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北方領土

1NAME:2012/07/18(水) 00:37:40
日本の領土 でありながら、日本人が立ち入ることが出来ない島。 北方領土。

16NAME:2013/05/05(日) 05:00:58
「北方領土購入を検討」と小沢氏 平成3年に
2013.5.4 22:10
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130504/plc13050422130015-n1.htm

生活の党の小沢一郎代表は4日、東京都内での公開対談で、自民党幹事長当時の平成3年、旧ソ連からの北方領土買い取りを検討したと明らかにした。既に旧ソ連高官は日本側の提案だったとする手記を公表したが、小沢氏は旧ソ連側から打診を受けたと説明した。小沢氏は「(当時の)ゴルバチョフ大統領側近から話があった。何兆円だったか(覚えていないが)、一坪当たりで考えれば安いもので、大蔵省(現財務省)も『領土が返るのならばいい』となった」と回顧。3年3月にモスクワで大統領と2回にわたり会談した際に協議したが、実現しなかったと述べた。さらに「僕は怒ったが、ゴルバチョフが『部下は言ったかもしれないがOKと言うわけにいかない』と謝るから仕方なく帰った」と語った。

17NAME:2013/05/20(月) 09:24:20
「北方領土に経済ゾーンを」 露改革派の富豪提言
2013.5.19 21:38 [領土・領有権]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130519/erp13051921400002-n1.htm

 タス通信によると、昨年のロシア大統領選で3位となった改革派の富豪ミハイル・プロホロフ氏は18日、北方領土に自由経済ゾーンを設立し、日本に特権的な経済活動を認めるべきだとの考えを示した。

 同氏が創設した政党「市民プラットフォーム」の集会後、記者会見で質問に答えた。同氏は自由経済ゾーンについて、北方領土問題の「妥協策」と説明。四島の返還ではなく、長期的な経済協力によって「心理的な障害」を取り除く必要性を強調した。自由経済ゾーンの具体的な在り方は「専門家が議論する問題だ」と述べた。 北方領土問題では安倍晋三首相が先月、モスクワを訪問、プーチン大統領との首脳会談で、事実上中断していた実務交渉の再開で合意した。(共同)

18NAME:2013/06/12(水) 00:46:37
ロシア、北方領土で引き続きインフラ整備
2013.6.11 22:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130611/erp13061122370002-n1.htm

 【モスクワ=佐々木正明】北方領土を事実上、管轄しているロシア極東サハリン州は11日、今年、約67億ルーブル(約200億円)をかけてクリル諸島(北方領土を含む千島列島)の開発を進めると発表した。 このうち、北方四島関連では、色丹島の埠頭整備や国後島の燃料施設整備のほか、住居、病院、スポーツ施設建設など14の事業に上る。同州の担当者はいくつかの事業で工期が遅れていることを指摘している。 4月末の日露首脳会談でプーチン大統領は四島にはロシア国籍の住民が住んでおり、生活向上のために引き続きインフラ整備を進めると発言していた。

19NAME:2013/09/27(金) 21:43:56
「批判受ける言われない」ビザなし交流制限のロシア声明に菅長官が反論
2013.9.27 12:52 [領土・領有権]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130927/plc13092712530014-n1.htm

 菅義偉官房長官は27日午前の記者会見で、ビザなし交流による日本の政治家の北方領土訪問を制限する可能性に触れたロシア外務省声明について「ロシア側から批判を受ける言われはない」と反論した。

 声明は、山本一太沖縄北方担当相がビザなし交流で北方領土訪問後、領土問題解決に向けた決意を語ったことにロシア外務省が反発したもの。菅氏は山本氏の発言について「全く問題はない。4島交流の目的に何ら反していない」と強調し、「ロシア側に真意を照会すると同時に、日本の考え方をしっかり説明していきたい」と述べた。 また菅氏は、ニューヨークで行われた日韓外相会談に関し「まず事務レベルで会談を続けていくことの方が大事だ」と述べ、首脳会談の再開を急がない立場を強調した。

20NAME:2013/10/26(土) 20:10:25
☆安倍首相の親密度 プーチン露大統領>オバマ米大統領
2013.10.26 18:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131026/plc13102618000008-n1.htm

プーチン大統領が電話で五輪招致の成功を「安倍政権、安倍首相への国際社会の信頼の印だ」と持ち上げると、安倍首相も「ソチ五輪の成功を心からお祈りする」と応じた。 シリア情勢についても話し合ったこの電話会談は、実はプーチン大統領からの要望で実現された。

 電話会談は、外務省の事務方が相手国と綿密に協議内容を調整してから行うのが通例だ。 「相手からの電話」と発表しても、首相の外交手腕を演出するために外務省が内々に相手国に働きかけることもある。 首相側近は「プーチン大統領自らが安倍首相にお祝いを言いたいということでセットされた」と明かす。 日露首脳会談は、安倍首相が訪露した今年4月を皮切りに6月、9月、10月とわずか半年近くで4回も開かれている。

また官邸筋は「シリア問題で安倍首相がプーチン大統領の意見に耳を傾けことから一気に信頼が高まった」と指摘する。 アメリカやフランスがシリアへの軍事介入を模索する中、アサド政権崩壊後の混乱を懸念するプーチン大統領の主張に安倍首相が一定の理解を示したことが、プーチン大統領が望むシリア問題の平和的な解決へのきっかけになったという。

 一方、安倍首相は同盟国である米国のオバマ大統領とも首脳会談を重ね、日米同盟の再構築に取り組んでいる。 ビジネスライクで成果を重視するオバマ大統領に対しては、余談は控え、外交・安全保障や経済など政策議論で日米協力の拡充を図っている。 外務省幹部も「安倍首相の登場で民主党政権で破断しかけた米国との信頼関係が大きく回復した」と歓迎するほどだ。 ただ、「人間的な親密度から言えばプーチン大統領の方が上だ」との声がある。

日本にとって対米関係が最重要であることは言うまでもないが、中国や韓国との関係が悪い状況だけに、日露関係の良好さが際立っている。 そうなると、どうしても期待してしまうのが北方領土問題の進展。 4月の首脳会談で北方領土問題の交渉加速化で合意したが、目に見える形で協議は進展していない。

 首相周辺は「北方領土問題は決して簡単ではないが、進まない交渉も政治判断で大きく動く可能性はある。少なくともプーチン大統領は問題解決に意欲を示した」と語る。 安倍首相は蜜月をテコに北方領土問題を進展させることができるのか。プーチン大統領に語りかける安倍首相の一言が、名言になる日を焦らず待ちたい。(坂本一之)

21NAME:2013/11/01(金) 02:01:17
日露、中国の海洋進出牽制で一致 オホーツク海で海洋安保協力
2013.10.31 11:41 [ロシア]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131031/plc13103111430008-n1.htm

 日露両政府は30日、海上自衛隊とロシア海軍による共同訓練を新たにオホーツク海で行う方向で最終調整に入った。来月2日に初めて開く外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)で、合意を目指している。ロシアは同国周辺への中国の海洋進出に神経をとがらせており、海洋安全保障分野で日本との協力を拡大することで中国側を牽制(けんせい)する狙いがある。 中国海軍は7月14日、軍艦5隻が初めて宗谷海峡を経由しオホーツク海に進出。同海で原子力潜水艦を多く航行させるロシアは警戒感を強めた。中国は最近、北極海にも積極的に進出しており、ロシアの安全保障上の問題となっている。

 海自とロシア海軍は、平成10年から日本海とロシア・ウラジオストク沖で、ほぼ毎年捜索・救難共同訓練を実施している。2プラス2では、この訓練をオホーツク海や北極海に広げ、中国の海洋進出への対抗を狙う。極東での警戒監視態勢でも協力を模索している。 両政府は、共同訓練を海賊やテロ対策にも拡大することを検討。サイバー対策での協力や、航空自衛隊とロシア空軍の航空機による相互訪問なども議題となる見通しだ。

22NAME:2013/12/22(日) 03:29:48
日露、サイバー高官協議創設へ 安保で連携強化
2013.10.26 08:53 [安全保障]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131026/plc13102608530003-n1.htm

 日露両政府は、東京で11月2日に開く初の外務・防衛閣僚級協議(2プラス2)に合わせ、サイバー攻撃対策を検討する高官級協議創設に合意する方向で最終調整に入った。行方不明者の捜索と救難に限っていた海上自衛隊とロシア海軍の共同訓練を拡充し、海賊・テロ対策や災害救援を目的に加えることでも一致する見通しだ。日本政府筋が25日、明らかにした。 海洋進出を続ける中国をにらみ、日露は2プラス2始動を契機に安全保障分野での連携強化に乗り出す。日本側には経済と同時並行で安保協力を進めることにより北方領土問題の交渉進展に向けた環境整備につなげる狙いがある。 日露両政府は11月1日に外相、防衛相の個別会談を予定している。サイバー高官級協議は外相会談で、海賊・テロ対策の共同訓練は防衛相会談でそれぞれ取り上げる見通しだ。

23NAME:2014/01/06(月) 07:27:27
ロシア、北方領土占領の歴史的正当性主張へ 次官級協議
2014年1月5日(日)19:27
http://www.asahi.com/articles/ASG141QQ9G14UHBI001.html

 北方領土問題を巡って1月末にも開かれる日ロ外務次官級協議で、ロシア側が第2次大戦末期にソ連が北方領土を占領した歴史的正当性を説明する方針であることがわかった。安倍晋三首相の靖国神社参拝を受けて、より厳しい姿勢をとる可能性も出てきた。

 複数の交渉関係者によると、ロシア側は歴史認識を取り上げる方針を昨年8月の次官級協議で説明した。安倍首相は昨年4月、プーチン大統領との首脳会談で平和条約交渉を「再スタート」させることで合意。8月の協議はこれを受けて開かれた。2回目は、1月末ごろに予定されている。

 ロシア外務省は12月26日に安倍首相が靖国参拝した際に、「第2次大戦の結果について、世界で受け入れられているのとは異なる評価を押しつけようとする試み」が日本で強まっていると批判した。北方領土問題でも、日本が被害者だという歴史認識は通用しないという考えを示すとみられる。

24NAME:2014/01/20(月) 13:34:08
露大統領配慮、対日批判を避ける
ロ大統領、直接の対日批判避ける 中国テレビの取材に
2014.1.20 12:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140120/erp14012012430003-n1.htm

 ロシアのプーチン大統領は中国国営中央テレビのインタビューで、安倍晋三首相の靖国神社参拝を念頭に「第2次大戦の結果を否定しようとする国や勢力の存在」についてコメントを求められたが、直接の対日批判は避け日本への配慮を示した。ロシア大統領府が19日、会見記録を公表した。

 対日関係を改善したいとするプーチン氏の姿勢が反映されたとみられる。取材は冬季五輪が来月開催されるロシア南部ソチで17日行われ、五輪関連の話題に挟む形で質問があった。 プーチン氏は「大戦の結果は揺るぎないもので、国際的な法的文書で承認された。われわれは今後も一貫して各種合意を履行する路線をとる」と言及。「その際、各国との善隣関係を発展させるべく努力し、国際的な安全保障強化に向けて協力する」と述べた。(共同)

25NAME:2014/02/06(木) 16:54:04
米極秘文書「北方四島は日本に」
米極秘文書「北方四島は日本保持」 諜報駆使、スターリン熟読
2014.2.6 09:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140206/plc14020609370006-n1.htm

「ヤルタ密約」で主導権

 あす7日は北方領土の日。先月31日の日露次官級協議でロシア側は「北方四島は第二次大戦の結果、ロシア領になった」との従来の主張を繰り返した。ロシアが北方四島領有を正当化する根拠としてきたのが1945年2月のヤルタ会談で交わされた「ヤルタ密約」だ。会談直前に米国務省は「北方四島は日本が保持すべきだ」との報告書を作成しながら、ルーズベルト米大統領は一切目を通さず、逆に事前に入手したソ連のスターリン首相が熟読し、ルーズベルトが国務省の進言に従わないことを奇貨として、主導権を握って巧みに北方領土を奪ったことはあまり知られていない。(岡部伸)

 ◆ルーズベルト無視

 国務省はクラーク大学のブレイクスリー教授に委嘱して千島列島を調査し、44年12月に「南千島(歯舞、色丹、国後、択捉の4島)は地理的近接性、経済的必要性、歴史的領土保有の観点から日本が保持すべきだ」との極秘報告書を作成、ヤルタ会談前にルーズベルト大統領とステティニアス国務長官に手渡した。 ワシントン・ポスト紙の元モスクワ支局長、マイケル・ドブズ氏が上梓した近著『ヤルタからヒロシマへ』によると、スターリンは「盗聴報告のほか、スパイがもたらす米国の説明文書も目にすることができた。共産主義の崩壊後、彼の個人ファイルにはクリール諸島(千島列島)のソ連への割譲に反対する44年12月の米国務省作成の内部文書が含まれていることが分かった。ルーズベルトはこうした問題で自国の専門家の見解を読む気にならなかったが、スターリンはあらゆる微妙な綾までむさぼり読んでいたのである」。そして「ルーズベルトが国務省の助言に従わないことを喜んだ」という。

国務省進言を無視…ルーズベルト米大統領を操った「ソ連のスパイ」

またスターリンは往年の覇気を失ったルーズベルトの病名がアルバレス病(動脈硬化に伴う微小脳梗塞の多発)で、精神がもうろうとして正常な判断ができないほど悪化していたことを正確に把握していた。 スターリンは、インテリジェンス(諜報)を駆使してルーズベルトと米国を丸裸にして、南樺太同様に「北方四島も日露戦争で奪われた」とルーズベルトを欺いたのである。 では、なぜルーズベルトは国務省の進言を無視したのだろうか−。

 米軍は日本本土上陸作戦(ダウンフォール作戦)になると、日本軍の抵抗で50万人の兵士が犠牲になると推定しており、「背後」からソ連の参戦を望んだためだ。この当時は原爆が完成していなかった。 米国は1941年4月、モスクワで日ソ中立条約を締結した際、スターリンが松岡洋右外相に「条約締結の見返りに千島列島の譲渡」を要求した、との日本の外交電報を傍受、解読していた。北方四島を含む千島列島に領土的野心を燃やすスターリンの歓心を買おうとしたともいえる。ソ連に大きく譲歩する合意に再考を促したハリマン駐ソ大使に対し、ルーズベルトは「ロシアが対日戦の助っ人になってくれる大きな利益に比べれば、千島は小さな問題だ」と進言を退けたという。 ルーズベルトの背後で暗躍したのがソ連のスパイたちだった。ルーズベルト政権には200人を超すソ連のスパイや工作員が侵入していたことが米国家安全保障局(NSA)の前身がソ連の暗号を傍受・解読したヴェノナ文書で判明している。

26NAME:2014/02/06(木) 16:55:43
ブッシュ米大統領も批判「史上最大の過ち」…ヤルタ密約は単に個人の文章

側近としてヤルタに同行したアルジャー・ヒスもその一人で、ソ連の軍参謀本部情報総局(GRU)のエージェントだった。 ステティニアス国務長官の首席顧問としてヤルタに随行したヒスは、国務省を代表してほとんどの会合に出席し、病身の大統領を補佐した。会談19日前、米国の立場に関する全ての最高機密ファイルと文書を与えられ、ヤルタ協定の草案も作成している。そこで北方四島を含む千島列島引き渡しのアウトラインを描いた可能性が高い。ルーズベルトが国務省文書を一顧だにせず北方領土を引き渡した背景にスターリンの意をくんだヒスの働きがあったといえる。

 ◆プーチン氏も踏襲

 このヤルタ密約を根拠にソ連は、北方四島を占領し、現在も後継国家ロシアは「第二次大戦の結果、自国領になった」と北方領土を領有する歴史的正当性を主張し続けている。プーチン大統領も「ロシアが積極的な役割を果たして達成したヤルタ合意こそ世界に平和をもたらした」と評価し、31日の日露次官級協議でもヤルタ密約をサンフランシスコ講和条約、国連憲章の旧敵国条項などとともに根拠にあげたもようだ。 しかし、そもそもヤルタ密約は、連合国首脳が交わした軍事協定にすぎず、条約ではないため国際法としての根拠をもっていない。さらに当事国が関与しない領土の移転は無効という国際法にも違反しており、当事国だった米国も法的根拠を与えていない。共和党アイゼンハワー政権は1956年、ヤルタ秘密議定書は、「ルーズベルト個人の文章であり、米国政府の公式文書ではなく無効」との国務省声明を発表。2005年にはブッシュ大統領が「史上最大の過ちの一つ」と批判している。

「ヤルタ密約」が招いたのは北方領土問題だけではない。中国、北朝鮮などアジアに共産化を引き起こした。 8日ロシア南部のソチで日露首脳会談が行われるが、北方領土問題の原点ともいえる「ヤルタ密約」を克服して国際的に合法な国境画定ができるかが鍵となりそうだ。

【用語解説】ヤルタ会談  昭和20(1945)年2月4日から11日、ルーズベルト米大統領、チャーチル英首相、ソ連のスターリン首相がソ連領クリミア半島のヤルタで会談し、ルーズベルトは、スターリンに日ソ中立条約を破棄してドイツ降伏3カ月後に対日参戦するよう要請。見返りとして、北方四島を含む千島列島、南樺太、満州(中国東北部)に日本が有した旅順港や南満洲鉄道などをソ連に与える密約を交わした。ソ連は密約を根拠に、終戦間際の8月9日、満州、千島列島、樺太に侵攻し、北方四島を占領した。

【用語解説】北方領土の日  1855(安政元)年2月7日に日露和親条約が調印され、日露間の国境を「択捉島とウルップ島の間」に画定したことから、北方領土問題に対する関心と理解を深め、全国的な返還運動の推進を図るため同日を「北方領土の日」と定めている。

27NAME:2014/02/08(土) 13:01:57
航空機事故多発のロシア 老朽化した中古旅客機が今も主力 事故原因に
2013.11.18 22:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131118/erp13111822080013-n1.htm

【モスクワ=佐々木正明】ロシア中部タタルスタン共和国の首都カザンの空港で17日夜(日本時間18日未明)、モスクワ発カザン行き旅客機が着陸に失敗して炎上、乗員・乗客50人全員が死亡した。航空事故が多発しているロシアでは、資金難に陥った地方の航空会社が老朽化した旧ソ連製の中古機を使用し続けるなど、空の安全に問題を抱えている。 インタファクス通信によると、旅客機は「タタルスタン航空」が運航するボーイング737型機。着陸のさいに体勢を崩して地面に激突した。墜落の数秒前、パイロットは管制塔に「降りることができない」と報告していたという。

 事故直後、プーチン露大統領は関係機関に原因の究明にあたるよう指示。当局者は「パイロットの操縦ミスか整備不良の可能性がある」としている。 ソ連崩壊後、ロシアでは国営航空会社アエロフロートの分割民営化に伴って数百社の民間企業が生まれた。モスクワを拠点とする大手は安全性を確保しているが、地方の航空会社は経営難に見舞われ、使用期間が20年以上になるソ連製の中古航空機を利用せざるをえない状況にある。

 今回の事故機はボーイング製で、「これまで機体の不調は報告されていない」(露当局者)というが、製造は1990年でタタルスタン航空が2008年に購入、使用を継続していた。 ロシアの航空業界では、熟練した操縦士や整備士が不足しているほか、厳格な整備規則がないことも、事故を誘発していると指摘されている。

28NAME:2014/02/08(土) 15:40:17
首相「最終解決」に意欲 局面打開へきょう日露首脳会談
2014.2.8 07:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140208/plc14020807220003-n1.htm

安倍晋三首相は7日夜(日本時間8日未明)、政府専用機でロシア・ソチに到着し、冬季五輪開会式に出席した。8日にプーチン大統領と会談し、北方領土問題などを協議する。首相は出発に先立ち、政府などが主催する北方領土返還要求全国大会に臨み、「元島民が高齢となり、早急に領土問題の解決を図らなければならないことを肝に銘じ、交渉に粘り強く取り組む決意だ」と語り、問題解決を急ぐ意向を表明した。 首相は昨年、プーチン氏と4回会談し、個人的な信頼関係を築いた自負がある。領土問題の解決には、プーチン氏のトップダウンによる決断が必要とされるだけに、大会では「日露関係全体の発展をはかりつつ、最大の懸案である北方領土問題を最終的に解決したい」と訴えた。 ただ首相は、歴代首相があいさつで述べてきた「(北方)四島の帰属を確認し」というフレーズを今回、使わなかった。首脳会談を控え、ロシア側を刺激したくないとの配慮とみられるが、出席者の一人は「交渉が動き出すのはいいが、下手な妥協案を飲む危険はないか」と厳しい視線を投げかけた。

そもそも「北方領土の日」の訪露は首相にとって賭けだった。首相は早くから首脳会談開催を狙って五輪開会式への出席を固めていたが、北方領土の日と重なることが判明し、一度は断念。だが欧米首脳が相次ぎ欠席を表明する中、ロシア側が首脳会談を確約してきたため、「恩を売るチャンス」ととらえ、訪露に踏み切った。 首相は領土返還要求全国大会出席と両立させることで、国内の批判をかわす綱渡りを演じた。背景には、長く領土交渉に携わった父、安倍晋太郎元外相のもとで高齢化が進む元島民の実態に触れ、北方領土交渉は時間との戦いと信ずる首相の強い思いがある。 大会会場には「北方四島を返せ」と大書した横断幕が飾られ、元島民の高齢化を前に「一人でも多くの仲間と島に帰りたい」との悲痛な訴えが続いた。首相は、政府専用機への搭乗直前、記者団に厳しい表情で交渉への決意をこう語った。 「平和条約の締結は歴史的課題であり、私もプーチン氏も結果を出す大きな責任がある」 安易な妥協が元島民らが望む問題解決でないことは首相も肝に銘じているはずだ。(宮田翼、酒井充)

29NAME:2014/02/09(日) 08:23:53
したたかロシア、日中を天秤に
日露首脳会談 露したたか、日中天秤
2014.2.9 08:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140209/plc14020908010006-n1.htm

【モスクワ=遠藤良介】ソチ五輪開幕式に合わせた安倍晋三首相の訪露はロシアで好感されている。ただ、プーチン大統領は6日、ソチを訪れた各国首脳の中で最初に中国の習近平国家主席と会談しており、日中両国を天秤(てんびん)にかけて国益の最大化を図る姿勢が鮮明だ。北方領土問題では、露外務省が日本側の受け入れられない歴史認識を振りかざし、日本に「譲歩」を迫る構図となっている。プーチン政権は「愛国主義」による支持基盤強化に動いてもおり、領土交渉を大胆に動かせる状況にはない。

 中国国営新華社通信によると、プーチン氏は6日の中露首脳会談で「日本の軍国主義による中国などアジア被害国に対する重大な犯罪行為を忘れることはできない」と述べ、2015年に予定される戦勝70周年の記念行事を共同開催する考えを示した。ただ、露主要メディアはこの内容を報じておらず、日本を刺激することを避けたい政権の意向があったもようだ。 プーチン氏は中国との友好関係を最重要と認識しつつ、日本との関係改善によって中国を牽制(けんせい)し、課題の極東・東シベリア開発にも日本の協力を得たい考えだ。北方領土問題については、「平和条約の締結後に色丹、歯舞を引き渡す」とした日ソ共同宣言(1956年)を軸に解決する考えを変えていないとされる。

昨年の領土交渉再開以降、ロシア側は「第二次大戦の結果として四島はロシア領だ。これを認めねば交渉は始まらない」との立場を突きつけ、国連憲章の旧敵国条項まで持ち出して北方四島の領有を正当化してきた。ロシア側の歴史認識を強硬に打ち出し、日本に「政治決着」という名の譲歩を要求している形だ。 プーチン氏の支持率は長期的な低落傾向で、経済の見通しも暗い。国内向けに領土問題での「弱腰」は見せられない状況だ。政権は公務員や国営企業従業員、地方住民といった層の支持を固め直そうと、保守路線を鮮明にしてもいる。「大戦での勝利」を強調し、旧ソ連時代を美化する「愛国主義」はその中核をなす要素といえ、日本側の歴史認識は容認できない。

30NAME:2014/02/09(日) 12:09:07
首相が「三本の矢」の置物贈呈
2014.2.9 00:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140209/plc14020900460003-n1.htm

安倍晋三首相は8日のプーチン・ロシア大統領との会談で、自身の経済政策「アベノミクス」にちなんで「三本の矢」の置物をプレゼントした。同行筋によると、大胆な金融緩和と機動的な財政出動、民間投資を促す成長戦略を「三本の矢」と名付けていることに引っかけた。

 プーチン氏からは、日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会のプログラムと、日本選手初の金メダリストとなった28年アムステルダム大会陸上男子三段跳びの故織田幹雄氏の写真が贈呈された。 プーチン氏は「日本人の活躍に感動している」とたたえたという。(共同)

31NAME:2014/02/16(日) 11:32:03
国境固めろ…プーチン氏中国懸念
「国境を固めろ」 プーチン大号令の意味は?
2014.2.16 07:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140216/erp14021607000001-n1.htm

北極が資源基地、通商ルートとして世界的注目を集めるなか、北極圏に世界最大の領土を持つロシアが同地域と、それに連なる極東の国境警備を進めている。北極開発はロシアにとりチャンスである一方、氷の融解により各国の船籍がより自由に航行できる環境は、ロシアの安全保障にとり脅威になるためだ。北極海への進出に意欲をみせる中国への懸念を特に強めているとの見方も出ている。

 「国境の保全システムの改善に対し真剣な注意が払われなければならない。鍵となるのは北極圏の国境と、カフカス地方、極東の国境インフラの改善だ」 プーチン大統領は昨年12月20日、モスクワで行われた保安機関職員向けの会合で、カフカス地方と、北極、極東を並べて“真剣な注意”を払うよう、国境警備などに携わる保安機関職員らに檄を飛ばした。 ソチ五輪開幕を目前に控え、カフカス地方出身のテロリストの動向に世界的な注目が集まる最中に、国境警備の最前線に携わる職員らには北極圏、極東の警備を怠るなと訴えた格好だ。

 プーチン氏はすでに、北極圏の国境警備体制の強化に手をつけている。12月10日に行われた国防省拡大幹部会では、北極海のフランツ・ヨシフ諸島とノボシビルスク諸島に新たに空軍基地を設立する計画が披露され、プーチン氏はここでも「ノボシビルスク地方における基地を再開させたが、それは北極圏全域における状況をコントロールする上で極めて重要な意味を持つ」と言明した。

プーチン氏と歩調を合わせるかのように、同氏の側近とされるパトルシェフ安全保障会議書記も12月27日の政府系紙「ロシア新聞」でのインタビューで、ロシアにとっての北極の意義を以下のように語った。 「北極圏は、ロシアと他国との関係における、国際、軍事、エネルギー、情報通信の安全保障で、より重要な地位を占めつつある。ここには、ロシアの国家的な輸送手段がしかれている。つまりそれは、北極海航路だ」

 北極海では今、温暖化に伴う氷の融解により船舶の航行が容易になりつつあり、北極海を経由して既存の航路より短時間でアジアと欧州をつなぐ「北極海航路」に注目が集まっている。ロシアにとり、自国の領海を船舶が多く行き来する状況は、航路周辺の基地での商業の活性化や、万が一船舶が氷に閉じ込められないよう、護衛サービスを提供できるメリットがある。 ただ同海域の氷が溶けることは、その海域を各国の海軍の艦船が容易に航行できることも意味する。国際法で非軍事化が定められた南極と異なり、北極海はその多くの海域で軍事演習などを各国が行うことが可能で、各国の軍事プレゼンスが高まることはロシアにとり懸念すべき状況だ。北極海の氷の溶解により、「21世紀の冷戦」(英紙ガーディアン)が引き起こされるなどの懸念が高まるゆえんだ。

