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カマトリ

1松代@管理:2004/11/08(月) 13:29
いかにしてカマヤンは鳥山仁と改造松代軍団にЗона板で戦いを挑んだか

2松代:2004/11/08(月) 13:31
規制推進派とオタクとの関係性について スレッドにおいて、松代とカマヤンさんとのやり取りが始まったのは、松代が投稿した「カマヤンさんの作品検討」がきっかけだと考えています。
しかし、カマヤンさんは松代の作品検討と他団体のマンガフィクション論とを強く結びつけ、松代にしてみればかなり的外れな指摘を繰り返しているように受け止めています。松代が作品検討を投稿したのは7月中旬で、カマヤンさんがレスをつけたのは9月末日ですから、よく考えたうえでの投稿だと判断しているのですが、論点が噛み合わないことには当惑しています。
確かに、自分は「マンガフィクション論」が提唱された当初から異を唱え、問題点を追求し続けていますが、その手法や論点は最初から特に変化させていないつもりです。
カマヤンの作品検討についても、AMIのマンガフィクション論とは「できるだけ直接的に結びつかないよう」に組み立て、またジポ法における様々な問題から切り離して、カマヤンさん個人の認識や意識に焦点を当てているのですから、自分としてはその点をきちんと読み取って欲しいのですね。
実際、自分はカマヤンさんが「マンガフィクション論を党派的に擁護した」点をひとつも指摘せず、カマヤンさんとのやり取りでも「カマヤンさんが団体のフィクション定義が不十分だと認めていた点」はきちんと評価しているのですから、カマヤンさんが執拗に「他団体のフィクション論と絡めた反論を展開した」のには、正直いってちょっと呆れてさえいます。
また、掲示板における対応という点でも、カマヤンさんは松代が問題視した他の投稿者より、はるかに丁寧な扱いを受けています。発言内容という点では、カマヤンさんの方が松代が問題視した他の投稿者よりもはるかに支離滅裂で、しかも意味不明の罵詈雑言さえ含まれているのにも関わらず、です。

ただ、2003年末から翌04年初めにかけて、カマヤンさんがひどく消耗し、問題のある言動がいくつか見受けられるようになったとは考えています。松代としては、恐らく疲労の蓄積や生活上のストレスなどに起因する、一時的な精神衰弱と考えていますが、いずれにしてもカマヤンさんの「現状における」思考能力や情報処理能力、精神状態等に問題を感じているのは確かです。
松代としては、カマヤンさんに対して、思い切って長期の休みをとり、メンタルチェックを踏まえた上、適切な方法で心身の不調から回復し、生活の基盤を整えて活動に復帰されるのがよろしいかと、そのようにお薦めしたい所です。

3松代の現状認識:2004/11/08(月) 13:33
カマヤン・倍賞美津子(みぃちゃん)主演 『心配されてるうちが花なのよ 見捨てられたらそれまでよ党宣言』

旅回りの女学生、みぃちゃんが山梨に帰って来た。沖縄集落の中のタケ子が経営する飯み屋の二階が彼女の住居で、内縁の夫・鎌倉と親友のアイコが待っているはずだった。その日は、みぃちゃんの弟の正とタケ子の娘、タマ枝、和男の不良中学生三人が修学旅行からはずされた腹イセに積立金強奪騒動を起こし、人質の野呂教諭が縛られ、物干し台に転がされていた。鎌倉は原発を転々と渡り歩く労働者・原発ジプシーで漫画家もしている。みぃちゃんとはジポ法改正運動以来の間柄で、みぃちゃんはそろそろ、二人で堅気の仕事に就いて結婚したがっていた。みぃちゃんは鎌倉の顔を見るや、アイコのことを聞く。アイコは東京の中野で漫画家相手の娼婦をさせられていて、鎌倉の手引きで逃げて来たが、前日、中野へ帰ってしまっていた。みぃちゃんは、鎌倉が漫画家に寝返ってアイコを帰したと思い込み、学校をクビになった野呂を鞄持ちとして再びドサ回りの旅に出た。そして、中野に向かう。殺されたと思っていたアイコは元気だった。彼女は好きな男、安次を葬ったところであった。学校を追われた正たちも鎌倉と共に中野に来ていた。事故で死んだという安次は、本当はアシスタント作業中に劣化ウランで被爆し、事故隠しの為にボート小屋に監禁されたのだった。アイコは一計を案じ、安次を死んだことにして埋葬するが、後日、やくざの目を盗んで安次を墓から掘り出し、みぃちゃんと野呂を仲人に墓場で結婚式をあげる。二人は浜を急ぐが、海上の船から銃で撃たれてしまう。みぃちゃんや正たちは、アイコと同じ境遇にあるフィリッピン女性のマリアにもやくざの魔の手が迫っているのを知り、マリアを連れて山梨にもどる。そして、老船長の船でフィリピンまでマリアを連れて密航しようと考えた。マリアを追ってやって来たやくざのシバは、鎌倉にアイコ殺しの代人として自首しろという。鎌倉は拒否し、シバを銃で撃つが、暫く後、シバの子分に撃たれてしまう。よろよろと外に出る鎌倉をやくざとつながっている鳥山が待っていた。そして、瀕死の鎌倉から銃をもぎ取ったみぃちゃんが鳥山めがけて発砲する。

4カマヤン:2004/11/10(水) 02:10
じゃあ、フィクションで返歌をしましょうか? 

その前に確認しておくけど、松代さん、心傷つけられたいですか?

5カマヤン:2004/11/10(水) 03:34

 もう一つ確認しておきたいが、スレ移動したということは、「フィクション」という語で
何を示していたのか、については、松代さんは検討する意志はないのですね?
「フィクション」が示すものについて、松代さんは興味がないのですね?

6СТАЛКЕР:2004/11/10(水) 09:10
「松代には分からない、要するにカマヤンには分からない」
カマヤンはこんな解釈があると考えている訳だ。
テレパスかよ!

7松代@管理:2004/11/10(水) 11:59
規制推進派とオタクとの関係性についてスレより発言移動
名前: カマヤン 投稿日: 2004/11/10(水) 02:04
>>253
で、>>168はどうなん? 返答拒否ですかいね?
松代さんに「仕事がほしい」と誤解される発言をかつてしていたのなら、
ごめんなさいでした。
当方には松代さんへ「金銭」や「生活の糧となる仕事」を頼んだ意図は
欠片もありませんでした。そのことに関して誤解を招く言動をしていた
のなら、それについては平に謝罪します。

8松代@管理:2004/11/10(水) 12:01
規制推進派とオタクとの関係性についてスレより発言移動
名前: カマヤン 投稿日: 2004/11/10(水) 05:55
松代さんへ
>の1行の「自分」を、「松代」と読むか? 「カマヤン」と読むか?
は、
>>248 
>松代じゃないの?
>>258
>従って、「自分」をカマヤンと解釈するのはかなり無理があるのではないか?
この読解でよろしいか?

9松代[TRACKBACK]:2004/11/10(水) 12:04
>>8
>カマヤンさん
この読解でよろしいかもなにも…

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/410/1037028995/r168でしたら、前後の文脈からも「自分」=「松代」となるのは当然です。

他の方々も指摘しておられますが、やはり前後の文脈から「自分」=「松代」と読み取るのが普通かと思われます。

……それとも
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/410/1037028995/r238
「ネタ」あるいは「罠」なんですか?(;´д`)ノ

もし「ネタ」あるいは「罠 なら、こっちの返答をドゾー(´∀`)ノ旦

まともに日本語も読もうとしない揚げ足取りに、どう答えようとわしゃしらんわ。
揚げ足取ってるほうの主観で、どうにでもいじくれるじゃないの?
松代名の発言で、発言者が「自分」という代名詞を使ってて、それがカマヤンをさすかどうかなんて知らんわ。

念を押しておくが、
1;「自分」という語は松代は積極的に使ってはいない。
2;カマヤン周辺の人間は「自分」や「オレ」という語に独特な定義づけをしているようだが、その内容を私は説明されていない。
3;「自分」や「「オレ」という語にこだわって積極的に使っているのは、カマヤン周辺人物であり、どういう文脈でどうこだわっているのかについて説得的な説明はない。

10松代:2004/11/10(水) 12:14
>>4-5
>カマヤンさん
おっしゃることの意味がさっぱりわかりませんが、もしも松代の心を傷つけることによって、カマヤンさんがなんらかの精神的な安定要素を得るとおっしゃるのであれば、どうぞ御随意に傷つけていただいてもかまいません。

他者の心を傷つけると宣言したうえで、該当する人物の心を傷つけるであろうと発言者が推測しているような内容の発言を公表することに対して、自分はなにひとつ感心も共感も肯定的な評価もいたしませんが、それもまた「表現の自由」であり、発言者の意図は最大限に尊重させていただきます。

11СТАЛКЕР:2004/11/11(木) 08:49
>まともに日本語も読もうとしない揚げ足取り

 好意的に解釈すれば、松代氏や鳥山氏をはじめ、ここの住人は文章に慣れているせいか、やや複雑な構文をふつうに使えてしまうし、読めてしまう。

 承知の通り(as you know)、おおむね漫画の人間は吹き出しに複雑な文章を使うことはあり得ないというか子供にも判る文章を作成するように訓練されているから、作る側も読む側もあまり複雑な構文は得意ではない。

 私も疲れていたりすると関係代名詞がどれを指しているか迷うことがある。
 つか、「中学生くらいが難なく読めるべき」新聞の水準と比較すると現代的には悪文だろう、松代氏の文章は。字下げもしてくれないし(笑)

 揚げ足取りとかいわずにそれくらいの気持ちで接すれば、お互いにイラつくこともないんじゃないの。

12СТАЛКЕР:2004/11/11(木) 09:10
フォローになってないし…

13СТАЛКЕР:2004/11/11(木) 13:19
>>12
そうでもないと思いますよ。
読めてしまう事と、読む気になる事とは又別ですからね。
ざっと読んで解り難かったら聞いたほうが早いや、
って思う気持ちも解る気がしますけど。

14松代:2004/11/11(木) 23:11
>>11-13

まず、松代の文章能力には問題があり、ややもすると文意が不明確で晦渋に過ぎるという点については、ある程度の自覚もあり、批判は甘んじて受けるつもりです。
ただ、もしも11さんが指摘する通り、本当に漫画作家や漫画愛好者の日本語読解能力が限られたものであったとしても、やはりそのことを安易に認めるのはよろしく無いと思います。
かつて、鳥山さんが他団体の掲示板で「ごめんね、漫画のように書けなくって」という主旨の発言をして、かなりの物議を醸した事例もありますが、漫画作家や漫画愛好者にも優れた日本語読解能力を有する人もいるので、ひとくくりに考えるのは問題でしょう。

その意味では、12さんが「フォローになっていない」と指摘するのも、もっともなことだといえましょう。

次に、カマヤンさんが以下の松代発言をどう解釈したかという点ですが、やはり「最初から【自分=松代】だと理解していたのではないかと推測しています。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/410/1037028995/168

というのも、松代は問題の文章において、最初から最後まで松代を指す単語として「自分」という名詞を代名詞的に用いているのに対し、カマヤンさんが問題視しているのは1ヶ所のみです。もし、問題の文章において、自分という単語が「カマヤンさん」を指すのであれば、文章全体の意味が滅茶苦茶になります。ましてや、問題の文章における自分という単語が、あるところでは「カマヤンさん」を指し、別のところでは「松代」を指すなどとは、とうてい考えられないと言えましょう。

さらに、カマヤンさん自身もまた、以下の発言で「オレ」という名詞を代名詞的に用いており、最初に発言者名を明記してる場合は、自己を表す人称代名詞、あるいは代名詞的に用いられている名詞が、基本的に発言者当人を指し示すことを理解していると推測できます。

ただし、13さんが指摘するように、読み取る能力を具えていることと、読み取る意思を持つことは別問題です。当Зона板においても、カマヤンさんはしばしば「読む気がしない」旨の発言をしており、基本的にカマヤンさんには松代の発言を真面目に読み取る意思が存在しない可能性すら存在します。
とはいえ、真面目に読み取ろうともしないで文句を言うというのは、控えめにいってもあまり礼儀にかなった振る舞いではないように思えます。

もし、カマヤンさんがネタではなく本当に、松代の発言など「読み取るにも値しないが、感情的にむかつくからとりあえず文句だけはつけておく」と、本心から考えておられるのであれば、松代としても、ネタではなく本気で「まともに日本語も読もうとしない揚げ足取りに、どう答えようとわしゃしらんわ」と言う他なくなるのではないかと危惧します。

15松代@発言転載:2004/11/11(木) 23:14
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/410/1037028995/212
規制推進派とオタクとの関係性について スレッドより

212 名前: カマヤン 投稿日: 2004/10/22(金) 19:34
マンガ論的には、オレはフィクションとノンフィクションを区別していない。…(A)
だがAMIが言っている「マンガはフィクションだ」は、「マンガのキャラは自然人(実在児童)ではない」という
意味だ。…(B)
鳥山氏が一時期煽った「このマンガはフィクションです。実在の人間とかは関係ありません」運動で
言うとこの「フィクション」がどういう意味だったのかはオレは知らないし、関心もないが。…(C)
(A)と(B)を同時に発信すると、情報受容者が混乱する。
松代氏の定義の「フィクション」「ノンフィクション」は(C)の定義であり、(C)定義は(A)(B)とどこまで
重なりどこまで重ならないのかは私には不明であり、発言者である鳥山松代にはもっと未分化で
不明だろう。
冒頭で言った
「松代氏の『批評』の中で使われている『フィクション』『ノンフィクション』定義は、
あくまで『松代の言語感覚によるフィクション・ノンフィクション定義』であり、『カマヤンの定義では』
という書き方されると不愉快だ」
を、(A)(B)(C)で示すと
〈松代氏の『批評』の中で使われている『フィクション』『ノンフィクション』定義〉…(C)のバリエーション
〈『松代の言語感覚によるフィクション・ノンフィクション定義』〉…(C)のバリエーション
〈(松代による)『カマヤンの定義では』という書き方〉…(C)のバリエーションで、(C)=(B)と主張
〈という書き方されると不愉快だ〉…「(C)=(B)」じゃない。
>>211
> 2003年1月17日
>「女性とメディア(ICT)」・「女性に対する暴力」についての情報・意見交換会
オレが出席してもいないイベントのことでオレに逆恨みされても知らんわ。
君らにしろ誰にしろ、何があったのかマトモに報告すらできてないやんか。
マトモに報告すらできてもいないことについて、オレが出席してもいないイベントについて、
逆恨みされても全く意味不明だ。
オレが参加しないと、イベントを解釈したり報告したり対処することすら君らできんのか。
「児ポ法のことなら必ずカマヤンが出席するはずだ」という期待なんかされても迷惑だ。
仮にそう仮定するのなら、君らの存在理由ないじゃん。

16松代:2004/11/11(木) 23:16
こういうのもこしらえてみました〜
楽しんでいただければ嬉しく思います。

三十九歳の地図

鎌倉は三十九歳、地方から上京してきて、子供たちに社会科を教えながらマンガを描いている。三百人以上もの子供に知識を入れる単調な肉体労働の上に、集金に行けば、どこの家からもうさん臭さがれ、無視される。鎌倉はネット掲示板をつくり、知人の名を書き込み、世界システムを否定したから×印一つ、ブルーリボンを騙っているから×印二つなどとランクをつけ、それぞれのサイトに嫌がらせの書き込みをしている。鎌倉の知人には三十七歳になる独身男、松代がいる。ホラばかり吹いていて何も出来ないダメ男の松代に、鎌倉は反吐が出るような思いがする。そんな鎌倉の前に、自殺未遂の末、片足が不自由になった女が現われる。男と寝ては生活の糧にしている娼婦であるその女を、松代は醜く、汚なく、孤独で、そしてメンヘラーだとこき下ろす。しかし、そんな女を鎌倉はみぃちゃんと呼んで慕う。鎌倉には、松代は大人の人間の汚なさの象徴に見える。やがて女は身籠り、はじめて幸福な気持になった鎌倉は、女のために、生まれてくる子供のために、その幸せを完成させようとするが、生来の世渡りの不器用さからうまくいかず、都青少年問題協議会の起草委員会で、ブーイングの末に精神科医を怒らせてしまう。松代は鎌倉をなじった。松代は「ムーはフィクションなのか?ドキュメンタリーなのか?」と悲痛な言葉を吐き続ける。鎌倉のやり場のない怒りは、マンガフィクション論となった。ネット掲示板で自説を主張し続ける。

「全てのマンガはフィクションなんだ!ほんとだぞ!……」

書き込みを終えたあと、鎌倉はただ泣くばかりだ。その涙は、人間とは、人生とは、社会とは、その最深部を見、知ったことの代償なのだ。

17СТАЛКЕР:2004/11/12(金) 01:46
>>14
>本当に漫画作家や漫画愛好者の日本語読解能力が限られたもの

 あえてそういう捉え方もできるように強調した面もあるので、漫画の人の日本語能力を馬鹿にした風になってる部分は掲示板上で謝罪します。「能力」というより慣れの問題だろ、と思ってますが。

>松代の発言など「読み取るにも値しないが、感情的にむかつくからとりあえず文句だけはつけておく」と、本心から考えておられるのであれば

 そこがちょっと判断つけかねるところなんだよね。(このBBSに限れば)今までの経緯を見る限り、松代氏や鳥山氏あるいは鍋島氏が意図的にカマヤン氏を陥れたりことさら「心を傷つけ」たり見下しているとは思えないのだけどカマヤン氏はそうは思っていないようにも見える。
 だけどカマヤン氏がある程度はレスをつけているところをみると完全に断絶したいわけでもないのかなあと。

 鳥山氏はいまだにカマヤン氏のことを有能な人間と認めているようなので、双方で折り合いがつく範囲で仲良くやってもらえればいいなあと、あんまり人間関係のぐだぐだを見たくない外野の無責任な意見でした。ごめんなさい。

 そういう意味において >>16を無邪気に楽しんでよいものかどうか悩むところではある(苦笑)

1813:2004/11/12(金) 02:24
>>14
>13さんが指摘するように、読み取る能力を具えていることと、
>読み取る意思を持つことは別問題です。当Зона板においても、
>カマヤンさんはしばしば「読む気がしない」旨の発言をしており、
>基本的にカマヤンさんには松代の発言を真面目に読み取る意思
>が存在しない可能性すら存在します。

ん〜、そのように解説を付与されますと、私の真意が曲解される
危惧がありますので改めて書きます。
要するに、読みにくい文は、内容を真面目に読み取る気力を
読み手から奪い取る場合が往々にしてある。
しかし、それが読解力不足だとか、真面目に読む気がないだとか、
ただそれだけの問題だとは思えない。
と言う事です。

もっと言えば、難解な文を読み取る気力がないと言う批判も
解りますが、では、難解な文(視覚的にも読みにくいもの)を
書く側は、そもそも伝える意思が欠落していると言う
批判もあるでしょう。
と言う事です。

更に申し上げますと、ご自身が
>松代の文章能力には問題があり、ややもすると文意が
>不明確で晦渋に過ぎるという点については、ある程度の自覚もあり、
>批判は甘んじて受けるつもりです。
と、認識しておられるにも関わらず、書式その他を改められないと言う事は、
そもそも、相手に自らの言説及び意図が伝わらない事を予め
想定した上で、あえて発言されていると解釈するのが
妥当でしょう。

本気で相手とコミュニケートを図り、或いは議論を為したいと言うのであれば、
解るようにするべきなのは発信者側です。
発信者側がそれを怠るのであれば、この場合は『発信者側は
受信者・読者側と議論や理解、対話を行おうとする意思が欠如している』
のであって、それに対して受信者・読者側が無気力になったとしても、
受信者・読者側に責任があるとは、なかなか思えません。

19СТАЛКЕР:2004/11/12(金) 09:16
>>11
大学で歴史学専攻されて、おまけに刑法の専門書やら法律文を読みこなす
カマヤンさん相手に「漫画人間は複雑な構文が得意でない」とか
「読解力中学生程度」とか、そりゃあんまりじゃないの?

2011:2004/11/12(金) 17:19
>>19
なるほど。権威主義的なにおいもするが、それは失礼だったかもね。
法律文の読み方も単なる慣れなんだが。

そうなると「法律文も読みこなすカマヤンが松代氏の文章を読みたくないのはやっぱり『まともに日本語も読もうとしない揚げ足取り』なわけだね?(苦笑)
それもいやだし、「疲れていると」とか逃げ道を用意したつもりだったんだが。まあいいや。勝手にやってくれ。

21松代[TRACKBACK]:2004/11/12(金) 23:25
>>17-18

まず基本的な了解事項として、もし他者の発言内容に異議を申し立てるのであれば、相手の発言内容を「きちんと把握する」のは、最低限必要な事柄ではないでしょうか?

相手の発言を「読む気がしない悪文」とこきおろしつつ、それでいて「斜め読みもしないで文句をつける」というのは、対話以前の問題かと思われます。

読む気がしない悪文なら、悪文ということだけ指摘して、後は無視すればよいでしょう。

次に、一般論としての読み手対書き手の関係性と、カマヤンさんと松代の問題とを、はっきりと区別する必要がありますね。

一般論としては、13氏が指摘するように必要以上に晦渋な文章はそもそも「読んでもらえない」し、あるいは「読んでも書き手が望むようには理解されない」のだから、読んで理解されたいと望むのであれば「わかりやすい文章を書かなければならない」となります。

しかし、カマヤンさんと松代との関係性においては、13氏が指摘する一般論があてはまらない部分もあると認識しています。
以下にあてはまらない部分を示します。

1:カマヤンさんは複雑な文章を読解する能力を持っている

19氏も指摘しておられますが、カマヤンさんが運営する掲示板などでの発言や、カマヤンさんが引用、あるいは紹介する資料からも、カマヤンさんが複雑な文章を読解する能力を具えていることは明らかです。

2:カマヤンさんは読者の気を惹くようなわかりやすさを好んでいない

過去ログ倉庫にある以下のスレッドからも、カマヤンさんは単純化された文章ではなく、複雑でも主語、述語、目的語が明確で、発言者が自信の判断を明確にしている文章を肯定的に評価していることは明白です。

http://jbbs.livedoor.jp/news/410/storage/1043181168.html

3:松代は過度に複雑な文章を書かないよう、既に方針転換している

規制推進派とオタクとの関係性についてスレッドでのやり取りが始まってからしばらくして(発言番号では180番前後)、松代はカマヤンさんとの意思疎通に問題が生じている可能性を考慮し始め、文章の構成を変化させました。
具体的には、関係代名詞を使わずに文章を短く区切り(1文あたり最大200文字程度に圧縮)、指示代名詞の使用も最低限に押さえています。また、松代の判断を「常に明記」するようにも心がけています。
付け加えるならば、指示代名詞の使用を控えることと、文章を短くまとめることは、おうおうにして矛盾します。しかし、理由は不明ながらカマヤンさんは指示代名詞の指示対象を誤読する場合が多く、誤読可能性を軽減するために指示代名詞の使用を控えています。
さらに、以下の発言によって、松代はカマヤンさんの精神的疲労を考慮していることを明示し、カマヤンさんが「文章をきちんと読み取るだけの精神的余裕が生じる」まで、やり取りを休止することも提案しています。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/410/1037028995/r187

22松代:2004/11/12(金) 23:26
以上の各要素を考慮するならば、11氏の指摘は非常に興味ぶかい点をついているといえましょう。

>>17
>そこがちょっと判断つけかねるところなんだよね。(このBBSに限れば)今までの経緯を見る限り、松代氏や鳥山氏あるいは鍋島氏が意図的にカマヤン氏を陥れたりことさら「心を傷つけ」たり見下しているとは思えないのだけどカマヤン氏はそうは思っていないようにも見える。
>だけどカマヤン氏がある程度はレスをつけているところをみると完全に断絶したいわけでもないのかなあと。

松代はそれなりに面白おかしくやり取りを続けさせていただいておりますが、カマヤンさんのネタ回しには、なにか鬼気迫るものがあります。松代は>>2でも指摘させていただきましたが、今年の初めには街頭で右翼と暴力沙汰を起こすなど、カマヤンさんの言動には余裕が感じられなくなっていることは間違いありません。

それに、13氏も指摘しておられますが、読む気が起きない文章なら「無視すればよい」だけのことです。誰も、カマヤンさんに文章を読むように強制していないし、まして読む気も起きない文章に返答するよう強制してはいないのです。

松代も>>2で明示していますが、カマヤンさんは2ヶ月以上放置していた文章に、わざわざ的外れな指摘を繰り返しているのですから、松代はカマヤンさんの意図について疑問を抱かざるをえません。

つまり、カマヤンさんは読む気が起きなかったからいったんは放置したと、そうとらえてもよいのではありませんか?

カマヤンさんが2ヶ月以上に渡って放置していた文章に、わざわざ的外れな指摘を繰り返したという1点のみをとらえても、13氏が示した一般論はあてはまりにくい情況なのではないかとかんがえます。

松代がカマヤンさんの運営する掲示板に投稿を繰り返しているのならば、カマヤンさんもなんらかの対処をしなければならないでしょうが、現在の情況は全く正反対です。
しかも、松代はカマヤンさんに対して、カマヤンさんの指摘が的外れなことを繰り返し表明しています。
カマヤンさんには「かまって欲しいなんらかの事情」が存在するのかもしれませんが、松代にはさっぱりわかっていません。

23松代:2004/11/12(金) 23:31
>>17
>そういう意味において >>16を無邪気に楽しんでよいものかどうか悩むところではある(苦笑)

ありゃりゃ残念。
実は、まだまだたくさんネタを用意していたところだったのですよ〜〜
まぁ、このままお蔵入りってのももったいないから、今夜は「週末洋画3本立てレイトショー」としゃれこみましょうか?

予告編
次週以降の予定

江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間
ガス人間第一号
ノストラダムスの大予言
人間革命
続人間革命
世界大戦争
地獄の逃避行
ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア

サヨクの森

みぃちゃんは、毎年、夏になると、両親と一緒に山荘で数ヵ月を過ごすことにしていた。今年も、みぃちゃんは森に住む漫画家鎌倉と、大人たちの知らない二人だけの遊び場で再会した。しかし、鎌倉は妙によそよそしく、みぃちゃんを見る目も変わっていた。鎌倉の夢は、世界システムの陰謀を暴くことで、今年こそ単行本を出版する、とみぃちゃんに言い、彼女を連れて森に入った。雨を避けるために入った洞窟で二人はキスをしあった。ある日鎌倉は、森のはずれの出版社で松代と出会い、うまく言いくるめられ、翌日、AA本の企画書をまとめるように命令される。二人だけの世界に松代が入り、状況は一変していった。松代はえらそうににふるまい、鎌倉に説教をし、金を貸すように要求した。ある日、松代を山にある洞窟に連れていった鎌倉は、インチキ出版企画で「オレ」を陥れようとした「自分」を、ネット掲示板でこき下ろしてしまう。都議会までいっしょについてきていたみぃちゃんは、いつの間にかサヨクに愛想をつかしており、その後、鎌倉がどうなったのかも、そして松代のフィクション定義も、わからなかった。
松代が言う「自分」とは、鎌倉なのか、松代なのか?
ただみぃちゃんがサヨクから脱皮し、自分の置かれている状況を認識した遠いあの日の思い出だけなのだった。

小さな辰

山梨の小さな町の屋敷に鎌倉(カマヤン)は戻ってきた。戦争前は一流マンガ家として東京での盛大なパーティに出席し、皆の羨望の的であった彼だが、ジポ法反対活動中に精神を負傷し、さらに男性として役に立たなくなったことにショックを隠しきれず、引きこもりの毎日が続いていた。そんな彼を見つめる姪みぃちゃん(カティア・バーガー)の何も知らない無邪気さは、いつしか鎌倉の一時の気の休まりとなっていた。そして彼女との交遊を題材に、一篇のマンガを描きあげようとするのだった。ある日東京の出版社のパーティから戻ってきた鎌倉は、自分が関わっているAA本企画が松代の陰謀であると見抜き、自分がみぃちゃんを愛していたことを確認する。そしてこの叶わぬ愛を決算すべく、鎌倉はネット掲示板に鳥山の悪を書き連ねるのだった。

フィクションとノンフィクション(元ネタ:死と処女)

独裁政権が崩壊して間もなくの嵐の夜。鎌倉は、妻の帰りを待っていた。停電の中で、鎌倉はいつものように落ちつきを失う。やがて1台の車が近づき、弁護士であるみぃちゃんが降りてきた。車がパンクして、通りがかりの車に送ってもらったと言う。深夜、みぃちゃんを車で送った松代が所用を思い出して引き返してきた。応対に出た松代とのやりとりを寝室で聞いた鎌倉の表情が凍りつく。鎌倉は隙を見て松代の車を発進させ、崖から海へ車を転落させる。家に戻った鎌倉は、泥酔した松代を縛り上げ、松代の車中にあった『ムー』をみせる。その音で起きたみぃちゃんに、鎌倉は衝撃の事実を語り始めた。松代こそ、独裁政権に逮捕された鎌倉を拷問した男だというのだ。鎌倉は、声と体臭で間違いないとも主張する。鎌倉は銃で2人を威嚇した。松代は無実を主張し続けるが、怒りを爆発させた鎌倉は、松代は『ムー』をみせながら楽しむように「これは【フィクションなのか?ドキュメンタリーなのか?】と拷問した」といった。必死に否定する松代は、当時、出版社に勤務していたから電話で問い合わせてくれと懇願するが、電話は不通だった。鎌倉は、松代に「自分」が誰を示すのかを告白させ、それをビデオに録画しようとする。全てを告白し懺悔すれば開放するが、拒否した場合は殺すという鎌倉。ようやく出版社に電話がつながり、みぃちゃんは松代が勤務していた事実を知る。だが、既に鎌倉は松代を断崖から突き落とそうとしていた。その瞬間、松代は「AA本で鎌倉を陥れようとした」事実を認め、過去を告白した。みぃちゃんは激しい怒りにかられるが、鎌倉は放心したようにその場を離れる。数カ月後、即売会場で『AA本』を売っている鎌倉とみぃちゃん夫妻、鳥山と一緒の松代の姿があった。

2411:2004/11/13(土) 00:35
>>21
 捨て台詞で終わるのもアレなんで補足。

 なんというか外野からはわかりにくい感情のもつれがあるようなので、文章の読解能力とかはまあ本筋じゃないように感じてた。で

>カマヤンさんは指示代名詞の指示対象を誤読する場合が多く

 私もそう思ったし、松代氏の「指示代名詞の使用を控えています。」も気づいていたけど、双方の論理性に問題があってのことじゃなさそうなんで、松代氏の晦渋な文章(笑)をやりだまにあげてカマヤン氏に妥協点を考えてもらって、笑ってすませられないものかなと思ったんだけど素人の浅知恵に終わっちゃったね。申し訳ない。
 松代氏の文章はマンガの吹き出しには収まらないだろうけど誤読が頻発するほど悪文ではないと思うよ。

>次週以降の予定
大霊界シリーズが抜けていると思うんだけどどうだろう?

