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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第114話☆

626涵養:2012/10/03(水) 21:55:25 ID:nhLumrFc
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新暦76年、2月。
機動六課発足より10ヶ月―――昨年9月に引き起こされた『JS事件』から、はや半年。

発端は、機動六課所属のシャマルが、彼女たち4人を名指しして持ち込んだ依頼。

ミッド襲撃に用いる大量のガジェットを製造するために建造された、地下施設の制圧。
管理局が押収したデータを半年がかりで解析した末に突き止めた、JS事件時の拠点のひとつだ。

この手の施設はナンバーズの中でもウーノやクアットロが管理していたもので、他の姉妹に開示されていた情報ではない。
ゆえに、チンクたちは内部構造どころか、施設の数や場所すら知らない。

驚くべきことに、この施設は役目を終えた後も材料がなくなるまでは稼動を続け、相当数のガジェットを内部に蓄えていた。
その数、想定で200以上。
スカリエッティの感覚からすれば、証拠隠蔽など気にせず、ノルマに達した施設を放置しただけなのだろう。
しかし思いのほか優秀な設計だった無人の製造工場は、完全に放置されていてもメンテ要らずで動いていたらしい。

そう、この地下施設は無人で打ち捨てられながらも朽ちず、未だ『生きて』いる。
ガジェットの製造は材料のストックが尽きたゆえに停止状態だが、施設の動力やシステムは健在。
おそらくは、侵入者に対する自動防衛システムの類も。

憂いを断つ為には施設を制圧し、ガジェットを一掃する必要がある。
けれど踏み込めば、数層に渡り蟻の巣のように入り組んだ地下空間で、数百体のガジェットを相手にした泥沼の殲滅戦。
そしてほとんどのJS事件の関連施設がそうであったように、内部には高濃度のAMFも展開されているはずだ。

シャマルは、飾ることなくストレートに彼女たちに聞いた。
報酬は、刑期の短縮。
施設に最初に侵入し、内部構造などの情報を集め、後続の本隊のためにルートを確保する、突入部隊に志願するか否かを。




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