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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第114話☆

1 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/06/30(土) 23:13:00 ID:24aAbHec
魔法少女、続いてます。

 ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。


『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
  あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
  ・オリキャラ
  ・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
  ・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)

『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
  投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
   「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
  読み手側には読む自由・読まない自由があります。
  読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
  書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
  頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
  読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。

前スレ ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆

2 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/06/30(土) 23:14:02 ID:24aAbHec
【本スレ@エロパロ板】
 ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第97話☆
 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237292660/l50

【エロパロ板全体の避難所】
 エロパロ避難所
 http://jbbs.livedoor.jp/movie/2964/

【クロスものはこちらに】
 リリカルなのはクロスSS倉庫
 ttp://www38.atwiki.jp/nanohass/
 (ここからクロススレの現行スレッドに飛べます)

【書き手さん向け:マナー】
 読みやすいSSを書くために
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/

【参考資料】
 ・Nanoha Wiki
  ttp://nanoha.julynet.jp/
  (用語集・人物・魔法・時系列考察などさまざまな情報有)
 ・R&R
  ttp://asagi-s.sakura.ne.jp/data_strikers.html
  ttp://asagi-s.sakura.ne.jp/date_SSX.html
  (キャラの一人称・他人への呼び方がまとめられてます)

☆魔法少女リリカルなのはエロ小説☆スレの保管庫
 ttp://red.ribbon.to/~lyrical/nanoha/index.html  (旧)
 ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/   (wiki)

3 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/06/30(土) 23:18:35 ID:24aAbHec
うおお! なんてことだ、前スレのURL貼るの忘れてた

前スレ ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1329645546/

|3゜;)  113スレ立てた時も同じようなことしてたな俺……

4 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/07/04(水) 00:08:33 ID:AlQPuJd.
新スレ乙です

ではさっそく 闇と時と本の旅人 第8話を投下します
今回はカリムさんのターン!アインスさんはちょっとおやすみ

5 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/04(水) 00:09:48 ID:AlQPuJd.
■ 8





 顔なじみであるシスター・シャッハやクロノの友人であるヴェロッサも同席してのささやかな夕食会を済ませ、フェイトとアルフは客間に引っ込んだ。
 クロノとアインスは、フェイトの免状発行に伴う事務処理の整理のため、カリムの執務室に再度赴いた。
 教会で働くシスターたちも、クロノとアインスに丁寧に礼をし、応対している。
 彼女たちも、まさか自分たちの敬愛する予見の騎士が、無垢な少年をつまみ食いしているなど思いもよらないことだろう。

 やや緊張しながら、アインスに背中を押されてクロノはカリムの部屋のドアをくぐった。

「──クロノ・ハラオウン、参りました」

 カリムは伝統的な羽ペンで、管理局およびミッドチルダ政府あての書簡をしたためている。
 フェイトがミッドチルダへ住民登録をするための後見人としてギル・グレアムを、身元保証人としてカリム・グラシアの名前を署名する。
 クラナガンへ戻ったら、仮住まいを置く予定の区の区役所へ登録手続きを行う。
 さしあたって、フェイトとアルフは二人で部屋を取って暮らすことになる。それでも、ハラオウン家邸宅から歩いてすぐいける程度の距離にする予定だ。

 9歳という年齢以上に大人びて、黙々と手続きをこなすフェイトの姿はクロノにはある意味衝撃的ではあった。
 自分はともかく、普通の子供ならまだ遊びたい盛りだろうに、欲求をほとんど表に出さず、聞き分けのいい、社会的な思考を備えている。
 生きていくために何をすればいいか、を、素直に理解し受け入れようとしている。

 自分が9歳の頃でも、あそこまでおとなしくはしていなかったと思う、とクロノは回想した。
 彼女を、放ってはおけない。
 おそらく、乳児から幼児への感情形成の時点から、変わってしまっている。一般的な家庭であれば、赤ん坊が泣けば親や家族が世話をしてくれる。赤ん坊は、泣くこと以外に周囲への意思表現ができない。
 しかし、フェイトはおそらくプレシアと使い魔リニスとの生活の中で、そういった人間が周囲にいないことを学習し、感情の発露が少ないように精神が形成されていった。
 矯正、と表現してよいものか──ミッドチルダの一般社会における普通が、フェイトにとっては普通ではない。
 フェイトに限らず、一般社会から隔絶されて生きた子供が、その後を生きていくというのは困難なことである。社会生活に馴染めず、結局は施設に逆戻りしたり、あるいは早死にしたり。
 そういった事情もあり、里親となる人間が養子をとりやすいよう制度が組まれている。
 フェイトの場合は、グレアムとは旧知の関係であるリンディが、いずれ養母となることを考えている。

 クロノが持参したフェイトの経歴調書を机にしまい、カリムは羽ペンをていねいに筆立てにしまった。

「──フェイトさんのことは、とても哀しく痛ましい出来事だったと思うわ。ハラオウン提督も、フェイトさんのことを本当に心配してくれていると思います」

「はい」

 もし、リンディがフェイトを養子として引き取るならクロノの義妹になるということだ。
 もちろんまだフェイト本人には伝えていないし、リンディもはっきりクロノに話してはいないが、いずれそうするつもりだということはわかる。

「だから──ね?クロノ君、貴方にも、担当執務官としてだけでなく、一人の男として、フェイトさんを支えてほしいと思うの」

「僕が、その……男、として、ですか?」

「一方的に保護されるだけじゃあなくて、対等な関係がほしい──フェイトさんはその方が大切だと思っているところがあるみたい。
なりは子供だけど、でも心はずっと先を行っている。だから、親としての保護者だけじゃなく、そう──恋人が、必要なのよ」

 思わず吹き出しこそしなかったが、息が詰まりそうになってクロノは顔がひきつるのを堪えた。
 まさか面と向かって、恋人という単語を出されるとは思わなかった。それもアインスの前で。
 エイミィがいなかっただけまだよかったかもしれない、彼女に聞かれていれば何を思われたか。

 そういえば、アインスも、フェイトはきっとクロノに惚れると言っていた。その予想が当たっていたのか、それとも、カリムも同じことを考えたのか、ともかく、二人とも、フェイトがクロノに近づこうとしているのを感じ取ったということだ。

6 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/04(水) 00:10:52 ID:AlQPuJd.
「いや、しかし、でも……まだ裁判が決着していないんです、この状況で僕が彼女に近づきすぎては、問題が」

 確かにクロノの心配はもっともである。
 裁判において、不正に便宜を図ったととられかねないからだ。
 弁護人役になった執務官としてできることは、必要な事務手続きのみである。

 カリムはやわらかに微笑み、クロノの肩に手を置いた。

「もちろん、すぐにとは言わないわ。でも、フェイトさんの気持ちを、心に留めておいてほしいの。いずれそのときが来たら……ね?」

 再び、カリムは惜しむようにクロノの前に跪き、抱きしめた。
 さすがにクロノも、これほどたおやかに寄りかかられては無碍に突き放すことも出来ず、カリムのやわらかな抱き心地をしばし味わった。
 アインスはクロノの背後で、逃げられないように立ち位置を調整しクロノを押さえている。
 他の女と、クロノが触れ合っていることにどういう気持ちをいだいているのか、クロノには計り知れない。
 頬を寄せてくるカリムに、クロノはわずかに身体をひくつかせた。やがて、そっと緊張を解き、カリムを受け入れる。それを確かめ、カリムは慈しむようにクロノに頬をあわせ、擦った。

 アインスの激しく肉感的なスキンシップとはまた違う、淑やかで清楚な触れ合い。
 彼女が、自分に見せている姿は、これまで見たことの無いものだった。
 クロノがもう、そういった行為を受け入れる準備が出来ているとカリムはみなしている。クロノに、大人の男女として向かい合うことができる。

 アインスに軽く背中を叩かれ、クロノは、今この場で求められている行動を考える。
 カリムは既に必要な書類の作成を終え、あとは教会のシスターたちが住み込んでいる寄宿舎の消灯時間がくるまでは、しばしくつろぎの時間がある。
 そのわずかなひとときを惜しむように、クロノと触れ合いたい。幼い頃からずっと見てきた、成長した彼の姿。
 クロノにかけた言葉は、嘘ではない。
 ある種のからかいというか、可愛がる感情はあったと思うが、久しぶりに会ったクロノに対し、男を意識したのは事実だ。

 戒律の緩い聖王教会とはいえ、一般的な程度の慎みはすべきとされている。
 やたらな淫蕩は避けるべきとされている。

 もっとも、一般的な程度とはすなわち公衆の場では控えようという程度ではある。

 やわらかく、ゆるめの弾力としっとりとした触感の白く澄んだカリムのもち肌が、クロノの頬を癒す。
 アインスとはまた違う意味で、安心感を与えてくれる肌。
 クロノが幼い頃、まだクライドが生きていた頃、当時の地位は正確なところは覚えていないがその頃カリムは既に教会に入っていた。
 年齢は相応に上であるはずなのだが、こうして触れ合うとまるでそれを感じさせない、いつまでも純真無垢な少女のような雰囲気を持っている。

「ねえ、クロノ君──ひとの幸せは、抑圧からはけして生まれないと私は思うの。あれはだめ、これもだめ、そう言って禁止するだけじゃあ、息が詰まってしまう。
心を開いて、気持ちを通わせること、それが大切なのよ。そうすれば、おのずとなにをすべきか、なにをしてはいけないか、ないしはなにをしたくないかされたくないか、またしたいのか、そういうことがわかってくる。
──フェイトさんが本当に不幸なのはなぜかというと、その基準が、まわりのひとびとからずらされてしまったことなのよ。彼女だけじゃない、虐待を受けたり少年兵にされたりしている子供たちはね。
彼らは、自分ではそれがまわりと違うと気づけないし、自分が不幸だという自覚もない。だからこそ、こうすることが幸せだからと盲目的に押し付けてはいけないわ」

「──はい。よく、心得ておきます」

 カリムの潤んだ瞳。
 深い諭しと、言葉の裏腹の、縋りつく想い。
 大人として、聖職者としての自分と、女としての自分のせめぎあい。

7 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/04(水) 00:11:58 ID:AlQPuJd.
 フェイトのことを評すると同時に、カリム自身もまた、少なくない葛藤を抱える。

「クロノ君」

 かすかに眉根を寄せ、何かを求めるような、甘えた表情。
 1ヶ月前のクロノならわからなかったかもしれない。カリムが、女の表情を見せている。

「クロノ」

 背後から、アインスも声をかける。こちらは、クロノを促すような口調。

「騎士カリム……」

「うん……」

 昔は、そうだった。優しいお姉さんだった。互いの身分や立場を知らなかった。
 今でも、そんな思い出に浸りたい。想い出は、切なさが心地いい。

 そっと、ごく淡く触れる。
 はかなく消えてしまいそうな触れ合いの距離。
 胸と背中と、両方にやわらかさを感じながらの、微かな口付け。

 高貴な、清楚な、慈悲深い姉。
 汚してはならない、背徳。

 惜しむように、ほんのわずか、カリムは顔を進めた。
 クロノもすぐに受け入れ、唇を合わせる。

 大人の女性。アインスとは別の、女。
 キスをした。カリムとキスをした。キスをしている。
 ただのシスターではない。聖王教会の中でも地位の高い予見の騎士として、人々の尊敬を集める人間。そんな彼女に、自分は何をしているのだろう。
 求められたからといって、欲望に負けてはいけない──欲望?
 これは、自分が望んだことか。カリムに対しても、どこかで欲望があったのか。

 修道女を犯す妄想など、もしかしたらその手のビデオゲームなどではあるのかもしれないが、少なくともクロノは知らない。

 カリムの腰にそっと手をやり、騎士服の甲冑の金属パーツを避けて、わき腹から胸へ手のひらを滑らせていく。
 クロノの手つきを感じ取ろうとするようにカリムは身体を震わせる。手のひらが胸へ近づくにつれて、待ちきれないように切なく唇が絞られる。

「んっ──クロノ、くん──はぁはぁ、んちゅ……」

 ついに声を漏らし、息を継いで再びカリムがクロノの唇に吸い付いた。
 同時に、クロノも騎士服の上から、カリムの乳房をわし掴む。

 眼前に、切なさを満たして瞑られるカリムの瞼がある。整えられた睫と、白いミルクのように澄んだ肌。
 甘味さえ感じさせるほどの、カリムの唇、カリムの唾液。女の唾液とはこれほどまでに味わい深いもの。
 そして、カリムの、厚い騎士服に守られた乳房──。

 ひとしきり、肌の触れ合いを味わい、カリムは名残惜しそうに唇を離した。
 潤んだ瞳と、きらめく透明な糸を垂らした唇。火照った頬が、白い肌を彩る。

「クロノ君……いけない女ね、私」

「いえ……」

 クロノはまだ、こういった場面で言える気の利いた言葉を持ち合わせていない。
 後ろからアインスにがっちり抱きかかえられ、身動きがとれず、逃げ出すことも目をそらすこともできない。

「ずっと、好きだった……。貴方が小さい頃から、ずっと、他の子達と違う儚さが貴方にはあったと思う。フェイトさんが貴方と出会ったことは運命かもしれない、クロノ君とフェイトさんはよく似ている──と思う。
私もね、クロノ君──騎士である前に一人の女よ。誰かを想い、心を焦がれさせることもある……」

 今度は、クロノから。カリムの軽い身体を抱き寄せ、胸に抱える。
 首元に頬を寄せ、やわらかな髪を触れ合わせながら、左胸に重ねて心臓の鼓動を感じ、そして右手で胸を優しく揉み続ける。
 アインスの手ほどきで、クロノは乳房への愛撫もだいぶ慣れてきていた。

 そんなクロノとカリムを、アインスはじっと黙って、見つめ続けている。

8 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/04(水) 00:12:51 ID:AlQPuJd.
 翌日、学校から戻ってきたヴェロッサに会い、クロノたちはしばらく教会内でくつろぐことにした。
 ヴェロッサも、一般の魔法学校ではなかなか古代ベルカ式を研究することができないので、レアスキルを生かした道として管理局に入ることを考えている。
 ただ、もちろん魔法以外にも修了しなければならない単位は沢山あるので、やはり普通に進級していくのでは実際に入局できるのはもうしばらくかかる。

 クロノがヴェロッサたちと団欒している間、カリムとアインスは二人で教会の裏山へ散策に出ていた。
 市街地の外れへ向かう、旧街道があった周辺は古い集落が残り、ところどころに森林地帯もある。
 舗装されていない、車も通らない土の道を歩き、初夏の緑の匂いにしばし懐かしさを覚える。

「──皮肉なものね、貴女とクロノ君が付き合っているなんて」

「意外ですか?」

「まさか。でも、私のプロフェーティン・シュリフテンにも出なかったし、所詮……辺境の出来事、としか、世間ではとらえられないのかもしれないわね。
クライド提督が亡くなられた事件──確かに当事者やその親族にとっては重大でも、次元世界全体から見てどうか。特定の人間の感情を、“預言者”は考慮しないから。
──クロノ君は、まだ──本当の貴女を知らない。そしてそれは、いずれ知ることになる──そのとき、彼がどんな選択肢を選ぶか──
彼は、違う?“過去の主たち”と──」

 古式の金属ブーツが、腐葉土を含んだ柔らかい地面に足跡を残す。

「違うとは、何が」

「教会の言い伝えでは──、“人を喰らう邪悪極まりない魔導書”と」

 立ち止まってカリムとの距離を離し、アインスはふっ、とため息をついて邪笑を漏らした。
 銀の前髪に隠された表情に、薄紅色の唇が亀裂を入れる。

「そう、ですね。むしろ直感で気づいているかもしれませんよ、私に喰われる運命が遠からず待っていると」

 アインスに応えるようにして、カリムも口元に手の甲を当て、目が笑っていない微笑みを見せる。普段の教会では、このような表情など絶対に出さない。

「もう喰っちゃった、でしょう?」

「真面目な話ですよ」

「──うん。クロノ君は、自分でも──自分がこれまで目指してきたものが本当に正しかったのかを確かめたいと思っているはず。
貴女は、その道標になればいい──」

「クライド艦長──クロノの父、クライド・ハラオウンの──彼は、私の──」

 しばし立ち止まるアインスを見やり、カリムは振り返って、道端に立つ大きなセコイヤの幹を見上げた。

「この樹も大きくなったわ。貴女が確か──植えたのよね?主の、形見として」

「220年前のことです。まだ……」

「私も覚えているわ。貴女が姿をくらまして、しばらくの間は私が水を遣っていたもの」

 森は夏の予感を迎え、虫たちが静かに鳴いている。
 鳥たちは、暑さを避けてひと休みしている。

9 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/04(水) 00:13:31 ID:AlQPuJd.
 PT事件の事後処理を進める間、アースラは本局で定期整備に入った。
 リンディも、しばらくの間は本局勤務となる。

 決裁を終えた書類の束をそろえてクリップでまとめてしまってから、ティーカップから緑茶を淹れて、角砂糖のビンを取り出す。
 何粒入れようかと、シュガースプーンを手にしたまましばらく手を止める。
 今朝は、もう何年ぶりか、前回の闇の書事件のときの夢を見てしまった。

 夫を亡くした事件。リンディの夫、クライド・ハラオウンは、暴走した闇の書を破壊するために自身を犠牲にし、乗艦ごとアルカンシェルによって粒子の光と消えた。
 クライドが指揮していた次元航行艦エスティアは、積んでいた闇の書によって制御を奪われ、増殖する闇の書の防衛プログラムに飲み込まれてしまった。
 闇の書は、クライドだけでなく多くの乗組員を取り込み吸収し、その命を奪った。
 リンディは、その様子を見ていた。

 見ていたはずだ。
 それと同時に、脳裏に焼きついて離れない光景がある。

 旧ベルカ領の魔導師たちの言い伝えにある、闇の書が主を食い殺すという伝承。
 制御を喪失したエスティアの中、クライドを陵辱する闇の書の管制人格。
 黒い鳥のような翼を持ち、彫像のような白い肌に赤い刺青のような紋様を纏った、悪魔か、サキュバスのような姿をしていた。それが、エスティア乗員のみならず、クライドを、愛する夫を、リンディの目の前で犯した。

 人間ではない存在に性行為を強要され、エスティアの乗組員たちは文字通り干からび、あるいは汁塗れになっていた。
 防衛プログラムが伸ばす触手は、人間の性器を奥深くまで抉り、精巣や子宮を直接貪った。
 子宮内に侵入した触手が卵巣を捕まえて卵子が吸い取られ、男はペニスを包み込んで尿道から侵入した管状の触手によって精子が搾り取られ、彼らはたとえ生き残っても、もう二度と子供を作れないだろう。

 クライドもまた、闇の書の意思に抱き込まれ、寵絡されてしまった。最後に残っていた正気でどうにか、艦隊を指揮していたグレアム提督にアルカンシェルの発射を要請し、生き残った乗組員を脱出させた上で、エスティアごと自爆した。

 目の前で、夫を奪われた。クライドは、その抵抗もむなしく、闇の書の意思によってその貞潔を散らされた。

 仇敵であるはずの、闇の書。融合型デバイスのコアたるその管制人格、闇の書の意思。
 彼女──デバイスであるはずの闇の書に性別があるのかはともかく──の姿は、確かに見ているはずだが、どうしても思い出せない。
 まるで、トラウマから記憶が封じられてしまったかのように思い出せない。

「闇の書が……たとえ無人世界に封印したとしても、それは徒労になるかもしれない……
でも、だからといって私は……」

 グレアムが計画しているのは、時間凍結魔法により闇の書のクロック速度を極端に低下させた状態で、プログラムの解析と無力化を行うというものである。
 いかに闇の書が悪魔的な破壊力を持っていようとも所詮はデバイスである。デバイスはあくまでも機械、コンピュータであり、その動作は内蔵しているCPU、MPU(魔法演算装置)のスピードに依存する。
 これにより、闇の書のシステムを内部から破壊することを目指す。

10 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/04(水) 00:14:53 ID:AlQPuJd.
 ただしこの方法では、現在活動している闇の書が「闇の書の主」を迎えていた場合、その人間も同時に凍結され、永遠に目覚めないことを意味する。
 闇の書の破壊という目的のために、はっきりと意図して人間を犠牲にしなくてはならないのだ。

 管理局としてそのような作戦を承認することができるかといえばそれは非常に難しい問題である。
 だからこそ、グレアムも今のところ正式な作戦案として統幕会議には提出せず、機動一課内でのみ検討させている、という形だ。

 そして知ってしまった以上、リンディも半ばなし崩しに巻き込まれる形となる。
 これをクロノにどう説明するか。アースラの整備が済めば、おそらく、再び第97管理外世界へ向けて出撃することになる。
 正直なところ、クライドの殉職に対してクロノがどういう感情を抱いているかというのもリンディにとっては触れることが出来なかった部分である。
 前回の闇の書事件のとき、クロノはまだ3歳だった。物心つく前で、記憶としてはほとんど無いかもしれない。
 気がつけば、父がいつの間にかいなくなっていた。
 リンディもクロノに対して事件の顛末を語ったことはない。あるいは、自分で管理局の資料を調べ、エスティア撃沈の原因を知っただろうか。
 だとしても、少なくともクロノは今まで、父のことを引きずっているようなそぶりは見せていなかった。
 強がっているのかもしれない、だとしても、クロノが執務官を目指し、同年代の子供たちとの付き合いも断って仕事にのみ打ち込んできたことには、何らかの感情が働いていたことは確かだ。

 クロノが、自身の過去を振り切るためにも必要だ。このままでは、深層意識がねじれた、ゆがんだ大人になってしまう。
 母親としてなすべきこと。そして、自分がクロノにどういう感情を抱いていたのか。
 リンディは、時折、底の知れない寂しさと不安感を覚え始めていた。

 クロノがいつか、遠いところへ行ってしまうかもしれない。





 呼び出され、再びカリムの執務室を訪れたクロノは、奥の扉をくぐった先の応接室へ通された。
 ここは一度も入ったことがない場所だ。
 掛けているプレートを裏返してドアを閉め、誰も入ってこないようにする。

 クロノもさすがにカリムのしぐさや表情を意識してしまい、アインスに対する後ろめたさを感じつつも、カリムの微笑みに誘われてついてきてしまた。
 もっともアインスもそれはわかっていて、カリムにしばらく預けてやるといったところではある。

「会いたかったわ、クロノ君」

 まるでうら若い乙女のよう。
 脚を隠し、肌の露出の少ない騎士服を着ているカリムは、それが逆にクロノの興奮を誘う。

 カリムはクロノをソファに座らせ、待ちきれないといった風にロングスカートを折りながらクロノの前に跪いた。
 ちょうど、クロノの足の間に上半身を置き、股間の真正面に胸が迫る格好だ。

「騎士カリム」

「もう、ここではそんな敬いは要らないから……私も、ハラオウン執務官じゃなく、クロノ君に会いたいの。私は、騎士カリム、じゃなく、カリムお姉さん──でしょ?」

 かすかな思い出。クライドに連れられて、一度か二度、教会に来たこともあったような気がする。
 ヴェロッサと知り合ったのもその頃だった。教会に保護された孤児たちの世話をしていたカリムが、予見の騎士と称される類稀なレアスキルの持ち主であり、地位の高い人間だと知ったのはずっと後になってからだ。

11 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/04(水) 00:15:51 ID:AlQPuJd.
「ね、見せて。クロノ君が、どれくらい大きくなったか」

 艶かしく視線を動かし、カリムは上目遣いでクロノを見上げた。
 もはやクロノも、カリムが何を求めているのかはわかった。わかってしまった。このようなシチュエーションで、女が男に何を求めるのか。
 何気ない言葉にさえ、互いにいやらしく相手を求める、求愛の気持ちがこもる。

 言葉をつぐんで頷き、クロノはおずおずと、ズボンのボタンを外してファスナーを下ろした。
 おいしいおやつを与えられた子供のように、カリムは開いたファスナーを広げ、こぼれ出るクロノのものを取り出そうとする。
 細くなめらかなカリムの手指が、クロノのペニスにパンツ越しの絶妙な刺激を与え、みるみるうちに勃起させていく。
 相手が聖職者であるという背徳感も相まって、半脱げのズボンから、完全に勃起したきれいなピンク色のペニスがそそり立った。

「わあ……とっても、きれいね。可愛い……むずむずしちゃうわ」

「カリム……さん」

「恥ずかしがらないで、ね?」

「あ……カリム、姉さん……」

 気を紛らわそうとしたのか、アインスの顔が思い浮かんでしまった。
 カリムは騎士服の胸元を開き、豊満な果実のような乳房を惜しげもなくあらわにした。アインスのものとはまた違う、はずむようなゆったりしたやわらかさ。
 アインスの胸は大きさもさることながら張りが凄まじく、キログラム級の重さがありそうに見えながらも重力に逆らって乳首をぴんと立たせている。
 カリムの乳房は、やわらかく垂れるが、その分、揉み心地がよさそうなきめ細かいさらさらの肌をしている。

 じっと、ひくひくと震える亀頭の先端を見つめる。
 やがて顔を上げ、カリムは微笑んだ。これからすることは、クロノが初めて知る性の技のひとつだ。

「それじゃあ、クロノ君……たっぷり、ご奉仕してあげるわね。私のおっぱいで、いっぱい感じてね……」

 目の前の獲物にかぶりつくことを待ちわびて輝くカリムの瞳。これから、彼女の奉仕を受ける。
 アインスにしてもらったことはなかった。初めてのことだ。
 下を向いたカリムの唇から、透明でわずかに気泡を抱えた唾液の滴が、クロノの亀頭に落ちる。かすかな湿った触感にクロノは震える。
 間髪を入れず、カリムは両手で乳房を抱え上げ、その胸の谷間にクロノのペニスを挟んだ。

 きめ細かい、心地よい触り心地の肌。手で揉んだとき、とてもすべすべで気持ちよかった。
 その肌が、その乳房が、今、自分の陰茎を扱いている。優しく、撫でるようにこする。やわらかで適度な摩擦を持つ肌が、しゅっ、しゅっと音を立て、クロノのペニスを扱き上げる。
 やがて唾液がローションの役割を果たし、クロノ自身のカウパー液と混じって、カリムの乳房に、透明な粘液の膜が広がっていく。
 ぬめるように滑り、澄んだ果実のような乳房が、淫らな肉の房へと姿を変えていく。

「ふ、ふあっ、くぅ、か、カリム姉さん……!」

「うふふっ、クロノ君ったら本当に可愛い……堪えなくたって、もっとよがっていいのよ?ほら、ほら。私のおっぱい、気持ちいいでしょう?
憧れのお姉さんに、胸でして貰って。おっぱいで、おちんちんをこすると気持ちいいのよ」

「は、はい……くっ、ああ」

 ぬるり、と絞りだされるように谷間からペニスが跳ね上がり、勃起の勢いでカリムのあご下に亀頭が当たる。
 顔に触れた。ペニスが、顔に触れた。くわえてくれることを期待したが、カリムはそのまま、亀頭に顔を撫で付けはじめた。

「か、カリムさんっ……そんなあ、あっ、だめですそんなこと……」

 カリムの頬、唇、鼻筋。それらに、自身の先端から漏れ出る先走りが絡み付いていく。卑猥な、いやらしい男の汁が、清楚な淑女の顔を汚していく。
 クロノの嘆願をよそに、カリムはまるで安寧に包まれるような表情で、クロノのペニスに頬ずりしていた。
 こういうやり方もある。
 ペニスを、顔に押し付ける。セックスにはいろんなやり方がある。ただ性器を交えるだけではない、互いに愛撫をするやり方はたくさんある。

12 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/04(水) 00:17:05 ID:AlQPuJd.
 さらに乳房を寄せ上げ、立ち上がったペニスを捕まえて扱き落とす。引っ張られて尿道が開き、精巣内の高まった圧力が一気に上ってくる。

「く、あっ……」

「ふふ、出したい?私のおっぱいに扱かれて出しちゃう?カリムお姉さんにパイズリされてイッちゃう?ねえクロノ君」

「うあっ、う、ぱ、パイズリ……なんて……あっ、ねえ、さん、カリム、さん」

 カリムの優しく、玉を転がすような可憐な声。まさに文字通り、乳房によって竿だけではなく玉も揉まれ、絶妙に刺激されている。
 精嚢に溜め込まれた精液が、尿道を一気に駆け上がり飛び出すことを待ち望んでいる。

 そしてカリムにも、早く見せてあげたい。クロノは、思いが浮かんだ。
 成長した、大人の男になった自分を、子供を作れるようになった自分を、精液を出せるようになった自分を。
 カリムに、見せたい。
 かけたい。このまま、射精して、カリムの顔にかけたい。カリムに顔射したい。

 粘る白濁が、カリムの顔を汚していく。
 その光景を想像すると、もう我慢できない。

 ソファに座った、不安定な体勢での射精。反射的に腰を突き出し、カリムの顔の真正面に、自身が迫っているのが見えた。

「きゃっ!」

 短く、可愛らしい歓びの悲鳴を上げて、カリムはクロノの熱い精を受けた。
 まず最初に飛び出した一滴が眉間から鼻筋へ伝い落ち、さらに瞼に白い塊が載る。濃い精液が涙に溶かされ、丸い頬を流れ落ち、粘る濡れ跡を引いていく。

 オーガズムの中、クロノは腰を引かなかった。
 自分に向かって顔を上げ、すべてを受け入れる祈りのような表情を見せたカリムに、射精し続けた。精液をかけ続けた。
 自分がここまで、卑劣な行為をするとは思ってもみなかった。性欲に目覚めた男というのは、これほどまでに卑劣な行為をできるものなのか。
 同時に、精液をかけられるということが、カリムにとっては快感だったんだということを理解しようとして、クロノの感情は少なからず混乱していた。

 公衆で、全くの他人の女性に精液をかけるというようなことに及べば、間違いなく性犯罪である。
 しかし今のカリムのように、女が恋人に求めれば、それは愛の営みの一形態だ。

 幸せを押し付けてはいけない──カリムの言ったことは、こういう意味だったのだろうかとクロノは思案していた。フェイトにとって何が幸せかとは、彼女が求めたことでなければいけない。
 クロノを含む周囲の他人があれこれ手をかけても、それはお節介にしかならない。
 本当の幸せは彼女が自分自身で見つけなくてはならない。
 そのために──、フェイトが求めるならば──応えるにしろ断るにしろ──クロノは、それを受け入れなくてはならない。

 どれだけ、腰を張り続けていただろう。
 もう十回以上、ペニスが引き攣った。そのたびに白濁を放ち続け、カリムの顔が、熱いスペルマに彩られていく。
 うっとりと瞼を開け、潤んだ瞳でクロノを見上げる。

「はあ……すごい、まだ出てる……」

 クロノの股間に向かって顔を上げ、ぴんと伸びたカリムののどの肌が、なめらかにラインを描いて、声を震わせる。
 鎖骨の窪み、首筋のシルエット、胸へのなだらかな肌色のグラデーション。
 それらすべてに、クロノの精液が流れ落ちていく。汚れた、男の欲情が、精となって放たれたのだ。

「はぁっ、はぁっ……、き、騎士……カリム……!」

「んっ、クロノ君、や、あんっ……んぐ、んっ、む、むううっ!んぅ!ん……!」

 腰をソファに落とし、しっかりと座りなおしてから、やおらクロノはカリムの頭に両手を伸ばした。
 やわらかな金髪と、髪の毛に包まれたあたたかい空気。カリムの体温であたためられ、カリムのフェロモンで匂いづけられた空気が、クロノの股間に吹き付け、そこから腹の上を伝ってクロノの鼻に届く。
 教会で使う香水と、自分の精液の臭いが混じり、たまらない背徳感を醸し出す。

13 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/04(水) 00:17:58 ID:AlQPuJd.
 法悦からカリムが戻りきらないうちに、頭を捕まえ、そのまま自分の股間に引っ張り込む。
 硬さを保ったままのペニスが、カリムの薄い桜の花びらのような唇をこじ開け、ねじ込んでいく。

 完全にカリムの口を塞ぎ、頭を押さえ込んで、口腔の奥に硬く勃起した亀頭を侵入させる。
 先端に当たる感触は、歯茎の裏ではなく喉の粘膜。噎せるようにカリムが頬をすぼめ、口端と鼻から息が漏れる。
 海綿体へ血流を押し込み、震えるように膨張するペニスが尿道口を開き、カリムの喉をえぐる。さらに頭を後ろから押さえ込み、カリムの歯がクロノのペニスの根元に当たる。
 入るところまで、無理やりペニスを押し込んでしまった。イラマチオからのディープスロートなら、主導する男の側に熟練が必要だ。
 息が詰まり、呼吸困難になって涙をこぼれさせたカリムの瞼を見て、反射的にクロノが手の力を緩めたすきにカリムはクロノのペニスを吐き出し、そのまま床を這ってテーブルにつかまりながらうずくまり、激しく咳き込んだ。

 咳とともに強く頭を振ったので、光沢を出して仕上げられたヒノキのデスクに、唾液と混じった精液がこぼれ、染みを作った。

 しばらく咳き込みながら呼吸を整えたカリムが振り返ったとき、クロノは自分のやってしまったことに何も反応を返せず、呆然とソファにへたり込んでいた。
 ハンカチで顔を拭き、クロノに向き直る。
 カリムの表情には、もはや聖母のような慈愛はまったく消えうせていた。険しく眉間に皺を寄せ、クロノを睨みつける。さすがのクロノも一瞬で勃起が萎え、ズボンをなおすこともできずにだらしなくカリムに気圧される。

「ご、ごめんなさい……申し訳ありません!騎士カリム、僕は……」

 我に返り、あわてて姿勢を正して頭を下げるクロノ。
 聖王教会騎士という地位の高い人間に、このような不埒な行為を働いてしまった。男としてだけでなく、管理局執務官としてあるまじき行為だ。
 おおやけになれば、不祥事として糾弾されることは免れない。

 そんなクロノに、カリムは冷たく言葉をかける。

「面を上げて……。言ったでしょう、今の私は、騎士としてではなく、女として貴方に向かっている。貴方も、今は、私の可愛い弟……よ」

「は……」

「クロノ君。女の子に、こういうことをする……自分の、衝動、そして欲望を、素直に見つめることよ」

「申し訳ありません……」

「別に謝る必要は無いわ。ただ……」

「……っ!ば、罰なら受けます、僕は」

 カリムは視線を鋭く保ったまま、唇を吊り上げて悪い笑みを浮かべた。
 目をそらしてはいけない。カリムに、クロノは射抜かれた。
 クロノの、涙で曇った深蒼の瞳に、右手を振り上げるカリムの姿が映った。

「……!」

 乾いた音が響き、クロノは頭に衝撃を感じた。
 続いて、頬にひりひりとする感触。カリムに、平手打ちを受けた。カリムに、頬をひっぱたかれた。
 テレビドラマでも映画でも、女を怒らせてビンタを食らう男というのはすぐにイメージがわきやすい。自分がその当事者になってしまったという実感が、クロノに新たな嗜好を芽生えさせた。

14 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/04(水) 00:19:39 ID:AlQPuJd.
 どうにか顔を戻し、カリムを見つめる。
 哀れんだ表情を見せたところで、それは謝る気持ちではない。ただ、被虐心が芽生えた。

「クロノ君」

 再び、勢いをつけてカリムがクロノの頬を張る。
 さらに左手でクロノの肩をつかみ、3発目が叩かれる。さすがにこれ以上は危ないとカリムも判断し止めたが、頬を赤く腫らしたクロノは、普段の理知的な顔が見る影もなく、だらしなく惚けてしまっていた。

「クロノ君のバカ……。私だって、本当に貴方のことが好きなのよ、貴方を傷つけるのは私だって辛いのよ」

「ごめんなさい……カリム姉さん……僕は、どうしようもない男だ……」

「自虐しないで。私は、クロノ君のことが好きなのよ。好きな相手だからこそよ」

 抱きすくめられ、カリムの胸に収まり、クロノはすすり泣いた。
 そのまま、しばらく、抱き合った。
 ハンカチで拭き取ったが、それでも拭いきれない精液の臭いがカリムの唇に残っていた。
 彼女を汚してしまったんだという思いが、クロノの胸を締め付ける。
 フェラチオ、もしアインスにそれを誘われたら?アインスの胸で、ペニスを扱いてもらう想像、アインスの唇に咥えられる想像、アインスの顔に、精子をかける想像。
 考えられない。考えたくない。
 彼女にそんなことは……できない。

「ねえクロノ君……もう泣かないで、私は怒ってないから」

「はい……カリム姉さん……」

 そのまま、項垂れるクロノをカリムはソファに押し倒した。胸元を開いた騎士服が、ふわりと広がってスカートの裾でクロノを覆う。
 服を着たままのセックス。
 カリムに導かれ、クロノは再び、彼女のなすがままに、男を差し出した。
 清楚なロングスカートに隠された中で、ガーターベルトで吊られた下着の紐を解き、カリムはクロノのペニスを咥える。
 ぬるりと、滑らかでスムーズな陰唇の動き。やわらかいままの自身がカリムの手指に揉まれ飲み込まれていく感触で、クロノは理解した。

 優しかったカリムお姉さん。子供の頃、ヴェロッサや、他の孤児たちをかいがいしく世話してくれていた。
 その影で、シスターたちや司教たちが噂していた。
 あの騎士は、自分の権力を盾に、子供たちを食っている。子供たちを、慰み者にしている。

 そんなことない、と思っていた。彼女は皆に分け隔てなく愛情を注いでくれたと思っていた。
 確かに愛情だった。でも、それはあくまでも自分と相手との二人だけのもので、他人には理解されないものだった。

「カリム姉さん……、僕は、まだまだ……未熟だ、でも、いつか立派な男になりたい。いや、なる。ならなきゃいけないんだ」

「自分を追い込まないでね。辛いことがあっても、私がいつでも待っているって、忘れないで。心を預けられる人がいるというのはとても大切なことなのよ」

 ソファに寝そべり、騎乗位の体位をとるカリムを見上げる。
 結合部は騎士服のスカートで隠され、カリムの身体の動きにつれて、胸元からこぼれる乳房が弾むように揺れる。

「クロノ君、クロノ君は私のこと……好き?」

 エイミィの顔が思い浮かぶ。アインスの顔、ヴェロッサの顔、教会に住み込んでいるシスターたち、教会に保護されている子供たち。
 自分はいったい、何なのだろうか?
 カリムもまた、恋人を求めている?アインスも、恋人を求めている?それとも、カリムは既に誰かと交際している?あるいは、教会内部の人間では交際をおおやけに出来ず、セックスフレンドどまり?
 自分はもう、大人の男なんだ。その想いが、再び股間を立ち上げてくる。むくむくと膨張していくペニスが、カリムの膣を押し広げ、肉襞の感触をつかまえる。

「騎士カリム……ううんっ、カリム姉さん、ねえさん……!僕は、僕は姉さんのこと好き……」

15 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/04(水) 00:21:26 ID:AlQPuJd.
 腕を伸ばしてカリムを抱き寄せる。
 上体をクロノに伏せ、開いた足をクロノの両側に置き、股を開いてクロノに覆いかぶさった姿勢になる。
 後ろに向けて突き出された尻は、太ももの間の肉の襞をいっぱいに広げてクロノのペニスを膣口にくわえこみ、女としてシスターとして、信じられないほど淫らな体位だ。

 股を広げてうつぶせに寝そべり、クロノを胸と腰の下に抱え込んでカリムはクロノの唇を奪う。
 唾液にまだわずかに混じった塩辛い味は、おそらく自分の精液。

「カリム姉さん、あぁっ、ねえさん、すご……い……」

「ハーヴェイさんとはどれくらいシたの?もっと激しいこともしたんじゃないのかしら?」

 ハーヴェイさん、という呼び方に一瞬戸惑うがすぐにアインスのことだとわかる。
 クロノは言葉を詰まらせ、恥ずかしそうに顔を背けた。

「……僕は、まだ……わからないから、教えてほしいです。いっぱい……いじめてほしいです」

 変なことに目覚めさせちゃったかしら、と内心舌を出しつつ、カリムはクロノの胸の上で身体を起こし、クロノの目の前に乳房を見せた。
 腰と下腹を密着させた状態で、クロノの顔を手で押さえ、さらに頬を叩く。
 クロノは全身を震えさせてソファの上で跳ね、カリムはクロノの鼻をつまんでこね回してから、喉元、肩、二の腕などに、平手を浴びせていった。
 叩かれるたびに、クロノは涙交じりの嬌声を上げてよがる。
 みるみるうちに、くわえ込んだ肉棒が腰の奥でとろけていくような感触をカリムは味わっていた。カウパー液の分泌量がこれまでになく多く、膣の中からあふれ出してしまうほどだ。
 可愛いあの子は実はマゾヒストだったのか、と思いながら、カリムは上半身を起こし、クロノを責め続ける。バシッと大きな音がするようにクロノの胸を叩き、間髪いれずに乳首をつねる。クロノはついに声を吐いて悲鳴を上げた。

「ひぃあっ、ねっ、い、痛いっねえさんっ」

「うふふ、だらしないわねこれくらいで、ほんっとに可愛い。もっといじめたくなっちゃう」

 乳首だけでなく、わきの下やのど元の肌も順番につねっていき、クロノの肌に、赤い痕が次々と刻まれていく。

「クロノ君、いけない子にはお仕置きよ。私にこんなにずっぷり入れちゃって、お姉さんの中で出したいんでしょ?こうやって私に甚振られると、気持ちいいんでしょう?
女の子に虐められて気持ちいいんでしょう?私だけじゃなく、エイミィさんや、ハーヴェイさん、それに、リーゼさんたちにも調教されたのよね!?」

「っ!く、くぅぁっ……ち、違います、ロッテは……」

「あら、なあに?名前で呼び合うほどの仲だったのかしら、ロッテさんとは。グレアム提督に報告しなくちゃいけないわね」

 わざとらしく驚いてみせ、カリムは手をスカートの中に突っ込み、クロノの玉袋をひねり上げた。
 ついにクロノは激しく腰を跳ねさせ、突き上げられたペニスがカリムの子宮に食い込む。
 じわりと広がる愛液の快感をかみしめながら、カリムは満面の笑みを湛えて、もみじ色に紅潮したクロノの顔を、耳元から思い切りひっぱたいた。

 小気味いい声でクロノが鳴き、同時にカリムの奥で熱がはじける。
 クロノの射精。カリムの膣内での射精。とろけるような、互いの肉体がどこまでなのかの境目がわからなくなるようなほどに熱く、みずみずしい絶頂。

「あっ、あ、あぁっ……クロノ君の、熱い、たくさんでてるわ……ふあっ、く、いっ……いっ、くぅ……。はぁ……。あぁ……っ。
はぁ、ふぅ……──クロノ君、貴方、出したのよ、シスターの中に出しちゃったのよ。本当にいけない子だわ……お姉さんに、甘えて、甘やかされてるのをいいことに、こんなはれんちなことをして」

「ごっ、うぅぅ、うぁぅごめんなさぁい……カリムおねえさん、ごめんなさい……あぁぁ」

 涙を流し、クロノは泣きながら射精し続けていた。
 ひりひりする頬の感覚が、自分の自虐感情を慰めてくれる。カリムに折檻されることで、心が慰められる。
 どうしようもない変態だ。こんな自分が、どうしてプレシアに説教できたのか。

16 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/04(水) 00:22:39 ID:AlQPuJd.
 泣きはらすクロノをひとしきり見下ろし、カリムはゆっくりと腰を持ち上げ、膣からペニスを抜いた。
 勃起が収まったクロノのペニスはだらりと股の間に垂れ下がり、粘液は乾きはじめている。
 股間を拭き、ソファの上で両手両脚をだらしなく広げて仰向けになっているクロノをしばらく眺めてから、カリムはクロノの横に跪き、耳元にささやいた。

「今夜は、ロッサも呼ぶから。フェイトさんとアルフさんも、遊びたがっているでしょう。貴方は上手だから、きっとフェイトさんを喜ばせてあげられるわ。
クロノ君……私も久しぶりに、本気で気持ちよかったわよ?ロッサよりもずっと上手ね。さぞかし、ハーヴェイさんに鍛えられたんでしょう?」

 フェイトと遊ぶ?遊ぶとは、夜遊びか。年端もいかない彼女に性の遊びを教えるのか。
 ヴェロッサより上手とは、カリムはヴェロッサとセックスしたことがあるのか。自分は、彼女の何人目の相手なのだろう。
 嫉妬?カリムは、少なくともずっと年上で交際経験も豊富で、それこそ数え切れない男と寝たことがあるだろう。そこへきて何を今さら、なのかもしれない。
 それにそれをいうならアインスはどうだ。まさか、クライドの死後、ずっと彼氏を作らずにいたのか。
 もしかしたら、リンディと結婚する前、クライドに告白したことがあったりしたら……。自分が挿入した膣に、今は亡き父も、自らの逸物を挿入し、射精したことがあるのかもしれない。
 父の射精を受けた膣に、自分も挿入し、何度もピストンをした?
 友人の射精を受けた膣に、自分も挿入し、射精した?
 アインス、カリム。彼女たちにとって、自分、クロノ・ハラオウンという男はどれほどの意味と重みを持つのか?

 とめどない思考の渦に巻かれながら、クロノの意識はゆっくりと沈んでいった。





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17 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/07/04(水) 00:24:11 ID:AlQPuJd.
投下終了です

クロノくんMに目覚める!
そして性王教会の爛れた夜の予感

カリムさんとアインスさんがいったい何歳なのか気になるところではありますが
リンディさんもそろそろ動き始めるか!

ではー

18 名無しさん@魔法少女 :2012/07/04(水) 11:23:41 ID:X86dgRyc
>>17
乙です
アインスさんとカリムさんにとことんまで性感帯開発されたり調教されそうですね、このクロノ
唾付けておかなかったリーゼ姉妹が歯軋りしてそうです

役割的に、Mになる:アインスさん&カリムさん、Sになる:フェイト、その中間:エイミィって感じになりそうですね

19 名無しさん@魔法少女 :2012/07/04(水) 21:41:51 ID:QcZ1A3GM
GJ!
クロノ爆発しろwww
カリムさんが人外ってのは異種姦チックで気になるけどナw

20 名無しさん@魔法少女 :2012/07/04(水) 22:16:00 ID:iDmGecG6
新スレ早々、GJです
何か最近のカリムさん、どの作品でもマジでエロいんですけどwwwwww

21 名無しさん@魔法少女 :2012/07/05(木) 00:20:51 ID:3cVY39EQ
>>1

そして>>17もGJ

22 名無しさん@魔法少女 :2012/07/05(木) 01:16:48 ID:Fzw5pq66
カリムさんは美貌と地位と立場を兼ね備えて最強に見える

23 名無しさん@魔法少女 :2012/07/05(木) 02:23:05 ID:Lb4JcYJ6
そして年齢不詳な点もミステリアスで良いよね

24 名無しさん@魔法少女 :2012/07/05(木) 16:40:36 ID:.Xdu.syY
新スレ早々GJです。

自分も、早速拙作を投稿させていただきます。

※注意
 オリキャラ中心になります。

 わずかに欝っぽい感じです。

それでも良い方は、是非ご覧になっていってください。

25 悪意よりもおぞましきもの :2012/07/05(木) 16:41:40 ID:.Xdu.syY
「〜♪〜〜♪」

 仄暗い部屋の中で、一人の女が鼻歌を歌っている。
 もし街に足を踏み出せば、10人中10人が振り向くであろうその美貌は、光が少ない部屋の中でも陰ることはない。
 頭を被っているブロンドはそれ自体が光を放っているように錯覚する。
 着ているものは野暮ったい白衣であるが、それが魅力を損なうことはない。むしろ、わずかに着崩されている白衣は、背徳感を感じさせる小道具となっていた。
 あらゆる「美」の要素をかき集めれば、この女が誕生するのだろう。この女に微笑みかけてもらうためならば殺人すらためらわないという者は、決して男だけにとどまらないに違いない。



 もっとも、この笑顔が―――


 自分の母親を解剖している時のものだと知らなければ、の話だろうが。




「あら、もういらしていたのですか?」

 自分が来たことに気がついたのか、その女が振り向く。
 笑顔はそのままに、わずかに上げられた眉が、驚きの感情を表していた。

「要件だけ伝えてくれ。それ以上は必要ない」

 ぶっきらぼうにそれだけ言い放つと、目の前の女は残念そうな顔になる。

「残念です。せっかくお話をしようと思ったのですが」

 その悲しそうに目を伏せる顔を見れば、9割の人間は、罪悪感を感じるだろう。
 しかし、この女のことをよく知っている者からすれば、会話をするということは、同じ時間だけ拷問を受けていることと同義である。
 返答はせず、ただ先を促す。女はもう一度悲しそうに眉をひそめた後、すぐ近くに置いてあった本を手にとった。
 一目見て魔道書と分かる体裁である。

「実は、この本のことなのです」

 研究者の部屋に魔道書が置いてあることはおかしなことではない。しかし、その魔道書は、それ自体が驚愕すべきものだった。


「……まさか、夜天の書か」


 他の魔術師の技術を収集し、さらに研究をすすめることができるという、研究者としては実に理想的な魔道書である。自分も、どれほどこの本を欲したのかは知れない。
 それほどの物を無造作に取り上げる様は、羨望を通り越し、嫉妬の念を起こすほどであった。

「まさかとは思うが…自慢するために呼んだのか」

 この女の性格から言って、それだけはないだろうが、苛立ちがついこのような言葉を吐かせた。


 そう、そのようなことは絶対にありえない。なぜならば、この女が悪意を持って行動することなどありえないのだから。


「まさかぁ〜、そんなわけないじゃないですか」

 当然の返答であったが、それならばなぜ自分が招かれたのかが分からない。
 たった一つ心当たりがあるとすれば、自分の技術の収集になるかもしれないが、それもまず無いだろう。

 自分がこの女よりも進んでいることなど何一つない。
 100年どころか、以後、この女以上の天才は現れないとすら言われるほどの才覚である。自分が比較できるようなレベルではない。

「ならば、一体何のために呼んだのだ」

 こちらとて、決して暇な訳ではない。はぐらかされて時間を無駄に費やされるというのは、かなりストレスが溜まることだ。
 しかし、次に口から出てきた言葉に、自分の苛立ちは全て消し飛んでしまった。



「この魔道書をですね〜、あなたに譲ろうかと思っているんですよ」

26 悪意よりもおぞましきもの :2012/07/05(木) 16:43:01 ID:.Xdu.syY

 一瞬何を言われたのか理解ができなかった。
 もし、自分がこの魔道書を手に入れたのなら、他人に見せびらかすことはあっても、譲るなどということは思い浮かびもしなかっただろう。
 それほどの物なのだ。それにも関わらず、この女はなんの惜しげもなく手放すと言っている。

(正直なところ、正気を疑う……いや、今更だったか)

 落ち着いて考えてみれば、この女の発言で驚くことなどない。なにせ何を言ってもおかしくないのだ。
 それに、似たようなものを組み上げてしまったのかもしれない。女の才覚を考えれば、ありえる話である。
 わざわざ自分である必要はないだろうが、恐らく、たまたま思いついたのだろう。
 それならば、断る理由もない。むしろ願ってもないことである。



 しかし、なぜか、差し出されたその魔道書を手に取ることは出来なかった。



 理由は無い。強いて言うならば、差し出しているのが、目の前にいる女であるということだ。






 この女は、悪意を持って行動することはない。だから、わざわざ被検体を虐待することもなければ、必要以上に苦しめることもない。
 「研究したい」という明確な欲望も持っていない。だから、自分のように、強い熱意で研究に向かっていない。

 
 しかし、この女は善意も持ち合わせていない。それどころか使命感も、責任感も存在しない。


 要するに、研究する理由や意味が存在しない。そして、それらを必要ともしていない。
 自分たちが、呼吸することの理由や意味について考えないように、この女も研究することに何の疑問も感じることはない。
 この異常者の中では、「なぜ研究するのか」ではなく「なぜ研究しないのか」なのだ。

 以前、この女が自分の父親を使ってキメラの研究をしている時、「お前にとっては、人間はモルモットなのだろうな」と皮肉ったことがある。

 よく覚えている。

 そう、実によく覚えている。その時の光景も、その時に聞いた言葉も。


(そんな訳ないじゃないですか。だって――

 ――人間はサル目で、モルモットはネズミ目ですよ)


 その時まで、自分はこの女を狂人であると考えていたが、この瞬間、認識を改めることとなった。



 この女は狂人ではない。



 そもそも


 人間として数えてはならない。



 この女の中では、人も、モルモットも、ただ体の構造が異なるという、ただそれだけのことでしかないのだ。

 感情を持ち合わせていないわけではない。
 喜びもすれば、悲しみもする。人を好きになるということもあるだろう。
 しかし、この女にとっては、人を好きになるということと、だからその人物で研究をしてはならないということが結びつかない。
 感情と行動が、別次元で処理されてしまっているのだ。

 だから、狂っているのではない。ずれていると言うべきだろう。
 頭がおかしくなったのではなく、初めから別の世界の生物なのだ。


 だからこそ、自分はこの女が恐ろしい

27 悪意よりもおぞましきもの :2012/07/05(木) 16:43:54 ID:.Xdu.syY


 今回、差し出された魔術書にも、何が仕掛けられているのかは、想像がつかない。
 ただ、そうしようと思いついただけで、致死性のウイルスを組み込むことだってありえるのだ。

「…何か仕掛けたのか?」

 この女は決して隠すようなことはしない。そんなことをする理由がない。
 案の定すぐに答えが返ってきた。なんの悪意もない笑顔のままで――

「ええ、認証プログラムの一部を壊して、必ず暴走するように改造したんです」

 当然のように恐ろしいことを口走る。

 事実、この女にしてみれば当然のことなのだろう。
 ただ、思いついたことを実行しただけだ。そこには、何一つ悪意は込められていない。研究の過程で、実際にどのように起動するのかを確かめているだけ。
 自分自身で行わないのは、すでに認証そのものが終わっているから、ただそれだけの理由に違いない。

「他にも、とりあえずいくつか弄ってみました。例えば防衛プログラムなんですけど―」

「すまない、自分では協力できないな。ほかの人物に頼んでくれ」

 ようやく、それだけ言うことができた。女は、残念そうな顔をしながらも強制することは無かった。
 単に、ほかの人間にしてもらえば良いというだけなのだろう。
 男は、そのまま振り向きもせず部屋を出ていった。







 廊下を歩きながら腕時計を見てみると、時間はわずかに5分しか経っていなかった。もっとも、個人的にはその10倍は時間が経っていたように感じていた。

 恐らく…と廊下を歩きながら考える。
 女は次の人物に、あの呪われた魔道書を渡すだろう。
 実際のところ、あの女の本性に気がついている人間はあまり多くない。ゆえに、次に選ばれた者はうかうかと承諾してしまうに違いない。

 被害がどれほどのものになるのか見当もつかない。
 下手をすれば、今代に限らず後世までもその爪痕が残されるかもしれない。
 この一帯が消滅してしまうことぐらいは覚悟しておいたほうが良いだろう。
 
 そこまで考えると、自然とため息が出てきてしまった。



 ただし、それはこれから生まれるであろう被害を悲しんでのものではなく――

(やれやれ、せっかくあそこまで仕上げた「発明品」を捨てていかなければならんとはな)

 あくまで普通の人でなしとしてのため息であったが。




 誰もいなくなった廊下は、ひたすら薄暗く、後に件の魔道書が「闇の書」と呼ばれることを暗示しているかのようであった。

28 名無しさん@魔法少女 :2012/07/05(木) 16:49:18 ID:.Xdu.syY
以上です。

個人的に、このようなマッドサイエンティスト大好きです。
某ゲボックとか、某ルネ先生とか…。
Stsのドクターはちょっとマッドさが足りなかったよね、って友人に言ったらドン引きされました。

色々と駄目なのかもしれません。

29 名無しさん@魔法少女 :2012/07/05(木) 22:02:24 ID:w/h69VQg
STSのドクターは全然マッドじゃないと思うよ。他人の作った玩具で遊んでるだけだし。
真にマッドを称するならこれくらいすべき、という意味ではいいマッド。
まあ、現実世界のマッドだってすごいのいっぱいいますよね……好奇心のためだけに当時の道徳も常識もかなぐり捨ててるダ・ビンチとか、月ロケットに人生すべて(と周辺の色んなもの)を捧げちゃったフォン・ブラウンとか。

30 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/07/05(木) 23:34:17 ID:MaYuWzkI
>>17
エロイエロイエローイ! ったく、なんつうエロさだ、パイズリ最高!!
あとカリムさんが不老疑惑でミステリアス爆発ですね、っつうか闇の書について知ってるとかなにこの黒幕臭。
エロさもいいけど話の展開も飽きさせない。
素晴らしい……

>>28
闇の書の呪いの発端か。
ちと苦言染みたものになりますが、個人的にはもうちょい古代っぽさとか欲しかった。
オリキャラの個性とかもただ狂っているのでなく、その狂気の発端がどこから来ているのか、もう少し匂わせるなり説明して欲しいです。



さて、と言いたい事を言ったところで自分も投下します。
なんか電波きたのでぶりぶり書いてみた。
プレシアさんメイン、オリキャラ登場、前後編、おまけ程度のエロ要素、タイトル『ある幸福の解答』

31 ある幸福の解答 :2012/07/05(木) 23:36:35 ID:MaYuWzkI
ある幸福の解答 前編


「ただいまー」

 ドアを開けて、帰宅を告げる一声を発する。
 だが、返ってくる筈の声は来なかった。
 訝るように、男は首をかしげた。
 この時間ならば、お帰りなさい、の言葉と共にキスが迎えてくれる筈なのだが。
 玄関で靴を脱いで家に上がり、居間に向かうと、謎が解けた。

「あ、ごめんなさいあなた、この子にお乳上げてたから」

 と、ウェーブを描く黒髪を揺らし、妻が言う。
 セーターを胸元までめくり上げ、ブラを外し、幼い赤子に母乳を与えている。
 くしゃくしゃと乱れた金髪の産毛の、小さな小さな、可愛い天使。
 二人の愛の結晶はようやく満腹になったのか、乳房から口を離した。
 それを悟った妻は、背中を軽く叩いてげっぷをさせてやる。
 その直後、既に赤子の意識は夢の中にあった。
 食べて、寝て、すくすくと成長する我が子。
 男の顔に思わず笑みが零れる。
 
「かわいいな」

「ええ、そうね」

 続くように、妻もそう言って笑った。
 怜悧な風情のある美貌をした彼女だが、柔らかく微笑んだ時の表情には、それとは違った美しさがあった。
 こんな彼女の側面を、知る人間はそう多くあるまい。
 そして、自分はそんな彼女の顔を、最も多く知る者だ。
 二人が交際を始めたのは学生時代からだったが、麗しい美貌は微塵も衰える事がない、いや、それどころか若いときにも増して美しくなっている気がする。
 当時、才色兼備で天才的な頭脳と類稀なる美しさを持っていた彼女は、学園のマドンナだった。
 男のみならず、同性さえも羨望の眼差しで彼女を見ていた。
 交際を申し込む際、まさかそれが受け入れられるなんて想像もつかなかった。
 まさかそんな女性と結婚し、こうやって家庭を持つようになる事などもってのほかだ。
 そんな事を想い、男は自分が満たされ、幸福である事を噛み締める。

「あなた、どうかしたの?」

「ん? いや、別に」

 追憶に耽る数秒、意識が過去へ飛んでいた。
 指摘されて、彼は視線を妻に向けて……気付いた。
 眠りに落ちた我が子を抱えたまま、彼女は胸を晒したままだった。
 大きい。
 改めて見て、そう思う。
 途轍もなく大きな二つの果実、しかも母乳を出すようになってから以前に増して巨大になった気がする。
 むらむらと湧き上がる劣情に、抗う力も、その必要もなかった。
 彼は背後に回るや、その柔らかく巨大な胸に手を回した。
 
「ひゃぁ!」

 愛らしい声が悲鳴を奏でる。
 だがそんな事はお構いなしに、彼は心地良い手中の塊を揉みしだき、うなじに軽く口付けを始めた。
 長い黒髪から香る甘い芳香が堪らなかった。
 胸を愛撫される快感と羞恥心に頬を赤くし、妻は困ったような苦笑を浮かべた。

「もう、いきなりなんだから……」

「良いだろ? この子も寝たし、それに、最近あまりしてない」

「……」

 彼女の迷いは、ほんの数秒だった。
 普段は思考を占める知性と理性も、愛する男と一緒にいる時は脆く儚い。
 
「待ってて、この子をベッドに寝かせるから」

「ああ」

 そう言って離れる。
 僅かな間とはいえ、その時間さえ惜しい。
 共に寝室へ向かう。
 ベッドへ腰掛けて待つ間、彼女は傍にしつらえたベビーベッドに子供を寝かせる。
 振り返ってこちらを見た時、その目は既に母から女のものへ変わっていた。

「お待たせ」

 ただ一言告げるだけの言葉だったが、熱を帯びて劣情の火に焼かれているとわかる声音だった。
 付き合い始めた頃、彼女はまだ処女だった。
 乙女の純潔を奪い、そして女としての媚態を仕込んだのは、この自分。
 それを思うとぞくぞくする。
 潤んだ眼差し、期待に満ちた甘い声、その全てが自分が与え、与えられるものだとは。
 シャツのボタンを外しながら、手招きする。

「おいで」

 いざないに、美しい妻はしなを作って歩み寄り、ベッドに膝をつく。
 そしてすぐさま抱きついてきた。
 
「んぅッ」

 重なる唇、乳房が押し付けられる柔らかい感触。
 貪るように舌を絡め合い、互いの手が互いの服を剥ぎ取りにかかる。

32 ある幸福の解答 :2012/07/05(木) 23:37:07 ID:MaYuWzkI
 露になっていく白い肌と、唇の合間から零れる悩ましい吐息。
 体が熱い、息が熱い。
 二人の体は情欲の炎に飲まれて燃え上がっていた。
 セーターをめくり上げると、ブラに包まれた乳房が、ブルン、と揺れる。
 すかさず邪魔な下着も脱がす。
 薄明かりの部屋でも判る白磁の肌、ミルクの匂いが仄かに香った。
 男に負けじと彼女の指先も彼の服を脱がした。
 シャツを丁寧に、だが素早くボタンを外して、ベルトのバックルも、ファスナーも外していく。
 下着に手を掛けると、屹立した熱い剛直が飛び出した。
 既にそこは期待に満ち溢れ、血を集中させている。
 美しい妻の顔に、恍惚としたものが宿った。
 
「そういえば……久しぶりだものね」

 夫婦共働きの家庭だ。
 お互いに仕事があり、同じ時間を過ごせない事も少なくない……いや、多々あると言うべきか。
 子供が産まれてそれはなおの事増えた。
 こうして肌を重ねるのも、いったいいつ以来だろうか。
 久しく味わっていなかった夫の男を前に、彼女の中の淫らな欲望が煮え滾る。
 そう実感するが早いか、そのままベッドに背を沈めて、仰向けに転がった。
 長く、むっちりと肉付いて色気に満ちた脚を左右に開き、スカートをついと持ち上げた。
 既にショーツを脱ぎ捨てていたそこには、湯気が立つのではないかと思うほど熱を帯びた秘所が、とろとろと蜜を流して彼を待っていた。

「ねえ、もう準備はいいから……」

 切ない吐息を零しながら、妻が甘い声で誘う。
 久しぶりの情交、これ以上我慢するのは限界らしい。
 それは彼も同じだ。
 言葉を返すのはおろか、頷く事もなく、ただお互いに求めるものを実行する。
 艶かしい脚の間に体を滑り込ませると、自分自身を彼女の入り口に向けた。
 触れる。
 ぐちゅり、と湿った音がして、お互いの熱で体が震える。
 だが止まりはしない。
 そのまま一気に……腰を沈めた。

「ふぁあああああ!!!!」

 彼女は背を仰け反らせ、汗に濡れた乳房を大きく揺すり、甲高い声を迸らせる。
 一息で最奥まで突き入れられた肉竿との結合に、頭が真っ白になった。
 ただの一撃で迎えた絶頂は、睦み合いの最初にもたらされるには、あまりにも深く、甘い。
 そして、快楽の極みに達したのは彼も同じだった。
 
「ぐぅ、く……ぅああ」

 法悦の吐息を我慢しきれず零しながら、ぶるぶると体を震わせて、愛する女の中へと注ぎ込む。
 蜜に濡れた媚肉の締め付けを前に、彼は挿入しただけで絶頂を迎えた。
 脈動する竿が、痙攣の度に何度も精液を吐き出し、その快感の残滓だけで頭が痺れるようだった。
 
「あ、なた……すごい、あついわ……すごい……ぁぁ」

 ぎゅっ、と、首に腕を絡めて抱きつき、彼女は涙で潤んだ瞳で見上げる。
 快楽に蕩けきった顔に浮かぶ、淫蕩さと、何より深く濃い愛おしさ。
 彼もまた、優しい微笑を浮かべて妻を見下ろした。
 
「ああ、気持ち良いな……」

 髪を撫でる。
 ふわりとウェーブを描いた黒髪は、少し梳いただけでフェロモンのように、甘くかぐわしい、堪らない香りを広げる。

33 ある幸福の解答 :2012/07/05(木) 23:38:00 ID:MaYuWzkI
 大きく柔らかい胸を触りながら、胸元からうなじまでキスをして、耳元に囁いた。

「可愛いよ、大好きだよ……俺の――」

 彼女の名を、妻の名を。

「俺の、プレシア」



 そこで、男は覚醒した。
 目を開く、天井を見る。
 煤けた、薄汚く汚れた灰色だった。
 体を起こす。
 五十過ぎの体が、軋むような鈍痛を関節のあちこちから発した。
 顔に触れれば、渇いた肌に刻まれたしわが、一層増えたように感じる。
 そして、自分の隣には誰もいない。
 孤独だった。
 あの全てが幸福に満たされた時から、長く残酷な歳月を経た現在とのギャップ。
 夢に見た過去が幸せであればあるほど、それは極めつけの悪夢と言えた。
 ふと、視線を枕元のスタンドへ移す。
 できれば見たくはない、だが、見ずにはおけぬ。
 スタンドの元にあるのは、写真立てだった。
 そこに映された過去の光景。
 黒髪の美女、プレシア・テスタロッサ。
 そのプレシアに抱かれた金髪の赤子、アリシア。
 そして彼女らの隣に立つ男――自分。
 幸福そうに笑顔を浮かべる自分たち伴侶の姿から、この数年後、離婚に至るなどと誰が想像できようか。
 きっかけがなんだったのか、それさえ忘却の彼方にある。
 それほど、些細な事が発端だった。
 共働きだったのも拍車を掛けたのだろう。
 プレシアは研究者としても、魔導師としても超が付くほどの才媛だった、そんな彼女に対して自分が少なからぬコンプレックスを抱いていたのは事実である。
 子育てと仕事の両立に励み、疲労するプレシアを、もう少し労わる度量があったのなら。
 こんな未来は、現在はありえなかったのだろうか。
 プレシアの研究が起こした事故でアリシアは死なず、妻も娘も、自分の傍に居てくれたのだろうか、笑ってくれていたのだろうか。
 詮無い想像に駆られながら、男は壁掛けのカレンダーを見た。
 七月五日。
 またこの日が訪れた。
 何度訪れたか判らない、一年で最悪の日。
 だからあんな夢を見たのだろうか。
 憂鬱な気分に満ちながら、男は立ち上がって支度を始めた。
 窓の外を見る。
 まるで今の心情を現すかのような、土砂降りの雨だった。



 傘を差して出かけても、横殴りの風が叩きつける雨粒で足先や体の末端が濡れてしまう。
 本来なら不快なところだが、特に気にもならなかった。
 これから行く場所の憂鬱に比べれば、実に瑣末事だ。

34 ある幸福の解答 :2012/07/05(木) 23:40:08 ID:MaYuWzkI
 駐車場から歩くこと数分、良く手入れされた芝の上に並ぶ長方形の石塊の間を行けば、目的のそれはあった。
 墓標である。
 プレシアとアリシア、妻子の名を刻んだ墓石が二つ。
 ここは、母子二人が眠る場所。
 だが、土中の棺の中身は空だ。
 彼女らの亡骸は遥か虚数空間の闇に消え、永久に見つかる事はない。
 空っぽの棺おけと、その上に置かれた墓石のみを見舞う墓参り。
 二人の命日にそれぞれ行う、虚しい行いだった。
 肉体はなくとも魂はここに眠ると、そう言い切れれば楽だったろう。
 それは気休めに過ぎなかった。
 彼には、とてもそうは思えない。
 今でも妻の魂は、何処とも知れぬ冥府に落ちた娘を探し、どこかを彷徨っているのではないか。
 そっと墓前に花を置き、詮無き思慮に耽る。
 そんな男の心を現世に呼び戻したのは、視界の隅に映った金髪の女性の姿だった。

「あ……」

 紅い瞳に動揺を見せて、女性が吐息を零す。
 黒い執務官の制服に、肉感的な肢体を包んだ美女だった。
 亡くした娘と瓜二つの、しかし決定的に違う別人。
 彼女の事は知っていた。
 プレシアの最期を管理局員に伝えられた時、事件の顛末と共に、アリシアを模して生み出された人造人間についても教えられた。
 初めてその事を聞いたとき、彼は目の前が眩むのではないかと思える程の不快感を得た。
 なんとおぞましい事なのだろうか。
 亡くなった娘と瓜二つのクローンが、この世にあるなどと。
 狂したプレシアならまだしも、彼は娘の代わりに複製人間を作ろうなどという発想を理解できなかった。
 無論、その複製への愛情など。
 ハラオウンと名乗る管理局員に、保護者にならないか、と促された時、彼は珍しく激昂してこれを断った。
 哀れには思う、だがどうしても無理だ、失った者とそっくりの別人を愛せるほど、彼は聖人君子ではなかった。
 できる事なら、永遠に会いたくないとさえ思う。
 だが、顔を会わせるのは初めてではなかった。
 命日に墓参りを欠かさない二人が出会う確率は、決して低くない。
 
「あ、あの……」

 縋るような眼差しと声で、金髪の美女――アリシアの似姿が言葉に迷う。
 彼女が何を求め欲しているか、判らないほど彼も愚鈍ではない。
 まるで飼い主に捨てられた子猫のような眼差し。
 血の繋がった肉親から蔑ろにされ続けた過去を持つ彼女は、失った温もりを求めていた。
 悲しい、そして憐れに思う。
 生み出したのも厭ったのも虐げたのも、全てはプレシアの妄執だ。
 彼女には何一つとして、罪などないのに。
 もしこれが自分の娘にさえ似ていなければ、抱き締めて優しい言葉の慰めを掛けてやりたい。
 ……だが、無理だ。
 男はつい、と視線を彼女から外し、歩き出す。
 何か声を掛けようと手を伸ばすのを知りながら、それを無視して去っていく。

「すまない」

 雨音に混じり、聞こえるか聞こえないか、そんな声音で別れを残し。
 一瞥もくれずに袖にした。
 アリシアに似せて作られた少女を、アリシアの代わりに愛する、それはあまりに罪深かった。
 もし彼女に優しくしてしまったら、自分は絶対に穢せない大切な何かを裏切る事になる、そう思えた。
 背後から、押し殺したような嗚咽が聞こえる。
 心に冷たい氷の刃が突き刺さるような痛みが、じわじわと染み渡っていく。
 傷つけたくなどなかった、だが傷つけねばならなかった。
 何故、こんなにも世界は不条理に満ちているのだろうか。

35 ある幸福の解答 :2012/07/05(木) 23:40:46 ID:MaYuWzkI
 行き場のない嘆きと憤りを噛み締めながら、遠ざかる泣き声を聞きながら、男は去った。
 その様を、居並ぶ墓碑の群だけが見ていた。
 


 墓から仕事へ直接向かい、職場で彼は死にたい気分になった。
 馴染み深い同僚の多くは、彼がどこへ何の為に行っていたか知っている。
 向けられる眼差しに内包される憐憫の情の、なんとも居心地の悪い。
 プレシアの元夫であるという事から来る好奇心が混じっていると解ればなおの事だ。
 せめて周囲に当り散らすだけの狭量さがあれば、少しでも気は紛れたのだろうが。
 彼はそんな事が出来るほど若くも元気でもなかった。
 出切るのは、せめて波風を立てぬよう平素の振る舞いをするくらいの事だ。
 だがデスクに腰掛けた時、男の元へ一人の女性職員が訪れる。
 
「あの、所長」

 視線を向けると、若い女性職員が手に持った受話器を差し出した。

「お電話です、所長宛に」

「相手は?」

「それが……話せばわかる、とだけ」

「……解った、とりあえず代わろう」

 訝りながらも、彼は受話器を受け取った。
 まさかこの自分に悪戯電話などする、酔狂な人間がいるわけがない。
 かといって名乗りもせず連絡をよこす者にも心当たりがなかった。
 
「はい、代わりましたが」

 疑問を脳裏に残したまま、そう告げる。
 謎は相手の一世でたちどころに氷解した。

『ご無沙汰しております、テスタロッサ氏。お元気ですか?』

 一度聞けば忘れる事なかろう、男の声だった。
 話していて気持ちの良い相手ではない、が、待ちわびた相手ではあった。
 近くに人がいない事を確かめて、小声で応じる。

「こんなところに掛けて大丈夫なのか? あんた指名手配犯だろう、いちおう」

『ああ、その辺は手配済みさ。この番号も私の居所も、追跡できないよう措置はしてある、心配しないで結構だよ』

「そうか、なら良い。で? まさかただの茶飲み話というわけじゃないんだろう?」

『私は別にそれでも構わないんだがね』

「ふざけるな」

『ああ、そんな怒らないでくれたまえ。せっかちはいかんよ』

「あんたと下らないおしゃべりをする気はない」

『やれやれ、判ったよ。では用件だけ伝えよう』

「そうしてくれ」

『君のご所望の品の在り処が分った。私の娘の一人が探し当ててくれたよ、本局の情報から引き出してね』

「どこだ?」

『時空管理局本局、無限書庫の司書長が有しているらしい。彼の個人的な研究対象といて保管されているそうだ。もし何なら、確保のほうも私に頼むかね? うちの娘にそういうの得意な子がいる』

「……いや、いらん世話だ。後はなんとか自分の手でやってみる」

『そうかい、それは残念だ』

「とりあえず礼は言っておこう。感謝する」

『いやいや何、気にしないでくれたまえ。君の亡くなった奥方とは私も知らない仲じゃなかった。ああ、そういえば今日は彼女の命日だったかい? お悔やみを述べるべきだったかな』

「いらん。じゃあなスカリエッティ」

 言うが早いか、彼は通話をオフにする。
 強くボタンを押しすぎて、受話器が軋んでいた。
 あまりに不躾な言い様を前に、怒りが沸点を通り越して冷気を帯びていた。
 頭の芯に残る、冷たい怒りの波。
 だが、同時に感じていたのは希望だった。
 今まで探し続けていた、アレ、の在り処がようやく分ったのだから。
 あの犯罪者は正直好きになれないが、有能さにかけては折り紙つきだ。
 所在に偽りはなかろう。
 問題は、それをどうやって得るかだ。

「無限書庫、か……」

 深くデスクチェアに腰を沈めながら、男は視線を虚空に彷徨わせる。
 一体どうやってアプローチをすべきか、考えることはあまりに多い。
 今日の仕事の事など忘れ、彼は静かに思考を巡らせ始めた。


続く

36 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/07/05(木) 23:42:26 ID:MaYuWzkI
投下終了。

たぶんプレシアの旦那のことってあんま書く人いないよねー、みたいな感じで書いてみたり。


後編も近いうちに書き上げてみます。

37 名無しさん@魔法少女 :2012/07/06(金) 03:10:05 ID:j78oInws
>>36
GJ後半期待シテイマス

38 名無しさん@魔法少女 :2012/07/06(金) 06:05:45 ID:EmeFVVgM
プレシアの旦那か…。
計算すると怖い事になりそうだが、少なくとも60にはなってるはずだな。
sts時間軸で、ユーノが司書長になっているとすると、この人が娘亡くしたのは最低でも32年前のはずだし。

39 名無しさん@魔法少女 :2012/07/06(金) 07:41:57 ID:0xnSz7us
プレシアの旦那にしてアリシアぱぱキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

40 名無しさん@魔法少女 :2012/07/06(金) 15:57:29 ID:1Aj4o5AA
プレシアの旦那というと中の人のリアル旦那の速水奨で脳内再生してしまうな

41 名無しさん@魔法少女 :2012/07/06(金) 17:19:07 ID:EmeFVVgM
て、事は、戦闘になったらフォームアップして超巨大合体とかするんだろうか。

42 名無しさん@魔法少女 :2012/07/06(金) 17:24:24 ID:iftelawk
>>40
配役としてはありだな、普通に来ても可笑しくないのがまたww

>>41
それなんて電童のゼロ? あいつはまんまエクスカイザーモチーフの敵だったもんな
ガルファや星見街自体がゴウザウラーモチーフな所があった作品だけど

43 名無しさん@魔法少女 :2012/07/06(金) 17:33:26 ID:fQxseJC.
>>40
百合思考全開のフェイトそんに対して
「同性愛はいかんぞ。非生産的な」
とな

44 名無しさん@魔法少女 :2012/07/06(金) 17:50:48 ID:EmeFVVgM
ちょっと読み返してみて疑問に思ったが、なんでこの人は『テスタロッサ』姓なんだ?
まあ、プレシアが離婚しても旧姓を名乗らず、旦那の姓のままってのもありうるが。
普通はプレシアが旧姓の『テスタロッサ』になれば、旦那は別姓という事になるはずなんだが。

45 名無しさん@魔法少女 :2012/07/06(金) 22:21:41 ID:OyuX0DiU
>>43
パプワくんか、懐かしいな。マンガ版ラストの総帥はカッコよかった

46 名無しさん@魔法少女 :2012/07/06(金) 22:48:01 ID:TFn3WCEA
>>44
今でも大好きなだけじゃね?
狂おしいくらいに

47 名無しさん@魔法少女 :2012/07/06(金) 22:54:52 ID:uSawOOyE
>>44
実はどっちも元々姓がテスタロッサで、それが縁になって二人がくっついた、のかもしれない
或いはプレシアさんが亡くなった話を聞かされて、後悔と嘆きでテスタロッサという姓へ変えたって可能性があるかもしれない
単純にスカリエッティの嫌がらせだったって気もしないでもないけど

48 名無しさん@魔法少女 :2012/07/07(土) 06:44:20 ID:TdBl/NKQ
>>47
>テスタロッサ姓
同じ姓が続く一族の分家と分家とか、同じ集落では同じ姓での婚姻とか結構ありえるからね。


・妄想「二人の出会い」

銀行の受付「テスタロッサさん、いらっしゃいますか?」
プレシア「はい」
未来の旦那さん「はい」
銀行の受付「あ、すみません。プレシア・テスタロッサさんです」
プレシア「あらあら」
未来の旦那さん「はは、奇遇ですね。隣の席が同じ苗字でしたとは」


……(´;ω;`)ブワッ

49 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/07/07(土) 22:04:28 ID:wC0SP6OY
>>テスタロッサ姓について

なるほど、諸君らなかなか面白い事を考えるね。まあ彼の姓がテスタロッサである事には作者なりに良く考えてあるわけだが、あまり多くを語っても諸君らを楽しませる事はできそうにないからね、敢えて黙っておくよ(旦那の姓……言えねえ……特に何も考えが浮かばなくてもうそのままでいいや、って決めちゃったなんて口が裂けても言えねえ、ここはかっこつけておくか)。



さて、では後編のほうを投下しますよーっと。
タイトル『ある幸福の解答』若干グロ、今回はエロなし。

50 ある幸福の解答 :2012/07/07(土) 22:05:30 ID:wC0SP6OY
ある幸福の解答 後編


「どうも、失礼します」

 極めて慇懃に、礼節に欠く事ないよう注意して、男は入室した。
 迎えたのは乾燥した空気と、室内に所狭しと詰め込まれた大量の書物、そして一人の青年だ。

「ようこそテスタロッサさん、どうぞ掛けてください」

 理知的な顔に眼鏡を掛けた、金髪痩身の青年、この書庫の司書長たる青年で名をユーノ・スクライアという。
 年こそ若いが優秀な考古学者であり、苗字が示す通り、遺跡発掘を生業にしているスクライア族の者だそうだ。
 男は促されるままに、手近な椅子に腰掛けて、ユーノの前に座った。
 無限書庫司書長との面談は、思うのほか簡単に達成できた。
 さして優秀ではないものの、彼もまた学会に身を置く端くれであるからだろう。
 面会を求める旨を申し伝えたところ、ユーノはそれを受け入れ、驚くほどスムーズに場を設けてくれた。
 場所は無限書庫の司書長室、願ってもない事に、二人きりの密室で。
 これから自分が行おうとしている事を考えると今から緊張で心臓が破裂しそうだった。
 だが、もうここまで来たら後戻りはできない。
 心中で、彼は決心を固める。
 
「それで、今日はどのようなご用件でおいでに?」

 朗らかな微笑みと共に、ユーノは首を傾げて問い掛けた。
 そういえば、今日面会に来た理由について、それほど詳しい事情は話していなかった。
 ただ、彼の研究している書物について直接聞きたい事がある、と伝えただけだ。
 それだけで面会に応じてくれた度量には驚くしかない。

「ええ、それなんですがね。あなたの蔵書の一つについて、お聞きしたい事がありまして」

「僕の蔵書ですか?」

「はい。それも、特別な一冊について」

「?」

 眉根を寄せて訝るユーノに、彼は一拍の間を置く。
 深く息を吸い込み、小さく、だが確かに相手へ伝わるように、告げる。

「旧暦400年の禁呪書、ハッセンについて」

 その言葉が囁かれた瞬間、ユーノの顔が固まった。
 残響が消えゆく沈黙に、二人の間で空気が冷えていく。
 数秒か、数分か、無限に続くかと思える沈黙の果てに、口を開いたのはユーノだった。

「アレについて、一体どのような事を?」

「譲って頂きたい」

「――ッ」

 微塵の躊躇もなく告げられた言葉に、今度こそユーノは顔を歪めて絶句した。
 禁呪書に綴られた知識が禁じられるのには相応の理由がある。
 だからこそ無限書庫の司書長であるユーノが所持し、余人の目に付かぬよう保管しているのだ。
 それを初対面の相手に譲れとは、あまりにも度し難い事だった。

「あなたは……あれが何なのか知っているんですか? あれは……簡単に人にお譲りできるものじゃありません。あの本に書かれている事は危険な事だらけだ、一歩間違えばとんでもない事になります」

 諭すように、ユーノは告げた。
 警告とも言える。
 まだ冗談で済ませられると、言外に伝えていた。
 だが返答はにべもないものだった。

「存じているとも、十分に調べ上げた上でここに来た。あの本について調べるのには、随分と手間が掛かりましたがね。私は……俺はあれが何なのかを完全に理解した上で頼んでいるんだ」

 己の呼称を変えて、彼はユーノに力強い眼差しを叩き付けた。
 それは言葉以上に雄弁な返事と言えた。

51 ある幸福の解答 :2012/07/07(土) 22:08:10 ID:wC0SP6OY
 血走った目に浮かぶ色は、差し迫るような鬼気に満ちていた。
 一瞬、その気迫に飲み込まれかけて、だがユーノの意思は固かった。
 つい、と眼鏡を指で押し上げて、若き司書長は言う。

「分っているならなおの事だ、どんな事情があるか知りませんが、あれは渡せません」

「……五千万」

「え?」

「五千万だ、五千万払う。どうだ? 釣り合う金額じゃないか?」

「だ、駄目に決まってる……」

「五千万でも無理か、なら一億だ。どんな事をしても絶対に金を稼ぐ、どうだ?」

「金額の問題じゃありません!」 

 平行線を向かう噛み合わない話に、ユーノは苛立って席を立ち上がった。
 男もそれに応じて立ち上がる。
 よもや暴力沙汰に訴えるのか。
 驚きながら魔法術式を展開しかけて、ユーノは目を見張った。
 
「頼む、この通りだ。頼む……頼む……あんたが望む事ならなんでもする」

 男はその場に突っ伏した。
 土下座である。
 顔を床にこすり付けて、何度も縋るように、頼む、頼む、と繰り返す。
 先ほどの威圧感が嘘のように、その姿は情けなくて、憐憫を催すものだった。
 彼は男としてはおろか、人としての尊厳すらかなぐり捨てていた。
 もしやれと言われれば靴だって舐めただろう。
 だが何をしたところで、ユーノの気が変わる事はない。
 この青年は実直で、どんな対価を積まれたとしても法を破るなどできない。

「すいません、テスタロッサさん……どんなに頼まれても、僕には出来ない。どうかお引取りください、そうしてくれれば、僕は何も聞かなかった事にしますから」

 彼が何を抱えているのか、ユーノには推し量る事さえできない。
 ただ、青年は優しくそう促した。
 それが彼に対してできるせめてもの慈悲だった。
 ユーノの言葉を聴き、しばらく硬直していた男は、ゆっくりと立ち上がる。
 うな垂れたまま、ぽつりと言葉が零れ落ちた。

「……分りました」

 それがユーノの言葉を聞き入れ、説得に応じたものでないと知れたのは、次いで響いた炸裂音によってだった。
 パスンッ、と小さく弾ける音。
 腹部に熱と痛みが生まれ、ユーノはその場に倒れた。
 手で下腹に触れる。
 ぬるり、と何かが付いた。
 濡れている――赤い――血だった。
 
「ガッ……う、あぁ……なんて、事を、あなたはッ!!」

 自分が何かで撃たれたと悟り、怒りと恐怖が混ざり合った感情のまま震える声で叫ぶユーノ。
 すかさず手を翳す。
 もう説得など意味を成さない、この男は召し取る、と。
 バインドを形成しようと術式を構築する――が、
 
「な……あれ」

 何も起こらず、ユーノは茫然自失となった。
 自身の中で発生した筈の魔力の結合が阻害されている感覚。
 これは、AMFか。
 いや、そんな筈はない。
 本局内でフィールド系魔法を展開すれば、必ず外部の者が気付く筈だ。
 帰結として、自分の体から魔力を断ち切っているものはただ一つ。

「まさか、この弾ッ」

「ああそうだよ」

「うがぁあッ!」

 パスンッ、と、また渇いた小さな音がして、ユーノが悲鳴を漏らす。
 今度は膝を撃たれた。
 破壊された関節から全身に迸る業火のような激痛に、悶え苦しむユーノ。

52 ある幸福の解答 :2012/07/07(土) 22:08:44 ID:wC0SP6OY
 悲しいかな防音性の高い司書長室の中での凶行は、この程度の声では外部に聞こえない。
 転げまわる青年に、男はゆっくりと近づき、手にした凶器でしっかりと狙いを定めた。
 それは銃だった。
 もちろん、本局に入る際に受けたボディチェックに引っかからない、特殊な代物。
 金属探知機に一切反応しない、完全非金属拳銃。
 セラミックの弾頭をガスで射出するため、硝煙臭さえしない。
 かつて某大国が特殊任務用にと開発した武器である。
 もちろんだが一般市場には出回らず、もし許可なく所持していれば重罪が科せられるほどの危険物。
 闇ルートでこれを入手するのに、男がその筋の者に支払った代金は相当な額になったのも頷ける。
 そして弾もまた同じく、特殊極まるものだった。

「魔導師の体内に侵入すると、リンカーコアを不活性化させる特殊な反魔力金属だ、一発あたりで俺の給料一ヶ月分もするんだぜ? あまり使わせてくれるなよ」

 静かに男が告げる説明に、痛みに悶えながら、ユーノは理解した。
 反魔力金属、魔力を阻害する超希少なレアメタルだ。
 これなど兵器に使用するには高価すぎて、とても流用などされない代物である。
 ユーノの最大の間違いは、すぐさま魔法で彼を拘束しなかった事だ。
 最初から障壁を張るか、バリアジャケットを構築していれば、弾は防げたろうに。
 こうなってしまってはもう遅い。
 彼は俎上の鯉であり、もはや抵抗の術はない。
 受けた銃創から、じわじわと流血していき、体の末端から冷感が駆け巡る。
 このまま放置すれば、いずれユーノは死ぬだろう。
 いや、それよりも、向けられた昏い銃口からもう一発、心臓や脳天に喰らえば即座に死する。
 かつてない程間近に死を感じ、ユーノは心底の恐懼を味わった。

「もう一度聞くぞ。譲ってくれないか、俺に、あの本を」

 一言一言に力を込めて、問う。
 目の前に突きつけられる銃口が、逆らえばどうなるかと如実に伝えていた。
 
「さあ、早くよこせ!!」

 いよいよ感情の抑制の効かなくなった男は、倒れるユーノの上に跨って、青年の鼻先に銃を押し付けた。
 滴る汗、荒い息遣い、震える銃口。
 極度の緊張と興奮の中にある男が、いつ引き金を引いてもおかしくはない。
 死ぬ。
 自分の生命が絶たれる事を想像し、失禁してしまいそうな恐怖に身が縮む。
 かつてない恐れを前に、ユーノは屈した。

「そこの、デスク……上から三段目の引き出しに」

 視線を向ける。
 デスクの三段目には、ダイヤル式錠の掛かった引き出しがある。
 男は右手でユーノに銃を向けたまま、左手を錠前に伸ばした。

「番号は?」

「……996」

 それが真実かブラフか。
 一瞬戸惑い、だが男はすぐに決断し、番号を入力してみる。
 微かな金属音がした。
 鍵が解除された音。
 堅固な状前は、入力された三桁の数字に従った。
 一気に引き出しを開ける。
 中には古びた本が数冊鎮座していた。
 そのどれもが、無限書庫司書長たるユーノが保管する危険な書物である。
 だが、男が欲しているのはその内のたった一冊。
 迷わずそれを拾い上げた。
 そして、彼は視線をユーノに向ける。
 殺すべきだった。

53 ある幸福の解答 :2012/07/07(土) 22:09:55 ID:wC0SP6OY
 この施設から出て外へ逃れるまでの時間を稼ぐためには、ユーノが生きていては都合が悪い。
 冷たい理性がそう告げる。
 銃口が揺れた。
 それは迷いの表れだった。
 恐怖に濡れた眼差しをこちらに注ぐユーノ。
 もはや抵抗も出来ない虫の息の、なんの罪もない青年。
 それを撃つ。
 撃たねばならない、撃て、撃つんだ。
 ゆるゆると持ち上がった銃口は、ユーノに向けられ、そして――
 
「く、そッ!」

 男は銃を懐に、苛立ちと共にねじ込んで、踵を返して走り出した。
 その背中を、失血で朦朧とするユーノは、ただ呆然と見ていた。



 初夏の湿った、不愉快を掻き立てるような風が、トタンの屋根や壁を叩いて軋ませる。
 あちこちに空いた穴から入り込む生ぬるい空気と、小屋全体に染み付いたかび臭さと、ゴミの発する腐敗臭。
 とてもではないが、居心地が良いと呼べる場所ではない。
 そこは、クラナガン郊外、廃棄都市区画に程近い建設現場にある一見のプレハブ小屋だった。
 都市の再開発計画が頓挫し、不況の煽りで会社が倒産したまま、放置されるままになったうち捨てられた未完成のビルと、その工事跡。
 首都郊外の寂れた地域を覗けば、一つや二つは見て取れる場所である。
 男は、その中で息を潜めていた。
 言うまでもなく、職場にも家にも近づいていない。
 無限書庫での凶行から、前もって品定めしていたここに直接訪れたのだ。
 ユーノの生死に関わらず、面会予定者のチェックで自分の身元はとっくに割れているだろう。
 今頃は自分の交友関係のすべてに聞き込みや捜査で人員が走っているに違いない。
 管理局内でも重宝される、無限書庫の司書長を撃ったのだから当たり前だ。
 いずれ程なく、自分は司直の手に落ちるだろう。
 だがそんな事などまるで意中になく、男はただただ、手にした本を熟読していた。
 綴られた古式文字に、彼の捜し求めた魔法術式は確かに記載されていた。
 一体、それを何度読み返し、何度頭に叩き込んだだろうか。
 数時間どころではない、おそらくは、丸一日近く掛けて彼はそうしていた。
 空に上った陽がまた沈み、世界が夜の闇に沈んだ時、ようやく本を閉じて、顔を上げた。
 
「……」

 無言で、かびの生えた穴だらけの天井を見上げる。
 しわだらけの、疲れ果て、くたびれ果てた男の顔に、ふと笑みが浮かんだ。
 そこに宿るのは狂気でもない、怒りでもない、嘆きでもない。
 それは安息。
 まるでようやく積年の苦悩から解放されたかのような、落ち着いた笑いだった。

「ああ、そうか」

 本を床に置き、何度も見返した目的のページを開き、男は小屋の中央に立つ。

54 ある幸福の解答 :2012/07/07(土) 22:10:44 ID:wC0SP6OY
 そしてポケットから抜き出したギラつく銀光を、己の体に押し当てた。

「この程度で良いのか、この程度の対価で……そうか、なら、良い……構わないさ……構わないとも」

 笑みと共に、彼はまるでうわ言のように繰り返しながら、術式を展開する。
 現代の魔法技術とは根底から異なる、古代遺失世界の魔術が、薄闇の中で不気味な光を発して、陣を描いていく。
 術式構築が問題なく行われているのを確認すると、男はなんの躊躇いもなく、手にしたそれを力の限り――引き切った。



 暗転した世界、暗き視界。
 手足に満ちる冷感が、徐々に熱へと変わっていく。
 温もりと呼吸とを意識した時、彼の意識と肉体は完全に覚醒した。

「……ッ」

 がば、と身を起こす。
 明るい。
 先ほどまでの夜闇から一転して、世界は夕刻になっていた。
 見覚えのある室内。
 忘れようがない、忘れるわけがない、忘れてなるものか。
 ここはかつて、何十年も前に自分が住んでいた家だった。
 記憶のままの調度を目にし、男は息が荒くなるのを感じた。
 身を起こす。
 自分は椅子に腰掛けて、机に突っ伏していたらしい。
 今居るのは自室か。
 立ち上がり、洗面所へと向かった。
 鏡を前にして彼は絶句した。
 そこに映るのは、本来の五十男ではない、若かりし頃の己の姿だった。

「……やった、のか?」

 顔に触れる。
 しわのない瑞々しい肌、その弾力が指先に伝わる。
 べたべたと何度も、確かめるように触って、鏡にも触れた。
 硬質で冷たい鏡面は断じて偽物ではなかった。
 そうして、こみ上げてくる成功の実感。
 男の顔に、数十年ぶりの本物の喜笑が浮かんだ。

「やった……やった……やった、やったぞ!!!」

 腹の底から、男は喝采を叫ぶ。
 術は成功した。
 彼の行った、古代の禁呪、それは精神を過去へと送る秘法であった。
 果たして未来の自我が過去の自分に憑依したのか、それとも過去の自分の記憶に未来の記憶が上書きされたのか。
 詳細な原理は分らない。
 ただこの術は、ある捧げ物を用いる事によって、確実に成されるとだけ分っていた。
 その捧げ物を惜しげもなく供し、結果……彼は果たしたのだ。
 求め続けた本懐を、欲し続けた望みを。
 彼の幸せの、その何もかもがあった時代への帰還を。
 喜びに打ち震えていると、玄関から声がした。

「ただいまー」
 
 かつて己の耳を打った彼女の声音。
 聞き間違う筈もない。
 一瞬呆然として、だがすぐに意識を取り戻し、男は玄関へと走った。
 そこに居た、彼女は。

55 ある幸福の解答 :2012/07/07(土) 22:11:18 ID:wC0SP6OY
 あの時の、若く美しい姿のまま、愛娘を抱えて、立っていた。

「プレ……シア……」

 一言一言を搾り出すように、妻の名前を呼んだ。
 硬直する彼を、プレシアは不思議そうに見つめた。
 無理もない、彼女には夫が遥か未来から精神を転移させたとは知らないのだから。
 すぐに、腕の中に抱いた我が子へ視線を移す。
 託児所帰りで機嫌でも悪いのか、今にも泣きそうにぐずりだしたていた。
 平素なら優しくあやすプレシアだが、彼女も仕事から帰宅して疲れ果てているようだ。

「あなた、アリシアお願いしてもいい?」

 再び夫に視線を戻し、プレシアはそう問い掛ける。
 この言葉、この情景……見覚えがあった。
 そうだ、自分は一度この場面を体験していた。
 過去へ来たのだから、当たり前である。
 あの時はどうなったか。
 確か『俺も疲れてるから勘弁してくれ、子供の面倒は君が見るんだろ』そんな事を言った気がする。
 妻は当然、その言葉に怒った。
 癪に障ったらしく、相当に荒れたと記憶している。
 もしかすると、こんな些細なケンカの一つ一つが積み重なって、二人の関係は終わってしまったのだろうか。
 ならば、どうするかは決まっていた。
 
「ああ、うん……分ったよ」

 小さく頷き、妻からそっと、娘を受け取る。
 
「……ぅッ……ぁぁ」

 その瞬間、視界が滲んだ。
 涙だった。
 手にした娘の、アリシアの重さ。
 もう永遠に失われた筈の、尊く掛け替えのない自分の宝物。
 その感触が、温もりが、見上げる眼差しが、彼の感情を決壊させた。

「アリシア……かわいいな、ほんとうに、かわいい……かわいいなぁ」

 かつてこんなにも愛おしい者を、自分は失ったのか。
 それを思うほど、喜びがこみ上げて、体が震える。
 娘を抱き上げて涙する彼の姿に、プレシアは驚く、というより呆然とした。

「ど、どうしたのあなた? どこか悪いの?」

 不安そうな目で見つめ、自分の身を案じる妻。
 その言葉と眼差しに、また胸が張り裂けそうな切なさがこみ上げる。
 必死に感情を抑えて、男は片手で涙を拭う。

「いや、なんでもない、なんでもないよ……大丈夫だ」

「そう? なら良いんだけど。あら、この子もう治まったみたいね? 抱くの私が代わりましょうか?」

 いつの間にか、泣く父を前が珍しかったのか、アリシアはきょとんとこちらを見つめて、疳の虫が治まっていた。
 だが彼は、妻の申し出を断る。
 
「いいよ、疲れてるだろ? 俺がベッドまで運ぶから」

 方便だ。
 本当はただ、数十年ぶりに抱く我が子が愛しいだけだ。

56 ある幸福の解答 :2012/07/07(土) 22:12:03 ID:wC0SP6OY
 優しくアリシアをあやしながら、娘をベッドまで運ぶ。
 いつになく甲斐甲斐しい父の態度に、彼の心情を赤子ならではの感性で悟ったのか、愛娘はいつしかすやすやと寝息を立て始めた。
 そんな我が子を、男はそっと、この世でたった一つの宝とばかりに、ベッドへ丁寧に寝かせる。
 頭を撫で、シーツを被せて、惜しみながら目を離す。
 そうだ、自分が最も愛する者は、娘ばかりではない。
 妻を見た。
 プレシアは本当に疲れている様子で、スーツ姿のまま寝床に体を沈めていた。
 なるほど、こんな状態で邪険にしては、かつての彼女が激昂したのも無理はない。
 二人の関係をこじれさせてしまったのが自分にあると感じ、いたたまれない思いが募る。
 今度こそ、そんな事にはさせない。
 彼はプレシアの横になったベッドに、自分もまた身を乗り出した。
 妻の隣に寝そべり、その細腰に、静かに手を回す。
 抱き寄せた彼女の温もりと柔らかさも、やはりかつての記憶を微塵も裏切らなかった。

「あなた……ごめんなさい、今日は疲れてるの……」

 彼の抱擁に、プレシアは行為を求められていると感じたらしい。
 億劫そうに横目で彼を見つめ、拒絶の意思を伝える。
 だが彼はそれでも彼女を抱き寄せた。
 強く、力強く。
 一瞬顔をしかめたプレシアだが、その耳元に男は囁いた。

「ごめん、こうしてるだけで良いから。傍にいさせてくれ」

 震えた声は、寂しげで、今にも泣き出しそうだった。
 本当に、今日の彼はどうしたのだろうか。
 プレシアは夫の顔に手を当てて、その瞳を見つめた。

「ねえ、本当に大丈夫? 何か辛いことでもあったの?」

「何でもないよ、本当に……何でもないさ」

 薄く微笑み、男は妻を愛おしそうに見つめる。
 本当に幸せそうに自分を見る彼の眼差しに、プレシアは久しく忘れていた感情を掻き立てられた。
 ただ一緒にいるだけで幸福そうな彼の姿、そう、初めて出会った頃はこんな風だったろうか。
 傍にいるだけで心が満たされた時間。
 何時しか一緒に生活するのが当たり前になって磨耗していた心の潤いが戻ってくるようだった。
 プレシアも、彼の背に自分の手を回して、抱きつく。

57 ある幸福の解答 :2012/07/07(土) 22:12:39 ID:wC0SP6OY
 甘えるように胸板に顔を摺り寄せる。
 こんな事をするのも、随分久しぶりに感じた。

「プレシア」

「なに?」

「お願いがあるんだ」

「お願い?」

「ああ」

 一層力強くプレシアを抱き寄せて、彼は静かに、言った。
 
「ずっと傍にいてくれ、ずっと、俺からもう離れないでくれ。君も、アリシアも……大事にするって約束するから、絶対に約束するから」

「……」

 その言葉の真意が分らず、眉根を寄せるプレシア。
 だが、彼の懇願に込められた想いは伝わった。
 自分を愛し、求め、縋りつくその弱弱しい姿。
 何故そんなにも寂しそうにしているのか、理由は分らないが、彼を辛い目にだけは合わせたくなかった。
 だから、自分もまた夫を掻き抱いて、耳元に囁く。

「大丈夫よ。私たち家族ですもの、離れたりなんかしないわ。ずっとずっと、傍にいてあげる」

「……ぁぁ」

 彼女の言葉に、男は、震えて――泣いた。
 その言葉を、温もりを、どれほど求めてきたか。
 忘れて久しい心の充足に、彼はただただ滂沱する。
 プレシアはそんな夫をの頭を撫でて、ぎゅっと抱き締めてやった。
 いつまでも、いつまでも、時の許す限り、抱き締めてやった。


 
 降り続く雨、湿度を増してじめつく大気、纏わり付くような熱気。
 不愉快な気候に、少女、ギンガ・ナカジマは思わず襟元を緩めて、少しでも新鮮な空気を肌に触れさせた。
 だがそうして無駄な時間を食ってる暇は、あまりない。
 ギンガはすぐに気を引き締め直し、張られた非常線テープを潜って現場に入った。
 場所はクラナガン郊外の、放置された建設現場だ。
 現場検証で証拠を探し、あるいは写真を取って状況を保存する同僚の隊員たちに目礼しながら、ギンガは事件現場のプレハブ小屋に脚を運ぶ。
 小屋のドア前のは、彼女の良く見知った者が立っていた。

「おう、ギンガ来たか」

「お父さん、ご自分で現場検証に来てるんですか?」

 初老の男、陸士108部隊の隊長でもあり、ギンガの父であるゲンヤだった。
 部隊長という役職上、隊を取り仕切り、デスクに腰掛けて書類とにらめっこをする事の多い彼が、事件現場に直接向かうことはそう多くない。 
 大概の場合は副官のカルタスや、その部下のギンガがする仕事だ。
 それをわざわざ隊長の彼がするという事は、それだけの重要性がある案件という事か。

「ああ、まあな。盗まれた物が物だし、被害者が被害者だ」

「確かに、そうですね」

 二日前、無限書庫で起きた凶行を知らぬギンガではなかった。
 無限書庫司書長の銃撃と殺人未遂、そして司書長室に保管されていた禁止指定書物の強奪はそれなりに世間を騒がせた大ニュースである。
 直接の面識こそないものの、知り合いである高町なのはと親しい人物が危険に晒されたとあって、ギンガも普段以上の緊張を持ってその捜査に当たった。

58 ある幸福の解答 :2012/07/07(土) 22:13:21 ID:wC0SP6OY
 その事件の顛末を検分するのに、父が出てくるのも頷ける。
 
「なあギンガ」

「はい?」

「ところでお前、昼飯は食ってきたか?」

 突然、父はおかしな事を聞いてきた。
 彼の真意を訝りながら、ギンガは首を振る。
 
「いえ、まだですけど」

「そうか、そいつは良かった」

「え?」

「吐くなよ?」

 その言葉に、父の大意を理解する。
 事件現場を見て嘔吐するなと言いたいらしい。
 随分と嘗められたものだった。
 これでもギンガとて少なからず場数は踏んでいる、今さら遺体の一つや二つでどうこうなる神経は持ち合わせていない。
 だからこそ、ゲンヤがプレハブ小屋のドアを開けたとき、開放されたその臭気を前にして……成すすべもなく打ち据えられた。
 
「〜ッッ!!」

 それは臭いという名の暴力だった。
 腐り尽くした肉の臭い、糞尿を滴らせた臓物の臭い、蛆虫と雑菌が生み出す耐え難い臭い。
 気付いた時にギンガはえずいて、胃液を手で受け止めていた。
 もし食事を済ませた後だったなら、内容物をたっぷりぶち撒けていただろう。
 だが彼女にも捜査員としての矜持があり、なんとかハンカチで口元を拭って、小屋の中に入る。
 そして後悔した。
 そこにあったのは臭気の原因、想像を絶する惨状だった。

「これは……」

「ああ、凄いもんだ。これくらいのは久しぶりだよ」

 どこか感嘆した風でもあるゲンヤの呟き。
 彼をして、そこまで酷い様はそうなかったのだろう。
 小屋の中の薄汚れた灰色の壁と天井は、どす黒い液体が四方八方に撒き散らされて穢されていた。
 それは夥しい量の血液と腸内の汚物である。
 その中心地点、小屋の真ん中に彼は居た。
 うぞうぞと蠢く白い点は、近くて見れば分る、蛆虫だ。
 その母たる蝿も、ぶんぶんと耳障りな羽音を立てて飛び交っている。
 腐り汁の滴る肉体は、腐乱と蛆の相乗効果で崩壊著しい。
 いや、果たしてその惨状は、蟲共のせいだけではなかった。

「こいつが凶器か」

 ゲンヤは躯に近づくと、手袋をはめた手で落ちていた銀の輝きを拾い上げる。
 血と糞便で汚れたそれは、ナイフだった。
 全長十センチにも満たない、小さな折り畳みナイフ。
 それが彼を斬り裂いた物だった。

59 ある幸福の解答 :2012/07/07(土) 22:13:56 ID:wC0SP6OY
 縦横に引き裂かれて内臓を吐き出した腹腔。
 それどころか手足も存分に刻み尽くされ、皮から腱まで無残に垂らし、骨を露出している。
 正に解体だ、外科医の手並みにさえ比肩しうるものだった。
 そしておぞましいのは……これら全ては彼自身がやったという事だ。
 
「俺も初めて見るぜ、こんな派手な“自殺死体”はな」

「……」

 眉をひそめるゲンヤの言葉に、絶句するギンガ。
 彼らの視線の前に横たわる死者は、虚ろな眼差しでそれに応えた。
 検証の結果、小屋に侵入した人間は被害者一人、凶器にも被害者の血と指紋のみがべったりとついている。
 かくも壮絶な自殺である。
 四方に血と汚物を撒き散らし、その穢れた液体で床に書き記された奇怪な文字群。
 まるで邪教の行うサバトか、生贄の儀式か。
 とうてい正気の人間がやったとは思えぬ有様だった。
 血も凍る事実は、体を捌いたのも、内臓を引きずり出したのも、その血と汚物で呪文を書き上げたのも、死んだ本人だという事だった。
 一体何が彼をそこまで駆り立てたのか。
 
「お父さん、これ」

「ん? ああ、例のブツか」

 ギンガが拾い上げたそれを、ゲンヤが受け取って検める。
 あちこちに血の跡を残した古びた書物、無限書庫司書長から強奪された古代の魔導書であった。
 開くと、丁度メモが幾つも挟まれたページが現れた。
 折り目が付いている事からも、自殺した男、この本を奪った張本人が目当てにしていた項目だと解る。
 古代言語を訳する能力などゲンヤにはないが、挟まれたメモから内容に関しては把握がついた。

 『血を捧げる』『臓物を捧げる』『命を捧げる』『皮を捧げる、血管を捧げる、神経を捧げる……』『いにしえの魔術との契約』『果たされる秘宝』『魂が時を遡る』『これで妻と娘の元へ』

 読み上げた文面の内容を咀嚼して、ゲンヤは苦笑した。
 
「馬鹿げてるな、こりゃ。本当にこんな魔法が成功するかどうかなんて、分りゃしないってのに」

 魔導師でないゲンヤでも知っている、魔法の二大原則。
 死者の完全蘇生と時間移動に関しては、現代の科学では絶対に不可能とされている。
 ましてやこの妖しい書物に記された古代の魔術が、果たしてどれだけ信憑性があるか。
 そんなものの為に、この男は凶行に走り、自分の命さえ壮絶な方法で捨てたのだ。
 理解を超えすぎた行為を前に、呆れるよりほかにない。
 だが、実行した彼は、信じていたのだろう。
 この荒唐無稽な文面を、魔法を。
 その証左に、

「でもこの人……」

「ああ、だな。こんな顔して死ぬホトケもそういねえよ」

 ギンガとゲンヤは、彼の顔を見た。
 全身を切り刻み、血と臓物と汚物を撒き散らし、想像を絶する激痛の中で果てた男の顔は――笑顔だった。
 まるで永遠の懊悩から解放されたような、安らかな顔だった。
 彼は本当に過去へとたどり着けたのだろうか。
 その事を確かめる術はない。
 死ななければ効果が判らない魔法など、確かめようがないのだから。
 その笑顔を作ったのは、死に際に脳内麻薬が作り上げた幻想なのかもしれない。
 いや、十中八九そうだろう。
 だがそれでも彼の得たものは、安らぎと幸福だった。
 それが、彼の解答だった。
 絶望の果て、己の命を差し出して、幸福へと至る為の。
 誰も確かめようのない、偽りとも真実とも知れぬ夢の中で、男の死相は微笑む。
 その夢の跡を、蝿と蛆と、ナカジマ親子の眼差しだけが見ていた。


終幕

60 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/07/07(土) 22:17:34 ID:wC0SP6OY
投下終了。

ある意味シガー的な転生憑依もの、といえるかもしれない。
時間逆行的要素のある最近の作品、シュタゲ、まどマギ、の影響もあるかもないかもしれないかもしれない。

次はなんかイチャラブかただのドエロで口直ししたいわ。

(゜3゜)ノシ ではまた

61 名無しさん@魔法少女 :2012/07/07(土) 22:41:22 ID:P2F/pTp.
>>60
おおおおおおおGJ!
親にとってフェイトは、究極の「これじゃない」だからなー
どんな技術を使っても一旦失った存在を作り直したらだめなんですね
突き抜けたエロも期待して待ってます

62 名無しさん@魔法少女 :2012/07/07(土) 22:47:10 ID:QyzjMwLo
鬱々とした気分になったがGJといわざるを得ない(つД`)

63 名無しさん@魔法少女 :2012/07/07(土) 22:48:19 ID:zZ1zqw6M
>>60
イチャラブでドエロなやつをお願いします

64 名無しさん@魔法少女 :2012/07/08(日) 03:57:53 ID:b0aBcJVs
>>60
GJ!

