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【習作】1レスSS集積所【超短編】

1 名無しさん :2015/11/21(土) 00:23:52 ID:gr26XeI60
「SS書けたけどツイノベには長いし、1000文字には満たない…」
「投稿所の新着に載せる/自分の作品ページに1作置くほどでもない…、でも日の目を当てたい!」
「初作で躓いて変なイメージついたり、叩かれたくない…」
「まずは匿名でいいから反応を見てみたい…」

 そんな初心者や超短編作家の皆様! この度、談話室に『1レスSS集積所』を作成しました!
 初心者作家の叩き台から、本館作家の息抜きネタSS、そしてその感想など、様々なレスを投じてください。
 魔物娘さんたちといちゃエロちゅっちゅしたりほのぼのするSSをお待ちしております。

 【このスレのルール】
・SSの内容に関するルールは本館と同じとします。
・作品とその感想は1レスでまとめてください。特にこのスレでの連載は禁止します。
・基本的にここで作品を投稿しても匿名になります。匿名ゆえのトラブルのリスクは投稿前によく考えてください。HN・トリ付けは自己責任で。
・ほんわかレス推奨です!


他にも色々なスレがあります。目的に適したスレをご利用ください。

※魔物娘図鑑と関係ない話題でもOKです。
雑談スレ12:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/11485/1446028423/

※新刊同人誌の話題は解禁されるまでネタバレスレでお願いします。
ネタバレスレ:ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/11485/1294842422

※エロ魔物娘図鑑やSSに関する考察・妄想・ネタ話などはこちらへ。
エロ魔物娘図鑑スレ10:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/11485/1441958563/

※魔物娘の生態や世界情勢など、図鑑世界にまつわる考察はこちらへ。
魔物娘図鑑世界考察スレ6:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/11485/1411941292/

※SS作者さん特有のピンポイント過ぎて微妙な質問・相談などはこちらへ。
SS書き手で雑談しましょ 8:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/11485/1445590184/

289 名無しさん :2017/03/16(木) 17:24:33 ID:QpUMO1hQO
>>287
はい、あまり批評は得意なリャナンシーではありませんが……書かせていただきますね……。

今回の作品のポイントはワイバーンである彼女と主人公との軽妙な掛け合いだと思いました……。
序盤のシリアスな雰囲気で目を奪い、直後の掛け合いで親しみを出すことで物語に没入させる事に成功しています……。

私が話せる事は、テンポについて、でしょうか……。
今回の作品のながれは、
会話文→地の文→会話文→地の文
と繋がります……。
この流れだと、描写が繊細に行える利点があります……。
しかし、欠点として、掛け合いとしてのテンポが、損なわれてしまう欠点も持っていると思います……。
故に、今作のような軽妙な会話であれば、間にナレーション(地の文)を入れずに
会話→会話→会話→地の文→会話
と流す方が掛け合いらしさが出るかもしれません……。
あくまでも、私の意見ですが……。

これからも頑張って良い作品を生み出して下さいませ……。

290 287 :2017/03/16(木) 18:54:58 ID:2LfBHBU60
>>288
ありがとうございます、リャナンシーちゃん。
とても勉強になります。
地の文の例文が上手くて、これぐらい書ければ台詞なしでもいいかもと思えて感心しきりでした。

数字表記は――恥ずかしいぃ。こんな凡ミスするなんてぇ。とちゃんと校正していなかったのを反省です。

内容の軽さと指摘されて、どこかしっくりしない原因に納得しました。
1000字ちょうどにこだわりすぎて、地の文を削りに削っていたら、削りすぎたのですね。
文字数にこだわるなら、内容のバランスをとって、剣の話だけにするか、ゲームの中のワイバーンだけにするかにすればよかったですね。
詰め込み過ぎの傾向があるのにも気づかされました。これからは、そういった点にも注意して、地の文を丁寧に書くように気を付けます。

的確なアドバイス、ありがとうございました。また迷走し始めたら、よろしくお願いします。


>>289
リャナンシーちゃん、得意でないのに批評ありがとうございます。

軽妙な会話のテンポを優先して、会話文を連続させる。なるほど。
地の文がないと不安になる性質だったので、あまりやった事のなかったですが、そういう書き方も模索してみます。
確かに、それで回せれば、軽快なテンポを出せますね。

新しい書き方のヒントをいただき、ありがとうございます。リャナンシーちゃんたちにいっぱい褒めてもらえるように頑張ります。
また、迷ったらアドバイスをもらいにきますので、よろしくお願いします。

291 名無しさん :2017/03/17(金) 01:13:05 ID:8k1hv9hM0

 辛いの?

 苦しいの?

 涙が出るの?

 そうだね……辛いよね。
 自分が心を込めて書いた作品だもんね。
 それが思ったように、評価されなくて。
 何も言われることがなくて。
 だから、どうして良いか分からなくって……辛いよね。
 もっと良い作品にしてあげたかったんだよね。
 それでも、どうしたら良いか。どんなものを書けば良いのか、分からないのね。

 大丈夫だよ。
 悩んでるのなら、悩んでても良いんだよ。
 涙が出るなら、泣いても良いんだよ。

 書くのが怖かったり、嫌になりそうな時があるよね。
 人と比べて、自分はなんて駄目なんだろうって、そう思える時があるよね。

 でも、大丈夫。私は傍にいるんだから。
 どんな時だって、私は傍にいるんだから。
 
 諦めないで、また書こう?
 楽しかった時を思い出して。
 そうやって笑顔で書いて。
 また皆に見てもらって、皆で喜べるように。

 ゆっくりでも良いよ。どんなペースでも良いんだよ。
 私は傍にいるから。
 いつでも、いつまでも、傍にいて、あなたのことを見てる。
 あなたの書く宝物を、私は楽しみにしてる。
 そうやって、あなたの書く宝物を、楽しみに待ってる人もいる。

 ちょっとずつでも良いから。
 また、書こう? 二人で、また。
 どんなことがあっても。
 私たち、二人で。

 創作の妖精は、どんなことがあっても。
 あなたの傍にいるんだから。

292 名無しさん :2017/03/18(土) 00:57:33 ID:kK8FGQ1c0
異世界に勇者として召還され、モンスターを助けたら女の子が仲間になる、こういう小説が流行っていたが。
勇者になったからと言って本当にそんなシュチュエーションを経験するとは思わず、その相手がいわゆるファンタジー物の亜人というのも驚いた。

「ケモミミ族生まれの私にこんなに良くして頂いて、勇者様本当に、本当に!ありがとうございます!」

ケモミミ族、稀に獣の特徴を持って生まれる人間はこう呼ばれ、街や村から放り出されて魔物もいる危険な森で生きていかなくてはいけないらしい。
リスのような尻尾と耳がかわいらしい彼女の名前はラタ、人権活動家でどうにかして街に入り込んでケモミミ族の権利を訴えようとしているそうだ。

「私達ケモミミ族はほとんど魔物のように扱われています、私の姉も狩人に弓矢を射かけられたことがあります、それでも私は街の人たちに訴えたいんです、私達はあなた達と同じ人間だと!」
「ケモミミが無い人にも差別を良くないと思っている人はきっといます!それに主神様は平和と平等を愛するとても素敵な神様と聞きます、そんな立派な神様の信徒ならきっと私の話に耳を傾けてくれるはずです!」
「つきましては私はローブで耳と尻尾を隠すので、勇者様のお連れとして街の中に入るのを手伝っていただけないでしょうか?ケモミミ族が安心して暮らせる世界にするためにどうかお力をお貸しください!」

彼女の志は本当に尊いが異なるものを拒むのが人の性だ、彼女の話を聞いて今まで差別してきたケモミミ族と仲良くやろうと考える人間がどれだけいるものか。
それでもここでそれは断ると別れては彼女はもっと危険な方法で街に入ろうとしてしまうかもしれないし、勇者の力なら憲兵が襲い掛かって来ても彼女を担いで街から逃げ出すこともできるだろう、俺は彼女に力を貸すことにした。
そして街は一瞬で魔物娘に制圧された。

「ケモミミ族(笑)けっけっ本当に騙されるとは、いやいやいやぁ、お優しい勇者様本当にありがとうございますね、勇者様のお蔭で街に入って魔法陣で魔物娘軍団を送り込むことが出来ましたよ」
「酷い?嘘つきげっ歯類?まぁまぁ、見てくださいよ馬の下半身に幽霊に無機物、みんな人間様と交尾して子供を作ってるじゃないですか、愛と平和をもたらしてるんですよ」

コイツと違ってね、と主神象の頭をぺちぺち叩きながら小憎らしいニヤニヤとした顔つきで縛られた俺を見下ろすラタ。
彼女にけしかけられた寄生スライムにすらいむきゃりあーにされてぐーっとあたまがわるくなったけどだんなしゃまにたいしぇちゅにしゃれてあたししあわしぇしてましゅうぅぅぅ❤❤❤

293 名無しさん :2017/03/18(土) 12:47:11 ID:upFGpew.O
「ほら、昼ご飯。ちゃんと食べなよ」
「ふふ、ありがとね」
「はぁ……」

かたいパンとスープ、水のやや質素な食事を渡しながら、教団の女勇者である私は小さなため息をついた。
原因は一つ、この鉄格子の向こうで微笑む美しい銀髪の魔物--すなわち魔王の娘であり、最強の魔物であるリリムである。
どんな理由かは分からないが街の中を翼を隠しもせずに普通に出歩いているのを私が捕まえたのだ。
最近魔物絡みと思しき行方不明者が多いので、なんとか取り戻す為の人質に出来ないか、と幼なじみの領主と頭を捻っている最中である。
人質交換とか勇者らしくは無いと思うけれど、背に腹は代えられないのだ。

「しかし、貴女も律儀ねえ。こうしてちゃんと三食持ってきてくれるなんて」
「人質に何かあったら、人が返ってこないからよ」
「ふーん。あ、このスープ美味しい」
「誉めても何も出ないわよ」
「良い花嫁さんになれるわね。結婚式には祝辞を贈るわよ」
「全く……」

ニコニコと笑いながらパンをスープに浸す彼女を横目に同じパンをかじる。
基本的にこいつの食事や見張りは私の担当だ。
最初だけ牢番の人が居たのだが最上位のサキュバスである彼女を見ただけで錯乱し、鍵を渡そうとするなどという案件が発生したためだ。
食事を任せたら料理人がパンの中に鍵を仕込む始末。
笑いながら鍵を渡してきた彼女に私は石になったような錯覚を覚える羽目になった。

