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【習作】1レスSS集積所【超短編】

544542:2017/11/26(日) 00:39:29 ID:zVAn9HmY0
>>543
ありがとうございました

545名無しさん:2018/01/21(日) 21:56:25 ID:Y8MADwF60
今日も夢を見ている。

「今晩は。愛しい、貴方♪」

彼女はアパートの隣人だ。
一度だけドアから出たところを見かけたことがある。
それだけの関係だ。
夢以外では。

「今日も愛し合いましょう♪」

隣人は、タールに似た黒い粘液に包まれた俺の部屋の中へと、壁をすり抜けてやってきた。
彼女は衣服をするりと脱ぎ捨てる。
蝙蝠の様な羽と悪魔めいた尻尾。
喜色陶然と笑うことも含めて、まるでサキュバスのようだ。

「私は貴方を愛します♪」

何時もの様に俺の上にのしかかり、交わり始める。

「私は貴方に焦がれています♪」

玉のような汗を飛び散らせ、激しく愛を交わす。

「貴方が望むなら、あらゆる奉仕をしましょう♪」

こちらの都合を考えない暴力的な快楽に、何度も彼女の中に果てる。
そして限界が訪れると、夢の中で気絶する。
遠ざかる意識の中、決まって最後の一言が耳に入る。

「愛しています。心の底から」

どこか涙ぐんだような声は、別の言葉を発しているように聞こえた。

『こんな私ですが、愛していただけますか?』

俺は夢の中でも不器用なこの隣人に一言言いたくて。
でも夢から覚めるといつも夢の事は忘れてしまうから。
今晩も心の中でそっと呟いた。

『せめて夢の中だけでも、一度くらい返事する余裕を与えてくれ』

そうして俺は、今回も告白できないまま目を覚ました。

546名無しさん:2018/01/23(火) 21:03:52 ID:XQ4m.fVQ0
>>545
さぁ、枕元に彼女へのラブレターを置いておくんだ!

547名無しさん:2018/02/01(木) 19:35:41 ID:bMqWMrSM0
魔物娘スレでマスドライバーと空耳った者たけど、
残土やリリム様のお尻の温もりつき魔力のたまっころやスライムゼリーなら兎も角、ダークマターちゃんを打ち出しただけだとなんかちょっとなんだったので(なんだよ)、ちょっと話みたいにしてみた。
後日使うかもしれないけれど、投稿所に投げるにはシーンに偏り過ぎているのでこちらに投げておきます。御笑覧ください。

エロ魔物娘図鑑スレ13 232 のネタより

 月から放たれた矢が、ある人間の街に降り注ごうとしていた。

 "彼女"の有り余る魔力に触れた魔法的なコイルは作動して、電磁誘導にも似た発生した力によって彼女は宇宙へと放たれた。弱い月の重力を振り切って彼女は地球を目指した。
 外では蒼き鷹の異名を持つ宇宙まで来た勇者が戦っていたが問題は無かった。
 真っ直ぐと落ちてくる彼女を落着地点の人間達が見つけたのは夜であった。

 大気圏突入の航跡を帚星のように伸ばして、頭に漆黒の矢尻を備えた真っ直ぐ天から放たれた降り注ぐ一本の矢のように見えた。

 主神教団の勢力圏のやや入った所にあるその街は、神々の加護で街が覆われていた。
 魔法的なガラス張りの温室は、言わば魔物や魔界と言う空気とを隔てる卵の殻であった。
 だがそれもついには、秒速10kmで飛来した彼女によって砕かれる。
 魔法防壁の天蓋を破られた音は意外と軽く華奢で、護られている人間にとっての絶望の音色である筈なのにそれは綺麗だった。術式を引き千切られズタズタにされて、それでありそれではない、そんな何にでもなれる、つまり可能性の塊としてあらゆる事態に対処できる曖昧な状態で維持されていたそれは一瞬で死を迎え硬化、結晶化した魔力の破片となった。破片はやがて破片すらも維持できずにやがて粉になり、最初は流星雨のように見えていたそれも、随分と遅れて地上に降り注ぐ頃には雪のようであった。

 きらきらと輝き落ちてくる空、空を破った彼女。
 見上げる人々の眼に映るその姿が、もはや地上までの落着まで刹那であるはずなのに、まるで暇を赦されたようにゆっくりと流れる時間の中、彼女が腰掛けた魔力の球形は綻んで、蕾が華開くようにゆっくりと変化させながら 飛来し落下しやがて落ちていった。

 街の中央広場で人々はそれを見上げ、見蕩れ、やがて我に返って逃げ惑った。
 そんな人のわちゃくちゃの中で、彼は広場の真ん中でずっと立ち尽くしていた。
 あたかも38万kmの彼方から彼を見ていたように、あるいは見詰め返して居たからであろうか、
 彼は自分がその落着点にいる事を見詰められて自覚しながら、しかし恐怖は無かった。
 抱擁が降って来た。

 ゆっくりになって落ちてくる彼女は、それはもはや矢でも隕石の代わりでも戦略爆撃用の弾頭ではなくでもなく、まるで一輪の花のようだった。
 手折られた黒薔薇のような真っ黒な花びらは漆黒のウエディングドレスだった。
 広場の真ん中に取り残された彼は、花嫁を迎える為に腕を伸ばした。
 指が触れて体温が流れ込んでくる。腕を絡め体を重ねて体温を溶かし合った。

 すぐに初夜が始まり、まるで見詰め合った刹那がもう何年か前からであったように、二人は自然と求め合い、結合して、そして魔界に堕ちた。

 迸る精液でとある彼のとある故郷は魔界となり、それから祝福するようにほかほかに蒸し上がった大量のスライムゼリーが空から降って来て街を埋め尽くした。
 ジパング出身者がそれを紅白のまんじゅうと喩えた。