……さあシガー氏よ……ソープ・ナンバーズを再会するのだ……

65 名無しさん@魔法少女 :2012/07/08(日) 11:05:52 ID:TcDg5GLE
自殺練習事件とあいまってタイムリーですね

死んだ妻に会いたい→じゃあおまえもしね

ギリシャ神話にもそういうネタはあったかな

66 名無しさん@魔法少女 :2012/07/08(日) 11:37:28 ID:MkKMuvos
シガ県的な意味でか

67 名無しさん@魔法少女 :2012/07/08(日) 12:28:08 ID:MkKMuvos
儀式魔法として雀の死体と蜂の死骸と花火の燃え殻を煎じた茶を飲んでチンコに辛子を塗って火であぶり飛び降りると魔法が発動する
鬱祭りの次はいじめ祭りをひらこう

68 名無しさん@魔法少女 :2012/07/08(日) 12:36:54 ID:ug5ejr6o
誰も得しない

69 名無しさん@魔法少女 :2012/07/08(日) 12:44:30 ID:MkKMuvos
そうか。それは残念だ
得しない話しで50レスほど埋まっちゃったな

70 名無しさん@魔法少女 :2012/07/08(日) 18:59:49 ID:RyiTTTOo
>>60
GJっした。
次はエロっすか。じゃ、ユーなののエロでひとつ。

71 名無しさん@魔法少女 :2012/07/09(月) 02:21:09 ID:Az/7Bc0I
そういやF読み返してて思ったんだがリリィは100人近くとエンゲージしたって書くと凄い誤解を招く表現だと気づいた

72 名無しさん@魔法少女 :2012/07/09(月) 02:57:30 ID:L7h5mCZg
>>71
オマケにトーマ以外はみんなすぐイッちまった身体の持ち主

73 名無しさん@魔法少女 :2012/07/09(月) 09:25:57 ID:WlXAqeHM
>>71
て言うか男に病気を移すんですよ彼女はw

>>67
欝祭りSSを読み返してこようか

74 名無しさん@魔法少女 :2012/07/09(月) 10:29:57 ID:QMo/QLMI
>>71
トドメに探していたのは自分のご主人様だぜ

75 黒天 :2012/07/09(月) 11:56:45 ID:xsbc7ums
シガー氏、gjです。
蛆という言葉から妖蛆の秘密を連想したけど、実は自らの身体を犠牲にしたタイムスリップ。
ある意味でこれも一つの答えかな。私も一つラブエロ物を一つ。

76 とあるバカップルの日常 その3 :2012/07/09(月) 11:59:07 ID:xsbc7ums

八神家の台所。響き渡る、生々しく、淫靡な水音。
朝食を食べ終わり、椅子に座ったユーノの膝の上に乗る格好で、黒いビキニの上に、黒いエプロンを纏ったリインフォースは恋人との濃厚な口付けを続けている。
「・・・んちゅ、んむ・・・ちゅぷ、んむぅ・・・ぴちゃ、れろ・・・」
「んん・・・れろ、ちゅぱ、はむ・・・ん、ふふっ、はむ・・・」
リインフォースは舌で優しく唇を抉じ開けると、ユーノの咥内に侵入してくる。
そして舌を押し込み、ユーノの舌に絡ませ、唾液を送り込んでくる。
何故か、その唾液がとても美味に思えて、ユーノの脳髄を甘く蕩けさせ、それを敏感に悟ったリインフォースの眼が嬉しそうに細められ、再び唇が重なる。
鼻から漏れる吐息が心地よく、それ以上にリインフォースの舌の柔らかさに、ユーノは身も心も溶けていってしまいそうな錯覚を覚えた。
だが、口付けを続けている間、リインフォースの身体がピクリと動き、次の瞬間には、ユーノの膝の上から離れた。そして僅かに顔をしかめ、辺りに視線を巡らせ始める。
「・・・どうしたの?」
「どうも虫に刺されたらしい」
ミッドチルダにも虫は居る。虫を専門的に使役する魔導師が居るくらいだ。
とはいっても、リインフォースを刺したのは、地球に生息する蚊に近い種類の虫だ。
「・・・痒み止めも今は切らせていて無いからな、それにしても痒い」
リインフォースはそう言いながら、自らの左脚に手を伸ばそうとしてーーーそこで手を止め、徐にエプロンの前を持ち上げた。露になる脚。
リインフォースの脚はスラリと長くて、肉付きもよく、見ているだけでもう堪らない気分にさせられる。そんなユーノの心情を見透かして、リインフォースは悪戯っぽく笑い、実に酷な要求を口にしてきた。
「・・・お前が掻いてくれないか?」
懇願の形を取っていても、リインフォースは左手でエプロンを摘まみ、右手でユーノの腕を掴み、自分の内股に持って行った。
「・・・ちょ、ちょっと!?」
「あまり爪を立てないでくれ・・・」
リインフォースに言われた通り、黒いエプロンと、白い肌の鮮烈なコントラストが醸し出す、凶悪な色香に幻惑されながらユーノはプックリと膨れた部分を軽く掻いてみる。
「んん・・・ふぁ、そう、そこだ・・・気持ちいいぞ、んふぁ・・・」
態々、ユーノに顔を寄せ、リインフォースは耳元で喋る。
その喘ぎ声にも似た吐息に、ユーノの心臓は鼓動を速めた。
「いちいち声に出さなくても・・・」
「声で言わないと、解らないだろう・・・あ、そこだ、もっと・・・」
ユーノは自らの顔が熱くなるのを感じ、リインフォースは声を押し殺し、クスクスと愉快そうに笑っている。ユーノは苦笑いを浮かべつつ、虫に刺された部分を優しく擦る。
「・・・大分、痒みも収まってきたな・・・んん、ふぁ、うふっ・・・あぁん・・・」
指先で柔らかく内股をなぞっていると、リインフォースの口から漏れる喘ぎ声は、次第に、その悩ましさの度合いを増していく。

77 とあるバカップルの日常 その3 :2012/07/09(月) 11:59:52 ID:xsbc7ums

「ん、何だか濡れてきてしまったかもしれない・・・」
リインフォースは人差し指を唇に当て、可愛らしさと妖艶さが同居した様な声で呟く。
そして止めとばかりに、紅い瞳を潤ませながらユーノの方にしなだれかかってくる。
そのまま強くユーノを抱きしめ、自分の胸を押し付ける様に身体を動かす。
圧倒的な質量を誇る膨らみが、円を描く様に、衣服越しにユーノの胸板を愛撫する。
「あふぁ・・・んうぅ、ひあぁ・・・んはぅ・・・」
ユーノの胸に自分の胸を押し付け、たまらないといった風情でリインフォースは、甘く切ない吐息を漏らす。その吐息が首筋に触れた瞬間、ゾクゾクした快感に変わる。
「・・・んあ、も、もうたまらない・・・んあぁ、ふぅ・・・はぁ・・・」
潤みきった瞳でリインフォースが見つめてくる。
ユーノの指が、白い脚をなぞり、水着の股布――淫核がある辺りーーを軽く押した。
「あ、んあぁっ・・・んふぁ、ひぅん・・・!?」
それだけで、リインフォースは身体を震わせ、崩れ落ちかける。
ユーノは彼女の身体を支え、耳元で囁く。
「もう、濡れてきてるね・・・湿ってきてる」
「い、言うな・・・は、恥ずかしい・・・あ、んふぅ・・・」
指が強く押され、それに反応して、黒い水着の表面に薄っすらと染みができた。
それを自覚し、リインフォースは頬を染め、色っぽく喘ぎ、胸と腰を押し付けてくる。
「・・・ん、ふぁ、お前の方こそ、こんなに固くして・・・それに凄く熱いぞ」
白くたおやかな指が、ズボン越しに肉棒を焦らす様に愛撫した。
もう肉棒は徐々にその存在を主張し始めている。
「お願いだ、こ、この・・・硬いお肉の棒で、私を思い切り・・・苛めて、犯して欲しい」
「う、うん・・・」
「嬉しい・・・は、速く・・・ほら、もう、ここでいい」
言うが速いか、リインフォースはユーノを床に押し倒した。
物静かで清楚な外見に似合わず、随分と積極的だった。
何か、物音――誰かの足音がした様な気がしたが、それはどうでもよかった。
今の彼女にとって、重要なのは、愛しい男の精を貪る事だけだ。
「まだ下の口で味わうには足りないな。まずは、口でしてやろう・・・ん、ちゅぱ・・・」
リインフォースは身体を移動させ、その美しい顔を、ユーノの股間に埋めた。
肉棒の先端が熱い物に包まれる。舌が振れ、その刺激にユーノは身体を震わせる。
「んちゅ・・・れろ、んむ、ぺろ、んむ・・・」
まだ少し柔らかい肉棒を、リインフォースは唇と舌を使って揉み解していく。
瞬く間に肉棒は硬くなり、ビクビクと脈打つ。肉竿の部分をリインフォースの熱い舌が這い回る。その動きは妙に艶かしく,見ているだけでも達してしまいそうだった。
「んぐ・・・じゅる、んむ・・・ちゅぱ、れろ・・・んちゅぱ、ちゅぅ・・・」
今度は先端部をすっぽりと咥えこみ、頬を少し窄めながら吸い込んできた。
尿道の中を吸い出される感覚に、ユーノの腰が浮き立ち、勢い余ってリインフォースの喉を突いてしまった。
「んぐっ!?・・・んぷ、こら、悪戯をするんじゃない・・・ん、れろ・・・ふぅ、あむぅ・・・」
するとリインフォースは悪戯っぽく笑い、自分から喉の奥まで肉棒を迎え入れる。
喉の肉で先端を挟まれ、引き付けを起こした様に肉棒は痙攣した。

78 とあるバカップルの日常 その3 :2012/07/09(月) 12:00:41 ID:xsbc7ums

先端から溢れ出る、大量の先走り汁。
「んじゅる・・・れろ、ぴちゃ・・・んちゅ・・・れろ、あむぅ・・・」
リインフォースは呼吸が苦しくなったのか、肉棒を吐き出すと、また舌を使って、濃厚な愛撫を続ける。それに反応して、益々溢れ出す先走りの汁。
「・・・くぅ、リインフォース、あ、ふぁ・・・」
「ふふっ・・・お前はこういうのが好きなんだろう?」
肉棒の表面に舌を密着させ、ゆっくりと滑らせながら、上目遣いで見つめてくる。
その表情が物凄く淫らに思えて、ユーノの胸がこれ以上無いほどに高鳴った。
「・・・あ、そ、それは・・・」
「意地を張るお前は可愛い・・・苛めたくなるな、ほら、正直に答えないと・・・」
リインフォースは肉棒から口を離すと、粘液塗れの肉棒――その先端部を人差し指で突付き、グリグリと擦り上げた。
「う・・・はう、ひあぁっ・・・んん、はぁ・・・」
「ユーノ、お前は何処に出したい?」
舌先で肉棒の先端をペロペロと舐め、断続的な刺激を送り込みながら、上目遣いで尋ねてくる。紅い瞳に惹きこまれそうになる。
「顔に出すか?・・・それとも飲んだ方がいいか?」
「う・・・じゃ、じゃあ、か、顔に・・・」
「ほう、私の顔を白濁で汚してしまいたいか?」
「あ、じゃぁ、や、やっぱり・・・んあっ!?」
ユーノが訂正しようとすると、リインフォースが軽く歯を立てた。
「全く、そんな事を気にしなくてもいいと言うのに・・・んちゅ、れろ、ちゅっ・・・」
リインフォースは優しく微笑み、また肉棒に舌を這わせ始めた。
その攻めは容赦なく、圧倒的な快感がもたらされる。
唾液と先走りの絡み合う音がいやらしく響き、その音を聞いているだけで達してしまいそうだった。更にリインフォースは頬の裏側や喉を巧みに使って、肉棒を苛めてくる。
「んあ、はぅ・・・リ、リインフォース・・・!! も、もう・・・」
「限界に達しそうか?・・・ふふっ、それなら・・・んじゅる、はむ・・・」
絶頂が近い事を悟ったリインフォースは妖しく微笑み、吸い上げをきつくしてきた。
リインフォースの咥内で、いきり立った肉棒が何度も跳ねる。
彼女の咥内は先走りと唾液の混ざった物で溢れ帰り、唇の端から垂れ堕ちている。
「んぐ・・・ずじゅる、ちゅぱ、れりゅ・・・はむ、んむ・・・」
「ん・・・はう、も、もう・・・駄目、ひあ・・・」
ユーノの腰が浮き上がり、リインフォースの喉を突く。
それでもリインフォースは口を離さず、奉仕を継続する。
「んん・・・じゅる、れろ、はむ・・・んちゅ・・・じゅるる、速く出して、かけてくれ」
「あ、で、出るっ!!」
「んぷぁっ・・・んあぁっ・・・・・!!」
ユーノの背中が仰け反ったのを見て取り、リインフォースは素早く肉棒を口から離す。
そして先端から間欠泉の如く、飛び出した精液が満遍なく目の前の顔を穢していく。
「物凄い量だな・・・そんなに興奮したか?」
「う、うん・・・」
「ふふっ・・・そうか、ぺろ、んむぅ・・・」
リインフォースは顎から滴る精液を掌で受けると、それに舌を這わせる。
そして掌に付いた精液を全て舐め取ると、今度は顔に付着した分を舐め取っていく。
「んあ・・・れろ、ん・・・ちゅぱ、んふあぁっ・・・ふあぁん・・・」
指で舐め取られた精液は次々と処理されて、リインフォースは肉棒に付着した精液も舐めとろうと下をむき、紅い瞳を淫欲にぎらつかせた。

79 とあるバカップルの日常 その3 :2012/07/09(月) 12:01:32 ID:xsbc7ums

「・・・ふふっ、まだまだ元気一杯だな。嬉しいぞ」
リインフォースは雄雄しくそそり立つ、肉棒に熱くネットリとした視線を送りながら、その身体をゆっくりと起こした。白くスラリとした脚の付け根から淫蜜が滴り落ちた。
「・・・下の口の方にも欲しいぞ、もうこんなに涎を垂らしているんだからな」
リインフォースは瞳を潤ませ、ユーノを床に押し倒すと、黒い水着の股布を指で横にずらし、肉棒の上に跨ってきた。そして一息に腰を落とした。
「はぁ、んああぁぁん・・・・ひ、んあぁ、んふぅぅ・・・!!」
「うあ、ああぁ・・・・!!」
さっきまで口で奉仕していたせいなのか、リインフォースの淫筒内はいやらしい蜜で溢れかえっていた。グチュグチュと音を奏でながら、肉棒が根元まで咥え込まれる。
挿入されていく過程で、肉棒が削り落とされそうな痛みを感じるが、それすらも気持ちがよく、咥えこんでからは、もう離さぬと言わんばかりの勢いで食らい付いてくる。
「・・・んあ、ひうぅ、こ、これはいい、相変わらず太くて硬い、凄く熱くて・・・中から溶かされそうだ、んふあぁっ・・・んひぃ・・・あぁん・・・」
騎乗位の体位でリインフォースは腰を動かし、内部の襞で肉棒を擦り上げてくる。
彼女が少し腰を揺するだけで、物凄い快感が怒涛の如く押し寄せてくる。
「はうん、わ、私の中はどうだ・・・奥にまで届いてぇ、い、いい・・・!」
「・・・う、うねってるよ・・・す、凄い・・・」
リインフォースの内部はグネグネと蠢き、肉棒を絞り上げる様に収縮する。
その度に肉棒は脈動し、先端から先走りを溢れさせた。
「・・・も、もう動くぞ、あ、んあぁ・・・は、んん・・・ふぁ、ひふぅ・・・・!!」
小刻みに細い腰を上下させ、リインフォースは肉棒の先端と、自らの最奥部を激しくぶつけ合わせる。筋肉質だが、同時に女性らしいしなやかさを備えた豊満な肢体に、薄っすらと汗が滲み、芳しい匂いを醸し出す。
「・・・ん、はぁ、んあぁ・・・お前のこれ、凄い・・・私の中を削ってる、抉ってる・・・」
「だ、だって、君の格好、いやらし過ぎるから・・・」
床に組み伏せられた状態のユーノの視点から見ると、リインフォースは黒いエプロン一枚の格好で――正確には、水着を着ているがーー騎乗位で腰を振っているのだ。
「実質、‘裸エプロン’でまぐわっているんだよね・・・これで興奮しない方が可笑しいよ」
「・・・そ、そんな、んあぁっ・・・む、胸をそんな、んあぁ・・・!!」
エプロンと水着の上から胸を掴まれ、リインフォースの唇から甲高い嬌声が漏れた。
尚もユーノが右手で胸を執拗にこね回してやると、リインフォースの背が反り返った。
「こ、こら・・・あ、んあぁ、こ、腰が勝手に、気持ちよすぎて・・・んぅぅ!!」
いつしかリインフォースは、ユーノに揉まれていない方の乳房を自ら揉みしだき、もうエプロン越しでも解るほどに、尖った先端部を弄くった。
「も、もう・・・私、駄目かもしれない・・・あぁ、はあぁ、んう・・・」
「ぼ、僕も・・・」
さっき出したばかりなのに、ユーノの肉棒は限界を迎えようとしていた。
脈動の感覚が短くなり、射精感がこみ上げてくる。

80 とあるバカップルの日常 その3 :2012/07/09(月) 12:02:06 ID:xsbc7ums

「んくっ・・・うぅっ!!?」
「んあぁ・・・ユ、ユーノ・・・い、一緒にぃ・・・」
リインフォースはユーノに向けて優しく微笑むと、腰の動きを加速させていく。
肉襞が幾重にも肉棒に吸い付き、擦り上げ、快感を加速度的に押し上げていく。
「ほ、ほら・・・遠慮せずに、私の中に注ぎ込んで、お願い・・んあ、んふぅ・・・」
「う、うう・・・ま、また更に締まって・・・」
リインフォースの淫筒内は収縮して、肉棒を締め付け、襞は絡みつき、精を搾り取ろうと蠢き、その動きがお互いの快感を何倍にも増幅させた。
「んぁ・・・も、もう、だ、駄目だ・・・わ、私、イ、イってしまう・・・んあぁ、んふぁっ・・・・・」
「そ、そう言われても・・・」
リインフォースの内部は執拗に肉棒に絡みつき、精液を貪欲に搾り出そうとしてくる。
しかも、そのまま上下左右に動かれているのだ。
これで我慢しろと言う方が無理である。
「ん、リインフォース・・・!!」
「あ、んあぁ・・・わ、私、も、もう駄目だ・・・い、一緒に、お前と一緒に・・・」
リインフォースの細い腰を掴むと、ユーノは猛り狂う一物を根元にまで突きこんだ。
「ひあぁっ・・・んあ、ああぁーーーーーーーー!!」
リインフォースが絶頂の嬌声を上げると同時に、ユーノは自身を勢い良く抜き去った。
そしてリインフォースの身体目掛けて、溜まりに溜まった樹液をぶちまける。
「んあぁっ・・・ひあぁ、ぁ、熱い・・・んん・・・」
白濁を浴び、リインフォースは全身を何度も痙攣させ、絶頂の余韻に浸る。
二人が繋がっていた場所からは、淫蜜と精液の混ざり合った物が流れ出ていた。
「エプロンにこびり付いてしまったら、どうするんだ・・・まあ、安物だから、別にいいんだが・・・それから、どうせなら中に欲しかったんだぞ」
「ごめん・・・一度、君を汚してみたくて・・・」
「ほう、女を汚して、自らの物だと確認したかったか? お前も男らしい独占欲を示してくれて、私としては嬉しいが・・・中に注いでくれないと物足りないな。まだいけるか?」
そう言いながら、リインフォースは立ち上がり、水着を脱ぎ捨て、正真正銘、エプロン一枚の格好になった。エプロンの裾からはみ出しそうな乳房。
剥き出しになった、肉付きのいい美尻。
「・・・ほら、来て、私を満たしてくれ」
台所の流し台の所を掴んで、熱い息を吐き、そして振り向き、妖艶な流し目でユーノを誘う。迷わず、ユーノは色香の塊ともいえる肢体に飛びついていた。
「・・・ん、んあぁ、はぁ、う、後ろから突かれてる・・・あ、んん・・・はふぁぁん・・・」
エプロンの下は無防備な裸。男の欲情を駆り立てる、グララマスな肢体だけ。
それを思う存分抱いて、只管に突きまくる。
激しく肉棒を突きこむ度に、リインフォースの身体が揺れ、乳房が弾む。
台所中に響き渡る程に、水音を立てて掘削していくと、リインフォースは嬉しそうな声を挙げ、心地良さそうに身悶える。

81 とあるバカップルの日常 その3 :2012/07/09(月) 12:03:02 ID:xsbc7ums

「・・・こ、壊れる、やぁ、だ、駄目ぇ・・・」
「やめた方がいいかな?」
「嫌だ・・や、やめないでくれ・・・もっと欲しい、滅茶苦茶に掻きまわしてくれ」
リクエストに応え、淫肉を抉る肉棒が、リインフォースの内部を蹂躙する。
それに連動するかの様に、白く形のいい尻が揺れ始める。
たぷたぷとバスト91のEカップの膨らみが揺れる。
「・・・いい、凄くいい、もっと、もっと、強くぅ・・・あ、あぁ・・・わ、私、台所で犯されて・・・気持ちよくなってる、大好きなユーノに犯されて気持ちいいのが止まらないのぉ!」
リインフォースの内部がひくついた。淫肉が物欲しそうに蠢き、二チュニチュと飢えた獣の様に、肉棒に絡みつく。瞬く間にユーノの脳髄が絶頂への衝動で塗り潰された。
「くっ・・・も、もう出る、出るよっ!!」
「あ、あぁ、ふあぁ・・・で、出てる、私の中に・・・熱いのが出てるぅ・・・!!」
洪水の様に熱い白濁が迸り、リインフォースが放心した様に呟く。
ユーノは、エプロン一枚の姿のリインフォースを大事そうに抱きしめ、暫しの間、彼女の身体の温もりや柔らかさを味わっていた。






「ユーノ・・・お前の手、とても暖かい」
「君の身体もとても暖かいよ・・・」
繋がったままの状態でお互いの存在を感じ、どちらともなく笑みが漏れた。
ユーノの指が、リインフォースの流麗な銀髪を優しく梳いた。
甘える様な声。リインフォースの髪は触り心地もよくていつまでも触っていたくなる。
「・・・たくさん汚れてしまったな。風呂場で汗を流すか?」
「お風呂でもする?」
「・・・馬鹿、発情しすぎだ、エロフェレット」
咎める様な口調とは裏腹に、リインフォースの眼は笑っている。
‘来るなら受けて立つぞ’と言いたげだった。
何だか、彼女のそんな仕草が愛しくて、ユーノは細い首に口付けた。
甘く蕩けた嬌声が微かに紡がれ、艶っぽい息がこぼれた。




その後、台所での情事の痕跡を消し、二人は風呂場に場所を移した。
大家族の八神家だけあって、かなり広い。
特に湯船は温泉や風呂に並々ならぬ拘りを持つ、烈火の将の意向もあってか、頑丈な上に腐りにくい種類の樹を使って作られている。
ちなみにこの樹の湯船は、ユーノが独自の伝手によって調達した木材を、ヴァイスが八神家の庭で浴室に合う形に切り出し、ザフィーラが半日かけて浴室に据えつけた。
「・・・この湯船、大好評でな、私もこの湯船に浸かると・・・気分が落ち着く。この湯船に使われている樹から立ち昇る、森の匂いのおかげか」
「大好評だったなら嬉しいよ」
湯船の中に肩まで浸かり、髪を結い上げたリインフォースは天井を見上げ、心地よさそうに息を吐く。風呂場用のマットに胡坐をかき、石鹸をつけたヘチマで身体を洗いながら、何となく眺めていたユーノは、思わず言葉を失った。

82 とあるバカップルの日常 その3 :2012/07/09(月) 12:03:50 ID:xsbc7ums

(うわ、おっぱいって浮くんだ・・・)
お湯の上に圧倒的なボリュームの半球が2つ、プカプカと浮いている。
雪の様に白い肌に薄っすらと朱が走り、とてつもなく色っぽい。
「・・・ユーノ、私の胸をそんなにジロジロ見て、お前は本当に胸が好きなんだな」
「あ、い、いや・・・その、はい、大好きです」
このボリュームの胸を嫌いな男は多分居ないと思う。
仮に居たとすれば、そいつはホモ、ロリコン、貧乳派、実は女だった、のどれかに当てはまるのではないだろうか。そんな埒も無い事を考えていると、リインフォースが湯船から上がると、ユーノの前に立った。白くスラリとした脚。股間にある銀色の薄い茂み。括れた細い腰。見る者を圧倒する乳房。切れ長の紅い瞳。神秘的な白銀の髪。
それらが絶妙な比率を以って、リインフォースという女性を構築している。
「・・・こんなに硬くして、お前の此処は本当に元気だな」
「そ、そんな・・・目の前でこんな凄いものを見せられちゃ・・・ひゃうっ!!」
「ほう、私のせいにする気か?」
湯船の縁に腰掛け、嗜虐的に笑うリインフォースが、膨らみ始めた肉棒を足で扱く。
手とは違う、独特の感触がもたらされる。
器用に動く足の指に、ユーノは何ともいえない快感を感じて震えた。
「・・・本当に可愛い声、んっ・・・はぁ、ん、はぁ・・・」
お互いに高まり合った興奮は直ぐに熱い欲情に変換され、行為へと反映される。
ユーノは自分から腰を揺らし、リインフォースは快感を貪る様に、自らの胸を揉む。
「・・・あ、んぁ、私、凄く興奮してる・・・ユーノのお肉の棒、苛めて・・・疼いてる・・・」
「・・・ぼ、僕も・・・あ、んぅ・・ひはぁ・・・」
美しい足の隙間から見える、リインフォースの秘所からは、お湯とは明らかに違う液体が漏れ、もどかしげに動く太腿が彼女の興奮の度合いを示していた。
「お、お前のこれ、本当に大きいな・・・ん、ふぅ・・・」
「そうかな・・・普通サイズだと思うけど・・・」
「そんな事は無い・・・お前のこれ、物凄く大きいぞ・・・」
リインフォースはそう言って、確かめる様に、肉棒を足で撫で回す。
その刺激で溢れ出した先走りが、足の腹で広げられ、快感が小波の様に広がった。
「・・・ん、あぁ、リインフォース、そ、そこ・・・あぅんっ!!」
「はぁ、こ、ここか・・・ここがいいのか・・・ふぅ・・」
「ん、んん・・・はひぃん・・・」
熱を孕んだ声で訊かれ、ユーノは肉体と精神の両方から快楽の洗礼を受ける。
リインフォースの欲情も臨界点を超える寸前なのか、自らはちきれんばかりの乳房を揉みながら、もう片方の手が秘所に伸びた。
「・・・んくぅ、はぁ、んん・・・ユーノ、私のいやらしい姿、見てくれ・・・ほらっ、んん・・・」
クチュクチュと淫靡な水音が肉付きのいい、白い脚の付け根から奏でられ、その度にリインフォースの身体が弾む。足による愛撫に、その弾みが乗って不規則に送られる刺激が、肉棒を加速度的に熱く、煮え滾らせる。

83 とあるバカップルの日常 その3 :2012/07/09(月) 12:04:24 ID:xsbc7ums

「ユーノのお肉の棒、益々硬くなって・・・太い血管が走っているのまで解る、素敵・・・」
「はっ・・・んぐっ、ふぅぅ・・・」
更なる快感を求め、ユーノの腰は自然と動く。
そうすると煮え滾る肉欲の砲身を足に押し付けられたリインフォースは、一層、身体を火照らせ、愛撫の手を激しくした。
「んん・・・あ、熱い、それに凄く硬くなって・・・んぅ、疼いてくる・・・」
頬を色っぽく上気させ、リインフォースはそれまで片足でしていた足の攻めを両足に切り替えた。絶妙な力加減で挟み込まれた肉棒は、より大きな快感を受け、一際勢い良く跳ねた。暴れ馬の様に跳ねる肉棒に、欲情に蕩けた視線を送り、リインフォースは泡が立つくらい激しく、足が動き、肉棒が快感で震える。
「ユーノ、もう出てしまいそうか? いいぞ、出して、私と一緒に・・・んあぁ・・・!」
リインフォースの声が甘く大きく風呂場全体に反響した。
目の前で恋人の自慰を見せられ、足で扱かれ、一気に我慢できない程の射精欲求が競りあがってきた。そしてーーーー限界を超える。
「・・・ん、も、もう、ぼ、僕・・・イ、イク、で、出るよ・・・あぁっ!」
「わ、私も・・・も、もう、イク、イってしまうーーー!」
一気に噴出した精液が、脈動の度に、次々と快感を送りつけてくる。
その度に、脊髄を上から下へ、鋭い快感の奔流が押し寄せてきた。
「・・・あ、熱い、精液が・・・足にかかって・・・んふぅ、ああん・・・」
迸る精液を肌で受け止めながら、リインフォースは絶頂の痙攣に、その肢体を激しく振るわせる。そんな彼女の妖艶な姿に興奮して、ユーノは二度三度、精液を放った。
「んはぁ・・・もう、私の足がベトベトだな・・・」
「んあ、一杯出た・・・」
絶頂の余韻も抜けきらぬまま、二人の熱っぽい視線が絡み合った。
お互いの瞳が淫靡に潤み、快感を欲しがっている。
「なぁ、ユーノ・・・ここで抱いてくれないか?」
「うん」
リインフォースを風呂場のマットの上に寝かせ、ユーノは肉棒を一気に奥まで進めると、リインフォースの身体が敏感に跳ねた。
甘い声は喜色に満ち、更なる快感をねだる様に、淫らな響きも含んでいる。
「・・・リインフォース、んちゅ・・・れろ、んむぅ・・・ちゅぱ、れろ・・・」
「ちゅっ、んちゅ・・・ちゅぷ、んっ・・・んう、ユーノぉ・・・」
唇を重ね、舌を絡めあい、唾液を舐めあう。
頭の奥に甘い電流が走り、ユーノの快感を煽った。
「ユーノ、たくさん動いてくれ・・・私の中を味わってくれ・・・」
誘うように肉襞がグイグイと肉棒を締め付ける。
その奥に引き摺り込もうとするかの様な動きに、ユーノは直ぐに抽送を開始した。
淫蜜で潤んだ淫筒内が卑猥な音を立てる。
「君の中、凄い締め付けで・・・それなのに、蜜がヌルヌルで気持ちいい・・・」
「そ、そういう事は言わなくていい・・・あっ、ん、ふあぁんっ!!」
肉同士が弾け、ぶつかり合う音が響き、その度、リインフォースの奥の部分を、肉棒の先が突付く。締まる淫肉は、蜜を溢れさせては、肉棒を余す所無く包み込む。

84 とあるバカップルの日常 その3 :2012/07/09(月) 12:05:08 ID:xsbc7ums

「・・・ここ、弱かったよね。一番奥の、少し手前の部分・・・」
「きゃ・・・そ、そこばっかり、くぅん・・・ひ、卑怯だぞ、はぅんっ!!」
リインフォースの女の部分がもたらす快感が余りにも大きくて、ユーノは動き続ける度に、何度も連続して、バチバチと弾ける快感の電流を感じた。
「くっ・・・君のここ、する度に、締め具合が良くなっていくよ・・・凄い、もうイきそう・・・」
そう言ってユーノは腰の動きを最大限加速させた。
がくがくと身体をしならせ、押し寄せる快感に、リインフォースは首を振った。
だが、身体の方は、ユーノを強く感じようと、絡み付いてきた。
その脚が、手が、淫肉が、全てユーノを欲しがる様にまとわりつく。
それらを受け止める様に、ユーノは更に激しくリインフォースを抱きしめた。
「ん、んん・・・ユ、ユーノ、そ、そんなにされたら・・・ん、んちゅ、れろ、んむぅ・・・」
「んちゅ、れろ・・・んちゅっ、んむ・・・ぺろ、んれろ・・・」
唇を重ねあい、抱き合って絶頂に向けて二人の身体が更に強く重なり合った。
もう只管に行為を続けるのみで、リインフォースも自分から腰を激しく動かしていた。
「も、もう・・・駄目ぇ、私、イって、イってしまうぅーーーーーー!!」
「ぼ、僕も・・・限界、く、うぅ・・・・」
リインフォースが声を張り上げ、絶頂に達し、それを追う様にユーノも達していた。
ドクドクと熱い精を放たれ、リインフォースが悩ましい声を漏らす。
魂を抜き取られそうな快感に身震いをして、ユーノは数度、精を吐き出した。
肉襞が悦ぶ様に窄まり,貪欲に精を吸い上げていく。
「・・・はぁ、んんっ、ふぅ・・・はぁ、んんう・・・」
深い溜息を漏らし、リインフォースはトロンと蕩けた眼でユーノを見つめる。
そして、徐に身体を起こすと、射精の余韻に呼吸を荒くしているユーノの頬に軽く啄ばむ様に口付け、そのまま指で、ユーノの首筋を撫で上げた。
「・・・あ、ふぁっ、んん・・・」
「敏感だな」
悪戯好きな猫を思わせる顔でリインフォースは微笑み、トントンと指でユーノの胸板を突付く。その仕草に不覚にもときめいたユーノを待っていたのは、確信犯的な誘惑ーーー人間を堕とす、淫靡で美しい堕天使――の言葉であった。
「このまま・・・もう一回、してしまおうか」
「それは・・・えーと」
「嫌か?」
「そんな顔で言われたら断れないよ」
嬉しそうに抱きついてくるリインフォースを受け止め、ユーノからも抱きしめる。
首筋に舌を這わせると、くすぐったそうに彼女が腕の中で跳ね、甘えてきた。
薄っすらと汗を滲ませた肢体の感触と温もりに、ユーノの肉棒に再び熱が入る。

――――もうお昼に近い時間だったが、甘い逢瀬はまだまだ続きそうだった。

85 とあるバカップルの日常 その3 :2012/07/09(月) 12:29:40 ID:xsbc7ums

その頃、天瞳流抜刀居合いの道場では。
『・・・魔導機神ラ・ハール、顕現!!』
『おのれ、マミ・トモエ、生きていたか・・・だが貴様1人で何ができる!!』
テレビ画面の中では、漆黒の装甲の巨大ロボットと、パンプキンパイの化物が、海上に出現した古代遺跡を舞台に激闘を繰り広げている。
ミッドチルダで人気のアニメ『魔導機神マドカ・マギカ』である。
「マミさん、死んだんじゃなかったんだ・・・」
「ほら、言っただろ。マミさんが死ぬ訳無いんだって」
「でも、魔導機神が五体揃わないと、超次元悪魔インキュベターが造りだした、窮極の次元獣ワルプルギスは倒せないんだよ?」
「ホムホム、速く来てーーーー!!」
子供達――八神道場及び天瞳流の門下生達――は固唾を飲んで、道場内に鎮座している大型テレビ画面の中で、繰り広げられる戦いの行く末を見守っている。
戦いは劣勢らしく、徐々に巨大ロボットの装甲に亀裂が走り、最後には敵が造りだしたマイクロブラックホールの直撃を受け、巨大ロボットは異次元に落とされてしまった。

『果たしてこのまま世界は闇に閉ざされてしまうのか? そして他の魔導機神とその乗り手達は? 次回、最終話【機工女神の微笑み、これが私達の光】 皆で見よう』








「皆、お昼ご飯、出来たわよーーーー!!」
「ご飯だーーー!!」
「ご飯ご飯、お腹空いたよーーー!!」
庭の外から聞こえてきた女性の声に、子供達はテレビのスイッチを切ると、一目散に道場の外の庭に飛び出していく。庭では巨大な鉄鍋の中に、熱いスープがグツグツと煮え滾り、まるで地獄の釜の底の様だった。
「・・・本当に食べて大丈夫なんだろうね?」
「側で私が見ていた限りでは、手順に問題は無かった。シャマルも何度も同じ過ちを犯すほど、愚かでは無い筈だ・・・多分」
「その最後の‘多分’って、どういう意味?」
色違いのトレーニングウェア姿のザフィーラとアルフに対して、普段着の上にエプロンを羽織ったシャマルはジト目を向けた。この料理は古代ベルカ時代、日々の苛烈なる鍛錬に励む戦士達が新陳代謝を活発にする為、食した料理である。
地球の中華料理にも麻婆豆腐があるが、辛さはアレよりも遥かに上であろう。


その後、この料理を食した子供達の内、聖王&覇王の末裔のコメント。

「もうお前は要らんぞ、ハイドリヒ。女神の地平を生む礎となれ」
「セリカから離れろ、出来損ないの女神め!!」
数時間後には元に戻ったのだが、これが某湖の騎士のせいなのかは謎である。

86 黒天 :2012/07/09(月) 12:32:42 ID:xsbc7ums
これにて終了でござる。
水着エプロン→裸エプロン→お風呂で足こき、好き勝手に描いた。
リインは多分、ユーノに対してだけ苛めっ娘っぽくなる、と思う。

87 名無しさん@魔法少女 :2012/07/09(月) 13:29:44 ID:zqnIXKHQ
>>86
GJ!
やっぱり甘甘な話はいい
変なカッコつけの鬱話なんかくそくらえだ

88 名無しさん@魔法少女 :2012/07/09(月) 13:30:54 ID:zqnIXKHQ
書き込んでさっさと上に流しちゃおう

89 名無しさん@魔法少女 :2012/07/09(月) 13:31:54 ID:zqnIXKHQ
気持ち悪い鬱が目に触れないように、
ラブラブだけ見えるように。

90 名無しさん@魔法少女 :2012/07/09(月) 16:16:20 ID:qta2uTLo
シガー氏、黒天氏

鬱も甘いのもごちそうさまでした
なんでも来いGJ

91 名無しさん@魔法少女 :2012/07/09(月) 20:05:13 ID:Fagq186k
>>89
そんなん言われたら、欝書きたくなるやろが!
ちょっと待っとれ

92 名無しさん@魔法少女 :2012/07/09(月) 21:58:57 ID:a6VCDxDU
おう、オールジャンルおk
待ってる

93 名無しさん@魔法少女 :2012/07/10(火) 17:00:15 ID:7fn13ZCw
>>91
かまん!!!

94 名無しさん@魔法少女 :2012/07/10(火) 20:34:10 ID:mG6GaRxA
>>86
GJ!
相変わらずのエロぱい具合をありがとうございます。
次はヴァイス、ザッフィー組と一緒に巨乳祭か(ぉ

>>『魔導機神マドカ・マギカ』
やはり5体合体なのですか? でも代償に、戦いの余波で宇宙がぶっ壊れそうだw

最後のはエウシュリー辺りかな?

95 名無しさん@魔法少女 :2012/07/11(水) 00:01:21 ID:/oMg9ZrU
リリカル世界の男キャラって大半のキャラは女体化想像できるけど、ザッフィーと中将だけは想像できんよな

96 名無しさん@魔法少女 :2012/07/11(水) 00:38:49 ID:sywSSSWg
中将は確かに無理だが、ザッフィーは想像しやすい気がする
肌が黒で銀髪ショート、眼がちょっと釣り気味になったアルフ、っぽいイメージで
とはいえ、ニョタッフィーよりはショタッフィーの方が想像しやすいか

97 名無しさん@魔法少女 :2012/07/11(水) 01:44:13 ID:snwuHSgY
変身魔法を使ってニョタッフィーとショタルフが倒錯プレイをすると聞いて虚数空間からとんできますた

98 名無しさん@魔法少女 :2012/07/11(水) 02:43:42 ID:UyrKmy9I
女体化したトーマがレイプされたショックでディバイドゼロ発動で大惨事まで想像した

99 名無しさん@魔法少女 :2012/07/11(水) 12:00:58 ID:0JRpFfFg
>>『魔導機神マドカ・マギカ』
だから何で貴方は毎度毎度本編より気になるサイドを作るんだよww
次回予告がナデシコな辺り、劇場版は鬱展開…ってまどマギに鬱展開って普通か

ユノヴィタが見たい というかユーノとロリの絡み・・・あ
リインⅡもサイズ変更とか出来たりするし、リインフォースもロリっ子フォームおkか?

100 名無しさん@魔法少女 :2012/07/11(水) 19:44:16 ID:usSk9ZDQ
stsになっても無印の頃の体型な
ロリなのはさんを断固所望する!!!

101 名無しさん@魔法少女 :2012/07/11(水) 20:30:29 ID:W8gO7XHU
変身魔法って年齢性別を変えられるんだよな
TSユーノが生えたヴィヴィオによって妊娠とかいいよね……

102 名無しさん@魔法少女 :2012/07/11(水) 21:05:10 ID:PTsYE4tE
何故そう特殊な方向に走るんだ

103 名無しさん@魔法少女 :2012/07/12(木) 01:23:45 ID:lOa6.drQ
やっぱりトーマ×リリィはエロネタ書きやすいと思うの
六課で働くことになったが、世間知らずのリリィは失敗ばかりでトーマに迷惑ばかりかけて、
なんとか役に立ちたいと考えていたところをはやてとシャマルに吹きこまれ、その夜トーマとにゃんにゃんするとか

104 名無しさん@魔法少女 :2012/07/12(木) 01:32:23 ID:rc8ycnAg
「トーマ、今夜ベッドの上でリアクトしましょう」
「・・・そのカンペはなに?」
「迷惑かけてるからトーマの役に立ちたいって八神司令に相談したらそういえって。
八神指令はゲンヤさんに、あなたとユニゾンしたいっていえばばっちり元気になるんやでっていってたから」

105 名無しさん@魔法少女 :2012/07/12(木) 01:46:55 ID:bYlr7OzE
>>103
あの二人6課に来てからは同じ部屋で毎晩同じベッドで寝てるんだし
間違いの一つや二つ絶対起きてるだろうな

106 名無しさん@魔法少女 :2012/07/12(木) 02:00:58 ID:YuNLvrt.
ミカヤさんが好きだからエロネタ書きたいけど相手がいないからネタ作れないのがジレンマ
モブの陵辱系とか似合いそうだけど、純愛系が書きたいんや…

107 名無しさん@魔法少女 :2012/07/12(木) 02:15:15 ID:3eMhkebk
男の一人称視点で名前出さずに書くとか

108 名無しさん@魔法少女 :2012/07/12(木) 02:29:37 ID:MNUFDIWA
>>105
同じ部屋にもう一人いたような気がするんですがねえ……

109 名無しさん@魔法少女 :2012/07/12(木) 05:11:37 ID:WMSVMeZg
>>108
そこは二人の情事の声を聞いて一人えっちコースじゃねえの?

110 名無しさん@魔法少女 :2012/07/12(木) 11:48:19 ID:vwWBEUmE
トーマの一人えっちときいて

111 名無しさん@魔法少女 :2012/07/12(木) 12:25:48 ID:aXggJWhg
>>86
黒天さんGJです、いや貴方の書くリィンは悪戯エロくてたまらない

あと、何でラストのネタぶち込みように吹いたwww
まどマギは勿論、Diesに戦女神とかどんだけ守備範囲広いんですかwww

112 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/07/12(木) 20:41:06 ID:jjotPRYQ
どうもです

とあるVIPのスレを見ていて思いついたネタを投下します

エロは無しです

113 朽ち果てた車椅子 ◆UKXyqFnokA :2012/07/12(木) 20:43:53 ID:jjotPRYQ
■ 朽ち果てた車椅子





 聖祥学園中等部に通う少女、高町なのは。
 今、彼女のクラスでは、ある怪談がささやかれていた。

 ──図書館の隣の池には、女の子の幽霊が出る。

 なのはの友人、アリサ・バニングスは、さっそく噂の真偽を確かめるべく、友人であるなのはと、月村すずかを誘っていた。

「夜に行くの?うちは、門限が厳しいから……」

 すずかが渋ったので、とりあえず下見ということで明るいうち、学校から帰る途中で問題の池に寄ってみることにした。



 海鳴市のやや郊外にある風芽丘図書館のそばには、池を囲むように遊歩道が整備され、近くの大学の運動部がランニングのコースに使ったりしている。
 アリサはあらかじめインターネットでも下調べをしていたようで、メモ用紙とプリントアウトした地図サイトの画像を手に、問題の場所を探していく。

 やがて、それらしき場所が見つかり、アリサは手元の画像と実際の景色を見比べて確かめる。

「あった、ここよここ、背景の図書館の位置も合ってる」

「ほんとうなの?」

 なのはもアリサの肩越しに、印刷された画像をのぞきこむ。
 建物名や道路の名前、ランドマークなどがオーバーレイで投影され、複数の写真をつなぎ合わせているので実際の見た目とはやや異なるが、それでも立ち木の位置などを見ると確かに一致する。

「近くに車椅子があるんだって」

「車椅子?」

「うん。いつからあるのかわからないけど、この池で死んだ女の子のものなんじゃないかっていわれてるの。
実際、なぜかずうっと片付けられないまま、放置されてるんだって」

「なんか、怖いね」

「でしょう!?わくわくしてくるじゃない」

「アリサちゃんったら、ひとごとだと思って……」

 この手の話になると、オカルト好きの地が出るのかアリサは目を輝かせる。
 なのははやや気まずく、もし本当にこの池でなにかの事故か事件があり、少女が死んだのだとしたら居た堪れない気分になる。
 しかし、だとしても自分たちには知る由もないことだった。
 その事件がいつ起きたのかもわからないし、もしかしたら車椅子は単にごみとして捨てられただけかもしれない。それにもっともらしく架空の事件がでっちあげられたのかもしれない。



 やがてなのはたちの目の前に、ついにそれが姿を現した。
 図書館が面している通りから、池を一周する遊歩道を左回りで歩いてきたので、左手側が池、この場所では、右手側は小さな雑木林と茂みになっている。
 アリサが持ってきた地図サイトの画像では、サービス提供元の会社が撮影をした時期がおよそ3年前だったので、画像と比べると現在は茂みの高さがより増している。

 それでも、その車椅子は──、少なくとも3年前とまったく同じ状態で、やや傾いで、路傍に佇んでいた。

114 朽ち果てた車椅子 ◆UKXyqFnokA :2012/07/12(木) 20:45:06 ID:jjotPRYQ
 なのはとすずかは、思わず立ち止まってつばを飲む。
 確かに、ただならぬ雰囲気がある。
 さすがのアリサも駆け寄るのは待っている。

「……とりあえず、写真、とっとく?」

 携帯を取り出し、カメラを起動させる。それでも、アリサはやや手が震えていた。

「ねえすずかちゃん、これ、本当に幽霊いるのかな?もしかして、写真に写っちゃったりとか」

「はっきりとはわからないけど、でも、やっぱり危ない感じはするよ……ねえアリサちゃん、いちおう、ここに車椅子があったってのはわかったんだし、今日はこれくらいにしない?
ちゃんと調べるのは、また、休みの日にでも……」

 この遊歩道からは、何箇所かで池に降りられるようになっていて、池の北側では貸しボートもあり、ときどき釣り人が糸をたらしていることがある。

 丘の向こうの風芽丘学園からは、テニス部だろうか、黄色い掛け声と、ボールを打つ音が空に響いて聞こえてくる。

 辺りを見回しても、なのはたち3人以外に他の人間は居ない。
 散歩をしている近所の住民も、誰も居ない。
 この池から、雑木林といっても幅は30メートルもない小さな茂みだ。
 数十メートル離れれば民家が立ち並んでいる。
 そんな近くに、人が住んで暮らしているのに、まるで、ひとけのない廃墟に紛れ込んでしまったような雰囲気があたりに満ちている。

 さすがのアリサも、ただならない雰囲気を感じ取ったようだ。

「そ、……そうしようかしらね?すずか、やっぱ、なんか感じる?」

「わからないけど……なんだろう、私も、学年上がるごとにそういう感覚、鈍くなっちゃってるみたいで……」

 小学校の頃は、すずかは霊感が強かった。
 なのはが魔法に係わり、ジュエルシード集めをしていたときも、真っ先になのはの様子に気づいていた。

 しかし今は、すずかももう普通の女子中学生になり、ただの人間に──なってしまっていた。

 車椅子は、片輪が重みでやや土に埋まり、傾いている。
 だれかが座っていたような形跡はもはやみられない。雨風にさらされ、手すりには錆が浮いている。
 落ちた枯葉が腐って染みをつくり、小さな虫たちが汁を吸いに集まっている。

 周囲に生い茂っている笹やつる植物を手でどけてみるが、たとえば、小児用の靴が両足そろえて置かれていたり──とか、そういったものは見当たらない。
 本当に神隠しにあったかのように、車椅子だけが残され、乗っていたはずの人間の姿は露と消えている。

 茂みに分け入るには、それなりの装備がいる。学校の制服では、鋭利な葉や茎の汁で肌がやられてしまう。

 この日は、なのはたちはとりあえずここで帰ることにした。



 帰宅し、夕食と入浴をすませてから、なのははいつものように学校の宿題を済ませた。

 ふと思い立ち、なんとなしにパソコンの電源を入れた。
 インターネットブラウザを立ち上げ、検索で「風芽丘 車椅子」とキーワードを入れてみる。

115 朽ち果てた車椅子 ◆UKXyqFnokA :2012/07/12(木) 20:46:09 ID:jjotPRYQ
 わずかの画面切り替えのタイムラグの後、検索結果が表示される。
 瞬間、息を止めて堪え、しかしその羅列に危惧していたものがないことを確かめて、かすかな安堵とともに息を吐く。
 考えてみれば、この検索ワードでは、風芽丘図書館や周辺の公共施設がバリアフリー対応かどうか、という情報のほうが優先度が高い。
 表示された検索結果は、何処其処の施設は車椅子に対応しています……といった施設案内のページばかりだ。

 よしんばこれだけで検索に出たとしてもずっと優先度は低いはずである。
 いちどにページをジャンプさせる。

 その先に、とある個人ブログがあった。
 最終更新日は、2005年。
 ちょうど、なのはがフェイトやユーノと出会った頃である。

 記事の内容は、風芽丘で少女の行方不明事件があったというものだった。

 検索エンジンが拾い上げる要約文では、そこから先の詳細はない。
 なのはは誘惑を抑えきれず、そのリンクをクリックしてしまった。



 2005年に報道された内容のあらましは、当時風芽丘周辺に住んでいた大学生の男が、殺人と死体遺棄の容疑で逮捕されたというものだった。
 彼の容疑は、2004年の12月はじめ、近所で一人暮らしをしていた足の不自由な少女を、風芽丘池に投げ捨てて殺したというものだ。
 この事件の記事を載せたブログは、もうずっと更新が止まっている。

 男は、大学での友人やバイト先の同僚などに、よく語っていたらしい。

 福祉なんか害悪だ、働かずに生きている人間がどれだけいる、俺たちが納めた税金がこんなやつらを生かすために使われていると思うと吐き気がする。
 警察の調べでは、男は車椅子の少女を見かけ、少女が身体障害者で、学校にも通っている様子がないので、かっとなって──実際には彼女の生活状況を数週間尾行して調べていたようだが──殺害を決行した、とのことだ。
 ブログ記事には、どこかの掲示板からの引用として、この事件が報道された際のトピックに寄せられた書き込みがまとめられていた。
 少女がかわいそうだという意見、なんという鬼畜で自分勝手な男だという意見。
 しかし、確かに障害者は生きている価値はない、という意見の書き込みも散見された。
 彼らが彼らなりにきちんと仕事をしているのならともかく、自分では稼がずただ手当てだけで暮らすのでは、まったく何も生み出していない。
 また、警察での取調べで男が、少女が平日の昼間から外に居て、学校に行っている様子がなかった、と供述したことをあげて、この少女は殺されても仕方ない、と書き込んだ者もいた。

 年金という形で若者の稼ぎを搾取する老人は殺すべきだ。そして、今の日本にはおちこぼれを世話する余裕なんてないんだから脱落者は見捨てるべきだ。
 足の不自由な女が、いずれ大人になったとして何ができる。経済活動の役には立てない。
 トピックの書き込みはさらにヒートアップし、なのははついに最後まで読みきることができずにブラウザのタブを閉じてしまった。

 こういったサイトを見ることのなかったなのはは、実際にあの朽ち果てた車椅子を目撃したとき以上に、心が痛んでいた。
 世の中には、こんな人間も居るんだ。
 もしかしたら、普段は愛想よく振舞っていても、みんな心の中では、黒いことを考えているかもしれない。

 パソコンの電源を落とし、明日の準備をして寝る。
 こんなことはもう、忘れてしまいたい。
 アリサはまたあの池に行くつもりなのだろうか──

116 朽ち果てた車椅子 ◆UKXyqFnokA :2012/07/12(木) 20:47:13 ID:jjotPRYQ
 海鳴市の住宅街の一角に、「八神」の表札が掛けられた、ささやかな一戸建てがあった。

 しかし、表札はやや斜めった「競売」の札が貼られ、この家が売りに出されていることを示している。
 この家には誰も住んでいない。
 不動産会社は、最低限の維持管理のために電気だけは通しているが、ほとんど消費されずにいる。

 昼間でも薄暗い、家の中。

 床に落ちた、古い革表紙の本。

 既に黴や虫に食われ、ページは穴だらけになり、表紙の革は破れて、中のボール紙が露出してしまっている。
 錆びついて崩れた鎖が、居室の床に力なく横たわっている。

 装飾に使われた金メッキだけが、かろうじて貴金属の輝きを残していた。



 この家の存在を、なのはは知らない。

 かつて、海鳴市で起きた事件は、もう誰もが忘れ去っている。
 フェイトとの別れと同時に、なのははレイジングハートをクロノに預け、普通の少女の暮らしに戻った。

 もう二度と、彼らに会うことはないだろうと思いながら、なのはは眠りについた。

 そして同時に、あの八神家の少女が死んだのと同時に、イギリスから日本への資金流入が止まり、海鳴市をはじめとした日本の税収がさらに減少していたことも、なのはには知る由もない。

 西暦2011年、秋。
 この一見のどかな海鳴市でも、将来への漠然とした不安が広がり、それは高町なのはも同じだった。
 恭也から士郎へは、家族を連れてドイツに来ないかという話がそれとなく出ていた。
 桃子も、喫茶店で使う果物や小麦粉、卵の仕入れ値が上がっていることに不安を隠せないようだ。

 ユーノ、クロノ、フェイト──彼らとは、もう二度と会うことはない。





das Ende

117 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/07/12(木) 20:49:15 ID:jjotPRYQ
おわりです

元ネタは・・・ぶるぶるこわい

「ストリートビューでアウトなもの見つけた」でぐぐるとでてきます
今も実際にGoogleSVで現場を見ることができます・・・
なんなんでしょうねこれ

闇本9話も鋭意執筆中でごじゃります(・∀・)

ではー

118 名無しさん@魔法少女 :2012/07/12(木) 23:16:29 ID:k770fJ6g
おお、これは怖い…
いいですね、こういう雰囲気は
朽ち果てた夜天の書、さび付いて動かない車椅子
静かに現実の中へと埋没していくなのはたち
実に好みでございます

119 名無しさん@魔法少女 :2012/07/12(木) 23:28:37 ID:TojqpyK2
>>117

なのはたちが中3の頃はちょうど2011年か
あの頃はまさかこんなことになるとは思わなかったよな
翠屋もセシウム牛乳じゃケーキつくれないもんな

120 名無しさん@魔法少女 :2012/07/13(金) 02:58:31 ID:wTaWlUk.
>>117
A'sの物語は起こらずお別れしたままかぁ
永遠に続く梅雨空のような
パラレル話の投下ありがとうございます
こういうのも大好きです
次作もお待ちしてますGJ

121 黒天 :2012/07/13(金) 10:50:10 ID:mpn2Ztfs
この微妙に朽ちていく雰囲気。日常に埋もれ、普通の人間になっていくなのは達。
八神家、救われず。この日常に埋もれてしまった悲劇。
でも、その内、夜天の書から銀髪紅眼の美女がさ迷う幽霊屋敷という噂が立ちそうな予感が。

>黒天さんGJです、いや貴方の書くリィンは悪戯エロくてたまらない
多分、こんなリインフォースを描くのは俺一人だと思います。
ナンバーワンよりもオンリーワンを目指します。

エウのゲームはともかく、Diesは友達がプレイしてたのを、横で見てただけだったりします。
マギカの方はもう円谷の理関連の奴しか印象に残ってねえ。
あとメヒーシャさん可愛い。

122 名無しさん@魔法少女 :2012/07/13(金) 12:05:21 ID:7z7F4kag
>>117
普通の選択を選んだ故のホラーか、何てやるせない……でも、GJです
前になのはとはやてって公式で役目が入れ替わる可能性があるとはいわれているとはいえ、はやては魔法なかったらつんでる人生だもんな

>>121
よかった、やっぱりあってたんだw
個人的にエウでやり込んだのは峰深き瀬にと神採りぐらいしかやってなかったからな
あえて言わせてもらおう、ユエラ&メロディアーナ最高。メヒーシャさんはカード使えねぇもん(爆)

123 Acht ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 12:44:41 ID:DDpQm4gY
111スレのスバル祭りでちょいと顔を出した者です
欝の香りに誘われて徹夜突貫して今起きて修正祭り中です
多分21時頃に投下します

124 名無しさん@魔法少女 :2012/07/13(金) 20:24:19 ID:3sSxL.KQ
>>117
ふと魔法の無い世界、という事でプリティベル的なリリなの世界を想像してしまった
全て筋肉による筋力で引き起こすフィジカルな物語
砲撃筋肉、射撃筋肉、格闘技筋肉、治療筋肉、結界筋肉

・・・ゆで世界だな、これ

125 名無しさん@魔法少女 :2012/07/13(金) 20:28:34 ID:xgKnijwM
>>117
おもしれえ……この全体に漂うなんともいえない雰囲気が堪らん

126 名無しさん@魔法少女 :2012/07/13(金) 20:40:48 ID:kfL6Zl9Y
>>117
GGGJ
べべつにここ怖くなんてないんだからねッ

127 Acht ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:01:39 ID:DDpQm4gY
|д`) 失礼しますよ

非エロ。初っ端からメイン級死亡者あり。欝注意。
はやて、リイン、ヴァイス、スバル、ティアナ。ちょこっとヴィヴィオ。なのはさんは一人称語り部シーンのみ。

時系列としてはStS後一年そこそこ。
なのはさんのStSでの負傷の具合、登場人物の経歴、六課や海上警備部の設定、管理世界の状況に関して改変及び捏造あり。

128 遺書 ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:02:42 ID:DDpQm4gY
「全部が全部、なのはちゃんみたいに全力全開でいけばいいってわけやないのはわかってるんやけどね」


溜息一つついて、訛りのあるミッドチルダ語で呟いた愚痴は彼女にとってその日何度目のものであっただろうか。
二等陸佐の階級章がつけられた制服の上着は無造作にデスクの端に引っ掛けられており、
一世代古い型の情報端末は立ち上げられているもののディスプレイにはミッドチルダウェブニュースが映っているだけ、
ぎしぎしと音を立てる安物の椅子に深く腰掛けた女性自身も頭に手を回して天井を仰ぎ見ている状態であり
一目見て仕事をしていないのは明白な光景であった。否、正確に言えば、彼女には今仕事らしい仕事がないのだ。


デスクの端、上着の下からはみ出ている書類の内容を要約すれば、以下の通りになる。
八神はやて二等陸佐の海上警備司令の任を解き、本局人事部賞罰監査課長とする。

人事部賞罰監査課。時空管理局において特別の功績、あるいは問題行動があった者に対し、賞罰を与える際に調査を行う部署である。
しかし、大抵の場合において特段の調査の必要もなく、人事部においてほとんどが処遇決定済みとして書類が回ってくるだけであり、
事実上この部署が何らかの判断を独自に下すということはない。まごうことなき島流し、肩叩きポストである。
実際、現在賞罰監査課には新たに配属となったはやてとその融合騎であるリインフォースツヴァイ准空尉の他には
元の課長であった一等陸尉(現在の課長補佐)とその部下の陸曹長のあわせてわずか二名しかいなかった。
どちらも齢五十を過ぎた元武装隊員であり、負傷が元で既に前線から退き、部隊指揮からも身を引いた局員である。
曰く、姪の学費のため、曰く、これでもまだできることはある。飲みニケーション(とは言ってもお茶だが)の中ではやてが得た情報である。

狭い賞罰監査課のオフィスではやてがだらけた姿を晒しているのはその二人が退勤済みだからである。
アフターファイブ。ついこの前まで一に仕事、二に仕事、三四も仕事、五も仕事という生活であった彼女には想像すらできない世界であった。
いや、知らないわけではなかったが、こうして自分がそういう立場におかれるということはまだまだ先のことだろうと思っていた。


そもそもリンディ・ハラオウン、レティ・ロウランという現役勢の強力な後ろ盾に加えて、経歴から聖王教会からも支援のあるはやてという人物が
何故このような場末の部署にいるかというと、他ならぬロウラン提督からの指示なのであった。
ありていに言えば、ほとぼりが冷めるまで静かにしていろ、ということになる。JS事件以後、管理世界は揺れに揺れた。
何しろ管理世界の中心的存在であるミッドチルダ政府のお膝元であろうことか二十名に満たない組織によって白昼堂々大規模なテロが敢行されたのである。
内情はどうあれ、傍から見れば遥かに脆弱な組織相手に時空管理局は完敗を喫したといっても過言ではない。
各地の犯罪組織が一気に活発的になったのは言うまでもないことである。

しかしながら、敗北を喫したのはミッド地上部隊に過ぎず、各地の管理局地上部隊が損害を受けたわけではない。
本局も最終段階において次元航行部隊を投入した程度で、組織としてJS事件に全力であたったとは到底言い難い。
ゆえにそれらの犯罪組織への対応に忙殺されはしたものの、管理世界全体としてはかえって検挙率が上昇するという皮肉な結果となっていた。

一方でミッド地上部隊においてはゲイズ中将以下関係した主要幹部だけでなく、一部では実戦部隊にまで類が及び
ただでさえ人材が払底していたところにとどめとなり、組織を維持できるかどうか怪しいレベルにまで事態は悪化していた。

そうなると、便利な存在として独立部隊がこき使われるのが世の常である。
はやて本人は六課解散後はしばらく指揮官として独り立ちするべく経験を積もうという心算であったが、JS事件最終段階において矢面に立ったがゆえに
引くに引けない状態となり、最終的に後ろ盾である上司たちに押し切られる形で
海上警備司令に就任、それぞれの原隊へと復帰したかつての六課員とも連携をとりつつ多忙な日々を送っていた。

「椅子を尻で磨くだけでなく、空も飛ばねばならないのが魔導師キャリア士官のつらいところ」とは
特別捜査官候補生時代の指導教官の言葉だったなぁとはやては思い出す。
六課時代以上の激務、無理がたたって撃墜された誰かさんのことを言えないようなハードワークの末に、
元々魔力制御がお世辞にも得意とは言えない彼女がリインの補佐すら効かないミスを犯すのは当然の結果だったのかもしれない。

129 遺書 ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:03:31 ID:DDpQm4gY




広域制圧魔法の範囲制御がほんの少しブレた。指揮官の激務と疲労は部隊員の誰もが知っていた。
そして少しでも援護しようとある隊員がほんの少し突出し過ぎていた。
ありあまるはやての魔力でなぎ払われる犯罪者達。もちろん全員気絶するだけだった。
けれども、その途中にあった不安定な障害物が余波で倒れ、彼は下敷きとなった。
幸い彼は軽傷ですぐに元の任務に戻れる程度の怪我で済んだ。

通常であればどちらも始末書を提出して直属上司からの厳重注意、それで終わりであっただろう。
しかしながらロウラン提督は各地の犯罪組織の鎮圧が進み、ミッド地上部隊も一応の体裁を整えて動き出したことから
海上警備部隊を順次縮小することを決定。
そして激務が続いていたはやてを解任し、この仕事がない部署へと送り込んだのである。少し骨休めしてきなさいな、と一言つけて。
政治的に考えれば明らかな左遷であり、経歴上の汚点ではあるが、これ以上無理をさせてはかえってまずいことになると判断したのであろう。

はやて自身も、誤射のショックは小さくなく言われるがままにそれを受け入れた。ああ、ティアナはこんな気持ちだったんやろか、と。
補佐役であったリインもいつも周囲を煙に巻いて誤魔化す主が異様に素直なのもあってフォローも空回りしがちであった。

とはいえこうしてだらけてみても、仕事がしたいとうずうずするということもなく、それはそれで順応してしまうものなのかもしれない。
幼少の頃より自分のことは自分で、ヴォルケンリッター……家族ができてからは母としての役割を担い、邁進してきたはやてである。
その経歴を思えば、これからもずっと人生をアクセル全開で踏み込み続けろと言われると少々辛いものがある。
もっとも「これは魂の充電期間なんやー」と心の中で言い訳しようとしても「ないわー」と結局アクセルを踏み込むのがはやてという人間であった。


「あかん、これ以上だらけとったら牛になる!」

「そ、それは大変ですー」


いざ行動となると彼女は早い。情報端末を閉じるやいなや、上着を羽織り、各自のデスクに出しっぱなしになっていた湯飲みを回収して洗い、
同じく書類も分類ごとに整理し直し、部屋の隅にほこりを見つけてこれはいけないと用具箱から箒とちりとりを持ち出して……


「ってなんでやねん!」


何故仕事場に来てまでやっていることが主婦なのだろう。後でむなしくなるのが分かっていようと思わず突っ込みを入れてしまうのが彼女の性である。
恨むべくはあまりにも仕事がなさ過ぎるこの部署か。思うにロウラン提督も彼女のこうした性格を知るがゆえに
本当に何も仕事がないところに放り込んだに違いない。ついついあれこれと手が出てしまう彼女では骨休めにならないだろうと。

結局のところどこであろうとやはり八神はやてという女性……いい加減少女と言うにはかなり厳しい……は八神はやてでしかなかった。
けれどもそれは彼女の周りの人間もそのままであり続けるということを保障するものではなかった。
六課時代の部下、ティアナ・ランスターから、高町なのは一等空尉の殉職を彼女が知らされたのはその直後のことであった。

130 遺書 ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:04:16 ID:DDpQm4gY




「なのはちゃんが殉職て……冗談やろ」

『残念ながら。あたしだって……あたしだって信じられませんよ、目の、前で……』


高町なのは一等空尉殉職。エースオブエース、墜つ。その報をはやては思わず聞き返した。
場違いにも箒を握ったままだったが、ティアナもそれを気にしていられる精神状態ではなかった。
「またまた冗談を、ドッキリやろ?」と尚も往生際悪く問いかけたかったはやてではあったが、
ぐっと握りこまれ、震えているティアナの拳を見てはよく回る口を閉ざさざるを得なかった。

死んでしまったのだ。

高町なのはは、自分ともう一人の親友を救ってくれた心優しく芯の強い友達は、もう二度と微笑むことはないのだ。

そもそもJS事件での無理がたたって療養中であり、更には戦技教導隊に籍を置く以上、基本的に現場に出ることのないはずのなのはが何故殉職したのか。
現実を受け入れるのにたっぷり十分以上かけてからその疑問を口にして、ティアナから事情を聞いたはやては
「ああ、やはり最期までなのはちゃんはなのはちゃんだったんやな」と呟くしかなかった。




広告塔としての高町なのは一等空尉、エースオブエースという称号の持つ力は第一線を退いて尚、大きなものであった。
むしろ戦技教導隊士官として多数の魔導師の教育に関わるようになった以後の方がその名前は局内部に広がったと言えるかもしれない。
一握りしか知ることのない一前線魔導師としての活躍よりも、より多くの人間の目に触れることになる仕事であるからだ。
彼女の殉職の報は前線で中核戦力となりつつあった若手局員たち、中でも低年齢層を中心とした精神的土台が比較的弱い者達に激震をもたらした。

ようやく治安安定の兆しが見えた矢先の出来事であり、時空管理局上層部はこの事態を重要視、
士気の低下という危機においてこうした時、組織がすることはいつも決まっている。つまるところ、死んだ英雄は使いやすい。
そういうことであった。おあつらえ向きに彼女の盟友にして戦友であるもう一人の英雄が丁度良い役職についているではないか。
こうして仕事のない部署に就いたはずの八神はやては望むと望まざるを得ず、再び職務を全うすることとなった。




「おひさやなぁ、ヴァイス君」

「部隊長もお変わりないようで」


軽妙な語り口は相変わらずのヘリパイロットを見て、はやてはほんの少しだけ気が軽くなるのを感じていた。既に経緯はティアナから聞いてはいる。
しかしはやての今の仕事は、高町なのは一等空尉がどのように殉職し、その最期がいかに英雄的であったかを調査することである。
元から表彰されることは決まっている。授与式の段取りも、出席者も、勲章の代理受取人も、全て決まっている出来レースだ。
戦友であったはやてが直々に監査した。その事実が求められているに過ぎない。

現地への救出ヘリを飛ばしていたのは奇しくも六課でなのはとはやての双方に縁のあったヴァイス・グランゼニック陸准尉であった。
彼がこうして事情聴取を受けているのは、調査をしたという事実を作るための儀式に等しいでのはあるが。
はやてからすれば見知った人間を相手にすればいいというのは精神衛生上やりやすい。ヴァイスにとっても同様であろう。


「まぁ、典型的なテロでしてね。時間差攻撃ですよ。救出部隊まで狙った外道な手です。それだけに有効なのは認めますがね」


そう吐き捨てつつ、ヴァイスは表面上いつもと変わりない態度で語り出した。
はやても回されてきた書類とティアナの説明を思い返しながら彼の説明に耳を傾けた。


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131 遺書 ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:05:13 ID:DDpQm4gY




「え、また飛ぶんですか?」

「救助隊を狙って時間差攻撃を仕掛けられたらしい。現場にいた士官が迎撃中だが、抵抗が激しいらしい。遺憾ながら一時退却を余儀なくされているようだ」


爆弾テロのあったビルに特別救助隊を運び、帰って一息つこうとしたところで息せき切った上官にそう告げられて、俺はとんぼ返りしました。
まぁでも飛びながら半信半疑でしたよ。そりゃぁ戦闘任務が主ではない救助部隊とはいえ、あのスバル嬢ちゃんがいる分隊ですからね。
でも、現場が見えて来た時には納得しましたよ。俺が最初に分隊を運んだ時にはまだ原形を保っていたビルが完全に倒壊してましたから。

粉塵の広がり方とか、ストームレイダーの分析結果からしてすぐに軍用爆薬で吹っ飛ばされたんだなって分かって高度を高くとりました。
下は銃声と魔力弾のパーティー会場になってましたからね。瓦礫の陰から狙撃されたり、低空進入して爆発に巻き込まれたくはないですから。
救助隊とプラスアルファを考えると乗員ギリギリだったから露払いの武装隊員も同乗していませんでしたし、とにかく交戦を避けて進みました。

戦闘区域の外輪上空から観察して、手薄な地点を見つけたのでそこに退避するよう連絡をとったら
少し離れたところからランスター嬢が応答したのにはびっくりしましたよ。
なんでも連中を追って来て、現場検証中に巻き込まれたとかなんとか。ああ、話が逸れましたね。
俺もてんぱってましたねぇ。あの状況で下手にスバル嬢ちゃんたちが応答できないってのは分かりきってたことなんですけど。
まぁでも、上からじゃ他に手がないんですけどね。

で、近くを通りかかったとかで、そのなのはさん……高町一等空尉、ああいや、特進して二等空佐でしたっけ、
とにかくなのはさんまでいると聞いて更に驚きましたね。道理で見覚えのあるぶっとい桃色の砲撃魔法が見えるなぁと。
まぁそれに撃ち抜かれた対空機関砲には肝を冷やしましたけどね。うまく偽装されてて全然気付かなかったんですよ。
その時礼を言って返事があったのが俺となのはさんの最後の会話っすね。
ランスター嬢が的確に指示を飛ばしてくれるから、とか言ってたような気がします。
戦闘中なんであんまり記憶がはっきりしていないんで必要でしたらストームレイダーのログがありますんで、これ、どうぞ。


で、まぁ……地上からの援護を受けつつ強行着陸してこっちも狙撃で対戦車兵器やらを向けてくるテロリストを撃退しつつ、彼女たちを待ちましたよ。
しかしまぁ、天下のミッドチルダ郊外であれだけの戦力を隠し持ってたとか、どういうことなんですかねぇ。まぁ、俺の知ったことじゃないですけど。
すぐに瓦礫もなんのその、ああいう地形の踏破に慣れている救助隊は収容できたんですが、肝心の元六課の二人が遅くてねぇ。
もうみんな乗り込んでたんで敵も戦力を集中し始めてまして、もうだめかと思った時に目もくらむような砲撃魔法と一緒に
救助者を抱えて二人が飛び込んできたんですよ。

で、俺は「なのはさんは?」って聞いたんですけど、ランスターは完全に表情がなくて「なのはさんは、間に合わなかった」とだけ。
スバル嬢は泣き崩れてましたよ。「なのはさんごめんなさい」ってずっと言ってたな。耳にこびりついて離れないっすよ。ほんとにね。
もうね、俺は後ろなんて見れませんでしたよ。生きていようがいまいが残していかなくちゃならないなんて、ヘリパイとしては屈辱でしたよ。
行きも帰りも、全員乗せて帰るのが、俺たちの、誇り、なんです……。


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132 遺書 ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:05:52 ID:DDpQm4gY




ヴァイスは途中からいつもの明るさを失っていた。はやても目を伏せてじっと聞き入っていた。
ひざの上に固められた拳に落ちたひとしずくを、はやては見なかった。そういうことにした。
ポケットからティッシュを引っ張り出してやや乱暴に鼻をかむ間も、はやては目を伏せたまま。
十分ほどして目元がやや赤いままではあるもののいつもの調子に戻ったヴァイスをようやくはやては視界に入れた。


「見苦しいとこ、見せちまいましたね」

「なんも見てへんよ。……で、さっきの話、最後のとこちょう、ええかな」

「……ええ? なにかありました?」


はやてはなかったことにした十分の間に考えていたことを口にする。
先にティアナから聞いていた情報との矛盾。少し前まで、ヴァイスに引き込まれるように感情を高ぶらせかけていたはやては
それに気付いた直後、自分でも不思議なほどに冷静に、冷徹に情報を比較していた。
彼女の肩に座っているリインがヴァイスと同調(ユニゾン)していたのとは対照的だった。
僅かに俯いて陰のある表情からは何があったのかを合理的に、矛盾なく突き詰めて解明しようとする、
世間一般に知られる人情家のそれとは違う、裏の顔がのぞいていた。

八神はやては時空管理局に籍は置いているが、ベルカのゆかりある魔導騎士として聖王教会との繋がりも強い人物である。
六課時代には翻弄されるだけであった上層部同士のやりとりにも六課、警備司令として積んだ経験から裏事情にもかなり自力で踏み込むようになっていた。
元々闇の書事件においても騎士たちの動向がなんとなくおかしいと気付くほど洞察力に長けていた彼女である。そちらの才能も十分に持ち合わせていた。


「ティアナは『なのはさんは、間に合わなかった』って言ったんやな?」

「ええ、そのはずです。先ほどお渡ししたログでもそうなっているはずですよ」


何かあったのかといぶかしむヴァイスを手で制してはやてはからからと笑う。
なんだかんだで教科書通りなところが多く、基本的には直線番長だったなのはの飛行(はやても人のことは言えないが)と
戦闘機動ができるようになって間もないティアナでそんなに差が出るものかと疑問に思っただけだと。
ヴァイスもそう言われて首を捻るが「かえって瓦礫伝いに地を這う方があの状態では安全だったのでは?」と私見を述べた。
はやてもそれに頷いて納得顔になる。「なのはちゃんは元はあんまり運動神経がいい方じゃなかったからなぁ」と。
意外だというヴァイスに、はやては最後にもう一つだけと言って質問をぶつけた。


「二人が到着してからなのはちゃんのいたであろう場所、ティアナたちが来たところに着弾があったことはあったんかな?」

「えーっと、無かったと思いますよ。こっちも片っ端から牽制も含めて狙撃してましたからデータはしっかりとは残っていないかもしれませんけど」


精密射撃のために目標付近にズームさせるとセンサ類がそちらに向いてしまう。それがストームレイダーとヘリの同時運用の問題だった。
本来ならもう一人パイロットを搭乗させればいいのだが、あいにくと他の事件で出払っていた。
そもそも特別救助隊の本来のヘリすら全機出動という前代未聞の同時多発テロだったのだ。こればかりはいたし方のないところだろう。
はやては「ありがとな」と一言残してヴァイスの肩をポンと一つ叩いて立ち去った。突然のことでおいて行かれたリインが慌ててその後姿を追う。

ヴァイスは、それから三十分近く、部屋から出ることも、椅子から立つことも無かった。

133 遺書 ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:07:02 ID:DDpQm4gY




「……妙やな」

「はやてちゃん?」



はやてに仕事が舞い込んでも相変わらず定時で帰宅した二人がいなくなったオフィスではやては気付かないのか? という顔でリインを見やる。
しばしリインは思案顔で天井を見上げる。はやての脳内では狸が腹を叩いて時間を数えていた。
きっかり四回目、何やら効果音がつきそうなタイミングでポンとリインは手を打つ。


「おかしいです。証言が食い違ってるですよ」

「そういうことや。ティアナは私にヘリに到着した直後に爆発があって、
 それでなのはちゃんが死んだと思って『なのはさんは殉職した!』と叫んだと私に言ったんや」


爆発に関しては後で資料を当たろう。現場検証の結果が出てくるはずである。
場合によっては自分で検分してみなくてはならないかもしれない、とはやては額に手を当てつつ考えた。
しかし、だ。あの生真面目優等生のティアナがたしかに平常心ではなかったとはいえそのようなあからさまに事実と異なることを言うだろうか?
額の皺が深くなるのを自覚しつつ、はやては思った以上にこの件、何かが隠されているようだと感じていた。

情報端末に着信を知らせるランプが点灯する。差出人は……レティ・ロウラン提督。
ヴァイスの事情聴取が終わり、既に現場から上げられている報告書で情報も揃っている以上、早く最終報告書を提出せよとの催促だった。
はやては天井を仰ぐ。何かがしっくりこない。なんだろうこの違和感は、不快感は。表情を険しくするはやての隣で、リインはそっち目を伏せた。
主が気になっているのは分かる。けれども、親友の死を掘り返してまでそれは暴かねばならない真相なのだろうか。

134 遺書 ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:09:00 ID:DDpQm4gY




「なのはさんは、諦めたんですよ! 最期に、不屈じゃなくなったんです!」


戦闘機人モードになるのではないかと心配になるほど激昂するスバルを前に
はやてはどうしてこうなったんだろうと頭の一部冷静な部分で思い出していた。


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ヴァイスからの事情聴取の後、すぐにティアナに事実関係を問いただそうかと思ったはやてではあるが
なのはの死に最も衝撃を受けたであろう一人にティアナがついている以上、顔を出すのははばかられた。

フェイトである。

知らせを受けて以降、完全に塞ぎこんでしまっているらしい。無理もない。
テロリストを追跡中、二手に分かれた相手に対処するため、たまたま現場に付近に居合わせ、協力を申し出た非番中のなのはとティアナに
戦力の少ない一方を任せたのは他ならぬ彼女自身なのだから。もちろん、なのはには絶対に無理をしないようにしつこいくらいに言い含め、
ティアナがしっかり手綱を握っておくと確約した上でのことだった。彼女に落ち度はなかったとは言えないが誰もフェイトを責めはしないだろう。

エリオとキャロも休暇を申請して部屋に閉じこもっているフェイトに付き添っているという。
キャロ曰く、完全に無気力というわけではないものの、突発的に謝罪の言葉を延々と吐露し続けるようになるそうだ。
一緒にいた、“なのはを止められなかった、救えなかったティアナ”にあたるということは皆無だという。ただひたすらに自分を責め続けるのだろいう。
曰く、なのはがどんなに言っても無理をするのは分かりきっていたことなのに。曰く、自分がそちらに行っていれば。曰く、ただただ、ごめんなさい。

あれほど仲の良かった二人だ。フェイトにとっては自分を闇から引き上げてくれた救世主の一人、中でも殊更大きい存在のはずである。
はやてはどこかあの二人の間には入れない、そんな引け目を感じていた。
その距離感が、上司からのキャリア試験を受けるかという提案に頷いた理由だったのかもしれない。
ただただ流されるがままに六課長におさまったのもそうかもしれない。自然とはやては二人と微妙な距離感をもってつきあっていた。

思えば八神はやてという人間は常に受身である。グレアム提督の保護(と言えるかは怪しいが)下において、
聖王教会と時空管理局の庇護の下において、六課設立において。
自分の意思というものは常にはやてにとって誰かの後押し、理由付けがあってのことであった。そして海上警備司令への就任も、そしてここへも。

もしかすると、こうして彼女がロウラン提督の催促を無視してまで、
近くて遠かった親友の死を、執拗に知ろうとするのはその反動であるのかもしれない。
よく言えば、今までの自分から脱却して、親友の為に。悪く言えば、親友の死をダシに今までの自分に反抗を。


「はやてちゃん」

「なんや、リイン」


何を言わず、ただリインは見つめた。はやては、じっと見返した。




先に目を逸らしたのははやてだった。自嘲するように、表情の無い笑みを浮かべる。


「きっと両方や。人間なんてそんなものやで、リイン。建前と本音は表裏一体なんや。どちらかだけなんてことはないんよ」

135 遺書 ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:10:31 ID:DDpQm4gY




そしてその晩、はやてはスバルを我が家に呼び出した。ヴォルケンリッターの面々はこの頃忙しくて滅多に一同に会することは無い。
そもそも、一家の柱であるはやて自身が最も多忙であり、家に帰らぬ日々を送っていたからというのもある。
この日は、誰もいなかった。気を利かせたのかもしれないなと思いながらはやては大食らいであるスバルの分まで用意した夕食を眺めつつ小さく呟いた。
「そういうところは、みんなリインフォースにそっくりやな」と。テーブルの端に用意された席に、いつも“彼女”はついている。
呼び鈴が鳴り、直接はやてはリインと共に玄関でスバルを出迎えた。彼女はやや表情が硬く、ややぎこちなく招かれた礼を告げて晩餐は始まった。


「……聞きたいことが、あるんですよね」

「あかんな。スバルにまでばれるような顔しとったかな」


食事も半ばを過ぎた頃にスバルがぽつりと呟いた。はやてがおどけて苦笑するとスバルも少しだけ表情を和らげた。
けれども、それからスバルが話し出した“真相”はその表情にはそぐわないものであった。


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思えばね。元々強行策過ぎたんですよ。元六課だからって奇襲を受けた状態で、戦闘しながら救助までできるわけがないんです。
たしかに救助隊は一刻も早く現場に辿り着いて救助活動をしなくちゃならない。
でも、だからこそ自分達の安全すら確保できないような救助活動はやっちゃいけないんです。
あたしたちが無理をして怪我をしたら、救えない人が何人出るか。けど、躊躇っていたら助けられるものも助けられない。
戦場ですよ。あたしたちの仕事場は。その見極めは難しいんです。ただ、あれは失敗だったと、あたしは思います。



ヴァイスさんは相変わらずいい腕でしたよ。きっちり予定通りベストポジションに降ろしてくれました。
でも、思えばそれが向こうの思う壺だったんでしょうね。警戒して少し外しておくべきだったんですよ。
ベストなだけに、そこに向こうも罠を仕掛けていたんです。小規模な爆発が連続して、続く襲撃であっという間にバラバラになってしまいました。

これでも腐っても元六課ですから。ウィングロード? こういう時は駄目ですよ。下手に一直線に伸ばそうものなら着地先に撃ち込まれちゃいますね。
そこで待っている隊員ごとやられちゃいます。せいぜい牽制と撹乱くらいかな。遮蔽を意識して、這い回りましたよ。
サーチ系なんて使ったら武器が質量兵器でも逆探知装備はある、なんてこともあるから怖くて使えませんでしたね。
押収装備にありました? ああ、やっぱり。使わなくて正解だったなぁ。

なんとか集結させて、でも救難通信なんて出したら一発でアウトですから、もうあたしが囮になるしかないって思った時、
ティアと……なのはさんが来たんです。ええ、あたしたちみたいに這ってですよ。
空戦魔導師が地を這うなんて本局の魔導師キャリア士官が聞いたら笑い飛ばすでしょうけどね。
……あ、やだなぁ、八神一佐のことじゃないですよ。いじけないでくださいって。

ただ、なのはさんは右脚を……撃たれていました。本調子じゃないところに慣れないことなんてするから……。


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そこまで話して、完全に視線を下に落として黙りこくってしまったスバルに、はやてはややあってから続きを促した。
しばし、沈黙が流れ、ふるふると震え始めたかと思うと……

そして冒頭に戻る。はやては圧倒されていた。スバルは、感情をむき出しにしていた。
悔しさ、自責、そして何よりもどうしようもないまでの怒り。けれどもそれが爆発することはなく、くすぶり続けている。
それはそうだろう。死んでしまった、もういない相手にどうその怒りをぶつけようというのか。
スバルはそれ以上、語ろうとはしなかった。

帰り際に、呟いた一言がはやてには印象的だった。遠ざかっていく後姿は、やけに小さかった。


「まだ、整理がついてないんです。あたしの中でも。すみません……」

136 遺書 ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:13:14 ID:DDpQm4gY




「なのはちゃんは、諦めたんやろか」

「あのなのはさんがですか?」


ベッドに横になりつつ、はやては天井に問いかけた。リインが誰とはなしに、言外に有り得ないというニュアンスを含ませて呟く。
寝返りを打ち、はやてはリインに背を向けた。はやてだって分かっている。なのはが諦めるような人間ではないことは。
諦めなんて言葉が一番似合わない。それが高町なのはという人物だった。不屈のエースオブエース。

その最期が、諦めだった? だからティアナは嘘をついたのだろうか。嘘を、信じたのだろうか。
最期まで自分達を助けようと踏みとどまり、脱出には失敗しただけなのだと、そう思いたかったのだろうか。


分かるはずなどなかった。死に瀕した時に人間がどんな行動をとるかなんて、分かるはずもない。
はやて自身だって、あの時、初代リインフォースに名を与えられなかったかもしれない。
あるいはもっと違う名前を送っていたかもしれない。

最期まで足掻き続け、生きようとする初代リインフォースだって、いたかもしれない。
何もかも受け入れようとせず、ひっそりと自ら消えようとする初代リインフォースだって、いたかも、しれない。


「死人に、口無し……か」




はやては徹夜で最終報告書を書き上げた。僅かに数行の簡素な報告書だった。形式すらない。あえて、ただのメール文同然にした。
だが、徹夜しなければ、書けなかった。




高町なのは一等空尉(当時)は特別救助隊及び要救助者、現場指揮を執っていたティアナ・ランスター執務官補佐を離脱させるため
単身陣地に残りヘリまでのルートを確保、離脱を支援した。その後自身も脱出しようとしたものの、捕捉され殉職。

勇敢なる上記行為を讃え、本官は同二等空佐は表彰されるべき勲功ありと考える。


 時空管理局 本局 賞罰監査課長 八神はやて二等陸佐




書き上げた「報告書」を提出する気が起きず、ついうとうとした結果、重役出勤となったはやてはオフィスの前で意外な人物がいるのに気付き足を止めた。
ティアナである。とっさに隠れてしまった物陰から様子を観察すると、しきりに時計を気にしていており、いらいらとつま先を床に打ちつけていた。


「どうしたんや。こんなところに」

「あっ、八神二佐……」


先手必勝とばかりにはやてが声をかけるとばつの悪そうな顔をして口元を歪ませるティアナ。
はやては苦笑しつつ、立場が逆なんじゃないかと思ったが、口にはしなかった。
そして、オフィスへと連れ立って二人は入っていった。今日は二人の部下は有給をとっていた。現役時代の仲間との同窓会である。
戦友を失ったばかりのはやてのことを気遣って二人は気まずそうにしていたが、かえってその方が気にかかると渋る二人をはやては送り出していた。

先に出勤していたリインがいつもの小さい姿ではない、学生くらいの背丈の状態で出迎えた。最近ははやての仕事がないので、余裕ができているのだ。
近場の部署と共同の給湯室へとその後姿が消えた隙に、はやては背伸びしたいお年頃なんよ、と耳打ちし、ティアナも苦笑して肩に入っていた力を抜いた。



ティアナは目の前に置かれたお茶をずっと眺めていた。すっかり入れられた茶が冷めてしまう頃、ようやく、ぽつりぽつりと語り出した。真実を。



「なのはさんは、最期まで不屈でしたよ」


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137 遺書 ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:15:13 ID:DDpQm4gY




「なのはさん、右脚が……」

「止血はしたから、大丈夫」


大丈夫なはずはなかった。事件の後遺症がリンカーコアにあると聞いていた。けれども、出力が落ちている程度ではなく
出力そのものが安定せず、時に防御魔法やバリアジャケットまで揺らぐほどだったとシャマルから聞いたのは、救出されてからのことだった。
絶対に、無理は駄目だと何度も念を押したのに、と彼女は泣き崩れていた。患者と医者。彼女にはそれを周囲に伝える権限は、なかった。
できたのは診断書を元に教導任務での飛行魔法行使を禁じること。いつ解除されるか分からない飛行魔法など危険すぎるからだ。

実際、なのはさんは飛ばなかった。地べたを私と一緒に這っていたのだから。
だからこそ、私はなのはさんの同行を許可した。表向きの戦闘飛行がだめだという理由しか知らなかったから。
指揮権は初めからなのはさんが私に譲ってくれていた。「ティアナの指揮なら、大丈夫だよ」今でも、声色、表情まで、思い出せる。


なんとか、スバルと合流したけれど、足の遅い陸戦魔導師や、飛び方を覚え始めたばかりのあたしが殿というのは無理があった。
短距離ならば、大丈夫だとなのはさんは笑って言って、私はそれを信じた。
見つかった要救助者は二人しかいなかった。戦闘力の高いあたしとスバルで運ぶということはすぐに決まった。
スバルが二人を抱えて、あたしは支援しつつ続く。ヘリに到着したらあたしが出来得る限りの制圧射撃をして、その隙になのはさんが離脱する。
そういう、筋書きだった。

でも、予想以上に敵の火力が集中された。あたしたちがヘリの直前で捕捉されそうになったから、なのはさんは制圧射撃をせざるをえなかった。
そして、なんとか辿り着いてあたしは片っ端から手当たり次第に敵を制圧した。その途中でしたよ、念話が届いたのは。
それまでの無理がたたっていたんだと思う。最期に交わした念話でのなのはさんはかなり苦しそうだった。


『ティアナ、わたしは、大丈夫だか……ら……』


多分、あたしだけが聞いていたんだと思います。スバルはただただ泣き崩れていました。あたしは……あたしは、なのはさんを見捨てたんです。


「なのはさんは、間に合わなかった」


飛び立ち、現場から遠ざかるヘリの中でずっとあたしはなのはさんのいたところを見ていました。
桃色の光が……見えた。そんな気がして、ならないんですよ。なのはさんは戦ってたんです。


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はやてはスバルのことを告げた。ティアナはそっと目を伏せる。


「そっか、スバル、あたしのことをかばって……いや、最期の言葉を知らないから、本当に諦めたと思ったのかもしれませんね」


尊敬する師のらしくない最期に納得がいかなかったがゆえの激昂だったのか、それとも……。
スバルの怒りは、なのはに向けたものではなかったのかもしれない。無力な自分に、どうにもならない、“こんなはずじゃなかった現実”に。
はやては、そっとヴァイスから預かったデータチップを懐から取り出した。戸惑うティアナに、ただ中のデータを見るように告げる。




狙撃モードでないストームレイダーはきちんとヘリの後方を見据えていた。

桃色の光は、見当たらなかった。




泣き崩れるティアナをはやては胸で受け止めた。

はやてはその足で、鑑識課に向かった。

138 遺書 ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:16:12 ID:DDpQm4gY




「なのはちゃんは、どこで見つかったんです?」




「ああ、報告されていた陣地よりも随分遠くにいたよ。あちこち擦り傷だらけだった」




「這ってでも、帰りたかったんだろうな」




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「あ、ミッドチルダウェブニュースさん? ええ、そうや」




「最期まで彼女は不屈やった。真実を、報じて欲しい。それだけや」




「……人の噂も七十五日って言うやろ。ああ、こっちじゃ違うんやったか」




「英雄やないんよ。……ただの、母親や」

139 遺書 ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:16:43 ID:DDpQm4gY




八神はやて二等陸佐

辞表を提出。受理を待たずして、高町ヴィヴィオと共に一時行方不明となる。
以後各地を転々とし、目撃談や逸話は数多く存在するが、問われてもヴィヴィオの行方について一切口にすることはなかった。
重要参考人として数度、任意同行による聴取を受けるもやはり彼女は一切を語らず、黙秘を貫いた。
その際、ヴェロッサ・アコース査察官による思考捜査にも何らかの方法にて抵抗、文字通りの沈黙を彼女は護り続けている。

高町なのはの死の真相は彼女のリークによって大きく報じられたが、たった一人の局員の美談はすぐに日々のニュースの中へと消えていった。
時空管理局は高町なのは二等空佐への勲章授与を取りやめた。強行することによってヴィヴィオとはやての件が刺激されるのを嫌ったためといわれる。

尚、彼女の辞表は十年が経つ現在においても受理されておらず、今日まで本局賞罰監査課長として無給で職務に就いており、
実際の業務はリインフォースツヴァイ三等空尉が代行している。
リインやヴォルケンリッターの元にはしばしば現れるものの、待ち構えている他の関係者の前に姿を晒すことはほとんどないという。



フェイト・T・ハラオウン元執務官

時空管理局を依願退職。その後、民間企業に就職した。現在は落ちつきを取り戻しており、笑顔もよく見られるという。
局に残ったティアナやエリオ、キャロとは連絡を取り合い、はやてとヴィヴィオの行方を個人的に追い続けている。



ティアナ・ランスター執務官

補佐官として精力的に職務に励み、念願であった執務官となる。敏腕捜査官として第一線で日々腕を振るっている。
毎年同じ日に休暇をとって管理外世界への渡航を申請している。この渡航にはかつての同僚たちの姿も見られるという。



スバル・ナカジマ防災司令

クラナガン市の防災部隊最高指揮官。自ら陣頭指揮に立ち、全体指揮を部下に任せることもしばしばで、始末書は友達と豪語して
始末書の数よりも多くの命を救い続けていた。しかしながら救助中の事故で後遺症を患って以来、その頻度はめっきり減ったという。



ヴァイス・グランゼニック一等陸尉

ミッドチルダ独立機動輸送中隊指揮官。いついかなる時でも、十全の輸送を提供する。
それをモットーとする部隊の設立を提唱し自らその第一号部隊を率いる。アシの足りない陸士隊を中心にミッド全土を飛び回っている。



故高町なのは二等空佐

皮肉にも八神はやてと高町ヴィヴィオの失踪により、当時の報道は彼女の訃報から瞬く間に塗り替えられており
彼女に関して現在一般向けに公開されている当時の公式資料は八神はやてが辞表と共に提出した“最終報告書”が知られている程度である。
管理外世界の出身ということもあり、彼女に関する調査は本人が殉職し、関係者が一様に口を噤む現在では難しい。



高町ヴィヴィオ

彼女が何を思い、姿を消したのかは全く分かっていない。彼女の残した書き置きにはフェイトママごめんなさい、とだけ記されていた。
高町なのはの遺書を預かったはやてがヴィヴィオを尋ねた直後に行方が分からなくなっていることから
失踪当時の彼女の年齢を考えるとはやてに連れられていったのは間違いないだろう。
聖王教会、時空管理局による必死の捜索にも関わらず、失踪後10年経つ現在においても行方は分かっていない。
はやてとヴィヴィオがともに聖王教会、古代ベルカにゆかりのある人間であったことから、当時は様々な憶測が飛び交ったという。

140 遺書 ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:17:25 ID:DDpQm4gY




「なぁ、ヴィヴィオ。後悔、してないんか」




「してないよ。むしろ、それは私の台詞だよ」




「そっか……ところで」




「なぁに?」




「ヴィヴィオあてのなのはちゃんの遺書、何て書いてあったんや?」




「なんにも。でもね。にじんでた。何度も何度も書いては消して、涙でにじんでた」




「それで結局、白紙にしたんか、なのはちゃん。なんや、らしくないなぁ」




「そうかな。……肝心なときに、肝心なことはいつも、自分の中に隠しちゃう。なのはママらしいよ」




「……そうかも、しれへんな」





















――了――

141 Acht ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:18:13 ID:DDpQm4gY
はやてが、ヴィヴィオが、なのはが、登場人物それぞれがどう思い、行動したかというのは(特に結末部分において)
書き手としての設定上は存在はしますがあえてぼかしており、詳しく描写していません。
はやてによる監査部分でのキーポイントである、解釈の違い、情報量の違いから来る判断の差、思い込みが引き起こした食い違い。
それは結末部分でも形を変えて、はやての解き放った真実に触れたそれぞれの解釈により、その後の彼女達の人生に影を落としています。
そこらを事細やかに描写していると多分倍以上に膨れ上がるので割愛して数行で語るのみとしました。
ヴォルケンズとかユノクロなどといった監査部分で登場していない他の関係者についてはそれすら削りました。

というかStSまで来ると関連登場人物が多過ぎて全部描写とかしたら中篇以上の規模になってしまうので;
ネタは豊富なのに主要キャラを短編であれこれ迂闊にいじれない理由がよく分かりましたorz


欝祭りの時に思いつかない自分に絶望した!






実は欝を吹き飛ばすエンド案もあったりしましたがあまりにもぶち壊しなので没りました。

142 Acht ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:20:54 ID:DDpQm4gY
追伸、まとめ管理人様
6つ目の後ろの方、リインはそっち目を伏せた→そっと
8つ目冒頭、みんなリインフォースにそっくりやな→初代が抜けました

もしよろしければ修正していただけると幸いです; お目汚し失礼しました

143 名無しさん@魔法少女 :2012/07/13(金) 22:05:31 ID:kfL6Zl9Y
GJ!
最後きゅんきゅんきたお
遺書は、言われてみれば「らしい」とも「らしくない」ともとれるね

144 名無しさん@魔法少女 :2012/07/13(金) 22:26:36 ID:NkNYt7kE
>>141
図抜けて強くて勇気なんて物まである人物はさっさと引退でもしない限り
早死にしそうだと思っていたので納得の展開でした
「同時多発テロに対する近くて遠い立場の親友」から現れ出る細部の描写や、
設定を削り想像させる方法は物語がくどくならずに
また色々と読む側独自の妄想を付け加えさせてくれる余地があってそこも良かったです
シャマルさんの所だけ引っ掛かりを覚えましたが、
非常に面白く読ませていただきました
今後何度も読み返してしまいそうですGJ
感想が長文になりましたが、ドエロも鬱も甘甘もハピエンも職人様さえ良ければ、どんどん読ませていただきたいです

145 Acht ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 23:01:52 ID:DDpQm4gY
>>144 シャマルさんについて補足とフォロー
くどくなるかと思い割愛したのですが、なのはは療養中であり、更には教導隊士官なので
そもそも「戦闘任務」につくことはないのでやりもしないことは禁止していなかった という舞台裏があります

146 144 :2012/07/13(金) 23:15:17 ID:d5GX07eM
>>145
Acht様、ありがとうございますと共に理解力不足の自分に補足して貰いたいような感想を書き込みしてしまい申し訳ありませんでした
感想を述べるだけの自分も職人様と共に精進しなくては(*_ _)人ゴメンナサイ

147 名無しさん@魔法少女 :2012/07/14(土) 00:12:22 ID:6oc2l/3.
エロパロ本スレが落ちましたよっと

148 名無しさん@魔法少女 :2012/07/14(土) 02:25:22 ID:OGROXRBU
たてなおした

☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第98話☆
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1342200298/l50

149 名無しさん@魔法少女 :2012/07/14(土) 02:40:40 ID:wAGvB/62
スレ立て乙!

150 名無しさん@魔法少女 :2012/07/14(土) 04:15:41 ID:83DBvQCc
>>147
落ちてなくね?

151 名無しさん@魔法少女 :2012/07/14(土) 04:16:50 ID:83DBvQCc
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第97話☆
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237292660/
ここだろ
いま書き込めたぞ

152 名無しさん@魔法少女 :2012/07/14(土) 05:18:00 ID:aGGvokCo
単に鯖落ちしてただけ
ちゃんと確認しようってこった

153 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/07/14(土) 12:52:18 ID:wAGvB/62
>>単なる鯖落ち
(ノ∀`) タハハ、早とちりやなぁ
確認は大事てことやね


さて、なんか欝いSSが連続してるようだが全然毛色の違うの投下するよ
ユーなのいちゃらぶエロ、短編

154 ユーなのイチャラブSEX :2012/07/14(土) 12:53:23 ID:wAGvB/62
ユーなのイチャラブSEX!! パイズリフェラと騎乗位で迸る司書長のザーメン!!!!!


 果たしてユーノは目覚めた時、どう反応するべきか判らなかった。
 数多の古代書物を解読し、考古学の知識に秀で、魔導師としても優れた彼をしてだ。
 その状況とは、一体どれほど怪奇で常軌を逸していたか。

「あ、その……おはよう?」

 と、彼女はそう言った。
 甘みを帯びた、澄んだ心地良い声音。
 高町なのはの声。
 声は上から届いた。
 彼女はベッドに寝そべるユーノの上にいた。
 胸元を肌蹴ていた。
 ユーノのズボンのベルトに手を掛けていた。
 ……
 …………
 状況を整理しよう。
 なのはは眠るユーノの上に跨っている。
 そして服をエロいやらしく肌蹴た上でユーノの下半身に手を掛けていた。
 以上から推察される現状への理解はたった一つであった。

「あの、なのは……なんで僕を襲ってるのかな」

 ようやく出たユーノの言葉はそれだった。
 彼の言葉に、ボンッ、と音が出るのではないかと思えるほどの勢いで顔を紅くしたなのはは、文字通り火の付いたような勢いでまくしたてた。

「あの、あのあの……だって最近ユーノくんに会えてなかったし、私合鍵もらってるし、生理直後でムラムラしてエッチしたくなっちゃうし、だからヴィータちゃんに後の仕事任せて来たらユーノくん寝てるし、寝顔がかわいくてじっと見てたら我慢できなくなっちゃうし!!!」 

 洪水の如く垂れ流される情報から、おおよその事は判った。
 とりあえず興奮気味の彼女を落ち着ける事から対話を始めるべきとユーノは冷静に判断する。

「なのは、ええと、落ち着いて。まず深呼吸でもしよう、ね?」

 そう、それはさながら熟練のネゴシエーターが興奮した篭城犯をなだめるような手管であった。
 だがその結果が、まったく予期せぬ展開になるとは。
 
「うん、解ったよユーノくん、すーはーすーはー……ふう、落ち着いた……よし! じゃあ落ち着いたところでユーノくん服脱いで!!」

「ひいい!! ちょ、なのは全然落ち着いてないよ!? っていうかそんな血走った目で僕を見ないでぇー!! バインド掛けないでー!! 服を脱がさないでー!!!」

 ユーノの悲鳴が夜のしじまに響き渡る。
 もはやなのはは人語や理性で御せる相手ではなかった。
 さながら獲物に牙を立てる餓狼の如く、桃色の魔力で形成されたバインドの縛鎖がユーノの腕を胴ごと縛って簀巻き状態にする。
 身動きの取れぬ憐れなユーノに、なのはは容赦なく襲い掛かる。
 強姦魔も真っ青の乱暴さでベルトを外し、ズボンを下ろす。
 ついでにパンツも脱がせる技前ときたら職人級であった。
 
「アハッ、ユーノくんったら……こっちはやる気まんまんだね」

 嬉しげに笑うなのはの眼前で、下着から解放されたユーノの男性器がそそり立つ。
 性的な興奮というよりは、先ほどまで寝ていたので生理現象としての勃起である。
 だがそんな事はなのはにとって関係ない。
 白魚のような繊手が、赤黒い竿に絡み付いた。

「うッ!」

 ひやりと冷たい感触にユーノは思わず呻いた。
 そんな彼の反応を楽しむように、なのははゆっくりと焦らすように手を上下させて、扱き上げていく。
 しなやかな指の力加減は絶妙で、強くも弱くもなく、手でしているだけなのにどんどんユーノの性感は高まっていった。
 じわりと先から滴り始める先走りの液も絡めて、じっくりと扱き続ける。
 
「ふふ、最初は嫌がってたのに、もう出ちゃいそうだよユーノくん?」

「……」

 弄うような言葉に、ユーノは答える術がなかった。

155 ユーなのイチャラブSEX :2012/07/14(土) 12:54:12 ID:wAGvB/62
 強がって拒絶しても、肯定しても、なのはがする事に代わりはない。
 か細い息遣いと、にちゃにちゃという手淫の音だけが部屋に響く。
 手の中で震えるユーノ自身の感触に、ふっとなのはが笑う。

「そろそろ、出そうだよね」

 そう言って、なのはは手を離した。
 何をするのかと思えば、自分の服のボタンを外していく。
 上着とシャツを肌蹴ると、ブラに包まれた豊満な乳房がぶるんと弾ける。
 思わずユーノが息を飲んだ。
 淡いブルーの下着に包まれた、お椀型のいやらしい肉の塊。
 背中に手を回してホックを外せば、その中に比されていた蕾まで露になった。
 真っ白な丘の頂上に、可憐な桜色がぽつんと咲いている。
 下着から解放された事で、なのはの肌の匂いまでふわりと香ってきた。
 堪らない肉体とその芳香に、寸止めされていたユーノのものがより大きくなる。
 焦らされた彼を見下ろしつつ、なのははぐっと胸を左右から持ち上げた。
  
「大丈夫、すぐ気持ちよくしてあげるからね。ユーノくんの大好きな、オッパイで」

「ちょ……ぅあ!」

 何か言おうとしたユーノだが、その声が恍惚に染まる。
 硬く隆起したペニスを、全方位から包み込む乳房の感触が素晴らしい快楽を生む。
 つんと張りがあり、同時にしっとりとした潤いがあって、堪らない柔らかさを持っている、豊かな胸。
 カウパー液に加え、舌を伸ばして垂らすなのはの唾液も絡み合い、ぬめり気を増していく。
 その快感を前に、ユーノは息を荒くして喘いだ。
 募っていく射精の予感が、ゾクゾクと背筋を駆け上る。
 とどめとばかりに、なのはの舌先が亀頭の裏筋を舐め上げた。
 その瞬間、濁った白が弾けた。
 
「〜ッ!」

 声にならない声を零し、ユーノは竿を痙攣させて、盛大に射精に達した。
 突き抜けた快感に、迸る精液の雫。
 それをなのはは一身に浴びた。
 顔に、髪に、胸に、粘り気のある汁がたっぷりと。
 白濁にデコレーションされた事で、なのはの痴態は一層いやらしさを増す。
 恍惚とした表情で、彼女は指で頬の精液を掬うと、そのまま口に運んだ。
 ねっとりと舌を蠢かせて舐め取り、嚥下する。
 そうすれば、いっそう瞳が蕩けた。

「ユーノくんの、おいしぃ」

 声だけで淫蕩さをそそるような響きだった。
 息を飲むユーノをよそに、なのはは顔や胸元に付着した彼の子種を丁寧に拭いながら一滴残らず味わう。
 まるで至高の美味かのように。
 白濁が全てなのはの舌の上に溶けた時、ユーノ自身は再び硬くいきり立っていた。
 このような淫らな姿を前にすれば当たり前だろう。
 なのはは、目の前ですっかり元気になっていた彼を前に、にっこりと笑う。
 そして立ち上がると、スカートのホックを外した。
 薄い布切れが落ちた時、ユーノの目は彼女の秘所に釘付けになった。
 ニーソックスに包まれた肉感的な太股の間、淡いブルーの下着に覆われた股ぐらの、中央は……湿っていた。
 内腿の間を伝ってソックスにしみを作るほど、彼女の蜜の量は多い。
 青年はごくりと唾を飲む。
 なのはは彼の視線を一身に浴びる事で背筋をぞくぞくさせながら、そのまま下着もおろす。
 蜘蛛の巣のように蜜が糸を引いて、むわっ、と発情した雌の匂いが鼻を突く。
 たっぷりと水気を滴らせた彼女の秘所は、既に男を待ちわびてひくひくと蠢いていた。

「なのは、凄い……びしょびしょだよ」

 ユーノの口から、自然とそんな感想が漏れた。
 改めて言葉で指摘されて、なのはの頬に赤みが増す。

「そ、そうだよ……ユーノくんの事考えたら、おなかの下がむずむずしてきて、全然仕事にならなくって、たいへんだったんだからぁ……」

 甘えた声と眼差しが、ユーノを責めるように注がれる。
 そういえば、最近はあまり彼女を愛していなかった気がする。
 性欲を催し、人肌を恋しがるのは男ばかりではない、女にだって爛れた欲望はあるのだ。
 特に生理周期を前後した時のなのはは不安定なのだから、もう少しそこを配慮すべきだったかもしれない。
 と、ユーノは思う。

「その、ごめん」

 どこかすまなそうに謝る彼に、なのははふっと艶然に笑った。

「いいよ。でもその代わり、今日は私がするからね」

 言葉と共に、なのはは体を屈めた。
 横になったユーノの上に跨るように腰を下ろしていき、濡れそぼる入り口の元へ、彼自身をいざなう。

156 ユーなのイチャラブSEX :2012/07/14(土) 12:55:40 ID:wAGvB/62
 竿に手を添えて、ゆっくりと位置を探るように。
 くちゅ、とお互いが触れた。
 互いの持つ熱に思わず震えてしまう、が、彼女は止まらず。
 そのまま一気に腰を下ろした。

「ひああああああ!!!!!」

 ずぬるっ、と吸い込まれた。
 ユーノは奥歯を噛み締めて耐える。
 パイズリされた時も素晴らしい感触が彼を包んだが、蜜壷がもたらすそれは遥かに上だった。
 たっぷりと滴る果汁に、縦横無尽に配されたヒダが全方位から絡みつき、ぎゅっと締め付けてくる。
 ただ挿入されただけだというのに、堪らない充足感が満ちていく。
 それはユーノだけでなく、なのはもまた同じだった。
 
「あぁ……はぁ、ぅぁ……」

 ぶるぶると体を痙攣させ、唇の端から唾液の筋を垂らして、あらぬ方向を見る瞳。
 珠の肌に汗の雫がにじみ出て、艶かしく輝いた。

「いれた、だけで……イっちゃったぁ……」

 ごりごりと子宮口まで届く感触に蕩然となりながら、なのははろれつが回らなくなった言葉でそう呟いた。
 久しく味わっていなかった結合の悦びはひとしおだった。
 絶頂の余韻に震えて、恍惚と夢見心地になるなのは。
 だが、まだ達していないユーノとしては生殺しのようなものだ。
 ゆえに、彼は着々と進行させていた計画を実行に移す。
 
「良かったねなのは、でも、僕まだイってないんだけど?」

「ちょ、ちょっとまって……もうちょっとこのまま……」

「断る」

「え? なにを……ひゃぅあ!」

 突如として下から伸びた手がなのはの腰を掴んだかと思うと、そのまま一気に天地を逆転させる。
 気付いた時にはなのはが下に、ユーノが上になっていた。
 一体何が起こったのか、今のなのはの蕩けた思考ではまるで理解できない。
 実を言うと、ユーノはなのはに弄ばれる中、ずっとバインドの術式解除を行っていたのだ。
 時間を掛けられた上、絶頂に達した彼女の脆い術式を解体するのにそう苦労はなかった。
 かくして下克上は成る。

「さて、じゃあ反撃と行こうかな」

「ふぇ? や、ちょ、まってユーノく……ぁあああ!!!」

 慌てるなのはの声が、一瞬で1オクターブ高くなった。
 ごりっ、と、腰を突き出したユーノ自身が最奥を抉りぬいたのだ。
 子宮口をこじ開けられ、脳天まで迸る快楽の甘い電気に、痙攣するなのは。
 ユーノを止めようと手を伸ばすが、彼女の細い腕に緑色の魔力で作られた縛鎖が絡み付く。
 先ほどの意趣返しとばかりに、今度はユーノのバインドがなのはの腕を絡め取る。
 もはや彼女に抵抗の術はなかった。
 ユーノは腰を叩きつけながら、細腰にあてがっていた手をするすると上に移し、柔らかな双丘を掴んだ。
 腰を動かす度に、たぷたぷと揺れていたお椀型の張りのある乳房。
 掴めば堪らない柔らかさが彼を受け入れる。
 入念に揉みしだきながら先端のしこりを抓ってやると、きゅぅ、と膣の締め付けた増した。

「なのはッ、胸気持ちいい? 乳首さわると、なか凄いしまるよ」

「ひぁ! そんな、つねったらぁ……あぅう! きもち、よすぎるよぉ!」

「そっか、気持ちいいなら、いいよね」

「んはあああああ!!!」

 あまりの快楽に涙を流して悶え喘ぐなのはの姿に、ユーノは嗜虐的でさえある微笑を零し、さらに愛撫を強めた。
 内臓まで貫くのではないかと思うほど腰を突き上げながら、乳房に深く指を沈める。
 緩急をつけて締め付けを増すなのはの媚肉に、ユーノもまた絶頂が近づくのを悟った。
 早く出したい、達したい、彼女の中にぶち撒けたい。
 欲望のまま一心不乱に腰を動かし、なのはの一番深いところをコツコツと叩く。
 その度に栗色の髪を振り乱して甘い声を迸らせる彼女の痴態に、一層快楽が旨みを増した。
 
「なのは……そろそろ、出すよ。僕もイくよ? いい? なのはの、中に……全部出すよ!?」

 眉根を寄せて、問い掛けるユーノ。
 彼の言葉に、なのはは精神を完全に法悦と蕩かせながら、首を縦に振って答えた。

「いいよ、きてぇ……ほしいの、ユーノくんの、あついの……ぜんぶちょうだい! なかに、ぜんぶぅ!」

 腰に絡めた脚が強く彼に絡み付く。
 同時に、媚肉の締め付けが今までにない程増した。
 まるで獲物を絞め殺す蛇のように、ぎゅぅ、と竿を締めるヒダの感触。
 その瞬間、溜めに溜めたユーノの欲望は限界を迎えた。

「ぐぅあ!!」

 呻きと共に、全身がびくりと震える。

157 ユーなのイチャラブSEX :2012/07/14(土) 13:01:35 ID:wAGvB/62
 どぷどぷ、と音さえ聞こえそうな勢いでぶち撒けられる白濁。
 結合部から泡まで立てて、零れてくる青臭い粘液。
 一番深いところでたっぷりと欲望を吐き出しながら、ユーノはその解放感に酔いしれた。
 骨の髄まで溶かされていくような快楽、体を支える力を失い、彼はなのはの上に倒れこむ。
 倒れた先は、大きく柔らかい乳房だった。
 堪らない感触に顔を埋めて、背中に手を回して抱きつく。
 なのはもユーノの背中に手を回して抱きついてきた。
 バインドはとっくに解除されていた。
 彼女の体の柔らかさを堪能していると、再び男の欲望が沸きあがってくる。

「なのは……もっとしていい?」

「うん、いいよ……私も、もっとユーノくんがほしい」

 甘い声を傍で囁くなのは。
 顔を上げて視線を重ねれば、うっとりと蕩けた眼差しが淫靡な光を輝かせていた。
 そして、再び交わる愛の熱に、嬌声が迸る。
 甘く、激しく、いつまでも。


終幕







オマケ

「……」

 ザフィーラは押し黙った。
 何故か。
 理由は明白である、目の前のドアの奥から響く声を彼の狼ならではの五感は確かに捉えていたのだ。

『ああぁ! ユーノくん、もっとぉ! おちんぽちょうだい! ついてぇ、つきあげてぇ!!』

『うん、もっとついてあげるよ! なのは、なのはぁあああ!!』

 男と女が淫らに激しく、爛れた行為に耽る音であった。
 いや、音どころか嗅覚にはすえた男女の体液の臭気まで感じられた。
 とてもではないが、ドアを開ける事が出来る状態ではなかった。

「ねえねえ、ザフィーラどうしたの?」

「む? いや、その……」

 彼の後ろにいた少女が、不思議そうに首を傾げた。
 オッドアイに金髪の女の子、ヴィヴィオである。
 ザフィーラは機動六課時代からこの娘の面倒を時折みていて、今日もまた友達の家に遊びに行ったヴィヴィオを迎えに行ったのだった。
 なのはが帰りにユーノの元に向かったというから、帰りがてら彼の家に来たのだが。
 事態はこの有様である。
 おそらくは恋人同士である二人が耐えかねて行為に及び、激しさのあまり前後を見失っているのだろうが、これは困った。
 今ヴィヴィオを連れて中に入れば、とてもとても教育上よろしくない光景を見せつけることになってしまいかねない。
 
「ザフィーラぁ、はやく入ろうよぉ」

「いや、今はダメだ」

「え? なんで?」

「少しばかり具合が良くない、な」

「そんなぁ……」

 涙目になるヴィヴィオ。
 いけない! このままではヴィヴィオが泣きじゃくってしまう。
 ザフィーラは慌てて少女を宥める。

「ま、まて。そうだ、今日は少し主の下へ行こうか」

「え? 八神ぶたいちょうのところに行くの?」
 
「うむ、主がきっとおいしいおやつを作ってくれるぞ」

「わぁーい! やったー!」

 おやつと聞いて、ヴィヴィオの顔にぱっと花が咲き誇る。
 少女は笑顔を浮かべて、ザフィーラの上に跨った。
 細い脚でふさふさの毛並みをした胴を挟み、はやくはやく、と急かす。
 ザフィーラはそんなヴィヴィオを背負って、一路八神家へと向かうのであった。
 後日、彼の見事な空気の読みっぷりを知ったなのはとユーノが菓子折りを八神家に送り、その理由を訝ったはやてが首を傾げたのはまた別の話。

158 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/07/14(土) 13:03:00 ID:wAGvB/62
投下終了

もうちょいユーノきゅんをいぢめても良かったかもしれない。
不足分はそのうち、俺の嫁、のほうでいぢめよう。
と、硬く決意するシガーであった。

159 名無しさん@魔法少女 :2012/07/14(土) 13:52:06 ID:qdUagF9A
……ふぅ

ザッフィーまじ漢前 最後に全部もっていきおった;

160 名無しさん@魔法少女 :2012/07/14(土) 14:31:48 ID:mbpA1vKk
>>158
劇場版見終わって帰宅したらシガー氏きてた━━━━!GJです

いや、ザフィーラの空気読みスキルっぷりに吹いたwまだヴィヴィオには早い事だよな
アインハルトの方は準備OKだろうけど(ボソッ

161 名無しさん@魔法少女 :2012/07/14(土) 15:15:23 ID:Zubiybuw
>>158
おほっ!いちゃラブGJ!
それにしても最後のザッフィーの漢前度が半端ないw

162 名無しさん@魔法少女 :2012/07/14(土) 19:39:05 ID:xXqBtulE
>>158
いちゃラブGJ
さすが盾の守護獣、教育上よろしくない光景をナイスブロック

163 144 :2012/07/14(土) 20:31:00 ID:uaqUp4iA
>>158
あれ?なのははユーノに、ヴィヴィオはモフに跨がり…ザッフィー清廉潔白だ

164 名無しさん@魔法少女 :2012/07/15(日) 00:01:02 ID:iuDNq.u2
劇場版凄い良かったわ
何人かいなくなった職人戻って来るといいな

165 名無しさん@魔法少女 :2012/07/15(日) 00:12:07 ID:fYks0zaE
劇場版のリインの新しい騎士甲冑はなかなか良いデザインだね
落ち着いた雰囲気しつつスリットから覗く美脚が大変よろしい

166 名無しさん@魔法少女 :2012/07/15(日) 00:56:42 ID:2Y6mD4yI
グレアムェ……あれ管理局の検閲入ってるよなw

劇場版は守護騎士のアクションの細部が詰められてて
特にヴィータがラケーテンハンマーとか単なる回転じゃなくなってたりですんばらしい。

167 名無しさん@魔法少女 :2012/07/15(日) 01:16:27 ID:t0HQX21.
グレアム提督もぬこ姉妹もいないし戦闘シーンも削られまくったから相対的にクロノがスゴい空気化してたな
その一方でヴォルケンと相対するリンディさんの見せ場が増えるというのが何とも…

168 名無しさん@魔法少女 :2012/07/15(日) 01:17:55 ID:iuDNq.u2
>>167
そういう細部のネタバレはここでは控えた方がいいんじゃないのか……?
見てない人もいるだろうに

169 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/07/15(日) 09:38:55 ID:i/VlvjJw
おはようございます

>>86
アインスさんはドSというのが私のポリシーです
そして結構いたずらっぽい
おねショタたまりませぬ!

