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台 湾

1TOKUMEI:2012/03/14(水) 13:23:14
台湾 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E6%B9%BE

2TOKUMEI:2012/03/14(水) 13:27:24
追悼式で台湾代表が献花できず…首相、深く反省
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120312-OYT1T00871.htm

 野田首相は12日の参院予算委員会で、11日の政府主催の東日本大震災追悼式で、台湾代表に献花の機会がなかったことについて、「本当に申し訳ない。行き届いていなかったことを深く反省したい」と陳謝した。

 自民党の世耕弘成氏への答弁。台湾からの震災義援金は官民合わせて約200億円と世界トップクラスだった。

 世耕氏は追悼式で、天皇、皇后両陛下がご退席になる際、場内が着席していたとして、「どこの国でも全員起立するものだ」と批判。藤村官房長官は「(議事進行は)事務方で詰めてきたものを直前に聞いた。おわびするしかない」と謝った。

(2012年3月13日07時36分 読売新聞)

台湾代表の指名献花外し、対応に問題なし 藤村官房長官、前日の首相謝罪覆す
2012.3.13 10:38 [野田首相]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120313/plc12031310390005-n1.htm

 政府が11日に主催した東日本大震災の一周年追悼式典で、台湾代表の出席者が指名献花から外されるなど冷遇された問題で、藤村修官房長官は13日午前の記者会見で「外交団という仕切りの中で整理され、外務省と内閣府で調整済みだったと後から聞いた」と述べ、対応に問題はなかったとの認識を示した。

 また12日に開かれた玄葉光一郎外相主催の各国高官のレセプション(歓迎会)には、台湾代表を招待したことを明らかにした。

 追悼式典には台湾の事実上の大使館にあたる台北駐日経済文化代表処の羅(ら)坤燦(こんさん)副代表が出席したが、「民間機関代表」との位置づけで、企業関係者などの一般席に案内された。

 この件について野田佳彦首相は12日の参院予算委員会で「本当に申し訳ない。深く反省したい」と陳謝しており、一夜にして謝罪を覆した形だ。

3NAME:2012/04/08(日) 20:24:08
台湾訪問の日本人129万人超え、深まる台日交流―台湾メディア
Y! 【社会ニュース】 2012/02/21(火) 11:48
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0221&f=national_0221_066.shtml

  「台湾新生報(TSSDNEWS)」は「台湾と日本を行き来し合う2011年の旅客数は、計243万人。日本に行った台湾人は113万人で、台湾に来た日本人は129万人。来台日本人数が、日本を訪問した台湾人を超えたのは初」と報道。「10年10月より台北・松山空港と東京・羽田空港の直行便が就航した。以降台湾と日本は日台航空協定(オープンスカイ)という、双方間の航空史上最も重要な協定を締結した。また昨年度の台湾と日本の貿易総額は704億米ドル(5.6兆円)で、日本は台湾にとって2番目に金額の大きな国となった。ほかにも投資額が増え、10年度の成長率がお互いに伸びる特別な一年だった」という馬総統のコメントも掲載した。

  また福井県の経済団体一行40名が台湾を訪問し、馬総統と対面を果たしたことも報じ「同行した亞東関係協会の廖会長の母親と祖母は日本人で、日本のことをよく知っている家族。廖会長が先頭に立って日台関係をさらに深めてほしい」という馬総統のスピーチを紹介し、「団体や企業の協力で、日本と台湾のパートナー関係が深まる傾向にある」としている。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)

4NAME:2012/04/08(日) 20:56:03
台湾の馬英九総統再選
中国・米国・日本との関係はどうなるか http://nippon.com/ja/currents/d00023/

2012年1月14日、中国国民党(国民党)の馬英九総統が、最大野党である民主進歩党(民進党)の蔡英文主席を689万1,139票(51.60%)対609万3,578票(45.63%)で下して再選された。

5NAME:2012/04/08(日) 22:12:38
新竹のシルバー世代、日本からの桜の手入れに燃える
2012/04/07 19:46:05
http://japan.cna.com.tw/Detail.aspx?Type=Classify&NewsID=201204070008#

(新竹 7日 中央社)台湾北部、新竹市の高齢者の間で、日本からの桜をボランティアとして手入れすることが、ちょっとしたブームになっている。ブームの「起爆剤」となったのは、今年81歳の楊根棟さん(写真左)。楊さんはこの10年間、1日も欠かさず、新竹公園の桜を娘のように世話している。公園には桜の木約700本があるが、楊さんは毎朝、運動を兼ねて桜の様子を確認し、肥料もポケットマネーで購入するという。

桜の手入れにこれほど力を入れる理由について、毎年2〜4月中旬の開花期を楽しみにしている楊さんは、「これら桜は台湾に嫁いだ娘のようなもの。くれぐれも大切に守ってほしい」と桜を贈呈した日本人の言葉を紹介した。ここ数年、こうした楊さんの姿に心を打たれた地元のシルバー世代が増えており、公園も桜の名所として知られるようになっている。

6NAME:2012/06/06(水) 23:31:54
李登輝元総統が「大企業の支持などが影響」と分析
2012.1.17 21:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120117/chn12011721050005-n1.htm

 【台北=吉村剛史】台湾の李登輝元総統は17日、台湾メディアとの食事会で、総統選の結果に関し、馬英九総統が再選された背景には「(対中ビジネスを手がける)大企業が相次いで支持」したことがあり、最大野党・民主進歩党の蔡英文主席の敗因は「陳水扁政権時代の腐敗の印象が影響した」と総括した。

 さらに春節(旧正月)直前の投開票日程は、「期末試験の学生や労働者が帰郷投票できなかった」と問題視。一方、馬氏が訴えた「中台関係の安定」が勝利に結びついたかどうかは「一般有権者は生活への影響をあまり感じていない」として否定した。

 李氏は総統選最終盤では民進党の集会で壇上に立つなど蔡氏を応援。「民主社会なので仕方がない」と結果を受け止めつつも、前回から大幅に票差を縮めた民進党は「次回は勝てる」とし、2016年総統選への期待をみせた。

7NAME:2012/10/07(日) 00:02:35
台湾、尖閣周辺の漁業協議早期再開に同意 玄葉外相メッセージに回答
2012.10.6 19:59 [尖閣諸島問題]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121006/chn12100620000004-n1.htm

 台湾の外交部(外務省)は6日、玄葉光一郎外相が5日のメッセージで、沖縄県・尖閣諸島(台湾名・釣魚台)周辺海域の漁業権をめぐる日台漁業協議の早期再開を呼び掛けたことに対し、「日本の考えに同意する」と応じる声明を発表した。

 声明は日本に対し「善意を示し、台湾漁民の釣魚台周辺海域での権利を尊重すべきだ」と求めた上で、「漁業協議で具体的成果が出るよう共に努力したい」と表明した。

 馬英九総統が尖閣諸島をめぐる争いの平和的解決のために提唱した「東シナ海平和イニシアチブ」を、玄葉外相がメッセージで評価したことに対しては、「日本側の考え方は東シナ海の平和維持に役立つと信じる」と好感を示した。(共同)

8NAME:2012/10/07(日) 00:04:21
台湾・馬総統が漁民を称賛「日本は反省を」
2012.9.27 22:58 [台湾]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120927/chn12092722590014-n1.htm

【台北=吉村剛史】台湾の馬英九総統は27日、沖縄県・尖閣諸島(台湾名・釣魚台)の領海に侵入した漁民や巡視船乗組員の代表らを台北の総統府に招いて、「釣魚台がわれわれの漁場だと世界に平和裏に知らしめた」とたたえた。馬総統は尖閣諸島の領有権をめぐる対応で「弱腰」との批判を受けたことから、強気の姿勢をアピールする狙いがあったとみられる。

 馬総統は、尖閣諸島を国有化した日本政府に対し「深く反省し、誤りを認めるよう望む」と述べた上で、漁民の権益を保障するために日台共同で紛争解決の方法を協議することを呼びかけた。また、「日本と対抗するのが目的ではない」と強調した。

 一方、領海内で台湾の巡視船が海上保安庁の巡視船に向けて放水したのは、日本側の放水への反撃で「防御的措置だった」と述べた。他国の公船に対する実力行使は国際法上認められていない。

9NAME:2012/11/02(金) 15:55:53
2012年11月2日 12:54 (Record China)
「米国の犬になっても中国人にはならない」パスポートに見る中国本土と台湾の差―中国メディア
http://topics.jp.msn.com/wadai/recordchina/article.aspx?articleid=1495629

2012年10月31日、RFI中国語版は記事「初のビザ免除台湾旅行客を米国が丁重におもてなし、中国本土ネットユーザーの話題に」を掲載した。

11月1日から台湾住民の米国短期旅行はビザ免除となる。ロサンゼルスでは盛大な式典を開き、ビザ免除後初の旅行客をもてなす計画だ。中国本土住民の海外旅行ではビザがネック。その困難さがよく知られているだけに、このニュースは羨望とともに伝えられた。ビザ免除規定を結んでいる国と地域の数を比べると、台湾は124、中国本土は21と大差がついている。

あるネットユーザーは「台湾、香港、マカオ、シンガポール……。中国語を話す国と地域のなかで、共産党に統治された中国本土以外の人はビザなしでどこにも行けるのに……」と嘆いた。

また、別のネットユーザーはビザ免除の待遇の差は政府の対応の違いを示すものと指摘。1998年のインドネシアでの中国人排斥運動では多くの華人が殺されたが、中国政府は見て見ぬふり。華人は台湾やシンガポール、そして米国に頼るしかなかった。米国の艦艇に救出された華人、華僑が「米国の犬になっても中国人にはならない」と横断幕を掲げたのは皮肉だとコメントしている。(翻訳・編集/KT)

10NAME:2013/01/31(木) 23:17:13
山田吉彦 中国 「日台連携」絶対阻止狙う
2013.1.31 07:58
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130131/plc13013107590004-n1.htm

台湾の抗議船「全家福」が尖閣諸島・魚釣島近くの領海に近づいた。全家福に乗船していたのは、中国本土、香港、台湾などで活動する中華保釣協会の一員で、台湾当局としても迷惑な存在だ。昨年8月、尖閣諸島周辺で、海上保安庁の巡視船に投石したうえで不法入国をした香港の抗議グループを送還措置にしたことが、中華保釣協会の動きを助長した。

 26日付本紙によると、台湾は、抗議船の出港に関し「中華民国(台湾)は、自由民主国家であり、法律上の問題がなければ遊漁船の出港を阻止できない」と事前に日米に通告したという。無害通航権が保証されている海上において、全家福の出港を止める権限を台湾当局は持たない。事前通告は日米への最大限の配慮である。そして、4隻の巡視船を同行させ全家福の行き過ぎた行動を抑止するとともに、海上保安庁による法執行を牽制(けんせい)していたのだ。

 許しがたいのは中国の海洋監視船である。台湾の苦悩を利用し、あたかも台湾と連携しているかの如く動いた。これは、中国の主張である「尖閣諸島は台湾の一部であり、中国領土である」ことを正当化しようとしたものだ。中国国内では、日中関係の冷え込みが国内経済にも影響を及ぼし始め、政府は日本を挑発する大胆な動きは取りづらい状況だ。そこで、中華保釣協会が動き、台湾当局も巻き込もうとしたようだ。

また、すでに準備会合が行われた日台漁業協議への妨害工作とも考えられる。台湾は、日本が東シナ海の排他的経済水域における漁業の一部を認めれば、尖閣諸島周辺では紛争は起こさないとしている。台湾と日本の連携は、中国当局としては絶対に阻止したいところだろう。

 日本政府は日台漁業協議を進め、中国により乱された東シナ海の平穏を取り戻す必要がある。過去16回開かれた協議では、互いの融和点を見つけることができなかった。この協議は、水産庁が中心となっているが、台湾という外交上の特異性と安全保障を考慮すると、総理が本部長を務める内閣官房総合海洋政策本部の役割だ。東シナ海の安定は、総合海洋政策本部の機能に懸かっているのである。(東海大教授)

11NAME:2013/02/01(金) 01:40:36
馬総統再選から1年 最大野党が政権批判デモ、5万人超が参加
2013.1.13 18:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130113/chn13011318210004-n1.htm

【台北=吉村剛史】台湾の最大野党、民主進歩党は13日、馬英九総統の再選から1年に合わせ、台北市内で各地の支持者らを動員したデモ行進を実施。台北市政府や、総統府前などで生活改善や政治改革を掲げ、馬政権批判を展開した。

 地元メディアなどによると、蘇貞昌主席ら同党幹部らの呼び掛けに、支持者ら5万人以上が参加。親中派実業家による台湾メディア買収を念頭に特定資本によるメディア独占への反対や、当局の基本方針を与野党で話し合う機会を設けることなどを求め、夜まで総統府前で活動した。

12NAME:2013/02/02(土) 00:23:38
圧倒的多数「大陸との最終的な統一」に反対=台湾でアンケ
2013年2月1日 09:54 (サーチナ)
http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=1650934

台湾の調査会社TISRはこのほど、台湾住民を回答者とする大陸との関係についてのアンケート調査の結果を発表した。「最終的に大陸と統一すべきと思いますか」との問いに対して、63.3%の人が反対した。賛成した人は20.9%だった。

 大陸部との最終的な統一に対して「とても賛成する」と回答した人は5.9%、「比較的賛成する」は15%で、統一に賛成の意を示した人は合計でも訳2割にとどまった。

 一方で「賛成できない面がある」は22.7%で、「全く不賛成」は40.9%で、合計で63.3%の人が賛成した。

 賛成意見を示した人の中でも「とても賛成する」との回答が少なく、逆に反対意見では「全く不賛成」と強い拒否感を示した人が多かった。

「中国大陸は信用できない」が圧倒的多数=台湾でアンケ
2013年2月1日 12:19 (サーチナ)
http://topics.jp.msn.com/world/china/article.aspx?articleid=1651253

台湾の調査会社TISRはこのほど、台湾住民を回答者とする大陸との関係についてのアンケート調査の結果を発表した。「中国大陸は全体として信用できない」と考えている人が69.2%で、「信用できる」の16.2%を大きく上回った。

 「中国大陸は全体として信用できますか」との質問に対しては、「とても信用できる」は1.3%にとどまった。「ある程度信用できる」は14.9%で、程度の違いはあるが「信用できる」と考えている人は合計で16.2%だった。

 「信用できない面がある」は31.8%、「きわめて信用できない」は37.4%で、合計では69.2%だった。台湾人の中国大陸部に対する信用度は相当に低いことが分かった。

13NAME:2013/02/20(水) 20:22:20
抗議の台湾活動家らが日本に賠償請求
2013.2.20 18:14 [尖閣諸島問題]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130220/chn13022018150009-n1.htm

 沖縄県・尖閣諸島への主権を主張し、先月末に抗議船で尖閣の接続水域に進入した台湾の活動家らが20日、日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所(大使館に相当)を訪れ、日本の海上保安庁巡視船による放水で、使用した遊漁船の一部が破損したとして、日本側に計500万台湾元(約1600万円)の損害賠償を請求し、抗議書を提出した。(台北 吉村剛史)

14NAME:2013/02/21(木) 23:58:56
尖閣で中国と連携せず、理由を台湾が初公表 日台漁業協議干渉や軍備増強でも中国を批判
2013.2.21 08:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130221/chn13022108440003-n1.htm

【台北=吉村剛史】沖縄県尖閣諸島について中国と同様に主権を主張している台湾が、中国が平和的解決に向けた構想を示していないことなどを理由に尖閣をめぐって中国と「連携しない」と表明していることが20日、わかった。これまでも中国と連携しない姿勢を示してきた台湾だが、具体的な理由を公表したのは初めて。尖閣周辺海域の扱いが注目される日台漁業協議への中国側の干渉や、中国の軍備増強による地域の安定への影響にも批判的に言及しており、中国側の反応が注目されている。

 台湾の外交部(外務省に相当)がホームページで「釣魚台(尖閣の台湾での呼称)列島の主権声明」「中国大陸と合作しない立場」と題した声明として公表した。

 声明は、馬英九総統が昨年8月、「争議の棚上げ」「資源の共同開発」などを盛り込んで提唱した「東シナ海平和イニシアチブ」を中国側が無視していることや、中国が尖閣に関して国際司法裁判所(ICJ)に委ねることに反対していることなどを指摘した。

さらに中国が過去、インドやベトナムなどの周辺国と領土紛争を展開してきたことや、尖閣での平和的解決の具体的な構想を示していないことも列挙し、「合作(連携)は困難」としている。

 声明は8日に公表されていたが、馬英九総統も18日、与党・中国国民党の内部座談会などで「両岸(中台)が保釣(尖閣防衛)で連携できない3つの理由」を説明したという。

 これまで中台関係の改善に努めてきた馬政権の中国への強い姿勢の表明に、日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所(大使館に相当)では、「従来にない踏み込んだ表現で興味深い」としている。

15NAME:2013/03/11(月) 14:08:53
台湾人感動…WBC日台戦で日本人が震災支援への謝意呼びかけ
サーチナ 2013年03月08日12時08分
http://news.livedoor.com/article/detail/7479916/

WBC第2ラウンド日本−台湾(チャイニーズ・タイペイ)戦が8日、東京で行われることを受け、台湾メディアの自由時報は「台湾−韓国戦の殺伐とした雰囲気とは一変し、日本のファンが東日本大震災における台湾の支援に謝意を示す活動を呼びかけている」と報じた。

 報道によれば、日本の一部ファンがTwitter(ツイッター)上で、2011年に発生した東日本大震災で、台湾が全世界の国と地域の中で最も多額の義援金などを贈ってくれたことに対して、「台湾でも大きな注目が集まる日本−台湾戦は、台湾の人びとに謝意を伝える絶好の機会」と指摘し、感謝の意を伝える横断幕を日本−台湾戦で掲げようと呼びかけた。

 台湾ではFacebook(フェイスブック)を中心に、日本で発生した「台湾に謝意表明を」の動きにかんする情報が広まった。多くの台湾ネットユーザーたちは、日本における謝意表明の呼びかけに「感動で心が温められた」という。

 台湾は釣魚台(尖閣諸島の台湾側通称)について「自国領だ」との考えを持つ人が多いが、「(WBCの)日台戦に、釣魚台の問題を持ち出すなど、敵意ある応援方式は不適切だ」との意見を表明するユーザーも多いという。(編集担当:及川源十郎)

WBC日本が台湾の震災支援に謝意・台湾に激勝!台湾監督「尊敬する日本に…」・韓国とは大違い
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4991.html

WBCで日本側スタンドに「謝謝台湾」 台湾SNSでは「感動した!」の声、日本も台湾チームと応援団に「称賛」の声、日本との死闘に敗れた台湾はキューバに負けWBC敗退、サムライジャパンは台湾の分まで頑張れ .
http://blogs.yahoo.co.jp/x1konno/37593869.html

16NAME:2013/04/02(火) 00:18:11
台湾・台南 語り継ぐ日本人の功績
2013.4.1 16:00
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130401/trd13040116010010-n1.htm

台湾南部で歴史的な建造物が多く残され、「古都」と称される台南。この地で日本統治時代に烏山頭(うさんとう)ダムを築き、不毛の地を穀倉地帯に変えた日本人技師、八田與一(はったよいち)に今も尊敬の念が寄せられている。豊かな田畑、広大なダム。八田の足跡をめぐり、その生涯に思いをはせた。(高久清史)

日台の深い関係 関西国際空港から約3時間のフライトを終え、台湾桃園国際空港に降り立つ。日本よりも暖かく、春の訪れを感じたが、さらに南にある台南では気温が約30度まで上がると聞き、持っていた薄手のコートをトランクにほうり込んだ。

 台湾高速鉄道(新幹線)で台南駅に到着し、台湾の人たち向けの観光パンフレットを手に取る。昭和天皇が大正時代に訪問された公園、学校などが紹介されており、日本との関わりの深さを実感した。

 車で台南市郊外にある烏山頭ダムに向かう中、車窓には緑が鮮やかな水田、バナナやマンゴーなどの畑が広がる。古い家々の軒先にソファやベンチが置かれ、お年寄りが座って昼下がりを過ごす。南国情緒たっぷりの空間だ。

「八田」の名が標識に

 「八田路」。ダム敷地へと続く道に、八田の名を冠した標識があった。ガイドの簡●(●=迅のしんにゅうをさんずいに)如さん(30)は「ダムを作った八田さんの功績をたたえ、命名されました」と解説してくれた。

 同ダムは八田の設計のもと、1920年から10年の歳月を経て完成。総延長1万6000キロに及ぶ用水路も整備され、干魃(かんばつ)や塩害により不毛の地とされていた一帯の嘉南平野を穀倉地帯に変えた。八田の功績は教科書に登場するだけでなく、アニメ化され、語り継がれている。さらに2011年にはダムに隣接するエリアに八田與一記念公園が完成した。

 さっそく記念公園へ。かつて工事従事者の宿舎が並び、約2000人が居住していたとされ、敷地内には八田ら日本人技師が暮らした木造住居4棟が復元されている。日本から寄せられた家具が据えられ、その忠実さに驚かされる。

 台南に恩恵をもたらしたダムにも、歴史を感じさせるスポットがちりばめられている。約1・3キロに及ぶ堤防には道路が整備され、眼下に広がるダム湖を眺めながら散策できる。そのスケールから、当時の工事の困難さがうかがえる。

 水を噴き出す旧送水口には悲しいエピソードがある。八田は42年、フィリピンへ向かうために乗った船が米軍潜水艦に撃沈され死亡したが、妻の外代樹(とよき)が45年9月1日に旧送水口に身を投げ、命を絶った。

その日はダム工事開始25周年の記念日。旧送水口の上にある展示室には、八田の遺品とともに、夫妻が最後に一緒に撮影した写真が飾られている。

 「夫妻は本当に仲むつまじかったと聞いています」。台南市の頼清徳市長は沈痛な表情でこう説明した上で、台南のために生涯をささげた夫妻をたたえた。

 「大きな貢献により、台南と日本に強い絆が生まれている」

古都が生む熱気 ダムとともに繁栄した台南市。17世紀にオランダ人が築城し、その後に改築された「赤嵌楼(せきかんろう)」などの古跡や、赤れんがの古い建物がいたるところに残り、古都の名にふさわしい街並みを楽しむことができる。

 道路沿いの建物から突き出す縦長の看板が連なり、夜には紫や赤、青といった派手なネオンで彩られる。その光景に誘われ、宿泊したホテル周辺を歩くと、台湾観光の名物でもある夜市を見つけた。

 草履のような形の大きなとりのから揚げ、豆腐を発酵させた臭豆腐、タピオカ、すし−。立ち並ぶ屋台が独特のにおいを放ち、市民や観光客を引き寄せる。日本にはないアジアの熱気に、高揚感を覚えた。

17NAME:2013/04/02(火) 00:19:25
【八田與一】 1886〜1942年。石川県出身で東京帝大工学部を卒業後、台湾総督府で技師として勤め、烏山頭ダムを築いた。命日の5月8日には現地で慰霊祭が行われている。

【台湾の観光】 人気を集めているのが台北市。蒋介石を顕彰する中正紀念堂など見どころが多く、小籠包などのグルメも豊富。高雄市では蓮の花で有名な淡水湖の蓮池潭(れんちたん)と龍虎塔が定番になっている。問い合わせはサンケイツアー((電)06・6633・5931)。

18NAME:2013/04/14(日) 23:57:15
「台湾からの支援忘れてはいけない」
2013.4.14 12:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130414/stt13041412010000-n1.htm

