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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第114話☆

131遺書 ◆bcRa4HtgDU:2012/07/13(金) 21:05:13 ID:DDpQm4gY




「え、また飛ぶんですか?」

「救助隊を狙って時間差攻撃を仕掛けられたらしい。現場にいた士官が迎撃中だが、抵抗が激しいらしい。遺憾ながら一時退却を余儀なくされているようだ」


爆弾テロのあったビルに特別救助隊を運び、帰って一息つこうとしたところで息せき切った上官にそう告げられて、俺はとんぼ返りしました。
まぁでも飛びながら半信半疑でしたよ。そりゃぁ戦闘任務が主ではない救助部隊とはいえ、あのスバル嬢ちゃんがいる分隊ですからね。
でも、現場が見えて来た時には納得しましたよ。俺が最初に分隊を運んだ時にはまだ原形を保っていたビルが完全に倒壊してましたから。

粉塵の広がり方とか、ストームレイダーの分析結果からしてすぐに軍用爆薬で吹っ飛ばされたんだなって分かって高度を高くとりました。
下は銃声と魔力弾のパーティー会場になってましたからね。瓦礫の陰から狙撃されたり、低空進入して爆発に巻き込まれたくはないですから。
救助隊とプラスアルファを考えると乗員ギリギリだったから露払いの武装隊員も同乗していませんでしたし、とにかく交戦を避けて進みました。

戦闘区域の外輪上空から観察して、手薄な地点を見つけたのでそこに退避するよう連絡をとったら
少し離れたところからランスター嬢が応答したのにはびっくりしましたよ。
なんでも連中を追って来て、現場検証中に巻き込まれたとかなんとか。ああ、話が逸れましたね。
俺もてんぱってましたねぇ。あの状況で下手にスバル嬢ちゃんたちが応答できないってのは分かりきってたことなんですけど。
まぁでも、上からじゃ他に手がないんですけどね。

で、近くを通りかかったとかで、そのなのはさん……高町一等空尉、ああいや、特進して二等空佐でしたっけ、
とにかくなのはさんまでいると聞いて更に驚きましたね。道理で見覚えのあるぶっとい桃色の砲撃魔法が見えるなぁと。
まぁそれに撃ち抜かれた対空機関砲には肝を冷やしましたけどね。うまく偽装されてて全然気付かなかったんですよ。
その時礼を言って返事があったのが俺となのはさんの最後の会話っすね。
ランスター嬢が的確に指示を飛ばしてくれるから、とか言ってたような気がします。
戦闘中なんであんまり記憶がはっきりしていないんで必要でしたらストームレイダーのログがありますんで、これ、どうぞ。


で、まぁ……地上からの援護を受けつつ強行着陸してこっちも狙撃で対戦車兵器やらを向けてくるテロリストを撃退しつつ、彼女たちを待ちましたよ。
しかしまぁ、天下のミッドチルダ郊外であれだけの戦力を隠し持ってたとか、どういうことなんですかねぇ。まぁ、俺の知ったことじゃないですけど。
すぐに瓦礫もなんのその、ああいう地形の踏破に慣れている救助隊は収容できたんですが、肝心の元六課の二人が遅くてねぇ。
もうみんな乗り込んでたんで敵も戦力を集中し始めてまして、もうだめかと思った時に目もくらむような砲撃魔法と一緒に
救助者を抱えて二人が飛び込んできたんですよ。

で、俺は「なのはさんは?」って聞いたんですけど、ランスターは完全に表情がなくて「なのはさんは、間に合わなかった」とだけ。
スバル嬢は泣き崩れてましたよ。「なのはさんごめんなさい」ってずっと言ってたな。耳にこびりついて離れないっすよ。ほんとにね。
もうね、俺は後ろなんて見れませんでしたよ。生きていようがいまいが残していかなくちゃならないなんて、ヘリパイとしては屈辱でしたよ。
行きも帰りも、全員乗せて帰るのが、俺たちの、誇り、なんです……。


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