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くすぐる女の子/くすぐられる男の子 その8

1 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/05(金) 12:53:18 yZtK5FQg0
女性が責め手、男性が受け手のくすぐりシチュ専用スレ、その8です。

長文SS、短編ネタ、設定案、イラスト、情報交換、感想、雑談、妄想などなど、
F(FF...)/M(MM...)シチュであれば話題やキャラや投下ネタの種類は自由とします。
女の子から男の子へのこちょこちょ攻撃に興味のある方ならお気軽にどうぞ。

■F/Mくすぐり情報まとめwiki
//seesaawiki.jp/fm_tickling/


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2 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/07(日) 16:01:57 FYaleng.0
新スレおめでとうございます。


3 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/07(日) 16:55:29 r9ePeBgc0
皆さん素晴らしいです(゜∇^d)!!


4 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/07(日) 19:23:23 RXNulehQ0

新スレオッツ

8か… だいぶきたね


5 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/07(日) 20:35:56 XokPZMUs0
くすぐりは文化だ!


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6 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:14:40 4ryf4LX.0
新スレ乙です。
前スレの生徒会の人も乙です。
楽しませていただきました。
これからも書きたいことを書いていただけたら幸いです。

私も前スレで『くすぐり少女と奴隷少年の夏』というタイトルで小学生の話を書いています。
前スレの232の所から書いています。
その最終章の前編ができたので上げていきます。


7 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:17:16 4ryf4LX.0

最終章 【前編】

登校日。
正は学校に向かっていた。
だが登校中違和感を感じる。
いつも登校している生徒の姿がどこにもいない。
遅く来たつもりはない。
学校についても不気味なほど生徒の姿がなかった。
校舎の前につく。
するとドアが閉まってて張り紙がしてある。
そこには本日は休校日ですという旨を伝える文章が書かれていた。
休む生徒の数が多いため今日は学級閉鎖となります。
そんな文章が書かれていたため正は落胆する。

正「なんだ、だから誰も来なかったのか。連絡ミスなのかな」
奏「連絡ミスじゃないよ?それ」

正は後ろから急に抱きしめられ、そう囁かれた。
七瀬奏だった。

正「え?奏ちゃん!?どういうこと?」
奏「こっちに来ればわかるよ」

正は奏に手を引かれる。
奏は校舎ドアに手を掛けるとあっさりドアが開いた。
そのままいつも通う教室に連れて行かれる。
その廊下。
どこからともなく笑い声が響く。
男の笑い声だ。
そこら中の教室から笑い声が聞こえてきた。
嫌な予感がする。
そして自分のクラスの教室を開けた時、嫌な予感が的中し目の当たりにする。
男子が女子にくすぐられている光景を。
それも一人や二人じゃない。
ほとんどのクラスの男子が。
そしてほとんどの女子が。
男子を好き勝手にいじめ、くすぐり、弄んでいた。
その光景に正はその場で固まって動けなくなっていた。

奏「ほら、早く行きなよ!」

正は奏に後ろから押され、教室の中に入れられる。
クラスの女子は正に気付く。

女子A「あ、正君だ!!待ってたよ〜♪」
女子B「思う存分くすぐってあげるからね〜♪」
女子C「正君をくすぐるの楽しみにしてたんだ♪」

正の所にクラスの女子が殺到する。
10人くらいはいるだろうか。
その全員が正を囲む。
そして拘束され動けなくされる。

正「ひぃ!!い、一体これは!?」
奏「そんなこと考えなくていいと思うよ?」

正は奏の冷たい目を見て戦慄を覚える。

女子A「じゃあくすぐるよ〜♪こちょこちょこちょこちょ♪」
正「ぎゃあああああはははははは!!!」
女子B「私はここくすぐるね♪こちょこちょこちょこちょ〜♪」
女子C「ここ皆弱いんだよね♪つーーーーーー♪」
正「いやああはははっははははっはあはははっはは!!!あははははっははっはっは!!!」

どんどんくすぐる女子の人数が増えていく。
10人いるなら100本の指でくすぐられていることになる。
正は息ができない状態になっていた。
このままでは……死ぬ……
その時100本の指の動きが止まる。

正「はぁはぁはぁはぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
奏「どう?正君しんどい?」
女子A「しんどいなんてこと言わないよね?正君。こんな可愛い娘にくすぐってもらえてるんだから♪」
女子B「きっと内心ラッキーと思ってるよ。正君のスケベー♪」
女子C「これでも手加減してるんだよ?私たちに感謝するといいよ♪」

またクラスの女子たちはくすぐりを始める。
脇腹、腋の下、腕、胸、首、太腿、脹脛、足の裏。
女子全員で正の体全体を蹂躙する。
正は大人数にくすぐられ抵抗も空しく笑い苦しむことを余儀なくされる。
不思議なことに女子全員が気絶する限界を心得ていた。


8 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:18:56 4ryf4LX.0

正「もうやめて……」
女子A「駄目だよ?まだくすぐり足りないんだから♪」
女子B「でも流石に休憩はさせてあげなきゃね」
女子C「それに奏から話があるみたいだし」
正「……?」
奏「正君、今日私と会ったのって結構久しぶりだよね?」
正「うん……」
奏「怒ってるんだよ?勝手に突然いなくなったから」
正「だからそのことについて謝ろうと思ってたんだ。奏ちゃんごめん!」
奏「で?なんでいなくなったの?」

何から説明したものか。
とりあえず清花お姉ちゃんのことを話してそれから……

正「あの……小鳥ちゃんから何も聞かなかった?」
奏「いや、聞かなかったけど?まさか、小鳥と密かに会ってたの?」
正「そうだけど、それだけじゃなくて……僕脅されて……」
奏「小鳥は人を脅すような娘じゃないよ?いい加減なこと言わないでくれる?」

奏は正に跨ってそう言う。

正「脅したのは小鳥ちゃんじゃなくて……清花お姉ちゃんが……あと過去さんが……」
奏「誰よそれ。意味わかんないよ?正君」

奏は腋の下に手を添える。

正「あ!!!落ち着いて、話を聞いて!本当なんだ。話せばわかる!……」
奏「信じると思う?嘘つき正君。こちょこちょこちょこちょ」
正「あうう!!!……ひひひははははははははははは!!!ぎゃあははははあははは!!!」

弱点の腋の下を攻められ正は高らかに笑い叫ぶ。
おそらく今の奏には何を言っても通用しないだろう。
首を振り助けを求めるも周りの男子一同は女子に蹂躙されていた。
休憩中で暇だから他の男子をくすぐっていたのだろう。
その間でも奏は容赦なくくすぐってくる。

奏「あの時どれだけ私たちが正君を待っていたかわかる?ずっと待ってたんだよ?」
正「はぁ、はぁ……僕は何の理由もなく約束を破ったりしないよ……」
奏「絶対信じない。もう許さないよ、正君」
正「奏ちゃん……僕を信じて……」
女子A「あ、見て!正君のあそこ!」
女子B「わあ、正君興奮してるよ〜」
女子C「正君、変態だ。スケベ〜」

正のズボンはテントを張っていた。
今はどんな些細なことでも女子に触れられたらあっさり起ってしまうのだった。

奏「ふーん、これが謝る人の態度かなぁ?」

奏は勃起したものを手で掴む。

正「ぐああ!!!」
奏「凄い反応。いやらしいこと考えてたでしょ?」

正は半月前から寸止めを続けられ、人一倍敏感になっていた。
過去たちから絶対にイってはいけない様に釘を刺されていた。
だが今まさに大ピンチに陥っていた。
こともあろうに奏は股間を撫で始めたのだ。

正「うわあああああ!!ぐああああああ!!!」
奏「正君、大袈裟。ちょっと触っただけじゃない」

ちょっとの刺激で今にもイってしまいそうだった。
少しでも気を許すとイってしまう。
だが正を激しく魅了する快楽が襲ってくる。
その誘惑が正を苦しめた。

奏「言っておくけど前の私と同じと思わない方がいいよ?ここの扱いだってもうわかってるし」

そう言って奏はズボンの上から勃起したものに沿って手で擦り始めた。

正「うわあああああ!!!ぐああああああああ!!!だめええええええええ!!!!」
奏「正君うるさいよ?大人しくして!どうせイくことになるんだから」

正は一瞬で限界に近づく。
そして限界かと思われたその時。

茂「止めてやれ、奏」

安藤茂が横から奏の手を止める。


9 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:20:44 4ryf4LX.0

正「はぁ、はぁ、茂君!?」
奏「……邪魔しないでくれる?今いい所だったのに」
茂「正、お前はここから逃げろ。ここは俺が何とかする」
奏「何無視してるわけ?ふざけてるの?」

茂は奏を引っ張って正から遠ざけると正を教室の外に連れ出す。

奏「ちょっと!何すんのよ!?」
茂「さあ、行け!正。ここから出るんだ!」
正「あ、ありがとう茂君。また後で!」

正はフラフラと走っていき校舎から出る。

奏「何してくれんのよ?どいて正君が行っちゃうじゃない!」

茂は教室のドアの前に立って奏を通さないようにする。

茂「言ったはずだ。お前の相手はこの俺だと。こうなった以上俺がお前らを見逃す理由はない」
女子A「こいつ本当にむかつくよね。正君いじめるの毎回邪魔してたし」
女子B「私たちに逆らうとどうなるか思い知らせてあげない?」
女子C「賛成!こいつをくすぐり倒してやろうよ」

クラスの女子は全員で茂を教室の真ん中まで引っ張る。
茂はあっという間に女子全員に羽交い絞めにされる。

奏「こいつは侮らない方がいいよ。簡単にはくすぐり効かないし」
女子A「全員でやれば問題ないよ。こちょこちょこちょこちょ♪」
茂「………………」
女子B「強がっても無駄だよ?こちょこちょこちょこちょ♪」
茂「………………」
女子C「少しはやるじゃない?こちょこちょこちょこちょ♪」
茂「………………」

そして女子が全員で一斉に茂をくすぐる。
およそ100本の指が茂の体を万遍なくくすぐる。
だが茂は顔色を変えない。

女子A「嘘!?効いてないの!?」
奏「だからいったでしょ?こいつくすぐりには強いみたい」
女子B「何それむかつく!!こんなにくすぐってやってるのに!!」
茂「いやまあ、くすぐったいことはくすぐったいけどな」
女子C「その余裕がまたむかつく!こいつどうする?」

女子は次第に怒り始め茂を蹴りつけ始める。
だが茂は蹴られても意に介さない。

女子A「な、何なのよ……こいつ……!!」
茂「気が済んだか?済んだならそいつらを解放してやってくれないか?」

茂は倒れている男子を見回したあと女子を見る。
女子達は茂の気迫に押され、たじろぐ。
そこに奏が近づく。

奏「まだ終わるのは早いよ。皆こいつを全裸にしてあげよ?」
茂「む……」
女子B「え?わかったけど……」

女子達は茂の衣服を全て脱がす。
流石に複数の女子に押さえつけられては抵抗ができなかった。

女子C「で、どうするの?」
奏「実はこいつには弱点があるの。これよ」

奏はローションを取り出しそれを掲げた。
茂はそのローションを見て夏休みが始まる前の日に暁たちにくすぐられたことを思い出す。

女子A「奏ちゃん、それ何?」
奏「こいつの大好きなローションよ。これでくすぐると喜ぶよ?」
茂「……やれるものならやってみろ」
奏「いいのかな?そんな強がっちゃって」

奏は自信のある顔で茂にローションを掛ける。

女子B「うわぁ、ぬるぬるしてるよ」
奏「じゃあまず私がくすぐるね。こちょこちょこちょこちょ♪」
茂「!!……く……!!……う!!……」
女子C「あれ?効いてる!?」

茂は奏にくすぐられて軽く体がひくつくように反応する。

奏「やっぱりこれは弱いんだ♪皆でやってあげたらこいつ大喜びするよ?」
女子A「さっきはよくもビビらせてくれたわね?こちょこちょこちょこちょ♪」
茂「な……!!く……!!あ……!!……」
女子B「さっきの威勢はどうしたの?喘ぎ声がでてるよ?こちょこちょ♪つーーーーーー♪」
茂「ぐ!!……ぐああ!!!」
女子C「あはは♪さっきとは大違い♪こちょこちょこちょこちょ♪」
茂「うう……!!くく……!!……!!!」

茂は数人の女子からくすぐられて微妙に顔を歪める。
どんどん女子がくすぐりに参加し、その全てのくすぐったさが一斉に茂に襲い掛かる。


10 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:22:42 4ryf4LX.0

茂「ふふ……!!っくくく……!!!ははははははは!!!」
奏「ついに笑ったね?どう?屈辱でしょ?」
女子A「さっき生意気なこと言ったから気が済むまで止めてあげないからね?」
女子B「こんなに思いっきりくすぐったのは初めてだけど、まだまだくすぐるれるよ」
女子C「どんなに苦しんでも同情してあげないから」

茂は抵抗しなかった。
女子全員相手でも逃げ遂せる自信があった。
だが茂はそれをせず冷静に話す。

茂「それがどうしたというんだ?ただよってたかって一人の男をリンチしているだけではないか」
女子A「本当に口が減らないよね。そんなにいじめられたいの?」
茂「まあ、複数でないと俺には敵わんから仕方がないな」
女子B「なんか凄くむかつくこと言いだしたよ。こいつ絶対Mだ」
茂「そんなことをして何になる?全く意味がないことだと思うが」
女子C「はいはい、そんな恰好でそんなこと言っても説得力がないよ?」
茂「男の感情を無理やり変えようとしているのならそれは誇れることなのか?」
奏「茂君、何的外れのこと言ってるのかな?私たちが満足ならそれでいい話なんだよ?わからないのかなぁ」

クラスの女子は再び全員で茂をくすぐる。
茂は笑いを堪えきれず喘ぎ声を漏らしながら悶え苦しむ。
茂は気絶しないため何時間もくすぐりは続き、ついにくすぐり疲れる女子が出始めた。

女子A「ふぅ、いい加減気絶するなり降参するなりしなさいよ……!!」
女子B「私もう無理……休憩するね」
女子C「……くすぐり疲れるなんて初めてよ」
奏「茂……あんたいい加減にしなさいよ……!!こうなったらこうしてやる!!」
茂「!!!」

奏は茂の肉棒を掴み揉む。
茂の肉棒はみるみる大きくなりクラスの女子がその大きさに驚く。

女子A「うわぁ!?化け物だぁ!!」
女子B「馬鹿じゃないの!?こんなでかいなんて!!」
女子C「さっきと全然大きさが違うじゃない!?」

茂の勃起状態の大きさにクラスの女子は驚嘆や非難、罵倒が飛び交う。

奏「言っておくけど、前までの私と思わない方がいいよ?暁ちゃんにやり方は教わってるしね」
茂「これは前にやったろ?これが何になる?」
奏「うるさいよ?大人しく私にしこられてればいいよ」

奏は肉棒に沿って手を前後させる。
ローションが滑りをよくしているためそれがより感じやすくしている。

茂「うう!!!……ぐうう!!!……」
奏「どう?屈服すれば止めてあげるよ?」
茂「……ふん、意味不明だな。どこに屈服する必然性がある?」
奏「本当に昔っからむかつくよね。この貧乏人!」
茂「貧乏人か。好きでそうなったわけではないぞ?」
奏「!!……うるさいよ。私とあんたでは格が違うのよ。生まれた時からね」
茂「おいおい、酷いことを言うな。友達なんじゃなかったか?俺たち」
奏「だからうるさいって言ってるでしょ?あんた今そんなこと言える立場!?」
茂「……なるほどな。お前は本気でこんなことは望んでないようだな」
奏「何の話?」
茂「お前はもともと人をいじめるような奴ではないということだ」
奏「どうしてそう思うのよ?」
茂「お前は今無理をして罵倒した。違うか?」
奏「違うに決まってるでしょ?急に何を言ってるの?」
茂「そうかな?今俺のことを貧乏人といった時引け目を感じたように見えたがな」
奏「な!?そんなことないわよ!?もしそう感じたなら貧乏人は言い過ぎたってだけのことでしょ?」
茂「それがお前の優しさだ。お前は楽しくて人をいじめている訳じゃない」
奏「………」
茂「強いて言うなら、皆と友達になるために合わせた。違うか?」
奏「そ!?それは……」
茂「そしてお前は優しいから間違ってると思いながらもそれを正すことができなかった」
奏「ち、違う!!勝手なこと言わないで!!」

奏は明らかに狼狽していた。

茂「それがお前の本性だ。お前は実は人を苦しませるのが好きではなかった」
奏「違うもん!!そんなことない!!私は自分の意志で……」
茂「ならどうしてそんなに焦る?自分に自信がないからだろう?」
奏「焦ってなんか……もういい。今イかせてあげる」

奏は茂の肉棒を再びしこり始める。

茂「うう!!!わかってるはずだ……こんなことは間違っていると……」
奏「だから?それがどうかしたの?」
茂「お前はこんなことは……望んでないと……」
奏「楽しいのは事実よ。だから望んでやっていることよ!」
茂「それは……くぅ!!!うう!!!」

茂は急に身を捩じらせ体を反らす。
次の瞬間。

どびゅ!!どびゅ!!どびゅう!!!

茂の肉棒から大量の精液が飛び出し、それが思いっきり奏にかかる。


11 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:24:13 4ryf4LX.0

奏「きゃああああ!!!」
茂「………………」

周りにいた女子もその光景にびびり叫び罵倒する。
凄い騒ぎになっていた。

茂「焦って避けそこなったか。自分のやっていることの違和感に気付いたからだと思うが」
奏「……何なのよ……ふざけないでよ……」

奏の服に茂の精液が掛かっているためその場で奏は服を脱いだ。
奏はそのことで怒る様子はない。

茂「こんなことを止めろとは言わない。だが続けろとも言わない」
奏「意味わかんないわよ……」
茂「あるはずだ。お前が納得のできる選択が……」
奏「選択……?」
茂「自分が納得できることをすればいい。自分に嘘はつくな」
奏「嘘なんて……」
茂「友達だからな。お前のことは俺が守ってやる」
奏「……馬鹿みたい」

奏は涙を浮かべ、茂に抱きつく。

茂「ふ、お互いに汚い姿だ」
奏「本当だね……」

上出来とは言わないが奏は少しは改心したかもしれない。
その後も奏を諭しながら奏に自分の服を渡す。
後は正次第だな。
茂はそう考え奏と一緒に学校を出た。



正は暁の家の前に来ていた。
暁に謝らなくてはならない。
そう考えインターフォンを押す。
でも何の反応もなかった。
試しに扉に手をかける。
扉はあっさり開いた。
そのため家の中にあっさり入ることができた。
不法侵入とか言われないよね?
そんなことを考え家の中を歩いていたら。

咲「不法侵入よ?正君」

後ろから咲に声を掛けられる。

正「咲……お姉ちゃん!?」
咲「正君は悪い子だね……」

咲は正に近づく。
正は嫌な予感がして後ずさりをする。

咲「外で正君を見つけたから声を掛けようとしたら優駿君の家に入っていくんだもん。驚いたよ?」
正「咲お姉ちゃんはどうしてここへ?」
咲「それは学校が休校日になったから優駿君にいつも通り勉強を教えてもらおうとしてここに来たんだけど」
正「へ、へえ、そうなんだ」
咲「正君はどうしてここに来たのかな?確か優駿君に妹がいたのは知ってるけど」
正「学校がこっちも休校日になったから暁ちゃんに会おうと思ってここに来たんだ」
咲「そう、どうやらここには私と正君の二人っきりみたいね」

咲はいきなり正を押し倒した。

咲「正君、また昔みたいにくすぐられたいと思ってる?」
正「いや……思ってないかな……」
咲「そうなんだ、実はあの時のことを反省してるの」
正「そ、そうなんだ」
咲「反省してるけど……でも、それでもくすぐりたいと思っている自分がいるの」
正「ええ!?」
咲「だから一生に一度のお願い!もう一度くすぐらせて!!正君」
正「え、ええ!?なんで僕なの?」
咲「忘れられないの!あの時正君をくすぐった時のことが!」
正「そんなことを言われても……」
咲「だからごめんね?正君。こちょこちょこちょこちょ♪」

咲は正の脇腹を掴んでくすぐる。

正「ぎゃあああははははははは!!!」
咲「ごめんね!もう止まりそうにないの!!こちょこちょこちょこちょ♪」


12 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:25:55 4ryf4LX.0

咲は容赦なく正をくすぐり始める。
正は咲のくすぐりに身体を捩じらせて笑い苦しむ。
咲は正を体全体で拘束し動けなくした上でくすぐる。
正は体をじたばたさせるもすぐに咲に押さえつけられてしまう。
咲も正の限界は知っているような感じで手加減しつつくすぐっていた。
秋山家の部屋という部屋に笑い声が響いていた。
すると突然正がくすぐられている所に……

優駿「咲……様?ここで何を?」

暁の兄である秋山優駿がいつの間にかそこにいて声を掛けてきた。
咲はくすぐる手を止めた。

咲「何?優駿君。あなたに用はないから出てってくれる?」
優駿「は、はい。咲様がそういうなら……」
正「待って!助けて!!」

その声に優駿は立ち止まる。

優駿「少年?その声はあの時の少年か?」
咲「何?出て行ってと言ったでしょ?」

正は一度だけ優駿に話しかけたことがある。
それは優駿を助けようとモニター越しにマイクで話しかけた時だ。
まさかあの時のことを優駿が覚えているとは思わなかった。
あの後人が変わったように卑屈で従順になったと聞いていたが……

優駿「その、咲様……その少年を……その……」
咲「何のつもり?私の邪魔をするつもり?」

咲は起き上がり優駿にすごい剣幕で問い詰める。

優駿「あの、その……」
咲「さっさと出て行ってと言ったよね?何がしたいの?」
優駿「いや……その……」

正はこれをチャンスだと思い二人の横を抜けて玄関に向かった。

咲「あ、正君!?待ちなさい!!」

追いかけようとする咲を優駿は咲の手を持って止める。

咲「ちょっと優駿!?離してよ!!!」

そうしてる間に正は外に出ていった。

咲「……優駿?ただで済むと思ってないわよね?」
優駿「ひぃぃ!!!」

優駿は腰を抜かし咲にビビりながら後ずさる。
咲は優駿を冷たい目で見下していた。

咲「どうしてあんなことしたの?あんたは大人しく私の勉強を教えるだけの人でいれば良かったのに」
優駿「わ、私は彼を助けないとと思ってしまったんだ……恩があるから……」
咲「……いいわ、もう二度と私に逆らえない様にしてあげる」

咲は優駿を引っ張り優駿の部屋に連れて行く。
そして優駿の部屋にある拘束道具を使い優駿を拘束した。
優駿は全裸でベッドの上で手足をベッドの角にロープで縛られX字の形で仰向けに拘束される。

咲「生きてることを後悔するほどくすぐってあげるわ。こちょこちょこちょこちょこちょこちょ」
優駿「うはははははははははははは!!!ぎゃははははははははははは!!!」
咲「どんなにMな人間でもくすぐりに対してはどうしても拒絶反応が出るらしいわよ?つらいでしょ?」
優駿「いや……大丈夫です……はぁ、はぁ」
咲「それはまだ本心じゃないわね。こちょこちょこちょこちょ」
優駿「ひはははははははははは!!!やめええええええ!!!ぎゃははははははははは!!!」
咲「ん〜?今止めて欲しそうにしたよね?それがあなたの本心よ」
優駿「ちが……私は咲様の望むことなら……何でも……」
咲「…………」

ぱぁん!!

咲は何が気に入らなかったのか優駿にビンタをする。

咲「私は嘘が嫌いなこと知ってるでしょ?」
優駿「嘘なんて……」
咲「知らない!優駿君の馬鹿!」


13 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:27:46 4ryf4LX.0

咲は感情的になったかと思うと今度は冷たい目で優駿をくすぐる。
優駿はくすぐられむせび苦しんでいた。
優駿の笑い声が部屋中に轟く。
優駿はわからなかった。
彼女が優駿に何を求めているのかを。
だが優駿にも何となくわかったことがある。
自分はくすぐられることに目覚めたものと思っていた。
あの日妹に、暁にくすぐられ自分はくすぐられることに目覚めたものと思っていた。
だが違和感を抱く。
くすぐられることはこんなに苦しくてつらい。
どんなに可愛い娘にくすぐられても拒絶してしまう。
そもそも自分は自分でくすぐられることを選択したわけではない。
強制的だった。
だから勘違いしていた。
自分はそこまでくすぐりを求めていないことに。
彼女は手を伸ばす。
優駿の最も弱い脇腹に。
そこで初めて本心を叫ぶ。

優駿「やめてくれええええええええええ!!!!」
咲「!?」
優駿「本当は、本当は俺はくすぐられたくなんてないんだあああああ!!!」

咲は驚く。
涙を流して本気で拒絶する優駿に。

優駿「これを外して……外せ!!外せ!!外せえええええ!!!」

咲はその姿を見てほっと胸を撫で下ろす。

咲「全く、もっと早くその状態に戻って欲しかったな」
優駿「はぁ、はぁ、え?」

咲は拘束具を外した。
ベッドでそのまま優駿は動けずにいる。

咲「従順な優駿君は確かに最初は良かったと思ったけど、やっぱりそんなのは何か違うと思ってたの」
優駿「え?」
咲「私はありのままの優駿君が好きだったの」
優駿「ありのままの俺?」
咲「そう、その俺というところとか変に男尊女卑な所とかよ」
優駿「それ結構最低な奴だぞ?」
咲「それでいいの。もしそれを続けてくれるならもう一度付き合ってあげてもいいけどな」
優駿「そうか……じゃあ付き合ってくれ!」
咲「ちょっと違うかな?もっと生意気だったはずだよ?」
優駿「え?じゃあ……付き合ってやる!感謝しろ!」
咲「ぷ、むかつくなぁ。まあそれがいいんだけど」
優駿「じゃあ……付き合うか?」
咲「うん、付き合おうか」
優駿「………」
咲「………」

二人は抱き合いキスをする。

優駿「後、その、さっきはあんなこと言ったが……」
咲「ん、何?」
優駿「その、時々でいいから俺のことくすぐってくれないか?」
咲「へ?」
優駿「そのあれだ、ちょっとMに目覚めたところも俺の本心みたいだからな?」
咲「もう、台無しじゃない。別にいいけど」
優駿「本当?やったぜ!」

優駿はふと少年に感謝した。
あの少年のおかげで自分の心は本当の意味で救われたかもしれないと。



正は走る。
暁が家にいなかった。
どこにいるかわからないが教室には暁の他にもう一人いなかった。
そして彼女にもとりあえず謝らないと。
二階堂礼だ。
とりあえず彼女の家に行こう。
そして彼女の家の前に着く。
相変わらず縹緲と遠くまで広がる屋敷と敷地に驚いてしまう。
インターフォンを押し反応を待つ。

綛「はい、えっと、正様でしょうか?」

カメラでわかるのだろう。
月見里綛はこの家のメイド長だ。

正「はい、そうです。礼ちゃんに会いたいんですがいますか?」

暫く黙っていると反応が返る。


14 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:29:32 4ryf4LX.0

綛「申し訳御座いませんが、今日の所はお引き取り下さい」
正「ええ!?どうしてですか?」
綛「礼様はいらっしゃいますが、会う気分ではないみたいです……」
正「そこを何とかなりませんか?」
綛「申し訳御座いません。また日を改めてお越しください」

そこでインターフォンの通信がきれる。
さてどうしよう。
暁の居場所がわからない以上手がかりが消える。
礼にも謝る必要があるため礼とも会いたい。
そもそも今日は休校日であの学校の集まりようもおかしい。
そしてクラスメートたちの様子もちょっとどころじゃないくらいおかしかった。
一体暁たちにちょっと会わなかっただけで何が起こったのか。
どうにかして礼に会えないものか。
そんなことを考えている時閃く。
以前この家に来た時、一条醍醐から聞いた話。
この家にある倉庫。
その倉庫には床に脱出口があり近所の空家に繋がっているそうな。
ならその空家から入れないだろうか。
あの時は改装中だったがもう終わってるだろうから鍵も掛かってないだろう。
問題は空家が何処にあるか。
家の周りをぐるっと回ってそれらしい家を探すか。
さっそく正は走り探す。
倉庫の近く辺りが怪しい。
その予想は当たり、それらしい一軒家が見つかる。
誰かが住んでいるような形跡はないが掃除はされているみたいで綺麗だった。
その家に入ろうとする。
正面からは鍵が掛かってて入れなかった。
家の周りを回るとガラス戸が見つかり引いてみるとあっさり開けることができた。
家の中に入り念のためガラス戸を閉める。
家の中を探索する。
だが隣にある二階堂家の敷地にある倉庫に繋がりそうな抜け穴が見つからない。

ガチャン

誰かの寝室のような部屋にいるとガラス戸を閉めたような音が聞こえた。
急いで駆け寄ってみた。
そこにいたのは。

醍醐「な!?貴様何故ここにいる!?」

一条醍醐がそこにいた。

正「醍醐君こそ何でここに!?」
醍醐「こっちの質問に先に答えろ!!」
正「いいけど……直接会おうとしたら入れてもらえなかったから前に聞いた抜け穴から入ろうと思ってたんだ」
醍醐「なにぃ!!貴様ぁ!!礼にいやらしいことしようとしたんじゃないだろうな!?」
正「それをするのは醍醐君の方じゃ?」
醍醐「な!?そんなわけあるか!!ふざけやがって……」
正「じゃあ醍醐君はここに何をしに来たの?」
醍醐「え!?それは、あれだ。その、なんだ……」

醍醐は必死に考えている様子だった。
それだけでろくでもないことを考えていることはすぐわかる。

醍醐「最近この辺に不審者が現れたというのでな。そのーここら辺を警備していたんだ。ははは……」

かなり苦しい言い訳だった。

正「それより醍醐君、抜け穴どこ?」
醍醐「なぜそれを貴様に言わなければならない?」
正「礼ちゃんに謝らないといけないから……どうしても礼ちゃんに会いたいんだ」
醍醐「お前は礼に謝らないといけないようなことをしたのか?」
正「うん、暁ちゃんと奏ちゃんと礼ちゃんとで会う約束をしていたのに僕は破ってしまったんだ」
醍醐「う、羨ましい約束をしやがって……そんなことよりそれはいかんな。わざとか?」
正「わざとじゃないけどすぐに謝りに行ける状況じゃなかったんだ。だからすぐに謝りに行きたいんだ」
醍醐「そうか、わかった。教えよう、抜け穴の位置を」
正「本当?」
醍醐「ああ、お前が律儀な奴だということがわかったからな。ついてこい」

意外と醍醐はいい奴かもしれないと思ってしまった。
醍醐についていくと和室の部屋に到着する。
醍醐は床に敷き詰められている畳の端の方を持ち上げた。
畳の下には人一人が通れる穴が開いていた。
醍醐と正はその中に入って行った。

正「あれ?醍醐君も来るの?」
醍醐「ああ、正。俺たち友達だよな?」
正「え?そんなことないと思うけど」
醍醐「おい!と、とにかく友達だから僕もついていくぞ!!」
正「ふーん、へんなの」


15 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:31:35 4ryf4LX.0

倉庫に向かって歩くと開けた空間に出る。
暗かったがこんなところまで掃除が行き届いているのかと感心した。
すると横から突然現れた数人の人影に正と醍醐は押さえつけられる。
そして電気が点くとその人影はメイドだった。

正「え!?え!?」
メイドA「やっぱりこっちから入ってくると思ってましたよ」
メイドB「もしもし、倉庫の方から侵入者二名です」

正はメイド二人に押さえつけられていた。
どうやらこっちの動きは読まれていたみたいだ。
通信機のようなものを持ってどこかに連絡したみたいだ。

醍醐「これはどういうことだ!?」
メイドC「二人もいるなんて聞いてなかったんですけどね」
メイドD「しかもこの子って一条グループの所の……」
メイドC「そうですね。この間の誕生会の人ですね」

醍醐も二人のメイドに押さえつけられている。
そうしているうちにまた奥から誰かが来る。

礼「……正君はここに来ると思ってたけど、醍醐君は何でここに来てるの?」

二階堂礼が倉庫側の階段を降りてやってくる。

醍醐「れ、礼。これは一体……」

醍醐と同じ感想だがとりあえず。

正「礼ちゃん、僕礼ちゃんに話があるんだ」
礼「私もあるよ、正君に話。醍醐君は後でね。だからしっかり押さえてて」

メイド二人ははーいと返事をしてさらに強く醍醐を押さえつける。
それに醍醐は若干喜んでいそうな感じがした。

醍醐(おお……胸が……当たってるぞ!!)
礼「じゃあ早速本題だけど、正君」

礼はメイドに押さえつけられている正に近づく。

礼「正君は何であの時来なかったの?」
正「来なかったと言うより行けなかったんだ」
礼「何で?」

礼の口調は常に冷たい印象を受ける。
明らかに怒っていると感じる。

正「話すと長くなるよ?」
礼「長い言い訳はいいよ、簡潔に話してくれれば」
正「言い訳じゃないんだ。聞いてくれ。まずその日は清花お姉ちゃんが来て……」
礼「で、そのお姉ちゃんと仲良く遊んでいたら行けなくなったってこと?」
正「違うんだ。話は最後まで聞いてくれ!」
礼「正君、もういいよ。私正君のこと信用できなくなったし」
正「そんな!?話を聞いてくれれば絶対……」

絶対に信じることができると言おうとしたが口ごもる。
よく考えたらその間に正にあった出来事は突拍子もない出来事が続く。
さらに話のややこしさもあって正ではその話をまとめるのは無理なことだった。

礼「だから正君は大人しく私にお仕置きされるといいよ」

礼は後ろに隠していた手を前に出す。
その手にはサテングローブが装着されていた。

正「れ、礼ちゃん。あ、謝るからそれはちょっと待って……」
礼「謝るということはやっぱり負い目があるということだよね?」
正「そ、そうだけど、違うと言うか……」
礼「正君、私怒ってるんだよ?罰ぐらい大人しく受けようよ?」
正「話せば……わかる……」

礼はじりじりと正に近づいていく。
正はメイドに押さえられていて動けない。

礼「正君、何を言っても信じないよ?私たちは正君が来ると信じて待っていたのに……」

礼はサテングローブを着けた手で正の頬を撫でる。
正はそのくすぐったさから逃れるように首を曲げる。

礼「それに正君は真面目に謝る気ないみたいだし」
正「いや、今日は本気で謝りに来たんだ!」
礼「じゃあこれは何!?」

礼は正の股間に指をさす。
勃起して膨らんでいることは一目瞭然だった。

正「これは違うんだ!……」
礼「正君、いやらしいこと考えてたんでしょ?でないと醍醐君とここに侵入しようとか考えないよね?」
正「本当に違うんだ……礼ちゃんに会って謝りたいと思ったからこそ……」
礼「もういいよ、正君。反省してないことはよくわかったから。ちゃんと押さえててね」
メイドA「はい、わかりました礼様。ふふ、よかったですね。礼様にくすぐってもらえて」
メイドB「あばれない方がいいよ?礼様は優しいけど怒らせると怖いからね」
正「そんな……僕は本当に……」


16 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:33:23 4ryf4LX.0

二人のメイドはさらにきつく正を拘束する。
二人とも胸が大きいので腕に柔らかい感触を感じる。
そして礼が正の顔の前に近づき服の中に手を入れる。
礼の髪の匂いが少し香りいい匂いだと思ったが、すぐにくすぐったい感触が正の頭の中に渦巻く。
礼は最初だからか正の胸の辺りを滑らせるように触る。

正「ああ!!……うう!……あ!……ああああ!!!」
礼「相変わらず敏感なんだね。でもこれからが本番だからね?こちょ……こちょ……」
正「うひ!?……ああああ!!……うわああああ!!!」

礼はゆっくりくすぐり正はびくんびくんと反応する。
正はあまりにくすぐったいので体を捩じらせ喘ぎ苦しむ。
だがメイドに押さえつけられて体を捻ることもままならなかった。。

礼「そんだけ暴れられるならまだまだ余裕だね。こちょこちょこちょこちょ」
正「ぎゃははははははああああああ!!!……はああ!!!……ああ!!!」

正は息をすることが困難になるほどくすぐられる。
目から涙を流して限界を訴える。

礼「だめだよ正君。まだ許さないよ?」

礼は一旦くすぐりを止め、正の足を持つ。

礼「ちょっともう片方の足押さえてて」
メイドB「はーい」

メイドは正の片足を押さえる。
もう一人のメイドは正に抱きつくような形で押さえる。
そのため今度は正の背中にメイドのおっぱいが当たる。
礼は正の足を持ちサンダルを脱がす。

正「ま、まさか……」

礼は正の足の裏をくすぐり始める。

正「ぎゃはははははははははははははは!!!!だめえええええ!!!あははははははははは!!!」

サテングローブで足の裏をくすぐられたのは初めてなので正は今までにない衝撃を受ける。
さらに正は涙を流し押さえつけられてももがき続ける。

礼「正君辛そうだけど同情とかしてあげないからね?正君のせいでこうしてるわけだし」
メイドA「私は同情してあげるけど正様が悪いなら仕方ないかと」
メイドB「女を怒らせるとこんな目に遭うってわかった?」

正は納得できなかった。
正はどうしようもなかったし、謝りに来ただけだった。
そして話を聞こうともせずお仕置きされている状況だから正は理不尽だと思った。
だが今や話すこともままならない状態だった。
こんなに足の裏がくすぐったいとは思わなかった。
サテングローブがあるとはいえ予想をはるかに超えるくすぐったさだ。
しかもまだ片足をやられただけだった。

礼「こっちはこんなもんかな。さて今度は……」
正「れ、礼ちゃん、待って!」
礼「……何、正君?」

礼は冷たい目つきで正を見る。
おそらく何を言ってもくすぐりを止めてもらえる状態ではない。
それでも正は限界だったので礼の許しを請う。

正「お願い!礼ちゃん。凄く反省して謝るからこれ以上は許して!!」
礼「……だめ。お仕置きは最後までやらないと。中途半端が一番よくないんだよ?」
正「本当にこれ以上されたら壊れちゃいそうなんだ……だから本当にお願い!!」
礼「だったらお願いするときの態度があるよね?忘れたの?」
正「……わかりました。礼様……お願いですから許してください……謝りますから……御免なさい……」
礼「それのどこが謝ってるの?」
正「へ?」
礼「そんな恰好で謝られても全く誠意が伝わってこないよ?土下座をしたら許してあげる」
正「ええ!?」

正は土下座をしようとしてもメイドが押さえつけていて全く動けなかった。
そもそも土下座をさせる気がないようだ。

礼「ふーん、土下座しないんだ?じゃあお仕置き継続だね」
正「だってこんな押さえられたらできないよ!?」

礼は聞く耳を持たずもう片方の足を持ち足の裏をくすぐる。

正「ひいいいいいいいい!!!!ぎゃあああああああああ!!!あははははははははははは!!!!」

正は只管泣き叫んだ。
もがき苦しみ涙をぼろぼろ流し顔をぐちゃぐちゃにする。
礼はその様子を見ても止めなかった。
ある程度くすぐり本当に限界な所で止めてくれた。

正「はぁ、はぁ、はぁ……」
礼「じゃあもう一回ずつやるね」

礼はまた最初にくすぐった方の足を持つ。

正「ひいいい!!!それだけは!!!もう!!!それだけは!!!」
礼「正君必死だね。でもまだ気が済んでないから許してあげない♪」


17 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:35:11 4ryf4LX.0

礼は笑みを見せる。
礼はもう怒ってないのだろう。
だがくすぐりが楽しいから止めないといった所だろう。
正は必死で首を振る。
だが礼は無情にも足の裏をくすぐる。

正「いやあああああああああ!!!やめてえええええええええええ!!!」

正は今にも壊れてしまいそうだった。
だが礼は限界な所で手を止める。
だが礼は暫く経つとまたくすぐり始める。
それをもう片方の足にも。
正は苦しみ続けた。
結構な時間正はくすぐられてしまった。

礼「正君、反省したよね?」
正「はい、しました……しましたから許してください……」
礼「まだ信用できないかなぁ?」
正「お願いします!……もう許してください!礼様!……」

礼は暫く考えてこう言う。

礼「暁ちゃんが私の部屋にいるから謝ってきて」
正「……へ?」
礼「とりあえずこの場は許してあげるけど、暁ちゃんにも当然謝ってもらうよ」
正「う、うん。もちろん。そのつもりで来たからね」
礼「でも、暁ちゃんが許さなかったら、私も許さないからそのつもりでね?」
正「……うん」
礼「もういいよ、正君を放してあげて」

正はメイド二人の手から解放される。
正は力が出ず床に倒れ込む。

礼「何をしてるの正君?まだくすぐられたいの?」

正は礼にそう言われ半ば無理やり起き上がる。
サンダルを履き、礼の横をふらふらしながら通り過ぎる。
礼は正の姿が消えるまで見守り振り返り醍醐の方を見る。

醍醐「う!?」

醍醐は正の悲惨な光景を黙って見ていたためか焦った顔をする。

礼「醍醐君は何でここにいるの?」
醍醐「その……何というか……その……」
メイドC「また礼様の衣服を盗もうとしたんですね?」
醍醐「ち、違う!!あんなことはもう二度としない!!」
メイドD「確かにまだ洗濯物を干す時間じゃないですね」
礼「じゃあ何でここに来たの?」
醍醐「い、言えない……」
礼「言わないんだ?……じゃあ皆、私ちょっと取りに行くものがあるから醍醐君を拷問して理由を聞いといてくれる?」
醍醐「れ、礼!?」
メイドA「はい、わかりました礼様」

礼は屋敷のある方に向かう。
正を押さえていたメイド達が醍醐の方に近づく。

メイドA「どうしてここに来たかおっしゃって頂けますか?醍醐様」
醍醐「いやぁ……それはちょっと……」
メイドB「どうする?簡単には言わないよ?多分」
メイドA「醍醐様が相手とはいえ礼様が拷問しろって言ったから好きなことしていいんじゃない?」
メイドB「やっぱりそうだよね。じゃあ皆でくすぐろうか?」
醍醐「く、くすぐるのか……?」
メイドA「そのつもりだけど……止めて欲しい?」
醍醐「えっと……」
メイドB「止めて欲しかったら何でここに来たか言えば止めてあげるけど……」
醍醐「それは言えない!」
メイドA「じゃあくすぐるよ?いくよ?」

メイドは醍醐の脇腹を掴む。

醍醐「あひぃ!?」
メイドA「こちょこちょこちょこちょこちょこちょ」
醍醐「あひゃひゃひゃ!!!ぎゃはははははははははは!!!」

醍醐は上を向いて笑う。

メイドA「どうですか?言う気になりました?」
醍醐「はぁ、はぁ、まだまだ……」
メイドB「じゃあ次私がくすぐるよ?こちょこちょこちょこちょ」
醍醐「ぐふ!!!ぎゃはははははははははははははは!!!」

醍醐は笑い叫ぶ。
彼にしては大人しくくすぐられる。

メイドC「私もくすぐっていい?」
メイドD「別にいいんじゃない?逃がさない様にすれば」


18 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:37:10 4ryf4LX.0

メイドは醍醐を拘束した状態でくすぐれる体勢を作る。
そもそも大人と子供の違いがあるので醍醐を逃がさないようにするのは容易だった。

メイドC「じゃあいくよ?こちょこちょこちょこちょ」
醍醐「ふふははははははははは!!!おほう!!!」
メイドD「凄い顔するなぁ。こちょこちょこちょこちょ」
醍醐「ぐはああ!!!あははははははははは!!!ふははははは!!!」

醍醐は笑い過ぎて涙が出てくる。

メイドA「言う気になったでしょうか?醍醐様」
醍醐「ま、まだだぁ……」
メイドB「凄く強情だね。どうする?もっとくすぐる?」

そこに礼が屋敷の方から戻ってくる。

礼「どうだった?醍醐君なんか話してくれた?」
メイドA「それがかなりくすぐってあげたんですけど話してくれませんでした」
礼「ふーん、じゃあ紐持ってきたからこれで醍醐君を縛って動けなくしてくれる?」
メイドC「はい、わかりました礼様」
礼「あ、その前に全裸に脱がせてからね?」
メイドD「え?わかりました」
醍醐「………」

醍醐はメイドに全裸にされ、紐で拘束されて動けなくされる。

醍醐「うう……」
礼「もう今更何を言っても遅いからね?あの時言ってればよかったって思わせてあげるよ」
醍醐「そ、そうか……」

礼は何かを取り出し醍醐に見せる。

礼「これが何なのかわかるよね?」
醍醐「は、はたきか?」
礼「そう、羽根はたきだよ。これでくすぐってあげる」

羽根はたきはふわふわとしていていかにもくすぐったそうだった。

醍醐「そ、それは……やばいだろ……」
礼「醍醐君は汚物みたいな物だから直接触りたくなかったけど、これでましになるんじゃない?」

醍醐はなんて酷い言われようだと思った。

礼「どうせ醍醐君、ろくでもないこと考えてたんでしょ?全く懲りてなかったんだね」
醍醐「それは……その……」
礼「どこからくすぐろうかな?まずはここかな……」

すりすりを脇腹の辺りに羽根はたきを優しく当て撫でる。

醍醐「ぐおおお!?これはあああああ!!……やばい!!……」
礼「変な声あげないで。気持ち悪いから」
醍醐「そんなこと言われても……ぐああ!!!あああああああ!!!……」

素っ裸でくすぐられあまりのくすぐったさに身を捩る醍醐。
礼は醍醐の肉棒がむくむくと大きくなっているのがすぐにわかった。

礼「誰が興奮していいと言ったの?醍醐君」

礼は醍醐の肉棒を足で弄り始めた。

醍醐「ふおお!?おおおおおおおお!!!……ぐああああああ!!!」
礼「だから変な声出さないでって言ってるでしょ?気持ち悪いの自覚した方がいいよ?」
醍醐「礼!!!はぁはぁ……あああ!!!礼いいい!!!ああ!!礼いいいいいい!!!」
礼「人の名前連呼しないで!本当に醍醐君って屑なんだね」

醍醐は肉棒を弄られ続け捩り喘ぐ。
その顔は苦悶というよりかは恍惚といった感じだった。

メイドA「礼様もあんなに変わるのね」
メイドB「本当にね。普段とギャップを感じるよね」
メイドC「普段は大人しいと言うかお淑やかというかだから余計だね」
メイドD「彼も心なしか嬉しそうね」

メイドはこそこそ話をしていた。
醍醐はそのメイドが見た通り嬉しそうだった。

礼に羽根はたきでくすぐられながら肉棒を弄られる。
さらに礼に罵倒されることにも気持ちよさを覚えているみたいだった。
羽根はたきは醍醐の全身をくすぐる。
異常なくすぐったさに醍醐は泣いて身をもじもじさせて喘ぎ声を出し続け苦しむ。

礼「次は背中いくよ?何でここに来たか、理由を言ったら許してあげるよ?」
醍醐「背中は……駄目だ!……でも……言えない……」
礼「じゃあ大人しくくすぐられるしかないね。すりすり♪」
醍醐「ふおおおおお!!!ぎゃあああああああ!!!礼いいいいいいい!!!!」

背中が弱いのか体を反らせて腰を突き出す。
それが余計に股間に礼の足の感覚を強くする。
礼はそれに合わせて肉棒の弄り方を巧妙にかつ強くする。
醍醐は只管苦しみ悶えた。


19 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:39:28 4ryf4LX.0

礼「醍醐君。イっちゃう前に言った方がいいんじゃない?」
醍醐「い……言わないいいい!!!ぎゃあああああ!!!」

礼は足を止める。
醍醐は限界に近い所で寸止めをされた。

礼「醍醐君。私にどうされたい?」
醍醐「礼……このまま……イかせてくれ……」
礼「だったらそれなりの態度が必要だよね?」
醍醐「礼様、イかせてください……お願いします……」
礼「もー醍醐君全然わかってないなぁ。理由を言っててことなのに」
醍醐「うう……理由は……ちょっと……」
礼「それじゃこのままくすぐり地獄だね」

礼は羽根はたきを再び醍醐の体に当てる。
醍醐は再び体をひくつかせ、喘ぎ苦しみ続ける。

礼「このままじゃ醍醐君、壊れるかもね。それでもいいの?」
醍醐「ああ……礼……このままじゃ……気が狂う……」
礼「狂えば?私醍醐君が気が狂うまで止める気ないから」
醍醐「わかった……言うから……頼むから抜いてくれ……」

礼の手が止まる。

礼「初めから言えばよかったのに。で、何でここに来たの?」
醍醐「それはその……あの……」
礼「早く言って。怒るよ?」
醍醐「うう……その実はここに来た理由は……」

醍醐はなかなか話そうとしなかったが漸く切り出す。

醍醐「その……あの時のことを忘れられなかったんだ」
礼「あの時?」
醍醐「以前礼の誕生会の時……三人にいじめられたとき……」
礼「……?」
醍醐「何というか……凄く……気持ちよかったんだ……」
礼「え!?」

ずっと醍醐に対しては冷たい目をしていた礼の顔が驚きの表情に変わる。

醍醐「だから、もう一度あの時のように……僕をいじめて欲しくて……ここに来たんだ……」
礼「……」

醍醐は礼の顔を見る。
礼はかなりドン引きしているようだ。

醍醐「礼……もっと、今の感じで……いじめてくれないか?」
礼「醍醐君、それ本心で言ってるの?止めて欲しいから敢えてそう言ってるんじゃないよね?」
醍醐「礼、僕は本気だ。弱気なことを言って悪かった……さあ!遠慮なくやってくれ!礼にやられるなら本望だ!」

礼の表情が再び冷たい表情に変わる。

礼「……醍醐君最低!そんなこと考えてたんだ?本当に最低の屑だったんだね!」
醍醐「そうだ、礼!僕は最低だ!だからもっと罵倒してもっといじめてくれ!」
礼「う……」
メイドA「うわぁ、礼様、これ何言っても無駄な奴ですよ。却って悦ばせてしまうでしょうね」
メイドB「流石に私でも気持ち悪いかな、これは」
メイドC「小学生でこれは逆に凄いね」
メイドD「どうしますか?礼様」
礼「え?うーん……」

礼は考え込む。
醍醐にはこれ以上何をしても無駄だと判断したからだ。
礼は何かを思いついたように醍醐に聞く。

礼「醍醐君、前に私の服盗もうとしたよね?」
醍醐「あ、ああ……」
礼「何で?」
醍醐「あれは……その……礼の服だから?」
礼「人の物を取ったら犯罪なんだよ?わかってるよね?」
醍醐「わ、わかってるが……」
礼「じゃあそれわかってて何で盗んだの?」
醍醐「ば、ばれなきゃいいと思ったから……」
礼「ふーん?で、盗んでどうする気だったの?」
醍醐「そ、それは……何となくと言うか……」
メイドA「多分醍醐様は嘘をついているかと」
醍醐「!?」
メイドB「そりゃそうだよね。あんな計画的に盗もうとして何も考えてないわけないよね」
礼「醍醐君、正直に言って」
醍醐「礼……僕は……本当に……」
礼「正直に言って」

礼はなお冷たい目で醍醐を見下す。
醍醐はその表情にぞくぞくしていた。

醍醐「は、はい……その、匂いを嗅ぐくらいは……考えてました……」
メイドC「でも洗濯したてだよ?」
醍醐「それでも礼の着た服だとわかってるから、その礼の服の感触も味わいたいと思いました……」
メイドD「うわぁ、こんな子供のころからそんな変態になってるのは救いようがないかなぁ」
礼「醍醐君、私がそれでどれだけ傷ついたかわかってる?」
醍醐「わ、わかってるとも。だから僕は反省して……」
礼「わかってないよね?もういいよ。醍醐君の服装は暫く没収するから」
醍醐「へ?」
礼「皆、醍醐君の拘束は解いてあげて。もう家に戻るから」
メイドA「はい。醍醐様はいかが致しましょう?」
礼「放置でいいよ。後倉庫の鍵は暫くの間、閉めっぱなしにしておくから」
醍醐「?」


20 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:41:11 4ryf4LX.0

醍醐は拘束を解かれた後、そのまま放置された状態で、礼とメイド達は屋敷に戻っていった。
醍醐はどういう状況か全くわかってなかった。
礼の屋敷に向かうと倉庫の鍵が掛かってて開かない。
礼は閉めっぱなしにすると言った。
もう醍醐にはこのまま帰ると言う選択肢しか残っていない。
そこで醍醐は気付く。
服がない!
礼が持って行ったからだ。
礼は没収すると言った。
つまり全裸の状態で帰れと言うことだ。

醍醐「………………」

醍醐はいつまでも途方に暮れていた。
その頃礼はメイドと談笑しながら暁と正がいるところへ向かっていた。

礼「本当に最低の屑だったね。醍醐君」
メイドA「心中お察しします、礼様」
礼「この服どうしようかな」
メイドB「とりあえず洗濯して保管しておきますか?」
礼「ううん、捨てといて。どうせ醍醐君の服でしょ?」
メイドC「はい、お任せください」
礼「後、奏が後でここに来るから私の部屋まで案内しといてくれる?」
メイドD「わかりました。メイド長に伝えておきます」
礼「さて、そろそろ正君は暁ちゃんに許してもらえてるのかな?」

礼が自分の部屋についた後の話。
倉庫の鍵が開き、醍醐の服を持って行く人がいた。

綛「醍醐様」
醍醐「おお!?吃驚した……あ、あなたは確か……」
綛「ここのメイド長をやらせてもらってます月見里綛と申します。本日は醍醐様にうちの者が無礼を働いたみたいで……」
醍醐「いや、そんなことは全然かまわない。それよりその服……」
綛「全裸で帰らせるのは流石にまずいと判断しましたので……本日は失礼しました」
醍醐「おお、感謝するのはこちらの方だ!ありがとう、綛さん!」
綛「え、ええ。それでは向こうの家の方から目立たない様に出ていってください」
醍醐「わかった……その失礼だと思うのですが、お願いがあります」
綛「なんでしょう?」
醍醐「さっき寸止めされて……辛抱たまらんのだ……あなたでいいから抜いてくれませんか?」
綛「それでは用事も終わったみたいなので私はこれで失礼します」

綛は素早く立ち去って行った。
完全に醍醐の言うことはスルーされたようだ。

醍醐「それにしても、美しい人だったな……あの人は僕をいじめたりしないのだろうか……いや、でも礼の方が……」

醍醐はいろいろ妄想に耽りながら帰って行った。



時間は少し遡る。
正が礼の部屋に辿り着いた時だった。
この中に暁が……
正は息を飲んでドアノブに手を掛ける。
ドアを開けると中には暁がちょうど何かを飲んでいる所だった。
暁は正に気が付くと一瞬吃驚したような顔になってすぐに顔をコップの方に逸らす。
その動作で暁が怒っているとわかった。

正「暁ちゃん、謝りに来たよ……」
暁「知ってる」
正「……ごめんなさい!暁ちゃん!」
暁「……」

正は土下座をする。
一所懸命許しを請おうと思った。
多分簡単には許してくれないと思うが……

暁「私怒ってないから、正」
正「へ!?」

暁から返ってきたのは意外な返事だった。
正の目からは怒ってると思ったから意外に思った。

正「ほ、本当に?」
暁「疑うの?正。許して欲しいんでしょ?」
正「そりゃ……だけど……」
暁「何に怒ってると思ってる訳?」
正「待ち合わせに行かなかったこと……?」
暁「そうね。あの時ははらわたが煮えくり返ったわね」

正はやっぱり怒ってるんじゃないかと思った。

暁「でもあんたのことだから不測な事態が起こって仕方がなかった、という所でしょ?」
正「そ、そうなんだ。ありがとう!信じてくれて」
暁「はっきり言ってそんなことはどうでもいいの」
正「え?」
暁「それより正」

暁は椅子から立ち上がり、正の方へ向かう。


21 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:43:09 4ryf4LX.0

正「な、何?暁ちゃん」
暁「あんたのこれはどういうこと?」

暁は正の股間をいきなり掴んだ。

正「ぐああああああああああ!!!!」
暁「ちょ、ちょっと!?」

正はいきなり限界寸前な肉棒を掴まれて思わず大声を上げ、その場でへなへなとしゃがみこんだ。
暁も股間の肉棒を掴み直し一緒にしゃがみこむ。

暁「吃驚させないでよ。ちょっと触っただけじゃない」
正「ああああ!!!駄目なんだ!!……暁ちゃん……お願い……離して……!!!」
暁「どういうことよ?理由を話すまで離さないわ」
正「今、僕はイっちゃ駄目みたいなんだ……毎日寸止めされて今この状態で……」
暁「悪いけど何を言っているのかわからないわ」

暁はおもむろに肉棒をゆっくりとしこり始めた。

正「うわああああああ!!!!だから駄目なんだああああ!!!!」
暁「正、うるさいわよ。はっきりいってあんたに私のやることにとやかく言う資格なんてないわよ?」
正「うううううううううう!!!お願い!!!話を!!!!」
暁「話を聞かないとは言ってないでしょ?話したいなら話せばいいでしょ?」
正「このままじゃ……!!!!イってしまううう!!!!お願い!!!手を止めてえええ!!!!」

暁はずっと同じペースでしこり続けている。

暁「イきたくないなら、私を納得させれば止めてあげるわ」
正「うわああああああ!!!ああああ……!!!……うう!!!!」

正はついに喋ることができなくなった。
情けないことに内またでもじもじしてしまっていた。
涙を流す。
暁に必死でただ事じゃないと目で訴える。
だが正のことなんて知ったことじゃないとばかりに暁は手を止めてくれなかった。
正はずっと我慢してきた。
そのためちょっと誰かに触られただけですぐにイってしまいそうな状態だった。
今日も朝から清花に寸止めをされ、学校に行けば奏に限界ぎりぎりまで股間を弄られ。
クラスの女子たちや奏、そしてさっき礼にくすぐられそれでも耐えてきた。
だがここまで容赦なくやられたら正はたまらない。
気が付けば正は体を反らしてただ病み付きになりそうな快楽にただ身を任せてしまった。
絶頂に達しかつてない最高の気持ちよさを実感する。
身体から急に力が抜ける。
ずっと待ち望んでいた感覚がこんな形で訪れてしまった。
明らかにやばい状況。
わかってはいても考えることはできなかった。

暁「……幸せそうね?そんなに気持ちよかった?」
正「…………」

正はかなりの虚無感が襲っていた。
ただ溜まっていた何かが全て吐き出されたような感覚に身を委ねると言いようもない眠気が襲ってくる。
正は場もわきまえず、眠ろうとした。
その瞬間正の腋の下に手が潜り込んでいくのがわかった。

正「は!?うう!!あはは……あはははははははは!!!」
暁「誰がここで寝ていいと言ったの?とても謝る態度とは思えないわね」
正「あ、暁ちゃん……!!!それは……!!!!」
暁「少し私の態度も甘かったかもね。いいわ。思いっきりくすぐってあげる」

正は慌ててその場から逃げようとする。
だが抜いてから間もないため体がふらつきついには倒れてしまう。
そしてその瞬間、正を逃さないようにと暁が正に跨り馬乗りになる。

暁「正、嬉しくないのかしら?せっかくくすぐってあげようとしてるのに」
正「ごめん……だけど本当に反省してるんだ……許して……」
暁「それはどうでもいいって言わなかったかしら?」
正「え?」
暁「私が聞いているのは私にくすぐられて嬉しいかどうかってことよ」
正「う……そりゃ暁ちゃんになら嬉しいけど……」
暁「ならそれでいいじゃない。何で逃げようとするの?」
正「もう……くすぐられるのは……その……ちょっと……」
暁「嫌なんだ?」
正「…………」

正は静かに頷く。
その瞬間暁の顔が変わった気がした。

暁「そう……嫌なんだ?ふーん、そう」
正「暁……ちゃん?」
暁「今までそんな思いでくすぐられてたんだ?」
正「いや……その……今思い返したら嬉しかったかなぁっと……」

暁の表情は変わらない。
明らかに正に向ける表情は冷たいものだった。

暁「嘘をついてもわかるわよ?酷いわね、正。あれだけくすぐってあげたのに」
正「いや、誰も頼んでくれとは……」

正はそう言ってしまったと思ってしまった。
正はつい余計なことを言ってしまう癖がある。
案の定暁は怒ったようだ。


22 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:45:26 4ryf4LX.0

暁「そう、だったらこれから毎日あんたをくすぐって調教してあげるわ。次逃げたら本気でくすぐり殺すわよ?」
正「ええ!?そんな……」
暁「文句があるなら言いなさい?余計にあんたの立場が悪くなるだけだけど」
正「……文句は……ないよ」
暁「じゃあ今から声を上げないで大人しくくすぐられていること。破ったらまた抜いてあげるわ」
正「ええ!?」
暁「声を上げるなといったでしょ?次声を上げたら容赦しないから」
正「……」

正は声を出さない様に口を堅く閉じる。
暁は正の脇腹に手を伸ばす。

暁「我慢するのよ、正。こちょこちょこちょこちょ」
正「!!……!!!!……!!!」

正に堪えようもない衝撃が走る。
息を止め必死に声を出さない様に身を捩りながら我慢する。
だが一瞬で限界が来て……

正「う!!!うひゃははははははは!!!はははははははは!!!」

声を上げてしまった。
その瞬間くすぐりが止み、次に股間に衝撃が走る。
暁が正の股間に手を伸ばし揉み始めた。
正は声にならない声を上げる。
さっきイったばかりだがまだまだ満足できないのか再び謎の快楽が正を襲う。

暁「声を出す度にイかせてあげるわ。そうしてあんたを完全に私に従順なしもべにしてあげる」
正「ぐああああ!!!やめてええええ!!!ゆるしてええええ!!!」
暁「そんなに声を張り上げて、これじゃ先が思いやられるわね」

暁に容赦なくしこられ再び絶頂が近づく。
どうしてこんなに男の股間を弄るのがうまいんだ?
それにこの弄り方……どこかで……
正はごくごく最近暁のようなしこり方をされていたことを思い出した。

正「暁ちゃん……!!!聞いて……!!うう!!!」
暁「何?いいわよ、このまま聞いてあげるわ」

暁はなおも手を止めず正の物を握りしこっていた。

正「清花……お姉ちゃんに……会ってるよね?」
暁「は?清花って……ああ……前にこの家で会ったわね」
正「そうじゃなくて……それ以前にも……会ってない?」

暁はしこっていた手を止める。

暁「それ、どういう意味?」
正「はぁ、はぁ、はぁ……暁ちゃんのこの手つき……最近そっくりな感じでやられていたんだ」
暁「だからなんだっていうのよ?」
正「清花お姉ちゃんにそっくりなんだ。ここの弄り方が……」
暁「そりゃ弄り方にバリエーションなんてないから似通ってくるのは当たり前でしょ?」
正「いや、そっくりなんてもんじゃない……僕にはわかるんだ」
暁「呆れたわ。そんなことで変に疑われなくちゃいけないんだ?覚悟はできているんでしょうね?」
正「じゃあどうして暁ちゃんはそんなに色々と知ってるの?誰かに教えてもらったんじゃないの?」
暁「……独学に決まってるでしょ?時間稼ぎはもう終わりよ、正」

暁は再び手を撼かし正の股間を弄る。
さっきすでに限界近くだったせいかすぐに絶頂寸前になる。

正「うう!!!四年前……」
暁「!?」

暁はその言葉を聞いてまた手を止める。

正「四年前の清花お姉ちゃんのやり方に似てるんだ……だから実は清花お姉ちゃんに教えてもらったんじゃないの?」
暁「……どうしてそう思うわけ?」

暁は何かに期待している目で正を見る。

正「本当に何となくとしか言いようがないんだけど……それほど似てるから……」
暁「……」

正がそういうと何故か暁は再び冷たい目で正を見る。

正「あ……暁ちゃん?」
暁「正……あんたにはがっかりよ」
正「え?」

暁はいきなり激しく手を撼かす。
さっきまでのしこり方とは比にならないくらい激しかった。
正は一瞬で今日二度目の絶頂を迎えた。
いともあっさりイってしまったため正は頭がついていけてなかった。
正は力なく地に伏せる。
そこに容赦なく暁は正の頭を踏みにじってきた。

暁「正?あんたはもう一生私の奴隷決定よ。毎日くすぐって毎日イかせてあげるから」
正「うう……そんな……」
暁「私、怒ってないとかいったわよね?あれは嘘よ。本当はこれっぽっちも許してないから」
正「だったら……本当にごめん……だから許して……」
暁「言ったでしょ?あんたは一生奴隷だって。だから一生許す気はないから」

暁がそう言った時部屋のドアが開くのがわかった。
そこに入ってきたのは礼だった。


23 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:47:04 4ryf4LX.0

礼「正君……言ったよね?暁ちゃんが許さないなら私も許さないって」
正「それは……」

どうやら礼は話を聞いていたようだ。

暁「礼、見ての通りよ。私は正を一生許さないことにしたわ」
礼「正君、私はもう正君がどんなに泣き叫んでも同情しないことにするね?だって奴隷になるみたいだし」
正「奴隷は……嫌だ……許して……」
暁「これはもう決まったことよ。今日からずっと弄んであげるわ。あんたの感情は無視させてもらうわ」
礼「だから受け入れちゃえば楽になるよ?正君。くすぐられるのが好きになっちゃえばいいんだよ」

礼は手をわきわきさせて近づく。
相変わらずサテングローブを身に付けて。
暁もそれを止めるつもりもなく正の頭を踏みつけ続けていた。
そのせいで逃げたくても逃げられなかった。

正「お願いだから……止めて……」
礼「くすぐる前に脱がせた方が楽しいよね」
暁「そうね。正、自分で脱ぎなさい」
正「ええ!?」

暁は頭から足を退けてくれたがとんでもないことを言われ狼狽える。

礼「早くして。私たちを怒らせると色々と損なことぐらいわかってるよね?」
暁「全くもってその通りだわ。早くして、正」
正「……はい」

正は服を脱いでいった。
服からズボンまで脱いでそこで止まる。

暁「何をしてるの?パンツも脱ぎなさい?」
正「やっぱりそうなるよね……」

正はパンツも脱いで完全に全裸になった。

暁「いい恰好よ、正」
礼「抵抗したり逃げたりしちゃだめだよ?どうせ無駄なことぐらいわかってるよね?」
正「わ、わかってるけど……」

礼は正の腕に触り肌を滑らせる。

正「ああ!!!く……あ……うう……!!」
暁「腕だけでそんな反応するなんて本当に敏感ね」
礼「あ、そういえば私暁ちゃんに渡すものがあるって忘れてた。ちょっと待ってね」

礼は正から離れ自分の机らしきところに行き何かを取り出す。

暁「それは?」
礼「家にあったサテングローブだよ。これ暁ちゃん使ってみる?」
暁「気が利くわね。ふふ♪二人がかりでこれでくすぐられたら正はどうなるでしょうね?」

正は戦慄した。
気絶は間違いないだろう。
下手したら死ぬんじゃなかろうかとも考えた。

暁「心配しなくても大丈夫よ。加減位知ってるから」
礼「そうだよ。だてに今までくすぐってたわけじゃないよ?」
暁「そのおかげで皆にくすぐり方を教えられるほどになったからね」
正「……皆?」

正ははっと思った。

暁「気付いたみたいね。学校の皆にくすぐり方を教えたのは私達よ。正もやられたでしょ?」

道理でクラスの女子が熟練したくすぐり方になっていると思ったわけだ。

礼「正君がいなくなった後、代わりをクラスの男子にやってもらったの」
暁「奏がクラスの女子全員と友達だったから話はスムーズに進んだわ。皆のりのりで男子をくすぐってくれたわ」
礼「それに正君の存在も大きいよね」
正「え?それはどういう……」
暁「あんた度々女子からいじめられていたでしょ?皆あんたをいじめたくて仕方なくなったらしいわ」
礼「だから皆いじめっ娘になったんだって。そういう意味では正君って凄いよね」

そんな能力を持った覚えはないが……


24 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:49:01 4ryf4LX.0

暁「今日学校が休校になったのは何故だかわかるかしら?」
正「な、何で?」
暁「私がくすぐり仲間の女子に男子を脅迫するように言ったからよ。今日一日休むようにね」
礼「休む人が多ければ当然休校になるよね」
暁「正の家に連絡がいかなかったのは何故だと思う?」
正「わ、わからない……何で?」
暁「何もわからないのね。私達であのロリコン教師に頼んだのよ」
礼「あの学校では担任の先生から連絡するみたいだよ」
正「ろ、ロリコンって……」
暁「大体察しがつかないかしら?」
礼「あの先生私たちにくすぐられて凄く嬉しそうだったよね」
正「じゃあ……先生も……」
暁「そうよ?男って正直よね。口では止めて欲しそうにしてたけどあそこはビンビンだったし」
礼「先生のでかかったよね。茂君ほどじゃないけど」
暁「というわけで先生も私たちの奴隷にしてあげたわ。もちろんいくつか弱みを握ってね」
正「先生まで……何のために?」
暁「あんたのためよ、正」
正「僕の……ため?」
暁「そうよ。今日はあんたに直々にお仕置きをするためにここまでしてあげたのよ」
正「……」
暁「でもまさか、奏たちから逃げてここまでやってくるとは思わなかったけどね」
礼「そうそう、後で奏がここまで正君を連れてくる手筈だったんだよね」
暁「ま、とにかくそういうことよ。それじゃ覚悟はできたわよね?」
礼「延々とくすぐられて悶え苦しむといいよ」

二人は正の上に跨る。
だが跨り方が普通ではなかった。
暁は正の頭に座り、礼はちょうど正の股間がある辺りに座った。
あまりの激痛に正は苦しむ。

正「頭が……重い……痛い!!……礼ちゃん……そこは……!!」
礼「やだ、正君!勝手に硬くしないで!」
暁「あら、あれだけ抜いてあげたのにまだ起つのね」

正は暁のお尻が直接頬に当たっているので興奮して起ってしまった。
また勃起したものは礼のお尻に押さえつけられてそれでまた痛みが走る。

正「た……たすけて……」
暁「抵抗したら酷い目に遭うわよ?こちょこちょこちょこちょ♪」
正「ぎゃあああはははははははははははは!!!!」
礼「暁ちゃんが腋なら私は脇腹だね。こちょこちょこちょこちょ♪」
正「ひいいいひひひ!!!ははははは!!!!!……は……!!!あ……!!!!」

くすぐられて息が苦しくなりそれでもくすぐられて只管悶え苦しむ。
僕は何回くすぐられて泣いただろうか。
何回死に掛けたか。
こういう時はわずか数十秒が何分にも感じられる。
無限にも思える時間が延々只管正を苦しめる。
もう僕は一生彼女たちから逃れられないと思ってしまった。
そこに。

奏「皆、待って!!そのくすぐりストップ!!」

七瀬奏が部屋のドアを開きそう言ってやってきた。

暁「あら奏、遅かったじゃない。今正をくすぐってる所だからすぐ参加できるわよ?」
礼「奏ちゃんの分のサテングローブもあるよ。これで一緒に正君をくすぐろ?」
奏「そのことなんだけど……」

そこにもう一人部屋に入ってくる。
安藤茂だった。

暁「え?どういうことかしら、これは?」
礼「そうだよ、何でそんな人連れて来たの?」
奏「実は、私……くすぐるの止めようかなと思うの」

暁と礼は奏の言葉に驚く。

暁「どういうこと、奏。説明はあるんでしょうね?」
奏「気付いたの。私、今まで無理して皆に合わせるように正をくすぐっていたことに」
礼「ええ!?凄く楽しそうにくすぐってたよね?」
奏「うん、確かに楽しかったけど……こういうのは何か間違ってる気がするの……」
暁「そういう風にそこの人に言われたのね?」

奏は頷く。
正は奏の言葉に救われた気がした。
直前まで三人がかりでくすぐられると思ってたからだ。

礼「ええー?そんなこと言わずに一緒にくすぐろうよ?これまで平気そうにやってたわけだし」
奏「ごめん……何か唐突に正君が可哀想に思ったから……」
暁「そう……奏がそうまでいうなら私は何も言うことはないわ」
奏「本当にごめん。じゃあ私はこれで……」
暁「ちょっと待ちなさい」
奏「え?」
暁「これからも友達は続けなさいよね。別にあなたのすることを咎めるわけじゃないから」
礼「そうだよ。これからも友達でいよ?奏が正しいと思うなら私たちも正しいと思うから」
奏「暁ちゃん……礼ちゃん……」
暁「明日からも教室で話し合って、私の家で一緒に遊びましょ?」
奏「皆……ありがとう……」


25 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:50:49 4ryf4LX.0

奏が泣きだす。
感動的な場面だと思った。
僕に跨っていなければ。
未だに暁と礼は正に跨っていた。

奏「だから暁ちゃん。正を許してあげて?」
暁「それは駄目よ。正は一生私たちの奴隷になることに決まったんだから」
奏「ええ!?」
礼「そうそう。私も正君を許さないことに決めたから」
茂「おい、それは話が違うんじゃないか?」

今まで黙っていた茂が喋りだす。

茂「奏が正しいと思ったことをするんじゃなかったのか?」
暁「そういえば茂、やってくれたわね。一体どうやってうちの奏を説得したのかしら?」
茂「これは奏が決めたことだ。俺は気づかせてやっただけに過ぎない」
奏「うん、茂君の言うとおりだよ。これは何というかよくないことだと思うの」
暁「奏がそういうなら茂。あんたに言うことはないわ。ただ邪魔はしないでくれるかしら?」

暁は正を軽くくすぐる。

正「ぐああああああ!!!!」
茂「正!」
暁「茂、前に言わなかったかしら?あなたが介入すれば正に良くない事態が起こるって」
茂「く……」
奏「暁ちゃん……暁ちゃんもこういうこと本当に望んでる?」
暁「もちろんよ。でなければ最初からこんなことやるわけないでしょ?」
奏「暁ちゃんは正君のことが……好きなんだよね?」
暁「!?ちょっと!何言ってくれてんのよ!?」

え?
正は驚く。
僕のことが好き?
暁が?
そんなことあるわけ……

礼「それちょっと思ってた。暁ちゃん正君のこと好きなんじゃ……」
暁「そ、そんなわけないでしょ!?勝手なこと言わないで!」
奏「だって他の男子をくすぐる時と正君をくすぐる時では全然表情が違うよ?」
暁「な!?」
礼「そうだよね。今さっきだって正君をくすぐる時心底楽しそうに見えたよ?」
暁「そんなわけ……ないでしょ!」

暁は正を思いっきりくすぐった。

正「ぎゃああああはははははははは!!!ははは……!!!は……!!!」

すぐに呼吸が苦しくなるほど追いつめられる。
何度もくすぐられ頭がくらくらし始める。
そんな時正はあることを思い出した。



少女「正君が好きです」

あれは確か四年前。
清花たちにくすぐられていたころ。
夏休みの終わり近く僕は目隠しをされていた。
そんな時清花は僕と同じ学校の生徒の少女を連れてきた。
清花たちはその少女に僕をくすぐる様に要求した。
少女は拙く僕をくすぐる。
くすぐったかったが清花たちほどではない。
その時間は清花たちにくすぐられないで済む時間だった。
だから少女にくすぐられている時間はちょっとした癒しになっていた。
少女は僕に苦しくないか心配をしてくれた。
少女は僕に対して凄く優しかった。
それでも清花たちの手前少女はくすぐる。
夏休みが終わるまで少女は僕のそばにいてくれた・
夏休みの最終日。
少女はくすぐりながら後ろから囁いてこう言う。

少女「私は正君が好きです……大好きです」



なんで今の今まで忘れていたんだろう。
あの時は少女が誰か、あんなに気になっていたじゃないか。
僕のことを真剣に好きだと言ってくれたあの少女。
そして今。
点と点が繋がったような感覚を得た。
間違っていたらかなり恥ずかしいな。
でもこれしかない。
現状を変えるにはこれしか。


26 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:52:31 4ryf4LX.0

正「暁ちゃん……聞いてくれ……」
暁「あら、まだ元気そうね。しばらく立ち上がれないようにしてあげる」
正「暁ちゃん……僕も暁ちゃんが大好きだ!」
暁「!?」
礼「わ!?」
奏「正君……」
茂「……」

皆驚いているようだ。

暁「あんたまで何を言い出すのかしら?そんなに好きなら気絶するまでくすぐってあげるわ!」
正「四年前の……答えだ……」
暁「え?」

暁の動きが止まる。

正「あの時の娘だよね?暁ちゃん」
暁「……」
正「あの時はありがとう。優しくしてくれて」

暁はただ黙っていた。
暁のお尻の下で喋る姿はそりゃあもう格好悪さの極みだった。

礼「えっと……」

礼は空気を読んでか股間の上に跨っていた状態から退いてくれた。
暁も立ち上がって正を解放する。

暁「そう……思い出したのね……」
正「よかった。間違ってたらどうしようかと思ってたんだ」
暁「正、正直に答えて」
正「う、うん」

暁は真剣なまなざしで僕を見つめる。

暁「さっきの告白は本心……かしら?」
正「本心だよ。間違いなく」
暁「でも私は……あんたに幾度も酷いことをしてきたのよ?それでも好きだって言えるの?」
正「言えるさ。僕はずっと暁ちゃんが好きだったんだから」

暁は考える仕草をしてやがて喋りだす。

暁「正、聞いてほしいことがあるの。あの時、私があなたをくすぐった時の話……」
正「うん。聞かせて欲しいな」
暁「……私は四年前のあの時……夏休みの終わり、私の家に清花さんがやってきたわ」

暁は語る。
四年前の出来事を。



四年前の夏休みの終わり頃。
暁の家に清花が訪れる。
暁はその時彼女とは一切の面識はなかった。

清花「こんにちは。あなたが暁ちゃん?」
暁「は、はい……そうですけど……」

清花は暁から見ても美しい人だと思った。

清花「私は鹿島清花。あなたのクラスメートの須藤正君の知り合いよ」
暁「え!?正君の……?」
清花「そうよ、今日は暁ちゃんに話があってここに来たの」
暁「話……」
清花「正君からあなたの話を聞いたの。何の話で暁ちゃんの話が出たと思う?」
暁「え……えっと、わからないです」
清花「実はね、正君って暁ちゃんのことが好きなんですって」
暁「え……ええ!?」
清花「そのことについてどう思う?」
暁「え……えっと……えっと……」

暁は困惑した。
どう答えていいかわからなかったからだ。

清花「じゃあ暁ちゃんは正君のこと好き?」
暁「す!?ええええ……と……その……実は……私も……」

どんどん声が小さくなって答える。
この頃の暁はまだ人見知りで大人しい性格だった。

清花「あら、じゃあもしかして両想い?」
暁「ほ……その、本当に正君は私のこと好きなんですか?」
清花「そうみたいよ?だから私は正君が好きな暁ちゃんとお話ししたくなってここに来たの」
暁「そ、そうなんですか」
清花「正君はね、暁ちゃんの可愛い見た目と優しい性格が好きみたいよ。まあ男としては当たり前だけど」

暁は顔が赤くなる。
自分の好きな人から自分のことについて褒められたからだ。


27 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:54:10 4ryf4LX.0

清花「暁ちゃんは正君のどこが好きになったのかな?」
暁「ええ!?えっと……私も……正君のと……同じ……」
清花「同じって可愛くて優しいってこと?確かにそういうタイプね、正君は」
暁「は……はい……」
清花「暁ちゃん、正君の好きなこと教えてあげよっか?」
暁「正君の好きなこと?……何ですか?」
清花「それはね、くすぐりよ。要はこちょこちょのことね」
暁「ええ!?……本当なんですか?」
清花「それがね本当なのよ。変わってるでしょ?あ、ちなみに正がくすぐられるのが好きってことよ」
暁「正君……くすぐられるのが好きなんだ……」
清花「暁ちゃん、くすぐりに興味ないかしら?」
暁「わ、私ですか?」
清花「そうよ、今から正君をくすぐらせてあげることができるけど、どうする?やりたい?」

暁はそう言われ考える。
清花にそう言われ本気で正はくすぐられるのが好きだと言うことを信じた。
清花の発する言葉には説得力があった。
それは言葉で説明できるものではないものだった。

暁「でも……正君に会って……いきなりくすぐるのって、何か恥ずかしい……」
清花「そう?正君もそれを望んでいるわよ?」
暁「でも……」
清花「やっぱり恥ずかしい?」
暁「うん……」
清花「じゃあこうしましょう。私が正君に目隠しするからその間にくすぐるのはどう?」
暁「ええ!?そんなことできるんですか?」
清花「勿論よ。それだったら正君に見られなくて済むわよ?」
暁「えっと、じゃあそれだったら……」
清花「決まりね。じゃあ案内するわね」

暁は準備を済ませ清花についていく。
思えば危険なことをしたもんだ。
相手が相手なら誘拐も有り得たかも知れない。
そして謎の建築物の廃墟に到着し中に入る。
中は思ったより賑やかだった。
遠くの方から誰かの笑い声が聞こえてくる。

清花「暁ちゃんはそこで待っててね。すぐに呼ぶから」

暁はドアの前で待つ。
奥で誰かと話しているようだった。
暫く経つと清花から声が掛かる。

清花「入っていいわよ」
暁「…………」

暁は万が一正にばれないように声を潜める。
そこには正が目隠しをして座らされていた。

清花「さあ、暁ちゃん。正君をくすぐってもいいよ」
暁「でも……」

暁は小声でそういってその場で止まる。

清花「わかるわよ。なかなか勇気がでないわよね。そうね……だったら……」

清花は正に近づき手を伸ばす。

清花「いい?これから私のすることを見ておくのよ?」
暁「はい……」

つい声を出してしまった。
そして清花はゆっくり正をくすぐりだす。

正「ぎゃははははははははは!!!」
暁「!?」

正は軽く腋をくすぐられただけで異常なほど笑い出す。
すこしくすぐったところで清花は手を止める。

清花「これからあなたにこれをしてもらうわ。いいわね?」
暁「はい……」

清花に見本を見せられて少し気が楽になりくすぐってもいいものと思った。
暁は後ろからおそるおそる正をくすぐる。

暁「こちょ……こちょ……こちょ」
正「あ!……うう!……ああ!!」

正はびくびくと反応していた。
本当に軽くくすぐっただけだったので敏感だと思った。

清花「いいわ。その調子よ」

暁はこれでいいのかと思い同じ感じで正をくすぐった。
その後も暁は正を優しくくすぐってあげた。

清花「じゃあ私は暫く別の用事があるからその調子でくすぐってあげてね?」
暁「は、はい……」

清花はその後正に耳打ちをして別の部屋に行く。
正に何と言ったのかは定かではない。
言われた通り正をくすぐることにした。
くすぐるたびに正は嬉しそうな悲鳴を上げているように聞こえた。


28 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:56:41 4ryf4LX.0

暁(正君……やっぱりくすぐられるのが好きなんだ……)

そうだとわかるとくすぐる手に力が入る。
すると正は反応を大きくして答えてくれる。
私は思ってしまった。
楽しいと。
好きな人をくすぐるのは楽しいことなんだと。
そしてこの日から正をくすぐる日々は始まった。
といっても数日だけだった。
夏休み最終日に清花に今日が正をくすぐれる最後のチャンスだと言われ思いっきりくすぐってあげた。
正を身を捩らせ苦しむようにして笑った。
そうして時間は終わりに近づいていた。
最後に思いだけは伝えたかった。
暁は耳元でこう囁く。

暁「私は正君が好きです……大好きです」

正には誰かわからなかっただろうけど、告白するチャンスだと思った。
でも暁はとうとう正にその正体を明かすことはしなかった。

…………

その後も清花と暁の付き合いは続いた。
清花は暁に色々なことを教えてくれた。
くすぐり方から男の悦ばし方まで丁寧に教えてくれた。
ファッションから性格についての相談まで受けてくれた。
おかげでだんだん明るい性格になり友達もできるようになってきた。
男に対して強気になれるようにもなってきた。
この四年間で暁はクラスのリーダー格にまで上り詰めることができた。
全て清花が変えたことだった。
もともと運動センスや学力は悪くなかった。
それが暁の評価を確かなものにしたのも事実だった。
全ては正のためでもあった。
そしてあの日。
正を家庭科室に呼んだ。
冷蔵庫に入っているお茶に清花からもらった睡眠薬を入れて。
正がそれを飲む保証はなかった。
もし飲まなかったら普通に告白するつもりだった。
でも正は飲んでしまった。
そして睡眠剤のせいで眠る正。
暁はわかっていた。
自分が間違っていることに。
けど日に日に正をくすぐりたくて仕方がなかった。
普通に告白して受け入れてもらえるかわからない。
それだったら無理やりくすぐって受け入れてもらおう。
これは清花の提案だった。
正は強気で強引な人が好きだと言った。
暁は清花の言うことならとそれを信じた。
そして暁は正に屈辱を与えた。
あまりの楽しさだったがそこでは終わらなかった。
次に清花から聞いた話では正は複数でくすぐられるのが好きらしい。
それを信じ礼と奏を巻き込んだ。
二人は思った以上にノリノリでくすぐってくれた。
このころ暁は正以外の男もくすぐってみたいと思っていた。
実際にくすぐった経験が少ないためだ。
だから兄である優駿や茂、醍醐をあらゆる手でくすぐった。
そのくすぐり方を教えてくれたのが清花だった。
そして改めて正が一番私に合っていると気づいた。
そんな時正は私たちの前から姿を消した。
暁は裏切られたと思っていた。
正だけはずっと一緒になると思っていたからだ。
そして私は正にお仕置きをするため色んな女子に声を掛けて今回の計画を立案した。
それがここまでの話。



正「じゃあ……暁ちゃんがそうなったのは全て清花お姉さんのせい……」
暁「そういうことね……正……」

暁は正に向き合い少し間を開けてこう言う。

暁「私もよ。正」
正「え……」
暁「私も正のことが……好きよ。大好き!」

暁は頬を赤らめそう言った。
正も赤くなっていただろう。
さらに言えば周りの人たちもだろう。

正「僕も……好きだよ……」
暁「でも、私はあんたに酷いことをしたわ。それでもいいの?」
正「当たり前じゃないか。暁ちゃんを好きな気持ちは今でも変わらないから……」
暁「そう……ありがとう」

そう言い暁は正にキスをする。
唇を奪われて吃驚する正。
暫く二人はキスを続けた。
そして暁は唇を離して奏に話しかける。

暁「奏、あなたの言う通りよ。今日で私もくすぐるのを止めるわ」
奏「暁ちゃん……わかってくれたんだ……」
礼「ちょっと待って!そんなに簡単に止められるものかな?もう少し考えてみよ?」

礼は少し焦ったようにそう言った。


29 : 時雨 :2014/09/08(月) 00:57:32 4ryf4LX.0

暁「確かに簡単じゃないかもしれないけど止める努力はするつもりよ」
奏「礼ちゃんはどうするの?」
礼「私は……」

礼は迷っているみたいだった。

礼「うん、わかった。私も止めるね」

皆は頷いて喜ぶ。
どうやら皆と和解することができたみたいだ。

茂「雨降って地固まるってやつだな」
正「え?なにそれ?」
茂「……まあいろいろあったが結果的にいろいろ良くなったということだ」
正「そうだね。ありがとう茂君。君がいないと今頃僕はどうなっていたか」
茂「俺よりも奏だな。あいつの勇気がこの状況を変えたんだ」
奏「いいえ、私よりも暁ちゃんが思いとどまってくれたおかげだよ」
暁「それは正が思い出したからよ。昔の私をね」

励ましあう空気。
確かに色々と良くなった。

暁「今日は色々あったけどとりあえず今日はこれで解散して明日学校で話さないかしら?」
礼「うん、それでいいよ。今日は疲れたし」
奏「また明日会おうね。皆」
茂「ではな」
正「じゃあ僕も。ばいばい」
暁「一緒に帰ろう?正」
正「う、うん」

暁が今までより断然可愛く見えた。
暁が素直な笑顔を見せたからだった。

暁「それじゃまた明日」

暁の家の前で別れる。
波乱の毎日だった。
正は気を落ち着かせた。
だが。
重要なことを思い出す。
自分の家の前。
おそらく家には清花が料理を作っていることだろう。
今日暁にしこられイってしまった。
清花に隠し事はまず不可能だろう。
このままでは過去たちによる罰を受けさせられるだろう。
そうだった。
正はまだ地獄から抜け出せていなかった。
これからさらなる地獄が待ち受けていることは想像するに容易だった。
正は震える手で自分の家のドアを開けた。

最終章 【前編】 中編に続く


30 : 時雨 :2014/09/08(月) 01:04:29 4ryf4LX.0
というわけで最終章の前編でした。
書いてみて前編だけでも今までの章より長いので思ったより長いなと思いました。
今回は多少正が救われるきれいな話にしました。
次回は中編ですが清花達が中心の話になっていきます。
また次も時間がかかるので首を長くして待っていただければと思います。
感想とか頂けたら嬉しく思います。
ではまた!


31 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/08(月) 11:03:23 t7zhYLLs0
最高です!
少年漫画みたいな展開になってきた 笑

遊びのくすぐりは肯定して奏ちゃんにもサテングローブつけてくすぐってほしいな


32 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/09(火) 00:22:34 ZJE7npEA0
一瞬ハッピーエンドで終了かと思ってしまったが、このボリューム素晴らしい!
まさか全て清花が元凶だったとは…
この先の展開も楽しみにしています!!


33 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/09(火) 03:11:36 8xU.viIU0
生徒会長の受難・続編の人物設定です


成宮 翔太(なるみやしょうた)…2年。元生徒会長で麗香にスカウトされ、裏生徒会に入る。くすぐりに大変弱く、もっぱらくすぐられる係である

花祭 麗香(はなまつりれいか)…3年。裏生徒会の会長。翔太や他のメンバーを裏生徒会にスカウトした張本人。スタイルがよく、勉学もスポーツもこなす。クールでサディスティックな性格で「クイーン」の異名をもつ

榎島 美春(えのしまみはる)…3年。裏生徒会の会計。合奏部の部長で将来有望のピアノの腕をもつ。普段は優しく可憐な性格で「プリンセス」と呼ばれているが、スイッチが入るとSになる

富川 芹華(とみがわせりか)…3年。裏生徒会の書記。元水泳部部長で芹那の姉。とてもスタイルがよく、高飛車な性格も持ち合わせている。かつては水泳で全国大会の優勝もしている。「マーメイド」の異名をもつ

伊吹 千景(いぶきちかげ)…3年。裏生徒会の副会長。とても頭が良く、裏生徒会の頭脳ともいえる存在。関西弁を話し、非常にSな性格である。脚フェチでもあり、男女問わず足をくすぐるのが好き

清島 癒奈(きよしまゆな)…1年。裏生徒会の庶務。非常に上品でおっとりしており、愛想がいい。くすぐるのに異様に長けており、一度怒らせると手がつけられない

花祭沙羅(はなまつりさら)…1年。麗香の妹。姉譲りのクールかつツンデレな性格だが男に疎い。癒奈と仲がよく、かつて1度だけ怒らせたことがある

佐伯 恵理菜(さえきえりな)…2年。翔太に変わって生徒会長に就任する。翔太の幼馴染みで密かに(?)想っている

比嘉 夏樹(ひがなつき)…2年。生徒会と裏生徒会の連携役を担う。恵理菜と翔太の小学校からの親友で女の身体が大好き。麗香にテクニックを買われた

中宮 夢(なかみやゆめ)…2年。体操部部長。人をくすぐるのが好きで、裏生徒会のくすぐり会合に参加する

富川 芹那(とみがわせりな)…2年。水泳部部長。芹華の妹でとてもスタイルがよい。

中宮 希(なかみや のぞみ)…大学2年。夢の姉。非常に遊び人



主要メンバーはこんなもんですがまた状況によって増えますww

ちなFFの場面も出てきます。ご容赦を


34 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/09(火) 15:24:08 njaEjC5w0

おお

生徒会期待やね
スピリチュアルやね


35 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/09(火) 23:00:36 aZAlWMfI0
楽しみです(゜∇^d)!!


36 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/10(水) 06:49:34 nk.OB0EA0
素晴らしい!
今度は集団責めありそう


37 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/13(土) 00:30:00 F75D43j20
時雨様も生徒会も正座して待っております!


