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ムネオ日記そのまんま

1エノモト武揚人:2010/02/05(金) 22:38:06
2010年2月5日(金)
鈴 木 宗 男

 小沢幹事長不起訴、石川代議士ら3人起訴がテレビ、新聞等のメディアが大きく取り上げている。
 その中で、「検察は国民に説明を 土地購入原資明示せず」という東京新聞1面記事に目がとまる。読者の皆さんにも、是非とも冒頭部分に目を通して戴きたい。

 東京地検特捜部は石川知裕ら3人を起訴 小沢一郎民主党幹事長を不起訴として、小沢氏の資金管理団体をめぐる捜査を終結した。特捜部長は『土地購入の原資の隠ぺいを図った犯罪だ』と明言しながら、原資を明示しなかった。事件の核心部分を公表せず、『実質犯だ』と事件の悪質性を強調しても、これでは国民の納得は得られまい。

と書かれている。
 佐久間特捜部長は記者会見で、「原資は解明できたのか」との問いに、「原資が何も分かっていなければ、起訴とならない。(土地代金の原資となった)4億円は、陸山会の前に一度、小沢議員に帰属している。どういうカネかは公判で明らかにする」と答えている。「この4億円は、一部はゼネコンからのものか」との問いに、「それは言えない」と答えている(読売新聞31面より)。
 ゼネコンからの不正な金、裏金だとさんざんリークし、報道させておきながら、なぜこの点を明らかにできなかったのか。一方的な頭づくりで、間違った情報、先入観でスタートしたのではないか。
 起訴された石川議員は昨夜、弁護士を通じ、次のコメントを出している。

 一部に報道されるような不正な資金を受け取ったことは断じてないことを誓います。

 石川議員はここまではっきりと言い切り、小沢幹事長もゼネコンからの不正なお金は受け取っていないと終始断言してきた。これについての説明を検察がしないところに、検察に対する不信感が募ってくるところである。
 検察官といえども神様ではない。間違った判断、思いこみもあるだろう。
 ここは潔さを示し、説明責任をしっかり果たして戴きたい。何よりも、検察官である前に人間としての心をもって、その職責を全うしてほしいものである。
 河上和雄元東京地検特捜部長・最高検公判部長は、「今後も臆せず政界捜査を」と、読売新聞10面で語っている。
 特捜は政治家を捜査するためにあるのか。何を考えているのかと言いたい。
 この様な頭づくりだから冤罪が起きるのである。この河上某(なにがし)は、私が逮捕される直前もその後も、「鈴木は選挙区では人気がない。政治家としての復活はない」と、テレビで堂々と言い放っていた。お会いする機会があるならば、何を基準に、何を基に、何の資格で、公の電波でそんなことを言うのかとお尋ねしたいものである。
 民主主義は信用、信頼関係が一番である。権力を背景に、権力をカサに着て生き、今もそれにすがって生きている者と、額に汗し、声なき声を背に生きてきた者との差を感じながら、思い上がって生きている者と、叩かれながらも正直に生きている者と、どちらの人生が良かったのか、お天道様が見てくれているとしみじみ思うものである。
 もう一点、今日の新聞で指摘したいことがある。
 今日の産経新聞1面に、近藤豊和社会部長の「ほくそ笑むのはまだ早い」という見出し記事がある。その最後の方に、次の様に書かれている。

 小沢氏の不起訴の観測が一気に拡大した2日夜。小沢氏側関係者たちは早くも「勝利宣言」をあちこちでし始めていた。この日昼、衆院本会議場で鈴木宗男衆院議員とほくそ笑む小沢氏の姿を報道各社のカメラがとらえていた。

 この社会部長にお尋ねしたい。あなた達が産経新聞誌上で、水谷建設から小沢幹事長へお金が行っていた書いたことは正しかったのかと。

○産経新聞の見出し例
・水谷建設から「裏献金」の3日後 石川容疑者 5000万円口座へ
(1月17日付 29面)

・水谷建設元経理幹部 「裏金1億円用意」 小沢事務所あてと指示
(1月26日 23面)

・水谷建設裏献金 授受現場に同席者 「紙袋渡すの見た」証言
(1月27日付 27面)

158エノモト武揚人:2010/08/25(水) 21:20:32
2010年8月25日(水)
鈴 木 宗 男

 8時から講演。
 10時過ぎに議員会館に入り、陳情やお客さん対応、週刊誌、雑誌、テレビの取材を受ける。講演も取材も、民主党代表選挙のことばかりである。
 昨日、鳩山前首相と小沢先生が会談され、今日は17時から鳩山前首相と菅首相の会談が行われる。鳩山前首相の精力的な動きが目に付く。
 小沢さんは直接何も発信していないが、期するものはあるだろう。鳩山さんの言う挙党態勢は当たり前のことで、これは菅代表が考え、判断することである。
 自己保身、今のポストに甘んじていたら、秋の臨時国会、来年の通常国会は立ちゆかなくなると、鳩山前首相は心配しての動きだ。解散総選挙に追い込まれると、また政権交代である。この愚(ぐ)は避けなければならない。
 菅首相の知恵の出しどころではないか。あわせて、取り巻きの人達の胆力が那辺にあるか、問われるところである。
 今日、明日の動きが、来月の民主党代表選挙に向けて、決定的な流れができあがるのか。
 18時半から埼玉県富士見市で、小宮山泰子衆議院議員の会合で講演する。

159エノモト武揚人:2010/08/26(木) 19:58:10
2010年8月26日(木)
鈴 木 宗 男

 今朝、小沢一郎前民主党幹事長は、決然と民主党代表選挙に出ることを表明した。
 「待ちに待っていた」と快哉(かいさい)を叫ぶ人も多いことだろう。菅直人首相と小沢前幹事長による堂々たる民主党代表選挙は、国民の関心を惹くことになる。何と言っても、政権党民主党の代表イコール内閣総理大臣である。
 かつて自民党は、総裁選挙を党勢拡大、党のPR、基盤強化に使ってきた。政権党の成せる技であった。
 今は民主党が政権党である。よく政策議論を期待するという声があるが、同じ政党の中で同志である以上、基本的な政策ベースは変わらない。今求められているのは、政治家としての「志」、「魂の叫び」であり、国民はそれを待っている。
 小沢前幹事長には、是非ともそのことを頭に入れ、国民目線で男の勝負をしてもらいたい。そして次のことを訴えてほしい。
 一つは、「悪い円高をやめさせること」である。
 かつてのアメリカ(ドル)、ヨーロッパ(ポンド、今はユーロ)のブロック経済を想い出させる今の流れを、ありとあらゆる手を尽くして是正しなくてはならない。増税ではなく、円高是正が日本の危機を救うのである。
 二つ目は、「対米自立」である。
 沖縄普天間問題では、沖縄の民意を正確にアメリカに伝え、「政権交代した以上、自民党時代の合意を丸呑みできない」、「アメリカの言いなりにならない」とはっきり言うべきである。また、米海兵隊のコンパクト化を日米で協議するのだ。そのことが日米同盟の強化につながる。正しいことを率直に言うことが、更なる日米関係の向上に繋がると考える。
 三つ目は、「官房機密費の透明化」だ。
 国民の尊い税金の結晶であるお金を、選挙等、下世話なことには使わず、テロ防止や外交等、国家のために使うことを国民に明らかにした方が良い。自民党政権は機密費を国民に隠してきた。国民に機密費の情報を開示することは、政権交代した一番の証になる。
 今、日本の民主主義は危機に瀕している。小沢前幹事長には、この三つをしっかり主張し、「自分が民主党の代表になれば、国民と共に進んでいく」と高らかに訴えることを進言したい。
 小沢前幹事長の側近からも、出馬に至った説明があり、十分納得した。
 さあ、闘いの時は来た。さあ、交代の時は来た。小沢前幹事長の乾坤一擲(けんこんいってき)のドラマを期待してやまない。
 昼の便で中標津空港に飛び、根室に向かう。
 16時半根室港発でビザなしの四島交流事業に参加し、国後島、色丹島を訪問する。
 27日国後島、28日・29日色丹島を訪問し、30日昼、根室に戻る予定である。

160エノモト武揚人:2010/08/27(金) 18:39:13
2010年8月27日(金)
鈴 木 宗 男

 昨夜9時(現地時間11時、時差2時間)、根室から4時間半で国後島古釜布に予定通り到着。古釜布湾で船内泊。
 べた凪で揺れることもなく、穏やかな航行だった。
 日本時間5時(現地時間7時)に起床して朝食、上陸準備。なぜこんなに早いのかというと、7時(現地時間9時)から入域手続きがあり、ロシア側から関係者が来るためである。国後も良い天気で、この時期にしては例年よりも温かいという。
 8時(現地時間10時)、予定通り上陸し、島内視察に向かう。通信事情の関係で、細かいことは後程お知らせしたい。
 今朝のNHKニュースは、民主党の代表選挙がトップだが、9月1日の告示に向け、更に大きな話題になっていくことだろう。政権党の代表を選ぶ選挙は、イコール内閣総理大臣に繋がる。この日本をどう導くのか、スケールの大きい、国民の琴線に触れる訴えを期待するものである。
 「官僚政治打破」を、民主党は昨年の総選挙でスローガンとして訴え、勝利した。一年経って今尚、官僚の掌に乗っていると国民は見ている。この現状を変えられるのは小沢一郎しかいないと期待する国民の声は多い。ここは自信を持って闘ってほしい。
 「政治とカネ」という下世話な話より、「円高対策」、「対米自立」、「官房機密費の透明性」等、国民にわかりやすい、自民党政権とは違うというところをきっぱりと主張して戴きたい。

161エノモト武揚人:2010/08/28(土) 21:58:02
2010年8月28日(土)
鈴 木 宗 男

 27日9時半、国後島に上陸し、ソロムコ国後島・色丹島地区議会議長兼地区長に行政府で出迎えを受ける。
 地区長は「『軍国主義に勝利した日』の式典に出席するため、退役軍人が国後島にやってきており、そちらに行くので、ウイシロワ副議長に対応させる」と、挨拶だけでいなくなった。ウイシロワ副議長から丁重な歓迎の辞を戴く。
 その中で、「2007年からスタートし、2015年までの計画であるクリル諸島社会経済発展計画は、既に2期目に入り、9年間で180億ルーブル、日本円で約520億円の投資をする。インフラだけでなく、社会保障も進めていく」と、自信満々の説明があった。
 建設中の幼稚園は5億ルーブル(日本円で約15、16億円)、工法、資材、鉄骨、壁パネルは韓国のもので、建設はイルクーツクに本社があるトルードという会社が請け負っているとのことである。
 この会社は、港湾工事も請け負っており、新しいメンデレーエフ空港もダゲスタンのエレクトロランプが元請けで、下請けに入っている。
 島内では韓国の現代のダンプ、ロシアのダンプ、オランダの重機等が動き回っていた。
 地元の関係者は「日本に来て仕事をしてほしい」、「矢板等、日本の資材を使いたい」と言っていた。
 外務省が冷戦時代、ソ連時代の頭づくりでいると、日本の出る幕がなくなってしまう。世界に冠たる日本の応用技術を生かすことが、日本の国益にかない、日ロ関係の発展、領土問題解決への道に繋がると考える。外務官僚ロシアンスクールの意識改革が求められる。
 昼食をとったレストランも、個人経営の立派なお店だった。私も初めての利用だったが、なかなかのつくりである。
 商店街に行っても、品物は豊富で、ヨーロッパのビール、チーズがあり、肉はカナダ、オーストラリア、おかしやケチャップは韓国の物があった。日本の物はと言えば、アサヒビールと資生堂のシャンプーが目にとまった。ここでも日本は陰が薄い。
 北方四島の社会資本整備にどしどし日本が出ていくべきである。日本の高い技術を活かし、示すことで、現地島民の理解を得られる。黙って指をくわえていても、何の前進もない。
 この点、外務大臣は今何が大事か、必要か、しっかり考えるべきではないか。
 ウイシロワ副議長の挨拶の中でも、「特別に鈴木宗男さんようこそ」と言ってくれ、18時からの交流会でも、ノボハトニー・クリル日本センター長は、挨拶の中で「桟橋、ディーゼル発電所、友好の家等々、島に様々な人道支援、貢献をして下さった鈴木先生に感謝します」と言って、記念品を下さった。
 島の人の人情を感じながら、改めて人間関係の尊さ、肌の色、言葉は違っても、「困った時の友人は真の友人」という古今東西変わらない価値を想い出し、領土問題を解決したいものだとつくづく感じたものである。
 新しい流れをつくらないと島は離れていく。トップリーダーの賢明な判断を期待したい。
 今日は色丹島に上陸する。通信事情の関係で、詳細は明日のムネオ日記に載せることにする。
 民主党の代表選挙が連日報道を賑わしている。今朝のNHKニュース、6時、7時ニュースは、トップで扱っている。それだけでも、小沢一郎前幹事長の立候補は、民主党に大きな貢献をしていると言える。
 かつて自民党が政権を担っていた時、総裁選挙は党勢拡大、基盤強化に繋がっていった。今は民主党が政権党である。代表選挙を通じて、国民に大いにアピールすべきだ。
 何もしない人より、何かやってくれる人を選ぶべきである。
 小沢一郎前幹事長に期待する人は多い。声なき声、市民の思いをしっかり受け止めて、頑張って戴きたい。

162エノモト武揚人:2010/08/29(日) 22:30:09
2010年8月29日(日)
鈴 木 宗 男

 昨日も好天に恵まれ、8月末、色丹島がこんなにも温かいのかと驚くばかりである。これまで何度も北方四島を訪ねているが、ここにも温暖化の波は確実に来ている。
 日本では今年サンマが不漁だが、色丹島のギドロストロイの加工場もサンマが獲れず、原料不足だと言っていた。
 予定通りに9時半(日本時間7時半)色丹島に上陸。セドイフ穴澗(あなま)村長が出迎えてくれる。穴澗文化会館でセドイフ村長は「19年間、ビザなし交流が進み、特に地震(平成6年の北海道東方沖地震)の後、発電所、小学校、診療所の建設、食糧支援等の人道支援を戴き、困難な時期を生き抜くことができた。鈴木宗男さんに大変お世話になった」と挨拶してくれる。
 今日も良い天気に恵まれ、斜古丹イネモシリの日本人墓地をお参りし、ホームビジット、夕食交流会と順調に日程をこなした。
 最後の行事、夕食交流会でもセドイフ村長は、「ビザなし交流で国会議員はじめ様々なレベルの人が来てくれたが、忘れてはいけない人がいる。我々が一番困難な時に尽力してくれた鈴木宗男氏である」と話し、記念品を用意してくれた。
 改めてセドイフ村長はじめ島の皆さんの友情に感謝したい。
 4年前、国政にカムバックして色丹島を訪問した時も、「島が大変な時、尽力してくれた鈴木宗男先生が来られますので、出席して下さい」と各戸にビラを配り、電柱に張り紙をしてくれたことを想い出し、セドイフ村長はじめ島の皆さんの人情に感激する。
 穴澗文化会館でセドイフ村長は続けて「しかし、時代は変わった。ロシア政府は積極的に島をサポートしてくれる。クリル発展社会経済計画や極東発展計画など、様々なプログラム、子供に対する政策を進め、島と島との交通網や桟橋を整備し、ヘリポートの建設も完成した。島の生活は良くなっている。中央政府、州政府のお陰だ」ときっぱり言い切った。
 確かにお店に行っても、商品は沢山あり、住宅も新しくなり、行政府はじめ公共施設もリニューアルされ、きれいに、立派になっている。改めて10年前、5年前とは様子が違ってきている。
 セドイフ村長は、各種工事、仕事に「隣の人に来てほしい」と、暗に日本に対しての期待感を示してくれた。
 日本政府が意識改革をしないと、やはり日本は取り残され、領土問題は解決しないと、私は深刻に受け止める。ソ連時代の閣議了解や時代に合わない発想では行き詰まる。
 小沢一郎、鳩山由紀夫コンビで、国民の悲願である北方領土問題の解決を実現させてほしいものだ。いや、二人ならばできるし、ロシアも乗ってくる。このラインにかけるしかない。
 小泉政権以後の安倍、福田、麻生政権時代の10年間は、日ロ関係にとってはまさに空白の10年であった。国後島、色丹島を訪ねて、つくづく思うものである。
 チリの炭鉱で地下に閉じこめられている人の姿がテレビに出ている。一日も早い救出を祈るのみである。
 家族に対するメッセージを聞くと、本人の辛さはもちろんだが、家族の心配もまた特別なものだろう。
 科学技術、機械力全てを投入し、ありとあらゆる手を打って33人を助けてほしい。神仏のご加護を願いながら、人智を超えた幸運を重ねて祈るのみである。
 28日、鳩山前首相がモスクワで、「小沢先生にお世話になり、総理になれた。その恩義に応える」と、明確にきっぱりと、毅然とインタビューに応じていたが、迫力のある、「鳩山由紀夫ここにあり」の感がした。
 「鳩山由紀夫前首相にここまで言わせる菅首相に、果たして民主党の代表として党をまとめる資格があるのか」といった声が、ビザなし交流団メンバーの中からも多数聞かされる。
 やはり国民は良く見ていると感じながら、間違いなく国民が沸く、胸躍る代表戦になるものと確信してやまない。