 これにイチャエロを加えなくて、は……ぱたっ

548sage:2018/10/30(火) 03:49:31 ID:R7v6wMxI0
忘れてしまったことがたくさんあった。
それはどういったものたちだったのか、思い出すにも記憶の泥濘の手応えは曖昧で判然としない。
だからもう、綺麗さっぱりに忘れてしまうことにした。
有り体に言って、僕は昔の冷えて形もぼやけてしまったそれよりも、今の熱を選んだ。
口さがない人たちはそれを薄情と言うのだろうけど、今の冷えた熱は僕と彼女だけの体温だった。誰もが邪魔できない狭く、熱く、そして寒い僕たちだけの実感だった。
しとどに濡れた彼女の秘丘を割って入るだけで、身体が溶けそうになる。
堕落しているだろう。爛れてもいるだろう。
構いやしないと――掛け値なしにそう思った。

549名無しさん:2018/11/08(木) 00:50:46 ID:.pbm.9yo0
今晩は月がきれいな夜だ。
森の動物に大人気な川にも、その光が下りてくる。
俺は腰に差した得物の位置を確かめ、じっと待つ。
森の怪物と、今日こそ決着をつけると決意して。

「ばぁああああああああ!!」

月光に照らされた輝くほど白い毛皮と、クマの様に強靭な腕。
ラミアのように長い体をくねらせて、森の怪物が襲い掛かってきた。
もう何度も戦った相手であり、速いが単調な動きは既に見切っている。

「ふー! ふー!」

明らかに正気を失った眼が、俺を捉える。
雪のように輝く毛皮と、深い沼のような黒い肌。
獣とも蛇ともつかないそいつは、まさしく怪物。
だからこそ、俺は一瞬も気が引けない。

「ばぁああああああああ!!」

怪物が飛びかかってきた。
それを完全に見切ってバックステップで飛びつきを回避する。
着地した怪物の眼前に踏み込み、俺は腰の得物を引き抜く。
化け物の毛皮に似た色の花弁が舞い散る。



「いい加減にプロポーズ受けろやおらぁあああああああ!!」
「ばぁああああああああああああ!!(嬉しいけど恥ずかしいいいいいいいい!!)」



花束はあっけなく散り、怪物は去っていった。
どうやら。
まだまだ俺と怪物の決着は尽きそうにないらしい。

550名無しさん:2018/12/18(火) 00:37:25 ID:hnym.5hc0
妻のショゴスがお菓子を作ってくれた。
ガトーショコラだと思ったらショゴスゼリーで出来ていた。
「ガトーショゴス」なんて言葉が頭をよぎった。

・・・まあ、美味しいので良しとする。

551名無しさん:2018/12/18(火) 23:25:53 ID:qb4MfLoc0
カトーショゴスに空目してしまった…
誰や『加藤ショゴス』って、芸人か

どうでもいいけど、魔物娘さんの名前って、作品中だとやっぱジパングや霧の大陸以外では横文字になるよね

552名無しさん:2018/12/19(水) 06:34:11 ID:mMyddY9U0
「すみませーん、隣に住んでる者ですが……あのー、カレーを作りすぎちゃって……」

 来た!ついに来た!実家から出て一人暮らしを始めた俺の大学生活一か月めに!
 隣に住むのは背と胸が大きい、けど優しそうな女性!俺の見立てではおそらく彼女は”ホルスタウロス”という種族の魔物娘だ!
 その情報を知ってから叶わぬ願いとは思いつつも、ずっと待ち焦がれていた……
 『隣人の女性が作りすぎた料理をおすそ分けしてくれる』シチュエーション!!
 麦わら帽子にワンピースの黒髪少女と同じくらいの都市伝説だと思っていたが……まさか自分にも訪れるとはッ!!

「それで……えっと、ちょっと言いにくいんですけど……」
「……はい」

 緊張で震えそうな身体を抑えながら、俺は努めて冷静に返事をした。
 そして。


「白ごはん、余ってませんか?」
「……はい?」

 その言葉が、彼女と過ごす日々の始まりだった。

553名無しさん:2019/01/22(火) 22:53:27 ID:rTfPi7a60
とてもいいお話だったけど、カレーと聞いてフーリーちゃんの
「大っきいほうの清らか」
の話だとガチで勘違いしてしまった。もう死にたい……

554名無しさん:2019/02/10(日) 22:58:45 ID:g/V430.A0
 ――彼女に対して一つ不満を挙げるとするならば、それは彼女自身の性的嗜好に他ならない。
 彼女は嗜虐と被虐とを孕んだ行為を好む。いわゆるSMプレイだ。褐色の肌と尖った耳を持つ、エルフの崩れの嗜好としては何らおかしいものではない。
 ではないのだが。

 今日も彼女はどこから持ってきたのか判らない荒縄で私の手足を縛る。文字通りに手も足も出せなくなった私に彼女は跨り、その魔性の腰つきでもって私を搾る。
 もう幾度出したか判らない。どろどろに蕩けた私の貌に彼女は愉悦の笑みを零して、それが引き金になったみたいによりいっそう抽送は激しさを増す。吐精は終わりを知らない。
 とうの昔に、私は彼女の奴隷となっている。彼女の気紛れな求めに応え、彼女のためだけに精を捧げる肉人形。
 だから彼女が私を虐げることそのものは全く問題にならない。私が求める快楽の行方は全て彼女の手中にある、その感覚にこそ悦楽を覚えるほどに私は彼女に対して堕落しているのだ。
 彼女に私の全てを捧げようとも、苦ではない。望外の喜びでさえある。
 
 ――ただ、つらいのは。
 如何な愛情を以て私を縛り上げているとき、私の両腕が縛られている以上は彼女を抱擁することができない。彼女の愛に対する応答ができない。
 出来るのは、彼女の望むようなあられもない声を上げるだけで……私を愛してくれていているだけ、私も君を愛したい。その間、君を抱きしめられないのは、ひどくさみしい――私は傲慢なのか?
 聴いた彼女は生娘みたいな、私の見たこともないような真っ赤な顔をして俯いた。それ以上私が話すことを許さないかのように私の唇を塞いで、体と体を擦り合わせる。
 ――自由だった。

555名無しさん:2019/02/11(月) 06:22:32 ID:i8BamNuw0
>>554
最後の本茶臼…もとい、女の人が抱きつく対面騎乗位からのキスするシーンでほっこりしました、ごちそうさまでした

556名無しさん:2019/03/02(土) 01:59:10 ID:gS2qFhgU0
ご主人様。

今、ワタクシの体に簀巻きにされている理由、自明で御座いますね?

