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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第115話☆

256秘密の会合 ◆0BE0O9eFKI:2013/02/02(土) 01:57:04 ID:GIl3zpRc

そして、データのコピーがすべて終わり、帰ろうかという時に、トーマがまた知り合いを見つける
高町なのは、キャロ・ル・ルシエ、リリィ・シュトロゼック、珍しい取り合わせな上に、こんな寂れたバーで合うなんて、偶然にしては出来過ぎている
咄嗟に、逃げようと思ったその時には、ユーノたち3人の体はバインドで宙に浮いていた

「時空管理局です。公衆の面前で、卑猥な違法画像を公開している3人組がいるとの通報できました。ちょっとお話、聞かせてもらえますか?」
なのはが代表して、定型文を述べる
しかしその瞳は、ユーの一人しか見てない
他の二人も同じく、キャロはエリオ、リリィはトーマだけを見ている
「ユーノ君、いつの間に撮ったのかしら無いけど、いい度胸してるよね?ちょっと私と個人的にお話しようか?」
なのはは、バインドされたユーノの襟首を掴むと、路地裏に消えていった
おそらく、ユーノは生きて帰れないだろう

「エリオ君、写真そのものはいいとして、交換っていうのは、どうかと思うなぁ……ちょっと無効行こう?ヴォルテールも会いたがってたし……ね?」
こうしてエリオはフリードに咥えられて、空の彼方キャロと消えていった
一度は地面に降りられるかもしれないが最終的にはお星様になっていることだろう

「トーマ……」
リリィが近寄ってくる
トーマの心が恐怖に染まる
「……えいっ」
最後は自分かと全身を恐怖に震えさせていたのトーマを待っていたのは、リリィの可愛らしいデコピンだった
しかも、全くといっていいほど、力を込められていない
こうなると逆に怖いものだ

「えっと、リリィ……怒ってないの?」
トーマは恐る恐る聞いた
たとえリリィに、何をされたとしても、文句は言えないが、この理由の分からない状況はかんべんして欲しかったのだ
「怒ってるよ?トーマが通報されて、危うく犯罪者になるところだったんだから……これからは心配、させないでね」
リリィは、的はずれな返事しか返さない
とぼけているのではなく、コレで素なのだ
そこでトーマはようやく思い至った
リリィは実験施設にいたとき裸だった
そしてそこでは、いろいろなことがあったはずだろうし、写真や動画とて大量に取られたはずだ
とすれば、こういったことに羞恥を抱かなくなったとしても当然だろう
「ごめん、リリィ……これからは気をつけるよ」
トーマは胸を撫で下ろす
完全に詰んだかに見えたが、自分は助かったのだ
外では爆音が響いたり、周辺住民が巨大な龍だと叫んだりしているが関係ない
2人の尊い犠牲の上に、自分は助かったのだと生の喜びを噛み締め、あわや泣き出そうかというところで、肩にリリィとは別人の手がかかっていることに気付く
そして、その手に握りこまれた、原型の分からないほどにぼろぼろな小動物と、何よりそれを持ち、この短時間で戻ってきた女性に心の底から恐怖した
しかし、自分は被害者から許されたのだと自分自身に言い聞かせ、向き直る

「なんでしょうか、なのはさん。こっちはもう、話が終わりましたが……?」
努めて冷静に言えたとトーマは自分を心のなかで褒め称えた
しかし、トーマは喜びのあまり忘れていた、いや、忘れようとしていたのだ
最も危険なもう一人の被害者を
「そう……いつ、ヴィヴィオにあったの?」
高町ヴィヴィオの存在を

トーマの表情は完全に凍りついた
これはヤバイ、娘を対象にしたのは本人を撮るよりやばい
母は強し、それが管理局のエースオブエースならなおのことだろう
そして、トーマとなのはの付き合いは、さして長くない
幼馴染も同然のユーノでさえ、あれなのだ、助かるわけがない
全身をバインドされて、連れて行かれる中、ボロボロの小動物がピクリと動いたのが見え、安堵を覚えた所でトーマの意識は途切れた




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