 さらに今回、北極圏、極東の国境警備強化が合わせて打ち出された背景には「中国への意識がある」(日本の防衛専門家)との指摘もある。

中国は、北方海域での存在感を高めている。2012年には砕氷船を北極探査に送り込み、北極点近くの航路を使った航行に成功した。13年には初めて、北極海航路へのアジア側の通過海域になりうるオホーツク海に中国艦艇が進出した。ロシアは中国砕氷船の北極進出、また中国艦艇のオホーツク海進出に合わせ関連海域で軍事演習を実施するなど、中国を意識したともとれる反応を示している。 国境への脅威としては、人口減少に悩む極東地域での中国の不法移民の流入もロシア国内で懸念が高まっている。ハバロフスクのネットメディアによると、ハバロフスク地方では12年だけで、「ロシア連邦保安局(FSB)が千人以上の違法な中国人移民の合法化の流れを止めた」という。 

 報道によると彼らは、ハバロフスク市内の教育機関で教員として勤務しているとする不正な証明書を作成し、ロシア国内に長期間滞在する許可を得ていた。極東では今後も、中国人移民の存在感が急速に高まると予想されている。(外信部記者・黒川信雄)

 ロシア外交・内政の最前線となりつつある極東と北極圏。日本との関係も踏まえつつ、その“今”の姿を追います。

32NAME:2014/02/16(日) 19:27:55
ロシアが注目する産経の「主張」
2014.2.16 16:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140216/erp14021616150004-n1.htm

北方領土交渉が本格的に動き出すとロシアの外務省とSVR(対外諜報庁)は、日本の2つの新聞の論調に特に注意を払うようになる。(SANKEI EXPRESS) 1つ目が北海道新聞(道新)だ。道新の論調は、一般的にリベラルとみられている。ただし、北方領土問題に関しては地元紙でもあり、元島民の声を重視するので、政府が軽々な妥協をすることに対して厳しく目を光らせている。筆者は、1996年に北海道に出張し、道新本社を表敬訪問したときに編集幹部から、「わが社の社論は、四島返還ではなく、全千島と南樺太の返還です」と言われたことを鮮明に記憶している。最近は四島返還になっているようだが、いつ社論が変わったのかと道新の記者に尋ねても、明確な回答が得られない。

 2つ目が、産経新聞だ。ロシアの日本専門家は、産経新聞の論調を分析して、日本政府の譲歩の可能性がどこまであるかを分析する。この点で、8日にロシアのソチで行われた日露首脳会談に関する11日付産経新聞の「主張」は、ロシア側に無視できない影響を与えると思う。主張では、<安倍首相は会談後の記者会見で、「(北方領土問題を)次の世代に先送りしてはならない」との決意を示した。その覚悟で領土返還交渉の先頭に立ってほしい。

 第2次安倍政権下での日露首脳会談は5回目だ。今回、首相は、ロシアの同性愛者差別などを理由に欧米主要国首脳がソチ五輪開会式に背を向ける中、あえて開会式出席を決断した。国家間の交渉ごとでは、首脳同士の個人的信頼関係の構築が重要で、相手に恩を売ることも必要だ>と強調している。 保守論壇の一部には、「首脳間の個人的信頼関係に依存した領土交渉は危険だ。交渉の環境が日本に有利になるまで待つべきだ」という見解がある。こういう考えと産経新聞が一線を画していることを示している。

 また主張は安倍政権の思惑についてこう記す。 <むろん、日本が対露関係を強化する裏には、台頭する中国を牽(けん)制(せい)するためロシアとの良好な関係を誇示する戦略的な狙いもある。 そのロシアは首相の靖国参拝に懸念を表明し、中露は来年、第二次大戦戦勝70年を共同で祝うことで合意している。今開会式には中国の習近平国家主席も出席した。ロシア取り込みをめぐる中国との綱引きは続けざるを得ない>

日中間の綱引きに関して、ソチでプーチン大統領は軍配を日本側にあげた。秋田犬の「ゆめ」による出迎え、昼食会の設定など、中国の習近平国家主席と比較して、2段階くらい高い接遇を安倍首相に対して行い、ロシアの国内外にプーチン大統領は、「日本との提携を強化する」という方針を可視化させた。 主張は、<日露間最大の懸案は何といっても北方領土問題だ。これに向き合わず経済関係の実利だけを追求するのでは真の友好は訪れない。そう、ロシア側に強く説いていかなければならない。 「安倍−プーチン関係」を最大限に生かし、何とか領土問題を動かさなくてはならない。面積等分や3島返還など、日本政府内部でさまざまな議論がある。

 今後の交渉を進めるうえで、「四島返還」の方針を改めて確認すべきだ>と締めくくる。 この末尾の「四島返還」の方針という部分にもロシア側は注目すると思う。保守論壇の一部に、「四島返還では、段階的返還論を認めることになる。その危険を避けるために断固、四島一括返還を掲げ続けるべきだ」という声が根強くある。ロシアが乗ってこないような強硬論を唱えることは、結果として北方領土が不法占拠されているという状況を変化させないことになる。産経新聞が、安倍政権による北方領土交渉の環境整備について、重要なシグナルを出していることをロシア側は正確に受け止めていると思う。(作家、元外務省主任分析官)

33NAME:2014/02/21(金) 03:59:22
「日露で特区経営も」 北方領土問題で森元首相発言
2014.2.20 23:05 [領土・領有権]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140220/plc14022023090023-n1.htm

 森喜朗元首相は20日の福岡市での講演で、北方領土問題について「何が何でも四島返還ではなく、どうしてもロシアが返せないのなら特区の形で、両国で経営していくやり方もある」との考えを示した。 ロシアのプーチン大統領が言及している領土交渉の「引き分け」決着に触れ、「どちらも負けにならない具体的な案を、両方の外務省が必死にまとめている」と明らかにした。

 安倍晋三首相とプーチン氏が互いの強固な政治基盤の中で率直に意見交換することを期待。「安定した東アジアをつくるため、日本が遠慮してでもロシアとしっかり手を組む政治決断をすべきだ」とも述べ、問題が解決されれば「戦後処理の最大の成果だ」と語った。

34NAME:2014/03/07(金) 14:37:20
クリミア住民投票「憲法違反」と米大統領が批判
2014年3月7日 11:47 (読売新聞)
http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=3577662

【ワシントン=白川義和、キエフ=寺口亮一】オバマ米大統領は6日、ロシアへの編入を問うウクライナ南部クリミア自治共和国での住民投票について、「ウクライナ憲法や国際法に違反する」と批判した。ホワイトハウスで声明を読み上げた。

オバマ氏は「ウクライナの将来に関する議論は、正統な政府を含めて行わなければいけない」と述べた。ウクライナ憲法は、領土問題はウクライナ全土での国民投票で決めると規定。国連憲章は、紛争の平和的解決や国家の領土保全などを定めており、今回の住民投票がこれらに反するとの見方を示したものだ。

ホワイトハウスによると、オバマ氏は6日、プーチン露大統領と約1時間、電話会談を行い、ロシアの行動が米国の対露制裁を招いたと強調した。オバマ氏はプーチン氏に対し、〈1〉ウクライナ暫定政府との直接対話〈2〉クリミアに展開するロシア軍の露軍基地への撤収〈3〉クリミアへの国際監視団受け入れ――を求めた。

35NAME:2014/03/08(土) 00:47:04
なぜ中国でプーチン大統領が愛されるのか=「硬派」な姿勢を評価、自国の弱腰に不満―豪メディア
2014年3月7日 07:30 (Record China)
http://topics.jp.msn.com/wadai/recordchina/article.aspx?articleid=3575103

2014年3月6日、中国紙・環球時報は、ロシアのプーチン大統領が中国国民から愛されている理由を分析したオーストラリア誌の記事を紹介した。 記事ではまず、「欧米諸国では歓迎されないプーチン大統領が、中国では相当に人気がある」と指摘。雑誌の表紙を飾り、新聞やネット上にも大統領をたたえる記事が多くみられることについて、「民族主義が高まる中国で、政府の弱腰な外交政策に不満を持つ人が多い。プーチン大統領がテロリストや、最近のウクライナに対して見せた硬派な姿勢を称賛している」と分析した。

また、「中国国民の民族主義やプライドを増長させてきた中国政府だが、今ではそれが負担になっている」とした上で、「中国の指導者が受けるプレッシャーは、国民の選挙によって選ばれる民主国家の指導者とは比べられない」とも指摘。「欧米諸国は日増しに高まる中国国民の民族主義が北京の外交政策決定における重要な要素だということを心に刻むべきだ。中国でのプーチン人気はすべての人への警告でもある」とまとめた。(翻訳・編集/NY)

36NAME:2014/03/20(木) 21:24:59
ロシア編入抗議の男性が拷問死か
親ロ勢力の拷問で死亡か クリミア・タタール人
2014.3.19 10:38 [政変・反政府デモ]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140319/erp14031910390012-n1.htm

 ウクライナ南部クリミア自治共和国の中心都市シンフェロポリ郊外で18日、親ロシア派勢力に拉致され、拷問により死亡したとみられるクリミア・タタール人男性の葬儀が営まれた。ロイター通信などが報じた。 男性は30代のレシャト・アメトフさん。3日にシンフェロポリ中心部で開かれたクリミア・タタール人による抗議集会に参加した際、迷彩服を着た男らに連行され、行方不明になった。16日になって、シンフェロポリの東約50キロの村で、遺体で発見された。

 アメトフさんの体には暴行された痕があり、顔にはテープが巻かれ、足は縛られていたという。葬儀には約300人が参列した。 クリミア・タタール人はクリミアの人口の10%強を占めており、指導者はロシア編入を目指す16日の住民投票をボイコットするよう呼び掛けていた。(共同)

37NAME:2014/04/02(水) 21:44:28
同盟国アメリカが激怒!安倍とプーチン「黒い密約」
2014-03-31 [週刊大衆04月07日号]
http://taishu.jp/society/6170.php

面子と国益のぶつかり合い!

安倍ニッポン外交が、正念場に立たされている。「安倍晋三首相とプーチン大統領は昨年4回、今年に入ってからも2月8日に5回目の首脳会談を実施しました。日露関係は、史上初と言ってもいいぐらいの良好関係にあります」(外務省関係者)それがここにきて、プーチン率いるロシアが、1万人以上ともいう兵士を大量投入、クリミア半島へ爆走進撃――猛侵攻である。「この武力による領土拡張に、欧米諸国は"明確な国連憲章違反"と一斉反発。欧米諸国は、ロシアが兵を引かなければ揃って対露制裁に動くと厳重抗議しており、一触即発です」(前同)

"世界の警察"アメリカのオバマ大統領は、〈もし、ロシアが今のような行動を続けるなら、われわれは、経済的にも、外交的にも、ロシアを孤立させる措置を検討する〉と、"憤怒の火炎放射"を浴びせかけた。「EU(欧州連合)も米国と足並みを揃え、ロシア政府関係者へ資産凍結や渡航禁止制裁を発布しました。さらなる措置も辞さないと強硬姿勢です」(全国紙外報部記者)一方、プーチン大統領も徹底抗戦。オバマに向かい、〈ウクライナ東部やクリミア半島で、ロシアは自らの国益とロシア語を話す住民を守る権利がある〉と、懐のトカレフをチラつかせた。

相(あい)対するアメリカのケリー国務長官は、〈この状態が続けばロシアはG8に残れないだろう〉、さらに、このままでは、〈外交解決の可能性は閉ざされる〉と、最後通告した。すわ、武力衝突かと危ぶまれる米露だが、両国の間で日本も窮地にあるという。自民党外交部会関係者は、「安倍首相の立場が、非常に危うくなってきた。今までの米国一辺倒の外交から、対露重視に軸足を移したのが、その理由です」と言い、日本の置かれた状況を憂慮する。

実際、今回のクリミア半島侵攻でも、安倍氏は対露配慮で終始。日本を含む先進7カ国(G7)とEUが対露非難声明を発表する直前の3月初旬、安倍首相は声明案の批判トーンを弱めるよう、米国に働きかけた。また、3月12日、国家安全保障会議の谷内正太郎局長をロシアに派遣し、「プーチンとの関係を重視する」と、変わらぬ"プーチン愛"を伝えている。政治評論家の浅川博忠氏は、こう指摘する。「安倍首相の腹の中には、北方領土解決を含むロシアとの平和友好条約締結がありました。対露重視政策はまさに、そのためのもの。とはいえ、プーチンの大暴走で、安倍氏が描いていた対露戦略が狂ってしまう恐れが出てきました」

近日中に、安倍ニッポンは欧米側につくか、それとも対露重視で行くかの選択を迫られると言うのだ。「ただ、日本の外交はあくまで日米同盟が基調。日米同盟を軽んじてまで、ロシアにつく選択肢はあり得ません」(前同)しかし、しかしである。「安倍=プーチン間で、すでに北方領土返還密約が成立している。密約書もある」との仰天情報が、首相側近の間で囁かれているのだ。「昨年11月、ロシア紙『モスコフスキー・コムソモーレツ』が"島の問題は解決される"と題したスクープ記事を発表したのも、その密約書が流出したからだといいます。同記事には、"経済・安保協力が領土問題解決を後押しし、何らかの形での島の共同開発方式が、閣僚らによって秘密裡に模索されている"とあります」(前出・外報部記者)

覇権国家アメリカの頭越しに"密約"では、オバマが怒るのも当然だ。これまで北方領土問題は、「2島先行(段階的)返還」「3島返還」、さらには「共同統治論」などが俎上(そじょう)に上がっては消え、消えては上がってを繰り返してきた。「今回、急浮上しているのが、歯舞(はぼまい)、色丹(しこたん)、国後(くなしり)の3島を日本領とし、択捉(えとろふ)を日露で共同統治するという変則的な"3島返還案"。もちろん、4島一括返還は日本の悲願。しかし、それを百年一日がごとく主張しても、これまで同様、北方領土問題は一歩も前には進みません」(前同)

この3島返還を現実的な落としどころとし、今秋予定のプーチン来日時に、トップ同士が会談。一挙に解決へ向かうはずだという。「かつてプーチンは、北方領土問題は"引き分け"しかないと言及しました。この変則的な3島返還なら、日露どちらも負けとならず、"引き分け"で解決できると踏んでいるようなんです」(前出・外務省関係者)

38NAME:2014/04/02(水) 21:47:03
プーチンと安倍はウマが合う

同時にプーチンは、日露平和友好条約も締結し、かつ、ロシアの課題である東シベリア開発に日本を引きずり込む魂胆だという。「一方、安倍首相も、シベリアと日本海を結ぶLPGパイプライン建設へ積極的に参入し、バカ高い中東原油に泣かされている現状を一気に変えたいとの強い意向があります」(前同)事実、昨年8月には、北方領土交渉を外務次官級で再開。続けて同年11月、日露初の外務・防衛担当閣僚級協議(2プラス2)まで開催している。欧米首脳をないがしろにしてまで、まさに"不適切な関係"と言えるほど両者は関係を深めているのだ。通信社のモスクワ支局記者が言う。「旧ソ連の情報機関であるKGB出身で、コワモテで鳴るプーチン大統領ですが、意見をハッキリと言う安倍さんとはウマが合う。今では、ファーストネームで呼び合う仲です」

プーチンの"安倍びいき"は本物で、「昨年9月、日本が東京五輪招致で四苦八苦していた折、プーチンは自国内の五輪招致委員を片っ端から説得して東京への投票を呼びかけ、五輪招致の大逆転劇につながりました」(前同)今年正月には、安倍首相に直々の新年祝辞メッセージを送付した。あまりにも親密に過ぎるので、外務省関係者が「まさかと耳を疑った」ほどだ。

さらに、2月のソチ冬季五輪開会式では、G8首脳の多くが欠席するなか、安倍首相が出席したことをプーチンは高く評価。公邸に招き、大歓迎で応えたのだ。衆目の届かぬところで、話はどこまで進んでいるのか。外交アナリストのエリオット・J・シマ氏が言う。「プーチン大統領は任期中に、すべての国境の確定を目指しています。北方領土問題では、現実的に進展させる、つまり"2島返還プラスα"で日露両国首脳の呼吸は合っていると見られています」

同氏が続ける。「ただ、その代価として、シベリア開発への投資・資金援助を強いられ、北方4島についても、日露共同プロジェクト推進のための、同様の(金銭的な)条件が付くはずです」一歩間違えれば"新・東西冷戦"に発展しかねない国際情勢のなか、"密約"で国益を守りたい両国。安倍首相の危険な"博打(ばくち)"は吉と出るか、それとも……。

39NAME:2014/04/20(日) 20:59:18
世界紛争解決に挑み続ける日本人
いざ緊迫のウクライナに…“ミッション”で急派された日本人
2014.4.20 18:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140420/plc14042018000002-n1.htm

日本ではあまり知られていないが、ロシアのクリミア半島併合後、混迷を極めるウクライナに、緊張緩和への糸口を探る「ミッション」で派遣された唯一の日本人がいる。情勢が日々緊迫化するウクライナを駆け巡った約1カ月間。「紛争問題」の専門家である彼は現地で何を見たのか−。 その人は、欧州安全保障協力機構(OSCE)のボスニア上級代表政務担当補佐官の米光(よねみつ)雅宣(まさのぶ)さん(32)さんだ。 OSCEは北米、欧州、ロシア、中央アジアの56カ国が加盟する世界最大の地域安保機構(事務局・ウィーン)で、ウクライナ危機打開のために3月下旬、「政治対話促進ミッション」15人を派遣した。ウクライナ新政権の要請を受けてのことだ。米光さんは希望通り、そのミッションの一員となった。

 「ぜひウクライナに行きたいと思った。OSCEの緊急派遣に登録したら決まり、二日後にはボスニアを発っていた」 米光さんがそう語るように、ウクライナの情勢はそれだけ風雲急を告げていたのだった。 ミッションの15人はウクライナ入りするや間髪入れず、5チームに分かれ、首都キエフや南東部、西部などで活動に入った。 米光さんは、「親露派」と「親欧米派」の間で路線対立が先鋭化している東部のハリコフとルガンスクを担当した。連日、市民や地元政治家、学生、非政府組織(NGO)関係者から聞き取り調査を続けた。

ウクライナ問題の平和的解決を訴える日本政府は、OSCEの「協力のためのアジア・パートナー」として、今回のミッションの派遣費用総額25万ユーロ(約3500万円)のうち10万ユーロを拠出した。 ゆえに外務省幹部は「ウクライナの安定のために日本はカネを出しているだけでない。日本人もちゃんとウクライナに行っているんだ」と胸を張っていた。 米光さんが初めて訪れたウクライナの印象は、「(意外にも?)街が発展している」だった。 同国はソ連崩壊に伴う独立後から、国民による「反政権」のデモは絶えなかったが、米光さんが接したハリコフなどの市民の多くは「これほどまでになるとは…」と驚きを隠さなかったという。 ミッションは17日、ひとまず終わった。その活動内容や分析、課題などをまとめた報告書は近くOSCEに提出される予定だ。

 22日にウクライナを後にする米光さんはこう痛感している。 「ウクライナではいま、互いの理解不足から市民同士の対立、市民と政府の対立、中央と地方の対立の構図がそれぞれ顕在化し、事実上社会の分断、国内の分裂している。信頼醸成を図るために一刻も早く対話の仕組みを構築する必要がある。しかし、展開があまりにめまぐるしく、なかなか難しい」

40NAME:2014/04/20(日) 21:00:32
熊本県出身の米光さんが「紛争」に関心をもったのは地元の高校生時代だった。 ユーゴスラビア(現セルビア)を舞台にしたコソボ紛争や北大西洋条約機構(NATO)による対ユーゴ空爆のニュースを連日、新聞やテレビで見て刺激を受け、「将来、紛争解決に貢献できる仕事をしたい」との思いを募らせた。 都内の大学を卒業後、「夢」の実現に向けて米国に渡り、ジョージメーソン大大学院(バージニア州)の紛争分析解決研究科で学んだ。 そして平成20年9月、在ボスニア日本大使館の専門調査員に採用され、4年間大使館で活動した。24年12月にOSCEのボスニア上級代表政務担当補佐官となり、現在に至る。

 ボスニアといえば、旧ユーゴ解体の動きのなか、約3年半以上にわたり全土で戦闘が繰り広げられ、死者20万、難民・避難民200万を出し、第二次世界大戦後、欧州最悪の紛争の舞台となった。 ボスニアの首都サラエボでの生活はすでに5年半に及ぶ。「すっかり慣れて、自分の街になった」と笑う。 むろん、これからの人生もこの道を進むだけだ。両親も任せてくれている。

「世界で起きる紛争解決に少しでも貢献できればと思っている。『暴力』は目標達成のための一つの手段だが、別の手段として平和的選択=対話の環境をつくっていくのが私の仕事。今後も国際機関に身を置き、アフリカや中東でも働きたい。そして早い時期にもう一度、ウクライナに行ければ…」 次にウクライナを訪れたとき、今回のミッションを通じて出会った人々に、果たして笑顔が戻っているのだろうか−。 戦争終結から18年余、平和を謳歌するボスニアから、危機に直面するウクライナの行方をじっと見守ることになる。(政治部編集委員)

41NAME:2014/05/06(火) 12:04:11
日本を揺さぶるロシアの外交戦略
外相訪露延期で日本を揺さぶるロシア
2014.5.6 07:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140506/erp14050607000003-n1.htm

日本政府が岸田文雄外相の訪露延期を発表した4月17日以降、ロシアが日本を揺さぶり続けている。北方領土で新たな軍施設の建設を発表し、日本周辺では露空軍機を繰り返し飛行させ、日本を防衛協議の場に引き戻そうと働きかけている。一方、経済面では日本が参画するサハリンの開発拡大を呼びかけるなど、“硬軟”織り交ぜたアプローチを繰り出している。 「われわれは、4月14日の出来事が、日本側によるロシア国防省との連携に対する取り組みと、中断された作業の再開の契機になることを期待する。われわれは(その作業に取り組む)準備ができている」 インタファクス通信によると、ロシア国防省のアントノフ次官は21日、会見でそう語った。

 アントノフ次官が指摘した14日の出来事とは、日本列島周辺を飛行していた露空軍機に対し、日本の戦闘機4機がスクランブルをかけたという事態のこと。露空軍機は3月下旬以降、日本に対し繰り返し飛行を行っており、日本側は懸念を表明していた。 そして中断された作業とは、ウクライナ情勢を踏まえ日本の対露制裁で中断された、「危険な軍事活動の防止に関する協定」の締結交渉を指す。ロシア側は露空軍機を使い、日露間の軍事的緊張を高めつつ、制裁の解除に当たる協議の再開を強引に提案した格好だ。日本が最大の懸案とする北方領土問題でも揺さぶりをかけてきた。外相訪露延期が発表された翌日の18日、ロシア東部軍管区のスロビキン司令官が突然、2016年までに北方領土の択捉島と国後島に、宿舎やスポーツ、娯楽施設など、150の軍関係の施設を整備すると発表した。

 スロビキン司令官はサハリン州全体においても、スホイ35戦闘機や対空ミサイルS400などの新たな装備の拡充を進めるとしている。 その一方で、日本側に“アメ”も示してきた。プーチン大統領は同じ18日、日本の三菱商事や三井物産が参画するサハリンでの液化天然ガス(LNG)開発事業「サハリン2」の拡充を支援する考えを表明した。 プーチン大統領は同事業の主要株主である英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルのブールデン最高経営責任者(CEO)をモスクワ郊外の公邸に招き、会談。事業拡大に意欲を示すブールデンCEOに対し、大統領は「あなたの会社がロシアでの活動を強化する計画であることを嬉しく思う。ロシア企業と合同でも、また独自であっても、あなたの会社が何らかの計画を実行する考えがあるのなら、われわれは必要な行政上の処置と支援を惜しまない考えだ」と言い切った。

 プーチン氏がブールデンCEOを招いた背景には、対露制裁を加速させる米国と欧州、日本の足並みを崩す狙いがあったとみられている。

ロシア側は秋に予定されているプーチン大統領訪日の準備として、岸田外相の訪露を必要不可欠の要素としてみていた。そのため、今回の延期決定は、ロシア側にとっても相当のショックだったとみられている。ただこれまで日本側は、ロシアの誘いに乗る姿勢は見せていない。 欧米は28日、再びロシアに対する制裁強化を発表し、日本も29日、ロシア政府関係者ら計23人への査証(ビザ)発給を当面停止するとの追加制裁を発表した。今後、ロシア側の挑発がさらに激化するのは確実な情勢だ。

42NAME:2014/05/22(木) 06:18:45
「プーチンは、ヒトラーと同じ」
「プーチンはヒトラーと同じ」 英皇太子が異例の批判
2014.5.21 20:31 [英王室]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140521/erp14052120310004-n1.htm

 チャールズ英皇太子(65)が19日、訪問先のカナダで一般人女性と会話した際、「プーチンがやっていることはヒトラーとほとんど同じだ」と述べ、ロシア大統領を批判していたことが分かった。21日付の英紙デーリー・メールが報じた。 英王室の主要メンバーが国際問題について発言することは極めて異例で、波紋を呼びそうだ。

 同紙によると、皇太子はカナダ東部ハリファクスの博物館を訪れた際、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)で親族を失ったユダヤ系女性と話す中でロシアによるクリミア編入などを批判した。周囲には報道陣もいた。 「一般人との会話の後に内容を聞くのは英メディアの慣習で、皇太子もそれを理解していたはずだ」(英王室専門家)との指摘もあり、皇太子は会話が公になることを予期していたとの臆測も出ている。 皇太子の報道官は「私的な会話についてはコメントしない」としている。(共同)

43NAME:2014/07/21(月) 15:03:23
【マレーシア機撃墜】
撃墜は親ロシア派が実行と米国務長官 「状況証拠」を列挙 
2014.7.21 11:27 [米国]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140721/amr14072111270004-n1.htm

 ケリー米国務長官は20日午前放送のニュース番組5本に相次いで出演、ウクライナ東部でのマレーシア航空機撃墜はロシア政府の援護を受けた親ロシア派が実行したとの「状況証拠」を列挙した。その上で親ロ派が実行したことは「極めて明白だ」と指摘した。

 ケリー氏は「戦車、大砲、ロケット弾発射装置、兵員輸送車などを搭載した車両約150両が先月、ロシア国境を越えてこの地域に入った」と指摘。「親ロ派に引き渡された」と明らかにした。さらに(1)親ロ派はロシア側からブク地対空ミサイル(SA11)の訓練を受け操作に習熟(2)撃墜の数時間前、周辺地域へのSA11配備を確認(3)ミサイルの軌道を把握(4)ここ数カ月間で輸送機2機を含む12前後のウクライナ機が親ロ派によって撃墜−など、米側が把握している情報を紹介した。(共同)

44NAME:2014/08/04(月) 21:41:05
「ロシアへ売却予定のフランス軍艦、日本が買うべき」米紙主張 対ロ制裁慎重な安倍政権への皮肉か
2014年8月1日 17:52 (NewSphere(ニュースフィア))
http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=5295451