38 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/14(日) 02:09:31 BPlVj9yA0
1ヶ月近くも空けてしまって申し訳ありません…気が付いたらもうこのスレもその8にまでなっていて驚きです。では、ラブライブ小説の続きでございます。


海未「もう10分経ってしまったのですか…。駿也、可愛かったですよ…」
駿也「はぁっ…はぁっ…も、だめ…」

スイッチが入ってしまった海未ちゃんに散々身体を弄ばれ、既に虫の息であった。言っておくが、これでまだ全体の3分の1である。あと6人にくすぐられるのだと考えると、もういっそ死んでしまいたいと思った

真姫「もう死にそうになってるけど、大丈夫なの?」髪の毛クルクル
ことり「大丈夫大丈夫♪駿くんは丈夫だからこのくらいじゃ音をあげないんだよ?」
穂乃果「駿くん、ファイトだよっ!」
駿也「ううっ…もうやだよぉ…」
真姫「ちょっ、何泣いてんのよ!イミワカンナイ!ほら、もう息整ったでしょ?いくわよ」
駿也「ひっ!やめっ…」

俺の抵抗も虚しく、真姫ちゃんは馬乗りになって脇に手を伸ばしてきた

真姫「こちょこちょこちょ…」
駿也「いひひっ!もうやだぁぁ!!」
真姫「ヴェエ!?早すぎなんじゃないの!?」
ことり「駿くん、やっぱりこちょこちょしてほしくてわざと笑ってるんじゃ…」
駿也「そんな訳ないじゃないかぁ…!」

今までくすぐられすぎて何もされてない時でもくすぐられているような感覚に陥っていた。そんな状態で脇の下を弄られようものならたまったものではない。

凛「あ、ちなみに真姫ちゃんはピアノやってるからくすぐりのテクニックはかなり上だと思うにゃ♪」
駿也「えっ」
花陽「ご両親がお医者さんだし、真姫ちゃんも医学部目指してたから、人体にも詳しいよね」
駿也「えっ」

なんだそれ、ひょっとして俺死ぬんじゃないの…そう考えてる内に真姫ちゃんが妖艶な笑みを見せ、手を伸ばしてきた

真姫「手加減はしないわよ」
駿也「い、いやだ…死にたくない!」
真姫「こちょこちょこちょこちょこちょ♪」
駿也「ひゃははははははははははははは!!!!んぁははははははっ!!」

真姫ちゃんの指が動き始めた瞬間、まるで電流が走ったかのようにくすぐったさが全身を支配した。予想を遥かに上回るくすぐったさだ。これで10分間耐えろということはつまり死ねと言うことなのだろうか…

真姫「このままじゃ10分なんてとても持たないわね…死なれると困るから控え目にしようかしら」

そういうと真姫ちゃんはくすぐる手つきから愛撫するような手つきでくすぐってきた

駿也「ん…はぁ…っ」
真姫「ねぇ、さっきみたいな激しいのと、今やってるようなくすぐりならどっちが好き?」
駿也「あ…はぁっ…こ、っちのが…いい…」
真姫「ふーん…でもね」ピタッ
駿也「え…?」
真姫「私はこっちの方が好きなの」こちょこちょこちょ!!
駿也「ひっひゃっはっはっははははは!!なんでえええっへへははは!!」
穂乃果「わお、真姫ちゃんってばドSだね〜」
真姫「褒め言葉よ。こちょこちょ…」
駿也「ひぃやぁっ!!じぬぅぅ!!ほんどに死んじゃうぅぅ!!!」

何度も三途の川を渡りかけたが、その度に真姫ちゃんはくすぐる手を緩め、落ち着いてきたらまた激しいくすぐりを再開、という絶妙なくすぐり方で何とか10分間耐え凌いだのである


39 : :2014/09/14(日) 16:01:42 B0o9YXeE0
いいね!マキちゃんさいこう!
次はお風呂シチュがいいなぁ花陽ちゃんとリンちゃんが二人で同時に石鹸でぬるぬるになった手で足の指の間を五本の指でくちゅくちゅしたり乳首やら脇やら乳首やらやって欲しいw爪もつかったり
あの二人を組ませるとやばいってw


40 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/15(月) 08:36:19 tlNYONPY0
↑素晴らしい


41 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/16(火) 00:09:18 FKU80ufY0
このスレ、この板で一番伸びてるスレだよね


42 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/16(火) 01:54:06 Kc7xBXas0
第1話 裏生徒会


生徒会執行部−どこの学校にでもあるであろう規律や風紀のために学校を動かす組織だ。しかし、裏生徒会というものを聞いたことがあるだろうか?おそらくそんなものがある学校はほとんどないだろう。有能な人材が揃っているからこそできる影の運営なのだ

翔太「お、おはようございます」
麗香「あら、おはよう」

ここは裏生徒会の会議室。といっても堅苦しいものではなく単なる部室のようなものだ。隣には正味の会議室がある。そこに翔太はやってきた。かつては生徒会長として実権を握った彼も今はある事情で失脚したのだ

麗香「今日は顔合わせってことでメンバーの紹介でもするわ」

花祭麗香、裏生徒会長である。翔太をスカウトした本人である。もっとも、半ば強制的に入れられたようなものであるが

美春「おはよ!麗香、翔太君!」

続いて入ってきたのは榎島美春、会計を務めている

翔太「裏生徒会って全部で何人いるんですか?」
麗香「今のところは女子5人よ、あなたを除けばね」
翔太「ご、5人…」
美春「じゃ、おはようのこちょこちょ〜」
翔太「わっ、ちょ…あははははははははははははははははは〜」

美春は唐突に翔太をくすぐる。裏生徒会は学校を影から支えている。当然、ストレスや欲求にのまれることもある。翔太が入らされた理由は彼女達の遊び相手が大半だった

美春「どう?びっくりした?」
翔太「あ、当たり前じゃないですか〜」
美春「じゃあ今日も元気に頑張ろう〜」
麗香「朝から元気ね…」

もちろん雑用から何まで仕事もこなす。生徒会長のときから働くことに抵抗はなかった。事実、この学校では生徒会長よりも裏生徒会の方が強い。出世したのだから

翔太「よし、これで今日は終わりだな」
麗香「お疲れさま、部屋に戻って報告会よ」


43 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/16(火) 01:54:49 Kc7xBXas0
会議室−

麗香「以上が今日の報告ね。みんなご苦労様」
???「なぁ、麗香ちゃん?」
麗香「何かしら、千景?」
千景「さっきから思っててんけど…その男誰?」
???「まさか彼氏ってわけじゃないでしょうね」
???「うふふ、麗香さんも隅におけませんね」
麗香「何言ってるの!彼は今日からこの裏生徒会のメンバーに加わった成宮翔太、元生徒会長よ」
千景「あ、言われてみたらせやな」
美春「献身的な気持ちからこちら側に移ってきてくれたの」

翔太はツッコミを入れたい気分だった

麗香「翔太、自己紹介なさい?」
翔太「あ、えと…成宮翔太です!よ、よろしく…」
千景「よろしくな!副会長の伊吹千景や」
芹華「富川芹華…口の聞き方には気をつけること、いいわね?」
翔太「富川芹華……も、もしかして富川さんの?」

芹華は翔太の股間に蹴りをいれる

翔太「っ……!」
芹華「いきなり呼び捨てなんていい度胸ね」

芹華は翔太の態度に注意を促す

癒奈「私は清島癒奈と申します。1年なので気軽に接してください」

そういって優しく微笑みかける。間違いない、天使だ。翔太はそう思った

千景「じゃあまずはあれからやな。癒奈、手伝ってくれへん?」
癒奈「いいですよ♪」

癒奈は翔太を羽交い締めにする。制服越しに胸があたる

癒奈「ちょっと検査するだけですからじっとしててくださいね?」

癒奈は耳元でささやいた。髪の毛のいい香りが翔太の鼻をくすぐる。そうこうしてるうちに千景が揃った翔太の両足を脇に抱え、靴下を脱がす

翔太「え、ちょ……何を?」


44 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/16(火) 01:55:48 Kc7xBXas0
千景「決まってるやろ?新人の身体検査や」

千景は翔太の足の裏を撫で回す。翔太にはそれだけでくすぐったかった

翔太「あひひひはははは……」
千景「サイズは25…指の長さは……」
翔太「な、何を測って……あははははは!」
美春「千景は人の脚が大好きなのよ」
千景「ほんまはズボンも脱がしてきっちり調べたいけど堪忍したる」
翔太(へ、変態だ……この人)
千景「代わりに……」
翔太「っ!?……ぷ、ぎゃはははははははははははははははははははははは!」
千景「これで欲満たさせてもらうで」

千景は翔太の足の裏をくすぐる。指の腹や爪を上手に使って足の裏を責め尽くす

翔太「ぎゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」
麗香「初日から千景に絡まれるなんて…かわいそうね」
芹華「それに…よっぽど敏感なようね」
癒奈「うふふ、翔太さん、かわいいです」

こうして翔太の新しい日常が始まったのだった


45 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/16(火) 01:56:25 Kc7xBXas0
第2話 後継者


翔太「は、話って何ですか?」
麗香「実はあなたの次代の生徒会長のことを話しておこうと思って」

翔太は少し嫌な気分になった。生徒会長はかつての自分の居場所。いくら前よりおいしい役職にいるといっても、麗香の策で失脚させられたのもまた揺るがない事実だった

麗香「入ってきなさい?」
恵理菜「どうも」
翔太「恵理菜ぁ!?」
麗香「ええ、新しい生徒会長は彼女、佐伯恵理菜に頼むわ」
恵理菜「私じゃ不満かしら?」

翔太はしばらく状況を飲み込めないでいたが

翔太「い、いやいや!恵理菜なら大丈夫だよ…で」
夏樹「ん〜?」
翔太「夏樹は何でここに…」
夏樹「決まってるでしょ?」

夏樹は恵理菜の胸を揉む

翔太「ぶっ!」
夏樹「生徒会長補佐役として心身のケアをするのよ」
恵理菜「な、夏樹…やめ……」
麗香「彼女は生徒会と裏生徒会の連携係をしてもらうわ。私達と佐伯さんとのパイプみたいなものね」
夏樹「い、嫌な例えですね…」
麗香「この子の紹介はまたあとでするわ」

麗香は先に戻っていく

恵理菜「翔太…女の人ばっかりのところで楽しそうにやってるんだ」
翔太「な、そんなこと……毎日毎日こき使われて」
麗香「翔太?早くきなさい?お仕置きされたいの?」
翔太「は、はい!恵理菜、ごめんな!また」
夏樹「……」

そしてその後−

麗香「千景はまだみたいね。まぁいいわ
。みんな、改めて紹介するわ?2年の比嘉夏樹さん…生徒会長からのお達しはすべて彼女を通じてくるわ」
夏樹(お、おぉ…!会長はもちろん、プリンセスやマーメイドと呼ばれた先輩の身体…それにふかふかそうなロリおっぱい……)
芹華「だ、大丈夫なのこの子?さっきからずっとこっち見てるけど」
麗香「夏樹ちゃんは女の子の身体が大好きなの。芹華、ちょっとぐらい許してあげなさい」
芹華「な、なんて破廉恥なことを……きゃっ!」
夏樹「スタイルよすぎですよ!マーメイド先輩」
芹華「その呼び方……きゃ!ど、どこさわって…あん!」

夏樹は芹華の全身をまさぐる

癒奈「あんな芹華さん、初めてみました…」
芹華「あなた…いい加減にしないと……ひゃん」
夏樹「いいじゃないですか〜」

夏樹は芹華の胸を巧みに弄ぶ

千景「おはようさ〜ん。って、何かおもろそうやん。ウチも混ぜて〜な」
美春「もう!おはようじゃないよ!」
夏樹「こ、これは……美乳ってやつね」

ぱふっ

夏樹は千景の胸を揉む

美春「いきなり!?」
千景「まあまあ、胸ぐらい減るもんじゃないやん?な、芹華」
芹華「う、うるさい……」
千景「そんかわり……」
夏樹「!?」

千景は一瞬にして夏樹を組伏せる。そして、ソックスを脱がした

千景「ちょうどええやん。芹華、押さえつけといてな」
芹華「あ、あなたの言う通りにするのは癪だけど……お返ししてあげないとね」

芹華はうつぶせになった夏樹の背中にまたがり、腕を押さえつける。千景は足首を膝で押さえつけ、夏樹は足の先しか動かせなくなってしまった


46 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/16(火) 01:56:56 Kc7xBXas0
夏樹「ちょ、何するんですか?」
千景「検査や、検査」

千景は夏樹の足の裏に指を這わせる

夏樹「っひ!?」
千景「めっちゃスベスベやん、若いってええなあ」
翔太「一つしか変わりませんよ…」
千景「女の子の肌は1年で変わるんやで?今のうちに堪能しとこ」
夏樹「きゃはははははははは!」

千景は夏樹の足の裏で指を立てる。かつてはくすぐりに強かった夏樹だが今は年頃の女の子だ。敏感なはずである

千景「サイズは23ぐらいか?かわええな…」
夏樹「や、やめて!くすぐったい…きゃはははははは」
千景「足の裏もええけど、女の子はここやな」

千景は夏樹の太股をスリスリする

夏樹「やぁ……変態…」
千景「人のおっぱい揉んでたやつが何言うとんねん!先輩を変態呼ばわりするやつはお仕置きせなあかんな?」

千景は本格的に夏樹をくすぐった。太股から膝の裏、ふくらはぎ、足の裏……夏樹の柔らかく敏感な脚はそれに耐えられなかった

夏樹「きゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」

その日は解散するまで夏樹がくすぐられていた


47 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/16(火) 01:58:10 Kc7xBXas0
第3話 妹


翔太「やっば、寝過ごした!10時から会議あるの忘れてた」

翔太は全力で走っていた。定例会に遅刻しそうな状況だったからだ

ドンっ

翔太「わっ!」
???「きゃっ!」

翔太は廊下の角で女の子とぶつかった。女の子は足を広げて座り込む。どこかで見たことがある顔だった

???「ちょっと!廊下走るとか何考えてんの!?」
翔太「ご、ごめん!ホントにごめん…急いでて」
???「言い訳なんていいの。もし私が怪我でもしていたらどうするつもりだったの!?」
翔太「ホントにごめん……」
癒奈「あれ、沙羅?それに翔太さんも…」
沙羅「癒奈!」
癒奈「翔太さん…今日は2、3年の定例会じゃないんですか?」
翔太「そ、そうだった……」
沙羅「定例会?」
翔太「ご、ごめんね!」

翔太は走っていった

癒奈「ふふ、もう遅いですけど」
沙羅「癒奈、あの非常識男は誰なの?」
癒奈「彼ですか?彼は……」

ガラガラ……

翔太「あ、あの……」
麗香「やっと来たのね」
美春「2分の遅刻…」
千景「新人のくせにええ度胸してるなぁ」
芹華「そうね」

4人はすでに揃っており、遅れてきた翔太を突き刺すような視線で見つめる

麗香「私の下で遅刻するとどうなるか…忘れたの?」

4人が歩み寄ってくる

翔太「そ、それは……」
千景「捕まえたで?」

千景は翔太を羽交い締めにする

麗香「ありがと、千景」
美春「じゃあ、どうする?」
芹華「2度とこんな態度とらないように身体に教えてあげましょう?」

3人は指をワキワキさせて近づく

麗香「ふふふ……」
翔太「ぎゃ〜〜っははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」

翔太は笑い悶える。3人の先輩に上半身を激しくくすぐられているためだ

麗香「そういえば芹華はこの子をくすぐるの初めてじゃない?」
芹華「そうね、なかなか面白い反応だわ」
美春「私達が本気でこちょこちょすればもっと大声出して暴れると思うよ♪」
千景「そんなんしたら死んじゃうで」
麗香「今日は半分くらいの力で許してあげる。次に私達の機嫌を損ねたらこんなもんじゃないわよ?」
翔太「ぎゃ〜〜っはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!ご、ごめんなさい〜!うひゃはははははははははははははははははははははははは!」

それからしばらく翔太はくすぐられ続けた。終わったときには自分で手を動かせなかった

麗香「今日の会議は延期よ。あんたはもう帰りなさい」
翔太「せ、先輩たちは?」
美春「夏休み合宿の下見だよ?女の子だけで行ってくるから」
翔太「女の子だけですか……」
芹華「何か嫌らしいこと考えていたんじゃないでしょうね」
翔太「め、めっそうもない!」

翔太は必死に首を振って否定する。それから翔太は帰ることになった

沙羅「ようやく見つけたわ」
翔太「あれ、君は……」
沙羅「今朝はよくも幼気な女子の身体を傷つけたわね」
翔太「あ、あれは事故みたいな…」
沙羅「言い訳無用!この花祭沙羅とぶつかって抱き起こすこともできないなんて…」
翔太「花祭……ま、まさか」

翔太ははっとする。どこかで見たことあると思ったらそうだ。花祭という珍しい名字を聞いて確信した

翔太「か、会長の……麗香さんの妹…」
沙羅「やっとわかったのね!」

偉そうなところは姉譲りらしい。翔太は逆に納得した

沙羅「今日はあんたにお仕置きしてやろうと思って待ってたのよ」
翔太「え、お仕置きって…」
沙羅「今から私の家に来なさい」
翔太「はぁ!?」


48 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/16(火) 01:58:44 Kc7xBXas0
あまりにも唐突な提案だった

沙羅「お仕置きするからウチに来てって言ってんの!」
翔太「意味わかんないよ…」
沙羅「…ふーん、私の言うことが聞けないんだ?」

沙羅はニヤニヤしながら話し出す

翔太「な、何だよ……」
沙羅「じゃあお姉ちゃんに言いつけちゃおっと。翔太先輩にひどいことされたって……」
翔太「な、何もしてないだろ!ずるいよ」
沙羅「じゃあ私の言う通りにしなさい!」
翔太「〜〜〜〜」

翔太は仕方なく家へ行くことにした。沙羅は捕虜を捕まえたかのように翔太の腕を掴んで歩く

翔太「麗香さんやご両親に迷惑かかると思うけど…」
沙羅「パパとママは仕事でしばらく帰らないよ。お姉ちゃんは今日は用事」
翔太「あぁ、合宿先の下見とか行ってたな……ん?ってことは?」
沙羅「今日は私しか家にいないわよ」
翔太「じゃ、じゃあなおさらまずいんじゃ」
沙羅「なんでよ。私があんたをお仕置きするんだからかえって都合がいいじゃない」

沙羅は翔太に強く言う

翔太「どうなっても知らないからね」

二人は家の前につく。翔太はあっけにとられてしまった。自分の家もそこそこではあったが花祭家は大きさや気品が全然違っていた

沙羅「何ボーッとしてんの?早く入りなさい」
翔太「お、お邪魔します…」

翔太はおそるおそる中に入る。そしてそのまま沙羅の部屋へ向かっていった

???「あら、沙羅様!お帰りなさいませ。おや?…その方は、まさか……」
沙羅「ち、ちち違うわよ!全然そんなんじゃ……」
???「ふふ、お若いですね」
翔太「あの人は?」
沙羅「メイド長の志織よ」
志織「ごゆっくりなさいませ」

深々と頭を下げる。黒いメイド服に白の手袋、典型的なメイドなんだなと翔太は思った。そうこうしているうちに沙羅の部屋へつく

沙羅「ふふん、ここが私の部屋よ」
翔太「お、おおお……」

広々とした部屋にはピンクの敷物やグッズ、勉強机に大きなベッドがあった。金持ちの部屋のいい例である

沙羅「じゃあ先にお風呂に入ってきなさい!私も汗を流すわ?そのあとここに集合、いいわね?」
翔太「は、はぁ……」

翔太はお風呂に向かう。お風呂といっても男女分かれた浴場なのだが


49 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/16(火) 01:59:26 Kc7xBXas0
そして15分ほどして翔太が先に戻ってきた。しばらく待っていたが来なかったのでしばらく部屋を見渡していた。するとそこに

沙羅「なに人の部屋、キョロキョロ物色してんのよ」
翔太「し、してな……」

翔太が振り替えると紫のキャミソールに短パンという露出の高い格好で立っていた

翔太「な、何て格好してるんだよ!」
沙羅「失礼ね、私はいつもお風呂上がりはこうよ!嫌らしいことでも考えてたのね」
翔太「ち、ちが……」
沙羅「いいから!早くベッドに横たわりなさい」
翔太「べ、ベッドに……?なんで…」
沙羅「早く!!」
翔太「は、はい!」

翔太は沙羅に圧されてすぐにベッドに横たわる

沙羅「そ、それから……ぬ、脱ぎなさい」
翔太「はあ!?」
沙羅「う、上の服を脱いで裸になれっていってんのよ」
翔太(な、何いってんだ、この子は……)

翔太は若干引く

沙羅「あーもう!じれったい!志織!!」
志織「お呼びでしょうか?沙羅様♪」
翔太「来んの早っ!しかもなんか機嫌良さそう…」

沙羅のコールを待ってましたと言わんばかりに速攻で部屋に入ってきたのはメイド長の志織だ

沙羅「こいつの服を脱がしてベッドに縛りつけてちょうだい!」
志織「かしこまりました♪」
翔太「え、ちょっ!?」

志織がとびかかってくる。翔太は抵抗を試みるが…

翔太「っ!?」(お、女の人なのに…力強っ!?)
志織「まだ抵抗なさるのですか?ではこれなら?」
翔太「いっ!?」

志織は翔太の痛いツボを押しつける。一瞬の激痛に翔太はたじろぐ

志織「今です」
翔太「わぁ〜〜」

志織はその隙をつき、一瞬で翔太の服を脱がしてX字に拘束した。間違いなくプロの技である

沙羅「志織!よくやったわ!」
志織「ありがとうございます」
翔太「うう……」
志織「では私はこれで…ごゆっくり?」

志織は部屋を出ていく


50 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/16(火) 02:00:19 Kc7xBXas0
沙羅「じゃあ改めて…あんたにお仕置きを執行するわ!」
翔太「お仕置きって…何の、ぐふっ!」

沙羅は勢いよく翔太の腹にまたがる

沙羅「決まってるでしょ!今朝ぶつかった分、さっきエッチなこと考えた分、その他諸々よ」
翔太「むちゃくちゃすぎる!」
沙羅「問答無用よ!」

沙羅は指をうごめかしては次の瞬間、翔太の身体中をくすぐり出した

翔太「まっ…あっははははははははははははははははははははははははははは!ぎゃははははははははははははは〜!やめて〜」
沙羅「あら、くすぐり弱いのね?じゃあ夜通しくすぐってあげるから覚悟しなさい?」
翔太(と、泊まることになってる……)
沙羅「こちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜」
翔太「ぎゃ〜はははははははははははははははははははははははは!あははははははははははははははははははははは〜」

沙羅は開かれた翔太の脇の下で指を踊らせる。そしてあばら、脇腹へと指を這わせていく。姉譲りのテクニック、もとい器用さのあらわれだ

沙羅「なんだかモノ足りないわね〜。志織」
志織「はい、お呼びでしょうか?」
翔太(だから来るの早すぎ!)

と声を出してツッコミたかった翔太だが疲れて言葉が出なかった

沙羅「志織、あなたも手伝って」
志織「かしこまりました♪」

志織は翔太の開かれた足の先に座る。まさか…不安が翔太の胸をよぎった

沙羅「じゃあ再開するわよ」

沙羅の合図で再びくすぐり責めが始まる。沙羅は相変わらず上半身をくすぐる。志織はというと…

志織「ふふ♪こちょこちょこちょ〜」
翔太「ぎゃ〜っはははははははははははははははははははははははは!あ〜っはははははははははははは!ひひゃはははははははははははは〜」
沙羅「す、すごい反応!?そんなに志織のテクニックが…」
志織「これですよ、沙羅様?」

志織は手を差し出す

沙羅「普通の手じゃない」
志織「私が着けている手袋です。これはサテン素材なので摩擦力が少なくなる分、くすぐったいんですよ?」
沙羅「そ、そうなの?知らなかったわ…もうないの!?」
志織「今日、非番のメイドのでよろしければ」
沙羅「何でもいいわ!貸しなさい」
志織「わかりました♪どうぞ」

志織はすぐさまポケットから取りだし、沙羅に渡す。どれだけ準備がいいんだと翔太はまたもつっこみたかったが止めた。そうしているうちに沙羅が手袋をはめる


51 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/16(火) 02:00:54 Kc7xBXas0
沙羅「おお!すごいわね、何かこう…手に吸い付くような感触だわ」
志織「こんなこともあろうかと、沙羅様と同じぐらいの手をした春花のを用意しておきました♪」

こんなこともあろうかってどんな事態を予測してたんだ、とまた翔太は静かにつっこむ。しかし、事態は最悪になっていた。志織が加わり、手袋によって沙羅まで指の精度が上がったのだから

沙羅「じゃあ再開ね!こちょこちょこちょこちょ〜」
翔太「うぎゃはははははははははははははははははははははははははははははははは〜!!」
沙羅「すごい効き目ね…さすがだわ、志織」
志織「ありがとうございます」

志織は再び足の裏を撫で回す

翔太「ぎゃははははははははははははははははははははははははははははははははは!あ〜はははははははははははははははは」
志織「本当に敏感なお方なんですね」
沙羅「こりゃお姉ちゃんが気に入るわけよね」
翔太「麗香…さんが……?」
沙羅「いいくすぐり奴隷ができたって喜んでたわよ」
翔太「は、はは……」

翔太は苦笑いする

志織(本当にそれだけでしょうかね♪)
翔太「ていうか、沙羅ちゃんは…なんでこんな……」
沙羅「き、気安く名前呼ばないでくれる?」
翔太「ぎゃははははははははははははははははははははははははははははははははは〜!」

沙羅は再び翔太をくすぐる

沙羅「あ、あんたがぶつかってきたからお仕置きするためだって言ってるでしょ」
志織(ふふ、わかりやすいお方…)
翔太「ほ、本当に……?」
沙羅「私を疑ってるの?…これは本気で朝までやられたいみたいね」
翔太「ち、ちが……あ〜っはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!ぎゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは〜」

その夜、屋敷からは笑い声が絶えなかったとメイドの噂は広がった


52 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/24(水) 04:42:07 QsGVlTnc0
更新ないな


53 : 時雨 :2014/09/24(水) 18:35:22 MkvZRnHM0
書きたいのはやまやまだがちょい多忙なもので……
リアルを優先するんでひと月ほど更新できないと思います。
私の書いてるやつは気長にお待ちください。


54 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/25(木) 02:16:04 XVPmlL7I0
正座してお待ちしております


55 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/26(金) 23:24:18 GrpAkKOg0
第4話 ショッピング


???「翔太、起きなさい」
翔太「あ、あとちょっと……」
???「いいから早く!」
翔太「ん〜」
???「起きないわね…夏樹!」
夏樹「了解〜」

夏樹は翔太の手を上げさせる。翔太はおかまいなしに寝ている

夏樹「おっけーだよん?恵理菜」
恵理菜「起きなさ〜〜い」

恵理菜は翔太の無防備な上半身をくすぐった

翔太「うわぁ〜はははははははははははははははははははははははははははははははは!」
恵理菜「ほら、早く起きなさい!」
翔太「起きた、起きたから〜はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」

翔太は二人の悪戯で無理やり目覚めさせられる

夏樹「朝から美少女2人に起こしてもらえるなんて役得だよ〜?」
翔太「な、なんで二人がここにいるんだよ!?俺の家だぞ!」
恵理菜「おじさんとおばさんが仕事の関係で長いこと家に帰らないから面倒みてくれって頼まれたのよ!」
翔太「そ、そういえばそんなこと言ってたような……」
恵理菜「わかったら早く支度する!」
翔太「支度って何のだよ…」
恵理菜「今日は私達と買い物に行くのよ」
翔太「久々に休みなんだからもうちょっと…」

翔太は再び目を瞑って眠ろうとする

恵理菜「夏樹!」
夏樹「はいよ!」

こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ……

翔太「ぎゃははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!わかった!わかったから!!」

二人のくすぐりで半ば強引に、いや、ほぼ強制的に身支度をさせられる


56 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/26(金) 23:25:00 GrpAkKOg0
翔太(なんでこんな暑い日に買い物なんだ?女の子はよくわかんない…)

夏樹と恵理菜ははしゃいで町に繰り出す。逆に翔太はもう疲弊していた。今日は夏真っ盛りで、恵理菜はミニスカートのワンピース、夏樹は臍だしのノースリーブに短パンというおしゃれな格好だった

夏樹「心配しなくても買い物の時には男にしかできない仕事もあるから!」
翔太「そ、そうなの?」
恵理菜「期待してるから!」
翔太「う、うん」


翔太「ただの荷物持ちじゃないか!!」

翔太は文句を言う。買い物にきて男の子がするのは女の子の満足がつまった紙袋を両手にもつことだ。よくもこんなに買えるもんだと翔太はあきれていた

恵理菜「細かいことは気にしない!次いこ」
夏樹「あ、でも次はちょっと翔太には過激かも!」

3人がやって来たのはランジェリーショップだった

翔太「な、こ、ここは……」
夏樹「同伴者だから中に入っても怪しまれないわよ?」

翔太はおそるおそる店に入った

???「いらっしゃいませ〜♪ただいまセール期間中で〜す」
翔太「あれ、どっかで聞いたことある声……」
千景「あれ、どっかで見たことある顔やと思ったらあんたらか」
翔太「ち、千景さん!?」

声をかけていたのは千景だった。彼女も袖無しのノースリーブに短パン、黒いレギンスを下にはいていた

翔太「なんでそんなお洒落な格好……」
千景「失礼やな、私だってオシャレくらいするよ!それに、服飾店員はこんな格好せなあかんねん」
夏樹「ああ…そっか!店員さんは……って」
恵理菜「伊吹先輩がここの店員さん!?」
千景「かたいかたい!千景でええよ」
翔太「まさか千景さんがこんなところで働いてたなんて…」
千景「私は寮暮らしやからお金がいるんよ。ま、ヤバイ仕事はしてへんから心配せんといて」
夏樹「じょ、冗談に聞こえない…」
千景「こっそりサービスしたるからどんどん試着して買うていき」
恵理菜「は、はぁ……」
千景「これなんかどうや!?」

千景はピンクの下着を持たせて恵理菜に試着させる

千景「あんたは…この黒の……」
夏樹(ちょっと大胆な気もするけど……)

千景は自分の趣味で二人にいろんな下着を着せていった。それを見ている翔太は興奮が止まらなかった


57 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/26(金) 23:26:55 GrpAkKOg0
千景「せや!私の家、こっから近いねんけどよかったら寄って行き。バイトももうあがりやし」

千景はみんなを誘う。翔太は嫌な予感しかしなかったが二人が乗り気なため、やむなく行くことになった

千景宅−

夏樹「お邪魔しま〜す」
恵理菜「ひ、広〜い…てか一軒家……」
翔太「ほ、ほんとに下宿の借宿なんですか?」
千景「麗香ちゃんのコネも借りてええとこを格安で借りてんねん」
夏樹「さ、さすが花祭グループ…」
千景「ほんなら、ちょっと風呂入ってくるから適当にくつろいでてや」

千景はそういって部屋を出ていった

夏樹「なんか…色々とすごいわね。あの人たち……」
恵理菜「すごい人たちとお近づきになっちゃったみたい…」
翔太「ほんとだよ…」

3人が話していると千景が戻ってきた。白のキャミソールに短パンというちょっと過激な格好であった

千景「あ〜、さっぱりしたわ〜」
翔太「ぶっ!」
千景「ん?どないしてん?……もしかして私の格好がエロいとか言うんちゃうやろな」

図星だった。千景だけではない。真夏の格好をした女の子3人と同じ部屋にいるのだ。理性を保つのも一苦労だろう

千景「ほんなら一部しかおれへんけどみんなの歓迎会でもしよか!」
恵理菜「歓迎会…ですか?」
千景「こうして生徒会と裏生徒会でやってくことになったのも何かの縁や!楽しくやろうや」
翔太「はは……」

翔太は笑うしかなかった


58 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/26(金) 23:27:44 GrpAkKOg0
千景「じゃあトランプでもやろか」
夏樹「べ、ベタですね……」
千景「シンプルイズベストや!それとも…みんなで夏樹ちゃんの身体を開発しよか?」
夏樹「け、結構です……」
千景「じゃあせっかくやから罰ゲームでもつけよか」
翔太(こ、この展開は……)
千景「じゃあビリが残りの3人にこしょばされる…どうや?」
恵理菜「やっぱりくすぐりなんですね…」
翔太「ぼ、僕……用事があったような……」

立ち上がる翔太を千景が掴む

千景「帰りたいん?ええんやで?会うのは今日が最後じゃないもんな〜?」

千景はにっこり微笑みながらそう言う。翔太は震えながら再び座った

千景「そんじゃ始めよか!チキチキ、女だらけのババ抜き対決〜」
翔太「男もいるんですけど……」

何だかんだで始まり、最初は恵理菜と千景の一騎討ちにもつれこんだ

恵理菜(ババ抜きなら……あんまり負けたこと…)
千景「…こっちやな」

千景があがる

恵理菜「ええ〜!?」
千景「眼球動きすぎや!バレバレ♪」
夏樹「じゃあ恵理菜が罰ゲームね」
千景「翔太は身体触るとちょっとあれやから…拘束係やったってな」
翔太「は、はあ……」

翔太は負けなければそれでいいやと思い、恵理菜の腕をバンザイで押さえつける。袖無しのワンピースだからキレイな脇の下や大きな胸が見えてしまう

夏樹「じゃあ恵理菜、行くわよ〜?」
千景「たっぷり楽しませてもらうで〜?」

最悪な二人にくすぐられるなと翔太は思った。かたや女の子の身体が大好きなおじさんのような変態、かたや人の脚を愛でることが大好きなこれまた変態……翔太は悪寒まで感じた


59 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/26(金) 23:28:23 GrpAkKOg0
千景「ほらほら、こちょこちょこちょこちょ〜」
夏樹「うふふ、こちょこちょこちょこちょ〜」
恵理菜「きゃっははははははははははははははははははははははははははははははははははははは〜!あ〜はははははははははははははははははははは!」

千景と夏樹は恵理菜の首筋や脇の下、脇腹をくすぐった。20本の指は艶かしく蠢き、恵理菜はひたすら笑い、身をよじらせる。その姿は翔太を非常に悩ませた

翔太(え、恵理菜……こんなに大人っぽくなったんだ。それに夏樹も…)

千景「ん?どないしたんや?翔太」
翔太「え、あ、いや……」
千景「ふ〜ん、まぁええわ。しっかり押さえててや?」

千景はそういうと足を抱え込み、得意の足裏くすぐりに出る

恵理菜「きゃはははははははははははははははははははは!足の裏はやだ〜〜!」
千景「スベスベでかわいらしい足やなぁ……これは嫉妬してまうわ」

千景は巧妙に恵理菜の足裏をくすぐる

恵理菜「きゃ〜はははははははははははははははははははははははははははははははは!あ〜はははははははははははははははははははははははははははは!」

それから数分が過ぎた

千景「よしゃ!はじめはこんなもんやな」
夏樹「ごめんね、恵理菜」
恵理菜「はぁ……はぁ……」

恵理菜は肩で息をする。翔太はいささか罪悪感を感じていた。いや、それよりも色っぽくなった恵理菜に妙な気持ちを抱いていた

千景「ほんなら2回戦始めよか」

千景の合図で2回戦が始まる。翔太が早抜けし、さらには恵理菜も抜ける

恵理菜「あ〜、助かった〜」
夏樹(ポーカーフェイス!ポーカーフェイス!)
千景「ふふん、こっちやな」
夏樹「え、ええ!?」
千景「口元が一瞬緩んだな〜」
夏樹「そんな一瞬をつくなんて…」
千景「ほんならさっきと同様に翔太は押さえ役!私と恵理菜ちゃんでこちょこちょや」

夏樹は横たわり、翔太に腕をあげた状態で押さえられる。千景と恵理菜も先ほどと同じように足にまたがる感じで座り込む

千景「ほんじゃ行くで〜?」


60 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/26(金) 23:29:26 GrpAkKOg0
千景は夏樹の脇腹を揉みしだいた

夏樹「きゃっはっはっははははははははははははははははははははははははははははは〜!!」
恵理菜「じゃあ私も!お返し!」

恵理菜は夏樹の脇の下をくすぐった

夏樹「いやぁ〜はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」

夏樹は悶える。翔太にはこれまた目の毒であった

恵理菜「ほら、夏樹!くすぐったい?」
千景「こんな格好してたらくすぐってください言うてるようなもんやで」
夏樹「ちがはははははははははははははははははははははははは!」

夏樹は首をブンブン振って逃れようとする

恵理菜「夏樹…かわいい」
千景「あんたら、そんな関係なんか……?」
恵理菜「ち、違います!」

恵理菜は恥ずかしげに言うもくすぐる手は緩めない。千景の指はだんだんと下に降りてきて、夏樹の脚を這っていた

千景「まずは内腿や」

千景は夏樹の内腿に指を這わせる。それはさながら虫が蠢いているようだった

夏樹「む、ムリムリ!きゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははは〜!!」

二人の嫌らしいくすぐり責めはまだまだ続いた


61 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/26(金) 23:31:53 GrpAkKOg0

千景「よしゃ、次のラウンドいこか」
夏樹「ちょ、ちょっと休憩させてくださいよ……」
千景「ほんなら不戦敗ってことでええんやな?」

夏樹はすぐさま起き上がる。千景の思い通りだ。そして3戦目は始まり

夏樹「やった!」
恵理菜「あとは翔太と千景さんだね…」
千景「どっちやろな?」
翔太(千景さんは一瞬の表情の差を読んでくる…だったら!)
千景「もろたで?」
翔太(よし!)
千景「…バレバレや」
翔太「そんな!?」

千景は翔太の気が緩むのを見てあがる。翔太の演技すらも見抜いたのだ

千景「始まったときから勝負なんやで?」
夏樹「す、すごい……」
恵理菜「隠し事とかできなそうだね」
千景「じゃあ罰ゲーム執行や〜」

3人が翔太を押さえつける。夏樹が頭上で腕を万歳にして足で押さえつけ、恵理菜は馬乗りになる。千景は両足首を脇に抱え込む。翔太は首しか動かせなくなった

翔太「て、手加減……してね」
千景「何言うてんねん」
夏樹「もちろん…」
恵理菜「本気だよ?」

30の指が近づいてくる

翔太「た、助けて〜〜!!」


62 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/26(金) 23:32:41 GrpAkKOg0
3人「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ…」
翔太「ちょ…ぎゃははははははははははははははははははははははははははは!あ〜っはははははははははははははははははははははははははははははははははははは」

3人の指は翔太の全身を這い回る

夏樹「どう?翔太?美女3人にくすぐられる感想は?」
翔太「ちょはははははははははははははははははははははははははははははは!死ぬ!ほんとに死んじゃはははははははははははははははははははははははは!」
千景「どやどや?どんなんが一番効くか言うてみ?」
恵理菜「ち、千景さんの足裏のくすぐりテク…すごい」
夏樹「あれは…死ねるよ、ほんと……」

夏樹と恵理菜のくすぐりも止まることはなかった。しばらくくすぐられて翔太は解放される。が、息をして意識を保つのが精一杯である

千景「今日は7割ぐらいの力出してしまったわ」
夏樹「あ、あれで7割……」
恵理菜「う、裏生徒会ってこんな人ばっかなの?」
夏樹「1人おとなしい1年生がいるけどその子ぐらいよ、ましなのは」
千景「…そうやなぁ」


癒奈「へっくし」
沙羅「あら、癒奈ったら風邪?」
癒奈「かもしれませんね?ふふ…」


63 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/30(火) 19:40:04 3GFq8TEM0
最近M向けの音声作品聞いてたら突然くすぐりについての話が出てきてびっくりすると同時に嬉しい誤算だった
実際の責めはくすぐりとは全く関係ないんだけど、責められながら昔くすぐり拷問したよねー、って思いださせる感じのシチュで、これはこれで実によござんした


64 : くすぐり好きの名無しさん :2014/09/30(火) 22:14:29 JBv6/j/o0
くすぐり系のM向け音声も、今はこえ部に沢山置いてあるけどね。


65 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/01(水) 20:52:46 02cyLvDs0
こえ部のはどうにも短いんだよなぁ…あと自分にあったアタリを探すのに苦労するってのもある
金もらって仕事してる同人声優なら一定のクオリティはあるし、有料でのM向けくすぐり作品とかでたら光の速さで買うのに。
萌えVOICEには音声作品にしてはだいぶ高いけどいくつかあるんだっけ、手を出してみようかな


66 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/02(木) 01:49:31 jlPUdxN.0
>>63
オナホのやつか


67 : <くすぐり処刑済み> :<くすぐり処刑済み>
<くすぐり処刑済み>


68 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/05(日) 00:33:35 FdZkR3to0
そこは気をつけたほうがいいかもな
何せ病的なまでに細分化されてるからな、ここって


69 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/05(日) 00:43:31 gY4zKMfY0
/mを徹底的に排除したのが小説スレなどの過疎化に繋がったとすれば、
/fを徹底的に排除しようとしたらここも過疎化していくんじゃなかろうか


70 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/06(月) 00:20:39 CVMVC8uM0
では打ち切りにします。長編だとFMだけではつくれないので


71 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/06(月) 00:43:55 RN4LXLPs0
今までありがとう、お疲れ様

気が向いたら帰っておいで、いつでも待ってるよ


72 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/06(月) 10:34:40 CVMVC8uM0
いえ、書いてやってるのにこんな態度をとられると作者も減りますよ


73 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/06(月) 11:45:35 2Ci.hTYE0
よかったら渋で書くといいですよ。
あっちのほうが固執するやつが少ない分自由ですし、ここの住人も結構見てるでしょうし。


74 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/06(月) 16:02:09 UIFmi6AE0
ばいばい


75 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/07(火) 00:50:40 G/5vAgyU0

おまいら…
ただでさえ少ない作者を減らすなよ… 言うても女の子同士でもよくね?


76 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/07(火) 13:17:42 YXzTPOyA0
今回引退した人って複数作書いてた人?


77 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/07(火) 17:18:51 9IGjwMvo0
「書いてやってるのに」か…


78 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/08(水) 02:18:04 3Jr4MWs.0
意見するのは勝手だし悪くないけど、言い方ってのもあるんじゃない?もうちょっとへりくだってもいいと思う


79 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/08(水) 06:55:27 0GKVDEnU0
>>78
どっちに言ってるんだ?


80 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/08(水) 17:11:22 3Jr4MWs.0
<<79

俺は作者さんの言うことも一理あるとは思う。やってるのに発言はムッてなったけど改善してほしいところやリクエストを出すならそれなりに意見の仕方はあるよね


81 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/08(水) 18:11:20 F8WwULx.0
意見というよりスレ違いの忠告でしょ
作者も別に引退せんでもスレ移動すれば良かっただけなのに


82 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/08(水) 19:06:54 VTyHG3tE0
でも実際/f・/m両方可のスレって今なくね?どうせこれ以降もこのスレは/f排他されそうだしこれを機に両方可スレ立てればいいんじゃないかな


83 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/08(水) 20:05:17 BtqOIL3g0
あるよ

【*/fだろーが】お祭りスレ【*/mだろーが
://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/11739/1357108823/


84 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/08(水) 21:33:41 VTyHG3tE0
それ確か年始のお祭り用スレで、ある程度時期たったらスレごと消される予定だったスレの気がするけど…まぁ動いてないなら再利用するのも全然ありかもね


85 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/12(日) 23:29:19 LavdLlPY0

あ〜 これは過疎るなぁ


86 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/14(火) 23:47:45 SiV63TqY0
急に更新が少なくなった…
なぜだ…


87 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/15(水) 08:05:20 sX.sW3k60
>>86
>>67 >>72 の問答があったから空気悪くなった


88 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/15(水) 17:01:24 Vie3kJns0
別に雑談や妄想でスレ使っても問題ないんだから過疎が嫌なら話題投げて盛り上げればいいのに

ところでpixivで女の機械音声のx/m小説が上がってるわけだけど、個人的にはあれもf/m分類として見ちゃうわ
男受けの機械姦も女性が介在してるならアリというかすごいツボなんだけどどうよ


89 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/15(水) 21:19:36 sX.sW3k60
>男受けの機械姦も女性が介在してるならアリ

同意!
Pixiv見てみます


90 : ZEPHYR :2014/10/16(木) 11:17:37 xN0nAbQA0
しばらく離れていた間に何かあったようですね。
とりあえず感想を

>>6-30
遂に最終章、暁達と和解できた正。
しかし、待ち受けている清花の責めを正は耐えられるのでしょうか。
次の更新が楽しみです。

>>38
ラブライブ作品の続き楽しみにしてました。
いやぁ……真姫ちゃんドSですね。
自分も受けてみたいと思っちゃいました。

>>33
>>42-51
>>55-62
今までありがとうございました。
そしてお疲れ様です。
生徒会の話…完結まで見たかったのですが打ち切りなら仕方ないですね。

前回の短編と同じチアガール物の短編を書いたので投稿します。
自分は、自分で書きたい・投稿したいと思っているので誰かの為に書いてやっていると思ってはいません。
ですが、誹謗中傷されたら投稿する気がなくなっちゃうでしょう。
あ、意見はちゃんと聞きますよ。


91 : ZEPHYR :2014/10/16(木) 11:18:06 xN0nAbQA0
いったい何なんだ……この夢のような光景は……
……ちょっとした用事で出かけていたのでこれから帰る所だった。
高校生で18の俺だが、人には言えない事がある。
……チアガールフェチなのだ。
そして、今買ってきたのもチアガールものの……エッチな本だ。
知り合いにばれないようにちゃんと対策はしてたから問題はない。

「それでね〜」
「だよね〜」
「ねぇねぇ…〜君の事どう思っているの?」
「それはないよ〜」
「……」

帰る為に終電に乗らざるを得なかった。
知り合いが乗っている可能性を限りなくゼロにしたいが為に時間を調整した結果だった。
それはそれでいいんだが……俺にとっては夢のような光景が広がっていた。
……チアガール姿の女子が集団でいたのだ。
だが、こんな時間にそんな姿で駅のホームにいるはずがない。
そんな感じに途惑っていると電車を待つ列に次々にチアガール姿の女子が並び始めたから大変な事になった。
次に来る電車は終電。
理性が飛びそうになるのを堪えながら電車が来るのを待った。
そんな俺の事などお構い無しにチアガール姿の女子達は談笑している。

「っ!?」

ようやく終電の電車が来た。
そう思った瞬間、列が一気に動き始めた。
止まったら乗れなくなる。
……だから、俺はチアガール姿の女子でいっぱいの電車に乗る事になった。
終電だからだろう。
駅のホームに誰も残らないようにならんでいた人全員が乗った為に全く身動きができない。
それどころか、周りのチアガール姿の女子も身動きができないようだった。

「……!?」

周りのチアガール姿の女子の身体が押し付けられる。
今乗っているのは電車…当然揺さ振られる。
だから、チアガール姿の女子が不意にぶつかってしまう。

「す、すみません…」
「あ、あぁ……」

横に立ってたあどけない顔立ちの女子が謝罪の言葉をかけてきた。
……あの本が入っている鞄を握っている手がその女子の手と触れているが仕方ないだろう。
しかも、その腕には別の女子の身体が押し付けられている。
…鞄を握っていない方の手で吊り革を握っているがそれでも大変だ。

「うぅ……ちょっと移動できない?」
「できないよ……足が絡まっちゃうよ…」
「やだ…壁に押し付けられて……」

……チアガール姿の女子達も大変なようだ。
だが、電車が揺れる度にチアガール姿の女子達が俺に向かって飛び込んでくる。
不本意なのだろう。
決して自分から飛び込んできている訳ではない。
……そう思ってしまう。
だが、俺の理性が何度も飛びそうになる。
夢にまで見た光景に手を出せない歯痒さ。
……俺、耐えられるのか?


92 : ZEPHYR :2014/10/16(木) 11:18:37 xN0nAbQA0
「っ!!?」

何度目かの揺れで俺はある刺激を感じた。
……脇腹から込み上げてくるくすぐったさだ。
いや、偶然周りの女子達の手が触れただけだろう。
そうだ、そう思う事にしよう。
……だが、そんな考えはすぐに捨てざるをえなかった。

「くっ!?」

今度は……脇腹と一緒に背中をなぞられた。
両手が塞がっているのを良い事に相手は巧みに俺をくすぐってくる。
だが……堪えなければならない。
……笑ってしまえば周りに不審に思われる。
それだけは避けたかった。

「っ!!!」

耐えれば耐える程、刺激を受ける箇所が増えていた。
……複数人が俺をくすぐっている。
脇腹、背中、吊り手を握っている方の腋の下。
それが耐えられたとしたら次は背中の刺激が増える。
……相手に好き勝手にされるのは癪だけどこの状態じゃあどうしようもない。

「きゃっ!?」
「おわっ!!」

電車がカーブに差し掛かった事によってチアガール姿の女子が俺にぶつかってきた。
しかも、体勢が悪かったのか俺の方に倒れこむ形だったから思わず鞄を足で挟んで空いた手で抱きとめてしまった。

「だ、大丈夫か?」
「あ、ありがとうございます」

すぐに腕を戻そうとするが……

「っ!!?」

俺をくすぐっていた奴はその隙を見逃していなかった。
空いた腕の方の腋の下をくすぐってきた。
思わず笑いそうになるが頑張って堪える。
だって……さっきの女子が俺の事を見上げていたからだ。
ちょうど、彼女の手が俺の腹辺りに接触している。
……もちろんくすぐってくる事はない。
彼女も俺がくすぐられている事に気付いていない。
それが、唯一の救いだった。
とりあえず、足元の鞄を回収しないと……

「くっ!!!」

だが……無慈悲にもくすぐられる箇所は増えて刺激が強くなっていった。
それに……不運が重なって足から鞄が抜けてしまった。
た、大変な事になった……

「どわっ!!?」

丁度いいタイミングでまたカーブに差し掛かる。
その所為でまた激しく揺さ振られる。
チアガール姿の女子が押し寄せてくる。
吊り革を握っているおかげで何とか踏ん張れたが、握れていない女子達が押されてくる。

「うくっ!!?」

こ、このタイミングで更にくすぐったくしてきた…だと……
なぜかは判らないけど、上半身を中心に沢山の手がくすぐってくる。
もはや、偶然なんてレベルじゃない。
意図的に周りの女子達が俺をくすぐってきている。
そう気付いた時には何もかも遅すぎた。

「あくっ!?」

もはや、笑い声を我慢できる状態ではなかった。
すでに、笑い声が漏れ始めている。


93 : ZEPHYR :2014/10/16(木) 11:19:09 xN0nAbQA0
「……くすぐったいですか?」
「ふふふ、そうですよね」
「なぁっ!!?」

そんな声が聞こえてきたと思うと、前の方からもくすぐったさを感じた。
……謝罪してきた女子とさっき抱きとめてしまった女子だった。

「私達……終電近くの電車で男子をくすぐるのが趣味なんです」
「それも、私達が着ている格好が大好きな人を」
「この間はメイド服でその前はアリスの格好だったよね」
「事前調査でターゲットの趣向を調査して一斉に囲む」
「ねぇ、こんな本買う位だからこの状態って天国でしょ?」
「そんな変態な貴方にチアガールの格好で沢山くすぐってあげます♪」
「や、やめっ……」

周りにいた女子達が一斉に俺の事をくすぐってきた。
身体を可能な限り密着させてくすぐってくる。
服の上からくすぐるのに飽きたのか、服を捲り上げて直接素肌をくすぐってくる女子もいた。
数えるのが嫌になる程の数の手が俺をくすぐってくる。

「あくっ…うひぃ……あ…あははっははははっはははははっはははっはは!!?」
「やっと笑ってくれたね」
「好きなだけ笑っていいよ…どうせ乗ってるの私達だけだから」
「他の車両もアタシ達の仲間でいっぱいだから逃げようなんて思わないでね♪」
「あはっ♪乳首出てきちゃった」
「もう上も下も脱がしちゃおうよ」
「いいねいいね♪」
「いやぁひゃはっはあひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃはひゃっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

こっそりではなく大胆になった女子達が俺に向かってどんどん押し寄せてくる。
電車が揺れた所でその周りが抑えているから被害はない。

「うはっ♪ギンギンに勃起してんじゃん♪」
「ねぇ変態…ここ、どうして欲しい?」
「やめてぇうははははっははははははっははっはっはははっはははっははは!?」
「止める訳ないでしょ」
「じゃあさ、これして弄りまくろうよ」

……もう、俺は女子達にされるがままだった。
我慢できなくなったモノが立派にそそり立っていた。
それに気付いた女子達がなにやら手袋を付けていた。

「サテン製の手袋……滑りが凄いんだよ」
「これで弄られたら堪らないよ♪」
「ふふふ、狂わないように頑張ってね♪」
「うぎゃひゃはっはっははっはははははははははははははっははははっは!!!んひひひひひひひひっひひっひひひひひひ!!?」

数秒で立派なモノが女子達の手に包み込まれる。
それが、凄い刺激で後ろに倒れそうになる。
だが、後ろの方にいた女子達が俺を支えていた。
……すでに、つり革からは手を放していた。

「えへへ、もう力を抜いてくださいね」
「ねぇ…私達もやるんだから頑張って耐えてよ」
「気絶してもすぐに起こすから問題ないよ」
「それよりも早く代わってよ」
「あぎゃはっははははっはははっははっははっははっははははははっははは!!ムリムリうひぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!!」

喉を優しくくすぐられて、腋や腋の下、脇腹や腰、腹や背中、腿や膝裏、膝頭などがくすぐられまくっている。
当然、乳首や股間のモノも複数人でくすぐられたり、弄られたりしている。
想像を絶する刺激の荒波に俺は限界を迎えていた。


94 : ZEPHYR :2014/10/16(木) 11:19:39 xN0nAbQA0
「うぁ………」
「うわっ……いつの間にか顔がグシャグシャじゃん」
「そんなに気持ちよかったの?」
「そりゃそうだよ……今まで女の子と触れ合う機会なんてなかったんだよ、この変態は……」
「それよりどうするの?いくら駅員に黙認させてるからってこの惨状は……」
「じゃあ残った皆でできる限り掃除しよっか……」

……あれから何時間が経ったんだ?
とても長く感じた地獄から今やっと解放された。
……滑りの良い手袋を付けた彼女達から全身を余す事なくくすぐられて、何度も射精まで導かれて電車の床が酷い事になっていた。
俺も彼女達も汗をかいていて、汗の臭いが充満していた。
……中には剥き出しの腋を俺の顔面に押し付ける女子もいた。
…電車のドアが開いて逃げられると一度でも思った俺は馬鹿だった。
停車する全てのホームに彼女達の仲間が待っていたのだ。
すぐに電車の中に戻されてまた地獄の責めが再開される。
チアガール姿の彼女達に揉みくちゃにされて電車内をくすぐられながら転がされた。
隣の車両にも連れて行かれてくすぐりと快楽の同時責めが行なわれた。
女子達の何人かが途中で降りてもまた別の女子達が乗車してくる。
少し呼吸をさせてくれてもくすぐりが弱くなるだけで止める事はなかった。
……途中のアナウンスがまるで笑いを堪えるようなものだった理由はなんとなく想像できた。

「ふふふ、一生分の射精した気分はどう?」
「もう……帰らせて………ぐぁっ!!?」

女子に押さえつけられながらそう言った瞬間、股間のモノが思いっきり握られて俺は悲鳴をあげた。
俺を押さえている女子達は全員ニヤニヤしていた。

「家に帰らせたりはしないよ……だって、君は私達とずっと一緒にいるんだから♪」
「むしろその方が君にとっても良い選択だよ」
「だって……君はもう自分で抜けないんだよ…自分でやっても物足りないよ」
「それに、君が完全に壊れるまでなら天国みたいな光景を見れるんだよ」
「変態の君が好きなチアガールの格好で可愛がってあげる♪」
「むしろご褒美だと思ってほしいな〜♪」
「ひぃ!?」

彼女達が目の前で手をワキワキさせてくる。
それだけでもくすぐったさが湧いてくる。

「そんなに怯えないでよ……私達無しじゃ生きられないようにくすぐって調教するだけだからさ♪」
「怯えてるくせに、こ・こ・は正直だね」
「運が良かったら…エッチな事できるかもね」
「まぁ…簡単に純潔はあげないけどさ」
「はぅぁっ!?」

彼女達が身体中を撫で回してきた。
喉、乳首、腹、脇腹、股間などが重点的に撫でられた。

「ふふふ、君は何時まで耐えられるかな?」
「せいぜい一ヶ月は耐えてね♪」
「前のは40日間責められ続けてたけど……」
「最後はずっと痙攣してるだけになったよ♪」

……おい…本当に大丈夫か?
いや……この状況で逃げられたり拒否権はないよな……

「楽しみだね♪…もっともっと……笑って壊れてね♪」
「っ!?」

近くにいた女子の1人が俺の頬にキスをしてきた。
……この女子の行動をこの時の俺は理解できなかった。
……そんな事よりも、この先どうなるのかという方が重要だった。


95 : ZEPHYR :2014/10/16(木) 11:24:01 xN0nAbQA0
以上で「くすぐり電車 満員チアガール」は終了です。
……非現実的な妄想を垂れ流してみました。
…実際にこんな事があったら絶対耐えられないと思ってます。


96 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/16(木) 23:44:39 CBNal19o0
長いこと来れませんでした……ご容赦を

あの、それから打ち切りとか書いてやってるとかは私ではありません。自分も自分の好きなように書こうと思っているので特に他人の意見には流されません。ご理解を


チアガールの作品素晴らしいです。サテングローブによるくすぐり、手コキは夢ですね!次回の更新も楽しみにしております!

自分も酷評を受けたので一旦、視点を変えた短編を現在執筆してますのでしばらくお待ちください


97 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/17(金) 09:54:57 m2DhAh/E0
ということで短編です!








美人教師たちのくすぐり授業


僕の名前は○○。公立の高校に通う2年生だ。内気で友達も少なく、成績もよくない。無論、彼女もできたことはないし、今は諸事情で一人暮らしをしていた

美月「それじゃあ授業をはじめるわよ?」

彼女は椎名美月。僕が通う高校のクラスの担任で、数学を教えている。年は23で、スタイルもよく美人で、彼女の授業中に居眠りする生徒はほとんどいない。特に男子は。

美月「じゃあこの問題を…あ、○○くん。今ボーッとしてたわね?解いてみて?」
○○「は、はい!」

当てられてしまった。しかもよりによって発展問題のややこしいやつだ。

○○「わ、わかりません…」
美月「仕方ないわね。じゃあ代わりに……」

そうこうしているうちにチャイムが鳴った。今日の放課後は進路相談がある。確か僕が一番最後だったかな

放課後、相談室−

美月「何か悩みごととかない?」
○○「な、ないです…」
美月「勉強は?」
○○「な、なんとか…」
美月「彼女とかは?(笑)」
○○「い、今のところは……」

無愛想に淡々と返答していく。美月先生に話しかけてもらえる照れくささとありきたりな質問に答える面倒くささが混ざった感覚だった

美月「全然笑わないのね、○○くんって」
○○「そ、そういうの苦手で…」
美月「ふふ、じゃあ先生が笑わせてあげる。ちょっとバンザイしてみて?」

僕は言われるがままに手をあげてみた。美月先生は立ち上がって僕の背後に座る

美月「ほら!こちょこちょこちょこちょ〜!」
○○「わ、あっははははははははははははははははははははは!」

美月先生は僕の脇の下を軽くくすぐってきた。僕は唐突な感覚に笑い声をあげる。笑わせるってそういうことか

美月「笑ったらかわいい顔するじゃない。それにしても敏感なのね」
○○「そ、それは…」
美月「まあ、おふざけはこのぐらいにして…」

美月先生は再び座ると、真剣な顔つきになった

美月「あなたの成績ははっきり言って少し危ないラインなの。このままじゃ単位を与えることはできないわ」
○○「じゃ、じゃあ卒業は……」
美月「だから、今日から毎日私の家へ来なさい?しっかり指導してあげる」
○○「え、ええ!?それって…」

僕はなりゆきで美月先生の家に行くことになった


98 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/17(金) 09:55:43 m2DhAh/E0
美月「さ、入ってちょうだい?」

美月先生が玄関で靴を脱ぐ。黒いストッキングに包まれた脚が艶かしい。僕も流れるようにそのままお邪魔する

○○「こ、ここが…先生の部屋……」

そこはワンルームマンションだった。どうやら完全防音性でマンションといってもせまい一軒家みたいなものらしい

美月「ゆっくりしていくといいわ」

僕は楽な姿勢になる。美月先生は若くて美人なのにいまだに独身である。なぜ、こんなきれいな人を誰も相手にしないのか。僕は不思議でしょうがなかった。そんなことを考えながら先生がいれてくれた紅茶を飲んだ……気がつくと眠気に襲われ、そのまま眠り込んでしまった


○○「ん、ん……」

ガチャガチャ……

○○「!!?」

僕は絶句した。目を覚ますといい香りのするベッドに横たわっていたが、なぜかパンツ1枚の格好でベッドの四隅に手足を拘束されていた。Xの形で身動きがとれないでいた

美月「目が覚めた?」
○○「せ、先生!?一体何を……」
美月「これは今からする勉強会の準備よ」

先生はニヤリと笑って答える。そして、そのあとから見慣れた顔が入ってきた

優子「おはよう、○○くん?」
咲百合「今の状態はどう?」
ジェシカ「ふふ、かわいいヨ?」

彼女たちは僕の学校の教員達だった


99 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/17(金) 09:56:27 m2DhAh/E0
優子「今日は私たちがたっぷりと勉強教えてあげるわ?ふふ」

怪しい笑みを浮かべたのは、養護教諭、いわゆる保健室の先生である崎原優子だ。その悩ましげな美貌やスタイルに虜になっている生徒は多く、仮病で保健室を訪れる生徒はあとをたたない。白衣にタイトスカート、黒タイツは彼女の代名詞だ

咲百合「先生たちは厳しいけどね〜♪」

ショートカットな彼女は小野 咲百合。音楽教師だ。小柄で溌剌としたタイプの先生だがイタズラ好きでいつも誰かが彼女に遊ばれている。小悪魔的な面をもつ女性だ。ちなみにピアノはもちろん、琴、ハープ、フルートもそれなりの腕をもつので指先は細長くとてもしなやかかつ器用である。彼女は着替えたのかノースリーブにショーパン、ニーハイソという若い格好だ

ジェシカ「ハーイ、次のテストでトップになりましょう!」

片言混じりで話すのは黒沢ジェシカ。名前からわかる通り、ハーフで英語担当の先生だ。しかし、日本語もうまく何よりスタイルがいい。そこらへんのモデルやグラドルにはひけをとらない。彼女もまた性格はサディスティックな部分もある。彼女はへそだしのキャミソールにショーパンという大胆な格好である

そんな3人を目の前にしている僕は心中穏やかではなかった。普通に勉強を教えてくれるわけがない。そんな感じがただよっていた


100 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/17(金) 09:57:17 m2DhAh/E0
○○「こ、こんな格好でなんの勉強をしろって言うんですか」

僕は少し荒っぽく尋ねる。当然だ、わけもわからない状況で勉強などできるはずがない

優子「ふふ、性のお勉強よ?」
○○「えっ?」

優子先生がいかがわしいことを耳元で囁いた。僕はそれだけでなぜか悪寒が走り、同時に少し興奮した

美月「ウソ言わないの!○○くんには簡単なテストをするだけよ?もちろん口頭でいいわ?」
○○「そ、それだけ?」
美月「ただし、死ぬ気で覚えるつもりでテストしてもらうわ?間違った解答すると罰を与えてあげる」
○○「ば、罰?」
美月「それはね……」

美月先生がそういうと残りの3人は僕の周囲に集まってきた

優子「うふふ…」
咲百合「ふふ……」
ジェシカ「クスクス」

次の瞬間、身体を強烈な感覚が襲った

○○「ひぃ!あ〜ははははははははははははははははははははは!」

なんと3人がそれぞれ片手で体中をなで回してきた

○○「はぁ……はぁ……」

3人の手はすぐにとまった

優子「うふふ、くすぐったがり屋さんなのね?」
咲百合「次はこんなものじゃないよ?」
ジェシカ「嫌なら必死で勉強することネ」
美月「わかった?今から出す問題に答えられなければ難易度に応じて3人にこちょこちょされてもらうからね?」

美月先生は怪しく微笑む

○○「い、嫌です!真面目にやるから普通にさせてください!」

自信のない僕は懇願するが、4人ともすでに乗り気なため聞き入れるつもりはなかった

美月「人間はね、罰があると成果が出るらしいわ?これも教育なのよ」
優子「仕方ないわね。くすぐられたくなければ間違えなきゃいいだけじゃない」

優子先生が至極当然なことを言う。しかし、それができていればそもそもこんなところに呼ばれはしない

美月「大丈夫。私達もプロよ?あなたが答えられそうな問題を選りすぐってみるわ」
咲百合「それなら楽勝じゃない」
ジェシカ「間違えるわけにはいけませんネ」

咲百合先生とジェシカ先生は指を蠢かす。それだけで鳥肌がたってしまう

美月「じゃあ用意はいいかしら?はじめは私の担当する数学からよ?」
○○「っ!?」


地獄の勉強会が幕を開けた


101 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/17(金) 09:58:21 m2DhAh/E0
美月「それじゃ問題、解の公式を答えなさい?」
○○「え、えっと…Xの…い、いや……X分の……」

僕は考えたが、結局思い出せず答えを間違えてしまった

美月「ふふ、残念?不正解よ?…お仕置き開始」

美月先生の発言とともに3人の指が僕の身体を這い回った

○○「ぎゃっはっはははははははははははははははははははははははははははははは!くすぐったいぃぃぃ〜〜」

優子先生とジェシカ先生は無防備な上半身を、咲百合先生は僕の両足の裏を容赦なくくすぐってきた

優子「さっきは手加減したけど今回はちょっとレベルアップしてるわよ?」
ジェシカ「あんまり間違え多いとどんどん速くなっていくヨ?」
咲百合「じゃあそろそろ次の問題に移ろっか」

○○「はぁ……はぁ……」
優子「いきなり私達3人はキツそうね」
咲百合「さすがにやりすぎたらただの体罰になっちゃうね」
美月「じゃあ間違えたら誰にお仕置きされるか選ぶってことで」

だ、誰でも一緒だよ…と、○○は心の中でおもっていた

美月「あら、なにか不満かしら?」
○○「え、ち、ちが……」
優子「いいのよ?毎回、3人がかりでも……」
○○「わ、わかりました!言う通りにします!」

僕はひたすら我慢し続けた


102 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/17(金) 09:59:06 m2DhAh/E0
○○「あ〜っははははははははははははははははははははははははははははははははは!」
咲百合「こんな問題、音楽教師の私でもわかるよ〜?もしかしてわざと間違えてない〜?」

僕は次の問題で間違えてしまい、咲百合先生を一番に指名した。彼女はまだ無垢で手加減をしてくれると思ったからだ。しかし、実際は真逆でくすぐることを心底楽しんでいたのだった

咲百合「ほら、こしょこしょこしょこしょこしょ〜?」
○○「ぎゃ〜ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」

咲百合先生の器用すぎる指先が僕の全身を操っているようだった。これが音楽教師…考えながら笑い続けていた






○○「ひぃ〜ひひはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」
ジェシカ「間違えてばっかりネ。お仕置きデス〜」

次はジェシカ先生にくすぐられる展開になった。胸を押しつけたり、さらには…

ジェシカ「かわいい……ペロペロ…」
○○「ぎゃははははははははは!く、くすぐったい!!」

先生は長い舌で首筋やみぞおち、足の裏などを舐めくすぐってきた。この感覚がまたたまらなく耐え難い。全身が震えて、しかしどこか心地よい感覚に…

ジェシカ「もしかして喜んでる?そんな子は…こうだヨ?」

ジェシカ先生は再び僕の全身をくすぐってきた。僕はたまらず笑い悶える。次こそは絶対に正解しなければと心に誓った


103 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/17(金) 09:59:53 m2DhAh/E0
美月「じゃあ次の問題よ。三平方の定理を発見した人は?」
○○「そ、ソクラテス!」
優子「はい、またお仕置きね」

優子先生は待ってましたとばかりに○○にまたがる。そのまま細長い指で僕のあばらをツーっとなぞってきた

○○「ひぃ〜〜〜」
優子「もっと力を抜きなさい?…ふぅ〜〜」
○○「あぁぁぁ…………」

優子先生は優しく抱きついてきて耳に息を吹きかけてきた。一瞬にして全身の力が抜ける。おまけに胸や脚の感触が直に伝わる

優子「す・き・ア・リ♪」
○○「うわぁ〜っはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!ぎゃはははははははははははははははははは!」

優子先生は僕の力が抜けるのを見計らって一気に身体をくすぐり回してきた。細くて柔軟な指はさながら触手のようだった。おまけに医学の心得があるためか、全身のツボを的確に見つけて責めてくる

○○「あ〜ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!死ぬ!死んじゃう〜ははははははははは!」
優子「まだ10秒よ?あと2分は続けてあげる」

僕は生き地獄というものを味わったのだった

美月「さて、それじゃあ次の問題……」
○○「ま、待ってください!ちょっと休憩させて……」
美月「……4人でくすぐってあげましょうか?」

美月先生の脅しに近い圧力に負けてしまい、そのまま勉強会は再開した。そしてこれは、大学入試が迫る日まで定期的に行われた


104 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/17(金) 10:00:49 m2DhAh/E0
4年後……僕は大学を卒業すると同時に結婚した。相手は4年間付き合っていた年上の女性だ。彼女は高校のときから進路の壁にあたっては励まし、力になってくれたのだ。僕はそんな彼女に全てを捧げたいと思った。そう、全てを……


優子「それにしても……あなたたちが結婚までするなんてね」
咲百合「今だから言うけど私も結構、○○くんのこと気に入ってたんだけどな〜」
ジェシカ「私もデス」

ここは2人の新居だ。そして僕はこの家のベッドに縛り付けられていた。…自分の意思で

優子「でもこの面子だと初めてのアレを思い出すわね」
咲百合「そうそう、○○くんったらあのあとお漏らししちゃってさ〜」
ジェシカ「私も○○くんみたいな旦那がほしいデス」
美月「あれから4年以上もたつのね」

4人は僕を取り囲む。全員、下着姿だった。4年という月日が彼女らをさらに大人っぽくした

咲百合「それじゃ、久しぶりに始めよっか?…勉強会」
美月「問題…○○くんの一番弱いところはどこでしょう?」
○○「い、言えません」
優子「不正解……お仕置きね」
ジェシカ「ウフフ……」

4人は一気に僕の身体をくすぐってきた

○○「ぎゃあぁ〜〜はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!あぁ〜〜はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」
優子「大学生になっても敏感なままなのね」
美月「今日の罰ゲームはエンドレスになりそうね」

それから、他の3人が結婚してもしばらくこの秘密の勉強会は続くのでした


105 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/17(金) 22:00:12 LHBEkyBc0
乙です
先生物はエロくていいw


106 : 時雨 :2014/10/18(土) 00:41:33 ZE/XdPmk0
乙です
どちらも夢のシチュエーションですな!
ZEPHYRさんのチアガールもの楽しませていただきました。
こんな状況じゃあ理性がマッハで無くなりますなw
>>96 ソクラテスで草不可避。
先生物いいよ〜たまらんねぇ!
どんどん書きたいものを書いて頂きたい!
楽しみにしています。

私のはもう少ししたら落ち着くのでその時執筆したいと思います。


107 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/18(土) 03:32:02 N1Xz3/do0
ありがとうございます!

時雨さんの作品も楽しみです!
清花の責めが楽しみです!

個人的にはサテングローブ好きなので使っていただけたら(笑)


108 : なさ :2014/10/18(土) 05:10:08 Tw36xL860
次はお姉さんやロリ少女達にお風呂でローションや石鹸で脇や足の指の間や乳首などなど洗いくすぐりプレイしてほいしです!


109 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/18(土) 07:09:07 BDTQfDkk0
>>ZEPHYR様
お疲れ様です。
くすぐり電車 満員チアガール、最高でした!
最初は自然を装いながら、徐々に激しくってのがツボでした。
こんな電車があるなら、終電毎日乗ってしまいます。笑


110 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/19(日) 15:42:02 wSOetVFk0
更新が大いに遅れてしまって申し訳ないです…これは言い訳に過ぎないのですが、こちらも何かと多忙な時期なのでなかなか投稿できずにいました。チアガールの話も美人教師の話も僕好みのシチュでとても良かったです。それと、いつの日かどなたかが仰っていた「お風呂でのくすぐり」もその内投下する予定ですので首を長くしてお待ちください。
というわけでラブライブ!小説の続きです、どうぞ


駿也「もっ…無理っ…」
凛「真姫ちゃんすごいにゃ…こんな特技があったなんて…!」
真姫「べっ別に特技ってほどでもないわよ。ただツボを的確にくすぐっただけよ」
花陽「それってもう特技でいいんじゃないのかな…」

真姫ちゃんのくすぐりテクニックは絶大だった。そんなに激しくしてるわけでもないのに、弱点を正確に刺激してくるおかげで人生で一番くすぐったかったかもしれない…さすが医者を目指してるだけはあるな…

凛「じゃあ次は凛がこちょこちょする番にゃ〜!」
駿也「うぅ…もう勘弁してくれ…」
花陽「凛ちゃんは昔よくイタズラで私のことをよくくすぐってたよね。今でもたまにされるけど…」
凛「そうだよ〜。だから凛は普通の人よりはくすぐりの心得があると自負してるにゃ!」

なんでこの子達はこんなにもくすぐりに精通してる子が多いんだ…いっそスクールアイドルじゃなくてくすぐりアイドルとして活動したらいいんじゃなかろうか。一部の人にはバカ受けすると思うよ。

凛「じゃあ、いっくよ〜!こちょこちょこちょ〜♪」
駿也「うっ…くくっ…!?」
花陽「凛ちゃん、頑張れ!」
凛「ん〜、かよちんに応援されると元気が出るにゃあ〜!」コチョコチョコチョコチョ!
駿也「!?ぃひーひゃはははは!!」

花陽ちゃんの声援によって一気にくすぐる手を速めた凛ちゃんによっていとも簡単に笑わされてしまった…にしてもこの子もなかなかのテクニックの持ち主のようだけど、もう正気を保てる自信がない…

凛「覚悟はいいかにゃ〜?♪」ワキワキ
駿也「ひぃっ!」
凛「こちょこちょこちょこちょ〜♪」
駿也「あーっはははははははは!!!やらっ!もうやらぁぁはははは!!!」
ことり「ふふ…駄々をこねてる駿くん可愛い…♪」
凛「うーん、脇腹もいいけど、やっぱりくすぐりの定番といえば足の裏だにゃ〜♪」

そう言うと凛ちゃんは脇腹をくすぐるのを止めて下半身の方へと向かった

駿也「あっ、だめっ、そこはぁっ!!」
凛「こちょこちょこちょこちょこちょ〜〜♪」
駿也「あああああぁぁぁぁ!!!っはははははははぁっ!!!らめっ!しんじゃうっ!!
穂乃果「す、すごい反応…駿くんって足の裏が弱いんだね…」
希「へぇ〜…これはええこと聞いたなぁ〜♪」
凛「こうやって…指の間とかも結構くすぐったいんじゃないかな〜?こちょこちょ…」
駿也「あ〜〜〜!!だめぇぇぇ!!!!ひゃはははははは!!」

こうして10分間もの間凛ちゃんに足の裏を蹂躙された俺はなんとか意識を保てたものの、ほぼ虫の息といっていいほどぐったりしていた


111 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/19(日) 15:50:34 wSOetVFk0
というわけで凛ちゃんパートでした。次の投稿もまた遅くなると思います。ていうか下手すりゃ年内に完結出来ないかもですが、どうか首を長くしてお待ち頂ければと思います


112 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/20(月) 11:40:22 eKGPiTFk0
>>110 >>111
お疲れ様です!
凛ちゃんにくすぐられたいw
続き楽しみにしてます!


113 : くすぐり好きの名無しさん :2014/10/28(火) 21:29:27 fv1Mggy20
チアガール電車素晴らしいな


114 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/03(月) 23:11:44 aanEcOqo0
はははははははははははは
名無しさんかな? 自スレも忘れないでくれると嬉しいです


115 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/07(金) 23:47:04 p7WVoaBQ0
か弱いはずの女の子集団に、数を頼りに追い詰められてくすぐられるのがたまらない


116 : まる :2014/11/09(日) 19:00:08 xLQKx.Xk0
くすぐり小説投稿しようかなぁ…どうするかなぁ


117 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/09(日) 19:51:29 qm4h9lEE0
是非!


118 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/10(月) 01:38:57 AS1vNhJM0
ぜひお願い致します。


119 : 時雨 :2014/11/10(月) 02:39:47 UWE7zSNc0
>>116
ぜひお願い致します。なんでもし(ry

ずいぶん遅くなりましたが最終話の中編です。
多忙な時期も終わったので何とか完結できそうです。


120 : 時雨 :2014/11/10(月) 02:42:20 UWE7zSNc0
最終章 【中編】

正は清花と母親の作った料理を食べる。
清花は料理が得意なため毎日美味しい料理を食べることができる。
これを食べるのが毎日の楽しみであり、癒しだった。
だが今日に限っては違った。
いつも家族で卓を囲って食事をする。
いつものように普通に食事をしてると正の股間に何かが当たってきた。
対面で座っている清花が足を伸ばして当ててきたのである。
そのまま足先を器用に動かし、正の肉棒や睾丸を弄り始める。

正「う!?……あ……く……うう……!!」
洋子「あら、正?美味しくなかった?」
正「い、いや……美味しいよ。うん、美味しい」

母親には言えないことなので何事も無い様に振る舞う。
父親の方は何か疲れているみたいで正の様子は気にしていなかった。
当の清花は平然と正を見て微笑んでいた。
その間も清花の足は容赦なく正の股間を蹂躙する。
正は絶妙な感覚に気持ち良くなり悶え苦しむ。
その様子をまわりに悟られない様に必死だった。
咲と目が合う。
咲は申し訳なさそうな顔で食事をする。
気が付いているが気づかないふりをしている感じだった。

正「はぁ、はぁ……もぐもぐ……う!!……」
清花「正君、本当に美味しい?無理してない?」

清花は白々しく聞いてくる。
料理は本当に美味しかった。
でも清花が股間を足で弄ってくるので味わう余裕がなかった。
結局食事を全て食べるまで弄られ続けられるのだった。
そして先に自分の部屋に戻り清花が後から部屋に入る。

正「清花お姉ちゃん、酷いよ……」
清花「気持ちよかったでしょ?照れなくていいのよ、正君」

清花は悪びれてないどころかむしろいいことをしたような感じでそう言った。

清花「でも今日は我慢強いわね。すぐにイっちゃうかと思ったのに」

清花は正の股間を見てそう言う。

清花「そういえば、今日休校だったんだって?何で休校になったのかなぁ?」
正「……来る生徒が少なかったからじゃない?」
清花「じゃあ何で少なかったんだろ?」
正「さあ……風邪とか?」
清花「この時期に?そうねぇ……案外誰かの陰謀とかだったりして」

当たっていた。
休校になったのは暁達のせいではあるが……
明日は一体どうなるだろう?

清花「ねえ、正君。今から私に何か悪戯してもいいよ?」
正「ええ!?」

突然妙なことを言い出した!?
何を考えている?

清花「私を好きにしていいよ?安心して、やり返すつもりはないから」
正「そんな……できないよそんなこと……」
清花「できるでしょ?ほら、いつも正君がやられていることを私にするとか……」

いつも僕がやられていること……
まさか僕が清花お姉ちゃんをくすぐれって言ってるのか!?

清花「こんなチャンス今だけだよ?今後二度と作ってあげないよ?」

正は困惑する。
とても清花をくすぐる気にはなれなかったからだ。

清花「もう、しょうがないなぁ、正君は。じゃあ命令よ、私に何かして」
正「う……本当にいいの?怒らない?」
清花「怒らないけど、そうね……じゃあこうしましょ。もし私をくすぐりで笑わすことができなければ罰ゲーム♪」
正「ええ!?」

それだと話は変わってくるぞ!?
逆に必死にくすぐらないとどんな目に遭わされるか……

清花「時間は十分でどう?それまでに笑わすことができなければ罰ゲームってことで。簡単でしょ?」
正「十分……」

正は十分は凄く長いなと思った。
自分だったら一瞬で笑ってしまうことを清花は耐えられるのだろうか?
清花はストップウォッチを取り出しスイッチを押す。

清花「はい、今からスタートね。さあ、どうぞ?」

正は清花に近づき清花をくすぐろうとする。
でもなかなか踏ん切りがつかないでいた。


121 : 時雨 :2014/11/10(月) 02:44:07 UWE7zSNc0

清花「ほら、ばんざいしてあげようか?ここまでやったんだから簡単でしょ?」

清花は両腕を頭の上に上げる。
時間が過ぎるので正は思い切って清花の脇腹に手を伸ばした。
正は清花の脇腹を思いっきりくすぐった。

清花「………………」

こちょこちょこちょこちょ
あ、あれ?

清花「正君……それでくすぐってるつもり?マッサージして欲しいんじゃないよ?」

やり方がまずかったのか清花は笑う様子はない。
手を腋の下に移してくすぐる。

清花「あら、ずいぶんエッチなとこ触るのね」

そう言われ正は顔が赤くなりドキドキする。
清花は全く笑う様子がなかった。
正は打つ手がなくなったように固まる。

清花「どうしたの?このままじゃ正君、可哀想な目に遭っちゃうけどいいのかなぁ?」

そうは言われても清花にはくすぐりが効かないらしく、笑わせるのは絶望的だった。
清花はこの状況を予想していたのだろう。
清花の思惑に気付いた所で時すでに遅し。
正は苦し紛れに清花の足を持ち、足の裏をくすぐる。

清花「正君、痛くも痒くもないよ?くすぐりの才能がないみたいね」

あってたまるかと思ったが非常にピンチな状況だと思った。

清花「さあ、正君どうするのかなぁ?まだ五分もあるよ?」

正はまたもどうすることもできず固まる。
清花にくすぐりが効かないと決まった以上正の負けが決まったからだ。

清花「正君、時間がもったいないよ?どうせなら思いっきり楽しまなきゃね?例えば……」
正「!?」

清花は正の手を掴み清花の胸に無理やりあてがった。
清花の胸は制服のシャツの上からでも大きいことがわかった。

清花「言ったでしょ?私を好きにしていいって。時間いっぱい楽しまなきゃ損よ?」
正「あ……」
清花「どうしたの?ほら、揉んでいいよ?」

清花は正の手を胸でぐいぐい押しつける。

清花「それともまたくすぐって無駄な時間を使っちゃう?もう時間ないよ?」

正は清花の胸を揉む勇気は出せず、時間を無為に過ごす。
結局そのまま十分が経過した。

清花「あーあ、損な性格してるなぁ、せっかくの乙女の胸を揉めるチャンスだったのに」
正「……む……無理だよ……」
清花「普段からちょっと脅かし過ぎたかな?さて、わかってるよね?罰ゲームよ、正君」
正「い……一体何を……」
清花「その前にちょっと待ってね」

清花はバッグから何かを取り出す。

清花「これ何だと思う?」

複数の穴が開いた玉のようなものにベルトが付いていた。

正「わ……わからない……」
清花「そうよね。ボールギャグって言うの。面白いでしょ?」

とても面白いとか思える心情ではなかった。

清花「今からこれをつけてあげるね」
正「ひぃ!?」

正は逃げ出そうとしたが清花からは逃げられないと判断し大人しく清花に従った。
そしてあっという間に正の口にボールを咥えさせられ、ベルトで固定される。
正は喋ることができなくなり、かつ息が少し苦しくなる。
口が開いた状態なのでとめどなく溜まる涎がボールの隙間から垂れ流しとなる。

清花「情けない顔してて面白いわよ、正君。これで大きな声はだせないわね」
正「んー!!んん……ううう!!」
清花「正君?声が出ないわけじゃないから騒いじゃ駄目よ?親に来られたら言い訳できないでしょ?」

清花の言うとおりだったが、それだったらそもそも止めて欲しいと思った。


122 : 時雨 :2014/11/10(月) 02:45:51 UWE7zSNc0

清花「それじゃいくよ?つーーーーーー♪」
正「うううう!!!んぐうううううううう!!!!」

清花はまず手始めにと正の背中に手を回し指をたててそのまま滑らせる。
正はそのくすぐったさに清花から逃げるように床に倒れ込んだ。

清花「大袈裟ね。ちょっと触っただけよ?じゃあ次は……」

清花は倒れた正を追う様に座り込み正の足首を持ち足の裏に五本の指を立てる。
正は足の裏をくすぐられることがわかったのか必死でもがく。

清花「心配しなくても大丈夫よ?全力ではくすぐらないから。正君の脆さは私が一番わかってるつもりよ?」
正「んんんー!!ううううー!!!」

正は必死で首を振るも清花はゆっくり正の足の裏で手を滑らせた。

正「……!!!!ううううううう!!!んううううう!!!ううううー!!!」

正はあまりのくすぐったさに上半身をじたばたさせる。

清花「そんなに暴れて誰か来たらどうするの?まあ今は正君のお母さんは風呂に入ってるから大丈夫だけど」
正「ううう!!!うううー!!!」
清花「お父さんも来ないわよ?理由は後で話してあげるね」
正「ううう!!!んうううう!!!うう……」

清花は正の足の裏を愛撫しながら話しかける。
正は只管空しく無意味にもがくしかなかった。

清花「ちょっと触っただけでこの反応……いいわ、たまらない……正君」
正「んんんん!!!うううううう!!!!」

清花は恍惚な表情でくすぐっていた。
清花に足を掴まれ逃げられない。
正は足の裏が弱いことに前々から気づいていたが清花のは特にくすぐったかった。
指の感覚からして他の女子とは違っていた。
そして手の指と指が万遍なく規則性なく足の裏を這わせるため常に休むことなくくすぐったさが正を襲う。
とても耐えられるものではなかった。
清花自身もくすぐることを楽しんでいる印象だ。
何を言ってもやめてはくれないだろう。
片方の足がくすぐり終わったら次はもう片足をくすぐる。
喋れないためただただ呻き叫ぶしかなかった。

正「うう……んん!!!ううううう!!!ううううううううう!!!」
清花「正君、そんなに涎を垂らして……みっともないわよ?」

ボールギャグを咥えさせられているため涎が垂れ放題だった。
おまけに息が苦しくくらくらとしていた。
目からは涙がとめどなく流れ顔がぐちょぐちょになっていた。
そしてさっきから正は尿意を催している。
喋れないのでそれを清花に伝える手段がなかった。
足を只管もじもじさせていると……

清花「あら?もしかしておしっこしたいの?」

正はそう言われ必死で首を縦に振る。

清花「それじゃ、我慢ね、正君」
正「!?」
清花「もし漏らしたら本気で足の裏くすぐっちゃうから♪」

そんな!?
清花は笑顔で足の裏をくすぐる。
正は内股で体をぴくぴくさせていた。
もうすでに我慢の限界だった。
足の裏をくすぐられて我慢する力を奪われあっさり漏らしてしまった。
ズボンにシミがあっという間に広がる。

清花「あーあ、もう漏らすなんて堪え性がないのね。さっき言った通り全力でくすぐってあげる♪」

清花は正の足の裏から足首にかけて異常な指捌きでくすぐる。
時折足の指の間に滑らせるように指を入れたりされ正は悶絶した。
股間の気持ち悪い感覚を忘れあまりのくすぐったさに暴れ苦しむ。
今にも気絶しそうだった。

正「んんんんんん!!!!うううううう!!!!」
清花「足の裏くすぐっただけで、正君壊れそう♪そろそろ勘弁してあげる」

清花はくすぐるのを止めボールギャグを取り外す。
正は息が絶え絶えになりその場で動けずにいる。


123 : 時雨 :2014/11/10(月) 02:47:56 UWE7zSNc0

清花「こんなに床を汚しちゃって……正君は悪い子ね」

誰のせいだと思ったが何も言う気が起きなかった。

清花「ここは掃除しておくから正君お風呂入ってきたら?そろそろお母さんも上がるころだし」
正「……でも……こんな漏らしたことがばれたら……」
清花「大丈夫よ。正君は子供なんだからそういう時もあるわよ。お母さんも納得してくれるわ」
正「そ、そうかな……」

正は風呂場に向かう。
洗面所に入ると、お母さんの洋子がちょうど風呂場から上がっていた。
漏らしてしまったと言うと清花の言うとおり仕方ないと言ってくれた。
とりあえずシャワーを浴び風呂に入った。
疲れていたので一層気持ちがよかった。
そして部屋に戻ると清花が部屋を綺麗にしてくれて風呂場に向かっていった。
…………
今日は清花の家での攻撃が激しい気がする。
清花は僕が抜かされてしまったことに気が付いていないのだろうか。
そう祈るばかりだった。
暫くして清花が風呂から上がりネグリジェ姿で部屋に入ってくる。
いつも通り漫画を読んだりテレビを見たりして正は時間を潰していた。
その間清花は何かの勉強をしている。
学校の中ではかなりの優等生らしいからやることはやっているみたいだ。
そして寝る時間になり……

清花「さて、いつも通りマッサージしてあげるね」

ベッドに入り清花からマッサージを受ける。
くすぐられるよりましだがこれでも結構くすぐったい。

正「ああ……さ、清花お姉ちゃん……そういえば何でマッサージしてくれるの?」
清花「知りたい?大したことじゃないわ。ただ人を気持ちよくさせたいだけよ」
正「え?」
清花「人を苦しませることは散々やってきたからこういうことも覚えないとね?」

事実くすぐったいが相当気持ちよかった。
毎日これだけやってくれたらいいのにと思った。

清花「それより正君、どうして君のお父さんがさっき来なかったか教えてあげるわね」
正「さっきって……」
清花「正君がくすぐりに苦しんでいる時よ。正君の悲鳴が聞こえているはずなのにね」
正「な、何で?」
清花「何となく察しはついてるでしょ?もちろん私のくすぐり奴隷にしてあげたの」
正「な……お父さんを……?」
清花「そうよ。君のお父さんくすぐられて楽しそうに喘いでいたわよ?」
正「……」
清花「凄く敏感だったわね。やっぱりそういうところも遺伝するのかな?」
正「やめて……聞きたくない……」

清花は正の後ろに回り抱きしめ拘束し耳元で囁く。

清花「嫌でも聞かせてあげる。君のお父さんは私にくすぐられて悶絶したところまで話したわね」
正「あ……く……」

正の耳元の性感帯を刺激されながら父親の恥辱的な話を聞かされる。

清花「この家に来てからね。正君が気持ちよさそうに眠った後叔父さんの部屋に行って毎日のようにいじめてあげたわ」
正「何で……そんなことを……」
清花「意味なんてないわ。ただこの家で動きやすい様にしたかっただけよ」
正「そんなことで……」
清花「叔父さんの股間についているものを弄り始めてからは話が早かったわ」
正「……」
清花「何度も寸止めを繰り返してあげたら、すぐ私に従順になってくれたわ」
正「止めて……」
清花「清花様って呼ぶように言ったらあっさり呼んでくれたし」
正「……」
清花「そうしたら何て言ったと思う?清花様お願いですから抜かせてくださいって」
正「うう……」
清花「だから条件を付けて抜かせてあげたわ。私がこの家で何をしても目をつぶること。他言しないこと」
正「……」
清花「後は私の言うことを聞くこと。そういうことであなたのお父さんは私の奴隷ってわけ」

そしてお父さんについて一通り話した後マッサージを再開する。
あまりの気持ちよさにいつの間にか眠ってしまう。
いつものことだ。
おそらくこうして眠ってしまった後、清花お姉ちゃんはお父さんの部屋に向かっているのだろう。


124 : 時雨 :2014/11/10(月) 02:49:47 UWE7zSNc0

そして翌日。
正の目の前には清花がすやすやと眠っていた。
正はその場から逃げようとすると。

ぎゅう

正の一物が握られており逃げられなかった。

清花「起きたのね正君。いつものやるから逃げちゃ駄目よ?」

そう、正は毎日のように朝起きたら清花にしこられ寸止めされる。

しこしこしこしこ

正「あ……うう……う!?……ああああああ!!!」

正は絶頂感を感じた後もなお、しこられ続けられる。
いつもと違う!?
このままではイかされてしまう!?
清花は全く手を緩めなかった。
次の瞬間正の体は引きつり絶頂に達してしまった。
つまりイかされてしまったのである。

正「あ……え?……どうして……」
清花「ふふ、正君、嘘ついてたでしょ?」
正「え?」
清花「私が気づかないとでも思ってたの?昨日勝手に抜いたでしょ?」

ば、ばれてたのか……

清花「言っておくけど昨日足でここを触った時に気付いてたわよ?情けないわね。まさか抜かない約束をして一日で抜くなんて」
正「こ、これは……」
清花「言い訳は無駄よ?わかってるでしょ?」
正「うう……」
清花「それから正君。今日から学校に行かなくていいわよ」
正「ええ!?」
清花「安心して?君の学校には話をつけておいたから」
正「そんな……どうやって……」
清花「内緒♪これから毎日正君にはあの施設で仕事してもらうわ」
正「そんな……いやだ……」
清花「大人しく従わないと……わかってるわね?」

清花は手をわきわきさせる。

正「わ、わかってます!……ちゃんと……行きます」
清花「いい子ね。従順な子は好きよ?」

清花は正の頭をなでなでする。
だがこれから地獄に向かっていることはわかっているから気が気でなかった。
朝食を食べ、親には学校に行く感じを見せて清花と共にいつもの施設に向かう。
過去と清花で作り上げた、女が男をくすぐるための施設。
中に入るとすぐそこに一条過去がいた。

過去「いらっしゃい、正君。話は聞いているわ。もう抜いてしまったって?」
正「……」
過去「約束通り皆の相手をしてもらうわ。今日はせめてもの情けで一人ずつにしてあげるわ」
清花「それでも相当辛いでしょうね。頑張ってね正君」
過去「こっちよ。この部屋で順番にくすぐられてもらうわ。当然最後には私たちにもくすぐられてもらうからそのつもりで」
清花「私は毎日家だけで正君をいじめてあげることにするね?」
正「そんな……耐えられるわけが……」
過去「この道を選んだのはあなたよ?あの時このままここに残っていたら優しく扱ってあげたのに」
清花「少なくとも全員の相手をさせることはなかったでしょうね」
正「うう……」
過去「正君には最初は少ない人数で、日を重ねる毎に人数を増やしてその分くすぐられる時間を増やしていくことを予定してるわ」
清花「それじゃ正君大変ね。そのうち何十人に囲まれて朝から夕方まで蹂躙され続けられることになるわね」

正は想像しただけで身震いした。
そんなことをされたら何回気絶して何回死ぬかわからない。
死んだら終わりだがむしろ死んだ方がましになるかもしれない。
そんなことを考えていたら部屋に引き寄せられそのまま入れさせられた。

過去「まあ、せいぜい頑張って」
清花「死にはしないから大丈夫よ」

そういってドアが閉まり、部屋の中に閉じ込められる。
部屋の中には既に誰かがいた。

小6女子A「あ、正君だ〜今日もよろしくね〜♪」

確か過去のクラスメートの人だっただろうか。
正がここに来て間もないころにやってきた女子だ。
手をわきわきさせながら迫ってくる。

小6女子A「暫く会えないかもと聞かされてたけど、案外早く戻ってきたんだね♪こちょこちょ〜♪」
正「ぐ……ぎゃははははははは!!!」


125 : 時雨 :2014/11/10(月) 02:51:52 UWE7zSNc0

手始めに脇腹をくすぐられる。
これはもうよくあるいつものパターンになっていた。
彼女は短い時間であらゆる所をくすぐりまくる。
いつもと違ってその手つきはどこか急いでいるように思える。

小6女子A「実は十分交代って言われているんだよね。だから悔いない様にくすぐってあげる」

彼女はそう言い激しくくすぐる。
過激な手つきに正の反応もそれに伴って激しく悶える。
まだ五分くらいしか経っていないのにすでにへとへとになっていた。

小6女子A「くすぐるのも楽しいけど、他にこれをやる様にも言われてるんだ」

もぎゅ

彼女は正の股間を掴んできた。
そしてそのまま正の一物を擦り始めた。

正「ひぐうう!!!あひいいいいい!!!!」

彼女はいつの間にこんなテクニックを身に付けたのか、正は快楽に苛まれる。
清花ほどではないが気持ちいいと思ってしまった。

小6女子A「気持ちいい?今日は皆これをやってくると思うからできる限り我慢した方が正君のためだよ?」
正「あぐううう!!!な、なんで……こんなああああ!!!」
小6女子A「何か勝手に抜いた罰だって。これから皆正君の股間を責めてくるだろうから覚悟した方がいいよ?」
正「うわああああ!!!ぐあああああああ!!!」
小6女子A「何度もイっちゃうとおちんちんが痛くなるんだって。でも我慢すればまだ痛みからは逃れられるらしいよ?」
正「が……我慢んんんん!?ううう……!!!」

正は今にも朝清花に抜かされたばっかりだったがまたも絶頂間がやってきた。
正の中でイきたいという気持ちと我慢しないといけないという気持ちで葛藤し始めていた。

小6女子A「ほら、我慢、我慢♪」

彼女はそう言いながらも手を緩めない。
正は苦しみながらも耐えていた。
そして正にとって長い長い十分間が終わる。
彼女の持っていたストップウォッチが音を立てて鳴り響く。

小6女子A「あ、もう終わりかぁ。五分あればイかせられると思ったんだけどなぁ」
正「はぁ、はぁ……」

彼女の手扱きの未熟さと今朝抜いたばっかりなのが理由だろう。

小6女子A「まあ、でもその様子じゃあ次ですぐイっちゃうね♪次は私の友達で私よりもテクニシャンだから頑張ってね〜♪」

そんな言葉を言い残し彼女はドアを出る。
数分して別の女子がここにやってきた。

小6女子B「おはよう!正君昨日勝手に抜いたんだって?それはいけないね〜」

彼女は早速と言わんばかりに正に襲い掛かる。

小6女子B「ここに来てだいぶくすぐるのうまくなったから思いっきり堪能してね♪こちょこちょこちょこちょ♪」

正は彼女のくすぐりに只管苦しみ喘ぐ。
彼女も正の体を万遍なくくすぐり尽くす。
前の人以上にくすぐりがうまいのは確かだった。
そして五分くらいが立った時。

もぎゅ……しゅっ……しゅっ……しゅっ……!!

正「あ……う……あ……はぁ……はぁ……!!」
小6女子B「ふふ♪もうすでにイキそうだね♪我慢しなくていいんだよ?」
正「うう……」

正は涙目になりながら絶頂に達しない様に我慢した。
だがすでに限界で彼女のテクに抗えないほどの気持ちよさを感じ……

正「あ……!!!くぅ……ああ……」
小6女子B「くすくす♪あの娘にしこられて限界だったんだね♪」

彼女は嘲笑し正は力なく崩れる。
だが彼女は手を止めず動かし続ける。

正「ああ!?うう……なんで……」
小6女子B「一度イったくらいで終わると思ってた?そんなの勿体ないじゃん。まだ時間も残ってるのに」

彼女は容赦なく正の股間を弄る。
妙な感覚が正を凌辱する。
そして何とか我慢し、十分が経ったが。

小6女子B「これで終わりだね。でも同情するなぁ♪まだ正君はいじめ続けられるんだもん♪」

そういう割には彼女は楽しそうだった。
彼女は笑顔で部屋を出ていき次の娘が来る。

3人目。

小4女子A「こんにちは〜十分間だけ思いっきりいじめていいんだよね?覚悟はいいよね?」

彼女は小鳥の友達だろう。
彼女も同様に5分くすぐり5分股間を弄る。
これからずっとその調子で続いていくのだろう。


126 : 時雨 :2014/11/10(月) 02:54:39 UWE7zSNc0

4人目。

小4女子B「既にへとへとみたいだね?でも手加減してあげないから♪」

彼女はぐったりしている正を見ても容赦なくくすぐってきた。
優しさとか遠慮とかはもうどっかにいったのだろう。

5人目。

小4女子C「勝手に抜いたみたいですね。だからこんな目に遭うんですよ?」

そう言いながら彼女は早速とくすぐる。
彼女は最初に会った時は大人しそうな娘だったがすっかり変わってしまったようだ。
そこらへんは礼みたいだと思った。
幸い彼女たちで絶頂に達することはなかった。
既に股間が悲鳴を上げているのだ。
ちんこを弄られても快感よりも痛さが勝る状態だった。
一人目の彼女が言った通り快楽が地獄に移りつつあった。
なのでもうこれ以上はイかないだろうと正は思っていた。

6人目。

中3女子A「こんにちは〜♪前から正君のあそこ、弄ってみたかったんだ♪」

弓弦の友達だ。
この辺からテクのレベルが跳ね上がる。
年齢の違いもあるが、経験の違いもあるだろう。
とにかくくすぐるのもちんこを弄るのもうまいのだ。

7人目……

中3女子B「そんな怯えた顔しても駄目だよ?これは罰だからね」

彼女たちは男はいじめて当たり前と思っているのだろう。
何を言っても何をしても許してもらえそうになかった。
そして彼女の絶妙な手扱きで正は今日3度目の絶頂を迎える。
もう自力で起き上がることができないほど衰弱していた。
股間も痛いばっかりで苦しいだけだった。

8人目…………

高2女子A「あらら、もう動けないみたいね。いいか、無理やりくすぐっちゃえ」

ついに清花の友達まで出てきた。
清花の友達も容赦がなく何度も苦汁を嘗めさせられている。
動けない正に容赦なくあらゆる所をくすぐってきた。
既に虫の息だったがそれでも喘がさせられる。
もう体が慣れていいころだがその慣れさえも彼女たちは凌駕する。
正は今にも意識が飛びそうだった。

9人目………………

高2女子B「死んだふりしたってだめだよ?まだ全然いけるよね♪」

正の状態なんて意に介さず彼女はくすぐる。
そしてこの後も様々な女子にくすぐられた。
何回も意識が遠のいた。
何度も地獄を見た。
限界を超えて何度も何度も。
途中から何人にくすぐられたかわからなくなった。
何回か休憩があったものの短時間で休めるものではなかった。
気が付けば夕方になっていた。
正はその部屋でずっと地に伏していた。
誰にされたか服も全部脱がされ全裸になり、服は近くに脱ぎ捨てられていた。
最後の人が終わってから30分。
それでも凄まじい疲労感と脱力感、倦怠感で動く気になれなかった。
このままここで眠っていつまでも動かないでいたかった。
だがそんな願いは儚くもドアの音でかき消される。

過去「お疲れ様。その様子だと極限まで搾り取られたみたいね」
正「……み……水……」
過去「そう言うと思ったわ。今まで一滴も水を飲んでいないものね」

正は一日中笑い、のどが嗄れ、とにかく水を欲しがった。

過去「ちょうど水を持ってきておいたわ。有難く思うのね」

正は水が入ったコップを過去から受け取る。
それだけでとても過去が親切で優しい人間に見えてしまった。
水を飲む。

ぶふっ!!