「ある方(議員)から、『日本はこれから人口を増やすのか減らすのか』、そこから議論しないといけないと言ったときに、森担当相からは『残念だけれども、増やすのか減らすのかじゃなくて増えない。減る!』という言葉。仮に合計特殊出生率2.0%を実現したとしても、今の人口は維持できない。そういったところから、国づくりどうするのか。未婚率の上昇にどう対応するのか。

8日午後、台湾中部地震の義援金贈呈後(台北駐日経済文化代表処)

 −−義援金贈呈の経緯と趣旨を

 「台湾は東日本大震災直後、世界各国、支援をしてくれた中で最も、力強く支援をしてくださったと言っても過言ではありません。馬英九総統自らテレビに出て『日本に支援を』と呼びかけをしてくれたし、おそらく、1人あたりの支援額としては、世界最高額ぐらいじゃないですか」

 「日本に対する支援。これを日本人として絶対に忘れてはいけない。今回、台湾で発生した地震は、被害の規模とか関係なく、台湾も苦しい時、日本を支えると。そして、台湾の支援は忘れない。そういったメッセージですね」

−−今後、台湾とはどういう関係を築きたいか

 「自民党と台湾というのは本当に長い歴史、深い縁が今までもつむがれてきましたから。これからどうやって若い世代と、台湾の若い世代をつないでいけるか。今、台湾関係は、松本洋平・青年局国際部長に担当してもらってますので、タイミング、そしてどういう形で実現できるのか。前向きに、台湾訪問も含めて、考えたいと思います」

 −−沈代表との会談の中で台湾訪問の話は出たか

 「これはもう、ぜひ来てくださいと。そういった要請は今まで何度もいただいていますので。参院選までは、青年局を挙げて海外に行くことは難しいので、その後、どこに行くか。何人でいくか。これは考えないといけませんね」

 「でも、本当に歓迎の要請を何度もね、いただいていることをありがたかく思います。それを形にしていければなあと思います」

 −−沈大使とはどんな話題を

 「いろいろな地域の、多くの懸案。共有する問題意識。そういったことについての意見交換も多少させていただきましたし、日本と台湾の間で本当に深い友情のようなものがあると。そういった認識を深める時間をいただきましたね」

19NAME:2013/04/25(木) 00:14:43
【動画あり】乙武洋匡さんが台湾プロ野球の始球式に登場! 台湾中が感動「涙がとまらない」「意義のある始球式だ」
2013年4月23日 16:00 (ロケットニュース24)
http://topics.jp.msn.com/wadai/rocketnews24/column.aspx?articleid=1798513
http://rocketnews24.com/2013/04/23/320800/?utm_campaign=Partner%3A+msn&utm_medium=partner&utm_source=msn

『五体不満足』や『だいじょうぶ3組』で知られる作家の乙武洋匡さんが台湾プロ野球の始球式に登場した。

当日、乙武さんは台湾の東日本大震災の支援への感謝の気持ちをこめ、力いっぱいボールを投げたそうだ。その様子は会場を沸かせ、さらにニュースを見た多くの台湾人から感動の声が寄せられている。

・台湾プロ野球の始球式に乙武洋匡さん登場
乙武さんが始球式に臨んだのは2013年4月21日に台北・天母球場で行われた「統一セブンイレブン・ライオンズ VS 義大ライノズ」の試合だ。乙武さんと言えば電動車椅子に乗っている姿がよく見られるが、車椅子から下り、一礼してマウンドにへと進んだそうだ。観客からは割れんばかりの拍手が沸き起こった。

さらに、マウンド上でも乙武さんは再度、深々とお辞儀をし、「台湾のみなさん! 2年前の震災では心のこもったご支援、本当にありがとうございました。日本はまだまだ大変な状況にありますが、心をひとつにしてこの困難を乗り越えていきたいと思います」と、スピーチ。

そして「今日は感謝の気持ちをこめてボールを投げさせていただきます」と、左肩と頬でボールをはさみ、中国語で「謝謝台湾!」と叫びながらボールを投げた。観客はもちろん両チーム共からも歓声と拍手が沸き起こった。会場はとても温かい雰囲気に包まれたという。

・台湾ネットユーザーから感動の声
この始球式の様子はメディアを通じて大きく広まり、台湾ネットユーザーからは以下の声が寄せられている

「感動した!!」
「こんな意義のある始球式は見たことがない」
「なんだよ……涙が止まらないじゃないか!!」
「鳥肌が立った。乙武さんが始球式に来てくれて本当に光栄に思う」
「涙が出ました。乙武さん、本当にありがとう」
「台湾こそ日本に感謝しています」
「日本人は本当に恩を大切にするし礼儀正しい。見返りを求めて支援した訳じゃないけど、こう言われると嬉しい」
「感謝、そして感動です!」
「乙武さんマジイケメン」
「乙武さん可愛い〜! 彼の中国語も覇気があって素敵」
「アイドルの始球式なんかより、ずっと意味のあるものだったと思う」

台湾は「親日」と言われているが、両者の間には互いに譲れない問題もあるのも事実だ。しかし、スポーツや文化など民間交流で、こうやってお互いに謝意を伝え合えるというのは本当に素晴らしいことである。その気持ちは忘れないでいきたい。

参照元:Youtube、聨合新聞網(中国語)
執筆:澤井恵

20NAME:2013/06/16(日) 19:10:30
<レコチャ広場>中国とは似て非なる台湾文化―中国
2013年6月15日 22:50 (Record China)
http://topics.jp.msn.com/wadai/recordchina/article.aspx?articleid=1898947

2013年6月13日、中国最大の民間教育機関・信孚教育集団の創設者、信力建(シン・リージエン)氏は「台湾文化を見て分かった中国との『似て非なる』部分」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。以下はその内容。

唐代の中国を見たければ日本へ行けばいい。日本には唐代の建築や歌舞が残っている。明代の中国なら韓国へ。そこには明代の礼楽制度が保存されている。中華民国時代の中国が知りたければ、台湾だ。台湾には伝統的な「仁義礼智信」がある。中国はハード面では欧米に「追い付き追い越せ」を実現してきたが、こうした伝統的な文化を見掛けることはなくなった。

1949年に台湾と中国が分かれて以来、国学は中国で「旧思想、旧文化」とみなされ、徹底排除の対象になった。台湾に逃れた国民党はこれとは逆に中国伝統文化の復興に力を入れた。中国が文化大革命を行っていた時、台湾の蒋介石は中華文化復興運動を推し進めていた。

台湾の学校では子供たちに数千年にもわたって使用されてきた繁体字の漢字を教え、伝統文化の思想教育を重視している。中華民国は中国に200万人の知識分子を残してきたが、「革命」や「運動」によって、これらの人々は消滅してしまった。文革期間中、中華民族の始祖とされる炎帝と黄帝の陵は完膚なきまでに破壊された。1966年11月には孔子の墓が暴かれ、その遺体と副葬品は燃やされている。

台湾を旅行した中国の観光客は「台湾は中国よりも礼節の国だ」という感想を抱く。こちらが言うよりも早く「ありがとうございます」と言う店員。バス停ではきちんと並び、降りる人が全員降りるまで乗り込もうとしない。バスの車内には高齢者や体の不自由な人たちのための「博愛シート」があり、若者はそこには座らない。レストランで食事をする際は、自分のテーブルとその周りを汚さないように注意を払う。粗暴な態度を常日頃から経験している中国人は、その違いに目を見張ることになるのだ。(翻訳・編集/本郷)

●信力建(シン・リージエン) 中国の教育家。信孚教育集団理事長。広東省広州市生まれ。中山大学中国文学部卒。工場、銀行、政府機関などで働いた後、英国へ留学。軍人、農民、労働者など30以上の職に就いた経歴を持つ。幼稚園や小中学校など20校以上を建設、学生数は1万人を超える。

21NAME:2013/09/01(日) 23:33:26
【子供たちに伝えたい日本人の近現代史】
(6)台湾で「父」になった八田與一
2013.5.12 08:22
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130512/art13051208250001-n1.htm

命がけで荒れ地を沃野に

 2年前の東日本大震災の後、世界の国や地域が義援金を被災地に送ってくれた。その中でずば抜けて多かったのが、台湾からの200億円を超す援助だった。 日清戦争直後から先の大戦の終わりまで約50年間、日本による植民地統治を受けた。しかも戦後、日中国交回復のさいには日本から一方的に断交された。それでも台湾の人々の日本に向ける温かい視線は変わっていない。

 台湾の「風土」のようなものもあるが、この間、多くの日本人が身を粉にしながら、台湾のため働いたという歴史によるところも大きい。その一人が台湾総督府の技師、八田與一(はった・よいち)である。 明治19(1886)年生まれの八田は43年、東京帝国大学土木工業科を卒業後、日本統治下の台湾に渡り台湾総督府土木課に勤務した。ここで取り組んだのが、南部の嘉義県と台南県にまたがる嘉南平野の灌漑(かんがい)事業だった。

 平野は台湾の全耕地面積の約6分の1を占めていたが、夏場の雨期には集中豪雨による氾濫で耕地が流される。逆に乾期になると、水不足で農作物がほとんどとれなかった。 八田は台南市の北を流れる官田渓(かんでんけい)という川の上流にあたる烏山頭(うざんとう)にダムを造り、そこから全体に平野に水を流すことを考え、「嘉南平野開発計画書」として総督府に提出した。

計画は認められ、大正9(1920)年、ダム建設が始まった。八田は烏山頭の宿舎に家族とともに泊まり込み指揮をとった。 しかし工事は難航する。名越二荒之助氏他編『台湾と日本・交流秘話』などによれば、工事現場で石油ガスが爆発、五十数人が亡くなる大事故が起きたこともあった。八田は工事をあきらめかけたが、一緒に働いていた台湾の人たちに励まされたのだという。そして昭和5(1930)年5月、完成にこぎつけた。

 「烏山頭水庫」と名付けられたダム湖は珊瑚潭(さんごたん)とも呼ばれているが、台湾第2のダムだ。この巨大な湖に蓄えられた水が全長1万6千キロに及ぶ用水路を通じ平野を潤している。ダムと用水路を合わせた「嘉南大●(たいしゅう)」が不毛地帯をみごとに沃野(よくや)に変えたのである。 この八田の活躍は戦前までは日本人の間でもよく知られていた。しかし戦後、日本の植民地統治をすべて否定する歴史観がはびこるとともに忘れられていった。

 これに対し台湾では、戦後も中学校の教科書に載るなど「嘉南大●の父」として敬愛されてきた。最近ではダムと水路を世界遺産に登録しようという運動も起きているほどだ。 2年前の平成23年5月8日には八田を記念する公園の完成式典も行われた。公園の発案者である台湾の馬英九総統のほか、日本からも八田と同じ石川県出身の森喜朗元首相ら何人かの国会議員が出席した。森氏はこう述べた。

 「石川県よりも台湾の人々の方が八田氏を高く評価していることを知った」 八田より時代はさかのぼるが、明治34(1901)年には、農政学者の新渡戸稲造が殖産課長として台湾総督府に赴任した。

新渡戸は札幌農学校を出た後、東大から米国に留学、農政学を学んだ。いったん日本に戻った後、病気療養のため再び渡米していたところ、第4代台湾総督の児玉源太郎や、民政長官の後藤新平の強い要請を受け、殖産振興のため台湾に渡った。

 花井等氏の『国際人新渡戸稲造』によれば、台湾は気候的、地形的にも製糖に適していたが、現実の生産は停滞していた。新渡戸はサトウキビの種類から栽培法、製造法すべてを改良する計画をたて実行に移した。 この結果、台湾の砂糖生産量は数年の間に3倍に伸び、主力産業になっていったのである。 新渡戸は後に国際連盟で働き、戦前の日米関係修復につとめたことが評価され、樋口一葉の前の五千円札の肖像ともなったが、台湾での活躍も忘れてはならない。(皿木喜久)

【用語解説】台湾協会 日清戦争で割譲を受けたものの、当初スムーズに進まない台湾の統治を側面から支援するため明治31(1898)年、台湾協会が発足した。会頭に第2代台湾総督だった桂太郎、幹事長に前総督府民政局長の水野遵、会計監督に大倉財閥の大倉喜八郎が名を連ねた。 桂は総督府への政治介入はせず、台湾での起業を後押しする方針をかかげ、台湾の産物の収集、陳列などに力を入れた。またそのための人材育成を目指し33年、台湾協会学校を設立、桂が初代校長となった。後の拓殖大学である。

22NAME:2013/09/01(日) 23:58:46
【こだわり旅物語】台湾・台南 語り継ぐ日本人の功績
2013.4.1 16:00
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130401/trd13040116010010-n1.htm

台湾南部で歴史的な建造物が多く残され、「古都」と称される台南。この地で日本統治時代に烏山頭(うさんとう)ダムを築き、不毛の地を穀倉地帯に変えた日本人技師、八田與一(はったよいち)に今も尊敬の念が寄せられている。豊かな田畑、広大なダム。八田の足跡をめぐり、その生涯に思いをはせた。(高久清史)

日台の深い関係

 関西国際空港から約3時間のフライトを終え、台湾桃園国際空港に降り立つ。日本よりも暖かく、春の訪れを感じたが、さらに南にある台南では気温が約30度まで上がると聞き、持っていた薄手のコートをトランクにほうり込んだ。

 台湾高速鉄道(新幹線)で台南駅に到着し、台湾の人たち向けの観光パンフレットを手に取る。昭和天皇が大正時代に訪問された公園、学校などが紹介されており、日本との関わりの深さを実感した。 車で台南市郊外にある烏山頭ダムに向かう中、車窓には緑が鮮やかな水田、バナナやマンゴーなどの畑が広がる。古い家々の軒先にソファやベンチが置かれ、お年寄りが座って昼下がりを過ごす。南国情緒たっぷりの空間だ。

「八田」の名が標識に

 「八田路」。ダム敷地へと続く道に、八田の名を冠した標識があった。ガイドの簡●(●=迅のしんにゅうをさんずいに)如さん(30)は「ダムを作った八田さんの功績をたたえ、命名されました」と解説してくれた。 同ダムは八田の設計のもと、1920年から10年の歳月を経て完成。総延長1万6000キロに及ぶ用水路も整備され、干魃(かんばつ)や塩害により不毛の地とされていた一帯の嘉南平野を穀倉地帯に変えた。八田の功績は教科書に登場するだけでなく、アニメ化され、語り継がれている。さらに2011年にはダムに隣接するエリアに八田與一記念公園が完成した。

 さっそく記念公園へ。かつて工事従事者の宿舎が並び、約2000人が居住していたとされ、敷地内には八田ら日本人技師が暮らした木造住居4棟が復元されている。日本から寄せられた家具が据えられ、その忠実さに驚かされる。 台南に恩恵をもたらしたダムにも、歴史を感じさせるスポットがちりばめられている。約1・3キロに及ぶ堤防には道路が整備され、眼下に広がるダム湖を眺めながら散策できる。そのスケールから、当時の工事の困難さがうかがえる。

 水を噴き出す旧送水口には悲しいエピソードがある。八田は42年、フィリピンへ向かうために乗った船が米軍潜水艦に撃沈され死亡したが、妻の外代樹(とよき)が45年9月1日に旧送水口に身を投げ、命を絶った。その日はダム工事開始25周年の記念日。旧送水口の上にある展示室には、八田の遺品とともに、夫妻が最後に一緒に撮影した写真が飾られている。

 「夫妻は本当に仲むつまじかったと聞いています」。台南市の頼清徳市長は沈痛な表情でこう説明した上で、台南のために生涯をささげた夫妻をたたえた。

 「大きな貢献により、台南と日本に強い絆が生まれている」

古都が生む熱気

 ダムとともに繁栄した台南市。17世紀にオランダ人が築城し、その後に改築された「赤嵌楼(せきかんろう)」などの古跡や、赤れんがの古い建物がいたるところに残り、古都の名にふさわしい街並みを楽しむことができる。 道路沿いの建物から突き出す縦長の看板が連なり、夜には紫や赤、青といった派手なネオンで彩られる。その光景に誘われ、宿泊したホテル周辺を歩くと、台湾観光の名物でもある夜市を見つけた。

 草履のような形の大きなとりのから揚げ、豆腐を発酵させた臭豆腐、タピオカ、すし−。立ち並ぶ屋台が独特のにおいを放ち、市民や観光客を引き寄せる。日本にはないアジアの熱気に、高揚感を覚えた。

【八田與一】 1886〜1942年。石川県出身で東京帝大工学部を卒業後、台湾総督府で技師として勤め、烏山頭ダムを築いた。命日の5月8日には現地で慰霊祭が行われている。

 【台湾の観光】 人気を集めているのが台北市。蒋介石を顕彰する中正紀念堂など見どころが多く、小籠包などのグルメも豊富。高雄市では蓮の花で有名な淡水湖の蓮池潭(れんちたん)と龍虎塔が定番になっている。問い合わせはサンケイツアー((電)06・6633・5931)。

23NAME:2013/09/08(日) 13:48:03
台湾で「日本統治時代」がブーム
日本統治時代の“発掘”がブーム 若年層に親日 台湾
2013.9.8 07:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130908/chn13090807000001-n1.htm

大正ロマンにヒントを得た漫画や、戦前に甲子園で準優勝した野球部を描いた映画−。台湾の若い世代が、日本統治時代を題材にした作品を次々と生み出している。政治的状況から、この時代は学校教育では詳細には触れられないが、日本のポップカルチャーの影響を受けた世代が歴史的資料を基に自由な発想で作品に仕上げている。中国との関係改善が急速に進むなかで、現在の台湾社会の文化的背景のひとつとして日本時代への興味が強まっているようだ。(台北 吉村剛史、写真も)

 8月上旬、台北市内で漫画「台北高校物語」の出版記念会が開かれた。著者の陳中寧さん(24)と、資料を提供した台湾師範大学台湾史研究所、蔡錦堂准教授(62)の話に大学生ら約40人が聞き入った。

 作品は、日本統治時代の台湾のエリート養成校、旧制台北高校の歩みを擬人化した異色の歴史漫画だ。主人公「台高」は学生マントにげた履きという典型的な旧制高校生の装いだ。 台北帝大などの仲間に加え、台高に「自由自治」の校風を根付かせた三沢糾(ただす)校長ら実在の人物も登場し、開校の経緯や当時の自由な学生生活、第二次世界大戦に至る暗雲が描かれる。

台高の校舎を受け継ぐ台湾師範大の美術学部出身の陳さんは、在学中に蔡准教授の講義で母校の“前身”に感動し、漫画のリポートを提出したのがきっかけで作品制作に乗り出した。 「当時の教育のユニークさを、漫画の発信力で多くの人に紹介したい」という陳さんは現在、東京の専門学校でアニメーションについて勉強している。「台高の戦中や戦後も描きたい」と続編制作にも意欲的だ。

 「日本時代の台北の写真を見て、街並みの美しさに感動した。近代の日本と台湾文化の融合の上に開花した“大正ロマン”的な世界も魅力的だった」 台湾大出身で「AKRU」というペンネームの漫画家、沈穎杰さん(31)は代表作「北城百画帖」を手がけた動機をこう語る。

 漫画の舞台は、台湾総督府が始政40周年を記念し、昭和10年(1935年)に台北で開催した「台湾博覧会」の時代だ。 カフェーの主人を軸に、日本軍の航空兵を志した台湾少年や、日本の台湾先住民研究者に協力したタイヤル族の少女の幽霊などを女性らしい視点で幻想的に描き、今年、日本の外務省主催の第6回国際漫画賞で入賞を果たした。 「学校の授業では日本時代にほとんど触れなかったから、大学で学んだ考古学的手法で発掘してゆく過程も楽しかった」という。

24NAME:2013/09/08(日) 13:49:03
かつての台湾の歴史教育は「中国史」が中心で、民主化のなかで「台湾史」が見直されたのは、1997年に登場した中学生用教科書「認識台湾」からだ。それでも日清戦争の下関条約(1895年)から半世紀に及ぶ日本統治時代の分量は、多いとはいえない。

 イラストレーターの呉旭曜さん(41)は「教育はどうあれ、日本は常に身近にあった。同居していた祖父母は日本語を用いていた」という。 そんな呉さんのイラストは、日の丸が翻る台南駅前の男女学生や、鳥居を背にした乃木希典ら歴代台湾総督など、日本時代に関係する人物や風俗が主要なテーマだ。 だが、どの人物も宇宙服のような服を着ているのが特徴で、「昭和少女」と題した一連の作品では少女が旭日旗の鉢巻き姿で日本刀を構えているなど、近未来と復古調が同居したような異色の作風だ。

 呉さんの作品群は雑誌で取り上げられ、昨年は個展も開くなど話題を呼んだ。 今夏、日本時代をさす用語として、「日治」(日本統治)と「日(にっ)據(きょ)」(日本による支配)のどちらがふさわしいかが論争となった。呉さんは「台湾は多様な価値観が混在する民主社会なので両方あっていい。日本時代に関して学術、芸術面では自由な表現が残ると思う」

台北市の政治大の世論調査によると、中国との関係改善に着手した2008年の馬英九政権発足以降、自分を「台湾人」と考えている人が急増している。 また、日本の対台湾窓口機関、交流協会の2012年度の対日世論調査では、尖閣諸島(沖縄県石垣市)問題がくすぶるなかでも、「最も好きな国・地域」で日本が43%で前年度から微増し、首位を堅持した。

 「日本」と回答したのは20代が54%、30代が50%と、40〜80歳(39〜36%)を上回る。若者の親日感情の強さが際立った形だ。 1931(昭和6)年、夏の甲子園大会で準優勝に輝いた嘉義農林学校(現嘉義大)の野球部の活躍を描いた来年公開予定の映画「KANO」(嘉農)の魏徳聖プロデューサー(44)は、「台湾で自分たちの足下を見つめ直すとき、日本時代は避けられない」と語る。“発掘”は今後も続きそうだ。

 日治と日(にっ)據(きょ) 戦後台湾では日本の台湾統治に関し、「日本による支配」を意味する「日據」という表現が主流だった。しかし、1990年代以降の社会的変化の中で日本統治時代を評価する動きもあり、教科書では「日治」(日本統治)などの表記が一般的となった。台湾の民間出版社が今年、「日據」表記の高校歴史教科書を申請し、識者らが「日治」に改めるよう求める一幕があった。教育部(日本の文科省に相当)は「学問の自由」を理由に両方の表記を認めたが、行政院(内閣に相当)は公文書では「日據」に統一するとの見解を出した。

25NAME:2013/09/15(日) 01:45:12
台湾を訪問「日台は1ミリもぶれない関係」 東京五輪決定に「今からワクワク、ドキドキ」
2013.9.14 18:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130913/stt13091321050006-n1.htm

9日から12日までの4日間、自民党青年局長として同局所属の国会議員、地方議員計約100人を率い、台湾を訪問した。 10日には馬英九総統や李登輝元総統らと相次いで会談し、日台関係の進展について語り合った。東日本大震災で台湾から受けた支援に対する謝意も伝えた。

 その後、台湾プロ野球・義大ライノズ対兄弟エレファンツ戦の始球式に登板。「人生初めての、プロ野球の始球式。一生忘れることのない宝物だ」と笑顔を見せた。日本出発の直前には2020年の東京五輪開催が決まり、「外国で開かれるオリンピックであれだけ興奮するんだから、日本でやったらどれだけ興奮して感動するか」と期待を寄せた。

11日は、日本統治下の台湾で水利事業に尽力した八田與一(はった・よいち。1886〜1942年)が建設した烏山頭ダムや八田の記念館を視察した。 自民党は青年局を窓口に、国交がない台湾との交流を続けてきた。2011年の「中華民国100周年祝賀記念式典」には、現副総理の麻生太郎氏ら青年局長経験者も出席した。