「で、さ。進展あった?」
「人質交換の話ならそろそろまとまるわ。故郷に家族が居る人優先だけど、返して貰える方向で進んでる」
「そうじゃ無くて。貴女の好きな人の話が聞きたいのよ」

真面目な顔で語る彼女に再び漏れるため息。
この牢屋に居る間彼女からされた話はほとんど恋愛絡みであった。
しかも何故か私の。

「あいつは領主だし、こんな脳筋と付き合ってるヒマないっての」
「さて、どうかしらね。話を聞く限り脈が無いわけじゃないでしょう?」
「脈のあるなしじゃ無いって。そもそも私にドレスとか似合わないし。アンタなら似合うだろうけどさ」
「あら。誉めてくれたの?」
「誉めてない」

食後のコーヒーを渡しつつ、目を逸らす。
コイツが来てからというもの、いつもこの調子。
おかげであいつを意識してばかりだ。

「しかし、アンタはなんでまたこんな事聞くんだ?」
「それは簡単よ。リリムはね、恋する女の子の味方なの」
「わかんない」

294 名無しさん :2017/03/18(土) 23:34:22 ID:upFGpew.O
「先輩、はいチーズ」
「チーズ」

お決まりの掛け声とともに、かしゃり、という小気味のいい音をスマホのカメラがたてる。
そのレンズが見下ろすのは、撮り手である僕と、不死の賢人、リッチである先輩。背景として最寄りから電車で二時間の景勝地(曇り)。
すなわち、よくある自撮りというやつである。

「はぁ、上手く撮れませんね」
「そうか?」

出来上がった写真を見ながら溜め息をつく僕に、先輩は訝しげな声を上げる。

「ピンぼけなし、被写体は中心、若干背景が残念な程度にしか見えないが」
「いえ、それはそうなんですけれど。撮りたいものが撮れていなくて」
「撮りたい物?他に被写体になるものなどあるまいし」

首を捻る先輩。
疑問にあわせてか、彼女の魂を封じている経箱がかたりと揺れる。
確かにこの写真は彼女の言うとおりの出来だ。
しかし、そこには僕の撮りたい物は写っていなかった。

「先輩の笑顔ですよ」

僕が指さしたのは、写真の中心部、仏頂面の先輩。
隣の僕の笑顔に比べて、むっつりとしたそれは、嫌々つれてこられた親のような表情に見えた。

「馬鹿か?魂をこちらに移した私が笑える訳が無いだろう」
「それでも、ですよ。策もありましたし」
「策……もしかしてチーズ、と声をかけたことか?」
「あれ、知っていたんですか?」

魂を経箱に移し、表情を失った(代わりに経箱が自己主張する)先輩のために僕が考えた策。
それは、撮るときにチーズ、と言う事だった。

「ああ、発音の都合で歯を見せた笑い顔になるやつだろう?だがな、それは浅知恵、と言う奴だ」
「え、そうなんですか?」
「考えて見ろ。日本語でチーズの『ズ』はウ行の言葉だ。歯を見せた笑い顔にはならんよ」
「言われてみれば……」

うなだれた僕を尻目に、彼女は語る。
きっと、表情があったらドヤ顔に違いない。

「故に、他の国では別の言葉を使うそうだ。終わりがイ行であれば良いだけだからな」
「つまり、日本語だと?」
「ふめ。ザーサイでも良いし、有罪でも良いが……」
「なら、良い言葉がありますよ」

そうして語る彼女を見て、僕は少しばかりの仕返しをしたくなった。
なんとも、意地悪な気持ちである。

「大好き。です。イ行で終わりますよ」
「う。確かに、そうだが……」

僕の言葉に、無表情のままうろたえる彼女。
たたみかけるように、カメラを構える。

その日、歯を見せる先輩の写真が撮れた。

295 名無しさん :2017/03/19(日) 11:56:32 ID:ed2FnXOk0
 Humpty Eggs had a great fall,
 Humpty Eggs caught you within call.
 More than anyone in the wonderland
 Madly Humpty is loving with you.

 ハンプティ・エッグが落ちてきた
 ハンプティ・エッグがきみをみた
 もう世界中のどんな人たちよりも
 ハンプティはきみに首ったけなんだ

296 名無しさん :2017/03/19(日) 12:08:06 ID:ed2FnXOk0
>>295
ああああ投稿して見直したら色々変な文になっとるううううう
恥ずかしいいいいこっち修正版んんんんんん

 ◇

Humpty Eggs had a great fall,
Humpty Eggs caught you within call.
More than anyone else in Wonderland
You Humpty is madly in love with.

ハンプティ・エッグが落ちてきた
ハンプティ・エッグがきみをみた
もう世界中のどんな人たちよりも
ハンプティはきみに首ったけなんだ

297 名無しさん :2017/03/20(月) 09:32:46 ID:HvBNTVUE0
失礼します、初投稿ですが、スケルトンちゃんネタを批評お願いします。







今日、私の後輩は死んだ。

学校帰りに道を歩いている最中の出来事、運転手が居眠り運転をしてふらついていたトラックにはねられて死んだ。

ーー何故このようなことになったのか? 何故私の後輩が死ななければならないのか? それを考え私の心は闇に沈むーー

私は同性ではあったが後輩の笑顔が好きだった、後輩の艶やかな髪が好きだった、後輩の全てが好きだった。
親しい友人もなく、日々を孤独に生きる私が唯一見出した光が後輩、彼のおかげで私は孤独ではなくなり、同時に心も安らいだ。

ーー太陽が沈み、暗くなった街の中、窓の外、遥か下のマンションの前から、何やら硬いものと硬いものがぶつかる音が聞こえていたが、今の私はそれどころではないーー

私が後輩を好きなのと同じく、後輩もまた私のことを好いてくれていた。
出会いのきっかけはなんだったろうか? 図書室で本を借りようとした時に、同じ本に手を伸ばし、一緒に読んだことが始まりか。
あの頃から私は後輩を好きだったし、後輩もまた私を見かければ人目も気にせずに抱きついてくれた。

ーー微かに私のいるマンションの防犯ブザーが反応したが、誤作動だったのか一瞬のちに停止したーー

もう後輩の優しい温もりも、どこ幼く感じる笑顔も、キスした時の陶酔した瞳も、同じ屋根の下で目覚めた喜びも、戻ってはこない。
私は全てを失い、また孤独になってしまうだろう、否違う、むしろ前よりも悪化しているきらいすらある。
一度麻薬を得ればそれが普通となり禁断症状に喘ぐ結果になるのと同じく、私もまた後輩に溺れ、依存していたからだ。

ーーどこかで怪しげな音がする、この音はどこから聞こえてくるのだ?ーー

一度失われた命は二度とは戻ってこない、時間が戻らないのと同じく、私は後輩を忘れて生きていくしかない。
だが私に、後輩を忘れて、あの惨劇がなかったかのように生きていくことが果たして出来るのだろうか?
否、出来ないかもしれない、其れ程までに私の中で後輩は大きく、また大切な存在だったからだ。
私が向かい合う机の上、白いデスクスタンドの隣にはつい数ヶ月前に海に行ったときの写真が飾られている。
写真に写るのは水着姿の私と、女性もののフリル付きビキニを着用した後輩の姿。
何故か女性ものをつけていたのだが、もともと後輩は中性的な外見、問題なく似合っていた。

『先輩は僕が死んだらどうする?』

帰りの電車の中で後輩がそんなことを言っていたのを思い出す。
私は考えたくないと言っていたが、後輩は寂しそうに笑っていた。

『でも僕は先輩が好きだから、姿はなくてもいつもそばにいるよ?』

ーー硬いものがぶつかる音が何度か響く、私の部屋のすぐ近く、隣の部屋の前を誰かが通過したのか? それにしても硬い靴を履いているーー

『姿はなくてもそばにいる』
今の私は後輩を信じて祈ることしか出来ない、いつかこの喪失感に慣れる日がくるのだろうか?
後輩の死と向き合い、私自身の道を歩んでいくことが果たして出来るのか?

ーー私の家のすぐ前で音が止み、インターホンが鳴らされるーー

「っ!」

溜めるように鳴らし、しばらく余韻を感じさせる押し方、こんなことをするのは一人しかいない。
私は机から離れてすぐさま玄関に向かい、チェーンを外して扉を開いた。

「ただいま、先輩」

もう我々は、二度と離れることはない。

298 名無しさん :2017/03/20(月) 11:32:00 ID:J3.QOhYE0
>>297
とりあえず初投稿お疲れ様

批評なんだけど、甘口〜辛口のどの辺りなら大丈夫そう?
自分の批評だとハートブレイクしそうな激辛になっちゃったので
辛さに応じて適切な魔物娘ちゃんに批評をお頼み申し上げることにする

299 名無しさん :2017/03/20(月) 13:01:07 ID:HvBNTVUE0
>>298

ありがとうございます、お心遣い痛み入ります。
なんだかハートブレイクしちゃいそうなので甘口〜中辛くらいでお願いします。

300 名無しさん :2017/03/20(月) 14:16:06 ID:J3.QOhYE0
>>299
まず気になったのは句点! 文の。が足りない文章になっちゃってること!
句点はあくまでも文と文の境に打つものなのに、改行前に打つ印みたいになっちゃってるわね。
例えばこの文とか、

私は同性ではあったが後輩の笑顔が好きだった、後輩の艶やかな髪が好きだった、後輩の全てが好きだった。

私は同性ではあったが後輩の笑顔が好きだった。後輩の艶やかな髪が好きだった。後輩の全てが好きだった。

こう! 句点がおかしい文章はそれだけで読者の印象が極端にマイナスされるので厳重注意しましょう!
それから?の後に文章が続くなら一マス“全角で”空白を入れること。
――(ダッシュ)がーー(長音符)になってるから修正。

――硬いものがぶつかる音が何度か響く。私の部屋のすぐ近く、隣の部屋の前を誰かが通過したのか? それにしても硬い靴を履いている――

こうやって直していくだけでも読みやすい文章に変わるから、今後は気をつけてね。
あと、行頭の空白は知ってるかしら? わざと空けてないなら良いけど、そうじゃないなら>>101とか参考にしてね!
それと漢字変換を多用しちゃってる! 『其れ』とか『否』とかは意図がなければ変換せずにしておきましょう!
自分で手書きにすると考えて、これを漢字で書くことってあんまりないでしょ?
手書きで漢字にするかどうかっていうのは、変換の良い判断基準になるから覚えておきましょう!

