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太郎ちゃん虎視眈々

1片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/10(日) 21:15:17
「これからは運次第」な麻生太郎さんのスレ。河野さん武見さんは除外で。

2007/06/10-19:06 「これから先は運次第」=ポスト安倍に意欲−麻生氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007061000141

 麻生太郎外相は10日、外交活動について一般市民に説明し、意見を聴取する仙台市内で開いたフォーラムに出席。「ポスト安倍」に意欲をにじませた。
 次期自民党総裁選への出馬の意思を質問された麻生氏は「健康が続けばというのが一つ。二つ目は、わたしのような性格を時代が求めるかだ」と説明。その上で、「これから先はめぐり合わせなど、運があるかだ。焦っても始まらないから、与えられた仕事を頑張りたい」と述べ、当面は職務に専念して安倍晋三首相を支える考えを強調した。

2片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/12(火) 01:54:25
麻生外相、首相の条件は「運」 「ポスト安倍」語る
2007年06月11日23時39分
http://www.asahi.com/politics/update/0611/TKY200706110260.html

 麻生外相は10日、仙台市内で開かれた外務省主催の市民対話イベントに出席し、自分が首相になれるかどうかの可能性を参加者から問われると、「これから先は運。巡り合わせとか、そういうものです」と答え、率直な心情を吐露した。

 安倍首相の支持率が低下する中、「ポスト安倍」として麻生氏への注目が高まっているのを受けて、「首相への意欲」について会場の2人から質問を受けた。麻生氏は「健康が続けば、というのが一つ。二つ目は私みたいな性格を時代が求めるか」と前置きしたうえで、最も重要な条件は「運」だと解説。「ですから、そんなにガツガツ焦っても始まらんのであって、きっちり与えられた仕事をお国のためにがんばりたい」と語った。

3片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/26(火) 12:01:57
「党の選挙の責任は幹事長」麻生外相、首相責任論を牽制
2007年06月26日10時49分
http://www.asahi.com/politics/update/0626/TKY200706260106.html

 麻生外相は26日の閣議後の記者会見で、7月の参院選で与党が半数割れした場合の安倍首相の責任論について「自民党という党が選挙をするので、党の選挙の責任は基本的に幹事長ということになると思うが、最終的には総裁ということになる」と述べた。

 さらに麻生氏は「1人減ったから選挙で負けた、1人増えたから選挙で勝った、だから政局だというふうにしたがることは違うと思う」と語った。党内で首相の責任を問う声が噴出していることを牽制(けんせい)したものだ。

4片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/10(火) 09:14:06
麻生外相:参院選投開票翌日の30日から外遊 政局に影響か
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070710ddm005010093000c.html

 麻生太郎外相は9日、参院選投開票日の翌日の7月30日から8月3日までフィリピンを訪問する方針を固めた。マニラで行われる東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)外相会議、ASEAN地域フォーラム(ARF)などに出席する。

 一連の会議では、東南アジア地域との経済連携や朝鮮半島情勢などについて意見交換する予定。北朝鮮の出方次第で、核問題をめぐる6カ国協議の外相会合開催を模索する動きもある。

 29日の参院選は与党の苦戦が予想され、選挙結果によっては安倍晋三首相の進退問題が浮上する可能性もある。麻生外相は「ポスト安倍」の有力候補とみられており、この時期の不在が参院選後の政局にどう影響するかが注目される。

 麻生外相は8月12〜25日の日程で中東・中南米歴訪も調整中だが、こちらは選挙結果次第で流動的だ。【中澤雄大】

毎日新聞 2007年7月10日 東京朝刊

5片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/15(日) 11:14:00
お菓子から著書まで続々登場…大人気「麻生グッズ」
「ポスト安倍」最有力で存在感
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007071401.html

ポスト安倍への期待が高まる麻生外相
 07年参院選で安倍自民党の大苦戦が伝えられるなか、“麻生株”が急騰している。大敗なら、安倍晋三首相の退陣論が噴出するのは必至で、永田町では早くも「ポスト安倍」の名前が取りざたされる。その一人、麻生太郎外相(66)が応援演説や出版界で、存在感を急速に増しているのだ。党内からは、「すでに首相が代わったかのようだ」(中堅)との声まで聞こえてきた。

 「小沢一郎(民主党代表)が入ったんだって。だから来た」

 参院選が公示された12日夕、麻生氏はJR鳥取駅前で応援演説に立ち、声を上げた。敵将、小沢氏に地元に殴り込まれた石破茂自民党県連会長が麻生氏に来県を要請し、前日になって急きょ、決まった。

 麻生氏の演説は、昨年の自民党総裁選の際、東京・秋葉原の演説で「オタク」の心をわしづかみにし、安倍陣営も「レベルが違う」と舌を巻いたほど定評がある。その結果もあってか、当時わずか12人の河野グループに所属しながら、麻生氏は136票を獲得し、2位に食い込んだ。


麻生氏への愛にあふれる商品の数々…カステラ(左)、菓子(右)、CD(下)(クリックで拡大)
 今回の参院選でも全国から応援依頼が殺到している。自民党関係者は「麻生さんには、危ない選挙区に救世主として入ってもらうため、スケジュールに余裕を持ってもらっている」と、“最終兵器”としての期待も高い。