...皆目検討がつかない、と。

ほう...左様で御座いますか。

どうか、その様なお顔で怯えないで下さいまし。

ワタクシで出来たネクタイを御締めになって、外出なさったのですから。

ご主人様が他のメスと逢瀬したことなど、この目で見たようなもので御座います。

それでも、ご主人様は。

シラを切る、と?

嗚呼、憎い、憎い、憎い。

愛しい、愛しい、愛しい。

いっそ、ワタクシのこの身体に埋め込んd

...はい?

"会話の中身までキチンと聞いたか"で御座いますか?

とてもとても。考えるだけでこの身が裂けそうで。物理的に。

...へっ?この贈り物を?ワタクシに...?

贈り物の相談を...?

......ゴホン。

有難う御座います。ご主人様。ワタクシめには勿体無い贈り物で御座います。

いえ、動揺などしておりません。ご主人様。

お食事の準備を致します。

はい、ご主人様。決して、動揺して、ナイフとフォークを誤って生成したりしておりません。

鼻歌など、ワタクシが歌うはずがありません。

...赤くなどなっておりません。ご主人様。

557名無しさん:2019/03/02(土) 02:02:27 ID:gS2qFhgU0
>>556
ショゴスだよ、と書くのを忘れていた。

558名無しさん:2019/03/18(月) 22:47:40 ID:5Xhab0pA0
リビングアーマーさんで独自解釈
「私たちの出産について…ですか。」
「まず中身だけが産まれて、次に母親の鎧の一部が分離して子供の鎧になると母から聞きました。」
「信じられないという顔をしていますね。」
「では私を孕ませて確かめてくださいませ旦那様❤️」

559名無しさん:2019/06/09(日) 20:50:10 ID:H4G3PAvk0
ホワイトホーンさん好感度一覧表in雪山にて
好感度低
「お一人で雪山を歩くのは危険ですよ、麓まで案内しますからついてきてくださいな」
好感度中
「あら、お一人でどうされましたか?私が麓まで送り届けて差し上げますからどうぞ背にお乗りくださいね」
好感度大
「あの、こんなところで出会えるなんて奇遇ですね…宜しければ少しお話でもしませんか?大したおもてなしはできませんが、私の家ならば暖もとれますよ」

好感度大+発情
「ハァハァそこ行く貴方こんなところで寒くありませんか寒いですよね私の家に来ていただければ温まれますよさあ背に乗って私の上着を羽織るのです心配いりませんむしろ私は熱いくらいでしてこんなものなんか着ていられなくて矛盾脱衣でもないですから安心してくださいそれよりこれから雪も溶かすような熱い夜を共に過ごすんですから貴方様は体力を温存してくださいませウフフ」

560名無しさん:2019/11/04(月) 11:08:00 ID:iklCwJuU0
以前教国民スレで見かけたネタをやってみる

『魔物娘笑点』

えー、では次、英語圏では古典的という「ノックノックジョーク」というものをやってみたいと思います。
私は魔物をよく知らない一般人です。皆さんは魔物になりきって、私の家の扉をノックしてください。私は「どなたですか?」と尋ねますので
魔物になりきって『〇〇だよ!』と答えてくたさい。 続けて私が「〇〇ってどんな?」と返します。そうしたら、上手く返事してオトして下さい。

『(コンコン)』(Knock, knock!)
「どなたですか?」(Who's there?)
『ダンピールだよ!』(Dhampir!)
「ダンピールってどんな?」(Dhampir, who?)
『人間みたいな…、いや、吸血鬼みたいな…、じゃなくて、ええと…』
(The dhampir like human... no... vampire... no... hmm...)

『(コンコン)』(Knock, knock!)
「どなたですか?」(Who's there?)
『アリスだよっ!』(Alice!)
「アリスってどんな?」(Alice, who?)
『あのねっ、サキュバスのアリス!』 (Well... Alice the succubus!)
「どっち!?」(Which is!?)

『(コンコン)』(Knock, knock!)
「どなたですか?」(Who's there?)
『カースドソードよ!』(Cursed sword!)
「どちらのカースドソード?」(Cursed sword, who?)
『カースドソードのフランキスカ!』 (Francisca the cursed sword!)
「どんな武器!?」(How's your arms !?)

※『ノック・ノック ジョーク』(The knock-knock joke)とは、ジョークのテンプレの一つである。
具体的なテンプレは以下の通り。

1.訪問者『(コンコン)』(Knock, knock!)
2.家 主「どなたですか?」(Who's there?)
3.訪問者『〇〇(名前など)です』(XX!)
4.家 主「どちらの〇〇?」(XX, who?)
5.訪問者『〇〇●●(名前にかけた駄洒落/オチを答える)』
※本来は、『ジョンです』「ジョン、どなた?」『ジョン・スミスです。鍛冶屋の』といったやりとりがある場面。

561名無しさん:2019/11/04(月) 16:26:39 ID:v8mYmUsU0
正直ジョークは意味というか笑いどころがよくワカラン……
特に3コ目

562名無しさん:2019/11/04(月) 22:15:52 ID:ri/mtNc60
ジョークは聞く側にも同じ程度の知識が必要だからね。そういうときはこう言えばいいと思うよ!
「※※さん、あなた、とってもダンス上手ね。でも必殺のジョークは全然面白くなかったわ」

野暮を承知で解説させてもらうと、3番目の意味は「カースドソード(剣)のフランキスカ(斧)」と言われたので「どないやねん」と反応してる。
『カースドソードのフランキスカ!』 (Francisca the cursed sword!)
「聖剣ソードトマホーク!?」(Getter Robo Go!?)

