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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第115話☆

372夜刀浦奇譚:2013/02/06(水) 16:21:00 ID:x2.F.qT6
「そういえばお昼近くなんだ」
「何処かのお店で食べていこうか」
『BLACK Goat Shop(黒山羊の店)』を後にしたなのはとフェイトは、キョロキョロと辺りを見渡してみると、黒い龍の看板がかかった中華料理店の前で手を振っている、大親友である金髪碧眼の少女の姿が目に入った。
「アリサちゃんだ」
「あそこのお店にしようか」
なのはとフェイトは頷きあい、親友が待っている中華料理店に向けて駆け出した。





「はい、ユーノ君、こっちの方の回路修復は終わったよ」
「ありがとう、すずか」
和気藹々といった感じで、デバイスの組み立てをしているユーノとすずか。
そんな彼らを、リインフォースは部品の錆を紙やすりで落としながら見詰めていた。
夜食を持ってきたシャマルとすずかが、デバイスの組み立てを手伝ってくれる事自体はいいのだが、何故、ユーノの隣をすずかが占拠しているのだろう。

「リインフォース、そんなにユーノ君とすずかちゃんが気になる?」
「・・・別にそこまで気になっているわけじゃない」
横で部品を雑巾で磨き上げているシャマルに対し、リインフォースは微かに頬を赤らめながら、顔を伏せた。紙やすりを動かす手は休めず、横目でユーノ達を観察する。
そう、別に気にしている訳ではないのだ。
ただ、すずかとユーノの距離は近すぎではないかとか、必要以上にすずかはユーノの手を握りすぎではないかとか、ユーノはデレデレしすぎではないかとか・・・そういった事について、少し物申したいだけだ。
「リインフォース、その部品、もう錆び全部落ちてるわよ」
「む、そうだな・・・次の部品を磨こう」
錆が落ちて新品同然に光輝く部品をシャマルに手渡し、リインフォースは次の部品を手に取った。当然の様に視線はユーノとすずかに向いたままで。



無言の眼差しによる圧力にユーノは顔を引き攣らせるしかない。
元々感情が顔に表れにくいリインフォースだが、今は明らかに不機嫌そうだ。
とはいっても、ユーノの方に思い当たる事は無く、何か起こらせる事でもしたのだろうかと不安になってくる。

一方、すずかはリインフォースの視線の意味を理解していた。
理解した上で、すずかはリインフォースの方に勝ち誇った様な笑みを向けた。
「・・・―――!! おや、こんな所に亀裂が・・・どうやら不良品が混じっていた様だな」
“真新しい亀裂”が入った部品を床に置き、リインフォースは目を瞑って深呼吸した。
落ち着け、自分は古代ベルカが誇る魔導書、この程度の挑発に乗ってはいけない。
そんな彼女に対し、すずかは更に第二撃を放つ。




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