 市井の人気を示す便乗商品も続々と登場している。『純ちゃんまんじゅう』で有名になった大藤(東京)は参院選後、3種類の麻生ストラップがオマケに入る新商品『漫画王』(限定発売・税別600円)を発売する。麻生氏をモチーフとした同社の『太郎ちゃんの牛乳カステラ』や『太郎ちゃんの暴れまがり明太子せんべい』は、合計で5万4000個を売るヒット商品となっていた。今回、新たな商品でテコ入れを図るわけだ。

 同社は、安倍首相をモチーフとした『晋ちゃんまんじゅう』や昭恵夫人の『アッキーラッキークッキー』も販売しているが、近くリニューアルするという。 同社の大久保俊男社長は「発売してから期間がたったから」と説明するが、都内の販売店店主は「ここにきて、首相関連の菓子の売り上げが落ちているからでしょう。太郎ちゃんシリーズの方は売れており、リニューアルされるという話は聞かない」と、安倍Vs麻生の舞台ウラを明かす。

 麻生グッズとしては4月にも、インディーズ(自費発行)ながら応援歌CDが発売された。ポップな音楽に乗って、「この国を太郎に託す 国の未来を太郎に託す 日本を誰よりも愛し抜き 己の命を差し出す男…」と“麻生総理”誕生を願う『I LOVE JAPAN』だ。

 作詞・作曲した歌手の堀内圭三さん(47)は、麻生氏の事務所や後援会関係者でもないが、「麻生さんが書いた『麻生太郎の原点 祖父吉田茂の流儀』(徳間書店)を読んで、日本人としての誇りとか、自分と共通する部分があってインスパイアされた」と、CD発売の動機を話す。ネット上の通販サイト「アマゾン」などで1枚1000円で販売している。

 昨年の総裁選では、山本一太参院議員が“安倍応援歌”を作って、念願がかなったが、こちらはどうなるか。

 出版界でも、麻生人気は赤丸急上昇中だ。

 『麻生太郎の原点』に続き、『とてつもない日本』(新潮新書)や『自由と反映の弧』(幻冬舎)を相次いで上梓。『とてつもない−』は15万部を超えた。

 各出版社の関係者は「次期総理をにらんだわけではない」と口をそろえるが、永田町では「安倍さんが総裁選前に『美しい国』を出したように、著書で国民に自分をアピールしている」との見方は消えない。

 麻生氏は周辺に「昨年の総裁選で安倍首相が誕生してまだ1年もたっていない。今はしっかりと首相を支えていかねばならない。そうでなければ自民党は見捨てられる」と、党内からも聞こえてくる安倍退陣論に危惧を漏らしているという。

 それでも、選挙結果次第では、安倍退陣が現実味を帯びる。党内基盤は弱いものの、先の総裁選で2位となった麻生氏が「ポスト安倍」の最右翼であることは間違いない。麻生氏周辺が風雲急を告げてきた。

ZAKZAK 2007/07/14

6片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/19(木) 20:35:51
「アルツハイマーの人でもわかる」麻生外相が講演で発言
2007年07月19日20時16分
http://www.asahi.com/politics/update/0719/TKY200707190522.html

 麻生外相は19日、富山県高岡市内で講演した際、国内外の米価を比較する例え話の中で「7万8000円と1万6000円はどちらが高いか。アルツハイマーの人でもわかる」などと発言した。

 麻生外相は、国内の農産物が高いと思われがちだとしてコメの価格に言及。1俵1万6000円の日本の標準米が、中国では7万8000円で売られているとしたうえで「どっちが高いか。アルツハイマーの人でもわかる。ね。こういう状況にもかかわらず、中国ではおコメを正式に輸入させてくれませんでした」などと述べた。

 参院選富山選挙区(改選数1)に立候補した自民の野上浩太郎氏の総決起大会に出席するため、同県を訪れていた。

7片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/20(金) 21:58:22
アルツハイマー発言、外相が陳謝…参院選影響を与党懸念
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070720i213.htm

 麻生外相は20日、富山県高岡市での19日の講演で、「アルツハイマーでもこれくらいは分かる」と発言したことについて、「例え話で不適切なものがあった。発言を撤回し、不快な念をもたれた関係者におわびする」と陳謝した。外務省で記者団に語った。

 だが、野党は批判を強めている。与党内でも、久間章生・前防衛相の原爆投下を巡る発言に続く閣僚の不適切発言に、参院選への影響を懸念する声が出ている。

 自民党町村派の町村信孝会長は20日、山口県宇部市での講演で、「最近、閣僚の不規則発言が多い。ベテラン大臣と言われるほど、そういう発言をする。大臣の発言は慎重に、影響の大きさを考えなくてはいけない」と、懸念を示した。

 自民党幹部も同日、「一番(不適切発言を)言ってはいけない人が、一番いけないタイミングで発言してしまった」とこぼした。「ポスト安倍」の有望株と見られている麻生氏による参院選直前の「不適切発言」の影響を心配したものだ。

 麻生氏は党政調会長だった2003年5月、「(創氏改名は)朝鮮の人たちが『名字』をくれと言ったのが始まりだ」などと発言し、韓国政府の反発を受けて謝罪するなど、「失言癖」も指摘されている。

