨7ヽ:,:'ﾞ!.:/: : : : :j,.ｵ-､:: : : :ﾞ､: . ヾ丶､
' . : :,': : : /: :.:::;l: :/ '/ !: : : : l.:,ハ.:lヽ: : : :i: ヽ: ｀、
. |. : : :,': :/: : : :.:::j:/ 〃 !: : : :,!:/ l:.|::::: : : :i: : i. : :. 降伏するのはまだ早いんじゃないかな…
!: : :,': ｲ: : : ;;;∠ﾑ≦/ l: : : /;/≧ｯｷ|V:: : : j: : :ｌ: : :.
l: : ,':/:l: : ｯ''オ示乏! l: :./ノ 伐片ヵV:: : :l:: : :|: : :i.
. l: :j:/::|: : :.V !vﾍ ノj j:,.' ﾄﾍ ,ﾉﾘ V: :.l::: : j＼:.:l
l.:|,!/'|: : /::l ∨つ｣! / ﾚつｿﾞ /::!: :ﾊ:: :.l ヾ| 私が使者として味方にこの事を知らせてきます。
!j!{ !:.:/:::::! ´ 、 ｀` ． !::::l:/ 'l: /
i!.:ﾞJ∨:::::::l " ,、 ,!::::|{ l/
j: ::.|: : ::::::::ﾄ､ ,-､ '┘ ＿_,.ィ´::::/ !
. ! ::.|: : : ::::::l:|:ﾄ、 ヽ､__,.-''"´ _,ノ::|::::::.: : |
i: : :l: : : : :::::|/ﾞﾍ く::|:::::!::::.: : : |
l: : :.ﾞ､: : : : : }'⌒`丶､ ﾉ＼:l: : : : : :j
l: : : ::|､: : : :./＝=､、 ＼ | l: : : : : /:!
/: : : ;rﾐ:､: : /＝=､、`｀､、 `く ,!: : : : /: :.l
【 名もなき下級従士 】
.
- 847 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:49:38 ID:DLw1gOdo0
-
/::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::,:::,::::::::ヽ::ヽ:: :＼
. /:::::: :::::::::|:::::::::::::/:|: :|:::|:::::::::::|: ::|:::::|:::|
. |:::::::: :::::::::|::::::::::/|::|::::|:::|:::::::::::|: ::|:::/l/|
. |:::::::::::::::::::|:::::::/ .|/∨ヽl:::::::::/,ィ廾|//
. |::::::: :::::::::::|::::::|,斗-─‐.|:::::://示ヽ|/
. |::::::::::::::::::::|::::::|ィＴ示ヽ |／/ |;;;ｿ '|
. |::::::::::::::::::::|::::::|弋;;;;ｿ ' ､｀´xx|
|::::::::::::::::::::|::::::| ｘｘｘ ' ./ キエフの外はペチェネグ族の完全包囲…
|::::::::::::::::::::|::::::| ／!
. |::::::::::::::::::::|::::∧＞ ⌒イ| | |
. |::::::::::::::::::l:|::::::∧ 7.ﾆ´::|_| |_ｌヽ 軍勢も馬もなしに突破できるのですか？
. |::::::::::::::::::|::::::::::::∨＿|下:ﾞ.ー.‐-∨ヽ
|:::::::::::::::::|∨: :l:: ::∨ | |ヽ_:_:_:_:_, :∨ ＼
|:::::::: :::::::| .∨:|＼:::∨ ,匕/ヽ__/: : ∨ .＼
. /|::::::::::::::::|＼ﾍ:|二＼|´／ |V∧: : : : ＼ ＼
/:::|::::::::::::::/ : : ￣／ ／| |-V∧: : : : : ヽ ＼
|:::::|:::::::::::/ : : : : : V／: : :| |: :V∧: : : : :
|:::::|::: ::::/／￣￣＼: : : : :| |: : V∧: : : : :
|:::::|::::::::| ＼: : :| | : : ￣ : : : :
／-'''", ': : : : : : : : :j: :,{: : : : :i::i: :､: : : : : : :丶: : : : i
／ /: :/: : : : :/: : |:.j_ !: : : : :i:!､: ヾ:、: : : : : `i､: : :l
/:,イ: : : : :/: : :7｢:! V､: : : l! `く｀:`:.､: : : : : :ヽ: :!
// .l: : : .::/: : :/ !| ｖV: : :l ＼､`､: : : : :､:ﾍ,!
{' !: : : :,ｨ: : ;{ ﾆｺﾋ三 ﾞ､Ｖ: :.l ﾆ三仝ﾐ:､: : : :i`;ﾐ:、
私、ペチェネグ族の言葉がしゃべれますんで。 . |: : :/ j: ｲλ| L';;:':| ` Ｖ: l 'L;::::;::｢ﾞ}`;:､: : :lﾐ:､`
. !: / .!: l ,'ﾊ r' | Ｖ| r' '' ｲ l:,':::ﾞi:､: ﾄ､ヽ
V リ,/::::l ﾞ"´ ﾞ} `ー'． l,':::::jイl､| ｀`
,. -''"ﾞ､二つ::::ﾍ、 ｰ'―; _,ｨ'::::: l: l;| ﾞ!
／ ､ﾞ!〉/: : :::::l::｀i:::.......`ー',,,. -ァ{::l:/:::: :,!: :l!
/ ,ノ､ ,!' /: : : j::/-┴―'／'゛ ／ `７: : :/:: i:.l
ィ" |＿ニ-'（/ !: : : :.|:|! ,r＜、 ／ ,,/: : :厶ﾞ!: l:.l
ヽ三==彡彡ｲﾞi i: : : :/!j|! / ／ _,,‐/: : :/ﾆﾆ:i: :!:.i
λ=三ﾆ- '" |.|: : :/ .l|i!i i ／ ,, -'',,-'/: : /-――Ｖli:.i
！ ￣ ﾞ;l: :.j ,{i!i! ｌ ,:',,-'',,-''ィ''７: ／ ヾi::.、
＼ ハ: | ,{_ヾﾐ!'.',,-'' ,/ ./／ _,,.- `ヾ、
ヽ ヾム-`ヾ∠-‐ '" 〈/ _,,-'':::::
｀､__,,.rｧ''"l／ λ ::..｀､ ,,-''::::
.
- 848 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:50:12 ID:DLw1gOdo0
-
∩＿＿＿∩
| ノ u ヽ
/ ● ● |
| u ( _●_) ミ いくらあいつらの言葉がしゃべれても、
彡､ |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ /´> )
(＿＿＿） / (_／ 捕まって問い詰められたら終わりだと思うクマよ？
| /
| ／＼ ＼
| / ) )
∪ （ ＼
＼＿)
_,. ニ＝.-:､`:ヽ.、 ＿_ j!
,. :'':´: : : : : :,:-'': :./: : : : : : : :｀:`:ヽ<､
,.r:'ﾞ: :_:,,: ; '"／: : : : /: :j: : : : : : : : : : : : :.＼
／'"´ ／ , ' :./: : j: : l : :,: : !: : : : : : : : `:､:`.、
, ': : : : /: : . .i-‐仆: :j: : : : l: !: : :i:. : : : : ｀､:｀､
,.': : :/: .:j: : .::::i: :./ |: :.j!: : : :l:ハ:,:-:!:‐ ､ ｀､｀.
. /: : :./: .::j: : .::::l: :/ j: :i.|: : : j/ ∨: l::::::. : : i . ﾞ; i
': :／j: :.:::|: :.:::/j:./-‐_!:l. !: : :.j! ∨:.!:::::::. : :l: : :! ',|
/, ' |: .::::l: :::/ヤ示亦ｌ| i: : :i! V:lＶ::::::. : !:. :.!: i
'゛ !: :::::l: ﾊ ﾞrＪ::V l Ｖ: ! ､ ヾl.ﾞi;:::::: :j:::. :ﾄ､!
l: :::::}:l::::! Lﾆﾉ ヾ! ﾐミニ ﾞ'j::V: : |:V: !ハ
その時は私一人が死ぬだけ。 . V:/Ｎ::::! ' ￣．l::::::V: !: :V|
. ﾞ' |:| ::l. ｰr ､___, l:::::: |Ｖ|: :.Ｎ
|:,!: ::`:...、 ヽ ノ ,ｲ::: ::l:::i＾ヾ!
降伏はその後でもいいでしょ？ . |':l: : ::::::l:::`i:.. 、 _,,... イ::::l::: : j::: } |
j: :!: : : ::l::;/´iﾉ ￣ i! ヾ､|::::j:: : :.!::./ '´￣二､ヽ
ｉ: : !: : : :.! l. ＿ | ｀i|: : :.l:: l -―-'､
,': : ∧､: : i ｢ .｀| '!: : :.!:::ﾍ ´￣_,)'′
,': :.∧:ﾍ:､: | l. ! /: : ∧:: :.| T ´￣
,': :/ ヾ､ﾍ: |. l. j /: :,/ V::| |
.
- 849 ：名無しのやる夫だお：2014/05/06(火) 23:50:34 ID:0Pgx6xow0
- ﾋﾟｷｰﾝ
- 850 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:50:36 ID:DLw1gOdo0
-
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□
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- 851 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:50:59 ID:DLw1gOdo0
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WWWiii||wW ヽ!l／ ゝ:'':": : ':´: 二ﾆヽ |i: ll川|ii||／WWWiii|W ヽ!l／
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〈:.К'''ヾ`:::::::::::::::::::::;! ヽﾞ ,ヽﾐヽ{. /彡'|/' ,ﾉ | ./
ﾞ{ ` ｀ヾ::::::::::::/=＼＜⌒‐＼}／] !､ / |/＼
ﾞヽ ＼:::::`i-v':::/｀`ーｸ 〈´ ｛/＼__/ . ＼∧
＼:し'::/ 〈,／＿_＼ / ∨V７
｀´_,ツ''ｰ---┘|::::ﾌ |＼/ ／l/l/
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｀ヾミ{;;;{_ lﾞﾐ| V `< / ./′/>
｀`ﾞ l ｀７ くミ>" /′
l / ./ ＼＿_／＼
l /､_/ ｀￣￣￣
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- 852 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:51:25 ID:DLw1gOdo0
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'"｀ﾞヾ
,. '"⌒ヾ
;;.:''ﾞ' ﾞ ,,） ,.. -､
ﾘ ｒ'"´ ⌒ヽ,
;., '"⌒ヾ ⌒ ｀ヽ' ,､_,,.;.,'´￣｀ヽ
,.､.ﾞ､ ﾞ､ /l ,;' ,. ,;'r'"⌒ヽ,
ヽﾄ､;.,､ ,.;' ,,._;;')
ﾚ'ｒ'"´ ｀ヾヽ ､;.,_', ,'|l! r'ゞ,,;' ｀ヾ
l!./ゞ､ .,.;;'ノ /⌒ヾi! ,/､;.,.''.,; , ,. ';
i´ ／/ ,.､ ;.,､_,.;'')'/ ､.,;''/ ., ;:.')
|／.／'".,ﾞ'" ., ;:' ;.,'")ﾉ |i!l|_/､;., ､.,;;. ,.;'ハ､
l!／ (⌒;.,;. ;､.,;ll! l|.ヽ|i!l| lｖ/;.,､__,.､.;:ノ'" ｀ヽ
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川 /|ﾉﾙ'川 /|ﾉﾙ' ﾉﾙﾊﾞl 彡ﾊ/／/vw彡|i!|,,;.､,:'ﾞ､,:' ,:;ﾞヽ,;.,ヾ
VjjNw/〃lVjjNwr‐┐'ﾍ lﾙ'/vwjj/从jj/彡彡,..|i!|,, r‐┐＿__ハ r‐┐
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イ ＼､ イ ＼､ イ ＼､
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＼ ＼ ､ ._ , ／ .イ ＼ ＼ ､ ._ , ／ .イ ＼ ＼ ､ ._ , ／ .イ
ｉヽイ⌒ヽ ,'⌒ヽ ／i::| ｉヽイ⌒ヽ ,'⌒ヽ ／i::| ｉヽイ⌒ヽ ,'⌒ヽ ／i::|
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「::「i ＼ i ／ iｰ|::□ 「::「i ＼ i ／ iｰ|::□ . 「::「i ＼ i ／ iｰ|::□
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レ;|:::| 」､_jxxｉ__,! ｉ::ｉ ｀ ソ レ;|:::| 」､_jxxｉ__,! ｉ::ｉ ｀ ソ レ;|:::| 」､_jxxｉ__,! ｉ::ｉ ｀ ソ
∠_.∨ ヽ≡/ ∨‐--ゝ ∠_.∨ ヽ≡/ ∨‐--ゝ . ∠_.∨ ヽ≡/ ∨‐--ゝ
∠-‐j , .j⌒ｉ ｉ‐--ゝ ∠-‐j , .j⌒ｉ ｉ‐--ゝ ∠-‐j , .j⌒ｉ ｉ‐--ゝ
/ー‐{￣／xX＼￣}xxxｉ /ー‐{￣／xX＼￣}xxxｉ /ー‐{￣／xX＼￣}xxxｉ
/ー‐/イxXXXXXxt'ixxxｉ /ー‐/イxXXXXXxt'ixxxｉ /ー‐/イxXXXXXxt'ixxxｉ
__/ｘｘ;/ ﾉxXXXXXxx{.ixxxi_ __/ｘｘ;/ ﾉxXXXXXxx{.ixxxi_ __/ｘｘ;/ ﾉxXXXXXxx{.ixxxi_
/ !!~|ソj./xXXXx!xXXxi─‐‐'ｉ / !!~|ソj./xXXXx!xXXxi─‐‐'ｉ / !!~|ソj./xXXXx!xXXxi─‐‐'ｉ
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- 853 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:51:49 ID:DLw1gOdo0
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_..-、 -=ミ
,／"''､,,..../￣ﾞ"ｰ.、 .r/ ﾞ,!､ ﾉﾉ
/ ｌ､/.,!、 ./ .ヽ ／
/ '| l l .!、 ｌ |
l '".,ﾞ!i, / .| .りi..,..､.! │
l ./ .-./'-. ./ V ! ﾞﾋ ﾘ .ｌ
!.lﾞ,i"／ぃへ ､, ,./ i ,i,./ ! .√ 、.!
! .| / .ﾉ l -､ . ｌ.......|,.／ |ﾈ .i′l ./ﾞ^¨'''''''''''''''''r‐ ..、
| ' 「 ｌ .! ｀ .l'''''''i / | l |.、 /." ｌ .-'ﾆ冖¬､
l | .； ! ｌ． ! ! .| .! .!...､| / ． ,/.L,.゛ ｀'-ﾌll‐ ＼
!.i"_ .ｌ ｌ, ｌゝ､. ! .!,./''''''''',ﾞ .ﾞ‐' .__ _,.. へ.! .＼,`‐､＼
|.ﾘi!丶/li ヽ ,ﾞ,ﾞﾞ,ﾞﾞ/ ｒ'"゛ ｀''v､i.／´l' ［´ ｀'-..、 ｀'j｀'-,, ､］
,／ ﾞ ／ .'!'i‐ｯ．ヽ"!.!入..i′ .ｰ| / ! ｀''ｰ､,,, ./ ｀'､
／゛ _／_／ .ﾞ'ｲ―;;‐ﾞV､_ 人 .ー"｀゛ ! ´~! ､.' .ヽ
／ .／ "../ ゛ ._乂'´')ﾞ.! .i'く, ヽ │ │ ,,. '〟 .ヽ
.、/ﾞ.-.ﾞ''.,|､ ._ ／ .|. ../ .ｌ .｀' !;; ,│ / ／ `''''i .,． !
.／､‐._,,..∧ .ﾞ'.､ ,／゛ .ﾞ‐ﾝlｒ'"‐ "´,i｀''ｰ､. --‐ﾞﾞ,‐..ｌ、 ″ "| l !
¬:ｰ.-. .、 ｀､::::. : :＼ ／: : : ::; -:'': : : :/: : : ',: : : : : :｀: 、
`｀ヾ::::.: : :｀:‐: ゞ:::. : : :｀: .、 _,/: : : ::／:_; : : : : :,': : : : :i: : : :ﾍ`ヾ :ヽ ジジジジジジジ…
ー.-. `.-､::. : : : :｀: :､: : : : :｀:'':ー:''ア: : : ／:ィﾞ: : : :_:, ｲ:/: : :,/: : : : :.ﾊ ｀`
‐- ､.:.:.｀: :`:-､:.:.. : : : :`: :ｰ: : : :':":: :, : :'":／:_; ‐''/ //ｌ: : :/ l:.i: : :l: : i
二ﾆ＝=-: : : : :`: : :､: : : : : :-: :‐:'': : : :∠:ィ゛: : /ヽ,〃 !∴――――――――――――――
: : .:.:.: :_; -‐- ､:、: : : : : : : : : : : : : : : :（ '7: : :/ ﾞ':,, |:/-''"}ﾊ: :,!: :.l
''"´ ｀`ヾ: : : : : : : : : : : .:::;:ｿ: : :/ === '" ＝ /j:/ |:./
｀ ＞=-‐: :'':":.:. : : ;〈 ' ∴――――――――――――――
,.:':´: :_; : ;-‐ ''"´ 丶､ ー〜 ,. ｲ:.ﾘ
／ '"´ ／ ; -r−-､ﾆ二: :ｲ `;ｧ‐＜zェ彳
,:':／ l ｀ヾﾐ:、 ト-;ｧ'ヽ,//' ﾉ ジジジジジ…
/'゛ ! ,!、 ヾﾐ､У ',}/ｨ'´
, ｲ／ ｲ! {ゞ{ 'ﾉ"―――――――――――――――
く } _｣,.-'iﾞ| |!ﾞ、 ,イ
＿ ／ 丶! ヾミヾ! |
| ||| ￣／｛ _,.＞'"ﾐく
| |||.／ ,`ヽ､,,.-''"! ､ ｀丶､、
l 》゛､ / | l ＼,.,=彡'云
＼ヽﾐ､/ j| };彡ﾈ-‐''＾ヾr`
/＼/ﾐﾐﾐ:､ ,!| Ｋ´ ｀､
. ,r〜ｧ､. -‐ ¬"' ｀ヾ､``ﾋ|____,,../7 .ゝ、 ヽ
{|: !{,,..、 !、 _／ `´ヒ三彳! .ゝ、＼. ｀、
j}: `i爻!''''"""￣￣ !{_ ji爻ト､r` ,!
!| j爻 !! `=ｲ ｀丶 ､ ／
Ⅳ"⌒:、 ``=''
ヽ､＿ｼ
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- 854 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:52:22 ID:DLw1gOdo0
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｀ヾ:､ /: : : / ＿>､＿,､人＿＿,ｨ／〈＿_
,、 ` /: : ／ ＼
＿ ,' :＼_,. .-‐宀'＜￣｀ ` 丶､ ∠_ 見 誰
. ,. : '": : : :.｀!: : : : : : : : . ＼ . . : : : :｀ヽ､ ｜ ま も
,.. ': :,:ィ: : : : : :i: : : . . .:、: : : . . . .＼ : : : : : : : ＼ | せ 馬
／. '"／: : : : : : :|: : : : : : ﾞi、: : : : : : : : : ｀:丶:､: : : : : :.丶 ｜ ん を
／' /: : : : : : /: : |.: :i|.: : : :.|＼: : : : : : :`ﾐヽ: ; ; :｀＞.: : : :｀:､ |. で
/: : : : : :.〃: : ;j: : |ﾞ､: : : :l ＼: : : : : : : : :＼: : : : : : : : :.｀、 | し
. /: : : : : : :.'': : : ;;;l: .| ヾ: : :.:i. ,.><": : : : : : : :＼: : : : : : : : ﾞ. | た
i: : : : : : :/!: : : '|/i!:.| ｀､: : :,ﾚ'´ _,,.＞ｰ┐:.: : : : :＼: : : :i: : : i | か
!.: : : : :./ .ｌ:-ｰ=トﾐ;,;l__, ﾞ､":.:! '",.r-‐''"i |｀l¬-､、:.ヽ: : : !: : :.! ∠ ？
. l: : : :／ l: : : :/ ¨,、 ＼:.｢! ﾞつ ll,/|| |: : : :.ﾞ|.:｀ヾ､.:.:|: : :,! /
l: : :/ l:.:.:.:i ,／, ヘ ｀ ﾞ 〈 ﾞo｣!ﾞl: : : : : !.: : : : :.!:.:/ /／￣`'⌒Y´￣∨＼
ヾ/ l:::::ハ｛{'っ iハ ｡０'" ･l: : : : : :!.: : : : :|.;/ ／
ヾ:{ ヽ 〈 ﾞ | , o l : : i : : l: : : : : ! | ※ペチェネグの言葉
｀` ﾊＯ'" _, ,-‐､ ﾟ,l : : i|:.:/;|: : : : :|:｜
/;;;! ° ｀Y ） ,l : : :ﾘ:/;;;;|: : : : | i lﾄ､
／;;;;;;＼_ ｀¨´ , ィl : : /i'ﾞ;;;;;;;|: : : : |.|. l..｀: : ､
／;;;;;;;;;;;:;;;';;/｀¨ ¬‐-ｧ^;l /:.:∠.｣;;;;;;;;;;l: : : : :!!: :ﾞ､ ｀ヽ｀丶､
. ／;;;;;;;:;;;;;';;;;;／ /;;;;;｣:／-､ l!ﾄ、;;;l: : : : :| : : ｀､ ｀ 、｀: ､
／;;;;;;::;;';;;;;;;;／ ＿∠二7ﾞ ヽ !llヾ;;l; : : : : : : : :｀､ 丶: :.＼
/;;;;;;;;;;';;;;;;;;;;;/ /=＝ヲ:/ ｀、!l!.l;;;;;l; : : : : : : : :.丶 ＼: : ＼
/;;;;;;;ｨ;;;;;;;;;;;;;/ _,|__／: :/ i !l!.l;;;;;;l; : : : : : : ､: : ＼ ヾ : : ＼
. /;;;／/;;;;;;;;;;;/ ｢／: : :／' l! !l!.ｌ;;;;;;;`;,､: : : : : :､ : : ＼ ヾ: : : ヽ
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〈 ,;;;;;;;;;;;;;;;! ／: : : :/ | / | !l! 'l;;;;;;;;;;;;;;＼;｀;;;;､:.＼: : : :.＼ /: : : : : |
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!;;;! |: : / ,{ ,! | l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶､: : : :ヽ
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|! / ＼ ／ i! ｢ﾞく｀ヾ:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ: :.!
| `ー―'′ |｝ ﾄ､ ） ＼;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ＼}: :|
`ゝ､､＿,__ '" |;;＼_,.＞';;;;;;;;;;;;;;;;|＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞ､ ヾ:.!
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- 855 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:53:10 ID:DLw1gOdo0
-
――― この下級従士は馬の鞍を振り回しながらペチェネグの言葉で叫んだため、
ペチェネグ族は自分達の仲間だと勘違いした。
何だアイツ
騎馬民族のくせにマヌケめ
自分の馬が逃げ出したんだろ
, ´ ￣ ｀ヽ , ´ ￣ ｀ヽ , ´ ￣ ｀ヽ
イ ＼､ イ ＼､ イ ＼､
, ´（ ノ ＼ , ´（ ノ ＼ , ´（ ノ ＼
＼ ＼ ､ ._ , ／ .イ ＼ ＼ ､ ._ , ／ .イ ＼ ＼ ､ ._ , ／ .イ
ｉヽイ⌒ヽ ,'⌒ヽ ／i::| ｉヽイ⌒ヽ ,'⌒ヽ ／i::| ｉヽイ⌒ヽ ,'⌒ヽ ／i::|
├;::ｉi.､__ノY ､__ノ/;:;ｉ:::|::| ├;::ｉi.､__ノY ､__ノ/;:;ｉ:::|::| ├;::ｉi.､__ノY ､__ノ/;:;ｉ:::|::|
「::「i ＼ i ／ iｰ|::□ 「::「i ＼ i ／ iｰ|::□ . 「::「i ＼ i ／ iｰ|::□
!::::ｉ::|ヽ,｀ ー ´ゝ_/:/:;;|::|. !::::ｉ::|ヽ,｀ ー ´ゝ_/:/:;;|::| !::::ｉ::|ヽ,｀ ー ´ゝ_/:/:;;|::|
レ;|:::| 」､_jxxｉ__,! ｉ::ｉ ｀ ソ レ;|:::| 」､_jxxｉ__,! ｉ::ｉ ｀ ソ レ;|:::| 」､_jxxｉ__,! ｉ::ｉ ｀ ソ
∠_.∨ ヽ≡/ ∨‐--ゝ ∠_.∨ ヽ≡/ ∨‐--ゝ . ∠_.∨ ヽ≡/ ∨‐--ゝ
∠-‐j , .j⌒ｉ ｉ‐--ゝ ∠-‐j , .j⌒ｉ ｉ‐--ゝ ∠-‐j , .j⌒ｉ ｉ‐--ゝ
/ー‐{￣／xX＼￣}xxxｉ /ー‐{￣／xX＼￣}xxxｉ /ー‐{￣／xX＼￣}xxxｉ
/ー‐/イxXXXXXxt'ixxxｉ /ー‐/イxXXXXXxt'ixxxｉ /ー‐/イxXXXXXxt'ixxxｉ
__/ｘｘ;/ ﾉxXXXXXxx{.ixxxi_ __/ｘｘ;/ ﾉxXXXXXxx{.ixxxi_ __/ｘｘ;/ ﾉxXXXXXxx{.ixxxi_
/ !!~|ソj./xXXXx!xXXxi─‐‐'ｉ / !!~|ソj./xXXXx!xXXxi─‐‐'ｉ / !!~|ソj./xXXXx!xXXxi─‐‐'ｉ
（:i´ ,､ ,ｨ
ヽ,.-:‐:‐': Υ∠.,_
/: : : : : :ｌ: : ;|: : ヾ`｀`
,i:': :,/: ノﾍ!: :!ﾘ: : ヽ:＼
/; ィ/ｲ云. |:伝ﾍ}､: :i｀`ヽ
'".|j7:.｝ ヒ! 'ﾞヒ!｛| ＼! 誰か馬を見ませんでしたか〜〜〜
,. -. . ,,_ ／': :.|､__ _ ﾉ:.＼
／,-､;_;_: : :｀:"／: :ri´ ト-r＜::＼:.ヾ`:、 誰か馬を見ませんでしたか〜〜〜
,..-:'':":´:￣: : : : :∠イ:r;ハ /､ﾞ､`'} .ヘ:i＼:l
(:::::;;;::::::::........: : : : : : : :ノ ﾄﾐﾐヲ＼ﾞ､｣彡iﾞ!:i `} 誰か馬を見ませんでしたか〜〜〜
＼(⌒`''-:;;::::::::::::::::::::{ ｀´ | ＞`'",ノ,'|:;!
｀` ｀`''-::;;;:::::::ヽ-;=‐'/ ／| ﾄ､ヾ、
-＝==:‐:_:-`:::::::::/ ﾚ'′ `ｰ-`､ユ
｀`'''''"`ｿ¬―--'￣てif^ぅ､
r-‐:|_,. / | ﾆフ＾!ノ
ヾ:／､_/＿| }';;-r';;;;ム
｀ゝ-'ニコ三〉 |;;;;;;ｼ
| | /｀`''| |"
Ч ,/ ｌ ｜
`'′ .l -−|
.
- 856 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:53:54 ID:DLw1gOdo0
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――― この賢い下級従士が包囲網を突破したおかげでキエフの危機が伝わり、
スヴャトスラフ大公も軍勢を連れて帰還。
_, -‐''"`: : : : : :j: : : : : : : : : : : : : : : :｀: ＜
,. ‐'" ,.-''" j: : : : : :.:i: : : : : : : : : : ヽ: : :｀: ､
,.-'ﾞ;.: -― ｧ': : : : . . . . ! ::{: : :::. : : : : : : : :`､: : : ｀:､
,.=' '"´ ／: : :,: : : : :/: : .::|: : : . . ...jV. . i:::. : : : : : : :. V: ヽ
'′ ,:': : .:::/: : : ::/: : ,;::/!:.i: : : :.:::ｌ V:_:j_､::. : : : : : : : : V. . : : :i,
./: : .:::/: : :.::::j: :/ﾞ:/ヽ|: !: : : :::j ﾞＶ: iヾ`:､: : : : : : :!: :V: : : :.i,
.,': :.:::;:ｲ: : .:::::::!: : :/ l:j !: : .:::| V:.! ヾ::::. : : : : : i::. :V: : : :i
': ::; ' .i: : :.:::::::j: : / !| ∨: ::| Vi ｀､::::. : : : : !::. :.i: : : :.!
!: / !: : ::::::::::!: ;′ ﾞ| Ｖ: :| ヾ ∨::. : : : |::::. :i: : : j
j:/ j: : ::::i:::::::!:{ --―‐ ｀、| ﾆ二二ミ ∨:. : : ji:j!::. i: : :l
私がいなかったらロシア史も {' !: : ::::l::::::!{:l 三三 ヾ 三三三ミ λ:::. : !:!|:.V:i: :,!
！: :::::};:::|::::! ' ・ /::ﾍ::. :|-､l|:Vi:.j
変わっていたかもよ？ i: : ::| Ｖ|::/ /::::::ﾍ／ﾞi |:|: Vj
V: :! ヾ:ﾞ:.、 ｰ'ｰ‐'′ /:::::::::/ ./ﾉ:.|:,:-､
Ｖ:! `:::::`:.,､ /::::: : / /:::::／ ,ﾉ
`:| |: :::::::::|::l:`i::..、 _,,.. ィ'::::: : :/ /::／ ,ｨi
l: : ::::::|:ﾊ:::ｉ::／￣｢ ,./:: : : :/ `゛__,∠:|i
!: : :::::|l >'ﾞ /-'} ／/: : :r''ﾞ⌒ヽr'´ ,__）|
ｌ: : : ::ﾚ" / ／ /: : : { -`ーく_／ }:|
l: : : :.|,,...､/`フ-､ /: : :／!、 ;:::::(__,r ,/::|
――― ペチェネグ族を追い払って、キエフは危機を脱したのである。
.
- 857 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:54:58 ID:DLw1gOdo0
-
. ´￣￣￣｀ ､
／ , '⌒ ´￣｀丶
／ ヽ
/ ,
′ / / ! ‘，
. ′ ′ / | i | i i
, ノイ 厶 ‐ / 八{ ﾄ､{‐- | ‘， この逸話は単にこの下級従士の賢さだけでなく、
′ | ｉ´/ | / j/ 乂 ヽ | i .
/ / }| Ⅳ Ⅳ / Ⅵ !ト ゝ 当時のルーシが遊牧民のペチェネグ族と
. / / j八 | ｘ≠ミ x=ﾐ i 八
/ ′ { (ヽ | ハ／ 商売などの交流があったことを示すの。
. ′! j ＼ゞ＼{ ' ′‘.
八{八ハ ｉ ｀ ｰr 、 ー / !|
＼{＼ i |__｀ イ 八 この下級従士は言葉だけでなく、
＼ﾊ{ ｀ ≧=‐＜ ! , ′
_,ノ | | ､ )ﾉ}／ 彼らの風習も知っていたから騙せたのよ。
. ＜ | | ｀ r __
/´＼ ＼ ﾉｘへ＿| ｉ .
. ′ ＼ ＼ / ＼:ノⅣ! ! |
i ヽ ＼_/ ｉ::::く ! |
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:;:;;:;:;:;;:;:;;:;::;::::;:;::;::;::;:;:;::::::::::::::::::::::::::::::::::.::.:.::......:.. .....:.:.
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:;:;;:;;:;:;:;:;;:;::;:::;::;:;:;::;:;::;:::::::::::::::::::.::.::.:.:.::.:.:.:..... .. ...:.:......::.:.:.:.:.:
:::.:::.:.:.::.:.::.::.:.::.:.:.:.::.:::.:.:.::.::.::.:.:.::.:.::.:.:.:.::.::.::.::.::.::.:.::.::.::.:.::.::.::.:.::.:.::.:.:.::.:.::.:.:
..:..:.:..:...:.:.:..:..:.:.:..:.:..:.:.:.:..:..:.::..:.:..:.:.:.:.:..:.:..:..:.:.:..:..:..:.:.:..:.:.:..:.:.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:..:
..:.:.. .. . ...:.:.:..:... ..:.:.:... . . .. .:.:.:.:.... ....:.:.:.. ..:.::..:... ....:..
... ... ...:.:. . ... ....:.:.:.:.::..
l;;:l i;;:::::└ｰ┐ ┌ー┘:::::;;;! l;;;;ヽ
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ﾞｙ''7 /;'ｲl _!l .! !`〈;;;;;;;;|
,;' ;'.!,.iｲ'l"!｀ ´ !l｀!|､;';:ヽ;;;l
. ;;' i .|'l .|ヾ_ﾞ __ﾘｿiﾉﾘ.: : Y
. ,;l l .::!iﾞ;ｬ''"ﾞ` "￣ヾ;';'ﾄ､; ,:! 異教徒のペチェネグ族との平時の交流なんか
,:' .l!l ::{ﾊ ﾞ､"" , """;'';: lﾘ' ;.:}
ﾞ､';.:!ﾐゝ ､_ ,,. ;ﾑ' !;',';'ﾊ 年代記に記す必要はありません、いいですね？
ﾒ!|ヽ';:,`;.､ _,.、 ,,.ｨ'",;' j',';'ｲ.! ﾞ､
,'ハ'; ';:.';,';::|ｼ./.j''´'"!,;';';,',;'' .;. '; `
/,',:i_ヾ,jｨ-ｒy././;`ﾊ ''y',',';＿ﾊ ::',
/´.:｀i l;::::リ,' j .ﾚ ,' ;'ノ';','';;;;;;;;'',ゝ､;
,'!. ::l |;;:::;;| ' i'''i',',';;;;;;;;;;l i .:}
ﾉ:l ::! !;::::;;! ﾉ:::i; {;;;;;;;;;;i l ..::!
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- 858 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:55:26 ID:DLw1gOdo0
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〃⌒7: ／⌒㌧ノﾞﾞﾞﾞﾞﾞ'ｰ'''"Ｙ::し1
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. -‐…‐ミ: :´: :〈: : :.＼ ‐｀¨´/} ｀ヽ }
／／. . . . . :＿ ヽ: : ‘， : : ｀¨¨¨´,′ . : ＼￣￣｀ヽ
,: : . . . . . : :／: : : : ｝‐…=ミﾒ､ヽ { .′彡'´￣': : .＼: :‘，
, V: :＿＿／: : : : ／´￣. .. ..‐-ミ:∨/ ＿. .´￣‘，: . ‘， :
/: :／.. . . . : ｀'ｰ‐く／ . . . . . . . . .. .:| |´:. :. . . . . .:‘.‐-ミ|: :|
ﾍ、 .': :/.. .: . . . : : : : :}: : : : : : . . . . . . . .:ﾉ: :､ : . . . . : : : ｝: : :.｀ヽ
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. ////l/.:./.: .: .: .: .: : : : :/ :.:.:. ｀'ｰ‐ : :´: :.．-‐く__>‐く: : : .:|.i|:. :. :. : : : :‘,
. 〈 / ／=ミ､ ＼ : : : : : : ｲ‘，:.:.:.:. :＼‐＜: : .: .: .:人: : :‘，_ノ i|:. :. :. :. :. : :‘
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- 859 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:55:52 ID:DLw1gOdo0
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∩＿＿＿∩ オリガ様、病気なんですから
| ノ u ヽ
/ ● ● | お休みくださいクマ！
| u ( _●_) ミ
彡､ |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ /´> ) ┃┃ ┃┃┃
(＿＿＿） / (_／ ┃┃ ┃.┃┃
| / ,. ｒ‐╂┨､┃┃┃
| ／＼ ＼ ／:::::::::::┃┃┃┃┃ げほっげほっ
| / ) ). _,.ィ!==:::::::::::┃┃┃┃┃
∪ （ ＼ iﾆ∠/ﾐ=::::::::::::::::::::::::::::::!
＼＿) . ／/ /l:::｀::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
..<／ヽ+_!ゞ:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
/ゞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,
∧入:::::;:::::::::::::::;:_:::::!~￣
ﾚ ﾘﾄ､;ゞ;､.__--!＼~
ﾄ-ﾆ、__,.. ｒ‐ｲ
ヽ/ ヽ'
／...＼ _／...::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:::::::::::::::::}
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,.．' ´ ､ ､::＼:::::::::., У;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾍ、
........................::::::ヽ ヽ::::＼:::::::.......... ﾉ＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼ ヾ.､
.....:::::::::::::::::::::::::::::'' } :::`ー───´:::::::::`ｰ ､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ-';;;ヽ
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.