ウクライナ情勢をめぐって日本政府がロシアに対し追加制裁を決めたことについて、29日、ロシア外務省は、「非友好的で近視眼的な歩み」であり、両国の関係に損害をもたらすとする非難声明を出した。 これより先、ロシアのラヴロフ外相が、プーチン大統領の秋の訪問は日本次第だとの考えを表していたが、30日、菅官房長官は、現時点で何も決まっていないとの見方を改めて示し、様々な要素を総合的に勘案した上で検討することになると述べた。

【対ロ制裁で日本が失うもの】

 ワシントン・ポスト紙は外交問題評議会(CFR)のスミス氏の見方を伝えている。「安倍首相がロシアに対して制裁を行うことの最大のリスクは、外交的というよりは、むしろ経済的なものだろう。もし、追加制裁を行えば、ますます依存度が高まっているロシアからのエネルギー入手が困難になるだろう」 同紙によれば、目下日本が準備中の制裁案や、アメリカ・EUの制裁策は、日本のビジネス界を狼狽させているという。ロシアとのエネルギー開発プロジェクトが危うくなっているのだ。

 日本最大のコングロマリットに属する某企業で、ロシアとのジョイント・ヴェンチャー(JV)を担当する匿名氏は、JVごとに受ける影響度合いに関して、内部レビューを開始したという。「たとえ、日本の制裁による影響がなくても、日本企業の多くはアメリカによる制裁に注目している。アメリカでビジネスを行う我々にとって、日米関係は重要だからだ」 アメリカで営業を行い、ロシア向けJVに投資している、日本のある銀行の担当者も、アメリカとロシアのどちらとビジネスするか選択を迫られ、頭を抱えている。「日ロ貿易の支払いへの影響も懸念される」と、ある企業の広報担当者は語る。

【対ロ制裁で日本が得るもの】

 これに対して、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の論説は、日本にはプーチン大統領への制裁ともなり、同時に、軍備増強することも可能な手があるという。
 すなわち、ウクライナ問題発生前に結ばれた契約のために、フランスがロシアに納入することになっている、ミストラル級強襲揚陸艦2隻を日本が買えばいいのである。これは自らの行動の報いだというプーチン大統領へのメッセージになるし、ロシアの軍備増強を抑えるためのEUによる対ロシア武器禁輸も実効的となり、フランスも道を踏み外さずにすむという。 外交的に見ても、フランスのミストラル級艦納入問題に答えを示すことで、安倍首相はリベラルな国際秩序の維持にコミットする世界的なプレーヤーであることを十分に証明できるだろう、とウォール紙は述べている。 ↓リアルなクールジャパンを知る!電子書籍「世界が惚れたクール・ジャパン34選」発売↓

45NAME:2014/08/05(火) 21:39:49
ヤルタ密約…日独諜報力の差鮮明
ヤルタ密約「ソ連の対日参戦」、独は情報共有、日本は抹殺し侵攻招く 諜報力の違い鮮明
2014.8.5 08:02
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140805/plc14080508020006-n1.htm

日ソ中立条約を破り、ソ連が満州(中国東北部)に侵攻して9日で69年となる。この半年前のヤルタ会談で、ソ連が対日参戦の密約を結んだとの情報を入手しながらソ連侵攻まで情報を生かせず犠牲を増やした日本に対し、同じ敗戦国ドイツはその情報を最重要扱いとして本国や世界中の在外公館で共有し、戦局に生かそうとしていたことが4日、英国立公文書館所蔵の秘密文書で判明した。大戦末期のソ連参戦に対する日独のインテリジェンスの違いが浮き彫りになった。(編集委員 岡部伸)

 英国立公文書館所蔵のブレッチリーパーク(英政府暗号学校)が解読した秘密文書(分類番号KV2/155)によると、ドイツのストックホルム駐在の情報士官、カール・ハインツ・クレーマーは、ヤルタ会談開催中の1945年2月8日と会談後の21日、親衛隊情報部あてに「ヤルタ会談でソ連が対日参戦する政策に転換した」と電報を打った。 ドイツでは、この情報が政府内で共有され、国家の指導者の判断材料となる最重要情報に指定されたとみられる。ドイツ外務省は2月14、24日、クレーマー情報をそのまま世界各地の全在外公館に伝え、さらに同月19、21日、3月10日に詳報を一斉通報した。

この情報は、もともとストックホルム駐在、小野寺信(まこと)陸軍武官がロンドンの亡命ポーランド政府から入手してクレーマーに提供したものとみられ、米国立公文書館所蔵秘密文書によると、クレーマーは、ドイツ降伏後の尋問で「小野寺と活発に情報交換し、45年2月か3月に連合軍の極めて重要情報の提供を受けた」と答えている。 一方、日本では、参謀本部が同年2月中旬、小野寺武官からの緊急電報を受信しながら、ソ連仲介和平工作を進めていたため、握りつぶされたことが明らかになっている。

 その後もベルリンの大島浩大使が同年3月にドイツのリッベントロップ外相から知らされ、同22日付で外務省に打電。同年5月以降ベルンやリスボンの在欧武官からもソ連参戦情報が寄せられたが、ソ連頼みの終戦工作にこだわり、終戦間際にソ連の駆け込み参戦を許してしまった。 作家で元外務省分析官の佐藤優氏の話 「崩壊直前ながら、ドイツはインテリジェンス・サイクルが回り、しっかりした分析、情報共有ができていたのに対し、参戦を決めていたソ連に仲介和平の望みを託した日本は、目前の和平工作で頭がいっぱいになり、ソ連参戦情報をノイズ(雑音)と受け止め、抹殺したのだろう。日本は国家として情報を分析、判断する能力が低かった。日本版NSCが発足した今、良き教訓となる」と語っている。

ヤルタ密約 1945(昭和20)年2月4日から11日、ルーズベルト米大統領、チャーチル英首相、ソ連のスターリン首相がソ連領クリミア半島ヤルタで会談し、ソ連がドイツ降伏3カ月後に対日参戦する見返りに北方四島を含む千島列島、南樺太、満州に日本が有した旅順港や南満州鉄道などの権益をソ連に与える密約を交わした。ヤルタ密約を根拠にソ連と後継のロシアは北方四島を不法占拠し続けており、北方領土問題の原点とされる。

46NAME:2014/08/19(火) 00:35:22
露に見透かされる日本の二面外交
日本の「二面」対露外交通じず
2014.8.18 08:15
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140818/plc14081808150007-n1.htm

12日にロシア軍が北方領土で軍事演習を開始した。日本政府は、当然のことであるが、ロシア政府に対して抗議した。本件に関し、14日の露国営ラジオ「ロシアの声」が興味深い報道を行った。(SANKEI EXPRESS)

訪日延期のシグナル

 <日本は、ロシア軍がクリル諸島(引用者注記・北方領土に対するロシア側の呼称)で軍事演習を行ったことに対して抗議を表した。ロシア人日本専門家として著名なアレクサンドル・パノフ元駐日ロシア大使は、この抗議は、日本が対露関係の悪化路線を正当化しようとする意欲の現れだと捉えている。ロシアは南クリル諸島で演習を開始したが、これは前もって計画されていたものであり、それについては公にされていたものだ。ところが日本が演習に対して見せた反応はかなり神経質なものだった。安倍首相は、「我が国として到底受け入れることはできない」という声明を表している。

(中略)パノフ氏は、日本は対露制裁を発動しておきながら、その内容は西側に比べてより控えめなものであったことは、こうした二面性の表れだと指摘している。日本はロシアを非難したが、プーチン大統領の訪日や外務次官級協議を日程から取り下げることはなかった。パノフ氏は、にもかかわらずこれと平行して日本側の姿勢が強硬化する様子は現れており、それを裏付けるものが新たな制裁への参加だったと語る。(中略)

 パノフ氏はこれについてはロシアは反応を示さざるを得なかったとして、次のように語っている。

 「8月に予定されていた外務次官級協議を延期する声明が表されていたが、これはこうした状況では実施する意味がないからだ。日本がプーチン大統領の訪日準備を日程からはずさないという確約もなかった。だが外務次官級協議がなく、外相も来なかったということは、大統領訪日準備の時間が残されていないことは明白であり、訪日が実現することもないのも明白だ。」>(「ロシアの声」日本語版ウエブサイト) 「ロシアの声」は国営放送なのでロシア政府の見解に反する内容の報道はしない。パノフ氏は、ロシア政府の政策決定に影響を与えることができる日本専門家だ。今秋に予定されていたプーチン大統領の訪日が延期されるという明白なシグナルをロシア政府はこの放送を通じて日本政府に送っている。

9月のフォーラムで展開

 さらに今後の日露関係の展望について、「ロシアの声」はパノフ氏の以下の発言を紹介している。 <パノフ氏は、クリル諸島の軍事演習が日本に脅威を与えるものではないものの、日本政府はこれを対露関係のネガティブな路線を正当化し、関係悪化の原因は日本ではなく、ロシアが悪いのだということを示すために使っていると強調する。パノフ氏は、この冷却期間がこの先どれほど続くかはこの秋にも明らかになるだろうと予測している。9月8−9日、モスクワでは「ロシア新聞」および「毎日新聞」主催の経済フォーラムが開かれ、これに日本ロシア協会の最高顧問をつとめる森喜朗元首相が出席する予定だからだ。フォーラムが実施されるか、誰がどんな提案を携えこれにのぞむかで、日本に前向きな路線に戻るつもりがあるのかどうかが判断できるだろう>(同上)

 9月に森喜朗元首相が訪露するときに安倍晋三首相からどのような内容のメッセージがプーチン大統領に届けられるかによって、今後の日露関係の展望がはっきりするという見方を示す。日本は、米国との同盟関係を毀損(きそん)しないように注意しながら、日露間の良好な関係を維持しようとしてきたが、もはやそのようなゲームはできないということをロシアはこの放送を通じて率直に伝えている。森氏の訪露までに日本政府は明確な対露外交方針を定める必要に迫られている。(作家、元外務省主任分析官 佐藤優)

47NAME:2014/08/22(金) 21:30:07
露、特定日本人の入国制限 ウクライナ問題 対露制裁への報復措置
2014.8.22 20:21 [ロシア]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140822/erp14082220210003-n1.htm

 【モスクワ=遠藤良介】ロシア外務省は22日、マレーシア航空機撃墜事件などで緊張が高まるウクライナ情勢をめぐって日本がロシアに科した制裁への報復として、特定の日本人の入国を制限する制裁を発動すると発表した。モルグロフ露外務次官が同日、日本の原田親仁・駐露大使を外務省に呼び、入国制限の対象となる日本人のリストを手渡した。

 ウクライナ情勢をめぐっては、欧米がプーチン露大統領の側近らに対する入国禁止や資産凍結に加え、ロシアの金融や石油開発、防衛など基幹産業を標的にした制裁を発動している。これに反発してロシアは、欧米の農産物や水産物を輸入禁止にする対抗措置をとった。 欧米と足並みをそろえる形で日本政府が発動した制裁に対してもロシア側は、「非友好的だ」と批判していた。

48NAME:2014/08/30(土) 22:28:16
降伏後の日本兵の過酷なシベリア抑留が、実は、日本の天皇制をまもるため、日本の方から要請したものであることを示す文書
日本政府は国家賠償を シベリア抑留展
http://www.kyoto-minpo.net/archives/2009/09/21/post_6164.php

第二次世界大戦終戦直後、中国大陸の戦地にいた日本兵をソ連領土(当時)に抑留させ、強制労働させていた実態を世に知らせようと、展覧会が23日まで、京都市下京区のひと・まち交流館京都で開かれています。主催は、シベリア抑留の被害者らでつくる「棄兵・棄民政策による国家賠償をかち取る会」(林明治会長)。

 シベリア抑留の被害者は76万人とされ、うち5万人が飢餓や病気などで死亡。日本への帰還は56年まで続いたとされています。93年にロシアが公開した資料で、日本政府が「天皇制の維持」を目的に、停戦交渉で日本兵を労働力として差し出すという「棄民政策」をとったことが、明らかになっています。 展覧会では、93年のロシアの資料公開に関する記事や同会メンバーらがシベリアで遺骨を収集する写真、当時を回想して描いた絵、遺品などが展示されています。

 林会長(84)は、「私たちが戦後、シベリアに赴いて収集してきた遺骨は、厚労省の倉庫に眠ったままです。ぜひ弔ってほしい。日本政府の対応は『棄民政策』という点では、後期高齢者医療制度や沖縄の在日米軍など、現在も行われています。その意味でも、日本政府には国家賠償を求めたい。私たちが京都地裁に起こした国家賠償を求める訴訟は、10月に判決が出ます。ぜひ多くの方にこの展覧会に来ていただいて、問題の実態を知ってほしい」と話していました。 23日には、シベリア抑留について描いたドキュメンタリー映画「帰還証言 ラーゲリから帰ったオールドボーイたち」が上映(前編午後1時20分、後編午後3時)されます。参加費無料。

49NAME:2014/11/26(水) 21:27:49
まず中国、次に日本…アジアに接近する「プーチン・ロシア」
2014.11.25 13:27更新
http://www.sankei.com/world/news/141125/wor1411250022-n1.html

ロシアがアジアに接近している。先に中国・北京で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議でプーチン大統領は日本や中国のほかにインドネシアやマレーシア、ベトナム、オーストラリアなどアジア主要国首脳と相次ぎ会談して活発な外交姿勢が注目を集めた。 ウクライナ問題で対立を深める米欧の経済制裁の影響で、通貨ルーブルが最安値圏に沈むなど経済が停滞する中、アジアとの経済関係強化に活路を見いだそうとしている。アジア各国と連携を深め、米欧に対抗して国際社会での孤立を回避する思惑が見え隠れしている。 アジア接近の優先順位は、まず中国だ。プーチン大統領は9日に北京に入ると、真っ先に習近平国家主席と会って中国への新天然ガスパイプライン建設による供給量の引き上げや米ドル建てに代わる人民元建ての貿易取引拡大で一致した。

 中国商務省によると、1〜8月の中国の対露投資額は前年同期の1.7倍に急増。極東への進出を目指す中国企業による対露投資が活発化している。訪露した中国の李克強首相は、10月14日、メドベージェフ首相とロシア経済支援のため、38項目の経済協力を調印。国営ラジオ放送「ロシアの声」は、膨大な天然資源を有するロシアと、大量のエネルギーを必要としている中国との地政学的同盟は『天で結ばれた』と報じた。ロシアは対露制裁に反対する中国との蜜月をアピールして米欧を牽制(けんせい)する狙いがある。

次に重視しているのが日本だ。プーチン大統領が習近平主席に続く安倍晋三首相との会談は同日深夜まで1時間半に及んだと伝えられている。とりわけ最後の10分間はラブロフ外相ら側近を退席させ、通訳だけで安倍首相と1対1のサシで対話した。来年中の大統領訪日や平和条約交渉の仕切り直しなど突っ込んだ協議が行われた模様で、当然ながらプーチン大統領の視線の先には日本との「和解」がある。

 ウクライナ問題をめぐって主要8カ国(G8)から外されたロシアは対露包囲網を切り崩すうえで日本を頼りにしている。さらに中国への過度な依存を警戒してバランサーとして日本に期待をかけている。 旧共産主義陣営の中露両国は、かつて「兄」である旧ソ連(ロシア)が先端技術を「弟」の中国に教える「主従」関係にあった。しかし、近年、「弟」の中国が「兄」のロシアを資金や技術で支える逆転現象が起こっている。とりわけ人口減少が進む極東シベリアでは、国境を隔てる中国の技術、資本抜きに立て直せない。こうした「主従逆転」をクレムリンは苦々しく受け止め、中国に接近する一方、バランスを取るため対日関係正常化を目論んでいる。

実際にイワノフ大統領府長官は、「中国は最重要パートナー国であり、長年にわたり協力関係を築いてきたが唯一ではない」と語り、メドベージェフ首相も、「中国は最重要だが、アジアにおける唯一ではない。中国、日本、インドなどの大国から東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国まで、すべての国と協力の用意がある」と語っている。 ロシア、ソ連は「空間の確保」によって、自国の安全を確保しようとしてきた習性を持っている。13世紀から約240年間、モンゴル人の支配を受けた「タタールのくびき」に始まり、ナポレオン戦争、ナチ・ドイツなど二つの世界大戦と攻め込まれた歴史がある。常に国外からの脅威が迫っていると考え、できるだけ国境を外に広げて、その外にさらに広い勢力圏を確保してきた。その犠牲になったのがポーランドやバルト三国であり、旧ソ連のウクライナだった。第二次大戦末期に対日参戦したのも、アジアに空間を広げようとする努力の一環と解釈できるだろう。

 ウクライナ問題で、「西の空間」を失ったロシアが北方領土交渉で柔軟姿勢に転じる可能性は少ないだろう。しかし、北大西洋条約機構(NATO)が東方拡大された20世紀末、北方領土問題でクラスノヤルスク合意が生まれた。両首脳の緊密な関係に解決の期待がかかる。2015年はロシアのアジア接近に注目が集まりそうだ。(産経新聞編集委員・岡部伸)

50NAME:2015/05/09(土) 22:37:09
「ナチズムと日本の軍国主義と戦った国に感謝」プーチン大統領 対独戦勝70周年記念式典
http://www.msn.com/ja-jp/news/other/%e3%80%8c%e3%83%8a%e3%83%81%e3%82%ba%e3%83%a0%e3%81%a8%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e8%bb%8d%e5%9b%bd%e4%b8%bb%e7%be%a9%e3%81%a8%e6%88%a6%e3%81%a3%e3%81%9f%e5%9b%bd%e3%81%ab%e6%84%9f%e8%ac%9d%e3%80%8d%e3%83%97%e3%83%bc%e3%83%81%e3%83%b3%e5%a4%a7%e7%b5%b1%e9%a0%98-%e5%af%be%e7%8b%ac%e6%88%a6%e5%8b%9d%ef%bc%97%ef%bc%90%e5%91%a8%e5%b9%b4%e8%a8%98%e5%bf%b5%e5%bc%8f%e5%85%b8/ar-BBjsWab#page=2

【モスクワ=黒川信雄】ロシアの首都モスクワで9日、対ドイツ戦勝70周年式典が行われた。ソ連崩壊後では最大規模とされる軍事パレードが実施され、「大国」復活を目指すプーチン政権の意向が色濃く反映される内容となった。 プーチン大統領は演説で、「われわれは世界を一極化させる試みを目の当たりにしている。世界の安定的な成長を害するものだ」などと米国を念頭に批判。出席した各国首脳に「ナチズムと日本の軍国主義に苦しめられ、戦った国々に感謝する」と述べるなど、日米同盟への牽制(けんせい)ともとれる発言を行った。

 この日のパレードでは将兵1万6000人以上が「赤の広場」を行進し、海外からも中国人民解放軍の儀仗(ぎじょう)兵が初参加した。約200種類の戦車やミサイルなどの兵器が公開され、最新鋭戦車T14アルマータや新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)ヤルスなどが初登場した。 2005年の60周年式典では日本を含む53カ国の首脳が出席したが、今回はウクライナ問題を背景に欧米の首脳らが軒並み欠席。ロシアは60カ国以上の首脳を招待したとされるが、中国の習近平国家主席ら約20カ国の出席にとどまった。

51NAME:2015/06/15(月) 23:12:46
首相、北方領土返還へ「私が先頭に立つ」
2015.6.15 22:11更新
http://www.sankei.com/politics/news/150615/plt1506150016-n1.html

安倍晋三首相は15日、北方領土の返還促進を訴える高橋はるみ北海道知事らと官邸で会談した。首相は、プーチン大統領の今年中の訪日に向けて準備を進めることをロシアと確認したとした上で「最終的な解決に向けて粘り強く取り組む。国民一体となって取り組むべく、私が先頭に立つ」と述べた。高橋氏は、北方領土返還に向けた政府の速やかな対応を求める要望書を手渡した。

52NAME:2015/08/20(木) 21:29:20
中国とロシアの海軍が日本海で演習、上陸訓練も 日米牽制か
2015.8.20 16:04更新
http://www.sankei.com/world/news/150820/wor1508200034-n1.html

ロシアと中国の海軍は20日、極東ウラジオストク周辺の日本海で合同演習「海上連合-2015」を開始した。演習には対空、対艦、対潜水艦作戦などに加え、合同での上陸訓練が含まれており、中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島や南シナ海をめぐる米中対立などを念頭に、日米を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。

 演習は28日まで。ロシアメディアによると、中国側から駆逐艦など7隻が参加。ロシア側からは太平洋艦隊旗艦のミサイル巡洋艦「ワリャク」などが加わり、中ロ合計で22隻が参加する。 中ロ海軍による日本海での合同演習は2013年7月以来で、昨年は上海沖の東シナ海で実施。両国海軍は遠洋での作戦能力を確認する狙いから、今年5月に地中海でも演習を行った。 20日はウラジオストク港に中国側艦艇が到着。中ロ双方の関係者が出席し、歓迎式が行われた。(共同)

53NAME:2015/08/25(火) 01:12:23
「男ならハラキリしろ!」ロシア副首相が北方領土問題で日本挑発 「騒いでいるだけ」と侮辱
2015.8.24 19:49更新
http://www.sankei.com/world/news/150824/wor1508240033-n1.html

ロシアのロゴジン副首相は23日夜、メドベージェフ首相による北方領土・択捉島への上陸に日本政府が抗議したことに対し、自身のツイッターで「ハラキリ(切腹)」という言葉を使って日本を批判した。 ロゴジン氏は「本当の(日本の)男なら、伝統に従ってハラキリをして落ち着いたらいい。今はただ騒いでいる」と侮蔑的な表現で挑発した。

 メドベージェフ氏は22日、択捉島に空路で上陸。抗議した日本政府に対し、露外務省は「第二次大戦の結果に異論を唱え続けている」などと批判している。(モスクワ 黒川信雄)

54NAME:2015/09/20(日) 21:20:12
【ウズベキスタン見聞録(1)】
旧ソ連製・地下鉄構内は軍事施設 芸術的な駅舎に隠し撮りもチラホラ
2015.9.19 14:00更新
http://www.sankei.com/premium/news/150919/prm1509190017-n1.html

シルクロードのど真ん中。中央アジアに位置するウズベキスタン。おおむねイスラム教スンニ派が占める国だが、酒は飲めるし豚肉も食べられる不思議な国だ。 首都タシケントは、紀元前よりシルクロードのオアシスとして栄えたが、その面影を見るのは難しい近代都市だ。ウズベキスタンは、独立して24年が経つ今も、国内にはソ連時代からの多くの鉄道路線が残っている。

 1977年に中央アジアで最初の地下鉄が敷かれ、今も市民の足として活躍している。特筆すべきは駅のホーム。一駅一駅特徴のあるデザインが施されている。内装はメタルの彫刻、ガラス、プラスチック、花崗岩、大理石、陶磁器、石膏などが使用され、いずれも芸術的な美しさで世界的に名高い。

 豪華さはサンクトペテルブルグやモスクワにも匹敵するという。しかし、地下鉄構内は軍事施設に指定されているため撮影禁止。各駅のホームには、常に警察やウズベキスタン版KGBといわれる国家保安庁から複数人が配置され、写真を撮ったりすると注意される。 運が悪いと別室に連行され罰金を要求されたり、カメラを没収されるなど恐ろしい目に遭う。今回は政府機関の計らいにより特別に構内撮影が許可された。

現在、地下鉄は3線全29駅。総延長は36キロ。タシケント地下鉄の最初の駅の一つムスタキリク広場駅から乗車した。まずは改札横にある窓口で入場用のトークン(切符となるコイン)を購入する。料金は1千スム(約50円)で地下鉄構内のどこへでも行ける。改札の前には警察官による荷物検査が抜き打ちで行われている。外国人はほぼチェックされるので、身元確認のためパスポートの携帯は必須だ。

 トークンを投入して入場する。ここまでは、他国のメトロと変わらない。いや、それ以上に質素だ。階段を降りてホームへ。真っ白な天井と柱の上部にアラベスク模様が彫刻され、モダンな幾何学的なシャンデリアで飾られている。壁は全面大理石。まるで舞踏会でも開かれそうな雰囲気だ。 こっそりスマホで写真を撮っている人もちらほらいる。その他、ファンタジーな世界観や現代アート風、宇宙をテーマにした駅、作曲家や詩人をテーマにした駅などもある。乗車賃50円で旧ソ連製の青車両に一日揺られて、じっくりエキナカ芸術鑑賞をしてみたいものだ。(トラベルライター 鈴木博美)

 中央アジアに位置する旧ソ連の共和国だったウズベキスタン。トラベルライター、鈴木博美さんとカメラマン、佐藤良一さんのコンビが、首都タシケントに残る日本人抑留者が残した遺産や、かつてシルクロードの中継拠点として栄えたオアシス都市の様子をリポートする。

55NAME:2015/09/20(日) 21:21:22
【ウズベキスタン見聞録(2)】
オペラ劇場、水力発電…日本人抑留者が残した遺産 語り継ぐウズベク人
2015.9.20 14:00更新
http://www.sankei.com/premium/news/150920/prm1509200010-n1.html

首都タシケントには、日本人抑留者が眠る墓地がある。シベリア抑留者のうち、約2万5千人がこの地に連行され建設工事などに従事した。 ジャリル・スルタノフさん(70)は、日本人抑留者たちの歴史を伝えようと1998年、墓地近くに資料館を開き、個人で運営を続けている。「子供のころ、友人の父親から日本人抑留者のことを『遠くの国から連れて来られたにもかかわらず勤勉だった』と聞かされて日本人に興味を持った。また技師として働くようになったときに、日本人の技術の高さにも魅せられた」と話す。

 ウズベキスタンが誇る最高級のオペラ劇場「ナボイ劇場」の建設に日本人抑留者が携わったことは当地では有名な話である。しかし、水力発電所や工場、学校の建設など日本人が携わったことが忘れられてしまったものも数多くあった。 ソ連からの独立を機にジャリルさんは日本人ゆかりの収容所や墓地などを巡り、当時を知る人から聞き取り調査を行った。明るく勤勉で、手先の器用だった日本人に懐かしい感情を持っている人は少なくなく、「ウズベキスタンのために頑丈できれいな建物を建ててくれた」と感謝の言葉を述べていたそうだ。

資料館に木製のゆりかごが置かれている。日本人がウズベキスタン人に贈ったもので、子供や孫の代まで使われたという。他にも民族衣装を着た女性をスケッチした肖像画や写真など、当時の交流が偲ばれる品々が展示されていた。 ジャリルさんは聞き取り調査で得た証言をもとに2003年にドキュメンタリー映画を自主制作した。映画は資料館で見ることができる。その後、新たに日本人抑留者が携わった建築物があることを突き止め、現在2作目の準備に取りかかっている。 多くの日本人が知らない現地の日本人の歴史をひたすら語り継いでくれる。感謝に堪えない。(トラベルライター 鈴木博美)

56NAME:2016/02/07(日) 22:29:58
安倍首相、北方領土返還要求全国大会で決意新たに
2016.2.7 16:52更新
http://www.sankei.com/photo/story/news/160207/sty1602070020-n1.html

安倍晋三首相は7日、都内で開かれた北方領土返還要求全国大会であいさつし、北方領土の帰属問題に関し「首脳レベルの対話を通じ、最終的な解決に向けて粘り強く交渉に臨んでいく決意を新たにした」と述べた。

北方領土返還要求全国大会であいさつする安倍晋三首相 =7日、東京都千代田区の日比谷公会堂(古厩正樹撮影)

57NAME:2016/02/07(日) 23:47:08
安倍首相、北方領土返還要求全国大会で決意新たに
2016.2.7 16:52更新
http://www.sankei.com/photo/story/news/160207/sty1602070020-n1.html

安倍晋三首相は7日、都内で開かれた北方領土返還要求全国大会であいさつし、北方領土の帰属問題に関し「首脳レベルの対話を通じ、最終的な解決に向けて粘り強く交渉に臨んでいく決意を新たにした」と述べた。

 安倍首相は「先月、(ロシアの)プーチン大統領との電話会談で、大統領が日本を訪れる前のしかるべき時期に、私自身がロシアを訪問する方向で調整を進めることで一致した」と説明。日露両政府は安倍首相が5月上旬にロシア南部ソチを訪問する方向で調整していて、首脳対話による交渉進展を図る考えだ。 安倍首相は「戦後70年が経過してもなお、この問題が解決されていない現状は異常であると言わざるを得ない」と強調した。

北方領土返還要求全国大会であいさつする安倍晋三首相 =7日、東京都千代田区の日比谷公会堂(古厩正樹撮影)

58NAME:2016/05/05(木) 16:58:15
安倍首相とプーチン大統領会談しても「領土問題の進展はない」 露大統領府報道官
2016.5.4 22:00更新
http://www.sankei.com/world/news/160504/wor1605040046-n1.html

【モスクワ=遠藤良介】ロシアのペスコフ大統領報道官は4日、露南部のソチで6日に予定される安倍晋三首相とプーチン露大統領の非公式首脳会談で、北方領土問題に関する「即時の大きな前進はまず期待できないだろう」と述べた。露主要メディアが伝えた。

 ペスコフ氏は、首脳会談では領土問題に「何らかの形で触れられるだろう」とした上で、「このテーマはきわめて繊細であり、専門家レベルでの緻密かつ継続的な作業を要する」と発言。会談は「両国間の実務的で建設的な雰囲気を醸成し、そのことによって専門家の作業が前進することも可能になる」と述べた。

 露大統領府はこれに先立ち、首脳会談では「貿易・経済と人文領域での2国間協力や焦眉の国際問題に関して協議される」と発表し、北方領土問題の解決に意欲を見せる日本側とは対照的な姿勢を示していた。

59NAME:2016/05/07(土) 16:03:09
安倍首相、プーチン大統領と会談 北方領土問題で「糸口」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%ae%89%e5%80%8d%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%80%81%e3%83%97%e3%83%bc%e3%83%81%e3%83%b3%e5%a4%a7%e7%b5%b1%e9%a0%98%e3%81%a8%e4%bc%9a%e8%ab%87-%e5%8c%97%e6%96%b9%e9%a0%98%e5%9c%9f%e5%95%8f%e9%a1%8c%e3%81%a7%e3%80%8c%e7%b3%b8%e5%8f%a3%e3%80%8d/ar-BBsJBwo#page=2

【AFP=時事】ロシアを訪問中の安倍晋三(Shinzo Abe)首相は6日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と会談し、日露間の数十年にわたる懸案事項、北方領土問題に関する解決の糸口が見いだせたと評価した。日本の外務省の報道官がAFPに述べた。 川村泰久(Yasuhisa Kawamura)外務報道官は、安倍首相が、交渉が難航している現状で今日は解決に向けた糸口を実感できたと述べていると語った。 先進7か国(G7)首脳として異例のロシア訪問を果たした安倍首相は、黒海(Black Sea)のリゾート地ソチ(Sochi)にある大統領公邸で、北方領土問題に重点を置いた協議を行った。

一方、ロシア政府は、6日の会談で北方領土問題解決に向けて大きな進展があるとの見方には否定的だったものの、欧米諸国の間でプーチン氏を孤立化させる動きがみられる中、安倍首相のロシア訪問は関係修復の象徴だと強調していた。 1対1の話し合いを含め、両首脳の話し合いは3時間を超えた。川村報道官によると、安倍首相は幅広く、忌憚(きたん)のない意見交換が行われたと評価しているという。

■日本は米露の仲介を目指す?