 野党は今後、安倍首相の任命責任を含め、麻生氏の発言を追及し、参院選での攻勢につなげたい考えだ。民主党の小沢代表は、「健康上の疾患をもっている人を例にあげるのは、常識として、ちょっとおかしいのではないか」と述べた。社民党の福島党首も、「(麻生氏が)人権感覚ゼロだということを露呈した発言だ。麻生氏に首相(候補)の資格はない」と批判した。

(2007年7月20日21時35分 読売新聞)

8片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/21(土) 06:33:14
麻生氏失言:政権タガ外れ露呈「安倍後継」レースに影響?
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070721k0000m010120000c.html

前日の「アルツハイマー」発言について「撤回する」と述べる麻生太郎外相=外務省で20日午後1時半、丸山博撮影 麻生太郎外相が19日の富山県高岡市での講演で「アルツハイマーの人でも分かる」と発言した問題は、選挙戦に入っても閣僚の「失言ドミノ」が止まらず、政権のタガが外れている実情を改めて露呈した。政府・与党は「的確性を欠く」(塩崎恭久官房長官)と批判しながらも、外相がすでに発言を撤回し謝罪したことから、これ以上は問題視せず、沈静化をはかる方針だ。麻生氏は「ポスト安倍」の有力候補の一人と見られていることから、参院選で与党が惨敗した場合に予想される政局にも影響するとの見方もある。

 参院選の投票日を9日後に控え、政府与党内からは「軽率だ。選挙戦にマイナスはあってもプラスになることはない」(自民党町村派幹部)「もう勘弁して。緊張感を持ってやってくれ」(公明党幹部)「どこから矢が飛んでくるかわからない。民主党には敵失はないのか」(首相周辺)と悲鳴に近い嘆きが漏れた。

 久間章生前防衛相の米国の原爆投下をめぐる「しょうがない」という発言で、辞任の引き金を引いた公明党は今回「久間発言とは性質が違う。これで辞めろと言えば、『女性は産む機械』発言の柳沢伯夫厚労相も辞めなければならない」(幹部)と、事態を早期に収拾したいという姿勢だ。

 麻生外相は独特の「べらんめえ」調の話術が一部の有権者に人気だが、時に脱線し、「不規則発言」がたびたび物議をかもしてきた。自民党政調会長だった03年5月には、日韓併合時代に日本政府が朝鮮の人々を日本名に変えさせた「創氏改名」について「朝鮮の人たちが『名字をくれ』と言ったのがそもそもの始まりだ」と語って批判を浴びたこともある。

 20日、鳥取県倉吉市での演説でも「酒は『きちがい水』だとか何とか皆言うもんだから、勢いとかいろんなことありますよ」などと、またもや問題表現を口にした。

 自民党内には、麻生氏の今回の発言について「総裁候補の有力候補がこんなことを言うようでは、もっと慎重な人を求める声が出てくる。党内で麻生さんを推す動きが鈍るだろう。参院選後の政局でも、この発言は響くと思う」(町村派幹部)との見方もある。

 一方、野党は「全く人権感覚がない」(社民党の福島瑞穂党首)などと批判を強めている。民主、社民、国民新の3党は罷免を要求する構えだ。【佐藤千矢子】

毎日新聞 2007年7月20日 22時28分 (最終更新時間 7月21日 3時11分)

9片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/01(水) 02:45:35
2007/07/31-23:49 首相責任論「いろんな意見当然」=麻生外相
http://www.jiji.com/jc/e?g=e04&k=news&p=2007073101332

 【マニラ31日時事】麻生太郎外相は31日夜、参院選での自民党敗北で安倍晋三首相の責任を追及する声が党内から相次いだことに関し、「自民党というのは自由な政党だから、いろいろな意見が出てくるのは当然だ。それを受け止めた上でまとめていくのが自由民主党なんじゃないか」と述べた。宿泊先のマニラのホテルで記者団に語った。

10片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/04(土) 13:42:21
2007/08/03-22:55 ばたばたせず首相支える=麻生外相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007080301074

 自民党麻生派会長の麻生太郎外相は3日夜、都内で開いた同派の参院選当選者の祝勝会で、「わたしは主要閣僚でもあり、政権を支える立場。こういう時はばたばたしないでじっくり構えているのがいい」と述べ、安倍晋三首相を支えていく考えを強調した。
 会合では、出席者から「(参院選敗北は)小泉改革の帰結だ」などの意見が出たが、麻生氏は「今はそんなことを言う時ではない」とたしなめた。

11片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 07:01:06
麻生外相「日本人記者の質問は無視して」
8月15日0時49分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070815-00000900-san-pol

 【エルサレム=田北真樹子】麻生太郎外相が、14日に行われたイスラエルのリブニ外相との共同記者会見で、内閣改造・党役員人事について日本人記者からの質問に答えようとするリブニ外相を遮るハプニングがあった。
 「麻生氏の交代をどう思うか」。日本人記者がリブニ外相にこう質問したところ、麻生外相は苦笑しながら英語でリブニ外相に「その質問は無視してください」。やや驚いたものの笑いながら言葉をのんだリブニ外相は会見後、質問をした記者に「ごめんなさいね」と声をかけたという。
 麻生外相は、9月末の内閣改造・党役員人事で次期幹事長に就任することが確実視されているが、本人は一切、口を閉ざしている。

