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従軍慰安婦

587NAME:2017/06/12(月) 22:45:27
【慰安婦像と「吉田清治」長男】
「父の謝罪碑を撤去します」「朝日がやらないから私がやります」ジャーナリスト・大高未貴
2017.6.11 15:00更新
http://www.sankei.com/entertainments/news/170611/ent1706110003-n1.html

※この記事は、「吉田清治」長男による韓国・天安市の「謝罪碑」撤去をルポした『父の謝罪碑を撤去します 慰安婦問題の原点「吉田清治」長男の独白』(大高未貴著、産経新聞出版刊)のプロローグと第1章「終わらせる」から抜粋しました。ネットでのご購入はこちらへ。

「父の謝罪碑を撤去します」

「韓国ではソウルだけでなく、釜山の日本総領事館前にまで慰安婦像が建てられ、さすが の日本政府も駐韓大使を一時帰国させました。日韓関係はこじれるばかりです。 『最終的かつ不可逆的』な解決を確認した平成二七(二〇一五)年末の日韓合意は、いったいどうなってしまったのでしょうか。 昨年(平成二八年)春に大高さんの取材を通じて私は『慰安婦像をクレーン車で撤去したい』と本音を申し上げましたが、事態は像の撤去どころか悪化しているように感じます。

 父が発信し続けた虚偽によって日韓両国民が不必要な対立をすることも、それが史実として世界に喧伝され続けることも、これ以上、私は耐えられません。 吉田家は私の代で終わりますが、日本の皆様、そしてその子孫は後に遺されます。いったい私は吉田家最後の人間としてどうやって罪を償えばいいのでしょうか。今日に至るまでそのことをずっと考え続け、せめてもの罪滅ぼしに決断したことがあります」 電話の相手は吉田清治氏の長男。平成二九年一月の話である。

平成二八年に私は長男への取材を行い、父・吉田清治氏の実像を雑誌に発表した(『新潮』平成二八年九月号)。その際、確かに長男は「慰安婦像をクレーン車で撤去したい」と語っていたが、その願いとは逆に、慰安婦問題が再燃し、日韓関係がこじれているのはご存じの通りである。 長男も言うように日本は駐韓大使を帰任させたが、二〇一七(平成二九)年三月には、日韓合意を締結した大統領である朴槿恵氏が、弾劾によって失職、その後、逮捕された。同年五月一〇日、文在寅氏が韓国の第一九代大統領に就任したが、彼は日韓合意の見直しに言及している。

 長男は、続けて言った。「父が韓国に建てた謝罪碑を撤去しようと思います」「撤去」 思わず聞き返したが、彼は静かにこう続けた。「慰安婦像は彫像の権利問題もあり、一民間人の私が撤去することは事実上、不可能です。しかし、父が私費を投じて建てた謝罪碑であれば、遺族の権限で撤去することが可能なはずです」 なるほど、慰安婦像をクレーン車で撤去するのは無理としても、あの「謝罪碑」であれば……。 長男の言う「謝罪碑」とは、昭和五八年一二月、吉田清治氏が韓国忠清南道天安市「望郷の丘」に建立したものだ。清治氏は、その除幕式に出席し、私費で建てたとされるその「謝罪碑」の前で土下座した。


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