 ロシアはクリミア(Crimea)半島を併合した問題のため、今月26・27日に開催される主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)には招かれていない。 ロシア政府系日刊紙ロシスカヤ・ガゼータ(Rossiiskaya Gazeta)は5日、「日本はロシアと米国の交渉プロセスの中で一種の仲介者の役割を果たそうとしているようだ」と報じた。 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は今年2月にロシア訪問を延期するよう安倍首相に求めたと共同通信(Kyodo News)が関係者の話として報じていた。川村報道官は6日、安倍首相のロシア訪問については米国側にもよく説明してあると述べた。

60NAME:2016/06/01(水) 01:22:41
北方領土「返さないし、お願いすることもない」 ロシア外相が発言
2016.5.31 22:08更新
http://www.sankei.com/world/news/160531/wor1605310065-n1.html

【モスクワ=黒川信雄】ロシアのラブロフ外相は31日、露メディアのインタビューで北方領土問題をめぐり、「われわれは(島を)返さないし、日本に平和条約締結をお願いすることもない」と発言した。 ラブロフ氏は1956年の日ソ共同宣言について、平和条約締結後に「ソ連側が善意の印として、色丹島と歯舞群島の引き渡しの問題を検討することも可能」だと書かれているとの認識を示し、「第二次大戦の結果を認めなければ、相互が受け入れ可能な結論を見いだすことはできない」と強調。大戦の結果、北方領土の主権がソ連に移ったとのロシアの主張を受け入れるよう日本に迫り、領土交渉の加速を目指す日本側を強く牽制(けんせい)した。

プーチン露大統領、日本に北方領土を「売ることはない」
2016.5.21 00:17更新
http://www.sankei.com/world/news/160521/wor1605210008-n1.html

ロシアのプーチン大統領は20日、南部ソチで行われた東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議後の記者会見で、日本に対し、北方領土を「売ることはない」と発言した。日本の経済支援と引き換えに、領土を引き渡すことはないとの考えを示したもの。

 ロシアでは6日の日露首脳会談で安倍晋三首相が提案した「新たな発想」に基づくアプローチの詳細が判明しておらず、憶測が飛び交っている。 一方で、プーチン氏は「われわれは、日本を含む各国との対話を望んでおり、それには平和条約の締結や、その文脈において、領土問題をめぐる話し合いが含まれる」と指摘した。(モスクワ 黒川信雄)

61NAME:2016/08/06(土) 00:36:58
北方領土返還、ロシア世論56%が拒否 「1島も返すべきでない」25年前から大幅増 
2016.8.5 21:48
http://www.sankei.com/world/news/160805/wor1608050051-n1.html

ロシアの独立系世論調査機関レバダ・センターが5日発表した世論調査によると、北方領土問題について日本には1島も返還すべきでないと回答したロシア国民が56%に達し、1991年の37%に比べて大幅に増えた。4島返還を容認する回答は8%と91年と変わらず、世論が軟化していないことを示した。

 歯舞、色丹の2島を引き渡す形で解決すべきだとの回答は9%へと増えたが、日ロ両国による4島共同統治への支持は8%に減った。 プーチン大統領は、56年の日ソ共同宣言に基づき、平和条約締結後に2島を引き渡す形での解決を主張している。調査結果は2島返還論でさえ、世論に相当な抵抗があることをうかがわせる。 日ロ両国が戦後、平和条約を結んでいない問題については、条約締結が重要だと考える国民が2005年は73%だったが、今回は48%に減少した。(共同)

62NAME:2016/09/03(土) 05:00:41
プーチン氏12月来日確認=「領土」にらみ経済協力―日ロ首脳が会談
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%83%97%e3%83%bc%e3%83%81%e3%83%b3%e6%b0%8f%ef%bc%91%ef%bc%92%e6%9c%88%e6%9d%a5%e6%97%a5%e7%a2%ba%e8%aa%8d%ef%bc%9d%e3%80%8c%e9%a0%98%e5%9c%9f%e3%80%8d%e3%81%ab%e3%82%89%e3%81%bf%e7%b5%8c%e6%b8%88%e5%8d%94%e5%8a%9b%e2%80%95%e6%97%a5%e3%83%ad%e9%a6%96%e8%84%b3%e3%81%8c%e4%bc%9a%e8%ab%87/ar-AAioQ7J#page=2

【ウラジオストク時事】安倍晋三首相は2日夕(日本時間同)、ロシア極東ウラジオストクの極東連邦大学でプーチン大統領と会談した。両首脳は12月の大統領訪日を確認。首相は北方領土問題でロシア側の軟化を引き出したい考えで、経済分野を中心とする協力拡大に取り組む姿勢を示した。領土問題を含む平和条約交渉に大統領がどう言及するかが焦点だ。

 大統領は会談の冒頭、日本側が提案している8項目の経済・民生協力プランに触れ、「真剣に検討している」と表明。首相も「日本としても地域における日ロ協力を強力に推し進めていく」と述べるとともに、大統領訪日に期待を示した。 安倍首相とプーチン大統領の会談はロシア南部ソチで行った今年5月以来で、第1次安倍政権時代を含めると14回目。

63NAME:2016/11/16(水) 23:19:44
【産経・FNN合同世論調査】
北方領土交渉の進展、北海道民の74・4%が期待 全体でも67・7%
2016.11.14 20:23更新
http://www.sankei.com/politics/news/161114/plt1611140024-n1.html

産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査(12、13両日実施)で、安倍晋三政権が「新しいアプローチ」を掲げている北方領土交渉について聞いたところ、安倍首相が12月15日に地元の山口県にプーチン露大統領を招いて行う首脳会談での交渉進展に期待する人が67・9%に達し、特に北海道民は74・4%が「期待する」と回答した。

 領土交渉に当たっては、4島(歯舞、色丹、国後、択捉)返還にこだわらない「柔軟な対応」を求める声が多い。衆院の比例代表ブロックごとにみると、南関東(74・8%)▽九州(74・6%)▽東京(73・3%)-など計6ブロックで7割を超えていた。ただ、北海道では「4島返還を目指すべきだ」が39・5%に上り、最多だった。

64NAME:2016/12/02(金) 22:11:30
北方領土返還やっぱりプーチンに騙された“お坊ちゃま首相”
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%8c%97%e6%96%b9%e9%a0%98%e5%9c%9f%e8%bf%94%e9%82%84%e3%82%84%e3%81%a3%e3%81%b1%e3%82%8a%e3%83%97%e3%83%bc%e3%83%81%e3%83%b3%e3%81%ab%e9%a8%99%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%9f%e2%80%9c%e3%81%8a%e5%9d%8a%e3%81%a1%e3%82%83%e3%81%be%e9%a6%96%e7%9b%b8%e2%80%9d/ar-AAl1tzc?ocid=iehp#page=2

ロシアのプーチン大統領を迎え、地元・山口県で12月15日、北方領土問題について首脳会談する安倍晋三首相。しかし、トランプ次期米大統領という想定外の事態で、ロシアは経済協力だけ“食い逃げ”ともとれる、ちゃぶ台返し。歯舞、色丹の2島返還すら絶望的になってきたという。 写真は11月19日、ペルーで開かれた日ロ首脳会談での一コマだ。安倍首相はうつろな表情で、落胆がありあり。会談後に、「大きな一歩を進めることは簡単ではない」と力なく語ったが、「簡単ではない」というフレーズを3回も口にするなど、事前のシナリオは完全に狂ったとみていい。一体、何があったのか?

 領土交渉について、安倍首相は国会で「北方4島の日本への帰属(主権)が確認されれば、返還時期や条件は柔軟に対応する」とする従来の政府方針を繰り返してきた。 しかし、昨年末から8回にわたり、官邸で会談を重ねた新党大地の鈴木宗男代表は安倍首相の胸中をこう代弁する。

「領土問題の解決に一番近づいたのは2001年3月、プーチン大統領と森(喜朗)元首相とがイルクーツク声明を出した会談。2島(歯舞、色丹)を返し、残り2島(国後、択捉)を並行協議し、車の両輪でやっていくという路線だが、安倍首相も同じだ」 下斗米(しもとまい)伸夫・法政大学教授によると、そもそも2島返還は1956年10月に日ソ両首脳が「平和条約締結後に歯舞群島、色丹島を日本に引き渡す」と発表した日ソ共同宣言で、「事実上、決まっていること」という。 安倍政権がプーチン大統領との交渉で「平和条約の締結と2島先行返還」を目指していたことは明確で、「日本の方針はロシアも当然知っているはず」(政府高官)。

 だが、プーチン大統領は会談で北方領土に対し、主権はあくまでロシアにあるとの認識を示したのだ。会談翌日の20日、ロシア向けメディアとの会見で、56年の日ソ共同宣言について、「どのような根拠で、誰の主権の下に置かれ、どのような条件で引き渡すか書かれていない」と、まさかのちゃぶ台返しをした。 同行筋によると、安倍首相は「プーチン発言は意外だった。日本にとって厳しい」と漏らし、「落ち込んでいて、声もかけられない雰囲気だった」という。 政府高官は言う。

「戦略の転換を図らなくてはいけない。12月に領土について何らかの宣言、文書が出せるかどうか、わからないレベルだ。今回のプーチン発言で、ロシアが譲歩してくるのはあり得ないことがはっきりした。2島先行返還はまず無理だろう」

 ロシア外交に詳しい木村汎(ひろし)・北海道大学名誉教授はこう警告する。「前々から、安倍首相の前のめりの姿勢が危険ではないかと危惧(きぐ)していた。トランプ次期米大統領の誕生でプーチン氏にとって、米ロ関係の改善が最優先課題になり、日本の優先順位が下がった。共同経済活動へのしつこい言及は、領土問題をのらりくらりと逃げるロシアのあつかましい常套手段とみるべき。このままでは、鼻先にニンジンをぶら下げられた馬のように半永久的に経済協力をさせられる羽目になる」

 日ロ両政府は5月の首脳会談で安倍首相が示した「8項目の経済協力」をベースに、極東での病院経営やハバロフスク空港整備などの案件に加え、健康寿命の伸長や人的交流の拡大など30項目の経済協力作業計画の具体策を18日にまとめ、19日の首脳会談で提示した。 さらに、政府系銀行である国際協力銀行(JBIC)に働きかけ、ロシア資源大手ノバテクが進めるLNG生産基地(ロシア北西部ヤマル半島)開発に欧州の金融機関と約1200億円の協調融資と、欧米から制裁対象となっているロシア最大手銀行「ズベルバンク」に約40億円を単独融資することを決めた。

65NAME:2016/12/02(金) 22:14:35
「JBICは北方領土交渉を優先する経済産業省色の強い官邸からの圧力で仕方なく投資せざるを得ない部分があるのではないか。そうすれば、二の足を踏んでいるメガバンクの融資も引き出し、日本企業が進出すると考えているのでしょう。官邸はロシアの譲歩を引き出すために遮二無二なんです」(財務省関係者)

 JBICの担当者は本誌の取材に対し、「(圧力で)融資せざるを得ないということではない。ビジネスありきで審査した」と語る。 しかし、ロシアはそんな安倍政権の足元を見透かすように、19日の首脳会談でプーチン大統領は「今年前半の日ロの貿易額は前年同期より36%減少した」と指摘した。 山口での首脳会談の翌日(12月16日)に東京で両首脳出席の経済会合を強引に打診し、経済協力色を露骨に強めている。 現状のまま、共同経済活動をのめば、ロシアの主権を認めることになり、「国を売るつもりか」(自民党の幹事長経験者)という世論の批判は免れない。

 ロシアとの経済交流に取り組む「ロシアNIS経済研究所」の高橋浩副所長はシビアな見方だ。「極東ですらマーケットとして価値が高いとは言えない。まして、北方領土での共同経済活動は日本企業にとって利益にはならない」 安倍首相はなぜ、ここまで北方領土交渉にのめり込んだのか。外交評論家の小山貴氏はこう指摘する。「日本の外交は同盟国である米国の意向を常に反映している。経済協力はロシアが経済面で依存する中国との関係に日本がくさびを打つよう米国が仕向けた意味合いが強い」

 さらに、プーチン大統領の“日本軽視”を決定づける情報が出た。 11月22日にはインタファクス通信が、択捉、国後両島でロシア軍による地対艦ミサイル「バル」と「バスチオン」の配備が完了したと報じた。「オホーツク海に囲まれた択捉、国後両島は米国の艦船が入れないようにするための重要な軍事的要衝だ。プーチン氏の軍部への指示は明らかで、ロシアが北方領土でさらに基地建設や兵器配備を進め、軍事拠点化を強める姿勢の証左だ。ロシアにとって、アジア太平洋方面の国境防衛の絶対に譲れない防波堤で、返還はあり得ない」(小山氏)

 暗雲が垂れ込める交渉の行方は一体どうなるのか? 前出の下斗米氏は9月末、中国・上海でプーチン氏側近と会い、「『(首脳)2人だけの合意事項がある。知っているのは2人だけ』と言っていた。首相の政治決断に尽きる」と語る。 その合意事項とは何か?「保秘が徹底されている。首相はどれだけ親しい人にも、胸の内は明かさない」(側近) 前出の木村氏は言う。「安倍首相が任期中に交渉をまとめようと期限を設定することは、それだけで敗北に導く愚行と言わざるを得ない。ロシアは日本が早期妥結を欲していることを知って、故意に焦(じ)らしや引き延ばし戦術に出ることが必定だ。首相は父親(晋太郎元外相)が成しえなかった領土問題解決への思い入れが強すぎる。外交は国益が最優先されるべきもので、このままでは言われるがままの“お坊ちゃま”外交になってしまう。東京五輪後ぐらいに本当のチャンスがくる。条約交渉はそれだけ時間がかかる」(本誌・村上新太郎) ※週刊朝日 2016年12月9日号

66NAME:2016/12/17(土) 02:19:55
【プーチン大統領来日】
共同経済活動は「歴史的」 ロシア国内、“主権は露”認識広がる
2016.12.16 20:16更新
http://www.sankei.com/world/news/161216/wor1612160046-n1.html

【モスクワ=黒川信雄】安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領が北方領土における共同経済活動の開始に合意したことは、露国内で驚きを持って受け止められている。ただ露側は、共同経済活動について「ロシアの法に基づいて行われる」(ウシャコフ大統領補佐官)と説明しており、露メディアの報道からは、日本が四島の主権問題を棚上げし、ロシア側が従来から提案していた共同経済活動案に同意した-との認識が伺える。

 国営テレビ局のアナウンサーは15日夜、共同経済活動をめぐる日露の合意を「歴史的だ」と表現。別の番組では、「これは当然、衝撃的だ。なぜならば日本はこれまで、そのような活動に参加することは、島における日本の“主権なるもの”に疑義を唱えるものになると考えていたからだ」と報じた。

 インタファクス通信によると、ロシアの記者団は15日、ペスコフ大統領報道官に対し「ロシアの法に基づいて共同経済活動を行うということに、日本側は抗議をしなかったのか」と質問。これに対しペスコフ氏は「(四島の)主権問題は一切話し合われなかった。露側の主権に議論の余地はないからだ」と回答し、日本側が北方領土をめぐるロシアの主権を認めたかのような印象を与えていた。 共同経済活動をめぐっては、安倍首相は同日、「日露双方が新しいルールに基づいて行う」と述べていたが、それについての報道は皆無だった。

露紙ベドモスチ(電子版)によると、元駐日ロシア大使のパノフ氏は共同経済活動開始の合意について、「これは日本が決して容認しなかった(北方領土への)ロシアの主権を認めるものだ。もし日本がそこに踏み込んだのなら、歴史的な譲歩といえるだろう」と語った。 またロシア科学アカデミー極東研究所日本研究センター長のキスタノフ氏はベドモスチに「日本にとり重要なのは、(島に)手をかけておくことだ。そして共同経済活動を足がかりに影響を拡大し、自国の良い印象を与え、70年後に問題を解決するということなのだろう」と、日本側の“戦略”を説明した。

 別の専門家も、「これはただの共同経済計画に過ぎない」と述べ、日本の投資家が北方領土に対し、すでにロシアに存在する経済特区のような特別な税体系のもとで投資することになるだけだと予測。そのうえで「日本の最大の目的(領土の返還)に近づけるものでは全くないだろう」と断じた。

67NAME:2016/12/17(土) 02:50:05
【日露首脳会談秘話(上)】安倍-プーチンの信頼関係は一時破綻寸前に…仲を取り持ったのはまたもやあの男だった!
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%90%e6%97%a5%e9%9c%b2%e9%a6%96%e8%84%b3%e4%bc%9a%e8%ab%87%e7%a7%98%e8%a9%b1%ef%bc%88%e4%b8%8a%ef%bc%89%e3%80%91%e5%ae%89%e5%80%8d%ef%bc%8d%e3%83%97%e3%83%bc%e3%83%81%e3%83%b3%e3%81%ae%e4%bf%a1%e9%a0%bc%e9%96%a2%e4%bf%82%e3%81%af%e4%b8%80%e6%99%82%e7%a0%b4%e7%b6%bb%e5%af%b8%e5%89%8d%e3%81%ab%e2%80%a6%e4%bb%b2%e3%82%92%e5%8f%96%e3%82%8a%e6%8c%81%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%81%ae%e3%81%af%e3%81%be%e3%81%9f%e3%82%82%e3%82%84%e3%81%82%e3%81%ae%e7%94%b7%e3%81%a0%e3%81%a3%e3%81%9f%ef%bc%81/ar-AAlCqKX?ocid=iehp#page=2

日本海に面し、幾つもの入り江と島々が連なる山口県長門市。平安中期、前九年の役で敗れた東北の武将、安倍貞任の一族がこの地に逃げ落ちた。首相、安倍晋三は、その末裔だと伝えられる。 日露戦争の日本海海戦ではロシア兵の遺体が流れ着き、地元の人々は丁重に弔った。露大統領、ウラジーミル・プーチンとの会談の場にこの地を選んだのは、そんな自らのルーツを知ってほしいという思いがあったからだろう。

 「山間にある温泉の夜の静寂(しじま)の中でじっくりと交渉したい」。長門市に発つ直前、安倍は羽田空港で記者団にこう語った。 安倍とプーチンの会談は第1次安倍政権を含めて今回で16回目となる。度重なる会談を通じて2人の信頼関係はジワジワと醸成されてきたが、国際情勢の煽りを受け、険悪な状態に陥ったこともあった。

 「安倍には裏切られた。全く信用できない男だ」 平成26(2014)年8月、露チェリャビンスクで開かれた世界柔道選手権の最中、プーチンは、柔道家で五輪金メダリストの山下泰裕に対し、ロシアのクリミア併合を受け、欧米が行った対露経済制裁に日本が同調したことへの怒りをぶちまけた。 これに先立つ同年2月、安倍は露ソチで冬季五輪開会式に出席した。欧米首脳がロシアの人権問題などを理由に相次いで出席を見送る中での訪露だっただけにプーチンは心から喜び、自らの別荘でもてなした。そのわずか1カ月後の経済制裁は、プーチンの目に「裏切り」に映った。

 日本が行った制裁は、ロシアに実害を与えぬ内容だった。安倍は制裁発動を逡(しゅん)巡(じゅん)したが、外務省幹部に「これは真空斬りですから」と説得され、渋々応じたのが実情だった。 プーチンの怒りを知った山下は、自らとプーチンの仲を取り持った元首相の森喜朗に連絡した。「これはまずい」と考えた森は1カ月後に訪露し、プーチンと向き合った。 「シンゾーへの怒りは誤解にすぎない。経済制裁はすべて実害がないものばかりだ。信じられないなら調べてごらんなさい」

 森は25年2月に訪露した際、プーチンに1枚の写真を見せたことがある。安倍の父で元外相の安倍晋太郎と旧ソ連大統領、ミハイル・ゴルバチョフとの最後の会談の写真だった。 「この痩せ細っているのがシンゾーの父親で、後ろで支えているのが若き日のシンゾーだ。シンゾーの父親は直後に亡くなった。『日露関係をよくしたい』というシンゾーの思いは本物だ」。森の話を聞いたプーチンはじっと写真を見入っていた。

 森は写真の話を再び持ち出し、「シンゾーは昔と少しも変わっていない」と説いた。直後の9月21日、プーチンは安倍に誕生日祝いの電話をかけた。安倍も10月7日のプーチンの誕生日に電話で祝意を伝え、なんとか両者の絆は保たれた。 それでもプーチンの非礼は相変わらず。「遅刻常習犯」らしく訪日は予定より2時間以上遅れた。先に長門入りした安倍は余った時間を利用して晋太郎の墓参りをした。会談を前に一体何を報告したのか-。=敬称略(田北真樹子)

68NAME:2016/12/19(月) 22:51:09
【産経・FNN合同世論調査】
北方領土進展に否定的69%、真珠湾訪問評価88・2%、内閣支持率55・6%
2016.12.19 11:47更新
http://www.sankei.com/world/news/161219/wor1612190019-n1.html

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が17、18両日に実施した合同世論調査で、安倍晋三内閣の支持率は55・6%と、前回調査(11月12、13両日実施)比で2・3ポイント減少した。不支持率は同1ポイント減の30・9%だった。 主な政党の支持率は、自民党40・7%(同2・4ポイント増)▽民進党9・2%(同0・6ポイント増)▽公明党4・1%(同0・2ポイント減)▽共産党4・3%(同0・6ポイント増)▽日本維新の会3・9%(同0・1ポイント減)-などとなった。

 首相とロシアのプーチン大統領が北方四島での共同経済活動実施などで合意した日露首脳会談について、は「評価する」との回答が63・9%にのぼり、「評価しない」の30・7%を上回った。共同経済活動への賛否でも、賛成(77・3%)が反対(16・5%)を大きく引き離した。 ただ、首脳会談を受けて北方領土問題が解決へと「進展する」との回答は26・5%にとどまり、69%が否定的。首脳会談の合意が日露どちらに有利と思うかを尋ねたところ、「ロシア」との回答が66・4%を占め、「日露両国」が22・3%、「日本」はわずか5%だった。

 首相が今月下旬に米ハワイの真珠湾を訪れ、オバマ大統領と戦没者を慰霊する計画には、88・2%が「評価する」と肯定的。謝罪はせず、慰霊を目的とする姿勢をめぐっても67・5%が「適切だ」とした。 臨時国会で成立したカジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法に関連し、日本にIRを作る動きもただしたが、反対(63・4%)が賛成(29・5%)より目立って多数だった。カジノ設置に「懸念がある」との回答も76・6%に達した。

 臨時国会で環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)承認案と関連法案が成立した結果には、47・9%が「評価する」とし、「評価しない」は41%だった。逆に、年金給付抑制の強化策などを盛り込んだ年金制度改革法の成立に関しては「評価しない」が57・5%で、「評価する」は34%にとどまった。

69NAME:2016/12/26(月) 00:54:55
破天荒な超人的天才・プーチン、このならず者の正体…安倍首相を子供扱いで翻弄
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e7%a0%b4%e5%a4%a9%e8%8d%92%e3%81%aa%e8%b6%85%e4%ba%ba%e7%9a%84%e5%a4%a9%e6%89%8d%e3%83%bb%e3%83%97%e3%83%bc%e3%83%81%e3%83%b3%e3%80%81%e3%81%93%e3%81%ae%e3%81%aa%e3%82%89%e3%81%9a%e8%80%85%e3%81%ae%e6%ad%a3%e4%bd%93%e2%80%a6%e5%ae%89%e5%80%8d%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%82%92%e5%ad%90%e4%be%9b%e6%89%b1%e3%81%84%e3%81%a7%e7%bf%bb%e5%bc%84/ar-BBxxFrJ?ocid=iehp#page=2