12片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 09:23:31
新3役会見で麻生節さく裂「ぶっ壊れた党立て直す」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007082725.html

臨時総務会後、自民党新3役らと手を携える安倍首相。左から尾辻参院議員会長、麻生理事長、二階総務会長、石原政調会長、山崎参院幹事長=27日午前10時21分、自民党本部
 自民党役員人事で新3役に指名された麻生太郎幹事長、石原伸晃政調会長、二階俊博総務会長が27日午前11時半から、党本部で就任の共同記者会見を行った。この中で麻生氏は「ぶっ壊された自民党を立て直す」と宣言するなど、早くも“麻生節”が飛び出した。

 麻生氏は冒頭、「参院で野党が過半数を占め、衆院で自公が過半数を占める、後世で『07年体制』と呼ばれる新しい事態を迎えている。自民党に与えられた課題は信頼回復に努め、国民の抱える不安に対応すること。(野党などとの)政党間協議をリードしていきたい。期待に応えたい」と抱負を述べた。

 党3役が大派閥から起用されなかったことについては、「最小派閥の経験者としてお答えしますが(笑)、確か二階さんの派閥はその次で、石原さんは無所属。ご指摘は全く正しい。だからといって心配はしていない。我々の仕事は派閥の力をバックでやる仕事ではない。自民党の国会議員を束ねる仕事をルールに則り、公明正大にやっていこうと思う」と、笑顔を見せながらもピシャリと語った。

 その上で、「かつて自民党をぶっ壊すという人が(総裁に)選ばれ、実際にぶっ壊されたのだから、それを立て直して再興するのが使命だと思っている」と宣言した。

 また、テレビ朝日の記者から会見を前に開かれた役員会の雰囲気を尋ねられると、「随分情緒的な質問だけど、何を聞きたいの。ぎくしゃくしているというのを期待しているの。前の執行部にいなかったのでよく分からないが、きょうの役員会の雰囲気は極めてなごやか。朝日の役員会と比較できないのでわからないが」と切り返した。

 続いて登場した二階氏は、「党として極めて困難な状況の中であるだけに、身の引き締まる思いだ。先般の選挙の結果を踏まえ国民の意見に真摯(しんし)に耳を傾け、いま何をなすべきかに対して、総務会においても慎重に対応したい」と決意表明。

 そのうえで、「これからは政党間協議が頻繁に必要になる。連立を組んでいる公明党との連携も重要だ。党内的にいえば衆参との連携、つまり一致団結して、ことにあたるのが大事だと思っている。総務会の運営にあたっては円満に果敢に対応できるように心掛けたい」と抱負を述べた。

 石原氏は地域格差について、「参院選でいろいろなところを歩いたが、東京の金をこっちにまわしてくれと声があった。ただ規制改革、構造改革を否定されたとは思っていない。スピードについていけないという悲鳴を聞かされたのだと思う」と述べ、構造改革の進め方を考える意向を示唆。“お友達人事”という批判については「私は安倍首相と20年来の友人だが、今回は一議員として政調会長という仕事をしろと言われたと認識している」とかわした。


【自民党新3役】

 麻生 太郎氏(あそう・たろう)学習院大政経卒。党政調会長、総務相、外相。衆院福岡8区、当選9回。66歳(麻生派)

 二階 俊博氏(にかい・としひろ)中大法卒。経産相、党国対委員長。衆院和歌山3区、当選8回。68歳(二階派)

 石原 伸晃氏(いしはら・のぶてる)慶大文卒。国交相、党幹事長代理。衆院東京8区、当選6回。50歳(無派閥)

ZAKZAK 2007/08/27

13片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/21(金) 20:15:58
麻生氏陣営、大逆転狙い戦い抜く姿勢
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070921/20070921-00000067-jnn-pol.html

 総裁選は福田氏優勢のまま終盤を迎えていますが、麻生氏の陣営は大逆転を狙って最後まで戦い抜く姿勢です。

 今週、2日間にわたり自民党所属議員の事務所を挨拶してまわった麻生幹事長。およそ10時間かけて一部屋一部屋をまわり、支持を訴えましたが、派閥のリーダーたちが次々に福田氏支持を決める中、議員票の獲得は容易ではありません。
 「まずは福田さんで、いずれは私は麻生さんが(首相に)なられると思いますよ」(訪問を受けた平沢勝栄・衆院議員)

 陣営の頼りは全国で141ある地方票の獲得です。農村部、しかも大規模農業が出来ない中山間部をあえて訪問した麻生氏の狙い。それは、地方と中央の格差を是正するというメッセージを発信することです。

 「永田町の中だけではなくてですね、国民全体との意見交換をしながら総裁選を戦っていくと」(麻生派 鈴木馨祐・衆院議員)
 「あっと驚くような結果をいただくことも不可能ではないと思ってるんですよ」(麻生派 浅野勝人・参院議員)

