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【行き当たり】リレー式で幻想入りをノベるスレ【ばったり】

1幻想入りした名無しさん:2008/09/28(日) 13:32:04 ID:riHCgVIw0
というのを何故か急に思いついた。
暇だったら適当に参加してみてほしい。

・レスで話の続きを書いていく
・どの文章の続きなのかわかるように必ずアンカーをつける
・複数のレスがついた場合、先にアンカーをつけて続きを書かれたほうを採用
→Aに対してBとCの続きがあり、誰かがBの続きを書いたらCは不採用
・一人の人による多重投稿は基本的にしない

というわけで、出だしも誰が書いてくれてもかまわない。
目を覚ますとそこは〜みたいな始まり方でもおk。

2幻想入りした名無しさん:2008/09/28(日) 13:35:24 ID:riHCgVIw0
ちょい補足。
・複数のレスがついた場合、先にアンカーをつけて続きを書かれたほうを採用
っていうのは、つまり誰かが書いた続きの文章が気に入らなければ
自分で別のパターンを書いてもいいってことです。
それに誰かが続きを書いてもらえれば採用、万々歳。

3幻想入りした名無しさん:2008/09/28(日) 20:07:31 ID:Zguh58Z60
最初ぐらい立てた人が書こうぜ

4幻想入りした名無しさん:2008/09/29(月) 01:22:34 ID:NLTueBco0
とりあえずこんなのは↓


目を覚ますと――

誰かに背負られていた。
ここは森……じゃない、竹林?
この人は、いや女の子だろうか。
肌よりも白い長髪の先にはリボンのようなものが数箇所に結ばれている。
彼女はその背丈に似合わず、息一つ切らすことなく俺の体を運んでいた。
奇妙、それが第一印象だった。

「ん?おお、ちゃんと生きてるね」

彼女は俺に気付き、顔だけ振り返って目を合わせた。
想像以上に幼い。

5幻想入りした名無しさん:2008/09/29(月) 04:09:50 ID:1WFDP6nQ0
面白そうなので続いてみようか

*>>4

そう見えるのは、その笑顔の所為だろうか。
「もう少しで里に着くよ、安心してまだ寝てな」
そう言って、俺を安心させるように笑う彼女の顔は、子供の様に無垢で、ただ純粋な笑顔だ。
今まで、あまり見た事のない種類の笑顔。
相手の様子を探りながらの愛想笑いでもなく。
相手を見下して愉悦に浸る皮肉な笑顔でもなく。
ただ相手を思って描く、純粋な笑顔。
思わず見惚れて、言葉を失う。
色々聞きたい事はあった。
此処は何処なのか、何故俺はこうしているのか。
だが、それを聞くのはどうやらもう少し後になりそうだ。
今のままで口を開いたら、きっととんでもなく恥ずかしい台詞を言ってしまう。
ああ願わくば、俺の心臓の鼓動、どくどくと跳ねるこの鼓動、どうか伝わらないでくれ。
ことことと揺れる、彼女の背中の上で。
俺はずっと、そんな事を願っていた――

6幻想入りした名無しさん:2008/09/29(月) 19:42:51 ID:tOipCiGk0
>>5
どれぐらいの時間が過ぎたのだろうか。
竹林を抜けてしばらく歩いた所に、彼女が人里と呼んだそれが見えてきた。
人里……ということは当然人が住んでいるのだろう。
そこまで考えて、急に今の状況が恥ずかしくなってきた。
「あ、あの、体はもう大丈夫だと思うから自分で歩くよ」
「無理をするのは感心しないね。
 さっきまで体を叩いても何の反応もしなかった人間がさ」
うぅ……気遣いは嬉しいけれど。
「多分アンタもスキマを通ったんだろうしな。
 脆弱な人間が境界を超えるのは負担が大き過ぎる。
 3割は目を醒まさず、5割は肉体すら残らず消滅するとか何とか。
 運が良かったね」
何やら生命の危機に直接触れそうな言語が彼女の口からサラサラと流れた。