 ちなみに、歴代青年局長からは麻生氏のほか、現首相の安倍晋三氏、さらに竹下登氏ら計5人の首相が誕生している。月内に予定される副大臣、政務官人事では「将来の首相候補」ともいわれる進次郎氏の処遇が注目されるが、今回の訪台で存在感を示せたか。(力武崇樹、吉村剛史)

26NAME:2013/09/15(日) 01:50:20
■10日 馬英九総統との会談後(台北市内)

 −−会談の印象を 「人の心をつかむのが非常にたけている。友好的な雰囲気をいきなり最初にね、作ってくださったなあと。まさか4周、握手で回ってくださるとはだれも想像しなかったんじゃないですか。非常に感銘を受けましたね」

 −−馬氏はあいさつの中で尖閣問題についても触れていた 「まあ馬総統は、日本政府の考え方を十分理解されていますから。その上でのご発言だったと思いますよ。日本政府の立場は日本政府の立場で、しっかりと理解されていると思います」

 −−立法府の方々との意見交換では、漁業権の問題が話題になるかもしれない 「もちろん、日本の立場を主張したいと思います」

 −−あえて避けずに意見交換するのか 「青年局のいい伝統というのは、そういう忌憚のない意見交換ができるところですから、台湾のみなさんともそういったことを大切にして。でも、一番大切なのは友情ですからね。正式な外交関係がなくとも、他の国ともなかなかここまで深い友情関係を築くのが難しい中で、台湾とはそういう心と心のつながりを持つことができているというのは最高の2国間関係…国と地域との関係じゃないですか。今回、改めて、馬総統と、私にとっては2年ぶりにお会いして、非常に友好的で、日本と台湾は特別だなと。まさに日本と台湾は特別パートナーシップといった関係ですけど、言葉通りですね」

 −−馬氏が尖閣問題の棚上げに言及されたことについては 「日本政府の立場は日本政府の立場でありますから、それはそれぞれ各レベルのほうから訴えているところですから。それは十分承知の上での発言だと思いますので、日本政府の立場は変わりません」

−−尖閣問題は近い将来、解決できると思うか 「これは、日本と台湾の関係というのは、1つの問題について意見の一致がなくても、大局的な判断で、未来を見据えて、両国民の友情を大切にして発展させようということは1ミリもぶれないという関係ですから。1つの問題があるから、他の問題もひっくるめてすべてうまくいかなくなるような、そんな関係じゃありませんから。日本と台湾はこれからも忌憚のない意見交換を通じて、台湾人、日本人双方の交流をさらに増やしていって、おそらく300万人の交流人口を突破するのも目前ですから、7年後の東京オリンピックにより多くの台湾のみなさんに日本に来てもらって、東京で7年後に日本の国歌と台湾の国歌と、できる限り多く聞けたら、ますます、日本と台湾の関係にとってはいいですね」

 −−馬氏との会談で一番の成果は 「改めて、これから日台の関係、今まで日台関係を築いてくれた先人たちの上に、若い世代でさらに強いものを築いていく。そういった意思を、馬総統と自民党側と、青年局側と共有できたんじゃないですか。そして改めて、馬総統、あの東日本大震災のときに、自らテレビに出演されて、日本に対する支援を訴えてくれたと。その思いに台湾のみなさんも、本当に突出した支援をする形で応えてくださった。この支援に対して、日本人は忘れてないと。そういった思いを、感謝を直接訴えることができたのは非常によかったと思います」

 −−自民党からも多くの議員が来た。今日をきっかけに何か変わるか 「変わらないほうがいいことは、日台関係はこれからも大事だというね、これは変わっちゃいけない。変わったほうがいいことは、もっとこの地域をより安定的に、より平和に構築しなきゃいけない。その中で日本と台湾が良好な関係をさらに発展させていくことは、日本と台湾だけじゃなくて、この地域の関係国にとっても、世界の国々にとっても国益になることですから、これをますます深めていきたいと思います」

27NAME:2013/09/15(日) 01:55:02
■10日 台湾プロ野球始球式登板後(新北市内)

 −−東京五輪の開催が決まった。若者にとってどういう意味をもつか 「そうですね。前回の東京オリンピックは生まれてませんから、この前のロンドンオリンピックで、本当にみんな興奮してね。日本選手の活躍があって。外国でやるオリンピックであれだけ興奮するんですから、日本でやったらどれだけ興奮して感動するんだろうってね。今からワクワクとドキドキが止まらないって感じですね。楽しみです」

 −−東京五輪が決まった瞬間、どう感じた 「よかったなあと。オリンピックを東京に呼ぶために、多くのみなさんが頑張ってましたから、そのみなさんの頑張りが報われて、ほんとによかったと。そういう思いでした」

 −−どういう東京五輪になると思うか 「今までのオリンピックでベストのオリンピックになると思いますね」

 −−始球式ではどのような思いを込めて投げたか 「今日は何と、野球ファンにとっては神様のような郭源治さん(元中日ドラゴンズ投手)までこちらにいらっしゃって。そんな中でストライクが放れたのは、郭さんのおかげ。そしてバッターボックスのバッターが内角を投げやすいようにちょっと後ろに立ってくれた。そういういろんな人たちのおかげですから、改めて台湾のみなさんの支援は2年以上たっても忘れてないと。今までもその感謝を胸に、先ほどオリンピックの話もありましたけど、これから復興していく日本を見せることが、私たちの責務だと思いますね」

 −−(始球式前に)立法府の方々とはどのような意見交換を 「ほんとに期待通り、率直な意見を披露していただいて、こちらからも意見を述べさせてもらって、恐らくこういう、マスコミのみなさんから見ても、敏感な問題だと思われているテーマについて、忌憚のない話し合いができる議員同士というのは、他の国との関係でもなかなかないんじゃないですか。だからそれが台湾と日本の特別なパートナーシップですよ。友達、友情、絆ですね」

−−尖閣問題について、参考にしたいと思う意見はあったか 「もうこの問題については日本の立場は一貫してますから、それは変わりのないことです」

28NAME:2013/09/15(日) 02:05:21
 −−始球式を終えたが、野球をやるのはいつ以来? 「草野球は今年、1回やったかなあ。地元でね。だけど、プロ野球の始球式って、人生初なんです。今年のヤクルト戦に僕の兄(俳優の小泉孝太郎氏)が始球式を神宮球場でやって、先を越されたなあと思っていたところ、まさか台湾で人生初めてのプロ野球の始球式をやらせていただくとは。これから一生忘れることのない宝物を台湾のみなさんからいただきましたね」

 −−台湾と日本の交流が深まると思うが、どのように感じているか 「長い間つないできた日本と台湾。自民党青年局と台湾。これは当たり前だと思って努力を怠ったら、関係というのは1つのきっかけで崩れていく可能性がありますから、そうならないように、今までの先人に感謝をして、これからも自民党青年局は台湾との交流をますます、活発化させていきたいと思います。特に台湾側は野球という分野においてさらに関係を模索したいという思いを持っていますから、今日は偶然にも郭さんもいらっしゃいますから、新たな日台野球交流のきっかけになればなと、そう願っています。例えばね、日本の甲子園優勝校と台湾ナンバーワンの高校が対戦したら、かつて台湾の高校が甲子園まで来て準優勝したこともありますが、あの歴史の再現になるんじゃないですか。来年、映画も公開されるそうですから、それを実現させていくというプロジェクト。やってみたらおもしろいと思いますけどね」

−−キャッチボールでは何か思い出したか 「何か言わせたいことがありありと裏に感じますけど、ほんとに野球というのは小学校2年生から高校までやってましたから、無心になれるんですね。それを台湾に来て、震災の支援に対する感謝も述べる一球というのは、今までのどのキャッチボールにもかなわないくらい重い一球だったと思います」

 −−震災復興に対して、なぜ青年局として活動を続けているのか 「僕からすれば、やらないことのほうが理解できないんですけどね。震災を政治家として迎えて、人生観、また政治家としての在り方、これがすべて揺さぶられたような経験でしたから、私にとっては、あれから継続的に震災復興のために取り組むというのは、『何でですか』と言うことのほうがわからないですね。自然な思いの発露です。今、日本のためにやらなきゃいけないことがこれだと、疑いなく働ける、そういった分野ですから。そのために働くことが、物事をいろいろ考えてやろうっていうんじゃないですね。考えている暇があるんだったら、体を動かそうというようなもので、当たり前のことだと思いますよ」

 −−政府の中に入って復興に携わりたいという気持ちはあるか 「被災地のために汗をかいて働けるところで、全力を尽くしたいと思います」

29NAME:2013/10/08(火) 11:23:58
馬政権、中国非難し日台関係強化
成果あげる「活路外交」 対日関係は新たな段階
2013.10.8 08:31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131008/chn13100808390003-n1.htm

台湾は10日、清朝を崩壊させ、アジア初の共和国、中華民国建国に導いた辛亥革命(1911年)に由来する記念日、双十節を迎える。任期2期目の馬英九総統は、地域の平和と安定を目指し、引き続き対米、対中関係とともに対日関係を重視しており、今年4月、協議開始から17年を経た日台漁業取り決め(事実上の協定)に調印した。台湾も領有権を主張する尖閣諸島(沖縄県石垣市、台湾名・釣魚台)をめぐる情勢が東アジアをゆさぶる中、懸案だった同海域における日台間の漁業問題を平和的に収拾させることを狙い、馬政権が発足以来掲げてきた「活路外交」に大きな実績を加えた。(台北 吉村剛史)

◆漁業問題で進展

 「歴史的任務を達成した。日本との関係は新たな段階に入った」 今年4月11日、馬英九総統は、台北市内の総統府で日本の対台湾窓口機関、交流協会の大橋光夫会長を迎え、こう語った。 前日10日には日台漁業取り決め(協定)の調印が同市内の迎賓館、台北賓館で行われた。

 大橋会長は調印後、「民主、平和、自由の基本的価値観を共有する日台関係で歴史的偉業を成し遂げた」と強調。台湾側の廖了以亜東関係協会会長(当時)も「日本は馬英九総統が提唱した東シナ海平和イニシアチブに正面から応えてくれた」と応じた。 11日、台湾各紙が「漁場拡大」「重大突破」と大きく報じる中、馬総統は急遽(きゅうきょ)予定を空けて大橋会長と会見し、ともに肩を抱き合って固い握手を交わした。

日台双方が「歴史的」としてたたえ合ったこの「漁業秩序の構築に関する取り決め」による適用水域(共同水域)は、双方の排他的経済水域(EEZ)が重なり合う北緯27度以南、八重山諸島以北の尖閣諸島周辺海域約7・4万平方キロメートル。 日本領海を除き、ほとんどが「法令適用除外水域」とされ、台湾漁船も日本側の取り締まりを受けずに操業が可能となった。

 一部は、「特別協力水域」として日本側に取り締まり権限が残されたが、台湾側も従来の主張を上回るクロマグロの漁場を得て双方が顔を立て合った。 取り決め締結までの道のりは長い。 協議は1996年、双方の窓口機関を通じて始まったが、台湾も尖閣諸島への領有権を独自に主張しているため、線引きをめぐって空転を繰り返し、2009年2月以降は中断していた。

 08年に発足した馬政権は、経済を軸に中国との関係改善に乗り出す一方で、日台関係を「特別パートナーシップ」と位置づけ、一層の関係強化に乗り出していたが、暗礁に乗り上げていた漁業協議の再開機運を高めたのは、東日本大震災での巨額の義援金をはじめとする、台湾の手厚い対日支援だった。 支援と感謝の共鳴で双方の友好感情はさらに高まり、11年には相互の投資を保護、促進する日台投資取り決めや、空の便の強化につながるオープンスカイ取り決め、12年には技術交流の強化につながる日台特許審査ハイウェイ覚書を締結し、「40年来で最良」(馬総統)とされる関係が築かれた。

12年は日本政府の尖閣国有化に伴い、尖閣への領有権を主張する中国が強くこれに反発し、大規模な反日デモが展開され、台湾でも領有権を主張する活動家らの抗議行動がみられた。 また漁業権をめぐっても尖閣周辺を「伝統の漁場」と主張する台湾北東部・宜蘭の漁業者らの漁船が尖閣に押し寄せるなどした。

 ◆歩み寄りに期待 

 一連の尖閣諸島をめぐる情勢で中国は台湾に対し対日共闘を呼びかけたが、馬政権は日台漁業協議への中国の介入を非難。さらに、「争議の棚上げ」「資源共同開発」などを自ら提唱した「東シナ海平和イニシアチブ」に対し、中国側が黙殺していることなどを理由に中台連携を否定し、思い切った譲歩を示した日本との取り決め調印に大きく一歩を踏み出した。

 操業ルールの詳細を詰める調印後の日台の漁業委員会による話し合いで意見の隔たりは依然残されているが、その後、台湾と沖縄を結ぶ直行定期便の充実や、円安による空前の日本旅行ラッシュで、沖縄本島や石垣島にも台湾の旅行客が押し寄せており、双方の良好な感情を背景に、操業ルールの歩み寄りが期待されている。

30NAME:2013/10/19(土) 02:49:14
靖国参拝で声明 台湾
2013.10.18 19:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131018/chn13101819390003-n1.htm

 【台北=吉村剛史】台湾の外交部(外務省に相当)は18日、新藤義孝総務相らの靖国神社参拝に関連し、「日本政府や政治家は史実を正視し、歴史の教訓をくみ取り、近隣の感情を傷つける行動をすべきではない」との声明を発表した。「将来を見すえ、責任ある態度で周辺との友好関係を発展させ、地域の平和と繁栄に向け、共に努力すべき」としている。

31NAME:2013/11/14(木) 14:02:59
民主政権下の修学旅行先調査 台湾渡航「中国」に合算 文科省訂正
2013.11.14 08:12 [台湾]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131114/plc13111408130003-n1.htm

 文部科学省が平成23年度に実施した高校の海外への修学旅行実態調査で、渡航先の「台湾」を「中国」と合算していたことが13日、わかった。同省は今年4月、合算により中国への渡航者数は2万2千人に達し、米国の2万6千人に次ぐ2位とする結果を公表。ところが、自民党国会議員の指摘を受けて台湾を別に算出したところ、台湾は1万2千人、中国は9千人と逆転していたことが判明した。 文科省は昭和61年度から2年に1回、「高校等における国際交流等の状況について」として海外修学旅行の渡航先をまとめている。従来は台湾と中国を分けて集計、公表していた。過去の渡航者数をみると、平成16年度は中国が1万4千人に対し、台湾が1千人で中国が上回っていた。

 その後、中国における反日運動の高まりや、悪化する大気汚染などを背景に、渡航先を台湾に選ぶ学校が相次いだ。20年度は中国1万1千人、台湾8千人と差が縮まった。 ところが、東日本大震災で1年延期し、民主党政権下の23年度に実施した調査では、中国が2万2千人に倍増し、台湾は渡航先リストから姿を消した。 調査結果に疑問を抱いた自民党の木原稔衆院議員が同省側に指摘すると、台湾の集計を中国に合算していたことが判明。同省は今年10月、台湾と中国を分けた正しいデータをホームページ上で公表した。同省国際教育課の担当者は「単純な処理ミス。通知上のミスで合算したようだ」と説明している。

32NAME:2013/11/27(水) 23:47:16
中国、台湾に結束呼び掛け 防空識別圏設定で
2013.11.27 21:16 [日中関係]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131127/chn13112721180005-n1.htm

 中国国務院(政府)台湾事務弁公室の范麗青報道官は27日の定例記者会見で、中国が沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海上空で防空識別圏を設定したことに関し「(中台)両岸の同胞は家族であり、中華民族の利益を守ることは両岸の共同責任だ」と述べ、台湾側に結束を呼び掛けた。 中国はこれまで、尖閣をめぐる日本との対立に絡み、同様の表現で台湾に結束を呼び掛けており、識別圏の問題でも日本を“共通の敵”に見立て、台湾と接近を図る構えとみられる。 台湾の国防部(国防省に相当)は中国の識別圏設定について遺憾の意を示している。(共同)

33NAME:2013/11/30(土) 04:14:44
台湾が「無益」と声明発表 飛行計画提出は継続
2013.11.29 19:50 [アジア・オセアニア]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131129/chn13112919500012-n1.htm

 台湾政府は29日、中国による東シナ海上空の防空識別圏設定について「両岸(中台)関係の発展に無益だ」とし、この立場を近く中国側に伝えるとの声明を発表した。中国への民間機の飛行計画提出は続ける見通し。 これに先立ち立法院(国会)が与野党共同声明を発表、中国への「厳正な抗議」を政府に求めたが、政府声明は「抗議」の言葉を避け、対中配慮をにじませた。

 立法院は中国への飛行計画提出の中止も求めたが、政府声明は国際民間航空機関(ICAO)の求めに応じたとする従来の立場を強調。中国による識別圏設定によって、台湾の防空識別圏での軍の任務は「何ら変わらない」とした。 中国の識別圏について、民主進歩党など野党は当初から批判していたが、与党、国民党が26日に出した声明は認めるかどうか判断を示さない一方、政府の対応を「穏当だ」と評価していた。(共同)

34NAME:2014/01/05(日) 08:23:53
中国と合わない“お人良し”日本
不遜・中国とのつき合い方は「台湾」に学べ…小が大を飲む“チャイワン”企業の逞しさ、その秘密は
2014.1.5 07:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140105/wec14010507010000-n1.htm

お人良し日本人が中国とうまく付き合うのは難しい

 いずれにせよ、目下の尖閣問題でも、レアメタル禁輸を持ち出したり、対日暴動を起こさせて内政問題である失業者や地方貧民暴発のガス抜きをしてみたりと、中国政府の内外政は“魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界”で、常識的な観測がほとん不可能であるのが現実です。

 “裸民”というのは、高級官僚の大半が一族郎党と膨大な資産を北米や欧州などへ移して、自らは文字通り裸一貫となり中国に留まっている人々の別称だそうで、いつ失脚しても、革命が起ころうとも、サッと安全圏へ逃亡できる準備を完備した幹部政治家たちです。このような難解な国と付き合うのは、“お人良し”日本人には無理でしょう。やはり、漢民族と日本人文化を土台に、欧米との付き合いも上手な台湾人たちの国際的センスとネットワーク作りに学ぶのが、一番手っ取り早いのではないかと考えます。

日本を脇役に追いやった台湾企業のしたたかさ

 中でも、現今“チャイワン”と呼ばれる「中国で大成功している世界最大手の台湾の会社」は、いずれもOEM(相手先ブランド名の請負製造業)、EMS(電子機器の受託生産サービス業)ODM(設計開発・製造請負業)など、元々は下請け専門の中小企業だった事業会社が、大量安定生産や設計開発技術を磨き、大手企業に化けた姿なのです。

35NAME:2014/01/10(金) 11:27:00
台湾・高雄に日本の「軍艦」祭る新堂完成 日本統治時代の軍港、今も追悼供養
2014.1.10 07:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140110/chn14011007390000-n1.htm

日本の「軍艦」などを祭っている台湾南部・高雄市の道教霊廟(れいびょう)「紅毛港保安堂」の新堂が完成し、仮堂から神像や神艦を遷座する落慶祭がこのほど行われた。 高雄は日本統治時代、海軍と軍港の街として知られた。同堂によると、終戦直後、漁師が漁網にかかった頭蓋骨を地元の廟に祭って慰霊したところ、大漁が続いたため、1953年に保安堂を建立。その後、頭蓋骨が「日本海軍38号哨戒艇の艇長」を名乗って漁師の夢枕に立ち、「部下を日本へ連れて帰れなかったのが残念」と語ったと伝えられている。そこで漁師有志が90年ごろ、「魂だけでも帰れるように」と、「日本の軍艦」の模型を作り神艦「38にっぽんぐんかん」として奉納、追悼供養したという。 港に面した旧堂は再開発で2007年に移転を迫られ、堂管理委員会では神艦などを仮堂に遷座し、08年から3500万台湾元(約1億2200万円)を投じて新堂を建設。うち100万元(約350万円)は邦人有志の寄付という。

昨年末に行われた落慶祭には、陳菊・高雄市長も参列した。 市中心部から遠く、邦人参拝客は少ないが、亡父が海軍志願兵だった縁などから毎年、団体で慰霊訪問を続けてきた福岡市の専門学校経営、小菅亥三郎さん(66)は「日本人としてはとてもありがたいこと」と謝意を表明。管理委員会常務監察役の趙麗恵さん(53)も「新堂で新年を迎えられてうれしい。日本からも多くの方にお参りにきてほしい」と語っていた。(高雄 吉村剛史)

36NAME:2014/02/16(日) 14:53:19
変わるのは中国のほう?中台接近
「台湾統一」を目論む中国 馬政権の微妙なかじ取りの行方は?
2014.2.16 12:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140216/chn14021612000000-n1.htm

台湾で対中国政策を主管する行政院大陸委員会の王郁●(=王へんに奇)(おう・いくき)主任委員(44)が11日、初めて中国を訪れ、江蘇省南京市で、中国国務院台湾事務弁公室の張志軍(ちょう・しぐん)主任(いずれも閣僚級)との公式会談を行った。1949年の中台分断後初の主管官庁トップ同士による直接交流で、王氏は「両岸(中台)関係は新たな章に入った」と意義を強調。今後当局間の直接交流の常態化が予想されるが、将来の「台湾統一」をめざす中国が、台湾の馬英九政権に対し「政治対話」進展を求めて加えてゆく圧力の前で、中国からは経済的うまみをひきだしつつも、政治的には一線を画したい台湾側の微妙なかじ取りの行方が注目されている。

「中華民国」への言及

 「国父・孫中山(孫文(そんぶん))先生が創建されたアジア初の民主共和国−中華民国はすでに103年を迎えた」 公式会談翌日の12日、南京市内で中台がともに「国父」とする孫文(1866〜1925年)の陵墓「中山陵(ちゅう・ざんりょう)」を参拝した際、王氏はこう語った。11日の会談で王氏と張氏は互いに「主任」「主委」(主任委員)と官職の肩書で呼び合ったが、「中華民国」は伏せられ、王氏の参拝身分も単に「大陸委員会主任委員」だったことから、王氏の「中華民国」への言及は台湾では大きく取り上げられた。

「中台の対等な立場が会談の前提であることを、野党をはじめ台湾社会向けに強くアピールしたかったのだろう」と台湾の識者は分析する。 王氏は祭文の中に「宝島台湾」「正視現実」などの言葉もちりばめた。 第二次大戦後の国共内戦の結果、49年の中華人民共和国樹立をもって「中華民国は滅亡した」とする中国側を刺激しかねない場面でもあったが、会談の席上以外の発言のためか中国側は問題視しなかった。 事実、台湾では独立志向の強い最大野党、民主進歩党の反応も比較的穏やかだった。今会談を「準政治対話」とし、台湾側が求めていた中国当局に台湾人が拘束された場合の「領事面会権」などで具体的進展がなかったと指摘する一方、「両岸当局関係の正常化は民進党政権時以来の主張」とし「双方が対等な立場と尊厳を守り対話のメカニズムを構築してゆくことで合意したことは評価する」と前向きに受け止めた。

「活路外交」支える前提

 「もはや両岸関係は後戻りはできない。政権奪還を狙う民進党も中国との対話は重視せざるをえない」と台湾の与党・中国国民党の幹部は指摘する。事実、民進党では台湾独立を掲げる党綱領をはじめ、対中政策の見直しが急務となっている。 2008年の馬英九政権発足後、台湾は中台間の自由貿易協定に相当する経済協力枠組み協定(ECFA)を10年に締結するなど、経済を軸に対中関係の改善を進めてきた。現在台湾の貿易総額トップは対中国で、中国で働く「台商」(台湾人ビジネスマン)は100万人以上、人的往来も年間800万人にのぼるとされる。