 古い自民党に戻ってはいけない。これが麻生陣営の主張です。しかし今回、安倍総理が突然辞意を表明するという事態を受け、安倍総理への批判が党の中枢にいた麻生氏にそっくりそのまま向けられるという苦しい状況の下、情勢が大きく変わる兆しはまだ見られません。

 陣営からは弱気な声も聞かれます。
 「仮に(今回は)勝てなくても次があると」(麻生陣営 鳩山邦夫・選対本部長)
 「ピッチャーゴロでも1塁まで一生懸命走ると」(麻生派 鴻池祥肇・参院議員)

 劣勢の麻生陣営。掲げるキャッチフレーズは「日本の底力」です。20日、67回目の誕生日に小さな町工場を視察した麻生氏。製造業を始め日本には底力があり、日本は「とてつもない国」なんだと主張します。
 「(Q.とてつもない技術?)そうだね、大したもんですよね」(麻生太郎幹事長)

 「相手は全派閥と戦っているという形になっていじめられっこ」(麻生太郎幹事長【16日、東京・秋葉原】)
 「今ここで下がったら男がすたるでしょうが。ここは絶対にがんばらなきゃいかん」(麻生太郎幹事長【19日、茨城・水戸】)

 永田町を離れれば軽快なしゃべりで人を惹きつける麻生氏ですが、世論調査では福田氏の後塵を拝しています。手応えが地方票に結び付くのか。まさに麻生氏の「底力」が試されます。(21日15:46)

[21日19時43分更新]

14片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/21(金) 21:51:58
麻生氏、辞意表明の首相を2度慰留 「テロ特措法、めどがつくまで」
9月21日21時32分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070921-00000937-san-pol

 12日に辞任表明した安倍晋三首相が、その2日前の10日から2度にわたって、自民党の麻生太郎幹事長に辞意をほのめかし、麻生氏は「テロ対策特別措置法の延長にめどがつくまでは断固続けるべきだ」と慰留していたことが分かった。麻生氏が21日、日本記者クラブ主催の公開討論会で明らかにした。

 麻生氏によると、首相は、国会での所信表明演説を終えた10日夕、国会内で開かれた党役員会の後に麻生氏と会談し、辞意をほのめかした。麻生氏は「この時期はとんでもない。うかつに言うべきでない」と強く慰留した。

 しかし、11日昼に官邸で行われた政府与党連絡会議後、首相は再び辞意を表明。麻生氏は「11日には衆院の代表質問がある。テロ対策特別措置法の形がつくまで、断固辞意を表明すべきではない」と再び慰留したという。

 麻生氏は一連の経緯を説明した上で「最後まで説得しようとしたが、説得できなかった」と釈明。首相の辞意を一人で抱え込んでいたことについては「他人に相談すれば、すぐに広がる。そうした決意は安易に漏らすべきではない」と述べ、対応は適切だったとの考えを示した。

 首相の辞任表明をめぐっては、総裁選直前から、麻生氏と与謝野馨官房長官が首相を追い込んでいったとする「クーデター説」が流布された。しかし、麻生氏はこれまで「事実はいずれ分かるものだ」として口を閉ざしてきた。21日の公開討論会でも相次ぐ質問に「自民党の品位を汚すようなことは避けたい」と明言を避けていたが、「国民に説明すべきだ」とうながされ、経緯を説明した。

15片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/23(日) 23:00:16
自民総裁選:麻生氏応援の若者約150人、党本部へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070924k0000m010049000c.html

自民党総裁選後、党本部前に集まった若い支持者たちに手を振り感謝する麻生太郎幹事長=東京都千代田区で23日午後3時55分、川田雅浩撮影

麻生コールを繰り返す人々=東京都千代田区の自民党本部前で23日午後2時ごろ、神澤龍二撮影 総裁選の投票会場となった自民党本部前には、「麻生頑張れ」などと書いたプラカードを手にした20〜30歳代の若者ら約150人が集まり、麻生幹事長支持を訴えた。麻生氏推薦人の議員が自分のブログで呼び掛けた影響とみられる。

 神奈川県厚木市の会社員、村田明夫さん(35)は「私たちに投票権がないので、最後の訴えをしに来た。若者に理解のある麻生さんなら職のない若者たちも共感してくれると思う」と話した。

 支持者らは、約1時間の議員総会の間も「麻生コール」を叫び続け、議員総会終了後、麻生氏が党本部前に姿を見せると、大きな歓声が上がった。麻生氏は両手を広げて応え、「ありがとう」を繰り返し、再び党本部内に駆け戻った。

 集会を呼び掛けた戸井田徹衆院議員の事務所は「反響の大きさに驚いている。麻生さんを応援したいとの声が大きいことを表しているのではないか」と話した。

毎日新聞 2007年9月23日 19時38分 (最終更新時間 9月23日 19時49分)

16片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/29(土) 00:30:04
「男は何度でも勝負する」 麻生前幹事長が全国行脚
2007年09月28日22時08分
http://www.asahi.com/politics/update/0928/TKY200709280378.html

 自民党総裁選に敗れた麻生太郎前幹事長は28日、全国行脚の第一弾として名古屋市で開かれたセミナーに出席した。地方組織の立て直しを図る計画に加え、次の総裁選に向けて自身への支持を広げる狙いもある。民主党の小沢代表も10月中旬に全国行脚を再開する意向。次の地方対決を視野に、総裁選の地方票で善戦した「党の顔」をアピールしたいところだ。