163エノモト武揚人:2010/08/30(月) 21:38:23
2010年8月30日(月)
鈴 木 宗 男

 国後島古釜布湾で現地時間9時(日本時間7時)、出域手続きをし、9時45分根室に向け出航。
 12時15分根室港入港、12時45分記者会見と、今日も天気に恵まれ、予定通りだった。
 8月末というのに、国後島、色丹島も例年にない暑さで、根室も同じである。更に色丹島でも、今年はサンマが獲れないと言っており、根室と同じ状況である。気候変動は何も日本だけではない。
 記者会見で私は、「両島ともインフラ整備が進み、ライフラインもしっかりしている。段々と日本の出る幕がなくなっていくことを心配する。また、ソ連時代の1989年の閣議了解が今の時代に合っているのか、これも冷静に判断し、マスコミの皆さんにはパスを出すとか、経済活動される人には特別な手続きを取るとか、日本の持てる応用技術を活かすべき時ではないか」と言わせてもらう。
 国後島へロシアのビザを取って入った観光客も、元島民はおらず、皆年配者で、一度北方領土を見ておきたかったという単純な動機だったそうだ。
 いずれにせよ、今のままでは島は離れていくばかりである。ここは政治判断で、思い切ったカードを出していくしかない。
 釧路空港15時55分発で札幌丘珠空港に向かい、18時から新党大地結党5周年記念式典を行う。
 7月の参議院選挙に北海道選挙区から出馬し、大地が推薦し、当選した徳永エリさんも駆けつけてくれる。新党大地の命名者である松山千春さんも勿論来て下さり、ご挨拶を戴く。
 平成5年以降、色んな政党ができては消え、またできてはなくなっていった。新党大地は「大地に還り、大地に学ぶ」を理念とし、「アイヌ民族の権利確立」を訴え、北海道のリージョナルパーティーとして北海道にこだわり、やってきたこの5年間である。
 アイヌ民族を先住民族として、一昨年6月6日、政府は初めて認めた。これも新党大地がリードしたものと自負している。
 2回の選挙で議席を得て、お陰様で今は与党の一員として、国会では外務委員長である。
 この5年を振り返りながら、心ある仲間、支援者に、後援して下さる皆さんに、心から感謝とお礼を申し上げさせて戴く。
 途中から、8月4日、院議を持って表彰された衆議院議員25年の永年勤続のお祝いもして戴き、有難い限りである。
 北方領土返還をライフワークとしてやってきた私である。今日、国後島、色丹島から帰り、その日に新党大地5周年、永年勤続25年の会ができ、巡り合わせに感謝したい。
 松山千春さんはじめ、いつ、どんな時でも私を応援してくれたかけがえのない後援者、秘書、事務所スタッフ、何よりも最強の家族に改めて頭を下げるだけである。
 昨年の今日、歴史的な政権交代の投票日であった。あのドラマを民主党の代表選挙を通じて、今一度国民に訴えて戴きたい。私は側面から私なりのサポート、アドバイスをしていきたい。
 声なき声を、小沢さんや鳩山さんに伝えていきたい。

164エノモト武揚人:2010/08/31(火) 21:00:56
2010年8月31日(火)
鈴 木 宗 男

 民主党代表選挙がテレビ、新聞を賑わしている。これだけでも、政権政党になった民主党の代表選挙が、日本のトップリーダーを選ぶことに繋がるという重みが伝わってくる。
 野党時代の民主党代表選挙がこれだけ話題になり、取り上げられただろうか。過去を振り返りながら、民主党国会議員は政権与党の責任を果たすべきである。
 昨日、新党大地結成5周年の会を札幌で行ったが、多くの人から「これからも頑張って下さい」、「これからも応援します」、「ムネオさんの不撓(ふとう)不屈(ふくつ)の精神を、私も見習っていきます」等々の有難いメッセージを戴く。
 「たった一人で何ができるのか?」という声もあったが、知恵や経験、地頭(じあたま)でできるのである。アイヌ民族の権利を確立、先住民族として認めることも、誰よりも私が取り組んできたのである。
 沖縄密約、核密約についても、今年の通常国会で明らかにすることができた。
 官房機密費の透明性確保、公開についても、徐々に間口が開いてきている。
 私は声なき声をしっかり受け止めて、決意を新たに、我が道を歩んでいく。
 この5年間、ご支援賜った北海道の皆さん、全国の後援者に、心から感謝したい。

165エノモト武揚人:2010/09/01(水) 19:50:30
2010年9月1日(水)
鈴 木 宗 男

 民主党代表選挙は昨夜、菅代表、小沢前幹事長がそれぞれ記者会見をし、出馬表明した。堂々たる横綱相撲となるよう、期待したい。

 「今の日本を私ならこうする」、「官僚政治ではない、国民本位の政治にします」と、大いなる「志」と「理念」を訴えてほしい。国民は耳目を熱くすることだろう。いやが上にも関心は高まっていく。

 民主党にとっても、国民に理解して戴く絶好の機会になる。この最高の舞台を作っただけでも、小沢さんの立候補は大きな価値がある。この点、好き嫌いは別として、民主党の国会議員、党員、サポーターは等しく評価して良いのではないか。
 
 昨日も触れたが、野党の時の代表選挙と、政権与党での代表選挙は全く違う。「代表選挙になれば党が分裂する」と心配する声も聞かれたが、それならばこれまでに何回も代表選挙をしてきて、党が分裂した例があったか。
 
 自民党にしても、激しく総裁選挙を行っても、終わってみれば挙党態勢を取ってきた。民主党も「雨降って地固まる」である。余計な詮索、心配はしない方が良い。

 小沢さんの勇気、男気、日本を思う心が、民主党を救うことになるだろう。

 「最小不幸社会」という、不幸を前提にした考え、発想ではなく、国民に明確で強い政治的意志を訴えるリーダーが今、求められている。「小沢さんに期待します」という声が多数寄せられている。

 また私の処にも、何人もの民主党国会議員、地方議員から相談がある。私なりに的確にアドバイスし、それぞれ理解を得る。

 こういう時は、人間関係がモノを言う。普段が大事である。この二週間、新しいドラマが展開される。

 昨日、小沢前幹事長の出馬を確認して、成田から北京経由でモスクワに向かう。衆議院からの「ロシア及び中央アジア各国等政治経済事情調査議員団」の団長としてである。

 一行は既に昼の便でモスクワに成田から直行しているが、私は昨日、私なりの動きをし、遅れての出発となったのだ。

 機中泊で早朝4時過ぎにモスクワ到着。メンバーと合流し、モスクワでの仕事をする。

 北方四島から帰ってすぐの強行軍だが、お陰様で体調は良好である。ありがたい限りだ。

166エノモト武揚人:2010/09/02(木) 20:36:40
2010年9月2日(木)
鈴 木 宗 男

 民主党代表選挙、昨日の共同記者会見、読者の皆さんはどう受け止めたでしょうか。
 私の処には、「小沢さんは堂々としていてオーラが感じられた。菅さんは落ち着きがなく、何かオドオドしている感じだ。菅さんは『小沢さんは予算委員会でも座っていられるのか』と、とても品がなかった。それに引き替え小沢さんは、政治とカネについても『一年調べられたが何もなかった。誠実に答えている』と淡々と述べられ、とてもわかりやすかった」という声が多数あったと連絡が入る。
 残念ながら、中央アジアなのでテレビは観られないが、二人のそれなりの情景が頭に浮かんで来る。逆に臨場感が出て、なるほどと思う。
 これから討論会、テレビ出演とそれぞれアピールすることになるが、40年以上衆議院議員として要職をこなし、様々な修羅場、経験をしている小沢さんには、地頭と胆力がある。自信を持って頑張って戴きたい。
 出張先から関係者と良く連絡を取り合っているが、皆一生懸命である。乾坤一擲(けんこんいってき)の闘いを制しなくてはならない。元気の出る日本にするためにも。世界に責任を持つ日本にするためにも。
 夜中0時10分(日本時間5時10分)モスクワを発ち、5時半(日本時間8時半)カザフスタンの新首都アスタナに到着。黒川紀章さん設計の空港ビルが素晴らしい。
 石油、ガス、ウラン、レアメタル等々、資源大国カザフスタンは、21世紀、中央アジアの大国として存在感を示している。資源なき国家日本にとって、大切な国である。

167エノモト武揚人:2010/09/03(金) 22:02:49
2010年9月3日(金)
鈴 木 宗 男

 民主党代表選挙に立候補した小沢一郎前幹事長と菅直人首相の公開討論会が昨日、日本記者クラブ主催で行われ、その内容がアスタナにFAXで事務所から届けられる。
 小沢さんは「官僚まかせの政治行政ではなく、政治家が主導する政治を実現する」と訴え、菅さんは「お金にまみれた政治文化を変えなければいけない」と言っている。
 菅さんはいつも「クリーン」と、お金のことに触れているが、民主党の代表選挙イコール内閣総理大臣を選ぶことである。他人の揚げ足を取るより、「この日本をどうする」といった話を国民は期待していると思う。
 その点小沢さんは、「日本人の精神的な崩壊が始まっている」と、節度と道義を重んじる日本の良き文化伝統を取り戻したい、今日本にとって極めて大事な「心」を取り戻そうと訴えている。まさにトップリーダーにふさわしいスタンスである。
 明日はどんな議論になるのか、中央アジアから注目したい。
 昨日はカザフスタン下院のムハメジャノフ議長、サウダバエフ国務長官兼外相、ジョルシベコス下院国際問題委員会委員長とそれぞれ会談。日本、カザフスタンの更なる関係強化について良い話し合いができた。
 ムハメジャノフ下院議長は、11月末、横路議長の招待で来日されるので、タイミングの良い訪問だった。
 アスタナの美しく、そして神秘的な夕焼け、朝日の昇りを見ながら、中央アジアの大国として、これから益々発展するであろうと実感した。
 7時15分(日本時間10時15分)アスタナ発でアルマティに向かう。
 11時アマルティ発でタジキスタンの首都ドゥシャンベに行く予定だったが、なんと飛行機は二時間遅れ。慌ててタジキスタン政府高官との日程を調整してもらうことにする。
 詳細は明日のムネオ日記に記したい。

168エノモト武揚人:2010/09/04(土) 21:06:50
2010年9月4日(土)
鈴 木 宗 男

 昨日予定より二時間遅れでタジキスタンの首都ドゥシャンベに到着。
 平成14年1月、外務省の出張駐在官事務所の開所式に来て以来、8年ぶりの訪問である。
 15時(日本時間19時)から旧知のラフモン大統領と会談。大統領は、「元気でしたか。心配していました。どんなことがあっても私達は友人です。正義は必ず勝ちます」と熱く話してくれた。
 思えば2002年6月19日、国策捜査で逮捕され、東京拘置所にいた2003年3月、来日したラフモン大統領から、「私達は友人です。何も変わることはありません。お身体に気をつけて下さい。祈っております」と激励のメッセージを戴いたことを思い出し、胸が熱くなった。
 振り返れば1998年7月20日、国連政務官であった秋野豊さんがタジキスタンで殉職される事件があったが、それがタジキスタンとのつながりの始まりである。
 97年7月、小渕恵三先生が中央アジアを回った際、私も同行し、秋野さんも一緒だった。9月11日、橋本改造内閣で小渕先生は外相に就任し、私も入閣した。翌年の参議院選挙で橋本総理が退陣し、小渕首相が誕生したが、その直前の不幸な出来事だった。
 私は官房副長官に横滑りし、秋野さんの葬儀等に関わることになった。
 2000年7月、2001年10月、2002年1月とタジキスタンを訪問し、ラフモン大統領と会談する機会が増えた。
 2001年9月11日、アメリカで同時多発テロが起き、10月7日、アメリカはアフガンを空爆した。その時私はタジキスタンにおり、翌8日、ラフモン大統領と会談した時、ラフモン大統領は制空権、地上基地をアメリカに提供すると発言され、「日本からアメリカに伝えてほしい」と言われた。私はこのことを当時の福田官房長官にすぐ連絡したものである。
 あの日、CNNは一日中私のぶら下がり記者会見を流したものだった。
 そのことをラフモン大統領に話しながら、この8年間を思い起こし、感慨無量であった。
 ラフモン大統領は「鈴木先生はタジキスタンにとって大事な人です。我々が困難な時、人道支援等様々なことに協力してくれました。そのことは忘れません。今後とも宜しくお願いします」と言われた。中央アジアの安定の為にも、地政学的にも、重要な位置にあるタジキスタンである。アフガニスタンの復興、安定にも、隣国タジキスタンが果たす役割は重い。
 同行の外務委員会の理事さん達も良く理解したことだろう。一緒になって行動していきたい。
 ザリフイ外相、ズフロフ下院議長とも会談し、それぞれ温かいお言葉を戴いた。
 19時からズフロフ議長主催の夕食会が、ヴァルゾフ渓谷内大統領別荘であり、自然の中で立派な施設、素晴らしいタジク料理に驚いた。何よりも「人間味」という、何とも言えない味に感激した。
 外交も人であり、積み重ねであるとつくづく思いながら、権力の世界、色んなことがあるものだと自分に言い聞かせる。
 「生きていれば良いことがある」、「生きていれば逆転もある」と思いながら、今こうして活動できるのも心ある後援会の皆さんのおかげであり、中央アジアの空の下から、ただただ感謝したい。

169エノモト武揚人:2010/09/05(日) 19:45:09
2010年9月5日(日)
鈴 木 宗 男

 昨日(4日)は、秋野豊国連政務官慰霊プレートに献花する。
 12年前のことになるが、有為な人を失ったと、今更ながら慚愧(ざんき)に堪(た)えない。運命とは言い難い、世の無常を恨むものである。
 その後JICA事務所を訪問し、激励方々、活動状況を聞く。日本からの無償資金協力で器材が入っている産婦人科研究所、デイアコフ病院を視察し、昼からは考古学博物館、日本の大使館等を見て回る。
 19時から日本・タジキスタン議員連盟の国会議員と会食。
 今日はホテルを5時半(日本時間9時半)に出て、ドゥシャンベからアフガニスタンの首都カブールに向かう。カルザイ大統領はじめ政府要人と会談する予定である。治安状況が懸念されているので、慎重に行動したい。
 時差と通信事情の関係で、詳細は明日のムネオ日記で報告したい。

170エノモト武揚人:2010/09/06(月) 09:10:36
(つづき)

