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人 間

75NAME:2013/10/29(火) 23:26:43
最長17時間も強姦犯行…懲役25年レイプ魔の「悪魔の所業」
2012.10.13 07:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121013/waf12101307010000-n1.htm

「ニュースでよく殺されたり、怪我したりするやつおるやろ、いつでも殺せるんやぞ」…。マンション管理会社の関係者を装って部屋に入り込んだ男は、そう脅すと、目隠しして手を縛った女性をマスクとゴム手袋姿で執拗(しつよう)にもてあそび続けた。平成22年夏、わずか2カ月あまりの間に、京都市や京都府京田辺市で4件の連続強盗強姦事件が相次いだ。犯行は、最長で17時間にも及んだ。

「相当長期の懲役刑をもって臨むべき」 「被告人を懲役25年に処する」。4件の事件にからみ、強盗強姦や住居侵入などの罪に問われていたのは、大津市の無職、田中豊誠被告(51)。

検察側は冒頭陳述で、田中被告が高校を卒業後、コックとしてホテルやケーキ店に勤務し、20年ごろから自宅で菓子教室を開くなどして生計を立てていたが、犯行当時の22年夏ごろには無職で収入も途絶えていたと、指摘した。

共通したのは残忍、狡猾な手口

 そもそも4件の犯行が、同一犯によるものであることは、その残忍で狡猾(こうかつ)な手口から明白だった。 男は、マンション管理会社の関係者を装って女性を油断させ、水道点検などを装っては簡単に部屋に入り込んでいた。そして必ず、流し台の下の配管の番号を確認させ、犯行に及んだ。 共通点はそれだけではない。4件の事件は、周到な計画性と犯行時間の長さ、被害者自身に証拠隠滅に当たらせ現金まで奪う卑劣さなど、多くの点で酷似していた。 証拠を残さないよう、マスクとゴム手袋姿で犯行に及び、自分と被害者の携帯電話のカメラで、それぞれ犯行の様子を撮影、脅しの材料に使った。

証拠を残さないようにと考えたのか、自分のカメラではあえて不鮮明な写真しか残していなかったが、目隠しをした被害者には、シャッター音からすべて撮られたと思い込ませていた。 さらに、いずれの事件でも犯行後には、女性にシャワーを浴びさせた上、女性自身に服を洗濯させている。それだけにとどまらず、事前に用意した粘着テープ型の掃除用具で部屋の掃除をさせ、「証拠隠滅」まで強要していた。 そして、女性の裸の写真をばらまくと脅し、わざわざコンビニや銀行で金をおろさせ、奪い去っていた。

無理矢理な口止め工作

 例えば、22年9月6日に京田辺市内で起こした2件目の事件では、乱暴され、恐怖で抵抗できない状態に陥った女性に裸の写真を示し、「これをどこかのサイトにばらまくこともできる」と脅迫した。

被害者参加制度を使って裁判に参加した被害者の女性の1人は、意見陳述で「誰の助けも呼べない中、恐怖と屈辱だった。被害を生涯忘れることはない」と訴えた。別の被害女性も「友人や彼氏、家族に申し訳ない気持ちでいっぱい」とやるせない心情を文面で吐露した。 しかし、田中被告はうつむいたまま。最後まで自ら真実を語ることも、謝罪の言葉を述べることもなかった。


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