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2ちゃんねる、生体実験スレ、避難所

1作者:2008/08/06(水) 20:53:12
アクセス規制が、解除されるまで、続きをこちらにアップすることにしました。

解除され次第、2ちゃんねるの方にもアップします。

346の女刑事編の続きからです。

2作者:2008/08/06(水) 20:56:12
高速道路を使って、ようやく八光駅のターミナルに着いた時、すでにミスタ
ーニートの指定した時刻より、30分以上オーバーしていた。途中、美奈子
は3回転倒し、その度に、一人では白バイを起こす事が出来ずに、後続のパ
トカーを待たなくてはならなかったのだ。八光駅周辺にはすでに、八光署の
刑事達が、通行人に紛れて張り込んでいるはずだった。
(やっと着いたわ)
力尽きた美奈子は、白バイごとタクシー乗り場の近くの歩道に乗り上げ、そ
のまま横転した。バイクの倒れるガシャンという音に通行人が驚き、人だか
りが出来始める。下半身裸の女が、歩道に仰向けに横たわり、全身打撲の痛
みに呻いているのだ。やがて、携帯電話が鳴った。
「はい・・・もしもし」
「今回は、いきなり、遅刻したね。ペナルティだ、2発目の爆弾を爆発させ
るよ」
「ちょっと、待っ・・・」
ガチャリと電話が切れた。美奈子は、泣きそうになる。これだけ頑張ったの
に爆発を止められなかった。美奈子は、手に持っている携帯電話から八光署
に電話をした。
「もしもし、課長」
「ああ、キャリアか。今さっき、2発目の爆弾が爆発したよ」
「被・・・被害者は?」
「幸いなことに、うちの警官2名が軽傷を負っただけだ。一般市民に被害は
なかった。何せ、爆弾が仕掛けられていたのは、うちの署の駐車場に止めて
あった古賀警部の自家用車だったから」
「・・・」
美奈子は、絶句した。愛車のロードスターは、去年買ったばかりで、まだロ
ーンもほとんど終わっていない。
(真紅の車体が自分のイメージにピッタリで、とっても気に入っていたのに
・・・)
美奈子は全身が、悲しみと怒りでワナワナと震え、上級職警察官として犯罪
者に立ち向かう気力が萎えていくのを感じた。

3作者:2008/08/06(水) 22:48:28
また携帯電話が鳴った。
「いい加減にしなさいよ、あんた・・・」
美奈子は、涙声になっていた。
「目の前の噴水が見えるでしょう。そこで泳いで下さい。平泳ぎでね」
美奈子は、立ち上がると噴水に向かって歩き始めた。駅前広場の噴水は浅く、
30センチ程の水深しかない。
「僕に逆らったら、日本のどこかで3発目の爆弾が爆発しますから」
ガチャリと電話が切れた。美奈子は、携帯電話を水に濡らさないように噴水
池の縁のレンガの上に置くと、そっと片足づつ水に入った。もう6月なので、
それほど水は冷たくなかった。
「あの変態女、噴水で泳ぐつもりだぜ」
「何考えてんだろ。頭、イカレてるんじゃね?」
「でも、すっごい美人だよ」
美奈子を見守っている通行人達が騒ぎ始めた。これだけ人だかりが出来てい
るのに、駅前の交番からは、警察官が一人も出てこない。八光署から口出し
をしないように指示が出ているのだ。
(うっ、冷たっ・・・)
美奈子は、噴水の水に膝をつくと、腹這いになった。30センチの水深しか
ないので、全身を水に浸かって平泳ぎをするためには、ピッタリと池の底の
タイルに腹を押し付けなくてはならない。美奈子が、平泳ぎの要領で手足を
動かし始めると、皮膚がタイルに擦れて痛かった。

4作者:2008/08/06(水) 22:50:07
「あ、泳いでる。あの女、泳いでるつもりだぜ」
「あははは、面白ーい」
5分くらい、美奈子が手足を動かしていると、また、携帯電話鳴った。
「そのまま、歌を歌って下さい。そうだなあ、今回は、モーニング娘の『ラ
ブマシーン』をリクエストします。振り付けもお願いしますよ」
「歌詞は知ってるけど、振り付けなんて出来ないわ」
「じゃあ、代わりに、この前やって貰ったタコ踊りでいいですよ」
びしょ濡れのまま、美奈子は立ち上がり歌い始めた。全身に染み込んだ噴水
の水が生臭い。
「あんたにゃ〜もったいない〜♪あたしゃ、ホント、NICE、BODYB
ODYBODY〜♪」
3年前に大ヒットしたモニーング娘の代表曲だ。1999年9月9日に発売
された7枚目のシングルである。下半身を露出させ。クネクネと身をくねら
せる美奈子のタコ踊りに、通行人達は大爆笑した。
「いいぜ、アカペラ、露出女!」
「フー♪フー♪」
一緒になって歌い出すギャルもいる。
「どんなに不景気だって、恋はインフレーション〜♪こんなに優しくされち
ゃ、み・だ・ら〜明るい未来に就職希望だわ〜♪・・・・日本の未来は、世
界がうらやむ〜」
「明るい未来なんて、こないよ!」
いきなり、耳元の携帯電話でミスターニートが怒鳴った。
「日本の未来は、少子高齢化とマイナス成長で、世界に馬鹿にされるんだ!
あんた達、キャリア官僚や政治家の怠慢のせいでね!」
そのまま、ガチャリとまた電話が切れた。

5作者:2008/08/06(水) 22:51:26
6畳一間のボロアパートの一室で、ミスターニートは、胡坐をかき、目の前
に並べた二つの携帯電話を見つめながら、低い声で泣いていた。一つは美奈
子に指示を出しているプリペイドカード式の携帯電話で、もう一つは普段使
っているドコモのN2051だった。その機種は、去年流行り始めたカメラ
付きの携帯電話で、折り畳み式の最新モデルだ。N2051の方には、登録
している派遣会社から仕事の指示がメールで届いている。仕事内容は、建設
現場での資材運びや、街頭でのティッシュ配りなどで、日によって行き先が
違う。昨日からミスターニートは、美奈子とのゲームの準備に夢中で、派遣
会社からのメールを無視していた。その時、ドコモの携帯電話が鳴った。出
ると派遣会社の彼の担当者からだった。
「どうして電話に出ないんだ?昨日、現場に行かなかっただろう。派遣先の
クライアントからクレームが来たぞ!」
担当者の声は低く、怒りが籠っていた。
「僕、ちょっと、今忙しいんです。後にしてくれませんか。それに、昨日の
仕事、受けるって言ってないと思うんですけど」
「は?メールを、送ってるだろう!」
担当者は、怒鳴り始めた。ミスターニートはうんざりして電話を切った。間
髪を入れずにまた呼出音が鳴る。
「もしもし・・・」
「おい、いい気になるんじゃないぞ。俺の権限で、いつでも、お前の登録を
抹消出来るんだ!」
「勝手にどうぞ」
ミスターニートは、電話を切り、今度は電源までオフにした。この御時世、
派遣会社は星の数ほどある。1999年7月の派遣法改正以来、大小の派遣
会社が乱立しており、ミスターニートにとっては、別の会社に登録し直せば
いいだけの話だ。それよりも、今は、美奈子とのゲームに集中したかった。

6作者:2008/08/17(日) 22:16:41
ラブマシーンを2番まで歌い切った美奈子は、棒立ちのまま、ミスターニー
トからの連絡を待った。異常に長い間が空き、通行人達が、次に美奈子が何
をやり始めるのか、興味深々で見守っている。美奈子は下半身裸の自分に注
がれる、痛いくらいの視線に耐えなければならなかった。
「あの人、先月の爆弾事件の時、ウンコを顔に塗りたくってた人じゃない?」
「あ、ワイドショーで俺も見たよ。確か、八光署の女刑事だって言ってたな」
通行人たちのざわめきの中、十数分が経過した頃、ようやく携帯電話が鳴っ
た。
「もしもし」
「どうですか、気分は?」
「いいわけないでしょ!」
「足を思い切り広げて、指でオマンコを剥き出しにして下さい。そして、通
行人の誰かにクリトリスを蹴り上げて貰って下さい。力一杯にね」
「くっ」
美奈子は、悔しさの余り、歯をギリギリと噛みしめた。言われた通りに、通
行人に呼びかける。
「誰か、あたしの股間を、思い切り蹴って!」
当然のごとく、警戒して誰も応じようとしない。美奈子は上着のポケットか
ら警察手帳を取り出して突きつけた。
「心配ないわ、あたしは警察官よ。傷害罪で捕まえたりしないから」
逆効果だった。公衆の面前で警察官に暴力を加える度胸のある一般市民など
いる筈がない。
(マズイわ。ミスターニートの指示が実行出来ない・・・)
その時、一人の男が進み出た。通行人のサラリーマンに変装して張り込んで
いた同僚の刑事だった。彼は、ニックネームが『始末書』と呼ばれている、
交番勤務から転属になったばかりの新米刑事だ。