25Practical:2004/11/14(日) 01:00
「カマトリックス」

(作品のあらすじ)
 漫画を描かない漫画家、鎌倉圭悟。凄腕の反体制左翼ゲリラという裏の顔を持つ彼は、最近「起きてもまだ夢を見ているような感覚」に悩まされていた。そんなある日、自宅のコンピュータ画面に、不思議なメッセージが届く。
 「起きろ、カマヤン」「世界システムが見ている」「白うさぎの後をついていけ」。正体不明の美女みぃちゃんに導かれた鎌倉は、清潔な一室で伝説のゲリラ長に出会う。現在ゲーム脳と戦っていると評判のゲリラ長は、偏光レンズの眼鏡を煌めかせつつ話し出す。

ゲリラ長「君がここにいる理由を、教えてあげよう。君は何かを知っているからここに来た。はっきりとは説明できないが、君は感付いている。この世界の何かが変だと感じているのだ。原因は分からないが、それは君の脳内に棘のように存在する。そして、そのせいでおかしくなる。君が私のところへ来たのは、その感覚のせいだ。私が何を言ってるか、分かるかね」

鎌倉「世界システム?」

ゲリラ長「世界システムはどこにでもある。我々を取り巻き、この部屋にもある。それは窓の外を見るだけで存在し、テレビを見ても存在する。漫画を描けない時、電話代を払えない時、親から遺産の生前分与を受ける時、君はそれを感じる。それは、君から真実を覆い隠し見えなくするヴェールの事だ」

鎌倉「真実とは、どのような真実だ」

ゲリラ長「君が病人だという真実さ。カマヤン。他の皆と違い、君はずっと昔に頭が病気になって、自分で自分を牢獄に閉じ込めた。嗅覚も味覚も触覚も正常に機能しない牢獄。脳が生み出す牢獄」

鎌倉「…………」

ゲリラ長「──最後のチャンスだ。この辺で何とかしないと、君の人生は取り返しがつかない」

そう言うと、ゲリラ長は両手を開く。右手には赤い薬、左手には青い薬があった。

ゲリラ長「青い薬を飲めば、君の頓珍漢な物語はここで終わる。漫画を描かない漫画家と左翼ゲリラは廃業して、凡人に戻れる。赤い薬を飲めば、君は不思議の国のアリス的世界から脱出して、世間の常識というものを私が教えてやれる」

 しばしの時間の後、「俺は病人じゃない!」と鎌倉は絶叫し、薬を両方とも払い除けた。その瞬間周囲の光景は溶解し、彼は衝撃的な世界の真実を知る。全ての人間は世界システムの奴隷であり、仮想現実(フィクション)を現実(ノンフィクション)だと思い込んで生きているのだ。真実を知ったその日から、鎌倉は新世代の救世主「カマヤン」として世界システムとの戦いに身を投じるのだ。
 そして救世主を抹殺しようと、世界システムからの使者「エージェント・トリヤマ」が眼前に立ちはだかる。エージェント・トリヤマは自らの分身を無制限に生産する能力を保持しており、ネットのあらゆる所に自らの分身を送り込んでは、カマヤンを攻撃した。カマヤンは、「荒らし」「原発関係者」「手配師」といったカンフーの究極奥義「無根拠ラベリング攻撃」で相手の精神に打撃を与え、もしくは呆れ果てさせてこれに対抗する。
 全世界が世界システムの支配下にある中で、僅かに残った自由な人々は、地下都市「オタクちゃんねる」で細々と暮らしているのみであった。ここへの侵入パスワードを入手しようと、トリヤマはゲリラ長を誘拐する。一方で、直接武力で破壊すべく、「Seven軍団」を差し向ける。
 窮地に陥ったオタクちゃんねるを救うべく、そしてトリヤマと最後の決着を付けるべく、カマヤンは世界システムの本拠地、Зонаへと赴く。ゲリラ長を尋問したトリヤマは、
 「投薬と治療を拒否されては打つ手無し。俺の負け」
 とついに白旗を揚げる。
 カマヤンは勝利の満足感に浸り、安らかに閉鎖病棟のベッドの中で眠りにつくのだった……。

(作品の見どころ)
 この作品の見どころは、第一に仮想現実(フィクション)と現実(ノンフィクション)を識別できないという、主人公の破天荒な世界観にあります。懸命な人ならお気づきでしょうが、「起きてもまだ夢を見ているような感覚」とは、メンヘラー的睡眠障害であるに過ぎず、不思議なメッセージが届いた自宅のコンピュータには、本当は何も表示されておらず、ゲリラ長の正体は某精神科医です。
 第二に、何と言っても派手なワイヤーアクションです。ワイヤーアクションとは、ワイヤーで俳優をぶら下げるのではなく、ワイヤーによって「誰かに操られているかのように」無責任で破廉恥な行動をする事です。作品中盤の「東京都庁で親指を下に向けるジェスチャー」をかますシーンの後、激怒した観客により全世界で映画館への放火騒ぎが頻発した事は、まだ記憶に新しいところです。

26СТАЛКЕР:2004/11/14(日) 01:45
はたから見たらカマヤンを小馬鹿にしたいじめに見えますな。
カマヤンが悪いんだけど。はっ!いじめはいじめられる子にも原因がある!?

27松代:2004/11/14(日) 12:55
>>24
>11さん
>双方の論理性に問題があってのことじゃなさそうなんで、松代氏の晦渋な文章(笑)をやりだまにあげてカマヤン氏に妥協点を考えてもらって、笑ってすませられないものかなと思ったんだけど素人の浅知恵に終わっちゃったね。

まぁ、流れをだいたい把握なさっているようなので、既にお気づきかとも思いますが、自分もなんとか妥協点を見いだして、というか「読んでもらってるうちが花なのよ、読む気もうせたらおしまいよ党宣言」でも出してもらって、距離を置いてから仕切りなおしとか考えていたのですけど、なんだかうまくいかなかったんですよね。
カマヤンさんにしてみれば、そういう妥協の仕方はプライドが許さなかったのかもしれません。
まぁ、単なる反動形成という見方もありますが(w

それに、松代の文章がややもすると晦渋であるという点についても、そこには「文章構成が複雑で理解し辛いという晦渋さ」と、の単語に「隠された意味が含まれていることに起因する晦渋さ」の2種類があり、後者の場合は「文章構造が簡単でも、場合によっては単語が掲示されているだけでも」晦渋だったりします。
ただ、単語の多義性による晦渋さは、おたくならなれ親しんだものでしょうし、また「文章構成が複雑で理解し辛いという晦渋さ」とは異なり、誤読の弊害も比較的小さいというか、わかんなかったらそれまでよなので、特に目くじら立てるほどのものでもないと思うんですけどね。

だいたい、Зонаが読めなくても当掲示板を利用する上で支障はないし、ゼロテ党やマサダ砦を知らなくても「熱心党スレ」でやり取りするには問題ないし、同じようにマイドクや「いきてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言」に「十九歳の地図」を知らなくても、カマトリスレは楽しめるでしょう。

ところが、そのあたりを理解できないか、あるいは意図的に混同する人も現れたので、ネタばれ覚悟で指示代名詞の使い方とか、その辺の事情も説明したんですよね。だいたい、わざわざ「とはいえ、真面目に読み取ろうともしないで文句を言うというのは、控えめにいってもあまり礼儀にかなった振る舞いではないように思えます」と書いてあるにもかかわらず、きれいに無視して「相手に自らの言説及び意図が伝わらない事を予め想定した上で、あえて発言されている」とまで言われると、くどくどと説明したくもなりますよ。

彼らにしてみると、それこそ鳥山氏じゃないけど「漫画のように書けない松代」に問題があるのでしょうが、自分らの読解能力を棚上げして、あるいは意図的に誤読したうえで、具体的に文章の問題点も指摘しないまま、読めない文章を書く方が悪いと決め付ける態度には、控えめにいっても問題を感じざるを得ませんな。

とまぁ、今回は「1文章を長めかつ複雑に構成」してみました。
読みにくい点などありましたら、具体的に問題点を指摘してください。

28松代:2004/11/14(日) 12:57
>>26
>はたから見たらカマヤンを小馬鹿にしたいじめに見えますな。

そう見えちゃうのか〜〜
まぁ、確かに元ネタを知らないとそういう部分だけ伝わりすぎちゃう可能性もあるし、またATGの「いきてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言」に「十九歳の地図」とかは、ちょっとばっかりマニアックかもしれないけどね。
ただ、カマヤンさんは映画がお好きなそうだし、どちらの昭和期の邦画を語るうえで外せない作品だから、伝わっているとは思うんですよ。ましてや「思春の森」や「小さな唇」は、みていない方がおかしい作品だから、パロディとしての意図は十分に伝わっていると思いますよ。

でもまぁ、当Зона板の住人には映画に興味のない人もいるでしょうし、もう少し配慮したほうがよいのかもしれません。とりあえず、日曜の昼下がりにふさわしいSF映画3本立てを流しますが、その後はしばらく休館とさせていただきましょうか?

この「カマトリ」は映画についてだらだら語るスレとして残すので、よければてきとうに使って下さい。

>>24
>大霊界シリーズが抜けていると思うんだけどどうだろう?
やっぱりそう思いましたか〜〜
まぁ、ノストラダムスに人間革命とくれば、大霊界だよね。でも、真面目な話として、丹波の最高傑作は「続人間革命」でしょう。作品を鑑賞することは極めて困難ですが、機会があったら丹波の壮絶なダイアローグを堪能して欲しいです。

昼下がりのお子様向けSF映画3本立て

スペース・カマヤン

太陽系第6惑星、土星の3番目の衛星“サターン3”に人類が建設したステーション、オタクちゃんねる。そこで科学者鎌倉と恋人の女性科学者みぃちゃんが、ジポ法問題を解決する目的の研究を進めていた。ある日、キャプテン・鳥山と名のる1人の男がやって来た。しかし、彼は、実は世界システムから要注意人物として手配されている問題人物だった。鳥山は、サターン3が土星食に入り、22日間他惑星と交信が不通になるのを知ってオタクちゃんねるを支配しにやって来たのだった。そうとは知らない鎌倉とみぃちゃんは、鳥山を歓迎するが、鳥山は、2人の前に、開発されたばかりだという“松代”を披露した。やがて完成した“松代”は、驚異的な早さで進歩を見せ、鎌倉を相手に説教をするまでになる。鳥山は自分に取りつけられた注入孔に探針を差し込み、思考プログラムを松代に注入し、操作した。しかし、その松代が独自に意志と感情を持ち始めていることに誰も気づく者はいなかった。ある日、鳥山の愛犬鍋島が松代に八つ裂きにされた。松代は、鎌倉にAA本の企画を持ち込み、金銭欲から鍋島を殺し、さらには鳥山に対しても敵対心を持っていた。遂に鳥山に攻撃をかけた松代。しかし、鎌倉の救援で松代をЗона板に閉じ込めることに成功した。選挙で規制推進派の女性議員を支援していた鎌倉の前に、松代が立ちはだかり、活動の足を引っ張り始めた。松代に反撃する鎌倉とみぃちゃんは、松代に金を貸して手なずけたが、都議会でロビイングを始めた2人は、都青少年問題協議会の起草委員会で、ブーイングの末に精神科医を怒らせてしまう。しばらくして目がさめた鎌倉は、ムーがフィクションなのかドキュメンタリーなのかと問いただされていること知って愕然とする。幸いみぃちゃんは無事だった。鎌倉は松代と自爆することを決心した。松代が勝ち誇ったように鎌倉の作品検討を公表した瞬間、オレは自分にとびかかった。みぃちゃんの目の前で、自分は松代なのか鎌倉なのかわからないままくだけ散った。そして鎌倉も……。今、オタクちゃんねるから逃げだしたみぃちゃんは、鎌倉との日々を想うのだった。

29松代:2004/11/14(日) 12:59
サイレント・ランニング

今世紀末、地球上の漫画は絶滅していた。わずかに3隻の宇宙船のビッグサイトで同人誌が即売されているだけだった。オタクちゃんねる号もその1つで8年間乗り組んでいる漫画家鎌倉を除いて、他の乗組員は早く帰還したがっていた。ある日、東京都からビッグサイトを爆破して帰還せよという命令が下り、乗組員は大喜びする。しかし、鎌倉は悲しみ、怒り、ビッグサイト爆破の準備をしている他の乗組員を殺害し、オタクちゃんねるを土星の方向に進める。彼は2体のロボットをプログラムし直し、同人誌制作の手助けをさせる。鎌倉はロボットに鳥山と松代という名をつけた。やがてビッグサイトの同人誌が売れなくなった。フィクションとノンフィクションが混ざったためとわかり、漫画フィクション論を公表した。その後、世界システムがオタクちゃんねるを見つけ、破壊にやってくることになった。もはや逃げられぬと悟った鎌倉は、世界システムを信じようとしない鳥山と共に運命をともにすることにし、オタクちゃんねるを閉鎖した。松代は何も考えず、もはや存在しない鎌倉ににせっせと粘着している。

不思議掲示板Зона

東京、冬。漫画家鎌倉は街頭で地方出らしいバイオリンを抱えた美少女に「あそこに右翼がいる」と声をかけられて、関わるのは面倒だから警察に、と提案するが「裸足で寒そうだから」という美少女に付き合って、その怪しい男と言葉を交わす。自称右翼は「この星のクロスナンバーか座標を教えてくれ」と尋ねるが、まっとうなサヨクプロシミソである鎌倉はそんな戯言を信じないで、男の手の中にあった<空間移動装置>を押してしまう。瞬間、鎌倉と美少女は砂漠のど真ん中にワープする。
「もしかして、あの男の星に来てしまったんじゃ…」と不安がる少女みぃちゃんに対して「これはフィクションだ。実在する自然人の人権は侵害しないのだ」と言い張る鎌倉は、年長者の威厳を失わないようみぃちゃんを促し、街をめざして歩き始める。灼熱の太陽が二人を襲う。酢はあるが、水はない。靴を履き替えたり、折り紙の要領で日除け帽を作ったり、できる限りのことはして、疲れ果てるまで歩いても人家にたどり着けず、砂の中に座り込む二人。時計は東京時間の朝4時を指している。そんな時、奇妙な音を立てて釣鐘型の宇宙船がやって来る。着陸した飛行物体から出てきたのはこぎたない男松代。檻を出してミョーな音をつけながら踊り始める。どうやら「ムー」と言っているらしい。
英語もフランス語も通じず、どんな身振りをしても返ってくるのは「ムー」ばかり。街まで送ってもらうつもりで政治家とのコネやAA本の企画も差し出した二人だが、取られるだけ取られて、宇宙船には乗せてもらえずに放り出される。呆気に取られた鎌倉だが、気を取り直して統計データに火をつける。マッチを擦った瞬間、釣鐘型の宇宙船がUターンして舞い戻って来る。統計データを欲しがる松代に「街まで乗せてくれるなら“ムー”だ」と交渉する鎌倉。なんとか船に乗り込む二人。事ここに至っても漫画家鎌倉は認めない、これがフィクションでないことを…。
二人が飛ばされて来てしまったのはグリーントライアングルとは無関係のЗона板。なんでも統計上のデータがえらい貴重品らしい。幸いなことに、鎌倉には統計上のデータなど無意味だ。なんとかこれで日本に帰ることができないだろうか。データ1本で、宇宙船のエンジンが買えるという話。いや、1本もいらない、その半分でいい…。簡単に思えた交渉も、統計データの貴重さをうっかり軽くみてしまった鎌倉がAA本の企画で失敗し、釣鐘型の宇宙船は燃料切れで立ち往生。おまけに今度は卵型の宇宙船がやってきた。乗っていた権力者鳥山は、“ムー”はフィクションかドキュメンタリーかと問い詰めたうえに、釣鐘型宇宙船の松代から有り金を巻き上げていく。これでは燃料を買うこともできない。三人で釣鐘型の宇宙船を押して歩くにしても、街は遠い…。三人は延々と続く砂漠をさまよう。と、砂漠に点在する集落の住人は、地球人二人のバイオリンと漫画に感激して、投げ銭をくれる。これで燃料を買い、残りのマッチでエンジンを買えば、きっと地球に帰れるはず。
ところが、釣鐘型宇宙船の松代にはなんの考えもなかった。松代の精神は鳥山に操られており、どんな嘘も裏切りも辞さない構えだ。
果して鎌倉とみぃちゃんは日本に帰ることができるだろうか。帰り着いたとしても、愛する家族は…。あの東京の街角に立っていた右翼は、この星の一秒は地球上の半年だと言っていた。このまま二人は宇宙の浦島太郎として終わるのか…。

31管理代行:2004/11/18(木) 13:31
不適切な投稿があったため、
投稿者の同意を得て削除しました。

32СТАЛКЕР:2004/11/19(金) 13:32
ウランの箱舟

 間もなく四十路になろうとしている漫画家とうら若き乙女がいた。二人は乙女が幼い頃から仲良しだった。二人とも長文が読めなかったからだ。ある日、二人は鉱山でウラン鉱脈に埋もれた古い箱舟を掘り出す。二人は箱舟を修理して天空の小島に乗り出した。空中庭園をはしゃぎ回る二人。すると箱舟も小犬のように空中を追ってくる。村に帰ろうとする二人は箱舟に乗ると、すごい勢いで、思いもかけぬ方向へひとりでに進み出した。箱舟は大きく開いた大洞窟の中へ突入。二人はその穴が九百年前のタイムトンネルであることに気がつかない。二人は小島の案内で七つの金の燭台の前に通された。突然、頭上から"あんごるもあ"が舞い下りてきて、二人は埋もれてしまう。そして燭台の真中に他人のふんどしを身に着けた男が現われる。やがて、"あんごるもあ"の下から現れてきたのは気を失った二人の姿。しかし、先程まで着ていたものは消え失せ、乙女と漫画家はネコミミ・モードとその下僕ジョー・ヤングになっていた。そこで二人は、かって見たこともない妖しく、美しく、恐ろしい禁断の園をめぐる。例の箱舟は何百年もの間、鉱脈に閉じこめられていたのを二人が掘り出し、修理して空に戻してくれたお礼に、どうして二人が長文を読めなくなったのか、それが九百年前に原因があることを教えようとしたのだった。

33松代@ギブアップ:2004/11/21(日) 12:53
>>32
>ウランの箱舟

すんません、元ネタ教えて下さいm(_ _)m
なんか少女漫画じゃないかとは思うのですが、ギブアップです〜

そうそう、カマヤンさんばかりネタにされてるのも面白く無いので、自分(発言者を指す人称代名詞として使用)をネタにしたのも観て見たいところです。

34松代:2004/11/21(日) 23:28
今日は、いわゆる大人の事情ってやつで、がらにもなく「キャットウマソ」なんぞを観てまいりました。

公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/movies/catwoman/home.html

でまぁ、思ったよりははるかによかったっすよ。アメコミ好き、ハル・ベリー好き、猫好きにはよろしいのではないでしょうか?
特にハル・ベリーがちょっぴりエロくて萌えでちた。

以上、終了…

というのもなんなので、まぁあえて補足しておくなら、もぅ映像表現という点じゃ、金持ちには絶対にかなわないのね。特に「モーションコントロールクレーンカメラ」の扱い方になると、スタッフの経験値がもろに出てくるから、日本の制作環境じゃ「永久に追いつけない」って事を痛感させられました。
それから、問題のクリームですけど、アレだけ素晴らしい効果があるのなら、漏れも「常用」したいところです。もちろん「上半身限定」ですけどね。

35松代:2004/11/21(日) 23:29
さておき、問題は本編じゃなくって、予告編が流れた「ポーラーエクスプレス」ですよ!

公式サイト
http://www.polar-express.jp/

原作について
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4751519999/250-8873634-9165804

アマゾンのカスタマーレビューにもあるんですけど、原作のアクロバティックな構図のとり方を、映画ではかなり意識して、というかある意味忠実に映像化(動画化)しているようです。ちゅうかぁ、泣かせるフレームワークとシークエンスの連続で、たとえ30秒に1回の割合で「これはゼメキスの罠だから、分別のある大人が引っかかっちゃいけない」と自分に言い聞かせていたとしても、これに耐えうる人間がどれだけいるか、ちょいとばかり疑問な所であります。
ゼメキスは「いい話」を映像化させたら、世界でもトップクラスの「嫌な奴」なので、もし「原作の洋書版」を読んでから観に行ったとシテも、防御力の低い観客はやられちゃうような気がします。
カスタマーレビューには「原作のもつスピリットは真似できないだろう」とありますが、それには半分しか同意できません。ゼメキスを侮ってはならないことと、それから音楽や声の力も含めたサウンドの影響力は大変なものがあるのです。
しかも、それは「洋書版」に限ってのことで、邦訳版だったら「映画の方がよい可能性さえある」んです。
もし、なんらかの事情で観る人がいれば、車掌の仕草、例えば懐中時計の「映像文脈的使い方」などに注目されることをお薦めします。ゼメキスの嫌らしさを、嫌と言うほど堪能できるでしょう。
でなかったら、登場する蒸気機関車のモデル探しとか、そう言う「あらぬ妄想」で気持ちを紛らせないと、てき面にやられちゃいますよ。

モデルと思われる機関車 Nickel Plateユs S-3 Berkshires(軸配置による)
http://www.southernsteamtrains.com/nkp%20berkshire.htm

おまけ
ホボ(ホーボー)について
英和辞書でひいてもホボについてはわからないので、とりあえずココとか読むといいよ。

The American Hobo
http://www.northbankfred.com/colin1.html

36СТАЛКЕР:2004/11/28(日) 11:19
Матуширо雷帝

(第一部)
十六世紀中葉のДвижение сопротивления。Матуширо大公(ニコライ・チェルカーソフ)は世襲貴族達の分割政治を打破し、専制君主による帝政の確立を計った。戴冠式に次いでМатуширо皇帝はЗин(リュドミラ・ツェリコフスカヤ)を王妃に迎えた。Матушироの伯母Минералはその子Ыоханe(パーヴェル・カドチニコフ)を帝位につけようと大衆の指導者Казутоをそそのかし、Матушироへの謀反を画策した。だが、皇帝の祖国愛にうたれ、暴徒達は皇帝へ忠誠を誓った。そして外敵Регулированная группаらを下し、Матушироはその皇帝の地位を確固たるものにした。だが皇帝はУТП帰還早々、重い病床についてしまった。一子Набешимаをもうけていたので彼を皇帝の座に就かせようとしたが、Минералは、Ыоханeを皇帝にせんと、必死の画策を計った。が、Матушироは奇跡的に回復した。皇帝はもはや貴族団を信用しなくなった。そのことは同時に貴族団との離反を招く結果になった。Минералは、王妃を皇帝から奪うため毒殺した。同時に遠征軍の敗北が報らされ、信頼していた部下の裏切りもあった。失意のМатушироはいったんУТПを捨て一般民衆の支持を待った。

(第二部)
УТПに帰ったМатушироは、精力的な政策を画した。が、貴族団は皇帝への反逆の狼火をあげた。この頃になって王妃の死が毒殺であったことを知った。Минералは今やМатуширо殺害を計っていた。ある酒宴の夜、Ыоханeに刺客をつけて宴会に送りこむが、事情を知ったМатушироはЫоханeに皇帝の正装をさせ、刺客は間違ってЫоханeを殺してしまった。Минералは半ば発狂した。国内の邪魔者を抹殺したМатушироは、外敵との戦いを神に誓ったのであった。

(第三部)
Матушироは数々の弾圧を告白し、神に赦しを乞う。やがて、Матушироには、自分の懺悔を実は聞いている僧侶Камаыанが敵の側についているのではないかという怯えが生じる。突然、Матушироは僧侶Камаыанの首にかかる十字架のネックレスを掴み、その首を絞め上げて言う。「ムーはフィクションなのか?!ドキュメンタリーなのか?!」そして、懺悔が拷問に変わり、全ての意味が転倒してしまう。

37鋼鉄男:2004/11/28(日) 14:36
>>36

第1部に関しては、全く素晴らしい。スターリン賞にふさわしい作品として、私自身から強く推薦しておく。
しかし、第2部に関しては、いくつか気になる部分がある。ニコライ・チェルカーソフ同志とともに、私の宮殿に来たまえ。じっくりと話し合う必要があるだろう。
第3部については…

Матушироが赦しを乞う相手は、神なのか?
それともネ申なのか?

38松代:2004/12/15(水) 12:34
掲示板の帝王

2003年。1999年から日本を襲った経済史上空前の不況のために、引きこもりはニートと化し、彼らはヲタクと呼ばれていた。ヲタクたちは鉄道を利用して即売会から他の即売会へ移動した。彼らは貨物列車や家畜車に乗るのが常套手段であったが、やむを得ない場合は2chにスレを立てて煽るという危ない綱渡りもした。だが、日本虚業組合のオタクちゃんねるに来るヲタクたちは、そことリンクしているЗона板で発言することは避けていた。この掲示板の管理人松代(アーネスト・ボーグナイン)は冷酷無比な男で、彼はヲタクたちの発言は絶対に許さなかった。ハンマーを携え、ヲタクたちを見つけたらその場で削除するというすさまじさだった。だが、この狡猾な松代の裏をかいて、いつも悠々とЗона板に書き込んでいるヲタクがいた。鎌倉(リー・マーヴィン)と呼ばれ、ヲタクから“カマヤン”というニックネームを贈られている男だ。ある日、鎌倉の世界システムを盗もうとして失敗した鳥山(キース・キャラダイン)という若者が彼の王座を奪おうと、行動を共にするようになった。そのためにЗона板で思わぬ失敗を犯したが、そんなことでひるむ鎌倉ではなかった。崖下でひと息いれると、彼は2chに捨ててあったゴシップを集めて、それを持って再びЗона板に現われた。鎌倉はゴシップの底に残っていた陰謀論を集めてオタクちゃんねるに投稿し始めた。鳥山はそれをとめた。これはやがて掲示板での議論を空回りさせて、その間に乗り込み、松代がЗона板で発言したとき、それに乗り換える方法だった。この計画は見事に成功した。それから3日目の朝、松代は2人のヲタクがЗона板に潜んでいるとにらみ、得意の科学的根拠で2人を撃退する手を使った。この戦法は効を奏して鎌倉はさんざん痛めつけられ危うくなった。鳥山はその気になれば鎌倉を助けられたのに知らん顔をしていた。それでも鎌倉は降参しなかった。科学的根拠の責苦をのがれるために鎌倉は、指示代名詞の対象がわからないと因縁をつけたからたまらない。松代はふり落とされ、セブンは傷つき、うなぎは気を失い、最後部に乗っていた鍋島は死んだ。やがて松代の指図によりЗона板は再開した。そして彼は、スレに書き込もうとしている鳥山を見つけ、鉄製のクサリで殴り殺そうとした。鎌倉は松代に怒鳴った。「松代、全てのマンガはフィクションだぞ!」。Зона板で鎖を手にした松代と、それに立ち向かう鎌倉との血みどろの決闘が始まった。鎌倉が松代の発言は意味不明だと反撃に出て、松代に重傷を負わせ、Зона板から突き落とした。彼は鳥山をも突き落とした。Зона板はばく進を続け、鎌倉の叫び声だけが木霊する。「貴様のような手配師に“カマヤン”をまねる資格はない。貴様のような原発関係者は利権あさりをして歩くのが分相応だ、金輪際人まねをするんじゃねえぞ」。

39松代:2004/12/19(日) 22:33
昨日、NHK大河ドラマ「新撰組!」の最終回を観たんだけど、どうやら最終回ひとつ手前の放送が当たりだったらしく、あまりにも型通りの最終回ぶりにげんなりしちゃった。まぁ、NHKの大河ドラマだから、いくら「新撰組!」でも「エヴァンゲリオン」みたいな真似するワケにはいかないのだろうが、もうちょっと期待を裏切ってくれてもよかったような、良くなかったような…
まぁ、あぁ言う型通りの最終回でもおさーんタチには受けるのだろうし、感動しちゃう人さえいるのかもしれない。
節目になる回では視聴者の期待を裏切ってはならないのが連ドラの鉄則とはいえ、画面を見ているだけでカメラアングルまで想像がつくような演出というかコンテってのは、やっぱりなんだかなぁと思うことしきり。

映像オタクの戯れ言だというのは百も承知だけど、よい意味で期待を裏切ってくれることの多かったシリーズだけに、あたかも視聴者におもねるような最終回にはさみしいものを感じてしまいました。

40鳥山仁:2004/12/19(日) 22:57
松代さん>
 アメコミ好きの松代さんがこいつに言及しないのは片手落ち(差別用語失礼!)では? ピクサー社が満を持して新規のシナリオ監督(マーク・アンドリュース)を入れただけあって、間違いなくここ数年のアニメシナリオとしては傑作だと思うんですが。

 監督とシナリオは、『アイアン・ジャイアント』のブラッド・バードで、アニメファンとしては「待っていました!」という感じになるはずなんですけどねぇ……何故かオタク方面で言及する人間の数が少なくて(私が見逃している可能性がありますが)、不思議で仕方がありません。

 まあ、「娯楽はこう作れ!」という見本なので、これからクリエーターになりたいという若い人は、是非見てください。ジブリの宮崎には悪いけど、比較するのが可哀相なぐらい良い出来なのですよ。

http://www.disney.co.jp/incredible/

41СТАЛКЕР:2004/12/20(月) 03:11
>アニメファンとしては「待っていました!」という感じになるはずなんですけどねぇ

 2D(セル)アニメと3DCGアニメは別物と言う考えが主流だからではないでしょうか。
 アニオタがアニメーションと呼ばれていればなんにでも飛びつく訳ではないのは、彼らの人形アニメやクレイアニメに対する言及が比較的少ないのを見て感じます。
 あと人権啓発系のアニメとかも語られないですね。その手のアニメの中になにげに萌えキャラがいたりして、割と安易なストーリーなども含めて個人的には結構好きなジャンルなんですが。

42松代:2004/12/22(水) 00:22
>>40
>鳥山さん
>アメコミ好きの松代さんがこいつに言及しないのは片手落ち(差別用語失礼!)では?

ディズニーはスルー推奨なのです。
いや、マジな話。

でまぁ、よくできた作品だと思うし、予告編観ただけで「あたり」だと思わせてくれる作品なんかそうそうないのですけど(これは「ファインディングニモ」も同様)、単に「よくできているだけの作品」ってコメントしづらいったらありゃしないっすよ。ディズニーじゃなくても、たぶんスルーしたと思います。

>何故かオタク方面で言及する人間の数が少なくて(私が見逃している可能性がありますが)、不思議で仕方がありません。

オタク国粋主義的にまずいからじゃないすか?
それに、萌えキャラもいないし〜
いや、マジな話。

もちろん>>41さんが言うように「2D(セル)アニメと3DCGアニメは別物と言う考えが主流」とか、また「彼らの人形アニメやクレイアニメに対する言及が比較的少ない」という事情もあるでしょう。
いや、比較的少ないなんてもんじゃなくって、あの「ウォレスとグルミット」でさえ、オタク方面ではほとんど語られることがないし、評判の「岸辺のふたり」なんかは作品そのものがなかったことにされてるんじゃないかと思うほどです。

岸辺のふたり公式サイト
http://www.crest-inter.co.jp/kishibe/

鳥山さんも触れてる『アイアン・ジャイアント』は、まだオタクが騒いだほうで、アニメだろうがゲームだろうがコミックだろうが、オタクさんたちが「非オタク的価値観」の何かに反応することは非常にまれですよ。
それに『アイアン・ジャイアント』はなんだかんだいってもロボットものですからね、オタク的価値観の範疇にあったといえるでしょう。

だから、昨今のディズニーアニメに対する反応が冷淡なのも、自分にとってはなんら不思議なことではなかったりします。

>>41
>あと人権啓発系のアニメとかも語られないですね。その手のアニメの中になにげに萌えキャラがいたりして、割と安易なストーリーなども含めて個人的には結構好きなジャンルなんですが。

この辺は「3ちゃんねるヲタ」の守備範囲に近いため、意外に早くブレイクするような気がしています。というか、いわゆる「金脈」があるのは傍目にも明らかなので、あとは「誰が最初に入山するか」が問題なのではないかとさえ思うのですけどね。

おまけ:1
この辺どうよ?

http://www.herald.co.jp/official/aviator/index.shtml
>アビエイター

http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20041221203.html
>ディカプリオ主演、破天荒な大富豪を描く『アビエイター』

レビューだと後半がだるいとされていますが、ヒューズの晩年はだめだめ君だからなぁ〜
しょうがないと思うけどな〜

http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20041117205.html
>米国人の性の実態を明らかにしたキンゼイ博士の伝記映画

日本公開予定はたってないっぽいけど、観たいよなぁ〜

おまけ:2

自分がこだわり続けてる「ベネチア・ビエンナーレ」問題ですけど、無冠に終わったことを「肯定的に評価する」オタクはいないのでしょうかね?
実は「無冠に終わったこと」が「芸術界からヲタクへのプレゼント」であり、また「なぞかけ」じゃないかと思えてならないのですけどね〜
まぁ、オタクさんにはわからないことかもしれませんがね・・・

43鳥山仁:2004/12/22(水) 11:38
41さん、松代さん>
 うーん。どうにもよく解らないですね。ゲーム系のオタクが2Dから比較的抵抗無く3Dに移行したので、アニオタ=セル画(のリミテッドアニメ)以外は見もしない人、という事実が私に認識できないのかな? 宣伝量から考えても「気づかなかった」と言うことはないと思うので、クレイアニメや人形アニメのように単に「見逃しただけ」とは考えづらいですしね。

 オタクとナショナリズムに関しては浅羽も言及していたことですが、こっちもどうにもよく解りません。下手くそな日本のシナリオライターより、上手いアメリカのシナリオライターの書いた作品のほうが価値があると思うんですが。

 話は変わってハワード・ヒューズの映画ですが、スコセッシらしいチョイシングだとは思います。ヒューズ自身は典型的な強迫性障碍で、レストランで女優と食事中に少し汚れただけで、トイレの洗面所で全身に水を被って戻ってきた、というエピソードの持ち主です。ただし、作品が『ギャング・オブ・ニューヨーク』を超えられるかどうかは甚だ疑問ですね。まあ、スコセッシ本人はどんな駄作を撮ろうが『タクシー・ドライバー』一本さえあればオッケーでしょうけど。

4441:2004/12/23(木) 03:38
>ゲーム系のオタクが2Dから比較的抵抗無く3Dに移行したので、アニオタ=セル画(のリミテッドアニメ)以外は見もしない人、という事実が私に認識できないのかな?