中国との関係改善を進める一方で台湾は「活路外交」を掲げ、日本と11年に投資取り決め、13年には尖閣諸島(沖縄県石垣市)問題の絡む海域での漁業取り決めを締結。13年、ニュージーランドやシンガポールとも自由貿易協定に相当する経済協定を結んだ。 「中国大陸との良好な関係が無用の障害(中国による干渉)を生じさせなかった」と国民党幹部。今後、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)や、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加盟をめざす台湾にとって、中国との安定した関係は「不可欠だ」という。

対等な関係構築に自信

 「それゆえに台湾が中国大陸にのみ込まれるという危惧は短絡的だ。むしろ今後は中国大陸にこそ変化が求められてゆく」と先の国民党幹部は指摘する。 王氏は12日、南京大学の講演で、民主主義という台湾の「核心的価値観」を誇ったが、大陸委員会によると台湾の住民2300万人のうち85%が「現状維持」を望んでいるとされる。「中台接近の結果、多様な価値観が存在する台湾の自由な社会や民主主義が中国大陸に与える影響は小さくない」と国民党幹部。「大陸側は、選挙による政権交代も考慮して台湾と向き合わねばならず、台湾の統治権などでも一定程度の理解を示さざるを得なくなるはず」と、より対等な関係が構築されてゆくことに自信と期待をにじませていた。(台北支局 よしむら・たけし)

37NAME:2014/02/26(水) 06:47:15
台湾との関係強化図る日本に中国が「待った!」、日中共同声明に背くべからず―中国外交部
配信日時:2014年2月20日 16時28分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=83720

2014年2月19日、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は定例記者会見で、自民党の「日本・台湾経済文化交流を促進する若手議員の会」が協議を予定している日本版「台湾関係法」について、反対の姿勢を示した。台湾関係法は台湾との関係強化を目的としている。香港・文匯報(電子版)が伝えた。

台湾関係法について華報道官は、「台湾問題は中国の核心的利益に関わり、日台関係を適切に処理できるか否かは、中日関係の政治の根本に影響する。中国は、日本の一部の議員が提唱する日本版台湾関係法に断固反対する」と発言。さらに、台湾が中国の領土の不可分の一部であることが盛り込まれている「日中共同声明」に背くことなく慎重に台湾関連の問題に対応するよう求めた。(翻訳・編集/内山)

38NAME:2014/03/13(木) 21:55:33
台湾招待に反発、中国また欠席
追悼式 中国2年連続欠席、韓国は出席
2014.3.12 07:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140312/plc14031207120005-n1.htm

 外務省によると、政府が11日に主催した東日本大震災の追悼式には、138カ国の政府と欧州連合(EU)の代表、台湾とパレスチナの駐日代表が出席した。 中国は、日本政府が台湾へ招待状を出したことに反発し、昨年に続いて欠席した。 外務省は台湾を招いた理由について「追悼式は海外からの支援に感謝をあらわす意味もあり、台湾からは各界から心温まる破格の支援をいただいた」と説明している。 韓国は昨年、日韓関係の悪化などから欠席したが、今年は李丙●(イ・ビョンギ)駐日大使が出席した。 ●=王へんに其

39NAME:2014/03/19(水) 18:46:00
日本人男性、台湾の震災支援に感謝の旅を敢行 仕事やめてでも
中央社フォーカス台湾 3月17日(月)17時36分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140317-00000006-ftaiwan-cn

(高雄 17日 中央社)東日本大震災への台湾の支援に自ら感謝の意を届けようと、3年前から中国語を学びながら貯金したり、仕事をやめたりする日本人男性がいる。1人はまだ大学4年生の萩原駿介さん(=写真左)で、もう1人はデザイナーだった金子大輔さん(右)。同じ志を持つ2人は2月27日、偶然にも同じフライトで桃園空港に到着。互いの幸運を祝した後それぞれの旅路についた。

事前にFacebookを通じてホストファミリーを募集し多くの人々から受け入れの意思を伝えられるなど、出発前からすでに台湾の温かい人情味が身にしみたという萩原さん。景勝地やデパートなど人出の多い場所に出かけて行き、中国語で感謝の言葉が書かれた大きな紙を高く掲げて2000人以上とハグ、恥ずかしがることなくタイムリーにありがとうを伝える大切さを実感したと語っている。

一方の金子さんは「ありがとう台湾」を伝えるため、今年初め頃仕事を辞めたが、勇気を持って心からの感謝を伝えることはお金にも代えがたい価値があると考え、台湾に来て多くの友人を作っている。同時に「タバコの吸い殻のポイ捨てはやめたほうがいよいのでは」と台湾の人々への率直なアドバイスも忘れていないようだ。(汪淑芬/編集:荘麗玲)

40NAME:2014/03/20(木) 04:08:00
台湾国会を学生らが占拠、中国との貿易協定に反対
2014年03月19日 14:43 発信地:台北/台湾
http://www.afpbb.com/articles/-/3010580

【3月19日 AFP】中国と台湾間の「サービス貿易協定」を審議中の台湾の立法院(国会に相当)に18日夜、協定に反対する約200人の学生や活動家が警備網を破って押し入り、議場を占拠した。 学生らはその後、議場内にあったいすなど家具を使い、内側からバリケードを築こうとした他、歌ったり踊ったりして協定に反対した。

 野党の民主進歩党(民進党、Democratic Progressive Party、DPP)やさらに急進的な台湾団結連盟(台連、Taiwan Solidarity Union)も支持者を動員することを約束した。またDPPの3人の議員は、協定に抗議の意思を示すため、70時間のハンガーストライキに突入した。 中台間で2010年に締結された経済協力枠組み協定(Economic Cooperation Framework Agreement、ECFA)の下、昨年6月に調印された「サービス貿易協定」はサービス分野の市場開放を進めることを目指しているが、台湾の野党は「小規模なサービス企業が影響を受け、経済全体にも打撃を与える」として反対している。(c)AFP

41NAME:2014/04/05(土) 21:18:09
中国との貿易協定に台湾学生「反対」 支持する声を当局が削除?
2014.4.5 12:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140403/chn14040316240003-n1.htm

台湾が中国と結んだ「サービス貿易協定」に反対する台湾の学生らが立法院(国会に相当)議場を占拠している問題で、中国のネット上の書き込みは、運動への反感が大半を占め、理解や賛意を表すものはほとんどない。政治的に敏感な話題のため、当局が認める意見以外は削除されているとみられるが、残された書き込みからは、台湾の民主主義に対する中国側の偏見と、わずかながらの“本音”が見て取れる。

「恩知らず」と反発

 「大陸(中国)がここまで譲ったのに台湾は感謝しない。それでも大陸は(協定を)締結するべきか」 3月18日の占拠開始を受け、香港のフェニックステレビが21日に同社サイトで立ち上げたネット世論調査は、質問自体から台湾への不満が滲む。結果は「必要ない」が43万票で95%を占めた。 サービス分野での市場開放を定めた「サービス貿易協定」は、中国では、台湾より開放項目が多いことから「間違いなく台湾に有利」(環球時報)とみられている。このため、反対運動を目にした中国のネットには「恩知らず」との批判や、台湾人を「井の中の蛙」に見立てて「バカ台湾ガエル(呆湾蛙)」と呼ぶなど反発する書き込みが多い。中には「大陸人として協定に断固反対する。がんばれ台湾」と、揶揄(やゆ)する声も。いずれも「そこまで反対するならこちらこそお断りだ」という心情の表れとみられる。

背景にあるのは、「彼らが本当に反対しているのは大陸であり、叫んでいるのは台湾独立だ。大陸人と政府を罵(ののし)って、さぞ楽しいだろう」という見方だ。市場開放による中小企業の淘汰(とうた)を恐れる台湾側の懸念には、「自由競争を恐れるとは、かつての(アジアの)四小竜が、手足を出すのを恐れる亀になってしまった」と国民総生産(GDP)世界第2位の余裕をのぞかせる。

民主より法治?

 学生による議場占拠については、「まるで文化大革命の紅衛兵が生まれ変わったようだ。これが民主か?」「台湾の民主の下で育ったのはポピュリズム(大衆迎合主義)の狂人だ」と批判。占拠は不法だとして「法制度を無視する行為は民主主義の精神に反する」と民主主義の在り方を説教する書き込みもある。 中国国営新華社通信のサイト「新華網」は26日、「中国のネット市民は“台湾式民主”に失望」と題する記事を掲載し、立法院の議場占拠や行政院(内閣)庁舎への乱入は「民主主義の失敗だ」と断じた。

42NAME:2014/04/05(土) 21:18:56
中国の官製メディアは、台湾独立派が学生をあおっているとみており、これに呼応するかのように「中国がもし台湾のようになったら、党派が学生をコマにし、それでも学生は『これは民主主義だ』と言い張るだろう」と中国自身の民主化にも否定的な投稿も表れた。

中国当局への批判も

 こうした書き込みは当局の検閲を経たものとみられ、馬英九総統の記者会見を報じる記事に一件もコメントが着かないものがあるなど、不自然な点が多い。中国版ツイッター「微博」の英紙フィナンシャル・タイムズ(中国語版)のアカウントでは、30日に行われた大規模デモの記事に対するコメント欄に「混乱を避けるため、システムが一部の広告やアカウントを削除することがあります」と注釈が着いていた。 ただ、「見過ごし」があるのか、一部に中国当局への皮肉や批判もある。23日夜に学生らの一部が行政院敷地に突入、翌未明に警官隊が強制排除した際には、「次は戦車が登場するだろう」との書き込みがあった。戦車を含む人民解放軍部隊による鎮圧で、多数の学生や市民が死傷した1989年の天安門事件への皮肉とみられる。

また、台湾の混乱ぶりを見下す複数の書き込みの中に、「大勢の大学生に自己表現の機会を与えることが中華人民共和国にできるのか? 民主のない国が民主国家を笑うことこそお笑いだ」という反論が残されていた。 民主化運動を徹底的に取り締まる中国にあって「台湾の学生の自由と権利がうらやましい。われわれは拘束されることに慣れてしまい、自分の足で抗議に出る人は誰もいない」と市民の本音と思わせる書き込みもあった。(田中靖人)

43NAME:2014/04/06(日) 15:53:24
日本で台湾留学生が中国との貿易協定反対デモ 「最後の民主主義を守れ!」と中国人留学生エール
2014.4.6 12:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140405/chn14040513350001-n1.htm

中国と台湾が相互に市場開放を促進する「サービス貿易協定」の撤回を求める大規模デモが台湾の総統府前で行われた3月30日、世界各国の台湾人留学生らが呼応し、日本でも東京、京都、福岡で抗議集会が開かれた。東京・代々木公園には300人超が集まり、協定が台湾に及ぼす影響について議論し合った。途中、ちょっとした“トラブル”も発生したが、集会を運営した台湾人留学生らは毅然と対応。飛び入りで中国人留学生も参加し、台湾の学生らに「切なる願い」を託した。

理性的に議論しよう

 「私は台湾を愛してます!皆さんも愛してますか」 午後2時、司会の台湾人女性のコールで集会が始まった。 当日は大雨に強風が加わり、咲き始めの桜が散ってしまうほどの悪天候。それでも司会者は中国語でさらに続ける。「雨なんて怖くない。私たちには信念がある。立法院にいる学生も同じような境遇の中、頑張っている。彼らが守ろうとしているのは、民主主義だけじゃない。ここにいるみんなの未来だ!」 集会は、3月18日から台湾の立法院(国会に相当)の議場を占拠し続けている学生を激励する意味も込め、日本に留学中の台湾人学生有志30人が企画。司会の女性は有志の代表者で、国際政治を学ぶ23歳の大学院生だった。

参加者の感情に訴える言葉をテンポよく繰り出し、集会を盛り上げた司会者だったが、同時に「理性的に」と繰り返し強調。あくまで冷静に協定の問題について考えようと呼びかけた。 続いて都内の私立大学3回生の男子学生(20)がマイクを握ると、台湾の学生らが協定に反対する理由について、日本人参加者向けに日本語で説明。要約すると(1)協定の締結プロセスが不透明で、立法院での審議も与党中国国民党が強引に進めるなど、民主主義にとって重要な「手続き」に問題がある(2)中国資本の参入で台湾経済の基盤である中小企業が打撃を受ける。出版・印刷業も開放され、結果として台湾の言論の自由がおかされかねない(3)中国との経済交流の活発化により、将来的に台湾が中国に統一されるリスクが高まる−からだ、という。 しかし、彼もまた最後に「理性的に」と訴えた。 「国民党も(野党の)民主進歩党も学生も、みんな台湾のために努力している。それは尊重すべきだ。ここでは理性的な態度で、真剣に台湾の将来を考えていきましょう」

44NAME:2014/04/06(日) 16:02:16
多様な意見を認める

 集会が始まってしばらくした頃、突然、日本語の激しい怒鳴り声が聞こえてきた。 「その旗を降ろせ!国民党の旗だ!目障りだ!」見ると、50〜60代の日本人とみられる男性が、「中華民国」の「国旗」(青天白日満地紅旗)を持っていた若い台湾人男性に向かって、激しく怒鳴っていた。(「青天白日満地紅旗」は、中国国民党が党旗に用いる「青天白日」の紋章を左上部分にデザインしているが、国民党の旗ではない) 怒声の内容から想像するに、この男性はもしかすると「『中華民国』は中国国民党がつくった『中国人の国』であって、『台湾人の国』ではない。せっかく台湾・台湾人を応援するために来ているのだから、そんな旗など使うな」と言いたかったのかもしれない。

 突然響いた迫力のある声に、会場は一瞬静まった。だが、台湾人留学生たちはひるむことなく、即座に日本語で「降ろしません」「ここは自由なところです」「私たちは多元的な意見を理解します」ときっぱり主張した。 「自由」と「多元的な意見」を尊重する集会の趣旨に照らせば、男性も自由に発言できるが、それに応じないのもまた自由。「言論の自由」を守るべく協定に反対する台湾の学生らが、「言論の自由」を抑圧するかのような要求を受け入れないのは当然だった。 その後、男性が声を荒らげることもなく、集会は日本人学生や台湾人留学生ら希望者が次々に拡声器を持って意見を述べる形で進行した。

全世界の華人の問題だ

 そんな中、発言を希望する中国人の男子留学生が登場。大きな拍手で迎えられた。 この中国人学生は、協定撤回を求める台湾の学生たちの運動について、「これは台湾だけの問題ではなく、世界中の華人が注目すべき問題だ」と提起し、台湾人の学生たちにこんな願いを託した。 「われわれ(中国人)のように、民主政治に参加できない人のためにも、台湾が華人にとっての『最後の民主』を守ってほしい!」 集会は、台湾の立法院や京都、福岡の集会ともインターネットで中継を結んで「協定撤回!民主主義と台湾を守ろう」などとエールを交換し、約2時間で終了。その頃には雨もすっかりやみ、留学生有志と参加者は、全員で記念撮影をして解散した。 大きな混乱もなく、総じて「理性的」で、秩序のある集会だったと思われた。そのことを有志代表の大学院生に伝えると、勢いある司会のときとは打って変って、面はゆそうに「そう思われましたか?」。そんな控えめな彼女の後ろでは、他の台湾人留学生有志らが、大きなポリ袋を手に、付近のゴミ拾いをしていた。

45NAME:2014/04/21(月) 02:19:21
台湾人はみんな日本が好きだが、日本ってそんなにいいのか?―中国ネット
2014年02月12日
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economic_exchange/373277/

中国の中国新聞網は9日、台湾の中国時報の報道を引用して、台湾人が日本観光を好むだけでなく、日本の観光客も台湾を愛していると報じた。昨年、日本の出国旅行者が激減する一方で台湾観光市場の結果は良好で、台湾の観光局は「今年はイケメンスターによって若い女性たちを呼び込むほか、スポーツや男性、ビジネスパーソンなどの客層も開拓し、日本人観光客数155万人突破を目指したい」と語ったという。中国大陸から見ると、台湾は押しなべて日本びいきという印象がある。そんななか、先日あるネットユーザーが「日本はそんなにいいのか」という文章を発表し、多くのネットユーザーの注目を浴びた。文章の内容は、以下のとおり。

 日本人は素養が非常に高いと言う人がいる。しかし、素養が高い背景には残忍な心があるのだ。今は腰が低く礼儀正しい日本民族が、数十年前には南京で残忍極まりない虐殺を犯したということを、今もなお世界の多くの人が信じていない。

人は時として両面性を持つ。われわれはモラルが低く、ゴミをポイ捨てしたり、つばを吐いたり、大声で話したりするかもしれないが、われわれの多くは「口は悪いが器量よし」であり、善良でもあるのだ。欧米人やユダヤ人にはわれわれと同じような人たちがいる。低姿勢でお辞儀をするだの、人ごみでも紙切れひとつ落ちていないほど清潔を愛するだのと、日本民族からは学んでいない。英国人なんてその辺で用を足すし、至るところにゴミを捨てる。でも、英国は永遠に他人に欺かれることしか知らない弱国だなどという人もいないのだ。強調したいのは、それぞれの民族にはそれぞれの特徴があり、ある民族の特性のコピーを強要してはならないということだ。台湾人は日本をコピーした。その結果はどうだ、日本よりはるかに劣っているではないか。

役人からスター、一般市民まで台湾じゅうが日本を非常に好んでいて、みんな日本人が好きだと強調する。日本のあれもこれも学ばなければならないという。台湾人がかつて日本の植民地時代に日本人にどれだけ殺されたかなど思いも及ばない。その結果、台湾の経済は良くなったのか。

翻って韓国を見てみよう。上から下までその大部分が骨の髄まで日本を嫌う韓国人は、韓国の精神を用いて日本人が大好きな韓国ドラマを作った。サムスンは日本の家電業界を打ちのめした。多くの韓国人は表面的には日本人に対して友好的だが、腹の中では非常に日本を嫌っている。民族性が非常に強く、携帯電話からテレビ、自動車まで大部分が国産だ。韓国人の反日ぶりは中国人よりも強い。これほどまでに反日的な韓国人だが、落ちぶれているだろうか。

台湾人はそもそも、いわゆる民族性というものがない。自分の生活のみに関心を持ち、良い生活条件を与えてくれる統治者であれば、日本人だろうが欧米人だろうがアフリカ人だろうが同じと考え、反抗することは少ないのだ。(編集翻訳 城山俊樹)

46NAME:2014/05/17(土) 22:28:42
日本統治時代の遺構慈しむ台湾人
台湾鉄路“地上の風景”まもなく見納め…“昭和の駅舎”は新駅のシンボルに
2014.5.17 18:00
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140517/trd14051718000004-n1.htm

高雄駅9時発。台南駅を目指して4B番ホームから山線経由七堵行き自強号に乗り込んだ。出発してほどなくすると、両側の車窓に緑豊かな風景が広がる。南国ならではのまぶしい太陽がさんさんと降り注ぐ。「もうすぐこの光景ともお別れか…」。ちょっと感傷的な気分がよぎる。 台湾鉄路は現在、高雄市内の鉄道地下化計画を進めている。工事が行われるのは、高雄市の台鉄左営駅から高雄駅を通り鳳山駅まで。すでに着工し2017年末には完成する予定だ。完成後は7カ所の平面交差と16カ所の立体交差が解消され、現在の高雄駅ともども取り壊されるという。

 工事現場のすぐ隣りに、旧駅舎が保存されていた。工事期間中は、高雄鉄路地下化展示館として一般公開されているという。 この駅舎は、日本統治時代の1940年に建設された。洋風の近代的な建築の上に和風の塔や寺院風の屋根をのせた「帝冠様式」という和洋折衷スタイル。「日本では、神奈川県庁本庁舎や静岡県庁本館で、帝冠様式を見ることができますよ」。台湾人の青年にそう教えられる。

日本統治時代の旧駅舎取り壊し惜しんだ高雄市民

日本趣味が色濃い建物だが、鉄道地下化と新駅舎の建設が決定したとき、台湾鉄路には、旧駅舎の保存を望む声が多数寄せられたそうだ。旧駅舎は、着工に先駆けて現在の場所に移築された。駅舎をそのまま台車に載せ、80メートル以上も牽引したという。 新駅舎が完成した暁には、再び台車に乗せて移動し、新駅舎と結合してエントランスになるとか。近代的な高層ビルの入り口を飾る旧駅舎。その姿を想像すると、なんだか完成が待ち遠しくなった。

47NAME:2014/05/19(月) 23:42:02
米の台湾影響、対中配慮で弱体?
アメリカの台湾影響力、対中配慮で弱体化か? 台湾関係法35周年迎え、米機関が憂慮
2014年5月18日 12:00 (NewSphere(ニュースフィア))
http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=4426961

アメリカの台湾関係法が今年で35週年を迎えた。アジア太平洋における情勢が緊迫化する中、台湾とアメリカの関係は今後どのような進展をみせるのか。

【台湾関係法(TRA)とは】

 台湾関係法成立の背景には、1979年にアメリカが中国との国交を樹立し、台湾との国交を断絶したことにある。戦略的観点からその後も台湾を防衛する必要のあったアメリカは、米台の友好関係を維持・推進していく目的で、当時のジミー・カーター大統領が法案に署名し、法制化が実現した。 同法は、台湾の未来を平和的手段以外で決定しようとすることは、西太平洋の平和と安全を乱す要因と見なし、アメリカにとっての重大な懸念となる、としている。その上で、アメリカの台湾への武器提供や、台湾の安全を脅かす勢力に対する軍事的圧力の行使を正当化するものとなっている。

【TRAの意義と評価】 ニュースサイト『ディプロマット』は、「米台関係の未来」と題する記事を掲載し、台湾関係法の意義を高く評価している。アメリカとの経済的、政治的、文化的関係がなければ、「台湾はいまだに苛政に苦しむ人民にとって希望もない一党独裁であったかもしれない」とし、さらに、現在のアジア太平洋地域の緊張状態を考えたときに、同法の重要性はかつてないほど高まっている、としている。

 中国の過激なまでの領土権主張によって東シナ海、南シナ海地域の情勢は極めて不安定になっている。アメリカが同地域でのアジア諸国との連携を強化する中、同法が存在するが故に台湾も地域の安定戦略の一部を担っていることを自覚できると、同記事は述べている。 アメリカと足並みを揃えて地域の安全に貢献することが、過去35年に渡り台湾の安全と繁栄を守ってきたアメリカへの感謝の証となる、と同記事は論じる。また台湾は、アメリカのパートナーとして相応しくあることを常に念頭において戦略を練らなければならない、とした。その上で、台湾が前進するための方法として下記の点を挙げている。

1. 防衛への投資増加
2. 研究開発への投資増加
3. 自国の潜水艦計画
4. 情報セキュリティーの強化
5. 戦略的優先事項の定義
6. 南シナ海の問題
7. 経済の多様化

【アメリカによる台湾への武器輸出】 タイペイ・タイムズ紙では、米共和党のシンクタンク、アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所(AEI)が発表した論文を紹介している。オバマ政権下で台湾への武器輸出が決まったことにより、アメリカの対中政策が重要なカギとなる。AEIマッツァ研究員は、「ワシントンは中国に配慮し、台湾への協力を最低限にするだろう」と予測している。

 米台が目標とするのは、自衛的また対中の軍事的抑止力となる部隊の設置だが、アメリカは台湾が要望する戦略、武器においても同意していない。「資源と人的資源の制約や米台間の防衛連携における欠陥を考慮すると、台湾が要望する高度な技術を持つ、革新的でハイテクな部隊の設立は疑わしい」と述べる。 馬大統領は自国の強い防衛力を維持することを訴え続けてきたが、両岸関係における政策はその主張に矛盾している。マッツァ研究員は、台中関係が順調であると、自らの政策の成功を宣伝することにより、強力な軍事抑止力を保持する理由の根拠を弱めてしまう可能性がある、と指摘している。

48NAME:2014/06/06(金) 23:52:09
「台湾で日本文化は生活の一部」
「怖いのは中国の以経促統」 若者は文化通じ、日本に親近感 (交換留学生・許氏インタビュー)
2014.6.5 21:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140605/chn14060521510013-n1.htm

台湾に住む2300万人の中でも、特に30歳以下の若い世代は「親日」の傾向が強い。幼い頃からアニメや音楽などの文化を通じて、日本に親しんでいるからだ。馬英九総統が進める中国との「サービス貿易協定」に反対し、3週間にわたって立法院(国会に相当)を占拠したのも、こうした若い世代だった。交換留学生として九州大で学ぶ台湾大の許彩誠氏(23)=福岡市在住=は、台湾に一時帰郷し、運動に参加した。親日家であり知日家でもある許氏は「中国は経済交流を通じて台湾を絡め取ろうとしている。台湾にとって、日本との経済関係強化が重要だ」と指摘した。(大森貴弘)

 馬英九総統の中国への傾倒が目立つ中で、日本の人々や政府には、台湾とのさらなる交流拡大を望んでいます。 私は高校時代に日本のアニメ「攻殻機動隊」を見て、ストーリーの奥深さにひかれ、日本に関心を持ちました。そして台湾大学の日本語文学科に進学したのです。 私だけでなく、学生の間で日本への関心はとても高い。テレビでは毎日のように、日本のアニメやドラマ、Jポップと呼ばれる音楽を放送していますから、興味を持つのが当たり前ともいえますが…。台湾の若者にとって、日本文化は生活の一部と言えるかもしれません。

でも、文化だけでは不十分です。 もっと経済的な関係も深めてほしい。台湾はWTO(世界貿易機関)に加盟していますから、この枠組みで、日台間に自由貿易協定(FTA)のような、何らかの協定を結んでもらいたいです。 なぜ、私たち台湾人がこのように考えるのか−。背景には、中国が進める「以経促統」という政策があります。「経済を以て統一を促す」という意味です。経済交流を拡大し、台湾の中国市場依存度を高め、台湾を絡め取る戦略といってもよいでしょう。

 中国は過去、軍事・政治の面から台湾に干渉しようとして、失敗しました。だから経済と文化を手始めに、台湾を侵食しようとしているのです。 ところが馬総統は2008年の就任以来、「中国から世界へ」というスローガンを唱えています。中国との問題を解決し、その後に世界に打ってでる−という考えです。 でも、これは明らかに間違っています。だって、中国が台湾の取り組みを妨害しないなんて信じられますか?