では、今度は内容の方に言及を。
スケルトンちゃんのSSということなのだけど……このお話、アルプきゅん向けね。絶対に。
なんでかって言うとね。このお話のメインとなる描写のせいなのよ。
以前から相思相愛の『私』と『後輩』という二人の登場人物に、『私』の回想による『後輩』との幸福な日々――そう、男同士の。

男同士の。
おとこどうしの。
お・と・こ・ど・う・し・の!

『私』の独白が大半を占めてるせいで、お話の主眼がこっちにいっちゃってる〜!
スケルトンちゃんになったっていう描写も少ないから、魔物娘SSってよりもBL短編化しちゃってる〜!
イケナイ! 私を妖しい道に誘い込まないで! 男同士のかけ算をする世界の扉を開かないで〜!

ふぅ……ごめんなさい、取り乱しちゃった。リャナンシーちゃん反省。
個人的にスケルトンちゃんのTSの肝は『元が普通の男でも記憶の混濁のせいで自分が女だったと思い込んじゃう』っていうコメディっぽさだと思うのよ。
だから以前からの恋愛関係を重視した固めの雰囲気のTSなら、それはアルプきゅんの分野かなって感覚なのね。
もちろん上手く料理をすることは可能でしょうけど、この短さのSSだとそれはすごく辛いわ。
関係の深さを描くのとかは問題なくできてるから、今後は内容と登場させる魔物娘との相性にも注意をしてみてください!
きっとぴったり嵌れば、より良いSSになっていくと私は思います!

さて、こんなところかしら。初投稿お疲れ様でした。
また何か聞きたいことがあったら呼んでね。もし辛口希望になったら、知り合いのメドゥーサちゃん連れてくるからね〜。
それでは、以上! リャナンシーちゃんからでした!

301 名無しさん :2017/03/20(月) 14:19:04 ID:J3.QOhYE0
>>299
あ、ごめんなさい。私からの挨拶の一文が抜けちゃってたわね。
改めて、甘口〜中辛ということなので、リャナンシーちゃんが担当させていただきました! 参考になったら幸いです!

302 名無しさん :2017/03/20(月) 14:50:41 ID:cANCRDhgO
>>297
はい……一応リャナンシーの身ではありますが……あまり、批評は得意でないですが、書かせて頂きますね……。
頑張って、中辛にしてみました……。

今作は、独白による心情の吐露、そして再会に因る喜びが描かれていると思いました……。
死、別れというテーマは感情に訴える事がし易く、上手く扱えば素晴らしい作品が出来ると思います……。生物の命題。ですから。


今作で気になったのは表現のやり方、そして構成です……。
『--』で区切っての実況と回想と言う形にして、臨場感と近づいて来る様子を狙ったのだと思いますが、表現がややあってなかったかも知れません……。

一例ですが……。
私の心は闇に沈む。
確かに、格好な良い言葉です……。
しかし、若干説明が足りていなかったかも知れません……。
一番大切な事はあくまでも読者さんに伝える事、ですから……。

稚拙な例ですが……。
私の心は思い出という名の闇へと沈んでいく。

と、『ここから回想ですよ』と伝えつつ、進行形にして現在の実況をしていく形にしてみるのも、良いかも知れません……。

また、硬い靴を履いていると言うのはあくまでも推測なので、それを意識した形にした方が良いかも知れませんね……。

また、最後の出会った部分で、いきなり彼だと断定するのも、やや難しいです……。
一瞬疑う。私だけが知っているなど描写を挟む。
構成をいじり、伏線を張って置くのも良いでしょう……。

頑張って辛口のように書いてしまいました……。
もし、お気に召さなければ申し訳ないです……。

303 名無しさん :2017/03/20(月) 17:43:58 ID:oT2mugHY0
>>300
ここで書く場合行頭スペースはなくてもいいんじゃないか
なくても割と見やすいし、逆に入れちゃうと表示ガタガタして見辛くなるよ

304 名無しさん :2017/03/20(月) 17:58:36 ID:cANCRDhgO
とある美しい庭園の一角。
一月に一度ここで。
僕は強大な魔物に挑む。

「さて--分かっておるな?」
「はい。今度こそ貴女に勝たせてもらいます」
「抜かせ。未熟者が」

目の前に座る少女が挑戦者へと艶やかに笑う。
彼女は絶大な魔力を持つ、サバトの長。バフォメット。
種族の中では珍しい漆黒の濡れ羽色の髪と角。老獪な光を宿した金色の瞳。そして、スグリ色のドレスが幼い肢体をつつんでいる。
少女の赤い舌がちろりと楽しそうに唇を舐めていた。

「くく。早く見せるが良い」
「はい」

緊張した面持ちで僕が取り出したのは白い紙製の箱。
開けるとふわり、と甘い香りが周囲に満ちる。

「今回の、新作です」

それは、僕特製、木苺のケーキだった。
真っ赤に染まった、つやのある円筒の形。
隣には白いマカロンが2つ、添えられていた。

「ふむ。真っ赤なケーキか……この艶やかさは、ゼラチンだな?」
「はい。フランボワーズのジュレでコーティングしています」
「成る程、甘酸っぱい春らしい良い香りじゃ」

ニヤリと笑う彼女に見えないように、胸を撫で下ろす。
どうやら、見た目は合格のようだ。
討伐第一関門突破である。

「では、味を見てやろう」

すう、とのばされた彼女のフォークがケーキを切り分ける。
中からのぞくのは茶色のスポンジとムース。
それらを丁寧に載せて、小さな唇に運んでいく。
静かな庭園に彼女が咀嚼する微かな音が響いた。

「ふむ。チョコレートムースとスポンジじゃな。甘酸っぱいフランボワーズに負けない濃い香り……中々じゃ」

論評をしながら、彼女のフォークは進む。

「マカロンも独特の食感が良いのう。柔らかいケーキと良くあっておる」

紅茶で一息つく頃には少女の前のケーキは綺麗に無くなっていた。

「お味はいかがでしたか?」

緊張しながら、彼女の目を見る。
果たして、僕は勝てたかどうかと。

「旨かったが。まだまだじゃな。スポンジの焼き時間が若干甘かったのじゃ」
「駄目でしたか……」
「何、次回も精進すれば良かろう」

ウィンクする少女を前に、がっくりとうなだれる僕。
今回も、討伐失敗のようだ。

「ふふ、そうじゃなあ。良い事を教えてやろう」

そんな僕に、笑いかける彼女。

「儂を倒したければ。今度はウェディングケーキを作るのじゃな」

彼女の白い頬は木苺のように赤くなっていた。

305 名無しさん :2017/03/20(月) 20:52:05 ID:8bsJFhYU0
>>297
愛を叫びすぎて喉が痛い新人リャナンシーですっ。今回も微妙な批評をさせてもらいます。
とはいえ、先輩リャナンシーさんたちが、言いたいことはだいたい言ってくれています。これ以上言うと甘口希望なのに辛口になるから、砂糖多めでがんばります。

まずは、初投稿、お疲れ様です。色々と意欲的な作品ね。
先輩君の心情がよく表現はできていると思うわ。最愛の人を失った喪失感がずんずん伝わってくるわ。
元男同士でも、愛さえあれば問題ないわね! 男同士の掛け算なんて、高校の時に習ったわ。

舞台は現代で、日本では火葬が一般的だから、亡くなってすぐにでもスケルトンというのは、ちょっとした盲点をついていて面白いと思うわ。
でも、残念なのは、後輩君が事故死したのが「今日」と書かれていることね。一般的には通夜があって、葬儀があって、火葬だから最短で二日は経過しているはずね。だから、「今日、葬儀があった」とすればよかったかなと思ったわ。
細かいと思うかもしれないけど、こういう細かい部分に気を使えると、読者に違和感を覚えさせないことができるの。そうすれば、作品に没頭してもらえるわ。

あと、意欲的にチャレンジなところは、その心意気やよし! でも、短い作品は一点突破が効果的よ。狙いを絞って書いてみたら、もっとよくなるんじゃないかしら?
一つの作品でいろいろやるよりも、複数の作品でいろいろやる方が楽だし、作品の質を上げやすいと思うの。

……と、こんなところかしら?
甘口は苦手だから言い過ぎてたら、ごめんなさいね。
また、投稿を待ってますね。それでは、新人リャナンシーでしたっ。

306 名無しさん :2017/03/20(月) 21:29:38 ID:cANCRDhgO
「おはよう」

病院の一室、毎日僕は彼女に語りかける。
冷たい肌の、ゾンビである少女に。

「おは、よ」

返ってきたのは、ぎこちない、引っかかったような声。
生き返ったばかりの、彼女の表情筋は固く、喋るだけでもかなりの労力を必要とする。
それでもなお、彼女は微笑もうと顔を歪ませてくれた。

「今日は、何をしようか」
「本、よみたい」
「わかった。この中から選んでね」
「うん」

彼女の隣に座って、お気に入りの絵本を広げる。
記憶と一緒に文字を忘れてしまった彼女のために、朗読をするのだ。
それは、幼なじみの女の子が、勇者になった男の子を追いかける話だった。
誰かの幸せの為に頑張りすぎて自らの幸せを忘れた勇者に、女の子は幸せを教えていく。
手をつないで、笑いあって、分かち合う。
そんな、当たり前の幸せを。
しかし、ある日。
女の子は死んでしまう。
勇者を心配させない為に、病気を隠していたから。
そうして勇者は遠くに旅に出るのだ。
女の子に、再び会うために。
最後のページには、手をつなぐ、二人が色鉛筆で描かれていた。

「そうして、二人は結ばれました。魔物であっても関係なんてありません--二人で幸せをかみしめて、生きていくのです」
「うん」

こくりと頷く彼女の前で、パタリと本を閉じる。
風圧で彼女のさらりとした黒髪がなびいた。

「ねえ。わたしは、こんなふうに、なれるかな」

表紙に描かれた女の子を指差す彼女。
その瞳には、確かな憧れがこもっていた。

「大丈夫。君なら大丈夫」

ゆっくりと語りかけながら、彼女の頭をなでる。
心臓のない、彼女の事を。

「あれ?おにいさん、ないてるの?」
「いや、気のせいだよ」

その心臓は、僕の胸の中で鳴っている。
かつて生きていた、彼女から移植したものだ。
心臓の病気で死ぬところだった僕を、その命を投げ捨てて救った。
彼女はそれを、忘れてしまっているけれど。