 「男は何度でも勝負する」。この日のセミナーで麻生氏が力を込めたのは、次の総裁選に向けた決意だった。さらに総裁選について「地方でいただいた支援が最大の力となった」と語り、予算の重点配分などの地方再生策を訴えた。29日には北海道帯広市でも意見交換も行う予定だ。

 麻生氏や鳩山法相、島村宜伸元農林水産相ら総裁選で麻生氏を支えたメンバーは27日夜、都内で会談し、福田政権を支える方針を確認。その一方で、200票に迫る票を得たことで「国民の声を考えると、麻生さんへの期待は大きい」(島村氏)と、「次」に狙いを定める構えだ。

17片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/06(土) 23:53:05
麻生太郎氏「2ちゃん、時々書き込む」
10月6日21時47分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071006-00000941-san-pol

 6日放送されたフジテレビ系情報番組「ハッケン!」にVTR出演した自民党の麻生太郎前幹事長が、インターネット掲示板「2ちゃんねる」に書き込みをしたことがあると告白。ネット上で話題になっている。

 この日の放送では、番組の“ご意見番”田崎史郎さんが麻生氏の事務所を訪問する一幕を紹介。田崎さんが書斎に置かれた人気漫画「ゴルゴ13」のフィギュアを発見すると、麻生氏は「(週に漫画は)12〜13冊読んでるんじゃないかしら。少年マガジン、ジャンプ、サンデー、チャンピオンから…それこそビッグコミック、(ビッグコミック)オリジナル、モーニング、ヤングジャンプとかヤングサンデー…十何冊読みますねえ。きちんと読み続けてないとついていけなくなりますから」と応戦。“漫画オタク”ぶりを存分に発揮してみせた。

 また先月23日の自民党総裁選当日に、インターネットの呼びかけで党本部前に約150人の若者が集まったことに関し、「2ちゃんねるはチェックするか」と質問されると、「書いたりなんかすることは、時々やったりすることがありますよ」と仰天の告白。「あれはなかなかいいとこ突いて…新聞記事なんかよりよっぽどいいとこ突いてますよ」と大絶賛した。

 このやりとりに、2ちゃんねらーは「麻生最高!」「どこの板(掲示板)に、どんなレス(返信)したのか気になる」などと興味津々。一方で「俺は麻生閣下は大好きだが最近2ちゃんが2ちゃんがって言い過ぎじゃないかなと思う。俺達に媚び売ってるって感じがして嫌な予感がする。ほどほどで周りに敵を作らないように頑張って欲しい」との“忠告”も。いずれにせよ、ネット上における麻生氏人気は当分続きそうだ。

18片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/14(日) 14:46:56
「4年は挑戦権」麻生氏がポスト福田に意欲
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20071013/20071013-00000042-nnn-pol.html

 自民党・麻生前幹事長は13日、広島市で講演し、「あと4年は挑戦権がある」と「ポスト福田」への意欲をあらためて強調した。

 「年齢制限がある世界ではありません。福田さんも昭和11年生まれ。最低限、向こう4年間は(昭和15年生まれの)俺にも挑戦権がある」−麻生氏はこのように述べて「ポスト福田」、次期首相への意欲をあらためて示した。

 また、「次の総選挙に向けて応援をしていかなければならない」と述べて、衆議院選挙に向けて挙党態勢に協力していく考えを強調した。

19片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/28(日) 22:48:12
安倍氏の地元で良好な関係をアピール 麻生氏
2007.10.28 18:49
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071028/plc0710281849004-n1.htm

 自民党の麻生太郎前幹事長は28日、山口市で講演し、山口県が地元の安倍晋三前首相と引き続き電話で連絡を取り合っているエピソードを紹介するなど「安倍−麻生ライン」の良好な関係をあらためてアピールした。

 講演に先立ち、自民党山口県連の河野博行会長が先の総裁選で、地方票の3票すべてを福田康夫首相に投じたことに触れ「はなはだ申し訳なかったが、麻生先生に協力できなかった」とあいさつ。麻生氏が講演で「私の周りからも何で山口に行くんだという声もあったが、呼ばれるうちが華だ」と応じ、聴衆の笑いを誘った。

 麻生氏は安倍氏から「本当に山口に行っていただけるんですか。1票も(麻生氏支持票が)なくてすみません」との電話があったことを披露。総裁選で麻生氏が安倍氏を退陣に追い込んだとする「クーデター説」が流布されただけに、あらためてそれを打ち消す形となった。

20片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/03(日) 15:11:50
「農協は中国に感謝しないと…」麻生氏が“脱線”
 中国製ギョーザによる中毒問題に関連し、自民党の麻生前幹事長は、熊本市での講演で、「日本の農産物に付加価値がついた」と発言しました。

 自民党・麻生前幹事長「(日本の)農産物、高いけど、うまい、きれい、加えて安全、3つきたんじゃないの?農協は中国に感謝しないといけない。ものすごく付加価値がついた」
 麻生前幹事長は、国産農産物の品質の高さを強調したとみられますが、多くの中毒被害者が出ているなかでの発言は波紋を呼びそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20080202/20080202-00000038-ann-pol.html