それでは
闇と時と本の旅人 第9話を投下します

今回はいよいよぬこさま姉妹登場です!

170 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/15(日) 09:40:34 ID:i/VlvjJw
■ 9





 時空管理局本局内、遺失物管理部機動一課。
 ロストロギア対策を専門とする管理局のタスクフォースの中で、特にこの一課は局内でも独立性の高い遊撃部隊としての性格をそなえ、次元世界各地での情報収集を行っていた。
 そして、現在機動一課がその作戦目標とするロストロギア“闇の書”が、第97管理外世界においてついに活動を開始したことが確認され、一課局員が極秘に現地入りした。

 管理外世界への渡航には本来厳密な審査が必要であるが、特に遺失物管理部においてはその任務の性格上、審査は優先され超法規的措置もとれる。

「──大丈夫?」

 変身魔法の具合を確かめながら、使い魔リーゼアリアは妹のリーゼロッテにささやいた。
 彼女たちは機動一課後見人であり今回の闇の書対策作戦を主導しているギル・グレアム提督の使い魔であり、猫を素体にしている。
 元々ミッドチルダに生息している大型の猫であるため、第97管理外世界で一般的なイエネコに擬態するために変身魔法を使う。
 リーゼ姉妹は、先日の一課施設内での闇の書暴走の際に、管制人格との戦闘によって負傷していた。
 アリアは比較的軽傷だったが、ロッテはまだ傷が完治せず、足どりが少々おぼつかない様子である。

「無理しないでね」

「わかってる。今は、まだ守護騎士たちも動いてない……蒐集を始めて、ページが埋まりだしてからが勝負」

 闇の書は、主となった人間の魔力を吸い取って活動する。
 主の魔力量が多ければ、それだけでしばらく活動できるが、いずれにしろそれだけでは足りなくなる。
 そのために、──これまでの歴代の主もそうだった──守護騎士に命じて、あるいは主自ら、リンカーコアを蒐集しなければならない。

 今回の“闇の書の主”に選ばれた9歳の少女、八神はやては、おそらくまだこの闇の書の事実を知らない。
 守護騎士たちが説明したかもしれないが、現時点でまだ蒐集が始まっていないということは、事情を聞いてなお蒐集を止めさせている可能性が高い。

「アイツが……ヴァイス君からの報告じゃ、クロスケに近づいてるって。
お父様はどうしてアイツを放っておくのよ……アイツ、絶対クロスケを食い物にするつもりだよ。
寵絡して、判断を狂わせて、裏切るつもりなんだ──!」

 ロッテは、アインスを信用していない。
 前回の闇の書事件、エスティアがアルカンシェルによって闇の書ごと消滅した後、エスティアから脱出した生存者の中に彼女がいたことが判明したとき、グレアムとリーゼ姉妹は驚愕を受けた。
 エスティア艦内で、突如暴走を始めた闇の書により、彼女が闇の書の意志へと変身した瞬間を見ていたのだ。

 目に焼きついて離れない光景。闇の書に蹂躙され、乗組員たちの阿鼻叫喚に包まれるエスティア。
 闇の書は、起動させた防衛プログラムにより艦の制御を奪い、乗組員たちが逃げられないようにしたうえで、艦全体に張り巡らせた触手を使って、文字通り“喰って”いった。
 大きな魔力資質を持つめぼしい人間には、闇の書の意志が自ら赴き、その下の口を使って“喰った”。

 そしてついにクライドに迫った闇の書の意志は、彼の妻リンディが見ている目の前で、クライドを奪った。グレアムも、リーゼ姉妹も、それを止めることができなかった。
 闇の書の意志の圧倒的な攻撃力に太刀打ちできなかった。
 斃れて搾り取られ、意識を失ったクライドを小脇に抱え、飛び去ろうとする闇の書の意志の、悪魔のような高笑い。
 普通の人間ではありえない、血のように真っ赤でハイライトのない不気味な眼。

 あれが、今まで共に過ごしてきた仲間の成れの果てだったなどと。

171 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/15(日) 09:42:17 ID:i/VlvjJw
 かつてアインスだったもの──闇の書の意志の全身を覆う魔導紋章は、触手のように伸ばすことさえできた。
 2本ずつの手足以外にも、長く伸びて自在に撓る無数の腕を操り、闇の書はエスティアの乗組員たちを犯し、嬲り殺した。
 引き裂かれた子宮、握り潰された睾丸、産卵管を捻じ込まれて咽頭から気道まで破裂した生首が、アルカンシェルを撃たれる直前のエスティアの艦内には散らばっていた。

 グレアムが機動一課の後見人に就任し、アインスを再び迎えたとき、リーゼ姉妹は大反対した。あんなことがあったのに、またなにが起こるかわからない、危険だ、と。
 ロッテは特に厳しく詰め寄ったが、アインスはのらりくらりと交わした。気づけば脱出艇にいたので、詳しいことは覚えていない、ただ艦長を助けられなかったのは残念だった、と。
 ほとんどのエスティア生存者が管理局を退職し遺族年金暮らしを選ぶ中、アインス・ハーヴェイは管理局に残り、無限書庫司書長に就任した。

 彼女が、当初から普通の人間を装って管理局に入局し、エスティアに乗り組み、クライドに近づいたことが、闇の書の活動のためだというのはリーゼロッテが真っ先に推理を唱えた。
 なぜ、この11年前の事件のとき闇の書を早期に確保できたのか。主ごと逮捕し、次元航行艦に乗せることができたのか。
 これまでは、闇の書の活動が確認されてから守護騎士たちの防御を突破して闇の書の主の所在を突き止めるまでにそれなりの時間を要していたが、このときはすぐに闇の書のありかが判明した。
 管制人格である彼女が、自身の正体を隠して管理局部隊を引き込み、闇の書をエスティアに積み込ませた。
 先代の闇の書の主を捜索するとき、彼女自身が手引きをした。

 そして、暴走が起きた。おそらくは、アインスによって人為的に。

 ロッテのこの推理には、物的証拠、状況証拠などの裏づけがない。すべて彼女の、いわば女の勘である。

 11年前の闇の書事件に遭遇するまでは、アインスも、クライドを慕う管理局員の少女としてグレアムたちと共に働いていた。
 リンディと結婚する前はクライドと交際していたのだと、リーゼ姉妹に惚気て見せたこともあった。
 それらは、演技だったのか。警戒を解くための、振りだったのか。クライドは、その罠にまんまと掛かってしまったというのか。

 彼が、クライド・ハラオウンがそんな姦計に嵌るような人間だったとは思えない。いや、思いたくない。
 ハラオウン夫妻は管理局でも稀な、夫婦ともに次元航行艦の艦長を務める、有数の実力者だった。
 リーゼ姉妹とクライドとは、彼の息子クロノと同じくグレアム提督の元で共に魔法修行を積んだ仲である。クライドの実力は、アリアもロッテもよく知っている。
 そのクライドが、いかに外見が美しい女性のそれであったとしても、闇の書の意志に絆されてしまったなどとは、にわかに信じられない。

「あのまま無限書庫に閉じ込めておけばよかったんだ!どうせあんなとこ、人っこひとりいなくなったってわかりやしないよ」

「ロッテ。気持ちはわかるけど抑えて。いずれにしろ、彼女の情報がなければ私たちはここにたどりつけなかった──
とにかく、今は闇の書を確保することが最優先。彼女をどうこうするのはそれからよ……どのみち闇の書が消滅すれば彼女も消えるわ」

 歯軋りをするロッテを、アリアが嗜める。
 双子の姉妹ながら、性格は正反対である。冷静で理知的な姉アリアに比べ、妹のロッテはやや熱血で直情的である。
 二人がいるのは、第97管理外世界、日本の中部地方沿岸にある海鳴市だ。
 つい2ヶ月ほど前、ロストロギア・ジュエルシードをめぐって、高町なのはとフェイト・テスタロッサが激戦を繰り広げた町である。

172 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/15(日) 09:43:47 ID:i/VlvjJw
 闇の書が蒐集を始めた場合、まず高町なのはが狙われる可能性は非常に高い。
 そして、PT事件に伴って高町なのはの身辺も管理局が触れたばかりである。
 よって、守護騎士または八神はやて本人が、不用意に接触してその存在を察知されることは避けるべきである。
 もしこのタイミングで闇の書と管理局が交戦した場合、闇の書がはやてごと他の世界に逃げてしまうおそれがある。そうなれば、追尾はやり直しである。

「今んとこ、リンディ提督もまだ私たちになんか言ってきてはいない……PT事件と今回の件との関連には気づいてない。
身内を騙すようで気分はよくないけど、でも仕方の無いことなんだ」

 アインスの行動はもちろんグレアムには全て知らせている。
 クロノ、フェイトと共に聖王教会へ向かったことは、ロッテたちも知っている。ただ、アインスとクロノの個人的な付き合いまでは──だ。
 とはいっても、クロノがそろそろ年頃だというのはロッテもわかる。そのクロノが、アインスにもし誘われたら、果たして理性を保てるかというのは、師匠としても自信が無い。
 もしクロノが、アインスに誑かされ、自分たちに刃向かってきたら……。
 想像したくないことだ。

 ハラオウン家では、エイミィが下宿を始めたのはクロノがグレアムの元での修行を終え、士官学校に入学してからだ。
 リーゼ姉妹は、クロノが生まれる前からの付き合いだった。
 クライドが生きていた頃、妊娠・出産によって育児休暇をとっていたリンディの身の回りを世話したり、赤ん坊だった頃のクロノの面倒を見たりしていた。
 付き合いの長さでいうなら、母親であるリンディを除けば自分がいちばん長い。
 クロノといちばん長く共に過ごした女性は自分であると、ロッテは自負していた。
 だからこそ、クロノに悪い虫がつかないよう、自分が見張らなければならないと思っていた。

 クロノは、ロッテたちの教育以上に自分を律していた。
 幼い子供とは思えないほど、自分に厳しい人間だった。
 それはあるいは、父の死によって、自分がその後を継がなくてはならないという思いからだったのか。しかし、クロノは直接父の死に立ち会っていない。

 前回の闇の書事件のとき、クロノはまだ3歳。もちろんいかに艦長といえど幼い子供を作戦行動中の自艦に連れてくることはできない。
 自宅で、ベビーシッターに世話されていた。
 クライドの殉職は、彼女にまず知らされたはずだ。それを、クロノが横で聞いていた可能性はある。
 しかし、リーゼ姉妹との修行の間、クロノは父のことをほとんど口に出さなかった。

 あるいは強がりだったかもしれない。父の仇をうつために、というある意味青臭い科白を吐くのが恥ずかしかったのかもしれない。
 とはいえ、ロッテとしては、せめて修行を終える最後の夜くらいは、ご褒美をあげても良かったと思っていたが──、もう、過ぎてしまったことである。





 定時で仕事を切り上げ、帰宅したリンディは、しばらくぶりに戻って静まり返っている自室へ入った。
 今日はエイミィは艦船オペレーターの研修に出かけているため、こちらの帰りはもうしばらく遅くなる。
 鞄を部屋の床に置き、ため息をつく。

 別に今に始まったことではないが、クロノがよそよそしくなってどれくらいになるだろうか。
 確かに、実の母親とはいえアースラ艦内では上司と部下という関係であり周囲への示しがある。
 しかし家の中でくらいは、甘えてきてほしいし可愛がりたい、と思っていた。
 成長するにつれてクライドに似てきたクロノに、微妙な感情を抱いたというのは否定しきれない。
 クロノを抱きしめると、まだ結婚する前、付き合い始めた頃のクライドに抱かれているような気分になる。
 今はもう、クロノは自分からリンディに触れてはこなくなった。

173 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/15(日) 09:44:42 ID:i/VlvjJw
 思春期を迎え、女性に対する恥じらいが生まれてくる頃だというのはわかる。だがそれでも、クロノに触れたい。
 クロノを抱きたい。クロノに抱かれたい、とさえ思う。

 実のところ、今日の仕事中でさえ、執務室の椅子に座りっぱなしではそういった雑念が生まれ、尻の下が疼いてしまっていた。

 帰宅したばかりで、他の家事もせずにいきなり何を、と思いながらも、リンディは上着を脱ぎ、管理局制服の夏服を無造作に脱衣かごに放り込みながら、化粧台のいちばん下の引き出しを開けた。

「クロノ……こんなふしだらな母さんでごめんね……」

 ありありと思い出せる。幼い頃、赤ん坊のクロノを胸に抱き、授乳した。大きく勃起して張った乳首に吸い付くクロノの表情を今でもあざやかに思い出せる。
 その頃の、クロノはまだ面影を残している。
 男の子は、いつまでたっても、母親にはその面影がわかる。

 引き出しの中に入れていた、男性器を模したソフトシリコン製のバイブレーターとローションのボトルを取り出す。
 ストッキングを太もものところまで下ろし、やわらかな陰毛に包まれた秘所をあらわにする。そっと毛を揉んでから、指を鼻に近づけて臭いをかぐ。
 帰宅したばかりで洗っていないので、少し蒸れた臭いがする。

 やや逡巡し、ブラウスも脱いで、下着だけになる。
 着たままやったら汗で濡れてしまうし、どうせ着替えるのだから脱いだまましてみよう、と思った。

 よくエアコンの効いた冷涼な空気に、豊かな乳房の肌が気持ちいい。
 脱いで、裸になりたい。裸で、クロノと触れ合いたい。エイミィが居ないときなら、クロノと、裸でずっと過ごしてみたい。
 裸で寝起きし、裸で食事をし、裸で家事をし、裸でくつろぎたい。
 恥ずかしがらないで、母さんだもの、あなたの身体はもう全部知っている。
 だから、母さんの身体も全部あなたに知ってほしい。

 バイブにローションをまんべんなく塗り、先端を使って股間にも塗り広げる。
 もう待ちきれず、よく使い込んで発育したクリトリスが陰唇を押しのけて勃起してしまっている。
 同年代の少女の身体を見るだけでは想像もつかないだろう、リンディのような大人の熟女なら、これほどまでに肥大化した性器がこぼれ出るのだ。
 しばらく入り口で襞をこね回し、そしてついに意を決してゆっくりと、自らの媚口へ作り物の男を挿入する。

「んっ……あぁっ、ふう……クロノ、クロノ、あなた、こんなに大きくなったの……」

 魔法学院の初等部に入ったばかりの頃までは一緒に風呂に入っていたので見たことはあるが、大きくなってからはクロノは恥ずかしがって見せてはくれなかった。
 今のクロノは、ペニスはどれくらい発育しているだろう。もう包皮は剥けただろうか。

 家に自分しかいないとわかると、声を出したくなる。自分の痴態を、声に出して実感したくなる。
 声に出すことで、気持ちが高まる。

「クロノっ、あぁっ、母さん、かあさんさびしいの、クロノ、でもっ、でもこんなことしちゃいけないのよ、クロノぉ……いやぁぁ……
あなたの部屋の鍵、合鍵は私も持ってるのよ、夜、あなたが寝ている間に部屋に忍び込んで、あなたをっ……!
ううん、はぁっ、クロノ、ふぁっ、クロノだめっ……!だめよぉ、母さんとスるなんて!」

 もちろんわかっている。
 リンディの想像するシチュエーションでは、寝ている間に母の部屋に忍び込み、母の寝姿を見てオナニーするだけでは我慢できず、ついに母に襲い掛かってしまうクロノがいる。
 クロノがそんなことをするかといえばだが、そういうシチュエーションは燃える、とリンディは思った。

174 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/15(日) 09:45:41 ID:i/VlvjJw
「だめよ、だめよクロノ、私たち親子なのよ!だめっ、そんな、いや、いや、入れちゃあ……!だめっ、ああ、ああ……!
そんなっ、あぁ、あぁ私、わたし、息子のチンポ挿れられちゃう!息子のチンポ挿入されておかしくなっちゃう!
クロノ、あぁ、だめぇ、か、母さんの胸、そんなっいやぁ、だめ、お乳、でるのぉ、吸っちゃいやぁ、あぁぁ……ん!んっ!
いやぁぁあぁっ!!だめクロノ、だめ、駄目、だめぇ抜いて、ぬいてぇっ!出しちゃ、だしちゃだめ、だめよっ!
だめ、クロノ、精子、中で出されたら、わたし、私妊娠しちゃう、種付けされちゃう、実の息子に種付けされちゃうぅぅ!!」

 言葉に出しながらも、リンディは自身の膣へのバイブの抽送をやめない。クロノに無理やり中出しされるというシナリオだ。
 待ちきれないようにブラジャーを無造作にもぎとり、手のひらを張り付かせるように乳房を揉み、搾る。
 ぱんぱんに張った乳首が、空気に触れてひんやりとし、膨れた乳輪の周囲がじっとりと汗ばんでいる。
 リンディは今でも、わずかだが母乳が出る。乳首から浮き出た白い滴を指にとり、舐める。わずかな甘味と苦味が混じった、人乳の味。
 クロノに吸われたい。自分で搾るだけではもう満足できない。

 股間から発せられる、愛液と空気が混ざる粘った音に、低くうなるバイブのモーター音が重なる。
 人工的な音。それでも、できるかぎり聴覚を振り絞り、本当に肉棒を入れられているように感じようとする。

 ベッドに仰向けに倒れこみ、正常位でするように腰を突き出し、尻を持ち上げて脚を広げたとき、ビリッ、とストッキングとパンティが破れる音がした。
 繊維がちぎれる音に、自分の中の何か、道徳的な何かも音を立てて壊れたような気がした。

「いやっ、いやぁ、いやぁクロノ、やめて、母さんなのよ、私、クロノぉっ!
はぁっ、はぁっ、私自分の、実の息子にチンポ挿れられて感じちゃってる、実の息子にチンポ挿れられてイッちゃうぅ!
クロノ、だめ、できちゃうわ、抜いてお願い、外にせめて外にっ、お願い、もう抜いて、抜いてぇああぁ……いやっ、いやあぁ……
いけないのぉ、私たち、近親相姦しちゃってるぅ、いやぁぁ……クロノにぃ、実の息子の、息子の精液だされちゃってるぅ、あぁぁ、クロノ……
私のかわいいクロノ、クロノ、わたし、あぁっ……クロノ、あなたは私のものよ……ずっと、ずっと……」

 瞬間的に頭の中の血管が、張り詰めて血圧が上昇したように感じた。
 乳首から垂れた母乳が、ぴんと上を向いて張った乳房に白いミルキーウェイをつくり、ベッドに数滴が染みこんでいる。

 欲望。

 これまでずっと、抑圧していた自分の欲望。それは、クロノとの母子相姦の欲望。
 リンディのオナニーのイメージの中でクロノは、嫌がる母を無理やり押さえつけ、いきり立ったペニスを膣へ突きこみ、子宮にぴったり亀頭をめり込ませて射精した。
 精液が、直接子宮口へ流れ込むイメージをつくった。そうして、悲鳴を上げて哀願しながら息子に犯される自分を想像してオナニーした。

 男の子なら、まず最も身近な女性である母親を意識するはず。
 自分で言うのもなんだが、この年齢の割にはスタイルには自信がある。
 クロノとて男だ。健康な男子なら、女性の肉体への欲求はあってしかるべきだ。
 リンディをして、驚くほどにクロノはそういった欲求をねじ伏せていた。
 そんなクロノなら、いざその理性の箍が外れたとき、発散される性欲は凄まじいものになるだろう。想像するだに、子宮が疼いてしまう。

 襲われたい。レイプされたい。実の息子に、犯されたい。
 そして目くるめく性欲の暴力の奔流を浴びて、自身が孕み産み落とした男と共に、許されざる禁忌に堕ちてしまいたい。

「クロノ……あなたの立派になった姿を見たいわ……そして、私も虜にして……ねえ、クロノ……」

 いつもなら、すぐにローションを洗い落とすためにバスルームへ行くが、今夜は、しばらく余韻に浸りたい気分だった。
 母と息子の、禁断の関係。せめてわずかなプライベートの時間でも、そんな妄想に耽ることを許してほしい。
 次にクロノと会うときは、きちんと普通の家族として母親として接するから──。

175 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/15(日) 09:46:20 ID:i/VlvjJw
 カリムが教会の仕事に戻っている間、クロノは執務室の奥にあるカリムの私室で待たされていた。
 今夜、何かを催すとカリムは言っていた。
 どうにも記憶がはっきりしないが、きっと、それは淫靡なものなのだろう。想像すると、股間がむずがゆくなってしまう。

 いつもカリムが寝ているベッド。
 質素なつくりながら、布団はよく手入れされ、中綿もたっぷりと空気を含んでいる。
 そっと手をつくと、含まれていた空気がふわりと舞い上がってくる。

 女が寝た布団の匂い。

 ごくり、とつばを飲みながら、クロノは浮き上がったような足取りでベッドにうつぶせた。
 そのまま、腰を前後させ始める。ズボンの中で、硬くなった自身が、敷布団にこすりつけられる。

「……はぁ……、はぁ……。騎士……カリム……。カリムさん……──」

 目を瞑り、カリムの姿を思い浮かべる。
 教会で着る騎士服は、古代ベルカの伝統的なデザインで、立体的な縫製のために金属製のプレートが縫いこまれている。
 体形を整える機能を持った服は、理想的なシルエットを作りながら、その中で女体を拘束している。
 拘束を解かれた、カリムの本当の肉体を見たい。この目で、見たい。

「カリムさん、カリム……さん……」

 腰の動きが大きくなり、ベッドがきしみ音を発する。
 カリムの、コルセットで固められたウエストと、ロングスカートで隠された脚。
 アインスのように素肌を出さず、しかしそれでいてスカートの下には艶かしいガーターベルトの下着とストッキングを穿いている。

「はぁっ、う、か、カリムさん……っ……!」

 規則的なきしみ音に、絨毯を打つ音が混じり、クロノは心臓がすくみ上がるような感覚で身体の動きを止めた。

 振り返ったらいけない気がする。でも、振り返らずにはいられない。
 ベッドにうつぶせたまま部屋の入り口に顔を向けると、参拝客の応対を終えて礼拝堂から戻ってきたカリムが立っていた。

 あわててクロノがベッドから身体を起こし立ち上がろうとするのと同時に、カリムは歩みを速めてクロノに向かってきた。
 絨毯を打つ、カリムの靴のヒール音が響きを強める。

「っ!」

 逃げ出そうとするクロノを駆け足で押さえ、その勢いのままカリムはクロノの顔を叩き、ベッドに再び張り倒した。
 身体を横に倒して痛みをこらえるクロノに、さらに左手で胸倉をつかんで引き寄せ、頭の後ろをひっぱたく。

「……なにを……、しているのよ」

「ご……ごめんなさい」

「ごめんなさいじゃないわ!貴方、いったい何を考えてるの!ここをどこだと思ってるの、私の寝床よ!?それを、貴方は……!
そういう人間だったの!?クロノ君、貴方はそういう人間だったの!!」

「ごめんなさい……カリム姉さん……」

 目を合わせられない。
 本当にいったいどうして、こんなことをしてしまったんだ。頭がおかしくなっていたのか。
 性欲の赴くまま、カリムのベッドでオナニーをしてしまうなんて、どういう思考でその行為に至ったのか、クロノは本当に思い出せなかった。

176 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/15(日) 09:47:06 ID:i/VlvjJw
「クロノ君……待ちきれなかったの?」

「……え?」

「今夜、言ったでしょ?みんなで、遊びましょうって。そのときになったら、もう何も我慢せず好きなだけできるのに……。
クロノ君、大丈夫?私の声が聞こえる?クロノ君」

「は……、はい、カリムさん」

 隣に座り、クロノの身体を抱き起こす。そっと頬をさすり、痛みを和らげる。
 しばらくそうしてから、クロノを胸に抱きこみ、静かに、ベッドへ横たえた。

 ベッドに仰向けになって手を広げるカリムの姿。
 しっかりしろ。クロノは自分にそう言い聞かせ、意識を保とうとした。
 また、自分が何をしているのかわからないまま、うつろな行動をしてしまう。

「……クロノ君?」

「……ごめんなさい……カリムさん、僕はできない……」

「クロノ君、どうしたの」

 顔を伏せ、クロノはカリムの胸にくずおれた。
 このままのしかかってくると思っていたカリムはやや虚をつかれ、顔を起こして胸の上のクロノを見下ろす。

「自分が何をやっているのかわからなくなっちゃう、怖い……自分が何をするかわからなくなって、もしかしたら、みんなにひどいことをしてしまうかもしれない……
僕は、僕はいったい……どうしたらいいんですか……このまま、本局に、帰るのが……怖い……です……」

 変わりつつある、とカリムは感じた。
 その直接的な引き金はアインスだ。彼女と交わったことで、クロノもまた闇の書に侵食されつつある。
 闇の書の力は人間の精神にさえ及ぶ。わずか14歳のクロノには、それに抗うことすらできないだろう。

 アインスが何を求めている。
 クロノ、そして彼の父、クライド。この二人の男に、アインスはどういう感情を抱いているのだろう。

 どちらにしろクロノとアインスの間柄に対してはカリムは無関係である。アインスとはまったくの別に、クロノと関係を結んでいる。
 しかし、クロノがカリムの誘いに応えたのがアインスの影響によるものならば、クロノは自分のやっていることに、確たる実感を得られていないだろう。
 人の心を狂わせる悪魔のような誘いに乗り、前後不覚のまま女を抱いてしまった。
 そういう感覚を得ていても不思議ではない。

 カリムは身体を起こしてベッドに座りなおし、泣き伏せるクロノを抱きすくめた。
 女の身体に触れることさえ怖がっている。性欲に翻弄される自分が怖くなってしまっている。
 そっと、丁寧に、少しずつ、小動物の警戒心を解くように抱きしめていく。

「クロノ君……。男の子はね、大人になると、身体にあたらしい力がつくの。もう何度も出しててわかると思うけど、子供の頃には出なかった、精液が出るようになる。
これが出たら、大人の身体になったってことなのよ。それにしたがって、身体は、色々なホルモンとかでね、精液を出すように働きかけるのよ」

「でも……それだったら、どうしてこんなに……心が、乱れてしまうんですか?周りの、大人の人たちはみんなそんなふうには全然……」

「これはね、人間も自然の中に生きているいのちだっていう証なの。人間だけが特別じゃないのよ?生き物として、命あるものとして当然の本能なの。
だから、無闇に怖がることはない。適切に、処理していけばいいのよ。それは全然恥ずかしいことじゃないのよ。
抑圧からは、何も生まれないってのは──そういうことだと、私は思う。だって、セックスをしなかったら子供は生まれないんだから、命を繋いでいけないわよね?」

177 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/15(日) 09:48:06 ID:i/VlvjJw
 脳と下半身は別物というのか、クロノはすっかり消沈して項垂れながらも、股間はまだ勢いよく勃起が続いている。
 思春期男子の性欲とはこれほど凄まじいものなのだと、おそらくクロノはまだ自身の変化を受け止めきれていない。
 アインスの影響もあるのだろうが、だとするならいずれにしろ、クロノは彼女の餌になる運命が待っている。
 アインスは、クロノの文字通りの命を欲している。
 闇の書が、肥大したシステムを自己増殖させるように分裂させ、新種の生命としての機能を手に入れようとしている。
 それはもはや闇の書が人工物の範疇を超越しつつあることだった。

 ヒト、すなわち現生人類たるホモ=サピエンスに代わって生態系の頂点に立ち、新たな知的生命として闇の書が次元世界に君臨する。
 彼女は、アインスはそのために生まれた。

「セックスは、子供を作るそれだけじゃない、愛を深め合うためにする。クロノ君も、アインスさんと身体を重ねたとき、とても幸せだったでしょう?
幸福感を得ることで、互いに、パートナーへの愛情を深める。それは人間という生き物のありのままの姿だから、何も、恥ずかしがることはないわ。
アインスさんと幸せになりたい、なら、怖がらなくていい。もちろん、私とでも──ね?」

 クロノの背中とうなじをゆっくりと撫で、語りかける。
 騎士服ごしに、乳房に、静かなクロノの息遣いが当たるのをカリムは感じていた。
 大人と子供の境界線上に立っている、不安定な男の子。とても気難しくて、いじらしくて、可愛い。

 今、アインスが──闇の書がターゲットにしているのは、クロノとフェイト、リンディ、エイミィ──手近なところでいえばこれくらいだろうか。
 闇の書の持つ力は、一種のフェロモンのようにふるまう。
 ヒトに対して内分泌かく乱を行い、生命回路に働きかけ、身体能力の向上と、性欲と精力を増進させる。
 これらの事実はもちろん、機動一課でさえまだ解明してはいないはずだろう。あるいはグレアムならば、アインスの口から直接聞く機会があったかもしれない。

 いずれにしろ、闇の書の目的とはもはや現生人類を餌として喰らい尽くすことである。
 リンカーコア蒐集はその一環だ。現生人類の、人間を人間たるものとする最も根源的なメモリーを手に入れ、智恵を集約する。同時に、ヒトをその内部から作り変えていく。
 守護騎士システムは、そのプロトタイプの意味合いもある。

 自分たち聖王教会も、過去にはこの闇の書に対抗する目的があるにはあった。
 今は都市部が広がってきたが、山の奥の森の奥の、古代ベルカの極北の隠れ里で、王たちの血統を濃くしてきた。
 カリム以外にも、そういった、インブリードを重ねて超人的な能力を得た者はいる。彼らは古代列強の諸王の子孫として、レアスキルを発現させる形で生まれてきている。

 クロノを優しく抱きながら、ごめんね、とカリムは耳元でささやいた。

「辛かったら、いつでも私に言って。貴方の手伝いをしてあげるから──」

 そっと騎士服の襟元を開き、胸を出す。
 クロノを、包んであげたい。カリムの素直な想い。

「何度でも、出していいから──もしみんなの前に行くのが辛かったら、私のベッドは“使っていい”から、夕餉のスープは持ってきてあげる。
夜にはまた、会いましょう──」

 再び、カリムはクロノの熱くなったモノを、乳房で包み、挟んだ。
 クロノは浮つく意識で受け入れる。自分の身体に起きた変化を、次第にでも、受け入れていく。
 それがカリムや、アインスの想いに応えることだと、思い始めていた。

「騎士カリム──僕は」

「いいの。私たちは心から、貴方に奉仕する──」

 出せば出すほど、クロノの精力は成長していく。アインスと数え切れないほどのセックスをし、そして今日だけでも、カリムに何回射精させられたか。

 もう後戻りはできないだろう、と思う。
 クロノはもう、人間には戻れない。アインスに触れ、溶け合い、闇の書の一部になりつつある。

 かすかな寂しさは、誰に対するものなのだろう。そんな思いを飲み下すように、カリムは胸に挟んだクロノのペニスを口に含み、舌でクロノの先走りを舐め取った。

178 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/15(日) 09:48:50 ID:i/VlvjJw
 クロノの葛藤をよそに、フェイトとアルフもまた、あてがわれた宿泊室でアインスにくっついていた。
 カリムからの言伝として、今夜、クロノと一緒に寝ようと聞かされと、フェイトはまさに心躍らせるといった感じでそわそわし始めた。
 アルフも最初は迷ったが、フェイトがこれほどまでにいきいきとしているのはここ数週間珍しかったので、なし崩しに同意してしまった。

 初めての触れ合いに、フェイトは期待と不安が半々といったところだ。
 クロノのことを考えると胸が切なくなってしまうと訴え、アインスがそれは恋だと教えると、フェイトははっきりわかるほどに頬を赤く染め、恥じらっていた。

「その気持ちを、大切にしてくださいね」

「……はい」

 フェイトは、アインスの大きな胸に向かい合うようにして、膝の上に座っている。
 フェイトの体格では脚を広げないとアインスの腰にしがみつくことができず、無防備な股間を晒してしまう格好になる。
 何度も丹念に身体を撫で回され、フェイトはすっかりアインスにしなだれかかっていた。
 アルフもまた、そんな幼主人の様子を見て発情し、こちらは背中側から、アインスの髪を抱えて匂いをかいでいる。

「ハーヴェイ執務官補佐」

「アインスさん、でいいですよ」

「──私が、クロノさんに触れるのは、いけないことでしょうか」

 第97管理外世界で戦っていたとき、なのはの何気ないしぐさにクロノは動揺をあらわにしていた。
 自分が同じようにクロノに接したら、破廉恥な女と思われてしまうかもしれない。

「大丈夫ですよ。気持ちを素直に伝えれば、彼はきっと受け止めてくれます」

「──はい」

 フェイトの小さくしかし強い決意をこめた頷きに、アルフはじれったそうにアインスを背中側から抱きしめる。
 二人に抱きつかれても、アインスの大きな身体は余裕をもって二人を侍らせることができる。
 プレシアには求めても叶わなかった、安心感をもたらしてくれる抱擁。
 必要ない、と思いながら生きてきても、少しずつ、思い出していく。

 アインスはそっと、フェイトの上着を脱がせた。この聖王教会にはよそ行きの服で来たが、カリムとの謁見以外では室内では普段着で過ごす。
 薄手の黒いポロシャツを、ボタンをていねいに外して脱がせる。
 髪が引っかからないようにまとめて、襟ぐりを引っ張って持ち上げ、頭を通す。
 フェイトを脱がせてから、アインスもブラウスを脱ぐ。スーツの下に着る、シルク素材の通気性の良いものだ。
 目前に迫るアインスの大きな胸に、フェイトもさすがに圧倒されていた。アルフもかなりスタイルはいいが、アインスとは比較にならない。
 思わず、飛び込みたくなるほどの包容力。アインスはフェイトを受け入れる。

「かあ……さん……」

 口をついて出てしまった。アインスは母でもなんでもない他人なのに、思わず声に出してしまった。
 それでも、アインスは優しくフェイトを抱いてくれている。

「フェイトさん。もっと素直になっていいんです。騎士カリムのお導きを忘れずに──」

「素直な──気持ち」

 腕で胸を寄せ、フェイトの頬を乳房で挟む。アルフにも、こんなふうにしてもらったことはない。
 プレシアが、もし元気にしていれば、本当の母親に抱いてもらえただろうか。
 もう過ぎてしまったことではあるが、ほんの2ヶ月前のことである。少女にとっては、おそらく一生、胸に抱えて生きていかなければならないことだ。

179 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/15(日) 09:49:50 ID:i/VlvjJw
 もしジュエルシードが集まり、儀式が成功したとしても、その後自分が生きていられる保証は無かった。
 しかし、アリシアの思いはフェイトの中に確かに息づいていた。アリシアは自分だという認識を持てていた。
 考えてみれば不思議なことではあるが、目の前の彼女、アインスもまた、同じような意識を持っている人間だった。
 遠い世界にいる自分の分身と通じ合えると言っていた。

「抱き、あう……と……気持ち、いいです」

「はい」

「いっぱい、撫でて、触れ合って……触れ合うと、気持ちいいです。触れ合いたい……です」

 微笑み。
 穏やかで、しかし凛々しい、強い女。
 今、抱かれているこの銀髪の女には、抗いがたい不思議な魅力がある。
 触れていると、まるでヒーリング魔法をかけ続けられているように心地よい。

 自分の身体の中で、芽吹いていた何かがみるみる育って、身体が出来上がっていくように感じられる。
 急速な成長と発育とが、フェイトの身体にむずがゆい快感を生み出していた。

 ダブルサイズのベッドの大きく高い枕にアインスはゆっくりと身体を横たえていき、アルフを左手側に、フェイトを胸の上に載せて寝そべった。
 小さなフェイトの身体は、アインスの胸に完全に包まれている。

 頬ずりをし、こねるように乳房に顔を触れ合わせる。
 大きな胸に触れる欲望を、フェイトも目覚めさせつつあった。
 豊満な女体とは、それだけで人を安心させる力がある。男でも女でも、強い肉体には、強い生命としての魅力がある。

 強く育つ。

 そのためには、心をしっかり保っていなければならない。病は気からというように、精神が不安定な状態では、神経に不調をきたし結果として身体が弱ってしまう。

 触れ合いが快感をもたらすのはそのためだ。気持ちよくなかったら、身体にいい影響もない。
 触れ合うと気持ちいいから、その快感が、肉体を強め、成長させていく。

 アインスの丁寧で丹念な愛撫を受けて、フェイトは天国のような快感に包まれていた。

 背中を撫でられ、髪を梳かれ、手のひらを優しく握ってくれる。
 そのひとつひとつのしぐさと触れ合いから、アインスから生命力を分け与えられているように感じられた。
 9歳の小ぶりな尻も、アインスによく揉まれると、体内の骨盤はしっかり女性らしさを発揮し、成長して大人になって子供を宿すための準備ができていることがわかる。
 胸も、単に肉がふくれているだけではなく、子供にあげる母乳を出すために乳腺が含まれている。
 ほのかにふくらみはじめたフェイトの乳房は、フェイトが確かに人間の女性であるという証だ。

「あ……っ」

「フェイトさん?」

 思わず声を漏らし、フェイトは頬を赤らめて顔を伏せる。アインスの胸に顔を埋める格好になり、おそらく、さらに真っ赤になっているだろう。
 大きな乳房の向こう側に、強靭な大胸筋と、熱い鼓動を感じている。

180 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/15(日) 09:50:34 ID:i/VlvjJw
「恥ずかしがらなくていいですよ。フェイトさんのやりたいようにしてください……触ってもいいです。
女の人の身体は、胸には特別な感覚があるんです。胸だけではなく、腰や、お尻、それから──性器にも。それらは、生命として必要な感覚なんです。
快感を得ることで、命は次の世代へつながれていくんです。フェイトさんにも、その感覚はもちろん備わっていますよ」

 フェイトの横で、アルフもまた気持ちの高まりから、アインスの胸に触りたくてたまらなくなっていた。
 今はフェイトに教えることが大事なので我慢していたが、アインスの大きく深い胸の谷間に顔を埋めるフェイトの姿を見て、いよいよ堪えきれなくなってきていた。

 やおら、アインスは左手をシーツの中から抜き、アルフの胸に伸ばした。
 いきなり胸を揉まれたアルフは喘ぎを吐いて跳ね上がる。
 フェイトもさすがに驚いて顔を上げ、アルフを見上げた。
 アルフの、白いキャミソールの中でアインスの手がうごめき、形のよい乳房がうねるように変形しながら揉みしだかれる。

 性感を浴びている女の表情。
 一昨日の夜に見たアルフの表情、自分の股間を舌を思い切り出して舐めまわしていたアルフの表情を思い出し、フェイトはいっきに股間の湿り気が増えた。

「ひゃあ、ぁ、あぁ……あ、アイン、ス、さん……っ」

「フェイトさん。正しく愛撫すればこんなに気持ちいいんです。気持ちよく、なりたいですか?」

「うあ、あぁいやぁ、フェイト、み、みないで……ぇっ、あた、アタシ、へんだぁ……」

「アルフ……?気持ち、いいんだよね?私も、気持ちよくなりたいよ、アルフと、いっしょに」

「ひあっ、あ、ふぇ、ふぇいとっ……ん!くぅ、あ、アインスさんそんなっ、どうして、すごすぎるぅ……」

 右腕でフェイトを抱き、胸の上に載せて寝そべった体勢のままで左手の動きも制限される状態でありながら、アインスは絶妙にアルフの乳房を責め立て、片手だけで両の乳房を的確に愛撫していた。

 目くるめく性感。アルフは、人間形態への変身こそ、10代後半の体格の良い女性の姿をとっているが、実際にはミッドチルダの魔狼としてはごく若い個体である。
 肉体的には、繁殖期を迎えたばかりの、初々しい娘である。
 この年代の生き物は、人間でも動物でも、とにかく性欲の塊である。
 アルフももはや堪えきれない。

 膝をつき、脚を広げて立ち上がり、上半身をぐっと反らせ、腰を前へ突き出すようにしてアルフは達した。
 思わず振り返ったフェイトの顔に、オレンジの茂みから振り撒かれた熱い蜜が散る。

「ひぃっ!い、いぃぁっ、あぁぁぁっ……!」

「フェイトさん、よく見てくださいね……こんなに、気持ちよくなると身体が瑞々しくなるんです」

「アルフ……」

「んっ、あ、ぁっアインスさんっ、や、あ、だめ、あ、あたしっ、アタシっイク……いっ、あぁぁ!」

 乳首を指ではじき、間髪いれずに腹を撫で、ぱんぱんに張った縦筋を撫で、指を滑り込ませる。
 肉の割れ目と土手のふちをいっきに撫で上げられ、さらにクリトリスを押されたアルフはさらに身体を引き攣らせ、ごく短時間での二度目の絶頂を迎えた。

「アルフっ……は、はあっ……あ、アルフ……」

「いやぁ、だめだよぉ、だめだよふぇいとぉ……こんなっ、あたしのいやらしいとこ、あぁ、みないでぇ……」

「いやらしいことなんてありませんよ。とても、気持ちのいいことなんです」

181 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/15(日) 09:51:24 ID:i/VlvjJw
 フェイトが、性の戯れに興味を持ってしまう。
 アルフには止めることはできない。今夜、カリムが催すという夜遊び。よく知り合った皆で、秘密の逢瀬をする。
 互いに恥ずかしがることはない、生まれたままの姿をさらけ出し、交わりあう。
 まさに狼の群れの中に放り込まれた羊である。
 自分だって狼じゃないか、と、オーガズムに包まれて涙を流しながら、アルフはベッドに倒れこんだ。

 左手だけでアルフを堕とし、右手では優しくフェイトを抱き撫でる。幼い、小ぶりな尻は、しかし将来の成長の余地と芽をはっきりと主張している。
 もう5年もすれば、見違えるほどグラマーな女に成長するだろう。

 フェイトは、殊に自分を押し殺しがちである。
 それはプロジェクトFによる故人のクローンであるという自覚──あるいは前世ないし転生と表現することもできるだろう──と、プレシアの願いのためという意識から導かれた仕方のない感情ではあった。
 それでも、少しずつではあるが心のしこりはほぐれつつある。
 クロノと似ている、と思った。
 もちろん境遇は違うが、クロノもフェイトも、幼い時分に既に周囲の人間模様を見て取り、周囲に強制されたのではなくあくまでも自分から、己を引っ込める生き方を選んできたのだ。

 それがだめとは言わないが、精神の健全な発育には良くないであろうことは誰もが同意するだろう。
 クロノは、少年から青年への境目の時期に差し掛かり、なにかと不安定になりがちな心境である。
 そんなクロノにアインスは、クライドの息子であるということ以上に強く惹かれた。
 フェイトも、本当はもっと明るく楽しく生きたいと願いながら、その願いを表に出すことはふしだらだと思い込みがちなところがあった。

 この世にはもっと楽しいことがあると教えてやる。
 アインスとカリムはそれを企てていた。

「ぁっ、アインス、さんっ……なんだか、お尻の、奥のあたり……むずむずします」

 丹念に揉みこまれ、それでも、フェイトはやわらかくなった腰の奥の奥に、まだかたく凝った場所があると感じていた。
 こうなると、ここをどうにかほぐしたいと思う。こりがたまったように、むずがゆく感じる。

 そのためには──、ある、経験が必要である。

「あなたの身体はもう準備が出来ていますよ。クロノさんへ、一緒に思いを伝えましょう。そして、彼と、交わりましょう」

「……──はい。とっても、楽しみです」

 はにかみながら、フェイトは笑顔を見せた。アインスも優しく頭を撫でてやる。
 フェイトももう知識は持っている。
 あとは実践するだけだ。

 アインスに愛撫され、自らの女体を意識させられ、そしてはっきりと願いを確かめた。
 クロノと、セックスしたい。自分の初めての純潔を、クロノに捧げたい。
 それは被告と執務官という社会的な立場の束縛から解き放たれた、男と女の欲望である。





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182 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/07/15(日) 09:53:16 ID:i/VlvjJw
投下終了です

アインスさんの真実が少しずつ明らかになってきます…
クロノくんはこれから、どうなってしまうのでしょうか!?

そしてリンディさんもこの争奪戦に参戦の機会をうかがっています
あやうしエイミィさん!



カリムさんにビンタされたい(*´Д`)ハァハァ

ではー

183 名無しさん@魔法少女 :2012/07/15(日) 20:41:06 ID:HrYmq3lk
相変わらず更新はええええwww
GJでした
クロノはカリムのパイズリを堪能し、アインスは百合レズ調教に励む、なんという爛れ具合だ。
てか、最終的にクロノを物理的に喰うっぽい示唆が・・・・大丈夫かクロノくん。
まだ二期時間軸が始まってないのにこのカオスフィールド、いったい守護騎士覚醒したらどうなってしまうんだ。

てか下手すると人類滅びそうだなwww

続き待ってますぜ。

184 名無しさん@魔法少女 :2012/07/16(月) 03:07:03 ID:Gqp/YuOw
遅くなりましたが、遺書の感想を
魔導師として劣化した自分に絶望して遺書を書いたのか、
戦場に出る魔導師の心得として、遺書を認めて置いたのか分からないのが妄想を書き立てます。
凄く面白かったです。

185 名無しさん@魔法少女 :2012/07/16(月) 11:26:47 ID:.clQBHK6
>>182
乙です
やっぱりリンディさんは母乳ですよね!
猫姉妹とアインスの激突にクロノが直面したら…
ジワジワと緊張感が増してきますね

次回も待ってます!

186 名無しさん@魔法少女 :2012/07/17(火) 01:10:03 ID:HQs9iwGA
関係ないけど、クイントさんの殉職理由って何だっけ?
局内を調べてたって話聞いたような気もするが…

187 名無しさん@魔法少女 :2012/07/17(火) 01:35:05 ID:1wuhQCJI
>>186
ゼスト隊が戦闘機人の現場を押さえようとして
Ⅳ型に返り討ちに、レリック適正があるゼスト
娘に適正があったメガーヌをスカが回収したから
遺体はお墓の中だと

188 名無しさん@魔法少女 :2012/07/19(木) 03:44:23 ID:UW5WUaOg
映画見たが夜天の書に悪意のある改変が加わえられたって台詞とナハトが暴走してリインにまとわりつくとこ見て
その時の主に改変された時はもしかして嫌がるリインを触手攻めにしたのかなー?って考えるとなかなかそそる光景だと思ったよ

189 名無しさん@魔法少女 :2012/07/19(木) 04:47:38 ID:s8VVk/uE
>>188
リインの過去のエピソード書こうとするとまず名前に苦労するんだよなぁ

190 名無しさん@魔法少女 :2012/07/19(木) 09:22:26 ID:GZ5DapSU
>>188
>>171によると
エスティアのクルーたちをザーメンポンプで搾りまくったらしいな
これがナハトヴァールかな

191 名無しさん@魔法少女 :2012/07/20(金) 00:25:00 ID:5xeU8fqE
今回の映画でついに俺のボエ子さんに名前がついたんだったか
これで友達になることができるぞ

192 名無しさん@魔法少女 :2012/07/20(金) 00:31:04 ID:n525b8aw
やめろー来る日の上映会の日のために、まったく情報をしいれていないんだからー

193 名無しさん@魔法少女 :2012/07/20(金) 00:33:31 ID:e0lxdui2
それならこのスレ来るのもやめといたほうが…
自分もまだだけどある程度は覚悟して来てる

194 黒天 :2012/07/20(金) 08:27:38 ID:ABdq8wQ2
劇場版ラスボスのナハトさん、どれくらいの強さなんだろう。
というか今回、フルボッコじゃなくて各人が攻撃して追い詰める流れだったんですかね?

①最後の攻撃でナハトさん最後の抵抗とばかりに、猛反撃に移り、ユーノ君が転移魔法発動。
②無人世界で一対一の激闘。
③止めはユーノ君がクトゥグア召喚。
こんなネタを思いついた。BGMはEVILSHINE

195 名無しさん@魔法少女 :2012/07/20(金) 11:51:13 ID:2yfmG74A
>>194
いあいあロリコン探偵
やっぱ魔を断つ剣はいいなぁ。けど未だに喧しい連中もいるからそういうネタは控えた方がいいかも……
ユーノ×エロぱいリインさんその他(ぉ はいつでも大歓迎ですけどねww

196 名無しさん@魔法少女 :2012/07/20(金) 12:44:00 ID:5izofgFA
>>194
前よりももっとロボロボしいというか、実はデウスマキナ的なモノとして召喚可能だったという設定があっても驚かん

197 名無しさん@魔法少女 :2012/07/20(金) 18:22:07 ID:i9raO246
>>194
ネタバレになるから詳細な事は言わないがとりあえずTV版よりは頑張ってる
それに伴い相対的にユーノの評価が上がってる

198 名無しさん@魔法少女 :2012/07/20(金) 21:16:06 ID:PvTgRCio
クトゥルフネタは読み飛ばす

199 名無しさん@魔法少女 :2012/07/20(金) 21:33:50 ID:vv5FqBxA
つまり、クトゥルフ祭りを開催しろ、と?

200 名無しさん@魔法少女 :2012/07/20(金) 21:52:52 ID:fxdrtHS6
クトゥルフネタかまされてもさっぱり分からんからなあ
たまに混ぜ込むのならともかく

201 名無しさん@魔法少女 :2012/07/20(金) 23:55:47 ID:ZGd1kmz2
クトゥルフ大好きだから書いてくれる人いたら俺は大喜びだぜ

202 名無しさん@魔法少女 :2012/07/21(土) 03:15:13 ID:q2lrsLek
ネタバレにならない程度のネタバレ

劇場版はリンカーコアの収集シーンのなのはさんの悲鳴とフェイトの表情を愉しむアニメ
異論は認める

203 名無しさん@魔法少女 :2012/07/21(土) 04:03:26 ID:PhHlVU4w
何を吐かすか
リンディさんの活躍を楽しむアニメに決まっているだろ

204 名無しさん@魔法少女 :2012/07/21(土) 12:59:04 ID:VYt.z1Rs
ネタバレ:なのはちゃんという美少女が大活躍するアニメなの、みんな見るべきなの! 見ないとSLBなの!!


壁|ヮ・)*⌒  わかったら今すぐ劇場に行くの! あ、ただしグッズはなのはちゃんのだけ買えばいいの。

205 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2012/07/21(土) 19:45:19 ID:N4.7m8Dc
あえてコテで言ってやる

映画版の見所? はやての可愛さに決まってるじゃないか

206 名無しさん@魔法少女 :2012/07/21(土) 22:13:48 ID:klZ9Klgo
映画の見どころ?

着実にユーノとのフラグを立てていくフェイトとか。
ちなみになのはは、前回の映画からずっとユーノとのフラグが折られたまま。

207 名無しさん@魔法少女 :2012/07/21(土) 22:27:03 ID:kOavsYo2
フェイト「計画通り!」

208 名無しさん@魔法少女 :2012/07/21(土) 22:35:45 ID:Hb0oJnfM
>>206
今回の映画ではやてにもようやくユーノ君とのまともなフラグが立ったし、なのはさん危うしだ


忍「立った、立った、フラグが立った」
なのは「ぐぬぬ」

209 名無しさん@魔法少女 :2012/07/22(日) 00:06:13 ID:PZJAPa0U
なのは「フラグのいくじなし!」
はやて(たった方がええんやろうか……)

210 名無しさん@魔法少女 :2012/07/22(日) 00:19:44 ID:f/H2VLYg
フェイトさん大人になっても男の影が無いのはさすがにやばいと気付いたのかな

211 名無しさん@魔法少女 :2012/07/22(日) 01:09:29 ID:xH./UPOw
代わりになのはさんが独り身になるのか...

212 名無しさん@魔法少女 :2012/07/22(日) 01:12:53 ID:.zeQPT/k
なのはさんは一人でもたくましく生きていけそうな雰囲気があるからな

213 名無しさん@魔法少女 :2012/07/22(日) 02:12:47 ID:dSzyTJVI
支えられる側の雰囲気がほとんど無いもんななのはさん……

214 名無しさん@魔法少女 :2012/07/22(日) 03:05:44 ID:fDPVFrxM
フェイトは今更ポッと出の男とくっ付けたりしたら相当上手い描写しないとファンがうるさそうだしなぁ

215 名無しさん@魔法少女 :2012/07/22(日) 10:08:09 ID:rV6t.wpg
上手くしても発狂する奴出てくるだろ

216 名無しさん@魔法少女 :2012/07/22(日) 10:22:31 ID:xEpyb7YU
イチッ ニィッ サンシッ
「エリオ君、何を急にアップを始めてるのかな?」
「少し念入りにOHANASHIしようか?」
イヤ ガリューノショクシュホドイテェ
ラメェ フリードノデカ○○デオケチュシャケチャウ〜

217 名無しさん@魔法少女 :2012/07/22(日) 21:02:08 ID:/Dwa98kE
フェイト「なのはにはヴィヴィオっていう娘が出来たんだから私にもユーノっていう旦那様が出来ても良いよね!!」
エリオ「あの・・・」キャロ「私達は…?」
フェイト「マイブラザーあんどマイシス卿!!」
エリオ「あー…」キャロ「シス卿!?」

218 名無しさん@魔法少女 :2012/07/23(月) 01:48:03 ID:A8sCgBEE
はやて「なのはちゃんもフェイトちゃんも子供がおるしここはフリーの私が天国のリインを安心させるためにもユーノ君とくっ付くべきやと思うの。」

219 名無しさん@魔法少女 :2012/07/23(月) 02:44:21 ID:8GawvF5A
当初はヴェロッサと、と思われてのがな…

220 名無しさん@魔法少女 :2012/07/23(月) 02:54:52 ID:09j4t5JQ
ポッと出とか言われる事もあるけどロッサ×はやてのカップリングは結構好きだな

221 名無しさん@魔法少女 :2012/07/23(月) 06:49:18 ID:Ag3ZAQz6
ザッフィーの寡黙な後ろ姿に惚れるはやて、というのはどうだろう。
ザッフィーは主従の関係気にしそうだが

222 名無しさん@魔法少女 :2012/07/23(月) 14:21:34 ID:7b0i4is.
俺は書けないから誰か書いてくれないかなあ
はやてxロッサ

223 名無しさん@魔法少女 :2012/07/24(火) 01:37:58 ID:jv4UzS5w
いい加減ヴェロッシャ(ヴェロッサ×シャッハ)をだな………

224 名無しさん@魔法少女 :2012/07/24(火) 08:44:53 ID:CGom4Ytc
>映画見たが夜天の書に悪意のある改変が加わえられたって台詞とナハトが暴走してリインにまとわりつくとこ見て
その時の主に改変された時はもしかして嫌がるリインを触手攻めにしたのかなー?って考えるとなかなかそそる光景だと思ったよ
というかヴォルケンズ誕生の経緯を妄想したら

ザッフィー→「夜天の書」主が獣人の村狩りをして、捕らえた獣人を薬とかで狂わせてリインとまぐわらせて孕ませて誕生。
守護騎士三人→捕虜の女騎士を捕らえて「夜天の書」の中に取り込ませる。
取り込まれた後、性欲処理用に男達に陵辱される。
こんなのを思いついた。
こういう地獄の日々を送るうち、レイプ目になっていくアインス。
書けたら面白そうですが只書いている方としてもキツイ

225 名無しさん@魔法少女 :2012/07/24(火) 21:32:03 ID:EZ.DJo.E
おい! はやくそれを書く作業に移るんだ! はやく! はやく!

書けよおい! いや、書いてくださいお願いしますどうか、どうか……みたいですそれ。

226 名無しさん@魔法少女 :2012/07/24(火) 22:21:13 ID:nZ.PSvmk
実は今書いてるんだけど・・・紫天ファミリーの扱いがね。
彼女達が先に取り込まれて、次に防衛プログラム=ナハトさんでいいんだろうか。
多分、ナハトさんの中に彼女達もいる訳で・・・設定のすり合わせが難しいですバイ。

227 名無しさん@魔法少女 :2012/07/25(水) 01:06:50 ID:7Tyhnw6c
空白期をマトモにやったら、ヴェロッサってかなり活躍しそうなキャラなんだけどな
それこそ、はやてから見て一番接触の多い男友達でも不思議じゃないし
その辺をすっ飛ばして仲良くなった状態で現れるから、ぽっと出扱いされてしまう

228 名無しさん@魔法少女 :2012/07/25(水) 02:11:54 ID:kQzTurkY
そういや仮にはやてが結婚したとしてヴォルケン達はどうするんだろ?
新婚の主に気を使って二人っきりの新婚生活の邪魔にならないように家を出るのか
それともそのままなのか・・・

229 名無しさん@魔法少女 :2012/07/25(水) 02:25:35 ID:xzbJUfOU
>>228
小姑になって旦那をいじめる役
そこからかばうはやての好感度を上げる作戦

230 名無しさん@魔法少女 :2012/07/25(水) 08:14:45 ID:UReTJw8g
>>224の考えたザッフィー誕生経緯から
リインがヴォルケンを孕んでは出産、を繰り返して壊れていく構図が思い浮かんでしまった

231 名無しさん@魔法少女 :2012/07/25(水) 19:09:00 ID:VShEH49U
犬状態のザフィーラがシャマル達産むという構図

232 名無しさん@魔法少女 :2012/07/25(水) 22:00:50 ID:atlnGZlc
ナハトを見てパイルバンカーを思い描いたオレは最低野郎。
触手付きパイルバンカーってなんだよ。何処にぶち込む気だよ。

233 名無しさん@魔法少女 :2012/07/25(水) 23:58:39 ID:geehMiVA
触手パイルバンカー……触手を勢いよく撃ち出すんか
完全にひぎぃ要員だな

234 名無しさん@魔法少女 :2012/07/26(木) 01:52:16 ID:NS3nHBn.
>>230
最高だなそれ・・・

235 名無しさん@魔法少女 :2012/07/26(木) 13:13:42 ID:aIoGtWF2
大学で生物系やってるせいで触手=エロ というネタがあんまり理解出来ない俺惨状
だって触手って本来『手』であって、大抵の触手持ってる生き物には『その手』の用途ではない訳で…
ある種のタコにしたってその用途の触手みたいなモノはメスに切り取られる(再度生えてくるけど)運命な訳で…
触手で絞め殺したり引きちぎったり針指して毒注入して麻痺させて食べたり
そういうシチュに脳内変換されてしまう…

236 名無しさん@魔法少女 :2012/07/26(木) 22:42:13 ID:Ab9S/zJU
つまりたくさんの手で愛撫してくれるってことか

237 名無しさん@魔法少女 :2012/07/26(木) 22:45:13 ID:NHO9W58s
>>236
おまえは本当にww
すげえ(ここでは普通?)な解釈の仕方だなwww

238 名無しさん@魔法少女 :2012/07/27(金) 09:57:34 ID:xnzqp46U
映画冒頭のハラオウン家お引っ越しシーンで
あのあとリンディさんがアルフを誘って業者の方々を性的に喰う展開を即妄想したのは
絶対俺だけじゃない

239 名無しさん@魔法少女 :2012/07/27(金) 10:03:22 ID:2.RbGXAc
マテリアル達で調教ものとか考えてみた。eraみたいな感じで適当なシチュで3人とも捕らえてそこから調教開始。
まず最初は個別での調教で、好奇心の強そうなレヴィからセックスにやみつきにさせる。
その次にシュテルを調教。じわじわと落としていって「理のマテリアルである私がこんなことで…!」みたいな感じで。
最後が王様で、プライドが強く中々堕ちない王様を助手にしたレヴィとシュテルも使って調教する。
最終的にプライドもなにもかも捨てておねだりしてくるようになった王様と4Pを楽しむという話。
あれ?ユーリはどこいった?

240 名無しさん@魔法少女 :2012/07/27(金) 10:15:34 ID:210tUJ4c
>>239
全裸で待機するわ

241 名無しさん@魔法少女 :2012/07/27(金) 12:11:13 ID:tme4CIBE
>>238
俺はやたらとリンディさんにデレたり頬赤らめたりするアルフを見て、1stからの間に喰われちゃったんだろうなって思ったよ。
あとザフィとヴィータが来てやっと「ちょっとマズいかしらね」みたいな事言ってたの見て、シグナム1人くらいなら恐るるに足りないのかと、炎属性なのにリンディさんに氷で動き封じられて、夫を奪われた恨みを(性的に)ぶつけられるシグナムを妄想した。
あの時デュランダル、ストレージの癖に小粋な受け答えしてたけど、映画版だとインテリに変更とかなってないよな?

242 触手「統べ子ちゃんprpr」 :2012/07/27(金) 17:39:58 ID:2.RbGXAc
マテリアルの調教物は難易度が高いので、ディアーチェが触手でprprされるのを書いてみた。
触手凌辱注意!

243 触手「統べ子ちゃんprpr」 :2012/07/27(金) 17:40:45 ID:2.RbGXAc
音が聞こえる。何なのかは理解できない、粘り気のする音が。
いったい何の音だ? いやそれより自分は今どこにいる? 何も状況を把握することができない。
気を抜けば消えてしまいそうな意識に渇を入れて辺りを見回す。
そうしてようやく、自分を取り巻くおぞましい現状を目にすることができた。

「な、何だこれは……」

それはうねうねと動く、長く伸びた突起のようなもの。ある種の動物が獲物を捕らえるために使う触手と呼ばれるものだった。
表面からは粘液を分泌しており、それが光を反射してさらに嫌悪感を煽っていた。
その触手がディアーチェの手に、足に、胴体に絡みついて動きを封じていた。

「ええい!……放せ、放さんか!……こんなことをしてただで済むと思っておるのかっ!?」

そう叫ぶものの相手は一向に聞きいれる様子がない。いやそのような知性があるのかも謎だ。
いったいこの触手は何なのだ。何の目的で自分を拘束しているのか。
既に周りは触手で覆われ生き物の腹のなかにいるような光景だった。

244 触手「統べ子ちゃんprpr」 :2012/07/27(金) 17:42:07 ID:2.RbGXAc
そもそもどうして自分はこんなところにいるのだろうか? 
確か自分は死触の調査をしていたはずだ。
そして……そうだ、不意を突かれて原住生物に襲われたのだ。
それを撃退こそしたものの、次から次へと新手が現れて転移魔法で撤退をしようとしたのだ。
だが魔法が発動する直前に攻撃を受けて転移の座標がずれ、本来とは違う場所に飛ばされてしまったのだった。
そんなことを考えていると触手がディアーチェの服の中に入り込んでくる。

「くっ……」

肌の上を触手が這いまわる感覚が例えようもなく気持ち悪い。
魔法を使って脱出しようにもデバイスはどこかに消え、魔力も先ほどの戦闘で消耗しきっていた。
このまま絞め殺されてしまうのか。そう考えて焦るものの脱出する方策が見つからない。
しかしすぐに違和感に気付く。触手の動きはまるで体を撫で回すような動きだったのだ。
胸や秘所をまるで愛撫するかのような動き。

性に関する知識が豊富というわけではないディアーチェだが、この触手が何を目的としているのかを薄々と感じ取ってしまった。
しかしその想像を受け入れることなどできるはずもない。

「や、やめろ!この、放せ!!」

そういって触手を振りほどこうとしても緩む気配すら感じることができない。
触手が目の前に寄ってくる。赤黒い触手は先端に割れ目があり、そこから液体がにじみ出ていた。
それはまさしく男性器そのものであった。

「あ、ぁぁ……」

少女はこの状況に恐怖していた。今まで強敵と戦っても恐れることなどなかった。
しかし自分がこれからされるであろうことに、女性として恐怖を感じずにはいられなかった。

245 触手「統べ子ちゃんprpr」 :2012/07/27(金) 17:43:19 ID:2.RbGXAc
今までこちらを静観していた触手がディアーチェの体に次々絡みついてくる。
細い触手が服の中に入り、その幼い胸に、その先端にある乳首を舐めるように責めてくる。
おぞましい粘液を体中に塗りつけられる。

「はぁ……ん、くぅ……」

体が熱くなってくる。粘液に媚薬の効果が含まれていたのだろう。
耐えようもないほど嫌悪感があるのに、快感を抑えることができない。
細い触手は巧みに動いては、快感を脳に送りこんでくる。

「やめ、やめろ、我に触るな……ひゃっ、あ、あぁっ」

言葉にも力が入らない。体から力が抜けて頭も回らなくなってくる。
触手がディアーチェの可愛らしい下着を脱がし、秘所が触手達に晒される。
その秘所が感じる外気の冷たさで朦朧としていた意識がはっきりする。
胸を愛撫していた触手より何回りも太い触手が自分の大切な部分に触れていた。

これから何をされるのかを理解したディアーチェが青ざめる。
先ほどまで感じていた快感も恐怖によって意識の外に追い出される。

「ま、待て!貴様本気か?!くそ、いい加減にしろ!放せ!」

必死になって抵抗して声を荒げるが、そんなものが触手に届くはずもない。
こんな化け物に自分の初めてを奪われたくなどない。
普段は堂々としていても少女らしい感性を持つディアーチェにとって、それはまさしく絶望を感じさせることだった。

246 触手「統べ子ちゃんprpr」 :2012/07/27(金) 17:45:00 ID:2.RbGXAc
何本もの細い触手が秘所に辿りつき、閉じた割れ目を強引に開かせる。

「ひっ!?あ、や、やめ……」

そのとき感じたのは恐怖か羞恥か。触手はそれを判断する猶予など与えずに迫ってくる。
大きく開かれた穴の入口に太くて赤黒い触手が狙いをつける。
理不尽な現実によってディアーチェの心は折れる寸前まで追い込まれていた。
いつも彼女が纏っている不遜な態度など、もうどこにも感じさせない。
そこにいたのは体の震えを抑えることのできない、か弱い一人の少女でしかなかった。

「た、頼む。それだけは……それだけは許してくれ……」

ディアーチェは必死になって懇願するが効果などあるはずがなく、逆に触手が勢いを増したようにすら感じた。
触手は先端から出た媚薬入りの先走り汁をディアーチェの入口にゆっくりと、そして丹念に塗りつける。
こんな状況だというのにその行為に刺激を感じて甘い声がもれる。

「んあっ!?あっ、やっ、ん……んうっ……」

あたりに粘膜がねちゃねちゃといやらしい音を立てる。
体から力が抜けていく。理性ではこの後どうなるかわかっているのに、抵抗しなくてはいけないのに力が入らない。
触手は獲物が弱ったことを見逃さず、十分に濡れた先端を少女の秘所に押し込んでいく。

「あっ、いやっ、やめろぉっ!」

ディアーチェの体をゆっくりと、しかし着実に触手は浸食する。
幼い少女の体には大きすぎる触手が狭い道を強引に突き進んでいく。

「あああぁぁぁぁっ!」

体を内側から引き裂かれるような痛みに叫び声が出る。
触手はその声を伴奏にして少女の一番大切な場所を汚していく。

「ひぁ……あぁ……や、いぎぃっ!?」

自分がどうなっているのかわからない。膣からの強烈な刺激に涙がこぼれていく。
だがその頭が壊れそうな衝撃が和らぐ。触手が何かの抵抗を受けたかのように動きを止めていた。

「あ……え……?」

何故止まったのかわからず混乱する。気が変わって自分を犯すのを止めたのか?
そんな儚い希望が脳裏に浮かんだとき、触手がピクリと動いた。

247 触手「統べ子ちゃんprpr」 :2012/07/27(金) 17:46:27 ID:2.RbGXAc
「ひいっ?!」

自分の体の中にいる触手が何かにぶつかって動きを止めていることにディアーチェは気づいた。
そしてそれが自らの純潔の証だということも。
進むのを止めていた触手がもう一度動き出すのを感じる。もう止まるつもりなどないことをディアーチェは本能的に理解した。

「そこはっ!!それだけはやめろぉぉっ!!」

叫び声が虚しく響く。触手は容赦なく処女の証を奪っていく。
ディアーチェは痛みと破瓜の衝撃でそれをいやおうもなく実感してしまった。

「あ、ぁぁぁぁぁぁ……」

自分を繋ぎ止めていた最後の一線が切れてしまったように感じた。
だが触手はディアーチェのそんな心の動きなど意に介さずさらなる凌辱を続ける。
処女を奪った勢いのまま怒張を押し込んで少女の最奥を目指していく。

「ひっ……うぁ、ああぁああぁぁ……!」

そして遂に亀頭が子宮の入り口に到達した。少女の小さな膣は触手によって埋め尽くされたのだ。

「はっ……はぁ……はぁっ……」

少女の膣には不釣り合いな大きさのモノが入り込んだことで、呼吸をするのも苦しかった。
無意識のうちに何度も大きく息を吸って少しでも苦しみを和らげようとする。
そうして冷静さを少しでも取り戻せば、嫌でも入り込んだ触手を意識してしまう。

「ううっ、こんなものに……」

こんな気色悪い化け物に処女を奪われた自分が果てしなく惨めだった。
自分のこんな姿を見られれば仲間たちはどう思うだろうか?
そんなことを考えて絶望しそうなディアーチェを尻目に触手が再び動き始めた

248 触手「統べ子ちゃんprpr」 :2012/07/27(金) 17:49:09 ID:2.RbGXAc
「くっ、ぁ……っ、ん……」

触手はゆっくりとその身を引き抜いていき、そして先端が膣の入口まで辿り着いた。
このまま引き抜かれるのか、とディアーチェは安堵し、それを裏切って触手は勢いよく子宮口にまで叩き込まれた。

「ああぁああぁぁあぁぁ―――――――!!」

押し込まれた触手はまた引き抜かれ、そして再び膣を犯し続けていく。
触手はそれを何度も何度も繰り返し、その度にディアーチェの叫び声が響いていく。

「いたっ!痛い!!やめっ、止めろ!!お願い!嫌ぁ!!」

怒張が幾度も叩き込まれていく内にディアーチェは叫ぶ気力すら失い、うめき声を上げるだけで精一杯になっていく。

「あっ……はっ……くぅっ……」

そして遂に触手に限界が来る。
ディアーチェの狭い膣壁を何度も往復する内に一回り大きくなった触手は、子宮口に最後の一突きをする。
子宮口を乱暴に抉った亀頭はぶるりと震え、ディアーチェの最奥でその精液を放った。
びゅるりと、子宮に大量の精液が注がれていく。

「くうっ!?あっ、つ……何、を……?」

今までとは違う感覚に、最初ディアーチェはそれを理解することができなかった。
だがすぐに子宮に大量に注がれるそれの正体に思い至ってしまう。

「やめろっ、射精すなっ!!我の膣内に射精すなぁぁっ!!」

既に尽きたと思った気力を振り絞り、声を荒げて抵抗するも触手の精液は止まらない。
ディアーチェの子宮に次から次へと汚濁を流し込んでいく。
どくどくと少女の小さな子宮を満たすまで精液は止まることはなかった。

249 触手「統べ子ちゃんprpr」 :2012/07/27(金) 17:50:06 ID:2.RbGXAc
「やめろ……もう無理だ……やめてくれぇ……」

少女の限界を超えた射精によって今度こそ気力が尽きてしまう。
触手が引き抜かれて入りきらなかった精液が秘裂から溢れてくる。
そしてそのまま意識が消えようとしたときに、自分の体の、いや子宮の熱に気付く。

「はっ……っう……何、だ、これは……?」

それは触手の媚薬の効果だった。未成熟な膣を無理矢理抉られたときには感じることのできなかった熱。
触手の精液が子宮と膣の隅々にまで行き渡ることで、ディアーチェはどうしようもなく発情してしまったのだ。

「はっ……んぅ……くうぅ……!」

まるで何かに酔ったかのように頭が朦朧とする。吐き出す吐息に熱が混じり、抑えることができない。
欲しい。そう思ってしまった自分に愕然とする。
あれほど嫌悪の対象でしかなかった触手を欲しいなどと考えてしまったのだ。
違う、そんなことは思ってない。そう自分に言い聞かせている間にも体の疼きは大きくなっていく。

「あっ、んうっ……!違う、我は、我は……!」

もう抑えることなどできはしなかった。触手がディアーチェの秘所に向かう。
それを見て無意識の内に期待をしてしまう。
だが触手は入口をゆっくりと擦るだけでそれ以上のことをしようとしない。
まるでディアーチェが堕ちる姿を楽しんでるかのようだった。

「くっ、何をしておる。早く、早くそれを……!」

遂に欲望を言葉に出してしまう。だがそれでも触手はディアーチェを焦らし続ける。
触手が秘裂を撫でるたびに甘い声が出るが、絶頂するほどの刺激ではない。
いや、意図的にそうならないように加減しているのだ。

250 触手「統べ子ちゃんprpr」 :2012/07/27(金) 17:51:12 ID:2.RbGXAc
「あっ、やぁ……早くぅ……」

ディアーチェは何度も懇願の声を出すが触手は聞き入れない。
この触手は獲物の心を完全に屈服させることを望んでいるのだった。
そして遂に哀れな少女は触手の望み通りに屈服してしまう。

「んあっ、頼む……!早く、早くそれを入れてくださいっ!!」

触手がその言葉に応じる。少女の秘所にゆっくりと肉棒を進めていく。

「あ……あぁぁ……入って、くるぅ」

熱に浮かされたように、嬉しそうに少女は言う。もはや嫌悪感などどこにもなく自らの膣に入ってくる触手を愛おしそうに見ている。
最奥に辿りついた触手が子宮口にぴったりと接触する。ただそれだけで例えようもなく気持ちよかった。
触手はそのまま激しいピストン運動を開始する。

「あっ!ひゃん?!そ…そんなぁ、はぁん!い…いきなりするなぁっ……!」

ギリギリまで引いて、一気に最奥まで突き入れる。触手が往復するたびに、淫らな音が響く。
気持ち良すぎて何も考えることができない。
触手が乱暴に子宮口を押し上げる。その先へ行かせろと、乱暴にこじ開けようとしているかのようだ。
かと思えば今度は引き抜くだけで、触手のカリ首が膣壁を激しく擦る。

「あっ、あん、んぅ!ふぁあ、はっ、はっ、ひぅ?!やっ、あぁぁぁあああ!!」

その少女の見た目からは想像できないほどの色っぽい喘ぎ声を出していく。
触手も動きを変えてディアーチェを鳴かせていく。
最奥に突き込んだ触手を少しだけ引いて、一気に子宮口を突く。
何度も何度もそこを集中的に突くことで、今までの挿入とは違う快感をディアーチェに与えていく。

251 触手「統べ子ちゃんprpr」 :2012/07/27(金) 17:52:08 ID:2.RbGXAc

「あっ!あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、はああぁああ!!」

子宮口を突かれるたびに快感が全身を満たしていく。
敏感な部分を何度も突かれることで快感がどこまでも上がっていく。
触手はまた動きを変えて、今度は触手を回転させるような動きで子宮を、膣を刺激していく。

「あっ!あっ!ひゃぁ!!凄っ、いぃ!ひゃあ!!ふぁ!あぁぁぁああ!!」

動きを、リズムを変えて、触手はディアーチェを翻弄する。
少女には抵抗の二文字などもう存在せず、ただ触手に蹂躙されるがままに任せている。
そして触手とディアーチェの両方に限界が近づいてきた。
触手は今まで以上の勢いでピストン運動を行う。どこまでも乱暴なその動きに、ディアーチェは愛しさすら感じていた。

「あん!!あっ、ダメぇ!!深、すぎるぅ!!あん!!ひゃあ!!あぁん!!」

触手はどんどんと勢いを増していき、最後に子宮口を今までで一番力強く突き上げた。
そして触手を一際膨張させると――

「あ、あああっぁあぁあっぁぁぁああぁぁぁぁあああ―――――――!!」

ディアーチェは同時に絶頂を迎えて、精液を搾り取るかのように膣を収縮させる。

「んあっ、出てる……膣が、精液で、いっぱぁい」

ディアーチェは触手が精液を出すたびに、びくんびくんと反応して叩き付けられる精液の熱い感覚に背筋を奮わせた。
虚ろな瞳で精液の熱さを感じていると、触手が引き抜かれる。
体力も、気力も、理性も何もかも失っていた。
だが触手達はこの程度は終わることなどない。まだ何百、何千と触手は控えているのだ。

「ふぁああぁああああ!!?」

新たな触手が少女の膣に入り込む。
快楽は終わらずどこまでも続いていく……。

252 触手「統べ子ちゃんprpr」 :2012/07/27(金) 17:57:52 ID:2.RbGXAc
と、いうところで終了です。
本当はディアーチェにフェラさせたりアナルも責めたりしたかったんだけど、気力と技量が尽きたのでここまでで。
この後助けに来たマテリアル達も捕まってネチョネチョな展開に……!
というのも書きたかったけどディアーチェをprprできたから満足です。
腹ァいっぱいだ…

253 名無しさん@魔法少女 :2012/07/27(金) 20:14:04 ID:xnzqp46U
>>252
何も足さない、何も引かない
ただ「ディアーチェをprprしたい」というストレートな情熱は、シンプルゆえに美しい
つまりはGJ

254 名無しさん@魔法少女 :2012/07/28(土) 00:13:40 ID:hdgmO40A
>>252
好物の触手ktkr
GJ!!

255 名無しさん@魔法少女 :2012/07/28(土) 09:24:26 ID:rPIh3iTs
>>254を見て、逆に触手を捕食して美味しそうに食べる女性陣ってのを想像した。
食欲的な意味なのか性的な意味なのかはあえて言及しないがw

256 名無しさん@魔法少女 :2012/07/28(土) 18:05:18 ID:TKv28152
>>255
エリオやユーノに犯されて孕んじゃう雌の触手とか想像しちゃったよ…
あ、女性陣が触手化すればいいのか

257 名無しさん@魔法少女 :2012/07/28(土) 21:01:18 ID:e6HIVT5c
>>256
そこはあれだ、エリオやユーノのお尻をずこずこして強制的に射精させて搾り取ってだね
2人の遺伝情報を継ぐ触手が誕生すうrのだよ

258 名無しさん@魔法少女 :2012/07/28(土) 21:06:11 ID:DeYBP2ZU
>>257
むしろエリオやユーノの後ろの穴を孕ませて(ry

259 名無しさん@魔法少女 :2012/07/29(日) 06:12:11 ID:hmsAsb6o
このスレのユーノ・エリオ→主に尻を犯される
このスレのクロノ→主に尻を犯す

この差はいったい……w

260 名無しさん@魔法少女 :2012/07/29(日) 06:30:11 ID:mod5Vl7k
>>259
つまりその二つを合わせると…後は分かるな?

261 名無しさん@魔法少女 :2012/07/29(日) 16:48:15 ID:/../vp/M
>>260
???「冗談じゃねーなの。フェレットさんは私最後の希望なの」

262 ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM :2012/07/29(日) 19:59:48 ID:zLT5mYBY
楽しいなのはライフを過ごしてますか?

さて、映画を見ていて 電波が来たのでざっくり書いてみた。
出演は三人娘とモブキャラちゃんたち
18禁だがそんなにエロくはないどころか、ギャグ。
題名は「結果は……」
では2005に投下予定

263 ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM :2012/07/29(日) 20:05:24 ID:zLT5mYBY
 はやてが倒れた。

 その連絡を受け、なのはとフェイトはメディカルセンターに駆け付け、受付ではやての病室を尋ねる。
「あっ、八神2佐のお部屋ですね。東側の特別病棟です」
「ありがとうございます。フェイトちゃん」
「うん、なのは」
 頷きあってエレベーターに向かおうとすると、受付の看護師が「あっ」と声をあげる。
「……高町1尉、ハラオウン執務官、頑張ってくださいね」
 看護師は振り向いた二人にそれだけ言い頭を下げる。
「「?」」
 看護師の発言に?マークを浮かべつつ、二人ははやての病室に向かう。



なのはとフェイトは目の前の光景に目を疑う。

バツッバツッバツッ…

「ヒッ、ヒッ、ヒッ…」
 制服をはだけさせた喘ぐ女性局員と、彼女の腰を掴んで笑顔で腰をピストンするはやて。
 その股間には、まがまがしい形状のモノが張り付いていた。
「あっ、なのはちゃん、フェイトちゃん、いらっしゃい。もうすぐ終わるから、ちょいと待ってな」
 そう言うと、はやてはぐっと腰を深く突き出す。
「ひぎゃっ!!」
 その動きに合わせて局員が悲鳴をあげ、彼女の下腹部がポッコリと膨らむる。
「なかなかやったで〜」
 そう言いながら、はやては腰をひく。すると、局員の秘部から小中学生の腕ぐらいの太さのモノが現れる。
「いやぁ、すっきりしたわ」
 満面の笑みでいうはやてに対し、なのはとフェイトはバリアジャケットを展開してデバイスを構える。
「はやてちゃん、それはなに?」
「チ○コ型ナハトヴァール」
「チ、チン○型ナハトヴァール?」
「あっ、別に侵食とかはされとらへんで。形状がナハトヴァールに似てるからつけただけやから。効率的な余剰魔力の放出には
 これが一番効率がええって言うからな。まぁ、あまりに気持ち良すぎて、初めてやった昨日は気を失ってもうたけど」
 そう言いながら、はやては股間のブツを器用に上下左右に動かす。
「今度二人にも生やしかた教えよか?」
 腰と胸を張りながら言うはやて。
「フェイトちゃん……」
「うん、なのは……」
 俯いたまま同意し合うなのはとフェイト。
「レストリクロック」
「ライトニングバインド」
 次の瞬間、はやてにピンクと黄色のバインドがかかる。
「ちょっ!」
「余剰魔力を発散させれば良いんだよね……」
「じゃあ、私となのはがしっかりと発散させてあげるから」

  ガチャンッ

「ちょっ、二人ともフルドライブってちょい……」
「「ブラスト・カラミティ!!」」


 次の瞬間、はやての病室から閃光が起こり、続いてピンクと金色の一条の光が空に向かって走り、「なんでやぁぁぁっ」という
声がドップラー効果で木霊した。

264 ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM :2012/07/29(日) 20:10:32 ID:zLT5mYBY
以上です。
とりあえず、今週中にあと2回は劇場に行きたいなぁとは思ってます。

265 名無しさん@魔法少女 :2012/07/29(日) 21:54:31 ID:C6QtQb06
巨大なイソギンチャク的な触手クリーチャー考えた
メス:体長5m、ただし触手は30m以上
触手の各所から裸の女性の太股から上に酷似した疑似餌が生えてて
捕まえた男を数百数戦数万(触手1本に100体くらい付いてる)のソレが集団で襲い掛かってそれらの増殖(繁殖?)用に搾精
その際捕まえた対象に特殊な分泌物を付着させ、麻痺及び強精作用を引き起こさせる
中央の口の部分には特殊な半スライム状になった疑似餌がいて、最後の一滴まで搾精してから消化吸収
なお、女性を捕獲した際は興味を持たず、必要以上に近付くと触手で引き千切った挙句近くに投げ捨てる

オスver思いつかなかった

多分中央の疑似餌はリンディさんとかその辺の年上系で、触手疑似餌はフェイトさん達

266 名無しさん@魔法少女 :2012/07/30(月) 04:13:09 ID:gvULAO32
>>264
乙、できればヴィータさんやシグナムの過剰魔力放出シーンを希望
>>265
触手アーマーでも良いのよ?

267 名無しさん@魔法少女 :2012/07/30(月) 14:44:21 ID:d3/p2V4Q
あんま関係ないけど、DDのノワはしっぽが分裂して触手モードに…。

268 名無しさん@魔法少女 :2012/07/31(火) 01:27:51 ID:3DI6oiU6
二重でスレチだがアレはねぇ、マステマ・ドルキームって言うんだよ

269 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/07/31(火) 23:03:42 ID:cC96Tgmc
|3゜) 投下やエロ話題でなくてすまないのだが、ちと転載報告に。


このスレでも大活躍中のSandyBridge氏がこっそりとSSの投下場所を作ってくださったので、ちょっとそちらのほうに転載してみる事にしました。
ブツはとりあえず『おちんぽ伝説レジアス』を全部まとめてみた。
中将の股間のアインヘリアルをまとめて読みたい!! という方は行ってみると幸せになれるかもしれない。

場所はここだす http://www.eva-lagoon.net/nano_ss/


もしかしたら修正や改訂を自分でやってみるかもしれません。

とまあ、以前に無断転載や盗作騒動で悶着があったのでトリップつきで申告しましたとさ。





あと触手は正義、触手はエロい、異論は認めない。

270 名無しさん@魔法少女 :2012/08/01(水) 02:40:01 ID:bRiN8mr2
なのは1期やゲームでのユーノのアレスターチェーン見てるとあれって工夫すれば
触手みたいにして使えそうだなーって思った俺は破廉恥な男かもしれん・・・

271 名無しさん@魔法少女 :2012/08/01(水) 03:04:05 ID:/Z94zk2s
なのは「変身魔法の応用でちょこっと胸を盛ってみたら、ストラグルバインドで即解除されたの……」

272 名無しさん@魔法少女 :2012/08/02(木) 00:44:23 ID:0tg64n9s
>>271
そういや、変身魔法をプレイに取り入れてる設定のSSってあんまり見ないな

273 名無しさん@魔法少女 :2012/08/02(木) 01:03:53 ID:8RnzP7pI
結局何でもありになっちゃうからね

274 名無しさん@魔法少女 :2012/08/02(木) 03:20:52 ID:PmGvQ/3Y
バリアジャケット使ったコスプレプレイはどのカップルもやってるんだろな

275 名無しさん@魔法少女 :2012/08/02(木) 12:34:34 ID:d8v8g09M
>>270
だいぶ前にバイブ機能付きバインドでなのはさんと犯るユーノのSSあったから気にするなw

ヴォルテールが召喚で呼べるなら、エロパロ的に
クトゥルフみたいの召喚
代償:女とHさせてくれなきゃ還らず暴れる
なんてのもあるかもな。
何故だかリンディさんとか逆にそれを気に入って自分からされに行くトコが見えたりする。
疲れてんのか俺

276 名無しさん@魔法少女 :2012/08/02(木) 18:52:27 ID:vmb8VxGw
フェイトさんがティアナをなのはさんに変身させて、航海中の慰みものにしてるのはあったな

277 名無しさん@魔法少女 :2012/08/02(木) 20:42:20 ID:jXC6iS0I
>>275
熟れ切った女の体を持て余しているリンディさんが触手を召喚しては世にも淫らで背徳的な行為に耽っているだと!?

けしからんな、想像しただけで堪らん・・・ッ

278 名無しさん@魔法少女 :2012/08/03(金) 02:12:48 ID:PYA/FnRg
触手は色々夢が広がるなあ。
エロなしで触手とマテリアル達の日常物とか考えてた。
……需要がどこにもないな。

279 名無しさん@魔法少女 :2012/08/03(金) 07:41:20 ID:vMvzCLi.
もしかしたら何度も出た話題かもしれないんだけどさ
魔法少女りりかるなのはAs++って続きないの?

280 名無しさん@魔法少女 :2012/08/03(金) 16:38:44 ID:nTT7JgsM
ないんだこれが・・・

281 名無しさん@魔法少女 :2012/08/03(金) 20:06:34 ID:vMvzCLi.
次回タイトルまであるのに生殺しすぎる(´・ω・`)

282 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/08/03(金) 22:27:25 ID:Y9R2laCM
どうもです

シガーさんにご紹介いただきましたとおり投稿サイトを作りました>>269
にじふぁん閉鎖の影響で、Arcadiaやハーメルンは大変なことになっておるようですので
移転場所にでも使っていただければ幸いです

では
闇と時と本の旅人 第10話を投下します

ふぇいとちゃんのはぢめて!

283 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/03(金) 22:28:43 ID:Y9R2laCM
■ 10





 聖王教会の古参シスターのひとりであるシャッハ・ヌエラは、後輩の修道女に寄宿舎の薬品倉庫の鍵を開けるように言った。
 旧暦の時代には、教会は近隣村落の病院も兼ねていたので、さまざまな種類の薬草や医薬品などをそろえている。

 そして、今夜シャッハが手にしたのは、人間の女性ホルモンに作用する──すなわち、避妊薬であった。

 ある意味ヒトではないアインスや、常人の枠を少々はみ出しているカリムはともかく、普通の人間である自分や他のシスターたちは、望まない妊娠を避ける必要がある。
 カリムは、今夜の宴に、最近クラナガンから研修に来ていたシスター・ドゥーエを呼ぶよう言いつけた。
 ドゥーエは妹を一人連れて、教会の寄宿舎に住み込んでいる。
 ややくすんだ色の金髪で、どこか陰気な雰囲気の少女だったが、教会ではおおむね真面目に働いていた。

 彼女たちもまた、カリムが見初めた、生贄である。
 あのアインスという女が、サバトで祀られる主神であることは間違いないだろう。

 かつて教会が異端とされていた時期──ベルカ戦乱期、各地の諸王が覇権を争っていた時代。
 聖王オリヴィエを迎え聖王教会がその地位を確立する以前の時代には、あやしげな儀式や教義が、密教的に信仰されていたこともあった。
 カリムはそんな中世の暗黒時代を知っている。
 そして、儀式の一部はひそかに語り継がれ、秘伝の技として残っている。

「あの……シスターシャッハ」

 いつの間にかシャッハの後ろに来ていたドゥーエが、いつもの抑揚の無い陰鬱な声で話しかけた。
 思わず飛び上がりそうになって振り返る。
 近くクラナガン郊外の別の教会へ出向の予定だが、ちゃんとやっていけるのか少々心配ではある。

「どうしました?」

「……ディエチは……どうしても、連れて行かなければならないでしょうか?」

「──そうね……騎士カリムははっきりとディエチをと指名したから……」

「妹は、まだ15歳ですから……」

 そのことはシャッハもカリムに意見した。今更この行為自体を云々しても仕方ないが、年端も行かない少女にそれはどうか、と。
 カリムはいつもの聖母のような笑顔で、身体は十分に出来上がっています、と答えて見せた。

 カリムの目からは、ディエチは、ヴェロッサたちとの性行為が可能であると見立てられた。

 自室に戻ろうとしていたドゥーエは、教会中庭の渡り廊下でカリムとすれ違った。

「──貴女はもうすぐ旅立つから──せめて、その前に最後の思い出を、ね?」

 自分の正体も見透かされているだろう、と、ドゥーエはカリムの微笑を見て思った。
 今まで世話になった教会本部を離れ、遠くの教会へ異動する──確かに寂しさと不安はあるだろうが、それだけではない。
 ドゥーエがこれから行く教会でやろうとしていることも、カリムにはお見通しだ。
 普段、教会ではおとなしい少女を演じていることもわかっている。ドゥーエが聖王教会に入った本当の目的を知っている。
 必ずしも敵ではない。ドゥーエと、彼女の背後にいる組織の目的はある一部分で聖王教会の利害と一致する。

 それを見越した上で、この催しを持ちかけてきている。
 せめて最後に、みんなの慰み者になってから行け。

 自分はいいが、妹まで──ディエチまでそのような目に遭わせるなど、いかにドゥーエでも眉を顰めてしまう。
 あるいはそれがドゥーエの数少ない弱みのひとつかもしれない。

「騎士カリム」

「私としては、この聖王教会が奉じるべきお方が生まれることはやぶさかではないわ」

「──わかっております」

 まだ生まれたばかりである。
 ディエチは、まだ幼い。他の姉妹たちに比べ、やや引っ込み思案なところがある。
 そんな彼女が、自制のきかない少年たちに群がられ、その純潔を散らすなど──。

 しかしそうでなければ、聖骸布を収めているあの教会への出向など、認められることもなかっただろう。

284 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/03(金) 22:29:48 ID:Y9R2laCM
 旧暦時代の聖王教会は、一般的に知られる以上に、秘められた、人ならざる者たちの隠れ里であった。
 この教会本部の騎士団筆頭として、ある程度世間に顔が知られているカリム・グラシアですらそうなのだ。
 彼女とは旧知の仲であるという、アインスという謎の女──古代ベルカにその出自があるらしい彼女が、ヒトではないというのはドゥーエの目にも明らかであった。
 アインスとは良い仲であるらしいあの執務官の少年は、それを知っているのだろうか。
 彼女の本性を知っているのだろうか。

 いずれにしても、ドゥーエにとっては他人事であるはず──まだ──だった。





 昔ながらの古風な青銅の装飾が施された窓枠に、手作りのガラスがはめられ、外の景色はガラスの表面のゆがみによって揺らいでいるように見える。
 工業製品としてきっちり平面を出しているものではない、古い手作りのガラスに映る人間の姿は、ある種異様に歪んで見える。
 自分たち自身の心が、人間性が、歪んでいるようだとクロノは思った。

 カリムに連れられてこの部屋に入ったとき、アインスとフェイト、アルフは既に来てベッドに入っていた。
 部屋の中央には香炉が置かれ、カリムは持ってきた香油樹脂を入れて火をつけた。
 やがて、独特の甘い香りのする煙があがってくる。

 クロノたちの後、カリムの秘書官をも務めるシスター・シャッハが、カリムと義姉妹の契りを交わしたのだ──と言って、二人の少女を連れて入ってきた。
 ヴェロッサも、シャッハに連れられて来た。
 クロノと目を合わせ、やや気まずそうな、しかしどこかで期待をしているような微妙な表情を見せる。

 ゆがんだガラスに反射して映りこむ、くねるような女の肢体。
 カリムは、窓の外に顔を向けて壁に手を付き、クロノにバックから挿れさせた。
 フェイトはアインスに抱かれたまま、目を見開いて二人を見つめる。
 男女の交わりの様子を、9歳の少女が初めて目撃した。

 部屋に充満していく香炉の煙に、フェイトが軽く咳き込む。
 香りをかいで、クロノもこの煙が単なる芳香剤でないということは理解した。

「はぁっ、はぁ、ふぅ……うんっ、フェイトさん、どうですか……?こうやって、気持ちよく、なるんですよ……んっ、
見てください、男の人には、こんな、あぁ、素敵な、ものがついて、いるんです……んっああ、あんっ!はぁ、いい……
人間が、気持ちよく、なるための、つながるための、場所なんです……っ」

 クロノとカリムの腰の動きに合わせて、規則的な、粘つく愛液の音が響く。
 ゆっくりと腰を前後させ、カリムのやわらかな尻に肌を合わせるようにする。

「ドゥーエ……姉……」

 いちばん後ろでびくついて、ドゥーエの背に隠れるようにしている栗毛の少女が、かすかに声に出した。
 そのわずかな怯えも見逃さず、カリムは後背位の姿勢から振り向き、ディエチに妖艶な笑みを投げた。

 ひっ、と息を漏らし、ドゥーエの肩に隠れるように顔を引っ込めるディエチ。
 しかし、ディエチはカリムの貌を見てしまった。普段、聡明なる騎士として皆に、地域住民に広く信頼されているカリム・グラシアの、絶対に見せない裏の顔。
 彼女には、言い表しきれないような黒い面がある。
 もう隠れても、目をつぶっても、彼女のかけた魔法から逃れられない。
 カリムの笑みの視線に射すくめられるだけで、失禁しそうなほどに、陰部が濡れてしまうのをディエチは感じていた。
 目の前の姉も。優れた諜報能力を持ち、色仕掛けの心得もあるはずのドゥーエでさえも、カリムを前にして、はっきりと脅威を感じている。

 これが人間か。これが、聖王教会騎士の顔なのか。ディエチは、女としての本能的な恐怖が生まれるのを感じた。

「騎士カリム──。流石です。皆に、聖なる生命の息吹の目覚めがあらんことを。シスターシャッハ、貴女もどうか身支度を」

 ベッドの上でフェイトを抱きかかえたまま、アインスはシャッハに声をかける。
 もう、皆が次第に、香炉から発せられる催淫物質を吸い込んでその影響が出始めている。

285 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/03(金) 22:31:09 ID:Y9R2laCM
 我慢しきれないのは若い者からだろう、アインスの声に応じて箍が外れるように、ヴェロッサがシャッハに背後からすがりついた。

「ろ、ロッサ……!」

「いいじゃないか、義姉さんがせっかく誘ってくれたんだ」

「しっ、しかしっ」

「かたいこと言わないで……ほら、いつもこんなに締め付けて苦しそうだって、いつも思ってたんだよ」

 シャッハの法衣の胸元に手を入れ、彼女が巻いているさらし布をほどき、抜き取る。
 軽い衣擦れの音と共に、シャッハの胸が解き放たれ、法衣に二つのふくらみが、生地を盛り上げて落ちた。

「ひゃっ!あ、あっロッサ!いけませ……んっ」

「そんなこと言って、こんなに、ああっ、いやらしい尻して、いつも、触りたいって思ってたんだ!」

 既に硬く盛り上がっている股間を、シャッハの尻にこすりつける。
 身をよじりながら、それでもシャッハは次第に身体に力が入らなくなりつつある。
 目の前の少年と熟女の絡みに、ふらふらと誘われるようにドゥーエも、ヴェロッサを後ろから抱きしめ、さらにシャッハの胸に手を伸ばす。

 ディエチは、床にへたり込み、むずむずするであろう腰を、床に擦り付けるような動きをしている。

「見に行きたいですか?」

 膝の上に座らせていたフェイトに声をかけ、アインスはベッドを降りて毛布をはだけ、立ち上がった。

 服は既に脱いでいた。
 潔いとさえ思えるほどに、下着を身に着けているほうがかえって淫らに思えるほどに、アインスはその完璧な裸身を惜しげもなく晒した。
 蝋燭が揺らめき、アインスの白い肌が、蝋の黄色い光を浴びて肉感がさらに強調される。
 シャッハを床に組み伏せたヴェロッサが感嘆の声を張り上げ、カリムを後ろから責めているので振り返ることができないクロノが、友人の雄の声を聞いてさらに自身を高揚させる。

「アインスさん、私は──くっ」

 股間のむずがゆさから、フェイトは内股でよちよちと歩いていき、クロノの後ろでへたり込んだ。
 子供用のショーツだけを穿いたフェイトは、そばに立つアインスの太ももから股間への肉のラインと、カリムの尻に現れた肉腔に差し込まれたクロノの肉棒を見た。
 人間の男性にはペニスがあるということ程度は知識で知っていたが実物を見るのははじめてである。
 しかも、普段は乾燥していて、汗などでない限り湿らないはずの人間の肌が──正確には陰部などは粘膜だが──このような、粘性の高い分泌液でぬめっているのも初めて見た。

 まぎれもない、性交による男女の結合である。性器を交える行為である。

 アインスの、美しいヌード。何も身を隠すものがない、裸。
 裸の肉体。女の裸。
 揺らめく銀色のロングヘアの向こうに、凄まじい大きさを持ちながらそれでいて完璧なフォルムの尻が、ぱんぱんに肌を張る。

「あぁっ、すご、すごいですよシスターシャッハっ、あっ、あぁアインスさん、すごいケツです、すげぇ、シャッハさんよりすごいっ」

「ろ、ロッサっ、あぁ、いやっ、そんな、やめ、あっ、ドゥ、ドゥーエ!?ひっ、あぁっ、や、ロッサやめなさいっ、い、いやぁっ!」

「ほんとはっ、シスターシャッハだって期待してるじゃないですかっ、こんなもう、なんですかっ、ゆるゆるでっ、さんざん、使い込んだんでしょうっ!僕が子供だからってっ」

「ロッサ!いやぁっ、あ、あ、あぁぁっ!」

 背後で矯声を上げているシャッハとヴェロッサを後目に、アインスはクロノの腰に手をかけた。
 フェイトは床に手をついて這いずるように前へ進み、クロノとカリムの結合部をさらに近くで見ようとする。

「うあ、あ、アインスさん──ごめん、なさい──」

「何を謝ることがある。お前を独り占めできないことぐらいは分かっている──お前を私のものにしてしまったら周囲の人間が困るだろう、だからこそ燃えるんだ。
叶わぬ恋に胸を焦がすことがな──クロノ、さあ、もっと騎士カリムを悦ばせて、彼女を満足させるんだ──その次は、私だぞ」

 アインスの潤んだ表情を見上げ、そして下に目をやれば、フェイトがもの欲しそうに見上げている。
 まさか、彼女に。
 フェイトはまだ幼い。その彼女に、交われというのか。己の剛直を、突き入れろというのか。

286 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/03(金) 22:32:13 ID:Y9R2laCM
 部屋に満たされた甘い香りの煙に眩まされ、クロノも頭の後ろのあたりがぐらぐらと、浮ついたように感じる。
 この状態で正常な判断を出来る自信がない。
 行動は、理性ではなく欲求に基づく。もう既にヴェロッサは、そのように欲求に身をゆだねている。

 普段、堅物で厳しく修道女たちを指導していたシスター・シャッハも、弟のようなヴェロッサに組み敷かれ、服を剥がれ、熱情に疼くその肌をさらけ出している。
 さらしで締め付けてふくらみを隠していた乳房が、やや撓りながらも激しくのたうち、ドゥーエとヴェロッサに二人がかりで揉みしだかれている。

 さらに煙った向こう、反対側の壁に背をつけて腰を抜かすような格好で、ディエチが座り込んでいる。
 やや上体を後退らせて、内股で、それでも腰の疼きは隠せない。
 手を下腹にやり、まだ自らの秘所に指を伸ばす勇気が無くても、ディエチの腰はもはや自分の意志とは無関係に震え始めている。

 年の頃はエイミィと同じくらいだろうか。
 同年代の少女、を目の前にして、にわかに、クロノは彼女を犯したいという欲求が、身体の奥に浮かびあがるのを感じた。

 男の性欲。
 少年から大人になりつつある自分が、次第に、無垢ではなく、荒々しい雄の臭いを持ちつつある。それはどこか惜しくもあり、しかし沸きあがる衝動の熱さが心地良いとさえ思える。

「きゃはっ、あんっ、クロノくぅん!すごいっ、またおおきくなったぁ、あ、あぁんっ!あ、あ、あっ、いいわよっ、だして、すきなとこにだして!」

「くっ……騎士、カリム……かけますっ、はぁっ、く、くうっ、騎士カリム、この、きれい、美しい尻っ、はぁったまりません!
騎士カリム、カリムさん、カリムさん、あぁっくあぁ……っ、ふぇ、フェイト!フェイトさんっ、見てくださいっぼくをぉ!
はっ、はっ、はぁ、はぁはぁはぁあぁぁっ……くぅあ!騎士カリム、騎士カリムに、かけますっ……!」

 フェイトは思わず膝をついて立ち上がり、カリムの膣から引き抜かれるクロノのペニスを見た。
 少年の肉体と同一体とは思えないほどに赤く膨張し、張り切った亀頭は、白く泡立ったカリムの愛液にまみれ、浮き出た血管が激しく脈打っていた。
 クロノはすかさず自身の肉棒を掴み、扱く。もはや愛液とカウパー液で、摩擦抵抗はほとんどない。
 絶頂直前で膣を抜けたペニスは、手で扱かれ最後の一線を押し上げ越える。

 瞬間。
 クロノの亀頭の尿道口が開き、白い塊を吐き出すのをフェイトは見た。
 人間が、分泌する液。
 いろいろあるが、汗や尿、唾液などではない、純粋に性行為のためだけの液。
 それは白く、その白さはまさしく純粋な生命力の証である。

 そしてカリムもまた、その膣口と陰唇の動きは、まさにそれ自体が意志を持っているかのように激しく動き、射精を中に受けられなかったことを惜しむように、懇願するようにひくついていた。
 単なる排泄口ではない、人間の生殖器の姿がそこにある。
 自分の身体にも同じものがついているんだ。
 フェイトにとって、それは自身のアイデンティティにさえかかわってくる。
 自分を自分として認めるために、抱かれたい。
 クロノに、抱かれたい。

 吸い寄せられるように、フェイトはカリムの太ももに抱きついた。
 豊かでやわらかい尻にクロノの精液がかかり、ゆっくりと垂れ落ちてくる。
 熱く饐えた臭いをかぎながら、フェイトはカリムの太ももをさすった。
 カリムも、穏やかにそして熱く火照った微笑でフェイトを見下ろし、フェイトの頭を優しく撫でてやる。

「あぁ、フェイトさん……アインスさんに、よく、教わったでしょう……一緒に、気持ちよくなりましょう……」

「はい……騎士カリム……」

 身体を回してフェイトを抱きしめ、カリムはすかさずフェイトの股間に手を伸ばす。
 指先で、丹念に堅く閉じたフェイトのすじを撫で、ほぐしていく。
 ほのかに萌え出る蜜を、ていねいに伸ばし、塗り広げていく。まだ幼く愛液の分泌が少ないフェイトを、少しずつ高めていく。

 クロノも、次第に理性が溶け、服を脱ぎ捨て、その逸物を奮わせていく。
 先ほど射精したばかりでもクロノのペニスは勢いをゆるめず、さらに振り返ってアインスに向かう。

287 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/03(金) 22:33:11 ID:Y9R2laCM
 やわらかな厚手の、深紅の絨毯に裸で寝そべったアインス。
 頭を反らして、シャッハと目を合わせる。後背位でヴェロッサに後ろからのしかかられているシャッハは、絨毯に四つん這いになって乳房を揺らしている。
 ちょうどシャッハの両腕の間に頭を置く格好になり、アインスは妖艶にシャッハに微笑みかけた。

「ふ、ふぁっ、あ、アインスさん!?」

「いい表情ですよ……シスターシャッハ、貴女も生命が息吹いています、身体の芯から、生命のエネルギーがよみがえりつつあります」

「はっ、あ、あぁっそんなっ、あぁロッサ!ロッサ、はいっ、はいって、や、はいってるっ!」

 アインスに正常位でのしかかり、クロノはちょうどシャッハに顔を近づける位置になった。
 間近に迫るアインスの愛液が香煙に混じり、シャッハの肺に吸い込まれ、彼女の身体を奥から興奮させ高めていく。

 やや逡巡するも、クロノはすぐにシャッハの唇を奪った。
 右手を床について身体を支え、左手でシャッハの頬を持ちあげ、顔の向きを合わせる。
 シャッハの表情の向こう、彼女の腰を掴んで激しくピストンを繰り返しているヴェロッサの姿が見える。
 普段目にしない、男の友人の裸。
 どちらかといえば痩せ型の印象がある彼だったが、今は全身の筋肉が、性行為のために力を振り絞り、筋を張っている。

「んんんっ、ハラオウン執務官ん、あたしもっ、がまん、できないですぅ!」

 ベッドから飛び出してきたアルフが、横からクロノとシャッハの間に割り込み、二人の唇を離して、クロノに吸い付いた。
 獣のように四つん這いになり、無防備な胸と腰を晒したアルフに、アインスはすかさず腕を伸ばしてアルフの秘所を掴んだ。
 指をたくみに操り、土手を押さえながら陰毛をかきわけ、膣口とクリトリスを同時に刺激する。
 クロノの唇を吸い、さらにアインスに股間を責め立てられ、アルフは絨毯に這い蹲るようにして達する。
 勢いよく締まる膣口から、愛液が激しく音を立てて噴き、絨毯に散らばり、濡らしていく。

「ふあっ、くぁ、あ、あぁ……」

「もうイッたのか、とんでもない獣だ──クロノ、この使い魔は酷い淫乱だぞ」

「あぁっ、は、はいアインスさん、あたしはすけべです、へんたいですぅ……」

 振り返ったフェイトの首筋に、すかさずカリムが舌を這わせる。

「アルフっ、ひ、ひやっ」

「フェイトさん、恥じらいは、心地良いものですよ」

 腰が抜けて突っ伏したアルフの唇が離れ、クロノは再び呼吸が自由になる。
 自身のペニスはアインスに挿入されたまま、目の前にはシャッハとドゥーエ、さらにディエチがその向こうに。