563名無しさん:2019/11/04(月) 22:49:24 ID:sFf1yhyg0
>>562氏、それ某日英ハーフの軍曹さん…?

それはともかく補足すると、フランキスカが女性名でもあり武器名(斧)でもあるのがミソやね
カチューシャみたいなもん

564名無しさん:2019/11/05(火) 21:59:47 ID:fA/VkZSE0
>>562,563
このジョークを解さぬ人擬きにわざわざ解説していただきすまない…
フランキスカっておにゃのこの名前なのか……

565名無しさん:2019/11/13(水) 00:21:35 ID:GwZ8uT2k0
>>562
最後の英文www

566名無しさん:2019/12/24(火) 21:27:18 ID:Vpt.q1ic0
某映画は、沈黙の戦艦とか「沈黙の〜」ってあるけど、
「チンも食うの〜」とかタイトルで、「チンも食うの戦艦」とかでやったら、
俺TUEEEモノじゃなくて、魔物娘TUEEEモノでできないかな?

第一章は、「チンも食うの帝国」とかでどうかひとつ。
主人公兼ヒロインの名前と種族はなんでもいいけど、苗字はセガールで統一で。

567名無しさん:2019/12/24(火) 21:28:05 ID:Vpt.q1ic0
ごめん、スレ違いか? >>566

568名無しさん:2020/02/09(日) 18:44:23 ID:5FZJnyGY0
【ラーヴァゴーレムのサウナのお話】

ここはサウナだった。そう、サウナだったはずである。
それが、今はラーヴァゴーレムたちで大洪水、
彼女たちは一人の男を取り合って、競い合うように、
数々の淫らな言葉で男を煽り立て、犯していた。
皆男を我がものとするために必死だった。

「どうだ?熱く蕩けるアタシの膣内(なか)は♡アタシが一番いいだろ」

そう言って一体のラーヴァゴーレムが上から男の逸物を下の火口に咥えこみ、
しなだれかかって、興奮のあまり全てが赤く蕩けたその女体で男を撫でまわす。
掌からもこぼれるそのトロトロおっぱいは男の胸板で潰れ、
柔らかい太ももを絡ませ、全身密着して、赤く熱い舌で耳を舐める。

「いいや、アタシの時の方が息も荒くてすごかったぜ♡こいつの膣内なんてぬるいだろ」

下からも溶岩に包まれている。同じ火山から生まれていながらも、
下のラーヴァゴーレムから感じる熱の方がわずかに高かった。
そして、左右からも間隙なく、容赦なく、ドロドロの女体に抱きつかれる。
男は完全に溶岩に飲まれてしまっていた。

それだけじゃない。周囲には一度男と交わった後、その余韻でオナニーする者、
男の喘ぐ様を見てそそられ、焦らされ、自分の番を待つ者、
サウナの中にいる者だけで軽く数十は数えられる。
そこから押し寄せる熱も凄まじいものだった。

振り返ると、これまで男は、口の中を溶岩の舌で貪られ、完全に溶け蕩けきった口で
逸物を咥えこまれ、何枚もの舌が逸物や全身を這いまわっただけでなく、
その赤熱する二つのおっぱいで逸物を挟み込まれては、四つのおっぱいの中に沈められ、
最初の正常位で脳が快楽で焼け落ち、対面座位で溶岩の深くて熱いところで
激しく犯され、それから様々な体位で、包まれながら、何度も何度も犯され、
もう射精の回数も覚えていないほどだった。しかも、そうやって蹂躙されるたびに、
彼女たちから「アタシのものになれ」と囁かれるのだった。

そもそも、ここはとある火山にある町。精霊たちとその契約者たち、
魔物たちとその伴侶たちが集まり、発展を続けていっていたのだが、
ただ一つだけ問題があった。

供給されるマグマと魔力の量があまりにも多すぎるのだ。
噴火こそないものの、日に日に産まれくるラーヴァゴーレムたちの数が、
ここに住むインキュバスたち、外からやってくる男たちと比して
あまりにも多くなってしまい、男性不足という頭の痛い問題を抱えることとなった。

街の皆は言う、「やってくる男の数が増えれば問題は解決する」と。
しかし、火山と言えば危険な印象が付いてまわる。
この町にも魅力を感じてもらうためにはどうすればよいのか?
そこである者が言った。

「ジパングには温泉に入る習慣があるどころか、
わざわざその温泉に入るためだけに長い道のりを旅して人が集まってくるという。
温泉ならこの町にもある。何とかそれを利用して、男たちを外から招き、
あわよくば夫のいない者たちと結ばれて、ここに定着してくれれば……」

積極性のある彼女たちのことなので、実現するのはとても速かった。
もちろん、既に結ばれている精霊たち、魔物たち、インキュバスたちも協力した。
訪れた男たちをもてなす(意味深)のは独り身のラーヴァゴーレムたちだ。
もちろん客の中から自分たちの伴侶を見定めるため、
相手を魅了して自分のものにしてしまうためである。

今日がその営業初日。発想そのものはよかったのだが、
宣伝が足りなかった上に、交通も不便な土地柄、やってきたのは男一人だけだった。
さらに不幸なことに、今日は町中の独り身のラーヴァゴーレムたちが、全員出勤していた。
それが何を意味するか。そう、一人への多人数の集中である。