 昨日21時(現地時間)、今年4月に誘拐・拉致されていた常岡浩介さんが5ヶ月ぶりに解放された。
 カルザイ大統領の尽力によるもので、今日の12時に会談した際、心から感謝申し上げる。
 13時、在アフガニスタン日本大使館で常岡さんとお会いする。とても元気そうなお姿に安心した。
 常岡さんによると、拉致されてからも食事は三度あたり、暴力はふるわれなかったとのことである。ただ、一番辛かったのは5月29日、現地人がスパイ容疑で捕まり、その二日後に処刑された時だったそうだ。その時は常岡さんも、「自分はどうなるのか」と不安で一杯だったそうだ。
 また、常岡さんを誘拐したのはビズビ・イスラミという軍閥の一つであるとのことだ。ただ、常岡さんと接していた兵士は好意的で、温厚な対応をとってくれたとのことである。
 5ヶ月間誘拐されていたとは思えないくらいお元気で、それだけでも良かったと思う。邦人の尊い命が救われて安心した。
 今日はカブールからインドのニューデリーに飛び、そこから成田に飛び立つ。6日(月)、日本時間7時25分成田着の予定である。

171エノモト武揚人:2010/09/06(月) 19:44:49
2010年9月6日(月)
鈴 木 宗 男

 昨日はタジキスタンのドゥシャンベから小型機をチャーターし、アフガニスタンのカブールに到着。8時半(日本時間13時、時差4時間半)、ラスール外務大臣、9時10分ワルダック教育大臣、10時ラヒーミー農業灌漑牧畜大臣、12時カルザイ大統領をそれぞれ表敬し、会談する。
 カルザイ大統領はじめ各大臣は日本の支援に心から感謝しており、国民の税金を一円たりとも無駄に使わず、透明性をしっかり確保して有効にアフガニスタンの平和と復興に役立てていきたいと、並々ならぬ決意が表明された。この姿勢を多とし、カルザイ大統領の指導力に期待したい。
 13時に5ヶ月ぶりに解放された常岡浩介さんと面会。何よりも無事で良かった。カルザイ大統領が親身になって粘り強く交渉してくれた賜物で、この点、昨日心からお礼申し上げた。
 常岡さんの精神力、巡り合わせ等、様々な要因が重なっての今回の解放であるが、本当に良かった。
カブールからニューデリーへの便が2時間遅れとなり、一時はどうなるかと心配したが、19時35分(日本時間23時05分、時差3時間半)発のJAL便にうまく乗り継ぎ、7時半、成田に予定どおり到着。
 3泊7日(3日機中泊)の強行日程だったが、「衆議院ロシア及び中央アジア各国等外交政治経済事情調査議員団」としての目的はきちんと果たすことができた。
 成田から議員会館に直行する。待っていたかの様に、早速民主党代表選挙の相談を受ける。私なりに関係者に連絡をし、それぞれ感触を得ているが、この一週間しっかり固めていかなくてはならない。
 テレビ、新聞はじめ、マスメディアも連日代表選挙を大きく取り上げており、これだけでも小沢前幹事長の出馬は民主党を救うこととなった。政権党の代表選挙の重みを、民主党関係者等しく認識したことだろう。大きな前進である。

172エノモト武揚人:2010/09/07(火) 19:49:03
2010年9月7日(火)
鈴 木 宗 男

 9時半から鳩山前首相とお会いし、民主党代表選について意見交換する。
 鳩山前首相は明日モスクワに旅立つので、今夕のグループでの会合で、今一度念を押していくとのことであった。
 明日のモスクワ行きは、10日のヤロスラベリ国際フォーラムに菅首相に代わって挨拶するためである。日ロ関係についても話したが、鳩山前首相と私の考えは基本的に同じである。北方領土問題解決は、鳩山前首相の力なくしてありえない。これからも鳩山前首相の存在感は高まっていくことだろう。
 菅首相は昨日午後から民主党代表選挙で支持を得るべく、のべつ幕なし電話をしているという情報が入る。間違いなく小沢さんだという人にも電話をかけ、受けた本人がびっくりしたという話も入ってくる。貴重な尊い電話を戴いた人から、私にも連絡が入る。
 熱心なことは大切であるが、それほど電話をかけるのなら、アフガニスタンのカルザイ大統領になぜいの一番に、常岡浩介さん解放についてお礼、感謝の電話をしないのか。5ヶ月間拘束されていた常岡さんが無事解放されたのである。しかもカルザイ大統領の親身に勝る尽力による結果である。
 そのカルザイ大統領に間髪入れずにお礼を言うのが人の道ではないのか。心ない人が代表選挙で如何に美辞麗句を並べても、人の心、気持ちを知らない様では話にならない。
 菅首相には、失ってはいけない、忘れてはいけない大事な「心」を持って戴きたいと思うのは私だけではないことを、是非ともおわかり戴きたい

173エノモト武揚人:2010/09/08(水) 22:14:46
2010年9月8日(水)
鈴 木 宗 男

 最高裁第一小法廷から11時半、「上告を棄却する」という特別送達が自宅に届いたと家内から連絡が入る。
 昨夜から今朝にかけて、マスコミ関係者から最高裁が特別送達を出したという話があったので、心の準備はできていた。最高裁の理由は、職務権限にだけ触れて、政治資金規正法違反、議院証言法違反については何も触れていない。
 検察が善良な市民を密室で誘導し、でっち上げの調書を作り、その調書を持って判決を下す裁判所が、真に公正公平で、真実を明らかにする司法としての責任を果たしているのかどうか、疑問である。いや、果たしていないと言った方が正しいだろう。公判で「賄賂はもらっていません」と言うと、判決文では「反省の情皆無」と一方的に断じる裁判所も、官僚化しているのである。
 読者の皆さんに、やまりん事件の山田哲社長が東京高等裁判所に出した陳述書の一部を紹介したい。

 私を取り調べた吉田正喜検事(以下、吉田検事といいます)から「業者が政治家にお金を渡すのは『お礼』か『お願い』しかない」とこまごまと説明され、「どちらなのだ」と言われて、この件は「お礼」という趣旨では通らないと思い、「お願い」としてしまったのです。
 やまりん関係者一同の気持ちは、官房副長官就任のお祝いであり、だからこそ、官房副長官室で堂々と祝儀袋を机の上に並べたのであり、賄賂だと思っていたとすれば、人の出入りのあった官房副長官室でそのようなことをすることにはならないと思います。

(中略)

174エノモト武揚人:2010/09/08(水) 22:15:38


 平成15年に裁判所で証言する前に、証人尋問の4日前から毎日東京地検に出向いて尋問のリハーサルを行いましたが、その際、吉田検事から不正な行為の働きかけをお願いした旨の答えが予め書き込まれた尋問事項書を渡され、答えに間違いはないか何度も念を押されたからです。
 なお、用意された尋問事項書は、リハーサルの終了時に、返すように言われ、私の手元には存在しません。

 また、島田建設事件では、島田社長が検察のプレッシャーから、公判に証人として出た翌日、脳梗塞で倒れられ、話もできない状態になった。その島田社長が奥さんに話していたことについて、奥さんは陳述書を作ってくれた。一部紹介したい。

 夫の話では、検察官はあらかじめ文章を作っていて、その表現内容が夫の認識と違うと言っても受付けてくれず、どのように対応をしたらよいか困っているということでした。

(中略)

 夫は、納得のいく形での調書を作ってもらえず、そのあげく、鈴木宗男代議士は逮捕され、また島田建設も賄賂行為をした企業とされて9ヶ月の指名停止の処分を受けてしまいました。

(中略)

 俺が検事の言うままにサインしたのが悪かったのかな、申し訳ないことをしたな、などため息混じりに愚痴っていました。

 検察、裁判所が、私が賄賂をもらったと判決しようが、届けた側が明確に否定していることこそが真実ではないか。官僚化し、小さな出世欲にとらわれ、自分のことしか考えない一部青年将校化した検察官、また自分の出世しか頭にない心ない裁判官がいることに、「本当に日本は民主主義国家なのか」と、自問自答するものである。
 弁護士は異議申し立てを10日にするというので、今後のことは弁護士に任せたい。
 私は淡々と、与えられた立場で最後の最後まで仕事をしていく。有難いことに、事務所には非難や批判の電話、FAXはなく、激励の電話、FAXがいっぱいくる。
 8年前と風向きは間違いなく変わっていると実感しながら、声なき声に耳を傾け、絶えず後ろを見ながら、弱い人のために政治があることをいかなる立場でも訴えていきたい。
 「心友」松山千春さんは、報道機関に次の様なコメントを出してくれる。

報道各位様

 今回の鈴木宗男さんに対する最高裁の判決に関しては、大変残念に思います。
 「真実」というのは、なかなか裁判では明らかにならないんだなぁと感じました。
 宗男さんは収監ということになりますが、ガンの再発など無いように健康に気をつけて頂きたいと思います。
 また家族や事務所のスタッフなど周りにいる人たちも心配です。自分にとって宗男さんという人は、自分がどんなに傷ついたとしても守りたいと思う人ですので、出来る限りのことをさせて頂こうと思っています。
 自分はこれからも鈴木宗男さんを信頼し、支持していきます。

 国政選挙ではありませんが、次の総理大臣が決まる選挙をやっているこの時期に判決が出るのが不可解であると同時に、あらためて、この判決には権力側からのメッセージ性を感じましたし、怖いなぁと感じました。

 次の総理大臣はどのかたになるのか判りませんが、権力を持つことがどういうことかを正しく理解して頂けるかたに総理大臣になって頂きたいと思います。
 権力は本来国民の正義の中にあるはず。だからこそ裁判員制度もでき、国民も参加しているのですから。国民の方も関心をもってどこに正義があるのか、また「真実」を見抜く、何事にも左右されない、正しい力を持って頂きたいなと感じました。

 これからも変わらず音楽活動などを淡々とこなしていきますが、フォークシンガーとして、もっともっといいものを作って、皆さんに訴えていきたいと思います。
 ますます燃えてきました。
松山千春


 「困った時の友人こそ真の友人」。千春は別格だと手を合わせるのみである。

175エノモト武揚人:2010/09/09(木) 20:37:49
2010年9月9日(木)
鈴 木 宗 男

 昨日の今日であるが、事務所には昨日から今日にかけて何十人もの代議士、参議院議員が来てくれる。仲間は有難いものである。また、FAX、激励の電話が沢山くる。
 8年前の逮捕の時は、事務所のFAXは止まらず、電話も非難、中傷で鳴り止まなかったそうだ。世の中冷静になり、今は流れは変わったと実感する。
 「検察と最後まで闘いましょう」、「裁判所が本当に公平、公正に機能しているか、国民がしっかりチェックする目を持つことが大事です」、「今回の件で裁判所不信になりました」、「正直に生きていれば、必ず神様が見ています。一度ならず、二度も奇跡を呼び起こしたムネオさんです。必ずこの先三度目の奇跡を起こしましょう」等々、有難いメッセージを戴く。
 心ある多くの人に感謝しながら、私は堂々と胸を張って、鈴木宗男の道を歩いていく。
 「生きていれば良いことがある」、「生きていれば逆転もある」、「命まで取られることはない」と自分に言い聞かせ、「今に見ていろ」の裂帛(れっぱく)の気合いを持って生きていく。
 民主党代表選挙、今日の札幌での街頭演説会は、1万人もの人が集まったそうだ。「小沢さんに対する拍手が圧倒的に多く、横綱相撲だった」という連絡が入る。
 北の大地・北海道から、小沢さんの流れが出てくることだろう。昨年の総選挙でも、「北海道からチェンジ!」を果たしたのだから。

176エノモト武揚人:2010/09/10(金) 21:38:10
2010年9月10日(金)
鈴 木 宗 男

 郵便割引制度を悪用し、偽の証明書を発行したとされた事件で、虚偽有印公文書作成の罪に問われていた村木厚子元厚生労働省雇用均等・児童家庭局長の判決公判が今日行われ、無罪判決が下された。本当に良かった。

 村木さんは、本日発売の月刊文藝春秋10月号に「私は泣かない、屈さない」というタイトルの手記を寄稿している。その最後の部分で村木さんは検察について次の様に述べている。

 予断を持たずに、冷静で、丁寧で、徹底した捜査をやっていれば、このような間違いは起こらなかったんじゃないでしょうか。そういう捜査をやるように努力して欲しいし、間違いがあってもすぐに軌道修正できる組織であっていただきたい。無罪判決が出たら、控訴していつまでも争うのではなく、検察自身にどうしてこうなったのか検証して欲しいんです。

 この考えは正しいし、私も支持する。

 村木さんの事件も、検察が自分でストーリーを作り、でっち上げの調書を作成した、いわば“作られた事件”である。

 この村木さんの事件を担当したのは弘中淳一郎弁護士である。弘中先生は私の担当弁護士でもある。その弘中先生は、「鈴木さんの事件も村木さんの事件も同じです」と言っていた。

 検察は、この事件に関わった人を誘導し、検察に都合の良い調書を作り上げており、それが如何にずさんでいい加減なものか、明らかになっている。

 私のやまりんあっせん収賄事件に関し、やまりんの山田哲社長は「調書は検察に誘導されました」と、裁判所に陳述書を出している。島田建設贈収賄事件でも、島田建設の島田光雄社長の奥さんは「夫の話では、検察官はあらかじめ文章を作っていて、その表現内容が夫の認識と違うと言っても受付けてくれず、どのように対応をしたらよいか困っているということでした」という陳述書を出している。

 私の場合、一審、二審の裁判官は「公判での証言よりも調書の方が信ぴょう性が高い」と、判決で述べた。裁判官自らが、真実を明らかにすべき場である神聖な法廷を否定する考えでいることは納得できない。私の場合、そんな裁判官によって判断を下されたのである。

 今回の村木さんの場合は、裁判の過程で弘中先生の手腕によって検察のシナリオ・ストーリーが崩れたのである。しかし私の場合は、公判での証言は検察が作った調書より信ぴょう性が低いとみなされた。私の場合と村木さんの場合には、この様な裁判官の見立て、受け止め、人間性に大きな差があった。

 検察が密室で作った調書の方が、なぜ公判での証言よりも信ぴょう性が高いと言えるのだろうか。そうでないことは、村木さんの事件でも明らかだ。私の裁判を担当した裁判官に、今回の村木事件の裁判官の様な見識があれば、また別の決定が下されたのではないかと、私自身悔しい思いで一杯である。

 とにもかくにも、今日の村木さんへの無罪判決は本当に良かった。
(つづく)

177エノモト武揚人:2010/09/10(金) 21:39:34

 今日の東京新聞22面の「こちら特報部」は、「鈴木宗議員収監へ なぜこの時期 郵便不正判決、民主代表選出の前… “司法批判”に先手? 『政治的意図』割れる見方」という見出しである。以下、その内容を読者の皆さんにご紹介したい。

 最高裁決定のタイミングについて、ジャーナリストの江川紹子氏は「なぜ14日の民主党代表選終了まで待てなかったのか」と首をかしげる。

 「鈴木氏は小沢氏を押す立場にある。政治が動いている時は、さまざまな憶測を呼ばない配慮があっていい。その方が司法の判断は(国民に)素直に受け入れてもらいやすいはずだ」と指摘する。

 郵便不正事件で虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省の村木厚子元局長の裁判では、捜査段階の供述が次々に覆され、地裁は多くの調書を「検察の誘導で作成された」として証拠採用しなかった。

 危機管理コンサルタントの田中辰巳氏は「元局長に無罪判決が出れば、冤罪だとの議論や検察批判が起こるだろう。悪を裁くことへの信頼が揺らげば社会不安につながる。社会のあり方を注視する裁判所が、社会不安が起きる前に検察も正しいことをしていると示そうとした可能性は十分にある」として、郵便不正事件の影響があると推測される。

 最高裁は決定過程を公開しておらず、説明責任もない。元検事で名城大学教授の郷原信郎弁護士は「根拠がないので最高裁に政治的意図があったとまではいえないが、なぜこの時期なのか、何らかの政治的配慮があったのだろうかという疑いを持たれても仕方がない」と話す。

 一方、ジャーナリストの大谷昭宏氏は「手続きを踏んで、粛々と結論を出しただけだろう。検察と違い、裁判所は独立機関としての良さというか、鈍さがあり、政治的な意図はあり得ない。今回の間の悪さは、逆に裁判所が極めて政治から遠い位置にあることを証明したともいえる」とみる。