7幻想入りした名無しさん:2008/10/01(水) 08:54:22 ID:gNwPWsXU0
「運がいいついでに言うなら、妖怪に襲われなかったのも運がいい」
「?」
 ヨーカイとは一体なんだろうか。
 ヨーカイ……ようかい……溶解……、妖怪?
 ははは、まさか。
「行き倒れた人を食べる妖怪なんてざらにいるからね。あなたは運がいいと言うべきね」
「まさかだったー!」
 まさからしい。そして至極当然のように言う彼女はまさか電波な人なのか。
 助けてもらった恩人への評価が重しを失ったメトロノームのように激しく左右するのを感じつつ、慎重かつ冷静に問いかける。大丈夫、僕なら出来る。
「いやぁ、妖怪だなんて冗談ばかり。あっはっは」
「ん? ……。……ふっ」
「……」
 鼻で笑われた。
 鼻で笑われた!
 「ああ、知らないって幸せね」みたいな笑い方された!
「れ、冷静になりましょう。言論における話し合いは可能なはずだ!」
「話し合っても変わらない事実ってのがあるんだよ。……まあ私がいる限りは安心しなさい。それに」
「そ、それに?」
 まだ何かあるのだろうか。
 彼女の背から感じる気配に微妙な変化を感じつつも、唾を飲み込む音だけがいやに大きく自分の耳に響く。
 だが、そんな自分に返ってきた彼女の対応は。
 笑いを含んだ、実にシニカルなものだった。
「―――それに、そこに見えるが人里だ。ここにいりゃあ襲われはしないよ」
「……? あ、」
 気がつけば少し先に見えていた人里が、目の前に。
 ちなみに無傷でここにたどり着けたことは、後で身に染みて分かるかもしれないことだが……今の自分はやっぱり運がよかったらしいのだった。

8幻想入りした名無しさん:2008/10/01(水) 08:54:55 ID:gNwPWsXU0
失礼、安価忘れ。>>6

9幻想入りした名無しさん:2008/10/03(金) 18:51:01 ID:wqPYZozk0
二つ展開を書いてみるので好きなほうを選んでね!

>>7
「まずは薬屋に行くよ。
 知人の自称天才薬師が精製した物を仕入れてるところがある」
そう言って彼女は俺を背負ったまま賑やかなほうへと進んだ。

>>7
「とりあえず慧音に相談するかな。
 もとより、頼れる者なんて他に当てもないがね」
民家の寄り添う村を歩きながら彼女は誰にともなく言ったが、
その背中に身を乗せているので表情を覗うことはできなかった。

10幻想入りした名無しさん:2008/10/05(日) 18:56:37 ID:NbjqAwYM0
とりあえず一緒にお風呂に入った。

11幻想入りした名無しさん:2008/10/09(木) 03:50:05 ID:gn7lPhuE0
「とりあえずは永琳に身体を見てもらおう。一見無事そうに見えるけどね、ま、万が一だ」
「いや、ちょっと、あの、」
「暴れるなって。おぶりずらいでしょう」
 彼女は子供をたしなめるように言う。だけど俺が言っているのは、おぶりずらいとか、そういうコトじゃないのだ。
 ここ――人里は人の多い場所のようだった。当然、真昼間の往来は多くの人で賑わっていて――――、
「…………」
 幼い少女に背負われる成人男性、という図に、人里の人々の好奇の視線が刺さり、俺は彼女の言う「薬屋」とやらに着くまで赤くなった顔をずっと俯けていることになる。

 その薬屋の主人はキカイダーみたいな色合いの服を着ている女性だった。八意永琳というらしい。
「…………。風邪薬が欲しいの?」
 と、永琳が俺の顔を見て開口一番に言った。
「いや、違うよ。なんで風邪だと思うんだ」少女が答えた。
「だって……」永琳は俺の顔をじっと見つめる。「彼、顔、真っ赤よ」
「あ、ホントだ。どうしたの?」俺を負ぶっていた少女も一緒になってそう問うた。「さっきは顔色普通だったのに」
「それは、その…………」俺は言いよどむ。
 説明は簡単なのに、言いにくいことってのはあるものなのだ。


こうですか、わかりません><
主人公の名前とか、幻想入りした理由とか、幻想郷での目的とかがあると、書きやすくなるのではないか、と思ったり。

12幻想入りした名無しさん:2008/10/09(木) 08:26:15 ID:L.Xw33nQ0
しっかり設定しないでカオスな物語を楽しむものだろリレーって。

13幻想入りした名無しさん:2008/10/09(木) 15:36:47 ID:Xcla5JLI0
>>11(リレーとは無関係のアンカ)
人里の薬屋がえーりんの薬を仕入れているだけで、
人里にえーりんはいないんじゃない?
あとアンカがないよん。
>>12(リレーとはm(r)
そういう縛りも特に必要無いんじゃないかな。
誰かがカオスな続きを書いて受け入れられたらそれでいいと思う。

14幻想入りした名無しさん:2008/10/11(土) 04:17:52 ID:sIALvJIg0
>>11
 「あ〜ひょっとして照れてるのか?」
少女は納得したようにニヤニヤしながら、上目使いでからかうように見つめる。
 「しっ失礼な…デートの約束で1年後のスケジュールまで電話予約がくる俺が、この程度で…」
俺のその言葉に、二人の驚きの視線が俺を射抜く。
2人は何やらこそこそと会話すると、まるで売られていく牛を見るような目で
 「そうか、それはすまなかったな」
と哀れむように言う。
チクショー!!普通なヤローでスイマセンね、スケージュールがら空きで何が悪いってんだ!!

