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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆

626闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA:2012/05/13(日) 23:33:11 ID:kNQiAzG2
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 薄手の布が皮膚に擦れる、乾いた感触がクロノの肌に伝わる。
 自分は緊張と湿気で汗ばみつつあるが、相手はまったくさらさらの肌を保っている。
 ベッドに寝かせられ、組み伏せられたクロノの上に、アインスはゆっくりと覆いかぶさっていく。仰向けにさせたクロノの両腕を上げさせ、上着を脱がせてシャツ一枚だけにする。
 クロノも上半身をよじるようにして、服を脱がせてくるアインスに従う。
 その間も、二人はずっと唇を重ね続けていた。
 唇だけでなく、口の周りまで粘つく唾液がこぼれ、二人の顔の肌を濡らしている。うっすらと目を開けると、幸せそうに瞼を潤ませるアインスの表情が、すぐそばにある。
 なめらかな眉と額のライン、整った睫、それらに彩られた白く澄んだ肌。女性の肉体、女体にここまで近づいた事は今までのクロノにはなかった。

 母や、リーゼロッテも、抱き合ったりじゃれついたりはあっても、ここまで面と向かって行為に及んだことはなかった。もちろんエイミィなど、ずっと離れたところから、あくまでも幼馴染としての付き合いだった。
 クロノにとって初めての女性だ。

 ベッドに横たわったクロノの、右手側からアインスは抱きつき、クロノの下半身は浮いた状態にある。目を閉じてキスを続けたまま、アインスはクロノの股間が盛り上がってくるのに合わせてクロノを抱き上げる。
 足を伸ばして寝た姿勢のため、ズボンはぴんと張った状態で、布地が内側から強く持ち上げられている。股間の自分自身が張った布地に突き当たって押さえつけられる感触に、クロノは自分が勃起してきた事を認める。

 さらにアインスの舌が、クロノの唇をかき分けて入り込んでくる。未知の感触に思わずクロノは歯を閉じてしまうが、アインスはそれをも受け入れるかのように、ゆっくりと唇の裏側や歯茎を、舌先で撫でていく。
 クロノもおそるおそる、舌を差し出していく。触れた事の無い彼の敏感な部分を慈しむように、舌先から、そっと、少しずつ触れ合わせていく。クロノにとっては、他人の体内の臓器に触れているような感触だろう。少しずつ慣らしていく。
 それでも、これが人間の求愛行動なのだということは、男として本能的にわかる。
 左手をベッドに広げて身体を支え、空いた右手でアインスの身体に触れる。クロノが手を持ち上げると、ちょうどアインスのわき腹のあたりに触れる。かすかにくすぐったそうに身体を揺らし、計り知れない重量感を持つ乳房がクロノの胸の上で擦り動く。
 アインスも、クロノと同じように乳首を硬く勃起させている。

 胸に触れたい。乳房に触れたい。女性の胸を触りたい、という欲望はある意味本能的なものだ。
 しかし同時にそれは一般の社会生活では許されないことだ。同じ管理局にいる女子局員の胸を触るなどすれば、それは犯罪になってしまう。
 触りたい。触っていいのか。この女は、父クライドの部下だったという彼女は、胸を触らせてくれるのか。

 それを見透かすかのように、もう何分間になるだろうか、ずっと唇を吸い続けていたアインスはようやくクロノの顔から離れ、不敵に微笑んで言った。

「いいぞ……触っても」

 クロノはもはや言葉を返せない。おそらく自分の顔は引きつっているだろう、寝かされながらアインスの顔を見上げる。
 そっとわき腹から手を動かし、おそるおそる、ブラウスの上をなぞっていく。思わず、目をそらして胸を見ようとしたところを、アインスがクロノの頬に手をあてて顔を正面に戻す。




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