 ドゥーエも熱に浮かされたような蕩けた表情で、ディエチの手を取った。

「ねっ、姉さん」

「あなたもいっしょに遊びましょう、さあ、執務官殿──どうか私の可愛い妹を、女にしてくださいませ」

 酩酊のような甘い声を吐き、ドゥーエはその本性をあらわにした。
 普段の教会での、陰気な少女の顔はもうない。

 乱れた服も直さないまま、ドゥーエはディエチのワンピースの胸元を開き、肩口を抜いて押し下げた。
 大きめに開いた襟ぐりがディエチの細い身体をすっぽりと通り抜け、この体勢にされるとディエチは腕を上げざるを得ない。
 上半身をあっという間に裸にされ、ワンピースの上着部分が腰周りに巻かれた状態で、両腕を抱えて胸を隠す。

 そのわずかな間に、クロノはディエチのよく発育した乳房を見た。
 淡いクリーム色のブラジャーで覆われ、きれいな、お椀型のふくらみ。ワンピースを脱がしたときに肩紐がずり落ち、右側のカップが外れかかっている。
 抱きしめた腕の横からこぼれる乳房は、健康的な柔らかい脂肪に包まれている。

「う、あっ」

「ふふっ、クロノ、いいぞ……お前もやはり若い娘がいいか。硬さがさらに増している」

 アインスの言葉に、クロノ自身も興奮し、さらにディエチもその意味するところを理解して震え上がる。
 勃起したペニスがいかに凶暴か。
 自分たちの父くらいしか、男のモノを見る機会はない。その父も、娘たちにはあくまでも紳士的に接するごく普通の父親だ──少なくともディエチはそう思っていた。

 やおら、アインスは脚を振り上げ、クロノの腰を捕まえた。
 この場にいる女では最も長身であるアインスの、長くすらりとした、それでいて強靭な太さを備えた太ももがクロノの腰をがっちりと押さえ込み、ペニスを抜けないようにする。

288 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/03(金) 22:34:11 ID:Y9R2laCM
 アインスに腰を激しく打ち付けられ、クロノはあっという間に2回目の絶頂に達する。
 絨毯に跳ねる尻肉が、強く張った肌に波打つ肉の揺れを浮かべる。
 美しいカーブを描いて太ももから尻を周り、腰へ向かうアインスの肉体のシルエットは、ウエストできれいにくびれ、そこから胸へ大きなふくらみを持ち上げる。
 それらが、連動して、しなやかに律動する。
 セックスの体位。男と女が、オスとメスが交わる生き物の姿。
 フェイトは、脚を持ち上げて広げられたアインスの股間に、陰唇が大きく膨れ上がってクロノのペニスをくわえ込んでいる様子をしっかりと見た。

 性器。膣と陰茎。
 女性器に挿入された男性器。
 どちらも、それぞれの肉体の持つ全エネルギーを結集させ、快楽のために激しく脈動している。
 生命の、力があふれている。

「はぁっ、あぁ、シャッハ、あぁシャッハぁ、っくう、ちくしょう、だす、だすよっシャッハぁ!」

「いっ、ひっ、ひっいやぁ、やめ、やめやめっロッサ!あ、あ、だめ、だしちゃ、あっ……あぁぁ、あぁぁあー!」

 クロノより一足早く、ヴェロッサが射精を迎えた。
 普段は厳しく躾けられているがゆえに、年上の大人の女性を征服したいという欲が生まれる。
 シャッハの尻を抱え込み、胸や腹や腕、顔、頬や唇を余すところなく、貪るようにさすりながらシャッハにしがみつき、後ろから挿入したまま、ヴェロッサはシャッハの膣内に精をぶちまけた。
 わずかも躊躇わず、膣に深くペニスを押し込んだまま射精を続ける。ヴェロッサの腰が小刻みに震え、絨毯に突っ伏したシャッハは目に涙を浮かべながら口を開き、痙攣している。

「いや、嫌あ……なかで、膣内で出されたぁ……」

 堕ちる女の表情。
 彼女はどうだ?自分の胸の下にいるアインスに視線を落とす。
 いつも、余裕たっぷりにクロノを導いてくれていたアインス。自分は、彼女を征服できるのか。

「うっ……ふぁっ、くう、アインスさん、だし……たい、だしたい、ですっ」

「遠慮するなよクロノ、もっと、もっと昂れ、お前の荒々しい姿を見たい、お前に惚れて、何もかも……奪われてしまいたい!
なあクロノ、私を、解き放ってくれ、縛られた鎖の檻から、私を助けてくれ、お願い、クロノ……お前を愛しているんだ、クロノ」

 疑念は、捨てたい。たとえ演技でも、彼女の言葉の愛撫に応えて、快感に溺れたい。
 アインスの甘く切ない声と言葉に、クロノはいっきに高まった。
 後ろで見ているフェイトも、カリムの指遣いによって割れ目が開き、ピンク色の小さな膣口が処女膜と共にこぼれ出ていた。
 切なく身体を反らせるアインスの姿を、ドゥーエもディエチも食い入るように見つめ、やがて自身をアインスに重ね合わせ、己の手指で、クロノの律動に合わせて秘所を慰める。

 アインスが腰をひときわ大きく振り上げ、クロノの腰に両脚で喰らいついたまま、クロノは全身を突っ張ってアインスの身体を持ち上げる。
 大きく開いたクロノの両脚の間に、限界まで勃起した陰茎と、膨れ上がった陰嚢がその存在を主張する。
 そしてアインスも、たっぷりと肉を湛えた大陰唇の内側から肉襞の花弁をこぼれさせ、クロノの雄を包み込んでいる。
 白い肌に、赤褐色の陰部が強烈なコントラストを見せる。

 きゅっ、と、クロノの陰嚢の中で睾丸が跳ねるのをフェイトは見た。
 直後、クロノの発散を受け入れるようにアインスの陰唇が窄まり、陰茎を限りなく深く締め付ける。
 びくびくと震えながら、クロノのペニスに浮かび上がってくる若い血管を、フェイトは見ていた。

 射精。男の精液が、女の膣に注ぎこまれる。
 フェイトもディエチも、もはや吐息に熱情がこもり、じっとりと肌を汗で湿らせ、股間を濡らしていた。

「く、あ、あぁ……ふぅっ、クロノ、相変わらず凄い量だ……ああ、フェイト、しっかりと目に焼き付けたか……
私の、私たちの、まぐわりを、見るんだぞ……見て、自分の、気持ちに、素直になるんだ……」

 余韻に浸る間もなく、アインスが脚をほどくとすかさずドゥーエがクロノの身体を引っ張り上げた。
 たたらを踏みながら前へ転げ出たクロノは、床に手をついたまま顔を持ち上げられ、ドゥーエに唇を重ねられた。

 20歳前後だろうか。少女を卒業し、大人の香りを漂わせはじめるころの、熟しはじめた女の表情。
 怜悧で、しかしどこかに青さを残している、背伸びした少女の表情。
 熱に浮かされ、蕩けたように散瞳しているドゥーエの金色の虹彩をクロノは間近に見た。

289 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/03(金) 22:34:56 ID:Y9R2laCM
 熟れた唇がなめらかに艶めき、熱い声を奏でる。

「あぁ、ハラオウン執務官──すばらしいですわ、素敵な男です──嬉しいです、貴方と触れ合うことができて。
私も、妹も、どうか貴方に、この貞操を捧げます──さあディエチ、貴女もこっちへ来て。ハラオウン執務官へご挨拶を」

「ふふっ、いいぞドゥーエ、それでいい……アルフ起きろ、クロノをそっちから押さえろ。
彼女たちの純潔をクロノにご馳走してやる。クロノ、彼女らは処女だぞ。わかるな、一度も男を受け入れたことのない膣だ」

 処女を喰う。
 言葉でこそ、聞きかじったことはあるしアインスからも教えられたが、それが何を意味するのかまだクロノは実感していなかった。
 アインス、カリム、二人とも経験豊富な大人の女性で、クロノは、自分より年下の生娘を相手にしたことはまだない。
 ドゥーエは年齢自体はクロノよりは上だろうが、修道女として、貞操を守り続けてきたはずだ。

「く、クロノ……執務官……」

 上ずった声でディエチがクロノを見上げる。
 無造作に乱れたブラジャーとスカートが、少年の性欲をそそる。
 さらにエイミィよりもよく発育した身体は、きれいな丸をかたちづくっている乳房が、程よく肉付いた腕からこぼれ、はみ出ている。
 腰から太もものあたりも、骨が浮き出ていなく、やわらかな脂肪がふっくらと肢体を覆っている。

 美しく、それゆえに美味しい。
 女体に対し、美味さを感じる。クロノにとって初めての感覚だった。

「ディエチさん」

 這うようにディエチに向かい、脚を開かせる。
 シャッハを離したヴェロッサも立ち上がり、ディエチの頭をつかむ。突っ伏したシャッハには、アインスが絡みついた。

「あっ」

「舐めるんだよ、僕のを。やりかたは……わかるだろう?」

 身体をひねるようにして、上半身をヴェロッサが、下半身をクロノが押さえる。
 ドゥーエは、クロノに背中から抱きついている。
 腕をほどかれ、クロノの指がディエチの胸に沈む。絶対的なサイズこそ小さいが、発育途中の健やかな乳房が、クロノの手指に新鮮な感触を与えた。

「ディエチさん、僕、精一杯優しくしますから──っ!」

「ひ……やっ、クロノ、さん」

 盛り上がり、頂上にほのかな茂みを載せているディエチの股間。
 きつく閉じられた女陰の入り口は、しかし内部から激しく蜜を吹いている。
 ここを、こじ開ける。それが処女を喰うということだ。
 ディエチの初めてを奪う。彼女の膣に、初めて挿入されるペニスが自分のものだ。
 クロノの亀頭は、勃起からさらにカリ首をもたげるように膨れ、張り、尖る。

「クロノさっ……んぐ、むう!ん……」

 ヴェロッサのペニスが口腔に押し込まれ、ディエチは目をつぶって堪える。
 視線が自分の股間からそれたことで、破瓜の痛みが紛れるのは幸いだった。
 力強く跳ね上がろうとするペニスを手で下へ押し下げて向きを合わせ、クロノはディエチの陰門を貫いた。

「んっ!──っくぁ、あ」

 今までに感じたことの無い抵抗。
 入る場所があるのはわかるが、そこが信じられないほどにきつく締め付けられている。
 ここに入り込むには、閉じようとしている力を押しのけ、拡げなくてはならない。そうすれば、粘膜の伸展が限界を超えるだろう。
 それがすなわち処女膜の構造なのだ。

「っぷはっ!あ、ぎぃ、いやああああ!!!」

 口からペニスを放したディエチの絶叫が、部屋に響き渡った。
 思わずフェイトが飛び上がり、カリムに抱きとめられる。カリムは変わらず微笑んだままで、結界があるから大丈夫です、とフェイトにささやいた。

 シャッハももはや女の悲鳴を淫靡な環境音としか認識できず、絨毯に身体を弛緩させてアインスに胸を揉まれていた。
 躾に厳しい普段のシスターとしてのように、二人の少年を止めることはもうできない。

 ぷつっ、と何かが切れるような感触を亀頭に感じたクロノは、ディエチの処女を奪ったことを改めて実感していた。
 愛液ではない、別の生温い液体がペニスに絡み付いてくるのがわかる。
 少し前までの自分だったら、こんな場面に直面したらうろたえて萎えてしまっていたかもしれない。
 しかし、今は逆に興奮してくる。この自分より少し年上の少女を、犯し、陵辱したいという欲望が生まれてくる。

 涙をあふれさせ、それでもなおディエチの唇は再びペニスをを探して、咥えようとする。
 男の肉体と結びつきたいという感情が、痛みをも欲望へと変える。

290 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/03(金) 22:35:46 ID:Y9R2laCM
 再びヴェロッサがディエチの頭を両手で掴み、短く刈りそろえた前髪に亀頭をこすりながら、ディエチの顔を先端で撫でていく。
 カウパー液と精液の残り汁がディエチの眉間と鼻筋を濡らし、臭いが彼女の嗅覚から侵入し脳を狂わせていく。
 クロノはディエチに腰を密着させ、さらに体重をかけてペニスを奥まで押し込んでいく。まずまっすぐに奥まで突き抜け、ひととおりを触れる。
 ペニスを挿入しきってから、ゆっくりと戻し、膣壁の感触と、処女膜の傷の具合を確かめながら、堅く青い淫肉をほぐしていく。
 初めて受ける刺激に反応して、ディエチの膣にあるいくつもの腺から、分泌液が激しく噴出されているのがわかる。
 これらのさまざまな腺から分泌されたものが混ざって、愛液と呼ばれる。
 大きく太く勃起したペニスで押すように刺激すると、それに応えて搾り出されるように、ディエチの膣が愛液であふれていくように感じられた。

「んぎっ、ぐ、ああっ、あっ、はぁ、はぁっ……くううっ!」

「はぁはぁっ、でぃっ、ディエチさぁん、いいんですよ、こらえないで、もっと声だしていいんですよぉ!あたしもてつだいますからぁ」

 クロノとディエチの間に割り込むようにして、斜め下からディエチの下乳をアルフが舐め上げていく。
 左の乳房をクロノの手で揉まれ、右の乳房をアルフの舌で舐められ、それぞれ種類の違う刺激を同時に浴びる。さらに膣にはクロノのペニスが挿入され、口にはヴェロッサのモノを咥えている。
 ひっきりなしに襲ってくるあらゆる性的刺激に、ディエチの感覚はほとんど麻痺し、痛みは薄れ、目くるめく性感が生まれつつあった。
 涙や、唾液や、汗が飛び散り、さらに愛液もそこらじゅうに塗り広げられ、乳房の表面と乳首の先端は蝋燭の灯りを反射してテラテラと光っていた。

 それらをやや離れたところからカリムに抱かれて見つめるフェイト。
 自分の股間も、もはや肉が溶けてしまったようにカリムに揉みほぐされ、あふれる蜜をカリムの騎士服のスカートにたっぷりと染みこませていた。

「ディエチ……さん……?クロノ、さんも、ああやって、セックス──を」

「そうです。初めては、少し、痛みがありますが、それは初めての証です。セックスを経験するということは人間の心と身体を大きく作り変えるのですよ」

「ひゃっ」

 語りかけながら、カリムはフェイトの耳たぶをそっと甘噛みする。歯を立てないように、唇ではさむように耳たぶを揉み、かすかな吐息が触れ、くすぐったさにフェイトは可愛らしい嬌声をあげる。
 幼い主人の声にアルフも振り向き、汁まみれの顔で微笑んだ。
 性感によってどろどろに崩れた表情は平静時なら異常と思えただろうが、今はアルフがとても愉しそうにしているように見える。
 フェイトを支えるために、何かと思いつめがちだったアルフがあんなに楽しそうに遊んでいるなんて。
 フェイトは、自分も早くみんなの仲間に入りたい、と思っていた。

「うう、あぁぁ、らめですぅアインスさん……わたし、だめんなっちゃいます……」

 既にシャッハは表情が蕩けており、だらしなく尻をついたまま、絨毯に染みを作っていた。
 普段、禁欲に努めていた彼女は、ヴェロッサに犯されたことで茫然自失になっていた。アインスはそんなシャッハに活を入れるように、股間を掴み、クリトリスを指でぐっと押し込む。

「駄目じゃあない。自分の肉体なんだ、自分の感覚の全てを受け入れるんだ。そうしてこそ真に意識は高まる」

「ひっ、いひぃっ、そ、そんなっ……どうして、こんなあ、はしたないっ」

「素直に見つめるんだ。目をふさいで見えない振りをしていてはいけない……」

 指で膣口を押し広げ、先ほど射精されたヴェロッサの精液がどろりと流れ落ちてくる。
 14歳の少年としては普通の量、しかし、今のクロノはもっともっと大量に放てるだろう。
 シャッハにも、クロノの精力を注いでやろう──しかし、今夜のメイン・イベントの主演はフェイトである。フェイトに、クロノへの想いを遂げさせる。
 シャッハとは、後でいくらでもやる機会はある。

 クロノは床に膝をついてディエチの腰を掴み、持ち上げて、動きを速めて膣を抉っている。
 生まれてから今まで、ずっと閉じられ続けていた膣の内部を、よくもみほぐすようにペニスでかきわけ、慣らしていく。カウパー液と愛液を、すりこむように肉襞に撫でつけていく。

291 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/03(金) 22:37:12 ID:Y9R2laCM
 ピストンのたびに、ディエチのふっくらとした土手にペニスの付け根が当たる感触をクロノは味わっていた。
 よく発育し肉付いた少女のからだ。エイミィより、おそらく2つか3つは年上であろう。
 若い肉体、ただ若いだけではない、若さを保っているうちに熟れることが重要だ。ただ未熟なのは若いのとは違う。いくら年齢が低くても、からだが出来上がっていなければ味わいも何も無い。
 ディエチのからだは、とても、美味しい。

「はぁはぁはぁっ、ディエチさんっ、ディエチ、だすっ、だすよっ!!」

 腰に、股間に、腹に、胸に、ディエチのからだの柔らかさを味わう。そして、ペニスの先端から根元までたっぷり、ディエチの肉襞を味わう。

「あああーっ!!あ、あ、あぃぃっ、あっ、い、いゃぁぁーっ!!」

「ぐ……くっ!っ……っぱぁっ、はぁ、あぁっ……あぁぁ!」

 息を噛むように、身体を張り詰めさせてクロノは射精した。
 自分の中の命、精力が、初めて自分の意思で搾り出されたような気がする。
 アインスとはまた違う、若く初々しい娘の女体。汗でしなったディエチの栗毛が、ひたいに張り付いている。リボンでまとめられた後ろ髪が、浮き上がってうなじをあらわにしている。
 頬を合わせ、耳たぶと首筋にキスをした。

「ああ……いいっ」

 熱く息を吐きながら、ペニスを抜く。
 破瓜の血と混じって薄紅色になった白濁が、亀頭に絡みついてどろりとこぼれ、余韻を味わうまもなくクロノの後に割り込むように今度はヴェロッサがディエチに挿入した。
 身体を引いたクロノを、ドゥーエが後ろからいやらしく抱きすくめ、手のひらと指先をいっぱいに使ってクロノの胸板と下腹を撫でる。

 ドゥーエの指がペニスに触れ、クロノは思わず肩を上げて振り返った。

「ドゥーエさん……っ」

「私も……してほしいです、ハラオウン執務官」

「今の僕は……管理局の公僕じゃあ、ないです。僕は……みんな、みんなに、あぁ……んっ」

 最後まで言い切らないうちに、クロノの口はドゥーエに塞がれた。
 ややほろ苦いキスの味。目を閉じ、今度は胸が誰かに舐められている。
 ざらついた舌の感触で、アルフだとわかった。獣耳が惚けたように弛緩し、彼女の性感がピークにあることがわかる。

「ん……んうぅ、クロノぉ、あたしにもしてよぉ」

 アルフのねだりに、クロノは両手をそれぞれドゥーエとアルフの股間に伸ばした。
 身体をひねり、手を二人に向かって広げ、頭をひねってドゥーエにキスを続ける。
 クロノの肩に胸を当て、右手を回してクロノの乳首をこね回し、左手はペニスをしごく。アルフは、もう片方のクロノの胸に吸い付いている。

 さすがに二人に同時に責められて、クロノも時折身体を跳ね上がらせる。そのたびにドゥーエは艶かしく微笑み、深く舌を差し入れてきた。

 ぐったりとしたシャッハを放し、アインスはカリムに抱かれているフェイトに向き直った。
 小足を開かせられ、フェイトは桃色のほのかな陰部をみなの前にさらしている。
 このような場だからこそ、フェイトの幼く犯罪的な裸体を、いやらしさとは違う、みずみずしい多幸感とともに眺めることができていた。

「フェイト……気持ちいいな」

「はっ……はい、アインスさん」

 カリムごと抱き上げ、ベッドまで運び、寝かせる。
 かがんだアインスの尻と太ももの張りが、ドゥーエとアルフに組み付かれたままのクロノを激しく昂ぶらせる。
 自然と手の動きが速くなり、もはやかきむしるようにアルフとドゥーエの秘部を揉みしだく。
 姉のほうはいくらかの経験があるのか、ドゥーエの肉襞はすっかり緊張が緩み、あふれるように出てくる愛液が飛び散り、垂れ落ち、クロノの手を濡らしていく。

 早く、フェイトに。
 早く彼女の元へ。両側の耳からドゥーエとアルフのそれぞれの矯正を聞き、クロノは全身を使って彼女たちを高めていく。

 そしてあっという間にディエチの中で達したヴェロッサが、組み付かれて動けないクロノを後目にアインスに向かった。

「うあっ、ロッサ!?」

「はぁはぁはぁっ、あ、アインスさん……すごい、っす」

「ふふ……青いな、その向こう見ずなところが可愛いぞ」

 聖王教会で厳しい教育を受けているとはいえ、ヴェロッサ・アコースは根が軽いおちゃらけた性格である。
 普段はシャッハに厳しく躾けられているが、この部屋に充満した催淫香で高揚し、その言動は荒くれ少年のようになっていた。

292 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/03(金) 22:38:47 ID:Y9R2laCM
 しかしクロノにとってはそれどころではない。
 初めて生まれた感情、アインスが、彼女が他の男に抱かれるところなど見たくない。想像ならまだしも、実際に目の前で見せ付けられるなど耐えられない。
 彼女を、独占したい。一人の女を自分だけのものにしたい。
 その障害を取り除くために行動したい。それは彼女に近づこうとする男を排除することのみならず、彼女の身体的、精神的、社会的すべての危機を排除することである。

 クロノは、アインスに対してそのような感情を抱いた。

 アインスはそんなクロノの思いをよそに、フェイトの前に肘をついてかがんだまま、ヴェロッサを誘うように尻を付き出して振った。

「お、おいロッサっ」

「ふぅっ、はぁ、はぁ、アインスさん」

「後ろからハメるのが好きなのか。いいな、顔に似合わず野性的だ」

「アインスさん!」

 クロノは思わず身を乗り出し、力の入った左手の指がドゥーエの媚肉に食い込む。
 法悦の声を上げてドゥーエがくずおれ、クロノにしなだれかかる。

「すごっ、すごい、すごいです、おっ、おおぼく、けつすきなんですよお、でっかいけつ、ああぁ……」

 ふらふらと誘われるようにアインスの豊満な尻にかじりつくヴェロッサ。中腰で、猿のようにだらしなく腰を振り、アインスの太ももの間からこぼれる媚肉の花弁へ、いきり立ったペニスを沈めていく。
 入り口を緩めて誘い込んだ隙に、いっきに締め上げ、急速に高まる性感からヴェロッサが少女のような悲鳴を上げる。

「ふあああっ!ああっ、アインスさぁん!ああすげっ、だめ、ぼっ、ぼくあぁぁ!」

 強がりながらも所詮は子供、というふうに、アインスはヴェロッサのはしゃぎぶりを振り返って笑った。

「くふふっ……たまらないな、まだ10秒も持ってないぞ。そんなことではクロノには勝てない」

「ああ……あ?クロノ、が?」

「お前の後ろで見ているぞ。お前の友人が悔しがっているぞ、ふふふ」

 さらに締め付ける力を強め、ヴェロッサを後ろに引っ付けたままアインスは身体を方向転換させてクロノに向かった。
 想像を絶するアインスの膣の力に、思わず振り回されてしまう。それでも抜けず、アインスの下の口にくわえ込まれたままヴェロッサはベッドに腰を落とす。

 どうにかドゥーエを絨毯に寝かせたクロノは、アルフを背中にぶら下げたままアインスに向かい合った。
 後ろでは、シャッハとディエチが身体じゅうの穴から白く濁った粘液を垂れ流して気絶している。

「クロノ……私はまだ、これでしてやったことはなかったな」

「アインスさん」

 クロノに向かったアインスは、上半身をかがめた体勢で下に垂れた乳房を両手で持ち上げ、クロノのペニスをぴったりと挟み込んだ。
 カリムには何度もしてもらったパイズリだ。それを、アインスがやるのは初めてだった。
 カリムの、マシュマロのようにやわらかな乳房とは違う、密度の大きい、重い質量を持つ張りのある乳房。
 凄まじい張りと弾力に挟まれて、カウパー液がいっきに噴出するように搾り出される。透明で潮臭い粘液が、アインスの乳房に降りかかり、胸の谷間に垂れ落ちて、さらに挟まれたペニスと乳房の表面に塗り広げられる。
 アインスの胸、乳房を、触れたい。ペニスで触れている。
 視線を上にやれば、アインスの大きな背中と尻の向こうに、ヴェロッサが腰を振っている。

 目は瞑れない。目を背けたら、アインスに心から向き合えない。
 紅潮した頬は、彼女の愛の証。
 言葉でいくら平静を保っていても、身体は正直だ。
 ヴェロッサには負けたくない。本当に彼女を愛するのは自分だ。そう思いながら、クロノはアインスの乳房を押すように、ペニスをこすりつけ始める。
 アインスもそれを受け止め、左右あわせてキログラム級の巨大な乳房で、クロノの自身をすっぽりと包み込む。

「アイン……ス……さん……っ」

 こんなことをするなんて。
 アインスに、愛する女性に、二人がかりで同時にするなんて。上の口と下の口、それぞれに違う男のペニスを突っ込まれている。そのような行為をアインスにする。
 可憐な、凛とした、美しい女性を、汗と脂まみれの男が犯す。クロノやヴェロッサの年齢では大人の男に比べればまだきれいな少年だが、クロノの認識では自分たちは汚い男だ。

 アインスを犯す。彼女を、汚す。その罪悪感がなおさらに性感を強調する。
 クロノはあっという間に達し、睾丸が再び上昇し射精にむけて動き出す。

293 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/03(金) 22:39:33 ID:Y9R2laCM
 愛する男の身体の変化を見逃さない。アインスは乳房をさらに寄せてクロノのペニスを扱き、硬く勃起した大きな乳首がクロノの内股をこする。
 もはや触り慣れた乳首の独特の触感が股間に生まれていることを感じ取り、クロノは、アインスの奉仕に脳奥が溶けるような感覚を味わった。
 どこで達する。カリムには、尻にかけた。アインスにはどうする。
 クロノが声に出さないうちに、乳房の間からペニスを引っ張り上げるようにしてアインスはクロノの亀頭を咥えた。
 肉厚で力強いアインスの唇が、敏感なカリの先端を刺激する。
 ペニスの先端と周囲の境界が分からない。アインスの麗しい瞼が、睫で彩られ、クロノの股間の上で動いている。

 肉が溶ける、愛欲の泥沼。
 アインスに咥えられたまま、クロノは今夜何度目か分からないほどの射精をした。
 精液を口の中に溜め込まず、アインスはクロノが精を放つごとにすぐに飲み下していく。それはあたかもクロノは自分のものだと主張しているかのようだった。

 やや遅れてヴェロッサも限界を迎え、アインスの大きな尻にしがみついたまま全身を震わせて射精し、やがて崩れ落ちた。
 まさに精力を搾り取られた。

「はぁ、はぁ……アインス、さん」

「凄いな……。嬉しいよ、お前はよく成長した──さあ、これで最後だ。彼女がお前を待っている」

 アインスはゆっくりと身体をどかし、クロノの目の前に、ベッドに横たえられたフェイトがいる。
 クロノは黙って、ベッドに上がり、フェイトの前に跪いた。
 聖なる王女に傅くように。フェイトは、カリムとアインスに愛撫されてすっかり股間を溶かしていた。

「クロノさん。私、クロノさんのことが……好きです」

「私たちも手伝うわ。いっぱいいっぱい感じさせて、フェイトさんの初めてを助けるの。
フェイトさん、自分のからだのことは、自分がいちばんわかっているのですから──クロノさんにどうしてほしいか、言葉に出して、伝えてくださいね」

 カリムがフェイトの横につき、左手でフェイトの胸を撫でさすりながら、右手を回してフェイトのすじを撫でる。
 幼い少女ならではのぴっちりと閉じられた割れ目は、興奮によって肉が膨張し、ふっくらとした女陰の形をあらわにしている。いわゆるモリマンのように、大陰唇が淫肉となって盛り上がったアーチを描いている。
 もはや9歳の少女の性器とは思えないほどに高められていた。
 クロノは、改めてカリムの性技の底知れなさを思う。フェイトをここまで愛撫し準備してくれて、フェイトに尽くそうという気持ちが生まれる。
 彼女を貫き、処女を奪うことがその証だ。フェイトに、自分より年下の幼い少女に、クロノは自らの肉棒を捧げる。

「フェイトさん……僕をいっぱい感じてください……」

 腰を進める。まるで果てしない粘液の固まりに突っ込んだように、絶妙な圧力とスムーズさを感じる。
 処女膜がもはや抵抗にならないほどにほぐされている。
 ゆっくりと膣の粘膜が開き、拡げられ、フェイトの性器はクロノによって、みるみるうちに拡張されていく。
 狭く閉じられた膣から、新た生命を産み落とすための産道へと変化していく。その様子が、下半身から感じ取れるようだ。

「フェイトさん、ああ、ああ──!」

「すご、あっ、あぁぁ、おっき、おっきなのがはい、はいってぇ……きます……!もっと、もっとほしいです、わたしのなかにはいってきてほしいです……!」

 身体をのけぞらせ、求愛の言葉を紡ぐフェイト。性行為という概念さえ知らなかったはずの少女が、自分を求めている。
 それは淫らで、それでいて純真だ。
 フェイトは真に純粋な感情からクロノを求めている。性行為がやましいものだという先入観がない。
 だからこそ、クロノを、恥ずかしがらずに求めることができる。

「クロノさんのおちんちんが、すごい、こんなに、あぁもう、すごい、あぁあぁぁ……!」

 言葉にできずに声を上げ、フェイトは悶える。目くるめく快感を与えてくれるクロノ、そして、自分の肉体はいつでも、クロノにこの行為を求めることができる。

294 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/03(金) 22:40:45 ID:Y9R2laCM
 カリムは後ろからフェイトを抱きしめ、フェイトはクロノとカリムにかわるがわる唇を差し出し、キスをする。
 クロノの胸板に押し当てられたフェイトの胸を、アルフがついばんでいる。

「泣かないで、フェイトさん──」

「ひぃあぁ──きもちい、いいっ、いいんです……あ、あ、あっ──いい、おねがい、もっとおねがい──」

 ベッドに倒れたフェイトの頭をカリムは太ももで膝枕にして支え、つられて身体を上げたクロノの尻にはアインスとドゥーエが吸い付く。
 アナル舐めは、これもクロノには初めてだった。アインスがクロノの尻たぶを引っ張って肛門周辺を広げ、そこにドゥーエが舌を差し入れる。
 ぞわつくような感触に、思わず前に飛び出して、さらにフェイトに深く挿入される。

「はぁ、はぁ、あ、ハラオウン執務官、ああぁ……こんないけない修道女に、どうか罰を……」

 クロノの後ろに並んで這い蹲りアナルを舐めながら、アインスはドゥーエの尻へさらに手を伸ばした。
 中指と人差し指を巧みに使い、膣とアナルを同時に責める。ドゥーエは身体を崩すようにしてベッドに落ち、舌がクロノの陰嚢に当たった。
 唇に、ぱんぱんに張ってまさに今精子をつくりだしているクロノの睾丸の硬さが伝わる。
 さらに、そこから伸びた濃赤色の肉棒が、熟れた桃色の肉襞に突き立っている。
 フェイトもクロノも若く、その性器はまだ色素が沈着していないきれいなものだ。美しく、そして淫ら。

 横目にドゥーエは、クロノの尻筋を思い切り舐め上げるアインスを見た。
 眉間を寄せて、舌をいっぱいに長く伸ばしクロノの味を舐め取ろうとしているアインスは、やはり心の底ではこの男に心を囚われているのだと、麻黄で酔った意識の中でドゥーエは思った。

 もし彼女が本気で彼に心を奪われたのなら、闇の書の運命は変わるかもしれない──ドゥーエの意識は途切れがちになり、クロノの腰の動きにつれて跳ねる陰嚢を見た。
 毛の生えていない袋に、収まっている玉の動きがよく見える。男の身体は愛しく、可愛い。
 だからこそ、自分はアインスに、カリムに、負けたのかもしれない。

「ふむぅぅっくろの、クロノ──!くう、ううっ、はぁだせっ!フェイトに、思い切り、植えつけろ!虜にしてやるんだ──!」

「ひぃぃ、いぁっ、あぁ、ああ、あっ──!あ、あ、ああぁぁーっ!!」

 クロノはもはや、14歳の少年としては考えられないほどに強烈な精力を得ていた。
 激しい射精の量はミッドチルダ人男性の平均をはるかに超え、注ぎ込まれる精液はフェイトの下腹を、はっきり目で見てわかるほどに隆起させた。
 異物が体内の臓器に侵入してくる感触にフェイトは絶叫して悶え、口から涎を垂らし、涙と鼻水をこぼしてがくがくと身体を震わせる。
 さらにオーガズムが過ぎてもぎゅっとペニスを押し込んだままにし、膣口から精液が漏れてこないようにする。
 頭の中のイメージで、フェイトの子宮口へ精液を押し込む想像をする。
 こうやって、自分の精子で染め上げる。フェイトを、虜にする。

 欲望を、解き放て。

 フェイトの悲鳴に混じって、アインスのどこか哀しげな吼え声を耳に残しながら、ドゥーエの意識はついに闇に沈んだ。





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295 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/08/03(金) 22:43:35 ID:Y9R2laCM
投下終了です

みんなでえっちしまくり!
クロノくん、アインスさん、カリムさん、ヴェロッサくん、フェイトちゃん、アルフ、ドゥーエさん、ディエチちゃん、シャッハさん…
ひいふうみい・・・なんと9人!9Pですわよ奥さん(・Д・)

嫉妬するクロノくんはかわいいですねー

そして着実にアインスさんに侵食されつつある…人外ちんぽ(・∀・)イイ!!

ではー

296 名無しさん@魔法少女 :2012/08/04(土) 12:25:56 ID:w3Fz6ysI
なんという濃厚なエロ・・・・堪らん
9Pとか多すぎんだろう

クロノもヴェロッサももげろwww

ディエチちゃんの処女奪えるとか羨ましすぎるぜ

297 名無しさん@魔法少女 :2012/08/04(土) 16:36:04 ID:TzFiW.yI
クロノそこまで好きじゃないなぁ…

ところで、触手はヌルヌルビチャビチャした物と思われがちだけど
カサカサカリカリガザガザゴキベキした感じの触手とかどうだろう

298 名無しさん@魔法少女 :2012/08/04(土) 17:28:31 ID:rND1w6y.
そもそも何で触手=ぬめってるイメージなのかというと、現実で触手(っぽい器官)を持ってる生き物の殆どが海の生き物だからなんだよな(タコとかイソギンチャクとか)

299 名無しさん@魔法少女 :2012/08/04(土) 17:41:04 ID:d5HoG9Xs
触手の始祖(?)もタコだしな

300 名無しさん@魔法少女 :2012/08/04(土) 19:29:57 ID:b4BAo8nc
剛毛タイプなら植物の蔦だろうか、朝顔のツルとか

性的刺激よりも痛みのが先に来るだろうけど

301 名無しさん@魔法少女 :2012/08/04(土) 21:36:33 ID:AXSAK9CA
ヌメってるのは触手さんが相手を傷付けないための配慮

302 名無しさん@魔法少女 :2012/08/04(土) 22:23:39 ID:ygQKuuqI
>>295
ディエチちゃんハァハァ
ものすごい大乱交ごちそうさまでした!

303 名無しさん@魔法少女 :2012/08/05(日) 00:19:32 ID:Qhi6dTG.
>>148が落ちたな
きちんと前スレが落ちたの確認せずに建てたから残念だが当然

304 名無しさん@魔法少女 :2012/08/05(日) 07:14:28 ID:bF0zfuGc
大分今更ですが>>141のAcht氏GJ!
いいですね、なのはさんの鬱物大好物です。
あえて欲を言うならフェイトさんの反応等をもっと詳しく見たかったですが……。
これからも鬱物や鬱からのトゥルーエンド?モノ期待してます。

305 名無しさん@魔法少女 :2012/08/05(日) 23:59:50 ID:jSKl7fqA
Sandy氏のリインエロは濃ゆくてよい、映画の勢いでリインのエロもっと増えるといいよな。


ザッフィーとのほろ苦い純愛とか誰か書いてくれんだろうか。

306 アスカ :2012/08/06(月) 12:37:06 ID:gajd5xuQ
どーもこんにちは
前スレでティアナの凌辱物を書いた者ですが続きが書けたので投下します
凌辱物ですので苦手な方は注意してください
タイトルは続・淫獄に堕ちたティアナ

307 続・淫獄に堕ちたティアナ :2012/08/06(月) 12:37:38 ID:gajd5xuQ
捕らわれの身となったティアナが嵐のような凌辱を受け処女を散らされたあの日から数か月が経過していた
その間ティアナはほぼ毎日のようにあの男の性欲処理の道具としてその身を汚されていた
そして今日もまた……

「んん…ちゅぱっ……んぅ」
「うむぅ!?…んぅっ……んんぅ…」
組み伏せるようにティアナに覆い被さり男はティアナの唇を貪るように熱い口付けを交わしていた
口内に侵入した男の舌はじゅるじゅると音を立てティアナの舌に絡みつき交わり始めると口付けが生み出す水音もその激しさを増していた
「んぶぅ…ちゅぱ……んぁ……」
激しい口付けを交わしながら男はティアナの様子を覗き込む
初めのうちは敵意の籠っていた彼女の瞳だったがこうして彼女を犯し始めてから数か月が経つうちに彼女は徐々に快楽に飲まれていき
その目からは段々と光が消えていき今はもうどうにもならいのだという諦めの色が濃く出るようになっていた
それでもわずかに残った彼女のプライドや希望が彼女を繋ぎ止めており完全に堕ちずにいたが彼女の様子からそれも限界に近いのがよくわかる
そんなティアナに残った僅かなプライドや希望を砕いていくのが彼にとって最近の愉しみの一つとなっていた


今度は彼女の胸のたわわな乳肉を揉み始めると彼女は仰け反りながらその身をくねらせる
「んはぁっ!や、やぁん…」
「気持ち良いかね?まぁ君はこうしておっぱいを揉まれるのが好きだからそれだけ感じても無理はないか…」
「ち、違う、そんなんじゃないのにぃ……」
そうやって否定しても次々に齎される快楽に徐々に流され始めその身を男に委ねてしまいそうになる
しかしそれに流されまいと意識を保とうと必死なティアナに追い打ちをかけるように男は右手をティアナの股座へと伸ばすと人差し指が秘部への侵入を開始する
「ふぁあ!?あぅっ…や、やめてぇ…」
予期せぬ快楽に頭がスパークしそうになる
更に侵入した指が膣内をかき回し出し入れしティアナを快楽の絶頂へ高めていく
そして左手で胸を捏ね繰り廻しその感触を楽しみながら今度は耳を甘噛みし、舐め回し始めた
「やだぁ……ひゃん!」
そうやって舐め回す度にこうして一々反応するのだから止められないとばかりにティアナの様子にほくそ笑むと顔へ…首筋へ……胸元へと這いずらせていく
そのまま右手で弄んでいる方の胸とは反対側の胸に舌を這わせるとその頂で既に硬くなっていた乳首に吸い付く
「いやぁあぁぁぁぁあ!?」
その瞬間ティアナの体が大きく跳ね上がり顔は更に赤みを増し息も絶え絶えになる
口の中で乳首を転がし始めるとティアナは更に甘い声を上げながらよがるのだった
ティアナの顔は上気し目の端には涙が湛え口端からはだらしなく涎が垂れており限界が近いのは明白だった
男はティアナに追撃とばかりに秘部に指をもう一本挿し入れると今度は2本の指でかき回し更なる快楽を与えていた
「あァぁッ!?に、2本もなんて……やぁ!ゆ、ゆび…動かさないでぇぇえっ!!」
こちらを弄びその反応を愉しむような男の行為一つ一つが確実にティアナの理性を破壊していく
限界を迎えていたティアナがその刺激に長く耐えられるはずもなく
絶頂を迎え自分の膣内をかき回していた男の腕を染めるように激しく潮を吹きティアナはイかされたのだった

308 続・淫獄に堕ちたティアナ :2012/08/06(月) 12:38:34 ID:gajd5xuQ
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ……あぁ……こんな……」
自分がイかされた事への恥辱からか焦点は定まらず意識も虚ろで心此処に在らずといった様子だった
「次はそのたわわな胸とお口を使ってご奉仕してくれるかね?淫乱な執務官のティアナ君♪」
挑発的でこちらを嘲笑うような男の態度にティアナの心に再び強い怒りが宿る
この男への強い怒りとこの卑劣な男に屈せねばならない自分…その両方への怒りだ
しかし人質となった仲間を守る為にはこの男に屈せねばならない……
その事実を嫌々ながら受け入れるとティアナは怒りを抑え眼前にそびえる男の肉棒におずおずと近づくと躊躇いがちにたわわな胸の間に挟み込み
先端から既に溢れだした先走りを躊躇いがちにチロチロと舐めながら胸を上下に動かし始め男への奉仕を開始した
「ん、ちゅぱ、ちゅる…れろ…」
(胸の中が熱い……それにこの匂い……頭がくらくらする……)
噎せ返るような雄の匂いと羞恥と屈辱に顔を真っ赤にしながらも懸命に奉仕するティアナの姿が男の性欲と歪んだ欲望を満たしていた
「んっ……んぷっ……はぁ…どんどん硬くなってきてる…」
男への奉仕をしているうちに段々と朦朧としていく意識と共にティアナの表情も弛緩していく
やがて彼女は無意識のうちに男の肉棒を根元まで咥えこむと舌を絡めて男のソレを味わい吸い立てながら顔を激しく動かしていた
その様子から彼女が悦楽に飲まれていっているのは誰の目にも明らかだった
そうしたティアナの淫らな奉仕が与える快楽を愉しんでいた男はティアナの口内から己の肉棒を引き抜くとティアナに向けて精液を吐き出した
勢いよく吐き出された男の精液が凄まじい勢いでティアナに降りかかる
「あぁ…んぁ………はぁん…」
ティアナのその顔が…美しい髪が…豊満な胸が…その肢体が…みるみるうちに男の精液で白くデコレーションされていく
「はぁ……あぁ…凄い匂い……」
精液塗れた肢体と抵抗の意思が消えた瞳のままティアナは力なくベッドに倒れこんだ
そんなティアナの痴態とこの女を思うがままに嬲っているという優越感が男に愉悦を与え再び男の性欲を高めていき男の肉棒は先程以上にいきり立っていた
男はティアナの足を掴み股を開かせると秘部から愛液がとめどなく溢れ太ももまで垂れ落ちていたのがよくわかった
「あっ……んぅ……」
「もう準備は万端だな……それじゃあ本番といこうか…」
そう言うと男はティアナの奉仕で滑りを増した肉棒をティアナの膣口に挿し込んでいく
「ひぃっ!?いやぁああぁぁぁっ!」
「先端が入っただけなのにすごい反応だな…まぁそこが淫らで良いんだが」
「はあぁぁぁあ………!」
めりめりと何の遠慮もなく入り込んでくる肉棒の感触にティアナの身体が跳ね上がる
「ふぅ…ぷりぷりでしっかりと咥えこむ様なこの感触……何度味わっても飽きない良いものだ……本当に君は素晴らしい名器を持っているな」
「あ、あがっ!あっふぅぅうぅん…」
(あぁどうして……どうしてこんなに感じちゃうの……私…こんなの嫌な筈なのに…)
頭でそう思っていても身体の反応は止められない……それはこの数か月でティアナの身体が完全にこの男によって堕とされた事の何よりの証だった
「あっあぁん……うぅ……やぁっ……はぁん!」
エラの張った男の肉棒が膣壁を容赦なくこすり上げる度にティアナの口からは甘美な声が発せられていく
「フフフ、君も随分気持ち良くなってるみたいで私も嬉しいよ」
「ち、違うのぉ!……気持ち良くなんて…ないのにぃ…」
「嘘を言っちゃいけないなぁ…その証拠にほら、可愛い乳首がこんなに硬く勃起しているじゃないか」
「あっ!……やだ、だめぇ!…いやぁ!」
男が乳首を摘み指先で抓るようにこね回すとティアナの嬌声は更に大きくなる
「うぁ……ああぁぁ……あんっ……はぁぁっ…」
「いやいや、なかなかの乱れっぷりだ。私も俄然やる気が出てきたよ」
「嫌ぁ!う、動かさないでぇえ!」
男の腰の動きが加速しティアナを襲う快楽の波は更に激しさを増していきパンパンと男が腰を打ち付ける音が室内に鳴り響く
その音が否応なしに自分が犯されているのだという事をティアナに認識させていた

309 続・淫獄に堕ちたティアナ :2012/08/06(月) 12:40:05 ID:gajd5xuQ
すると男はティアナの身体を掴み起き上がらせると体勢を入れ替え始める
「こ、今度は……何なの?」
「なぁに、同じ姿勢のままじゃつまらないだろう?今度は君にも動いてもらおうと思ってね」
そう言うと男はティアナを寝転ぶ自分に跨らせ騎上位の体勢にさせると再び腰を動かし始める
「あぅぅ、こんな……あっ、んんっ…」
男が腰を動かす度に身体が浮き上がり、自分の重さで再び男の腰に沈むという動きの繰り返しがティアナに更なる刺激と快楽を与る
それが更にティアナの理性を破壊していき、彼女はいつしかその快楽を自ら貪るように腰を動かし始めていた
「うっ、はぁぁ……やぁん……」
(ああ、どうしよう……このままじゃ私…おかしくなっちゃう...)
ティアナはこの快楽に飲まれて自分がおかしくなっていってもう元の自分には戻れなくなってしまうのではないかという想いがティアナにはたまらなく恐ろしかった
「しかしまぁこの姿勢だと激しく揺れる君のおっぱいを存分に眺める事が出来るな。これはいい」
男はそんなティアナの想いなどどこ吹く風と言わんばかりに下卑た笑みを浮かべティアナを嘲笑うように挑発する
だが今のティアナにはそれに反論する余裕など無く今は迫りくる快楽の波に飲み込まれてしまわぬように耐えるのが精一杯だった
そんなティアナに追撃とばかりに男は右手で胸を鷲掴みにし揉み始め左手で尻を撫で回し始める
「あァ!…ふぁぁぁん……やだぁ…あんっ!」
「どうだい、気持ち良いかね?……まぁこれだけ激しく腰を振っているのが気持ち良いと感じている何よりの証拠なのだろうがね」
「ち、……ちがぅの……ひもちよくなんかぁ……」
なんとか否定しようと発した言葉も呂律が回っていないせいでなんの説得力も無い今の自分がティアナには心底情け無く思えた
すると男はティアナの耳元に顔を近付け言った
「いい事を教えてあげようか......私はね、さっきから腰を動かしていないんだよ」
「………え?」
「つまり君は自分の意思で腰を動かして、盛りのついた雌犬みたいに必死に腰を振っていたという訳さ。……それが君が気持ちいいと感じていたという何よりの証拠だろう?」
その言葉通り確かに彼の腰は動いておらず自分がリズミカルに……必死になって腰を動かしていたのだという事をティアナは漸く理解した
「あ……あぁ……あっ…」
これまで心の中にあった無理矢理犯されておりそれに自分は必死に耐えていたというティアナの唯一の心の拠り所が、無残に崩れていく…
心のどこかでこの男が自分に与える快楽を望んでいたのだという認識とその誘惑に負けて犯されている事への羞恥によっていつの間にかティアナの目の端から涙が溢れだしていた
「これでわかっただろう、君が犯される事に喜びを感じていた淫乱な雌犬だったという事が」
「そ、そんな……あ、あたしは……雌…犬……なんかじゃ…」
激しい動揺を隠しきれず言葉を失っていたティアナの姿を満足そうに眺めていた男がティアナに更なる追い打ちをかける
「雌犬は雌犬らしく腰を振ってイッてしまったらどうだい?淫乱な雌犬のティアナ君」
「やぁぁん、いや……あたしは……あたしはぁ…」
「ほら、そんな雌犬のティアナ君にはたっぷりと精液を注いであげるからありがたく受け取ってくれたまえ」
「ッ!?……やだ…な、膣内には…膣内には出さないでぇぇぇっ!!」
精液という言葉に一瞬正気に戻り必死に哀願する
「そんな事を言っても君のいやらしいココは私を咥えこんで離そうとしないじゃないか。何よりあんな事を言われてなお君は腰を動かすのを止めようとしない」
男の言う通りティアナは激しく腰を動かし男の肉棒を更に奥へ奥へと誘おうとしており言葉で否定はしていてもティアナの肉体は更なる淫らな快楽を求めていた
「あぁ……どうして…わたし……こんな…」
「さっきも言っただろう、そうやってオトコを求め精を貪る淫乱な姿こそが君の本性だったという訳さ。では……そろそろ出すとしようか!」
男はそう言うと肉棒を根元までねじ込みティアナの一番深いところまで届かせると己の熱く滾る精液を大量にティアナの膣内に注ぎ込み始めた
「いやあぁぁあんっ! んんっ…んはぁ!はぁ…あん、やぁ……ああぁぁぁぁぁあっ! 」
(あぁ……もうだめ…気持ち良すぎて……頭の中…真っ白に……なっちゃう……)
男の射精が終わるのと同時に絶頂を迎え完全に果てたティアナは自分の膣内を満たした精液の熱さと
未だ自分を貫いたままの肉棒の感触に身震いしながら「はぁぅん……」と悩ましげな甘い吐息と共にゆっくりと男の上に倒れこんだ
「はぁ…はぁ……膣内に…いっぱぃ…」

310 続・淫獄に堕ちたティアナ :2012/08/06(月) 12:41:11 ID:gajd5xuQ
(あぁ……また……汚されてしまった)
味わわされた屈辱と精を求める淫らな自分の姿にティアナはより深い絶望の中へ堕ちていくのを感じていた
そしてその精と淫らな悦楽の味を知りそれに酔いしれている自分を思い知らされた
それはこの数か月の間自分の尊厳を踏み躙られながらも必死に耐え抜いてきた最後のプライドを粉々に粉砕するには充分であった


それから更に数日の後……


「はぁ……あぁん!……うぅ…ぁん」
男に右手で胸を揉まれ捏ね繰り廻され左手で秘部を弄られ淫らに喘ぐティアナ
それはこの数か月繰り返し行われてきた二人の情事…だがその様子はこれまでとは異なるものだった
これまでは男が一方的に嬲られ犯されてティアナはそれに耐えるように堪えていた
だが今のティアナはそれを素直に受け入れ、自ら彼に口付け積極的に舌を絡め送られてきた唾液を飲み込んでいき男から齎される性の悦びを貪るように求めていた
男もそれに応えるようにティアナへの愛撫を強めていき『ぐちゃっ!ぐちゃっ!』と秘部から響く淫らな水音は更に激しさを増していった
「ひゃあっ!!…イイ…あぁぁぁぁんっ!……い…くぅ…うぅん…」
やがて限界を迎えたティアナは男の愛撫で果てたが彼女の肉壁は秘部に挿し込まれた彼の指を離すまいと未だに締め付けてくる
そんなティアナの秘部から指を引き抜き口内から男の舌が離れていくがティアナはそれが名残惜しいのか切なげに甘し声を出し手を伸ばし彼を求めた
「ふぅ……さてと、どうだいティアナ今の気分は?」
「は…ぃ……とっても…きもち…よかったです……」
「ほう、そうかね……ならばもっと気持ちよくなりたいとは思わないかい?」
そう言うと男はティアナに雄々しくいきり立った自らの肉棒を見せつける
するとティアナは恍惚とした表情を浮かべそれに顔を近付ける
「もしももっとしてほしいのならそれをはっきりと言ってくれるとありがたいのだがね」
そう言われるとティアナは四つん這いの姿勢になるとお尻を男の方に向けると淫らな言葉でねだり始めた
「お願いします……いやらしいあたしをもっと……気持ち良くしてください。………あたしのここに…あなたのおちんちんを……入れて下さい…」
それはこれまでに男に言わされていた屈辱的な台詞の筈だが今のティアナは何の抵抗も無く自然にこの言葉を口にしていた
男もその様子に満足気に笑みを浮かべるとティアナの秘部へ勢いよく肉棒を挿し込んだ
「あっ……ああ…あぁん…」
男に貫かれた瞬間ティアナの口からは甘美な悦びの声が発せられた
「あぁ…き、気持ち良い……」
積極的に腰を動かし狂ったように男の肉棒を求め締め付ける彼女の肉壁が男を更に刺激し射精に導こうとする
「すごい……締りだな…そんなにコレが欲しいのかね?」
「はぃ……そうです……だから…もっと…もっとぉ…」
ティアナの懇願に応えるように男は激しく揺れる乳肉を背後から鷲掴みにし指先で乳首を弄りながらより激しく腰を動かす
「はっ…はぁ!あんっ…ああ……ひゃあぁぁぁんっ!!」
絶頂を迎えたティアナの膣壁は精液を求めて男の肉棒をより強く締め付けていく
それに応えるように男の精液がティアナの膣内へと注ぎ込まれていく
「あぁっ!!……はぁぁぁぁぁぁん!」
(気持ち良い……気持ち良すぎて…もう…何も考えられない……)
絶頂の余韻に酔いしれて焦点の定まらない瞳とだらしなく開かれた口から涎を垂らし雌としての悦びに身を委ねるティアナの姿は紛れもなく快楽の虜となった淫乱な雌犬そのものだった…

311 続・淫獄に堕ちたティアナ :2012/08/06(月) 12:42:05 ID:gajd5xuQ
投下終了です
おかしいな先に書いてた筈の和姦物よりこっちの方がずっと早く筆が進むなんて…
まぁそれもティアナがエロくて魅力的なんだから仕方ないよね(^w^)
後は前に言ったトマリリ物を早く書き上げるように頑張ります

ではまた

312 名無しさん@魔法少女 :2012/08/06(月) 15:23:58 ID:c4gKTy/k
乙っすー

313 名無しさん@魔法少女 :2012/08/06(月) 19:30:17 ID:pyG1P1jM
>>311
続き、ありますか?
GJ


だれか医療少女シャマルの悪戯治療室かかないかな

314 名無しさん@魔法少女 :2012/08/06(月) 20:59:17 ID:Zr9Bx6dI
>>311
うp乙&GJです。本当にティアナはこういうシチュがよく似合うのは何故だろうか・・・

>>313
医療「少女」・・・・・・?

315 名無しさん@魔法少女 :2012/08/06(月) 21:32:37 ID:qnceO0g6
あああっ、>>314の腹から腕が!?

316 名無しさん@魔法少女 :2012/08/07(火) 00:43:54 ID:4.qcSj5.
腹から生えた手は下へと進んでゆき、
妖しい動きをし始める

317 名無しさん@魔法少女 :2012/08/07(火) 02:28:00 ID:54j5vH2k
疲れて帰ってすぐ寝ちゃって今起きた
女性陣の胸から母乳の代わりに触手がニュルニュル湧き出てくる夢を見た
女性型クリーチャー、もしくはクリーチャー化ネタってあった?

318 アスカ :2012/08/07(火) 08:39:35 ID:hOA2iLFQ
感想ありがとうございます
>>313
続きは特に考えて無いですね
まぁ最初はもっと回数分けて徐々に堕としていこうかと思ってたんですがダラダラ引き延ばすより
まずは終わらせる方が大事かなと思って途中にやろうと思ってたのを削って一気に堕とす方向にシフトしたので・・・
でももう堕ちたティアナはともかくティアナを捜索、救助に来た人間を題材にすればまだ続けられるのかな?

319 名無しさん@魔法少女 :2012/08/08(水) 17:32:04 ID:q1YDI1lk
>>317
なのはさんがスライム化してフェイトさんを捕食してるのはあったような気がする。
あとキャロが竜化するのとかもあったかな。

320 313 :2012/08/09(木) 02:17:52 ID:WdNWzv8I
>>318
テンポ良かったです

救出チームを堕とすとこ読みたい
「ごめんなさい。でも私もうあの人なしじゃいられなくて」みたいな?

321 アスカ :2012/08/09(木) 08:32:20 ID:Yn0ZjQ.Y
>>320
そんな感じの台詞+救助に来たキャラも捕まって犯される的な作品にしようかなと考えてます
しかし純愛物には苦労するのにこういう凌辱物のネタはホイホイ浮かぶってのはエロ同人の読み過ぎなのかな?

322 名無しさん@魔法少女 :2012/08/09(木) 18:07:28 ID:Fx1v8jCQ
>>321
そこはしょうがない。
後者の方が前者よりは多分簡単だと思う。
それでも週・月単位でシリーズ化出来るエロ作家はすごい。

323 313 :2012/08/11(土) 10:02:25 ID:OVWq29iA
純愛も凌辱もあって当たり前の欲なんで2次元の創作で解消するのは健全なんじゃないかな?
大々的に表明は違った意味で恥ずかしいしw

324 名無しさん@魔法少女 :2012/08/13(月) 16:37:22 ID:ErYdruRI
リオちゃんペロペロ(^ω^)

325 名無しさん@魔法少女 :2012/08/15(水) 07:24:28 ID:.EQ1SjrU
つまり
なのはさん「萌えが足らんのだ!萌えが!」
という事か

326 名無しさん@魔法少女 :2012/08/15(水) 11:15:01 ID:EFDeavkU
>>325
ダメだしされたユーノが「さあ・・・カモォン、カァモン・・・」とか「いけません、事務所の人に怒られます」とかいうのか
ミズハスはそっち系にも多数出演しているから問題ないから、なのはの方がNGか

327 名無しさん@魔法少女 :2012/08/15(水) 14:53:59 ID:.EQ1SjrU
>>326
フェイトさん「ち、ちょりーす…」
フェイトさん「何をする!やめ…アーッ!?」
あれ?フェイトさん刹那役にぴったり?

328 名無しさん@魔法少女 :2012/08/15(水) 18:53:59 ID:c4LdINv2
>>325
ぶっちゃけ今までがありすぎたからもういいかも…

329 名無しさん@魔法少女 :2012/08/15(水) 21:38:14 ID:bUjKrifA
なのは「愛(萌え)もある…悲しみ(鬱)もある…でも凌辱がないでしょ!」
ということだな

330 名無しさん@魔法少女 :2012/08/16(木) 07:24:48 ID:qMKCrq.M
>>329
普通の魔法少女系エロゲー要素入れるのか・・・一応、フェイトは触手プレイ経験済みだっけか?
というかこの手の定番が他に思ういつかない。スライムでヌルヌルとか?

331 名無しさん@魔法少女 :2012/08/16(木) 16:16:48 ID:EMoV6fkw
魔法少女系のエロゲーネタかどうかは分からないが全裸で磔にされたってのはリリィが経験したな

332 名無しさん@魔法少女 :2012/08/16(木) 17:39:09 ID:uckcgufY
非殺傷設定の魔法でバリアジャケットだけ破けるのも充分にソレ的だと思うが

魔法少女モノのアレとするなら、触手分と苗床分が欲しいよなぁ、やっぱり。

333 名無しさん@魔法少女 :2012/08/16(木) 17:49:45 ID:pRsiBwH.
一般的じゃないかもしれんけど、変身や変身解除するのにエロい行為(またはそれに準ずるもの)が必要ってのもあるよね

334 名無しさん@魔法少女 :2012/08/16(木) 18:56:11 ID:EMoV6fkw
>>334
その手のネタでふとトーマとリリィが性的に交わる事でリアクト時のシンクロ率が上昇するってネタが浮かんだわ

335 名無しさん@魔法少女 :2012/08/16(木) 21:48:41 ID:3MtRHGPQ
>>334
ただし、寸止めは効果が乗数化
イクと元に戻る
ってのはどうでしょう

336 名無しさん@魔法少女 :2012/08/16(木) 21:53:19 ID:3MtRHGPQ
>>335
訂正
×乗数化
ねずみ算化

337 名無しさん@魔法少女 :2012/08/17(金) 01:23:47 ID:Yu7WVyjA
>>335
寸止めばっかで散々溜め込み欲求不満に耐えられなくなった二人が
理性の一切合切捨てて激しく求め合うっていうオチまでつけばもう言う事ないな

338 名無しさん@魔法少女 :2012/08/17(金) 14:43:10 ID:tTducKDo
>>338
その結果リリィが妊娠して騒動になっちゃうとこを忘れてるぞ

339 名無しさん@魔法少女 :2012/08/18(土) 00:37:51 ID:i2bMFa6c
誰だ、なのは達が細胞分裂みたいに分裂しつつ増えて乱交
って電波送って来たの。ここの連中以外に誰がいるって言うんだ?

340 名無しさん@魔法少女 :2012/08/18(土) 01:54:01 ID:vdH.pQOY
送ったかもしれないけど、記憶が曖昧だからちょっと形にして出してくれないか?

341 名無しさん@魔法少女 :2012/08/18(土) 15:06:47 ID:OHvSCTMs
色々な意味で時代の最先端な此処でトマリリィとかユノシュテとかが
ないことにちょっと驚愕した。

342 名無しさん@魔法少女 :2012/08/18(土) 18:10:34 ID:PJkh.k3g
>>341
リリカル自体が時代から下がり気味だからしょうがないのかも。

343 名無しさん@魔法少女 :2012/08/18(土) 18:26:50 ID:SowbbwGw
>>341
Youがそれらの先陣を切っちゃってもいいのよ?

344 名無しさん@魔法少女 :2012/08/18(土) 20:25:25 ID:l9M.X4y.
150キロのストレートくらいの陵辱モノきぼん

345 名無しさん@魔法少女 :2012/08/18(土) 20:42:08 ID:NdH4LeXk
なのは「スガスガしいほどの凌辱を希望なの。もちろん私がする側で」

346 名無しさん@魔法少女 :2012/08/18(土) 21:12:59 ID:QpfDrf.s
フェイト「覚悟は出来てるよ」ワクワク

347 名無しさん@魔法少女 :2012/08/18(土) 23:36:21 ID:vYhlDJg.
ユーノ「はぁ、また僕のお尻の穴にレイジングハートを突っ込むのかい?」

348 名無しさん@魔法少女 :2012/08/19(日) 00:11:40 ID:7em.wsu2
>>347
ただし使用魔法はスターダストフォール

349 名無しさん@魔法少女 :2012/08/19(日) 02:12:36 ID:lIBeOVTs
ユーノとクロノがトーマをSM調教したりとか、逆にトーマとエリオがユーノをSM調教したりとか
エリオがトーマを調教するようなSSを書く猛者はおらんもんかね。

350 名無しさん@魔法少女 :2012/08/20(月) 22:50:21 ID:DJxQFz.M
はやてちゃんのアソコとか頭とか
くちゅくちゅしてアヘらせる尋問書きてぇ
でも時間が無ぇ

351 名無しさん@魔法少女 :2012/08/20(月) 23:24:24 ID:9TQhIPj6
>>350
さあ、睡眠を削って貰おうか
なーに、死なない死なない

352 名無しさん@魔法少女 :2012/08/21(火) 14:12:00 ID:l31SH.6k
>>351
換えたばっかりのエコタイヤ「死ぬかと思った」
来月になったら書く

353 名無しさん@魔法少女 :2012/08/21(火) 15:03:21 ID:SlpSYQA.
>>347-348
ユーノの尻穴が真面目にヤバイ

354 名無しさん@魔法少女 :2012/08/21(火) 16:30:55 ID:PeoxbP2c
忍者が暗殺するときに狙った場所だったくらい尻穴は急所だからな
括約筋は一度切れると現代医学では再生できなくて人工肛門しか無いんだっけか
だから大事にしろよ!?

355 名無しさん@魔法少女 :2012/08/21(火) 17:39:24 ID:2ZnQ47nU
それでも…それでもシャマル先生なら…!

356 名無しさん@魔法少女 :2012/08/21(火) 19:27:03 ID:QkT1A712
シャマル「旅の扉で本来ありえない四次元方向から縫合することはできるわよ? ちょっとうっかりしちゃうかもだけど」

357 名無しさん@魔法少女 :2012/08/21(火) 20:13:59 ID:ALE86CKo
「うっかりヨスガノソラを見ちゃったフェイトさん」というネタが突然降りてきた
あれだね。今日暑かったもんね。しかも二番煎じ臭いよね。
こんなものは二秒で忘れてトーマ×ヴィヴィオで頑張ろうと思います、まる

358 名無しさん@魔法少女 :2012/08/22(水) 23:27:55 ID:d/DOHoWg
申し訳無いが誰かキャラスレにスレ立てしてくれんか?規制中で書けんのだ

【なのはsts】エリオの可愛さはプレシャス30


エリオ・モンディアル cv:井上麻里奈
使用デバイス:アームドデバイス「ストラーダ」(道の意)

ショタで赤くて短パンなエリオ君にきゅんきゅんしましょう
Mっぽいからってあんまりいぢめないこと!いいか、絶対いぢめるなよ! いぢめたら金髪やピンクが来々すっぞ!
もはや過去の人であるドリルのご使用は計画的に。テンプレは>>2-5のあたり。
新スレは>>980踏んだ人にストラーダ!

Q.5分エリオに成功しました
A.それは入り口に過ぎない。さあオーバーSランクに挑んで勝ち取るがいい!

Q.エリオきゅんは誰のもの?
A.皆のもの。

Q.エリオ君は総受け?
A.ええ、その通りです。

前スレ
【なのはsts】エリオの可愛さはプレシャス29
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1332947326/

359 名無しさん@魔法少女 :2012/08/23(木) 00:04:20 ID:yM4mG/io
そういうのは、向こうのスレ立て代行とかレス代行つかったらどうだ? レス代行とかしてる板では一応書けるんじゃないのか
いくらなんでも、別サイトでの行動をこっちで頼むってのは、常識にもとる行為だろう
したらばと2chは別物で、ついでにここは2chとは違うBBSPINKのエロパロ派生二重にお門違い

360 名無しさん@魔法少女 :2012/08/23(木) 00:42:58 ID:P.q6g0WU
そうだな、同じベッドで無防備に眠っているエリキャロを目撃したフェイトそんの精神的葛藤を、
紳士的に妄想すればいいだけだ

361 名無しさん@魔法少女 :2012/08/23(木) 06:45:53 ID:PXPpOPIk
向こうは代行スレ無いんだよ。お門違いってのは分かってるがいつまでたっても立たんのだ。誰か協力してくれ

362 名無しさん@魔法少女 :2012/08/23(木) 08:08:29 ID:DJvLWQ2s
たたないエリオきゅんか

363 名無しさん@魔法少女 :2012/08/23(木) 09:48:31 ID:yM4mG/io
>>361
代行スレが無い?
2chのラウンジクラシックって規制中でも書ける板に、普通に板にこだわらないスレ立て代行スレがあるだろう
ちょっとググったらすぐ出てくるんだから、ちょっとは自分で探したらどうなんだ

364 名無しさん@魔法少女 :2012/08/23(木) 15:32:02 ID:0KAZvkTI
>>362
「大変です! エリオくんが勃たなくなっちゃったんです!」
と、シャマルの元に駆け込んでくるキャロか

365 名無しさん@魔法少女 :2012/08/23(木) 16:04:28 ID:P.q6g0WU
シャマ「前に前立腺マッサージ教えてあげたじゃない、あれでも勃たないの?」
キャロ「それも五回くらいまでが限界なんです!」
シャマ「いやその回数はおかしい」

366 名無しさん@魔法少女 :2012/08/23(木) 16:43:24 ID:fzPKUu3U
フェイト「ユーノなら30回は堅いのに」

なのは「しょうがないよ、エリオはまだお子様だから」

367 名無しさん@魔法少女 :2012/08/23(木) 17:28:34 ID:IWYb7Vgs
ユーノ「なのはやフェイトはいつも最低でも10回は相手させられるから大変だけど、一度火がついたすずかのおねだりの回数と比べたら少ないほうかな。
    アリサやはやては入れてる時間より手や口でしてあげる時間のほうが長いから回数は少ないし、あんまり動かさなくても満足してくれるから
    疲れてるときでも相手してあげられるってこともあって気楽に出来るんだよね」

368 名無しさん@魔法少女 :2012/08/23(木) 19:18:07 ID:pis6fzFY
>>367
まさか全員を一度に相手にした上での発言なのか!?
ユーノ恐るべし・・・

369 名無しさん@魔法少女 :2012/08/23(木) 22:24:46 ID:ExfzNbYg
数と量のユーノ、テクのクロノ、大きさのザフィーラ。
そして彼らから指導を受け、それらを兼ね備えたV3的なエリオ。

あれ、このエリオとセクロスした場合、キャロ壊れんじゃね?

370 名無しさん@魔法少女 :2012/08/24(金) 00:48:21 ID:PxYlghHQ
「え、フリードとヴォルテールはもっとすごいですよ?」

371 名無しさん@魔法少女 :2012/08/24(金) 01:22:59 ID:Yo1DZn5M
ああ、竜の巫女ってそういう……

372 名無しさん@魔法少女 :2012/08/24(金) 01:33:12 ID:QQgfcSN.
>>369
トーマの場合ナカジマ家のお姉ちゃんズに鍛えられていたのか?

373 名無しさん@魔法少女 :2012/08/24(金) 10:03:10 ID:Bp70.Oxs
ゲンヤさん直々に「手解き」してもらったに決まっておろう

374 名無しさん@魔法少女 :2012/08/25(土) 14:33:53 ID:/npNszrM
>>369
ユーノ達の相手がヴィヴィオやリインⅡやヴィータみたいなロリ体型の場合
前の穴なら何度も溢れて、後ろの穴だと精液が体内貫通とかそんなレベルだね

375 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/08/25(土) 23:36:48 ID:SBcuZKpM
どうもー

やっと書きあがりました
闇と本と時の旅人 第11話です

いよいよ物語は大きく動き始め!?

376 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/25(土) 23:37:49 ID:SBcuZKpM
■ 11





 石畳が敷かれた浴室に、粘つく水音と荒い息遣いが規則的に響く。
 一組の男女が絡み合っている。
 天然の岩石を生かしたつくりの浴室で、岩に手をついて身体を伏せた格好で女は尻を突き出し、男が後ろから挿入してピストンしている。

 女は聖王教会のシスター・シャッハ、男は管理局執務官クロノ・ハラオウンだ。

 昨夜の宴の酔いも冷めやらぬうち、シャッハは疼く身体をどうにもできず、こうして教会の浴場でクロノに慰めてもらっていた。
 カリムに盛られたかもしれない、と頭の片隅で思いながら、クロノの若い肉棒を味わう。
 教会の中ではカリムに続いて最古参で、修道女たちの指導役を務める彼女は、普段から何事にも厳しい人間であると見られている。
 若いシスターたちは、年かさのシャッハにこのような顔があるなど思いもよらないだろう。

 カリムをはじめとした大勢の女たちに群がられながらクロノとの初体験を果たしたフェイトは、身体を洗って自室に戻り、使い魔アルフと共に眠りについている。
 竿役としてはクロノはこれで解放されたので、あとは他の女たちの要求にそれぞれこたえている、というところだ。

 扉一枚を隔てた脱衣場では、アインスが見張りに立ち、クロノの若い肉体に群がろうとする他の女たちの順番争いを仕切っている。

 ドゥーエもディエチも、クロノにすっかり懇ろになったようだ。
 特にディエチは、初めてのセックスが二人の男に同時に責められる過激なものであったので、もう一度普通にやって、怖さを取り除いてほしい、と、今にも泣きそうな顔で訴えていた。
 カリム、アインス──彼女たちは恐ろしい女だ。
 聖王教会筆頭騎士として住民からの信頼篤いカリム・グラシアは、教会の深部を知っている魔人である。皆、あえて口に出しはしないが、彼女の持つレアスキルは預言だけではない。
 ヒトの枠をはみ出た、禁断の力を持つ。
 アインスも、きっとその同類なのだろう──

 荒い息が湯の熱で曇り、魔力竈で沸かされた熱い蒸気を喉に吸い込みながら、シャッハは喘いでいる。
 硬い肉棒で、腰の奥をかき回されたい。
 膣の奥をほぐして、浚わなければ、ずっと使わずにいれば腐ってしまいそうだ。闇雲に禁欲するだけではよくない──公序良俗だと思っていたそれは、恥じらいの正当化だった。

 健康に暮らすためには、無理な我慢を重ねてはよくない。
 当たり前のことなんだ。

「はぁっ、はぁっ、クロノ、さんっ、ハラオウン、執務官──あぁ、あぁぁっ!」

 クロノの激しい射精を受け、内臓の奥をドスンと重く突かれるような感覚を味わってシャッハは達した。
 身体の質量が瞬間的に増えたようにさえ感じる。
 よろよろと崩れ落ち、股間から白濁を垂らしながら、性感の余韻に浸る。

 一発やったら、次の番に回さなければならない。
 惜しむようにシャッハはゆっくりと立ち上がり、風呂の湯で股間を流し、うなだれ、クロノの目を避けるように俯いて浴室を後にした。





 クラナガンに戻ってきたクロノは、フェイトの転入届を区役所へ提出した後、仮住まいとして用意した家へフェイトとアルフを送り届けていた。
 このあたりは都心部からは離れた、比較的裕福な中流層住民たちが住む一戸建てが多く立ち並ぶ住宅街で、治安もよく安全である。
 ハラオウン家邸宅とは、さすがに同じ通りではないが近くにあり、すぐに行き来できる距離だ。

 とはいえ、クロノは今更ながらに、自宅に戻るのが気後れしてしまっていた。
 あたかも竜宮城で過ごしたかのように、聖王教会での数日間は、クロノに日常生活の現実感を失わせるにじゅうぶんであった。

「また……会いに来てくれますか?」

 宅内の案内を終えて帰ろうとしたとき、そう言ってフェイトはクロノの背中に抱きついてきた。
 それが悦楽を覚えた少女の、恋焦がれる胸の鼓動だとクロノにはすぐにわかった。
 フェイトは、恋を覚えた。それは真っ当な人間として幸せなことであるはずだ。特殊な生まれと身の上で、世間からずれてしまっていた感覚が、少しずつ戻り、芽生えつつある。
 祝福すべきこと、確かにそうだが、クロノはそれでも踏みとどまってしまっていた。

377 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/25(土) 23:39:10 ID:SBcuZKpM
 ここは聖王教会本部の奥の部屋でもない、普通の住宅街で、ごく普通の一般市民が暮らしている土地である。
 そんな場所で、こんな背徳的なことを。
 執務官のスキャンダルともなればクラナガンのマスコミはいっせいに食いついてくるだろう。

 社会生活を送る上では自制しなければならないことはたくさんある。
 そっとフェイトの頭を撫で、宥めるように胸に身体を預けさせる。
 社会の中で生きていくにはそれぞれの身分があり、それは節度を求められる。今のフェイトは、慎むことが必要である。
 あの聖王教会での夜は、ひとときの夢だった。夢は、いつか覚めて、現実に戻らなくてはいけない。

 今、クロノとフェイトは現実に戻ってきた。
 今は、それぞれのやるべきことをやろう。

「会いにくる。僕も、提督も──母さんも、君のことはとても大切に思っている」

「──ありがとうございます」

 フェイトの、華奢でしかし確かな芯の強さを感じさせる吐息の熱さを胸に受ける。
 一夜の経験をしたことで、目くるめくセックスを経験したことで、彼女の中の何かは、確かに成長できたのかもしれない。
 それは世間一般的にはふしだらかもしれなくても、迷いや心の闇を取り除いてくれるのなら、それはそれでよしとすべきである──カリムがあの催しを持ちかけたのは、そこまで考えてのことだったのだろうか。

 せめてリンディを、自分の母親を、フェイトの起こした事件を検挙した管理局員としてではなく、少女を助けようとする大人の女性として呼んであげよう。
 それが自分にできる、フェイトへの想いの表現だ。
 ささやかな感謝の気持ちを抱き、クロノは笑顔でフェイトと別れ、本局に戻る便に乗ることができた。





 時空管理局本局に戻ったクロノは、コロニー内部の居住区画にあるカフェで待ち合わせをしていた。
 次元航行艦隊提督、ギル・グレアムとの再会である。
 先日の機動一課隊舎内での事故の処理がひと段落し、グレアムは正式に、闇の書追跡作戦にクロノを招聘することを決めた。

 新暦65年、6月21日。
 先んじて第97管理外世界に赴いていた、グレアムの使い魔であるリーゼアリア・リーゼロッテの二人により、闇の書が間違いなく起動したことが確かめられた。
 今のところ、闇の書の放つ魔力はなりを潜めているが、いずれ遠からず何らかの動きを見せるはずである。

 そのために、グレアム率いる機動一課では、過去の事件の資料を集め、闇の書が今後起こすであろう行動の予測を立てていた。

「リンカーコア蒐集……ですか?」

 テーブルに4人で相席になり、クロノは向かい合ったグレアムに聞き返した。
 グレアムの隣にはアリアが、クロノの隣にはロッテが座っている。
 ロッテはクロノに身体を寄せて座り、テーブルの下で太ももが触れ合っている。

 さすがに若干の意識はしてしまうが、冷静に考えれば、アインスの肉感に比べればロッテなら今のクロノには十分落ち着いて対処できる。
 ロッテの手を握ってやりながら、話を続ける。

「闇の書──“夜天の魔導書”と、かつては呼ばれていたこのロストロギアは、もともとは古代ベルカ時代の、本型デバイスのひとつに過ぎなったのだ。
それが、魔導師から魔導師へと受け継がれていく中で、次第にいくつもの機能を追加され、やがて人間の手に負えないほど肥大化していった。
過去の文献などから、旧暦の時代、少なくとも1500年以上前には、既に闇の書が存在していたと考えられている」

「デバイス、なんですか……しかし、その能力は、従来のミッドチルダ式やベルカ式の魔法では考えられないものが数多くあります。
それに1500年以上もの昔では、その当時に使われていたデバイスの構造や性能も現代のものとは比較にならないはずですが」

「うむ。闇の書がロストロギアと呼ばれるのは、古代ベルカ当事の技術では到底なしえないような異様な能力、すなわち蒐集能力を持っていることにその理由の一つがある。
われわれが使うストレージデバイスは、魔法を記録するには術式プログラムを専用のエディタを使って書き起こし、人間の手作業、もしくは思考スキャンによって入力するのが一般的だ。
しかし闇の書は、われわれが魔法を使うための器官、リンカーコアから、直接、それも強制的に、魔力と術式を吸い取ることができるのだ。
これは対象となった人間に強い負荷をかける。当然、これをやられる人間は抵抗するだろうから、そのために闇の書はあらかじめ蒐集対象を攻撃し、弱らせてから蒐集を行う」

378 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/25(土) 23:40:17 ID:SBcuZKpM
「そうすると……闇の書が蒐集を始めるということは、リンカーコアを持つ人間……それも多くの魔法を習得している人間、つまり魔導師が襲われる……ということに、つながると」

 白い口髭に表情を隠し、グレアムは肯定の頷きをする。

「ハーヴェイ司書長からいくらかの説明を聞いたそうだが」

「ええ……。複数の魔導書端末を持ち、分散ネットワークを構築することができると……そのために、無限の転生能力を持っている。
つまり現時点で、無人世界に移送し封印した魔導書と、第97管理外世界で活動中の魔導書、2つの端末の所在を確認できているということですね」

 アインスの名前をグレアムが口にしたとき、ロッテはかすかに表情を曇らせた。
 クロノはグレアムの話に意識を集中していたため、ロッテの表情は見えなかった。

 自分の推理を、この場で口に出すべきか。
 グレアムは、アインスを以前と──11年前の闇の書事件以前と──同じように扱い、少なくともそのように接しているように見える。
 機動一課へも、何か情報を検索するときは彼女へ頼め、と、無限書庫司書長アインス・ハーヴェイの名を紹介した。
 自分の思い過ごしか。それとも、何か別の腹があるのか。
 あるいは本当に、彼女を信じているのか。

 もしアインスが本当に闇の書の意志であるのなら、クライドは彼女に殺されたも同然である。
 友人を、大切な部下を殺した女を、自分の身の回りに置いたままであるということになる。
 父親を殺した女を、その息子に無防備に接させているということになる。

 不安。それとも、嫉妬か。
 クロノは、グレアムとの会話の端々からでも、アインスを信頼しているという感情がロッテには読み取れた。

 あの女の正体をクロノは知らない。

 今ここで自分の推理を述べれば、クロノは迷うだろう。
 アインスにどう接していいか、混乱するだろう。それは今後の状況にとってプラスに働くか。
 いかにクロノが優れた執務官であっても、まだ14歳である。
 確かに士官学校での成績はトップだったし、短期間ながら、実績も上げている。しかし、絶対的な経験値はどうしても不足を否めない。
 執務官という仕事は、昨日の友人をも、自分の家族でさえも、任務とあらば容赦なく逮捕しなくてはならない仕事である。
 クロノにそれを求めるのは酷というものだ。
 よしんば真実を知らせたところで、これまでどおりにアインスと付き合い、彼女を堕とし手篭めにする──など、クロノにはとてもではないが無理な相談だろう。

 ロッテは、感情をぐっと堪えた。
 可愛い、自分の子供のようにさえ思っていた。
 夫を喪ったリンディのことを思うと、胸が締め付けられる。

 クロノは、どうだろうか。
 彼が弱音を吐くところを、ロッテは見たことがない。
 どんな厳しい修行にも、訓練にも耐えた。毎日、幼い身体が擦り傷切り傷だらけになるまで魔法の練習をし、夜も、決められた就寝時間になるまでずっと黙々と、勉強していた。
 その意欲を発揮するにあたり、父の仇、とか、父のあとを継ぐ、などというような青臭い台詞も吐かなかった。
 ただそれが当たり前であるかのように、膨大な法務知識を覚え、戦闘魔法を習得し、執務官になるための勉強をしていた。

 士官学校では同期だったエイミィ・リミエッタは、次元航行艦に乗るための海軍士官コースを受講していた。
 執務官は、通常の艦隊編成では各艦ごとに一人が割り当てられ、艦が派遣される世界での事件捜査を指揮することになる。

 もし将来、クロノとエイミィがそれぞれの道で順調に出世を重ねていけば、執務官として前線に立つクロノと、それを後方から援護するエイミィ、という構図になるだろう。
 歳も近く、互いによく知り合った仲である。
 魔法という兵器を用いても、強力な次元航行艦に乗っていても、最終的な力となるのは人間、マンパワーである。
 現代魔法戦闘は、おおぜいの人間がそれぞれの役割をこなして連携することが重要である。
 人と人との結びつきは、それだけ連携を強め、ひとりひとりが持っている力を何倍にも高めることができるのだ。

379 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/25(土) 23:41:11 ID:SBcuZKpM
 クロノとエイミィなら、まさにそんな関係に、なれるだろうし、またなっていくだろうと思う。
 ロッテもアリアも、使い魔としては特に直接戦闘能力を高めて作られ、後方で指揮を執るグレアムがより強い戦力を運用できるようになっている。
 絆で結ばれた人間は強くなる。ハラオウン家、グレアム家という家族。
 提督としてのリンディ、グレアム、艦船オペレータとしてのエイミィ、執務官としてのクロノ、そして戦闘魔導師としてのロッテ、アリア。
 自分なら、クロノをさらによく現場でサポートできるという自負がロッテにはあった。

 闇の書に立ち向かうために、クロノの迷いを完全に取り去らなければならない。

 クロノがまだ、父クライドのことを心の中で整理しきれていないとしたら、それは弱点となる。
 強靭に思えるクロノの意志に、わずかなほころびが生じる可能性がある。
 それを取り除き、支え、助けてやらなければならないとロッテは思っていた。
 クロノの手をぎゅっと握り返し、指を絡ませる。やや驚いたように手を動かしたクロノだが、やがて落ち着き、ロッテに応じた。

 胸が、切なくなる感覚をロッテは味わった。

「これは私の、あくまでも推測でしか今はないんだが──“転生”という、闇の書の能力そのものが、これまで管理局が考えていたものとは異なっている可能性があるんだ」

 グレアムは温厚な紳士の顔を持ち、穏やかに、しかしその年老いた瞳の奥に血気盛んな船乗りの輝きを残しながら言葉を紡ぐ。

「分散ネットワーク。すなわち、デバイスとしての機能を特定の端末に依存しないということだ。
これは夜天の魔導書の本来の機能である、魔法の智恵知識を蒐集し後世に伝えていくという目的からすれば非常に理にかなった仕組みだ。
もし特定のデバイス、つまり魔導書そのものにデータを保存していたのでは、その魔導書が万が一破損してしまったら、データはそれだけで失われてしまうことになる。
重要な情報は常に複数の離れた場所に複製をとり、何らかの事故や災害でも一度に失われないよう、特にデータベースシステムなら冗長性を持っておくことが重要だ」

「そのために複数の端末が同時に稼動している」

「そのとおりだ。今、この時点で出現している端末は2つだけだが、次元空間には、おそらくもっとたくさんの端末が、いつでも実体化できるよう準備を整えているだろう。
闇の書が転生を行うとは、すなわちこの準備しておいた予備の端末が起動するということなのだ」

 管理局で最先端魔法科学を学んでいるクロノには、グレアムの提唱している推理、闇の書の活動の理論がとてもよく、わかりやすく理解できる。

 一般的に、転生という単語が表現することがらとは生まれ変わりである。
 何某が転生した、といった場合、いったん死んだ者が、違う場所で再び誕生するということである。記憶は全てではないが引き継がれ、それほど時間がかからずに活動を再開することが出来る。

 しかし、グレアムが仮説を立てた“闇の書の転生”は、見た目としては似ているが、その実態は全く異なる概念である。

 闇の書は常に、複数のデバイス、魔導書端末へ、蒐集した魔法のデータと活動記録を書き込んでいる。
 実体化して活動を行う端末は1つだけだが、実際にはバックグラウンドで、リアルタイムバックアップが行われている。
 万が一、現在活動している端末が破壊される、もしくは致命的な損傷を負った場合、他の端末が直ちに起動し活動を継続することが出来る。

 11年前の闇の書事件で、グレアム率いる管理局艦隊は次元破壊波動砲アルカンシェルを発射し、闇の書を運搬していた次元航行艦エスティアごと、闇の書を破壊することを試みた。
 クロノの父クライドは、エスティアの制御を乗っ取った闇の書を押さえ込み、確実に破壊するために、他の生き残った乗組員を脱出させてひとり艦に残り、アルカンシェルを浴びて死んだ。
 このときエスティアに積まれていた闇の書は間違いなく完全に破壊された。
 いかに闇の書でも、デバイスとしての魔導書端末そのものは、一般的な本型デバイスとそれほど変わらず、特に強度が高いわけでもない。
 破壊された闇の書そのものが生まれ変わったわけではない。
 あらかじめあちこちに用意しておいた、いわば予備が起動したのだ。
 これはたとえば、地下茎を広く張り巡らせる牧草が、地面から上に出ている葉や茎を刈るだけでは除草しきれず、埋まっている根の部分から次々と生えてきてしまうことに例えられる。

380 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/25(土) 23:42:03 ID:SBcuZKpM
 アインスが無限書庫を捜索した結果、過去にいくつか行われていた闇の書を用いた実験で、この分散ネットワーク機能の制御を試みた主がいたことが判明していた。
 その主も結局は暴走事故を引き起こし死んでしまったが、記録は無限書庫に残されていた。

 現代ミッドチルダの魔法技術ならば、闇の書を形作っているそのものの力、魔法プログラムに対して直接にクラッキングを行い、これを破壊することが可能である。
 かつては神秘の力、限られた人間が持つ不思議な力とされていた魔法だが、現代ではその原理が次々と解明され、人々の暮らしや、科学技術に、広く用いられている。
 いかなる魔法でも、それはプログラムとして──すなわちコンピュータたるデバイスが解釈できる機械語として記述が可能である。
 闇の書とて例外ではない。
 幾重もの強固な防壁を突破することは容易ではないが、それでも不可能なことではない。
 もし闇の書が本当に人間の手によって作られたものなら、どんなものでも、人間の手によって破壊が可能である。
 人間の作るものに完璧はない。
 この世界に、永遠はない。どんなものでも必ずいつかは朽ち果てるときが来る。
 そしてそれは、人間の力で求めることが可能である。





 一杯のコーヒーを飲み干し、クロノはミルクと砂糖は入れなかったのでそのままにして、カフェを出る。
 グレアムはこれから帰宅すると言った。
 家まで送っていくとロッテが誘ったが、クロノは断り、また無限書庫へ行く、と言った。

「どーしたのよクロスケ、フェイトさんの裁判は、もうほとんど結果は出てるようなもんだろ?資料もそろってるし、もう大丈夫だよ」

「いや……。予習、というか。提督の言うとおり、闇の書が動き出しているんなら、いずれまた、第97管理外世界へ行くことになる。
そしたらきっと僕が呼ばれますよ。取り掛かるなら早いほうがいいですしね」

 クロノはやや言葉を遅らせた。
 本当なら今はもう、フェイトの身の振りも手続きが済んだので、しばらく暇になるはずである。
 裁判も、少なくともフェイト個人に関しては管理局における案件の重要度はそれほど高くないため、判決が出る次の開廷はずっと先である。
 普通の執務官なら、このスケジュールの空きを使って他の案件を進めたりするところだが、今のところクロノは管理局から正式に闇の書対策の任務を割り当てられたわけではないので、手が空いている状態である。

 管理外世界での任務から戻ってきたので、規定の休暇が支給されている。
 ゆっくり、自宅で羽を伸ばすことができる。

 実のところ、クロノは自宅へ戻る気分になれなくなってしまっていた。
 聖王教会本部へ行く直前の、エイミィとの出来事。
 ずっと小さいころから暮らしてきた幼馴染との、初めての性的行為。
 エイミィと顔を合わせるのが気まずい、とはっきり思ってしまっていた。

 幼馴染が、初めて、フェラチオ──をした。
 恋人、夫婦でなければしてはいけない行為、というわけではない。法律はそこまで、人間の感情には入り込んではいない。
 それでもクロノは、何か踏み込んではいけない領域まで、自分とエイミィが落ちてしまっているような気がした。
 今家に戻って、もしリンディが留守にしていたら、きっと間違いを犯してしまう。

 自分が本当に描きたい未来、過ごしたい人生、添い遂げたい伴侶。
 それはいったい何なのだろうと、今更のようにクロノは考えてしまっていた。
 そんなことを思い悩むほど年はとっていない、まだこれからいくらでも未来を選ぶことができる。
 とはいっても、根が堅物なクロノである。今まで進んできた道を、曲げるということがなかなかできない。

 こんなとき、気持ちのやり場に困ったとき。
 あの部屋に行けば、落ち着くような気がした。

 無限書庫にいる、彼女のもとへ。





 彼女はいつ自宅に帰っているのだろう、とクロノは思った。
 あらかじめ連絡を取っていれば、訪ねたけれど留守だった、ということは今までになかった。
 まさか毎日無限書庫で寝泊りしているわけでもあるまい。

 そう口にすると、アインスは悪戯っぽく、二人で暮らしたいのか、と聞いてきた。

381 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/25(土) 23:42:49 ID:SBcuZKpM
 大きく真ん丸な乳房に顔を埋めながら、クロノは頬を赤くした。
 家を出る、ということを、考えたことがなかったわけではない。
 管理局で仕事をするのに自宅から通うのもいいが、たとえばある次元世界へ出向とかそういう辞令で何年にも渡って滞在することもありうるだろうし、そうすればその世界での住まいが必要になる。
 ただそれでも、ミッドチルダでは比較的、家族は何世代にもわたってひとつの自宅を継いでいくのが一般的ではある。

 アインスを、改めてちゃんとした形でリンディに紹介しなくてはならないだろうか、と、その様子を想像する。
 将来を考えた交際をしています。
 母は、息子の成長を喜ぶだろうか。

「特定の本拠はない、と、初めて会った日に言っただろう。私は根無し草のようなものだ……この部屋も、本局艦艇の深い場所にあって比較的安全だからというだけだ。
幸い今は、外回りをしなければならないような仕事もない──」

 帰るべき場所。
 アインスにだって、親兄弟、家族はいるはず。ずっと独りきりで暮らすことなどクロノには想像もつかない。
 この部屋が、彼女が心を落ち着けて休息をとることのできる場所なのだろうか。

 愛情を混ぜた切なさは、どんな辛い出来事にも泣かなかったクロノの目じりに、かすかな一粒の涙を浮かべさせた。

「ずっと独りだったなんて……僕には、母さんや、ロッテたちや、エイミィや、いろんな人がまわりにいました──
どうしてなんでしょう、想像、できないんです──僕は、アインスさんが孤独だなんて──思いたくない──」

「いろんな身の上の人間が世の中にはいる。私だって自分が特殊だとは思っていない。それに提督は今の仕事を世話してくれたしな……」

「フェイトは、家族を失って、でも、アルフがいて──、僕は、父さんはいないけど、母さんがいて──いつでも、会えるんです。
でもどうして、僕は、家族に会うより、こうしてここにいることを選んでしまったのか」

 ベッドの上で、アインスは寝巻きの上から抱きしめたクロノの背中を撫でる。
 換えの布団を一枚出してきて丸め、背もたれのように使って、二人で並んでいる。
 部屋の隅からは、旧式のエアコンが、ハスキーボイスのようなくたびれたコンプレッサーの音を広げている。

 雑然とした、こみごみとした狭い部屋。
 でも、そんな小さな部屋に、腰を落ち着ける心地よさがある。

「──クロノ。私と一緒に暮らしたいか?」

 一緒に暮らす。その言葉が意味するものを、クロノも理解している。

「私はグレアム提督のチームに、今も籍を置いている。機動一課と、元エスティア幹部の一部が参加している。
提督と会ってきたのなら、いずれお前にも正式に話が来るだろう──私は、ここの暮らしが気に入っている。
本を扱い、情報を扱い、静かに毎日を過ごすことができている──それだけでじゅうぶん、満足だ。ずっとこうしていられればいいと思う、定年になったら、そうだな、アルトセイム辺りに隠居して……。
今の一課の作戦が終われば、私は管理局にも、無限書庫にも、未練はない──な」

 グレアムと機動一課が立ち向かう、闇の書事件。
 数年おきにその活動が観測されてきた闇の書は、前回の最後の事件が11年前。そして現代、新暦65年、再びその活動の兆候を、第97管理外世界において見せつつある。
 今のアインスにとって、心残りとはなんだろうか。
 闇の書を倒し、クライドの仇をとれれば、もう心残りはないということだろうか。
 家族は。地方の出身で、クラナガンに上京したので独り暮らし、というだけだろうか。それとも、家族はもういないのか。

 ある程度の大人だから、割り切れているのか。寂しさを感じることはないのだろうか。
 まだ若いクロノには想像できない。
 もし、アインスもまた天涯孤独であったのなら、彼女の心の中で、クライドはどれだけを占めていただろうか。
 失った心の隙間を、埋めることはできるのだろうか。そのためにここにいるのだろうか。

「泣きたいなら泣け、感情を吐き出せ──。考えるのは、それからでも遅くない」

 毛布をかけなおし、嗚咽の声を隠すように、アインスは再びクロノを抱きしめた。

382 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/25(土) 23:44:40 ID:SBcuZKpM
 L級は、管理局では単に艦船と呼ばれるがミッドチルダをはじめとした近代次元世界では巡洋艦に類別される軍艦である。
 管理局の任務の性質上、多数の戦闘魔導師と執務官をはじめとした法務要員を乗せて長期航海を行うため、居住性を重視した艦が使用される。

 エスティアは、どちらかといえば旧式艦であるL級巡洋艦のなかでもごく初期に建造された艦で、機器や設備のあちこちに年季の古さを見ることができる。

 それでも、ハラオウン家に婿入りしたクライドにとっては初めて持つことができた自分の艦であり、この老艦とそれを動かす乗組員たちをよく気に入っていた。
 アインス・ハーヴェイもまた、そんな若き提督を慕う少女局員のひとりだった。
 艦長室の机の上には、クライドの妻と息子が一緒に写った写真がいつも飾られていた。

 生まれたばかりの赤ん坊を抱く、豊かな女性。
 リンディという名前は、クライドから聞いた。
 彼女もまた優れた魔導師であり、今は産休中だが、夫婦揃っての提督というのは局内でも珍しいとそれなりに有名だった。

 赤ん坊の目を写真で見るだけで、彼はクライドの性格と性質をよく受け継いでいる、とアインスは感じ取っていた。

 自分とクライドが出逢ったのは運命だ。そして、クライドに男の子が生まれたのも。
 自分が何者かを、生まれたときからわかっていた。
 いや、ずっと、それをわかって、人里離れて、静かに生きていた。

「今度の任務が終わったら、艦長の家に遊びに行っていいですか?」

 元気のいい管制官、というキャラクターだった。
 いつも、可愛らしくそれでいて威勢のいい、愛らしい声でクライドの指示にこたえ、エスティアの兵装管制を担当していた。
 トレードマークである、跳ねさせた一束の前髪に着けたX字型の髪留めをきらめかせ、笑顔を振りまいていた。

「艦長のお子さん、私も見てみたいです」

「そうだな、この作戦が終わればしばらく定期整備に入るし……皆も、久しぶりの休暇だな」

 あと2日で本局に戻れる。
 辺境世界での、ロストロギア違法使用事件の検挙に向かい、確保したロストロギアを本局へ移送するためにエスティアに積んでいた。

 健気で無垢な子供のように、自分を慕ってくる蒼い目の少女を、クライドもまんざらではなかった。
 若い男である。
 もちろん妻は愛しているが、艦隊勤務という性質上、常に一緒にいられるわけでもない。
 それでも多くの女性乗組員が互いの家庭を考慮して一線を引いている中、アインスは、まるで臆することなくクライドに触れていた。

 時折、嘘のような悲しげな目をすることがあったような気がする。
 いつも明るい彼女に何があったのだろうと心配して、しかし、深入りすることをためらっていた。

「艦長なら、きっとあの人も助けられると思うです。
悪いことをしちゃった人を、きちんと更正できるようにするのも、管理局の大切なお仕事ですから」

 エスティアでは、闇の書とあわせて、当代の闇の書の主を護送していた。彼はある辺境世界において、地元魔導師の戦技競技会に乱入しようとしていたところを逮捕されていた。

「そうだな……。主は、自分の意志でなるんじゃないんだもんな。闇の書の目に留まる資質があったから、選ばれて、それで──誘惑、されるんだ」

「誘惑に負けるのは、弱いことだって思うですか?」

 自分はどうだろう。仮眠室のベッドの上で、クライドは思案する。
 管理局設立以前より、古代ベルカ地方では噂が語り継がれていた。
 管理局が次元世界の警察を自任するなら、闇の書との戦いは避けては通れない道だ。闇の書を倒さずして、次元世界最強を名乗ることはできない。

383 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/25(土) 23:45:54 ID:SBcuZKpM
「もし、闇の書が悪意をもって人を唆しているならそれはよくないことだ。しかし、真実を教えた上で人がその力に惹かれるなら──それは、人間らしい心だと思うよ」

「艦長は、とっても男らしくて素敵です」

 闇の書の主は、歴代の中でも真実を知っていた者はどれだけいただろう。
 闇の書とてデバイスの一種であり、それ自体を責めるのは筋違いというものかもしれない。
 自分がこうしてエスティアに乗り、自分の意志を持っていること。それがどのような因果か、闇の書自身が救済を求めた結果なのか、アインス自身にもわからない。

 しかし、今の闇の書はもはや、永遠の無限ループの罠にはまった、ひたすらに積み上げた石を崩し続ける賽の河原の罪人である。
 それが徒労に終わることに気づけないまま、もはや当初の目的さえも失われたまま蒐集を続ける。
 それを制御している中枢が失われ、自我をなくした状態であることはせめてもの慈悲かもしれない。

 闇の書を救えるのは自分だけだ。そしてそのために、闇の書の真実を突き止める。

 よく鍛えられたクライドの胸板の上で、アインスはそっと頬ずりした。
 力を求めることそれ自体は悪ではない。
 真に不幸なことは、事実を正確に知ることができないことである。
 知ること、知ろうとすることが、この世のありのままの姿を知ることができることが、人間にとっての至上の幸福である。

 灯りを落とした、薄暗い部屋のベッドの上で、かすかに開いた少女の双眸は、普段の蒼い瞳から、血のような赤色へと変化していた。





 泣き疲れて眠ってしまったクロノをそっとベッドに寝かせ、毛布をかけてやってから、アインスはベッドを降りた。
 第97管理外世界にある闇の書の活動状況は、こちらでもある程度わかる。
 アインスに残された能力として、闇の書のいわばモニタリングツールのような機能があった。
 これは手持ちのデバイスにインストールして使うことができる。それによれば、守護騎士システムは起動しているが、彼らヴォルケンリッターはいまだ主の周辺にとどまったまま、蒐集を開始していない。

 今の自分は、闇の書の主、そして守護騎士たちにとって何者なのだろうか。
 闇の書の管制人格、融合騎。
 そう呼ばれていたかつての自分を覚えている。
 だが、今はなんだ。自分の意識の中に、自我とも表現される意志とは別の、啓示の声のようなものがある。それはおそらく闇の書の本来のプログラムが、自分の中で機能し続けていることを意味する。

 自分は少なくともただの人間ではない、と、冷蔵庫からトマトと卵を取り出しながらアインスは思案する。
 空気を呼吸し、水を飲み、食事をしてエネルギーを補給する。守護騎士たちは、魔力供給さえじゅうぶんに行えるならば飲まず食わずで活動できる。

 グレアムの計らいで、アインスは管理局の全職員が受ける定期健康診断を、数値を誤魔化すことができている。
 その処置は、いずれクロノにも必要になるだろう。
 いかに見た目が普通の人間であっても、生物として異常な生理活性数値をはじき出してしまうことは隠せない。

 闇の書の力を持った人間。
 おそらくクロノ自身もおぼろげながら気づき、自分の肉体に起きた変化に混乱している。
 これから先、ますます変化はやってくるだろう。
 そのとき、彼が自分を見失わないよう、自分が守ってやらなければならない。
 そして、彼に真実を教えなければならない。

 コンロのスイッチを入れ、フライパンに油をひいて発熱プレートに置く。
 油があたたまるまでの間に、卵を小皿に割り、胡椒とパセリをふっておく。トマトはへたを取って切り分ける。

 やがて、卵が焼ける音と匂いに、クロノが目を覚まして起きてきた。

 フライパンをコンロからおろし、へらで目玉焼きを皿に移す。

「あ……すみません、寝過ごしてしまって」

「いいよ。元々私の部屋だ、ゆっくりしていていい」

384 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/25(土) 23:46:50 ID:SBcuZKpM
 台所に立つアインスの後ろ姿を、しばらく呆けながら見つめる。
 普段は自炊をしているのだろう、しかし今朝はちゃんと二人分の朝食を用意してくれていた。バスケットにはカットされたバゲットが香ばしい風味を放っている。

 コンロの上を片付け、フライパンとまな板と包丁を流しにつけて調理器具棚に戻すまでの間、クロノはずっと立ち尽くしていた。
 アインスはやや苦笑するようにして、そっとクロノの両肩を押してテーブルに着くよう促す。

「い、いただきます」

 妙にかしこまってしまい、クロノはおずおずとマーガリンのビンに手を伸ばした。
 アインスが作ってくれた料理。仕事ばかりの人間ではない、家事もなんでもそつなくこなせる。
 気を張ることなく、ゆったりすごせる。

 寝起きで少し頭がぼうっとしているが、それゆえに純粋な幸福感が味わえた。

 ひとときの、幸せな時間。
 今日はこれからどうしよう。今日は、特にやらなければならない用事もない。フェイトの件については、事務手続きは済ませたし必要な資料はもう作ってある。
 アインスは今日も無限書庫で仕事だろうか。彼女の仕事を見に行くことは大丈夫だろうか。

「クロノ」

「は、はいっ?」

 唐突に呼びかけられ、クロノは思わず上ずった声で返事をしてしまった。
 アインスは穏やかに微笑み、しかしどこかその笑顔は憂いを含んでいるように見えた。

「なんだか今朝は夢見がよくなくてな……。もしお前の都合が大丈夫なら、このあと──少し慰めてくれないか」

 口の中の食べ物を飲み込んでから、クロノはさらに唾を飲んだ。
 アインスが弱さを見せる。それもクロノにとっては初めてだったし、このように誘われ、甘えてくる彼女を見るのは驚きだった。
 常に大人の女の余裕を見せ、クロノをリードしていたアインスのイメージ。
 そんな彼女でも、男に甘えたいと思うときはある。

 朝食を済ませ、起き抜けだったので顔を洗ってから、クロノはベッドに戻った。
 少し横になって胃を落ち着けてから、事に及ぶ。

 この部屋にいると、いろんなことを思い出せるような気がする。
 無限書庫という、次元世界のさまざまな情報を集めた場所だからだろうか。アインスは、クロノの知らないクライドを知っている。
 聞けば、教えてくれるだろうか。

 ベッドに仰向けになり、腕を持ち上げて蛍光灯の光にかざす。
 自分の筋肉。アインスにはかなわないが、それでもこの年代の男子としてはかなり鍛えているほうだ。リーゼ姉妹の修行の成果である。
 魔法を使いこなすには、その基礎となる体力がなければならない。いくら魔力があってもひ弱な肉体では、強力な魔法の使用に耐えられない。
 執務官になってから久しぶりに会ったりしたとき、ロッテはよくクロノの力こぶを触らせてとはしゃいでいた。

 この腕で、アインスを抱きたい。アインスに抱かれるだけでなく、男として彼女を満足させたい。
 いつまでも、彼女に頼ってばかりではいられない──クロノの男心である。

 にわかに腰の疼きが高まり、栄養分を補給された肉体がその活動レベルを上げてきたことが感じ取れる。
 特に強壮効果のあるものを食べたわけではない──普通の食事だが、それでも今のクロノの肉体は、普通の少年と比べて精力が桁外れに高まっている。
 無限書庫に泊り込むようになってから、聖王教会に滞在していた間。何度も何度もセックスし、射精し、その精液の量も増えていた。
 アースラに乗っていて自慰を抑えていた後のときよりも、今は連続で大量に射精できる。
 アインスなら、この射精を全部受け止めてくれる。そして、彼女もきっとそれを欲している。
 果てしないクロノの精液を、その胎に受け止めたい。それが彼女の性欲だ。

385 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/25(土) 23:47:55 ID:SBcuZKpM
「クロノ──」

 潤んだ声。彼女もまた、交わりを待ち望み、気持ちを高めている。
 今日はそういう気分だ。

「うああっ、クロノ、あぁぁん……離れたくない、会いたい、お前と一緒にいたい……あぁぁ」

「アインスさん、あぁ、アインスさん──」

 感極まり、声を上げて泣きながらアインスはクロノに覆いかぶさった。
 キスを交わし、頬をすりあい、胸を合わせて抱きしめあう。アインスの大きな背中を腕いっぱいに撫でながら、クロノは精一杯の優しさでアインスを抱いた。
 自分にはまだわからない、アインスには、きっと誰にも話せない悲しみがある。
 今の自分は、まだ彼女の気持ちを受け止めきれないかもしれない、でも、心から彼女に向き合いたい。
 おびえる子供のように、その大きな体格とは裏腹にアインスはクロノにしがみつくように抱きついている。

「私なんかが、お前と付き合う資格なんてないかもしれない、でも好きなんだ、どうしようもない──」

「そんな、母さんはわかってくれますよ、母さんはそんな……」

 もしかしたら既にリーゼ姉妹は気づき、それをリンディに伝えているかもしれない。
 今クロノが付き合っている無限書庫の司書長は、その正体は闇の書の意志である。
 管理局員に身をやつして潜入し、クロノを手にかけるつもりなんだ。リーゼロッテは、アインスがクロノを騙しているとリンディに話すだろう。

 ロッテの主張をアインスは否定などできない。
 追及されたら言い訳はできない。逃げるしか、遠い世界へ隠れるしかない。

「クロノ──、せめてお前に捨てられるなら、私はまだそのほうが救われる、このままじゃ、私はお前を傷つけてしまう、奪ってしまう、苦しめてしまう」

 頭の中に、黒く響く声が聞こえる。
 この男を奪え。何もかもを奪取しわがものにしろ。
 クロノが執務官だろうが、ハラオウン家の人間が他にいくらいようが、彼らは切り捨てろ、一顧だにする価値はない。
 アインスの中に、声が響く。

 未だ蒐集が開始されず、闇の書がアラートを発している。
 警告である。
 周辺に観測される魔力が極めて弱いことを検出し、リンカーコア蒐集タスクをいったん保留して、闇の書の主の魔力を消費するモードに切り替わる。
 必要最低限の機能を残して拡張モジュールを停止し、主が動けるうちに他の次元世界へ探索の手を伸ばす。
 このとき、魔導書端末は現代の魔力センサーでは非常に探知しにくくなる。

 歯がゆい。
 今度の主は、自分の置かれた状況を理解していない。
今の闇の書は、自身がその役目をはっきりとわからないまま動き続けているのだ。守護騎士たちさえ、守るべき主を正しく導けない。
 そして自分もまた、愛する男に真実を教えることができないでいる。

 ギル・グレアムとて、アインスにとっては利用できる駒のひとつでしかなかったはずだ。
 それなのに、クロノに心を奪われた自分がここまで堕落してしまったことが悔しい。

「くっ、うう、うぅあぁぁっ、く、クロノぉ!もっと、突っ込んで、きつくぅ、あぁ、私をめちゃくちゃにしてくれ!犯してくれ、私を犯してくれ!
頭を真っ白にしたい、私を、ああ、もう、わたし、クロノ、たすけて……」

 言葉の脈絡が崩れるほどにアインスは嘆願する。アインスの重い身体を抱き上げ、クロノは腰を突き上げる。
 彼女を、狂わせたい。自分の力は彼女によってもたらされた。
 アインスと溶け合いたい、セックスをしてつながりたい。
 その欲望が、本能として自分の中に加わりつつある。

386 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/08/25(土) 23:48:49 ID:SBcuZKpM
 体位を変えて仰向けになり、脚を広げて股を開き、アインスはクロノに突かれ続ける。
 揺れる身体が、涙をとめどなく零していく。

「クロノぉっ、あぁ、だめだあ、わたしはだめだ、もう私を、クロノ、奥までぶち込んで、壊してくれぇ!
ひっ、ひぃっ、うあひっ、いいんだぁ、おまえのものになりたいっ、お前に滅茶苦茶に壊されて、いかれて、そのままトびたい──」

 自棄になっている?確かにそうかもしれない。
 このまま死ねたら幸せだろうが、アインスの生命力はそれを許さない。
 どうやっても死ねない肉体は──殺しても死なない──何百年何千年と、人の業を呑み込み続けてきた。

 だから、楽になりたい。
 クロノを取り込んで、クロノを自分と同じにして、共に生きていきたい。
 仲間を増やしたい。
 それは一般的な意味のグループではなく、闇の書という存在としてだ。

 拡大する闇の書の力は、次元世界を着実に侵蝕し、取り込まれた人間はその糧となる。

 まさしく人の命を喰らって成長してきた魔導書。
 それは単なる書物ではない。ただ見た目が書物なだけで、その実態は、人智を超えた精神生命体とも呼べる。

 人間の姿をもち、人間の中に溶け込んで生活していても、その本能と存在の根本から違う。互いに相容れない生命体。
 人間を喰らい続けることが、生きる命そのものだ。
 アインスにとってはそうだ。そしてクロノもいずれそうなる。
 世界じゅうの、人類の敵となる。
 クロノにとって辛い運命になることは間違いない。

 それでも、自分の欲望に勝てなかった。
 それはいけないことだっただろうか。

 11年前、エスティアの艦長室のベッドの上で聞いたクライドの言葉が、いまさらのように反響する。

 力を求める、すなわちどんな分野においても高みを目指すのはとても人間らしい心のあらわれ。

 そうやって人類は進化し、道具をつくり、魔法の技術をみがき、文明を築いてきた。
 その過程で、衝突や争いも起きるだろう。それは人間の自然な姿だ。

 迸るような射精を受け止め、アインスの膣口から、激しく白濁液が噴き出してシーツに飛び散った。
 もはやクロノの射精量はヒトのそれをはるかに超えてしまっている。
 化け物のような精力の男になった。荒ぶる性に溺れることが快感だ。アインスもクロノも、互いを求める意味がある。

 机の上に置いていたクロノの携帯端末が、メールの受信をインジケータの点滅で知らせてきた。

 機動一課での観測により、第97管理外世界、海鳴市において闇の書がその活動モードを変更したことが判明した。
 グレアムの予測では、この時点でもはや、闇の書の主──八神はやてという名の9歳の少女は、もって半年少々の寿命になると見積もられた。





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387 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/08/25(土) 23:50:46 ID:SBcuZKpM
投下終了です

提督とぬこさま登場!ロッテはやっぱりクロノにアレコレ…

そしてアインスさんの手料理!
まるで新婚さんですのー

次第に明らかになる闇の書のシステム
私のSSでは、謎の多いロストロギアに
ユニークな解釈をつけていきたいとおもうですよー

そしてアインスさんも11年前はですです言ってたのですねー

ではー

388 名無しさん@魔法少女 :2012/08/26(日) 01:59:07 ID:Jmrcxy.Y
いつも通り気合の入った作品GJです

389 名無しさん@魔法少女 :2012/08/26(日) 08:18:02 ID:hynR23Yo
ですですアインスさん可愛いですです

390 名無しさん@魔法少女 :2012/08/26(日) 22:41:57 ID:lhPHMzsc
相変わらず濃いぜ・・・・GJ!