正「げほっ、げほっ……しょっぱ!?」
過去「美味しかった?その塩水」

過去は嘲笑うように聞いてくる。
その塩水はしょっぱすぎて飲めたものではなかった。
そしてちょっとのどに入ったせいで余計にのどが渇いた。


127 : 時雨 :2014/11/10(月) 02:56:53 UWE7zSNc0

正「何で……こんな……いじわる……」
過去「くす♪どうやら私はあなたが懊悩煩悶するさまを見るのが好きみたい。だからもっと苦しめてあげる」

過去は正脇腹を掴みくすぐると正はびくびくと反応をする。

過去「不思議ね。あれだけ擽られても少し時間が経てばまた敏感になるなんて」
正「あ……はぁ、はぁ……助けて……」
過去「いい加減事故に遭ったと思って諦めることね。あなたは一生皆に苛められるのだから」

彼女は容赦しない。
彼女はただ欲望のままにくすぐってくる。
くすぐることで苦しむ男。
それを見るのが楽しいのだと言う。
清花の影響でSに目覚めたと言うがこれは根っからのいじめっ子気質があるのではないか。
彼女は頭がいい。
だからどんどん人の苦しませ方を覚えていく。
この施設をここまで大きくしたのは彼女だ。
清花が彼女の欲望を目覚めさせたとしたらいい迷惑だと思った。
清花はここまで計算ずくだったか。
おそらく清花なら話が面白くなればいいという気持ちだったのだろう。
正は気が付けば過去の考察をしていたが疲れとくすぐったさからあっという間に頭から抜けていく。

正「はぁ、はぁ、はぁ……」
過去「今日はこれで許してあげる。言っとくけど私は他の人から比べたら優しい方だと思うわよ?」

確かに過去はくすぐることにおいては容赦しないが、進んで股間を弄ったりとかしない分ましだと思った。
彼女の興味の外なのだろうか?
それでも今日は散々股間を弄られてひりひりとしていたのでそこは助かった。
だが次に過去から嫌な一言を聞かされる。

過去「次は弓弦さんを呼ぶから待っててね」

過去はそう言って部屋から出る。
そう、弓弦といえばここにいるとき高確率で電気按摩をしてくる人だ。
今そんなことされたらあそこが壊れてしまいそうだ……
そんな心配をよそに弓弦が部屋に入ってきた。

弓弦「こんにちは、正君。元気ですか?」
正「いや……み……水を……」

のどがカラカラだが思う様に動けず歩くことも困難な状態だった。
地を這うようにもぞもぞと手足を動かしながら水を求める。

弓弦「水が欲しいんですか?」

喋るのも辛くただ頷いた。

弓弦「まだ駄目です♪やることやってから♪」

正は思わず驚く。
こんな状態になってるのに笑顔で断られるとは……
弓弦は正の足首を掴み案の定電気按摩の構えを取る。

正「お願いします……許してください……」
弓弦「駄目です♪たっぷり苦しんで下さいね?」

いつものように股間に当てた足を小刻みに振動させる。
身を捩って上半身だけでもがく。

正「!!!あ……!!!はぁ……はぁ……!!!」
弓弦「ふふ♪まだ元気じゃないですか♪私が満足するまで止めてあげませんから♪」
正「そんな……!!!うう……!!!」
弓弦「流石にもう起たないみたいですけど、あと一回くらいはそのままイカせてあげます♪」
正「む……無理……!!!痛くて……もう……」
弓弦「それくらいは我慢してください♪ちなみに今日は何回イキましたか?」
正「え……うう……!!!ひぃ……はぁ……はぁ……」
弓弦「駄目じゃないですか。何回イったかすぐに答えないと」

彼女はさらに振動する足の力を強くする。
がくがくと震えて悶絶する正にさらに追い打ちをかけるようだった。

弓弦「早く答えないともっと強くしますよ?」
正「よ……四回!!!四回です!!!」
弓弦「すぐに答えられるじゃないですか♪じゃあ五回目はちょっときついかな?」
正「う……うん……だから無理だよぅ……」
弓弦「そう言われたらやりたくなるじゃないですか♪正君は煽り上手ですね♪」
正「そ、そんなつまり……ああ!!!ひぃいいい!!!」

弓弦は土踏まずを股間に当てた状態から上に足を上げ、足先で正の一物を弄る。

弓弦「普通だったら皆我慢できず射精するんですけど、今の正君だったら我慢できるかもしれませんよ?」
正「うう……ひぃ……!!!」
弓弦「でも我慢した分だけ苦しむことになるんですけどね♪」

弓弦は只管正の股間を足で弄り続ける。
彼女が言うにはイクまで続けるらしい。
でも股間は痛くてイキたくてもイケない。
正は只管苦しんだ。
涙目になりながら許しを請う。
でも彼女は笑顔で決して許そうとはしなかった。
そんな中で正は漸く絶頂間を感じ始める。


128 : 時雨 :2014/11/10(月) 02:58:42 UWE7zSNc0

正「あ!!!き……きたかも!!!くる……!!!」
弓弦「いいですよイっても。前みたいに寸止めとかはしないので安心してくださいね」
正「う……!!!……!!!!……はぁ……はぁ……」
弓弦「はい、よくできました♪やればできるじゃないですか♪」

彼女は立ち上がり正を気に掛けることなく部屋から出ようとする。

弓弦「じゃあ次は小鳥ちゃんを呼んできますね♪」

そんな……まだ続くのか……
正は半ば絶望していた。
暫くすると小鳥が部屋の中に入ってくる。

小鳥「あれ?正君死にかけじゃん。もしかして寝てる?」
正「……」

何度も言う様に正は体力の限界で殆ど動けない状態だった。
順番的に彼女が最後だろう。
こんなことが毎日続くのかと気が遠くなった。

小鳥「勝手に寝るなんて許さないよ?ほんとは起きてるでしょ?」

小鳥は確かめるように正の脇腹をくすぐる。
衰えることの無いくすぐったさにびくびくと反応する。

正「うう……」
小鳥「やっぱり起きてるじゃん。狸寝入りした罰だよ」

小鳥は正に跨りくすぐり続ける。

正「ひぃ……!!ごほっ……!!はぁ、はぁ……!!!」

もはや笑う力も残っていなかった。
もがく力もないのでやりたい放題くすぐられ続けられる。
小鳥は毎日クラスメートの浩二をくすぐっているからかなりくすぐり慣れている。
しかも彼女は根っからのSのようだ。
その証拠にくすぐっている時は心底楽しそうだ。
これは他の娘にも言えることだが。

小鳥「反応が薄くてつまんない。もっと悶えてよ?」

ぎゅう

正「!?」

小鳥は正の一物をぎゅっと握りしめる。
あまりの感覚に正は腰を思いっきり跳ねさせる。

小鳥「そうそう、そんな感じ♪もっとやってあげよっか?」
正「も、もういいよ……」
小鳥「だめ。言ったでしょ?罰だって。正君に拒否する権利なんてないんだよ?」
正「そんな……」

小鳥は何度も正の一物を握ったり緩めたりを繰り返す。
痛くてその度体を跳ね上がらせ苦悶の表情を浮かべる。
小鳥はその様をただ嬉しそうに眺める。
結局ずっと止めてもらうことはなかった。

小鳥「もうこんな時間か〜正君、そんな調子で明日も耐えられるの?」

無理だった。
まさに満身創痍で今にも心が折れそうだった。
暫く起き上がることができずにいると清花が部屋に入ってきた。

清花「正君、いつまで寝てるの?ほら帰るよ?お母さんが心配するでしょ?」
正「……」

正は半ば無理やり清花に起こされ手をひかれる。
それでも満足に歩けない状態だった。
ふらふらしながら部屋から出る。
清花が手を放すと正はその場で崩れ落ちるよう膝をつく。

清花「もう、しょうがないなあ正君は」

その時施設の入り口から誰かが入ってくる。

暁「……正……やっぱりここに……」
清花「あら、暁ちゃん。珍しいわね。ここに来るなんて」
正「暁ちゃん……」

施設に暁が入り、その後に続いて奏と礼が入ってくる。
その後に茂が入ってきた。

茂「こんな所が……大丈夫か?正」
正「し……茂君?」

意外だった。
ここに暁ちゃんたちはともかく茂君も来ることが。

清花「暁ちゃん、どうしたの?こんなに人を連れて」
暁「実は私……正をくすぐるのを止めました」
清花「え、どうして?」
暁「やっぱり無理やり人をくすぐるのは間違っていると気づいたからです」
清花「……」
暁「それに……ちゃんと正に告白することも出来たから……」
清花「そう……告白したんだ。そういえば暁ちゃんの最初の目的がそれだったわね」
暁「だから、その、正君をここに連れて行くのはもう止めてあげてください」
正「暁ちゃん……」

暁ちゃんはここのことをある程度知っているみたいだ。
暁ちゃんと和解したおかげで話がいい方向へ転がりそうだが……


129 : 時雨 :2014/11/10(月) 03:00:29 UWE7zSNc0

清花「暁ちゃん、それは違うよ」
暁「え?」
清花「今まであなたが正君をくすぐっていてどうだった?楽しかったでしょ?」
暁「それは……」
清花「それがあなたの本心で、正君も暁ちゃんにくすぐられて楽しかったはずよ?そうよね?」

清花は正に視線を移す。

正「そんなことは……」
清花「どうして?好きな娘にくすぐられたのよ?楽しくないわけがないでしょ?」
暁「でも、一度正を気絶させたこともあるし……」
清花「もう気絶しない様にできるでしょ?私が教えてあげたんだから」
暁「正君も苦しそうだったし……」
清花「そんなことはないわ。くすぐられるのは快楽なのよ?」
暁「そ、そうなのかな?」
奏「暁ちゃん!もうくすぐる必要はないんだよ?正君も告白を受け入れてくれたじゃない?」
暁「そうだけど……」

暁からいつもの余裕な感じは窺えない。
清花の前では強く出れないみたいだ。

清花「ところでその娘たちは?私に紹介してくれる?」
暁「あ、はい。こっちが七瀬奏でこっちが二階堂礼です」
清花「ああ、話は聞いてるわ。どうしちゃったの?正君をくすぐるの楽しんでたって聞いたけど」
奏「それは、茂君が気付かせてくれたの。私は皆に合わせてくすぐっていただけだって」
礼「私は皆がくすぐるのをやめたから……」
清花「それってくすぐること自体は楽しかったのよね?」
礼「え?そりゃまあ……そうかも」
奏「礼!?」
清花「さっきも言ったけどくすぐられることは快感なんだから気にしなくても大丈夫よ」
奏「でも……」
清花「正君もあなたたちのこと好きみたいだし、くすぐられて悪い気はしないはずよ?」
奏「……」
茂「やめてもらおうか。それ以上こいつらを洗脳するのは」

茂が暁たちと清花の間に割って入る。

清花「洗脳なんて人聞きが悪いなぁ。安藤茂君?」
茂「俺の名前を知っているのか。意外だったな」
清花「あら、4年前に会ってるでしょ?」
茂「忘れもしない。その時も名乗った覚えはないはずだが、まあいい。とにかく正にこれ以上危害を加えるのを止めろ」
清花「危害ねぇ。正君は楽しんでくれてるんだけどな」

そんなことはない。
そこへ過去たちが後ろからやってきた。

過去「清花さん、その子たちは?もしかして噂の正君のお友達かしら?」
清花「そうよ。可愛いでしょ?」
小鳥「あ、お姉ちゃんだ。なんでここにいるの?」

小鳥はフラフラになった浩二を引いている。

奏「小鳥!?あんたこそここで何してるの!?」

奏は妹の行動を把握していないみたいだ。

弓弦「小鳥ちゃんのお姉ちゃんですか?初めまして。浩二の姉の弓弦です。いつも小鳥ちゃんにうちの浩二がお世話になっています」
奏「浩二君のお姉さん?は、初めまして」

弓弦と奏はどうやら初対面のようだ。

茂「で、正を解放してくれないか?どう考えても正は嫌がっているぞ」
清花「解放?正君を?うーん」
過去「清花さん、正君を今逃がしたら皆満足しないわよ。正君を擽りたい娘も結構いるみたいだし」
清花「正君を解放してもいいけど条件があるわ」
過去「清花さん!?」
清花「茂君、君が正君の代わりに皆にくすぐられるならいいよ♪」
茂「何?俺を?」
清花「そう、君が私たちのくすぐり奴隷になるなら正君に暁ちゃん達の所に返してあげる」
奏「茂君……」
清花「元々暁ちゃんの恋愛の応援をしてたわけだけど、私も少しやりすぎてしまったわ」

少しどころではない。

茂「いいだろう。だが約束しろ。もう正には手を出さないとな」
清花「それは君次第かなぁ」
茂「何?」
清花「君がもし私たちにくすぐられて屈服したらまた正君をくすぐらせてもらうわ」
茂「屈服か……そんなものするものか」
清花「自信があるみたいね。決まりね。というわけで正君、先に帰っていいよ」
正「え?」
清花「早速、茂君をくすぐってくるから」
正「茂君……ごめん……」
茂「ふ、大したことではない。俺は強いつもりだからな。そう簡単にやられたりしないさ」
清花「さ、行くよ?」

清花は茂の手を引いて部屋の中に入る。

礼「なんか凄かったね」
奏「うん、茂君には感謝しないとね」
暁「正、帰れる?」
正「うん、帰ろうか」
弓弦「明日から正君を弄れないのが残念ですね」
過去「そうね。あの茂君で皆満足してくれるかしら?」
小鳥「正君はいい反応してくれたからね。ほら行くよ?浩二くん」
浩二「う、うん」

一同は施設から出て帰路につく。
施設に茂と清花を残して。


130 : 時雨 :2014/11/10(月) 03:03:41 UWE7zSNc0

部屋に連れて行かれた茂は全裸で手足を器具に拘束され動けなくされる。
X字に仰向けに手足を伸ばした状態で拘束され身動きは一切取れない。

清花「ふふ♪4年前を思い出すわね。あの時は君を屈服させることはできなかったわね」
茂「……あの時と違って殴ろうが蹴ろうが効かない自信があるぞ。鍛えたからな」
清花「凄いわね。でもあの時のことは反省してるのよ?」
茂「反省してるようには見えないけどな」
清花「4年前は君をくすぐってもあまり効かなかったからつい暴力的になってしまったわ。その暴力も君には効かなかったから調子に乗って
しまった所もあったわ」
茂「……」
清花「でも君を本当に屈服させるならくすぐりでと思ってくすぐりの腕を磨いてきたの。今ならくすぐりだけで君を屈服させることができる
わ」
茂「ふん、やれるものならやってみろ」
清花「それじゃ、早速」

清花は脇腹の辺りに手を添え軽く愛撫する。

茂「!?」

茂はその感覚に軽く反応する。
茂は清花の指から発する異様な感覚を敏感に感じ取る。
奏にくすぐられた時とは全然違っていた。
清花の指は細長く人一倍すべすべとしていた。
茂はこの指でくすぐられたらおそらく耐えられないほどの刺激が襲ってくるだろうと予測する。

清花「それじゃいくよ?あれだけ大口叩いたんだから我慢してね?」

こちょこちょこちょこちょ

茂「ぐはぁ!?ああああああああああああ!!!あああああああ!!!」

茂は脇腹をくすぐられ首をふって大声を上げて笑い苦しむ。
清花はそこから手を滑らせるように腋の下に手を持ってくる。

茂「うあ!!!くっ……!!!」

清花は腋の下を滑らかに指を動かしくすぐる。

茂「ひっ!!!ぐあああああああああああああ!!!!」
清花「これでも軽くくすぐってやってるだけよ?今でこれじゃ先が思いやられるわね♪」

清花は心底楽しそうにくすぐる。
4年前とはくすぐりの腕が上がっていることがわかったからである。
そして目の前の男の子をやろうと思えばすぐに気絶させられる自信があるからである。

清花「もうすでに後悔してるでしょ?私のくすぐりに耐えるなんて無理な話よ?」
茂「誰が……耐えてやる……」
清花「口だけは達者ね。言っておくけどもう謝っても君をここから逃がしたりしないから。毎日くすぐってあげる」
茂「はぁ、はぁ……明日は学校があるんだが?」
清花「関係ないわ。だってあの学校の校長は私の知り合いだしね」
茂「な……何を言っている?」
清花「学校のことはどうにだってできるってこと。それに君には君を心配する親もいないみたいだし」
茂「何故それを……」
清花「だから君をここから逃がしたりしないから♪屈服しても逃がしてあげないから♪壊れるまでくすぐってあげる♪」
茂「狂ってる……」
清花「口には気を付けた方がいいよ?まあ従順になっても無駄だけど」
茂「従順になんてなるか。それより本当に正には手を出さないよな?」
清花「正義感が強いのね。安心して?私からはもう手を出さないって約束するから」
茂「おい待て。何だその言い方は?」
清花「ん?そうね、例えば正君からくすぐりを求めてきたらくすぐるってことよ。それくらいは別にいいでしょ?」
茂「そんな状況はありえないな」
清花「どうかなぁ?くすぐりって癖になるから正君もそのうち自分からくすぐりを求めるようになるかもよ?」
茂「正は苦しんでいた。だからそんなことはない」
清花「はいはい。お話はここまでよ。大人しく私にくすぐられようね?」

清花は茂の乳首を指で触り撫で、くすぐる。
茂はどんなに堪えていても喘ぎ声をあげてしまう。

清花「ごめんね?大人しくって言うのは無理だよね。私にくすぐられて耐えることなんてできるわけないし」
茂「ぐ……あ……はぁはぁ……こんなはずでは……!!」
清花「どんなつもりだったのかな?もしかして私のこと甘く見てた?」
茂「くぅ……どうなっているんだ……お前の手は……!!」
清花「体質かな?私の手って人一倍滑りが良いみたい」

茂の方もくすぐりには強い方だが清花はそれを上回っていた。
清花はふとももの内側に手をかけ優しく擦る。

茂「う……あ……!!!」
清花「ここも結構感じるよね♪私男の弱いとこ知り尽くしてるから簡単に骨抜きにしてあげられるよ♪」
茂「ぐぅ……!!はぁはぁ……」
清花「ふふ♪そんなに震えちゃって♪もう息切れてるの?まださすってるだけよ?」


131 : 時雨 :2014/11/10(月) 03:05:42 UWE7zSNc0

体に触ってさすっている段階でまだ本格的なくすぐりとは言えない。
清花は茂の反応を見て楽しんでいる。
今はじっくりと触って苦しませて喘がせるだけ喘がせている。
茂はこの時点でこう考える。
このくすぐりを続けられたら耐えられず気が狂ってしまうだろうと。
正はこんな苦しいのを毎日のように耐えていたのかと。
それでも茂は歯を食いしばり、正に危害が及ばない様に耐える決意をした。

清花「諦める?諦めたら君は助かるけど正君はまた私にくすぐられるかも♪」
茂「そんなことさせるか……この程度で諦めるほど俺はやわじゃない」
清花「そう……よかった♪私ね、今までくすぐりがうますぎて皆あっさり壊れちゃうから持て余してたんだ……けど君ならその心配もないみ
たい♪」

清花に本気でくすぐられた人間は皆すぐに気絶する。
だからこれまで手加減を余儀なくされた。
だが本気でくすぐってもいい人間に出会えて清花は内心大喜びしていた。

清花「それじゃ……行くよ?」
茂「…………」

清花の目が変わる。
脇腹に手をかけ、嬉しそうな顔に混じり真剣な空気を漂わせる。
清花は一呼吸置き脇腹に添えていた手を動かした。

こちょこちょこちょこちょこちょこちょ

茂「!!!?うわはははははああああ!!!ああああああああ……!!!」

巧みに指を動かす清花にあっという間に息ができないほど笑わさせられる。
絶妙な触り方でしなやかな指捌きで茂は悶絶させられる。
くすぐる手は脇腹から腋の下にかけてを集中的にくすぐる。
経験上そこが一番くすぐりに弱い所だとわかっているからだ。
息が苦しく何よりくすぐったい。
それでもくすぐりは止まず一切動けない。
清花は幸せそうな顔で愉悦に浸りくすぐる。
茂は声を発することができないほど笑い苦しむ。
天国と地獄という言葉が似合う状況だった。
茂はだんだんと気が遠くなっていた。
気付けば何も考えることができず目の前が真っ暗になっていく。
いつの間にか苦しさは無くなり、穏やかな感覚が自分を纏った。

清花「……気絶しちゃった。やっぱり君も耐えられないのね。まあ耐えた方だけど」

清花はくすぐる手を止めカバンから携帯を取り出す。

清花「家にメールしとかないとね。今日は友達の家に泊まりますっと」

清花は気絶したそれを見る。

清花「でもいい感じに成長してくれたね♪おかげでこれから毎日楽しそう♪私の玩具にしてあげるね♪」

1時間後。
茂は目が覚め、まだ自分が動けない状況だと言うことに気付く。

清花「起きたわね。またくすぐってあげる♪」
茂「……まだくすぐるのか?」
清花「そうよ。というより今日一日はずっと寝ずにくすぐり続けてあげる♪嬉しい?」
茂「何だと……?」
清花「私一日くらいはずっと起きていられるから君が起きている間ずっとくすぐってあげる♪」
茂「ほ……本気か?」
清花「ふふ♪次は足の裏をくすぐってあげようかな?」

こしょこしょこしょ

茂「ぐっ……あああ!!!これは……うぐ!!!」
清花「足の裏って凄く感じるからくすぐりの定番って感じよね♪」

それでも清花の指でくすぐられれば常人ではまず耐えられない。
現に茂は足の裏をくすぐられていて喘ぐ声を止められない。
清花は器用に両足をくすぐりそのくすぐりは足の側面部をくすぐる。

清花「この辺りまでは相当くすぐったいよね♪」
茂「ぐ……くそ!!!ぐああ!!!」

清花はそこから足の脛を滑らせ膝をくすぐる。

茂「うう……そこは……!!!く……!!!」
清花「言ったでしょ?くすぐりの弱い所は全部知り尽くしているって」

さらに手を滑らせ太腿を擦る様にくすぐり茂をくすぐりで骨抜きにする。

清花「さて、いよいよ一番気持ちいい所をくすぐってあげるね♪」

太腿の近くには大きく膨れ上がった一物がそそり立っていた。

清花「噂通りの大きさね。暁ちゃんから聞いてるわよ。射精もできるんですってね」
茂「はぁ、はぁ、はぁ……」
清花「くすぐるだけで勃ったんだ♪まあ感じるようにくすぐったからしょうがないけどね」


132 : 時雨 :2014/11/10(月) 03:09:46 UWE7zSNc0

清花は茂の睾丸に手をかけ、指を立ててくすぐる。

茂「ぐあああああ!!!止めろおお!!!」
清花「あら、凄い反応♪やっぱり皆ここは弱いのね。当たり前だけど」

睾丸をくすぐりながらもう片方の手で茂の肉棒に手を掛ける。
そのまま手を揺り動かしそこでも華麗な指捌きを見せる。

茂「ぐぅおおおお!!!そこは……!!!止めろぉぉ……!!!」
清花「だいぶしおらしくなってきたね♪気持ちいいでしょ?」

確かにくすぐったくはあれど清花にしこられて異常に気持ちがよかった。
これはどんな男でも病み付きになってしまうのではないだろうか。
茂であってもこれには抗えなかった。
今すぐにでも射精して気持ち良くなってしまいたい。
そんな願望さえ数分と経たず芽生えてしまった。
あまりに上手いから絶頂感に達するのもあっという間だった。

茂「うぐ……で……でる……!!!」

そう言った瞬間清花はしこる手を止めた。
茂の一物はびくびくと震えて結局射精には至れなかった。

茂「ぐ……くそ……」
清花「そんなに出したかったの?そんな目をしてるよ?」
茂「う……そんなことはない!」
清花「お願いしたら出してあげないこともないんだけどな〜」

そう言いながらまた手を動かす。
さっきよりも短い時間で射精感至る。
だがやはり直前の所で手を止められてしまう。

茂「お……お前は……」
清花「何?反抗的な目をしちゃって。本当は私のこと心底好きになっちゃてるよね?わかるよ、私には」
茂「そんなんじゃ……」
清花「強がらないでいいよ。どう?私にいい様に弄ばれて、悔しい?」
茂「いや……耐えられないほどじゃない……」
清花「そう、じゃあもっと寸止めしてあげるね♪それでイケないままくすぐり続けて何度も気絶させてあげる♪」
茂「悪魔か……お前は……」

そして宣言通り茂は数時間の寸止めを受け、清花のくすぐりによって二度目の気絶に至るのだった。



その頃正は自宅に着き、部屋で休んでいた。
茂は大丈夫なのか。
これでよかったのだろうか。
そんなことを考えていると咲が部屋に入ってきた。

咲「正君。ちょっといいかな」
正「え?な、何?」
咲「あ、そんな怖がらなくていいよ。もうくすぐったりしないから」
正「ほ、本当?」
咲「本当。ごめんね昨日はつい衝動的になっちゃって。もうしないよ」
正「それならいいんだけど……話って?」
咲「正君、またお姉ちゃんにくすぐられてるよね?」
正「う、うん、まあそうだったけど……今日からはもうくすぐってこないと思う……」
咲「どういうこと?」
正「茂君が僕の代わりに犠牲になってくれたから……ほら四年前にお姉ちゃんたちに苛められていた……」
咲「それって……お姉ちゃん、やっぱりあの時のことを……」

咲は何か心当たりがあるようだ。
咲は少し考えて思いつめたように話す。

咲「あのね、正君。その茂君が苛められているのは私のお母さんに関係してるんだと思う……」
正「お姉ちゃんのお母さんが?」
咲「うん……私たちのお母さんが事故で亡くなったのは聞いてるよね?」
正「確か4年前の春だって聞いた様な」
咲「うん、その原因が茂君に関わっているらしいんだけど、詳しくは私も知らなくて……」
正「茂君が……?」
咲「だから、その正君。聞いてみない?清花お姉ちゃんにその理由を」
正「……」

正は心底吃驚していた。
まさか茂君が清花の母の死に関係していたなんて。

正「うん。僕も何でか知りたい。今から聞きに行くの?」
咲「正君さえよければ」

ということで外に出て清花の所へ向かった。


133 : 時雨 :2014/11/10(月) 03:12:19 UWE7zSNc0



茂「ううん……」
清花「ふふ♪起きちゃったね♪そのまま寝ていれば少しの間でも助かるのに」
茂「……こんな状況で寝れるわけないだろ……」

清花は茂の肉棒をしこり続けていた。
当然射精なんてさせていない。

清花「気絶してもここは元気なままだったよ♪びくびく反応させちゃって♪」
茂「なあ……俺はいつ解放される?いつまでこのままだ?」
清花「言わなかった?ずっとこのままだって」
茂「トイレに行きたくなったらどうするつもりだ?」
清花「大丈夫♪この拘束具は特殊な形状で下に袋が入っているからそのまましちゃえば後は袋をゴミに出して拘束具ごとここにある浴室に運

んで洗えば君は清潔なままってわけ。少し面倒だけどね」
茂「素直に俺を解放してトイレに行かせてもらえればそれで済む話じゃないのか?」
清花「駄目。勝手に逃げたりしこったりするかもしれないでしょ?」
茂「正を人質にとられている以上それはしないだろう?」
清花「そんなことはないでしょ?人って裏切る時は裏切るものよ?特に君みたいに追い込まれればなおさら」
茂「逃げたりはしない!」
清花「絶対はないからね。信用なんてしてあげないよ」

そこへ部屋に正と咲が入る。

咲「お姉ちゃん……」
清花「あら咲、と正君。忘れ物?それより咲がここに来るなんて珍しいわね」
咲「うん……お姉ちゃん。4年前何があったの?」
清花「4年前って?」
咲「お母さんが死んだとき……茂君が関わっていたのよね?」
清花「ああ……もしかして正君にもそれ話したんだ?」
咲「うん……ごめん勝手に話して」
清花「いいのよ。そっか4年前の事故のことも?」
咲「私は詳しいことまでは知らないから聞いておきたいなって」
過去「4年前の3月下旬に起きた人身事故ね?」

正たちの後ろから過去が現れ話し始めた。

清花「あなたもいたの?」
過去「ええ、話声が聞こえたから。それよりその事故については調べればすぐにわかることよ?」
咲「そ、そうなの?」
正「それって車に轢かれたってこと?」
清花「そうよ。それでその車を運転していたのがそこにいる茂君の父親だったのよ」
茂「!……」
正「ええ!?」
過去「父親の名前は安藤茂徳。当時は酒を飲んだ状態で運転。飲酒運転って奴ね」
清花「そんな名前だったわね」
過去「そしてその車には当時小学1年生の茂と女性が乗っていたらしいわ」
茂「事故か……そんなこともあったような……」
過去「そしてその事故によって清花さんの母親、鹿島桜花が亡くなり、安藤茂徳も窓ガラスに頭を打つ軽傷を負った」
正「……」
過去「しかしその頭へのダメージが脳自体の損傷にも繋がり茂徳は死亡した。脳挫傷ってやつね」
正「でもそれって茂君は悪くないんじゃ……」
清花「……その通りよ。でもね正君、私は誰より好きだったお母さんを亡くしたのよ?それも不慮の事故で。当然茂君のお父さんを恨んだわ
。でもその恨む相手がいないんじゃこの気持ちを誰かにぶつけるしかないと思った。だからその息子の茂君、あなたに怒りをぶつけることに
したの。わかった?」
茂「……」
正「そんな……」

事故の話を聞かされ正は驚きを隠せなかった。
清花の母親の死の真相。
そして清花の歪んだ思考。


134 : 時雨 :2014/11/10(月) 03:13:18 UWE7zSNc0

清花「今更そんなことはいいの。それより過去ちゃん。私の知らないことがあったわ。車に女性が乗っていたって?」
過去「茂徳の友人の知り合いだそうよ。家まで送る途中の出来事みたいね」
清花「そう……名前は分かる?」
過去「名前は月見里綛。つきみざとと書いてやまなしという珍しい苗字ね」
正「え!?確かそれって……」
清花「正君?」
過去「そうよ。二階堂家のメイド長ね」
清花「メイド長って……あの人が?」
過去「そう、ついでいうと安藤茂徳の友人は二階堂仁。礼ちゃんの父親ね。なかなか奇妙な縁があるみたいね」
清花「過去ちゃん。知ってたなら何で話してくれなかったの?」
過去「話す必要はないと思ったから。無駄に昔の話を掘り返す必要もないし。聞かれたら話してもいいとは思ってたけど」
清花「そうなんだ……今度話だけでも伺ってみようかな?」
過去「安藤茂徳は自営業をやってたみたいで二階堂仁から融資を受けさせていたみたい。同じ高校を出ているらしいからおそらくその頃から

の付き合いでしょうね。事故当日も茂徳はその二階堂仁と酒を飲んでたみたい。当時入りたてのメイドの月見里綛とは家が近いからって車で

家まで送ることにしたそうよ」
清花「それにしてもやけに詳しいわね」
過去「当時の新聞記事を読んだことあったから、清花さんの苗字を聞いたときその時の事故と関係があるか調べたからよ」
清花「流石の記憶力ね。おかげで知らなかったことまで知ることができたわ。ありがとう」
正「あの、だったら明日にでも綛さんを連れて来てもいい?」
清花「そんなことできるの?」
正「うん、礼ちゃんに事情を話せばできると思う」

多分暁ちゃんや奏ちゃんにもこの話は知られることになるかもしれないけど。

茂「おかしい……」
正「茂君?」
清花「どうしたの?」

拘束されている茂がぶつぶつ呟く。

茂「わからない……だけど何かがおかしい……」
清花「何をわけわからないこと言ってるの?ついにおかしくなっちゃった?」

清花は茂の肉棒を掴みしこり始めた。

茂「う……くぅ……!!!」
咲「お姉ちゃん……」
正「茂君!!」
清花「じゃあ正君明日は綛さんのことよろしくね。私は今日ここで泊まるから」
正「ごめん……茂君」
茂「気にするな……これくらいどうってことない」
清花「そんな余裕が何処まで続くかな?」
茂「あ……ああ……くっ!!」

またも寸止めされる茂。
その光景を背に咲と正は家に帰った。
正は思った。
清花はそれほど母が好きだったのか。
清花の母はどれほど清花を想っていたのか。
何が清花をそこまで動かしているのかと。

最終章 【中編】 完


135 : 時雨 :2014/11/10(月) 03:21:02 UWE7zSNc0
ということで次回後編で最後ということになります。
ちょっとくすぐり要素が所々少ない気がしてすまぬ。
全く無意味なm/sがちょいあったけど全く効いてないからいいよね!
何とかしてくすぐる状況に持っていくプロセスを大事にしたい。
そう思って書いております。
ここまで読んで下さった方は有難う御座います。


136 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/10(月) 17:34:20 j0uxCzF.0
乙です!

やっぱり一人だけ高校生だとボス感が違います(笑)

自分も奴隷にしてほしい


137 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/10(月) 22:52:24 eMOOYiSk0
茂羨ましいいい!
そしてあんなに我慢強い茂を屈服させる清花、凄いエロい


138 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/12(水) 19:03:54 BPuB8YXQ0
更新待ってました!
相変わらずうらやまけしからんですな!


139 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/16(日) 21:04:03 jO6VrJpA0
画像掲示板2に投稿してたMMDのf/mの人最近見ないなって思ってたらニコニコにいたのか
なんにせよ素晴らしい作品を作ってくださった…


140 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/17(月) 12:19:02 0uSIntQc0
>>139
あれはほんとすごかった…


141 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/17(月) 23:13:56 I1m0oKCY0
>>139
今見てきた。
素晴らしい。感動した。


142 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/25(火) 02:05:48 gryMuItM0
過疎ってんな


143 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/25(火) 14:13:30 xOn.3Jno0
だって誰も盛り上げようって気が無いもん
いくら話題振ってもスルーされてぼーっとSS待ってるROMだけしか居ないならそりゃ過疎る


144 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 00:55:29 c7DrESJc0
ある日、一条楽はとあるホテルの一室で下着一枚という格好で拘束されていた。全ては謎の女性と彼に少なからず思いをよせる女子たちの陰謀のためだった


145 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 00:56:22 c7DrESJc0
1話 小野寺春


楽「くそ!外れねぇじゃねーか!」
春「抵抗しても無駄ですよ?先輩…」
楽「は、春ちゃん!?」

部屋に入ってきたのは春だった。ホテルが暑いのか、薄着で姿を現した

楽「ちょうどよかった!なんか縛られてんだ…これ外してくれねーか?」
春「それは…できません」
楽「へ?」
春「今から先輩は私に調教されるんですから」
楽「お、おい春ちゃん…な、何わけわかんねーこといって……うお!?」

次の瞬間、春は楽の足下に座り込み、その足の裏に指を這わせた

楽「ぐ、あははは……は、春ちゃん…な、何すんだ……くひひひひ」
春「ほんとに敏感なんですね。私がお姉ちゃんに勝てるのはこれしかないから」

春は本格的に指を動かし始めた

楽「お、おい…あははははははははははははははははははは!やめろ〜はははははははははははははははははは!」
春「こう見えても昔からお姉ちゃんをくすぐってきたので自信はありますよ?」
楽「な、なんの自信……うははははははははははははははははは!」

しばらく春は楽の足の裏をくすぐる

春「大丈夫ですか?まだ準備運動ですけど…」
楽「一体……なんでこんなこと…」
春「それは言えません。女の子の秘密ですから。一条先輩はおとなしくしててください」

春はそう言うと楽の横に座り込む

楽「お、おとなしくって…っ!?」

春は楽の脇腹をツーっとなぞる

春「ここからが本番ですよ?一条先輩…いえ、楽先輩?」

春の10本の指が楽の身体を這い回る

楽「あ〜っはははははははははははははははははははは!や、やめろ〜!!」
春「ダメです、こちょこちょこちょ〜」

春の小さくて柔らかい指が楽の体中を駆け巡る。脇の下、脇腹、お腹…楽はひたすら笑い悶える

春「私…楽先輩に認めてほしいんです。だから、手加減は一切なしです」

春はその後も手を緩めることなく楽をくすぐり続けた。しばらくするとブザーがなった

春「もう終わりか…予想以上に早かったなぁ」
楽「ゼェ……ゼェ……は、春ちゃん、こ、これはどういう……」
春「教えません♪」

春は走って出ていった


146 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 00:57:22 c7DrESJc0
2話 宮本るり



楽「一体何がどうなってんだ……」

わけもわからず楽が動揺していると次のゲストが入ってきた

楽「み、宮本!?そ、それに何て格好してんだよ」

るりはスクール水着を着ていた。水泳部の練習に使うものなのだろう

るり「水泳部がこういうの来てたらおかしい?」
楽「いや、おかしくはねーけど…って!?」

るりは淡々と話しながら楽に馬乗りになる

楽「み、宮本まで!?一体これは…」
るり「こちょこちょ開始〜」

るりは全く耳を傾けることなく楽の脇の下をくすぐる

楽「ぎゃはははははははははははははは!!」
るり「ここが弱いのね?こちょこちょこちょ〜」

るりは淡々と楽の脇の下をくすぐり続ける。つついたり、指先でこしょこしょしたり、グリグリとツボを押さえたり実に多彩だ

楽「ひぃ〜っはははははははははははははははは!み、宮本!や、やめろ〜はははははははははははははははは!」
るり「じゃあもっとしてあげる」

るりはさらに脇腹や足の付け根もくすぐる。その眼鏡の奥にはサディストな目が光っていた

るり「そういえば、あんたの好きな人って誰なの?」
楽「は、はあ?な、なんでそんなこと……うひゃははははははは!」
るり「じゃあ体に聞いてあげるわね」

るりは再び細やかな手つきで楽の上半身をくすぐった

楽「や、ぎゃはははははははははははは!そ、そんなことで俺が……うははははははははははははははははははは」
るり「ま、嫌なら別にいいんだけどね」

楽はしばらくくすぐられ続けた。るりは楽が小咲を好きなのを知っていたので内心どうでもよかった。口実である

るり「そろそろ時間ね」
楽「み、宮本!これは一体どうなってんだよ」
るり「それは言えないわ。じゃあね」

るりは去っていった

楽「なんなんだよ…」


147 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 00:58:04 c7DrESJc0
3話 ポーラ・マッコイ


楽「み、宮本も春ちゃんも一体どうしちまったんだ?」

楽は何も理解できないままでいた。そして次なる刺客がやってきた

ポーラ「ふふん、次はワタシよ」
楽「ぽ、ポーラ?」
ポーラ「そうよ!泣く子も黙るホワイトファングのポーラ様よ!」
楽「ポーラ、一体これは…」
ポーラ「わ、私は別にあんたのこと何とも思ってないけど…ブラックタイガーにリベンジするためにあんたを利用させてもらうわ」
楽「だ、だから話が…っ!?」

ポーラは一瞬にして露出の大きなスパイスーツに着替え、そのまま楽に馬乗りになる

ポーラ「どう?魅力的でしょ?」
楽「そ、そういう問題じゃなくて」
ポーラ「隙ありよ!」

ポーラは楽の脇腹をくすぐった

楽「うひ!ぎゃはははははははははははははははははは!」
ポーラ「ほ、本当に敏感なのね。でもこれが好きなのよね〜」
楽「す、好きじゃねえへへはははははははははははははははははは!あ〜はははははははははははははははははは」
ポーラ「助けてほしかったら私のしもべになりなさい?」
楽「な、なにいって……ぎゃはははははははははははははははははは!」

ポーラのくすぐりが激しくなる

ポーラ「私はヒットマンよ?拷問術だって心得てるんだけどな〜?」
楽「ぎゃはははははははははははははははははは!あっはははははははははははははははははは」
ポーラ「強情なのね。じゃあこれは?」

ポーラは指先を絶妙に動かして楽を刺激した

楽「や、やめはははははははははははははははははははははははは!ぎゃはははははははははははは〜はははははは」

しかし、楽はポーラに屈さなかった

ポーラ「わ、私のこちょこちょ攻撃に耐えるなんて…じ、時間みたいね。今日は、こ、このぐらいに……しといてやるんだから〜」

ポーラは走って出ていった。プライドを傷つけられたのだろう

楽「なんなんだよ一体……」


148 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 00:58:41 c7DrESJc0
4話 鶇誠士朗①


楽「い、いい加減疲れてきたぞ」
鶇「まだまだ休めると思うなよ」
楽「げっ!?」

次に来たのは鶇だった。彼女もまた色っぽいスパイスーツを着ている

鶇「じ、ジロジロ見るな!バカ者!」
楽「そ、そんな格好で来るからだろ」
鶇「ふん、まあいい。そんな余裕があるのも今のうちだ」

鶇も楽に馬乗りになる。そして懐に忍ばせてあった羽と筆を取り出す

楽「お、おい…なんだそれ……」
鶇「素肌でこれを使われるとどうなるか…ん?素肌?…裸……はわわ」
楽「ど、どうした?」
鶇「うるさいわ!バカ者!ほ、本気で行くぞ」

鶇は顔を赤らめながら楽の上半身に筆と羽を這わせていく

楽「っ!!」(な、なんだこれ…ヤバい……)

楽は今までとは異質な刺激に力を入れて耐え忍ぶ

鶇「ほう…耐えるというのか。ならば遠慮はしないぞ」

鶇は羽を縦横無尽に這わせ、筆で楽の臍をやさしくほじくる

楽「ぎゃはははははは〜はははははは!く、くははははははははははははは」

突然の刺激の変化に楽はたまらず笑い出す

鶇「まだまだこれからだぞ」

鶇はさらに筆と羽で楽の脚や脇の下、首筋など念入りにくすぐりつくす

鶇「どうだ!私が身につけたくすぐり拷問術は!これで少しは私のことを…」
楽「な、何いってんだよ…うわはははははははははははははははははははははははは!や、やめろって〜!!」
鶇「やめるわけないだろバカ者!私の本気を見せてやるぞ」

鶇は道具を捨てて手をつき出す。とても細長い指、ある意味とても女の子らしいきれいな指だ。さらには爪もきれいに伸び揃っていた


149 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 00:59:25 c7DrESJc0
5話 鶇誠士朗②


楽「鶇、手はすげーきれいなんだな」
鶇「な、どういう意味だ!…まあいい、今から貴様はこの手に蹂躙されるのだ」

鶇は手をクネクネとうごめかせる。そして…

こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ…

楽「うわぁ〜っははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!ぎゃははははははははははははははははははははははははははは!」
鶇「実は前から貴様のことをこうしていたぶってやりたかったんだ」
楽「な、何いって…あ〜っははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」

鶇の指が楽の無防備なポイントをとらえては艶かしくうごめく

鶇「私は拷問術には自信があるんだ!」

どんな環境にいたんだよ…と楽は笑いながらツッこんだ

鶇「ほれ、なんとか言ってみろ!」

鶇は楽の脇腹や脇の下をツンツンとつっつく

楽「や、やめろ!ひひは…あひゃはははは……」
鶇「ラストスパートか」

鶇はひたすら楽をくすぐり、笑い狂わせた。これがヒットマンとしての力なのか。しかし、鶇はその後、大事なことに気づく

???「あれではただのいじめですわね」
鶇(そうだ、あれでは……)
???「私が手本を見せてさしあげますわ」


150 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 01:00:13 c7DrESJc0
6話 橘万里花①


楽(やべえ……そろそろ体力が……)

楽は度重なる女子たちのくすぐり責めにすでに精魂つきはてようとしていた。しかし、そんな楽を助けるほど現実はあまくなかった

???「うふふ…楽さま?ご機嫌よう」
楽「た、橘……」

次に現れたのは万里花だった。しかも彼女は下着姿だったからだ。上下、紫で異様に大人に見える

楽「橘…なんでそんな格好……」
万里花「今日は…本気で楽さまをオトしにいきますわ?」

そういって万里花は楽に抱きつく。柔らかい感触が楽を襲う

万里花「顔…赤いですわ?」

万里花はツーっと楽の横腹をなぞる

楽「っ!?」
万里花「うふふ……ここがよろしいのですか?」
楽「や、やめろ……た、橘……」

万里花は指1本で楽を悶えさせる

万里花「まだまだこれからが本番ですわ?…ふぅ〜っ」
楽「!?」

万里花は楽の耳に息を吹きかける。そしてそのまま身体を撫で回す

万里花「まずは楽様の体……じっくり調べつくして差し上げますからね」
楽「た、橘……マジで…そういう……うはっ……うぅ」

万里花は耳元でやさしくささやき、胸や脚を押し付け、愛撫を続ける。楽はすっかり恍惚な表情だ

万里花「楽様?私のモノになればいつでも味わえるのですよ…この感覚が」
楽「い、いつでも……?」
万里花「はい、楽様の望むように……」
楽「俺の望むように…?」
万里花「うふふ、私にその身を委ねてくださいませ?」

万里花は甘くじっと楽の目を見つめた。楽は頭がボーッとしてきたのだった

万里花「では、まずは……」
楽「……っ!?」

万里花の手は楽の首筋に伸びてきた。指先を使って楽の首筋にソフトな刺激を送り込む

楽「くっ……あははは……ふふは…」
万里花「我慢しなくていいのですよ?ほら、力を抜いて…」

万里花は再び耳に息を吹きかける

楽「う……あぁ…」

楽は万里花のテクニックですっかり骨抜きにされてしまった


151 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 01:01:01 c7DrESJc0
7話 橘万里花②


万里花「うふふ、これからが本番ですわ?ら・く・さ・ま♪」

万里花は楽の上半身をくすぐり始めた

楽「あ〜っははははははははははははははははははははは!うひゃはははははははははははははははははははははははは!」

度重なる愛撫や性技ですっかり感度が高まった楽にこれは耐えられなかった

万里花「どうですか、楽様?私のテクニックは」

万里花は脇の下や脇腹、お腹やあばらで指を踊らせる

楽「ぎゃははははははははははははははははははは!やめて!死ぬ〜!あ〜っはははははははははははは」
万里花「こしょこしょこしょこしょこしょ……」

万里花はやめることなくむしろ徐々にくすぐりを速め、楽に意地悪する

楽「ぎゃはははははははははははははははははははははははは!くすぐってぇ〜へへはははははは!」
万里花「私を選んでくださる気になりました?」
楽「な、何の話…うははははははははははははははははははは!」
万里花「ではもう少し楽しんでいただきますね?」

万里花はにこっと笑うと再び激しくくすぐる。楽は普段はドジでアホな万里花にこのときだけは戦慄した

万里花「あら、時間ですわね…今日のところはここまでですわ。続きはいつでも…楽様?ご機嫌よう」

万里花は服も着ずに出ていった


152 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 01:01:39 c7DrESJc0
8話 小野寺小咲①


楽「はぁ……はぁ……」
小咲「一条くん…つぎは私の番だよ」
楽「お、小野寺!?」

現れたのは小咲だ。彼女もまた動きやすい薄い格好をしている

楽「お、小野寺まで……一体どういう……っ!?」
小咲「おしゃべりは…ここまでにするね?」

小咲は楽の開かれた足の間に座り、ふくらはぎをなぞった。楽はビクッと震え上がる

楽「小野寺……」
小咲「一条くん……ううん、楽くん。行くよ?」

小咲は楽の足をサワサワと撫で始める

楽「くっくく……うはははははははは!」
小咲「楽くん、くすぐったい?」

小咲は太もも付近を中心に優しく撫で回したり指を立てたりする。楽は非常にもどかしい感覚だ

楽「あははは…ふふ、ひひはははははは……」(や、やべえ……小野寺にそんなとこくすぐられたら)
小咲「楽くん、鳥肌たってるよ?ここも弱いのかな?」

小咲は膝に手をおき、撫で回したりぞわぞわっと広げたり閉じたりを繰り返す

楽「あははははははは!や、やめて!くすぐったい!ひひひ……」
小咲「まだまだこれからだよ?次は……」
楽「あ〜っはははははははははははははははははははははははは!ぎゃはははははは!そ、そこは〜〜!」

小咲は楽の両足の裏に指を這わせていた。小咲は和菓子屋の娘で家業の手伝いなどで非常に手先が器用なのだ。くすぐるのもなんのことはない。さらに楽は足の裏をくすぐられるのが非常に弱かったのだ


153 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 01:02:19 c7DrESJc0
9話 小野寺小咲②


小咲「楽くん、足の裏が弱いの?じゃあ…」

小咲はカチャカチャと楽の拘束を外して、そのまま両足を脇に抱え込んだ

楽「お、小野寺!?うひゃはははははははははははははははははは!あっははははははははははははははははははは」
小咲「こちょこちょこちょこちょ……」

小咲は楽の足を抱えたまま器用にも両足の裏をくすぐり尽くす

楽「あ〜〜ははははははははははははははは!小野寺!足の裏は!?ぎゃはははははははははははははははははは!」
小咲「弱いんならここを集中攻撃だよ」

小咲はくすぐるのが楽しくなってきたのか喜びながら楽の足の裏を責めまくる。ときに掻いたり、ときに撫で回したりと刺激を変えてくるあたり、意地悪い

小咲「本当は脇の下とかもくすぐりたかったけど…仕方ないね。それはまた今度」
楽「わかった!あっはははははははははははは!わかったから!ひゃはははははははははははははははははははははははは」

楽は足を必死に逃がそうとするが小咲の指は絶対に楽を逃さない。抵抗する度に小咲の身体の感触が足を襲う

楽「ぎゃはははははははははははははははははは!あ〜っはははははははははははははははははははははははは」
小咲「楽しいね!あとちょっとだから我慢してね?」

小咲はニコッと笑うとそのまま時間まで楽の足の裏をかわいがり続けた


154 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 01:03:44 c7DrESJc0
10話 桐崎千棘①


楽「はあ……はあ……まじで……頭がボーッと…………」
千棘「もう休憩は終わったかしら?」
楽「ち、千棘……」

次の刺客は千棘だ。彼女もまた動きやすそうなラフな格好をしている

楽「千棘……くすぐっていいから理由を教えろ……」
千棘「潔いのね。いいよ?教えてあげる」

千棘は楽に馬乗りになって楽しそうに指をクネクネさせる

楽「お前って指は細いのな…」
千棘「ダーリンったら〜♪まだ立場がわかってないみたいね〜」

千棘は楽の身体にその指を這わせた。楽に一瞬にして刺激が伝わる

楽「っっ!?」(こ、こいつの指…めちゃくちゃスベスベしてるじゃねーか)
千棘「ダーリンは私にくすぐられたいのかなぁ?」
楽「ち、違……ひゃははは!」

千棘の指が楽の身体を撫でるだけでたまらなくくすぐったい

千棘「じゃあそろそろ本格的に行くわよ」

千棘は指をこちょこちょと動かす

楽「うわっはははははははははははははははははははははははは!ぎゃはははははははははははははははははは!」
千棘「ほ、ホント敏感なのね……でも手加減はしないわよ」

千棘は細長い指であばらや脇腹をくすぐっていく。普段は暴力的でガサツだがこのときばかりはまるで対極の指使いだった

千棘「こちょこちょこちょこちょこちょ〜」
楽「うわあはははははははははははははははははははははははは!くすぐって〜!ぎゃはははははははははははは〜」
千棘「さっきの見てたわよ?ダーリン…ここが弱いのよね?」

千棘は楽の足にまたがり、そのまま足の裏に指を這わせる

楽「やめ…あっはははははははははははははははははは!足の裏はマジでぇへへはへはひひひはははははは」
千棘「マジで楽しい?仕方ないわね〜」
楽「ひぃ〜〜〜〜〜」

千棘の足裏くすぐり地獄は続いた


155 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 01:04:25 c7DrESJc0
10話 桐崎千棘①


楽「はあ……はあ……まじで……頭がボーッと…………」
千棘「もう休憩は終わったかしら?」
楽「ち、千棘……」

次の刺客は千棘だ。彼女もまた動きやすそうなラフな格好をしている

楽「千棘……くすぐっていいから理由を教えろ……」
千棘「潔いのね。いいよ?教えてあげる」

千棘は楽に馬乗りになって楽しそうに指をクネクネさせる

楽「お前って指は細いのな…」
千棘「ダーリンったら〜♪まだ立場がわかってないみたいね〜」

千棘は楽の身体にその指を這わせた。楽に一瞬にして刺激が伝わる

楽「っっ!?」(こ、こいつの指…めちゃくちゃスベスベしてるじゃねーか)
千棘「ダーリンは私にくすぐられたいのかなぁ?」
楽「ち、違……ひゃははは!」

千棘の指が楽の身体を撫でるだけでたまらなくくすぐったい

千棘「じゃあそろそろ本格的に行くわよ」

千棘は指をこちょこちょと動かす

楽「うわっはははははははははははははははははははははははは!ぎゃはははははははははははははははははは!」
千棘「ほ、ホント敏感なのね……でも手加減はしないわよ」

千棘は細長い指であばらや脇腹をくすぐっていく。普段は暴力的でガサツだがこのときばかりはまるで対極の指使いだった

千棘「こちょこちょこちょこちょこちょ〜」
楽「うわあはははははははははははははははははははははははは!くすぐって〜!ぎゃはははははははははははは〜」
千棘「さっきの見てたわよ?ダーリン…ここが弱いのよね?」

千棘は楽の足にまたがり、そのまま足の裏に指を這わせる

楽「やめ…あっはははははははははははははははははは!足の裏はマジでぇへへはへはひひひはははははは」
千棘「マジで楽しい?仕方ないわね〜」
楽「ひぃ〜〜〜〜〜」

千棘の足裏くすぐり地獄は続いた


156 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 01:05:19 c7DrESJc0
12話 奏倉羽


楽「なんで俺がこんな目にあってるんだよ……」
???「ふぅ〜〜」
楽「おわぁ!?」

ぶつぶつグチっている楽の耳に息が吹き掛けられる。楽はこっそり近づいてくるのに気づかなかった

楽「ゆ、羽姉!」
羽「ピンポ〜ン♪」

現れたのは羽だ。いつもの部屋着を着ている。もっともそれ自体が露出が高く、楽には刺激的だが

羽「楽ちゃん、安心して?私が最後だよ」
楽「さ、最後……ってことは」
羽「うん♪私もくすぐるよ、楽ちゃんのこと」

羽はそういって指をくねらせる。細長く器用な指だ

羽「じゃあまずはどこからくすぐってほしい?」
楽「ど、どこも嫌に決まってんだろ」
羽「あ〜、楽ちゃん、生意気!…お仕置き♪」
楽「あ〜っっはははははははははははははははははははははははははははははは!ぎゃはははははははははははははははははは」

羽は楽の脇の下をつっついたり、脇腹をこちょこちょとくすぐる。幼少時代から楽をくすぐってきたために楽の弱点を知り尽くしている

羽「楽ちゃんの弱点はおみとおしだよ〜?こちょこちょこちょこちょ〜」
楽「あ〜ひゃはははははははははははははははははははははははははははははは!羽姉〜!ギブギブ〜あははははははははははははははは!」
羽「楽ちゃん、かわいいからや〜めない♪」

羽は指先を器用に駆使して楽の上半身を責め立てる

楽「ひぃあはははははははははははははははははははははははははははははは!ぎゃはははははははははははは」
羽「首筋とかも反応よかったよね〜?」

羽が楽の首筋に指を這わせると楽はぞくぞくした感覚に襲われる

羽「楽ちゃん、こしょこしょこしょこしょこしょ〜」
楽「うひひひはははははは……あははははははははは…」

羽は楽の耳元で言葉も使って満遍なく責める

羽「楽ちゃん…くすぐったい?」
楽「あははははははははははははははは!くすぐったいって…ぎゃはははははは……」
羽「楽ちゃん、気持ち良さそう(笑)」

羽は足下に移動する


157 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 01:06:20 c7DrESJc0
13話 奏倉羽②


楽「お、おい……羽姉?」
羽「楽ちゃんの足……たくましくなったね。あんなに小さかったのに…」

羽は楽の太ももやふくらはぎを撫で回す

楽「ひぃ……ぐくっ…はははははは」
羽「これだけでくすぐったいの?ふふ、かわいい」

羽はさらに指を立てて楽の足を撫で回す

楽「や、やめ……ひひはははははははははははは…」(やべ…)
羽「楽ちゃん、ちょっと意地悪しちゃうね?」

羽が次に狙ったのは足の裏だった。ピアノをひくように細やかな動きで楽の足の裏をくすぐる

楽「あぁ〜っっはははははははははははははははははははははははは!ぎゃあはははははははははははははははははははははははははははははは〜」
羽「相変わらずここが一番弱いんだね。クスクス」
楽「ぎゃはははははははははははははははははは!死ぬ!マジで死んじゃう〜はははははははははははははははははは!」
羽「もう!楽ちゃんったら…わがままばっか言うとこうだよ?」

なんと羽は楽の足の裏をくすぐりながら足を使って楽の上半身をくすぐり始めた

楽「ぎゃはははははははははははははははははははははははははははははは!あ〜はははははははははははははははははは」
羽「ふふ♪スリスリスリスリ〜?こちょこちょこちょこちょ〜」
楽「あ〜はははははははははははは!うわぁひゃはははははははははははは!あっひひひはははははははははははははははははは!ああああ〜〜」

楽は失神してしまったのだった


158 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 01:07:52 c7DrESJc0
最終話 ケツダン


楽「う……」
???「お目覚めですね?一条楽」
楽「お、お前は一体……」

楽の前にはいかにも怪しい格好をした女性がたっていた

楽「だ、誰なんだ、君は……」
???「私の正体など問題ではありません。それより、お決めになられましたか?」
楽「な、何を……」
???「とぼけるものじゃありません」
楽「ひぃっ!?」

謎の女性は楽の脇腹を撫でる

???「もっともくすぐりのテクニックが秀でた女性……あなたのパートナーです」
楽「どういうことだ」

女性は事情を説明した

楽「そ、それでみんな俺のこと…てか、そんなので決めるわけ……」
???「相変わらず優柔不断なのですね。しかし、次はそうはいきませんよ?」

女性は指をパチンっと鳴らす。すると先程の8人が一斉に再登場する

楽「み、みんな…」
???「ふふ、皆さん…さぞかしストレスやフラストレーションがたまっておいでですねぇ」
楽「ま、まさか……や、やめ……うわぁ〜」

楽の悲鳴は大きな大きな笑い声へと変わる。8人が楽の身体をくすぐり始めたからだ

???「早く答えを出さないと……女の子は怖いですからねぇ?」
楽「あ〜っはははははははははははははははははははははははははははははは!ぶひゃはははははははははははははははははは!ぎゃ〜はははははははははははははははははは」
???「もっとも…一人を選べば残りの7人が何をしでかすか想像に難くないですけどね」

そういうと女性は姿をくらませた

楽「あ〜はははははははははははははははははははははははははははははは……」

楽は答えるも地獄、答えないも地獄のくすぐりの刑を受け続けた。失神するまで…

春「あれ?」
小咲「どうしたの?春…」
春「そういえばさっきから風ちゃんを一度も見てないような……」
ポーラ「どっかでデートでもしてんじゃない?」

???「ふふふ…」


159 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 01:10:06 c7DrESJc0
連投失礼しました

初めての方にもとプロローグと設定をつくってたのですが、コピペの際にミスって一部消してしまったのでもう省きました

次の執筆予定は未定です


160 : くすぐり好きの名無しさん :2014/11/29(土) 08:25:47 3O5UuU320
11話もないし無茶苦茶ですぜ


161 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/01(月) 22:24:23 x2i0lpAg0
すみません、1レスに入れられる文字数の上限ってどれくらいかご存じの方いらっしゃいますか?


162 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/02(火) 18:05:17 MfTgdx4s0
ぱっと見一番1レスが長かった>>133で53行、おおよそ900文字くらいっぽい
あんま長くても読みづらくなるかも知れんし600〜800の改行含む最大50行くらいを目安にするといいんじゃない


163 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/02(火) 19:54:24 ynQ7d4vw0
>>162
ありがとうございます!
参考にさせていただきます


164 : 9 :2014/12/04(木) 00:05:40 Ygrg.OvE0
 ここは次元の狭間、どんな国の地図にも載っていない隠された場所―――――
その名も、亜空間トーチュラ。
 普通の人間は一生その存在を知ることすら許されないその暗黒の世界に、ただ
一つ異様な存在感を放ちながらそびえたつ巨大な黒い城があった。その城こそ、
40年の長きに渡って飽きることなく世界を征服せんと侵略活動に励んでいる悪の
親玉、モナルカ総帥の牙城、カストロ城である。
40年といえば国の2つや3つ、いやせめて香川県くらいの面積だけでも征服できて
然るべきなのではと感じられる期間であるが、このモナルカ総帥を始めトップを占める
幹部たちの類まれなるポンコツっぷりのおかげで今のところ地球は1ミリ平方メートルすら
悪の組織の手に落ちることなく平和を保っており、いつまでたっても居場所を得られない彼らは
こんな別空間まで作り出して省スペースに努めるはめになっていた。

城の最上階にある謁見の間では、今日もモナルカ総帥は自らの無能ぶりを棚に上げ、
使えない部下たちと進まない世界征服にイライラとしながら、忙しなく自分の玉座の周辺を
歩き回っていた。

「クソッ!!!デボレ将軍め、まんまとジャスティスボーイにしてやられおって!ペネ参謀も、
先の作戦が失敗してから姿をくらましてしまった・・・。この組織には無責任な役立たずしか
おらんのか!!!」

お気に入りの杖をぶんぶん振り回しながら地団駄を踏み、それでも気が収まらずに部下たちの
体たらくを嘆くモナルカ総帥。先週の健康診断で注意された血圧がガンガン上昇していくが、
それを諌めてくれるものはこの場にいなかった。

「もうっ!!またシティワークで求人せにゃならんではないか!魅力的な勧誘文句を考えるのも
ラクじゃないっちゅーに・・・・それに、最近の若いもんはみーんなガッツが足らん。ゆとりかさとりか
知らんが、ちょっと気に入らんことがあるとすーぐ辞めていきおる・・・」


165 : 9 :2014/12/04(木) 00:10:06 Ygrg.OvE0
 悲しげに一人ごちながら、暴れるのにも疲れてきたモナルカ総帥はどすんと玉座に腰を下ろした。かつては
自ら敵地へ赴き、ヒーローたちとやるかやられるかのバトルを繰り広げていた彼も、老いていくにつれて体力が
持たなくなり、最近は城の中に籠りがちで、ヒーローとの戦闘は部下に任せて自分は生活習慣病の恐怖と戦う
毎日を送っている。寄る年波には勝てない。モナルカ総帥は過去の栄光をまぶたの裏に描き、聞いてるこちらが
切なくなってくるような溜息を吐いた。

「はぁ・・・昔はよかったなぁ・・・」

そのとき、彼しかいないはずのだだっ広い謁見の間の高い天井に、甘く美しい女の声が響いた。

「あら、今だって十分ステキでしてよ?」

面食らったモナルカはバッと上体を起こして周囲を見回したが、人どころか、ネズミ一匹の影すら見つけることはで
きなかった。

「だ、誰だ!?どこにいる!?」

「ここですわ。モナルカ総帥・・・、驚かせてしまって申し訳ありません。わたくし、先日自主退職されたペネ参謀の
秘書として働いておりました、ソレティコでございます」

誰もいなかったはずの玉座の右側から突如現れたのは、漆黒でありながら虹色の光沢を放つ不思議な黒髪を
腰まで伸ばした、妖艶な女であった。ソレティコと名乗ったその女はしなやかな動作で総帥の足元に傅くと、
総帥の皺だらけ手を取ってその甲にうやうやしくキスをした。

「ソレティコ・・・?聞いたことがないな。それより貴様、なぜここにおる。ここはわしと孫のカッツォ以外立ち入り禁止であるぞ」

「もちろん存じております。しかし先ほどの総帥の悲痛な叫びを聞いてしまい、いてもたっても居られず・・・。総帥様、
よろしければ次のジャスティスボーイ討伐作戦、指揮はこのソレティコに取らせてはいただけないでしょうか?」

「何っ!?貴様、立ち入り禁止の間に突然現れたと思えば、女のくせにそのようなおこがましい・・・っ!
恥を知れっ!!!」

総帥はバッと手を振り上げソレティコを払いのけようとしたが、ソレティコは逆に総帥の手を握っていた手に
ぎゅっと力を籠め、自分の胸元へぐいと寄せた。自然、枯れて久しいとはいえ心はまだまだ現役のモナルカ総帥の
目が、ソレティコの豊満な谷間へ吸い込まれる。


166 : 9 :2014/12/04(木) 00:28:56 Ygrg.OvE0
「あぁっ、どうかお怒りにならないでくださいませ!・・・実は、私も最近のデボレ将軍やペネ将軍の生ぬるく、
前時代的な征服活動には歯がゆさを感じていたのです。あの方たちのやり方はまるで中学校運動部の
熱血コーチと同じですわ。古きを温め新しきを知るならいざ知らず、いつまでも古典的な作戦と無駄な戦力で
真正面から叩きに行くだけのゴリ押し戦術で、口を開けば精神論ばかり・・・。やる気と気合だけで征服活動が
進むなら、世界はとっく松岡○造氏の手に落ちていますわ」

「ふ、ふむ・・・。しかしだな、一個の作戦を実行するには莫大な金が必要であってな、スポンサーに出資を要請する
にあたって、その作戦の指揮者が突然女で、それもついこのあいだまで秘書をしていた者となると、まずスポンサーの
承諾が得られん・・・」

「うふふ。大丈夫ですわ総帥」

ソレティコは淫靡にほほ笑み、総帥の言葉を遮る。

「何?」

「ペネやデボレとは違いますもの・・・。わたくしの作戦には、爆薬も、戦車も、巨大ロボも、改造モンスターも
改造モンスターを終盤で巨大化させるための薬も必要ありませんわ。必要なのは戦闘員が数人と、クロロホルムと、
ちょっとしたお部屋と、・・・・・・だけですわ」

「ばかな!?それだけでよいのか?信じられん・・・それに、最後のはいったい何に役立つというのだ?」

「うふふ・・・敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。私たちは私たちの敵、ジャスティスボーイのことはよく
知っていますが、その後ろにいる組織のことは全く知りませんわよね?」

「う、後ろの組織とは・・・なんだ?」

ソレティコはうっそりとした笑みを浮かべ、総帥の目をまるで凪いだ湖のような底知れない瞳で見つめると、
淡々とした口調で説明を始めた。

「ジャスティスボーイはじめ、私たち悪の組織が今まで相手にしてきた様々なスーパー戦隊、仮面ライダー、
そして少年ヒーロー・・・彼らは確かに強力ですが、けっして幼いころから地球を救うために訓練された戦士などでは
なく、普段はごく普通の学生やフリーター、ニート、ヒモといった社会的には低〜中級ヒエラルキーに属するもの
として生活しているということは、総帥様もご存知ですわよね?」

「あぁ・・・」

「そんな彼らがどうして我々と相対するときのみ、チョッカーを始めとする日常的に鍛錬を積み重ねた屈強な
兵士たちを簡単に蹴散らしてしまう、あの鬼神のごとき力を手に入れるのか・・・」

「それは、奴らが生まれて持った正義の力が悪と戦うために覚醒して・・・」

「総帥・・・。残念ながら、それは違うのです。こちらをご覧ください」

ソレティコは痛ましげに柳眉をひそめるとどこからかタブレット型コンピューターを取り出し、何枚かの画像を
モナルカ総帥に見せた。

「こっ、これは・・・」


167 : 9 :2014/12/04(木) 00:32:09 Ygrg.OvE0
それはこれまでの歴代ヒーローたちの戦闘シーンの画像であった。つい最近のヒーローから、まだ総帥が若く
血気に溢れていたころに刃を交わしたなつかしいヒーローの画像もあった。それらの画像は全て戦闘中で、
被写体、つまりヒーローたちが攻撃をよけたり逆に攻撃を仕掛けたりしているときのおかしな体勢を、おかしな角度、
それもおもに背面から撮った奇妙な写真であった。
モナルカは他のものが見れば単なる失敗写真の山にしか見えないそれらの画像の中心に、共通してあるものが
存在していることに気が付いた。

「これは・・・、まさか、製造番号か・・・?」

画像の中心は、いずれもヒーローたちが身に着けているスーツの様々な場所、腰の後ろや、足の裏、首の後ろなど
に記された不可思議な英数字の列であった。不規則な文字列の下2ケタが古いヒーローから順に連番になっている
それらは、家電のラベルなどによく書いてある製造番号、シリアルナンバーの表示によく似ていた。
しかし、さらに信じがたい文字列が、そのナンバーの上にはあった。

「TOEI社製・・・パワードスーツ?い、一体どういうことなんだこれは・・・!?」

「つまり、彼らの力の源は正義の心とかそういう非科学的なものではなく、このTOEIという会社が製作した
パワードスーツによるものであり、さらに言えばこのTOEIは普段は重機なんかを作っている普通の会社です」

「そんな・・・じゃあ、今までわしが戦ってきたのは・・・」

「超高性能なスーツを着た、普通の若者たちです・・・もっというと、おそらく、アルバイトの」

「あぁ――――――――――――ッ!!!」

モナルカ総帥は悲痛な叫び声をあげると、玉座から転げ落ちてべしゃりと床に泣き崩れた。

「そ、総帥!お気を確かに!!」

「そんな・・・バイトだなんて・・・今までのわしの人生は・・・」

涙を流しながらうつろな瞳で床を見つめる総帥の肩を、ソレティコはそっと抱いた。

「総帥・・・悲しまないでくださいまし。私が独自に調べましたところ、TOEIは秘密裏にパワードスーツという
超ハイテクノロジーを有しているだけの、機器製造の会社に過ぎないことがわかりました」

穏やかに、しかし力のこもった声で語りかけながら、ソレティコは総帥の目を覗き込んだ。

「つまり、TOEIにパワードスーツを発注し、それらをアルバイトで雇った若者たちに配り戦わせていた、
我々を長きに渡ってコケにしていた非人道的な正義の組織が存在するということなのです」


168 : 9 :2014/12/04(木) 00:35:04 Ygrg.OvE0
「お、おぉ・・・」

「今回の私の作戦は、ジャスティスボーイをとらえて拷問にかけ、その組織の情報を吐かせることを目的として
おります。もちろん相応の時間はかかると思いますが、このように段階的に作戦を進めていけば、いずれは必ずや
奴らのしっぽを・・・」

「素晴らしいッ!!!わかったソレティコ、お前ほどの切れ者は今まで我が軍にいなかった。女だからと
見くびったことを詫びよう・・・今作戦の全指揮を、お前に任せる!」

涙や鼻水で顔を汁まみれにした総帥は、ソレティコの肩を力強く掴んでそう宣言した。それが長年信じて
いたものやプライドを挫かれた老いぼれの、半ば捨て鉢の采配であることは誰の耳にも明らかであったが、
目論みがかなったソレティコは、総帥の視界をぼやかす分厚い涙の膜の向こうでにやりと妖しく口角を上げた。


169 : 9 :2014/12/04(木) 00:40:24 Ygrg.OvE0
のどかな秋の夕暮れ、カラスが西の空をカァカァ飛び回るさまを眺めながら、近所の公立中学校に通う永田裕樹(ナガタユウキ)、
またの名を正義の少年ジャスティスボーイは、ぼんやりと通学路を歩いていた。
裕樹は成績は中の上、運動神経は十人並み、好きなものはゲームと漫画、得意なことは書道とオセロという、
ごくごく普通の中学2年生だ。特に正義感が強いわけでもなく、ジャスティスボーイになったのは部活にも
入っていなくて暇だったのと、スマホのゲームに課金する金が欲しかったからである。
月1〜2くらいでやってくるみょうちきりんな戦闘員たちとそのリーダーっぽい怪物を、めちゃくちゃな強さが
手に入るスーツを着てやっつけるだけで毎月5万円も貰えるんだから、こんなにおいしいバイトはない。
バイトヒーローの先輩によると、月給はヒーローの年齢によって変わってくるそうで、20歳超えくらいになると
月に12万くらいもらえるらしいが、中学生の自分があんまりたくさんお金を持つのは怖いし使い道もないので、
特に不満もなかった。

「っおーいトッシー!!やっほぉ〜」

「ちょぉ〜い何で昨日体育館裏来なかったーん?来いっつったべ俺?なぁ、オイ!!」

「や、だって、ムリでしょ、10万とか、持ってないし」

「はっ?ムリって何?イミフなんですけど。前は5万くれたべ?」

「や、だから、あれは、お年玉貯めてたやつだって、」

「知らねー!俺は10万っつったじゃん!10万ちょーだぁい、おねがぁいトシちゃ〜ん」

騒がしい声が聞こえてくる方に顔を向けると、公園の公衆便所の裏で、同じクラスの金鶴俊雄(カナヅルトシオ)が
複数の不良に絡まれているところだった。わかりやすくカツアゲだったので、裕樹は巻き込まれないうちにそそくさと
その場を離れた。
パワードスーツは例のおかしな格好の悪の組織とかいうやつらにしか使ってはダメと契約の時に言われているので、
あれを着て一般人と戦ったりするとクビどころか目玉が飛び出るほどの違約金を払わなければいけないのだ。
したがって、スーツが無ければてんで裕樹に金鶴を助けることはできない。それに、金鶴は普段から
不細工のくせにアニメのクールなキャラクターを真似したようなしゃべり方をしたり、わざとらしい無気力な発言で
クラスメイトをイラつかせたりしていたので、特段かわいそうだとも感じなかった。


170 : 9 :2014/12/04(木) 00:42:46 Ygrg.OvE0
「キャア―――――――!!!助けてぇ、怪人ッ、怪人よォ―――――――ッ!!!」

突如住宅街の方から、絹を裂くような女の悲鳴が裕樹の耳に届いた。どうやら女の人が怪人に襲われているらしい。
いつもはどこかもう少し遠いところに怪人が現れて、組織の人から電話をもらってからタクシーなんかを拾って
出動するのだが(もちろん、交通費は経費で落ちる)、今日は組織よりも早く怪人を発見してしまったらしい。
珍しいこともあるものだと裕樹は思った。

住宅街へ走っていくと、現場はすぐに見つかった。綺麗な黒髪の女の人が、数人のチョッカ―に囲まれて
おびえているところだった。怪人は見当たらない。
なぜかは分からないが、女の人を助けるのなら今がチャンスだ。裕樹は鞄に入れていた変身ベルトで素早く
変身すると、チョッカ―達をあっという間に蹴散らした。

「怪我はないですか!?もう大丈夫ですよ・・・お姉さん?」

周囲のチョッカ―はすべて倒したというのに、女性は地面にうずくまったまま立ち上がろうとしなかった。

「お姉さん、大丈夫ですよ。敵はもう全員やっつけた・・・ムグッ!?」

裕樹、いや正義の少年ジャスティスボーイが屈み込み、女性の肩に手を置いた瞬間、女性はバッと顔を
上げたかと思うと、ジャスティスボーイの口元に素早くハンカチを押し当てた。

「ンぐぅッ!ふっ、く・・・」

ジャスティスボーイは女性の腕から逃れようともがいたが、ハンカチの甘い香りを三度も吸い込むと、
強烈な眠気に襲われた。まぶたは重くなり、意識が今にも飛んでいきそうになる。

「うふふ、言ったでしょ?怪人が出た、って・・・」

意識が暗転する直前、ジャスティスボーイは夜の湖面のような、昏い瞳を確かに見た。


171 : 9 :2014/12/04(木) 00:45:57 Ygrg.OvE0





「うぅッ・・・ここは・・・」

ジャスティスボーイが深い眠りから目覚めると、そこは見知らぬ部屋の中だった。広さは八畳くらいで、
薄暗くて窓はなく、唯一正面にドアがあるだけの簡素な部屋だ。

「あっ?これはっ!?」

ジャスティスボーイの両手は、手錠で一つに束ねられ、さらに天井から伸びた鎖によってつるされる状態に
なっていた。驚いて一歩前へ踏み出そうとしたが、両足はそれぞれ床に固定され、肩幅くらいに開いた
状態から全く動かせなくなっていた。
部屋の中にはタンスや机など生活感を感じさせる家具は一切なく、何故か右側の壁が一面鏡張りになっていて、
左側の壁には端から端まで手すりのようなものがついていた。それらの奇妙さに加え、そもそも両手両足を
固定している拘束具がどう見ても備え付けであるところから、この部屋が普通じゃない、もっというととても物騒な
目的で作られたということが、中学生の単純な脳みそにもすぐにわかった。

「な、何でこんな・・・。僕は家に帰る途中で、悲鳴が聞こえたから変身して、お姉さんを助けて、それで・・・」

この非常事態に陥った経緯を何とか把握しようとジャスティスボーイが頭をひねっていると、突然、部屋の
照明がパッと点けられた。そしてガチャリとドアノブが回り、開いたドアの隙間から見覚えのある顔が入ってくる。

「お目覚めね、ジャスティスボーイ。ご気分はいかがかしら?」

「あっ、あなたは・・・!」

入ってきた人物の顔を見て、ジャスティスボーイはマスクの下で目を見開いた。抜けるように白い肌、
整った顔、そして何より、胸のあたりまで豊かに流れるあまりにも美しい黒髪。それは紛うことなく、
あの時ジャスティスボーイがチョッカーたちから助けた女の人であった。
ワナ。
その二文字が頭の中にパッと浮かび上がった瞬間、ジャスティスボーイは自分の顔からサァッと血の気が
引いていくのがわかった。

「ふふ、びっくりさせちゃったかしら?ごめんなさいね、手荒なことして。少しだけ、あなたとお話がしたかったのよ」

「・・・っ!!!」

「ねぇ、あんまり緊張しないで?あなたを雇ってる組織のことを、ちょっとだけ教えてくれるだけでいいの」

ジャスティスボーイ、いやただの中学2年生永田祐樹は、恐怖のあまり口をきくこともできなかった。
絶対安全と先輩から聞いていたバイトで、今までも先輩から聞いていた通り危険な事なんて一度もなかったのに、
自分は騙されて、突然つかまって、こんなどこかもわからない部屋に閉じ込められて―――――。一体これから
どんな目に合わされるのか、そんなことすら考える余裕がなかった。疲れてもいないのに、息が上手に吸えなくなる。

「っヒー・・・ッ、ー・・・ッ、た、助けて・・・!」

今にも消えてしまいそうな掠れ声で、裕樹はそれだけ言うことができた。それを聞いた途端、女の人はそれまで
浮かべていた微笑みをふっと消し、失望したような、つまらなさそうな顔になった。


172 : 9 :2014/12/04(木) 00:49:22 Ygrg.OvE0
「あぁ・・・。ほぼ確信はしてたけど、あなたたちほんとに『形だけ』なのね・・・。普通少年ヒーローって言ったら
こういうとき、ふざけるな!とか、とっととここから出せ!とか噛みついてくるものじゃない?こんな正義の心どころか
反骨精神のかけらもない反応されると、モナルカ総帥でなくともがっかりしちゃうわ」

「・・・ッ??」

「ねぇ、悪を憎む気持ちとか、世界を守りたい気持ちとか、そういうのあるの?ボク・・・?」

「・・・ぼっ、ぼくは・・・」

女性はその美貌に憂いを湛え、カツン、コツン、とヒールを鳴らしながらゆっくり裕樹に歩み寄ってきた。
裕樹は恐怖でぐちゃぐちゃの頭を必死に回転させて、何と答えるべきか考えた。女の人は自分に、小さい
子供向けのアニメに出てくるようなヒーローっぽい姿勢を期待しているようだったが、だからといって本当に
反抗的な態度をとったら、どんな目にあわされるかわからない。ここはとりあえず従順に、本心を話すことにした。

「僕は、先輩から教えられて・・・、先輩がもう辞めるから、お金が楽に稼げるからって言うからやり始めて・・・!
全然、怪人とかチョッカ―とか全員倒そうとか思ってなくて、・・・っごめんなさい!今まで怪人とかチョッカ―
とかいっぱい倒して、あ、あなたの仲間を、ごめんなさい!許してください!!」

「・・・。言ってることがメチャクチャ・・・。あんまり頭も良くないのね。とりあえず、あなたは先輩の紹介で
ジャスティスボーイになったのね?いつもそうして代替わりするのかしら・・・」

青い顔で許しを請う裕樹の顔を見ながら、女は独り言のようにぶつぶつ言った。そこで初めて裕樹は恐怖以外の
感情を―――――観察するような目で、両手両足を伸びきらせた間抜けな恰好を見つめられることに対する羞恥心と、
たった今言われた「頭も良くない」という言葉に対する怒りを覚えた。

「あ・・・っ、あなたは誰なんですか!?」

恐怖・羞恥・怒り・・・さまざまな感情が入り混じった興奮状態で、ところどころ声を裏返らせながら、裕樹は
女に怒鳴りつけた。

「あら、やっと余裕がでてきたみたいね?私はソレティコ。あなたが今までコテンパンにしてくれた怪人やら
チョッカ―たちが所属してる組織の・・・そうね、幹部ってところかしら?」

「ここはどこですか?何で、僕を捕まえて・・・どうするつもりだっ?!」

「やだ、質問が多すぎるわ。大体、最後の質問の答えは、最初にもう言ったはずよ」

「・・・っ、・・・・・・」

何とか虚勢を張ったものの先ほどの醜態の後では何の意味ないようで、女性、ソレティコの裕樹を見る
冷たい目は変わらなかった。それどころか投げつけた質問にもろくに答えてはくれず、裕樹を捕えた目的は
最初に言ったという。しかしついさっきまで怯えきってパニックに陥っていた裕樹がソレティコの言葉を細部まで
聞いていたわけもない。建前としてはこれ以上敵に弱みを見せまいと(本音では、美しいソレティコにこれ以上
失望されたくなくて)、裕樹は必死にソレティコの言葉を思い出そうとしたが、聞いてなかったものは思い出しようも
ない。裕樹はいろんな感情で顔を赤くしたまま黙り込むしかなかった。

「わからないのね・・・。いいわ、もう一回言ってあげる」

「・・・」


173 : 9 :2014/12/04(木) 00:54:54 Ygrg.OvE0
「今、あなたにこんなことしているのは別に復讐なんかがしたいわけじゃないの。ただ、あなたをバイトとして
雇っている組織のことをちょっとだけ・・・教えてほしいのよ」

「えっ・・・」

それだけでいいの、と喉まで出かかったが、これがそんなに簡単な問題ではないことに裕樹はすぐに気付いた。
裕樹がこのアルバイトを先輩から引き継いだとき、バイトの組織の大人の人が出してきた書類にサインして、
いくつかのことを約束させられたのだ。
一つめは、怪人やチョッカ―以外と、パワードスーツを着て戦ってはいけないということ。
二つめは、怪人出現時の呼び出しにはどんなときでも応じること(ただし冠婚葬祭は除く)。
そして三つめは、組織やスーツのことを、誰にも話してはいけないということ。
これらの約束事を破った場合裕樹には、新築一戸建てが2〜3件は買えてしまうくらいの金額の賠償請求が
されることになっていた。
もちろん裕樹には払えないし、父は普通のサラリーマン、母はパートというごくごく中流の一般家庭である
永田家にそんな財産はない。もし今秘密をしゃべって助かったとしても、組織にそのことがバレたら
罰金を払わされて、永田家はこの後永遠に借金に苦しまされることになるだろう。
ドラマで見た闇金取り立てのヤクザや、夜逃げして路頭に迷う自分たち一家が、金融に関する知識に疎い
裕樹の脳裏にありありと思い浮かんだ。

ダメだ。話すわけにはいかない―――――。

「い、いやだ!絶対に言わない!言うもんか!!」

裕樹がそう怒鳴ると、ソレティコはニッコリと笑みを浮かべて裕樹のすぐ横まで歩み寄って、裕樹の体を
人差し指で軽くなぞり始めた。

「あらぁ、意外ね・・・はじめはすぐしゃべっちゃうと思ったのに。でもおかげで、アレを使う機会がはやく来そう」

「・・・っ!・・・・・・」

へその下から首の下までゆっくり、くるくると円を描きながらなぞり上げられる。その途中で指先が右の
乳首を掠め、思わずビクリと反応してしまう。恥ずかしさと屈辱に、再び顔中が熱くなった。

「ふふ、ウブなのね・・・。それでいてとってもビ・ン・カ・ン・・・最高だわ」

ソレティコは右手の指で裕樹の薄い胸板を撫でまわしながら、左手の指をパチンと鳴らした。
すると、先ほどソレティコが入ってきた正面のドアがバタンと乱暴に開かれた。

「入ってきなさい、Tik-001」

ドアから現れたのは、裕樹よりも少し背が高いくらいの、人型のロボットだった。人型と言っても人間と
同じ四肢を持っているというだけで、四角い鉄の箱を組み立てただけに近いそのフォルムには
およそ生物らしい丸みは見当たらない。胸のあたりが不自然に出っ張っていて、頭からバサバサと髪の毛らしき
繊維が垂れ下がっているので、もしかしたら女性を模しているのかもしれない。

「さぁ初仕事よ、Tik-001。この子の後ろに行ってちょうだい」

Tik-001と呼ばれた不気味な女型(?)ロボットは、ガシャン、ガシャンといかにもロボっぽい音を立てながら、
ぎこちない二足歩行で裕樹の背後に回った。
けして優秀ではないがそれほど馬鹿でもない裕樹には、既にこのロボットの役割が理解できていた。
どう考えても、拷問用のロボである。これからソレティコによる尋問が始まって、NOと答えるたびにきっと
とても痛い目に遭わされるのだ。
しかしそれでも家族のため、自分の将来のため、そしてよくよく考えてみれば世界の平和のため、たとえ
この口が裂けようと秘密をしゃべるまいと裕樹は固く決心した。

「さて、それじゃあもう一度聞くけど・・・あなたたちの組織について知っていることを全部教えてちょうだい。
そうね、まずは・・・あなたの直属の上司はなんて人?」

「・・・・・・」

「そう、言わないのね。いいわ。そうでなくっちゃ、この子の出番がないもの・・・やりなさい。Tik-001」

『OK、マすたーソレてぃコ』

いかにもな合成音声で答えたTik-001はキュイーン、ガガ、ピー、ギュワギュワギュワと音を立て、何らかの
動作を開始した。
裕樹は恐怖に耐えかねてぎゅっと目をつぶり、いつ鋭い痛みがこの身を襲うのかと体を固くした。

『ターゲッとホ捉しまシタ、目標ワキノ下、クスぐりを開始しマス』


174 : 9 :2014/12/04(木) 01:04:56 Ygrg.OvE0
「・・・えっ」

予想外の言葉を耳にした裕樹がパッと目を見開いた瞬間、ロボットの十本の無骨な指が裕樹の丸出しの
腋の下に襲いかかった。

『こちょコチョこちょコチョこちょ〜』

「ぶひゃっ!?何々っ!?何でェ!?ひゃははははッ!!!」

思いもよらなかったくすぐり攻撃に裕樹は瞠目し、そして文字通りおなかをよじって笑い悶えた。
裕樹が身に着けているパワードスーツは、強い衝撃を与えるとその箇所に膨大な量の炭素が凝集し、
一瞬だけダイヤモンドと同じ硬度を生み出すという超特殊繊維を使用しているため斬撃や打撃には
めっぽう強いのだが、通常程度のタッチであればその感覚を普通に通してしまい、さらに軽量化のために
かなり薄く作ってあるので、くすぐりには全く耐性がないのである。

「そのスーツのこと、調べさせてもらったわ。あなたや、あなたの先輩たちの戦いぶりを見て・・・どんな攻撃が
効かないのか、どういう性質があるのか・・・仕組みまでは分からなかったけど、衝撃や電撃は通さないこと、
それと決して触覚をシャットダウンしているわけではないことは分かったの。それだけでも十分だわ・・・痛いだけが
拷問じゃないものね?」

「い゙やははははははッ!!!やめでぇっ!やめでぇ〜〜〜〜ッ!!!」

「もちろんいいわよ。あなたのヒミツを教えてくれたらね」

「いやだぁ〜〜〜ッ!!!ぶひゃあっ、あぁ―――――!!!」

『コチョこちょコチョこちょ〜』

くすぐりは見た目の地味さに反してとんでもない破壊力を持っていて、裕樹は一秒でも早くこの苦痛から
解放されたくてたまらなかった。が、かといって秘密をばらしたその後に待つ借金地獄への恐怖に勝つことも
できずただ笑い声とも叫び声ともつかない奇声を張り上げることしかできなかった。
ワキの下を絶妙な力加減でほじくられるくすぐったさに耐えられず裕樹は必死に体を左右に振ったり
ひねったりして、腋下を襲うロボットの指から逃れようとしたが、どんなに激しく体を動かしてもロボットは
ぴったりと裕樹の動きについてきて、全く変わらない速度でワキをくすぐり続けた。

「どう?辛いでしょ?言いたくならない?言えばすぐにおうちにかえしておげるわよ・・・?」

「ヴゥ〜〜〜〜っ、ふぐぅ〜〜〜〜〜っ!!!」

ソレティコの甘い毒のような囁きに、裕樹は頭を横に振って応えた。

「そう・・・残念ね。Tik-001、ポイントを追加しなさい」

『OK、マすたーソれてィコ。ぽいントを追カしまス。目標ワき腹、くすグリを開始しマス』

そして背後でまた先ほども聞いた機械音が聞こえたかと思うと、裕樹のわき腹に更に二本の機械の手が
襲いかかった。

「びゃははははぁッ!!!ア゙ァ―――ハハハァッ!!!じぬっ、死ぬゥ―――――!!!」

裕樹はくすぐりから少しでも逃れようと必死に体を上下左右に可能な限り動かした。しかし可動域がせいぜい
4,50cm程度の逃避行動に意味などあるわけもなく、機械の指は裕樹のわきの下とわき腹にぴったりと
くっついてきて、中学生の敏感な肌を密にくすぐった。

「ねぇわかる?あなたいますっごい顔してるのよ?ほら、見て・・・」

ソレティコが裕樹の左肩を掴んで引き寄せると、Tik-001も合わせて動き、裕樹の体は右に少し回転させられた。
むりやり向けられたその先には大きな鏡があり、裕樹はいやでもぐしゃぐしゃに顔を歪ませながらくねくねと
滑稽な動きをする自分の体、そしてその中心でどういうわけか勃起してスーツにもっこりと浮き上がった
恥ずかしい膨らみを目の当たりにすることとなった。

「ギゥ〜〜〜〜っ、ぐふぅ〜〜〜〜〜っ!!!」

なんとかくすぐったさを我慢して声だけでも抑えようとするが、そんなことができるわけもなく、無理をすれば
するほど喉の奥からは無様な声が漏れだすだけだった。両足は地面に固定されたままなので、回転させられた
体は下半身から少しねじれる形になっており、その不自由さがさらに上半身のくすぐったさに拍車をかけていた。

「うぅーーー!!!やだァッ!!!離ぜぇ〜〜〜〜ははははははッ!!!」

『コチョこちょコチョこちょ〜』

「ヴぅッ、ふぐっ、ぐうっ・・・・・・!!!」

『コチョこちょコチョこちょ〜』


175 : 9 :2014/12/04(木) 01:08:42 Ygrg.OvE0
暴れてもおとなしくしても悪魔のようなくすぐりの手は全く弱まらない。おかしな体勢でくすぐられて勃起している
という、この上なく無様な恰好の自分を見せつけられて、全力で笑いながらも裕樹の心は悔しさでいっぱいだった。
悔しくて悔しくて、父に理不尽な理由で叱責された時や、クラスの不良に女子の前でからかわれた時と同じように、
おしっこがしたくなってきた。
はじめはぼんやりとしたものだったその尿意はさらにくすぐられ続けるうちに、段々とこらえきれないレベルにまで
成長していった。

「あばゃははははっ、おがっ!おでーさん、おね゙ーざんんんん!!!!」

「何?何か言いたくなった?」

「どっ・・・びゃはははははははっ!あど、ア゙はははははははぁーーーー!!!」

「・・・何が言いたいのかわからないわ。Tik-001、一時停止」

『OK。まスター』

「ぐっ、ははぁ・・・!グ、ゲホゲホ!げっ、がへぇッ!!」

くすぐりが唐突に止み、突然大量に取り入れられた空気に驚いた肺は勢いよく裕樹を咽させた。ゲホガホと
咳き込むたびに、膀胱の括約筋が緩みかけ、ダムが決壊しそうになった。

「さぁ、なんて言いたかったの?」

「ごほごほっ・・・あの、その・・・」

正直に言って裕樹のダムはこんなふうにもたもたしている時間などないほど切羽詰まっていたが、中学二年生、
思春期まっさかりの男子が敵とはいえ年上の綺麗なお姉さんに「おしっこが漏れそうだからトイレに行きたい」などと
小さい子供のようなセリフをそう簡単に口にできるわけもない。
一方、裕樹が拷問に屈し、ヒーロー組織に関する情報を吐こうとしていると勘違いしているソレティコは妖艶な
笑みを浮かべながら裕樹の顔を見つめ、ときおり優しい手つきで裕樹のわき腹を撫でたりして、裕樹をさらに
我慢の限界へと近づけていった。


「いいのよ、怖がらなくて。私に言ってみて?」

「あ、あの・・・」

「大丈夫。言ってくれさえしたら、もうさっきみたいな乱暴はぜったいにしないわ・・・」

「う・・・えーと・・」

「・・・・・・」

羞恥心が邪魔をするせいで言葉に詰まるうち、尿意はどんどん裕樹の脳をむしばんで、もはや意思を伝えること
すらままならない状態になってきた。そしていつまでも情報を口にしようとしない裕樹に、ソレティコは段々苛立って
きたようだった。

「言うの?言わないの?」

「うぅ・・・っ」

「言わないのね?じゃあ、しかたないわよね・・・再開よ」

ソレティコがそう言った瞬間、裕樹の無防備なワキの下に再び機械の指が襲いかかった。

『コチョこちょコチョこちょ〜』

「ああーっ!!ダメ!ひゃひゃ、ダメです!!!」

すっかり油断していたワキの下を、先ほどまでの激しさはないまでも遠慮なしにこちょこちょほじくり回されて、
不意打ちの刺激に膀胱はその括約筋を一瞬緩ませてしまった!!もっこりした部分の頂上、へそよりちょっと
下のあたりに、じわっと小さなシミができる。しかし、裕樹の目を見つめながら裕樹の体を撫でまわしている
ソレティコは、それに気が付かなかった。

「ぐぅ〜〜〜〜〜〜〜〜ダメっ!もうダメぇ〜〜〜〜〜〜〜!!」

くすぐりが優しいせいで、漏らすのをごく少量に留めることができたが、ちょっとでも出してしまったことによって、
我慢に伴う痛痒感はよりひどいものになっていた。体をがむしゃらに動かして少しでも尿意をごまかそうとしたが、
それももうあまり意味を成さない。体を揺らすたびに限界が近づくようだった。

「ダメじゃないの。言ってるでしょ?しゃべれば解放してあげるって・・・。ほら、ここも、楽にしてあげるわよ・・・?」

言いながら、一撫で、ソレティコは人差し指の先で、裕樹のスーツ越しの勃起を、根元から先端までなぞり上げた。
たったそれだけ、たった一度ツウ、と撫で上げただけのその刺激は、ついに裕樹のダムを決壊させた。

「か、ぁ・・・・・・!!!」

「ふふっ・・・・・・あっ!?えっ、ウソでしょッ!!?」

我慢に我慢を重ねた膀胱はついに訪れた解放の瞬間、渾身の力で持ってその中身をぶちまけた。勃起の
先端から勢いよく噴きだされた尿はスーツを貫通して、ソレティコの服にびちゃびちゃと降りかかった。


176 : 9 :2014/12/04(木) 01:11:52 Ygrg.OvE0
「な、な、な・・・・・・!!!」

あまりにも予想外の事態だったのか、ソレティコは色っぽい垂れ気味の目をいっぱいに見開いて、
声も出ない様子だった。一歩下がって噴出される尿を避けたまま、拭くことすらせずに濡れた自分の腹部と
未だ尿を出し続ける裕樹の股間を交互に見やっていた。
やがて30秒ほど経った頃、ようやく裕樹は膀胱の中の尿をすべて出し切った。尿意は消え去ったが、
14歳にもなってくすぐられて人前で漏らしてしまうというこの上ない恥辱に耐えかね、裕樹はめそめそと
泣き始めてしまった。

「うっうっ・・・ひぐっ、ううぅ・・・!!」

すると、裕樹が来ているジャスティスボーイのスーツが一瞬強い光に包まれ、その光が消えると今まで
纏っていたはずのスーツは跡形もなく消え去り、かわりにそこには股間が盛大に濡れてしまった公立中学校の
制服と、おもちゃのような変身ベルトが現れた。

「ふふふふ・・・うふふふふふ・・・!!」

突如、それまで黙りこくっていたソレティコが不気味な笑い声をあげた。

「馬鹿にしてるわ・・・。馬鹿にしているのよねえ・・・!?」

先ほどまでの余裕と色気の溢れる笑みは影をひそめ、額には青筋が浮かんでおり、見開かれた眼は血走っている。

「これだけ時間をかけても口を割らない上、やっと言うのかと思ったらこの私にオ、オシ、オシッコをひっかける
ですって!?馬鹿に・・・馬鹿にするんじゃないわよ!!!」

金切り声でそう叫ぶと、ソレティコはくるりと身を翻し、ヒールを高らかに鳴らしながら出口へ向かった。

「着替えてくるわ!!Tik-001!床とそのガキを清拭して・・・最終手段の準備をしておきなさい!!!」

『OK。マすターソレてィコ』

バタン!と荒々しくドアが閉じられるのを確認してから、Tik-001はどこからか取り出したモップで床を綺麗に拭き、
それが終わると裕樹の手足の枷を外して着ている制服を脱がしにかかった。濡れた制服が重くて気持ち悪かった
のと、半ば自暴自棄になっているので、裕樹はほとんど抵抗という抵抗を見せなかった。

「ひっぐ、ぐすっ・・・」

『マスターの命令デす。アナタをきレいにしマス』

「うぅっ・・・きれ、っいに?ひっぐ・・・」

Tik-001は腹部から蒸しタオルを取り出すと、裕樹の下半身を丁寧に拭きはじめた。はじめは黙ってされるがままに
なっていた裕樹だったが、ふと右手にある鏡の中で全裸で下半身を他人(?)に拭かれるなどという、おねしょを
した子供のようなことをしている自分の姿が目に入ってしまい、急に恥ずかしくなってきた。

「い、いいよ。自分でやるよ・・・」

裕樹はTik−001の持つ蒸しタオルに手を伸ばしたが、Tik−001はひょいとそれを躱してしまう。

「ダメでス。マスターの命令デス。私がアナタをキれいにしマス」

Tik-001は、およそ機械とは思えない器用さで裕樹の体を清拭していった。裕樹が抵抗のそぶりを見せれば、
適宜拘束しながらどんどんオシッコで汚れた脚の間やお尻を拭いていき、最後に一番汚れている箇所、
裕樹のおちんちんを拭こうとした。

「あっ!いいってばっ!!そこは自分でするってば!!!」

裕樹はなんとかTik−001からタオルを奪おうとがむしゃらに手を振り回したが、やはりTik−001は巧みに
それを躱して裕樹の両手を拘束すると、裕樹の今はしぼんでいるおちんちんを拭きはじめた。


177 : 9 :2014/12/04(木) 01:14:35 Ygrg.OvE0
「うぁっ・・・!」

あったかいタオルでおちんちんを拭かれているとくすぐったいような気持ちいいような、なんだか懐かしいような
複雑な感じになり、それがまた恥ずかしくって我慢できず、裕樹は拘束されていない足をバタバタと動かし、
Tik-001の胴体をめちゃくちゃに蹴った。

「やめてってば!やめろって・・・言ってるだろぉ!!!」

ガチャン!!!