さて、そうしているうちに男は全身をビクビクと痙攣させ、限界を迎え、
白い溶岩を赤い溶岩の中にぶちまけてしまった。
同時に、上のラーヴァゴーレムも大きく震え、絶頂を迎え、
鉄も溶かしかねないほどの熱を放つ。
そのせいで、男は全身が溶けてなくなってしまうような、
文字通り死ぬほど気持ちいいという段階にまで連れていかれてしまった。

「なあ……♡やっぱりアタシが一番だっただろ?」

男は答えない。比べられるはずがないのだ。

「欲張りなやつだな♡♡♡いいぜ♡決められるまで何周でも犯してやるから♡」

上から犯していたラーヴァゴーレムが退く。その瞬間外が見えたが、
男は逃げようという気にもならない。なぜなら、外にはまだ数百の
ラーヴァゴーレムたちが控えていたからである。

569名無しさん:2020/02/09(日) 20:12:22 ID:P4.CylZ.0
>>568
>逃げようという気にもならない
つっ、強すぎる……!

570名無しさん:2020/02/11(火) 06:55:41 ID:f4KcebXU0
流石に3桁の娘さんたちを相手するのはつらそう
私的にはやっぱ夫婦は1対1シチュが好きだなぁ

571名無しさん:2020/02/11(火) 14:19:31 ID:D2PFpPr20
>>568
仕事中に見るんじゃなかった…

572名無しさん:2020/02/11(火) 21:32:46 ID:KdlRSVG60
相思相愛による1対1もいいけど
図鑑世界的にはやっぱりハーレム体制がいいな
でも3桁はさすがにムリッス。

573名無しさん:2020/02/11(火) 22:32:42 ID:pC1GSE5Y0
3ケタは無理でも、11〜99の2桁のハーレムはあこがれる......
20台ならギリギリ行ける......無理かも。

574名無しさん:2020/02/12(水) 12:20:08 ID:RitonElg0

――流れの傭兵をしていたアタシは、戦で一人の教団兵と対峙した。

一介の少年兵と、自分で言うのも何だが、屈強なオーガ。
その差は歴然で、アタシはアイツをワンパンで気絶させて。
それからアタシ軍も抜け、ねぐらで絶えずアイツを犯している。

アイツは戦場からずっと、アタシに犯されている。
膝を震わせ怯えていた、初めての時から。
今となっては、恐怖に歪む顔を見せなくなったが、それでもアイツは無抵抗だ。

無論、だからと言ってアイツを解放なんてしない。
アタシは勝者で、強者。アイツは敗者で、弱者。
だから、アタシは、好きな時、好きなだけ、アイツを、蹂躙する。

――ただ、アタシも犯すだけじゃ、物足りない。

戦場からは身を引いたが、同じくらい『闘争』も好きなのだ。
しかし、アイツは攻めるのが下手だ。いつも、なすがままになってしまう。
だから、今日アタシは、アイツにハンデを与えることにした。

両腕だけを縛らせ、主導権をアイツに取らせる。
縄は魔界製で、アタシでもそうそう簡単に引きちぎれない魔法付き。
だからといって闘わず逃げたなら、足だけでも追いつける。

――さあ、いいぜ、こいよ。

アイツは、ゴクりと唾を呑み、まずは胸を揉み始める。
そして、口を乳首にあて、吸い始める。いい感じだ。
程よい刺激は、アタシを少し興奮させてくれる。

するとアイツは、アタシの全身に触れ始めた。
普段触れる余裕もないからと、丹念に、じっくりと。
予想外のアイツの行動に、少しだけ、ドキリとする。

静かに、アタシと、アイツの、唇が、触れる。
跳ねる胸に、一層の、追い討ち。何度も、なんども。
やがて、その何度は、全身に、広がってく。

――ああ、どうして、こんなに、あまくて……。

征服する、口づけが、アタシの、大事なところに、忍び込む。
そのまま、花びらを、蜜を。吸って、キスして、またねぶる。
なぜ、そんなに、執拗に、アタシを、アタシなんかを?

濡れるまなじり、そしてナカに、アイツのモノが、はいってくる。
受け入れる準備は万全で、滑りが一層、アタシを、責め立てる。
混乱する、アタシの、唇が、もう一度、アイツに、奪われる。

突かれながらの、舌を絡めた、濃くて、あつういキス。
とろけるような、という言葉の意味が、今なら、理解できる。
アイツは、そのまま、突いて、ついて。唇は、橋を架け、言葉を紡ぐ。

無理やり連れてこられた戦場で、僕は貴女に出会えた。
助けてくれた貴女の、やりたいようにしてくれれば、幸せだった。
だけど、ずっと、ずっと、伝えたかった。貴女が、好きだと。

――アイツの、吐き出した、想いの吐露に。

――アタシは、敗北した……。

……オーガから、逃げる手段は、絶頂させて、逃げること。
あーあ、敗けちまって、逃げられちまって、アタシったら……
そんな、アタシの縄が解かれ、驚くままに、抱かれ、口づけが。

……オマエって、バカだなぁ。今なら、逃げれたのに。
オーガって、すぐに回復して、また闘争を、挑むんだぜ?
……だけど、だから、今なら、腕の中。オマエの、次の言葉を、返せるな……♪

『好きです、愛しています。ジュノーさん』「ああ…、アタシもさ…。エルク…。」

575名無しさん:2020/02/13(木) 08:08:51 ID:4T2S91Z60
甘いな、とても

576名無しさん:2020/02/14(金) 02:20:01 ID:lfVtBdEA0
>>575
スピードワゴン呼んで来ようぜ、芸人の方のな!!

577名無しさん:2020/02/14(金) 05:58:13 ID:XKCZFqD20
んあむぁあああああああああいッ!

こういうジャンルっておねショタでいいの?