つうかクロノちょっと爆発しろwww 一体何人女くってるんだwww


だがこのまま行くとアインスと一緒に人類の敵になってしまいそうなフラグ・・・・
あといつもどおりエイミィの影が極限まで薄いのに全俺が泣いた

391 Acht ◆bcRa4HtgDU :2012/08/26(日) 23:37:33 ID:gG.TGeOM
頭の悪い短編投下します

概要 おっぱい

392 俗説 ◆bcRa4HtgDU :2012/08/26(日) 23:38:44 ID:gG.TGeOM


どこの世界にも俗信というものがある。俗信とは多くの人々がそうと信じるだけの理由はあるものの、論理的な根拠の無い説を言う。
その中で社会に何らかの害悪をもたらすようなものは迷信と呼ばれている。



時空管理局において広報で活躍が伝えられる前線隊員は女性隊員が多い。もちろん、広報という性質上その方が都合がよろしいという理由はある。
ある程度の実力と資質のある魔導師であれば男女関わらず戦闘員として用いることができるとはいえ、一般的にはこのような職種を選ぶ女性は男性に比べれば少ない。
更に前線で活躍する戦闘魔導師となればその数はぐっと少なくなる。

時空管理局における女性構成員の割合は3割から4割程度とされているものの、その多くは一般事務や施設、艦船要員など主に前線を間接的に支援する部署に配置されており、
直接戦闘には関わらない者がほとんどであるという。次元航行艦に危険はない、というと語弊はあるが、時空管理局が相対するのは基本的に犯罪組織であり、
高価で高性能な戦闘艦艇を有していることは稀である。艦そのものが攻撃されるというケースは黎明期ならともかく、各世界の政体が比較的安定化した現在ではそうあるものではない。

つまるところ、前線要員として配属されるのは男性が多い。即ち時空管理局において不足が叫ばれる彼らの後輩を募集する広告塔には麗しき乙女がふさわしいということになる。


しかし、魔法が武力として運用され始めた黎明期より魔導師の才覚についてよく言われることがある。曰く……


高位魔導師には女性が多い。


中でも胸の大きい女性ほど保有魔力量が多い。






……あくまで俗説である。魔導科学的裏づけは何ら存在しない。

しかしながら、第一線における戦闘魔導師の男女比率に対し、魔導師として士官や要職にある管理局員において女性の割合が高いのは事実である。
戦闘魔導師としては女性は一割未満であるが、魔導師の佐官以上に絞ると2割程度になるという調査結果も存在する。

もっともこれには反論もある。管理局はまだ若い組織であり、発足直後は世界も安定しているとは言い難く、男女関わらず入局者も多かった。
また局内でも実力主義で才覚があればかなりのスピード昇進が女性であっても可能であった。しかし人手不足が叫ばれるとはいえ、既に管理世界は安定傾向にある。
どちらかといえば治安が安定したが故に、民衆からなんとかしなければならないという焦燥感が消えたことで志願者が減少したことこそが“人手不足”の真実であるのかもしれない。

後者についてはある管理局員の言葉を引用するに留める。ちなみに彼女は佐官の地位にある人物であることを付記しておく。



「おっぱいにはな。夢がつまってるんや」





>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>





「……ところでスカリエッティ。アルハザードの遺児としてはあの俗説についてはどう思う?」

「真実、と言ったらどうするね?」

「君の娘達の中では相関性はないように思うが」

「あれは私のこだわりだよ」





>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>





俗説は俗説である。だが、時に真実を突いていることもある。貴方は信じますか?



「おっぱいには夢がおっぱい。もといいっぱい詰まってるんや」

393 Acht ◆bcRa4HtgDU :2012/08/26(日) 23:40:11 ID:gG.TGeOM

11分間で21回おっぱいって言うくらいにおっぱいな時に書こうと思ったおっぱい
深く考えたら負けだと思うおっぱい

394 Acht ◆bcRa4HtgDU :2012/08/26(日) 23:42:43 ID:gG.TGeOM
おっぱい言ってたらタイトル間違えました 俗信です;

395 名無しさん@魔法少女 :2012/08/26(日) 23:44:05 ID:qCwp.Z1Q
乙 何してんのwwww
ていうかキャロ涙目じゃないですかーやだーwww

396 名無しさん@魔法少女 :2012/08/26(日) 23:45:00 ID:cU3v54G2
つまり、魔力保有量の多い男性は○○◎が大きい、と。




397 名無しさん@魔法少女 :2012/08/26(日) 23:48:19 ID:JUOTx5i6
乙です
姉と8はみんなに夢を与えてるんだよ!!

398 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/08/26(日) 23:56:23 ID:kQ/hsgIs
おっぱいがおおきいほど魔力が強い・・・

すなわちアインスさんは最強というわけですね(謎)



はやてちゃんもおっぱいだいすき!クロノくんが海鳴にきたらいっきに4人のおっぱいをご馳走デスヨ大変デスヨ奥さん(コンフュ)

399 名無しさん@魔法少女 :2012/08/27(月) 00:37:00 ID:I5jXhD9g
乙っぱいでしたwww

400 名無しさん@魔法少女 :2012/08/27(月) 12:27:11 ID:GmKw4wxY
高位魔導師ほど性欲が強いという俗説

401 名無しさん@魔法少女 :2012/08/27(月) 13:23:41 ID:4K663wKw
>>400
莫大な魔力を持つが故に性欲もとてつもない強さしている三人娘と
彼女たちが満足するまで相手してあげるユーノか・・・

402 名無しさん@魔法少女 :2012/08/27(月) 14:23:21 ID:b2Oe2kzI
>>400
ということはリンディさんやプレシアママンや聖王陛下はさらにとんでもないことに
インターミドル選手たちも試合の後は超発情状態なんだね

403 名無しさん@魔法少女 :2012/08/27(月) 14:46:18 ID:MYhRiJFM
>>402
発情状態の雷帝さんと執事の燃えるように激しい情事とか最高だな

404 名無しさん@魔法少女 :2012/08/27(月) 19:22:11 ID:4Wm/JQoc
「トーマ←ヴィヴィオの片想い中でトーマに振り向いてもらう為に大人モードで逆レイプ」
こんなありがちだけど超俺得な電波を送ったのはどこのどいつだ
先生怒らないから名乗り出なさい

というかトーマSSもっと増えろ

405 名無しさん@魔法少女 :2012/08/27(月) 21:39:31 ID:gK0jVpRM
>>402
試合後だと色々妄想膨らむな


敗北に涙しながらオナニーするミカヤちゃんとか
性欲の発散のさせ方を知らないアインハルトにヴィヴィオ達3人がオナニー教えたりとか
オナニーしようと場所見つけたら偶然同じ場所見つけてオナニーできず性欲を昂らせ続けるハリー&エルスとか
「気絶しててまだ発散してないでしょう。身体に溜め込むと毒ですよ」とか言いながら、恥ずかしがる弟子を慰めるシャッハとか
ヴォルケンに「きちんと発散できてるかどうか見るのも師匠の務め」と言われて、反論できずオナニーを観察され挙句「そんなんじゃ発散できんだろ」と愛撫されて強制連続絶頂を味わうミウラとか
自分の性欲発散の為に試合の応援に来てたキャロを電気あんまやスパンキングで虐めるルーテシアとか

他にも色々ありそう

406 名無しさん@魔法少女 :2012/08/27(月) 22:54:11 ID:PRfdP40o
雷帝千生神将軍というキャラクターがいたことを思い出した
ほんとうにただそれだけ

407 名無しさん@魔法少女 :2012/08/27(月) 22:59:53 ID:qoHdJvks
SAN値直葬もののナニかを連想させたいのか?w

408 ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM :2012/08/27(月) 23:04:52 ID:k3Y98ju2
ごきげんよう。
ちょっとした超ショートが出来たんで投下
タイトルは一瞬の邂逅
美沙斗×〇〇〇〇 一応バトルもの
投下は2310予定

409 ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM :2012/08/27(月) 23:11:21 ID:k3Y98ju2

 ドアを蹴り破って室内に突入する。
「大人しくしろ」
 美沙斗は小太刀と鋼糸を構えながら室内の犯人たちに警告をしてから、異変に気付く。
 室内中に呻き声を挙げながら倒れる男たちと、部屋の中心に立つ一人の剣士。
「すまないな。こちらの都合でそちらの仕事を奪ってしまった」
窓から差し込む光が、その剣士の容姿を照らす。
「いや、面倒事が減ってありがたいが、ところで貴女は?」
その問いに、白い鎧を纏い、長髪を一纏めにした剣士は手にしていた剣を鞘に納めながら返す。
「ただの通りすがりの騎士さ」
 自分のことを騎士と言った剣士は、人質の一人に左手を向ける。
 次の瞬間、向けられた人質からクリスタル上の物体が浮き出してくる。
「おまえっ」
 美沙斗は反射的に鋼糸を投げつけてその動きをけん制する。
「何をする気だ」
 鋼糸で右手を封じながら、美沙斗は小太刀を構える。
「これはロストロギアと言う異世界の遺失物でな。私はそれを回収する任務でここにきた。このままでは彼に悪い影響が出てしまう。戒めを解いてくれ」
「…すまない。わたしも霊や妖狐などに触れる機会があるが、仕事の時は目の前の事が真実なんでな」
「まぁ、そうだろうな」
そういうと、剣士は鋼糸が巻きついた右の拳を握る。すると次の瞬間、拳から炎が吹き上がり、鋼糸を焼き切る。
美沙斗は間髪置かずに飛針を投げつけ、弓を射るように小太刀を引き付けながら駆け出す。
剣士は飛針を最低限の動きで受け流すと、その流れで抜刀の構えをとる。
二人が交差した瞬間、キーンと甲高い音が響く。

「……」
「……」

剣を振るった形のまま動かない二人。

 パサッ…

 止まっていた時間は、お互いの結わえていた髪が解ける事で動き出す。
 二人同時に振り返りつつ、獲物を突きつける。
「…」
「ッ‼」
 不意に剣士のほうが何かに気付き、美沙斗に背を向ける。
「レヴァンティンッ」
 剣士が叫んだ次の瞬間、何かが見えない壁にぶつかる。
 それが先ほどクリスタル状のモノを抜かれかけていた人質だと気付いた瞬間には、美沙斗は剣士に突き飛ばされていた。
「くそっ。活動し始めてしまったか」
 ロストロギアの影響で肢体が変貌してしまった者に対して剣を構え直すと、剣士は裂帛とともに宣言する。
「管理局特務六課・シグナム。参るっ」
 ガチャンと言う撃鉄音とともに剣から炎が吹き上がる。
その様を見て、襲い掛かる憑依体。
「紫電……一閃っ」
シグナムは剣を逆袈裟に閃かせる。
剣の軌道の後を追うように炎が奔り、そのまま閃上の憑依体を襲う。
一瞬で炎が憑依体を包み、そして爆ぜる。
爆煙で視界を塞がれながらも、シグナムは確かな手ごたえを感じていた。
しかし、煙の中から飛んできたのはクリスタルではなく、室内にあった大型の机であった。
それをシグナムは真っ二つに一刀両断にして回避するが、真っ二つにされた机の間から、憑依体の鋭く変化した腕が伸びてくる。
(くっ)
 そのスピードはシグナムでも対応しきれない速度で、払おうと振るわれるレヴァンティンを搔い潜り、シグナムを捉える。
 しかし、その切っ先はシグナムの届くことはなかった。
 眼にもとまらぬ速さで飛んできた美沙斗の刺突が、憑依体を横から弾き飛ばす。
 それは美沙斗の必殺の刺突である奥義・射抜であり、弾き飛ばされた憑依体はそのまま壁にめり込む。
「いまだ」
 美沙斗の声に、シグナムも反応してレヴァンティンを上段に構え、振り下ろす。
「ハッ」
再び炎に包まれる憑依体。
先ほどと違い、燃えながら真っ二つになり、そして閃光を発して爆ぜる。

 コロン…

 閃光が収まると、そこには憑依されていた人質と、クリスタル状のロストロギアが転がっていた。

410 ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM :2012/08/27(月) 23:12:06 ID:k3Y98ju2
今回は以上です。

411 名無しさん@魔法少女 :2012/08/28(火) 02:56:09 ID:yijdlEbA
GJ
てか短編物かと思ってたんだけどこれは連載物の予定なのかな?

412 名無しさん@魔法少女 :2012/08/29(水) 14:20:21 ID:tq/F/.7s
シグナムっておっぱいばっかり話題になるけどBJからチラリと見えるあの太股のエロさも相当なものだよね

413 名無しさん@魔法少女 :2012/08/29(水) 23:33:08 ID:vYuJjW1k
>>412

よう同志

414 名無しさん@魔法少女 :2012/08/30(木) 01:43:02 ID:OjlZ2hZk
9歳ユーノの半ズボンから見える太ももこそ至高

415 名無しさん@魔法少女 :2012/08/30(木) 12:53:38 ID:yq7XVDik
スリット0の白ロンスカの清純さと黒インナーのエロさを併せ持つなのはこそ至高

416 名無しさん@魔法少女 :2012/08/30(木) 14:46:48 ID:5sbmwoJ.
アインスの生足あんど絶対領域は究極!

417 名無しさん@魔法少女 :2012/08/30(木) 14:59:27 ID:M6TL6RjI
絶対領域は消えたがスリットからチラリと覗く太腿という新たな武器を手に入れたリインフォースは強すぎる

418 名無しさん@魔法少女 :2012/08/30(木) 17:22:08 ID:CE14a8NI
しかしスリットと生脚という組み合わせはシグナムと被ってしまうよな

そこでわたしに良い考えがある



思い切ってどっちかの騎士服をビキニアーマーにしてはどうだ!

たぶん剣士属性的にシグナム姐さんが適任?
羞恥心強そうなので物凄い恥ずかしそうにしながら顔真っ赤でビキニアーマーつけて衆目にその柔肌を視姦されて屈辱に打ち震えるシグナム姐さんとかどうよどうよ。

419 名無しさん@魔法少女 :2012/08/30(木) 17:39:40 ID:Wl81iRKE
ヴァイスがアップを始めたのを見てティアもアップを始めたようです

420 アスカ :2012/08/31(金) 03:31:49 ID:7vfZoVco
>>404
好きなキャラのSSを増やす一番簡単な手段は自分で書いて投稿する事さ
だからトーマのSSを投下するよ!


相手はお望みのヴィヴィオじゃないけどな!

という訳でトーマ×リリィのエロSS投下します

421 愛のリアクト・エンゲージ :2012/08/31(金) 03:32:45 ID:7vfZoVco
「・・・・・・んっ・・・・・・ちゅっ・・・・・・あむ・・・・」
「ちゅっ・・・・・・ちゅぱっ・・・・・・んんぅ・・・」

月明かりだけが部屋を照らす薄暗い部屋の中で互いに下着姿のトーマとリリィは舌を絡ませ合い情熱的な口付けを交わし合っていた

「あむっ・・・・・・ちゅっ・・・・・・トーマぁ・・・」

リリィはトーマの首に手を回し自身のたわわな乳房を押し付けよりトーマに密着しながら更に舌をトーマの舌に絡ませる

(リリィ・・・・・・甘くて・・・良い匂い・・・・・・)

熱心にキスをしてくるリリィに負けじとトーマもリリィを強く抱き締めると舌の先端から根元までマッサージするように絡める
熱く・・・とろけるような感覚が二人の脳を焦がしていく
長い長い口付けに満足し口付けを終えトーマは唇を解放したが互いの舌を繋ぐように伸びた銀色の懸け橋と
熱に浮かされたような紅潮した顔とうるんだ瞳でこちらを見つけるリリィにトーマは思わず息を呑み彼女に見惚れてしまう
すると隙だらけのトーマにリリィが飛びつく

「トーマぁ!」
「わわっ、リリィ!?」

リリィはトーマに抱き付きそのままベッドに倒れこむ

「えへへ、えい♪」
「わぷっ!?」

いたずらっ子のような声と共にリリィは純白のブラジャーに包まれたたわわな胸の谷間にトーマの顔を埋めると
そのまま抱え込むように抱き締めトーマの顔に自分の胸に擦り付ける

「っ!?」
「どうかな・・・トーマ?」
「・・・うん、良いよ・・・・・・柔らかくって・・・暖かくて・・・気持ち良い・・・」
「えへへ、良かった♪」

リリィはトーマに褒められまるで子犬の用に無邪気に喜ぶリリィの事をトーマは愛おしく感じていた

(リリィ・・・俺の事こんなに求めてくれてるんだ・・・・・・)

ブラ越しに豊満な乳房をむにゅむにと押し付け精一杯トーマへの好意をを表現しようとするリリィの愛情たっぷりの抱擁に心が熱くなる
そんなリリィに応えようとトーマはリリィのお尻に手を伸ばすとぶるんと震える白桃のような尻肉を掴むといやらしく撫でまわし始めた

「ふぁ・・・・・・トーマぁ・・・うぅ・・・やぁん・・・」

お尻を緩急つけて撫でるとリリィはそれに反応して身体をくねらせ悦ぶ
そんなリリィの様子にクスリと笑うとトーマは背中のラインをゆっくりとくすぐるように下から上へとなぞるとリリィの胸を包んでいるブラジャーのホックへと手をかけた
可愛らしい下着を付けたリリィを見るのも良かったがそれ以上を見たいという気持ちを抑える事が出来ない
両手で丁寧に外すとトーマの顔に触れていた柔らかな胸を支えていた張力が失われたのが分かった

「脱がすよ、リリィ」
「うん・・・」

たわわな胸の感触が名残惜しかったがそこから更に先に進みたいトーマは
自分を包むリリィの手をどけると顔を上げそのままブラジャーを脱がしにかかる
肩紐をずらして腕から抜いていくと隠れていた豊かな乳房が柔らかく揺れながら露わになる
羞恥と緊張で頬を染めながら更なる快楽を求めるように機体を込めてこちらを見つめるリリィに応えるようにトーマの両手は豊かな乳肉にかぶりつくと
きめ細やかな肌の感触とその重みを確かめるように下から揉み上げ、一気にその柔らかな膨らみを弄ぶ

「きゃあ!・・・やっ、やぁぁぁあんっ」

先程の行為のお陰で十分すぎるほど敏感になっていた身体は一気に襲い掛かった乱暴な快楽によって歓喜の声を上げた
むにゅむにゅと遠慮なく乳肉を捏ね繰り廻すトーマの熱い手が次々とリリィの脳に快楽を刻み込む
その度にリリィが熱い吐息を漏らす

「あぁ、ぁ・・・トーマ・・・うぅん・・・」
「気持ち良い?」
「ふぁっ・・・う、うん・・・すごく・・・気持ち良いよトーマぁ・・・」

指の間から零れてしまいそうな程たわわに実った乳肉の双丘を揉みし抱く度にふわふわとしたその柔らかな感触と
それに相反するような弾力と確かな手ごたえがトーマを愉しませる
するとトーマは胸の頂に佇む桜色の蕾を右手の親指と人差し指で挟み込んだ

「ん、あぅっ」
「もうこんなに固くなってる・・・」

指先でコリコリとつまむとリリィは切なげな声を上げる
トーマの愛撫に息も絶え絶えなリリィの呼吸を遮るようにリリィの唇を奪うと今度は首筋に舌を這わせる
そのままたわわな双丘まで舌を這わせていきリリィの可憐な乳首を口に含むと唾液をこすりつけるように硬くなったそれを舌先で転がす

「ふぁっ!あっ、ああっ・・・はぁん・・・うくぅ・・・」

気持ち良さそうに甘美な悦びの声を上げ身悶えるリリィの姿がトーマには嬉しかった

422 愛のリアクト・エンゲージ :2012/08/31(金) 03:33:31 ID:7vfZoVco
ぐちゅ、くちゅ・・・

「はあぁっ・・・あぁん!」

下着の上から秘部を撫で上げるとそこは愛液がたっぷりと染み込み十分すぎる程濡れているのが分かった
胸から口を離し、そこを見つめる
濡れたお陰で秘部にぴったりと張り付きリリィの大事な処の形を浮き彫りにしていた

「あうぅ・・・やぁん」
「リリィのここ、もうこんなに濡れてるよ」
「トーマが私の事・・・気持ち良くしてくれるからだよ・・・」

恥じらいに震えながらもそう答えたリリィの言葉に更なる欲情に駆られたトーマはリリィの女性として大事な部分を守りながらも
扇情的に彩っていた彼女のショーツの縁に手を掛ける

「脱がすよ」
「うん・・・・・・」

短いやり取りを終えるとトーマはリリィの裸体を隠す最後の一枚をゆっくりと下していき
リリィもトーマが脱がしやすいように恥じらいながらも腰を浮かせ手助けをする
――――そうしてトーマに脱がされリリィはトーマと出会ったあの日と同じ一糸まとわぬ生まれたままの姿となった
月明かりが照らすリリィの裸体にトーマは思わず息を呑み見とれてしまう
うっすらとかいた汗が白磁のようなきめ細やかな肌をきらめかせ艶めかしい色気を放っており普段の清純で無邪気な彼女とは別物の美しさだった
そんなトーマの様子を不思議そうに見つめるリリィの愛くるしさが子供っぽくまたギャップがあって良いとトーマは感じていた

「リリィ・・・凄く・・・綺麗だよ」
「えへへ、ありがとうトーマ」

はにかみながらそう答えトーマに口付けたリリィにトーマは優しくキスを返すと充分に濡れそぼったリリィの膣口に自身をあてがう

「いくよ」
「うん・・・来てトーマ・・・私の中に」

リリィのその言葉に応えるようにトーマはゆっくりとリリィの膣内へと自身の肉棒を沈めていく

「あぁっ!と、トーマがぁ、はっ、はいって、る! んん、あぁん!」
「くぅ!リリィの膣内・・・凄く・・・熱いよ・・・」

押し寄せてくる快楽の波に負けず腰を突き入れ彼女の一番深いところまで肉棒が入ると結合部からは愛液が溢れ出す
リリィの膣内へと肉棒が沈みゆく度に頭の中には快楽の波が押し寄せてくる
その快楽の味とリリィの膣内を押し広げ自身の肉棒で満たしていく感触と更に味わおうとトーマは更に奥へ奥へと押し進めていき
そのままかき回すように腰を動かし彼女を攻め立てる

「ふぁ、んぁ、トーマぁ!・・・もっと、もっとしてぇ!」

喘ぎ声を上げながら乱れるリリィのリクエストに応えるようにトーマは激しく揺れる彼女の乳肉を鷲掴み揉みし抱きながら指先で乳首を転がし弄ぶ

「あぁぁぁんっ!・・・やんっ・・・んんっ・・・!」
「・・・ん・・・ちゅ・・・ちゅっ」

唇を重ね舌を絡ませる度にリリィへの愛しさがこみ上げてくる
その想いをリリィにもっと伝えようとトーマの腰はその動きの激しさを更に増していく
リリィもまたそんなトーマを求めるように更に強く抱き締める
それに呼応するように彼女の膣壁はトーマを攻め立てるように締め付ける

(体が・・・熱いっ・・・リリィの膣内・・・気持ち良過ぎて・・・っ・・・気が狂いそうだっ・・・!)
(あぁっ・・・トーマのが私の膣内で・・・っ・・・おっきくなってるぅ・・・私っ・・・私もう・・・)

423 愛のリアクト・エンゲージ :2012/08/31(金) 03:34:18 ID:7vfZoVco
「り、リリィ・・・俺・・・もう・・・」
「うぅ、うん・・・いい・・・よ・・・きてっ!・・・きてトーマぁっ!!」

それが合図のようにトーマはリリィを強く抱きしめ彼女の子宮に精液を一気に放った
熱く滾るトーマの精液がリリィの子宮を満たしていく

「あぁっあぁぁぁぁん!!」
「くぅっ・・・り、リリィ・・・う、ぁあ」

絶叫をあげて果てたリリィの膣内にありったけの精液を吐き出し力尽きたトーマは覆い被さるようにリリィの上に崩れ落ちた
リリィは未だトーマが与えてくれた快楽の余韻に体を支配されているものの、感謝の気持ちを込めてトーマを愛しげに抱きしめる

「はぁはぁ・・・リリィ・・・」
「えへへ・・・ありがとうトーマ・・・凄く・・・気持ち良かったよ」

汗ばみ赤らんだ顔のまま満面の笑みを浮かべるとお礼とばかりにリリィはトーマにキスをする
彼女の唇の感触と甘い吐息が熱に浮かされたようなトーマの思考を刺激し、まるで夢のような今の状態が現実である事を強く認識させていた
トーマも自分にこれだけの快楽を与えてくれた彼女への感謝の気持ちを込めて優しくキスをお返しした
一つに繋がりながらこうして相手への愛情と感謝を込めて口付けを交わし合うこの一時
それは二人にとってまさに至福の時だった

「ありがとうトーマ・・・大好きだよ」
「俺の方こそさ、俺もリリィの事大好きだよ・・・」

結合部からは収まりきらず溢れ出した精液が愛液と共に零れ出していたがそれに構う事無く二人は互いの温もりを味わうように抱き合い余韻に浸る
だがそうして抱き合い温もりを感じるうちに段々と相手への愛しさがより強くこみ上げてくる
やがてトーマはリリィの胸元へ顔を動かし彼女の乳首を啄むと母乳を求める赤子のように吸い始めた
リリィもそんなトーマの頭をかき抱くと慈愛に満ちた表情で抱き締めトーマが自分に与えてくれる快楽に身を委ねる
そしてトーマの腰が再び動き始め二人の愛の巣と化したこの部屋を再び熱気と嬌声に満ちていく

明日は訓練もお休み、今夜は思う存分繋がっていられる――――
その安心感もあってか互いを求め愛し合う若い二人の愛の営みは激しさを増しながら明け方近くまで続いたのだった・・・

424 名無しさん@魔法少女 :2012/08/31(金) 03:36:08 ID:7vfZoVco
投下終了です

やっと予定していたトマリリ物を書き終えた・・・エロパロでのトマリリ物の1番乗りできたのかな?
主人公カプなのに2次創作全般見回しても未だに数が少ないトマリリを少しでも広められるようにこれから色々と書きたいな

ではまた・・・

425 名無しさん@魔法少女 :2012/08/31(金) 04:12:16 ID:CGHtp0PA
乙っす

426 名無しさん@魔法少女 :2012/08/31(金) 08:20:53 ID:OcRzq.Vg
乙です。

トーマは実にトロンベ……

427 名無しさん@魔法少女 :2012/08/31(金) 08:22:18 ID:OcRzq.Vg
乙です。

トーマは実にトロンベ……

428 名無しさん@魔法少女 :2012/08/31(金) 14:51:13 ID:HGIoyidM
>>426>>427
ダブったのか?

トーマが穴馬なら、フェレットは斬艦刀か星穿の槍か

429 名無しさん@魔法少女 :2012/08/31(金) 16:47:16 ID:5qEfC2dc
クイズミリオネア

トーマとリリィがしているの偶然見つけたスウちゃんの取る行動は?

A、「トーマも大人になったねぇ」とドアの隙間から見守る
B、「まだ早すぎるでしょ!万が一赤ちゃん出来たら責任取れるの!?」と説教
C、「よくも、私のトーマを寝取ったな、この泥棒猫!」と修羅場
D、乱入しトーマに女の子の気持ちよくさせるテクニックを伝授。リリィ受難の巻

430 名無しさん@魔法少女 :2012/08/31(金) 20:42:02 ID:ssTysfKg
E、覗き見しながら自分もオナニー

431 名無しさん@魔法少女 :2012/09/01(土) 00:08:47 ID:UqnXwirM
>>430
それはディエチちゃんあたりがやりそう

432 名無しさん@魔法少女 :2012/09/01(土) 06:46:53 ID:OeNr4GJ2
F、ベットの下でトーマのパンツをほむほむ中

433 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/09/01(土) 16:12:17 ID:Xcb8/aGY
>>424
だれも作らない場合はやっぱ自給自足しかないっすよね、うん。



それと、超いまさらだけどコミケ行った人はお疲れ様でした。
当日は自分も某サークルで売り子をしていたのでエロパロ住人の人ともどこかでエンカウントしたかもね。


さて、コミケ終わってからのそのそ書いてたSSがようやく出来たので投下します。
カリムさんがエロスバーストしてる聖王教会のエロSSシリーズ『堕落性女』のオットー編でござい。
言うまでもなく18禁、あとフタとか。

434 堕落性女 :2012/09/01(土) 16:12:54 ID:Xcb8/aGY
堕落性女 オットー両性具有(前編)


「ここは……」

 目覚めた時、オットーは見知らぬ部屋にいた。
 柔らかいシーツの感触に包まれている。
 天蓋付きの大きなベッドの上に寝かされていた。
 薄暗い部屋にはしかし、ぼぅ、と微かに灯る光があった。
 自分の寝ているシーツの下から発せられている、視線を向ければ、それがベルカ式の魔法陣だと知れた。

「あら、オットーもうお目覚め?」

「……騎士カリム?」

 声がした方へ顔を向ける。
 そこには、黒い法衣を纏った輝くブロンドの美女、カリム・グラシアが立っていた。
 聖王教会で保護されたオットーが仕える、教会の重役である。
 だが、平素の彼女らしからぬ、どこか艶然とした妖しさが滲み出ているのは気のせいだろうか。
 ただ笑っているだけで言いようのない色香を漂わせているカリムに、同じ女性ながらも背筋をぞくりとさせられながら、オットーは当然の疑問を問い掛けた。

「あの、ここはどこですか? 僕は一体……」

 何故自分が見知らぬ部屋に寝ていて、そこにカリムがいるのか。
 湧き上がる当たり前の問いに、美しい聖女はくすりと笑う。
 慎ましくささやかに、そして妖艶に。

「ここは教会の南倉庫よ、知ってるでしょ?」

「え、ええ……」

 カリムの言葉にオットーは訝った。
 南倉庫、もちろん聖王教会で生活をしているのだから、おおまかな施設の配置はとっくに覚えている。
 だが倉庫にこのような部屋が設けられていたとは初耳だ。
 ましてや自分がどういう理由でここに来たのか、いや……そもそも自分の足で来たのかさえ分らない。
 そんなオットーの内心を察していたのか、カリムは妖しい微笑と共に言葉を連ねた。

「この部屋は秘密の部屋だから、あなたが知らないのも無理はないわ。使う人間は一握りですもの」

 まるでオットーを焦らすように、カリムはベッドの回りを歩きながら、ゆっくりとした口調で言う。
 響く声音は甘く、吐息も熱い。
 聞いているだけで体の芯がむずむずしてきそうだった。
 一体なんのつもりなのか、もう一度自分から質問しようとして、そのオットーの言葉をカリムがさえぎる。
 
「ここに連れて来るのに、紅茶に薬を盛らせてもらったけれど、体は大丈夫かしら?」

「薬……どういう事ですか騎士カリム、僕は……何が何だか……あなたは何故そんな事を」

「だって、本当の事を言ったらあなた聞いてくれなさそうだったんですもの。大丈夫、安心して? 酷い事なんてしないわ、むしろ――とても素晴らしい事をしてあげるんだから」

 悩ましい吐息と声音。
 その最後の言葉の残響は、オットーの背筋を凍らせるほどの艶やかさを秘めていた。
 カリムの潤んだ瞳に捉えられ、機人の少女は実を強張らせる。
 
「素晴らしい、こと……?」

「ええ。そろそろ頃合かしら」

「え、な……うあぁッ!?」

 突如、オットーの下腹部に強烈な熱が生まれた。
 何かが脈動し、肥大化し、盛り上がる感覚。
 神経が広がるようなむず痒い刺激に少女は悶えた。
 股ぐらが熱い。
 ベッドの上で身をよじりながらそっと手を伸ばす。

435 堕落性女 :2012/09/01(土) 16:13:45 ID:Xcb8/aGY
 穿いていたズボンの前が突っ張り、大きく膨らんでいた。
 触れる。
 その瞬間、ぞわりと脳髄まで触覚への刺激が到達した。

「ひぅ! な、なに……これは……えぇ?」

 未知の感覚に震えるオットーを見下ろしながら、カリムはベッドに身を乗り出した。
 黒い法衣に包まれた肉感的な体がオットーに覆いかぶさるように手足を付き、さらさらと長いブロンドヘアが流れる。
 するりと動いたカリムの指先が宙で軽く曲げられ、向かった先はやはり、盛り上がったオットーの股ぐらだった。
 指がその硬い何かをなぞった。

「あぅッ!」

 その刹那、オットーは悲鳴に近い声を上げてのけぞる。
 だがそれは痛みが生まれたからではない。
 むしろその逆……堪らない快感だった。
 むず痒く甘い電気が神経を駆け上り、体が弛緩する。
 半ば放心したようなオットーの姿に笑みを深めながら、カリムは少女のズボンに手を掛けた。
 バックルを外し、ファスナーを下ろし、丁寧に中のものを取り出す。
 ボロンッ、と、それは勢い良く飛び出した。
 赤黒い肉の塊は、血管を脈動させながらびくびくと震えている。
 外に出て、触れた外気の冷たさに呻くオットーは、自分の体から生えたそれを見て絶句した。

「……ッ!? な……なん、ですか……これ」

「あら? 分らない?」

 まるで小馬鹿にするように問い返し、カリムは白魚のような指先で、つぅ、とそれをなぞった。
 たったそれだけの事に、オットーは唇を噛み締めて喘ぎ声を耐えねばならなかった。

「ペニス、男性器、そう言えば分るでしょう? ふふ……でもそれじゃあ呼び方も味気ないわよね、おちんちん、チンポって言った方が良いかしら。ねえ、オットー? あなたに生えたオチンポ、とっても大きくてステキだわ」

 うっとりと頬に血の気を増しながら、カリムはオットーに生えた凶悪な肉棒を巧みに弄り回した。
 決して強すぎないよう、形や質感を楽しむように撫でる。
 とてもその指使いは慎ましい淑女のそれではない。
 幾人もの男と夜のしとねを共にした、淫らな娼婦のものだった。
 それを前にオットーは、ただ喘いで悶える事しかできない。
 生まれて初めて味わうペニスの快感には、戦闘機人とて無力な少女となる。
 
「どう、して……こんなもの、が……ひぅ! や、そんな扱かないでください! ん! はぁぁ!!」

 焦らすようなカリムの手淫で既にオットーのそれは完全に勃起し、先から滲み出たカウパー液で濡れそぼってにちゃにちゃといやらしい音を立て始めていた。
 幹は鉄のように硬く、そして熱い。
 しっかりと先走り汁を全体に塗りこみながら、カリムは少女の耳を甘噛みして、妖しく囁いた。

「もちろん魔法よ。あなたのクリトリスを巨大化させて陰茎にする、ね。先走りだけじゃなくて、ちゃんと精液も出るのよ? 凄いでしょ」

「せ、精液って、そんな……ふぅ! や、だめ! それ以上したら……なにかくる! きちゃうぅ!!」

 むずむずと肉竿から広がる刺激から、オットーは自分の知らない現象が起こると予感した。
 だが、それが達せられる前に、カリムはさっと手を離した。
 糸を引いて宙を泳ぐ繊手を、オットーはこの世の終わりのような目で追った。
 湧き上がる衝動が途中で止められるのは、生殺しのようなものだ。
 物欲しそうな顔のオットーを、カリムは恍惚とした顔で見下ろす。
 
「もう出そうだったのね。でも、そんなに速くイっちゃつまらないでしょう?」

 自分の指についたオットーの先走りを舐めながら、美女は妖艶に告げた。
 そして、その白魚のような指先が己の服に掛かる。
 ぷつ、ぷつ、と上着の前を外せば、ブラジャーを着けていなかったらしく、黒い服の隙間からたっぷりとした量感の白い乳房が露になった。

436 堕落性女 :2012/09/01(土) 16:14:15 ID:Xcb8/aGY
 やや乳輪が大きく桃色の乳首が揺れる。
 スカートの裾を持ち上げると、むっちりと肉付いた太股と、その上にまします腰と黄金の繁みが現れた。
 胸と同じく、彼女は下着を着けずに訪れたらしい。
 既に秘所は期待でじっとりと蜜に濡れていた。
 むわっ、と鼻を衝くような甘酸っぱい雌の香りが漂う。
 本来ならば同性を相手にいかがわしい気持ちになどならない筈が、カリムの体のあまりのいやらしさと、発情した雌の匂いとフェロモンに当てられたのか、オットーは思わず唾を飲んでしまった。
 絶頂寸前で愛撫を止められたペニスが、目の前の美女の姿にびくびくと震える。
 熱く滾る幹に、淫婦はそっと手を触れてその上に跨った。

「安心なさい、ちゃぁんと……気持ちよくしてあげるから」

 ゆっくりと腰を下ろす。
 くちゅっ、と触れた。
 お互い、あまりの熱さにぶるりと痙攣する。
 カリムはオットーがすぐにイかないように、慎重に腰を沈めて行った。
 凄まじいサイズを誇るオットーの竿に徐々に秘裂を押し広げられ、カリムの顔はたちどころに蕩けた。
 
「んぅぅ……はぁ……す、ごぉい……オットーのチンポ、ほんとにおっきいわぁ……こんなの、はぁん! 私も、初めてよ」

「騎士、カリムぅ……やぁ! これ、うぁああ……騎士カリムの中、熱い……だめ、こんなの、あああああ!」

 蜜でとろとろと濡れ、複雑なヒダの起伏で肉棒をしゃぶるカリムの膣に包まれて、オットーは背筋を駆け巡る射精の欲求でどうにかなってしまいそうだった。
 思い切り腰を振りたくり、この中で達したい。
 欲望のままに、この衝動を解放したい。
 しかし豊満なカリムの腰に跨られ、それは叶わない。
 結果として行為の主導権は全てカリムに握られ、オットーに出来る事はただ甘い声を上げてよがるだけだった。
 ようやく、オットーの竿を全て飲み込み、聖女の腰が下りた。
 
「はぁぁ……ぁぁッ」

 子宮口にこつんと当たる亀頭の、膣を広げる幹の太さの、広くエラの張ったカリの。
 それら全ての感触を味わい、カリムはぶるりと震えて法悦の声を漏らした。
 軽くであるが、それだけで絶頂してるらしい。
 対するオットーは、焦らすような刺激を前にとても射精ができない。
 下唇を噛んで、自分の上のカリムに恨めしそうな視線を送る。
 それにようやく気付いたのか、聖女は妖艶に微笑んで髪を掻き上げた。

「ふふ、じゃあ、動くわよ」

「〜ッ!」

 言葉と共に、スカートに包まれた安産型の尻が上に跳ね上がった。
 凄まじい粘着質な音を立て、肉棒と膣が強烈にこすれ合う。
 その瞬間発生した快楽に、オットーは全身を震わせて声にならない声を発した。
 高まる射精のボルテージ。
 だがそれでもなお、カリムの腰の律動は焦らすように、再びゆっくりとした動きになってしまう。
 まるでオットーをあえて射精させぬようにしているようだった。
 少女に生やされた肉棒が絶頂に達さないよう、同時に快楽は極限まで与えるよう配慮したように、絶妙な腰使いと力加減でカリムは腰を動かし続ける。
 上下に音を立てて振られたかと思えば、ねっとりと左右や斜めに揺れる様は、淫行を味わい尽くした淫婦としか言いようがない。
 むき出しになった乳房を自分で揉みしだき、乳首を抓りながら、黄金の髪を振り乱す。

「ああ! いいわぁ、オットー! あなたのチンポ、最高よ! ……こんなの、んぅ! 癖になっちゃいそぉ……あぁ……もうイきそうよ! あなたのメスチンポでイきそう!!」

 濡れた唇からは堪らなく甘い声を零して愛欲を歌った。
 唾液をだらしなく垂らしながら、腰を強く大きく振りたくる。
 パンッ、パンッ、と二人の結合部がぶつかりあい、オットーもいよいよ限界を迎えた。

437 堕落性女 :2012/09/01(土) 16:15:14 ID:Xcb8/aGY
 来る。
 何か――大きく、熱く、凄まじい快楽が自分の中から。
 それが迸るのだと、少女は漠然と理解し、恐れるよりなお、期待した。
 出したい。
 早くカリムの中に、それを思い切り出して、ぶち撒けたい。
 いつしか、カリムと同じく唾液と涙でめちゃくちゃに蕩けきった顔をしたオットーは、自分から少しずつ腰を突き上げ始めた。
 カリムの腰に手を添えて、必死に快楽を高めるように。
 
「きし、カリム! ぼくも……ぅあああ! ぼくも、イきますううッ!!!」

 そして、ついに二人の絶頂が重なる。
 カリムは体を思い切りのけ反らし、びくびくと痙攣して膣を締め付けた。
 オットーもまた、溜まりに溜まった欲望を要約解放させ――――

「ぐぅあああああ!! な!? え……や、だ……なに……これぇ」

 られなかった。
 下半身から襲い掛かる強烈な痛みともどかしい感覚に、オットーは涙目になる。
 出る、と思ったものが、出せない。
 見れば、幹の根本に光る輪が掛かっていた。
 バインドである。
 魔法で形成されたバインドでペニスを縛り上げられ、射精を強制的に止められたのだ。
 それは想像を絶する生き地獄だった。
 しかし、淫猥なる聖女は自分の絶頂の余韻を味わいながら、嬉しげに告げた。

「オットー、やっぱりね、簡単にあなたをイかせるのはつまらないわ。ね? そう思わない? こんなにおっきくて、いやらしい素敵なチンポなんですもの――ハジメテはもっと素晴らしい時までとっておきましょうね♪」

 嗜虐的で淫らな悦びに満ちた声で、嬉々としてカリムは言った。
 彼女のその言葉を、オットーは絶望の極地という顔で受け止めた。
 その日から、文字通り地獄のような日々が始まるのを、彼女はまだ知らなかった。


続く

438 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/09/01(土) 16:19:15 ID:Xcb8/aGY
投下終了。

フタナリ娘が最も美しいのは、射精できずに悶えている様だ。 by MISS BLACK

というわけでオットーにふたなりおちんぽを生やしてたっぷり扱き上げた末に根本縛って寸止めしてやりました。
いやぁ、MISS BLACK大先生のお言葉はほんと至言っすねぇ。
もっと広がれ! ふたなりの輪!!

あとオットーふたなりエロについて熱いご意見を頂いた野狗氏にも感謝感謝です。
(−人−)

439 名無しさん@魔法少女 :2012/09/01(土) 16:30:01 ID:4EJr/eJU
乙でーす

440 名無しさん@魔法少女 :2012/09/01(土) 16:46:45 ID:WwtwHOJU
流石、鬼畜なシガー氏だ。
こちらまで射精を止められたような気分になるね。
ぜひ続きでは阿呆になるほど腰を跳ねさせるオットーの恥態を期待。

441 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2012/09/01(土) 22:13:05 ID:4ebwKPQw
GJ!
ガンガン虐めてください
ふたは虐めてこそ華!
と書こうとしたらすでに自分の名前が書かれているショックw

442 Foolish Form ◆P4dgS4kDos :2012/09/02(日) 10:04:40 ID:w6COBQnE
おはようございます。トリップ失くしてしまった……
しかしめげずに行くぜ! 5分後に投下します。

443 Foolish Form ◆P4dgS4kDos :2012/09/02(日) 10:09:53 ID:w6COBQnE
5分経ったので投下します。

・珍しくシュテル
・凌辱、もちろんR-18
・生やすので注意

>司書の方へ
短篇集「七つの大罪」へ保管をお願いします。

444 Envious 1/3 :2012/09/02(日) 10:12:19 ID:w6COBQnE
──切り裂かれた花弁を見ながら、私は何を想うのだろうか。
私自身すら、震えるばかりで何も見ようとしないのに……
重なる時の中で、私は何に絶望するのだろう──

「うぶっ……げほっ、ごほっ」
短髪の少女が、噎せ返るような蒸気の中で溺れていた。
温度こそそこまで高くないが、スチームサウナのような暑さが空間を支配している。
本来ダークブラウンだったはずの髪には、べっとりと白い粘液が付着していた。
同じ物が、ボタボタと少女の唇から垂れ、どこへとも知らぬ場所へ落ちていく。
少女の腕に絡みついた蔦は、無数の毛氈を持って、幼い肌を蹂躙していた。
本来透けるように肌だったのが、今は全身が充血し赤く染まっている。
「やめ……もう、苗床には……あぐぅぅぅぅぅぅっ!」
蔦の一部がコブ状に膨らみ、先端へと移動していく。その先は少女の胎内に繋がっていて、少女は必死に身を捩った。
しかし、全ては無駄な努力だった。
花粉を粘液で包んだような、白いダマが少女の膣中へと入っていく。
入口で僅かに引っかかったダマは、少女の秘肉を強引に押し広げていった。
「いやっ、いや……いやあああああああああぁぁぁぁっ……」
コブが爆発し、どろどろとした粘液が注ぎ込まれた。少女の虚ろな目が、凌辱の瞬間に一瞬だけ灯り、そしてすぐに光を失う。
「かふっ……誰か、誰か助けて……」
ズタズタに引き裂かれたバリアジャケットを見下ろしながら、壊れかけた声帯で呟いた。

***

「くっ……どうしてこんなところに」
シュテルが対峙していたのは、メデューサの頭にセイレーンの声、イカの足、
それからゴリラの腕をくっつけたような悪鬼だった。
しかもそれだけに留まらず、足は鉱物で腕は植物、
趣味の悪い錬金術師が失敗作を時空の彼方に放流したとしか思えないような物体だった。
見れば見るほど、まるで闇の書の闇『ナハトヴァール』
……シュテル達が「存在している」という時点において、いる訳のない悪魔が、目の前に君臨していた。
三人は「修行」と称して、夏の星座が見えなくなるまで個々人で活動していた。レヴィやディアーチェの協力は、得られない。
「はぁっ!」
魔杖を展開し、高速の魔力弾を散発的に発射する。
しかし、一発の威力が小さかったからか、攻撃は殻状の表皮にぶち当たって止まった。
「普通に闘っても勝てませんね……ならば!」
シュテルは魔力を体内で錬成し、デバイスの先に集中させる。
自分のクローン元──高町なのはと同じように、強烈なバスターを打ち込んだ。
しかし、あまり効果はない。次第に防戦一方になるが、まだ勝機は見えていた。
「後少し……もう少し耐えれば、スターライトブレイカーが打てます……それまでは」
だが、シュテルは勝つことにのみ固執していて、それが致命的な誤りを生んでいたことに気付かなかった。
もう少しもう少しと頑張っている間に、四方八方を化物の蔦に覆われていることを知ったのは、
やにわに月明かりが消え失せた瞬間だった。
「何……!」
繭の中に閉じ込められたようだった。これでは逃げることもできない。
前に進むしかないと覚悟を決めたのだが……この化け物に対策もなしで勝てるとは到底思えなかった。

445 Envious 2/3 :2012/09/02(日) 10:13:11 ID:w6COBQnE
大技を打つ暇もなくなる。今まで攻撃が大した威力でなかったのは、全てこの繭のためだった。
しかも、並大抵の大きさではない。この次元世界の四半分は覆っているといっても、過言ではない。
次々と襲い掛かる蔦を避けながら、必死に機会を探る……それも、名も無き化物の咆哮で途切れた。
「あ……ぅ……うぅっ……」
セイレーンの放つ高周波と音圧は、シュテルの意識を飛ばすには十分な威力だった。
目も見えない程力が入らなくなった頃、蔦が作ったハンモックに軟着陸したのを、辛うじて感じた。

「ん……ここは……」
シュテルが目を覚ますと、肩と同じ高さで腕が拘束されていることが分かった。
続いて、足が開かれて固定されていることも分かる。
さて、どうやって逃げたものかと考えていると、おかしなことに気が付いた。そして同時に、顔がかっかと熱くなっていく。
「服が……!」
熱にも雷にも衝撃にも、酸にすら負けないはずのバリアジャケットが、ボロボロに溶けていた。
ノーブラの胸に蔦が吸い付いていて、出るはずのない母乳を飲もうとしているかのようだった。
頭が明晰になるにつれ、抵抗のために全身の筋肉をひたすらに振り絞る。
だが、混乱が脱出に繋がることはなく、逆に一本の蔦から大量の粘液を浴びせかけられる羽目になった。
「くぅっ……やめて……やめなさいっ!」
咄嗟にデバイスを握ろうとしたが、左手には何もなかった。
肝心要の武器を失っていたことに気付き、シュテルの顔はあっという間に青ざめた。
眼前に白い霧が広がっていることを認識したのは、それからすぐのことだった。
蔦で覆われた繭は、それ自体遥か向こうにあったが、それにしても白い霧は濃く、どこが世界の境目なのか、理解できなかった。
「これは一体……んふぅっ!」
呼吸をしていただけなのに、子宮へ疼きが生じたのを、シュテルは認めない訳にはいかなかった。
何の間違いでそうなったのかすら分からず、目を瞑って精神を集中し、意味不明な性感を忘れることにした。
……が、子宮の疼きはどう足掻いても止まらない。
不審に思って目を開けると、一寸先も見えないくらい特濃の霧に覆われていた。
「まさか、これが……?」
今更気付いてももう遅い。手足に痺れが走り、身動きがまともに取れなくなってから、化物は本格的に動き始めた。
「やぁっ……はぅぅっ……こいつ、敏感なところばっかり……ひゃぅんっ!」
乳首に吸い付いていた蔦が、中で繊毛を蠢かし始めた。性に敏感な突起を舐められるのは背筋に震えが走る心地がした……
が、それ以上に得体のしれない快感が足をぴくりと動かした。
「くっ……こんなのに負ける訳には……ひぁぁっ! ひ、卑怯です……こんなの……くぅんっ!」
乳首を攻撃しているのと同じ蔦が、シュテルの幼い淫核にかぶりついた。
神経を直接嫐られるような快感に悶え、腰を弱々しく左右に振る。
それでも蔦が淫核へ吸い付くのは止まらず、きゅんきゅんリズミカルにシュテルの肉豆を舐めしゃぶってきた。
「ひぁぅ……くふぅっ……はっ、はっ、はっ……この、離して下さい……離せぇっ」
弱々しく罵詈雑言を浴びせ掛けるが、もちろん化物には無意味だった。
やがて霧は腰すらも見えなくなるまで世界を覆い隠し……そして急に激痛が下半身に走った。
「うぐっ……ぁぁぁぁぁああああああああああああぁっ!」
鋭利な刃物で刺されたかのような痛みだった。
濃霧は目を隠されているのに等しく、何が起こったのかにわかには理解できなかった。
身体をぐるりと上下逆に回される瞬間、股間に図太い蔦が挿入されていることに気付いた。
「あ……あぅ……いやぁっ……」
それが意味することは、シュテルにも分かっていた。
ただ……今まで相手は元より、処女を失うかどうか──
そしてそれはいつなのか、それすら考えたことすらなかったのだ。
「それなのに……どうして……」

446 Envious 3/3 :2012/09/02(日) 10:13:56 ID:w6COBQnE
何の罰なのか、濁った頭でシュテルは考えた。
当然、こうなったことに咎もなければ罰もない……ただ、負けるべくして負けた者の末路でしかない……
それでも、シュテルは認めない。認める訳にはいかない。
「必ず……殺しますっ!」
瞳を真っ赤にして右腕に力を込め、拘束していた蔦の一本をブチブチと引き剥がす……が、抵抗らしい抵抗はそこまで
だった。所詮シュテルの腕は一本だが、蔦の数は無数にある。
「きゃぁぁぁぁぁぁっ……!」
強引に抽送される痛みで、記憶も闘志も吹き飛んでしまう。
がむしゃらに魔法弾を飛ばしたが、ぺちぺちと小さな触覚を焼くのが精一杯だった。
二の腕へと強烈に蔦が絡みつき、血の巡りが悪くなって指先が冷える。
止めとばかりに鳩尾に突きを入れられて、シュテルは抵抗の意志を失った。
時折、蔦から大量の粘液が噴出していたのには気付いていた。
だが、今のシュテルには、打ち上げられた魚のように軽く痙攣を起こしながら、
いつ終るのかも分からない凌辱にただ耐えるしかなかった。
次の瞬間に何が起こったのか、シュテルは理解できなかった。
クリトリスに吸い付いていた触手が牙を出し、先端に血が出る程強く噛み付いてきた。
「ひぁっ……くぅぅんっ!」
鮮やかな緑色の蔓から淫核へと、何らかの液体を注入されたのが分かった。
殺されるのか……と思い背筋を凍らせたが、むしろ身体がどんどん熱くなっていく。
「何なんですか……これは……」
偶然か、それともこの時のためなのか、白い霧が一瞬だけ腫れた。
恐る恐る足元を見ると、肥大化した淫核は、男性のモノによく似ていた。刺された部分に穴が空き、エラも張っていた。
肉棒と化したクリトリスに、触手の蔦が迫る。狭い穴が空いていて、棒を入れるには丁度ぴったりの大きさだった。
「まっ……まさか、そんなことされたら……あぅぁああああああああああああぁぁぁぁっ!」
触手に肉棒を飲み込まれ、シュテルの意識は一瞬飛んだ。
重力の方向すら分からなくなり、目が覚めてからは半狂乱になって叫んだ。
「助けて! ここから出して下さいぃっ! ひゃぅぅっ、いやぁぁぁぁ……」
恐怖と錯乱の中でさえ、脳髄を芯から刺す快感の波がシュテルを襲っていた。
怖い、気持ちいい、怖い、気持ちいい、怖い、気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい……
頭がおかしくなりそうだった。今にも殺されそうなのに、肉体は快感だけを脳に伝えてくる。
肉棒が触手の中でじゅぽじゅぽと音を立てる。それだけでも飛びそうなくらい感じまくっているのに、更に締め付けてくる。
多量の粘液が絡みつき、今まで感じたこともない鈍い疼きが背筋に走った。
「あぐっ……やめ、それ以上は……出る、何か出ちゃいますからぁぁぁぁぁぁぁ……」
弱々しい声で哀願するが、無論意味はない。
嫌なのに、怖いのに、死にたくないのに……ぎゅっと緑色の蔦が肉棒へ深々と刺さった瞬間、シュテルは果てた。
白目を剥いて痙攣し、肉棒を脈動させる。
何か液体が先端から出ていったのが分かって、ああこれが精液なのかと呆けた頭で直感した。
その次は膣内射精。絶対孕むと思える量がどくどくと胎の中に入っていって、シュテルはただその様子を虚ろに眺めるだけだった。
「あはは……ははははは……」
不思議と恐怖が消え失せ、快感と愉悦だけが残るようになった。
射精して敏感になった肉棒に絡みつく触手に、嬌声を上げるようになる。
「ふぁぁっ……もっと、もっとじゅぽじゅぽして下さいぃ……いっぱい出させてぇ……」
シュテルはこの時悟った。これから一生、この化物の苗床にされ、更に化物に種付けし続ける運命が待っているのだと。
本当に不思議なことに、不快な感じはない。肉体に与えられる快感に支配されてしまったかのようだった。
この霧にも、恐怖を和らげる効果があるのかもしれない。
また、白い霧が濃くなっていく。肉棒を包み込んだ触手がまた蠕動を始め、シュテルの理性は失われた。
「ひゃぅ……まだ出る、出ちゃいますぅぅぅっ!」
虚ろな視界に何も映さぬまま、シュテルは触手の中で二度目の射精を迎えた。

447 Foolish Form ◆P4dgS4kDos :2012/09/02(日) 10:16:10 ID:w6COBQnE
以上。
そろそろセインちゃん中編も終りにするよ!

ではまた。

448 名無しさん@魔法少女 :2012/09/02(日) 16:30:25 ID:Awxzkpg6
乙でしたー

449 69スレ264 :2012/09/02(日) 17:30:25 ID:k6Rr/s.w
業務連絡です。
113スレの保管完了しました。
職人の方々は確認お願いします。

450 名無しさん@魔法少女 :2012/09/02(日) 17:51:52 ID:2dDpGxtc
GJ
最近作品の投稿が多いから嬉しいなぁ

451 名無しさん@魔法少女 :2012/09/02(日) 18:52:38 ID:h3xO5kMU
>>449
いつもありがとうございます

452 名無しさん@魔法少女 :2012/09/02(日) 22:24:50 ID:QpL5KUi6
>>438
ふたなり属性はないはずなのに、読んでると何かに目覚めてしまいそうで怖いw
>>447
ふぅ・・・触手はやはりいいものだ。GJでした

>>449
乙かれです

453 名無しさん@魔法少女 :2012/09/02(日) 23:47:09 ID:6O6A72Eo
>>449
いつもお疲れ様です

454 名無しさん@魔法少女 :2012/09/03(月) 01:06:04 ID:WqiozrhI
>>449
乙です
しかし自分の書いた作品が保管庫に入ったのを見るは凄く嬉しくなりますね

455 名無しさん@魔法少女 :2012/09/04(火) 22:27:30 ID:XzW.WFzw
>>447
siriはなかったなあ、ちょい期待してたがGJ

456 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/09/04(火) 23:18:40 ID:j0VMtQ.A
うっひょおおお!! しゅてるんのふたなり化きた! これでかつる!!
まさかふたSSが連続でくるとはのう、これはふたの天下ももうじき・・・・・くるわけないかww


それはそうと>>60で投下した『ある幸福の解答』の番外編的なものをちょっと投下します。
本編ラストのもやもや感がぜんぜんないので、あれが好きな方は遠慮したほうがいいかもしれません。
ハッピーエンド好きは見たほうが幸せになれるかもしれない。
エロで18禁でセックスな話。


あと保管庫業務おつかれさまですたぁ! 全力で感謝!

457 ある幸福の解答 :2012/09/04(火) 23:20:20 ID:j0VMtQ.A
ある幸福の解答 余禄 ある夫婦の淫蕩


*本SSは本編と一切関係ないこともなくはないかもしれない可能性もゼロではありませんのであしからず!



 男は改めて考える。
 遡ること数十年前、全てが幸福に満たされていた時代に逆行してきたわけだが。
 これで問題が全て解決したわけではない。
 依然として妻、プレシアの実験により娘であるアリシアが死に、夫婦の仲は破局してプレシアもまた死ぬ、という可能性は潰えていないのだ。
 この未来を回避する為にはどうすれば良いのだろうか。
 考えに考え抜いた末、答えは出た。
 それは夫である彼にしか出来ない結論であった。



「ただいまー」

 と、帰宅したプレシアは言った。
 だが返ってくる筈の夫の声はなかった。
 おかしい、今日はアリシアの面倒を見ながら家で留守番してくれていた筈なのだが。
 まさか寝ているのだろうかと思い、寝室へ向かう。
 アリシアはベビーベッドですやすやと寝息を立てていた。
 しかし肝心の夫の姿はない。
 プレシアは上着やバッグを置いて、居間に向かってみた。
 そして、

「あなた!?」

 倒れている夫を見つけた。
 突然の事に驚きながらも、慌てて駆け寄るプレシア。
 慎重に抱き起こすと、彼が息をしている事にほっとした。

「だ、大丈夫なの? 怪我でもしたの?」

「プレシア……すまない、発作だ」

「発作!?」

「ああ、実は持病で慢性淫欲過剰症という不治の病を患っているんだ……発作を抑えるのに君に手伝ってもらっていいか?」

「何を言ってるの、私たち夫婦じゃない、私に出来る事ならなんでもするわ!」

「ありがとうプレシア。じゃあまず服を肌蹴てからこの手錠を掛けて、ソファに手を付いて尻を突き出してくれ」

「わ、解ったわ」

 言われるまま、プレシアは胸元を開き、スカートのホックを外し、渡された手錠を掛けると手を付いて豊かな尻を突き出した。
 それは堪らなく扇情的で挑発的な格好だった。
 男の手は衝動に突き動かされるままにむっちりと肉を乗せた量感たっぷりの美尻に伸びた。
 ホックをはずされたスカートを下ろせば、下着とパンストに覆われた尻が、ドン! と目の前に出てくる。
 彼はその二つの山を、いやらしい手つきでゆっくりと撫で回した。
 そんな愛撫を受けて、ようやく落ち着いたプレシアの思考が平静を取り戻した。

「ハッ! も、もしかして私騙されてる!?」

 さもありなん。
 そもそも、慢性淫欲過剰症などという病名からして嘘八百である事は言うまでもない。
 よしんば実際に病が発症したとしても、それとプレシアが尻を突き出す事に因果関係が存在しない事は火を見るより明らかだった。
 プレシアは歴史に名を残す才媛には違いないが、それと同時におっちょこちょいでもあった。
 手錠をしてしまった為に上手く身動きできない妻を、背後から尻に頬ずりしながら夫は邪悪そのものといった顔つき笑みを向けた。

「ふふ、今頃気付いてももう遅いのさ」

 言いながら、彼は肉の詰まった量感極まる尻をストッキングの生地越しに入念に撫で回す。
 尻はただ尻であるだけでエロくいやらしいというのに、黒パンストと肉感的な肢体、そしてプレシアの美貌も相まってそのエロティシズムが天文学的な数値を叩き出していた。
 夫の股間のバルディッシュ(暗喩)は既にカートリッジ(暗喩)をフルロード(暗喩)しドライブイグニッション(暗喩)でザンバーモード(暗喩)であった。
 ありていに言えば欲情して勃起していたのである。
 ゆえに彼の行動は迅速だった。
 パンストに掛けた指に力を込めて、股間部分を破く。
 もちろんの事だが脱がしはしない。

458 ある幸福の解答 :2012/09/04(火) 23:21:02 ID:j0VMtQ.A
 全次元全世界全人類的に常識の事項であるが黒パンストと女体とが生み出すコンビネーションエロスは究極的に至高でありこの場合においてそれを脱がすなどと言うのは言語道断の極地である。
 股のところだけ器用に破き、露出したパンティのクロッチ部分を指先でぐっと押し込んだ。
 
「……んッ」

 その刺激に、プレシアの唇からくぐもった声が零れた。
 顔こそ見えないが、おそらく快楽に耐えるような表情を浮かべていた事だろう、と夫は見透かしていた。
 長年しとねを共にしてきた妻の事である、間違えるわけがない。
 男は下着越しに膣口をぐりぐりと弄りながら、空いた手をシャツの下にもぐりこませ、つぅ、とプレシアの下腹を撫でた。
 汗に濡れた彼女の肌は、きめ細かく、なめらかで、触っているだけで心地良い気分になる。
 へそをなぞり、ゆっくりと指先を下降させて行けば、女の最大の弱点へと到達する。
 下着とストッキングの上からでも容易に場所はわかった。
 彼女の体を何年も味わい続けたのだから当たり前だ。
 爪の先でひっかくと、反応は劇的だった。

「ひぅ!」

 上ずった声を上げてしなるプレシアの体。
 クリトリスと膣口を布越しに強く愛撫され、彼女の熟した女体はとても正直に応える。
 じわりと、下着の中央部に汗ではない水気が染み出した。
 指に感じる湿り気に、男はにやにやと笑みを深めた。
 顔を近づけ、これみよがしに聞こえるよう鼻を鳴らして嗅ぐ。

「プレシア、仕事帰りだもんなぁ、凄く蒸れてるよ。いやらしい汁と混じって、凄い匂いだ」

「ちょ、やだぁ……そ、そんな事言わないで!」

 恥ずかしさのあまり、うなじまで真っ赤にして身をよじるプレシア。
 だが両手に手錠をかけられて腰を押さえられた彼女に逃げる方法はない。
 魔法を使えば別かもしれないが、夫を相手にそんな真似ができるわけなかった。
 必定、彼女の体も心も、彼の欲するままに辱められるばかりである。
 次第に秘部を覆う布切れはぐっしょりと湿り、ストッキングに染みが広がっていく。
 噎せ返るような雌臭を楽しみつつ、男はいよいよ下着をぐっと横にずらして、入り口を露にした。
 ぱっくりと開いたサーモンピンクの雌穴は、とろとろと蜜を垂らして既に男を待ちわびていた。
 夫も我慢の限界だったのか、おもむろにズボンのファスナーを下ろした。
 ぼろんと飛び出す醜悪な肉の凶器は、すっかり血の巡りを良くして硬くなっている。
 彼は盛り上がった尻から腰に手をかけ、彼女の入り口に自分自身をそっと押し当てた。

「それじゃあ、入れるぞ」

「な! ま、まって! こ、こんな場所でするなんて、はず……ひぅうあああ!!!」

 一気に貫かれた。
 濡れた蜜壷、それも一度彼の子を産んだ場所は、果汁を滂沱するように溢れさせて受け入れる。
 子宮口を亀頭でこじ開けられ、プレシアは呆気なく絶頂してしまった。
 体の芯から脳天まで突き抜ける甘い法悦の雷撃を前に、びくびくと全身が痙攣する。

「あぁ……はぁうぁぁ……」

 零れる甘い吐息。
 その顔は、とっくに蕩けきっていた。
 だらしなく唾液を唇の端から垂らして、汗に濡れた頬に豊かな黒髪が張り付いている。
 瞳は涙でとろんとして、虚ろな視線を彷徨わせていた。
 だが朦朧とするプレシアの意識を、快楽という名の暴力が現世に呼び戻す。
 
「か、はぁ!!!」

 一瞬抜けそうになったペニスが、再度違う角度で強烈な突き上げを叩き込む。
 子宮口を貫かれる瞬間、小規模な爆発のように快感が弾けた。
 それも一度や二度のみならず、彼は力の限り何度もプレシアの尻に腰を叩き付けた。
 張りのある尻肉が強く打ちつけられるたび、パンッ、パンッ、と小気味良い音が弾けた。
 膣内を抉りぬく剛直が、子宮口やGスポットといった弱点を容赦なく攻撃する。

459 ある幸福の解答 :2012/09/04(火) 23:22:42 ID:j0VMtQ.A
 あまりの快感に、プレシアの目の前は真っ白に染まって、再び絶頂が脳髄を甘く甘く焦がした。
 
「はぁ……ひぅあ! だめ……そんな、ぁうう! また、イくううう!!!」

 もう抵抗する事など完全に忘却し、妻はただただオーガズムの甘美に鳴き叫んだ。
 バックから強烈な挿入で犯されるたび、全身を痙攣させて窮屈そうに服に包まれた爆乳がたぷたぷと揺れる。
 着崩れたスーツの裾間から覗く白い肌が、なんとも眩いものだ。
 服を脱いでいないのがよけいにいやらしい。
 何度も絶頂し、きゅうきゅうと肉棒を締め上げる蜜壷のもたらす快感に、彼もそろそろ限界が近づいて来るのを感じた。
 込みあがっていく法悦の刺激が、絶頂を促してむず痒い。
 男はプレシアの腰をがっしりと押さえ、力の限り腰を前後させた。

「プレシア、そろそろ出すぞッ」

「え!? ちょ、ちょっとまってあなた……わたし、今日はあぶな……んぅううぅッ!!!」

 抗議の声も虚しく、彼女の中で白い熱が爆ぜた。
 どくどくと注ぎ込まれる欲望の粘液が、その熱を子宮の奥まで注ぎ込む。
 染み入るような快感に、プレシアは意識を芯から蕩かせた。

「あぁ……で、てるぅ……いっぱい、せぇし……」

 力の抜けていく体をぐったりとソファに投げ出して、彼女は思考を真っ白に染め抜かれた。
 そして言うまでもなく、そんなエロいやらしい彼女の姿に性欲がアルカンシェルった(暗喩)夫は玉切れするまでプレシアの子宮に自分の子種を注いだのであった。



 行為が及ぼした原因は必ず結果をもたらす、それが因果関係である。
 果たして彼と彼女が行ったそれの結果は極めて当然の事であった。

「やあプレシア。元気にしてたかい?」

「あら、あなた、それにアリシアも」

「おかあさーん!」

 ドアを開けて入る彼に続き、幼い娘のアリシアが母親に駆け寄る。
 ベッドのプレシアは何日かぶりに会う娘に笑顔を向けて、その頭を優しく撫でてやった。
 代わりとばかりに、アリシアは大きく膨らんだ母の腹に触れた。

「おかあさんも赤ちゃんも元気?」

「ええ、元気よ」

「よかった!」

 プレシアの言葉に、アリシアは満面の笑みを浮かべた。
 念入りに危険日ばかり狙ってまぐわった当然の結果として、プレシアは懐妊した。
 それは妻が美人でエロくてMっ気ありありでそそるからではない……いや、三割くらいはそうかもしれないが。

460 ある幸福の解答 :2012/09/04(火) 23:24:47 ID:j0VMtQ.A
 すべては未来の悲劇を回避するためであった。
 もしこのまま歴史が彼の知るとおりに進めば、近い将来アリシアは母の実験が原因で死ぬ事になるだろう。
 それを避けるために、彼はなんとしてもプレシアの研究を止める必要があった。
 正直に事の仔細を話す事はできないし、ただ闇雲に仕事を辞めろと言うわけにもいかなかった。
 そこで二人目の子供を作ろうと、彼は考えたのだ。
 さしものプレシアも、子供二人を育てながら仕事と家庭の両立はできまい。
 ちょうどアリシアが妹をほしがっていたとあればなおさらだ。

「ねえお母さん、この子女の子? それとも男の子?」

「女の子よアリシア。あなた、もうじきお姉さんね」

「やったぁ! ねえねえ、もう名前は決めたの?」

「そういえば、まだだったわね……あなた、何かいい名前の案はあるかしら?」

「……ん?」

 唐突に話を振られ、彼はしばし考えた。
 新しい子供の名前、アリシアの妹の名前。
 それらを連想した時、口から出たのはあの名だった。

「……フェイト、っていうのはどうかな」

「フェイト?」

「ああ。だめかな?」

「いえ、そんな事ないわ。とってもいい名前だと思う。ね? アリシア?」

「うん!」

 フェイト。
 それはかつての世界で、プレシアや自分が傷つけてしまった少女の名であった。
 死んだアリシアの代わりに生み出された代替品。
 決して愛する事のできない、悲劇の子供。
 新たに生まれる娘にそう名付けるのは、罪悪感からだ。
 たとえそれが無意味な自己満足だったとしても、彼はそうしたかった。
 せめてこの新しい世界では、一人でも多くの人を幸せにしたかったから。
 そして――身ごもった妻と、その傍らの娘を見つめながら、男はただ家族の幸福を心の中で祈った。


終幕

461 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/09/04(火) 23:29:34 ID:j0VMtQ.A
投下終了。
本編のオチが結構陰惨だったので憂さ晴らしに書いた、あっちが好きな人には少し申し訳ない気もする。
しかし人妻は正義、なんといっても正義、絶対正義。

現在公開中の劇場版でもリンディさんがやったら可愛くてエロくて困る・・・なんなんだあの未亡人は!
いや、リインフォースもやばいくらいエロ美人なんだがね。
未亡人で子持ちというハイパー効果がやばいんですもう兵器ですよあれは。



それはそうと最近祭をしていないなぁ、と思ったのでそろそろ開催しようかと思います。
詳しい期日は未定ですが九月末前後に、今回は『シャマル祭』をしようかと!
ヴィータとかに比べてちょっと人気で見劣りしそうで、いったい何人参加してくれるか若干不安ですが……
どうかふるってご参加ください。

462 名無しさん@魔法少女 :2012/09/05(水) 00:50:46 ID:i9B6DVmk
シャマルって土下座して頼み込んだら手コキくらいしてくれそうですよね
シガーさん乙です
人妻、それは魅惑の響き〜

463 名無しさん@魔法少女 :2012/09/05(水) 02:53:31 ID:9PJ6t5N.
乙ですシガー氏!
前半で良くも悪くも余韻ぶち壊されて
後半でちょいホロッときた
これがINNOCENTの世界線か…

464 名無しさん@魔法少女 :2012/09/05(水) 07:29:44 ID:YakIe0H.
せやけどそれはただの夢や

465 名無しさん@魔法少女 :2012/09/05(水) 21:03:18 ID:ccsInK/g
霊安室の中で見る夢だな

466 名無しさん@魔法少女 :2012/09/06(木) 09:58:35 ID:8dp8Wcaw
シガー氏乙!

人妻いいよね
シャ祭wktk
二つ合わせて人妻シャマル

――旦那さん逃げて!胃袋的な意味で! と真っ先に思ってしまってorz

467 名無しさん@魔法少女 :2012/09/08(土) 05:15:59 ID:8tfez80s
シャマル程じゃないがシグナムやヴィータも料理下手だろうから将来もし結婚とかしたとしても
相手は料理が上手い旦那さんじゃないとお互い苦労しそうだな

468 名無しさん@魔法少女 :2012/09/08(土) 05:22:55 ID:CTXNtqeE
シグナム姐さんは男の料理になりそう ヴィータは子供舌で作りそう

469 名無しさん@魔法少女 :2012/09/08(土) 07:49:18 ID:oyRSD.9w
アインスの料理はきっと一流シェフ並

470 名無しさん@魔法少女 :2012/09/08(土) 08:12:08 ID:vGIm9pA.
で、意外とザッフィー滅茶苦茶おいしいコーヒーを披露

471 名無しさん@魔法少女 :2012/09/08(土) 11:02:14 ID:c80ZN5Ro
使い魔達が喫茶店で働くと、きっとこうなる。

アルフはメイドカフェのアイドルである。
ユーノは翠屋をフェレットカフェとして有名にした。
ザフィーラは大人の隠れ家的な喫茶店を作った。
リーゼ姉妹は風営法で逮捕された。

472 名無しさん@魔法少女 :2012/09/08(土) 11:51:04 ID:sJG1dMHw
ユーノとザッフィーって使い魔か?

473 名無しさん@魔法少女 :2012/09/08(土) 12:02:09 ID:lwK9NiDs
>>472
ザッフィーは厳密には使い魔じゃないけど、そう言われても否定もしない
ユーノは動物に変身出来る魔法が使えるというだけで、れっきとした人間

474 名無しさん@魔法少女 :2012/09/08(土) 17:59:07 ID:pcYTSxU6
コーヒー淹れるザッフィーを想像したら士郎さんになったでござる
どっちもエプロンが超似合いそう

475 名無しさん@魔法少女 :2012/09/08(土) 18:36:00 ID:7QGGplCU
>>461
>夫の股間のバルディッシュ(暗喩)は既にカートリッジ(暗喩)をフルロード(暗喩)しドライブイグニッション(暗喩)でザンバーモード(暗喩)であった。
ワロスwww

476 名無しさん@魔法少女 :2012/09/08(土) 20:48:08 ID:HZLY1w9s
ザッフィーは使い魔って言われても守護獣だと否定してなかったっけ?
Sts以後で使い魔と呼ばれてたシーンに覚えがない

477 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/09/08(土) 21:05:45 ID:gtBsnxKU
どこかでステテコ着てリヤカー引いてアイスを売るザッフィーの絵を見たことが・・・(・∀・)

犬のおじちゃーん   て

では闇と時と本の旅人 12話を投下します
いよいよエイミィさんが・・・!

478 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/09/08(土) 21:06:52 ID:gtBsnxKU
■ 12





 ミッドチルダの首都、クラナガンも本格的な夏を迎え、太陽が空高く昇り汗ばむ季節になった。
 PT事件におけるフェイトの裁判も、とりあえずは第1審の判決として3年間の保護観察処分が下された。
 これに関しては、ほぼ自動的に控訴が行われ、保護観察期間の短縮および、更正斡旋として管理局への監督権譲渡が要求される。

 管理局側の保護監察官はギル・グレアムが名乗りを上げた。
 リンディとクロノからPT事件の報告を受けていたグレアムが、フェイトの身元を引き受ける意向を示したことになる。

 この間、制限付きながらフェイトの身柄は基本的には自由となったため、フェイトはアルフとともに、クラナガンでの一般市民の生活を送ることができるようになった。

 グレアムは、リンディも誘い、皆で海水浴に出かけようと提案した。
 闇の書対策については、現時点では第97管理外世界に何らかの影響が出ている事実は観測されておらず、闇の書は活動レベルを低下させた状態にあると思われる。
 そのため、特に急を要してこちらから攻める必要もないと思われた。
 機動一課においては、第97管理外世界へ出入りする次元渡航者の存在を油断なく監視している。
 現在のところ第97管理外世界は次元世界連合とは国交がなく、個人的な渡航をしている民間人もいないはずである。
 もし、第97管理外世界から次元間航行に出発する者がいたとすれば、それは闇の書の守護騎士が蒐集のために探索を開始したということになる。
 何かあれば、機動一課で対処が可能と判断された。





 ビーチまでは、アリアが運転するグレアムの車と、アインスの車にそれぞれ分乗した。
 グレアムの車にはフェイト、アルフ、リンディ、エイミィ、ロッテ、アインスの車は2シーターのスポーツタイプだったためクロノが乗った。
 さすがにエイミィとロッテはかなり気にして、怪訝な視線をアインスに向けていたが、フェイトはまだ彼女たちの女の視線を感じ取れないようだった。

 グレアムも、普段の堅い管理局制服ではなくやわらかい麻布のアロハシャツを着てきている。
 こうしてみると、穏やかな好々爺といった風に見える。次元航行艦隊での信頼篤い提督は、厳格なだけではない、多くの人々をひきつける温厚な人柄を持っている。

 アインスが、クロノと二人で車に乗ったのはビーチへ着くまでの間に秘密の会話ができるから、という理由もあった。
 念話を用いても、ワンボックス車のように狭い空間に大人数が密集していると傍受されてしまう。
 肉声による会話なら、車内であれば外には聞こえない。

「闇の書の起動からまもなく1ヶ月がたつ。過去の管理局の戦闘記録で、起動から1ヶ月以上なんの動きもないというケースはこれまでになかった。
どんな主のときも、遅くとも2週間以内には蒐集を開始していた」

「現在、第97管理外世界にいる主が、蒐集を止めさせているということですか?」

「その可能性が高い。守護騎士システムは、戦闘端末であると同時に闇の書の複雑かつ大規模な機能を管制する目的もある。
主だけでは把握しきれない機能の数々を仲立ちする役目がある。現代型のデバイスに採用されているOS、BIOSと基礎は同じだ。
闇の書が起動すれば、まず守護騎士システムによる機能の説明が行われる。書の概要、目的、必要な術式や装備──
その際、蒐集により力を得ることができ、それが必要だ、ということを説明しているはずだ」

「もし、蒐集をしなければ」

「過去に管理局が逮捕した闇の書の主の証言では──、蒐集をしない場合、書に食い殺される、といわれている」

 カーエアコンから吹き出す冷風が、クロノののど元に冷や汗を流す。

「食い……殺される」

「悪意ではなくやむを得ないことだったという主張かもしれないが、互いに面識のないはずの複数の主が同様の証言をしている。
すなわち、蒐集を故意に止めた場合、なんらかのペナルティが生じると考えられる。たとえば、魔力や生命力が吸い取られるとか」

「現代型のデバイスでも、起動には使用者の魔力が必要ですから──それを強制的に、ということですか」

「おそらくな。蒐集は、その対象が他の魔導師や動物だけとは限らん。主自身に行うことも可能だ──
その場合、自身の魔力が尽きてしまえば、生命活動が低下し、やがて死に至る」

479 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/09/08(土) 21:07:30 ID:gtBsnxKU
「過去に、そういった結末を迎えた主は」

「さすがに記録は少ない。仮にそういった主がいたとしても、発見は遅れる。
旅の途中で行き倒れになったのか、本当に書に吸い尽くされて干からびたのかの区別はつかない」

 前を走る車の中で、三列シートを後ろに向けて談笑しているリンディやフェイトたちの姿が見える。
 直射日光を防ぐための薄いスモークフィルムが張られたリヤガラス越しに、彼女たちの姿はシルエットになっている。
 フェイトも、だいぶリンディになつき、笑顔を見せるようになった。

 闇の書。

 その秘める力はジュエルシードの比ではない。
 しかも、自己戦闘能力を持ち、いってしまえば単なる魔力結晶でしかないジュエルシードと違い自律的な行動能力がある。
 そして、闇の書が主に選ぶものとは、まぎれもない人間である。
 人間対人間の戦いをしなくてはならなくなる。

 時の庭園にあったのは、機械でできた傀儡兵だけだった。
 フェイトが戦ったのは、高町なのはを相手にしたのみだった。

 彼女に、人間を撃たせることが果たしてできるのか……。
 嘱託魔導師として迎えるにしろ、あてがう任務は考慮しなければならない。

「闇の書の主に選ばれた人間……もし彼を──彼女かもしれませんが──不用意に扱えば、その魔力だけではない、守護騎士たちの刃が僕らに向けられる」

 ハンドルを握るアインスの手指を見やる。
 その思いはきっと深く秘められている。

「第97管理外世界は魔法技術のない世界だ。少なくとも、主自身が戦闘魔法を習得している可能性は低い」

「主を説得すれば」

「そのためには闇の書の事実を教える必要がある。自分の死が避けられない運命だと知って自暴自棄になる可能性もある──
そうすれば、守護騎士はもはや統制の取れない狂った戦闘マシーンと化すだろう。主が死ねば、われわれの追跡もやり直しだ」

 アルカンシェルでさえも闇の書に対しては効果が薄い。一時しのぎにはなるが、それはあくまでも先送りに過ぎない。
 このことから、グレアムは闇の書に対する攻撃方法として凍結魔法を選択した。
 物理的に破壊するだけでは意味がなく、重要なことは、闇の書の動作そのものを止めてしまうことである。
 デバイス内部にあるプログラムの走行を止めてしまえば、転生もできなくなる。
 少なくとも、第97管理外世界で活動している端末が凍結されているという情報がネットワーク全体に伝播するには相当の時間を要することになる。

 通常の魔法攻撃では闇の書は倒せない。
 ネットワークを制御している術式プログラムを破壊し、自壊させる必要がある。そうでなければ、魔導書端末をいくら破壊しても他の残ったネットワークから再生してきてしまい攻撃が追いつかない。
 魔力を炎や電気といった一般的な攻撃力へ変換する攻撃魔法ではなく、術式を改変し、デバイスの制御を奪取する手段が必要になる。
 攻撃魔法でデバイスに直接ダメージを与える方法では、闇の書の防御を破れない。
 魔法を用いたクラッキングとなると、さすがのクロノでも専門外となってくる。

「あいつに聞いてみるしかないか……」

 今のところ、デバイス制御の分野でクロノがもっている伝手となると限られる。
 第97管理外世界で共に戦った、スクライアの少年の顔をクロノは思い出していた。

「どのような手段を用いるにしろ、まずは闇の書の主へ慎重にコンタクトをとり、書にアクセスするルートを確保することが必要だ」

「ええ……」

 攻撃プログラムを送り込むには闇の書に触れなくてはならない。
 正規の手段でアクセスできればいいが、そうでない場合、デバイスの制御をハイジャックし権限奪取を行う必要がある。
 そうなると難易度も危険性も格段に高まる。
 こういった侵入攻撃に対しても闇の書は防御機構を備えており──古代ベルカ時代の技術レベルではほとんど未解明だった分野である──、不正アクセスに対する検出システムを持っている。
 闇の書の主以外の者による操作を受け付けないばかりか、自律反撃をも行うと報告されていた。
 現代型デバイスでも、ユーザー認証機能の搭載にあたってはいわゆる攻性型の防衛術式プログラムは業界団体により自粛されているほどのものである。

 また、いかに闇の書の主といえども、書の全機能を把握しなければ自壊指令を出せない可能性もある。
 主がそのような命令を下さないよう守護騎士が防御するかもしれない。
 それらをかいくぐり、闇の書の主に接触を持つのは至難の業である。

480 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/09/08(土) 21:08:10 ID:gtBsnxKU
「仮に闇の書の主に接触できたとして」

 2台の車はビーチへ向かう小道へ入る。グレアムは多くの市民が集まる海水浴場からも離れたこの場所に別荘を持っている。
 小さな、白く塗られた涼しげな木造のログハウスが建っている。
 アリアに続き、アインスは駐車スペースに車を寄せた。

 エンジンが切られ、室内がしばし静まり返り、穏やかな波の音が聞こえてくる。

「問題はいかにしてわれわれが信用を得るかだ」

「主がどのような人物であるか、ですね」

「ロストロギアと管理局に理解を示してくれればいいが、魔法さえ知らないかもしれない。自分以外の魔導師は敵だと教えられているかもしれない。
蒐集、という目的からすれば、われわれを見た瞬間に攻撃してくることも考えられる」

 戦闘を行えば、もし守護騎士と戦うだけでも、主からの信頼が得にくくなる。
 リーゼ姉妹が、そしてグレアムが、どのようにして闇の書に接近する手立てを考えているか。
 クロノもまた、そのために何らかの行動をしなければならないだろう。

 荷物をログハウスへ運び込み、部屋割りを決める。
 例によって、リンディ、エイミィ、フェイト、アルフ、それからグレアムとリーゼは同じ部屋になるが、クロノをどうするかが、女性陣にとっては気になるところだ。

 二部屋しかないので、どちらかのグループに入ることになるが、さすがに6人となると手狭である。

「私は提督と一緒の部屋に。クロノさんは、フェイトさんと一緒にいてあげてください」

 アインスはやわらかく言う。リンディの前では、まだ無限書庫司書長としての身分しか紹介していないので言葉遣いも考慮する。
 さすがにここでまでも、クロノと一緒にいてはエイミィの気が休まらないだろう。
 久しぶりに実家に帰ってきたように、息子との語らいをリンディもしたいところだ。
 フェイトはすっかりハラオウン家になじみ、末っ子の妹のようになっていた。エイミィも、本当の妹ができたようにうれしそうにしている。

 フェイトなら、まだ安心できる、ということだろうか。
 エイミィは積極的に、フェイトに指導をしようとしているように見える。もしフェイトが嘱託魔導師になるのならエイミィにとっても後輩であるし、心構えなどを教える。
 こうしてみると本当に姉御肌だったんだな、とクロノは改めて思っていた。
 同時に、そんな彼女が可愛らしさを見せることもあるんだ、ということを思い出す。

 目の粗い木の床にござを敷き、据え付けてある竹製のベッドに布団を出す。
 部屋の準備をしたら、さっそく海に出る。
 一緒にデパートに行って買ってきたんだよ、とエイミィはフェイトの頭を撫でている。

「覗かないでよ?」

「そんなことするわけないだろ」

 わざとらしくエイミィは言い、クロノもやや呆れ気味に返す。
 これがいつもどおりだった、と思う。
 こんなやりとりができるのが、今までの自分たちだったと思う。
 どこか夢のような、少年向けのラブコメディ漫画に登場しそうな、理想的な幼馴染。

 エイミィを想い、じれったさを交えた興奮を覚えるのが心地いい。
 ズボンの中で、自身が勢いよく盛り上がっている。アインスのことは頭の隅に残っているが、それでも、海に来ているからだろうか、思考が開放的になっている気がする。
 あるいは、自分の価値観が変わりつつある。

「それじゃクロノ、私たちは先にパラソルを立ててくるから」

 リンディとグレアム、アリア、ロッテが先にビーチへ向かい、クロノは彼らを見送ってから、着替えのために部屋へ戻った。
 エイミィはアルフと一緒にフェイトを手伝い、パレオの水着を着せている。

 さすがに少女たちの着替えの輪の中に入っていくことはできないので、エイミィたちが水着になるのを済ませるまでクロノはダイニングで待った。
 フェイトはおそらく初めて着るだろう水着を、やや心もとなさげにつまみながら歩いてきた。
 あの少女の、薄布一枚隔てて隠された素肌を自分は知っている。エイミィは気づいているだろうか、クロノは、フェイトを少女から女にしてしまった。

481 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/09/08(土) 21:09:01 ID:gtBsnxKU
 じっと待っていたのはクロノだけではなく、アインスもそうだった。

「彼女がそうなのか……。いい娘だ。きっと良妻賢母になる」

 皆が外に出て行き、ログハウスの中には一時的に、クロノとアインスだけになった。
 アインスは、ミッドチルダ人としても特に澄んだ白い肌で、太陽の強い直射光を避けなければならないだろうことは容易に想像できる。
 手に持ったサンスクリーンペーストのボトルを、わざとらしくクロノの目の前に差し出してくる。

「ただの、下宿人ですよ。たまたま、縁があったんでアースラに乗り組んで」

「縁は大事だ。私とお前が出会ったことも縁だ」

「──父さんと出会ったことも、ですか」

 少し気持ちが大きくなっている。普段なら、口に出さずにしまっておきそうなことも、アインスの前ではこぼしてしまう。

「だって、僕がクライド・ハラオウンの息子じゃなけりゃ、アインスさんは僕に興味を持ちませんでしたよね?
敬愛する艦長の、遺された子供だから、僕が目に留まって、それが縁だっていうのなら、アインスさんが父さんの艦に配属されたのも、縁っていえるんじゃないですか」

「そうだな……。クライド艦長は、素晴らしい人だった。この先二度と現れないだろうと思えるほどの、優れた──魔導師だった。
だから私は、彼の息子であるお前を、自動的に信頼する──お前に会いたかったんだ。ずっと前から、会いたいと思っていた」

 ワイシャツのボタンを外し、白くシャープな布地が床に舞い落ちる。

 光り、きらめくような艶やかな白い肌があらわになる。

 野暮なことだろうが、クロノはアインスの生年月日を聞いていない。
 アインスもわざわざクロノに誕生日はいつだとか聞かなかったが、何月何日生まれかということと、新暦何年生まれかということは別な意味を持ってくる。
 弟のように感じられるだろうか?アインスからみて、クライドは、兄か、父か、どのように見えただろうか。

 少なくとも自分よりずっと年上だ。倍以上の年齢を重ねているはずだ。
 落ち着いた、大人の女性の雰囲気。
 呑み込まれることが、ぞくりとするほど気持ちいい。喉が鳴るほど、惹かれる。

 クリームを手に取り、そっと、アインスの肌に当てる。
 手の届きやすい腰から、わき腹を経て背中へ、そして肩から腕へと塗り広げていく。

 そしてもちろん、胸も例外ではない。

 クリームをこそぎ落とさないようにブラジャーを外し、アインスの豊満な乳房へ、丹念にクリームをすりこんでいく。
 余さず、触れなくてはならない。どんな場所へも触れる。
 アインスの、身体じゅうをまさぐる。
 背中に手を回して身体が密着し、アインスの腹や太ももに塗られたクリームがクロノの肌にもくっついて移る。
 アインスもクリームを手に取り、クロノの肩から腕、背中へ、撫で下ろすように塗りつけていく。
 互いの肌をどこまでも求めるように、触れ合い、肌を合わせる。

「クロノ、下も脱げ……」

 クリームまみれで抱き合ったまま、アインスはクロノのパンツに手を掛ける。
 伸縮性の高いブリーフタイプのパンツなので、すぐに掴まれ、ずり下げられる。

「ちょ、ま、待ってください、あまりアソコにクリームがついたら」

「だからだよ、脱がないとちゃんと塗れないだろう、私も脱ぐぞ」

 あっという間の手際でパンツを脱がされ、床にしりもちをついたクロノに、アインスがのしかかってくる。
 いつものことだがこうなるともうクロノはなすがままになってしまう。
 自分の股間でそそり立つペニスと、その直上に迫るアインスの微毛の股間が、たまらなく眩しい。
 ボトルをよく見るとこのサンスクリーン剤は紫外線を完全にとめるタイプだ。いわゆる焼き用のものではないので、これを塗れば一日外に居ても肌は白いままだ。
 よく焼けて小麦色の肌になったアインスもいいかもしれないなどと想像し、亀頭がむくりと傾ぐ。

「くふっ、可愛い」

 舌なめずりをして、アインスはクロノの腹の上に跨る。股間の土手の盛り上がりが、肌に伝わる。
 腰を前後に動かしてこすると、塗り広げられたクリームで、肉が自在にこねられるように滑る。

「なんでしょう、アインスさん、なんだかこうやってしてると、すごく心地いいんです。まるで癒されるようです」

「年上の女に組み伏せられてか?とんでもない変態だな」

「早く行かないと、エイミィに怪しまれますよ」

482 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/09/08(土) 21:09:45 ID:gtBsnxKU
 言いながら、クロノは手を上げてアインスの胸をわしづかむ。日焼け止めを塗るという言い訳があるから、というような大胆な触り方だ。
 戯れるように、アインスも手のひらを重ね、自分の巨乳を揉む。
 よく揉んで筋肉をほぐし、海に浸かるための準備運動をする。海で遊ぶ、開放された自然の中で交わろう。

 クロノを抱き起こしてアインスは唇を重ね、ひと吸いしてから身体をいったん離し、股間にかがみこむ。

「こんな状態では家族の前に出られないだろう、抜いておく必要があるな」

「ええ……」

「口でするのもいいぞ。舌はより自在に動かせるからな、お前のものをよりよく味わえる」

 待ちきれないようにアインスはクロノを見上げる。
 普通に立てばクロノが見上げなければいけないほどアインスは背が高いが、今はその彼女が、クロノの前に跪き奉仕をしようとしている。
 そして今は時間が無い。すぐに出させる。
 ちろり、と舌を出し、巻きつけるように、あっという間に激しく、クロノの亀頭はアインスの唇に吸い込まれた。
 唾液と先走りが混じった粘つく液の音を立て、アインスはクロノを吸う。舌を絡め、唇で包み、クロノのペニスをしごき上げる。
 さらに勢いよく竿が跳ね上がり、アインスの口の中でうごめく。ペニスの動きに合わせて頭を動かし、その動きがたまらなくいやらしい。
 口をすぼめ、頬の裏がカリの横を叩く。同時に、舌先が鈴口に入り込み、海綿体の芯のような場所をこねるように刺激する。

「うあっ、く、くぁっ、あ、アインス、さん……っ!」

 汁を吸う音。唾液も、カウパー液も、一滴もこぼさないようにアインスはクロノのペニスを吸う。
 慣れた手際で、クロノの股間を手に弄ぶように、両手と顔を使って、クロノの男性器をいっぱいに頬張る。

「ふふ……気持ちいいのはわかるが、あまり声を出すと外に聞こえるぞ。エイミィ──に、見つかるぞ」

「ひぃっ……あ、アインスさんがそんなに激しくするからっ……」

「これを噛め。いいぞ、引きちぎっても。替えはあるからな」

 やおら、アインスは先ほど脱いだばかりの自分のパンティを無造作につかみ、クロノの前に突き出してきた。
 女性の下着。白い、サイズの大きな、アインスの大きな腰と尻を包めるパンティ。飾り気のない、薄い柔らかな白い布地。少し湿ってしなり、蒸れた香りを漂わせている。

 他人の下着を嗅ぐのは変態のすることだとクロノは考えていたが、こうして目の前にしてみると頭の中がぐらぐらするようだ。
 確かに、声を出すわけにはいかないというのはわかる。口に咬ませる枷に使えというのだ。
 アインスに促されるまま、クロノは、唇を震わせながらアインスのパンティにかじりついた。片手で身体を支え、パンティを丸めて口に押し込む。
 その間も股間へのアインスの奉仕は止むことなく、クロノは胸を大きく上下させながら、息を吐いて吸った。
 鼻呼吸をしている余裕がなくなり、口から吸い込む空気に、パンティから蒸発したであろう、アインスの汗と思われる匂いが混じる。
 アインスの匂いをいっぱいに含んだ空気を吸い込み、味が舌に伝わり、匂いが鼻に伝わる。
 匂いが舌に伝わる。アインスの味が舌に伝わる。

「ふぐっ、ふぁ、ふぁいんふふぁん……」

「ふふふ、凄い光景だ……あのハラオウン執務官が、女のパンツを咥えているとは」

 口がふさがれて言葉を出せず、アインスさんが咥えさせたんじゃないんですか、とクロノは反抗できない。
 手早く済ませるため、アインスはさらにクロノのペニスにかぶりつくようにして深く呑み込む。
 クロノも、ディープスロートの強烈な刺激に腰が浮き、アインスの顔に股間を押し付けていく。亀頭の先端が、口の裏、喉の奥にまで触れている。喉にカリが締め付けられている。
 吸引力を発揮し、まさにこれこそバキュームフェラといった趣だ。息を吸い、口腔内の負圧で強く押し付けられるアインスの肉厚の唇で、クロノの竿は根元から先端まで余さず扱かれる。
 パンティを咬んで歯を食いしばり、薄目で見下ろし、自分の股間を貪っているアインスの頭をクロノは見る。
 頭を前後させる動きでしなやかな銀髪が振り乱され、ほのかな芳香が浮き上がってくる。前髪を何度かかき上げ、そのしぐさがさらに欲情をそそる。汗の浮いた白い肌、ひたいと瞼、そして長い睫が、クロノの男根の上で踊っている。

483 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/09/08(土) 21:10:23 ID:gtBsnxKU
 ものの数十秒でクロノは達し、腰を持ち上げて射精した。アインスは腕をクロノの尻の下に回して捕まえ、離さない。
 精液を床にこぼしてしまわないように、亀頭をすっぽり咥えたまま、クロノの大量の射精をすべて口の中に受ける。

 さらに咥えたまま精液を飲み込み、嚥下の動きでさらに先端を刺激する。射精直後の敏感な状態を責められ、クロノは思わず腰を跳ね上げてしまった。
 ぱんぱんに勃起したペニスが、アインスの口の中に押し込まれる。聖王教会で、カリムに致してしまい折檻されたことを思い出す。
 しかしそれでもアインスは、まるで堪えることなくクロノを飲み込んできた。
 カリムとアインスでは体格差もあるのかもしれないが、アインスは普通の人間以上に、肉体の強度や精力、生命力が強烈だ。多少無茶なプレイをしても傷つくことがない。
 喉奥までいっぱいにペニスを飲み込み、舌と咽頭を使って巧みに扱きあげる。
 波状攻撃の刺激を受けてクロノはさらに二段階の射精を迎え、直接、アインスの喉の奥に精液を注ぎ込んだ。

「ふぅぅっ!ふぐ、ぅぐ、ふふーっ!んん……っ、アインス、さん……そんなあっ、だめ、やめ、やめてもうやめてくふぁはい……」

 あまりの快感を堪えることができずクロノは首をぐっと後ろに反らせ、背筋を硬直させて悶える。
 口の中に押し込まれたアインスのパンティに、クロノの唾液が染み込み、パンティにくっついている皮脂や汗などが溶けて流れ落ちてくる。
 アインスの肌の味、アインスの肉脂の味。味覚そのものとしては、苦みや塩味しかないはずだが、愛する女の老廃物を摂取しているという感覚がさらに変態的な感情を掻き立て、茹だるように狂う思考が心地いい。
 クロノに休むことを許さず、アインスは次々と責め立て、クロノを搾り取っていく。通常のセックスのインサートではありえない刺激を立て続けに浴び、わずか1、2分の間にクロノは何度も激しく射精した。
 普通なら、成人男性でもこれほど連続すると精液はもう出なくなるところが、クロノのペニスはまるで衰えず、熱い白濁液を発射し続けている。
 袋の中で睾丸が収縮し、アインスはさらにクロノの玉袋を揉みながら、指先を門渡りへ、アナルへと走らせる。
 まるで集団に強姦されているかのように、口と手指を駆使してアインスは何人分もの愛撫の刺激を一人で編み出しクロノに浴びせていく。

 エイミィとフェイト、アルフが海へ出て行って、5分もたっていない。まだ、パラソルの下で準備体操をしている頃かもしれない。
 グレアムやリンディと談笑していて、まだクロノたちに気がかからないかもしれない。

 やっとのことでアインスの責めが終わり、解放されたクロノはダイニングの床に大の字になって倒れ落ちた。
 震えながら息を吐き、それでもなお、体力が有り余っている実感がある。
 アインスと付き合うようになってから、明らかに肉体が変容している。それは直接的には、体調がよくなって体力がつき、疲れもたまらず仕事もこなせ、健康になったように感じられた。
 そしてそれ以上に、夜の精力が増大している。
 胸が切なくなるほどに、アインスと一緒になりたい、アインスと共に生きていきたいという思いが、感情や思考といった高度な脳機能ではなく、本能のようなずっと根源的なレベルで生じていることが感じられる。

「泣くなよ……さあ、行こう。私なら大丈夫だ、お前が誰と付き合ったって気にしない──ただ、最後は私がものにする──だけだ」

 抱き起こされ、床にへたり込んでいるクロノを優しく見つめながら、アインスは自分の水着を着た。黒いビキニで上下とも紐タイプである。
 クロノのほうは普通の海パンなので、すでに裸になっているところへ足を通して穿くだけだ。

「あ……、アインスさん、背中、結んであげます」

「ありがとう、頼む……」

 背中を見せるためにかき上げられたアインスのロングヘアが、クロノの腕をやわらかく撫でる。真綿に包まれているような心地よさを覚え、クロノはアインスの背に頬を寄せた。

484 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/09/08(土) 21:11:01 ID:gtBsnxKU
 首元と背中の紐を結んで水着のブラを留め、クロノはアインスを抱きしめたまま立ち上がった。
 立ち上がると背丈の関係で、ちょうどクロノの顔の高さのあたりにアインスの胸が来る。後ろから抱きついて腕を回し、胸や腹をさする。

「くく、どこを触っている。甘えん坊だな」

「だって、アインスさんの身体があんまりきれいだから」

「私の身体が好きなのか?」

「アインスさんは全部好きです……今こうやって抱きしめて触れてるのが、アインスさん、アインスさんの持ってる命がとても力強さを感じさせてくれます」

「ああ……。もっと私を感じてくれ。欲情する肉体は、強い生命のあかしだ」

 手をつなぎ、握り合って、アインスとクロノは砂浜に降りた。
 パラソルの横で、エイミィが飛び跳ねながらクロノを呼んでいる。





 海は青く澄み、白い波が穏やかに寄せている。
 このあたりの海岸は、クラナガンの属する大陸の大きな湾状の地形のへりに位置し遠浅の海岸が広がっている。
 比較的安定した海洋性の気候で、夏でも気温がある程度以上は上がらず、海から吹き寄せる涼しい風で、日本に比べれば過ごしやすい夏となる。
 夏のまぶしい太陽と海。やや目を細めて、これほど強い太陽光を浴びても目に光がともらないのはもはや個性というほかないかもしれないが、アインスは闇のような美しい瞳でクロノに眼差しを送っている。

 早いもので元気が戻り、クロノはエイミィに腕を引っ張られて海に引きずり込まれている。
 フェイトとアルフもついていき、アルフに水をばしゃばしゃとかけられて、お返しに手のひらで水鉄砲を打っている。フェイトも、アリアとロッテに支えてもらいながら、そんなクロノを楽しそうに見つめてながら浮き輪につかまっている。
 14歳の少年。肉体は大人より強くなっても、まだまだ心がついてこないだろう。
 または、肉体に引っ張られて心が変化していくだろう。そうなったとき、クロノが誰を選ぶか。

「ハーヴェイさん」

 パラソルの下に敷いたビニールシートに座り、アインスはリンディとグレアムにジュースのコップをつぐ。
 リンディは息子たちのはしゃぎぶりを、ほっとするような表情で見ている。
 彼女にとっては、年齢不相応にずっと張りつめ、気を張ってきたクロノがやっと見せてくれた笑顔、といったところだろう。

「感謝しています。クロノは、いつも一人で思いつめがちなところがあったから……無理をしていないか、心配だったわ」

「……いい子ですよ。彼は、いつでも自分を見つめなおすことができています」

 潮風に、リンディのポニーテールと、アインスのロングストレートの髪がやわらかに靡いている。
 リンディは紺色のワンピースタイプの水着で、腹回りの肉も年齢を感じさせない張りを保っている。

「フェイト君の件が片付いたら、アースラにはもう一度、地球へ飛んでもらうことになると思う」

「はい。心得ております」

「提督、機動一課の人員は手配を?」

「今のところ難しいな。現在抱えている案件以外に、管理局の公開捜査として動くには少々身動きがとりづらい。いずれロウラン提督に頼むことになるだろう」

「レティに……わかりました。アースラへの武装隊乗り組みとしてなら、それなりの人数をそろえられます」

「うむ。その方向で人事部に打診する」

 闇の書の守護騎士が動き出せば、各地の次元世界で突然の遭遇や、襲撃を受ける可能性が出てくる。
 今回の主は、自ら動かずにいると考えられた。
 実際には、闇の書の主──八神はやては、足の麻痺のために動けない状態であるということは、リンディはまだ知らない。

485 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/09/08(土) 21:11:51 ID:gtBsnxKU
 グレアムにとっての問題は、どのようにしてはやてに気取られずに蒐集を行うか、ないしははやてに蒐集を決断させるか、である。
 はやての性格からして、対象者に多少なりとも苦痛を与えるリンカーコア蒐集を、守護騎士から説明を受けてもそれを許諾はしないであろうことはグレアムにはすぐ想像できた。
 主の命令であれば、守護騎士はそれを第一に従い、主の命が尽きるまで待機を続けるだろう。
 またはそれ以前に、闇の書自身が独自に蒐集可能と判断すれば、みずから主の命令よりも優先度の高い蒐集指令を守護騎士へ送ることが考えられる。
 そのような状況へどうやって持っていくかということだ。
 おそらく守護騎士たちには、はやての足の麻痺の原因が闇の書の負荷によるものとはわからないだろう。
 八神はやてに、闇の書の主にコンタクトをとる任務──もっとも適任なのはアインスだろうが、彼女とて、もはや守護騎士たちに仲間と識別されないかもしれない。
 もはや闇の書のシステムから切り離されて長く過ごしすぎ、裏切りの騎士とさえ詰られるかもしれない。

 それでも、アインスとしては、なんとしても闇の書を取り戻さなくてはならない。
 このまま人間として生きていくことが、この先もできるのかどうかはわからない。だからこそクロノにクライドに、惹かれていたのかもしれない。せめて男を愛して、快楽を求めたい。
 それはきっと悲しい愛だ。





 昼過ぎになり、昼食のためにいったん海から上がって、子供たちはログハウスのテラスに集まった。
 今日のランチはグレアムが厨房に立ち、腕を揮っている。
 揚げたてのポテトフライとベーコンサンドイッチを、アルフとロッテは競うようにぱくついている。
 長生きしてもやんちゃが抜けない妹に苦笑しながら、アリアはフェイトとエイミィにサラダを配っている。

「おらクロスケー、お父様が用意してくれたビールだぞ、のめのめー」

「わぷっ、ろ、ロッテ!だめだって、アルコールは!」

 早くも酒が回り威勢よく勧めはじめるロッテを、いつものことのように皆は笑っている。
 クロノもロッテに振り回されるのは何度か経験しているので、本来ならかなり年上の師匠で階級的にも上のロッテに、親戚のようにくだけて接している。

 執務官として、常に気勢を張っていた普段のクロノからは考えられないような、子供らしい笑顔が見えているのを、フェイトはある種の羨望と安心感を持って見ていた。

 プロジェクトFの産物である自分の境遇は、確かに理解はしている。それを救ってくれたクロノに感謝している。
 しかし、クロノもまた、14歳という年齢でこれほどの厳しい仕事に就いていた。それはフェイトにとっても驚きであったし、執務官の仕事に就くために、どれほどの時間と生活を費やしてきたのかは想像を絶した。
 もし、普通の子供の幸せをといわれてもフェイトは納得できないだろう。それを言うならクロノはどうだということになる。ユーノもまた、わずか9歳で独立し、仕事を任され、立派に働いている。
 そういった、ある意味では色眼鏡ともいえる偏った価値観を抜きに接してくれたクロノはフェイトにとってかけがえのない人間であった。
 クロノと、一緒になれたらうれしいと思った。
 クロノには、周囲にはほかの家族や同僚、友人がいて、中には、好意を寄せている女もいる。
 そんな彼女たちの中に、自分も入れたらいいと思った。
 クロノの、恋人、というのか、それとも、新しい家族、になるか。
 エイミィに見せているような笑顔を、自分にも見せてほしい。二人きりでなくても、みんなで楽しく過ごしたい。
 フェイトは、それが自分の幸せになれると思い始めていた。

 再び浜辺で遊び、アルフとロッテはダイビングをするといって沖合へ行った。
 フェイトはアインスと一緒に波打ち際で水につかっており、エイミィはこの隙にクロノを連れて行けると考えた。

「クロノくん、楽しそうでよかったよ」

「ああ。提督に感謝しないとな」

「グレアム提督に?」

「今日のは提督が提案したんだ。これからまたしばらく忙しくなりそうだし、休暇を楽しもうってことになってね」

「なにかあるの?」

 言いかけて、エイミィはクロノがこんなふうに言うのは口癖だった、と思い返していた。
 どんな小さな案件でもクロノはけして手を抜かない。全力で解決にあたる。それが管理局員としてあるべき姿勢だと考えている。

486 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/09/08(土) 21:12:29 ID:gtBsnxKU
 確かにここしばらく、クロノはなにやら無限書庫でたくさんの調べものをして、何かの案件に備えているふうだった。
 エイミィやリンディを心配させないように、クロノはできるだけ、アースラチームが直接関わらない案件については自分一人で片付けるようにつとめていた。
 最後に解決したという報告を持ち帰り、無事を知らせることができればそれがなによりだと考えていた。

「わたしもさっ、クロノくんに負けないように、艦船オペレータの上級資格を取ろうと思ってるんだ」

 エイミィの年齢では普通はまだ見習いのところだが、彼女はすでにアースラでは航法と通信管制を任され、実質的な副長の立場にある。

「それは凄いな。艦種ごとのライセンスも絡んでくるし大変だろ」

「だいじょうぶ!エイミィさんはだてじゃないよ」

 元気いっぱいに、親指を立ててみせる。
 さばさばした、姉御肌が魅力。クロノも、エイミィを見上げることに違和感を持たず、自然な、幼馴染の少女として受け入れている。
 彼女は士官学校に入ったころからずっとハラオウン家に下宿していた。
 ほんの小さな子供だったころから、どんどん女らしい体つきに発育していくエイミィをクロノはずっと近くで見ていた。
 いつでも、そばにいてくれた。

 磯の岩場に腰を下ろし、足元をてくてくと歩いていく小さなヤドカリを眺める。
 ヤドカリの背負っている貝殻をつついて、目の前に海藻を垂らしてみせると、はさみを上げてつかもうとしてくる。
 いたずらをするエイミィを、ほほえましげに見やる。無邪気な少女、まだ子供心を忘れたくないと同時に、背伸びして大人の仲間入りをしたい年頃。
 今なら、エイミィを、大人の女にしてやることさえできる。
 そしてエイミィも、それを待ち望んでいる。

「な、エイミィ──」

「うん?」

 潤むように目を細め、エイミィの顔をを見つめる。くせ毛の強い栗毛と、丸い頬。ふっくらとした肉付き。
 改めて見て、エイミィもまた、アインスが言うように、成長すればリンディのような立派な女になるのが想像できた。

「可愛いな。すごく」

「──な、なっ、クロノくん、いきなりなに……」

「もっと近くで」

「あっ……」

 磯の匂いと共に、クロノの腕が、エイミィの背中を支えた。
 クロノの匂いが、間近でエイミィを包む。

 水着に覆われていない場所の、腕を寄せて盛り上がった乳房のふくらみが、クロノの胸板に触れている。
 思わず身じろぎした足の甲のあたりが、クロノの海パンの股間を撫で、その内側に隠された熱さに気付いた。
 近くで、しかし誰にも見られていない場所で、二人きり。
 幼馴染の少年に抱かれている。クロノに抱かれている。

「ど、どうしたの……」

 やはりエイミィといえども、男に迫られることに対して女は本能的に恐怖を抱く。
 男は力が強く、また普段見慣れない男性器のイメージは生理的に刺激が強い。

 それでも、クロノはけして無理にエイミィに引っ付こうとせず、エイミィの気持ちを待ってからゆっくりと抱きしめていった。

「見たい。エイミィをもっと近くで。僕は……エイミィを見たい」

 いつかの雨の午後、公園の庵で抱き合った時を思い出すように。
 互いの股間を触れ合わせるように姿勢を作り、エイミィを膝の上に乗せる。
 体格的にはクロノのほうが小さいが、今は、クロノの股間のふくらみだけでエイミィを軽々と持ち上げそうな大きさを感じさせる。
 幼げさえ感じさせるクロノの若い顔立ちと、相反するような鍛えられた肉体が、エイミィを力強く抱く。
 クロノの腕に、エイミィは収まり、やがて、クロノを胸の谷間に抱きしめた。

「クロノくん……あぁ……すごぉい……!」

 感極まって絞り出すような声を上げ、エイミィはクロノをぎゅっと抱きしめた。
 背中をゆっくりとさするクロノの手のひらは、小さいはずが、果てしない力強さを感じさせる。そして、海水に浸かって冷えているはずの身体の中で、クロノの股間は猛烈な熱を放ち、エイミィの感情を瞬間的に沸騰させた。
 もう、あらゆる理性が一瞬で焼き切れ溶けてしまいそうだ、とエイミィは思った。
 このまま、まっしぐらに突き進みたい。
 そんな破廉恥さを許容してくれる、今のクロノならそんな気がする。