 「裁判所は、政治の動きを気にして判決や決定を出すところではない。小沢氏をやっつけようなどという政治的な意図があるわけがない」と断定するのは、元東京地検特捜部長の河上和雄弁護士。ただ、上告から2年7ヶ月も経過したことについては「膨大な裁判資料を整理、分析するのに時間を要することや、国民に選ばれた現職国会議員なので判断が慎重になる点を考慮しても、遅すぎる。『遅れた判決は無きに等しい』という言葉があるが、もっと早く結論を出してもよかった」と話す。

 政治評論家の屋山太郎氏も「いつまでも収監しなければ裁判を行った意味がない。郵便不正事件の判決や民主党代表選は、最高裁決定のタイミングに関係ない」という。
(9月10日付東京新聞22面)

(つづく)

178エノモト武揚人:2010/09/10(金) 21:40:54
また、23面に掲載されている佐藤優さんの「本音のコラム」も興味深い。是非、参考にして戴きたい。

 7日、最高裁判所第一小法廷が鈴木宗男衆議院外務委員長(新党大地代表)の上告を棄却した。鈴木氏の弁護人は異議を申し立てるそうだが、過去の例で異議が認められたことはない。近く懲役2年の実刑が確定し鈴木氏は刑務所に収監される。

 最高裁判所は最高政治裁判所でもある。10日に大阪地方裁判所で村木厚子元厚生労働省局長の無罪判決が予想されている。そうなれば世論の特捜検察の取り調べに対する疑念と批判がかつてなく強まる。また14日の民主党代表選挙で小沢一郎前幹事長が当選する可能性があることも司法官僚にとっては頭痛の種だ。小沢氏は鈴木氏の能力を高く評価している。そもそも鈴木氏を衆議院外務委員長に抜擢したのは小沢氏だ。小沢政権になれば鈴木氏の政治的影響力が高まるのは必至だ。そうすれば排除が困難になる。このような司法官僚の集合的無意識が働き、このタイミングでの決定になったのだと筆者は見ている。

 この結果にいちばん喜んでいるのは外務官僚だ。鈴木氏が収監されることにより外交機密費(報償費)の不正使用や、外交秘密文書の破棄に対する責任を追及する政治家がいなくなると外務官僚はほっとしている。しかし安心するのはまだ早い。鈴木氏は小沢氏に外務官僚に関するヤバイ情報をすべて引き継いでいるはずだからだ。
(9月10日付東京新聞23面)


 それぞれ見方があって良い。読者の皆さんの受け止めはどうであろうか。

 昨日から今日にかけても、私の事務所には激励のFAXや電話が沢山入る。北海道からもちろんだが、南は沖縄からも多数来る。外国からも寄せられる。その一文を紹介したい。


 鈴木先生、

 日本のニュースから伺った最高裁に決定された上告棄却は本当に残念に思います。先生の事務所に数多く入ってくる激励の声に我々二人の声を加えたいと思います。日露のために多大な貢献をなさり、両国の明るい将来を信じている先生がロシアの真の友人であるのはロシアでよく知られています。難しい時期を迎えた先生にお役にたてることがありましたらぜひやらせていただきたいと思います。先日モスクワでお会いした時に先生の笑顔と勇気にあふれた自信を今でも生き生き覚え、難しい試練に直面した先生は今回も完ぺきに克服できると疑いの余地がないと存じて、近いうちにモスクワか東京でお会いしたいと思います。

 では、お元気で頑張ってください。何とぞ、よろしくお願い申し上げます。

 ロシア外務省外交アカデミー学長 A.パノフ
 当アカデミー現代問題研究所日本と北東アジアセンター長 K.サルキソフ

 私は私を信じてくれる人の声をしっかり受け止め、正々堂々闘っていく。

 人生生きている限り、闘いである。

179エノモト武揚人:2010/09/11(土) 20:17:45
2010年9月11日(土)
鈴 木 宗 男

 昨日18時半から釧路市で、新党大地・鈴木宗男釧路根室管内後援会会合を開く。1300人もの人が出席して下さる。
 私は日程の都合で一時間半遅れでの到着となったが、皆さん待っていてくれる。後援会と事務所体制の存続・維持を全会一致で決めてくれる。更に、「鈴木宗男と最後まで闘う」と決議して戴いた。有難い限りである。
 8年前、逮捕された時も怯まなかった我が後援会である。今回も後援会は結束されている。「日本一の後援会」と、心から感謝するものである。
 今日は11時から北見市で網走管内の新党大地・鈴木宗男後援会の拡大役員会。わずか二日での会合連絡だったが、200名の役員が駆けつけてくれる。釧根後援会同様の決議をして下さり、ここでも一糸乱れぬ我が後援会である。
 政治風土厳しい網走管内で私を支えてくれる皆さんは、腹が据わっている。心からお礼申し上げる。
 13時、足寄町大誉地の実家に寄り、お墓参りをする。近くの地域の人たちが集まってくれ、皆さん「身体に気をつけて」と気遣って下さる。故郷の人情を感じながら、この地に生まれ育ったことに感謝する。
 亡き両親、家族に上告棄却を報告しながら、しばし手を合わせ、「鈴木宗男なりの生き方をしていきます」と誓う。
 平成16年4月6日に旅だった母が、亡くなる前に「母ちゃんは悪いことをする様な子供は生んでいない。母ちゃんが一番わかっている。宗男、もう一回国会に出れ。自信を持って闘え」と言ってくれた言葉を思い出しながら、父が馬一頭売って東京に出してくれ、中川一郎先生との縁が出来たことなど、様々な出来事が脳裏を去来(きょらい)する。
 「人生出会い」がモットーの私だが、やはり素晴らしい後援者に巡り合え、昭和58年12月の無所属での奇跡の当選、平成17年9月の新党大地を立ち上げての二度目の奇跡の当選が出来たのも、変わらざる後援者のお陰である。勇気や新たなエネルギーを戴き、益々闘志が湧いてきた。人生生きている限り、闘いである。
 16時からフォーラム神保町in十勝に出席。大宅壮一賞作家の佐藤優先生、検察事情に詳しい魚住昭さん、宮崎学さん、元検事で弁護士の郷原信郎さんとパネルディスカッションをする。
 私の最高裁上告棄却、村木厚子元厚生労働省雇用均等・児童家庭局長への無罪判決、検察の取調べのあり方、なぜ冤罪が生まれるのか、検察の暴走、裁判官の官僚化等について議論する。出席した人は十分納得してくれたものと思う。
 平成14年のやまりん事件の当事者である山田哲社長から次の様な手紙が会場に届けられたので、読者の皆さんにご紹介したい。

昨日、厚生労働省の村木局長の無罪判決を聞き、当時の私の事を思い起こし、やっぱりえん罪事件も起こり得るだろうなと改めて感じました。

私はやまりん事件の一審の法廷で鈴木代議士に不正な金を渡し、お願いをしたと証言を致しました。

長期に亘る取り調べの中で痛切に感じた事は、公判維持の為にあらかじめ検察の決めたスジ通りに調書を取ることを求めてくる密室での押し付けがありました。
例えば
父が鈴木代議士に渡した金も、父から代議士の官房副長官就任のお祝いに行くと聞かされていたので、私は単純にお祝いと思っておりました。
取り調べの際もその事を担当検事に何度もいいましたが、まったく認められませんでした。

検事からは「金にはお祝いとお願いがあるが、政治家に渡す金はお願いしかない」と一方的にいわれたりしました。

一審の裁判の4日位前から、検察庁に呼びだされ裁判の受け答えのリハーサルの様な事もやらされたりしました。この様なやり方を行なっていれば、もちろん検察の中にも正義感をもって一生懸命働いている人も多勢いると思いますが、一部の誤った誘導や過信などから、村木さんや私達の様な悲劇が繰り返されるのではないかと心配しております。

その為にも鈴木代議士には取り調べの可視化など、えん罪撲滅の為、頑張って頂いていたのに、眞に残念でなりません。

最後になりますが、私自身のこの事件に対する弱さを含めて、現在の状況になった事に責任を感じております。

鈴木代議士にあっては、厳しい局面ではありますが、今後共この地域のために、ご尽力を賜ります様心よりお願い申し上げます。

平成22年9月11日

              山田哲


 9月8日の日記でも触れたが、山田哲社長は平成19年9月3日、同様の陳述書を東京高等裁判所にも出し、裁判所も受け付けてくれた。
 検察側が賄賂を持っていった人とみなしている人物の真実の声を、なぜ裁判官は理解しないのか不思議でならない。人として、人を裁く見識、目を本当に持ち合わせているのか、疑問に思えてならない。
 読者の皆さんはどうお考えであろうか。

180エノモト武揚人:2010/09/12(日) 19:32:01
2010年9月12日(日)
鈴 木 宗 男

 11時半から新党大地・鈴木宗男十勝総連合後援会の野遊会。秋晴れのもと、2000人もの人が集まってくれる。
 3カ月前に決めた日程であり、先月4日には衆議院議員として勤続25年の永年在職表彰を受け、お祝いの会にする予定だったが、なんと9月8日、最高裁より上告棄却の決定が出てしまい、今日は後援会総決起大会の様相になる。
 釧根管内、網走管内同様、十勝管内も後援会、事務所を存続し、最後まで鈴木宗男を支持していくと決議して戴く。我が後援会は健在である。
 佐藤優さん、魚住昭さんがそれぞれ鈴木事件をわかりやすく、かつ的確に説明して下さり、皆さん納得してくれる。
 新たな闘いに向け、私自身意を強くして立ち向かって行きたい。

181エノモト武揚人:2010/09/13(月) 20:06:17
2010年9月13日(月)
鈴 木 宗 男

 札幌事務所で打ち合わせ。秘書、事務所職員は意気軒昂(いきけんこう)である。これだけでも有難い。8年前の経験が生きているのか。
 家内は昨日の帯広の会合で、「今回は期限がはっきりしているから、私は待ちやすい。未決勾留の時はいつ出られるか、本人はもちろんだが私も不安だった。一年ちょっとなので、修行して一回り二回り大きな人になって元気に帰ってくると思います」と話してくれたが、この思いは後援会はもちろん、事務所秘書も以心伝心である。当事者たる私がしっかりする事が一番である。  13時から1時間15分、松山千春さんと私の事務所で意見交換する。
 新党大地の将来について、代表を誰にするか、私に代わってバッヂを付けるのは淺野君がいいか、町川さんがいいか、来年の統一地方選、次期衆院選、3年後の参議院選等々、細かく分析する。
 松山さんは、「今のままでムネオさんが代表をしていった方が良い。バッヂをつけるのは浅野か町川か、新党大地関係者の声、各事務所の秘書の考えをよく伺って、総合的に判断しよう」ということになった。
 最高裁から異議申し立てに対する最終的判断が出てから、また打ち合わせることにした。
 新党大地の命名者であり、何よりも私を昭和58年から一番支えてくれた男(ひと)である。いつも的確にアドバイス、サポートをしてくれるので、筆舌に尽くしがたい存在であり、「心友」である。
 松山さんに会うと、ホッとすると同時に闘志が湧いてくる。今日も勇気ややる気を戴いた。
 丸3日間道東、札幌を回り、「宿命に生まれ、運命に挑み、使命に燃える鈴木さん、今一度男の意地を見せつけて、知らしめてやろう」、「待ってくれる人も場所もある。帰る場所があれば、どこに行っても強くなれます。鈴木さん、待っていますから。身体にだけ気をつけて下さい」、「鈴木さん、自分の歩んできた道を否定しないで下さい。鈴木宗男を信じ、人生をかけてくれた人が沢山います」、「鈴木さん、今回の最高裁の決定は鈴木宗男を潰そうとしただけではありません。鈴木宗男を選び、支持してくれた北海道の声をも潰そうとしています。北海道のためにも、歯を食いしばってでも闘い抜きましょう」、「真実のために生きる。人間、使命や目標があれば、自分の想像を超える力が出るものです。鈴木宗男さんが証明しています。今回だってそうです」、「『大地』の精神はしっかり引き継がれています。証明してみせます。政治家鈴木宗男が残したものは大きいです。私達を信じて下さい」、「鈴木さんが築き上げてきたものは私達が守ります。何があっても守り抜いて、大きくさせてみせます。私達の意地を見せつけてやります。底力を示します」等々、熱きメッセージが寄せられた。
 かけがえのない、失ってはいけない、忘れてはならない「心」、「絆(きずな)」を感じながら、鈴木宗男は闘っていく。
 千歳空港でも飛行機の中でも、見ず知らずの人から「頑張って下さい」と声をかけて戴く。私は検察よりも裁判所よりも、こうした人の思いや声なき声をしっかりと体現していく。
 心ある読者の皆さんのご理解を切にお願いしたい。

182エノモト武揚人:2010/09/14(火) 21:27:21
2010年9月14日(火)
鈴 木 宗 男

 民主党代表選挙、予想通り現職の強みを生かした菅代表が再選された。
 政権党の代表イコール内閣総理大臣という事で、小沢前幹事長が立候補したことにより、国民に関心を持たせ、大きな盛り上がりがあったが、この点、小沢前幹事長の果たした役割は極めて大きい。
 結果は地方の党員・サポーター票で菅代表が圧勝した様に見えるが、これは選挙ルールのマジックである。
 地方の党員・サポーター票は菅代表が137,998票、小沢前幹事長が90,194票で3対2の比率だが、各小選挙区ごとの一番が1ポイント総取りになる仕組みなので、菅代表が249ポイント、小沢前幹事長が51ポイントとなっている。
 国会議員票は菅代表が206人、小沢前幹事長が200人で、五分と言って良い支持である。小沢前幹事長は、基礎票はしっかり固めたことになる。
 この数字からしても、菅代表も小沢前幹事長とどう向き合っていくのか、注目されることだろう。
 それにしても堂々たる代表選挙であった。政権与党になって初めての選挙が成功裏に終了したことは何よりである。
 19時15分から社団法人鶴見法人会青年部で講演。最高裁から上告棄却の決定が出て、異議申し立てをしている身分でも、講演の依頼がある事は有難い。今日の民主党の代表選と、私が最高裁に異議申し立てをしている状況についてお話しした。
 最高裁判所に真実を明らかにする良心があるのなら、真実の魂の訴えを聞いてほしいものである。

183エノモト武揚人:2010/09/15(水) 20:13:08
2010年9月15日(水)
鈴 木 宗 男

 「菅氏大差で再選」、「菅氏圧勝」といった見出し記事が踊っているが、実態はどうだっただろうか。
 昨日のムネオ日記でも触れた様に、国会議員票は五分、地方議員票は3対2、サポーター・党員表も137,998票対90,194票で3対2なのである。300小選挙区で一番が総取りする仕組みなので、ポイントに差が付いたのである。
 しかし、菅さんが民主的手続きによって勝利したことは間違いない。菅代表の腕の見せ所が始まったのである。どうやって挙党態勢をつくるか、来年の通常国会をどう乗り切れる布陣にするのか、注目したい。
 民主党大会終了後、小沢先生から電話があった。弾んだ声で元気いっぱいだった。まだまだ期するものがあるという気迫が感じられた。その声に安堵したものである。
 10時から「取調べの全面可視化を実現する議員連盟」の第13回会合に出席。
 10日に判決のあった村木厚子元厚労省局長の弁護人を務めた弘中惇一郎先生が、検察の調書の取り方、暴走について話す。
 続いて私が、「取調べの全面可視化を是非とも実現して戴きたい。私の活動はもう何日かしかない」と、出席議員の皆さんに心からの魂の訴えをさせて戴く。
 発言の機会をつくってくれた川内博史会長、辻恵事務局長はじめ、役員の皆さんに心から感謝したい。
 新聞を整理していると、9月12日付東京新聞「こちら特報部」の「本音のコラム」に、山口二郎先生の記事を見つける。多くの人の声を代弁していると思うので、読者の皆さんにお知らせしたい。