「もし、君が女の子なら、僕は勇者かい?」
「はは、きっと、なれるよ」

笑おうと、顔を歪ませる少女。
その姿は、絵本の女の子そのものに見えた。

「ありがとう」

僕は、彼女の勇者になれるだろうか。
二人で、幸せになれるだろうか。

いつか、彼女の記憶が戻った時。
幸せだと、言う彼女の姿が見たい。
そう、思えた。

307 名無しさん :2017/03/20(月) 22:04:50 ID:J3.QOhYE0
>>306
なんでか同じようなことを考えるなぁって笑っちゃったw

 ◇

『私、死ぬのは怖くないわ』

 彼女は言った。

『それよりも、貴方に忘れられること……貴方を忘れてしまうことの方が怖いの』

 そう、儚い笑顔を浮かべていた。

 その翌日、彼女は病院の屋上から身を投げて、死んだ。

 彼女は不治の病だった。
 病魔が進行するにつれて、記憶がどんどん零れ落ちていく病。
 最後は周囲の何もかもが分からなくなり、脳が壊されて、そして死ぬ。
 段々と記憶の空白が増えていく日々は、彼女にとって耐え難い恐怖だったらしい。
 僕の前ではあどけない笑顔を浮かべていたが、その裏で彼女は酷く怯えていたと、残された日記に書いてあった。

『もし神様がいたら、どうかお願いします。大好きなあの人のことだけは、私から奪っていかないでください』
 
 その記述は、僕が零した涙の粒のせいで、もう読めるものじゃなくなってしまった。
 彼女が選んだ道。それは、僕が彼女から奪われる前に、自ら命を絶つというものだったのだから。

 彼女が死んでから、僕は彼女のことを忘れられなかった。
 常に彼女のことが頭から離れなくなり、彼女の言葉が幻聴のように聞こえるようになった。
 幻聴のように、ではない。幻聴に決まっている。
 それでも、僕は構わなかった。

 彼女は常に僕に語りかけてくる。
 彼女は常に僕の傍にいて、僕との甘い日々を空想し、囁いてくる。
 目を閉じれば僕もその空想の世界で、彼女と幸せな時を過ごすことができる。
 まるで本当に、彼女がそこにいるように、ハッキリと。

 狂ってるに決まっている。だけど、構わない。
 たとえ気が触れようが、彼女が僕の中から消えてしまうことに比べれば、遥かに些細なことだった。

『私のこと、考えてくれてるのね? ふふっ、嬉しいな……』

 ここのところ、抱きしめた感触がこの手に残るぐらいには、彼女の存在が現実味を帯びてきた。
 僕の方の病気も随分と進んでしまっているらしいが、むしろ望むところだ。

 そうだ……彼女はもう、僕を忘れることはない。
 僕も彼女のことが忘れられない。
 忘れられるもんか。
 もう誰にだって、奪わせやしない。
 彼女のことを。彼女の記憶を。彼女との日々を。

『明日は、二人でどんなところに行こっか?』

 願わくば、永遠に彼女が僕の傍にいることを。

 彼女が僕を忘れることのないように。
 僕が彼女を忘れることのないように。
 彼女の望みがこれからも叶えられるように。
 
 そう、僕は願っている。

308 名無しさん :2017/03/21(火) 11:07:51 ID:ft03CYcQ0
299です。
お忙しい中、ここまで親身にアドバイスいただきありがとうございました。
これに懲りずにまた書き込ませていただこうかと思います。
またよろしくお願いいたします。

309 名無しさん :2017/03/21(火) 11:33:32 ID:amK.WRvw0
>>308
期待して待ってるのでガンバってください

310 名無しさん :2017/03/21(火) 21:08:52 ID:.ndtTQ52O
>>307
生と死、そして記憶はアンデッドをかくうえで王道テーマですからね……。
こういうお話は大好きなので、頑張って書いていきたいです。

311 名無しさん :2017/03/21(火) 21:13:06 ID:b10JhTio0
 覚束ない足取りで歩き続けて、どれ位の時間が経っただろうか。目の前に広がる景色はどこまでも牧歌的で、人影一つ見当たらなかった。
 
「喉が渇いたし、お腹も……それに、ここはどこで、僕は誰なんだ?」
 
 限界を訴えている身体に鞭を打ち、僕は自分の事を思い出そうとする。けれど、何も思い出すことは出来なくて、ついに力尽きることになってしまった。
 なすすべも無く倒れていると、誰かがこっちに駆け寄ってくるのが見えた。それは、ひどく慌てているホルスタウロスだった。

 * * * *

 なんとも食欲をそそる甘い匂いに釣られ、僕は目を覚ました。怠い身体を起こして辺りを見回す。どうやら民家らしく、僕はベッドに寝かされていたようだ。

「あ、目が覚めたんですね! 良かった……」

 そう言いながら現れたのは、僕が意識を失う間際に見たホルスタウロスだった。コツコツと蹄を鳴らしながらこちらへ来る彼女の手にはお盆があり、そこには湯気が昇るマグカップがある。

「ホットミルクです。お料理よりかはお腹の負担にならないと思いますので、よかったら」

 差し出されるマグカップを受け取って、僕はホットミルクを口に含んだ。やさしい甘さが広がり、飲み込むと身体が内から温まる。気付けば、僕はあっと言う間にホットミルクを飲み干していた。ほっと息を吐くと、疲れが吐息と一緒に出ていく。
 そんな僕を見て、彼女はニコリと笑ったのだった。

「ふふ、それだけ元気なら大丈夫ですね」
「助かりました。本当にありがとうございます」
「困った時はお互い様ですから気にしないでください。それより、どうしてあんな所で倒れていたんですか?」

 話して信じてもらえるかは分からない。でも、嘘をついても仕方ない。そう考えた僕は正直に話すことにした。

「それが僕にも……記憶喪失なのか、ここがどこで自分が誰なのかも分からないんです」
「その、ごめんなさい。無神経なこと聞いちゃって……」

 見てるこっちが申し訳無くなる程に縮こまる彼女を見て、僕はなんとか雰囲気を変えようと話を振った。

「と、ところで君の名前は?」
「あ! 自己紹介がまだでしたね。私はリベラといいます」
「リベラさんですね。僕の名前は……どうしましょうか?」
「そうですね……リベル、というのはどうでしょう? 豊穣の神様のお名前です」
「リベル。素敵な名前ですね」

 僕の試みが功を奏してか、あるいは彼女の気遣いか。なんとか雰囲気は明るい物になった。それからとりとめもない話を二度三度とすると、リベラさんは何かを思い付いたのかポンと手を叩いた。

「リベルさん、よかったら私の農場で働きませんか? 記憶喪失では行く宛ても無いでしょうし」
「ありがたいですが、誰とも知れない人を置いて大丈夫なんですか?」
「大丈夫です! リベルさんが良い人だって私には分かりますから」

 手放しでそう言われ、僕はなぜだか少し恥ずかしくなってしまった。それと同時に、リベラさんの提案を拒むのは不義理に思えた。だから、僕はこの提案に乗ろうと思う。

「じゃあ、これからよろしくお願いします」
「はい、こちらこそよろしくお願いしますね!」 
 こうして、僕とリベラさんとの暮らしが幕を上げたのだった。


感想・批評が有りましたら、是非ともお願いします。

312 名無しさん :2017/03/21(火) 21:18:48 ID:b10JhTio0
こう、儚さのあるアンデッドの話は大好きです。
図鑑世界では、死さえも二人を分かつことは出来ない。

313 名無しさん :2017/03/21(火) 23:06:33 ID:amK.WRvw0
>>311
また批評書いてたら辛くて長くなっちゃったので、ちょっとご質問を
自分の辛口批評でも平気? 心配ならリャナンシーちゃんに交代して批評してもらうけど
辛口希望だけど自分じゃちょっと……ってことならリャナンシーちゃん伝手でメドゥーサちゃん呼んでもらうからご安心を

それと内容の方だけど、これは連載を意識した作品なのかな?
できればその辺りとか詳しく教えてくれると、より丁寧なアドバイスができそう
手間かけさせちゃってごめんね
良かったらよろしくね

314 名無しさん :2017/03/21(火) 23:19:38 ID:b10JhTio0
>>313
わざわざありがとうございます。
辛口でも問題無いです。
作品としては連載は意識してないですね。量を書こうとすると、自分の中でぐだってしまうので……

315 名無しさん :2017/03/21(火) 23:21:11 ID:b10JhTio0
あくまで、出会いに焦点を当てた話にしたつもりでもあります。

316 名無しさん :2017/03/21(火) 23:33:38 ID:amK.WRvw0
>>315
ありがと。それじゃ遠慮なく自分が書くけど、ハートブレイクしないでねw
今夜中にまとめられなかったら明日に持ち越すかもだけど
ちゃんと責任持って批評はするから安心してください

317 名無しさん :2017/03/22(水) 12:08:41 ID:2xyKHKAE0
>>314
お待たせ。それじゃ批評するけど、辛口御免。

端的に言ってしまうと未熟な作品。
問題は何よりもまず長さ。尺が全く足りてないせいで、寸足らずの文章になってる。
出会いに焦点を当てたならそこは印象的で大事なシーンにしたいところだけど、それを短い文字数でサラサラと流しちゃってるわけだから、これはもう完全にアウト。
少なくとも自分は1000字ちょいで『二人が出会い、記憶喪失であると伝え、名前を聞き、名前を付けてもらい、さらには居候が決定する』という場面を書け、と言われても無理。

尺を見誤っているのも、描写力や会話の表現力にまだまだ改善の余地が多いということだと思う。
まず最初の主人公の台詞がこれ。

「喉が渇いたし、お腹も……それに、ここはどこで、僕は誰なんだ?」

ギャグとかで記憶喪失の人間が『ここはどこ? 私は誰?』って言ってるのは見たことがあるはず。
これはつまり、ギャグになるぐらい使い古された表現方法なのだから、安易に『僕は誰なんだ?』なんて言わせるのは絶対にNG。
そんな主人公の心理描写もさっぱりなまま、あっさり倒れてあっさり拾われてしまってる。
最初の台詞からこの急展開なのだから、もうここで慣れた読者は白けてしまう。
その後も同じく、描写も会話もトントン拍子に進みすぎてて何とも言えない。

改善のために、この作品の会話だけ抜き取った文章と、逆に地の文だけにした文章と、この二つを用意して読み直してみるのをお勧めする。
どちらも淡々としていて、非常に読んでいて薄い印象を受けると思う。
イマイチ自分で判断できない場合は、自分の好きな作品で同じことをやってみると、密度の差が一目瞭然になる。
そこから会話・地の文の双方を膨らませる練習。見比べる判断材料さえ作ってしまえば、闇雲に文章を書くよりも遥かに効率が高まる。
繰り返してるうちに各描写に入れる力のバランス感覚が養えてくるから、それを身につけられればかなり上達に近づくはず。

相当辛辣に言ったけど、この辺りは単なる技術の問題だから、気落ちすることは絶対に必要ないことは付け加えておく。
センスがある一部の人間じゃないと、何かを書くというのは本当に難しいこと。
むしろ未熟な作品が生まれるのは当然で、自分もあなたと同じようなところから這い上がってる。
大事なのはちゃんと他人の評価を聞いて、改善点を見つけること。自力で這い上がるのは大変だけど、人の手があれば引き上げて助けてくれる。

また次の作品をお待ちしています。

318 名無しさん :2017/03/22(水) 13:30:18 ID:8.l./81Y0
>>317
丁寧な批評、ありがとうございました。
やはり、千文字前後でまとめるには無理がある内容でしたか。参考にさせていただきます。

本当によかったらでいいのですが、>>229の批評もお願いできますか?
以前に投稿した話なので、掘り返すのが望ましくないなら無視していただいて構いません。

319 名無しさん :2017/03/22(水) 17:04:12 ID:p/cKF7/c0
>>311
新人リャナンシーですっ。今回も誠心誠意、微妙な批評をさせてもらいます。
辛口希望だけど、劇辛にならないように頑張ります。

ホルスタウロスのリベラさんの優しさが身に沁みますよね。魔物娘の中では包容力では定評ある種族さんですね。あのオッパイは反則と思うときもあるけど……リャナンシーは負けません!