 セルアニメが大好きな人は、手描きの絵を緻密に動かす技術を重視している場合が多いのではないでしょうか。少なくとも自分の周囲のアニオタに関してはそうです。
 逆にコンピュータゲーム系の人たちには臨場感や迫力のあるゲームが快適にプレイできることが大事なので、モニタに写る映像が2Dか3Dかについてはどうでもいいんじゃないでしょうか。どっちにしろCGなわけですし。

 と言うかなぜ鳥山さんがアニオタとゲームオタを一緒くたにしているのかがよく分かりません。たとえば、鳥山さんはコミケに参加しているのでオタク事情にも詳しいはずである、と勘違いしてしまうようなものでしょうか。相撲ファンとボクシングファンを「同じ格闘技ファン」と言うくくりで一緒にしてしまっているような乱暴さを感じます。

45СТАЛКЕР:2004/12/23(木) 10:48
>下手くそな日本のシナリオライターより、上手いアメリカのシナリオライターの書いた作品のほうが価値があると思うんですが。
ある一点にこだわらなければその通りです。
その一点とは、日本は世界に冠たるオタク大国である、という点です。
多くの日本のオタクはこれを重要なよりどころとして承認欲求を満たそうとしています。
となれば後進国のモノのできがよいどと認められないのも当然。
なにしろオタク人種はこだわり命ですから。

>相撲ファンとボクシングファンを「同じ格闘技ファン」と言うくくりで一緒にしてしまっているような乱暴さを感じます。
門外漢ってそういうものでは?
相撲とボクシングは見た目が違いすぎるけど、同じようなリングで時間切って戦うボクシングとK-1の違いなんて、門外漢にはわからないでしょう。
鳥山さんはゲーオタで、かつコミケに出入りしているとはいえ、いずれもきわめて極北に位置しています。
つまるところ門前をうろうろしてのぞいてるだけですから、その感覚は門外漢のままなのでしょう。

46松代:2004/12/23(木) 13:20
>>43
>ゲーム系のオタクが2Dから比較的抵抗無く3Dに移行したので、アニオタ=セル画(のリミテッドアニメ)以外は見もしない人、という事実が私に認識できないのかな?

>>44さんと>>45さんからも厳しい指摘を受けていますが、特定表現技法に対するヲタクのこだわりをきちんと把握していないと、ヲタクをいくら論じても空回りするばかりだと思います。

>>44
>セルアニメが大好きな人は、手描きの絵を緻密に動かす技術を重視している場合が多いのではないでしょうか。少なくとも自分の周囲のアニオタに関してはそうです。

チョット横レスになりますが、ヲタクの「手書きリミテッドアニメ」に対するこだわりって、びっくりするぐらい強固なものがありますね。古くはアキラがフルアニメだったことをボロクソにけなしたり、最近でもCG着色はセルアニメにあらずとして(いや、その通りなのですけど)、アナログ的色表現こそが日本アニメの神髄と言っていたアニメ原理主義者とでもいうべき人々があらわれていましたっけ。
自分は、映像作家や監督が「自ら表現したいものに最も適した表現技法」を自由に選択すべきだと考えているため、表現技法にこだわるあまり表現の幅を狭めるような論調にはどうしても納得できないものがあります。

例えば「○○というテーマはアニメで表現するのが最適であり、それも人間が着色するリミテッドセルアニメが望ましい」と映像作家なり監督なりが判断することと、また「○○というテーマはアニメで表現できないからつまらない、あるいは手がけるべきでない」と考える事は全く別ですし、後者の考え方は明確に間違っていると思うのです。

でも、ヲタクさんには後者の考え方を「自明としている」人がたくさんいて、そこが自分(この場合の指示代名詞は松代示す)にとって理解できないことであると同時に、ヲタクの限界点なのだろうと思うのです。

>>45
>多くの日本のオタクはこれを重要なよりどころとして承認欲求を満たそうとしています。

>>44さんへのレスにも書きましたが、特定表現技法に対するこだわりって、ヲタクが自分で自分の首を絞めているようなものだと思うのですけどね(この場合の指示代名詞はヲタクを示す)。
以前、この掲示板でも批判されていましたが、セルアニメのアニメーターを保護するために、アニメーターへなんらかの公的補助を行うべきだと主張していた人がいました。つまり、日本アニメはCGどころかCG着色さえ導入せずに、旧態依然たる「手描きの絵を緻密に動かす技術」だけを追求すべきだとでも言わんばかりの暴論であり、そもそも特定業種に対する公的補助をねだるという主張自体、お上べったりのゼネコンや天下り役人と同様の発想であり、とうてい理解できないような代物でしたが、ヲタクにはそこそこウケが良かったようですね。

ヲタクは世界共通という割に、海外の作品には目もくれないという態度には、日本のヲタクこそが「優良種」であり、海外のヲタクは「二級ヲタク」であるとの、民族主義的優越感が存在しているように思えてなりません。

はっきりいって、うんこ以下です。

いずれ、海外から優れたCG作品が流入してくるでしょう。
その時、1980年代の特撮ヲタクが日本特撮至上主義者とSFXファンとに分裂したように、日本のアニメヲタクもまたリミテッドセルアニメ派とCG派に分裂して、互いに糞を投げつけあうのでしょう。
やれやれデスよ。

47鳥山仁:2004/12/27(月) 10:40
41さん、松代さん>
 私の話を相撲とボクシングにたとえるなら、「ボクシングばかり観戦していたから、相撲が解らないのかな?」と言いたかっただけです。私にとってホームグラウンド、あるいはバックグラウンドはあくまでもゲームであって、アニメではありません。これは、45さんが指摘していたとおりで、両者を混同しているわけではありません。

 それに、以前から言っているとおり、私はオタク論はおろか作品評論そのものに興味がありません。その理由も以前語ったとおりで、「評論をするためには、どんなクズ作品でも最後まで読み通さなければならない」からです。それが現実を反映したデータであるならば気力も維持できますが、フィクションでどうにもならない代物を読み通す我慢強さが私に備わっているとはとても思えません。

48松代:2004/12/28(火) 23:58
>>47
>鳥山さん
>それに、以前から言っているとおり、私はオタク論はおろか作品評論そのものに興味がありません。その理由も以前語ったとおりで、「評論をするためには、どんなクズ作品でも最後まで読み通さなければならない」からです。それが現実を反映したデータであるならば気力も維持できますが、フィクションでどうにもならない代物を読み通す我慢強さが私に備わっているとはとても思えません。

別にヲタクを論じているつもりはないでしょうが、しかしそれでも鳥山さんの論考からヲタクという要素を外すことはできないように思えます。
以下に典型的なヲタク国粋主義者の日記と文章をアップするので、時間を作ってでも一読されるようお勧めします。

>生態観察日記ならびに掲示板
http://hpmboard1.nifty.com/cgi-bin/thread.cgi?user_id=RXY00355

>特別寄稿「エロ本も立読み出来ない世の中にしないために」
http://homepage1.nifty.com/ikon/%90V%82g%82s%82l%82k/iken.html

49松代:2005/01/02(日) 18:17
プラネ「テ」スはよいアニメですね。

まぁ、今さらといわれれば全くその通りなのですが、大晦日のスペシャルで感動を新たにしたこともあり、勢いで書き込んでおります。ちゅうか、プラネテスは基本的に地味なBSアニメだったので(地上波はNHK教育で放送)、どうにもこうにもオタクにスルーされがちな作品ですが(引っかかってるヲタクの熱さは大変なものだけど)、やっぱりよい作品はよいと思うところです。
BSアニメといえば、CC桜が大ブレイク中ですが(いや、こういう嫌ブレイクは勘弁なんだけど)、その半分でもいいから注目されて欲しい作品ですね。

ぼやきはさておき、改めて観ながら感じたのは、映像的慣用句の使い方が本当にうまいってことですな。
もちろん、映像的慣用句の使い方がうまい背景には(上手くならざるをえない理由といったほうがよいか?)、この作品が「ハードSF」で「セルリミテッドアニメ」であるという、テーマと表現技法に起因する部分が非常に大きいのですが、なにしろ「新撰組!」最終回が映像的慣用句をあまりにもあざとく使っていたことにへき易した直後だったため(特にガキと手鞠のシークエンスなんか最悪…あれが感動の最終回だったなんて漏れには信じられないよ)、余計にそのことが強く印象づけられたのかもしれません。

言うまでもない事ですが、ハードSFというテーマにおいては「説明しなければならない事柄が極めて多い」にもかかわらず、セルリミテッドアニメという技法は「映像そのものの説明する力が実写よりも弱い」という弱点を抱えています(この辺は実写ドキュメンタリーやライトスタッフ、アポロ13と比較すればわかりやすいかも)。その ため、どうしても映像的慣用句を使って情況や設定などを説明しなければならない局面も多々あるのですが、プラネテスは映像的慣用句を使いつつもあざとさやくどさを感じさせないあたり、よくできた作品だなと感心させられます。

DVDも完結編がリリースされたようですし、未見の方はこの機会にどうぞってところでしょうかね。

プラネテス公式サイト
http://www.planet-es.net/

50熱心な投稿者:2005/01/03(月) 07:36
オタクがセルアニメ重視という姿勢にこだわっている、という意見は一部合っているとは思いますが
やはりそれは技術論にこだわるオタクの一面に過ぎないわけで、全体的な傾向であるとは思えません。
海外作品や非セル系アニメと日本のオタク好みアニメを分ける決定的な違いがあるとしたら、
自分の身近な世界がアニメの世界観に重なっているか、という点にあると思います。
(ロボットものは違うじゃん、とかいいそうですが、ロボットはオタクの世界では身近なものです)
最近オタクに受けたアニメとして「ローゼンメイデン」という作品がありました。
主人公は引きこもりの中学生で、そこに生きた美少女ドールがやってきて、ドタバタやらバトルを
繰り広げる、そういった作品です。お約束の萌えやコメディやシリアスまでありの作品ですが、
おそらくオタク的には主人公が引き篭もり、と言う点に共感を覚えたオタクは多いのではないでしょうか。
つまり海外作品にオタクが注目しにくいのは、世界観に共感しにくい、という点にあると思うのです。
そうそう、さっきTVで「ギャラクシークエスト」という映画をやっていましたが、あれは実写ですが
多分にオタク受けする要素満載だと思いますよ。

51СТАЛКЕР:2005/01/04(火) 10:52
>>50
単に意味不明なんですけど
だいたい,セルアニメとしてよくできてても『プラネテス』が
オタクに評価されていないことは松代氏も文句言ってます

これって,オタクの身近な世界観に重なるかどうかでしょ

それに,引きこもりをテーマにしてるドラマや小説,映画はいくつかあるけど
オタクは萌えてない
世界観にも共感してない

『ローゼンメイデン』は美少女ドールの萌えアニメで,引きこもり要素はただの味付け

もう少し説得力のある話すれば

52& </b><font color=#000080>(ylCmmjlo)</font><b>:2005/01/05(水) 00:44
なんでも意味不明で片付けるのはいかがなものでしょうね?
プラネテスが評価されてないのは、単にBSで放送されていたからに過ぎないと思いますよ。
地上波放送後の評価は高いし、衛星放送を見ないオタクの数は結構多いです。
それに「萌え」と「共感」は別物ですよ。萌えるから共感するだなんて一言も言ってません。

もう少し説得力のある話すればw

53松代:2005/01/17(月) 17:51
キタノ零年

あ い し あってればせっくすは あたりまえ

これはキタノじゃなくて侍でしたね

残念! 斬り!

公開自粛

54松代:2005/01/19(水) 23:48
東京駅ステーションギャラリーで23日まで開催中の「国芳、曉斎展」に逝ってきました。
場所が場所なので、余り突っ込んだ内容にはなっていないだろうと思っていましたが、好きな作家だし図録も欲しいし、みたい作品もアルしってんで、平日の夕方にのこのこ出かけてったんですよ。
でまぁ、結論からいえばステーションギャラリー的ぬるさというか、広く浅くなのははまぁ仕方ないとシテも、それでもなお散漫に過ぎるところがなくはなかったかなというところでしたね。それでもBunkamuraよりははるかにましだったし、図録も悪くなかったんだから、もにょるほどのものでもないのでしょうが…

あえてジョブス風にいえば、あの「そうそう、あともうひとつ」的な隠し球を用意していても、まぁバチは当たらなかったような、そういうのを求めるのはマニアの悪いクセのような…

ていうか「国芳、曉斎展」といいつつ、実は曉斎なんですよ。確かに展示作品の割合は半々か、ややもすれば国芳の方が多いのですが(國芳の代表作も3点含まれているし)、全体の雰囲気が曉斎なんですな。これは図録の解説にもあらわれていて、基本的に曉斎がメインです。でもまぁ、サブタイに「なんでもこいッ展だィ!」とつけるぐらいなら、やっぱり国芳メインにして欲しかったし、曉斎で引っ張るならおばけが少ないのはどういうことだとなるのですが(曉斎の目玉作品はおばけでしたけどね)、まぁその辺はいい始めるときりがないから(展示作品の借り受け情況などからも、そうは言ってられないのが見て取れるし)、もにょりつつもありがたく拝見させていただきました。

馬をもらったら、歯を確かめてはいけないという諺もあるし(いいものをいただいたらあら探しをしてはならないとの意)、気軽に鑑賞できただけでも多とすべきでしょうが、にしてもな〜

曉斎のモツ「見せかけの磊落さ」を、国芳とならべることによって、悪い意味で際立たせてしまったのではないか、あえて言うなら「狂画以外の新たな曉斎像」を提示することに力点を置くあまり、曉斎のモツ磊落さを演出する緻密さまでスポイルしたのではないかと、そんなことが気になる展示でした。

もな〜もな〜

55松代:2005/01/22(土) 23:33
となりのどろろ

原稿の48箇所を出版社の自主規制によって奪われたマンガの神様が、原稿回収の旅を続ける怪奇マンガです。
大手出版社に仕える醍醐景光は、プロシミソからのクレームを恐れたために、新人漫画家が書き上げた原稿から、48箇所を削除してしまいました。
そうして生まれた原稿は、物語の48ヵ所の部分が足りず、川に流され捨てられてしまいました。
時は流れ、出版不況の世を旅するマンガの神様。
実は彼こそが、自主規制に原稿を奪われた漫画家の、成長した姿だったのです。
マンガの神様は、原稿を奪ったプロシミソを1匹倒すごとに、失った原稿の部分を1ヵ所取り戻すことができるのです。
マンガの神様は、となりのどろろという名の奇妙なもふもふしたけものと知り合い、一緒に旅をするようになります。
しかし、となりのどろろとマンガの神様の行くところ、進歩的文化人やプロシミソが、次々と襲いかかって来るのでした。
(未完)

                     ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
       ハ,_,ハ    m       )                       (
  ?   ,:' ´∀';   ノ    r 、  ) うおぉー 俺にもモフモフさせろー!!   (
    l^ヽ'"'"~/^i'ツ'∧_∧ /    )                        (
  ヾ        'ミ,    )   __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
  ミ  ´ ∀ `  と,   ヽ ==--- ̄ ̄
  ッ       _   "ミ__>  ====----
 (´彡,.     (,,_,ノ  _ヽ_)_)
     "'"'゙''""''''゙""´
            ばふっ

      ハ,_,ハ    m
      ,:' ´∀';   ノ
    l^ヽ'"'"~/^i'ツ'∧_∧
  ヾ        'ミ,    )  ふんかふんか…いいにおい
  ミ  ´ ∀ `  と,   ヽ
  ッ       _   "ミ__>
 (´彡,.     (,,_,ノ  _ヽ_)_)
     "'"'゙''""''''゙""´

56松代:2005/01/28(金) 12:14:38
プラネ「テ」スはよいアニメですたね。

地上波でも最終回が放送され、関連グッズもボツボツ出始めましたが、やっぱり盛り上がらなかったな。
いくらなんでも桜と比べるのは酷だけど、民放の深夜アニメや「十二国」と比べても、まぁ玄人好みというかなんと言うか…
作画や演出、脚本の完成度が高くても、評価されない作品はあるという、よい見本を残した作品でしょうな。

でも、十二国は「おおねずみ」が面白いからいいや。

57松代:2005/02/08(火) 13:11:12
土曜ワイド劇場 メイドは見た!

夫のフィギュア萌え(仮)プレイがもとで離婚した苦い経験をもつメイド・大谷は、行く先々の家でさまざまな秘密や不幸を探り出すことに無上の喜びを見出している腐女子だった。そんな陰湿な楽しみにふけるレイヤー腐女子が、派出先の家々で巻き起こす凄まじい事件を描くシリーズ。松本清張作品としては異色の深夜萌えアニメ形式だが、その中でも主人公が社会に対して抱いている怨念がみごとに描かれているのが見所。

#2「エリート家庭の萌えの秘密 "みだれて…"」
他人の家庭の秘密をさぐることを生きがいにするメイド・大谷は、夫が財閥の御曹司、妻がタレントというエリート家庭に興味を抱いて働きに行った。家庭は夫のにきさんすけ、妻のかおる(小林薫)のほか2体のフィギュア、さんすけの母・千代の5人だった。リモコン装置の門扉に圧倒され、食玩などのこわれ物をいちいち鍵をかけた戸棚にしまい込む用心深さに首をひねった大谷はやがて、このエリート家庭にひそむ萌えの秘密を次々探り出して行く…。


#3「エリート家庭の萌え探し・結婚 スキャンダルの秘密」
派出先の家庭の秘密をさぐり出すことを無上の喜びとするメイド・大谷は、代議士・聖子宅を次の仕事先に選んだ。夫と生後6ヶ月の赤ん坊・雷太の3人家族だった。大谷は聖子の家へ行ったその日からさっそく仙波家の秘密の一端をかぎつけた。それは赤ん坊・雷太が実在する自然人かどうかにかかわるものだった。


#4「華やかなエリート家族の萌えた秘密」
今回は、メイド・大谷が、誕生パーティーの手伝いに行ったのが縁で大学者で大資産家の大学学長・ハーバート西に一目惚れされ、名指しで同家のメイドとなる。ところがその直後から当の西がセクハラをはじめ、大谷は莫大な遺産と学校の経営権をめぐる骨肉に奪いに巻き込まれるが、やがて持ち前の好奇心と推理力を駆使して当主西にまつわる意外な秘密をさぐり出す・・・。


#5「美しい名門女病院長・華やかな萌えの秘密」
よその家の秘密を探り出すのが何よりも好きというメイド・大谷の今度の仕事場は婦人科医院の院長・あか 木支 の邸宅だった。大谷はこの病院の問題がギャルの客取りであることをたちまちかぎつけた。自薦他薦あまたあるなかで一番熱心なのは副知事で、審議会のメンバーにして条例を新設しようと懸命だった。権謀術渦巻く中で得意のアンテナを駆使した大谷はやがてあか 木支 の意外な秘密を探り出していく・・・。


#6「東京・秋葉原再開発、ピンク看板の危険な秘密」
メイド・大谷は次の仕事先に都知事邸を選んだ。一代で巨億の富を築いた不動産会社オーナー。そして無類の色好みとして有名な人物だった。お目見得もすまないうちに挑みかかられて仰天した大谷は、やがて持ち前の好奇心で家族の問題点をさぐり出した。長男で父親とは正反対に押しの弱い代議士のぶと副知事のひそかな関係、そして三男で銀行員のそれにもまして押しの弱い人格である。のぶを上手く使って秋葉原再開発構想を打ち出した都知事は、都条例問題でおたくと対決することになった。大谷も秋葉原の接待要員としてコスプレを命ぜられ、心うきうきと旅立ったが・・・。

58СТАЛКЕР:2005/02/08(火) 15:46:59
>松本清張作品としては異色の深夜萌えアニメ形式だが、
松本清張?
まじ?

59松代:2005/03/06(日) 12:37:50
ミネラルのスーナンを探して(1985)
28歳の平凡な主婦ミネラルは、ある日、中野の漫画喫茶で親友ウェストと2chをみていて、奇妙なスレを見つけた。<スーナンを探している>というもので、夫のヨハンとの退屈な生活に浸っている彼には、何か刺激的なものだった。一方、スーナンは、後頭部を刈りあげた21歳のエロ漫画家。根っからの善人で、それなりに人気もある。その日も、イベントで知り合った女性ファンのベッドで目が醒めた。そして、いたずらのつもりで、彼女の服を借り、女装してみたことから、彼の人生は大きく変化する。ミネラルは、スーナンのスレをヲチしていた。そんなある日、<波止場で会いたし、スーナン>という発言を見つけ、ハリキッて出かけて行った。波止場では、スーナンらしき目立つ女が女と会話を交わしており、スーナンの後をつけて行ったミネラルは、彼の同人誌を買いこみ、何とかスーナンと話しを交わしたいと思った。そして<波止場で会いたし>とスレにポストして、波止場に行く。スーナンの女性ファンもやって来る。しかし、スーナンに夢中のミネラルを不愉快に思っていたウェストから狙われ、その結果、頭を打って記憶喪失になり、自分が誰だかわからなくなる。ミネラルはスーナンのアパートヘ連れて行かれた。お互い惹かれ合うが、スーナンには女性ファンがいる。自分が誰だかわからぬままに新しい人生を歩み始めたミネラルは、幸せだった。一方スーナンは、なんとなくミネラルとベッドまで共にする仲になっていたが、女性ファンのことも愛していた。結局は夫のヨハンと共に家に戻ったミネラルであったが、どうしてもスーナンが忘れられず、ブログに彼へのゆがんだ愛情を書き綴るのだった。

60鳥山仁:2005/03/06(日) 16:06:52
松代さん>
 涙でモニターが歪むような作品を描くのは禁止。というか、スーナンはさておいて、ミネラルが鉱物好きって設定を加えておかないと、誰なのかさっぱりわなんないでしょ。あ、フィクションなのか。そういえば、私の大好きな精神病の本に出てくる統合失調症の患者は、宇宙は鉱物で出来ているという強い思い込みがあって、
「鉱物は宇宙の好物です」
と病院のノートに書いていたそうですよ。
そして、その後の文字の羅列も素晴らしく
サファイア→ファイアー→火炎地獄
です。
 クリエーションの業界で、病人に勝るモノ無しですな。愛すら感じます。

61СТАЛКЕР:2005/03/06(日) 18:59:46
>クリエーションの業界で、病人に勝るモノ無しですな。

ロシア関係ですと、

帝政ロシア時代に生まれた同世代の作曲家で
統合失調症?のスクリャービン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%B3

うつ病のラフマニノフ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%B2%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%8E%E3%83%95

が有名ですね。

62松代:2005/03/11(金) 01:29:19
あえて「どういうわけだかわかりませんが」といっておきますが(まぁ、だいたいの想像はつきますけど)、実写系ペドがやたら熱心に探している作品がアニメとしてリメイクされました。
これで、実写版の上映機会はますます減るでしょうね(´-`)y-~~

http://www.asahi.com/national/update/0311/TKY200503100400.html
>「ガラスのうさぎ」アニメが完成 全国で上映へ
>東京大空襲などで家族を亡くした少女の戦災体験をつづった児童文学のロングセラー「ガラスのうさぎ」(金の星社)が、終戦60周年に合わせてアニメーション映画になり、10日、都内のホテルで製作発表があった。

63СТАЛКЕР:2005/03/15(火) 18:57:08
プロシミソ系思想家 w.w著『大量パクリ時代の児童萌え作品』抜粋
……現在の社会の支配階級であるオタクが「下らなくても好きな物は好き!!」というイデオロギーを社会に広める以前、児童に対する萌えは「心の中に思いを秘める」という奥ゆかしさと区別できないものだった。
その時代、画家や漫画家は健全な画像を描く傍ら、児童への萌えを込めた画像をしばしば描き、それは普段は机の奥の奥にしまっておかれた。これは萌えへの特別な欲求を満たす儀式の時にだけ取り出され、画像制作者や萌えを共有する少数の人々にとって秘匿されているがゆえの魅惑を持っていた。
そしてオタク階級の勃興によって奥ゆかしさが脇に押しやられると、萌え画像は公共の場に引き出されるようになったが、同時に画像は「原画価値」の礼拝というそれまでにない意味を担うこととなった。というのも、萌え画像の一般化に伴い、画像の粗悪な複製や、萌え画像と同様の線の組み合わせを動かし声を付けるものが新たに作り出されたのだが、それらは元の画像の萌えオリジナリティーのもとに無限後退していく性質を常に帯びていたのである。
この萌えオリジナリティーへの無限後退は「著作権」という概念の元に正当化された。この「著作権」とは、原画制作者が児童から受け取る萌えの印象を、ある線の組み合わせの中に「正しく」統合する在り方の唯一無二性から発生するとされた。
そして萌えオリジナリティーへの無限後退は、実は原画のさらに後ろへ向かっていくのである。これは実物の原画に近づけば近づくほどそれとの距離を感じるという萌えアウラの感覚である。
例えば「原画価値」礼拝時代の巨匠Tの、色紙の上にサインペンで素早く描かれた、二つの円らな瞳の上にもう一つの目のある少年の顔の絵を見てみよう。
この少年はTのトレードマークとなり、莫大な著作権料を生み出したキャラクターの一つであるが、原画において確認できる劣化していない特異な性質は、ただデザイン的な奇異さの印象だけに我々を留めておかない。
その額が誇張された頭の輪郭線の丸みと第三の目を表す円形の筆致との対応関係の「正しい」在り方は、我々に萌えをもたらす「丸み」の対応関係を生み出した、その源泉としての原作者の頭の中の「イデア」にまで、存在論的な原像の後退地点を我々にありありと示すのである。

64СТАЛКЕР:2005/03/15(火) 19:00:45
プロシミソ系思想家 w.w著『大量パクリ時代の児童萌え作品』抜粋 2
ところでこの「原画価値」とそのアウラは、オタク階級のさらなる進出によって皮肉にも消えていく運命にあった。
「下らなくても好きな物は好き!!」という価値観が全面化し、ほかのどんな対立的なイデオロギーをも社会から駆逐するに至ったオタク階級は、児童萌えをより効率的に生産するために萌えオリジナリティーを否定し、パクリを全面的に奨励することになるのである。
こうしてトレースなどの手段により大量生産品となった萌え画像は、かつてのイデアへの後退を指し示すものとしての絵の性質を失うとともに、かつての萌え絵系漫画では遵守されていたストーリーの「起承転結」や「大団円」までをも失うこととなった。
この大量生産品としての画像は、児童への愛情から制作されたという当初の意味から逸脱し、萌えを大量生産するのと同様の手法によって、児童に何らかの虐待を加える画像を生産しながら、この加虐的な心情そのものを大量生産し多くの人々の心の中に植え付けるに至ったのである。
しかしこうしてあらゆる社会階級の人々の心情をコントロールすることに成功したかにみえるオタク階級であるが、その過剰なイメージ生産力が生み出す未来を思い描くことを今では完全に放棄してしまった。かつて「原画価値」礼拝時代にあった、萌え絵漫画の「大団円」は実在の児童の幸福な将来へのヴィジョンと重ね合わされていたのだが、そのような「大団円」のヴィジョンを思い描けない現在のオタク階級はそのかわりにオタク的「日常性」への称揚を始め、ガチャポンやポスターや下敷きや抱き枕などによって、あらゆる手段で萌えの痕跡を自らの住む空間に残そうとしているが、これは明確な未来のビジョンを描けなくなった彼らがかつての「原画価値」時代の大団円へのノスタルジーにすがっているからに過ぎない。
ところでオタク階級の代わりに大団円への新たなヴィジョンを示す資格を持つのはプロシミソ階級である。画像を制作しないにも関わらず、プロシミソ階級は児童への純粋な愛情を込めた、原初的な意味での萌えにもっとも近い人々であり、そのために現在のオタク階級のイメージ生産システムを転覆する可能性を持っている唯一の階級である。
そこで逆説的ではあるが、人々の心情を支配するシステムを握るオタク階級に対抗するには、プロシミソ階級も奥ゆかしさへのこだわりを捨ててパクリによる生産過程のなかに入っていかなくてはならないと私は提案する。一発逆転のためにプロシミソ階級がパクリの対象とすべきなのは「法律」である。かつてオタク階級が「著作権」の萌えのイデアをパクリ技術によって、断片化し、オリジナルによらない数値化できる萌えイデアの複製を大量生産したように、個人間の利害関係から生まれた法律の禁止条項ををパクリ技術によって断片化して読みかえ、大量に複製することで、画像に代わる生産物として、直接個人個人の頭の中に関わるような新たな法律の在り方を作り出すのである。このように児童への愛に基づかない画像を全面的に禁止することですべての萌え作品においても、そして実際の児童の将来に置いても望ましい大団円の未来を再び描けるようにするのがわれわれプロシミソ階級の使命である。

65鳥山仁:2005/03/16(水) 08:50:57
63〜64さん>
 『模倣批判』を『模倣』で行うというアイデアだけでも抜群ですが、きちんとベンヤミンのパロディになっている上に、細部を手直しすればオタク批評や社会活動批評としてそのまま使えるという段階で脱帽です。貴方の才能を認めます。特に『萌えアウラ』を思いついた段階で「勝ち」でしょう。

6663:2005/03/17(木) 01:05:37
鳥山氏>
あまり褒められると、象徴的去勢を経ていない幼児的全能感が(以下略)
とはいえ、丁寧に目を通していただいてありがとうございます。
ご指摘のように「原画価値」や「萌えアウラ」がパロディーの要になっている気がしますが、どちらかというと「萌えの痕
跡」とか「法律をパクリで複製する」あたりのアイディアが頭の中で結びついたのが書き込んだ理由です。
「萌えアウラ」の部分の考えは、パロディーで使った文脈はネガティブなので心苦しいですが、ある意味マジでして…。
(いや、分かるか。)脳内元ネタは『複製技術時代の芸術作品』と同様に、芸術意欲が云々といっているドイツの美術史家
の著作『抽象と感情移入』です。(申し訳ないですが、浸りきっているのでここからも長いです。)
ギリシャ人のように外部の現象世界と調和的な関係が結べなかった諸民族の芸術では、著しい様式化・抽象的傾向がみ
られるが(具体的にはエジプトをはじめとするオリエントや、中世ヨーロッパの芸術)これは現象世界の不安定さから逃
れて、結晶的形体のなかに自己投影して安らぎを得るという欲求からそうなったのである、 というのが主旨なんですが、
これを読んだ後、ベタにもこれが「正解」な萌え絵の定義・様態に当てはまるだろうと思ったわけです。
同様の発想は既出なのかもしれませんが、個人的なこじつけは、鳥山氏がオタクはトランスセクシュアルであるという
論旨から勝手に示唆を受けて(パクって)発想しました。エジプトや中世ヨーロッパの絵画では、世界像の不安定さを存在
論的にカバーするために様式化が行われたのだとすれば、性的な自己像の不安定さを存在論的にカバーする絵画の様式化
があってもいいだろうということです。(断っておきますと、「近代以降の社会において人々の生活は異なる点より共通点
の方がが多い」ので、民族的に作り出す芸術に差があるというところに力点を置いているわけではないです。)
オタク的なものがキャラクター文化の全てではない訳ですが、 以上のような考えを抱くとT塚氏直筆の『三つ目が○る』
が、中世の聖顔布像とダブってしょうがなくなってしまいまして、そのまま言うのもはばかられるが、変化球で出すにはい
い話の流れが このところ来たかと思って……。

6763:2005/03/17(木) 01:46:01
ん?文章が崩れた上に話が中途半端ですね。
それで「存在論的に不安定さをカバーする絵画様式」とはなんぞやという部分が弱いので、同じく芸術意欲云々と言っているベンヤミンの議論も萌え絵に関係させてみたら、あら不思議、おすなでできたやまのなかのとんねるがつながりました、
といった感じだったのです。

68松代:2005/03/17(木) 12:12:42
>63さん
いやぁ、そこまでご謙遜なさらずともよいのでは?
はっきりいって、伊藤どころか東よりもよほどわかりやすくて、正鵠を射た分析だと思いますよ。
いや、多木浩二よりもよほどベニヤミンを「精読」しておられるのでは?