ひときわ大きく足をふり上げたその瞬間、裕樹の足はTik-001の体についていた小さなレバースイッチを蹴り
上げた。するとTik-001は例の嫌な機械音を響かせ始めた。ウィーン、ガシャンガシャンガシャン、キリキリ
キリキリ・・・ピコン!

『Tik-001、ゼン自動、拷もんモード、始動します』

ガシャン!と音がしたかと思うと、次に気づいたとき、裕樹は両手首と両足首をそれぞれTik-001の同じ部分に
固定され、背中を付ける形でTik−001の体に磔にされてしまった。

「うわッ!!ちょっと待って、違う!違うから・・・ッ!!!」

『四肢ゼン開。ターゲット、大のジに固定しマシた。拷もん開始しマス。フェーズ1、ワキ、わきバラ』

ウィーン、ガリガリガリ・・・と音を立てて、Tik-001の体から、小さなマジックハンドがにょきにょきと、4本と現れた!

「やっ、やめて、お願いだから!!!」

『くすグリ、開始しマス。コチョこちょコチョこちょ〜』

「ぎゃあーーーーーーー!!!ぎゃはははははぁ!!!」

小さな子供くらいの大きさしかないそのマジックハンドたちは、見た目にそぐわない滑らかな動きで裕樹の
わきの下とわき腹をこちょこちょくすぐった。

不運なことに、裕樹は暴れた拍子にTik-001のフルオート拷問モードのスイッチをONにしてしまったのだ!!!
こうなってしまったTik-001は誰かがスイッチをOFFにするか、電池が切れるか、マスターであるソレティコが
声をかけるまでターゲットをくすぐり続ける。しかもこのフルオート拷問モードはマスターの不在を前提として
設定されているため、マスターのコマンドなしでも段階的に拷問のレベルを上げたり下げたり、アメとムチの
調節ができるようになっているのだ。

『心拍、血あつ、上ショウ。呼吸困ナン度、低。フェーズ2に移行しマス。アシの裏、内モモを目標にツイカ・・・』

「やべでェ・・・!もうヤベデぇーーーーー!!!」

『くすグリ、開始しマス。コチョこちょコチョこちょ〜』

「びゃはははははははははァーーーーーッ!!!ア゙――――――――ッ!!!!!」

Tik-001の魔の手がついに、裕樹の下半身に伸びた!一体どこに収納しているのか、また新しく出てきた
小さなマジックハンドたちが、緩く開かれたモモの内側、即ち脚とペニスの根元のすぐ側を指の腹で
優しく撫で回し、そして今や地面から浮いて丸出しとなっていた足の裏を爪を立てて素早くくすぐった。

『コチョこちょコチョこちょ〜』

「ぎぃぃいぃぃぃいいいいいぃ!!!!やぁだぁははははははっははははは!!!」

ここに来て足の裏という、体の中でもこちょこちょに最も弱い部分の一つを責められ、裕樹は涙を流しながら
笑い狂った。なんとか逃げようと足の指をグーパーしたり、足首をめちゃくちゃに回してみたりしても、例によって
マジックハンドは驚くほどの精密さでその動きについてきて常に一定の強さでくすぐったい足の裏をこちょこちょ
ひっかきまわした。

「んぐぅぅぅぅぅぅ・・・!!うぅ〜〜〜〜〜〜〜!!!」


178 : 9 :2014/12/04(木) 01:18:06 Ygrg.OvE0
合計八本のマジックハンドに容赦なくくすぐりまわされながら、裕樹は、自分の体、いや心に異変が起きているのを
感じ始めていた。
先ほどの、美しい女性に見つめられながら、抵抗むなしく無理やり押さえつけられてくすぐられ、最後には
失禁までしてしまうという、普通の人生であればまず体験することのないトラウマ必死の稀有な体験は、14歳、
まだまだ発展途上の少年の心に、確かに影響を与えていた。
全身を襲うくすぐったさ、どんなに力いっぱい暴れても逃げられない悔しさ、そしてさっきあれほど感じた、
ソレティコにみっともない姿を見られる恥ずかしさ・・・。克明に思い出せば思い出すほど、惨めな気持ちが胸を
いっぱいに満たし、そしておちんちんが熱くなった。
自然と血が集まり始めていたその部分の根元を優しく撫で回されると、勃起はますますひどくなる。

『心拍、血あつ、さらに上ショウ。呼吸困ナン度、中。陰茎のボッキを確ニンしマシた。ボッキ率90%トッパ後、
ツールを使用しマス。ツールの備蓄を確認しマス・・・・・・確認しまシタ。備蓄OK。フェーズ3に移行しマス』

「やだやだやだぁーーーーーはははは!!!ははは、は、は、・・・・・・えっ?」

フェーズ1、フェーズ2とくすぐりを強化され、3では一体どこをどのくらいくすぐられてしまうのかとより一層の
恐怖(と、ほんの少しの期待)を感じた祐樹だったが、予想と反し、マジックハンドは追加される様子がなく、
さらにどうしたことか、全身のくすぐりはその勢いを弱めてしまった。

「くひひひっ・・・あれ、なんでっ・・・?」

くすぐりがなくなったわけではないので、依然としてくすぐったさは続いていたが、それでも今までよりは大分
楽になった。祐樹はこれ幸いと息を大きく吸って吐いてをくり返し、息を整える努力をした。

どういうことだろう?Tik -001は確かにフェーズ3へ移行するといったのに、一向に始まる気配がないし、
何より新しいマジックハンドが出てくる気配もない―――――。

もしかしたら、このタイミングでバッテリーを切らしたのだろうか。祐樹がそう思った直後、彼の耳に、
ごく小さいながら、確かにマジックハンドが出てくるときのあの、メカメカしい音が聞こえてきた。
ウィーン、カリカリカリ・・・・・・
その時、祐樹は悟った。Tik−001はバッテリー切れを起こしてなどいないこと、そして、今まで自分の
荒くなった息のせいで、この音が聞こえなかったのだということに―――――。

『フェーズ3、第イチ段階。目標、睾丸』

「えっ、こ、こーがん・・・?」

中学生の耳には聞きなれない難しげな言葉に、裕樹が思わず聞き返してしまう。が、Tik−001は
もちろんそんなこと意にも介さず無慈悲なくすぐりを開始した。

『クスぐり、開始しマス。コチョこちょコチョこちょ〜』

「ちょっ、待っ、こーがんって・・・あっ!?ひゃひっ、ちょっと!そこは・・・あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!」


179 : 9 :2014/12/04(木) 01:20:24 Ygrg.OvE0
新しくくすぐりポイントに追加されたのは、睾丸、即ち金タマのことであった。
勃起しかけた自分のおちんちんに隠れていたため裕樹にはよく見えなかったのだが、彼の股間のすぐ下からは
2本の他よりも一回りほど小さいマジックハンドが生えてきていて、それらが彼の膨らみ始めた睾丸をこちょこちょと
くすぐり回しているのだ。

「だめぇぇぇぇぇ!!!あひゃひゃはっ!!!そこやだぁ〜〜〜〜〜〜!!!」

皮膚の薄い敏感なそこを小さな手にこちょこちょされるとくすぐったいのはもちろん、わずかながらに性的な快感も感じずには
いられなかった。強いくすぐったさの中に見え隠れするそのもどかしい快感はおちんちんが刺激を求める
むずむずした感覚をどんどん強め、さらにマジックハンドたちはくすぐる場所を睾丸だけに留めず、おちんちんの
根元を一瞬くすぐったり、アリの巣渡りの部分を素早くこちょこちょしたりしてくるので、まだまだ幼い裕樹の
おちんちんはすぐさま限界近くまで勃起してしまった。

『ボッキ率、90%トッパ確認しマシた。第ニ段階に移行、ツールを使用しマス。アタッチメントNo.1、羽』

たちまち新たなマジックハンドが、Tik−001の体のどこからか生えてくる。Tik−001の口ぶりから予想できた
とおり、そのマジックハンドは一本の立派な鳥の羽を持っていた。そしてその羽が一体どこをくすぐるための
ものなのか―――――裕樹にはもう、わかっていた。
綺麗に整えられた真っ白な羽が、裕樹の包茎ちんちんの唯一露出している部分、敏感で敏感で仕方ない
亀頭の先端を目がけて、驚くほどゆっくりと近づいてくる。

―――あの羽でおちんちんの先をこちょこちょされたら、どうなっちゃうだろう。きっとすごくくすぐったくて、
それで、それで―――

『目標、亀頭先端部。―――――クスぐりを開始しマス』

「だめッ・・・ひゃはははは!!ダメだぁ・・・・・・ッ!!!!」





「お二人とも、私抜きで随分お楽しみみたいじゃない?」


180 : 9 :2014/12/04(木) 01:26:06 Ygrg.OvE0
羽が裕樹のおちんちんに触れ、今まさにこちょこちょくすぐろうとしたその時、部屋のドアがガチャリと開かれた。その瞬間、裕樹の全身をくすぐっていたすべてのマジックハンドが動きを停止した。
入ってきたのは、真っ黒なタイトドレスに身を包んだソレティコだった。胸元と脚を大胆に露出した彼女はすっかり冷静さを取り戻しており、先ほどよりもさらに妖艶さを湛えた笑みを浮かべながらゆっくりと裕樹のもとへ近づいてきた。

「全自動拷問モードがオンになってる・・・。Tik−001にくすぐってほしくてオンにしたのかしら?」

「ち、違いますっ。無理やり脱がせて、その、拭こうとしてきたから、暴れたら・・・」

「あぁそう。でも、これは何かしら?」

「はうぅっ!!」

ソレティコは裕樹のおちんちんに触れていた羽をマジックハンドごと掴むと、触れるか触れないかの強さで、おちんちんの先端を撫で始めた。

「Tik−001に、・・・機械にこちょこちょされて、ここをこんなにしちゃったのよね?」

「ち、ちが・・・」

「違くないでしょ?」

ソレティコは少しだけ語気を強めると、羽を少し下げ、幹の部分を軽くくすぐってきた。

「あひゃはっ!!!ごめんなさ、ひゃひゃっ!!違くないですぅ!!!」

「ふふ、私、素直な子って嫌いじゃないわ・・・」

ソレティコは真っ黒なシルクの手袋をはめた手で、優しく裕樹の頬を撫でた。

「ねぇ、お願い・・・。私にあなたたちのヒミツを教えてちょうだい?どんな小さなことでもいいの。そしたら私も、あなたのお願いをなんでも聞くわ・・・」

「お、お願い・・・?」

ソレティコの唐突な申し出に、裕樹は思わずきょとんとしてしまう。長いことくすぐられて疲れた体と脳は正常な思考を手放してしまい、解放してもらう、組織の秘密をしゃべったことを秘密にしてもらうといった考えがとっさに出てこなかった。
お願い?そんな、ヒミツと釣り合うお願いなんて―――――

「思いつかない?なんでも良いのよ?」

「・・・・・・」

「そう。じゃあ・・・作ってあげましょうか。お願い」

「えっ?」

「Tik−001、自動拷問モードオフ。ただし、停止前の動作は羽以外全てそのまま再開しなさい」

「えっ!?」

『OK。マスたーそレテぃコ。くすグリ再開しマス。コチョこちょコチョこちょ〜』

「待っ・・・!あひゃははははははははははは!!!くひぃ〜〜〜〜〜!!!」

ソレティコの命令を受け、停止していたTik−001の動作が突然に再開した。全身を優しくくすぐられ、睾丸を素早くくすぐられ、たまらない感覚が再び裕樹を襲う。
笑い悶える裕樹をよそに、ソレティコは裕樹の未だに元気な勃起を、さっき漏らさせた時と同じように上から下にツゥッと撫で上げた。

「はひぃ!!!ひゃはは、それ、ひゃあぁーーーーーーーーー!!!」

「これ?これがどうかしたのかしら?」

言いながら、ソレティコは何度も何度も勃起を撫で上げた。異性になんて触られることはおろか見られることすら初めての裕樹のおちんちんは、たったそれだけの刺激でもたまらずビクビクと震え、我慢汁をあふれさせてしまう。

ソレティコは我慢汁でおちんちんの先端が十分に濡れたのを確認すると、Tik−001にそっと語りかけた。

「Tik−001、あなたにはまだ教えなきゃならないことがたくさんあるみたいね・・・。いいかしら?拷問っていうのは、まずお洋服を全部ひん剥いてあげることからって教えたわよね」

『はイ、マすター。対象ノ衣服は全テ剥ぎ取りマシた』


181 : 9 :2014/12/04(木) 01:27:53 Ygrg.OvE0
「馬鹿ねぇ・・・ここのお洋服がまだでしょう?」

「ひゃひぃっ!!!」

ソレティコは裕樹の包皮にくるまれた亀頭を4本の指でつまむと、皮ごとそこをもにゅもにゅと揉みしだいた。
自分でするのではまず得られないような強すぎる快感に、裕樹はたまらず悲鳴を上げる。

「これだけ動けば問題ないわ。ここを剥いてあげてから始めるのが拷問・お仕置きの作法よ。覚えておきなさい」

『ワかりマシた。・・・マすター?』

「どうしたの?」

『剥クときは、どのヨウにシたら?』

「それはこれから見せてあげるわ・・・ほらっ」

「あひぃんっ!!!」

ソレティコは何の前触れもなく、亀頭をつまんだままの指を下げ、亀頭を包み隠していた皮をずり下ろした!!

「ほら、こうして上からつまんだまま引き下ろした方が痛くないのよ。いったん戻して・・・ほら、こうやるのTik−001。
見える?こうよ」

「あひっ!!ははひゃ・・・ひゃはっ!!あ゙あ〜〜〜〜!!!」

ソレティコはTik−001にやり方を見せるふりをして、わざとらしくなんども裕樹の皮を上げ下げした。全身と睾丸を
くすぐられながらしつこくいじくられて、剥けたばかりの刺激に弱いおちんちんが我慢していられるわけもない。
ソレティコが皮を5往復もさせるころには、裕樹はもう射精するギリギリのところまで追いつめられてしまっていた。

「ダメぇ〜〜〜〜〜ひゃはははは!!!もう出るっ、出ちゃゔ〜〜〜〜〜!!!」

「あら、そう?じゃあもうおしまいね」


182 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/04(木) 03:30:48 9zWy1vFA0
ここでおしまいなんです!?寸止めなんて・・・期待してます


183 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/04(木) 06:25:43 fJp5zZPk0
素晴らしい引きだ


184 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/05(金) 01:59:33 uyd0EDAE0
素晴らしすぎる
女のドSっぷりと機械によるくすぐりたまらん
続き待ってます
なんならさらに続編も


185 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/15(月) 22:54:48 /2Gm1Rl20
SSでエロなしのくすぐりだけの方が良いっていう人よく見るけど、なんでエロ要らないの?
エロあった方が抜けない?


186 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/15(月) 23:11:38 Xu90gwAQ0
くすぐり自体が最高のエロだからだよ
専らのくすぐりフェチにとって、世間一般でエロと思われる展開はくすぐりに比べたら全然エロくなくて物足りないのさ


187 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/16(火) 00:50:49 Zu.NqmiQ0
>>186
なるほど・・・参考になった


188 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/16(火) 16:07:07 nWAotArw0
という人もいればエロがあった方が当然抜けるという俺みたいなのもいる
快楽系くすぐりと拷問くすぐり、いちゃいちゃくすぐりとくすぐり方に好みもあれば、腋の下、足、首、わき腹お腹まで部位にまで好みが分かれてるんだから結局好きにやるしかない
私は拷問くすぐりの部位は問わず全身、トッピングはエロとおっぱいで派閥です


189 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/16(火) 17:57:28 zZVy9fas0
>>188
私もそんな感じです
守備範囲は広い方がやっぱお得ですよね!


190 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/17(水) 00:40:59 N9UxbKWE0
微エロは欲しいなー
「パンツはかわいそうだから脱がさないでおこうよ…」
その後「やっぱりキツいみたいだから脱がすね、ごめんね」みたいな。


191 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/17(水) 07:41:48 FloOLAmw0
そこは自分から言わせよう


192 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/17(水) 20:05:28 npCu/lE.0
個人的にはつるぺた幼女達が可愛いお尻や綺麗なアソコを惜しげも無く晒して
それらを男の顔や体に擦り付けたりムリヤリ本番挿入して腰を振ったりするような
未発達な女性器を用いた集団快楽責め+集団くすぐり責めってシチュが大好きだな
くすぐりSSではないけど「ないと・めあ」の「アマゾネス2−3」の結末みたいなのがガチで好き

あと妖精とかスライム娘とか女性型ロボとか、人間が人外娘達にくすぐり犯されるシチュも大好き
上に同じく「美少女敵キャラデータベース」の「ルサールカ」とか、萌え過ぎて何度読み直したか分からない
純情ショタがスク水人外美少女達のエッチなくすぐりクイズに顔真っ赤であたふたする妄想でご飯3杯は行ける
こういう設定で自分でも何か書いてみたいとは思うけど中々難しいよね


193 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/17(水) 20:40:47 phP8MH3M0
ロリマゾいいよね…
ロリだと集団+容赦なし、ってシチュが似合うから拷問系が好きな俺は好みだ
人外系の妄想で人外スレにはとてもお世話になってる


194 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/17(水) 21:38:32 npCu/lE.0
見た目の容姿や仕草は物凄く可愛くて殆ど普通の女の子と変わらないのに
並の人間では太刀打ちできないような特殊能力を持っていたりして
人間男性をペットのように可愛がる(くすぐりまくる)人外娘…良いよね

自分は上に挙げたように、小さくて可愛らしい妖精の女の子達が集団で群がってくすぐり回したり、
スライム娘が柔らかく包み込んでヌルヌルくすぐったり、性的奉仕を目的に造られた女性型ロボットが
機械仕掛けの女体を駆使して冷徹にくすぐり犯したりするようなシチュが特に好みなんだけど、
他の皆は人外娘・モンスター娘に限ればどんな種族の娘によるくすぐりシチュが好きor憧れるものなのかな?


195 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/18(木) 19:07:51 t0xYxzmk0
>>194
スタンダードにサキュバスとか、人っちゃ人だけどショッカー女版みたいな個性のない集団にくすぐられるのが好き


196 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/18(木) 19:17:39 t0xYxzmk0
あと、拘束の形も色々好み別れるっぽいよね
まず拘束有りか無しか
拘束方法は人の手による押さえ付けか、紐・テープによる緊縛か、鉄製ガチ拘束具か
拘束の形もIの字、逆さYの字、大の字とか色々あるし

個人的にはくすぐられる側に感情移入するのであればガッチガチの身動きとれないようなやつが良いけど、くすぐる側なら多少動く余地あった方が楽しいよね


197 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/18(木) 20:27:38 3Jyn1zGY0
/mでくすぐりモン娘と言ったら狐娘を忘れちゃいかんでしょ。小説の白尾を見た時の衝撃はすごかったよ

あと個人的には人外スレのペドハンドみたいな完全人外タイプやムカデ娘見たいな異形タイプもかなり好きなんだけどその辺は好き嫌い分かれそうだよね…


198 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/19(金) 02:28:11 KQdKlyyQ0
>>195
ピチピチ系コスチュームとバイザーを身に付けた悪の組織のモブザコお姉ちゃん達が
人質を取られたりして抵抗出来なくなった正義の少年ヒーローをいつもの恨みとばかりに
死ぬよりもずっと苦しくて屈辱的なこちょこちょ逆レイプ拷問で好き放題に可愛がる、
そんな普段はやられ役でしかないモブ娘達が主役級の男の子を集団でいたぶるシチュが思い浮かんだ
>>196
拘束は拘束具とかでガチガチに固定されて指一本動かせないような状態も好きだけど
個人的には馬乗りされたり組み付かれたりと女の子が密着する方法で抑え込んだり
そもそもどんなに暴れてもお構いなしなレベルの圧倒的多人数で密集する系が好きかな
全身に押し当てられる女の子達の胸やお尻の感触にドギマギする描写があったりすると尚◎
>>197
あの小説でのフサフサ尻尾責めはいかにも「犯す!」って感じで勢いあるよね
某大作くすぐりRPGでは自分もあの尻尾攻撃を受けてみたいとよく思ってました
そして何気にペドハンドもムカデ娘も自作ネタだったので気に入って貰えたなら凄く嬉しい
確かに好き嫌いは分かれる所だけど、それは少し上でもあったエロ要素の有無と同じ事で
自分が好きだと思うのなら胸を張って妄想垂れ流しちゃうのが一番だと思ってます

あー、あとピカチュウ娘みたいに元々可愛いケモキャラを更に萌え化した人外娘に襲われて
オリジナルの特徴を受け継いだくすぐり攻撃に悶えさせられるシチュも大好物だった


199 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/20(土) 01:06:55 Yog66lYE0
なんかこうやってくすぐりの趣味について語り合うの楽しい
実生活じゃ絶対にできない


200 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/20(土) 03:00:34 1ThZroOY0
むしろそういう実生活に持ち込む訳には行かない話題や欲望こそ
こういう妄想の世界で思う存分吐き出して発散させないとね
それに一人が書き込んだ個人的な趣味が別の人にとっては新世界の扉になり得たり
アイデアを閃くきっかけになったり、制作意欲を刺激したり、時には書き込む勇気を与えたりと
良い連鎖に繋がる事だって沢山あるし、語れるネタがあればどんどん語れば良いと思うんだ

くすぐる女の子の服装って、私服とか制服とか水着とか色々パターンがある訳だけど
自分的には思春期の少年が目のやり場に困ってしまうようなエッチめのコスチュームが良いな
露出度が痴女レベルに高かったり、布地がピチピチでボディラインや局部とかの形が丸見えだったりで
くすぐりながら目の前でチラチラさせたり密着して擦れ合う感触で照れさせまくる感じのイジワルが好き


201 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/20(土) 14:07:53 aW1JVgAA0
>>198
おお、あなただったのか!人外スレのキャラクターは全部好きだけどその二つは特に印象残ってるもんでな
やっぱりモン娘ならモン娘らしく特殊なくすぐり方ってのがあると素晴らしいよな…鬼娘やリザードマン娘なんかの人じゃ絶対かなわない力で抑えつけてくすぐり、みたいなのもありっちゃありだけど


202 : 時雨 :2014/12/20(土) 22:57:09 Hgg775/M0
やっぱり色々と人によって趣味趣向分かれますね。
私は女の子の服装は清楚な感じの私服か学校の制服でくすぐられるのがいいですね。
あとくすぐりにエロがあるのもないのも両方好きですね。
かつ無理やり抜かされるのも寸止めされるのも両方好きっす。
女の子にピアノをしてるとか手先が器用そうなスキルがあると妄想が滞りますね。
そんな娘にくすぐられてちんぽが勃起した所をバカにされたい。

大変長くなってしまったが書いてた小説の最後明日の夕方上げる。
なかなか書くモチベーションが上がらんかったんや……その辺はちょい計画的にすべきやった。


203 : カルマ :2014/12/21(日) 08:48:23 XV.nBthg0
モンスター娘?やはり石鹸娘でしょ!スライム娘もいいね!
石鹸娘は普段お風呂場で普通の石鹸に化けて使おうとすると女の子に戻って抱きつかれ全身ヌルヌルの泡まみれでくすぐられて気絶するまでやられる…さいこうでしょ!
ちなみに石鹸娘はロリ、お姉さん様々なものがある!
分身することも可能!泡で拘束して脇をバンザイさせることもできる!
なんといっても摩擦ゼロになるヌルヌルの手や身体などくすぐったすぎる攻撃攻めも知識をもってるモンスターだからいいね!
こんな小説やイラストがあったら泣くわw
長文失礼汗
共感してもらいたい…


204 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:12:37 3MdWrizQ0
なるほど石鹸娘いいっすね。
モンスター娘であっても私の場合はやっぱり見た目が人間であってほしいかな。
サキュバスとかそういうの。
普通の女性かと思いきや特殊能力を持っていたりしてそんな娘に捻じ伏せられたい。
というわけで小説投下します。


205 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:13:17 3MdWrizQ0
最終章 【後編】

11年前。
当時保育園に通っていた清花。
楽しそうな清花の下で男の子が苦しみ呻いていた。

男の子「さやかちゃん……さやかちゃんもうやめてよ……」
清花「なんでー?わたしのことすきだっていったじゃん?」

清花は男の子にプロレス技の真似事をして苛めていた。

先生「こら、また!止めなさい!」

先生は清花の行為を止める。
いつものことだったがこの日はどうも様子が違っていた。
その後親を呼び出し先生と話し合うことになった。

清花「だって……いじめていいっていったもん……」
先生「だからって……」
桜花「すいません。娘にはちゃんと言って聞かせますから……」
先生「そうは言ってもね……もう何人も清花ちゃんに苛められていてその親から苦情も来ているんですよ?」
桜花「はい……」
先生「それに最近清花ちゃんのせいで大怪我をした子もいるし、悪いけどこれ以上はこちらで面倒を見ることはできません」
桜花「それって……退園ってことですか?」
先生「そうなります。実害も出ているので申し訳ありませんが……」

こうして小学校まで半年残した状態で保育園を退園することになった。
そして今後について家族で話し合うことになった。
父親の名前は鹿島義樹(よしき)。
外資系企業に勤めるエリートである。
母親の名前は鹿島桜花(おうか)。
とても優しく可憐な見た目の若妻である。
仲睦まじい家族であるがこの日は珍しく真剣だった。

義樹「これからどうするんだ?後半年で保育園卒業だったんだろ?」
桜花「まあ、家で大人しく過ごさせるしかないわね」
義樹「咲はそのまま保育園に残るにしてもその間清花のことを誰が見るんだ?お前は仕事始めて間もないだろ?」
桜花「事情が事情だからね。とりあえず今してる仕事を辞めて、主婦に専念することにするわ」
義樹「それはいいが……清花のいじめも問題だな。どうにかできないか?」
清花「ええ?だって……男の子を見るとどうしてもいじめたくなっちゃうし……」
義樹「完全にお前の血だな……」
桜花「何よ?良いことじゃない。だけど確かにこのままじゃ問題ね」
義樹「俺は良いことだとは思えないが……どうする?」
桜花「そうね……やっぱりあれしかないかな?」
義樹「あれって?」
桜花「ねえ清花?清花は男の子をいじめるのが楽しいのよね?」
清花「うん、とても楽しいよ♪」
桜花「どういう所が楽しいの?」
清花「うんとね、技を掛けたらね、とても苦しそうな顔をするの。その顔を見るのがとっても好き♪」
桜花「苦しむ顔を見るのが好きなのね?だったら良いやり方があるわ」
義樹「おい……まさか……!」

桜花は義樹に迫り、艶めかしく手を伸ばす。
そのまま義樹をソファーに押し倒し、脇腹に手を添える。

桜花「清花?これから男を穏便に苦しめる方法を教えるわね」
義樹「お……穏便……?」
清花「わ〜なになに〜?」
桜花「清花のためだから必死に耐えてね?」
義樹「おい……もうやめたんじゃなかったのか……?それ……」
桜花「清花のためって言ってるでしょ?こちょこちょこちょこちょ〜♪」
義樹「うう!!はは……あははははははははははは!!!」
清花「わ!?おとうさんめっちゃ笑ってる!?」

桜花は夫である義樹をくすぐり続ける。
義樹は抵抗できる状況なのに一切抵抗せず悶絶していた。
次第に義樹は目から涙を浮かべ顔を歪ませる。
桜花のくすぐりは妙絶でくすぐり慣れている指の動かし方だった。

清花「おとうさん?もしかして苦しいの?」
義樹「さや……か……うっ!!ははははは!!!」
桜花「そうよ。お父さんはねとっても苦しくてとっても嬉しいのよ」
清花「さっき笑ってたのは嬉しいから?」
桜花「そうよ。これなら何の問題もなく男の子を苦しめることができるわ」
清花「……じゃあ私もやる〜♪」

清花は息絶え絶えな父親である義樹に手を伸ばして手当たり次第くすぐった。

義樹「う……清花……あ!……」

さっきよりましだが、清花の小さい手でくすぐられて体が反応している。


206 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:14:20 3MdWrizQ0

桜花「その調子よ!うまいうまい!」
清花「むー、何で笑わないの?お父さん?」
桜花「清花、くすぐりにはねコツがあるのよ」
清花「コツ?」
桜花「そのコツを掴めばちゃんと男の人を苦しめることができるから。知りたい?」
清花「知りたい!くすぐりうまくなって皆を苦しめたい!」
桜花「くすぐり以外で苛めたりしないって約束する?」
清花「えー、うーん……うん!約束する!」
桜花「そう、じゃあ教えるわね。という訳でこれから毎日あなたをくすぐるから耐えてね?」
義樹「そ……そんな……」
桜花「清花のためよ。また問題が起きたらどうするつもり?」
義樹「さ……清花の……ため……」

こうして清花は母親の桜花からくすぐりを教わった。
毎日のように父親をくすぐり続け、着々とくすぐりがうまくなっていった。
清花が小学校に通い始めるようになると同年代の男子をくすぐり始めた。
周りの女子も清花に影響される形で男子をくすぐり始めた。
この時から清花と同じクラスになった男子は地獄を見るのだった。
これを問題とする教師や保護者が多かったため転向を余儀なくされることも多かった。
その度清花は目を輝かせて新しく出会う男子をくすぐる。

小学校4年の冬。
とある学校の校長室。

桜花「伯父さん!久しぶり!」
清花「おはようございます」
校長「おお、来たか。そっちは清花か。大きくなったなぁ」
桜花「今日は相談があってきたの。清花のことなんだけど……」
校長「ああ、話は聞いたよ。何か厄介な話に巻き込まれているらしいな」
桜花「ええ、PTA会長だか何か知らないけど、うちの清花に文句を言いに来たのよ」
校長「確かその会長の息子と清花が喧嘩したんだったか」
桜花「そうなのよ。ちょっとくすぐられて泣かされたからって親に泣きつくなんてねぇ」
校長「くす!?ってまさか清花もか!?」
桜花「何が?それよりまた転向になりそうだから伯父さんの学校にうちの清花を入れてくれない?」
校長「それなら何とかするが……また問題になったらどうするんだ?」
桜花「揉み消して?伯父さんならできるでしょ?」
校長「は?……駄目だ。それだけはどうにも……」
桜花「私の言うこと聞けないの?」
校長「う!?いや、しかし……」
桜花「清花、やっていいわよ」
清花「うん、わかった」
校長「!?」

清花はいきなり校長の脇腹をくすぐった。

校長「ぐお!?こ、これは!?」
桜花「ふふ♪懐かしいでしょ?清花を伯父さんの学校に入れて、清花が何をしても、どんな問題を起こしても揉み消すって約束して?」
校長「そんなわけには……うう!!」
桜花「早く言うこと聞かないと私もくすぐっちゃおうかな〜♪」
清花「ほらほら〜言うこときけ〜♪こちょこちょこちょこちょ♪」
校長「ああ……くぅ!!……わかった!わかったから!それだけは止めてくれ!」
桜花「よかったわね清花。これでもうこれ以上転向せずに済むわね」
清花「ありがとうお母さん!次の学校からはずっと安心してくすぐっていられるよね?」
桜花「もちろんよ。清花が幸せなら私も幸せよ」

清花は自分のために優しくしてくれる母親が好きだった。
こんな幸せがいつまで続くと思っていた。
あの日までは。

小学校を卒業した春休み。

義樹「おお、似合ってるぞ。昔の母さんにそっくりだな」

ここでの母さんは桜花のことである。
清花は中学の制服を試しに着ていた。

清花「じゃあこのまま出かけちゃお〜」
義樹「そろそろ母さんも買い物から帰ってくると思うが……」
清花「じゃあついでにお母さんにも会ってくる!いつものスーパーでしょ?」
義樹「そうだと思うが……気を付けてな」
清花「いってきまーす」

清花は桜花が帰ってくるであろう道を歩く。
広い交差点。
人通りは多くないがそこそこの交通量だった。
横断歩道の近くに辿り着くとちょうど横断中の桜花の姿が見えた。
清花は声を掛けると桜花は毎日聞く声に反応し、その場で立ち止まり、声が何処からしたか見回す。
その瞬間。
車が桜花に向かって突っ込んできた。
急ブレーキの音。
しかし間に合わず桜花がその車に轢かれる。
車はその後止まり、誰も中から出なかった。
桜花はその後病院に搬送されたがそのまま目を覚ますことなく死亡した。
………………
…………
……


207 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:15:13 3MdWrizQ0

茂「はぁ……はぁ……」

こちょこちょこちょこちょ

茂「ぐっ!!!はは……ああ……ははは!!!はぁ……はぁ……くぅ!!」
清花「ふふ♪耐えるじゃない。でも無駄。何度でも気絶させてあげるね」

時間の分からない部屋で茂は既に幾度も気絶させられた。
清花のくすぐりは慣れることなく異常に反応してしまう。
その上定期的に肉棒をしこられて寸止めもされる。
茂は同年代の誰より精通が進み、射精時の快感も人一倍進んでいるため苦しむ。
清花はそれをわかってか、茂が苦しむたび微笑みながら嘲弄する。
次第に清花のくすぐりのよって気絶させられる。

清花「さて、そろそろ来るころね」

部屋を移動し、入り口で待っていると正が綛を連れてやってくる。
同じころ過去も施設にやってきたので皆で茂のいる部屋に通す。

綛「あの……これは……?」

綛は裸で拘束具に拘束されている茂を見て驚く。

清花「気にしないで?これは彼の趣味だから」
綛「でも……」
過去「本当に大丈夫よ?いつものことだから」
正「……」

つっこんだら何をされるかわからないから余計なことは言わないようにした。
近くに机があるのでそれに4人で座る。

綛「それで……話というのは?」
清花「4年前のことです。事故の現場にあなたがいたと聞いて」
綛「!!」

綛はまたも驚き真剣な顔になる。
というより深刻な顔というのだろうか。
あまり話したい話ではないようだ。
そんなことより正は隣に座っている清花が手を伸ばして自分の股間を揉みながら話していることの方が気になる。

正「あ……くぅ……」
清花「もしよろしければその時どういう状況だったか話してもらえませんか?」
綛「……それは構いませんが、知ってどうするんですか?あなたの母親のことは聞いてますが……」
清花「あの時何故あんな事故が起きたのか少しでも知っておきたいんです。そうでないと納得できなくて……」
過去「後は興味心ね。その時の事故はどうも情報が少ないから」

清花は正の股間を揉みながら何事もなく話を続ける。

綛「では……あの頃の私はまだ二階堂家のメイドになったばかりでした」

……
メイドとして頑張って務めていると旦那様……もとい二階堂仁様が私の頑張りを認めて下さり、何かと大切にしてくれるようになりました。
そしてメイドになって1年が過ぎたころです。
事件のあった日、私は風邪を引いていました。
その帰り、旦那様が私を気遣ってか、ちょうど旦那様のご友人の安藤茂徳様がいらっしゃっていたので車で送ってもらうよう言われたのです。
茂徳様は酔っぱらっていたのですが、せっかくの厚意を無碍にする訳にもいかず、そのまま車に乗りました。
茂徳様のご子息の茂様が助手席に乗っていたので私は後部座席に乗りました。
そして風邪で調子が悪かったのでいつの間にか寝てしまいその時事故が起きたのです。
目が覚めるとシートベルトをしていた私と茂様は助かったのですが茂徳様は前のガラスに頭をぶつけそのまま意識を失いました。
暫く何が起きたかわからずずっと周りを見渡して座っていました。
軈て救急車と警察が来て事の顛末を知ることになりました。
……


208 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:18:22 3MdWrizQ0

綛「これが私があの時の事故での状況です。本当に不幸な事故だったと思います」
清花「………………」
過去「まあ、大体記事の通りね。色々な要素が絡み合った事故だったという訳ね」
綛「はい……あの時私が風邪を引いているのに仕事に行ってしまったから……」
過去「そこはどうしようもなかったと思うわよ?それより茂君の父親の行動の方が問題ね」
綛「飲酒運転ですか……それも私が車に乗るのを断っていればまだ運命は変わったかもしれないですね……」
過去「運命何て言い出したらきりがないわよ?」
綛「はい……あの方もあそこで立ち止まっていなければ……今更こんなこと考えても遅いですよね」
過去「そうね。だからあなたは何も悪くないと思うわよ?でしょ、清花?」
清花「ええ、今日来てもらったのは話を聞きたかっただけだからあなたは何も気にすることはないわ」
綛「そう言ってもらえると助かります」

正は今まで清花に股間を揉まれながらも今の話に違和感を覚えていた。

正「あの、ちょっといい?」
綛「ええ、なんでしょうか?正君」
正「あの……綛さんは車の中で寝てたんだよね?」
綛「え?そうですね」
正「じゃあ何で事故の時被害者が立ち止まっていたかわかったの?」
綛「え?そ、それはその……!」

綛は何故か焦る。

過去「後で警察に状況を聞いたんでしょ?目撃者もいただろうし」
綛「そ、そうです。一応当事者ですので……」
清花「…………」
正「そ、そうだよね……」

そう言われたら納得してしまう。
でもまだ違和感が拭えなかった。
安藤重徳が運転していたとして事故に遭った時頭をぶつけて意識を失った。
なら今まで聞いていた中で起こって当然の出来事が起きていない様に思える。

正「あの……車って普通の車だよね?」
綛「え?そりゃ……どこにでもある普通の車だと思うけど……」
正「えっと……その車ってクラッチっていうの付いてた?」
綛「いや……多分普通のAT車だからついてないと思うけど……」
過去「あ……」

過去は何か察しがついたみたいだ。

正「だったらその……事故の後も車って動き続けたんじゃないの?間違ってるかもだけど……」
清花「どういうこと?」
正「えっと、急ブレーキをかけた後その……茂君のお父さんは頭をぶつけて気絶したんだよね?」
綛「そうですが……」
正「ということはエンジン掛かったままブレーキを踏めてないわけだからそのまま車は動き出すんじゃないかと……」
綛「あ、それは……」
過去「確かにそれは変ね。運転手が気絶したならブレーキなんて踏めるわけないものね」
綛「……実は、急ブレーキの後エンストしたみたいなんです」
過去「エンスト……AT車で?それは珍しいわね」
綛「え、ええ。あまり車の状態が良くなかったみたいで……おかげで二次被害が防げたんですけどね」
過去「まあ、ありえない話ではないわね」
正「……」

怪しい。
証拠がないけどこの話はどこか不自然だ。
この人は何かを隠している。
そう思えてならなかった。

正「じゃあなんで急ブレーキの後すぐエンストしたってわかったの?直前まで寝てたんだよね?」
綛「え!?えっと……」
清花「正君、いい加減にしなさい?」

突然清花が正を叱り始める。

清花「まさかとは思うけど綛さんを疑ってるの?彼女も被害者なのよ?」

清花は正の股間を少し強めにギュッと握る。

正「う!?ううう……!」
清花「ごめんなさい綛さん。うちの正が変なこと言ったみたいで」
綛「え?いえ、大丈夫です」
過去「けど清花さん。彼女の発言が不自然なことは確かよ?」
清花「やだ、過去ちゃんまで何を言ってるの?」
過去「単刀直入に言えば綛さん。あの日運転していたのはあなたでは?」
綛「う!?ち、違います!!」

過去の言葉で綛は声を荒げて否定する。

正「ぼ、僕も過去お姉さんと同じこと思ってたんだ!」
清花「正君?」

ぎゅううう

正「ぐ!?ううううう……!!」
過去「私の推測ではあなたが車を運転して茂徳は助手席にいた。そしてあなたが清花さんの母、桜花さんを車で轢いてしまった」
綛「そ、そんなわけ……ないでしょ?」
清花「……」
過去「風邪を引いたとか言ってたわね?意識が朦朧とする中での運転でブレーキが間に合わなかった」
綛「……いい加減にしないと怒りますよ?」
過去「そして隣にいた茂徳はシートベルトをしていなかったのでフロントガラスに割れない程度でも強く頭をぶつけ、気絶した」
正「……」

正が考えていたことを過去が代弁する。
正の股間を握っていた清花の手が徐々に弱くなっているのを感じた。


209 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:19:09 3MdWrizQ0

過去「このままでは自分は自動車運転過失致死傷罪で捕まる。怖くなったあなたは隣にいた茂徳を運転席に移動させた」
綛「……その人が生きていたら意味のない行為でしょ?」
過去「人を轢いてパニックになっていた。茂徳を見て死んだと思い込んだ。いくらでも説明が付くわ」
綛「だからって……」
過去「警察に詳しく調べられたらすぐに判ることだけど、そういえばあなたは二階堂仁のお気に入りだったわね」
綛「旦那様は関係ありません!!」
過去「あら、だったら事故のことは認めるのね?」
綛「そ、そういうことではありません!!そこまで言うのなら証拠はあるんでしょうね!?」

綛は随分ご立腹といった感じでそういった。
事故が遭ったのは四年前。
証拠なんてものは正には思い当たるわけがなかった。

過去「証拠ならあるわ」
正「え!?」
綛「な、何ですって!?」
清花「……」
過去「四年前にあなたは当時の事故について取材を受けていた。その時あなたが語った言葉が記事になっているわ」
綛「まさかそれが……証拠?」
過去「ええ、当時あなたが語った言葉、それはあなたが事故の時起きていたことの証明でもあるわね」
綛「な、なんて言ってたのよ!?」
過去「……まさか人がいるのにブレーキをしなかったとは、と亡き茂徳に言い聞かせるように発言してるわ」
綛「え?」
清花「待って、それはおかしいわ。だってあの時はっきりとブレーキの音を私は聞いたのよ?」
過去「そう、だから本当はブレーキを踏んでいたのに彼女はブレーキを踏んでないと発言し、さっきはブレーキを踏んだと言った」
清花「つまり、どういうこと?」
過去「最初はブレーキを踏まず彼女を轢いたことにしたけど、それでは話に齟齬が生じるから後から意見を変えたんでしょうね」
正「??」
過去「つまり彼女は事故当時の状況をはっきりと覚えてなかったのよ。想像以上のショックだったんでしょうね」
正「ああ!だからブレーキを踏み損ねたと思い込んでしまったってこと?」
過去「そう。間違ってるかしら、綛さん?」
綛「あ……」

綛は動揺した顔で手元が震えていた。
おそらく一番触れられたくない所に触れられたようだ。

清花「そ、それも彼女が寝ていたから適当に発言していたかも知れないじゃない。ねえ綛さん?」
綛「……」
清花「……綛さん?」
茂「そうか、思い出したぞ……確かにあの日運転していたのは親父ではなく女性が運転していたな……」
綛「!!」

突然に拘束されている茂が喋り始める。

清花「い、いい加減なこと言わないでくれる?酷い目に遭いたいの?」
茂「……ずっと違和感を感じていたんだ。あの日運転していたのは親父だったか……はっきりと思い出したぞ」
清花「そんな訳……」
過去「清花さん、もう彼女に言い逃れはできないと思うけど?話の流れに一貫性が無く彼女の話に信用性がないと判断できるわ」
清花「何かの間違いでしょ!?そうじゃないと私は……」
綛「過去ちゃんといったわね?全部……あなたの言った通りよ」
清花「綛さん!?」

綛は全てを諦めた表情で口を開く。

綛「あの事故を起こしたのは私よ。あの日彼、茂徳が酔っぱらっていたのと私が風邪をひいていたのは本当よ」
過去「……」
綛「急ブレーキをかけた時、茂徳がガラスに頭をぶつけ偶然私の席に飛び込んできたわ。そこで彼を犯人にすることを思いついてしまったの」
過去「やっぱり。助手席から運転席に気絶した男を女性が運ぶのは困難な作業のはずだものね」
綛「そしてそのことが隠し通せたのは旦那様のおかげです。旦那様が警察関係者と繋がりがあったもので……」
過去「とんでもないスキャンダルね。これからどうするつもり?」
綛「自首しようと思います。ですがお願いがあります。旦那様がやったことは目を瞑ってもらえますか?」
過去「私は彼に何かあると融資にかかわるから言わないけど、清花さんは許せないと思うけど?」
清花「……私は……」
綛「ずうずうしいことを言っているのは分かっています。でも旦那様は恩人ですから……どうか……」
清花「私のお母さんは……昔こういうことを言ってたわ」
綛「?」
清花「女性には……同性には優しくしなさいと。たとえ悪いことをしてもその意見や考えを尊重しなさいと」
綛「じゃあ……」
清花「あなたのやったことは許せないけど、その人のことは目を瞑ることにするわ」
綛「……有難う御座います!!」

暫くの沈黙の後綛は去り、自ら警察に向かった。
そのことは後日ニュースで知ることとなった。


210 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:20:58 3MdWrizQ0

過去「それにしても前から思っていたけどなかなかの推理力を持っているのね。正君」
正「え?そんな……たまたまだよ」
過去「それで、清花さん。彼、茂君はどうするの?彼も彼の父親も実は無実みたいよ?」
茂「……」

茂はいまだ拘束されている。
この話の流れならもうすぐ彼は解放されるだろう。

清花「そうね……君には随分ひどいことをしてしまったわ。私のことを許すことはできないでしょうね」
茂「……そんなことは」

その時清花は茂の肉棒を握りしこり始めた。

茂「!!何を!?……」
清花「思いっきり射精させてあげる。だからその代り私のこと許してくれる?」
茂「そんなことしなくても……くうぅ……!!」

茂が射精しそうになった瞬間清花は手を止める。

清花「はっきりと私のことを許すと言って?言ったら出させてあげるから」
茂「お、お前は馬鹿か!?」

茂は凄い勢いで清花にしこられまたしても寸止めを食らう。
こ、これじゃあ脅迫じゃないか!

茂「わ、わかった!許す!許すからもう止めろ!!」
清花「……有難う。じゃあ思いっきり出させてあげるね!」

清花の手の動きはそのままに茂の一物は唸りを上げる。
びくびくと反応した後白い液体が噴水のごとく吹き出る。

過去「うわ……!!」
茂「はぁ、はぁ、はぁ……これで満足か?」
清花「……本当に悪いことをしたわね。もうあなたに対しては何もしないから、約束する」
茂「……それが嘘でないことを祈ろう」
正「あの……僕に対しては?」
清花「正君には……暁ちゃんがいるからたまにくすぐる程度で許してあげる♪」
正「は……はは……」

やっぱりくすぐられるんだ!?

清花「過去ちゃんは明日からもここで誰かをくすぐるのよね?」
過去「それがそうもいかないみたいよ?」
清花「どうして?」
過去「平日にも関わらず学生が大量にここに入っていく所を近隣住人に見られたみたいで、警察に目を付けられたみたい」
清花「嘘?じゃあここはもう使えないの?」
過去「そうなるわね。暫く大人しくしてた方がいいみたい。既に他の人には連絡しておいたからもう誰も来ないわ」
清花「まあ仕方ないわね。これじゃあ暫く退屈になるわね。もうすぐお父さんも帰ってくるし」
正「ということは……」
清花「正君ともお別れってこと。あーあ、本当に残念」

正にとって朗報以外の何物でもなかった。
これで暫く安堵の日々が暮らせる。
皆とも和解できたしこれからは平穏で楽しい日々が送れそうだ。

清花「それじゃ帰ろうか?そろそろ昼食の時間だし」
過去「今日は仕方ないけど、明日からはちゃんと学校に行くことをお勧めするわ。あなたならともかく正君じゃあ授業についていけなくなるわ」
清花「それもそうね。ちゃんと勉強しないと馬鹿になるよ?正君」
正「まともに勉強する時間を取らせてくれなかったのはお姉ちゃんだけどね」

清花に連れられて部屋を出ようとする。

茂「まて……この拘束を解いてくれないか?」
過去「あら、忘れていたわ」
茂「嘘をつけ……」

何はともあれ正と茂、そしてこの施設に連れられた他の男はくすぐりから解放された。
まあ個人的なくすぐりは続くかもしれんが最悪な状況は脱することができた。
この日を境に正はくすぐられることは無くなった。
学校には正をくすぐりたいという女子がいたが茂がそれを諫めるように止めてくれた。
恋人になった暁とは学校で友達のように接することができている。
もちろん他の皆とも仲良く話すことができている。
ちょっと前の正には考えられなかったことだ。
色々あったがその色々なことがきっかけでクラス内の皆は男女の壁を越えて仲良くなっていた。
学業に専念し時に遊んで日々を暮らし平和な二学期を過ごしていた。


211 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:22:09 3MdWrizQ0

そして二学期が終わり冬休み。
クリスマスパーティをやると言うことで正は礼の家に招かれていた。
予定の時間より早く着いた正は礼の部屋で礼と二人きりで話していた。

正「暁ちゃんと奏ちゃんはまだ来てないんだ?何か意外」
礼「他の皆は遅れてくるみたい。とりあえずお茶飲みながら待っててくれる?」

そう言いながら礼は部屋を出ていく。
相変わらず広く裕福感の溢れる礼の部屋を見渡しながら時間を潰す。
少しの時間だったが急激に眠気が襲う。

正「この眠気は……何かおかしい……まさか……!!」

正はある考えに行きつき、部屋から出ようとする。
ところが部屋のドアは押しても引いても開けることはできなくなっていた。

正「ちょっと!?礼ちゃん!そこにいるの?開けて!!」
礼「ずいぶん鋭いね。正君が寝るまで開けてあげないよ?」
正「礼ちゃん!?一体何をするつもり?」
礼「ふふ♪楽しみにしててね?」

正は心底嫌な予感がしていた。
この数か月安息に過ごした日々が壊れる予感がしていた。
それがわかっていても眠気に勝てず、意識が遠のく。
………
……




正「は!?ここは……」
礼「おはよう、正君。よく眠れた?」

目を覚ますとすぐ目の前に礼の顔がかなり近い距離にあることに気付く。
びくっと驚くと自分の手首が後ろ手で縛られていることにも気付く。
幸い足の方は拘束されていないみたいだ。
服とズボンは脱がされているがパンツまでは脱がされてはいなかった。

正「礼ちゃん……これって……」
礼「右の方を見て?」

礼がそう言って向かって右の方に指を指すので顔をその方向に向けてみることにした。
すると自分の他にも見覚えのある人が何人も拘束されているのが見える。

正「茂君……と醍醐君!?後は、確か浩二君だっけ?あと一人は……暁ちゃんのお兄さん!?」

どうやら全員気絶しているみたいだが謎の面子に正は戸惑う。

礼「実はね正君。これ全部私がやったの」
正「それって……くすぐったってこと?」
礼「そうよ。やっぱり茂君が一番苦労したなぁ」
正「ちょ、ちょっと待って……くすぐるのは止めたんじゃないの!?」
礼「あの時は暁ちゃんも奏ちゃんも納得したように止めるから友達として合わせただけ。本当はもっとくすぐり続けたかったんだから!」
正「そんな……考えなおそう?誰も得しないよ、ね?だからさ……こんなことは……」
礼「それ茂君から散々聞かされて飽きてるから黙ってくれる?」
正「こ、この数か月はくすぐらなくても仲良く過ごすことができたじゃない?だからこれからもそんな感じで……」
礼「正君。本気で私が数か月何もしないで過ごしてたと思う?」
正「……お、思わない……何してたの?」

礼は笑みを浮かべたかと思うと楽しそうに語り始める。

礼「実はあの日皆がくすぐりを止めてからも私は毎日誰かをくすぐりたいと思ってた。その気持ちが日に日に大きくなっていくのがわかったの」

あの日というのは僕と暁が告白した日だろう。

礼「思い切って過去ちゃんにあの施設のメンバーに入れてもらおうと思ったけど、残念なことにもう解散した後だったからがっかりしたよ」

後で聞いた話だがあの施設は土地ごと売り払ったらしい。
若干勿体ない話だとは思うがあの忌まわしい場所が無くなったからよかったと思っている。

礼「けど、その後清花お姉さんに相談したらくすぐり方を教えてくれるって言われたから教わったの♪」
正「さ……清花お姉さんに!?」
礼「学校が終わってからこっそり清花さんのクラスメートの男子をくすぐったりしてすっごく楽しかったなぁ」

お、教わった……!?
礼ちゃんが……清花お姉ちゃんに!?
くすぐりを!?

正は聞き捨てならないことを聞き、恐怖にがくがく震え始めた。

礼「その練習のおかげであの茂君もくすぐり倒すことができるようになったよ、正君?」

礼は手をわきわきさせて首元に近づけてくる。
首元に礼の手が触れた瞬間くすぐったさを感じ首を横に倒す。

正「や、やめ、ひははははははははは!!!」


212 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:23:32 3MdWrizQ0

首元をくすぐられ、正は笑い声をだし、くすぐりから逃れるように頭を振り回す。
確かに礼のくすぐりがうまくなっているのがこのくすぐりだけで感じられた。

礼「くすくす♪やっぱり感じやすいんだね、正君は♪」

心底楽しそうな礼の笑みに戦慄を覚えざるを得なかった。
そこにドアをノックする音が聞こえた。

メイドA「礼お嬢様〜お客様がお越しです」
礼「全員この部屋に通しといて」

そしてドアから入ってきたのは……

小鳥「お〜すごーい!!これ皆礼お姉ちゃんがやったんだ?」
過去「久しぶりね、元気だった?礼ちゃんに正君」
弓弦「お邪魔します。くす♪これは楽しいことになりそうですね♪」
咲「お、お邪魔しまーす。あ、本当に優駿がいる……」
清花「茂君を倒したのね。やっぱり礼ちゃんはくすぐりの才能があるわね」
正「あ……あ……」

正にとって恐怖の対象ともいうべき人達が一気に一つの部屋に集まる。

礼「そこで気絶している人らはそろそろ起きる頃だと思うからもう始めちゃっていいと思うよ」
小鳥「それじゃ私は茂お兄さんをやるね?前からこの丈夫なお兄さんをくすぐってみたかったんだ〜」
清花「一人で大丈夫?何なら手伝うわよ?」
小鳥「余裕だって!こう見えてくすぐり歴4年だよ?」

小鳥は両手両足紐で拘束されている茂に跨り、頬に向かってビンタする。
茂もパンツ一丁の状態だった。

小鳥「起きろ〜起きないと一生私の奴隷だよ〜?」
茂「……何だ……一体何が……思い出したぞ……気が付いたら礼にくすぐられて不覚にも気絶してしまったのか……」
礼「不覚にもって失礼だなぁ」
正「茂君……」
茂「た、正!?何故ここに!?礼、何のつもりだ!?」
小鳥「最初に私の顔見といて無視するなんて酷くない?お仕置きするよ?こちょこちょ〜♪」
茂「ぐ……あ……うう……!!」
小鳥「やっぱり反応悪いなぁ。ちょっと本気だすね。こちょこちょこちょこちょ」
茂「ふ……はははははははは!!!ぐっ……う……ははははははは!!!」

茂は小鳥のくすぐりに耐えようとするが堪らず笑ってしまう。

清花「前に私にくすぐられて苦手意識ができてるみたいね♪明らかにくすぐりに弱くなってるわよ?」
小鳥「正直年下だと思って私のこと舐めてたでしょ?こちょこちょ〜♪」
茂「う、止めろ……く、ははははははは!!……はぁ、はぁ、はぁ……!!」
小鳥「伊達に毎日浩二君をくすぐったわけじゃないからね。お兄さんは丈夫だから容赦なくいくよ?こちょこちょこちょこちょ」
茂「う、ははははははは!!!……!!!…………!!!」

茂は脇腹や腋の下を的確にくすぐられまともに息も出来そうになかった。
小鳥は茂の様子を意に介さず本当に容赦なくくすぐり続ける。

清花「彼が気絶するのも時間の問題ね」
礼「それじゃそろそろゆっくりくすぐってあげるね、正君」
正「や、やめ……」

正の言葉は礼には届かず撫でるようにくすぐられる。

正「ひいいいいい!!!ああああああああああ!!!」

礼は優しく正の背中に触れ指を滑らせる。
正は無理やり背筋を伸ばされ呻き苦しむ。

礼「時間をかけて楽しむつもりでいるから覚悟してね、正君♪」
正「そんなあああああ!!!やめてえええええ!!!」
過去「本当にいい声で鳴くわね彼は。さて、そろそろ私が擽る番みたいね」

過去が目をやる先にはちょうど目覚めようとする醍醐がいた。

醍醐「ううん、礼……これ以上は……」
過去「起きなさい醍醐。相変わらず目覚めは悪いみたいね」
醍醐「ね、姉さん?何でここに……は!?何で縛られているんだ、僕は!?」

醍醐も手足を縛られて拘束されていた。
この部屋にいる男で醍醐だけ全裸の状態でパンツすら履かされていなかった。

醍醐「そうだ……礼にくすぐられたんだ……あ!!そこにいるのか礼!!頼むもう許してくれ!!」


213 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:24:33 3MdWrizQ0

礼は正をくすぐる手を止めて醍醐に話しかける。

礼「醍醐君、何度も言ってるけど私がくすぐりたいからくすぐったの。許すも何もないから」
正「れ、礼ちゃん……醍醐君のこと嫌いじゃなかったの?」
礼「うん、だけど清花さんの指導のおかげで醍醐君に触るのもくすぐるのも平気になったみたい♪」
醍醐「俺が悪かった!!もうくすぐって欲しいなんて言わない!!こんな苦しいものだとは思わなかった!!」
礼「醍醐君?言っとくけど私はもうくすぐらないよ?」
醍醐「ほ、本当か?」
礼「うん、その代りこれからお姉さんにくすぐってもらうから」
醍醐「お、お姉さん……ってまさか!?」
過去「そのまさかってことね」

過去は醍醐の脇腹に手を添える。

醍醐「ね、姉さん……何をするつもりだ?冗談だろ!?お、おい……」
過去「そういえばあんたと話すのも久しぶりね。小さいころからずっと私はあんたと遊ぶことを拒んでいたから」
醍醐「そういうのはいい!!よせ!!妙なことを考えるな!!」
過去「ずっとあんたに構ってやらなかったから今まとめて構ってあげるわ。感謝なさい?」
醍醐「ふざけるな!!そんなの姉さんらしくないだろ!?」
過去「決めつけてくれるわね。まずはその生意気な口をどうにかしてあげるわ」

過去は醍醐の脇腹をくすぐる。
するといとも簡単に醍醐は体を捩って笑い出す。

醍醐「ぎゃははははははは!!!やめろおおおお!!!」
過去「あんたも相当弱いのね。まあ手加減はしないけど」
醍醐「ひははははははははは!!!まじでやめろおおおおおおお!!!」
過去「ただくすぐるだけなのも面白みに欠けるからこれをあんたにかけてあげるわ」

過去はあらかじめ用意していたローションを取り出し醍醐の体に塗る。
全身に塗るため過去は手を使って醍醐の体を滑らせる。

醍醐「ぐあああああああ!!!やめてくれええええええ!!!」
過去「これで更に擽ったくなった筈だけど醍醐、あんたに勝ち目ないわよ?従順になるのが利口な態度だと判断するけど?」
醍醐「誰が……姉さんなんかに……」
過去「嫌われたものね。どの道あんたには私に従順になるしか道は残されていないわよ?」
醍醐「死んでもごめんだ……」
過去「そう。じゃあ苦しめるより先に屈辱を与えてあげるわ。あるいはこれも苦しいことは苦しいけどね」

過去は醍醐の一物に手を伸ばす。
そのままローションでぬるぬるした手でしこり始める。

醍醐「うあああああ!!!!やめろおおおお!!!やめろやめろやめろおおおお!!!」

明らかに醍醐は拒絶反応を示す。
だが手足を縛られていてはなす術もなくしこられ続けられるのだった。

過去「姉にしこられてイクことになったらあんたのプライドはずたずたになるのかしらね?」
醍醐「そ、それだけは……それだけは……!!!」

さっきまで勢いよく暴れていた醍醐はしゅんとした態度で大人しくなっていた。

醍醐「ね、姉さん……何でも言うこと聞くから……これだけは……!!」
過去「そういえばあんたはよく嘘をつく子だったわね。信用できないわね」
醍醐「ほ、本当に……やめてくれ……こんなことされたら……俺は……俺は……」
過去「気持ちいいんでしょ?素直になったら?」
醍醐「うああ!!もう……駄目だ……!!!」

次の瞬間醍醐の体は反り返る。
イッテしまったのだろう。

醍醐「ああ……もう終わりだ……恥辱だ……僕はもう……汚されてしまった……」
過去「元からそんなに綺麗でもないから安心なさい?さて、引き続きくすぐられてもらうわよ?」
醍醐「や、止めてくれ……姉さん……」


間もなく醍醐の笑い声が響き渡る。
それとは別に正と茂の呻き声も部屋中を木霊する。
茂は小鳥に玩具のように扱われ、正も礼に優しく確実にくすぐったい所を撫でられ喘ぎ続けていた。

礼「そうそう、私ここの扱いもうまくなったんだよ?」

そう言うと礼は正の股間を掴み、揉み始めた。

正「うわあああ!!!あ、ああああ!!!れ、礼ちゃん……!!!」
礼「気持ちいいでしょ?実はこれも清花さんに教えてもらったの♪」
正「や、やめ……!!!うわああああ!!!」
礼「素直になったら?本当はもっとやって欲しいくせに」


214 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:25:31 3MdWrizQ0

正は礼の変化に驚かされてばかりいたが、それ以上に苦悩せざるを得ない状況に困惑していた。
礼のやり方がうまいのかすぐにイキそうになる。
だが礼の手が止まる。

礼「寸止めされると苦しいんだよね?このやり方も教えてもらっちゃった♪」
正「礼ちゃん……もう許して……」
礼「何言ってるの?まだまだこれからだよ?」
正「そんな……」
清花「正君をあそこまで苦しめるなんて礼ちゃんは本当に見込みがあるわ。正君は精通していないからまだましな方だけどね」
優駿「う……うーん……」
弓弦「あら?本当に寸止めされると苦しそうな人が目覚めたみたいですね。私と咲ちゃんの番ですね」

目が覚めた優駿の所に弓弦と咲が近寄る。

咲「おはよう、優駿」
優駿「咲……か?何でここに……は!?」

優駿は弓弦の顔を見た瞬間顔が引きつる。
足は自由に動くが、上半身裸で下はパンツ一枚で、両手が後ろ手に縛られていることに気付く。
そして周りの状況を見て全てを察する。

弓弦「失礼じゃないですか?人の顔を見るなりそんなに驚くなんて」
優駿「ゆ……許してくれ……」
弓弦「何か言いました?声が小さくて聞こえませんよ?」
優駿「頼む……何でもするからあれだけは止めてくれ!!お願いだ!!許して!!」
弓弦「あれって何ですか?大体私怒っている訳じゃありませんよ?」
咲「私の彼氏なら情けない所見せないでくれる?もっといつもみたいに生意気になりなよ?」
優駿「そ、そんなことをしたら……そうだ咲からも言ってくれ!!俺には何もしないと!!」
咲「どうして?言っておくけど今日は弓弦ちゃんが何をしても見逃すことにしてるの」
弓弦「ずっと優駿君をいじめてみたかったんですよ?咲の彼氏さんということで私も見逃してましたが」
咲「クラスも一緒になったことなかったしね。いい加減腹括ったら?」
優駿「そ、そんな……頼む!!あれだけは……」
弓弦「さて、それじゃあ始めましょうか」

弓弦は優駿の足首を掴む。
優駿は渾身の力を込めて太ももが開かない様にする、

弓弦「そんなことをしても無駄ですよ?男の大事な所隠せてませんし」

弓弦は優駿の股間に直接足のかかとを乗せる。

優駿「ぐああ!!!」
弓弦「もう既に硬くなってますよ?実は私に苛められたいと思っていたんじゃないですか?」

弓弦はかかとで股間をぐりぐりしながら優駿に屈辱を与える。

優駿「うわあああああ!!!ひいいいいいいい!!!」
弓弦「嬉しそうに悦んじゃって……本当に情けないですね、男って」
咲「本当にね。それぐらい我慢できないの?優駿」
弓弦「ここを弄ると男の人は耐えられないみたいですよ?可哀想ですね、こんなものが生えてるばっかりに責められて」
優駿「うう……許してくれ……何でもするから……」
弓弦「何でもできるなら足を開いてもらっていいですか?気持ち良くしてあげますよ?」
優駿「い、いやだ……あれだけは……」
咲「無駄にプライドだけは高いんだから……まあ、そこがいいんだけどね」
弓弦「そのプライドが何処まで持つか試してあげますね」

弓弦は優駿の股間を弄り、足首をホールドしたまま、足の裏をくすぐり始めた。

優駿「う!?うひゃひゃひゃひゃ!!!はははははははは!!!」

堪らず笑ってしまった優駿は身体の力が一気に抜ける。
弓弦はその隙を見逃さず優駿の太ももの間に足を差し込んだ。

優駿「はぁ、はぁ、し、しまった!?」
弓弦「くすくす♪これでもう逃げられないですね♪覚悟はよろしいですか?」
優駿「や、やめ……!!ぐわああああああああああ!!!」

優駿が喋り終わるのを待たずして弓弦は電気按摩を行う。
股間で小刻みに震える足に優駿はほぼ一瞬にして顔が乱れる。
快感とくすぐったさと屈辱感が一斉に優駿に襲い掛かる。
そんな優駿の姿を弓弦は嘲笑うかのごとく罵倒する。

弓弦「そんなに勃起しちゃって、変態さんですね。格好悪いです。生きてて恥ずかしくないんですか?」
優駿「ああああああ!!!ひいいいいいい!!!ひいいいい!!!」
弓弦「あら?どうしたんですか?パンツにシミができてますよ?我慢汁を出したんですか?本当にどうしようもない人ですね」
優駿「ぐ!!!うおおおおお!!!!うあああああ!!!ぎゃあああああ!!!」

弓弦は的確に足の振動を弱めたり強めたりを繰り返す。
弓弦の足は疲れを知らず優駿を苦しめ続ける。


215 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:26:26 3MdWrizQ0

咲「さて、そろそろ私も参加するよ?いいよね、優駿?」
優駿「!?うう……!!!うううううう!!!あああああああ!!!」

咲は優駿が叫び声を上げている中、背中に回り優駿の脇腹をくすぐる。

優駿「ぐっ!?ぎゃはははははははは!!!はははははははははは!!!」
咲「まさかこの程度で壊れたりしないわよね?容赦なくいくからね?」

普段は大人しい咲だが一度くすぐると歯止めが効かなくなるらしい。
そのあたりはやはり清花と姉妹なだけはあって本質的にはくすぐり好きである。

優駿「あひゃひゃひゃひゃ!!!うひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
弓弦「凄い……人ってこんなに情けない顔できるんですね♪」

優駿の顔は涙と涎でぐしゃぐしゃになりながら無理やり笑わされている。

礼「凄く苦しそう……私もあれやっちゃおうかな?」
正「……え?ちょ……」

礼は正の足首を掴み足を股間に当てる。

正「や……やめ……」

礼が足を振動させるとともに正の顔は苦悶の顔に変わる。

正「あ……!!!くっ!!ああああああ!!!」
礼「どうしたの?そんな苦しそうな顔して。子供なら普通にやることじゃん。止めてあげないからね?」

更に男の悲鳴が増えたこの部屋でまた一人の男が目を覚ましてしまう。

浩二「……!!な……え……!?」
清花「やっと起きたね♪おはよう、浩二君」

浩二が起きたころにはすでに清花が馬乗りになって浩二を見下ろしていた。

浩二「え……?え?」
清花「何が起きたのかわからないって顔ね」
浩二「……あ!?」

正たちの部屋に響く悲鳴を聞き、周りを見て状況を察する。

清花「毎日小鳥ちゃんに苛められて、お姉ちゃんに苛められて、とても可哀想ね。同情するわ浩二君」

浩二は放心する。
これから自分が清花に何をされるか察したためである。

清花「だから今から私が慰めてあげる。マッサージしてあげるね?」
浩二「い、いやだ……」

浩二は逃げようと暴れる。
だが浩二の背中の上で高校生の清花に馬乗りになられては逃げられるはずもなかった。
清花は浩二の背中をマッサージし始める。
浩二の予想に反してそれはとても気持ちのいいものだった。

清花「どう?気持ちいいでしょ?」
浩二「う、うん……」

周りの苦しみの悲鳴のせいで浩二は気が気でなかった。

清花「安心して?私はもう小学生にはくすぐったりしないから」
浩二「え、そ……そうなの?」
清花「昔に私のお母さんがね、大人になってからは小さい子はやたらとくすぐってはいけないと言ったことを思い出したの。だからくすぐらない」

浩二はその言葉に安心する。

清花「でもね、私はくすぐらないけど他の人にくすぐられても私は知らないからね?」
浩二「……え?」

清花は優駿が苛められている所に近づく。

清花「弓弦ちゃん、咲、交代してもいい?」
弓弦「いいですよ。よかったですね、優駿君。これからとっても美人な姉妹にくすぐられるんですから♪」
優駿「な……ちょっと待て!!待って下さい、お願いします……」
咲「はい、弱気にならない。絶対に心折れちゃ駄目よ?」
清花「あなたが優駿君ね。初めまして。あなたが咲に相応しい彼氏か試してあげるわ」
優駿「いや……待って……」


216 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:29:04 3MdWrizQ0

清花は優駿の腕をさすり始める。
優駿は本来くすぐったくない所が異常に反応する辺りで清花のくすぐりのやばさに気付く。
そのくすぐりに優駿はひとたまりもなく悶絶、笑いが止まらなくなる。

優駿「はははははははははは!!!ぎゃははははははははは!!!」
清花「凄い我慢汁の量ね。パンツがびしょびしょ。流石弓弦ちゃんね。私も射精感を炙ってあげるね?」

今度は優駿の股の間の太ももをさすり始める。
優駿はたまらずびくびくとのた打ち回るが足を清花に押さえつけられやはり身動きが取れない。
勃起して膨らんだところからもびくびくしながらどくどくと我慢汁が流れる。

清花「ふふ♪中学生の男って性欲の塊みたいなものだからひとたまりもないわね。女の子を見ただけで勃起するぐらいだし」
優駿「ああ!!!やめてええええ!!!はぁ、はぁ……!!!」
清花「もっとやって欲しいくせにそんなこと言って。もし今から射精なんかしたら咲の彼氏失格よ?」
優駿「そんな……そんなこと……!!!」
咲「大丈夫!お姉ちゃんの手にかかったらしたくてもできないから」
清花「よくわかってるじゃない。今求めてるのはあなたの心が折れないこと。ちょっと寸止めされたぐらいで謝ったりしないでね?」
優駿「わ、わかった……」

だが優駿はこの時甘く見ていた。
寸止めの辛さをわかってなかったからだ。
この後ひたすら清花に寸止めを続けられ、謝ればお仕置きとばかりにくすぐられた。
優駿の人生においての地獄の始まりでもあった。
優駿の彼女の咲は浩二をくすぐる。
浩二はやっぱりこうなるのかとぐったりするまでくすぐられた。
この日を境に咲もくすぐりに完全に目覚め、優駿はことある毎にくすぐられるのだった。
だが優駿は壊れない様に心を保ち、咲の彼氏を続けるのだった。
どんなに酷い目に遭っても。

弓弦「小鳥ちゃん。手伝いますよ?」
小鳥「あ、じゃあ背中くすぐっとくね?」

すでにぐったりしている茂の背中に小鳥がくすぐり始める。
茂の足は拘束されていて動けないが電気按摩をするには不向きな状態だった。

弓弦「直接弄ってあげますね。その太いものを」

弓弦は足を伸ばして茂の肉棒を足で擦る様に弄る。

茂「ぐああああああ!!!うううう!!!」
小鳥「あーあ、もう普通の男子くすぐってるみたい。随分弱くなったね」
弓弦「前は強かったのにがっかりですね。やっぱりその辺は小学生ですね」

茂は二人がかりで蹂躙され、諦めの表情を浮かべる。
正を守る様に努めてきたが、もはやそれも不可能だと悟る。
今まで話し合いで解決しようと頑張ってきたがここにいる女たちには馬耳東風のようだ。
だが無駄だとわかっていても茂はこれからも正を守ろうとする。
報われないがそれが彼の生き方だった。

醍醐「ああ!!!礼!!!助けて!!!礼!!!」
過去「無駄。いい加減諦めたら?」

姉にくすぐられ醍醐はひたすら叫ぶ。

醍醐「礼いいいい!!!ああああ!!!礼いいいい!!!」
礼「うるさいよ?人の名前何回も呼ばないでくれる?」

礼は正への電気按摩を中断して醍醐に詰め寄る。

礼「まだくすぐられ足りない?だったら後悔させてあげるよ」
醍醐「そんな!!!待ってくれ!!!礼いいいい!!!」
過去「我が弟ながら見苦しい。一度と言わず延々と酷い目に遭わないとわからないわね、これは」

醍醐のくすぐりに礼が介入しくすぐる。
礼は醍醐に対しては見下しながら容赦なくくすぐる。
醍醐は息ができないぐらいくすぐられ、軈て気絶する。
この気絶までの速さからも礼のくすぐりの上達が窺えた。

過去「これは邪魔みたいだから連れて帰るわね?」
礼「ありがとう、でも過去さんはもうくすぐらなくていいの?」
過去「大丈夫。今日はこの愚弟にきっちり色々と教え込む予定でいるから」
礼「そうなんだ。楽しみにしてるね!」

過去は醍醐を連れて部屋をでる。
その入れ替わりにメイドがドアの前に立っていた。

メイドB「礼お嬢様、お友達がお見えです」
礼「この部屋に通して」

メイドが誰かを呼びこの部屋に礼の友達が入る。
正は嫌な予感がしていた。


217 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:30:47 3MdWrizQ0

暁「おはよう、礼。それに正も」
奏「おはよう。うわあ、こういうの久しぶりに見たかも」

二人は部屋の惨状についてはそんなに驚いていないようだった。
暁と奏は礼と正の所に向かう。

小鳥「お姉ちゃん、先にやってるよ!」
弓弦「おはようございます。暁ちゃんに奏ちゃん」
咲「おはよう!暁ちゃん」
清花「久しぶり。暁ちゃん」
優駿「暁……」

暁は兄の優駿の方を見る。

暁「……情けない恰好」
優駿「うう……」

一方奏は茂の方を見ていた。

茂「おい……奏、変なこと考えてないよな……くすぐるのはもうやめたはずだよな……」
奏「茂君……決めつけないでくれる?」
茂「な、待て!!」
小鳥「はい、そこまで」
弓弦「あなたは私たちと付き合って貰いますね?」
茂「う!?ぐああああああああああ!!!」

茂は再びくすぐられ、足で股間を弄られる。

暁「正、良い恰好ね?」
正「暁ちゃん……くすぐりは止めたんじゃ……」
暁「確かにお互い好き同士だとわかってくすぐるのを止めたわ。でもよく考えるとあんたが私を好きならくすぐられても文句はないわけよね?」
正「ちょ、ちょっと待って……僕はくすぐられるのは嫌で……」
暁「くすぐられて私を嫌いになったりするの?その程度の気持ちなわけ?」
正「そんなことは……でも……奏ちゃんは!?奏ちゃんはくすぐるの止めたんだよね?」
奏「正君……私ね、みんながくすぐるからそれに合わせてくすぐってたと思ってた。でも違った。本当は私がしたいからくすぐってたんだって」
正「そんな……考え直して……よくないよ、そういうのは……奏ちゃんだってそういってたじゃないか?」
奏「本当は正君だって嫌じゃないんでしょ?じゃあ遠慮なくくすぐるけどいいよね?」

正は絶望した。
どうして突然暁と奏が考えを変えたのか。
その疑問は礼の一言でわかる。

礼「正君、私が皆を説得したの。苦労したんだよ?でも皆わかってくれてよかった♪」
正「何て事を……」
暁「やっぱりあんたはこういう目に遭うために生まれてきたわけね」

暁は完全に夏休みに正をくすぐる時の目になっていた。
それは奏も同様だった。

礼「暁ちゃん、奏ちゃん。サテングローブ用意しておいたよ♪これで正君をくすぐってあげよ?」
暁「気が利くわね♪夏の時は奏がいなかったわね」
奏「正君?私もう遠慮なんてしないからね?」
正「そんな……やめて……」

三人はサテングローブを装着し、正を拘束する。

奏「小鳥は背中をくすぐってるし私も背中をくすぐるね♪」
礼「じゃあ私は足の裏ね♪」
暁「正、久々にくすぐるからやりすぎても文句は言わないわよね?」
正「やめ……」

暁は正の脇腹をくすぐる。
それに合わせるように礼と奏もくすぐる。

正「ぎゃはははははははは!!!あはははははははは!!!ひゃあはははははははははは!!!」

腹筋が割れるほどの勢いで正は笑う。
暁と奏のくすぐりの腕は衰えていなかった。

暁「相変わらず敏感ね。そういう所好きよ?正」
礼「私も、一生くすぐってあげるね」
奏「本当は喜んでいるんだよね?もう止めたりしないから安心してね」
正「ひはははははははははは!!!……!!!」

正は三人にサテングローブでくすぐられあっという間に呼吸が困難になる。
正は思った。
また今日から毎日くすぐられるのだろう。
暁や奏が奇跡的に自分を哀れに思ってくすぐるのを控えたとしても、礼はそうは思わないだろう。
また礼が説得して存分に三人でくすぐってくるだろう。
礼がいる限りくすぐられる運命から逃れられないだろうと薄れゆく意識の中で正は考える。
そして気絶してもまた起きたら容赦なくくすぐられる。
それでも心が折れないのは何故だろうか。
生まれながらの才能か、三人を好きになってしまったからか。
ただくすぐりに慣れることはなかった。
それがまた正を苦しめることになる。
永遠に。


218 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:32:22 3MdWrizQ0

その日の晩、清花の家にて。

義樹「清花、咲は友達の所か?」
清花「咲なら彼氏の家に行ってるみたいよ」
義樹「何?咲に彼氏ができたのか?」
清花「知らなかったの?ずっと前からいたのに」
義樹「知らなかった……そうか、咲もそんな歳か……そういえばお前が今日家にいるのは珍しいな」
清花「まあ、たまには家族と過ごしてもいいと思っただけよ」
義樹「そうか、それは何というか……嬉しいことだ。」
清花「そろそろ彼氏を作らないとね。私にいるのは奴隷ばっかりだし」
義樹「……ほどほどにな。しかしお前の彼氏になったら大変だろうな」
清花「そんなことないよ?毎日愛でるようにくすぐってあげるよ?」
義樹「……参考までに聞くがどんな男がいいんだ?」
清花「え?えっとね、くすぐりに強くて我慢強い人かな?すぐに諦める人はつまらないしね」
義樹「そうか……現れるといいな……」
清花「ねえ、お父さん?」
義樹「ん、なんだ?」

清花の声から真剣さが義樹に伝わる。
いきなりシリアスな空気が辺りを包む。

清花「私、お母さんを超えることができたかな?」
義樹「……それは、くすぐりのことか?」

清花は無言で頷く。
一見どうでもいいことに思えるが清花にとってはすごく大事なことなんだろう。

義樹「……まだまだだな」
清花「…………」
義樹「ただ、母さんがお前と同じ年の頃はそこまでではなかったな」
清花「それって……」
義樹「生前の母さんには及ばんが、当時の母さんは超えたってことだな」
清花「そっか……遠いなあ……やっぱりお母さんには敵わないか……精進あるのみってことね」
義樹「余計なこと言ったかもな……」

最終章 【後編】 完


219 : 時雨 :2014/12/21(日) 18:51:04 3MdWrizQ0
というわけで完結です。
まあ、前半の展開は必要かと言われたら書きたかったからとしか言いようがないですねw
色々謎要素があったり雑な所もあったとは思いますが、とりあえず完結させることを目指しました。
だいぶ時間がかかったんで、長編を書くときはもっと計画的に書くべきでしたね。
今度何かを書くとしたら短編になると思います。
しかし見事にSな娘しかいない世界でしたw
Mな娘がくすぐる姿といえば罰ゲームぐらいしか思いつきませんしね。
f/mでの女性はやっぱりSでしょう!
とはいえ暴力的な女性は私は好きなんですが、そうでもない人もいるからほどほどにすべきでしたね。
私の中の女性のドSな表現がまだまだってことでしょう。
精進あるのみってことですね。
ここまで付き合って下さった方は有難う御座います。
また何か書いたときは宜しくお願いします。


220 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/21(日) 19:45:33 1bcyEiLg0
素晴らしい話でした!
お疲れ様です!


221 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/22(月) 01:59:17 F8AywhFk0
>>201
はい、どちらもロリなお手ての大群に包み込まれて性的にくすぐり回されたいというMy願望から生まれた、
世のロリコンお兄さん達を萌え萌えにさせつつこちょこちょ責めにするのが大好きな妖女幼女達なのです。
普通の人間では再現不能・再現困難な責め方を容易く行えたりするのもモンスター娘の魅力の一つだよね。

>>203
石鹸娘も自作なのでそこまで好きになってくれたなら凄く嬉しい…でも好意の行き過ぎにだけはご注意ね(ボソッ)
何にしても石鹸や粘液でぬるついた美少女達の手や裸体が絡みついてきてくすぐった気持ち良く滑り回されるとか
そういう系統のシチュは自分にとっても大好物です。余裕で共感できるというか、むしろ共感されてる側なのかな。

>>202 >>204-219
清楚な制服に身を包み、ピアノを奏でる姿も可憐で美しい女子学生…。
しかし裏に回れば、その器用な指で奴隷の男子生徒達を笑い悶え苦しめるくすぐりサディスト美少女!
見た目はほぼ人間で特殊能力は人外ってタイプのモン娘にしても、見た目とのギャップ萌えが良いですよね。
そして超大作の完結編、まことに乙でした!ドSな女の子達の無慈悲なくすぐりを堪能させて頂き眼福で御座います。


222 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/25(木) 03:33:49 hKmn/7Js0
メリークスグリマス!性なる夜にサンタクスグロースがやってきたよ!

という訳で(?)、稚拙ながらロリサンタ/ショタを描いてみました。
まだまだ未熟な画力ですが宜しければどうぞ〜。
//i-bbs.sijex.net/imageDisp.jsp?id=nikuniku22&file=1419445855538o.png


223 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/28(日) 01:58:23 B7tgF8Gg0
…後から思うと深夜テンションって怖いなw
まぁそれはそうと、こんな番組があったら見てみたい。

【絶対に萌えてはいけない24時間耐久こちょばし鬼ごっこ廃洋館】

くすぐりモンスター娘(以下モン娘)達の世界で毎年大晦日に放映される大人気シリーズ。
人間界から捕まえてきたくすぐったがりで可愛い少年達を特別なフィールドの中で逃走させ、
それを様々なモン娘達が追い回して持ち前の魅了テクとくすぐりテクで可愛がるという内容。
今年のフィールドは立派だけど暗くてボロボロな廃洋館。ゴースト娘の提供でお送りします。

少年達やモン娘達は洋館の敷地内を自由に移動する事が出来る。走り回るのも身を潜めるのも自由。
少年達はモン娘にタッチされると自動的に拘束魔法が掛けられ、10秒間体を動かす事が出来なくなる。
モン娘はその隙に少年を萌えさせようと、時に可愛く、時にエロく、全力の猛アピールをしてくる。
そのまま10秒間耐え切ればワープの魔法が働いて瞬時に別の場所に逃げられるが、
もしも10秒以内に胸キュンしたり性的興奮を抱いてしまうと…"デデ〜ン♪○○君、アウトー♪"
硬直が解除されてもワープ魔法は発動せず、そのまま延々と好き放題にくすぐり回されてしまう。
力尽きて気絶したり眠ったりした場合はワープ&体力回復の魔法が発動して逃走続行を強いられる。
ゲームが進行すれば建物内で少年達を探して徘徊するモン娘達の数や種類も増えていき、
一度に数人掛かりで萌えさせられたりくすぐられたりするパターンも多くなっていく。

そんなゲームを24時間休憩無しのぶっ続けで行い、ゲーム終了後に授賞式が行われる。
萌えさせられた回数が1番多かった少年は罰ゲームと称してモン娘集団に囲まれて・・・。
萌えさせられた回数が1番少なかった少年もご褒美と称してモン娘集団に囲まれて・・・。
それ以外の少年達にさえもそれぞれ特別賞と称してモン娘集団に囲まれて・・・。
そのまま全員、モン娘達のくすぐった過ぎる身体でモミクチャにされてしまう。

滅茶苦茶にくすぐられて笑い悶え狂わされる少年たちの姿でクライマックスを飾るのがお約束。


224 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/30(火) 10:13:00 uZ/G1NpM0
いつもながら素晴らしいな。あなたの絵が大好きです


225 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/31(水) 01:28:11 jeOJVQMA0
気に入って頂ければ嬉しい限りです。有難う御座います!

何だかんだで今年も残す所あと1日、明日になればいよいよ新年ですね。
初夢をサキュバスに乗っ取られてくすぐったエロい淫夢を見せられたい。
初詣に寄った神社で可愛い巫女さん達から清めのくすぐりを受けたい。
振袖美少女達との羽根つき対決にボロ負けして筆で全身をコチョコチョされたい。
ロリっ娘達にお年玉をおねだりされて「出さなきゃくすぐりの刑だー」的な展開にされたい。
ただのお笑い番組かと思いきやTVからアイドル達が出てきてくすぐりで強制的に笑わされたい。
何枚もの年賀状から飛び出してきた全身モフモフのヒツジ娘達に包まれてくすぐられたい。
モチを食べようとしたらモチ娘が現れて逆にエネルギー搾取的な意味で食べられたい。
雪女に「こ、凍えさせようとしてるだけだからねっ///」とヒンヤリお手てでくすぐり回されたい。
コタツに潜り込んできた猫又娘に下半身をくすぐったくイタズラされてみたい。
何故か凧揚げ用のタコと勘違いされたタコ娘から怒りのくすぐり触手でお仕置きされたい。
そんな妄想が叶う新年だったら良いのにな〜w


226 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/31(水) 03:07:04 p7Zg.c0Q0
〜プロローグ〜

 ここは私達の住む世界とは異なる時空に存在する世界『エフエム』。
 この世界では人間と魔物、異なる2つの種族による戦争が絶えず続いていた。
 そして今、長きに渡るこの因縁に決着がつこうとしていた…………

王様「では、勇者よ。健闘を祈る!」

勇者「はい! お任せください!」

 人間の王の言葉に少年は元気の良い返事をした。
 一見すると、彼は少女のようにも見える可愛らしい少年なのだが、これでも神託によって選ばれた勇者なのである。

王様「うむ、なんと頼もしい返事だ! 辛い旅になるであろうが、お主ならば」

側近「王様! 王様ー! 大変ですー!!」

 厳かな雰囲気の漂っていた王の間に、ひどく慌てた様子の側近が駆け込んできた。

王様「……何じゃ、折角かっこよく決めてたのに……して、何用じゃ?」

側近「こ、これをご覧ください……!」

王様「む、これは……?」

 側近から1枚の手紙のようなものを受け取り、それを見た王の表情はだんだんと険しいものになっていく。

勇者(何だろう……?)

 勇者の立ち位置からでは紙に書かれた内容を伺うことはできない。しかし、ただごとでないことだけは伝わってきた。

側近「い、いかが致しましょう!?」

王様「ふむ……」

 王は少し考える仕草を見せた後、唐突にこんな質問を勇者に投げかけた。

王様「勇者よ、お主はまだレベル5であったな?」

勇者「え? はい、そうですけど……」

王様「今までずっと両親と共に畑仕事を営んでおり、鍬に触れたことはあっても剣に触れたことはない……違いないな?」

勇者「は、はい……」

 勇者には王の質問の意図が掴めないでいた。どうして今になってこんなことを尋ねるのだろうか?

王様「そうか……側近よ! 早急にこの申し出を受け入れるように伝えよ!」

側近「か、かしこまりました!」

 側近は相変わらず慌てた様子で部屋を後にする。
 それを見届けると、王は勇者にとって信じがたい命令を下したのだった。

王様「兵士達よ! 直ちに勇者を捕らえるのだ!」

兵士達「「「はっ!」」」

勇者「えっ……ええぇ〜〜〜!?」

 その後、勇者はものの数秒で捕らわれてしまった。神に選ばれた勇者とはいえ、一度も戦闘に参加したこともないレベル5の彼が、城の兵士達に敵う道理もなかった。

 そして、勇者にとっての悪夢が幕を開ける…………


227 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/31(水) 03:08:12 p7Zg.c0Q0
〜エピソード1・サキュバスのくすぐり〜

勇者「うう……あれ、ここは……?」

 意識を取り戻した勇者の目に映ったのは見知らぬ部屋の天井であった。どうやらどこかの城の一室のようだ。そこのベッドに自分は寝かされている……
 勇者はゆっくりと身を起こし、辺りを見回しながら何があったのか思い出そうとする。

勇者「ぼくは確か……王様に呼ばれてお城に行って……そこで兵隊さんに捕まって……それから……」

???「私達の城にお連れしました♪」

勇者「うわあっ!?」

 いつの間にか、勇者の背後に謎の美少女が座っていた。明るいピンク色の綺麗な髪を腰まで伸ばし、黒い水着のようなセクシーな衣装を身に纏った彼女は勇者ににっこりと微笑みかける。勇者より少し年上の……13、14歳ぐらいだろうか。

勇者「え、き、君は……?」

???「はじめまして、勇者サマ♪ 勇者サマの世話役を務めさせていただくサキュバスのライラと申します♪」

勇者「さ、サキュバス? サキュバスって確か……」

 勇者でも名前ぐらいは聞いたことがあった。『サキュバス』。どんな種族かは知らないけれど、ただ1つ確かに言えることは……

勇者「魔物……だよね?」

ライラ「はい♪ 私達の一族であるサキュバスはれっきとした魔の一族です♪」

勇者「あ、あはは……冗談だよね?」

 そうだ。こんなに可愛い女の子が恐ろしい魔物である筈がない。冗談に決まっている。勇者は自分にそう言い聞かせる。
 だって、彼女が魔物なら……自分は今、大ピンチじゃないか?

ライラ「むう、信じていただけないのですか?」

 ずい、とライラは身を乗り出し、四つん這いで勇者に接近する。まだ幼さを残した顔に、小柄で華奢な身体には不釣り合いな大きな胸が深い谷間を形成し、それを間近で見てしまった勇者は赤面して目を逸らした。

ライラ「いけません、勇者サマ……私の目を見てください……」

勇者「うっ……」

 ライラの甘い囁きに何故か勇者は逆らえず……顔を赤くしながらも、彼女の方へと向き直る。そして、その紅い瞳を見た次の瞬間……

勇者「……!? (身体が……動かない……!?)」

ライラ「うふふ……サキュバスの持つ能力の1つ、『魅了(チャーム)』です♪ どうです? 動けないでしょう? これで信じていただけますか?」

勇者「…………」

 サキュバスの術に嵌まり、身動き1つ取れない勇者にライラは一方的に語りかける。返事をしたり、頷くことですらままならない。

ライラ「あら? 勇者サマ? 返事をなさらないということは、まだ信じていただけていない、ということでしょうか?」

勇者「…………!」

 もちろん、そうではない。これだけのことをされたら、嫌でも信じないわけにはいかない。ただ単に身体を動かせないから返事もできないだけなのだ。それは術を使ったライラだってわかっている筈なのに……

ライラ「ダメですよ、勇者サマ♪ 私は勇者サマの世話役であると同時に監視役でもあるんですから……私の言うことには素直に従っていただかないと……でないと……」

 ライラは今までの優しい笑顔とは違う、妖艶な笑みを浮かべる。その表情を見て、勇者は直感的に理解した。この娘は始めからこうなることを見越していたのだと……

ライラ「『お仕置き』……しちゃいますよ?」


228 : くすぐり好きの名無しさん :2014/12/31(水) 03:08:55 p7Zg.c0Q0
 数分後……

ライラ「ほらほら、勇者サマぁ♪ くすぐったいですかぁ? くすぐったいですよねぇ?」

勇者「〜〜〜っ!」

 勇者はライラの術によって強制的に万歳の格好を取らされ、がら空きとなった脇の下からわき腹にかけてをこちょこちょと激しくくすぐられていた。魔術に対して何の耐性も持たない勇者に抵抗ができる筈もない。

ライラ「勇者サマ、脇の下弱いんですかぁ? じゃあ……徹底的にいじめ抜いて差し上げますね♪ こちょこちょこちょこちょぉ〜〜♪」

勇者「ッッッ!!??」

 それは地獄の苦しみであった。元より勇者はくすぐられるのが大の苦手なのだ。それなのに、抵抗することはおろか、身悶えることも、声を上げることも許されずに、延々とくすぐられ続ける……まさに生き地獄と呼ぶに相応しい拷問であった。

ライラ「さあ、早くお返事を聞かせてくださぁい♪ でないとぉ……くすぐり殺しちゃいますよ?」

勇者(い、嫌だあああぁぁ!!!)

 心ではどう思おうとも、身体は言うことを聞かない。手を下げることも、声を発することもできず、ただくすぐったい感覚だけが電流のように勇者の身体を駆け巡る。

勇者(だ、誰か助けて……)

 そんな勇者の思いを知ってか知らずか、ライラはクスリと笑うと、さらに勇者との距離を詰める。そして、柔らかな乳房を勇者の胸板に押し付けながら、彼の耳元で呟いた。

ライラ「いいことを教えて差し上げますわ、勇者サマ……♪」

 話している間もライラの細く白い指は絶えず勇者の身体を這い回る。それでも、彼女の言葉は何故かはっきりと理解することができた。

ライラ「サキュバスの使う『魅了』の術は……対象が使用者に対して魅力を感じていなければ発動しないんです。その代わり……」

 ここでライラは言葉を区切り、勇者の耳に舌を這わせた。ゾクリ、と勇者の身体にくすぐったさとはまた違った刺激が駆け抜ける。

ライラ「対象が魅力を感じていれば感じているほど、強く強く縛り付けることができるんです。そして、こんな風に……」

勇者(……!?)

 勇者の両手が勝手に開いて閉じてを繰り返す。勇者の意に関係なく、グーパー、グーパーと。

ライラ「……操ることだって、できちゃうんですよ♪」

 そう言って、ライラは勇者の右の頬に軽いキスをした……くすぐりながらなので、ムードも何もあったものじゃないが。

ライラ「もうおわかりいただけましたよね、勇者サマ♪ これ以上くすぐられたくないならば、私に対して何の魅力も感じなければいいんです。そうしたら、この術は自然に解けて、すぐにでも逃げられるのですよ?