578名無しさん:2020/02/14(金) 21:35:52 ID:lfVtBdEA0
甘ーい!! 話といえば婚活、結婚。

図鑑世界の結婚事業はとんでもない大企業がやってそう、当然名前はスピードワゴン財団。

579名無しさん:2020/02/14(金) 22:47:33 ID:Xqu5fBKY0
古すぎるけどモンハンワールドのCMパロ


ワイバーン「今度のモンハンワールドめっちゃリアルですよねー」
ドラゴン「……よし、モンハンワールドごっこやるぞ!」
ワイバーン「え?」

テケテケーン テテケテケテーン テテテーテ♪

ドラゴン「――ネルギガンテェッ!」 ドゴォォォォン
「グワー!」「どわーっ!?」「だばーっ!?」
ワイバーン「ドラゴンさん!?」


ドラゴン「」 スッ
ジャブジャブ「ちょっ、それ私の卵!」
ドラゴン「クルルヤックゥ! クルルヤックゥ!」ドダダダダダダダダ
ジャブジャブ「持ってかないで卵ー!」
ドラゴン「クルルヤックゥー!」ポーン  グシャア
ジャブジャブ「あああああああああ」
ドラゴン「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!」
ハンプティ・エッグ「」((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

ガチャ ヴィーーーーン!!
ドラゴン「パオウルムーッ! はをわっがぉぉぉぉぉ!」
パピヨン「ぎゃああああああ飛ばされるぅぅぅぅぅ!」
モスマン「鱗粉があああああ!」
マタンゴ「胞子があああああ!」
マッドハッター「帽子がああ!」
ワイバーン(扇風機の風圧やばぁ……)

ダダッ ズザァ!
ドラゴン「ぬおおおおおお!」  ガガガガガガ!


ワイバーン「ドラゴンさんっ! ドラゴンさーん!?」


ドラゴン「ディアブロスッ!」  ズバァァァン!


サハギン「………………何?」

580名無しさん:2020/02/17(月) 20:22:02 ID:9eu87F820
――うとうととしたまどろみから目を覚ます。

ああ、うたた寝し悪い夢を見ていた。全くなんということだ。
見張りの交代時間前、仮眠をとれたと思ったら、この砦が魔物に襲われる夢とは。
速足で見張り塔に向かい、兵士Bと交代。置いてもらった見張り用の軽食の丸パンを取る。
……うん? 何だ……この妙に柔らかく生暖かい感触は……?

「それは私のお目玉さんだ」

丸パンと思い手の触れたそれは、ゲイザーの触手目玉であった!
私は悲鳴を上げるも、それもキスで塞がれ、触手に取り押さえられ、甘い霞で視界が覆われていった……。



――うとうととしたまどろみから目を覚ます。

ああ、うたた寝し悪い夢を見ていた。全くなんということだ。
ようやく見張りを交代して、整備し休もうと思ったら、同僚が魔物に襲われる夢とは。
新兵Cに置いてもらった、整備具と自分の兜を取る。が、重い。何だ、中に何か……。
……うん? 何だ……この妙に粘りつく生暖かい感触は……?

「それは私の生首さんだ」

兜と思い手を入れた先は、デュラハンの生首の切れ目であった!
私は悲鳴を上げるも、それもキスで塞がれ、首から下に取り押さえられ、甘い霞で視界が覆われていった……。



――うとうととしたまどろみから目を覚ます。

ああ、うたた寝し悪い夢を見ていたようです。全くなんということでしょう。
気分の悪そうな先輩に兜と整備具を渡して、朝食の準備と思ったら、先輩が魔物に襲われる夢だなんて。
いけない、手が手が止まっていた。先輩のDさんに渡してもらったスリコギで、ゴマを擂ろうとする。
……うん? 何だ……この妙に手に吸い付く生暖かい感触は……?

「それは私の上腕骨さんだ」

スリコギと思い渡されたそれは、スケルトンの骨であった!
私は悲鳴を上げるも、それもキスで塞がれ、残りの骨格に取り押さえられ、甘い霞で視界が覆われていった……。



――うとうととしたまどろみから目を覚ます。

ああ、うたた寝し悪い夢を見ていた。全くなんということだ。
調理具を探していた後輩にそれを渡して、司令室に朝食を運ぼうと待機していたら、後輩が魔物に襲われる夢とは。
いけない、食事の時間だ。司令のE閣下に繋がる呼び鈴の紐を、引いてベルを鳴らそうとする。
……うん? 何だ……この妙にザラザラした生暖かい感触は……?

「それは私のお触覚さんだ」

呼び鈴の紐と思い手に取ったそれは、デビルバグの触覚であった!
私は悲鳴を上げるも、それもキスで塞がれ、他の仲間に取り押さえられ、甘い霞で視界が覆われていった……。



――うとうととしたまどろみから目を覚ます。

ああ、うたた寝し悪い夢を見ていた。全くなんということだ。
そろそろ食堂から朝食が運ばれてくるというのに、服装を整えて待っていたら、調理兵が魔物に襲われる夢とは。
それにしても今朝は遅いな、妙だと思い、念のためAの見張り塔を確認しようと、窓枠のレンガに手を掛ける。
……うん? 何だ……この石なのにぐにゃりとした生暖かい感触は……?

「それは私のぱふぱふさんだ」

砦の壁と、いや砦そのものが、ゴーレムの一部であった!
私は悲鳴を上げるも、それもキスで塞がれ、私の砦自体に取り押さえられ、甘い霞で視界が覆われていった……。



――うとうととしたまどろみから目を覚ます。

ああ、うたた寝し悪い夢を見ていた。全くなんということだ。
そろそろ朝食というのに、配膳を待っていたら、この砦自体が魔物になっている夢とは。

「夢かな?」『えっ!?』



――うとうととしたまどろみから目を覚ます。


――うとうととしたまどろみから目を覚ます。

――うとうととしたまどろみから

――うとうとと

――

581名無しさん:2020/02/18(火) 11:33:48 ID:szV7n1Ao0
変態仮面パロかと思ったら、最後微妙にホラーじゃねーか! こういうオチ好きだけど

582名無しさん:2020/02/21(金) 22:53:37 ID:V0O.jhqk0
>>577
おねショタじゃなくて「姐ショタ」かな…?