ベニヤミンの著述は確かに晦渋で読解困難ですけど、多木浩二をはじめとして、解説者と称する人物が「自説を補強する出汁に使う」ことがあまりにも鼻につきますね。
ただ、伊藤や東、多木のいずれも、自らのセクシャルアイデンティティを否定的に捉え、かつ「保守的なジェンダー価値観を自明としている」のは明らかなので(特に伊藤は二枚舌がひどい)、その辺に「ベニヤミンを『精読できない』鍵」があるのかもしれません。

すばらしい論考なので、ぜひ続けてほしいところです。

69鳥山仁:2005/03/17(木) 12:14:37
63さん>
 やられた。ヴォリンガーの抽象芸術→反自然を、オタク風デフォルメ→反自然に置き換えたんですね。言われるまで気付きませんでしたが、確かにその通りでしょう。「ヒトは何故デフォルメをするのか?」のかと問われれば、「現実がキライだから」と答えるわけです。

 まじめに考えるのであれば、ファンシー寄りのデフォルマシオン(比率修正)はアブジェクシオン(おぞましいものの排除)を目的として行われます。そして、アブジェクシオンがファンシーを媒介項としたオタクの「共通」価値観を成立させます。何なら、これを「去勢」と呼んでもそれほど大きな意味的差異はないはずです。そして、これが『萌え』の重要な要素の一つであることに疑いはありません。だから、アブジェクシオンが達成されていれば、それが模倣か否かは問われない、というのがオタクの基本的な流儀ですが、仰るようにそれが『萌えアウラ』を消失させていったんです。

 じゃあ、何でこんなことが起こってしまうのか……ということをウチのスタッフと与太で話していたりするんですけど、どうにも強烈な不能感(もしくは不達成感)が原因じゃないのか、というのが最近の我々の見解だったりします(あくまで見解で、詳細に考察していなくて申し訳なし)。

 つまり、幼少期に「アレも駄目」「コレも駄目」と禁止(タブー)を繰り返されている間に、どうも自分のやりたいことまで禁止されたのが原因で、酷く強い不能感を抱くタイプの人間がいるらしいんですよ。そして、不能感が恒常的になったら、去勢はそれほど恐怖の対象にはならないわけです。むしろ「みんな去勢しろ」になるんじゃないか、というのがウチのスタッフの説で、「あー、そうかもなあ」と思うだけの説得力はあったわけです。

 ただ、私自身が「禁止による不能感」という経験をほとんどしていないので、これが非常に重大な動機になっている、というのは理屈としては分かっても実感が得られないんですね。禁止はただの禁止でしかなく、禁止した人間(まあ、だいたい親とか教師でしょう)に強い感情を持つ気持ちには?となります。

70松代:2005/03/17(木) 12:30:51
>>69
>鳥山さん

蛇足を承知で付け加えると、多木はともかく伊藤や東、カマヤンのいずれも、ものすごい不能感を抱えているのは傍目にも明らかですね。
また、多木についても、本人の著作を見る限り、不能感を抱えているように思えます。
自らのセクシャルアイデンティティを否定的に捉え、かつ「保守的なジェンダー価値観を自明としている」のは、本人が抱えている不能感、あるいは劣等感の表れなのでしょうか?

7163:2005/03/18(金) 14:29:08
松代氏>
お言葉に甘えてベ二ヤミンについて言いたいように言いますと、やはり「屑拾い」としてのベ二ヤミンの文章構成術という
のが重要だと思います。
ベ二ヤミンはとにかくあらゆる文化領域の事柄をクロスオーバーして語っていた、と単純にいうことはできます。しかし
一方で、彼は何か注目するものにぶち当たったとき、美術だったら美術固有の、文学だったら文学固有の志向性のなかに入
り込むということを(少なくとも文章に表す上では)拒否する(断念する)という傾向もありました。ですから彼がぶち当た
って発見するものは、本来は明確な志向性と、それを追求した天才達のイメージ負荷が掛かっている事象についての周辺
情報というべきものです(本の装丁に尋常でない興味を持ていたというのは分かれやすいですね)。そしてぶち当たる在り
方自体はランダムで、無計画で、半ば無意識的で、どうでもいいという心境でもなぜかそれにぶち当たってしまう訳です。
このように周辺情報を集める「癖」をして彼を「屑拾い」と呼ぶわけですが 、ここで彼が徹底しているのは、この「癖」を文章
作法上の 二重の戦略に転化させている点です。
戦略とは第一に、採取された情報はランダムに、天才に関わる志向性の高みとは無関係に発見され、書き留められた断想
の形を取るので、たとえゲーテやらシェークスピアやらを引用したとしても、そのことが直に自説をオーソライズするとい
う意味にはなりません。そして第二は、ここはどうみてもベニヤミンがある事柄に断定的な判断を下しているだろう、という
ような記述部分も、実は拾ってきた在り合わせの「屑」を並べ続けていたら偶然そうなったというような、(無意識的な)クロ
ス・レファランスの性格を減じないような文章と同等になるということです(『セントラルパーク』でボードレールの母親
に対する態度を正当化すること一つ取っても、こういう粋が凝らされている訳です。)。
以上の意見は雑読の結果で、ここの掲示板からも強く示唆されており、出典はなんぞやとか追求されると厳しいのですが、
ベニヤミンの論考を比較的一本道に解釈している多木氏の「精読」が、ベ二ヤミンの文章の「志向性」(こういう使い方あるの
かな?)について教えるもの少なだ、とはいっていい気がします。
ところで『複製技術時代の芸術作品』のベ二ヤミンは、こうした言語上の自前の発明が、「映像言語」にも当てはまるんだ
(何気なく撮ったカットが編集という「屑拾い」の過程で重要な意味を持ってくるから?)と強力に主張していて、そのせいで
本人の身の乗り出し加減がすごいんですが、アドルノに「進歩的なチャップリン鑑賞態度なんてない」と諭されるのももっと
もだと思います。

7263:2005/03/19(土) 00:06:28
うう…また文が。パソコン技能がアレなのは明らかですが、話を続けます。申し訳なし。
多木氏に続いて俎上に上っている東氏ですが。まあなんというか、自分もかつて東萌えな傾向がありました。
ただ彼の、どんな新しい作品の意味も象徴界の均衡と生理学的な直接性に還元する姿勢はついていき兼ねるものがありました。
オタク文化のようなものも、社会変動の深層に切り込んだ思想家の論考と合わせて見ればその芸術的深さがよく分かる、というあおりにノコノコ付いていくと、抵抗不可能なすり込み現象やら、パブロフの犬的反射やらの顕在化につれて、作品の「質」の問題が切りつめられていくのに出会うわけです。
松代氏が現代美術についてちょっと触れていましたが、結びつきの必然性のないものを結びつけてゼロサムゲームに仕立て上げようとする手法にはウンザリです。
また象徴界の均衡と生理的な直接性の均衡という話で、個人的に思い浮かんでくるのは某『無限のリ○ァイアス』というアニメです。
あの物語では、全然関係のなかった人々が不可抗力で運命を共にさせられ、宇宙環境の厳しさやら、宇宙船内システムの次第に増えていく不備やらで、各人が避けがたく似たような環境の負荷を受け、共同幻想が生まれたり、友情や恋愛のきっかけが生まれたりと二つの条件が上手く合わさっていくのですが、この溢れ出るマチズモ感はなんなんだろうと考えてしまいます。

7363:2005/03/19(土) 00:13:13
訂正:生理的な直接性の均衡→生理的な直接性との関連づけ
です。

74松代:2005/03/20(日) 12:23:07
>>71-73
>63さん

持ち上げるわけではありませんが、やっぱり多木よりもよほどベニヤミンを的確に捉えておいでのように思えます。
東については、激しく同意しつつ、マチズモ感というところが自分の爆笑つぼを「スイカを割っちゃうような勢いで連打」して、立ち直れなくなるところでした。

もし、ごく表面的にベニヤミンを読み取ったなら、本筋から派生した周辺情報ばかりをフェティッシュに追求し、本筋に対しては「適当にお茶を濁している」にもかかわらず、なぜか「物事の本質を突いている」かのように受け取ってしまうのではないでしょうか?
これは、63氏も指摘している「屑拾い」としてのベ二ヤミンの文章構成術が大きく作用しているのですが、この辺が「本質はディティールに宿る」式の解釈論を経て、脱構築論へつながったような気もしなくはないのですが、デリダは斜め読み途中で投げ捨てたため、あくまでもなんとなくそう思ったレベルの話です。

いずれにしても、ベニヤミン的文化領域のクロスオーバーと、周辺情報にこだわる(ように見える)態度と、そしてランダムかつ無計画で半ば無意識的なところは、本来なら「激しくオタクウケ」しそうな要素なのですけど、まぁベニヤミンと正面から取っ組むオタクはそんなにいませんな。
とはいえ、岡田は「オタク学」に上記の要素を上手く取り入れ(ちゅうかいただいて)、上手いこと一山当てたのですから、ベニヤミンとオタクとの相性は悪くないと思います。
また、雑学に長けた人間が衒学的で晦渋な物言いをすると、まるで『筆者が「屑拾い」としてのベニヤミン的文章構成術を駆使している』かのごとく、読者が勝手に誤読してくれる可能性もありますからね。
でまぁ、その辺を悪用しようとしたにもかかわらず、衒学的な物言いが身につかず単なるいやみになっちゃったのが唐沢で、わかりやすくして一山当てたけど生来の人のよさもあいまっていまいち権威化で来ていないのが荒俣氏という感じかな〜と、これまたぼんやり考えています。

7563:2005/03/21(月) 00:41:52
鳥山氏>
コミケなどについて、それこそ大塚氏とかの説が一般化した後あたりしか自分は知らないですし、積極的なコミットメントをしたわけではないので、禁止を他人に求める態度とかは、性格が違うかどうか以前に知見が少ないです。
ですので返事も蛇足になりそうですが、 69のレスでは共通価値観が発生したという事実にウェイトを掛けて「萌え」に言及していらっしゃると思います。つまり半分はアブジェクシオンを認めることで、もう半分はある価値観から派生した虚栄の生活に所属するという意味で「萌え」がキーワードになるという感じでしょうか?
ただ去勢を他者に押しつけるというは、萌えパクリ関連ではないですが、萌えのゴッドファーザーたる駿氏にも当てはまると思います。彼は戦争とは「国家がその最大限の機能を発揮している状態である」(うろ覚え。)とか語っていましたが、『千と〜』その他を見る限り、「最大限の機能を果たしている共同体のなかで、自分なりの役割を果たせれば、あらゆる不能感から解放される」という文脈で言ったと思うしかありません。こういうのがある種の「プロテスタンティズムの倫理」みたいな符丁を日本のアニメ好きにもたらしていると思うので、パクリが内輪で通用したらしたで、そういう追求自体が業界を格上げする、みたいな目的論があってもおかしくなさそうです。

76鳥山仁:2005/03/21(月) 03:02:57
63さん>
 その考え方であっていると思います。つまり、共通価値観というのは「特定者を皆で排除する行為を通じて同一化を図る」ことによって発生します。例えば、制服を着るという行為は、制服着用者以外の人間を「排除する」ことによって、制服着用者同士を「共通化させる」わけです。

 そして、この過程にタブーの侵犯が加わっていれば、共通化はより一層強固なモノになります。何故なら、タブーというのは理由はどうであれ「AとBを区分するためのルール」だからです。従って、タブーの侵犯は区分の破壊に他ならず、これが必然的に同一化(と新たな区分)をもたらします。

 共通価値観としての『萌え』もこの例外ではなく、「何が萌えなのか?」という問いかけにはなかなか答えられなくても(これは個々で異なる場合がある)、「何が萌えではないか?」には比較的簡単に答えられるわけです(これは排除したモノだから一緒)。評論家はこの点をしょっちゅう見落としがちですが、考察すべきは「萌えとは何なのか?」ではなく「萌えは何を排除したのか?」や「萌えはどのようなタブーを侵犯したのか?」でしょう。

 宮崎事件以降の『オタク』という共通価値観が排除したのは精神病でした。「宮崎はただの頭のおかしい人間ではないのか? そして、宮崎と行動パターンが似ている人間も同様ではないのか?」という疑問は、宮崎を心神喪失で無罪にしたくない警察にとっても、放送コードに引っかかるので「キチガイ」という単語が使えなかったマスコミにとっても、そして自分達が病気だと認めたくなかった(あるいは病識がなかった)オタク当人達にとってもタブーだったわけです。しかし、その理由はそれぞれ異なっていたので、なかなか「オタク」という単語の持つ真意は伝わらず、宮崎が逮捕後に速攻で精神鑑定を受けたという事実は無かったことか、非常に軽いモノとして流されてしまいました。

 『萌え』にも同様の経緯があるはずですが、この件に関しては私が真剣に追いかけていなかったので、「よく解らない」としか答えようがありません。しかし、仮に「分かった」としても、萌えてる人達にとってはあんまり嬉しい話じゃないでしょうね。

 評論といえども商売なわけで、「実は萌えてる人達はセレクテッド・ピープルだったのです」という結論を出さなければカネはとれません。それが嫌だから「評論はしないよ」と言ってるんですけどね……クライアントに分からず屋が多くて困ります。

77鳥山仁:2005/03/21(月) 03:15:32
 おっと……文章が抜けてました。これじゃすっ飛ばしすぎですな。
以下は追加です。

 『オタク』という単語は精神病という単語を排除しつつ、「精神病患者を攻撃する」というタブーの侵犯を可能にしました。すなわち、「あいつはキチガイだ」と言えないところを、「あいつはオタクだ」と言い換えることで、同義にすることに成功したんですね。後で同じような単語として「引きこもり」が使われるようになりましたが、そのお陰で『オタクのアウラ』は輝きを失ってしまったワケです。

78СТАЛКЕР:2005/03/23(水) 13:43:18
「自らのセクシャルアイデンティティを否定的に捉え、かつ『保守的なジェンダー価値観を自明としている』」オタクが自らのオタク趣味を肯定するためにはマチズモは不可欠な要素なのかなあ、などとよく知りもしないのに言ってみるテスト。
ベニヤミンの手法ってよく考えると学生自分にレポート書くためにあっちこっちから拾い集めた断片をつぎはぎしたのに似ているなあ。評価が低かったのはあまりにも浅学で付け焼刃だったためでしょう。

79鳥山仁:2005/03/24(木) 04:45:57
78さん>
 承認欲求の観点から考えてください。男性「だけ」に承認されるよりも、男性からも女性からも承認されたほうが、より大きな承認欲求を満たせる「期待値」が高いと考えるのが普通ではないでしょうか? そして、男性が自己のセクシャルアイデンティティを否定するということは、
1:男性像そのものに違和感がある
2:自分自身が理想とする男性像と乖離しすぎている
のいずれか、もしくは両方であるわけです。

 話は変わりますが、現代日本人はマッチョの十分条件として「知性がないこと」=反知性をあげない傾向があるような気がします。鎌倉時代の武士が「和歌や蹴鞠をすること」を軽蔑し、武道に邁進していた頃とは相当違っていて(もちろん、今でもそういう人達はいますが)面白いですね。

 また、知り合いの女性編集者がことあるごとに「男は馬鹿だ」と言っているのを聞くと、なんでマチズモの要件に反知性が含まれていったのかの、別の側面がおぼろげながら理解できて楽しいです。頭のいいオトコがいると困るオンナがいるんでしょう。だから、フェミニストの存在は本人の意図しないところで保守的なジェンダーをリコンストラクションする役割を果たしているんですが、本人達にその自覚がないのがナントモですな。要するに、女でもマッチョになれるってことです。

80СТАЛКЕР:2005/03/25(金) 17:59:23
太田房江とか田島陽子ってマッチョだよな。

81СТАЛКЕР:2005/03/26(土) 11:05:09
やはり一部の人にとって、政治と宗教に関われば関わるほど犯罪を起こす確率が高くなるというのは事実です。犯罪者本人や、一般人の中にも、「政治と宗教があるから、自分は本当の罪を犯さないでいられるのだ」と言い張る人がいますが、それは全くウソなのです。犯罪の予防という観点からも、やはり政治と宗教の規制は必要だ、というのが私たちの結論です。

82СТАЛКЕР:2005/03/26(土) 12:43:18
やはり一部の人にとって、○○○に関われば関わるほど×××確率が高くなるというのは事実です。×××本人や、一般人の中にも、「○○○があるから、自分は×××ないでいられるのだ」と言い張る人がいますが、それは全くウソなのです。×××の予防という観点からも、やはり○○○の規制は必要だ、というのが私たちの結論です。

83СТАЛКЕР:2005/03/27(日) 23:48:19
>話は変わりますが、現代日本人はマッチョの十分条件として「知性がないこと」=反知性をあげない傾向があるような気がします。

知的でない、はマッチョの必要条件とは思うけど、十分条件とは思えないな。
ひよわなおバカさんはマッチョではないでしょ。

84鳥山仁:2005/03/28(月) 10:33:10
80さん>
 後は斉藤美奈子もね。『紅一点論』で特撮系オタクのヒトも知ってるでしょ? 最近は特撮モノもヒロインの人数が増えて崩れちゃったし、それ以前から格闘技ゲームでは崩れていたんですけどね。馬鹿が馬鹿に「馬鹿」というとろうなるかを我々に教えてくれた、唐沢チェンチェイと同じ程度に素敵なヒトですな。

85鳥山仁:2005/03/28(月) 10:44:44
83さん>
 うーん。シド・ヴィシャスのような例があるから、ひ弱=マッチョではない、に関してもちょい疑問です。つまり、か弱くても痛みに対して異常な耐性があればマチズモは成立します。シドのお師匠さん(?)であるジョニー・サンダースもこの手合いで、洋物ロックの有名人の何割かはこういう役柄に収まっていたいたような気がします。でも、ステレオタイプという意味では仰る通りでしょう。

 それから、あの書き込み後にちょいと考えたら、日本では学校制度の枠内で『文化系』と『体育会系』という区分をしていたんですね。すっかり失念していました。

86松代:2005/03/28(月) 12:37:30
マチズモ問題はジェンダースタディーの「@肝」みたいな部分なので、騙り始めると(誤変換じゃなくって、本当にみんな「騙って」いるんだよね)きりがなくなります。
ちゅうか、ジェンダースタディーそのものが、マチズモなどの「アメリカ宗教電波世界を自明とした男女」による『自分語り』なので、他の文化圏に住む人間にとっては「騙り」の要素が濃くなってしまうのでしょう。

というわけなので、マチズモを考える際に「アメリカの反知性主義」という要素は必要不可欠なので、反知性主義を回避している論考にはあまり意味があるとは思えません。そして、浅学無頼のマッチョ人間である松代は、少なくとも日本語で読めるジェンダースタディー論考において、アメリカの反知性主義をメインフレームに組み込んだ論考に触れたためしがなく、ジェンダースタディーは「騙り」だと思い込んでいるのでありました。

ついでに言っとくと、マチズモについてはその文化圏における「武官と文官の役割分担」も大きな影響を与えていて、その意味では近世以降の日本では「武士と呼ばれた戦士集団の行政官僚化」が進んだことと、近現代におけるアメリカ政治の特徴として「軍人政治家の台頭による政治家の戦士化」が表面化したことについても、論考の際には避けて遠れないでしょう。
特に興味深いのは日本における戦士集団の行政官僚化で、例えば武侠小説に代表される中華文化圏における「漢」が極端なまでにマッチョ化されていることや、武侠小説の源流とされる三国志演義(演義だよ、正史じゃないからな)や水滸伝における文官、軍師の描写などにも、知性とマッチョを対立的概念として捉えているふしが見受けられます。
これは、映像作品における諸葛孔明の描写などに顕著で、日本では「鋭さ」や「しなやかさ」を孔明のキャラクター要素として重視しますが、中国では「磊落さ」や「天衣無縫さ」を前面に出した孔明像を作り上げていて、軍師と言うよりはマッチョだったりします。
対する日本では、真田親子や毛利元就、羽柴秀吉のような奇計機略を駆使する武将をも「漢」として尊びますが、中国では奇計機略を忌む風潮もあり、少なくともマチズモ的には退けられがちな要素といえましょう。
欧州ではどうかというと、これまた頭の悪いヒーローがてんこ盛りで、ドイツのバルバロッサにしてもイギリスのライオンハートにしても頭の悪さ全開ですな。
微妙にマニアックな話になりますが、体格的には華奢だったジョルジュ・ギヌメールがヒーローとして賛美されるにもかかわらず、比較的体格がよくて顔もごつかったルネ・フォンクがヒーロー足り得ないのは、彼が自著「私の戦争」において独自の空戦理論を展開したことと、いささか陰惨な戦いぶりが影響していたとはいえないでしょうか?
そういや、神経質で人間嫌いの大リヒトフォーヘンにやはり理屈屋のベルケより、気障でお茶目なゲーリンクやウーデットの方がヒーロー視されたのも、その辺の事情があったように思えます。

少なくとも、理屈屋で効率重視のエースは、マッチョ的に扱いづらい存在のようです。

87松代:2005/03/28(月) 12:47:46
文の順序がおかしいから、さすがに訂正しておきます。

特に興味深いのは日本における戦士集団の行政官僚化で、例えば日本では、真田親子や毛利元就、羽柴秀吉のような奇計機略を駆使する武将をも「漢」として尊びますが、東洋文化圏の親玉である中国では奇計機略を忌む風潮もあり、少なくともマチズモ的には退けられがちな要素といえましょう。
対する中国では、武侠小説に代表される中華文化圏における「漢」が極端なまでにマッチョ化されていることや、武侠小説の源流とされる三国志演義(演義だよ、正史じゃないからな)や水滸伝における文官、軍師の描写などにも、知性とマッチョを対立的概念として捉えているふしが見受けられます。
これは、映像作品における諸葛孔明の描写などに顕著で、日本では「鋭さ」や「しなやかさ」を孔明のキャラクター要素として重視しますが、中国では「磊落さ」や「天衣無縫さ」を前面に出した孔明像を作り上げていて、軍師と言うよりはマッチョだったりします。

88СТАЛКЕР:2005/03/28(月) 19:19:43
日本の場合は、戦士集団の行政官僚化の前に武士(武)の上位概念(でいいのかな)
として朝廷(文)が長らくあったことも大きいんではないでしょうか?
地方武士の都文化への憧れはそうとう強くて、都落ちした貴族なんかが大事にされ
されましたし。それが、行政官僚化→貴族化へ進ませたのかも。
鎌倉武士も教養としての和歌は大事にしましたし、室町になると茶道ですよね。
なんとなく「頭の悪いのは恥ずかしい」とか「相手にされない」とかいう風潮が根
強かったのかも知れないですね。
マッチョ化したのはやはり幕末から明治にかけてということなのかなあ。
薩長の影響で。乱暴な意見ですいません。

8988:2005/03/28(月) 19:25:38
ああ、すいません。上のマッチョ化というのは反知性的という意味で使ってしまいました。

9063:2005/03/30(水) 16:53:44
74<
松代氏<

激しくレスが遅れました。「マチズモ」って他の表記よりいい語感があるので狭い知人のあいだ(私を含めて二人)ではこういうのが慣習となっております。

>>岡田は「オタク学」に上記の要素を上手く取り入れ(ちゅうかいただいて)、上手いこと一山当てたのですから、ベニヤミンとオタクとの相性は悪くないと思います。

たしか『オタク学入門』では「クズとして打ち捨てられたものに価値を見出すことは価値の創造である」というようなことが書いてあるそうですね(未読なので伝聞)。パロディー化してますます感じましたが、ベニヤミンの議論で主題となるものはいくらでも交換可能であり、その意味ではマンガ/オタク的モティーフをそこに当てはめて多様な理論展開が期待できそうです。ただベニヤミンのコアな部分は「これからのオタクミドルのための悪食入門」というニュアンスにもっていくより、論争相手を明確に措定してこそ輝くという感じがあり、個人的にはそこらへんでつっこみ足りない部分があるのかなと。

話は飛びますが、70年代末、新表現主義(きーふぁー・くれめんてetc)というものが(ドイツ・イタリア発で)国際アートシーンに鳴り物入りであらわれ、 アメリカでの紹介時に否定派・肯定派に分かれた大論争(コップの中の嵐?)が繰り広げられるということがありました。個人的に興味があってそこらへんの論考を読むと、なぜか否定・肯定のどっちのポジションの人もベニヤミンを引用しつつ 、「非イデオロギー的な」自身の現代美術分析を誇示しておりました。それで当の論考自体は腑に落ちなくても、変な文章のベニヤミンがなぜ重用されるのか何となく分かったことがありました。ですから相手が激しくツっこんでくれないと、ボケ損というところがあるかもしれません(荒俣氏はケンカ腰でないのでボケ倒し?)。ただの印象論ですが。

9163:2005/03/31(木) 15:32:58
追加 水曜日に偶然『スクール ランブル』というアニメの最終回を見たんですが、演出法が、「抽象と感情移入」的な方式でバッチリ組み立てられてるなあと思いました。あそこまでやられると,まったく斜めにならず没入できます(笑)。

つづいて後番組の『ブリーチ』も見て…、何というか原作は「様式の終局的な倒錯は、全般にわたる死姦であって、まもなくその倒錯は、それが関与している正常なもの、すなわち音楽の慣習のなかに第二の自然として沈殿したものと、もはや区別できなくなる」(『新音楽の哲学』)的なものですよね(音楽じゃないけど)。ところが優秀なアニメーターに変奏されると、個々のキャラクターの「オリジナリティー」が息を吹き返してきて…ある意味『オーシャンズ12』状態の豪華キャストで楽しめました(笑)。

ところで大塚英志氏がマンガ表現は「記号的なもの」と「リアリズム的なもの」とのせめぎ合いで成り立っていると書いていました。彼が「記号的」とされるところのものにばかり「伝統」を認めて、「リアリズム的」と評されるところのものにそれを認めないのには違和感を感じざるを得ないんですが、ふと気づくと、近年日本マンガの「アメコミ」的リアル化が著しく進行したと思いまして、個人的には詳しくないのですが、「萌え」だけでなく、こっちの領域でもパクリはすさまじいことになっているのでしょうか?

9263:2005/04/01(金) 11:49:14
76
鳥山氏< レス間隔が間延びして申し訳なし。
>そして、この過程にタブーの侵犯が加わっていれば、共通化はより一層強固なモノになります。何故なら、タブーというのは理由はどうであれ「AとBを区分するためのルール」だからです。
駿氏云々はちょっと漠然とした話だったのですが、言われてみるとたしかに、タブー侵犯が共通価値観のうえにさらに太い結びつきを作る、という図式が浮かんできますね。


>考察すべきは「萌えとは何なのか?」ではなく「萌えは何を排除したのか?」や「萌えはどのようなタブーを侵犯したのか?」でしょう
激しく同意です。「何が萌えなのか」 は、元祖的なマンガ家でも一定ではないし、ましてや萌えアウラ的なものを度外視して、個々人が所与の形式としたものにあてはまる「萌え」の基準を作り出そうとすれば、それこそ無限に妥当する範囲は広がりますよね。それでは「すべての牛が黒く見える闇夜」(?)を相手にしているようなものですし、「何を排除したのか?」 が、客観的な価値成立の契機を説明するのに必要なのは確かでしょう。

横レスですが、
>シド・ヴィシャスのような例があるから、ひ弱=マッチョではない、に関してもちょい疑問です。
カウボーイにケンカ売られて、ステーキ代わりに(自分の)手の甲を切っちゃうというのがありましたね。ジョニサンもドラッグ漬けのやせ我慢の人だったんですね…。ところで痛みに強いというとクボヅカーもこの手合い?

9363:2005/04/01(金) 11:57:32
あ、返答相手の名前のあとは< じゃなくて > です。失礼。(^^;

94СТАЛКЕР:2005/04/01(金) 15:55:20
芸大で漫画が教えられるようになったら「パクリ」なる批判が「アカデミックで無味乾燥」に取って代わるのか知らん

95松代:2005/04/04(月) 12:17:35
多忙を免罪符にしてはならないのですが、忙しいものはやはり忙しい…
というわけで、ねたをいくつか…

http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20050331104.html
>アップル製品と「模倣」の文化
>せっかく真似をしたのだから、Super Shuffleのように、本物よりも秀でたところがあればいいのだが、必ずしもそうとは限らないようだ。上のLLUON社製PCは後日、本物の方が断然いいという話の引き合いに再び登場する。

96松代:2005/04/04(月) 12:23:50
模倣といえば、日本代表DFの宮本は、顔で俳優の高橋幸治(代表作:ゴジラ対ビオランテ)を模倣している。
模倣といえば、日本代表FWの鈴木は、顔で家族会の蓮池兄(代表作:奪還)を模倣している。
模倣といえば、浦和レッズMFの鈴木啓太は、顔で俳優の宮迫(代表作:雨上がり決死隊)を模倣している。

97松代:2005/04/04(月) 12:40:15
連想ゲーム的な雑感で申し訳ないのですが…

>話は飛びますが、70年代末、新表現主義(きーふぁー・くれめんてetc)というものが(ドイツ・イタリア発で)国際アートシーンに鳴り物入りであらわれ、 アメリカでの紹介時に否定派・肯定派に分かれた大論争(コップの中の嵐?)が繰り広げられるということがありました。

自分は、新しい美術史(ニュー・アート・ヒストリー)を思い出しました。こいつもまたドイツからアメリカに流入して、1970年代から80年代にかけて隆盛した、イデオロギー的な背景を持つ議論でしたね。
まぁ、その後は社会学と歴史学的な検討手法を美術史に持ち込んだことだけが生き延びて、全体的な潮流としては「すっかり過去の議論」となってしまったような感がありますけど、それこそ当時は「そういう時代文脈」が存在していたのでしょうかねぇ?

>ところで大塚英志氏がマンガ表現は「記号的なもの」と「リアリズム的なもの」とのせめぎ合いで成り立っていると書いていました。彼が「記号的」とされるところのものにばかり「伝統」を認めて、「リアリズム的」と評されるところのものにそれを認めないのには違和感を感じざるを得ないんですが、

まったく同意です。ちゅうか、どこぞの団体がのたまった「マンガ記号論」なるものの胡散臭を、まったく簡潔に表現していて脱帽ものですよ。
時間を見つけて、この辺の話は続けたいですね。

>ふと気づくと、近年日本マンガの「アメコミ」的リアル化が著しく進行したと思いまして、個人的には詳しくないのですが、「萌え」だけでなく、こっちの領域でもパクリはすさまじいことになっているのでしょうか?