7作者:2008/08/17(日) 22:18:10
「俺がやってやる!」
『始末書』刑事は、狙いを定め、思い切り右足をスイングすると、美奈子の
無防備な股間を蹴り上げた。
「あおおおおっ!」
余りの痛さに美奈子は絶叫した。股間を両手で押えて、その場でピョンピョ
ン飛び跳ねる。
(手加減しなさいよ、馬鹿!)
美奈子は、『始末書』を睨みつけ、心の中で叫んだ。当の始末書は、ニタニ
タと笑い、英雄気取りで観客の声援を浴びていた。あまり、後先の事を考え
ない男なのだ。
「次は、ギャラリーの一人一人に顔面を殴られて下さい。もちろんグーでね」
ミスターニートからの指示は、容赦がなかった。美奈子は、ジンジンと痛む
股間を抑えながら、再び通行人に呼びかけた。
「殴って!あたしの顔を順番に、グーで殴って!」
始末書が先陣を切ったために、躊躇していた他の通行人たちも、急に遠慮が
なくなった。
「俺にやらせろ」
「あたしも」
「どうせ、また爆弾犯人に脅迫されてるんだろうから、大丈夫だよ。刑事殴
れるチャンスなんて滅多にないし」
「ちょうどいい。この前、婦警に駐禁取られて、頭に来てたんだ」
美奈子の美しい顔に、次々とストレートパンチが叩き込まれた。唇が切れ、
鼻血が噴き出す。美奈子は、殴られる度によろめき、倒れそうになったが足
を踏ん張って、一般市民達が殴り易いように、顔を前に突き出し続けた。
「ぐふっ!・・・うぐっ・・・」
(このままじゃ、もたないわ。なんとか、ミスターニートに反撃する方法は
ないの?課長達は、何をやっているのかしら)
美奈子は、激痛に錯乱しながら、一向に、携帯電話の電波を逆探知も出来な
い、同僚の刑事達を恨めしく思った。
(まさか、ワザと手を抜いているんじゃ・・・キャリアのあたしが、困るの
を見て、内心、喜んでいるんじゃ・・・もし、そうなら許せないわ)

8作者:2008/08/17(日) 22:19:22
錯乱した美奈子の怒りは、あらぬ方向へ向けられ始めた。数十人のギャラリ
ーのパンチを浴び終えた美奈子の顔は、無残に腫れ上がり変形した。顎が痛
み、口が開かない。
「あなたの顔を見られないのが、残念ですよ。大声で、『私は変態のマゾ女
です』って100回叫んでください」
ミスターニートは、そう言って電話を切った。美奈子は、顎に走る痛みをこ
らえながら口を開き、叫び始めた。
「あたしは変態のマゾ女です!あたしは変態のマゾ女です!あたしは変態の
マゾ女です!あたしは変態のマゾ女です!あたしは・・・」
あごの骨に、ヒビが入っているかのような激痛を感じた。ほとんど口は動か
さず、喉と舌だけを使って声を張り上げる。すぐに声が擦れ、喉に焼けるよ
うな痛みが走り始めた。
「あたしは変態のマゾ女です!あたしは変態のマゾ女です!あたしは変態の
マゾ女です!あたしは・・・」
「ねえ、ママ、あの女の人、どうして叫んでるの?」
「叫びたいのよ、きっと。ストレスが溜まっているのかも」
子供づれの親子が囁き合っている。美奈子が70回くらい叫んだ頃、騒ぎを
聞きつけたテレビ局の中継車がやってきた。
(もう!またマスコミに、晒し物にされるじゃないっ!報道規制くらい、ち
ゃんとやってよね!ホントにノンキャリって無能なんだからっ)
もはや、美奈子は、疲労とストレスで、正常に物事が判断出来なくなってい
た。
「あたしは変態のマゾ女です!あたしは変態のマゾ女です!これで、100
回目よ・・・声が・・・もう、出ない・・・」
美奈子の声は、ガラガラ声になっていた。携帯電話が鳴った。
「アハハハ、テレビに、下半身裸の、あなたが映ってますよ。こちらからは、
丸見えです」
ミスターニートは、自分の家で、悠々とテレビ画面を見ているのだ。放送は
全国区だろうから、居場所を特定することは不可能だろう。
「そうだ、いい事を思いつきましたよ。全国の視聴者に、あなたにやって欲
しい事を、リクエストして貰ってください。そうすれば、もう僕から、わざ
わざ指示をしなくていいわけです。僕はテレビであなたの様子を見ています
から、もし実行出来なければ、その時に爆弾を爆発させるだけでいいわけで
す。」
電話が切れた。ミスターニートからの着信はそれが最後だった。
「そんな・・・それじゃ、終わりがないじゃない・・・」
美奈子は、絶望感に全身の力が抜けていくのを感じた。

9作者:2008/08/17(日) 22:21:18
犯人の要求は、テレビ局のスタッフに伝えられ、急遽、視聴者アンケートが

実施された。たちまち全国から電話が殺到してコールセンターはパンク状態
になり、視聴率が30パーセントを突破する。特番が組まれ、前代未聞の生
中継が始まった。
『モノマネをやらせろ』
『逆立ちして、オシッコ』
『女刑事の顔に、ホームレスの小便と脱糞を受けさせ、それを食わせるとい
う人間便器の展開を希望』
『官能小説を朗読しながらオナニー』
『電信柱に登って、セミの鳴き真似をして下さい』
美奈子は、根気よく、一つ一つ実行するしかなかった。もし、拒否して日本
のどこかで爆発が起こり、罪のない一般市民が犠牲になれば、美奈子だけで
なく警察全体が責任を問われる事になる。生放送は、各局の持ち回りで三日
三晩続き、視聴率が漸く落ち始めてきた頃、美奈子の体力が尽きて、彼女は
気を失った。リクエストで駅の構内のあちこちに落ちているガムを、這い付
くばって、口で掃除して回っている最中だった。
「もう、限界か。さすがキャリアだ。よく頑張ったよ」
小野課長が、救急車で美奈子の体を警察病院に運ぶように指示した。
「全員、爆弾の爆発に備えろ」
日本中が、爆発に備えた。しかし、自分が巻き込まれる可能性は、確率とし
ては数百万分の1のため、緊張感はない。3発目の爆弾は、美奈子の実家で
爆発した。ある程度、予想されていたため家族は避難しており、被害者は出な
かった。数日後、意識を回復した美奈子の病室に、小野課長が見舞にきた。

10作者:2008/08/17(日) 22:22:06
「唯一の手掛かりの携帯電話は、仙台市内のコンビニで販売されていたもの
と判ったよ。しかし、そこまでだ。誰が買ったのかまでは、わからん。おそ
らくミスターニートは、足が付かないように、わざわざ東北地方まで行って
買ったんだろうな。こういうものは、売る時にちゃんと、免許証を提示する
ように規制しないといかんなあ」
「その法案は、今、国会で審議中の筈ですわ」
美奈子の顔の腫れは、かなり引いて来ているようだった。
「それと、もう一つ残念な知らせがある」
小野課長が言い難くそうに切り出した。口調に以前のような、美奈子に対す
る慇懃さが無くなっている。
「今回の事件は、警察庁始まって以来の大スキャンダルだ。犯人に脅迫され
てとは言え、現職の女性警察官が、テレビで痴態の限りを晒したのだから」
「だって、他にどうしようもなかったじゃないですか!」
美奈子は、課長の言いたい事に察しが付き、フツフツと怒りが込み上げて来
るのを感じた。
「それはそうなんだが、犯人が君に執着しているのは明白だ。ほとぼりが冷
めるまで、他省庁に出向して貰う事になった。これが、その辞令だ」
課長が、病床の美奈子に書類を手渡した。
「法務省、公安調査庁・・・そんな!厄介払いってわけですか!」
「人事交流という名目だ。キャリアの君には、いろんな経験が必要だから」
美奈子の眼から涙がこぼれ落ちた。ミスターニートに、コケにされ、挙句の
果てに左遷されたのだ。
(一旦、データセーブです・・・)
美奈子の耳に、ミスターニートの声が聞こえたような気がした。