- 860 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:56:28 ID:DLw1gOdo0
-
スヴャトスラフ大公！
∩＿＿＿∩
| ノ＼ ／ヽ あなたは他人の国をとって守っています。
/ ● ● |
| ( _●_) ミ 自分の国を顧みなかったので、ペチェネグ族が私たち、
彡､ |∪| ､｀＼
/ ＿＿ ヽノ /´> ) あなたの母、あなたの子供を捕らえるところでした。
(＿＿＿） / (_／
| /
| ／＼ ＼ あなたは自分の祖国も、年老いた母も、自分の子どもたちも
| / ) )
∪ （ ＼ 愛おしくは無いのですか。
＼＿)
, -――‐- 、
_, r:´: : : : : : : : : : : : : :` ､
／: : : : : : : : : : : : : : : :.l: : : : :ﾍ
/:ｨ : : : / ; : : : : : : : : : : : ﾄ: : : : : `、
,'//: : :l:.l: i!: : : : : : : : :.ﾊ: :ハ:ゝ;_: : rx
{!.{: : : :l:l_l:!メ; : : : : ゞ７ﾅ/ ミ : : : {久
・・・・・・・・・・ ヾ'; : : :ヾ ヾ ヽ;k; ; ;ノ 〃 三: : :|ﾍヽ、
ゝ､: } 三三 三三tっ 'ヾ彡:.|. ｀y
/: : ﾉ _ノ: : :|￣
l: :八 r- ､ ノ: : : : :l
'; !:.i个><二)＿＿_ ｧ‐､イ: : : : :ﾊ;l
ヾ;{ / ﾊー-7/ ∨ｿ; ; ﾉ i!
{ / ｀Y´/ ム_
ゝ-イ 人/ / ｀>､
└┬′/ ./ L_ ｀ー､､
ゝ､ム __/ ＿__Lﾉ‐一'´
r'＿_ﾉ￣
.
- 861 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:57:10 ID:DLw1gOdo0
-
私はキエフにいるのが嫌です。
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾑ:::::::ﾉ........丶¨ﾞﾞ v_,;;;;;;:::::}
/;;;,ｨ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/¨ﾚ´::::::::::::`¨i○､ ヽ ｿ i;;;;／ ドナウのほとりのペレヤスラヴェツに住みたいと思います。
.i;;/ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;_;ヽ;i::::::::::::::::::::::)｀ｰ- 'ﾆ´::;o;;)ﾉ､
i!′i;;/;;,､_,.．-‐'":::ヽ;;;!､i:::::::::::::::: //´￣_::::ｉ_」::!;;;;:::;) _,.．‐- ､
. .----'"7/ .::::::::::::::::::::::〕':::ヽ::::::::::::::,ィｲ7ﾚｴェｪ'ｉ;;;;;;;;ヽ_)ヽ _＿_,.．'´ ´ ''｀` `‐-､
／_ {.::::::::::::::::::::;ｨ´ :::::::ｉ:::::::::::ﾑ¨ト､;;;;;;;／'`ｰ-､;;;;;／ /,、 ./ .:::,． ヽ._
::. ´.´ ,>`::::::::::::::／ i .:;;;;;;;ヽ:::::: ヽﾊﾊﾊﾊi､_::::::::::. ./;;;／¨|:::::::....:::／ ､ ; , ｀i__
:..:::::..Y;; .....:::::::::::::/ :| :;;;;;;;;;;;;＼:::::::´￣¨〈 ｀;;;;,,,,,,,,ｉ／i;;;;;;;|;;;;;;;;;;;/,,, ,,ノ ;'´ , , ｀i、
i;;;;:::. ヽ;:: ....: .:i :;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ー┬i‐´ }／ | ,;＼_;|;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;/ ﾉ ﾉ ﾍﾍｰ､
,};;;;;;;;;;, ｀･-．_______.:::::| .:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::ﾘ::::::... ノ ..::! :;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;i;;;;;;;;;;/;... ／ ,〉 ﾍ ﾞ¨・
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,.｀ヽ! i:;;;;;;;;, - ､_____,ﾑ‐'''´ .....::::::::::i::......::;;;;;;;;;＼_i;;;;;;;/;;;;;;;;／;,,. .::;',イ ｉ .} ｉ iヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;.. ::;;,,)ヾ;;／;;;;;;;;:::::.... ........::::::::, -──ヽ:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘi;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:: ﾘ∧ﾉ......
;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::. ‐--┐ (.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::／／¨ﾌ／¨.:i:､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::..::..: ソ;;:::::::::::
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾆ二ﾆ ,/ :;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ／ ｉi′ .:;;;;;;;;;;¨ヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 〉 .:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;､ ﾉ ..::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:. ./ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ〒=ﾆ ..:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ ｀･､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:ノ、 ｉ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:.} !...........:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ `ー──--------
;;;;::;;;;;;;;;;;:: ｉ / ::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／
※ペレヤスラヴェツ…おそらく現ルーマニアのトゥルチャ
◎ キエフ
ﾍﾟﾁｪﾈｸﾞ人
rvt｣}__ ／￣￣二ー｀
__ノ: : : ー-= ｰ=,￣ ｀＞
たぶんココ→ ● ）: : : : : =ﾆ､. ｀=二)r--'~
f~ｰ': : : : : : : : : : }__ｨ'''´: : : : ｀ヽ､__
ブルガリア _j: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ_
｀弋ゝ､ ﾉ: : : : : : : : : : 黒 海: : : : : : : : : : : : ＼__
: : : : : ｀＼ (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
: : : : : : : : ヽﾍ {: : : : : : : : : _x-ｰ''￣｀´ヽ-､: : : : : : : : : : : : : : ）
: : : : : : : : : : :} ＿rｰ､__ ｨ--ｰﾆ◎ r─-ｲ ￣｀ー--ー--｡ｰ''´
: : : : : : : : : : { /{m_}: : : : 彡ｰ---z__r'
: : : : : : : : : : ヽ､_ ｿ: : : : : : : 〉_,,. 東ローマ帝国
.
- 862 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:57:47 ID:DLw1gOdo0
-
そこが我が国の中心（※）であり、
あらゆる物が集まってくるからです。
､ _＿
｀`ｰ‐‐=ｧ ＼(
,､ ）`ｰ=ﾒゝ `ｰ:､)｀ﾞゝ
ノ=ﾆニヽ､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝｨ､ ギリシャからは黄金、錦、酒、種々の果物が、
／”¨ヾノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＿;;;;;;;;;xヽ
_/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／__G人ﾐ(ｧ チェコやハンガリーからは銀と馬が、
／'"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:x-､,'::::_｀´,ｨ=xc)
{/ ￣ﾉ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈:｝):::::,'ｉ,ｨ7ﾚｴェ/｀; ルーシからは毛皮と蝋、蜜と奴隷が集まってくるのですから。
／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞ::::,',:｛ﾆxx､､/;/｀
}´ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:ｉ{:::＞x_`ｰ-=}人
/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ::i|{::::::::::::::｀::ｰ'＜.冫-‐=‐- ､_
／- '"ノ;;;;;;;;;;＞'´ｉ:::::i|:{:::;;／／x≦:::::::::､:::::::::::::::::ヽ:ヽ ※数年前にブルガリアから奪取した
' -── '"´ｰ‐-:ｉ､:::i|:／｀ﾞ:'"´:::::{::::::::::::::＼:::::::::::::::',:::l!
/:::::／:／:::::::::::ｰ- ､:i}'"´::::::::::::::::＜ゝ､:::::::::::::_＞‐-:､::}::}＼ ,､
..l!::::/::::/／:::::::::::::::::::::}:｝'"´:::::::::::::::::::::::｀ﾞヽ〈::::::::::::::::ヽ::::｀ヽ::｀ヽ 〈＼.l!ﾍ
.l!::/:::::/::::::::::::::::::::::::::::}｛::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l!:＼::::::::::::::::＼:: ﾍ::≧:､._∨｀ﾞ;;;;＼_
l!/:::_,,ﾍ::::::::::::::::::::::::_:ﾉ:::>ニ二二ｰ‐ '"´／人::::::':::,::::::::::::::∨:::〉}}'´/
／ 丶
/ / ! __,∠ ―┐ヽ
. / // l ヒ__ ＞'´{ ｛ ＿j '
. | / ! Lﾆ< 〉ー「¨ヽ !
| /ｲ /! !::::シ＼／| l | !
| l /::j l:::::V彡| | l | l
" | ! ｲ:: ::::::::::ヾ,| |i l | l
| ヽ / !::::::::::::::::::: │ |i │ | l
・・・・・・・・・ l! ﾉ └_┘i └ ┘ l
ﾉ . （ T´ l |
/ハ `r‐r――y‐!ﾊ l 小 ﾊ |
〃 ヽ／ﾘヽ│ ∨N /. ﾘ i !､ /ﾉ l / ﾘ
ヽ! / ヽj ＼// j/
〆 / l |
〈/ /＿＿＿l |
ﾞ(＞´ ヽｽ
V .|
/＿＿＿＿＿_fヾ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ {_/＿＿＿__ヽ_j＿
.
- 863 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:58:55 ID:DLw1gOdo0
-
――― この時、オリガは重い病にかかっていた。
／ ヘ ｀
／ ／ ′ ＼
. ′ ' / / ＼＼ ヽ γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
/ / ′,' ! | ヽヽ ! }. |
. / / | i| i| | Ⅳ i| │! i! /::::Ｙ. | “ 私が病気であるのをお前は知っているでしょう。
. | | i| i| | i | |＼ ﾄ i| i i|:i::::::::! |
. .' { i !│i!ﾍ i| ! ト! ﾘ Ⅵ ! i!:!::::::ﾊ. | お前は私から離れてどこへ行こうとするのですか。
∧ 从人{ Ⅵi! | .ｲ云ミ 从 |:|`il { |
| ! ! 厶斗ﾄ{＼. ! 弋::::ソ > ｝从 |{ ! ＜
| ! ∧ K弋::ソ ヽ! -=彡′ Ｙ | | 私を埋葬してから好きなところへ行きなさい。”
ﾄ｡| :| ∧ | ’ ｊ } ） 从!. |
∧ | | :{`ゝ ' __ ｲ i│ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
Ⅵ }人∧ r二ヽ ,乍 │ !
| | } ii丶 " , │ │ ∧
| | | i| ≧｡ .イ ﾉ:┐ ! ∧
| | | i| ｆ‐ }:: : . ¨ ___／ { │ ヽ.
| | ! i| | ` ￣ ´ ト｡_ !＿__＿_＼＿
＿| i |斗:--} ｰ ─ ‐ 人:::::::::::::::` ｰ─ -- ､｀ヽ.
/´ | i |:. ヽ . ´ .:＼` ｰ── --､:::::i!::i}
. ,ﾍ .:| i |:. ｀ ¨ ¨ ´ . :ヽｰ─ -- ､::i!:::i!::i!
' . .:| i |: . .::}─ -､::::i!::i!:::i!:ﾘ
.' . :/ ∧ .:人::::::::i}::::i!::i!:::i!:{
/ .:/ /: :. .: :ヽ〃::/:::i!:::i!::!.
.:′ .: / /: : . .: : : :ヽ/:::::i!::::i!:ﾄ .
. : .' /: : : :. .: : : : : ::Ｙ::::i!::::i!:ヾ:＼
. : / ′ : : : . .: : : : : : ::}:::::i!::::i!::::::ヾ::＼
. : : ' {: : : : : : : . .:: : : : : : :/::::人::::｀ヽ:::::＼::＼
.
- 864 ：名無しのやる夫だお：2014/05/06(火) 23:59:26 ID:Kk8p74N.0
- かーちゃんキレたな
- 865 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/06(火) 23:59:30 ID:DLw1gOdo0
-
――― オリガは三日後に死に、彼女の息子、彼女の孫たち、およびすべての家臣は、彼女を偲んで激しく泣いた。
. .. . .. ... .. .. . ...+ ... .: . .｡. ... ﾟ ヾ(;ゝヾミ;;;ヽ ヽ::;;ヾ::;;;:;;`;;ヾヾ※ヽゞ;;ゞヾ|::i:i :ゞゝ/
. .:: ::. ,. - ､ ..:. :.. ﾟ ..:: :: . ゝゝゞヾ;;::;"ゝゝ;;:※;;ﾟ::ヾヾ※｡ゝゝ;;:;;ヾヾ:|::;ii:: :;;ゞゝ
. .. . { ..:: } .... .. . . ... ... .. .. .. .. . . . .. ゝ;;ヾ::ヽゝ;;';ヾ;;ゞ::'ゞヾミミ;;:'ヽ;;ﾟヾ⌒;;:ゞヾゝヾヾ
.. . ....` ‐ 'ﾞ ... . ... ... +. ... ... ..:: ﾐゞゝ;;:;'';;ゝ;;:ヾ;;ヽ;;:;ゝヾゝ;ヾｿ;;ヽｿ;;'ヾ
..:: . .. . .. .. .ﾟ... .. . . . .. . . ... .. .. .. ..｡ . . .. . . ...ゞゝ;;::';:ミミヾヾ※ヾヾヾヾゝ":
:::....::::::........ . .::::::... .... ..:::::::....::::::....ﾟ.. . .::::::... ....::::::::::....... ........ ......... ゞゞ;;ヽヽﾟ彡ヾ:;;ゞゝヽ
ﾞ''､,,_,,,,-‐'゛｀`''､,.. .. . ... .:｡ .. ...::..: : .. :.. . ... :::....*::::....::...... ::::...ﾟ..:.: :: ..::... ..... : . . ...|ii; :;;::;:iii:
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::;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.,:;.:::;.:"ﾞ''､,;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:`;'' ;｀`'‐.､;;;;;;;.,.,.,.,..,.,.,.,. .. .. .. .. .,,.,,...,,.|::;;:;::i:::i::::;;
:;,':,:;.,:;'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;;~'',;';~.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ :: :;":;; ~ﾞ"'ｰ-;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;...γ;;⌒;;（;(;|;;::::;ii:::;:::;;
":;;;: : ;: ;: ;: ; ::; : ;:; :; : :: :; '' ;~'',;''ﾟ ;~'',;'',;' ｖ'ﾟ ;~,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;~'',;'',;'~,;ﾞ''､,. .. (;;（::;ミ;ｿ:ﾐゞ|:::: ::;;:;:::
::;...;;.;;ii:i;;:;i,'' ;~'',;''ﾟ ;~'',;'',;' 'ﾟ ;~,;''ﾟ ;..;;.;;ii:i;;:;i'',;'',;''ﾟ ;~,;::;.:".:;.:'::;...;;.;;ii:i;;:;i|ﾞ:.:ﾞ,:;、,;,;';⌒;;ミ彡ヾ;｡;|i:::ii:::i:: :::;
ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,:;,`ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;"i|:;.::;,,;''ﾟ ;~ﾟ''ﾟ ;":;.::;,ﾞゞ:（ﾐ;;;⌒;;*;;（(::;ゝ|iii::; ;i;::::;i;
:.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,::.ﾐ,,;'',;' ;~,;:.ﾐ,,ii;'',;' ;~,;''ﾟ :.ﾐ,,;'',;' ;~,;''ﾟ ,:;,`ﾞゞ:.ﾐ,;'',;' ;~ﾞゞ:.ﾐ,,;'',;ゞ⌒;;ミミ;;;⌒);;|ii:::;; ::::ii::i
.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ.:.:;,`:;,':,:;.ﾞ:.:ﾞ,,.ｖｗ（(（;;;ミｿ;;）;;:ヾ;ﾐｲiii:::;; ii:;;::
叮品凸ｮｭｮｴｮTTｌｌiＩ且巫Πｪヶｭ櫓鬥櫓壁nri㍊叨森森（○）（○）~ wfwヾヾ`"''”`''`ｿ::;;;/;;;;i!:::;;:
二F醃个∧∧幵森森ΓA日旧ｺﾖ:::皿ｺTｭΠ「li棚ﾆ,vｗヽ|〃ヽ|〃 ,.,,.rｰ''ﾞ/::;;/;;彳;; ::;i
同冂館℡只凹醞四ｲｲｌi俎益rrn間搭ｫF! ,,.,ｗｖｆ'"~ `''"ｿ´:／/::;:;∧;;:;ヾ
傘傘並ⅡΑ晒п器㍾倉Mn卅夂,ｖV'"ﾞ~´ ※ ノ;;;／::;,(::;ｖｖwｖiiｗ
川川循州店ﾛヨ（○）（○）wV''"ﾞ~ " , " ソ ｗｆｖWｆ※ｗWii
彡彳壁鬥壁:::,.,,ヽ|〃ヽ|〃 " ,, ""
森林:;;,.wｖ''"ﾞ（○）（○）（○） （○） ,,., '' ※
""ﾞﾞ~（○）（○）|〃ヽ|〃ヽ|〃 ヽ|〃 （○）（○）
ヽ|〃ヽ|（○）（○） （○）（○）ヽ（○）|〃（○）（○） （○） ,,.,（○） ''
（○）（○）（○）|〃ヽ|〃（○）|〃ヽ|〃 ヽ.|（○） （○）ヽ|〃 ヽ|〃 vｗｖ ヽ|〃 （○） （○）（○
.
- 866 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:00:13 ID:kSB5K88.0
-
――― オリガは自分の追悼会をしないように、かねてから遺言していた。
キリスト教に改宗した彼女は司祭を持っており、この司祭がオリガを埋葬した。
| |:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ...ノ;:;:;:;:;:;:;:ｌ
| |::::::::::::::::::::::::::::::::|￣~`l;:;:;:;:;:;:;|
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,. ::'';:;| |:::::::::::Ｌ. ...----i . _ ||
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. |:::::::::':;:::| |;:;:;:;-―'; T''"'''ｰ〈､,_;:;:;:;:;!
|:::::::::::';ゝ'" , ,;/l,;､!. };､)､`ヽ{
|:::;:-'" .;' ;'.j'A'-;j-ﾞ;、 j_,!,j,';'; `i
!"l l'; l ;j'_,,,.,.,_ ヽ __ﾉﾉｌ l l , !
. ! ! .! i'; ';.jl:;;::j. ` i:;:jヽjﾉ';' ｌ |
| ';';, '; ! ';,'! ~~ `" .!,!'j;' ,.!`!
| ;';; ':, !. !'､ ' ,ﾉ,;',',','ﾉ ヽ
. j} '; ';, ':,jヾﾄﾐ'. ‐‐_,. "; ;'ﾉ;'ﾉ
,;' ! ':,':,. ! ,;ヾ､`' ､.,,,. '"::::::!'ﾉ ｌ''!
' l':, ._;ノ,,,',,_ヾ:､ ｉ'' ; ;' .;;、! ｉ ! ＿＿＿＿＿＿＿＿
l >=＝＝､ ヾ､ｰ=､､ ; ';, ';, ','; ｌ ／￣￣￣￣〈￣￣＼ :.＼
j',.:' `:､ヾ;､;::`!,_:::','; ;,ヾ,ヽ! | r┐ :У: . |.:_ノ|
;';' .ヽ''iヽ::::::`:.､;;'.:';ヾ,ヽ, | ＿ﾉﾉﾊ､＿ ::/|: : :.|
. l ::; `:!}､::::;:-::''ヽ;.: ';'.;':ヾ､ | {三三三三} '.:.|: : ::|
i .;' j;､`" _,. -:;`､ i:';::';ﾞ;ヽ, | ￣|ミ「￣ :|: : :.|
〈:. .::!: ヽ. r':::::::::';:;:;iﾉ.:.i::!,', ﾞ' | |ミ| |: : ::|
. !:.. .::::l:: :. !. !::::::,';:;:;:j.:..;'.:.j j ｜ .::|ミ|:. |: : :.| ‖ !
. !: .:::::}:::: ::.. .} 'i;:;:;:;:;:;ｨ ﾉ;ﾉ '" . ‖ : : :: :: :: .:: : :| Ｌﾉ;. |: : :.L_: : :: .::_ﾉ| : :,|::.
. {:: .: :::::|:;::::. ..::::::::ｌ.:|:;:;:;:;/:`く . ノ:!,､;..v,;v､: :::: ::::.: ／ト､ ,:㌫;㍉:㌦:㌶: ､ |::､／7＼;､wX(: 八: : /:{: ::.
}:: :::::|:,ヽ:::::::::::::j:.|;:;:;:;|:::::::::ヽ, ―=ﾐﾞ八爻彡wヾＷ;:ｒく:/ :|.:/￣＼ ＿＿ _ .,ノ|}〈: ;/ .::〉ミ三三ivＶ:ゞ爻ﾐ;=―
.}: :::::|;:;i .}-―''7.:|;:;:;:;|:::::::::::::ヽ、 ': .' ; :' . .｀¨＾ :'〈￣＼,_〉.;'' ' .; :'.､,｀¨^;''´ . ' ; :' : . :.
{: : ::::j;:;:j j--::::j:.:.|;:;:;:;:|::::::::::: ::L, : . : . . : . : : . . : : . :: . : . . : : . . : : . :: . : . . :: .
.
- 867 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:00:58 ID:kSB5K88.0
-
――― この時代のルーシでは、キリスト教徒に改宗するのは個人的なものだったが、
オリガはその先駆けとして「聖人」となり、「亜使徒」の称号を持つ。
｀ '' - .._ |._ |
:::::..... ｀ '' - .｀_'' - .._ |
,_ｒ_;‐ｙ‐､ ｀..::::‐::, -‐ ､!
ｷ'ﾆfｨﾍ.ノ｀ ‐ .._ .::::::::::/_ __ l｀ '' - ...__
｀tｸ‐-ﾐヽ､ ｀ ‐ :::::＿___:::::::::::::/ l. /,z' ) ｀ '' ‐ .
｀ .._ ￣｀ヾ､ 亠ﾐｲ |
- ....＿__ ｀ ー-------ｬ ､ ｀ ､´｀ ‐ ._ ...._,:::r_､. |
￣｀ '''' ー-- . ::| ! i }､_ ￣__..､_'iﾌ! |
| ::ゝ.._ ヽ -― ﾉ‐- ￣...＿ .|
| ::ﾍ ｀ '⌒ ﾉ ￣ ｀
| ::| ^' !
| ;ノ^ '､ , ヽ' )
| ﾉ'{ iii } }‐ﾍ
| ::{i^iｰllr'i｀T´-ﾄﾐ
| j^{ ´ゝiii'‐ﾘ「
| ::（｀Yir介ｧ'ﾍ'､
| ｒﾘi !!l i’
| l ll l |
| l ll l |
l;;:l i;;:::::└ｰ┐ ┌ー┘:::::;;;! l;;;;ヽ
l;;:l i;;::::::::::::::::| |:::::::::::::::::;;;;! l;;;;;;;|
l;;:l i;:::::::::::;;;;;l＿_!;;;;;:::::::::::;;;;! l;;;;;;;| 「亜使徒」とは正教会における聖人の称号で、
l;;| i;;_;;ｧｱ'/ﾞ`ﾞ'''""ヾﾐ丶､;! l;;;;;;;;l
ﾞｙ''7 /;'ｲl _!l .! !`〈;;;;;;;;| その名の通り「使徒に準じる働きをした者」という意味です。
,;' ;'.!,.iｲ'l"!｀ ´ !l｀!|､;';:ヽ;;;l
. ;;' i .|'l .|ヾ_ﾞ __ﾘｿiﾉﾘ.: : Y
. ,;l l .::!iﾞ;ｬ''"ﾞ` "￣ヾ;';'ﾄ､; ,:! 他にも多くいますが例をあげると…
,:' .l!l ::{ﾊ ﾞ､"" , """;'';: lﾘ' ;.:}
ﾞ､';.:!ﾐゝ ､_ ,,. ;ﾑ' !;',';'ﾊ キリスト教を公認したローマ皇帝コンスタンティヌス１世、
ﾒ!|ヽ';:,`;.､ _,.、 ,,.ｨ'",;' j',';'ｲ.! ﾞ､
,'ハ'; ';:.';,';::|ｼ./.j''´'"!,;';';,',;'' .;. '; ` 日本に正教を伝道した大主教ニコライですね。
/,',:i_ヾ,jｨ-ｒy././;`ﾊ ''y',',';＿ﾊ ::',
/´.:｀i l;::::リ,' j .ﾚ ,' ;'ノ';','';;;;;;;;'',ゝ､;
,'!. ::l |;;:::;;| ' i'''i',',';;;;;;;;;;l i .:}
ﾉ:l ::! !;::::;;! ﾉ:::i; {;;;;;;;;;;i l ..::!
.
- 868 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:01:45 ID:kSB5K88.0
-
┌───────────────┐
│ │
│ ┌─────────┐ │
└──┼─────────┼──┘
│ ┌─────┐ │
└─┼─────┼─┘
└─────┘
┌───┐
└───┘
┌─┐
└─┘
□
__ __
,, -‐ '' ｀ ‐- ､
／イ'' ヽ,
/／ ｀ｰヽ
／ / i ヽ,
／ / .! i ,∧ l i ヽ
/ / .! .! ∧ l ∨ / ､ l i !ヽ
/ ｨ !∧ N/ i l /∧ヽ ヽ l i ! i i
ﾚ' i } ∧-‐'' ￣ﾞi ! //i .! ヽ‐-i__∧i !人 なおペチェネグ族のキエフ包囲のくだり、
Ｗ l､ ! _, ==､ヽi ' ヽ -､ ==、 ヽl i i `
∧l ヽ i ｨ' ｲ::ﾅi r'ｲ::ﾅヽ i ノ∧ 「ロシア原初年代記」をベースにはしていますが
/ トt ｀ｰﾞ-' ｀ｰﾞ-´ .! ／ ヽ
リ ヽ , , , , , , , , , ｨ' .! ストーリーは尺の都合で変えています。
.! i { i､ ／ i
V ヽN､ i ヽ . ,イ l ,イ／V
ヽMNヽ'ヽ｀ ｭ __ ィラソ^i iレ' メ 元の筋を読みたい方は図書館あるいは御購入ください。
fヾ,ｰt＋t‐´Υ V
f ､ __ ノ ヽ Ｖ| | | !__
! .l _,-､-‐‐' ! i r'ﾆﾆ弋.l｜ ﾞ ケｰ-- ､
. i V ヽ｣ i ! r'-- ヽ､ミ ､ // | １
∨／__ﾍ ﾚ'入ｰ, ｀l ヽﾆシ | | …で、オリガ死後のキエフについて簡単に記します。
〈 ´ ｨ､j ∨＼. ~ ヽ ヽ { t
N ヽ Y＼＼ /ヽ__ -‐'^ヽ.-‐､ ∧ }
|∧ | { ＼＼ /／ __〉 V乂 r'
.!__〉 __ __ン¨l K , - ' ∧ | |
r' イ^ ! .! ヽ ／ ∧ i i
.
- 869 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:02:38 ID:kSB5K88.0
-
――― スヴャトスラフは成長した息子たちにキエフを任せると、本格的にブルガリア侵攻にかかった。
-=ﾆ¨ﾆ=-ミ
／: :: :: 〃⌒ヽ: :: ヽ
/: :: :: :: ::{ ［M.］ }: :: :: ',
{: :: :: :; :: :-‐…‐-ミ r ⌒ヽ
､:∠-‐ｧ== ､―ｧ㍉`ア二ヾ
frぅい ´{じﾘj _{じﾘ ,ｨ〉ｧ‐-ﾐ） ← 長男、ヤロポルク
､、炒 ト｀ﾆ 〃'⌒刈ﾉ} しﾍ }} キエフの統治を任される勝ち組
`ｰ､ `ｰt_乂_＿,ﾉｱ 廴__ノ′
＞x..,,｀ニ´イﾍ:_::_::__ノ
／: :: :: ﾏﾆﾍ: : ,ﾏ_r㍉
. , :: :: :: :: :: :ﾏニﾏﾆﾆﾊJ
/: :: : 厂ﾄ-イﾑ〇〉ﾆﾆﾆ}
辷‐‐う {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ=ｱ
{, Ⅵﾆﾆﾆﾆﾆニイ
ヾ i ,ﾍ__}ﾆﾆﾆアﾌニ八 -‐-
`ｰｧ仁ﾆニ7 {‐--‐ '｀ヽ ／ : : : : : : : :｀ヽ
/ﾆﾆﾆﾆ７ ¨ﾆ= ､__ノ γ´ : : : : : : : : : : : : : :.
〉ｰ=ﾆ=ｲ {: : : : :_:_:_:_:_（ Ｌ _）: ﾘ
{ } γ´¨⌒ヽx=x Ｙぅk‐-ミ―‐云=ｘ`く
廴_＿_ノ /7 ﾉ ＼ ヽ Ⅵ {ﾋﾀ｀ ﾋｹﾌ/⌒
{/／ , '＾ヽ八 } }､ {J トｰＹ ⌒Ｙ,ｲ
／ イ :、 ｀ｰ-‐=ﾐ ｀圦 ｰ^ー_くノ
／ ,.ｲ ｛＜⌒ヽ、 ノ x┴＼￣ /
次男、オレーグ → (._ ／ ﾊ ト ミぅ: :｀¨¨´ハ : : : : ヽ｀¨ヾﾐﾒ、
ドレヴリャーネを統治 .｀＼ ヽ_ ) V/ : : : ﾉ} : : : : : :Vﾍ: :.Vﾍ
＼_〉 ‘，: : : : :,┐ : : : : Vﾊ: : Vﾊ
廴__ ノ＾ヽ: : : : : ﾚ/}: : ﾚ/}
{､__: :斗ｈ}ニ{∩ﾄ、
}ﾆﾆニ{∪!ニ辷ｹﾘ
/ﾆＹﾆヽ jﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニコ》
/ （・)(・）ヽ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾌ
／ ⌒｀´⌒ ＼ }ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ才二}
| ,-） （-、.| /ﾆﾆﾆﾆﾆ/ニﾆﾆ}
| l l |
＼ ｀ ⌒´ ／
ノ ＼ ← 三男、ウラジーミル
／´ ヽ 北の僻地、ノヴゴロドを押し付けられた負け組
| ｌ ＼
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､.
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
.
- 870 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 00:02:59 ID:/1bvJs6c0
- >>860-862
黒海沿岸が中心地か
交易上はそうなんだろうな
- 871 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:03:34 ID:kSB5K88.0
-
――― スヴャトスラフのブルガリア遠征は、ブルガリアと敵対していた東ローマとの共同戦線になったが…
Υ ､０ｨ. Υ ／__ 三. |L|」|/V/ _＼ Υ ､０ｨ. Υ ／__ 三. |L|」|/V/ _＼
｜ _)i(_ ｜ ||((｀_}[]｛_￣／ヨＥ＼´))||: ｜ _)i(_ ｜ ||((｀_}[]｛_￣／ヨＥ＼´))||
｜ （(⌒Y⌒)） ｜ ||-ｬ‐=ﾔﾆT￣Tﾆｱ=-ｧ-||: ｜ （(⌒Y⌒)） ｜ ||-ｬ‐=ﾔﾆT￣Tﾆｱ=-ｧ-||
｜ ｀ )Ｉi( ´ ｜ ||━`┯゛┷ｧ ┷rr━'━||: ｜ ｀)i☆i(´ . ｜ ||━`┯゛┷ｧ ┷rr━'━||
｜ 《´.｀》 ｜ || )/￣,/＿＿}{＿＿_||: ;O;+ ;o+: ;i|*|i､ ;;o;+、 ;;O+; || )/￣,/＿＿}{＿＿_||
｜ ｀.ﾟ´ ｜ || 人__,/￣T￣l|￣ T｀||: |i､i''ii､;iﾞii､;ii'ﾞﾞ'ii;;､,iiﾞi､,ii''i,i| || 人__,/￣T￣l|￣ T｀||
｜ ｜ ||／￣,/ｰ====='ﾄ.__.ｲ ||: |i|O|･Xoﾟ)||◯||(ﾟoX･|O|i| ||／￣,/ｰ====='ﾄ.__.ｲ ||
｜ ｜ ||｀ヽ_,/ー＜＞,/l|ヽ､ 7||: |'ﾞﾞ+''ﾞﾞ*''ﾞﾞ+''ﾞﾞﾞ'+''ﾞﾞ*ﾞﾞ''+ﾞﾞ| ||｀ヽ_,/ー＜＞,/l|ヽ､ 7||
｜ ｜ |l .,/l-＜＞,/ ll__/＼_||: ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ |l .,/l-＜＞,/ ll__/＼_||
｜＼人_从人__从_从人__从人_人从ﾉ／ _l| ||: ／ （ ●） （●） ＼. || ,/. |'⌒ヽ,/___.l|. ｀||
｜ ＞ . ＜ ,l|｀ヽ.___||: ／ ::::::⌒ ､_! ⌒::::: ＼ ||.,/ l_＿_,/ ,l|｀ヽ.___||
｜ ＞ 敵の敵は味方！ . ＜／l| ｜ ||: | 'ｰ三-' | ||´―┤ ,/＼／l| ｜ ||
｜ ＞ . ＜i .ll_ノ｀ヽ.||: ＼ ／ || . | ,/ i .ll_ノ｀ヽ.||
｜ ＞ 我ながら頭いいお！ ＜.＼.l| ゝ＿_||: f~~r ､''''‐-: ''''~~"~ ""~~~,,,,｛, ||、.／| ,/_.ｲ´＼.l| ゝ＿_||
｜ ＞ ＜＿_,,,,,,_ /,ｨ〔/T‐ｪ', ''''' ~~ ヽ.. ||_|＿_l/＿＿＿_l|'＿＿.||
｜／Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒WY＼ ﾞi ~~''t-'7:::i' ! !::::::::~''- ., -‐く ｀ ￣￣￣￣￣￣￣￣ ´
｜ ｜ i , t-l l::/:::::ｌ ｌ ｌ:::::::::::::::::::ﾞi' - .,_ `i
｜ ｜ iﾞ''''f l::::l l/::::::;ｌ ll l:::::::::::::::::::;!:::::::::::~ ''''''‐-t-'
｜ ｜ ｌ＿ｌ l::::! /::::::::ｌ l ｌ ｌ::::::::::::::::ゝ:;:::::::::::::::::::::::::ﾞi
｜＿＿＿＿＿.| ／ ＼:::l. /:::::::〔,,,l:l,,,〕:::::::::::::ﾞ!~ ~'- ､:::::::::::::::〈
_r三三三三三三三ｭ＿＿＿＿ .."''t---f''ﾞ!::! ./::::::::::::::i:i:::::::::::::::::r.' ヽ;:::::::::::::ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
〈 〉.l::l. ,!:::::::::::::::l::l:::::::::::::::::ﾞt:..、 ~''‐-- 'i
ｌ---l ﾞ',.=く:::::::::::::::::l:::l:::::::::::;;: -! ヽ, ヽ
￣ r::'":::::::ヽ;::::::::::;;l;;;;l. ｧ ''/ .rﾞ;..,,,.ﾉ::ヽ, ﾞ:,
ヾ:;;;;;;;::;;: ‐'' " i i‐ｧ ,!r'''''' '' - 'ヽ., ,,. t'
,,. -'''"__ﾞ' ‐---‐‐''"__,」:l,,,!l; ヽ;::~'''''''~:::::::ﾞ;,
ﾞ'''''''''" ﾞ''‐----‐''" ﾞ''‐---‐''" ﾞ''‐---‐''
.
- 872 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 00:03:55 ID:gSAXTT4U0
- ノヴゴロドとかいう良立地
- 873 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:04:18 ID:kSB5K88.0
-
)i☆i(
;O;+ ;o+: ;i|*|i､ ;;o;+、 ;;O+;
,ﾉ ,, -‐|i､i''ii､;iﾞii､;ii'ﾞﾞ'ii;;､,iiﾞi､,ii''i,i| くっくっく…
／ ＿ -‐ |i|O|･Xoﾟ)||◯||(ﾟoX･|O|i|
,／ , '´ |'ﾞﾞ+''ﾞﾞ*''ﾞﾞ+''ﾞﾞﾞ'+''ﾞﾞ*ﾞﾞ''+ﾞﾞ| 双方、がっつり殺しあって
／ ,／ ／ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ＼
/ ／ .／: : : : ＼ 弱体化すればいいんだお…
/ /. __ .／: : : : : : .._ _ ＼
l ﾉ. / .ヽ l ; : : : : : :´⌒＼,, ;、､､／⌒｀ l
/ / l. ', |: : : : : ;;（ ● ）::::ﾉヽ::::::（ ● ）;;::: |
./ ／ .,-‐､ l _ _ } .l: : : : : : ´"''", "''"´ l
; / ∠,,,,,.」 -‐､ ! ＼ : : : : . . （ j ）､ ,<´ ＿......-―--..、
!;_,, -‐''"", .-‐'⌒ヽＴ l ＼ : : : : :｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／:::ヽ-‐'::´::::::::::::::::::::::::::::l::｀:...