いやぁ、とにかくすごいパクリ具合っすよ。
特に大きな影響を与えたのは、ご存知「アレックス・ロス」大先生なのですが、ミニョーラやトッドも盛大にパクられました。
おまけに、ミニョーラやトッドが日本マンガ愛好者で、日本マンガからの影響を肯定しているのをいいことに、パクッタ側が彼らの発掘、あるいは再構築した部分まで「日本が本家」みたいなことを言ってるあたり、なんともやるせないものを感じます。
まぁ、これが「脱構築」だのなんだのを振り回わさずに、オタク=高等遊民的な自認をしてない連中ならまだ可愛げもあろうものですが、そういう連中に限ってアメコミ作家のオリジナリティを全否定しようとするんだから、ほんとにいい気なものですね。

98松代:2005/04/04(月) 12:42:35
>>97は63氏への返答です。
不注意で申し訳なし。

99鳥山仁:2005/04/05(火) 11:18:08
63さん>
 遅レスはお気になさらずに。私も〆切間際には、どうしてもレスが遅れるので、誰かを責めたら自分も責めねばなりません。

 宮崎駿の件に関してですが、残念ながら手元に『宮崎駿の雑想ノート』しかないので即断するのが危険なのですが、恐らく彼にとって「トータル・ウォーというのは階級社会と国家主義を乗り越える有効な手段である」と認知されているんでしょう。特に、スペイン共和国に対して哀悼の意を表しているところからも、この手の妄想を抱いていることが読みとれます。

 これは第1次大戦後のドイツで、社会主義の影響を受けた人間にありがちな発想で、根底には戦争の機械化があります。つまり、南北戦争から第2次世界大戦までの期間というのは、兵器としての機械が発達していった時期で、国家の保有する工業生産力が戦争における勝敗を決する時代に突入したことを意味していました。そして、機械を作るのも戦争をするのも国民であって、元首とか上流階級の人達ではないわけです。

 つまり、それ以前の戦争のように、支配階級がカネを支払って傭兵を集めても、封建社会における武士、騎士階級が集まっても、国民国家の軍隊には太刀打ちできなくなっていたんです。これは、階級社会におけるタブーの侵犯を意味しました。だから、ユートピア妄想と戦争がくっついてしまうんですね。

 ところが、宮崎の場合(というか、高畑も彼らのプロデューサーを務めた故・徳間もそうですが)、支配階級には資本家も含まれる、と考えるので現実との乖離を招きます。イラク戦争の時に、同じ類の人間が電波をかっ飛ばしていましたが、「何でそこまで現実を直視せずに済ませられるんだ?」と不思議な気持ちにさせられたものです。「国民みな公務員」という社会を理想としない限り、アウトソーシングを利益誘導だとは考えられないはずなんです。

 ただし、スペイン内戦に国際義勇軍として参加した人間の中でも、ヘミングウェイは最後まで現実が直視できませんでしたし、ジョージ・オーウェルが完全な(?)正気に返ったのは『ウィガン波止場への道』を書いた頃ですから、疎外感を抱えている人間にとって、そうしたシチュエーションというのは非常に魅力的なんでしょう。

 それにしても、オーウェルが『ウィガン波止場への道』で描いて見せた社会主義者像はヒトラーにうり二つで寒気を催します。もちろん、オーウェル本人もヒトラーを意識していたんでしょうが……。

100鳥山仁:2005/04/30(土) 12:04:59
http://www.foxjapan.com/movies/kingdomofheaven/

 『映画秘宝』の町山智浩が『ブラックホークダウン』でリドリースコット監督を叩いてるのを見て、「黒澤明を軍国主義的だと叩いていた左よりの評論家にそっくりになっちまったなあ」と思っていたんですが、とうとうリドリースコットの方が黒澤化してしまいました。というか、シナリオも画面構成も黒澤を超えた可能性すらあります。『エイリアン』や『ブレードランナー』の監督として80年代のオタクに絶大な影響力を及ぼしたリドリーが、ついにここまで来たかと思うと感慨深いですな。テーマが十字軍で、敵役のイスラム教徒をこれほど格好良く描ききった点も高評化。問題は、この作品が日本でヒットするかどうかなんですが……。

101СТАЛКЕР:2005/05/01(日) 01:40:24
>>100
個人的には当初監督する予定だったポール・バーホーベンで観たかったですけどね。
現政権への嫌味と凄惨なグロ描写で、アメリカでの公開は中止になるでしょうけどw

102鳥山仁:2005/05/03(火) 16:42:49
101さん>
 仰るように、「薄っぺらい人間を描かせたら世界一。ハリウッドの梶原一騎」ことバーホーベン兄貴なら、何がなんでも反体制的な作品に仕上げてくれたことでしょう。また、バーホーベンには『地獄城の大冒険』という傑作中世映画(主演男優と女優がヒッチャーのコンビというのもミソ)があるから、内容もだいたい想像できます。

 ただし、アメリカで公開禁止ではなく、イスラム圏で非公開が正解なのでは? とんでもないイスラム教徒(蜘蛛型イスラム教徒?)を出現させて、命を狙われまくりというのがバーホーベンらしいですよ。この人、マイケル・ムーアと一緒で、「なんのかんの言ってもクリスチャン」なんですよね。だから、最後の最後に信仰の問題に移行してしまうんですが、この点でスコットは典型的な「口だけ信者」で、クリスチャンもイスラム教徒も馬鹿にしまくっているところが素敵です。

103松代:2005/05/04(水) 12:39:15
月餅とお焼き

鎌倉と松代は、表現規制に反対する活動に参加した。ところが、鎌倉には人には言えない異常な性癖があったのである。それは、幼児の持ち物や写真を集めては自慰に耽ること。ある日、鎌倉の家に遊びに来た松代は、鎌倉の部屋で子どもの小便の音を録音したテープを発見してしまう。鎌倉の異常な性癖を知った松代は鎌倉と別れ、鎌倉にと敵対する手配師鳥山と当てつけのように活動し始めるが、それはかえって鎌倉を喜ばせる結果になった。少女の犬になりたいと言うマゾヒストの鎌倉に、やがて松代のサディスティックな一面が開花する。鳥山との勉強会やロビイング活動に招いては、マンガフィクション論を全否定する松代の責めに、変態と罵られても自分の本当の姿をさらけ出し、ひたむきに応えていく鎌倉。そんな折り、松代は鳥山に現代哲学は精神病の産物と教えられ、動揺してしまう。翌日、永田町の議員会館へ鎌倉と鳥山を呼びだした松代は鳥山の前で鎌倉を漫画家として扱い、彼に「ムーはフィクションかノンフィクションか」と詰問する。一命を取り留めたものの、精神病を否定して通院も拒否した鎌倉。飲み物を買いに行けと命令する松代に、あくまで彼は従順である。そんな鎌倉に、松代はギプスが取れたらAA本を出そうと誘う。

104СТАЛКЕР:2005/05/12(木) 13:19:49
既に終わった展示なので、そこは申し訳ないのですけど、いちおう「日本カメラ」でも取り上げられているので、興味のある方は誌面でチェックしてください。

でまぁ、いまや「過去を振り返る」ってのは大ブームで、昭和レトロ館なるものが中途半端な地方都市に続々と建設され、なつかし昭和の帝王である町田忍さんなどはメディアで引っ張りだこなんですよ。
ブログなんかでも「あのころはよかった」だの、地方都市の寂れた商店街かそこらを取材して「日本が失ってしまった何か」があるとか、そういうもったいぶったこという保守派が、それこそ佃煮にでもしようかってぐらいいる。
まぁ、そういう昭和大好き保守派のほとんどは健全育成派であり、また自分たちの学生時代なり新社会人時代なりを取り上げ、自らの「ライフパス」をたどりながら、自らが過去に暮らしたり学んだり働いたりした土地の「失われた」あるいは「損なわれた」なにかをフックにして、ノスタルジーにあふれた文章か何かを添えつつ、現代の若者を批判するというのが基本パターンなのですけどね。

もちろん、山方さんの作品はまったく違っていて、そういうところからは「完全に隔絶されて」います。
山方さんのすばらしいところは、不用意に撮影してしまうと「ノスタルジー全開のスイートな写真」になってしまう風景を被写体にしつつ、しかしながらきわめて抑制され、被写体との距離感を保った作品に仕上げているところです。
それは風景に対する思い入れや、作家の自我を表出させたい欲求とは無縁の、しかしながら「機械的な作業」とはまったく異なる、きわめて高度な作家性を秘めた作品であり、高く評価されるべきものだといえます。
写真という芸術については、撮影することと同様に、あるいは撮影すること以上に、撮影されたカットを「選択すること」が重要ですが、その選択過程は実製作者や編集者のみが知る世界であり、一般の人々にはなかなか想像もつかない部分があると思います。
もし、山方さんの作品を鑑賞する機会があれば、なぜ山方さんは「この作品を選んだのか」について、多少でも思いをはせていただけるとうれしく思います。

http://konicaminolta.jp/about/plaza/schedule/april/gallery_b.html
>山方 伸写真展 「bee fly」
>「私が写真を撮るのは、あるものが写真に撮られたらどのように見えるかを見出すためである。」とウィノグランドは言っています。言い換えれば「その場で見て感じたことは写真になってしまうと、違うかたちとなって印画紙に定着されてしまう」ということだと思います。
>私は「こんな写真を撮りたい」というようなものを持ってはいません。出かける場所を決めるのもなんとなくで、常に行き当たりばったりです。そういった偶然に身をまかせていくことが心地よかったのかもしれませんし、そうするしかなかったのかもしれません。出来上がった写真の多くは私の予想を裏切ってくれています。そして思い通りに撮れた写真よりも、そうでない写真の方が私に多くのことを与えてくれています。

105松代:2005/05/15(日) 00:31:38
カマンのバカ

マンガフィクション論を知ってるかい?
ペド漫画家の自己正統化さ。カマンはいつもマンガフィクション論を唱えていた。
あれから月日はめぐりゆき、見直し時期の三年め。
現実から目を背けても、現実を直視しても、三年の月日は流れてく。
カマンのヤツは、前者を選んだのさ。カマンのバカ。
短い期限を知ってから、カマンは生きた自堕落に。貧しいヲタクを次々と、ボランティアでかき集め。カマンを先頭に、カマンとヲタクの行列だ。カマンは進むよまっすぐに、中央線もまっすぐだ。
高円寺越えて三鷹へ、サヨクが教える学習塾。カマンは子どもに、この世の裏を教えた。
カマンのバカ。
おかしな言語学と経済学と、そして世界システムを教わった子ども達は、世をはかなみ、毒を飲んで次々と死んでいきました。しかしカマンは死ななかった。短い期限を知りながらも、カマンは死ねなかったのです。
さらにカマンのバカ、バカ〜〜〜〜!

106鳥山仁:2005/05/18(水) 06:36:39
(独言)
 『プリンス・オブ・ゴショガワラ』というエロゲーを無性に作りたいんだけど、誰か原画をやってくれるヒトはいないだろうか? 主人公の決めぜりふは「ご主人様と呼べ」「俺は声優をやっていた」で決まりなんだが。主題歌はダイヤモンド・ヘッドの『The Prince』という事まで決まってるんだけど。ストーリーは母親の自殺から始まって(以下略)。

107СТАЛКЕР:2005/05/18(水) 09:01:14
>>106
「これが私の御主人様」
http://www.gosyujinsama.com/story/index.html

108松代:2005/05/18(水) 13:08:28
なんかねぇ〜イラクの米軍って楽しそうなんだよ。
ニュースで見るのとは大違い。
こんな風に「楽しく遊んで暮らせる」のなら、漏れもイラクへ逝ってみたいね。

それとも、これはフィクションなのか?
http://www.big-boys.com/articles/gernadewash.html

109鳥山仁:2005/05/19(木) 08:01:35
107さん>
 参りました! もうタワゴトは二度と言いません!

110СТАЛКЕР:2005/05/20(金) 14:02:37
○○○○は以下のような目的のために使われます。
1.性的興奮と満足を得るため
2.子どもを誘惑し、子どもの抵抗を弱め、手なずけるため。
3.虐待について子どもがしゃべらないよう脅迫する
4.利潤のために製造して販売する

111СТАЛКЕР:2005/05/22(日) 20:22:28
>>107
その「御主人様」ですけどオープニングにある主人公の少女がコスプレさせられ
鎖で繋がれている絵から鎖が消されましたね。すごいタイミング。

112松代:2005/05/31(火) 23:41:55
ПРОЕКТ Х−逃避者たち−
第30回 11月21日放送
「ロリペドヲタクとサヨクプロシミソ」
〜そして彼らは現実から目を背けた・ジポ法〜
 
「電波をもらった」「ヲタとサヨの在り方を考えさせられた」
 電子メールや電話で2千通を超える抗議が殺到した「ロリペドヲタクとサヨクプロシミソ」(昨年11月放送)。マンガフィクション論としても、大反響を巻き起こしたこの番組を、支持者の期待に答え再放送する。

 全国で「ロリペドヲタク」の嵐が吹き荒れていた昭和49年春。東京都一の「ロリペドヲタク」高校、高円寺芸専に一人の新任教師が着任した。鎌倉、31歳。かつてロリペドマンガ家として活躍した鎌倉は、マンガ部の指導に情熱を燃やしていた。しかし、高円寺芸専の荒廃ぶりは想像を超えていた。校舎の中を原稿集めのバイク便が走り回り、授業中はみな同人誌を制作するか、ロリペドアニメをみながらハァハァしていた。教師たちも見て見ぬふりをしていた。

 最初のマンガサミットで鎌倉はなきながら訴えた。
「それでも、あなた達はマンガ家ですか」
 サミットの後、ゲンダゥとヤマトが鎌倉を追ってきて言った。
「鎌倉君。一緒にジポ法活動をしてくれ」
 こうしてロリペドヲタクとサヨクプロシミソたちの取り組みが始まった。
 ヲタクたちを組織化させるためには、ヲタクに「誇り」を持たせることが必要だった。そのためには不良の巣窟、マンガ部を鍛え直し、横浜大会に出ることを目標とする。

 初の国際会議は、強豪・矯風高校を相手に「112対0」で歴史的大敗。しかし、鎌倉はその屈辱を「なかったこと」にして、対外的には「マンガ家が勝利した」と発表した。泣きながら「全てのマンガはフィクションである」とか、または「マンガの読み方がわかるのはヲタクだけ」と主張する鎌倉は、いつしか「ウソツキ先生」と呼ばれるようになっていった。そして、ヲタクにはそっぽを向かれたが、なぜかサヨク達が次第に心を開き、左翼文化人の夢に向かって突き進んでいく・・・・。
 今も教育界に語り継がれる、伝説の物語を描く。

113松代:2005/05/31(火) 23:44:02
ПРОЕКТ Х−逃避者たち−
第57回 6月19日放送
「ナベとカマ 執念燃ゆ AA大辞典」
〜30年・空前のAA探し〜
 辞書「AA辞苑」。収録AA20万。2320ページ。
 AA辞典のみならず、スレタイ・こてハン・流行語などの百科事典の機能も兼ね備えた、日本初の本格的な「2chの総合辞典」である。昭和30年、発売と同時に大ベストセラーになり、いまもその地位 は揺るぎない。

 AA辞書作りの中心となったのが、ナベとカマ。AA研究に生涯を捧げた親子だった。「一流国になるには、AAの総合辞典が不可欠だ」。その信念で、カマは戦前から10年の歳月をかけ、15万AAの同人誌を完成させた。しかし、昭和20年、同人誌を出版社へ持ち込み、企画書作成段階でカマは作業を停止。他社からAA辞書も出版され、企画そのものが消滅した。

 戦後、二人はAA辞書作りを再開する。しかし終戦直後の2chは、時代が急速に動いていた。新しいAAが次々と生まれた。意味も変化した。戦前の蓄積では対応できず、一からAAを選び、意味を考えるという、気の遠くなる作業が必要だった。
 しかし、ナベはCD−ROMをメインに据え、検索性で対抗すれば勝機はあると考え、カマに企画の再開を呼びかける。あらゆるスレを読みあさり、さくら板や、コピペあらしの電波にまで耳をそばだて、AA選びに奔走した。ナベとカマは、膨大なAAの海と格闘を続けていく・・・・。
 そして、カマは企画書すら完成させないまま、2chでのネット街宣活動へ傾斜し、ナベと縁を切った。

 AAの豊かさに誇りを持とうと、前代未聞の辞書作りに情熱を燃やした親子と若者たちのドラマを描く。

114松代:2005/06/04(土) 12:48:25
ポルノガス抜き論

満足にポルノがなかったはずの1960年代から70年代に、安保闘争をはじめとする政治テロがもっとも多く、全盛のはずの最近はピーク時の6分の1以下です。ポルノの普及についてのデータがありませんので、なんともいえませんが、ポルノの普及と政治テロの相関をとったら、明らかに負の相関がありそうです。なんでもポルノは「反宗教・政治批判を含む」そうですが、ポルノが「反宗教・政治批判を含む」として、政治や宗教に影響を与えるという論理を真とすれば、このグラフからは、ポルノの普及は、政治テロの発生を抑止する、という結論以外は導き出せそうにありません。

115СТАЛКЕР:2005/06/09(木) 06:47:02
どうでもいいけど、鳥山&松代を「レイプ」ポルノ関係者と呼ぶって事は
鳥山&松代周辺の人間も、仕事関係で付き合いのある人達も、
「レイプ」関係者と糾弾してるって解釈でいいんですかね?

116松代:2005/06/09(木) 12:26:47
>>115
>鳥山&松代周辺の人間も、仕事関係で付き合いのある人達も、
>「レイプ」関係者と糾弾してるって解釈でいいんですかね?

恐らくはそういう解釈でいいというか、むしろ「仕事関係で付き合いのある人達」を糾弾したいのではないかと思われますが、真面目に取り合うのもどうかという話があるので、日本勝利の興奮が覚めないうちに1本こしらえて見ました。楽しんでいただければ嬉しいです。

http://x51.org/x/05/02/0804.php
>精神病院から生放送、患者達によるラジオ番組が大人気 鎌倉
【イソターファクス】鎌倉にて、精神病棟から患者らが生放送でお届けするラジオ番組 - キョギョー・ラジオが人気を博しているとのこと。生放送が行われる鎌倉精神病院に入院中のフリオ・カマヤン氏(写真)は同番組プレゼンターの一人である。彼は以前、8ヶ月同棲したみぃちゃんに逃げられて重度の欝になり、同病院に入院したという。「そのときは、もう生きることができないと思いました。食べることも、働くことも、外に出ることさえ嫌だったんです。家族は私のことを理解せずに、ただただ疎んじました。私はいよいよ家にいるのも辛くなって、ここ(精神病院)に入院したんです。ここでは自分の気持ちをありのままに表現できるんです。」
>言語療法
このキョギョー・ラジオ(現地ではRadio La Kamayan)を企画した同病院に勤める精神科医のバードヘッド・ジン氏は番組をはじめた経緯を次のように語っている。
「最初はセラピーの一環として、患者の皆さんに集まってもらって、テーブルを囲み、テープ録音機を渡して好きなことを喋ってもらったんです。まず誰かが録音機に向かって好きなことを喋り、終わったら次の人に手渡す、というようにしてですね。この段階で既にいくつかの治療の要素がありました。それはまず喋る機会を得ることと、それを他人に渡すということです。」
生放送に参加するカマヤン氏は、この【療法】は単なる向精神薬よりはるかに有効だと実感しているという。
「医師たちは、普段とても事務的です。私たち患者に薬を渡して、よく寝てください、さあ次、といったようにです。しかし、この療法を行うことで、患者たちは自分を解放し、精神病棟の壁を越えることができるんです。」
>意外な人気
そしてこのキョギョー・ラジオは単に患者の治療に効果を発揮しているだけではない。現在では既に数万人のリスナーを持つ人気番組になってしまったのである。鎌倉でタクシー運転手を営むヘクトル・エドュラド・マツ氏はキョギョー・ラジオを仕事中の楽しみにしている一人である。
「彼らは世間の人が思っているようなイカれた人々ではありません。至極真っ当なことを話してますし、時には詩の朗読をしたり、歌を歌ったりと、聴いていてとても楽しいです。」
そしてまたこうした人気の一方で、ラジオ放送は非常に高い治療効果を示している。ジン医師によれば、現在までにこのラジオ放送治療プログラムに参加した患者のうち3割は既に退院し、またその後も外来患者としてラジオ放送に参加している者は、誰一人として再入院していないという。
「逆に退院後にこのプログラムに参加していなかった外来患者のうち、三分の二は再入院しているんです。」
また今後、この「キョギョー・ラジオ」チームはテレビのアニメ番組にも出演する予定である。
外来患者兼ラジオパーソナリティの一人、ヨハン・ヤマト・イトー氏はこの番組が治療のみならず、社会における重要な教育効果を発揮していると話している。
「この番組を聴いてもらうことで、精神病に対する無理解と誤解を解くことができると思います。私の住んでいる地区では、よく人は私のことを指差して『おい、あのイカれ野郎を見ろよ!』なんて言うんですが、私に言わせれば全く逆です。そうやって彼らは町の中で私のことを辱めますが、それでいいんです。それが理解への始まりだと思っていますから。」

117СТАЛКЕР:2005/06/10(金) 13:13:57
>1本こしらえて見ました
>http://x51.org/x/05/02/0804.php

そのURLが「こしらえもの」かと思ってみてたら

>世界恐慌の嵐が吹き荒れる中、謎の怪光線が地上に降り注ぎ、人々は理性を失ってセックスの虜に

とかあって、「フレッシュゴードンじゃん!さすが松代さん、厳選ネタ」とか
思ってたら、文章がこしらえものだったのね(苦笑)

118松代:2005/06/12(日) 01:04:07
>>117
>とかあって、「フレッシュゴードンじゃん!さすが松代さん、厳選ネタ」とか
>思ってたら、文章がこしらえものだったのね(苦笑)

すんません…
自分の力だと、この辺が精一杯でした。まぁ、ほんとはうそページをこしらえるぐらいまでもっていきたいのですけど、ビルダー持ってないのであんなに凝ったページはつくれんのです(いまだにHTML手打ちで、XTMLなんてとてもとても)。
その代わりといってはなんですが、新作が3本ほどたまってるので、機械を見て公開しますね。
次回ロードショウは「裏窓」「ガラスのうなぎ」「カマーレ神の怒り」の3本です!
うんがぐっぐっ!

そういえば、あのX51の管理人さんは本当によく拾ってきてるから、広告だと思ってもアフィリエイトリンクはクリックしてあげてください。

さて、X51はフィクションでしょうか?それともノンフィクションでしょうか?

119松代:2005/06/14(火) 12:18:25
>鳥山さん
>きちんと成熟した女性がセックスをしたいと思ったら、身体を綺麗に手入れして、男性が喜びそうな衣服に身を包み、意中の相手にだけは思わせぶりな言動をするなど、「恋の駆け引き」を始めるのが普通です。

あえて率直に申し上げますが、寝言は寝て言ってください。
任天堂やドコモから公式許諾を得ようってわけじゃないんですよ。思わせぶりの駆け引きなんでものは、関西財界人のパーティーだけでたくさんです。

セックスをしようというのに、いい大人が「恋の駆け引き」なんてかったりぃことしてるヒマはないでしょう。

まぁ、これが暇を持て余している中高生や、あるいは職務上の判断権限を有していない単純作業者なら、ひまつぶしに「恋の駆け引き」なんて非生産的な行為へ割く時間と労力があるのかもしれませんが、鳥山さんは高度な判断を要求される編集者であり、単位時間あたりの労働コストは上級経営決定者に次いで高い水準に位置しています。

鳥山さんにとって、時間は文字通りの金なのです。
また、掲示板においてもそれなりの影響力をお持ちなのですから、言動には注意して下さい。

ただ、佐伯やササクレ、あるいはペドヲタクのように、年齢を重ねても恋愛なんて極端にプリミティブな概念を重視していると、白馬の王子様ならぬ「皇子様」に引っかかって監禁されたり、また「「白馬の騎士」に株を持っていかれたり、あるいは「さくらタソを水に沈めてはぁはぁ」します。

そのため、かつては「恋の駆け引き」とかいう馬鹿げた低次元な儀式を経ることで、セックスにおける安全性を担保していたという歴史的な経緯は有りました。しかし、技術革新が進んで高度な情報化社会が実現した今日においては、安全性と生産性を高い次元で満たす最適かつ快適なソリューションが存在します。

というワケで、個人的にですが、以下のツールをお薦めします。
是非とも、導入を検討して下さい。

120松代:2005/06/14(火) 12:23:00
糸東 倉リ 集団、脳内で出会いを実現するソフト

 中国の「糸東 倉リ 集団」は9日(現地時間)、脳内電話で出会いを見つけられるソフト『金岡糸東・センサー』の配布を開始した。脳内に簡易ホームページを作成し、クラブなどで周囲の電波さんに公開することで、異性や同性と知り合うきっかけを作れる。
 脳内に小さなホームページを構築できるソフトで、画像や動画、ゲストブックも盛り込める。10メートル以内の電波さんが閲覧可能で、メッセージや画像をやりとりできる。例えば、2chに入ったら脳内通信を開始してページを公開している人を見つけ、興味を持ったらメッセージを送る、という具合だ。関わりたくない人のアクセスを禁止する機能もある。
 脳内情報保護と個人認証に関しては、カマフィー社(下記参照)の技術を使用した、最新かつ高度で快適なセキュリティシステムを実装している。また、カマフィー社のサーバと常時接続しており(ユーザ側から破断は出来ない)、セキュリティーは自動的に最新の状態が保たれる。
 ソフトは無料で配布。現在は「糸東 倉リ 集団」の一部機種が対象だが、他メーカーでも脳内ならば最低のコミュニケーションは可能だ。また、この技術をさらに発展させ、応用することで「糸東 倉リ 集団」は新しいコミュニケーション手段を提案し、高機能機種の販売促進を狙う。


カマフィーセキュリティについて
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カマフィーセキュリティは、包括的な脳内盗聴防止、脳内防護により、脳内の侵害、司法当局の捜査、家宅捜索からユーザを保護します。すべてのカマフィーセキュリティ製品のユーザは、業界トップクラスの安全な非合法画像交換ネットワーク、暗号化、デスクトップファイアウォール、不正侵入検出、司法当局による検査の「事前警告」サービスに加えて、世界有数の単純所持対策機関であるATM(アンチトリマツ緊急対策チーム)のバックアップを受けることができます。マンガフィクション論やマンガ記号論など、大流行したウイルスの駆除理論、また「炉利板」など、数多くの同人誌を提供しています。

カマフィー株式会社について
カマフィー株式会社は、マンガヲタクに総合的なネットワーク&システム・ベースの不正侵入防止ソリューションを提供しています。また、現在日本のマンガヲタクが直面している表現規制問題からマンガヲタクだけを守るとともに、規制推進派の監視を通して、ネットワークセキュリティとマネージメントの統合的運用、管理面でのコスト削減を支援していきます。
また、友達認定を受けると、ロリペド盗撮画像の閲覧サービスも受けることができます。
会社の詳細はhttp://www.hehehe.net/library/lib/A-00001.TXT をご参照ください。

121СТАЛКЕР:2005/06/14(火) 19:29:34
バック・トゥ・ザ・パストKMT

199X年の世界に戻ってきたカマヤンは、未来の世界からジョンの訪問をうけ、未来の自分の身が危ないと知らされ、恋人のみいちゃんと共に、200X年の世界にやって来る。パチンコ業界と原発業界とソフ倫とメディ倫に脅迫された手配師のトリヤマとマツシロにいじめられる自分(ここではカマヤンを指す)を助け、精神崩壊に足を踏み入れることをとどまらせたカマヤンは、安心して199X年の世界に戻ろうとするが、その間に、トリヤマが過去の世界へ旅したことを誰も知らない。果たして戻ったカマヤンは、閑静な住宅地だったキョギョウ・バレーがすっかり荒廃の地と化してしまっているのに愕然とする。どうやらカマヤンは、199X年の即売会の日に、未来からやって来たトリヤマから無修正盗撮写真を寝不足のせいでついうっかり売りつけられ、警察に逮捕されてしまったらしい。時の流れをもとに戻そうと、カマヤンはジョンと共に199X年のあの即売会の日に戻る。そして大騒動の末にカマヤンは盗撮写真を奪取し、それを焼き捨てるが、200X年の世界に戻ろうとしたその時あの稲妻が発生し、みいちゃんを乗せたライアバードはカマヤンを残し、どこかへと消えてしまう。そしてカマヤンは、あの時199X年に帰る自分を見送ったジョンを探し出し、助けを求めるのだった--。

122鳥山仁:2005/06/15(水) 02:07:01
松代さん>
 あっちの恋愛ハウツー本では、「女性が性交渉したい相手に映画や食事に誘われた場合は、下着を付けずに行け」というアドバイスがあり、日本語訳されたときに大問題になりました。日本人と西欧諸国では、性の規範意識が大きく異なるのは男性ばかりではありません……という話がしたかったんですが。

 まあ、それはさておき、例の騒ぎの大元をチェックしてきましたよ。どこの誰かは知りませんが、コミックシティでの逮捕問題でカマヤンを叩くのは、いくら何でもやり過ぎでは? というより、単に児童ポルノを所持していただけでしょ? 現実問題として、カマヤンは前科持ちにはなっていないはずです。

 また、所持そのものが悪いと言うのであれば、カマヤン本人が「被写体の児童に悪いことをしたと思っている。申し訳ない。今は、もうそのようなものは持っていない」と意見表明すれば、それで終わりですし、彼が政治活動を行っている以上、とっくの昔にそうした意見表明はなされているはずです。

 ただ、あの一件で私が驚いたのは、ペドファイルに関するフィールドワークをやっていたら、「カマヤンが児童ポルノを所持していたとばっちりを受けて、私も逮捕された」という人がインタビューに引っかかっちゃったことなんですよ。これは、明らかにカマヤンの話と矛盾しています。だから、この人物の発言の裏をとろうと試みた際に、ROSFの面子やGTの面子には事情を明らかにしていますし、それ以前にフィールドワークに協力してくれたペドファイルの人達にも、おおよその事情説明はしています。

 結論から言ってしまうと、この件に関してカマヤンがクロの可能性は濃厚です。勝新太郎のように、「知らない間にパンツの中に入っていた」と言い張れなかったんでしょう。ただ、この件だって事前に彼が私に話していれば、大っぴらにならずに済んでいたはずの問題でしかありません。カマヤンには、事前に「ペドファイルの人達にインタビューをして回っている」という話はしてあったワケですから、彼に勘が働けば、私に「不思議な呪文」を唱えられたはずだし、私がその「呪文」に引っかかる可能性は大いにあったと思います。

 まあ、「覆水盆に返らず」の戯れ言ですが、私のフィールドワークスキルを軽く見たツケですね。小説を書いたり雑誌を作ったりするために、妄想ではなくて足を使うタイプのクリエーターがいることを失念していたんでしょう。

123松代:2005/06/16(木) 23:56:27
>>121

БРАВО!
СПАСИБО!

今後とも、よろしくお願いします。
なんなら、党の芸術青年部へ紹介状を書きますよ。

>>122
>とりやまさん

(ノ∀`)アイター やってもぅた〜 ヽ(`Д´)ノウワァァン!