11作者:2008/08/17(日) 22:27:21
美奈子編終わりです。2ちゃんねるのアクセス規制長いなあ。
夏休みが終わるまで解除無理かも。
誰か、ここのSSコピって、2ちゃんねるに貼り付けて頂けないでしょうか。

12作者:2008/08/19(火) 07:39:17
転載、ありがとうございます。

13作者:2008/08/21(木) 11:25:05
井沢満里恵(25歳)は、18時過ぎにタイムカード切ると、私服に着替え、
待ち合わせ場所である渋谷駅の東口へと向かった。大手貿易商社の総務部に
勤務している満里恵は、同じ会社の営業部に所属する関口昌樹(29歳)と
社内恋愛中で、近々結婚する予定だった。
(結婚しても、しばらくは仕事を続けよう)
真理恵は、彼氏を待ちながら漠然と考えた。すでに両家の顔合わせと、結納
は済んでおり、最近では二人で、これから住むマンションの物件を探したり、
式場を予約したりと、人生で最も幸福な時間を過ごしている。二人とも正社
員なので、それなりに貯畜もあり、新生活を始めるにあたっての収入は充分
だった。
(今日は、宮下公園を散歩して、それからデザートバイキングにでも行こう
かしら)
「ごめんごめん、待った?」
スーツ姿の昌樹が、やって来た。身長175センチ、スリムな体型で笑うと
白い歯が印象的な、イケメンの営業マンである。
「ううん、そんなに待ってないわ」
「おおっ、大胆だね、今日のファッション」
満里恵は、フリル付きのミニスカートと最近はやりのグラディエーターサン
ダルを履いていた。健康的な小麦色の太ももが眩しい。
「そうかしら、普通よ、こんなの。ねえ、今日は行ってみたいデザートバイ
キングの店があるの」
「えっ、晩飯に甘いもの食うのかよ」
「いいじゃない。たまには、そういうのも」
二人は、腕を組んで歩き始めた。幸せいっぱいのオーラに包まれていたが、
都心の駅周辺では特に目立った存在ではない。視界には、他にもカップルは
何組もおり、ショッピング街は、仕事帰りのサラリーマンやOL、学生達で
ごった返していた。一日のうちで、最も込み合う時間帯である。その時、遠
くから悲鳴が聞こえた。

14作者:2008/08/21(木) 11:26:46
「何かしら」
「まさか、派遣社員の通り魔じゃないだろうな」
昌樹が、冗談ぽく言った時、連続して爆発音が聞こえた。
「きゃあああ!」
「な、なんだお前ら!」
「うわああ!助けてくれええ!」
たちまち、辺りは、口々に叫び、逃げ惑う人混みで大パニックになった。昌
樹と満里恵は、呆然と立ち尽くす。何が起こっているのか判らないが、何か
の事件に巻き込まれようとしているのだという、漠然とした不安を感じた。
「昌樹、怖い・・・」
「大丈夫だよ」
逃げ惑う人々を、全身黒づくめの怪人達が、手に短剣のようなものを持って
追い回していた。捕まった通行人は、羽交い締めにされて引きづられている。
「ヒー!ヒー!」
「ヒー!ヒー!」
黒づくめの怪人達は、口々叫んでいた。頭からすっぽりと被った黒マスクの
額には、鍵十字マークの金属プレートが付いていた。
「ザコ戦闘員ども。なるべく生きのいい人間を捕まえるのだ!」
全身が青黒くヌラヌラとした粘液で覆われたウナギ男が指揮していた。渋谷
駅前で実体化した十数台のステルス装甲車から降り立った鍵十字団のザコ戦
闘員が無差別に、通行人を捕獲している。先日、ゴキブリ女の失敗のせいで、
大量のザコ戦闘員が戦死し、欠員を補充するための捕獲作戦だった。
「ほら、そこ逃がすな!気絶させてから運べと言ってるだろう。能無しのザ
コ戦闘員どもめ!捕まえた奴らは地獄のトレーニングの後、お前らの後輩に
なるんだから、しっかりやれ!」
「ヒー!」
駅前の交番から大勢の警官が駆けつけてきたが、全く歯が立たず、逆に捕ま
って装甲車に連れ込まれてしまう。逃げ遅れた昌樹と満里恵も、ザコ戦闘員
に羽交い締めにされた。
「きゃああ!助けて、昌樹!」
「離せ、この野郎!」
ザコ戦闘員は、暴れる昌樹と満里恵の腹に、パンチを叩き込み、気絶させて、
装甲車へと運んで行った。

15作者:2008/09/12(金) 08:28:28
2ちゃんねる、395の続き

16作者:2008/09/12(金) 08:29:22
満里恵の肉体は、訓練開始の2週間目くらいから急激な変化を見せ始めた。
全身の筋肉が、引き締まって盛り上がり、固い板を打ち続けた拳は、骨が固
まって石のようになった。初日に出来なかった100回の腕立て伏せも、難
なく、こなせる様になり、次は、人間一人を背中に乗せたままで、指立て伏
せを100回やることを要求された。肩車スクワット100回や、腹筋10
00回というメニューも追加される。
「お前ら、二人づつで向き合え。お互いに本気で殴り合うんだ。負けた者は、
メシ抜きだからな!」
満里恵は、元証券会社の営業部長だったという中年男と向き合った。中年と
は言え、2週間の猛訓練で、突き出ていたブヨブヨの腹も引っ込み、すっか
り逞しくなっている。殴り合いは、空手やボクシング、柔道など、この2週
間で教え込まれた格闘技の何を使っても良かった。
「キエエエエーッ!」
いきなり満里恵は、男の股間にある急所を狙って蹴りを繰り出した。中年男
は、両手をクロスさせてブロックする。
「汚いぞ、このアマ!」
中年男は、物凄い速さでジャブを繰り出してきた。防ぎ切れずに、満里恵は
何発かを顔面に浴びてしまう。二人とも全裸なので、道着を掴む柔道の技は
使えない。満里恵は、ひしゃげた鼻から流れ出した鼻血が、喉に詰まってむ
せ込みそうになった。
(このままじゃ、やられるわ)

17作者:2008/09/12(金) 08:30:28
「ウケエエエエッ!」
猿のような雄叫びをあげ、満里恵は中年男の懐に飛び込んだ。パンチを浴び
るのもお構いなしで、相手の顎に、下から頭突きを喰らわせる。そして自分
の鼻から流れ出る血を、相手の目に塗りたくった。
「くそっ、目がっ!目が、見えないっ!」
動揺した男の股間がガラ空きになり、すかさず蹴りを入れる。グニャリと金
玉の潰れる感触がして、あっさり勝負がついた。
「ギャアアアアア!」
男は、ぴょんぴょん飛び跳ね、やがて倒れ込むと悶絶して、そのまま気を失
ってしまった。勝った満里恵も顔面血だらけで、ハァハァと肩で息をしてい
る。
「ようし、次は、勝った者同士でペアになって殴り合え」
「え・・・?」
満里恵は、泣きそうになりながらも次の相手と向き合った。

18作者:2009/01/12(月) 19:18:23
2009年、元日。北川稔(35歳)は、東京日比谷公園に開村された、年
越し派遣村にいた。ボランティア団体によって設営された簡易テントの中で
震えながら、炊き出しのおにぎりを頬張っている。所持金は325円で、二
日ぶりの食事だった。
(寒い・・・足の感覚がない・・・)
テントの外からは、視察に来た政治家が演説を行っている声が聞こえる。し
かし、稔にはどうでもいい事だった。10月に派遣社員として働いていた自
動車メーカーの派遣切りに合って寮を追い出され、以来ネットカフェを泊ま
り歩いていたが、とうとう所持金も少なくなり、県外から飲まず食わずで歩
いて、この派遣村にたどり着いたのだった。
「美奈子・・・」
稔は、ある女の名を呟いた。6年前、脅迫電話でいたぶった、女刑事だ。彼
女が半裸で要求に従う、無様な姿が目に焼き付いて、今も離れない。結局、
足がつかない完全犯罪で、稔自身に捜査の手が及ぶことはなかった。
「古賀美奈子・・・今頃、どこで何をしているのだろう。俺のせいで警察を
首になっちまったみたいだったな。プリペイド携帯も登録制になっちまった
し、もう二度と、あのゲームは出来ないな・・・」
稔は、35歳になった今も独身だった。派遣社員の乏しい給料では、その日を
暮らすのが精一杯で貯金をする余裕もない。女とは無縁の生活を送り、これ
からも無縁だろう。
(俺達は、社会の捨て駒にされた・・・こんな世界、無くなってしまえばい
い・・・)
稔のその思いは、長年に渡って心の底に蓄積し、結晶石のように固まって、
信念になりつつあった。