本音のコラム 裁判と政治
 9月8日、最高裁判所は鈴木宗男議員の上告を棄却し、実刑判決が確定した。9月10日、大阪地裁は郵便不正事件で起訴された厚労省の村木厚子氏に無罪を言い渡した。二つの裁判に直接のつながりはない。それにしても、鈴木氏の上告棄却のタイミングがきわめて作為的だと感じるのは、勘ぐりだろうか。
 検察がしばしば事件を捏造し、無実の人の罪に陥れることは、近年明らかになった冤罪事件が物語っている。村木氏の事件も、検察の歴史に汚点を加えることになるのだろう。鈴木氏の事件についても、検察の主張が事実なのかどうか、裁判の場で徹底した審理を行うべきであった。
 鈴木氏に連座する形で背任罪に問われ、有罪が確定した佐藤優氏の書物を読むと、検察が事実に基づいて適正な捜査を行ったとは、私には思えない。
 民主党代表選挙で小沢一郎氏が勝てば、検察や裁判所に対する政治からの風当たりが強くなることが予想される。最高裁はそれを察知して、厄介な案件を片づけたのではないか。鈴木氏の有罪確定は、裁判所が本来果たすべき役割を放棄した結果だと、私は思う。  裁判所に政府が介入することはできない。しかし、検察は行政の一部である。次の法務大臣は、冤罪の構図を徹底的に検証すべきである。
(9月12日付東京新聞25面)

 この考え方に異論を唱える人はいないと思うが、読者の皆さんはどう受け止めるだろうか。

184エノモト武揚人:2010/09/16(木) 21:54:57
2010年9月16日(木)
鈴 木 宗 男

 昨年8月30日の総選挙で民主党が圧勝して政権交代し、今日は鳩山政権がスタートした日である。
 一年経って、鳩山政権ではなく菅政権になった。国民は政権交代しても自民党政権と変わらないと思っているのではないか。
 55年続いた自民党・官僚政治である。この55年のしくみ、流れを変えるには、どうしてもある程度の時間が必要だ。道筋をつけるだけでも2年かかる。まだ1年で結果を出せと言っても、それは無理な話だ。
 新しい菅内閣がスタートする。そこでしっかりと、政治は誰のためにあるのか、原点に帰って国民目線で政治主導のレールを敷くことである。
 せっかく民主的手続きによって昨年、歴史的な政権交代が出来たのである。この厳粛な事実を大事にしなければいけない。
 民主党の国会議員には「俺が政治家だ」、「俺が国民のための政治をやるんだ」という気概を持って、これからの政治に責任をもって戴きたい。
 今日の東京新聞24面、25面の「こちら特報部」に、「収監直前 鈴木宗男議員語る」「政権交代 まだ魂入らず」「私は生涯政治家」という見出しの記事がある。
収監直前 鈴木宗男議員語る 政権交代 まだ魂入らず
菅さんポピュリズムの勝利 小沢さん民主救った 自民に将たる器なし

季節はようやく秋へ向かいつつあるが、この人は冬を迎えようとしている。鈴木宗男衆院議員。先月、議員在職二十五年の表彰を受けたが、今月七日、あっせん収賄事件などについて最高裁が上告棄却。間もなく収監される。刑期満了後も公民権は五年間停止だ。民主党代表選では小沢一郎前幹事長を応援したが、敗北した。逆境の中、いま彼の目には人生の舞台である政治がどう映っているのか。 (出田阿生、秦淳哉)

 「可視化議連に出るのも、きょうが最後でしょう」。15日午前、衆院第二議員会館の会議室。鈴木議員は民主党の「取り調べの全面可視化を実現する議員連盟」の会合に出席していた。
 「司法の危機。なぜ(民主党代表選がある)この時期(に自らの事件について最高裁の上告棄却)だったのか」。この席でも、検察批判の“ムネオ節”がさく裂した。
 上告棄却後、弁護団は異議申し立てをしたが、過去に認められた例はなく収監は秒読み。だが、まだ現職議員である。
 民主党代表選では小沢陣営の「応援団」を務めた。その結果については「予想通り」と話す。
 「菅(直人首相)さん圧勝に見えるが、中身は違う。党員・サポーター票は、菅さんが13万8千、小沢さんが9万票。6対4の差しかない」
 「菅さんの勝因は現職の強みとメディアで連日、世論調査の数字を流されたアナウンス効果。ポピュリズムの勝利だ。9年前に(自民党総裁選で)小泉(純一郎)さんが勝った形に近い」
 さらに「小沢さんは民主党を救った。(代表選で)自民党の新役員なんて吹っ飛んだ」と付け加えた。そう語りつつ、“小沢勝利”後の衆参両院のねじれ解消に動いていたことも示唆した。
 「小沢さんによる政界再編は全くない。目指すのは党の改革でしょう。だけども、もし小沢さんが勝っていたなら、その際は参院や衆院の自民党から、民主党に来てもいいと私に言っていた人たちはいた」
 応援団とはいえ、小沢氏とは因縁浅からぬ仲だ。1983年、中川一郎元農相の急死を受け、当時秘書だった鈴木議員は旧北海道5区からの立候補を決断。だが、一郎氏の長男昭一氏が後継として自民党の公認を得たため、無所属での出馬を余儀なくされた。「鈴木の公認は認めない」。一貫してそう主張したのが当時、自民党総務局長だった小沢氏だった。
 「政治家鈴木宗男の育ての親は金丸信(元副総理)。同じく金丸さんを師と仰ぐ小沢さんが、私を公認しろという師の要求をはねつけた。しかし、客観的には賢明な判断。その時、彼をなかなかの人物だと思った」。本音か否かは分らない。だが、「政治家鈴木宗男」はそう言い切る。
 古巣の自民党については「今は将たる器の人がいない。発信力、オーラを感じる人がいない」と関心が薄そうだった。与党育ち。権力の魅力も怖さも知り尽くしている。
 その権力を民主党が奪ってから丸一年。秘書時代から41年を永田町で生きた彼の目に民主党政権はどう映るのか。
 「政権交代はしたが、魂が入っていない」
(24面)

185エノモト武揚人:2010/09/16(木) 21:56:43

私は生涯、政治家
機密費 沖縄知事選に回した 官僚支配に戦前のにおい 権力より声なき声を

 政権交代後、鈴木議員は民主党と与党会派を組んで活動してきた。中でも力を注いできたのが、官房機密費の追及だ。
 今年7月には、98年の沖縄県知事選で、当時の小渕政権が普天間飛行場移設方針に沿う稲嶺恵一候補の応援に官房機密費から3億円を回したと発言した。これに対し、当時官房長官だった野中広務氏は「支出の事実はない」と反論した。
 鈴木議員は「この発言の後、野中さんと直接電話で話した。当時、小渕恵三首相は『沖縄はカネがかかるな。官邸の機密費で足りなければ、外務省から来ている金があるから』と言っていた。外務省からの金とは20億円とも言われた報償費。その言葉をあなたも聞いたはずだと野中さんに言うと、野中さんは『ああそうだな』と認めた」と再反論する。ちなみに、本誌の取材に対し、野中氏は再び「そんな話はしていない」と全面否定した。
 その沖縄との因縁も深い。かつて米軍の砲撃演習場を自らの選挙区に移した一方、辺野古移設に奔走した。いまは一転、「辺野古の美しい海をコンクリートで埋めてはいけない」と訴える。
 「前首相の鳩山(由紀夫)さんが(辺野古移転の)従来案に戻ったのも外務と防衛官僚に丸め込まれた結果」と語る。「菅さんは草かんむりが取れて、(官僚の)官さんになってしまった」
 その官僚政治の打破のため、近年は衆院に提出された全議員分の半分を占める質問主意書を連発してきた。だが、かつては官僚と“蜜月”だった鈴木議員がなぜ、いま官僚批判に熱心なのか。
 その理由を彼は軍国主義へ転げ落ちた戦前とおなじにおいをいま、社会に感じるからだと説く。
 「昭和5(1930)年以降、独り善がりの正義感に取りつかれ、情勢認識を誤った軍事官僚とそれを後押しした民衆のポピュリズムにより、日本は軍国主義へと傾倒した。いまも一部官僚の動きと、小泉政権を生んだポピュリズムをみれば、そうした危険がよみがえっているといえる」
 ただ、そうした認識を持ちながらも、鈴木議員は国政の表舞台からは公民権停止期間も含め、6年以上、姿を消さざるを得ない。若い政治家たちに何を求めるのか。
 「今の若い政治家は偏差値は高いが、地頭の良くない人が増えた。東大出は襟裳灯台より役立たない」と冗談交じりに評する。2006年に起きた民主党議員による「偽メール事件」を例に「そもそもメールなんていいかげんなもの。そんなものに引っかかる」という。
 時代は変転する。02年の逮捕で権力中枢から追放された。いま、彼の肩書には「死刑廃止を推進する議員連盟」「(冤罪の可能性が指摘される)袴田巌死刑囚救援議員連盟」などが並ぶ。いわゆる「人権派」に転身したように言われる。
 「自分は変わったつもりはないが、権力に取りつかれていると見られたこと自体が私の間違いだった。権力側にいた時は前しか見ていなかった。逮捕後は横や後ろを見て、声なき声を受け止められるようになった」
 15日も国会議員会館の彼の部屋には、支援者が次々訪れていた。間もなく刑務所に入る。覚悟を聞くとこう答えた。
 「(受刑中は)毎日が修行だと思って、新しいスズキムネオをつくりたい。8年前は極悪人扱いされたが、今は大勢の人が激励してくれる。議員資格があろうがなかろうが関係ない。私は生涯、政治家ですから」
(25面)

 ご一読戴ければ有難い。
 本日、最高裁判所第一小法廷より、先週の10日金曜日に行った異議申し立てに対する回答が届いた。それに対するコメントを報道機関に送ったので、以下掲載したい。

平成22年9月16日

関係各位

 本日、異議申立て棄却の通知が届きました。その内容は「異議の申立てがあったが、この申立ては理由がないので、裁判官全員一致の意見で本件申立てを棄却する」というものでした。
 今月10日に異議申し立てをし、15日付けで棄却になっていますが、現在、刑事事件に関しては日本一の弁護人といわれる弘中惇一郎先生、佐藤博史先生が憲法、法律に基づき異議申立てをしましたが、わずか5日間で門前払いされるという扱いに驚いております。本当に日本は法治国家、民主国家かと、自問自答しています。
 これからの手続きは弁護士先生にお任せしております。後援会はじめ激励戴いた、選挙区はもちろん、全国の心ある皆様には、このような結果になり申し訳なく、心からお詫び申し上げます。同時に、どのような状況になろうとも、支えて戴いている皆様、信じて戴いている皆様に、心から心から感謝申し上げます。

新党大地代表
鈴木 宗男

186エノモト武揚人:2010/09/17(金) 23:46:37
2010年9月17日(金)
鈴 木 宗 男

 昨日福岡高裁は、傷害罪に問われた事件で、調書の信用性を否定し、逆転無罪の判決を下している。密室での強圧的な、一方的に誘導する取り調べに、裁判官が「ノー」と言ったのである。
 9月10日、村木元厚労省局長に無罪が言い渡されたが、これも同じ構図で、裁判官が“調書絶対主義”でない判断をした事は評価したい。
 あわせて、今回の福岡高裁、10日の大阪地裁の判決を見る時、一連の鈴木事件とどこが違うか。私の「やまりん事件」、「島田事件」も、検察官のシナリオ・ストーリーによるデッチ上げと言って良い事件である。密室という異常な状態の中で、権力側の言いなりの調書が作られている。そのデタラメな調書をもとに、一審、二審の裁判官は「調書の信用性は高い。公判での証言は信用性が低い」と言うのである。
 法服をまとった裁判官が、自分が指揮する神聖な法廷での証言を否定するのでは、何のための公判かと言いたい。この点、読者の皆さんにも良くおわかり戴きたい。
 足利事件の菅家利和さんは、検察の強圧的な取り調べ、調書で、17年も刑務所に入れられた。そして村木元厚労省局長、今回の福岡傷害事件も、全て調書の取り方に問題があることが指摘された。
 私の場合と同じである事を考えると、何と裁判とは理不尽なものかと思う。真に公平、公正な決定であるのかと考える時、国民から選ばれた国会議員には、今は日本の司法、民主主義の危機と受け止め、一日も早く、取り調べの全面可視化を法制化し、実現して戴きたい。
 一部暴走し、出世欲にとらわれ、官僚化した検察官や裁判官による間違った手法を改める上でも、今必要なのは「全面可視化」であることを認識して戴きたい。今日も帯広で多くの人から「鈴木さん、頑張って下さい。私達はよくわかっていますから」と、多くの人から激励を受ける。
 「鈴木さん、雑な捜査、いや、一方的な押しつけ、鈴木ありきの捜査であることは、素人の我々でもわかります。国会議員の皆さんは、鈴木事件を他人事(ひとごと)と思わず、明日は我が身と思って取り組んで戴きたいです」といった声も寄せられた。
 こうした理解者がいる限り、私は真実を求めて闘っていく。必ずや時が解決すると、信念を持って生きていく。
 帯広の後援会長さんが亡くなり、昨夜のお通夜、本日の告別式で葬儀委員長を務める。最後まで私を心配して下さった、人情溢れる斉藤会長さんだった。
 数々のご支援に心から感謝申し上げ、ご冥福をお祈りする。
 今日の東京新聞25面の「本音のコラム」に、佐藤優さんが「全面可視化 早急に」という見出しの記事を書いているので、全文ご紹介したい。

全面可視化 早急に
 10日、大阪地方裁判所が郵便割引制度を巡る偽の証明書発効事件で起訴された厚生労働省元局長の村木厚子氏に無罪判決を言い渡した。
 起訴された事案の99・9%が有罪になるなかで、これは奇跡に近い。検察官の調書が誘導によって作られたものと裁判所が認定し、証拠として採用されなかったことが、村木氏が無罪判決を勝ち取った大きな理由だ。
 本件について「鬼の特捜」(東京地検特別捜査部)の捜査を経験した筆者、鈴木宗男衆議院議員、石川知裕衆議院議員らからすれば、特捜検察官が誘導で調書を作るのはいつものことだ。大阪の「鬼検察官」が東京と比較して、特に能力的に劣っていることはないと思う。
 村木事件を担当した特捜検察官は、「いつもと同じように供述を押し付けただけなのに、なぜだ!みんな同じことをしているのにどうして俺たちだけがこんな目に遭うんだ」と落胆していることと思う。人生は山あり谷ありだ。今回は運が悪かったと思って諦めるしかない。
 検察官も人間だ。誰も見ていない密室の取り調べではどうしても無理をしてしまう。検察官が仕事に熱心すぎるために事故が起きた。ここで取り調べの全面可視化を行えば、検察官も無理な誘導をしにくくなる。運の悪い検察官を出さないためにも全面可視化を早急に導入すべきだ。
(9月17日付東京新聞朝刊25面)

 鈴木宗男の心からのお願いとして、衆・参国会議員の皆さんには、冤罪をなくすためにも、是非とも可視化の実現に向け、行動して戴きたい。

187エノモト武揚人:2010/09/19(日) 00:15:16
2010年9月18日(土)
鈴 木 宗 男

 9時から札幌で、松山千春さんの事務所で28年間勤務されていた田中眞紀さんの告別式に参列。ガンと闘いながら、千春さんのコンサートの現場に出て働いていた。今となっては6月10日、札幌でのコンサートでお会いしたのが最後となった。
 いつもニコニコして「ムネオさん、ムネオさん」と声をかけてくれた。48歳、あまりにも早すぎる永遠(とわ)の旅立ちである。
 千春さんが葬儀委員長として挨拶されていたが、仲間を失った千春さんの万感こもる最後の別れに、参列者は涙、涙であった。
 勿論、私も縁あった者として、千春さんの気持ちが良くわかる。田中眞紀さんの安らかなるお眠りを心からお祈りする。
 それにしても、世の中無常である。ご本人が一番悔しく、無念だったことだろう。
 読売新聞4面の「大島氏 『選挙また負けるよ』 枝野氏に『反撃』?」という見出しの囲み記事に目がとまる。
大島氏 「選挙また負けるよ」 枝野氏に「反撃」?
 民主党の枝野幸男幹事長代理が17日、国会内で岡田幹事長らと就任のあいさつ回りをした際、自民党の大島副総裁からきつい嫌みに見舞われる一幕があった。
 大島氏は、参院選大敗の引責で幹事長から降格した枝野氏について「仕事は何をするの?」と質問。岡田氏が「選挙です」と答えると、「ああそう。そうしたら選挙、また負けるよ」と語った。
 枝野氏は今年6月、幹事長就任直後の与野党幹事長会談で、当時自民党幹事長だった大島氏に「お耳が遠いんですか」などと言って激怒させたことがある。
(9月18日付読売新聞朝刊4面)