 ……もちろん、そうなる前に、私が先に勇者サマをメロメロにしちゃいますけど♪」

 ……今までロクに女の子との付き合いのなかった勇者君、絶体絶命である。


229 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/01(木) 02:14:25 VdLr6pAE0
あけおめこちょよろ!今年も益々F/Mが流行ってくれますように。

>>226-228
新連載乙です!ライラちゃんの小悪魔っぽさが思いっきりツボだわぁw
これからどんな運命(くすぐり)が勇者くんに襲い掛かるのか楽しみにしております


230 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/02(金) 02:32:45 ektIU0mA0
 勇者がライラにくすぐり責めにされている一方、その頃……

『ほらほら、勇者サマぁ♪ くすぐったいですかぁ? くすぐったいですよねぇ?』

魔王「…………」

 魔王は魔法の水晶を通してその様子を眺めていた。

魔王「アス、アスはおるか?」

???「は〜い♪ お呼びですか、魔王様?」

 魔王の呼び掛けに応えて、1人の女性が姿を現す。黒いローブでそのセクシーなボディラインを隠した褐色の女性……彼女の名はアスモデウス。魔王軍の誇る六幹部の1人である。

魔王「アスよ、勇者の監視役を命じたこのサキュバスは貴様の配下であったな?」

アスモデウス「はい♪ その通りでございます♪」

魔王「では貴様に問おう。その……何だ………………………?」

 魔王は何やらモジモジとしながらアスモデウスに問いかける。が、声が小さすぎて、アスモデウスの耳には届かなかった。

アスモデウス「……? 魔王様? もう少し大きな声で言っていただけますか?」

魔王「だ、だから! 美少女魔物達に勇者を骨抜きにさせ、伝説の勇者の血を継いだ魔物を産ませる……それが我々の計画であろう!?」

アスモデウス「……ええ、その通りでございます。そして、その子らを使い、改めて人間界を征服する……そういう手筈になっておりますが、それが何か?」

魔王「気になって見ていれば、あのサキュバスは勇者をくすぐり弄ぶばかりではないか! もっと、こう……そういった行為が必要ではないのか!?」

アスモデウス「はて? 魔王様、『そういった行為』とはどのような行為を指すのでしょうか?」

魔王「だ、だから……その……せ、セックスとか……」

 魔王の声は尻すぼみになっていた。恥ずかしいのか、顔も真っ赤である。
 その様子を見たアスモデウスは俯き、身体をプルプルと震わせていた。

アスモデウス「ま、魔王様って……」

魔王「?」

アスモデウス「ほんっっっと、可愛い〜〜〜!!!」

魔王「なあっ!?」

 アスモデウスは大きく跳ねて、魔王に抱きついた。自分よりも身長の高いアスモデウスに抱き締められて、魔王は苦しそうだ。

アスモデウス「ああ、もう、セックスって言って赤面するルーちゃん可愛すぎるよぅ……ほっぺもお餅みたいにぷにぷにだし、髪の毛もサラサラだし……身長とおっぱいは少し残念だけど……」

魔王「なっ!? わ、我はまだ発育途中なだけだ! てか、ルーちゃんと呼ぶな! 離せ!」

 ジタバタと暴れる魔王。しかし体格差もあり、アスモデウスの腕の中からは抜けられそうになかった。

アスモデウス「心配しなくても大丈夫だよ、ルーちゃん♪ いずれあの勇者は美少女魔物達の性奴隷として堕ちるから♪ ただ、勇者はまだ若すぎるからね……子どもを作れるようになるにはまだ時間が必要なの。だからそれまでは行為に及ばず、調教に留めておくの。わかる? ルーちゃん」

魔王「わ、わかったから離さんか、阿呆! あと、ルーちゃんと呼ぶのをやめろーっ!!」

 ……魔王の叫び声は城中にこだましたと言う。


231 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/02(金) 02:33:25 ektIU0mA0
 さて、そんな恐ろしい計画が動いているとは微塵も知らない勇者はというと……

ライラ「うふふ、勇者サマぁ……表情がとろけていらっしゃいますよ? こちょこちょこちょ……♪」

勇者「〜〜〜!!」

 今やベッドの上に大の字に寝かしつけられ、その上に跨がったライラにくすぐられ続けていた。「魅了」の効果も解けずにいる。

ライラ「素敵な表情です、勇者サマ……♪ 今すぐにでも食べてしまいたいぐらい……♪」

勇者「〜〜〜!!!」

 勇者は最早何も考えられないでいた。ただ、くすぐったくて、くすぐったくて……頭の中が真っ白になっていく。
 だから、

ライラ「……そろそろとどめを刺して差し上げますね♪」

 ライラの言葉の意味も何一つ理解できなかった。

ライラ「勇者サマ、先程私の胸元を見て赤面していらっしゃいましたよね? おっぱいがお好きなのですか?」

 勇者は何も答えない。何も答えられない。例え「魅了」が解けていたとしても、言葉を発することはできなかっただろうけど。

ライラ「恥ずかしがる必要はございませんよ……勇者サマも男の子なのですから♪ それに私は勇者サマを愛しているのです。まだ出会ったばかりだなんて仰らないでくださいよ。この気持ちは本物なのですから……だから、見るだけでなく、こうやって……」

 ベッドに縛り付けられていたかのように固まっていた勇者の右腕が勝手に動き、ライラの胸元へ真っ直ぐに伸びていく。そして……

  むにゅう

勇者「〜〜〜!?」

 勇者の右手に、収まりきらない程の柔らかな感触が広がった。
 くすぐられ続けて働かなくなった頭でもわかる、その感触は紛れもなくライラの豊満な胸であった。

ライラ「……こうやって、触ってほしいのです。いかがですか、勇者サマ? 私のおっぱいは気持ちいいですか?」

勇者「〜〜〜!!??」

 勇者には何が起きているか理解できなかった。しかし、手はひとりでにライラの胸を揉みしだいている。

ライラ「……もっとサービスして差し上げます」

 そう言うと、ライラはようやくくすぐるのを中断し、ゆっくりと身体を勇者の顔へと近付け……豊かな胸の描く谷間に勇者の顔を埋め込んだ。

勇者「!!??」

ライラ「巷では『ぱふぱふ』と言うそうですよ……気持ちいいですか?」

勇者「!! (い、いい匂いがする……けど、息が……!!) 」

 そう、柔らかな乳房に顔を覆われてしまい、殆ど息ができないのである。普段の勇者ならば、バタバタと暴れ、抵抗していたかもしれない。けれど今は「魅了」の術を受けてしまっているのだ。どんなに息苦しくても、身体は言うことを聞かず、それどころか……

  むにゅ むにゅうう

ライラ「んっ……今度は両手でお願いしますね♪」

 勇者の両手はライラの両方の胸を鷲掴みにし、再び激しく揉みしだいていた。

ライラ「それでは勇者サマ、この体制のまま『お仕置き』を再開致しますね♪」

勇者「!!!!」

ライラ「こちょこちょこちょ……♪ つんつん……♪ こしょこしょこしょこしょ……♪」

 くすぐり責めが再開される。首筋、脇、わき腹……ライラの手の届く範囲を余すところなく、細い指が蠢いていき、耐えがたい刺激が勇者の身に与えられる。

ライラ「うふふ、いつまで持ちますかね? こちょこちょこちょこちょこちょこちょ……♪」

 そして、勇者は、

ライラ「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ……♪」

 ライラの胸に顔を埋め、その胸を揉み続けたまま、

ライラ「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ……♪」

 くすぐられて、気を失った──


232 : 名無し :2015/01/02(金) 23:22:39 onS80iUY0
乳首のみをローションの手やヌルヌルのスライム娘などにこちょこちょクリクリ責めつづけられて悶死するのも期待したい!


233 : やなっき :2015/01/03(土) 01:35:24 fgeg5fNA0
今夜は登場人物紹介と、魔物のデータ紹介だけです。

○勇者
 主人公。女の子に間違われるほどの可愛い男の子。年齢は10歳ぐらい。心優しい性格。
 信託によって勇者として選ばれた矢先に、魔物側に売られてしまった。
 勇者に選ばれる以前は、田舎町で農家を営む両親の手伝いばかりしており、魔物との戦闘経験は皆無。ついでに女の子との付き合いも殆どない。そして、くすぐりにどうしようもなく弱い。
 この先、くすぐり好きでちょっぴりエッチな美少女魔物達と共に過ごすことになるが、果たしてどうなることやら……

○ライラ
 勇者の世話役兼監視役を務めるサキュバスの少女。見た目年齢は中学生ぐらい(魔物であるため、正確な年齢は不明)だが巨乳。いわゆる、ロリ巨乳。
 魔王の城に連れてこられた勇者を見て一目惚れし、自ら彼の世話役として立候補した経歴がある。
 少々サディスティックな性格で、くすぐられて悶える勇者の姿を見るのが大好き。また、あっけらかんとした性格の多いサキュバスにしては珍しく執着心が強い。良く言えば一途、悪く言えばヤンデレである。
 紅い瞳に、腰まで伸びた桃色の長い髪が特徴。着用する衣服は露出度の高いものが大半を占める。特に最初に勇者の前に現れた時に着ていた「黒い水着のような服」(勇者談) はお気に入りらしく、本人曰わく「勝負下着」である。服ではなく、下着という認識なので、当然下には何も着ていません。やったね!
 エピソード1でも使った「魅了(チャーム)」能力の他、雷の魔法を得意としているが、披露する機会はなさそうである。ちなみにサキュバスとしてはまだまだ未熟であり、男性経験はない。

○魔王
 名前は「ルシファー」、あだ名は「ルーちゃん」。とっても可愛い幼女である(見た目は)。
 長い黒髪をツインテールにしている。一見すると、やはりただの幼女のようだが、れっきとした魔王であり、その戦闘能力はありとあらゆる魔物の中で最強。ただし、頭の方は残念な子である。
 プライドが高く、威厳のある喋り方をするが、妙に幼い一面も。頭を撫でられるのが好きだが、プライドが高いのでなかなか撫でさせてくれません。迂闊に触れようとすると消し炭にされるので注意。

○アスモデウス
 銀髪に褐色の肌が特徴の妖艶な女性。その正体は魔王軍の誇る六幹部の1人にして、蠍の魔物である。
 明るくひょうきんな性格だが、知略に長けている魔王軍の頭脳。今回の計画も彼女の発案である。
 雷魔法を得意とし、同型の魔物に加え、サキュバスやハーピーなども使役している。

○他の六幹部
 ベルゼブブ、レヴィアタン、ベルフェゴール、サタン、マンモンの5人がいたが、このうちベルフェゴール以外は既に命を落としている。
 彼らの配下の中には人間達に敗れた主の仇を取ろうと企てているものもいるようだが……?

○王様
 人間の王。民の幸せを一番に考える人物で、魔物側の「勇者を差し出せば侵攻をやめる」という申し出を受け入れた。ある意味、今回の勇者の受難の元凶である。
 多分もう出ません。

○側近
 人間の王の側近である。

○兵士
 数の暴力。


234 : やなっき :2015/01/03(土) 01:36:06 fgeg5fNA0
モンスターファイル1〔サキュバス〕
 ・クラス:上級

 美しい女性の姿をした悪魔で、男性の精を奪うことを目的としている。精を奪って初めて本来の力を発揮するが、精がなくとも強力な魔物には変わりないので注意が必要。
 特に厄介なのはサキュバス特有の能力「魅了(チャーム)」。目を合わせることで、自身に対して魅力を感じた者の動きを封じ、操る術である。一度これに嵌まってしまえば、動けないまま延々と誘惑され、干からびるまで精を奪われてしまうだろう。
 その細く綺麗な指から放たれるくすぐり攻撃も強力だ。もともと性技に長けたサキュバスはくすぐりも上手い。的確に弱点を見抜き、そこを重点的に責め立ててくる。前述の「魅了」と合わされば、地獄の苦しみを味わうことになる。その激しくもエロティックなくすぐりに捕らえられる者が後を絶たない。
 また、サキュバスは2〜4人程のチームで行動することも多い。1人増えれば、「魅了」される可能性も倍増だ。戦闘の際は心を無にしてかかるべし。間違っても、そのおっぱいやお尻や太ももなんかに目を奪われてはいけない。


235 : やなっき :2015/01/03(土) 01:37:45 fgeg5fNA0
そして、エピソード2で勇者に襲いかかる魔物はコイツだ!

モンスターファイル2〔スライム娘〕
 ・クラス:低級

 不定形魔物の代表格。ぬるぬる、ぷるぷるとしたゲル状のボディが最大の特徴。スタイルはロリロリとしたぺったん娘からグラマラスな女性まで様々だが、戦況に応じて姿形を変えることが多いため、あまり意味を持たない。
 現代では雑魚という印象が強いスライムだが、決して侮ってはいけない。不定形故に、その身体はありとあらゆる物理攻撃を無効化し、武具・防具などは溶かされてしまう。攻撃魔法を覚えていれば、対処は簡単なのだが、そうでなければ逃げるしかない。幸い、移動速度は遅い。
 しかし、一度捕まってしまえばもう大変。ぷるぷるのボディに全身を覆われ、ぬるぬるこちょこちょとくすぐられてしまう。武具や衣服は徐々に溶けていき、最終的には素肌を直接くすぐられることとなる。バブルスライムなど一部の亜種を除いて人肌を溶かすことはないが、それはつまりくすぐり責めに終わりが来ないということでもあるのだ。いっそのこと一思いに殺してくれと思いながら、笑い続けることとなるだろう。捕まってから防ごうとしても無駄だ。彼女達の変幻自在のボディはどんな小さな隙間にも潜り込む。
 下級魔物であるスライム娘の知能は決して高くない。人間に襲いかかるのだって、彼女達にしてみれば甘えているだけである。だからといって油断するな。心を鬼にして臨め。さもなくば、死ぬまで彼女達の玩具とされる未来が待っている。


236 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/03(土) 01:47:28 vAQ4wggw0
ぱふぱふ窒息くすぐりGJ!美少女サキュバスにこんな事されてみたいなぁ
そしてどうやら魔王様は意外にも純情な女の子のようでw ルーちゃん可愛いよルーちゃん
優秀な子種として美少女魔物達からくすぐり調教を受け続ける日々、想像しただけで期待が高まりますね


237 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/03(土) 02:05:06 vAQ4wggw0
わぉ、感想書いてるうちにデータ紹介も来ちゃってた!w
やっぱりこうして設定を整理して頂けるのは分かり易くて有難いですね
自分もスライム娘のくすぐりシチュが大好きなので続編が今から楽しみです


238 : 時雨 :2015/01/03(土) 02:36:16 T9RiwPUg0
ライラちゃんいいよーたまらんねぇ!!
サキュバスの設定的に多人数くすぐりの妄想も滞る!!
スライム娘のくすぐり超楽しみ!!

ニコニコのMMDでf/mの動画を上げている人は本当によくわかってる!!
的確に自分のツボを突かれた感じだ!!
抜いた。


239 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/03(土) 03:04:20 vAQ4wggw0
あの方々のMMD作品はキャラの表情や動きが本当に生きてるような豊かさだし
何よりf/m好きのツボを深く分かってくれてて素晴らしい限りだよね
現状最新版の顔面騎乗&集団くすぐりの作品で、レン君が一度地獄を味わった後、
レン君視点でじわりじわりとお尻が迫ってくる→窒息直後に全力くすぐりの流れとか色々ヤバかったw


240 : 名無し :2015/01/03(土) 09:42:42 X/hvtqVE0
石鹸娘とコラボさせてほしいっす!
ヌルヌルの摩擦ゼロの手と細い指…爪なのにヌルヌルでくすぐったすぎる…
妄想がわく〜足の指の間を細長い指がヌリュヌリュと行き来する…


241 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/03(土) 13:14:03 vAQ4wggw0
水やお湯に化けられるスライム娘、石鹸やボディソープに化けられる石鹸娘、
そしてタオル等色々な布製品に化けられる一反木綿娘の仲良し3人組がお風呂に潜み
油断した人間を捕獲して、協力して全身隅々までくすぐった〜く洗ってあげるというシチュを妄想した


242 : 名無し :2015/01/03(土) 17:09:52 aSbPVm3.0
あーー!いいねぇ素晴らしいっす!
そんなシチュ最高!
イラストもあればもう破滅級こえちまうわw


243 : やなっき :2015/01/03(土) 17:46:09 fgeg5fNA0
※魔物のクラスについて

・下級
 戦闘能力・知能ともに低い。対処法を知らなくても力押しで倒せることも多い。
 知能の低さ故か、子どもっぽい無邪気な性格のものが大半を占める。くすぐり攻撃もあまり深いことは考えずに行うことが多い。しかし、それは加減を知らないということでもあるので、下級魔物に捕らわれてしまえば、無茶苦茶に激しくくすぐられることとなる。
 性技は殆ど使うことがない。が、くすぐりに思わず反応してしまった性器に興味を示し、攻撃を仕掛けてきたというケースも多いので注意。
 スライム、フェアリーなどに加え、ラミアやハーピーなどの幼体もこのクラスに属する。

・中級
 下級に比べると力も強く、知能も高くなっている。このクラスになると魔法を使う種も増えてくるようだ。
 くすぐり攻撃もある程度考えて行うようになり、自身の身体的特徴や得意とする魔法と組み合わせて使うことも多い。特に動きを封じてから一方的に責め立てようとするものが多いので注意が必要である。
 性知識は既に完成されていると言っても過言ではない。しかし、中級クラスでくすぐり攻撃と性技を組み合わせて使うものは稀である。知識が先行しているだけで、まだ性技は上手くないのだ。
 ラミアやハーピーなどの成体、人魚、ゴーストなどがこのクラスに含まれる。

・上級
 戦闘能力・知能ともに高く、並の冒険者ではまず敵わない。対策をきちんと考えた上で、上手く立ち回らなければ、あっという間にその餌食となってしまうだろう。
 くすぐり攻撃も強力だ。下級・中級とは比べものにならない程のテクニシャンであり、積極的に弱点を狙ってくる。加えて、一度捕まると逃れるのが困難な束縛スキルを持つことが多い。かなり危険な相手だ。また、くすぐりそのものが束縛手段となっているものもいる。
 上級クラスの大半は性技を交えたくすぐり責めを行う。人間には到底できないような性技が強い快感となって、くすぐりと共に冒険者を襲う。激しいくすぐりと甘い快楽に堕ちてしまえば、死ぬまで悦ばされることとなるだろう。
 サキュバス、ミミック、ルサールカなどがこのクラスに含まれる。これらの魔物には遭遇しないことを願っておこう。

 なお、魔王軍六幹部や魔王の実力は上級のさらに上を行くらしい。彼らと戦い、生きて帰った者は数える程しかいない。


244 : やなっき :2015/01/03(土) 18:47:44 fgeg5fNA0
〜番外編・魔王城に安らげる場所はありません〜

勇者(ライラちゃんがお風呂に入る時は気をつけてと言っていたけど……何かあるのかな……?)

 勇者が浴室に足を踏み入れた瞬間、

???「……………………」

 どこからか小さな声が聞こえてきた。

勇者「えっ? 何? 誰かいるの!?」

???1「……(ねえねえ……何か見たことのない魔物が来たよ……)」

???2「……(違うよ……あれ、魔物じゃないよ、人間のオスだよ!)」

???3「……(私、仲間のスライムから聞いたんだけど、人間の勇者が小作りのために連れてこられたんだって)」

???1「……(そうなの? それならさ……)」

???2「……(そうだね……)」

???3「……(うん……!)」

???達「「「襲っても問題ないってことだよね!」」」

勇者「う、うわあああぁぁ!!??」

 浴室に置かれていた石鹸が、掛けられていたタオルが、浴槽に溜まったお湯が一斉にその姿を変え、動き出す。そう、これらは全て魔物だったのだ!

石鹸だった魔物「はじめまして、勇者さん♪ ソープスライムのララといいます♪」

 真っ白な肌に抜群のスタイルを惜しげもなく晒した美少女、ララはそう名乗って勇者に微笑みかける。腰まで伸びた長い髪やくりくりとした瞳、ツン、と立った乳首ですらも真っ白な彼女はソープスライム、すなわち石鹸の魔物である。その身体は石鹸と同様の成分で構成されており、故に全身真っ白なのである。

タオルだった魔物「私はリリ♪ 一反木綿の亜種でタオル娘って呼ばれています♪」

 ふわふわと宙を漂うロリ体型の美少女、リリもララに続いて自己紹介をする。見た目では少々わかりにくいが、彼女の身体はタオルと同じ素材でできており、ふわふわのボディが自慢である。足はなく、下半身はそれこそ一反木綿のようであった。

お湯だった魔物「私はスライムバスのルルでーす♪ スライムベスと間違えないでね♪」

 最後に名乗ったのは、小ぶりな胸やお尻をぷるぷると揺らした美少女、ルルだ。湯で構成された身体を持つ彼女の正体はスライムの亜種の1つ、スライムバス……早い話が風呂に暮らすスライムである。構成成分が湯であるためか、その身体はスライムよりも透明度が高く、粘度は低いようだ。

勇者「え? え? え? なんなの?」

 驚きのあまり床に座り込んだ勇者は顔を赤くしながら混乱している。相手が人外といえど、突然美少女達に……それも、全裸の美少女達に囲まれればそうもなるだろう。しかし、勇者は思い出すべきであった。そして、逃げるべきであった。

ライラ『勇者サマ、お風呂に入る時は気をつけてくださいね……』

 そして、勇者は身をもってその言葉の意味を知ることになる。

ララ「勇者さん、私達ねぇー……とーっても退屈なの」

リリ「お風呂に来た人を綺麗にするのが私達の仕事なのに、誰も使ってくれないんだよ? ひどいと思わない?」

ルル「だから久し振りに人が来てくれて、すっごく嬉しいの! お礼にたーっぷりご奉仕してあげるからね♪ それじゃあ……」

 3人の手が、身体が、触手が勇者の身に迫る……!

ララ&リリ&ルル「「「いただきます♪」」」



>>240-242 こんな感じ?


245 : 名無し :2015/01/03(土) 22:06:28 aSbPVm3.0
あ!いいですね!続きがとても知りたくなる内容…w
乳首のみくすぐられたりしたら失神まで追い込めるのかなぁ?
よろしければ続きお願いしたいです!


246 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/04(日) 02:26:41 9YAdhbAM0
うぉぉぉ!書いてくれて有難う御座います!このお風呂入りたい!
まさにそんな感じと言うか、むしろ期待してた以上に魅力的というかw
タイプの違う3人の美少女達に全裸で囲まれてくすぐられるのは憧れますね
どうしよう、本編の続きも番外の続きもどちらも凄く気になる・・・w


247 : やなっき :2015/01/04(日) 04:34:33 FXyFg8ys0
勇者「うう……」

 それから数秒後には、勇者はララの作った石鹸の触手に手足を縛られた状態で風呂椅子に座らされていた。

ララ「ごめんね、勇者さん♪ 身体を洗う時に暴れられると困るからさ、こうして縛っておくことにしてるんだ♪」

 その蠱惑的な肉体を勇者の背中に密着させながら、ララは囁いた。石鹸でできている筈なのに、その身体は女性特有の柔らかさを有していた。

ルル「それじゃ、まずはサーッと全身を流すね♪」

 そう言うと、ルルは蛇口をひねり、シャワーからお湯を出すと……

勇者「あれ……?」

 何故か勇者の身体ではなく、自分に向かってお湯をかけ始めた。

リリ「まあまあ、見ててよ♪」

勇者(見ててよって言われても……)

 魔物ではあるとはいえ、女の子がシャワーを浴びている光景は勇者には刺激が強すぎる。思わず俯く勇者であったが、結局ララとリリによって頭を固定されてしまい、少女のシャワーシーンを目の当たりにすることとなった。

勇者「……え?」

ララ「うふふ、気付いた?」

勇者「形が、変わってる……?」

 そう、シャワーを浴びたルルはその姿形を変えていき……元々中学生ぐらいだったのが高校生に、そこからさらに成長していき……やがてララにも負けない程のグラマラスな女性の姿となった。小ぶりだった胸も巨乳となり、ぷるぷると怪しく揺れている。
 思い出してみてほしい。ルルの正体はスライムバス……お湯でできた魔物なのだ。そこにお湯を足せば当然大きくなるに決まっている。

ルル「……これだけあれば十分かな♪」

 すっかり大人の女となったルルはお湯を止めると、何だか楽しげに勇者に接近する。彼女が歩くと、それに合わせて大きな胸が激しく揺れ動き、首を動かせない勇者はそこから視線を外せずにいた。

リリ「あーっ! 勇者さん、ルルのおっぱいじっと見てるー!」

勇者「えっ!?」

ルル「もう、勇者さんのエッチ♪」

ララ「勇者さん、おっきなおっぱいが好きなの?」

勇者「ち、違うよ! そういうわけじゃなくて……」

 慌てて否定する勇者であったが、正直なところ、否定できない部分もあった。自分はおっぱいが、それも大きなおっぱいが好きなのだろうか。

勇者(うう、ライラちゃんが毎日『ぱふぱふ』なんてするから……!)

ルル「隠さなくてもいいのに……じゃあ、おっぱい大好きな勇者さんのためにお顔から洗ってあげるね♪」

勇者「え? それって」

 「どういうこと?」……そう尋ねたかった勇者であったが、そこまで口にすることはできなかった。何故ならば、

ルル「ぎゅ〜っ♪ ほら♪ おっぱいだよ?」

 巨乳化したルルの胸に顔を埋められていたからだ。

勇者「んっ……!?」

ララ「ルル〜、早くしてよ〜。私も早く勇者さんにご奉仕したいんだから!」

勇者「むーっ!」

ルル「もう、焦らないでよ。私がしっかり濡らしておかないと、泡立たないじゃない」

勇者「むっ……んぅ……」

ララ「そうだけどさ〜……」

勇者「………………」

リリ「じゃあ私は今のうちに水分含んでおくから、出番来たら呼んでね〜」

 始めは抵抗する素振りを見せていたのに、段々と大人しくなっていく勇者を気にすることなく会話を続ける3人の美少女達。
 「ご奉仕」はまだ始まったばかりである……


248 : やなっき :2015/01/04(日) 04:35:01 FXyFg8ys0
ルル「そろそろいいかな……♪」

 ゆっくりと勇者の顔からぷるぷるの乳房を離すルル。湯でできたルルの身体に触れ続け、びしょ濡れになった勇者の顔は赤く、表情はぼんやりとしている。柔らかなおっぱいに魅了されたのか、窒息しかけていたためか、あるいはその両方か……いずれにしろ、今の勇者にはもう抵抗する気力は残っていなかった。

ルル「それじゃ、ララ。お顔をお願い」

ララ「うんっ! 任せて!」

 ララが待ってましたと言わんばかりに、勇者の頭をがっしりと掴むと、そのまま横を向かせて勢いよく抱き締める。そうなると、必然的にララの豊満な胸が勇者の顔を覆うことになるわけで……ようやく新鮮な空気にありつけた勇者はまたしても息苦しい状況に置かれることとなった。

ララ「ルルも上半身の方、よろしくね♪」

ルル「うんっ♪」

 但し、先程までとは異なる点もあった。
 顔から離れたルルは、今度は勇者のお腹の辺りに胸を押しつける。そして、胸と顔を残して、ゆっくりとその姿形を変えていき……やがて勇者の上半身を覆い尽くすと……

勇者「……っ!? んん!! んんーっ!!」

ルル「うふふ、マッサージだよ〜♪ 気持ちい〜い♪」

 その身体をぷるぷると震わせ、勇者の身体に刺激を送り始めた。ルルはマッサージなどと言っているが、それがたまらなくくすぐったい! というか……

ルル「脇の下なんかは汗がたまりやすいからね〜、ちゃんと洗い流しておかないとね♪」

 明らかにくすぐっているだけである!

ララ「勇者さん、私のことも忘れないでよ?」

勇者「んっ……むぅー!!」

ララ「ほ〜ら、あわあわ〜♪」

 ララは大きな乳房を激しく勇者の顔に擦り付ける。その摩擦によって泡が生じていくのだが……

勇者「……!? んひゃんっ!?」

ララ「ソープスライムの起こした泡って普通の石鹸のと違ってねぇ〜、泡が勝手に動いて綺麗にしていってくれるんだよ♪ 便利でしょ?」

 なるほど、勝手に広がっていき、勝手に汚れを落としてくれる泡……それは確かに便利な能力かもしれない。しかし、

ララ「ちょっぴりくすぐったいかもしれないけどね♪」

 そう、自立して動くこの不思議な泡は触れているだけでくすぐったいのだ。ちょっぴりどころではない。とてつもなくくすぐったい!

ララ「さあ、もっともっと綺麗にしてあげるからね♪」

 ララがにゅるにゅると胸を擦り付ける度にくすぐったい泡はどんどん増えていく。その間も上半身はルルによってくすぐられ続けている。2人の異なるくすぐり攻撃は常に勇者に新鮮な刺激を与えていた。

 ……「ご奉仕」はまだまだ終わらない。
 風呂場に潜む魔物はまだ1人残っている。


249 : やなっき :2015/01/04(日) 04:36:10 FXyFg8ys0
勇者「あ……ひゃあっ!!」

リリ「クスクス……ララとルルにだいぶ気持ち良くしてもらったみたいだね♪」

 今、勇者は手足を拘束されたまま、風呂場の床に横たわっている。ララの起こした泡が残っているため、誰も触れていないのにもかかわらず、くすぐったそうに身を捩らせ、笑い声を上げていた。

ララ「それじゃあ、また場所交代だね♪」

ルル「私が下半身、ララが上半身、リリがお顔ね♪」

 2人は笑いながら場所を移動する。勇者を洗い始める前よりも、2人とも身長が低くなり、胸も少し小さくなっていた。勇者の身体を洗うために湯や石鹸を消費したからだろうか?
 一方でリリはロリ体型だったのが、何故かナイスバディのお姉さん体型になっている。それだけ水分を含んできたということかもしれなかった。

勇者「も、もう……くひっ……やめて……あはっ……」

リリ「ダ〜メ♪ ちゃんと綺麗にしないと、お風呂に入った意味ないじゃない♪」

ララ「そうそう♪ ……それじゃ、再開するよ〜♪」

勇者「ま、待って……あははははは!! きゃはははははははははは!!!」

 勇者の腰に跨がったララのぬるぬるの両手が勇者の脇を捉え、その指の1つ1つが独立した生き物のようにこちょこちょと激しく蠢く。それだけでも死ぬほどくすぐったいのに、そこからソープスライムの泡が生じ、また異なるくすぐったさを呼び起こす。頭がどうにかなりそうだった。

ルル「もう、ララはせっかちなんだから……じゃあ、こっちも始めるね?」

勇者「くううぅ……!! うひゃははははははは!!!」

 ルルも再び形態を変え、勇者の両足を飲み込むと、ぷるぷると振動し始める。太もも、膝、ふくらはぎ、足の甲に足の裏……余すところなく、全体に刺激が送り込まれる。

リリ「そういえば勇者さん、2人のおっぱいは気持ち良かった?」

勇者「くはあっ!! はははははははははは!!!」

 もちろん、今の勇者に答える余裕などない。しかし、リリは納得したかのように、

リリ「……うんうん、そっかぁ。とっても気持ち良かったんだね♪」

 そう頷くと、

リリ「じゃあ、今度は私のおっぱいも堪能してね♪」

 その大きく実った2つの果実を勇者の顔に押し付けたのだった。

勇者「んぅっ……!?」

 タオル娘であるリリの胸は少々不思議な感触だった。タオルのようなおっぱいなのか、おっぱいのようなタオルなのか……よくわからないが、魅力的な柔らかさには違いなかった。そして、何より……

リリ「ご〜しご〜し♪」

勇者「んっ!! んふふふふふふふふふ!! んんーっ!!」

 擦り付けられるだけでとんでもないくすぐったさを生み出していた。それもその筈である。ついさっきまで勇者の顔にはソープスライムであるララが密着していた。そして、そこには彼女の成分がまだたっぷりと残されているのだ。石鹸を濡れたタオルで擦っているようなものである。そうなると、当然泡が生じるわけで……しかもその泡はソープスライム製の特別な泡なのだから、くすぐったくない方がおかしい。

リリ「えへへ、私の身体ってすっごく泡立ちやすいんだよ? そっちの方が綺麗にしやすいでしょ?」

 彼女の言葉通り、泡はどんどん増えていく。その量は既に、先程ララが起こした泡の量を大きく上回っていた。

ルル「うふふ、全部全部綺麗にしてあげる♪」

ララ「汚いところが1つも残らないようにね♪」

 2人のくすぐり責めもその勢いを増している。
 今やルルの身体は足の指の間はおろか、皺などの小さな隙間に至るまで潜り込んでくすぐっていた。
 ララもその長い髪を無数の触手のように変形させ、勇者の上半身を徹底的にくすぐっていた。くすぐられた箇所から生じる泡の刺激も健在である。
 そして、勇者はというと……

勇者「んんんんんんんん!! くふふふふふふふふふふ!!!」

 ただ笑い悶えることしかできなかった……


250 : やなっき :2015/01/04(日) 04:37:18 FXyFg8ys0
 それから、どれだけの時が経過したのだろうか……
 実際には数分足らずの出来事だったろう。しかし、勇者には永遠にも等しい程長く、長く感じられた。

勇者「はあ……はあ……くふぅっ……!」

 3人の魔の手から解放された勇者は荒い息をしながら、時折笑い声を漏らしている。泡の刺激がまだ残っているのだ。

勇者(お、終わり……だよね……?)

 勇者は半ば祈るようにそう考えていた。
 しかし、現実は非情である。

ララ「それじゃ、休憩もしたところで、場所交代ね♪」

勇者「え……ええっ!!??」

リリ「どうしたの、勇者さん? まだ終わりじゃないよ?」

勇者「そ、そんな……」

ルル「心配しなくても、ちゃーんと綺麗になったら終わりにするからね♪」

勇者「そ、それって、いつ……?」

3人「「「……さあ?」」」

勇者「い……嫌だあああああぁぁぁぁぁ!!!」

 ……勘の良い方なら既にお気付きだろう。
 彼女達の「ご奉仕」に終わりはないのである。
 まずスライムバスが身体を流し、その箇所にソープスライムが泡を擦り付け、タオル娘がその泡を拡散する……スライムバスは拡散した泡を流し、そこにソープスライムが新たに泡を擦り付けて、またタオル娘が拡散する……そして、スライムバスが……という風にエンドレスでくすぐり、洗われ続けるのだ。
 いずれスライムバスやソープスライムの身体が尽きるという考えもあるかもしれないが、そうなる頃にはとっくに気が狂っていることだろう。加えて、彼女達は普通のお湯や石鹸を補給することで、いくらでも再生することができるのだ。まず彼女達の身体が尽きることはないと考えた方が賢明である。

リリ「今度は私が上半身、ララが下半身でルルがお顔だね♪」

ララ「足は汚れがたまりやすいから、泡もたっくさんつけてあげるね♪」

ルル「お顔についた泡と汚れは私のおっぱいで綺麗に流してあげるからね♪」

3人「「「じゃあ、始めよっか♪ 勇者さん♪」」」


Bad End?


251 : やなっき :2015/01/04(日) 04:40:03 FXyFg8ys0
お風呂場に潜む魔物達から勇者くんは逃れることができたのか……それは皆さんのご想像にお任せします。
この先本編に出てくる魔物が貧乳続きになるので、番外編はおっぱい成分を多めにしてみました。
 
次回から本編に戻ります。


252 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/04(日) 10:22:35 70h2Hi/I0
男は乳首のみくすぐられたりクリクリされ続けると笑いから快感そして最終的にはおかしくなり笑いがとまらなくなるそうで射精もとまらないそうですね


253 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/04(日) 12:25:04 9YAdhbAM0
番外編乙でした!モン娘達の一人ひとり感触の違う柔らかおっぱいに包まれて擦られて、
死んでしまいそうな程くすぐった気持ち良さそうなお風呂タイム、何とも羨ましかったですw
個人的には女の子達のお尻やお股も間近で見せつけられたり顔を埋めさせられたりして欲しい所ですが
連れて来られたばかりの幼い勇者くん相手にそういう女性器を使った調教はまだ早過ぎますかね?(チラッ)
とにかく妄想を形にして下さって有難う御座いました!本編の貧乳っ子達も楽しみにさせて頂きます!


254 : やなっき :2015/01/04(日) 14:08:57 FXyFg8ys0
>>253

リリ「最初は私が『私は2人と違っておっぱいがないから』とか言って、顔面騎乗とかするつもりだったんだけど……」

ララ「下半身、ただのタオルだもんね、リリ」

ルル「それで結局リリもおっぱい大きくなったんだよね」

リリ「そういうこと。私が水分含むとスタイルよくなるっていうのは、実は後付け設定なんだ」

ララ「私やルルが身体と同じ物質を吸収して成長するのはなんとなく想像つくけど……」

ルル「タオルが水分含んで成長するってどう考えてもおかしいもんね」

リリ「作者があんまり深く考えずに書いてることが露呈したよね」


255 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/04(日) 15:39:12 9YAdhbAM0
>>254
う〜ん、それでしたら更に追加の後付けになりますが、こんな設定はどうでしょう?

タオル娘の身体は1枚の長〜い布が上から下までグルグル巻きになった形で構成されている。
身体を構成する布の長さや広さは自由自在で、それを応用する事で普通のタオルなどにも化けられる。
飛空能力使用時にバランスを取りやすいなどの理由があって、女体化した時の姿は幽霊スタイルが基本だが、
その気になれば下半身部分もしっかり巻き直して形を作る事で女性そのものの下半身にも変えられる。
同じように全身を巻き直して形を作る事でつるぺた幼女にでもグラマラスお姉さんにでも変身する事が出来るし、
1枚の布の状態でもヒラヒラと相手の身体に巻き付いて拘束したりくすぐったりと責め立てる事が可能。

・・・と、要するに、タオルの姿から幽霊のような体型に変身できるのであれば
幽霊のような姿から更に人間女性そっくりの体型に変身できても不自然ではない訳ですし、
体格変化もおっぱい責めも顔面騎乗も3人全員使用可能なら夢も更に広がりまくりだと思いますw


256 : やなっき :2015/01/04(日) 18:46:34 FXyFg8ys0
本編再開です。


 勇者がライラのくすぐりとぱふぱふで窒息し、気を失った後……

ライラ「うふふ、可愛らしい寝顔……♪」

 ライラは勇者に膝枕をし、その頭を優しく撫でていた。

ライラ「早く私のものになってくださいね、勇者サマ……♪」

???「ライラだけのものじゃなイ…………」

 勇者とライラしかいない筈の部屋に少女の声が響く。声の主はスウッと床をすり抜けて、ライラの前に現れた。白く透き通った肌に艶やかな黒髪。死に装束のような白い着物。ゴーストである。

ライラ「……レイ? こんな時間に何の用かしら?」

 ライラは目の前のゴーストの少女……レイを冷たく睨みつける。その様子はさながら恋人と2人でいるところを邪魔された女の子のようであった。

レイ「アスモデウス様からの言伝を預かっていル。それから、夜は元々私達の活動時間ダ。とやかく言われる筋はなイ」

サキュバス「それもそうね……それで? アスモデウス様からの言伝というのは?」

レイ「まずはこれを見ロ」

 レイは小さく折り畳まれた1枚の紙をライラに手渡す。そこには……

ライラ「……アイアンメイデン、アプサラス、アルケニー、インプ、ウィルオーウィスプ…………」

 ……様々な種類の魔物の名が羅列されていた。

ライラ「……雪女、ラミア、リャナンシー、ルサールカ、ワーウルフ…………何かしら、これ?」

レイ「勇者の血を継いだ子が欲しいと言っている種族の一覧ダ。50音順に並べるのに苦労したゾ」

ライラ「へえ、勇者サマの……ちょっと待って、こんなにいるの!?」

レイ「そうダ。なにせ伝説の勇者だからナ。引く手数多であろウ。先に言っておくが、勇者を独占しようなどとは考えるなヨ? 初めから勇者には多くの魔物と子を作らせる予定なのだからナ」

ライラ「そんなぁ……勇者サマぁ……」

 がっくりと肩を落とすライラ。自ら世話役を買って出た割に、計画の内容はあまり聞いていなかったようである。

ライラ「……それで、私にこんなもの渡してどうしろって言うのよ」

レイ「アスモデウス様はその中からいくつか適当に選んで勇者と引き合わせるように仰っていル。ライラ、お前がその役をやれとのことダ」

ライラ「ううぅ〜〜!! 鬼! 悪魔!」

レイ「私に言われても困ル。それに、私は鬼でも悪魔でもなくゴーストだしナ……とにかく、うまくやれヨ。ノルマは今日から一週間のうちに4種族以上、だそうダ。達成できなければ世話役は他の者と交代するそうだから、せいぜい頑張るんだナ」

 そう一方的に告げると、レイは再び床をすり抜けて姿を消した。残されたライラは手元のリストを見て、深い溜め息を吐く。

ライラ「一週間で4種族、か……恋愛感情に乏しそうな奴を選ぶしかないわね……うぅ、勇者サマぁ……」

 そして、ライラが最初に選んだのは……


257 : やなっき :2015/01/04(日) 18:47:59 FXyFg8ys0
〜エピソード2・スライム天国、あるいは地獄〜

 勇者は夢を見ていた。
 その夢の中で、勇者は何故か生まれたままの格好で背後からライラに抱き締められていた。

ライラ『勇者サマ♪ こしょこしょこしょ〜♪』

 ライラの左手が勇者のへその辺りを優しくくすぐった。勇者はビクッと身体を震わせる。

勇者『うひゃあっ!? や、やめてよ、くすぐったいよ!』

ライラ『くすぐってるんですもの♪ くすぐったくて当然ですよ♪ それより勇者サマ……』

 ライラの空いている右手が勇者の胸元に伸びる。綺麗な指先が勇者の乳首をくにくにと弄り始める。

勇者『ふあぁっ!?』

 未知の感覚が勇者の身体を襲った。痺れるような、むず痒いような、けれど気持ちの良いような不思議な感覚。

ライラ『ああ、なんと可愛らしいお声でしょう……♪ もっと、も〜っと、お聞かせください♪』

勇者『や、やめて……ああっ! あはははは! ふわぁっ!?』

 こちょこちょ、くにくに、くにくに、こしょこしょ……
 一層激しさを増すライラの責めに、勇者はただ嬌声を上げることしかできなかった……。

 ………………。

勇者「うう……あれ、ここは……?」

 目を覚ました勇者は、ようやく今までのことが夢であったと気付く。
 しかし、ここはどこだろうか。目の前には肌色と柔らかな感触が広がるばかり……肌色? 柔らかな感触?

ライラ「あっ、お目覚めですか、勇者サマ?」

勇者「うっ……うわぁっ!?」

 その正体に気付くや否や、勇者は慌てて飛び退いた。そう、彼はまたしてもライラの豊満な胸に顔を埋めていたのだ。

ライラ「きゃっ! ……もう、そんなに慌てて逃げることないじゃないですかぁ。女の子のおっぱいはデリケートなんですから、もっと優しく扱わないとダメですよ?」

勇者「ご、ごめんなさい……痛かった、ですか?」

ライラ「……ん♪ そうですねぇ、ちょっぴりびっくりしました。ですが、こうやって……」

 ライラは離れた勇者を再び抱き寄せ、その顔に胸を押し付ける。勇者はとてつもなく恥ずかしかったが、優しくしろと言われた以上、抵抗することもできずにいた。

ライラ「勇者サマが癒やしてくれれば大丈夫そうです♪」

勇者「ふわあ……」

 は、恥ずかしい……けど、あったかくて、柔らかくて、それにとってもいい匂いがして……

勇者「落ち着く……」

ライラ「うふふ……声に出てますよ、勇者サマ♪ 私のおっぱい、そんなに気に入ったのですか?」

勇者「う、うん……そうかもしれない、です……」

ライラ「勇者サマは素直ないい子ですね♪ 私のおっぱいでよければいつでも使わせて差し上げますからね♪」

勇者「ふぁい……」

ライラ「うふふ、よしよ〜し……♪」

 ライラは愛おしそうに勇者の後頭部を撫でる。
 実は彼女が勇者の夢を操作していたのだが……それは黙っておくことにしたようだ。


258 : やなっき :2015/01/04(日) 18:49:40 FXyFg8ys0
 それから暫くして……

勇者「あ、あのさ……」

ライラ「はい? 何でしょう?」

勇者「ボクはどうしてここに連れてこられたの……?」

ライラ「………………」

 それは勇者にとって由々しき問題であった。
 気がついたらここにいて、ライラにくすぐられて、そして一夜を過ごしたけれど……相手は魔物、人間の敵である筈の恐ろしい魔物なのだ。もしかしたらいつか食べられてしまうのではないかと、勇者は不安に思っていた。
 さて、困ったのはライラである。まさか正直に「魔物と子作りさせるため」と答えられるわけがない。

ライラ「え、えーっとですねぇ……この数日の間に人間と魔物は和解したんですよ」

勇者「ワカイ?」

ライラ「要するに仲直りです。それで、そのー……そう! 私達魔物は怖い存在ではないと人間の皆様に知っていただくために、人間を代表して勇者サマに来ていただいたのです!」

勇者「………………」

ライラ(流石に無理があったかな……?)

勇者「……食べられたりしない?」

ライラ「ええ! そんなことするわけないじゃないですか!(いつかは美味しくいただきますけど、性的に)」

勇者「そっか……よかった〜!」

 ホッと安堵したのか、笑顔を見せる勇者。その笑顔が可愛すぎて、ライラは襲いたい衝動に駆られる。

ライラ(だ、ダメよ、ライラ。今は抑えないと、勇者サマに嫌われちゃうよ……)

勇者「……ライラ、ちゃん?」

ライラ「えっ? あっ……!」

 名前を呼ばれて、勇者が自分の顔をじっと見つめていたことに気付く。その表情は不安げで……自分のことを心から心配している表情だった。破壊力抜群である。

ライラ「っ……ご、ごめんなさい、勇者サマ! 朝食は用意してありますので、ご自由に食べてくださいーっ!」

 それだけ叫ぶと、脱兎の如く部屋を出ていくライラ。これ以上ここにいると理性が保たないと判断したようだ。
 1人残された勇者はポカンとした表情でその場に座り込んでいた。

レイ「……使えん奴ダ」

勇者「う、うわあっ!? 誰!?」

 いつの間にか勇者の背後にレイが立っていた。ライラが勇者を独占しようとする可能性を危惧して、ずっと監視していたらしい。

レイ「私はレイ。今日はアイツに代わって、私が城の中を案内してやル。だが、その前に身支度を済まセ。洗面所とトイレはそっち、朝食はあっちのテーブルの上ダ」

勇者「は、はい……」

 無表情で淡々と指示を出すレイ。綺麗だけど、なんだか怖い人だ、と勇者は思った。


259 : やなっき :2015/01/04(日) 18:50:40 FXyFg8ys0
レイ(やれやれ、本来これはアイツの仕事なんだがナ……誰に引き合わせようカ……)

 レイは部屋に落ちていた紙を眺めていた。昨夜、ライラに渡した筈の勇者と関係を持ちたい魔物のリストだ。

レイ(こんな所に放置して、勇者に見られたらどうするつもりなんだカ……)

勇者「あ、あの、レイさん?」

レイ「ン? もう準備はできたのカ?」

勇者「は、はい……」

レイ「そうカ……(とりあえずスライム娘とでも引き合わせておくかナ……)じゃあ、勇者。私についてこイ」

勇者「は、はいっ!」

 そうして勇者が連れて行かれたのは……



勇者「わあ、ひろーい!」

 魔王城の中庭であった。広い庭園の中央には大きな池がある。

レイ「ここは見ての通り中庭ダ。ハンナという奴が管理していル……まあ、それはどうでもいイ。今日はここでお前に会ってもらいたい魔物がいル」

勇者「会ってもらいたい魔物?」

レイ「ああ、そうダ。……アオイ! シズク! 出てきていいゾ!」

???「「は〜いっ!」」

勇者「えっ!?」

 元気の良い返事が聞こえてきたのと同時に、池から勢いよく水が噴き出した。鮮やかな青色をした2つの噴水は……よく見ると水ではなく、段々と形を変え……ついには可愛らしい女の子の姿になった。

女の子1「レイ〜、その人、だぁ〜れ?」

女の子2「もしかしてぇ〜、勇者くん?」

レイ「そうダ。こいつが勇者ダ。……勇者、こいつらはアオイとシズク。見ての通り、スライムダ」

勇者「スライム……」

 よく聞く名前ではあったが、実際に目にするのは初めてだった。というか、

勇者(スライムって女の子だったんだ……)

レイ「勇者、2人はお前と友達になりたいそうダ。悪い奴らじゃないから、一緒に遊んでやってくれないカ?」

勇者「は、はい!」

レイ「いい返事だナ。夕方には迎えに来るから、仲良くするんだゾ」

 そう言うと、レイは少し疲れた様子で城の中へ飛んでいってしまった。ゴーストである彼女は日の光が苦手なのかもしれない。

アオイ「勇者く〜ん!」

シズク「あ〜そ〜ぼっ!」

勇者「わっ!」

 今まで水上を漂っていた2人のスライムは足を引き摺るようにして勇者の近くに移動してきた。
 そして、間近で見たことであることに気付く。

勇者「その……服とか着ないの?」

 水の中にいたのだから当然かもしれないが、2人は一糸纏わぬ姿であった。慎ましやかな胸の先端や、小ぶりながらも柔らかそうなお尻や、大事なアソコに至るまで白日のもとに晒されていた。2人とも凹凸の少ない身体なので、刺激がさほど強くないのがせめてもの救いか。

アオイ「え〜……だって邪魔だし〜……」

 頭の右側にサイドテールを垂らした少女、アオイはそう言って頬を膨らませた。

シズク「着ててもなくなっちゃうしね〜……」

 アオイとは逆に頭の左側にサイドテールを結っている少女、シズクも続いて頬を膨らませる。2人のスライム娘は顔つきも体型もよく似ていて、髪型ぐらいしか違いが見当たらないのだが……双子なのだろうか。

アオイ「そんなことより、遊ぼーよ!」

シズク「そうだね、遊ぼう遊ぼう!」

勇者「う、うん……何して遊ぶの?」

アオイ&シズク「「くすぐりっこ♪」」

勇者「……え?」


260 : やなっき :2015/01/04(日) 18:51:41 FXyFg8ys0
アオイ「ルールはとっても簡単♪ 私達が順番に1回ずつ勇者くんの身体をくすぐるから、勇者くんは頑張って我慢してね♪」

シズク「制限時間は1回につき1分間♪ 2回のうち1回でも我慢できたら勇者くんの勝ち。2回とも我慢できずに笑っちゃったら勇者くんの負け。その時は罰ゲームだからね♪」

勇者「い、嫌だよ、そんなの!」

アオイ「……嫌なの?」

シズク「ふ〜ん……」

 2人は不満そうな顔で勇者への距離を詰める。それを見て後ずさりする勇者であったが……

シズク「逃げたらダ〜メっ!」

 シズクが勇者の身体に巻きつくようにして後ろに回り込み、素早く羽交い締めにする。続いてアオイも……

アオイ「逃げても罰ゲームだよっ!」

 勇者の足に変形した自分の足を絡めさせ、ぎゅっと勇者に抱きついてきた。

勇者「ず、ずるいよ!」

アオイ「逃げようとする方が悪いんだよ〜!」

シズク「それでどうするの? このまま罰ゲーム受ける?」

勇者「うう……わかったよ、やるよ……!」

アオイ&シズク「「そうこなくっちゃ♪」」

 2人は声を揃えて喜ぶ。しかし、勇者から離れようとはしなかった。また逃げられたら困るからだ。

アオイ「じゃあまずは私からね♪」

 アオイは細い腕をより細く、長く伸ばし勇者の服の中に潜り込ませる。そのぷるぷるの腕や指はちょっと触れただけでも弾けるようなくすぐったさを生み出す。1分ぐらいなら何とか……と、高を括っていたが……

勇者(無理かも……)

シズク「アオイ、勇者くん、準備はいい?」

アオイ「私はいいよ♪」

 長く伸びた腕の先は勇者の脇の下に到達し、そこを優しく撫でている。時が来るのを今か今かと待ちわびているかのようだ。それだけでも結構くすぐったいのだが、これはルール違反ではないのだろうか。

アオイ「勇者くんは〜?」

勇者「う……い、いいよ……?」

シズク「よし♪ それじゃ、構えて〜♪ よ〜い……スタートっ!」

 シズクの合図と同時に、

アオイ「こちょこちょこちょこちょこちょこちょ…………」

 アオイの激しいくすぐり攻撃が始まる! ぷるぷるの10本の指が勇者の脇の下をひっかき回す! く、くすぐったい! 想像以上にくすぐったい!!

勇者「っ! くうぅぅぅ……!」

アオイ「あれぇ、勇者くぅん? 笑ってない?」

勇者「!!!」

 首をブンブンと振って否定する勇者。罰ゲームは嫌だ! 何としても我慢しなければ……!

アオイ「ほ〜らっ♪ 笑っちゃえ♪」

勇者「!!??」

 アオイは勇者の首筋にぷるぷるの唇を押し当てる。そして、長い舌を出して……

アオイ「ぺろぺろ……れろれろれろ……」

勇者「うううぅぅ!!」

 しかし、勇者はこれも耐えた! とっくに声は漏れていたが、スライム娘達は笑っていると判定しなかったようだ。
 ところが……

アオイ「れろーっ……結構……ちゅっ……頑張ったけど……ぺろぺろ……これで終わり……♪」

勇者「っ!? あはははははっ!! そ、そんにゃあはあはははっ!!」

 ……ついに勇者は思いっきり笑ってしまったのだった。

シズク「はーいっ! そこまでーっ! ざーんねん♪ 笑っちゃったね、勇者くん♪」

 一体、勇者は何をされたのか?
 実は今までのアオイの攻めは全て本命の前座でしかなかった。脇の下にしろ首筋にしろ、どちらも「次にここをくすぐる」と勇者にわかるようにくすぐっていた。そうして、勇者の意識をくすぐられる箇所に集中させた後に、勇者の服の中に潜り込んだ腕を再度変形させ、無防備なお腹をこちょこちょとくすぐったのだ。そんなところをくすぐられるとは夢にも思わなかった勇者に耐えられる筈もなかった。

勇者「うう……」

アオイ「まあまあ、まだシズクの番が残ってるんだから♪ 次勝てばいいんだよ♪」

シズク「そうだよ、勇者くん♪ でも手加減はしないから、覚悟してよね♪」

 後半戦に続く……


261 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/04(日) 23:35:33 9YAdhbAM0
大好物のスライム娘来たぁ!2人で前後から抱き付かれてくすぐられるって気持ち良さそうw
元気一杯で子供っぽくて可愛らしいつるぺたスライム少女達、でもリストに載っているって事は
やっぱり勇者とそういう事がしたいって望んでいるって事なんですよね・・・本当に萌える設定だわぁw
続く後半戦も楽しみです。果たしてシズクちゃんの手加減の無いくすぐりというのはどんな責め方なのか、
そして勇者君敗北後の罰ゲームではどんな地獄が待っているのか!(敗北前提)


262 : 名無し :2015/01/05(月) 00:21:21 JJvSWDFc0
みなさん、明けましておめでとうです

新年を皮切りに自スレを再開させようかと思ってますのでよかったら見てください


263 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/05(月) 01:07:22 .Ra7lsug0
あぁ、とうとう正月休みが終わってしまうのか・・・

>>262
名無しさんお久しぶりです!また読ませて頂きますねw


264 : 名無し :2015/01/05(月) 01:13:08 JJvSWDFc0
>>263

ありがとうございます!
今回は久し振りにリクエスト形式なのでご協力ください!


265 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/05(月) 01:53:18 .Ra7lsug0
はい、早速リクエストを出し・・・たかったのは山々なんですが・・・
ごめんなさい、リアルの芸能界にはホント疎いんですorz

いつもモンスター娘だとかつるぺた幼女だとか言って
二次元や妄想の世界だけで満足しちゃってるからなぁ・・・;


266 : やなっき :2015/01/05(月) 02:14:28 7LloJeXE0
空気を読まずキャラ紹介投下

○レイ
 死に装束のような白い着物に白く透き通った肌、長く艶やかな黒髪が特徴のゴーストの少女。冷静沈着な性格で常に無表情であるため、何を考えているのかわかりにくい。また、任務に忠実で内容にかかわらず淡々とこなしてみせる。任務であれば、仲間を殺すことも厭わない。
 中級魔物のゴーストでありながら、上級魔物にも匹敵する高い実力を持つ。一部では六幹部並の実力者なのではないかと噂されているが……?

○アオイとシズク
 スライムの女の子。双子の姉妹であり、髪型以外で彼女達を見分けるのは難しい。サイドテールが右に垂れているのが姉のアオイ、左に垂れているのが妹のシズクである。ちなみに間違うと、怒涛のくすぐり責めが待っている。
 2人ともロリ体型。ぺったんこ。おっぱいもお尻も小さい。スライムであるため、スタイルも自由に変えることが可能だが、元気っ娘の彼女達は「大きなおっぱいとか邪魔!」と考えているらしい。
 性格もよく似ており、ともに無邪気で素直な性格。「くすぐりっこ」が大好きで、相手をくすぐっている間はいつもよりちょっぴり意地悪なサディストとなる模様。もちろん、本人達に悪気はない。
 得意技は2人掛かりで前後から抱きついて相手の動きを封じてから、全身を一方的にくすぐり回すこと。本人達が「サンドイッチ」と呼んでいるこの戦法から逃れられる者は少ない。

○ハンナ
 魔王城の庭の管理を担当している女の子。当然彼女も魔物だが、種族はまだナイショ。

○ララとリリとルル
 番外編に登場。順にソープスライム、タオル娘、スライムバスの女の子。勇者に与えられた部屋のバスルームに何故か潜んでいた。仲良し3人組の魔物である。

 ソープスライムのララはその名の通り、石鹸でできたスライムの亜種である。少々せっかちな性格で、他の2人から窘められることも多い。彼女の身体から生じる泡は、まるで意志を持つかのように対象の身体中を這い回り、自動で汚れを落としてくれるという便利なものだが、強烈なくすぐったさを伴うので注意。水分で身体を変形させる他2人に比べると、石鹸でできた彼女は再生がしにくいため、現れる際には始めからスタイルをよくしている場合が多い。

 タオル娘のリリは3人の中で一番のサディストである。乾いている時はロリ体型だが、水分を含むことで途端に成長し、スタイルもよくなる。そして巨乳化したおっぱいと器用な10本の指、時には尾も使って対象をゴシゴシと洗うのだ。この際、対象の身体に残ったララの成分を利用し、大量の泡を発生させる。当然、この泡もソープスライムの泡の特徴を受け継いでいるので、彼女に洗われると強烈なくすぐったさに襲われることとなる。余談だが、下半身が完全にタオルであることを気にしており、下半身も女体化する術を会得しようと頑張っているらしい。次に勇者と会う時には新たな攻撃手段、もといくすぐりスキルを身に付けているかもしれない……。

 スライムバスのルルはいわゆるお姉さんタイプの性格であり、3人の中ではまとめ役のようになっている。身体が完全に水分で構成されたスライムの亜種で、特に熱いお湯を好んで吸収する。一応冷たい水でも問題なく活動できるようだが、洗う対象が嫌がるため、あまり好まないようだ。普通のスライムに比べると透明度が高く、粘度は低い。湯を吸収することで得た抜群のスタイルと、変幻自在の肉体を使い、対象の身体を優しく洗い流す。この際、マッサージと称してくすぐり攻撃を仕掛けることが多い。

 この仲良し3人組は気に入った相手への「ご奉仕」を生き甲斐としている。そして、今現在その対象は勇者となっている。
 ちなみに、番外編でも結構な「ご奉仕」を披露していたが、勇者がまだ幼かったため、ちょっぴり手加減している。しかし、次に会う時には、スライムバスであるルルのもう1つの能力も使い、本当の「ご奉仕」をしようと考えているようだ。

 正直、勢いで生み出したキャラであったが、作者が気に入ったため、また登場の機会が与えられそうである。


267 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/05(月) 08:05:27 R.Y01IOc0
期待!!


268 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/05(月) 13:06:52 .Ra7lsug0
わぁい、正月明けの初日から当直勤務だぁ(白目)

>>266
キャラ紹介乙です!やっぱりアオイちゃんとシズクちゃんの設定がモロにツボですねw
2人分の幼いカラダで性欲を煽られまくりながら思いっきりくすぐり犯されてみたい・・・
お風呂3人組の再登場フラグも嬉しい!ルルのもう一つの能力や「ご奉仕」が楽しみです


269 : やなっき :2015/01/05(月) 19:07:29 7LloJeXE0
 所変わって、ここは魔王の間。
 広い部屋にポツンと設置された豪華な椅子に腰掛ける幼女……もとい魔王は、今回も魔法の水晶で勇者の様子を眺めていた。

『れろーっ……結構……ちゅっ……頑張ったけど……ぺろぺろ……これで終わり……♪』

『っ!? あはははははっ!! そ、そんにゃあはあはははっ!!』

魔王「……アス、アスはおるか!」

 ……しーん。

魔王「……? アス! 魔王軍六幹部のアスモデウスはおらぬのか!?」

 魔王はさらに声を張り上げるが、アスモデウスは一向に姿を現さない。

???「……アスなら出掛けてるよー…………」

 代わりにクマのぬいぐるみを胸に抱いた1人の少女……というよりは幼女が部屋に入ってきた。セミロングの栗色の髪には寝癖が混じっており、身に纏ったランジェリーの上からは幼女の色素の薄い乳首や薄桃色のパンツが丸見えとなっていた。
 彼女の名はベルフェゴール。魔王軍六幹部の数少ない生き残りである。

魔王「出掛けているだと? どこに?」

ベルフェゴール「さぁね……街でイケメンでも探してるんじゃない? アスは性欲強いからね〜……」

 ベルフェゴールは欠伸混じりに答える。その姿は完全にただの眠そうな幼女であった。

ベルフェゴール「ていうかさ〜……ルーちゃん、何騒いでるの? うるさくて眠れないんだけど……」

魔王「す、すまん……いや、ちょっと待て。思わず謝ってしまったが、別に我は悪くないだろう。あと、ルーちゃんと呼ぶな」

ベルフェゴール「人が気持ちよく寝てるのに、それを邪魔して、悪いと思わないの?」

魔王「いやいや、仮にも貴様は魔王軍六幹部の一員であろう!? アスといい、貴様といい、我のこと舐めすぎではないか!?」

ベルフェゴール「むしろ六幹部にルーちゃんを崇拝してる奴っていたっけ……? あの脳筋ドラゴンぐらいじゃないの……?」

魔王「え、我ってそこまで舐められてるの?」

ベルフェゴール「ルーちゃんだからね、しょうがないね……ところでさ、もう部屋戻っていいかな? ボク、眠いんだけど……」

 そう言って、ベルフェゴールはまた1つ大きな欠伸をする。ちなみに、彼女が眠そうなのは今に限った話ではなく、彼女は四六時中眠いらしい。戦闘中、気がつくと寝ていたという逸話がある程である。

魔王「待て、この際だから貴様でもいい。まずはこれを見てくれ」

 そう言って、魔王はベルフェゴールの方に魔法の水晶を向ける。そこには相変わらずスライムにくすぐられる勇者の姿が映し出されていた。

ベルフェゴール「もう、しょうがないな〜……何、これ? スライムと……勇者?」

魔王「そうだ。これを見て、その……どう思う?」

ベルフェゴール「ん〜……ルーちゃんってショタコンだったっけ」

魔王「違う。そういうことじゃない。あと、ルーちゃんと呼ぶな」

ベルフェゴール「ん〜……くすぐってるねぇ……」

魔王「そう、そこなのだ。我々の計画のことは貴様も知っておろう? それなのに、ずっとこの調子でな……もっと、その、そういった行為をするのかと思っていたのだが、昨日からくすぐってばかりで……これで本当に勇者を調教できるのか?」

ベルフェゴール「……ははぁ、なるほど」

 ベルフェゴールはようやく合点がいったように、うんうんと頷く。

ベルフェゴール「つまり、ドSでショタコンのルーちゃんとしては、可愛い勇者くんがフ○ラとか手○キとか、一足飛ばして騎乗位逆レ○プとかで無茶苦茶に犯されるところを見たいわけだ……あれ、どうしたのルーちゃん。顔真っ赤だよ?」

魔王「ち、ち、違うわ、阿呆ーーー!!!」

 ……魔王の苦悩もまだまだ続く。


270 : やなっき :2015/01/06(火) 03:09:43 dnnw.Vmo0
 話を勇者サイドに戻そう。
 双子のスライム姉妹の姉、アオイとの勝負に負けた勇者は、引き続き妹のシズクとの勝負に挑むことになったのだが、ここでシズクが1つの提案をした。

シズク「ねえ、勇者くん。少し休憩させてあげよっか?」

勇者「え……?」

アオイ「そうだね♪ 休みなくくすぐられるんじゃ、勇者くんが不利になっちゃうし……そうしたらどう、勇者くん?」

 アオイもシズクの提案を支持する。
 この時、姉妹は意味深に目配せをしていたが……勇者はそれに気付かなかった。もっとも、気付いていたところでその意味を理解できる筈もないだろうが。

シズク「5分ぐらい休憩して、それから再開しよ? ね?」

アオイ「もちろん休憩中はくすぐらないから! いいよね?」

勇者「う、うん。じゃあそれで……」

姉妹「「は〜い♪」」

 勇者の了解を得た2人は嬉しそうに返事をした。

勇者(断ってもどうせくすぐられるんだし……だったら休んでおいた方がいいよね……)

 ……もしも勇者に少しでも魔物の知識が、とりわけスライムについての知識があったら、絶対にこんな選択はしなかっただろう。
 そして、勇者は自身の選択をすぐに後悔することとなる…………


──1分経過。

勇者「あ、あのさ……」

アオイ「ん〜?」

シズク「どうしたの〜?」

勇者「2人とも、離れないの?」

 そう、姉妹は休憩時間も相変わらず勇者にぴったりくっついていた。2人のぷるぷるの身体に挟まれた勇者は殆ど身動きを取ることができずにいる。

アオイ「うん、離れないよ♪」

シズク「逃げられたら困るしね♪」

姉妹「「それにぃ……」」

 2人はまた目配せをした。

勇者「???」

 もちろん、勇者にはその意味がわからなかったが。


──2分経過。

勇者「あれ……?」

 ここで勇者はある違和感を覚えた。

アオイ「どうしたの、勇者くん?」

シズク「何かおかしなことでもあるの?」

勇者「ううん、何でもない……(気のせい、だよね……?)」

 そう、きっと気のせいだ。服が少しずつボロボロになっていくなんて……そんなおかしなこと、起こる筈がないじゃないか。


──3分経過。

勇者(やっぱり気のせいなんかじゃない!)

 服はどんどん溶けていき、今やあっちこっち穴だらけとなってしまっている。

勇者(どうして突然、こんな……)

アオイ「あはっ♪ 気付いちゃった?」

シズク「服、溶けてきてるんでしょ?」

 姉妹はニヤニヤと笑いながら、勇者に尋ねた。その様子から察するに、彼女達はずっと前からこのことに気付いていたのだろうか。

アオイ「理由、知りたいんでしょ? 教えてあげるよ♪ 実はスライムの身体ってね、ちょっとした毒液なんだよね♪」

シズク「人間の身体には影響ないけど、こんな服だったら簡単に溶かしちゃうんだ♪」

アオイ「今はまだ形が残ってるけど……『くすぐりっこ』を再開する頃には勇者くん、きっとすっぽんぽんになってるよ♪」

シズク「もちろん新しい服なんて着させてあげないよ? そのままくすぐっちゃうからね♪」

勇者「そ、そんな……!」

 そう、姉妹は始めからこれを狙っていたのだ。休憩するフリをして、勇者にぴったりと密着し、邪魔な衣服を溶かしてからくすぐりを再開する……それが彼女達の計画だったのだ。

アオイ「休憩時間は後2分ぐらいかな?」

シズク「うふふ、楽しみだね、勇者くん♪」


──4分経過。

勇者「うっ……くっ……!」

 勇者は姉妹の抱擁から抜け出そうともがいていた。着用していた服やズボンは最早原型を留めておらず、素肌の大部分が露出していた。

アオイ「あはは♪ 暴れても無駄だよ♪」

シズク「絶対逃がさないんだから♪」

勇者「ううう……! くう……!」

 彼女達の言う通り、勇者がどんなに暴れようとも、2人のぷるぷるした身体は勇者の身体に絡みついて離さない。その上、露出した素肌が彼女達の身体と擦れ合い、その度にくすぐったい刺激が勇者を襲った。
 そして──5分が経過した。


271 : やなっき :2015/01/06(火) 03:10:33 dnnw.Vmo0
アオイ「そろそろ時間だね、勇者くん♪」

シズク「もう始めるから、準備してね♪」

 この時には服もズボンも靴も、パンツに至るまで溶けてなくなり、勇者は生まれたままの姿を晒していた。
 姉妹はそんな勇者の身体を這うようにぬるぬるぷるぷると移動して、今度はシズクが勇者の前に、アオイが勇者の背中に抱きつく形となった。

シズク「それじゃあ始めるよ♪」

勇者「ま、待って……」

 せめて心の準備をさせてほしいと望む勇者であったが……

シズク「そ〜れっ♪ こちょこちょこちょこちょお♪」

勇者「〜〜〜っ!!」

 シズクのくすぐり攻撃が開始される! 部分的にくすぐってから不意打ちを仕掛けたアオイとは違い、最初から全力で全身をくすぐってくる! 首筋も腋の下も胸も背中もお腹もお尻も太ももも膝もふくらはぎも足の裏も……! くすぐられると弱い箇所を全て覆い尽くし、容赦のないこちょこちょ攻撃が襲いかかってくる! 単純な攻撃だが、それだけに強力で……あああああっ!!

シズク「まだ笑っちゃダ〜メ♪ 折角楽しみにしてたんだから、もっと遊ぼうよ♪ ……んっ」

勇者「んっ!?」

 シズクは自分の唇を勇者の唇に重ね、口を封じる。その間も勇者の身体は全身フルコースでくすぐられ続けている。

勇者「んっ、んんんんんっ!!」

シズク「んふふ……♪」

 シズクのぷるぷるした唇に口を塞がれてしまい、とっくに耐えられなくなっているのに、笑い声を上げることもできない。本来ならもう負けている筈なのに、負けさせてもらえないのだ。決着がついていないのだから、当然シズクのくすぐりも続くこととなる。

アオイ「シズクいいなぁ〜……私もちゅーしとけばよかった」

シズク「んんぅ、んっ、んふふ?(後ですればいいじゃない?)」

アオイ「……何言ってるのかわからないよ?」

シズク「んぅ……(そっかぁ……)」

勇者「んーーーーーーっ!!」

シズク「………………」

 シズクは何か悪戯を思いついた子どものように目を細める。そして……

シズク「ん〜〜〜〜〜っ♪」

 その長い舌を勇者の口に滑り込ませ、口内をチロチロとくすぐり始めた。

勇者「んんっ!?」

 くすぐったいような、けれど気持ちいいような未知の感覚が勇者に与えられる。全身へのくすぐり攻撃も相まって思考が麻痺しつつある勇者は、そのくすぐったいキスに夢中になっていく……。
 しかし、そんな甘いひと時は長くは続かず、

シズク「んっ……ぷはっ。こちょこちょこちょこちょこちょこちょ……♪」

勇者「ひっ、やぁっ! あはっ! あははははははははははっっっ!!!」

 シズクがキスをやめた瞬間、くすぐりによって現実へ引き戻される。その途端、勇者は決壊したダムのように笑い出した。勇者の敗北が決定した瞬間である。

アオイ「はい、そこまで〜♪ ざ〜んねん、また負けちゃったね、勇者くん♪」

シズク「2回とも負けちゃったんだから、罰ゲームだよ、勇者くん♪」

勇者「あ、あは……」

 勇者は引きつった笑みを浮かべたまま、まだ笑い続けている。本当に、キスによってせき止められていた笑いが、一気に溢れ出したようだ。

姉妹「「………………」」

 アオイは勇者の右耳に、シズクは勇者の左耳に顔を寄せて、交互に囁いた。

アオイ「勇者くん、私達ね……勇者くんのことが大好きだよ……♪」

シズク「だからね、勇者くんにも私達のことを好きになってもらいたいの……♪」

アオイ「だから罰ゲームは……♪」

シズク「エッチなこと、してあげるね……♪」


272 : やなっき :2015/01/06(火) 03:11:41 dnnw.Vmo0
いやはや、勇者くん、負けてしまいましたねえ……折角頑張ったのに、残念です。
スライム娘達のエッチな罰ゲームも気になるところではありますが……続きはまた今度ということで。

ところで、皆さんは入浴の際、お風呂マットを使っていますか?
もし使っているのなら、このモン娘には要注意です。


モンスターファイルEX〔マット娘〕
 クラス:上級

 普段はお風呂マットに擬態している魔物。部分的な女体化を得意とし、お風呂マットのどこからでも身体の一部を出現させることができる。その際の体色はお風呂マットの色に依存する。お風呂マットの時にピンク色なら、女体化しても肌はピンク色といった具合である。
 普通のお風呂マットと見分けることは難しく、何も知らずに近寄った人間の足を掴み、転ばせて、自身の上に横たわらせる。そこで初めて正体を現し、愛らしい顔や柔らかいおっぱい、すべすべのお尻にむっちりとした太ももを出現させ、獲物を誘惑。最後には女性器も露出させ、精を搾り取るのである。
 もちろん、くすぐり攻撃も使用する。お風呂場に潜むマット娘との戦闘は必然的に裸体で、しかも水や石鹸の泡で滑りのよくなった状態で行われることとなるため、その攻撃力は計り知れない。さらにその攻撃がいつ、どこに来るのかを予想することは不可能に近い。転んだ先で突然現れたおっぱいやお尻に顔を埋めたまま、どこからともなく現れる手に弄ばれ、そのまま果ててしまう可能性も十分にあるのだ。
 弱点があるとすれば、拘束手段に乏しいことだろうか。彼女達は人間が持つ以上の身体を作ることはできない。例えば、目や耳なら2つまで、鼻や口は1つだけという風に限度があるのである。手足も当然2本ずつなので、全身の動きを完全に封じられることは少ない。が、彼女達はそれを補うだけのテクニックを持つことも忘れてはならない。人間の身体の構造上、1対1では不可能なプレイも彼女達なら行える。その快楽に溺れてしまわないよう、十分に注意されたし。


 ……お風呂場3人娘に新たな仲間が加わる日もそう遠くはないのかもしれない。


273 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/06(火) 17:00:35 pT/88nD20
うわー大変だーw勇者くんが負けてしまったぞーwこれは実に恐ろしい展開だーw
スライム幼女からの全身くすぐりディープキス、滅茶苦茶羨ましいですw
マット娘も凄くエロそうだし魅力的だし、お風呂場3人組との共演に期待ですね!
>騎乗位逆レ○プとかで無茶苦茶に犯されるところを見たいわけだ
YES!(即答) エッチな罰ゲームが凄く楽しみ!もういっそ今すぐ身代わりになりたい!w


274 : 時雨 :2015/01/06(火) 23:24:43 o2oyOC560
レベル5で勝てないとなると相当強いスライムだな。
きっと勇者には仲間が足りなかったんだろう。
酒場に行って仲間を集わないとな。
いたずら好きな遊び人にショタ好きな僧侶にサディストな魔法使い。
全員くすぐり好きだが、これだけいれば何とかなるだろ(白目)


275 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/07(水) 01:36:33 o.z2c1iw0
モン娘達と一緒になって勇者くんを可愛がる訳ですね分かりますw

スライムちゃん達には魔法使いの魔法攻撃が有効らしいけど
この勇者くん自身は"魔法使い"になれない運命なんだよね(意味深)


276 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/07(水) 02:11:10 PGUnR36c0
>>275

魔王「仮にも神に選ばれた勇者だからな。真っ当に育っておれば、剣術においても魔術においても優れた才能を発揮していたことだろう」

ベルフェゴール「そういうことじゃないと思うけどねー……」


277 : やなっき :2015/01/07(水) 02:42:33 PGUnR36c0
 それから勇者は柔らかい芝生の上に大の字に倒されていた。もちろん全裸のままである。勇者の右側にはアオイが、左側にはシズクがぴったりと寄り添い、いつでも罰ゲームを始められるよう準備を整えていた。

アオイ「私達ね、勇者くんに喜んでもらえるよう、エッチな本でいっぱい勉強したの!」

シズク「あんまりよくわかってないことも多いんだけど……勉強の成果を披露するからね♪」

アオイ「まずは……♪」

シズク「ここを……♪」

 2人は勇者の胸元に顔を寄せる。そして……

姉妹「「せーのっ」」

 ……の合図で、2人は同時に勇者の小さな乳首に口付けをした。無論、それで終わる筈もなく、2人は手の指のように器用で長い舌を使い、勇者の乳首をくちゅくちゅとくすぐり始めた。

勇者「ふああぁっ!?」

 胸を起点とし、身体中に電流が走ったかのようだった。夢の中のライラが勇者の乳首を弄んだ時と同じ……いや、それ以上の耐え難くも気持ちいい感覚が勇者を襲う。

アオイ「ぺろぺろ……ほうふぁふぁ?(どうかな?)」

シズク「れろれろ……ひほひいーい?(気持ちいーい?)」

勇者「や……」

 こんなことをされて気持ちよくないわけがない。ただ、勇者は幼すぎた。身体は気持ちがいいと正直に感じていても、頭の方は未知の快楽についていけていなかった。
 だから、つい、

勇者「やだぁ……」

 そう答えてしまった。

姉妹「「………………」」

 しかし、その答えはかえって2人の闘争心に火を付けてしまったようだ。

勇者「うう……ひゃっ、まっ、あはははははははははは!! くしゅ、くしゅぐったいよおおおおお!!」

アオイ「れろれろ……ちゅっちゅっ……」

シズク「ぺろぺろ……くちゅくちゅ……」

勇者「ふわあああ!!?? きゃはははははははははは!!!」

 乳首責めは一層激しさを増し、加えてぷるぷるの身体を使った全身へのくすぐり攻撃が開始される。折角頑張って勉強したのに、勇者に「やだ」と言われてしまった2人は、意地でも勇者に「気持ちいい」と言わせようと躍起になっていた。

勇者「や、やだあああああ!! ふやあああああん!!」

 幼い勇者に対して、激しすぎる快楽責めは逆効果である。嫌がる素振りを見せ、笑うばかりで「気持ちいい」と言う気配はない。

アオイ「んぅ……」

シズク「むぅ……」

 2人もこのまま続けても無意味だと思ったのか、チラリと目配せをする。それから2人はコクリと頷き、

アオイ「ちゅぱ……シズク、こっちはお願い。私は続きを試してみる!」

シズク「ちゅうう……わはっふぁ!(わかった!)」

 アオイだけが勇者の胸から顔を離し、シズクはそのまま勇者の左の乳首を舐め回しながら、触手を使って右の乳首もくにくに、こちょこちょと弄り始めた。
 そして離れたアオイはというと、頭を腰の方へ移動させ……ついに目的地に辿り着くと、すぐさま、そこにある……

アオイ「はむっ……じゅるっ……」

勇者「ひあああああっっ!!??」

 ……勇者の可愛らしいおちん○んを咥え込み、長い舌を絡めるようにして丹念に舐め始めた。


278 : やなっき :2015/01/07(水) 02:43:23 PGUnR36c0
 それもまた、勇者にとっては未知の感覚に他ならない。

勇者「や、やあぁぁぁ……くふっ、そ、そんなとこ……きたないよぉ……!」

 口ではそういう勇者であったが、これまでに比べると、その言葉は弱々しく、勢いがない。アオイのフ○ラが気持ち良すぎるのだ。

シズク「………………」

 変わらず乳首を責め続けているシズクは、とろけきった勇者の顔を見上げた後、アオイの方をチラリと盗み見る。

アオイ「んっ……じゅぷ……」

 アオイは目を瞑り、夢中で勇者のおちん○んをしゃぶっていた。

シズク(勇者くんは気持ちよさそうだけど……なーんか、面白くないっ!)

勇者「ひいいいいいいいいいいっ!!??」

 シズクのくすぐり攻撃がさらに加速する。どんな狭い隙間にも潜り込み、余すところなくくすぐり回す。それは自分の方を見てほしいという意識の現れだったかもしれない。

勇者「あ……ああっ!! な、なんか来ちゃう!! なんかきちゃうよおおお!!」

 乳首に重点を置いたくすぐり責めの後、おちん○んをぷるぷるでぬるぬるで少しひんやりとしたアオイの口に咥え込まれ、そして……

アオイ「んっ……ちゅうううぅぅっ……!」

勇者「あああああぁぁぁ……!!」

 アオイが吸い上げると同時に、勇者はついに射精してしまった……!

アオイ「……!! んくっ……んくっ……れろぉ……」

 アオイは勢いよく飛び出した白濁液をそのまま飲み込み、最後に勇者のおちんちんに付着したそれも残さず舐めとると……

アオイ「……ぷはぁっ! 変な味ぃ……けど、美味しい……♪」

 ようやく勇者のおちん○んから口を離したのだった。

シズク「……アオイ、交代っ!」

 気がつくと動きを止め、アオイの方を眺めていたシズクが我に返り、待ちきれないといった様子でアオイを急かす。

アオイ「ん……いいよぉ……」

 恍惚とした表情のアオイの頭が勇者の胸付近へゆっくりとと戻ってくる。代わりにシズクの頭は滑るように勇者の腰へと移動し……

シズク「あーむっ♪」

勇者「っっっ!!!???」

 イったばかりで敏感になっている勇者のおちん○んを貪るように咥え込んだ。


279 : やなっき :2015/01/07(水) 02:43:58 PGUnR36c0
シズク「んっ……んっ……♪」

勇者「ま、待ってぇ……今はダメぇ……ふあぁん!」

シズク「ちゅう……じゅる……♪」

 長らく待ちぼうけを食らっていたシズクのフェラは、アオイのものよりも激しく、勇者の精液を搾り取ろうとしているのが伺える。一方、アオイは……

アオイ「勇者くぅん……♪」

 未だ恍惚とした表情のまま、勇者へのくすぐり攻撃を再開していた。しかし、その攻撃は先程までのような笑い悶えさせるものではなく、甘い快楽へと誘う愛撫のようであった。

アオイ「ちゅー、したいな……♪ んっ……♪」

勇者「んぅ……!?」

 甘えるようなアオイのキス。2人の体液が勇者の口内で混ざり合う。

シズク「じゅるるる……ちゅぱ……れろ……♪」

 シズクのフ○ラもより一層激しく、テクニカルなものになっていく。長い舌で全体を軽く締めつけたかと思ったら、先端部分だけをチロチロと突っついたり、手のように変形させた触手で玉の方まで揉んだりしていた。 
 まだ童貞の勇者が、そんな激しい性技に耐えられる筈もなく、

勇者「んぅぅぅ……!」

 アオイとキスをしたまま、シズクの口の中で2度目の射精をした。

シズク「んっ……ちゅうぅ……♪」

 待ってましたと言わんばかりに、おちん○んを吸い上げるシズクであったが、

シズク「んぅ……?」

 やがてその量が少ないことに気付く。おかしい。さっきアオイはもっと長い時間吸っていた筈だ。私はまだ、その半分の時間も吸っていない……!

シズク「………………」

 チラリとアオイの様子を窺う。しかしアオイは勇者とのキスに夢中で、こちらの行為が終わったことに気付いていない。

シズク(それなら……このまま私が続けてもいいよね……♪)

 何事も交互に、平等になるようにすることを心掛けてきた姉妹であったが、気付いていないのなら仕方がない。シズクはそう考えることにして、

シズク「んくっ……はむっ……ぺろぺろ……♪」

勇者「んんぅ……!(ま、また……!)」

 勇者へのフ○ラを再開した──



 ……その後も勇者はアオイとシズクに代わる代わるイかされ続け……すっかり頭の中が真っ白になった頃、ようやく満足した姉妹と3人で、迎えが来るまでぐっすり眠ったのであった。


280 : やなっき :2015/01/07(水) 02:50:59 PGUnR36c0
勇者くん、精通です! おめでとうございます!
エピソードⅡ、スライム娘のアオイとシズク編は以上となります。
所々伏せ字忘れてるけど気にしない、気にしなーい♪

ところで皆さん的に、他の人間の女の子キャラっていた方がいいんでしょうか?
いた方がいいという意見が多ければ、本編か番外編になるかはわかりませんが、どこかで出したいと思います。

ちなみにエピソードⅢで登場する敵(?)はもう決まっています。乞うご期待!


281 : 時雨 :2015/01/07(水) 03:08:32 JMKBgRzg0
伏字とか気にしたことないからへーきへーき。
乳首攻めに局所攻め、とてもエロくていい!!good!!
他の人間を出すかは自由でw
出すならファンタジーな設定を活かせると素晴らしいと思います。
次回も楽しみですw


282 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/07(水) 12:44:45 qKsU0B2g0
>>280 その人間の女の子キャラが勇者をくすぐるなら大歓喜


283 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/07(水) 22:46:27 o.z2c1iw0
祝・御精通!w 双子のスライムちゃん達、エロいし可愛いしもう最高でした!
この2人にはまたHな本で一杯勉強して勇者くんに再アタックして欲しいですw
続くエピソードⅢではどんな娘が待っているのかも今から楽しみですね!

感覚的にはモン娘/ショタのくすぐりSSって結構貴重だし重点的に読みたい大好物ではありますが
それと同時に>>274さんの言われるシチュも大好物だし…あと人間ロリ/人間ショタも大好物だし…
選べないので自分も他の人間の女の子を出すかどうかは「お任せ」に一票という事でw


284 : やなっき :2015/01/08(木) 02:44:13 Lbdsi61M0
 夕刻、魔王の間では……

アスモデウス「たっだいま〜♪ アスモデウスが帰りましたよ〜♪」

ベルフェゴール「おかえり、アス」

アスモデウス「あら、ベル。アンタが起きてるなんて珍しいわね。で……その茹で蛸みたいに倒れてるルーちゃんはどうしたの?」

 魔王が顔を真っ赤にして気を失っており、ベルフェゴールは魔王に膝枕をしていた。

ベルフェゴール「ああ、勇者の様子を見ていたら、急にバタッと倒れて……ルーちゃんはまだ幼いから無理もないか」

アスモデウス「幼いって……一応、ルーちゃんは私と同じぐらいの年齢の筈なんだけど……てか、アンタ何百年生きてるのよ」

ベルフェゴール「女の子に年齢を訊くものじゃないよ、アス。ところで、早く代わってくれないかな? ボクもさっさと自分の部屋に戻って寝たいんだよ」

アスモデウス「別に代わるのはいいけどさ、その必要はないみたいよ」

魔王「うう……はっ! こ、ここは……我の部屋か……」

 数時間もの間気絶していた魔王が、ようやく意識を取り戻し、勢いよく起き上がる。しかし、気を失う直前の記憶が混濁しているのか、必死に何があったのか思い出そうとして……

魔王「我は確か……ベルと勇者の様子を見ていて……スライムが勇者の服を溶かして、それで勇者のおち、おちん○んが……うぅん」

 ……その結果、また倒れてしまった。

ベルフェゴール「……アス、代われ。ボクはもう疲れた」

アスモデウス「……しばらくはこの状態が続きそうねぇ」

 その後、魔王をアスモデウスの膝の上に移したところで、アスモデウスはベルフェゴールに尋ねた。

アスモデウス「そういえば、今日勇者は何をしていたのかしら?」

ベルフェゴール「スライム共に幾度となくイかされてたよ。で、ついさっき迎えにきた監視役のサキュバスにどこかに運ばれていった。その後は知らないけど、今頃どこかで犯されてんじゃない? あのサキュバス、怒ってるっぽかったし」

アスモデウス「ああ、ライラか……あの娘はちょっとヤンデレみたいなところがあるからねぇ」

ベルフェゴール「……そんな危ない奴に勇者の監視役を任せて大丈夫なの?」

アスモデウス「いざとなったらレイが止めてくれるわよ、きっと」

ベルフェゴール「適当だなぁ……ま、別にボクは勇者がどうなろうと知ったこっちゃないしね。それじゃ、ボクは寝るから、ルーちゃんのことは任せたよ」

アスモデウス「はいはい、任せといて」

 そしてベルフェゴールは魔王の間を後にし、広い部屋に再び静寂が訪れた……


285 : やなっき :2015/01/08(木) 02:44:49 Lbdsi61M0
 時は流れ、深夜2時……
 勇者が眠りについた後、彼の部屋でライラとレイが話し合いをしていた。

ライラ「何であのスライム姉妹なんかと引き合わせたのよ、レイ! あいつら、絶対勇者サマのこと気に入っちゃったじゃないの!」

レイ「目的は勇者の調教なんだし、そんなに性知識のない奴がいいと思ってナ。まあ、何かしら勉強していたようだガ……」

ライラ「ううう……もっと感情がなさそうな奴選ぼうと思ってたのにぃ……台無しだよ……」

 ライラは頭を抱えていた。調教は免れられないにしても、恋心さえ抱かさなければ、自分と勇者の仲を邪魔する者はいないと思っていたのに……その計画は見事に崩れ、余計なライバルが増えてしまった。

レイ「話は終わりカ?」

ライラ「まだよ! こうなったら、アンタも責任持って、勇者サマと引き合わせる魔物選びに協力しなさい!」

レイ「えェ……」

 ライラはレイの返事も聞かず、テーブルの上に、魔物の名前の書かれたリストを乱暴に叩きつける。

レイ「あんまり騒ぐと、勇者が起きるゾ?」

ライラ「催眠術かけたから大丈夫よ。朝になるまで、何をしても絶対起きないわ」

レイ「そういうところは抜かりないナ。デ? どんな魔物を選ぶつもりなんダ?」

 レイは諦めた様子でライラに尋ねる。魔物選びに付き合う覚悟を決めたようだ。

ライラ「そうね、感情が少ない奴……というか、勇者サマに惚れる危険の少ない奴ね。シャロンとか元が石像だし、いいんじゃないかと思うんだけど」

レイ「あいつ、普通に感情豊かだゾ」

ライラ「えっ、そうなの? あんまり動いてる所見たことないから……でも、それならダメね。他には……」

レイ「キリカはどうダ?」

ライラ「あんな危ない奴と勇者サマを会わせられるわけないじゃない! ていうか、あいつ殆ど機械じゃないの!」

レイ「まあ、このリストに載っているってことは、普通に生殖できるんだろうけどナ……他に恋愛感情持たなそうな奴ハ……」

ライラ「あ……この娘なんてどう?」

レイ「……ピコ? 確かに感情の起伏は少ないし、勇者に対して恋愛感情を持つことはないだろうガ……」

ライラ「よし! じゃあ次はこの娘にするわ! レイ、この娘にそのことを伝えといてあげて!」

レイ「それは構わんガ……」

 何か言いたげにライラを見つめるレイであったが、ライラの意識は既に勇者へと向いており、その視線に気付くことはなかった。

ライラ「うふふ、勇者サマぁ♪ 今夜はぁ、私のおっぱいを吸いながらぁ、くすぐられる夢を見せて差し上げますわ……♪」

レイ(ピコなんかに会わせたら、勇者が性奴隷にされてしまいそうな気がするけド……まあ、いい力)


286 : やなっき :2015/01/08(木) 02:48:54 Lbdsi61M0
エピソードⅢ……の前に、追加のキャラ紹介です。

○ベルフェゴール
 魔王軍六幹部の1人で、ボクっ娘。あだ名はベル。見た目は寝癖混じりの栗色の髪が特徴の幼女で、透け透けのランジェリーにパンツ1枚という痴女スタイルである。ランジェリーの上からは色素の薄い乳首やパンツが丸見えとなっているが、本人は気にしていない。また、常にクマのぬいぐるみを持ち歩いているようだ。
 面倒くさがりな性格で、暇さえあれば自室で寝ている。名目上は魔王城の防衛部隊長となっているが、仕事の殆どを配下のガーゴイルやゴーレムなどに丸投げしている。しかし、いざとなれば大地を揺るがす程の土魔法を使い、驚異的な防御力を見せつける。彼女の作った岩壁などに道を阻まれ、魔王城への侵攻を断念した冒険者も多い。
 戦闘においても彼女に隙はない。自身は強固な岩壁の中に身を潜め、土や砂、泥で作り上げた無数の分身で攻撃を行う。高い魔力を練り込んだ分身達は、構成物質にかかわらず、本物の女の子そっくりの柔らかさを持つ。彼女達は土や砂、泥さえあればいくらでも再生することができるので、どれだけ倒しても無駄である。やがて疲れたところを押さえ込まれ、幼女達の細く柔らかな肢体や未発達のお尻やアソコをふにふにと押しつけられながら、くすぐりハーレム処刑されることとなる。
 最後に、ベルフェゴールは不死身であるとの情報もある。これは噂だが、かつての勇者が本体にどれだけ攻撃を喰らわせても、倒すことはできなかったらしい。まだ何か秘密があるのだろうか?
 ちなみに、彼女が言っていた「脳筋ドラゴン」とは同じく六幹部で、今は亡きサタンのことである。

○シャロン
 ガーゴイルの少女。魔王城で暮らす魔物の中では一番の巨乳。普段は全身を石化しているが、必要とあらばいつでも解除することができる。
 勇者に対しては、自慢のおっぱいでおちん○んを挟み込み、その状態でくすぐって調教しようと考えている。

○キリカ
 マシンドールの少女。ライラの言っていた通り、身体の大部分が機械でできているが、女性器などは普通の女性のそれと同じである。
 勇者に対しては、その機械の身体を使って、全身をガチガチに拘束した上で、くすぐって調教しようと考えている。

○ピコ
 アオイとシズクの次に、勇者と引き合わされることとなった少女。詳細や種族はエピソードⅢで。


 余談ですが、作中で「種族名」ではなく「その個体の名前」が出てきているキャラクターは、私の中で設定が大体固まっている娘達です。
 なので、もしかしたらそのうち勇者と対面することがあるかもしれません。
 それから人間の女の子キャラですが、くすぐり好きな娘をいつか出したいなー、と思います。


287 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/08(木) 23:35:25 yP0q4NPg0
ベルちゃん不死身の謎…もし自分の推理が当たっているなら、彼女の面倒くさがりは相当重症ですねw
紹介されている娘達も皆とても魅力的ですが、個人的には分身達のくすぐりハーレム処刑に惹かれます。
量産型ろりぷに幼女達にむぎゅむぎゅ密着されて身動きを封じられつつ全身をくすぐり回されながら
ツルツルお股やプリプリお尻に顔を埋めさせられたり挿れさせられたりして死ぬほど悶絶させられてみたいw
エピソードⅢも、ピコちゃんがどんな娘で勇者くんにどんな責めを与えるのか楽しみです!


288 : 小百合 :2015/01/09(金) 07:26:27 n/5hzPxI0
なんか
お風呂シチュで男の子の身体全体を複数の美少女達が石鹸をつけた手でくすぐりまくって笑い死ぬまでの設定が見てみたい
足の裏から攻めていき足の指の間、太もも、そして手コキで射精させ、脇腹、乳首そして女の子複数が両手をバンザイさせ脇の下、そしてトドメの全体 的な感じで
くすぐり方は最初は指をクネクネさせないで滑らせるように攻めて
そのあと揉むようにくすぐり最後は全部の指をバラバラに動かしてくすぐる
こんなんいいね


289 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/09(金) 13:32:23 ERg9INeE0
>>288
そうして笑い死んだ後は蘇生魔法で生き返らせて、また全身ヌルヌル美少女達が群がってくすぐりまくる。
しかも今度は魔法を積極的に使って、男の子を更にくすぐったがりにさせたり自分達のくすぐりを強化したり、
男の子の性欲を強制的に高めさせたり、何度射精しても無痛ですぐに精子が精巣を満たす身体にしたりする。
更には男の子の考えている事を筒抜けにして、皆で男の子の好みのタイプの容姿や体型に変身したり、
もし女の子の胸を見て興奮したなら、四方八方からおっぱいを押し付け擦り付けつつのパイズリ地獄、
アソコを見ていけない想像をしたなら、馬乗りとカニ挟みのオンパレードに素股や騎乗位挿入の膣地獄など、
エッチな気持ちを抑えられない男の子の望みを強制的に叶え続ける集団くすぐりセックスで、容赦無く…。
やがて男の子が狂おしいくすぐり快楽の中で笑い悶え狂い死んだなら、また生き返らせて、何度でも…。

個人的には例え笑い死んでも逃げられない、そもそも笑い死にすら許されないってパターンも大好きかな。
そういう路線だと妖精好きも相まって「サキュバスの巣」の「妖精の国へようこそ」とか何度もお世話になってますw


290 : やなっき :2015/01/09(金) 16:57:53 pEzpwIiQ0
 勇者が双子のスライム姉妹と仲良く(?)なった翌朝……

勇者「……え〜っと…………」

???「………………」

 勇者は見知らぬ美少女と2人、狭い箱の中に閉じ込められていた。


〜エピソードⅢ・ミミックパニック〜

 話は数分前に遡る。

ライラ「おはようございます、勇者サマ♪」

勇者「んっ……ぷはっ! ……おはよう、ライラちゃん」

 今朝もライラの胸元に顔を埋められていた勇者は、深い胸の谷間から抜け出すと、朝の挨拶をした。

ライラ「あら、勇者サマ? もっと抱きついてくださってもよろしいのですよ?」

 両腕で胸を持ち上げ、怪しく勇者を誘うライラ。その光景に、勇者は思わずゴクリと唾を飲むが、

勇者「も、もういいよ!」

ライラ「そうですか、残念です……では、朝食の用意をしてきますので、少々お待ちください」

 ライラはベッドから起き上がると、黒いネグリジェの上からエプロンを身に付け、台所に消えていった。

勇者「ううう、ライラちゃんに抱き締められてたから、あんな夢見ちゃったのかなあ……」

 ちなみに今日は赤ちゃんのようにライラの胸に吸いつき、そのままくすぐられる夢を見ていた。夢の中では何だか幸せな気持ちだったが、思い出してみるととても恥ずかしい。

勇者「……あれ?」

 そこで勇者はベッドの横に置かれた「ソレ」に気付く。

勇者(こんな大きな箱、ここにあったかな……?)