19作者:2009/01/12(月) 19:19:35
総理大臣が、新年の挨拶に、さざなみ市の植民地総督府を訪れた。ネオガイ
ア星人の総督ピタゴラスの前に、全裸で土下座をした総理大臣の顔は、苦渋
のために口元が引き歪んでいる。
「新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたしま
す」
総理大臣は、深々とお辞儀をした。ピタゴラス総督は、キョトンとしている。
「お前、誰だっけ?」
「日本国の総理大臣でございます」
「この前は、別の男が来ていたぞ。メガネを掛けた、やる気のなさそうな男
だった。そのちょっと前は、また別の男だった。お前ら、ネオガイア星人を、
おちょくっているんじゃないだろうな?」
ピタゴラス博士は、不快感を露わにした。彼が総督に就任してから3年しか
たっていないが、その間、挨拶に来る日本の総理大臣は、来る度に違う奴だ
った。
「滅相もございません。我が国にも色々と事情がありまして、現在は、私が
正式の総理大臣に間違いありません」
「ふーむ。ま、どうでもいいがな。せいぜい頑張ってくれ。わし達に反抗さ
えしなければ、それでよい」
「ははーっ、有り難き幸せ」
総理大臣は、全身に汗をびっしょり掻きながら、新年の挨拶を終え、ヘリポ
ートに待機させてあった政府専用ヘリに乗り込んだ。服を着ながら同行して
きた秘書官の報告を受ける。
「新年の第一回目の調査で、内閣支持率が20パーセントを切りました」
「あ、そう」
総理大臣は、怒りに満ちた表情で、素っ気なく答えた。自分自身の置かれた
理不尽な立場に憤慨しているようにも見えた。

20作者:2009/03/03(火) 00:35:15
蛇原優里は、ヘビちゃんの愛称でも親しまれている国民的人気のファッショ
ンモデルだ。現在29歳で、ファッション雑誌『Onecam』の専属モデ
ルとして契約している。細い手足と豊かなバスト、ヒップが対照的なグラマ
ラスな肉体の持ち主で、蛇のようなミステリックな顔立ちが、見る者をカエ
ルのようにすくませる。
「ヘビちゃん、お疲れ様」
雑誌の写真撮影が終わり、マネージャーが声をかけた。付き人がジュースを
差し出すと、優里はひったくるように受け取り、グビグビと飲み干す。
「生温いわね、このジュース。よく冷えたの用意しなさいよ」
「すみません・・・」
付き人の女の子が、平謝りに謝る。トップモデルの機嫌を損ねれば、この業
界で生きていく事は出来ない。
「次の仕事は、化粧品のCMの打ち合わせだったわね」
「それが・・・・」
マネージャーが、言葉を詰まらせた。
「何?ハッキリ言いなさいよ。変更があったの?」
優里が、蛇のような目で睨みつけた。
「実は、そうなんだ。さざなみテレビから、さっき事務所に、急遽、仕事の
オファーがあった」
「さざなみテレビ?断りなさいよ、スケジュールは、何週間分も先に詰まっ
ているんだから」
「そうは、いかないらしくって・・・とにかく今から、さざなみ市に向かう。
先約のCMの方は、うちの社長から事情を話して、先方にも理解してもらっ
た」
「・・・」
優里は押し黙った。さざなみ市と言えば、宇宙人の租借地だ。日本であって
日本ではない。いろいろと噂には聞いているが、自分の身にとんでもない災
難が起こりそうな、嫌な予感がした。

21作者:2009/03/03(火) 00:36:14
マネージャーが運転する車で、高速道路を飛ばし、都心からさざなみ市まで
は、一時間と少しだった。車は、自動車メーカーのCMに出演した時にスポ
ンサーから貰った高級車である。さざなみテレビの受付で名前を告げると、
プロデューサーらしき男が出迎えに現れた。
「いやあ、これは、これは、お美しい。写真で見るよりスレンダーな体型で
いらっしゃる」
調子よく話しかけてきた男に手渡された名刺を見ると、さざなみテレビ、チ
ーフプロデューサー、斎藤大介と書かれてあった。
「はじめまして」
優里が挨拶をし、マネージャーが名刺の交換をした。優里が付けている香水
の匂いと、トップモデルのみが放つオーラに、斎藤は、頭がクラクラした。
「急にお呼び立てして、申し訳ない。実は、今晩のゴールデンタイムの番組
に生出演して頂きたいのです」
「はあ、トーク番組か何かで?」
マネージャーが尋ねた。
「いえ、バラエティー番組で、蛇原さんに、ドジョウすくいをやって頂きた
いのです」
「ドジョウすくい!」
優里は思わず金切り声をあげた。
「こちらに衣装が用意してあります」
斎藤は、優里とマネージャーを応接室に案内した。そこには、段ボール箱に
入った日本手拭いと竹ザル、腰につける魚籠が用意してあった。
「困ります。あたしのイメージが損なわれてしまいます」
優里は毅然とした態度で、断ろうとした。斎藤はニヤッと笑った。
「この仕事は、どうしても、やって頂かなければなりません。あなたが断れば
国際条約に違反したとして、日本政府が、宇宙人に制裁を受けます」
「そんな事、言われても・・・ちょっと、あなたも、何とか言いなさいよ」
優里はマネージャーに振った。マネージャーも動転している。
「一旦、事務所に帰って相談を・・・」
「心配御無用。事務所には、もう話を通してあります。それに、生放送だと
言ったでしょう。時間が無いのです。すぐに衣装合わせと、練習に入りまし
ょう」
アンドロイドの警備兵が現れ、優里をマネージャーと引き離して、メイク室
へと引き立てた。
「横暴よ!あたしを誰だと思ってるの!」
優里は、怒りのあまり喚いたが、アンドロイドの腕力に抗うことは出来なか
った。

22作者:2009/03/03(火) 00:37:03
メイク室で優里は下着姿になるように指示された。その日は黒いブラジャー
とパンティを着用していた。Dカップの乳房が深い谷間を作っている。
「さ、この日本手拭いを頭に巻いて下さい」
女性のメイクさんが差し出した日本手拭いを頭からかぶる。
「端は、顎の下で結んでくださいね」
さすがに、トップモデルである。日本手拭いを巻いた顔も美しかった。腰に
竹で編んだ魚籠を縄で縛る。スラリとした肢体が輝いて見えた。
「さすが蛇原さんです。ドジョウすくいの衣装を見事に着こなしている!」
立ち会っていた斎藤が、絶賛した。優里は、プロデューサーに褒められても
嬉しくなかった。メイクさんが1メートルほどの長さの竹の棒を差し出した。
「両足をガニ股に開いて、この棒で固定します」
「えっ、ガニ股・・・勘弁してよ!」
優里は怒ったが、アンドロイド2体が左右から体を押さえつけ、両足を無理
に開かせた。
「痛い、痛〜い!」
優里の両足が左右に180度に開かされた。それ程、体が軟らかい訳ではな
い優里の股の腱が切れそうになる。
「蛇原さん、案外、体固いんですね」
斎藤が、意外そうに言った。
「ちょっと、無理、無理よ・・・これ以上無理・・・」
180度に割り開かれた股に、竹の棒が装着された。両フトモモの付け根と
両膝の真上に麻縄で、きつく縛り付けられる。膝を曲げて立つ事は出来るが、
180度に割り裂かれたフトモモは閉じることが出来なくなった。
「痛いっ!痛いっ!苦しいっ!お願い、このつっかえ棒を外して!」
「少しだけ時間を上げますので、その間に慣れてください。この後すぐに
ドジョウすくいの練習に入りますから」
斎藤は、股の激痛に顔を歪める優里を残してコーヒーを飲みに行った。