話がそれてしまって、ごめんなさい。
文章は書き慣れている感じがするから、すでに、いくつも作品を書いておられるんだろうなと思います。安定感があって、読みやすかったです。

さて、辛口です。覚悟はいいですか? AEDは用意できましたか?
ただ、先に言っておきますが、これは私の個人的な意見なので、求めているものと違うかもしれません。辛口というのは、そこまで突っ込んだ意見ということで、ご理解してくださるとありがたいです。

では、まずは、インパクト強めの設定に対して、話があっさりしすぎているところね。
そのアンバランス感が肩透かしな感じになって、終わっているのに終わってない消化不良を感じちゃいました。
短編って、書ける分量が少ないから、設定や展開、登場人物を盛り込みすぎると薄くなったり、消化できなかったりするのよね。私の担当作家もバランス取りをよく失敗してるわ。

それと、記憶喪失設定って、よく使われているけど、実はかなり厄介な設定なの。特に一人称小説とは、ある意味、相性最悪と思っているわ。
一人称小説は、主人公越しに物語を見ていることになるの。だから、主人公の知識や経験、思考や嗜好、感情や状態。そういったもののフィルターがかかるの。それが感情移入とか臨場感につながるところが、一人称小説の最大の利点ね。
でも、記憶喪失の主人公だと、経験の記憶がないから、思考や嗜好、感情の裏打ちができないの。
例えば、女嫌いの主人公だとして、その理由が昔、お姉さんにいじめられたからという経験があると主人公に感情込めて独白させれば、読者は納得してくれるわ。
そういうことが記憶がないことでできなくなるの。つまり、主人公のキャラ付けがしにくいということ。
記憶がないという不安や焦りは、大抵の人が理解できるから共感を得やすいという強みはあるわ。けど、そこまでで、その先をどう書くかが勝負になってくると、私は考えているわ。
ということで、長さも必要になるから短編にも向かない設定なのよね。
記憶喪失は、なまじ印象の強い設定だから、ある程度解消しないと読者も納得してくれないところも厄介なところね。

でも、そういうのを挑戦する心意気は、とってもよいと思います。
やってみてわかることってあるものね。ここは無記名だから、思い切った挑戦するにはいいところだものね。

私の担当作家に、この設定で出会いに焦点を合わせた短編にするとしたら? と課題を出してみたわ。思いっきり悩んでたわ。普段、自分の守備範囲だけで作品書いてるから、いい刺激だったみたい。
回答は、ホルスタウロスのリベラさん視点の一人称にする。――でした。
理由は、そうすることで、記憶喪失という強めの設定は和らぐし、彼女が彼を気に入ったことを思いっきり書けば、話の筋が一本通るからだそうです。

ということで、辛口批評でした。なんだか色々と偉そうに好き勝手書いて、ごめんなさい。
個人の一意見として読んでくれると嬉しいです。

それじゃあ、またの投稿をお待ちしてます。

320 319 :2017/03/22(水) 17:15:58 ID:p/cKF7/c0
 新人リャナンシーちゃんが私の原稿を読んで、問題個所を指摘してくれた。かなり厳しいけど、作品の質を上げてくれる助言だと、私は問題を解決するのに頭をひねっていた。

 カレーの辛口は苦手だけど、リャナンシーちゃんの辛口批評はクセになる。

 ふと、批評で甘口、中辛、辛口というカレーのような段階があるのが気になった。

 気になると筆が進まない。こういう時は、リャナンシーちゃんにお願いだ。

「もう直ったの? じゃあ、読ませて」

 小さな体で大きな文庫本を広げて読んでいたリャナンシーちゃんが、私の呼びかけに顔を上げて、嬉しそうに笑顔になっていた。彼女は一番厳しい読者でもあり、一番のファンでもあってくれている。

 なので、まだだと言うと、かわいらしい顔がお怒りになっております。ごめんなさい。

「何か相談したいことがあるの?」

 私は先程浮かんだ疑問をリャナンシーちゃんにぶつけてみた。新人とはいえ、批評などは彼女の専門だから、答えを知っているかもしれない。

「ずいぶんと難しいことを……うーん……」

 リャナンシーちゃんが困った顔をしていた。

「批評する側でも基準はまちまち。受け手でもまちまち。なんとなくの基準なの」

 確かに、はっきりした線引きは難しいかもしれないけど、そこをなんとか。

「私の個人的な感覚だけど、甘口は知り合い、中辛は友人、辛口は親友に言う程度かな?」

 その線引きは、ちょっとわかりやすい。でも、具体的には何が違うんだろう?

「辛口と中辛以下の差は、ずばり、内容に切り込むかどうかと考えてるの」

 私は首を傾げた。批評はそもそも内容に切り込むものなのじゃないのか?

「うん。そうね……まずは、創作は正解がないの。だから、結局のところは、批評は批評家の好みの問題なのよね。

 掲示板には、私を含めておそらく三人のリャナンシーちゃんがいるけど、それぞれ意見が違っているのは、好みが違うからなの」

 確かに、三者三様で批評するところが違うね。

「甘口や中辛で指摘する部分は、好みによる差が少なくて、表層の問題個所を指摘するの……表現方法だったり、文法テクニックだったり、そういう部分ね。甘口と中辛の差は、その要求レベルね」

 なるほど。それで、辛口で切り込む内容というのは、深層なんだ。

「構成や設定、人物だったり、物語の根幹に関わるところなの。作者の創作意図に関わる部分だし、好みが強く出てしまうところだから、とってもデリケートな部分なの」

 下手すれば、作品全否定になっちゃうね。それは辛口じゃなくて、もはや毒だね。

「表層でも、好みの差が大きい部分に切り込んだり、要求レベルを高くすると、相手にとっては辛口になるの」

 批評って難しいね。

「批評もまた文芸作品と思うもの。いい批評は読んでて面白いのよ。私も早く先輩たちに肩を並べなくちゃ」

 でも、私へのリャナンシーちゃんの指摘って、内容部分に容赦なく切り込んでくるよね? 親友レベルの辛口批評だったんだね。

「え? 違うわよ」

 そ、そんな……私の想いは一方通行だったのか?

「最愛の人レベル、檄辛よ。だから、一生、創作続けてね」

 檄の字は誤字じゃないんだろうな。彼女が私の傍らにいる限り、私の筆と心は折れそうにない。

321 名無しさん :2017/03/22(水) 19:16:23 ID:PVBJy.wMO
>>311
はい……あまり批評は得意ではないリャナンシーですが……批評させていただきますね……。

今作は、文章表現、文法について語れる事はありません……時制も完璧で、経験の多さを感じさせました……。

しかし、辛口に批評するならば、幾つかの点で難しいと感じた作品でもあります……。
既に私より優れた方が批評なさっていらっしゃるので私が感じた点について、語らせていただきます……。

このお話は、主人公と、ホルスタウロスが出会う、出会いのお話です……。
出会いというのは、非常に大切で、そのキャラクター同士の関係を、説明するものです……。
そして、出会いを書く、という事はキャラクターのその後が想像出来る物語が好ましくなります……。
少なくとも「俺達の戦いは、これからだ!」と書ける位の掘り下げです……。
しかし、この物語において彼らのその後は想像し難いと思いました……。
理由は、キャラクターが掴めないためです……。
記憶がない設定については語って居る方が居るので省きますが、彼女の描写にも問題があります……。
彼女についてはホルスタウロスの農民である、以上の設定がどこにもありません。特に、見た目に関する情報量は皆無で、髪型や、纏う空気、背の高さなどの情報がありません……。また家の中などの描写が無いため、どんな風に暮らして居るのかも、分かりません。
彼と彼女。どちらの情報も無いので、これからが想像出来なくなっているのです……。

ネレイスさんの話はそのどちらもがしっかりと解決されているため、今回の出来はたまたまだと思います……。
そして、解決法もあなたは持って居るはずです……。
「この作品の続きを書く」。
これだけで描写の薄さも、記憶喪失の設定も、全て解決出来る筈です……。
あなたの実力なら、きっと出来ます……。
無責任な言葉ですが、あなたがここにアップした作品は全て文章表現が適切で、美しい、読みやすいものが出来ていますから……。

すみません。本当に失礼な事を語ってしまいました……。

322 名無しさん :2017/03/22(水) 19:44:56 ID:8.l./81Y0
>>319
丁寧な批評、ありがとうございました。
まだまだ自分は三流がいい所だというのが身に染みて分かりました。
参考にさせていただきます。

323 名無しさん :2017/03/22(水) 19:52:37 ID:8.l./81Y0
>>321
今回も丁寧な批評、ありがとうございました。
たしかにこの話では内容が薄いですよね。
参考にさせていただきます。

324 名無しさん :2017/03/22(水) 20:30:57 ID:2xyKHKAE0
>>318
もちろんOK。>>229の方の批評を。
遡ってこのスレにある過去の作品、及び投稿所の作品(推測)まで洗ってみました。