21片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/05(火) 18:12:49
麻生氏と町村派 関係修復の動き 「ポスト福田」に布石か
2008年2月5日 朝刊

 自民党の麻生太郎前幹事長が最近、町村派の幹部と会合を重ねている。党最大派閥で福田首相の出身派閥でもある町村派と麻生氏は、昨秋の党総裁選で激突した。「ポスト福田」に意欲満々の麻生氏には、町村派との関係を修復して「次」に備える狙いがある。

 麻生氏は一月三十日、総裁選で推薦を受けた菅義偉選対副委員長の仲介で、町村派代表世話人の中川秀直元幹事長と都内で会食した。今月一日には、町村派代表世話人の町村信孝官房長官とも都内で会合した。

 総裁選では町村派が福田氏を担いで他派閥の支持を取り付け、「麻生包囲網」の構築に成功。

 敗退した麻生氏は、首相の入閣要請を断って、安倍晋三前首相や中川昭一元政調会長ら政権中枢から遠のいたメンバーと関係を深めている。次期総裁選に出馬する意欲も隠していない。

 しかし、麻生派はわずか十八人の小派閥。麻生氏が総裁の座を得るためには、最大派閥の町村派といつまでも冷戦状態にあるのは好ましくない。麻生氏が会合を重ねるのは、こうした理由がある。

 一方、町村派も、福田内閣の支持率が低迷する中、麻生氏の下に党内の「反福田」勢力が結集することに不安があり、関係を改善する必要に迫られていた。麻生氏とよりを戻しておけば、麻生政権ができても反主流派になる危険も少なくなる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008020502085139.html

22片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/10(日) 03:52:29
麻生氏「年金維持のため消費税上げも」
 自民党の麻生前幹事長は、「年金制度を維持するため、保険料を全額税金で賄うべきだ」と述べたうえで、その方法の一つとして消費税の引き上げが必要という考えを示しました。

 「この際、(年金保険料を)全額税金でやろうと。保険を皆でやるのなら広く薄く、例えば消費税で何%上げますと」(自民党 麻生太郎 前幹事長)

 麻生氏は講演で、少子高齢化が進んだことや支払い義務のある人のおよそ半数しか保険料を払っていないことなどを挙げ、現在の年金制度は「明らかに壊れている」と指摘しました。

 そのうえで、年金制度を今後も続けていくには国民年金や厚生年金の保険料を全額税金で賄う必要があるとし、消費税を10%に上げてそれに充てる方法を提案しました。この場合、これまで保険料を支払って来た人には、受給年齢が来たときにその分を上乗せして支払うとしています。

 また、すでに年金を受給している高齢者には、「今の若者が将来は保険料の2倍程度しか受け取れないのに、現在はおよそ4倍の額を受け取っている」と訴えて理解を求めていくということです。(09日20:48)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080209/20080209-00000044-jnn-pol.html

23片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/08(土) 23:23:15
麻生氏と安倍氏が会談 麻生氏の足場固めか
 自民党の麻生前幹事長と安倍前首相が7日夜、国会近くの料亭で会談した。厳しい国会運営を迫られる福田政権の現状などについて意見交換したものとみられる。

 安倍前首相は6日に福田首相の出身派閥である町村派に復帰したものの、「ポスト福田」をうかがう麻生前幹事長への支持を鮮明にしており、7日夜の会合には麻生氏が支持グループの足場を固める意味合いもありそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080308/20080308-00000003-nnn-pol.html

24片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/11(火) 11:04:51
麻生氏「道州制導入を」 月刊誌に提言
2008年03月10日21時25分

 自民党の麻生太郎前幹事長は10日発売の月刊誌「Voice」(PHP研究所)で、道州制の導入を訴える論文を発表した。法人税の地方税化や、消費税の地方分の増額も提言。2月の「中央公論」で基礎年金の全額税方式を主張したのに続き、独自の政策を打ち出した。

 麻生氏は、中央省庁を中心にしたこれまでの政府のあり方について「大成功を収めたが耐用年数は切れた。次に求められるのは地域ごとの特色だ」と指摘。外交や安全保障、司法などの分野を除いて「内政面の仕事を大胆に道州に移す必要がある」と訴えた。

 税制のあり方では法人税の地方税化などを取り挙げて、「中央より地方の方がはるかに現実を理解している。彼らに仕組みを考えさせればいい」としている。
http://www.asahi.com/politics/update/0310/TKY200803100307.html

25片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/15(土) 01:24:58
麻生政権の誕生を期待=平沼元経産相
3月15日1時0分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080314-00000189-jij-pol

 無所属の平沼赳夫元経済産業相は14日夜、浜松市内で記者会見し、今後の政局について「福田内閣が総辞職となれば、麻生政権誕生とみんながみている。わたしも(自民党の麻生太郎前幹事長と)主義、主張が大変似ているので、努力してもらいたい」と述べ、麻生政権の実現に期待を示した。

26片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/06(日) 03:18:58
ポスト福田目指す麻生前幹事長が安倍氏と連携を誇示
 「ポスト福田」に向けた自民党内の動きが活発化するなか、有力候補の1人である麻生前幹事長が安倍前総理大臣の地元に入り、連携をアピールしました。