12月15日、安倍晋三首相が地元・山口の温泉旅館「大谷山荘」にプーチン露大統領を招き、地元の食材を使った和食でもてなした、日ロ首脳会談。北方領土での共同経済活動を行うための特別な制度を設ける交渉を開始することで合意したが、北方領土返還についての進展はなかった。 翌16日には、柔道の総本山である東京・春日の講道館を訪れ、安倍首相とともに古式の演武を鑑賞した、プーチン。KGB(ソ連国家保安委員会)工作員出身ということが強調され、自国・他国問わず人の命を奪うことも厭わない、冷徹な人物ともよく伝えられる。

「プーチンはイデオロギー以前に、付き合った人間に対して義理人情を重んじる人物です」 こう語るのは、『ヴラジーミル・プーチン 現実主義者の対中・対日戦略』(東洋書店)などロシア関係の著書も多い、ジャーナリストの石郷岡建氏だ。2013年3月、外国人記者との会見で、プーチンが日本への思いを語った箇所を、『ヴラジーミル・プーチン』から引用しよう。

「私は日本を忘れることはできません。というのも、ご存じだとは思いますが、私が意識し始めた人生のすべてにおいて、柔道に夢中になっていたからです。私の家には彫像(講道館柔道の創始者・嘉納治五郎と思われる)が置いてあり、毎日それを眺め、日本を思い起こさせる日課にもなっています」 子どもの頃のプーチンは、喧嘩ばかりしている、ならず者だった。ソ連時代、子どもたちは「ピオネール」(共産主義少年団)に入るものだったが、問題児だったプーチンは入れてもらえなかった。喧嘩の延長のようにボクシングやサンボを学んだが、大学入学前後に出合った柔道で、プーチンは変わる。

「柔道は哲学だ。年長者や対戦相手を敬う。教育的要素がある」柔道から与えられた精神的影響を、プーチンはそう語っている。レニングラード国立大学(現・サンクトペテルブルグ大学)法学部に進み、KGBの上級学校に入る。そこでも、ならず者の血は生きていた。アウトローの心情を歌ったシュフティンスキーの非合法テープを隠し持っていたことで、当局から問責を受けたのだ。 「牢屋に入ると箔がつくみたいな、日本で言えば高倉健の出る任侠映画に近いようなアウトローの文化がソ連にもあったんです」(石郷岡氏) そうした、ならず者の地金は、政治家になってからも顔を出すことがある。1999年の第2次チェチェン戦争開始の時には、「奴ら(テロリスト)を便器で絞め殺してる」と公の場で語った

70NAME:2016/12/31(土) 16:14:35
【日露余話】
プーチン氏の愛犬「ゆめ」の父親は…あの日露戦争の英雄と同じ名前
2016.12.31 10:00更新
http://www.sankei.com/premium/news/161231/prm1612310033-n3.html

同時通訳が拙劣だったため、テレビを見た人には伝わらなかったが、プーチン氏は長門市の車中から見た光景について次のように話した。 「沿道に秋田犬の子犬を抱いた女性がいて手を振っくれた。とてもうれしかった。これを聞いてくれているなら、助言しておきたい。秋田犬は見た目はぬいぐるみみたいだが、実際は厳しい犬だ。尊敬の念を持って接してほしい」

秋田犬保存会(秋田県大館市)の会長を務める遠藤敬衆院議員(日本維新の会)がかつて飼っていた。遠藤氏は2月22日の予算委員会で、秋田県出身の菅義偉官房長官に対してこう発言している。 「日露戦争のときの英雄の秋山好古閣下の名前を付けて、好古と付けたんです。好古閣下。その犬の子供が偶然にもプーチンさんのところに行ったんですね。そんなご縁もあって、僕も驚愕(きょうがく)しましたけれども、何万頭とおる中でその好古の子供がプーチンさんのところに行った。これは偶然。たぶんプーチンさんは知らないですよ」

 秋山好古(1859〜1930年)は司馬遼太郎の「坂の上の雲」でも知られる陸軍軍人で、海軍の秋山真之(さねゆき)の兄。日露戦争では騎兵部隊を率いて、世界最強と言われたコサック騎兵を相手に奮戦。特に黒溝台会戦では8000の兵力で10万のロシア軍を退却させた。「日本騎兵の父」と呼ばれている。

 遠藤氏は取材に対し「雄犬が2頭生まれたので、好古と真之と名付けたんですよ」と、ゆめのおじさんが真之であることも明らかにした。「秋山兄弟は日本の誇り。日露戦争の頃は日本が一番輝いた時代ですからね」と命名の理由を語る。 第二次大戦終戦後に北方領土を奪い、今も不法占拠しているロシア。日露首脳会談でも返すと言わなかった。「好古の娘」は返還に向けてプーチン氏を引っ張ってくれるだろうか。

71NAME:2017/01/21(土) 10:53:14
中国の影響力の弱体化を狙う日本、それがばらまき外交の目的=ロシア
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%ae%e5%bd%b1%e9%9f%bf%e5%8a%9b%e3%81%ae%e5%bc%b1%e4%bd%93%e5%8c%96%e3%82%92%e7%8b%99%e3%81%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%80%81%e3%81%9d%e3%82%8c%e3%81%8c%e3%81%b0%e3%82%89%e3%81%be%e3%81%8d%e5%a4%96%e4%ba%a4%e3%81%ae%e7%9b%ae%e7%9a%84%ef%bc%9d%e3%83%ad%e3%82%b7%e3%82%a2/ar-AAm2Poa?ocid=iehp#page=2

安倍晋三首相は17日、4カ国訪問を終えベトナムから帰国した。今回の訪問先である、フィリピン、オーストラリア、インドネシア、そして、ベトナムの4カ国に共通しているのは、海洋や経済分野で中国の台頭に直面していることだ。 これを受けて中国メディアの参考消息網は18日、ロシアメディアの報道を引用し、「日本はばらまき外交で東南アジアに対する中国の影響力を弱めようとしている」と報じた。

 記事によれば、安倍首相の今回の訪問の主な目的は、「中国の南シナ海への海洋進出を阻止」するために、経済・防衛面での日本の影響力を高めることにあるという。ベトナム、フィリピン、インドネシアの3カ国は、大盤振る舞いの日本を手厚く歓迎したものの、各国とも中国との関係は悪化させるつもりはないのが現状とした。

 ベトナムは、南シナ海のスプラトリー(中国名:南沙諸島)諸島を巡って中国と争いになっているが、同様に尖閣諸島(中国名:釣魚島)を巡って中国と問題になっている日本は、今回ベトナムに対して海上警備力強化のために6隻の巡視船を供与することを表明。この点についてロシアの専門家は、「日本は米国の支持のもと、ベトナムを含む関係国と関係を強化する方針」と分析、特にベトナムとの関係が良好であるとした。

 また、ベトナムにとっては、日本の経済管理の経験や技術も魅力的であるが、オーストラリア国防大学のカーライル・セイヤー名誉教授は、「最終的にベトナムは、米国と中国のどちらにもつかない立場をとるだろう」との見解を示した。 今回の4カ国訪問で、日本はばらまき外交と言われるほどの支援を表明したが、ベトナムも含めそれぞれの国の思惑は異なっており、具体的な成果となるのかどうかは現時点では不明だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

72NAME:2017/02/23(木) 14:10:28
【ヤルタ密約72年】
米英の弱みつけ込んだソ連 “お墨付き”得て北方四島を占拠
2017.2.23 07:44更新
http://www.sankei.com/world/news/170223/wor1702230005-n1.html

1945年2月に米英ソ3巨頭がヤルタで会談し、ソ連の対日参戦と引き換えに日本領の南樺太と千島列島を割譲するなどの密約を交わしてから72年。今日までロシアが北方四島領有の根拠とするが、英国立公文書館で本紙が発見した極秘文書などを読み解くと、謀略や駆け引きが繰り広げられた舞台裏が浮き上がる。(ロンドン 岡部伸)

 ◆ピンポン」に疑問

 「歴史的ピンポン(卓球のようなきりのないやりとり)を止める必要がある」。昨年末の日露首脳会談後の記者会見。プーチン露大統領は、北方領土をロシア固有の領土との認識を示した上でこう発言した。 しかし、本紙が英国立公文書館で発見したソ連作成のヤルタ密約草案は、スターリン首相自身がもともとロシア領ではないとみなした北方四島を米英の“お墨付き”を得て確信犯的に奪い取った事実を浮き上がらせた。それを「ピンポン」と呼ぶには無理がある。

 ルーズベルト、チャーチル、スターリンの3巨頭は1945年2月4〜11日、クリミア半島の保養地ヤルタに集まり、戦後体制について協議した。 日ソ中立条約が有効でありながらスターリンは5日目の8日、ルーズベルト米大統領との会談で対日参戦条件を示し、即諾された。グロムイコ駐米ソ連大使の回想録によると、ルーズベルトは会談前、南樺太と千島列島をソ連領とすることに同意する覚書をスターリンに送っていたのだ。

◆にじむ深謀遠慮

 スターリンが対日参戦の意志を米国に伝えたのは43年10月の米英ソ外相会談。翌11月のテヘラン会談では、見返りとして日露戦争に敗れポーツマス条約で失った南樺太や大連の租借権など帝政ロシアの領土・権益を要求した。 しかし、日独の敗色が濃厚となった44年12月には、日露戦争の“損失”ではない千島列島も南樺太と合わせて要求。ヤルタではルーズベルトとの合意内容を文書化することを提案した。ソ連が作成したその草案が、今回英国立公文書館で見つかった極秘文書だ。

 スターリンはその中で、日露戦争で日本が譲り受けた南樺太はソ連に「返還される」とし、一貫して日本領だった千島列島は「引き渡される」とした。旧ロシア領ではない千島列島の割譲が大西洋憲章やカイロ宣言で禁じた領土拡大に該当する-との議論を自ら懸念していたのだろう。書き分けた文面には、深謀遠慮を施した形跡がうかがえる。

千島列島に北方四島が含まれるかどうかも不明のまま、米英はソ連案をほぼ丸のみしたばかりか、日本降伏後の実現まで確約し、スターリンの千島「奪取」を裏書きした。ソ連に大幅譲歩する合意に再考を促したハリマン駐ソ米国大使に、ルーズベルトは言い切った。 「ロシアが対日戦の助っ人になる利益に比べれば、千島は小さな問題だ」

◆スターリン「圧勝」

 ヤルタでスターリンが「圧勝」したのは、米英の弱みにつけ込んだからだ。 当時、米国では原爆は完成しておらず、本土上陸作戦では日本軍の抵抗で50万人の兵士が犠牲になり、対日戦が47年まで続くことが想定され、ルーズベルトが「背後」からのソ連参戦を熱望していた。 英国も欧州戦線でドイツの最後の反攻に苦戦。スターリンは、ルーズベルトがアルバレス病(動脈硬化に伴う微小脳梗塞の多発)で覇気を失っていたことも知っていた。中西輝政京都大学名誉教授は「ソ連対日参戦を優先したルーズベルトがスターリンの領土拡大の野望を受け入れた結果、北方領土問題が生じたといえる」と話す。

 ■「連合国の違反議論を予想」

 カリフォルニア大学サンタバーバラ校の長谷川毅教授の話「草案は考え抜かれた深謀の跡がうかがえる。スターリン首相が、千島列島を日露戦争という『日本国の背信的攻撃によって侵害』された『返還』される領土と区別して、『引き渡される』領土としたのは、千島列島が日本固有の領土であり、これを日本から引き離すことは、戦争による領土拡大を禁止した大西洋憲章とカイロ宣言に違反するという議論が連合国内で起きることを予想していたためだ。こうした区別で千島列島のソ連への譲渡を確実なものにしたのだろう」

73NAME:2017/06/07(水) 00:55:53
シベリア抑留の日本人生存か=身元確認進める―ロシア
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%82%b7%e3%83%99%e3%83%aa%e3%82%a2%e6%8a%91%e7%95%99%e3%81%ae%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%ba%ba%e7%94%9f%e5%ad%98%e3%81%8b%ef%bc%9d%e8%ba%ab%e5%85%83%e7%a2%ba%e8%aa%8d%e9%80%b2%e3%82%81%e3%82%8b%e2%80%95%e3%83%ad%e3%82%b7%e3%82%a2/ar-BBC0AB6?ocid=iehp

【モスクワ時事】第2次大戦終了時に旧満州(現中国東北部)でソ連軍の捕虜となり、シベリアに抑留された日本人とみられる男性がロシアのレニングラード州で生存していることが5日、分かった。この男性はタナカ・アキオさんとされ、在サンクトペテルブルク日本総領事館が身元の確認を進めている。

 生存を報じた週刊紙「論拠と事実」によると、タナカさんは1927年生まれで北海道出身。学校卒業後、10代で満州の関東軍に入り、前線で戦った。45年に捕虜となり、極東ハバロフスクの収容所で10年間強制労働に従事した。抑留者の帰還が始まっても「帰還すれば、裏切り者として絞首刑になるか、銃殺刑になると信じていた」というタナカさんはソ連に残った。

 タナカさんは60年代にソ連国籍を取得。ウラジオストクで船員として勤務した後、レニングラード州に移って農場で働いた。現在は年金生活に入り、1人で暮らしている。

 タナカさんの父は北海道で旅館を経営していた。日本のきょうだいに手紙を書いたこともあったが、返事はなかった。タナカさんは「祖国がどのように変わったか見てみたい」と話しているという。

74NAME:2018/03/21(水) 14:38:07
北方共同活動へ調整加速=日ロ外相が一致
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%8c%97%e6%96%b9%e5%85%b1%e5%90%8c%e6%b4%bb%e5%8b%95%e3%81%b8%e8%aa%bf%e6%95%b4%e5%8a%a0%e9%80%9f%ef%bc%9d%e6%97%a5%e3%83%ad%e5%a4%96%e7%9b%b8%e3%81%8c%e4%b8%80%e8%87%b4/ar-BBKuoiM?ocid=iehp#page=2

河野太郎外相は21日午前、ロシアのラブロフ外相と東京都内の外務省飯倉公館で会談した。北方四島での日ロ共同経済活動の具体化を協議。安倍晋三首相が5月に予定する訪ロの際に一定の成果を出せるよう調整を加速する方針で一致した。

 河野氏は冒頭、「5月にあり得べき首相のロシア訪問で具体的な成果を出すために緊密に連携していきたい。両国民の相互理解を深め、平和条約締結につなげていきたい」と表明。ラブロフ氏は「5月の首脳会談が大変重要だから今回の会談を生かして準備を効率的に進めたい」と応じた。 

 日ロ外相会談は、プーチン大統領の通算4選後初めて。共同経済活動では、観光や養殖など5項目の事業について早期実現を目指すことで一致。元島民らの空路墓参を今年も実施するため、具体的な協議を進めることも確認した。 また、河野氏は英国で起きた元ロシア情報員暗殺未遂事件を取り上げ、「化学兵器の使用は許容できず、何より事実関係の解明が重要だ」と伝えた。

 一方、両外相は南北・米朝首脳会談を控え、北朝鮮の非核化に向けて緊密に協力していくことを確認。外務次官級の日ロ戦略対話を4月にモスクワで開催するなど、事務レベルで協議を重ねる方針を決めた。 両外相は共同記者会見を挟み、昼食を共にしながら協議を続行する。(了)

75NAME:2018/03/30(金) 23:08:59
イベント・祭典
アイスショー会見 宇野、来季へ飛躍誓う ザギトワ、秋田犬「今のところは『マサル』」
2018.3.30 19:37
http://www.sankei.com/photo/story/news/180330/sty1803300017-n1.html

フィギュアスケートのアイスショー「スターズ・オン・アイス」に出演する平昌冬季五輪男子2位の宇野昌磨(トヨタ自動車)、世界選手権で3位に入った宮原知子(関大)らが30日、会場の東和薬品ラクタブドーム(大阪府門真市)で記者会見し、宇野は「今季はどちらかと言うとよくなかったシーズン。しっかり認識し、次につなげたい」と飛躍を誓った。
 宮原は昨年1月に判明した左股関節の疲労骨折から復帰し、初めての五輪では自己ベストを更新して4位と健闘。「1年間ここまで頑張ることができて、これまでで一番充実したシーズンになった」とかみしめるように話した。

 会見には五輪女王のアリーナ・ザギトワ(ロシア)も出席し、秋田犬保存会から贈呈される子犬の名前について改めて「今のところは『マサル』」と話した。 「スターズ・オン・アイス」は大阪と横浜で複数回開催される。.

76NAME:2018/05/27(日) 18:58:08
「全力込めて日露関係を動かす」「北朝鮮には勤勉な国民がいる」 安倍首相がサンクトペテルブルク国際フォーラムで演説
2018.5.26 00:15更新
http://www.sankei.com/politics/news/180526/plt1805260004-n1.html

【サンクトペテルブルク=小川真由美】ロシア訪問中の安倍晋三首相は25日午後(日本時間同日夜)、サンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムで演説し、自身とロシアのプーチン大統領との信頼関係強化を通じた平和条約締結に意欲を示した。演説の詳報は次の通り。

 聴衆の皆さま。今年は日本のナショナルチーム「サムライブルー」が、FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップを目指してロシアにやってきます。サムライブルーが勝ち上がって、決勝戦でロシアと戦うこと。それが、時差ボケのせいか、妙に楽天的になった私の夢であります。夢というものは、見るなら大きな夢ほどいいわけであります。

日露平和条約と「大きなビジョン」

 想像してみましょう。日本とロシアに永続的な安定が生まれたとき、世界はどうなっているでしょうか。 私たちは、北半球と東半球のひとつの大きなコーナーに、平和の柱を打ち立てているはずであります。地域と、世界を支える、太い柱です。 そのとき、北極海からベーリング海、北太平洋、日本海は平和と繁栄の海の幹線道路になることでしょう。対立の原因だった島々は物流の拠点として新たな可能性を見いだし、日露協力の象徴へと転化するでしょう。日本海も物流のハイウエーとして一変します。

 すでにウラジオストクでは、あの美しい港を両国の力で太平洋への玄関口として整備する努力が進んでいます。北極海から日本海、行き交うものを想像してください。(ロシア北部の)ヤマルはじめ、北極海ガス田が生むLNG(液化天然ガス)がそのひとつとなることは疑いをいれません。重い砕氷船でやってきたLNGは日本の北方で普通のタンカーへ積み替えられます。その後は経験豊かな日本企業のハンドリングで日本の、中国やアジアの、遠くインドのユーザーへと向かうのではないか。日本は世界最大のLNG輸入国です。LNG買い付け量で世界最大という会社も日本にあります。

市場形成や価格メカニズムの開発で、日本には豊富な経験があります。ここは必ずや日露のウィン・ウィンが成り立つところでしょう。皆さまの北極海LNGは日本と組むことで世界市場にインパクトを与える偉大なスイング・プロデューサーになるのです。北極海からベーリング海、北太平洋、そして日本海からインド・太平洋へ。

 冷戦期における戦略的対立の軸は平和と繁栄のシースケープへ劇的に変貌します。むろん法の支配が行き届いた空間にするのです。そのときロシア北方と極東がもつ潜在力は初めて本格的に解放され、ロシア経済の成長はターボチャージャーを得たも等しいものとなるでしょう。それは日本を含め周辺各国すべての利益になり、世界経済への重要な貢献になります。

 これらはすべて絵空事、白日夢でしょうか。そうは思いません。一歩ずつ、歩みを続けることで必ずや到達できる目標です。 そして皆さま、日露の平和条約は、まさにそうした大きなビジョンを実現するためにこそ必要なのです。少なくともプーチン大統領と私は会うたびそう互いに確かめ合って今日までやってまいりました。

77NAME:2018/05/27(日) 18:58:50
協力の目に見える成果

 皆さま。革命100年、戦後70年、新生ロシアが生まれて四半世紀。多事多難の歴史を経て、ロシアの若者はようやくいま、長い尺度で未来を見つめて歩む生き方を始めたかのようです。 力を込めて申し上げます。皆さまの歩みは、日本をパートナーとしてこそ、存分に勢いを得るに違いないのであります。 言葉で言うだけでは足りません。ロシアの、ごく普通の人々に、日露が手を結ぶとどんないいことが起きるか、目に見える成果を出してわかってもらう必要がある。そう考えた私たちは、ロシアに対し、8項目にのぼる協力のテーマを打ち出しました。

 皆さま。私の内閣には、そのため特にこしらえたポストを担う大臣がいます。(経済産業相の)世耕弘成さんはロシア経済分野協力担当相に就任してから方々を訪問しています。モスクワ、サンクトペテルブルクはもとより、ウラジオストク、ヴォロネジ、エカテリンブルグ。4月末には、ヤマルLNGを見るために、まだ寒いサベッタに行ったそうです。この夏にはサハ共和国にも行く計画だそうで、これだけロシアのいろんな場所へ足を運ぶ日本の大臣は両国関係史上初めてです。

そのかいもあって、いまハバロフスクからモスクワまで、日露の経済協力プロジェクトがどんどん増えています。その数は、もう130件を超えました。 みずみずしい野菜をつくる農業の革新があります。都市の基盤を新しくし、クルマの渋滞を3割減らす事業があります。ヴォロネジのプロジェクトです。 プーチン大統領はこの5月7日、「2024年までの目標と課題」を発表し、生活の質を高め、経済・社会構造の改革を進めるための重点政策を打ち出しました。 日本が提案した8項目の「協力プラン」は、まさしくその重点政策と軌を一にします。しかも日本は具体的事業で貢献しています。ロシア経済・社会変革にとっての促進剤、触媒に日本はなろうとしているのです。

命を延ばし、生産性を上げるパートナー

 日本が担う役割の第一は、ロシア人の健康を伸ばすことです。乳幼児を救うこと、お年を召した方が健康で長生きできるようにすることです。 この5月には、日露の協力でリハビリテーション・センターがウラジオストクにできました。脳梗塞を患って体が不自由になっても人生をあきらめてしまう必要はありません。いままでなら絶望のふちに沈んだかもしれない人たちを、日本の医療技術が明るくします。動けるようにします。

 内視鏡を使った診断と治療において、日本の技術は世界でも一流です。ロシアとの協力が長年続いてきた分野でもあります。内視鏡で早めに見ておけば、内臓の奥深く、姿を見せ始めた腫瘍を取り除くことができるようになります。 何でも早めに見つければ医療費は安くつき、健康で長生きできる寿命が延びます。それはロシア人のライフスタイルを変えるお手伝い。その協力をしたいと願う日本はロシアの人々の、命を延ばし、希望を育てるパートナーです。

 プーチン大統領は、2030年までに平均寿命を80歳に上げると言っておられます。それならどうしても日本に力を奮わせてもらわなくてはなりません。 第二に日本が担うのは生産性を上げるお手伝い。生産ラインを流れる製品を単位時間当たり、たった1個にしろ、増やそうとするとどんな工夫が必要でしょうか。設備のレイアウトはどうして、工具、冶具の置き場所はどこにすればいいのか。そういった知恵を、いまロシアからやってくる人たちが、目で見て、手で触れて獲得しています。

2017年度に訪日し、名だたる日本の企業を観察したロシアのビジネスパーソンは144人、合計滞在期間は115日に達しました。その結果、部品の加工時間が90分から30分に短くなったという自動車部品の工場がウリヤノフスク州に現れました。同じ州の別の自動車部品工場では、不良品の発生率が22%から、有効数字で0%へ、劇的に改善した例まであると聞いています。 そんな取組を、日本語で「カイゼン」と呼びます。皆さまご存じのように、ロシアでも次第に定着してきた言葉です。

 ラインの脇につく労働者が、目線をいちど工場の天井くらいまで上げて全体を俯瞰する。それで改善のアイデアを出すという工夫と知恵が日本の工場で生産性を上げてきました。このとき労働者は指揮命令を受けるだけの側から、ライン全体を三次元的に見るデザイナー同然になります。労働者をそんなふうに変革するところに、日本における生産性向上の秘訣がありました。 自信にあふれ、責任感に満ちて、働き甲斐を感じる労働者が増えるとき、生産性は上がります。日本がご提供できるのは労働者一人ひとりを信頼する労働文化そのものなのです。

78NAME:2018/05/27(日) 18:59:36
大統領と私の決意

 大統領と私とは、努めて頻繁に会う習慣を打ち立てました。明日はモスクワに場所を移し、またじっくり話し合います。これが2人の、21度目の会談になります。今まで20回の会談で信頼関係を打ち立てることができた。 日露関係がいま音をたてて動き始めたそのワケは、私とプーチン大統領が2人の力、その全力を込めて日露関係を動かすんだと決意しているからです。

 いま変えないで、いつ変えるのか。私たち2人が動かさないで、他の誰が動かすのか。プーチン大統領と私は会えば必ず、お互いこれを肝に銘じ合う、そういう間柄です。 その結果、早くも両国の協力が「あれと、これしかできない」と絞って考える考え方から、「これと、あれができるなら、それと、あれもできるはずだ」と広げて考えるものへと急速に変わりました。

ユジノサハリンスクに北海道から温泉の会社がやってきて、湯につかる楽しみを現地の人々に広げるという。これなど、「そうだ、やってみよう」と軽やかな発想で始まっています。「何でもできるはずだ」という自信がないと、きっと日本から来なかったビジネスです。 日本とロシアの間では、力を合わせる習慣が育ち始めています。これこそは、プーチン大統領と私が望んでやまなかったことです。 今年のこのフォーラムのスローガンは「信頼の経済」。まさしく「信頼の経済」をつくる実践を日本とロシアはともにしているのだとお考えください。

歴史の潮目に立って

 私たちは、北東アジアが真に安定した平和と繁栄の地となることを望んでいます。 今回、米朝首脳会談が実施されないことになりました。重要なことは北朝鮮が国連安保理決議を順守し、完全・検証可能で後戻りができない非核化を実施するかどうか。そして拉致問題です。日本から無法にも全員連れ去った人々を返すかどうか。小さくない「イフ」をいくつも見届け、満足を得られたあかつき、ようやく私たちは、北朝鮮と長い目で見た力関係を構想できるようになります。

 北朝鮮には勤勉な国民がいます。豊富な資源もあります。北朝鮮が正しい政策をとり、正しい道を歩めば北朝鮮は国をもっと国民をもっと豊かにできるはずです。 だからこそ、私たちはこのプロセスを急がせ、良い方向へ動かすため、いままでにも増して大切になるのが、ロシアと日本の協力にほかなりません。そして、フランス、中国、アメリカ、韓国、世界各国の人々としっかりと協力をして、北朝鮮を正しい方向に歩ませていく。それが必要です。そのためにもしっかりと国際社会は結束して、北朝鮮の問題に取り組んでいかなければいけないと思います。

ウラジーミル、私たち2人は歴史に対するそれぞれの立場、おのおのの国民世論、また互いの愛国心を背負って会談を重ねてきた。これからも重ねていくでしょう。 私たちはいま、歴史の潮目に立っている。向かうべき道、なすべき努力ははっきりしている。日本とロシアの未来の世代のため働くこと。日本国民、ロシア国民、互いの信頼関係をより深め、平和条約を締結して両国間に永続的な平和と安定を築き上げ、日本とロシアが地域と世界の繁栄を守り、育てる一大勢力となること。そのため互いに勇気をふり絞り、あらゆる困難を乗り越えていこうではありませんか。 ご清聴にありがとうございました。