49NAME:2014/06/06(金) 23:55:04
中国を特別視せず、まずは世界の他の国と健全な経済協定を結ぶ方が安全です。中国との問題はその後解決する。むしろ「世界から中国へ」という方が現実的だと思います。 2012年に中国で反日デモが多発した後、日本企業の投資は中国を避け、台湾や東南アジアに向かいました。この動きは拡大する可能性があります。 中国の船は南シナ海でベトナム船への体当たりを繰り返し、こうした横暴は世界に認知されました。4日に始まった先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)でも、こうした動きを牽制(けんせい)する宣言が出たのです。 今後、経済連携の相手として、世界の目が、中国ではなく台湾へと注がれるかもしれません。日本にはぜひ、その先駆けになってもらいたいですね。

 ところが、当の台湾は中国への傾倒を突き進んでいます。 馬総統にとって大事なのは域内総生産の数字と大企業がもうかるかどうかだけ…。中国とのサービス貿易協定を重視するのは、これまでの制限を外して、企業が中国に進出しやすくしたいからです。

でも、本当に私たちの生活は良くなるのでしょうか。今、大学新卒者の給料は伸び悩んでおり、若者は親の支援がなければ家も買えないありさまです。今回の学生運動は中国への不安と、馬政権への不信が背景にあります。 勘違いしてほしくないのですが、私たちが反対するのは国際貿易の拡大ではありません。問題は、相手が中国であることなのです。

 台湾に領土的な野心を持つ中国相手の協定だからこそ、特別慎重になるのが普通ですよね。 しかし、馬総統は過程を公開せずに門戸開放を決めようとしています。 台湾はすでにシンガポールやニュージーランドとFTAを結びました。こうした国との協定はまったく問題ありません。手続きも法律で定められています。でも、中国との協定は、馬総統の、そして中国のやりたい放題になる危険性があります。私たちは、中国と結ぶ協定をしっかり監視できるよう条例の改善を求めていきます。

今回の学生運動は、「台湾人」としての自覚の表れだと思います。 馬総統が就任してから、学校で使う教科書の作りが一気に変わりました。台湾の歴史教科書なのに、中国から見た視点になっています。今後も「日本統治時代」が「日本植民統治時代」となるようです。 でも、われわれ若い世代には、教科書が変わったことでかえって、「台湾で何が起きたかを自ら学ぼう」という姿勢が芽生えています。 そして、最初は学生中心に始まった今回の運動も、中高年層も含めて「台湾人の土地を守ろう!」という意識の下、一つになっています。もはや学生の「ままごと」ではなくなっているんです。

50NAME:2014/06/08(日) 00:26:55
台湾人の心、中国から離れる?「自分は中国人」激減―中国紙
2014年6月7日 07:20 (Record China)
http://topics.jp.msn.com/wadai/recordchina/article.aspx?articleid=4655431

2014年6月6日、環球時報(電子版)によると、台湾でこのほど行われたアンケート調査で、「自分は中華民族だ」と考える人は8割に達したものの、「中国人だ」と考える人の割合は前年同期に比べて14.3ポイント下落し、46.8%に激減したことが分かった。 台湾紙・中国時報によると、調査報告書は台湾競争力フォーラムが5日発表した。報告書は「台湾人は現実的な利益を考慮している」と指摘。中国でビジネス、活動する際は「自分は中国人だ」と名乗るが、心の中では自分は台湾人だと考えているとした。回答者の52.5%が「現実に向き合ってのことで、理解できる」と答えている。

また、年代別にみると30代では回答の変化が最も大きかった。「自分は中国人だ」と答えた割合は減少して2割、「中国人ではない」とした人は増えて16%となった。 台湾の民族意識について、台湾の専門家は「20代以下の若い世代で変化が特に激しい」と指摘。3月に学生らが立法院を占拠した「ひまわり学生運動」にみられるように、若者の間で反中意識が高まっているとした。さらに、自分を「中国人」、「中華民族」ととらえる割合がともに下がっているため、「台湾人の心が中国から離れたがっているのは明らかだ」とする見方も出ている。(翻訳・編集/AA)

51NAME:2014/07/12(土) 06:44:12
親日・台湾も集団的自衛権で誤解
台湾で誤解氾濫、支持広がらず 集団的自衛権「アジアの安全を破壊」
2014.7.11 08:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140711/chn14071108260003-n1.htm

【台北=田中靖人】日本政府が集団的自衛権の行使容認へ憲法解釈を変更したことに対し、台湾では当局や「知日派」有識者の間でも支持が広がっていない。日本の新方針は「台湾有事」に来援する米軍への効果的支援を可能にし台湾の安全にも寄与するとみられるが、歓迎の声は小さい。閣議決定への誤解に加え、日中間の対立に巻き込まれる懸念や安倍政権への偏見が背景にありそうだ。

 「集団的自衛権はアジアの安全を破壊する」「反動安倍政権を打倒せよ」 台北市内にある日本の対台湾交流窓口機関、交流協会台北事務所(大使館に相当)前で7日、反日デモ隊約100人が声を上げた。一部は安倍晋三首相の肖像を破り捨て、火を付けた。 日本の閣議決定後、台湾当局が反応したのは現地時間で翌々日の3日。外遊中の馬英九総統が「関心」を表明したが、同時に日中の衝突への懸念も示した。1996年、日米安保条約のアジア太平洋地域への「拡大」を意義付けた日米安保共同宣言の発表直後、外交部(外務省)が「地域の平和と安全に積極的な意義を有する」と歓迎の意を表明したのとは対照的だ。

台湾大で5日にあったシンポジウムでも知日派とされる識者3人が「日本は平和憲法を捨てた」「安倍首相は軍拡競争のパンドラの箱を開けた」と批判。馬政権で安全保障担当の高官を務めた一人は、台湾有事は「米中の直接対決で、日本の集団的自衛権は重要ではない」と切り捨てた。台湾紙の中国時報は、日本が「専守防衛」から「先制攻撃(主義)」に転換したかのような見方を紹介した。 一方、野党、民主進歩党系のシンクタンク「新台湾国策智庫」などは7日、記者会見で、元駐日代表らが「アジアの平和に対する貢献は大きい」と評価した。

52NAME:2014/07/25(金) 00:16:21
「天候回復待てなかったか」専門家 台風で強い横風
2014.7.24 20:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140724/chn14072420450013-n1.htm

台湾の離島、澎湖(ほうこ)島で23日発生した復興航空の旅客機墜落事故。台湾を通過中の台風10号の影響で、旅客機は台湾南部の高雄市を約1時間半遅れで出発、目的地の澎湖島の馬公空港上空を1時間以上旋回した後、着陸に失敗し再着陸を試みようとして墜落したとみられる。悪天候の中の航行や離着陸は危険が高く、専門家からは「天候回復まで出発を待てなかったのか」との指摘も出ている。 墜落したのはフランスとイタリアの合弁企業「ATR」が近距離用の旅客機として開発した双発のプロペラ機「ATR72型」。2012年にロシア西シベリアで墜落するなど海外では事故が起きているが、国土交通省によると、国内の航空会社では同機は使用されていない。 当日の馬公周辺の天候は台風の影響で雨が降っており、滑走路は強い横風を受けていた。元日本航空機長の土井厚氏(69)は「国内の航空会社なら着陸が許されない気象だ。着陸に失敗すると、低速にして地面まで近づけた機体を再び出力を上げて持ち上げる必要がある。リスクが高い時間帯だ」と解説する。

着陸をあきらめて引き返したり別の空港に着陸したりすることも可能だが、土井氏は「会社側は代替便やホテルの手配など煩雑な作業を避ける傾向にある」と指摘。「上空で着陸を待つうち燃料は減っていき、会社や客からは早い到着を求められる。機長は相当なプレッシャー下にあっただろう」と推測し、台風が遠ざかるまで出発を遅らせなかった判断に疑問を示した。

53NAME:2014/09/16(火) 19:53:41
中国侵攻を想定、台湾の高速道路で軍用機離着陸訓練 3年ぶり演習
2014.9.16 11:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140916/chn14091611280003-n1.htm

【嘉義(台湾南部)=田中靖人】台湾の国防部(国防省に相当)は16日、有事に高速道路を滑走路として利用する訓練を3年ぶりに行い、報道陣に公開した。 中国からの武力侵攻を想定し、15日から5日間の予定で実施している年次演習「漢光30号」の一環。中国は台湾方面に配備する短・中距離弾道ミサイル約1400発の波状攻撃で、台湾の全ての滑走路を破壊できるとされ、代替場所の確保は重要な課題だ。国防部は、本島の道路5カ所を代替滑走路に指定し2004年から順次、訓練しており、今回で5カ所目。

 この日は、主力戦闘機のF16やミラージュ2000、早期警戒機E2Kなど計4機が嘉義県の道路上に着陸。攻撃ヘリが護衛する中、燃料と弾薬を補給し、次々と離陸していった。 漢光演習ではこのほか、民航機で離島に増援部隊を派遣する訓練や軍民双方の施設へのサイバー攻撃に対する訓練も初めて実施。17日には、馬英九総統が総統として25年ぶりに洋上から海軍の演習を指揮する。 台湾では、徴兵制の廃止に伴い来年度から新たな兵力削減が計画されており、軍民一体の演習で、防衛力への懸念を払拭する狙いもありそうだ。

54NAME:2014/12/02(火) 20:38:42
中国の強硬姿勢「裏目」…国民党大敗、対台湾政策見直しも
2014.12.2 20:22更新
http://www.sankei.com/world/news/141202/wor1412020045-n1.html

【北京=矢板明夫】台湾の統一地方選で野党の民進党が圧勝し、馬英九総統が兼任していた国民党主席を辞任すると表明したことは、中国の習近平政権に大きな衝撃を与えたようだ。馬政権との関係を強化しながら中台経済の一体化を進めてきた習政権は、馬政権の失速により、対台湾政策の見直しを迫られることになりそうだ。 中国の対台湾関係者によると、中国当局は統一地方選の前、「国民党が苦戦している」との情報をつかんでいたが、大敗ぶりは想像以上だったとみられる。選挙翌日の11月30日、中国国務院の台湾事務弁公室の馬暁光報道官は「両岸の同胞が両岸関係の得がたい成果を大切にし、平和的発展を共同で守るとともに継続的に推進していくことを願う」とのコメントを発表した。同関係者は「これは民進党に向けたメッセージだ」と説明した。

 習政権は台湾との早期統一について、自分たちのスローガンである「中華民族の偉大なる復興」の一環だと考えており、民進党に対しては「台湾独立の理念を放棄しなければ、相手にしない」との立場を取ってきた。しかし、統一地方選での躍進により、民進党が2016年の総統選で勝利する可能性が高まった。習政権は政権交代をにらみ、民進党の要人とのパイプ作りを急ぐ必要がある。

北京に駐在する台湾人記者によれば、統一地方選で国民党が敗北した背景には、サービス分野の市場開放を定めた中台の「サービス貿易協定」の締結を強引に進めようとしたほか、習政権が香港の民主化デモに対して強硬な姿勢を見せたことで、台湾民衆の間で「反中感情」が高まったことが背景にある。 しかし、中国メディアは今のところ、台湾や香港の問題について「偉大なる成果を挙げている」と習政権を持ち上げている。当面の間、強硬姿勢を改める可能性は低いとみられる。 今後、台湾で中国と距離を置く民進党が影響力を拡大するのは必至で、中国とさまざまな場面で対決することが増えそうだ。

55NAME:2014/12/26(金) 11:47:37
【歴史戦 第8部 南京「30万人」の虚妄(2)後半】
台湾人冷ややか中国「抗日共闘の誘い」…「日本より、中国の外省人支配の方がずっと厳しかった」
2014.12.25 08:35更新
http://www.sankei.com/world/news/141225/wor1412250018-n1.html

台湾引き込み 共闘アピール

 北京市の中心部から南西へ約20キロ離れた場所にある盧溝橋は、1937年に日中戦争が勃発した場所として知られる。すぐ近くには敷地面積2万6千平方メートルの巨大な「中国人民抗日戦争記念館」がある。中国政府による国家プロジェクトとして建設され、戦争勃発50周年記念日の87年7月7日に開館した「愛国主義教育基地」の一つである。 北京では近年、朝の散歩で公園に入るのにも5元(約90円)ほどのチケットを買うのが一般的になっている。ところが、大金を投じて建設された記念館は、全国各地の抗日記念館と同様、無料で見学できる。 館内には「日本軍暴行ホール」「抗日烈士ホール」など複数の展示室があり、大きなパネルや復元された現場模型が飾られている。中には直視できないほどの悲惨な写真や、日本の歴史学者から「修整されたもの」と指摘された写真も「日本軍の蛮行の証拠」として飾られている。 12月中旬、極寒の中、河北省から来たという小学生を乗せたバス数台が記念館にやってきた。入館する子供たちに女性教師は「中に入ったら笑ってはいけない。日本軍が中国で何をしたのかをしっかりとみるように」と指示した。

親日感情が強く

 記念館の東側では、昨年末から工事が急ピッチで進められている。関係者によれば、建設されているのは「台湾館」。中央政府から直接指示された計画で、来年9月3日の「抗日戦争勝利記念日」までに完成しなければならないという。 同年9月3日には同館で大規模な記念行事が開催される予定。その際、台湾の指導者を招待し、中台の“対日共闘”の場面を国内外にアピールすることが中国政府の思惑とみられる。 同館関係者は「国民党の副主席クラスには来てもらいたい。抗日戦争の勝利に台湾同胞も大きく貢献したことを国民に広く知ってもらいたい」と話す。 「中華民族の偉大なる復興」など民族主義をあおるスローガンを掲げる習近平政権は、国内に向けて、台湾が50年間(1895〜1945年)も日本に植民地支配を受けた歴史を「民族的な屈辱」と喧伝(けんでん)している。しかし、台湾の一般民衆は日本にあまり厳しい感情を持っておらず、むしろ親日感情が強い。台湾島内に抗日記念館は一つもないのがその証拠といわれる。

敷地確保できず

 中国の対台湾関係者によると、中国当局は当初、台湾の親中的な政治家や企業家に、台北などで抗日記念館の建設を呼びかけた。資金支援も示唆したが、敷地が確保できないなどの理由で、進展しなかったという。 そこで、中国当局は台湾の人たちが日本の植民地支配に抵抗したとされる写真や記念品、当時の日本政府が台湾で発行した旅券なども「皇民化の証拠」として大量に買い集めた。抗日戦争記念館の副館長、李宗遠は中国メディアの取材に、これまでに同館のスタッフを計3回台湾に派遣し、約700点の展示物を集めたことを明らかにした。

 李は「台湾同胞が日本の植民地支配に抵抗した努力を反映しており、両岸の歴史交流に大いに役に立つ」と強調する。 中国当局のやり方に多くの台湾人は冷ややかな反応を示している。ある北京在住の台湾ビジネスマンは「日本の後に中国からやってきた外省人政権の支配のほうがずっと厳しかったと思っている。台湾人が抗日戦争の勝利に大きく貢献したというのは嘘だと思うし、台湾館ができても行く気にならない」と話す。(敬称略)

56NAME:2015/02/14(土) 22:47:18
【日本兵弔い】
台湾、日本人への親しみ浸透 各地で慰霊、教科書やアニメで功績紹介も
2015.2.14 16:04更新
http://www.sankei.com/west/news/150214/wst1502140050-n1.html

台湾・新竹市で続く旧日本兵の弔い。台湾では先の大戦で亡くなった日本人を慰霊したり、称えたりするケースは他にもある。 海軍巡査隊に所属し、ルソン島で戦った台湾人が約40年前、死亡した日本人隊長を悼んで台湾・苗栗(びょうりつ)の寺院に位牌(いはい)を奉納。約2年前に他界するまで、慰霊を続けた。

 統治時代に台南市でダムを築くなど近代化に貢献した日本人技師、八田(はった)與一(よいち)氏(1886〜1942)は、フィリピンへ向かうために乗った船が米軍潜水艦に撃沈され死亡。夫の死を嘆いた妻も後を追って自ら命を絶った。八田氏が残した功績は今でも現地で称えられ、記念公園が作られているほか、教科書やアニメなどでも取り上げられている。 昭和19年、台湾上空で米軍に戦闘機を撃墜され、戦死した飛行士、長谷(ながたに)諒卓(りょうたく)氏=当時29歳=は、集落への墜落を避けるように旋回し畑に突っ込んだ。遺族によると、当時、集落の住民たちは記念碑を立てて花を手向けたといい、遺族宛てには感謝の思いをつづった手紙が送られた。

 台湾在住の作家、片倉佳史さんは「台湾人の信仰心のあつさというのもあるだろうが、戦争という悲劇をともに経験したことで、日本人を他人とは思えず、特別な存在として認識してくれているのではないか」と話す。

57NAME:2015/02/14(土) 22:52:01
親日台湾が…「日本時代美化するな」指導要領改定の記録公開へ、政府に裁判所命令
2015.2.13 21:39更新
http://www.sankei.com/world/news/150213/wor1502130074-n1.html

台北高等行政法院(裁判所)は13日までに、「日本統治時代(1895〜1945年)を過度に美化しないよう」などとして教育部(教育省)が学習指導要領を昨年改定した際の審議記録公開を同部に命じた。内容や手続きに反対する人権団体などが求めていた。命令は12日付。

 改定要領に沿った教科書は、今年夏の新学期から高校1年生用の国語と社会で採用される予定だが、採用をめぐり混乱する可能性も出てきた。 改定要領は「統治」の表記を「植民統治」に変えるほか、慰安婦問題について「(慰安婦になることを)強制された」との言葉を補うなどとし、歴史問題で日本に批判的な一方、中国とのつながりを強調する内容。野党などは「大中国史観に立ち、台湾を矮小化している」などと反発している。(共同)

58NAME:2015/03/11(水) 23:28:44
【関西の議論】
中韓に替わり“親日・台湾シフト”強まる関空…USJ効果、ネット詐欺すら起きた大人気日本菓子も取りそろえ
2014.8.4 07:00更新
http://www.sankei.com/west/news/140804/wst1408040079-n1.html

日中関係の冷え込みなどで、これまで日本への観光の牽引役を務めてきた中国人観光客が減少傾向に転じる中、非常に親日感情の強い台湾からの観光客が急増している。特に東アジアからの観光客が多い関西国際空港では今年夏、航空各社が相次いで台湾便の増便を決定。関空内にも台湾人観光客を意識した日本ブランド店や100円ショップなどが相次いで出店している。テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)に人気映画「ハリー・ポッター」の新エリアがオープンした効果も加わり、関係者は「まだまだ台湾からの観光客は増える」と“台湾シフト”を強めている。(吉村剛史)

観光客続々…台湾から年225万人

 USJにハリー・ポッターの新エリアがオープンした7月15日以降、関空第2ターミナルでは、格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーションの台北便の出国エリアが連日、USJ帰りの大量の土産物を抱えた台湾人観光客の親子連れらで混雑している。 「暑かったし、長時間の行列には疲れたけど、子供たちが喜んでくれたので満足です」。台北市の荘麗児さん(30)は、中学生のめいや小学生のおいら親族7人で10日間の日本観光を楽しんだという。

 「日本は物価が高いので、食事や土産物の出費も小さくないが、サービスの質が高い。台湾からも近いし、日本に親類もいるので、また別の季節に来たい」と笑顔をみせた。 日中や日韓の間に領土や慰安婦をめぐる問題が影を落とす中、最近は中国・韓国からの観光客に代わり、台湾からの観光客が急増している。 法務省入国管理局によると、昨年1年間に台湾から約225万人が来日。うち約51万人が関空を利用していた。 その前年の平成24年には、台湾からの関空利用は約30万人。23年は約19万人だったことをみれば、その急増ぶりが分かる。

中国人が減る一方、日台は相互に増…ブラックサンダー、ハローキティ…

一方、関空を利用した中国人は、23年の約28万人から24年には約37万人に増えたものの、25年には約35万人と減少に転じている。

61NAME:2015/03/11(水) 23:38:43
航空会社も相次ぎ増便

 新関西国際空港会社が今年3月に発表した国際線の夏期(3月30日〜10月25日)スケジュールでは、便数がピークとなる8月に週919便と、開港以来初めて週900便を超えた。 就航先を都市別でみると、やはりトップは週99便の台北。台湾便は、台湾南部の高雄や台中でも増便が目立っている。 その後も航空会社は、相次いで台湾便の増便を発表している。 7月1日には、台湾の航空会社「エバー航空」が台北便を、これまでの毎日2便に加え、さらに火・金・日曜に3便増便した。 また、同じ台湾の中華航空(チャイナエアライン)も8月17日から台北便を、これまでの現行の週24便から31便に増やす。さらに10月にも台中便を、これまでの週5便から7便に増やす計画だ。

 日本への台湾人観光客について、広報担当者は「空前の伸び。USJ効果はもちろんですが、日本から台湾を訪れるリピーターも増えており、思い切った増便につながっています」と自信をみせる。 新関西国際空港会社の担当者も「台湾便の増加で、さらに台湾からの旅行者が増えるのは間違いない。利用者全体に占める比率もアップしそうだ」と強気の見通しだ。