583名無しさん:2020/02/26(水) 12:27:00 ID:zrC6LRDU0

私は月が嫌いだ。

アレはいつも私を狂わせ、悩ませる。
あの煌々とした輝きが、夜に満ちるとき、私はワタシでいられなくなる。
そうしてワタシは、もう一人のアタシになるのだ。

もう一人のアタシというのは、毛深く、野性味溢れ、あまりにも本能的だ。
それはこの国の男性が好むような、『かわいい』や『やさしい』とはかけ離れてて。
だからこそ、この口吻から涎を垂らすような獣欲を、彼にはとても、見せられない。

月が輝きを満たすほど、ワタシはくすんだアタシになり、
月が光を手放せば、アタシはやさしいワタシになれる。
どうにもそんな、私と月は、裏と表。同じムジナの関係らしい。

なんともおこがましい例えだ。

そう、こんなのは、結局、妬み。
暗闇を照らし、皆に好かれる、輝かしいアイツに、
薄汚く、意地汚い、人狼の私は、あの美しい月に、吠えるだけ。

「月に吠える」だなんて、詩的だね。
でも、「無いものねだり」なんかじゃないよね。
だって、どちらの君もかわいいから。

彼の部屋の中、正体を露わにしたアタシに、彼が言った。
うっとりするような満月が昇る前、逃げられなかったワタシは、アタシになってしまった。
しかし、彼は驚くどころか、飄々と、どうにもアタシの本能をいじるのだ。

この女だけは、大丈夫だなんて、思っているのだろうか。
普段、図書室の隅で本を読んでるような、ワタシとは違うのに。
アタシも、心の中の狼が、牙を剥こうと、舌なめずりをしているのに。

アタシは、本能で、獣欲のまま、いたいけな羊を、押し倒す。
両肩を押さえつける、狼の爪。それに連なる、獣毛と獣臭。
ねえ、どう、こんな、狼に食べられるなんて、恐ろしいでしょう。

だけど、羊は、彼は。微笑みを絶やさず、私に言うのだ。
そんな君も愛らしいと、狼の君もかわいらしいと。
君になら、爪で服を切り裂かれ、肉を貪り食らわれて、

死んでもいいよ、などとのたまうのだ。

ああ、アタシの獣の耳が揺れ、ふさふさとした、尾が振られる。
心臓は激しく胸を打ち、息はさながら走狗のそれ。
アタシとワタシは、二人でいる必要もなくなって、私になる。

ふと、窓の外を見ると、私を狂わせる、魔性の光が、私を照らしている。
もう、アレに吠えなくてもいい。欲しいモノは、ここにある。
そうして、私は妬みにお別れし、瞼を閉じながら、彼に言うのだ。

月が綺麗ですね、って。

584名無しさん:2020/02/29(土) 01:47:05 ID:4RJ91WTc0
甘い文学少女、って感じ。好き。

585名無しさん:2020/05/02(土) 02:53:46 ID:d4QGO7.Y0
 ある日、何だか綺麗なランプを見つけた。
 思わぬ掘り出し物にラッキーと思いつつ、それを持って帰ることにした。
 売れば金にもなるだろうかと思ったが、何となく売る気にはなれず、家宝にでもしようかと思い立つ。
 その為には、とりあえず磨いてやるか、といらない布地を使って拭いてやることにした。
 仲間で磨いた後は茶入れにでも使おうか、と試案しながら拭いていたら、ランプの先端の穴から何やら煙がモクモクと湧き上がる湧き上がる。
 むせるほどの煙に咳込み、辺りを確認すると、なんだか褐色肌の別嬪さんが目の前に立ってらっしゃる。
「アタシはランプの魔人――ジーニー。アタシを呼び出した、あなたの願いを叶えてあげる。もちろん代償は頂くけど」
 陽気でありながらも、わずかな高飛車感を匂わせつつ、そう言い放つ少女。
 しかし、そう言われても俺には頭を掻く以外の返答が出来なかった。
「ちょっと、なんでそんな微妙そうな顔するのよ。あなたの願いがなんでも叶うのよ?」
 それはもちろん重々承知である。
 しかし、特に不自由なく平和に生きてきたこの人生。
 願いや夢が無いと言えば嘘になるが、さぁ言ってみろ、と言われれば思いつかないのもまた事実。
「いや、あるでしょ普通。不老不死ーとか、巨万の富ーとか、世界征服ーとか」
 どれも言われてもピンと来ない。
 特に今の人生に無限の命や財産が欲しいと思ったことはないし、世界なぞ制服したところで自分の手に余る事は目に見えている。
 むしろその三種は壮大すぎて選択肢にも入らない。
 というよりも先に聞いておきたい事があった。
 ――願いの代償とは一体何なのか。
「あ、聞いちゃう? それもう聞いちゃう? まぁ、聞かれちゃったら答えるしかないかー」
「えーっと、それはね、願いはもちろん叶えるけど、前払いでその願いを叶えるための魔力を貰う事」
 ほう、つまり?
「つまりあなたは男性だから、わたしとえっちして精をくれるのが一番手っ取り早いかなーって」
 なるほど……つまりは射精しろって事か。
 そういう事ならば、すでに今渡してしまっても問題はないのだろう?
「えっ、そ、それって――」
 今はきっと生きていれば願いの一つや二つは出てくる。
 これでも俺は一般男性だ。暇なときにゃ自慰、オナニー、マスターベーション。
 そうなってくると、どうせは精の無駄撃ちとなる。ならばその分は魔力の補充に充ててもらった方が無駄がない。
「へぇ……ふふっ、そういう思いきりの良い人、アタシ嫌いじゃないよ」
 と、この前払いの前払いには相手も文句はないらしい。
 目の前の美少女と仲良く話せて、ちょうどムラムラしてきていた所だった。
 それなら遠慮なく、と俺は下半身のロングソードを露出し、ランプを手に取る。
「……えっ」
 何故かこの状況が分からないらしい目の前の美少女に見つめられながら、俺は股間の剣を――ランプの先端の穴に挿入した。
「ちょっ、あ、あなた何してんの!?」
 あ、この金属のひんやりとした感覚と美少女と繋がってる煙のちょっと温かい感覚が俺の股間に纏わりついてて、思っていた以上に気持ちいい。
 まずい、この快感に不慣れな事もあり、既に俺の魔剣から白濁した水のエンチャントが暴走しそうだ!
「うわ、ちょ、やめっ、出すならアタシの中に、あぁいや、アタシって言ってもランプの方じゃなくてっ」
 ――あぁー、イクっ!
「やーめーてー!!」