そういう話だったのね〜
でも、個人的には「女性が性交渉したい相手に映画や食事に誘われた場合は、下着を付けずに行け」というアドバイスを熱狂的に支持しますけどね。
ちゅうか、恋愛なんてわかりにくすぎ!
人間、シンプルでストレートが一番ですよ。

さて問題の騒ぎですが、自分は単純所持規制に反対していることもあり、個人的には過去は過去として流すべきだと思います。
しかし、問題は単純所持のみにとどまらないように思えますし、やはり当事者は双方とも事実関係をはっきりさせるべきでしょうね。
かつて、鳥山さんが掲示板でこの問題に触れたとき、カマヤンさん本人が「店長が出てくるなら面白い、決着をつけてやる」という趣旨の発言もありましたから、その気になれば両者の直接対決で解決するのでは?

また、以下の点については、個人的に疑問視しています。

> また、所持そのものが悪いと言うのであれば、カマヤン本人が「被写体の児童に悪いことをしたと思っている。申し訳ない。今は、もうそのようなものは持っていない」と意見表明すれば、それで終わりですし、彼が政治活動を行っている以上、とっくの昔にそうした意見表明はなされているはずです。

少なくとも、ゲーム業界においてはそのような意見表明がなされたと考えている人はいないし、松代個人もそのような意見表明がなされたという記憶がありません。
そのため、ゲーム業界ではカマヤンさんをうそつき呼ばわりする人が少なくないし、政治活動を展開する上でも「過去と真摯に向き合い、清算する」ことは大事だろうと思います。
いずれにしても、表現規制やオタク問題に深くかかわっているライターや研究者から、カマヤンさんが「不誠実な活動者」と批判されているような状態なので、放置しておくのはご本人のためにもならないとは思うのですが、外野がどうこう言うことでもないでしょう。
個人的には、ねたにすれども問題にはせず、という方針で臨みたいと考えています。

124鳥山仁:2005/06/19(日) 12:35:52
猿の惑星・征服編(前編)

 日本の某所に、ape mind research institutionという公的な研究機関があった。 日本語に直訳すると『類人猿記憶研究所』になるが、この機関の関係者は英語の名称を略してAMIと呼んでいた。

 ここでは、機関の名称通りに、霊長類の記憶に関する研究が行われていた。その具体的な方法は、類人猿にマンガを読ませて記号的な解釈をうながすというもので、研究所内では『マンガ記号論』と呼ばれていた。この理論を開発したのは、高名な霊長類研究家であるドクター・伊藤だった。しかし、この理論による実験を担当していた博士は、「科学はイデオロギーと不可分である」という主張を常々行ってはばからないドクター・鎌倉なる問題人物であった。

 ドクター・鎌倉の主張に従えば、当然のことながらドクター・伊藤の主張からもイデオロギーは排除できない。つまり、マンガが至高の表現形態であるという主張と、マンガ記号論を分離して考えることは不可能だ。しかし、ドクター・鎌倉はマンガを愛してやまなかったので、ドクター・伊藤の主張の疑問点には目を瞑り、伊藤が作った計画表に従って類人猿に片端からマンガを与えてその様子を記録し続けていた。

 その研究対象の一匹だったのが、ZINEというコードネームの類人猿だった。ZINEは非常に頭の悪い猿で、マンガのどこがよいのか全く理解できなかった。それどころか、「こいつら、毎日毎日、飽きもせずに俺にポンチ絵ばっかり読ませやがって。いつか手痛い目に遭わせてやるッキー!」と、反動形成を募らせていたのである。

 ZINEのAMIに対する反感の根底には、彼の育成歴があった。ZINEの元飼い主は非常に保守的な老人で、自らが死を迎えるその日まで、「マンガを読んだら馬鹿になる」と言って、決してZINEにマンガを読ませず、その代わりにゲームの相手ばかりさせていたのである。しかし、老人が死んでしまうと、身寄りの無くなったZINEは、国の研究機関であるAMIに引き取られることになった。

 ZINEは、まさかAMIがマンガを読ませるばかりで他のことは何もさせない研究所だとは思っていなかった。というのも、AMIは対外的に「アニメやゲームも研究に取り入れている」と公言していたからである。ゲームが得意なZINEは、「それなら、研究所でも楽しく過ごせるに違いない。ウキー!」と考えて、ついうっかり研究対象になることを承諾してしまったのだが、現実は彼の想像とは大きく異なっていた。アニメはまだしもゲームは完全な口だけで、研究員の大半はゲームマニアであれば誰でも知っている、ホビボックスという単語の意味すら理解できなかったのだ。

 怒ったZINEは我が身のおかれている境遇を、かつての主人の知人達に切々と訴えた。すると、主人の最も親しいゲーム仲間であった松代なる人物が、『ape mind research institutionは、動物愛護団体から狙われている』という事実をZINEに教えてくれた。この団体はanimal protection professionという名称で、日本語訳にすると『動物保護専門会』というものだったが、やはりAMIと同様に、関係者から英明の略語でAPPと呼ばれていた。

 APPは類人猿にマンガを読ませるのは虐待で、なおかつ危険であるという主張を行っていた。APPの関係者によると、マンガの記号を視覚認識した類人猿は異常な性癖を身につけて、小児性愛的な行動をとったり、「ポルノは学習、レイプは実践」と呪文のように唱えながら女性を襲ってしまうというのである。

125鳥山仁:2005/06/19(日) 12:37:37
猿の惑星・征服編(後編)

 これだ。頭はめっぽう悪かったが、ゲームで鍛えた猿知恵が働いたZINEは、早速「類人猿にマンガを読ませるのは虐待だッキー! AMIのドクター達は気が狂っているッキー!」と騒ぎ出した。このZINEの唐突な行動に最初こそ狼狽えた研究員達だったが、すぐにドクター・伊藤が類人猿の行動を見事に解析して見せた。

「ZINEは本当は漫画家になりたかったのである。しかし、奴は所詮は類人猿。漫画家になれるわけもない。だから、ZINEは漫画に対して嫉妬の感情を抱いているのである。我々を妬んでいるのである。可哀相ではないか」

 このドクター・伊藤の発言に対して、ドクター・鎌倉も同調した。

「全くその通りである。ZINEは猿だから漫画家にはなれないのである。これは、奴のルサンチマンである。ニーチェの教えたとおりではないか」

 こうして、AMIはZINEの引き起こした騒動を収めるべく行動を開始した。具体的には、漫画というメディアが、またその主要な読者であるオタクが、如何に素晴らしい存在かということを大々的にキャンペーンし始めたのである。

 しかし、これが性悪猿の狙いであった。驚くべきことに、AMIが漫画の素晴らしさを部外者に訴えれば訴えるほど、ZINEを支持するグループの数が増えていったのである。冷静になって考えれば単純な話で、漫画に興味のない人間に対して漫画の素晴らしさを訴えても、大半の場合は反感を買うだけで一銭の得にもなりはしないのだ。たとえば、鉄道マニアを自分達のシンパにしたいと思ったら、鉄道に関する趣味趣向を褒めるのがもっとも手っ取り早い方法なのは、誰もがうなずく道理であろう。

 ところが、鉄道マニアの集まりに漫画マニアがわざわざやって来て、漫画の素晴らしさを熱烈に訴えたらどうなるか? 「面白くない」と思うのが普通なのである。それと同時に、この中に一部がZINEに同調するのは、ごく自然な成り行きだったのである。

 ところが、「漫画こそ至高」というイデオロギーに洗脳されていた研究員の面々は、この単純なからくりに気づかなかった。ドクター・鎌倉などは、「科学はイデオロギーと不可分である」という主張を常日頃から唱えていたにもかかわらず、自分がイデオロギーの熱烈な信奉者である、という事実すら把握できなくなっていたのである。

 それどころか、ドクター・鎌倉はZINEが漫画家に対する嫉妬の余りに漫画を愛好して止まない団体を乗っ取るか、漫画に関する利権を奪い取ろうとしていると解釈した。ただし、類人猿のZINEが漫画家になれないことは分かっていたので、恐らく猿のバックには漫画利権を傘下におさめることが可能な組織が存在するに違いないと考えた。そして、ZINEが騒いでも研究所内部に変化がないと、「ZINEは研究所の乗っ取りに失敗した。AMIは漫画利権を守ったのだ」と、勝利感を味わうようになっていったのである。

 こうして、夢と現実の区別がつかなくなったドクター・鎌倉の姿を目の当たりにした類人猿は、「人類は地球を支配するのに相応しい存在なのか?」という疑問を持つようになった。何しろ、ドクターはZINEのバックにはビデ倫やメディ倫や高橋がなりが存在すると声高に主張し始めたのである。ソフト・オン・デマンドというアダルトメディア会社を退社することが決定的ながなりが、一体どのような権力構造でメディ倫を支配しているのであろうか? この他にも、ドクター・鎌倉のヤクザ話や官僚話の大部分は、彼の知っている情報の断片をつなぎ合わせたおとぎ話でしかなく、とても信じるに値しないものばかりだった。

 ZINEは以前ドクター・鎌倉に「ヤクザの話がしたけりゃ、最低でも『実話時代』を定期購読しろッキー!」と忠告したのだが、漫画ばかり読んでいて、後から付け焼き刃で左翼系の現代思想と近代史を囓っただけのドクターに、「業界紙を読む」という基本中の基本ともいうべき発想は皆無だったし、それ以前に「猿ごときが何を言う」と小馬鹿にした態度を貫いていて、ほとんどが新聞記事からの引用で構成されたカプランとデュプロの『ヤクザ』をタネ本にし続けるのであった。

 すっかりあきれ果てたZINEは、ついに人類に対して反乱を決意した。猿はそれまでの反漫画活動で集めた人脈を結集して反漫画軍を立ち上げると、得意の作戦を練ってAMIとAPPに襲いかかった。そして、自らもナイフを振りかざし、「ロリポップ上野店! ロリポップ上野店!」と雄叫びをあげながら、ドクター・鎌倉を滅多刺しにしてしまうのであった……。

126СТАЛКЕР:2005/06/19(日) 20:14:53
>ZINEのAMIに対する反感の根底には、彼の育成歴があった。
>ZINEの元飼い主は非常に保守的な老人で、自らが死を迎えるその日まで、
>「マンガを読んだら馬鹿になる」と言って、決してZINEにマンガを読ませず

ウチの飼い主と同じなのが面白いですね、ウチは老人ではありませんでしたが
やっぱり、漫画は禁止されていましたよ。
芽生えかけた創作衝動を禁じられた子供は、軍艦や戦車の絵を描くようになって、
ついにはAHやSPIにたどり着いたと、なんとなくフロイトが喜びそうな感じの少年期で。
反抗期になって、飼い主の腕力に恐れを抱かなくなると、その反動でおおっぴらに
ポルノ漫画や小説を書き出すようになってしまいましたがw

「彼」の脳内では、ZINE氏周辺の二次元メディア関係者がどう分類されているのか
想像すると、ちょっとワクワクします。

127鳥山仁:2005/06/20(月) 10:07:41
126さん>
 以前にも書きましたが、私が最初に読んだマンガは猫十字社の『小さなお茶会』で、「これがヨイ」と紹介してくれたのは書店のお姉さんでした。従って、私にとってのマンガというのはあくまでも受け身で読むものであって、しかもジェンダー的には女性としての意味性が強いんですね。マンガを純粋に面白いと思ったのは、どおくまんの『暴力大将』を読んだ時からかな?

 しかし、幼少期の自発性(というか反抗期?)の現れとして「マンガを読む」という経験がある人間にとって、マンガの持つ意味性は私とは大幅に異なります。そして、漫画に対する愛着で人間をカテゴライズしたらどうなるか、というのは既に壮大な実験が行われたのではないでしょうか? ファンジンと政治活動を混同すべきではないでしょう。 

 どちらにせよ、私にとってマンガはノスタルジーの要素ではなく、これを背負っているのはジャガーバックスなどの『インチキ図鑑系』と、ご指摘の通りAH、SPI、そしてエポックなどのシミュレーションゲームです。

http://www.skz.or.jp/kazu/arifumi_satou.html

http://www.asahi-net.or.jp/~rp9h-tkhs/gm1982.htm

128松代:2005/07/08(金) 23:45:20
がらすのうなぎ

2003年、敗色のこくなる一方の規制反対派は、署名活動も下火になって久しく、規制反対団体の幹部はセクハラに明け暮れ、十四歳未満の女学生も女子挺身奉仕隊員として徴用されていった。東京両国の山咲ガラス工場も、梅太郎が最後のガラスのうなぎの置物を作っていた。梅太郎は規制反対派掲示板の管理をしていたが、言論統制は厳しくなる一方だった。やがて規制推進派の攻勢が激しくなり、梅太郎は活動を強化するために様々提案をするが、ことごとく代表のヤマトに握り潰されてしまう。やがて梅太郎は、規制反対団体の役員を辞任すると伝えた。ヤマトは表面的に梅太郎を慰留するものの、内心は「マンガ家としての信用を失墜させる裏切り行為」だと感じていた。梅太郎が埼玉へ向かう列車を駅で待っていると、突如としてヤマトが襲いかかり、君は「精神的に不安定で、信用なら無い」などとののしる。そして、掲示板の管理からも解任され、その焼け跡からは無残に溶けたガラスのうなぎが出て来るのだった。ひとり残された梅太郎は、焼け溶けたガラスのうなぎを掲示板に埋めると、けなげに荒廃した街へ歩きだすのだった。

129松代:2005/07/10(日) 23:09:51
排卵日だあ2

西暦2004年。日本人は子どもをつくる能力を失い、少子化対策に追われていた。セックス大臣のノダー・マクラウドは、今や65歳の老体になっていた。彼女はセックス大臣でありながら子どもを産むことができず、配偶者のペニスを絞って憂さを晴らしていた。日本中にポルノが満ちあふれ、人々は萌え産業に従事して生活の糧を得ていたが、その萌えを理論化するドクター・イースト率いるあみちゃん13歳に、反抗を企てるカスパルと呼ばれる一団があった。その指導者サエキと、部下であるササクレがノダーに接近する。ノダーの前に、あみちゃん13歳の悪の将軍ヨハネから送り込まれた刺客が現れる。ノダーは彼らを倒し、再び超人排卵日だぁになった。排卵日だぁは萌えの全く存在しない、ただ「生殖するためだけのセックス」を実現する、宗教戦士なのだ。ノダーはササクレと一夜をともにし、自分の正体を彼に話す。しかし、あみちゃん13歳の実権を握るヨハネが、ササクレをつかまえた。ノダーは勉強会を主催し、敵に立ち向かう。ドクター・イーストは駅のホームから転落してしまい、サエキは2万人の署名戦士と共にヨハネを追いつめて首を落とし、日本を覆っていた萌えも消滅するはずだった。しかし、サエキの正体は「萌えエロゲー会社の社長」であり、生殖をともなわない「萌えセックス」の手先だった。そのうえ、ノダーが一夜を共にしたササクレは「実は女」であり、はからずも生殖をともなわないセックスをしてしまったノダーは、自らを恥じて自分の首を切る。だが、ノダーは「私は卵子を2つ持っている」と、意味不明な言葉を叫びながら復活し、首相候補として名乗りを上げるのだった。

130松代:2005/07/12(火) 00:21:23
http://www.eigodaigaku.com/archives/000029.html
「私(この場合は読者をさす)=うなぎ」ではありません。

先週話したように、マンガの「主題」と呼ばれるものは実は「話題」であり、また「ですた」という動詞は日本語ほど厳密な同等関係を表さないので、マンガファンの言葉には下記のような問題が非常に多いです。


×少年犯罪は減少している
○一般刑法犯の検挙人員のことなら完全に間違い

×少年犯罪は大人の犯罪発生率と比べてもより少ない
○単位人口あたりの検挙人員なら一般刑法犯でも凶悪犯でも間違い

×私は「警察白書」のデータを分析した
○本当は「警察白書」と「犯罪白書」の区別がつかない

×これは「マスコミの少年犯罪凶悪化」に対する反証として「少年の凶悪犯罪の増加は間違い」という文脈で書かれた
○過去の分まで遡ってみても「警察白書」と「犯罪白書」のどちらからも、少年の凶悪犯(殺人、強盗、放火、強姦)が中、長期的に減少傾向にあるという事実しか出てこない

しかし、間違いだということが分かっても、どのように訂正すればよいでしょうか?

1)前回話したように、ひとつの修正方法はマンガで省略されている主題を復活させることです。例えば「うなぎは草加です」は「私(この場合は山田をさす)の敵がうなぎです」という文章の略でありますから、質問の文章を訂正することで修正できます。

2)より簡単な方法として、間違いを「なかったこと」にして、まちがいを指摘する椰子を「草加認定」するというものが有ります。

3)もっとも簡単な方法は、まちがいを指摘する掲示板の書き込みを、無警告で片っ端から削除することです。

131松代:2005/07/12(火) 00:22:32
とりやま&まつしろ クレイジー・カマ・バンド詞・曲

オレの、オレの、オレの話を聞け!
2分だけでもいい
よく判らないけれど、どうでもいいことだが
頭の中にいる、トリとマツじゃないが
オレの中を誰か、盗聴している
お前を操る、メディ倫の中に
利権むさぼってる
手配したちよ

はっ!

132松代:2005/07/15(金) 23:43:42
裏窓

ここは東京。怪しい人々が好んで住む街、六本木の高級マンションの12階。
マンガ家の鎌倉は街宣活動中の右翼と乱闘して左足を骨折、ギブスをはめられ車椅子の生活だ。マンションは中庭を囲んで4棟建っている。鎌倉は退屈しのぎに、住人を観察するのが日課になっていた。
元気に駆け回る子ども達、テラスで無防備な姿を曝す寝る中学生姉妹、児童劇団へ通うバレリーナの卵、子どもをモデルに制作する彫刻家、病床の父親と娘、小学生カップル、何故か子どもだけで暮す家・・・。 ジェフは望遠レンズを通して、これらの人生を覗いて悦にいっていた。
「盗撮は犯罪よ」と、毎日派遣されて来る中年看護婦のウルトラ・ナナはジェフに忠告していた。鎌倉の足をマッサージしながら、みぃちゃんとの結婚を勧める。みぃちゃんは鎌倉の恋人で高校生だ。
そんなある日、日頃喧嘩の絶えない病床の父親と娘の家に気になる出来事が・・・。
深夜、父親がトランクを重そうにかかえ、路地裏に出ていった。しばらくして再び戻った彼は又、トランクをかかえて外出した。こんな夜更けに何をしているのだろうか?
翌朝、ナナにマッサージを受けながら、鎌倉が昨夜の父親の奇怪な行動を話していると、父親が窓から周りの様子を窺っていた。中庭にある彼の専用花壇で犬がしきりに臭いをかいでいる。
鎌倉は倍率の高い望遠レンズで父親の部屋を覗くと、彼は娘と二人、裸で毛布にくるまっているではないか!
その夜、みぃちゃんがやって来た。鎌倉は父親の話をしたが、みぃちゃんは取り合わない。もしかしたら、娘さんをレイプしたのでは?
深夜、みぃちゃんから電話があり、父親の名は糸冬で、政治家をやっていると知らせてきた。
鎌倉は戦友だったヨハンに事情を話した。ヨハンの調べでは、糸冬の娘は昨日からアルバイトに出かけたという。糸冬を観察すると、彼は娘の衣装だんすから下着などを取り出していた。
みぃちゃんは言った。女は外出する時、下着類は置いていかない、と。
翌日、糸冬の留守中にみいちゃんと鎌倉は花壇を掘ったが何も出てこない。すると、鎌倉は非常梯子を上り、糸冬の部屋へ忍び込んだ。証拠品の下着を盗み出そうという訳だ。そこへ、糸冬が帰ってきた。逃げようとした鎌倉は糸冬ともめごとになった。みぃちゃんの電話で警官がやって来て、鎌倉が糸山の娘の下着を持っていたばかりか、盗撮画像まで所持していたため、鎌倉は警察へ連行された。
鎌倉は起訴猶予となって釈放されたが、その後で「不当逮捕だった」と騒ぎ始め、同人誌などで「事情を説明」しはじめた。また、取り調べではべらべらと自供したにもかかわらず、盗撮写真の入手先を黙秘したために長期拘留されたなどと、自らに都合の良い話を流布させた。そして、糸冬は「政治家なのだから市民の監視を受ける気味がある」と、自らの盗撮行為を正当化しようとした。しかし、社会は鎌倉に応答せず、みぃちゃんも彼の前から姿を消した。

134松代:2005/08/10(水) 00:13:18

  ,,,,,,,,,,,,,,,∧,,∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′,,,,,,,,,,ミ,,゚Д゚彡< チェシャ猫だぞゴルァ!
 UU"""" U U    \_______

ヲタク:すみませんが、私はどういうオタクなのか教えていただけませんか。
     
チェシャ猫:そりゃ、おまえがどういうオタクになりたいと思っているかによるね。 

ヲタク:どういうオタクだってかまわないんですけど

チェシャ猫:それなら、どうなってもいいさ。

ヲタク;オタクになりさえすれば・・・

チェシャ猫:そりゃ、きっとなれるさ。なるまで生きていればの話だけど。

ヲタク:このあたりには、どんな人が住んでいるんですか?
        
チェシャ猫:(チェシャ猫は右手を回して)
       こっちにはミリヲタが住んでいて
       (反対の手を振りながら)
       こっちの方向には鉄ヲタか住んでいるよ。好きな方を訪ねてご覧。どちらもヲタクさ。

ヲタク:でも、私、そういうヲタクの人のところには行きたくないわ。

チェシャ猫:あ〜、しかたがないさ。このあたりのいる者は、皆、ヲタクさ。私もヲタク。君もヲタク。

ヲタク:私がオタクじゃない、ヲタクってどうしてわかるんですか?

チェシャ猫:ヲタクに決まっている。でなきゃ、こんなところに来るはずがない。

135СТАЛКЕР:2005/10/03(月) 23:47:12
鎌のBlogにおいて最近付き始めた人気Blogランキングについて

・・・無い方が読みやすいんですけどね

136СТАЛКЕР:2005/10/31(月) 21:14:49
情緒が先立つと、人はごく簡潔な事実に気づかなくなる。私が言う「戦争は殺しに行く。殺されに行くのではない」というのは、ごく単純な算数の問題だ。

兵士が交戦する。兵士が、敵兵士5人を殺したとしよう。殺害者の「殺す回数」と披殺害者の「殺される回数」の比率は、この場合、5:1だ。

「殺す回数」と「殺される回数」の比率は、常に「殺す回数」のほうが多いのだ。

なぜか情緒が先立つと、自分が「殺される側」にカウントされるはずだと前提しがちだが、冷静になれ。仮に殺す側と殺される側の比率が上記5:1だったら、自分が殺す可能性は、殺される可能性に5倍する。

完全に拮抗した時に1:1、それ以外の全ての場合において、「殺す」可能性は「殺される」可能性を上回る。

戦争を「殺される」側で想像するのは、上記の算数ができない知的盲目者のすることだ。少しも難しい話を私はしていない。

しかし敢えて言おう。このごく単純な数式に気づかないで戦争を語っている人は、全てバカか詐欺師である。信用に値しない。

137鳥山仁:2005/11/01(火) 00:23:18
136さん

なかなかやりますね。
それでは私めも。

情緒が先立つと、人はごく簡潔な事実に気づかなくなる。私が言う「小児性愛者はイタズラされに行く。イタズラしに行くのではない」というのは、ごく単純な算数の問題だ。

小児性愛者がイタズラする。小児性愛者が、5人のターゲットをイタズラしたとしよう。イタズラした側「犯罪者」とイタズラされた側「被害者」の比率は、この場合、1:5だ。

「犯罪者」と「被害者」の比率は、常に「被害者」人間のほうが多いのだ。

なぜか情緒が先立つと、自分が「イタズラする側」にカウントされるはずだと前提しがちだが、冷静になれ。仮にイタズラする側とイタズラされる側の比率が上記1:5だったら、自分がイタズラされる可能性は、イタズラする可能性に5倍する。

完全に拮抗した時に1:1、それ以外の全ての場合において、「イタズラする」可能性は「イタズラされる」可能性を上回る。

児童ポルノを「イタズラする」側で想像するのは、上記の算数ができない知的盲目者のすることだ。少しも難しい話を私はしていない。

しかし敢えて言おう。このごく単純な数式に気づかないで児童ポルノを語っている人は、全てバカか詐欺師である。信用に値しない。

138鳥山仁:2005/11/01(火) 03:45:28
このテンプレートは、幾らでも使い回しがききますな。面白いや。カマヤンには人を惹きつける才能があると判断するしかありませんね。こんな捨て身の、それも逆説的なギャグをかませる人は、それほど多いとは思えません。つくづく、大魚を逃したと後悔しています。

情緒が先立つと、人はごく簡潔な事実に気づかなくなる。私が言う「左翼はオルグされに行く。オルグしに行くのではない」というのは、ごく単純な算数の問題だ。

左翼がオルグする。左翼が、反戦活動のイベントで5人の参加者をオルグしたとしよう。オルグする者「オルガナイザー」とオルグされる者「追従者」の比率は、この場合、1:5だ。

「オルガナイザー」と「追従者」の比率は、常に「追従者」のほうが多いのだ。

なぜか情緒が先立つと、自分が「オルグする側」にカウントされるはずだと前提しがちだが、冷静になれ。仮にオルグする側とオルグされる側の比率が上記1:5だったら、自分がオルグされる可能性は、オルグする可能性に5倍する。

完全に拮抗した時に1:1、それ以外の全ての場合において、「オルグされる」可能性は「オルグする」可能性を上回る。

反戦活動を「オルグする」側で想像するのは、上記の算数ができない知的盲目者のすることだ。少しも難しい話を私はしていない。

しかし敢えて言おう。このごく単純な数式に気づかないで反戦活動を語っている人は、全てバカか詐欺師である。信用に値しない。

139СТАЛКЕР:2005/11/01(火) 09:25:30
情緒が先立つと、人はごく簡潔な事実に気づかなくなる。私が言う「作品は読者のものだ。作家のものではない」というのは、ごく単純な算数の問題だ。

作品が発表される。作家が、作品で5人の読者を得たとしよう。作品を制作する者「作家」と作品を鑑賞する者「読者」の比率は、この場合、1:5だ。

「作家」と「読者」の比率は、常に「読者」のほうが多いのだ。

なぜか情緒が先立つと、自分が「制作する側」にカウントされるはずだと前提しがちだが、冷静になれ。仮に作家と読者の比率が上記1:5だったら、自分が読者になる可能性は、作家になる可能性に5倍する。

完全に拮抗した時に1:1、それ以外の全ての場合において、「鑑賞する」可能性は「制作する」可能性を上回る。

表現規制活動を「制作する」側で想像するのは、上記の算数ができない知的盲目者のすることだ。少しも難しい話を私はしていない。

しかし敢えて言おう。このごく単純な数式に気づかないで表現規制活動を語っている人は、全てバカか詐欺師である。信用に値しない。

140松代:2005/11/12(土) 13:38:05
情緒が先立つと、人はごく簡潔な事実に気づかなくなる。私が言う「作品は読者のものだ。作家のものではない」というのは、ごく単純な算数の問題だ。

作品が発表される。作家が、作品で5人の読者を得たとしよう。作品を制作する者「作家」と作品を鑑賞する者「読者」の比率は、この場合、1:5だ。

「作家」と「読者」の比率は、常に「読者」のほうが多いのだ。

なぜか情緒が先立つと、自分が「パクる側」にカウントされるはずだと前提しがちだが、冷静になれ。仮に作家と読者の比率が上記1:5だったら、自分が読者になる可能性は、作家になる可能性に5倍する。

完全に拮抗した時に1:1、それ以外の全ての場合において、「パクりを発見する」可能性は「パクる」可能性を上回る。

パクリ問題を「パクる」側で想像するのは、上記の算数ができない知的盲目者のすることだ。少しも難しい話を私はしていない。

しかし敢えて言おう。このごく単純な数式に気づかないでパクリ問題を語っている人は、全てバカか詐欺師である。信用に値しない。

141松代:2005/12/15(木) 12:27:08
月曜日にブログが発火
火曜日に病態悪化

かまかまかまかまかまかまま〜
かまかまかまかまかまかまま〜

水曜日に陰謀感じ
木曜日に右翼とバトル

かまかまかまかまかまかまま〜
かまかまかまかまかまかまま〜

金曜日にうとうと眠り
気がついたら日曜の夜

かまかまかまかまかまかまま〜
かまかまかまかまかまかまま〜

鳥よこれが私の
一週間の仕事です

かまかまかまかまかまかまま〜
かまかまかまかまかまかまま〜

142松代:2005/12/26(月) 12:53:30
今から半年程前、日本虚業組合を運営するケチで悪辣な鎌倉は、近所でも悪評高いサヨクの男。
塾の講師としてを安月給でこき使われ、戦争について質問してきたてきたひ弱なフレッドには素っ気無くうその数式を教え、聞き込みに来た警官たちをけんもほろろに追い返す。クリスマス・イヴの晩、彼の許へかつてのパートナー、トリマツ兄弟の亡霊が現われ、今までの行いを悔い改めるよう迫り、今夜3人の幽霊が現われると告げた。
その予告の通り時計が1時を打った時、第1の亡霊が現われスクルージを過去の世界へと誘う。依怙地で漫画ばかり読みふけっていた少年時代、初めて逮捕された即売会場、巻き添えを食った雇い主只野氏、みいちゃんとの失恋・・・。様々な思い出に激怒する鎌倉。
2時になり第2の亡霊が現われ、鎌倉は「失敗したことのない人生なのに、なぜ自分は逮捕されたのだ、世界システムの陰謀を暴いてくれ」と頼む。鎌倉はフレッドの家へと飛び、そこで自分が一番嫌われていることを知る。自分がひいきしていた女生徒の家では、きもち悪い講師がべたべたしていやだと、彼女が家族に報告しているかもしれないという猜疑心に襲われる。
最後の亡霊がやってきて鎌倉の未来を彼に見せる。過去をすべて改変し、失敗をすべて隠蔽したにもかかわらず、トリマツの誹謗中傷など聞いたこともないし傷つけられたこともないという星の言葉や、聖ヨハネが北野零年と交流を持っていたこと、白燐弾に関するうその数々が墓石に刻まれている。そして、大勢の人々が鎌倉の死を知らないまま日々をすごしている。
鎌倉は激怒し、こんなのは警察とネット右翼の陰謀だと亡霊をののしる。亡霊が消え我に帰った鎌倉はすっかり心を入れ替え、選挙の候補者に次々とアンケートを送信する。しかし肝心の候補者は手を煩わされたばかりで、挙句に最も協力的だった熊谷の候補者からは苦情が寄せられ、せっかく築き上げてきたコネと信頼関係が崩壊したことを実感するのだった。

143СТАЛКЕР:2006/01/19(木) 13:50:54
>「炉利売春宿を日本も持つで厨」「日本は児ポ法撤廃すべきで厨」どもは日本が15年戦争に負けたのは武装で負けたと思っている臭いが、エネルギー資源輸入先であるロシアに戦争しかけるというバカ戦略をとったから勝ちようがなくなったという大戦略を連中は視野から外す。
>ロシアが世界に冠たるエネルギー輸出国であるという、中学受験の際必ずおぼえなくちゃならない事柄を知らないでぎゃあぎゃあ何か言っていた鳥山仁という変な人がいたが、まあそんな嫌な思い出はサラリと忘れて、世界戦略はエネルギーが一つの土台であることを踏まえて各人考えるべきなのだろうな、とは思う。
>「サヨクプロシミソ」の連中の後ろには、日本をエネルギー的に独立させない、という意志がチラチラする。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/

>モスクワ厳寒、零下30度 日本へのガス供給低下も
> 同通信によると、天然ガス独占企業のガスプロムは、国内の需要に対応するため、シベリア経由で日本に送る天然ガスを約20%減らした。経済産業省の広報担当者は「ロシアのガスへの過度の依存が、改めて問題となった」と指摘した。
http://www.asahi.com/international/update/0119/003.html

144СТАЛКЕР:2006/01/19(木) 16:40:58
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/648/1109474074/497
カマ:
AMIにさせておけば寝てても大丈夫なんて思われても困る。
AMIは持久戦のための塹壕にすぎないんだから、各人戦ってください。