487 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/09/08(土) 21:13:10 ID:gtBsnxKU
「はぁっ、はぁう、ふぅっ……クロノくん、したい……シたいよぉ……わかるよね、私の気持ち……」

「立って。足元に気を付けて」

「うんっ」

 腰をふらつかせながらクロノに支えられて立ち上がり、エイミィは迷わず水着のパンティを下ろし、左脚を抜いた。
 そこですかさずクロノはエイミィの左足を持ち上げ、股を広げさせ、自分の腰に乗せて抱き上げた。
 海パンのゴム紐を伸ばして引っ張り、ずり下げてペニスを露出させる。

 もう二人の間を遮るものは何もない。
 待ちわびている。エイミィの秘所は、まるで今日一日ずっと、エロス思考をしていたかのように濡れそぼっていた。
 これならすぐにインサートできる。割れ目を撫で、指先に絡まる愛液を目の前に持ってきて、準備ができていることを確かめる。

「驚きだよ。エイミィのここ、もうこんなになってる」

「ふあっ、わ、わたしぃ、クロノくんのこと好きだったんだよ、好きだから、いっぱい、エッチなことしたいって思って、エッチなこと考えてたんだぁ!」

「うれしいよ。エイミィ、すぐに願いをかなえてあげる。エイミィ、僕はエイミィといっしょに──なりたい」

 言葉を浴びせながら、ペニスの先端が、エイミィの外陰からこぼれ出る愛液に包まれて濡れていく。蕩けた熱い粘液の中に、ゆっくりと沈み込んでいく。

 クロノに全身を預けるようにして抱きつき、エイミィは腰を沈めた。硬く、それでいてよく動くクロノのペニスが、エイミィの膣の中を突き進む。
 体外に突き出し、暴れ狂うようなイメージのあった男の性器。しかしそれは、性交し、女と交わったとき、それが正常な姿だったんだと直感で理解できるように、完璧な造形でつくられていたんだとわかる。
 最小限の抵抗で、エイミィの膣に奥深く、根元まで入り込み、ぴったりと密着した。
 押し広げられた膣口は、処女膜の損傷も最低限におさえられ、あふれる愛液は、男女の交わりが生命の営みそのものだと証明しているかのように思える。

 抱きしめ、左手でエイミィの身体を支えながら、右手をすべり込ませて乳房を揉む。水着の上から、さらにチューブトップの胸元に指をすべり込ませてまさぐり、乳首をつまむ。
 勃起した乳首はすぐにクロノの指につままれ、引っ張ると、エイミィは悲鳴を上げて鳴きながら訴えた。

「やぁっ、そんなぁ、おっきくなっちゃう、伸びちゃうぅ」

「乳首が大きいのを気にしてるのか?恥ずかしがることないよ、赤ん坊にあげるおっぱいのもとがたくさん詰まってるんだってわかる、素敵な乳首だよ」

「ふぇ……クロノ、くん?あ、あっあっ……あぁぁ!すごっ、あひぁ、すごいっ、すごいっこれ、これあぁっ!あ!んいいっ、いいぃっ!!」

 乳房を責めながら、さらに腰を突っ張り、エイミィの膣を深くピストンし、子宮を抉る。
 クロノの剛直が腹部に突き当たり、体内にクロノ自身が侵入してくる感覚に、エイミィの全身の肌を快感が駆け上がっていく。

「ひぁぁっ!んぁっ、うあ、ひぃっ、いいっクロノくぅん!あぁぁ、すごいいい、きもちい、っ、きもちいいよっおおぉ!
いいの、気持ちいいの、クロノくんにずっぽずっぽされてわたしきもちいい、あはぁっ、あはっ、あはぁんっ!!」

 初めてのセックスで、最も敏感な場所を的確に攻められ、感覚が目覚めていく。クロノのペニスは、反り返りのカーブやカリ首の位置、長さや亀頭の形などが、エイミィの膣にまさにフィットしていた。
 それはクロノ自身が形を作っていたが、エイミィにとっては、まさにクロノが自分と結ばれる運命だと思わせるに十分だった。
 初めてで、これほど身体の相性がいいなんて。
 こんな若い年齢で、これほどまでに気持ちいいなんて。
 エイミィも、この年代の少女らしく耳年増なところがあったが、そんなレディースコミックなどからの知識を吹き飛ばしてしまうほど、クロノとの交わりは鮮烈だった。

 あごを引いてクロノに合わせ、唇を突き出す。夢中でキスをする。
 二人でどこかに行ったクロノとエイミィ、アルフたちが気付いて探しているかもしれない。もしかしたら見られているかもしれない。
 見せつけてやれ、とエイミィは思っていた。クロノは自分のものだ、と主張する。
 フェイトや、アインスには渡さない、と強く願う。

488 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/09/08(土) 21:13:55 ID:gtBsnxKU
 クロノに突かれるたびに、身体の奥で熱いものがはじける。
 激しいピストンがよりいっそうストロークを長くし、膣の奥でとどまる時間が長くなる。クロノがいよいよ達してきているのがわかる。

「エイミィ、……っ、く、で、出る」

「うっ、うん、っ、いいよっだして!クロノくんのいっぱいほしい!だいじょうぶ、クロノくんとならぁっ!」

「っあぁ、く、くぁっ……ぐぁあ!ふ、ふぅっ、出る、だすよ、だすよエイミィ、エイミィ、好きだ、好きだエイミィ、エイミィ──!!」

 持ち上げられた太ももの先でぴんと脚を突っ張り、エイミィはクロノの膣内射精を受けた。
 初めてのセックス、初めての挿入、初めての膣内射精。膨れ上がるペニスよりもさらに熱い精液が、強烈な圧力を伴って射ちだされ、エイミィの膣の中、子宮までも注ぎ込まれる。
 とめどなく溢れ出す精液が、膣口から噴き出し、右足の内股をぬめりながら滑り落ち、磯場に落ちて海水に溶けていく。
 自分の愛液も混ざっている。海で、自然の中で、初めて、幼馴染と交わった。

 そういえばこれは青姦っていえる、これが人間のセックスなんだ、これがヒトの交尾なんだ──そんなことを考えながらエイミィは法悦に意識を手放した。





 夕食の海岸でのバーベキューも皆でにぎやかに楽しみ、それぞれの部屋で眠りにつく。
 フェイトとアルフは遊び疲れてすぐ寝入ってしまい、クロノ、リンディ、エイミィは灯りを落とした部屋でしばしくつろいだ。
 窓からは、星明りが海に反射して、淡い青い光が差し込んでいる。

「リンディさん、私たち──」

 思い切って、というよりもなにげないように、言葉に出したエイミィを、リンディはやわらかい笑顔で迎えた。

「クロノが幸せになれるなら、私は嬉しいわ。クロノだって、いつまでもひとりじゃ、ないものね。いつの日か素敵なお嫁さんを見つけて──
そして、私もいつかは引退する時が来る。でも、今は、一日一日を大切に、楽しんでいきましょう」

「──はい」

 ベッドにはフェイトたちとリンディが寝て、クロノは自分たちは床に布団を敷くと言った。
 リンディも、息子たちの楽しみを微笑んで見守っている。

「なんだかいざとなると恥ずかしいな」

「もう、クロノったら」

 暗がりなのをいいことに、エイミィはクロノの隣に自分の枕を置き、毛布をかぶってクロノの腰にしがみついている。
 エイミィの温かい手が、股間を包み込んでいるのを感じながら、リンディにおやすみを言ってクロノは横になった。
 背中から抱きついて、エイミィはクロノの大事なところを握っている。昨日までの初々しい少女が嘘のように、大胆に触れ合っている。
 一線を越える、一皮むける、それがここまで人間を変える。
 クロノも、エイミィも。クロノはアインスに出会ったことで変わった。執務官としても、管理局提督リンディ・ハラオウンの息子としてでなく、一人の男としての在り方を考えている。

 そんなクロノだからこそ、より強く惹かれたんだ──エイミィとて、そこまでクロノの交遊関係に鈍いわけではない。
 上等だ、無限書庫司書長が相手でも、堂々勝負する。

 うなじにキスをし、クロノと抱き合いながら、エイミィは眠る。
 クロノも、エイミィを抱きながら、それでいてアインスのことを忘れてはいなかった。

 グレアムとアリア、ロッテが3人で1台の大きなベッドを使い、アインスはひとりテラスに出て、じっと夜の星空を見つめていた。
 次元世界は果てしない。次元間航行には、闇と淀みのような次元空間を抜け、それぞれの世界を、次元の壁を抜けて行き来する。
 今ここから、第97管理外世界へ向かえばどれくらいかかるだろう。明日の朝までに戻ってこれるだろうか。

 むやみに策を弄するな、とロッテが念話を送ってくる。

 アインスの美しい長身のプロポーションが、星明りに青い影を伸ばす。

「闇の書の主──運命に絡め捕られた哀れな人間──しかし、クライド艦長、あなたは私にとって今まで唯一だった──
あなたの息子が今、闇の書に立ち向かおうとしています。私は──彼に許されるでしょうか?彼に触れることを、あなたは許してくださるでしょうか?
クライド艦長、あなたが示してくださった可能性を私は信じます。今の、主──八神はやて、彼女をどうか──
私は、永遠に──あなたと共に、クロノと共に──主を救い、そして添い遂げたい──クライド艦長、あなたの遺志を私は絶対に適えてみせます──闇の書の、真実をこの手に」





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489 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/09/08(土) 21:15:27 ID:gtBsnxKU
投下終了です

エイミィさんついにやりました!おー!
クロノくんもちと調子こいてきてる風味ですが
リンディさんの生暖かい視線をいただけたようです

そしてアインスさんも・・・パパもムスコもくっちまいますですよ
はやてちゃんの運命やいかに・・・

ではー

490 名無しさん@魔法少女 :2012/09/09(日) 16:32:01 ID:Hme68ZA6
GJ
またまた濃いお話ですなぁ

491 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/09/10(月) 21:51:09 ID:DJd69qR.
Sandy氏GJ!!
ようやくクロノと関係したエイミィ、しかし実はフェイトにすら遅れているとは彼女は微塵も知らないのであった・・・www

さあ、そろそろリンディさんだよね? ね? ね!?
期待しちゃうよ僕。



さて、では自分も負けじとSS投下するかのう。
>>438で投下した堕落性女オットー編の続き
オットーがふたなりでいぢめられまくる話です、エロです、そういうのダメな人は注意。

492 堕落性女 :2012/09/10(月) 21:51:45 ID:DJd69qR.
堕落性女 オットー両性具有(後編)


「うッ……く、はぁ……」

 オットーはどこか悩ましい、苦しげな吐息を漏らしながら、壁に身を預けた。
 白い肌の上にはうっすらと汗が滲み、淡く紅潮している。
 息を切らしながら、オットーは唇を噛んで震える体を掻き抱いて抑えた。
 何が彼女をそこまで責め苛んでいるのだろうか。
 
「オットー? どうかしたのですか?」

「あ……シスター、シャッハ」

 後ろから声を掛けられ、オットーは振り向いたが、しかしすぐ目をそらした。
 一瞬でも視界に入ったシャッハの体。
 法衣に包まれてはいるものの、女性的起伏を持つその肢体を見続けるのは、今の彼女にとって酷だった。
 それを知らず、尼僧は首をかしげてオットーを見つめる。

「具合が悪そうですけど、大丈夫ですか? 汗だくですよ」

「い、いえ……大丈夫です。それじゃあッ」

「あ、ちょっと」

 呼び止める声を振り切って、オットーはそそくさとその場を後にする。
 その後姿を、シャッハはただ黙って見送った。



「失礼します……」

 ノックもせず、オットーはドアを開けて室内に踏み入った。
 執務机の前に座っていた部屋の主は、顔を上げると驚いた風もなく、にこやかに出迎えた。
 
「あらオットー、いらっしゃい」

「……」

 いつも通り、さやかなほどの笑みだが、その奥底に何か形容し難いどす黒さを感じるのは何故だろうか。
 それはきっと、オットーが今受けている恥辱と、彼女が知ったカリムのもうひとつの顔のためだろう。
 理知的で清楚な教会の重役という表の顔の裏側に隠された、美女の一面。
 それはほどなく発露した。

「で、何の用かしら? オットー」

 一語一語にねっとりと絡みつくような甘さを込めながら、カリムが豊かなブロンドヘアをすっと指で掻き上げた。
 たったそれだけの事で、彼女の雰囲気は一変した。
 細められた瞳に篭る爛れた熱情、法衣に包まれた肉感的な体から発せられる色香。
 決して貞淑な教会の女が持つべきでない、悩ましい妖艶さであった。
 艶然と微笑しながら、カリムはゆっくりと立ち上がり、もったいぶるようにテーブルの上を指でなぞりながらオットーへと近づいていく。
 対するオットーは、ドアの前で立ち尽くしたまま、相変わらず苦しげな顔で薄くカリムを睨み付けた。
 カリムはその視線を笑って受け流す。
 少女の剥き出しにした敵愾心が、単なる虚勢であるとわかっているからだ。
 抵抗できない相手を支配し、好きなように嬲れる嗜虐の快感。
 美女の顔には暗く、そして妖しくエロティックな風情が漂っていた。

「黙っていては何もわからないわよ? ねえ?」

「……ッ」

 いつしか二人の距離は縮まり、触れ合うほど近づいていた。
 カリムの豊満な乳房が法衣越しにオットーの薄い胸に重なり、長い金髪がオットーの肩に掛かって、甘い吐息が頬をくすぐった。
 燃え盛る劣情の火を宿すカリムの瞳に見下ろされて、次の瞬間……オットーは身を震わせた。
 
「ひッッ……!」

 突如、下半身から脳天まで貫いた凍える熱に痙攣し、のけぞった拍子に背後のドアに体を強く押し付けた。
 痛い筈が、その痛みすら生ぬるい感覚が体の芯を穿つ。
 蕩けるように甘く、そして苦しい――快感。

493 堕落性女 :2012/09/10(月) 21:52:31 ID:DJd69qR.
 カリムの指がオットーの下半身に伸び、ズボンの中心を撫でたのだ。
 たった一撫で。
 しかしその指使いは、確かに生地の内側に隠したものを繊細な技量で愛撫した。

「ズボンを大きめのにしてるからかしら、あまり目立たないわね。でも、触ればすぐ分かるわね。すごく硬くて、びくびくしてる」

「ひぅ! や、やめ……ぁぁ」

 恍惚の吐息と共に、カリムは服の上からその硬いしこりをうれしげに弄ぶ。
 爪の先で縦に軽く扱き、先端を押し込む。
 絶妙な力加減で刺激され、オットーは普段からは想像もできないような甘い声をあげて喘いだ。
 抵抗などできない。
 すべての力は、快楽というなの苦痛に奪われていく。
 成す術のないオットーを尻目に、カリムは嬉々としてズボンのファスナーを下ろし、中に比されていたソレを取り出した。
 ブルンッ、と飛び出す、巨大な赤黒い棒。
 汗と性臭が蒸れた凄まじい臭いを漂わせ、カリムは深く息を吸い込んで堪能した。

「何度見ても凄いわ、あなたのオチンポ……ふふ、射精できなくてビクビクしてる♪ もう何日目かしらねぇ」

 つぅ、と、カリムは隆々と勃起するオットーのペニスを撫でた。
 本来ならありえない、異性の生殖器。
 魔法で生やされたその剛直は、痛々しいほどの責めを受けていた。
 根元何重もの小型バインドで締め上げられ、尿道にも魔力で編み上げた連結ビーズをねじ込まれている。
 強く締め付けられているからか、赤紫色に変色しているが、これも魔法の効果なのか鬱血して腐るような事はないらしい。
 ただし、射精の機能だけは正常に働き、その欲求はオットーの脳を延々と焦がし続けている。
 それを物理的に封じているのだから、その苦痛は想像を絶するものだった。

「きし、カリムぅ……はやく、これとって、ください……これ以上は、もう……僕おかしく、なっちゃう」

 ビクビクと震える肉棒をカリムに愛撫されながら、オットーは目に涙を溜めて哀願した。
 頬を染め、目を潤ませるその姿に、普段の無口で無表情な面影は微塵もない。
 頭の中にあるのは、数日間に渡って積み上げられた射精の欲求ばかり。
 まだ一度も達していない、精液を吐き出せていないこの肉の塊で、思い切り絶頂したい。
 その願いのみ。
 この数日間、あまりの欲求に何度もバインドを外そうとペニスに爪を立て、あるいは別の快感で誤魔化そうと女性器を弄り回し、悶々として眠れぬ夜を過ごした。
 もう我慢の限界だった。
 だがしかし、カリムはそんなオットーの様に、嗜虐的笑みを深める。
 
「あらあら。オットーったら、女の子なのにちんちんでイきたいの? もう、はしたないわねぇ」

 わざとらしく嘲りながら、カリムは力を込めて亀頭を握り締める。
 一番敏感な部分を攻められる痛みに唇を噛むオットーだが、いまやその苦痛さえ快感に変わりつつあった。
 
「どう、して……」

「ん?」

「どうして、こんな事を……騎士カリム……あなたが、なぜこんな事をするんですか」

 カリムに責められながら、オットーは微かな理性を呼び起こして、そう問いかけた。
 普段から貞淑で優しいあのカリム・グラシアが、何故このように自分を苛むのか。
 その故を求めて。
 ただの酔狂にしては度が過ぎていて、とても彼女の趣味とも思えない。
 何より、この豹変はどこか突発的なものに思える。
 明らかに、カリムはここ数ヶ月でその雰囲気が変わっていた。
 一体何が彼女の身にあったのか、オットーには計り知れない事だった。
 
「そうねぇ。ご主人様に捧げる新しいオモチャに、面白い変化がほしかった。かしら?」

「ご、しゅじんさま……新しいオモチャって……あなたは僕以外にも……」

「ふふ、気になる?」

 まるで子猫をからかうように、無邪気にさえ見える笑みを浮かべるカリム。
 その笑みとは裏腹に、内包する淫蕩な気配には嗜虐の愉悦が溶けている。
 ギチギチとバインドで縛られた肉棒を扱きながら快楽を与え、言葉では謎かけめいた事を囁き動揺させる。

494 堕落性女 :2012/09/10(月) 21:53:05 ID:DJd69qR.
 カリムはオットーを嬲る喜びを、心底から楽しんでいるようだった。
 くすくすと笑いながら、しばしオットーの竿を手淫すると、カリムはおもむろに顔を上げる。
 視線を向けた先は、執務室の奥――本棚だった。
 
「では、続きはむこうでしましょうか」

 言うや、なんらかの魔法的な作用が働いたのだろうか。
 突如として本棚が横へスライドし、隠し扉をさらけ出した。
 一体なんの為にある部屋なのか。
 いや、それはもう聞くまでもないだろう。
 カリムは無言の笑みで促し、オットーを連れてドアを開けた。
 既に諦観が深かったのか、抵抗のそぶりさえない。
 ドアの先にあった部屋は寝室だった。
 ほどほどの広さの室内の中央に、キングサイズの特大ベッドが鎮座している。
 カリムはベッドの端に腰掛けると、オットーにも来るように手招きする。
 股間で震える熱と痛みともどかしさに朦朧としながら、少女はいざなわれるままに歩み寄った。

「――あッ」

 そして急に手を引かれ、よろめきながら柔らかいシーツに突っ込む。
 ボフッ、と体がベッドに沈む。
 細い肩に白い指が食い込んだ。
 気づいた時にはカリムに転がされて、仰向けの姿勢を取らされていた。
 自然――勃起したペニスは天井を向いて、びんとそそり立つ。
 冷たい何かが絡みつき、オットーはびくりと震えた。
 カリムの白魚のような指が、再び獲物を捕らえた蛇のようにペニスを苛んでいた。
 強く弱く、バインドで射精を封じられた肉棒を握り締められ、オットーは涙を流しながら必死にベッドのシーツにしがみつく。
 脳髄を埋め尽くす快楽と苦痛の刺激で、思考回路はもはや半ば瓦解し始めていた。
 
「う、あぁ……はぁ……もう、やめ……おねがい、です……ださせて……ださせてぇ」

 何重にもバインドをされて塞き止められた精液のもたらすもどかしい感覚に神経を掻き乱され、少女は傍らの美女に必死に懇願する。
 肌の上に注がれる眼差しに背筋をぞくぞくとさせながら、カリムは微笑を深めた。

「ふふ、そうねぇ。そろそろかわいそうだし、出させてあげてもいいわよ?」

「……ほんとう?」

「ええ。ただし――あの子がね」

 ちらりと背後に泳ぐカリムの視線。
 釣られてオットーもそちらを見て……硬直した。
 そこにはいてはならぬ者がいた。
 見られてはならぬ者が見ていた。
 長いストレートヘア、尼僧の法衣に包まれた豊満な肢体、整った美貌。
 冷たいほどの切れ長の眼差し。
 見慣れた顔。
 そう、自分と同じ系統の遺伝子を持つ双子の片割れが……ディードがそこにいた。
 
「え……ディー、ド……やだ……いや! みないで!!」

 ほとんど半狂乱で叫び、オットーは股ぐらの屹立したペニスを手で隠そうとした。

495 堕落性女 :2012/09/10(月) 21:53:38 ID:DJd69qR.
 異形的に巨大な、血管が幾重にも浮かび上がったおぞましい肉棒。
 それは少女の細い指で隠し切る事は不可能だった。
 バインドで戒められた痛々しい巨根は、カリムの唾液や尿道の栓で塞ぎきれないカウパー液などで濡れ光り、赤黒いその醜さを見せ付ける。
 ディードはそんなオットーを変わらぬ鋼鉄の表情で見つめていた。
 そして、無言のまま静かに歩み寄る。
 冷たい眼差しが間近から、自分の痴態を見下ろしている。
 最も近しい双子の姉妹の双眸を前に、オットーはあまりの絶望感でめまいさえ覚えた。
 だが、真の暗黒の淵は、さらにその先にあった。

「オットー……凄い、すてき」

「――え?」

 甘い。
 蕩けるような、恍惚とした声音が漏れた。
 ディードの唇からだった。
 硬質な眼差しと表情が、一瞬で変わる……色を知る女の、淫らなものに。
 薄い絹擦れの音を立てながら、ディードはベッドに膝をつく。
 黒い尼僧服の隙間から眩いほど白い肌が、少女の年齢不相応の肉感的女体となって零れ出る。
 シーツの上に僅かに落ちた髪から、人の淫ら心をそそる甘い芳香が漂った。
 あまりの豹変ぶりに狼狽するオットーをよそに、ディードは双子の姉妹の上に四つんばいで覆いかぶさる。
 流れるダークブラウンの髪が顔の傍に降りかかり、少女の鼻腔を甘い香りが満たす。
 頭の芯まで染み込むような匂いにくらくらして、同時にオットーの背筋を冷たいものが貫く。
 間近で見上げたディードの視線に、全てを悟った。

「ディー、ド……騎士カリムに何を……されたの?」

 連想は容易かった。
 自分を両性具有にした上、散々弄んだあの美しい淫婦と、雰囲気を一変させたディード。
 熟考する必要などなく、カリムが自分の妹を同じように淫らな手で堕落させたのは明白である。
 しかしオットーの問いを前に、ディードの表情に浮かんだのは淫蕩で妖しい微笑だった。

「何を、って。とっても素晴らしい事よ、オットー。そして、あなたもこの悦びを一緒に味わいましょう?」

「ふぁああッ!!」

 次の瞬間、オットーはあまりの感覚に目の前が真っ白に染まった。
 ディードが身をかがめたかと思えば、何かとてつもなく柔らかくすべすべとしたものが肉棒に纏わりついた。
 神経の全てが煮えて溶けてしまいそうな、途方もない快感。
 震えながら視線を下げると、ディードはオットーの滾る肉棒を己の豊かな胸で抱きしめていた。

496 堕落性女 :2012/09/10(月) 21:54:29 ID:DJd69qR.
 たっぷりと柔肉を乗せた、ディードの爆乳。
 うっすらと汗に濡れて、肌はつんと張りがありながらきめ細かく。
 量感のある乳肉が、その谷間で今にもはち切れそうなオットーのペニスを挟み込んでいる。
 硬い肉と柔らかい肉との触れ合いは、危険なほどの快楽をもたらした。
 
「ああ……オットーのオチンポ、とっても熱いわ。それにいやらしい、良い匂いがする……こんなにカチカチにして、尿道に栓までされて、苦しそう。ちゅッ」

「ひぅああ! だめ、や……だめぇええ!!」

 うっとりと蕩けた顔で谷間から顔を出すオットーの巨大なペニスの先に、ディードが舌を軽く当てながらキスをした。
 それだけでもうオットーは目じりに涙を浮かべて悶える。
 息も絶え絶えといった様子の姿に、ディードは愉しげに目を細めた。
 淡いブラウンの瞳は虚ろで、そこに正常な倫理観や知性の光はない。
 完全に快楽という泥沼に沈みきった、発情した雌の眼。
 既に大切な姉妹が普通には戻れないと頭のどこかで認識し、オットーは体と心から抵抗の力が萎えていくのを感じた。
 代わりに、肉体を苛む快楽は際限なく神経を焼いた。
 
「ん、あぁ、ほら? どう? 私のパイズリ気持ち良い? ふふ……ご主人様たちでいぃっぱい練習したのよ? どう? いいでしょ?」

 汗でしっとりと濡れた谷間に、さらにローションを垂らし、ディードは法衣から剥き出しにした乳肉で剛直を扱きあげる。
 極上の肌質と柔らかさを誇る胸に満遍なく包まれ、両側から圧迫されて上下に扱かれる快感ときたら、まるで天国のようだった。
 おまけに顔を出す先端に、ディードは舌を伸ばして敏感な裏筋をちろちろと舐める事にも余念がない。
 今まで何人もの男を相手に磨き上げた熟練の技だった。
 だがそれも今や地獄と同義である。

「ぃいい!! や、やめ、てぇ……ディード、やめ……あぐぅう! きもち、いいけど……だせないの……しゃせぇ、できないから……くるしッ」

 ディードのパイズリフェラは極上でも、それで射精する事ができなければ辛いばかりだった。
 湧き上がる射精の欲求が満たされない苦痛。
 泣き叫ぶオットーを、ディードは恍惚の表情で見つめた。
 
「ごめんなさい、オットーがあんまり可愛いから、つい苛めたくなっちゃって……もう頭の中までザーメン漬けになっちゃってるわね。そろそろ、いいですよね? 騎士カリム」

「ええ、そうね」

 視線を交し合ったふたりは、妖艶な笑みを浮かべて頷く。
 ディードは少しだけ名残惜しそうに体を起こし、谷間からオットーの肉棒を解放した。
 汗と唾液とローションの交じり合った汁が糸を引き、ムワッ、と濃い性臭が漂う。
 するすると、絹擦れの微かな音がした。
 オットーが視線を上げれば、そこには一糸まとわぬ姿となったディードがいた。
 乳房と尻にたっぷり肉を付け、それでいて引き締まった、極上の体。
 上質の白磁のような肌の表面には汗の雫がうっすらと浮いて、淡く紅潮している。
 そして……秘所は蜜で溢れていた。

497 堕落性女 :2012/09/10(月) 21:55:31 ID:DJd69qR.
 すらりと伸びた脚の間を伝う愛液が、なんとも言えない女の匂いを発している。
 眩い裸身を露にしたディードは、屹立するオットーの剛直の上でその美脚を開いた。
 ぱっくりと、サーモンピンクの穢れない入り口が、荒々しい暴虐を待ちわびて蠢いていた。
 止め処なく溢れる淫蜜がそう教えている。
 
「ねえ、オットー……私、まだここでシた事ないの……お尻も胸も口も、他は全部ご主人様たちにあげたけど、ね……ここはまだ、初めてなのよ? それを…………オットーにあげる」

 聴覚を溶かすのではないかと思えるほど甘く淫蕩なる悦びに満ちた声を囁き、ディードはゆっくりと腰を下ろす。
 迫りくるその姿に、オットーは呆然とした。
 期待と欲望に理性と倫理が抗おうとし、だがそれは決して勝ちえない。

「だめ、そんな……ああぁ」

 言葉だけの拒絶。
 体は上辺だけの理性より、芯で煮え滾る淫欲に従っていた。
 動かず、ディードとの禁断の行為を待ちわびている。

「あッ!」

 くちゅ、と濡れた入り口と触れ合った。
 お互いの熱だけで火傷しそうな気さえする。
 思わず甘く湿った声を零して身を震わせ、ディードは期待に満ちた瞳で一息つき……腰を沈めた。

「「あぁああああ!!!」」

 その刹那、二人の蕩けた嬌声が綺麗に重なって響いた。
 貫く悦び、貫かれる悦び。
 痛みと快楽とを共に味わいながら、遂に禁忌の情交を契る姉妹の顔に無上の喜悦が浮かぶ。
 
「はい、ってる……すごい、オットーのちんぽ、あつぅい……わたしの、処女、あげちゃった」

「はぁ……あ……ぁぁッ」

 蕩けきった雌の顔で、ディードは下腹を愛おしそうに撫で、その下で自分を犯している剛直の感触を味わった。
 オットーは生まれて初めて味わう女を犯す快楽を前に、酸欠の魚のように口を開いて、焦点の合わぬ目でどこか遠くを見ていた。
 ただでさえ巨大なオットーのペニスに狭いディードの膣壁が満遍なく吸い付き、ひだで舐めるように絡み付いてくる。
 名器の甘美な快楽に、オットーは狂ったように腰を突き上げた。
 しとどに濡れていた膣口を掻き分け、肉と肉のぶつかり合いが喘ぎ声と交じり合って凄まじく淫らな音を響かせた。
 それが同じ顔と同じ血とを分かち合う姉妹の行為だとしれば、一層禁忌の念が沸きあがり、背徳の悦びを掻き立てる。

「ひぅ!!! オットー、しゅごぃ……ああ!! チンポと子宮がキスしてるぅ! オットーのめすチンポで一番奥までおかされてるぅうう!!! きて……もっときて!! わたしのことおかしてぇええ!!」

「ディー、ド……ディードォ! きもち、いい……だしたい! だしたいよぉ!!」

 長い髪を振り乱し、豊かな乳肉を上下させて腰を振るディード。
 オットーは彼女の腰をがっしりと掴み、まだ見ぬ射精の悦びを求めて必死に膣の最奥に自分自身を叩きつけた。
 待ちに待っただけあって、挿入から程なく、二人の快楽のボルテージはクライマックスまで上り詰めた。
 涙で潤ませたディードの瞳が、感極まったように茫洋とどこかを見つめる。
 震える肢体。
 限界が近い。

「ああ、そろそろ……もう、だめぇ……くる、イきそう……わらひ、イく」

「そんな、ディードぉ……ぼくも、イきたい……イきたよぉ」

 ぼろぼろと涙を流しながら必死に腰を動かしてディードの膣を抉りぬくオットーの姿に、傍らの美女がぽつりと呟いた。

「ふふ、大丈夫よオットー。ディードがイく時に……んぅ、一緒にイかせてあげるわ」

 湿った声で言うカリム。
 清廉な筈の女騎士は、姉妹のまぐわいに興奮して自慰に耽っていた。
 服の隙間から自分で自分の乳房を揉み、クチュクチュと秘所を掻き回して、陰核を転がして、カリムも二人に応じるように快楽に溺れている。
 その言葉に嘘がないと悟り、歓喜の涙を流してオットーは腰と手に力を込めた。
 早く出したい。
 ディードの中に、この溜まりに溜まった欲望をぶち撒けたい。
 早く、早く、早く、早く。
 完全に快楽が精神も肉体も支配した。
 そう思われた時、カリムはどす黒い笑みをその美貌に浮かべ、言葉を重ねた。
 
「そうそう、言い忘れていたわね。今日はね、ディードって……凄い危険日なの」

 と。
 腰を振りたくるオットーの思考に、寸毫の空白が生まれた。

「――え?」

 危険日、射精、セックス、ディード。
 それらの単語が重なり連想される帰結に、少女の脳裏が真っ白に染まった。

498 堕落性女 :2012/09/10(月) 21:56:20 ID:DJd69qR.
 だが、もうとまらない。

「ああぁぁあ! オットー! くる! くるくるくる!! キちゃうううう!! イくの……ぁああん! いっしょに……イこぉ!!!」

「あ、や……だめ、そんな……ディード! だめ、ああああ!! そんな……ぼくら、しまいなのに……ああぁぁあ……あああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

 全てが真っ白になった。
 視界も、思考も。
 オットーの細い体が跳ねるように震えた。
 凄まじい快楽の激流が、怜悧な思考を蹂躙し尽した。
 それを前に倫理と理性など、一体なんの意味を持つのだろうか。
 バインドがカリムの意思で消滅し、溜まりに溜まった精液がぶち撒けられた。
 一瞬でディードの子宮口をこじ開け、新しい命を育む場所を欲望で満たし、それでも足りぬとばかりに結合部から派手な音を立てて溢れる。
 ごぼごぼと泡を立て、膣口から大量の精液がこぼれ出した。
 室内は一瞬で、むわっ、と青臭い臭いに満たされる。
 絶大な絶頂感に精神を全て飲み込まれ、二人の少女は余韻の中に震えていた。

「で、ちゃ……った……ぁぁ……ぼく、こん、な……きもちぃぃ……ちんちん、きもちいいよぉ」

 生まれて初めて享受する射精の快感。
 頭の芯までペニスの悦びに満たされ、オットーの心が崩壊していく。
 止めようと思えば、抜こうと思えば抜けた筈だった。
 それができなかったのは、射精の欲求にオットーの精神が屈したからだ。
 もう戻れぬ絶望と、しかしそれに勝る、妹と禁断の関係に至った愛欲の悦び。
 オットーという戦闘機人の少女を構成していた心の器は、脆くも崩れていく。
 既に先に壊れていたディードは、あまりに大量の精液を注がれすぎてぽっこりと僅かに膨らんだ下腹を、理性なき笑顔で撫でていた。
 
「オットーの孕ませ汁、あったかぁい……もう絶対、妊娠してる……うれしい……オットーと私の赤ちゃん……」
 
 快楽こそ全て。
 愛欲こそ全て。
 彼女の中に倫理や規則、法や理性といった、格式ばった社会性は無用の物。
 必要なのはただ一つ、肉の悦びに身を任せ、愛の限りに求め合う事だけ。
 ディードはそっと手を伸ばし、オットーの細い指に自分の指を絡ませる。

「ん!」

「あぅ!」

 ぎゅっと手を重ねて握り合い、腰をさらにもう一段深く沈めた。
 それだけでディードは軽く達し、オットーもザーメンをぶち撒ける。

499 堕落性女 :2012/09/10(月) 21:57:33 ID:DJd69qR.
 限界まで溜められた精液はよほど放出のときを待っていたらしく、些細な刺激でも射精する。
 理性の崩れ去った少女の顔には、幾度となく味わえる中出しの快感に、蕩けきった痴呆のような笑みを浮かばせた。

「ディード……だし、たいよぉ……もっともっと、ディードにだしたい! いい? だしていい? せぇし、だしたいよ! ださせて、ださせてぇ……」

「うん! いいよ……もっとオットーのオチンポミルクだして! 私オットーの赤ちゃん産みたい、作りたい……だから、もっとだして、ぶちまけて……おかして!!」

 重ね合わせた手を強く握り合い、二人はお互いにお互いの体を支えて――腰を動かした。
 双子の姉妹ならではの、息の合った動作で。
 凄まじい、甘く淫らな嬌声を歌うように奏でながら、蜜で濡れそぼる膣の中に、さらに精液をぶち撒けて水音が高まる。
 それはこの世のものとも思えぬほど、淫靡な光景だった。

「綺麗よ、二人とも……とっても……んぅ! はぁぁ……」

 禁断の愛の契りを見ながら、カリムは自身もまた絶頂に達してぶるりと震えた。
 そんな美女の細腰を、太い腕が絡めとる。
 豊満な尻肉に押し付けられる、熱く硬い感触に、カリムはすぐさま理解した。

「あ、ご主人様」

 胸や腹に体毛を生やし、でっぷりと肥え太った男。
 カリムを犯し尽くして調教した、教会の大司教の一人である。
 
「いやはや、見事に仕上がったものですなぁ。さすがですよ騎士カリム」

「ふふ、お褒めいただいて光栄ですわ」

「これはいやらしい姿だ……堪りませんなぁ」

 さらにもう一人、二人と、男たちが部屋に現れディードとオットーの痴態を涎を垂らして視姦する。
 いつの間にか室内に満ちる、幾重もの人影。
 裸身を晒す男たち――カリムを辱めて調教した者たちが集まった。
 オットーとディードを淫欲の地獄に堕落させた今回の遊戯、言うまでもなく後ろで糸を引いていたのは彼らである。
 それはただ犯すのではなく、姉妹同士でつがわせるという、より変質的な方法でだ。
 
「しかし騎士カリム。よくぞまあ、ここまでやりましたね?」

 髭をたくわえた壮年の男の一人が、にやにやと下卑た笑みを浮かべて問うた。
 かつてカリムの中にまだ理性や常識という楔があった時、彼女が外道たちに身を差し出したのは、教会で保護していたナンバーズの娘らをその毒牙に掛けぬためだった。
 それが今や、この美女は自分から進んで少女たちを弄んでいる。
 さぞや男たちから見て滑稽に映る事だろう。
 彼らの内心を知ってか、それとも知らずか、カリムの美貌に形容し難い微笑が宿った。
 
「だって、本当の悦びを知らないなんてかわいそうじゃありませんこと? 心を丸裸にして、一切の嘘偽りなく愛する事の喜悦に心身を委ねる……私はその幸福を彼女たちに教えてあげただけですわ」

 虚ろに蕩けた瞳でそう囁くカリムの、甘い甘い声音。
 彼女の心の中には悪意はない、あるのは畸形的に成長した淫蕩な善意のみ。
 果たしてそれは、名家の令嬢として教育された反動なのか、それとも彼女の本質として生まれながらに備わっていたものなのか。
 ともあれ、その妖艶な色香に当てられた男たちは、美女の体にさながら砂糖に招かれた蟻のごとく群がっていった。
 
「あんッ♪ もう、せっかちですねぇ」

「あんなもの見ていたら私たちも我慢できなくなってきましたよ……」

「まずは騎士カリムの体からいただきましょうかな」

「後であの子たちもいただいてよろしいですか?」

「ええ、構いませんわ。あ、でもディードのオマンコには入れちゃいけませんよ? あの子には、ちゃぁんとオットーの赤ちゃんを産ませてあげたいですから」

「つまり、オットーくんは喰ってもかまわんという事ですかな」

「ふふッ、正解ですわ。どうぞお好きなだけ、もちろん、今まで開発したディードのお尻にも胸にも……」

 夢魔のような妖しく美しい含み笑いで男たちの欲望をそそりながら、カリムは自身もまた快楽の奔流に身を投げ出した。
 無数の男が一人の美女に欲望を余さず叩き付ける乱交の宴の傍らで、忘我の果てに至ったオットーとディードはそれらに見向きもせず狂ったようにお互いを求め合い続けていた。
 溶けてしまいそうな甘い三人の女の悦びの声に、男たちの荒い息遣いが重なる。
 噎せ返るような性臭の中で、背徳の宴はその熱を際限なく高めていった。


終幕

500 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/09/10(月) 22:02:00 ID:DJd69qR.
投下終了。
以前、某サークル様のナンバーズ全員本でふたなりオットー×ディードを見たのがそもそもの発端かもしれない。
そこに野狗氏と語らった時の、ふたオットーいぢめはすばらしい、談義が加わり。
最後にシガー自身の性癖諸々が合わさってこうなったわけだ。

そして書き終えて思うに、やはりふたレズは至高ですねッッ!!
これからも何かアイディアや機会があればふたレズは書いていきたい。
もちろんユーノきゅんのケツマンコやノマカプいちゃらぶとか熟女の濃厚エロも忘れてはいけないのだけれど。

501 名無しさん@魔法少女 :2012/09/10(月) 22:03:25 ID:YJb1LQss
乙っした−

502 名無しさん@魔法少女 :2012/09/10(月) 23:13:28 ID:qjg1Yx1I
GJ過ぎて困る

オットーがふただから、カリムさんが教会で引き受けたんですよ?

これは(俺脳内の)公式設定ですから

503 名無しさん@魔法少女 :2012/09/11(火) 00:04:12 ID:4rV7DoXw
>>500
GJ
オットーとディードもさることながらカリムもエロいすな
髪をかきあげる仕草に魔性を感じるw

504 名無しさん@魔法少女 :2012/09/11(火) 12:07:12 ID:WM4woWvQ
エイミィとアインスのガチレズ勝負とかクロノ交えた3Pとか夢がふくらむ
股間もふくらむ

505 名無しさん@魔法少女 :2012/09/15(土) 19:58:40 ID:FiWNDtKQ
挑発的なツリ目とたわわに実った自己主張の激しい爆乳に
キュッとくびれたウエストとすらりと伸びた美脚
改造巫女服みたいなBJしてて真っ向勝負が大好きな女剣士とか
もうエロ同人向けの要素たっぷりのミカヤんが大好きです

506 名無しさん@魔法少女 :2012/09/16(日) 01:07:24 ID:9yLp0Txw
ミウラみたいな元気っ子を純愛調教で快楽依存させたい

507 名無しさん@魔法少女 :2012/09/16(日) 10:54:30 ID:1GglLLnY
>>506
同意
あとスバルも

508 名無しさん@魔法少女 :2012/09/16(日) 12:53:42 ID:5AyJfNEk
ザフィーラ「乱暴する気だろう!? シャマルの持っている薄い本のように!」

509 二人の火遊び :2012/09/17(月) 13:02:53 ID:f53ZOqFo
「ふああああっ! ああっ♡」

オフィスで二人の男女が絡み合っていた。男は上着のみで下半身は丸出し。女は服の前が曝け出されて柔らかい乳房が丸見えになり、スカートはとっくに外されて下着は足のつけ根の所まで下ろされていた。

男の名はクロノ、女の名はなのはといった。二人は同じところで働く同僚であり友人でもある。

クロノは後ろからなのはの左脚を抱え上げ、激しい勢いで股間の怒張をなのはの膣内へと叩き続けている。

「はあああっ! クロノ君、激しす…んんっ!」

黙らすように唇で唇を塞ぎ、舌を絡めていく。なのはも苦しげに息を吐き出しながらも舌を自ら絡めていった。

ぴちゃぴちゃと上から下から、二人以外がいないオフィスでいやらしい音が響く。二人は普段自分たちが働く神聖な場所でのこの行為の快楽と背徳感にすっかり溺れていた。

この二人は友人同士であるが別に恋人同士というわけではない。お互いにそれぞれ恋人や想い人はいるのだが、夜勤明けの疲れ、もうすぐ終わるという開放感、触れ合ってしまった指先、香水の香り、健康的な太もも、火遊びしたい年頃、背徳感、若さと性欲、いろいろなものが重なり合ってこうなってしまったわけである。

「なのは! 膣に出すぞ!」
「き、今日は大丈夫な日だから。来て、お願いっ!」

腰の動きがスピードアップしていき、なのははあられもない嬌声を上げる。そして、

「く、出る!」
「ふあああああっ♡♡♡」

どぴゅどぴゅどぴゅっ! びゅっびゅっ!

二人は同時に達していた。どうやらこの二人は体の相性がぴったりだったようだ。クロノは欲望を全てなのはの膣内に吐き出した後、余韻を味わいながらもゆっくりと己のいちもつを引き抜いた。

510 二人の火遊び :2012/09/17(月) 13:04:26 ID:f53ZOqFo
「はぁはぁ…、もうっ! クロノ君、激しすぎなの!」
「すまない。時間がなかったから…」

時計をチラリと見ると、もう少しすれば朝の出勤の人たちが来る時間になっていた。

「仕方ないか。本当だったら、クロノ君のエッチってたっぷりねっぷりとしてそうなの♪」
「…それって、褒められてるのか?」

クロノがどんなエッチするのかは、彼の恋人からガールズトークでリサーチ済みである。話に聞いていたあんなテクニックやこんなテクニックを味わえなかったのは残念だが、場所が場所であるし時間も無いから仕方ない。

「それは、また次の機会ってことで、とりあえずお掃除するね♪」
「次の機会って…、うっ!」

なのははクロノのおちんちんに付着した精液と自らの汁を舐め取り始めた。  
射精したばかりの敏感になった亀頭に温かな舌が触れる感触に思わずうめき声を上げてしまった。

「な、なのは!?」
「大丈夫、綺麗にしてあげるの」

ぺろ…ぺろ――ちゅっちゅっ! れろっれろっ!  

股間になのはは顔をうずめ、ゆっくりと優しく舌を使って精液を拭っていく。  
クロノは射精後のけだるさと夜勤の疲れも相まって、このまま寝てしまいそうなほど心地が良くなっていた。  
 
「…この後、皆にばれないようにしないと」  
 
…ぱくっ…じゅぷじゅぷ…れろれろ…。  
 
カリの裏側の奥の奥までしっかりと舌を這わせ、さらに亀頭を咥え込み音を立ててしゃぶりながら、自分の唾液で洗浄するように隅々までクリーニングしていく。

511 二人の火遊び :2012/09/17(月) 13:06:39 ID:f53ZOqFo
「こんなところまで飛んでるの…」

玉袋までしっかりと舌を這わせ綺麗にしていく。正に至れり尽くせりである。

「…まだ、残ってるかな?」

ずずずっ…、ごっくん。
 
なのはは鈴口に口を付け尿道に残った精液をも吸いだして、当然のように飲み込んだ。  

「…ぺろぺろ…はむ、じゅぷじゅぷ……れろれろ、はい、綺麗になったの♪」  
「…ありがとう」
 
なのはは最後の仕上げにもう一度、亀頭を咥えておしゃぶりしてから口を離した。柔らかな唇と舌が満遍なくおちんちんを這いまわったおかげで、当然のごとくクロノのイチモツは見事なまでに復活していた。

「…クロノ君、また元気にしてどうするの?」
「僕だけじゃなく君のせいでもあるぞ」

なのはは呆れたように上目遣いでクロノを睨むが、あんな熱心で丁寧なお掃除フェラをされたら誰だってこうなる。コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実である。

「仕方ないな…」

時計をチラリと見てなのはは大きくなってしまったクロノのおちんちんを再び咥えた。

「なのは!?」
「時間が無いから、最初から全力全開なの!」

………………………。

「おはよう、夜勤お疲れ様」
「おはよう、うん。眠くて仕方ないの」
「……おはよう」

その後、他の職員たちが出勤してくるころには何食わぬ顔で二人は出迎えるのであった。ただ、クロノの方はいつもより多少お疲れだったようで、職員たちは珍しいこともあったもんだと首をかしげていたそうな。


おしまい

512 二人の火遊び :2012/09/17(月) 13:08:08 ID:f53ZOqFo
やっぱり、恋人同士のらぶらぶより
火遊びのほうが興奮するよね

513 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/09/17(月) 18:30:17 ID:qLEiCQx.
投下乙かれさまです。
しかし投下前に投下するSSの内容などの告知はするべきかと。
>>1にも書いてありますので。

あと僕ぁ陵辱とかも良いと思うヨ!!!


ついでに男の娘ユーノくんとちゅっちゅするSSシリーズ『ユーノ君は俺の嫁』できたので投下します。
相変わらずユーノくんの体を舐めたりアナルマンコにぶちこんだりとほもほもしいのでそういうのが嫌な人はスルー推奨。

514 ユーノくんは俺の嫁 :2012/09/17(月) 18:31:48 ID:qLEiCQx.
ユーノくんは俺の嫁 ぱーとしっくす!

 九月であった。
 初秋と晩夏は同義に等しく、まだ世界のあちこちに居座る夏は名残惜しげに暑気を生んでいる。
 だが、山野に注ぐ渓流と海から流れ込む風の恩恵を受けたこの場所は、そんな季節の責め苦より遠い。
 微かな涼やかさがあった。
 だからだろう、湧き上がる熱い湯船に身を浸しても、それほど苦にはならないのだ。
 
「あぁ〜、良い湯だ」

 男は心底脱力して心地よいといった風に呟いた。
 夕刻の陽光を受けて茜色を照り返す小川と、鮮やかな緑を見せる木々とを望む景色。
 露天風呂の温泉に浸かりながら見るには実に良く映える風流であった。
 
「ユーノくんもそう思うだろ?」

 と、青年は傍らの少年に声を掛けた。
 ユーノと呼ばれたのは、同じ湯船に居た、まるで少女のように線の細いブロンドの美少年だった。

「はい、そうですね……」

 白い肌を温泉の熱で淡く桜色に染めているその姿は、そこはかとない色香がある。
 それは透き通るような金髪や繊細な美貌だけによるものではない。
 おそらくは……愛欲を以って育まれた色気だろう。
 そんなものをユーノに仕込んだのは、他ならぬこの青年だった。

「ユーノくん、もうちょっとこっちに来なよ」

 言葉の裏に込められた熱に、ユーノは思わずあきれてしまった。

「お兄さん、ここ公衆浴場ですよ?」

「そんな事言っても、なあ?」

 わざとらしく大仰に周囲を見回して、青年は笑った。

「今日は俺たち以外誰もいないんだよ?」

 と。
 この日、二人が訪れたのは海鳴郊外の温泉宿である。
 町内会の催し物で手に入れた旅行券で小旅行としゃれ込んだのだ。
 だが時節がまだ夏を孕んでいるせいだろうか、それとも何か偶然が重なったのか、利用客は彼ら二人だけだった。
 やや寂しい気もするが、たった二人のお客という事で従業員からは至れり尽くせりのサービスがあり、なによりこの露天風呂の温泉を独占できるのは堪らなかった。
 何より――秘め事にも邪魔がない。
 
「ひゃ! ちょ、お……おにいさん……」

 ユーノの唇から甘く湿った声が零れた。

515 ユーノくんは俺の嫁 :2012/09/17(月) 18:32:21 ID:qLEiCQx.
 背後から近づいた青年が、湯船の中で手を少年の白い体に絡めてきたのだ。
 誰もいないと分かっているから、こんな場所でも大胆で容赦がない。
 対するユーノは他人の気配がないとはいえ、公共の場で睦事をするという事に抵抗がある。
 顔に湯の熱気ではない、羞恥心による赤みを浮かべて身をよじった。

「だ、だめ……だめですってば! ああぁ、もう……ひぅ!」

 必死に細く小さな腕をばたつかせるユーノだが、そこは大人と子供の体格差である。
 青年は容易く少年の腕をねじ伏せて、思うままにその身をむさぼった。
 細長い手足を愛でたかと思えば、するりと胸に伸びた指が桃色の乳頭をコロコロと弄った。
 散々に快楽を刻み込んで開発されたユーノの体は、実に敏感に反応する。
 
「乳首、ぁぁ……そんな、つまんだら、あぅ! だ、だめ……腋もよわいかぁ……」

 乳首を指先で抓りながら、青年は腕を挙げさせて腋も愛し始める。
 肌の薄い関節部は、性感帯として責めるのに効果的だ。
 特に腋は、汗で蒸れて羞恥心も強くなる、それゆえに楽しみも増すというもの。
 胸は手で楽しみながら、細い二の腕や腋には舌を這わせる。
 最初はやや強かった抵抗も、いつしか快楽に屈していき、弱弱しくなっていった。
 乳首と腋を責めて性感を高めると、いよいよ彼はするりと片手を少年の下半身へと向けた。
 かわいらしい幼いユーノのペニスは既に硬くなっており、触れれば指先にその熱さが伝わってきた。
 まずは優しくタッチして……と見せかけて、彼は思い切り強く握った。

「ぃいいッ!!」

 ほとんど悲鳴交じりの声で喘ぐユーノ。
 敏感な性器を力強く弄られたのだから無理もない。
 目じりに涙を浮かべて悶える様は、どうしようもなくエロティックで男の欲望をそそり立てる。
 そんな痴態を前に、彼が我慢できるわけもない。
 首筋を舐め上げながら手淫をより激しく、上下に扱き上げた。
 高まる性感とリビドーのままに近づく絶頂に、ユーノは理性が半ば溶けて行くのを感じた。
 あと少し、もう少しで……
 その時だった。

「ああ、お客さん。湯加減どうだね?」

「〜ッ!?」

 突如として開いた脱衣所からのドアから、番頭である壮年の男性が顔を覗かせた。
 青年は素早い動きでユーノから離れ、嗜虐めいた笑みの張り付いていた顔に愛想笑いを浮かべた。
 恐る恐る番頭の様子を見ると、どうやら二人のしていた行為には気づいていないようだった。

「え、ええ、凄く良いですよ」

「そりゃあ良かった。何かお困りのことはないですか?」

「いえ、別にその、何も」

「いえねぇ、今日はお客さん方以外に誰もいないもんで、みんな暇で暇で。何かあったらおっしゃってくださいよ」

「は、はぁ……」

 客恋しさとでも言うべきか、たった二人の利用者に番頭は甲斐甲斐しく笑いかける。
 だが青年からすれば、ちょうどいいところで腰を折られてしまい、しかし邪険にするのも気が引けて、ついつい作り笑いと当たり障りのない言葉を返してしまう。
 隣では、絶頂の瞬間を逃したユーノが真っ赤になった顔を伏せて、恨めしそうな顔を影から青年に向けていた。
 


「あぁ〜、散々だったな」

 と、青年は宛がわれた旅館の部屋に戻りがてらつぶやいた。

516 ユーノくんは俺の嫁 :2012/09/17(月) 18:32:59 ID:qLEiCQx.
 結局、露天風呂で番頭との話しが続き、行為は中折れのままになってしまい。
 しかもユーノは興が冷めたのか先に部屋に戻ってしまい、彼はその後一人で風呂に残されてしまった。
 せっかく背徳的なシチュエーションで楽しもうと思ったのに……

「ユーノ君、もう寝ちゃってるかな」

 風呂上りのコーヒー牛乳を飲み終え、青年は自分とユーノの部屋まで戻る。
 鍵は掛かっていなかった。
 ゆっくりとドアを開け、中を窺う。
 明かりの落とされた室内は静かだった。
 もう既に眠ってしまったのだろうか。
 青年は物音を立てないように、静かに入る。
 
「ん?」 

 すると、カーテンの開け放たれた窓から、降り注ぐ月光を背に受けている輪郭を見た。
 淡い光に総身を飾るそれは、敷かれた布団の上に鎮座していた。
 
「おにぃさん……」

 堪らない、甘い声がささやかに響いた。
 布団の上にちょこんと座っている、ブロンドヘアの美少年が、潤んだ熱い眼差しをこちらに向けていた。

「ゆ、ユーノくんッ」

 青年は思わず息を呑んだ。
 脚を崩して布団の上に座るユーノは、羽織った浴衣も着崩していた。
 浴衣のあちこちから覗く、火照ってかすかに薔薇色に染まった肌が、言葉にできない色気をだしている。
 中途半端なところで中断されたからだろう、欲求不満がありありと見て取れた。
 ユーノは浴衣の裾をつまむと、艶かしいほどの動作でゆっくり持ち上げて、自身の秘所を晒す。
 細い二本の脚の間で、勃起した少年のペニスが先走りに濡れて震えていた。

「きて……おにいさん……さっきの分も、ね?」

「――」

 少年とは思えぬほど甘美で妖しい声音。
 逆らえる道理などある筈がない。
 気づいた時には、既に彼は動いていた。
 ユーノを力任せに押し倒し、浴衣の襟元を引き千切りそうな勢いで開く。
 薄い胸と桜色の蕾が薄闇にも鮮やかに映える。
 乱れた金髪から香る甘い匂いといい、とても少年には見えなかった。
 だがその実、彼が少年であるという背徳感が、劣情を限りなく昂ぶらせる。
 彼は迷いなくその露になった肌に吸い付いた。

「ひゃぁん!」

 耳元で響いたユーノの切ない喘ぎ声が、心のたがを外して行く。
 首筋を舐め、舌先を乳首まで移動して硬くなっていた肉豆をころころと転がす。
 ついでに指で硬くなった竿も撫でてやった。
 指先に先走りの汁がぬめりけを与える。

「ぁぁああ! いい……おにいさん……おにいさぁんッ」

 ブロンドの髪を振り乱しながら、喘ぎ、震えるユーノ。
 その声が、痴態が、彼をより一層狂わせて行く。
 乳首に軽く歯を立てて甘噛みする。
 先走りの量が増えて、ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てた。
 強く竿を握りながら、もう一方の手を浴衣の裾の中に突っ込んで尻に触れる。
 すぼまったアナルの入り口に指を向けると、そこもまた濡れていた。
 散々開発されたアナルは軽い愛撫でもう腸液を垂らすほど仕込まれていた。

517 ユーノくんは俺の嫁 :2012/09/17(月) 18:33:45 ID:qLEiCQx.
 指を挿入してほぐす。
 まるで待ちわびていたかのようにすんなり入り、だがきつく締め付けてくる。
 もう我慢ならず、彼はユーノの両足を持ち上げた。
 細くしなやかな脚を開かせて、露出させた自分自身を濡れそぼる菊座に向ける。
 そして一拍の間とてなく、一気に腰を沈めた。

「あぁああああ!!」

 悲鳴のような甘い切ない喘ぎ声を上げて、ユーノが涙と共に顔をゆがめる。
 それは歓喜。
 焼けてしまいそうなほどに熱い彼自身に貫かれ、脳髄が蕩けそうな快感の中にユーノは叩き落された。
 必死にシーツを掴み、太く逞しい肉棒で突き上げられるたびに揺れる体を支える。
 だが布団はその力に耐え切れず、乱れてしまう。
 溺れた者がするようにシーツの上で手を掻き毟りながら、ユーノの細い体がのけぞった。
 白磁の肌に浮かぶ珠の汗。
 桜色の小さなペニスも歓喜の涙を先から零してうれしがる。
 突き上げられるたびに散る諸々の雫が、室内を濃密な性臭で満たす。
 何度も何度も、跳ねる二つの体。
 いつしか湧き上がる熱と衝動はピークを向かえ……

「ユーノ君、出すぞ!!!」

「は、はい……ぼくも、あああ! いっしょに!!!」

 二人の快楽が、その極みで爆ぜた。
 ユーノの腹に、自身の出した白濁がピュッとかかる。
 びくびくと震える青年のそれは、少年の腸内に精液をあらん限りに注ぎ込んだ。
 
「お、おにい……さん」

 甘やかな声を絞り出すように囁きながら、ユーノは絶頂の恍惚に打ち震えた。
 汗に濡れた火照った肌が月光を照り返し、言葉にできない美しさを魅せ付けている。
 男はそんな少年に、軽く口付けした。
 心地よい愛撫を受けて、ユーノも自分からバードキスを行う。
 お互いにキスの雨を降らし、体がもう一度熱を帯びて行く。
 だが、青年はそこであえて体を離した。

「なあ、ユーノ君」

「?」

「汗かいちゃったしさ、もう一回露天風呂に行かないか? 今度は、結界使おう」

「……」

 その言葉の意図するところを悟り、ユーノは僅かに間を置いて、答えた。

「――はい」

 温泉旅館の夜は、長く、そして熱く続いた。


終幕

518 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/09/17(月) 18:37:54 ID:qLEiCQx.
投下終了。
以前の回で『次は温泉ですか!』的なことを言われたので書いてみた。
浴衣ユーノくんきゃわわ!
着崩れ浴衣は基本中の基本。
次のユーノくんSSの予定は今のところ特になしざます。




そして、以前告知した月末のシャマル祭ですが、開催は9/30に、という事で。
自分はたぶん淫乱なシャマルお姉さんが可愛い子を喰っちまうような話を書く、かもしれない。
だがウブウブ可愛いシャマルさんも捨てがたく悩みつくしている毎日。

ついでにツィッターで某人と他愛なくしたリンディさんは性欲を持て余している! という会話でまた無性にリンディさんのSSが書きたくなった症候群。

519 名無しさん@魔法少女 :2012/09/18(火) 00:54:28 ID:aNpy7MUQ
前作の続きを書いてもいいんだ

520 名無しさん@魔法少女 :2012/09/18(火) 02:10:26 ID:Ccfm/pyU
ユーノくんはエロかわいいなあ!

521 名無しさん@魔法少女 :2012/09/21(金) 08:16:48 ID:.VacPL5s
vividに出てくる女の子って肌が柔らかそうだよね。
なんていうか、撫でたり揉んだり抱き枕にしたい

522 名無しさん@魔法少女 :2012/09/21(金) 14:07:23 ID:8rgqoSgc
ってか抱きたい

523 名無しさん@魔法少女 :2012/09/21(金) 17:22:33 ID:Lyae1nwA
>>519
甘党艦長STS版  と?

524 名無しさん@魔法少女 :2012/09/21(金) 17:41:09 ID:SzC1w79Y
リインフォースとは名ばかりのオリキャラハーレム要員

525 名無しさん@魔法少女 :2012/09/21(金) 21:15:00 ID:ixjXuMgU
>>521
おっぱいといい太股やお尻といい柔らかさが伝わってくるような絵柄してるよね
温泉回のティアナとかエリオに剥かれた時のフェイトそんとかは特にそう感じたよ

526 名無しさん@魔法少女 :2012/09/22(土) 16:32:08 ID:C1KRp8eY
ヴィヴィオ=初等科制服なイメージのせいでForce時空のヴィヴィオが想像できない
公式燃料が足りないの

527 名無しさん@魔法少女 :2012/09/22(土) 16:49:27 ID:s4XrpWJY
中等部制服のヴィヴィオ出てきたでしょう

528 名無しさん@魔法少女 :2012/09/22(土) 18:20:01 ID:r0/H9W26
なのはとヴィヴィオとフェイトを並べて犯りたいなぁ

529 名無しさん@魔法少女 :2012/09/22(土) 18:26:33 ID:4dCEu9xg
>>528
司書長、落ち着いてください

530 名無しさん@魔法少女 :2012/09/22(土) 18:57:27 ID:JO24bV3c
>>528
シャマル「あらら、日記帳が開きっぱなしだったわ」

531 名無しさん@魔法少女 :2012/09/22(土) 19:32:38 ID:ra5OtO12
百合夫婦とその娘か・・・うむ、いいチョイスだ
なんというかこう、陵辱してやりたくなるね?

532 名無しさん@魔法少女 :2012/09/23(日) 17:16:57 ID:aCFhwzoE
tes

533 名無しさん@魔法少女 :2012/09/24(月) 00:23:10 ID:daqv4o4o
>>523
Exactly(そのとおりでございます)

534 名無しさん@魔法少女 :2012/09/24(月) 08:45:36 ID:Bax95N3U
同性愛要らない

535 名無しさん@魔法少女 :2012/09/24(月) 23:19:14 ID:yzJmAr0Y
大会組のネタをギブ

536 名無しさん@魔法少女 :2012/09/24(月) 23:23:33 ID:7Dsnrm2A
フェイトの代わりに闇の書に吸収されたなのはがとらハ時空の夢を見る

というシチュが降りてきたけどとらハも100%ハッピーってわけじゃないのよね
士郎さん死んでるし

537 名無しさん@魔法少女 :2012/09/25(火) 00:41:28 ID:CFK0sWoY
STSもFORCEもVIVIDも全部、闇の書の中の夢だよ

538 名無しさん@魔法少女 :2012/09/25(火) 09:39:25 ID:coYIE.SQ
アインス「いつから闇の書が消滅したと錯覚していた?」

539 名無しさん@魔法少女 :2012/09/25(火) 11:59:06 ID:cOXdwVgg
>>537
それにイノセントも入らんか怪しいところだが…

さておきちょっとした疑問だが、
スバルやギンガとかはリンカーコア消滅などの魔道士として能力を失ったとしても、
振動破砕とかの戦闘機人としての能力に影響はないのか?

540 名無しさん@魔法少女 :2012/09/25(火) 14:57:40 ID:LJXbSHuk
闇の書にユーノが囚われたら、なのはと学校行く夢でも見るのかな?

クロノの場合は夢の内容もそれに対する反応も大体予想はつくのだけど(笑。

541 名無しさん@魔法少女 :2012/09/25(火) 16:18:26 ID:IgOJFUBE
>>539
戦闘機人の人工筋肉やISの動力源は出てきてないよね
出所わかんないけどwikiのリンカーコアに干渉するプログラムユニットの埋め込み
って記述がとっても気になるけど

542 名無しさん@魔法少女 :2012/09/25(火) 18:10:42 ID:EacXYgIw
>>536
闇の書の夢はその人の心の一番脆い部分をえぐるらしいから
なのはが吸収された場合、凌辱とか心折設計とかそっち方面じゃないと捕らえられない
なのでとらハ時空を見せられても「ただの夢か」でエクセリオンバスターぶっぱなして終わり


だが逆は有り得て、クロノとの別離後のなのちゃんがお父さんさんやアリサ、クロノに囲まれたら捕らえられてしまうかもしれない

543 名無しさん@魔法少女 :2012/09/25(火) 21:30:48 ID:Di7jb/A6
>>542
>心折設計
中学生時代とかstsあたりなら捏造し放題なんだけどな
As時点だと
「スターライトブレイカー!」
「フェイトが死んじゃった!」
「この人でなし!」
ぐらいしか悪夢がないんだよな

544 名無しさん@魔法少女 :2012/09/25(火) 22:33:59 ID:Dyi3legQ
魔法も何も全部夢でした
あなたは今ちょっと気弱だけど優しい友達ふたりと一緒に幸せに学生生活を送ってます
っていう方面で攻められたらたぶんなのはさん陥落するんじゃねぇの?
強靭な、不撓不屈を得られたのはすべて夢でした
そんな事あるわけ無いじゃないと、冗談交じりにアリサに言われすずかと笑ってすごす
平穏な平穏な日々

545 名無しさん@魔法少女 :2012/09/26(水) 00:44:12 ID:X.NB7VEs
>>541
その記述だと、魔導師を素体にしないと戦闘機人は作れないのかな
リンカーコアの魔力を埋め込んだ装置で別エネルギーに変換してる?
結局、魔導師を素体に機人を作るならエロネタになりそう
夜な夜な、連れ去られる魔力保持者の女性、連れ去られた先で命じられるのは、
子供を身籠ること…管理局の暗部が協力者達への性接待と同時に素体の確保に使うと
イメージ的には、スピードグラファーの秘密クラブのようなヤバいの

あと、気になったのはミットチルダの企業が頻発するテロや犯罪のせいで収益が落ちるから、
管理局に頼るだけじゃなく、独自の傭兵を抱えないのかね
名目として、企業所属社員を局に派遣し、局の手が回らない所の下請けをしてますという公共事業(ただし武力)
イメージ的にはAC企業連、スカともつながっているところもあるがやりすぎな彼に辟易

546 名無しさん@魔法少女 :2012/09/26(水) 00:54:38 ID:OdyxbfsY
ギャグじゃねえかwww

547 名無しさん@魔法少女 :2012/09/26(水) 00:58:47 ID:X.NB7VEs
女性の上にまたがって競馬ごっことかいいじゃない…おとこのこだもん
まぁ、最後にナンバーズにこうして生まれたのがあなた達よ てへぺろ☆で締めると

548 名無しさん@魔法少女 :2012/09/26(水) 18:54:24 ID:2djlqllc
>>543
自分達が莫大な代償を払ってようやく抜けた戦闘職に自分の娘が就くかもしれないって
思い悩む士郎さんと桃子さんでも見せておけばええんでね?
たぶんなのはさんこういうので折れそう

549 名無しさん@魔法少女 :2012/09/26(水) 19:23:51 ID:8uibfDGU
蔵元翔太をつれてくれば壊れると思うゆ

550 名無しさん@魔法少女 :2012/09/26(水) 19:24:15 ID:GhB0kq7k
劇場版セカンドのレティさんがただ立っているだけでエロいと思うのは自分だけだろうか

誰か同好の志がSSにしてくれないかと思うこのごろ

人妻子持ち提督とチンポ とても似合う

551 名無しさん@魔法少女 :2012/09/26(水) 20:55:41 ID:2djlqllc
>>549
糞どーしようもないオリ主連れてこられても…

552 名無しさん@魔法少女 :2012/09/26(水) 21:00:50 ID:NdFTIw8w
オリ主だったのか
ここで出てくる知らない名前は全部とらはだと思ってたぜ!

553 名無しさん@魔法少女 :2012/09/26(水) 21:52:42 ID:SBmkbZuk
>あと、気になったのはミットチルダの企業が頻発するテロや犯罪のせいで収益が落ちるから、
>管理局に頼るだけじゃなく、独自の傭兵を抱えないのかね

その回答がイーグレット・セキュリティ・サービスだ。

554 名無しさん@魔法少女 :2012/09/27(木) 00:11:05 ID:mqMt55I6
ありがとう
今のところ要人警護とかがメインな会社なのかな
漫画よんでねぇから知らなかったよ
もうちょっと、規模が大きくて局員の代わりに戦闘を代行してたらいいのにな
二束三文の金を得るために、命を懸けて何が悪い、人を殺してないが悪いって感じの

555 名無しさん@魔法少女 :2012/09/27(木) 07:38:15 ID:zDYzECTU
政治屋とくっついてる傭兵が出てくるだろうな…
某ホワイトグリントみたいに敵役にされたり
某ガンダム漫画の社長の用にこき使われたり
ところでここ、何スレだっけ?

556 名無しさん@魔法少女 :2012/09/27(木) 22:09:27 ID:gV9Eo7tw
ちょっと聞くがシグナム姐さんにメイド服を着せるとしたらロングスカートとミニスカどっちがいい?

557 名無しさん@魔法少女 :2012/09/27(木) 22:30:46 ID:eVWLpVdg
絶対領域完備に決まってるだろそんなん

558 名無しさん@魔法少女 :2012/09/27(木) 23:06:43 ID:BmiiaY.Y
答えは一つ、両方!
短すぎて顔を真っ赤にして照れる姐さんも見たいし、すごく落ち着いた丁寧な仕草だって楽しみたい

559 名無しさん@魔法少女 :2012/09/27(木) 23:44:52 ID:mqMt55I6
俺はリンディさんがいいよ、もちろんノーパンロングスカートな
空き部屋に呼び出してスカートたくし上げさせたり、
まだ仕事があるのに破いたり、汚したりしたい

560 名無しさん@魔法少女 :2012/09/27(木) 23:49:58 ID:lIJcpmFo
ルーテシアにゴスロリ風メイド服で

見てるだけでいいんです

561 名無しさん@魔法少女 :2012/09/28(金) 00:09:11 ID:5T6KvuIA
STSの時かVIVIDかでかわるな
個人的には、STS時の素直クールな感じの時だったらいいと思う

562 名無しさん@魔法少女 :2012/09/28(金) 02:47:50 ID:3A5dUjNs
メイド服はロングスカートに決まってるだろ
作業服だぞアレは
汚れてもいいように着るのになんでミニスカになるんだよ
フレンチメイドとかこの世から消えてなくなればいい

563 名無しさん@魔法少女 :2012/09/28(金) 07:12:17 ID:e8lwFjxs
>>562
ロングスカートを腰まで捲って羞恥プレイからの挿入はロマンだよな

564 名無しさん@魔法少女 :2012/09/28(金) 08:26:16 ID:wp5Y1uzU
普段露出が低ければ低いほど、コトに及ぶ際の背徳感が増すのだよ






ただしフェイトさんを除く

565 名無しさん@魔法少女 :2012/09/28(金) 18:35:44 ID:mEpGfoxU
>>561
vividにルーテシア?(泣き声)

566 名無しさん@魔法少女 :2012/09/28(金) 20:00:04 ID:5T6KvuIA
個人的にないわとおもってはいるが、いないことにしないでw
しかし…なぜ素直クールで成長させなかったんだッ!!と言いたい

567 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 00:05:48 ID:Q3kU48Ro
vivid読んでないけどそんなにキャラ変わってるのかルー子

568 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 00:12:13 ID:HZnH8YQo
フェイトだと思ってたらレヴィだったでござる   こんな感じ

569 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 00:53:35 ID:PH/ysisQ
都築の「元々こんな子」発言に「嘘だッ!!」ってツッコんだのは俺だけじゃないはず

570 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 02:30:41 ID:TrHf.zgA
朗らかでほんわかしてる小動物みたいな可愛さのキャロに対して
ルーはちょっとミステリアスで素直クールな美女みたいな感じに成長するのかと思ったのに
ノリが軽くて色んな事出来て痴女みたいな格好してるキャラに変貌しちゃったからなぁ・・・
こう言っちゃなんだが安っぽいキャラになっちまった気がすんのよねぇ

571 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 02:59:08 ID:HYCepPAw
田舎でも笑顔で暮らしててホッとしたよ
話は変わりますがメガーヌお母さんを僕に下さい

572 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 03:01:02 ID:XcKWAptE
笑顔より微笑が似合うキャラだったのにな
戦闘では、ゼスト譲りのベルカ騎士流容赦なしファイトが見たかったぜ
地に伏せた相手を踏みつけてとどめを刺す…ありがとうございますッ!

573 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 04:55:28 ID:CmkBysSA
vivid版ルーは「昔は満足に笑うこともできなかった人間が今はこんなに明るい」っていうのを活かした熱い展開があれば、受け入れられるはず

じゃなきゃもっとキャロに絡んでキャロをいじめるべき

574 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 10:56:29 ID:PuO6nt9k
Vividのルーテシアは可愛すぎるね。StSはキャラ立ってなかったからあれぐらいでいいよ

575 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 12:08:05 ID:pLMjR2fs
きっと、みんな帰って一人の部屋に戻ったら、凄いぐったりするんだよ
男の子に好きになってもらう為の方法ってことで、ああいう振る舞いをする様に母親に教えられたんだよ
けど、本当は全然合わないって自分でも解ってるから、時々すごい悩んでるんだよ

てな妄想をしたことが

576 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 13:12:07 ID:Pp3OPYWA
メガーヌさんの教育の賜物の可能性

577 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 13:56:36 ID:LId69ct6
あの性格は実は表面上のものだけ   というのは良いな、すごく・・・

578 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 14:53:47 ID:InSW3ZkI
アインスだって笑顔を取り戻したんだからルーちゃんも!
デコだしヘアでデココキさせてください!

579 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 21:08:51 ID:CmkBysSA
>>575
そうか………基本的にルーがキャロいじめるもんだと思ってたが、キャロが優しくリードするのもアリなんだな………

580 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 23:42:56 ID:XcKWAptE
>>577
そそりますな
おかあさんがいきかえったらこころがうまれるとおもった
でもおかあさんといっしょにいてもむかしとかわりません
な展開最高

581 名無しさん@魔法少女 :2012/09/29(土) 23:46:20 ID:HZnH8YQo
>>571
お義父さん

582 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/09/30(日) 00:02:01 ID:Q6mPHU/I
よし、9/30になったので予定通りシャマル祭開催します。

先方は言いだしっぺのわたくしめが。

シャマルさんがエリキャロとあはんうふんする短編、エロ、タイトル『医務姦シャマル 無垢なるつがいとの宴』

583 医務姦シャマル :2012/09/30(日) 00:02:36 ID:Q6mPHU/I
医務姦シャマル 無垢なるつがいとの宴


「はぁ……ぁッ」

 機動六課隊舎、薄暗い医務室、デスクチェアに腰掛けた白衣の女。
 場には湿った艶かしい息遣いが響いていた。
 ふわりと肩まで伸ばされたブロンドを輝かせる、美貌の女。
 六課の医務官で、名をシャマルという。
 その姿は実にあられもないものだった。
 白衣の下に纏ったブラウンの制服が肌蹴られ、白く大きな胸も、髪と同じ色の茂みさえ露になっている。
 男なら誰が見てもその官能的な姿に血を熱くするだろう。
 ぐちゅ、と水音が滴った。
 胸を揉みしだく左手とは別に、シャマルの右手は憑かれたように秘所を掻き回していた。
 細い腕が震える度、美女の唇は甘い吐息を零す。

「あぁ! ぁぁ……す、ごい……ん、ふぅ……二人とも、今日もあんなに……はぁんッ」

 自分自身を激しく慰め、快楽の泥沼に身を投じながら、うっとりと細められたシャマルの潤んだ視線は、ある一点を見つめていた。
 彼女の座るデスクの前に展開された、魔法による遠隔投射映像である。
 そこに映されていたのは、今のシャマル以上に淫蕩と背徳に堕ちた様だった。
 重なり合い、絡み合う二つの裸身。
 赤毛の少年と桃色の髪をした少女、機動六課のフォワードライトニング分隊の二人、エリオとキャロだ。
 二人は共に年端も行かぬ頃であるというのに、交わっていた。
 性的に、つまりはセックスである。
 エリオの硬くいきり立った、といっても幼い少年の小さなペニスが、濡れた桃色の肉を割ってキャロの中にもぐりこむ。
 幾度も腰を浮かせる度、少女は甘ったるい声を上げて歓喜に咽び鳴いた。
 さらに言えば、エリオとキャロがまぐわっているのは自室ではない。
 六課隊舎内の階段の踊り場だ。
 いつだれに見られるとも知れぬ、そんなスリルがセックスを余計に燃え上がらせるのだろう。

『いぃ! あぁ、いいよ、エリオくん……いいの! もっと……もっと突いて! 突き上げて!!』

 キャロはエリオに突き上げられるたび、甘く蕩けた声で少年を誘う。
 舌を絡めあう濃厚なキスをしながら、下半身ではもっと淫らにつながって。
 見ているだけで肌と汗と諸々の体液の混ざった性臭が漂ってきそうだ。
 その年齢の二人が絶対にしてはならない情交のなんと淫らな事か。
 シャマルは、そんなエリオとキャロの睦み合う姿を前に、火照った自分の体を必死に慰めた。
 
「んぅ……ふぅ、あッ……イきそう……あぁ、もっとぉ……」

 か細い吐息の合間に、茹だる頭が取り留めのない言葉を紡がせる。
 加速度的に情熱的になっていくエリオとキャロのセックスに、シャマルもまたクライマックスが近づいていた。
 むき出しになった柔らかい乳房を強く揉みしだき、たっぷりとした量感の胸を持ち上げて、桃色の乳首を口にする。
 自分で自分の乳頭を舐めながら、指を深く膣内に挿入し、陰核も転がした。
 何度も何度も、いやらしい湿った音を立てて、白い柔肌が汗を照り返す。
 複数個所の性感帯をいっぺんに刺激する中、シャマルの中で快楽の甘い電気が――爆発した。
 
「ん、ぁぅ……んぅぅ!!」

 くぐもった法悦の喘ぎを上げ、シャマルはびくびくと震えた。
 床に垂れた汗と愛液が、なんともいえない女の香りを漂わせる。
 絶頂の余韻に浸り蕩ける眼差しで、茫洋と医務官は見つめた。
 未だに続く、少年と少女の契りを。



 事の始まりは今から一ヶ月ほど前に遡る。

584 医務姦シャマル :2012/09/30(日) 00:03:07 ID:Q6mPHU/I
 シャマルにとって日常にはそれなりの退屈があった。
 医務官は部隊にとって欠かせぬ役とはいえ、新人たちもすっかり成長し、医務室に来る機会もめっきり減った。
 必定、専属医務官のシャマルとしては暇を持て余す機会も増える。
 手持ち無沙汰に漫然と過ごす事もあるが、時間があるとシャマルは持ち前の魔法能力を使ってなにげなくサーチ術式を展開したりした。
 たまたま拾ったローカルテレビ局の電波であったり、訓練する隊員の映像投射であったり。
 暇つぶしとしてはそれほど悪くないものだった。
 治癒と各種サポート魔法を得意とする守護騎士の後方援護担当である彼女にとっては、朝飯前の事だ。
 そんな無聊の慰めの中、ある日彼女は目撃してしまった。
 隊員の訓練場スペースの片隅に察知した人間の生体反応、重なる二つの人体と熱、聴覚を侵すような湿った音。
 詳しくサーチした瞬間、シャマルは硬直した。
 濃厚に契りを交わす少年と少女の姿、エリオとキャロの行う許されざる行為は、うぶな彼女の思考が許容できる範囲を超えていた。
 言葉をなくして呆然としたシャマルは、意識を覚醒させた瞬間、その映像を遮断した。
 悪い夢か見間違いだと、思い込もうとしたのかもしれない。
 だが現実は非情で、その二日後に彼女は再びエリオとキャロの情事を目撃してしまった。
 翌日も、そのまた翌日も、また翌日も……
 気付けばシャマルは惹かれるように少年と少女のセックスを覗き見ていた。
 それが決してやってはいけない行為だと思うほど、隠れて視姦するのが堪らなくシャマルを興奮させた。
 持ち前の美貌とは裏腹に、シャマルは色恋沙汰に疎く、男女の行為について明るくない。
 普通の人間とは違う出生や立場が、異性との関係に踏み込みがたいという心情を作り上げたのだろう。
 だからこそシャマルは、異性との情事や恋愛について少し夢見がちなところがあった。
 そんな彼女にとって、幼い子供たちが貪るように互いの体を求め合う様は、あまりにも生々しく……同時に眩しかった。
 思い描いていたセックス像を破壊し、そして凌駕する、濡れた肌と肌のぶつかり合い。
 いつしかすっかり火照りきったシャマルの体は淫欲の火がついて燃え上がり、濡れた指で自身を慰めていた。
 それが新しく出来てしまった、彼女の日常。
 そんな日常が再び――変化する。



「さて、っと。今日は、二人ともどこにいるのかしら」

 デスクチェアに背を預け、硬いスプリングを軋ませながらシャマルはすっと指を宙に走らせて魔法によって構築した空間ディスプレイを展開する。
 今日もまたエリオとキャロの痴態をおかずにするかと想像すると、体に芯がじくじくと疼いてしまう。
 制服のボタンを外し、スカートのホックを外し、シャマルははやる気持ち抑えつつサーチ魔法を隊舎内に走らせた。
 訓練場から更衣室、屋上、食堂、廊下。
 隅々までサーチしながら、シャマルは疑問に思った。
 いない。
 いつもは隊舎のどこかで愛を交わす少年と少女の姿が、どこにも。
 じれったい気分を味わいながら、シャマルは不可視の探査の網をさらに広げようとし、

「あ、やっぱりシャマル先生だったんだ」

 突如として医務室のドアから響いたその声に、ブロンドの美女は唖然とした。
 声を出す事も、自分が服を肌蹴た格好をしている事も忘れて、ぎこちない動作でそちらを向く。
 開いた自動開閉ドアのもとには、彼女が探しあぐねていた二人の少年少女が立っていた。

585 医務姦シャマル :2012/09/30(日) 00:03:40 ID:Q6mPHU/I
 目と目が合う。
 その瞬間、キャロの唇が何か言葉をつむいだ。

「アルケミックチェーン」

 魔法術式構築の呪文。
 囁かれた声音に従い術式は正しく完成し、行使され、魔方陣を形成。
 そして、魔力で強化された鉄鎖が唸った。
 鈍い金属音を立てて撓る鎖は、一瞬にして唖然として硬直していたシャマルの肢体に絡みついた。
 白い柔肌に冷たい金属が触れる感触、腕と足を縛られ拘束される痛み。
 
「ぃッ! や、ちょ……なにを……あ、やだ、見ないで!」

 今更自分が破廉恥な格好をしている事に気付いて、シャマルは声を上げた。
 ぎりぎりと鎖が胸を強調するように、その豊満な膨らみの間を這う。
 だがそんな彼女の訴えを、二人の少年と少女はまるで無視した。
 無遠慮に無垢な眼差しでシャマルの豊熟としたグラマラスな体を見つめながら、ゆっくり彼女に近づいて行く。
 背後のドアが閉まり、ロックされる。
 魔法でキャロが行ったのだろう。
 これで場は、完全な密室になった。
 もう誰も入って来る事はないし、きっと出て行く事もないだろう。
 間近まで寄ると、キャロは自分とは比較にならない豊かなシャマルの胸を見ながら、薄く微笑んで言葉を連ねた。

「最近ちょっと変だなって思ってたんです、エリオくんとしてるとき、なんだか違和感っていうか、誰かに見られてるみたいな。それで調べたら、ね? サーチされてるって気付いて。ほら、私もサポート系の魔導師ですから」

「ひゃぅん!」

 突然乳首を指で摘まれて、シャマルが甘く湿った声を零した。
 キャロの細い指が桃色の綺麗な乳頭をきゅっと指先で掴み、くりくりと何気なく転がす。
 もう片方の手はするりと下腹からショーツまで伸び、薄布越しに秘所を撫でた。
 間違いなく女として色を楽しむ術を知っている、いやらしい手つきで。
 白いレースのフリル付きの、上品さと清楚さと、そこはかとない色気を持った下着が、じっとりと少しずつ湿っていく。
 指先についた水気を、キャロはちろりと妖艶に舐めた。

「ふふ、シャマル先生ったら、いやらしい。もう濡れてますよ? 私たちの事オカズにして、オナニーとかしてたんですよね?」

「そ、それは……その……」

「大丈夫、言わなくてもわかってますから」

 狼狽するシャマルを前に、キャロはにっこりと笑った。
 まるでひまわりが咲いたみたいな屈託ない笑顔だったが、状況が状況なだけに、その裏に底知れぬおぞましさを感じさせる。
 キャロはちらりと横目の視線でエリオを促す。
 頷いた少年も、シャマルの白い柔肌にそっと触れた。
 女を悦ばせる方法を知っている男の愛撫だった。
 邪魔なブラウスのボタンを外し、スカートを下ろし、うっすら汗に濡れた珠の肌をなぞる。
 
「ひっ……や、やだ……やめて、二人とも。こんなの、あぁ! や、あぁぁ……ふぁッ!」

 いっそう甲高い声が薄紅色の唇から漏れた。
 たっぷりとした量感の乳房が、二人の少年少女の小さな手でもみくちゃにされる。
 柔軟に形を変え、汗で湿った肌の上で淫靡に這い回る合計二十本の指。
 さらにはぷっくりと勃起した乳首に、二人が吸い付く。
 乳輪のふちを焦らすように口の中で舐め、乳頭をころころと舌と歯で転がすのだ。
 胸が先から溶けてしまいそうな快感に、シャマルは頭の芯まで響く甘い桃色の電撃を受けたような心地だった。

「んぅ! ぁぁぁああ! だ、だめ……むね、やぁ……ぁん! 敏感、だからぁ……はぁん!」

 必死に二人を止めるよう言葉を出そうとするシャマルだが、そのほとんどは切ない喘ぎ声になってしまう。
 エリオとキャロの愛撫を前に、経験の浅い彼女の精神的な抵抗など無意味に等しい。

586 医務姦シャマル :2012/09/30(日) 00:04:19 ID:Q6mPHU/I
 こりこりと乳首を甘噛みされて、もうすっかり下着はびしょ濡れになっていた。
 瞳は涙のベールがかかってとろんと霞み、蕩けきった顔は凄まじい色気に満ちていた。
 そんなシャマルをよそに、幼い無垢な小悪魔たちは彼女の体を堪能する。

「ちゅぷッ、ん。シャマル先生のおっぱい、凄く柔らかいですね、私もこれくらい大きくならないかなぁ」

「大丈夫だよ、キャロは今のままで可愛いから」

「ありがと、エリオくん。あ、そろそろこっちもいく?」

「ひぃ!!」

 言葉と共に、キャロが無造作にシャマルの濡れた下着の上から秘裂を指で押し込んだ。
 じゅぷぅッ、と水気を含んだ音を立てて、少女の細い指が膣口を抉る。
 一切の躊躇のない責めに、シャマルはもう既に何度も小さな絶頂の波に襲われ、息も絶え絶えに打ち震えていた。
 エリオもまた、少年の細く、だが槍使いとして鍛えたやや硬い指先でシャマルの秘所を無造作に触った。

「うわぁ、もうびちょびちょだね。準備は大丈夫かな」

「うん、良いと思うよ。ほら、シャマル先生も気持ちよさそうだし、してあげよ? ね?」

 唾液の糸を引きながらシャマルの乳首から口を離し、キャロはすっかり水気を吸った下着をいそいそと脱がす。
 そして女医のむっちりとした太股、黒いニーストッキングに覆われた扇情的なそれを広げさせる。
 絡みついた鎖の力もあってか、官能の嵐に飲まれて力が萎えたせいか、シャマルの抵抗はほとんどなかった。
 朦朧とした意識の中で、シャマルも自分の状態に気付く。

「あぁ……え? やぁ……や、やめてぇ……」

 脚を大きく開かされて、ぱっくりと口を開けた彼女の女が露になる。
 綺麗なサーモンピンクをしたそこは、大洪水で蜜を垂らし、なんとも形容し難い噎せ返るような匂いを漂わせていた。
 シャマルにとって、異性の前でこんな格好をした経験などない。
 それが快楽で打ち据えられた末、無理やりさせられては、彼女の中で羞恥心はこれ以上ないほど辱められた。
 体をもどかしそうに動かし、魔法を展開して呪縛を解こうとする。
 だがそれを悟ったのか、キャロの指が不意打ちでまた乳首を抓った。

「ひぅ!!」

「ほぉら、だめですよシャマル先生。わたしたちの事隠れて覗いてたお仕置きなんですから。抵抗しちゃダメ。ほらエリオ君、速くいれちゃお」

「うん」

 一体いつ脱いだのか、エリオは丸裸になって、びんびんに勃起した幼いペニスをシャマルに向けていた。
 既に皮の剥けた亀頭はカウパーの唾液を垂らして、自分以上に濡れそぼる膣口に触れた。
 ぐちゅり、といやらしい水音が響く。

587 医務姦シャマル :2012/09/30(日) 00:04:59 ID:Q6mPHU/I
 火傷してしまいそうな肉棒の熱さにシャマルが震えた。
 しかし、それ以上に自身の危機に、大きく戦慄いた。

「や、やだ……やだやだ! やめて、やぁ……わたし、そんな……ああああああぁぁッ!!!」

 尾を引く残響が痛々しく迸った。
 ちゅるん、と、小さなペニスは彼女の中に納まった。
 破瓜の痛みと快楽がない交ぜになって、シャマルの神経を背筋から脳髄まで駆け回り、思考は真っ白に塗りたくられる。
 少年は少年で、複雑な起伏と締め付けでペニスに絡みつく媚肉の感触にえもいわれぬとばかりに、恍惚とした顔をしていた。

「どう? エリオ君」

「ふぅ、はぁ〜。シャマル先生の中、すっごく気持ち良いよ。ぬるぬる、って僕のちんちんに食いついてくる」

 眉根にしわを作りながら、エリオは肉ヒダの一枚一枚を確かめるようにゆっくり腰を引く。
 そして、下目に結合部を見て気付いた。
 うっすらと自身に付着する薄紅色、それが示す意味を。

「わ、シャマル先生はじめてだったんですか!?」

「え? あ、ほんとだ!」

 キャロも思わず見て、口元に手を当てた。
 果たして、二人の幼い子悪魔はシャマルの処女を奪った事に罪悪感を得たのだろうか。
 ――否。
 無垢な彼らの顔には、純正の悦びが浮かんだ。
 
「シャマル先生、今までエッチした事ないんだ。ねえエリオ君、じゃあこれから優しく、いぃ〜っぱい気持ち良いこと教えてあげようよ」

「うん、そうだね。頑張っていっぱいイかせてあげようね」

 互いに頷きあい、二人は始めた。
 善意を以っての陵辱を。

「ぁぁ……ひ! はぅ! ひぁああああ!!」

 純潔を奪われたショックと痛みと快楽で茫洋としていたシャマルの意識を、快楽のみが強められて引き裂いた。
 下半身を這ったキャロの指先が、女の中で最も敏感な部分であるクリトリスを、くっと押し込んだのだ。
 迸る甘い雷撃を前に、美しい女医の体が痙攣して震えて、その度に鎖が白い肌に食い込んでエロティックな風情を深めた。
 しかし、それは快感という名の暴力のほんの始まりにすぎなかった。
  
「ん、ちゅッ」

「はむ」

「ふにゃぁ! ち、くび……だめぇ……ぁうう! こし、うごかさないで……おちんちん、いれたら……はぁああああ!!」

 エリオもキャロも、たぷたぷと揺れるシャマルの乳房に誘われるように、その頂上の蕾に吸い付いた。

588 医務姦シャマル :2012/09/30(日) 00:05:32 ID:Q6mPHU/I
 乳飲み子が母親に吸い付くように、ちゅうちゅうと音を立てて吸いながら、舌と歯でころころと弄ってやる。
 さらには、エリオがゆっくり浅く腰を前後させて膣内を擦り上げるのだ。
 優しく、優しく、慣らすように。
 セックスの悦びを熟れた体に刷り込むように。
 ちゅぷちゅぷと音を立てて腰を動かし、幼いペニスで犯されるうちに、シャマルの流す蜜の量も増えていった。
 単に挿入された反応ではない。
 それは快楽によってのものだった。
 
「ん、ぷはぁ。シャマル先生のオマンコ、きゅっきゅって締まってる。気持ち良いんですね? もうイきそうですか?」

「はぅうッ!!!」

「あ、やっぱり気持ち良いみたいだ」

 エリオが腰を強く深く沈めると、シャマルの声が飛び切り甘くなって、体がびくんと震えた。
 とろみのある愛液がたっぷりと滴っているのを確認して、少年はうれしそうに笑った。

「よしキャロ、そろそろスパートかけよ」

「うん!」

 鎖で縛り上げられた脚、ニーストッキングで扇情的な脚線美を、少年は脇に抱えて固定した。
 体をがっしりと支えると、動く。
 若くとも鍛えぬいた全身を駆使し、エリオは持てる力の全てでシャマルの膣内を肉棒で突き上げ、掻き回した。
 パンッ、パンッ、と腰と腰がぶつかり合う音が淫猥に響く。
 キャロもそれに合わせてシャマルの豊満な体に愛撫を行う。
 後ろから抱きつき、片手で乳房を揉みながら乳首を弄り、もう一方の手を二人の結合部へ向けて……肉豆を摘んだ。
 快楽の扱いを知るその手管で、少女は陰核を丹念に転がす。
 それはもう快楽という名の暴力だった。
 
「ひぃうぅ、ああああ!! だめ、だめぇ……ぁぁぁ……これ、だめなのぉ! おかしく、なりゅ……わたしぃ……はぁん! きもち、よすぎてぇ、おかしくなっちゃうよぉ……」

 涙でぐしゃぐしゃになった顔で、シャマルは切ない甘い声を零して喘いだ。
 理性ではこんな行為はいけないと分かりながらも、豊満に女として熟れた体は快楽を前にあまりに無力だった。
 エリオが力いっぱい腰を動かして、少年のペニスで膣内を蹂躙されるたび、頭の奥でちかちかと桃色の電気が瞬いて倫理観が掻き消えていく。
 キャロが乳首と陰核、二つの肉豆を指先で弄れば、二人を制しようとする言葉は上ずった嬌声になる。
 積み重なっていく快感の波は、いよいよ最高潮を迎えた。

「くる! なんか、きちゃぅ……すごい、の……くるぅ……だめ、やぁ……イく……わたし、こどもに、イかされちゃうぅ……あああああああ!!!」

 輝くブロンドヘアを振り乱し、シャマルは痙攣した。
 豊満に実った肉感的な体が、ぶるりと震えて、汗に雫にまみれたすがたが艶かしい。
 だらしなく唾液を口の端から垂らし、茫洋と霞んだ瞳、蕩けきった顔。
 どくどくと音を立てて注がれる白濁が、泡を作って零れ落ちる。
 意識さえ溶けてしまうような絶頂と共に、シャマルの体が全身が締まって、エリオもまた彼女の中に自分の欲望を解き放っていた。
 つん、と漂う、汗と女と精液の、饐えた芳香。
 少年と少女に犯されて、果てる美女。
 そのなんと淫靡な様か。

「ふふ、気持ちよさそう……どうだった? エリオ君」

「はぁ……ふう。凄い、良かった。シャマル先生のオマンコ、凄いよ。たくさん精液出ちゃった」

「私の分は大丈夫? 私だってエリオ君とエッチしたいよ」

「大丈夫、だと思う。あ、そうだ。ブースト魔法で体力上げない?」

 息も絶え絶えに、深すぎる絶頂の余韻で震えるシャマルをよそに、無邪気な子供たちは魔法を使った。

589 医務姦シャマル :2012/09/30(日) 00:06:39 ID:Q6mPHU/I
 キャロの紡いだ魔方陣に従って、エリオの体内で血流が活発化する。
 そして、さらに肥大化した少年の肉槍が、シャマルの媚肉を押し広げた。

「ひぃいい!! ああぁぁぁ……なに、これ……エリオの、ちんちん、おっきくなってるぅッ!?」
 
 巨大になったペニスで、達したばかりの敏感な膣内を広げられ、過剰なほどの快感でシャマルは悲鳴を上げた。
 だがキャロはそんな彼女を前に、屈託ない笑顔で笑いかける。

「えへへ、凄いでしょシャマル先生。ブースト魔法にもこんな使い方があるんですよ? ねえエリオ君、何回くらいイケそう?」

「これならあと十回くらいは大丈夫だよキャロ」

「そっかぁ、じゃあ私は三回でいいから残りの七回は全部シャマル先生の中に上げようよ!」

「うん」

 どこまでも邪気のない子悪魔二人は、そう頷きあった。
 笑顔と共に向けられる視線。
 これから自分の身に起こるであろう、恥辱と悦びを思い、シャマルの中に恐怖と……期待とが生まれてしまった。
 そして次の瞬間、体を芯から貫いた法悦のスパークに、美しい医務官の意識は千々と乱れる。

「はぁんッ……あぁぁ……やぁ……ぁぁ……もっと……もっと、してぇ!」

 いつしか甘い懇願を叫び、喘ぎ、求め。
 シャマルは忘我の果て、法悦の深遠に堕落していった。
 閉ざされた医務室の中で、三人の織り成す狂宴は、まだ――続く。


終幕

590 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/09/30(日) 00:08:05 ID:Q6mPHU/I
投下終了。

かわいいシャマルさんかエロいシャマルさんか迷った末、後者を選んだのであった。
ひたすら乱れる、犯される、そんなエロでもいいじゃない。

でもうぶうぶ可愛いシャマルさんもステキだと思います。


あと白衣のままやるのは正義。 異論は幾らでもかかって来いよ!

591 名無しさん@魔法少女 :2012/09/30(日) 00:10:44 ID:PQLRYzZM

エロイよシャマルさん

592 名無しさん@魔法少女 :2012/09/30(日) 00:28:28 ID:jrt2Zv5E
乙ー!

593 名無しさん@魔法少女 :2012/09/30(日) 15:37:15 ID:GJcBuurk
>>518
遅くなりましたが、お疲れ様です。
やっぱり、喘ぎ悶えるユーノきゅんは可愛いです!
次はスクライアの村で結婚報告とかですかね?
などと、言ってみる。
まぁ、僕の発言はあまり気にしないでください。
次のユーノくんのSSは今のところなしと仰いましたが、また気が向いたら書いてほしいです。

594 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/09/30(日) 21:23:23 ID:XoUud4pg
風のシゴキ手もとい癒し手シャマル先生がちょっとうっかりしているようです

というわけで(?)