291 : やなっき :2015/01/09(金) 17:01:12 pEzpwIiQ0
 それはカラフルでファンシーな模様の大きな箱だった。子どもが2人ぐらいなら入りそうなその箱の上には、「開けて」と書かれた紙が1枚置いてある。

勇者(何だろう……?)

 あからさまに罠なのだが、純粋な心の持ち主である勇者は微塵も疑わず、箱を開いてしまった。そして、次の瞬間、

勇者「う、うわあああ!?」

ライラ「あっ、勇者サマ〜、ベッド横の箱にはお手を触れぬよう……きゃあああ!? 勇者サマ!?」

 丁度戻ってきたライラは助けようとするも、時既に遅し。勇者は箱の中から伸びてきた2本の手に掴まれ、箱の中へと引きずり込まれてしまった。

勇者「……え〜っと…………」

???「………………」

 ……そして、今に至る。

???「……思ったよりも、早かった、です」

 箱の中に座っていた美少女、勇者を箱に引きずり込んだ張本人は柔らかく微笑む。薄暗い箱の中でも、何故かはっきりと見える少女は赤髪をショートカットにしており、身体の凹凸は殆どなく……そして、全裸であった。

勇者「うう……」

 勇者は顔を真っ赤にして、顔を背ける。どうしてここの女の子達は服を着てないことが多いのだろう……?

???「私はミミックのピコ、です。勇者、こっち見る、です」

 少女……ピコは勇者の顔を掴み、自分の方に向き直らせる。そして、ゆっくりとその愛らしい顔を近付け……

ピコ「んっ、ちゅっ……」

勇者「んっ……!? んんっ……!?」

 勇者の驚きは2段階に分かれる。まず1つ目は、目の前の少女にいきなり唇を奪われたこと。そして、2つ目は……

勇者「んんぅ……!(何、これ……!)」

ピコ「ちゅぅ……ふふ、イっちゃった、ですか?」

 ……ピコにキスされると同時に、身体を痺れるような快感が走り、勇者はなんと射精してしまっていた。もっとも、勇者は射精という言葉を知らなければ、その意味もまだ知らなかったけれど。

勇者(昨日、アオイちゃんやシズクちゃんにおちん○んを舐められた時とおんなじ……パンツが濡れて気持ち悪い……何なんだろ、これ……)

ピコ「勇者」

 勇者が考えを巡らせている間に、一度は離れたピコの顔が再び近付いてきていた。

ピコ「……ちゅっ」

勇者「ん、んんっ……!(ま、また……!)」

 2度目のキス。そして、再び強い快感に襲われ、本日2度目の射精。
 本来、何度も続けて射精していると、その量は少なく、薄くなっていくものであるが……何故かその勢いが衰えることはなかった。

ピコ「ん……さあ、勇者。服を脱ぐ、です」

勇者「はぁ……はぁ……服……? 何でぇ……?」

ピコ「……口答えするな、です。ちゅっ……」

勇者「んっ……んぅっ……!」

 キスの度に快感が勇者の身体を走り、その度に勇者は射精してしまう。

ピコ「ほら……ちゅっ……早く脱がないと……ちゅっ……腰が抜けて……ちゅっ……立てなくなる、ですよ?」

勇者「んっ……! ま、待って! わかったからぁ! もうちゅーは……!」

ピコ「……ちゅっ」

勇者「んんっ……!」

 3回、4回、5回……幾度となく降るキスの雨とその快感に、勇者は段々と抵抗する気力を失っていった。

ピコ「……ふふ、まだ壊れちゃダメ、ですよ? いっぱい楽しませてもらう、です」


292 : やなっき :2015/01/09(金) 17:01:42 pEzpwIiQ0
 一方、箱の外では……

ライラ「こらーっ! ちょっと、開けなさい! 勇者サマも! 聞こえていたら返事ぐらいしてくださーい!」

 ライラが箱を開けようと躍起になっていた。しかし、箱は固く閉じてしまい、ライラがどんなに力を込めてもびくともしなかった。次第に怒りが募っていき……

ライラ「もう! こうなったら……!」

 ライラの両手からバチバチと紫色の電撃が発せられる。どうやら箱を破壊するつもりのようだ。しかし、

レイ「……やめておケ」

 すうっと床をすり抜けて現れたレイが彼女を制止する。

レイ「ミミックの箱は素材に関係なく強力な結界となル。六幹部クラスならまだしも、お前ごときの魔法じゃ、まず傷も付かないサ」

ライラ「じゃあどうすればいいのよ!?」

レイ「ピコが満足するのを待つしかあるまイ。言っておくが、騒いでも無駄だゾ。結界で守られた箱の中に、外部の音は届きはしなイ」

ライラ「そんなぁ……」

レイ「それにしてモ……」

 うなだれるライラを気にすることなく、レイは勇者の閉じ込められた箱をじっと見つめる。

レイ(なんと強力な結界ダ……口ではああ言ったが、これは六幹部でも壊せるかどう力……)

レイ「ピコが勇者を壊さなければいいがナ……」

 

 同時刻、箱の内部では……

ピコ「ふふ、ちゃんと服を脱いだ、ですね」

勇者「う、うん……」

 全裸となった勇者が、同じく全裸のピコと向き合って座っていた。

ピコ「よくできた、ですよ……ちゅっ……」

勇者「んんっ……!」

 もう何度目かわからないキスとそれに伴う射精。何故か未だ大量で、しかも濃厚な精液がピコの太ももの辺りにかかる。

勇者「はあ……はあ……な、なんでぇ……?」

 性知識など殆ど持たない勇者でも、なんとなくおかしいと気付いていた。昨日、アオイちゃんとシズクちゃんにおちん○んを舐められた時と似た感覚……けれど、昨日は気持ちいいと同時に疲れていく気がしたのに、今日は全然疲れていない。

勇者「なんで……こんなに……」

ピコ「何でこんなに射精できるか、ですか? 教えてやる、です。ミミックのキスは魔法のキス……単に出させるだけじゃない、『足す』意味合いもある、です。だから……ちゅっ……」

勇者「んっ……!」

 言葉の合間にピコは再度キスをする。それと同時に、やはり変わらぬ量と濃さの精液が飛び散った。

ピコ「私のキスでイってる限り、いつまでも際限なくイくことができる、です。限界を超えた快感、とくと味わうがいい、です。さあ、まずは私のことを優しく抱き締めろ、です」

 ピコの言ってることは、正直よくわからなかった。でも、お互い全裸のこの状況で彼女を抱き締めるというのは……

勇者「は、恥ずかしいよっ……!」

ピコ「……またキスしたい、ですか?」

 ピコは色っぽく自分の唇を人差し指で突っつく。その蠱惑的な動作は、今の勇者にとって恐怖の対象でしかなかった。

勇者「うう……」

 結局、勇者は言われるがままにピコのことを抱き締める。

ピコ「最初からそうすればいい、です。ちゅっ」

勇者「んんっ……!」

 ちゃんと言うことを聞いたのに、ピコは勇者のおちん○んをほっそりとした太ももで挟み込み、そのままキスで射精させた。

ピコ「さあ、ここからが本番、です。今から勇者のことをくすぐる、です。でも、私のことを離したり、手を降ろしたりしたらダメ、ですよ? 勝手にそんなことしたら罰としてキス1回、です」

勇者「そ、そんなの無理だよぉ……!」

ピコ「それから、勝手にイくのも禁止、ですよ? 勝手にイったりしたら……そうですね、キス3回、です。それじゃ、3……2……1……スタートっ、です!」


293 : やなっき :2015/01/09(金) 17:02:18 pEzpwIiQ0
 そして、拷問が始まった。

ピコ「こちょこちょこちょこちょ……」

勇者「あははははははははははっ!! や、やだああぁぁぁ!」

 ピコの細く器用な10本の指は勇者の首筋や背中、腋を中心に責め立てる。首筋をソフトタッチでこしょこしょとくすぐったり、背中を人差し指でツーッとしたり、かと思えば腋の下をガリガリとひっかくように激しくくすぐったり……全く先の読めない攻撃が勇者に襲いかかる!
 しかし、どんなにくすぐったくても抵抗することはできなかった。誤って腋を閉じてしまったり、身をよじらせてくすぐりの魔の手から逃れようとすると……

ピコ「勇者、ちゃんと私のことを抱き締めろ、です」

ピコ「勇者、逃げちゃダメ、です」

ピコ「腕の力が抜けている、ですよ? 何回も同じこと言わせるな、です」

 ……といった具合に、ピコから注意され、

ピコ「ちゅっ……」

勇者「ん、んんんんんーーーっ!!」

 キスで強制的に射精させられてしまうのだ。
 さらに、今の勇者を虐めるのはくすぐりだけではなかった。

ピコ「こちょこちょ……ふふ、こっちの方もすっかり硬くなってる、です」

勇者「きゃはっ、きゃはははははっ!! ひゃひゃひゃひゃ!!」

 ピコはくすぐりながらも、細いけれど柔らかい太ももで勇者のおちん○んを挟み込み、すりすりと擦り付けていた。キスでの強制射精とはまた違う快感が勇者の身も心も溶かしていく……

ピコ「くすぐられて興奮した、ですか? それとも私の身体に興奮した、ですか? どっちも、ですか?」

勇者「あはははははっ!! ふにゃあああああ!!!」

ピコ「どっちにしても変態、ですね。お仕置きです。こちょこちょこちょ……すりすり……」

勇者「ふわあああ!!??」

 ピコのくすぐりと足の動きが加速する。くすぐったさと気持ちよさが頭の中でグチャグチャに混ざり合い、とろけていく。何がくすぐったくて、何が気持ちいいのか、もうわからなくなってきていた。

ピコ「……勇者、離れるなと言っている、です。ちゅっ……」

勇者「くふうううっ……!」

 そこにさらに強制射精の快感が加わる。頭がおかしくなりそうだった。もちろん、それで終わる筈もない。くすぐり攻撃は続くし、魔法のキスによって勇者のおちん○んはまだまだ元気なままだ。そこに太ももを擦り付けられ、射精直後の敏感な局部に刺激が与えられる。

ピコ「ふふ、勇者の大事なコレ、私の中に入りたいって、ピクピクしてる、ですよ? 挿れたい、ですか?」

勇者「うううううっっ……!」

ピコ「……でも、まだ挿入はダメだって、レイに言われたんですよねぇ……勇者はどうしたい、です?」

勇者「ああっ、はははははっっっ!!」

ピコ「……じゃあ、こうする、です」

 ピコは足を開いて、一端勇者のおちん○んを解放すると、ゆっくり腰を下ろして、勇者のそれと自分の股間が擦れ合うような形にする。いわゆる素股の体勢だ。

ピコ「っ……これ、私の方までドキドキする、です……じゃあ、動く、ですよ?」


294 : やなっき :2015/01/09(金) 17:02:51 pEzpwIiQ0
ピコ「んっ……気持ちいい、ですか?」

 ピコはくすぐりの手を止めることなく、腰を上下させる。色白の頬が紅潮しており、彼女自身も興奮しているのが見て取れた。

勇者「あは、はあ……あひゃ……」

 一方、勇者は笑いすぎで声がかけてきており、その引きつった笑顔は涙やら唾液やらでべちょべちょだった。

勇者「も、もうやらぁ……」

ピコ「勇者、勝手に射精したらダメ、ですよー……私が許可するまで頑張る、です」

 ピコはそう言って腰の動きを加速させる。彼女は許可を出すつもりなどないが、イかせないつもりもなかった。むしろイかせた後に、罰としてキスで追い打ちをかけようと考えていたのだが……

ピコ(これ、ヤバい、ですね……勇者を早くイかせないと、こっちがおかしくなりそう、です)

ピコ「こちょこちょ……ほら、勇者! 気持ちいいですよね!? 我慢するな、いや、やっぱり我慢しろ、です!」

 ……彼女自身も想像以上に気持ちよくなってしまっていたようだ。溢れ出した愛液が足の方まで滴っている。

勇者「うう……もう……らめ……」

ピコ「っ……! あっ……!」

 そんな中、ついに勇者が果ててしまった。キスによる強制射精ではない。正真正銘、ピコの素股による射精であった。

ピコ「……お腹までかかった、です。汚い……けど……(何だか心がぽかぽかする、です……)」

 ピコは愛おしげにお腹に付着した精液を見つめる。それから、ハッと我に帰り、勇者の方へ向き直るが……

ピコ「罰……は、もう必要ない、ですね」

 長きに渡るくすぐりと快楽漬け、そして最後の射精についに頭が保たなくなったのか、勇者は気を失っていた。

ピコ「勇者、早く起きる、です。早く起きないと、挿れちゃう、ですよ?」

 もちろん、勇者からの返事はない。

ピコ(……レイにはダメって言われたけど、この箱の中なら何してもバレない、ですよね)

 そう考えた彼女は、再びゆっくりと腰を下ろす……が、しかし、

???「は〜い、そこまで〜」

ピコ「!?」

 挿入する直前で、薄暗い箱の中に光が差し込む。何者かによって箱が開かれたのだ。

ピコ(う、嘘……私達、ミミックの結界を破るなんて、一体……!?)

 そこに立っていたのは……

ベルフェゴール「はあ、みんなしてボクの睡眠を妨げるんだから……それはそうと、そこのミミック。お前、やりすぎ」

 透け透けランジェリーを身に纏った見た目幼女、六幹部が1人、ベルフェゴールであった。


295 : やなっき :2015/01/09(金) 17:03:22 pEzpwIiQ0
ライラ「ベルフェゴール様!? どうしてここに!?」

 箱の外に待機していたライラとレイも驚きを隠せないでいた。

ベルフェゴール「ルーちゃん……じゃなかった、魔王様に付き合わされて勇者の様子監視してたんだけどさ〜……そこのミミックが平気で挿入しようとくるんだもん」

レイ「……ピコ、挿入はダメだと言った筈だガ?」

ピコ「うう……つい魔が差した、ですよ……」

 ピコはしゅん、とうなだれる。六幹部を前にして、流石の彼女も畏まっていた。

ベルフェゴール「ボクは別に勇者がどうでもよかったんだけどさ〜、魔王様は気絶しちゃうし、アスが止めろってうるさいし、仕方なく転移魔法で飛んできたんだよ。本当、迷惑だと思わない?」

 ベルフェゴールは眠そうな目でピコ、レイ、ライラを順番に見つめる。3人は言い返すこともできず、ただただ畏縮していた。

ベルフェゴール「仕事熱心なのは結構だけどさ、人に迷惑がかからないようにしないとダメだよねぇ? それにさ、監視役が監視対象から目を離したりしたら意味ないでしょ? わかる?」

3人「「「ご、ごめんなさい……」」」

 幼女から説教され、3人は声を揃えて謝罪する。ベルフェゴールはそれを気に留めることもなく、大きく欠伸をすると……

ベルフェゴール「じゃ、最後はこっちだね……」

 箱の中から気絶している勇者を片手で軽々と引き上げ、自分の方に寄せる。そして、

ベルフェゴール「んっ……ちゅう……」

3人「「「!?」」」

 何故か熱い口付けを始めた。ベルフェゴールの舌が勇者の口内に差し込まれ、水音が静まり返った部屋の中に響く。

ベルフェゴール「……もういいかな」

 やがて口を離すと、ベルフェゴールは乱暴に勇者をベッドの上に投げ飛ばした。

ライラ「な、な、何を……」

ベルフェゴール「ん? 勇者が体力的にも精神的にもヤバそうだったからさ、ちょっとボクの魔力を移して回復しておいたんだよ。あれが死んじゃったら、アスがうるさいしね〜」

 そう言うと、ベルフェゴールはまた1つ欠伸をして、

ベルフェゴール「じゃ、ボクは戻るから。勇者が気が付く前に、そこのイカ臭い箱をさっさと片付けておくことだね」

 再び転移魔法を使い、姿を消した。

3人「「「………………」」」

ピコ「……あの」

2人「「……うん」」

ピコ「なんか……ごめんなさい、です」

2人「「…………うん」」


296 : やなっき :2015/01/09(金) 17:03:59 pEzpwIiQ0
 それから、3人は後片付けを始めようとしたが、

ベルフェゴール「言い忘れてた!」

 そこに再びベルフェゴールが現れた。

ベルフェゴール「そこのミミック。挿入しようとした罰として、許可が下りるまで、箱の使用禁止ね」

ピコ「え……ええっ!? そ、そんな……私はどこで暮らしたら……」

 ミミック達にとって箱は自分の家も同然である。それを取り上げられることとなったピコは困った表情を浮かべていた。しかし、ベルフェゴールはまったく意に介さず、こんなことを言い始めた。

ベルフェゴール「ん? この部屋で暮らせばいいんじゃない?」

ライラ「えええっ!!??」

 これに反応したのは勇者大好き、ライラである。ピコがこの部屋で暮らすということは、また1つ、勇者との仲を邪魔する要素が増えるということである。当然彼女は反対であったが……

ベルフェゴール「お前も勇者のこと気に入ったんでしょ? ここで暮らせば、毎日愛しの勇者と会えるよ?」

ピコ「それは……いいかもしれない、です」

ライラ「ちょ、ちょっとぉ〜!? 何、顔赤くしてるのよ!? レイ、ミミックって恋愛感情とかないんじゃなかったの!?」

レイ「いや、まあ、そうだと思ってたんだがナ……例外もいるってことじゃない力?」

ライラ「うう……勇者サマぁ……私の勇者サマがどんどん遠くに……」

 この世の終わりだという表情で、ライラは床に倒れ込んだ。
 ……この直後、彼女はさらなる絶望を味わうことになる。

ベルフェゴール「それから、そっちのサキュバスとゴースト」

ライラ「……はい? 何ですか?」

ベルフェゴール「後で倉庫から水槽をここに持ってきておくように」

レイ「……水槽? どうしてです力?」

ベルフェゴール「それがさ〜、昨日勇者と引き合わせたスライム共が、勇者に会いたいってうるさいらしくて……仕方ないから、この部屋で一緒に住まわせることにした。水槽はそいつらのお家ね。あいつらをベッドに寝かせるわけにもいかないし」

レイ「(アオイとシズクか……)わかりましタ」

ベルフェゴール「じゃ、よろしくね〜」

 言い忘れていた連絡事項を半ば一方的に告げると、ベルフェゴールは今度こそ戻っていったようだった。
 それと同時に、ライラは……

ライラ「どうして……どうしてこうなるのよおおおおお!!」

 ……悲痛な叫び声を上げていた。


297 : やなっき :2015/01/09(金) 17:09:41 pEzpwIiQ0
エピソードⅢ、ミミック娘のピコ編は以上となります。
人数の関係で、エピソードⅡに比べるとだいぶ短くなってしまいました。

エピソードⅣでは着々と形成されつつある勇者ハーレムの面々に加え、ボス敵(?)が参戦予定です。


298 : やなっき :2015/01/09(金) 17:33:33 pEzpwIiQ0
〜おまけ〜

ベルフェゴール「そういえば、何で挿入はダメなの?」

アスモデウス「ああ、それはね? 勇者ってあれでも神に選ばれた勇者だからさ、一応神の加護的なものを受けてるのよ」

ベルフェゴール「……それと挿入に何の関係が?」

アスモデウス「早い話、勇者に無理矢理挿入しようものなら神の力が働いて、最悪消されるわ。だからまずは勇者を骨抜きにして、勇者の方から挿れさせる必要があるのよ」

ベルフェゴール「ふーん……フェラや素股は平気だったのにねぇ……」

アスモデウス「アンタも気をつけなさいよ」

ベルフェゴール「ボクがそんなことするわけないでしょ。人間なんて大嫌いだし」

アスモデウス「ならいいけどね……」


299 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/10(土) 02:48:01 TJqnVmBs0
新登場のピコちゃんはミミック娘でしたか!これまた個性があって可愛い子だなぁ〜w
抱き付きを強要してくすぐりながら魔法のキス、太股コキ、素股…実にGJ!
本番挿入はもっと後のお楽しみかぁ…誰が勇者くんの初めての女性になるのか期待大ですね
アオイちゃんシズクちゃんも好きなので同居は嬉しいw 全裸幼女率の高い部屋で羨ましい限りです
それとキャラの紹介とかを最初から読み直してみたら、>>287でかなり恥ずかしい勘違いをしてた気がしてきた…;


300 : やなっき :2015/01/11(日) 01:56:24 ZJ8o.fnY0
>>299

ピコ「確かに私は胸はない、です。でも、幼女でもない、です」

ライラ「(見た目の)年齢的には私と同じくらいよね、あなた」

アオイ「胸は私達とそう変わらないけどねー!」

シズク「どんぐりの背比べって言うんだよねー!」

ピコ「……なんか腹立たしい、ですね」


301 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/11(日) 04:04:23 giZ/l5z20
>>300
お〜っと、これは大変失礼致しました!外見年齢で言えばもう立派な中学生並の女の子なんですね。
勇者くんはちょっぴり年上の発育中お姉ちゃんに抱き付き密着してあんな事こんな事されてたって事なんですね!
揺れ動く思春期の美少女と運命の出会いを果たして熱を帯びた性器を擦りあわせて童貞まで狙われたって事なんですね!!(血眼)
いやー、つるぺたってだけで幼女を連想してしまう幼女好きではありますが、それはそれで非常に美味しいシチュですなw

それと女の子の胸について、大きいのも、控えめなのも、ぺったんこなのも、それぞれ全てが特有の素晴らしい魅力を備えているし
どれが優れていてどれが劣っているかだなんて順位付けや考え方は所詮個人個人の受け取り方次第に過ぎないんだと、声を大にして言いたいね


302 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/12(月) 00:31:36 A3XZJkFU0
やなっきさんの続編を心待ちにしつつ、ちょっと久々に思い付いたのでストーリーを組み立ててみました。
文章力表現力構成力など不足事項が多数故、細かい事は気にせず脳内補完でお願い出来ればと思います。
元作品は美少女戦士セーラームーン、メインキャラはセーラーちびムーンです。


一見すると可愛らしい少年のような見た目だけど、悪の魔術で人々を苦しめる冷徹なショタ妖魔が出現!
セーラー戦士たちが全員集結して総出で立ち向かうも、その妖魔に向けて放った攻撃は全て跳ね返され、
相手に与えるはずだったダメージはそのまま容赦なく自分達自身の身に襲い掛かってくる!

どんな技を使っても一方的にダメージを受けてしまうセーラー戦士達は既に全身ボロボロだ。
どうしても反撃の手立てが見つからず、とうとうセーラー戦士たちはその場に崩れ落ちて行った。
絶望感に苛まれる彼女達の中心に立ち、両手を高く掲げて最終攻撃の体勢に入るショタ妖魔。
彼の頭上で巨大な闇の塊が膨れ上がっていく。この一撃でセーラー戦士達を消し去るつもりだ。

セーラーちびムーンが最後の力を振り絞って抵抗!何とか抑え込もうと無防備な背後から飛びついた!
ショタ妖魔は不意の抵抗に一瞬怯み、両手を高く掲げたまま必死に身を捩って振り解こうとする。
ちびムーンは自分と同じぐらいの体格のショタ妖魔の身体に両腕を回して懸命にしがみ付くが、
やがて力尽きて振り解かれるのは時間の問題で、そうなれば今度こそ全てが終わりである。

と、その時。スベスベ手袋に包まれたちびムーンの細い指先が偶然ショタ妖魔の腋の下に滑り込んだ。
すると突然ショタ妖魔は素っ頓狂な声を上げて、頭上に掲げていた腕を反射的に下ろして腋を閉じる。
頭上に生成されていた闇の塊は煙のように消えて無くなってしまうが、そんな事気にも留める様子も無く、
何かに耐えるようにプルプル震えながら、両腋の窪みに深く入り込んだちびムーンの指を外そうとしている。

予想外の展開に若干混乱していたちびムーンだが、ふと思いついて指先をくにくにっと動かしてみると
ショタ妖魔は悲鳴のような、それでいて意外と可愛らしい笑い声を上げながら脱力してしまい、
両膝立ちのちびムーンに背後から両腕で抱きしめられるような格好のまま尻もちをついてしまった。

ヤバい…と冷や汗を垂らすショタ妖魔の背後で、ちびムーンがにやりと不敵な微笑みを浮かべた。
そして、こちょこちょこちょ〜♪という悪戯っぽい囁きと共に、ショタ妖魔が大笑いで身悶え始めた。
ちびムーンの可愛らしい両手が、10本の細い指先が、これまでのお返しだと言わんばかりの勢いで
ショタ妖魔の腋や胸、わき腹やお腹、背中や首筋などを素早くこちょこちょと這い回っている。
どうやらくすぐり攻撃のダメージは跳ね返せないようで、彼自身も相当のくすぐったがりのようだ。
幼い少女に抱き付かれて振り解けず、目に涙を浮かべて許しを請いながらジタバタ笑い転げるその姿は
もはや先程までセーラー戦士達を苦しめてきた妖魔としての冷徹な面影を完全に失っていた。


303 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/12(月) 00:33:12 A3XZJkFU0
他のセーラー戦士達も、今の今まで恐ろしい強敵でしかなかった相手の余りにも可愛過ぎる弱点を察し、
もはや完全に緊張の糸が解けてしまったようで戦闘とはかけ離れた楽しげな空気になっており、
皆で可笑しそうにクスクス笑いながらちびムーンの活躍に声援を送ったり野次を飛ばしたりしている。

しかしショタ妖魔にくすぐりのお仕置きを続けるちびムーンも戦闘で体力を消耗していた。
すっかり和やかな空気になってしまった事もあり、つい油断してくすぐりの手を休めてしまう。
うつ伏せになってゼィゼィ息を荒げているショタ妖魔の背中にドヤ顔で馬乗りになりながら
これに懲りたらもう二度と…と言いかけるものの、力を振り絞った不意の一撃を受けて逃がしてしまう。
もう絶対に許さない、とカンカンに怒ったちびムーンは逃げ出したショタ妖魔を追って走り出し、
他のセーラー戦士達も油断し過ぎていた事を反省しながらちびムーンの後に続いた。

セーラー戦士達に追われながら人気の無い裏路地を夢中になって逃げ回るショタ妖魔だったが、
そこは袋小路になっていて、行き止まりのゴミ捨て場で完全に逃げ場を失ってしまった。
先程体力を削られ過ぎたせいで高度な魔術は使えず、せいぜい闇の刃を2.3本作れる程度である。
そうこうしている内に曲がり角の向こう側から、こちらに向かう足音が近づいてきた…。

セーラー戦士達がショタ妖魔の逃げ込んだ路地に入り、行き止まりのゴミ捨て場に到着すると、
そこには一人の大人しそうな少年が立っていて、辺りをキョロキョロと見回している。
その少年はセーラー戦士達の姿に気付くとかなり驚いた様子でオロオロと動揺し始め、
顔を赤くしながら目の前の光景と自分の足元とにチラチラ交互に視線を移す。
やがて無言で俯き、先頭に立っているちびムーンの横を黙って通り過ぎようとするが、
ちびムーンが待ったを掛けて眼前に立ち塞がった。少年はビクッと反応して立ち止まる。
心なしか背丈も顔つきも先程のショタ妖魔に似ているような気がする。
顔が赤くて呼吸が荒く、やけに落ち着き無く自分達から目線を逸らしている。

ちびムーンが少年に話しかけようとすると、突然少年の胸の前辺りにどす黒い闇が集まり、
それが小さな刃の形となって、目の前のちびムーンに向けて音も無く発射された。
しかし今度は最初から警戒体勢を取っていた彼女にとっては何ら大した攻撃ではなく、
素早く避けるとそのまま目の前の少年を押し倒し、お腹の上に馬乗りになって抑え込んだ。

もう間違いない!この男の子はさっきの妖魔が化けているんだ!

全員がそう確信していた。後ろに控えていたセーラー戦士達も少年の周りをぐるりと取り囲む。
そして少年に手が届くようにしゃがみ込み、手袋に包まれた両手をワキワキ動かして準備運動をする。
どうやら今度は皆も一緒になって妖魔へのお仕置きに参加するつもりのようだ。


304 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/12(月) 00:35:48 A3XZJkFU0
少年はしばらく何が起こったのか分からないという様子で目を丸くしていたが、
やがて我に返ったように顔を赤くしてあたふたと慌てて何か弁明をしようとする。
しかしもはや誰も少年の言い訳を聞くつもりは無く、ちびムーンは両手を少年の腋の下に潜り込ませて、
激しくこちょこちょと動かし始めると、敏感な少年はまともに喋る事が出来なくなってしまった。

他のセーラー戦士達も少年の全身に一斉に手を伸ばし、指をバラバラに蠢かせてくすぐり立てる。
くすぐるのに疲れたら周りで控えている他のセーラー戦士達と交代して自分の手を休め、
充分休んだらまたくすぐりに参加し、疲れたら交代し、の繰り返しで延々と責め立てるので
もう少年がどんなに笑っても泣いても暴れても苦しんでも、くすぐったいお仕置きは止まらない。
セーラー戦士達のお仕置きはまだ始まったばかりである…。

…。

……。

………。

慌ててゴミの山の中に身を隠し、そっと見てみたら一人のガキが大きなゴミ袋を捨てに来ていた。
そう言えば路地に入って夢中で逃げている途中、こんな奴を追い抜いたような気もする。
荷物を担いで長い路地を歩いてきたからか、かなり疲れた様子で息を荒くしている。
何故こんな不便な場所にゴミ捨て場を作ったのか…まぁ、どうでも良いがさっさとあっちに行け。
行き止まりの一本道を追い抜いてきた俺の姿がどこにも見えないのがそんなに気になるのか。

おっと、セーラー戦士達が追い付いてきた。少年は彼女の姿を前に顔を赤らめて動揺している。
先程の戦闘でセーラー戦士達のコスチュームは穴だらけであちらこちらの肌が露出しており、
元々短かめだったスカートも所々が破れて中がチラチラ見えてしまっているからな。
まだ幼いガキなのであればドキドキして何も言えなくなったとしても仕方が無いかも知れない。
この俺でさえ、あの格好でいきなり抱き付かれてしまった時は…いや、それは言うまい。

どうやらセーラー戦士達はこいつが俺の変身した姿だと疑っているようだ。単純な奴らめ。
しかしこれは好都合だ。上手くやればこのガキを俺の身代わりに仕立てる事が出来るかもしれない。
位置調整が少し難しいが、子供の目の前に闇の刃を作り出して……よし、上手くいった。
セーラー戦士達は完全にこのガキを俺の成り済ましだと思い込んだようだぞ。

…え、まさか、一度にそんな大人数で…う、うわぁ…
体中にあのスベスベした手袋が…嘘だろ、あんな這い回るように…うぅ…
これは見てるだけでゾワゾワしてくるな……本物の俺じゃなくて助かったぜ…
…あのガキにとっては…この世の地獄だろうな…
(完)

セーラー戦士のあの手袋って良いよね!


305 : やなっき :2015/01/12(月) 02:09:00 uzziuITw0
>>304
GJ! 摩擦の少ないすべすべの手袋によって威力の高まったくすぐり攻撃……素晴らしいの一言に尽きますね!


306 : やなっき :2015/01/12(月) 03:20:19 uzziuITw0
エピソードⅣでは旧キャラ大集合なので、今一度彼女達の持つ属性をご確認ください。

○ライラ
 勇者LOVE勢その1。種族はサキュバス。
 見た目年齢は中学生ぐらい。小柄だが抜群のスタイルを誇り、勇者LOVE勢の中では唯一の巨乳。髪色はピンクで、腰まで伸ばしている。露出度の高い服を好んで着る。また、衣装の色は黒であることが多い。
 性格は良くも悪くも一途。独占欲が強く、ヤンデレのような一面も。他の魔物達が勇者に好意を持たないようにしているが、今のところそれはうまくいっていない。
 主な能力は『魅了(チャーム)』と『夢操(ナイトメア)』。『魅了』は自分に対して魅力を感じている者と目を合わせることで、対象の身体の自由を奪う能力。『夢操』は対象の夢を自由に作り替える能力である。
 勇者LOVE勢の中で唯一、勇者をイかせた経験がない。
 自分に誘惑されて、顔を赤くする勇者が大好き。くすぐられて笑い悶える勇者はもっと好き。

○アオイとシズク
 勇者LOVE勢その2とその3。種族は共にスライム。
 双子の姉妹。普段はおっぱいもお尻も小さな幼女だが、スライム故に身体を自由自在に変形することができる。髪型は2人ともサイドテールで、右に垂らしているのが姉のアオイ、左に垂らしているのが妹のシズクである。服は着ていない、というか着ることができない。
 2人とも子どもっぽく無邪気な性格だが、アオイの方がおっとりとしており、シズクの方はやや嫉妬深い。基本的には素直ないい子達だが、勇者をくすぐっている間は少し意地悪になる。
 身体を変形させることで、相手を拘束し、一方的にくすぐるのが得意技。双子であるためか、コンビネーションは抜群。また、多少時間はかかるが、衣服を溶かすこともできる。
 姉妹での乳首責めとフェラの同時攻撃で勇者をイかせた経験がある。
 自分達にイかされる瞬間の勇者が大好き。くすぐられて笑い悶える勇者はもっと好き。

○ピコ
 勇者LOVE勢その4。種族はミミック。
 赤髪をショートカットにしている女の子。見た目年齢はライラ同様中学生ぐらいだが、ボンキュッボンのライラに対し、こちらはスレンダーな体型。狭い箱の中での暮らしに適応した結果、ミミック娘は胸が育ちにくくなっているらしい。
 言葉の後に「〜です」「〜ですよ?」などと付ける独特の口調で話す。かなりのサディストで、勇者の調教も積極的に行おうとする。
 彼女の最大の武器は対象に急な快感を与え、強制的に射精させる魔法のキス。このキスには単に射精させるだけでなく、精力剤のような効果もあり、彼女のキスで射精する分には、精子が尽きることはない。
 前述の魔法のキス以外にも、太ももコキからの素股で勇者をイかせた経験がある。
 自分の命令に従う弱気な勇者が大好き。くすぐられて笑い悶える勇者はもっと好き。

○レイ
 勇者LOVE勢の監視役。種族はゴースト。
 透き通るような白い肌に、艶やかで長い黒髪、死に装束のような白い着物が特徴の和風美少女。実はライラにも匹敵する巨乳だが、着物の下にさらしを巻くことでわからなくしている。
 言葉に独特のアクセントがある。冷静沈着な性格で、任務に忠実。しかし、勇者の調教には未だ参加していない。強い者が好みらしく、弱い勇者に興味はないらしい。
 あらゆる物質を透過する能力を持つ。また、魔王軍六幹部並の実力者であるという噂もあるが、詳細は不明。


307 : やなっき :2015/01/12(月) 03:20:59 uzziuITw0
〜エピソードⅣ・復活、蟲の王〜

 ある月の綺麗な夜のこと……

『憎い』『憎い』『憎い!』

 魔王城近くの深い森の中。「暗黒の森」とも呼ばれるこの場所に、この日はただならぬ邪気が漂っていた。

『人間め』『人間共め』『愚かなる人間共め』

 森の中心にある泉の上に小さな光の球が浮かんでいる。この光の球を中心にして、謎の邪気は渦巻いているようだ。

『許さない』『絶対に』『絶対許さない』

 泉を取り囲む森の中からもぽつぽつと無数の小さな光の球が現れる。それらは邪気の中心となっている光の球に向かって、ゆっくりと移動し……集まった光の球は、やがて1つの大きな光の塊となった。

『わたしを』『私を』『私達を』

『このベルゼブブを倒したこと、後悔させてやる……!』

 そして、光の塊は天高く飛び立った……



 ……が、またすぐに降りてきた。いや、落ちてきたと言った方が適切か。

『……力が出ない』『お腹空いた』『何か食べるもの……』

 結局、光の塊は地を這うように移動を始めた。空腹を満たすものを求めて──


308 : やなっき :2015/01/12(月) 03:21:52 uzziuITw0
 勇者が魔王城に連れてこられて4日目。ピコと出会い、彼女や双子のスライム姉妹との同棲生活が始まった翌日の昼下がり……

ライラ「うふふ♪ 勇者サマはやっぱり腋の下が一番弱いのですね♪ こちょこちょこちょ……」

アオイ「えー、でも足の裏もだいぶ効いてるみたいだよ?」

シズク「私達にくすぐられて、すっごく暴れてるもんね?」

ピコ「勇者はお腹も弱いみたい、ですね。もしかして全身が弱点、ですか?」

勇者「きゃははははは!! も、もうやめてえええええ!!!」

 勇者は大理石の床に大の字に押し倒され、4人掛かりでくすぐられていた。四肢はアオイとシズクに拘束され、どんなに暴れても逃れることはできない。服や靴も既に剥ぎ取られてしまっており、唯一死守したパンツもいつ脱がされてもおかしくない状況である。

ライラ「勇者サマ、可愛いぃ……特別サービスして差し上げます♪」

勇者「んっ!? んふふふふふっ! ……ぷはっ! あはははは!」

 ライラは勇者に膝枕をして、その豊かな2つの果実を勇者の顔面に押し付けながら、がら空きとなった両方の腋の下を中心にくすぐっている。激しく蠢く10本の指は時折勇者の胸の方まで移動し、乳首をも責め立ててくる。

アオイ「あんまり暴れちゃダ〜メ♪ けすぐりにくいでしょ?」

勇者「そ、そんにゃのむりいいい! うひゃははははは!!」

 アオイは頭の右側に垂らしたサイドテールを使って勇者の右腕を拘束しつつ、ぷるぷるでぬるぬるの手で勇者の右足の裏をくすぐっている。また、両足で勇者の太ももの辺りを挟み込み、変形した左腕を勇者のふくらはぎに絡めることで、勇者の右足の動きも完全に封じていた。

シズク「ねーねー、勇者くんは結局どこが一番弱いの?」

勇者「ぜ、全部! ぜんびゅ弱いからあああ! やめてえええええ!!」

 左足を担当しているのはシズクだ。姉同様、サイドテールを使って勇者の左腕を拘束している一方で、ぷるぷるの身体で勇者の足全体を包み込み、足の指の間に至るまで、余すところなくくすぐっている。

ピコ「勇者。好きなだけ笑うがいい、です。でも、気絶はさせない、です」

勇者「も、もうやだあああははははは!! 死んじゃうよおおお!!」

 新たにに純白のワンピースを着用したピコは勇者の腰の上に跨がって、お腹やへそ、わき腹の辺りをくすぐっている。時折腰を動かして、勇者のパンツ越しにおちん○んに刺激を与えることも忘れてはいない。ちなみに、彼女の方はノーパンである。

レイ「……何だかすごいことになっているナ」

 そんな中、レイがいつものように床をすり抜けて、部屋を訪れた。

ライラ「あら、レイ。悪いけど、あなたが加わる場所はもう残ってないわよ?」

レイ「加わるつもりはないから安心しロ。ところで、私は今日帰ってこれないかもしれなイ。私が見ていないからといって、羽目を外すなヨ」

ライラ「なぁに? そんな大仕事があるの?」

レイ「うむ、ちょっとナ……それじゃ、行ってくル」

 そう言ってレイは再び床をすり抜けて、姿を消した。何だかいつもの彼女より些か慌てていたようにも見えたが、この場に気が付く者はいなかった。


309 : 名無し :2015/01/12(月) 09:02:23 Gl/hAUpo0
誰かお風呂でショタを美少女達が全身をくまなくローションや石鹸でくすぐり倒す
女の子全員で乳首のみ責めたり脇のみを責めたり
一箇所を全員のたくさんの指先でくすぐるシチュがみたい


310 : 名無し :2015/01/12(月) 09:04:22 Gl/hAUpo0
一度足の指の間を可愛い女の子の細長い指でにゅるにゅると抜き差しして笑わせる地獄をみたいねぇw


311 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/12(月) 16:33:07 YLFtBLFs0
>>309
素晴らしい妄想


312 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/12(月) 22:06:26 A3XZJkFU0
>>305-308
GJコメント頂きましたw 有難う御座います!
可愛い女の子達の綺麗な手にピッタリと吸い付いているようなツルツルでスベスベのくすぐった〜い手袋、
それらが寄って集って細い指をクネクネといやらしく蠢かせながら身体中を隅々まで…堪らんですよね!
あと(完)とか書いておいてアレですが、続きの展開が思い浮かんだのでまたお目汚しに参ると思いますw

そしてエピソードⅣ、自分に好意を寄せてくれている美少女達に4人掛かりでとか…良いなぁ〜
しかし今度の相手はどうやら人間を心から敵視しているモン娘達の集団のようですね。
それもボス敵との事なので、一体どれほど強烈なくすぐり快楽地獄が待っているのか楽しみですw


313 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/13(火) 02:53:40 gLemi0r.0
情報スレでも書いたけど、昨晩放送していた第92回全日本仮装大賞にて
城に仮装した男子高校生が、城を攻める兵士達に見立てた6本の手で一斉にくすぐられるという作品があった。
何気に乳首責めっぽい動きまでしてたし、もし兵士役の全員が女の子だったなら最高だったな〜と思った。
それに前から思ってたけど選手達を誘導したりする白いバニーガールのお姉さん達エロ可愛いな〜くすぐられたいな〜
…という訳で、「仮装大賞」そのものにF/Mくすぐりの要素をプラス出来ないかという発想に至ったので考えてみた。

女性から男性へのくすぐりを演技内容に含める事をルールとされた全日本FM仮装大賞。
演技の美しさやアイデアなどに加え、くすぐられた男性の容姿や反応なども重要な審査対象となっている。
一定以上の点数を取って合格すれば最終審査の権利が与えられ、更に最終審査で見事入賞すれば、
そのチームの女性たちは演技に使用した男性を上質なくすぐり奴隷として高額で買い取って貰う権利を与えられる。
しかし失格、または落選したチームの男性達はその場で白バニーコスチュームのお姉さん達に捕獲されて連行され、
仲間の白バニーちゃん達が大勢待ち構える個室に監禁され、24時間耐久の全身くすぐりペナルティを受ける羽目になる。
24時間のペナルティを受けさせられた男性は、先に帰っている同チームの女性達の元へと返却される事となるが、
勿論その場合は賞金も何も貰えないため、女性たちの不満の矛先はのこのこ帰ってきた男性に向けられる場合が多く、
会場から帰った後も女性達からの怒りのくすぐりリンチで笑い死ぬ寸前まで悶え苦しめられてしまう事も多いらしい。


314 : やなっき :2015/01/13(火) 03:37:26 Ahca7SXk0
 レイは魔王城から遠く離れた森の上を飛んでいた。

レイ(……この辺りだと聞いているガ)

???「レイ!」

 1人の少女がレイに近寄ってくる。小ぶりな胸や細いウエストは惜しげもなく晒されており、腕があるべき場所には代わりに翼が生えている。下半身にはホットパンツを着用し、大事なところは隠されていたが、ムッチリとした太ももは完全に露出している。また、膝から下は猛禽類の足のようになっていた。ハーピーだ。

レイ「……アイリーン」

 アイリーンと呼ばれたハーピーの少女はレイの隣に滞空し、口を開いた。

アイリーン「あなたも呼ばれていたのね。どう? ベルゼブブ様は見つかった?」

レイ「いいや、全然」

 レイは周囲を見回しながら答える。彼女はアスモデウスの命で、復活した魔王軍六幹部、ベルゼブブを探していた。

アスモデウス『暗黒の森付近に突然現れたらしいの。早く見つけ出さないと、あの馬鹿は人間を襲いかねない。勇者の子を産ませるまでは、人間を殺めるわけにはいかないわ』

 そう言われて、多くの魔物が駆り出されていたが……未だベルゼブブを見つけ出した者はいなかった。

アイリーン「……ところでさ」

レイ「何ダ?」

アイリーン「その……勇者くんは元気?」

レイ「……お前、そっちが本題だロ」

アイリーン「バレたか」

 てへっ、と舌を出してはにかむアイリーンに対し、レイは溜め息を吐いていた。

レイ「そんなに勇者が気になるなら、監視役に立候補すればよかったじゃない力」

アイリーン「だってぇ〜! 監視役を募集した時、私は他の任務で出かけてたしぃ……それに勇者くんがあんなに可愛くて小さな男の子だって思わなかったんだもん!」

 アイリーンは頬を膨らませる。活発な性格に見えて、その実やっぱり元気っ娘の彼女だが、重度のショタコンなのだ。まだまだ幼くて、しかも可愛い勇者に興味を持たない筈がなかった。

アイリーン「そうだと知っていたら、今頃勇者くんを私の羽で優しく抱き締めて、胸とかアソコとか触ってもらいながら、一日中イチャイチャして……うふふふふ、ダメよ、勇者くん。そんなとこ……♪」

???「ねえ、勇者はどこにいるの?」

アイリーン「勇者くんなら魔王城に……!? 誰!?」

レイ「!? あ、あなたハ……!」


315 : やなっき :2015/01/13(火) 03:38:41 Ahca7SXk0
???「へえ……魔王城にいるんだぁ……」

 いつの間にか、レイとアイリーンの背後に1人の女性が立っていた。ブロンドの長い髪を風に靡かせ、挑発的なスタイルを胸元や背中の開いたセクシーな黄緑色のドレスに包んだ女性……その頭からは2本の触角が、背中からは虹色の蝶のような羽が生えていた。間違いない。彼女こそが……

アイリーン「ベルゼブブ様……!」

ベルゼブブ「きゃはは♪ 久し振りー♪ 君達は確か……レイとアイリーン、だっけ? うんうん、元気そうで何よりだよー♪」

 ベルゼブブは楽しそうに笑う。それとは対照的に、2人は気が気でなかった。ベルゼブブが勇者を狙っているのが見て取れたからだ。

レイ「べ、ベルゼブブ様! 勇者を殺してはなりません!」

 レイは慌てて進言する。早く止めなければ、ベルゼブブが本気で移動を始めたらまず追いつけない!

ベルゼブブ「……ふぅん? 君もそんなこと言うんだ?」

レイ(……君『も』?)

 次の瞬間、レイはすごい勢いで吹き飛ばされていた。ベルゼブブの風魔法がレイを襲ったのだ。

アイリーン「れ、レイっ!?」

ベルゼブブ「きゃはは♪ さっきから会う魔物がみ〜んな、勇者を襲うな、勇者を襲うなって言うからさ〜……いい加減聞き飽きたんだよね♪ そんなこと言う奴は地の果てまで飛んでいっちゃえ〜♪ きゃはははっ♪」

 仲間を吹き飛ばしたというのに、ベルゼブブは相変わらず楽しそうだ。まるで無邪気な子どものように笑う、笑う、笑う。罪悪感など微塵もないようだった。

ベルゼブブ「ねえ、アイリーン♪ 君は私のこと、止めないよね?」

アイリーン「……っ」

 ベルゼブブはにこやかに話しかけてくる。ここで彼女を止めようとしても、レイと同じように吹き飛ばされるだけだ。しかし、魔王城に行けば、アスモデウスやベルフェゴールがいる。

アイリーン「(それなら……)も、もちろんです、ベルゼブブ様」

ベルゼブブ「うんっ、君ならそう言ってくれると信じてたよっ♪ それじゃあ、魔王城まで2人で競走ね♪」

アイリーン「えっ……」

ベルゼブブ「はーい、位置についてー……よーい、ドンっ!」

 アイリーンの返事を待つことなく、ベルゼブブは物凄いスピードで移動を開始する。アイリーンも全速力で追いかけるが……その距離はどんどん広がっていき、やがてベルゼブブの姿は見えなくなってしまった……


316 : やなっき :2015/01/13(火) 03:39:27 Ahca7SXk0
 その頃、大変な危機が迫っているとは夢にも思わない勇者達は……

ピコ「ふふ、勇者。舐めてもいい、ですよ? ていうか舐めろ、です」

アオイ「ぺろぺろ……勇者くんのおちん○ん、やっぱり美味しいー♪」

ライラ「いいなぁ……私も勇者サマをぺろぺろしたり、ぺろぺろしてもらったりしたいなぁ……」

シズク「ライラお姉ちゃんはさっきまで頭の方の担当だったからまだいいでしょ!」

勇者「ん〜んっ! んっ……! くふうぅぅ……!!」

 ……ポジションこそ変えてはいるものの、相変わらずくすぐりハーレムを展開していた。

ピコ「ほら、ちゃんと舐める、です。でないと、もっと激しくくすぐっちゃう、ですよ?」

 ピコは勇者の顔が自分のワンピースの中に入るように、さらに自分のアソコが丁度勇者の口元に来るようにそっと腰掛けている。その状態で、がら空きの腋の下を激しくくすぐっては、勇者に自分のアソコを舐めるよう強要していた。

アオイ「勇者くん、気持ちよくなったらいつでも出していいんだからね♪ あーんっ……ちゅる……」

 アオイは勇者の上半身をぷるぷるの身体で包み込み、口ではおちん○んを咥え込んで、その長い舌で舐め回している。左右の乳首は絶えず弄ばれ、お腹の方も撫でるように優しくくすぐられている。くすぐった気持ちいい刺激が勇者に送られていた。
 なお、勇者の履いていたパンツは結局脱がされることとなったようだ。

シズク「うーっ! こうなったら、徹底的にくすぐってやるんだから!」

 シズクは今度は右足を包み込み、激しくくすぐり回している。自分も勇者とキスしたり、フェラしたり、いろいろしたいことがあるのに、また足の担当になったことが不満なようだ。そのためか、くすぐりはどんどん激しさを増していき、どんな隙間も見逃さずくすぐっていた。
 ちなみに、担当する場所はくじで決めたらしい。

ライラ「んっ……勇者サマぁ……くすぐったいですかぁ?」

 ライラは勇者の左の太ももに跨がり、水着のような服越しにアソコを擦り付けながら、左足の裏をくすぐっている。柔らかな双丘をむにゅむにゅと足に押し付け、艶めかしい声を上げている彼女は、くすぐりながらも勇者の足の指を口に含んでいる。幼い勇者にはいろいろと刺激が強すぎた。

 そんな中、異変は訪れた……

勇者「…………あれ?」 

 ずっと続いていたくすぐり責めが突然停止する。それどころか、4人は立ち上がって、勇者から離れると……そのまま床に倒れてしまった。

勇者「み、みんな?」

 くすぐりが終わったのは嬉しいけれど、明らかに4人の様子がおかしい。勇者も立ち上がって、4人の方に近付こうとするが……

『きゃははっ♪』『勇者は動いちゃダ〜メっ♪』『きゃははは♪』

勇者「え……!?」

 窓の外から複数の女の子の声が聞こえてきたと同時に、身体が急に動かなくなる。その後、窓から無数の光の球が侵入してきて、それらはゆっくりと勇者を取り囲んでいく。

『へえ〜、結構可愛い顔してるね♪』『どんな顔で苦しむのかな?』『どんな声で泣くのかな?』『きゃはは♪ 楽しみー♪』『きゃはははははっ♪』

 そこで勇者はこの無数の光の球が喋っているのだと気が付いた。いや、光の球なんかじゃない。目を凝らして見ればわかる。長いブロンドの髪、黄緑色のドレス、虹色の蝶のような羽……この光の球全部がすごく小さな女の子なんだ!

『私ね……♪』『私達はね……♪』『ベルゼブブっていうの♪』『覚えなくていいよ♪』『だって勇者は……♪』

『これから殺されるんだから♪』


317 : やなっき :2015/01/13(火) 03:43:09 Ahca7SXk0
六幹部が1人、ベルゼブブ登場!
これまでの女の子達とは違い、明確な敵意を示すベルゼブブ……果たして勇者の運命やいかに!?

以下、ベルゼブブのキャラ紹介です。


○ベルゼブブ
 魔王軍六幹部の1人で、虫系の魔物や妖精族を統治している。死んだと思われていたが、なんと復活。自分を倒した人間達へ復讐をしようと目論んでいる。

 長く艶のあるブロンドの髪が自慢の美しい女性で、背中からは虹色の蝶のような羽が、頭からは2本の触覚が生えている。虫系の魔物と妖精の特徴を併せ持つ魔物である。

 性格は見た目に似合わず非常に幼く、無邪気ですらある。しかし、幼さ故の残酷さを持ち合わせており、敵対する者に対しては一切の容赦がない。笑いながら拷問紛いのことをしたりする。

 その正体は無数の妖精の集合体であり、「ベルゼブブ」という名は正確にはこの集団全体のことを指す。「ベルゼブブ」を形成する一員となった妖精達は互いに記憶を共有しており、このうち1人でも生きていれば、新たなメンバーを集めることで「ベルゼブブ」として復活することができる。なお、メンバーの妖精は全員女性である。

 外見年齢はどれだけのメンバーが集合しているかで決定する。全員が揃っていれば、前述の成人女性の姿となるが、集まった人数が少なければ少ないほど幼く、小さくなっていく。単体の時なんかは幼女と言っても差し支えないほどである。スタイルの良さも人数に比例しており、多い時は巨乳になるが、少ないと貧乳になる。

 戦闘力は極めて高い。魔王軍の中でもトップクラスの風魔法を操る他、様々な効果を持つ鱗粉を使用する。これが非常に恐ろしい能力で、対象を意のままに操ったり、幻を見せたり、身体を動かなくしたり……実に多種多様で、その全てが厄介極まりない効果を持つ。間違っても、ベルゼブブの鱗粉を吸ってはいけない。


318 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/13(火) 16:19:01 gLemi0r.0
うはぁ、勇者くん大好きっ娘達のくすぐりハーレムが更に凄い状況に!w
フェラ+強制クンニ+乳首責め+女体密着+全身くすぐりとか何それ超羨ましいw
しかし今度のベルゼブブちゃんは愛する為ではなく殺す為に勇者くんを襲うようで
これは一見可愛らしい妖精達のかつてない残酷なくすぐり責めが楽しみ…もとい恐ろしい所ですね。
それと個人的に、この状況の裏では一体何が起こっているのか、過去に何があって今の魔王軍があるのか、
エロシーンも勿論の事ですが、そういう物語としての意味も含めて続きが凄く楽しみです!


319 : やなっき :2015/01/14(水) 03:42:52 YqzWx4e60
勇者「あははははははははは!! や、やだっ、やめっ……ははははは!!」

 勇者は分裂したベルゼブブに……すなわち、妖精の大群に全身をくすぐられていた。数え切れない程の小さくて繊細な妖精の指が余すところなく這い回っていく……

『きゃははは♪』『なっさけな〜い♪』『抵抗もできずにくすぐられる気分はどう?』『きゃはははははっ♪』『楽しいねー♪』

勇者「ううううう……くはっ! はああああ!!」

 気が狂いそうな程くすぐったいのに、全身の力が抜けていき、手足を動かすこともできない。ただ床に倒れたまま、無様に笑い続けるだけである。
 勇者が身動きを取れないのには理由がある。無数の妖精の羽が撒き散らす鱗粉の効果だ。ベルゼブブは勇者に対して、数種類の鱗粉を吸わせていた。そのうちの1つが身体の動きを止める役割を果たしているのである。

『ほ〜ら♪ す〜りす〜り♪』『きゃははっ♪ こんな小さな女の子にくっつかれて嬉しいの〜?』『へんた〜い♪』『ぺろぺろ……♪』

勇者「あはははは! っ!! ふううううん……!!」

 2体の妖精が勇者の勃起したおちん○んを挟み込むように抱き、その柔らかい身体をすりすりと擦り付けながら、先端だけを舐め回す。それと同時に、また別の妖精2体が玉の方にくっつき、優しく刺激を与え続ける。いつ射精してもおかしくない筈なのだが……どれだけ続けても、勇者は射精できずにいた。

『ねえねえ、気持ちいいけど、な〜んか物足りないでしょ〜?』『白いおしっこ、びゅっびゅーって出したいんでしょ〜?』『でもダ〜メ♪ 絶対出させてあ〜げない♪』『そのままたっぷり苦しんじゃえ♪ きゃははっ♪』

勇者「ひゃああ! ひっ、やっ、あひゃひゃひゃ!!」

 これもベルゼブブの鱗粉の効果の1つである。今の勇者はどんなに性感帯を責められても、絶対にイくことができないのだ。

『さて、ここで良いお知らせと悪いお知らせがありま〜す♪』

 ずっと左右の耳をくすぐり、同時に舐め回していた2体の妖精が甘い声で囁いた。

『まず良いお知らせからね♪』『私達は優しいからぁ、勇者がイきたいですって、ちゃんとお願いできたら鱗粉の呪いを解いてぇ、すぐにでもイかせてあげる♪』

 甘い甘い誘惑の言葉。しかし、甘い誘いには必ず裏があるものである。

『そして悪いお知らせはぁ……実はねぇ、勇者にはもう1個別の呪いをかけてるの♪』『それはねぇ、ズバリ死の呪いなんだぁ♪』『勇者がイっちゃうとねぇ、全身に毒が回って、コロッと死んじゃうの♪』『どう? すごいでしょ? きゃははは♪』

 そう、これこそがベルゼブブの狙いなのだ。くすぐり快楽責めで勇者に屈辱を与え、嗜虐心を満たした後に、我慢できなくなった勇者を仕留める……残酷な彼女達らしいやり方だった。

『それじゃあ、ここで生き地獄を味わうかぁ……♪』『気持ちよくなってそのまま天国逝くかぁ……♪』『好きな方選んでね♪』『きゃはははははっ♪』


320 : やなっき :2015/01/14(水) 03:43:41 YqzWx4e60
 しかも、ベルゼブブの恐ろしさはこんなものではなかった。

『ふう……少し疲れてきちゃったな……♪』『そうだね〜……♪』『ずっと動いてるもんね〜……♪』

 勇者に纏わりつく妖精達の中からそんな声が上がり出す。少し休ませてもらえるかも、と期待する勇者であったが、彼女達はそんなに優しくはない。

『じゃあ、あいつらに手伝ってもらおっか♪』

 その一言と同時に、部屋の隅に倒れていたライラ達が立ち上がる。

ライラ「勇者…サマ……」

ピコ「ごめん…なさい……です……」

 4人とも意識はあるようだが、身体が言うことを聞かないらしい。ひどく悲しそうな表情で、勇者に近付いてくる。

『わかる、勇者?』『あの娘達はねぇ、私達に操られてるの♪』『何も悪いことしてないのに、かわいそ〜♪』

 ベルゼブブが部屋に現れた時に、4人も鱗粉を吸わされていたのだ。身体の自由を奪われ、ライラとピコは勇者の頭の近くに、アオイとシズクは勇者の腰付近に座らされる。

アオイ「ごめんね…勇者くん……」

シズク「身体が…勝手に……」

 4人の準備が整ったのか、妖精達は一斉に離れていく。そして……

『そ〜れっ♪』『やっちゃえ〜♪』『きゃはははははっ♪』

勇者「っ!! んむっ……!! くふふっ……!!」

 合図と共に4人のくすぐり攻撃が開始される!
 ライラは勇者の顔を豊満な乳房で覆うように寝そべった状態で両方の腋の下を、ピコは勇者のお腹の辺りに跨がって左右の乳首をクリクリと激しくくすぐる。
 腰の方に移動したアオイとシズクは勇者の左右から長い舌を伸ばし、2人がかりでフェラを行いながら、変幻自在の身体を使って太ももや玉袋をくすぐった。

『ほらほら♪』『ここからが本番だよ♪』『いつまで我慢できるかな〜?』

 そう言うや否や、ライラは胸を勇者から離したと思うと、素早く水着のような服の上を外し、生のおっぱいを勇者に押し付ける。ピコもワンピースを乱暴に脱ぎ捨て、全裸になった後に、勇者の右の乳首を口に含み始める。もちろん、くすぐり攻撃も続行中だ。
 アオイとシズクもフェラを続けたまま、さらに身体を変形させ、太ももまでだったのが膝、ふくらはぎ、ついには足の裏まで包み込み、くすぐり攻撃の範囲を拡大していった。
 そして、当のベルゼブブはというと、ライラやピコがカバーしきれない部分に小さな妖精の状態でくっつき、くすぐりを再開した。今や勇者の身体でくすぐられていない部分の面積の方が少なくなっていた。

ライラ(勇者サマ……)
ピコ(勇者……)
アオイ・シズク((勇者くん……))

 勇者を愛する4人は涙をこぼしていた。言うことを聞かない身体が、元凶であるベルゼブブが憎くてしょうがなかった。

『きゃははは♪』『勇者、顔色が悪くなってきてるよ♪』『そろそろギブアップした方がいいんじゃないの?』『きゃはははははっ♪』

ライラ「っ……だ、黙れ……っ!」

『……なぁに?』『一緒になって勇者を虐めてるくせに……』『下っ端ごときが、私達に命令しないでよ』

ライラ「お、お前なんかに……勇者サマを……っ!」

『……きゃはははははっ♪』『私達を止めるつもり?』『私に操られてるのに?』『きゃははっ♪ バカみた〜い♪』

???「バカはお前ダ」


321 : やなっき :2015/01/14(水) 03:44:20 YqzWx4e60
 その時、誰も予想していなかった救世主が現れた。

レイ「ベルゼブブ様……いえ、ベルゼブブ。勇者を殺すのは魔王様の意志に反することダ。お前が人間を恨む気持ちもわかるが、止めさせてもらうゾ」

『……また君?』『意外と戻ってくるの早かったね〜♪』『でも、丁度いいや♪』『君も手伝ってよ♪』

 数体の妖精達がレイを取り囲むように飛び回り、相手を操る鱗粉を散布する。

ライラ「れ、レイっ! それを…吸っちゃ……」

レイ「わかっていル」

 レイは一切動じることなく、ゆっくりと目を瞑り……それから、カッと見開いた。同時に彼女を中心として、魔力が放出される。魔力は強い冷気となって、部屋全体に行き渡っていき、そして……

『さ……』『寒い寒い寒い!!』『な、何よ、これぇ!!』

レイ「さっきはよくも吹き飛ばしてくれたナ。そのお返しダ」

『いやあああ!!』『寒い寒い寒い!!』『凍えちゃうよぉ!!』

 妖精達は寒さに弱いのか、慌ててくっついていき……やがて1人の成人女性の姿となった。それでもなお、ガタガタと震えている。

ピコ「さ、寒い、です……」

ライラ「ちょっとぉ! レイ! こっちのことも考えて……あれ?」

レイ「……気付くのが遅イ」

 あまりの寒さに震え、怒りを露わにしたライラが、身体を普通に動かせることに気付く。それを見たアオイにシズク、ピコも自分の身体が思い通りになることを確かめていた。

レイ「妖精や虫は皆冷気に弱イ。あいつ自慢の鱗粉も、この寒さの中では効果を発揮できないのサ」

ベルゼブブ「くっ……まさか私の弱点を知っているとはね……油断したわ……」

レイ「さて、どうすル? まだやる力? それとも潔く負けを認める力?」

ベルゼブブ「ふん! 認めるわけないでしょ! バーカ!」

 ベルゼブブは負け惜しみを言うと、部屋の扉を蹴り開け、飛び去ろうとする……が、

ベルゼブブ「痛っ! 何で開かないのよ!」

レイ「……やっぱりバカはお前の方だナ。そっちの扉は予め凍らせてあル。炎魔法でもないと開けられないと思うゾ?」

ベルゼブブ「このぉ……許さないんだからぁ!!」

 激昂したベルゼブブはレイに飛びかかろうとする。しかし、その手がレイを捕らえる直前に、

レイ「……やっぱりバカだナ」

 ベルゼブブは氷付けにされ、ゴトンと床に落ちた。

アオイ「……倒したの?」

レイ「あア」

シズク「……本当に?」

レイ「本当ダ」

アオイ・シズク「や……やったぁ!!」

 アオイとシズクは手を繋いでぴょんぴょんと飛び跳ねる。2人ともすっかり笑顔になっていた。

レイ「……喜ぶ暇があったら、さっさと勇者を介抱してやレ。気を失っているようだし、このままじゃ凍え死ぬゾ?」

 その言葉に、勇者が大好きな女の子達はピクッと動きを止める。

ライラ「あっ……ゆ、勇者サマぁ!! こんなに冷たくなって……すぐに私の肌で温めて差し上げますからね!」

ピコ「待て、抜け駆けは許さない、です。私にもやらせろ、です」

アオイ「待って待ってー!」

シズク「私達も混ぜてー!」

レイ「……やれやレ」

 その勇者を取り合う光景を見て、レイは大きな溜め息を吐く。しかし、その表情はどこか嬉しそうであった──


322 : やなっき :2015/01/14(水) 03:45:08 YqzWx4e60

  ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 ベルゼブブが復活した暗黒の森から、そう遠くない所に位置する村の中……

「………………」

 今や廃村と化したこの村の中に、1人の少女が佇んでいた。

「…………魔王は……」

 どれだけ泣いたのであろうか、少女の顔には涙の跡が残っていた。

「……魔王は、私が倒す」

 少女の黒い瞳は、憎悪に満ちた鈍い輝きを宿していた──

  ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


エピソードⅣ、六幹部ベルゼブブ編はこれにて完結となります。
そして、またしても謎の少女が現れました。「魔王を倒す」と言う彼女の正体とは……?

次回からは番外編、レイの氷魔法で凍えそうになった勇者がお風呂に入るお話です。


323 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/15(木) 02:46:18 Gs4QMZJw0
レ…レイ△ぇぇぇっ!!涙を流しながら最愛の人を自分達自身の手で死の快楽へと誘わさせられる4人、
今にも限界を迎えて自ら最期の射精を望み入れてしまいそうな勇者くん、そして勝ち誇り嘲笑するベルゼブブ…
そんな絶望的状況の中に現れてのクールな立ち振る舞いに、正直かなり本気で痺れてしまいましたw
小さな妖精達が体中に群がってエロく容赦なく徹底的にくすぐり攻め立てるシチュもモロに好みです!
出来る事ならいつか改心して、今度は愛情たっぷりに笑い転げさせつつ射精させまくっちゃって欲しい位ですねw
更に今度は魔王に敵意を持つ謎の少女の登場…この子がどんな展開を引き起こすのか気になる所です。
そして次回はお風呂編!パワーアップしたあの娘達や新しいお友達になる娘の大活躍が今から楽しみ!w


324 : やなっき :2015/01/16(金) 01:50:24 bRRJHnFs0
※時系列は
 エピソードⅠ:勇者、魔王城到着
 エピソードⅡ:エピソードⅠの翌日
 番 外 編Ⅰ:エピソードⅡの夜
 エピソードⅢ:エピソードⅡの翌日
 エピソードⅣ:エピソードⅢの翌日
 番 外 編Ⅱ:エピソードⅣ直後
となっております。


〜番外編Ⅱ・お風呂場には危険がいっぱい〜

 ベルゼブブを撃退したレイの氷魔法によって、身体がすっかり冷えてしまった勇者。その後、彼はお風呂に入ることとなったのだが……

勇者(うう、入りたくないよ……)

 一昨日、お風呂に入った時から、勇者はお風呂嫌いとなっていた。正確には、魔王城のお風呂限定でお風呂嫌いとなっていた。
 原因は言うまでもなく、勇者を無茶苦茶にくすぐり回したお風呂場3人娘である。

勇者(でも昨日も入ってないし……それにまだ身体も冷えてるし……)

 少しの葛藤。そして……

勇者(もしかしたらあの女の子達は出てこないかもしれないし……よし、入ろう!)

 勇者はお風呂場の戸を開く。以前と違い、周りから声が聞こえてくることもない。

勇者(大丈夫そうかな……?)

 まだ少し警戒しながらも、勇者はお風呂場に足を踏み入れ、お風呂マットの上に乗る。
 その瞬間、何者かに足を引っ張られ、

勇者「うわぁっ!?」

 勇者は思いっきり、お風呂マットの上に倒れ込んだ。

  むにゅう

勇者(……むにゅう?)

 勇者の顔に何やら柔らかいものが当たる。すべすべで、ふわふわで、勇者の顔を優しく包み込むそれは……紛れもなくおっぱいである。
 ……って、何でこんなところにおっぱいが?

??1「うふふ、つーかまーえた♪」

??2「勇者さん、待ってたよ♪」

??3「今日もいっぱいご奉仕してあげるね♪」

??4「じゃあ今日はどこから洗ってほしい?」

 聞き覚えのある声が3つと、聞き覚えのない声が1つ。聞き覚えのある方は一昨日勇者に「ご奉仕」をしたソープスライムのララ、タオル娘のリリ、スライムバスのルル……仲良し3人組だ。そして、もう1人は……

??1「どう? あたしのおっぱい、気持ちいーい?」

 勇者の足を引っ張り、転んだ勇者を抱き留めた張本人、マット娘のマーシャである。石鹸やタオル、お湯に擬態する他3人と同様に、彼女はお風呂マットに擬態していたのだ。彼女は普段はただのピンク色のマットだが、マットのどこからでも身体の一部を生やすことができ、その能力を使って、獲物の精を奪うのである。

マーシャ「うふふ、暴れちゃって……かーわいいっ♪」

ララ「ご奉仕が待ちきれないんだね♪」

リリ「今日も死ぬほど気持ちよくしてあげるからね♪」

ルル「覚悟はいーい? それじゃあ、みんなで……」

4人「「「「ご奉仕、開始っ♪」」」」


325 : やなっき :2015/01/16(金) 01:50:50 bRRJHnFs0
 前回同様、手足をララの触手で縛られた勇者は、マーシャのおっぱいを枕にし、マットの上に仰向けに寝かされていた。マットである筈なのに、マーシャのおっぱいは人のそれと寸分違わぬ柔らかさを誇っていた。ちなみに、現在マーシャは勇者の後頭部におっぱいを、勇者の頭上に顔を出現させた状態である。

勇者「うう……(恥ずかしいよう……)」

マーシャ「あはは、顔赤くしちゃって……本当可愛い……♪」

ララ「マーシャは勇者さんに会うの初めてだもんねー♪」

リリ「勇者さん、マーシャは私達の友達でね♪ 勇者さんのこと話したら、会ってみたいって言うから、今日は呼んでおいたんだ♪」

ルル「さっ、おっぱい大好き勇者さん♪ 今日もお顔から洗ってあげるねー♪」

 いつの間にかお湯を吸って巨乳化したルルが、ゆっくりと勇者に身体を近付ける。何とか避けようとする勇者であったが、首をブンブンと振っただけで、結局拘束から逃れることはできず……

  むにゅ むにゅうぅ

ルル「はーい、目を瞑ってないと、目に水が入っちゃうよー♪」

 ルルのおっぱいの餌食となってしまった。前後からのおっぱいサンドイッチである。(勇者LOVE勢は貧乳率が高いため)めったにできない経験であった。

勇者「んむっ……」

 息苦しい、しかし心地よい……この時、勇者は完全に油断していた。前回、最初に顔を洗われている間は、くすぐられることはなかったからだ。ところが……

マーシャ「うふふ、マッサージしてあげるー♪」

勇者「!? んっ!! んふふふふ!!??」

 突然マットから生えたマーシャの手が勇者の身体を左右からくすぐり始める。すべすべのマーシャの手は摩擦が少なく、滑らかに勇者の身体を這い回る。腋の下をわしゃわしゃと激しくくすぐり、かと思えばわき腹を揉むようにくすぐり……緩急のあるテクニカルなくすぐり責めが勇者を襲う。

マーシャ「あたしはみんなと違って、そんなにやることないからね♪ その分、ずーっとマッサージしてあげるからね♪」

勇者「んんんっっ!! くふっ……ふふふふふ!!」

 それから、勇者の顔や髪がしっかり濡れたところで……

ルル「よいしょっと……ララ! 交代!」

ララ「うんっ! 任せて!」

 ルルが上半身を濡らす作業へと移り、代わりにララのぬるぬるおっぱいが勇者の顔に押し付けられる。その先に待つものは……

ララ「勇者さん♪ ご〜しご〜し♪」

勇者「っ! むむむぅ! んんんんん!!」

 擦り付けられるララのおっぱいから生じる、くすぐったい泡地獄。そして……

ルル「マーシャ、マッサージ手伝うね♪」

マーシャ「うん、お願い♪」

 ルルのぷるぷるの身体を使ったマッサージと称した、上半身を覆い尽くすくすぐり責めである。もちろん、マーシャのマッサージも継続している。マーシャの手、ルルの身体、ララの泡による3種類のくすぐったさが勇者に襲いかかる。

「ごしごし♪」「すりすり♪」「こちょこちょ♪」

 この時点で既に相当くすぐったいのだが……これはまだ、序章に過ぎなかった。


326 : やなっき :2015/01/16(金) 01:51:19 bRRJHnFs0
ララ「リリ、ルル、そろそろ交代しよ♪」

ルル「そうだね♪ リリは準備できてる?」

リリ「もちろん♪ いつでもOKだよ♪」

 ルルが上半身を、ララが頭を洗い終えたところで、再び交代の時間となる。ルルが下半身に、ララが上半身へと移り、頭はリリの担当となるのだが……

リリ「うふふ♪ 見ててね、勇者さん♪」

勇者「ふぇ……?」

 水を吸って成長したリリが、一反木綿のような下半身を揺らしながら、勇者の頭付近に浮いている。そのまま彼女は目を瞑って、何やら呪文を唱え出す。

リリ「……はいっ!」

 呪文を唱え終えたらしいリリの掛け声と共に、ポンッという音が鳴り響く。すると……

リリ「うん、成功♪」

 今までただのタオルでしかなかったリリの下半身が人間のそれとそっくりになる。足もお尻も、アソコに至るまで完全再現である。

マーシャ「へえ、何か勉強してると思ったら、そんな術身につけてたんだ♪」

リリ「うん♪ 私だけ下半身が変なのが嫌だったから、頑張ったんだよ♪ 見て見て、勇者さん! すごいでしょ♪」

 リリはよほど自慢したいのか、勇者の顔に向けてお尻をふりふりする。元がタオルだったとは思えない、綺麗なお尻であった。

勇者(み、見ちゃダメだ……!)

リリ「あっ、目逸らさないでよ〜! 今日はこっちでもサービスしてあげるんだからさ〜♪」

 そう言って、リリはそのまま勇者の顔にお尻を押し付ける。いわゆる顔面騎乗の体勢だ。リリのお尻はやはりタオルのようで、それでいて弾力に富んでいて……不思議だが、魅力的な感触であった。ただし……

リリ「んっ……これ、勇者さんの息が当たって、何だか変な感じ……♪」

勇者「んむっ……むふふふふっ!! んうううう!!」

 リリがお尻を擦り付けることで、ララの泡が増幅し、とんでもないくすぐったさを生み出すというおまけ付きである。

ララ「あはは♪ 勇者さん、いっぱい笑って、気持ちよさそう♪」

 その間もララは大きなおっぱいを勇者の胸板にむにゅむにゅと押し当てながら、汚れの溜まりやすい腋の下を中心にくすぐり、泡を作り続けている。

ルル「もっともっと綺麗にしてあげるからね♪」

 ルルも両足をすっぽりと飲み込み、絶えずくすぐっている。太ももに始まり、膝、その裏、ふくらはぎに足の裏まで余すところなくくすぐり回す。

マーシャ「ほ〜ら♪ とっても気持ちいいでしょ〜?」

 そしてマーシャは今は足に狙いを定めており、太ももに指をくっつけてそっと開閉を繰り返したり、足の指の間に指を挟んでごしごしとくすぐったり……予想のできない攻撃を続けていた。

勇者「んふふふふふふふふふふ!!!」

 多種多様、十人十色なくすぐりご奉仕……勇者は早く終わってくれと願っていたが……


327 : やなっき :2015/01/16(金) 01:51:51 bRRJHnFs0
勇者「あ……あひゃ……」

 結局、勇者は例のくすぐりご奉仕ループ……ルルが流し、ララが泡を擦り付け、リリがさらに泡立て、そしてルルが流し、またララが……を何周も味わうこととなった。それは恐らく数分の出来事であったが、勇者には何十分にも、何時間にも感じられた。
 そして、ある一カ所を除いて、すっかり綺麗になった勇者は、身体をピクピクさせて、マーシャの上に倒れていた。

マーシャ「あはは♪ 勇者さんって本当可愛い♪ 食べちゃいたいぐらい♪」

ララ「ねえねえ、そろそろ本当の『ご奉仕』もしてあげようよ♪」

 ララがうっとりとした表情で、まだ洗っていない一カ所を見つめる。

ルル「でも挿れるのはナシらしいよ。魔王様とか六幹部様に怒られるんだって」

リリ「そうなの? じゃあどうしよっか。普通に洗うのはなんかつまんないし……」

マーシャ「おっぱい使えばいいんじゃないの? 勇者さんはおっぱい大好きみたいだし♪」

勇者「ふぇ……?」

 勇者は荒い息をしながら、周りの少女達に視線を移していく。何をされるのかはわからないが、漠然と嫌な予感がしていた。

ルル「じゃあ、そうしよっか♪」

 意見がまとまったらしく、ルルが勇者の足の間に座り込む。そして……

ルル「うふふ……ここもちゃんと綺麗にしないとね♪」

 そう言って、まだ洗っていなかった勇者のおちん○んをぷるぷるのおっぱいで挟み込んだ。

勇者「ふあっ……!?」

ルル「本当はおま○こ使うんだけど……挿入はダメらしいから、おっぱいで我慢してね♪」

 これが彼女達の言う「本当のご奉仕」。彼女達の女性器やおっぱいを使っての、おちん○ん洗浄である。

ルル「ぎゅっ、ぎゅ〜っ♪ いつでも出していいんだからね♪」

 ルルは両手で自分のおっぱいをむにゅむにゅと動かし、勇者の固くなったおちん○んを刺激する。

マーシャ「ララ、リリ、私達は3人でマッサージしてあげよう♪」

ララ「うんっ♪」

リリ「そうだねっ♪」

 マーシャの一言を皮切りに、ルル以外の3人によるマッサージと称したくすぐり攻撃も再開する。すべすべの身体が、ぬるぬるの身体が、タオルのような身体が全身を蹂躙していく。

勇者「も、もうやだあああ!! あはははははははははは!!!」

 実は勇者、今日になってからまだ一度も射精していないのである。4人がかりでくすぐられながら、アオイのフェラを受けたものの、ベルゼブブが乱入したことで射精できずに終わり、その後もベルゼブブの鱗粉の効果で射精できずにいたのだ。しかし、今はその鱗粉の効果も失われている。つまり……

ルル「きゃっ♪ 出た、出た♪」

 たっぷりお預けを喰らっていた勇者が、激しいくすぐりとパイ擦りにそう長い時間耐えられる筈もなく……あっという間に射精してしまった。

ララ「すごーい♪ いっぱい出てるよ♪」

リリ「そんなに溜まってたのかな?」

マーシャ「それとも、あたしたちのご奉仕が気持ちよすぎたのかな?」

ルル「んん……♪ 美味しい……♪」

 きゃっきゃっと喜ぶ3人と、顔やおっぱいに飛び散った精液を指ですくって舐めとり、恍惚とした表情を浮かべるルル。何ともけしからん光景であった。


328 : やなっき :2015/01/16(金) 01:52:16 bRRJHnFs0
ララ「じゃあ、交代ね♪」

勇者「えっ……」

 紅潮した勇者の顔から一気に血の気が引く。勇者はこれで終わりだと思っていたが、それは違う。この「本当のご奉仕」も、名目上はおちん○んを「洗っているだけ」なのである。水で流した後には、当然……

ララ「勇者さん、今度は私のおっぱいで洗ってあげるね♪」

リリ「その後は私だよ♪」

 泡やタオルを使って洗う工程が残っているのである。

勇者「や、やだ……やめて……」

マーシャ「逃げちゃダメだよ♪ ちゃんと綺麗にしてもらおうね♪」

勇者「ふあぁっ!?」

 勇者を背後から抱え込むように現れたマーシャの両腕に捕まり、そのまま乳首責めが開始される。

ララ「うふふ♪ 挟むよ〜♪」

 そして、再びおちん○んが柔らかいおっぱいに包まれる。先程よりもぬるぬるで、滑りがよいおっぱいだ。

リリ「勇者さん、そんなに怯えないで♪ 笑顔の方が可愛いよ♪」

 加えて、リリもくすぐりを再開する。今度は勇者の両足の裏にぴったりと手を合わせ、ごしごしこちょこちょとくすぐってくる。
 残されたルルはというと……

ルル「勇者さん、おっぱい吸わせてあげるー♪」

勇者「あはは……んんっ!?」

 くすぐりで開いた口に自分の乳首を入れ、勇者に吸わせようとしてきた。勇者は抵抗しようとするも……

ルル「……こちょこちょこちょ」

勇者「んんぅ!」

 突然首筋をくすぐられ、その勢いで吸ってしまった。それと同時に、ルルの乳首から何やら甘い液体が飛び出す。母乳……なのだろうか?

ルル「うふふ、それはね、母乳じゃなくて、私の身体の一部なの♪ いっぱい飲んで、大きくなってね♪」

勇者「ん……んん……」

 ルルの身体の一部だというそれは抗いがたい甘さと魅力を備えており、勇者はくすぐられながらも夢中でそれを飲んでしまう。

ララ「あはっ♪ またすっごく大きくなってきた♪」

リリ「ララのおっぱいが効いてるみたいだね♪」

 他の少女達はクスクス笑いながら、パイ擦りやくすぐりを続ける。そして、勇はまたたっぷりと射精してしまった。

ララ「んっ、勇者さんのミルクも美味しいよ……♪」

リリ「ララ、交代♪ 私も早く『ご奉仕』してあげたい♪」

 ララとリリが場所を代わり、「ご奉仕」も次の段階へ移る。しかし、勇者はそんなことも気にならないぐらい、夢中になってルルのおっぱいを吸い続けていた。そうしていると、射精したばかりのおちん○んがまたすぐ固くなることにも気付かずに……

ルル「勇者さん、私達、スライムバスの身体は口にすることで、媚薬と精力剤を合わせたような効果を産むんだよ……♪ 意味、わかる?」

マーシャ「要するに、ルルのおっぱいを吸ってると、いつまでも、何回でも射精できるんだよ♪ すごいよね♪」

勇者「ん……ちぅ……」

マーシャ「うふふ♪ もう聞こえてないみたい♪」

 それから、勇者は時間も忘れて彼女達の「ご奉仕」を受け……1日の最大射精記録を大幅に塗り替えたという……


329 : やなっき :2015/01/16(金) 01:57:58 bRRJHnFs0
番外編Ⅱ、お風呂場3人娘+α編は以上となります。
新キャラ、マット娘のマーシャも出せましたが……どうにも他3人に比べると地味になってしまった感が否めませんorz
この娘はまた個別で登場させた方がよかったかもしれない……

それはさておき、次回からはまた本編に戻ります。
『エピソードⅤ・暗躍する怠惰と樹中の宴』 乞うご期待!


330 : シャル :2015/01/16(金) 02:12:47 1hAD8rNg0
素晴らしい!本当に美味しかったです!本当にやられてみたいなぁ…
くの字で乳首突き出させられた状態でこちょこちょされると笑いが止まらないんですよねwある店でやって貰ったのですが本当に我慢ができないほどくすぐったくてそして女の子の指がスベスベしててやばかったんですよw
誰かファイアーエムブレムの暁の女神というゲームの中のワユ、マーシャ、ジル、ミスト、ミカヤ、イレース、シグルーンと言う可愛い美少女達にくすぐられる内容とか見てみたいなぁ…


331 : やなっき :2015/01/17(土) 00:29:47 Vs0JvT9s0
 ベルゼブブが勇者を襲い、レイに返り討ちにあった日の夜……

アスモデウス「あはははははっ!! たかだか中級魔物に負けるとか!! アンタも落ちたわね!!」

ベルゼブブ「う、うるさいうるさーい!! 六幹部で最弱のくせに、私達をバカにするな!!」

アスモデウス「私は戦闘部隊じゃなくて、参謀だからいいのよ、別に。アンタはあれでしょ? 第2戦闘部隊長とかだったでしょ?」

ベルゼブブ「う……うるさーーーい!! それ以上喋ると、殺すぞ!!」

アスモデウス「おお、怖い怖い。私もアンタに勝ったゴーストに守ってもらおうかな?」

ベルゼブブ「くうぅ……ほんっと、ムカつく!!」

魔王「………………」

 魔王の間は非常に騒がしかった。

魔王「……貴様ら、我は魔王なんだぞ? 貴様らの主だぞ? もう少し畏まるとか、恐れるとかしたらどうだ?」

ベルゼブブ「だってルーちゃん、ちっとも怖くないし!」

アスモデウス「威厳の欠片もないしね〜♪」

魔王「いや、だから貴様ら、我のこと
舐めすぎであろう!?」

 魔王がそう叫ぶと同時に、1人の幼女が魔王の間に現れる。ベルフェゴールだ。

ベルフェゴール「うるさくて眠れないんだけど……さっきから騒いでるの、誰?」

 眠そうに目を擦りながら尋ねるベルフェゴールに対し、声を揃えて異口同音。

アス・ゼブブ「「ルーちゃん」」

魔王「いやいやいや、さっきから騒いでるのは貴様らの方であろう!? ていうか、喧嘩しておったのに、何故にそこだけ息ピッタリなのだ!?」

ベルフェゴール「ルーちゃん、静かにしてよ……ボクは1日24時間は眠らないと、調子が悪くなるんだ……」

魔王「いや、それはおかしいだろ!? あと、うるさいのは我ではなくてだな……!」

ベルフェゴール「ルーちゃん?」

魔王「……ごめんなさい」

 じっと見つめてくるベルフェゴールに根負けしたのか、魔王は結局自分から謝った。

アスモデウス「それより聞いてよ、ベル! ゼブブったらね、中級魔物に弱点突かれて負けたのよ!」

ベルゼブブ「ちょっと! アス! 言い触らさないでよ!」

ベルフェゴール「ふーん、あのゼブブが中級魔物に? どんな奴に負けたの?」

アスモデウス「ゴーストだってさ! ベルも会ったことあるでしょ? ほら、勇者の監視役の……」

ベルフェゴール「ああ、あいつか……」

 ベルフェゴールはあまり興味などないように欠伸をしていたが、ふと考え込むような表情になり……

ベルフェゴール「……ゼブブ、お前の弱点って確か、氷魔法だよね?」

ベルゼブブ「え? うん、そうだけど……って、何で君に私達の弱点教えなきゃなんないの!?」

ベルフェゴール「まあまあ、気にしないで。じゃあ、ボクは寝るから。おやすみー」

 ベルフェゴールはそう一方的Ⅱに告げると、魔王の間から出ていった。しかし、自室には戻らず、廊下の途中で……

ベルフェゴール「……タマモ」

???「はぁい♪」

 1体の魔物の名前を呼ぶ。タマモと呼ばれた魔物は姿を現さず、しかし近くにいるのか、返事だけをした。

ベルフェゴール「……カレン、シャロン、ラビィ、アイリを中庭に集めておいてもらえる?」

タマモ「承知しましたぁ♪」

ベルフェゴール「それじゃ、お願いね。……さてと」

 ベルフェゴールはうーん、と伸びをする。それから、自分の頬をぺちぺちと軽く叩いた。その動作はまるで気合いを入れているかのようであった。

ベルフェゴール「後はどうやって勇者を攫うかだなぁ……まあ、やりようはいくらでもあるよね……」


332 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/17(土) 01:09:26 mvf99L8k0
あぁ、やっぱりこのお風呂入りたい!新登場のマーシャちゃんも加わって更にくすぐった気持ち良さそう!
確かに今回はおっぱいと両手しか使っていなかったので洗浄担当の3人に比べると活躍は控えめだったかもですが
マットの好きな所から好きな女体パーツを出現させる能力ってかなり妄想を掻き立てられるし今後の活躍も応援したいですね。
リリちゃんも下半身女体化の能力を手に入れて、いつかおま○こでご奉仕するための準備も万端といった所でしょうかw
そしてエピソードⅤも始動!「暗躍する怠惰」…彼女が今何を想っているのかも凄く気になるんですよね。続きが楽しみです!

それと。お風呂で勇者くんにご奉仕する4人の姿を妄想をしていたら、こんな合体技を思いついたので書いてみます。
【ラリルマ特製こちょこちょ風呂(仮名)】
ララ、リリ、ルル、マーシャの4人が作戦会議と特訓の末に編み出した、とっておきの合体ご奉仕技。
まずリリが一枚のバスタオルに変身し、勇者くんの胴体部分にしっかり巻き付いて空中に持ち上げ、
そのままマーシャのマットの中央で仰向けになるよう向きを調節しながらゆっくり丁寧に寝かせる。
同時にマーシャはおっぱい、お尻、お股など柔らかめの女体パーツで枕を作って後頭部を受け止め、
続けて出現させた両腕両脚のパーツを使い、胴体に巻き付くリリと協力して勇者くんをガッチリ抑え込む。
更にララが体の形状を変化させて、マットの外縁を高さ50センチ程度の石鹸の壁で囲むように仕切り、
マットの上にお湯を貯めても漏れ出す事が無いように小さな隙間もしっかりと埋めておく。
必要があればララも部分的に女体化したり触手を使ったりして勇者くんの身動きを封じる手伝いをする。
最後にお湯をたっぷり浴びて膨張したララがマットの上でお湯に戻り、入浴者の全身を暖かく包み込む。
こうして海外風の寝転がって入る浅底タイプの簡易浴槽が出来上がり、ご奉仕の準備も全て完了となる。
リリは胴体に密着した布地をザワザワと蠢かせて、マーシャは変幻自在に女体のパーツを出現させて、
ルルは浴槽の淵から無数の触手や腕を伸ばして、ララは水流を操ったり水中で指や舌などを実体化させて、
4人で交代して抑え込んだり女体化したりしながら全身の隅々まで余す所を残さず徹底的にくすぐり回す。
ルルの石鹸がルルお湯の中にどんどん溶け込み、くすぐればくすぐるほど更にくすぐったい泡がブクブク出てくる。
魅惑的な裸体やルルのお湯の催淫効果も存分に使って性的興奮を煽りながら延々と甘い快楽を与え続ける。


333 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/17(土) 15:16:43 HkoF.9b60
ベルフェゴールとかアスモデウスとか聞くと
「デモノフォビア」ってゲームを思い出すなぁ・・・
気になった人は1度ぐぐってみては?


334 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/17(土) 18:42:20 mvf99L8k0
>>333
わぁい、気になってググってみたら、血みどろで惨殺されてる女の子の画像が一杯だ〜…(白目)

やなっきさんの世界のベルちゃんやアスちゃんが登場してくすぐり快楽攻撃を仕掛けてくるような
そんなショタ受けF/MくすぐりRPGみたいなゲームだったら是非プレイしてみたいなw


335 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/18(日) 16:32:09 9oFzPVcI0
クロスアンジュで大変滾るシーンがあったらしいけど詳細求む


336 : 時雨 :2015/01/18(日) 21:47:58 iDw/uimY0
>>335
タスクという青年が沢山のドラゴン族の女性に囲まれた状態で全裸でベッドに拘束。
その状態で女性に体を触られ見られの性教育。
アンジュがそれを止めようとして転びタスクのあれに口を突っ込む。
性教育を受けていると知ったアンジュは怒り、足元にあった鉗子とはたきを持つ。
怒ったアンジュに襲われたタスクは叫んだあと喘ぎ声を上げる。
こんな感じだった。


337 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/18(日) 22:19:31 9oFzPVcI0
ほほう…確か笑い声も入ってたと聞いたし、はたき…よし見てこよう、ありがとう


338 : やなっき :2015/01/19(月) 02:29:12 nYA4AGqU0
 同時刻、勇者とそのハーレムの部屋では……

ライラ「はあ、次はどうしようかな……」

 ライラが次に勇者に引き合わせる魔物を考えていた。
 この任務が課せられてから、3日が過ぎようとしている。これまでに引き合わせたのはスライム(アオイとシズク)とミミック(ピコ)の2種族。残り4日間で後2種族と引き合わさなければならない。

レイ「……悩んでいるようだナ」

ライラ「だってさー、これ以上ライバルを増やしたくないもん」

 そう言って、チラリとライバル達の様子を見る。
 アオイとシズクの2人は水槽の中で殆ど液体状になっている。既に眠りについたようだ。
 ピコも眠っているようで、部屋の隅に体育座りで丸くなっている。ずっと狭い箱の中で生活していた彼女は、あの体勢が落ち着くのかもしれない。
 ちなみに勇者も既に眠っていた。疲れているように見えるのは、襲撃してきたベルゼブブのせいだろうか。

ライラ「勇者サマに恋心を抱かないような奴がいいんだけど……なんか、誰選んでもダメな気がするのよね……」

レイ「それなら、もう誰でもいいんじゃない力?」

ライラ「うー……レイももうちょっとよく考えてよ」

レイ「そう言われてもナ……私も、お前の希望に合いそうな奴は思いつかないゾ」

ライラ「そうよねぇ……」

レイ「もう諦めて、適当に決めてしまエ。ほら、目を瞑って、適当に指差すんダ」

ライラ「もう、わかったわよ。……じゃあ……こいつ!」

 そうして、ライラが選んだのは……

レイ「えっと、ミサ……だナ」

ライラ「……ミサ? そんな奴、城にいたっけ?」

レイ「お前が知らないのも無理はなイ。ミサの種族はマーメイドだからナ」

ライラ「あー、海に暮らす連中ね……って、そんな奴と勇者サマをどうやって引き合わせればいいのよ?」

レイ「いや、知らン……私がミサに確認しといてやるヨ」

ライラ「そう? それならお願いしようかな。私、もう寝てもいい?」

レイ「ああ、別にいいゾ。確認した内容は明日の朝にでも伝えに来るからナ」

ライラ「わかった。それじゃあ、おやすみー♪」

 話がまとまったところで、ライラは勇者の眠る布団に潜り込み、レイは床をすり抜けて姿を消す。明日は勇者とマーメイドのミサを引き合わせる……2人とも、完全にそのつもりでいた。
 ところが……


339 : やなっき :2015/01/19(月) 02:29:54 nYA4AGqU0
〜エピソードⅤ・暗躍する怠惰と樹中の宴〜

ライラ「勇者サマ、勇者サマー!?」
アオイ「勇者くーん!?」
シズク「どこにいるのー!?」
ピコ「隠れてないで、早く出てこい、です!」

 勇者達の部屋は大騒ぎになっていた。

レイ「何だ、朝から騒々しイ……」

 そこに、ミサとの話し合いの内容を伝えに来たレイが姿を現す。

ライラ「れ、レイ! 大変! 勇者サマがいなくなっちゃったの!!」

レイ「……何だっテ?」

ライラ「朝起きた時にはもう、部屋のどこにもいなくて……!」

レイ「そんな馬鹿ナ……!」

 レイは勇者を探すため、天井をすり抜けて、魔王城の上空に向かう。

レイ(この部屋の扉には魔法がかけてあル……魔物でなければ開けられない筈ダ。力のある人間なら、こじ開けることも可能かもしれないが、勇者にそんな力はなイ……)

 高速で部屋や廊下をすり抜け、上昇を続けながら、レイは考える。

レイ(それとも転移魔法を使った力? しかし、あの勇者がそんな高等な魔法を覚えていたとは考えられン。いずれにしても、第三者の仕業と考えるのが妥当力……)

 それから、ようやく魔王城の上空に出たレイは呪文を唱えると、感知魔法を発動する。レイの感知魔法は魔王城全域に広がっていくが……

レイ(……城の中に人間の気配はなイ。なら、勇者は城の外に連れ出されているの力……しかし、一体誰ガ?)



 その頃、魔王城から離れたある場所で勇者は目を覚ましていた。

勇者「ううん……あれ? ここは……?」

 勇者はきょろきょろと辺りを見回す。木造の小屋のように見えるが、家具や窓、扉は一切見当たらず、閉ざされた空間のようだ。それでいて、照明がついているかのような明るさがあった。
 そして、その空間の中には2人の少女がいた。

??1「気が付きましたか?」

 紫色の髪をポニーテールにした少女が口を開く。頭からは白いうさぎの耳を生やし、バニーガールのようなセクシーな衣装を身に纏っている。

??1「はじめまして、勇者様。私はカーバンクルのラビィと申します。どうぞ、よろしくお願いします」

 ラビィと名乗ったバニーガール風の少女は丁寧にお辞儀をする。露出した胸の谷間が殊更強調され、勇者は顔を赤くする。

ラビィ「……ほら、次はカレンさんの番ですよ?」

カレン「えっ……わ、私も?」

ラビィ「ええ、もちろん」

カレン「うう、恥ずかしいよう……」

 カレンと呼ばれた少女は、もじもじしながら一歩前に出る。

カレン「は、はじめましてっ! 私はドライアドのカレンといいますっ! あの、えっと……よ、よろしくお願いしまひゅ!! ……うう、噛んじゃった」

 落ち着いた様子で、丁寧に挨拶をしたラビィと違い、カレンは顔を真っ赤にしながら早口で名乗り、勢いよく頭を下げた。セミロングの緑色の髪に、黄緑色のフリフリしたワンピースが特徴の彼女はかなりの恥ずかしがり屋のようだ。

ラビィ「さて、本日は勇者様に私との勝負を受けていただきます」

勇者「しょ、勝負?」

ラビィ「はい♪ 勝負と申しましても、ゲームのようなものですから、ご心配なく。……と、その前に、朝食にいたしましょう。準備はできております」

勇者「う、うん……」

カレン「こ、こちらですっ!」

 いつの間にか、さっきまでただの壁だった所に扉ができており、勇者はその先のリビングのような部屋へ案内される。

勇者(……ここ、どこなんだろう?)