ゞ-‐''"／ __ノ l ! .／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,イ:::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::
γ ／ ! ', ／::::::::::｀＼: ｀`ｰ- -‐'"´ ／ /::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::
ヽ ´Ｌ_⊥ -―---' -＜::::::::::::::::::::::ハ:＼ : : : _/／´ ,'::::::::::::_::-‐:､＼:::::::::::::::::::::::::::l:::::::
l i ,）::::::::::::::::λ ｀‐-､＿∠ l:::::::／::::::::::::::`:＼:::::::::::::::::::::/:::::::
ゝ , -― ' ´￣￣ ￣ヽ:::::::::::::::/.ヽ /:.:.:.:.λ ｨ::::::/:::::::::::::::::::::::::::｀:::::::::::::::::/:::::::::
ﾉl ＿ ,イ:＼:::::::::/! ヽ .∧:.:.:./ ヽ ./ l:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::
/:::::!l、 ＿ -‐' ´ !:::::::::::::::::ヽ:::,' ! ＼! ..〉‐〈 ∨/l:::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;,':::::::::::::
/::::::l l ＼.´ ! j::::::::::::::::::::l:::l ', /:.:.:.', / !::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::
/::::::::! l ノ:::::::::::::::::::::::l:l. ', ./:.:.:.:.:.', / λ:::::::::＞::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::
/＼__＿＿_／ヽ
／ _,.ノ ヽ､_＼
|:::::: （○）, ､（○）|
|:::::U. ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,..| 陛下、ルーシがブルガリア軍を撃破しました。
|:::: ｀-=ﾆ=-_____|_
＼ ｀ﾆ_／ ___＼ヽ_
＼__, '-／____ ヽ | そのまま居座って、そこを新たなルーシの拠点にするようです。
_,／( ヽ､ __'-〈 、 ヽ |
_, ､ -― ''" :l : :.＼ ヽ,､.ﾞ,/ヽﾉ} ﾄ､
/. : : : : : : : : : :|＿: :.ヽ､ ∧:::〈ヽﾄ{ 〈j)、
丿: : : : : : : : : : : : ／: : :.∨ |:::::', |: ゞニﾆ彡〉,
. i : : : : : : : : |: : : : : ＼ : : : `､|::::::|,|:〈: : : : : : : ∧
/. : : : : : : : : !: : : : : : : ＼ : : :.'､:::::| : 〈: : : : : : : ∧
.
- 874 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:04:55 ID:kSB5K88.0
-
)i☆i(
;O;+ ;o+: ;i|*|i､ ;;o;+、 ;;O+;
,ﾉ ,, -‐|i､i''ii､;iﾞii､;ii'ﾞﾞ'ii;;､,iiﾞi､,ii''i,i|
／ ＿ -‐ |i|O|･Xoﾟ)||◯||(ﾟoX･|O|i|
,／ , '´ |'ﾞﾞ+''ﾞﾞ*''ﾞﾞ+''ﾞﾞﾞ'+''ﾞﾞ*ﾞﾞ''+ﾞﾞ|
／ ,／ ／ﾞ!!'''ﾞ'''''ﾞ''''''ﾞ''''''''''ﾞ'''''''ﾞ'''､!!ﾞ＼
/ ／ .／: : : : ＼ ・・・・・・・ what？
/ /. __ .／: : : : : : .._ _ ＼
l ﾉ. / .ヽ l ; : : : : : :´⌒＼,, ;、､､／⌒｀ l
/ / l. ', |: : : : : ;;（ ● ）::::ﾉヽ::::::（ ● ）;;::: |
./ ／ .,-‐､ l _ _ } .l: : : : : : ´"''", "''"´ u l
; / ∠,,,,,.」 -‐､ ! ＼ : : : : . . （ j ）､ ,<´ ＿......-―--..、
!;_,, -‐''"", .-‐'⌒ヽＴ l ＼ : : : : :｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／:::ヽ-‐'::´::::::::::::::::::::::::::::l::｀:...
ゞ-‐''"／ __ノ l ! .／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,イ:::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::
γ ／ ! ', ／::::::::::｀＼: ｀`ｰ- -‐'"´ ／ /::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::
ヽ ´Ｌ_⊥ -―---' -＜::::::::::::::::::::::ハ:＼ : : : _/／´ ,'::::::::::::_::-‐:､＼:::::::::::::::::::::::::::l:::::::
l i ,）::::::::::::::::λ ｀‐-､＿∠ l:::::::／::::::::::::::`:＼:::::::::::::::::::::/:::::::
ゝ , -― ' ´￣￣ ￣ヽ:::::::::::::::/.ヽ /:.:.:.:.λ ｨ::::::/:::::::::::::::::::::::::::｀:::::::::::::::::/:::::::::
ﾉl ＿ ,イ:＼:::::::::/! ヽ .∧:.:.:./ ヽ ./ l:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::
/:::::!l、 ＿ -‐' ´ !:::::::::::::::::ヽ:::,' ! ＼! ..〉‐〈 ∨/l:::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;,':::::::::::::
/::::::l l ＼.´ ! j::::::::::::::::::::l:::l ', /:.:.:.', / !::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::
/::::::::! l ノ:::::::::::::::::::::::l:l. ', ./:.:.:.:.:.', / λ:::::::::＞::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::
/＼__＿＿_／ヽ
／ _,.ノ ヽ､_＼
|:::::: （○）, ､（○）|
|:::::U. ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,..| ルーシはバルカン半島でガチな領土拡張をする気ですね。
|:::: ｀-=ﾆ=-_____|_
＼ ｀ﾆ_／ ___＼ヽ_
＼__, '-／____ ヽ | このままでは東ローマの驚異になります…
_,／( ヽ､ __'-〈 、 ヽ |
_, ､ -― ''" :l : :.＼ ヽ,､.ﾞ,/ヽﾉ} ﾄ､ 特に大公スヴャトスラフは鬼神の強さだとか。
/. : : : : : : : : : :|＿: :.ヽ､ ∧:::〈ヽﾄ{ 〈j)、
丿: : : : : : : : : : : : ／: : :.∨ |:::::', |: ゞニﾆ彡〉,
. i : : : : : : : : |: : : : : ＼ : : : `､|::::::|,|:〈: : : : : : : ∧
/. : : : : : : : : !: : : : : : : ＼ : : :.'､:::::| : 〈: : : : : : : ∧
.
- 875 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 00:06:02 ID:/1bvJs6c0
- 暗殺の予感
- 876 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:06:16 ID:kSB5K88.0
-
――― かくして、東ローマは外交方針を急遽変更し、今度はブルガリアと同盟を組んでルーシ軍と激突する。
,ィ'´
ｬｰ- ...,,,＿ ,､ ,ｨ'´ilｿ'´
｀ー ...,,__ ｀￣´ ヽｰ､_,,.......,,_ ,ｨ _,,ｲililil/´
',{! ﾍ ﾏ-､ 〉､ ';,ｰ-､ ヽｰ-､＿ __ ノｲil|lili|ili|i´,､
｀ｰ';,ﾍ ﾏｿ i }! .}! ';, ';, ヾ´ヽｰ''"´ ｀ヽ /i|i!il|lilili|ililili|il!|lゞｯ､_＿,,,.....ｨ
｀＞'´ ノ .ﾉ ﾉ }! .}! ｀ ｀ヾ Y__ｬ'ili!ilil!ili!lil!ilili!lili!lil!lili!ilil!iliﾂ''"´
ゞ-‐ ''´ ｀ー‐'､ ﾉ .ﾉ }! ﾞ}!ｰ-､ }!ヽilililiilil!ilili!ililili!ilili!ililili〈"´
ゝ-'､ｰ' ノｿ 'ﾞ ヾ!ﾞililililililili!ilili!ilililil!iilili!ilili｀ｰｧ'
|＼ /＼ / | ／/ /. ｀ヽ｀ー― '"´ｰ､ ｿ ､ ,}!/ﾞiilil!ili!lilil!ilili!lililil!ilili!lili!lili!ゝ､
＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/ .｀ヽ/´;;;;;;;;;;;;;;;!〉={!ゝ.,ｯ}!〈ノi' j {!｀'ゞil|!ilil|!ilil|!ililili,r=ｬ''´ヾi!､
＼ / ﾉ;;;;;;;;;;;;;ﾉiヽ }!´ ｀ヽ {!iﾉｿム,,）/,r｀'ｱilililr､iliヽ ｀Y ｀
∠ ギリシャ人どもをぶっ殺せ！ ＞ {!;;;;;,r''´ ゝ∨ {! ヽ{!,r､ 〈_ｯ'='ｱｿ/ﾉ}!r ｀ヽ }!
／＿ ＿ ＼ .〉;;'´ Y 乂 ﾉ ゞミェ､i!,イ,ﾘノ ｀ヽ ﾘ
￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣ /;;;〉 , i ﾉ｀i､r ｀ー ' ､ Y,r''"´ _ノ´ｰ _,） ,ノ
/／ |/ ＼/ ＼| /;;/ {! i! {!､ ヾ ＼ ﾞ!ﾉ´ _ ｀ｰｧ=ﾆﾂr''´
}!' i ゝ〈ヽﾂゝ,_ ｀ ,r'´ ゝフ'"´ノ´
ﾉ{! 〈 ヽ ﾉ､|!､ ｀ｰ- ,,r〈 _ノ-‐'{'´
i'´i! ';.､ ﾍ ﾞ〈｀''ｰ-..,,_Y´ ｀ｰ-=〈/´ ﾘ_
ﾉiヽ｀ｰ- ..,,_}! ヾﾂ'ｰ- ..,_ノ ｀ー- 彡'ﾞ ノ}! }ｰ､
_ﾉ/ ｀ー- ..,,_｀ｰ-= .,､_ヾｯ｀ｰ-ﾆ /､ゝ､＿ノノ,r /
_ﾉ. ゝ､ ( ) rﾐ ｀ｰi ､ /' ､_,r=―=' _ﾉゝｰ― '/_ノ
_ノ. 7＼ ｀ｰ- ..,,_ .!､｀ｰ--= ..,,__/ o{! ｀ｰ､ ,{!´
,r'´/__/ /7｀ー- ..,,_ ｀ー--'｀ー--='､__i! |! ¨
.
- 877 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:07:08 ID:kSB5K88.0
-
――― この両軍の激突、「ロシア原初年代記」ではスヴャトスラフの勝利とされているが…
＼ ,r'
＼ , ;=7l
＼ （`､ ,,. ,rヽ/ヽ､
／ ,、 ,、＼ へ ,-‐‐''''ヽ彡 ,, ,r' ヽ ＼
／ ／ ＼ ／ ＼＼ ／＿ ＼ ／ ゝ / ヽ彡 r' ,-''''''-､＼ ヽ
／ ﾌ ゝ ﾌ ゝくn`､ 7 ､､ﾉ ヽ ／ ／ / ヽ,r' l ,､,,...>､ ソ'’ヽ
／ ＼ ヽ,,‐'ﾞ"⌒)ヽ,r'"⌒` ､' 丿 /ヽ' ヽﾉ-‐i'`､,,...-. / /
／ mm ／⌒ヽ ヽ, ,,‐' (7 ヽヽ' ヾ/ｃ). ‘っ｀,'二二/ /
cゝ ﾞ､ / ､'⌒`､,-､ `''゜ ノヽ(ヽ ヽ| r'/ |,,-‐'' )つ'//ヽ /
/xヽ `ヽ ヽ ,' ヽ、/ミ/ | ｀7｀`ヽ彡彡彡ゝ ( ソ /彡ゝ `ー‐l
/ヽ(.""'''‐-‐‐''''"" /| ゝシ ﾄ---- `'ｒ) /ヽ_,,,―'''`ヽ､ `-ー'''''| |
`ｰ' ヽ ／/ /ミ /ミミ ,`<_,,,,､`ヽ､_,,,―'''`ヽ､ | |
"'''‐-‐‐''''"" / /ミ ノヽミ/ /彡ヽ//（ `ヽ､_,,,―'''ヽ､(＼ |
‐- ,,,,,__ ヽ＿__ ／ ( く / | ヽ `ヽ､`ヽ､_,,,―'')にllヾ//､二二二｝
ミ=ー "''' ‐- ,,,,,__ ￣ ヽ / | `ー‐ `/ / ／ヽ'/＼＼i､i､i､i､
ミ三ミ=ー "''' ‐- ,,,,,__ ｒ,-､ __,,-‐''""ヽ /| / / .／ ／/二 ＼＼ 二二ヽ
――― 東ローマ側の記録では、重装騎兵の突撃で東ローマが勝利したとある。
どちらが正しいのだろうか。
＿, ＿, ＿ ＿ ＿ ＿, ＿ ＿
|_|_| |_|_| |_|_| |_|_| |_|_| |_|_| |_|_| |_|_|
|￣|＿ |￣|＿ |￣|＿ |￣|＿ |￣|＿ |￣|＿ |￣|＿ |￣|＿
| ＿| | ＿| | ＿| | ＿| | ＿| | ＿| | ＿| | ＿|
|＿| |＿| |＿| |＿| |＿| |＿| |＿| |＿|
∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧
∧,,∧（・ω・´） ∧,,∧（・ω・´） ∧,,∧（・ω・´）
ε=━┓Ｏニ)< > ε=━┓Ｏニ)< > ε=━┓Ｏニ)< >
/ ノ lﾐl_, (ヾゝ ./ ノ lﾐl_, (ヾゝ ./ ノ lﾐl_, (ヾゝ
∩,,∩ ｳﾜｧｧｧｧ！ (o_o,ｲ ヽ´|(__) ﾉ~⌒）(o_o,ｲ ヽ´|(__) ﾉ~⌒.(o_o,ｲ ヽ´|(__) ﾉ~⌒）彡
（ﾟ(ｪ)ﾟ ；） ∩,,∩ ﾋｨｨｨｨ！ ..ﾉ ヽ| |￣ノl ﾉ ﾉ ヽ| |￣ノl ﾉ ﾉ ヽ| |￣ノl ﾉ
∩,,∩ ⊂ （；´(ｪ)｀） ∩,,∩ / /~ヽ ﾉ'''''''~＼ヽ_ ./ /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_ / /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_
（´(ｪ)｀；|）/⊃ ⊂_ ⊂ 丶（´(ｪ)｀；） ；;,;∴ﾌﾞｼｬ (_/ ヽﾉ ヽニﾌ|_| (_/ ヽﾉヽニﾌ|_| (_/ ヽﾉ
ゝ / (´⌒;;;Ｙ ソ と_ ⊂ﾉ(´⌒;;; （ ﾟ(ｪ)ﾟ.;.. ；;,;∴.;..'- (_ヽ (_ヽ
し Ｙ 人 (´⌒;;::;∩,,∩（＿）Ｙ 人ヽ≡≡(´⌒;;; ‐ｸﾞｴ＝;..'；;,;∴.;.⊃
.
- 878 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:08:09 ID:kSB5K88.0
-
/:::::::::::＞‐-
{:::／´ ─-､-─────ｧ
У ／ ヽヽ ＼:::::::::::::::::::::::::}
／ / / | } ヽ ヽ::::::::::::::::::/
／ / / / イ / }ﾉ ﾊ ‘;:::::::::::::/
では戦争後に結んだ講和条約を見てみましょうか、 . ／イ / / / / j/ |/ハ } } ‘;::::::／}
. { { Tj7j7j7 / ｲ| -!-､ﾊ / |. !／ ﾘ
以下は「ロシア原初年代記」の要約です。 . V l /z≠=ミ j! jﾊ/｀ト |｜ ＼
／ヽﾍﾊ! r':::} ´^芹ミ｜ /! | ヽ
/ .イ 小 Vｿ r'::::}》!. / jﾉ } }
{ /{ } , ゞ'' 厶ｲ / }. | /
・ルーシはブルガリアの領土を取ったりしない。 ＿ノノ＼､八 ﾄ ゝ.. _ 八 { / /／
.. ヽ;;;;｀ヾミ｀ヽ､ヽ! ヽトィ＞ ＿ﾉ＞-─┐.／! /／´
・ルーシは東ローマとその属国に敵対行動を取らない。 .l;;;;l;＼;;;｀ヾ三､ﾐヽ ／ 二三‐二二ﾆ⊥､ j／
l;;;;l;;;;;;;｀'';;ヽ､;;;｀ヽ〉/／二 -─..''..￣￣;//
・東ローマが他国に攻撃されたら、守るために挙兵する。 .l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀;;ヾﾆｨ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//
.l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;|:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// ﾍ
l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;l＼〈＼;;;;∩;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// }
.l;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ､ヽ〉 ヽﾉ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// ,’
／::ｌ;;;;:ｰ-.､;;;;;;;;＼ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// /
／::／￣ ＞､;;＼;;;;;|＼ 〉!--､;;;;_//.. /
｀ヽイ:::::_＞､ノﾉ ゞ
／ i丶 ＼
/ / ∧. l ＼ ヽ
,' / !. / ', l ヽ ',
! l l. / ', lヽ､＿__',. }
| l | / ＿_ノﾍ /ﾘ! ｌ |
| | l￣ ', // ＿ ｌ |
j l l ＿ Ｖ 〃￣ ` !〉 l/
. V 〉､ ! ／´￣｀ l∧! どう見てもルーシの負けです、
!{ _＼ l j
l ゝ __ ヽl ＿＿_ /l 本当にありがとうございました。
! ＞. 丶＿_ノ ｲ l
l ｀＞ ､ ＿_ . ＜ |
| ﾘ丶＿___r‐'＜／）＿j_
| ＿/_: : : : : :: ＞' ／｀ー ､＼
| ＞'´ ..ィ: ＼_: :／-､／}＞ｧ'´ ＼',
r＜_. ＜: : : : : :.／ ヽ Y i ／ ＼
l: :＼: : : : : : :／ ヽ ＼〉l´Ｖ ／ ＼
.
- 879 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:09:14 ID:kSB5K88.0
-
――― かくしてブルガリア遠征に失敗してボロボロに消耗したスヴャトスラフ大公は、
船団でキエフに帰還するが…。
（:::::::::::: ヽ
, ⌒ヽ (:::::::::::::::::::::: ）
（:::::::::::: ' （::::::::::::::::::::::::::: ヽ⌒ヽ 、
ゝ:::::::::::: ｀ヽ(::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ） (⌒ 、
(:::::::::::::::::: ::::::::::::::: ､⌒ :::::::::::::::: ヽ （::::::: ヽ
(::::::::::::(⌒::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::: ） (::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::
::（::: ::::::::::::::::::::::::::: ｀)::::::::::::::::::::::::::::: ノ:::::::::::::::::: Y⌒ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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、 、 、 、 、
＿lヽi ＿＿ _ ＿ _ _ lヽi ＿ ＿ ＿ _ _lヽi _ _ _ _ lヽi _ ＿ ＿ ＿ lヽi ＿ ＿＿ ＿
_,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_, _,ﾉ__|＼_,
ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ,, ﾑ.二二ノ ,,, ,, ﾑ.二二ノ
、 、 、 、 、
lヽi 〜〜 lヽi lヽi 〜〜 lヽi lヽi
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ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ ﾑ.二二ノ
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- 880 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:09:55 ID:kSB5K88.0
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――― しかし船団がキエフに帰還するには、ドニエプル川の浅瀬を通らないといけない。
だがそこは草原の騎馬民族であるペチェネグ族のテリトリーだった。
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◎ キエフ
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__ノ: : : ー-= ｰ=,￣ ｀＞
）: : : : : =ﾆ､. ｀=二)r--'~
ブルガリア f~ｰ': : : : : : : : : : }__ｨ'''´: : : : ｀ヽ､__
_j: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ_
｀弋ゝ､ ﾉ: : : : : : : : : : 黒 海: : : : : : : : : : : : ＼__
: : : : : ｀＼ (_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
: : : : : : : : ヽﾍ {: : : : : : : : : _x-ｰ''￣｀´ヽ-､: : : : : : : : : : : : : : ） ｸﾞﾙｼﾞｱ
: : : : : : : : : : :} ＿rｰ､__ ｨ--ｰﾆ◎ r─-ｲ ￣｀ー--ー--｡ｰ''´
: : : : : : : : : : { /{m_}: : : : 彡ｰ---z__r' ＿＿＿＿＿＿＿
: : : : : : : : : : ヽ､_ ｿ: : : : : : : 〉_,,. | 東ローマ帝国 | （◎がｺﾝｽﾀﾝﾃｨﾉｰﾌﾟﾙ）
: : : : : : : : : : : : : ﾐ ヾ: : : ､: : : : ': ゝ ￣￣￣￣￣￣￣
地: : : : : : : : : : :｀ﾆ=＝_ヾﾆﾗ: : : : ﾑ-､ 小アジア
: : : : : : : : : : : : : : ＼ kｰ': : : `､: : : : ' ｲ
中: : : : : : : : : : : : : ﾄﾍ〆: : : : : : : : : : 彡ﾍ/ヽ,_____{`ー-､ ノ｀ヽっ イスラム帝国
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ﾜ: : : : : : : : : : : : ｀ｰ'''´: : : : /
海: : : : : : : : : : : : : : : : : ＝ﾆ二＝: : : : : : : : : : : :: : : : : z-''￣ｱ 。 }
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,,/'ﾞ ヽ'ﾞ ヽ| ﾞ ヽ､
／,. !. 'ﾞ ﾞヽ､ヽ､
／／／＼ ﾞ ､ ﾞヽ ヽ ヴォォォォッ！
. ／／／／ヽヽ､ ﾞヽ､ ）/､
. ／／／／／／! ､ﾞヽ､ﾞヽ､. ,.ノﾉミﾐ､
／／／／,'/／彡i:.;:;:ヾﾞ!､ﾞヽ､ ﾞ''''ﾞﾞ ,ノヾ､））!､.
／／／/／,'／彡彡i;:.':i 'ﾞ､''ヽ､___,/..',!ヽ､//!iヽﾞヽ-‐'''ﾂ-..,,
／／／/ｌ//／///／ﾞ,';:;:/ﾞヽ､ ﾞ''''ﾞヽﾞﾞﾞヽﾉヾ/ノ/ !,ﾞﾞ/ﾞﾞヽ,‐'ﾞ／ヽ､.
／／／／／／／／// /.ヽ ﾞヽ､ i iノﾞﾞﾞﾞﾞﾞ/! !‐‐ﾞヽ,.／＼／､.
／／／/／/,/..................,-‐'ﾞ､_ヽ､.,_ ）| |-‐'ﾞヾ'ﾞ iﾞﾞ ヽ､ ヽ-'ﾞヽｰ--ゝ
／/ //／/／‐'ﾞﾞ ヽ......i ヾﾞﾞ'i::ヽ,,,,,,ﾞ''ｰ-'ｰ--‐' // i ヾヽ,,,,,ヽ...ヾ､ ヽ,,_
./' // ／/'ﾞ,,__／ﾞ ,,...'ﾞ ﾞ'''|ノ,__ | ,､ ｌﾉ_ /' ‐‐ﾟ |ﾞo'ｌ. _,<,_ ,; ＼＼'｀ ﾞ' ,／ﾞﾞﾞﾞヾヽ､_
/' ///）,,,_/;::;/ﾞ ,' ｌ,'ﾞヾヾ)___|‐ ､ ｌｌ､､ヽ ､,,,,....ｌ ﾞ '<_ ,.)''‐-..,, ﾞ'v''ﾞ ,.'ﾞ;:'ﾞヾ...,,,__）
/' i.-/, _,（,,../ ヾｌ （,,.. _,.ﾉ-,:!ヽ| |||ヽヽ,_ ヽﾞ'i''ﾞ ,.!'-‐)､ﾞ''ｰ=ヾ､'ﾞ''ｰ==ヾ==ヽ
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- 881 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:10:44 ID:kSB5K88.0
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､ 、 ノ. イ |i ＜⌒'; ; ; ; ; ; ＼
爻、 ,rヘ ＿ ,rヘ三三 彡; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;
. ､彡ミ.i '~ﾞﾞ ﾞﾞ ¨ ミｘ､ ／ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; j ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;
_爻爻ﾐ. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :ﾞﾞ ¨ミｘ､ ／ ﾉ; ; ; ; ; ; ; ; ;彡ﾐ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;
=爻彡ミﾐ､. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :ﾞﾞ ¨ミｘ､ ／ ノ'´ ￣￣ ￣ 人; ; ; ; ; ; ; ; 三; ;≧; ; ; ; ; ; ; ;
_,爻彡ミミ;x_. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :ﾞﾞ ¨ミｘ､ 厂 厂´ 〃￣￣¨ {; ; ; ; ; ; ; ; ; ;ミ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;
彡ミミミﾐﾐﾐﾐ=. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :'彡ミ_k ¨ミｘ､／ / ｲ .人; ; ; ; ; ; ; ;彡三; ; ; ; ; ; ; ; ; ;
彡爻ミﾐミ.ミﾐ､.. :. :. :. :、. :. :. :. :. :. :. :. :爻爻ﾐ､.i､ ノij へ'⌒ヾﾉ从 ／´¨' {; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;ミ三ﾆ≧; ; ; ; ; ; ;
爻彡ミミミﾐ;:'. :. :. :. :,爻、. :. :. :. :. :. ;:ｲ爻爻ﾐﾐﾐ､.i､ ｒルゝ,ﾊ';'ｼハﾉｼ;:,ﾍ, ノﾉ ノ'ﾉ,'ﾊハミｚ ;{; ; ; ; ; ; ;v,l|V::从X､ﾉﾒ; ; ; ; ; ; ;
爻爻ミﾐミ爻彡.. :. :,彡ミ､_. :. :. :. :. :v,l|V::从X､ﾉﾒ..x,,;..v､ v爻ミﾐ〉ミ爻彡x;: ﾞ爻:";vﾐ'〈ﾞ x彡γ; ; ; ; ; ;lW:八ﾍ{V::从ivヾ;;); ; ; ;
爻爻彡爻ミ爻. :. :爻ヾi ,ﾉ|!{ /i. ::lW:八ﾍ{V::从i.爻爻ﾐﾞ'爻ゞゞ;;yゞ彡ヾﾐﾒﾞ';ゞ;,”v:";v〃ヾ爻; ; ; ; 彡ﾞ;:.'ﾊヾゞ';'ヽﾍ; ; ; ; ; ; ; ;
ﾐミv;;ﾐﾞ'.ミﾐ.ミﾐ爻. 爻彡ﾉil!ilil|lii|li{ﾞ ,i!:XゞV:从XゞViv:l;,ゝ);'ﾚゝ,ﾊ';'ｼハﾉｼ;:,ﾍ, ノﾉ ノ'ﾉ,'ﾊハゝ ゝ,ﾊ';'ｼハﾉｼ;:ﾂﾉﾉ;:'ﾊ;;:.}; ; ; ; ; ; ;
爻ミv;;ﾐﾞ'.ミﾐ.ミﾐ爻.爻.r'|il!il,､|li!lilIlil|liｿﾊﾉ;|ililヾｖフ'ﾚゝ,ﾊ';'ｼハﾉｼ;:,ﾍ, ノﾉ ノ'ﾉ,'ﾊハゝ'ﾚゝ,ﾊ';'ｼハﾉ,r≦三ノﾉ ノ'ﾉ,'ﾊハゝ; ; ; ;
爻爻ミv;;ﾐﾞ'.ミﾐ.ミﾐ爻}i|li!r==ﾐ ヾili!liliｭ_,,....,,_ハﾉｼ;:,ﾍ, ノﾉ ノ'ﾉ,'ﾊハゝ'ﾚゝ,ﾊ';'ｼハﾉｼ;:,≦´￣ ￣ﾉ { }ﾉ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;
爻爻爻ミv;;ﾐﾞ'.ミﾐ..,iﾉil!|ﾊﾞ,ｯｭﾁ､i|!li|l/､..,,_ ｀ヽ=='´￣￣ ￣￣ ￣￣￣￣￣ ￣￣￣ ＜ ‐=≦´. 人 厶; ; ; ; ; ; ; ; ; ;
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: : : : : : : :＼ ／ ﾉヾil!'´｀ヽｯ'´ ヾ 冫 ＼'､ ｀ ｰ 、＿＿ ＿＿＿ ＿＿＿
: : : : : : : : :ﾉ .{ ／,.. '´ {! ﾉ /､ ､ ヽ＼_ __,
: : : : : : :／ .i! 〈 _,ﾉ､_,,.. ｧ'´ ,ノ;;;>､＼_ ノ,r ｀'､ ~' ',;'' ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／:...ﾟﾞ
: : : : ／ ./ ﾐ{!ミｰ-‐'´ヾ' ' ノ;;;;/ ゝ.,_r={! ﾊ'､ :::.) ＞
/ ヾﾆ〈 i! _ﾉ/ ,;;;/ 弋 ヾ _,,...'. ＜ あと少しでキエフだ！ ＞
.〈 /ﾞ,r､ﾐ､t‐''´,i!､｀,,.-‐-,,ﾊ ｀ゝ,,r',r'ﾆﾐﾊ､ ＜ ＞
.j!=ﾐ / / ）=''´三ニ三ﾆ=ｰ-'ﾍ 辷/r'´⌒ｰ､ ＜ 浅瀬を乗り切ったら―― ＞
./ ｿ彡! {彡"´{! i( ｿ､{!｀ﾞミ＝={､ ゞ_{! 7´{_ﾉi < (
/_,,､ /／ }=-‐''´/ ﾘ､ i!ﾍ｀''ｰ-='｀ｰｧ__ ヽi{ゝﾍ､_,〉 ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^
._,ｲﾆミ､ヾ,/ /7 /.7/ ﾚ'i ヽi ﾏヽ_ヽ ヽ_丶＞､ ｀ｰ'ｰ'´
/,ｯ｀) ヾ/ // / //ｿi! ヽi､ ﾉ.ﾏ r=ミ , ﾍ 〈ヽ
.ゝ-'/7､_ノ /｀ ｀´/ i( ﾉ( ヾﾚ7ﾏヽ＿i ヽ_i ヽ_＼
.ゝ='-'-'´ /7 / 7./ソi! ヽi! ﾚ'⌒/ ﾏ r=ミ , ﾍ 〈ヽ ＞,,_
ノ./ /_/./｀ー=＝=―-' ノﾏヽ＿i ヽ__i ＞〈"⌒ヽ
/=ミ / 7/ヽ..,,_ _,,..／;;;;;;｀マ _,,.. -''´､ Y＿ノ
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- 882 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 00:10:54 ID:/1bvJs6c0
- 息子たちに造反されそうだ
- 883 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:11:27 ID:kSB5K88.0
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}:::iiiiiiiiiiiiiiiiiiili!liliｭ_,,....,,_ | | ｶﾞﾝﾊﾞﾚ ｱﾄ ｽｺｼﾀﾞ | |
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- 884 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:12:23 ID:kSB5K88.0
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| | ｷｴﾌ ﾊ ﾓｳｿｺﾀﾞ | | .{ ::::::iiiiiiiiiiiiiiiiiiii●iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii:::::＼_ ｳﾞｨｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
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- 885 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 00:12:45 ID:/1bvJs6c0
- それ以前に一向にベチェネグ族を排除できていないのか
- 886 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:13:03 ID:kSB5K88.0
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,,,,
ヾi ,ﾉ|!{ /i /::τ
＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／ ﾉil!ilil|lii|li{ﾞ ,i! !:::( ﾉ::`! o
) ＞ .r'|il!il,､|li!lilIlil|li゜ (/ ⌒・ . ・、
＜ キエフに着いたら ＞ }i|li!r==ﾐ ヾ,,、.. ／/ ノ'
＜ ＞iﾉil!|ﾊﾞ, π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ
＜ 酒を ――――― ＞ｿil|!lil!}｀ー )::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::/ '''''` `
< (／ ﾉヾil!'´τ !:;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::)／,,,,, γ
／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^／,.. '´ {(:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,,
.i! 〈 ::：':'::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''"
./ ﾐ{!ミｰ-‐'´ヾ ' """'""ノ;;;;/ ゝ.,_r={! ﾊ'､
/ ヾﾆ〈 i! _ﾉ/ ,;;;/ 弋 ヾ _,,...'.
.〈 /ﾞ,r､ﾐ､t‐''´,i!､｀,,.-‐-,,ﾊ ｀ゝ,,r',r'ﾆﾐﾊ､
.j!=ﾐ / / ）=''´三ニ三ﾆ=ｰ-'ﾍ ／/ |亅 /|.,､ ／￣￣ /
./ ｿ彡! {彡"´{! i( ｿ､{!｀ﾞミ＝={､. / / | |. /l __ ｜|| l ∠-一ァァ ７ / _＿
/_,,､ /／ }=-‐''´/ ﾘ､ i!ﾍ｀''ｰ-='｀ｰ.. / / /1 |｜| | / /∧l/ V / / / .／／ ＼ ／ ／
._,ｲﾆミ､ヾ,/ /7 /.7/ ﾚ'i ヽi ﾏヽ_ヽ ヽ_.7 / | | | l |/ / /｜1 ,-‐─¬ / .//／ ヽ､_／ ／ ／
/,ｯ｀) ヾ/ // / //ｿi! ヽi､ ﾉ.ﾏ r=ミ. / / l | |ﾉ / / | | ｀"７T7// / ´ ＿_／ ／
.ゝ-'/7､_ノ /｀ ｀´/ i( ﾉ( ヾﾚ7ﾏヽ＿/ / l | | / l | // ﾚ /／ ／￣￣＿＿／
.ゝ='-'-'´ /7 / 7./ソi! ヽi! ﾚ'⌒/ ﾏ r / / l | ,' l/ `' |/ ∠人 ￣￣￣
ノ./ /_/./｀ー=＝=―-' ノﾏ/ / ﾚV〈"⌒ヽ
/=ミ / 7/ヽ..,,_ _,,..／;;;;;;｀`マ _,,.. -''´､ Y＿ノ
ノ ＞' ｀￣/￣´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀＼ Y ヾ_ﾉ､
.<_,,...-‐'/ { ノ /;;;;_,r‐-= ,,_;;;;;;;;;;_,,ﾉ ヾｯ､' 〉, ヽ
〈 ゝ= リﾞ´ }, ＼ i!ﾊ Y
ﾉ=､ ｀ヾ´ 弋 ,ﾍ ∨,}
} ,r' ∧ ＼ ヽ ,j.={､
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- 887 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:14:02 ID:kSB5K88.0
- ｀ﾞ'''ｰ ..,_ ｀ﾞ''ｰ ,,,>.._,.. ,,,.ﾞ" .''-､ ヽ .ｌ .! ｒ￣ ､/ ／
- ..,,_"''― ..,,,_、 ゛..,,,_ ｀ﾞ'''｀-..,゛ rｰ ｀'-､ .ヽ . ｌ | │ ､,〃 ／／
＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／..,,,_. { ミ ｀'-、 ＼ ...ｌ ′ .i!iﾚ゛ ,／..彡
) ＞ ´ﾞ"''―｀''' ｰ＝ .｀ﾞ''ｰ ,,、 ｀'-．＼ ′ ″ ／ ／／
'-､, ＜ ペチェネグ族だーッ！ ＞ 、 .¬―-- ＿＿＿
｀ﾞ"──< (¬ ＼_人＿人∧从＿人_∧_人_从_/／
￣￣￣￣￣／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^￣￣￣￣￣) ＞ : ｰ ..,,_.