23作者:2009/03/09(月) 17:45:34
 生放送の収録が終わった蛇原優里を、さらなる試練が待ち受けていた。仕
事が終わり、忌々しい、さざなみテレビから、やっと、おさらば出来ると思
ったのだが、楽屋に戻ると、マネージャーが蒼白な顔で待っていた。
「早く、この、つっかえ棒を外してよ」
「それが、外せない事になった」
「どういう事?」
メイクさんが、優里の両脚を極限まで広げている、つっかえ棒の麻縄を、鍵
付きの樹脂製のベルトに取り換え、鍵穴を溶接した。
「ちょ、ちょっと、何するの?」
「これで、もう外す事は出来ません。このベルトは、ネオガイア製の特殊な
合成素材を使っていて、切断は難しいです」
「不平等条約の第5条が、君に適用されたんだ。人体実験モルモットの提供
・・・」
「何それ、聞いてないわよ!」
優里は激怒した。こんな恰好では、ファッションモデルはおろか、普通の芸
能活動さえ
出来ない。
「ガニ股のファッションモデルが、現実に、あり得るかどうかと言う実験ら
しい」
「馬鹿にしないでよ!無理に決まってるじゃない!」
優里は、不自然な体勢での長時間の撮影に疲労困憊していた。気が遠くなり
そうになり、ガニ股のまま、バランスを崩して床に尻餅を付く。
「第一会議室へ行ってくれ。さっきの番組の反省会があるらしい」
優里は、目眩と吐き気を必死に堪えながら、局のスタッフに案内されて、ガ
ニ股歩きで会議室へと向かった。会議室には、イソップ局長をはじめ、斎藤
プロデューサーや、その他の幹部達がいた。
「番組放送直後に、視聴者から送られてきた抗議電話だ」
優里は、内容の書かれたコピーを渡された。
『鼻の両穴にマッチ棒を入れず、黒や赤のマジックで、顔に太眉や無精髭、
頬の渦巻きなどを描かず、それでドジョウすくいとは、けしからん!』
「局としては、抗議内容を真摯に受け止め、明日の朝の情報番組で、お詫び
方々、ドジョウすくいを、やり直す事になった」
イソップ局長が告げた。

24作者:2009/03/09(月) 17:46:29
「あたし、元々入ってた、明日の仕事があるんです。これ以上、ここに拘束
されるのは困ります」
優里は抗議した。
「その恰好では、どのみち仕事は無理だろう。君の所属事務所に、明日以降
の仕事のスケジュールを一旦白紙に戻し、新たに組み直して貰うように依頼
した」
「そんな、横暴です!」
「横暴ではない。日本政府との条約に基づいてやっている事だ。それは、芸
能業界全体でも理解してくれている」
そこまで言われると、優里に反論する事は出来なかった。優里の人権は、こ
の際、問題ではないらしい。
「それはそれとして、ヘビちゃんが、我々の管理下に置かれたのだ。ぜひオ
マンコを試したい」
イソップ局長が、立ち上がり、全裸でガニ股の優里に歩み寄った。スペース
スーツのズボンを下ろす。
「え、そんな・・・こんなところで・・・会議室で・・・」
「バックからやるしかないか」
イソップは、優里の両手を前に付かせ、180度に開かれて無防備になった
オマンコの割れ目を指でなぞった。
「あっ、いやっ・・・」
「ヘビちゃんのオマンコ、いい匂いだ」
イソップは、顔をうずめ、舌で舐め始めた。彼は自分の立場を利用し、あり
とあらゆる女性芸能人の、オマンコの味と感触を堪能するのが趣味だった。
「あまり匂いもきつくない。味もサラサラしていい感じだ」
「あうっ、ああん、いやっ・・・」
優里は、イソップのマニアックな年季の入った舌使いに、心ならずも喘ぎ声
を洩らした。ドロリとした愛液が滲み出す。
「そろそろ、いい感じだな」
イソップは、生のチンポを準備万端に整った優里のオマンコに挿入した。ほ
とんど抵抗なく、スルリと入った。
「ほらっ、ほらっ」
イソップは、腰を動かし、肉棒で優里の子宮を思い切り突き上げた。
「はうっ、はうっ!」
180度に開かれた、内股の腱が痙攣して吊りそうだった。
「だめっ、だめえええええ!」
優里は、腱の痛さに半狂乱になりながら絶頂を極めた。

25作者:2009/03/09(月) 17:47:40
会議室で、優里は、局の幹部達に代わる代わる散々に嬲られた。オマンコと
アナルと口に何度も何度も射精され、開きっ放しになる。その夜は、局に隣
接するホテルで一泊する事になったが、ウトウトとする間もなく、午前3時
から、すぐに、朝の情報番組のリハーサルに入らなければならなかった。
「蛇原さん。もう、これ以上、抗議が来ないようにお願いしますね」
司会である女子アナの中島亜矢(30歳)に、嫌味ったらしく言われた。思
わず何か言い返そうとするが、ぐっと、言葉を飲み込む。
「あたしもプロよ。全力でやるわ」
優里の顔には、メイクさんの手で渦巻きや、無精髭がマジックで描かれ、鼻
の穴には一本づつマッチ棒が差し込まれていた。本番では、下唇でマッチ棒
を支え、鼻の穴を突き上げて豚鼻にする予定だ。優里の細く引き締まった腹
にはヒョットコが描かれ、腹話術でドジョウすくいの歌を歌う事になってい
る。半永久的なスタイルとなったガニ股は、もちろん前回同様である。中島
亜矢をメインとした番組のリハーサルが行われている隅っこで、優里は、腹
話術と踊りの練習に励んだ。
「オラのドジョウを捕まえにゃ〜」
「ちょっと、蛇原さん。もっと小さな声でやってよ。うるさいわよ!」
番組セットの中央に座っている亜矢から、叱責が飛んだ。優里は、歌をやめ、
睨み返す。
「すみません」
トゲのある謝り方だった。やがて、長い待機時間が終わり、朝の5時に生放
送の本番が始まった。朝にふさわしい爽やかなキャラのキャスター達が、当
たり障りのない話題で盛り上げていく。午前7時30分を回って、ようやく
優里の出番が来た。
「ここで、視聴者の皆様にお詫びです。昨晩放送された、『エンタの鬼』の
中の『一流芸能人の赤恥晒します』のコーナーで不手際があり、視聴者の方
から、お叱りのお電話が寄せられました。蛇原優里さんの演じたドジョウす
くいなのですが、こんなものは、ドジョウすくいではない、とのお叱りなの
で、演出を改め、今から、もう一度、やり直しをさせて頂きます。・・・ヘ
ビちゃん、用意はいいですか?朝なので、目が覚めるような、ハツラツとし
た演技をお願いしますね。」
司会の亜矢が陳謝し、優里にカメラが切り替わった。優里は、目の前に置か
れた水槽を見て驚愕した。その中には、昨日と同じドジョウではなく、百数
十匹の蛇がのたうっていたのだ。

26作者:2009/03/09(月) 17:48:38
「ひっ!」
ドジョウだと思って覚悟を決めていた優里は、動揺した。
「ヘビちゃんにちなんで、今日は、蛇すくいをやって頂きます。お友達がた
くさんいて、なんだか、ヘビちゃんも嬉しそうですね」
亜矢が、笑顔でさらっと言った。優里には、コメントする亜矢が悪魔に見え
た。
「オヤジ、どこへ行く〜前の小川に、蛇すくいに〜」
三味線バンドが演奏をはじめ、腹話術で優里が歌い出した。臨機応変に替え
歌にする。恐怖を堪え、そっと片足を水槽の中に入れると、蛇が噛み付いて
きた。
「痛っ!」
顔を歪めるが、生放送なので止めるわけにはいかない。ガニ股で、もう片方
の足も水槽の中に入れると、腰の辺りまでが蛇で埋め尽くされた。
「蛇の味は、千差万別〜うまい蛇を捕まえにゃ〜」
下半身を噛まれまくりながら、優里は一匹の蛇を捕まえた。捕まれた蛇の頭
がのたうち、優里の二の腕を噛む。
「逃がしちゃなんねえ〜オラの晩飯〜」
下半身のいたる所を噛まれる恐怖に、優里は泣き出しそうだった。しかし、
気を緩めると、下唇と鼻の穴で支えているマッチ棒を落としそうになる。人
間の蛇に対する本能的な恐怖は、魂の根源から来るものだった。おそらく人
間が初期の小型哺乳類だった頃、二億数千万年に渡って、巨大爬虫類に脅か
されて生きてきた遺伝的記憶によるものだろう。恐怖にオシッコを洩らし、
ガタガタと震えながら、どうにか、踊りの終盤に差し掛かった頃、やはり、
お決まりのカンペーが出た。
『そのまま、水槽の中にコケろ』
(無理よ、無理無理・・・絶対無理・・・)
優里は、心の中で叫びながらも、バランスを崩して、蛇の蠢く水槽の中に倒
れ込んだ。下半身だけではなく、上半身にも蛇が群がり、裸の全身を蛇に噛
まれて絶叫し、とうとう気を失った。