 大島発言に黙っていたのでは、枝野さんらしくない。「あなたには言われたくない」とビシッと言うべきだった。
 それにしても、就任挨拶に行ったのだから、大人の対応をするのが礼儀というものだろう。心がないというか、人間味が欠けているのか。それなりのポストに就いている人としては、論外である。
 これが今の政治のレベルなのか。こうした人の下で指導を受ける自民党の若手議員は不幸である。
 政治家である前に「人」としての基本を忘れてはいけない。他人事(ひとごと)と思わず、私もこれからの人生、言動には細心の注意を払っていきたい。

188エノモト武揚人:2010/09/20(月) 02:24:48
2010年9月19日(日)
鈴 木 宗 男

 朝の便で南紀白浜空港に飛び、熊野本宮大社をお参りする。
 連休のせいか、参拝者が列をなしていた。多くの人から「鈴木さん、頑張って下さい」、「鈴木先生、権力と闘って下さい」と声がかかる。有難い限りだった。わかる人はわかってくれている。
 収監される前に人生再出発のスタートをしようと、熊野本宮大社にやってきたが、九鬼家隆宮司さんからも「ここは新しいスタートの場所ですから。鈴木先生、人生山あり谷あり、苦難もあります。お身体に気をつけて、しっかり頑張って下さい」と激励を受ける。
 お参りさせて戴き、何となくホッとした気持ちになった一日だった。
 中国各地で反日団体が、尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件に抗議し、デモを行っていると報じられている。
 北京の丹羽大使が、日本時間12日の午前一時に中国側に呼び出されるのは尋常ではない。また、9月14日、蓮舫大臣が「(尖閣諸島は)いずれにせよ領土問題なので、毅然とした日本国としての立場を冷静に発信するべきだと思っている」と述べ、後で「尖閣諸島は歴史的にも国際法上も我が国固有のものだ」と発言を修正したが、トンチンカンな発言が閣内から出る事自体、基礎体力がない。
 日本が抱える領土問題は、北方四島と竹島の問題だけである。これは私が出した質問主意書に対しても、政府は明快に答えている。
 国会議員の中でも、尖閣諸島は日本が抱える領土問題の一つという認識をしている人がいるが、それは間違いである。中国の議論に巻き込まれたり、話に乗ってしまうと、逆に問題化される。
 「日中間に領土問題は存在しない」という原則的態度を取る事が一番である。国益の観点から、政府はしっかり対応して戴きたい。
 昨日、大相撲横綱白鵬が千代の富士の連勝記録を抜いた。国技大相撲を支える白鵬の心技体を讃えたい。
 7月の名古屋場所で、天皇賜杯を受け取れない悔しさに涙を流していた姿は、誠に尊いものだった。失ってはいけない誇りや勇気を、白鵬は日本人に教えたと、私は思っている。
 連勝街道を進んで行く事を祈念してやまない。

189エノモト武揚人:2010/09/24(金) 22:14:03
2010年9月24日(金) 鈴 木 宗 男
 昨日の北海道新聞6面の「読者の声」欄の「新格言 うそは検事の始まり―泥棒(旭川・トンマ)」という記事に目がとまる。
 大阪地検特捜部の改ざん、強圧的な取調べに対する国民の思いが良く表れている。
 検察官の「我こそが正義」、「我々が世直しをする」といった思い上がった手法が明らかになった。これは大阪地検だけでなく、検察庁全体に蔓延している流れである。
 私のやまりん事件、島田事件でも、前にも触れたが参考人、証人として呼ばれた関係者は皆、検察官に脅かされ、誘導され、検察官の言う通りの調書を作られている。
 「贈賄側は時効だから協力してくれ」、「こちらの狙いは鈴木一人だ。あなた方は何を言っても罪にならない」、「我々特捜に協力するか、鈴木に協力するか、二つに一つだ。協力するとしないとでは随分違う」、「いずれにせよ、強制捜査は避けられないか」、「マスコミに対する我々特捜側の対応の仕方も違う。我々のマスコミへの言い方次第によっては、社長を極悪人に仕立て上げることもできる」、「協力さえすれば、この件だけで終了する。協力しなければ、それだけでは終わらない。人間誰でも叩けばほこりが出る。社長もほこりが出る」と、やまりんの山田哲社長は平成14年5月18日、稲川検事から脅かされ、恐怖感を感じたと陳述書で述べている。
 このやまりん事件は、今、連日テレビに出て頭を下げている最高検の伊藤鉄男次席検事が東京地検特捜部長の時、作り上げた事件である。
 平成10年、釧路地方検察庁が私を立件しようとして捜査したが、事件に出来なかった。それが、4年も経ってから立件されたのである。
 検察庁という組織は一つでないのか。意図的、恣意的に、特捜部の名の下に青年将校宜しく暴走されたら、たまったものではない。
 読者の皆さん、今回の大阪地検特捜部の出来事は、日常に検察官がやっていることであることを是非ともわかってほしい。特に「割り屋」と言われる人は、強圧的に誘導し、シナリオ、ストーリーを勝手に作り、その方向に持っていくのである。
 大阪の偽装牛肉買い上げのハンナン事件も、今は容疑者となったが、前田恒彦前主任検事が当時担当し、「こちらの調書にサインしないと、娘を逮捕する」と脅かしているのである。
 「鈴木さん、一大阪地検の問題でなく、検察庁全体が昭和初めの軍事官僚化しています。ここはきちんと声なき声をしっかり受け止めて対処して下さい」といった声が沢山寄せられる。この国民の声を重く受け止め、発信していく。
 昨日18時から、大地塾9月例会と新党大地の緊急集会を開き、新党大地の命名者であり、最高の理解者、応援者である松山千春さんから、出席者に「新党大地の代表はそのまま鈴木宗男でやっていこう」、「鈴木宗男の後任でバッヂを付けるのは浅野秘書でいきたい」と提案され、万雷の拍手で了承戴いた。
 また、松山さんから「鈴木宗男がいない時、何かあったら自分が皆さんの先頭に立って行動する」と決意を述べてくれる。新党大地関係者も期待していたことであり、新しい勇気やエネルギーを得た。これで私も一安心である。松山千春さんの男気と情に、心から感謝したい。
 また新しい道をつくるべく、夢や希望が湧いてきた。
 千歳空港でロビーを歩いていると、沢山の人から「鈴木さん頑張って。悪い検察と闘って下さい」と声がかかる。この声が真実を知っていると思う時、私は信念を持って闘っていく。

190エノモト武揚人:2010/09/25(土) 21:46:37
2010年9月25日(土) 鈴 木 宗 男
 大阪地検特捜部の前田恒彦前主任検事が村木事件で物証を改ざんし、逮捕された事件に関し、検察庁が前田前主任検事と大阪地検特捜部だけの責任にすべく、情報操作、世論誘導をしていると受け止められる報道ばかりである。
 「朝日新聞にリークしたのも検察だ」といった話が伝わってくるし、「鈴木さん、どうしてあんなに早く逮捕できるんですか。検察で身柄を取って、余計な話を外に向かってさせない様にする為ではないですか」、「前田さんの人権、人格を否定する検察のやり方ではないですか」といった話も伝わってくる。
 なるほどと思いながら、今回の件は一大阪地検特捜部だけの話ではなく、検察、特に特捜部の体質から出てきているものだと考える。捏造(ねつぞう)、改ざん、強圧的な誘導によって調書が作られている。その間違った、でたらめな調書によって、判決が下されるのだ。
 私のやまりん事件、島田事件でも、関係者は皆「検事に言わされました」、「調書は前もって作られていました」と証言している。検察庁はこの点、しっかりと、国民にはっきりとわかりやすく説明すべきである。前田前主任検事だけに責任をなすりつけようとする検察庁の姿勢は、フェアーではない。
 私の質問主意書で「リークはあるか」と聞いた時、「ない」と答えた法務省、検察だったが、リークがあることが今回明らかになった。
 読者の皆さん、独(ひと)り善(よ)がりの正義感で暴走する一部青年将校化した特捜検察を、国民の手によって真に公平、公正な組織にしなくてはならない。そのためにも、取り調べの可視化が必要である。冤罪をなくすためにも。
 読者の皆さんのご協力を是非ともお願いしたい。
 尖閣諸島付近で公務執行妨害の容疑で逮捕された中国漁船の船長を、那覇地検は24日、処分保留とし、釈放した。
 9月8日、船長を逮捕した時、当時の岡田克也外務大臣は14日の記者会見で、「これは現時点では公開できませんが、私もビデオを見ましたが、ビデオによっても明らかでありますし、ビデオを見るまでもなく、海保の巡視船に付いた傷を見れば、1つは船尾近くに、もう一つは横っ腹にその傷があるわけで、追突するというのは先頭から追突する以外に考えられないと思いますが、もし海保が追突したということであれば、巡視船の船首に傷があるはずであります。横にあったり、後ろにあったりするのは、海保の巡視船が中国漁船に追突したという議論が全く事実に基づいていないということを示すものだと、これはだれが見てもそうだと思いますが、そういうふうに考えております。」と、衝突時のビデオ映像があると言っている。また当時の前原誠司国土交通大臣は、9月16日、現地まで行って「よなくに」、「みずき」に乗船し、損傷部分を確認し、「日本の国内法に基づき粛々と対応する」と言って、海上保安庁の正当性を語っている。仙谷官房長官も同様の発言をしている。
 あの時の内閣も菅内閣であり、今も菅内閣である。同じ内閣で、なぜ180度違った判断になったのか。言葉の遊びではなく、はっきりと国民に説明すべきである。
 そもそもこれは、日中間の外交に係る大きな案件になった。それなのになぜ、船長の釈放を那覇地検の次席検事が発表するのか。これこそまさに政治主導で判断すべき案件であり、柳田法務大臣は指揮権を発動すべきでなかったのか。一官僚が、船長の釈放という国益に関わる話を発表すべき問題ではない。
 中国は温家宝首相まで出てきて、日本を批判している。それなのになぜ日本は、たかだか次席検事の判断で済ませてしまうのか。
 また、今回こんな形で釈放するなら、そもそもなぜ逮捕したのかが問われる。逮捕する前に船長を拘束し、船をもっとじっくり調べても良かったのではないか。今回船長が釈放されたことにより、当時の岡田外相、前原国交相の責任はないのか。
 また検察も、こんな時こそなぜ得意の脅かし、すかし、誘導で、強圧的にやる「割り屋」の大阪地検の前田前主任検事や、東京地検特捜部の手法を活かさなかったのか。善良な日本国民に対しては強圧的に自白させ、中国船長に対しては弱気で、あっさりと相手国の要求に屈してしまうようでは、日本の国益は守れない。
 中国側が強硬な態度で来たら、へなへなと「はい、ご無理ごもっとも」では、国家の体をなしていない。
 仙谷官房長官の記者会見を聞いて、国民は理解しただろうか。今、日本外交は袋小路に陥っている。中国然り、ロシア然り、拉致問題然りである。
 「政治がない」と心配しているのは、一人私だけではないだろう。
 大リーグ、マリナーズのイチロー選手が、10年連続200本安打の大偉業を成し遂げた。「凄い男がいたもんだ」と口ずさみながら、日頃からの人一倍、いや、何倍もの努力、精進、心構えが成し遂げた快挙である。心から敬意を表したい。

191エノモト武揚人:2010/09/26(日) 20:33:49
2010年9月26日(日) 鈴 木 宗 男

 釈放された中国漁船の船長はチャーター機に乗り込み、日本を離れる時にVサインをし、中国に着いてからもVサインである。帰国時のコメントは「無事に帰ってこられた。政府と(共産)党の配慮と祖国人民の関心に感謝したい」と語っている。
 完全に日本政府の敗北である。その敗北は、国益を著しく毀損(きそん)した。
 中国側は、日本に謝罪と賠償を求めている。国家主権に関わる問題を那覇地方検察庁に丸投げした形の今回の決定は、政治主導と言っている現政権が、官僚の掌(てのひら)に乗っていることを明らかにした。改めて、くさかんむりの取れた「官」首相になってしまった。
 これは、岡田克也幹事長が外相時代に起きた問題である。事件が起きた時、何と言ったか。言葉に責任を持ってもらいたい。
 同じことは、前原誠司外相にも言える。国交相の時、現地まで足を運び、中国漁船がぶつかってきた巡視船に乗り、海上保安庁を鼓舞したのは何だったのか。
 どう考えても理解出来ない、納得出来ない、今回の政府の判断である。
 「基礎体力がないから、鈴木さん、仕方ないですよ。野党時代の無責任さが取れないのです」、「岡田、前原に期待できません」、「何よりも国を守る、領土を守る、国民を守るという意識がなさ過ぎます」等々の声が寄せられる。この声に対し、政府は明確に説明すべきである。
 「小沢さんが代表になっていれば、大人のゲーム、外交のルールで、対応も違っていたでしょう」という声もある。全てにうなずき、耳を傾けながら、日本の国益が損なわれないことを憂(うれ)いてやまない。
 この中国人船長釈放のニュースに隠れてしまったのが、大阪地検特捜部の証拠改ざん事件である。
 高等戦術、検察庁の組織防衛が働き、国民の目をそらす為に検察の中でこうした決定をし、話題、世論を検察から日中へと誘導しているのではという見方も出来る。平成14年4月、当時の大阪高検の三井環公安部長が検察の裏金問題を明らかにしようとした時、検察は口封じの為、仲間の三井さんを逮捕した。更に話題を検察の不祥事からそらす為、4月末、ムネオハウスで私の秘書を逮捕した。
 検察はこうしたやり方を過去にしている。これらの例に合わせるならば、今回の件も考えられるシナリオである。検察は時に何でもありで、権力を行使するのであるから。
 検察官と言えども行政官であり、法務大臣の指揮下にある。法務大臣がどこまで説明を聞き、政府の一員として那覇地検次席検事の発表をどこの時点で了承したのか。
 国会議員の中でも、検察官を司法と勘違いしている人が多い。検察庁は法務省の組織に属する、行政組織の一部であり、検察官は一行政官に過ぎない。今回の船長釈放に当たり、法務大臣の判断がどこにあったのか、是非とも国民に説明して戴きたい。
 「国民生活第一」と言って政権をつくりながら、国民の生活を脅(おびや)かす結果になっている。ここは是非とも、一日も、一刻も早く、情報の透明性確保、公開を果たすべきではないか。
 更に、大阪地検の前田前主任検事が行った捜査は、前田検事一人で出来る話ではない。検察組織は、シナリオ、ストーリーを作り、一方的に事件を作り上げていく。このやり方は検察の体質であり、特捜部全てに言える。それは私が、東京地検特捜部で経験しているからである。
 「大阪地検特捜部、前田前主任検事にだけ責任を押しつけ、持っていく検察庁、最高検の姿勢が見え見えである」といった話が、司法に詳しいジャーナリスト、専門家、識者から入ってくる。
 検察庁のあり方、過去の検証、国会でしっかり取り組んで戴きたい。そして、すぐに取り調べの全面可視化を実現すべきである。

