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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第115話☆
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底無しに高まる炎熱の魔力に対し、ユーノは臆せず魔法を唱える。
それに応じてユーノとシュテルを隔てるように現れたのは、広大な翠色の魔力シールド。
ただし、大出力の砲撃を受け止める『壁』のような堅牢なイメージはない。
面積自体は集束砲撃の直径を丸ごと飲み込むほどに広いが、相応の厚みがないのだ。
むしろ印象は、通常のシールドをそのまま大きく広げたような『膜』。
そんなシールドが、砲撃発射の瞬間に十数枚、ユーノとシュテルの間に重ねられるように配置された。
シールドを複数重ねて砲撃の威力を削ぎ、止める魂胆か。
いや。
その手段では高町なのはの集束砲撃すら止められないと、他ならぬユーノ自身がデータを検証して結論付けている。
事実、シールドはルシフェリオンブレイカーに触れた瞬間に、全く威力を削ぐこともなく割れ砕けた。
「―――ッ!」
そう、シールドであるにもかかわらず、砲撃の威力は削がれなかったのだ。
ならば『膜』の役割は、単純な防御ではない。
足を止めて砲撃を射出するシュテルが、ユーノの展開した『膜』の特性に気付いた。
最初のシールドを砕き通過した砲撃が、わずかな角度ながら外側へと『逸れた』のだ。
そして2枚目、3枚目と続けて通過するうちに同じ角度ずつ砲撃は外側へと流され―――
屈折角度を計算して、砲撃の射出角度の修正―――不可能。
シュテルは、もてるリソースの全てを砲撃出力と集束制御に割り当てている。
文字通りの全力の一撃であり、この砲撃射出中にリソースの再割り振りを行う余裕が無い。
何かを為すのは、すべて砲撃を撃ちきった後だ。
そして、最後のシールドが砕けた瞬間にシュテルの砲撃は止まる。
ユーノのすぐ脇から後方にかけての大地は大きく抉られ、溶岩流さながらに融解しているが、肝心のユーノは無傷。
全開の一撃は、余波でユーノの肌を火照らせる程度に留まり、全てが受け流されていた。
まるでシュテルの射出時間と総エネルギー量までを計算に入れて配置したような、幕引きだった。
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