>>317では描写力に課題と言ったけど、謝罪をいたします。申し訳ありませんでした。
訂正いたします。あなたは一定の書く力を持ってる。
>>229での海に沈む二人の情景とか、そういったところで輝くものをきちんと持っている。
ただ、それが噛み合うものと噛み合わないものがあって、>>311の主題ではそれが出ていなかった印象。
それから今回の>>229の文章も同じく。甘酸っぱい(?)とは言いえて妙で、やっぱり少しズレが生まれてる。
どこが原因かと言えば、表現が硬い。カッチカチ。これはどの作品にも共通して言えること。
だからダークな作品とかにはガッチリ嵌って本当に良い効果がある一方で、それから外れたりすると雰囲気が変になってしまう。

>>229に話を戻すと、主人公の境遇を“匂わせ”られていない。
がっつり『彼女は、何時かいなくなってしまった僕の想い人に似ていて』と書いてしまっている。
どうにも他の作品でも『何が・誰が/どうで・どうした』を並べ立ててしまう癖を持ってるようだけれど、最後の文では『〜言うんだ』と若干柔らかな表現に変わってチグハグ。
こういった文章の雰囲気は意識して使い分けられるようになる必要がある箇所。
一文一文の語尾により注意を向けるように。『〜した』『〜だった』の多用は文章の硬質化を招きやすい。
それと、適度な改行。文同士を開き気味にするだけで、硬い印象をいくらか和らげることも可能になる。
こういったことの改善には雰囲気の柔らかい作品を持ち出してみて、>>317で言った作業で練習をしたりモデルにしたりがてっとり早いかと。

それと習作として一度、同じ内容で文章の硬さ・柔らかさを変えた作品を書いてみるのも良いかもしれない。
多分非常に苦労をするだろうけれど、その分だけ表現の幅は間違いなく広がっていく。
参考までに文章の硬さ・柔らかさを変えた一例を載せておく。



「ねえ、お兄様。私ケーキが食べたいわ」

僕の膝の上でリビングドールの彼女が言った。その瞳は紫に妖しく光を放っていて、僕はそれに惹き込まれてしまう。
彼女が僕に何かを求めるのはこれが初めてではなかった。
ある時は洋服が欲しいと笑った。ある時は美味い飲み物が欲しいと僕を買いに行かせた。また別のある時は綺麗な星が見たいと僕を連れ出した。
私を僕はその誘惑を断れず、幾度もその要求を飲み込んできた。僕は断れなかった。
拒否のための言葉が口をついて出る前に、首が勝手に肯いているのだ。まるで僕の方が人形になっているようだった。

「ねえ、お兄様……私、イチゴのケーキが食べたいなぁ」

そう言ったのは、僕の膝の上のお人形さん。
リビングドールの彼女は、上目づかいでじぃっと、僕のことを見上げてきている。
紫をしたキレイな瞳は、惹きこまれそうなぐらい、妖しくピカピカだ。

この子はいつもこう。
やれお洋服がほしいとか、やれバナナミルクが飲みたくなったとか、やれお星さまが見たいとか、おねだりばっかり。
もちろん僕は心を鬼にして、それを断わ……ろうと、努力してるんだけど。
でもどうしてか、だらしないニヤケ顔でこの子を抱っこして、全部のおねだりを聞いてしまってる。
ホント、どっちがお人形さんか、分かったものじゃない。



最後に繰り返すが、あなたは一定の力はある。
お世辞抜きで気に入った作品もあるので、そこは自信を持って良い。
三流とは無視されるだけの存在。二流は褒められる。そして一流は、けなされる。
あなたは今一流への階段を昇っている最中だと思ってもらいたい。

個人的にあなたのダークな作品が好きだけれど、今度はどうせなら練習として、『わたあめ級のふわふわ♪』ってした作品をリクエストしておきます。
以上です。長々とすみませんでした。

325 名無しさん :2017/03/22(水) 20:54:10 ID:dEO9imqc0
投稿した作品中に出てくる予定であった一文。
魔物娘の設定からそれているのでお蔵入り、でも日の目を日の目をあてたかった。
内容もなにも途中の文に少し加筆しただけどリャナンシーちゅんよろしく
お願いします。



  俺の名前はジジ。この辺りを取り仕切る漁師の一員だ。
  ワーウルフのエッジと付き合っている。今まさに恋人とのエッチ真っ最中だ。

「あっあっ! 今日は凄いね! ジジ!」
  
  そのエッジの格好は尻をむき出しにした格好で荒い息を吐いている。
  話し合っていた時に意識していたのか、下着の股間の部分が濡れていた。

「あはっ! ジジのが中で大きく……そんなにボクの尻が好きなの?」
  
  ベッドに手をつき、ジジがニヒヒッと含んだ笑みを浮かべる。
  その笑みは快楽に必死で耐えている表情の裏返しであった。

「はぁはあ!……そ、そうだよ……おおお」
  
  俺はズンッとエッジの最奥まで届くように大きく腰を突き出す。

「はにゃあああ! そこ突いて! お尻もっとパンパンして!」
  
  エッジの腰を両手で掴んで、チンポ突っ込みながら俺は密かに胸中で呟いた。

(エッジの尻は確かに好きだ。ほど良く盛り上がって引き締まってるけど

柔らかくてフニフニして……ずっと頬擦りしていたい……

でもリュリュさんはむっちりとした逆さハートお尻で……スカート捲れた時にティーバックだったし、

リーチェルのプリっとしたロリ尻も柔らかいパン生地みたいだろうな)
  
  リュリュ、正式にはリュシエンヌ、エッジの姉でリーチェルは妹。
  
  宿屋『ボナパルト』のワーウルフの三姉妹だ。
  
  水揚げした魚を仕入れたりする関係で女将さんから夕食に招かれたりする。

(……もし俺が三つに分身して……三人とエッチしたら……)



「リュリュさんのはすっげぇ肉厚でエロすぎ! ふわふわヒダが柔らかくてぇ! 全体的に包み込まれてるみたいだ! しかも入り具手で締め付けてきてる」

「ジジ君……あッ! 大きい! 私を孕ませる気なのォ? ちょうど危険日だし。
やだぁ、私のお腹でビュウウって出ちゃってる……あったかいのね精液って」



「リーチュエルのはキツくて狭いけど、ザラザラしている中に時々ツブがある。 それがプリュブリュ締め上げてくるぜ!」

「ジジ兄ちゃん! ダメぇぇ! 私、生理きてるの! 妊娠しちゃうよ!
ああッ痛い! 痛いけど気持ちいい! 痛気持ちいいよ!」



「エッジのは俺にぴったりフィットする! 隙間がなくて適度に締まる!
プリプリなじみすぎて俺専用って感じだ!」

「エッジのばかあああ! 姉妹丼なんてサイテーだよ! でもイちゃううう!」


(……なんてことになったら、俺、たぶん死ぬんだろうな)

  俺はそんな妄想しながらエッジの中にぶちまけた。

326 名無しさん :2017/03/22(水) 21:04:28 ID:XutFmKew0
>>324
以前に投稿した話も批評していただき、本当にありがとうございました。
件の話は表現が上手く出来ていなかったのも事実ですので、謝る必要はまったくありません。むしろ、とても参考になる批評をいただき感謝しています。

たしかに文体が内容を問わず硬いですね。
これは是非とも改善したい点かと思いました。
二度の批評、ありがとうございました。

327 名無しさん :2017/03/22(水) 21:41:35 ID:2xyKHKAE0
>>325
リャナンシーちゃん登場!
そして厳しく一言! 自分でも言っている通り、このSSはまだ内容に言及できるほどの文章量はないわ!
なので急いで中身を膨らませて三姉妹丼の作品を書いて投稿所に載せてきなさい!
設定? ワーウルフの三姉妹丼なんて何がいけないのか私には分かんないわよ!
さあ、そうと分かれば急いで執筆! ワクテカしてる相棒その他紳士諸君のために!
あ、淫語撒き散らしはオッケーだけど、まだまだ派手にしてオッケーだから!
それと地の文ではガッツリえっちぃ描写を詰め込むようにしてね!

以上、リャナンシーちゃんからでした!

328 名無しさん :2017/03/22(水) 22:43:19 ID:dEO9imqc0
リャナンシーちゃん>>

すみません。これはすでに投稿している作品の抜け落ち文です。
一人につき一人の魔物娘と当時に書いた作品なので
自分の中で姉妹丼はダメじゃね?と没になっていたように思います。

329 名無しさん :2017/03/23(木) 02:34:28 ID:Vvs8jRSk0
>>311
少し遅くなりますが、目に付いたので批評をさせて頂きます。ドのつく新米リャナンシーです。新参の身で、人様の文章を評することをお許しください。
また、不慣れ故かなり長文になってしまいましたので、レスを分けて投稿させていただきます。何かしら通例を破るようなことはないと確認済みですが、掲示板の方は普段利用しませんので、間違い等あったらすみません。
まず、後のレスで触れられているネレイスの方の作品も拝読しました。こちらは大変美しい文章で、引き込まれるような魅力があります。シーンを描く技量は素晴らしいものがあると思います。
で、問題の>>311の方ですが、他の方も触れられている通り、①物語の構造、②キャラクターの造形、双方に問題があるように思います。これらはネレイスの方には無い要素、つまり貴方の弱点である可能性があります。まずはこの二点について、情報を整理しましょう。

①物語の構造
こちらの作品の本筋は以下のように要約されます。
1)主人公が行き倒れる。
2)ヒロインに保護される。
3)二人は一緒に住むことになる。
流れとしては別におかしくないですね。舞台は『牧草地?』。目指している雰囲気は『牧歌的、穏やか且つ緩やかな時間、優しい世界』といったところでしょうか。これも違和感ないです。

②キャラクターの造形
作中では説明不足で読み取れない個所も多いです。故に、展開上必要となる要素を上げていきます。括弧の中身がなぜそれが必要かです。
1)主人公
 ・記憶喪失である(ヒロインに保護される理由になるため)
 ・純粋かつ誠実(作品の雰囲気を『優しい世界』とするために必要)
2)ヒロイン
 ・優しく献身的(主人公の保護、そして『優しい世界』実現の為に必要)
 ・ホルスタウロスである(魔物娘SSであるため。ある意味本題)
こんなところでしょうか。意外と少ないですね。でも、1000文字かそこらで表現するなら妥当な情報量だと、個人的には感じます。ただ、ヒロインが主人公を保護する理由に補強が欲しいところではありますが。

