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韓 国 2

181NAME:2015/12/27(日) 23:22:01
 不振の背景には世界経済の成長鈍化による貿易の停滞があるのは間違いないだろう。 だが、外部環境の悪化だけで好調を続けた韓国の輸出に急ブレーキがかかった事実は説明しきれない。 聯合ニュースによると、政府系の韓国開発研究院(KDI)が今月13日に公表した資料では、韓国の今年の輸出増加率(物量ベース)は0.0%になる見通し。国際通貨基金(IMF)が予想する今年の世界貿易の伸び率は3.2%で、韓国の輸出増加率が世界貿易の伸び率を下回るのは2年連続になるという。

 韓国経済界は自国産業の輸出競争力低下を自覚しているようだ。 同ニュースによると、韓国経済団体の全国経済人連合会(全経連)が6日公表した日中韓3カ国の競争力に関する調査では「韓国の技術力がすでに中国に追い越されている」「3年以内に追い越される」と回答した業界団体は24団体中19団体と全体の79.2%に上った。  日本については「技術面で依然追いついていない」との回答が65%、価格競争力でも「日本と同水準」「劣勢だ」との回答は70%に達した。 韓国経済の現状については30団体中20団体が「非常に深刻で、長期化する」と予測。「危機水準ではない」「他国に比べ良好」との回答はわずか3団体だったという。

従来、韓国は「中国より技術で上回り、日本より価格競争力で優位にある」とみられていた。だが、中国の技術向上と円安により、いつのまにか韓国の強みが失われたことが調査で浮き彫りとなった形だ。 韓国紙は、こうした現状を日中に挟まれる「サンドイッチ」というよりもむしろ挟み撃ちにされる「サンドバッグ」状態だと自嘲気味にたとえている。

 韓国の国内総生産(GDP)で輸出の占める割合は約60%と世界最高水準だ。1990年代の中ごろは25%程度だったが、その後は順調に上昇して2008年に半分を超えた。そんな韓国にとって輸出競争力の低下はまさに死活問題といえる。 追い打ちを掛けそうなのが日米など12カ国が今年10月に大筋合意したTPPだ。 韓国は12カ国のうち日本とメキシコを除く10カ国とすでに自由貿易協定(FTA)を結んでいることを理由にTPP交渉に参加しなかった。日本との関係悪化や反日世論も影響したとみられ、「多国間の対立で妥結は容易でない」(大韓貿易投資振興公社)と高をくくっていた節もうかがわれる。

ところが、いざTPPがまとまると、韓国内で参加を求める世論が沸騰。朴大統領は11月の日韓首脳会談などでTPPへの参加意欲を表明した。 TPPは世界経済の4割を占める巨大な経済圏に国境をまたぐ効率的なサプライチェーン(供給網)を張り巡らすことになり、参加国間の貿易活性化につながる。ここに入らなければ「グローバル市場で日本との競争で押されかねない」(中央日報)などと、韓国内で危機感が強まっているのは当然といえよう。

 ただ、後から参加するには先行12カ国すべてからの承認が必要となる。前提条件として、日本は自動車などの関税や日本産農水産物の輸入規制の撤廃などを要求する構えだ。韓国には対日貿易赤字を拡大させたくないとの思惑もあり、交渉は難航も予想される。 韓国にとっては日本に譲歩してTPPへの参加を認めてもらうのは膝を屈するようで抵抗感もあるだろう。だが、苦境から脱却するには避けて通れない道に違いない。(本田誠)


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