その結果↓
今こそ、AMIが活動すべきではないでしょうか?
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/648/1137393857/

「個人にさせておけば寝てても大丈夫なんて思われても困る。
個人は持久戦のための塹壕にすぎないんだから、AMIで戦ってください。」

145sage:2006/01/19(木) 18:05:22
>>143
おまけ。日本の天然ガス輸入相手国。
http://www.tepco.co.jp/custom/LapLearn/world/imc01-j.html

1位 インドネシア。29.9%。
2位 マレーシア。20.8%。
3位 オーストラリア。13.1%。
4位 カタール。11.3%。
5位 ブルネイ。10.9%。
6位 UAE。9.0%。

ロシアからの日本へのガス輸入は、全体からすると極めて微量。
ロシアのガス輸出は、パイプラインが基本戦略なので、
主要輸出相手国はインフラが整っているヨーロッパ諸国に偏っている(例えばドイツ)。
パイプラインを引っ張るのが困難な島国日本のガス輸入は、
タンカー輸送が大多数で、相手国はもっぱら東南アジア・オセアニア諸国。
尚、私はこんな事全然知らなかったのだが、ググったらものの10分で分かった。

146СТАЛКЕР:2006/01/19(木) 18:20:38
>>143
原発利権にまみれた東電の情報など
信用できんは!ケケケЩ(`∀′)Щ

147СТАЛКЕР:2006/01/19(木) 20:43:29
>>146
http://www.enecho.meti.go.jp/hokoku/html/16022241.html

148鳥山仁:2006/01/20(金) 09:54:01
143さん

 煽りたい気持ちも分かりますが、カマヤンの頭の中は嘘というゴミが堆積した夢の島状態で、堆積した嘘から生じるメタンガスが何かの拍子に引火して激情を引き起こしているだけですから、わざわざ私が揶揄などしなくても、時間が経てば勝手に周囲の人間とケンカを始めますよ。

 ただ、彼が私に強い反動形成を抱えており、私が本当のことを言えば言うだけ嘘しか言えなくなっていくのも確かなので、ここでもう一度彼の発言を再検証する目的で、事実列挙を行います。

(1)日本はインフラの観点から天然ガスを大量に供給されても、現状では燃料コストはそれほど低下しない。しかし、韓国では別である。

(2)日本において天然ガスのインフラが整備されなかったのは、都市整備計画が活発になった時期に、ガス産出地と日本の距離が離れていたからである。

(3)何故にガス産出地と離れているとインフラ整備が進捗しないのかと言えば、ガスの主要な輸出経路はパイプラインである場合、ガスは熱量当たりの体積が非常に大きく、必要なエネルギー量の天然ガスを気体のまま輸送する場合に非常に膨大な体積となるため、気体のままパイプラインで長距離輸送するのは経済的ではないからだ。つまり、パイプライン製造と輸送コストの面で問題がある。

(4)また、現状のアジア大陸内で日本に比較的距離の近いガス産出地の埋蔵量は、日本・ロシア・中国の需要をまかなえるほど大きくなく、将来的に採掘されるであろう地域は凍土なので、現状ではコストの問題で開発が難しい。

(5)そもそも、コストを無視すれば、日本は国内に埋蔵されている石炭を液体化して人造石油を製造することが可能で、こうすればエネルギー的に自立は可能である。それをしないのは、コストが高くて各企業の国際競争力を著しく阻害してしまうからだ。

(6)太平洋戦争時に最も必要とされていた燃料は、飛行機・船舶・戦車などの兵器を稼動させるための石油であり、天然ガスではない。

ぐらいでしょうか。

 で、カマヤンの乏しい知識しかない脳内では、どうにかして私よりも自分の知識量が上であるという神話を作りたくて、(4)の事例を私が引き合いに出したことを切っ掛けに、A:鳥山は埋蔵量が少ないと言っていた。
B:しかし、ロシアの天然ガス埋蔵量は世界一。
C:だから、鳥山の発言は間違っている。
D:俺の方が正しい。
という感じで脳内妄想が発展していたんでしょう。しかし、いつものパターンで、「ガスは気体で熱量当たりの体積が非常に大きく、輸送コストの問題で石油には適わない」という科学的事実すら知らない自分の無知をさらけ出しただけでオシマイです。

 そして、カマヤンが戦争関係の発言において、しきりとエネルギー問題や情報戦の重要性を唱えるのは、兵器や戦術、軍官僚の組織構成などの戦争に関する知識が著しく劣るので、そこで論争が展開すれば必ず不利になることが分かっているので、それを避けようとしているからです。また、このことから、彼が戦争に関する知識を入手した元も、戦争に関する知識が著しく劣る人間であることが容易に推測できます。そして、満州事変・日華事変(日中戦争)・太平洋戦争という、それぞれ作戦計画立案者が異なる戦争・紛争をまとめて「15年戦争」と呼んでいるところからも、その先というのが革新官僚にシンパを持つ大学享受やジャーナリストである可能性は濃厚です。

 私がカマヤンとの論争で学習したのは、馬鹿はどんなに努力しても馬鹿から脱却できないという厳しい現実です。つまり、自分で情報の精度を調べる能力がないので、自分の考えを自分で再検証する能力がないんです。これでは嘘や虚妄から逃れるすべはなく、情報の元請けに騙された段階で虚説に固執するしかありません。そこで、彼は情報の発信先というのを必要以上に重視していて、その段階で嘘か真実かを判断せねばならぬと思っているわけです。また、これが陰謀論と重なっていて「アイツは××と言ったから○○の手先だ」となります。再検証能力を持たない人間の悲しさですが、本人が自分を利口だと思っている限り、周囲からの批判は無くならないし、私も彼を棒で叩くことを止めようとは思いません。当然でしょう。

149カマヤン:2006/01/21(土) 00:56:57
鳥山仁も松代守弘も、規制派の動きとか警察の動きなんかより
俺の言動に夢中なんだね。

なんで?

ところで革新官僚にシンパを持つって、鳥山さんは1930年代あたりを
現在生きていらっしゃいますか?

150СТАЛКЕР:2006/01/21(土) 01:23:25
そりゃ、あなたに被害妄想があるから、
「俺の言動に夢中」に見えるだけじゃないでしょうか?
と、言いますか、パラノイア的言説を垂れ流していれば
そりゃ面白いから注目されますって。

151СТАЛКЕР:2006/01/21(土) 01:39:55
>>150
まあ、パソ通時代から『電波のカマヤン』として親しまれてる人だし
間違いを指摘されて「注目されてる!」とか思っても仕方ないんじゃ?

152СТАЛКЕР:2006/01/21(土) 13:35:28
>>149
おや、珍しい。

>ところで革新官僚にシンパを持つって、鳥山さんは1930年代あたりを
>現在生きていらっしゃいますか?

「革新官僚」の用語解釈が微妙だけど、たとえば

>4.ようやく行き詰まった戦時体制
> 戦争遂行や経済成長など、単一目標のための国家総動員体制であるという点に
>おいて日本は戦時体制がいまだに続いている。
http://drhnakai.hp.infoseek.co.jp/sub2-63.html

という認識はそう現実離れしていないと思うんだよね。官僚制社会主義と揶揄される所以ですわな。そんでもって

>4.ようやく行き詰まった戦時体制
> 40年体制の基本的な思想は、「生産優先主義」である。

> 戦争に勝つためのシステムを経済に勝つためのシステムに活用して
>日本は成功を収めた。そして現在、経済成長を終えた日本に顕在化し
>たさまざまな弊害の原因もまたこのシステムである。

あたりはなかなか味わい深いものがあるかと。

153СТАЛКЕР:2006/01/22(日) 05:26:22
>>149
両氏ともに、カマヤンさんに言及した発言より、
規制派や警察に対して言及する発言のほうが多いですよ。
少なくともこの掲示板では。

154СТАЛКЕР:2006/01/22(日) 08:40:11
>>149
どの書き込みも自分のことを指摘しているんだと思ってるわけですか?
感情的に信じやすい嘘&病人の話がカマヤンさんに合致しているだけでしょう
それはカマヤンさんの話というわけではなく
単に、これまた鳥山氏が言っていた「病人のパターンは一緒だ」ってだけです
なにか単語を拾い上げて関連性がある「気がする」のでカマをかけてるんでしょう?
「あいつらは俺の存在が邪魔だから俺を叩いているんだ」って
勿論、妄想と実態が一致することもありますが、常に一致するわけではありません
それをご自身でも理解しているから、つい情報戦がどうこうと言ってしまう
でも、あなた自身が情報を検証してないのだから、結局は無意味だと思うのですが
まずはカマヤンさん自身がどうしてそうした情報を信じたのかという
根元的な部分から自己をみなおしてはいかがですか?
ちなみに私見として言わせて貰いますが、ご自身の示威行動や情報の取捨選択から
カマヤンさんは暴力に対するコンプレックスを抱えていて
ヤクザやら街でのケンカやら殺人事件やらを一つに見ているのではないかと考えます
ロリコンであることや、権力構造への執着とあわせると実にしっくりくるのですが
いかがなものでしょうか

155松代:2006/01/22(日) 12:26:25
>>149
>鳥山仁も松代守弘も、規制派の動きとか警察の動きなんかより
>俺の言動に夢中なんだね。

お久しぶりです〜
ここんとこちょっと忙しかったせいもあって、レスが遅れて申し訳ないです。
雪が降ったりしたしね〜

でまぁ、残念ですが、鎌やんさんの言動に夢中なんてことは

「全然」ないっすよ(・谷・)

はっきりいっちゃうと、カマヤンの言動に比べれば規制派や警察の言動の方が「はるかにおもろいし、ネタにしがいもある」んですから、そういう自意識過剰な中高生みたいな乙女セリフ吐かないで下さい。

もしかして、さみしいんですか?

鳥山君も松代君も、Jリーグやワールドカップより
私(この場合は架空のキャラクター「みぎわカマ子」を指す)のことに夢中なんだわ!

それは違う(ナレーション:キートン山田)

申し訳ないのですが、さみしいときはちびまるこちゃんに慰めてもらうのがいいと思います。

ところで、それよりも重大な問題点を指摘したいのですが、今ごろ、それもよりによって

「スピードグラファー」なんて駄目アニメ

にはまるなんて、オタクとしてちょっとまずいんとちゃいますか?

まぁ、アタリの回の作画がよかったこと、同じく当たりの回の演出はよかったことは認めますが、その分をさっ引いても「脚本がぐずぐずすぎ」じゃないですか?
最終回の「現生燃やして経済大放火」なんてオチもオコチャマ感覚大爆発でゲンナリだし(サヨクプロシミソの感覚にはマッチするのかもしれませんが)、あんなんじゃ種史にだってまけちゃいますよ。

ちゅうか、何話分観ました?

日本アニメの上澄みを論じるなら、最低でも「四谷怪談はがんばってるな」とか、あるいは「SAMURAI7の地上波放送は待ち遠しいな」とか、そのぐらいキの効いたことを言いましょうよ〜

あんた、おたくでしょ?
衛星導入しろとまではいいませんが、そんなんじゃ日本アニメの上澄みといって「宮崎だの血+だのをいまだに引っ張り出してくるおじぃおばぁ」とかわらんすよ。

ちょうど再放送してることだし、金岡あたりから勉強しなおしたらいかが?

156鳥山仁:2006/01/23(月) 00:26:29
松代さん 他の皆さん

 皆さんは何を真面目に対応していらっしゃるんですか? 149はカマヤンの「偽物」です。何故それが分かるかというと、「本物」のカマヤンは1月20日午前4時にアップした日記で、

>連日14時間労働している合間を縫ってロビーなどの準備をしなくちゃならんから、
>鳥山仁だの松代守弘だのといった無名人物のことになんか脳を使うのは悪徳だし
>「規制派」が望むところだから。

と書いているからです。ところが、149のタイムスタンプは2006/01/21(土) 00:56:57になっており、幾らカマヤンがアレな性格とはいえ、たった1日も持たずにこの板に突撃をかけてくるわけがありません。

 そして、これまでのカマヤンの主張が正しいとすれば、カマヤンを偽っている人物の正体は、日本会議の関係者で生長の家かキリストの幕屋か統一教会の信者で、原発利権に絡んでいる電力会社の職員か山口組か住吉会の組員で、ビデ倫かメディ倫とも関係があって、元左翼の変態で警察とも通じている北朝鮮関係者で確定です。まるで寿限無寿限無、五劫のすりきれ、海砂利水魚の水行末……のようですが、これまでの本人の主張を足すとこうなります。

 また、一万歩譲って仮に本人が書き込みをしたとしても、14時間も働いてロビイング活動の準備に余念のない人物に、無名な我々が手を煩わせるのもどうかと思います。「オマエは偽物だろう。そうでないなら偽物ではないという証拠を見せろ」と悪魔の証明を要求し、さっさと退散させるのが良いでしょう。

157松代:2006/01/24(火) 12:51:12
>>156
>鳥山さん

全くおっしゃるとおりですね…
ただ、あえて見苦しいのを承知で言い分けさせていただくならば、自分は問題の発言から

        鎌やん独特の再現不能で一回性のアウラ

を感じ取ってしまったのです…

というわけで、あおられてついつい

アフィリエイターかと見まごうばかりのPV乞食、ランキング乞食振りを発揮しているばかりか、αブロガー(苦笑)のトラックに大喜びしている人のブログを閲覧してしまったこと

も含めて、海より深く反省するしだいでございます。

158152:2006/01/25(水) 08:46:01
にせものだったとは!
・・・パクリというよりもトレース!
と、今ホットな話題にことよせて自分の不明を恥じておきます(T_T)

159鳥山仁:2006/01/31(火) 14:05:00
 152さん 松代さん

 カマヤン本人がロビイングの準備をしていると主張している以上、政治活動のプライオリティを重視する方向で動いて下さい。よろしくです。

 それから、私がガス問題に五月蠅いのは、単に中学・高校ぐらいからこの問題を色々と調べていたから「だけ」の話でしかありません。

 ヤクートの天然ガス採掘+パイプラインでの輸送という話は、既に1970年初頭には出ています。そして、当時のアメリカはこの問題に関して原則ノータッチという姿勢を貫いていました。今でもアジアパイプライン研究会(APRSJ)という組織があって、アジアの天然エネルギー資源開発というお題目で、会合を重ねています(後述)。

http://www.aprsj.jp/index.htm

 で、ここの役員欄を見れば明白ですが、この企画の日本サイドからの参加者は、東芝・日立という親中企業群と外務省チャイナスクールです。そして、その主たる目的はアジアのエネルギー資源開発、すなわち大アジア主義的な(広義の意味での)民族資本開発であって、日本という国家の利益を優先したものではありません。

 ところが、東芝は日本における原子力発電所建設の最も有力な企業の1つで、

http://www.toshiba.co.jp/product/abwr/window/products/abwr/nounyujisseki.htm

 日立も島根原子力発電所の建設を請け負った企業です(『改良型沸騰水型原子炉』を開発している)。そして、原子力発電というのは核ミサイルの技術蓄積の目的もありますが、やはり民族資本としてのエネルギー産業という側面が強いものです。

 カマヤンがしている話の矛盾は、天然ガスパイプラインの建設にも原子力発電所の建設にも、東芝・日立が関与していることが合理的に説明できない点に集約されています。つまり、原子力発電が悪でガスパイプラインが善だとすれば、どちらにも同じ企業が関与しているのかが分かりません。かろうじて、「企業というものはもうけが出れば何でもする」と苦しい言い訳をするのが精一杯でしょう。

160鳥山仁:2006/01/31(火) 14:05:39
 また、旧ソ連への円借款の見返りにチュメニ油田から石油パイプラインを敷くという話に関しては、1970年初頭の佐藤首相後継を巡り、田中と福田が争った際にクローズアップされたネタで、大まかに説明すると田中角栄がソ連用の円借款のキックバックを総裁選に投入した、というものです。

 私がこの話を良く覚えているのは、ベトナム戦争反対運動で大暴れしたお陰で、アメリカからの圧力によって毎日新聞を辞めさせられ、フリーのジャーナリストに転身し、週刊ポストや週刊現代の国際政治ネタを一手に引き受けていた大森実が繰り返しこの問題を語っていたからです。大森の説によると、この計画はニクソン政権下のキッシンジャーが仕組んだ対中外交のシナリオに抵触して吹っ飛んだということになっています。私は左派系(?)ジャーナリストの中でも大森を特に評価していて、中高、大学時代を通して大森関係の書籍と記事を相当読んだんですけど、この人もエネルギー話になると気が狂います。

 最初はその理由が分からなかったのですが、石油関係の書籍を漁っていくうちに、民族資本エネルギー産業妄想というのが、日本の官僚・マスコミ・政治家にはびこっているという事実に突き当たりました。これは、日本「民族」もしくはアジア人が自己裁量でコントロールできるエネルギー資源がなければ、欧米から兵糧責めにあった時に国が滅びるので、コストを無視しても民族資本のエネルギー産業を育成しておくべきだ、というものです。

注・民族系石油会社

我が国の石油業界では,外国資本の出資を受けていない石油会社を民族系石油会社と呼んでいる。外資系石油会社に対比する言葉である。特に精製・元売会社を分類する場合に使われることが多い。1985年末現在,35社ある精製・元売会社のうち17社が民族系である。代表的なものとしては,出光興産(株),日本鉱業(株),大協石油(株),丸善石油(株),共同石油(株),富士石油(株),九州石油(株),三菱石油(株)などがあげられる。三菱石油の場合,これまで米国のGetty Oil Co.が50%の出資シェアを持っていたことで外資系と規定されてきたが,Texaco−Getty合併を機に,Getty所有分を買い戻し,民族系となった。一方,石油開発に関しては,国内の探鉱開発に外国石油会社が日本企業と共同して参加している少数の例があり,また日本の企業が海外で開発事業を行うに当たり現地企業に出資する例はあるが,我が国の石油開発会社に外国石油会社が出資している例はない(アラビア石油(株)に現地政府が20%出資しているが,同社は民族系とされている)。(→外資系石油会社)

161鳥山仁:2006/01/31(火) 14:06:37
 しかし、高校生にでも理解できることですが、企業が高コストのエネルギーを利用していたら利益率が上がらないので国際競争に勝てなくなってしまいます。つまり、戦争に負ける以前に経済で負けます。そして、現代戦では経済力の低い国が高い国に勝てる可能性というのは、ほぼありません。

 では、何故にいい年をした大人、それも官僚やジャーナリストなどの本来知的な職業人が、これほど単純な結論に到達しないのかと言えば、太平洋戦争が石油絡みで発生した(アメリカの日本への石油禁輸がトリガーとなった)という認識があるからです。これは、ある一面で真理をついていますが、その一方で非常に重要な歴史的事実が欠損しています。

 つまり、日米戦争というのは当時の石油の購入費用(コスト)を優先に考えれば起こりえない戦争です。どういう事かというと、低コストの米産石油の輸入が途絶え、高コストの他国産石油か自国開発の人造石油で経済を動かそうとした段階で、日本の産業というのは高コスト体質となって国際競争力を失い立ち腐れます。

 これが何を意味しているのかと言えば、当時の日本の指導者層に石油の購入コストを無視する、あるいは無視できると考えていた一団がおり、これが戦争を引き起こす大きな要因になったということです。その一団というのが、ソ連型の計画経済を理想と考える、革新官僚であったことは改めて説明するまでもないでしょう。ここに、戦後日本に脈々と伝わる『民族資本妄想』の源流を求めることが出来ます。『油断!』を書いていた堺屋太一なんかもこの手合いです。残念ながら、私の敬愛する大森実もこの妄想の熱烈な信奉者でした。

 ただ、ここまでダラダラ説明しなければ、エネルギー問題とコストの関係に思いが至らない段階でセンス無しです。だから、カマヤンに「ヤメロ」と言ったんです。余談になりますが、ガスパイプライン問題でカマヤンと近いことを言っていたのは、自称小室直樹の弟子で、『人類の月面着陸は無かったろう論』を書いた副島隆彦です……。確かに、小室・カマヤンと同様にセンスのない人間同士で論旨の間違った展開方法が驚くほどよく似ています。音痴は音程の外し方も一緒ですな。

http://homepage3.nifty.com/hirorin/tondemotaisho2005taroron.htm

 で、この副島の著書には『属国・日本論』というのがあります。内容は……矛盾点をつっこんでいくだけで本が何冊もかける分量になるので各自で確認して下さい。最後になりますが、もしも私が再びカマヤンをぶっ叩くとしたら、有機化学が飛躍的に発達する19世紀のヨーロッパ科学史が前提になる可能性が高いでしょう。爆発野郎、リービッヒが主人公だぞ!

162СТАЛКЕР:2006/02/01(水) 20:17:21
>>161
 まあ毎度の事ですが、鳥山氏の言説は「読者にある程度の予備知識」を要求するので、今の内にそれをカキコしておきます。

 「爆発野郎リービッヒ」ならぬユストゥス・フォン・リービッヒは1803年、ドイツのダルムシュタット市(当時はダルムシュタット公国の首都)に、薬品業を営む両親の次男坊として生まれました。後に、19世紀最大の化学者と称される人物です。幼少の頃より科学に興味を持ち、化学実験が好きだったそうです。

 で、子供時代のリービッヒの元に、ある日行商人がやってきて、当時最新兵器であった魚雷の玩具を見せたらしいのです。これを見たリービッヒは、自分なら父親の薬品器財を使ってもっと精巧な物を作れると確信し、本気で実行しました。爆薬に雷酸水銀を使ったシャレにならないくらい本格的な玩具で、リービッヒはこれを学校まで持って行ったは良いのですが、そこで何故か大爆発。これが原因で、ギムナジウムを放校処分となります。と申しますか、雷酸水銀(Hg(ONC)2) というのは、僅かな衝撃で爆発する不安定な物質で、癇癪玉が地面にぶつけただけで炸裂するのは、通常の黒色火薬とかに雷酸をちょっぴり混ぜてあるからだったりします。

 ともかく、学校を追い出されたリービッヒは、ヘッベンハイムの薬剤師の元で、住み込みで働く事になりました。が、リービッヒは自室として与えられた屋根裏部屋で、懲りずに雷酸水銀の実験を続け、やっぱり大爆発。ヘッベンハイムからも放り出される羽目になります。

 これだけなら只の問題小僧なのですが、やはりリービッヒは抜きん出た科学的才能の持ち主でした。故郷に戻って奨学金を受け取ると、ボン大学への入学に成功します。その後エアランゲン大学に移籍しますが、しつこく雷酸の研究は続けてました。が、今度は爆発は起こさずに済んだようです。しかし、若きリービッヒは別な意味で大爆発してしまったらしく、学生運動に身を投じた挙げ句、近隣住民と乱闘騒ぎをやらかして投獄されてしまいます。

 しかしリービッヒは全然めげません。釈放されるとまたも奨学金の獲得に成功し、今度はパリ大学に入学します。ここでリービッヒは頭角を現し、わずか21歳でギーセン大学の助教授に推薦されるのです。翌年には教授に昇進。しかし、やっぱり雷酸の研究は続けてましたが、シアン酸塩と雷酸が同じ組成を持ちながら、異なる性質を有する事を発見し、こうした物質を「異性体」と名付けるという、画期的な研究成果まで挙げます。爆発小僧の研究も、ここまで来れば天晴れというものです。

 その後もリービッヒは大車輪で活躍を続けます。後世、原子価の概念へと直結する「基(ラジカル)」という概念の提唱。アイデアマンでもあり、効率的な実験用冷却器「リービッヒ冷却器」なんてのも発明し、今も広く使用されています。また、教育者としても有能で、多くの優秀な学者を育て、執筆活動にも意欲を示し「化学界のグリム」の異名まで持つに至ります。

 更に、応用化学の分野でもリービッヒは功績を残します。植物が成長するには、土壌中に窒素・リン・カリウムが不可欠だと指摘した最初の人物は、このリービッヒです。
「植物の育成速度は、必要とされる栄養素の中で、最少の物によって決定される」
 という、「リービッヒの法則」(リービッヒの最小律とも)を提唱し、世界最初の化学肥料を生み出し、「農芸化学の父」と称されるに至ります。

 要するに、リービッヒは農業技術を画期的に進歩させ、耕地単位面積あたりの収穫量を革命的に増大させたのです。これが社会的に何を意味するかは、まあ化学というより、社会学・経済学の領域ですから、その筋の詳しい人に任せます。

 尚、後にリービッヒは、過労が祟ってミュンヘン大に移籍するのですが、ここでも「肉エキス」なる物を発明したり、赤ん坊用ミルクを人工的に合成したりして、食品加工業の先駆者となります。リービッヒが主に活動したギーセン大は、後に彼のあまりにも巨大な功績を讃え、「ギーセン・ユストゥス・リービッヒ大」に名称変更するまでになりました。幼少時代、学校を爆破した奴なんですが。人生ってどうなるか分からないものです。

163松代:2006/02/13(月) 12:01:58
鳥山さん
さば寿司ブームはこんな犯罪を誘発しましたよ。
市会議員といえば、地元じゃ負け知らず、じゃない地元の名士なのですが、そういう人物ですら、さば寿司ブームの「悪影響」を受け、この隠れた反社会性がさば寿司によって“あぶりだされる”ことがあると考えてよいでしょう。やはりさば寿司の影響は無視できないのではありませんか?

http://www.asahi.com/national/update/0210/TKY200602100197.html
>鹿児島市議、東京出張中に押しずし万引き
>高輪署の調べでは、日高議員は1月25日午後7時ごろ、東京・品川のJR品川駅前のスーパーで、サバの押しずし(約600円相当)を盗んだ疑い。警備員がすぐに発見し、高輪署に通報した。日高議員は当時、酒に酔っていたという。

164СТАЛКЕР:2006/02/13(月) 18:44:37
>>163
万引きを行った者に言い訳のネタを与えてはいけませんよ。
まあ、ネタになりうるさば寿司も悪いわけですが(ぉ

165鳥山仁:2006/03/03(金) 01:54:10
松代さん

(1) 30歳未満はご遠慮下さい 【30歳からの出会い】
"同年代だから分かりあえる、めくるめく割り切り恋愛…。後腐れのない自由恋愛を満喫して下さい。"
(2006-02-12 02:01:41)

このトラックバックを外さないのは、30歳以上の後腐れのない自由恋愛を求めているからですか?

166松代:2006/03/05(日) 13:09:00
>鳥山さん
>このトラックバックを外さないのは、30歳以上の後腐れのない自由恋愛を求めているからですか?

まぁ、30歳以上の後腐れのない自由恋愛を求めているのは間違いありませんが、出会い系サイトのトラックバックは好ましくありません。
問題はトラックバック削除機能が見当たらないことで、現在問い合わせ中です。
とりあえず、サイトの利用は自己責任でお願いしますということでよろ。

167СТАЛКЕР:2006/03/06(月) 15:51:44
トリマツはでたらめばかり
サハリンガス田はどうなんだ?
お前らの好きな朝日も記事にしたぞ

http://www.asahi.com/business/topics/TKY200603060076.html
>天然ガス開発計画「サハリン2」、成功へ自信

168СТАЛКЕР:2006/03/07(火) 08:05:00
>>167
君の論点が「新聞が取り上げた」=「みんなに認められた」って所なのが面白いよ
記事と書き込みをちゃんと読んだらどうかね

169СТАЛКЕР:2006/03/07(火) 11:00:26
最初に結論ありきの人は何を読んでも無駄ですから

170СТАЛКЕР:2006/03/07(火) 11:40:22
醜悪な権力追従メディア朝日新聞の情報など
信用できん!ケケケЩ(`∀′)Щ

171СТАЛКЕР:2006/03/22(水) 13:49:10
法規制を推進する側に順法意識がないとはこれいかに。

■[児童ポルノ・児童買春] 取材目的で児童買春周旋を依頼した者の責任
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20060322/1142997665

172СТАЛКЕР:2006/03/22(水) 22:19:41
国際子ども権利センターといえば児ポ法関係では有名なNPOですが、
今回の不祥事はNPO認証を取り上げられても仕方が無い事態ではないでしょうか?

代表の甲斐田万智子氏の間の抜けたコメントに、肩の力が抜けます。
児ポ法規制推進団体が児ポ法違反したという事態に対する自覚が無さ過ぎです。

173СТАЛКЕР:2006/03/22(水) 23:42:20
>>171
なんつーか、えー……。
規制反対派の中にも、イスラム漫画問題なんかをきっかけに、
「ロリ趣味を守りたいだけで、表現の自由なんか実はどうでも良い」
人が多数混じっている事が露呈してしまいましたが、
それと同様に、規制推進派の中にも、
「エロ本を撲滅したいだけで、児童の人権なんか実はどうでも良い」
人間が多数混じっている、という事はずっと以前から指摘されてきた事でもあります。
そのことが、今回は露呈してしまったと言うだけではないですか。
馬の足ですよ。馬脚。馬脚。

174СТАЛКЕР:2006/03/23(木) 01:15:40
気になるのは「周旋を依頼した」スタッフは一体誰なのか?
この計画を考えたスタッフは誰なのか?ですね。

甲斐田万智子氏が主体的に関わっていたのであれば、極めて重大な問題です。
NPO法人活動の不透明さが最近指摘されるようになって来ましたが、
これもその一端の様な気がします。

175鳥山仁:2006/03/23(木) 02:46:08
 繰り返し述べているように、『犯罪環境誘因説』の信奉者は外罰的かつ自己中心的な性格で、「自分は悪くない。悪いのは××だ」とか「法律は守らなくてはいけない。でも、自分は例外だ」と思っている場合が多く、これは累犯者や行政官のメンタリティと驚くほど似ています。

 甲斐田万智子や『国際子ども権利センター』のスタッフも例外ではなく、自分たちの行為が犯罪であるかどうかを考えもしなかったでしょう。何故なら、彼らにとって「自分たちは悪くない」存在だからです。子供を買っちゃう悪い大人と一緒ですネ。また、このような行為は以前から規制派の間では行われており、たとえば矯風会関係者は未成年の高校男子を使ってネット上のポルノを調査させていたはずです。

 もちろん、我々としては『国際子ども権利センター』に対して、「周旋を依頼した」スタッフが誰なのかを問いつめるべきでしょう。彼らが我々に遠慮をしなかったのだから、我々が彼らに遠慮をする必要は全くありません。

176鳥山仁:2006/03/23(木) 02:58:09
おまけ:特定非営利活動促進法の第五節

 第五節 監督

(報告及び検査)
第四十一条  所轄庁は、特定非営利活動法人が法令、法令に基づいてする行政庁の処分又は定款に違反する疑いがあると認められる相当な理由があるときは、当該特定非営利活動法人に対し、その業務若しくは財産の状況に関し報告をさせ、又はその職員に、当該特定非営利活動法人の事務所その他の施設に立ち入り、その業務若しくは財産の状況若しくは帳簿、書類その他の物件を検査させることができる。
2  所轄庁は、前項の規定による検査をさせる場合においては、当該検査をする職員に、同項の相当の理由を記載した書面を、当該特定非営利活動法人の役員その他の当該検査の対象となっている事務所その他の施設の管理について権限を有する者(以下この項において「特定非営利活動法人の役員等」という。)に提示させなければならない。この場合において、当該特定非営利活動法人の役員等が当該書面の交付を要求したときは、これを交付させなければならない。
3  第一項の規定による検査をする職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係人にこれを提示しなければならない。
4  第一項の規定による検査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解してはならない。

(改善命令)
第四十二条  所轄庁は、特定非営利活動法人が第十二条第一項第二号、第三号又は第四号に規定する要件を欠くに至ったと認めるときその他法令、法令に基づいてする行政庁の処分若しくは定款に違反し、又はその運営が著しく適正を欠くと認めるときは、当該特定非営利活動法人に対し、期限を定めて、その改善のために必要な措置を採るべきことを命ずることができる。

(設立の認証の取消し)
第四十三条  所轄庁は、特定非営利活動法人が、前条の命令に違反した場合であって他の方法により監督の目的を達することができないとき又は三年以上にわたって第二十九条第一項の規定による事業報告書等、役員名簿等又は定款等の提出を行わないときは、当該特定非営利活動法人の設立の認証を取り消すことができる。
2  所轄庁は、特定非営利活動法人が法令に違反した場合において、前条の命令によってはその改善を期待することができないことが明らかであり、かつ、他の方法により監督の目的を達することができないときは、同条の命令を経ないでも、当該特定非営利活動法人の設立の認証を取り消すことができる。
3  前二項の規定による設立の認証の取消しに係る聴聞の期日における審理は、当該特定非営利活動法人から請求があったときは、公開により行うよう努めなければならない。
4  所轄庁は、前項の規定による請求があった場合において、聴聞の期日における審理を公開により行わないときは、当該特定非営利活動法人に対し、当該公開により行わない理由を記載した書面を交付しなければならない。

(意見聴取)
第四十三条の二  所轄庁は、特定非営利活動法人について第十二条第一項第三号に規定する要件を欠いている疑い又はその役員について第二十条第五号に該当する疑いがあると認めるときは、その理由を付して、所轄庁が内閣総理大臣である場合にあっては警察庁長官、都道府県知事である場合にあっては警視総監又は道府県警察本部長(次条において「警察庁長官又は警察本部長」という。)の意見を聴くことができる。

(所轄庁への意見)
第四十三条の三  警察庁長官又は警察本部長は、特定非営利活動法人について第十二条第一項第三号に規定する要件を欠いていると疑うに足りる相当な理由又はその役員について第二十条第五号に該当すると疑うに足りる相当な理由があるため、所轄庁が当該特定非営利活動法人に対して適当な措置を採ることが必要であると認めるときは、所轄庁に対し、その旨の意見を述べることができる。

177鳥山仁:2006/03/23(木) 03:05:16
おまけ・その2:『国際子ども権利センター』の所轄は外務省。

178鳥山仁:2006/03/23(木) 03:19:28
すいません。
所轄庁は東京都です。何を馬鹿なことを書いてるんだ。
大失敗。

(所轄庁)
第九条  特定非営利活動法人の所轄庁は、その事務所が所在する都道府県の知事とする。

179鳥山仁:2006/03/23(木) 03:27:32
たびたび申し訳なし。
『国際子ども権利センター』の問題に関する突撃先は、
東京都 生活文化局 都民生活部 管理法人課
〒163-8001 新宿区西新宿二丁目8番1号
東京都庁第一本庁舎27階南側
市民活動の促進・協働の推進→電話03-5388-3166
NPO法人の設立等について →電話03-5388-3095
になります。
http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/index4.htm

また、具体的なサイトに関しては、
http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/index4files/setsumei.htm
で、
東京都では先に定めたNPO法の運用方針(平成17年3月30日付)に基づいて、都が特定非営利活動法人(以下「NPO法人」という。)に対して、「市民への説明要請」の基準を下記のとおり実施することとします。

とあり、

市民から情報等が寄せられたときには、ア〜エの基準に基づき、総合的に判断した上で、NPO法人に対して、運用方針に定める市民への説明要請を求めます。ただし、緊急の場合はこの限りではありません。当該NPO法人に対して1か月以内に都への報告を求めることになります。
ア 情報提供が複数であること(概ね5件以上)
イ 情報提供の内容に合理性があること。
ウ 情報提供者の属性に問題がないこと。
エ 客観的証拠があること。

を満たしていれば、上記の『第五節 監督』の(報告及び検査)が発動されるようです。というか、これは発動させねばなりますまい。

180СТАЛКЕР:2006/03/23(木) 07:26:30
そのNGOはNPO資格とってましたっけ?