私もシャマル祭り投下しますですよー
タイトルは
「不屈の花と白百合の騎士」

595 不屈の花と白百合の騎士 ◆UKXyqFnokA :2012/09/30(日) 21:24:22 ID:XoUud4pg
■不屈の花と白百合の騎士





 最近いい傾向だ、とシャマルは積み上げられたカルテの束を整理しながら思っていた。
 時空管理局武装隊の少女隊員としてキャリアを重ねつつある魔導師、高町なのは。かつての第97管理外世界での事件の縁で、シャマルはなのはのほぼ専属の、担当医務官となっていた。
 これまでのなのはは、その戦闘能力のほとんどを自身の魔力のみに頼っていた。
 そのため、12歳という年齢も相まって、フィジカルな体力よりもどうしても魔力を高めることが先行し、魔法の出力に肉体が追い付かない状態が続いていた。

 その結果が、昨年の撃墜事件である──というのは、なのはとしてもよく理解してはいるだろう。
 魔力が大きいからといってそれだけで無敵にはならない。
 魔力もまた人間の生み出す力である以上、人体の、基礎体力がしっかり身についていなければ魔力を発揮できない。

 一日のトレーニングを終えた後、なのはは欠かさずシャマルの医務室に来てくれる。
 いつしかそれを、待ち遠しく思うようになっていた。

「お疲れ様、なのはちゃん」

 なのははいつもそうしているように、医務室の丸椅子に座り、上着を脱ぎ始める。
 訓練用バリアジャケットを着用しての機動訓練は、非常な体力を使う。
 子供ながらも、濃いめの汗の香ばしさがシャマルの鼻腔を刺激する。腕を持ち上げて、ポロシャツをまくるなのはの肌の動きが、育ち盛りの筋肉を見せつけている。

 思わず唾をのむ。
 古代ベルカ時代の騎士でも、この年齢でこれほど鍛えている者は少なかった。
 記憶に残っている時代ですでに、騎士という身分も儀礼的な側面が大きくなり、多くの若年者たちは騎士として登用されるよりも先に、雑兵として前線に駆り出されていた。
 高町なのはは、この現代人の子供としては珍しい、類稀な素質を持っていた。

「今日も頑張ったみたいね。大丈夫?無理はしてない?」

「はい。もうすっかり元気です」

「……うん。痛いところがあったら言ってね、自分でも気づかないうちに負荷がかかっていることはあるから」

 話しかけながら、上半身裸になったなのはの腕と肩を順番に指の腹で押し、不自然なしこりやむくみなどがないか確かめていく。
 なのはの肌。初めて出会ったころは、外見上はヴィータと同じくらいだった。
 ただし、シャマルたち守護騎士ヴォルケンリッターは、あらかじめ設定されている外見から成長していくことがない。今のなのはは、初めて出会ったときよりもぐっと成長し、女らしくなっている。

 もちろん、自分やシグナムに比べればまだ子供だし、背丈も胸の大きさもずっと小さい。
 しかしこの年代の少女には危うい魅力がある。子供から大人へと成長していく過程で、抗いがたい強烈な魅力というのか、何かの脳内麻薬物質のようなものが出ているかのようだ。

 第97管理外世界の人間──はやてやなのはは、ミッドチルダやベルカの人間に比べればわりあい小柄で、体格も華奢である。
 それでも国によってはベルカ人並みの成長をする民族もいるらしいが、少なくとも海鳴市のひとびとには、シャマルの体格ならば成人女性としてもかなりよく発育しているとみなされていた。
 逆にヴィータは、古代ベルカのひとびとから見ればほんの赤子のように見える。もちろん、その戦闘力は外見どおりではない。

「んっ……」

「あっ、ごめんなさいなのはちゃん、痛かった?」

「いえ、なんだか、こうしてシャマルさんにみてもらっていると安心できて」

 どきり、と胸が弾む。あどけない幼い少女なのに、その戦闘力は、魔法の技術は、シャマルよりもはるかに上を行く。得意分野の違いはあるにせよ、管理局の訓練を受ければもっともっと伸びしろはあるだろう。

「シャマルさんに手伝ってもらえてほんとに助かってます、きっと私ひとりじゃもっと無理しすぎてたかもしれません」

「うん……自分では、意外と気づきにくい自分の身体ってあるからね。一時的に、回復したように見えても実は、ただ痛みが麻痺しただけだったりとか」

「昔は、もっと大変な戦いとかあったんですよね?」

「ええ……」

 思い出すが、それをこの少女に語るのは気が引ける。
 古代ベルカ時代の戦争は、現代とはいろいろとやり方も違う。武器も違った。鈍器や刀剣による直接打撃があった。銃弾も、現代のメタルジャケット弾ではなく、いびつな鉛の塊をぶつけるものだった。
 戦場の、生臭い血と鉄の臭いはまだ、クラールヴィントの糸にも残っている。

596 不屈の花と白百合の騎士 ◆UKXyqFnokA :2012/09/30(日) 21:25:04 ID:XoUud4pg
「シャマルさん」

 幼子のような顔立ち。
 しかし、その芯の強さを感じさせるまっすぐな瞳は、年齢不相応に大人びていて、そのギャップがたまらない魅力を醸し出す。

 そのような趣味はないと思っていたのに。

 シャマルは、この齢わずかな少女が、自分を誘っていると思い始めていた。
 それは自分の欲が反映された、幻影かもしれない。高町なのはに、劣情を抱く。それが自分の感情だと素直に認められなかった。でも、抗えない。
 あるいは、自らの主、夜天の主、八神はやての、得られなかった愛情を求めるふれあいと、同種の感情が発露していたのかもしれない。

 そっと椅子を降り、なのはの前にひざまずく。
 小さな膝の上にうやうやしく上体を預け、胸に頬を寄せる。
 海鳴市で闇の書をめぐって戦ったときはほんの9歳だったなのはも、今はもう身長が1フィート以上も伸び、体格の良い娘に育った。
 スポーツタイプのブラジャーに支えられた乳房が、健康的な色香を放ち、汗の匂いも混じって、生命力をアピールしている。

「ふあっ……はああ、しゃまるせんせい……」

 肌を舐められることに慣れていないなのはが、震える喘ぎ声を漏らす。
 思わず、股の間が切なくなってしまう。

 なのはもまた、両親が不在がちだったり他のきょうだいと年が離れていて、幼いころから愛情に飢えていた──というのは、シャマルは知る由もないことではある。

「んふっ、む……なのはちゃん、なのはちゃん……」

 すがるように抱きつく。もうあの頃の小さな子供ではない。
 しっかりとした女の身体ができあがりつつある。
 背中に張られた僧帽筋を揉み、肩甲骨の輪郭をたどり、マッサージをするように的確に愛撫する。

 なのはにはまだ男性経験は皆無である。
 第97管理外世界では、ミッドチルダに比べて子供たちの成人年齢は高めとされている。ゆえに、今のなのはの年齢では、男女の関係に至る者は少ないはずである。
 管理局でも、訓練や任務のためにほぼずっと本局施設内に滞在し、街へ出ることはない。出会いも限られる。
 そして、その訓練や任務を除いた休憩時間のほとんどを、シャマルと共に過ごしていた。

 フェイトやはやて、ユーノと一緒に談笑したりくつろいだりすることもあるが、そうでないときは、すぐに医務室に来て、シャマルの診察を受けていた。
 それでも当初は、ガジェットの攻撃を受けた身体が不調をきたしていないか、後遺症が出ていないかを確かめるという目的があったが、やがてなのははそれを超えて、シャマルに近づくようになった。

 母親、というほど年齢は高くない。
 姉、としても、確かなのはの姉は自分の外見年齢と同じくらいだったはずだ、と思い返す。

 心を許せる相手、と考える。いくらなのはでも、肉欲を恥ずかしいと思う感情はある。フェイトやはやてには、親しすぎて打ち明けにくい。
 ザフィーラは男性だし、シグナムは厳しそうで、ヴィータは幼すぎる──となる。
 そんな思いを、自分になら打ち明けて、理解してもらえる、と思ったのかもしれない。

「なのはちゃん……可愛いわ。なのはちゃん、なのはちゃん……」

 繰り返す。名前を呼ぶことは愛情表現である。胸の奥から搾り出すように甘い声を、なのはの耳に届ける。
 うなじを手のひらで支え、いつもお気に入りのリボンでまとめているツインテールの後れ毛が、シャマルの指をやわらかく撫でる。
 唇を軽くこするように触れ、舌でつつき、押すように舐める。若い少女らしい、不純物のない汗の味がする。

「ひゃっ……い、いい、ですっ……すごく、いい……ですっ」

「おいしい、なのはちゃん……舐めまわしたくなるわ。身体じゅうのどんなところも、舐めてあげたい」

「はあぁ……シャマル、さんっ……」

 少女を手籠めにしている若い女医。過去にもそんな経験がないわけではなかったが、これほどのめりこんだのは初めてかもしれない。
 やがてなのはは堪えきれなくなるように椅子の上で脚を広げる。それは股間を、性器を責めてほしいという合図だ。

「ふぇぁっ!しゃ、シャマルさんっ……!」

 喘ぎを漏らすなのはの唇に指を当て、閉じる。
 なのはの柔らかい薄紅色が、シャマルの指を弾力たっぷりに揉む。

「だめよ。声をたてちゃ、外に聞こえるわ」

「でもぉっ、きもち、よすぎ、あんまりきもちよすぎて、ああっシャマルさんにしてもらうと、自分でするよりずっといいんです……んっ!」

597 不屈の花と白百合の騎士 ◆UKXyqFnokA :2012/09/30(日) 21:25:47 ID:XoUud4pg
 なのはが自分を慰めている光景を想像し、シャマルもにわかに股間が疼いた。
 腰がすくみそうになるのを抑えながら、なのはの股の谷間を、パンティの上から指で押すように揉む。

 処女の外陰部。大陰唇は堅く閉じられ、いわゆるスジを形作っている。パンティの上から指先で撫でるだけで、股間にはひとすじの肉の割れ目があるだけだとわかる。
 経験を重ねれば、ここがひだ状の構造を外部に露出させた、いわゆるビラビラになる。その手のヌードモデルの写真を見れば、彼女たちの外陰部がその存在を主張するようにはっきりとした肉腔の入口を見せつけている様子を観察できるだろう。
 割れ目の中に指を沈み込ませ、前後にこすりながら、包皮に包まれた陰核を指先でつつく。
 パンティの布地の上からでも、小さなクリトリスが盛り上がりつつあるのがわかる。すぐに皮がめくれ、露出した敏感な部分がパンティに触れ、なのははさらに上半身を反らせて悶えた。

「なのはちゃん、自分でしてるの。自分でオナニーしてるのね?自分で、おまんこをいじって、気持ちよくなってるのね?」

「ふにゃあっ、ふぇっ、はぁい……でも、でもなかなかじぶんじゃうまくできなくて、あぁぁぅ……」

 自慰でイケるようになるには慣れがいる。まだ、指を深く入れたりなどは怖くてできない。
 なのはの処女膜はまだ無垢である。

 片脚をいったん下げさせ、パンティを下ろす。脱がせきらずに片脚を抜いて太ももに引っ掛けたまま、シャマルはなのはの下腹へ顔を近づけた。
 潮臭い、嗅ぐだけで唾液があふれてきそうな匂い。
 かすかに、はやての顔が脳裏をよぎる。夜天の主、自分たちヴォルケンリッターの、仕えるべき主。その主の親友に、シャマルは今、破廉恥な淫行をしようとしている。
 それさえ快感だ。背徳感。いけないことをしている、この行為は二人だけの秘密。それがわかっているから、なのははいつも医務室に来る。
 誰であっても、この部屋に入るにはシャマルに尋ねなければならない。誰も入れない、二人だけの秘密の花園。

 引きつるように震えるなのはのピュアな陰部を、シャマルは思わずうっとりとするように見入っていた。
 少女の外性器がこれほど美しく扇情的だなんて。自分のは、これほどのものを前にしてしまうと正直あまり自慢できそうにない、と思う。

 それでも、なのはは触れ合いたいと思っている。
 シャマルが、シャマルだけが、自分の心を許した大人。シャマルの性器が、いずれ自分が育っていく未来だと思って、それを見て安心する。
 自分が育ったら、シャマルのように包容力のある女体に育つ。シャマルの女体を見て、肉体に触れて、安心したい、癒されたい。

 それが、高町なのはという、数奇な運命に翻弄される少女のたったひとつの欲望。

「んっ……ぁっ!あぁ」

 ずっと震えながら堪えていたなのはが、とうとう我慢しきれなくなり、身体を起こしてシャマルにのしかかる。
 椅子から降りる勢いでシャマルを押し倒し、袖机のキャビネットにもたれかからせて、白衣の胸に顔を埋める。
 大きく二度、三度を息を吸って、それから息を飲むようにして止め、シャマルの白衣の下のブラウスのボタンを外し始める。

 シャマルは息を弾ませながら、血走った目で服を脱がせようとしているなのはを見下ろす。
 初めてなのはに襲われたとき、思わず手を上げてしまった。
 突き飛ばされて床にしりもちをついたなのはの、おびえたような目を見て、後悔した。
この少女は、甘え方がわからないだけなんだ。
 今まで誰かに甘えたことがなかった。誰かにすがろうとしたことがなかった。だから、はじめて芽生えた自分の気持ちをどう処理すればいいかがわからなかった。
 その引け目もあって、シャマルはずっとなのはの情動を受け入れていた。
 なのはに、胸を、性器を、身体を差し出した。

598 不屈の花と白百合の騎士 ◆UKXyqFnokA :2012/09/30(日) 21:26:45 ID:XoUud4pg
「シャマル……せんせっ、んむっ、はぁ、はぁ」

「はぁぁ……なのはちゃんっ」

 息を荒げて、なのははシャマルの胸にかぶりつく。小さな手を乱暴に振り乱し、両脇から乳房をつかみ、揉む。なのはの細い指が乳房に食い込み、乳腺が押し引かれる小さな痛みが断続的に走る。
 はやてよりもずっと力強い。無造作で、粗野とも思えるほどの、少女のしぐさとは思えないほどの雄々しい衝動。
 なのはの小さな秘花からあふれ出る蜜が、シャマルの白衣の裾に濃い染みを作り濡らしていく。シャマルも、ストッキングの股間がぐっしょりと濡れてしまっている。

 なのはに胸を揉まれて濡れたのではない。なのはとまぐわることを想像して、なのはが部屋に来る前にすでに濡れていたのだ。

 そんな自分が、抵抗できる理由などあるのか。
 背徳感、罪悪感。少女に欲情する、しかも同性である自分が。

「しゃまるせんせぇ、はぁうっ、はむぅっ、おっぱい、おっぱぁい!あぁぁ!ふにゃあ、あぁ、んにぃあ!
おっぱいもっとしたいですっ、おっぱい、もみたいっ、なめたい、おっぱいちゅうちゅうしたいですっ、しゃまるせんせ、はぁぁぁ!」

「あっ、んあ、んっ、なの、なのはちゃんっ、あぁっうん!ひゃ、そこ、あぁっそこあぁぁ!つまんじゃ、ちくびつまんじゃあああっ!」

「はぁっ、はぁっ、きもち、いいんですかっ!?シャマルせんせい、わたしとっ、きもちよくなれますかあぁ!」

「う、あぁ、ええっ、そうよぉ!なのはちゃんにおっぱいもまれてきもちいいわ!」

「シャマルさんっ、シャマル、さぁん!あぁぁ!あぁぁ!」

 ボタンをすべて外し、ブラウスを思い切り両側に引っ張って胸元を開く。ブラジャーのホックが引きちぎれ、シャマルの大きな乳房が引っ張り上げられてから勢いよく弾んで揺れる。
 さらになのははシャマルの上に跨り、腰を前後にゆすり始める。
 性を覚えはじめた少女が、最初にやること、それは股間をものにこすりつける、いわゆる角オナである。小学生なら、学校の机やいす、ロッカー、階段の手すりなど。家では、テーブルや、ソファのアームレスト、ベッドの角など。
 そして、相手がいるなら。まだ性器を交わらせることに意識がたどりつかなければ、自然に思いつくのは相手の足や腕などにこすりつけることだ。

 なのはの小さなつぼみが、シャマルの太ももをこする。
 こうなると、医務官制服のタイトスカートも、いつも穿いているストッキングも、肌の触れ合いに邪魔になる。

「なのはちゃんっ、んっ、キス、しましょ……」

「はぁいっ、シャマルせんせい……あぁぁ、ふむぅぅっ」

 なのはの身体を抱え上げ、唇を重ねる。しっかりと重みのついてきた身体を、腕に感じる。
 思春期の少女なら気にしはじめる体重も、なのはの場合は管理局武装隊のハードなトレーニングによりエネルギーを消費するため問題なくなっている。
 健康的な、基礎代謝をしっかりと整えている肉体はエネルギーを効率よく変換し栄養を無駄なく吸収できる。肉体はバランスよく発育し、均整のとれたシェイプアップが可能だ。
 抱きしめるなのはの肌の熱さが、彼女の肉体が生命力を弾ませているあかしだ。

 たまらなく惹かれる。シャマルの胸が、大きく弾む。
 心臓の鼓動をじかに伝えるように、胸を合わせ、肌をぴったりと触れ合わせる。
 シャマルの大きな乳首が、なのはの可愛らしい若芽を転がすように撫でまわし、揉み、つつく。

「なのはちゃん、私のおっぱいがなのはちゃんのおっぱいとこすれあってるわ。乳首がまるで別の生き物みたい、こねこねって、ほら、みて。
なのはちゃんの乳首、前よりまた大きくなってるわ。すくすくと育っているのよ、おとなのおっぱいになりつつあるのよ」

「しゃまっ……さん、シャマルさん、っ、きもち、いいですっ……おっぱい、むねいっぱいで、あったかくて熱くてシャマル先生にいっぱいくっつきたいですぅ!」

599 不屈の花と白百合の騎士 ◆UKXyqFnokA :2012/09/30(日) 21:27:42 ID:XoUud4pg
 キスをし、唇を絡ませあいながら、シャマルはなのはの太ももを舐めるように指先でぐるりと一周して撫で、内股の敏感な部分を攻める。
 なのはは既に腰が抜けてシャマルの上によりかかっており、なんとか動く腕で、前方にのめりこむ形でシャマルの尻にしがみついている。

「さあなのはちゃん、手をこっちへ……私のだいじなところ、触ってみて……」

 なのはの手を取り、シャマルは自らの股間へ導いた。そこには、穏やかな顔立ちからは想像もできないほどに、生々しい雌の臭いをいっぱいに満たし放っている女体の淫花が咲いている。

「あっ……」

 指が触れる。引き伸ばされたストッキングの、粗い糸の網目ごしに、なのはの指が触れる。シャマルの愛液が絞り出されるように染み出し、なのはの指に絡みつく。
 熱を持った、とろけるような粘つく分泌液。陰唇を動かし、なのはの指先を捕まえる。
 少女を、こちらへ引き込む。無垢な少女を自分好みに調教したい。性姉妹の契りを交わしたい。
 左手でなのはのうなじを支え、顔を近づけさせる。

「シャマル先生……」

「好きよ、なのはちゃん。私のところに来てくれて本当によかった。私なら、なのはちゃんをいっぱい、いっぱい可愛がってあげるから」

「ひあ……は、はい……」

「怖がらなくていいわ。なんでも隠さないで、私に触って……」

 肩に引っかかっていたなのはのブラジャーを外し、上半身を完全な裸にする。
 きれいな丸い形を保って発育しつつある乳房が、小気味よく揺れる。バランスよく発育している。きちんと、基礎的なトレーニングを欠かしていない証拠だ。

 シャマルも腰を上げてストッキングを脱ぐ。
 直接触れ合いたいのはシャマルもなのはも同じだし、そのためには下着は邪魔になる。
 ブラウスの胸をはだけ、スカートを脱ぎ、白衣は羽織ったまま下半身を裸にして、シャマルはひざの上でなのはの姿勢を直させる。

 互いの太ももを交差させ、女性器がぴったりくっつくように、なのはの姿勢を助けてやる。
 シャマルの、秘所が、なのはの初々しい割れ目に吸い付く。
 まるで吸盤のように、海棲生物の口吻のように、なまめかしく、やわらかく、ぬめって、なのはの股間に吸い付く。
 愛液まみれに濡れている襞の内側で撫でられる感覚に、なのはは全身がぞくりとする強烈な性感を味わった。

「ひゃああ!しゃ、しゃまるさんっ」

「可愛いわ、なのはちゃん……ほら、わかる?私のおまんこと、なのはちゃんのおまんこをくっつけてるの。
おまんこどうしがぴったりくっついて、っほら、なのはちゃんの小さなおくちがきゅうきゅう締まるの、私に伝わるわ。
はぁ……あっ、くぅ、なのはちゃんのお肉のひだが、私のお口をこすって、気持ちいい……」

「シャマルさんっ、そんなっ、あぁ……ふぁっ……なんだか、とろけちゃい……ます……
おまめが、こすれて、むくむくって、腫れてるみたいな感じして、ひぃ、あぁぁぁぁ!これっ、これいやっ、しゃま、しゃまるせんせぇっ!
そんなっ、おさ、おさないでぇ!あぁ!」

 なのはがクリトリスを感じたのを見て取り、すかさずシャマルは自分のクリトリスを突き出す。
 互いの肉芽が押し合い、もみあい、愛液でぬめり、なのはの若い無垢な包皮を押しのけてシャマルのクリトリスがくいこんでいく。
 涙混じりの喘ぎ声に、シャマルの性感に熱い火が付き、なのはをさらに抱きしめ、腰の上で激しく揺さぶる。

600 不屈の花と白百合の騎士 ◆UKXyqFnokA :2012/09/30(日) 21:28:53 ID:XoUud4pg
「あっ、あっ、あぁっ、なのはちゃんっ、なのはちゃっ、んああぁ!いいっ、いいわぁ、あぁっなのはちゃん、もっと、こすってぇ!
いっぱい、私のおまんこぎゅっぎゅってしてぇ!」

 握りしめたなのはの左手を、人差し指と中指を伸ばさせ、それを自分の肉壺に差し入れる。
 なのはにとって、他人の体内に手指を入れる経験は初めてだ。これまで、何度かシャマルと医務室のベッドで抱き合ったことはあったがこれは初めてだ。

「ひゃああ!なんかっ、なんかすごいですシャマル先生!指が、しめつけられるっ、きついっ、きついです、なんかぁ!」

「あああっなのはちゃん!なのはちゃん、すごいわ、すごいすごぉい!いれて、いれられたい、いれられたいの、なんだかぁっ、なのはちゃん、あぁぁ!」

 膣を締め付け、なのはの指を二本まとめて咥え込む。なのははまだ自分の膣に指を入れたことはない。タンポンの細い脱脂綿しか入れたことがない。指の太さでは、狭くて入らないと思っていた。
 だが、処女膜が広がれば、もっと太いものも入る。そして最後には、男のペニスを受け入れることができるようになる。
 シャマルは、すでにその段階にある。考えてみれば当たり前だ、古代ベルカからずっと長い年月を生きてきた。
 保健体育の教科書に載っている図解では正直なところぴんと来ない、人間の、女性の体内。そこに指を入れ、シャマルは法悦に蕩け、なのはは目くるめく刺激に喘ぐ。

 腰の筋肉が激しく脈打ち、膣が締まり、下半身が充血して、骨盤の中の筋肉が性交のために動き始めている。
 なのはの小さな手指のために、シャマルの膣は前後方向に収縮し、子宮口を前方へと突き出していく。

 手のひらを押しつぶさんばかりにグラインドするシャマルの尻を、左手だけで支えきれずなのははついに右手でシャマルの太ももを抱え、持ち上げる。
 互いの片脚を上げた貝合わせの体勢に自分から持ち込んでいく。
 医務室のリノリウム仕上げの床に、あふれ出たシャマルとなのはの愛液がこぼれ落ち、広がり、二人の尻肉に叩かれてみだらに弾け、粘つく破裂音を規則的に発している。

「あっ、あっ、ああぁっ、ふああっ!なのはちゃっ、ぁっ、なのはちゃんっ、そこ、そこいいっ、そこぉいいのぉ!そこよ、わかる!?わたしの、おまんこの、ずっとおくぅ!」

「はぁぁっ、はっ、はいシャマルさんっ、なっ、なんだかっ、かたいのが、もりあがってるのがありますっ!
あっ、すご、すごい、ひくひくしてっ、ゆび、すいこまれちゃいますっ!」

「んああっ!なのはちゃんっ、ああ、もっとゆびいれてぇ!だいじょうぶよ、私はだいじょうぶだからっ、もっと!
もっと、くぱあって広げて、おくまで突っ込んでぇ!
そこ、そこ、子宮なのっ、そこ突かれるといいのっ、うえのほうもっ、うらがわもっ、こすって、ひっかいて、あぁぁっいいの感じるの、じーすぽっとぉ、あぁぁ!!」

 なのはの身体をわしづかむように抱き、揺さぶり、シャマルは腰を震わせて喘ぐ。なのはも、むっとした熱さに包み込まれた指先が虜になり、シャマルの体内へ、さらに指を入れていった。
 左手はさらに薬指もシャマルの膣へ差し入れ、親指と小指を太ももの付け根に当てて支える。右手はシャマルの豊満な尻肉を手のひらに、伸ばした中指を尻の谷間へ、アナルめがけてぴんと伸ばす。

 なのはが跨っている太ももを、シャマルは下から突き上げ、揺すり、なのはの股間を刺激する。
 ぴったり閉じられた処女の外陰からもあふれ出すほどの愛液が、シャマルの太ももの素肌をぬめらせて、なのはの身体は前後によく滑る。
 勃起したクリトリスが、シャマルのクリトリスで抉られたところだけ、包皮が剥けて鮮やかなピンク色を見せつけてひくついている。
 手を放してなのはの上半身を解放し、自由によがれるようにする。空いた右手で、シャマルはなのはのクリトリスを指先でつまみ上げた。

 充血してぷっくりと膨れた肉豆をつねられ、強烈な性感の刺激になのはは頭を大きく後ろに反らして悶えた。
 その勢いで、なのはの指先はシャマルの膣内を大きく引っ張り上げ、開いた膣口から愛液がごぽっと音を立てて大きな粘りの塊を吐き出される。

601 不屈の花と白百合の騎士 ◆UKXyqFnokA :2012/09/30(日) 21:29:47 ID:XoUud4pg
「んひゃあああぁぁぁ!!しゃっ、ひっ、しゃまっるっせんっ……せぇ……!あ、だめ、だめ、いや、だめですっ、いっちゃう、おぁぁっ、おまめ、おほぉっ、つままれていっちゃいます!
やだっ、やっ、だ、だめっ、おまめつままれてっ、あぁぁ、きもちよ、よすぎてっ、おぅ、おっぱいせつなくなっちゃいますぅ!」

「なのはっ……ちゃんっ!あぁっ、そこ、強い、ひっ、あぁぁ、そこ、えぐって、ぐっと、おしてぇ、いやあああ、吸い付いちゃう、なのはちゃんの指、子宮にはいっちゃううう!
なのはちゃっ、なのっちゃ、なのはっちゃんっ、はぁぁっ、おっぱい、なのはちゃんのおっぱいきれいよっ!
すごく、ぷるぷるで、ぷりぷりで、きれいっ、おっぱいっ、きれいなおっぱいよ!
んちゅっ、ちゅ、ちゅうっ、なのはちゃんっ、あぁっおっぱいおいしいっおいしいわ、なのはちゃんの乳首、わたしがおっきくそだててあげるわ!
吸って、吸って、刺激して、えっちになれば、そだつのっ、おっぱいおおきくなるの!」

「うひぃぁっ、あぁっぁ!だめっ、だめだめだめっああああ!シャマルさんっ、シャマルさんっ、おっぱいあぁぁ!シャマルせんせぇっ!
そんなっ、あぁぁぁ、わたし、私ぃだめっ、シャマル先生とえっちしたいんですぅ!わたし、いやあああ!
だめぇ、ゆるしてぇ、あっぁあ、おまんこがとけちゃう、はじけちゃう、いっちゃうううう!!」

「なのはちゃんっ……!いいわ、イッて!なのはちゃんのイクところ見たいわ、私に見せて、イクの、イクのよ、私に、んちゅっ、んむ、ちゅぷ、おっぱい?クリちゃん?どっちでイキたい!?」

「んやぁぁ!そんなっシャマルさん、んひっ、ひぃぃ、ひっひゃあっ、だめですぅ、もうだめっ、だめ、だめ、でる、いっちゃう、おまんこからなんかでちゃいますっ!」

「ふわぁすごい、とろとろ……私の指もとけちゃうわ、なのはちゃんのえっち!なのはちゃんのえっち!わたし、わたしまでおかしくなっちゃう、ふたりでいっしょにえっちになりましょう!
なのはちゃん、私のおまんこのなか、感じて……なのはちゃん、ほら、合わせて、ぴったりくっつけて、抱きしめて……なのはちゃん、なのはちゃんっ、すき、すきよ、好きよなのはちゃん……!」

「シャマルせんせい……あぁぁっ!あっ、ひぁ、しゃま、せんせっ、わたしも、すきですぅ、シャマルせんせぇ、あぁぁ、すきですっ!あぁ、ひぁ、ひぃっ、ひぁぁぁ!」

「なのはちゃんっ……なのはちゃん……っぁああ!!」

 シャマルの膣の奥で盛り上がった子宮口が、ついになのはの指先をとらえた。やわらかい爪と指先を咥え込み、膣襞とは比較にならない力で締め付け、ざらついた粘膜でなのはを刺激する。
 こうなればもはや指だけでなく、全身のあらゆる皮膚からの刺激が性感となる。
 愛液の、蜜の海にまみれて、なのはとシャマルはほぼ同時に達した。

 ひとしきり、余韻に浸る。
 蒸れた雌の匂いを、互いに嗅ぎあい、二人の汗と愛液の匂いに包まれて、医務室の机の裏の床で、シャマルはなのはを抱きしめ、抱き合う。

602 不屈の花と白百合の騎士 ◆UKXyqFnokA :2012/09/30(日) 21:30:49 ID:XoUud4pg
 やがてどちらからともなく離れ、タオルで床を拭き、跡を残さないようにする。

 絶頂が過ぎ去っていき、意識が落ち着いてくると、これほど派手に体液を撒き散らすほどの行為をしたんだということがにわかに恥ずかしく、微妙な空虚感をもたらしてくる。
 シャマルはなのはに、性行為の前後や、相手がいなくても自慰をした後やする前などは、特に念入りに性器を洗うよう教えていた。
 ただでさえ普段触れることのない場所である。汚れがたまっていては、行為に支障をきたすし、また不健康である。
 手鏡で、シャマルは見せてくれた。なのはは自分の性器の様子を見て、そしてシャマルの性器を見て、なんとなく破廉恥だとしか思っていなかった女性器の肉襞や突起のひとつひとつが、きちんと役割を持った人体の器官であることを知った。
 陰唇の内側にある分泌腺を搾り、シャマルは残っていた愛液を出し切ってから、ウェットティッシュで拭きとる。ぬめりをとってから、下着を穿きなおす。

「ねえ、もう少し……寝ていく?」

 はい、となのはは小さくうなずいた。
 シャマルもそれをいつもの返事として聞き、ベッドのカーテンを閉めて、なのはを抱き上げて寝かせる。
 脱いだ白衣をたたみ、脱衣かごにしまう。

 よく脂ののった肌。はやてには、たまにからかわれたりしたが、これはシグナムにはない、母性を感じさせる熟れた肌だと思う。
 なのはは、それをわかってくれた。わかってくれて、求めてくれた。

 それがたまらなくうれしい。

「なのはちゃん……大好きよ。私となのはちゃんの秘密。はやてちゃんも知らないのよ」

「今は……シャマル先生のことだけ、考えてたいです」

「うん。なのはちゃん……愛してる」

「シャマル先生……わたしも、大好きです。シャマル先生……」

 静かに、二人は抱き合い、微睡に落ちる。
 薄暮のわずかな時間、外は今日の仕事を終えて帰る局員たちがそれぞれの日常を送っている。
 この部屋だけが、そんな喧騒から切り離された、なのはとシャマル、二人だけの甘い時間を過ごしている。





gote nacht...

603 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/09/30(日) 21:32:53 ID:XoUud4pg
投下終了です


なのはちゃん12歳!小6!
小学校高学年といういちばんおいしい時期が本編で描かれていなかったのはなんというぐぬぬ
ふくらみかけおっぱいとかおいしそうでたまりませんです
しかも鍛え上げられた美少女戦士とかもう!きゃー!

闇本13話もせこせこ書いております
次はいよいよリンディさん・・・ゴクリ

ではー

604 sage :2012/09/30(日) 22:06:56 ID:5KBzbZ8A
乙です

なんと官能的かつ新しい
大人なシャマルさんの包み込むようなエロさに乾杯

605 名無しさん@魔法少女 :2012/09/30(日) 22:24:01 ID:PQLRYzZM
シャマル祭り、エロ二連発か。
……ここがエロパロだと言うことを思い出させてくれるノリだぜ……

606 名無しさん@魔法少女 :2012/09/30(日) 23:05:25 ID:5KBzbZ8A
>>604
はずかすぃー

607 名無しさん@魔法少女 :2012/09/30(日) 23:33:09 ID:ZwHTjGn6
まったく、非エロほのラブを書こうとしてる俺を嘲うようなエロラッシュだぜ

ふくらみかけとか大好物です

608 ヤギ使い  ◆Cs/SqjDDDI :2012/10/01(月) 21:39:39 ID:E6.vlel2
ネタが降りてきたので、10分で書き上げてみた。
お題は『寝不足』

微エロ&ギャグ

年末のヤツのある意味続編。

609 寝不足 :2012/10/01(月) 21:43:58 ID:E6.vlel2
22:30

『……リオく……』
『キャ……れいだ……』

部屋の直上、夜の営み開始


22:48


『ちょっ、トー…』
『キャッ』
『ウォォォッ』


部屋の直下、3P開始


23:25

『『ギシギシギシギシ』』
「「「ハァァァァァァン」」」


上下、最初の盛り上がり


24:00

2回目の盛り上がり


24:40

3回目以下略
直下、営み終了
直上、営み継続


25:30


4回目以下略


26:30


5回目以下略

直上、終了



翌日

「どないしたん、すんごい隈やで」
「……八神隊長、隊舎の部屋を変えてください。上下が毎晩元気過ぎて寝れません」
「まぁ、上は諦めてや。アレでも大人しくなったんやから。下は……あー、無理やな。これは確かにしゃあないな。ちょい独身者官舎の空き室探しといたるわ」
「ありがとうございます」



引越して最初の金曜


「なのはぁぁっ!!」
「あぁぁぁぁぁぁんっ!!」

21時から27時にかけ、計10回の聴覚的スターライトブレイカー、発砲。


週明け、出勤して来ないことを不審に思った他の隊員により、部屋で鼻血を流しながら痙攣する隊員が発見される。

610 ヤギ使い  ◆Cs/SqjDDDI :2012/10/01(月) 21:47:32 ID:E6.vlel2
以上です。


なお、上下階の住人のうち、2名は翌朝、元気に出勤し、3名は腰が重そうにしながら出勤したとのこと。

611 名無しさん@魔法少女 :2012/10/01(月) 23:30:24 ID:KzBzRKM.
これが音響性攻撃魔法というわけか・・・

612 名無しさん@魔法少女 :2012/10/01(月) 23:36:42 ID:u2L/3Cl2
独身者にこの仕打ちは悪鬼の所業と言わざるを得ん

613 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2012/10/02(火) 22:25:17 ID:KmayIiXE


はいどうも、シャマル祭り第三弾ですよ?

タイトルは「否」

614 「否」 :2012/10/02(火) 22:26:40 ID:KmayIiXE

「忘れてはくれませんか?」

 男の耳元でシャマルは囁く。
 答えを否と知りながらの問いかけは、これが初めてではない。それでもシャマルは待っている。
 男が「忘れよう」と答える瞬間を。
 それはあり得ない、と知りつつも。

「条件による」

 恒例となった分岐。
 問いかけ数回につき一回、男はこう答える。その続きの言葉もシャマルは既に記憶していた。

「八神はやてと引き替えなら」
 
 今度はこちらが否と答える番。
 互いに否としか答えられない……答えてはならない問いかけを、シャマルと男は続けていた。

「その条件には応じることは出来ません」

「知っていたよ」

 含み笑いすら聞こえてきそうな男の口調に、シャマルの心が疼く。
 二人がかつて睦まじく交わしていたのは、こんな殺伐とした言葉だっただろうか。
 痛みすら覚えながら、それでもシャマルは自らの心の疼きを愛おしく思う。
 それは闇の書が夜天の書となり、ヴォルケンリッターの四騎士がシグナムであり、ヴィータであり、ザフィーラであり、
そしてシャマルであることを始めた頃から芽生え始めた心。
 だからこそ、疼き、痛んでいるのだと知っているから。それが、心なのだから。

「忘れては、くれませんか?」

 何度目の問いだろうか。
 視線すら向けず、男は答える。

「絶対に忘れない」

 シャマルから見えるのは男の横顔。かつて、シーツにくるまれながら見た横顔。
 短く刈り込んだ頭髪。細い指を絡め、かきむしらんばかり掴み果てたときの手触りを、この手はまだ覚えている。
 四角張った耳。うっすらと生えた頬髭。接吻を浴びせ、頬髭の感触を味わいながら嬌声をあげた夜。
 確かに愛し合った男が、そこにいる。
 主、八神はやてを殺そうとした男が。

615 「否」 :2012/10/02(火) 22:28:03 ID:KmayIiXE

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「また、あの男がいたようだな」

 シャマルのオフィスを訪れたシグナムは面白がっている。
 相手がフェイト・テスタロッサ・ハラオウンでないのなら、烈火の将のこの口ぶりは非常に珍しいのだ。
 軽口を叩く相手が、悠久の昔からの気心知れた相手だとしてもだ。

「そろそろ、一声くらいかけてやってはどうだ? シャマル」

「もう、ウチの将は余計なことばっかり覚えて」

 シャマルの切り返しは精彩を欠いている。それもそのはず、シグナムに指摘されるよりも先に、シャマルは彼の存在に気付いていて、それでも無視していたのだから。
 
「なかなか、昨今の男にしては珍しいと思うが」

 シャマルの詰めている管理局医療部、その入口で訳ありげに立っている青年には、シグナムシャマルは揃って見覚えがある。
 
「恋文の一つも準備しているようだな、あの様子だと」

「シグナム!」

 既にあからさまに笑っているシグナムに、シャマルは憤然と抗議していた。

「遊びに来たのなら医務室から出て行って。ここは治療の必要な人が来る所ですから」

 医務局に入院している部下の様子を見に来たついでのシグナムは、肩を竦めて部屋を出る。

「済まなかったな、シャマル。しかし、長年の誼で一つ忠告しておくぞ」

「もう、なによ」

616 「否」 :2012/10/02(火) 22:28:38 ID:KmayIiXE

「あの男のことは、既に主はやての耳に入ってると言うことだ」

「え?」

「そしてヴィータが今、玄関ロビーまで来ている。おそらく、主はやての差し金だろうな」

「ちょ、ちょっと! はやてちゃん? ヴィータちゃんまでっ!?」

「それでは私は、馬に蹴られる前に退散しよう」

「シグナム!!」

 シグナムを追いかけようと部屋を一歩出たシャマルは、思い直して玄関ロビーへと足を向ける。
 考えてみれば優先順位はヴィータだ。シグナムは何をするわけでもない、今注意すべきはヴィータのほうだ。

「よぉ、シャマル」

 だが一歩遅かったようで。
 ロビーに向かう途中でシャマルは、大きな荷物を引きずるヴィータと行き会うこととなる。

「ヴィータちゃん?」

「ん?」

 ヴィータに引きずられていた荷物……玄関でうろうろしていた青年がシャマルに気付いた。

「ど、ども、先生……」

「なぁシャマル、こいつがシャマルに話があるんだって」

 ヴイータの言葉が終わるか終わらないかのうちにじたばた暴れ出す青年。しかしヴィータとの力の差は歴然だ。
 逃げるどころか、手を振り払うことも出来ない。

617 「否」 :2012/10/02(火) 22:29:15 ID:KmayIiXE

「え、ちょ、ちょっと、この子何言うの? シャマル先生、逃げて、この子無茶苦茶強いよ!」

 当たり前だろ、と言う顔で振り向くヴィータと、頭を抱えるシャマル。

「ごめんなさい。この子、私の知り合い……というか、家族みたいなものなの」

「……もしかして、妹さん、ですか?」

「まぁ、そんな感じかな」

「えー、シャマルの妹になんのかよ」

「ヴィータちゃん、文句言わない」

「ま、いいけど。それよりさぁ、お前、シャマルになんか用事あんだろ?」

「え、いや」

「なんか、はやてが『さっさと言わなあかん。男らしゅうない』って言ってたぞ」

 青年の動きが止まる。

「それは……」

「ヴィータちゃん、いい加減にしなさい」

「だけどはやてが……」

「はやてちゃんには私から説明しておくから」

「ちぇっ、わかったよ」

 渋々青年を離すヴィータ。青年はようやく自分の足で立ち上がると、シャマルの前で姿勢を正した。

「あ、いや。そのはやてって人が誰だか知らないけれど、その人の言うとおりだと思います」

 はやてを知らない、という青年の言葉にヴィータが反応するが、シャマルが目で制止する。
 そのまま、青年は言葉を続けていた。

「シャマルさん。僕と付き合ってください」

 それが、二人の始まり。一年前の話。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

618 「否」 :2012/10/02(火) 22:30:00 ID:KmayIiXE


「そっか、一年か……」

 ヴィータは微動だにせずに呟く。
 その視線は部屋の中へと向けられたまま動かない。

「ヴィータ、座ったらどうだ」

 ザフィーラもまた、答えが否だと知りつつも問いかけを続けていた。

「いいよ。アタシは」

「お前がそこで根を詰めても、主の様態に変化はない」

「そんなことはわかってるよ……だけど……」

 命を取り留めたことはわかっている。今自分がここにいても何の役にも立たないことはわかっている。
 それでも、だ。
 それでもヴィータはここにいる。鉄槌の騎士としてではなく、ただのヴィータとして。
 はやてのことを大好きな、ただのヴィータとして。

「許さねぇ……あいつ、絶対に許さねぇ」

「落ち着け、ヴィータ」

「……アタシ達が憎いのはいいさ。覚悟してる。背中から撃たれることだって、あるかも知れないって思ってる」

 ヴィータだけではない。ヴォルケンリッター全員の想い。

619 「否」 :2012/10/02(火) 22:30:56 ID:KmayIiXE
 無論シャマルも、例外ではない。

「貴方、ヴォルケンリッターだったんだ……」

 青年の言葉に、シャマルは頷く。
 それだけが、否を返さずに済む問いかけ。

「貴方、俺を騙してたんだ」

 否

「貴方、俺のこと知ってたんだ」

 否

「貴方、俺のこと探ってたんだ」

 否と答え続けたい。
 シャマルは祈る。
 青年の問いかけの続きに対して、否と答え続けたい。
 否を返さずに済む答えなどもういらない。

「貴方、俺の親父を殺したんだ」

 それは、否を返さずに済む問いかけ。

「だったら、俺が八神を殺しても許してよ」

 否

「なんで、貴方達は許されるの?」
「なんで、俺は許されないの?」

「許さなくて、いいんです」
「私も、貴方を許しません」

 青年は笑う。
 笑うしかなかった。
 同じだから。
 同じだと気付いてしまったから。
 法の裁きなど問題ではない。
 自分たちは、互いに互いを許せないのだと。
 主のため、家族のため。
 なによりも、自分のため。
 自分が自分であるために、許してはならないことがある。許してはいけない相手がいる。

「気付かなきゃ良かった……貴方を、ただの女医さんだとずっと思っていたかった……」

「貴方が忘れてくれるなら……」

 やはり、否。

620 「否」 :2012/10/02(火) 22:31:26 ID:KmayIiXE

 やがて耳障りな足音と共に、局員が姿を見せる。
 立ち上がる青年。その手を取る局員。
 青年の両手足につけられた手錠が無慈悲な金属音を響かせた。

「シャマルさん……」

 最後に青年が言う。

「また、会えますかね」

 それもまた、否。

621 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2012/10/02(火) 22:32:15 ID:KmayIiXE

 以上お粗末様でした

622 名無しさん@魔法少女 :2012/10/03(水) 02:26:05 ID:D1IBuRNA
GJです
このヘドロのように付きまとう過去の怨嗟がたまらない
しかも、愛した人の大切な身内を殺してましたってのが
やった本人じゃなく、本人たちの大切な人を狙うのが、
実に復讐として効果的な気がしました
あなた達も失うことで気づいてくださいと

623 くしき :2012/10/03(水) 21:52:29 ID:nhLumrFc
良い行間、GJでした
シャマルさんの悲恋は正義。

ではシャマル祭り4番手いかせていただきます
・非エロ
・シャマルさんあんまり出番ないよ
・ちょっとナンバーズの成分が多いかも
・タイトル「涵養」

では次から投下させていただきます

624 涵養 :2012/10/03(水) 21:53:35 ID:nhLumrFc
▼▼▼

すれ違いざまの拳撃がガジェットを壁に叩きつけ、大破させる。
そのまま足を―――疾駆する靴裏のローラーを止めずに回避行動に移り、背後から薙ぎ払われたアームケーブルを回避。
息次ぐ間もなく襲い掛かる新手のガジェット2体の片方を蹴り飛ばして進路を確保、身を屈めてもう片側からの攻撃をかわす。

その視線の先にもさらにガジェット―――Ⅲ型の砲口から放たれようとする熱線を、彼女の機械の目は確かに捉える。

動線を崩せば、別方向から自分をターゲットする複数のⅠ型のケーブルのいずれかに捕らえられる。
灼かれるか、捕まるか―――いかな戦闘機人の身体能力をもってしても回避し得ぬ、袋小路の瞬間。

しかし少女には焦りも諦めもなく、むしろ砲口など目に入らないかのようにⅠ型ガジェットへ向き直り、足刀で蹴り潰す。
直後、発射寸前のⅢ型の熱線は発射されることはなく―――横合いからの、やはり拳による殴打で破壊された。

「ノーヴェ。いいところを見せるのはいいけど、ちょっとだけ張り切りすぎよ」

「うるさ……っ!?」

鋭いが咎めるわけではない、暖かですらある言葉が、孤軍奮闘していた少女―――ノーヴェにかけられる。
思わずムッと子供じみた表情で言い返そうとするが、すれ違いざまにぽんっ、と掌で頭を撫でられて言葉が詰まる。
さらに目を白黒させるノーヴェへ、ちらりと茶目っ気のあるウインクを投げると、それで事足りたとばかりに身を翻した。

突撃部隊の戦闘指揮を担当する、ギンガ・ナカジマ陸曹。
ガジェットの群れに飲み込まれかけたノーヴェへの絶妙のフォローをしたのが、彼女だ。

「……あーあっ、もう……気に入らねぇッ!」

気に入らない。
今の瞬間だけで、気に入らないことが多すぎる。

別に―――自分と同じ能力を持ち、自分より戦い慣れたギンガにフォローされたことが、気に入らないわけではない。
他の姉妹のために少しでも結果を出そうとした心情を、見透かされたためでもない。
管理局に恭順した必然とはいえ、その尖兵としてかつての自分達の施設を制圧する戦いを強いられているからでも、ない。

先ほどのギンガやその妹、そして保護責任者として施設で度々話をする、彼女たちの父親。
ふとした仕草で、どうしようもなく憧憬や親近感を抱いてしまう他人が、このところ多くなった。
かつては、スカリエッティと姉妹たちだけが『家族』であり、それ以外はすべて『敵』だったはずだ。
そんな彼女には、ここ半年間での自分の心境の変化が、どうしても認め難いのだ。

そして、もっと直接的に気に入らないのが、ノーヴェの後方にいる女の存在そのものだ。
ワイヤー状の武器と捕縛魔法で、ノーヴェを狙う敵とギンガの進路を塞ぐ敵を一度に拘束し、今の瞬間を演出した立役者。
そもそもこの女からの支援が無ければ、ギンガのフォローすら間に合わなかったのだ。

能力も経歴もデータとして知るが、直接顔を合わせたことなど数えるほどしかなく、言葉を交わした経験はもっと無い女。
今日の作戦そのものの絵図面を書いた策士。
このいけ好かない女の掌で踊らされている上に、命まで助けられた自分の不甲斐なさが、たまらなく腹立たしい。

夜天の書の付属物。
機動六課の、無位無官の医者。
名前は、シャマルといったはずだ。

625 涵養 :2012/10/03(水) 21:54:23 ID:nhLumrFc
▼▼▼

「フ〜ン、それは命令ッスかね?」

「いいえ。単なる提案ですから、強制も脅迫もなしですよ。
 断っても一切のペナルティが無いことは、同席しているナカジマ、カルタス両指導官が保証します」

7人のうち4人だけが集められた会議室で始まったのは、管理局機動六課による任務への、協力依頼だった。
示されたとおり、この場に同席しているのは、更生プログラムを担当するギンガ・ナカジマとラッド・カルタスの両名。
海上隔離施設における半年間の接触で、収容された元ナンバーズ7人もそれなりに信頼を置く、管理局側の人間である。

気心の知れた者ばかりのこの空間が緊張と緊張に満ちているのは、ひとえに話し手と、その内容のためだ。
話し手は、機動六課所属の医務官、シャマル。
かつての敵であることを除けば、姉妹たちにとっての接点は、更生プログラムのカウンセラーとして数回会った程度。
そして内容は―――

「『JS事件の関連施設の制圧要請』に非協力的、でもッスかぁ?」

「はい、その通り。名目上は更生プログラム評価の一環ですが、取捨選択は自由です。
 内容が内容なだけに、ですね」

机に片腕で頬杖を付いたウェンディの、明らかに皮肉げで挑発的な言葉を、シャマルはさらりと受け流す。
教壇に立つシャマルとその傍らに立つギンガ、ラッドの管理局員に対して、机に座る聞き手は4名。
この海上隔離施設に収容されている元ナンバーズ7名のうち、チンク、ノーヴェ、ディエチ、そしてウェンディだ。
残りの3名は昨日、初めて施設外に出ることが許可され、更生プログラムの一環として聖王教会への奉仕活動へ出向いている。

教会が保護責任者に名乗りを上げるであろう3人からは引き離され、残された4人に提示された依頼。
JS事件の残党同士を喰い合わせる、一石二鳥の事後処理に駆り出そうと言う訳だ。

「で? ペナルティはないとして、参加した場合のあたしらへの報酬はどんなもんなんスかね?」

「『局の要請による現場への出動』は、更生プログラムにおいて数年は先に行われるはずだったカリキュラムの前倒しです。
 応じれば、そして結果を出すことができれば、当然、更生プログラムの期間はその分短縮されます」

「……」

チンクを初めとするほかの3人の姉妹は、無言でウェンディとシャマルのやり取りを見守っている。
口を挟めぬわけではなく、ウェンディが自分たちの交渉窓口を担うつもりであることを、雰囲気で察したのだ。

ウェンディは、短絡的な性格ではない。
いささか調子に乗るきらいはあるが、周囲への気遣いは出来る娘なのだ。
ゆえに、この場に居る姉妹のために自分が為すべき役割と言うものは、承知していた。

更生組の『長女』であり、その言動が姉妹全員の総意として受け取られかねないため、迂闊な発言が出来ないチンク。
多感で、更生による価値観の変化に戸惑いつつも、ある意味血縁であるナカジマ姉妹らと良好な関係を築きつつあるノーヴェ。
もともと社会的な倫理観を有し、自らが為した罪を自覚するに従って、悔恨の念を強くするディエチ。

姉妹を代表する存在ゆえに、チンクは、管理局に対し特に模範生であらねばならない。
葛藤を内包する今のノーヴェとディエチは、こういった場面では疑問を抱いても上手く言葉にすることができないだろう。

今、この場で忌憚のない質問ができるのは、自分だけなのだ。

「具体的にどのくらい短くなるんスか? 前倒し分の3〜4年あたりがそっくりそのまま?
 まさか『考慮する』なんて程度のテキトウなもんじゃないっスよね?」

「では、ぶっちゃけましょう。ここでシャマル先生に聞いたことは絶対にナイショですよ?
 管理局にも籍の在る、聖王教会の偉い人経由で確認していただきましたが、今回が成功なら1年の期間短縮です。
 付け加えるなら、カリキュラムの前倒しで、以降の災害救助などの出動要請の機会も確実に増えます。
 出動要請は成功すればマニュアル的な加点形式で刑期が短縮されますから、これからの機会を買うためにも有利ですよ?」

「ふーん、ずいぶんイイコトずくめなんスね。
 管理局的にはよっぽど早く解決したい汚点なんスかね、JS事件は」

「もちろん……」

と、ここまでウェンディの挑発に眉ひとつ動かさなかったシャマルの雰囲気が変わる。
それまで対等に話を進めていたウェンディがぞくりと冷や汗を流すほどの、底の見えぬ艶を秘めた視線で。

「成功できれば、ですけれどね。自信が無いなら断っても構わないのですよ?
 『管理局の口約束は信用できない』の一言で、あなたたちの矜持は充分に守られるでしょうから」

626 涵養 :2012/10/03(水) 21:55:25 ID:nhLumrFc
▼▼▼

新暦76年、2月。
機動六課発足より10ヶ月―――昨年9月に引き起こされた『JS事件』から、はや半年。

発端は、機動六課所属のシャマルが、彼女たち4人を名指しして持ち込んだ依頼。

ミッド襲撃に用いる大量のガジェットを製造するために建造された、地下施設の制圧。
管理局が押収したデータを半年がかりで解析した末に突き止めた、JS事件時の拠点のひとつだ。

この手の施設はナンバーズの中でもウーノやクアットロが管理していたもので、他の姉妹に開示されていた情報ではない。
ゆえに、チンクたちは内部構造どころか、施設の数や場所すら知らない。

驚くべきことに、この施設は役目を終えた後も材料がなくなるまでは稼動を続け、相当数のガジェットを内部に蓄えていた。
その数、想定で200以上。
スカリエッティの感覚からすれば、証拠隠蔽など気にせず、ノルマに達した施設を放置しただけなのだろう。
しかし思いのほか優秀な設計だった無人の製造工場は、完全に放置されていてもメンテ要らずで動いていたらしい。

そう、この地下施設は無人で打ち捨てられながらも朽ちず、未だ『生きて』いる。
ガジェットの製造は材料のストックが尽きたゆえに停止状態だが、施設の動力やシステムは健在。
おそらくは、侵入者に対する自動防衛システムの類も。

憂いを断つ為には施設を制圧し、ガジェットを一掃する必要がある。
けれど踏み込めば、数層に渡り蟻の巣のように入り組んだ地下空間で、数百体のガジェットを相手にした泥沼の殲滅戦。
そしてほとんどのJS事件の関連施設がそうであったように、内部には高濃度のAMFも展開されているはずだ。

シャマルは、飾ることなくストレートに彼女たちに聞いた。
報酬は、刑期の短縮。
施設に最初に侵入し、内部構造などの情報を集め、後続の本隊のためにルートを確保する、突入部隊に志願するか否かを。

627 涵養 :2012/10/03(水) 21:56:05 ID:nhLumrFc
▼▼▼

深層に進むにつれて、ガジェットの数と抵抗が増す。
それはとりもなおさず、自分たちが施設のメインシステムに近付いている証でもある。

突入部隊は7名。
隊長としてリインフォースⅡ曹長、前線指揮官としてギンガ・ナカジマ陸曹、そして自分たち姉妹4人。
残りの1人が後方支援と情報収集役を兼ねたシャマルだ。

前衛はギンガを中心としてノーヴェとチンク、後衛はシャマルを中心としてディエチとウェンディ。
隊長であるリインフォースⅡが現場管制を敷く。

即興の部隊だが、チームワークと戦闘能力は悪くない、とチンクは客観的に評価する。
ギンガとノーヴェのツートップは、突出しがちなノーヴェをギンガが上手く制している。
フルバックのシャマルもディエチとウェンディをサポートし、その能力を十二分に引き出させて戦果を挙げている。

「……」

通路を塞ぐガジェットとの戦闘に極限まで集中しながらも、思考の一部はは取り留めなく泳ぐ。
自分の罪過と、これからの妹たちの未来。

妹たちは、長年に渡り人を殺め続けた自分とは違う。
管理局に帰順した以上、例え隔離施設を出て自由の身になろうと、再び犯罪に手を染めることはないと言い切れる。
妹らを説得して、結果的に父や長姉らを裏切らせる形で管理局に帰順させたのは自分だ。
ゆえにチンクには、妹たちをなるべく早く自由の身にすることが、自分に課せられた義務だと考えている。

そういえばノーヴェやウェンディは任務前、この取引を持ちかけたシャマルのことを悪辣と評してひどく嫌っていた。
餌をちらつかせ挑発し、機動六課のエースクラスは温存したままで、最も危険な任務に放り込もうとしている、と。

しかしチンクは2人とは異なり、シャマルに対して警戒感は抱いても、別に悪い感情は持ち合わせていない。

ただ危険な場所に消耗品として放り込むならば、ギンガやシャマルは同行しない。
それに命を削るほどの戦闘の繰り返しでも、彼女らの戦いぶりは本気であり、姉妹へのフォローも抜かりがない。
戦闘だけでなく、先ほどギンガがノーヴェに対してしてみせたように、メンタル面に関しても。

発想の飛躍だが、状況から鑑みれば、むしろ彼女らのほうが妹たちのために戦っていることになる。

JS事件の実行犯である妹たちが外に出るには、社会に貢献できるほどに更生した、という目に見える実績が要る。
無論、更生プログラムを遵守していけば、いずれ実績を積む機会は巡ってきただろう。
ただ、これほどまでに早い時期に与えられたのは、自分たちを名指しで招集したシャマルの意向に拠るものだ。

そういう意味でなら、機動六課のエースクラスが同行しないのは頷ける。

管理世界を救った『奇跡の部隊』機動六課の名声は、世間から隔絶された塀の中にも届くほど高い。
いずれ部隊は解散され沈静化するだろうが、JS事件の残滓を処理している現状、未だその名は不動である。

そんな彼女らと行動を共にすれば、実情がどうであれ、良い結果はすべて彼女たちのものになる。
エースらが妹たちの実績を評価しても、世間は英雄の手柄であることを望み、政治的判断はそれに追従するのだ。

だから―――どういう経緯であれ、妹たちに最初に手を差し伸べ体を張ってくれた事実には、素直に感謝している。
感謝はしてもやはり警戒心は手放せないのというのが、シャマルに対する今のチンクの偽らざる心境でもあるけれど。

628 涵養 :2012/10/03(水) 21:56:54 ID:nhLumrFc
▼▼▼

未だ冷徹に引き金を引けることに軽い自己嫌悪を抱きながら、それでも自らの存在意義を失わないでいたことに安堵する。
迫りくるガジェットの群れ―――半年前までの『僚友』をこの上なく効率的に壊しながら、ディエチの心は揺れている。

この任務を説明された際、交渉の矢面に立ってくれたウェンディに感謝しつつも、ディエチは沈黙していた。
目標を前にしたときに再び引き金が引けるのかという自問が、心の中に渦巻いていたからである。

実際に戦えている今、その心配は杞憂であったわけだが、だからといってなかなか割り切れるものでもない。

もともと普通に近い倫理観を持っていたディエチは、更生プログラムを経て、自らが為した犯罪行為を悔いている。
特に―――父や姉たちの思惑とはいえ、幼いヴィヴィオやルーテシアを利用したことを。

犯した罪は、自らの行動で贖わねばならない。
方向性の違いはあれど、それは父にも、姉たちにも、そして更生プログラムにおいても一貫して教えられた集団の規則だ。

ディエチの罪は、その砲口を社会に向けたこと。
罪の贖いは、同じ砲口をかつて帰属していた世界へと向けること。

否も応もないことは、理解できている。
それ以外に、人の役に立つすべを知らないからだ。

だから自分の意思で、この任務に参加すると決めた。

けれど―――そもそもそんな自分が人の役に立とうとすること自体、身の程をわきまえぬ考えではないだろうか。
どこまでも、答えなど無いネガティブな思考はループする。

「ねえ、ディエチ。ちょっとお願いがあるの」

そんなとき、不意に声をかけられた。

ノーヴェが言うように意地悪い人には、あまり見えない。
ディエチが言うように、怖い人とも思えない。
チンクが言ったように、深い考えを抱いている人かは、正直よくわからない。

ディエチには―――儚い人、に見える。

悠々としているけれど、どこか憂いがある人。
たくさんの人を支えているけど、この人自身は他の誰かに支えられているのだろうかと、心配になる人。
それがわかっていてもなお、傍らに居ることが心地良くて、頼りたくなる人。

声の主は部隊の後衛の司令塔、シャマルだった

629 涵養 :2012/10/03(水) 21:57:40 ID:nhLumrFc
▼▼▼

「はい皆さん、隊長のリインからの通達ですよ。手は止めずに聞いてください」

空飛ぶ隊長からの通達があったのは、中枢部に続く可能性が高い通路の制圧も佳境に入った頃。
無論、誰も手を止める事など出来ない激戦の最中である。

「こちらから機動六課司令部に送った内部構造とエネルギー配置からの逆算で、ほぼ中枢部の位置が確定されました。
 今から私たちの任務は、情報収集とルート確保から、中枢部に赴いての動力炉とメインシステムの停止に変更になります」

「中枢に行くって……今とルート変わんないんじゃないんスか?
 こんだけの数のガジェットの中を、これ以上の速さで進軍するのは無理っスよ。
 それとも場所がわかったから転送とかでパーっと送ってもらえるんスかね?」

「ん〜、転送魔法の使い手も居るのでそれも検討されたんですけど。
 これだけの高濃度AMF環境下で未知の場所に、しかも短時間の準備での転送はさすがに出来ないそうですよ。
 ですからシャマルの発案に従って、新しく道を作ろうということになりました」

「新しい、道……?」

目の前のガジェットと戦いながらリインとウェンディのやり取りを聞いてたノーヴェが、胡散臭げに眉をひそめる。
彼女にとっては、毛嫌いするシャマルからの発案と言うのも疑念を広げる原因だ。

「はいですぅ。
 無限書庫の司書長らの協力もあって、この先の構造も、床の材質や厚みや強度も、データからすべて計算済みなのです」

と言って浮遊するリインは、足元の床を指差す。
そのジェスチャーで何を言わんとするかを察したのはチンクだった。

「まさか……ゆりかごの時のように床を『抜く』のか?」

「そうですね〜。今までは内部構造も中枢部の位置も不確定で、ショートカットは出来なかったんですけれど。
 司令部からの座標データとシャマルの誘導があれば―――イノーメスカノンの出力で到達可能な計算ですっ」

「……!」

ガジェットと戦闘を維持しながらも、姉妹たちの目がディエチに集まる。
口には出さないが、ディエチの葛藤は皆の知るところだ。
姉妹だけでなく、更生プログラムでカウンセリングを担当するシャマルも、当然知っているはずである。

それを知りながらディエチに撃てと命令するシャマルに対し、ついにノーヴェが声を荒げる。

「オマエらいい加減に……っうぷ」

「あなたの妹でしょ。
 自分の主観で相手に噛み付くだけじゃなくて、まずお姉さんとして、妹の意思を聞きなさい。
 ……そういうまっすぐなところは、あの子の小さい頃にそっくりなんだから」

目の前の戦いを忘れてリインやシャマルに飛び掛りそうになるノーヴェの頭を、むぎゅっと押さえて静止させるギンガ。
完全に行動を予測していたかのような、鮮やかな手並みだった。

ノーヴェが一瞬であれ持ち場を離れたことで乱れた陣形は、チンクとウェンディが過剰火力を注いで支える。
2人はノーヴェと違い、初めからディエチの意見を待つつもりでいた。

▼▼▼

630 涵養 :2012/10/03(水) 21:58:21 ID:nhLumrFc

隊長であるリインフォースⅡから皆に通達される前に、ディエチはシャマルからその作戦を説明されていた。

「できる、かな……今の私に……」

出力を絞ってガジェットを撃ち抜く事は出来た。
だが、狭い通路が主戦場であった今回は、イノーメスンカノンの出力を全開にして撃つ機会に遭遇していない。
それはとりもなおさず、ゆりかごでの戦闘以降、一度も全力で撃っていないことを意味している。

迷い、そして未熟を思い知った今の自分に、高町なのはと同じ事が出来るのか。

「あら、出来るわよ」

「え?」

と。
ディエチの無意識のつぶやきに、目の前の緑の医師は、あっけにとられるほど事も無げに答えた。

「なにせ高町なのは隊長とレイジングハートに、遠隔目視観測からの狙撃をレクチャーしたのは、この私なんですから。
 そのシャマル先生が保証します―――大丈夫、ですよ」

▼▼▼

ディエチの口から了解の意が伝えられたことで、ノーヴェもしぶしぶ怒りの矛先を納めた。
それに、ここからが正念場でもある。

中枢部への砲撃を行うディエチと観測手を務めるシャマルは、その準備とチャージ時間の間、無防備になる。
殲滅ではなく維持が目的であるとはいえ、今まで7人で留めていたガジェットの波を、5人で支えることになるのだ。

「サーチャー、目標地点に先行完了……始めますよ、ディエチ」

「はい」

ディエチの足元にテンプレートが展開され、イノーメスカノンのチャージが始まる。

―――高町なのは。

その名前を聞くと少しだけ、狙撃手としての自分の誇りに火が灯る。

ヴィヴィオにした仕打ちと異なり、高町なのはに砲口を向けたことや、撃ち負かされたことに対しては、不思議と後悔がない。
むしろ、あれほどの相手と真っ向から砲撃の撃ち合いを演じたことは、誇らしくさえ思うのだ。

あの人にのように、なれるだろうか。
あの人のように強く―――優しく。

戦闘機人としてのデータリンク機能に、クラールヴィントからの情報が流れ込んできた。
直接の口頭指示ではなく、頭の中で狙撃に必要なデータが積み上がり、組み上げられていく。

その過程があまりにも理路整然としていて、心地良い。

中枢までの立体構造が、データとして『視える』。
方角と距離、その間の内部構造と対衝撃性能、ガジェットの配置―――そこから導かれる、詳細な砲撃シミュレート。

ああそうか、とディエチは1人で納得した。
高町なのはがゆりかごの壁越しにクアットロを砲撃したと聞いたときは、とんでもない無茶な力技だと思ったものだ。

けれど、今ならわかる。
あれは複数のカートリッジや砲撃出力に頼っただけの力技ではない。
『壁を抜く』という発想自体は別として、あの砲撃自体は極めて綿密に計算された上での、理に叶った選択肢だったのだ。

だから―――自分にも、出来る。

『出来る』と言葉で言われても、やはり迷いはあった。
けれどシャマルは、極めてわかりやすい端的なデータで『可能』であることをディエチに理解させたのだ。

だから、迷いはもう無かった。

「ISヘヴィバレル―――」

631 涵養 :2012/10/03(水) 21:58:57 ID:nhLumrFc
▼▼▼

「よう。今、大丈夫かい?」

「あらナカジマ陸佐。今日はこちらにお出ででしたか」

ノックに対してシャマルが許可を出すと、壮年の男性が気さくに扉を開けて医務室に入ってきた。
ゲンヤ・ナカジマ三等陸佐。
最近、海上隔離施設で姿を見ることが多くなった、外部の人間の1人である。

「この前は、ウチの『娘ども』が世話になったな」

「いえ、ギンガさんにはむしろ私の我侭に付き合っていただいて、感謝しております」

本来ならば上座を譲るのはシャマルであるが、ゲンヤはそれを手で制すと、患者が座る簡素な椅子に自ら腰掛ける。
立ち上がりかけたシャマルはそれならばといった感じで自らコーヒーを淹れ、話しながらゲンヤへと差し出した。

「……わかってて言ってるだろ?」

「あら、何のことでしょうかね?」

コーヒーを啜り、取り合わないシャマルに対して大げさに溜息をついてみせるゲンヤ。
シャマルは困惑ではなく微笑を浮かべて、そんなゲンヤを見つめ返す。

ゲンヤは、ここに収容されている元ナンバーズの4人の保護責任者として名乗り出ている。
現時点では本人たちには秘匿されている情報であり、第一、まだ正式に決定したわけでもない。
当のゲンヤ自体、姉妹たちとは『外部の人間』としてたまに会うだけであり、込み入った話などできる立場ではないのだ。

「―――ディエチがな、高町嬢ちゃんとの面会に応じたそうだ」

それでも保護責任者の候補として、姉妹たちの現状を担当職員から聞くことは出来る。

今までにも度々、なのはは面会に訪れているのだが、ディエチは『合わせる顔が無い』と頑なに会うことを拒んでいた。
それが先日、初めて面会に応じて、拙いながらもいろいろと話をしたらしい。

無論、機動六課から隔離施設に出向いて、姉妹たちとカウンセリングを行っているシャマルには既知の出来事だ。
けれど、実の娘に友達が出来たとでも言わんばかりに感慨深く呟くゲンヤに、それを指摘する意味も無い。

「更生プログラムも、先日の結果で前倒しが決まったらしい。
 ……そもそもの上からの意向じゃあ、あの任務は別の陸士部隊に割り振られたって聞いたぜ?
 それを機動六課が請け負って、先方にもえらい恩を売ったらしいな?」

「そのあたりは八神部隊長の立ち回りですよ。
 部隊解散後は特別捜査官として現場に出たいと言っていましたから、いろいろな所に顔は繋いでおきたいのでしょう?」

「八神ならここに来る前に会ったが、その辺の悪巧みは自分の担当じゃないって言ってたな」

「クロノくんかグリフィスくんか―――悪い事を知っている人たちが、周りにいっぱいいるんですよ。困ったものです」

腹芸などというレベルではなく、子供のような単なる言葉のやり取りをしながら。
シャマルは、儚げに笑ってみせた。

632 くしき :2012/10/03(水) 21:59:50 ID:nhLumrFc
以上でした

では失礼します

633 名無しさん@魔法少女 :2012/10/04(木) 01:38:28 ID:C7cXCM4U
これはシャマルSSというよりもうナンバーズSSじゃないか?www
まあ面白いのでよし!

634 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/10/04(木) 21:06:05 ID:C7cXCM4U
さて、くしきさんの投下を以って今回あらかじめ予定されていた面子による投下は一応終わります。
この後自然消滅するも、続けて書き上げたSSを投下して継続されるも自由ということで。

あ、ついでといっちゃなんですがちょっと出来上がった短編SSを投下します。
残念なことにシャマルさんメインじゃありませんがwww

635 壁ドン :2012/10/04(木) 21:07:03 ID:C7cXCM4U
壁ドン


「そういえば無限書庫のユーノ・スクライアさんってなのはさんの魔法の先生なんですよね?」

 と、食堂で昼食中にスバルは言った。
 
「そうだね、最初に魔法のことを教えてくれたのはユーノくんだよ」

 と、なのはは答えた。
 スバルは続けて質問した。

「じゃあやっぱり戦闘スタイルとかも同じなんですか? もしかして凄く強いんですか?」

 なのはに憧れて魔導師になったスバルには当然の疑問であった。
 もし自分が目指しているなのはのように強いのなら、なにか一つくらい戦い方を教えてもらいたい。

「ユーノくんは私とは全然違うよ。ユーノくんはあんまり戦闘、っていうか攻撃魔法の類は使わない人だから」

「へぇ、そうなんですか、ちょっと意外ですね。じゃああの人ってあんまり強くないんですか?」

「そうだね。あ、でも私ユーノくんに負けちゃったよ」

「え!? なのはさんがですか!? い、いったいいつどうやって」

 これにはスバルだけでなくその場に居た全員がざわめいた。
 まさかあの高町なのはが勝負で負けるとは、まるで想像がつかない事である。
 なのはの実力は管理局の中でもトップクラス、その彼女を打ち破れる者などそうはおるまい。
 皆の視線が集まる。
 
「どうって、えへへ……」

 なぜかなのはは顔を紅くして照れ笑いを浮かべた。
 そして言った、





「……ベッドの上で(///」





 その時機動六課の皆が行った壁ドンでミッドが揺れた。


終幕

636 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/10/04(木) 21:10:16 ID:C7cXCM4U
投下終了。
はい、ご自由にどうぞ。 (゜3゜)つ|壁| サッ


しかし>>533 で言われた甘党STS版とかどうしようかなぁ、需要あるなら書きたいけどネタがいまいち、良いのがでない。

637 名無しさん@魔法少女 :2012/10/05(金) 13:18:53 ID:f55g5rFo
なのはさん、キャロやエリオが聞いてるかもしれない食堂でその発言は不適切だと思いますっ!!(>_<)

しかし、ユーノ君書庫入りしなかったらガンダムWのヴァイエイト・メリクリウスみたいな、ほこたてコンビをなのはさんと組んでたんじゃないだろうか?

638 名無しさん@魔法少女 :2012/10/06(土) 22:15:58 ID:NyR41IFY
ピンク髪は淫乱というが、あけすけに淫乱ってよりも、潜在的に淫乱って方がいいよな

要するに口では偉そうなことを言いつつも身体は正直なシグナムと、性知識に乏しく何が起きてるか分からないけど性欲は強いキャロが見たい

639 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 00:33:21 ID:DrBnsS/w
キリエさん………

640 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 01:06:57 ID:SA7Tx.oA
姉妹百合美味しいです

641 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 01:39:02 ID:DdKHZNsI
そうえばナンバーズのセッテも髪ピンクだよね?
無口であんな巨乳の子が淫乱とか・・・・・・・うん、やばい。

642 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 01:49:25 ID:T7hqj1YE
>>637
どんなものでもブチ破っちゃう最強の砲台と
チャージ中もがっちりガードしてくれる最強のバリアか・・・
チートすぎて誰も勝てないな

643 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 02:12:02 ID:XpQsiH8U
フェレットモードのユーノがなのはの胸の谷間に潜り込んで一緒に戦うSSがあったなぁ

644 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 02:28:52 ID:X0sT0jJA
>>642
おまけに相手を捕縛して動きを封じる上に相手の位置を特定して砲撃の管制もしてくれるからなのはとしては最高の相棒だろうな

645 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 02:40:47 ID:LBrZSWm6
>>644
だが大人なのははそれら全て一人でできるから
二人で分担となるとかえって邪魔になる可能性が

646 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 02:44:27 ID:XpQsiH8U
>>645
リソースが無限なわけが無いんだから分散処理したほうが効率よくなるだろ
特に情報処理は間違いなくユーノのほうが上手っぽいしなのはが作中で扱ってない
結界関連転送関連もあるし

647 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 02:45:24 ID:Mv9QXrbE
大人ユーノが前線に立つ状況といったら、アリサやすずかみたいに魔法が使えない人の壁になるとかそういうものだろうね

648 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 03:03:38 ID:X0sT0jJA
前線での支援能力もなかなかの物だけど後方での支援能力はもっと凄いから司書長をやらずに
誰かの副官とかになってた場合相手は凄く楽できそうだな

649 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 03:44:50 ID:S3NCey/6
そういやピンクで思い出したけど、アミタ×ユーノを書くって言った人
今どうなってんのかな?

650 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 04:11:02 ID:X0sT0jJA
>>649
結構いいとこまで書けてたんだ
でも間違って消しちゃったんだ
だから一から書き直してるんだ
笑っちゃうよねw


ホント笑うしかないよね・・・

651 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 08:14:24 ID:GcU9.hks
>>646
分散処理で効率が上がるかどうかは各ユニットの連携にかかっている
つまりなのはとユーノが身も心もひとつになれば・・・ウフン

652 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 10:01:31 ID:gMrPSRO2
なのは「ユーノ君…このダブルディルドウもとい連結用デバイスで、
私がユーノ君の後ろを犯しゲフンゲフン、ユーノ君と連結して並列処理能力をアップさせるの」

ユーノ「だが断る」

653 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 18:51:55 ID:NoMN3tzo
四期ヴィヴィオのSS書こうと思ってvivid関連をググってたのに
コロナのデザインがツボすぎて困る
ロンスカっていいよね

654 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 19:13:13 ID:Mv9QXrbE
>>653
スカートの長さとそれが捲れた時のエロさは比例するっていうしね

655 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 22:59:49 ID:SbtqV9ps
>>645
同意。なのはさん、弟子として完璧だからな。
分担したほうがいいって言っても役目がダブってるのは変わりないし。

むしろ、事務仕事の多そうでしかも自称ガチンコだとキャロにしか勝てないはやてさんとこの方が、
書類整理と戦闘の両面で役に立ちそう。(ユーノって蒐集されてないから、はやてさんはユーノの魔法使えなかったよね)

>>650
ご愁傷様です。めげずに頑張ってください。


>>653
確かに。ストライカーズのなのはさんもノーマルよりブラスターモード(ロンスカ)の方が可愛かった。

656 名無しさん@魔法少女 :2012/10/07(日) 23:07:28 ID:pCWxWUZQ
>>655
ユーノ専用と思われる魔法については、ね
バインドなどの魔法類についてはStSでやたらめったらなのはに伝授していたことが分かってるから
並のバインド、シールド系ははやても使えると思われる

657 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/10/07(日) 23:19:33 ID:GcU9.hks
どうもー
闇と時と本の旅人 13話ができましたので投下します

658 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/10/07(日) 23:23:36 ID:GcU9.hks
■ 13





 硬く、独特の強力な洗剤でクリーニングされたシーツが放つ石鹸の芳香を感じる。
 身体の平衡感覚が希薄になり、クロノは夢の中にいた。
 これは次元航行艦の中だろうか。だが、アースラとは別の艦のようだ。
 歩くが、足音がしない。浮遊するような夢の感覚で、艦の中を進む。
 艦内の通路の配置を覚えている。おそらく、L級だ。スチールロッカーに刻まれた製造年度の銘が、新暦42年となっている。

 見覚えのある、横顔。
 しかし、この場所で彼を見たことは無いはずだ。
 クライド・ハラオウン二等海佐、管理局次元航行艦隊提督。彼の指揮するL級艦船エスティアは、同級2番艦であり、現在現役にある中では最も古い艦船のひとつだった。

 若くハンサムな提督に、胸を躍らせる女子乗組員も多い。
 クライドの腕をとり、抱きつく少女。青みがかった銀髪に、金の髪飾りがきらめく。

 そして少女はクロノにも振り返って微笑み、身体を触れ合わせてきた。
 腕を、肩を、胸板を触られ、股間をズボンの上から握られる。
 とても愛おしい男性の肉体の局部。触りたいのは素直な性欲。夢の中では抵抗できず、腰が浮き上がるような感覚で身体の力が入らない。

 青い瞳に青い銀髪の少女が、無邪気に微笑む。

 彼女を、クロノはまだ見たことが無い。

「アインスさん──」

 目覚めと同時に声が出たことに気づき、クロノはあわてて息を呑む。
 もし、エイミィやリンディに聞かれたら。どんな夢を見ていたのか、寝言で名前を呼んでしまうほど、夢に見るほど彼女にどんな感情を抱いているのか、厳しく追及されるだろう。

 おそるおそる、周囲の状況を確認する。

 昨夜は部屋の床に布団を敷き、エイミィと一緒に寝た。
 2台備え付けられていたベッドには、片方にはリンディと、もう片方にはフェイトとアルフが寝ている。外はほのかに明るくなっており、まだ夜が明けきる前の早朝だ。
 エイミィはクロノの背中側から抱きついて、クロノの下腹に両手を包み込むように組んで抱えている。
 クロノの逸物を触りながら眠ったのを思い出した。エイミィはまるでおもちゃを与えられた子供のように楽しげにクロノの竿や袋を触っていて、パジャマの上からだけでなくパンツの中にも手を入れたりしていた。

 エイミィの手指の感触で、朝立ちしていることに気づく。
 ゆっくりと、布団の中で身体を回し、エイミィのほうに向き直る。エイミィもリンディも、まだ眠っていて静かな寝息が聞こえる。この部屋で起きているのはクロノだけだ。

 パジャマのボタンがほどけて胸のふくらみが見えているエイミィの寝姿に、クロノの股間はにわかに元気を盛り上がらせた。
 肌を触れ合わせることが気持ちいい。アインスだけではなく、幼馴染の少女とこのように触れ合うことが気持ちいい。

 そっと顔を近づけ、静かに上下しているエイミィの胸元にキスをする。
 思わず、笑みがこぼれた。
 同時に温かい吐息が首元にかかり、クロノは布団の中で心臓を飛び上がらせた。

「おはよ、クロノ」

 ぎこちない動きで振り返る。
 いつの間にか起きてきたリンディが、悪戯っぽく微笑みながらクロノの枕元に座り、見下ろしていた。

「か、母さん!?」

「もうすっかりできあがっちゃったみたいね」

「あっ……」

 起きたばかりで、しっとりと濡れているリンディの髪が、クロノの感情を激しく駆り立てる。
 普段見ない、母の姿。年齢を重ねた女性とは思えないほどの瑞々しい肌と貌。
 太陽が東の空に姿を現し、窓から差し込んできた淡い光で、リンディのネグリジェが透け、天使の衣のような薄手の布地を透かしてリンディの身体がシルエットになって浮かび上がる。

 胸が激しく脈打ち、ペニスがいよいよパンツの中でいきり立ってくる。

659 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/10/07(日) 23:24:49 ID:GcU9.hks
「ね。こうして一緒に寝るのも久しぶりよね」

「リンディさん」

 エイミィもクロノを後ろから抱きとめ、逃がさない。
 布団の中で二人に挟まれ、合計4つの乳房と乳首に包まれる。

「なんだか……、わたしまで、リンディさんにムラムラきそう。朝だからかな?」

「な、何言ってるんだエイミィ!」

 フェイトがまだ寝ているので大声を出せず、身をよじりながらエイミィにささやく。

「わたしたち、家族──ですよね。互いに隠すことなんて無いんですよね」

「ええ……。クロノ、母さんもエイミィもさびしかったのよ、あなたがずっと、帰ってこなくて──」

「クロノくん──。うちは、クロノくんがいてこそだから。将来、クロノくんが、一家の大黒柱になって。わたしもリンディさんも、クロノくんに仕えて、家庭を守っていくんだから」

 寝起きでまだはっきりしない思考が、釈然としない言葉の解釈をしきれず、クロノは半ば朦朧とした意識でリンディとエイミィに抱かれている。
 それでもひとつ確かなことは、クロノのペニスは、睡眠の間に溜め込んだ精力をみなぎらせているということだ。
 エイミィを左腕に抱き、姿勢を仰向けに直したクロノの上に、毛布をはだけながらリンディが覆いかぶさる。
 ゆったりとした薄手のネグリジェが、クロノを包み込むように垂れ落ちてくる。黄色い朝日に、リンディのボディラインがくっきりと透けて浮かび上がる。

「母さん──」

「ねえ、クロノ。いつまでたってもあなたは私の可愛い息子よ……大きくなっても、いつまでも、私はあなたを愛していたいの」

 触れる。
 リンディやエイミィだけでなく自分も、乾いた寝汗と皮脂が混じり、独特のフェロモンを含んだ芳香が肌を包んでいるのがわかる。
 この匂いは、嗅いだらくせになる。性欲を刺激し、懐かしさを覚える、人肌の匂い。
 アインスの匂いとは違う、リンディの匂い、エイミィの匂い。
 そして自分の匂いも、二人にとっては、とても懐かしく、そして恋焦がれるものだろう。

「クロノくん、キスして見せてよ。わたし、リンディさんとクロノくんのキス、みたいです」

 エイミィの声。返事を待たず、リンディの潤んだ瞳に、クロノは意識を奪われていた。
 目が釘付けになり、横から聞こえるエイミィの声に反応できない。
 自分の肉体が、リンディにその狙いを定めた。思考が覚醒しきらない状態で、肉体の本能がはっきりとわかる。クロノの肉体は、人間の男を超える、ある種の強烈な精力を身につけつつある。
 その力でもって、女たちをひきつけていくのが本能だ。
 人間である以上、女性にも性欲はある。ただそれをあまり表に出したがらないだけで、セックスの気持ちよさを味わいたいと思う気持ちは誰もが共通だ。

 母の重み。
 ゆったりとした乳房が胸板の上に載り、クロノは母の身体を自分の腕の中に収めていると感じとった。
 右腕をリンディの背中に回し、髪を撫で、背筋を確かめる。やわらかく脂のついた、熟した女の肉体。背骨に繋がる骨盤の形が、その中に収まる子宮とそこに肉付く尻のシルエットが手に取るように浮かぶ。
 女としての母の肉体を、イメージできる。

「ん……」

 起き抜けで、粘度が高くほろ苦い、母の唾液の味。幼い頃、寝る前にしてくれたおやすみのキスとは違う。
 初めてアインスとキスをしたときのように、唇を深く交わらせる、性の儀式としてのキス。

 母の唇。
 信じられないほどに、やわらかい。年齢を感じさせないほどのみずみずしく、程よい厚さの熟れた唇。
 かあっと頭の奥が熱くなる。それでいて、思考は冷静さを保っている。
 自分の肉体の力がわかる。自分の肉体に触れた女が、たまらない愛おしさに包まれて虜になっていく様子がわかる。

 身体を重ねること、交わること。
 とても気持ちのいいこと。
 アインスが教えてくれたこと。

 それは、今のクロノにとって最大の武器となる。

「かあさん、んむっ」

 頭を持ち上げ、吸い付く。瞬間息を止め、そして、鼻と唇の隙間から呼吸を再開する。
 寝ていた間に歯と舌にたまったぬめりをかきとるように、舌を差し入れ、絡ませる。いきなり舌を入れてくるとはさすがのリンディも予想外だったのか、クロノの胸の上で艶かしく背を反らす。
 その動きによって乳房がクロノの目の前にこぼれ出て、それをエイミィが横から触る。

「っはぁ、はぁ、クロノ──あぁ」

660 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/10/07(日) 23:25:46 ID:GcU9.hks
「リンディさん、すごい……もう、見てるだけであそこがジュンってなっちゃいます」

「エイミィ──」

「クロノくん、ほら──わたしもリンディさんも、クロノくんのことが好きでたまらないんだよ?わたしたちは家族だから、いちばんに大事にしてくれるよね?」

 母と幼馴染の、女の欲望をむき出しにした瞳。
 切ない恋心に潤み、感情をあふれさせている。

「ああ……母さん!」

 思い切って身体を起こし、リンディを布団の上へ仰向けにしてのしかかる。
 布団へ両腕をつき、リンディの胸へ身体を預けるようにして、胸いっぱいに母の乳房のやわらかさを感じる。
 出産と子育てを経験している女性の、乳汁を出すことを経験している乳房。硬いしこりのようでいて、しかし胸の中に確かにわかる、赤ん坊にミルクを与えるための乳腺。
 一度はここから乳汁を出し、クロノはそれを飲んだことがあるはずだ。

「すっごい、クロノくんのあそこ、バッキバキになってるよぉ」

 感極まった声で、エイミィが後ろからクロノに抱きついて、ペニスをいじくっている。
 エイミィはすっかり、この男性器のかたちを触ることにぞっこんになってしまったようだ。クロノなら、クロノの逸物なら、どれだけ触っても飽きない。

「はぁっはぁっ、か、かあさんっ」

「んっ……クロノ、すごいわ、熱い……あぁ……うれしいわ、あなたがこんなにたくましくなって」

 ネグリジェの上から、乳首をつまむ。
 経産婦ならではの、大きく発達した硬い乳首。赤ん坊がくわえやすいように膨れ、口にちょうどいい大きさになっている。
 白い肌の中に、うっすらと紅色に染まる乳輪。限りなく濃厚な、ミルクの香りを放っている。

 たまらず手を股間に伸ばし、リンディの茂みに指が絡む。許されることのない、交わり。
 それは近親交配による遺伝子の弱体化を避けようとする本能かもしれない。しかしそこに、人間は、背徳の欲望を見出す。

「ふぁっクロノ、クロノ、あぁ、あ、だめぇ……」

「リンディさん、わたしたち、家族ですよねっ!家族が増えると、うれしいですよねっ!」

 幼馴染の少女にはサディスティックな一面もあるのか、とクロノは思う。
 クロノの背中から身体を滑らせて、二人の股の間にかがみこんでエイミィはクロノの玉袋を手のひらで支えながら竿を舐め、さらにリンディの膣口を指で広げようとする。
 膣を閉じようと収縮するリンディの八の字筋がエイミィの指に逆らい、襞に指が食い込む。
 自分のとは違う濃い愛液が、エイミィの指先や爪の間に染み込んでいく。

「すごい、リンディさん、あぁ……匂いがすごくて、もう、なんだか……くらくらしそう」

「ひ、ひゃっ、え、エイミィそんなっ、そんなところぉ……あぁあっ!!」

「くぁっ、エイミィ、ああそんないっぺんにっ……」

「いいじゃないですか、恥ずかしがることなんてないですよ!ちゃんと濡らしてあげて、ほらクロノくんも」

 リンディの上に乗った体勢で見えないクロノの手を取って導き、陰唇へ持ってくる。
 指の感覚だけでクロノはすぐにリンディの形をおぼえ、人差し指と薬指で襞を広げ、中指をまず差し入れた。陰唇の内側にある分泌腺を指先で刺激し、愛液を出させる。
 さらに親指でクリトリスを押し込み、こちらも、とても大きく硬く、もしかしたらアインスよりも大きく勃起しているかもしれないと感じ取る。

 今はアインスのことは少しだけ忘れよう、とクロノは思った。
 アインスのおかげで、今まで持っていなかった力と技を覚えた。女体の扱いをアインスから教わり、それは役に立っている。

 深い感謝と、それから忠誠のような広い愛情。

 アインスはきっと、クロノよりもずっと人生に詳しく、底の知れない心を持っている。
 彼女に愛されて、彼女を愛して、きっと自分はもっと高みを目指していけるだろうとクロノは思った。その先に何があるのかは、おぼろげに感じているが、それはまだはっきりと姿を現してはいない。
 今はただ、この身についた力で、女たちを喜ばせたい。歓びを、味わってほしい。

 長く伸ばされたエイミィの舌が、リンディのアナルからヴァギナ、そしてクロノの竿、玉袋までを余すことなく舐めあげ、リンディのたっぷりと肉付いたヒップが激しく跳ね上がり、息子の腰を貪欲に打ち据えた。

661 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/10/07(日) 23:26:56 ID:GcU9.hks
 




 朝凪が広がり、静寂に包まれた海岸で、アインスははるか遠い第97管理外世界へ思いを馳せていた。
 11年前のあの時から、闇の書が次に向かう場所は分かっていた。
 探索行のプランはあらかじめ計算され、それは闇の書内部に格納されていた。

 それを取り出せば、あらかじめ待ち伏せ作戦をとることもできた。
 管理局提督、ギル・グレアムが自分に対して抱いている感情を、アインスは思案する。

 親友の仇?しかし、グレアムがそのようなそぶりを見せたことは、少なくともアインスに対しては無かった。
 自分を利用すれば、闇の書に先回りをし、戦いを有利に進められることは分かるだろう。そう考えてくることを見越してアインスもグレアムに協力している。
 11年前の闇の書事件が起きるまでは、グレアムもクライドも、アインスを普通の人間だと思っていたのだから。

 クライドの想いにこたえたかった。愚かしくさえ思えるほどに実直で、濁りのない清らかな男だった。
 本当に、愛していたと思う。
 しかし、人間はどんなに頑張っても高々数十年しか生きられない。自分は今まで、幾星霜もの時を過ごしてきた。その時点ですでに隔たりがある。
 時を過ぎれば人間は朽ち、どんなに愛した男がいても、次の新たな男を探さなければならない。
 正体を知っても、クライドは自分を愛し続けてくれていた、とアインスは回想する。
 闇の書の意志。そう呼ばれてきたことを知っている。
 彼の妻のことも知っている。彼の息子のことも知っている。
 自分の心と、自分の命と。それらを天秤にかけて、彼は自分の心を選択した。己を曲げないために、自らの命を犠牲にした。
 次元世界の平和のためには、もはや人の道を外れてしまった自分が生き続けることはできないと判断した。そして彼は、クライド・ハラオウンは、次元航行艦エスティアとともに、遥かな星の海に散った。

 今更彼の後を追ってなんになる、とアインスは想う。
 実直で、それゆえに愚かな男だった。どんな理由があっても、自ら命を絶つ選択など、愚かだ。
 それで本当に命あるものといえるのか。命は、生き延びようとすることがその本分である。

 しかし同時に、闇の書の力に染まったクライドが生きて管理局に戻ったら、人間社会にもたらされるであろう混乱は想像に難くないことも事実だ。
 悪い想像は、妥当で、理解できる。
 しかし納得はできない。それは自分が人間ではないからかもしれない、とアインスは考える。
 クライドは、自分が人間ではなくなってしまったことを悟り、それである種の悲観に苛まれたのかもしれない。だとするなら、彼は自分のせいで命を絶ってしまったことになる。
 いかに強靭な精神を持つ管理局提督であっても、自我が破壊されるほどの衝撃に耐えることを求めるのは酷である。
 息子の前に戻れるのか。妻の前に戻れるのか。
 自分の肉体は、妻と再び交われるのか。妻を抱くことが許されるのか。

 クロノを、騙していると言われれば確かにそうなのかもしれない。
 また、もし最初からクロノにすべてを打ち明けていたとしても、たとえクロノのほうから求められても断るべきだったかもしれない。
 自分は、人間ではないから。人間と交わることは許されないから。

 闇の書は、それ自体が人類という種族にとって異物であった。
 それはアインス自身にとっても想定外であった。自分が生きていることが、人間にどれだけの影響をもたらすのか。それによって影響を受けた人間はどうなるのか。
 人間の恐怖を、喰らうことが自分の命だった。
 今、こうして自分が生きていること──クロノや、リンディや、グレアム、フェイト──彼らと共に過ごしていることが、いったい何を意味するのか。それはまだわからない。
 あるいはカリムのように、俗世を捨てて人里離れた土地で静かに隠遁すべきだったのかもしれない。

 それができればどんなに楽か──とは、今更考えても仕方ない。
 海から目を伏せてへたり込み、砂粒が膝と脛に食い込む感触を感じ取る。

「クロノ……私は、お前と一緒に……生きていきたい」

662 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/10/07(日) 23:27:37 ID:GcU9.hks
 過去に、闇の書の主となった人間たち。彼らもまた、闇の書の一部となって生き続けることはできなかった。他の人間たちから攻撃され、闇の書はそのたびに破壊された。
 圧倒的な人間の魔法の攻撃を受け、そして主たちは、人間からの攻撃を受けて死ぬことを望んだ。
 極限状態の意識の中で、冷静な思考を保てる人間などそう多くはない。

「私は、もう闇の書の騎士じゃあない、お前にずっとそばにいてほしいんだ──こんな私が、主に認められるわけがない──私は、騎士失格……だ──」

 自分を抱きしめ、背を丸め、俯く。心の奥底、胸の奥深くから湧き上がる黒いものを抑え込もうと、胸を締め付けるように自らを抱く。
 これは自分なのか。自分ではないのか。人格が分裂して、自分ではない何かが意識の中に巣食っているのか。
 だとしても、記憶を失っていた期間は思い当たらない。自分の意識はすべて管理できているはずだ。
 すなわち、これは自分の意志。普段抑圧していて表に出さない、自分の本当の望み。エゴ、まさしく字義通りの真の自我。

 涙が、零れ落ちる。
 自分が本当に望んでいることは何だ──切なく胸を切る感情を浴び、アインスはその言葉を意識の俎上に書き記す。

「どうして、クライド艦長、あなたが死ななければいけなかったんですか……私は、闇の書は、ただこの世に在るだけで人間に追われる……
あなたが死んだら、私がどうなると……私は、最後の最期で、あなたに裏切られてしまったことになるんですよ……
私は、あなたを守れなかった……どんなに後悔しても取り戻せないことは分かっている、だから……」

 悔しさと悲しさが綯い交ぜになった、苦い涙。拳を握り締め、振りかぶり、砂浜にたたきつける。
 指の甲に砂が噛む痛み。小さく散る砂粒が、すぐに浜辺に落ちて溶け込み、何も答えずに沈黙する。この大地をさえ叩き割りたいと思う、やり場のない歯がゆさ。
 人間は自分を身勝手だと貶すだろう、しかしそれは、自分が人間ではないからだ。

「だから──、もう何があっても、私は私を生き続けさせる、それがクライド艦長、あなたへの手向けだ……
だからクロノ……お前を私のものにしたい、主と、お前と、皆で──私たちだけの、だれにも邪魔されない私たちだけの世界をつくろう……」

 果てしない願いが、張り裂けそうな胸の切なさを涙に変えて溢れ出させる。
 砂浜に落ちたしずくが、粒を集めて沈んでいく。
 守護騎士たちの頭領、烈火の将には、お前は泣き虫だと言われたことがある。もう遥か何百年も前の、まだ闇の書自体が幼かった頃のことだが、その頃からもうすでに、システムの崩壊は進行していた。
 闇の書は、建造された当初から不安定なシステムだった。管制人格であるアインスの能力をもってしても制御できないシステムクラッシュを頻繁に起こし、プログラムの暴走事故を招いた。
 やがてアインス自身、すなわちシステムマネージャともいうべき管理プログラムがコアカーネルからリンクを断たれて完全に切り離されてしまい、闇の書の機能に干渉できなくなった。

 別たれた運命──無限の転生能力を持つ守護騎士たちと、無限の再生能力を持つ管制人格。
 そしてアインスは、自らの意志で、闇の書の完成のために動き始めた。
 壊れたプログラムを修復し、モジュールを整え、リンクを正しく整理する。そうして、完全な状態を闇の書が取り戻せば、それは強力な武器としての生命体になることができるだろう。

 クライドがその力になってくれると思っていた。しかし彼は最後の最期で、管理局のために闇の書を破壊する選択肢を選んだ。
 そして現代、彼の息子クロノは、どのような選択肢をとるか。
 アインスに従い、共に戦ってくれるのか。それはクロノにとっては、恩師、家族、友人たち、同僚たちすべてに対する裏切りとなるかもしれない。
 果たして自分は、彼ら、クロノの社会生活の基盤すべてよりも重いだろうか。クロノがこれまでのそしてこれからの自分の人生と、アインスを天秤にかけて、アインスを選ぶに値すると考えるだろうか。

 確かに管理局は混乱するだろう。だが、クロノさえ手に入れられるなら、どこか遠い無人世界へ引きこもって、自分たちだけの次元世界を作っていくことだってできる。
 もちろんそうなれば、今まで共に暮らしてきた家族、共に過ごしてきた友人、共に働いてきた同僚たちとはお別れだ。
 新天地には、自分と、闇の書の主と、守護騎士たちしかいない。

 孤独ではない。なぜならば、そのような未来が現実になるであろう時には、すでにクロノは人間の心を失っているだろうから。

663 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/10/07(日) 23:28:24 ID:GcU9.hks
 




 仰向けに寝かされたリンディの胸に、両側からフェイトとアルフが覆いかぶさっている。
 リンディの豊満な乳房は、ブラジャーなしで仰向けになった状態では果てしないほどに広がり、胸の上でたっぷりと乳量を揺らしている。
 寝そべりながら乳を吸うように、フェイトとアルフが、両側からそれぞれリンディの乳首に吸い付いている。
 エイミィに後ろから抱かれ、玉舐めされながらクロノはリンディの股間の前に膝をついて姿勢をなおし、挿入の準備を整えていた。
 エイミィの視点からは、待ちきれないように大きく緊縮と弛緩を繰り返すリンディの膣とアナルの様子がよく見える。蒸れたフェロモンを保持するふわりとした陰毛に包まれ、大陰唇がぱっくりと口をあけている。
 開いた襞の中で、幾重にも取りすがって絡まる肉壺の入り口が、クロノの先端から垂れ落ちる先走り汁を啜って吸い込んでいる。

「すごい、リンディさん……たまんないです、すごいすごい、エロくて……」

 心底感心したといった声で、エイミィはリンディの花弁を摘まんでめくったり、クリトリスの先端をつついたり、指で押したりこねたりしている。
 そのひとつひとつにリンディは激しく反応し、ふっくらと肉付いた腹肉や、太ももの肉が揺れ、弾む。
 腹肉に囲まれた臍穴が、きゅっとすぼまった漏斗型の肉の穴をつくりだし、腹の動きに従って艶めかしく蠕動する。

 田舎の実母はこれほどの若さを保てていなかったなあ、などと思いながら、エイミィはリンディの肉体をいじって遊ぶ。

「い、いやぁっ……やめて、エイミィ……あ、ああっ!んっ……ふぅ、ふっはぁぁっ……」

「そんなこと言って、本当はリンディさん、したくてたまんないんですよね?クロノくん、もうこんなに立派になってますよ?クロノくんも、大好きなお母さんに感謝したいんです。
わたしも、リンディさんがわたしのお母さんになってくれたらいいなって思ってます……フェイトちゃんも、そうだよね?」

「ちゅむっ……ちゅぱ、はい、エイミィさん……やさしいおかあさん、に……リンディさん、きれい……」

「ふぇ、フェイトさん……あぁっ、あ、んっくぅ……そんなっ、そんな吸い方って、あぁ、いやぁぁっ」

「リンディさぁん……アタシもフェイトも、すきなんですよぉ……おかあさんすきです、リンディさん、あたしたちみんなリンディさんをすてきなおかあさんだって思ってます、愛してますぅ……」

 喉を鳴らして甘えるアルフ、大きな乳房に顔を埋めて乳首を吸っているフェイト。
 アルフもさることながら、フェイトの乳首の吸い方も、赤ん坊のそれとは違う、愛撫のためのやり方になっていた。聖王教会で、カリムとアインスに教えられた。熟れきらない唇と小さな舌でついばむように乳首を咥え、甘噛みする。
 リンディの身体は艶めかしく、滑らかに、弾力をもってベッドの上で跳ね、よがる。
 身体をくねらせ、全身に降りかかる性感を味わう。エイミィに内股を撫でられ、股間を舐められ、アルフとフェイトに胸を責められる。
 その間、クロノはリンディの両手に手のひらを合わせて繋ぎ、膝の上にリンディの太ももを載せ、身体を支えていた。
 リンディはクロノの前で股を大きく開いて、M字開脚の姿勢で、正常位の体位をとっている。

 これを眺めているだけでもとても心地いい、とクロノは思っていた。
 エイミィとアルフとフェイトと、3人の少女からの愛撫を受ける母。たまらなく扇情的である。男である自分が交わるよりも、より美しくエロティックであるとさえ思う。
 レズビアンの女性を鑑賞したいと思うのは単なるフェティシズムだと思っていたが、いざ自分の母親がそうなってみると、息子である自分は、狂いそうになるほど性欲が昂ぶり、そして忌避感が薄れてくる。
 母リンディを、一人の女性として見ることができるようになっている。

 上半身をやや前傾させ、リンディの視界にクロノの胸板までが入るようにする。
 息子の肉体。大人への入り口にさしかかり、小さな子供ではない、しっかりと骨格と筋肉のついた大人の男へと変わり始めている。
 もう長いこと見ていなかった、息子の裸。男としてのクロノの裸の肉体を見て、リンディもまた抗いがたい背徳の性欲を生じていた。

664 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/10/07(日) 23:29:37 ID:GcU9.hks
「母さん」

 クロノの呼びかけ。まだ声変わりのしていない、幼さの残る少年の声。しかし、クロノは執務官としての気勢を張るため、常に低く抑えた発声をするよう心掛けていた。
 それは多少なりとも心の抑圧であった。
 晴れやかにさえ思えるほどの、クロノの声。澄んで、細く、高く、それでいて芯のある、魅惑的なクロノの声。
 その声で名前を呼ばれると、身体の芯から、感情が湧き出して、心が茹で上がってしまいそうになる。
 大人である自分が、子供たちに群がられている。その意識もまた、リンディをよりいっそう興奮させる。

「母さん……僕は、忘れちゃいけないんだ。自分の意志で、歩いていく──いつまでも、母さんに助けてもらってばかりじゃいけない、男として独り立ちしなきゃいけないんだ。
でも、それは母さんを置いて行って独りにするって意味じゃない……母さん、僕は母さんのこと、とても大切に思ってる」

「ああ……クロノ……」

 息子との愛。自分が腹に宿し、自分が産み落とした子供。それがやがて成長し、生殖能力を身につけた。
 そうなったとき、親と子ではなく、男と女として向き合うことができる。
 立派な男になってほしい。クライドを亡くしてから、再婚せず、管理局提督としての仕事に打ち込んできた。どこかで、慰めがほしかった。クロノをいつまでも子供として愛することで、その代償になっていた。

 でも、クロノだって時を経れば成長していき、やがて大人になる。そうなったとき、いつまでも子供離れできないようではいけない。
 愛されたい。愛するだけでは、自分がわからなくなってしまう。クロノに、愛されたい。
 愛情と、性欲は、切っても切り離せない。乳首を吸い続けるフェイトとアルフの舌遣いが、クロノの微笑みとオーバーラップして、果てしない感情をリンディに想起させる。

「母さん……」

「ふあっ……、あぁ、クロノ、クロノ……おねがい、きて……」

 声にならなかった。唇を動かそうとすると同時にエイミィが尻肉に舌を当て、クロノを導いた。フェイトとアルフが、手のひらで乳房を押さえ、より激しく乳首をしゃぶる。
 クロノのペニスが、まっすぐに、肉の花園へと降り立つ。
 これ以上ないほどに美しい人体の神秘だと、エイミィは思っていた。
 なだらかにそして豊かに盛り上がったリンディの恥丘に、濃緑色の陰毛が萌え茂っている。生え際は汗と愛液でしなりと湿り、ほのかに絡み合い、そして手入れされた大陰唇の周りは、澄んだピンク色が、健康な血肉が通っていることを主張している。
 密度の高い膣口の肉襞は、とろとろに愛液で包まれた粘膜から、濃厚なフェロモンを含んだ空気を、膣の収縮運動によって吹き上げている。

 クロノのペニス。14歳の少年としてどれほどのサイズ、発育なのかはわからない。しかし、これはすばらしい逸物だ、とエイミィは思う。
 昨日、磯辺で、自分はこのペニスを体内に受け入れた。性器を、交わらせた。
 ヒトの交尾。男と女の生殖器が、互いに結合し、それぞれの持つ卵子と精子を吐き出しあう。
 美しい。息をのんで、クロノとリンディの結合を見つめる。不思議と嫉妬はわかない。ただただ、幼馴染の少年と、その母親の、命と精力の力強さに魅入られていた。

「かあ……さん……っ!くあっ……!」

「ぁぁっ……!」

 声にならない喘ぎを漏らし、奥歯を噛みしめ、クロノの両の手のひらを強く握りしめて身体を支え、リンディは腰を反らせた。
 股の間に陣取ったエイミィの視点からでは、まさしく絶景のような、果てしないほどの広さと体積があるように見えるリンディの尻と腰と太ももが、大きく隆起してベッドに押し付けられている。
 クロノはゆっくりとそして力強く腰を進め、わずかな反り返りとともに勃起したペニスを、リンディの陰唇へと挿入していく。
 膨れた亀頭で押し広げられた花弁が、弾力をもってカリ首に食いつき、引っかかりをつかまえて抜けないようにする。
 溢れ落ちてくる愛液を、エイミィはリンディの股間に舌を差し出して受け止め、舐めとり、さらに身体を起こしてクロノに口移しで啜らせる。
 クロノを背中から抱き、首をひねらせてキスをし、口に含んだあふれんばかりの濃厚な蜜をクロノに注ぎ込む。
 母親の、性の体液。母親が、女になったことを示す肉欲の液。
 これを飲むことで、自分もまたリンディの子供に、リンディの娘になれるような気がした。いずれフェイトにも味あわせてやりたいと思った。今はフェイトは、リンディの母乳を飲むのに夢中になっている。

665 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/10/07(日) 23:30:48 ID:GcU9.hks
「はあっ……リンディさん、すごいじゃないですかぁ……わたしたち、みんなリンディさんのこどもですよ、リンディさん、いっきに子供3人も増えたじゃないですか」

「母さん……?リンディ、おかあさん……」

 フェイトが顔を上げ、つぶやくように名前を唱える。
 小さな唇から、白いしずくがこぼれている。リンディの母乳だ。もう10年以上前、幼かった赤ん坊のころ、クロノも飲んだことがある。

「……ただいま、母さん」

 いっぱいまで腰を進め、下腹部と太ももの付け根が触れ合う。リンディの膣は、クロノの大きく勃起したペニスを完全に呑み込み、根元までぴったりと咥えた。
 陰茎全体が肉襞に包まれ、ゆるやかに蠕動運動を繰り返す膣に、クロノのペニスはすっぽりと囲まれている。
 ペニス全体に、リンディの体温を感じる。
 太ももの付け根、股関節の筋肉のへこみにおさまった睾丸が、激しく脈打つリンディの鼓動を受け取っている。

 わざとらしいかもしれない、と思いながらもクロノは口に出した。母は、自分を子供としてみなしたい。それとも、男としてみなしたい。そのどちらかを、リンディ自身に確かめる。

「ああ……クロノ、クロノ……私のクロノ……」

「リンディ」

 その瞬間、リンディの股間の筋肉すべてがいっせいに引きつり、愛液をめいっぱい搾って吹き散らしながらクロノを締め上げるのを、エイミィは見た。
 フェイトとアルフも、乳房そのものが膨張するように突き上げられ、乳首から唇がすっぽ抜け、母乳のしずくを飛ばしながらベッドに転がった。

「くぁっ……!あぁ!」

 うめき声をあげ、クロノが胸を突っ張る。リンディもまた、腰を浮かせ、しなやかに捩る身体の上で乳房と腹肉、尻肉、股肉を躍らせている。
 クロノに名前を呼ばれたことで、リンディはこれまでにない強烈な幸福感と性感を受けた。
 今までずっと、クロノはリンディを母さん(マム、マイマザー)と呼んでいた。
 初めて、名前で呼ばれた。それは対等な人間として、女としてリンディをみなしていることをあらわす。

「クロノっ、あぁっ、いい、いいわぁ、んあぁっ、いぃ、ひっ、あ、すごっ、すごくっ、なか、はいってくる、なかまではいってくるぅ!」

「リンディさんっ、おっぱい、もっとのみたいです……」

「あっ、ふぇいっ、フェイトさんっ、あぁ、あぁぁっ、んっそんなぁ!く、あぁっ……も、もうだめぇ……おっぱい、乳首、ちくび吸われてぇ……あぁぁん、切なくなっちゃう……!
んうううっ!くぅ、くぁぁうっ……!く、クロノ、あぁっクロノお願い、きて、きて、きてぇっ!私を、あぁっクロノ、おねがい、突いてぇ、あぁぁ!」

「いいよ……いっぱい、触れ合おう」

 フェイトとアルフに両胸を同時に吸われ、さらにエイミィに襞を舐められている。これほどの刺激を同時に浴びて、さすがのリンディも我を忘れそうになっている。
 これほどに刺激されていて、膣に挿入されたペニスが動かないというのはまさに生殺しだ。母親としての表情は霧散し、純粋な、快楽を求める雌の貌になってリンディは嘆願する。

 征服欲、というのだろう。クロノの中で確かにそれは芽生えた。
 こうやって刺激し、責め、女を寵絡する。それが確かに技として存在する。

 ゆっくりと、長く、深く、ストロークを開始する。
 リンディの膣の内側の肉襞を一枚一枚、丹念にめくり味わうようにペニスを動かしていく。クロノのカリ首にこすられ、しごかれてリンディの肉壺はそのたびにはじけるように震える。
 とめどなくあふれる蜜が、股間を限りなく濡らし、互いの太ももと腰が滑るように、艶めかしく絡み合う。
 間近で見ているエイミィさえもがうっとりと見入ってしまうほどの、美しく、倒錯的な交合。

「すごい……たまらない。いいよ、かあさん……もっと、深く」

「ええっ、そう……もっと、奥まで来て……もっと、もっと奥まで……私の中、に、はいって、きて……んんっ!」

「中で、動いてるよ、中で……くっ、ぁ、これ、母さんの子宮……母さんの、中……母さん、ここに……キス……するよ……
子宮に、触れてる、僕のちんちんが、母さんの子宮にくっついてる、ちんちんが、わかるかい、僕のちんちんだよ……」

「あぁっ、クロノ!あぁ、あぁ、っくぅああぁぁ……!ひっ、はぁ、ぁっいい、いい……いいわぁクロノ、わたしうれしい……
クロノが、わたしを、あぁぁ……ごめんなさい、こんなわたしを、あぁ、息子に、息子のチンポに慰められて……あぁぁ……」

「涙は、嬉しさで流そう。もっと、気持ちよく……母さんを喜ばせてあげたい」

666 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/10/07(日) 23:31:37 ID:GcU9.hks
 母を喜ばせたい。クロノの優しい言葉に、数か月前の自分の想いを思い出し噛みしめながら、フェイトはひたすらにリンディの乳首を貪った。
 大きく、硬く勃起したリンディの乳首。舌と唇だけではくわきれないほどに大きくなり、小さな前歯をそっと当てて甘噛みする。
 痙攣するように細かく揺れるリンディの乳房は、ゆったりと、優しく、フェイトを包んでいた。

「僕のちんちん、ほら、母さんの中に入ってる、母さんの膣に入ってる、僕のちんちんが……僕のちんちん、母さんのおまんこの中に入ってるよ。
母さんの中、とても……気持ちいい。とろけて、やすらかで……母さん、僕、でるよ……母さんの中に射精しちゃうよ……」

「はぁっ、はぁっ、ん、んっクロノ……!ええっ、いいわ、だして、私の、かあさんの中に……出して!あなたの、精子、あぁ、あなたが大人になった証、いっぱい……あぁぁっん!」

 押し付けられるクロノの腰に、リンディの腹肉がぷくりと盛り上がる。
 脂肪を押し寄せられたのと、さらに、クロノの放った大量の精液によってリンディの膣が膨張し、それが下腹をも押し上げたのだ。

 目くるめく、狂おしい性感の中で、クロノはこれまでにないほど落ち着いていた。
 けして感情が冷えていたわけではない、冷静ではないが、意識が落ち着いていて、状況を客観的にとらえることができた。
 自分の意識が確かに変容しつつあることを実感している。
 実の母親と交わる、しかも恋人になろうとしている幼馴染の前で、しかもほかの子供たちと一緒に、である。
 近親相姦よりもさらに変態的で倒錯的な交合の中、これが自分に身についた新たな力によってもたらされていると実感していた。

 リンディを、さらにはエイミィやフェイト、アルフさえをもこの射精で虜にする。
 単なる神経の興奮による錯覚ではない、実際に自分の肉体の表面から何かが放たれ、皆に浴びせられたとクロノは確信した。
 この射精を浴びて、リンディだけでなく皆が狂う。
 丹念なピストンによってほぐされ、ゆるやかに垂れたリンディの下腹が、精液をぱんぱんに詰め込まれて膨れている。
 腹圧で押し出されてくる、クロノの精液とリンディの愛液が混じった白濁を、エイミィは夢中で啜り、舐めとり、飲み込んでいる。感極まって、涙さえあふれている。
 大好きな、弟のように可愛がっていた男の子がたくましく成長し、つくりだした精液を飲みたい。そして、彼が犯した女の蜜を、飲み込んでやりたい。
 クロノとリンディのそれぞれの体液を、自分の体内に取り込みたいという欲望をエイミィは抱いていた。
 そしてフェイトもアルフも、絶頂によって痙攣するリンディの乳房を、赤子のように吸い、それでいていやらしく舐り責めている。

 4人がかりで、リンディを犯した。4人がかりで責められ、リンディは完全に意識を蕩かされ、惚けている。

667 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/10/07(日) 23:32:39 ID:GcU9.hks
 




 朝食の時間が来るころには、ベッドはきちんと片づけ、皆平静に戻って、モーニングのテーブルを囲んでいた。
 クロノもリンディも、アインスも、変わった様子を見せずに朝食をとった。

 潮風を浴びに外へ出たクロノたちを見送り、アインスは部屋に戻ろうとした。
 ダイニングを出るとき、ロッテと入れ違いになった。グレアムは、先に部屋に戻っている。さすがにこの場で事を構えるつもりがないのはお互いわかっているだろう、が、今朝の出来事を、グレアムも気づいている。
 それを見込んで、リンディたちを連れてきた。
 クロノとアインスが出会って何が起きるかということ、ここ数か月のアインスとクロノの付き合いさえ、グレアムは最初から織り込み済みだった。

 アインスはクロノに惹かれる。そして、クロノは自分の考えを持っている。
 そうすれば、クロノの言葉によってアインスを引き留められる。闇の書を、支配下に──制御下ではない──おけることになる。
 モノにしたければ、好きにすればいい。それさえ、利用できるなら利用する。
 八神はやてという少女と同じように、クロノ・ハラオウンという少年もまた、グレアムの計画する闇の書殲滅作戦の中では駒の一つに過ぎない。

 わずかな一瞬の流し目で、互いの気配を気取り、立ち止まる。
 背を向けたまま、アインスはロッテの言葉を聞いた。表情は見えないが、想像はつく。

「あんたがいくら足掻こうがお父様は全部お見通しだよ──」

 手を取り、傍目には普通に会話をするように腕を組む。しかし、背中に流れる髪の陰で、ロッテは思い切りアインスの手のひらを握りつぶそうとしていた。アインスも応じ、互いに静かに指を握りあう。

「クライド君のことは忘れない。闇の書の意志──あんたなんかにクロスケは渡さない、どんなにおだてて言いくるめたってクロスケはなびかない。
もしあんたがクロスケを口説けるって思ってるんならあたしは信じる、あいつは騙されない。寝取ろうなんて考えないことだよ」

 ロッテの唇の端が引きつっているのがわかる。激しいプレッシャーが、他に誰もいないログハウスのダイニングに瞬間、広がる。

「あたしには師匠としての責任がある。あいつがあんたに、闇の書の力に抱き込まれたならそんときは──クロノを殺してあたしも死ぬ」

 今にもアインスの喉笛に向かって両腕を伸ばしてきそうだった。すんでのところで、部屋から出てきたアリアに制止され、ロッテは険しく口元を歪めながら、外へ出て行った。





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668 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/10/07(日) 23:34:15 ID:GcU9.hks
投下終了です

リンディさん!少しだらしなくなりかけたおなかとか想像したらたまらんですねもう
おにくぷよぷよ〜とそして肌はとても甘い
そしてロッテがやや闇もとい病み気味?ブルブル

キャットファイトならぬ女の戦いとかきっとすごそうです

ではー

669 名無しさん@魔法少女 :2012/10/08(月) 20:06:41 ID:DMfJlo2o
リンディさんきたああああああ!!!

うおおおおお!!リンディさん! リンディさあああああん!! 近親相姦! 近親相姦!!!

もうこのまま実子の種で孕ませられてくれ。 あとレティさんもついでに孕ませてしまおう。

670 aaa9on :2012/10/08(月) 23:58:29 ID:G4TMb.6o
シャンテ×シャンテ沢山 短編エロ
ViVid少ないと思ったので、自給自足にチャレンジしてみる
若干の尿分 レイプ系(?) 百合なのか自慰なのかようわからんジャンル
小説を書く経験が少ないので、かなりの駄文です(このスレでは初投稿)
意見感想批判に文句、全部募集中です

671 シャンテinお風呂 :2012/10/09(火) 00:00:01 ID:Y61h9OYs
「はぁ…」
浴槽の中でため息が漏れる
ヴィクトーリアとの試合で負けて、教会に帰ってきた
みんなよく頑張ったって言ってくれたけど、やっぱり負けて良い気はしない
帰ってすぐお風呂に来たから、今は大浴場に一人きり

「とりあえず、体でも洗うか…」
そう呟いて、洗い場に降りる

あれだけやられても体には傷、つかないんだよな
そんなことを思いながら、自分の体を触ってみる

本当に傷一つ無い綺麗なままだ
自然と手は自分の胸に当てられる
したことがない訳でもないが、決して経験豊富でもない自慰行為
普段なら特に気にすること無く体を洗い始めたと思う
でも、今日は違った
試合に負けた憂さ晴らしなのか、疲れているからなのかは分からないけど、したかった

「んっ…」
軽く胸を触る
揉むほどのボリュームはないが胸だとわかるほどには発達してきたと思う
乳首に触れるか触れないかの位置をサワサワし続けながら、反対の手をあそこに持っていく

「っ…!」
触れた途端体に軽い電気が走る
クリトリスに触れてしまったのだろう
絶頂には程遠いが今までとは段違いの感覚に手を止める

「そういえば…あいつに電気でやられたんだよな…」
電気が流れるような快感に試合のことを思い出してしまう
重くなりがちな気持ちを切り替えて胸を触るのを再開しながら今度はゆっくりと触れる

672 シャンテinお風呂 :2012/10/09(火) 00:00:46 ID:Y61h9OYs

「あっ…」
しっとりと湿ったあそこにゆっくりと指を埋めていく
気持ちいい…
その感覚が体中に広がっていく
少しずつ指を早めて快感に浸る

「あっ…いぃ……」
指が乳首に触れるともう声が抑えられなくなっていく
まぁ教会本体から少し離れた場所にあるお風呂だから平気だろうけど

「はぁ……いい…よぉ…」
あそこの指の動きは早く大きく、乳首はちょっと痛いくらいに、もっと気持ちよくなりたくてたまらない
そのまま親指でクリトリスを押しつぶすように触れる

「あああぁぁぁ………」
すごく気持ちいい…でも、あと一歩のところで絶頂に届かない
もどかしくてたまらない
これ以上力を込めてもきっと痛いだけだろう
物足らない…なにか方法は……


ひとつ、あった
「うまくいくか、わかんないけど…」
気持ちよくなれるなら、いいや…

「二重奏(デュエット)…」
意識を集中して魔法を組み立てる

そこにはもう一人の私が立っていた
「私を…気持よくしてぇ…」
少し恥ずかしかったけど、命令しないとダメだから…
それに相手は自分なんだし、恥ずかしがる必要、ないよね
分身の指が敏感になったそこに触れる

「あああぁっ!!」
自分でするのと、ぜんぜん違う
いや相手は自分なんだけど、一人で触るのとは段違いに気持ちいい
分身はそのまま指を痛みを伴う寸前の位置まで差し込むと激しく出し入れしてくる

「あっ…あぁっ……」
気持ちよすぎて、言葉が紡げない
ふと分身の指が止まったと思うと、分身が私のあそこに顔を近づけている

「ふぁぁ……ちょっ…ダメェ……」
何をするんだろう…?そう思う暇はなかった
分身は私のあそこに口をつけると舌を入れながら吸い始めた
あそこの中をなめられながら入り口を吸われる
我が分身ながら凄いことをしてくる

「四重奏(オクテット)」
あそこに口をつけながら分身がそうつぶやく

「っ…んんっ…ぁ……」
何が起こったのかわからない
強すぎる快感で眩んだ視界が戻るとそこには3人の私がいた
あそこを舐めてる奴と、胸を舐めながら揉んでる奴と、今私にキスした奴

「あぁぁぁぁ……」
分身が分身したんだ…たっツォレだけのことを理解する間にも私は高められていく
一人では、いや誰かとしたってできないような同時の攻めがこれ以上無く気持ちいい

「あっ…ダメっダメッ…も、だめぇぇぇぇ…」
目がチカチカする
気持ちいい…

わたし、イッちゃったんだ…
そう思えたのはつかの間だった

「ぁっ…ちょっと……もっ…」
分身たちは私が絶頂してもやめてくれない
『私を…気持よくしてぇ…』
命令が端的すぎたんだ…いまさら気がついても止まらない
これ以上されたらおかしくなる
分身を解こう、そう思った途端唇を奪われる
舌と歯茎をなめられ吸い付かれる
気持よくて考えがまとまらない

673 シャンテinお風呂 :2012/10/09(火) 00:01:37 ID:Y61h9OYs

「むんん…」
キスされながら全身を責められ続ける
気持ちいい…と言うより気持ち良すぎる

「んっ…ぷはぁあっ、ふぁぁ…あぁぁぁ」
達したばかりの体は私の意思に関係なく高まっていく

「あっ…ダメ、ダメッ……」
気持よすぎて、怖い
自分がどこかに行っちゃいそう
そう思っても、体はどんどんと高まっていく

「あっ…あぁぁぁぁぁぁ………」
強烈な電流が体に流れたみたいだった
たぶんクリトリスを噛まれたのだろう
もう何も考えられない…
ただ襲い来る快楽に身を任せることしかできない
だけど、分身たちはそれすら許してくれなかった

「五重奏(クインテット)」
そう聞こえた気がした
分身たちに抱えられて体制を変えさせられる
あそこが丸見えになるように…
マングリ返し…って言うんだっけ?
思考はどうでもいい方に飛んでいく

「ふぁぁ……」
すぐに攻めが再開される
もう動かなかい全身に快感の波が押し寄せる
目の焦点が合わない…今度は何をされるんだろう

「ふぇっ!?」
おしりの穴に湿ったものが入ってくる…多分舌だ
五人目はおしりなんだ…何故か納得してしまう

「ちょ…むぐぅ……」
なにかを言う前にキスされる
口の中と同時におしりの中も舐めまわされる
全身が気持ちよすぎて頭がおかしくなる
体はまた達しようとしている
ダメ…これ以上……

「むっ…んっ…んっ…んんんっ………」
キスされたまま達してしまった
だけど今度はそれだけじゃなかった

「んっ…はっ…ダメェェェェェェ…」
達した瞬間におしりに入っていた舌を思い切り引きぬかれた
視界が真っ白に染まる
もう、全身に全く力が入らない

「やっ、ぁぁぁ……」
あそこが暖かい…多分漏らしてしまったんだろう
全身への攻めは続いている
でも、気持ちいいって感じはなくなってきた
それよりも…なんだか…ねむ、ぃ……


結局あの後、私の意識が途切れたことで分身たちは消え、あまりに風呂から出てこない私を心配したシャッハに発見された
一応、のぼせたって事にしたといたけど、いろいろとバレていそうで、しばらくはシャッハとは顔が合わられそうにないよ…

おしまい

674 シャンテinお風呂 :2012/10/09(火) 00:04:29 ID:Y61h9OYs
初投稿緊張しました〜
で、あとがきを急遽付け足した理由↓
緊張のあまり、一回目sage忘れました、ごめんなさいm(__)m

675 名無しさん@魔法少女 :2012/10/09(火) 01:45:01 ID:VBSvibPQ
初投稿おめでとう! これであなたもエロパロ職人の仲間入りダゼ!