,, -――ｰ- ． / ＜ 大公がやられたーッ！ ＞ ､, .｀ﾞ'''ｰ
/ ￣ﾞ二ﾆ--、 : _,,,.. -ｰ'''' ﾞｰ-< ( 、 ＼
.lﾞ 二ﾆ-- ‘´ _,,.. -ｰ ／＾Y￣∨￣∨^Y^⌒Y^YY^^Y^′ ! .ｌ, 、 ＼
.l 'ﾆ―' ._,,.. -‐'''"゛ ,,, -'"゛.,.. ,／´ ／ ， .lﾞ | ヽヽ ヽ `-、
... --ｰ'''^ﾞ´ .ヽ _;;jjl″ ._,,, ._..-''"゛._.. ‐'´ ., ／ ...／ ../ . l ! .! .ヽヽ ヽ .｀'-,
. ﾞ'ｰ ..,,.. .'“´ ,,‐'" .''彡….‐'″ ,／゛ . ,／ ./ .， ! ,! ! .ヽ ヽ ヽ
._,,,.. -‐''" _,, ‐lﾞ ._ ／ ,..-'´ _､./ ／ / / .! │ .! ..ｌ, .ヽ .゛
''''"´ ,,, -''" ._.ゝ__ ｒ'" .,..‐″ .,..-"／／ / / / ｌ │ l . ｌ, .ヽ ＼
,,, -''″ _..-'"゛ ,／゛ ., ‐lﾞ ／ .'" . / / ! │ ! . ! ..ｌ .ヽ ＼
_,, -'"゛ ._..-'"゛ .,..-'゛ . ,／ ｀--゛../ ./ ./ ." ､ ′│ ! .ヽ ヽ＼
._..-‐'″ ._..-'"゛ .,..‐" ,..‐ ,． ." .,,- .／ ./ ./ ! ,il ll ! | .'i ヽ ＼
. _,, -'"゛ _.. ‐'″ ,..-'゛.,..‐″.／ ／ ／ .／ / .、 ./ / / ﾞ.! | i ｌ.ｌ 、 .ヽ ヽ
._..-'"゛ _／´., ‐'´ " ／ .,,‐ ／ / .,i / ,i ./ ｌ 廴__ノ | ! !..ｌ !､ ヽ
._.. ‐'″ ,..-'´ ./ ゛ .,i'ﾞ,./ .／ / .／ .ﾞ./,i/ / / i .! .| ﾞ!.ｌ ｌ,
'" _． _／゛ l ,ﾉン .／ ./ ! .;l′ .i′ ! .l .| ｌ / ヽ
_.. -''"ﾞ_..-'″ .,.. .ｌ 〃゛ ./ ヽ＿_./ ./ / .｝ :! ｀--"
.''″ ,..-'´ ,..-'" .,, : ,／ .ヽ、 ,./ ,ﾉ゛ ./ ｌ ! ,! ! .ｌ ｌL 、
...-'″ . ／ -" .、ﾞ''―ｰ''ﾞ゛.／ / .r ,i",ﾉ .lﾞ ! .! .| i i ｌ ｌ ! .ｌ
,／゛ ／ .,／ . / ./ , ‐ ,i′./ ./ .,″ / l │ .l .! ゝ .ゝ ｌ､
´ .／ .／ ／ / ,／ ./ / ./ / .、 / │ .| | ." "ヽ
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- 888 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:14:41 ID:kSB5K88.0
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――― ペチェネグ族は浅瀬の強行突破を試みたスヴャトスラフ一行を襲撃し、これを討ち取った。
東ローマ帝国は彼らの強襲計画を知っていたが、スヴャトスラフと講和条約を結んだ後、
このことを教えずに討ち取るにまかせたと言われている。
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ヽ::::::::';''' ''`` 。
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- 889 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:15:25 ID:kSB5K88.0
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――― ペチェネグ族は討ち取ったスヴャトスラフの頭蓋骨に金を張り、杯にしたという。
_..-、
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/ ｌ､/.,!、 ./ .ヽ
/ '| l l .!、 ｌ |
l '".,ﾞ!i, / .| .りi..,..､.! │
l ./ .-./'-. ./ V ! ﾞﾋ ﾘ .ｌ
!.lﾞ,i"／ぃへ ､, ,./ i ,i,./ ! .√ 、.!
! .| / .ﾉ l -､ . ｌ.......|,.／ |ﾈ .i′l ./ﾞ^¨'''''''''''''''''r‐ ..、
| ' 「 ｌ .! ｀ .l'''''''i / | l |.、 /." ｌ .-'ﾆ冖¬､
l | .； ! ｌ． ! ! .| .! .!...､| / ． ,/.L,.゛ ｀'-ﾌll‐ ＼
!.i"_ .ｌ ｌ, ｌゝ､. ! .!,./''''''''',ﾞ .ﾞ‐' .__ _,.. へ.! .＼,`‐､＼
|.ﾘi!丶/li ヽ ,ﾞ,ﾞﾞ,ﾞﾞ/ ｒ'"゛ ｀''v､i.／´l' ［´ ｀'-..、 ｀'j｀'-,, ､］
,／ ﾞ ／ .'!'i‐ｯ．ヽ"!.!入..i′ .ｰ| / ! ｀''ｰ､,,, ./ ｀'､
／゛ _／_／ .ﾞ'ｲ―;;‐ﾞV､_ 人 .ー"｀゛ ! ´~! ､.' .ヽ
／ .／ "../ ゛ ._乂'´')ﾞ.! .i'く, ヽ │ │ ,,. '〟 .ヽ
.、/ﾞ.-.ﾞ''.,|､ ._ ／ .|. ../ .ｌ .｀' !;; ,│ / ,. -─- ､． !
.／､‐._,,..∧ .ﾞ'.､ ,／゛ .ﾞ‐ﾝlｒ'"‐ "´,i｀''ｰ､. --‐ﾞﾞ,‐..ｌ、 . / ‘，!
./ ｒ .／ ／.__./ ｌ゛ ._..-'ﾞ´ﾞ./ .‐`i ．.ｯ ., .／ / ...ｌ | ﾉ--､, --､ |′
./;,／゛ ,i"リ .、.i､ .ｌ._..-‐'″ .､,,,,ﾉ､'-_. ` ヽ_,,．'" ／ . /' |､, {l ｆ⌒:!ｆ⌒:! ｌ}
'' !.,ｒ .i"| .ｌ,ﾒ'゛.' '''' ｀-,.､｀ﾞ"´ _,,..／ ./ ﾞヽ 〈人__八__人〉
ﾞ"ヽ| ﾞl.ｌ./ ‐_.- て￣￣｀''ｯ ヽ .＼. ｀Ｎ ,ﾊ. И
.,i / '" ' .‐．′ _.. !､ ./ . ﾞ、 .`ｰ-. ..ｌ､. } l王l王l {
ヽ ．.- ..、 .＿,,.. -―一''''" .ﾞ―ｰ" .ｌ ﾞ． ､ ヽ ｌ, ｀ -─- ´
ヽ, | ./ . ＼ ヽ ． ゝ .. .ヽ_, . ｌ
.
- 890 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:16:09 ID:kSB5K88.0
-
/／ ｀ｰヽ
／ / i ヽ,
／ / .! i ,∧ l i ヽ
/ / .! .! ∧ l ∨ / ､ l i !ヽ
/ ｨ !∧ N/ i l /∧ヽ ヽ l i ! i i
ﾚ' i } ∧-‐'' ￣ﾞi ! //i .! ヽ‐-i__∧i !人 こうしてスヴャトスラフが殺された後、
Ｗ l､ ! _, ==､ヽi ' ヽ -､ ==、 ヽl i i `
∧l ヽ i ｨ' ｲ::ﾅi r'ｲ::ﾅヽ i ノ∧ 次は彼の息子である兄弟達が後を継ぐんだけど…
/ トt ｀ｰﾞ-' ｀ｰﾞ-´ .! ／ ヽ
リ ヽ , , , , , , , , , ｨ' .!
.! i { i､ ／ i
V ヽN､ i ヽ . ,イ l ,イ／V これは番外編で話したわね、
ヽMNヽ'ヽ｀ ｭ __ ィラソ^i iレ' メ
fヾ,ｰt＋t‐´Υ V 兄弟で殺しあった後に、末っ子のウラジーミル１世が
f ､ __ ノ ヽ Ｖ| | | !__
! .l _,-､-‐‐' ! i r'ﾆﾆ弋.l｜ ﾞ ケｰ-- ､ キエフ大公としてルーシに君臨するの。
. i V ヽ｣ i ! r'-- ヽ､ミ ､ // | １
∨／__ﾍ ﾚ'入ｰ, ｀l ヽﾆシ | |
〈 ´ ｨ､j ∨＼. ~ ヽ ヽ { t
N ヽ Y＼＼ /ヽ__ -‐'^ヽ.-‐､ ∧ }
|∧ | { ＼＼ /／ __〉 V乂 r'
.!__〉 __ __ン¨l K , - ' ∧ | |
r' イ^ ! .! ヽ ／ ∧ i i
.
- 891 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 00:16:13 ID:/1bvJs6c0
- 東ローマ、諜報能力も優れていそうだ
- 892 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:17:00 ID:kSB5K88.0
-
――― そしてオリガの孫であるウラジーミル１世は、オリガの悲願だった
「キリスト教の国教化」を果たし、ここにルーシはキリスト教圏に入る事になる。
/ ヽＹﾉヽ
/ （ 0)(0）ヽ
／ ⌒｀´⌒＼ ＿_
r‐ ‐-- ､ -） | .| ￣`》
上: : : : : :＞‐-.､__ ――-ｲ 〉二〈
レ＜＞㍉､: : : : : : : : :＞ ⌒´/ ｜ﾆﾆ|
／: : : : : : : : :ヽﾐ､: : : :/＞ ／ |三ﾆ|
/;. -‐- ､: : : : : :=ド､ヽ// ／`.-､ /ﾍニ７⌒)
//_／￣ヽヽ |: : ニ||: }}: ≫≪=: : :＿≫ / ｨﾆにン-､
｜|｀|`i⌒j ｜|｜二//: :}}: 二//: ／ / ノ ／ _／-､
/∧ ゝ二 ノ ﾉ: !二ノ＿ }}: =//: :＼ | (__,イ＿,. -<
| ヽ｀ ｰ--イ : =∀ﾆ|r‐㍉､｣｣､}: : : ≫ （`ｰ‐┴ｰ┴‐ー┴---'‐'")
|: : :｀:ー┬': : =/二 ＼: : :=}}ﾆVX´ ￣,《｢￣￣￣￣｢￣￣
": : : :|=: |=: : =|ﾆ: : : : ＼ノ=三|:､＼ ri´: : |￣￣￣￣|
: : : : :|二|二二|ﾆ : : : : }}}=〉ﾆ=ト:二ユ__ ／: i!: :_ｘ≦'"￣￣＼
: : : : :ヽ=|二／ﾆ: : : : : }}}=|ニ=|ﾆ: : : : 〃´: : ;ｘ＜: :: :: ≧ ＼ |
: : : : : ヽ＼/|二＿: : : :}}}ﾆ|ﾆ=/＜: : //: : :／:: : :: :://: :＼＿__ ﾊ
: : : : : :､:＼=〉‐-- 二_ー‐'ニ/二二|: |／/:: :: _:: ::l=/:: ::=_:ヽ=､::￣:＼＿_
: : : : :､ ヽニ〉｜|｜|｜ト]トrへ二ﾆﾆ/:=:: ::_::=:: :: l=|: =:: :: ≧＼三≧ｘ:: ::ヽ
: : : : : : ､ ∨￣`'┴-t⊥jj[] ＞/::/:: :: l=/:= : 川:: ::=:: :: ::`:: :＼三=Vﾍ｣
､: : :=: : :＼＼:: ::|:: :: :|::三r' ／_/:: :: :: :: :l/:: :／三!:: :: `≧､_: :: :ノ三三}
`: : : : ニ＼Y´|:: :: :: :: :: :: V/::=/:: :: :: :: ::/::／三三|:: :: :: :: ＼三三三三}
: : : : : :＼ニ＞}＿-＿―三V={:: ::≦三/三三三三ﾄ､:ヽ≧､＝ﾆ三三三ﾍ、
: : : : :/二＞＜!三三:: :: :: :: ｀`＝ﾆ三/三三三三ﾆ!:!≧､:＼三≧≦三三=〉
.
- 893 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 00:17:35 ID:gSAXTT4U0
- ってかリークしたのギリシャやろ
- 894 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:18:11 ID:kSB5K88.0
-
,. -- ── ｧ
_ -- ───ｧ'´/////////
,. ´ '´ ￣ ￣ ｀ヽ////////
. ＿＿＿＿_／ ＼/////
ヽ´///////// 丶 ＼／､
. ＼/////// ﾊ ', ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ 以上、ロシア史ヒロインの筆頭、
＼,'/// ' |｀ヽ} | ＼ ヽ ヽ ヽ ヽ
＼/ ' | | l＼ _ｉ」ヽ＿ ﾊ ', } ヽ キエフ大公妃オリガとその一族の話でした。
i/ | | | l ＼| 」i_/｀ ', | ′ ヽ
/ ! ,.斗‐ l ′ ,ｨfﾗﾟ::ﾇト | |/ ＼
′l ／ ｌ__,. 弋ｩrﾝ | / ヽ､ 丶
| 八 ｌ ,.ｨfﾟ::ﾊﾞ ´:::: l／｝ ′ ﾊ ｀ヽi 次回は本編、「雷帝」イヴァン４世に戻ります。
|′ ヽ ヘ 乂rﾘ / | / / ｊ! ノ
＼ ＼ ヽ ´:::: 丶 _ ∧ | ′ / ﾉ
}＞ ﾍ ヽ´_ﾉ ／／V| //／
/ i ｀＞ _ ィ_／ VV ´ なおスヴャトスラフはロシア史では
| 八 | ヽ ヽ｀}ｉY 丶＿_＿__
|人 ＼ |＼ __＞' { | ＿__＿／ ｀丶 「最前列に立って戦う英雄王」の代表格で
ヽ ＼ ｀ ＞'´ __ r々ｰ､'‐┼‐／ ' ヽ
r‐'´７ ／ ｝___〉 ＼／ ′ ヽ 兵士への演説もアツイです、
/＿ j／ ／ / __＿__ ′ ヽ
／::.::.::.ヽ ／ /_,...::´::.::.:／::.＼ ' 丶 年代記は一度読んでみて下さい。
/::.::./::.::.::.:V /.::.::.::.::.:／.::.::.::.:::.∨ ヽ
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}::::::ｉ:::::::::/ ｀Ｖ´/::::::::::::::!:::::::::::::::::.....::.::ｉ／ヽ ＼
∧::::ｉ::::::::l '.::.::::::::::::i::::::::::::::::::::::..::/ ＼ ＼
′ｉ::.:ｉ::.::.:l /.::.::.::.::.::.::i.::.::.::.::.::.::.::.:/ ＼ ＼
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- 895 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/05/07(水) 00:18:44 ID:kSB5K88.0
-
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',||i }i | ;,〃,, _） お付き合い頂き有難うございました。
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{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
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- 896 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 00:19:40 ID:whCu8I5s0
- 東ローマから宗教だけじゃなく、政治風土（陰謀渦巻く宮廷政治）も輸出したってよく言われてるな
個人的にはドロドロしてない宮廷政治の方が少ないと思うけど
- 897 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 00:21:23 ID:xz.gM4860
- 乙でした〜。
最近何かと注目の地域なので読み返そうと思ってたところ、戻ってきてくれて嬉しいです！
クリミア情勢でニュースにも出て来た“タタール人”てのは、このペネチェグ族の子孫なのかな？
だったら1.000年経っても変わってねぇなあ……。
- 898 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 00:21:47 ID:/1bvJs6c0
- 乙
雷帝、忘れかけていました
- 899 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 00:37:01 ID:EsfnNHLg0
- 乙
ちょうどロシアもウクライナもホットな話題となってる時の投下でしたな
雷帝と英国の関係楽しみに待ってます
- 900 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 00:51:35 ID:gSAXTT4U0
- ぺちぇねぐな
タルタル人ってモンゴルだったと思うが
- 901 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 07:05:53 ID:SOec3ojA0
- おつです
- 902 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 08:54:36 ID:xXOeYgDg0
- 乙です
時代もあるんだけど、清々しいほどのヒャッハーな歴史だなぁ
- 903 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 09:51:47 ID:EsfnNHLg0
- >>778
歴史持ち出すと、カリーニングラード（ケーニヒスベルク）とかグダニスク（ダンツィヒ）の領有権もドイツ騎士団→プロシアの後継の
ドイツに返還することが正当化されるからな・・・
まあポーランドとプロシアあたりは領土変遷が激しいが。
- 904 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 11:47:55 ID:NjtNNvf20
- 乙ー
富永浩史の『死天使は冬至に踊る』はこの後くらいからの話だったな
自分が中世ロシア史に興味もつきっかけになったラノベだ
- 905 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 12:14:12 ID:/1bvJs6c0
- >>783-791
この状態を恒久化させるには、担当者の役人も周期的に交替させないといけない
- 906 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 12:19:03 ID:/1bvJs6c0
- >>917-918
なにかと都合いいといえば、地中海の海賊はイスラム教に改宗することが多かったというね
赤髭みたいに
- 907 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 18:51:47 ID:pQqf8jMg0
- 乙乙！ 行き当たりばったりというかやれるとこまでやるっていう計画性のなさが出てるなあ
- 908 ：名無しのやる夫だお：2014/05/07(水) 19:57:13 ID:z9ynXH420
- >>894
イヴァン4世本編に戻るのか。
ところで、
イヴァン4世による、ジョチ裔のサイン・ブラト（セミョーン・ベクブラトヴィチ）への一時的な譲位の話は出たっけ？
- 909 ：名無しのやる夫だお：2014/05/08(木) 16:41:04 ID:PLUFbC6Q0
- ペチェネグってテュルク系の遊牧民かと思いきや、
様々な部族・氏族の混成集団だったみたいね。
（スキタイ・テュルク・イラン系の混成？）
こういう集団じゃ討伐するのも難しそうだわなぁ。
- 910 ：名無しのやる夫だお：2014/05/08(木) 20:59:41 ID:DCiLZ5aM0
- 東スラブの部族と遊牧民たちの関係はどうだったんだろ？
一種の親戚関係？
- 911 ：名無しのやる夫だお：2014/05/10(土) 22:37:33 ID:5lKcbie.0
- >>888-889
ビザンチンとこの連中も通謀していたとすると、ビザンチンの工作機関の能力恐るべし
頭蓋骨で祝杯の逸話は、ほかのケースで見かけたような
- 912 ：名無しのやる夫だお：2014/05/11(日) 20:04:53 ID:lctvd4Z60
- これだけ狡猾なビザンチンが、国内ではしょうもない権力闘争に明け暮れていたりするんだよな
- 913 ：名無しのやる夫だお：2014/05/11(日) 20:08:01 ID:PyLikC7.0
- 国内の政敵も国外の外敵も、敵なのは変わりないですしお寿司。
単純で情報も一方的な分、外敵の方が組みしやすいのかもね
- 914 ：名無しのやる夫だお：2014/05/11(日) 21:09:58 ID:6tf06wBw0
- 敵はお寿司と空目した
- 915 ：名無しのやる夫だお：2014/05/13(火) 20:29:56 ID:N0jQcW7U0
- >>909-910
スラヴ人と遊牧民の関係について扱っている本には、以下のものがある。
山内昌之『ラディカル・ヒストリー―ロシア史とイスラム史のフロンティア』 中央公論社 1991年。
栗生沢猛夫『タタールのくびき―ロシア史におけるモンゴル支配の研究』 東京大学出版会 2007年。
濱本真実『「聖なるロシア」のイスラーム―17-18世紀タタール人の正教改宗』 東京大学出版会 2009年。
濱本真実『共生のイスラーム―ロシアの正教徒とムスリム』（イスラームを知る5） 山川出版社 2011年。
- 916 ：名無しのやる夫だお：2014/05/13(火) 21:21:45 ID:958rV24Q0
- >>911
＞頭蓋骨で祝杯の逸話は、ほかのケースで見かけたような
匈奴や柔然にも同様の習慣があった。
晋の趙無恤もやっているが、母親と妻が遊牧民族出身だったらしい。
信長は見世物にしただけだが、何故か巷間では杯にした話になっている。
- 917 ：名無しのやる夫だお：2014/05/13(火) 21:30:40 ID:l93tnN6I0
- >>916
遊牧民の風俗習慣みたいですね。
そして、中国でもロシアでも生母や妻が遊牧民出身という君主がいたと
- 918 ：名無しのやる夫だお：2014/05/13(火) 21:33:50 ID:H2VmTehk0
- かーちゃんや嫁が出身だからって普段からそういうことやってないと、発想そのものが出てこないべ
- 919 ：名無しのやる夫だお：2014/05/13(火) 22:15:54 ID:l93tnN6I0
- フィン族の人々は昔はクマの頭蓋骨で杯作っていたらしい
狩猟民族と遊牧民は動物の頭骨で容器を作っていたのでは？
その延長で人間の頭骨で杯という発想になったのかも
殺した相手をはく製にしたナポリ王の場合も狩猟の収獲を誇示するものだったらしい
- 920 ：名無しのやる夫だお：2014/05/13(火) 22:28:21 ID:l93tnN6I0
- イワン雷帝の宴会の食膳には白鳥の丸焼きが出たというけど、
味はどんなもんだったんでしょうかね
実はイギリスでもチューダー朝時代まで食べていたらしい
水鳥らしく脂っこくて硬い肉だそうな
ttp://londepa.exblog.jp/13844714
- 921 ：名無しのやる夫だお：2014/05/14(水) 07:23:36 ID:ne03DDks0
- そういえば、遊牧民でなくとも中国人は甲骨文字を羊の骨に刻んだな
- 922 ：名無しのやる夫だお：2014/05/15(木) 20:41:56 ID:YTzSLQc.0
- >>920
>実はイギリスでもチューダー朝時代まで食べていたらしい
まさに雷帝の時代ですな。配役：真紅は次回あたりまた出られそう。
>>921
まあ獣骨を素材にするだけなら分かる。
日本でも掛軸の軸先や根付には使用したし。
- 923 ：名無しのやる夫だお：2014/05/15(木) 20:43:59 ID:hZqIETeg0
- 鹿の骨とか釣り針にしてたってな
- 924 ：名無しのやる夫だお：2014/06/01(日) 05:56:12 ID:7gcO0MfM0
- ５月に投下ということは
次回は早くて９月かな
- 925 ：名無しのやる夫だお：2014/06/16(月) 17:52:44 ID:wbbC99cg0
- 鯨肉を食う日本人や韓国人が現在もいるようなものかね
あれも硬くて不味いらしいのに
- 926 ：名無しのやる夫だお：2014/06/16(月) 19:29:52 ID:npxLLmdA0
- 嗜好は人によるからな。幼稚園の頃、食べた記憶がある。確かに硬かった。
けど歯ごたえがあるって反応が返ってきても不思議じゃない。
- 927 ：名無しのやる夫だお：2014/07/07(月) 19:18:47 ID:81uCvAnc0
- ベトナムじにゃフィリピン人や生臭い匂いの孵化したアヒルの卵の蒸し焼きが
すごく美味というからな
- 928 ：名無しのやる夫だお：2014/07/08(火) 01:11:09 ID:Ol3OkQVY0
- 別に幾ら禁止しようが世界的な食糧不足になれば手のひら返すから信用しない
- 929 ：名無しのやる夫だお：2014/07/09(水) 11:58:18 ID:uHLeQ00s0
- そりゃそうだ
もっとも鯨で食糧不足を補えるかわからないが
- 930 ：名無しのやる夫だお：2014/07/09(水) 12:46:40 ID:Ka9xh4mg0
- 前：よししげ 投稿日： 2014/07/03(木) 14:09:34 ID:R8K9/JNo0http://www.youtube.com/watch?v=kjL4e8R39xA
名前本町楽器屋 ：2013/12/02(月) 15:23:29.51 ID:EyUUsMWO0大音のくそ一時間２万円教授
日本ドイツリート協会クソッタレ会長
と国際的なスポーツ女の連弾を無料公開中
くそたれの ２０何歳の娘と息子より
- 931 ：名無しのやる夫だお：2014/07/10(木) 04:28:24 ID:vRtxajn60
- おそらく、日本が捕鯨船の維持を諦めて中国への売却契約をした瞬間に
「鯨は海生生物を食い荒らす悪魔」キャンペーンが始まるよ。
- 932 ：名無しのやる夫だお：2014/07/10(木) 20:31:02 ID:hkX12gAg0
- >>931
シーシェパードの黒幕は中国政府？
- 933 ：名無しのやる夫だお：2014/07/19(土) 00:31:28 ID:Y0u98IE60
- >>909-910
著名な東洋学者バルトリドは、
ルーシの公の称号としては、ロシア語のクニャージ（князь）よりも、
テュルク語のカガンの方が古くから史料に見られることを指摘している。
ウェ・バルトリド（外務省調査部訳）
『歐洲殊に露西亜に於ける東洋研究史』生活社 1939年（原著：1925年）を見てくれ。
- 934 ：名無しのやる夫だお：2014/07/19(土) 07:43:03 ID:VI17wZ4w0
- >>933
モンゴルの征服以前から、遊牧民の支配下にはいったり交流を重ねて
自分たちの長もカガンと呼ぶに至っていたのか
- 935 ：名無しのやる夫だお：2014/07/20(日) 12:50:56 ID:puEscy1A0
- アヴァールやブルガール、ペチェネグなんかも
中央アジアからウクライナ方面に移動してきた遊牧民やからね
アヴァールは中央アジアから５〜６世紀頃に移動してきていて
その君主号がそのまま「カガン」、当時から「カガン」だったかは確認できないけど
遅レスだけど東ローマ（ビザンツ）帝国には外国人による顧問団
要は諜報組織があったんだけど……この時期にあったかは知りません
- 936 ：名無しのやる夫だお：2014/07/20(日) 13:17:27 ID:puEscy1A0
- sage忘れてました、すいません
>>935の東ローマ（ビザンツ）の諜報組織だけど
時期的にはローマ帝国の分裂後のもう少し後に出来たそうで
訳語が外人機関とか異邦人機関とかちょっと素敵
- 937 ：935･936：2014/07/20(日) 13:18:55 ID:puEscy1A0
- 重ねてsage忘れ、まことにすいません
- 938 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 21:10:25 ID:Zcyby73s0
-
,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i, ､__人_从_人__/し､_人_人＿入_人＿入_从
`､||i |i i l|, ､_）
',||i }i | ;,〃,, _） 本日22：00から投下します。
.}.|||| | ! l-'~､ミ ｀) なお途中からは次スレで。
,＜.}||| il／,‐'liヾ;;ミ ｀)
.{/ﾞ'､}|||/／ .i| };;;ミ '´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒Y⌒W^Y⌒Y⌒
Y,;- ｰ､ .i|,];;彡
iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
ﾞi [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ ＿,,＿＿
ﾞi }~~ ｝ ';;:;li, ﾞiミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''}￣~フハ,“二ﾞ´ ,;／;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
;;;;;;;;''''/_ / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
''''' ,r'~ `V ヽニニニ二､-'{ 十 ）＿＿;;;;/
- 939 ：名無しのやる夫だお：2014/07/28(月) 21:36:36 ID:ksG20Tfw0
- 把握
前回より３か月弱
予想していたより早かったです
- 940 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:00:32 ID:Zcyby73s0
-
. ´ ￣￣ =ミ
,，´ ｀ヽ、
. , ヽ
／ / / } ‘，
. , ′ / ∧ ,′
/ / / | /|ｉ | ∨ i
ノイ i ﾊ 斗/-|{ | /ヽﾄ､_ | i | i
|{ | ′Ⅵ′八{ ＼ヽメ、 | ﾄ､
. 八 | | y'ｆﾁ斧 ヽ x=ｭ､ | |{,ﾉ ＼
/ ＼ﾄ､{ 《弋うﾉ "{じ::ﾊ》|{i 八
. ′ ｀ ﾊ ゞ ' 八 , ' ‘， 間が空いたので、おさらいから。
. ｉ{ ! ｀ ' 厶イ i
八 | ヽ _ ｲ | i|
＼{ヽﾄ､ i＞ イ }/ｉ , i{ 八
ヽ )ノ /＼≧≦i){ノ}／ }ノ}／ ）′
／ | | | | ／）
__,， fi´ ﾉ | | ｀ ／／ _ ／）
/ || ／イ:Ｔ:rへ ／ ｀こ7 _ 厶}／／
. ′ ヾ／ f⌒Y／ ヽ{ ,へ ヽ∨
ｉ !::／ ／ソくノ) , ′
| /7≧x.､ ／＼ .イ7く /r‐' /
| {: /三三ニ／ ｀くﾐ三三{ ′ /
| Vニニﾆ／ ＼ 〉三三}＿__{_
| ｀寸i／ ヽ ／三「 |
.
- 941 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:01:20 ID:Zcyby73s0
-
――― 1558年、モスクワ大公国はリヴォニア騎士団へ侵攻。
目的はずばりバルト海の航路を確保するためである。
,＿,, ,、
、 '' ､くヽ､、 ,＿__,,,,,
-‐'''"" 、 ／'`_いヽヽ 、. ` ''''’
ミヽヽ ,-ー ､. || ／' / ／//=ﾐヽ`､
` ／＼. ヽ -=｝.|| /' ,'=/ﾐ/ヽ/ ､.X i＼
X ri ＼ ノ ヽゝ'_.|| / /_ー=ミヽヽ ヽ ,,,,-
（ ヽ ヽ /⌒/= 7<|| / ﾉ ヽ` ／＼,‐' ／＼ ,,,く,ヾ-‐''""
／＼ ＼ _ソ . /＝/| |:ｌ.||-...__/≡ー=ミ X ri ＼,,,,-く,ヽ'''"",､ ヽ､ヽ
`‐' ゝく ￣"(に} ー=ミ （ ヽ ヽ //|. ／__＼ ｌ'K) ,､
/"'''''''"ヽ ＼ー=ミ ／ ＼ ＼ _ソ ＼ ヽﾉヽ) ｿ///／__＼
_,,,..----.._/＿__|ヽくｌー=ミ＼ ／ ／ `‐' .,､ `､//=ｌ//ソ ヽ／__＼
彡三ミ || . |ヽヽミ彡ヽ | ￣ ／ ／__＼ /（ /(く/､ｘ) ヽ ソヽ
...ヽ ===========| `r く） |========〈 ﾉl o ハ /＝/|7⌒/ /=/ヽ ヽ
ﾉ |＼ ヽ |＼＿_|‐l |／| ヽ 人,,,,-‐ｰ､. へ ヽ ＼ /て￣
..丿 ヽ ヽ ヽ ヽ 〈 | ,､ ＼ _ ＼ ／＿_＼ ソ⌒ヽ / /￣
ノ く) ＼ ヽ‐-､＼ ﾉ つ/ ／__＼ ＼'''￣ヽ ノ＿ｿ＿ヽ （彡ミミヽ<
ヾヽ ＼ | ￣￣ ﾉヽ) ｿヽ ＼ /| |ヽ ヽ／⌒ヽ/
――― 団結を欠いていたリヴォニア騎士団はロシア軍を防ぎきれず、各地が陥落した。
／/
､/ /
うわー / ｀
./ ┣¨┣¨┣¨┣¨
城壁の中に逃げ込めー [::::::::::::∩
∧ ∧ ＼ ((ｪ）・´# ソ,,,､三ニ＝―┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
|i | |i | ∩[::::::::::::::] '''' ＜ニ||―‐ ｒ-[:::::::::::::::]―――
州 州 ｀((ｪ）・´#),,,､三ニ＝― ヽ((ｪ）・´# ),,,､三ニ＝―
∧__,∧ .‖ .‖ ＜ニ||― ｒ-[::::::::::::]―――
（ﾟДﾟ ；）‖∧__,∧‖ ヽ((ｪ）・´#),,,､三ニ＝―┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
∧__,∧ ⊂ （；´Д｀ ） ∧__,∧ ＜ニ||―∩―――∩――― '''''''''´´´´´
（｀Д´；|）⊃ ⊂_ ⊂ 丶（´Д｀ ,） ｀((ｪ）・´#)ソ,,,､三ニ＝―
ゝ / (´⌒;;;Ｙ ソ と_ ⊂ﾉ(´⌒;;; ,."）⌒ヽ; '''''''''＜ニ||―ｒ-[::::::::::::::]―――
し Ｙ 人 (´⌒;;;∧__, （＿）Ｙ 人ヽ≡≡(´⌒;;;,."）⌒ヽ; ヽ(ｪ）・´# ),,,､三ニ＝―
（＿＜《━━⊂（ﾟДﾟ ；） （＿） ソ ≡(´⌒;;;,."）⌒ヽ;
.
- 942 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:01:58 ID:Zcyby73s0
-
――― まずバルト海の重要な貿易都市であるナルヴァが陥落。（この時点でロシアはバルト海航路を確保した）
さらにユーリエフを落とし、あわせて２０もの都市を陥落させた。
＿＿_＿＿＿ ､ ,ｨ(
＿_ （_⊂二二二二⊃_） }Y´ ）
＞ ￣`'＜＞'" ￣ ミメ、 ／ ,ｲ,ｨ
／,,rr==- ｧ' , , ＼ Y》 ／
j/〃 ⌒７7′ ///ﾊ､ ヽ i ト､___彡'′
〃,{{ {{ /ｲ.ﾊ{ V卞辻 ﾄ､.`ﾄﾐ､、
(ヽ. __j┐ {{ ハ从,仟ﾐ rﾃミｿ ,' Ｖ| h 敗北を知りたい！
. ＼「/ｽ Ｘ /ﾘ刈 ﾋﾘ, ﾋﾘ/ /) ハ }}
. { 勹〃 从/:,小、┌┐ / /ｲﾊ/ ji }}
. ＼ ）_{iハ从/介:｀ﾆ .厶ィ'⌒ﾒ、 〃〃
《￣/ | 《/了7》《/Z〈/ ∨ , /|
厶ｸ′八 /`'77 ,〃 7,ﾕｯへJ＼|, /l / |
〈_/ / ,ｿ // 〃 ./（ (_,r'^┤ ,|. `rｘ/ し' |
ｈ. / ｛! 人 {i / r爪: :／⌒しｲ :>ｲL ∟.. _
|｣ﾄ､ 八{. ∧ ∨ `ｰｧく: : ／⌒`'く ,ｨ'" ｀ヽ.
＼__,,rﾍ. ﾊ ＼ｏ (_／}Ｘ : : : : : : } / , ‐v'⌒ヽ-､ ．
ノ 辷彡へ、 j／＼_: :_ノ: :. / ＼/ ＼
／ ／ / 〉 ＼ / Ｘ : :│ 卜、 ＼ ＼
/ ／ ′ ′ ＼/／ 》Ｘ人: : : :`ー――'＾>― →
. / 入 , │ ＼ ,厶≧x ＼ _ : : : : _ ／
. 厶ニミ入 ﾑ======|====彳iﾚTV∧ ￣
※ユーリエフ…現在のエストニアの都市タルトゥ
.
- 943 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:02:44 ID:Zcyby73s0
-
:::::::／ i::::::::::::::::::::::::::::::| ／::::::ゝ,,
::::::) <::::::::::::::::::::::::::::::ヽ, i:::::::::::::::::`"ゝ
:::│ |~:::::::::::::::::::::::::::::::::） ~~｀i::::::::::::::::/
::i~__ |::::::::::::::::::::::::::::::::（ ＿,,-r ゛ヽ::::::::/
:::::::| Y:::::::::::::::::::::::::::::::Y＿ ＿__,,ｒ“:::::::::::~[＿,,､_ ｀|::Y
:::::::{ ~`ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::ヽ-r /´::::::::::::::::::::::::::::::::τ--У
┌┘ ,-、 ｀Y:::::::::::::::::::::::::::::::::）∠￣::::::::::::::::::::::::::＿〆´＾
└┐ 〔:::| スウェーデン王国 . ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｒ-○~￣￣⌒ ● ナルヴァ
Г~ ＿_,,い /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::√ タリン r-、ii ◎ ノヴゴロド
ヾｒ ＿/:::::::::::::] ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::Д:::ζ ●i::::::Y
::::Υ Γ::::::::::::::::::] ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,,r-‐-, ゝ. ﾕｰﾘｴﾌ ~い_,,
:::::::｀ヽ‐-‐〆:::::::::::::::::::::::ゝ-、 ∫::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ／~::::::｀ヽ ｀Y ◎ プスコフ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＿:::::::::::] [:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ii .
::::::::::::::::::::::::::::::::::::/~／::::::::::V ）:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／~~＼::::::::::V リヴォニア ii モスクワ大公国
::::::::::::::::::::::/￣￣ _７:::::::::::::::V /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::) ＼::::/ 騎士団領 ii
::::::::::::::::::::::Z 〈::::::::::::::::::::| Y::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ii＿＿ ＝ii
:::::::::::::::デンマーク .ヽ-i:::::::::::::＞ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ￣￣======‖＿ii
:::::::::::::::::｀× r-‐":::::::ｒ-い ＿＿/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{ ‖￣
::::::::::::⊂二 r⌒::Λ:::Υ |:::V √::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Y ii ◎
::::::::::::::::::::゛7 _Ｙ::r´ い~ （::::::）_＿,,７::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| スモレンスク
:::::::::::::::::::::< ヽ::::ヽ-′｀Y /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ii
:::::::::::::::::::::::) ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r―‐-r:::::::::::::::／ プロイセン リトアニア大公国
::::::::::::::::::::ヽ ￣Τ::::::::r‐-χ::::::::::::::::::::::::::::／￣ ヽ-‐…´ （ 同君連合 ）
;;;;;;;;;;;;;;;;ｒ-‐Ｙ ￣|::::::::::;;;;ｒ-‐´
ヽ-/
神聖ローマ帝国 ポーランド王国 （同君連合）
●…モスクワが奪取した旧リヴォニア騎士団の都市
○…スウェーデンが奪取したもの
◎モスクワ大公国の主要都市
.