27作者:2009/03/09(月) 17:49:18
成瀬美咲は、朝食を食べなら、その様子を自宅マンションのテレビで見てい
た。さすがにプライベートでは、コスチュームや鼻フックは外しており、ピ
ヤス以外は、普段着である。
「まあ何てこと、ライバル出現だわ。裸女芸人のポジションは、あたしだけ
のものなのに、まさかヘビちゃんが参戦してくるなんて・・・」
不安が美咲の胸を突き抜けた。そうでなくても、芸風が、そろそろ視聴者に
飽きられているんじゃないかと、最近、気が気でならなかったのだ。
「新しいギャグを考えて、もっと、芸を磨かなくちゃ」
美咲はもう、清純派女優には戻れない。芸人として注目されなくなる時が、
芸能人としての終わりだった。美咲は、1週間後、書店で、ファッション雑
誌、『Onecan』の表紙を飾る蛇原優里を見た。お姉さま系のファッシ
ョンで身を包み、ガニ股でポーズをとっているアンバランスな姿は異様だっ
た。180度に開かれた股間からは、隠しようのない、黒いパンティが丸見
えで映っていた。

28作者:2009/03/09(月) 20:46:01
ギ・アン・ガスら密猟者を乗せた小型UFOは、ニューメキシコ州上空で、
銀河警察の宇宙船に奇襲をかけた。大口径のエネルギー砲が放たれ、雲間に
隠れて調査していた宇宙船を直撃する。
「ざまあ見やがれ、銀河警察の犬め!」
ギ・アン・ガスが歓声を上げる。パイロット席のゴ・オイ・モイが、そのま
ま急上昇をかけて大気圏外へ離脱しようとした時、上空から一斉掃射を浴び
た。
「な、なんだ!」
「衛星軌道上に母艦がいます!」
密猟者の小型UFOは、大気圏外へ離脱するコースから跳ね飛ばされ落下を
始める。
「隊長!さっきの奴、壊れてませんぜ」
直撃させた筈の宇宙船も健在だった。直撃寸前にオートでバリアが作動した
らしい。上下から挟みうちにされる格好になった密猟者の小型UFOは、集
中砲火を浴び、火だるまになって眼下の牧草地帯へと落下していった。
「くそっ、やられるのは、また俺達か!」
ギ・アン・ガスは、4本の指でコントロールパネルを掻き毟って悔しがった。

29作者:2009/06/29(月) 23:08:44
グレート・ブリテン航空42便は、午前8時10分にワシントンのダレス国
際空港を離陸した。目的地は、大西洋を横断したロンドンである。
「アテンション・プリーズ。当機は間もなく、水平飛行に移ります。ベルト
を外して頂いて結構です。只今より、客室乗務員が席を巡回いたしますので、
御用があったらお申し付けくださいませ」
チャールズ・モンド(31歳)は、窓から雲一つない青空を眺めた。空は、
宇宙空間へ繋がる濃紺色をしており、不気味である。眼下には、大西洋が広
がっていた。
「コーヒーを下さい」
チャールズは、自分の好みのスチュワーデスが、巡回してくるのを見計らっ
て声をかけた。栗色の髪をしたチャーミングなイギリス人女性である。チャ
ールズは、紙コップのコーヒーを受け取る際に、ワザとこぼした。
「アチチチ・・・ズボンが・・・」
「申し訳ございません」
スチュワーデスが、あわててタオルでチャールズのズボンを拭く。チャール
ズは、美人のスチュワーデスに股間を拭かせながら、髪の毛の匂いを嗅いだ。
「ロンドンに着いたら、クリーニング代をお支払いいたします」
「いいんですよ、そんな事。どうか、気になさらずに、ミス・ラムゼイ」
チャールズは、スチュワーデスの名札に書かれている名前を読み取り、馴れ馴
れしく呼んだ。イケメン紳士に、自分の名前を呼ばれたスチュワーデスは、
ポッと赤くなる。
「どうしてもと、おっしゃるなら、ロンドンでお食事でも」
チャールズは、用意していた名刺をスチュワーデスに手渡した。手書きで、
裏に携帯電話の番号が書いてある。名刺の表面の会社の名前は、架空のもの
だった。
「クリーニングの件も、ありますので、空港に到着したら、こちらから、
また連絡をいたします。どうも、申し訳ございませんでした」
スチュワーデスが、立ち去ろうとした時、客席から金髪碧眼の男、4人が立
ち上がった。
(やれやれ、仕事か。面倒くさいな、デートの前だから、スーツが乱れない
ようにしなくちゃ)
殺しのライセンスを持つ、MI6の情報部員、チャールズ・モンドは、操縦
席へ向かおうとする4人のドイツ人テロリストの前に立ち塞がった。

30作者:2009/06/29(月) 23:10:18
エル・シャローム航空102便は、8時16分に、ジョン・F・ケネディ国際
空港を離陸し、その直後に機内で銃撃戦が始まった。テロリスト4人に対し、
乗客に紛れ込んでいたモサドの工作員10人が、先制攻撃を仕掛けたのだ。
モサドの指揮官であるベンジャミン・ゲラーは、ネオナチスに対して容赦す
る気は、全くなかった。
「一発で、息の根を止めろ」
テロリストは、カッターナイフしか持っていなかった。空港のチェックを潜
り抜けられる武器はこれしかなったのだ。対するモサド側は、航空会社に協
力させ、消音銃を持ちこんでいた。
「ヴァルーム?はめられた!」
ドイツ人テロリスト達は、座席から立ち上がり、カッターナイフと、徒手空
拳で戦おうとしたが、時すでに遅かった。正確な射撃で、全員が左胸を音も
なく撃ち抜かれ、絶命した。
「乗客の皆さん、落ち着いて下さい。テロリストは制圧されました。我々は、イスラエルの治安関係者です」
ベンジャミンは、何が起こっているのかすらも判らず、騒ぎ出そうとする乗
客達を沈めた。そして、エル・シャローム航空の乗務員に、102便を、ニ
ューヨークへは、引き返させず、そのまま大西洋を飛び続けるよう指示をす
る。アメリカの干渉を避けるため、事件をイスラエル国内で処理するつもり
だった。その方が、面倒がなくていい。
(他の便は、大丈夫かな?CIAとMI6が対応している便は、いいとして、
心配なのは日本のJAM航空73便だ。日本の公安関係者は、銃器の扱いに
は素人だと聞いている上に、今回派遣されて来ているのは、女性ばかりだからな)
運を天に任せるしかなかった。4機のうち1機でもハイジャックが成功すれ
ば、数百人、数千人の人命が失われる事になるだろう。

31作者:2009/06/29(月) 23:11:46
イーストアメリカン航空57便は、午前7時59分にボストンのローガン
国際空港を離陸した。目的地は、西海岸のロサンゼルスである。
(あいつと、あいつとあいつは、プロだ・・・)
ヴォルフガングは、席に座り、他の乗客を観察して気付いた。乗客に紛れ
て対テロのスペシャリストが何人か乗り込んでいる。彼らが放つ独特のオ
ーラが、どんなに変装していてもヴォルフガングには、それと判ってしまう。
(あの女、ハドソン川でヘリから撃ってきた女だ・・・)
ビジネススーツを着た、若いキャリアウーマン風の白人女を見て、ヴォルフ
ガングは思い出した。周囲の一般市民の犠牲も顧みずに戦う、危ない女だと
いう印象がある。計画通り、旅行バッグからカッターナイフを取り出そうと
した部下を、ヴォルフガングは身振りで静止した。
「待て、しばらく様子を見る。全員伝えろ。今は動くなと」
「ヤー」
イーストアメリカン航空102便の機内では、何も起こらず、テロリストと
CIA工作員の間に異様な緊張感が保たれたまま、通常通り西海岸へのフラ
イトを続けた。