シャンテのエロって地味に初めて? これからもVのキャラでがんがんエロいSSを期待いちゃいます。

676 名無しさん@魔法少女 :2012/10/09(火) 03:06:13 ID:MdX5uVjU
初投稿乙です
新たな書き手が現れるのは実に良い事だ
そしてVにしろFにしろエルトリア勢にしろ新キャラ達のSSももっと増えて欲しいなぁ

677 名無しさん@魔法少女 :2012/10/10(水) 21:35:14 ID:V1fc5wh6
vividのキャラは虐めたくなる娘が多いよね

678 名無しさん@魔法少女 :2012/10/10(水) 21:49:18 ID:eHwpe9x.
ひたむきなのがそそりますな

679 名無しさん@魔法少女 :2012/10/10(水) 22:47:21 ID:XtHpeVqQ
バイブローター入れて戦わざるを得ないvivid裏大会を見たいものじゃ

680 名無しさん@魔法少女 :2012/10/11(木) 07:22:14 ID:0JrsCeJk
魔力消費と魔力ダメージを性的快感に変換するのもよろしいかと愚考します

681 名無しさん@魔法少女 :2012/10/11(木) 16:39:10 ID:9ezn077k
敗北するとバリアジャケット強制解除。全裸で客席一周とかもアリだな。

682 名無しさん@魔法少女 :2012/10/11(木) 18:45:48 ID:ng3Ydh92
>>680
あんた天才だな・・・

ダメージ全部痛みでなく快楽になっちゃうんだね?

683 名無しさん@魔法少女 :2012/10/11(木) 18:50:51 ID:GmQYThm6
カリム
「全てを賭けた上で敗北した少女を、首輪に繋いで全裸で客席を引き回す愉悦。
主催者の特権ですわ」

684 名無しさん@魔法少女 :2012/10/11(木) 19:18:00 ID:sRptSMtk
むしろ、利尿剤飲んでから戦って漏らしたら負けとか
浣腸してから以下同文とか
ミウラ「うわっ…ボクのおしりちゃんと閉じてる…!?」

685 680 :2012/10/11(木) 19:33:03 ID:56uIRVcI
>>682
YES!YES!YES! Y E S !
さあ!ミウラちゃんと砲撃番長の戦闘を読み直すのだ!

686 名無しさん@魔法少女 :2012/10/12(金) 11:42:51 ID:E3/lKQ0.
はやて「ミッドにきたころは、裏社会にコネ作るために裏インターミドルに出たな」
なのは「なつかしいね」
はやて「フェイトちゃんはここでアナルが性感帯なのがばれて対戦相手から集中攻撃されて大変やったな」
なのは「デバイスをバイブモードにして突っ込まれてたしね。かわいかったな〜」

687 名無しさん@魔法少女 :2012/10/12(金) 12:47:14 ID:e9dp92SE
はやてって魔力や魔法は凄くても、1vs1だとキャロにようやく勝てるかどうか、って話じゃなかったっけ?(漫画版Sts2巻参照)
そんなはやてさんが裏インターミドル出場とか妄想膨らむな

688 名無しさん@魔法少女 :2012/10/13(土) 02:40:16 ID:5o7kLrcU
裏なので、超改造した車椅子で戦闘だな
車いすのギミックとして地球制質量兵器を多数装備し、
ベルカお得意の魔力付与で銃弾の貫通力や威力の強化、
ミサイルやグレネード系統は爆発力を魔力強化で底上げし殺傷力を上げる
弾は転移魔法で事実上無限と
しかし、必殺技は復活した足での足コキ

689 名無しさん@魔法少女 :2012/10/13(土) 06:29:49 ID:w51MnMFU
>>688
いや、エロパロなんだし、そこは普通に連敗からの凌辱でいいやん(笑。

で、大会出なくなっても裏の人達に協力求める時に思い出したくもない思い出話をされて赤面したりとか

690 名無しさん@魔法少女 :2012/10/13(土) 07:18:16 ID:534Rx.BA
勝てば24時間対戦相手のパートナーの美女を自由にできるというあの大会ですか
本人が女性なら自分自身を担保にしてもいいとかって

691 名無しさん@魔法少女 :2012/10/13(土) 09:53:18 ID:VenOQAX6
なのは「わたしのパートナーはユーノくんなの」
対戦相手「YES!!」

692 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/10/13(土) 16:06:42 ID:jYAI4blM
僕はシグナム姐さんとリンディさんがいいです!

と妄言を叫んでみる。

あとちょいとばかり投下するよ。非エロ、ギャグ、短編。『メイドパンデミック』

693 メイドパンデミック :2012/10/13(土) 16:07:30 ID:jYAI4blM
メイドパンデミック


「バーニングドラゴンマァッグナアアアアム!!!!!」

 必殺技の名を叫び、投手は己の手からボールを放った。
 燃え盛る鋼鉄の球は空中で音速を超え、ソニックブームを発生させながら直進。
 だがそれを迎え撃つバッターの慧眼は、超音速のボールに応じの技を炸裂させる。

「スカイドライブ、タイッガァーファンンングゥウウウウ!!!!!」

 魔力を込めた鋼鉄のバットが、超音速のボールを正面からぶち当たる。
 衝突した二つの鋼の衝撃と振動に揺れる球場。
 バットとボールは互いに力を拮抗させたまま、激しく火花を散らしてせめぎ合う。
 膨張する打者の筋肉。
 威力を落とさないボール。
 二つの力のぶつかり合いは、次の瞬間勝敗を決した。
 凄まじい破砕音が鳴り響き、鈍く輝いた鋼の煌きが宙を飛ぶ。
 幾度となく旋回して地に着き刺さる物体。
 それは、半ばからへし折られたバットだった。
 カメラが動いてピッチャーのミットを映す。
 そこにはしっかりとキャッチされた鋼鉄のボールがあった。
 ストライク!
 審判の声に、会場全体が湧き上がる。



「あー、点入らなかったかぁ」

 ヴァイス・グランセニックは、テレビを見てそう呟いた。
 場所は居酒屋である。
 そこそこの値段と人気で美味い酒と肴が楽しめる、クラナガンにある店であった。
 仕事帰りにたまにここで一杯飲んでいる。
 今日テレビで流れているのはミッドで大人気のマジカル野球だった。
 マジカル野球とは字の如く、魔法をがんがん使おうという野球だ。
 まともな野球ファンはこれを、野球という名の異種格闘技、とそしるものの、鋼鉄のバットとボールを魔力で強化してぶつけ合う様は大迫力で世代を問わず人気を博している。
 その夜の試合は二本ガムと高日トラゴンズとの試合であった。
 現状はガムが一点差でリードを守っており、トラゴンズは先ほどのように打点を入れられずにいる。
 ヴァイスはそれほど野球に熱心な方ではないが、地元のチームという事もありトラゴンズ推しだ。
 彼女は逆だった。

「ふふ、今日はこのままガムが勝ち逃げのようだな」

「かもしんないっすねぇ、シグナム姐さん」

 ヴァイスの前に座しているのはポニーテールの美女、上司でもあるシグナムだった。
 数年来の付き合いのある腐れ縁である彼女は、ジョッキに注がれたビールと焼き鳥を飲み食いしながら上機嫌。
 どうやら二本ガムのファンらしい。

694 メイドパンデミック :2012/10/13(土) 16:08:09 ID:jYAI4blM
 ヴァイスとしては大して入れ込んだファンでもないので、そこそこに相槌を打った。
 機嫌の良いシグナムを見ていたいという面もあった、惚れた弱みというやつだろう。
 普段は凛として鋭い品に満ちた彼女も、酒盃を傾けながら機嫌を良くしているとなると、自然で素朴な笑みを見せる。
 そんな姿を見ていれば、自然とヴァイスも飲む酒の量が増えた。
 だからだろうか、彼はふとこんな事を漏らした。

「姐さん、賭けしないっすか」

「賭け?」

「ほら、もうじき試合も終わりますから、その勝敗で。ガムが勝ったら俺今日はおごりますよ」

「ふむ、それは面白いな。だがもう九回だ、勝ち目はないぞ」

「まあいいじゃないっすか、どうせ遊びっすから。それに、毎回女の姐さんと割り勘じゃ男の俺の顔が立たないっすよ」

「私はそんな事気にせんのだがな。まあ良い、その勝負乗ったぞ。それじゃあもしお前が勝ったら何でも言う事を聞いてやろうじゃないか」

「なんでも、っすか」

 その言葉に、思わずヴァイスの視線がシグナムのはち切れんばかりのボディラインに泳ぎ、脳裏にいかがわしい妄想がよぎった。
 頭を振って邪念を払う。
 だが桃色の思考の残滓のためか、それとも酒のためか、彼の口から出たのはややとっぴとも言えるものだった。

「じゃあ――とか、どうすか」

 店内で騒ぐ他の客と、テレビの音に掻き消されかけた声。
 だが近くにいたシグナムにはしっかり聞こえた。
 彼女の顔がアルコールではない、羞恥による赤で染まった。

「な……そ、そんな事をするのか?」

「だから、もしトラゴンズが勝ったらっすよ」

「……」

 シグナムはテレビを見た。
 点差は0対1で二本ガムがリードしている。
 既に九回、逆転する確率はそう高くないだろう。
 逡巡なくシグナムは頷いた。

「良いだろう」

 と。
 だがその時の彼女は知る由もなかった。
 まさか劣勢に見えたトラゴンズが逆転サヨナラ満塁ホームランを決めてしまうなどという展開は。



 翌日の機動六課。
 出勤するヴァイスの頭は前日の酒で頭痛を起こしていた。

695 メイドパンデミック :2012/10/13(土) 16:08:42 ID:jYAI4blM
 なにやら面白い事があってやたら酒を飲んだ気がする。
 なぜそんなに嬉しかったのか、飲みすぎてぼんやりしていたため、いまいち正確に思い出せない。
 何かシグナムとの賭け事に勝ったと思うのだが。

「ん?」

 ふと前方に人だかりが出来ているのに気付いた。
 朝っぱらから何なのか。
 人ごみの合間から顔を覗かせて見た。
 ヴァイスは目を丸くした。

「シグナム姐さん……なんすかその格好」

 そこに居たのはシグナムである。
 だがその格好は普段の彼女らしからぬものだった。
 ブラウンの制服でもなければ騎士服でもない。
 ――それはメイド服。
 そう、メイド服である。
 フリル付きの純白のエプロン、ふわりと長いロングスカート。
 どこに出しても恥ずかしくないメイドさんだった。
 メイドさんと化したシグナムはヴァイスの顔を認めるや真っ赤になって怒りの様相を見せた。

「な、何を言うヴァイス! お、お前が私にしろと言ったんだろうが! 昨日の賭けで!!」

「え……俺、っすか?」

 自分に集まる好奇の眼差しに顔を紅く染めて恥ずかしがるシグナムを前に、ヴァイスは昨晩の事をおぼろげに思い出していった。
 そうだ、確かメイド、そんな言葉を口にした気がする、もし高日トラゴンズが勝ったら明日一日メイドさんになってください、と。
 ヴァイスは唖然とした。

「姐さん、まじであの約束きっちり守ってんすか?」

「当たり前だ、騎士の言葉に二言はない!」

 大きな胸を張って誇らしげに言うシグナム。
 だが顔が紅くて恥ずかしそうなので大変可愛らしい。
 そんなシグナムを見ていると、突如としてヴァイスの脳裏に天啓が訪れた。
  
「姐さん? 姐さんは今日一日メイドなわけっすよね、騎士の言葉に二言はないんすよね?」

「うむ、当たり前だ」

「良かった、その言葉を聞いて安心しました」

「何がだ?」

 その言葉に、ヴァイスは笑った。
 にっかりと、実に悪そうな笑顔だった。

「昨日の勝負で勝ったのは俺なんですから、もちろんご主人様は、ねえ?」



「……ッ」

 ティアナ・ランスターは絶句した。
 若手ながら怜悧で、フォワードのリーダーを務める彼女が、今や呆然としていた。
 何故ならそれは、彼女の目の前で発生していた現象が極めて非現実的だったからだ。
 
「姐さんコーヒーおかわり」

「か、かしこまりました、ご、ご、ご主人様」

 デスクに座ったヴァイスに下知を命じられ、あろうことかメイド服姿となったシグナムが顔を引きつらせた笑みを浮かべてコーヒーを注いでいた。

696 メイドパンデミック :2012/10/13(土) 16:09:12 ID:jYAI4blM
 周りから突き刺さる好奇の視線。
 シグナムは顔を真っ赤にしていた、ヴァイスはにやにやと満足そうな笑みをしている。
 いや、むしろ言うなれば鼻の下を伸ばしているというべきか。
 ティアナはむっとした。
 そりゃあ確かにメイド姿のシグナムは綺麗で可愛い。
 普段の凛とした様を知っている分、フリル付きエプロンや上品な衣装がかもし出すフェティッシュな愛らしさが堪らない。
 男はみんなこのような格好が好きなのだろうか。
 ならば……
 


「ヴァイスさん!」

「おう、ティアナ……っておま!?」

 ヴァイスは思わず椅子から転げ落ちそうになった。
 突然声を掛けてきた主はティアナだった。
 まあそれは良い、同じ職場なんだし良くある事だ。
 だがしかし、彼女の格好が問題だったのだ。
 なんと、彼女もメイド服を纏っていた。
 ロングスカートのゴシックなメイド服、照れた顔が実に可愛い。
 シグナムのめりはりのある豊満なボディの色香とはまた違った、初々しい愛くるしさがある。
 だが一体全体どういうわけでメイド服など身に付けているのであろうか。

「ちょ、ティアナ!? な、なんでお前までそんな格好してるんだ!?」

 ヴァイスに指示されて新しく淹れたコーヒーカップを手に、シグナムもびっくりしていた。
 そんなシグナムに、ティアナはきっと鋭い視線を叩きつける。

「わ、私だってメイドなんですから! シグナムさんには負けませんからね!!」

「え、負けって……何が?」

 わけのわからぬ様子のシグナムに敵意を向けるティアナ、実に修羅場。
 当のヴァイスは冷や汗を流して硬直していた。
 


 その様子を陰から見ていたのはスバルだった。

「ティアにシグナム副隊長……なんで二人ともメイド服着てるんだろう」

 真面目で知られる二人が、どういう理由があってあのような格好をしているのか。
 そんな事をスバルが知るわけがないし分かるわけもなかった。
 だが、あの真面目な二人がしているんだから何かしら理由があるのだろう。

「も、もしかして私もした方が良いのかな……」

 胸の中に湧き上がる不安。
 スバルはそっとポケットの中から相棒であるデバイス、マッハキャリバーを取り出した。

「よし、万が一の為に私もしておこう。マッハキャリバー、バリアジャケットのデザイン変更してメイド服を再現しよう」

 主の言葉に応えて、パッ、と輝くデバイス。
 次の瞬間、スバルの服装は変わった。
 マッハキャリバーのAIがそう判断したのだろうか、活動的な彼女に合った、ミニスカートのメイド服である。
 すらりと伸びた脚にはストッキングやソックスの類がなく、健康的な血色の肌が白くまぶしい。
 
「スバルさん、どうしたんですかその格好?」

「あ、エリオ、キャロ」

 スバルの姿に、同じくフォワードメンバーの少年少女が声をかけた。

697 メイドパンデミック :2012/10/13(土) 16:09:45 ID:jYAI4blM
 当たり前だが部隊のメンバーがメイド服を着ていたらそりゃあ驚く。
 そんな彼らに、スバルは言った。

「ほら、ティアとシグナム服隊長がしてるから、たぶんしといた方がいいかなって」

「え、もしかして私たちもした方が良いんでしょうか」

「そうだなぁ、たぶんした方が良いんじゃないかな」

「ちょ、ちょっと待ってください、それってもしかして僕もですか?」

 あたふたとするエリオ。
 少年の彼はいったいどうすれば良いと言うのか。
 だがその言葉を聴いた瞬間、キャロの顔に名状しがたいオーラが宿った。

「エリオ君……そういうの凄く似合いそうだよね」

「え、キャロ? なんで僕の肩掴むの? い、痛いんだけど」

「ふふ、良いから、ほら、デバイス貸して。私がデザインしてあげる」

「ちょ、ま……いやー!!!」



「……キャロ、それに……エリオ?」

 フェイト・T・ハラオウンの口から出たのは素っ頓狂な声だった。
 彼女の目の前には親代わりとして育てた二人の少年少女がいた。

「あ、フェイトさん、おはようございます」

「……」

 キャロは朗らかに笑い、エリオは恥ずかしそうに顔をうつむけた。
 だがそれ以上にフェイトの目を引いたのはその格好だった。
 二人ともメイド服なのだ。
 そう――二人とも。
 ロングスカートの清楚なメイド姿、キャロはともかくエリオがそんな服を着るのはいわゆる一つの女装である。
 しかしこれがなんとも、似合っている。
 もともと顔立ちが整っており、幼さも加わって女の子に見えてしまうのだ。
 男としてのプライドからか、よほど恥ずかしいらしく真っ赤な顔を俯けている姿さえ可愛い。
 どうやらこの格好をさせたのはキャロらしく、恥ずかしがるエリオを見る瞳にはどこか嗜虐的な色が含まれていた。
 見ていると、フェイトも妙な気分になってしまいそうだった。
 
「一体どうして二人ともそんな格好してるのかな……」

「スバルさんから聞いたんですけど、なんだか今日はメイド服じゃないとダメみたいなんです」

「え!? そ、そうなの? どうしよう、私もした方が良いのかな」

「そうだ! 三人おそろいにしましょうよ、ね? エリオくん」

「ぼ、僕だけ普通の格好にできない? その……恥ずかしいよ」

「だめ」

「だめか……」

 かくして事態はどんどん広がっていくのである。



「なんやこれ」

 八神はやては独りごちた。
 本部の会議から帰ってきた彼女の眼前にはとてつもない光景があった。
 六課の隊舎、これに変化はない。
 だが変化を来たしているのはそこに居る人々だった。
 メイド、メイド、メイド、メイド、メイド……
 全ての人間がメイド服を纏っている。
 ルキノもメイド服、アルトもメイド服、シャーリーもメイド服、アイナさんもメイド服、なのはやフェイトもメイド服だしエリオやキャロもメイド服だった。
 ザフィーラ……はさすがに着ていない、そりゃあ犬用のメイド服なんてあるわけがないんだから当たり前である。

「あらはやてちゃん、お帰りなさい」

「あ、ああシャマル……って、やっぱりメイド服かい!」

 思わず突っ込むはやて。
 やはりというべきかシャマルもメイド服だった。

698 メイドパンデミック :2012/10/13(土) 16:10:16 ID:jYAI4blM
 実に、官能的な。
 肩はおろか胸元の豊かな深い谷間まで露出され、眩い白い肌が目に焼きつく。
 腰を締めるコルセットで下乳が搾られて豊満な果実はより強調され、まろやかなラインを描く。
 短いスカートとガーターストッキングの合間からこぼれる太股が形容し難いエロティシズムを生んでいた。
 実に、エロい。
 
「シャマル、なんでそんな格好しとるんや……というかこれは一体なんなん……」

「え、あの……なんだか良く知らないんですけど、管理局制服の代わりにメイド服を着なきゃいけないみたいで、ロングアーチのみんながこれを薦めるから……」

 消え入りそうなか細い声でそう説明しながら、ほんのり朱色に染まった顔を隠すシャマル。
 果たして彼女は、それが錯綜する噂話が肥大化した末に広まったデマだとは知る由もない。
 ちなみにシャマルにこのような破廉恥な衣装を薦めたのはそれとはまったく関係ないロングアーチスタッフの単なるいぢわるである。
 それはそうとはやては焦った。
 まさか部隊長である自分の知らないうちにこんな条例(?)が施行されているなど聞いたためしがない。
 いや、しかしみんなが同じ事をしているのだから、もしかして間違っているのは自分なのではないだろうか。
 もしも自分が聞き逃しているだけでメイド服を着るのが正しいとすれば、とんでもない赤っ恥をかいてしまう。
 それだけは避けねばならない。
 ゆえに、はやては見栄を張った。

「あ、あー! そうやった、今日から局員全員メイド服を着るのが義務なんよ! 私もはよう着ななー!」

 もはや事態は止まらなかった。



「い、いったいこれはどういう事なのでしょうか……ご覧ください! これが現在のミッドです!!」

 リポーターはマイクを手に、冷や汗をかきながらカメラに向かって叫んだ。
 促す方向はクラナガンの繁華街である。
 平素と変わらぬ、穏やかな日常、道を行き交う人々。
 だが一点だけ尋常でないものがあった。
 ――メイド服であった。
 道を行くミッドチルダはクラナガン住人の姿は、その全てがメイド服を着ている人間だったのだ。
 何故?
 それは誰にもわからない。
 この現象はある日突如として発生し、人々に蔓延していった。
 今やそれは全次元世界にさえ広がりつつある。
 まさにメイドパンデミック。
 病原体なき大感染現象であった。

「あ! あいつらメイド服じゃないぞ」

「本当だ、よしじゃあ着せよう」

 カメラマンに向かって必死にこの怪現象を訴えるリポーターのメイドたちが迫る。
 ギラつく目、手にはメイド服。
 きっと寸法はぴったりだろう。

「や、ちょやめて! いやあああ!!!」
 
 こうして世界にまた一人メイドが。
 果たしてこの恐るべき現象がどこまで続くのか、それは誰にも分からなかった。




 いや、別にぜんぜん恐ろしくはないんですがね。



終幕  ギャフン

699 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/10/13(土) 16:11:14 ID:jYAI4blM
最初は久しぶりにヴァイシグでちゅっちゅさせようと思ったのに何故かこんな〆方になった。
わけがわからないよ!

700 名無しさん@魔法少女 :2012/10/13(土) 16:57:21 ID:w51MnMFU
シガー氏乙!
事の発端となったヴァイスさんもメイド服着たんだろうか(笑?

701 名無しさん@魔法少女 :2012/10/13(土) 23:55:07 ID:4kfPx0sQ
フェレットもどきは9歳verでメイドコスAAがあったなどっかに

702 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/10/15(月) 00:09:46 ID:IzFik9.o
なんか連続になっちゃうけど投下する。

クロフェ、短編、エロ、『シンデレラ』

703 シンデレラ :2012/10/15(月) 00:10:35 ID:IzFik9.o
シンデレラ

 スピードメーターの針の振幅を一瞬見て、クロノは自分がアクセルを踏み過ぎていると気付いた。
 それが急ぎたいという内心から来る、気のはやりである事は分かっていた。
 普段から客観的に見て自己観察しても冷静さを保っている自分にしては、珍しいとも思った。
 だが仕方ないとも理解していた。
 かれこれもう一ヶ月ぶりだ。正味の話、クロノはこの時を待ちわびていたのだから。
 程なく車は目的地に到着する。
 マンションの駐車場に車を入れ、いつもの場所に車を止めるとドアロックの確認もそこそこにエントランスに向かう。
 エレベーターに乗って所定の階につくまでの時間が焦れったかった。
 ネクタイを緩めて腕時計を見ながら永遠のような一分間を過ごす。
 時刻は21:45、相手はとっくに着いているだろう。
 エレベーターのドアが開くとすぐに目的の部屋へ向けて小走りに駆けた。
 ノブを回す、鍵は掛かっていない。
 そのまま躊躇せず一気にドアを開けて部屋に入った。
 靴を揃えもせずに脱ぎ散らかし、廊下を渡って灯りの付いている居間に行く。
 彼女はそこに居た。

「あ、クロノ」

 ふわりと笑顔の花が麗しい美貌に咲き誇る。
 長いブロンドを揺らし、黒い執務官制服に包まれた豊熟な肢体が歩み寄る。
 すぐ近くから見上げてくる真紅の双眸。
 十年来の義妹に、クロノもまた笑いかけた。

「ごめん、フェイト。少し遅れた」

「ううん、良いの。気にしてないよ」

 会話を交わしながら、クロノはフェイトの金髪に触れた。
 指をすっと挿し入れて、ゆっくり撫でて梳いてやる。
 少しの引っかかりもなく滑らかに流れる髪の感触は、なんともいえず心地良い。
 フェイトもクロノに撫でられるのが気持ち良いのか目を細めてされるがままになる。
 まるで飼い主に甘える子猫のようだった。
 だが、猫ならば兄の指に触れられて、頬を染めながら甘い吐息など零すまい。するりとタイを外し、胸元の悩ましい谷間を晒す事もあるまい。
 
「ねえ」

「ん?」

「どうする? すぐ――する?」

 普段のフェイトを知る者ならば、その一声だけで息を呑んで耳を疑っただろう。
 フェイト・T・ハラオウンは異性関係に頑なだった、同性愛者でないかと疑う者もいるほどだった。
 それが男に、それも義兄に、堪らなく蕩けるような媚態を込めた声を囁いた。
 潤んだ眼差しで見上げながら、桜色の唇が囁く声音は、ぞっとするほどの色気があった。
 白く細い彼女の指が、兄の無骨な指に絡みついた。
 お互いの感触を確かめ合うように幾つもの指が触れては離れ、また重なる。
 いつしか二人の間にあった距離はゼロになっていた。
 兄の逞しい胸板に、フェイトは自身の豊満な乳房を押し付ける。
 ごわごわとした制服の生地越しでも、その量感と柔らかさは十分分かる。いや、そもそもクロノはその触り心地を全て知り尽くしていた。
 引き締まったフェイトの腰に手を絡め、クロノは彼女に答えた。

「正直なところ。もう待ちきれない」

「んっ!」

 言葉と共に床に照明が描いていた二人のシルエットが重なった。 
 クロノは妹の唇を味わう。
 甘美な、背徳と罪の味だった。

704 シンデレラ :2012/10/15(月) 00:11:08 ID:IzFik9.o
 兄の腕に抱かれ、フェイトはその豊かな体を押し付け、自分から彼の愛撫を欲した。
 静かな室内に二人の舌が唾液を交えて絡み合う音が、いやらしく響く。
 顔を離す。フェイトの瞳はとろんと蕩けて、もう既に出来上がっていた。
 クロノを見つめる眼差しは、兄を見るそれではない。愛する男を見るものだった。

「……ベッドに行こうか」

「……」

 そう促され、フェイトは黙って頷いた。



「きゃ!」

 寝室に着くなり、フェイトは乱暴なくらいの強さでベッドに押し倒された。
 白く柔らかいシーツの上に、黄金の髪が千々と乱れ、黒い制服に包まれたグラマラスな肢体が横たわる。
 覆いかぶさって、クロノは彼女の制服を脱がしていった。
 ふつりふつりとボタンを外していく度、自分の中から理性を繋ぎ止めていた鎖が千切れていくのを感じた。
 フェイトもまた彼を欲して、下から手を伸ばして兄の制服を脱がせる。管理局提督の制服、クロノ・ハラオウンという男を社会的に規定するその外殻を。
 一枚一枚服を剥かれて肌が露になるにつれ、お互いの心も剥き出しになっていく。
 衝動のままに、クロノはフェイトの白いうなじに吸い付いた。

「……あッ」

 切ない吐息を上げて、悶えるフェイト。
 耳元をくすぐる甘い声を堪能しながら、舌先は肌蹴られた胸元に至った。
 制服もブラウスも全て解放されて、ブラだけになったフェイトの胸。
 まだ十九歳だというのに、はち切れそうな果実とばかりに豊かな乳房。
 もどかしく思いながら下着も剥がせば、ぶるんと揺れて乳首まで顔を出した。
 吸い付く。
 口の中で舌と歯を使って肉豆をころころと弄りながら、出ない乳汁を飲もうとするように。
 
「はぅ! あぁ……むね、いい、ああ!」

 目じりに涙を浮かべて、フェイトは溢れる法悦に歓喜の声を上げた。
 甘く、溶けた、女の声。
 こんな彼女の姿は、きっとクロノしか知らない。
 空いた手でもう片方の胸を揉みながら、乳首をきゅっと抓る。反応は劇的だった。
 細く引き締まったフェイトの体が跳ねて、ベッドのスプリングを軋ませる。
 その拍子にクロノは起用にスカートのホックを外した。
 あとは流れるように着衣を剥ぎ取った。
 眩い白い裸身は汗に濡れ、堪らない色香を匂わせる。
 クロノもまた一糸纏わぬ姿になり、執務官時代から鍛え上げたしなやかな体を見せ付ける。
 見上げる妹は気付いた、兄の下半身で熱くなっている彼自身に。
 兄は知っていた、妹の白い太股の間を伝う蜜の雫に。
 丸裸なのは体だけではなかった。
 制服、社会に属し自身をその内で位置付ける象徴から解放されて、二人の心は何ものにも疎外されない地金を晒す。

「……クロノぉ」

 荒く、熱くなった息遣いと共に、フェイトが兄の名を愛おしそうに囁く。
 彼女の手が頬に触れた。
 クロノもその上から自分の手を重ねる。

「フェイト」

 ただ名前を呼ぶ。それだけだが、込められた気持ちが溶けていた。
 決して妹に向けるべきでない、熱い恋情。
 クロノはその想いのままに、剥き出しの裸身を愛撫した。
 軽く鎖骨の辺りをキスしながら、指で太股を撫で上げる。
 すべすべした肌の下に、細く鍛えられた筋肉と、それを覆う柔肉のむっちりとした感触。

705 シンデレラ :2012/10/15(月) 00:11:44 ID:IzFik9.o
 肉感的で、男心をそそる美脚を思う存分撫で回し、ゆっくりと付け根に向かう。
 ぐちゅ、と音を立てた。
 
「んぅッ!」

 フェイトがくぐもった声を上げる。
 構わず指で彼女の中を探った。
 自分が処女を奪って、幾度となくこじ開けて自身をねじ込んだ粘膜を、慣れた手つきで搔き回してやった。
 最初は軽く滴る程度だった愛液は、もうそれだけで大洪水になる。
 止め処なく溢れる蜜を指に絡ませて、クロノはフェイトの膣をめちゃくちゃにした。

「ひっ! あ、あぁぁ! だめ、やぁ……クロノ、はげ、しいよぉ……まって! んぅ! だめ……イっちゃうッ」

 シーツを掻き毟りながら悶え、フェイトの体がびくびくと小刻みに痙攣した。
 どうやら達してしまったらしい。
 それほど手の込んだ愛撫というわけでもなく、時間も掛けていなかったのに。
 過敏な反応、だが珍しくもなかった。
 特に、今夜のように久しぶりの逢瀬となると、彼女は触れるクロノの全てに官能を喚起させられる。
 指を引き抜くと、とろりと粘り気の強い果汁が糸を引く。
 つんと香る、雌の匂いが情欲をそそった。
 両脚を開かせ、その間に自分自身を導いた。
 しとどに濡れたフェイトの入り口に、先端が触れる。
 熱かった。
 お互いに、火傷してしまいそうなくらい。

「あ……クロノぉ」

 膣口に感じる、兄の熱に、フェイトが潤んだ目を細めた。
 高潮した顔に浮かべる微笑。
 愛らしく、そしてそれ以上に淫蕩な媚態。
 そんな彼女の表情に一層心を掻き乱されながら、囁いた。
 
「フェイト、行くぞ」

「うん……きて」

 クロノの背に手を回し、彼を求めるフェイト。
 兄は、その求めに応じるように、体を沈めた。
 じっとりと濡れていた肉壷は一切の抵抗なく彼を受け入れた。
 膣壁を掻き分け、一気に奥まで突き進む剛直。
 太く逞しい彼自身の侵入に、フェイトは髪を振り乱して喘いだ。

「はぁあ!! クロノ、すごい……ひぅ! ああ……きもちいいよぉ……クロノ……クロノぉ!!」

 涙交じりに甘い声を上げて、フェイトは彼の腰に脚を絡め、背を抱き寄せて求めた。
 もっと深い愛を、悦びを、契りを。
 恋しい妹に、クロノは全力で応える。
 鍛えた力を十全に使い、腰を力強く動かした。
 深く挿入されたかと思えば、一気に抜けそうになるくらい引かれ、また深く突き入れた。
 時折左右や斜めに抉りこみ、探索と開発を繰り返したフェイトの性感帯をこれでもかと攻撃する。
 溢れ出る愛液がシーツに飛まつとなって散って跡を作る。
 フェイトはあまりの快感に目の前が真っ白に染まった。

「クロノ! ふぁああ! クロノ、クロノクロノ、クロノぉおお!!」

 脳髄を法悦の雷撃で打ち据えられながら、フェイトはひたすらに彼の名を叫んだ。
 背中に回した指に力が入りすぎ、紅い線を作る。
 強く抱き寄せる。
 フェイトはクロノの首筋に激しいキスの雨を降らせた。
 吸い付き、貪り……その拍子に犬歯が傷を穿つ。
 ふっつりと浮き上がる雫。
 背中からも、首筋からも、つぅと血が零れた。
 
「あぅ……ごめんね、ごめんなさい……ん、ちゅ……」

 謝りながら、フェイトは首筋につけてしまった傷をペロペロと舐めた。
 兄の血の味は、きっと禁忌の甘美な味がした事だろう。
 クロノは責める事無く髪を撫で、腰を深く沈めて子宮口にキスをした。

706 シンデレラ :2012/10/15(月) 00:12:38 ID:IzFik9.o
 汗だくの体が何度も跳ねて、荒い息遣いとスプリングの軋みを響かせる。
 もう、クライマックスが近かった。

「フェイト、今日は、いいか?」

「うん……きて……クロノの、全部……はぅん! ああ、全部だして! 私の中に!」

 涙を流して顔をぐしゃぐしゃにするフェイトの、甘い声が木霊する。
 クロノは彼女の求めるままに、解き放った。
 一番深いところまで突き立てて、結合部から音を立て零れ出る白濁液。
 震える二人の体。
 クロノも、そしてフェイトも、激しく濃密な絶頂感に頭の中を塗りたくられていた。
 
「くッ……はぁ」

 緊張の糸が切れて、クロノはフェイトの体に倒れこむ。
 仕事明けにこれだけ体を動かすのは、幾ら執務官時代から体を鍛えてきた彼でも堪えたのだろう。
 柔らかく豊かな二つの膨らみが彼を迎え入れた。
 汗でしっとりと湿った、豊満な胸の谷間。
 温かく、落ち着く。
 伝わる彼女の鼓動までもが心地よかった。
 いつまでもこうしていたかった、が、クロノはぐっと体を起こす。
 そうだ、自分は甘える側ではない、その逆だ。
 彼女を前にしては。
 クロノはフェイトの首に手を回すと、そのまま腕枕してやった。
 逞しい二の腕で首を支えて、自分の元に抱き寄せる。
 
「……クロノ」

 兄の腕に抱き寄せられ、その胸板に頬を寄せて、フェイトは感極まった声を零した。
 上目遣いに見上げる真紅の瞳。
 愛おしそうな、寂しそうな眼だった。
 クロノはそんなフェイトを、何も言わず強く抱きしめた。
 こんな風に彼女を抱くのは、一体何度目なのだろうか。
 初めて関係を持ったのは、クロノが十九、フェイトが十五の時だった。
 当事、既にクロノはエイミィと結婚を前提に付き合っていた。
 それを知ったフェイトは、その夜クロノの寝所に訪れて、彼を求めた。
 義理の兄への許されざる感情、エイミィに彼を取られてしまうと知り、抑え切れなくなった想い。
 彼女の生い立ちを骨身に沁みて知るクロノに、それを反故にできる非情さはなかった。
 これで終わりにしよう。
 最初からそう思いながら、しかし実行する事が出来ず、ずるずると数年間続いてしまった二人の関係。
 世間にこれが知れたのなら、もう二人はそれまでの生活を送る事はできないだろう。
 そして、決して暴かれない悪はないと、幼い頃から悪を暴いてきたクロノは知っていた。
 二人の行いが、禁忌を犯す悪しき行為である事も。
 だが今夜もまた、クロノの腕はフェイトを抱く。
 愛おしく、そして憐れなこの少女を捨てる事が出来ずに。
 きっとまた次に会った時も抱くのだろう。
 その身に破滅の足音が聞こえるまで。
 彼の温もりに包まれながら、まどろみの中でフェイトが呟いた。
 
「おにいちゃん……ずっと、こうしてて」

 豊かに育った体とは裏腹に、どこか幼ささえ孕んだ声で、求める。
 誰かに捨てられる事、きっと、彼女が一番恐れている事。
 クロノはもっと力を込めて抱き寄せながら、優しくその耳元に囁いた。

「ああ」

 短く確かな声で言い、クロノは眼を瞑る。
 このまま、朝まで過ごそう。
 それまでの間、彼と彼女の愛を阻むものはなにもなかった。
 たった一夜の愛。
 一晩明ければ、馬車はかぼちゃに戻ってしまう。
 ガラスの靴さえ残らない。
 残るのは、フェイトの付けた傷跡と、二人の心だけだった。



終幕

707 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/10/15(月) 00:15:00 ID:IzFik9.o
投下終了。

某絵描きさんとネット上でのやり取りの末に、背中に爪立てたり思わず首筋に歯を立ててしまうフェイト。
という事になり、書いたSS。
あんま書いたことのないカプだけど、クロフやはり良いものやでぇ。

708 名無しさん@魔法少女 :2012/10/15(月) 01:45:50 ID:TgfgbonQ
GJ!背徳的なのに、なんぞろまんちっくな終わり方でいいですな
ちなみに微妙に書き方というか文体というか何かが変わったような気がするが気のせいかぬ

709 名無しさん@魔法少女 :2012/10/16(火) 01:33:13 ID:fzwN.MEo
シガーさんいつも感じ違うけどとっても良かった

710 名無しさん@魔法少女 :2012/10/16(火) 08:08:21 ID:uB0DdYJg
ああ…女を知ったんですね、わかります

711 名無しさん@魔法少女 :2012/10/16(火) 08:22:34 ID:XENbERHU
なん・・・だと・・・

712 名無しさん@魔法少女 :2012/10/16(火) 18:31:14 ID:f1mjhLsc
シガーさんはホモだって信じてたのに……

713 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/10/17(水) 01:43:39 ID:.FlBljeQ
なんで俺が童貞やホモなことを前提にされてるのかわけが分からないんだが?www


文体なんか変わってるな今回、ってのは自覚してるけど特に理由が思い浮かばない。
なんかあせって書いたんと普段書かないクロフェだからだろうか。

714 名無しさん@魔法少女 :2012/10/17(水) 12:02:22 ID:HQ1Aw4Tw
惨事女とセクロスするようなリア充はこのスレには不要

715 名無しさん@魔法少女 :2012/10/17(水) 19:51:09 ID:.FlBljeQ
誰かリンディさんが大勢の男に辱められ嬲りものになって調教されるようなSS書いてくれないかぁ(発作

716 名無しさん@魔法少女 :2012/10/17(水) 20:24:11 ID:5rqB8mjE
裏インターミドル的に、更生プログラムと称して地下闘技場で
エロ見世物試合をさせられるナンバーズ

717 名無しさん@魔法少女 :2012/10/17(水) 20:26:18 ID:.FlBljeQ
エロい格好をさせてバイブとか仕込んだまま戦わせてダメージは全部快楽変換する魔法を使う、と?

718 名無しさん@魔法少女 :2012/10/17(水) 21:09:45 ID:tfXO8MCY
それなんてサイクロン?
800シリーズ、大変お世話になっております

719 名無しさん@魔法少女 :2012/10/19(金) 01:49:17 ID:rRLJbxfo
ホンットサイクロン先生はいい仕事しますなぁ
…ふ○○りに目覚めかけたww

720 名無しさん@魔法少女 :2012/10/20(土) 16:48:24 ID:5WEK4h5c
ふたはよいぞ・・・

誰かふたレズでリンディさんメインのとか書いてくれぬかァァ

721 名無しさん@魔法少女 :2012/10/20(土) 19:09:55 ID:V7RK7g6Y
今のリンディさんも良いけどまだ10代頃の少女時代のリンディさんが輪姦されるような話も良いと思わないか?

722 名無しさん@魔法少女 :2012/10/20(土) 20:23:38 ID:TIqVbEhM
きれいなプレシアさんとリンディさんがおもちゃ屋共同経営とか夢が溢れまくりだよなイノセントは

723 名無しさん@魔法少女 :2012/10/20(土) 21:33:43 ID:5WEK4h5c
つまり二人の特濃レズプレイか・・・・

724 名無しさん@魔法少女 :2012/10/20(土) 22:47:03 ID:r3Boq3iA
店番するときはもちろんバイブ装備だよね?

725 名無しさん@魔法少女 :2012/10/21(日) 00:16:46 ID:aKGvxlT6
勿論お客様にご満足いただくために試させてくれるんだろうな

726 名無しさん@魔法少女 :2012/10/21(日) 00:52:59 ID:O1y/RLiI
ふたなりレズ・・・・(*´Д`)ハァハァ

727 名無しさん@魔法少女 :2012/10/22(月) 01:13:47 ID:9S.kZvPo
攻める側もきれいな顔がいい

女の子みたいな顔がいい

女の子に生えてりゃいいんじゃね?

結論:ふたは至高

728 名無しさん@魔法少女 :2012/10/22(月) 03:41:21 ID:yZ.dNARc
なにいってだこいつ
最初からかわいい男の子が一番いいに決まってんだろ
ユーノくんペロペロ

729 名無しさん@魔法少女 :2012/10/22(月) 09:00:08 ID:5l7gsjXY
ユーノとか、とらハの真ちゃんとか美味しいですよね。

結論
ふたなりも良いが、穴だ!!

730 名無しさん@魔法少女 :2012/10/22(月) 10:15:58 ID:Il9usA/c
真一郎はああ見えても男気あふれて一本気なところが良いんだ、ヤラレルなんてありえね
女の子へのアナル責めは大好物だが、ヤローのケツはのーさんきゅー

結論
アナル好き=男好き、じゃない

731 名無しさん@魔法少女 :2012/10/22(月) 18:33:08 ID:dJ7b3ANs
男の尻穴と女の尻穴は別腹です

732 名無しさん@魔法少女 :2012/10/22(月) 19:45:38 ID:krHP4mcQ
男の子ふたなりアナル・・・・・

ふむ、つまりなのはが股間の極太ふたなりチンポで女装ユーノきゅんを犯すような?

733 ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM :2012/10/22(月) 21:07:54 ID:NEp4tiSU
すまねぇ、ふたなりチンポでユーノをアヒアヒいわすSSはまた今度な。
今日はユーノとなのはのラブラブなヤツで我慢してくれ。
ってわけで18禁 純愛系ノーマルラブ
ユーノ×なのは
タイトルは「情事」
じゃぁ、よろしく!!

734 ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM :2012/10/22(月) 21:10:28 ID:NEp4tiSU
「なのはぁぁっ」

限界を超える独特の感覚が全身を駆け巡り、僕はなのはの膣内(なか)に射精する。

ドクン、ドクン、と脈に合わせて吐き出される精子。

荒い息を整えながら、僕の上で絶頂の波に揺れる恋人が落ち着くのを待つ。

日頃は教導官であるなのはの方が体力があるのだが、なぜかベッドでは僕の方が体力がもつ。
不思議なんだけど、なのはとこういう関係になってからずっと、この状況は変わらない。

なのはが腰をぐったりと落としたので、僕の腰に体重がググッとかかる。

「大丈夫?」

「平気…じゃない。凄く腰が重い……あと、膝もガクガクする」

あともう一つ、ベッドの上だとなのははけっこう素直に弱音を吐く。

僕は上半身を起こすと、そのまま腕をなのはの腰に回す。

「まぁ、久しぶりだからね。僕は学会で、なのはは教導研修があったから」

「うん。それにヴィヴィオの授業参観とかあったから、なかなか時間がとれなかったから……」

そこでなのはは顔を寄せて僕の耳元で囁く。

「もっと、しよ?」

その言葉を聞いた瞬間、僕の愚息は元気を取り戻す。

「OK。幸い、明日は僕もお休みだ。腰から下の力が入らないぐらいするから、覚悟しておいてね」
そう宣言すると、僕は上半身を倒すと、その反動でなのはを突き上げた。

735 ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM :2012/10/22(月) 21:12:26 ID:NEp4tiSU
以上です。

たまにはユーノにも良い想いをさせてやりたくてね。

736 名無しさん@魔法少女 :2012/10/22(月) 22:10:00 ID:krHP4mcQ
幾らなんでも短すぎるだろうjk

737 名無しさん@魔法少女 :2012/10/22(月) 23:29:58 ID:yZ.dNARc
短くてもいい
面白ければ

738 名無しさん@魔法少女 :2012/10/23(火) 08:02:56 ID:XKhWfy5A
この人はいつもこんな感じじゃん。
書きたい部分だけ抽出して、それなりにオトシてるから良いんじゃね?

感想としては……甘いわ!!

739 名無しさん@魔法少女 :2012/10/23(火) 21:43:22 ID:qpMfnVz.
もっと濃厚ならぶらぶ子づくりを読みたいっす

740 名無しさん@魔法少女 :2012/10/24(水) 14:36:21 ID:FfuZKNB2
ユーなので濃密にヴィヴィオの妹か弟を作る作業だと?

741 名無しさん@魔法少女 :2012/10/25(木) 00:17:13 ID:LrPrgP8Y
なのはが小学生のうちからセックス教えて、小学校卒業までに一人、中学校卒業までに更に二人出産させた上で、
16歳の誕生日と同時に結婚式を挙げたい
そしてヴィヴィオが養子になる頃には更に二人ぐらい増やしておきたい

742 名無しさん@魔法少女 :2012/10/26(金) 17:15:05 ID:G3.XMbWM
クロノに授乳してからずっと母乳が出る体質になっちゃってたまに胸が張ってしまってそれをトイレなんかで自分で手で揉んで乳汁出してるリンディさんッッ

743 名無しさん@魔法少女 :2012/10/26(金) 18:18:22 ID:p6.64YUs
そして鍵掛け忘れててクロノと鉢合わせですね、分かります

744 名無しさん@魔法少女 :2012/10/26(金) 21:30:34 ID:G3.XMbWM
十数年ぶりに母乳を味わう事になるというわけか


母親が恋しいフェイトちゃんも混ざって余った片乳に吸い付いて甘い母乳をちゅうちゅう吸うとかか。

745 名無しさん@魔法少女 :2012/10/26(金) 23:39:11 ID:G3.XMbWM
リンディさんのことだから母乳はさぞや甘かろうなぁ・・・

746 名無しさん@魔法少女 :2012/10/27(土) 18:09:38 ID:XRBrMCBM
プレシア、リンディ、桃子、レティ、メガーヌ  既婚経産婦は母乳が出るべきなんだと思います、そして乳を搾られて乳汁をぴゅーぴゅーさせながらイくべきだと思うのですがどうですか

747 名無しさん@魔法少女 :2012/10/27(土) 19:17:21 ID:Mqmrv46I
エイミィもね!

748 名無しさん@魔法少女 :2012/10/27(土) 21:03:51 ID:3tuUfR4k
母親と嫁と噴乳プレイとか、クロノ君は流石やでえ…

749 名無しさん@魔法少女 :2012/10/27(土) 22:29:24 ID:XRBrMCBM
リンディとエイミィの母乳のみ比べだな!

750 名無しさん@魔法少女 :2012/10/27(土) 22:31:56 ID:TZZwOcQw
メガーヌ「母親勝負と聞いて」

751 名無しさん@魔法少女 :2012/10/28(日) 00:09:34 ID:cbR4gY1k
リンディさんとメガーヌさんの母乳勝負だと?(白目

752 名無しさん@魔法少女 :2012/10/28(日) 04:57:03 ID:tkkSi0Y2
フェイトそんはクローンだからいきなり母乳が吹き出る病気が発症しちゃうかもしれないよね
それがクロノとアナルファックしている最中かもしれないよね

753 名無しさん@魔法少女 :2012/10/28(日) 05:36:21 ID:gUHYkOGs
×クローン
◯プロジェクトF

754 名無しさん@魔法少女 :2012/10/28(日) 09:04:44 ID:nNSLVqqw
z.o.eやってたらトーマ×銀十字なんてまさかのカプが降りてきたわけで

そもそも銀十字に自我はあるのか

755 名無しさん@魔法少女 :2012/10/28(日) 10:15:27 ID:5xBLlt6w
>>754
あるよ
前売り券付属のドラマCDでヴィータにリリィのことを管制人格と例えられたら、管制人格は自分って言ってたし

756 名無しさん@魔法少女 :2012/10/28(日) 12:32:30 ID:6rX8xmA.
人の姿を取るなら性差の薄い無機質系を希望するね>銀十字
オットーをロボっ娘ちっくにして感情の表出がほとんど無いみたいな

757 名無しさん@魔法少女 :2012/10/28(日) 13:27:10 ID:cbR4gY1k
>>752
あなたが天才か・・・ッ

758 名無しさん@魔法少女 :2012/10/28(日) 17:53:19 ID:nNSLVqqw
>>755
そうなのか
これで心置きなく銀十字ときゃっきゃうふふさせられるよ

AI萌えに肉体なんぞ無粋ってレオが言ってた

759 名無しさん@魔法少女 :2012/10/29(月) 02:25:08 ID:5TRdwIkU
>>756つラプターああれってびみょうに

760 名無しさん@魔法少女 :2012/10/29(月) 02:27:21 ID:5TRdwIkU
連投スマン
あれって微妙に男女両方の型いたよな?

761 名無しさん@魔法少女 :2012/10/29(月) 14:50:57 ID:VAp0iuUU
ラプター雄型にがっつんがっつん犯されてよがるユーノくんとか最高じゃね?

762 名無しさん@魔法少女 :2012/10/29(月) 18:03:22 ID:QFVYiqLA
男の娘ユーノくんにバニガコスさせる(発作

763 名無しさん@魔法少女 :2012/10/29(月) 20:42:21 ID:LaqyZyYo
そしてクロノの前に放り出す

764 名無しさん@魔法少女 :2012/10/29(月) 20:54:35 ID:QFVYiqLA
・・・・・・・・・クロノくんもバニガコス

765 名無しさん@魔法少女 :2012/10/29(月) 21:00:33 ID:OYGLbZas
クロノくんを女装させて娘に犯させてみたらどうだろう?
エイミィは男装させて息子を掘らせてみたらおもしろいとおもうんだ、とても

766 名無しさん@魔法少女 :2012/10/29(月) 21:02:15 ID:20uy/gjw
様々な情報が蓄積されていならがも、詳細な情報の無い無限書庫。
SSによっては書庫の形をしたロストロギアだ、なんてものもありますし。
……ユーノが自分が主人公もしくはヒロインになっている『薄い本』を発見して絶望するのは何回くらいあったろうか。

767 名無しさん@魔法少女 :2012/10/29(月) 21:33:15 ID:LaqyZyYo
そう言うケースの場合、9割方シャマルさんのせいではw

768 名無しさん@魔法少女 :2012/10/29(月) 21:45:17 ID:QFVYiqLA
同人シャマル扱いされてる自分の本を偶然見つけてショックのシャマル先生

769 名無しさん@魔法少女 :2012/10/29(月) 22:03:01 ID:yv4LeTa.
シャマル先生の同人ネタってどこが起源なの?

770 名無しさん@魔法少女 :2012/10/30(火) 01:18:07 ID:lZAGk81U
どうなんだろう、自分は心当たりないなぁ

ただわかるのはシャマルさんが凄くかわいくて綺麗でエロいという事だけ。

白衣! 金髪! おっとり! 巨乳!!!

堪らんわい・・・

771 ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM :2012/10/30(火) 20:25:48 ID:Ndys01BU
おっぱいは性儀、そして愛の象徴。
あ、個人的には熟女軍団の胸のデカさはプレシア、リンディ、メガーヌ、
桃子、レティだと思っているのだが、どうだろうか?

話は変わって、相変わらず短編を投げるぜ。
18禁 純愛系ノーマルラブ
ユーノ×なのは
タイトルは「情事 TYPE−N」

772 ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM :2012/10/30(火) 20:27:35 ID:Ndys01BU
そのまま飛んでいってしまいそうな感覚に襲われ、わたしは身体をビクンと跳ねさせる。

「なのはぁぁっ」

一瞬遅れて、ユーノくんが声を上げて、わたしの膣内(なか)にドクン、ドクンと熱い精子を放つ。

心地好い浮遊感に身を任せながら、私は息を整える。

教導官であるわたしの方が体力があるはずだけど、なぜかベッドではユーノくんの方がタフで、
毎回わたしが責め立てられる。
ユーノくんとこういう関係になった当初からずっと、この状況は変わらない。

なんだか悔しいのでユーノくんの腰にドンと体重をかけて座り込む。
いまだに一定の硬さを保つユーノくんの分身がわたしの中で少し位置を変えた。

「大丈夫?」

「平気…じゃない。凄く腰が重い……あと、膝もガクガクする」

こんな繋がった状態でユーノくんに強がっても仕方ないので、わたしは素直に弱音を吐く。

ユーノくんは上半身を起こすと、そのまま腕をわたしの腰に回す。

「まぁ、久しぶりだからね。僕は学会で、なのはは教導研修があったから」

「うん。それにヴィヴィオの授業参観とかあったから、なかなか時間がとれなかったから……」

対面座位で話ながら、わたしはお腹でヒクヒク動くユーノくんを感じていた。

ユーノくんの身体はもっとエッチしたいと言っているみたいなので、わたしはは顔を寄せてユーノくんの耳元で囁く。

「もっと、しよ?」

その言葉を聞いた瞬間、わたしの中にいたユーノくんは元気を取り戻す。
いまだに女の子みたいな顔立ちだけど、けっこう肉食系だよね、ユーノくん。

「OK。幸い、明日は僕もお休みだ。腰から下の力が入らないぐらいするから、覚悟しておいてね」
そう宣言すると、ユーノくんは上半身を倒し、そのままわたしを突き上げ始める。
ユーノくんの上で跳ねながら、わたしは「焚き付け過ぎたかな」とちょっぴり後悔した。

773 名無しさん@魔法少女 :2012/10/30(火) 21:01:53 ID:jx7r2TVE
短いのはもういいから、終わりなら「終わり」くらいは書こうよ

774 名無しさん@魔法少女 :2012/10/31(水) 01:39:08 ID:Pfoll.XM
砂糖を吐きそうな甘さだな。だが、それがいい。GJですぜ。

775 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/11/03(土) 12:36:51 ID:HRvdwPYM
投下します。
シグナム×リインフォースアインス、短編、百合、エロ、『しぐ×あい!』
某所某お歴々に感謝を。

776 しぐ×あい! :2012/11/03(土) 12:37:24 ID:HRvdwPYM
しぐ×あい!

 八神家のソファは大きい。
 大人だって四人は優に座れるだろう。

(……むう)

 だが今、シグナムはそこに腰掛けて、妙な狭さを感じていた。
 それは言うなれば物理的な広さは関係ないものだった。
 心理的な問題だ。

 
(……緊張する)

 シグナムはそう切実に思った。
 武人として幾星霜の月日を闘争に費やした彼女をして、今ある状況は緊張を強いられた。
 常ならば千人の敵を前にしたとしても怯みさえしないシグナムが、である。
 果たして何が彼女をそうさせているのか。
 それはソファの右端、シグナムの隣に座る女性のためだろう。

「どうした将?」

「ん、いや、別に何も」

「そうか」

 と、彼女は言った。
 長い、輝く銀髪に、シグナムにも負けないほどの豊満な肢体を持つ美女。
 彼女もまたシグナムと同じく、神ならざる人によって作られた被造物だった。
 リンフォース。
 夜天の書の管制人格にして書の融合型デバイスである。
 二人は今ソファに座り、リビングでテレビを見ている最中だった。
 他の家族は誰も居ない。
 皆はミッドチルダへ、管理局の仕事に出かけていた。
 シグナムとリインフォースの二人だけ丁度休暇が重なって、一日をただ漫然と過ごし、暇つぶしにテレビを見ているというわけである。
 見ているのは尺二時間のスペシャル番組枠のドラマだった。
 そのドラマが問題だったのだ。

『まもるさん! 私、本当はあなたの事が……』

『俺もだよ明子!』

『まもるさん……ん、んんぅ……そんなダメよ、ああ! まもるさん!』

『あんな男の事俺が忘れさせてやる!』

『ああ、ダメ! ああん!』

『かわいいよ明子』

『もう……まもるさんったら……』

 と。
 それはそれはもう、無駄なくらい濃い濡れ場が展開されていた。
 二人っきりでこんなものを見ていると言うシチュエーションに、シグナムが緊張しないわけがない。
 ついつい横目でリモコンを眺めるのだが、今更チャンネルを変えると余計に変な空気になりそうで気が引けてしまう。
 ちらりと隣に座るリインフォースを見た。
 麗しい融合騎の美女は、胸にぎゅっとクッションを抱いてテレビを見ている。
 ブラウン管の向こう側で繰り広げられる男女のまぐわいに当てられて、ほんのりと頬を上気させていた。
 じっと横顔を見ていると、突然……目が合った。
 ルビーのように澄み切ったリインフォースの真紅の眼差しが、じっと熱を帯びてこちらを見つめる。

777 しぐ×あい! :2012/11/03(土) 12:38:28 ID:HRvdwPYM
 シグナムはどきりと胸が高鳴るのを感じた。
 
(う……こ、困ったな)

 なんとなく、いや、というかはっきりとだが、リインフォースが何を求めているか分かった。
 だがそれを、はいそうですか、とすんなり受け入れられるほどシグナムは素直ではないのだ。
 すっと視線をそらし、再びテレビ画面に向き直る。
 古いブラウン管に映し出された安っぽいメロドラマに、だ。
 隣のリインフォースというと、寂しそうな目でこっちを見ながら、クッションを一層強く抱きしめてもじもじとしている。
 テレビでは主人公の男が寄りを戻した恋人と濃厚なキスをしていた。
 その熱が移ったかのようにシグナムも頬が紅くなっていくのを感じた。

「しょ、将……」

 聞いただけで耳に心地良い甘い声が囁く。
 こんな声で求められたらもう袖にする事などできるわけがなかった。
 遂にシグナムは降参した。
 ふぅ、と息を吐き、彼女の顔を見つめて――顔を寄せた。

「……んぅッ」

 キス。
 唇を重ね合わせて、シグナムはリインフォースの繊細な髪を撫でながら、肩を抱いた。
 薄く目を閉じたままで、体を触れ合わせる、豊かな二人の乳房が服越しに柔らかく重なった。
 しばらくそうして、心地良い愛撫に身を任せる。
 一体どれくらいそうしていただろうか。
 気付けば、とっくにドラマは終わってスタッフロールが流れていた。
 そっと顔を離す。
 とろんと潤んだリインフォースの眼差しが、うっとりとシグナムを見上げていた。
 思わず、ごくりと唾を飲んでしまう。
 シグナムは理解した。
 彼女はまだ満足していない、もちろんそれは――自分も。
 内なる衝動と恋情が、強靭にして強固だった筈のシグナムの理性を、粉みじんに破壊する。
 さらさらと流れるリインフォースの銀髪を指で掬い、極上の絹糸のような感触を味わいながら、囁いた。
 甘く熱い、いざないを。

「二階に行くぞ――良いな?」

 答えは言葉でなく、こくりと一度頷いた首肯だった。
 それで十分だった。

□ 

 二人がこういう関係になったのは比較的最近だった。
 最初に求めてきたのは、リインフォースだった。
 原因は未だに特定できていないが、何故か融合騎として人体を模して作られたリンフォースの肉体に変調が訪れたという。
 それは一言で言うと……発情だ。
 体の芯が熱くなって、堪らなく、疼いてしまうらしい。
 おそらくはシステムに残ったバグが起こす現象だろう。
 致命的なものでないとはいえ、一人で悶々と耐えるのは酷だった。
 相談を受けたのはシグナムだった。
 守護騎士の長として、おそらく騎士の中では一番理知的で、リインフォースとも付き合いのある女性であったからだ。
 といっても、何か根本的な解決策が出せるわけではない、それはシグナムにとってあまりに専門外の事だった。
 シグナムがリインにしたのは、もっと刹那的な解決策だった。
 
「ひゃ!」

 ぼすん、とベッドのシーツにリインフォースの豊かな体が沈んだ。

778 しぐ×あい! :2012/11/03(土) 12:38:59 ID:HRvdwPYM
 その上にシグナムが重なる。
 リインフォースの顔の横に手を置いて、押し倒すような形でだ。
 ポニーテールに結った桜色の髪が流れ落ちてシーツの上に散る。
 お互いに息が荒く、熱を帯び始めているのを感じた。
 体の芯が疼く。
 シグナムはまず顔を寄せて、舌先でアインスの真っ白な首筋を舐めあげた。
 つぅ、と鎖骨まで滑らせる、反応は劇的だ。

「あぅッ……んぅ!」

 甘い、蕩けるような声が耳朶を打った。
 聞いているだけでこちらが切なくなるような声だ。
 シグナムの怜悧な思考も、今や湯だって白く染まっていた。
 軽く、ほんの少し歯を立てて愛撫する。
 張りのある肌が構築する、一点のしみもくすみもない首を甘噛みするのは、なんとも言えぬ心地良さがあった。
 将は夢中になってリインの首を、決して傷つけないよう注意しながら、何度も何度もむしゃぶりつく。

「ぅああ……将、そこ……ぃぃ」

 汗の味、肌の匂い、甘い声。
 感じる全てが官能的だった、彼女をもっと感じさせたかった。
 シグナムは首筋を吸いながら、するりと手をリインフォースの体に伸ばす。
 ノースリーブのセーターに包まれた、シグナムと同じか、もっと大きな二つの柔らかい果実に触れた。
 リブ生地特有の感触の下に、マシュマロのような乳肉が最上級の量感を持って潜んでおり、指に力を入れるとずぶりとのめり込んでく。
 丹念に揉みながら、シグナムは位置を探り、胸の先にぐっと力を込める。
 僅かに硬い蕾を捉えた。

「……はぁッ!」

 リインの声に張りと甘みが増した。
 セーターと下着越しに乳首をぐりぐりと押し込みながら、今度は膝頭をリインフォースの脚の間に差し込んだ。
 快感で意識が朦朧としているのか抵抗はない、いや……そうでなくとも、彼女はシグナムの事を受け入れただろうが。
 膝で、服の上から股ぐらを刺激する。
 体重を掛け過ぎないよう注意しながら、幾重にも纏った布地越しに、リインフォースの一番感じるところを狙って。
 
「あ……はぁ……あ、あぁ……」

 零れ落ちる声が、だんだんと高くなっていった。
 リインフォースの昂ぶりを、既にシグナムは経験則で理解しつつあった。
 親指と人差し指でセーターの上から乳首を掴む、舌と唇で耳たぶを捉える。
 そのまま一気に……力を込めた。
 リインフォースの体が、ベッドのスプリングを軋ませる勢いで弾む。

「はぁあんッ! あんぅ……ふぅ……」

 甲高い声を張り上げて、銀髪の美女がわななく。
 一度緊張した体が、数度痙攣して、そのまま脱力してシーツの上に横たわった。
 彼女の中を駆け巡った絶頂の甘美な電撃が、すっかり脳髄の奥深くまで溶かしている。
 汗ばんだ肌から、フェロモンともいえるような、ミルクめいた香りがつんと漂う。
 シグナムも当てられて、見ているだけで肌が濡れていくのを感じた。
 
「……脱がすぞ」

 ぽつりと言う。
 それは相手の同意を得るためではなく、ただ自分の行為を確認するための言葉だったのだろう。

779 しぐ×あい! :2012/11/03(土) 12:39:34 ID:HRvdwPYM
 リインの言葉を待つ事もなく、シグナムは動いた。
 セーターの下に手を突っ込んで生地を伸ばすように上に引っ張る。
 その勢いで、凄まじいボリュームを誇る乳房がぶるんと揺れた。
 肉感的で妖艶な肢体によく似合う黒いレース地のブラジャー。
 ごくりと唾を飲みながら下半身にも手を伸ばす。
 ホットパンツごとタイツを脱がした。にちゃぁ、と粘着質な液体が糸を引く。
 溢れる蜜が下着どころかその上の着衣にまで染み出していたらしい。
 ブラとおそろいの黒いショーツまで抜き取る。
 汗でしっとりと湿った真っ白な肌、髪と同じ銀の茂みは、汗ではない淫らな水気でびっしょりと濡れていた。
 形容し難い、発情した女の香りが噎せ返り、鼻を突く。
 堪らない。
 シグナムは自分もまた邪魔な衣服を脱ぎ去った。
 ほとんど引き千切るような勢いで服をベッドサイドに放り投げる。
 剣士として鍛えられた、引き締まった裸身もまた、汗で濡れていた。
 
「将……ぁ、んぅッ……」

 リインの口がシグナムに塞がれる。
 舌をねじ込んで、口の中まで犯すような情熱的なものだった。
 唾液を流し込まれ、舌先で丹念に蹂躙されて、愛される。
 二人の体が重なった。
 顔を寄せると共にシグナムがリインフォースの上に覆いかぶさって、はち切れんばかりに実った四つの乳肉が押し付けられる。
 柔らかい肉と肉の触れ合い、ただ先端で硬くしこった乳首は、こりこりと互いを刺激し合う。
 そして何より、熱く火照りを帯びた肌が重なるのは、それだけで心地良い。
 もうそれだけでリインフォースは頭の芯まで茹だるようだった。
 何度も何度もキスをして、何度も何度も乳房を全身を重ねる。
 天にも昇る至福。
 
「はぅ……あぁ……将ぉ?」

 それが、突然シグナムが彼女から体を離した。
 さっきまで存分に触れ合っていた温かさがなくなって、リインフォースは寂しそうな顔をする。
 だがそんな様子をよそに、シグナムはベッドサイドを漁って何かを探している様子だった。
 再び顔を上げると、シグナムの手にした“それ”がいやおうなくリインフォースの目に留まった。
 淡く紅潮していた彼女の顔が、かぁっと余計真っ赤に染まってしまった。

「しょ、将……そ、それは一体……」

「ああ、その……二人でする時に使えるんじゃないかと……この前ミッドに行った時にな」

 説明するシグナムも、いささか恥ずかしげであった。
 無理もない、彼女が手にしていたのはいわゆるそういうオモチャだった。
 明らかに男性器を模したと思われる、太く長いフォルム、たっぷりといぼ状の突起を連ねた姿。
 とてつもなくいやらしいとしか言えない。
 しかもそれは、男性器状の形状を両側に備える形をしていた。双頭ディルドという名称が正しいか。どう使うかは……いまさら説明するまでもないだろう。
 二人が睦み合う時といえば、いつも道具などはなしで、ただお互いの体を触れ合わせるばかりだった。
 それに不満がないわけではなかったが、達する快楽のほどは知れていた。
 リインフォースは目の前にあるその淫猥な玩具をまじまじと見ながら、未知の行為への恐怖と、そして紛れもない期待を感じていた。
 シグナムと、これを使って愛し合ったら、どうなってしまうのだろうか。
 怖い、でもそれと同じか、それ以上に興味が湧き上がってしまう。
 数秒の迷い、答えは自ずと訪れた。

780 しぐ×あい! :2012/11/03(土) 12:40:10 ID:HRvdwPYM
 視線で問いかける将に、彼女はこくりと頷いた。

「じゃ、じゃあ……使うぞ」

 言いながら、シグナムはディルドの両端にたっぷりローションを垂らす。
 ねっとりと粘性を持った液体に濡れるそれの先を、自身の秘所へと向ける。
 リインを攻めながら、彼女もまた興奮し、そこは果汁に溢れていた。
 粘着質な音を立てながら、太い幹がずぶずぶと埋まっていく。

「ん……ふぅ……はぁ」

 艶かしい吐息。
 もうこれ以上は入らないというところまで行ったのか、ぴたりと止まった。
 太く逞しい竿が、麗しい美女の局部からそびえる。さながら本当にシグナムに男性器が生えてしまったようだった。
 シグナムが膝立ちのまま近づく、リインは迎え入れるように、脚を開いた。
 くちゅ、と、張型の先端が濡れた入り口に触れた。
 それだけでぴりりと甘痒い快感が走る。
 リインフォースは手を伸ばし、シグナムの首に回す。
 脚も彼女の腰に絡めて、引き寄せた。

「将……」

 甘く蕩けた声で求める。
 もっと欲しい、と。
 とろん、と潤んだ紅い瞳が、堪らない愛おしさに満ちていた。
 シグナムは頷いた。

「ああ」
 
 リインの上に覆いかぶさりながら、腰を沈めた。
 ローションと愛液の滑り気により驚くほどスムーズに、淫らな玩具は挿入を果たす。
 にちゅぅ、と音を立てて、遂に二人は物理的に繋がってしまった。

「ひぃあ……はぁ……ああッ……」

 体の一番奥、子宮口にまでディルドの先端は到達して、シグナムが体重をかけた分だけ敏感な性感帯を刺激される。
 一般的に女の感じる場所といえば陰核であるが、子宮口付近のポルチオ性感はそれに匹敵するか、あるいは上回るほどの快楽を生み出す。
 こんな風に責められるのは初めての経験だったが、リインの体は実に良く成熟した女体、慣らす前からその快楽に順応してしまう。
 ぞくぞくと神経に甘く這う官能に、か細い息を零しながら震えた。
 だが彼女はまだ知らなかった。この快楽はほんの序の口だと言う事を。

「そういえば、な……リインフォース」

「ん?」

「この、オモチャには……面白い機能があるらしい」

「え? な、なにが……〜〜ッッ!!!」

 次の瞬間、リインフォースは声にならない叫びを迸らせた。
 頭の中が真っ白に染まった。
 それほどの……快感。
 尋常ならありえぬ多大な性感刺激が神経という神経を駆け巡り、物理構築された管制人格の脳髄を揺さぶり尽くした。
 それはまるで、自分自身の感覚の上に、丸ごと他人の感覚を重ねられたような不可思議なものだ。
 リインはわけも分からず、ただありえない快楽に酸欠状態になって身悶える。
 シグナムもそれは同じだったようで、歯を噛み締めながら目をきゅっと瞑って震えた。

781 しぐ×あい! :2012/11/03(土) 12:40:46 ID:HRvdwPYM
 しばらくして、ようやく息を整えながら、将は恍惚の余韻の中で告げた。

「これは……はぁ……凄いな。感覚共用とは」

「かん、かく……きょうよう?」

「ああ。これは、一種のデバイスのようなものでな。魔力を流すと、お互いの感覚を部分的に共用する魔法が働くらしい……つまりは、私とお前の、な」

 絶頂寸前まで押し上げられ、霞がかった思考ながら、リインフォースは理解した。
 先ほど雷のように全身を貫いたのは、自分の感覚の上からシグナムの感覚を重ねられたからという事らしい。
 二人分の快感を、二人で共有しながら味わう、その凄まじさ。
 恐ろしいのは……それがただ挿入された“だけ”でこれという事だ。
 ぞくりと、リインフォースの脳裏にイマジネーションが生まれた。
 それを裏付けるように、シグナムの顔に薄く笑みが浮かぶ。

「では、リインフォース……動くぞ」

「え……や、ちょ……ちょっと待ってくれ将……まだ心の準備が……ひぁあああああ!!!」

 言葉を言い切るより先に、ほとんど悲鳴と化した嬌声が迸った。
 シグナムが腰を一旦引いたかと思えば、すぐさま力強く挿入した。
 たった一度のストロークだったが、リインの脳髄を沸騰させるには十分すぎた。
 大量の凹凸を持つ巨大なディルドが膣内のあらゆる箇所をこすり上げ、先端で子宮を小突いて、さらにその上からシグナムの分の快感も重ねられる。
 気を失ってしまいそうな快楽の波が幾度となく襲いかかる。
 何度も、何度も。

「ぃいいあぁ!! はぁ……ぁ、はぅッ! ふぁああああ!!」

 長く美しい銀髪を振り乱し、リインフォースは喘いだ。
 もはや言葉を紡ぐ余裕すらなく、膣内を、全身を蹂躙する快楽の暴力にのた打ち回る。
 意識せず、リインの手は何か縋るものを求めて、シグナムの背中を掻き抱いた。
 体が重なった。
 シグナムの豊満な乳房が、それと負けないくらいたわわに実ったリインフォースの胸の上に乗る。
 硬くなった乳首同士がこりこりとこすれあって、余計に快楽の甘みを深めていく。
 あまりの快感に白く染まっていく思考とは別に、二人の豊満な体はより高みを目指して勝手に動いた。
 狂ったように腰を突き上げて、それを受ける側も自分から応えるように突き出す。
 溢れた愛液がぐちゃぐちゃと淫猥な音を立て、喘ぎと共に聴覚を犯す。
 昂ぶる熱情のまま、シグナムは腰を激しく動かしながら、リインフォースの体を抱き寄せる。

「はぁ……ん! ぁぁ……リイン、フォース! んぅ!」 

「しょう……しょぉ……ん、ちゅぷ……ぁんッ」

 唇を重ね、重ねられ、舌を絡め、唾液を飲み、飲ませ、犯し、犯され。
 それほど広くないベッドルームの中が凄まじい熱気と性臭に包まれる中、シグナムとリインフォースはお互いの体をただひたすらに貪り合った。
 桜色のポニーテールを揺らしながら、シグナムが強く腰を突き出す、自分の奥を抉りながら相手の最奥も抉る。
 背筋を駆け上った電撃が頭の中でスパークし続けた。
 相乗効果で高まる快楽刺激が、際限なく快楽を増幅していった。
 もう限界だった。
 最高潮まで押し上げられた快楽のゲージが振り切れる、それが分かる、お互いに。
 感覚共用でリンクした性感によって、二人はまったく同時にクライマックスを迎える。
 ズンッ、とシグナムがひときわ強烈に、体重を掛けて突いた時、呆気なく一線を越えた。

「ぃいッ!!! んああ!! しょう……ああああ!!!」
 
「かはッ! ぁああ!! はぁぁ……あ……ぁ」

 凄まじい快楽の波濤が、二人の脳髄を芯から洗い流す。
 ぐっと力を込めて体を押し付けたまま何度も痙攣するシグナム。
 絶頂の波に体を震わせて、余韻に蕩けるリインフォース。
 理性も何もかも、全ては愛欲一色に染め上げられて、ただお互いの肌と熱だけが全てになって。
 意識は、闇に飲まれた。



「しまった……な。私とした事が……」

 ふと、シグナムの口から誰に向けたわけでもない、独り言が零れ落ちた。

782 しぐ×あい! :2012/11/03(土) 12:41:23 ID:HRvdwPYM
 薄く開いたカーテンの隙間から注がれる月光のみの、薄暗い部屋の中、まだ激しくまぐわった後の残り香も強いベッドの中で、二人の美女は同じシーツに包まっている。
 自分の胸に顔を預けて眠るリインフォースの髪をシグナムは優しく撫で梳いていた。
 たっぷり乱れた後だから、銀の髪はシーツの上に千々と散って、その上汗で濡れている。
 それでも指の間に通せばするりと心地良く抜けていく。
 すぅすぅと穏やかな寝息を立てて眠るリインの顔からは、とても先ほどまで責め尽くされて喘ぎ悶えていた様は想像もできなかった。
 それを思い出すと、シグナムの胸の内に罪悪感が湧き上がる。
 本当はもっと優しくしてやるべきなのに、ついリインフォースの悩ましい姿を見ていると、理性のブレーキが外れていってしまう。
 最初の頃はこんな風ではなかった。
 火照ってどうしようもない体を持て余していたリインフォースを初めて抱いた時は、もっと優しく、慎重に愛撫した。
 それはただ彼女の事を案じてした、純粋な家族への善意のようなものだった。
 だが、今はどうか――
 
「困ったものだな……私は」
 
 シグナムの顔に、自嘲的な笑みが浮かぶ。
 ただの仲間の筈だった、ただの家族の筈だった、それが今、自分は確かに恋情を感じている。
 それを改めて自覚する。
 この世に作り出されてから数百余年、誰かを愛する暇などない戦いの連続だった。
 しかしまさか、初めて好きになる相手が同性であるなど、考えられただろうか。
 少なくともそういう感性はノーマルだと思っていたのだが。
 
「ん……ぅぅ」

 悩ましい寝息を立てながら、リインフォースが身をよじり、ぎゅっと強く抱きついてくる。
 彼女の凄まじく大きい乳房がシグナムのウエストに押し付けられ、また、シグナムのそれに負けないくらい大きい胸の間にリインの顔が寄せられる。
 さらりと流れる髪から蠱惑的なほどの甘い香りが漂い、極上としか形容できない柔らかい肉感的な体が押し付けられる。
 おまけに、顔が近い。
 繊細な麗しいリンフォースの美貌、整った鼻梁も長い睫も、甘い吐息も、すぐ間近だ。
 
「――」

 思わず、シグナムは唾を飲んで、高鳴り鼓動を感じた。
 先ほどあれだけ散々愛し合ったというのに、体の芯でじくじくと微熱までも疼きだす。
 誇り高いベルカ騎士、守護騎士の長たる自分がなんたる様か、将はため息をつきながら髪を掻き上げて、忌々しげに天井を見上げた。

「まったく……本当に私は、困ったものだな」

 独りごちて、そっと目を瞑る。
 寄り添う柔らかさと温かさと、彼女への深い愛を抱きながら、自身もまた意識を眠りに委ねていく。
 まどろみ行く中で考えるのは明日のこと。
 早く起きなければいけない、二人の情事は誰にも知られていない秘密なのだから。
 はやてたちが帰る前にシーツを洗い、シャワーで身を清めて、それから朝食を作って……嗚呼、そうだ、でもまず目覚めたら、この美しい、可愛い融合騎の寝顔にキスをするのも……悪くないかもしれない。
 そんな他愛ない事を漫然と思いながら、烈火の将は夢の世界に堕ちて行った。


終幕

783 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/11/03(土) 12:43:18 ID:HRvdwPYM
投下終了。
百合! おっぱい! おっぱい!

そういえばもしかしたら、こういう純粋に百合なSSって書いたの初めてだろうか、いつもならふた化とか入れそうだし。

あと、この作品はPixivにも投稿してるのであしからず、無断転載でなく本人です。

784 名無しさん@魔法少女 :2012/11/03(土) 21:51:54 ID:3VFIdeYw
シガー氏、実に乙であります!劇場版でさらに美しくなったリィンフオースとシグナム姐さんの絡みはリリカル至高のカップリングふぅ・・・

785 名無しさん@魔法少女 :2012/11/04(日) 00:14:42 ID:jd4s5xZA
GJ!
劇場版のこの二人の絡みはよかったよな
豊満美女同士とかたまらん

786 名無しさん@魔法少女 :2012/11/04(日) 01:51:31 ID:z0LEWGMI
GJ!
胸に低反発クッションを入れてみて、うらやましいとひとりごちるだけの。

787 名無しさん@魔法少女 :2012/11/06(火) 13:27:28 ID:kkxMgvrA
スレから離れて数ヶ月 SS書くの止まってから半年近く 北斗2期のOPのエレギ練習初めて1ヶ月
…マテリアル達とユーノのSS書きたくなって来てるが、果たして今の自分に書けるかなぁ?

788 名無しさん@魔法少女 :2012/11/06(火) 13:45:06 ID:yFB5XHKU
書かないことには書けるものも書けんよ

789 名無しさん@魔法少女 :2012/11/06(火) 18:05:49 ID:hHWF3F16
書ける書けないよりも、書きたいか書きたくないかが大事
他の趣味にまわす欲求よりも書きたい欲が高まるまで抱えて温めるのもいいんじゃよ

それはさておき個人的にその面々は読みたい>マテリアル娘withユーノ

790 名無しさん@魔法少女 :2012/11/06(火) 18:38:28 ID:9wKNnJ9E
ユーノって癖が少なくて包容力が有る人当たりの良い性格しているから
誰と絡ませても自然な感じになるのが利点だよな

791 名無しさん@魔法少女 :2012/11/06(火) 19:11:54 ID:hBJvjP56
ユノクロとか?

792 名無しさん@魔法少女 :2012/11/07(水) 00:29:13 ID:nYN33MUY
なんか何処かの衣類チェーン店みたいだなwww

クロノも気難しいように見えて案外誰ともカップリングできるような気はする。公式じゃ既婚者だが
一番難しいのはザッフィーあたりか

793 名無しさん@魔法少女 :2012/11/07(水) 01:58:30 ID:ahZwOcx6
クロノとザフィーラのカップリング?(難聴)

794 名無しさん@魔法少女 :2012/11/07(水) 05:34:07 ID:0ciG0NBI
>>793
シャマルとハラオウン家がアップを始めたようです

795 名無しさん@魔法少女 :2012/11/07(水) 06:21:43 ID:Q8IhrjhE
獣姦はそりゃ難易度高いな
ケモ耳マッスルでも十分高いんだが

で、なんでユーノくんフェレット耳フォームなんて何番煎じな電波が降ってきたのかね我が脳よ

796 名無しさん@魔法少女 :2012/11/07(水) 08:41:09 ID:XEv0faL.
ザッフィー?最近アインスと絡ませてによによしてるよ
同じ銀髪だし並べるとどう見ても夫婦ですご馳走様でした

797 名無しさん@魔法少女 :2012/11/07(水) 22:22:01 ID:R5aRZgpA
同じ髪色夫婦ネタなら、ユノフェヴィヴィなんてまんま家族だよなw

798 名無しさん@魔法少女 :2012/11/07(水) 22:42:29 ID:42Mg4S4I
同じ髪色ネタならユノアリもユノシャマもアリだな

799 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/11/07(水) 23:59:59 ID:fiIy9wfc
連続になっちまうがよぉ〜、そんな事は気にしないで投下イっちまうぜぇエエエエッッ!!

ユーノとなのはメインの短編で非エロタイトル『眠り姫』だッッッ

800 眠り姫 :2012/11/08(木) 00:00:35 ID:l3NTsGgo
眠り姫


 程近いそこかしこの喧騒が、夕景と共に形容し難い郷愁を生み出していた。
 西に沈み行く太陽が、名残惜しく茜色の輝きで校舎の全てを染め上げている。
 部活動を行うもの、ただ漫然と友人とおしゃべりに興じるもの、生徒会などの事務に追われるもの。
 放課後という時間では、その全てのものが夕焼けの光に照らされていた。
 深い赤みがかったオレンジは、なんとも言えぬ懐かしさを呼んで止まない。
 グラウンドを走る運動部の生徒たちを三階の教室から見下ろしながら、なのははそんな夕刻の感慨に耽っていた。

「……綺麗だね」

 うっとりと、まるで夢見心地のような声音だった。
 開け放った窓から淡い陽光と共に、ほんのり冷たい夕風が流れ込み、彼女の髪をなびかせた。
 栗色の長い髪が揺れると、完熟した果実のような甘い香りが漂う。
 彼女の香り。
 少年はそれを想うと鼓動が高鳴るのを感じた。

「ねえ、ユーノくん」

 少女、高町なのはが彼の名を言う。
 少年は答えた。

「なに? なのは」

 と。
 線の細い、ブロンドヘアに眼鏡が特徴的な少年、ユーノ・スクライア。
 夕刻の教室、二人共学校の制服に身を包んでいる。
 私立聖祥大附属高校の、だ。
 朗らかで無邪気な笑みを零すなのはを前に、ユーノの表情は硬かった。
 
「ユーノくんは綺麗だと思わない?」

「……どうかな」

「どうして?」

 一拍の間。
 ユーノは窓からの眺めを望み、告げた。

「毎日同じ天気だから。曇り空が恋しいよ」

「そっか」

 窓枠に体を預けながら、なのはは軽くため息をついた。
 視線を、外から内に、教室の中のユーノへと向ける。
 茜色と静けさに満ちるそこに居るのは、少年と少女、二人だけ。
 二人は見つめあった。
 問い掛けるようななのはの眼差し、訴え掛けるようなユーノの眼差し。
 果たして先に言葉を発したのは、ユーノだった。

「なのは、もう帰ろう」



 ユーノがその報を受けたのは無限書庫の司書長室でキーボードを打っている時だった。
 ミッドチルダでは普及して久しい空中投影ディスプレイで表示される着信表示、送信元は本局、相手先の名前はシャマルだった。
 闇の書事件からかれこれ十年近く付き合いのある知人である。
 ユーノは作業をしながら通信をオンにした、そして半泣き状態のシャマルの声に思わず手を止めた。
 次の瞬間、なのはが意識不明で病院に運ばれたと聞き、思考も完全に止まった。
 気がついた時、彼は仕事も何もかも放り出して書庫を飛び出していた。


 
 時空管理局本局医療施設、その特別治療室になのははいた。
 白いベッドの上で、白い入院着を纏って。
 外傷の類は一切なかった、室内に設置された各種生体モニター類に映し出されるバイタルも全て正常だった。
 ただ一つ、目を覚まさない事を除いて。

「脳波も何もかも問題ないけど……どんな刺激を与えてもまったく起きる気配がないの」

 見守るシャマルが、ぽつりと呟いた。

801 眠り姫 :2012/11/08(木) 00:01:17 ID:l3NTsGgo
 ユーノはベッドに眠るなのはと、その傍らで目の下にくまを作っているフェイトを交互に見て、問い掛ける。

「この状態が、何時間続いているんですか?」

「かれこれもう24時間以上ね。フェイトちゃん、そろそろ休まないと」

 シャマルがそう促したが、フェイトは首を横に振った。
 おそらくなのはが運ばれてからというもの、一睡もしていないのだろう。
 何故、こんな事になってしまったのか。
 原因は分かっていた。
 先日、なのははある古代遺跡の探索チームの護衛に当たっていた。
 大して危険性はないと思われていた場所だったが、あにはからんや、なのはの同行したチームは異形の襲撃を受けた。
 それは物理的肉体を持つ魔法プログラムだった。
 幾つもの術式を基礎に魔力でボディを生成し、侵入者を攻撃する古代プログラム。ヴォルケンリッターの守護騎士たちと同系と言えるだろう。
 ただし、人間や使い魔と同じような外見をした守護騎士と違い、なのはと対峙した怪物は見るもおぞましい容貌であったが。
 熾烈を極めた戦いの末、なのははその怪物を撃破した。
 強力な砲撃で跡形もなく消滅させた。
 そして、完全な勝利かと思えたその瞬間、消え行く怪物の放った攻撃を受け、なのはは気絶したという。
 
「一体、どんな攻撃だったんですか?」

「詳しい事はまだ分かっていないんだけど、解析班の話によると、何か精神系の魔法みたいなの。幻覚を見せるような……実際、脳波パターンを見ると、なのはちゃんは夢を見ているようなの。もしかすると、このままずっと……」

「夢……そんな、事が」

「ねえユーノくん」

 シャマルが顔を上げ、ユーノをまっすぐ見つめた。
 すみれ色の瞳の置くには意味深なものがあった。
  
「もし、危険を承知でも、なのはちゃんを助けられる方法があるって言ったら……どうする?」

「……え?」

「あ、あの! それ、私にも出来ないですか!?」

「フェイトちゃんは休息が必要よ、これには少し体力と精神力が必要なの。もし可能なら、なのはちゃんのご家族に頼みたいんだけど、ここに来るにはもう少し時間がかかるから」

「それは、一体どんな方法なんですか?」

 ユーノの言葉に、シャマルは目を眇めて答えた。

「なのはちゃんの夢に精神をリンクさせるの。言うなれば、夢に入るって事かしらね。対策スタッフが考案した方法の一つなんだけど、幻覚魔法で夢を見続けてるなのはちゃんに起きるよう働きかけるのよ。精神力がもたないと、もしかすると入った人間も戻れなくなるわ」
 
「やります」

 危険性を示唆するシャマルに、ユーノは即答した。
 一片の迷いもない言葉に、シャマルもフェイトも一瞬沈黙した。
 そして、頷いた。
 彼に全てを託す決心をして。



「おいスクライア、起きろ! なに寝てんだ!」

「ぁ……えッ?」

「え、じゃない!」

 突然怒鳴り声が響き、ユーノははっと目を覚ました。

802 眠り姫 :2012/11/08(木) 00:01:54 ID:l3NTsGgo
 視線が自分に集まる。
 数十人の人間が同じ服に身を包み、同じ机につき、教科書を開いていた。
 黒板と教壇、男性教師がこちらを睨んでいる。
 
「もう、ユーノくんどうしたの?」

「な、なのは!?」

 隣から声がした、かと思えば、そこに彼女が居た。
 まだ前後不覚で状況が飲み込めず、混乱するユーノ。
 そんな彼を尻目に、クラスメートの一人が茶々を入れる。

「なんだスクライアのやつ、まだ寝ぼけてんじゃねえの?」

 そんな冗談に、教室のあちこちでほほえましい苦笑が漏れる。
 教壇に立つ教師は頭を困ったように掻いていた。

「ったく、いつもの真面目ぶりはどうした。もういい、とっとと教科書開け」

「あ、その……はい」

 言われるままに、自分の机の上にあった教科書を手に取る。
 それでも視線は横目で隣のなのはを見ていた。
 そうだ、ここは夢の中だ……彼女の。
 今、現実の自分はなのはの隣に設けたベッドに横たわり、様々な装置によって精神を夢にリンクさせられている状態だ。
 リアルの世界と自分自身の認識をしっかり持ったまま、なのはの夢に進入する。
 結果がどうなるか予測できなかったが、どうやら夢の登場人物の一人という事になっているらしい。
 ともかく、ユーノは授業を聞くそぶりをしながら、この夢の世界の事をじっくり考え始めた。



「どうしたユーノ、食欲ないのか?」

「い、いえ……そんな事は」

「もう、お父さんったらそんな事言わないの。ユーノくん小食でしょ?」

「そういえばそうだったな。はは、すまんすまん」

「……」

 家族の揃った団欒の食事の席で、高町士郎と桃子夫妻を前に、ユーノはどことなく所在なさげに味噌汁の注がれた椀を手にしていた。
 視線をぐるりとテーブルに座った面々に向ける。
 高町士郎、高町桃子、高町美由希、そして高町なのは。
 恋人と結婚して家を出た長兄恭也を除く家族全員が揃っていた。
 なぜ、ユーノがその一家と共に夕餉を食しているかというと、どうやらユーノはこの家の居候という事になっているらしい。
 昔はフェレットの姿で同居した身としては、なんとも奇妙な縁である。
 ともあれ、今はこの世界の住人として振る舞い、様子を探らなければならない。
 ユーノはおかずの焼き魚を箸で摘んだ。

「んッ。お、美味しい」

「でしょ? 今日はいいお魚買えたの。こっちの漬物も美味しいわよ」

「ははは、母さんの料理はなんでも美味しいよ」

「もう、あなたったら」

 ぱっと会話に花が咲き、食卓が賑わう。
 自ずと、ユーノの顔にも笑みが浮かんでいた。
 これがきっと、なのはが昔から味わってきた温もりなのだろう。

803 眠り姫 :2012/11/08(木) 00:02:28 ID:l3NTsGgo
 なんと心地良いのだろうか。
 口にした夕食の味も、どこか美味しくなっている気がした。



 朝起きる、顔を洗って朝食を済ませる、身支度をして登校する。
 学校に着き席に着く、授業が始まる、休み時間を思うまま過ごす、そして放課後は友達と遊んで、家に帰って、憩いの時を満喫して……
 普通の少年少女としての、普通の生活だった、日々だった。
 ふとした瞬間、ユーノは自分がなぜここに居るのか忘れてしまいそうになる。
 そんな時に気付いた、この世界の事を。
 その日の放課後、彼はなのはを無人の教室に呼び出した。



「なのは。この世界は……たぶん、君の……願望、だよね?」

 搾り出すように、ユーノは目の前の少女に告げた。
 鮮烈な茜色に彩られた教室、並ぶ机と椅子、教壇、長く尾を引く影、西日を背負ったなのはの顔には闇が潜む。
 その愛くるしい美貌に浮かぶ微笑みは、どこか形容し難い妖しさがあった。
 なのははくすくすと無邪気に笑いながら、窓枠に身を預けて、そっと髪を掻き上げた。
 
「気付いた根拠は?」

「色々あるよ。綺麗過ぎる、いつも変わらない天気とかね。毎日の献立がなのはの好みのものばかりとか……」

「ふぅん。そっか。じゃあ、理由は? 分かった?」

「理由……?」

「この世界が出来たわけ。私の心が、どうしてこんな場所を作ったか」

「……」

 なのはの言葉には、ユーノを弄うような気配が滲んでいた。
 しばしの沈黙を経て、彼は言葉を紡ぐ。

「なのはは……なのはは、こういう生き方を……どこかで望んでる。戦いのない居場所、魔導師じゃない普通の女の子としての自分を……」

 と。
 彼にその言葉を言わせて、なのははどこか優しげにさえ見える顔を浮かべた。

「うん、そうだね。その通り。私はどこかで、こういうのを望んでたみたいなの、自分でも知らないうちに。それはたぶん――」 

「僕に出会わなければ、そうなってただろうね」

「――」

 ユーノの言葉が、これ以上内ほどの苦しみに満ちた。
 それは彼にとって、心に突き立てられる氷結の刃に等しい。
 精神感応の魔法で引きずり出された深層心理、内なる心に秘めていた願望の姿が、今の自分を否定する、魔導師でない普通の少女としての自分だとしたら。
 全ての始まりはあの日、ユーノに出会い、魔法に触れた事が源だった。
 決してそれについて、なのはが彼にネガティブな感情を向けた事はない。

804 眠り姫 :2012/11/08(木) 00:03:28 ID:l3NTsGgo
 魔導師として生きていく道を選んだのも、なのはの意思だ。
 しかし人間という生き物は、自分の選択でさえも、全てを許容して生きいけるものではない。
 特になのはは、他人のために自身の痛みを我慢できる性質だったのだから、心の奥底に溜め込んだ澱みのほどは知れなかった。
 そして今、その沈殿され続けた感情の片鱗は、古代の魔法術式によって暴かれた。
 一度背を向けた、もう二度と戻ってこない少女時代への回帰。
 精神世界で作られた居場所が、高校生という設定であるのがその証左だろう。
 海鳴でのなのはの学生生活は中学まで、高校には通った事がないのだから。
 
「なのはは……僕の事恨んでる? 僕と出会ったから、君の人生は変わった……」

「どうだろう。この生き方を決めたのは私だから、それは私自身の責任だよ。でも、ユーノくんのせいでそうなった、って思う気持ちも――たぶんゼロじゃない」

「……」

 静かで優しげな声音が、ユーノの心を鋭く抉る。
 どんな物理的な攻撃よりその言葉は彼を打ちのめした。
 だが、なのははあくまでも優しい笑みを浮かべる

「ごめんね、そんな顔しないでユーノくん。確かに私の心の一面ではあるけど、決してあなたを責めたいわけじゃないから」

「……なのは」

「でもね、一つだけお願いがあるの」

「おね、がい……?」

 こくりと頷くなのは。
 すっと細められた瞳に、強い力が宿る。
 先ほどまで全てを染め上げていた夕陽の茜色も消え、世界は薄く闇へ閉ざされていく。
 静かな、無音の教室で、彼女は言った。

「ユーノくん、昔私が初めてレイジングハートを使った時の事を覚えてる?」

「え? ああ、うん」

「私に言ったよね。もし手伝ってくれたら、なんでもお礼をしてくれるって」

「う、うん」

「なら……」

 すっと、なのはは窓枠から体を離す。
 ゆっくりと焦らすように、一歩二歩と進み、ユーノの前へと。
 小首を傾げて、彼女は求める。

「――私と、ずっと一緒にいて」

「……え? それは……まさか」

「そう、この世界で。ずっと私の傍にいて欲しいの、ユーノくん」

「そんな……だってここは」

「うん、現実じゃない、ただの夢の中だよ。でもここならずーっと、誰の邪魔もなく、毎日穏やかに過ごせるよ。だから、ね? ユーノくん、一緒にいよ?」

 にっこりと、彼女は微笑んだ。
 優しい優しい悪夢へのいざないをこめて。
 永劫の時を共に居ようと。
 彼女の欲するその要求に、少年は迷い、そして――



「――いいよ」

 彼の口から出たのは、肯定の言葉だった。

805 眠り姫 :2012/11/08(木) 00:04:07 ID:l3NTsGgo
 なのはの顔に浮かぶ驚愕の色、そして喜び。
 
「良かった……ユーノくんがそう言ってくれて……確かにここは何もかも満たされてるけど、明確な自意識を持っているのは自分しかいないから……本当は寂しかったんだ……良かった……ユーノくん、ずっと、一緒にいようね」

 心底満たされたように、恍惚の表情を浮かべるなのは。
 だがその少女を前にして、ユーノの顔は険しさを隠さない。
 
「違うよなのは」

「え?」

「僕は君の傍に居る、これからもずっとそうしたい……でもそれはここでじゃない。現実の世界でだ」

 ユーノの言葉に、なのはの表情は曇り、硬化した。
 彼の言葉はそのまま、彼女のいざないへの否定と同義であるから当然だろう。
 冷たい、氷のような眼差しでユーノを見つめるなのは。
 その瞬間、空気がひやりとなった。
 一秒後、それは単なる空気の変化から、世界の全てに伝播する。
 夕焼け空が雲に覆われ、教室の中に注ぐ温かい空気が氷雪交じりの吹雪と化す。
 教室の中にでは机も壁も、そしてユーノも、霜まみれになった。
 ただ独り、世界の中心であるなのはだけは変わらぬ姿でそこにいた。
 ユーノの返答に対する、なのはの答えだろう。

「そう。じゃあユーノくん、さよならだね」

 吹き荒ぶ風と同じ、冷たく凍った声。
 なのはの意思は世界の意思、彼女に拒絶されれば、もうこの世界にはいられない。
 風に押されてたたらを踏むユーノ、背後に黒い穴が空間を切り裂いてぽっかりと口を開けた。
 おそらく、このままそこへ飛ばされれば、なのはの精神世界からはじき出されるのだろう。
 魔法など使えないこの世界で、彼にできる抵抗などない。
 だが、ユーノは抗った。

「くッ!」

 脚に力を入れて踏みとどまり、風に向かう。
 なのはは目を見開いた。
 この世界の法則は全てなのはの意のままだ、それに抵抗するという事は、かなり強い精神力を必要とする。
 しかしそれどころか、ユーノは自分へと徐々に近づいてきた。

「なのは……一緒に帰ろう」

「や、やだ! 私は……私はもうッ」

「なのは!!」

 ユーノは駆けた、力の限り。
 彼の手がなのはを掴む。
 抱きしめた。
 先ほどまでの、臓腑の底まで凍えるような冷気が嘘のように温かかった。
 その刹那、風は消えた。
 腕に中でなのはが震えているのが分かる。
 少年は力を込めて彼女を強く抱き寄せた。

「分かるよ。少し、疲れちゃったんだよね。でも逃げちゃいけないんだ。現実から、自分の選択や運命から」

「ユーノ、くん……」

「でも大丈夫だよ。僕がそばにいる。ずっと、傍にいるから」

「……本当に?」

「うん」

 強張っていた彼女の細い肩から、ふっと力が抜ける。
 ユーノはそっと体を、少しだけ離して彼女の顔を見た。
 戸惑い、縋るような、寂しげな顔。
 いつもの凛然とした教導官としての高町なのはではない、素のままの彼女がそこにいた。
 魔導師としての道を選び、人に弱みを見せなかったなのはの、ただの女の子としての姿。
 震えるなのはは、一瞬だけ恥ずかしそうに目を逸らして、おそるおそる上目遣いに彼を見上げた。
 
「……証拠」

「え?」

「傍に居てくれるっていう証拠……見せて欲しい」

 潤んだ瞳で見上げながら、なのははそう囁いた。
 声音にもう冷たさはない。あるのは、甘く蕩けるような熱だった。
 腰に手を回された。
 ユーノの胸板に、ぎゅっとなのはの乳房が押し付けられる。
 夢の中であっても、体の感覚はある……柔らかく、温かい。
 彼女の求めているものがなんであるか、分からないほどユーノも鈍感ではなかった。
 こくりと一度頷いて、そっとなのはの顎に手を添えて、顔を持ち上げる。

「――なのは」

 心から愛を込めて、少年は彼女の名を囁いた。
 そして眠り姫を、昔話の通りに起こした。
 眠り続ける呪いを受けた美しい姫を起こす魔法は、いつだってたった一つなのだから。

終幕

806 ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ :2012/11/08(木) 00:06:03 ID:l3NTsGgo
投下終了。

なんかこういう優しい悪夢とか自分好きうやなぁ。

ちなみに理想郷こと某Arcadiaにこれの別バージョンを別名義で投稿してますが無断転載とかそういうんじゃないんであしからず。

807 名無しさん@魔法少女 :2012/11/08(木) 00:23:39 ID:JgkYq/wA
リインエロはよこい

808 名無しさん@魔法少女 :2012/11/08(木) 00:31:44 ID:Mj5Zmhs.
アインスSSの続き早くー

809 名無しさん@魔法少女 :2012/11/08(木) 01:22:16 ID:zm4Iysxk
>>807
なのはちゃん健気可愛い。こんな雰囲気良いなあ……

810 名無しさん@魔法少女 :2012/11/08(木) 01:22:49 ID:zm4Iysxk
すみません>>806でした

811 名無しさん@魔法少女 :2012/11/08(木) 01:52:17 ID:QplX4zdY
ゆうなのぉぉぉぉぉぉ

いい補給になりました

812 名無しさん@魔法少女 :2012/11/08(木) 05:52:54 ID:k4hjabDU
空腹に負けて貪っていたバームクーヘンですら、このユーなのの氷菓のような甘さには勝てない
ただ砂糖を飲み下してGJを贈るだけだ

813 SandyBridge ◆UKXyqFnokA :2012/11/09(金) 00:23:55 ID:kajsAnCM
どうもー
おまたせしました
>>807-808
いつもありがとうですー

闇と時と本の旅人 14話投下します

814 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/11/09(金) 00:24:49 ID:kajsAnCM
■ 14





 常夜灯の淡い彩りが視界を橙に染め、澱みのように時間の流れがあいまいになる。
 自分の胸の中で、確かに脈打っている黒い意識がある。
 目をそらしたくなるような、顔をそむけたくなるような、惧ろしい感情。愛する者を、一方的に断じ、切り捨て奪い去っていった輩への怒りと憎しみ。
 それへの復讐を成し遂げなければ、この想いはいずれ祟りにさえも成り果ててしまうだろう。

 微睡に瞼を閉じ、どうか、穏やかな感情を生み出そうとする。
 心を落ち着けようとする。

 夜を共に過ごす、褥を共にする伴侶がいてくれたら、と思う。
 今から呼び出すなどはさすがにできない。それでも、彼に会いたい、と、アインスは想う。

「クロノ──」

 自分は彼を、本当に愛しているのか?今でも夢に見るほど、彼の父親を忘れていない。
 それは何を意味するのか?
 亡きクライドの面影を、クロノに重ねているのか?クロノ自身を見ているのか?

 死んだ人間が生き返ることなどないというのはわかっているつもりだ。そして、もしクライドが生き返ったとしても、あの人造魔導師の少女の母親が願ったように全ての記憶と人格を保ったまま生き返ったとしても、彼はもはや自分を愛してはくれないだろう。
 ならば、次へ。
 次なる男へとその想いを向ける。
 クロノに、告白し、願い、求める。

 告白、と言葉を反芻する。

 この場合の告白とは何を打ち明けることを指すのだろうか。
 クロノを心から愛しており、結ばれたいということだろうか。それとも、自分は闇の書の管制人格であり、クロノの父親の仇であることを知らせるということだろうか。
 両方の意味を持つ、と思う。
 もし隠したとして、クロノとともに暮らし、何十年も、彼に気付かせずにいるなどおそらく不可能だし、それはあまりにも酷に過ぎる。
 すなわち、自分の正体を明かしたうえで、それでもなおクロノがアインスを愛することができるかどうか。
 クロノの心と感情と理性が、どのような判断を下すのか。

 目を強く瞑り、クロノの表情を思い浮かべる。クロノの腕の感触を思い浮かべる。精一杯の力で、アインスを抱きしめようとするクロノの姿を思い浮かべる。
 独りきりのベッドの上で、クロノに抱かれている自分を想像する。
 クロノの細くしかし力強い腕が、自分の身体を抱きとめ、愛撫している様子をアインスは想像する。指が、肌に触れる。指の腹、指紋の凹凸、爪の適度な硬さ、それらが組み合わさってアインスの肌を撫でていく。
 胸の前で絡めている腕を組みなおし、乳房をシーツの上に放り出す。震える手で、ブラジャーのホックをはずし、拘束を解く。自らの重みでベッドの上に広がる乳房は、それ自体の重みさえも、愛する男に触られている錯覚を与えてくれる。
 クロノにもっと触られたい。クロノに胸を揉まれたい。クロノに乳房を揉みしだかれたい。
 もっと、もっともっと。もっといやらしく、胸を揉んでほしい。触ってほしい。クロノに、乳房をいやらしく責められたい。クロノが目の前にいて、自分の胸を見つめている様子をアインスは想像する。
 見上げて視線を合わせるのではなく、胸を見ている様子を、アインスの身長の高さから見下ろす。そうすれば自分の胸のふくらみも視界に入り、そこを見ているクロノが、熱い息を吐いて、それが肌に当たることを想像する。
 濡れた、と感じた。股間が湿った感触がある。じわり、と、股間の、肉襞の隙間にあるいくつかの孔から、ある種の体液が分泌されたのが感じ取れた。

815 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/11/09(金) 00:25:27 ID:kajsAnCM
 それは愛液である。男との性行為をするために、その準備として女の肉体は性器を活動させる。アインスの肉体は、クロノとのセックスを想像して、予感して、希望して、その準備をした。
 この場ではできない。この場にクロノがいないことは分かっている。頭では分かっていても身体はその通りには従わない。そして、心で想うことで、身体に命令することができる。
 この場にいない男であっても、彼のことを思い浮かべることで身体はその準備をすることができる。
 クロノとセックスしたい。セックスをしたい。性行為をしたい。クロノのペニスを、自分の膣に入れてほしい。クロノのペニスを、自分の膣に咥えこみたい。ペニスを入れて、ピストンしてほしい。
 ペニスを咥えこんで、腰を振りたい。こすりつけたい。腰を膣の奥の子宮口にペニスを押しつけながら、射精してほしい。自分の体内に、精液を注ぎ込んでほしい。
 思い浮かべるほどに、頭の中が、身体の芯が、熱くなっていく。枕にうずめた頭の、下になった耳たぶの中で、血液が激しく音を立てて脈打ち流れているのがわかる。感情に茹でられた熱い血が流れる音が聞こえる。

 セックスは本能だ。そして、最高の快楽だ。
 クロノに会いたい、クロノを愛したい、クロノに愛されたい。
 愛情は、一方通行ではいけない。いくら相手に自分の思いを放っても、相手がそれを受け入れなければ恋愛は成立しない。クロノが、アインスを受け入れるのか。すべてを知ってなお、アインスに触れようとするのか。

 自分はもうすでにクロノを騙しているんだ、という慙愧と恐怖の念がアインスを包む。
 初めてクロノとキスをしたとき、舌を入れて絡ませた。初めてクロノとセックスをしたとき、膣内射精を要求した。アインスの膣内に射精したクロノは、アインスに取りつかれてしまった。アインスに結びつくことに、渇望をおぼえるようになってしまった。
 もはやアインスなしには生きられない肉体になっている。アインスが今後クロノとの性行為を一切断ったなら、やがてクロノはセックス依存症の病状を呈し、手当たり次第に女を抱くようになり、それでも満足は得られず、やがて狂死してしまうだろう。

 それは闇の書に備わった、仲間を増やす、手足となる兵士を増やすための能力だった。そうだったかもしれない。
 アインスは、人間を精神的に支配し隷属させる能力を持つ。闇の書の主に選ばれた人間は多かれ少なかれこの能力の影響を受ける。男女は問わない。女性の主でも、本人に同性愛の気質がなくても目覚めてしまう。
 人間は、自分を化けもの扱いするだろう。当たり前だ、人間にはないものをもっているのだから。
 クロノの精子を注がれたい。クロノにペニスを挿入されて、膣内射精されたい。
 射精されて、子宮に精子を注ぎ込まれて、受精したい。妊娠したい。孕みたい。クロノの子を孕みたい。
 そして、クロノの子を産みたい。

「クロノ、あぁぁ……クロノ、あぁ、あ……なかで、出して……おねがい、クロノ……なかだしされたら、あぁっ……妊娠、する……妊娠、したい……
したい、クロノ、クロノ、うぅぅ……クロノの、こども、わたしの、こども……孕みたい、クロノ……おまえの、子供を産みたい……!」

 熱に浮かされ、うわ言のように口に出す。声に出した自分の言葉を自分の耳に届けることで、よりイメージが増幅される。
 クロノに思い切りペニスを突き込まれ、射精を受ける。
 妊娠し、ふくれた自分の腹。
 産道を通り抜ける赤子の重さ。
 それらを、イメージの中で固め、リアルに、思い浮かべていく。

 耐えていた。我慢していた。
 もし今、闇の欠片が殖えてしまったら、大変なことになる。自分の気持ちひとつで、今の次元世界人類を滅ぼしてやることだってできるかもしれない。

 アインスがそれを実行に移さず押しとどめているのは、クロノの存在があるからだ。
 クロノが悲しむから、クロノを愛したいから──。

 闇の書がどうやって生まれたのかは、アインス自身も知らない。
 しかし、もしかしたら、自分のこの気持ちは、人間が闇の書を押さえ込み、闇の書が人間を取り込むための機能のひとつかもしれない。
 クロノはいずれ、今の闇の書の主と出会う。そしたら、クロノは、主に従う新たな騎士となる。アインスに対してそうであるように、クロノもまた、まだ見ぬ少女、八神はやてに本能的に惹かれていく。
 早く、主のもとへ参じたい。クロノを連れて、主に、報告をしたい。

 添い遂げられる伴侶を見つけました。
 われら共に、われらが主はやて、あなたに仕えてゆきます……。

816 闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA :2012/11/09(金) 00:25:59 ID:kajsAnCM
「結婚したい……クロノ……」

 シーツに、涙の粒がこぼれ落ちた。
 真実を知れば、クロノは悲しむだろう。そして、リンディは怒るだろう。
 息子に近寄らないでください、そんな風に追い払われるかもしれない。もっとひどく手荒く扱われるかもしれない。
 でもそれだけではまだ傷は浅い。アインスにとってもっとも辛いのは、クロノと引き離されてしまうことだ。

「クロノ、抱いて……私を抱いて……お前に抱かれたい……
ふれあって、眠って、一緒に暮らしたい……クロノ、クロノ……」

 ある意味では空恐ろしいほどに。
 アインスは、自分の生まれを悲観しているわけではない。クロノの生まれが人間であることを悲しんでいる。
 闇の書の主に選ばれるのは、当然ながらすべて人間である。どうして、クロノが闇の書の騎士でなかったんだ。どうして彼は人間に生まれてしまったんだ。自分と違う種族として生まれてしまったんだ。
 切ない、クロノを想う切ない愛情。

 闇の書は、孤独な生き物だった。
 この世に、自分以外の仲間はいない。同じ種族の生き物はいない。

 繁殖できる相手がいない。必要ない、といえばそれまでだが、しかし、闇の書はデバイスであるとみなされた。そしてその能力により、寿命はなく、無限に生きることができる。

 自分は人間なのか、道具(デバイス)なのか。
 幾千年にもわたる古代ベルカでの生涯の中で、アインスは、自らが新たな人類であることを知った。

 そして新暦の現代、闇の書は渇望している。
 殖えることを。
 結合し、交合し、生命の営みを欲している。
 人間の性欲とアインスの性欲が決定的に異なるのはそこだ。そしてやがては、クロノの性欲も、人間のそれとは異なる原理で発生するようになるだろう。





 エイミィが起床したとき、廊下をはさんだ向かいにあるリンディの部屋から、ベッドのきしむ音が漏れていた。
 海水浴から帰ってきて以降、リンディは何か吹っ切れたように、クロノを求めるようになっていた。さすがに、家の外や、管理局内ではそのようなそぶりは見せずいつもどおりに振舞っている。
 気持ちの切り替えはさすがに大人だけあってきちんとできているが、それだけに、誰にも見られない家の中ではより激しくクロノを求める。

 ドアを開ける。リンディには、家族なんだから遠慮することは無いといわれているので、二人がセックスしている部屋へもエイミィは普通に入っていける。最初はさすがに少々気後れしたが、数日もしたら慣れた。
 不思議と、嫉妬は感じない。
 読んだことのある少女コミックでは、主人公の少女は彼氏がたとえば学校のクラスメイトの女子とさえ一緒にいることを気に揉んでしまうのに、今の自分は、クロノが母親に抱かれ、性行為をしている情景を見ることが、自身の性欲に直結して昇華している。
 騎乗位で激しく身体を上下させ、胸をそらせてその豊満な乳房を揺らし、髪を振り乱してクロノを搾り取っている。
 それでもなお、エイミィが今まで見てきた大人の女の中で最も魅惑的でグラマラスな肉体を持っていると思っていたリンディでさえも搾りきれないほどの計り知れない精力を、今のクロノは秘めている。
 呻くようなクロノのあえぎ声を聞くと、エイミィも立っているだけで股間が濡れ、パジャマの内側が湿り、太ももを粘性の高い愛液が垂れ落ちてくる。

 潤み、火照ったリンディの瞳。彼女の豊満な肉体にのしかかり、腰を振っているクロノ。太ももや、乳房や、下腹の肉が、果てしない質量とともに揺れる。そのゆさぶりが、たまらなく扇情的だ。

 手を伸ばして掲げ、それを横から絡め取るようにクロノが掴み、腕の肌を滑らせて手をつなぐ。そして再び、ベッドへと沈んでいく。
 クロノとリンディのセックス。息子と母親の交わり。幼馴染で、恋人になりたかったはずの男の子とその母親。
 エイミィは、そんな彼が愛おしい。

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