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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第115話☆

71Winter Bells♪ 5/12:2012/12/26(水) 00:17:39 ID:MIBd3nQA
デッキに登って、そして、ミッドと同じ景色を見た──海だ。
青くキラキラと輝く一面のパノラマは、太陽の光を受けて、光の粒が踊っているように見えた。
「とっても素敵です! なのはさん達は毎日こんな景色を見ていたんですか!?」
「にゃはは……そんなに褒められると照れるな。毎日じゃないけど、ずっと見ていたのはホントだよ」
少し顔を赤らめるなのは。いくらヴィヴィオが養子とはいえ、こんなに若い母親というのは珍しい。
ヴィヴィオと仲良く手を繋いで、駅前の駐車場まで連れて行ってもらう。
そこで……また凄いことが起きた。
「やっと来たわね、なのは、ユーノ! ヴィヴィオ、お久しぶり! で、えっと……」
「あぁ、急な話でまだ紹介してなかったよね。イクス、こちらアリサちゃん──アリサ・バニングスさんだよ」
「は、初めまして。イクスヴェリア・グラシアといいます。ヴィヴィオのお友達です。イクスって呼んで下さい」
たどたどしい日本語で自己紹介をする。
気を使ってくれたのか、聖王教会関係の話は振らなかった。
どの道、こんな遠くでは聖王の威信など届かないだろう。
「で、こちらが月村すずかさん。二人共、わたしの一番の友達だよ」
「初めまして、イクスちゃん」
更に、すずかの姉忍、月村家メイドのノエル、ファリン、バニングス家の執事鮫島……と大勢紹介された。
こんな大所帯で一体どこへ行くというのだろうか。
「ヴィヴィオ、お話してなかったっけ?」
「あ、うん、まだ……あのねイクス、ママの家は喫茶店をやってるの。毎年そこでクリスマスパーティーを開くんだよ!
 今日はまず、私達の家に行ってご飯を作って、そのあとその喫茶店でパーティーだよ♪」
「クリスマス……パーティー……」
確かにこの時期、聖王教会ではパーティーをやるが、どちらかというと厳かな宗教的儀式だ。
ヴィヴィオ達が参加しているパーティーとは、多分種類が違う。
結婚式の後に開かれるような、賑やかで楽しいパーティー……
「なのですか?」
「もちろん! あ、もちろんイクスはお客様だから、準備は私達でやるからね?」
元気いっぱいなヴィヴィオの笑顔。それを見ているだけで、心が癒される。
なのはとユーノは鮫島の車に、そしてイクスヴェリアとヴィヴィオはノエルの車にそれぞれ乗って、
ヴィヴィオの実家である高町家に出発した。
「ありがとうございます、わざわざ車出して頂いて」
「気にしなくていいわよ。困った時はお互い様なんだから。それに、なのはとかヴィヴィオの顔も見たかったしね」

高町宅は、周囲の家よりも明らかに広い、ちょっとした邸宅だった。
そうこうしているうちに、家の中からぱたぱたと人影が出てきた。
「はいはいー……って、なのは! 早かったわね、お久しぶり!」
金髪の綺麗な人だった。なのはより年上に見えるのだが、具体的な年齢がさっぱり見えてこない。
何かの衣装なのか、赤い帽子に赤い服、それに白のポンポンが裾についている。
二十代前半から……一番上に見積もっても二十代後半? いやいや十七歳ということも……
「あ、この子がなのはの言ってた『ヴィヴィオのお友達』ね? ん〜、可愛くてLOVE!」
突然、イクスヴェリアはふわっとその女性に抱きしめられた。
むぎゅむぎゅと大きな胸に挟まれて、ちょっぴり息が苦しくなる。
「もうー、フィアッセさん、まずは自己紹介から始めて下さいっ!」
「ん、あぁごめんね。わたしはフィアッセ高町。なのはのお兄ちゃん……恭也のお嫁さんです♪」
きゃーきゃーとはしゃぐ、フィアッセと名乗る女性。ヴィヴィオから見ると、義理の伯母に当たるのか。
だとするとそれなりに若いのだろう。




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