32作者:2011/04/27(水) 14:32:28
昼過ぎまで、サンドバック調教は続き、女達が昼食を取る時間になって、やっと、瀕死の状態で輝彦は下ろされた。頭に血が上り、意識が朦朧としている。全身の傷跡の数が、今朝の倍ぐらいに増えていた。
「今日から、警部に、これを付けさせなさい」
別の雄豚を調教していた麗子がやってきて、千穂に黒いベルト付きの器具を渡した。それは、男性用の貞操帯だった。
「おい、輝彦!足を開け」
「俺・・・俺は、警部じゃない・・・・警部補だ・・・」
千穂の平手打ちが、輝彦の顔面を叩く。何度叩かれても、こればかりは訂正せずにはいられない。それだけが、唯一、輝彦に残された、女達への抵抗だった。
「口答えするなって、言ってんだろ!この雄豚がっ!」
千穂が、足を開いた輝彦の股に貞操帯を通した。5センチほどの透明のケースに輝彦の傷だらけのチンポが収められ、鍵をかけられる。ケースの先端には、オシッコの放出と洗浄水を入れるための小さな穴がいくつか空いている。ベルトは、腰と玉袋の部分に2本回され、自分では、絶対に外す事が出来ない。
「ウフフ、せいぜい、勃起させないように、心を集中して頑張ることね。勃起させると、とっても痛い事になるわよ」
麗子が、楽しそうに笑いながら言った。つまり、貞操帯を付けている間はペニスケースの大きさ以上には勃起できないのだ。当然射精も出来ない。押し潰されて、ナマコの様に透明ケースの中に内側から張り付いているチンポが窮屈そうだった。
「さあ、みんな。雄豚の調教には一段落付けて、お昼にしましょう。今日は、中華料理を用意してありますわ」
麗子が、女達に誘いかけた。地上一階の大食堂で、食事をするのは恒例になっていた。以前に比べて、落ちぶれたとは言え、葉桜組には、まだいくつかのシノギが残っており、お抱えシェフもいて、一般人より豪勢な生活を送れるのだ。

33作者:2011/04/27(水) 14:33:01
「お前も来るのよ」
千穂が、輝彦の首輪を引っ張った。犬猫の餌ではなく、人間の食べ物が貰えるのではないかという、一抹の期待が輝彦の胸をよぎる。広い食堂のテーブルの席に女達は付き、楽しそうに談笑しながら、食事を始めた。
「美味しいわね、このマーボー豆腐」
「シューマイ、もう一つ、いいかしら」
シェフが、運んで来る料理を、女達は、上品に食べている。3匹の雄豚奴隷は、彼女達の足元に蹲り、おこぼれが、投げ与えられるのを待った。
「あっ、落っこちちゃった!」
ワザとらしく、リンダ女王様が、唐揚げを床に落とした。隣の席のルイ女王様が、それを赤いハイヒールで踏みつける。
「あっ、踏んじゃった!・・・直也、お食べ」
ミニスカ、ヘソ出しルックのギャルファッションに身を包んだ直也が、両手を床に付き、口紅を塗った口で、貪り食った。四つん這いになった御尻は、ミニスカートが捲れ上がり、ノーパンのため、ツルツルに毛を剃り上げられた肛門とチンポが丸見えである。
「ヒールの裏の油も、綺麗にしな!」
唐揚げを呑み込んだ後、ペロペロと舌を伸ばし、ヒールの底を掃除する。女達は、まるで、犬に餌をやるかのように、次々に中華料理を床に落として、直也と剛志に食べさせたが、輝彦の名前を呼ばれることは一度も無かった。
「御馳走様、ああ美味しかった。おや、警部殿、どうしたの?」
ふてくされている、輝彦に麗子がワザとらしく声をかけた。
「お腹が減っているのね。心配しなくても、今から、お前には特製の御料理を上げるわ。こっちへ来なさい。直也と剛志は、テーブルの上の皿を綺麗にして」
麗子の指示で、直也と剛志は、テーブルの上の皿や椀を、片っ端から舐め始めた。輝彦が、首輪を引っ張られて連れて行かれたのはトイレだった。葉桜邸のトイレには、通常の便器の他に特製の便座が一つある。中が繰り抜かれたガラス製の洋式便座だ。そこに雄豚奴隷が、仰向けに顔を突っ込み、女主人のウンチを口で受け止めるのだ。便座の底の開口器具に、輝彦の顔がセットされる。口の周りはピッタリと隙間なく便座の底に密着し、ウンチの一片、オシッコの一滴も外に漏らす事がないように設計されている。
(やっぱりこうなるのか)
輝彦は、心の中で毒付いた。食糞は、最も辛い拷問の一つだった。というのも一度に食べさせられるウンチの量が半端では無く、一切吐くことが許されないのだ。例え、吐いてもまた、完全に胃に戻すまで女達は、許さない。
「世界中の料理のなかでも、最高の御馳走よ。有り難く味わいなさい」
麗子は、スカートを捲りあげ、シルクのパンティを膝まで下ろすと、ガラスの便座に腰を降ろした。器具に口をこじ開けられ、苦悶に歪む輝彦の顔が、眼下に丸見えである。麗子は、葉巻に火を付けた。

34作者:2011/04/27(水) 14:34:19
「うううんん・・・いい感じ、出そう」
口から煙を吐き、リラックスすると、便意が湧いてきた。下腹部に力を入れると、少量のオシッコと共に、明るい茶色の軟便が投下された。肛門の蕾が盛り上がり、ウンチが顔を出す光景は、これから、それを食べなければならない者にとっては、何度見ても恐怖である。輝彦は、口の中に落ちて来る塊を、必死で噛み潰した。苦く、泥の様で、とても人間の食べる代物ではない。しかも、開口器具が邪魔をして、うまく噛めない。
(設計ミスじゃねえのか、この便器・・・)
地獄の様な嘔吐感と戦いながら、輝彦は考えた。
「剛志を連れて来なさい」
麗子の命令で、食堂で、皿を舐めていた剛志が連れて来られた。食糞の際は、雄豚奴隷を2人一組で使うのが通例である。1人が完食し、もう一人が綺麗な口で、トイレットペーパーの代わりに女主人の排泄で汚れた肛門を掃除するのだ。トイレットペーパー役の方が、負担は少ない。剛志は、ガラスの便座に底に埋め込まれて、ウンチを呑み込もうと悪戦苦闘している輝彦を横目で見ながら、立ち上がった麗子の肛門に顔を埋め、舌で舐め上げた。
「あたしも、お腹が、ゴロゴロして来ちゃった」
リンダ女王様が、代わって便器に腰を降ろした。輝彦の役割は、ひたすら投下されるウンチを胃に収めることだ。拒否することは、一切出来ない。例え、胃拡張になり、最後には破裂しようとも。
「よーく、味わって食べなさい」
味わえば味わう程、吐き気が増してくる。
「まだ、駄目ねえ、この男。顔が嫌がっているわ。本当の食糞マニアの男なら、美女のウンチを実際に美味しいと感じる筈よ」
見物していたジュリア女王が、評論した。
「素質がないのよ。人間便器にも、なれないクズだわ。生きてる価値が、あるのかしら」
痛烈な、感想だった。輝彦は、怒りで脳内の血管が切れそうだった。