 「まあそんなことより、まさかアンタが居るとは運が良い。 此処に寄って兎がいたらあんたの居場所を聞いて行こうと思っていたんだが、手間が省けたよ」
少女は笑いながら言った。
永琳さんって確かに雰囲気的に理知的な女医さんといったイメージだな。
 「定期的に確認に来てるのよ。 あの子達は少々ずさんな所があるから」
 「というか知ってる身で言わせてもらえば、あの兎達が持ってくる薬を処方してもらうのは、かなり勇気がいると思うな」
溜息をつく永琳さんに、少女は追い討ちをかけるように言う。
しかし、一か八かの薬局ってどうなのだろうか…
俺は一抹の不安を感じ、静かに出て行こうと出口に向かう。

トスッ!!
その瞬間俺の頬を掠めて、矢が柱に刺さる。
 「どこに行こうというのかしら?」
 「いや、別にたいした事ないみたいなので、お暇しようかと…」
にこやかに次の矢を引こうとしている永琳さんに答える。
 「だめよ頬に怪我をしてるじゃない」
 「貴方がやったんですけど…」
 「医者として放っておけないわね」
俺の呟きは見事にスルーのようだ。
理知的な女医さんが、狂信的なマッドサイエンティストに見えてきた。
 「診てもらえ、医師としては一級品だ。 悪いようにはしないだろう……たぶん」
 「アンタには助けてもらって感謝はしてる。 でも最後の一言がスゲー気になるんだが」
 「気にするな。それと私は妹紅、藤原妹紅だ。 さあ抑えているからさっさとやってくれ」
妹紅は俺の素朴な疑問を軽く流すと、すばやく羽交い絞めにして永琳さんに告げる。
この場では俺の発言の優先度は、極めて低いようだ。
 「ちくしょう放せ〜!!」
 「こ…こら!暴れるな!!」
 「配置換えを要求する!!どうせなら永琳さんに絞められたいぞ!!なだらか過ぎて残念だ!!!!!」

ぷちっ
何かが切れたような音がして腕がギリギリと締め付けられる。
 「あ…あの妹紅さん…少し腕が痛いかな〜なんて」
 「”なだらか”だから引っ掛かりが無い、しっかり抑えないとな」
 「…ってちょっ…マジ放して腕お・れ…る。 わかった貧乳はステータスだ希少価値だ!大きい事に反逆する心意気に感動した」
ぷちぷちっ!!
不思議だな…また何か切れる音がしたようだ。
 「貧乳じゃない!!発展途上だ!!!慧音直伝!!爆裂頭突き!!」
ゴキィィィィッ!!
後頭部に物凄い衝撃と鈍い音を感じ…俺は意識を手放した…………

15幻想入りした名無しさん:2008/10/11(土) 04:25:45 ID:sIALvJIg0
>>13の指摘を見て強引に軌道修正してみたが
直接永遠亭に行けよという話になりそうだなと気付くwww

さあこの後は
>>14
頭突きで記憶を完全に失くす

>>14
頭突きで名前以外の記憶を失くす

>>14
記憶を失くしたような気がしたがそんな事は無かったぜ

次の方頑張ってね

16幻想入りした名無しさん:2008/11/19(水) 02:12:24 ID:o992/6vQ0
>>14

ゆっくりと眼を開く。あまりの頭痛に意識が定まらない。
つーか超いてぇ。あの子、妹紅といったか。頭が超合金かなんかで出来てんのか?