- 944 ：名無しのやる夫だお：2014/07/28(月) 22:03:13 ID:ksG20Tfw0
- バルト三国の一角か
- 945 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:03:20 ID:Zcyby73s0
-
――― しかしモスクワ政府は、リヴォニア戦争での意思統一ができていなかった。
（※当時ではむしろ出来ている方が少ない）
r― - 、＿」´￣7
,.>‐.´￣7 : : : : ｀＝=ー
「￣ ヽ「￣￣ヽ: : : : : : : : : ヽ: : :丶
ヽ ｰ「]´ｰ ／ / : , : : l : ｌ : ﾄ､ : : :＼
_＿_ く／: : { ｲ: : :l: : :|: :l :} /}: :| ?､: ?
＼ ,ィ : : : / ＼ ｌ : : |: : :|: :}ｲ/ 从{ ,ｨﾊ{;ｲ′
イ:/: : ; :/ }｀: : :|: : :|: :|ｨ升､ 弋l ′ それより南のクリミア・汗のほうが驚異だよ…
}/: : /:ｲ { : : 「}: : :|: :|乂ツ ｀ ''〉
{: : /: ﾑ「ヽ__」ゝ: :｀ﾊ: :l: :| '''' ' /{ リヴォニア騎士団はその後にしようよ。
}: /{? ､-=ｰハ:ヽ:ヽ.＿＿／l/
lｲ/ 〉_／ヽ二 ? ヽ ＼. ′
＿ , '´／ ＼ ＿ 「:ハ }, ヽ
∠´ __／ ｀＼ ヽ ~ r「､} 〉
∨´ } ハ ヾ,rｰv「ィ´} ｨ､ ← アダシェフ
/ }ィ＾ﾏ､ }･} ﾄ_ﾑ> モスクワ政府の事実上の宰相
〈 ｀ ー. ヾ ﾏ､ }･} /^ |~
, '" : : : :/ヽ、.: : : : : : :｀ 、
／ . : : : : : { : : : ｀: : : : : : : : : : ヽ
/ : : : : : : : :; : : : : : : : : : :'. : : : : : ＼
. ′ / . . ::ﾊ: : : : i: : : : : : : : : '．: : :＼
i . : : :′: : : :' ′'.: : : :!: : : : : :i: : : :}: : : :'.:.ヽ も〜心配性だね〜
l : : : ; : i: : : :ﾘ '. : :'ヽ: : : : 」_: : ;’: '.: :ﾄ ､:ヽ
| :′.:i: : l: : : i{ __,. -'",: :'．＼": ! ｀ﾒ､: : i:鄯 ｀ 絶対に勝てるって！
| ; : : l: : : ; : :lﾘ ＼::'. ヽ!V ':: : !::!
| i : : !: : : :' ！ ___ ヾ r =x !: : | l
|:i l : : !: : : : ﾊ{ ,r ⌒ ﾐ !: : lﾘ
|:l！: :ｌ: : : :ii " 丶 ヽヽ !: : ! っ_
. 从 ’: :l: : : :i{ ヽヽヽ r--−ｧ ｨ゜: :' ／ ／／ __
'.: :'．: : : :ﾄ个 _ - ' イ : !: :,′ / -v'´'´, ´
. ; 从 : : :| ﾉ r」 ==｀ ､ -zイ ,′,: :/ ′/ / ／ ‐っ
. ヾ ＼ iﾍ ﾉ ? ∨__/ 厶 l .′ r '´
_ ヾ´ ＼ {{ }} ﾉ:: ｀ 、 l } ′
. ／ ｀＞ ‐-ゝ-- く '． ｊ ﾉ ﾉ
. ′ ／ , '"￣ヽ ｀ 、 i /ﾐ:.、 く ← ヴィスコヴァティ
' ...:／ ／ ＼ ｀ ､::::::::::l / ｀ :::==ｱ モスクワ政府の重鎮で、この時は外交担当
i::::::::::::彡 ’ ／ﾄr−v-- r1￣ﾊへ ｀ =彳v′ {
.
- 946 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:03:48 ID:Zcyby73s0
-
――― アダシェフら慎重派の意向と、デンマークからの仲介でリヴォニア騎士団と半年の休戦期間をとったが……
_ -―
､＿ _ -‐
_ ＞一ー―――- ､＿_ , ---―- ､ _ .. -‐
￣ } _ -‐ｯ' `ー--､}
「￣ 「 ,.-､ ',
| } / ＼ ､
i ｊﾉ ノ ｀丶、 ヽ
｜ `ﾞ´ ヽ }
/ ヽ ｜
: . . . /ヽ, -‐-､,ｒ"ヽ 丶 .ィ´:､ . : : : :
: : : : : : : : : : / 〈 ⌒／ ゝ /⌒ヽ ヽ ∨ ､: ､. : : : :_ .. -‐ ￣
￣ ―- __: : : : / `´{ ／ ∠、 ＼ ＼__ﾉ ＼}_ .. -‐ "
￣ ―┘ ｀¨´､ ／- /丶、 ＞‐'
｀ﾞ'､__/`−-'￣
,.,.,.,.,.,.,.,.,__
,,;f::::::::::::::::::::::ヽ
i::/'￣￣￣ヾi::l
|::| ,|::|
|r ﾃﾞﾝﾏｰｸ . | リヴォニア騎士団は休戦期間中に
( }
,＿＿__／ヽ -==- / 必死こいて周辺国に助けを求めるだろう。
r'"ヽ t､ ヽ＿＿_/
/ ､､i ヽ＿＿,,/
/ ヽﾉ j , j |ヽ オレのとこに助けを求めてきたら
|⌒`'､__ / / /r |
{ ￣''ｰ-､,,_,ﾍ＾ | 晴れて介入の口実GETだね！
ゝ-,,,＿＿＿＿_）--､j
/ ＼__ /
.
- 947 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:04:14 ID:Zcyby73s0
-
――― この半年の間にリヴォニア騎士団は、リトアニア・ポーランドの保護下に入る道を選ぶ。
/::: ＼
/:::. ＼
/::::: ＼
/:::::: ヽ :::: ＼
γ'X｀ヽ､ ＼ :::::... /
/ /＞-y´＞､ ..::::>､ ..:: /
-―''´､/i i ヽ ＞､ :::.. iゝ､ / ﾜｰﾙﾄﾞ
Vi | l ﾌ＼ K(::入 / リヴォニア騎士団領は我が領土となった。
t──-´｀ー´｀''´ |＼ ＼/ ./
.....::::､ | |. ＼ ´ ./
＼ ノ:＼ ｀ ＼ / モスクワ大公国は即刻、占領した地域から出ていけ。
:::......::. ＼//::::::＼ i -=-､ヽ､／
ヽ:::::::::::.＼ | ヽ て´
:::...:. ＼:::::...:.::＼＼ /┐
/ / r────‐＼／￣＼＼i ./
| | ＼ ＼ ＼_/
【 ポーランド国王 & リトアニア大公 ジグムント２世アウグスト】
＿＿＿ ___,. -- _
,. ＜ }ノ ＞ 、
. ／.／ ｲ| / / , ＼
/ / , ' ., ' |:}' /／ ､ ‘ ,
. /／′ ,' / |:l. 〃 , , } ‘,
´ i , | / ,i|::! /_ イ ／} / ､ .ﾄ，
. |. , ' l ./ .!|::| /／メ < /／,' } | i‘,
. { / ,' i｜ , ﾆ||::| ,.ｨ示芯}ミメ､. /／} ﾊ ./ ｜.ﾟ,
', /.| ! ',| { ,|l::| | |.圦_以 /´ x=ﾐ「 / ./ |
. ∧ { }'| i ‘ , |: l ', ! ゞ-く_ んﾘ 》' .／ ,| |
/:/ ヽ .| ﾟ, ｀!::| ', {. u 厶ｨ 厶イ{ ,'| | ━━┓┃┃
/:/ ﾉ /! ﾟ, .|::| ﾄ､ _ _ ’ / :!.|.| ', ,' }/ . ┃ ━━━━━━━━
. |::| イj,ﾊ ﾊ iV|::| |、 ゝ'ﾟ ≦ 三 ﾟ｡ ﾟ ┃ ┃┃┃
. |::| V_彡<.Ⅵ', !:＞ ｡≧ 三 ＝=-. ┛
. |::|. , : ´￣≧ｘ ﾟ,ﾑ:, ! _/-ｧ, ≧=- 。
. |::| , '::::::::::::::::::::: ﾍﾟ,ﾑ＼,.ｲﾊｲﾚ,､ ＞三 ｡ﾟ ･ ﾟ
. |::| ./::::::::::::::::::::::::::::::i:ゞ:::＼≦｀Vヾ ヾ ≧
｡ﾟ /｡･ｲﾊ ､､ ｀ミ ｡ ﾟ ｡
.
- 948 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:04:47 ID:Zcyby73s0
-
――― こうしてリヴォニア騎士団との戦争は、リトアニア大公国との全面戦争になった。
加えて周辺国もリヴォニアの領土を漁夫ろうと介入し、ドツボになってしまう。
''';;';';;'';;;,., ザッ
''';;';'';';''';;'';;;,., ザッ
ザッ ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
vymyvwymyvymyvy ザッ
ザッ MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、
Λ＿ﾍ＾−＾Λ＿ﾍ＾−＾Λ＿ﾍ＾Λ＿ﾍ デンマークから来ました
ザッ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ
＿＿,/ヽ＿ /ヽ＿＿,.ヘ /ヽ＿＿,.ヘ ＿,.ヘ ,.ヘ ザッ スウェーデンから来ました
/＼＿＿_／ヽ /＼＿＿＿ /＼＿＿_／ヽ _／ヽ /＼＿＿_／ヽ
／'''''' '''''':::::::＼／'''''' '''／'''''' '''''':::::::＼ ／'''''' '''''':::::::＼ 領土は切り取り次第と聞いて
. |（●）, ､（●）､.:|（●）, .|（●）, ､（●）､.:|､（ |（●）, ､（●）､.:|
. | ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .:::| ,,ﾉ(､_, )| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::|_, )| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::|
. | ｀-=ﾆ=- ' .:::::::| ｀-=ﾆ=.| ｀-=ﾆ=- ' .:::::::|ﾆ=| ｀-=ﾆ=- ' .:::::::|
＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／＼ ｀ﾆﾆ ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／ﾆ´ ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／
／｀ー‐--‐‐―´＼ ／｀ー‐- ／｀ー‐--‐‐―´＼-‐‐ ／｀ー‐--‐‐―´＼
.
- 949 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:05:14 ID:Zcyby73s0
-
――― リヴォニア戦争大勝利のアテが外れたイヴァン４世は、重鎮だったアダシェフに全責任を負わせて更迭。
＿＿＿
（⊂ニニ⊃）
￣￣￣ ﾄ､ ＿
,. '´￣￣`ヽ､＿__ ∨ヽ ＞!i//＼
,.イ ヽ `ヽ､ ∨/＞i7//i/////
, イ￣ , i ∧ ┛┗ ﾍ ﾄ､ i/7////∧////
,ｲ_ 7! .,'i |::::ヽi､ ､ ┓┏ ﾄ∨ |/iX////////ﾑ////
〃 i i'∨::::::::::::::::ヾヽ ﾄ, i, | ヽーxi7/////////////＼//
{ A ﾊ | ◯:::::::::::◯ `i ! ,ィ'７ ,.ィ∨/7///////////////＞
Vi `i {i ＿'＿. ,' .,ﾘ.{//iX//////////////////∧
ヾ .ﾚ! ヽ､( V. V ),.ｲ､ i.{ ,ｲ////////////////X '´ ＼j∧
八{ﾚ､＿_,＞- ＜/|Vﾑイ//////////////ﾄ＜＞xi
y'´: : :.7ハ/--Y,.ィjzテ////r个iﾍ/X-'´Ⅵ
/: : ヽ: ヽ: :＜ﾏ/////////T.ﾉ i ヽ.}//テ ヽ! アイツは前からボクのことを馬鹿殿扱いして
i: : : : :.',: : ＞ｲ/////////iY7 .ｲ
,ｲ: : : : : /: Nｲ////////r'ヽii|': ﾍ ∧ 改革派ぶって国政を私物化していたんだ！
/___,.-,r--v'///＞i '´i.i )ソ: t.ノ: : ハ ﾊ
／: : :.／! { .{,ィ´: :.i: :i // i:./:i: : : : : : r-.'
{: : :_,ィ!i_ヽ-チ'´: : |:.i j.,' !:'､: : : : : :／ アイツがリヴォニア戦争にもっと協力的なら
t_zz＜-イ/: : : : : i7 { { ':.it ＼__／
,ィ: : : : : :.7_/∠{: : ヽ 今頃は全ゲルマニアが正教の帝国になったのに！
,.ｲ : : : : : : /----iﾍ: : : :ヽ
／ ／: / / : : / |: : : : :|／:｀ヽ
/: ,.:/ /:: : :/::/ : : : : }: : : : : ヽ
/ :/ ,!: !: : :厶/ !: : : :/:: : : : : : : ',
i／ { |: | : /: : :/|:＼/ /:: : : : : : : ',
,‐---― ´￣｀ヽ `!: ! /フ⌒ヽ､/:X: : :/ : : : : : ｉ ツァーリ、
. / ￣｀ヽ ﾄ<|: i/O(__ツ l/l/|: : / : : : : : : ｉ､
{ | }./|从 ﾟｏ ﾉ: /: :/: : : : :/ ＼ 誤解ですどうか私の話を聞いてください…！
. Y⌒ ｉ /∧ .川 - ､| ∧: : : : :| ／
／ | } .i ｀i ﾞヽ ′ (_ツ }/: :i : :/|/l／
＿／ / 厶-=´ ﾉ／＼ 0＜} /:|::/: : : :}
￣￣／ | ./ー-ｧ-=´ .厂＼ ﾞ＞-‐i´: /|: /: :|//| : /|
／ |/ ／// !¨ ／―| /l :/ ﾟ｡∧: :/ .|::/
. / } ∨ .i .|＿ン ＼|/ ０ |/ |/
/ / .∨＿ -― ￣ /
=＝＝＝==､､ / ｱ‐-‐ ﾞ´＼ ./
ヾ/ / Y /
.
- 950 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:05:53 ID:Zcyby73s0
-
――― アダシェフは領地没収のうえ左遷されて欠席裁判で投獄され、そのまま獄死してしまう。
|| ||¨ '! ‐- ． :: _::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|| || || || || || |:::::::::::┌- ::: :_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|| || || || || || |:::::::::::::| l| l| || l| ｌl¨ '! : ‐-::::．:::_:::::::::::::::::::::
|| || || || || || |:::::::::::::| l| l|_|| l| l| || l| l| || || |::::::::::┌-
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＿||＿|| || || || || |:::::::::::::| l| l|ﾞ「 || l| || l| l| || || |::::::::::｜||:...
||￣|| ￣|| ||冖||¬||＝|:::::::::::::|i=l|'=l| ||:-l| l| ..|l....l|,,_l|_||_||_|::::::::::｜||:...
|| || || || || || |:::::::::::::| l| l| || l| l| || l| l| || || |::::::::::｜||:...
|| || || || || || |:::::::::::::| l| l| || l| l| || l| l| || || |::::::::::｜||:...
|| || || || || || |:::::::::::::| l| l| || l| l| || l| l| || || |::::::::::｜||:... お水…ください…
＿||＿||_＿||＿||＿||＿|| |:::::::::::::|__||__|| ||__||__||_,｣|__||__||_||_||_|::::::::::｜||:...
ﾟ::::::::::::|| ￣||￣||￣||￣||￣|:::::::::::::|￣!¨「 || ll ￣ ￣|l::::::::|| || |::::::::::｜||:... お…み…ず…
ﾟ::::::::::::||_＿||＿||＿||＿||＿|:::::::::::::|＿!_,|| ||__||＿ ＿__|l::::::::||_||_|::::::::::｜||:...
￣||￣|| ￣||￣||￣||￣|| |:::::::::::::| l| l| || l| l| || l|￣｢|| || |::::::::::｜||:... …お…… ――――――――
|| || || || || || |:::::::::::::| l| l| || l| l| || l| l| || || |::::::::::｜||:...
|| || || || || || |:::::::::::::| l| l| || l| l| || l| l| || || |::::::::::｜||:...
|| || || || || || |:::::::::::::|__||__|| ||,, l|.. l| ||=:l|-:l| || || |::::::::::｜||:... 少‐: :'': : .､
||＿||_＿||＿|| ||==||＝|:::::::::::::| l| l| || l| l| || l| l| || || |::::::::::::l....... /: : r ''´: : : ::ヽ／)
￣||￣|| ￣|| || || || |:::::::::::::| l| l|::::] |j || || l| l| || || |:::::::::. _ ._,,__ ＿=∠ﾐ;-<: : : : : :ゝ:/ .f‐--ｯ
|| || || || || || |:::::::::::::| l| l| || l| l| || l| ,｣! !! ''¨ ／ .｀i _,,．-‐''¨´ ∠らヾ,,､ ム=>: : : :ー:{ |｀''f,ﾞ
|| || || || || || |:::::::::::::| l| l| || ｣ l! '' ¨. ,．└‐-≠､ ゞy ' ⌒ ヽ: : : : ゝ､ノ: : :ﾞi,
|| || || || || || |:::::::::::::|_, ｊ．- ^ ,,．'´,,,,,,, ー- ､ f 丿ｯ､::/ |: : : :ﾄ､!
／ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ´ ‖ , _ ｀ >'＾ﾍ＿___ゝ--イ ,／へ' ,!: ::| ::|
／ /ﾑ=＝''¨ヘﾞ.､ └-ｯ'/ ./ └ﾞへ ン: : ∧::|
f / , , ヾ,､ r'ﾞ,xﾍ_ﾏ_'＼ /// ,vi´ ／i: : / ヾ
f´ゝ､_i i i , / ＞ﾐ彡^) _≫>v'ﾞ .'´<_ //ﾍ/////
ゝ〜ヒ_｀''_++= ,,＿__ﾉ_/＿_ Fｕ´-i>ﾞｈ{＿ っ'´///////
￣'-=,,r‐rｰ' ,,,/ s-っ_∫Ψヽ-ﾞ ∫ ノ'´/////
ゝ┘｀¨¨ (_i ｀''=ミx､￣ ﾞ''´
｀''＜//.)'
.￣
.
- 951 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:06:36 ID:Zcyby73s0
-
――― 家臣の不忠が戦争の不首尾の原因とみたツァーリは疑心暗鬼となり、
些細な思い込みから次々と粛清をするようになっていく。
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- 952 ：名無しのやる夫だお：2014/07/28(月) 22:07:20 ID:beIslkrs0
- 本当にこの国はおそロシアだよね
- 953 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:07:21 ID:Zcyby73s0
-
――― 幸運にも、前から険悪なデンマークとスウェーデンが勝手に戦争を始めたおかげで、（※1563年、北方７年戦争）
モスクワ大公国は主な敵をリトアニア大公国に絞ることができた。
／. : : : : : : : : : : : : : : : : `: ､
, . : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : :＼
. : : : : /: : :/: : : : : : : : : : : :/ : : : : ヽ
. : : : ,ィ/: : :/: : /: :／: ;ｲ: : :/: : : : : : : ､ 勝手に争ってくれるので助かるわ、
/: : :／::/: : :/: : /／/／/: : :/: : : : : : : : :
/: : /,-ｙ': : :/: : / /⌒/ !: :/ !: : /: : : : : : !
/ ／ { ^ : : /| :/テ勹ヽ | / |: ﾒ!､: : : : : l:| デンマークとは友好条約を、
／イ : : ∨ : : : |/ んｸ |/ |/'/ ; : : : : :ﾄ{
{: : : :,' : : : / ゝ-′ ｚｘ/:/: :/¨ヽ/ ゝ スウェーデンとは休戦期間を設けたわよ。
∨|: :| : : :/ ~^` /v´}/: :/ }
И|: : /＼ Ｕ ' └′/: 礀 /
／⌒＼ｊﾊ/ ＼丶 - ~^.ハ/'| {
／.. ヾ 、 ＼_`_┐ ―┬ : 升:/ } ヽ クリミア・汗との講和も成功したから、
, -‐´. ` ､ {ﾞX＾X7ﾞ:｜:/r‐く__/ , ﾍ
|＼ ＿＿＿｀ヽ‐､>＝'＾|:/人＿ノ／ { これで敵はリトアニアだけに絞れるわ！
| ＼ ／ __r-(^〜､_ /＼ ｛ （_ ／ }
| ヽ /r-{< >''"￣`ヽ〉-r'"ニ). λ_ （_／ !
| ｀ .>'".:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`／.:.:.:.ヽ ハ｀ヽ（_／ /
, rく.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}. ＼＿r‐'"〉
-‐――‐-
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
/::::::::,. -‐=＝＝=ミ:::::::::::::‘，
/:｛ -‐…・・・…‐-ミ}:::::::::∧
/::::{::::::l:::l::::::::l::::::l:::l::::::l:::}::::|::::::::}
｛:::::i!:::∧ﾉヽ ::|ﾍ:::Nヽ:::|:::}::::!::::::::! ＯＫ、今のうちにリトアニアを総力あげて叩くわ。
{::::: {/￣￣ ヽ! ヾ ￣￣｝:::|::::::::}
{:::: ﾊ ┬;┬ ┬;┬}::: |r ､ﾉ
{::::::∧ ヒリ ヒリ }:::::| ノ､ ポロツクを攻撃よ。
',::::::::ﾍ '' '' }::::〃:::::.
ﾏ::::::::ト ― イ::::::/:::::::::.
＿ _η ﾔ :::::|:::::::::≧= r‐＝､|:::::/::::::::::::.
`τ{ 7.｛ｚｭ. . ‘，:::|::::／::〃: ||:::::::〆:::/＼:::::::::::.
⊂二λ.! l ＿ﾊλ ∧:::!: : {{ ≧{}≦ 〃/::/ : : :＼::::::::.
`了ヽ孑/.∧ /／ヽ!.: :.Ｖ〃||｛／ /イ: : : ／ 入::::::＼ ← クルプスキー
＼一:::::::::∧// ＼､: : : :〃 ||: : : : :: :: :／ ／ ヽ::::::::＼ 歴戦の将軍でツァーリの側近
∨:::::::::::::::＼ ＼孑{ﾞ＾ ||: : : :rf千 -‐=＝ ＼:::: ヽ
. 从≧=−― ´￣' .{ ||`￣ ／ 冫:::ハ
＼ ／| | ~ ハγｔ ￣￣ 人::::}:::｝
ヽ ヒ升ﾞ:::| | λ::仆､ 〃 ｝:}:::｝
}八::::::!ヽ.| | f::: !| / ｝:ｊ丿
.
- 954 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:07:57 ID:Zcyby73s0
-
――― あらゆる兵力を集めてリトアニアのポロツク（現ベラルーシ）を攻撃し、陥落させる。
.................ゞ (. . .,,,゛゛゛゛ノ. .ノ ) ,,.ノ........... ........ 、 ..、
:::::::::::::::::::::（ ノ( ^ゝ、、ゝ..,,,,, ,'ソノ ) .ソ::::::::::::::.......:::::: （, 、 ...:::）
:::::::::::::::::::.:::::（、;''Y ,,ノ.ノ ,,,^ ^,,,;;;ノ）::::::::::::..::::::::::::::::... ,,,,::::::::::: （ ,' ..;;,）:::: ;;;;;;;::::::::::::::::
. . . . :::::::::::::.（'''yノ （''、,,,ノ）ノ ::::::::::,,,,,::,,::::: （ ...::） :::::::::::::
,, . . . . . ::::::::::::( （ ,,,人、..ツ. ノ ） ::::.::::: _｣~i_ .:)
. . . ,,,,, . . .:::::::::::::'''(, イ")'"´ノ;; ::::: ﾉ ｀ト､_ （
. . . . . . ,,,. . ,,,::::::( , ゛゛..(’＿''/,,, ..ノ ｒｔ__,='ﾞ-i ﾚ′| `ｺ ） ﾉﾉ
. . . ,, . . (（,⌒ｆ｢i ,,,.:::::' （ （’''....ノ ソ ::::::: ... . . ,,,,,,,,,::::,ﾉ三三| | （（ ,,,;）
. . （’’,,,/(~〜Eii （’''''ソ:.:.,、,,,, :: ::: ｢|i （ .:: ノ..） ∠三三三三| ii | ） ﾉ
y（、,,'''ノ::ｒｔｔ三l'ヽ-ｉ ｒ‐- ｡,､__ |,||_.__,､_ ,､ _,上二l｢`＾￣`＾ﾞ | （ _ ⌒)
:::::::::: ::: :: }三三_lﾖ└┘ _ ,,_￣| ｔi ti|三三三ヲﾉ [! [! [! | （ (
{三三三{:::::::::l|三三三三| ｢`＜皿ｿ | ) ﾉ
升ミメ彡从ﾆ三三{:::::::: |三三三三| | | )ﾉ 爻ミメ、
ｲｲィ彡爻乂父彡ﾐ彡ｨ: |三三三三L_ _ :ｔ‐-- = 。_ | ﾐ彡爻彡
彡父乂イ爻ﾐ彡ｲﾐ￣|｢ ]三三三/｢ ,ノ´ト､_ , ::::''"::￣￣:"::'':::､ :|＿ ミ彡父彡
ｼ彡癶爻父冷Y ｘ ﾚ三三{ V_,.ハ､__／// i_∧７／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ.､ ￣￣ ¨ ｲﾄ＜ ＿
三三三三三土三三王進≧並{{L土全ｘ∠二∠/::::::::,, ''"￣＿￣｀丶.::::::::::::ヽ三≧ 二ニ
r--､ /:::/´,, :::´￣:::::::::::::｀:丶 丶::::::::::',
l:::::::| /::/:::::::::::::::::|::::::::::::l :::::::::｀::ヽ:::::::l
､. |:::::::| l:::l:::::l::::::|::::::|::::::::::::|::ヽ ::::l::::::::::l:::::l
. ＼ |:::::::l f:::}|::l:::::l::::/|ヽ､|､::::::::::|＼:ヽ::::l:::::::::l:::::l
ヽ ヽ ｢:::::::::|TT |::::|:::l::::l::/＿＿ ＼:::::l／ヽ:::::l::::::::l:::::::l
', ',丐不L::::::::j＿｣ ( )::ﾌl::::l/ { L::::j｀ ヾ:丁:::丁l:::::::::l､:::::l
} } ヽコ:::::::::::／__.大::::リ:::l::::l , ￣ .l::::::::l }::::::l
/ ./ } }::::::::::::: : ￣ヾヽ｀ヽ::::l l:::::::lノ:::::::l
./ / ,,ノに7:::::::::::::::: : : : :: }::::::} l:;ヽ､. ヾ__フ .ﾉ:::::::l::|:::::::::',
/ ／ T＿／::::::::::::::＿＿＿ノ:::::ﾉ_ l:::l:::≧:: ..__ . ::≦´::l:::::/|::|:::::::::::ヽ
￣ |:::::::]＿__.]＿／¨| ',::', {::｀ヽ､＿.. ﾉ::::::l::/::/_:|::|::::z-､::::ヽ
T::T j::::::|:|／ | | ヽヽ､::::::/::::ヽ::::::::::/::/´ ｀/ }::::::::＼
ヒャッハーー！ (|:::につ（ _）｀| | {;;;;;;;;;ヽ{;}-- ''";/／ / ノ:::::::::::::::ヽ
|:::|ナﾉ:|:| | | T;;;;7マ;;;t-..＿_ } （￣＿_ ）::::::ヽ:::ヽ
（＿｀つ ﾉ | | ／ヽ::::／∨ /（＿＿_ ）;}:::::::ヽ:::ヽ
（＿｀つ| .| |ヽ /' //ヽl:, } （＿＿_ ）ﾉ::::::::::iヽ｀ヽ
.
- 955 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:08:27 ID:Zcyby73s0
-
:::::::／ i::::::::::::::::::::::::::::::| ／::::::ゝ,,
::::::) <::::::::::::::::::::::::::::::ヽ, i:::::::::::::::::`"ゝ
:::│ |~:::::::::::::::::::::::::::::::::） ~~｀i::::::::::::::::/
::i~__ |::::::::::::::::::::::::::::::::（ ＿,,-r ゛ヽ::::::::/
:::::::| Y:::::::::::::::::::::::::::::::Y＿ ＿__,,ｒ“:::::::::::~[＿,,､_ ｀|::Y
:::::::{ ~`ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::ヽ-r /´::::::::::::::::::::::::::::::::τ--У
┌┘ ,-、 ｀Y:::::::::::::::::::::::::::::::::）∠￣::::::::::::::::::::::::::＿〆´＾
└┐ 〔:::| ,／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｒ-○~￣￣⌒ ● ナルヴァ
Г~ ＿_,,い /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::√ タリン r-、ii ◎ ノヴゴロド
ヾｒ ＿/:::::::::::::] ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::Д:::ζ ●i::::::Y
::::Υ Γ::::::::::::::::::] ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,,r-‐-, ゝ. ﾕｰﾘｴﾌ ~い_,,
:::::::｀ヽ‐-‐〆:::::::::::::::::::::::ゝ-、 ∫::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ／~::::::｀ヽ ｀Y ◎ プスコフ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＿:::::::::::] [:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ii
::::::::::::::::::::::::::::::::::::/~／::::::::::V ）:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／~~＼::::::::::V ii モスクワ大公国
::::::::::::::::::::::/￣￣ _７:::::::::::::::V /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::) ＼::::/ ii
::::::::::::::::::::::Z 〈::::::::::::::::::::| Y::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ii＿＿ ＝ii
::::::::::::::::::::7 ヽ-i:::::::::::::＞ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ￣￣======‖＿ii
:::::::::::::::::｀× r-‐":::::::ｒ-い ＿＿/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{. ｺｺﾀﾞﾖ！――→ ● ‖￣
::::::::::::⊂二 r⌒::Λ:::Υ |:::V √::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Y ポロツク ii ◎
::::::::::::::::::::゛7 _Ｙ::r´ い~ （::::::）_＿,,７::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| スモレンスク
:::::::::::::::::::::< ヽ::::ヽ-′｀Y /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ii
:::::::::::::::::::::::) ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r―‐-r:::::::::::::::／ リトアニア大公国
::::::::::::::::::::ヽ ￣Τ::::::::r‐-χ::::::::::::::::::::::::::::／￣ ヽ-‐…´ （ 同君連合 ）
;;;;;;;;;;;;;;;;ｒ-‐Ｙ ￣|::::::::::;;;;ｒ-‐´
ヽ-/
ポーランド王国 （同君連合）
●…モスクワが奪取した旧リヴォニア騎士団の都市
○…スウェーデンが奪取したもの
◎モスクワ大公国の主要都市
.
- 956 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:09:15 ID:Zcyby73s0
-
――― しかしイヴァン４世は輝かしい武勲を挙げたクルプスキーを称賛どころか、リトアニアとの内通を疑って左遷。
他にも有能な軍の指揮官を次々と粛清していく。
／:／ : : : : ヽ::::ヽ.: : : : : : : : : : : : :
／:／ _,,,,_ : : : : : : : ＼::ヽ: : : : : : : : : : : :
./:::/ ,,.‐'" ｀' -､ : : : : : :ヽ::ヽ: : : : : : : : : :
/:::/ ／ ', "⌒ ヽ､ ＼`､: : : : : ::',:::',: : : : : : : : : :
i::::i .// /::／⌒ヽ:::ヽ.: ヽ:',: : : : : :!::::!: : : : : : : : :
__ l::::l ,i:i ,'//:::::::::::::::ヽヾ', l::l .: : : : l::::l: : : : : : : : :
- ﾆ}::::}ﾆ==};=ﾚ:::::::::::::::::::::',',::i l::ﾚ､,-, / l::::l, 'ヽ: : : /
｀'' i |::::::::::::::::::::::r=-lYYi i :i l::::;' i : :i ,.. `:...
i i |:::::::::::::::::::i ｌ :|.!_||,,_| :| |::ｉ | ,' ／:::::::::........... ........:::｀:..
i i |:::::::::::::::::::i | :|.| || |=::|＿|:i i i ′ ｡o*･''∵'' ･ ､.::::::::. 、::::::..
i i |:::::::::::::::::::i | :|.| || | :| |:|ﾆﾆﾆ l i＿. ,..:: .+'°:::::::::::::::::メ、::::,::::::::::::,:::::::::.
i i l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉ |,,__,|.ﾄ.,|.. | :| |:|: | |＿ _厶、゜::::.:::::::::. .: ,: :i刈::::::j::. . .:::|:::::::::::.
i i / .. .. . ',:::ヽ.| :| |:| | | .///`::|:. .:::i::. . .:::::ﾊ::|:ﾘ|､:::ｌ|::. .:::::|i:::::::::i::.
i /.. .. .. .. .. .. ',::::::ヽ.:|_ |:| | | / Y´ 犲:. .::j::::::::::/_.抖 七ヾ|::. .:::::|r‐vi |::i
i / ,::::::::ヽ_ |:| | | .〈 ｀Y::}:. .:ハ : :/ 斗r代犲::::::::::|l 八|::|
i ./ .. .. .. .. ',::::::::::｀l:|_ ._._ | |. /:Λ ∨::仁斗､;′u .ゞ ' ﾘ .:. .: |ィ:::::/:ﾊ
i / ',:::::::::::::＼ | | /::/: ::} } .:圦,戈〉 /:. .: .:::,::|:::/::/ｌ|
i./ .. .. .. ' ,::::::::::::::＼ | | . / :: ┌┴‐‐┐::价 ' u ´.,′ ::/:::|/::/:::ｌ|
./ .. ' ,::::::::::::::::::: |___::/::::::::::| - - - | : | |:ｌ:〉､ -- ,′: /｀Y|∠,,__:|
/ ' ,:::::::::::::::::,.: :/::::::::::: | | : i::i:/ . ::≧:....... r个: :/__/:!厂 ｀|
. / .. .. .. .. .. .. .. .. ',:::::::::::::::::/::::／: Ν ,′.::/::::. .::_＿r--|n| :/__/／ ',
,.: : :::/:／ |i ＼ .,::::. .:::::,＞'´ 匚][::|/__/ :
. ′::::／ / ＼}::::::::アﾍ /// :{__/ ＿彡'⌒ヾ
., .::::/／ / 厶＜ :|:. .:〈// |./ ／ ／:/
/:::::/;′ ./ /＼_ ｀ | 癶 / ／: , ′
. /:::::;ｸ ′ / _|: ／ ＼__厶、 :/: }
′ ′ .|_／ , イ ,.｡o≦ｌr|／ / /:. }
/′ ｛_____,.｡o≦::::::::::::::Λ 、 ./＿ /: }
. ／::::::::::::::::::::::::::::人 ＞-=≦〔__ / |
／::::::::::_} 斗‐=≦二,＿＿ ｀Y/ , ′ }
／::＞＜ | , ｲ |
. 〈 ｀ ＜ ﾚ ::} |
.
- 957 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:10:07 ID:Zcyby73s0
-
――― そしてロシアの遠征軍はさらなる勝利を求めて進軍するも、リトアニア軍に徹底的に叩きのめされた。
外交手腕で敵をリトアニアに絞りこみ、そこにあらゆる総力をつぎ込んだ末の敗北である。
＼
＼ ギャアアアアッッ！！！！ ＼＼ ヒィィ
.＼ﾁｭｰﾝ ＼ ＼ ＼
＼ ＼ .＼ﾁｭｰﾝ ・ ∩_∩ .＼ﾁｭｰﾝ
・ .＼ﾁｭｰﾝ ＼∩,,,∩ （・(ｪ)・； ＼＼ ∩,,,∩
＼ ､,.λ∩ ｹﾞﾌ ・ ´(ｪ)｀；） i i’)) ＼ (；ﾟ(ｪ)ﾟ)
ｸﾞﾎﾞｱ,,, ､,.,,,,.,,,） ノ・;;(#ﾞ;;(ｪ)ﾞ),,, ∴､／ ／ ､ノ⌒;;,､,.､,. （､.,,,.,,.,,つつ
＜@;;, (ﾒ_;;｡#)@;;';;@）（@∴U(ﾞｐ;`;,)ξ;,と@;, (､0;'｡#)っ@）~ と´#;;ﾒつ#!i;-ﾞ)っ
"'`''"";""ﾞ'";;'""∵""''"""ﾞ'" ~;ﾞ`'ﾞﾞ;''∨"" "'`;"""∵∵`'
――― リトアニア大公国とのリヴォニア戦争は、この時点で泥沼が確定した。
＿＿
....::::::::::::::::::::::::::::...、
／::::::::::::/:::::::::/::::::::::::::..､
. /:::::::::::::::/:::::::::/--──‐=ﾐ､
. ,::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::/:::;:ｲ:::ﾄ::::.
