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東日本大震災

53NAME:2013/03/11(月) 12:10:54
「ただ、あなたに会いたい」 津波到達まで避難放送し続けた娘へ父が手紙読み上げ
2013.3.8 23:28
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130308/wlf13030823380032-n1.htm

「ただ、あなたに会いたい」−。東日本大震災で、宮城県南三陸町の職員として防災無線で避難を呼びかけ続け、津波の犠牲になった遠藤未希さん=当時(24)=の父、清喜(せいき)さん(58)が8日、奈良市の薬師寺で営まれた三回忌法要に参列。娘に宛てた手紙を声を詰まらせながら読み上げた。手紙で心境を語るのは初めてで、清喜さんの悲痛な叫びに参列者は悲しみに包まれた。

 薬師寺は昨年3月、被災地に僧侶を派遣し、家族を亡くした遺族や被災者に般若心経(はんにゃしんぎょう)を写経してもらう「供養写経」を開始。清喜さんは妻の美恵子さんと一緒に参加したことが縁で、今回の法要に参列した。「震災から1年では書けなかった」と清喜さん。約250人の参加者が見守る中、前の晩に一睡もせず、泣きながら書き上げたという手紙を朗読した。

 町の防災対策庁舎で、高さ約12メートルの津波が到達するまで、防災無線で「早く高台に逃げてください」と避難を呼びかけ続けた娘を、「あの大地震の揺れの中、よく声を出し、放送し続けましたね。怖かったろう、逃げたかったろう。それでも冷静に避難を呼びかけ続けたこと、本当にご苦労さまでした」とねぎらった。

未希さんの遺体が自宅近くの沖合で発見され、自宅に運び入れた際に家の前に虹が現れ、これまで一度も見たことがなかったホタルが庭にやってきたエピソードを紹介。美しい夕焼けや、青空に雲がまっすぐ走っているのを見たときにも娘の気配を感じ取ったという。「私たちは未希が姿を変えて現れてくれたと感じている。ただ、あなたに会いたい」と肩を震わせた。

 未希さんは、震災半年後に披露宴を控え、楽しそうに準備していた。前年12月の衣装合わせの際には美恵子さんに、「3月にはウエディングドレスの新作が出るの。お母さん一緒に見に行こうね」と約束していたという。「せめてもう少し、一緒にいたかった。一番悔しいのは未希ですよね」と語り、「これから自分自身の人生を歩もうとした矢先でした。私たちが泣き言を言ってはいられない」と奮い立たせた。

 「いつかあなたと同じ世界に行ったときにはまた家族として過ごしてください」と清喜さん。声を振り絞るように、娘にこう語りかけた。 「未希、あなたの姿は見えなくても、私たちの心の中で生きています」


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