192エノモト武揚人:2010/09/27(月) 21:43:14
2010年9月27日(月) 鈴 木 宗 男
 仙谷官房長官が午前の記者会見で、中国人船長の釈放について、「結果として検察当局の判断によって、のどに刺さったトゲは抜けた」と話しているが、本当に検察だけの判断かと言いたい。
 24日、那覇地検の鈴木享次席検事は「我が国国民への影響と今後の日中関係を考慮すると、これ以上身柄の拘束を継続して捜査を続けることは相当でないと判断した」と述べている。
 検察が日中外交を心配するかのごとき話をするのは、越権行為である。あわせて、北京の丹羽日本大使はどの様な考えだったのか。経済人を通じ、前原外相に働きかけがあったとの情報もある。
 検察だけの判断で釈放を決めたとしたら、官僚主導、官僚政治である。政治主導があって当然なのに、触れないのはどういう訳か。何よりも、国益を毀損(きそん)することは言語道断である。
 国会が始まれば、この点、国益の観点からしっかり議論してほしいものである。
 中国を訪問しているロシアのメドベージェフ大統領は、26日に大連市旅順で「いかなる歴史の歪曲も許さない」と演説している。
 ロシア、中国両首脳も、対日戦勝の歴史観について同一歩調を取ってくる。日本は袋小路に陥(おちい)り、孤立化の道を歩まされるのか。
 また、今日の北海道新聞夕刊は、メドベージェフ大統領が29日にも国後島、択捉島を訪問する計画を立てていると報じている。これはまさに「国後、択捉については日本に引き渡さない、歯舞、色丹の2島のみだ。それで嫌ならば、もう結構だ」というロシア側の考えではないか。
 鳩山由紀夫総理の時は、ロシアにも日本に対する期待感があった。しかし菅総理になってから、日ロ関係は再び冷え込んでしまった。
 その証左の一つが、9月2日を「第二次世界大戦終了の日」の記念日とする法律がロシアで可決されたことである。この記念日は、名称に日本は出ていないものの、事実上、対日戦勝を記念するものである。
 戦略・戦術なき外交では、日本が追い込まれる。その意味で、前原外相、仙谷官房長官の一連の船長釈放に対する発言は、国民の理解を得られていない。きちんと国民に説明責任を果たし、国民の支持、支援を得ずして、日本外交はないのである。
 意識改革、頭づくりをしっかりやって戴きたい。

193エノモト武揚人:2010/09/28(火) 22:09:01


2010年9月28日(火)
鈴 木 宗 男

 中央選挙管理会は、衆議院比例北海道ブロックで私の失職に伴い、本日正式に、新党大地代表代行で私の秘書である浅野貴博君が繰り上げ当選することを決めた。
 浅野君は私の秘書として7年鍛えてきたので、即戦力として活躍できる人材である。32歳、本人の努力次第でその前途は洋々である。
 私に代わる浅野君に、是非ともなるご指導、ご支援を賜りたい。


 10月8日号の週刊朝日で、村木事件弁護人の弘中惇一郎先生と足利事件弁護人の佐藤博史先生が対談し、「村木さんの事件は例外じゃない。鈴木宗男さんも本当なら無罪だ」と言っている。
 極めてわかりやすい対談なので、全文を読者の皆さんにご紹介したい。

「冤罪救助請負人」 緊急対談
「村木さんの事件は例外じゃない。鈴木宗男さんも本当なら無罪だ」

人呼んで冤罪救助請負人―。村木厚子元厚生労働省局長の無罪を勝ち取った弘中惇一郎弁護士(64)と、足利事件で菅家利和氏の冤罪を晴らした佐藤博史弁護士(61)は、これまで検察権力と戦い無罪を勝ち取ってきた。新党大地の鈴木宗男前衆院議員の事件ではタッグを組んだ2人が特捜捜査を告発する。

佐藤 元厚生労働省局長の村木厚子さん(54=現・内閣府政策統括官)の事件の無罪判決は画期的でした。これまで、事件への関与を認める供述調書を取られてしまうと、裁判で覆すのは非常に難しかった。しかし、今回、裁判所は「いくら具体的で迫真性のある調書でも、客観的証拠と符合しなければダメだ」と大阪地検特捜部のつくった供述調書を証拠としてほとんど採用しませんでした。その結果、控訴断念にまで追い込んだ。

弘中 まさか、捜査を主導する主任検事が証拠まで改ざんしているとは思いませんでしたが…。出廷した関係者全員が、捜査段階で作成された調書を翻したことに加え、「意に反した調書を取られて悔しかった」と被疑者ノートに詳細に書きとめていたり、抗議の内容証明を送っていたり、客観的な証拠があったことも大きかったですね。

佐藤 しかし、これで検察特捜部のあり方がクローズアップされ、鈴木宗男さん(62)の事件にも光があたるかと思ったら、村木さんの判決の3日前、最高裁は上告を棄却しました。私は何か国家の意思というものを感じましたね。

弘中 ええ。村木さんの事件も宗男さんの事件も構図としては同じですからね。まず、検察は関係者を呼びつけて長時間にわたって取り調べる。しかも、話を聞くわけではなく、検事が自分の考えたストーリーに基づいた調書を突きつけて、「こうだったはずだ」、だから、「これにサインしろ」とやる。

佐藤 宗男さんの事件でも、わいろを渡したとされた製材会社幹部は、検事に「会社をつぶしたくなければ検察に協力しろ」と脅されて、意に沿わない調書に署名させられている。

弘中 客観的証拠を無視してつくられた事件、という点でも一緒ですよね。村木さんの事件で、検察は当初、障害者自立支援法をスムーズに成立させたいがために、大物議員である民主党の石井一参院議員の口利きを受けた、というストーリーを描いていました。しかし、後に、その当時は障害者自立支援法なんて影も形もなく、口利きを受け入れる動機にはなり得ないことが判明した。ところが、不思議なことに、09年6月7、8日の2日間に、村木さんの上司や厚労省関係者が一斉に「障害者自立支援法案を通すために議員案件を受けた」という趣旨の調書を取られているんです。事実ではない供述を複数の人が一斉に話すなんてあり得ない。確実に主任検事が「こういう調書を取れ」と号令をかけたんです。

佐藤 私が手がけた別の東京地検の事件でも同じことがありましたよ。検察の常套(じょうとう)手段なのでしょう。ある特捜部経験者がこんなことをリポートに書いています。特捜部の捜査というのは「鵜飼(うか)い」であると。特捜部の調べの信用性というのは、まったく先入観や情報を持たない検事が鵜のように集めてきた証拠や供述を、鵜匠(うしょう)にあたる主任検事がパズルのように当てはめていく。パズルが一枚の絵になったときに「真相」として報告するのだと。個々の検事は冒頭陳述を聞いて、初めて事件の全体像を知るのだというのです。

弘中 ある意味、それは真実に迫る方法ではありますよね。しかし、村木さんの事件では、その鵜匠自らが、関係者の調書をコピーして検事全員に読ませたり、絵に合うように証拠(フロッピーディスク)を改ざんしたりしていた。

194エノモト武揚人:2010/09/28(火) 22:10:32


佐藤 主任検事は、中立的な判断を求められる一方で、逮捕した被疑者を必ず、起訴・有罪にしなければならない、という重責を負わされているからでしょう。特捜部には組織としてブレーキをかける役割の人間がいないのです。

弘中 ええ。この事件も前田(恒彦検事)さんが単独でやったこととは思えません。

佐藤 ただ、なぜ村木さんの事件は無罪判決が出て、宗男さんの事件はダメだったのかを考えると、やはり、村木さんの裁判は弘中先生が捜査段階から接見を続け、アドバイスされたことが大きいのではないでしょうか。

弘中 東京から大阪まで20日間、接見に通いましたからね。やはり捜査弁護、一審弁護でしっかりした戦いができるかどうかが重要だと思いますね。身柄を拘束されるというのは異常な状態ですから、目の前に保釈をぶら下げられたり、検事に「否認を続けると刑が重くなる」と脅されたりすると、本人だけで戦うのは困難なんです。

メディアと特捜 性格が似ている

佐藤 その意味で宗男さんの一審についた弁護士は、いわゆる「ヤメ検」だったのですが、腰砕け状態でしたね。検事に呼ばれて「ガサ(家宅捜査)かけるぞ」などと脅され、公判でも検察に遠慮した弁護に終わってしまった。

弘中 事件関係者との信頼関係も大切ですよね。宗男さんの場合は、一審の段階で贈賄側とされた製材会社関係者との信頼関係が崩壊していて、法廷で明確な証言をしてくれなかった。また、残念なのが、非常に重要な証人の一人は亡くなり、もう一人は過酷な取り調べで脳梗塞(こうそく)を起こし、話せなくなってしまったことです。

佐藤 05年に公判前整理手続きが導入されたことで、「証拠開示」が行われるようになったことも大きいですよね。昔は、検察は調書をたくさんつくって、都合のいい調書だけを出してきていましたが、今は出廷する証人の調書はすべて出さなければならなくなった。身柄を取られている人は、すべて取り調べ時間も記録される。以前より、捜査のプロセスがよくわかるようになりました。

弘中 確かに、宗男さんの事件のときは取り調べ状況もわかりづらかった。

佐藤 特捜部をここまで肥大化させたのはメディアの責任も大きいでしょう。宗男さんの事件も、新聞やテレビは「宗男は極悪人だ」という印象を与えるような記事を書き立てました。ですが、当時、宗男さんがかかわったと、メディアが書いた数十にものぼる罪はどれ一つ立件されなかった。

弘中 メディアと特捜部は似ているんですよ。自分たちを正義だと思っていて、真相というものがあると信じ込んでいる。だから、被疑者は極悪であるというストーリーを描いてしまう。都合の良い部分は膨らませ、悪い部分は使わない、わかりやすい話にしてしまうのです。そうした性格が似ているものだから、検察からリークを受けると喜んで書いてしまう。

佐藤 ロッキード事件でも、作家の立花隆さんは、検察と一体になって田中角栄をたたき、ジャーナリストとして名をあげましたし。

弘中 そのメディアの報道を世論が後押ししたというのも大きいでしょう。特捜部が狙うのは国会議員という権力者である宗男さんをはじめ、ライブドア事件の堀江貴文さんやロス疑惑の三浦和義さんなど、お金持ちだったり、女性にモテたり、という庶民の嫉妬(しっと)心をあおる人だから。

佐藤 その意味でも、村木さんは特異でしたね。地方大学出身で、手がけてきた仕事は労働問題や障害者雇用でしょう。庶民が味方しやすかった。

弘中 主任弁護人として、私が今回、もっとも問題だと思ったのは、事情聴取の段階で、検察は村木さんの無罪を知っていたにもかかわらず、控訴を取り下げなかった。その勇気がなかった点です。

佐藤 まだ、検察は無謬(むびゅう)だという幻想にとりつかれているんでしょう。村木さんの事件が明らかにしたのは、特捜部の捜査のあり方が間違っているという事実です。これを機に、宗男さんの事件や特捜部のあり方についても見直す必要があると思います。(10月8日発売週刊朝日24〜25頁)


「刑事事件の弁護士としては日本で一番と言われるお二人が言われていることは、裁判官、検察官が言うことより極めて説得力があります」といった声が多数寄せられる。

 特捜検察が密室で自分達に都合の良いシナリオ、ストーリーをつくり、それに添った調書を強圧的に誘導してつくっていく。それを「公判での証言より信ぴょう性が高い」と裁判官は判断する。

 調書の内容が真実、事実であるならば良いが、特捜検察の一方的なつくりをなぜ裁判官はチェックしないのか。

 真実を明らかにできない無念さ、悔しさが、私には今でも残っている。

 公平、公正、正義とは何か。必ず時が解決する。いかなる立場であっても、信念を持って、私なりの闘いをしていきたい。

195名無しさん:2010/09/29(水) 12:45:02
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196エノモト武揚人:2010/09/30(木) 01:48:57
2010年9月29日(水) 鈴 木 宗 男

 新党大地代表代行の浅野貴博君が、14時15分初登院し、議員バッヂをつけてもらった。晴れて衆議院議員となったのである。

 政治家としての心構え、姿勢は、私の元に7年いたので身体で覚えている浅野君である。私の初当選は35歳であったが、彼は32歳で衆議院議員である。本人の努力次第で大きな可能性をもってのスタートである。

 北方領土問題、アイヌ民族の権利確立等、しっかり私の跡を継いでくれることは間違いない。

 議員バッヂをつけた浅野代議士を見て、何とも言えない感激を覚えた。浅野君の前途に期待してやまない。
 必ずや新しい政治家像をつくっていくことだろう。

 議員会館は私の部屋をそのまま引き継いだので、従来どおりの第一議員会館1201号室である。
 是非とも遠慮なく立ち寄って戴きたい。

中国人船長釈放について、政府の姿勢が問われているが、当然国会が始まると大きな議論になるだろう。私のところには、「今回の件は、那覇地検、一検察官の判断で出来ることではない。大きな力が働いている」という詳細な裏付けのある話も入ってくる。

 昨夜、前原大臣は民放テレビに生出演し、「政治や政府の関与はない」という旨の事務的な話をしていたが、前原さんご自身が、今回の釈放の件についてはわかっているのではないか。

 この件も、おいおい明らかになっていくことだろう。

(PHOTO)

「浅野貴博新代議士と」

197エノモト武揚人:2010/09/30(木) 21:17:58

2010年9月30日(木)
鈴 木 宗 男
 ロシアのメドベージェフ大統領は「近く北方領土を訪問する」と表明したと報道されている。これに対し、前原外相はベールイ駐日ロシア大使を外務省に呼び、「日ロ関係に重大な支障が生じることになる」と話したと新聞に出ている。
 今、北方領土を実効支配しているのがロシアであることは、厳然たる事実である。しかし、日ロ両国の最高首脳は、北方領土は未解決の地域、係争地域であり、過去の全ての声明、宣言、約束に基づき、話し合いで解決しようと約束している。
 共産主義ソ連ではなく、今は自由と民主のロシアであり、世界をリードする大国である。
 北方領土にメドベージェフ大統領が行くというのなら、菅首相は「北方四島で日ロ首脳会談をし、問題解決を図ろう」と、北方領土訪問を逆手にとって、首脳会談を呼びかけるべきではないのか。反射神経が悪いとしか言い様がない。
 中国漁船船長の釈放も、当時の前原国交大臣、仙谷官房長官は、「国内法に基づいて粛々と対応する」と言ったが、中国側を一番刺激する話である。1978年10月、当時の大平首相と鄧小平副主席による会談で、鄧副主席は尖閣諸島については次世代に任せると述べている。
 中国は、尖閣を日本が実効支配していることを知っている。相手を逆なでする様な表現では、無駄なエネルギーを使うだけである。
 前原外相は国交相の時も、北方領土問題について根室で「不法占拠」と言ってロシアを刺激した。当時ロシアが大変厳しい指摘を鳩山首相にし、そのことは前原大臣にも伝えられている。同じことを繰り返していることを懸念してやまない。
 プレイヤー不在を心配するのは、私一人ではないだろう。
 国益を絶えず頭に入れて、総合的な視点で発言、行動されることを願うのみである。

198エノモト武揚人:2010/10/01(金) 21:08:43
2010年10月1日(金) 鈴 木 宗 男

 小沢一郎先生の資金管理団体「陸山会」の2007年分政治資金規正法違反事件に関し、東京地検特捜部は東京第一検察審査会の「不起訴不当」の議決を受けて再捜査をしたが、「起訴できる新証拠はない」と判断し、不起訴が確定した。
 各紙社会面で扱っているが、どこも小さな紙面である。「不起訴不当」の時は大きく扱ったのだから、あの時と同じスペースをとって報道するのが公平でないかと思うのだが。読者の皆さんはどう受け止めているだろうか。
 中国人船長釈放問題が昨日の国会でも取り上げられているが、野党の質問も今ひとつで、政府の答弁も本論、本質を避けている感じである。
 国家主権、国益に関する問題では、与党も野党もなく一致して対処すべきである。そのためには、外交は政府の専権事項であるのだから、政府が明確に説明責任を果たすことが一番である。他人事(ひとごと)みたいに「那覇地検の判断です」というのは、国民を馬鹿にしている。
 日中関係を大きく揺るがしかねない判断を、一地検に任せておいて良いのか。誰が考えても、「ふざけるな!」ということになる。
 細野豪志衆議院議員の訪中についても、「知りません」では通らない。「仙谷長官は正直な答弁をしていません」とマスコミ関係者、官僚からも話が伝わってくる。
 私なりに様々な情報は得ているが、「嘘つきに良い外交はできない」という外務省関係者の言葉を聞きながら、うなずくのみである。国民の支援があって、国民のおかげで外交が立ちゆくことを忘れてはいけない。