ｉ::::::::::::::::::|:::::::::::|:::::/ｌ::/イ::ﾊ }:::ト、 …この敗北、ツァーリは間違いなく
|::::::::::::::::::|:::::::::::|^＿}/ }/斗l::::!
|::::::::::::::::::|:::::::::::l 迩 迩:::::! 私がリトアニアに内通してるのが原因と考えるわね。
|::::::::::::::::::|:::::::::::| "" , "::::::|
|::::::::::::::::::|:::::::::::| _ |::::/
|::::::::::::::::::|:::::::l:::ト ., イ::/
/:::/::/::::::::|::::::::l::|vr―ﾃ─=ニ＞ト、 このままでは濡れ衣で処刑か獄死だわ。
. /:::/::/:::::::::::|::::::::|::::||:::::ヾ＞＿ -､ }/,＼＿
/|::/::/_＿,.イ|::i:::::|:::只＼:::::::::ｉ i￣l//:::::::::::::::7＼
. / 7::/ ､:::::::::::ヾl:::i:|:::| |ト､〉:::::// 〈::::::::::::::::ヽ ヽ
/ /::/{￣ヽ ､:::::::ヾl:|:::|_||::::ヽ:// ￣＼ヽ::::} ﾉ
. /〉 ,'::/:::! ヽ ､:::::::::::::| |X＼} |＿ -‐ ―＜＼ﾉ／
{/ i::;':::::l ｉヽ ､::::::/| | ＼/ Y
.. / /l::l::::::l ｌ ヽ__//|_| ', |
/:::|/::::::l | } |＼
. /::::::::／::| | | |::::::ヽ
/::::::::/|::::::| | | |＼::::ｉ
.
- 958 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:10:32 ID:Zcyby73s0
-
――― リトアニア遠征の失敗の責任を問われることを恐れて、クルプスキーは敵国リトアニアへ亡命。
ツァーリの側近であり歴戦の司令官クルプスキーの亡命は、リヴォニア戦争の挫折を象徴していた。
| k:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:! l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, '"´ ｀丶:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
lk l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;' _n_ ﾞ;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
l !: .l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;: ´{_j}｀ :;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
l l l ､,､_;::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ:、 _|!_ ,ﾞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: .! !ゞ爻之;::::::::;;;:::::::::::::::::::ﾞ::. .,.,|!,., .: "::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
! :ｌ ｌ「" l＾゛｀／＿ヽ､::::::::::::::::::::::|!:::::::::::::::::::::::::::::::::t::::::::::::::::::::::ヽく vノ::::j,ｨ:::::::::::Vﾊ /::::::::::::::
j !: !ｌ l＠ | ﾛ ﾛ ﾛ l::::::::::::::::::::::|!:::::::::::::∨:::j:::::::::∧::::ゞ＞ヽ`く:::::Y ／,::::Y::ッ:::::jY^ r:::::::::::::
:l ! l.l l了 |_H_l｣ ｣∠ｰ ､::::::::::::|!:::::::べ〈::/イ:::::::ﾊﾊ:::::::::::⌒`ヾ､V/ /::::ﾉく:::::::〈〈 ﾚ' ∠:::::
!l ! ! ! | |' ´ 三二 ニ`ヽ､`‐ ､ |!:::::YハYレj::::::::|叮|:::::::::::::::::::::::::〉Lノ∠ﾆｰ＜::::ﾊY::::/ ::::::::
j ! l: .{ ヽ∠ア ニ ニ エ ニ `‐ ､ﾊ -ﾑ__ ヾ〈 ￣￣∧ n韭＿＿,ﾉr 匕＿n ＼ く::::j ﾚ'⌒::::::::
:l l ヽ,:ゝﾍ､_二 二. , .:.:´.:.:.:.:ﾞ`二 |_!ｰ-､_ ￣｀ ｰ- ､/ ／ {ﾚ/'´ /＼ ヽＹ /:::::::::::::::::
,:ゝ'' ∠,."− ／..=＝ =.:.:.:.:.:.:.:ヽ ‐−=ﾆ ュ､__ ￣｀¨ ''¬=∠/ / ＼| |::::::::::::::::::::
＜ ─ /.:.:.:.:,､:ﾄ､i:._.:.:.:.:.:.:. ＼┬−┴∠＿二_¬ -､＿ ￣｀¨ ー-ニ⊥L＿:::::::::::::
_,.r-‐''｀-┬{:.:..:./ .,必ﾉ 〉:.:. _ :.:.: ヽニ=r‐┴ -'¬ｚ＿ ￣¨''─- ､＿
l:.: ´㍗, '⌒´fi ｝:.:.:.ゝ- ― - ､
＼. l _ _ .yイ.:.:_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾞー ― - ､
. ＼.:. ゛ . ／7‐ｒ┴ ､_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:二:.:.:＞
､:l￣∧ / i| i| ＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＜
. ﾞ､.:厶ﾊ 广¨′ j|、: ¨:..:.:.:.:.:.:_ヽ＿.:.:.:.:≧:ー
｛ {下ﾐ ､ ＿ _ﾉl ＼:.: ヽ ,,(.:.:.:;' ￣
Lli.| ﾞ `､ ｛. ＼ ＼ソ さらば、我が祖国…（涙）
l圷､ ＼_; ﾍ、 ＼／＼
lj | _ ｋ ㍉、 ﾍ. ＼／ヽ
| _ | } ＼ ＼ ヽ ｀⊃
〉 |｢ に:二:二ﾌ
（_ｙ'へi、 |lﾞ ､､ ＼:､:./
＿＜.:／.:／ヽ l|.:.',.＼､ ヽ
ｒ'´:::::::_:::::｀Y .:.:./ .:', |l.:.:.';／＼､ _ ＞
Ｌ _:::::::::｀Y＜⌒L :⊥斗-へ::::::::::::::ヽ
｀ ー､:::::::.｀:::..､_ｒ―=;' ＼::::::::::::::、
｀ ｰ- ､:::::） ＼ ＼:::::::::‘､
. └く い ＼:::::::::::、
ヽ｣ ｝|. ＼::_人
ー′ ＼:::.＼
＼:::.ヽ
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- 959 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:11:00 ID:Zcyby73s0
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┏―――――――――――┓
☆*+―+*☆*+―+*☆*+ AAで語る 中世ロシア史 *☆*+―+*☆*+―+*☆
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＼ ∩＿＿＿∩ /) ／∩＿＿＿∩
＼ | ノ ヽ ( i )))／ | ノ --‐' ､_＼
∩＿＿＿∩＼/ ● ● | / ／ / ,_;:;:;ノ､ ● |
| ノ ヽ ＼ ( _●_) .|ﾉ／ ，,･ | ( _●_) ミ
/ ● ● | ＼∧∧∧∧／ ¨ ,･ ，彡､ |∪| ミ
| ( _●_) ミ ＜ ｸﾏ ＞ ’ ／ ヽノ￣ヽ
彡､ |∪| ､｀ ＜ 予 し ＞ ／ ／＼ 〉
/ ＿＿ ヽノ /´> ＜ か ＞ / /
─────────＜ 感 い ＞──────────
.／ ／| ＜ な ＞ 〈⊃ }
∩ ∩／ : ::| ＜ !!! い ＞ ∩＿＿＿∩ | |
|￣￣￣￣| : : ::::|::::: ／∨∨∨∨＼ | ノ ヽ ! !
|● ●|:::::::::::|::／ ＼/ ● ● | /
| (._●_.) |:::::: ／ ∩ ∩ ＼ ( _●_) ミ／
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／ (∩∩) ＼ ノ /
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(｡･(ｴ)･｡)
┏∪━━∪━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
第16話… 「 イヴァン４世…雷帝とエリザベス女王」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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∪ ∪
しー-Ｊ
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- 960 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:11:29 ID:Zcyby73s0
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У ／ ヽヽ ＼:::::::::::::::::::::::::}
／ / / | } ヽ ヽ::::::::::::::::::/
／ / / / イ / }ﾉ ﾊ ‘;:::::::::::::/
さてリヴォニア戦争は少し置いて、 ／イ / / / / j/ |/ハ } } ‘;::::::／}
. { { Tj7j7j7 / ｲ| -!-､ﾊ / |. !／ ﾘ
数少ない友好国である、 V l /z≠=ミ j! jﾊ/｀ト |｜
／ヽﾍﾊ! r':::} ´^芹ミ｜ /! |
イングランドとの関係について話します。 / .イ 小 Vｿ r'::::}》!. / jﾉ }
{ /{ } , ゞ'' 厶ｲ / }. |
＿ノノ＼､八 ﾄ ゝ.. _ 八 { / /
.. ヽ;;;;｀ヾミ｀ヽ､ヽ! ヽトィ＞ ＿ﾉ＞-─┐.／! /／´
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- 961 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:12:05 ID:Zcyby73s0
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――― 前にも話したが、そもそもイングランドとの国交は偶然からくるものだった。
イングランドはアジアとの航路を開拓するために、北極海の横断という無茶ぶりに挑戦。
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λ ヽ､ ,.'!!ヽ. ヽ !| ﾊ. |ゝ （ ヽ⌒ヽ 、
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∧ ∧ ,l' ,' :!.! ヽ､.!:|.;.; ,!: i',
廿 廿 ,.' ! ' | ! ヽ.ヒ二ニﾕ=､‐n.:. } ',
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Vハ- ,,,,_ "'' ‐ ヾ,i,,_ |::|; ; ; ; 7.! :: ﾉ__,,.≠"__、
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- 962 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:12:42 ID:Zcyby73s0
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――― 当然だが失敗して多数の死者を出しながら白海に漂着し、モスクワ大公国に救助される。
（モスクワ大公国はこの時、前年にカザン汗を征服したばかり）
ｙ―――×
／ | ＿_＿
／ __ ↓ xwx‐'´ '＝─ぇ___r=-､__ ＿
| ./￣ ｀''ｧ_,z─¬′ ￣￣¨＼ ／ ￣¨¬¨¨`ー─── ､
| r'´ /|__,. ＿__ ＿,．´V ｀7 /⌒' r‐､_
rj幺 XzZr' 厶 |_/.. _>'´￣｀ヽ. }＿_r' ＼
r'´ __ _ /ﾄ ,:' ｀ ' ' ﾟ ´ ゝ. _,,.-'
rｰ' r-､ ｯ､_厶ｱ 〈〈 ° ,．' rｧ''´ | /
弋z乏X｀': └┐ Ll 々ﾉ _zﾉ V /
. / `''＾'''ﾍ∨ ｘ＿ } ...; ＼ ,-=-j'
/ ∧', 〉￣V r‐､ r─'′ ヽ ＼ |_rｧ ::...
. { ＼zZ | f´ 丁_） ;Tl ' `''‐､¨|_￣__''';;
. ＼＿,..,_ / :∨o j}’ r､.ヾ . . 。. . ' ￣}´ ｀ヽ.__
; | ／ ﾏｯ 〔_ﾉ『公ー､_. . . ' '' ''' | ｀ー┐
∨ | `-=- ヽー'` : : . ' | ,ﾉ
〈 r' /! /＾′∨| : . '' ｡ ヽ |
∨ / Ll f´ ＼ ' ' . . . . . ,| r'''´
}＿/ |＿r‐ ､ / rj .｜ _/
｀ー' Ll | r‐’
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|_f
.
- 963 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:13:11 ID:Zcyby73s0
-
――― それがきっかけとなり、イングランドとモスクワ大公国は互いに重要な貿易相手国となった。
/.ヘ . -‐…‐- 、 x.､
// ヽY _ '''二二 _ヽﾉ//} }
ｊ i /7´ ｀丶//
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〃〃 ∨i /// / i i iﾊ
/// ﾉ //ｱ二メ./ i ! i i !
. /// ／ ﾙ〃んﾊ/ ﾉﾅメ ii∧ ○ ﾟ 。 ゜ o ﾟ 。 ゜
Ｎ/ ／ i i i l ﾋ:ン んﾊ! // ﾊ o ○ ゜ o
//ﾚﾙ'/i 从 i i ｜''' r , ゞ'厶ｲ从 i｜
. // // ﾙﾉハ i 个ト . __ ..イﾙ爪/ }}ﾊﾉ
// // Ⅵ仄二ﾆr'"´￣｀Y´ ﾉﾘ
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〈/ 〈/ ___｣{〃ｊｊ｀ヾ{::〉/.:.:.:.:.:.:.:.|
-‐=＝ ニ二 =彡く′ jj::::ｉ.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉ
（( ＿＿__ .. -=r.::i ヽ〃::/.:.:.:.:.:.:./| _（:::`ｰ'`-､＿
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|:::.::ﾊ /.:.:./.:.:.:.:.i.:.:.:ﾉ.:ﾉ.:.:.:.:.＼ ﾉｰ:::::::ヽ::::,-`ｰ､:::::::::::::::::::`i､_ r‐､ ＿＿
|::./.:.ﾄ.、/.:.:./.:.:.:.:.:.j／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ （:￣:::::::,ィ'´ l:::::__:::::::::::::∨|`´::ﾉ_,ｨ=ﾃ"￣ゞﾐi!
／Ｖ.:.:.:ヽ:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧:.:.:.:.:.:.:.:>､￣￣. `j::::::/ `´ `jｰ::::::::∨!::´:）ヽ＝≠＝彳
／.:.:.:.i.:.:.:.:.）ｉ.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ∨:.:.:／ヽ ＼ ゝ:/ i ゝ-､_:::::|ﾐ|::::::`i ヽゞ_》
. ／.:.:.:.／ｊ.:.:.:.:i丿:.:.:.:.:.:.:.:/ Y厂 ＼＼ ＼ `l i l l l ﾉ:::::::|ﾐ|:::::::ﾉ l.ゞ!
. ／.:.:.:.厂／ヽ:.:イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i 〃 ヽ ＼ ﾉ> l l! .l l ll! l l l .l l `i:::::::||!:::::_) l |ﾐ|
l.ﾄ､ﾄ､!从 l /l /l / .(_:::://:::( l l |ﾐ|
. l! ヽｨ ___ヽ／ ____l/l/, /ｨｭ､::ノ.l l. ¨
. l ￣` ￣` //.弋ｿｲ l l
ゝ ｀ // ／ l. l
//ヽ, ｀´,､-‐//:´ヽ | l! l
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○ ﾟ 。 ゜ o ○ ﾟ 。 ゜ / ＿,」l::／＼l l:::::::::::::ヽ l l l l
o ○ 。 ゜ o ゝ‐､ヽ/:::/:::|::ゝ､ ヽ:::::::::::::＼_l l .l ヽ､
. ／__ﾉヽ/:::::l::_:::_〉 _〉::::::::::/彡 l l ,ｨ l
,.ィ`ｰ`jlﾐ､＿:::´:::{_二>:::::ｨｹ" l l／´ l ﾟ 。 ゜
. ○ ﾟ 。 ゜ o . ｨ'´ / /l::￣`ゞ＝=//_ﾃ"¨ヽ / ´ `i o
o ○ ヽ＿ｰ'ゝ/ｨ-―-､/:::ゝﾉ:::::::::::::／ _.,､-‐''´
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- 964 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:13:53 ID:Zcyby73s0
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――― 実際、イングランドはイヴァン４世の「全ロシア人のツァーリ」の称号を早くから認めている。
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＿ノ , '´ ｀ 、 (_, ^i
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| r‐-ｧ＿） , ' ヽ (ノ)＜フ /
. rｔ ￣（__ // ｀､ ）iﾍ､X
i ｌ´ヽク/ﾉ // j l i i (〈_l V /
ヾ＝ ,ｲ（__ l | 小 | | ｀i l ( ゝ---'
/.:ｌ|i フ | | { | | :i| i | ,| ﾄ、 | | | | ）:i:::|::::|
. /.:/.|l 弋っ| | .: |｜ |、:;| ｌ | | /l/ i l| | !:i /:::::k:|!:::|
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. | ::::::| _厂ヽ ∨ / ヽ ノ . ＜ ｌ . ! |::::. . | ＿） （＿
| . ::::::| ,._｢ ＼ ヽj |..＞ _ ＜ ,...‐-..､..,| | |:::::. | ） ふざけんな不人気 （
| :::::::| ./ | ￣ヽ_}.イ |:,-―.=＝､ー-､::::: ..y'k .! |:::::. . | ￣￣） (￣￣
. | :::::::| , ' |´￣ヽ ′ j::;;;::::（{薔})）::｀ヾ....､.:::,' .ハ ﾍ、 |::::::. | ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
. | :::::::レ' , ∧ 〉 ∧:::::::::7~'ｲ:::::::::::: .:::/ ﾊ＼ゝ､｀.、 .|::::::. . |
| ::::::::ﾄ､￣二∧ / ::::::::/| ::::|ヽ :::: .:,.' / ｀､ソ ゝ|:::::::. | ＼＿_人＿人从＿人＿人＿人从／
＿） （＿
＼＿_人＿人从＿人＿人＿人从／） 欧州に皇帝は１人だけだ （
＿） （＿＿ (￣￣
） ローマ教皇の許可を得ろ （／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
￣￣） (￣￣
／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
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- 965 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:14:27 ID:Zcyby73s0
-
――― 君主の称号は重要である。
隣国リトアニアとのアイサツを見れば、イングランドの友好の度合いも分かるだろう。
／／ ｀`ヽ､＼
（ ( ) ヽ
＼ ｀ー --,． '"´ ￣￣｀`ヽ -- '_ ノ
｀ー-／ ＼
, ⌒／ , / 〃 , ､ ヽ. ､ ｀V´￣＼
／/ .:/ .:.:.::|::|.:.:|::|.:::|.:.:ﾄ､__,:::.ヽ＼ ﾄ､ ＼
/.:.:::|;;|.:.::::::|::|::∧|ヽlヽl´ヽlヽ.::l L.ヽ|＼ |
/.:.:.:.::l;;||:.:.:.:|ｨﾚ'⌒l 〒=ﾐ､ ﾊ | l |＼ |
/.:/|:::/l/||::::::l/l/,ィﾃ ﾋzｼ 1 | |.:::| Ｎ ＼|
|/ |/＼:||＼::ﾍ. 弋ｿ ､ ｰ / lﾉ.:.::| | ドーモ。 リトアニア大公=サン。
|.:/l.:::;ﾍ.' ' ' r‐┐ ' '〃 〃.::/ リ ~~~~~~~~~~~~~
|/ |.:/|:::.>.、 ｀ｰ _ .イ 〃 |/
|/ .|/＼::|「(￣-‐ 7 /⌒ヽ 全ロシア人のツァーリでありモスクワ大公、
/l ￣_ >只く ／ / ',
_／ ＿／/ ﾑﾑ./ _,/ i イヴァン・ヴァシーリエヴィチです。
_, ． '´ / , イ / ∠__ |
/ ､ / / l i | / i |
l `ーくi.:::',.:.:.:.:l i:.:.:.:.:| / |.:| |
l ﾊ.::l .:.:.:l i:.:.:.:.:!. /. |::| l
! /.ﾉノ _ﾉﾉ !/ ､ |::| !
! ＿_ノ〈く _,⊥⊥＿ノ V´1 !
,. '"´ _厂 ｀7 ｀7´ l 〈 / !
／ ,． -─┘ ﾉ ﾉ l ＼ !
／ ／ ｀`フ´ _ノ l ＼_＿／
く > ´ ￣｀`ヽ∠ .:.:/ l ＼
＼ ＼ /⌒ヽ/ l ＼
ト､_／=''''´｀￣＼／＿|ヽ i> ヽ
i/ / -'''´ ﾌ入］ ＼ ', |
,' li r' /- r'´|｀i ＼ /.i ./
トvｲ=-'´｀_ Ｙ｀ヽ_.V .＼ ./ ｲ､ .ﾉ
..／￣_ >､_ ヽ､_ｧt'´ヽ/ ハ', , .ヽ､ / |/ ドーモ。 モスクワ大公＝サン。
/ /´ ´ ｀ ´ ｀''ー ﾄ ､ ヽtｧｰ､ ｀''| /i､_ ~~~~~~~~~~~~~
'´ ﾊ ヽ::＼｀￣ ,' >ｰ./斗入
/ ｀ﾄ, -'' ´￣＼_|｀'＞､_// ノr_i_Vﾉ
ﾉ Y ﾉ｀ト､<ァ人ｲ
／ i ｲ 人-/ｨ-'´ ポーランド国王にしてリトアニア大公、
ヽ ノ ／ ト---- イ彡 -/イ
/ ＿_,,＜ t' '´｀''イ､＿＿イ´ ﾉ / i/ ジグムント２世アウグストです。
＿ ノ ﾉ ｀''t ｀i､ ＿ ./ ノ i r´ｿＹニニﾐ､
≧＞-､＿／｀ヽ ｀ーﾄ--' 人 /X>ト ￣｀ヽ'ー──- ､
ﾆ］ ヽ ト､r ├--'´ﾉ､ r''´''´ i i_ ,'´ ヽ､ ￣ヽ､
￣ | |ゞ､てﾕ-､ｴ＿／｀ ＼＿/ /￣ｭ ヽ ー- ＼_
＿＿ノﾄ､ﾃ-ｧ､ﾆﾆー---''´ヽ r'￣＿/ ', r-ｔ-＼,-､
／ _, --''´ニ＞<＿＿＼＿ | / ,' ､＿// ］ ）
/ ／ ／ rー''´￣￣＼ ￣｀'''-､ー､＿ /_ ／￣ヽ ￣ﾉ ｲ
. / ／／ｲ''´ ヽ ） ） ］ | ヽ）ヽ ￣ヽー-＜ﾆ-､＿＿＿, -'''´｀´
/ / / /（_ ） ノノ ﾉ ノ ,, - ､ > ｀i ｀ー､''￣￣
/ / / イiイ ／ ／ / ＹV/ヽ､ ＼
.
- 966 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:14:55 ID:Zcyby73s0
-
――― さてモスクワ。
,__
l_<
_|_
＿ ,ｪ.＿.ｭ、
,,,,］|| ,,.-'"゛ ~''ヽ、
ﾆﾆﾆ,,!-ｚ,,,,,,メ--────--丶、 /_|ヽ ★
-､,,,,_ .~"'''ﾆ==ェ,,--'''''''-------ヽ.._ |iiii|ﾞ|. |
｀~"'―-,,,,,,|ﾆﾆﾆﾆﾆｴｴｴｪ,l,,,,|,,,,[ ]、 |;;;;;;|;;|. ,!!、
人 人 ｀ﾟﾞ'''―ｖ,,,,「 .|~ﾞ---->...ｭ,ｭ__.、 .,i;ﾛ;ﾛ|;;| iiiii
彡ミ 彡ミ 人 人ﾞ'''ｰ-...,,,,_| ｀ﾞ''''「ﾞﾞ'''''..|∩-|iil.,,, |||||
彡彡ミﾐ 彡ミﾐ 彡ミ 彡ミ 人 ｀ﾞ"人-i､,,_,,,l;;;;;;;;;;;/;;;/z,,,__. .| :| i
彡彡ミミ彡ミミ ;;彡ミミ.;彡ミミ ;彡ミ 彡ミ 人ﾞ'''┐'| .|''i--zz;;;;;,,,,,. |ＡＡ.| ∧
彡彡ミミﾐ彡ミミ 彡ミミ 彡ミミ .彡ミミ 彡ミミ彡ミミ:::| .| .l'''―ｖ,,,,,"'''i ＿＿___ .A lﾞ| | |.|.A. .|ｉｉ|
彡彡ミミﾐ彡ミミﾐ;;;;ミミﾐ彡ミミﾐ彡ミミﾐ彡ミミ彡ミミ:::| .! ,| ｀~"'ﾍ-i､|ﾛﾛﾛﾛi''i_|ii| |ll,,,,,,,||ii|_./ .ヽ
彡彡ミミミ;;;;ミミミ ミミミ ミミミ;;ミミミ;;ミミミ;ミミミ::::| | | 人人人 r‐┴── ┴┐ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞll-----トL,
ニニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝===== |..彡ミ .r‐―┴――─┴-┴─--iＬ,、:::::::|ﾞﾞﾞ|-----
ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＝＝＝===ｪｭyy,|jlll」―――---------u,,|_， !.| .!-ト |
ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'iゝ-'iゝ-'iゝ-'iゝ-'iゝ-'iゝ-'iゝ-'i ト- ＿ ..|.｢[l|__＿＿,,,..|...............
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- 967 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:15:21 ID:Zcyby73s0
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＞− ' ´￣ ＞‐|:::::::::::::::::::::::::::ｲ ﾉ ／
＞ ' ´ ,,,xxｚ/::::::::ﾄ:::::::::::::::::::::::/::∨;,/／
／ ／;;:'´,'´l::::::::::>弋:::::::::::::::/::::::::::i 〉
, ' , ' ／ ,' ﾞｘ:::::::::ゝﾆ二ﾆソ::::;;::::ﾉ./
／ ,,,／ , ' , ＼_::::::::::::::I´∨〈｀ｖ'ヽ
,,,.-‐´ , ' ＿｛_ '''''====ゝ 丶ﾍ ＼ｌ
_,,,, - ‐ ' ´ , ' ,ｲ ｀ヽ、 ヽ ヾｌ、_!
ｼ ﾄ-、 ,- ＼ ＼゛、 これがトルコのスルタンから、
,' ゞ_〉、 /〉 、｀"ー Y
ｨ' ｀';. 'ﾜ"、￣｀ " l
＿ゝ .. / ｲ;ﾄ<- l これはペルシャのシャーからの贈り物です。
＿゛ﾆ_‐- "゛ ｀´ ｌ｀ _}
＞'´::"ﾞｯ、 ヾ__ノ' =＝キ{、 _L、
／:::::::::::/::::| ﾃx,,ノゝ- ,,,,,='´:::::∧__ ｿ ﾄ
, - ' : : : :::/::::::| l 一｀ ｻ゛´ー〉::::::::／ｋ_／／::::＼
, - ' ´ . . : : :::::::::l:::::::::l ｀―'´! l＞-' 〉:::::ゝー...'..´::::::::::::::
ヽ . . : : : : ::::::::::::::l:::::::::::l ,' /／ /::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::
.｜::::::::::::::::::::::::::::::::::::、::::::::∨ ,l_/ ﾚ-‐./:::::::::::::::::＼::::::::::::::::::
〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::∨_l 〈 ７/:::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::: 【 イングランドの商人、ジェンキンソン 】
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::〉 l 〉 /::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::
､'､-,ヽ _... ､t,ｨir-v_=-､__
.;.:''ﾞﾐ;,¨ γν｀¨ゝ､:::: ゝ-<くr>〉ヽく<r>¨¨¨:ヽ'''ゝ-r}:､､
;' ﾞﾐ, ヽヽ (´::::... ｀¨｀ﾘ´¨｀（*）-‐､ ::｀ヽ｀¨ヽ)::ﾐ､
;' i} ﾞﾐ, } } ｀ヽ､:::. i´ﾉゞゝ¨< :::｀ﾞ;, :::/i::ﾐ､
;' _ _i }. ﾞﾐ,::{{ //.r,=ヽ （::::::. ノ ヽ ヽ .:::､) :::ﾍ)::ﾐ､
'; i,i､ヽﾞi ﾞﾐ,::｀´//::::}ﾉ ｀i'::::.... ......:::,丿 .:::::!}::ﾐ､
';; 「ﾉノ.,! ﾞﾐ;,:::::{ {::::::::::::.... ゝ.__.::......:::::::........;;;,,ｨ:､ _ ﾉ ...::::::ｒ,-:ﾐ
弋ﾐ;;,,¨λ). ﾞﾐ;:::::ゝゝ:::::::::::::::::::.. !､___,:'´ゝ--'ﾞ ≠ι . r,='´ゝ'ﾐ
;ゝiﾐ;;,,. ゞゝ ﾞﾐ;::::::{｀i:/｝:::::::::::::::::::....ヽ､,.-.､ r.-.､{〈く1）='': :ｨ,','ﾉ,'ﾉ）
;ﾐi.ゝiﾞﾐ;;, ﾞﾐ;,く〈<r>〉､::::::::｀ﾞヽ-＝=,く<)〉{iのﾉ,','ﾉ,','ﾉ,','ﾉ,'.'｀:ﾐ
;ﾐi ゝｲﾐ;;,. ﾞﾐ;::::::}_ﾉ:ヽ':::,;:;:;:;.;:;:;',',',ｨ','ﾉ,','ﾉ,','ﾉ,','´ .!ゞ-ｲ｀='/ :ﾐ
;ﾐ!,､,､. 乂_ﾐ;;ﾐ;,',ﾉ,','ﾉ,','ﾉ,','ﾉ,','ﾉ,',ﾉ';ゝ _ ノゝ- '｀ー'_,,.;;-=ヽﾟ ¨.:ﾐ
;ﾐ ｿiﾉ､,､. λ ﾉゝЦノゝ _ ノ丶 - ' _ _r'ﾉr-, ,_ 、r=- i・-::ﾐ
ﾞ;:, ｿiﾉ、 ¨ﾐ;:::￣:ヽ！ _, ,=-‐''´ ,'〈<ﾐ>)´((<ﾐ) __,;;-''/ヽﾐ
ﾞ;:;, ヽ' ﾐ;:::::::ー ・ !r´ r=(<〉)ﾟﾞ ｀´ ヽ__,;;::-''¨o__,;-=、ﾉ
ﾞ;:;,ﾟ。 ﾐ;::::: !i '¨´｀´__,;;::-=''¨o__,;;::-''¨
ﾞ;:;,ﾟc. ﾐ;::::: ー・ ゝ__,;;::-=''¨co__,;;::-''¨
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- 968 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:15:59 ID:Zcyby73s0
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| ｒ'/:::::＼/ ィ ／
| |'ヘ::::／ ／
∠! へ＼</´
/ ＼ ヾ
／ ヽ |!｜
／ }ヽ 〉 私が行った場所は地図で示すとこうなります。
｛￣￣ ‐- ｀′ i
ヾ- ――- 〉 ペルシャのドームはとても見事で…
＼ (__,.. ｿ
_r― ｰ;.,.,. '´
_／マ＝=|ヽ{、
-‐ .:::.:::.::＼::＼└勺! ,. ---，
//.:::.:ヽヽ:::.:::.:ヽ:::.＼ ゞヽ、 ／ ∠二／ﾉ＿
｜l:::.:::.:::.:ｉ i:::.:::.:::.:i l:::.:ヽ ヾヽﾄ､ / ´￣ ＿∠二ニ'
｜l:::.:::.:::.:ｊ l:::.:::.:::.::|ヽ:::.::ﾍ ｀i! l:::ヽ ﾍヽ ,. ´
亅Ｌ. イ ／.:::.:::.:::.＼＼:::.:Ｙ i! l::.::| ／:::.:::.:::ｉ丿
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- 969 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:16:36 ID:Zcyby73s0
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――― 外交の術に長け、実業家でも探検家でもあるイングランドのジェンキンソンは、各地の旅の話を語り、
知的好奇心の旺盛なイヴァン４世を喜ばせた。
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ΤΤΤ||: | :||::ΤΤ ', V/::」＝=＝l ::: ／ . ΤΤΤΤ||: | :||::Τ／=‐ｨ>' ∨}' ◯ ◯ }l ﾄ,',、 ', ΤΤΤΤΤΤ
｜｜｜||: | :||::｜｜｜> ゝ‐----' '< ｜｜｜｜｜||: | :||::｜ ／>' ! , /| ,,,,, _＿_ ,,,,, ﾘ|/ |Ⅵﾍ｜ ｜｜｜｜｜｜
⊥⊥⊥||: | :||::⊥⊥/ ノ ＼_、..⊥⊥⊥⊥⊥||: | :||::.／, ' |ﾊ i {.ﾄ､ v _ﾉ ,. ィi| ,' ',ﾊ j:. ⊥⊥⊥⊥⊥⊥
──‐l二二二l:─,' ● ● ─────l二二二l:∨― //.Ⅵ ,r≠≧=―＝≦ﾚﾚ' j/|:i ',ﾊ ──────
≧⊂⊃ （__人._）≦ // ヾ,'::{:::::::}==大==}___,.r-､ Ll |::|
i⌒＼ （_.ノ ﾉ_／⌒) . |:| {:: i::::::::∨/|l＞i´ Y{ } |:」
_ ＞ ＿＿ イ::ヽ ／ ヽ_,. ィ:::::::i:::::::::::￣:i:::::| ./∧ｲ
∧__,ﾍ}:::::::::l＞＜l :::::::::::ﾉ . ,. ＜:::::::::::::::::∨:::::::::::::::::::}':____j'
ヾ_:::ッﾘ ::::::::＼／::::::::>''´ . ／:::::::::::::::::::::::／-≧====y'
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- 970 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:17:18 ID:Zcyby73s0
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――― イヴァン４世はジェンキンソンを友人として扱い、イングランド商人の専売権を拡張した。
__,. -─-- ､_
, - ' _,´ --──‐- ）
,ｲ´__-＿＿_,. -‐ '__,. - '´
`ー----, - ' ´￣ ｀` ､＿_
__,ｨ ヽ. ｀ヽ.
, '⌒Y / ､ヽ ヽ ヽ.
／ / i /l/|_ハ li l i li ﾊ
. // 〃 /l i|j_,.//‐'/ lTト l､l j N i |
{ｲ l / l li //___ ﾘ_lﾉ lル' lハ. ｿ
i| /ﾚ/ｌ l l v'´￣ , ´￣`イ !| ｌl,ハ
ハ| ll∧ﾊヽ ﾄ､ '''' ｒ==┐ '''' /l jﾊ| ll ll
〃 ‖ ﾚ'¨´ヽiへ. _ ､__,ﾉ ,.イ/|/ ﾉ ll l|
ｌｌ ll { ⌒ヽ_/ } ｰ‐＜.__ ′ l| ‖
‖ ‖ ヽ, ／､ 〈 |:::::::| ｀ヽ ‖
‖ {. ﾊ ヽ Y｀‐┴､::::v l ‖
‖ |ｉヽ{ ヽ_ゾﾉ‐一’::::ヽ. | ‖
‖ |i:::::｀¨´-- :::......:...:.:.::.}| ‖
‖ |i::::::ヽ._:::_:::::::::::::::::::_ノ | ‖ ／彡'∧ } ,' | / /
‖ |i::::::::::::ｉ＿__:::::::::::/ | ＼////ﾍﾊ_ ; j ノ /
jj::::::::ｒ┴-- ｀ｰ‐ '⌒ | ヽ>'´ ｊ//ﾊ 〃' ,ｲ
〃:::::::ﾏ二 ＿,ﾉ rｰ-=ﾆ=≦彡'ｲ /´.／
//::::::::::::i ｰ 一 '´￣::. ／ー-=＝テ'´ ｀ヽ
,','::::::::::::::i::::::::::::::::::::::i::::::ヽ ,.イ ヽﾊ }.／! . -‐=ﾐ
} ,へヽ Y./ﾉ : , ／ ∨
ﾉ ＼/ｰﾂ.,{｀ヽ { ', ∨
,' Yﾍノ }､ ｀ jえｚ ∨
. _zi. ﾉ,ｲ ﾘ ﾉ'´ ヽ
∧＼＿__ゾ {ﾉ i i
. 〃∧ 丶 { 〔 -=＝＝=- ;
////∧ ﾉ , -=ﾍ'´ ´-=＝＝- . ノ
〃/////へ/ﾊ ´ ／ .ｰゝ--' 彡'
/////////＼} ´ ＼ ノ ＞{
///////////〉 ゞwヽ,..＜ ´}-=＝＝ー-
/////////,ノ ／＞介ー＜／/////////
///////／ _＿＿彡'//￣〉ヽ'´／.:://////////
/////// ／////////r' { /.:::::///////////
////// ＿,ｲ////////〃{ { /.:::::////////////
///// {//////////// r' / /.::::〃///////////
.
