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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆

662闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA:2012/05/22(火) 21:15:54 ID:lgNf78lI
 それも一時の気の迷いだと思っていた。士官学校を卒業し、執務官候補生になりそれまでにもまして猛勉強に打ち込み、そのような雑念は振り払ったと思っていた。晴れてアースラに配属されたときも、もうそのような、母への甘えは振り切ったと思っていた。
 確かに今は、リンディに対してはもう大丈夫かもしれない。ただ、今度は同年代の女性、すなわちエイミィに、興味が移った。
 エイミィに、14歳の若い女に、性的な興味を抱いている。14歳の女の肉体。ある意味、赤ん坊の頃に風呂に入れてもらったりして、リンディに対しては、大人の女性なのだし成熟した人間の身体として、これが人間なんだと思っていた。
 しかし、少女はまだ知らない。子供から大人へ成長していく、少女の肉体をクロノは知らない。エイミィの裸、果たして何から想像するのか。こっそり女子浴場を覗きに行って罰のランニングをさせられた同期生もいた。彼らは、少女の肉体を見ただろう。
 あるいは彼女持ちなら、そのような男女の関係になっていれば相手の身体を見ている。
 クロノとエイミィはそうではない。あくまでも幼馴染、まだ友達のレベルだ。あるいは、家族。しかし、姉弟というか、きょうだいならば互いの裸は意識しないかもしれない。しかし配偶者であったら?妻と夫なら、当然、褥を共にする事はある。

 エイミィと寝る。まだ朝食をすませたばかりで、まさか真昼間からホテルへ、などというのも考えにくい。
 あるいは今夜。いくらなんでも気が早すぎる。想いを打ち明けて、気持ちを整理して、それから。しかし、勢いに任せてやってしまうか?

 いったん腰を持ち上げ、パンツの中のモノの向きを直してから改めて腰をベッドに押し付ける。圧迫感はもう確実に性的感覚に変わっている。
 何から想像する。グラビア雑誌?書店でも、そんなものを手に取った事はない。しかし、窓の外から背表紙くらいは見える。
 性力あふれる青少年向け雑誌の表紙を飾るのも10代の者が多い。エイミィももう2、3年すれば彼女たちのように見事な肢体に成長するだろうか。
 幼さを引きずったアンバランスな性の匂い。割れ目、エイミィの裸、エイミィの股間。突如ひらめきのように、瞼の裏に、少女の肉体が浮かび上がる。顔はわからない、全身を見てはいない。ただ断片的に、それらしい少女の身体を思い浮かべた。
 陰毛はもう生えただろうか。産毛が萌えひろがる、健康的な肉付きの下腹から股間へのなだらかなライン。よくふくれた股の盛り上がり、肉の割れ目。股間にひとすじ、それは少女の幼い性器。エイミィの性器。成長途中の、少女の秘所。

「ああ……っ、エイミィ……」

 思わず口に出し、ほぼ同時にドアをノックする音がして、クロノは心臓が飛び出すかと思うほど驚き、ベッドから跳ね起きた。
 間違いなく聞かれた。少なくとも、取り乱したのが外にも察せられただろう。

「クロノくん?」

「あ、ああすまない、もう少し待ってくれ」

 エイミィの方はもう仕度ができた。クロノもこうなってはもう抜くことはできない。
 仕方なく、急いで普段着のシャツに袖を通し、タオルで顔を拭いて髪を整える。
 すでに様子がおかしいというのは昨日から指摘されていることなので今更どうしようもないが、威勢のあるエイミィに引っ張られて、クロノは軽い興奮状態を持続させながら自宅を出た。
 今日も空は曇りで、薄いもやのような層雲が、クラナガン都心部の高層ビル頂上部を隠している。
 腕を組み、まるでカップルのようだとクロノは思った。エイミィはそのつもりだろう。
 笑顔がまぶしくて、クロノはまたしても意識が浮かびそうになった。小うるさい跳ねっ返りだと思っていた幼馴染が、いつの間にか落ち着いた大人の女性に変わりつつある。
 それは抗いがたい魅力だ。情欲に溺れるならこちらのほうがまだ健全か、などと思案しながら、クロノは組んだ腕の肘に当たるエイミィのほのかなふくらみをしばし味わった。





 ぽつり、と雨粒が頬にあたり、それが積乱雲から落ちてくるのに特有のひときわ大きな温い雨粒であることに気づく。
 雨粒は次々と数を増し、勢いを増して落ちてくる。すぐに雨脚は強まる。

「これは……エイミィ、一雨来るぞ」

「大変、どっか、屋根のあるところない?」

 公園内は開けていて、水路の水面に次々と大きな波紋が浮かび、強い雨が近づいてきているのがわかる。
 傘を持ってこなかったので、雨を凌ぐには建物の中に入らないといけない。

「あそこ、あそこならひとまず大丈夫だよ」

 一時間もすれば上がるだろうが、それまで外にいたらずぶぬれになってしまう。クロノの手を引いてエイミィは走った。




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