 その後、ジーニーの美少女にガン泣きされた後、滅茶苦茶に犯された挙句、無理やりこの子と伴侶になる願いを言わされた。

586名無しさん:2020/05/02(土) 04:43:49 ID:Qae2bq3c0
勘違いというか思い込みってこわいね
乙でした

587名無しさん:2020/05/05(火) 12:20:36 ID:69clnwco0
冷静になって考えると中々のロングソードだな

588名無しさん:2020/05/07(木) 22:00:56 ID:zrgI2zDo0
>>585
これを第一話に連載が読みたい

589名無しさん:2020/06/14(日) 10:51:26 ID:51TeexkU0
一噛み、二噛み。
牙が触れる度に恐怖が生まれる。肌が粟立ち、手足の感覚が薄れていく。
三噛み、四噛み。
抉られた傷口から幾筋も血が伝う。毒々しい紫に変色した痕から熱が広がっていく。
五噛み、六噛み。
失われていく血液の代わりに粘ついた欲望が染み込んでいく。全身に回った熱は股間のそれを大きく隆起させた。
最後にもう一噛みして、牙はようやく離れた。
紫の糸が橋を作り、やがて切れる。

「次はあなたの番」

言葉に導かれるまま肩口に口を寄せる。
一噛み、二噛み。
噛みしめた口から吐息が漏れる。肌が徐々に赤らむ。
三噛み、四噛み。
噛み痕から唾液が伝う。紫の毒腺が滲み揺らいでまだらに溶ける。
五噛み、六噛み。
溢れ出した毒と汗と愛液とが混じり合った粘液に埋もれていく。ぐずぐずになった境界線で乳頭が膨らみ擦れ合う。
最後にもう一噛みして、歯をようやく離す。
唾液の糸が切れる前に口づけを交わされ、無数の肢と両の手で抱きとめられる。

「今度はわたしの番」

一噛み、二噛み。
首筋を噛まれ一物を咥えこまれる。緩やかに、確かめるように動く。
三噛み、四噛み。
睾丸が膨れ上がる感触と共に生まれる放出感。体内に吐き出された精は潤滑と伝熱の役割を果たした。
五噛み、六噛み。
しかし彼女はそれでは足りない、足りないと訴えている。もっと注げ。己が全てを精と変えてでも注ぎこめと。
薄れていく理性とは裏腹に、欲望は更なる悦楽を求めさらに雄々しく勃っていた。

「今度もわたしの番……くふふ」

二度目の吐精の瞬間、彼女の声が聞こえた気がした。
そして、これから私を待ち受ける運命も分かったような気がした。

大百足に捕らえられた人間がどうなるか知る者はいない。
彼の森には近づくなと、そう伝えられるばかりである。





「ぱぱー、ままー」
「わあ可愛いなあ我が娘ながら! ずっとパパとママと一緒に暮らそうなあ!」
「もうあなたったら親バカなんですから。だめですよ、大きくなったらこの子にも好きな人ができるんですもの」
「わたしはぱぱのことすきだよ?」
「うふふ、ママの方がパパのこと大好きですよ? だから盗っちゃダメ」
「ガチトーンでビビらせるのはよくない」

590名無しさん:2021/01/02(土) 19:23:08 ID:e5MrXIvA0
ここに保存しておきたかった。

810: 名無しさん :2015/09/19(土) 22:27:00 ID:mcfFMVZcO
ふむ、狂福亭蜍宕蘇とな

811: 名無しさん :2015/09/21(月) 00:40:25 ID:qc9g/fOc0
「ええ、古今東西、縁は異なもの味なもの、などと申しまして。
ワタクシの旦那は、大悪人。世界の反魔物領を股にかける大泥棒でございました。
そんでその大泥棒が、教会で主神のものはあらかた手をつけた、今度は混沌の神さんにもお邪魔しようってんで、かくゆうワタクシめに鉢合わせた、と。
おっとこいつは始末がいけねえ、見逃しちゃあくれねえか、
そうのたまうもんだから、ならばこのワタクシめは、アナタとひとつになりたいと申したわけです。
すると向こうも、そいつぁいけねぇ、大悪人のおいらと一つになりゃあ、お前さんまで悪人になっちまう、と。
だからこっちも負けじと、おやおやそれならあなたと添い遂げようっていう、ワタクシめの半身はどうなんでしょう、と言やあ、
ああ、お前さんにそこまで言わしちゃあ、おいらは悪人どころか下種じゃねえかと返してくるが、そこは魔物の性、下で種なら上玉ですよと言って、一つになったわけで。
そんで一つになった身で、旦那がね、訊くんですよ、お前さんまで悪人なっちゃないかと、だからワタクシめは申したわけです。とんでもない、アナタはワタクシの良人(おっと)だって。
おあとがよろしいようで。」


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