79NAME:2018/05/27(日) 19:34:58
日露首脳会談:「領土」進展遠く 共同経済活動、主権が壁
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%97%a5%e9%9c%b2%e9%a6%96%e8%84%b3%e4%bc%9a%e8%ab%87%e3%80%8c%e9%a0%98%e5%9c%9f%e3%80%8d%e9%80%b2%e5%b1%95%e9%81%a0%e3%81%8f-%e5%85%b1%e5%90%8c%e7%b5%8c%e6%b8%88%e6%b4%bb%e5%8b%95%e3%80%81%e4%b8%bb%e6%a8%a9%e3%81%8c%e5%a3%81/ar-AAxQfpP?ocid=iehp#page=2

安倍晋三首相は26日午後(日本時間同日深夜)、ロシアのプーチン大統領とモスクワのクレムリン(大統領府)で会談した。北方領土での共同経済活動を具体化し、領土問題の進展につなげたい考えだ。だが、活動の前提となる日露双方の法的立場を害さない「特別な制度」導入については協議が難航した模様だ。【モスクワ大前仁、小山由宇】

 会談冒頭、プーチン氏は「最も大切なのは、お互いの関係発展に関心を持つことだ」と呼びかけた。首相は「(2016年12月、山口県の)長門での会談から共同経済活動、(北方領土の)元島民の人道的措置について具体的進展が見られた。この会談でさらに弾みをつけたい」と応じた。

 首相がプーチン氏と会談するのは通算21回目。個人的な信頼関係をテコに、プーチン氏が領土問題の解決に向けかじを切ることを期待してきた。特に今年3月のロシアの大統領選で通算4選を果たした後、領土問題で政治決断を下しやすい環境が生まれるとの分析が日本政府内にあった。だが、変化の兆しは見えず、政府関係者からは「前のめりになりすぎた。ロシアの温度を読み間違えた」との声が漏れる。

 会談では、共同経済活動のうち、ウニの養殖やイチゴの温室栽培などで具体化に向けた協議に入ることを確認する見通し。しかし、「特別な制度」を導入せず、ロシアの主権下で共同経済活動を始めれば、国際社会から「日本は北方領土のロシア支配を認めた」と評価されかねない。

 会談では、北朝鮮情勢についても意見交換。外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を年内に開催し、安保対話を進めることでも合意する方向だ。北朝鮮情勢や中国の軍拡を念頭に、日露関係が緊張し、日本を取り巻く安保環境がさらに悪化することを防ぐ狙いがある。

孤立の露、日本に接近

 「我々は相互に受け入れ可能な譲歩を見つけられるよう試みていく」。プーチン露大統領は25日に外国通信社代表団との会見で、平和条約締結の見通しを尋ねられると、前向きなトーンで切り出した。ただし、このような発言が平和条約交渉の加速化につながる可能性は、それほど高くない。

 会見でプーチン氏は、かつて日本が「日ソ共同宣言」(1956年)に盛り込まれた2島返還の解決策を拒んだことから暗礁に乗り上げた、という持論を繰り返した。具体的な解決策についても「どのようになるのかは現時点で述べられない。それを話せるのならば、もう(平和条約に)署名しているだろう」と語った。

 通算4期目の政権を発足させたプーチン氏が日本との関係を重視する構えを見せる背景には、米露関係が悪化している事情を踏まえ、西側諸国の結束を揺さぶろうとの意図があるとみられる。また、日本との経済関係を拡大し、大型投資を呼び込む狙いもある模様だ。ロシア大統領府が出した首脳会談の資料には「日露間で大型投資を含めた協力を拡大させたい」とあるが、米国がロシアに対する経済制裁を強化する中、日本政府が受け入れるのは容易ではない。日本側は医療協力など米国の反発を買わない小規模のプロジェクトを念頭に置いている。【モスクワ大前仁】

80NAME:2018/05/30(水) 22:45:45
プーチン政権を批判したロシア出身記者が射殺 移住先のウクライナで
2018.5.30 13:25更新
http://www.sankei.com/world/news/180530/wor1805300019-n1.html

ウクライナからの報道によると、同国警察は30日までに、首都キエフでロシア出身のジャーナリスト、バブチェンコ氏(41)が射殺されたと明らかにした。同氏はロシアのプーチン政権を批判し、脅迫を受けたことを理由にウクライナに移り住んでいた。 欧州安保協力機構(OSCE)は、ウクライナ当局に早急な真相解明を求める考えを表明した。

 警察などによると、バブチェンコ氏が自宅アパートで血を流して倒れているのを妻が発見した。背後から複数回、銃撃されたとみられ、警察は記者の仕事に絡んで殺害されたとみている。バブチェンコ氏はプーチン政権によるウクライナ南部クリミアの強制編入やシリア内戦への対応を批判していた。

 ロイター通信によると、ロシア外務省は「ウクライナでは残忍な犯罪が処罰されないのが日常になっている」との声明を発表し、責任はウクライナ側にあるとの立場を示した。(共同)

81NAME:2018/08/02(木) 01:10:55
北方領土巡り福井・北方相また失言 誤り認める
2018/08/01 20:09
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%8c%97%e6%96%b9%e9%a0%98%e5%9c%9f%e5%b7%a1%e3%82%8a%e7%a6%8f%e4%ba%95%e3%83%bb%e5%8c%97%e6%96%b9%e7%9b%b8%e3%81%be%e3%81%9f%e5%a4%b1%e8%a8%80-%e8%aa%a4%e3%82%8a%e8%aa%8d%e3%82%81%e3%82%8b/ar-BBLlQ5a?ocid=iehp#page=2

福井照(てる)・沖縄北方相は1日、北海道中標津町で開かれたシンポジウムで「千島列島で始まり、千島列島で終わった太平洋戦争」と語り、北方領土は千島列島に含まれないとする政府見解と異なる発言をした。シンポ後の記者会見で報道陣に指摘された福井氏は、誤りを認めた。

太平洋戦争は1941年の開戦時、択捉島から日本の艦隊が出撃し、ハワイの真珠湾を攻撃。「択捉島から戦争が始まった」とも言える。ただ、日本政府は、千島列島は択捉島の北のウルップ島以北を指し、北方領土は含まれないとの立場をとる。

 福井氏は今年2月、就任会見時に北方領土の色丹(しこたん)島を「しゃこたんとう」と言い間違え、翌月、北方領土視察で北海道根室市に入った時も再び「しゃこたんとう」と言い間違えた。(神村正史)

82NAME:2018/09/09(日) 23:49:57
「プーチンは去れ!」…ロシアで大規模反政府集会、150人以上拘束 国民の不満高まり反映か
2018.9.9 22:06更新
http://www.sankei.com/world/news/180909/wor1809090021-n1.html

【モスクワ=小野田雄一】ロシアの数十の都市で9日、政府による年金支給年齢引き上げ政策に反発する国民らによる集会が一斉に行われた。モスクワ中心部での集会には約数千人が参加したとみられる。ロイター通信によると、日本時間午後9時半時点で、ロシア全国で少なくとも150人以上が治安当局に拘束された。プーチン政権は反体制勢力への弾圧を強めているが、強権的な政治手法や長引く経済低迷、政権長期化などへの不満が国内に募っている実態が改めて浮きぼりとなった。

 集会は露統一地方選の実施日に合わせ、反体制派の野党指導者、ナワリヌイ氏がインターネット上などで参加を呼びかけていた。しかし当局は8月25日、3月の大統領選へのボイコットを呼びかける集会を無許可で組織したとする容疑で同氏を拘束。拘束は現在も続き、同氏の広報担当者は「集会を防ぐための不当逮捕だ」と反発していた。

 参加者には20〜30代とみられる若者も多く、警察車両から「社会秩序を乱す行為には公権力行使も辞さない」との警告が続く中、「プーチンは去れ」「ロシアを自由に!」などとシュプレヒコールを上げた。年金制度改革と直接的には関係のない若者らが多く参加した背景には、政府によるネット上の情報統制などへの反発があるとみられる。

年金改革をめぐっては、財政難に悩む政府が6月、支給開始年齢を段階的に引き上げる法案を下院に提出。国民の猛反発を招き、支持率が低下した。プーチン氏は8月29日、法案内容の一部を緩和修正することを表明したが、支持率の劇的回復には至っていない。 ナワリヌイ氏は元弁護士で、政権幹部らをめぐる不正蓄財疑惑などを告発。2013年のモスクワ市長選でも健闘したが、刑事罰を受け、3月の大統領選への出馬は認められなかった。5月にも反政府集会を組織し、同氏や参加者ら1000人以上が一時拘束された。

83NAME:2018/09/14(金) 02:41:39
ロシアに抗議せず 首相「意欲の表れ」 与野党から批判
2018/09/13 21:40
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%83%ad%e3%82%b7%e3%82%a2%e3%81%ab%e6%8a%97%e8%ad%b0%e3%81%9b%e3%81%9a-%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%80%8c%e6%84%8f%e6%ac%b2%e3%81%ae%e8%a1%a8%e3%82%8c%e3%80%8d-%e4%b8%8e%e9%87%8e%e5%85%9a%e3%81%8b%e3%82%89%e6%89%b9%e5%88%a4/ar-BBNgWFV?ocid=iehp#page=2

安倍晋三首相は13日、ロシアのプーチン大統領が日本との平和条約の年内締結を提案し、北方領土交渉を先送りする考えを示唆したことについて「プーチン氏の平和条約締結に対する意欲の表れだと捉えている」との認識を示した。日本は領土問題を解決した上での平和条約締結をめざしてきたが、ロシアに対する抗議はせず、静観する方針だ。

ロシア・ウラジオストクから帰国後、首相官邸で会談した公明党の山口那津男代表に対して明らかにした。山口氏によると、首相は「政府の方針として北方四島の帰属(の問題)を解決して平和条約を締結する基本には変わりない」とも述べたという。

 菅義偉官房長官も13日の記者会見で「我が国の立場についてはロシア側も承知していると思う」と強調。プーチン氏の発言は、日本の基本方針とは根本的に異なるが、河野太郎外相は13日、ハノイで記者団に「平和条約を結ぼうというのだから文句を言う筋合いのものではない」と述べた。

 日本政府としては、反論や批判をしてロシアを刺激すれば、交渉全体にさらなる悪影響を及ぼしかねないとの判断があるとみられるが、与野党からは批判の声があがっている。

「思いついた」ちゃぶ台返すプーチン氏、積年のいら立ち
https://www.asahi.com/articles/ASL9D5K3XL9DUHBI016.html?ref=msn
ウラジオストク=石橋亮介、中川仁樹 又吉俊充、永田大
2018年9月13日05時02分

ロシア極東ウラジオストクで開かれていた東方経済フォーラムで12日、プーチン大統領が突然、日本との「年内の平和条約締結」を求めた。「北方四島の帰属を解決し、平和条約を結ぶ」という、日本が領土交渉の前提としてきた考えを飛び越えた発言に、衝撃が広がった。

84NAME:2018/11/16(金) 23:44:58
【主張】北方領土交渉 「56年宣言」基礎は危うい 四島返還の原則を揺るがすな
2018.11.16 05:00|コラム|主張
https://www.sankei.com/column/news/181116/clm1811160001-n1.html

安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領が会談し、1956年の日ソ共同宣言を基礎に、平和条約締結の交渉を加速させることで合意した。 日ソ共同宣言には、平和条約の締結後に、北方四島のうち色丹(しこたん)島と歯舞(はぼまい)群島を引き渡すと記されている。このため、安倍首相が「2島返還」を軸にした交渉に舵(かじ)を切ったとの見方が出ている。 そうだとすれば、共同宣言以降の60年余り、四島の返還を目指して日本が積み上げてきた領土交渉をないがしろにしかねない。 合意が、四島返還につながる道筋を示していないのは極めて残念だ。ロシアが、日本は四島を取り戻すという立場を後退させたとみなす恐れがある。

 ≪日本の後退とみられる≫

 日本が忘れてはならないのは、四島はロシアに不法占拠された日本固有の領土であるという点だ。四島返還を確かなものにすることなしに平和条約を結ぶとすれば、締結の時点で約束された以外の固有の領土を、日本が事実上放棄することになりかねない。 「日ソ両国によって批准もされた共同宣言は、他の交渉文書と重みが全く異なる」

 これは従来、プーチン政権が繰り返し使ってきた論法である。交渉の範囲を、色丹、歯舞に限定したい意図が透けて見える。 だが、日露両国の首脳は1993年に、択捉(えとろふ)島、国後(くなしり)島、色丹、歯舞の「四島の帰属」を「法と正義」の原則によって解決するとした東京宣言に署名している。 プーチン氏自身が署名した2001年のイルクーツク声明は、日ソ共同宣言が交渉の出発点を記した「基本的文書」としつつ、東京宣言に基づいて四島の帰属問題を解決するとうたっている。

今回の安倍首相とプーチン氏の合意は、共同宣言が「格上」であるというロシア側の主張に迎合したものではないのか。 不安が募るのは、安倍首相による会談後の記者団への説明で「四島返還」への言及がなかった点である。

 なぜ日本が色丹、歯舞だけでなく、国後、択捉を含む四島返還を目指してきたか。それは、四島全てがそこで生まれ暮らした日本人のふるさとであるからだ。さらに、1855年の日露和親条約で国境線が択捉島と得撫(うるっぷ)島の間に定められて以降、四島が外国に帰属したことは一度もなかったからである。

 先の大戦末期に、日ソ中立条約を破って参戦したソ連が、北方四島を不法占拠した。プーチン氏のロシアが行ったクリミア併合と同じ「力による現状変更」にほかならない。 安倍首相とプーチン氏は「戦後70年以上、平和条約が締結されていないのは異常な状態だ」との認識を示してきたが、それを招いたのは、ひとえに不法占拠を続けてきたロシア側なのである。

85NAME:2018/11/16(金) 23:45:55
≪中韓の視線に注意せよ≫

 領土は、国民や主権と並んで国の根幹をなすものだ。先祖から受け継いだ領土を守り、子孫に引き継ぐ。不法占拠されている領土は取り戻す。それが今に生きる世代がとるべき立場である。 色丹、歯舞は四島の面積のうちわずか7%にすぎない。これだけが日本の求めてきた領土返還でないのは自明であろう。 法と正義を重視して交渉を続けてきた、これまでの経緯を安倍首相は軽んじるべきでない。

 共同宣言は、シベリアに不当に抑留されていた日本人の帰還や国連への加盟、漁業問題の解決という課題を抱えていた日本が、領土交渉の継続を約束させた上で署名したものだ。 「人質」をとられてソ連と交渉した当時の厳しい状況を踏まえなくてはならない。苦肉の策で結んだ共同宣言を基礎に「2島返還」だけを目指すとすれば、ロシアの思うつぼである。 日本が追求すべきは、不法占拠された四島の返還であり、空疎な「平和条約」ではない。

 国内には、色丹、歯舞の引き渡しに、残る2島の自由往来や共同経済活動を組み合わせればいいという声がある。危うい考え方だと言わざるを得ない。 日本の四島返還の対応を尖閣諸島の奪取を狙う中国や、竹島を不法占拠する韓国が注視している。ロシアとの拙速な交渉は中韓両国につけいる隙を与えるという意味でも後世に禍根を残す。

https://www.sankei.com/main/topics/main-32812-t.html

86NAME:2018/11/19(月) 03:56:52
幻になった「9・8森プーチン会談」
日露交渉の舞台裏
2018.11.18
https://special.sankei.com/a/politics/article/20181118/0001.html?_ga=2.251863433.1201390398.1542469522-460585856.1480402570

インタビューに答える森喜朗元首相=18日、東京・虎ノ門(酒巻俊介撮影)

 シンガポールで行われた安倍晋三首相とプーチン露大統領の日露首脳会談を受け、北方領土交渉が本格的に動き出した。その裏には、安倍首相の後見役であり、師匠である森喜朗元首相の姿があった。「ヨシ」「ウラジーミル」とファーストネームで呼び合う森、プーチン両氏の20年近い友情の軌跡を追った。(石橋文登)=文中敬称略

 8月16日。爽やかな夏空が広がる山梨県富士河口湖町の富士桜カントリー倶楽部に4人の首相経験者が集結した。安倍晋三、麻生太郎、小泉純一郎、そして森喜朗。冗談を言い合いながら和やかにプレーに入ったが、森だけはうかない表情だった。いつになく体調が悪かったのだ。

 肩で息をしながらコースを歩いていると、安倍が「大丈夫ですか?」と声をかけ、手を引いてくれた。「ありがとう。申し訳ないな」と言い、プレーを続けようとしたが、4ホール目で胸がキューと締め付けられるように痛んだ。 森はここでプレー続行をあきらめ、東京の病院に直行した。医者に「ハーフを回ったら集中治療室でしたよ」と言われた。以来、森はポケットにニトログリセリンを忍ばせている。

 森が何より悔しかったのは、9月8日からのモスクワ行きを医者に止められたことだった。露大統領のウラジーミル・プーチンから翌9日の「松竹大歌舞伎 近松座」開会式に招待されていたのだ。

 「ウラジーミルは何か大事なことを伝えたかったに違いない」 そう思って残念がっていたところ、ビッグニュースが飛び込んできた。 9月12日、露ウラジオストクで開かれた「東方経済フォーラム」の会合で、プーチンは安倍を見つめながらこう言ったのだ。 「今思いついたのだが、一切の前提条件抜きに年末までに平和条約を締結しようじゃないか」 森はこのニュースを聞いて得心がいった。 「ウラジーミルは私にこれを伝えたかったのか。ついに本気で動き出したな」

× × ×

 森の父で元根上(ねあがり)町長(現石川県能美市)の森茂喜(しげき)は、大のロシアびいきで「悪いのは共産主義でロシア人は善良だ」が口癖だった。遺言も「日ソ草の根交流を引き継げ」だった。それだけに森のロシアへの思いは深い。 そんな森が初めてプーチンに会ったのは、首相就任まもない平成12(2000)年4月29日だった。

 プーチンは、大統領就任を翌月に控え、多忙を極めたが、森との非公式会談に10時間以上を費やした。 「もうロシアはかつての共産主義のソ連じゃない。自由と民主主義の国じゃないか。領土問題を解決し、平和条約を結べば日露関係はダイナミックに変わる」 プーチンは、森の熱い語り口に親近感を感じたのか。以来、森にだけは本音を話すようになる。

 同年9月にプーチンは来日し、森にこう言った。 「ヨシ、領土問題さえ解決すれば日露はもっと組める関係になる。ただ、私はまだ大統領になったばかりなので、もう少し時間が必要なのだ」 森は翌13(2001)年3月に訪露し、プーチンとイルクーツク声明に署名した。日ソ共同宣言を「平和条約交渉プロセスの出発点」と位置づけ、「歯舞群島と色丹島」と「国後、択捉両島」の交渉を分離する並行協議でも合意した。

 一気に日露関係に動くかと思われたが、翌月に森は退陣してしまった。森は次の首相となった小泉純一郎に日露交渉を継続してほしいと願ったが、田中真紀子を外相に起用したことにより、外務省は大混乱に陥り、日露交渉は振り出しに戻ってしまった。

87NAME:2018/11/19(月) 03:57:09
 森は退陣後も何度も訪露し、プーチンと親交を重ねたが、日露交渉は膠着(こうちゃく)したままだった。再び動き出したのは、平成24(2012)年12月に安倍が首相に返り咲いてからだった。 翌25(13)年2月、森は安倍の特使として訪露し、プーチンと16回目の会談を行った。プーチンは前年3月に一部外国メディアの会見に応じ、「引き分け」という日本語を持ち出して「領土問題を最終的に解決したいと強く願っている」と語っていた。

 森が「引き分け」論の真意を問うと、プーチンは紙に大きく四角形を書き、こう言った。 「これは道場だ。端っこで組むからすぐに場外に出て『待て』となる。真ん中で組んで初めて『よし、始め!』となる。これが引き分け論だ」 森は1枚の写真を取り出した。3(1991)年4月にミハイル・ゴルバチョフがソ連大統領として初来日した時の写真だった。末期がんだった元外相の安倍晋太郎がゴルバチョフと面談した際、父を後ろで支えていたのが、若き日の安倍晋三だった。

 「見てくれ。これがシンゾーだ。シンゾーの日露関係をよくしたいという思いは本物だぞ」 森がこう説明するとプーチンは食い入るように写真を見つめた後、「この写真をもらっていいか?」とほほ笑んだ。森がうなずくと大切そうにスーツのポケットにしまった。

× × ×

 この2カ月後、安倍は日本の首相として10年ぶりにロシアを公式訪問した。領土交渉は一気に加速するかに見えたが、またもやブレーキがかかった。 2014(平成26)年のウクライナ騒乱とクリミア危機だ。3月18日にプーチンがクリミアの併合を表明すると、欧米が一斉に反発。日本も対露制裁に同調せざるをえなくなった。 同年8月下旬、露チェリャビンスクで開かれた世界柔道選手権。プーチンがここに現れると、柔道家の山下泰裕に向かって鬼の形相でこう言った。

 「シンゾーには裏切られた。全く信用できない男だ」 山下から連絡を受けた森は慌ててモスクワに飛んだ。9月10日、プーチンに会った森はこう諭した。 「ウラジーミル、君の怒りは誤解だ。安倍が科した経済制裁は実害のないものばかりだ。嘘だと思うならよく調べてくれ」

 それでも「日本は米国に追随してばかりだ」とプーチンの不満は収まらない。森はこう言い返した。 「日本の周りは核を持った国ばかりだ。彼らが核を使用した時にあなたは助けてくれるかい?」 けげんな顔つきのプーチンに森はたたみかけた。 「助ける義務はないよね。日露には平和条約さえないんだから。でも米国は同盟国だから助けてくれる。言葉はよくないが、米国に追随せざるをえないところもある。そこをよく考えてくださいよ」

 そこで森は再び安倍の若き日の写真の話を持ち出し「シンゾーはあの頃と何も変わっていない。俺を信用するなら安倍も信用してくれ」と頭を下げた。プーチンは黙って聞いていた。 これが奏功したのか、日露関係は再び動き出した。

 平成28(2016)年5月、プーチンはロシアの保養地ソチで安倍を笑顔で迎えた。夕食を含め3時間に上る会談で、安倍は「新しいアプローチ」の交渉を提案し、プーチンも同意した。同年12月には、安倍は自分の郷里である山口県長門市にプーチンを招き、手厚くもてなした。

 29(17)年7月、森は露エカテリンブルクでプーチンと旧交を温めた。プーチンは森の誕生日(7月14日)を祝って大きなケーキを用意して歓待し、帰りは大統領専用車で森をホテルまで送ってくれた。森はプーチンをこう評した。 「義理堅い男なんだよ。柔道がなかったら今の自分はいなかった。柔道が自分の人格を形作ったと信じている。昔の日本人はこうだったな、って感じかな」

88NAME:2019/04/13(土) 20:59:51
ロシア、新しい靴を買えない家庭が3割強、それを「理解できない」大統領報道官
ニューズウィーク日本版 / 2019年4月12日 15時54分
https://news.infoseek.co.jp/article/newsweek_E237664/

<ロシア連邦統計局の調べで、ロシア生活の現状が明らかになったが、これを聞いた大統領報道官が、「理解できない」と発言して問題に......>

新しい靴を買えない家庭3割強、地方では下水もない

ロシアでは、3家族のうち1家族は新しい靴さえも買えないほど貧困にあえいでいるということが、このほどロシア連邦統計局の調べで明らかになった。しかしこれを聞いた大統領報道官が、「この数値はどこからきたんだ?」といぶかしげに記者に聞き「理解できない」と発言したため、外国メディアは「庶民の現実を把握していない」と指摘している。

この統計は、ロシアの生活水準を調べるために2011年以来、年に2回実施されているもの。今回は2018年9月にロシア全土で6万世帯を対象に調査が行われた。

英ザ・タイムズ紙によると、統計局が発表した数値は、ロシアの家庭のうち35.4%は1シーズンに靴1足しか持てないほど貧しいというものだった。また、家計のやりくりが苦しいという家庭は79.5%に上った。年に1週間以上の旅行(友人や家族の家に滞在する場合も含む)に行かれると答えた家庭は約半数だった。

また英公共放送BBCは、肉か魚を毎日ではなく1日おきにしか食べられないと答えた家庭は10%に上り、12.6%の家でトイレは共同か屋外にしかないと答えたと報じている。

さらに都市部を除く地方で限定すると、38%が屋外トイレしかなく、下水がまったく完備していない世帯の割合は約20%に達した。

自国の貧困を信じられない?大統領報道官

ドミトリー・ペスコフ大統領報道官は記者とのブリーフィングでこの統計について、「ロシア政府はこのデータを理解するのに苦労している」と打ち明けた。「なんで靴なんだ?なんで3家族のうち1家族?この数値はどこから来たんだ?」と記者に問いかける一幕もあった。さらに、統計局に説明してもらいたいとも加えたという。

ザ・タイムズは靴の項目について、「ロシアは季節によって寒暖差が大きいため何足か靴を持っている必要がある。(たとえば)モスクワは降雪、豪雨、猛暑になることもあり、気温はマイナス25度からプラス35度と幅広い」と説明している。

ロシアの英字日刊紙モスクワ・タイムズによると、ロシア連邦統計局はこの調査について、「妥当な生活や貧富」に関する回答者の考えを主観的に反映したものだと説明。統計には総体的に考慮されるべき要素がいくつかあり、靴の項目もその1つだとしている。

BBCは、統計結果を理解できないとしたペスコフ報道官の発言について、「官僚は庶民の現実を把握していないことを示唆しており注目を集めている」と伝えている。

庶民との格差についてBBCは、ペスコフ報道官が履いているブーツは、ロシアの月額最低賃金の倍近い金額だと指摘している。

またザ・タイムズは、ペスコフ報道官が2015年の自身の結婚式で6000万円近い腕時計をしていたため(同紙によると当時の同報道官の年間給与は約1350万円)、その金はどこから来たのか疑問視されていたと報じている(同報道官は妻からのプレゼントだと話しているとのこと)。

89NAME:2019/05/12(日) 19:45:02
かつて6000人の日本人が住んでいたウラジオストク、ゆかりの地を歩く
2018/12/08 16:00
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181208-00024189-forbes-bus_all

このところ日本からの観光客が増えている極東ロシアのウラジオストクだが、実は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、多くの日本人がこの地に渡り、働き、暮らしていた。市内にはその当時の在留邦人の活動を物語るスポットがいくつも残っている。

ロシア人が、ユーラシア大陸のはずれにあるウラジオストクまではるばるやって来て、この街の建設を始めたのは1860年。一方、同時期に、1855年の日露和親条約によって長崎、下田、函館の3港が開かれ、ロシア船の日本への来航は自由になっており、日本からも多くの人がウラジオストクに渡航を始めている。

それらの日本人は、大工や理髪師、雑貨商など、ウラジオストクの新都市建設で不足していたロシア人の身の回りの世話に役に立つ職種の人々が多かったという。「からゆきさん」と呼ばれる海外の娼館で働く女性たちもいた。モスクワから9300kmも離れたこの地には、ロシア人の女性は少なかったのだ。

そして1876(明治9)年、日本はウラジオストクに貿易事務所を開設。以降、続々と日本人が事業開拓のために渡っている。日露戦争(1904〜05年)もあり、その数は少し減ったが、戦争が終わると、再び増え始め、ピーク時の1919年には在留登録だけで5915人という邦人がいたという記録もある。

嘉納治五郎の像と与謝野晶子の記念碑

19世紀から20世紀にかけての約50年間に実在した、日本人ゆかりの場所を訪ねてみたいという旅行者に役立つ格好の街歩きマップがある。「浦潮旧日本人街散策マップ〜日本にゆかりのあるウラジオストクの名所・旧跡巡り〜」(2011年7月発行)だ。日本人とウラジオストクの歴史を振り返りながら、興味深いスポットを紹介しよう。