施設もリニューアル

 台湾人を中心とする観光客の増加を受け、関空では各種施設もリニューアルを強化している。

「100均」から、和のブランド集めた商業施設まで“台湾シフト”

9月に開港20周年を迎える関空では、国際線の出国エリアで、外貨両替やビジネスセンター、銀行のATM(現金自動預払機)などを4階の国際線出発フロアの中央に集める大規模な改装を進めている。 すでに6月には、台湾などからの観光客に人気の100円ショップ「ザ・ダイソー関西エアポート店」が店舗面積を拡充してリニューアルオープンした。 また、フランスの名門ファッションブランド「クロエ」やイギリスのブランド「バーバリー」などと並び、台湾人観光客などの興味をひきそうな日本の有名ブランドの和洋菓子や日本酒、キャラクター雑貨、工芸品、電化製品を販売する商業施設「和-NAGOMI-」が9月にオープンする予定だ。

意識した品ぞろえ

 新関西国際空港会社の直営店で、運営を委託されている関西国際空港産業の担当者は「もちろん台湾便利用者向けの売れ筋も意識した品ぞろえで展開します」と言い切る。 すでに出国エリア内に出店し、同じく日本の各種商品を販売している商業施設「彩-IRODORI-」では、台湾でインターネットを利用した販売詐欺事件も起きるほど大流行した日本の菓子商品「ブラックサンダー」(永楽製菓)をはじめ、日本生まれのキャラクター「ハローキティ」の各種グッズなどを取りそろえている。

 店の担当者は「台湾人観光客などに好まれる品を意識的に増やしている」と話す。 一方、この店で職場の同僚らに配るため、大量の日本製の菓子を買い込んだという台湾の大学研究員、陳永旭さん(33)は「そろそろ(同僚らに)ブラックサンダーは飽きられてきたので、今回は別のお菓子にしました」と満足そうに話した。

62NAME:2015/03/18(水) 00:32:31
「台湾が中国の一部にならないで」議場占拠1年 中台接近に歯止め、「第三勢力」台頭はならず
2015.3.17 20:34更新
http://www.sankei.com/world/news/150317/wor1503170051-n1.html

【台北=田中靖人】中国とのサービス貿易協定に反対する学生らが立法院(国会に相当)を占拠した「ヒマワリ学生運動」は18日で1年を迎える。反中感情と政治不信を背景に起った運動は、若年層の政治参加意識を高め、統一地方選の与党大敗で中台の急速な接近に歯止めをかけることにつながった。だが、占拠後の運動自体は分散化し、予想された「第三勢力」の台頭には至っていない。

 「議場は真っ暗で、見えたのは非常口の明かりだけ。(突入に)成功すると思っていなかった」 昨年3月18日夜、議場に最初に入った学生の一人、清華大大学院生の黄郁芬さん(25)はこう振り返る。前日の委員会審議が「30秒」で打ち切られ、危機感を持った黄さんを含む学生団体の幹部らは18日午後、突入を決めた。「私の世代で台湾が中国の一部になってほしくない。突入すれば新聞に載り、時間を稼げる。その間に次の行動を考えるつもりだった」。 運動は想定を超えて広がった。求めていた協定の「撤回」は実現しなかったが、黄さんは「全台湾の一人一人が立ち上がって社会を変えた。当初の要求の成否より、その意義の方が尊い」と総括する。

昨年末の統一地方選で馬英九政権の親中政策に「ノー」を突きつけ、与党、中国国民党を大敗に導いたのも、運動に刺激された若者だとされる。だが、1年後の現在、参加した学生や市民がメディアなどで期待が高まった「第三勢力」と呼べるほどの政治力を確立するに至っていない。 学生らは占拠終了後、複数の団体に分散。指導者の一人は今年2月の立法委員(国会議員)補欠選に出馬を表明したが、過去の痴漢行為を批判され表舞台を去った。最も注目された林飛帆氏(26は、兵役代替服務で活動を“休止”している。運動を支援した弁護士の頼中強氏は15日のシンポジウムで、運動は主張の異なる市民や学生の団体が一時的な危機感で団結したもので、「単一団体への組織化はすぐにはできない」と指摘した。 若者の政治意識の高まりが、運動を応援した野党、民主進歩党への支持に直結しているとも言い難い。参加した社会運動家らが、複数の新政党や無所属で立法委員選への出馬準備を進めていることもその証左だ。

1月に政党「時代の力」を設立した林昶佐党首(39)は「民進党は結党約30年でしがらみが多く、主張も矛盾している」と批判。黄さんも「私たちが行動したのは、民進党が協定を阻止できなかったからだ」と語った。「台湾人意識」が強い若年層には、「台湾独立」を掲げていたはずの民進党が対中関係で軟化していると映るようだ。

 【用語解説】ヒマワリ学生運動

 中国とのサービス貿易協定の批准に反対する学生ら約300人が立法院の議場を23日間、占拠した運動。支持者が届けたヒマワリが名前の由来。民進党は占拠を支持し、周辺では「50万人」という支援デモも行われた。学生らは協定の条文ごとの再審査と中台交渉の監視法制定を条件に退去した。協定は現在も批准されていない。香港の学生デモにも影響を与えたとされる。

63NAME:2015/04/25(土) 22:56:59
【歴史戦 第8部 南京「30万人」の虚妄(2)後半】
台湾人冷ややか中国「抗日共闘の誘い」…「日本より、中国の外省人支配の方がずっと厳しかった」
2014.12.25 08:35更新
http://www.sankei.com/world/news/141225/wor1412250018-n1.html

台湾引き込み 共闘アピール

 北京市の中心部から南西へ約20キロ離れた場所にある盧溝橋は、1937年に日中戦争が勃発した場所として知られる。すぐ近くには敷地面積2万6千平方メートルの巨大な「中国人民抗日戦争記念館」がある。中国政府による国家プロジェクトとして建設され、戦争勃発50周年記念日の87年7月7日に開館した「愛国主義教育基地」の一つである。

 北京では近年、朝の散歩で公園に入るのにも5元(約90円)ほどのチケットを買うのが一般的になっている。ところが、大金を投じて建設された記念館は、全国各地の抗日記念館と同様、無料で見学できる。 館内には「日本軍暴行ホール」「抗日烈士ホール」など複数の展示室があり、大きなパネルや復元された現場模型が飾られている。中には直視できないほどの悲惨な写真や、日本の歴史学者から「修整されたもの」と指摘された写真も「日本軍の蛮行の証拠」として飾られている。

12月中旬、極寒の中、河北省から来たという小学生を乗せたバス数台が記念館にやってきた。入館する子供たちに女性教師は「中に入ったら笑ってはいけない。日本軍が中国で何をしたのかをしっかりとみるように」と指示した。

親日感情が強く

 記念館の東側では、昨年末から工事が急ピッチで進められている。関係者によれば、建設されているのは「台湾館」。中央政府から直接指示された計画で、来年9月3日の「抗日戦争勝利記念日」までに完成しなければならないという。 同年9月3日には同館で大規模な記念行事が開催される予定。その際、台湾の指導者を招待し、中台の“対日共闘”の場面を国内外にアピールすることが中国政府の思惑とみられる。

 同館関係者は「国民党の副主席クラスには来てもらいたい。抗日戦争の勝利に台湾同胞も大きく貢献したことを国民に広く知ってもらいたい」と話す。 「中華民族の偉大なる復興」など民族主義をあおるスローガンを掲げる習近平政権は、国内に向けて、台湾が50年間(1895〜1945年)も日本に植民地支配を受けた歴史を「民族的な屈辱」と喧伝(けんでん)している。

しかし、台湾の一般民衆は日本にあまり厳しい感情を持っておらず、むしろ親日感情が強い。台湾島内に抗日記念館は一つもないのがその証拠といわれる。

敷地確保できず

 中国の対台湾関係者によると、中国当局は当初、台湾の親中的な政治家や企業家に、台北などで抗日記念館の建設を呼びかけた。資金支援も示唆したが、敷地が確保できないなどの理由で、進展しなかったという。 そこで、中国当局は台湾の人たちが日本の植民地支配に抵抗したとされる写真や記念品、当時の日本政府が台湾で発行した旅券なども「皇民化の証拠」として大量に買い集めた。抗日戦争記念館の副館長、李宗遠は中国メディアの取材に、これまでに同館のスタッフを計3回台湾に派遣し、約700点の展示物を集めたことを明らかにした。

 李は「台湾同胞が日本の植民地支配に抵抗した努力を反映しており、両岸の歴史交流に大いに役に立つ」と強調する。 中国当局のやり方に多くの台湾人は冷ややかな反応を示している。ある北京在住の台湾ビジネスマンは「日本の後に中国からやってきた外省人政権の支配のほうがずっと厳しかったと思っている。台湾人が抗日戦争の勝利に大きく貢献したというのは嘘だと思うし、台湾館ができても行く気にならない」と話す。(敬称略)

64NAME:2015/06/09(火) 22:39:03
首をかしげる台湾人!? 「第二次世界大戦、われらは日本人として戦ったのだから敗けたのでは?」・・・政府当局の「中華民国は勝利」にいまだ抵抗感
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E9%A6%96%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%92%E3%82%8B%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E4%BA%BA%EF%BC%81%EF%BC%9F-%E3%80%8C%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A7%E6%88%A6%E3%80%81%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%89%E3%81%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E6%88%A6%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E6%95%97%E3%81%91%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%AF%EF%BC%9F%E3%80%8D%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB%E6%94%BF%E5%BA%9C%E5%BD%93%E5%B1%80%E3%81%AE%E3%80%8C%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E6%B0%91%E5%9B%BD%E3%81%AF%E5%8B%9D%E5%88%A9%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%A0%E6%8A%B5%E6%8A%97%E6%84%9F/ar-BBkhUaY#page=2

台湾では、政府・国防部が1月に「抗日戦勝利70周年を記念して、年内に複数の活動を行う」と発表したことで、現在でも「当時の台湾人は日本人として戦ったのだから、敗北したのでは?」とする表明が続いている。 インターネットで「台湾人は日本人として戦ったから敗戦したのだ」との書き込みが特に多かったのは3月ごろまでだが、5月になっても意見表明は続いている。 意見表明のひとつは、清国は日清戦争の結果の下関条約の結果「日本に永久に割譲された」と主張。1952年4月28日に締結されたのサンフランシスコ条約で日本は台湾と(台湾近くの)澎湖島の主権を放棄したので、日本が連合国に降伏した1945年には「台湾人は日本国籍だった。したがって敗戦国国民だった」と主張した。

 さらに、戦後すぐに中国からやってきた支配層は、台湾住民を「敗戦国国民」として扱ったと指摘。1947年2月28日に始まった軍を動員しての台湾住民の大量虐殺(2.28事件)も、台湾人を敗戦国民と見なしたから発生したと主張し「ただし、戦勝国が敗戦国の捕虜を虐殺することは、重大な戦争法規違反」と論じた。 また一方で、台湾で用いられている歴史教科書には、中国がいかにして日本に抵抗して戦ったかを書いているとして、歴史では「われわれは戦勝国と習った」と指摘。台湾人自身の歴史を教えないことは「植民地主義による洗脳教育」と主張した。

 「台湾は第二次世界大戦で敗れた」との主張は、台湾独立論や台湾地位未定論と密接に結びついている。台湾地位未定論とは「日本は敗戦にともない、台湾(および澎湖島)の領有を放棄した。しかし、連合国側は台湾の主権について決定していない」として、「台湾が中国の一部である法律上の根拠はない」とする議論だ。 中国側も、第二次世界大戦における「台湾敗戦説」には気になるようで、大陸メディアの「観察者」は20日、「(戦前の)台湾共産党員は祖国復帰の道を模索した」と題する論説を掲載した。 同論説は、日本統治下の台湾で台湾人は差別され、抗日のために大陸に渡った者がいたなどと紹介。日本と戦った台湾人には、中国を自らの祖国とする「強い愛国の情」があったと主張。「台湾人がなぜ、日本人と一緒に終戦と敗戦を記念せねばならないのか。頭を上げよう。抗戦の勝利と台湾の光復はわれわれの栄光だ!」などと論じた。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)

65NAME:2015/07/05(日) 01:37:11
抗日色強めた台湾の戦勝記念パレード 日本側と不協和音 代表出席せず 総統「恨み煽るためではない」
2015.7.4 18:39更新
http://www.sankei.com/world/news/150704/wor1507040028-n1.html

【新竹=田中靖人】台湾の国防部(国防省に相当)は4日、「抗日戦争勝利70周年」を記念して北部・新竹県の陸軍基地内で軍事パレードを行った。馬英九総統が出席するパレードは2011年以来、4年ぶり。当初、中国への対抗を念頭に企画されていたが、実施が近づくにつれ「抗日」の色合いが濃くなり、日本側とも微妙な不協和音が生じた。

 パレードは、恒例の総統府前を避け、形式的にも年次演習の一部とするなど日本側に配慮する形で企画された。一方で、陸海空軍から将兵約3800人、航空機64機、車両約300両が参加。11年の「中華民国建国100周年」記念よりも大規模になった。 日中戦争に参戦した元兵士約130人も招待され、うち約20人が車両で行進。10人には馬総統から記念の勲章が授与され、当時の戦車や戦闘機の複製なども展示された。

パレードの直前には、F16戦闘機などに描かれた日章旗に日本側が不快感を表明し、空軍が消去するという出来事があった。また日本側に招待状を発出したかどうかについて日台双方の見解が分かれ、地元紙をにぎわした。 こうした流れを受け、当初、パレードの開催を提言した与党、中国国民党の林郁方立法委員(国会議員)は、日本側と生じた不協和音に反発し、出席を拒否。日本や米国などの窓口機関代表も欠席した。

 馬総統は式典で「抗日戦を記念するのは恨みをあおるためではなく、平和を追求するためだ」などと述べた。日本側を刺激する表現を避けたとみられる。 パレードでは、中国を念頭に自主開発した長距離空対地誘導弾「萬剣」や偵察用無人機(UAV)、米国から導入した地対空誘導弾パトリオット(PAC3)などが公開された。

66NAME:2015/07/05(日) 01:38:28
台湾爆発事故、ありったけのガーゼ送った日本企業に反響
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%8f%b0%e6%b9%be%e7%88%86%e7%99%ba%e4%ba%8b%e6%95%85%e3%80%81%e3%81%82%e3%82%8a%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%81%91%e3%81%ae%e3%82%ac%e3%83%bc%e3%82%bc%e9%80%81%e3%81%a3%e3%81%9f%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%bc%81%e6%a5%ad%e3%81%ab%e5%8f%8d%e9%9f%bf/ar-AAcuzdh#page=2

カラーパウダーを使った台湾の音楽イベントで粉じん爆発が起き、大勢の若者が大やけどを負った事故で、日本の医療器具メーカーが治療用ガーゼを寄贈し、台湾で反響が広がっている。この社のフェイスブックページには2日までに9千件余りの感謝メッセージが書き込まれている。 寄贈したのは、富士システムズ(東京都文京区)。通気性のよい合成繊維にシリコーン液をコーティングしたガーゼで、傷にかぶせた上で包帯を巻く。重度のやけどには使いにくいが、ガーゼをそのままにして包帯だけ交換することで、皮膚の再生を助ける。普段の需要は少なく、日本でこうした製品を作っているのは同社だけという。

 寄贈を台湾の立法委員(国会議員)がフェイスブックで紹介し、広く知られるようになった。メッセージの多くは台湾人からと見られ、中国語や日本語などで「ありがとう」などと書かれている。福島に工場を持つ同社の川口洋一郎社長は「あるものを全て出した。東日本大震災の際の台湾の支援にお返しができれば、と思った」と話す。 また、岡山市に本部がある国際医療NGO、AMDAが2日、日本医師会と共同で医師2人を台湾に派遣した。2日間滞在して状況を把握した上で、今後の支援を検討するという。この事故では約500人がやけどなどのけがを負い、2人が死亡している。衛生福利部によると2日昼時点で271人が集中治療室で治療を受けている。(台北=鵜飼啓)

67NAME:2015/07/08(水) 04:09:41
台湾で相次ぐ「日本、ありがとう!」の声・・・イベント事故受け日本の企業・団体・組織が支援を申し出
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E3%81%A7%E7%9B%B8%E6%AC%A1%E3%81%90%E3%80%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%80%81%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%8C%E3%81%A8%E3%81%86%EF%BC%81%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%A3%B0%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E4%BA%8B%E6%95%85%E5%8F%97%E3%81%91%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%83%BB%E5%9B%A3%E4%BD%93%E3%83%BB%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%81%8C%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%82%92%E7%94%B3%E3%81%97%E5%87%BA/ar-AAcy3JM#page=2

台湾・新北市の娯楽施設「八仙水上楽園(フォルモサ・ウオーターパーク)で6月27日に発生した爆発炎上事故を受け、日本の企業、団体、個人などが支援を表明したことで、台湾では日本に対する感謝の表明が相次いでいる。 同事故では500人以上が負傷し、死者も出た。重傷者は200人以上で、大やけどの一般的な経緯として、負傷後の1週間-1カ月が「山場」になるとされる。

 台湾でまず注目されたのが、シリコーン素材の医療品の開発・製造で世界的パイオニアである富士システムズ(本社・東京都文京区)が自社製品のシリコンガーゼ「トレックス」を事故被害者の治療用に寄贈したことだった。同製品には輸入許可がなかったが、富士システムズの意向を伝えられた民進党の林淑芬議員が政府に働きかけ、特別輸入許可を取った。

 富士システムズのフェイスブックには、台湾ネット民から感謝のメッセージが大量に寄せられた。富士システムズは改めて台湾人へのメッセージを中国語、英語、日本語で掲載。台湾人から寄せられたメッセージがあまりにも多く、1人1人への回答ができないことを謝した上で「東日本大震災の際に台湾の皆様から大量の支援をいただきました。これは私どもの恩返しでございます(中国語部分からの日本語訳)」と表明した。

 「恩返し」部分の中国語は「感恩回報」だ。台湾メディアは次々に「対311的感恩回報(2011年3月11日への恩返し)」などの見出しで報じた。 インターネットでは一般ネット民による書き込みが続いている。「謝謝日本!!」、「除了謝謝 還是謝謝(ありがとう以外に言えるのは、ありがとうということだ)」など、いずれも日本に感謝する言葉だ。日本語で「皆さん、ありがとうございました」、「助けてくれて、誠にありがとうございました」などの日本語の書き込みも多い。

 日本医師会、アジア医師会が医師10人と看護師50人の派遣を申し入れたとも報道された。福利衛生部の蒋丙煌副部長(副大臣)は、「日本にはとても感謝している」と述べた上で、医師法などの関係があり受け入れはできないとの考えを示した。メディアは、蒋副部長の日本に対する「丁重」な姿勢を強調した。 なお、日本からは人工皮膚移植に協力するため、医師2人が台湾に向うことになった。

 台湾メディアはさらに、台湾でタレントとして活躍する大久保麻梨子さんがフェイスブックで、台湾での事故を心配する日本人のために情報を提供すると呼び掛けたところ、短時間で約2000人が募金や寄付についての問い合わせをしたと報じた。 事故をめぐる日台の動きについて、台湾メディアは「日本側の善意、台湾側の感謝」を中心に伝え続けている。(編集担当:如月隼人)(写真は、人工皮膚移植のため日本人医師が台湾に向うと伝える、台湾メディア「アップル・ニュース」の動画報道頁キャプチャー)

68NAME:2015/07/09(木) 00:36:37
首をかしげる台湾人!? 「第二次世界大戦、われらは日本人として戦ったのだから敗けたのでは?」・・・政府当局の「中華民国は勝利」にいまだ抵抗感
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E9%A6%96%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%92%E3%82%8B%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E4%BA%BA%EF%BC%81%EF%BC%9F-%E3%80%8C%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A7%E6%88%A6%E3%80%81%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%89%E3%81%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E6%88%A6%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E6%95%97%E3%81%91%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%AF%EF%BC%9F%E3%80%8D%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB%E6%94%BF%E5%BA%9C%E5%BD%93%E5%B1%80%E3%81%AE%E3%80%8C%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E6%B0%91%E5%9B%BD%E3%81%AF%E5%8B%9D%E5%88%A9%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%A0%E6%8A%B5%E6%8A%97%E6%84%9F/ar-BBkhUaY#page=2

台湾では、政府・国防部が1月に「抗日戦勝利70周年を記念して、年内に複数の活動を行う」と発表したことで、現在でも「当時の台湾人は日本人として戦ったのだから、敗北したのでは?」とする表明が続いている。 インターネットで「台湾人は日本人として戦ったから敗戦したのだ」との書き込みが特に多かったのは3月ごろまでだが、5月になっても意見表明は続いている。 意見表明のひとつは、清国は日清戦争の結果の下関条約の結果「日本に永久に割譲された」と主張。1952年4月28日に締結されたのサンフランシスコ条約で日本は台湾と(台湾近くの)澎湖島の主権を放棄したので、日本が連合国に降伏した1945年には「台湾人は日本国籍だった。したがって敗戦国国民だった」と主張した。 さらに、戦後すぐに中国からやってきた支配層は、台湾住民を「敗戦国国民」として扱ったと指摘。1947年2月28日に始まった軍を動員しての台湾住民の大量虐殺(2.28事件)も、台湾人を敗戦国民と見なしたから発生したと主張し「ただし、戦勝国が敗戦国の捕虜を虐殺することは、重大な戦争法規違反」と論じた。

 また一方で、台湾で用いられている歴史教科書には、中国がいかにして日本に抵抗して戦ったかを書いているとして、歴史では「われわれは戦勝国と習った」と指摘。台湾人自身の歴史を教えないことは「植民地主義による洗脳教育」と主張した。 「台湾は第二次世界大戦で敗れた」との主張は、台湾独立論や台湾地位未定論と密接に結びついている。台湾地位未定論とは「日本は敗戦にともない、台湾(および澎湖島)の領有を放棄した。しかし、連合国側は台湾の主権について決定していない」として、「台湾が中国の一部である法律上の根拠はない」とする議論だ。

 中国側も、第二次世界大戦における「台湾敗戦説」には気になるようで、大陸メディアの「観察者」は20日、「(戦前の)台湾共産党員は祖国復帰の道を模索した」と題する論説を掲載した。 同論説は、日本統治下の台湾で台湾人は差別され、抗日のために大陸に渡った者がいたなどと紹介。日本と戦った台湾人には、中国を自らの祖国とする「強い愛国の情」があったと主張。「台湾人がなぜ、日本人と一緒に終戦と敗戦を記念せねばならないのか。頭を上げよう。抗戦の勝利と台湾の光復はわれわれの栄光だ!」などと論じた。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)

69NAME:2015/07/13(月) 00:18:30
【中国ネットウオッチ】
台湾の「鳥居再建=媚日批判」論争にみる「台湾人」「中国人」アイデンティティの“大きな差”
2015.5.13 06:00更新
http://www.sankei.com/premium/news/150513/prm1505130002-n1.html

台湾・台中市の林佳竜市長がこのほど、台中公園内に横たわる日本統治時代に建立された台中神社の鳥居を、200万台湾元(約780万円)を投じて建て直すと発表した。市の新たなランドマークとして位置づけるという。これに対し、中国のネットユーザーは、“媚日”行為だとして反発し、台湾人に対し、激しい批判を浴びせた。 日清戦争終結からちょうど120年となる今年。清国から日本への台湾割譲を取り決めた下関条約(中国名・馬関条約)が締結された日である4月17日には、台北市内にある日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所前で、中台の統一を志向する団体が集会を開き、「日本の軍国主義復活に反対する」などと声を上げた。