- 971 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:17:53 ID:Zcyby73s0
-
――― こうしてモスクワ大公国は毛皮や蜜蝋、獣脂、タールに木材を輸出。
そしてイングランドからは武器・弾薬や服地、スズやワインを輸入。
ｒｰｲ￣¨ﾄ､-┐
,ｒ::┘、｣;;;;;;::j/:::::/入
. _i -、_＞- --- ＜:::::┴i
〈 -::./ ," ヽ ｀; .ヽ:::::ｲ
. _|::-./ :i ,ｌ| li i, i:::::〉
┐::i .|⌒ﾘｋ i|⌒|ｿ . i_イ、 _
九ﾊ_i,-‐- -‐-ｿ,ハ ヽ} ） 我が国の最新兵器を売ってあげるのだわ！
. /| ﾄ､ ┌‐┐, / / ＼{￣￣}
. / /_ヽ ＞ヽ. ﾉ__イ-_｝ _._{二 }
. | (|.:.:.:｝ 「て) .く二｝:「 ｌ {＿＿}
. | |￣ﾚ"= 介､__ｌ:::::＼::＿ヽ__／
| ｛｛／::.::::.::.::.::.::.::.: ヽ/)￣く
. ＜_く_::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:ヽ二＞>
ﾍ_`へ::_::_::r〜r‐く｀" ＞ｰ"
i､_ｿ `､ｿ
┃┃ ┃┃ ┃┃
━━┓ ┏━┓ ━━┓ ┏━┓ ━━┓ ┏━┓
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
━━┛ ┗━┛ ━━┛ ┗━┛ ━━┛ ┗━┛
. ,;・ー┯ ,;・ー ┯ー 、
γ γγ .. ‖ ヽ
/ ＼/ / ＼.. ‖ ／ヽ
ﾋｲｨｨ 助けてｸﾏｰ ； ； ； γ￣,ヽ／ ・ 三 ニ ＝＝ ─
∩,,∩ ∩,,∩ ∩,,∩ . ┝＝┝┝＝＝（ ）＝＝-┥ ｯ
（・(ｪ,,)・;） （・(ｪ,,)・;） （・(ｪ,,)・;） | | | 入,＿,..人 / r'（⌒)
⊂ ⊂ ヽ ⊂ ⊂ ヽ ⊂ ⊂ ヽ . ； ； ； ／. .‖ ＼ ﾉ 三 ニ ＝＝ ─
ヽ, ） ≡＝− ヽ, ） ≡＝− ヽ, ） ≡＝− ヽ／ ヽヽ／ ‖ ＼/ ,, ﾟ ；｡. （⌒)
（＿／J ≡＝− （＿／J ≡＝− （＿／J ≡＝− ｀ヽ、_｀ヽ,ヽ、＿ ⊥＿,,, ／ 三 三 ニ ＝ ・ ⌒・⌒)
.
- 972 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:18:37 ID:Zcyby73s0
-
――― こうして貿易は拡大され、イヴァン４世はイングランドを当然の同盟国だと見なすようになっていく。
/ r'´ ￣￣￣￣￣ ｀丶､｀ヽ､
丶.ヽ､ ｀丶.丶、
｀丶｀丶、 ＿＿＿_ ＼ ＼
｀＞'´ ￣｀ヽ､ _} ｝
,.-‐ｧ'′ ｀く ‐∧
／ / / ,ｲ| | ヽ /:厂｀ヾ､
. ／ ／ / / /| l | ﾄ､ | l | | |:{ ヽ
/ ／ /| l lﾚ廾| N l弋_工lメ ｜|:| ､ ヽ ねえジェンキンソン、
{.ｲ ／| | | 伐ﾆミ ヽヽr〒ﾃﾐl| l_ |:ﾄ、 l | |
|／ ／!ﾊ、ヽ._ﾄh::::｝ ｈ::::ｌﾘ ! }|:| ヽ、l| | ト
{＼ ／l / |l | ヽ {_l `ｰ' , `ｰ'/, ﾚ' |:| l | l| /| エリザベス女王に２つ提案があるから、
>､ヽ「∨ |｜ | ヽ、 ﾏ￣} // /,ｲ ﾄヽﾉ l∧ !
// _〉､ヽ.｀ヽ､/,l｜ ﾄ､∧ ＞､ニィ彡/ /|/_|/Ｖl:| ヽ| 友人の君からしっかり伝えて欲しい。
. //_ﾉ 、＼ }/ | l |ﾚ=≠=､/斤＝彳/::::::;:｀ヽ !:ｌ
/:ハ ､ ＼ﾉ／:| | | |<´::::／/ｌ { /,|/:::／:::::::::lヽヽ.
|::l ﾄ､_ ＞'´ :::::| ﾚN/ ／／l ﾄ､∨/::: /:::::::::::::::ﾄ､＼ヽ
|::l し'´:::::::::::::::::| /ﾍニ／ /:| |::/V:::::l/::::::::::::::::::|ﾉ ＼ヽ.
|::| 〉::::::::::::::::::::::|{ // {::| |/:::::::::: | ::::::::::::::::::| ヽ}
ﾚ' /∧:::::::::::::::: ∧ //! V/:::::::::::::: |::::::::::::::::::::!
// ヽ.:::::::::: / ::::Ｖ ｀､ [/!:::::::::::::::: |::::::|::::::::::::| ∨', i ＿ / ／
. // ヽ.:::: l ::::::::::〉 ！ |{Ｏ::::::::::::rﾍ.:::l::::::::::::{ ∨ｿ K´//ヽ.. / ／
∨ ,}/////{ ./ ／
k/ヾ===彡.ｼ／
､ヽ'´｀ﾞー--―'´ ヽ,:'´
〉xﾍ ,:'x'´
i ｿ=ﾐ ,xﾁﾐi
ツァーリのお願いをどうして私が断りましょうか。 . ､} ゞ-'ﾞ｀ ´｀ー'ﾞヽ
,:-､,､ ￣｀ﾐｰ､ ' z彡孑≦
i ! ﾍ ﾉ ｀;' Y
して、その内容は }-､ { r-､i ―'.:ﾞー !
| j ∨.1 ! ゝﾉ ノ＿__
i. } ∨} l/ヽﾍ ,／￣|//// ￣ミ;,､
／/! j､ ｀ ' ヽ| ∨//ﾄ-ﾐz､r-､彡ﾉ＿__i//////////
////,} ヽ '´ ゛ j´＼＼ﾐ､{//,}//////}｀ヽ//////
////∧ j, ヽr.､＼＼ヽｿー----' ∨////
//////ヘ __ヽ ﾍ ＼＼＼｀＜ }////
////////ﾍ ｀ヽ >､ ヽ｀ ｀ﾞ ｀ﾞヽ 〃///
/////////ﾊ_ 〉 ! ＼ ｀ ヽ ∨ /////
//////////j iﾐ､_＿.ノ.／j ヽ ∨/////
.
- 973 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:19:11 ID:Zcyby73s0
-
＞' ´ ＞Y ｀`ヽ､
,__,ｲ ,. i:i / ＼
/ , ' /i:j /' ./ ／／ ﾄi i i ﾍヽ
/ ,ｲ// i ,/‐､ｲ／ 7./ i | i ' ﾑ
,/ , '7// .l／izｚzxヽ､/ｲ .!|Vj ! ﾍ ボクは皆に請われて仕方なく復位したのに、
／i ／ i// |. ヾﾄ::::斗 彳´ ﾘﾆi` ' i | ,ハ
/ j/ y':/ j _ヒzソ i沁ゞ //i∧ i まだボクの帝位を奪おうとする裏切り者がいる。
./ //! .// | ﾑリ|.//∨ .ﾍ !
' // i //.i .∧ .| _＿_ ' ｀`.i ' ∧V .iヾ
j::,′lﾘ// , .i,.! ,': : : :/ 从 i::i j もしこの身が本当に危なくなったら、
|::| // j ,ハ |ヽ:.､ ヽ--' .イ 7 .iﾘi::iⅥ
|::| i::'| ∧ ﾄ V i .∧ ＞ . ＿. イi | / ﾚ' !:i その時はイングランドに亡命したい。
|::| i:::|´ V ヽA V rt r＜ /: : T' ,′ .i::i
|::| `´ .ィ:/ヾ/t|_j-i /: : : :i .ｲ: ＞ｘ _ j::i その事を女王に承諾してほしいんだ。
|::| ,.イ:xz===イハヾヽ/: : : : :i´: : : : : ／ヽ
|::| 7: : //: : /::::/ i:::ヽ ヽヽ: : : |: : : : :./: : : ハ
＞− ' ´￣ ＞‐|:::::::::::::::::::::::::::ｲ ﾉ ／
＞ ' ´ ,,,xxｚ/::::::::ﾄ:::::::::::::::::::::::/::∨;,/／
／ ／;;:'´,'´l::::::::::>弋:::::::::::::::/::::::::::i 〉
, ' , ' ／ ,' ﾞｘ:::::::::ゝﾆ二ﾆソ::::;;::::ﾉ./
／ ,,,／ , ' , ＼_::::::::::::::I´∨〈｀ｖ'ヽ
,,,.-‐´ , ' ＿｛_ '''''====ゝ 丶ﾍ ＼ｌ
_,,,, - ‐ ' ´ , ' ,ｲ ｀ヽ、 ヽ ヾｌ、_!
ｼ ﾄ-、 ,- ＼ ＼゛、
分かりました、女王陛下にしかと伝えます。 ,' ゞ_〉、 /〉 、｀"ー Y
ｨ' ｀';. 'ﾜ"、￣｀ " l
（恥ずかしいお願いという自覚はないようですね） . ＿ゝ .. / ｲ;ﾄ<- l
＿゛ﾆ_‐- "゛ ｀´ ｌ｀ _}
＞'´::"ﾞｯ、 ヾ__ノ' =＝キ{、 _L、
／:::::::::::/::::| ﾃx,,ノゝ- ,,,,,='´:::::∧__ ｿ ﾄ
して、もう一つは何でしょうか？ , - ' : : : :::/::::::| l 一｀ ｻ゛´ー〉::::::::／ｋ_／／::::＼
, - ' ´ . . : : :::::::::l:::::::::l ｀―'´! l＞-' 〉:::::ゝー...'..´::::::::::::::
ヽ . . : : : : ::::::::::::::l:::::::::::l ,' /／ /::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::
.｜::::::::::::::::::::::::::::::::::::、::::::::∨ ,l_/ ﾚ-‐./:::::::::::::::::＼::::::::::::::::::
〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::∨_l 〈 ７/:::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::
./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::〉 l 〉 /::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::
.
- 974 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:19:46 ID:Zcyby73s0
-
/⌒ヽ _ -─────- 、 r‐､
/:/ i:::( _ -─────- _) /:∩ｊ
/:/ i:::ｊL -─ ─ ‐- . /:/ }:|
|::| _ .j::j ｀ヽ /::|
／ ｀ヽ/:/ / ＼i
／／ Ｖ / / / ﾊ ヽ
/ / .′ ｉ/ / // / ′ i .′i i i ｉ '.
/ / / j ﾉ i // ｧ 7ﾌ7ﾒ、 / i i i ii i i エリザベス女王と結婚したい。
. / / / ノ.ｲｉ i ﾚ ,ｨ 〒㍉// //iﾉﾉi i ∧
i / / ／ ／i| l i{i i::::ﾄz'/ z=､ i / / ハ
N .′／ ／ i | | | L::し /ﾄz'i}′/ ,/ / ﾊ
. /:/レ´/:/ i | | | | '''' i:::ｿ/ ／ .ｲ ,ﾍ i l
/:/ /:/ |ｉ从 i j ,小 「 ﾌ '''' /7ﾌ爪 ﾉﾉ ,}}ヽ. i ボクは37歳で彼女は34歳、
. /:/ /:/ ﾚjハ i iﾚ'{ ＞ ＿ イﾚﾚｿﾉ／ i:i ｿ
/:/ /:/ Nv'ﾚ仄Hﾆニ, rｧ ´￣￣｀Y´ /:l 年齢も近いからいい夫婦になれるよ。
. /:/ /:/ ┌─‐ﾚ′ヽ ／/:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:| /:/
/:/ /: ′ r=＝=≧≦ //:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ｨ:／
ﾚ′ {ノ }} 彳〃ヾ {i{:〉/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|彡'
_ -‐=＝≠彡'〃 ヾji':.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
. -=＝… ￣￣ ﾌ:.:.{／i i i::.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
（(´＿＿＿＿ -‐=彡r ´i ゝ ___」:.::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./l
. ￣￣￣￣￣ |:.:.:ﾍ Ｖ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:|
|:.:.:.∧ / .:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:|:.:L
＿＿
f ＼ ｉニﾆニ| ./ 1
.ｉ ＼|ニニﾆ| / .'
＼ ヾ三三三ｦ ./
У￣￣ ／
/ ＼
/ ・ ・ ヽ ＿
( ､_人 _, u . j ' ／
＿ ＞ _ ／ .／
∠ ＿＿＿_＿ , ／
/ ／
_ ./
.／ ＼ / /
/ ／＼ ＼ ./ /
./／ .＼ ' /
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∠ ／
.
- 975 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:20:23 ID:Zcyby73s0
-
――― イヴァン４世は最初の妻アナスタシアが死んでからすぐに再婚したが、
カフカスから嫁いできた２人目の妻マリアにはもう飽きていた。
＿＿＿ ___,. -- _
,. ＜ }ノ ＞ 、
. ／.／ ｲ| / / , ＼ 彼女が多数の求婚を断ってきたのは
/ / , ' ., ' |:}' /／ ､ ‘ ,
. /／′ ,' / |:l. 〃 , , } ‘, 知っているよ。
´ i , | / ,i|::! /_ イ ／} / ､ .ﾄ，
. |. , ' l ./ .!|::| /／メ < /／,' } | i‘,
. { / ,' i｜ , ﾆ||::| ,.ｨ示芯}ミメ､. /／} ﾊ ./ ｜.ﾟ,
', /.| ! ',| { ,|l::| | |.圦_以 /´ x=ﾐ「 / ./ | でもそれは相応しくない相手だからだ。
. ∧ { }'| i ‘ , |: l ', ! ゞ-く_ んﾘ 》' .／ ,| |
/:/ ヽ .| ﾟ, ｀!::| ', { 厶ｨ 厶イ{ ,'| |
/:/ ﾉ /! ﾟ, .|::| ﾄ､. ､_ _ ’ / :!.|.| ', ,' }/
. |::| イj,ﾊ ﾊ iV|::| |、 ,ｲ |.| !,:∨ （ボクと違って政治力も無かったんだろう。）
. |::| V_彡<.Ⅵ', !:＞ ,. ＜ | ./ﾘ |.ﾟ,::ﾟ,
. |::|. , : ´￣≧ｘ ﾟ,ﾑ:, ! _/,.≧チ} , '| ,:| / ﾚ ',::', （追いつめ決断を迫れば嫌とは言えまい。）
. |::| , '::::::::::::::::::::: ﾍﾟ,ﾑ＼,.ｲﾊ/l／ﾚ j/,' /. }:::|
. |::| ./::::::::::::::::::::::::::::::i:ゞ:::＼＼!＼ :|:::|/ |:::|
. ,,
. i´,,,ﾚ''""'ヽ
. l ;;;/ .:::.. i
. l ;;;;l ::::::: |
. l ;;;l ::::::::: l
. l ;;;;l ::::::: / ＿＿
_,,i ''ﾉ ::::: ,ﾉ _,,-''" ﾞﾞﾞﾞ'''''-,,,
アッ、ハイ ,ｒ".:: "''''''''" ヽ
／.:: u ヽ
ソッスネ ﾉ.: ○ ヽ
. 〈x l
ﾞ-,_ l
. ﾞ''-,,, ..::l
ﾞi;:: ::.. ...:::::i
ﾞi;::: .、 ..::::::::,,'ヽ
_,,-''"＼ ..:::::〉 ,ｒ":::;;;;;ノ ﾉ
と＿＿,,,;;;＞-''"""""""ﾞ'''（_,_,_,_,_ﾉ""" "'''"
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- 976 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:21:25 ID:Zcyby73s0
-
――― リヴォニア戦争で泥沼だったイヴァン４世は、女王との結婚でイングランドを味方につければ、
攻守同盟を結んで軍事的な支援も得られると考えたのだろう。
1567年、ジェンキンソンは「亡命先の確保」と「ツァーリと女王の結婚」の２つの提案を受けてロンドンに向かった。
. ..... .. ..:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:... ...... .. .... . . ...... .. .
, ⌒ヽ . :. .:.:... ... .... . ... :. .:.:. ..
. .. .... .. .:.:.:..: .: ( Y⌒ ヽ . :. .:.:...
.
, ⌒ヽ . .. :. .:.:.: . : .. ..... .. ..:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:... ...... .. .... .
（ ' .:.:.. ... :.fゝ:.: .: . ... :. .:.:.:.: .: .
ゝ ｀ヽ ,. .'||‐- _,,
(⌒ ,,､ fゝ ,. '" , ','|l,.-''" ヽ . :. .:.:...
. .. . ヾ＼ ik'" ,,.'‐'' !| ヽ .. .... .:.:.:...(⌒ 、
λ ヽ､ ,.'!!ヽ. ヽ !| ﾊ. |ゝ （ ヽ⌒ヽ 、
.. .:.:.:λ ﾞヽ､ .'..,!| ｀ ､,' i !| ﾊ. !!､ .... ..:.:.:.:.. .:.:.:.. .. ..
! ﾞヾ､ |.! ,'｀.ﾘ_,,l.l,,_ _,, _,,,」,!!-=ギ、 :.:.:. . .. ... :.
ｉ ,.' ﾞ|.ﾄ､ ,' / ゝｪiノ'ｷ''"~ ヽ !! ヽ
! ,.' ,' |.lヾ､',,,.'-‐''"!:!; ﾞ!!. ﾊ
} ,.' ,' !.! 'ヾ､ ,:.:;|:|.; iｦ_,,... ..,,」
!,.' |.ｌ . ヾ､,:.; | !;.;. i=‐'''"~ﾊ
∧ ∧ ,l' ,' :!.! ヽ､.!:|.;.; ,!: i',
廿 廿 ,.' ! ' | ! ヽ.ヒ二ニﾕ=､‐n.:. } ',
ゝ‐ゞ - '､ﾉ ＿,,.' -‐| |'''"ｬ"" ''''''i''iヽ;"~￣ ヾ|-−‐-_y, '.,
V∧,,"_'' ~"'',‐- ､,,_;| | ∧,',',': | |; ; ;. i|'''¨¨~~ i~ ', '.,
ﾇ¨ヽ. ｀"'' ‐- "'',,_‐"' ｰ'､,ﾊ,' ! | ; ; ; !! :: } ', ,:ｬ
Vハ- ,,,,_ "'' ‐ ヾ,i,,_ |::|; ; ; ; 7.! :: ﾉ__,,.≠"__、
＿ t─ｷ‐-ﾞt- ､、,,_"'' ‐- ,,_ ~"i''i:‐ｭ;-_､.. ,'l Lﾆ=ｯ',."≠"""＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Ll,,,ｌ__l l! ｌ l. i~r~;''ｪ- ､,,_ ~" ''' ＝===ﾞー--｀┴ﾞ‐ ゝ'フ
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- 977 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:22:01 ID:Zcyby73s0
-
――― さてイングランド。
i
|
∧
ﾉ..λ
/…λ
====､、
|.|IIII|.|ｌ
/∴∴ヾ､
l,i,i,i,i,i,i,i,i,i,iili;,
_|I I I I I I_|;}､
| |γ⌒ヽ| |ll|
| |,.!､,__,ﾉ.| |ll|
i''i;;:::;;:::;;:::;i'il|'
=========､
| |'i'i'i'i'i'i'i'| |ll|
i i i i | |;|,|,|,|,|,|,| |ll|
ムi ムi ムi ムi i鄴鄴鄴鄴ill|
Ｉ.Ｉﾑ,＿_,Ｉ.Ｉﾑ Ｉ.Ｉﾑ,＿_.I.I ﾑ | |'i'i'i'i'i'i'i'| |ll|
|l,|I/ i＾i |l,|I| |l,|I/ i^i |l,|Ｉ;| | |;|,|,|,|,|,|,| |ll|
|_,!__i山i.!_|l.| _ _ ＿|_,!__i山i.!_|l;| ﾑ i鄴鄴鄴鄴ill|
i .i i | i"ﾞ∩ﾞ" i |/;;||;;||;;;| i"ﾞ∩ﾞ"i |ll|.l l.i;;:_l_l_!______| |'i'i'i'i'i'i'i'| |ll|
|ｰ―||ｰ―||ｰ―|| i__:;ｌ」;:_,!.|凸凸凸| i__;ｌ」;:_,! |;;,|)))))|;||;;;;;;;;;;;;| |;|,|,|,|,|,|,| |ll|
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|_Ⅱ_||_Ⅱ_||_Ⅱ_||＿|Ⅲ|__:_| lll lll lll..|＿|Ⅲ|__:_|_|,|,ｌ,l,i_,l| l￣i__| | | ／／i| (Дﾟ )
|_門_ｌ|_門_ｌ|_門_ｌ|__!_而___!_|ΠΠΠ|__!_而___!_|__,;:--ｰ--------- ／／i|／ 〈 <Ｖ>〉
￣￣￣i,i￣￣￣￣;;;￣￣￣:;￣￣￣:;￣￣:´|;;'i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／／i|／ ﾉ__：__|
※ビッグベンは16世紀からありました。（真顔
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- 978 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:22:39 ID:Zcyby73s0
-
ノ , - _ /三l
／ ,. -‐ '´/ヽ/三ノ
／ __ 7三三,釗
／ , ' ´ r ､_ ノ 三三ﾚ!
r 〆 __ﾄ､;;三三〃´ 釗
＼ __, イ ,〆;:三三! ｀` ､ f
ヾ 二 / ,,三/ r==､_ 丿 ＼ ﾉ 我が国は商業によって立つ国。
/ 三/ ＿ / ⌒'! Y
`ー=,!三三l ／三;::j l! |::: ! ヾ |
|三三| ∠ ーr-ｲ |! │:::! ,! iヽ ! i| 交易で多くの特権を与えてくれたツァーリを
|三三| __,/ / | |＼ト､:! .lﾄ､ l:::i l !l
|三三| , 三三:: ｲﾄ､|-十=',ﾆﾘ.'ヽ,/:/,/ﾚﾘ 失望させるわけにはいかないのだわ。
ゞ.三_:|_／ 三三イ│| ヽ弋ﾃﾊヾ' ヽi_ｲ|
rイrｰt,,ヽ.三ﾉl! |│| ` ´ t;f !
ー-ﾃ| l!kt〃,ij / l |│| ﾉ!ハ ＿__＿_
ゞ､ニｲハ,/,.ｲ ! | ヽヽ __ ﾊ r､＼ （ ヽ-ゝ _,..＞- --､
,､. `ー-く三＼| ! | ヽヽ ´-' /::! ヽヽ､＼ ￣フ´ ＿,. -ゝ┴-r-､
| ＼ ＼三| ! | ヽヽ _＿ ∧!:f |/ | ﾄ､＼. ,.-‐´ ／￣,.／´ ＿フ
`ーr--､_ ゞ| ! |_, -―- l |´三1l_ノー-| i ' ' |:ヽ,ヽ. / _,. く ／ _／￣|
|! | _,.＞'| i | 三三 ゝ＼:: |ﾄrj`!::ﾉ |､::: l. / にﾆ'／,､-､‐┴ ―― ､
く. |, | 三三三; ） ） |ﾊン} | / V （_ヽ-'__,.＿-- -⊥._
＼､ ﾉ! |; | 三三三/ /三Lyノ_ゝ-r､ rｰ ､_. / .￣ __'-ﾉ
ヾ ＼ j／ ＼ ＼__;三/ / 三 ヾ:::く ` ,/ rt‐ﾗ'￣￣ヽ ヽ
|＼,` ー 、 ` ー─ `ヽ! 三三 |::::.> ,__／/ ゝﾆ--‐､‐ |
|:::::::` ー ､＼ !|´ヽ＼ 三 |!/ ゞ / /‐＜_ ヽ |ヽ
', 丶、 / ｌ
、 、 丶 ＿＿＿∠＿/ ｌ
'., ヽ ヽ.｜::::::::::::::::::::::｜ ﾉ
、 丶 l ｜::::::::::::::::::::::｜'
＼ ﾉ て::::::::::::::::::::::::::::ト 、
＼, 丶、::::::::::::::::::::::::ノ 仰せの通りです、女王陛下。
〉 ￣￣￣￣ ヽ
／/￣ ヽ、 ,´￣Tヽ
l 〈￣ ヽ、 , ┐| ここのところ、他の国々が英国商人に限られた優遇処置を撤廃するよう
ﾃ ゞ-‐'｀ 〈_ツ i
≧ 〉 ツァーリにはたらきかけています。
/＼ ＿- ‐ 人 二ﾃヽ ∩_
/＞-----''´"｀'''--ﾂ （つ ） いっそご結婚を…
/::::::::::::::::::l＞＜l:::::::::ヽ_／＼フ
. /:::::::::::::::::::::::::∨::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
.
- 979 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:23:19 ID:Zcyby73s0
-
,イﾐｘ
ｒ彡: : /:ヽ._ __
,ｨｔ―:-’: : : :`:.､: : {ヽj: :}L_
ヾ: :｀ヾ: : : : : : : :＼:ヾ:.〉:ヾ:} __
だけど結婚する気はないのだわ。 . ,ィ:.､ﾉ: :_:ﾉ: : :_: ．-― -ミ: : :彡し:､ /∧:
ｒ―_ｧ′: : :三:．' ´ ｀ヾﾐ:〈: `ｰ'-、》
ヾハｿ: : :ｨ: ／ ヾぅ: : :r=､ｨ＝ﾐ､
とりあえず時間を稼ぎましょう、 〈:_:_: : : : ,:′ /:ﾊヾ: :｀ヾ:､ //
<∧Y): : :// / / i i }_:圦ｧｘ: く `く
それでこちらの意図を察して諦めるはず。 . ヾ'廴:.// / / ,ｨ i ! |l ﾊ ¨ヾ: : : : 〉 ヽ
/ｒ=):/ｲ ｲ ｨ/ 从 从 从 il N ,ｲ:}: : r'_ ＼
/.入: j/:! ﾊ /ｲ ,ﾊﾊ Nﾊ jﾊ! ｲ !}i /:.|:1: : : :{ ‘，
きっと他の女に目移りもするのだわ。. -、 .′ ヾ: | N ト:L_ｲ ゞ | ! l 斗匕_/! / 〉:Ⅵ:ｙ: :人 :.
i ＼ !.〃 辷ﾊ l { k乍≧ｘ ｨﾁ乏ｶｱ|ハ ヾ:.ﾘ彡ｲ ヽ i
ヽ 丶 _ j/} / ｊ厂}:ト !弋:::ﾉ 弋:::ノ |! 厶ｲYﾂ､ヽ ＼ |
_ .．' ヾﾐ`ｰｧｖ:ｲ:辷ｙく、′ Y 八⊂⊃ ⊂⊃ ｨ 〃:トイ! ヽ :､ i |
{ ( ￣¨ ､ヾ〈: :ヾ: `ｰ=≦:ｘくr| i1ヽ、 ヽ_ｧ .／=! /:.:.ﾉjﾊ!| ＼＼ : l
ｒヽノ￣ヽ ｀)辷:_:＼: : : : ﾉ: : | /く彡ﾐ≧ｔ _ .．＜:::::::::| !ィ' ′}! } 〉′ /
ﾄ! ト､ _,.ﾆ ｲ: : :/: : :): : :.{: : : | 八::}:::::::::::ヾxﾍ:::/:::::::::::| √:ヽ、ｨ:| ﾚ′ /
し`yミ三≧: 》r彡:／: : : : ミ､:ﾉ.∧: :入:::::::::::Y:「ヾ::::::::::::′/: : : :.ヾ.| / /
ヾ-ｒ＜: :.Y}: ノ: : : ;．-‐:./ /: /:/:::::ヽ::::::/!:ﾊ::::::＼:/ ∧: : : :_:.X..．=彡 ′
廴:斗ﾍ人:ィｧ彡:＞ｲ /／: :＼::::::1`´:|: : ヾ:::yｒ{ ./孑≦ ￣/／ _ ／
| iく: :_:_:/ ./′: : : : <У::::::::|: : : :j/: :入く ｘ＜/√¨ヾ≦ミ:ｘ､
| 辷彡' ∧: : : : : : : :¨ｱ￣´: : : : : :/ ヾｲ: : : :{/: : : : : :＞x/
. /〉 ∧ ハ ｘヘ.｀ ヾ: :_:_: /: : : :/: : :i: :八 ／}|: : : :.′ヾ:／ヾ:／
tｭ- y/ r‐v‐v‐ｩ. // 〉′ ト．. _ ¨ フ" {:.!: : : /: : : :|: : : :ヾ:.:バヾ : : : : : :.>
t´-=≦) ﾞY＾＾＾Y_)) .// / i! ／ _ . イ>’: :./:_:_:_: :|: : : : ／ }/: : :_:．'"
,.. -‐ (＿＿_) -r人___,ﾉ‐､ -.､
ヽ､ ＿＿＿＿___ﾞｰ----‐'__,ノ
.
- 980 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:24:14 ID:Zcyby73s0
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――― 無難な対応だが、しかし相手のせっかちな性格を計算に入れないやり方だった。
自分の申し込みに色よい返事がないと知るや、雷帝は立腹した。
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',:::, ,::::; ,:' ,':::::; ' ,':::::::::::::::::;' ,...':::; ' ,....::'::::::::; '
', ' ;' ;:::; ,..':::::;' ,:::::::::::::::::;' ,...',:: ' ,.....':::::::::::::::::::::;
,.':::::::;' ,'::::::::::::::::;' ,..'; ' , ', ' ',:::;::::::::, '
,. ＜ ＼_::::; ' ,.':::::::::::; ' ,..', ' ,' ' ' '
／ ≧ｘ ,.':::;::::; ' , ' '
_ノヽ ／ ＼ ＼' , ' ,
,. : ´ ヾ::L / l| ﾟ , ﾟ,ﾍ , ' ,....;' '
／ i:ﾑ /. ,' ; l| ,:! l| ﾊ ﾟ,ヾ , ' ,...'::; '
' Vﾑ. ｌ ,' ｜ l| ,':| .ﾄ, l| |｜i, ,..':::::; ' , ,......', '
. , iVﾑi. ,' /! /| ノ/ .! }ﾘ--､ l} |' ! l ,':;::; ' ,....::'::::::::::::'::::::'::;:::' , '
_, ,' }.‘,‘:,. |. /_}/-i ７ |/ -:', /ﾄ !ﾘ ! ,....':::::::::::::::::;::::; ' '
′ | / |Vﾑ |-‐/〃-‐j/ / ,ｨ〒ﾃ.|ﾟ, ,' 、 ﾟ, ,..':::; ' ' ' ' ,':::;':::;':::;'::,_,
,'| ,' LｉVﾊ | ./ _,. ィ¬ ｂり { ﾘ }.∧:‘,､ ',
,'｜ ,′ | ',}:::} _,xﾁz:刈 ｀彡' i }',ﾊ.Vﾑヾ、
, i ﾟ, i .!/ }|:::| ｀夊c::ソ ,ｨ/////ヽ// } !｜.! Vﾑ ボクは本気なんだよ？
V { .ｉ ', ‘, .| |、-|:::| ､ ‘,￣=彡 / |Ⅵﾘ .Vﾑ
∧ﾟ, |, ‘, ヾ、 ヽl ｀ .|:::|V .＼ 、 __, ｨ , ' | ﾘ Vﾑ
|:::|ヽ {‘, :ﾄ､ ! ト､ }'|:::|.‘ , ‘, ｀ ´ .ｲ ! ,' .|:::| ナルヴァの港を他国にも開放して、
|:::| ＼i |ﾟ ,/￣￣｀ |:::| ‘ , ‘, ____,／/| | / .|:::|
|:::| リ {,: /::/ ｀ 、＼ ＼ ﾚ j/ .| ,' }' .|:::| 貿易相手は他にもいると教えてやるんだ。
|:::|. ／ /::/ ヾ′ ＜ ＼ j/ |:::|
|:::| ／. /::/ ＼ ｀￣ |:::|
.
- 981 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:24:50 ID:Zcyby73s0
-
,-‐ｲr'¨¨´~_｝
r='´r‐､ノ しﾍ
／ _ j ,. 丿
／ 「 └'／ └ ､
/ r:ﾉ ¨¨ ￣｀ ‐- . _｣
__ /｀=へ／! Ｌｲ ヽ ＼ ヽ
l￣｀ヽ! /.:::/ __〕 ,j! .i : i ヽﾌ
／l二二lツ ｰｌ.::::l /! ノ /| | i ! ､ ハ
ヽ /／|_ l:::::{ ' L} /斗_ｒ!ｽ、 i!メ､j ｌ ｌ !
ヽイ ｌj｣ !:::::l ｒ ｿ, / T:::::T ヾノ川!ﾘヽj ! やれやれ…
./' | ｌ|_ l::::::', ﾊ八ゝ. t.:::ﾉ T:::T .| / l
.,ｲ , l|::!.j iｲﾊﾇｌ_） | t:::ﾉ ﾘ′ﾉ
l::| / :/!:| ヽﾍゞこｿ:::i i! _ { , ′ ジェンキンソンはちょっと予定がとれないから、
ｌ::|' .:l |｣ l::ﾄ､ー'ヾj i:! ｀ ,'ヾ:､
ヽ! ｌ｜ l_j! lｰ-/ Ⅳﾍ _ _ ノ .!〉:〉 他の者を使節として派遣するのだわ。
/ ,: l | :l ｉ /;:::::::＼｀ ｲ´ |.'、
,:′ / ! :' / ,｣∧ヾ:::::::::::｀xr=ｧ「´＼| ヽ ヽ
,/,: ｲ .! _｣ / _,′} ,〉::::::::::::;:{kﾁ}::;:::::.ヽ ＞ ﾉ
//! | l / ノ { //{｀:::::::::::::ヾtｲ:;'::::::::/＼〈
/,/ i .! l,. rj ゞミ二二ヾ::::＼:::::::::::::;l|;:::::::::;ｲ:::::/} }
./ ／ ／ ＼::::::.:.｀ヽ､
（ （ ,ィ´ ヾヽ:::::.:.:.＼
＼ ヽ 〈::| 〉〉::::::::::.:.＼
ヽ （ ヽﾄ､ _ ＿＿ ＿ _ ＿//:::::::::::::::::::.:〉
）ノ _ ノ ￣｀フ ^ﾄ､.:.::::::::::::／
（（ ﾞー─r=r──-=_=＜"´ l! ￣｀Y´
） ,ｲ;;7 i:(;;;;ｿ>:､､ | i
（ lソ |:ﾄ--‐'^l:l | |
女王陛下、私にお任せ下さい。 ) , ィ´ !::l j:| | |
r─‐ ┐ .（;;;）. ゞ=ﾆﾆノ .:| |＿＿
|:::::::.:.:.| （人 ﾉ .:| !::::::::::
【 トマス・ランドルフ 】 l:::::::::.:（＿,．っ i 1 Y´ .:l |:::::::/
郵政省長官にて、新たな使節 . ｀`ー‐rー＜ ゝ-〈 入 !:::://
| ＼ ＼ _／.:::.＼__ノ:://:
| ｀`ー--<フ7:::7r--ｰr'"´ ＼:::::::::::::::::::://:::
＼ こ〉‐〈こｺ .:i ＼:::::::::::://:::/
｀`ｰ-----‐ / ,r'"´￣￣｀`┘ |::::::::://:::/::
/ （ /.:.::://:::/:::::
／ >‐r一─────'ﾞ── ──
／ |::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.
- 982 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:25:39 ID:Zcyby73s0
-
_＿＿__
ﾄ:､::::::::::/i
／:ヽz...才::::|:::: : K| ﾊ
／:::::::::::∨::::: : |:::: : |::::¨/::|
_ }:)::::::::＞ 廴_;_;ノ＝ミ!::::/::（!
. /::廴ノ:::i '´ ￣ ¨ヽ:::::|＼ ____
/:::::ヽ::: ノ ∨:::::/::::::∧
. /=ﾄ､:::/ i i ヾ:ｲ:::::_::::::}} 亡命の件は認めていいから、
. ＞j::: ;' j i ∨¨r'￣ハ
／＿｝:::i:i 从 从 i i::::::ｰ^i￣＼ それをエサに通商を継続させるのだわ。
＼ ｛:¨::八 i i_i_⊥ ﾊ i _/⊥_ﾘ i . |:::::::::::j }}
|ﾟX!::::{::::::}i | r〒テミ＼ヾ/ ィテ:〒ｫ ,' |:r==くヾ__／
／ :{＼::::::从小. 辷:ﾂ ヽ 辷:ﾂﾉ'} |:::>:! }}
〃 | | ::＞=;' ﾄ{ / . 从乍 =彳ヾ, 結婚については話に触れないように。
{{: | | :{:{ / ﾄ､ ' .ｲj ｲ∨ﾉz| j }}
{{: | | .{:{./ ,ｲ｛__ ＞ . ∠ヽ . イ_| !/∧ .| j }}
. l/∧ /⌒¨ }. ﾏー┬≧zz≦.∠ノｲl: :/' ／ﾊ:l .|
|{ {:::V | ﾄ､ i{ 〃 ￣￣ ＜:l:__|__
.／´￣⌒` ー ┤ i: }⊥,.⊥. ＿__ ...z ､ . ヽ /〉
}′ / } . l}｜´ ｀¨¨ヽ. } | }ﾉ } tｭ- y/ r‐v‐v‐ｩ.