作品を書く際は、以上の要素をなるべく簡潔に、かつ面白くストレスフリーに読者に伝えることを目指すことになります。

で、ようやく本題の批評です。
まず最初に冒頭のシーン。ここは舞台が広大な牧草地であり、主人公が記憶喪失であることを伝えるシーンです。最後に主人公が倒れるシーンが必要ですが、それ以上の役割はありません。
このシーン、主人公の意識が明瞭すぎる気がします。また、一人称である時点で語り部も主人公になるので、地の分ももっと曖昧にした方がよいでしょう。具体的には『空と芝生の境目を永遠に歩いていく。頭に靄がかかったようだ。ここはどこだ? 何で歩いてるんだっけ? ん、何の音だ? あ、自分の腹の音か。ああ、空腹を自覚したら急に……』みたいな感じでしょうか。
また、倒れる程に弱った人間が駆け寄ってくる人影の種族まで分かるのもおかしな話です。『気を失う瞬間に何者かが駆け寄ってきた気配を感じた』ぐらいにしておけば、事の深刻さに加え「その正体とは!?」という謎を読者に投げかけることも出来ます。できるだけ短い文章で、合理的な情報のやりくりを心がけましょう。

続いて、目を覚ますシーンです。匂いで目を覚ます、というのはよくある表現ですが、普通人間は睡眠中に匂いを感じません。細かいところですが、『暗闇の中、甘い匂いを感じて瞼を開ける』とかにすると違和感がないです。また、いきなりホルスタウロスが現れるのもちょっと惜しい展開です。状況は有効活用し、登場人物の性格や属性、種族を現すイベントを挟みましょう。
(続く)

330 名無しさん :2017/03/23(木) 02:35:06 ID:Vvs8jRSk0
(続き)
例えばこのシーンなら、目を覚ましたらベッドに突っ伏すようにしてホルスタウロスが寝ている……とかどうでしょうか。介抱中に自分もうっかり寝てしまうことで、穏やかで優しい気性であることを現すことができるかと思います。また、主人公がヒロインの種族を認識する機会としても使えます。『瞼を開けると、ベッドに横になっていた。身を起こせば、ベッドに突っ伏して寝息を立てている女性がいる。彼女が介抱してくれたらしい。妙齢の女性だ。短くまとめた艶髪に、短い角』ここで『短い角……ホルスタウロスだ』にするか『短い角……角!?』にするかで主人公の魔物に対するスタンスも表現できるでしょう。主人公が魔物に対してどういう感情を持っているか、というのは二人の関係がどういう状態からスタートするかを表す重要なファクターです。余程無理でない限り、入れた方がよいでしょう。
他にも、目を覚ますと枕元にホットミルクが置いてあり、それを一口飲む。すると気配を察したホルスタウロスが様子を見に来る、というのもいいですね。図鑑説明文を読むと、ホルスタウロスの乳には精力増強の効果があるそうです。布団を押し上げる主人公のアレを見て、ホルスタウロスが顔を赤らめる……などの展開を挟めば、前の例とは逆にホルスタウロスが主人公にどのような感情を持っているか(この場合は憎からず思っている)を描写できます。また、この描写があればホルスタウロスが主人公を同居に誘うシーンが大変スムーズになりますね。ホルスタウロスには、主人公の精が欲しいという動機があることになります。

次は、ヒロインが主人公の記憶喪失を認識するシーン以降です。ここ、あまりに展開が急かつ唐突すぎます。「僕記憶喪失なんです」「ごめんなさい」「君の名前は?」「リベラです」「僕の名前つけて」「リベルでどう?」「素敵な名前だね!」流石にあんまりでしょう。初めて会った相手に「名前思い出せないんですがどうしましょうか?」と聞く主人公もそうですが、倒れているところを助けておきながら記憶喪失という一大事を問題視するでもなく受け入れているように見えるヒロインに違和感があります。「私はリベラです。あなたは?」「僕は……えーと、あれ、おかしいな……?」「もしかして、記憶喪失!? 大変! 物忘れにはミョウガがいいんだったかしら……」「だ、大丈夫ですよ、気にしなくて! 忘れるくらいなんですから、大した記憶でもないんでしょう!」「ホ、ホントにいいんですか……? じゃあ、せめて記憶が戻るまでは同居で!」ぐらいの会話があると、主人公の身を案じ問題を解決しようとする心優しいヒロイン、大らかで他人に心配をかけまいとする主人公、という二人の性質を端的に表せるのではないでしょうか。

総評としては、
①読者に伝えるべきことが伝わり切っていない、または分かり辛い。
②意味のない展開や、意味の薄い展開が多い。もっとシーンの有効活用を。
③展開、表現の合理性に欠ける箇所が多い。どう展開していきたいかも大事だが、この展開なら登場人物はどうするか、を意識するとよい。
といったところでしょうか。
結局、文章というのは読み手に状況を伝えるのが最終目的です。伝え方には様々な方法がありますので、いくつか文章を考え、その中で一番良い文章を選ぶようにすると、合理性と表現力を兼ね備えた文章を作りやすいです(個人的には)。1レスでも10万字でも、「他人の書いた文章を読む」という行為は労力を使う行為です。読者がより少ない労力で、より楽しい思いをできるコストパフォーマンスの良い小説を目指すとよいでしょう。

ネレイスの例からいって、貴方はひとつのシーンを美しく描く表現には大変優れているように感じます。それらを無理なく繋げ、登場人物達に一貫性のある人格を与える技術を身に着ければ、投稿所でも指折りの人気作家になれる可能性はかなり高いと思います。
改めて、上から目線の批評大変失礼いたしました。今後のご活躍を楽しみにしております。

331 名無しさん :2017/03/23(木) 13:26:43 ID:vgSmGxnM0
最近書くものがドン詰まりの三流物書き状態なため、皆様に批評をお頼み申し上げます。
情景描写のための習作だったのですが、肝心の桜が上手く描けずな出来になってしまいました。
また、自分では読みやすい文章を書こうとしているつもりですが、読者視点だとどうなのか自信が持てません。
うちのリャナンシーちゃんに聞いても「別に平気じゃないの?」と横になってお煎餅を齧っています。
その他どんなご指摘でも構わないので、どうか辛口で評価をよろしくお願いいたします。



「うー?」
「あはは。待ってて、もうすぐ着くからさ」
「うー」

 彼女は小首を傾げたまま、ちょっと頼りない足取りで、僕に手を引かれている。
 ゾンビである彼女との散歩も慣れたものだけど、これから連れて行くのはとっておき中のとっておきだった。
 彼女に喜んでもらいたくて、何度も探して歩いて。そして見つけた、特別な場所。
 ほんの少しだけ逸る気持ちを抑えて、春のうららかな青空の下を二人で歩いていく。
 この道の角を曲がれば、もう見えてくるはずだ。

「どう、キレイでしょ?」

 風が優しく吹き込むと、僕らの前でふっと、ピンク色の花びらが踊った。
 目の前に現れたのは、鮮やかに咲き乱れる桜の木々。
 陽光にきらめく小川にそって立つ桜は、枝の先という先までいっぱいに花をつけて、僕らを迎えてくれていた。

「うー……!」

 彼女の瞳が輝いた。
 目を大きく見開いて、生き生きと。
 まるで彼女が、自分がゾンビだって忘れてしまったみたいに。

「うー! うー!」

 どんどん、どんどん、彼女が足早になっていく。
 苦笑する僕を追い抜いて、今度は急かすみたいに、彼女が僕の手を引く番に変わる。
 そして僕の手をはなして、駆け足になって。

「うー!」

 彼女が淡い彩りのドームに飛び込んだ。

 木の下に立って、口をぽかんと開けて、満開の花々を見上げたり。
 次は根元をぐるぐる回ってみて、見えてくる光景の違いに目を丸くしたり。
 それから川辺の方に向かって、さらさらと流れていく桜の花びらを一生懸命おっかけてみたり。
 結局それには追いつけず、しょんぼりとした顔で花びらを見送っていったり。
 だけど今度は頬をほころばせて、桜の花びらを一枚一枚、丁寧に拾い上げていったり。

 彼女は本当に無邪気に、心の底から桜を楽しんでくれているようだった。

「うー、うー」
「ん? どうしたの?」

 そんな様子を微笑ましく見守っていると、彼女が嬉しそうにこっちに寄ってきた。
 その手の中には、彼女が集めてきたらしい、小さな花びらの山。

「……くれるの?」
「うー!」

 すっと差し出される、彼女からの薄桃色をしたプレゼント。
 出会った頃から何一つ変わらない、彼女の優しさ。
 ずっとずっと大好きな……彼女の笑顔。

 それに対して、僕は――

「――ッ!」
「うー?」

 込み上げてくる愛おしさに耐えられず、彼女の身体を抱きしめていた。
 彼女の手にあった花びらが、ぶわっと宙に放り出される。
 それがひらひら、ひらひらと、僕らのことを祝福するように舞い散っていった。

「せっかくのプレゼント……台無しにして、ごめん」
「うぅーうぅー」

 いいよ、と言ってくれているらしい。彼女も僕をぎゅっと抱きしめ返してくれる。
 いじらしい返事にまたこみ上げるものを感じて、ますますきつく彼女の身体を抱きしめる。

「大好きだよ。今までも、これからも、ずっと……」
「うー……」

 満開の桜の下で、僕に伝わってくる彼女の感触は。
 いつもよりほんの少し温かいと、そんな気がした。


………………
…………
……


「うー、うー」
「あ、お団子食べたいの? わ、分かったから、ほらっ。よだれ垂れてるってっ」
「うー♪」

332 名無しさん :2017/03/23(木) 13:38:58 ID:cqQi0VRg0
>>330
丁寧な批評、ありがとうございました。
まだまだ改善点は多いですね。
参考にさせていただきます。

333 名無しさん :2017/03/23(木) 18:59:23 ID:muvHP7VE0
>>331
新人リャナンシーですっ。おせんべいがおいしそうと思いつつ、今日も役に立つか微妙な批評をしちゃいます。

ゾンビちゃんが天真爛漫で、主人公君が愛おしく思う想いがとても素敵にでているわね。

今回は情景描写と読みやすい文章ということで、そこに焦点を当てて見てみますね。

今回の作品で、最初は風景描写がなくて、目的地の桜並木で風景描写がほぼ最初にされているわ。これだと、読者は白紙の背景から桜の背景を想像することになるの。
でも、桜の背景をドラマチックにするのなら、平凡な風景から場面変換する演出があった方が読者のテンションも上がると思うの。

それと、書き出しを台詞にするのは、読者をつかむ定番の方法だけど、そればかりに頼るのは表現の幅が狭くなっちゃうわ。
大丈夫! よっぽどじゃなければ、5行ぐらいは読んでくれるわ。そこまでで勝負よ。
だから、今回の場合は、最初に少し情景と状況を書いちゃう方が、あとの桜が効いてくるわ。