 台湾の対岸に位置する中国福建省のメディア「台海網」は18日、“国恥日”に催されたこの集会の模様を報じたが、同時に、対照的な動きとして、台中神社の鳥居再建の動きがあることを紹介。「残念なのは、馬関条約から120年目の今日、台湾でこの赤裸々な媚日行為を阻止しようとする人が見られないことだ」と論じた。 投稿サイト「微博(ウェイボ)」でこの記事が流れると、ユーザーの書き込みが殺到した。 「中国の台湾では、外国人が暮らしている。人はもう重要でない。土地が回収できればそれでいい」

「中国人であるのが嫌なら、台湾島だけ残して日本に行け」 「こんな売国行為をするのなら、直接武力で解決だ!」 「台湾人の病は軽くないようだ」 中国にとって台湾は、「切り離すことのできない一部分」であり、学校教育を通じてもそれは徹底されている。それなのに、よりによって下関条約締結から120年の節目の年に、日本統治時代を肯定するかのような動きがあるのは、とても理解できないということなのだろう。

 もっとも、台湾の人々にしてみれば、大陸側と同じ考えを持たねばならない理由はどこにもない。 台北市にある政治大学選挙研究センターが1月に発表した意識調査(2014年実施)によれば、自分は「台湾人」だと答えた人は、1992年の調査開始以来、最高となる60・6%に上った。反対に「中国人」だと答えた人は過去最低の3・5%だった。 これが日本統治時代をどう評価するかということと直接関係するわけではないが、今日の台湾人のアイデンティティを推し量る上では、興味深い調査だ。 批判や暴論が目立った「ウェイボ」の書き込みだったが、中には冷静に中国大陸と台湾の違いを語るユーザーもいた。

「台湾人の『指導思想』は自由民主で、彼らは教条主義に感化されることはない。彼らには選択する権利と言論の自由があり、日本の天皇を崇拝する人もいれば、中国人としての強いアイデンティティを有している者もいる。これが民主だ。逆にわれわれは、もしもGCD(共産党)を悪く言ったり、少しでも反発したりすれば、次の日には当局に拘束されてしまう」

70NAME:2015/07/26(日) 07:53:10
「中国色」強い教科書に抗議 台湾、学生らが政府庁舎を占拠 33人が拘束
2015.7.24 19:55更新
http://www.sankei.com/world/news/150724/wor1507240040-n1.html

【台北=田中靖人】台湾の馬英九政権が進める高校の学習指導要領の改定をめぐり、「中国色」が濃いとして改定指針に反対する学生らが23日深夜、教育部(文部科学省に相当)の庁舎に侵入し、学生24人を含む33人が拘束された。 台湾では与野党間の歴史認識の違いから、過去の改定でも政治論争が発生。今回の改定は8月から施行される予定で、今月に入り反対を訴える野党支持者らの行動が過熱していた。 報道によると、学生らは、学習指導要領の改定をめぐる23日の座談会に、教育部長(文科相)が出席しなかったことに反発。警察官の警備網を突破して敷地の塀を乗り越え、部長室を一時占拠した。学生らの排除時に現場で取材していた台湾紙、自由時報などの記者3人も一時拘束された。

 改定版は、歴史分野で「日本統治」を「日本植民統治」に、「慰安婦」の表現を「強制されて慰安婦にされた」とそれぞれ変更。戦後の中国国民党による台湾統治の始まりを、台湾の「接収」から祖国復帰のニュアンスが強い「光復」に変えている。 また、「中国」の表現をすべて「一つの中国」原則に従って「中国大陸」に変更するなど、中国的な要素が強まり、台湾に関する内容が薄まっている。 改定は文字の誤りの訂正など「微修正」としていたにもかかわらず、「台湾史」では字句の「6割」(聯合報)が変更されたことや、当局が審査過程の議事録公開を一時、拒んだことも反対派の不信感を増幅した。

71NAME:2015/07/26(日) 07:58:41
「一滴の血も流さず。6度の憲法改正で革命を成就」 李登輝氏の講演要旨
2015.7.22 22:16更新
http://www.sankei.com/world/news/150722/wor1507220053-n1.html

来日中の台湾の李登輝元総統(92)が22日、東京・永田町の衆院第1議員会館で行った講演の要旨は次の通り。 「台湾の国民党政権内部には保守と革新の対立、閉鎖と開放の対立、国家的には台湾と中華人民共和国における政治実態の矛盾があった。民主化を求める国民の声は日増しに大きくなっていた。これらの問題が抱える範囲は非常に広範だったが、その根本的な問題には台湾の現状に即していない中華民国憲法があった」

 「これらの問題解決のため、私は憲法改正から始めるしかないと考えた。当時、私は国民党主席を兼務していて、国民党が国会で絶対多数の議席を有していた。ただ、問題は党内部の保守勢力だった。保守勢力は時代遅れの憲法への執着を隠さず、その地位を放棄することにも大反対だった。民主改革には耳を貸さず、ただ政権維持だけに固執していた。さらに国民党を牛耳る有力者たちは、いつの日か中国大陸を取り戻すという時代遅れの野望を捨てきれずにいた」

 「一連の民主化の過程で、いくたの困難にぶつかったが、終始国民からの支持を受けながら、経済成長の維持、社会の安定を背景に、ついに一滴も血を流すことなく、6度にわたる憲法改正によって静かなる革命を成就させた。常に人々が夜安心して眠れる社会にしたいと夢中で務めた12年間の総統だったが、まがりなりにも台湾に民主社会を打ち立てることができたのは私の生涯の誇りとするところだ」

「中国は『一つの中国、台湾は中国の一部』という主張を繰り返しているが、われわれは決して同意できない。台湾省を凍結して、事実上台湾省を廃止した。台湾は一つの省に過ぎないという虚構と矛盾におかれていた状況を放置していたら、いつまでも台湾と中国は一体であると国際社会に誤解を与えつづけるようなものだ。そこで、台湾と中国は別個の存在というアピールを込めての台湾省凍結を行った」

 「半世紀以上も続いた中国と台湾の曖昧な関係をきちんと整理することで、台湾に長期の安定がもたらせるように考えた。台湾は特殊な状態に置かれている。政治の民主化、変革によって、空虚な大中国という伝統的アイデンティーに疑問が投げかけられた結果、主体性を有した台湾アイデンティティーという新しいパラダイムが生まれた」

 「台湾には憲法改正を含む第二次の民主改革が必要とされている。改革を求める声は社会とともに若者たちの間から大きく上がっている。現在の中華民国憲法では総統は直接選挙で選ばれることになっているが、憲法上は権力の範囲にはっきりした規定は存在していない。権力の分離や権力の抑制を憲法にてらして、制限すべきだ。現在の台湾の総統の権力が大きくなりすぎている問題点を浮彫りにしたのが昨年の2月に起きた学生運動だ。密室協議で強引に中国とのサービス貿易協定を結ぼうとしていた政府に対して学生たちの怒りが勃発し、立法院の議場占拠という前代未聞の自体となった」

「一方で緊急事態条項も推し進めなくてはならない。日本でも東日本大震災から4年以上がたつが、迅速な救援活動を可能にするため、政府に一元的に権限を集中させる緊急事態条項が憲法上規定されていないという欠陥が指摘されている。中華民国憲法にも同様の問題点がある。大規模な災害発生時に憲法保障の空白が生じる事態を避けるために、このテーマを早急に改善する必要がある」

 「今や第一次民主改革の成果は極限に達しており、台湾はまさに第二次民主改革が必要とされている。私は現在92歳。長く見積もっても台湾のために働けるのはあと5年ぐらいだろうと感じている。残りの人生は台湾により一層成熟した民主社会を打ち立てるためささげたい。台湾はこれからも、日本と同じく自由と民主主義という価値観を至上の価値とし、日本と手を携えて国際社会の発展のために貢献していきたい」

72NAME:2015/07/26(日) 08:02:04
台湾紙、李元総統と安倍首相の会談に強い関心 中国メディアは「レッドライン」と批判
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e5%8f%b0%e6%b9%be%e7%b4%99%e3%80%81%e6%9d%8e%e5%85%83%e7%b7%8f%e7%b5%b1%e3%81%a8%e5%ae%89%e5%80%8d%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%81%ae%e4%bc%9a%e8%ab%87%e3%81%ab%e5%bc%b7%e3%81%84%e9%96%a2%e5%bf%83-%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2%e3%81%af%e3%80%8c%e3%83%ac%e3%83%83%e3%83%89%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%80%8d%e3%81%a8%e6%89%b9%e5%88%a4/ar-AAdpL2g

【台北=田中靖人】台湾の24日付主要各紙は、安倍晋三首相と訪日中の李登輝元総統との会談の有無について1面で報じるなど高い関心を示した。いずれもテレビ東京が会談を伝えたことを引用する形で、自社の判断は避けた。李氏が外国特派員協会での質疑応答で会談について「何も言えない」と答えたことや、李氏の事務所が会談を否定したことも合わせて伝えた。

 その上で、自由時報は「現職の首相と台湾の元総統の会談は史上、例がない」と報道。22日の衆院議員会館での講演についても、日本側が李氏を厚遇することで、東シナ海などでの中国の行動に「抗議」する意味合いがあるとする許世楷元駐日代表の見方を伝えた。 一方、中国寄りの報道が多い中国時報は、李氏と安倍首相の会談は、日中間の「レッドラインに触れる」などと批判的に伝えた。

73NAME:2015/08/02(日) 19:02:05
【李登輝氏会見詳報(下)】
「尖閣は日本のもの」「集団的自衛権の行使は当然」と明言 質疑応答編
2015.8.2 08:00更新
http://www.sankei.com/premium/news/150802/prm1508020010-n1.html

訪日した台湾の李登輝元総統(92)が7月23日に都内の日本外国特派員協会で行った記者会見の要旨は以下の通り。
 
安倍首相の安保法制は世界の平和に貢献

 --(欧州紙)日本も台湾のように移民を受け入れるべきではないか 「日本の人口減少は、移民を受け入れることで解決されるとは思わない。別の方法で改めていくべきだ。アベノミクスで今大きな問題になっているのは結局、経済成長がなかなか伸びないということ。私はイノベーション(技術革新)にかかっていると思う」

 --(中国系メディア)1992年ごろ、一中各表というコンセンサスが発表された(注・馬英九政権は「中台が定義の違いはあれ中国は一つと認めた『92年コンセンサス』が存在する」と主張。当時の総統である李登輝氏や野党、民主進歩党は存在を否定している)。そのときは中国と統一したいという思いがあったと思うが

 「当時の国民党時代の台湾は『反攻大陸(中国大陸を取り返す)』を実行することにより独裁政権を維持するという考え方だ。私は独裁政権をなくすために『国家統一綱領』を制定した。これは中国で自由化、民主化、所得分配の公平化が実現された際に統一の話し合いを始めるという内容だが、当時は中国が自由化することはほとんどないと思っていた。これは中国との関係をつくりあげるということではなく、国民党の保守勢力に対して反攻大陸、内戦をやめようという意味だ。(内戦状態のために)憲法は凍結され、国会は選出されず、総統は死ぬまでやれる。これでは台湾の政治は革新できない」

 「92年コンセンサスの『一つの中国』という考え方が本当の台湾の実体を表現しているとは思わない」

--安倍晋三首相は台湾出身者も含まれる慰安婦の問題に関して戦後70年談話の中で謝罪すべきだと思うか

 「慰安婦の問題について私たちは実情をよく知っているが、これは日本側としてコリアと中国に対してよく説明していくべき問題で、私はこの問題に対しては何も言いたくない。安保法制については、私は非常に安倍首相の日本に対する貢献を肯定する。安保法制はアジアの平和、世界の平和に貢献するものだと信じている。そして日本と台湾における関係、交流を強化し、もう少し密接な関係を持つべきだと思っている」
 
集団的自衛権の行使は当然

 --(香港テレビ局)日本の台湾統治は、先生の見方では幸せなことのか。安倍政権の安保法制に関して日本国民はほとんど理解していない。この大変な時期に日本に来た意味と目的は。安倍政権が呼んだのではないか

 「台湾人がなぜ東日本大震災のときにあれだけの貢献をやったか。日本の台湾における植民地政策が非近代的な社会から近代的な社会に引き上げたということが、台湾の人民に影響した。そして親日的であることは間違いない」

 「私の今回の日本訪問、国会における講演は、安倍首相によって招請されたのではない。全然関係ない。二十数年間の不景気から回復させ、国を正常な形にもっていく安倍首相の日本に対する貢献について、私は非常に肯定している」

74NAME:2015/08/25(火) 21:30:37
台湾・馬総統、アイリス・チャン氏を称賛 『ザ・レイプ・オブ・南京』の著者
2015.8.25 18:15更新
http://www.sankei.com/world/news/150825/wor1508250024-n1.html

台湾の馬英九総統は25日、『ザ・レイプ・オブ・南京』の著者で中国系米国人ジャーナリスト、アイリス・チャン氏(故人)の両親を総統府に招き、チャン氏への褒章を授与した。

 中央通信社によると、馬総統は1997年出版の同書について「日本軍が南京で行った血なまぐさい虐殺と暴行を国際的に改めて注目させた」とした上で、「中華民国による抗日の史実の重要文献だ」と称賛した。また、ドイツと比べ戦後の日本の態度は「現在の東アジア情勢の緊張の要因だ」とも述べた。

 同書は南京攻略時の旧日本軍の残虐性を過度に強調しており、日本の研究者により証拠資料の誤りが多数指摘されている。チャン氏は2004年に自殺している。(台北 田中靖人)

75NAME:2015/09/22(火) 23:56:57
【安保法成立】
台湾「平和と安定の礎、日米安保深化するもの」と評価
2015.9.19 09:24更新
http://www.sankei.com/world/news/150919/wor1509190020-n1.html

【台北=田中靖人】台湾の外交部(外務省に相当)は19日午前、安全保障関連法の成立を受けて報道官談話を発表し、「日米安保体制は地域の平和と安定の基礎だ」とした上で、同法は「日本の国際的な安全保障への参与を増進すると同時に、日米同盟を強固にし深化するものだ」と評価した。 談話は、日本政府に対し「平和の理念を追求し続け、前向きな思考と積極的な態度で国際社会の平和と安定、繁栄を促進する上で、具体的な貢献をすることを期待する」ともした。

76NAME:2015/10/29(木) 23:19:06
日本統治がもたらした恩恵も記憶を=台湾総統
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%B5%B1%E6%B2%BB%E3%81%8C%E3%82%82%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%9F%E6%81%A9%E6%81%B5%E3%82%82%E8%A8%98%E6%86%B6%E3%82%92%EF%BC%9D%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E7%B7%8F%E7%B5%B1/ar-BBmqNEi#page=2

[台北 25日 ロイター] - 台湾の馬英九総統は25日、日本による台湾統治終了から70年を記念する今年の「光復節」に際して演説し、日本が統治時代に行った悪いことを忘れない一方、良いことを記憶するのも重要と述べた。 総統は、日本の侵略により多くの命が奪われたことも、いわゆる「従軍慰安婦」などの問題が今日も大きな痛みをもたらしていることも事実と指摘。

そのうえで、嘉南大シュウや烏山頭水庫など日本が監督した2つの水利事業を挙げ「日本の統治は台湾に建設事業をもたらした。これにより台湾の農家は恩恵を受けており、それは当然肯定すべきことだ」と述べた。さらに、今後は双方が「恩と恨みを区別する」態度をもち、議論していくことが必要だと述べた。

77NAME:2016/01/11(月) 22:49:11
日本の統治を受けた韓国と台湾、台湾人が反日感情を抱かない理由=中国報道
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e7%b5%b1%e6%b2%bb%e3%82%92%e5%8f%97%e3%81%91%e3%81%9f%e9%9f%93%e5%9b%bd%e3%81%a8%e5%8f%b0%e6%b9%be%e3%80%81%e5%8f%b0%e6%b9%be%e4%ba%ba%e3%81%8c%e5%8f%8d%e6%97%a5%e6%84%9f%e6%83%85%e3%82%92%e6%8a%b1%e3%81%8b%e3%81%aa%e3%81%84%e7%90%86%e7%94%b1%ef%bc%9d%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e5%a0%b1%e9%81%93/ar-CClwoc#page=2

韓国と台湾はともに大日本帝国による統治を受けていたという共通点がある。韓国では反日感情が根強く存在するものの、台湾は親日家も多く、日本への対応や感情は正反対と言っても差し支えないほど異なるのはなぜなのだろうか。 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本による統治と日本統治前の清朝による統治の「差」に注目し、台湾で根強い反日感情が存在しない理由を考察した。

 当時、伝染病が野放し状態だった台湾において、日本の統治によってマラリアやコレラなどの伝染病の発生が抑止され、公共衛生の改善につながった。記事はこの点を強調し、「清朝による統治時代は不可能だったものを、日本はわずか10年ほどで解決した」と指摘している。自分たちを苦しめていた病気から解放してくれたことは、当時の台湾の人びとにとってありがたいことだったのだろう。もし清朝統治時代が続いたのならば、伝染病の苦しみも続いていたはずであり、当時の台湾の人びともそのことを理解していたはずだ。

 また日本の警察が治安維持に取り組んだ様子について「法を厳格に守る腐敗なき治安であった」とし、これも清朝統治時代には実現不可能なことだったと指摘。法のあるところには秩序があり、秩序があるところには自由がある。清朝統治時代が続いていたなら、こうした治安の恩恵を受ける機会はなかったかも知れない。

 さらに日本は台湾で「農業改革」を行ったと紹介している。具体的には、品種改良、施肥、防虫、灌漑設備の設置、また生産から加工まで一貫した作業システムの確立などだ。この全面的な農業改革の結果、台湾の人びとは大きな利益を得たと指摘。この利益も清朝統治が続いていたら得られなかったかもしれない。

 日本の統治を肯定するものでは決してないが、日本の統治が当時の台湾に清朝による統治時代にはなかったものをもたらしたと言えるのかもしれない。それは現代化と社会秩序であり、清朝統治時代の社会不安や腐敗とは正反対のものだ。台湾人が強烈な反日感情を抱かないのは、両統治が台湾にもたらしたものに明らかな「差」があったからとも言えそうだ。

78NAME:2016/01/17(日) 22:38:06
【台湾・総統選】
尖閣諸島は台湾領 勝利した蔡英文氏が明言
2016.1.17 17:48更新
http://www.sankei.com/west/news/160117/wst1601170039-n1.html

台湾総統選で勝利した民主進歩党の蔡英文主席は16日夜の記者会見で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)について台湾領だとあらためて主張した。 蔡氏は「平和で安定した中台関係の現状維持」を目指すと述べ、中国との関係悪化を避ける姿勢を示した。総統選で圧勝したことについては「民主主義の精神を示したことが最大の意義だ」と強調した。

 蔡氏は会見で、中国との対話の重要性を強調し、相互交流は「中台相互に責任がある」と述べ、民進党との公式対話を拒む中国側に対応を求めた。 一方で蔡氏は、台湾の民主制度や国家意識、国際活動などへの圧力は「中台関係の安定を損なう」と述べ、中国をけん制した。 日本とは経済や安全保障の分野で関係を強化したいと述べた。南シナ海問題については「平和解決を望む」と述べた。(台北 共同)

79NAME:2016/01/18(月) 21:52:00
☆☆☆日本は、台湾の新政権とどう付き合うべきか これから中台関係は大きく変化していく
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%af%ef%bd%a4%e5%8f%b0%e6%b9%be%e3%81%ae%e6%96%b0%e6%94%bf%e6%a8%a9%e3%81%a8%e3%81%a9%e3%81%86%e4%bb%98%e3%81%8d%e5%90%88%e3%81%86%e3%81%b9%e3%81%8d%e3%81%8b-%e3%81%93%e3%82%8c%e3%81%8b%e3%82%89%e4%b8%ad%e5%8f%b0%e9%96%a2%e4%bf%82%e3%81%af%e5%a4%a7%e3%81%8d%e3%81%8f%e5%a4%89%e5%8c%96%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%84%e3%81%8f/ar-BBokWQk#page=2

2013年8月に実施されたある民間の世論調査によると、「台湾人と呼ばれたいか、それとも中国人と呼ばれたいか」という質問に対して、82.3%が「台湾人」と答え、「中国人」と回答したのはわずかに6.5%であった。また別の調査では、自分を「台湾人と思う」と答えた人は、2000年の24.4%が2014年には57.1%に増加している。

1月16日に行われた台湾の総統選挙で民進党の蔡英文候補が圧勝した。同時に行われた立法院(議会)の選挙でも民進党が大差で国民党を圧倒し、議会の過半数の議席を得た。 この政権交代が日本を含む東アジアの外交に与える影響について分析していく。

 台湾の政治にとって最大の難問は中国との関係だ。蔡英文が2008年の総統選で国民党の馬英九に敗れたのは、前政権の未熟さ、陳水扁総統にまつわるスキャンダル、国民党の攻勢などもさることながら、民進党の政権が続けば中国との関係が悪化すると台湾の有権者が恐れたことが大きな原因だった。 それから8年を経て行われた今回の総統選では、蔡英文候補は台湾独立派だという攻撃を巧みにかいくぐった。

 中国と台湾の間では「一つの中国」を認めるか否かの論争がある。いわゆる「九二共識」の解釈であり、中国は、台湾側も「一つの中国」の原則を認めたと主張するのに対し、台湾は、国民党が中国に近い姿勢、民進党が「九二共識」の解釈は中台それぞれにゆだねられている、との立場だ。 蔡英文はこの論争には深入りせず、中国との関係については「現状維持」を標榜した。「現状維持」とは何か不明だ、状況が変化していく中で「現状維持」はありえない、などと批判されても深入りせず、「現状維持」をお墨付きのように繰り返した。そして、そのような原則問題よりも、少しずつコンセンサスを積み重ねていく「民主的プロセス」を重視し、台湾人は「民主と自由を必要としている」と強調した。

 蔡英文候補が賢明に立ち回ったこともさることながら、中台関係の変化も民進党勝利の大きな要因であった。 中台関係の変化とは大きく分けて3つある。意識変化、経済関係の変化、安全保障環境の変化だ。

 第1に、台湾人の意識変化だ。台湾では、台湾人のアイデンティティを問う世論調査が1990年代以降行われており、2013年8月に実施されたある民間の世論調査によると、「台湾人と呼ばれたいか、それとも中国人と呼ばれたいか」という質問に対して、82.3%が「台湾人」と答え、「中国人」と回答したのはわずかに6.5%であった。また別の調査では、自分を「台湾人と思う」と答えた人は、2000年の24.4%が2014年には57.1%に増加している。 具体的な数字や質問内容は微妙に違っているが、台湾人の間で、「われわれは中国人と違う台湾人だ」という意識が顕著に増加している点では同じ結果だと思う。

 2014年3月に学生による「ひまわり」抗議運動が発生したきっかけは政府が民意を無視して強引に中国とのサービス協定を締結したことであったが、若者の台湾人意識が強くなっていたことの反映であった。 第2に、経済面での中台関係の変化である。台湾と中国との経済関係が増大し始めたのは1990年代に入ってからであり、それ以来、民進党の政権下で一時的に後退気味になったこともあったが、貿易も投資(投資は特に台湾からの投資)も傾向としては増大し、台湾からの投資が中国への全投資の4割近くを占めたこともあった。台湾にとって中国は重要な取引先・市場となり、台湾の中国に対する依存度は顕著に高まった。