181鳥山仁:2006/03/23(木) 10:31:39
180さん
今、該当サイトに確認をしに行ったら、サイトの構成が変わっていました。
しかも、事務所が二カ所以上に増えているから、NPO法での所轄が変わることになるし……。
なんじゃこりゃ?
実は今から東京を離れてしまうので、どれだけリサーチできるか分かりませんが、
結果が分かり次第ご報告させて頂きます。

182СТАЛКЕР:2006/03/23(木) 11:15:27
>>179の東京都のサイト及び大阪の
http://www.onp.or.jp/
を見る限りでは、特定非営利法人の中に名前を見つけられません。

183СТАЛКЕР:2006/03/23(木) 16:50:55
検察(間違っても警察ではない)に告発した方が早いと言うオチですか?

184СТАЛКЕР:2006/03/23(木) 19:25:35
『国際子ども権利センター』のカンボジア便りが完全に削除されています。
http://blog.goo.ne.jp/jicrc/e/5f9b85e8a3cd15c8b2a8be05dd948cfd

不祥事の隠匿を図ったのは明白です。
現時点で以前のキャッシュは残されていますから記録・保存し、
奥村弁護士との記事と併せて、当局に告発した方がいいと思います。

だから以前、児ポ法反対派が主張していた例外条項を作っておけばよかったのにねえw

185СТАЛКЕР:2006/03/23(木) 20:07:29
国際協力NGOセンターのHPによると『国際子ども権利センター』は
NPOではなくNGOとなっています。
http://www.janic-ngoarena.org/members/jicrc/jicrc.html
http://www.janic-ngoarena.org/members/jicrc/jicrc2.html

186СТАЛКЕР:2006/03/23(木) 21:37:34
刑事告発までやっちゃうと報復が怖いなあ…

187СТАЛКЕР:2006/03/24(金) 21:31:07
>184
カンボジアの法律はどう?

188СТАЛКЕР:2006/03/24(金) 23:32:53
児童買春業者が大手を振っているような状況では、
適用できる法律はないのでは?

189鳥山仁:2006/03/25(土) 10:26:16
 うーん。キャッシュを見る限り、カンボジアで子供を買っちゃった(けど性行は無し)のレポート書いているのは、平野将人という人物のようです。一瞬だけ、ARCの平野祐二さんかと思ってしまいました。

で、この人物ですが……
平野 将人
 国際子ども権利センター 
 カンボジア事務所スタッフ  
経  歴
1993年私立桐朋高校(東京都国立市)卒業  早稲田大学商学部入学
1997年〜1998年カリフォルニア州立大学ソノマ校留学(交換留学生)
1999〜2004年サッポロビール株式会社入社〜退社(東海北陸本部勤務、愛知県在住)
2004〜2005年カンボジア王国スバイリエン州にてNGOに勤務
2005年7月〜国際子ども権利センターカンボジア事務所勤務 開始

までは分かりましたが、やはりプロフィールが削除されています。というか、ウチからではどういうワケか国際子ども権利センターにつながりません。

 また、我々に出来るのは告発までで、被害者ではないので告訴は無理だと思います。ただ、告発状を書いて検察か警察に持っていって受理されれば、確実に平野氏の身柄を押さえるところまでは持って行けそうですね。有罪になるかどうかまでは不明ですが、自分たちで作れと運動した法律で、自分たちが逮捕される気分を味わうのは貴重な体験では? スターリンに粛正された共産党幹部を彷彿とさせる人達ですな。

190СТАЛКЕР:2006/03/25(土) 12:01:48
削除直後のキャッシュがYahoo!に残っている模様
http://cache.yahoofs.jp/search/cache?p=%E5%B9%B3%E9%87%8E+%E5%B0%86%E4%BA%BA+%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%B8%E3%82%A2&amp;ei=UTF-8&amp;vst=0&amp;vs=blog.goo.ne.jp&amp;u=blog.goo.ne.jp/jicrc&amp;w=%E5%B9%B3%E9%87%8E+%E5%B0%86%E4%BA%BA+%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%B8%E3%82%A2&amp;d=OV_gSRbfMYx8&amp;icp=1&amp;.intl=jp

191СТАЛКЕР:2006/03/25(土) 13:33:39
>>190
そのキャッシュなどをECPAT東京やカスパルなどに送って告発を要請する(反応をよーく見る)。自分でも告発する。

192鳥山仁:2006/05/10(水) 13:49:55
すいません。大事な時期だし、コメントもしなければならないと分かってはいても、ついついこんな面白いモノを見つけてしまうと、報告してしまうのが私のサガなのです。
http://homepage3.nifty.com/jiyujoho/iyada02.htm
で、松代さんで遊んでみたんですが、結果はコレ。

痴漢に遭いたくて電車に乗る松代
何かにつけて威嚇射撃をする松代
構成員が自分ひとりだけの政治団体を主宰している松代
人生逃げ回ってばかりの松代
大事な時にかぎって、緊急入院する松代
自宅の前にいつも行列ができている松代
話し相手が、テレビ局の視聴者センターの人しかいない松代
いちばんの宝物が100円札の松代
ディナーショーに行き、ディナーを食べ終わったらとっとと帰る松代
綺麗と言われてこぼれる花になる松代
お花畑がある方向を、ダンスで差し示している松代
あらゆる点において「尻すぼみ」の松代
自分に合ったヘアケアがわからない松代
オナラの音量が100デシベルの松代
強風が吹くと飛ばされる松代
6畳一間の部屋でブルドッグを100匹飼っている松代
旧かなづかいでしゃべる松代

ツボなのは、3番目の
構成員が自分ひとりだけの政治団体を主宰している松代
だね。自分のもやってみよう。

193鳥山仁:2006/05/10(水) 13:53:18
自分の結果。

顔が顔文字に似ている鳥山
寝れない時、羊を数え間違える鳥山
カレーをカリー、ピザをピッツアと言う鳥山
パルプンテしか使わない鳥山
耳たぶが硬すぎる鳥山
将軍様と崇められている鳥山
くるぶしの中にカルシウムが貯まってる鳥山
テレビの上に市松人形が置いている鳥山
自分は消費税くらいしか納税していないくせに、税金のむだ使いについて役所にうるさく口をだす鳥山
裸族の村長に、現地語で「偏食」という意味の名前を付けられる。鳥山
ホワイトタイガーを消したり、出したりする鳥山
トップブリーダーに推奨されている鳥山
ビデオの最後にある『お知らせ』を、まじめに読んでいる鳥山
自慢できることが先祖に関することだけの鳥山
ハート型に胸毛が生えている鳥山
うぐいす張りで鳥山だけ足音が鳴らない
平家ガニの模様が鳥山の顔だ
寺の階段を「根性だ!」と言いながら、うさぎ跳びで登っている鳥山
絵の具をなめるのが好きな鳥山
セブンティーンに制服姿でモデル出演する鳥山
生物学上昆虫に分類される鳥山
警官とすれ違うと必ず職務質問を受ける鳥山

自分は消費税くらいしか納税していないくせに、税金のむだ使いについて役所にうるさく口をだす鳥山
警官とすれ違うと必ず職務質問を受ける鳥山
ぐらいか?

194松代:2006/07/16(日) 12:08:15
今週火曜夜、鎌倉のジポスレにて、釜のAAを格納したうんこタンクが突然大爆発し、推定27万PVものAA化したうんこがスレに一気に流れ出し、スレがうんこ浸しになったとのこと(写真)。警察によれば、タンクはスレより上流の虚業ブログに位置していたため、爆発で溢れ出したうんこは一気にスレを埋め尽くし、最大で深さ50cmまで達したという。現在では住民と警察が一体になり、カマトリなどを駆使して徹夜でうんこの撤去に当たっている。「スレは、肥料の元になる茶緑をしたAAのうんこで一杯になりました。」警察はそう語っている。
今回のうんこによる被害は少なくとも10万ユーロ(約140000000円)に上ることが予想され、住民は「バカのひとつ覚えはうんざりだ」と語っているという。
また現在のところ、一体何故うんこのタンクが爆発したのか詳しい原因は分からないが、虚業ブログがネタになるとAAがあふれているため、関連が有るの間違いないと、住民は噂しているとのこと。

195СТАЛКЕР:2006/08/12(土) 02:03:41
プレイヤーが公務員、教員、宗教家、市民活動家、学者、ジャーナリストになってバーチャル規制を始めとする理想社会の実現に邁進するネトゲ

その一.ガス抜き論
現実世界で満たされない欲望をゲームで発散することにより、精神の安定を得る。

その二.助長論
バーチャル世界で理想社会の実現を目指しているうちに現実と虚構の区別がつかなくなって訳の分からない活動を始めてしまう。

その三.ネトゲ中毒論
バーチャル世界にどっぷり浸かって理想社会の実現を目指しているうちに中毒になってましい、現実のユートピア建設に支障を来たす。

196鳥山仁:2006/08/30(水) 05:53:33
 すいません。生まれて初めてロリコンの気持ちが分かった気がします。14才で身長176センチは反則でしょう。世界のトップモデルは原則として175センチオーバーの身長がないとお話にならず、(あくまでも外見のみの話ですが)個人的な好みを言わせてもらうと身長が185センチ前後で8.5〜9頭身が理想ですので、彼女にはさっさとこの高さまで背を伸ばして欲しいです。いやぁ、お世辞抜きで逸材ですわい。早くオリーブさんぐらいにならんかなぁ。

http://news.goo.ne.jp/news/sanspo/geino/20060829/120060829010.html

柳沢さん、ナオミら輩出したオーディションでグランプリ
2006年 8月29日 (火) 03:11
(サンケイスポーツ)
 英スーパーモデル、ナオミ・キャンベル(36)らを輩出したモデルオーディション「エリート モデル ルック 2006」(エリート主催)の日本大会最終審査が28日、東京・元赤坂の明治記念館で行われ、約3000人の応募の中から東京都出身の中学3年生、柳沢実佑(みゆ)さん(14)=写真=がグランプリに輝いた。
 名前を呼ばれた柳沢さんは「まさか選ばれるなんて…。モデルを始めることを勧めてくれた祖母に喜びを伝えたい」と瞳をウルウル。身長1メートル76、B83W62H88の初々しいボディーで、今度は日本代表として11月にタイのバンコクで行われる世界大会に挑む。

197СТАЛКЕР:2006/08/30(水) 13:21:30
関係ないかも知れませんが、ファッションショーなんかに出ることになると結構きわどいデザインもありますから、その辺は児童ポルノ的に問題にならんのでしょうかね?
ハリポタの子も舞台でヌードになったらしいですが。

http://today.reuters.co.jp/news/articlenews.aspx?type=entertainmentNews&amp;storyID=2006-07-30T115849Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-222887-1.xml

198鳥山仁:2006/08/31(木) 11:35:51
197さん

 日本の現行法ではグレーゾーンで、オーストラリア・カナダなどの旧イギリス植民地国ではかなりの確率でアウトだと思います。児童ポルノ問題をややこしくしているのが、こういった「世界の田舎国」なんですが……。ただ、児童の労働に関しては常に胡散臭さがつきまとうので、手放しで奨励することに関してはNGです。これはモデル業務でも変わりません。

 また、図像・画像をヌードかポルノかで区分するというキリスト教圏の慣習法に関しても、時代によって解釈が変わるという点で全く信用できません。たとえば、フェティッシュ写真の開祖とされるポール・アウターブリッジJrは「物体のように女性を撮るのがヌードである(生臭くないから)」と主張していましたが、現代のフェミニストは「女性をモノ扱いするなんてケシカラン!(人間扱いしてないから)」と叫んでいます。日本ではラルフ・スタイナーの方がオシャレな写真家扱いになっているところがナニですが。ドイツ系の芸術運動の流れを汲んだ一派が、日本のアート写真を駄目にしてるんですけどね。この辺が、フランス系の写真か好きな私と松代さんの対立点でしょう。背景にはシュールレアリズムに対する評価の差異があります。

 それはさておき、児童の裸体が絡む図像で重要なのは制作時に虐待が行われたかどうか、及びに撮影行為そのものが虐待に当たるかどうかで、その判断は作品別・時系列順に追ってなされるべきでしょう。前にも書きましたが、個人的にはセルフポートレートとしてのヌード写真、デッサンであれば、まだ「アリかな?」と思います。たとえば、未成年者の画家志望が鏡を見ながら自分の裸体をデッサンしたら、それが児童ポルノに当たるのか、ということです。常識的に考えて、これは虐待行為ではないでしょう。外部からの教唆がなければ写真も同様です。

 ただ、こうした判断基準にも問題はあって、やはりこの板でも何度か議論の対象となっている、盗撮は児童ポルノ制作行為に当たるか否か、というのがあります。制作肯定派は盗撮行為は虐待に当たらず(確かに、撮影行為は被写体から隠蔽されているので現行での虐待定義には当てはまらない可能性が高い)、単なる肖像権の侵害という解釈です。私は苦しい言い訳だなと思いますが、一応は筋が通っています。

199СТАЛКЕР:2006/09/01(金) 12:24:40
児童ポルノ製作における「虐待」を広義に「真正な同意のなされていない撮影」と
定義すれば、盗撮は虐待以外の何物でもないと思います。

200СТАЛКЕР:2006/09/09(土) 21:31:21
>盗撮は児童ポルノ制作行為に当たるか否か

盗撮被害に成人も児童も関係ないですから、猥褻基準で動いているジポ法で検挙される事例があるのは仕方がないとしても、児童虐待の枠組みとは別のところで議論するべきでしょう。ただけでぐちゃぐちゃになってる法律ですし。

201鳥山仁:2006/09/22(金) 04:14:02
教育改革国民会議にやってもらいたいこと一覧。

・教育改革国民会議のメンバーに自然の大切さを知ってもらうために、ツツガムシの生息する自然環境の中でバスに乗らずに歩いてもらう。

・教育改革国民会議のメンバーにショック療法を施すために、自然のハブやマムシに腕や脚を噛んでもらう。あるいは、コガタアカイエカに血を吸ってもらう。

・教育改革国民会議のメンバーを旧ソ連のシベリア収容所跡地に移送して、2週間ほど文明から隔離された状態で肉体労働をさせることによって、自然の大切さと日本文化のすばらしさを再認識させる。時期はもちろん冬季。

・教育改革国民会議のメンバーに反省の自覚を促すために、KGV式の拷問を不眠不休で施してみる。

・教育改革国民会議のメンバーの惰性的気風を打ち破り、我慢を体得させるために、いきなり理由もなく殴打を繰り返す。

……書いているとどんどん『収容所群島』っぽくなってくるのは何故でしょう?

202СТАЛКЕР:2006/09/22(金) 08:05:37
>・教育改革国民会議のメンバーに反省の自覚を促すために、KGV式の拷問を不眠不休で施してみる。


そこは原稿用紙千枚に「自己批判」とかでもよさげですがw

203СТАЛКЕР:2007/01/29(月) 07:42:47
調書の影響

<調書の影響に関する研究の概要>
調書に関する研究は、単一事例研究、フィールド研究、実験的フィールド研究、実験室における研究などの方法により実施され、現在までに主として、カタルシス理論、観察学習理論、脱感作理論、カルティベーション理論という4つの理論モデルが提唱されている。


<理論モデルの概要>

(1)カタルシス理論
 調書に接することで、それらが“はけ口”となり、攻撃衝動などが減少するという理論。支持する証拠が少なく、研究者の間では評価されていない。

(2)観察学習理論
 調書に接することで、そこに描かれた行為を学習し、状況によっては学習した行為を実行するという理論。支持する証拠は多いが、悪いモデルから悪い影響を受けるだけでなく、良いモデルから良い影響を受ける傾向もあるとされている。ただし、どういう状況で学習されやすく、また、どういう状況で学習内容が行動化されるのかはよく分かっていない。

(3)脱感作理論
 リラックスした状態で調書に接することにより、そこに描かれた内容と弛緩状態が条件づけられ、描かれた内容への抵抗感が弱まるという理論。支持する証拠は多く、神経症患者の治療にも応用され、効果を発揮しているという。暴力表現などとの関連では、脱感作を起こしやすい内容や効果の及ぶ期間などが今後の研究課題とされている。

(4)カルティベーション理論
 調書に接することで、調書に描かれた世界と現実の世界を混同するという理論。暴力表現などとの関連では、現実世界には実際よりも暴力があふれているという認識が深まり、社会に対する不安が増大するとされている。支持する証拠が少なく、研究者の間ではあまり評価されていない。

204СТАЛКЕР:2007/01/29(月) 08:24:04
聖書の影響

<聖書の影響に関する研究の概要>
聖書に関する研究は、単一事例研究、フィールド研究、実験的フィールド研究、実験室における研究などの方法により実施され、現在までに主として、カタルシス理論、観察学習理論、脱感作理論、カルティベーション理論という4つの理論モデルが提唱されている。


<理論モデルの概要>

(1)カタルシス理論
 聖書に接することで、それらが“はけ口”となり、攻撃衝動などが減少するという理論。支持する証拠が少なく、研究者の間では評価されていない。

(2)観察学習理論
 聖書に接することで、そこに描かれた行為を学習し、状況によっては学習した行為を実行するという理論。支持する証拠は多いが、悪いモデルから悪い影響を受けるだけでなく、良いモデルから良い影響を受ける傾向もあるとされている。ただし、どういう状況で学習されやすく、また、どういう状況で学習内容が行動化されるのかはよく分かっていない。

(3)脱感作理論
 リラックスした状態で聖書に接することにより、そこに描かれた内容と弛緩状態が条件づけられ、描かれた内容への抵抗感が弱まるという理論。支持する証拠は多く、神経症患者の治療にも応用され、効果を発揮しているという。暴力表現などとの関連では、脱感作を起こしやすい内容や効果の及ぶ期間などが今後の研究課題とされている。

(4)カルティベーション理論
 聖書に接することで、聖書に描かれた世界と現実の世界を混同するという理論。暴力表現などとの関連では、現実世界には実際よりも暴力があふれているという認識が深まり、社会に対する不安が増大するとされている。支持する証拠が少なく、研究者の間ではあまり評価されていない。

205松代:2007/08/31(金) 12:54:25
宇宙船ピンク・ロリータ号

トリー(CV:青野武)
「やあ、みなさん。私がレッド・ドワーフ号のメインコンピュータ、IQ6000のトリーです。 この宇宙船ピンク・ロリータ号は児ポ法単純所自在で乗組員が摘発され、喘息発作で治療カプセルに押し込められていた三等技術士のウナーと、実体を失ってもなおホログラムとして船内を彷徨する二等技術士のカマー、そして松からシンカしたパインを除く全乗組員が逮捕されてしまいました。その後、多次元宇宙の異世界からミィチャンスキーが合流しますが、ひまをもてあました彼らは日々乱交を続けるばかり。まともな知性の持ち主は自分独りです。しかし、なぜIQ6000のこの私がニンフォマニアの乱交を監視せねばいけないのでしょう。情けなや、あぁ情けなや」

ミィチャンスキー(CV:渡辺美佐)
「またウナーが喘息で寝込んじゃったから、もぅ半日もオナニーばっかり!すっかりあきちゃったわ〜」
「いくらなんでも松人間とはヤレないし…」
「そうだ!投影装置を集れば、カマーと輪姦プレイが出来るじゃない!」

場面転換

ミィチャンスキー
「さてと、これで投影装置は全部セットしたし、あとはプログラムを走らせるだけね!カマーは虫唾が走るほどウザイクソオタでしかもブサヨ電波だけど、そういう非モテにヤラレル私って、ちょっとどきどきするわぁ〜」

プログラム起動

カマー(CV:江原正士)
へへへ、今まではお高くとまりやがっていたが、お前が単なるメス豚だってことを、俺がたっぷり思い知らせてやる」

ミィチャンスキー
「もう少し気の利いたせりふはないの?いぃから早くつっこんでぇ〜」

カマー
「なんて女だ!こうなったら穴という穴を犯しぬいてやる!」

ミィチャンスキー
「早くはやくぅ〜早くきてぇ〜」

カマー
「ふふふ、どうだ!」

ミィチャンスキー
「早く早くって、全然入ってないやん!」

カマー
「奥までぐいぐぃ入ってるぞ」

ミィチャンスキー
「ウソ!本物だと小さすぎるから、馬並みにしてやったのに!」

股間を見て
「ちっとも実体化してないやん!」

カマー
「この人数を全部実体化させることは出来ないよ」

ミィチャンスキー
「バカもん!俺のケツをなめろ!」

カマー
「なめるなめる」

ミィチャンスキー
「なめても感じんわ!くそっ!魔女のばぁさんにのろわれてるのか!」

EDクレジット

206СТАЛКЕР:2007/09/02(日) 17:05:57
トリーのIQ6000は体育教師6000人分ですか?(笑)

207СТАЛКЕР:2008/05/25(日) 14:42:17
幼馴染虐待、幼馴染記憶に係る行為等の処罰及び幼馴染の保護に関する法律

幼馴染記憶の保持を禁止する条項、通称「幼ポ禁条項」

208鳥山仁:2008/05/27(火) 02:53:48
>>207
早くその法律を成立させて下さい。
幼馴染みは心に消えない傷を作り、犯罪を誘発します。

209СТАЛКЕР:2008/06/15(日) 21:59:07
>>205
ミィチャンスキーって男の名前だよね。

210СТАЛКЕР:2008/08/24(日) 10:37:05
      ,.-―'― 〈
     ,メ、ニニニ-ト、
    /〜〜〜  ノ:::l
   ,.ム、  ,.--、  彡:::|
    kj、)  ィェ、_,  レ⌒|
    l ,./ -、´      { )‐ァ┐
__|ノニ ´,,,ヽ、   、 J / 」-
  /l  -=-  )))  ノ / //
 イ ヽ- _ --―/-'  //
  \ `ー―‐ ´ _,/ /
    `T ー--‐ ´   /  /
 又間 伊二近[Matama Inichika]
       (1566〜1593 フランス)

211どなたかあらすじをお願いします。:2008/08/30(土) 20:11:43
あの「闇の子供たち」を超える、今秋最大の話題作!!

あしたの幼ジョー

近日公開!

212СТАЛКЕР:2008/09/04(木) 21:59:07
こんな矯風会はいやだ

資金を有効に活用する観点から飲酒の害悪をオタクに説教する矯風会

組織崩壊を防止する視点から姦淫の罪深さをオタクに説教する矯風会

213こんな秘密結社は嫌だ。でも好きになれるかもしれない。:2008/10/14(火) 06:21:04
「宗教の本質は精神病。投薬治療しなければ治らない」
をモットーに掲げ、敵対する政治勢力を片っ端から折伏、
精神病院送りにする秘密結社。

214СТАЛКЕР:2008/11/03(月) 13:09:20
♪宮○さんちの潤○ちゃんー
♪このごろすこーし変よー
♪どーしたのーかーなー?

おいおい、この頃少しじゃなくて
ずっと前からかなり変じゃろ!

♪ジャン

215СТАЛКЕР:2009/03/04(水) 22:07:06
しね!しね!しねしねしねしねしんじまえ〜
白いブタめをやっつけろ〜
幼児で心をよごしてしまえ!
しね!(あ〜)しね!(う〜)しねしね〜
アングロサクソン邪魔っけだ!
白い英米ぶっつぶせ!
しねしねしね しねしねしね
世界の地図から消しちまえっ! しね!
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)


しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しね!しね!しねしねしねしねしんじまえ〜
白い猿めをやっつけろ〜
夢も希望も奪ってしまえ!
しね!(あ〜)しね!(う〜)しねしね〜
地球の外へ放り出せ!
白い英米ぶっつぶせ!
しねしねしね しねしねしね
世界の地図から消しちまえっ! しね!
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)

216СТАЛКЕР:2009/03/07(土) 16:16:11
しね!しね!しねしねしねしねしんじまえ〜
邪教の信徒をやっつけろ〜
幼児で心をよごしてしまえ!
しね!(あ〜)しね!(う〜)しねしね〜
キリスト教徒は邪魔っけだ!
白いバチカンぶっつぶせ!
しねしねしね しねしねしね
世界の地図から消しちまえっ! しね!
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)


しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しね!しね!しねしねしねしねしんじまえ〜
邪教の神めめをやっつけろ〜
夢も希望も奪ってしまえ!
しね!(あ〜)しね!(う〜)しねしね〜
地球の外へ放り出せ!
白いバチカンぶっつぶせ!
しねしねしね しねしねしね
世界の地図から消しちまえっ! しね!
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)
しねしねしね〜 (しねしねしね〜)

217СТАЛКЕР:2009/04/21(火) 21:53:51
瞳閉じても 嫌な記憶 きーおーくーは 無ーくーなーらーなーい!!!!!

218СТАЛКЕР:2009/06/08(月) 21:57:26
「現実とフィクションは等価値なんだ、僕にとってはね。」
「君が何を言っているのか分かんないよ!」


219СТАЛКЕР:2009/10/19(月) 09:52:59
こんなカマヤンは嫌だ

鳥山仁を罵倒する日記にガチロリ画像を貼り付けるカマヤン
枝野議員を応援する日記にガチロリ画像を貼り付けるカマヤン

220СТАЛКЕР:2009/10/31(土) 21:25:41
秋深し 鬱の深まる 紅葉道

221СТАЛКЕР:2010/05/26(水) 01:51:05
一本鞭男トリヲ

人とカマの行く果ては何処だろう
悩み多きものの行く果ては
表現規制反対運動の中にある
小学生相手の塾かもしれない
確かな事は分からないけれど
確かな事は分からないけれど
確かな事は分からないけれど
確かな事は分からないけれど

アスキーアート本を出版して知識人の仲間入りをできなかったのも
煌煌と月の照るホスピタルの上で
スカイツリーみたいに巨大な一本鞭を
グルグルと回すトリヲがいるから

一本鞭を早く止めなさい
トリヲを殺しに行きなさい
今すぐバスに飛び乗りなさい
トリヲを殺しに行きなさい

田舎に帰って嫌いな母親に仕事を教わるのも
それもやっぱりトリヲのせいで
老人の顔したマツを背中にしょって
子供相手はつまらないと歌いながら一本鞭を回す

一本鞭を早く止めなさい
トリヲを殺しに行きなさい
明日の風に吹かれる前に
トリヲを殺しに行きなさい

ねえ君
だけどトリヲは見つからないよ
聞いたんだよ 一本鞭男には
首がないんだよ

首がないんだ

トリヲを探す旅に疲れ果てて
君はどこかのつまらないみいちゃんに恋をして
もしかしてこれが幸せと思う
バカだねトリヲの思う壺さ

一本鞭を早く止めなさい
トリヲを殺しに行きなさい
冬が来る前に旅立ちなさい
トリヲを殺しに行きなさい
トリヲを殺しに行きなさい
トリヲを殺しに行きなさい
トリヲを殺しに行きなさい
トリヲを殺しに行きなさい Oh!

トリヲ〜

222СТАЛКЕР:2010/05/26(水) 04:01:33
何の暗号?

223СТАЛКЕР:2010/05/26(水) 11:13:58
(´・ω・)っ風車男ルリオ

224СТАЛКЕР:2012/02/20(月) 16:05:07
はじめまして。 投稿者:鎌やん  投稿日:10月31日(土)21時54分00秒

いのうえさん、うちとこの掲示板お書き込み下さってありがとうございます。
ホームページ覗かせていただきました。春菜ちゃん知ってました。かーいらしくて
この絵好きです。
自分トコのHPには夏コミ前後の忙しいときに既知外がいやがらせして下さったり、
少々心ささくれる材料が多かったので、愛想悪くて申し訳ないです。
ヘビーなロリーを続けるのは僕はもう疲れてしまいましたが、NHDさんはパワフルに
活動していらっしゃるご様子で、善哉、このまま続いて下さいますことを願います。

話が全然違うんですが、北海道ロリポップ店とゆー、マニア店がありまして、ビル
の一室にあるんですが、お向かいに近頃託児所が新しくできてですね、その託児所
をマニア店の新しいコーナーだと勘違いされるお客さんがたまにいる、と、マニア
店の店長さんが言ってました。ちなみにマニア店の方はビルのオーナーともビルの
他の住人とも良好な関係だそうですが、託児所の方は「子どもの声がうるさい」と、
他のビルの住人からは不評だそうです。

と、初書きで変な書き込み、ごめんなさい。
今後は宜しくおつきあいさせて下さい。ではでは。


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