「お、眼が覚めたみたいだな」
少し離れたところから、妹紅の声がする。
ここは、さっきの診療所のようだ。俺は、診療所の隅っこに敷かれた布団に寝かされているらしい。
「えっと、永琳さんは?」
「ん、なんか用事があるとかで、どっか行った」
そうか。そりゃ残念だ。永琳さんにつきっきりで看病されてたなら最高だったのに。
むくり、と上半身を起こす。その瞬間、鋭い痛みがする。
「いててて……」
「おい、大丈夫かよ?」
妹紅が心配そうに額に掌を当ててくれる。少年のような容姿の彼女だが、掌は柔らかくて体温がとても高い。
その行為に驚き、「な、なんだよ。自分がやったんだろ」と皮肉を言ってしまう。
む、と口を曲げる妹紅。
「だいたい、お前があんな失礼なことを言うのが悪いんだろうが。反省しろ」
まぁ、状況はともかく、俺の発言は著しく不適切であったことを認めるしかないな。
「あれ、頬の傷、消えてら」
「まぁ、庵なんでも一応、優秀な医者だからな」
ふーん、結構ざっくりいった気がしたけどな。いくら優秀でも、こうもすぐに治るもんかね。
少々不思議に思ったが、そこまで気にすることでもないだろう。
「あとさ、いつまでも『お前』じゃ呼びにくいだろ? 私は名乗ったんだからそろそろ自己紹介してくれよ」
そうだった。年下(だと思う)の少女に先に名乗らせといて、自分は匿名は失礼だろう。
「俺の名前は―――」
ん? いや、ちょっとまて、
「名前、は」
なかなか二の句を告げない俺に、妹紅も不思議そうにこっちを見ている。
いや、決して個人情報をばらすつもりは無いとか、そういうことじゃないんだが。
「―――思い出せん」
「は?」
首を傾げる妹紅。そりゃそうだ。なんだよ自分の名前が思い出せないって。
でも事実なんだからしょうがない。
「それは本気で?」
「……マジで」


「うーん、強く頭を打った所為かしら」
帰ってきた永琳さんに状況を説明すると、すぐに診断してくれた。
彼女にも詳しい理由は分からないらしく、恐らく先程の爆裂頭突きが原因だろう、と言われた。
「ごめん! ほんとーに、ごめん!」
それを聞き、さっきから平身低頭の妹紅。
「いいよ、別に気にしてないから」
これは強がりではなく、なんか本当に大丈夫な気がするのだ。理由は無いが、これが自然な状態な気がするのだ。
まぁ、名前なんか無くても生活には困らないし。
「当分は名無しで行くよ。それよりもさ、」
さっきから気になっていた、二人の恩人の服装。
昔話に出てきそうな町並み。医療器具の一切無い診療所。
さっき聞いた妖怪やスキマという単語。
「ここは一体、どういう場所なんだ?」



ラブコメ展開してみた。
次の人に期待。

17幻想入りした名無しさん:2010/01/18(月) 01:46:56 ID:vaBUTykc0
>>16

「どういうって、何、そんなことも忘れちゃったの? 診療所よしんりょーじょ」
「いやそっちでなくて」
顔の前で指をそろえた手をぶんぶんしながら突っ込む俺を見て、永琳さんは少しだけほっとしたような顔をする。
なるほど、今のは俺の記憶がどこまで吹っ飛んだのかを確認する冗談だったようだ。
問題が解決するわけではないが、そのやり取りで場の空気が少しだけ和む。
と、和んだのを確認したのか永琳さんはすっと立ち上がって、それじゃ、と笑顔を浮かべてすたすたと玄関に向かう。
「安心したところでわたしは失礼するわね。とりあえず今晩は診療所を貸してあげるから、妹紅、ちゃんと面倒みなさいよ」
「は? わたしが?」
「恨むなら自分の仏心を恨みなさい。ほら、すりこみってあるでしょ、あなたはさしずめその子の保護者。あ、夕食は心配しないでいいわ、言わなくなってあなたの“保護者”がつくりに来るでしょう。診療所だって閑古鳥がよく鳴いてるしね、たまには入所患者がいたほうがいいのよ」
べらべら好き放題喋ったかと思うと、こちらの反論を許さぬ速さで外に出てしまう永琳さん。
あの笑顔は何かを楽しんでる笑顔だなぁ、と感じたのは俺だけではなかったようで、顔をあわせると妹紅も「はぁ〜」と大げさにため息をついて見せた。
が、任された手前動くにも動けないようで。

……そのままちょっと静寂があって。
気づいたら、この殺風景で昔ながらな家にも既に西日が差していた。
柔らかく燃える橙色が木造りの家を照らす中、あぐらをかいた白髪の少女は長い間の沈黙をそっと呟くようにして破る。
「あんたはおそらく外の人間で、ここは幻想郷と呼ばれるもう一つの地上だ。……さてと、どこから話したもんかね」
妙にあぐら姿が堂に入った少女。
口調は俺よりもずっと男気溢れ、だからなのか素直で律儀で、それら全部が嘘みたいにやたらめったら、……そう、気を抜けば見とれてしまうほどに綺麗だ。
夕暮れの中ならなおさらと思ったのは、一体なんでだったか。
俺はそれから、幻想郷のことと俺がここにいることの意味・理由といったものを夕食時まで説明されることになる。
と、思う。


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