80NAME:2016/01/18(月) 22:36:36
 しかし、2011年から中国への投資は減少傾向になり、2013年ころからは台湾企業の撤退が顕著になった。その原因となったのは、賃金の上昇や労働争議の多発などであり、それに中国経済の成長鈍化が拍車をかける結果となった。 台湾企業が向かった先は東南アジアだ。まだその数と投資金額は中国市場に遠く及ばないが、今後も台湾企業の中国からの撤退が続けば、台湾の中国への依存度はいっそう低下する。

 8年前に選挙では、多くの台湾人が中国との経済関係の悪化を懸念するがゆえに台湾人としての心情を抑えて国民党に投票したが、そのような圧力が軽くなったことの意味は大きかった。 第3に、台湾の安全保障環境の変化だ。中国が台湾存立にとっての脅威であることは現在も変わりはないが、中国が武力侵攻してきた場合に台湾を守ることを約束している米国と台湾との関係に変化が生じてきた。 米国は確かに台湾の防衛にコミットしているが、台湾が中国との関係を悪化させて独立の方向へと進むと、中国との関係で非常に困難な立場に立たされる。だから米国は独立志向の強い民進党を警戒し、台湾を独立させる考えはない国民党に安心していた。

 しかし、南シナ海に関して、実は、国民党も米国にとって問題であることが露呈してきた。きっかけとなったのは、中国が、南シナ海全域が中国のものだという考えの下に南沙諸島で埋め立てや飛行場などの建設工事を行なって米国と対立し始めたことであるが、国民党も南シナ海について中国と同じ主張なのだ。今まで米国との間で問題にならなかったのは、国民党が米国との矛盾をさらけ出さないよう静かにしていたからに過ぎない。 一方、民進党には国民党のような大国主義的考えは元からなく、米国の立場を損ねる懸念もない。つまり、米国は、民進党に対して台湾独立との関係で警戒していたが、国民党に対しても、南シナ海の関係で警戒するようになってきたのだ。

 日本の立場も米国と同じだ。表面化しつつある国民党の南シナ海に対する領有権主張は問題であり、警戒が必要だ。中国と国民党は尖閣諸島にも領有権を主張しているので日本の場合はいっそう深刻である。 中台関係が変化し蔡英文新総統に追い風が吹いているのは事実だが、危険もある。 今後、台湾人としての意識がさらに高まり、民進党の政治的立場が強まると台湾独立を求める要求が強くなる。国際機関への加入が認められるべきだという主張も強くなるだろう。

 台湾人意識の強い若者は、中国との関係について理解が不足がちであり、極端に走りがちだ。国民党でも民進党でもない、いわゆる「第3勢力」も台頭しつつあり、これまでのような国民党か民進党かという状況も変わる兆しが出てきている。 一方、中国は国民党の敗北を目の当たりにして台湾に対する戦略を練り直しているだろう。今後蔡英文総統に対してどのような行動に出てくるか、未知数だ。

 蔡英文新総統はこれらの複雑な要因を勘案して上手にかじ取りをしていかなければならないが、なかでも注意を要するのが台湾の安全保障だ。 米国にとってこれまでは台湾独立が最大の危険であったが、事態は複雑化し、米国にとって最も望ましいのは、台湾が独立に走ることを完全に止め、かつ、南シナ海に対する領有権主張を止め、さらに南シナ海に関して米国が進めている国際的連帯に台湾が加わることである。これは日本から見ても同じである。

 蔡英文新総統が米国と完全に同調すると台湾の立場は堅固になる。しかし、そこまで舵を切れるか。南シナ海問題については、フィリピンの仲裁裁判への提訴に反対してきたことなど台湾として積み重ねてきたことがある。また、米国への接近は中国の不満を惹起する。

 一方、中国は南沙諸島での拡張的行動を止めないだろう。そうなると、米中の対立がさらに激化し、台湾が南シナ海問題に関する国際的連帯への参加を米国から実際に求められることもありうる。かりにそうなった場合、日本としても台湾の新しい安全保障環境を勘案して対応することが必要となる。 矛盾に満ちた難問に直面する蔡英文新総統は、台湾にとって最適の安全保障戦略を再構築する必要に迫られている。

81NAME:2016/02/18(木) 00:09:52
台湾大地震:日本統治時代の建築は「無傷」だった、まさに「台南の誇り」だ=台湾メディア
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E9%9C%87%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%B5%B1%E6%B2%BB%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E5%BB%BA%E7%AF%89%E3%81%AF%E3%80%8C%E7%84%A1%E5%82%B7%E3%80%8D%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%81%E3%81%BE%E3%81%95%E3%81%AB%E3%80%8C%E5%8F%B0%E5%8D%97%E3%81%AE%E8%AA%87%E3%82%8A%E3%80%8D%E3%81%A0%EF%BC%9D%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2/ar-BBpimXi#page=2

台湾メディアのアップル・デーリーは6日に台湾南部を襲った地震で多くの建物が倒壊したり損傷を受けたことを受け、日本統治時代に建てられた3階建ての洋館は無傷だったと紹介した。 台南市内では、各所でビルが倒壊したり損傷を受けた。なかでも17階建ての住居用ビルが倒壊したことで、多くの人が9日現在も閉じ込められたままだ。同ビルは完成後約20年だった。

 一方で、1920年に完成した3階建て(一部4階建て)の洋館は無傷だったという。同建物は、中国との貿易業で成功した財を成した翁螺氏が、自らの邸宅として建てた。台南市では当時、「最も高い建築物」だったという。地元では「百年の古宅」などと呼ばれることが多い。

 同建物には現在も、翁氏の子孫一族が住んでいる。構造面では木造建造物だ。家族によると、翁螺氏は日本からわざわざ、建築家などを呼んで、建ててもらったという。 敷地が極めて広く、建物はその一角の丘の上にある。かといって、翁氏の邸宅はかならずしも一般庶民から隔絶されていたわけではない。翁螺氏が、「貧しい人々は商売をする場所もなければ困るだろう」と言って、敷地の外に通じるゲートは常時、開放していた。そのため、敷地内の一部は人々が露店などの商売をする市場になったという。

 同建物にすむ翁家が、人々の命を救ったこともあった。1947年に発生した2.28事件の時だ。日本の敗戦に伴い国民党政権と軍が台湾に進出した。台湾人は当初、「同じ民族」として歓迎した。ところが歓迎はすぐに失望、そして怒りに変わった。国民党の腐敗と暴政が原因だ。 2月28日に、台北市内で警察官がたばこの密売をしていた女性を殴り、怒って集まった群衆に無差別発砲したことがきっかけで台湾全土で国民党政府支部や軍・警察の襲撃が発生した。国民党側は「話し合いの用意がある」と説明して時間を稼ぎつつ大陸から大規模な軍部隊を呼び、弾圧を始めた。 多くの台湾人が「疑わしい」と思われただけで連行され、裁判なしに処刑された。台湾政府は現在、犠牲者は最大で2万8000人程度との見解だ。犠牲者の多くは高等教育を受けており、台湾の将来を真剣に考えるからこそ、政治や社会について意見を言うことがあった人という。

 翁家にも保護を求めてやってきた人がいた。建物にある塔には、秘密の通路と部屋があり、そこに22人をかくまったという。警察がやってきたが、地元の名家なので徹底して探すことを遠慮して引き上げた。もしも逃げ込んできた人をかくまったことが露見すれば、翁氏一族全体が処刑された可能性が高い。翁家は、命をかけて台湾にとって有為の人を助けたと言える。 記事は、6日の地震にも耐えて揺るぎなくそびえる翁家の洋館を「まさに台南の誇り」と称賛した。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF。台南にある孔子廟)

82NAME:2016/04/23(土) 00:14:57
台湾の次期政権 船出前に中国の壁 ケニアは台湾人を中国に強制送還 引き渡し問題は膠着
2016.4.22 20:31更新
http://www.sankei.com/world/news/160422/wor1604220030-n1.html

【台北=田中靖人】台湾で来月20日に発足する民主進歩党の蔡英文政権が、早くも対外・対中政策の課題に直面している。発足直後の同23日から開かれる世界保健機関(WHO)総会に出席できない可能性があるほか、ケニアから中国に強制送還された台湾人の引き渡し問題も蔡政権に引き継がれる見通し。いずれも「一つの中国」を認めさせたい中国側の圧力が背景にあるとみられ、解決は容易ではない。

 中国寄りの台湾紙、中国時報は20日付で、毎年5月にスイス・ジュネーブで開かれるWHO総会への招待状が届いていないとして、台湾の代表が出席できない恐れがあると伝えた。台湾は2009年の総会から「中華台北」の名称でオブザーバー参加。今年の招待状は台湾以外の参加者にはすでに届いているという。

 次期政権で行政院長(首相に相当)に内定している林全氏は、今月7日から部長級(閣僚)人事を順次発表。総会に派遣する衛生福利部長(衛生相)は第1弾に盛り込んだ。関係筋によると、外交部(外務省)も出席に向け関係国への支援を要請しているという。

WHOの対応には、中国政府の意向が反映している可能性もある。マーガレット・チャン(陳馮富珍)事務局長は香港出身だが、06年の事務局長選では中国の後押しを得た。11年5月には、内部文書で台湾を「中国台湾省」と呼んでいたとして、台湾当局が抗議した経緯がある。

 一方、ケニアで詐欺事件に関与した台湾人45人が中国に強制送還された問題で22日付の台湾各紙は、中国公安省は中国で捜査・起訴し、判決言い渡しまで中国で行わせる方針だと伝えた。台湾の法務部(法務省)は21日、北京での協議の結果、マレーシアでの別の詐欺事件とともに合同で捜査することで一致したと発表。馬英九総統は21日、シンガポール英字紙に「5月20日の前に具体的な結果を出すのは容易ではない」と述べ、問題を次期政権に委ねる意向を示した。

 馬総統は「主権問題ではなく、双方の役割分担の問題」とも発言。これに対し、台湾独立派の新党「時代力量」の立法委員(国会議員)は「主権を放棄するに等しい」と反発しており、蔡政権は難しいかじ取りを迫られそうだ。

83NAME:2016/06/30(木) 01:17:15
台湾人はなぜこれほどまでに日本が好き?中国「台湾を豊かにしたから?」
http://www.msn.com/ja-jp/news/other/%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%BB%E3%81%A9%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AB%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8C%E5%A5%BD%E3%81%8D%EF%BC%9F%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%80%8C%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E3%82%92%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%82%89%EF%BC%9F%E3%80%8D/ar-AAhz05u#page=2

台湾には親日家が多いと言われている。爆買いが目立つためか、中国人旅行客ばかりが注目されがちだが、日本には多くの台湾人が旅行で訪れており、2015年は約367万人もの台湾人が訪日した。 中国人は約499万人で、中国の人口が約13億7000万人であることを考えると人口ベースでみれば、わずか0.36%に過ぎない。一方の台湾は人口が2348万人であるため、15年に訪日した367万人という数字は台湾人の約15%が日本を訪れた計算になる。台湾でこれだけ日本の人気が高いのはやはり親日家が多いためといえるのではないだろうか。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、台湾人はなぜこれほどまでに日本が好きなのかと疑問を投げかけ、その理由を考察した。 記事は、日本の統治下にあった台湾は当時、中国大陸よりも安定した社会を築いていたとし、日本人がもたらしたインフラと教育によって社会的な進歩を遂げたと主張。一方で、日本人が台湾にもたらした教育は公平なものではなく、台湾人は高等教育を受けることができなかったうえ、台湾在住の日本人向けのものだったと主張した。それでも日本は台湾で砂糖生産をはじめとする農業を発展させ、台湾を豊かにしたと論じた。

 また、清朝統治時代の台湾は政治的な腐敗が蔓延していたと指摘する一方、それでも清朝から切り離されることに恐怖を感じていた台湾の人びとは、日本に統治されることで政治的な安堵を得たと主張した。 記事の主張はあくまでも1人の中国人による視点であり、台湾の人びとがなぜ親日なのかはより深い分析が必要なのは言うまでもない。日本統治時代も台湾では日本に対する反発は存在したが、その後に日本統治の功罪が冷静に分析されるようになり、評価されるべきは評価すべきという機運が高まった。日本にも台湾が好きだという人は多いが、これは台湾の人びとが日本に好意を持ってくれていることの裏返しだと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

84NAME:2016/07/05(火) 15:18:12
台湾・台南観光の外国人客の3割が日本人、古跡やグルメが人気に
https://www.digima-news.com/20160704_5858

台南市政府観光旅遊局の統計によると、今年1〜4月に台南を訪れた外国人観光客は延べ4万7000人余り、うち日本人観光客は全体の3割超の延べ1万2000人余りと最多だ。台南の古跡やグルメ、ゆったりとした雰囲気にひかれる日本人は多く、台南に宿泊する日本人観光客はこの3年で5割以上増えているという。

85NAME:2016/07/17(日) 12:58:29
日本人は台湾から来た? ルーツ探り草舟出航 科学博物館、沖縄で検証
2016.7.17 08:00更新
http://www.sankei.com/life/news/160717/lif1607170023-n1.html

日本人の起源を調べている国立科学博物館(東京)のチームは17日、台湾から渡来してきたとみられる3万年前の航海を検証しようと、当時の舟を模した草舟で沖縄県与那国島を出航した。検証の第1弾となる今回の目的地は西表島までの約75キロ。プロジェクトを率いる海部陽介・人類史研究グループ長は「海への挑戦を体験することで、遺跡調査だけでは分かりづらい祖先の生きざまが見えてくる」と期待する。

 旧石器時代に当たる3万年前の祖先の渡航を再現するため、チームは現地に自生する植物ヒメガマを束ねて長さ約6メートルの舟を作製した。与那国島や西表島などに住むメンバー14人が舟2隻に分乗、30時間以上かけて西表島までこぐ。安全のため、チームの船が伴走し、航海を見守った。 チームは当初12日の出航を目指してきたが、波が高く、天候の回復を待っていた。

86NAME:2016/07/21(木) 21:14:42
半数以上が「最も好きな国は日本」 台湾の世論調査 調査開始以来の最高を記録
2016.7.21 18:49更新
http://www.sankei.com/world/news/160721/wor1607210030-n1.html

日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所は21日までに、対日世論調査の結果を公表、「最も好きな国・地域」で日本は56%と2008年の調査開始以来、最高を記録し、2位以下の中国(6%)、米国(5%)を大きく引き離した。一方、「台湾に最も影響を与えている国・地域」では、日本(11%)は中国(50%)、米国(31%)に次ぐ3位となった。調査は08年から不定期に行われている。(台北 田中靖人)

87NAME:2016/07/22(金) 22:50:16
「日本にはもう行けない!」と台湾芸能人・・・その真相は「故郷の低モラルに失望するから」
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%80%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ab%e3%81%af%e3%82%82%e3%81%86%e8%a1%8c%e3%81%91%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%81%e3%80%8d%e3%81%a8%e5%8f%b0%e6%b9%be%e8%8a%b8%e8%83%bd%e4%ba%ba%e3%83%bb%e3%83%bb%e3%83%bb%e3%81%9d%e3%81%ae%e7%9c%9f%e7%9b%b8%e3%81%af%e3%80%8c%e6%95%85%e9%83%b7%e3%81%ae%e4%bd%8e%e3%83%a2%e3%83%a9%e3%83%ab%e3%81%ab%e5%a4%b1%e6%9c%9b%e3%81%99%e3%82%8b%e3%81%8b%e3%82%89%e3%80%8d/ar-BBuDNrR#page=2

日本を訪れた中国や台湾の観光客は、当然のことながら様々な印象を覚えて帰国する。清潔さやマナーの良さに感銘を受けて「また来たい」と思う人もいれば、思っていた程ではなかった、あるいは嫌な思いをしたといった理由で「もう来たくない」と思う人もいる。台湾メディア・東森新聞雲は18日、台湾のタレント・亮哲さんがこのほど日本旅行から帰国して「台湾が好きだから、もう日本に行けない」との感想をFacebook(フェイスブック)上に綴ったと報じた。

 記事は、Facebook上の書き込みから、亮哲さんが17日に台湾の空港に戻った際の出来事を紹介。友人に免税品を買うのを忘れたため、空港内の免税店に行ったところ、客がいないのをいいことに店員が集まっておしゃべりに夢中になっていたとした。亮哲さんがお会計をしようとしても、店員たちは高慢な表情でこちらを見るだけで誰も動こうとせず、最後にようやく若い男性店員が出てきて対応したと伝えた。

 そして、亮哲さんが数時間前に買い物をした日本の免税店と比較して「モラルの差がこれほど多いとは」、「自分の仕事に対する意識にこれほどの差があることに、正直とてもがっかりした」との感想を抱いたと説明。台湾には郷土の味や人情味が満ちているものの、「高等教育を受けると傲慢になるのは、自信のなさを隠すためだ」と指摘、「わが故郷に対して失望したくないので、日本にはあまり行かないようにしよう」と結んだことを紹介した。

 亮哲さんが「もう日本に行きたくない」と思ったのは、日本のせいではなく、台湾のサービス業における問題点を垣間見てしまったからであることは言うまでもない。ぜひ、問題とされた台湾の免税店のスタッフたちには、その言葉の持つ意味をしっかり考えてもらいたいものだ。「故郷のことが好きだけど、外に出たらモラルの低さに気付いてしまうから、外に出るのはやめる」というのは、あまりにも寂しい話である。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF.COM)

88NAME:2016/07/23(土) 00:08:58
台湾の蔡英文総統が「一つの中国」92年合意受け入れ“拒否” 米紙の取材に 中国は不快感示す
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e5%8f%b0%e6%b9%be%e3%81%ae%e8%94%a1%e8%8b%b1%e6%96%87%e7%b7%8f%e7%b5%b1%e3%81%8c%e3%80%8c%e4%b8%80%e3%81%a4%e3%81%ae%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%80%8d%ef%bc%99%ef%bc%92%e5%b9%b4%e5%90%88%e6%84%8f%e5%8f%97%e3%81%91%e5%85%a5%e3%82%8c%e2%80%9c%e6%8b%92%e5%90%a6%e2%80%9d-%e7%b1%b3%e7%b4%99%e3%81%ae%e5%8f%96%e6%9d%90%e3%81%ab-%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%af%e4%b8%8d%e5%bf%ab%e6%84%9f%e7%a4%ba%e3%81%99/ar-BBuECkq#page=2

【台北=田中靖人、北京=西見由章】台湾の蔡英文総統は22日までに、米紙ワシントン・ポストの取材に応じ、中国側が受け入れを求めている「一つの中国」原則に基づく「1992年コンセンサス(合意)」について、「(中国が)期限を設けて、台湾政府に民意に反して条件を受け入れるよう求めても、可能性は大きくない」と述べた。台湾メディアは、蔡氏が92年合意の受け入れを拒否したと報じた。 蔡氏が5月の就任後、メディアの単独取材に応じるのは初めて。総統府が22日、やり取りを公表した。就任演説では「一つの中国」原則や、その原則を中台双方が確認したとされる92年合意への言及を避けていた。

 蔡氏はまた、台湾には「完全な政府と民主的な制度、軍隊がある。われわれは自己決定ができる国家だ」と主張。国際社会で広く承認されていないことに「不公平だ」と不満を漏らした。中国は台湾を中国の一部とみなし、国家と認めていない。中国は、蔡氏が主席を務める民主進歩党についても「台湾独立派」だと批判しており、蔡氏の発言に反発を強めそうだ。

 一方、中国国務院(政府)台湾事務弁公室の馬暁光報道官は22日、蔡氏の発言を受け「92年合意という政治的基盤を堅持して初めて両岸関係の安定的な発展を確保できる」と不快感を示し、「一つの中国」原則の確認がなければ中台交流は継続できないとの立場を強調した。

89NAME:2016/07/23(土) 00:12:32
台湾、南シナ海に軍艦派遣
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E3%80%81%E5%8D%97%E3%82%B7%E3%83%8A%E6%B5%B7%E3%81%AB%E8%BB%8D%E8%89%A6%E6%B4%BE%E9%81%A3/ar-BBuhxtt#page=2

【AFP=時事】台湾は13日、「台湾の領海を防衛する」ことを目的として南シナ海(South China Sea)に軍艦を派遣した。オランダ・ハーグ(Hague)にある常設仲裁裁判所(PCA)は前日、中国が南シナ海において主張している「歴史的権利」には法的根拠はないとの裁定を下す一方で、台湾が実効支配している島々についても「岩」と判断した。

台湾の蔡英文(Tsai Ing-wen)総統は、南部・高雄(Kaohsiung)から、南シナ海の南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島、Spratly Islands)最大の島で、台湾が実効支配する太平島(Taiping Island)に軍艦を派遣するに当たり、出航前の艦の甲板で兵士たちを激励。台湾人は断固として「自国の権利を守る」と述べた。

 台湾は太平島を実効支配し、周辺海域の領有権を主張しているが、PCAは、台湾側の主張を否定する形で、太平島は排他的経済水域(EEZ)を持たない「岩」と判断した。 台湾政府はこの裁定について、「到底受け入れられない」とし、PCAからは審理の過程への参加や見解を正式に求められていないことから、今回の裁定に法的な拘束力はないと主張している。

90NAME:2016/07/31(日) 22:28:24
台湾の李登輝氏、沖縄・石垣市で講演 「日台は運命共同体だ」 IoT技術で協力訴え
2016.7.31 17:51更新
http://www.sankei.com/world/news/160731/wor1607310017-n1.html

沖縄県石垣市を訪れた台湾の李登輝元総統(93)は31日、全国青年市長会の関係者や一般の入場者ら約500人を前に「地方から発信する日台交流の深化」と題する講演を行った。李氏は台湾と石垣島の農業交流の歴史をひもとき、今後はIoT(モノのインターネット)技術で経済協力すべきだと訴え、「アジアで最も民主化が進み、人権や平和を重んじる日台は運命共同体だ」と強調した。

 李氏は、日本統治時代の台湾から石垣島に移ってきた農民が、水牛を使った開墾やパイナップル栽培、缶詰製造を導入して農業を発展させたと紹介。この交流モデルを現代に当てはめ、IoT技術で日本が最先端の研究開発を、台湾が半導体の量産を担うことで「(IoTでの)世界市場制覇も夢ではない」と話した。

 また、これにより日台双方は「雇用も増えて国内総生産(GDP)成長率で3〜4%増を維持できる」と述べ、協力拡大を訴えた。

 李氏の訪日は2000年の総統退任後、8回目。昨秋以降、体調がすぐれなかったが今春には回復し、5月20日の蔡英文総統の就任式などに出席している。李氏は3日、台湾に戻る。(河崎真澄)

91NAME:2016/08/03(水) 21:18:53
日本統治時代の資産を回収せよ 台湾で国民党の「不当」財産回収法が成立
http://www.msn.com/ja-jp/news/other/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%B5%B1%E6%B2%BB%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E8%B3%87%E7%94%A3%E3%82%92%E5%9B%9E%E5%8F%8E%E3%81%9B%E3%82%88-%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E3%81%A7%E5%9B%BD%E6%B0%91%E5%85%9A%E3%81%AE%E3%80%8C%E4%B8%8D%E5%BD%93%E3%80%8D%E8%B2%A1%E7%94%A3%E5%9B%9E%E5%8F%8E%E6%B3%95%E3%81%8C%E6%88%90%E7%AB%8B/ar-BBuPibL

台湾の立法院(国会に相当)は25日夜の本会議で、野党、中国国民党が終戦後、台湾で取得した日本統治時代の資産の回収を目的とした法案を与党、民主進歩党などの賛成多数で可決した。行政院(内閣)に「不当党産処理委員会」を設置し、施行1年以内に調査・回収を行う。

 国民党の巨額の資産は政治的影響力の源泉とされ、1月の総統・立法委員(国会議員)選で大敗した同党にとり、さらなる打撃となりそうだ。(台北 田中靖人)


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