読みやすさは、今のままでも十分あると思うわ。この先は好みによるところが大きいのよね。
それでも、あえて言うなら、間の取り方を少し考えてみた方がいいと思ったわ。
例えば、桜並木が最初に見えるシーン。情景よりも先に台詞が来ているでしょ? あれを逆にするの。

 この道の角を曲がれば、もう見えてくるはずだ。
 風が優しく吹き込むと、僕らの前でふっと、ピンク色の花びらが踊った。
「どう、キレイでしょ?」
 目の前に現れたのは、鮮やかに咲き乱れる桜の木々。

文章をいじらずに入れ替えただけだから、ちょっと文のつながりが悪いけど、入れ替えると印象が変わるでしょ?
映画やドラマ、漫画なんかでもよくつかわれているけど、絶景に入る前に、それを想像する一拍を置くと風景がより広がるわ。

あと、私の好みなんだけど、体言止めが多いと、なんだか流れに乗れないの。
他のところでも言ったけど、体言止めはリズムのインパクトだから、印象が逆に薄くなっちゃうの。映像で言うと、画面がぱぱぱっと変わる感じね。全体としてのイメージはなんとなく残るけど、輪郭はぼやけた感じだから多用はしない方がいいわ。
個人的な見解だけど、情景が浮かぶ作家さんの文章では、体言止めが少ない気がするのよね。

と、こんなところね。参考になると嬉しいな。
え? 今回は具体例が少ない?
今回の情景描写とか読みやすさとかだと、総合的で長くなっちゃうから。もし、要望があれば、添削を載せるわ。例のごとく、かなりいじってるけど……。

それじゃあ、またの投稿をリャナンシーは待ってます。

334 名無しさん :2017/03/23(木) 19:20:02 ID:vgSmGxnM0
>>333
ご批評どうもありがとうございます。

桜を描こうとばかり思っていたためか、他の風景描写は盲点でした。
何も思いつかなかったのは完全に自分の力量不足ですね……。
それと桜が飛び込んでくるまでのタメも、できていない箇所でした。反省点が多いです。
体言止めも自分の好みで多用するのですが、これももう少し注意を払うようにしてみます。

ご丁寧な批評をありがとうございました。
よろしければ添削の方も参考にしたいので、ぜひお願いいたします。
あ、よろしければこちらもどうぞ。( ゚Д゚)つおせんべい

335 333 :2017/03/23(木) 22:18:40 ID:muvHP7VE0
おせんべい、ありがとう。お茶におせんべい。和の心よね。
じゃあ、おせんべいももらったし、さっくりと添削よ。
でも、思いのほか長くなったので、解説含んで2レスにするね。



 春のうららかな日差しを浴びて、僕たちは手をつないで散歩に出かけた。

 ゾンビになって日の浅い彼女の足取りは、少しばかりおぼつかないけど、そこは彼氏である僕がきっちりとエスコートすれば問題ない。彼女との散歩も、もう慣れたものである。

 閑静な住宅街を手をつないで歩く僕たちは、他人からどう見えるだろう。兄弟? 恋人? いいや、きっと若夫婦だ。フランスパンの飛び出た買い物袋を抱えてなくても。

「うー?」

 ちょっと不安そうに彼女が僕に問いかけてきた。

 今日はいつもよりも、少しばかり遠くまで散歩に来ているから心配なようだ。

「うん。大丈夫。もうすぐ着くからね」
「うー」

 僕は彼女の不安を吹き飛ばすほどの笑顔で答えた。彼女も僕の笑顔に安心したのか、笑顔を返してくれた。

 今日の散歩は少しばかり特別なのだ。

 ここのところ僕は、彼女を喜ばせたくて、色々と歩き回ってとっておきの場所を探していた。そうして、ようやく見つけた。二人の思い出にできる、とっておきの場所を。

 僕は早く彼女をその場所に連れていきたい。彼女にあの風景を見せてあげたい。そんな逸る気持ちで足早になりそうになるのを、今もこらえるのに必死だ。

 もうすぐ。――彼女はどんな顔をするだろう?

 この土手を登れば。――彼女は喜んでくれるかな?

 土手を登り切り、視界が開けると、僕たちの脇を風が優しく通り抜けた。そして、その風の残り香のように、ピンク色の花びらがふわりと僕たちの前で踊った。

「どう、キレイでしょ?」

 土手の下には小川が流れていて、その狭い河川敷にはピンク色の綿菓子のように、満開の桜の花が咲き誇っていた。

 小川が春の陽光を反射して、銀の鎖のようで、ピンクの飾りが連なったネックレスみたいだった。

 この景色を、僕は彼女に見せたかった。そして、桜並木の河川敷を一緒に歩きたかった。僕たちの特別な場所として。

「うー……!」

 彼女の春霞のような瞳が一気に輝いたように見えた。

 眼球が落ちそうなほど大きく目を見開いて、まるで彼女がゾンビだってことを忘れてしまうほど、生き生きとした表情をしていた。

 僕はその顔が見れただけで、世界中のすべてを許せるほど嬉しかった。

「うー! うー!」

 彼女は土手を下る道へと僕を急かした。

 さっきまで、僕が我慢していたのが何だったのかと思うほど、どんどん、どんどん、彼女は足早になっていった。

「そんなに急いじゃ、危ないよ」

 土手を下り終わるころには、もう彼女が僕の手を引いていた。そして、僕の手を離して、桜並木のもとへと駆け出した。

「おいおい。人の彼女をとるなよ」

 僕はちょっとばかり、桜並木に嫉妬してしまう。

「うー!」

 彼女は桜の木々とダンスを踊った。

 木の下に立って、口をぽかんと開けて、満開の花々を見上げていたかと思うと、根元をぐるぐる回って、桜の枝ぶりが作る自然の万華鏡に目を丸くしたりしていた。
 小川に落ちて、さらさらと流れていく桜の花びらを一生懸命に追いかけて、追いつけずに、しょんぼりとした顔で花びらを見送って手を振っていたりしていた。

 彼女は、本当に無邪気に、心の底からこの場所を楽しんでくれているようだった。
 今は、頬をほころばせて、地面に落ちた桜の花びらを一枚一枚、丁寧に拾い上げていた。

 お土産にするのかな?

 帰ったら、針と糸で花びらを連ねて、桜のネックレスを作ってあげよう。

 そんなことを思いながら、僕は微笑ましく彼女を見守っていると、嬉しそうに、少し慎重な足取りで僕の方へと戻ってきた。

336 333 :2017/03/23(木) 22:24:14 ID:muvHP7VE0
(335続き)
「おかえり」

 僕が笑顔で彼女を出迎えると、彼女は無邪気な笑顔で、何かを包むように合わせている手を胸の辺りまで持ち上げた。

「うー」

 ゆっくりと包んでいる手を開くと、そこも満開の桜があった。彼女がさっきから集めていた、綺麗な桜の花びらたちが、彼女の手の中でもう一度、花を咲かせていた。

「うー!」

 その手を僕の方へと差し出した。

「もしかして、くれるの?」
「うー!」

 僕の問いに彼女は満開の笑顔で応えた。

 一度散った桜が、もう一度咲いた。

 ああ、そうか……そこまで、僕は思いつきもしていなかった。この場所を彼女が喜んだのは、何度散っても、春になれば、また花を咲かせる桜に自分と重ねてだったんだ。

 そして、散った桜をもう一度咲かせる彼女の優しさは、出会ったときから何も変わらない。

 ずっとずっと大好きな、とてもとても大切な、彼女の笑顔は、生きている僕よりも何よりも一番輝いていて、かけがえのないものだ。

「――ッ!」
「うー?」

 僕はこみ上げてくる彼女への愛おしさがあふれ出し、彼女の身体を抱きしめていた。

 彼女の手にあった桜が二度目の散華をして宙に舞った。だけど、それらは、春の風に乗り、僕らを祝福するように周囲を舞い踊った。

「ごめん。せっかくのプレゼントを台無しにして」
「うぅーうぅー」

 いいよ、と言ってくれている。そんな彼女の優しさに胸が熱くなる。だめだ。幸せすぎて泣きそうだ。

 彼女はそんな僕の気持ちを感じ取ったのか、ぎゅっと抱きしめ返してくれた。優しく、言葉ではなく、身体で気持ちを伝えてくれた。

「大好きだよ。今までも。これからも。ずっと」
「うー」

 満開の桜の下、僕に伝わってくる彼女の体温が、春の木漏れ日のように、ほんのりと少しだけ暖かく感じた。

………………
…………
……

「うー、うー」
「あ、お団子食べたいの? わ、分かったから、ほらっ。よだれ垂れてるってっ」
「うー♪」


参考になれば幸いだけど、どうかな?

まず、「閑静な住宅街」という風景。本当はダメな描写だけど、この後に出てこないから、これで十分なの。読者がどんな閑静な住宅街を思い浮かべても、さして支障はないからね。
続いて、「若夫婦」これで主人公たちが若い男女と想像できるわ。さらにいうと、手を繋ぐとかで、チャー○ーグリーンのCMを連想した読者は、閑静な住宅街の情景補強になるという裏技よ。共感覚というのかしら? 読者に勝手にイメージさせる言葉を使う方法ね。
視線を遮るものを角から土手にしたのは、川だから、そちらの方が自然なのと、土手を越えてという方が時間をかけれるから、文章に溜めを作れて、期待感を持たせれるでしょ。
難点は、土手と書いた段階で川岸の桜を予測されちゃうことね。
桜の遠景を見て彼女が感激して足早になるところは、遠景を遠景らしく描写して、その場所移動を描写することで距離感を出して、近景に入るようにしているの。土手を下るというのは、理解しやすい場所移動でしょう?
あとは、桜とゾンビの共通項を探して、「散ってなお美しい」というのを見つけて、そこを攻めて演出したの。

調子に乗って1レスに収まらなかったのは失敗だったけど、こんな風に情景を描写していくと流れに乗って、自然に読者にイメージを伝えられると思うわ。

337 名無しさん :2017/03/23(木) 22:39:55 ID:vgSmGxnM0
>>336
添削までいただいて、本当にありがとうございます。
住宅街から土手を越えて、桜が登場する。非常に良いタメの演出ですね。
それから、彼女が桜を集めてくる場面……なーんでここをもっと大事にしなかったと、悔やんでるところです。
ちょっとこの添削を参考に、もう一度文章を改稿してみたいと思います。
とても参考になりました。重ね重ね、ありがとうございました。

338 名無しさん :2017/03/24(金) 20:32:17 ID:ANS9ikdQ0
批評は経験だけでなくセンスも必要なんですね。
難しい。


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