まずこの優美なクラシック建築は、旧日本国総領事館だ。石造りのギリシア式建築で、現在は沿海地方裁判所となっている。 当時の代表的な在留邦人として知られていたのが、1892年に日用雑貨輸出商としてウラジオストクに渡り、1899年、この地に「堀江商店」を開業した堀江直造である。他にも日本人経営の商店や飲食店、銭湯、写真館があった。

6000人もの日本人が暮らしていたので、子弟の教育のための日本人小学校もあった。1922年当時、生徒数は256人を数えたという。 現地で身を立てようとした日本人だけでなく、著名人もウラジオストクを訪れている。たとえば、「日本近代小説の開祖」と称される明治を代表する文人のひとり、二葉亭四迷。彼は東京外国語学校でロシア語を学んだ後、1902年に一時ウラジオストクに滞在し、現地のロシア人と交流している。

ウラジオストクには、中国語や日本語、モンゴル語、満州語、朝鮮語などを学べる極東で最初の高等教育機関である東洋学院が1899年に開校している。当時からウラジオストクはロシアにおける東洋学の中心地だったのだ。

90NAME:2019/05/12(日) 19:45:20
日本とは数奇な縁があるニコライ2世

最初のウラジオストク駅は1894年に完成しているが、ロシア帝国最後の皇帝となるニコライ2世は、皇太子時代の91年に世界旅行の最後の訪問地として日本に滞在した後、この地に立ち寄り、起工式に立ち会った。 ニコライ2世は、日本で大津事件にと呼ばれる、暗殺未遂に遭遇したこともあるが、日露戦争の開戦を決めるなど、日本とは数奇な縁がある。ロシア革命で殺されることになったが、今日、名誉回復され、彼の肖像画はウラジオストクでも至るところに飾られている。

現在の瀟洒な駅舎は、1912年に竣工された。この年、ウラジオストク航路に接続する敦賀港〜新橋間を走る欧亜国際連絡列車の運転が始まった。以降、日本からモスクワ、ヨーロッパへの鉄路がつながり、同じ年の5月、与謝野晶子が夫を追って、シベリア鉄道でパリを訪ねる際、この地に立ち寄っている。現在、極東連邦大学東洋学院の建物の前に彼女の記念碑が建てられている。

ロシアにおける柔道発祥の地もウラジオストクにある。1911年に講道館に入門、帰国後、14年にこの地に柔道クラブを創設したサハリン出身のワシリー・オシェプコフが、「柔道の父」と呼ばれる嘉納治五郎と向き合う像は、金角湾大橋のたもとに立っている。

加害者としての記憶も残そうとしている

歴史には明暗がある。1930年代に入ると、満州事変が起こり、以後、ウラジオストクはソ連の防衛線の重要地点となり、軍事基地となった。1937年には、外国人は国外退去を命じられ、日本国総領事館の関係者を除く日本人は、全員帰国せざるを得なかった。 日本の敗戦後、ソ連は数万人もの日本人をシベリアに抑留させた。ウラジオストクにもふたつの収容所があり、ビル建設や道路の改修に従事させられている。

当時亡くなった日本人の慰霊碑が、現在ウラジオストク空港の近くに立っている。ロシアでは、日本に対する加害者としての記憶も残そうとしているところが、近隣アジアの国々の姿勢とは違っているようだ。 そればかりか、市内の日本とのゆかりの場所のいくつかに、当時の歴史を記述したプレートが設置されている。いまから100年前にこの地でロシア人と日本人が共生していた記録がしっかり刻みつけられていることを知っておきたい。 中村 正人

91NAME:2019/05/12(日) 19:48:38
増加する訪日ロシア人、彼らは日本に何を求めているのか?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190323-00026226-forbes-int
3/23(土) 11:30配信

ロシアから日本を訪れる観光客が増えている。2018年の訪日ロシア人数は、前年比22.7%増の9万4800人(日本政府観光局)で、欧米諸国の中では伸び率がいちばん高かった。逆に昨年ロシアを訪れた日本人は6万人といわれているので、すでに「入超」になっている。

年間3000万人を超えた訪日外国人だが、米国や豪州を含む欧米からは全体の10分の1(12%)を占めているに過ぎず、近隣アジアからの訪日客に比べれば圧倒的に少ない(欧州からでは最多の英国で33万4000人)。それでも、2017年に日本政府がロシア人に対するビザ緩和を実施したため、ロシアからの観光客の数は伸びているようだ。

ウラジオストクから成田までのフライト時間は2時間20分と、ロシアは日本に最も近い欧州の国ではあるが、これまで日本人にとってもロシア人にとっても、お互い「近くて遠い国」だった。 とはいえ、極東ロシアの人たちは親日的なことで知られている。背景には、1990年代のソ連崩壊後、彼らは経済的苦境に陥ったが、極東ロシアの人たちは地理的近さから、日本との中古車販売などの民間貿易を通して日々の生活をしのいできた経緯があり、日本の豊かさや安定した社会を知り、日本人に対して好意的な見方を持つ人が多いのだ。条件がさらに整えば、多くのロシア人が日本を訪れてくれるだろう。

高まる日本への関心、なぜ?

ロシアで発行されている隔月刊のカルチャー雑誌「KIMONO」の副編集長で、日本在住のアナスタシーア・ストレブコーワさんは、日本を訪れるロシア人が増えている理由についてこう語る。 「ひとつの理由は日本側の努力だと思う。最近、モスクワに日本各地の地方自治体が観光PRのため訪れるようになった。一方、ロシア人はNATOからの制裁もあり、旅行先もヨーロッパではなく、アジアに目が向いているところがある。加えて、日本は以前に比べオープンになってきたとロシア人は感じている。ここ数年、日露首脳会談も増え、プーチン大統領が日本をよく訪れるようになったことはニュースでも報じられていることから、日本に対するロシア人の関心が以前より高まっているのは確かだ」

では、日本を訪れるロシア人観光客とはどんな人たちなのだろうか。

一般にロシア人の人気海外旅行先は、タイやベトナムのビーチだといわれる。彼らは必ずしも富裕層ではなく、むしろ中間層である。以前は黒海沿岸や中近東のリゾートに足を運んでいたが、「アラブの春」やシリア内戦、クリミア侵攻などが続き、リゾートどころではなくなった。 そこで、アセアンのハブであるタイや、社会主義時代にソ連や東欧諸国に多くの労働者を送り込んでいたベトナムが彼らのビーチリゾート地として選ばれたのだった。 なかでもベトナムには、すでにロシア人専用といってもいいリゾートタウンがいくつかあり、町はロシア語であふれ、現地の人たちもロシア語を話す環境ができている。理由は旅行費用が安いことと、ソ連時代の人的ネットワークがあるからだ。

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92NAME:2019/05/12(日) 19:50:36
日本にリゾートは期待していない

ロシア人はたいてい最低2週間くらいビーチに滞在し、特別何をするでもなく、のんびり過ごす。そんな休暇のスタイルを好むという。ロシアで出会った人たちと話をしていると、家族でタイやベトナムに行った写真を見せられることが多い。

だが、日本はロシア人にとってリゾート的な位置付けの国ではない。2000年代中頃、原油価格の高騰で好況を迎えたロシアの富裕層が銀座の百貨店で数千万円単位の買い物をしたと騒がれたことがあったが、もうそんな時代でもない。いま日本に行きたいと考えているのは、日本の文化を正当に評価している、ごく普通のロシア人だといってよい。

「日本の観光コンテンツの水準はロシアに比べてずっと高いと思う。どの地方に行っても観るべきもの、やるべきおもしろいことがある。ミシュランの星付きレストランが多いことも、ロシア人は知っている」 そう日本を高く評価するストレブコーワさんだが、ロシア人にとって日本はまだ旅行費用の高い国であること。そして、日本に関する情報が圧倒的に足りないことが目下の課題だという。

「私がよく日本人から言われるのは、ロシアは寒い? ウォッカが好き? そんなステレオタイプな質問ばかり。同じように、ロシアでも、日本といえば、いまだにアニメやマンガ、サムライ、芸者というイメージしかない。最近はロシア人のブロガーもいて、それぞれ日本のことを発信しているが、内容はバラバラで、日本のいまを的確に伝える情報は少ないと思う」

ストレブコーワさんが制作しているロシア語メディア「KIMONO」は、2018年1月に創刊されたカルチャー誌で、モスクワやサンクトペテルブルクなどの書店で販売されている。 編集長のエカテリーナ・ステパノヴァさんによると、同誌は2016年10月にオンラインマガジンとしてスタート。毎号ワンテーマ式の編集で、日本を訪れた著名なロシア人や日本の文化人などのインタビュー、旅行、フード、ファッション、美容などに分かれた誌面構成になっている。読者の70%は20代から40代の女性だという。 「日本在住のロシア人ライターたちの体験と印象を含めて、先入観のないありのままの現代日本を紹介する媒体づくりを進めている。ロシア人が関心のある日本情報に絞ることを編集方針の要にしている」と彼女は話す。

93NAME:2019/05/12(日) 19:52:10
栃ノ心は六本木のバーが好き

これまで同誌には、映画監督の黒沢清や李相日、歌舞伎役者の中村扇雀、着物デザイナーの斉藤上太郎、ジョージア出身力士の栃ノ心剛史などが登場しているが、インタビューを担当したストレブコーワさんにとって特に面白かったのは後者のふたりだったという。 「斉藤上太郎さんには、現代と近未来の着物のデザインの方向性について聞いた。日本のファッションはオリジナリティが高く、ロシア人を魅力している。栃ノ心剛史さんには都内のお気に入りの場所について聞いたが、彼が六本木のバーが好きだというのは少し意外で面白かった」

同誌は、若いロシア人ライターたちの目を通して、現代の日本を伝えようとしているユニークな媒体だ。デザインセンスも優れていて、日本人の目で見ても面白いし、何よりロシア人の目から見て日本の何が魅力的に映るのかを理解するうえで参考になる。 彼らは近隣アジアの人たちと同じように、ネットを通じて身近に触れられるアニメやサブカルチャーだけでなく、ファッションや観光など、さまざまな分野でいま日本で何が起きているのか、現代日本の姿に惹かれているようだ。ロシア人は、他の西欧人たちと同様に、日本を異文化としてリスペクトしてくれていることも伝わってくる。

日本で入手することは簡単ではないが、もともとオンラインマガジンとして始まっているので、ウェブサイトで誌面の一部を読むこともできる。編集に関わっているのは、前述の編集長と副編集長の他に、フリーランスの編集スタッフ10名、さらにライターを加えると20名ほどになるという。 次号は4月上旬の発行で、日本の建築やインテリアがテーマだ。モスクワで集合住宅のプロジェクトを進めている建築家の隈研吾のインタビューが収録されているそうだ。「KIMONO」は、ロシア人の新しい日本理解に貢献するメディアであることは間違いない。同誌の今後を期待したい。

94NAME:2019/07/27(土) 21:20:12
あまりに辛辣!ロシア人の「日本人への本音」 アニメ好きだからといって親日派ではない
東洋経済オンライン / 2019年7月27日 8時0分
https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20190727_292654/
https://news.livedoor.com/article/detail/16837691/

政府は今年4月、プーチン大統領の6月の訪日に合わせた北方領土問題を含めた平和条約締結の大筋合意を見送った。6月22日にもロシアの国営テレビ番組で「(北方領土を日本に引き渡す)計画はない」と語っている。安倍政権はプーチン大統領と対話を重ね、経済協力を結べば領土問題を解決できる、と考えていたようだが、はしごを外された結果となった。

2014年、ロシアに領土クリミアを侵攻されたウクライナ人のグレンコ・アンドリー氏は、自著『プーチン幻想「ロシアの正体」と日本の危機』で「ロシアとの約束はつねに破られる」と述べている。日本人のロシアに対する誤解について、文化を例にとって本書から紹介する。

■文化に興味があるから親日とは限らない

いま日本で広まっている幻想の1つは、「ロシアには日本文化や日本武道が好きな人が多く、彼らは親日に違いない」ということである。

よく「プーチン自身が日本武道をやっているので、日本の伝統や文化をよく理解している」と言われている。しかし、これもまた現実に基づいた考えではなく、希望的観測である。つまり、「こうあってほしい」という強い願望から「こうに違いない」という錯覚に陥ってしまうのである。しかし現実にはそうなっていない。日本の文化に興味があるという理由で、その人が親日になると思い込んでいる日本人は認識が甘い、と言わざるをえない。

その国の文化が好きだから、またはその国に興味があるから、という理由でその国のシンパになるとは限らない。

確かに日本では、特定の外国の学問分野を専門にする人がその国のシンパになることはよくある。例えば、ロシア文学を専門にする人が親露派(一昔前は親ソ連)になったり、中国哲学を専門にする人が親中派になったりすることは頻繁に聞く話である。また、日本の外務省における「チャイナスクール」「ロシアスクール」「アメリカスクール」は有名であり、日本の外交官であるにもかかわらず、日本の国益ではなく、外務省の中で専門とする国の国益を優先するという悪しき習慣も存在する。

しかし外国、ましてロシアではこのような事例は滅多にない。いずれの分野においても、日本を専門にする人が親日になるわけではない。もちろん、アメリカを専門にするロシア人が親米になることもない。

むしろ、専門の対象とする国をよく知り、その特徴や弱点を把握することで、当該国に対するロシアの外交を有利に進めることに貢献するのが、外国を専門に研究する人々の目的である。これ自体は批判されるべきことではなく、むしろ普通の姿勢だと言わざるをえない。

この姿勢は仕事ではなく、趣味の世界であっても同じである。プーチンにとって日本武道はあくまで身を守る手段であり、闘う方法である。暗殺などを通常手段とするKGB出身のプーチンが、武道をやっているから日本文化を理解していると期待することは、いわゆる「お花畑思想」の類のものであると言わざるをえない。

日本では、韓流ドラマを見すぎて韓国に憧れるあまり、韓国人になりたいとまで思う日本人はそれなりにいる、と聞いている。また、アメリカンドリームを題材にした映画を見てアメリカ人になりたいと思う日本人もそれなりにいるようだ。しかし、同じように、日本のアニメを好きなことによって日本そのものを好きになり、親日になると考えるのは、先述した「お花畑思想」である。

95NAME:2019/07/27(土) 21:20:25
■アニメ好きでも、「北方領土は返還すべきではない」

じつは、筆者自身も日本に興味を持つきっかけの1つは日本のアニメであったので、一時期、日本のアニメをかなり見ていた。またその頃、ロシアのアニメが好きな人たちのコミュニティと交流があった(筆者はロシア語が話せる)ので、彼らが考えていることを直に聞くことができた。

彼らのなかには、趣味として本当に日本のアニメに熱心な人もかなりいた。アニメグッズの一大コレクションを持ったり、コスプレショーなどのイベントを開いたり、日本への旅行を計画したりする人がいた。一見、まさに「親日」に当てはまる人たちである。

しかし、趣味ではなく現実世界の話になれば、まるで別人のようになる。北方領土のことを聞いたら、たいてい「一島も返すべきではない」「あの土地はわれわれの先祖が血を流して獲得したものだから、返還は先祖への侮辱である」「アニメは大好きだし、日本人とは仲良くしたいけど、なぜ彼らが私たちの領土を狙っているのか理解できない。仲良くしたらいいのに(女の子の場合)」「そんなに領土が欲しいなら、米軍基地を撤退させて空いた土地に住んだらいいじゃないか」「アメリカに支配されているくせに日本人はロシアに文句言うな!」「趣味と国家は別だ」「クリル諸島が欲しいなら、方法は簡単だ。日本列島がロシア領になればいい。それだったら日本人は皆ロシア国民になるので、いくらでもクリル諸島に住める」などである。

さらに歴史について聞くと、「日本人はヒトラーの味方だった」「日露戦争でロシアは日本に騙し討ちの攻撃を受けた。ソ連の対日参戦はそれに対する正当な報復だから、文句を言われる筋合いはない」「今の日本人は戦争に負けてから大人しくなったが、昔は残虐だった。731部隊で人体実験をやっていた。捕虜の首を切り、中国人の民間人を大量に殺していた」と言っている。

強調するが、以上の意見を述べたのは日本のアニメが好きな人たち、つまり最も親日のはずの層である。ましてや、アニメに興味がない一般ロシア人の意識を想像することはさほど難しくないであろう。当時、このような発言を聞いて筆者は驚いたが、よく考えれば、趣味はどうであれ、ロシア人はロシア人なのである。

筆者が関わった人の中で、多くはないが一定数、「アニメそのものは好きだが、日本や日本人は大嫌い」という人もいた。本当にごくまれに、北方領土返還を容認し、ソ連の対日参戦を批判する人たちがいた。しかし繰り返しになるが、それはアニメが好きな人の層に限る話なので、ロシア全体で考えれば、その比率はさらに小さい。

96NAME:2019/07/27(土) 21:20:39
■中国と韓国を見れば実証済み

そもそも、アニメが好きな人が多い国が親日国になるわけではないということはすでに実証されている。世界の中で、日本のアニメファンが最も多い国はどこか。それは中国である。また、日本のアニメが好きな人の比率が最も高い国はどこか。それは韓国である。しかし、両国は親日国だろうか。決してそうではない。

日本のアニメが好きな人という点では、中国は数で、韓国は比率でロシアに勝っている。また日本文化や日本武道に興味のある人の数も、ロシア人より中国人や韓国人のほうが多い。

しかし、それはまったく親日とは関係ないものである。中国と韓国は世界最大級の反日国家である。この自明な事実を、「アニメが好きなロシア人は親日」というデタラメを流している日本人はなぜ無視しているのだろうか。

このように、大衆文化や伝統文化、もしくは日本武道への興味が、当該国の人々を政治的な親日にするわけではない。そのようなケースがあるのは事実だが、実際にはまれであり、そうならない場合がほとんどである。同じように、日本文化に興味がある人が多いという事実は、当該の国を親日国にするわけでもない。甘い幻想を捨てて、厳しい現実を認識することが日本の国益のためになるのではないか、と筆者は考えている。

ロシアにおいては日本が好きな人であっても嫌いな人であっても、昔の「日本が悪かった」ことと、「南クリル諸島に対する不当な領土的野心」を日本の欠点として取り上げている。

歴史に関しては、多少、日露関係史に詳しいロシア人であれば、1855年の下田条約(日露和親条約)でロシアは日露友好のためにそれまでロシア領であった南クリル諸島を善意で日本に譲った、と主張している。

さらに、一部の人は「北海道のアイヌはロシア王朝に朝貢をしており、それはロシア支配を認めていたことを意味する。本来はロシア帝国が北海道を領有するはずだったが、ロシアは日本に配慮して侵攻しなかった」と主張している。それこそがロシアが日本に対して友好的だったことの証しだ、とまで彼らは考えている。そして「ロシア人の寛大さに対して、日本人はロシア皇太子を襲い、だまし討ちで日露戦争を吹っかけた。まったく恩知らずの民族だ」と思っているのだ。

さらに、天皇陛下について「ソ連のスターリン崇拝が批判されるが、日本だって皇帝崇拝があったではないか。現在でも、一部の狂った民族主義者が日本の皇帝を崇拝している」と主張する人もいる(筆者からすれば、日本の国体の奥深さや皇室の尊さに対する理解をロシア人から期待することはもちろんできない。だが、それでも世界最古の王朝と1代限りの独裁者を同列に考えるのは、無知や非礼の極みである)。

だからソ連による対日参戦は、ロシア人からすれば、先述した「ロシアに対する敵対行為への当然な報復」ということだ。したがってロシアは正当に南千島を「取り戻した」のだ、という理屈になる。

97NAME:2019/07/27(土) 21:20:54
■「アメリカに支配されている」と考えている人も

以上のことを前提として、現代のロシア人は日本のことをどう考えているのであろうか。その答えはもちろん人によってばらばらである。先述した認識はロシア人のほぼ全員が持っているが、それ以外の面では、考え方は人によって異なる。日本が嫌いなロシア人は「日本人はうそつきで本当のことを言わない」「日本は住居や道が狭くて住みにくい」「職場では人間を家畜扱いしているが、それに抵抗しない日本人にはぴったりの扱いだ」「奴隷根性が強い」など。

しかし、嫌いな人についてどれほど論じても仕方がない。日本のことが嫌いな人は、どの国でも一定数はいるであろう。重要なのは、「日本のことを嫌いじゃない人」である。彼らは、日本の長所とされる面を指摘する。まず「日本人は勤勉だ」「日本は技術が発展している」「文化が奥深い」「インフラが整っており、社会保障が充実しているので住みやすい」などと言う。だから日本に「住みたい」もしくは「住んでみたい」と言うロシア人もいる。

本当に大事なことなので何度も繰り返し言うが、たとえ日本のことが好きなロシア人であっても、「昔の日本は悪かった」「北方領土は一島も返すべきではない」と考えている。それだけではない。たとえ日本が好きなロシア人でも、「今の日本はアメリカに支配されている」と考えている。彼らの頭の中では、アメリカが日本の民族主義者と結託し、存在しない北方領土問題を掻き立て、日露友好を妨害していることになっている。

基本的に、ロシア人の頭の中で友好とは「ロシアへの服従」を意味している。ロシア人は他国のロシアへの服従は当たり前の自然状態だと考えているので、それに反発が起きることを想定していない。したがって、反発が起きたときはそれを「敵対行為」と認識する。ロシア人は、他の民族には独立意思があるということを理解できない。だからこそ、ロシアへの服従に抵抗を示す民族がいることに対して驚くわけである。日本人の皆さんにはなかなか理解できない感覚だろうが、ロシア人はそういう国民である。

グレンコ・アンドリー:国際政治学者、日本研究者

98NAME:2019/07/29(月) 19:22:06
ロシア首都で自由かつ公正な選挙求めるデモ、317人拘束
AFPBB News 2019/07/27 22:24
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E9%A6%96%E9%83%BD%E3%81%A7%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%8B%E3%81%A4%E5%85%AC%E6%AD%A3%E3%81%AA%E9%81%B8%E6%8C%99%E6%B1%82%E3%82%81%E3%82%8B%E3%83%87%E3%83%A2%E3%80%81317%E4%BA%BA%E6%8B%98%E6%9D%9F/ar-AAEWqVr#page=2

【AFP=時事】(更新)ロシアの首都モスクワで27日、自由かつ公正な市議会選を求める抗議集会が市庁舎前で行われ、開始後1時間で少なくとも317人が警察に拘束された。ロシア当局による拘束状況を追跡する非政府組織(NGO)「OVD-Info」が明らかにした。

9月に実施予定の市議会選をめぐっては、当局が野党や独立系候補者の登録を認めないとしたことから、多数の市民がデモへの参加を表明していた。

モスクワで1300人超拘束 市議選の不正疑惑に抗議
共同通信社 2019/07/28 08:38
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%81%A71300%E4%BA%BA%E8%B6%85%E6%8B%98%E6%9D%9F-%E5%B8%82%E8%AD%B0%E9%81%B8%E3%81%AE%E4%B8%8D%E6%AD%A3%E7%96%91%E6%83%91%E3%81%AB%E6%8A%97%E8%AD%B0/ar-AAEWZE4#page=2

【モスクワ共同】9月のモスクワ市議選に出馬予定だった独立系候補が出馬を阻まれた疑惑を巡り、野党支持者ら3500人以上が27日、モスクワ市役所前で抗議集会を開こうとして治安当局と衝突した。警官隊は当局が許可していないとして市役所周辺から市民を排除し、1300人以上(野党系サイト)を拘束した。

 独立系候補はプーチン政権に批判的な立場。立候補登録に必要な有権者の署名が実際は有効だったにもかかわらず、モスクワ市選管に「無効」と判断された疑惑が強まっており、20日にも数万人規模の抗議集会が行われたばかり。

99NAME:2019/10/09(水) 00:53:57
初の北方領土観光ツアー延期 ロシア側の要請
2019.10.8 23:04
https://www.sankei.com/politics/news/191008/plt1910080047-n1.html

外務省は8日、北方四島での共同経済活動のパイロット(試行)事業として、初めて実施する予定だった11日からの国後、択捉両島での観光ツアーを延期すると発表した。ロシア側から8日、申し入れがあった。外務省関係者は「ロシア側の事情」と説明し、年内の実施に向け、再度日程を調整するとしている。ツアーは9日から北海道内を観光後、11〜16日の日程で二島を周遊する予定だった。

100NAME:2020/08/21(金) 14:10:42
毒盛られた可能性 露ナワリヌイ氏に独仏が医療支援など用意
2020/08/21 09:15
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%af%92%e7%9b%9b%e3%82%89%e3%82%8c%e3%81%9f%e5%8f%af%e8%83%bd%e6%80%a7-%e9%9c%b2%e3%83%8a%e3%83%af%e3%83%aa%e3%83%8c%e3%82%a4%e6%b0%8f%e3%81%ab%e7%8b%ac%e4%bb%8f%e3%81%8c%e5%8c%bb%e7%99%82%e6%94%af%e6%8f%b4%e3%81%aa%e3%81%a9%e7%94%a8%e6%84%8f/ar-BB18cXSm

【パリ=三井美奈】マクロン仏大統領とメルケル独首相は20日、南仏ブレガンソンで会談し、同日に飛行機内で意識不明に陥ったロシアの反体制派指導者、ナワリヌイ氏について医療支援や受け入れの用意があると表明した。メルケル氏は「非情に心配している」と述べ、真相解明を求めた。ナワリヌイ氏について、担当医は毒を盛られた可能性があると指摘していた。

101NAME:2020/08/24(月) 21:41:47
【元ロシア・スパイ】使用された神経剤はロシア製=英首相
2018年3月13日
https://www.bbc.com/japanese/43381805

英南西部ソールズベリーで今月4日にロシアの元スパイ、セルゲイ・スクリパリ氏(66)と娘のユリアさん(33)に神経剤が使われたとされる殺人未遂事件に関して、テリーザ・メイ首相は12日、ロシアで開発された軍用レベルの神経剤が使用されたことを明らかにした。この事件には「かなりの確率で」ロシアが関わっていたと指摘している。

メイ首相は国家安全保障会議の後に下院で、「英国の地で軍用レベルの神経剤が使われたことは単なるスクリパリ氏に対する攻撃ではない」 と指摘。「これは英国に対する無差別で無謀な攻撃であり、市民の命を危険にさらした」と述べた。

また、ソールズベリーに近いポートン・ダウン防衛科学技術研究所における調査から、スクリパリ氏らに使用された神経剤はノビチョク剤と呼ばれる種類だと判明したという。メイ首相は、ロシア政府は過去にノビチョク剤を製造しており、現在も製造可能だと述べた。

メイ首相は「この事件はロシアによる英国への直接的攻撃か、ロシア政府が大惨事を起こす可能性の高い神経剤を管理しきれず、他者の手に渡るような事態を許してしまったかのどちらかだ」としている。

英外務省は駐英ロシア大使を召喚し、説明を求めている。またボリス・ジョンソン外相は大使に対し、ノビチョク剤に関する「漏れのない完全な」情報を化学兵器禁止機関(OPSW)に開示するよう要求した。

セルゲイ・スクリパリ氏と娘のユリアさんは現在も入院している

メイ首相は13日中に「信頼性の高い回答」が得られなかった場合、この事件をロシアによる「違法の武力行使」とみなし、14日の下院でこの件に関するより広範囲にわたる措置を発表すると説明している。

この件に関してはアンバー・ラッド内相も、13日に危機管理委員会(COBRA)の会合を開き、進展について協議する予定。

ロシアを名指ししたことについて同首相は、「ロシアは過去に国家主導で暗殺を実行したことがあるほか、ロシアが亡命者の何人かを暗殺対象とみているとの調査結果」が元になっていると話した。

一方、野党・労働党のジェレミー・コービン党首は、英露間の緊張がこれ以上高まらないよう、「骨のある対話」が必要だと述べた。コービン党首はまた、保守党がロシアの富豪から資金提供を受けていると指摘している。

102NAME:2020/08/24(月) 21:43:25
諸外国とロシアの反応

レックス・ティラーソン米国務長官は英国の見解を支持し、ロシアが関与している可能性が高いとコメントした。

「われわれは、この犯罪の首謀者と実行者が適切な厳罰に向き合うべきだということで一致した」、「米国は英国と共にあり、引き続き緊密に対策を練っていく」と国務長官は話した。

メイ首相の報道官によると、首相は12日にエマニュエル・マクロン仏大統領と会談し、「ロシアの広範囲にわたる攻撃的な態度について協議し、引き続き同盟国が一丸となりこれを追及していくこのが重要との見解で一致した」という。

北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、あらゆる神経剤の使用は「恐ろしいことで、決して認められるものではない」と述べ、英国と連絡を取っていると明らかにした。

英政府は、この事件はNATOが集団的自衛権を行使する条約第5条には当たらないとしている。ただ英国の元国家安全顧問リケッツ卿は、「NATOと欧州連合(EU)の後ろ盾を持ったより広い」対抗措置の方が効果が高いだろうと指摘し、「プーチン(露大統領)をノックアウトすることはできないだろうが、抵抗し、仲間を増やすことはできる」と述べた。

一方、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、メイ英首相の発言を「英議会のサーカスショー」と批判した。

「結論は明らかだ。これは挑発による情報と政治の作戦にすぎない」

ウラジーミル・プーチン大統領は先に、BBCがロシアの関与について質問した際、「まずは真相究明をそちらでしなさい。話し合いはそれからだ」と述べた。

BBCのローラ・クンスバーグ政治担当編集委員によると、ジョンソン英外相とアレクサンデル・ヤコベンコ駐英ロシア大使の会談は「冷静だが緊張感があった」と話した。2人は握手を交わさず、ジョンソン外相は英国民がこの件について「激怒」していると述べたという。

スクリパリ氏とユリアさんは、ソールズベリーにあるショッピングセンターの外のベンチで倒れているところを発見された。2人を真っ先に助けようとしたニック・ベイリー刑事巡査部長は重体で入院したままだが、家族と会話しているという。

スクリパリ氏はロシアの退役情報将校で、英情報部MI6に機密情報を提供していた罪で2004年にロシアで有罪となっているが、スパイ交換によって釈放され、2010年から英国で生活していた。

英政府は11日、2人が倒れる前にいたパブやレストランを当日や翌日に利用した人約500人に、所持品を洗うよう呼びかけた。スクリパリ氏とユリアさんが食事をしていたイタリア・レストラン「ジッジ」のチェーン店やソールズベリーのパブ「ザ・ミル」のテーブルから神経剤が検出されたためで、両店舗は現在も閉鎖されている。

ソールズベリーでは12日も警察と英陸軍による活動が続いており、現場から約10キロ離れたウィンタースローで防護服を着た隊員が捜査対象車両を撤去する姿も見られた。このほか、スー パーのセインズベリーの駐車場も閉鎖された。

ノビチョク剤とは?

