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【行き当たり】リレー式で幻想入りをノベるスレ【ばったり】

16 幻想入りした名無しさん :2008/11/19(水) 02:12:24 ID:o992/6vQ0
>>14

ゆっくりと眼を開く。あまりの頭痛に意識が定まらない。
つーか超いてぇ。あの子、妹紅といったか。頭が超合金かなんかで出来てんのか?

「お、眼が覚めたみたいだな」
少し離れたところから、妹紅の声がする。
ここは、さっきの診療所のようだ。俺は、診療所の隅っこに敷かれた布団に寝かされているらしい。
「えっと、永琳さんは?」
「ん、なんか用事があるとかで、どっか行った」
そうか。そりゃ残念だ。永琳さんにつきっきりで看病されてたなら最高だったのに。
むくり、と上半身を起こす。その瞬間、鋭い痛みがする。
「いててて……」
「おい、大丈夫かよ?」
妹紅が心配そうに額に掌を当ててくれる。少年のような容姿の彼女だが、掌は柔らかくて体温がとても高い。
その行為に驚き、「な、なんだよ。自分がやったんだろ」と皮肉を言ってしまう。
む、と口を曲げる妹紅。
「だいたい、お前があんな失礼なことを言うのが悪いんだろうが。反省しろ」
まぁ、状況はともかく、俺の発言は著しく不適切であったことを認めるしかないな。
「あれ、頬の傷、消えてら」
「まぁ、庵なんでも一応、優秀な医者だからな」
ふーん、結構ざっくりいった気がしたけどな。いくら優秀でも、こうもすぐに治るもんかね。
少々不思議に思ったが、そこまで気にすることでもないだろう。
「あとさ、いつまでも『お前』じゃ呼びにくいだろ? 私は名乗ったんだからそろそろ自己紹介してくれよ」
そうだった。年下(だと思う)の少女に先に名乗らせといて、自分は匿名は失礼だろう。
「俺の名前は―――」
ん? いや、ちょっとまて、
「名前、は」
なかなか二の句を告げない俺に、妹紅も不思議そうにこっちを見ている。
いや、決して個人情報をばらすつもりは無いとか、そういうことじゃないんだが。
「―――思い出せん」
「は?」
首を傾げる妹紅。そりゃそうだ。なんだよ自分の名前が思い出せないって。
でも事実なんだからしょうがない。
「それは本気で?」
「……マジで」


「うーん、強く頭を打った所為かしら」
帰ってきた永琳さんに状況を説明すると、すぐに診断してくれた。
彼女にも詳しい理由は分からないらしく、恐らく先程の爆裂頭突きが原因だろう、と言われた。
「ごめん! ほんとーに、ごめん!」
それを聞き、さっきから平身低頭の妹紅。
「いいよ、別に気にしてないから」
これは強がりではなく、なんか本当に大丈夫な気がするのだ。理由は無いが、これが自然な状態な気がするのだ。
まぁ、名前なんか無くても生活には困らないし。
「当分は名無しで行くよ。それよりもさ、」
さっきから気になっていた、二人の恩人の服装。
昔話に出てきそうな町並み。医療器具の一切無い診療所。
さっき聞いた妖怪やスキマという単語。
「ここは一体、どういう場所なんだ?」



ラブコメ展開してみた。
次の人に期待。


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