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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆
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「お帰りなさい、あなた」
彼女の言葉に、彼は軽く頷きを見せるだけで、答えを返してくれない。
それが少し寂しくて、けれど、彼女はその寂しさを堪えて笑みを浮かべた。
籍を入れて、四年半。
思い返せばその時間はあっという間で、それでも傍らに居られるのは嬉しかった。
「夕食を先にしますか、それともお風呂っ!?」
その言葉を遮ったのは、彼の強引な抱擁だった。
抱き寄せられ、強引に唇を押し付けられる。嫌だと、僅かでもその気振を見せれば、素っ気なく身を離して、また触れ合うことのない時間が来るだけ。
だから彼女は、身体の力を抜いて彼に全てを預ける。
無骨な手が、全身をなで回してくる。
自身、かなり自身のある豊かな乳房を、服の上からこねくり回され、そのたびに喉の奥から甘い吐息が漏れた。
もう、数え切れない程繰り返した愛の営み。快感を覚える場所を、的確についてくる動きは、なじみきったもので。
彼女はただされるがままに甘い声を上げ続ける。
彼が求めるまで、動いてはいけない。それが、長い間の睦み合いで染みついたルールだったから。
胸をせめていた手が下に伸びて、スカート越しに秘処を撫でてきて。
一気にせり上がってきた快感に思わず腰を引いてしまった。
じゅくりと、蜜があふれたことを自覚して、潤んだ瞳で彼を見つめる。早く愛して欲しかった。一気に貫いて欲しかった。
けれど、彼の手は緩やかに、布越しのままなで回すだけ。
ぞくんと、その手が動く度に、せり上がってくる熱に、我慢が出来なくなりそうで。
……やっと彼の手が、彼女の服を脱がすように動き始める。
熱く火照った肌に――空調が効いていても――冷めた空気は、すこし辛くて。
彼が、無言のままズボンのファスナーを下ろした。
ぼろんと、黒光りするそれが、こぼれでた。彼もその気になってくれた。
それが、嬉しくて、彼女は膝立ちになって、いまだ柔らかいままのそれを口に含んだ。
青臭さとアンモニア臭が僅かに臭い、今はその臭いですらも、昂奮を高める微香となって、熱を作り出した。
ねろりと、口の中にあるものを舐める。雁首の辺りをゆっくりと、……亀頭全体を覆うように、唇を締めて竿を擦りながら。
ゆっくりと頭を上下に動かす度、口の中のそれが徐々に硬さと大きさを増していくのが解る。
それが嬉しくて、上目遣いで彼を見上げた。
彼の口元が、楽しげに緩んでいる。それも嬉しくて。
彼の視線が胸元に向いていることに気付いて、彼女は一度口の中からこわばりを解放する。
ひくんひくんと震えるそれが、愛おしくて。
軽く頬擦りしてから、胸の谷間に挟み込んだ。
……胎の中に、散々に精を注がれ、彼女はぐったりした身体をそれでも何とか起こした。
今度こそ、子供が出来て欲しい。その願いを抱いて、自身の下腹部をそっと撫でる。
愛した人の子供。
きっと、三人で、幸せに、平和に暮らしていけるはずだから。
椅子に座った彼の、物憂げな問い掛けに、笑みを返して食事の準備にかかった。
それから、少し時間が経った。
彼女は頬を弛めて、産婦人科から出てきた。
やっと、妊ったのだ。愛し子を授かったのだ。
涙が出そうなほどの嬉しさに、今日は少し豪華な食事を用意しようと決意して、そんな自分に微笑みが浮かぶ。
そして、彼が帰ってくる時間。
……今日は残業もないし、飲み会もないと言っていた彼が、帰ってこない。
せっかく用意した食事が冷めていくのが、わびしくて。
けれど、きっと彼にもなにか急な用事がはいったのだから、しかたないと思って。
テーブルに突っ伏して、彼女はゆっくりと夢の縁におちていく。
不意に、肩を揺すられて彼女は目を覚ました。
どこか不機嫌そうな彼に、慌てて謝りながら身体を起こす。
彼が普段とは違う食事の用意に、不機嫌そうな声を投げつけてきて。
子供が出来たのだと、そのお祝いをしたかったと素直に答え……、久しぶりに見た彼の笑顔に、ほっとした気分になる。
だから、きっと、彼も望んでくれていると、そう思えた。
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