レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆
-
売れ残りと男娼の純愛で奇妙な話
「あ、シャマルさん今夜どうします?」
「ふぁい?」
唐突に声を掛けられ、ふわりとショートボブのブロンドヘアを揺らした白衣姿の美女、シャマルは首を傾げた。
場所は時空管理局本局、その内部に設けられた諸施設の一つ、食事やコーヒーを楽しめるカフェラウンジ。
そんな店内のボックス席に四人の女性が腰掛けていた。
シャマルを含む、本局の研修に集まった医務官たちである。
研修を受けた後の時間、うら若い女性の集団が寄り集まって楽しいおしゃべりに興じるのは至極当然の事であった。
話す内容も言わずもがな、だ。
「今夜って、どこかにお食事とかかしら」
「それもありますけど、ほら――ねえ?」
知り合いの女性医務官の何か含みのある言葉に、小首を傾げるシャマル。
他の女性たちに視線を向けると、彼女たちは何事か把握しているようだった。
「今日、合コンする予定があるんですよ。良ければシャマルさんも、って」
「ご、ごーこん!?」
その言葉に、シャマルは声を裏返して驚いた。
何度か咳をして息を整え、必死に動揺を隠した。
果たしてそんなシャマルの初心さをよそに、別の女性がからからと笑って声を挟む。
「もう、何言ってるのよ。シャマルさんだって彼氏とかいるかもしれないでしょ?」
と。
その言葉を聞いた瞬間、シャマルの頬が微かに引きつった。
意識的にそれを押さえられたのは奇跡的と言うより他に無い。
だがそんなシャマルに対して、恐るべき攻勢は続く。
「あ、そっか! すいませんシャマルさん、まずそれ聞かないとですよね。今彼氏とかいます?」
「え、あ、あの……それは……」
「シャマルさん美人だから絶対いるわよぉ。ね?」
「え、あ……う、うん」
「やっぱりー!」
三人の女性は、納得と共に憧憬と嫉妬とを内包した視線をシャマルに向けた。
輝く金髪、きめ細かい白い肌、制服を押し上げる素晴らしい肉付きをしたボディライン。
そして秀麗と評するよりない美貌。
これほどの麗人ならば、男などより取り見取りだろう。
同席している三人も決して醜貌などではないが、それでもシャマルを前にすれば圧倒的な差を前に霞む。
憧れと嫉妬とが同居した眼差しの集中に、シャマルは如何にも気まずそうな顔をした。
果たして、彼女たちの向ける羨望の眼差しに相応しいほど、シャマルが男性関係に恵まれているのか。
苦さを秘め隠した作り笑顔の底にある感情は、実に形容い難いものだった。
□
「で、私に相談しにきたわけ?」
紅茶のカップを傾けながら、麗しい美貌に微笑を宿し、妙齢の美女が問う。
広い執務室のデスクに腰掛けるのは、管理局本局所属の提督、レティ・ロウラン。
八神家の面々とはそれなりに付き合いの長い高官である。
そして彼女の元を訪れたのは、言うまでもない、
「はい……もう頼めるのはレティ提督しかいなくって」
恥ずかしそうに頬を染めたシャマルその人だった。
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板