ノビチョクはロシア語で「新参者」を意味し、1970年代から80年代にかけてソビエト連邦が秘密裏に作った神経剤グループを指す
そのうちのひとつ「A230」はVXガスの5〜8倍の殺傷能力を持ち、数分で人を死に至らしめる
ノビチョ剤は液体あるいは固体だとみられる。ノビチョク剤のいくつかは、毒性の低い2種類の化学物質の状態で保存され、混ぜ合わせて殺傷性を高める「バイナリー兵器」だと考えられている
ノビチョク剤のうち1種は化学兵器としてロシア軍での使用が許可されているという
こうした情報はロシアからの亡命者によって明らかにされた

103NAME:2020/08/26(水) 23:43:27
ナワリヌイ氏、検査で「中毒」示唆 独病院が発表
2020年8月25日 3:38 発信地:ベルリン/ドイツ [ ドイツ ヨーロッパ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3300865

【8月25日 AFP】ロシアの野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏(44)が意識不明の重体となった問題で、移送先のドイツの病院は24日、検査の結果、同氏が毒物を摂取したことが示されたと発表した。同氏が当初入院していたロシアの病院での検査では、毒物は検出されなかったと発表されていた。 汚職撲滅を掲げる弁護士でロシア政府批判の急先鋒(せんぽう)に立つナワリヌイ氏は先週、シベリア(Siberia)で搭乗した飛行機の機内で体調が急変。22日にドイツの首都ベルリンへ移送された。ロシアで同氏の治療に当たった医師団は、代謝異常が原因だと述べていた。

転院先のシャリテ大学病院(Charite University Hospital)は24日、ツイッター(Twitter)で、「コリンエステラーゼ阻害薬に分類される薬物による中毒が臨床検査により示されている」と発表した。コリンエステラーゼは中枢神経系が正常に機能するために必要な酵素。

 同病院は「アレクセイ・ナワリヌイ氏の回復見通しは依然として不透明だ。長期的な影響、特に神経系に与える影響の可能性は排除できない」と説明した。 ナワリヌイ氏の支持者らは、同氏が離陸前に空港で飲んだ紅茶に毒が盛られていたと主張。ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の関与を疑っている。

今回の検査結果を受け、ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相はハイコ・マース(Heiko Maas)外相との共同声明で「ロシアの反政権活動におけるナワリヌイ氏の大きな役割に鑑み、ロシア当局はこの行為を徹底的に、完全な透明性をもって調査することが緊急に求められている」と明言。「責任を負う者は特定され、責任を追及されなければならない」と述べた。(c)AFP

104NAME:2020/08/27(木) 00:30:47
コリンエステラーゼ阻害剤とは
https://www.bbc.com/japanese/53887802

コリンエステラーゼ阻害剤はアルツハイマー病などの治療にも使用される化学物質だ。神経剤や農薬に使用されると、人体に有害になることもある。 

「コリンエステラーゼ阻害剤は神経から筋肉への伝達を制御するのに重要な酵素を阻害する」と、リーズ大学の環境毒性学名誉教授のアラステア・ヘイ氏は説明する。「この酵素はアセチルコリンエステラーゼと呼ばれるもので、これが阻害されると神経から筋肉への伝達が妨害され、筋肉の収縮や弛緩ができなくなる。けいれんのような状態になる」

「全ての筋肉が影響を受けるが、最も重大なのは呼吸に影響を与える筋肉への影響だ。呼吸が阻害されれば意識不明に陥る可能性がある」 (英語記事 Putin critic Navalny 'probably poisoned' - doctors)

105NAME:2020/08/27(木) 00:35:46
ナワリヌイはやはり「毒を盛られた」、だが生きている
German Doctors Refute Russia, Say Opposition Leader Navalny Was Poisoned
2020年8月25日(火)17時40分
マシュー・インペッリ
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/08/post-94256.php

<「プーチンの毒殺」は失敗したのか?>

ドイツ・ベルリンにあるシャリテー大学病院の医師らは8月24日、ロシアの野党指導者アレクセイ・ナワリヌイについて、「コリンエステラーゼのはたらきを阻害する」物質による中毒症状が出ていると認めた。 シャリテー大学病院は、ツイッターに投稿した声明のなかで、「アレクセイ#Navalny(ナワリヌイ)は、#charitberlin(ベルリン・シャリテー病院)で集中治療を受けており、現在もまだ、治療のための人工的な昏睡状態にある」と書いている。

「臨床的知見では、コリンエステラーゼ阻害剤のグループに属する物質による中毒症状が示唆される。具体的な物質はまだ不明で、さらに広範な検査を開始した」 同病院のツイートによれば、毒物の影響は、「いくつかの独立系試験所で実施された、複数の検査により確認された」という。 「この診断の結果、患者は現在、解毒剤のアトロピンによる治療を受けている」と同病院は続けている。

コリンエステラーゼ阻害剤のなかには、殺虫剤や化学兵器等として使われるものがあるほか、アルツハイマー病の治療薬も存在する。アルツハイマー協会(ALZ.org)によれば、「コリンエステラーゼ阻害剤は、記憶、思考、言語、判断、その他の思考プロセスに関連する症状を治療するために処方される」という。この種類の薬に伴う副作用としては、「悪心、嘔吐、食欲減退、排便頻度の増加」などがある。
害虫駆除剤と似た物質?

一方、コーネル大学、ミシガン州立大学、オレゴン州立大学、カリフォルニア大学デービス校の研究者らが発表した報告書では、次のように説明されている。「有機リン(OP)系やカーバメート(CM)系などある種の化学殺虫剤のグループは、コリンエステラーゼのはたらきに干渉、もしくは『阻害』することで、害虫に対して効果を発揮する。コリンエステラーゼ阻害剤の効果は害虫駆除を意図したものだが、こうした化学物質の一部は人間に対しても毒性を持ち、有害となる場合もある」

シャリテー病院はプレスリリースのなかで、ナワリヌイの治療にあたっている医師団は、「ナワリヌイの妻とつねに連絡をとれる状態を保っている」と述べている。「患者の妻との綿密な話しあいを経て、シャリテー病院は、症状の詳細を公表するという決断が、患者本人の希望に沿っていると確信している」 シャリテー病院のプレスリリースが発表される直前、ドイツ政府は、ナワリヌイが毒を盛られた可能性が「きわめて高く」、警護を強化する必要があると述べた。

アンゲラ・メルケル首相の報道官シュテフェン・ザイベルトは8月24日に報道陣の前で、「われわれが対応している患者は、毒を盛られた可能性がきわめて高い」と語った。「毒物による攻撃だったことはほぼ確実と見られるため、警護が必要だ」 ナワリヌイは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を批判していることで知られる。ナワリヌイの異変については8月20日、ナワリヌイの広報担当者であるキラ・ヤルミシュが公開した一連のツイートで最初に伝えられた。

「アレクセイ(ナワリヌイ)は、茶に毒を盛られたとわれわれは推測している。当日の朝から、彼はそれしか飲んでいなかった。医師たちの話では、熱い液体により毒物の吸収が速まったようだ」とヤルミシュはツイッターに書いている。 ナワリヌイは最初シベリアの病院で治療を受けていたが、ロシアの医師が信用できない家族と友人からの要望を受け、ドイツに移送された。

ナワリヌイを治療していたシベリアの病院は、毒を盛られたとの主張に異を唱えていた。8月21日には、同病院の副主任アナトリー・カリニチェンコ医師が、患者の血液や尿からは毒物の痕跡は検出されなかったと述べた。

カリニチェンコは地元の記者に対して、「患者が中毒症状だったとは考えていない」と語ったと、CNNは報じている。 シャリテー病院によれば、ナワリヌイは重体だが、「現時点では命の危険はない」という。 (翻訳:ガリレオ)

106NAME:2022/02/06(日) 23:17:14
北方領土問題、動画で発信 ユーチューバーとコラボ
共同通信社
2022/02/06 16:48
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E5%8C%97%E6%96%B9%E9%A0%98%E5%9C%9F%E5%95%8F%E9%A1%8C-%E5%8B%95%E7%94%BB%E3%81%A7%E7%99%BA%E4%BF%A1-%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%9C/ar-AATwuqT

内閣府は、若年層に北方領土問題への関心を持ってもらおうと、学生らに勉強法を指南して人気のユーチューバー「ブレイクスルー佐々木」さんとコラボした動画を作った。元島民らとの交流を紹介するほか、各地の魅力も発信。動画配信サイト「ユーチューブ」で登録者数80万人超の佐々木さんのチャンネルで1月29日から公開している。

 動画は約16分間。佐々木さんが3日間かけて根室市など北海道内の5市町を訪れ、対岸から見える国後島や、領土問題の資料を展示する「北方館」を紹介。海鮮丼などのご当地グルメや、標津サーモン科学館(標津町)といった観光スポット巡りも織り交ぜる。

107NAME:2022/02/14(月) 17:51:14
邦人150人に「直ちに退避」要請 ウクライナ情勢
2022/2/14 13:20
https://www.sankei.com/article/20220214-64ZOWPADNJK3NCPWQ3N762CA3Y/

松野博一官房長官は14日の記者会見で、ロシアの軍事圧力が強まり情勢が緊迫するウクライナに在留する約150人の邦人に対し、直ちに出国するよう、重ねて呼びかけたと明らかにした。「在留邦人の安全確保に最大限、取り組んでいく」と述べた。

松野氏は、11日時点で約150人確認されたウクライナの在留邦人に対し「民間商用機を含む最も安全な手段で直ちに退避するよう勧告している」と説明。全ての航空便運航が止まる可能性があるとし、メールのほか、個別に電話をかけるなどして、退避を強く呼びかけているという。

岸田文雄首相は14日、国家安全保障会議(NSC)4大臣会合を官邸で開き情勢を協議。外務省は既にウクライナ全土の危険情報を最高度の「レベル4」(退避勧告)に引き上げた。

また、ウクライナの日本大使館は不測の事態に備えて、一部を除いて大部分の館員をウクライナ国外に退避させた上で、業務を在留邦人の保護などに限り、大使館の機能を縮小する。

108NAME:2022/02/25(金) 07:08:10
ミサイルで民間人犠牲 泣き崩れる男性 戦火広がるウクライナ東部
AFPBB News 2022/02/24 20:57
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%83%9f%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%ab%e3%81%a7%e6%b0%91%e9%96%93%e4%ba%ba%e7%8a%a0%e7%89%b2-%e6%b3%a3%e3%81%8d%e5%b4%a9%e3%82%8c%e3%82%8b%e7%94%b7%e6%80%a7-%e6%88%a6%e7%81%ab%e5%ba%83%e3%81%8c%e3%82%8b%e3%82%a6%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%8a%e6%9d%b1%e9%83%a8/ar-AAUfvMm

【2月24日 AFP=時事】「避難するように言ったのに」──ウクライナ東部の町チュグエフ(Chuguiv)で、父親の遺体の近くで30代の男性は泣き崩れた。24日未明、この町の住宅街にミサイルが着弾して死者が出て、市民はロシア軍の侵攻でたたき起こされた。 近くには車の残骸が転がり、女性が空に向かって呪いの言葉を叫んでいた。5階建ての集合住宅2棟の間に、直径4〜5メートルの穴ができた。消防隊は、懸命の消火活動を続けていた。 通り沿いでは他にも複数の建物が大きな被害を受けた。窓は粉々に割れ、外れた玄関扉がいてつく朝の空気の中で揺れていた。

地元住民のセルゲイさん(67)は、ミサイルはウクライナ第2の都市ハリコフ(Kharkiv)近郊の軍用飛行場を狙ったのではないかという。そこは、ロシア国境から約40キロしか離れていない。ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が挙げた標的の一つだ。 セルゲイさんは、打ち身であざができたが大丈夫だとAFPに語り、「ここにとどまる。娘は(首都)キエフにいるが、あちらも状況は同じだ」と続けた。 警察によると、このミサイル攻撃の犠牲者数はまだ確認できていない。

猫を抱いた10代の少女アナスタシアさんは、車椅子の祖父が避難するため、バスに乗せてもらう様子を見守りながら「こんなことになるなんて思いもしなかった」と嘆いた。バスは近くの村へ向かう。「そこでなら戦争から逃れられるかもしれない」

ウクライナ東部の前線付近では、ロシア軍が「全面侵攻」を開始したとの報を受け、民間人や軍関係者が対応に追われた。 チュグエフから南に300キロ離れた港湾都市マリウポリ(Mariupol)では、戦闘が激化する中、当局が市民の避難を急いだ。ただ、地元当局者は、2地区の住民を鉄道駅に誘導しているが、それ以外の場所では「激しい砲撃にさらされている」ため、人々を避難させることができずにいるとAFPに話した。 人道支援団体プロリスカ(Proliska)のエフゲニー・カプリン(Yevgeny Kaplin)代表は、ルガンスク(Lugansk)州とドネツク(Donetsk)州の親ロシア派勢力との前線全体が攻撃を受けているとし、「あちこちで戦闘が起きている。この地域では通信手段がなく、犠牲者に関する情報が得られていない」と述べた。

109NAME:2022/02/27(日) 02:52:54
増加する訪日ロシア人、彼らは日本に何を求めているのか?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190323-00026226-forbes-int
3/23(土) 11:30配信

「私がよく日本人から言われるのは、ロシアは寒い? ウォッカが好き? そんなステレオタイプな質問ばかり。同じように、ロシアでも、日本といえば、いまだにアニメやマンガ、サムライ、芸者というイメージしかない。最近はロシア人のブロガーもいて、それぞれ日本のことを発信しているが、内容はバラバラで、日本のいまを的確に伝える情報は少ないと思う」

110NAME:2022/03/10(木) 01:32:49
露、北方領土を「特区」指定 日露関係、さらに悪化へ
2022/3/9 22:03
https://www.sankei.com/article/20220309-JUDHGKNXAZNP3M6PJAVADIRER4/

ロシアのプーチン大統領は9日、ロシアが不法占拠する北方領土を含むクリール諸島(北方領土と千島列島の露側呼称)に進出する国内外の企業を対象に、所得税などの各種税を原則的に20年間免除する法案に署名し、発効させた。ロシアは北方領土を事実上の「経済特区」として企業を誘致し、実効支配を強める思惑だ。

同法案に対し、日本は北方領土での共同経済活動を目指すとした日露合意に反するとして抗議してきた。一方、ロシアはウクライナ侵攻で日本が対露制裁を発動したことに反発。7日には、自国通貨ルーブルによる外貨建て債務の返済を認める「非友好国・地域」のリストに日本を含めた。

日露関係は極端に悪化しており、日露平和条約交渉の先行きは極めて不透明となっている。

北方領土への特区設置案は昨年7月、ミシュスチン首相が訪問先の北方領土・択捉(えとろふ)島で表明。プーチン氏も支持した。露政府が法案を作成し、今月4日までに露上下両院で可決されていた。

111NAME:2022/03/14(月) 01:35:31
元大統領顧問を務めた日本一のメルマガ著者*:
北野 幸伯の独占配信レポート 北方領土、ロシア人に聞くとどうなる?

1945年8月末、ソ連は終戦間もないボロボロの日本に向けて攻め込み、たった9日間で北方四島を奪いました。日ソ不可侵条約を完全に無視、武装解除を進める丸腰の日本に対する侵攻…
https://in.powergame.jp/kipgs2_2203_yt?gclid=Cj0KCQiAybaRBhDtARIsAIEG3klXxdS8oM9XyNc3NxqAi0y1sLrksVaVg88U_tW-2KNYSwwdVcRxE_8aAsrcEALw_wcB

日本にとっては「卑怯だ。悪いことをしたのだから、返還は当然だ」と考えます。しかしロシア人は北方四島についてこう考えます。 「悪いことはしていない。良いことをしたんだ」

「悪いこと」どころか「良いこと」なので、返還するわけがありません。そこには、かなり興味深いロシアなりのロジックがあったのです。 日本政府は70年以上何度も交渉を重ねてきましたが、一向に返ってきそうもありません。それもそのはず、日本はロシア人の頭の中を理解せず、毎回毎回、致命的なミスを犯し続けているからなのです。 日本らしい、武士のような姿勢の日本政府ではあるのですが、ロシアを知る人から見れば、日本はまるで空気を読めない行動をしているようです…。 このレポートでは、日本人が知らないロシア人の考え方を解き明かし、日本が逃した20年前のビッグチャンス、領土問題の裏に潜む「これから起きそうな恐いこと」、日本はどうやって領土を守るのか、などについて迫っていきます。

「北方領土を攻めたのは良いこと」と考えるようになるロシアの教育とは?(プーチンもその教育を受けた世代です) 

日本がいつも主張する「北方4島は日本固有の領土」の「固有の領土」をロシア人が考えるとトンデモナイことになる事実

島国の日本人には察しにくいけれど、言われてみれば腑に落ちるロシア人特有の領土感とは?

それを知らずに、日本政府が70年間続ける“やってはいけない”交渉とは?

過去に1度だけあった「4島返還」のチャンスーーそのエリツィン政権時代、日本はどうすれば良かったのか?(日本人には思いも寄らない、意外な方法でした...)

2018年11月、プーチンが突きつけた日本が「NO!」としか言えないある返還条件…。その条件と、条件にまつわるロシアのトラウマとは?

2012年、中国、韓国、ロシアが共同で「日本に領土要求させない」ための同盟話を進めていた…。そんなタッグを組まれたら、日本はどうやって領土を守ればいいのか?

112NAME:2022/03/15(火) 23:38:23
シリア戦闘員4万人登録 13万円でウクライナへ―ロシア
2022年03月15日22時33分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031501258&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit_vb

【ベイルートAFP時事】在英のシリア人権監視団は15日、ロシアが侵攻しているウクライナに投入するため、内戦が11年間続くシリアで経験豊富な戦闘員を募集し「シリア人4万人以上が登録した」との情報があると明らかにした。

人権監視団によると、シリアで兵士の月給が15〜35ドル(約1800〜4100円)のところ、ロシア側はウクライナでの戦闘に1100ドル(約13万円)を提示。戦傷者には7700ドル(約91万円)、戦死者の遺族には1万6500ドル(約195万円)を支払うと約束しているという。

113NAME:2022/03/17(木) 02:00:38
「尋問14時間続いた」ロシア国営テレビで“反戦”女性を罰金で釈放…厳罰「15年禁錮刑」の恐れも
https://www.fnn.jp/articles/-/332495
2022年3月16日 水曜 午後8:20

ウクライナへ侵攻を続けるロシアの国内で情報統制が進んでいる。その中で体制崩壊に向けた「蟻の一穴」となるのだろうか。それとも…
生放送で“反戦”女性釈放「お前は敵だ!」

「お前は敵だ!」とモスクワの裁判所でヤジを飛ばされた女性は、14日に国営テレビ「第1チャンネル」の生放送中に乱入し、アナウンサーの後ろで「この戦争をやめてください 戦争反対」などと書かれた反戦メッセージを掲げたテレビスタッフの女性だ。 その様子は世界に拡散した。

ロシア国営テレビで掲げたメッセージの内容は「戦争をやめて。プロパガンダ(政治的な宣伝工作)を信じないで。あなたはだまされている」というもの。

「尋問が14時間続いた」 その後、拘束された国営テレビスタッフの女性は、裁判所から出ると報道陣に向かってこう訴えた。 「私自身による反戦の決意です。ロシアが侵略を始めたのは気に入りません。非常に残酷でした。尋問が14時間以上続きました。家族や親族との連絡も許されませんでした。今日はただ休みたいです」

女性は、事前に収録していた動画で抗議の声をあげるよう呼びかけていた。「皆さんデモに出てください。何も怖いことはない。プーチン大統領たちは私たちを刑務所に入れることはできない」 モスクワの裁判所は、女性に対し3万ルーブル、日本円で3万3000円余りの罰金を科した。

114NAME:2022/04/02(土) 01:05:14
ロシア人教師、1本のインスタ投稿で教職も国も追われ 「政府のプロパガンダを映す鏡にはならない」
2022/4/1 19:10
https://www.sankei.com/article/20220401-T2NOH6OWTJIHHKBWVPXGVCJ6WI/?ownedutm_source=owned%20site&ownedutm_medium=referral&ownedutm_campaign=ranking&ownedutm_content=%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E4%BA%BA%E6%95%99%E5%B8%AB%E3%80%81%EF%BC%91%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E6%8A%95%E7%A8%BF%E3%81%A7%E6%95%99%E8%81%B7%E3%82%82%E5%9B%BD%E3%82%82%E8%BF%BD%E3%82%8F%E3%82%8C%20%E3%80%8C%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%91%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%92%E6%98%A0%E3%81%99%E9%8F%A1%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%8D

ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアでは、異論を排除する言論統制が激しさを増している。「政府のプロパガンダを映す鏡になりたくない」。自身のインスタグラムにこう投稿したモスクワの教員は解雇された揚げ句、反体制派指導者との結託も疑われ、いまは祖国を追われて国外で身を隠す。教員は「言論の自由がなければロシアは衰退する」と、母国の行く末を憂慮する。

投稿したのはモスクワの中等教育を行う学校で、地理の教師として教鞭(きょうべん)をとっていたカマラン・マナフリーさん(28)。ロシアによるウクライナ侵攻開始後の3月8日、「私は政府のプロパガンダを映す鏡になりたくない。私には私なりの意見がある。他の先生だって同じだ。必ずしも政府の意見と同じではない」と率直な気持ちをつづった。

きっかけは2月下旬の職員会議での通達だった。「公務員として(侵攻を特別軍事作戦と呼ぶ)政府の立場を逸脱するような指導はしないように」と伝える校長に対し、マナフリーさんは納得がいかなかったからだ。

投稿には「戦争」という表現はなかった。それでも書き込んだ約2時間後、校長から「すぐ削除しなさい。そうでなければ辞職するように」と厳命された。「教員としてロシアの将来を担う子供たちを指導する責任がある。ロシアが自由で経済的に豊かな国に発展するには多角的に物事を考え、論じられる人材を育てることが重要だ」。マナフリーさんは削除を拒否し、「子供らを一つの考えに固執させるような政府の道具にはなりたくなかった」と話す。

熟慮の末、退職する覚悟を決めた。削除命令の翌日、辞表を胸に学校を訪れたが、校内に入ることさえ許されなかった。生徒らが恩師との別れを惜しむために集まろうとした事態をとらえ、「違法な集会を開催しようとしている」と学校側から警察に通報され、「辞職」ではなく「解雇」処分を言い渡された。

理由は「職場で道徳に反する行為に及んだため」。マナフリーさんは「自分の意見を発信することが道徳に反することなのか」と、異論を許さない空気に憤りを感じたという。 学校側は追い打ちをかけるように、マナフリーさんへの弾圧を強めた。

解雇処分を言い渡した校長らは他の教員らに対し、マナフリーさんが米国やドイツなどに旅行した際の写真を手に、虚偽の情報を流布した。「彼は服役している反体制派指導者と結託している。西側諸国の手下だ」と言い放ち、「あらゆる手を使って彼を投獄に追い込む」と語ったという。

身の危険を感じたマナフリーさんは現在、「場所は言えないが、安全な場所で生活している」と国外で暮らす。一方で「現政府支持の世論から、多くの国民が変革の必要性を感じるように変われば、言論統制も改善されるのではないか」と訴えながら、一日も早い事態の収束を願う。 「そして、自分もいつか家族も友人もいる場所に戻りたい」

115NAME:2022/12/26(月) 02:38:20

「負の歴史」から距離を置くロシア 旧日本軍の「戦争犯罪」をアピール「戦勝国ソ連は正義、敗戦国は悪」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/147533

「ロシア人は人間的」 捕虜になった元米兵、ロシア紙がインタビュー
https://www.asahi.com/articles/ASQ6L5TWMQ6LUHBI00S.html

敵ではなかった日本兵「あの戦争に勝者はいない」<死の鉄道>(3)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/48825

日本人の捕虜観
https://www.city.narashino.lg.jp/citysales/kanko/bunkahistory/rekishi/nichiro/6.html

昼食後に姿を消した3人の日本人捕虜…シベリア収容所の“人肉事件”はこうして始まった
シベリア抑留「夢魔のような記憶」 #1
https://bunshun.jp/articles/-/39621?page=5


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