340 : やなっき :2015/01/19(月) 02:32:11 nYA4AGqU0
 その後、朝食を終えた勇者はラビィと共に最初の部屋に戻ってきていた。カレンは他に何かすることがあるそうで、他の部屋に消えていった。

ラビィ「それでは、勇者様♪ 勝負を始めましょう♪」

勇者「な、何するの……?」

ラビィ「いいですか、勝負は全部で3回戦を予定しております。1試合毎にルールは変更され、また、敗者はその都度罰ゲームを受けることとなります」

勇者「罰ゲーム……?」

 その言葉に、勇者はスライム姉妹とのやり取りを思い出す。あの時は理不尽な「くすぐりっこ」に敗れ、さらにくすぐられることとなったのだ。

ラビィ「勇者様が負けた場合、お身体を拘束した上で、一定時間くすぐられてもらいます」

勇者「(やっぱりくすぐるんだ……)僕が勝ったらどうなるの?」

ラビィ「勇者様が勝利した場合は……」

 そこでラビィは言葉を区切り、突然勇者を抱き寄せた。顔に柔らかいものが押し付けられる。そして、ラビィは、

ラビィ「私のこと、好きにしていいですよ……?」

 甘い声でそう囁いた──



〜第1回戦〜

 勇者達は再度場所を変え、中央に小さめの浴槽のような容器と2つの椅子が置かれた部屋に来ていた。

ラビィ「1回戦は我慢比べです。中央の容器には冷たい水が入っております。どうぞ、ご確認ください」

勇者「う、うん」

 言われた通り、勇者は確認を行う。確かに容器の中には水が張られている。手を入れてみると、ひんやりしていることがわかる。

ラビィ「私達は椅子に座り、両足をその水の中に入れます。そして、片足でも水の外に出してしまった方の負けとなります。また、対戦相手に触れてしまった場合も反則負けとします。なお、反則負けの場合は罰ゲームの時間をさらに延長しますので、ご注意ください。わかりましたか?」

勇者「……うん、わかった」

 要するに水の冷たさに耐え続ければいいだけである。今の時点では結構冷たいが、耐えられない程ではないし、それに時間が経てばぬるくもなってくるだろう。「くすぐりっこ」に比べれば、ずっと簡単な勝負のように思えた。

ラビィ「それでは、椅子にお座りください。……いいですか? せーの、の合図で水に足を入れてくださいね。せー……のっ!」

 ラビィの合図に合わせて、2人は水に足を入れる。2人の足首の辺りまでが水に浸かった、次の瞬間、


341 : やなっき :2015/01/19(月) 02:33:21 nYA4AGqU0
勇者「うひゃっ!? な、何……? あは、あははははっ!!」

 勇者は突然笑い出した。足の裏を何者かにくすぐられているのだ。しかし、水の中には勇者とラビィの足が浸かっているだけで、他には何も入っていない。それなのに、正体不明のくすぐりは続いている。

ラビィ「勇者様? どうしましたか?」

 ラビィは不思議そうな表情で勇者の顔を覗き込む。彼女の方はくすぐられていないのか、それともくすぐりが効いていないだけなのか、いずれにしろ変わった様子はない。

勇者「あ、足がっ……! くす、くすぐられてぇっ……ひゃんっ!!」

ラビィ「足がくすぐられている、と? おかしいですねぇ、私の方は何ともありませんのに……あ、足を出してはいけませんよ。出してしまわれたら、勇者様の負けですからね?」

勇者「そ、そんなぁ! や、やあっ!」

 謎のくすぐったさは絶えず襲いかかってくる。勇者は身を震わせ、笑い声を上げながらも、なんとか足を水から出さないように頑張っていた。
 そんな中、突然ラビィが、

ラビィ「……ねえ、勇者様。私の身体、いかがでしょう?」

 そう言って、バニー服の胸元をずらし、大きな胸の先端部分を勇者に見せつけてきた。綺麗なピンク色をしている……一瞬凝視してしまったが、勇者は慌てて目を逸らした

ラビィ「うふふ、変ではありませんか?」

勇者「っ……へ、変じゃ……うひゃっ……ないと思う……あははっ!」

 くすぐられながらも律儀に答える勇者。ただし、目は逸らしたままである。

ラビィ「むう、ちゃんと見てはいただけないのですか?」

勇者「だ、だってぇ……うううぅ!」

ラビィ「では、こうしましょう、勇者様。私の胸に触れていただければ、特別に少しの間、水から足を出してもよしとします」

勇者「ほ、本当!?」

ラビィ「ええ、私は嘘は吐きませんから♪」

 にっこりと勇者に微笑みかけるラビィ。その優しそうな笑みはまるで天の使いのようであった。

ラビィ「さあ、どうぞ♪ 私の胸に触れてください♪」

勇者「うう、でも……ひゃっ……やっぱり恥ずかしいよぉ……っ!」

ラビィ「恥ずかしがることではありませんよ。一瞬でも構いませんから。それに、水にずっと足を入れているのは辛いですよね? 早く楽になりたいでしょう?」

 ラビィは甘く勇者に語りかける。その優しい誘惑に負け、勇者は……

勇者「うう……えいっ!」

 目を瞑り、ラビィの胸に手を押し付けた。
 ……最初に教えられたルールのことも忘れて。

ラビィ「んっ……♪ はい♪ 勇者様、反則負けです♪」

勇者「え……ええっ!?」

ラビィ「最初に言いましたよね? 対戦相手に触れた場合、反則負けにしますと」

勇者「あ……ず、ずるいよっ!」

ラビィ「ずるい、ですか? 相手が自分に触れるよう誘導するのが反則だとは一言も言っておりませんよ?」

勇者「うう……」

ラビィ「納得していただけましたか? それでは、勇者様……罰ゲームです♪」

 再びラビィはにっこりと微笑む。先程とは打って変わって、小悪魔のような笑顔であった。


342 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/19(月) 21:31:15 v/P/qOCU0
バニーガール少女来たぁ!ラビィちゃん、身体も性格も凄くエッチな感じで期待が膨らみますね!
こんな娘から受けさせられるこれからの勝負やくすぐり罰ゲームとはどんな物なのか、
そして恥ずかしがり屋なカレンちゃんもどんな活躍を見せてくれるのか楽しみですw


343 : やなっき :2015/01/20(火) 02:33:43 hon.GLco0
〜レイ Side〜

 その頃、レイは感知能力に優れた魔物を探していた。

レイ(私の感知魔法では限界があル……もっと広範囲を細かく、正確に感知できる者を探さなけれバ…………ン?)

 魔王城の廊下を高速で飛び回るレイの前に、1人の少女が立ち塞がる。寝癖の混じった栗色の髪、あちこち透けているランジェリー。六幹部の1人、ベルフェゴールだ。

ベルフェゴール「ふふ、何だか慌ててるみたいだね」

レイ「ベルフェゴール様! 実ハ……」

ベルフェゴール「勇者がいなくなった、でしょ?」

レイ「ッ!? 何故それヲ……」

 レイの問いに、ベルフェゴールは平然と欠伸をしてから答える。

ベルフェゴール「だって、勇者を攫ったのはボクだもん」

レイ「なっ……!? 何故そんなことヲ」

ベルフェゴール「はい、ストップ」

 ベルフェゴールはレイの唇に指を押し当て、レイを黙らせた。

ベルフェゴール「理由なんて、今は気にしてる暇はないと思うよ? 勇者はボクが選んだ魔物達に捕らわれている。カレン、シャロン、ラビィ、アイリの4人だ」

レイ「……!」

ベルフェゴール「言いたいことはわかるよね? 今、勇者を助けられる奴は限られている。でも、早くしないと……勇者が、殺されちゃうよ?」

レイ「な、なんてことヲ……!」

ベルフェゴール「ふふふ……レイ、君は捕らわれの勇者を助け出すナイトの役だ。頑張って、ボクを楽しませてね♪」

 そう言い残すと、ベルフェゴールは転移魔法を使い、姿を消した……


344 : やなっき :2015/01/20(火) 02:34:30 hon.GLco0
〜勇者 Side:第1回戦・罰ゲーム〜

 ラビィの誘惑に負け、早速罰ゲームを受けることとなった勇者。罰ゲームの内容はもちろんくすぐりなのだが……

ラビィ「それでは、アイリさん。罰ゲームの執行、よろしくお願いします♪」

勇者「えっ……うわぁっ!?」

 先程まで勝負に使っていた冷たい水から、突然何かが飛び出してくる。それは突然の出来事に驚いた勇者を瞬く間に絡め取り、勇者の身体を大の字に固定する。

勇者「こ、これって……!?」

 勇者はその感触に覚えがある。ぬるぬるで、ぷるぷるのそれは……アオイやシズクの作った触手ととてもよく似ていた。

???「……勇者くん、つーかまーえた」

 水の中から勇者を拘束した触手の本体が姿を現す。身体の形を少しずつ整えていく彼女は、やはりアオイやシズクによく似ていた。もう間違えようがない。スライムだ。

???「私はアイリ……妹達と仲良くしてくれてありがとう」

 アイリと名乗ったスライムの少女は軽く頭を下げて、感謝の意を示す。アオイとシズクの姉であるらしい彼女は、だいぶ大人びているように思えた。これまで勇者が会った少女達の中でも背が高い方だし、出るところも出ている。絶壁の妹2人とは大違いだ。

アイリ「今日は、私が妹達の代わりに遊んであげるね……♪」

勇者「えっ……あっ! ちょっと……!」

アイリ「服、邪魔でしょ……? 私が溶かしてあげる……♪」

 アイリは勇者の胸元に豊満な乳房を押し付けると、身体を上下させてにゅるんにゅるんと擦り合わせる。すると、見る見るうちに勇者の服は溶けてなくなってしまった。前の方がきれいさっぱりなくなると、アイリは背中の方に移動して、こちらもどんどん溶かしていく。背中の方の布も溶けきると、今度は下半身に移動し……そして、あっという間に勇者は全裸にされてしまった。溶かすスピードが速いのは、それだけアイリが妹2人よりも実力が高いということだろうか。

アイリ「よし……ラビィ、準備できたよ……?」

ラビィ「はい、ありがとうございます♪ では、勇者様。罰ゲームを開始する前にいくつか説明がございます」

勇者「はぁ……はぁ……な、何?」

 身体の至るところにおっぱいを押し付けられた勇者の息は荒くなっている。頬は紅潮し、おちん○んも既に準備万端といったところだ。

ラビィ「第1に、罰ゲームの時間に関しましてです。本来ならば、罰ゲームは5分を予定しておりましたが、勇者様は反則負けとなりましたので、倍の10分間くすぐられていただきます」

勇者「じゅ、10分!? 無理だよ、そんなの!」

 大きな声を上げて抗議する勇者であったが、ラビィはそれを無視して説明を続ける。

ラビィ「また、罰ゲームの途中で勇者様が気絶してしまった場合、その罰ゲームは無効と見なします。故に、気絶してしまった場合は、意識を取り戻した後に再度10分間くすぐられていただきます」

勇者「や、やだ……無理だよ……」

ラビィ「第2に、罰ゲームの執行人に関しましてです。前半5分間はアイリさんお1人にくすぐっていただきます。そして、残り5分を切ったところで私もくすぐりに参加させていただきます」

勇者「無理だってばぁ……!」

ラビィ「……勇者様、これは罰ゲームなのですよ? 敗者に発言権はありません。勇者様がなんと仰ろうとも、しっかりと最後まで罰を受けていただきます。……説明は以上となります。それでは、頑張ってくださいね♪」


345 : やなっき :2015/01/20(火) 02:38:46 hon.GLco0
突然ですが、ここで残る六幹部3人の紹介です。
本編の続きはまた明日以降となりますので、ご了承ください。

○レヴィアタン
 水棲魔物と不定形魔物を統治する魔王軍六幹部の1人。諜報部隊長で、海の支配者として恐れられる。人間との戦いの最中に命を落としたと言われている。
 様々な魔物の特徴を併せ持つキメラの一種。身体を液状化し、再度固めることで、どんな姿にもなれる。地上での活動も可能だが、本来は海に暮らす魔物であり、水中戦で彼女の右に出るものはいない。本気での戦闘時には、巨大なウミヘビのような姿になるらしい。
 魔王軍随一のサディスト。周囲が引くレベルのくすぐり拷問を嬉々として行う。そのやり方も多種多様で、無数に増やした触手を使ったり、ゲル状の身体で全身を包み込んだり、ふわふわの羽で性感帯のみを撫で回したり……様々な姿に変形する彼女に、死なない程度にくすぐられ続ければ、あっという間に秘密を喋らされることになるだろう。そして、秘密を喋った後も、彼女が満足するまで延々とくすぐられることとなるのだ。
 捕まりたくない魔物、ぶっちぎりのNo.1である。

○サタン
 竜族を統治する六幹部で、自身も大型のドラゴンである。鮮やかな赤い鱗が特徴の第1戦闘部隊長。先代勇者との戦いに敗れ、命を落とした。
 それぞれが独特な能力を持つ他の5人とは違い、サタンは正統派の強敵である。純粋な攻撃力だけなら魔王軍最強であり、防御力もかなりのものだ。その強固な鱗を貫ける武器は少ない。さらに、口から灼熱の炎を吐くこともあるという。
 ただし、ベルフェゴールが「脳筋ドラゴン」と称しているように、サタンは頭が悪い。魔法は何一つ扱えないし、難しい作戦を考えることもない。竜族への有効打を学んでいれば、意外と簡単に倒せる相手かもしれない。
 ちなみに、ベルフェゴールやアスモデウスの力を借りることで女体化できる。竜鱗の鎧を装備した戦士風の美少女になるらしい。性格は元気いっぱいで、意外と人懐っこいようだ。ただし、怒らせると手がつけられなくなる。

○マンモン
 精神体魔物を統治する六幹部の1人。氷の力を操る魔物の剣士で、六幹部の中でもベルフェゴールに継ぐ強さを誇っていたが、ある日、突然死んでいるところが発見された。死因は今でも不明である。
 長い銀髪と病的なまでに白い肌が特徴の絶世の美女だが、常に氷の鎧を装備している。この鎧は彼女の魔法で作った特別製であり、中が透けないようになっている。残念。
 そして、高い魔力と剣の腕前を誇る彼女にはもう1つ武器がある。相手の魔力を吸収し、コピーする能力だ。この能力のお陰で、魔物にしては珍しく、複数の属性を同時に操ることができる。一度コピーした能力は、彼女が使い方を忘れない限りは永久に使い続けることが可能。
 性格は冷静で冷酷。口数も少なく、淡々と任務をこなしていく。その一方で、野心家であるという噂もあり、実は魔王の地位を狙っているのではないかと言う者もいるようだ。


346 : やなっき :2015/01/20(火) 02:41:36 hon.GLco0
ちなみに、六幹部の戦闘能力は高い方から順に

1.ベルフェゴール
2.マンモン
3.ベルゼブブ
4.レヴィアタン
5.サタン
6.アスモデウス

となっております。


347 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/21(水) 03:31:07 t9MQEMis0
アイリちゃんはアオイちゃんとシズクちゃんのお姉さんですか!シャロンちゃんもどんな娘か楽しみですw
ラビィちゃんと一緒にどんなくすぐりの刑を見せてくれるのかも待ち遠しい…のは間違い無いんですが、う〜ん?
気絶したらやり直し…勇者が殺される…何だろう、今回はちょっと続きが怖いぐらいに不吉な空気を感じますね…;
六幹部最強のベルちゃんもどういう思惑なのか全然読めないし、どんな展開になるのか気になります


348 : やなっき :2015/01/22(木) 03:01:34 btp2dEe60
ラビィ「罰ゲーム、開始ですっ♪」

 ラビィはそう言うと同時に、指を鳴らす。その瞬間、

勇者「!?」

 暗転。勇者の視界は闇に閉ざされる。

ラビィ「勇者様に『ブラインド』の魔法をかけさせていただきました。何も見えない状態でのくすぐり責め、どうぞご堪能ください♪」

勇者「えっ……ひゃっ!? あはっ、ちょっ、待っ……あははははははははは!!」

アイリ「こちょこちょこちょこちょ……♪」

 そのまま罰ゲームのくすぐり責めが開始される。先の読めない攻撃に、勇者は為すすべもなく笑わされる。

アイリ「次は腋をくすぐるよ♪」

勇者「ううう……うひゃあっ!? な、なんでえへへへへへ!?」

アイリ「うふふ♪ じゃあ次はー……♪」

 アイリは視界の閉ざされた勇者に対し、次に狙う箇所を予告する。しかし、その予告は大半が嘘であり、腋と言ったのに太ももをくすぐったり、お腹と言ったのに背中をなぞったり、かと思えば予告通りの場所をくすぐったり……くすぐりに対して事前に身構えることを許さない。

ラビィ「……1分経過。残り9分です♪」

勇者(ま、まだそれしか経ってないの……!?)

 視界が閉ざされているためか、勇者の身体はいつも以上に敏感になっており、くすぐり攻撃もより鮮烈に感じられる。こんなのが、後9分も続くなんてっ……!

ラビィ「勇者様、苦しそうですね……すぐ楽にして差し上げます♪」

 そう言って、ラビィは再び指を鳴らす。すると、今度は……

勇者「っ!? きゃはははははははははは!!!」

 もともと笑い悶えていた勇者が、さらに狂ったように笑い出す。突然くすぐったさが倍増したように感じたのだ。

ラビィ「今、勇者様にかけさせていただいたのは『ルイン』の魔法……対象の防御力を低下させる補助魔法なんです。いかがですか? よりくすぐったく感じられますでしょう?」

勇者「やあぁぁ……!」

ラビィ「うふふ、もう呼吸もままならないようですね♪」

 ……薄れゆく意識の中、勇者が最後に聞いたのは、楽しそうな、しかしどことなく不気味なラビィの笑い声であった…………



 ……勇者が気を失った後、ラビィとアイリは倒れた勇者を挟むようにして立っていた。

アイリ「……何も『ルイン』までかける必要はなかったんじゃないの?」

 アイリは不安げな表情でラビィに尋ねる。

ラビィ「おや? 先程まで勇者様を楽しそうにくすぐっていた者の発言とは思えませんね?」

アイリ「うっ……それは……勇者くんが可愛かったから……」

ラビィ「はぁ……あなたも相当な変わり者ですね、アイリさん」

 ラビィは腕を組み、倒れた勇者をじっと見下ろす。その瞳は冷たく、憎悪に満ち溢れていた。

ラビィ「ご存知かとは思いますが、私、人間って大嫌いなんですよね……ベルフェゴール様の命令ですから、仕方なくこの程度で我慢しているのですよ? 今すぐ殺してしまいたいぐらい、憎くて憎くて仕方がないのに」

アイリ「……あなたの気持ちもわかるけど、だからといって勇者くんを責めるのは」

ラビィ「間違っている、と? ええ、確かにそうかもしれませんね。これは私の八つ当たりでしかない……ええ、その通りです。ですが、アイリさん」

 ラビィはゆっくりと顔を上げる。その顔に、最初の優しそうな笑みはもうない。

ラビィ「あなたに私の何がわかると言うのですか? 屑みたいな人間共に一族の多くを殺された、私の気持ちが本当にわかると言うのですか?」

アイリ「そ、それは……」

ラビィ「……私にとって、人間は憎悪の対象でしかありません。今だって、必死で自分を抑えているのです」

 ラビィの形のよい唇は怒りに震えていた。

ラビィ「アイリさん、もし私が自分で自分を抑えきれなくなったら……その時はどうか、私のことを止めてくださいね? ベルフェゴール様の命令に背きたくはありませんから……」

アイリ「……わかった」

 自分に向かって、そんなお願いをするラビィの悲痛な姿を前に、アイリはただ頷くことしかできなかった……


349 : やなっき :2015/01/22(木) 03:05:08 btp2dEe60
  ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

『…………』

『………しゃ』

『……勇者!』

 誰かが自分を呼んでいるのが聞こえ、勇者は目を開く。しかし、そこは勇者がいた筈の木造の空間ではなく、果てしなく広がる、不思議な空間であった。
 ……ここはどこだろう?

『気が付いたか』

勇者「あなたは……? ここはどこ……?」

 真っ白な空間の中に黒いコートのような物を纏った人物が浮かんでいる。先程から勇者を呼んでいたのも、この人物のようだ。

『僕の名前はシャル。そして、ここは君の精神世界だ』

勇者「僕の……精神世界? どういうこと?」

『……すまないが、今はあまり時間がないんだ。君にお願いがある。聞いてくれるか?』

勇者「お願い……?」

 シャルと名乗った黒コートの人物は小さく頷くと、また口を開いた。

『今、世界には魔物と呼ばれる者達が多く存在している……それは知っているな?』

勇者「う、うん……」

『あの者達が生まれたのは、もう何百年も昔のことだが……魔物を生み出した者が今なお、この世に存在している。そいつを倒してくれ』

勇者「魔物を生み出した者? それって、魔王のこと?」

 魔王は全ての魔物を統治する存在。だから、てっきり魔王が魔物を生み出したのだと思ったが……シャルは静かに首を横に振った。

『いや、始まりの魔物は別の所にいる。そして、そいつの名は…………………』

 突然、シャルの姿が霧に包まれたかのように見えなくなっていき、その声にもノイズが混じったかのように、聞き取りにくくなっていく。

勇者「ま、待って!」

 勇者は慌ててシャルを引き止めようとするが、もうシャルからの返事は聞こえなかった。
 そして、勇者の意識は再び闇の中へと堕ちていき……次に目を覚ました時には、現実世界へと戻っていた──

  ◆ ◇ ◆ ◇ ◆



先に言っておきますが、エピソード?はちょっとシリアスな話が続きます。
段々と話が壮大になってきました。最初の頃は軽いネタで終わらせようと思っていたんですけどねぇ。


350 : やなっき :2015/01/22(木) 03:11:36 btp2dEe60
一応、大まかなストーリーは頭の中で完成しているので、今後ものんびり書いていきます。
まだ半分も書けてない気がしますが……マイペースに進めていきたいです。頑張る。


351 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/23(金) 02:18:18 ivpXL/8s0
魔法で目隠し&感度アップ状態にされての意地悪なくすぐりGJ!目覚めた後の更なる悪夢にも期待…
…とかそういういつものような軽いノリの感想、ラビィちゃん達の心情を考えると凄く書きにくい;
やっぱり多くの仲間達が人間の犠牲になってたか…こういうの精神的にキツいなぁ…;

謎の人物シャル…魔物を生み出した者…物語の謎がどんどん深まってきましたね
全てを解き明かされるのが待ち遠しいし、でも長く続けて欲しいし、その辺がジレンマですね
何にしても今後が凄く楽しみですし、是非これからもご自分のペースで頑張って欲しいです


352 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/24(土) 23:42:07 o..kFvFM0
海外のSSを翻訳して読んでたんだが、正直翻訳している最中が一番抜けた。
エキサイト→文章を整える→意訳ときっちり妄想するための土台が整ってるのが興奮ポイントなのかもしれない
実際何度途中で止まったか覚えてない


353 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/25(日) 03:52:48 61qorLGA0
>>352 気になる


354 : やなっき :2015/01/25(日) 16:12:38 XOlcex1I0
勇者「うう……」

 勇者はゆっくりと身を起こす。まだ少し、頭がボーッとしていた。

勇者(今の……夢だったのかな……)

 そんなことを考えながら、勇者は辺りを見回した。誰もいない……ラビィもアイリもいなくなっている。

勇者(結局、ここはどこなんだろう……?)

 勇者は知らぬことだが、カレンの一族であるドライアドは木の中に特殊な空間を作り、そこに獲物を引きずり込む習性を持つ。この木造の空間も、カレンによって作られた特殊な空間なのである。そして、この空間と外部を行き来するためには、カレンの持つドライアドの能力が必要不可欠となるのだ。

 話を戻そう。
 それから少し経って、勇者の前に木の根のようなものが生えてくる。

勇者「う、うわあっ!?」

 木の根のようなものはぐるぐると渦巻いていき、最終的に円錐のような形状を成す。そして、その円錐が突如開き、中から2人の少女が現れた。

ラビィ「はーい♪ お目覚めですか、勇者様?」

 1人はバニーガール風の少女、ラビィ。そして、もう1人は……

???「ふふ、噂通り、可愛い顔してる……♪」

 白い肌に真っ赤な瞳、背中からはコウモリのような羽を生やした……勇者の見知らぬ少女であった。



 勇者が目覚める少し前のこと……

レイ「見つけタ……」

 レイはとある森の上空に浮遊していた。

レイ(ドライアドが多く住むという森があると聞いて、来てみたが……ビンゴだったナ。勇者はここにいル!)

 ベルフェゴールからカレンの名を聞いた時に、勇者はドライアドの作る空間に捕らわれているとレイは推測していた。そして、その推測は見事的中していたのだ。

レイ(……あの大きな木の中力)

 レイは感知魔法を使い、勇者の捕らわれている木を特定する。しかし、同時に……

レイ(……感知されているナ)

 レイは相手の感知魔法も感じ取っていた。

レイ(間違いなく、シャロンの感知魔法だナ。勇者を追いかけてくる者を警戒しているの力……)

 シャロンの一族であるガーゴイルは、魔物の中でもトップクラスの感知能力を持つ。そうでなければ、魔王軍の防衛部隊が務まる筈もない。

レイ(しかし……)

 レイは高速で飛行し、勇者の捕らわれている木へと接近する。

レイ(感知されたところで、何の支障もなイ。まとめて相手してやル!)

 こうして、レイと、勇者を捕らえる魔物達が対峙したのである。


355 : やなっき :2015/01/25(日) 16:13:06 XOlcex1I0
ラビィ「こんにちは、レイさん。こんなところまで、ようこそお越しくださいました」

レイ「……ラビィ」

 勇者を捕らえる4人の中ではリーダー的役割を果たしているらしいラビィが一歩前に出て、レイににっこりと微笑みかける。余裕の表情だ。

ラビィ「大変申し訳ないのですが、お引き取り願えますか? ベルフェゴール様の命令で、あなたに勇者を渡すわけにはいかないのです」

レイ「ふん、生憎、私の方もアスモデウス様から勇者を監視しておくよう命令されているからナ。監視対象を勝手に連れ出されたら困るんだヨ」

ラビィ「そうですか……交渉決裂、ですね♪」

 その言葉を合図に、スライムのアイリがラビィの前に出る。

ラビィ「予想していたよりも早く見つかってしまいましたが……まあ、いいでしょう。皆さん、計画通り動いてくださいね♪」

 今度はドライアドのカレンが手を合わせ、能力を発動する。すると、アイリを除く3人の足下から木の根のような物が生えてきて、3人の身体を包み込んでいく。

レイ「待テ!」

アイリ「行かせない……!」

 逃げようとする3人に飛びかかろうとするレイを、アイリが伸ばした触手が邪魔をする。レイはそれをひらりとかわしたが、そのせいで3人を捕らえるのには失敗してしまった。

レイ「……アイリ、お前じゃ私には勝てないゾ?」

アイリ「そうでしょうね……でも、時間稼ぎぐらいなら……!」

 レイは自分の両手に魔力を集中させ、アイリはさらに身体を変形させていく。
 戦闘、開始──

アイリ「……え?」

 そして、決着。無数に増えた触手は風の刃で瞬時に切り落とされ、さらに胸部に電撃を浴びせられたアイリはその場にゆっくりと崩れ落ちた。

レイ「ふん……時間稼ぎにもならなかったナ」

 レイは倒れたアイリを後目に、勇者の捕らわれている木に近付く。

レイ「さて……ここからどうする力……」


356 : やなっき :2015/01/25(日) 16:13:36 XOlcex1I0
 ……そして、今に至るのである。
 レイとの戦闘を避け、木の中へと戻った3人のうち、カレン以外の2人が勇者の前に現れたのだ。

ラビィ「それでは、罰ゲームの続きを開始しましょう♪ アイリさんが少々席を外しておりますので、代役としてシャロンさん、お願いします♪」

シャロン「ふふふ、可愛がってあげるー……ふふふふふ……♪」

 シャロンと呼ばれた少女は四つん這いで距離を詰めてくる。白いおっぱいがぷるんぷるんと大きく揺れる。

勇者(す、すごいおっきい……)

 それは勇者が今まで見た中で、一番大きなおっぱいであったという。それが四つん這いになることでさらに強調され、おまけにシャロンは全裸であり、その魅惑の果実を惜しげもなく晒しているのだ。初心な勇者がつい見とれてしまったのも無理はないし、

ラビィ「さあ、捕まえましたよ、勇者様♪」

勇者「えっ!?」

 こっそりと背後に回り込んでいたラビィの存在に気付けなかったのも無理はない。ラビィは勇者を羽交い締めにし、そのまま自分の足の上の腰掛けさせる。

ラビィ「ルールは先程と同じです♪ 10分間、くすぐられて気絶しなければ罰ゲーム終了となります。残り5分となったところで、私もくすぐりに参加させていただきます」

シャロン「ふふふー……やっと勇者を可愛がれるんだー……♪」

ラビィ「それでは、罰ゲーム、スタートっ!」

 罰ゲーム開始の合図。勇者は思わず目を瞑り、この後来るであろう刺激に備えるが……

勇者「……っ?」

 辛く苦しいくすぐり責めの代わりに勇者が感じたのは、おちん○んを柔らかな何かに包まれる感覚。

勇者(な、何これ……?)

 恐る恐る目を開けると……

シャロン「ふふふー、気持ちいいー?」

 勇者のおちん○んはシャロンの豊かな胸の谷間にすっぽりと包まれていた。

シャロン「ほらほらぁ……♪」

勇者「んあっ……!」

 そのままシャロンは両手で胸を擦り合わせ、パイ擦りを開始する。あったかくって、柔らかくって、気持ちよくて……勇者はあっという間に絶頂に達してしまいそうになるが……

シャロン「ふふふ……♪」

勇者「ふぇ……?」

 その直前になって、シャロンは動きを止めてしまう。お預けを食らった勇者は、切なげな表情を浮かべている。それを見たシャロンは満足げに笑うと、

シャロン「……こちょこちょこちょ」

勇者「うひゃあっ!?」

 突然勇者の身体に手を伸ばし、お腹をこちょこちょとくすぐった。思いも寄らぬ寸止めからのくすぐり攻撃に、勇者は……

勇者「あっ、ああ……っ!」

 ……射精してしまっていた。しかし、その射精に勢いはなく、精液も飛び散ったというよりは零れたといった感じだった。

シャロン「ふふふ、くすぐりでイっちゃったねー……♪ こちょこちょ……♪」

勇者「やっ、やだぁっ! あはははは!!」

シャロン「ふふ、このままくすぐりだけでイケるようにしてあげるー……ふふふふふ……♪」

 パブロフの犬の話をご存知だろうか。犬に特定の音を聞かせてから餌を与えることを繰り返すことにより、犬が特定の音を聞くだけで唾液を分泌するようになるという有名な実験である。
 シャロンがしようとしていることも、この犬の話と同じである。勇者が絶頂を迎える時にくすぐることで、くすぐりだけで絶頂に迎えてしまうよう調教するつもりなのだ。

ラビィ「……シャロンさん、間違って壊さないでくださいよ?」

シャロン「ふふふ、壊しはしないから大丈夫だよー……多分……」

 ……またしても勇者くん、絶体絶命である。


357 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/25(日) 17:31:12 jwQH7arY0
>>353
tp://www.furaffinity.net/view/9695439/
今回やったのはこれ。ケモ+ケモ女の子に実験されるx/mシチュ多めとか言うくすぐりの中でもかなりニッチな方向だから好みに合うかは知らない
妄想するのが好きな人とかは、翻訳しながらだと頭の中で妄想というかシーンががっつり浮かぶようになって、好みの方向に補完できるから
シチュ妄想が好きで、直訳英語を軽く自分好みの文章にできる程度の日本語力があればSS書く力なくても誰でもできるから、TMFあたりのf/mSSを探して試してみるといいかもしれない。
あまりに好みと合致し過ぎると途中で暴発して賢者モードに入って頓挫するのだけがネック


358 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/26(月) 02:38:04 HP0HyWBk0
うぉぉ、レイちゃん強ぇぇ!?勇者くんを殺す側の娘じゃなくて本当に良かったぁ…
…それにしても、これってまさか…?みんな本当にどういう事情を抱えてるんだろう…
まぁ、それはそうとシャロンちゃん初登場!よく考えたら以前紹介されていた娘だったんですね
魔物の中でも一番という巨乳でのパイズリくすぐり調教、凄く気持ち良さそう!良いなぁ…w

>>357
情報乙です!ざっと機械翻訳して読んで見ましたが、猫型♀の2人がカンガルー型♂を監禁拘束し
研究や賭けの対象としてくすぐりマシンやくすぐりスーツなどで意地悪する、って感じですかね?
自分も一応のケモ属性持ちではありますが、やっぱり好みが大きく分かれやすいジャンルですよね…
でも海外作品は翻訳して自分好みの言葉に修正する作業が一番興奮するという気持ちは分かるかもw


359 : やなっき :2015/01/28(水) 01:39:33 CX5qi7qg0
 そうして、罰ゲーム開始から5分が経過しようとしていた、その時だった。

ラビィ「さて、そろそろ私も罰ゲームに……」

???「……そこまでだナ」

ラビィ「!?」

 今にも勇者をくすぐろうとしていたラビィの背後に突然レイが姿を現した。

レイ「いい加減勇者を返してもらうゾ」

 レイは早足でラビィ達に近付く。心なしか気が立っているように見えた。
 一方のラビィは勇者をより一層強く抱き締め、シャロンは勇者から離れて、レイの行く手を遮ろうとする。

シャロン「ふふふー……勇者は渡さないよー♪」

ラビィ「……シャロンさん、カレンさん。ここはお願いします」

シャロン「任せといてー……♪」

ラビィ「それでは……勇者様、行きましょうか」

勇者「えっ……行くってどこに」

 勇者が行き先を尋ね終える前に、勇者とラビィの周囲を木の根のようなものが取り囲んでいき……その根が引っ込んだ時には2人の姿は消えており、代わりにカレンが姿を現した。

レイ(ラビィと勇者は外へ逃がされた力……)

 レイは目の前の2人の魔物をじっと見据えながら、考えを巡らせる。早いところ勇者達を追いかけてもいいが、そうしたところでシャロンとカレンは追ってくるだろう。それなら、ここで相手をしておいてもいいかもしれない。

シャロン「カレン、私が前に出るから、後方支援はよろしくね……」

カレン「は、はいっ!」

 シャロンの言葉に従い、カレンはシャロンの背後に回る。

シャロン「ふふ、行くよー……♪」

 シャロンは自らの身体を石化していく。ガーゴイルの戦闘態勢だ。

レイ「……やる気力?」

シャロン「ベルフェゴール様の命令だからねー……手加減はできないよー?」

レイ「そう力……仕方ないナ」

 レイもまた、手に魔力を集中させ、戦闘態勢に入る。

シャロン「ふふ、何の魔法を使うつもりかは知らないけど、石化状態の私に魔法攻撃は通用しないよー?」

 しかし、シャロンは余裕綽々だ。それも当然だろう。彼女の言う通り、石化したガーゴイルには一切の魔法攻撃が通用しないのだから。
 だが、そんなことはレイもわかっていた。

レイ「……ふんッ!」

 レイは魔力を集中させた右手で握り拳を作り、思いっきり床を殴りつける。すると、その衝撃で床は大きく凹み、周りには大きなひびが入っていた。

レイ「魔法攻撃が効かないなら、物理攻撃を仕掛ければいイ。違う力?」

シャロン「………………」

 しばしの沈黙。そして、

シャロン「……カレン」

カレン「は、はい?」

シャロン「交代しよう。私じゃあいつには勝てそうもないや……」

カレン「えっ……えぇ???!?」

 シャロンはレイとの実力差を悟ったのか、石化を解くと、すごすごとカレンの後ろに隠れてしまった。

カレン「う、うう……レイさん……」

 怯えた様子でレイの顔色を伺うカレン。それに対して、レイは無表情でこう言ったのだった。

レイ「……燃やされるのと、凍らされるのとでは、どちらがお好みダ?」

カレン「ひぃ!? ご、ごめんなさい! ごめんなさい! 降参します、降参しますからぁ!」

 レイの脅しに屈したカレンはその場に座り込む。土下座しかねない勢いだ。

レイ「やれやレ……もういい、ここで大人しくしてるなり、城に戻るなり好きにしロ。ただし、また邪魔するようなら、次は容赦しないからナ」

シャロン・カレン「「はい……」」

 ……シャロンとカレン、ここでリタイアである。


360 : やなっき :2015/01/28(水) 01:41:23 CX5qi7qg0
エピソード?はまもなく完結となりますが、その前に勇者を捕らえていた4人のモン娘のキャラ紹介をどうぞ。

○ラビィ
 カーバンクルの少女。ベルフェゴールの命で勇者を捕らえている。ポニーテールに結った紫色の長い髪と、白いうさ耳、バニーガール風の衣装が特徴。見た目年齢はライラやピコより少し年上で、慎重も2人より高い。胸のサイズはライラ>ラビィ>>>ピコ。
 一見すると、礼儀正しく、心優しい少女に思えるが、内心では人間を強く憎んでいる。実はカーバンクルという種族は額に美しい赤い宝石を持っており、それが高く売れるという理由で人間に狩られ続け、今やその個体数は非常に少なくなっている。ラビィが人間を嫌うのもこのためである。ちなみに、彼女も当然額に宝石を持つが、普段は髪で隠している。
 単独での戦闘能力は低いが、補助魔法の使い手であり、他の魔物と組むことで真価を発揮する。対象の視界を闇に閉ざす「ブラインド」や、防御力を低下させる「ルイン」、一時的に動きを加速させる「クイックムーブ」などを主に使用するようだ。

○アイリ
 スライムの少女。アオイとシズクの実の姉である。見た目年齢はラビィと同じくらいで、妹達と違いスタイルもいい。
 まだまだ幼い妹達と過ごしてきたためか、大人びており、思慮深い。勇者に対しては、妹達と仲良くしてくれているとして感謝している。
 氷魔法を得意としており、捕らわれの勇者を探しに来た者を足止めする役割を与えられていたが、レイに一蹴されてしまった。

○シャロン
 ガーゴイルの少女。白い肌に赤い瞳、白金色の髪というアルビノの性質を示す。なお、髪型はショートカットである。また、非常に豊かな胸を持っており、魔王城に暮らす魔物の中では一番の巨乳であるらしい。
 サディスティックな性格で、いつも不気味に笑っている。可愛いと評判の勇者をいじめることを誰よりも楽しみにしていた。
 普段は魔王城の防衛を担当しており、高い感知能力と石化能力を持つ。石化中は一切の魔法攻撃が通用しなくなるが、それでもレイには勝てないと悟ったようだ。

○カレン
 ドライアドの少女。セミロングの緑色の髪に、黄緑色のフリフリしたワンピースを着用している。そして、幼児体型である。
 極度の恥ずかしがり屋であり、特に異性との付き合いを苦手としている。勇者のことは嫌いではないが、恥ずかしいのでなるべく顔を合わせないようにしている。
 木の中に特殊な空間を作る能力を持ち、そこに勇者を閉じ込めている。実は植物のつるを操り、相手をくすぐる能力も持っていたが、レイの迫力に圧倒されてしまい、使う機会が与えられなかった。


361 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/29(木) 03:11:15 28C9n/Q20
話をおもしろくなってきたな


362 : くすぐり好きの名無しさん :2015/01/30(金) 03:22:34 B5XM8vV20
え、ちょ、カレンちゃんの出番が…っ!w 勝負もまだ1回戦目なのにまもなく完結って…別の意味でシリアス過ぎるw
レイちゃん、何もそこまで急がずとも、もう少しぐらいはゆっくりしてくれても良いのでは(ry
はてさて、4人の中で最も人間を憎んでいるラビィちゃん、そして彼女に連れ去られた勇者くんの行く末はどうなる事か?


363 : やなっき :2015/02/01(日) 03:01:00 R5vKFMYs0
 その頃、勇者を連れたラビィは森の中の洞窟に身を潜めていた。

ラビィ(今度は『ジャミング』も使ったし、そうそう感知されることはないでしょうね……)

勇者「あ、あのぅ……」

ラビィ「はい? 何ですか、勇者様?」

勇者「その……む、胸が当たって……」

 木の外に出てから、勇者はずっとラビィに抱きかかえられているのだ。そうなると、ラビィの柔らかな胸が絶えず押し付けられるわけで……勇者は恥ずかしさで頭がパンクしそうだった。

ラビィ「……魔物と2人きりだというのに、少しも物怖じしないのですね」

勇者「え?」

 ラビィの呟きは勇者の耳には届かなかったようだ。

ラビィ「いえ、何でもありません。ところで勇者様、勝負がまだ途中でしたよね?」

勇者「えっ……まだ続いてたの?」

ラビィ「はい、もちろんですとも♪」

 そう言われて、ようやく勇者は不安げな表情を見せた。人間嫌いな魔物と2人きりという状況よりも、この後待っているであろうくすぐり責めの方が怖いらしい。

ラビィ(とは言ったものの、次の勝負なんて考えてないんですよね……)

 ラビィの計画では、罰ゲームの最中に必ず勇者を気絶させて、延々と罰ゲームを続けるつもりだったのだが……予想以上に早く見つかってしまい、その計画もダメになってしまった。

ラビィ「………………」

 ふと勇者の顔を見つめてみる。男の子というよりも女の子のような顔立ちはどこか儚げで、その瞳は不安に揺れている。

ラビィ(……どうしてでしょうか。あんなに人間が憎かった筈なのに、なんだかあんまり嫌な気はしませんね)

 追い詰められたこの状況から生じた吊り橋効果のようなものだろうか。それとも、勇者のことを可愛い可愛いと言っていたアイリやシャロンに感化されてしまったのだろうか。自分も変になってしまったのか。

ラビィ「……決めました」

 ラビィはその変な気持ちの正体を確かめるための勝負を考案する。

ラビィ「勇者様、こちらに座ってください」

勇者「う、うん……」

 ラビィは勇者を離すと、洞窟の壁が彼の背もたれになるように勇者を座らせる。そして、自分は……

ラビィ「……んっ」

勇者「えっ……ええっ!?」

 顔がちょうど勇者の胸板に当たるように、彼に抱きついた。

ラビィ「……いいですか、勇者様。この体勢のまま、先に寝てしまった方の負けです。勇者様が勝った場合、私のことを好きにしてくれて構いません。ですが、勇者様が負けてしまわれたら……」

 ラビィはゆっくりと目を瞑る。心臓がドクンドクンと激しく脈を打つ音が聞こえる。これは勇者のものだろうか。それとも、自分のものなのだろうか……?

ラビィ「……勇者様が負けてしまわれたら、勇者様はいつまでも私と一緒にいてください」



 それから、レイが2人を見つけたのはおよそ30分後のことだった。
 そこには、恥ずかしそうに顔を赤める勇者と安らかな寝息を立てているラビィの姿があったという──


364 : やなっき :2015/02/01(日) 03:01:36 R5vKFMYs0
  ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 これは、勇者がラビィとの勝負に臨んでいるのと同じ時間、別の場所でのお話。

少女「ふぅ……流石に疲れてきた……」

 人間の少女、フレイヤはホットマウンテンと呼ばれる火山の山道を登っていた。

フレイヤ(でも、ここで立ち止まるわけにはいかない……こんなところで立ち止まっていたら、いつまで経っても魔王の城には辿り着けない……!)

 フレイヤは自分にそう言い聞かせて、歩を進める。
 彼女の目的はただ1つ。憎き魔王を倒すことだ。

フレイヤ「……ん?」

 しばらく進んだ所に、誰かが倒れているのが見えた。行き倒れだろうか。

フレイヤ(人間……? いや、こいつは……!)

 倒れていたのは、黒髪をツンツンと立たせた男の子だった。目に見える所に外傷はなく、大方、空腹で倒れたというところだろう。
 そして、その頭からは2本の角が飛び出していた。

フレイヤ(魔物だ……!)

 フレイヤは即座に手に持った杖を構える。突然襲われたりしたら困る。すぐに対処できるようにしておかないと……!

  ぐううぅぅ……

 辺りに暢気な音が響き渡る。

フレイヤ「………………」

魔物の少年「うう……お腹空いた……」

フレイヤ「……はあ」



魔物の少年「ありがとうございます! 助かりました!」

 少年はフレイヤの持っていた食料をガツガツと平らげながら、笑顔で礼を言った。
 結局フレイヤは倒れた少年のことを見捨てられず、助けていたのだ。

フレイヤ「はあ……あんた、随分と食べるのね?」

 少年はよっぽどお腹が空いていたのか、かなりの量を食べている。
 まだ魔王城への道のりは長い。手持ちの食料が尽きてしまわなければいいのだが……

魔物の少年「そ、そうですか? 一族の中では小食だとよく言われるのですが……」

フレイヤ「あんた達の基準なんて、人間の私が知るわけないでしょ。それよりあんた、名前は何て言うの?」

魔物の少年「名前ですか? ボクはティアっていいます。これでも一応、竜族なんですよ」

 少年……ティアは柔らかな笑みを浮かべる。
 なお、彼は名前も顔つきも女の子のようだが、れっきとした男の子である。

フレイヤ「そう、ティアね。私はフレイヤ。いきなりだけど、あんた、私に協力しなさい」

ティア「はい! フレイヤさんは命の恩人ですから、何だって協力しますよ! それで、ボクは何をすればいいんですか?」

フレイヤ「魔王を倒すのを手伝いなさい」

ティア「わかりました! 魔王様を……って、ええっ!?」

 ティアは驚きのあまり、手に持っていた肉を落とした。貴重な食料なのに、もったいない。

フレイヤ「何? 私は命の恩人なんでしょ? 断るっていうの?」

ティア「だ、だって魔王様はボク達の王様だし……そんなこと……」

フレイヤ「そう……それなら、こっちにも考えがあるわ」

 そう言って、フレイヤは立ち上がり、杖を構える。

フレイヤ「……『マジックハンド』!」

 そして、彼女が呪文を唱えると同時に、空中に4つの手が出現し、ティアの四肢を取り押さえる。

ティア「な、何を……っ!?」

フレイヤ「ティア、これが最後のチャンスよ。私に協力してくれるよね?」

ティア「ぼ、ボクだってお礼はしたいですけど……魔王様と戦うのはちょっと……」

フレイヤ「そう……仕方ないわね」

 フレイヤは杖を置くと、すべすべの手袋に包まれた指をワキワキと動かし始める。

フレイヤ「嫌でも協力してもらうわよ、ティア……♪」


365 : やなっき :2015/02/01(日) 03:05:06 R5vKFMYs0
今夜はここまで。
出てきそうな疑問に少しだけ答えておきます。

Q.カレンの出番はもうないの?
A.ありまぁす。

Q.ラビィ、突然デレすぎじゃない?
A.実はちゃんと理由があります。まだ秘密なので、予想してみてください。

Q.結局、レイって何者?
A.もうすぐわかりますよ。


366 : 名無し :2015/02/01(日) 04:38:54 by7yAE520

フレイヤきたぁ!

まさかの人間が魔物を蹂躙する流れwww
更新楽しみにしております!


367 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/02(月) 02:20:39 w4N6nKqM0
ラビィちゃんのデレ来たぁ!フレイヤちゃん/ティアくん来たぁっ!そしてカレンちゃんの出番フラグ来たぁーっ!!w
いやぁ、最近シリアス続きだっただけに今回は反動で嬉しい事の連続ですねw 

疑問の答えかぁ…現段階での自分の予想だと、レイちゃんが何者かというと rec*ne*fnam*owda*ed で、
ラビィちゃんが早くもデレたのは name*varb*gn*iref*fus に ereh*psom*taetang*octsol を感じたから、
そしてそれが意味する物は slrig*re*tsno*md*naeh が実は rot*sec*nae*mase*ht だという真実、かな?
でもそれはそれでまた新たな疑問点が山ほど出てきてしまうしなぁ…ストーリーで明かされる時が楽しみですw


368 : やなっき :2015/02/04(水) 02:01:20 SthMp8KI0
フレイヤ「こちょこちょこちょこちょ……」

ティア「ひっ! や、やめ……あははははっ!!」

 フレイヤはティアの服を捲り、剥き出しになったお腹をくすぐっていた。白い手袋に包まれた繊細な10本の指がティアの肌を滑らかに這い回り、耐え難いくすぐったさを生み出していく。

フレイヤ「ふぅん……あんた、くすぐり弱いんだ?」

ティア「あはははは! そ、そうです!! 弱いです、弱いですからあああ!!」

 大きな笑い声を上げるティアを見て、フレイヤもまた笑みを浮かべる。魔物とはいえ、幼い男の子を傷つけるのは忍びなく、痛みに代わる拷問の手段として、思いつきでくすぐってみたのだが……それが功を奏したようだ。

フレイヤ「やめてほしいの?」

ティア「は、はい!」

フレイヤ「なら、私に協力してくれる?」

ティア「そ、それは……」

フレイヤ「………………」

 言葉を詰まらせたティアを見て、フレイヤは指をさらに素早く、激しく動かし始める。

ティア「ひゃあああっ!?」

フレイヤ「ほら、早く答えなさい! 私に協力するか、ここで笑い死ぬか、2つに1つよ!?」

ティア「し、しますううう!! 協力しますううううう!!」

フレイヤ「……よし!」

 ティアの答えを聞くと、フレイヤは満足したのか、くすぐりをやめる。しかし、彼女の召喚した「マジックハンド」は依然としてティアの四肢を掴んでおり、ティアは気が気でなかった。。

ティア「はあ、はあ……あのー、フレイヤさん?」

フレイヤ「何?」

ティア「これ、離してもらえませんか……?」

フレイヤ「ああ……はい、これでいいかしら?」

 フレイヤが指を鳴らすと、4つの手は煙のように消えていった。

ティア「ありがとうございます」

フレイヤ「いえいえ、どういたしまして」

ティア(……あれ? 思わずお礼言っちゃったけど、感謝するようなことだったかな……?)

 ティアは自分の言動に疑問を抱き、首を傾げる。

フレイヤ「……ティア、何ボーッとしてるの。置いてくわよ?」

ティア「あっ、待ってくださいよ〜!」

 気がつくと、フレイヤは1人で歩き出している。
 ティアは慌ててその後を追って、走り出した──

  ◇ ◆ ◇ ◆ ◇


369 : やなっき :2015/02/04(水) 02:04:57 SthMp8KI0
フレイヤとティアのキャラ紹介です。

○フレイヤ
 15歳の人間の女の子。腰まで伸びた赤色の髪が特徴の魔法使い。胸は小さく、そのことを指摘されるとキレる。ピコと違って、全くないわけではないので注意。
 誰にでも分け隔てなく優しい性格であったが、ある事件をきっかけに心を閉ざしてしまう。それと同時に、魔王の討伐を目指すようになり、現在は魔王城を目指して旅をしている。
 炎属性の攻撃呪文を得意としているが、補助呪文も簡単なものなら扱える。

○ティア
 竜族の男の子。ツンツンと逆立った黒髪と、そこに混じって生えた2本の角が特徴。見た目年齢は10歳ぐらい。実年齢は不明だが、一族の中ではまだまだ幼い方らしい。
 その幼さ故か、純粋で他者を疑うことを知らない。くすぐりは大の苦手。
 戦闘経験は皆無だが、竜族ということもあり、潜在能力は計り知れない。その秘められた力が開花する日は果たして来るのだろうか?


次回はまた本編に戻ります。
「エピソードⅥ・白衣の天使は緑の妖精達」
乞うご期待!


370 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/05(木) 00:33:42 gichLeNw0
スベスベ手袋を嵌めた美少女の手が悪戯っぽくこちょこちょ這い回ってくるイメージ大好きですw
フレイヤちゃんとティアくんも良いコンビになりそうw 今後の活躍にもエピソードⅥにも期待ですね!


371 : やなっき :2015/02/08(日) 01:18:30 jlPZCHE20
  ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 勇者がベルフェゴールによって攫われ、それをレイが助け出したその日の夜……

ベルフェゴール「やあ、待ってたよ」

レイ「……ベルフェゴール様」

 レイはベルフェゴールに呼び出され、2人は中庭で対峙していた。

ベルフェゴール「勇者の監視役のゴースト……確か名前はレイだったかな? お前に訊きたいことがあるんだ」

レイ「……何でしょう力?」

ベルフェゴール「単刀直入に訊くよ。お前……マンモン、でしょ?」

レイ「………………」

 ベルフェゴールが口にした名前、マンモン。それはかつての魔王軍六幹部の1人であり、魔王の暗殺を目論んだことで、ベルフェゴールによって始末された魔物の名であった。

レイ「……冗談はよしてくださイ。マンモンは既に死んでいるのでしょウ? それなのに、どうして私が……」

ベルフェゴール「うん、そこなんだよね。そこだけはボクにもわからないんだ」

レイ「…………?」

ベルフェゴール「あいつはボクが確かにこの手で始末した……それなのに、お前はどうやって復活したのかな?」

レイ「ですから、私は……」

ベルフェゴール「お前の能力」

 反論しようとするレイの言葉を遮るようにして、ベルフェゴールは説明を始める。

ベルフェゴール「ゼブブをあっさりと倒す程の氷魔法に、アイリを倒した風の刃と電撃、魔力を用いた怪力、そして木の中に入り込むドライアドの能力……聞いた話によると、お前の能力はこんなところかな?」

レイ「………………」

ベルフェゴール「でも、おかしいよね? ただのゴーストがこんなに色んな能力を使える筈がないもん。というか、ボクでも無理だよ」

レイ「………………」

 レイは相変わらずの無表情のまま、何も言わないでいた。それはもしかしたら諦めのようなものだったのかもしれない。

ベルフェゴール「だけどさ、ボクの知る限り、そんなことをできる奴が1人だけいるんだよね……で、改めて訊くよ。お前、マンモンなんでしょ?」

レイ「……ふふふ」

 レイは俯いて、笑い声を漏らし始める。

レイ?「ふふふ、あははははっ! 流石だよ、ベルフェゴール! 私の正体に気付くとしたら、お前だと思っていたさ!」

ベルフェゴール「やっぱりお前は……」

レイ?「正解だよ、ベルフェゴール!」

 レイが高らかにそう叫ぶと同時に、彼女の周囲に吹雪が巻き起こる。そして、吹雪が晴れた後、そこに立っていたのはレイではなく……

???「ふふふ、この姿になるのも久し振りだな」

 氷の鎧を纏った、銀髪碧眼の美少女……元魔王軍六幹部、マンモンだった。


372 : やなっき :2015/02/08(日) 01:19:41 jlPZCHE20
ベルフェゴール「……てりゃっ!」

 マンモンがその本来の姿を現すと同時に、ベルフェゴールは跳び蹴りを繰り出す。

マンモン「おっと」

 しかし、マンモンはそれをひらりと避わした。

マンモン「ふん、久し振りの再会だというのに、ご挨拶だな」

ベルフェゴール「……言っておくけど」

 着地したベルフェゴールは続けて回し蹴りを放つ。が、マンモンはこれも避けた。

ベルフェゴール「裏切り者と仲良くするつもりはないよ、マンモン。それにボクは眠たいんだ。だから……」

 ベルフェゴールは地面に両手をつける。すると、地面から土でてきた巨大な2つの手が生えて、マンモンを勢いよく押し潰した。

ベルフェゴール「……さっさと終わらせたいんだけど」

マンモン「まあ、無理だろうな」

 押し潰された筈のマンモンは手をすり抜けて現れる。本来の姿になっても、ゴーストの能力は健在のようだ。

マンモン「前の戦いでも言わなかったか? お前に私は殺せない」

ベルフェゴール「さあ? 記憶にないね。お前の方こそ、ボクに勝てると思ってるの?」

マンモン「ああ、もちろんだ……と、言いたいところだが」

 マンモンはふわりと宙に浮く。

マンモン「私も前の戦いで学んだことがあってな。お前は私には勝てないが……私もまた、お前には勝てない」

ベルフェゴール「……ふぅん? 何が言いたいのかな?」

マンモン「さあ? 何が言いたいんだろうな?」

 マンモンは肩をすくめて見せる。その言動は、ベルフェゴールのことをからかっているようにも見えた。

マンモン「ただ、今ここで私達が争っても無意味なのは確かだ。だから……」

 突如マンモンの身体が光に包まれる。これは……

ベルフェゴール(……転移魔法! 逃げる気か!)

 ベルフェゴールは地面から生えた土の手を操り、マンモンを捕らえようとする。しかし……

マンモン「さらばだ、ベルフェゴール! また会う時を楽しみにしているぞ!」

 手は虚しく空を切り……マンモンの身体を捉えることはなかった。

  ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


373 : やなっき :2015/02/08(日) 01:20:38 jlPZCHE20
〜エピソードⅥ・白衣の天使は緑の妖精達〜

 翌日……

勇者「……げほっ、げほっ!」

 顔色の悪い勇者はベッドに横になり、咳をしていた。

ライラ「は、ハンナ! 勇者サマの具合はどうなの!?」

ハンナ「うーん?」

 取り乱した様子のライラは、セミロングの金髪に花の形をした髪飾りを付け、明るい緑色のワンピースを着た少女、ハンナに勇者の具合を尋ねる。ハンナはアルラウネという妖精の一種であり、医療能力に長けていた。

アオイ「勇者くん、死んじゃったりしない!?」

シズク「大丈夫だよね!? ねえ!?」

ハンナ「うーん……」

 ハンナは何も答えずに、勇者のおでこに手を当て、首を傾げる。

ピコ「勇者、苦しそう、です……」

ラビィ「ごめんなさい、勇者様……昨日、私が服も着せずに連れ出したばっかりに……」

 ピコと何故か部屋にいるラビィは勇者を心配そうな面持ちで見つめている。

ハンナ「……これは!!」

 ハンナは何かに気がついたらしく、カッと目を見開いた。

ライラ「! 何!? 何なの!?」

 そのリアクションに、一同は息を呑む。しかし、ハンナは……

ハンナ「……ただの風邪ですねぇ」

 呑気にそう答えた。

ハンナ「2、3日安静にしていればすぐ治るでしょう」

ライラ「そ、そう。それはよかったんだけど、あんたねぇ……」

ピコ「……おどかさないでほしい、です」

ハンナ「? 私、何かしましたぁ?」

 ハンナは不思議そうに首を傾げる。周囲の安堵したような、呆れたような反応の理由が本気でわかっていないらしい。

アオイ「でも、2、3日は勇者くんと遊べないのかぁ……」

シズク「もっと早く治す方法ないのかなぁ……」

ハンナ「……ありますよぉ?」

一同「「「「「え?」」」」」


374 : やなっき :2015/02/08(日) 01:27:21 jlPZCHE20
今夜はここまでです。
ついにレイ=マンモンが正体を現しました。彼女の言葉の真意とは…?
そして、アルラウネのハンナも登場。以前に名前は出ていたのですが、覚えてますか?

以下、彼女のキャラ紹介です。

○ハンナ
 花の妖精、アルラウネの少女。ウェーブのかかったセミロングの金髪に花の形をした髪飾り、明るい緑色のワンピースが特徴。身体の凹凸は少ない。また、足首から下は巨大な花と一体化しており、その姿はまるで花の中央に生えた雌しべのようである。
 おっとりした性格で、どこか周囲とずれている。ただし、やるべきことはちゃんとやるので、人望は厚い。植物の世話が大好きで、普段は魔王城の庭の手入れをしているが、具合の悪い勇者を看るために呼び出された。
 彼女の種族であるアルラウネは妖精としてはかなりの大型であり、人間と大きさはそう変わらない。医療能力が極めて高く、回復魔法を使いこなす他、彼女達の分泌する蜜にはあらゆる病を治す効果があるとされる。木の妖精であるドライアドとは仲が良い。


375 : 名無し :2015/02/08(日) 13:13:07 6JcyeHy20
ショタが可愛い女子校生達に捕まりお風呂に連れてかれる。
そして最初は石鹸のついた手で女子全員で乳首だけを指でチョイチョイしたりこちょこちょ、クリクリしてアソコを勃たせながら笑わせる。
次に足からどんどん上にいって全員同じとこをくすぐる。
さいごは全部を女子達がバラバラでくすぐる
そんなシチュ書いてほしいよー


376 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/08(日) 13:35:37 vkAFl3cY0
女子高生A「ショタを捕まえたぞ風呂場に拉致れー」

ショタ「きゃーたすけてー」

女子高生B「乳首をくすぐってやるー」

ショタ「あはははは」

女子高生C「足もふともももやってやれー」

ショタ「あっはっは」

女子高生D「全身くすぐっちゃえー」

ショタ「ふはははは」

はい書いたぞ


377 : 名無し :2015/02/08(日) 18:12:18 Aldw44.A0
376<楽しいか?んな適当に投稿してそのうち叩かれて消えるんだろうけどな
375<も要望ながいよ〜忙しい人もいるからそこもかんがえてね〜


378 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/08(日) 18:24:04 1GMgLDm20
レイちゃん改めマンモンちゃん、死んで魂だけになったから今は幽霊姿なんだろうと予想してたけど早速ハズレてたっぽいw
そしてハンナちゃん初登場!以前アオイちゃんシズクちゃんと初めて会う前に名前が出ていた中庭管理の担当さんですよね
今度はちょっとズレた天然っ子かぁ、みんな個性があって可愛いのぅw 早く治す方法というのがどんな事なのか楽しみです!

>>376
乙ですw まるで読み終わるまで10秒ぐらいしか経っていなかったかのような、テンポが良くてスピード感に溢れた怒涛の展開でしたねw


379 : やなっき :2015/02/09(月) 02:42:32 F7sNfWng0
ハンナ「私達、アルラウネの蜜を使えば、どんな病気もイチコロですよぉ」

ライラ「蜜? ……そういえば、聞いたことがあるわね」

 アルラウネの蜜は万病に対する薬となる……魔物達の間ではそれなりに有名な話であった。

シズク「じゃあそれを使えば……!」

ハンナ「はい〜、勇者様の風邪もすぐ治っちゃいますよぉ。でも……」

アオイ「でも?」

ハンナ「アルラウネの蜜には問題も多いのですよぉ。ですから、蜜を使うのであれば、皆さんにも少し協力してもらいたいのですが……どうしますかぁ?」

 ハンナはニコニコ顔で皆の顔を見回した。

ラビィ「……何をすればよろしいのですか?」

ハンナ「……それはつまり、蜜を使うということでいいんですねぇ?」

 ハンナの問いかけに、5人は頷く。

ハンナ「わかりましたぁ。では、準備がありますので、少々お待ちくださいねぇ」

 そう言って、ハンナは部屋から出ていった。
 それから数分後……

ハンナ「はーい、これがアルラウネの蜜です」

 ハンナは蜜の入った大きな瓶を持ち、彼女の友人であるドライアドのカレンを連れて戻ってきた。

ラビィ「……って、どうしてカレンさんがここに?」

カレン「えっと……私にもよくわからないです……」

ハンナ「カレンちゃんにも協力してもらいたいんですよぉ。触手の出せるカレンさんなら、作業が早いと思いますから……」

カレン「作業? ハンナちゃん、何をするつもりなの?」

ハンナ「これから勇者様の身体にこの蜜を塗ります」

 ハンナはベッド脇のテーブルに蜜の入った瓶を置き、蓋を開く。ふわっと花のような甘い香りが部屋中に広がった。

ハンナ「この蜜は肌に塗ることで薬としての効果を発揮します。できるだけ全身にくまなく、そして素早く塗ってくださいねぇ。でないと……大変なことになっちゃうかもですよぉ?」

 ハンナは怪しげな笑みを浮かべながら、一同の顔を見回す。それから、瓶に入った蜜を順番に皆の手に垂らしていき、皆は蜜を勇者の身体に塗り始める。

 ……この時、この蜜があんな珍事を巻き起こすなんて、誰も予想していなかった。


380 : やなっき :2015/02/09(月) 02:44:18 F7sNfWng0
勇者「ううん……あれ……?」

 それからしばらくして、勇者は目を覚ました。また服が脱がされているのと、全身がやけにヌルヌルしているのが気になるが、熱は引いたようだ……

??1「あはっ♪ 目を覚ましたみたいだよ♪」

??2「縛っちゃえ、縛っちゃえ♪」

??3「そ〜れっ♪」

勇者「!? うわぁっ!?」

 何者かの伸ばした蔓のような触手が手足に絡みつき、勇者の動きを封じる。勇者は何が起きているのかわからず、周囲を見回した。

カレン「あははっ♪ 勇者さん、つ〜かま〜えた♪」

ピコ「勇者、かわいいですぅ♪ あはははっ♪」

勇者「えっ……? 何、何なの?」

 勇者は女の子達に取り囲まれていることに気付く。ライラ、アオイ、シズク、ピコの同居人4人組に加え、昨日知り合ったラビィとカレン。それから、見知らぬ金髪の少女。7人の少女が、手足を縛られてベッドに寝転がる勇者を見下ろし、楽しそうに笑っている。何だか様子がおかしい……

ラビィ「勇者様ぁ、変な顔してるよぉ?」

 顔を火照らせたラビィがうっとりとした顔で勇者の頬をつつく。口調が昨日会った時と違う気がした。

ライラ「笑った方が可愛いよぉ、勇者サマぁ♪」

 次に口を開いたのはライラだ。こちらも顔を火照らせており、口調も崩れていた。

ハンナ「ねえねえ、みんなで笑わせちゃおうよぉ♪」

7人「「「「「「「さんせ〜い♪」」」」」」」

勇者「ひっ……!? ま、待ってきゃはははははははははは!!!」

 7人の手が一斉に勇者の身体へと伸び、70本の指がヌルヌルとなった勇者の身体を這い回る!

7人「「「「「「「こちょこちょこちょこちょこちょ♪」」」」」」」

勇者「あはははははははっ!! や、やめえええへへへへへ!!」

 その破壊力は、今まで体験してきた数多くのくすぐり責めの中でもトップクラスであった。何か液体のようなものでヌルヌルとなった勇者の身体と少女達の手の間に摩擦抵抗は殆ど生じず、それが強烈なくすぐったさの一因となっていた。

アオイ「あははぁ♪ やっぱり勇者くんには笑顔が似合うねっ♪」

シズク「もっともっと、い〜っぱい笑わせてあげるからねっ♪」

勇者「きゃははははは!! やだあああああ!!!」

 どんなに笑い転げようとも、手足の拘束が解けることはない。少女達の手の動きも止まることはない。

 ……一体、少女達の身に何があったのだろうか?


381 : 名無し :2015/02/09(月) 05:56:47 nAVH946M0
素晴らしいね!女の子の指って細長くてスベスベなのにさらにヌルヌルしたらくすぐったいな
やっぱ定番は脇の下と足の指の間、脇腹かな?
乳首も弄られると超くすぐったいけど


382 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/10(火) 02:43:11 Er53WWQY0
か、風邪をひいただけなのに、何という羨ましい状況に陥ってるんだ…っ!
…よし、ちょっと自分も裸で外をうろついて風邪ひいてきまs(
アルラウネの蜜、どうやらただの便利な万能薬という訳でもないみたいですねw
発情美少女7人掛かりの全身ヌルヌルくすぐり地獄、これは期待せざるを得ないw


383 : やなっき :2015/02/12(木) 01:30:48 TKuAo/dI0
『あははぁ♪ やっぱり勇者くんには笑顔が似合うねっ♪』
『もっともっと、い〜っぱい笑わせてあげるからねっ♪』

 所変わって、ここは魔王の間。
 魔王とアスモデウスはいつものように、魔法の水晶で勇者の様子を眺めていた。

魔王「うわぁ……あんなに激しく……っ」

アスモデウス「うふふ、ルーちゃん、顔真っ赤にして可愛い♪」

魔王「う、うるさいぞ、アス! ……ところでこれは大丈夫なのか? 間違って勇者の命を奪ったりしないだろうな?」

アスモデウス「さあ……私もアルラウネの蜜にはあまり詳しくないから……そういうことに詳しいのは……」

 アスモデウスは暇そうに床に座っているベルゼブブを見やる。

アスモデウス「どうなの、ゼブブ?」

ベルゼブブ「ん? なぁに?」

アスモデウス「アルラウネの蜜を勇者に塗ってた娘達がなんかおかしくなってるんだけど……」

ベルゼブブ「ふぅん……それは多分酔っ払ってるだけよ」

 ベルゼブブは足をパタパタと動かしながら説明する。

ベルゼブブ「アルラウネの蜜は確かに万能薬ではあるのだけれど、健康な魔物には刺激が強すぎるのね。少量なら問題ないけれど、いっぱい吸収しちゃうともうダメ。個体差はあるけど、大体の魔物は酔っ払っちゃうわ」

アスモデウス「なるほどねぇ……」

ベルゼブブ「だからまあ、危険かどうかはあの娘達次第ね。種族も年齢も関係なし。酔う奴は酔うし、酔わない奴は酔わないわ。酔い方も人によって違うしね」

アスモデウス「そこだけ聞くと、まるでお酒ね……」

 さて、勇者ハーレムの面々+αは果たしてどのように酔うのだろうか?


384 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/12(木) 03:22:18 Pm2MJCzE0
安定の純情ルーちゃんw こういう姿からは悪い子に見えないんだけどなぁ…
そしてみんなはアルラウネの蜜で酔っ払ってしまっていたんですね
みんなの色々な酔い方、絡み方が見られそうで楽しみですw


385 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/13(金) 21:19:52 uV0OQ1LA0
明日はバレンタイン、恋する女の子達が意中の男の子に心を込めて(コ)チョコ(チョ)をプレゼントする日ですね!

勇者くんのように純真で可愛くてモテモテなショタっ子とかが、そんな彼の事を愛してやまない美少女達に拉致監禁され、
液状チョコレートを塗りたくったプニプニのカラダのあんな所やこんな所をムリヤリ口元に擦り付けられて舐めさせられ味わわされ、
同時にチョコでヌルヌルテカテカになった細くて可愛らしい手が一斉にチョコチョコチョコ〜♪と這い回って笑顔にしてあげる訳ですよねw
そして来月のホワイトデーと呼ばれる日になればチョコを味わわせてくれた美少女達全員に「お返し」と称され再び拉致監禁され、
今度は男の子からの真っ白な美味しい贈り物をたっぷり御馳走させて皆幸せ幸せ〜っというハートフルなイベントなんですね!w


…ま、自分には関係無いけどさ…


386 : やなっき :2015/02/18(水) 01:22:10 zq7YsFaA0
〜ライラ・ラビィの場合〜

 分裂した状態のベルゼブブを除くと、過去最高の7人もの美少女にくすぐられる勇者。くすぐりに弱い彼のことだから、大きな笑い声を上げていることは容易に想像できよう。しかし、

勇者「んんっ……んぅ……!」

 何も考えられなくなるくらいくすぐったい筈なのに、勇者はくぐもった笑い声を上げるのみであった。

ライラ「勇者サマぁ、こっち向いてよぉ〜……」

ラビィ「勇者様、こっちもこっちもぉ……!」

 それというのも、この2人が原因である。早々に服を脱ぎ捨てた2人は寝転がる勇者の頭の左右に陣取り、その豊かな乳房で勇者の顔を埋め尽くし、首筋や腋の下、胸元に手を這わせていた。

ラビィ「勇者様ぁ、私のおっぱい吸ってぇ♪」

ライラ「あー! ラビィずるいー! 勇者サマ、こっちもぉ!」

 その上で2人はそんなことを要求してくる。抵抗する術を持たない勇者は言われるがまま、彼女達の胸の先端部分に吸いつくのだが、1つ問題があった。

ラビィ「んっ……あはっ♪ 勇者様、赤ちゃんみたい♪」

ライラ「もうっ! 勇者サマぁ! こっち見てくれないと、こうだよぉ! こちょこちょこちょこちょ……」

勇者「んんぅっ……!」

 勇者の口は勿論1つしかない。それに対して、相手は2人。そうなると、当然放置される側が出てくるわけで……放置された側はその手の動きを激化させてくるのである。

ライラ「ほらほらぁ、勇者サマ、腋の下弱いもんね? 我慢できないでしょ〜? こちょこちょこちょこちょ……」

勇者「んっ……くふっ……ふぅっ……!」

 ライラのくすぐり攻撃に耐えられず、ラビィの胸から口を離す勇者。そのままライラの方を向こうと、肌色のクッションの間で首を動かすが……

勇者「んひゃんっ!?」

ラビィ「勇者様、離れちゃやだぁ……」

 それをラビィが黙って見過ごすわけがない。勇者の胸板をこちょこちょとくすぐったり、乳首の周りに円を描くように指でなぞったり、乳首を摘まんでくにくにと弄んだり……快感とくすぐったさの入り混じる刺激が勇者を襲う。

ラビィ「ちゃんと吸わないと、大きくなれないよー……? こちょこちょ……」

ライラ「独り占めしちゃダメー! 勇者サマ、こっち向いてよぉ! こしょこしょ……」

 ……エッチなくすぐり責めはまだまだ続く。


387 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/18(水) 23:45:57 drRZgSJw0
お待ちしておりました!ライラちゃん&ラビィちゃんのダブルおっぱい責め、
柔らかそうだし美味しそうだし気持ち良さそうだしで勇者くんが羨ましい限りですw
まだまだ続くというモン娘達のエッチなくすぐり責めにも期待が高まりますね


388 : やなっき :2015/02/19(木) 02:29:24 0uOrKhlg0
〜シズク・ピコの場合〜

 ライラとラビィが主に勇者の上半身を担当している一方、シズクとピコの2人は勇者の下半身、とりわけ腰回りを担当していた。

シズク「んっ……じゅるっ……ゆうひゃふぅん、おいひいよぉ……♪」

 シズクは勇者の足の間に座り込み、ぷるぷるの手と細長く伸ばした無数の触手で勇者の太ももをくすぐっている。さらに口には勇者の玉袋を含み、触手同様自在に形を変える舌を使ってぺろぺろ、こちょこちょと舐め回していた。

ピコ「あははぁ♪ 勇者のここ、ビクビクしてるですぅ♪ ぺろぺろ……♪」

 ピコはというと勇者の上腹部に腰を下ろし、わき腹をこちょこちょとくすぐりながら、いきり立った勇者のおちん○んの先端部分を舌でちろちろと舐めていた。彼女の方も興奮しているのか、溢れ出した愛液が勇者のお腹を濡らしていく。

シズク「ゆうひゃくぅん、ひほひい〜い……?」

ピコ「白いおしっこ、出したいですかぁ〜? ぺろぺろぺろ……♪」

 勇者に快楽を与えるだけでなく、自分達も快楽を得ようとしている上半身担当の2人と違い、この2人は徹底的に勇者を責め続けていた。もともとSっ気のあった2人だ、その本質は変わっていないのかもしれない。

ピコ「イきたいなら、イきたいってちゃんと言わなきゃダメですよぉ♪」

 ただ、勇者をイかせることに関しては2人とも乗り気ではなかった。今現在、勇者は2人がかりのおっぱいサンドイッチを味わっており、まともに返事をすることもできずにいる。そもそも下半身担当の2人の言葉が耳に届いているかも怪しい。それなのに、

シズク「ぷはっ! ……返事がないってことはぁ、イきたくないのかなぁ?」

 2人は勇者が返事をするまで、イかせないつもりなのだ。おちん○んを咥え込んだり、手でしごいたりすることはなく、ひたすら先端や玉の方だけを責め続ける。弱めの刺激で絶頂に達するギリギリの所まで責め続け、場合によっては根元を押さえてでも射精を止める。彼女達らしい、意地悪なやり方だ。

シズク「ねぇ〜、何か言ってよぉ〜……こちょこちょこちょ……♪」

ピコ「返事もできない悪い子にはお仕置きですよぉ? こちょこちょこちょこちょ……♪」

 そこに加えての激しいくすぐり攻撃。蜜でぬるぬるになった勇者の身体を細いすべすべの指が、ぷるぷるの触手が目まぐるしく這い回る。寸止めを繰り返すおちん○んへの攻撃と違い、こちらには一切の容赦がなかった。

ピコ「ほぉら、こっちも再開するですよぉ? ちゅっ……」

シズク「返事をしない勇者くんが悪いんだからねっ! ちゅう……」

 手の動きを緩めることなく、ピコはおちん○んの先端に、シズクは玉袋に口付けをする。そして、

シズク「ぺろぺろ……♪」

ピコ「れろれろ……♪」

 再び勇者を寸止め地獄へと誘うのだった……


389 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/19(木) 03:19:38 1.97Jhs20
シズクちゃんとピコちゃん、勇者くんが返事できない状態だと分かってて
それでも返事があるまで寸止めくすぐり責めだとか、そそる程のSっぷりですねw
これでいざイカされたとしたら、一体どれ程の快楽が勇者くんを襲うのか…ゴクリ


390 : ななし :2015/02/19(木) 06:31:10 vX.h5C.Q0
乳首こちょこちょ責めとは素晴らしい!
全員で同んなじところを複数の手で責めまくるシチュもいいなぁw
ヌルヌルの手で


391 : やなっき :2015/02/22(日) 02:47:52 tOobEiGI0
〜アオイ・カレンの場合〜

 おっぱいで顔を覆い隠し、胸や腋の下をくすぐるライラとラビィ。
 寸止めを繰り返しながら、腹や太ももをくすぐるシズクとピコ。
 さて、残った膝下……すなわちふくらはぎや足の裏をくすぐっているのは……

アオイ「こちょこちょこちょ……もみもみ……♪」

カレン「ふふ、こちょこちょこちょこちょ……♪」

 この2人、アオイとカレンである。

アオイ「ほぉら、勇者くぅん♪ マッサージだよ〜♪ こしょこしょ、つんつん……♪」

 アオイはシズクと背中合わせに勇者の足の間に座り込み、勇者のふくらはぎをぷるぷるの手でくすぐっていた。ただ5本の指でこちょこちょとくすぐるだけでなく、人差し指でそっと肌をなぞったり、ツンツンとつついてみたり、時には触手も使ってみたり……刺激に慣れてしまわないよう、多彩な攻撃を仕掛けていた。

カレン「ねえ、くすぐったい? くすぐったいよねぇ? こちょこちょこちょ……♪」

 残った足の裏を担当しているのはカレンだ。すべすべの細い指を細かく動かし、勇者の足の裏を徹底的にこちょこちょとくすぐっている。普段の恥ずかしがり屋な彼女からは考えられない程、積極的にくすぐり続けている。アルラウネの蜜による影響が一番顕著に現れていた。
 また、どこからともなく植物の蔓を出現させ、瞬く間に勇者の四肢を縛り上げたのもカレンである。今尚勇者に絡みつく蔓は彼女の手足も同然であり、それぞれがまるで独立した意志を持つかのように蠢き、勇者の手のひらや足の甲など、空いた場所をくすぐっていた。

アオイ・カレン「「こちょこちょこちょこちょ……♪」」

 2人のくすぐり攻撃が緩むことはない。頭〜膝上を担当する4人とは違い、純粋にくすぐることを楽しんでいるようだ。

 ……だからといって、エッチなことに興味がないわけではないようだが。


392 : やなっき :2015/02/22(日) 02:48:48 tOobEiGI0
 ところで、ある意味今回の事の発端とも言えるハンナは何をしているのか?

ハンナ(ふふふ……勇者様はすっかり元気になられたようですね〜)

 彼女はいつの間にか勇者をくすぐるのをやめ、少し離れた所から様子を見守っていた。
 そう、彼女は酔ってなどいないのである。そもそもアルラウネの蜜はその名の通り、アルラウネの生成する蜜なのだ。アルラウネであるハンナが酔う筈もなかった。

ハンナ(皆さんはすっかり酔ってしまっているようですけど……時間が経てば元に戻りますし、今のうちに私は帰りますかね〜……)

 ハンナは音を立てぬよう、ゆっくりと部屋の外に向かう。勇者をくすぐっている少女達に気付かれたくないようだ。
 丁度その時、少女達の方から不吉な言葉が聞こえてきた。

「ねえ、勇者様の初めて、奪っちゃおうよ♪」
「「「「「さんせ〜い♪」」」」」

ハンナ(……おや? ちょっぴりマズいですかね?)



 その言葉に危機感を覚えたのは、その場にいるハンナだけではなかった。

アスモデウス「っ! あの娘達、まさか……!」

 勇者の部屋から少し離れた所にある魔王の間。そこで魔法の水晶越しに勇者の様子を眺めていた六幹部の1人、アスモデウスだ。

アスモデウス「ルーちゃんは……すっかり放心状態だし……ベル! いないの!? ベル!!」

 勇者との性行為を始めようとする少女達を止めるため、アスモデウスは同じ六幹部のベルフェゴールを呼ぶ。転移魔法の使える彼女なら、数秒もあれば勇者の部屋に辿り着ける。
 しかし、ベルフェゴールの返事はなかった。

アスモデウス「もう、こんな時に……!」

ベルゼブブ「いきなりどうしたのよ、アス?」

 慌てふためくアスモデウスを見て、魔王の間で暇そうにしていたベルゼブブが声をかけた。

アスモデウス「こうなったらアンタでもいいわ! ちょっと手伝って!」

 アスモデウスはベルゼブブの手を引いて、魔王の間を飛び出す。

ベルゼブブ「えっ、ちょっと、本当にどうしたの? ていうか、どこに向かう気よ?」

アスモデウス「勇者の所よ! 急がないと、あの娘達が危険だわ!」

 どんなに弱々しくても、どんなに可愛らしくても勇者は勇者。神の加護を受けた勇者なのだ。
 そんな彼と無理矢理性行為に及んだら……何が起きるかわからない!


393 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/23(月) 03:41:29 HjfW.tRc0
他の皆のくすぐったくてエッチな責めも堪らない物でしたが、
アオイちゃんとカレンちゃんの純粋なくすぐり攻撃も魅力的ですね!
そして…おっと、勇者くん遂に童貞卒業?しかしこのままでは娘達の命が危ない!
色々な思いが交錯している現状、一体どうなってしまうのか楽しみですw


394 : やなっき :2015/02/24(火) 01:13:08 xgp.MbGY0
突然ですが、宣伝を。
私の書いている勇者とモン娘達との物語をpixivにも上げていくことにしました。
これまでのお話も少しずつこちらに上げていきますので、よろしければどうぞ。

//www.pixiv.net/member.php?id=11895020


395 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/24(火) 03:20:54 bZNvMY.c0
pixiv投稿に進出ですか!影ながら応援させて頂きますね。


396 : やなっき :2015/02/26(木) 02:54:42 X7bXJbXM0
第2回宣伝。
pixivの方にて「くすぐり魔物図鑑」を投稿し始めました。
本編に出てきた魔物・これから出てくる予定の魔物・出る予定のない魔物も含め、最終的には25体程の魔物のデータを書き込むつもりでいます。
あんまり面白くないかもですが、よろしければどうぞ。

//www.pixiv.net/novel/show.php?id=4966421


397 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/26(木) 18:27:45 wWwwgjsU0
tp://shingekiss.com/archives/38755154.html
惜しい…惜しすぎる…


398 : 灰神楽 :2015/02/26(木) 19:29:00 l4/TVFuw0
お久しぶりです。前回おねショタもののくすぐり小説を投稿した者です。
くすぐり対決スレの>>351,352 こちょレールXを勝手に小説化してみたので投稿します。


399 : 灰神楽 :2015/02/26(木) 19:31:04 l4/TVFuw0
「翔太君、思い直すなら今よ?」

「そうよ。どんなにくすぐったくても、途中でギブアップなんてできないわよ」

 スタッフの美女二人は膝を屈めると、少年と目線を合わせて最後の確認をする。

「へ、平気だよ! こちょこちょくらいで、その……おちんちんおっきくさせたりなんてしないもん!」

 ピッチリとした海パンのみを着用した、小柄な少年————翔太は力強く言い放った。
 中学一年生である彼は、クラスの女の子からくすぐられて虐められるのが悩みだった。そこで「こちょレールX」に参加して、自分がくすぐり程度平気で耐えられる一人前の男だと証明しようと思い立ったのである。
 美女二人はニコニコと笑って頷くと、勇み立つ少年へ言い放った。

「分かったわ。それじゃあ拘束するわね」

 二人は手際良く少年を大きな台車に寝かせると、手枷、足枷を嵌めてX字に拘束する。翔太は試しに手足に力を入れてみたが、一ミリたりとも身体が動かせない。

「こ、こんなにガッチリ拘束するんだ……」

 今更不安にかられたのか、眉尻を情けなく下げて少年が呟く。

「うふふ、がんばってね。応援してるわ」

 美女スタッフの一人が翔太に顔を寄せると、頬にチュっと悪戯っぽいキスを落とした。

「え、あ、あわわっ」

 真っ赤になる少年を二人はクスクス笑いながら見下ろしている。やがて、ガタンと音がして台車が動き出した。
 最初のエリアへと続く通路へ、少年を乗せた台車がノロノロと吸い込まれていく。出荷されていく家畜を思わせるその姿はどこか滑稽だ。

「念のため最後に説明するけど、あなたはこれから三つの部屋(エリア)を通過することになるわ」

「それぞれのエリアには水着姿の女の子たちが待ち構えていて、あなたはおちんちん以外のあらゆる場所をこちょこちょされちゃうの」

「もし天井のカメラが勃起を確認したら、台車の速度は遅くなって、やがて止まるわ。エッチな男の子にはくすぐったいお仕置きが必要だものね」

「おちんちんを硬くするのを我慢できたら、台車はやがてエリアを出て次のエリアへ移動する。その際女の子が一人付いてくるわ」

「三つのエリアを無事突破できればクリア。付いて来た三人の女の子を磔にしてくすぐれるわ。でも五分台車が止まる、つまり勃起が抑えられなかった場合は……」

「ふふ、台車は永遠に動かなくなる。そしたら女の子たちが飽きるまでこちょこちょされちゃうでしょうね。きっと地獄よ」

「もちろんおちんちんくすぐりも解禁❤ くすぐられながら白いおしっこを搾り出されちゃうのよ。くすくすくす……」

「「じゃあ、がんばってね」」

 恐ろしいルールを改めて突き付けられ、翔太はガクガクと震えていた。
 海パン一丁という無防備な姿、しかも仰向けにX字に磔にされた状態で、果たして女の子たちの意地悪なこちょこちょに耐えられるのか今さらながら不安になる。

 ガタン、ガタン、ガタン……。
 殺風景な通路を台車で運ばれていく少年は、やがて第一のエリアである大きな部屋へと到達した。

 こちょこちょJCエリアだ。

 今か今かと待ち構えていたのは、男の子をくすぐるのが大好きなスクール水着の美少女たち。
 彼女らは無防備に拘束された半裸の少年を見ると、たちまち黄色い歓声を上げて格好の獲物の周りへと群がった。

「わぁっ、可愛い!」

「こんな男の子をくすぐっていいだなんて夢みたい」

「えへへっ、いっぱいこちょこちょしてあげるね」


400 : 灰神楽 :2015/02/26(木) 19:32:56 l4/TVFuw0
 両手で数え切れないほどの数の女子中学生たちが台車を取り囲み、ハリツケ状態の翔太をくすぐり始める。
 腋、お腹、お臍、太腿、足裏など身体の敏感な所をくまなくコチョコチョされ、少年は悲鳴のような笑い声を上げて悶絶した。

「あははははははっ! やめてっ、あひゃっ、ひひゃひゃひゃひゃっ!」

「この子、ワキがすっごく敏感みたいだよ! 窪みのところをコチョコチョされるとたまらないみたい!」

 頭上に立ったスク水少女が、腋に手を突っ込んで掻き回すようにくすぐりながら言った。実際腋は翔太の一番の弱点であり、女子中学生の小さく細長い指に刺激されるとくすぐったさでおかしくなりそうだった。
 
「脇腹だってモミモミされるとこちょばいよねぇ?」

「ツンツンとモミモミ、どっちが好きぃ?」

 脇腹には数人の少女が付き、小悪魔の笑みを浮かべながら揉んだり突いたりして強烈なくすぐったさを与えている。
 釣り上げられた魚のように少年は身体をくねらせるものの、くすぐったい刺激は左右から襲い掛かって決して逃れることはできない。

「足の裏は我慢できないでしょ。あたしもお風呂で足の裏を洗うときこちょぐったいもん」

 敏感な土踏まずを少女の綺麗な爪がカリカリと引っ掻く。まるで垢を削ぎ落とそうとするような、丁寧でねちっこいくすぐりだった。

「あーっはっはっはっはっはっは! こんなの無理ぃ! ギブギブっ! ははははははっ!」

 身体をX字に広げられ、弱点を曝け出したまま一ミリも動けない状態で水着姿の同年代の少女たちにくすぐられる。
 それは思春期の少年にとってこの上なく恥ずかしく、心身共に辛い責め苦であった。

(早く終わって……っ!)

 笑い袋と化した翔太は、一刻も早くこの責め苦が終わることだけを渇望する。しかし台車の進みは牛のようにノロく、たとえ一度も勃起しなかったとしてもエリアを通過するのに十分はかかりそうだった。
 台車の進行に合わせ、スク水女子中学生はぴったりと連れ添って歩いて翔太の身体を余念なくこちょこちょと虐める。
 その瞳は悪戯好きの仔猫のようにキラキラと輝き、可愛い男の子を好き放題くすぐれることを心底楽しんでいるといった表情だ。

「こちょこちょこちょこちょ❤ こーちょこちょこちょこちょ❤」

「こしょこしょ♪ こしょこしょこしょ〜♪」

「カリカリカリ……サワサワっ! ツンツンっ! あははっ、男の子のくせに本当にコチョコチョ弱いんだね」

「あひゃひゃひゃははははははははは! もう許してぇ!」

 全身の筋肉に力を込めて暴れようとしても、手足首に食い込んだ縛めが緩むことはない。悶笑する翔太の身体の上を、白く細長い指の群れが縦横無尽に駆け回る。

「笑ってる顔、可愛い❤」

「もっともーっとくすぐったくしてあげるから、好きなだけ笑っていいよ」

 幼いが故の、手加減を知らない苛烈なくすぐり責め。
 少年が涙を流そうが酸欠で咳き込もうがお構いなしに、美少女たちは思い思いの場所をくすぐり続ける。一対一なら可愛らしい悪戯で済んだかもしれないが、数百本の指が身体を這い回りくすぐったさに包み込まれる感覚はもはや拷問に近い。

「はははっ! ひははははははっ! けほっ! げほげほっ! 死ぬっ、死んじゃ……いーっひひひひはははははっ!」

「男の子なんだから、簡単に弱音を吐かないの!」

「女の子にコチョコチョされただけで死んじゃうだなんて、おおげさなんだからぁ」

「こんなに笑ってるんだもん。本当は楽しいんじゃないの?」

 どれだけ苦しみを訴えても、スク水少女たちはクスクス笑いながら指先を細やかに蠢かせ続ける。
 女の子というものは集団になるとこんなにも残酷になれるものなのだ。

「あぁっ!」

 夢中で脇の下をワシャワシャと掻き混ぜていた少女が、ふと驚いたような声を上げた。

「もう半分まで来ちゃってる!」

 翔太がくすぐられながら辛うじて首を起こすと、確かにあと半分ほどで台車はこのエリアを通過し、通路へと到達しそうであった。

(こんなキツいのが、あと半分も残ってるなんて……!)

 深い海へと沈んでいくような絶望感に打ちひしがれる翔太。
 一方で少女たちはあと半分ではくすぐり足りないようであった。少女たちはコチョコチョタイムをどうやって引き伸ばそうかと相談する。


401 : 灰神楽 :2015/02/26(木) 19:34:28 l4/TVFuw0

「エッチな気持ちにさせて、おちんちんをおっきくさせたら台車は遅くなって止まるんだよね?」

「どうやったらおちんちんが膨らむのかな?」

「あ、あたし一つエッチなこと知ってるよ!」

 一人のおませな美少女が名乗りを上げる。
 彼女は台車の上によじ登ると、仰向けに拘束されている翔太にのしかかってきた。

「くひひっ、な、何するの……?」

「うふふー❤」

 水着姿の美少女に迫られ、少年はドギマギしてしまう。長い睫毛の一本一本がはっきりと分かるくらい密接な距離。甘ったるい吐息が首筋にかかる。
 パッチリとした瞳が閉じられたかと思うと、少女はそのまま唇と唇を重ねてきた。

「!?」

 翔太の目が驚きに見開かれる。少女はほんのり頬を染めたまま、貪るように瑞々しい口唇を押し付ける。

「んちゅっ、むぅ、あぁむ……ちゅっ、じゅぷっ」

「わぁっ、大胆!」

「これってチューだよね? す、すっごくえっちぃ……」

 台車の上で繰り広げられる熱烈な口交に、水着少女たちは興味津々だ。くすぐる指の動きはおざなりになり、もどかしいこそばゆさが神経を痺れ付かせる。
 
(女の子とキスしちゃってる……柔らかくて、甘い唇が……な、なんだかヘンな気分になってきた……)

 指先が全身にまとわりつき、サワサワと撫で回す。
 まるで愛撫のようなくすぐりだった。それはねちっこいキスと相まって、思春期の少年にイケナイ気持ちを抱かせてしまう。

 ガタン!

 さきほどから徐々に速度が緩まっていた台車が、ついに完全に停止した。
 見れば少年の股間は、ピッチリとした素材でできた海パンを突き破らんばかりに隆起してしまっている。

「……ぷはぁっ。おちんちんおっきくしちゃったね❤」

 サクランボみたいに艶やかなピンク色をした唇をペロリと舐め、少女が勝ち誇ったように言う。

「こ、こんなコトされたら誰だって」

「くすぐられながらチューされて勃起しちゃうような変態さんは、こちょぐったいお仕置きしてあげなきゃね♪」

「エッチな男の子はコチョコチョの刑だぞ〜」

「「「こーちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!」」」
 
 美少女たちは一斉にくすぐりを激しくする。

「あははははははははっ! ごめんなさっ! ひはっ! あーはははははははっ!」

 先ほどキスを交わした少女は、翔太の身体にのしかかったまま脇の下に両手を突っ込んで悪戯してくる。
 窪みに人差し指をグリグリと押し込まれ、他の指で周辺の柔らかい肉を撫で摩られるのは発狂しそうなくすぐったさだった。

「お臍の周りとかもコショコショされるとキクでしょ!」

 一人の少女はいやらしい笑みを浮かべながら、臍を中心としてお腹に円を描くように指先を滑らせている。時折臍の内側をほじられる刺激がアクセントとなり、いつまでも慣れることのないゾクゾクするようなこそばゆさが少年を襲った。
 さらに脇腹は数人がかりで揉み込まれ、くすぐったいマッサージを施される。

「あんまり笑うとお腹がよじれちゃうよ?」

「きゃははっ! 見て見て! 太ももの内側をコチョコチョしてあげたらオチンチンがビクビクって反応してるぅ」

 広げられた両脚の間に陣取っている少女は、楽しそうに瞳を輝かせながら敏感な太ももに指を這わせていた。
 女の子のしなやかな指によって足の付け根という際どい場所をくすぐられれば、当然くすぐったさとはまた別の感覚が生じてしまう。まるで毛先の細かな筆のように優しく、少女の指先が太ももを上ったり下りたりする。その度に翔太のペニスが快感で跳ね上がった。

「ホントだぁ、まるでオチンチンが生きてるみたいで面白いねっ」

「くすぐられるのがそんなに気持ちいいの? エッチなんだからぁ❤」

「あひゃははははっ! うふっ、見ないで……んはぁあっ!」

(太ももをくすぐられるとヘンな声が出ちゃう……たくさんの女の子におちんちんが反応してるのを見られて……うぅ、恥ずかしいよぉ……)

 性感混じりのくすぐったさによって、翔太の若い肉棒はギンギンに勃起して劣情をアピールしてしまう。
 同年代の少女にマジマジと見つめられると恥ずかしさで顔から火が出そうだ。


402 : 灰神楽 :2015/02/26(木) 19:35:42 l4/TVFuw0
「勃起したままだと、ずっとくすぐられちゃうよ?」

「それとも本当はくすぐられるのが好きだから、わざとオチンチンを勃たたせてるのかな? じゃあお望み通りにしてあげる。こちょこちょこちょ〜♪」

 スクール水着の美少女たちに弄ばれるというシチュエーションに、発情期な少年はついつい胸を高鳴らせてしまう。少しばかりマゾっ気があるのかもしれない。
 だが勃起を抑えられないまま五分が経過すればゲームオーバー。時間制限なし、エッチ攻撃ありのコチョコチョ刑に処せられてしまうのだ。

(台車が止まってから何分経っちゃったかな……このままじゃ、まずい!)