199エノモト武揚人:2010/10/02(土) 21:58:37
2010年10月2日(土) 鈴 木 宗 男
 最高検は、大阪地検前特捜部長大坪弘道、前副部長佐賀元明を無罪になった、元厚労省村木局長の事件でのデータ改ざんを隠ぺいしたとして逮捕した。新聞はどこも一面トップで扱い、TVも勿論である。
 我々こそが正義、国民から選ばれた国会議員は衆愚(しゅうぐ)の代表であり、我々が世直しをするといった、思い上がっていた一部検察官の実態が明らかになってきた。
 大坪前部長も佐賀副部長も「割り屋」として評価されてきたそうだが、自分たちのシナリオ、ストーリーに沿って強圧的に、時には誘導して調書を作っていく姿が目に浮かぶ。
 私の事件でも、検察に呼ばれた人は、呼ばれただけで萎縮(いしゅく)し、検察の言いなりになっている。
 密室での遮断、隔離された中での取調べがいかに公正、公平を欠いているか読者の皆さんには、是非ともおわかりいただきたい。だから、可視化が必要なのである。
 そして今回の問題を大阪地検特捜部だけの問題にしてはいけない。検察全体にあるこれまでの姿である。ジャーナリストの魚住昭さんが、東京新聞26面に次のように話している。

特捜だけの責任か

・ジャーナリストの魚住昭さんの話
 長年特捜部を批判してきた私だが、今回の二人の逮捕には疑問を感じる。最高検に二人を逮捕する資格はない。最高検は特捜部などの捜査をチェックする立場にあり、公判前にも途中にも矛盾に気付いていたはずだからだ。
 特捜部から事件の報告を受けた際、矛盾に気付きながら見て見ぬふりしたとしたら、広義では犯人隠ぺいの片棒を担いだも同じだ。最高検は特捜部に責任を押しつけ、責任拡大を抑えようとしているように見える。
 今回は証拠改ざんが発覚して騒がれているが、そもそも特捜部という組織の体質、伝統的な捜査の手法が問題だ。検察は自らに有利な証拠を集めて供述調書を作り、逆に不利な証拠は隠すか、無視する。そこに焦点を当てないと、個人的犯罪に終わってしまう。
(2010年10月2日東京新聞朝刊社会面26面)


 読者の皆さんと一緒に考えていきたい。
 それにしても、私自身暗澹(あんたん)たる思いだ。この事件が2週間前に出てたら、最高裁は私の上告棄却をしただろうか。最高裁が1カ月、いや20日後に上告棄却を出そうとしたら、出せただろうか。一寸(ちょっと)した巡り合わせで大きな差があることを改めて考えるものである。
 私のやまりん、島田事件も検察によって最初から「鈴木ありき」でシナリオ、ストーリーを作られ、参考人、証人から検察の都合の良い調書が作られ、その調書を一審二審と裁判官は鵜呑(うの)みにしている。
 真実、事実が書かれている調書なら良いが、デタラメな強圧的に誘導され作られた調書を信用性があると裁判官は判断する。何ともおかしな話である。
 全国民は検察のあり方に捜査の手法に特別の関心を持っている。
 真の公正、公平、フェアな社会をつくる為にも、何よりも正直者がバカを見ない社会にする為にも私は闘っていく。
 今、よくTVに新聞に名前の出る伊藤鉄男最高検次長検事は、私を逮捕した時の特捜部長である。同じく最高検の八木検事は私を逮捕する時の副部長で、なんと私を北方四島人道支援、三井物産ディーゼル発電供与でしゃにむに逮捕しようとして特別チームまで作った男である。
 私は三井物産から、モノを頼まれた事もお金は一円たりとも関係なかった。それでも私をやろうとしたのである。
 これはやまりん事件で私を取り調べていた、当時の谷川特捜副部長が教えてくれたものである。こうした人達に「正義」とか「真実」とかを求めるのは無理である。
 小さな出世や自己保身しか考えない人に「法と証拠」などと言ってほしくない。
 私は私に与えられた環境・立場で私の事件も含め、えん罪をなくすために堂々と発信していく。
 読者の皆さんのご理解を戴きたい。

200エノモト武揚人:2010/10/03(日) 20:14:33
2010年10月3日(日) 鈴 木 宗 男

 昨日、諏訪大社をお参りする。山に囲まれ、厳粛な雰囲気の諏訪大社に歴史を感じながら、頭を垂れ、しばし黙考(もっこう)する。自らを反省しながらも、ねつ造調書を作り、人を訴え、そのデタラメな調書をもとに人を裁く権力側の自己保身、心の無さを自ら見聞し経験した者として、神の前で公平、公正とは何かを自問自答する。
 「鈴木さん、おのれ見ておれ、の気持ちを忘れてはいけません」と言った声が聞こえてきた思いである。心洗われるひと時を過ごすことが出来、感謝の気持ちでいっぱいであった。
 本日の信濃毎日新聞31面に検察内部捜査中で「調書そのものが捏造(ねつぞう)」という見出し記事がある。全文紹介したい。

検察内部捜査中「調書そのものが捏造(ねつぞう)」

 かつて東京地検特捜部に在籍していた現職の男性検事は、同僚の特捜検事が自嘲(じちょう)気味につぶやいた言葉が忘れられない。
 「ぼくの作った供述調書は全部うそ。上司のオーダーに合わせて取ったものだ。だましですよ」
 当時、2人は中央政界を巻き込む大型汚職事件の捜査を担当しており、容疑者を取り調べる東京拘置所(東拘)内で偶然一緒になった。
 その東拘で男性検事は、奇妙な光景を目の当たりにする。同僚検事らが容疑者を取り調べている最中なのに、それに立ち会うはずの複数の検察事務官が検察官控室で待機していた。
 「なぜ、ここにいるんだよ」。男性検事が尋ねると、事務官の一人はこう答えた。
 「担当検事に『いなくていい』と言われたので…」
 取調べ中は事務官を外し、容疑者に調書の署名を求めた後などに部屋に入れる。その間、どんなやりとりがあったのか当事者以外には分からない―。「これが東拘の実態」と男性検事。自身はこの〝慣習〟をおかしいと思い、受け入れなかったという。
 捜査官が容疑者を取り調べたり、参考人から事情を聴いたりした内容をまとめる供述調書。押収資料のフロッピーディスクを改ざんしたとされる大阪地検特捜部の前田恒彦が主任検事を務めた厚生労働省文書偽造事件の公判では、検察の強引な取り調べが判明し、調書の大半が証拠能力なしとされた。
 男性検事は特捜部の経験を踏まえ吐き捨てるように言った。
 「供述調書そのものが捏造(ねつぞう)だ。主任検事らが取り調べ全体を見回し、内容を修正させる。調書をいじりながら、容疑者が言っていないことを言ったように作るんだ」
 <捜査段階の供述は、真実体験した者でないと語れない迫真性に富んでおり…>。刑事裁判の判決で頻繁に登場するこの表現について、東京地検特捜部時代に大型疑獄事件に携わった元検事は冷ややかに言う。
 「検事だって小説を読む。小説を参考にすれば、誰でも迫真性のある調書ぐらい取れる」
 かつて検察首脳だった別の元検事は、功名心を抱える「古巣」の危うさを認め、「前田も学生時代は正義感にあふれていたのだろう。うちの文化がこういうことをさせてしまったと考えると、わたしの責任も重いと痛感する」と打ち明ける。前田の上司だった前大阪地検特捜部長の大坪弘道らの逮捕に、組織の存亡を懸けた検察の執念を感じている。「もうメンツとかそんな状況じゃない。事実をきっちり調べ上げ、国民に公表しないとどうにもならない。最高検は本気だよ」(呼称略)
(2010年10月3日(日)信濃毎日新聞31面)


 読者の皆さん、現職の検事が言っているのだ。これが検察捜査の実態である。「僕の作った供述調書は、全部ウソ。」この言葉は正直な表現だ。そのウソ・デタラメな調書を信用性が高い、公判での証言は信用性が低いという判決は正しいのだろうか。
 冤罪で泣いている人がいる。作られた事件で、人生を無くした人がいる。その人達の為にも、私は真実を求めて、先頭に立って行動していく。私は朝起きると「運」という字をなぞる。軍(いくさ)がと書いて「運」である。努力しないと闘っていないと、運は無い。私の人生観である。しっかり心してやっていきたい。

201エノモト武揚人:2010/10/04(月) 22:28:47
2010年10月4日(月) 鈴 木 宗 男
 東京第5検察審査会は小沢一郎氏の陸山会の政治資金規正法違反事件につき、2回目の議決で1回目の議決と同じ「起訴相当」とし、これにより小沢一郎先生は強制起訴される事になった。
 民間人で法律の専門家でもない審査員が、検察のリークによる事実でない、真実でない報道により「小沢は悪人」というイメージが固定し、洗脳された状態で「起訴相当」という判断をした可能性は否定できない。
 この議決は9月14日に行われたという。9月21日、前田主任検事が逮捕されている。この議決が1週間、10日遅れれば審査員の判断も変わったのではないか。
 「鈴木さんの場合も上告棄却が10日遅ければ最高裁の判断時期も変わっていたのではないか」という識者、マスコミ関係者の話があるが如何せんどうにもならない。
 私の事件でも多くの国民は、「ムネオハウス」「北方四島人道支援のディーゼル」「アフリカODA」で事件になり、裁判の結果実刑判決と思っている人が多い。
 私の場合、マスコミで取り上げられた件で何一つ事件にはなっていないが、正しくない報道を国民も鵜呑みにしてしまうのである。
 こうした事を考えると民主主義の危機だという認識を国会議員等しくもたなければ、狙われれば明日は我が身なのである。
 今、日本に公平、公正があるか真にフェアーな社会と言えるか、読者の皆さんも考えて戴きたい。
 小沢一郎先生は意気軒昂で、堂々と裁判で真実を明らかにすると言う姿勢なので安心した。

202エノモト武揚人:2010/10/05(火) 22:07:57
2010年10月5日(火) 鈴 木 宗 男
 昨日、検察審査会の二度目の議決により、小沢一郎先生の強制起訴が決まった。
議決をしたのは9月14日。その一週間後の21日の夜、大阪地検の前田恒彦主任検事が逮捕されている。前田検事の逮捕後、でたらめな調書作りや改竄等の話が出てきて、10月1日、当時の大坪特捜部長、佐賀副部長の逮捕となる。
 密室で強圧的に、更には誘導してつくった調書を元に、検察審査会は議決をしたのだが、たとえば小沢先生の秘書の大久保氏を調べ、調書をつくったのは、何と逮捕されている前田検事である。でたらめで改竄された調書が、村木事件で明らかになっている。
 読者の皆さん、前田、大坪、佐賀氏らが逮捕され、検察のいい加減さが明らかになったところで議決されていたならば、検察審査会は小沢先生を果たして強制起訴としただろうか。検察の恥部が出ないうちに議決をするのは、果たして公平、公正だろうか。多くの人から「意図的、恣意的だ」という声が入る。
 私の場合も、最高裁は村木裁判の判決が出る3日前の9月7日に判決している。何かしら作られた流れと受け止めざるを得ない。「検察側の思惑が働いていると受け止められるだけでもマイナスだ」という指摘が、これまた多数入ってくる。
 世の中、わかる人はわかってくれる。真実を求めて、私は発言していく。
 犯人隠蔽の疑いで逮捕されている大阪地検特捜部の佐賀前副部長の秋田真志弁護士が、取調べの全過程の録画(可視化)を最高検に申し入れたと報道されている。
 可視化に反対していた検事が、自分が逆の立場におかれて初めて気付いたのが可視化である。可視化の重要性、必要性がわかっただけでも良いことである。
 ここは大坪前特捜部長も、佐賀前副部長も前田検事も、とことん頑張ってほしい。最高検次席検事の伊藤鉄男氏、八木宏幸最高検検事に、「お前達に教えられた通りやってきたのに、今になって俺達を悪者にするとは何事だ!俺達が悪いと言うのなら、お前たちは悪くないのか!」としっかり勝負して戴きたい。
 今まで弱い人がどれほど権力に泣かされてきたか。「ここはお互い冷静に考えながら、権力と闘っていこうではないか」と、大坪、佐賀、前田氏に伝えたいものである。
 馬淵北方相が4日、根室市に行き、北方領土元島民らと意見交換している。就任して2週間足らずで現地をみたことは良いことだ。
 今までの北方担当相は、根室を訪問して「こんなに近いとは」と驚く大臣ばかりであった。間違って大臣になり、何の勉強もせず、そして辞める、と、何もしない政治家がいかに多かったことか。
 外交は積み重ねであり、人である。たまたまその任に就いたからと言って、動くものではない。
 馬淵大臣はじめ司々(つかさつかさ)の職にある人は、継続性を持って取り組んで戴きたい。ポストを離れると全く何もしない人が多いことを教訓にして、政権交代した以上、「継続は力だ」の思いで、国民の悲願である北方領土問題解決に向けて努力して戴きたい。
 昭和58年の初当選から、政治家として誰よりも北方領土問題に取り組んできた鈴木宗男の、心からのお願いである。

203エノモト武揚人:2010/10/06(水) 20:41:07
2010年10月6日(水) 鈴 木 宗 男
 大阪地検特捜部の改ざん隠ぺい事件で逮捕されている大坪元特捜部長、佐賀元副部長に記者が会って取材したことが報道されている。
 否認している容疑者への接見は認められないのが、これまでの裁判所の判断だった。しかし世論の検察に対する厳しい目線等を考えると検察と同一歩調をとってきた裁判所としては、ここは一線を画したほうが得策と考えたのか。
 「これも自己保身」、「身勝手な判断」と言う声も聞かれる。「私」が優先され、「公」の精神はどこにいったかと首を傾げたくなる。
 前原外相は昨日外国特派員協会で講演し、本日の北海道新聞4面で以下のように報じられている。

■外相「ロシアは自制を」

 前原誠司外相は5日、東京都内の日本外国特派員協会で講演し、ロシアのメドベージェフ大統領の北方領土訪問計画について「副首相ら政府高官が行ったことがあると聞いているが、トップが行くとなると話が違う」と述べ、ロシア側に自制を求める意向を示した。「日ロ関係を前に進めたいと強く思っている」と強調。その上で「お互いが協力できることは協力し、そうしていく中で平和条約を締結することは大事なこと。日本側の思いも勘案して対応してほしい」と語った。

 副首相や政府高官はよいが、トップはだめだという考えは理にかなっているだろうか。矛盾しているのではないか。北方領土は日ロ両国の最高首脳が係争地域、未解決の地域として認め、現に首脳会談で話し合っている。
 中国人船長逮捕、釈放についても細かな、詳しい説明はなかった。戦略のない外交と思っているのは私一人ではないだろう。偽メール事件で代表の座を降ろされた当時の前原さんの姿がダブって見えてくる。
 「偽メール」を頭からこれは真実だと決め付け、時の小泉首相から裏付け、証拠を出してくださいと逆に言われ万事休した経験が生かされていないのではないか。勉強したのと頭が良いのとは、やはり別のものだとつくづく思う。

204ロックフェラー帝国の陰謀-見えざる世界政府(原著1976年):2013/07/31(水) 23:09:58
ロックフェラー帝国の陰謀-見えざる世界政府(原著1976年)
国民は騙されるな!!
官僚・政治家・NHK・大マスコミ・CIAは昔から結託している!!
■■ロックフェラーが死んでも、謀略の全ては無くなったと思い違いしないように!!その上がいる。
■■工作員による、撹乱文・撹乱サイトに注意!!

205ナイキスニーカー:2013/09/15(日) 12:26:50
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