35作者:2011/04/27(水) 14:35:01
(調子に乗りやがって!アバズレども!全員、きっちり豚箱にブチ込んでやる!)
口、食道、胃とウンチで満たされながら、輝彦は心の中で叫んだ。
「もっと、食べさせなさい。遠慮しなくていいわよ」
リンダ女王が、排泄を終えると、輝彦が、まだ全部呑み込めないでいる間に、今度は、桂木千穂が腰を降ろした。19歳のスベスベの艶を持った肌の尻が顔面に迫る。
「急いで食べないと、窒息するわよ、警部」
「モグモグモグ・・・警部じゃねえ・・・」
目から涙が、とめども無く流れた。咳き込むことは、硬く禁止されている。千穂の、こげ茶色の一本糞が、投下された。3人の中で一番固そうだ。口は、クソでいっぱいのため、鼻を塞がれると呼吸が出来なくなる。輝彦は、慌ててリンダ女王のクソを呑み下し、半分空になった口で、千穂の一本糞の先端を咥え込んだ。苦くて、水分が無く、食べにくかった。
「3日間便秘だったの。良かったわ、今日は出てくれて」
(チクショー!チクショー!俺は、便器じゃねえ。俺は警部補だ・・・)
輝彦の頭は、怒りと苦しさで、錯乱していた。剛志は、先程、排泄を終えたリンダ女王の肛門を綺麗に舌で舐めている。
(剛志のチンポ、しゃぶりてえ。剛志のクソを食いてえ)
極度のストレスで、輝彦の心も壊れかけていた。トラウマが深く根を降ろし、ノーマルには戻れなくなっている。強制される男同士の絡みを、自己防衛のために快楽と感じるようになり、おそらく、食糞も楽しいと感じなくては、本当に発狂してしまうと、輝彦の無意識が警告していた。頭上では、千穂が便座から降り、ルイ女王に入れ替わっていた。
(一体、今日は、何人分食わせる気だ?)
輝彦の腹は、内側からの圧力で大きく膨れ上がっていた。全員のクソを完食しているため、かなりの分量がある。蛙腹を、麗子がヒールの踵で踏みつけた。

36作者:2011/04/27(水) 14:35:47
「苦しいかしら?警部さん」
「うぐ・・もぐもぐ・・・」
輝彦には、答える余裕がない。全力で口を動かし、投下されるより早く、クソを呑み下さなくてはならない。
「お前が苦しめば苦しむほど、あたし達は、楽しいのよ。だから、もっと苦しみなさい!」
麗子は、腹に乗せた右足に、全体重を掛けた。鍛え抜かれた輝彦の腹筋はよく発達していて、3匹の雄豚の中では一番踏み応えがある。麗子は、反動をつけ、踵で何度も、輝彦の腹を蹴り込んだ。
「くわ・・・」
輝彦の、チンポが膨張を始めた。苦痛を感じる脳神経が過剰反応し、隣の快楽中枢に間違った信号を送ったのだ。しかし、輝彦のチンポは、貞操帯を嵌められているため、5センチ以上は、物理的に膨張出来ない。結果として、恐ろしい痛みが股間を襲った。
「ぐわああああ!チンポが、チンポが痛い!外してくれ!こいつを外してくれ!」
輝彦が、腰をよじり、クソいっぱいの口で叫んだ。しかし、サディストの女達が、外すはずもなく、断末魔の叫びを聞いて、大喜びするだけである。
「キャハハハ、痛がってるよ、こいつ。面白ーい」
「バッカみたい。これで、警部だってさ。クソ食い警部なんて、善良な市民に顔向け出来ないわよ」
女達の哄笑が、輝彦の耳には、地獄の鬼の叫び声の様に響いた。

37作者:2011/05/01(日) 10:53:09
結局、7人分のウンチを胃袋に収めた輝彦は、ようやく人間便器から解放された。顔を洗い、歯を磨く。念入りにうがいをし、口臭スプレーを掛けさせられた。それでも、完全に排泄物の匂いは消えない。気分は最悪だ。少し休みたかったが、許される筈も無かった。
「次は、お前の大好きな剛志と、セックスをさせてやるよ」
麗子が、ニヤニヤしながら言った。硬派で鳴らした刑事が、美青年の弁護士に気があることを見抜いているらしい。その言葉を聞いて、輝彦の顔が紅潮した。
「照れてんじゃねえよ、このホモ刑事!」
千穂も、あざ笑いながら、輝彦の尻を蹴飛ばした。拷問室に戻ると、剛志は強制オナニーをさせられている最中だった。
「もっと、激しくやれよ、オラ!」
必死で、股間をシゴく剛志の背中に、ルイ女王様が容赦なく鞭を入れている。剛志の背中は、ミミズ腫れで、いっぱいだ。
「もう限界です、女王様・・・」
「何、甘えたこと言ってんだよ!まだ、8回目でしょ!」
「ヒッ!」
動きの鈍い馬を扱うかのように、背中に鞭が浴びせられる。輝彦は、その光景を見て心が傷んだ。代われるものなら、代わってやりたい。女装した直也の姿はなく、おそらく昼食の後片付けが終わってから、ホストクラブに出勤したのだろう。
「やります。やりますから、もう打たないで下さい・・・」
剛志は、泣きながらオナニーを続けた。そして、10回目の射精を終えた所で、終了を告げられた。
「ハア、ハア、ハア・・・疲れた・・・」
剛志は、疲労困憊しているようだった。精液を全て絞り尽くし、動かし続けた右手の筋肉も、だるかった。
「すっかり、縮んじゃったね。大丈夫かい、次は輝彦とのセックスだよ」
麗子が、残忍な微笑みを浮かべて言った。輝彦は貞操帯を嵌められているため、セックスをするなら剛志が男役になるしかない。
「元気になるように、しゃぶって、やりなよ、輝彦」
麗子に促されて、輝彦は四つん這いになって進み、疲れ果てて座り込んでいる剛志の股間に顔を埋めた。この瞬間をどれほど待ち望んでいたことか。
「あ・・・古沢警部・・・」
剛志が、力尽きたチンポを、また刺激され、辛そうな顔をした。全身が汗ばんでいる。
(警部じゃない・・・警部補だ・・・でも剛志なら、許す・・・)
輝彦は、愛情をこめて、懸命に剛志の萎えたチンポをしゃぶり続けた。
(なぜだ・・・なぜ立たない。俺の愛情が足りないのか!それともテクニックの問題か!)
輝彦は、躍起になって舌を使い、チンポを刺激し続けた。勃起させない事には、セックスが始められない。愛する剛志に尽くすことで、輝彦の股間が膨張を始め、ペニスケースを圧迫し、激痛が走った。
「く・・・痛てええ・・・」
しかし、自分の苦痛に構っている場合ではない。

38作者:2012/05/30(水) 13:19:30
西暦2010年6月、アヤカ(14歳)は渋谷のショッピング街をうろうろしていた。服装は、彼女の部下のセーラー服部隊から借りて来た、昔風の赤いスカーフを胸元で結んだセーラー服である。最近では、テレビドラマの中くらいでしか見ないデザインだ。大人びている彼女は高校生くらいに見えた。
(チャラチャラした日本人ばかりだ。有色人種の癖に浮かれやがって)
アヤカは、心の中で毒付いた。幼い頃より南極の地下要塞で、戦士としての厳しい訓練を受けて来た彼女は、学校など言った事もない。無理矢理、戦わせられている他のザコ戦闘員や改造人間達と違って、ネオナチスの生粋の構成員であるアヤカは、逃亡防止の毒薬を注射されているわけでもなく、自由に行動しても、どこからも文句は出なった。非番の今日は、退屈しのぎにブラついているのだ。
(うまそうな店だ。入ってみるか)
アヤカは、小洒落たファーストフード店風の中華料理屋に入った。
「いらっしゃいませ」
可愛いチャイナドレスを着たウェイトレスが、コップに水を入れて持ってきた。昼飯時でもないのに店内は、割と込んでいる。
「豚骨ラーメンとギョーザを1人前くれ」
男言葉で話す女子中学生にウェイトレスは戸惑ったようだが、すぐにメモして厨房に伝えに行った。しばらくして、アヤカが運ばれてきた料理を食べようとした時、奥の席に座っていた男女の5人組が騒ぎ出した。
「おい、何だ、このまずいラーメンは!」
「これで、金を取るのかよ」
「消費者、なめんじゃねえぞ!」
「店長を出しなさいよ!」
対応したウェイトレスに、さらに食ってかかった。
「申し訳ございません」
「謝って済むかよ。自分で食ってみろよ」
リーダー格の男が、ウェイトレスの髪の毛を鷲掴みにし、ラーメンの鉢の中に顔を突っ込ませた。
「キャッ!止めて下さい・・・」
厨房から、白いコックの服を着た、店長らしき男が出て来た。
「お客様、すぐに取り換えますので」
「取り変えたら、味が変わるってのかよ。お前が作るんなら、同じだろうがよ」
「消費者舐めんじゃねえぞ!」
別の男が、いきなり店長の顔を殴り倒した。ふっとんだ店長の体が、アヤカのテーブル飛ばされて来て、豚骨ラーメンの鉢に、ギョーザが飛び込んだ。瞬間的にアヤカの頭に血が上った。
「いい加減にしろ、お前ら。これじゃ、食えねえじゃねえか」
アヤカは、ゆっくりと立ち上がった。

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