 本格的な危機を感じた少年は、一か八かの賭けにでることにした。
 歯を食い縛って身体の奥底から湧き上る笑い声を噛み潰し、辛うじて言葉を搾り出す。

「くっ、ひひひっ……こ、こんなの全然くすぐったくないよ! 女の子のくすぐりなんか効くもんか!」

「むかっ!」

「言ってくれるじゃない。徹底的に本気のコチョコチョでオシオキきして、その言葉取り消させてやるんだから!」

「死ぬ寸前まで笑わせちゃうんだからねっ! 後悔したって知らないわよ!」

 挑発に乗った女の子たちは、目尻をキっと吊り上げて一斉に指の動きを加速させる。

「ひぎゃははははははははははっ! くすぐった過ぎるぅぅ! あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

 コチョコチョJCたちの技巧の限りを尽くしたくすぐり責めに、翔太は気が触れたかのように笑い狂った。
 嵐のように騒々しく少年の絶叫が響き渡り、その身体は激しく降り注ぐくすぐりの雨に打たれ続ける。手足の枷が引き千切れんばかりに軋んでいた。

「こ〜ちょこちょこちょこちょこちょこちょっ! どう? これでも効かないって言うの?」

 少年のお腹に跨って両腋を無茶苦茶にくすぐっているスク水美少女が、小悪魔のように口角を上げて尋ねる。

「きひひひひひっ! 効かないっ! くすぐったくないってばぁぁ! あははははははっ!」

「い、いい度胸してるじゃない……っ! だったらもっともーっとくすぐったくしてあげるわよっ!」

「ひゃひひひひひひひっ! ワキっ、ワキがぁぁぁ! あひゃはははははははっ!」

 程良く伸びた爪で腋の窪みを引っ掻かれると、くすぐったさのあまり脳内で火花が散った。脇を一秒でも早く閉じたいのに、拘束のせいでバンザイしたまま腕が降ろせない。

「ねぇねぇ、もしかしてこの子、本当にコチョコチョされるのが好きなんじゃない?」

 足の裏を指先で舐るようにくすぐっていた少女が呟く。

「だから私達をわざと怒らせて、もっと激しくくすぐってもらおうと……」

「うわぁ、変態さんだぁ」

「女の子にこちょこちょで虐められるのが好きだなんて、ドMなんだね」

「えっち! 変態! そんなにくすぐられるのが好きなら、大好きなコチョコチョを気絶するまで味わいなさいっ!」

 少女たちは勝手に納得し、変態への罰だとばかりに一層くすぐりを激しくする。
 だが、それは少年の思惑通りであった。

 ガタっ、ガタン、ガタン……。

 くすぐられることによる苦痛が性的興奮を遥かに上回ったことにより、少年の勃起が鎮まったのだ。
 お蔭で台車は再び動きだし、少なくともゲームオーバーという最悪の事態は逃れることができた。

「「「「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ❤」」」」

「あーっはははははははははははは! もうダメぇ! くすぐったいぃぃ!」

 もっともその代償として、翔太は残り時間怒ったスク水美少女たちの全力くすぐりを全身に受けるハメになったのだが。

「……はぁっ、はぁっ、し、死ぬかと思った……」

 辛うじてこちょこちょJCエリアを突破した翔太は、台車に揺られながら束の間の休息をとっていた。

「くすくす、翔太君って敏感なんだね❤」

 からかうように言ったのは、先ほどの部屋から台車に乗ってついてきた一人のスク水JCだ。翔太のファーストキスを奪った美少女である。
 最初にルールを説明されたように、通過したエリアから一人だけ女の子がついて来ることになっているのだ。
 
「あ、あれだけくすぐられたら誰だって……ひゃぁっ!?」

 頬を膨らませて言い返そうとした翔太は、不意に脇腹を突っつかれて素っ頓狂な声を漏らした。

「きゃははっ、可愛い♪ 翔太君がお兄ちゃんだったら、毎日好きなだけこちょこちょしてあげるのにぃ」

「だから僕はくすぐられるのなんて好きじゃないってば!」

「んもぅ、素直じゃないんだから」


403 : 灰神楽 :2015/02/26(木) 19:37:14 l4/TVFuw0
 そんなやりとりをしているうちに、台車は次の部屋へと到達した。
 ローション塗れのスク水女子高生が群れを成して待機する、ぬるぬるJKエリアである。

「あっ! 来たわよ」

「うふふっ、可愛い男の子ね。くすぐり甲斐がありそうだわ」

「たーっぷりイジワルしてアゲル❤」

 女子高生たちは歓喜の声を上げてX字拘束された少年へ駆け寄る。部屋は足首のあたりまでローションが張られているため、パシャパシャと水飛沫が跳ね上がった。

「さぁ、覚悟はいい?」

 足元のローションに手を浸し、ヌラヌラと淫猥に照り輝くくすぐったそうな指を見せつける女子高生たち。
 細長くて器用そうな指がゆっくりと開いたり閉じたりする姿は、まるで触手か何かのようだった。あんなのにくすぐられたら発狂してしまう……少年の背筋が寒くなる。

「ぬるコチョの刑、開始っ!」

「「「「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜❤」」」」

 合図によって女子高生たちは一斉に翔太へと襲い掛かり、ローション塗れの指を腋やお腹、脇腹、太もも、足裏などの敏感なところをくすぐり始めた。

「ひゃはははははははははっ! あーっははははははははははははっ!」

 さっきまでの女子中学生のこちょこちょ責めがお遊びに思えるほどのくすぐったさが、全身を瞬く間に包み込む。
 翔太は肺の酸素を全て搾り出すようにして激しく笑い悶えた。

「どう? ローションのおかげで指が滑るからたまんないでしょ?」

「やだぁ、この子の腋すっごく敏感みたい。いつまでもくすぐってあげたくなっちゃう」

「脇腹だってこうやって揉み込んであげるとホラ、腹筋が攣っちゃうくらい笑ってくれるよ?」

「足の裏だってガマンできないよねぇ。足指の付け根の膨らんだところに爪を立てて、一気に踵まで……ガリガリガリぃ! あははっ、すっごい反応」

「全部くしゅぐったいぃぃぃっ! ムリムリムリぃ! あーひゃひゃひゃひゃひゃははははははっ!」

 女子高生の卓越したテクニックとヌルヌルローションの相乗効果により、くすぐり責めは凶悪極まりない拷問と化していた。 
 歪んだ笑顔を張り付けたまま酸欠で悶え苦しむ少年を、美少女拷問官らはサディスティックな笑みを浮かべながら見下ろしている。

「ほらほら、くすぐったくて死んじゃいそうでしょー?」
「あーひひひひひっ! 苦ひぃっ! もうやめてぇぇぇへへへへっ!」

「ちょっとこれは本格的にヤバいかな……皆、少し緩めてあげて」

 翔太の顔面から血の気が引いていくのに気付いた一人がそう言うと、体中を這い回る無数の指の動きが少し緩やかになった。
 完全な愛撫になる一歩手前を維持し、女子高生たちのしなやかな指はコチョコチョと柔肌を撫でまわす。

「あひひっ……はぁっ、ち、窒息するかと……くふっ……」

 さっきまでとは打って変わった心地よくて蕩けるようなくすぐったさに耽溺しながら、翔太は喉で掠れた音を鳴らしながら酸素を貪る。

「気絶はさせないから安心して。その代わり、絶対くすぐるのもやめないけどね」

「喉の下を優しくコショコショしてあげる。気持ちいい?」

「ふぁっ……は、はぃぃ……」

「うふふっ、すっかり浸っちゃって……可愛いなぁ」

 粘度の高いローションに塗れた身体を、百数十本の指がなめらかに滑る。中毒性のある甘美なくすぐり快悦が神経を痺れさせる。

「激しいくすぐりは辛いけど、こうやってやさしくコチョコチョされるのは癖になっちゃいそうでしょ?」

 スクール水着に身を包んだ小悪魔たちは可愛らしく笑いながら問いかける。

(くすぐったいけど……確かにちょっと気持ちいいかも……)

 翔太の口から熱く湿った吐息が漏れ出た。
 マッサージのように心地よいくすぐりに、彼はすっかり骨抜きにされようとしていた。

「敏感な腋の下、洗ってあげるね。こちょこちょこちょ〜❤」

「はひっ、あはははっ……はぁんっ……」

「お臍の内側も念入りにコチョコチョほじほじしてアゲル」

「脚の付け根、サワサワされるとくすぐった気持ちいいよねぇ?」

「足指の間までローション塗り込んであげる……ふふふ、ゾクゾクしちゃう?」

「あぁっ、も、もうだめぇ……っ!」


404 : 灰神楽 :2015/02/26(木) 19:39:41 l4/TVFuw0
 第二次性徴を終えた女子高生の身体はふっくらと丸みを帯び、スクール水着を柔らかそうに盛り上がらせていた。
 さっきの女子中学生とは違う、年上の豊満なお姉さんに囲まれて全身にくすぐったい悪戯をされるというシチュエーションに、思春期の少年はついつい鼻息を荒くしてしまう。

「あれ? ふふふ、興奮しちゃったんだ〜」

「こちょこちょされて勃起しちゃうなんて、エッチなんだからぁ」

 ニヤニヤ笑いを浮かべる女子高生たちの視線の先では、欲望の象徴が海パンに立派なテントを張ってしまっていた。

「これはちょっとお仕置きが必要かしらね」

 一人の女子高生がそう言い、台車の上に昇った。
 何をされてしまうのかと不安そうな表情をした翔太の顔を跨ぎ、彼女はゆっくりと腰を落としていく。

「えっ!? ちょ、待って!」

 スクール水着の股布から零れ出すムッチリとした尻タブ。色気が匂い立つような豊満な果実が、視界をたちまち埋め尽くしていった。
 ムニュウゥゥっ!

「んぷぅっ!?」

「ふふっ、エッチな翔太君にはちょっと刺激が強過ぎるかな?」

 マシュマロのように柔らかい尻肉が顔面を包み、押し潰さんばかりに圧迫する。
 顔全体で味わうスク水越しの女の子の感触に、翔太は心臓が破裂せんばかりに興奮した。甘酸っぱく蒸れた香りが麻薬のように脳を蕩けさせる。

「見て見て、おちんちんがビクビク脈打ってる」

「女の子のお尻で潰されて興奮するなんて、まだ小さいのにドMだね〜」

「変態マゾな翔太君。本当はもっとくすぐりで虐めて欲しいんでしょ? 女の子にコチョコチョされるのが好きなんでしょ?」

「ほぉら、こちょこちょこちょこちょ〜❤ 嬉しい? 気持ちいい? 好きなだけ笑っていいんだよ。きゃはははっ」

 再び女子高生たちの手が加速した。
 粘つくローションを纏った計十本の指が、無防備に開かれた敏感な両腋の中で躍り狂う。お腹、臍、脇腹、太もも、ふくらはぎ、足裏にも余すところなくヌルヌルの指が群がった。

「んむぅぅううううっ! むふふふふふっ! んうふううぅっ!!」

 女子高生の肉付きの良いお尻に敷かれたまま、翔太は情けない悲鳴を上げた。

「あぁんっ❤ あんまり声出さないでよぅ、くすぐったぁい」

「顔をお尻で潰されちゃったままくすぐられると、息ができなくて苦しいでしょ?」

「でもドMな翔太君はこうやって虐められるのが好きなんだよね。うふふっ、こちょこちょ……こちょり❤」

 汗ばんだ尻肌は顔面にまるで吸い付くかのようで、呼吸をいやらしく妨害した。
 ただでさえ窒息しそうな状態なのに、女子高生たちは遠慮なく敏感な身体をコチョコチョしてくるから堪らない。笑い声と一緒に酸素を搾り出され、少年の肺はみるみる萎んだ。

(くすぐったくて……息が出来なくて……死ぬ! これホントに死んじゃう!)

 あまりの苦しみに翔太の意識が薄れていく。だが股間の屹立は萎えることなく、むしろ滑稽なまでに硬く勃起していた。
 死の危険を前にして種を残そうとする動物的本能なのか、はたまた美少女のくすぐり責めにマゾヒスティックな悦びを感じてしまっているのか……。

「そろそろ限界かな? ちょっとだけ呼吸をさせてあげる。皆、ちょっとだけくすぐりを手加減してあげて」

 酸欠で翔太が意識を手放そうとしたその刹那、顔に跨った女子高生は張りのあるヒップを少しだけ持ち上げてくれた。

「あひゃはははははっ! はぁっ! はぁっ! くひっ、あひはははははっ!」

 淫猥なローションとくすぐったさに溺れながらも、翔太は無我夢中で酸素を貪る。
 ただの空気がこれほどまで美味しく思えた瞬間はなかった。だがスク水小悪魔はニヤっと笑い、ほんの数秒で再び桃尻を顔面に押し付ける。

「はぁい、息継ぎ終了でぇす♪」

「んぐむうううぅぅううぅぅぅっ!?」

「それじゃあ地獄の窒息コチョコチョタイム、再開するね❤ こ〜ちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜❤」

 呼吸器官を塞がれた少年を、女子高生たちの指が容赦なくくすぐり尽くす。その苦痛は筆舌に尽くし難いものであった。
 
「あはぁっ……こちょこちょされてる男の子に顔面騎乗するの、最高ぉ! 苦しそうな息と振動がアソコに伝わって……あぁんっ、気持ちいい!」

 翔太を乗りこなしているスク水JKは、頬を赤らめ陶然とした表情を浮かべている。
 その肉感的な太ももは翔太の頬を万力のように締め上げ、女肉の海に溺れる翔太を逃さない。


405 : 灰神楽 :2015/02/26(木) 19:41:31 l4/TVFuw0
「うふっ、苦しいでしょ? せめてオチンチン気持ち良くさせてあげて気を紛れさせてあげたいけど……」

「ルール上それはダメだから、代わりに太ももとか脚の付け根とかをたくさんコチョコチョしてあげる」

 何人かの女子高生は、股間付近の際どいところに指を這わせてくすぐっていた。
 性感混じりのこそばゆさに少年の勃起ペニスは敏感な反応を示し、悦ぶかのように脈打って少女たちを楽しませる。

(も、もうダメ……くすぐったくて苦しいはずなのに、アソコが気持ち良くなって……あぁっ! アレが出ちゃう!)

 陰嚢の中で金玉がせり上がり、輸精管へと煮えたぎった欲望汁を送り込む。
 極限状態の中、少年はくすぐりマゾとしての素質を開花させくすぐったさを性的快感へと変換してしまっていた。
 
(イくっ! イっちゃうっ!)

 ピピピピピピピッ!
 
 翔太が絶頂に至ろうとしたその瞬間、無機質なアラームの音が鳴り響いた。

「はい、勃起したまま五分経っちゃったねぇ」

「これでゲームオーバー。こちょこちょで勃起しちゃう変態君にはくすぐったくてエッチな罰ゲームでぇす♪」

 クスクスと笑いながら女子高生たちは翔太の敗北を告げた。
 絶望する少年に構わず彼女らは続ける。

「うふふっ、まずはパンツを脱ぎ脱ぎしましょうねぇ」

 どこからかハサミを取り出されると、ジャキジャキと無慈悲な金属音が鳴り響いて海パンは布切れへと成り果てた。
 これで翔太はすっぽんぽんの惨めな姿となり、カウパーを垂れ流しながらそそり立つ肉棒を晒すハメになってしまう。

「皮被っちゃって、カワイイ子どもオチンチンだねっ」

「み、見ないでぇ……」

「それじゃあ私達にあと十分、くすぐられてもらうんだから! ほぉら、こ〜ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ❤」

「あーっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ! イヤぁあああぁぁああぁあっ!」

 素っ裸の少年を容赦のないくすぐり責めが襲う。
 百本を超える女子高生の指に揉みくちゃにされ、少年の脳内でバチバチと火花が散った。ローションを纏う指は勃起ペニスへも絡み付き、いやらしい水音を響かせながら扱き立てる。

「あひゃははははっ! イくぅぅぅううっ!」

 ドビュっ! ビュルルルルっ!
 強烈な快感とくすぐったさが混じり合い、少年は腰をガクガクと震わせながら精液を噴き出させた。

「きゃぁっ!?」

「ちょっとぉ、水着にかかっちゃったじゃない! もう許さないわ、コチョコチョでお仕置きしてやるんだからっ!」

「くすぐられただけで射精するなんて、変態過ぎ! きゃはははっ!」

「窒息しちゃえっ! ほらほら、私のお尻に敷かれる気分はどうなの? この変態マゾっ!」

 精液をスクール水着にぶっかけられた女子高生たちは、眉を吊り上げてさらに苛烈に少年をくすぐる。
 それから十分間みっちりと顔面騎乗くすぐりで攻め立てられ、翔太が息も絶え絶えとなった頃、ようやく彼女らは部屋を去ってくれた。

「かはっ、けほっ……し、死ぬ……死んじゃう……はぁぁ……」

 だが、これで罰ゲームは終わったのだ。チャレンジは失敗したが、とにかくもうくすぐられることはない。
 そう少年は勘違いしていた。

「やっほー、お姉さんたちがコチョコチョしてあげるね」

「可愛い男の子……くすっ、食べちゃいたい」

「この部屋ローションがいっぱいあるじゃん! ヌルヌルの指でくすぐってあげよっと」

「ひぃぃぃぃっ!?」

 エロエロJDエリアの女子大生たちが部屋に入って来ると、裸で台車にX字拘束された翔太を見て嗜虐的に瞳を輝かせた。
 布面積の狭いビキニから零れ落ちそうなおっぱいをプルプルと揺らして、少年のもとへと駆け寄ってくる。


406 : 灰神楽 :2015/02/26(木) 19:44:08 l4/TVFuw0
「お、お願い……もうくすぐらないでっ!」

 色香の匂い立つビキニ美女たちに囲まれた翔太は、まるで蛇に睨まれた蛙のように怯えながら懇願した。

「何言ってるの? これから翔太君は私達が飽きるまでコチョコチョの刑に……」

「待って」

 一人の女子大生が言葉を遮り、翔太に顔を近づけると瞳を覗き込んだ。

「ねぇ、本当にくすぐられたくないの?」

「え……?」

「こんな大勢の美人なお姉さんたちにコチョコチョされるチャンスなんて、今を逃したらもうないかもよ? くすぐられるの、本当は好きなんでしょ?」

「そ、そんなこと……」

 違う、と断言できないでいる自分に翔太は戸惑った。
 美少女たちにくすぐられ、射精させられるうちに彼はマゾに目覚めたのかもしれない。くすぐられている最中は辛く苦しいだけでしかなかったあの感覚には、しかし確かに中毒になってしまいそうな奇妙な魅力があった。

(これだけの数のお姉さんたちに裸でくすぐられたら……どうなっちゃうんだろう)

 想像するとドキドキと胸が高鳴ってしまう。

「くすぐったいだけじゃなくて、えっちで気持ちいいこともしてあげるよ?」

「コチョコチョされてオチンチンがムズムズしたら、おっぱいで挟んで好きなだけビュッビュさせてあげる❤」

「私の指、細長いでしょ。ピアノで鍛えたテクニックで翔太君を骨抜きにしちゃうんだから」

「エッチでマゾな翔太君は、女の子にくすぐられたいって本心では思ってるんでしょ?」

「何も言わないならこのまま帰っちゃうよ?」

 甘い言葉で誘惑する美人女子大生たち。

「ぼ、僕は……」

 翔太は大きく息を吸い込んで決意を固めると、言った。

「僕はくすぐられるのが……好きです! お姉さんたちにコチョコチョされたいですっ!」

「うふふふ……よく言えました。ご褒美あげるね」 

 クスリと笑って、巨乳女子大生はその豊満に実った乳果実を翔太の顔へと押し付けた。

「むぐっ!?」

「ほらほら、たくさんおっぱいに甘えていいんだよぉ。今日はくすぐったくて大変だったもんねぇ。甘い匂いのするフカフカおっぱいでリラックスしてね」
 
 パフパフ、パフパフと母性の象徴で柔らかく顔を包み込まれ、夢心地になった翔太はだらしなく脱力する。
 ホットミルクのような温かくて甘ったるい匂い。それは少年に懐かしい感情を想起させ、このまま眠りに落ちてしまいそうな気分にさせた。

「こちょこちょ〜❤」

「むぐっ!?」

 弛緩した身体を女子大生たちの指が悪戯っぽく這った。不意打ちのくすぐったさに翔太はビクンっと痙攣する。

「翔太君の大好きなコチョコチョで虐めてあげるね」

「綺麗な腋……いつまでもくすぐってあげたくなっちゃう」

「ほらほら、くすぐったい? でもエッチで変態な翔太君はこれが好きなんだよね〜」

 バンザイさせられたまま降ろせない敏感な腋を、まるでお茶をたてるように指先でカシャカシャと掻き混ぜられる。
 剥き出しのお腹に指を立てられ、子猫が爪を研ぐかのように何度も上下に往復される。
 脇腹へと両手を喰い込まされ、くすぐったいマッサージを施される。
 太ももを優しく指の腹で撫でられ、刷毛で刷くかのようにこしょこしょされる。
 足の裏へと指が群がり、角質を啄むドクターフィッシュみたいにこちょこちょと刺激される。

「くふっ、あひゃひゃは……はひっ……」

 そのどれもが堪らなくくすぐったく、神経を焼き焦がす甘美な刺激となって少年を虜にした。


407 : 灰神楽 :2015/02/26(木) 19:45:38 l4/TVFuw0
「あはは、オチンチン完全に勃起しちゃったね」

「先っぽから涙流しちゃって辛そうなオチンチン、今楽にしてあげるからね〜」

 一人の女子大生が妖艶な笑みを浮かべながら脚の間へと回り込み、ビキニ水着の紐を外した。プルンっと空気を弾いて特大の乳玉が露わになる。

「ここで挟んであげる。ほら、むっぎゅぅ〜❤」

「!?」

 蕩けかけたマシュマロのような柔らかさが、硬く勃起した男根をふんわりと抱擁した。

「白いおしっこ出したくなったら、いつでも私のおっぱいの中にビュッビュしていいからね〜」

(こ、これって……えっちなビデオとかで出てくるパイズリってやつ……!?)

 美人なお姉さんの豊満な乳房に、自分の逸物が包み込まれている。男なら誰もが夢見るシチュエーションに、少年はますます海綿体を膨張させた。

「お顔もオチンチンもおっぱいに包まれて……ふふっ、贅沢ねぇ」

「腋の下をこうやってくすぐられるのがイイんだ? くすぐったくて、苦しいのに、それが興奮しちゃうんだ?」

「ド変態ね。徹底的にコチョコチョの刑にかけて更生させてあげるわ。うふふふっ」

 敏感な肌の上で、ローションに塗れた年上美女の指が艶めかしくくねる。
 時に息が出来なくなるほど激しく、時に甘い吐息が漏れてしまうほど優しく、巧みに緩急をつけた決して慣れることのないくすぐり責め。

「あひゃっ、あはははっ……もっとぉ……もっとくすぐってぇっ!」

 気付けば翔太は、おっぱいの下敷きになりながら母親に甘えるような声でおねだりしてしまっていた。

「あらあら、すっかりくすぐりの虜になっちゃったわね」

「素直になれたご褒美に、もぉっとくすぐったくしてあげる。こちょこちょ〜」

「あはははははっ! あはっ! ひはははっ!」

 くすぐったさの余り筋肉がひきつけを起こしたかのように痙攣するが、手足を拘束され、二人の特大バストで顔と股間を押さえ付けられていては身動きできない。
 ただペニスを震わせながら苦しくも甘美なくすぐり責めを享受するしかなかった。

「ビクビクって脈打って……イっちゃいそうなの? いいよ。お姉さんのおっぱいの中にドピュってお漏らししちゃって〜❤」

 豊満なおっぱいの中で甘やかされていたペニスが、力強く脈動して射精が近いことを表現する。
 パイズリをしている女子大生はクスリと艶めかしく微笑み、乳房の両側に手を添えて乳肉をギュムゥ〜っと中央に集めた。

「あっ、あっ! イくっ!」

「白いおしっこ出ちゃう? ふふ、射精に合わせていっぱいくすぐってあげる」

「こちょこちょこちょ❤ ほら、ビュッビュしようね〜、こちょこちょこちょこちょ❤」

「ひゃひひっ! も、もう……あぁああぁぁっ!」

 ドビュビュっ! ビュブっ!

 尿管を熱い精液が駆け上り、鈴割れを押し拡げて噴水のように溢れ出した。
 まるで心臓がそこに埋め込まれているかのように、何度も何度も脈打ちながらザーメンを乳ま×こに流し込む肉竿。少年が絶頂を味わっている間もビキニ美女たちはくすぐる手を休めず、射精快楽とくすぐったさの板挟みで頭がおかしくなりそうだった。
 
「あはっ、いっぱい出たわね〜」

「何度だって射精させてあげるわ。くすぐられる快楽を忘れないように、その身体に刻み付けてあげちゃうんだから」

「「「「こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜❤」」」」

(くすぐったくて……気持ち良くて……息苦しくて……あぁ、もうダメだ、意識が……遠く……)

 その後、少年は気を失うまでくすぐられ、精液をたっぷり搾られてしまったのだった。


408 : 灰神楽 :2015/02/26(木) 19:46:32 l4/TVFuw0
「こちょこちょこちょこちょ〜」

「翔太君、くすぐられるのが好きなんだよね。いっぱいくすぐって虐めてあげるね」

「ほらほら、もっと笑いなさい!」

「授業中も、休み時間も、放課後も、ずっとコチョコチョして玩具にしてあげる」

「あはははははははっ! 助けっ、あーっははははははっ!」

 翔太は結局、学校で女子たちの玩具と成り果ててしまったのだ。
 だが、くすぐりマゾに目覚めた彼は、そんな生活も悪くないと思うのだった……。


409 : 灰神楽 :2015/02/26(木) 20:00:10 l4/TVFuw0
以上です。感想などいただけたらモチベーションになります。
あとシチュエーションや、××という作品のキャラでfmくすぐり小説が見たいなどのリクエストがあったらちょっと受け付けてみます。


410 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/26(木) 20:05:54 LErz7Pwc0
言葉責めが素晴らしいですなあ!!堪能させていただきました!!


411 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/26(木) 20:52:59 XhOINmnA0
>>409
素晴らしかったです!
個人的にはJKのぬるコチョが特に良かったと思います!
非常にレベルの高い小説を読ませていただきました。
ありがとうございます!

もし時間があれば、まどかマギカでf/m小説を書いて頂けないでしょうか?
魔法少女達5人に拘束されてくすぐられる男の子とか……


412 : やなっき :2015/02/27(金) 00:56:29 XNEvl8os0
ライラ「じゃあ、誰からする?」

 ライラは勇者を囲む少女達に尋ねる。この場合の「する」というのはもちろん「性行為を」である。

カレン「私はこのままもう少しくすぐってたいかな♪」

勇者「はあ……はあ……くくぅ……っ!」

 カレンは相も変わらず勇者の足の裏をこちょこちょと責め立てる。
 勇者はすっかり息も絶え絶えといった様子だ。

ライラ「わかった。他のみんなは?」

 ライラは再度皆に問いかけるが、今度は誰も答えなかった。皆、勇者と交わりたくてウズウズしているのだ。

ライラ「ん……それじゃ、勇者サマに選んでもらおっか♪」

アオイ「そうだね〜♪」

シズク「それが公平だよね〜♪」

 カレンを除いた5人はそれぞれの担当箇所から、勇者の顔を覗き込める位置へと移動する。
 ライラは勇者の頭上の方に腰を下ろし、アオイとシズクは身体を変形させて勇者の腹部を優しく包み込み、ピコとラビィはそれぞれ勇者の右腕と左腕を跨ぐように座り込んだ。

ライラ「カレン、ちょっとくすぐるのやめてあげて」

カレン「むう……しょうがないか」

勇者「はあぁ……ふぇ……?」

 カレンのくすぐりが一時停止し、ようやく落ち着いて呼吸のできた勇者はキョロキョロと少女達の顔を見回す。顔を火照らせ、熱っぽい視線を送る少女達の姿はとても妖艶であった。

ピコ「さあ勇者、私達と気持ちいいことするですよ」

勇者「気持ちいいこと……? 今度は何するの……?」

ラビィ「簡単だよ、勇者様ぁ……♪ 私達のここにぃ、勇者様のおちん○んを入れてぇ、い〜っぱい腰を動かすの♪」

 不安げに尋ねた勇者の問いに、ラビィが自身の秘所を勇者の腕に擦り付けながら答えた。

アオイ「勇者くんっ♪ 初めては誰がいい?」

勇者「初めてって……」

シズク「勇者くんは誰が一番好きなの?」

 勇者の顔を覗き込む5人の少女はさらに顔を近付ける。勇者の想い人が誰なのか、気になって仕方がないのだろう。

勇者「ぼ、ボクは……」

 対して勇者は言い淀んでいた。
 答えは既に決まっていた。「誰が一番好きか」と訊かれて、真っ先に頭に浮かんだ彼女のことが、ボクは好きなのだろう。けれど、それをこの場で言ってしまうのは何だか気恥ずかしくて、自分に対して好意を露わにする他の娘達に悪い気がして……

5人「「「「「勇者(サマ/くん/様)」」」」」

勇者「ボクは……!」

 5人の少女に急かされ、覚悟を決めた勇者が愛する1人の少女の名前を口にしようとした、その時。

勇者「ふにゅっ」

 突如倒れ込んできたライラの胸に口を塞がれてしまった。突然襲った息苦しさに勇者はバタバタと暴れ、あることに気が付く。

勇者(あれ……動ける?)

 さっきまで自分の手足を縛り付けていた筈の蔓の拘束が弱まっているのだ。何故突然弱まったのかはわからないが、お陰でようやく手足を動かすことができた。

勇者「んん……ぷはっ!」

 そうして勇者は肌色率の高い海からようやく抜け出す。倒れていたのはライラだけでなく、勇者を取り囲んでいた他の4人も、足の裏をくすぐるために待機していたカレンも、いつの間にか勇者から離れていた金髪の少女も倒れていた。

勇者(一体何……が……)

 不審に思ったのも束の間、勇者の意識もまた深い闇へと落ちていくのだった──


413 : やなっき :2015/02/27(金) 00:56:54 XNEvl8os0
  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇

 勇者達が眠りについた後、部屋の中には2人の女性が立っていた。六幹部のアスモデウスとベルゼブブである。

アスモデウス「間に合った……アンタを連れてきて正解ね……」

ベルゼブブ「まったく、何で私達がこんなことを……」

 ベルゼブブは蝶のような羽を羽ばたかせ、金色の鱗粉を振りまいている。以前この魔法の鱗粉の力で勇者の射精を封じたり、少女達を操ったベルゼブブだが、今回勇者達を眠らせたのも彼女の力のようだ。

ベルゼブブ「ねー、アスー。このまま勇者のこと、仕留めちゃってもいい?」

アスモデウス「ダメに決まってるでしょ」

ベルゼブブ「ちぇっ……何で私達がこいつらのことを助けなきゃいけないんだか……」

 ベルゼブブは先日勇者を襲い、返り討ちに遭ったことを根に持っているようだ。もっとも、ベルゼブブを倒したのはこの場にいないレイであり、勇者も他の少女達も何もしていないのだが。

ベルゼブブ「あーあ! 気持ちよさそうに眠っちゃって……ほんっとうにムカつく!!」

アスモデウス「眠らせたのはアンタでしょ」

ベルゼブブ「そうするよう頼んだのはアンタでしょ! あー、イライラする! ……ん?」

 ご機嫌斜めなベルゼブブはあることに気が付いた。

ベルゼブブ「見て見て、アス! 勇者ったら勃起したまま眠ってるよ! きゃはは、ばっかみたい!!」

アスモデウス「あらら、散々寸止めされてたし、しょうがないわね」

ベルゼブブ「きゃははは! それはそれはいっぱい苦しんだんでしょうね! いい気味だわ!」

 ベルゼブブは笑いながら、勇者のおちん○んを軽く足蹴にした。その結果、長い間溜まっていたものが暴発したのか、

ベルゼブブ「きゃっ!?」

 勇者は眠ったまま射精をした。その勢いは凄まじく、ベルゼブブの顔にまで飛び散っていた。

アスモデウス「あーあ、溜まってるところに刺激を加えたらそうなるに決まってるでしょ。大丈夫?」

ベルゼブブ「………………」

アスモデウス「……ゼブブ?」

ベルゼブブ「えっ、あっ! ごめん、どうかした?」

アスモデウス「……アンタ、まさか」

 明らかに挙動不審なベルゼブブをアスモデウスはジト目で見つめる。するとベルゼブブは慌てて取り繕うようにこう言った。

ベルゼブブ「ち、違う違う! 私達が人間である勇者のことを好きになるわけないじゃない!!」

アスモデウス「……まだ何も言ってないんだけど」

ベルゼブブ「あっ……」

 ベルゼブブの顔が見る見るうちに赤く染まっていく。

アスモデウス「はあ……精液ぶっかけられて惚れるとか、どんな趣味してんのよ……」

ベルゼブブ「だから違うんだってばぁ!!」

アスモデウス「あー、はいはい。そういうことにしておくわよ。それじゃ、私はルーちゃんの所に戻るけど、挿入はしちゃダメよ」

ベルゼブブ「な、何もしないわよ!!」

 ベルゼブブもアスモデウスの後を追って部屋を出る。
 魔王城の廊下にはこの後もしばらくベルゼブブの声が響いていたという──


414 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/27(金) 02:56:47 8tVH8L2Y0
>>397
これが本当のくすぐり寸止めプレイって事ですね分かります…いや本当に惜しいわコレ…orz
>>398
これまた羨まし過ぎるシチュGJです!自分も特にと言うならぬるぬるJKエリアでのシチュ、
水着美少女達にヌルヌルくすぐられながら顔面騎乗されるという状況が一番ツボでしたw
自分もこのコチョレールX、挑戦してみたいですね。それも出来る事ならスク水JCから先に進むと
パンイチのJSエリア、丸裸のJYエリアと、どんどん幼くエロくなっていく感じの改造ルールでw
>>396
Tickle Fantasyもくすぐり魔物図鑑も超GJです!エッチな人外娘のデータベースとか大好物w
そして勇者くんのくすぐりハーレム、何とか誰も犠牲が出ないうちに間に合いましたね。
…それにしても、引っかかっていた謎の答えに幾つか気付いた気がする…かも知れない…
羨ましい…けどこうなると切なくも感じる…皆の想いの行方は一体どうなる事でしょうか?


415 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/28(土) 11:32:49 6eMxKH5g0
自発的にくすぐられる中学生の話なんか面白くねえな
男は嫌がってるのに女から無理矢理くすぐられるのが醍醐味ってものだろ
勇者を主人公にした長編を書いてる奴はワンパターンでグダってることに気付けねえのか。基本的に長すぎる作品は飽きるだけなんだよ


416 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/28(土) 13:32:20 q2Zq2/Ao0
成程・・・個人的にはどちらのSSもストライクゾーンなんですが、そう感じる方も居られるんですね。
自分なんかは主にくすぐられている男性側に自分を当てはめながら読むタイプで
あえて醍醐味とするなら「いかに羨ましい状況であるか」って感じなので
くすぐられるのを嫌がってるか望んでいるかは割と二の次だと感じてしまうのかも。
勇者くんの大作も個人的には「これは何かの伏線?」「あ、まさか!?」と先がワクワクできる展開も
性格も能力も様々なモン娘達のハーレムの中でくすぐられちゃう世界観も凄く気に入ってるから
pixivで主コメを見て正直「え、たった一週間で終わっちゃうの!?」って感じたぐらいなんですよねw
やっぱり一口にF/M好きと言っても色んな趣味趣向があるんですなぁ・・・。

ついでにこの流れで他の皆はどうなのかなと思ったんですけど、
このF/Mスレの皆さんにとっての「F/Mくすぐりの醍醐味」というか、
「やっぱりこの要素は欠かせないね!」みたいな好みってどんな感じですか?


417 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/28(土) 14:26:53 aBvRg.2M0
自分の好みに反するからと言ってケチを付ける奴ってのはどう足掻いても絶対に居なくならないもんだな
まぁこの神経質なまでにスレ分けされた掲示板がそれを表してはいるが


418 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/28(土) 14:35:28 NjHiEes20
話が無駄に長いってのはこのスレの前からの特徴だらね
俺は長くてダルいと思うが、このあたりは好みの問題だからね


419 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/28(土) 15:57:55 8kwoM.XU0
伏線を見つけたり、展開を予想することを楽しみたいなら叙述トリックがある小説を読んだ方がいいわ

ここでは簡潔な作品の方が読みたいという気持ちになる。長編だと「またこいつか…」って感じになって読み飛ばすようになるからな


420 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/28(土) 16:42:05 S9sRQc.g0
思ってても言わなくていい一言を言ってる時点で過疎ればいいと思ってる悪意ある荒らし以外の何ものでもないのです


421 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/28(土) 17:08:30 OXBq5ngM0
面白いと思って読んでる人もいるんだから、気に入らないからってわざわざケチつけるなよ。


422 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/28(土) 18:30:03 8kwoM.XU0
>>416の質問に答えただけなんだが
文脈を読んでから書き込みな


423 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/28(土) 19:02:18 q2Zq2/Ao0
あー、これは自分の書き方が悪かったかな。擦れ違いを生んでしまったなら申し訳ありません。
とにかく>>419さんにとっては「簡潔さ」が重要な要素である、と。お返事有難う御座います。
成程、確かに軽い気持ちで読めるというのは大きな魅力の一つですね。

それにしても、こうやって自分とは違う感じ方や考え方も沢山あるんだって事を思い知らされると
自分自身にとって好きだと思える物を応援したいって気持ちがより一層強く燃えてきますねw
改めまして灰神楽さんもやなっきさんも素晴らしいSSを有難う御座います。今後とも頑張って欲しいです。


424 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/28(土) 19:40:33 8kwoM.XU0
一番の理由は「軽い気持ちで読める」からではなく、長いストーリーはクオリティが下がってしまう傾向にあるからなんだよ
短いストーリーならそこそこのクオリティに仕上げられる人でも、ストーリーが長くなると同じような展開が続いてしまったり、ネタ切れ感が見えてしまう時があるんだよな
読者にとっても登場人物が増えすぎると、ごちゃごちゃして分かりにくくなってくる
長編を書くな、とは言わないが長編を書く時はウケが良かったからといって引き伸ばしたり、ノープランで長編を書くのではなくヴィジョンがある上で書いた方がいいと思うんだよな


425 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/28(土) 20:17:51 q2Zq2/Ao0
う〜ん成程、正直その発想は無かった…

…あぁ!やなっきさんの勇者くんSSでお風呂編が「番外」という扱いになってたのも
あれが本来のプランには存在しないストーリーだからなんですね。全然考えてなかった;
>>424さんの説明で今ようやく理解する事ができました。有難う御座います。


426 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/28(土) 22:04:20 NjHiEes20
俺はストーリー自体は長くてもいいと思うけど
くすぐりとそうじゃないシーンの比率は気にはなる

関係ないシーンが半分以上あると、なんかもやっとする

まあ自分は関係ないシーンは読み飛ばすから別にいいんだけどさ

この意見は単なる外野の意見だから、もちろん作者はスルーしていいよ


427 : くすぐり好きの名無しさん :2015/02/28(土) 23:26:59 blBRSOO.0
>>398-408
素晴らしい作品でした。
元々くすぐり対決スレの方でも、このゲームはSS化して欲しいと思っていた作品だったので、とても楽しみでした。
他の方も書かれていますが、私もJKゾーンのスク水&ローション&顔騎&集団くすぐりがめちゃくちゃツボでした。
JDゾーンまで辿りつけるかと思いきや、さすがJKですねww
というか普通の世の中の男性ならJCゾーンでも突破は厳しい・・・か・・・w

素晴らしい作品ありがとうございました。
今後の作品も楽しみにしております!


428 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 01:40:15 cE.8.Apc0
読者様ばっかりだな


429 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 02:29:28 qOGwpGk20
意見を求めてるのは作者の方だから


430 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 08:59:36 42Rt0DRU0
長いのに短文だらけの一行空けで、スクロールが大変だとは思う


431 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 11:55:20 fM9ATyAs0
PC派としては今の行間の開け方の方が読み易いし、このままの方が有難いかな。

…というかこの流れ、やっぱり自分の質問の書き方が良くなかったからかなぁ…
正直>>416は「SS作品として気にする点・気になる点は何?」と聞きたかった訳じゃないんです。
例えば>>415さんにとってのF/Mの醍醐味は「嫌がる男が無理矢理くすぐられる」との事で、
自分にとってのF/Mの醍醐味は「いかに男が羨ましいと思える状況か」だったという流れから、
「それじゃあ他の皆さんも醍醐味と考えている物が色々あるのかな?」という興味が出て、
そういうフェチ的な意味での皆の考えを聞きたかったんですよね…文章下手ですみません。

そういう訳で、改めて此処の皆さんにお尋ねしたいのですが、
皆さん個人個人にとっての「F/Mくすぐりの醍醐味」といえば何ですか?


432 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 11:58:55 aST9/gOM0
別にアンタに答えてるわけじゃない
415に便乗しただけ

428が嫌味で言った読者様であながち間違いはない
だからアナタはスルーして大丈夫だよ


433 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 12:18:14 fM9ATyAs0
はい、ただ少なくとも>>422さんは「質問に答えた」という言い方をされたのでね。
実際の所はどうであれ、「もしかして」という可能性が気になったんです。お気遣い有難う御座います。

何にしても>>431の質問に応えてくれる人が居たら嬉しいっすねw


434 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 18:06:43 aST9/gOM0
>>433
なんか意味がよくわからない
あなたは作者の立場として読者のニーズを聞いているの?
それとも読者として他の読者に雑談として好みを聞いているの?

ちなみに自分431には回答しないけど、その事はスルーしていいよ


435 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 18:22:35 HYtL/OHc0
もしかして自分の質問に答えてレスをしてくれたのならスルーすると悪いと思ったから返事をしたってことでしょ。
というかあなたみたいな空気の読めない人がここの雰囲気を悪くするから>>433さんが頑張って立て直そうとしてくれてるんだよ。
あなたはしばらく発言しないほうがいい。精神年齢が18以上になるまではね。


436 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 18:50:21 aST9/gOM0
>>435
なんで唐突に暴言投げつけてくるのかわからんが、イラついてるの?
俺の事荒らしっぽく見えてるように感じるよ

もちろん貴方がそう感じるのは、それはそれで主観の話しだから別にいいんだけどさ

俺に暴言を吐くことでここの空気を悪くするというのが目的なら
こうやって俺が反応してる時点であなたの目的は達成できるみたいだから
問題ないっちゃ問題ないのだろうけど


437 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 18:55:11 aST9/gOM0
>>434
433の話題は荒れる燃料なんだよ
それに反応したアンタは迷惑な存在なんだ

だから自分はアンタは迷惑なみたいのが苛つく
435は別の理由でアンタに喧嘩売ってるけど、俺がムカついてる理由はそんな感じ


438 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 18:56:51 aST9/gOM0
という自演


439 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 18:58:13 aST9/gOM0
アレ?IDが変わってる?


440 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 19:05:15 HYtL/OHc0
434も437もID同じなんだが……。
せっかく久々にSS投稿したのに、そのせいで分けの分からん荒らしが湧くとかやってられん。


441 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 19:09:53 HYtL/OHc0
ID:aST9/gOM0は何がしたいんだ? 頼むからもう発言するな。ここを荒らさないでくれ。


442 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 20:13:44 mb.v8gxY0
ホームランを打ちたいですね
流れを変えるような


443 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 20:40:21 AIC69O6Q0
結論:いつもの自演の人でしたとさ


444 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 21:13:34 fM9ATyAs0
>>441
一度だけ言えば分かって下さる事を期待して、一度だけ書かせて頂きますね。
もしそういう感情を隠さずに居られない場合は、直接相手にぶつけず削除依頼スレ等へお願いします。
tp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/11739/1220706409/l50

>>434
色々と目を瞑って問いに答えるとすれば「雑談」の方がメインでしょうか。
ただ、読者さんだとか作者さんだとかの立場的な差は、自分の中では正直関係無いです。
読者さんの好みもそうですが、作者さんにもどんな好みがあるのか凄く興味がありますし、
もしそういう話題の中から新しい作品のヒントを得てくれたりしたのなら最高ですからね。

そんな訳で自分は、F/Mを愛しているであろうこのスレの皆さんにとって、
特にF/Mのどんな所を愛しているのか教えて欲しいな、という話題を振らせて頂く訳ですw


445 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 21:22:37 HYtL/OHc0
申し訳なかった。


446 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 21:22:37 HYtL/OHc0
申し訳なかった。


447 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 21:48:52 aST9/gOM0
>>445
何でアナタが謝ってるんだ?荒らしてるのは俺が現在使用しているIDなのに?


448 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 22:00:22 /3ucLrY20
>>444
もう書き込むな
お前のように空気読めない奴が一人いるだけで今のように荒れるんだから


449 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 22:14:42 fM9ATyAs0
×感情を隠さずに居られないなら ○感情を隠せないなら

まぁそれはそうと。自分は男性側が若くて可愛い女の子達の柔らかなお尻やアソコで顔面騎乗責めにされて、
その感触や香りに興奮させられたり窒息させられたりしながら徹底的にくすぐり犯されるシチュが大好きです。


450 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 22:24:01 /3ucLrY20
ああ、荒らしの確信犯だったか


451 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/01(日) 22:57:36 aST9/gOM0
>>448
安価先間違ってない?


452 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/02(月) 00:13:48 sYj1CvBA0
次スレ:くすぐる女の子/くすぐられる男の子 その9
//jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/11739/1425222638/

次回も宜しくお願い致します


453 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/02(月) 06:56:18 kEebdbNM0
>>451
合ってると思うよ

本人だけは荒れないように荒れないように発言してるつもりだけど、
外から見てるとずっと反応してる時点で失敗なのが分かるもの


454 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/02(月) 07:02:09 kEebdbNM0
油火災に水かけて消そうとしてる感じだね


455 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/02(月) 12:06:38 mcL2HLMY0
>>453
そうなんだ。なら良いんだ
>>452
次スレの時期だっけ?


456 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/02(月) 12:19:36 qf.OUCDY0
辛辣なコメントをする割には更新が気になってる。かわいいとこあるじゃんw好き嫌いがあるのは当たり前なんだからそれがわからなければ見なければいい。読んで嫌いならコメントしないか、遠回しに改善点を言えばいい。それだけじゃないかな?


457 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/02(月) 13:42:53 pLsYVsr20
>>456
唐突にどうした?


458 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/02(月) 14:08:14 sYj1CvBA0
>>>>455
すみません、残りレス数を見間違えておりました。

そして昨日は色々引っ掻き回してしまって申し訳ありませんでした。


459 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/02(月) 17:10:29 ZjtRqzZE0
もんむすくえすとの続編が発売予告開始したねぇ
フェアリーズくらいのくすぐりシチュでも十分いける自分としては新作にもぼちぼち期待を寄せてたりする


460 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/02(月) 17:48:28 k7Qwy6II0
そういや、二次同人のもんむすくれすとにルカがくすぐられるって話があるらしい
実際どの程度カまでは知らないが


461 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/02(月) 17:49:44 k7Qwy6II0
ぱらどっくすのやつね


462 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/02(月) 18:45:32 TV8Mixyk0
>>457
唐突もクソも今回のまとめだろ。


463 : 灰神楽 :2015/03/02(月) 19:08:17 wnObvBS20
昔途中まで書いたやつを加筆したり手直ししたりしてなんとか仕上げたので投下します。


464 : 灰神楽 :2015/03/02(月) 19:09:13 wnObvBS20
 小柄な可愛らしい小学生、健太は退屈そうに携帯ゲーム機を弄っていた。
 彼は今、冬休みを利用して親戚の家に泊まりに来ている。
 
「お兄ちゃん、遊ぼ〜」

 甘ったるいロリ声が響き、パタパタという軽い足音と共に可愛らしい少女が部屋に入ってくる。
 母譲りの艶やかな茶髪のショートヘアに、クリクリと大きな瞳。冬だというのにミニスカートから健康的な太腿を覗かせたこの少女は、健太の妹の彩香だ。
 見た目通りの活発な性格で、気弱な兄を玩具にして遊ぶのが大好きという悪戯っ子である。

「今ねー、雪子ちゃんと蜜柑ちゃんと一緒にゲームしてるの。お兄ちゃんもしよ?」

「ゲーム?」

「スマブラだよ。お兄ちゃん得意でしょ?」

 健太は躊躇した。
 確かに格ゲーは得意だが、従妹と妹に混じって遊ぶのは思春期の男子として気恥ずかしい。

「ねーいいでしょー。三人でやるより四人でやった方が楽しいんだもん」

 けれど妹に潤んだ瞳で見つめられては、断ることなど出来ない。

「じゃ、じゃあ少しだけね」

「やった♪」

 妹に手を引かれてリビングに入ると、そこでは二人の美少女がコントローラーを握ってゲームに興じていた。

「あっ、負けちゃった。もうちょっとだったのに〜」

 悔しそうに呟いた三つ編みの少女が、従妹の雪子だ。小学五年生とは思えないムッチリとした体付きが特徴的で、豊満な乳肉がセーターを大胆に押し上げている。

「にひひ、姉ちゃん弱ぁい」
 
 チャームポイントの八重歯を見せて笑っているのが、雪子の妹の蜜柑である。黒髪を高い位置でツインテールに結わえているのが子供らしくて可愛らしい。
 
「ねぇねぇ、お兄ちゃんも一緒に遊んでもいいよね?」

 彩香が声をかけると、二人はこちらを向いてパァっと顔を輝かせる。

「もちろん。私あんまり強くないから、手加減してね?」

「あたしムッチャ強いよ〜! ボコボコにしてあげるっ」

 彩香と蜜柑の間に腰を降ろし、健太はコントローラーを握る。
 三人とも女子小学生とは思えない程上手ではあったが、健太の技量は頭一つ抜けていた。

「やられたぁ」

「健太くん強いねぇ〜」

「むー、あたしのルカリオが負けるなんて」

 三連続で乱闘を制し、流石に空気を読んでわざと負けようかと思い始めた時だ。

「お兄ちゃん、二対一で勝負しない?」

 彩香がそう提案した。

「私と蜜柑ちゃんがタッグを組んで、お兄ちゃんと戦うの」

「さんせーい! 健太兄ちゃん強すぎだもん。それくらいのハンデいいでしょ」
 
 それならいい勝負になりそうだ。
 健太は頷き、妹のアイデアを受け入れる。

「負けたら罰ゲームってのはどうかなぁ?」

 雪子が呟くと、蜜柑と彩香は目を輝かせた。

「面白そう!」

「じゃあ、勝った方が負けた方にこちょこちょね!」

「えぇっ!?」

 健太は驚いて目を丸くした。
 何を隠そう、健太は超がつくほどのくすぐったがりなのだ。


465 : 灰神楽 :2015/03/02(月) 19:10:02 wnObvBS20
「あれれぇ、もしかしてお兄ちゃん、くすぐり苦手?」

 悪戯好きな妹がニヤニヤと笑って尋ねる。
 
「まさかぁ。健太くんは男の子なんだから、年下の女の子にこちょこちょされるくらい平気だよね〜?」

 雪子の言葉が逃げ道を塞ぐ。
 やむなく健太は罰ゲームを承諾した。

「あたし、すっごいくすぐり上手なんだよ! もし健太兄ちゃんが負けたら……」

 ちっちゃくて細長い指を見せつけるように、蜜柑は両手をワキワキと蠢かせる。健太は背筋が寒くなるのを感じた。

(負けなきゃいいんだ。絶対勝つぞ)

 健太はいつにない真剣さで戦いに臨んだ。
 二対一とはいえ、相手は二つ年下の幼い少女だ。接戦を繰り広げながらも、やはり健太の方がジワジワ優勢になっていく。

「お兄ちゃん必死過ぎだよー」

「うっ、このっ、なんで二対一なのに勝てないの!」

 罰ゲームは回避できそうだと安心していると、双つの柔らかな感触がムニュっと背中に押し当てられた。

「健太くんっ❤」

「わわっ、ど、どうしたの雪子ちゃん?」

「ん〜、ちょっと可愛い妹を応援してあげようかなぁって」

 雪子が囁くと、甘ったるい吐息が首筋を撫でる。
 気が付けば雪子の腕がお腹に回っていた。発育の良い女の子に抱き締められ、思春期の少年は顔を赤くする。

「こちょこちょこちょ〜♪」

「うひゃぁ!?」

 雪子の白く滑らかな手指が服の裏側に潜り、お臍の周辺をくすぐった。驚いた健太はコントローラーを落としそうになる。


466 : 灰神楽 :2015/03/02(月) 19:11:56 wnObvBS20
「ちょ、ちょっと! 何して……くひひっ」

「ほらほらぁ〜、しっかり画面見てないと負けちゃうよ?」

 雪子はクスクスと笑いながら、脇腹を揉んだり突いたりして悪戯をする。甘く痺れるようなこそばゆさに健太は身を捩るが、抱き着かれているため逃げられない。

「姉ちゃんナイス!」

「今のうちにお兄ちゃんのキャラを倒しちゃえ♪」

 二人はここぞとばかりに攻勢に出る。優勢だった健太のキャラに、たちまちダメージが蓄積していった。

「こちょこちょ♪ こちょこちょこちょ〜♪ 健太くんはくすぐったがりだねぇ、負けたらもっとこちょばい罰ゲームだよぉ?」

「あはっ、あははははっ! こんなにズルいってば!」

 雪子の手は軽やかな手付きで脇腹やお腹をくすぐり続ける。耳元でこちょこちょと囁かれるのも堪らない。
 柔らかい女の子の感触と、花の香りのような甘酸っぱい匂い。そして身悶えしてしまうほどのくすぐったさによって、健太の頭は沸騰寸前だ。

「蜜柑ちゃん、トドメお願い!」

「おっけ! まっかせといてー! パワーを溜めて溜めて……どっかぁぁん!!」

 かくして健太は逆転負けを喫してしまった。

「はぁっ……はぁ……雪子ちゃん、酷いよ」

「うふふ、ごめんねぇ。でも負けは負けだから……」

「お兄ちゃんは罰ゲームとしてこちょこちょの刑でーす❤」

「あたしと彩香ちゃんの二人で、全身くまなくこちょこちょしてあげる!」

 妹と従妹は、可愛らしくも妖しい笑みを浮かべて合計二十本の指を空中で踊らせる。
 雪子一人に軽く擽られただけでも辛かったのに、あんなちっちゃくて細い指に襲われたら————想像しただけでも発狂ものだ。

「い、いやだ! 助けっ!」

「だーめ、逃がしてあげないよぉ❤ 健太くんは男の子なんだから、約束は守らなきゃね」

 慌てて逃げ出そうとする健太を、雪子は羽交い絞めにして捕獲する。
 小学生同士とはいえ男と女。力任せに脱出することも可能なはずだが、セーターの上からでも分かるマシュマロのような柔らかさに健太は骨抜きにされてしまう。

「健太くん、私にギューってされるの好き? じゃあずっとこうしてあげるから、頑張ってこちょこちょ我慢しようねぇ❤」

 逃走するならば、これが最後のチャンスだった。
 くすぐられて体力を奪われてしまえば、後は三匹の悪戯好きな牝猫に嬲り者にされるだけだ。
 けれどムッツリスケベな少年はフカフカのおっぱいという罠にすっかり嵌められてしまっていた。

「お兄ちゃん、つっかまえた! もう逃げられないよ。くすくす♪」

「あたしの指でおかしくなっちゃうくらい笑わせてあげるね」

 可愛らしいロリっ娘二人が両膝の上に柔らかいお尻を乗せる。
 今、健太は雪子の豊乳を背もたれにして座り込むような体制だ。そして右足に彩香、左足に蜜柑が乗っかれば、女の子三人の身体による拘束椅子の完成である。

「お兄ちゃん、覚悟はいい?」

「せーので始めよ! いくよ、せーのっ」

「「こちょこちょこちょこちょこちょ〜♪」」

 掛け声と共に、無防備な少年の身体へと二十本の指が襲い掛かる。

「あひゃひゃひゃひゃひゃ!?」

「ほぉらお兄ちゃん、バンザイさせられたワキをこちょこちょされる気分はどう?」

「脇腹だってくすぐったいよね。モミモミ攻撃してやるー!」

 彩香と蜜柑はそれぞれ腋の下と脇腹をくすぐりまくる。
 服の上からとはいえ、女子小学生のちっちゃな手に好き勝手にくすぐられるのは発狂しそうな感覚だった。健太は悲鳴に近い笑い声を上げる。

「ひぃぃははははっ! 誰か助けてぇぇ!」

「ふふ、悶えてる健太くん可愛い❤ そんなにくすぐったいのが苦手なんだ」

 腋を閉じようとしても、羽交い絞めにする雪子がそれを許さない。予想以上の力でバンザイをさせられてしまう。
 そして無防備に曝された弱点を、妹が嗜虐的な笑みを浮かべてこちょこちょと弄るのだ。敏感な腋の窪みを爪でカリカリと引っ掻かれると、あまりのくすぐったさに神経が焼け焦げそうになる。


467 : 灰神楽 :2015/03/02(月) 19:12:55 wnObvBS20
「あーはっはっはっはっは! 彩香ぁっ、腋の下は弱いんだってぇ!」

「そうなんだ。じゃあもっともぉっとコチョコチョしてあげるね、お兄ちゃん❤」

 脇腹を担当する蜜柑も負けてはいない。柔らかい肉を十指で揉みほぐし、あばら骨の間のくすぐったいツボを的確に抉ってくる。幼い少女とは思えない相当なテクニシャンだ。

「いひひひひひっ! 脇腹もダメだってばっ!」

「ここがくすぐったいの? もっと揉んであげるから、いっぱい笑ってね♪」

 普段の状態であれば、十秒と我慢できずに妹たちの手を払いのけるであろう強烈なこそばゆさ。
 それを身動きのとれない状態で延々と味わわされ続けるのは耐えがたい苦しみであった。

「お兄ちゃん凄い顔だよ? 涎垂れちゃってる」

「なんだか嬉しそう。あたしたちにコチョコチョされるの、気持ちいいの?」

「あひゃはははははっ! き、気持ちいいわけないよぉははははっ!」

 ちぎれんばかりに首を振って否定する。

「だったらくすぐられるのが気持ち良くなるまでコチョコチョしてあげる」

 妹は小悪魔のように微笑み、兄の両腋へと差し込んだ手を厭らしくくねらせる。
 
「き、気持ちいいっ! 気持ちいいからもうやめて! あははははは!」

「年下の女の子にコチョコチョされるのが気持ちいいの!? そんな変態さんはこうしてやるっ! こーちょこちょこちょこちょー!」

 蜜柑は怒ったふりをすると、脇腹を揉みしだいてくすぐったいお仕置きをする。
 気持ち良くないと言えば彩香に腋をコチョコチョと悪戯され、気持ちいいといえば蜜柑に脇腹をモミモミと虐められる……健太はどうすればいいのか分からず、ひたすら笑い狂うことしかできなかった。

 五分ほど経過しただろうか。

 健太にとっては一時間くらいくすぐられていた気分だが、ともかく二人の少女はようやく手を止めてくれた。

「ひぃー、ひぃー……かはっ、死ぬかと思った……」

「あー面白かった。誰かをコチョコチョするのってこんなに楽しいんだ」

「お兄ちゃんコチョコチョ弱いんだね。えへへ、いいコト知っちゃった❤」

 気息奄々といった様子の兄を尻目に、妹と従妹は楽しそうに笑い合う。

「私も健太くんをくすぐりたかったなぁ……」

 一方、拘束役だった雪子は不満そうな表情だ。
 
「ねぇ、健太くん」

「はぁっ、はぁ……な、何?」

「今度は私と一対一で勝負……して欲しいな。もちろん負けた方はくすぐったぁい罰ゲーム❤ 縛られて他の三人からこちょこちょされちゃうの」

 細長く綺麗な指をワキワキと蠢かせ、心なしか頬を染めた雪子が提案する。
 
「い、嫌だよ!」

 彩香と蜜柑の二人にくすぐられるのでさえ、耐えがたい苦しみだったのだ。ましてやあの責め苦にもう一人加われば……想像するだけで発狂ものだ。

「でも、健太くんが勝ったら私を好きなだけこちょこちょしていいんだよ?」

「えっ」

「足の裏をくすぐりながらスカートの中のパンツ見ちゃってもいいし、服の裏に手を入れておっぱいを直接くすぐってもいいから……どう?」

 双眸を潤ませた美少女に迫られ、少年はゴクリと喉を鳴らす。
 従妹の発育の良い身体を弄り回せるというのは、確かに魅力的な条件だった。羽交い絞めにされた時に背中に感じたあの柔らかさに、掌で触れてみたい……。
 気が付けば健太は真っ赤な顔をして頷いていた。

「お兄ちゃんってば、エッチなんだからぁ」

「う、うるさい!」

 おっぱいに釣られた愚かな兄を、妹はニヤニヤと笑いながらからかう。

「姉ちゃんいいの? 負けたらえっちなことされちゃうかもだよ?」

「うん、いいの。私負けないからっ」


468 : 灰神楽 :2015/03/02(月) 19:14:19 wnObvBS20
 普段はおっとりとした雪子が、珍しく瞳を闘志に燃やしている。
 そして、戦いの火蓋が切って落とされた。

「……う、嘘だ……雪子ちゃんに負けるなんて……」

 勝負は一瞬だった。
 四人の中で一番下手なはずの雪子だが、彼女のピカチュウに健太は手も足も出せなかった。

「ふふふっ、私このキャラだけは得意なの」

「凄い凄い! 指の動きが見えなかったよ」

「姉ちゃんって意外とテクニシャンなんだね!」

 雪子は実はかなり器用であり、ピアノの腕前などは大人顔負けである。
 その指捌きにかかれば、ちょっとゲームが得意な男子小学生を圧倒するくらい訳はない。さっきまではわざと苦手なキャラで手加減していただけなのだ。

「それじゃあ健太くんには罰ゲームだね」

「あたしたち三人で、おかしくなっちゃうくらいくすぐってあげる!」

「おっぱいに釣られちゃうエッチなお兄ちゃんに、くすぐったぁいお仕置きだよぉ❤」

 三人の少女は瞳を爛々と輝かせ、少年を取り囲んだ。三十本の小さくてくすぐったそうな指が触手みたいに蠢き迫る。

「ひぃぃっ! 誰か助けてっ!」

「まずは私の部屋に来てもらうね。ベッドの上でじっくりたっぷりとイジワルしてあげる」

「嫌だって言うなら……今すぐここでコチョコチョの刑にしちゃうぞ!」

 そう脅されては抗えるはずがない。ギロチン台へ昇る死刑囚のような気分で、健太は従妹たちに囲まれたまま雪子の部屋へ連れ込まれた。
 つい最近まで雪子と蜜柑で共用していたベッドは十分な広さがあった。とはいえ一人の少年と三人の少女が乗れば、流石に狭苦しく圧迫感を感じてしまう。

「よいしょっと……クスクス、年下の女の子に縛られる気分はどう? お兄ちゃん」

「これでもうどれだけくすぐったくても逃げられないからね!」

「パンツ一丁の健太くん、可愛い❤ こちょこちょ地獄を味あわせてあげるね」

 衣服を剥ぎ取られ、X字に拘束されて仰向けに寝かされた少年を見下ろし、少女たちは指をくねらせて準備運動をする。その瞳は嗜虐的な輝きを宿していた。

「覚悟はいい? それじゃあ……くすぐり罰ゲーム、開始っ!」

 雪子が合図をすると、三人は一斉に身動きの取れない少年をくすぐり始めた。

「あーっはっはっはっははははははははははっ! やめてやめてっ! いやぁっははははっ!」

 雪子は少年の頭の上に座り、バンザイさせられたまま降ろせない脇の下をコチョコチョと。

 彩香はお腹の上にお尻を乗せ、敏感な脇腹に指を喰い込ませてモミモミと。

 蜜柑は開かれた両脚の間に陣取り、足裏を爪の先で隈なくカリカリと。

 少女たちは見事に連携して健太の全身をくすぐりまくった。

「あひゃひゃひゃひゃひゃっ! くすぐったぃぃぃっ!」

 二人ですらキツかったのに、その上雪子まで加わってくすぐってくるのだ。健太は腹筋が攣りそうになるほど笑い狂った。

「うふふっ、私のおっぱいにエッチなことしたいなんて思うからこんな目に遭うんだよ? こちょこちょされて反省してね、健太くん」

 雪子の唇は妖艶な弧を描き、その手は驚くほど巧みに敏感な腋の中を引っ掻き回す。普段はおっとりした彼女だが、実はくすぐりサイディストの素質があるようだった。

「妹に馬乗りでくすぐられて笑っちゃうなんて、情けないお兄ちゃん。ほらほら、脇腹が弱いんでしょ、い〜っぱい虐めてあげる❤」

 惨めに暴れる兄の身体に跨った彩香は、クスクスと可愛らしく笑いながら脇腹を揉みくすぐった。たまに指先で交互に両脇腹を突かれると、健太は刺激から逃れようとクネクネと腰を左右に振って滑稽なダンスを披露する。
 年下の妹に良いように玩具にされるその姿には、兄としての威厳など欠片もなかった。

「きゃはははっ! 足の裏こちょこちょしてあげると、指がピクピクって反応するぅ〜! 面白ぉい!」

 蜜柑は幼い少女らしい無邪気な笑みを浮かべながら、程よく伸びた爪で土踏まずを激しく引っ掻いていた。足首に食い込んだ縄はどれだけ力を入れても緩みすらせず、拷問じみたくすぐったさにひたすら耐える他なかった。

(息っ、息ができない! 早く終わって……っ!)

 笑い声と一緒にどんどん酸素が肺から搾り出されていく。健太は顔面蒼白となり、ただひたすらこの地獄のくすぐり責めが終わることを願った。

「「「こちょこちょこちょこちょ❤ こ〜ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ❤」」」


469 : 灰神楽 :2015/03/02(月) 19:15:38 wnObvBS20
 どれほど悪戯好きな三人の年下少女たちにくすぐられ続けただろうか。
 健太の体感的には一時間くらい経った気分だったが、十分くらいの出来事だったかもしれない。ともかく、ようやく彼女らは手を止めてくれた。

「はひぃっ……はひぃっ……ふぅ、し、死んじゃうかと思った……やり過ぎだよ……」

「女の子のコチョコチョで死んじゃうとか、健太兄ちゃんってば情けないね。きゃはっ」

「エッチでくすぐったがりなお兄ちゃんには、いい薬になったんじゃない?」

「そろそろ健太くんも限界みたいだし、罰ゲームは終わりにしてあげようかな」

 ようやく解放される。そう思った時、下半身のくすぐりを担当していた蜜柑が素っ頓狂な声を上げた。

「あ〜っ! 健太兄ちゃんのオチンチン、おっきくなってる!」

 三人の視線が少年の股間に集中する。
 可愛い女の子たちに囲まれ、全身を弄ばれ続けた少年の身体は当然の生理的反応を示してしまっていた。

「こ、これは……違っ」

 真っ赤になって少年は弁解するが、パンツを突き破らんばかりの怒張が何よりも雄弁に彼の劣情を物語っている。
 実はくすぐられている最中、夢中になって脇の下をコチョコチョする雪子の豊満な乳果実が、ぷるんっ、ぷるんっと震えるのを目の前で見せつけられていたのだ。セーター越しとはいえその迫力は思春期の少年を魅了するのに十分過ぎるほどであった。

「えぇっと、これって勃起ってやつだよね……? 男の子がエッチな気分になった時になる……」

「お兄ちゃん、こちょこちょされて勃起しちゃったの? くすぐったくて苦しいことされてるのにコーフンしちゃったの?」」

「えぇ〜!? それって変態さんだよっ!」

 異性の身体に興味津々な年頃の少女たちは、頬を赤らめながらも潤んだ瞳で勃起ペニスを凝視する。
 妹を含めた年下の女の子に性器を観察されているという異様なシチュエーションに、少年は思わず興奮してしまい男根をさらに硬く反り返らせた。

「凄い……どんどんおっきくなってる」

「お・に・い・ちゃん? これはいったいどういうことなのかな?」

 妹に詰め寄られた情けない兄は、恥ずかしさに顔を真っ赤にしながら目線を逸らすことしかできない。

「はぁっ……まさかお兄ちゃんがくすぐられるの大好きな変態さんだったなんて、知らなかったなぁ」

 わざとらしく溜息を吐く彩香。

「これはお仕置きが必要みたいだね。二度とくすぐられたいなんて思わなくなっちゃうくらい、コチョコチョしてあげなきゃ」

「そ、そんな……」

「さんせ〜い! 変態な健太兄ちゃんにはくすぐったぁい罰を受けてもらいまぁす!」

「ふふふっ、えっちな健太くんが悪いんだよ?」

 少女達は嗜虐的に唇の端を吊り上げ、細長い指をクネクネと蠢かせながら近づける。

「今度はあたしが腋をコチョコチョしてあげる! そぉれ、こ〜ちょこちょこちょこちょこちょ〜!」

「いひゃははははははははっ!」

 蜜柑は敏感な腋の下へと両手を突っ込むと、そのまま激しく指先で掻き混ぜた。手加減なしのワキくすぐり責めに健太は背骨を折れそうに反らせて笑い悶える。

「私は可愛い足の裏をくすぐってあげるね。土踏まずをコチョコチョ〜っと……ふふっ、すっごく敏感な反応❤」

 雪子は脚の方へと回り込み、敏感な足裏にその細長い指をいやらしく這わせる。
 まるで生き物の舌みたいにねちっこく土踏まずを舐める彼女の指は、たった一本ですら男を悶え狂わせる程のこそばゆさを与えてきた。まして十本もの指の群れに一斉に襲い掛かられては堪ったものではない。
 少年は足の指を面白おかしく躍らせてくすぐったさに反応した。

「それじゃあ私は……」

 彩香は健太の腰を跨ぐと、節操なく勃起したオチンチン目掛けてお尻を落とす。
 彼女はミニスカートを履いている為、小振りながらも柔らかくプリプリとした尻肉の感触がショーツ越しに伝わってきてしまう。堪らず下半身に血液が集まってしまい、雄々しい勃起は血管を浮き上がらせて一層膨張した。

「えいっ! えいっ! 変態お兄ちゃんのドエムチンポ、私のお尻で潰しちゃうんだから!」

 サディスティックな妹は体重をかけて桃尻をグリグリと押し付け、そそり立とうとするペニスを潰さんばかりに圧迫する。
 少年の口から思わず心地よさげな呻きが漏れた。

「お兄ちゃんが反省しておちんちんを小さくできるまで、こちょこちょの刑にしちゃうからねっ」

 そう宣言して、彩香は太ももをコチョコチョとくすぐり始める。

「あひゃはははははははっ! くすぐったいっ! くすぐったいってばあぁははははっ!」


470 : 灰神楽 :2015/03/02(月) 19:16:58 wnObvBS20
 合計三十本もの指に襲われ、健太は壊れた笑い袋のように悲痛な絶叫を上げた。
 まるで無数の蜘蛛に身体中を這い回られているかのような感覚。首筋、腋、お腹、脇腹、お臍、太もも、足裏などくすぐったく感じる所は全て少女達の指に蹂躙されている。

「こちょこちょ! こちょこちょこちょ! どうだっ、反省した?」

 上機嫌で両腋をくすぐっている蜜柑が、顔を覗き込んで尋ねる。

「あーっはははははははははっ! 反省してるからぁぁぁっ!」

「お兄ちゃんの嘘吐き。くすぐられておちんちんがビクビクって悦んでるくせにっ」

「くすぐったいのを止めて欲しいからって嘘吐いちゃう悪い健太くんは、もっとこちょこちょしてお仕置きしちゃうね❤」

 反省していると言えば嘘吐きと詰られて激しくくすぐられ、していないと言っても同じ末路を辿る。
 悪戯好きな年頃の少女たちの玩具にされた憐れな少年に許されているのは、ただひたすら笑い苦しむことだけだった。

「あひゃひゃひゃっ! いーっはっはっはっはははははっ! ごべんなさいっ! あひっ、ごべんなっ、あはははははっ!」

「きゃはっ、涎垂らしちゃって、健太兄ちゃんってば凄い顔っ」

「年下の女の子にコチョコチョされただけでこんな風になっちゃうなんて、お兄ちゃんってば情けないなぁ」

「こちょぐったくても我慢我慢❤ あと三十分くらいはくすぐり続けるから、好きなだけ笑ってね」

(あと三十分って……死ぬ! 死んじゃうよ!)

 三十秒ですら耐えられる気のしないくすぐり拷問を、三十分……健太は気が遠くなるのを感じた。
 
「あひひひっ、少しぃ! 少しでいいから……あははっ、休ませてぇっ!」

「え〜、どうしよっかなぁ」

「仕方ないなぁ。私が今から三十数えたら、ちょっとだけ休ませてあげる」

「その代わり数えてる間は全力でこちょこちょしちゃうけどね。うふふふっ」

「にひひ、気絶するくらいこちょばしてやる〜っ!」

「「「ほぉら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ」」」

 三人の指使いが加速する。
 まるで少女達の指が柔肌の上で踊るかのような、激しくテクニカルなくすぐり責め。あまりのくすぐったさに健太は絶叫し、手足を縛る縄をギシギシと軋ませて暴れ狂った。

「い〜ち〜、に〜ぃ〜、さ〜ぁ〜ん〜、……」

 お楽しみの時間を少しでも引き伸ばすため、彩香はわざとゆっくりと数を数える。

「笑ってる健太くん可愛いなぁ。いつまでも足の裏をこちょこちょしてあげたくなっちゃう❤」

 雪子はうっとりと瞳を潤ませ、足裏をしつこくくすぐり続けていた。白く綺麗な指には魔法がかけられているかのようで、爪先、指の間、土踏まず、踵、くるぶし、足の甲、どこに触られてもじっとしていられない程こそばゆかった。

「ねぇ腋こちょばい? こちょばいの? えへへぇ、じゃあもっと笑ってねっ」

 ちっちゃくて細長い蜜柑の指が、敏感な腋の中でところ狭しと暴れている。テクニックこそ雪子に一歩劣るものの、すばしっこく動き回る指は少年から笑い声を限界まで引き出す。

「あっはははははははっ! あひゃははははっ! もういやだぁっ!」

 一秒一秒が永遠に想えるほど、つらく苦しいこちょぐり拷問。健太は股間の上に跨る妹を振り落さんばかりに暴れ悶えた。
 そうなれば当然、勃起ペニスはクロッチ越しに妹の卑肉を擦り上げてしまうことになる。エッチな暴れ馬を乗りこなせない彩香の唇から甘い嬌声が零れ落ちる。

「じゅ〜よ〜ん、じゅ〜ご〜……んっ、あぁんっ! ちょっと、チンポがお股に擦れちゃうじゃない! 変態お兄ちゃんはこうしてやるっ! こちょこちょこちょ〜っ!」

 脚の付け根をくすぐっている指先が加速し、神経回路がショートするほどに快楽混じりのこそばゆさを送り込む。

「あーっひゃはははははははははははっ!」

「……に〜じゅ〜ご〜、に〜じゅ〜ろ〜く〜」

 あと少しで三十秒がカウントされる。それだけを唯一の希望に、少年は六つの手に身体をくすぐられながら歯を食い縛って一秒一秒を耐え忍ぶ。

(あとちょっと……なのに……何だか彩香のアソコに擦れてるオチンチンが熱くなってきた……)


471 : 灰神楽 :2015/03/02(月) 19:18:24 wnObvBS20
 柔かくプ二プ二とした妹肉の感触と擦れ合う度、勃起ペニスの芯が甘美な快悦に痺れついた。必死でおちんちんを鎮めようとしても、可愛らしい女の子たちに囲まれてこちょこちょの刑にされているという異様な状況になぜかドキドキしてしまう。
 全身から送り込まれる強烈なくすぐったさと擬似素股の快感は、それぞれ腰のあたりで混ざり合い一つになって海綿体に流れ込んでくる。
 噴火寸前の火口のように、鈴割れが大きく拡がった。

「ひゃははははっ! 待って! ストップ! あーっはははははっ!」

「あと数秒なんだからちゃんと我慢しなきゃダメでしょ。ほら、我が儘言うお兄ちゃんには太ももこちょこちょ〜❤」

 強制的に笑わせられながらも少年はくすぐり責めの中止を懇願するが、サディスティックな本性を現した妹は取り合わない。
 性感帯でもある太ももを指でいやらしくなぞり、屹立に触れるギリギリまで脚の付け根をこちょばした。小指の先が玉袋をチョンと掠めた瞬間、遂に溜まりに溜まった劣情が少年の亀頭で爆発してしまう。

「あははっ、もう無理っ! 出るぅっ!」

 ビュビュっ! ドビュルルルルルっ!

「ふぇっ……!? きゃっ! な、何かヌルヌルしたのがおちんちんから出てきちゃってる!」」

 腰が抜けてしまうような肉悦と共に、鈴割れから白濁液が噴き出した。妹のロリ尻に潰されたペニスは力強く脈動してポンプの役割を果たし、勢い良く溢れる精液は少年の履いているパンツだけではなく少女のスカートの内側まで汚してしまう。
 その熱さと粘つく感触に驚いた彩香が立ち上がると、太ももをツゥっと濁液が伝い落ちた。

「これって……」

 ぷりぷりとした弾力のある淫らな液体を指先で掬い、マジマジと観察する彩香。小鼻を鳴らしてその独特の匂いを確かめると、彼女はキっと変態兄を睨み付ける。

「お兄ちゃん、これって精液だよね? まさかコチョコチョされて射精しちゃったの?」

「うぅぅ……ご、ごめん……」

 年下の女の子たちにくすぐられ、射精してしまったという事実。それは多感な少年にどうしようもない羞恥と敗北感を感じさせた。
 その顔は真っ赤に紅潮し、今にも泣きださんばかりである。

「健太兄ちゃんってば、ほんとエッチだね。きゃははっ」

「お仕置きの為にコチョコチョしてあげたのに、悦んじゃうなんて……」

 だが、彼女らは涙を見せたくらいで手心を加えてくれるような甘い女の子ではない。

「くすぐられて気持ち良くなっちゃう変態な健太くんには、もっとキツい罰ゲームが必要みたいだね」
 そう宣言した雪子はいつものフンワリと柔らかな雰囲気を脱ぎ捨て、怒ったように瞳を細めていた。
 
「な、何するの……?」

 不安そうに尋ねる健太を無視し、雪子は足首の縄を解く。そして力なく開かれた両脚の間に立つと、足首を小脇に抱えてググイと持ち上げた。
 自然と突き出された白濁液塗れの勃起ペニスを、彼女は黒いソックスに包まれた足裏で無造作に踏みつける。

「まさか……っ!」

 今さら健太は何をされるのか気付いたようだがもう遅い。

「覚悟はいいかな、健太くん? いくよ……電気アンマっ!」

「ま、待って、やめっ、いぎゃあぁぁぁあははははははははは!?」

 雪子は猛烈に右足を振動させた。強烈なくすぐったさと快感、そして僅かな痛みが入り混じった感覚が下腹部に重く響き、健太は狂ったように悲鳴を上げて暴れる。

「雪子姉ちゃんの電気アンマ、キツいでしょ? あたしもたまにやられるから分かるんだ〜」

「それともドエムのお兄ちゃんには、これもご褒美になっちゃうのかな? あははっ」

 年下の従妹に電気アンマされる少年という構図は、見ている分には面白おかしいものだ。彩香と蜜柑はクスクス笑いながら目の前で繰り広げられる喜劇を眺めていた。
 だがやられている本人にとっては堪ったものではない。まして射精直後の敏感な状態、健太は電流を流されているかのように激しく身悶えした。

「あひゃはははははははっ! これ無理ぃぃっ! ヘンになるぅぅっ!」

 まるで機械のように冷酷に、力強く、女子小学生の柔らかな足裏は肉勃起をプレスする。
 白目を剥きかけて悶絶する少年を見下ろす雪子の表情は、幼いながらもSMの女王様みたいな妖しい色気を放っていた。


472 : 灰神楽 :2015/03/02(月) 19:19:47 wnObvBS20
「にひひっ、この状態であたしにワキをこちょぐられたらどうなるかな〜?」

 嗜虐的に歪められた蜜柑の唇から、子猫のような八重歯がチラリと覗く。そのちっちゃくて見てるだけでこそばゆそうな手が伸びてくると、おもむろに健太の両腋をくすぐった。

「こちょこちょこちょこちょこちょこちょ〜っ!」

「いひゃはははははははははっ! 死ぬぅぅ!」

「じゃあ私は……」

 彩香は電気アンマに夢中になっている雪子の後ろに回り込む。彼女の両腋には健太の足首が挟み込まれており、背中側から見れば無防備な足裏が突き出ている状態だ。

「お兄ちゃんの足の裏、こちょこちょこちょ〜」

「あーっはっははははははははは! 彩香っ、やめろぉっ!」

 二人にくすぐられて暴れることによって、股間には雪子の足がより深く押し込まれることになる。
 肉竿を潰さんばかりの電気アンマは童貞少年にはあまりにも刺激が強すぎた。

「もうだめぇ……またイっちゃうっ!」

 ペニスが蕩けるような熱い快感と共に、再び凄まじい量の雄汁が搾り出される。少年の矮躯がガクガクと小刻みに痙攣した。

「きゃっ、靴下が汚れちゃった。もう……お仕置きしちゃうからね!」

 お気に入りのソックスを使い物にならなくされて怒った雪子は、さらに力強く足裏を踏み込む。射精しては雪子の機嫌を損ね、責めを激しくされてさらに射精して、の無限ループ。

 精液を最後の一滴まで搾り取られるまで、コチョコチョ電気アンマ地獄は続いたのだった。


473 : 灰神楽 :2015/03/02(月) 19:20:25 wnObvBS20
以上です。感想などいただけたら次回作のモチベーションになります!


474 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/03(火) 00:23:02 3XCrohAo0
乙!
ロリ責め最高でしたw


475 : 名無し :2015/03/03(火) 02:04:01 AJoOnS7o0
いいね!妹やロリ達にくすぐられるのは素敵!!どうせなら裸の状態にさせて女の子達のスベスベの手を直接感じられるようにしてたりとか
ローション、お風呂シチュなどもいいよねwクーっ!妄想が湧いてくるぅ!


476 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/03(火) 02:05:00 Y3PYvoU.0
GJ!女子小学生達に寄って集ってくすぐられまくるシチュ美味しかったです!
個人的には、ミニスカのままショーツ越しにプリプリのお尻を擦り付けられつつ
全力でくすぐられながら疑似素股の興奮と快感を我慢し切れずに射精…と、
くすぐられつつ幼女のアソコで責められ高められちゃうシーンが特に好みでしたw


477 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/03(火) 13:58:28 VL3W2iqA0
素晴らしい作品でした!
ロリ女子3人がかりのくすぐり&尻コキ責めとはうらやまし過ぎますw
最初はただの何気ないゲームだったのに、人数の利を活かされて、徐々に徐々に追い込まれ、そのうち取り返しがつかないところまで追い詰められていく形がかなりツボでした!
また次の作品も期待しております!


478 : 時雨 :2015/03/04(水) 23:42:40 4J5QSk/Q0
同感です!
灰神楽さんの作品は的確にツボを突いてくる感じで素晴らしい!
特に電気アンマとくすぐりの組み合わせが私的にツボです!
そしてテキストがエロくて良い!
次回作も期待です!


479 : 名無し :2015/03/06(金) 02:40:46 aT3pZY/M0
アニメのリトルバスターズにでで来る能美クドリャフカにあの細くて小さな指と程よい爪先でローションかボディソープで脇、足の裏指の間、乳首脇腹などくすぐる小説いいなぁ
他のアニメなら俺妹のあやせちゃんもいいね!可愛い顔と美しい指先があって性格的に死ぬまでやめてくれなさそうだし手錠プレイが好きらしいしね〜キャラ的にくすぐりプレイにあってそう


480 : 灰神楽 :2015/03/06(金) 20:10:50 QtdTcU8c0
 トン、トンとノックの音が鳴り響いた。

「お兄ちゃん、起きてる?」

「一緒にあそぼ〜」

 聞き慣れた二歳年下の双子の妹の声。小学四年生の可愛らしい男の子、優馬は慌てて布団を頭から被った。
 もし起きてることがバレたら、またあの辛く苦しい「遊び」に付き合わされてしまう。

「入るね」

 ガチャリとドアが開く音。それに続いて軽やかな足音が駆け寄ってくる。

「あれれ、お兄ちゃん寝てるみたい」

「土曜日だからってお寝坊はいけないんだよ〜」

 小さな手が布団に添えられ、ゆさゆさと身体を揺さぶられる。少年は頑なに狸根入りを決め込んだ。

「……ダメだ。起きないや」

「じゃあ……イタズラしちゃおっか」

「ふふっ、さんせーい」

 双子は可愛らしくクスクスと笑って顔を見合わせると、布団を少しだけ捲り上げる。
 少年の足首から先を冬の冷たい空気が包み込み、思わず悲鳴が漏れそうになった。

「こちょっ、こちょこちょこちょ〜❤」

「!?」

 不意に右足の裏を蟻が這うようなこそばゆさに襲われる。
 刺激の正体は妹のちっちゃなおて手だった。甘ったるい声で歌うようにこちょこちょと擬音を口にしながら、指先で土踏まずを撫でるようにくすぐっている。

「くひっ……くふふふふ……っ!」

(この優しい感じのくすぐり方は……多分だけど琴音かな? うぅ……くすぐったい……けど声を出すの我慢しなきゃ)

 足首を掴まれているわけではないから、足を引っ込めようと思えばいつでも出来る。
 だがそうすれば起きているとバレてしまうため、少年は唇を引き結んでムズムズするようなこそばゆさに耐えるしかなかった。くすぐり責めに晒されている足裏を思わず左足の甲に擦り付けて隠してしまいたくなるが、必死に我慢して敏感な足の裏を妹の玩具として差し出し続ける。

「じゃあ私は左足を……こ〜ちょこちょこちょこちょこちょこちょっ❤」

「いひぃっ!? くふふふっ……ひひっ……」

 もう一人の双子の妹は足裏に五指を立てると、子猫の爪砥ぎみたいに何度も踵から爪先へと指先を往復させた。
 一往復ごとにお腹の底から哄笑が込み上げて来てしまい、優馬は苦労してくすぐったさに耐え忍ぶ。

(この乱暴で意地悪なくすぐり方は……綾乃かな。く、くすぐった過ぎる!)

「足の指がピクピク反応してる〜。あははっ、面白いね」

「夢の中でもこちょばいのかな?」

 小悪魔な双子は好き勝手なことを言いながら指を蠢かせ続ける。まるでお兄ちゃんの足裏を落書き帳に見立てて、自由奔放に落書きするみたいに。
 こちょこちょ上手な妹たちによるくすぐり責めに、笑い声を押さえる少年の口は今にも緩んでしまいそうだ。

「「こちょこちょこちょこちょこちょ〜❤」」

「あひっ……くくく……っ!」

 妹の指は小さくて細長くて、触れられているだけでじっとしていられない程にくすぐったい。それが二十本も集まって左右の足の裏を這い回るのだから堪ったものではなかった。


481 : 灰神楽 :2015/03/06(金) 20:11:28 QtdTcU8c0
「足の指と指の間って、こうやってコチョコチョされると我慢できないよね」

「分かるぅ! ママに洗ってもらう時、私いっつも笑っちゃうもん。私もお兄ちゃんにやってあげよ〜っと」

「いひひぃっ!?」

 指先が蛇のように足指の間へと滑り込み、こしょこしょと繊細な刺激を与えてくる。
 滅多に他人に触られない場所をくすぐられる感覚に優馬は思わず笑ってしまいそうになった。

「あれれぇ? お兄ちゃん今笑わなかった?」

 食い縛った歯の隙間から漏れ出た笑い声を、妹は耳聡く聞き付ける。

(っ!)

「もしかしてぇ〜……寝たふり、してるのかなぁ?」

「せっかく妹が起こしにきてあげたのに……。もしに寝たふりしてるなら、そんな悪いお兄ちゃんはコチョコチョの刑にかけないとね」

(こ、これは絶対に笑っちゃダメだ! もし本当は起きてるってバレたら、また二人がかりでくすぐりられちゃう!)

 コチョコチョの刑———子どもらしくてあどけない響きの言葉だが、その実態はまさに拷問だ。
 手加減を知らない年頃の双子姉妹に挟まれて、四本の手で気力体力共に尽き果てるまで延々とくすぐられ続けるのである。優馬が半泣きになっても二人は面白がって笑うばかりで、一度なんかは気絶してしまうまでくすぐり虐められたことがあった。
 その時は流石に母親が怒ってくれたが、悪戯好きな双子はそれ以降も度々兄をくすぐって遊ぶのだった。

「それじゃあもっとくすぐって、本当は起きてるのか確かめてあげるね」

「足の裏ぁ〜、こちょこちょこちょこちょこちょこちょちょこちょ!」

「っ〜〜〜!!?」
 
 土踏まずの垢を刮ぎ落とそうとするように爪の先でカリカリとくすぐったり、足指の付け根にこちょこちょと指の腹を這わせたり、不意討ちで足の甲に悪戯してみたり……。
 小学二年生とは思えない巧みなテクニックで、双子の妹はお兄ちゃんの足裏を蹂躙した。

「あーっははははははははははっ! もう無理ぃ!」

 とうとう少年は大口を開けて笑ってしまい、布団の中へと両足を引っ込める。

「やっぱり起きてたんだ。お兄ちゃんの嘘吐き」

「寝たふりをした罰として、コチョコチョの刑にしちゃうからねっ」

 怒ったような声と共に布団が剥ぎ取られる。腰に手を当てて優馬を見下ろしている二人は、とてもよく似た顔をしている双子の女の子だ。

 母譲りの艶やかな黒髪を高い位置で二つに括っているのが綾乃。双子の姉だが、ツインテールという髪型のせいか少し幼い印象を受ける。
 肩にかかる長さで丁寧に切り揃えられているのが琴音。こちらの方が妹だが、姉よりも少しだけ落ち着いた雰囲気だ。

 共通しているのは、どちらもお兄ちゃんをコチョコチョするのが大好きなくすぐり魔であるということ。優馬はパジャマ姿のまま必死に言い訳をした。

「ご、ごめん! でも寝たふりをしてたんじゃなくて……その、今起きたんだって!」

「えぇ〜、ホントかなぁ」

「嘘吐いてるかどうか、くすぐりゴウモンにかけて聞いちゃおうかなぁ?」

 指をいやらしくクネらせながら双子姉妹が迫ってくる。そのくすぐったそうな手付きを見るだけで、足の裏でムズムズとした感覚が蘇ってきた。

「ほ、ホントだってばぁ」

「まぁいいや。信じてあげる。でもその代わりにぃ……朝ご飯食べたら私達と一緒に遊んでくれる?」

「お兄ちゃんとコチョコチョ遊びしたいな〜」

 コチョコチョの刑とコチョコチョ遊び、どちらがましかと言えば後者に決まっている。

「わ、分かったよ」

「やったぁ!」

 こうして優馬は双子の妹たちとくすぐったい遊びをすることを約束させられたのだった。


482 : 灰神楽 :2015/03/06(金) 20:13:24 QtdTcU8c0
とりあえず最初のところだけ書けたので投稿します。
続きはまた後日、書き上がり次第投下していきますね。


483 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/07(土) 01:15:37 XN/nxCto0
小学2年生の双子達とはまたロリロリしい設定で嬉しいw
こちょこちょ遊びの本番にも期待です


484 : 名無し :2015/03/07(土) 07:56:06 /Lt0d7tg0
ロリの指ってくすぐったいよね!
爪とかも程よく伸びてるしなにせ無邪気だから加減ってもの知らないから死ぬまでくすぐられたりもするね

ロリとお風呂はいったらイタズラで脇の下とかに手を突っ込まれて一生くすぐられるな脇のなかで小さな指たちが暴れ出す


485 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/09(月) 23:12:04 0LGxqp920
またロリロリな子達にジワジワと追い詰められて、嬲られてしまうのでしょうか・・・。
楽しみすぎます!


486 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/11(水) 21:48:25 wNnuXizg0
可哀想に…
なんとか助け出してあげたいね


487 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/12(木) 23:43:52 Imt1iw1c0
>>486
ほんとそれな
変わってあげたいわ


488 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/13(金) 01:06:34 4Quu2IOU0
やめろ!
それなら俺が代わりに犠牲になる!
お前らは先にいけ!


489 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/13(金) 20:43:12 aUDaxsQ.0
児童虐待って対処が難しいからね

まあコレはフィクションだから、割り切って他人の悲惨な人生を楽しめるけどさ


490 : 名無し :2015/03/14(土) 11:59:17 xO62yoFI0
男の子を両手拘束して完全身動き出来なくして身体中にローション又は石鹸をつけたお姉さんかロリが身体中に抱きつきながらくすぐり回す的なの現実にならないかなw


491 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/14(土) 22:54:29 R0ybgpkA0
年齢不相応なほどに激しく欲情した裸の痴幼女達に群がられて好き放題にくすぐり犯されるだとか、
エッチなお姉さん達が可愛いショタを監禁拘束して集団で寄って集ってくすぐり輪姦すだとか、
そういうのは現実世界では決して有り得ない、味わえない、許されないシチュエーションだからこそ
一度ツボに嵌ってしまえば他では考えられない程の魅力や羨望を感じてしまったりするんだよね


492 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/15(日) 18:39:21 5xIz0eqU0
ニコニコのくすぐりMMDの人、健全過ぎてけしからんな(褒め言葉)


493 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/16(月) 00:15:50 XtboLuzs0
あれは素晴らしいな
この世の楽園を体現したかのようだ


494 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/19(木) 00:49:05 5p/jh2n20
くすぐりMMDシリーズの動画でいつも悲惨な目に遭わされている
鏡音レンの身代わりになれるものならなってあげたいわマジで


495 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/20(金) 07:52:49 ZC3XGumQ0
男の子をくすぐってほしいMMDモデルの話をしようぜ!
僕はままま式GUMIちゃん!
かわいいし手が手袋みたいになっててツルツルしてそうだからこのスレ的にも悪くなさそう
誰か彼女のくすぐり動画を作ってくれませんかねーチラッ


496 : 名無し :2015/03/20(金) 11:56:10 tnkYC1Q60
それな!GUMIちゃんってくすぐりうまそうだしなw
かわいいし手袋なしでもすべすべしてそう、爪もちょうどよさそうな長さで指も長いし最高かと


497 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/20(金) 17:48:16 c.wNXx1.0
あまりMMDに詳しくないからどう呼べば良いのかはよく分からないけど、
ニコ動で 【MMDm@ster】セーラー戦士+α集合!!【モデル配布あり】 ってタイトルの
美少女戦士セーラームーンのコスプレをしたアイマスキャラ達のモデルを推したい。

ツルツルスベスベしててくすぐった気持ち良さそうな光沢感のある手袋に加え、
ヒラヒラ揺れる色鮮やかなミニスカの裾から時折チラリと覗く純白の布地、
本家セーラー戦士と違ってノースリーブで丸見えになっている綺麗な腋、
あと個人的にはボディライン丸出しな文字通りのキャットスーツもそそられる。
是非とも集団で寄って集って男の子キャラをくすぐりまくって欲しい、と言うか
出来る事なら自分自身がああいう姿の美少女アイドル達にくすぐり犯されたい。

薄い布地越しのアイドル達の柔らかな身体でムギュムギュッと身動きを封じられて、
もし○分以内に勃起したら苦しくて恥ずかしくてくすぐった〜いお仕置きという無理ゲーを強いられたい。
ゲーム開始と同時にスベスベ手袋に包まれた100本以上の指で一斉に優しくサワサワと撫で回されて、
目の前にはアイドル達の笑顔や胸や太股なんかのチャームポイントを代わる代わる見せつけられ、
耳には吐息を吹き込まれたりエッチな誘惑の言葉を囁かれたり舌をチロチロ這わされたり、
愛撫のような心地よいくすぐったさに塗れながら勃起せざるを得ない状況に追い込まれたい。
そしてとうとう起ってしまえばお仕置きと称して今度は本気の全身くすぐり責めにされ、
アイドル達の腋や胸やお尻やアソコを代わる代わる口元に押し付け擦り付けられて窒息させられ、
勃起したモノは徹底的に扱かれくすぐられ挿入させられ、何度射精してもあの手この手で再び勃起させられ、
発狂して気絶するまで、もとい気絶しようと決して許して貰えず延々と搾り取られながら笑い悶えさせられたい。


498 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/20(金) 19:18:56 VaL/L7MI0
tp://www.dlsite.com/maniax/announce/=/product_id/RJ152143.html

シチュもタイトルもキャラもすげえツボなんだけど、タグにくすぐりが無いのと、内容詳細見る限りトラック2にしかくすぐりなさそうなのがちょっと怖い…
タイトルを信じて全編くすぐりありを期待してるけどトラック2が何度も使えるできならそれでいいから祈りつつ期待してる


499 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/20(金) 23:34:20 c.wNXx1.0
>>498
過去作品みたいに後で体験版が公開されるんじゃないかな
個人的には「コチョコチョコチョコチョコチョ-!」みたいな台詞が多めだと嬉しい


500 : くすぐり好きの名無しさん :2015/03/20(金) 23:54:59 c.wNXx1.0
もう残り1レスだったので一応次スレのリンク貼っておきますね
執筆途中でモチベを失ってしまわれたSS作者さん達にも良ければ是非また帰ってきて欲しい

くすぐる女の子/くすぐられる男の子 その9
tp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/11739/1425222638/l50


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