..{ { | j|｜ / } } | }ﾉ'ﾊ ﾉ t´-=≦) ﾞY＾＾＾Y_))
,.. -‐ (＿＿_) -r人___,ﾉ‐､ -.､
ヽ､ ＿＿＿＿___ﾞｰ----‐'__,ノ
――― かくして1568年、ランドルフは新たな使節としてモスクワに向かった。
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: _f_ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::: r _,. ''"）_,,)｀'' ､、r :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,ｬ‐-､ .ｬ‐-.､ ､‐-､ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::,r ,' ﾘ,,...,,! ﾘ,,,...,,! ,ﾉ,,..,ﾘヽ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::pヽll' 먨ﾞﾞ'! λ￣~ヽ. λ¨'''ﾊ ヽ ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: : : : : : : : : :ｌ.ﾉ_llヽ.,!_,,,,_ﾉ ,'ﾉ__,,,,,_ﾉ..,'ノ＿,,ﾉ ,／ : : : : : : : : : : : : : : : : :
. . . . . . . . . .ヾ,,___｀~~¨¨'',''ﾍ,,_||＿_,'_,r‐'‐ｭ,／）二) . . . . . . . . . . . . . . . . . .
"''''~"'"~~"'"iｪｪｪｪ' ＝= ,,, ,,,, =＝ ｪェ''ﾃ'''~"''''~"'"~~"'"~"''''"~"''''
~;;;._,,,..._,,,..,, ;;;.lゝ.,,,,＿＿＿＿＿＿＿_,,,,ノ/'''~"'"~"''';;;._,,,..._,,,..;;;._,,,...~"''''~"
~~"'"~"''''"~"''''~"'"~~"'"~"''''"~"''''~"'"~"'''~"'"~"''''"~"''''~"'"~
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;;;._,,,..._,,,..,, ;;;._,,,..._,,,..,, ~"''''"~"''''~"'"~~"''''"~"''''~"'"~~"''''"~"''''~"'"~
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- 983 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:26:11 ID:Zcyby73s0
-
――― しかしモスクワに着いたランドルフは、女王がなかなか返事をしない事に苛立つイヴァン４世に、
八つ当たりをされてしまう。
,__
l_<
_|_
＿ ,ｪ.＿.ｭ、
,,,,］|| ,,.-'"゛ ~''ヽ、
ﾆﾆﾆ,,!-ｚ,,,,,,メ--────--丶、 /_|ヽ ★
-､,,,,_ .~"'''ﾆ==ェ,,--'''''''-------ヽ.._ |iiii|ﾞ|. |
｀~"'―-,,,,,,|ﾆﾆﾆﾆﾆｴｴｴｪ,l,,,,|,,,,[ ]、 |;;;;;;|;;|. ,!!、
人 人 ｀ﾟﾞ'''―ｖ,,,,「 .|~ﾞ---->...ｭ,ｭ__.、 .,i;ﾛ;ﾛ|;;| iiiii
彡ミ 彡ミ 人 人ﾞ'''ｰ-...,,,,_| ｀ﾞ''''「ﾞﾞ'''''..|∩-|iil.,,, |||||
彡彡ミﾐ 彡ミﾐ 彡ミ 彡ミ 人 ｀ﾞ"人-i､,,_,,,l;;;;;;;;;;;/;;;/z,,,__. .| :| i
彡彡ミミ彡ミミ ;;彡ミミ.;彡ミミ ;彡ミ 彡ミ 人ﾞ'''┐'| .|''i--zz;;;;;,,,,,. |ＡＡ.| ∧
彡彡ミミﾐ彡ミミ 彡ミミ 彡ミミ .彡ミミ 彡ミミ彡ミミ:::| .| .l'''―ｖ,,,,,"'''i ＿＿___ .A lﾞ| | |.|.A. .|ｉｉ|
彡彡ミミﾐ彡ミミﾐ;;;;ミミﾐ彡ミミﾐ彡ミミﾐ彡ミミ彡ミミ:::| .! ,| ｀~"'ﾍ-i､|ﾛﾛﾛﾛi''i_|ii| |ll,,,,,,,||ii|_./ .ヽ
彡彡ミミミ;;;;ミミミ ミミミ ミミミ;;ミミミ;;ミミミ;ミミミ::::| | | 人人人 r‐┴── ┴┐ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞll-----トL,
ニニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝===== |..彡ミ .r‐―┴――─┴-┴─--iＬ,、:::::::|ﾞﾞﾞ|-----
ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＝＝＝===ｪｭyy,|jlll」―――---------u,,|_， !.| .!-ト |
ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'|ゝ-'iゝ-'iゝ-'iゝ-'iゝ-'iゝ-'iゝ-'iゝ-'i ト- ＿ ..|.｢[l|__＿＿,,,..|...............
.
- 984 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:26:48 ID:Zcyby73s0
-
――― ツァーリとの謁見どころか囚人のように見張りを付けられ、外部からの訪問者にも会えず、
４ヶ月もそのままだった。
/ / ﾄ､
. | ./ / l ＼. |
. | / / ,-､ r;;;ヽ | ＼. ｜
. | ｉ l , ｲ;;;ﾉ iﾄ;;;ﾉ＼ﾄ､ ＼ . |
. | | |（ / ,､ ヾヽ_ノﾉ| ＼ ヽ. ｜
::;;;::;;ゞ:;:;;ヾ;:::ゞ;;::ゞ:;ゞ,',;:ゞヾゞ;ゞ. | ! ﾊ ￣ , Y ,｀ー' | ヽ､＿）. |
;ゞ::://;;;;;::::ヾ;::;;:;ゞ;;:ゞ;ヾ;::;;:;ゞ;;:ゞゞ. | {_ﾉ ﾞ､ ｀ＴTT" ﾉ |
::;;;;;;;:ゞヾ::ゞ;;:::ヾ;ヾ;::;;:;ゞ;;:ゞ:;ゞ. | 人____ ｀ｰ' , - ｧ< . |
::;ゞヾ;;::;//;;;;;;:ゞヾ;ゞゞ . | ｜
;;:i; l;;//:ゞ;ゞ;:ヾ;ゞゞ └――――┐ r―――――――――┘
;|;:..|:/::ゞ ｜/
ii;;:../ ／＼ ／＼ |/
i::./. ／ ﾛ ﾛ ＼=======皿===========皿 ／ ﾛ ﾛ ＼
:/ ／ⅢⅢⅢⅢ＼ 合 ／ ＼
／ ========= ＼＿＿＿＿＿＿＿__／ ＼
| |目 目 目| | [田] [田] [田] .| [田田] |
| |目 目 目| | .(;;.). [田] [田] .| [田田] |
| | | |(;;:;;:;;:)ⅢⅢⅢⅢⅢⅢ| |
(;;:::;;:;;.) |目 目 目| |;:;;:;:;;::;) l''"^"''l l''"^"''l|. [田] [田] .|
:::;;;:;:::::):;;;::;;);;;∩＿＿＿∩(;;.;;;.;);| |;;;;;;;;;;;| |;;;;;;(;::;;:;;;(;;:;;:(;;::;;:;;:)田](;;;:;:;∩＿＿＿∩
;;;:;::):;;;:;::;;:);;::;)| ノ ヽ;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;| |;;(;;::;;:;:(;:::;;:;;;:;(;;::(;;;:::;;(:;:;;;:;:;| ノ ヽ
/ ● ● | / ● ● |
| ( _●_) ミ | ( _●_) ミ
彡､ ,､､|∪| ,,,ノ 彡､ ,､､|∪| ,,,ノ
/ . ヽノ ヽ / . ヽノ ヽ
| ＿r'ﾟlﾆﾆﾆl]_ _＿＿＿/l | ＿r'ﾟlﾆﾆﾆl]_ _＿＿＿/l
fﾆﾆﾆﾆllﾆﾆ| ＼[ l===ﾆﾆl]}||||||||ll]}ｺl|====iﾆｺ fﾆﾆﾆﾆllﾆﾆ| ＼[ l===ﾆﾆl]}||||||||ll]}ｺl|====iﾆｺ
|l_,,=-'''~ | ＼... ヽ'''ニ「_,,,l⌒l｡__｡_]三i三三iＦ |l_,,=-'''~ | ＼... ヽ'''ニ「_,,,l⌒l｡__｡_]三i三三iＦ
| 〈,,/ヽ__＿）|ll [`ー .. | 〈,,/ヽ__＿）|ll [`ー
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- 985 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:27:27 ID:Zcyby73s0
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――― ようやく謁見が許され、家臣たちは使節に「雷帝」の怒りが炸裂するかと思ったが…
＿＿_＿＿＿ ､ ,ｨ(
＿_ （_⊂二二二二⊃_） }Y´ ）
＞ ￣`'＜＞'" ￣ ミメ、 ／ ,ｲ,ｨ
／,,rr==- ｧ' , , ＼ Y》 ／
j/〃 ⌒７7′ ///ﾊ､ ヽ i ト､___彡'′
〃,{{ {{ /ｲ.ﾊ{ V卞辻 ﾄ､.`ﾄﾐ､、
(ヽ. __j┐ {{ ハ从,仟ﾐ rﾃミｿ ,' Ｖ| h 親愛なる妹のエリザベスに対する友情は
. ＼「/ｽ Ｘ /ﾘ刈 ﾋﾘ, ﾋﾘ/ /) ハ }}
. { 勹〃 从/:,小、┌┐ / /ｲﾊ/ ji }} 変わらないよ。
. ＼ ）_{iハ从/介:｀ﾆ .厶ィ'⌒ﾒ、 〃〃
《￣/ | 《/了7》《/Z〈/ ∨ , /|
厶ｸ′八 /`'77 ,〃 7,ﾕｯへJ＼|, /l / |
〈_/ / ,ｿ // 〃 ./（ (_,r'^┤ ,|. `rｘ/ し' |
ｈ. / ｛! 人 {i / r爪: :／⌒しｲ :>ｲL ∟.. _
|｣ﾄ､ 八{. ∧ ∨ `ｰｧく: : ／⌒`'く ,ｨ'" ｀ヽ.
＼__,,rﾍ. ﾊ ＼ｏ (_／}Ｘ : : : : : : } / , ‐v'⌒ヽ-､ ．
ノ 辷彡へ、 j／＼_: :_ノ: :. / ＼/ ＼
／ ／ / 〉 ＼ / Ｘ : :│ 卜、 ＼ ＼
/ ／ ′ ′ ＼/／ 》Ｘ人: : : :`ー――'＾>― →
. / 入 , │ ＼ ,厶≧x ＼ _ : : : : _ ／
. 厶ニミ入 ﾑ======|====彳iﾚTV∧ ￣
r ､
, イ￣｀ヾｘ、
/:::::/: : : : : :}}::ヽ
＿ ./::::::{{-‐＝ー:トイ 女王にもそう伝えます。
〃 ヽ ｀Y⌒>＝＝＝ｲ ヽ
{{ ノ ./ .//か イx |. '.
f⌒＜ / .}(__/ {{__) ＼
'. ーへ. { / .r_只_， }ヽ ）
￣｀丶 ＼>､ じ ./ ￣
｀ゝﾉ.＞-r--rイ!
/ }ノーﾍ{ | ＼
, V Y
} .| /
'. |／
丶 ノ、
T Π ｲ＼_）
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- 986 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:28:17 ID:Zcyby73s0
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――― そして使節ランドルフと秘密に会談し、イングランドはなんと新たな通商上の特権までも手に入れた。
おそらくはエリザベス女王に軍事同盟を決断させるためだろう。
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/ , ' /i:j /' ./ ／／ ﾄi i i ﾍヽ
/ ,ｲ// i ,/‐､ｲ／ 7./ i | i ' ﾑ
,/ , '7// .l／izｚzxヽ､/ｲ .!|Vj ! ﾍ
／i ／ i// |. ヾﾄ::::斗 彳´ ﾘﾆi` ' i | ,ハ
/ j/ y':/ j _ヒzソ i沁ゞ //i∧ i
./ //! .// | ﾑリ|.//∨ .ﾍ !
' // i //.i .∧ .| _＿_ ' ｀`.i ' ∧V .iヾ _
j::,′lﾘ// , .i,.! ,': : : :/ 从 i::i j ／ﾉ
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ヽ、 ｀‐' _{ }___:::ヽﾞヽ
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- 987 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:29:15 ID:Zcyby73s0
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――― 翌1569年になって、大役を果たしたランドルフはツァーリの使節を伴ってイングランドに帰国。
使節の役割はイングランドとの軍事同盟の締結である。
/´￣｀二ﾆゝ- ､,ヽ 、
{:.:.:.:.:.:.:.. .:.:.:.:ル'ﾊ
ヽ::.:.:.:.:... .:.:.:.:.）)ノ.ﾉ
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＿ -―- ＿ _. -‐くヽ､._（ _,)）|r””!|:::::
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ヽ｀ｰ,' ● ＿ ● ﾞｰ'ノ . / / ,-､ r;;;ヽ | ＼
｀ ! , '´ ▼ ヽ l" ｉ l , ｲ;;;ﾉ iﾄ;;;ﾉ＼ﾄ､ ＼
/ ｀ヽ i 人 i ﾉ ヽ . | |（ / ,､ ヾヽ_ノﾉ| ＼ ヽ
ヽ./ ｀＝=ｧ'⌒ヽ=＝' ヽ/ . ＿! ﾊ ￣ , Y ,｀ー' | ヽ､＿）
ヽ, {(＾) } 〈 |= {_ﾉ ﾞ､ ｀ＴTT r‐┴'─|. |‐1
! ヽ!l__,ノ ﾞ |=. ＿人____ ｀ｰ' |:::::::::r',Zノ、|
ｌ i ─''"´￣／‐ ! ┌─┘-‐:| .!::::j }￣
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ｧ-ﾑ.,,,＿_Tl"'''''＝=||=,ﾗﾞ |:! '. l
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V T''''ー-::::幵-k,,,,,,. z''" ,. ''"7_~"'''T
V_i | !r‐''" ,. ‐''" - ''_7,,__~"'T
ｿ! | |}‐''" -'',~ ‐''"_/,,＿ ￣7
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- 988 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:29:53 ID:Zcyby73s0
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――― そしてこのツァーリからの使節はテームズ河畔に１０ヶ月ほど滞在した後、
軍事同盟に対するエリザベス女王から自筆の書簡を託された。
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て::::/ ｌｌ ｌ | !| {::::::::::::::::| l::i:::::::::ﾊ〈
しｌ | ｌ | | | _!H‐'ﾌ|/て::::::::::彡ﾐ::::::::( !ｌ
l l l _L | |ノ rT´㍉ | (::::::::ﾐ彡::::::ｨ l|ｌ
ll ヽ ´ rｒ､ ヽ__ソ | l! {::l l::::;:::) | ﾘ
ﾊ v） l l | ﾘ /::// | |
,' ﾊ 丶 ﾘ ,| |/／´ ｜ |
| 〉 ､ ｀ lﾚ' | ｈ､ | |
r-v､. l / || ＞ - ィ 〃 | | l7 | |
/|.-|^|_ ﾉ' |r j / rr､ 〃 | | 〈 ＼ | |
r'─┴!iﾕiﾜ┴──┐ﾉｌ j/ ㍉ﾄ（ ﾉ l ( ＼ . | |
| lヽ j! ＞ ´ ／ / ﾊ. | |
| ツァーリへ . l
l |
| |
| byｴﾘｻﾞﾍﾞｽ .|
! |
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- 989 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/07/28(月) 22:30:35 ID:Zcyby73s0
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{ ｀T彡三(二((O))二)三三≧ミ ｀ー-､ ＼
｀ーレ'´￣￣￣厶三二ニﾆ≪≫ミ ＼_〉
／{ 厶三三三三二≫ミ≧=ミ /
/ 人 厶三三三二＞'' ハ ｀≪}-‐'´
/ / ｀＜三三三三二彡''ヘ '. ‘,
′/ :! ナ‐ﾄ､:| /. 斗‐ヘ :!: } ｜ |
. | :/{ | / 芹气j／! / ｀ﾄ､! ｜ } 次スレいきます。
j/ } :{ ∧〈 んﾊ j／ 孑芹ミ､j |: ′
/ V:ﾊ V::ｿ ん::ﾊ〉 ﾊ //
{ .:::::! , 乂ツ .::: .:: |ﾉ /j/
|::..::::::{人 _ ＿__ /:::::::.:::::j／
|::{::::::ﾊ!个 ､ Y ﾉ ,::::::::::/:/}＼
j八:::{_ ./:::{:::＞..＿.. イ{::::::::/j/::|() ーｧヘ
r ､ V{ V:::::::!::::/::::| 公 .|::／:::::::::ﾄ､_＿/::::::::ヽ
'､ V ! .}:::::八/::::::{/ 〉∧ ' /::::::::::::|::::::::/::::::::::::::.
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- 990 ：名無しのやる夫だお：2014/07/28(月) 22:31:16 ID:ksG20Tfw0
- >>975
ツァーリは離婚を好きにできたということか
- 991 ：名無しのやる夫だお：2014/07/28(月) 22:34:46 ID:ksG20Tfw0
- >>987-989
政治家ということ忘れるとただの支離滅裂に見えてしまう
- 992 ：名無しのやる夫だお：2014/07/28(月) 22:42:15 ID:XTwqDYB.0
- 使節にプレッシャーをかけた後に好意的に取り扱うっていうのはまあ、よくある交渉の手法の一つだけど、そういうんじゃなさそうなんだよなあ
- 993 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/08/03(日) 10:16:59 ID:CzIdSmGI0
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ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
ﾞ､';|i,! 'i i"i, ､__人_从_人__/し､_人_人＿入_人＿入_从
`､||i |i i l|, ､_）
',||i }i | ;,〃,, _） 埋めネタがわりに
.}.|||| | ! l-'~､ミ ｀) 没にしたネタを公開します
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.{/ﾞ'､}|||/／ .i| };;;ミ '´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒Y⌒W^Y⌒Y⌒
Y,;- ｰ､ .i|,];;彡
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{ く；ｧｿ '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
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''''' ,r'~ `V ヽニニニ二､-'{ 十 ）＿＿;;;;/
- 994 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/08/03(日) 10:17:35 ID:CzIdSmGI0
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【 没ネタ公開その１ 】… 第８話 「エレナ・グリンスカヤとイヴァン４世」 より、冒頭の粛清シーン
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「粛清する」…
ヽ、 そんな言葉は使う必要がないの。
∧ `＜、
,∨ `＞＜＿＿＿-――、 |ヽ
＿_>、ヽ-‐´´ ＞＜ ヽ:::::::::::::::`＼ ﾋ∨ なぜなら、大公の一族の者が
＞―＞＼￣￣::´ｰｰ`≧ |::::::::::::::::::::::| .∧∨
ﾞ´／‐‐:::＼＼::二二二二‐‐-＜__::::::::| ∧ ∨ その言葉を頭の中に思い浮かべた時には！
´::::::／´`::::＼＼＝--::__::＞::、::＞-≠＝― ∧ ∨
:::/::::/::/:::|::::::＼.＼:::｀ヽ、二‐＼＿_＼ ∧ .∨
/::::/:::::|::::ヽ:::::::::＼ ＼::::::::＼￣￣ヽ￣:ヽ ∧ ∨
:::/|::::::|:|::::::ヽ:::::::::::＼ ＼:::::::＼:::::ﾍヽ、:::ヽ ∧ ∨ 実際に相手を粛清してしまって、もうすでに
:i::::|::|:::|:t::::::::ヽヽ、:::::≠ ＼::::::ｌヽ:::ﾍ r ‐、 .∧ ∨
ｉ::::ｉ:::ｌ:::ｌヾヽ::ヽ:ヽ `∠,ゝ ＼|:::＼| / ｉ ∧ ∨ 終わっているからなのッ！
|:::::ｌ::ｌ‐|-,,=ゝ::ﾍ ヽ〃r:::ﾘ,＼ ＼/ / .| .∧ .∨
:ｉ:::::ｉ::i/匕¨弋丶ヽ ゝ‐′ｌ＼ ＼′ ∧ .∧ ∨ ,＞
:y、::ヽ:乂＿ｼ_ _ `, l:::∧、 / / .∧ ∨ ,＞´ ／
. {,＼:＼`ﾞ、 .／/. ｲ .人/ >′ /＼ ∧ -‐‐ ´ .／ だから使った事がないのォーッ！
――＼＼／:::/ r、´ ./ / ﾚ 〆 / | ＼ ,,, ｰ""二 .／
￣, ‐‐ゝ―≠∠／;;/ ∧ | ＼ >_",＜´ ／
--__ /{:::::::ノ/＿ /_´;;;;;;;;ヽ ／ ヽ | ＞ / ／
´ ―/ ≠´-:ｲ;;;;;;;;;;ヽ、;;;;;;;;;`／ ┐ ／∨´/ / ／ .／
/ / /:.:.:.:.:∧;;;;;;;;／ ＼ll／ 、`ヽ / ／ /. / ／ ／
/:.└:.:.:.:.:/´;;;;ヽ;;;/ ＼;;|;;ヽ〃/／. / / __ . ／ ／
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｉ;;;;;;;;;;ヽ;;ｌ 、 ＼、;;;／ / / ＞／｀, ／／／
| |:.:.:.:.:.:.:.:/ ｌ;;;;;;;;;;;;ヽ;;;＼ ゝ′ / /.＞＜´ <- / ／ ／／ ／
| |:.:.:.:.:.:.／;;|‐‐‐‐ゞ;;;;;;;;;;;＼ ヽ / /´´ ／ / ／ / ／／ /
| |:.:.:.:.:.:|;;;;;;;;ゝ |;;;;;;;;;;／ 、 ∧./ .／ / ∠＜￣∠ヽ_| ヽ /
ヽヽ:.:.:.:.|_＿_| |;;;／ ヽ .∨.／ / ,＞≠＝ ／ |／ヽ_＿| /
、ヽヽ:.:.:| ヽ |′ >、ｌ ヽ ＞ ´ ´ ＞´ | | ./
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- 995 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/08/03(日) 10:18:23 ID:CzIdSmGI0
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_． ...,iｲ ,,...-ｰ'" ,-｝ ''ｰ､､;..... ...`".;;;..'； ､
;;;l〉 ,-''゛ .;,l,ﾞ| ,-''"./ ,iシ" ''-､_;....
;;;i!i｢ ./,,./ , -./ /,,./ ゛. /゛ __ ｀'-､.... ..`'!ﾞ''く;;;｀l,
;;;;;;/" .l'" ..;;iﾞ'i: ／'" ._、. __ .ィ彡ニゝ `'';;､
;;;;;;;,./ ...,iﾘ,,...-ｰ'" ..,iｼ" ｒ彡ｧ"7ｩ'´￣｀ゞ¨｀ヽ ヽ.;
／;,./ ,./ / ´／.:,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:＼ ﾞ'､ヽ, .、 .ﾞヽ;;;/'ﾞl=
-'ﾞ./ : ,ｒ'";;;;;/ /.:.:／ ﾚ.:.:o.:..:o.:.::Vﾍ.:.:.ヽ .ﾞヽ,ヽ lヽ, `tl|'ト
.,ilﾄ.;:../;;;;;;./ ,ﾝ| ／.:／ ﾞi.:.:.:.: :ｨ/´ ヾ:.:ヽ ｀'ゝ.ゝｌ､ .,i.ｌl″
;;ｾ../ ;;;;;./ ,./ /゛ ／:／ _,.斗 .: ﾄﾞ､__ ヾ.:’、 ｀.ｌ . iｉ《..ﾉト
lゞ...;;;;;./ .,_--ﾞ // ／.:／ r‐''´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾｧ ヾ.:ﾊ ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧
;;;;.ｌ ./.; : .// ｲ.:, ′ }.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::} !.:.:i ＜ ＞
;;;;;;;;/; l .,ﾉＹ′ ._.,,.. i.:.:{ ヾ.:.:.:ﾑ.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾆ=く i.:.:.! ＜ 「粛清した」なら ＞
､;..;ﾞh、 ; .,ﾉ.//. l.:.i {.:.: j`ｰｔ .:.:.:.:.:.: ゞ.:.: ヽ ,:.:.:i ＜ 使ってもいいのッ！ ＞
.りヽ.!ヽ;;;.,、 ､,レﾞﾞ ;ｲ.:! rvﾞ.:.:7 .ｲ.:.:.:.:.:.:.::.: ﾐ=.:.:. Y∨.:.:ｲ. ＜ ＞
;;;;;;;;ﾞ!〉;ゞ"! .,r ||'-、. ヾ:.ヽ､._ |.:.:. 彡/.:.:｀￣´.:.:.:. ヾ:､斗'.:.〃ﾉ. ＶＶＶＶＶＶＶＶＶＶＶＶＶＶＶＶＶ
;: ;;; ;;;;;;;;;;;;.!; :/;;;;;;;;; l: `´￣ i.:.:.:.:.:L .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :-=彡'ﾌ／ｲ |;;. ;..;:.;;;ｾ.. /
‐l.;: ;;;;;;;;;;;..ｌ;;;;.l.;;;;;;;;;;;;;;;| ｀TIi厂.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゞ=ﾆ≦" / ..;;;ilゞ...
. _／.;;;;;.;;;;;.ヽ,_.ｌ.....;;;;;;;;;|.; , イ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ゞ叨 ;|;; ;
" ;; ;: ...;;;´.;;;;;;;;;;;.! .／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ＼ ;.!;;;
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.、 .,,/ ;;;.ｌ. '.二- .'; ;;;; ｌ|ヽ ;ﾞ.ｌ.;ﾞヽ,..t､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.ヘﾞＬ ｀ .´ `‐lへ / :
（,,xコﾘ ;ﾞﾍ｀- ＼ ＼;;;;;.ﾞ";ﾞ'-ｯ． ;;;;;.!;;;;;.∨;ﾞ'j､: ∧ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'t ､, .､ ｀'!=､,.|ゝ..!ﾞ'/;;;; / .,./
;;;l゛ ...;;;ﾞ、._,,,,.. -‐;:;;;;;;;;;;;;;;ヽ..;.. ;;;;;|.;;;;;;;;;;;;;;; ｌ. ..;;;;＿.. -‐ .:.:.:.:.ｌ.; ＼ |＼. ｀′:;,rl;;;.,i'く 彡'".!
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; ;: ......;;.. .;;;;;;;. .......;;;;;;;;l｢;;;;;..ｌ.;;, /.;;ヽ ;.n.!;;;ﾞﾞ';;;;;;;;`....;;;;;;.｀'ヽ、"
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⇒ ホラー映画みたく、余裕こいてるとこをいきなり吹き飛ばされる方がいいという結論になって却下（＾ｑ＾
- 996 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/08/03(日) 10:19:15 ID:CzIdSmGI0
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【 没ネタ公開その２ 】… 第10話 「 イヴァン４世…選抜会議とカザン戦争 」 より
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ ちょっと余談になるけど… |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ 「国家はどの程度の兵力を戦争に使えるのか？」 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
,＿,, ,、
、 '' ､くヽ､、
-‐'''"" 、 ／'`_いヽヽ 、.
ミヽヽ ,-ー ､. || ／' / ／//=ﾐヽ`､
` ／＼. ヽ -=｝.|| /' ,'=/ﾐ/ヽ/ ､.X i＼
X ri ＼ ノ ヽゝ'_.|| / /_ー=ミヽヽ ヽ
（ ヽ ヽ /⌒/= 7<|| / ﾉ ヽ` ／＼,‐' ／＼ ,,,く,ヾ
／＼ ＼ _ソ . /＝/| |:ｌ.||-...__/≡ー=ミ X ri ＼,,,,-く,ヽ'''"",､ ヽ､ヽ
`‐' ゝく ￣"(に} ー=ミ （ ヽ ヽ //|. ／__＼ ｌ'K) ,､
/"'''''''"ヽ ＼ー=ミ ／ ＼ ＼ _ソ ＼ ヽﾉヽ) ｿ///／__＼
_,,,..----.._/＿__|ヽくｌー=ミ＼ ／ ／ `‐' .,､ `､//=ｌ//ソ ヽ／__＼
彡三ミ || . |ヽヽミ彡ヽ | ￣ ／ ／__＼ /（ /(く/､ｘ) ヽ ソヽ
...ヽ ===========| `r く） |========〈 ﾉl o ハ /＝/|7⌒/ /=/ヽ ヽ
ﾉ |＼ ヽ |＼＿_|‐l |／| ヽ 人,,,,-‐ｰ､. へ ヽ ＼ /て￣
..丿 ヽ ヽ ヽ ヽ 〈 | ,､ ＼ _ ＼ ／＿_＼ ソ⌒ヽ / /￣
ノ く) ＼ ヽ‐-､＼ ﾉ つ/ ／__＼ ＼'''￣ヽ ノ＿ｿ＿ヽ （彡ミミヽ<
ヾヽ ＼ | ￣￣ ﾉヽ) ｿヽ ＼ /| |ヽ ヽ／⌒ヽ/
／:::::::::::::::::::::::::;ィﾎ孑"⌒￣¨ミﾒﾍ
/::::::::::::::::::::::::::/:::::::/;ィ :::/ ::::::::!::::::::::':, 「持っている兵士数＝戦争に使える兵士数」じゃないわ、
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. '::::::::::::::|:::::::::::::::|:::/:/ ｀|人｜:;' |::ﾄ;:::::::::: l そーゆーのはゲームの中だけだから。
| ::::::::::: |:::::::::::::::l/行テﾒ、 ﾚ′ |;斗v::| :::|
| ::::::::::: |:::::::::::::::| 弋 ｿ ィ=-j/| :::|
| ::::::::;Ⅵ:::::::::::::::! ,,,,,, ヒﾘ j:::::|
l :::::八-|:::::::::::::::| ' ,,,,,, ,::::::| 他国の攻撃に使うなら１〜２割ほどで、
|::::::::::::`|:::::::::::::::| ,-‐ z .,:::::::|
| ::::::::::: |:::::::::::::::| ￣ ﾉ::::::| イラク戦争みたいに長期に外国に駐留させるのなら、
. 八:::::::::八::::::::::::::|＞ .. .. ＜:::::::::::|
/ ::::::::::::::::∧:::::::::::|__ ≧y‐＜:::::| ::::::::::::::| さらにその半分が限度よ。
/::::::／⌒ヽ- ﾍ:::::::::| ￣テﾒx;;_ :::::/|:::::::::::::::|
. /:::／ ∧:::::| ＿ ||/:::::/ .| :::::::::::::! （※米軍の総数150万のうち、イラク戦争が30万）
/／ ∧:::|'⌒ ＼|||::::/ |:::::::::::::;
. ノ" ! Ⅵ `ﾏI⌒`ﾞ|ﾘ|:::::::/
（──- ,, | `｝ ,ﾑ ,ﾉ| | :::/
/::＼ ＼ | | / | ∨ | |::/ 残りは何してるのかって？
/:::::::::::X ＼ ﾉ 人 ／| i| Ⅵﾉ j∧
/::::::::::::〈 ヽ／ `´ | i| | i|/ ＼ヽ、 他の敵から本国の防衛よ、あと国内の反乱防止もね。
⇒ただでさえ内政改革や軍制改革で説明の多い回だったので、これ以上の余分な解説はくどいと思って没
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- 997 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/08/03(日) 10:21:07 ID:CzIdSmGI0
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【没ネタ公開その３】 第９話… 「 イヴァン４世…全ロシア人のツァーリ 」
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――― なおアンリ・トロワイヤの小説「イヴァン雷帝」の描写によると、イヴァン４世はアナスタシアのことを
『 可愛い雌牛 』と呼んで可愛がっていたらしい。
,.ィ"圭圭圭圭圭圭圭圭圭}
{ヽ ､―-ミ ,.イ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭!
ヽ ヽ、___＞ミ川/=＝‐ｧ}圭圭圭圭圭㌣"´ ｀`ヽ、
ヽ｀`ヽ、-／ ／ヾ､{{圭ミ〃圭圭圭≫"´ ヽ ＼
ヽ、 〃 ヾi圭〃ﾍ{ ヽ ＼
l‐-‐''" .{{ 》-《 ll ---‐‐< ヾ､
ﾍ ≫＝＝{兪} 〃 ／ } ヽヽ
､ {{ ,ｲ ﾄ､〃 / ／ ／ / !ﾉ
＞..､＿___{{ ／' ! ll´ / ／ ./ .l
ヾイ l _〃 ,' , ' ／ ,.ィｱ／ l ﾄ､
ヾ＝l" /l /／／／-‐ァ''"´／' l/l ! l!
Y { / ／／＿_／ .／ ｀`ｰ/､ ! / l!
_ ＼ﾍ l .{rｧzzｪｪ=ｫ '¬ l / /
_/ ト､.＼ ﾐ l.ヾ瓧;り ﾞ て苅芳ﾞ'/ /
i´{ l `ヾヽ､ ヽ ///// ヾ≠’/ ／ ,.-‐‐-､
/l ﾄ､＿＿ .≧‐ ' /////ｱ"´ .／ ／ヽ、
＿ λ ヽ ＞ ､ -=っ ,. -―'‐-､／ ／／
r/ /｀`ヽ、ﾍ. ＼ ,.-‐=| ＞､＝≠’ ヽ ／''"´
l { ＼ ＼＼ ＼_l‐‐､}ﾉ . ／／ Y /
／二l .l ＼ ＼＼ /´r‐=ミヽ__ll‐《／／ ヽY/ ＿__
{ λ ＼ ＼ _/ くﾍ／Ll ヾへ{ ヽ ,.ィ"´ /
、ヽ、 ヽ＿＿〉 // ノ「l } ヽ', Y／ __}
ヽ、 ト､ ＿ ノ-ｧ‐/ l_/ l ｌ Yニ二ニ=‐-.、 ﾉ ,.ィ"´
＿ﾉﾉ ） ／／// / .l l. ‐ ,' ｀`ヽ､ ヽ,.ィ"く、_／―'''"´｀`ヽ、
＿ノ /// ´ { l l ./―--､ ヽ l＜ ￣￣￣ヽﾉ Y
／// i l l / `〉ﾉ7 / .ﾉ
人 l l '. ヰ ﾉ ./>/ 「 l , ' , '
Y l 人 l l ,./―-- ､ /､/> . l ! / ./
ヾﾄ､ ／ ＞､l＿,.ィ"´/――--ﾐ/‐-;〉 ／／ ヽ､ヽ＿__
. ＿＿___//＞ｧ' | |:::::::::/ l::::: / 〉 〉 lヽ､￣￣)）
. <ﾍ::::::::: // l ﾄ.ｌ::::::/ ,'::::/ ／／7￣｀`ヾ、 ヽ-! ´
ヽヽ::::〈〈. ! .ﾄ､l::/ /:::::l-―ｧ"‐＜ /￣￣｀ヽ ヽ/_/
-―‐'"ﾍヽ:::ヽヽ. ﾍ l ﾄ/ /::::::::ヽ、／￣｀`ヽ、 ＼/
´￣￣ ヽヽ::ヽヽ ﾍ. ∨ l::＝==-三二ｱ7ー‐ｧ､
,.-‐‐ﾍ !:::::ｌ l λ ,' l::::::::::::::／／:::,.＜l´l::::l
l二⊇ l l:::::ヽヽ ﾊ. ヽ ,' l‐-､;／／／_,.-‐‐i }:::l
l l::::::rヽヽﾊ. Y λ ＼／二二ニミl;;/,.-―r―i
l l::::::〉〉´ λ ./ ﾉ__.ヽ／ ＼｀`ヽ―-､ ヽ::::l
／入 l::// __λ / /-‐''" ） ＼ ヽｭ ヽ ヽ::!
⊂ニﾆ-''" . ﾍY/ /::/ , ' / ./ ヽ ｀`ヽ￣￣｀`ヽ、
／／ ／／ / / / ヽ ヽ ＞.､
⇒ 中学生相手にえっちなのはよくないと思いますので却下
- 998 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/08/03(日) 10:24:28 ID:CzIdSmGI0
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／ i ' ,
／ , i＼ ヽ ' ,
,' i , i ! ＼ ! ',
/ i ! i i i ! ＼ ! ',
/ i .! i i i.! ! ＿', 、i ! ､ ',
/ i i ! ! ,' ! !, -´￣ _ ＼! ! !､!
,' !i i ! ! ,' 'i.! ,_=へ´ !､ ! ,! i!
! , !i, i ! i! ! ! ／ !|,ﾟ| !i､ !, !! !
! i !i ! ! ! i!. ! i、 !|､! 'ヽ!` , 埋め
! ! i!ヽ ! ! i! ! ` `´ ! /
', ! !| ! ! ! ! ` ::::::::::::::: !
', ! { ! ! ! ', ,'
' , i , ' ,! ヽ! ! ! ', ￣ ´ !
' ,! ! ',! i ! ! ! ' , , - , , ' '- , ,- 、
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i! ＼＼ !､､ ! i! !ヽ ! , /: : : : : : : : : : : : : : : : : : ' ,: : : :ヽ/ i , -､
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- 999 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/08/03(日) 10:25:55 ID:CzIdSmGI0
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- 1000 ：夢茶 ◆CJKYxwcPjQ：2014/08/03(日) 10:27:45 ID:CzIdSmGI0
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