 これまで、水面下での接触を重ねてきた安倍・麻生の両氏ですが、今回は初めて表舞台での活動を開始しました。
 自民党・麻生前幹事長:「何でオレが山口に行かないかんのや。(総裁選で)前回も山口県は全票オレじゃなかった。その前も安倍さんだった」
 安倍前総理大臣:「麻生さんは快く引き受けて頂き、お忙しいなか、わざわざお越し頂いた」
 安倍氏が麻生氏擁立に向けて水面下で動き始めたのは去年の年末からでした。しかし、ここにきて、あえて2人の関係をさらしたのも、さまざまな勉強会が立ち上がるなど「ポスト福田」に向けた動きが自民党内でも活発化しているためです。安倍氏としても、「そろそろ仕掛け時」と周辺が解説するように、こうした党内の動きに対抗して今後の政局をリードしていきたい考えです。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20080406/20080406-00000000-ann-pol.html

27片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/12(土) 00:35:12
2008/04/11-21:13 ポスト福田へ決意=麻生氏
 自民党麻生派は10日夜、都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。あいさつした同派会長の麻生太郎前幹事長は、福田康夫首相に敗れた昨年9月の総裁選を振り返り「再び挑戦する決意を新たにしている」と語り、「ポスト福田」への意欲を改めて強調した。
 これに対し、来賓として招かれた津島派の笹川堯衆院議院運営委員長は「柿が熟して落ちるまでお待ちいただきたい」と、やんわりとけん制。伊吹文明幹事長はねじれ国会の現状に触れ「現在の問題は誰が首相をやっても解消しない」と指摘した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008041100963

28片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/09(金) 00:30:22
麻生、与謝野氏が共同提言 「ポスト福田」で憶測も


 自民党の麻生太郎前幹事長と与謝野馨前官房長官が10日発売の「文芸春秋」6月号で対談し、閣僚と民主党の「次の内閣」担当相による政策協議などを盛り込んだ共同提言を発表していることが8日、明らかになった。「ポスト福田」の有力候補ともささやかれる両氏だけに、さまざまな憶測を呼びそうだ。

 提言は「民主党よ、現実にかえろう」と題し、全政党参加の協議機関を政策テーマごとに設置した上で、自民、民主両党の「閣僚」がそれぞれ与党と野党の意見集約に責任を持つ新ルールを提案。消費税率を10%に引き上げ、社会保障目的税とすることも呼び掛けた。

 次期自民党総裁選に関しては、麻生氏が「時代が私を求めるなら、覚悟を決めて4度目の挑戦をしなければならない」と強い意欲を表明。与謝野氏は「(ポスト福田に)名前が出て女房からなじられている。政治のプロを自任しているが女房には逆らえない」とけむに巻いた。

 麻生氏は与謝野氏を「政策も国会対策もプロ中のプロ」と持ち上げ、与謝野氏も麻生氏を「国民的人気がある」と評価、蜜月ぶりをアピールした。
http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008050801000843.html

29片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/09(金) 12:19:04
麻生、与謝野氏が消費税10%提言 月刊誌で発表(05/09 07:40)
 自民党の麻生太郎前幹事長と与謝野馨前官房長官が十日(道内は十二日)発売の月刊誌「文芸春秋」で、消費税率を10%に引き上げて社会保障目的税化することを柱とする共同政策提言を発表することが明らかになった。

 「ポスト福田」の有力候補とされる両氏の提言は党内に波紋を広げそうで、経済成長を優先する中川秀直元幹事長ら「上げ潮」派との対立も激化しそうだ。

 両氏は選挙制度について「広範な国民の要求を丁寧に拾い上げる時代だ」として小選挙区制を見直す必要があるとの認識でも一致した。

 衆参ねじれ状態による国政の停滞を打開するため、閣僚と民主党の「次の内閣」担当相による政策協議も提案している。

 次期自民党総裁選について麻生氏は「時代が私を求めるなら、覚悟を決めて四度目の挑戦をしなければならない」と強い意欲を表明。与謝野氏は「(ポスト福田に)名前が出て女房からなじられている。政治のプロを自任しているが女房には逆らえない」とけむに巻いた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/91523.html

30片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/10(土) 00:51:49
麻生・与謝野氏:「民主と協議」新ルールに 月刊誌で提言
 自民党の麻生太郎前幹事長と与謝野馨前官房長官が10日発売の月刊誌・文芸春秋で「民主党よ、現実にかえろう」と題した共同提言をしている。両氏は現在の与野党を「政局優先の目先の小さな政治」と批判し、来年度の予算編成などで民主党と合意形成が可能な新ルールが必要だと主張している。

 麻生氏は予算編成作業について「今夏の概算要求の段階から、(民主党の)『次の内閣』と政府が自民党の部会で協議して仕上げていくのがいい」と提案。与謝野氏は「自民党側に拒否感はない」と明言している。

 また、「ポスト福田」候補の麻生氏は「内外の反対に対し確固たる信念でやり抜く度胸と覚悟が、リーダーの要件。時代が求めるなら、4度目の挑戦をしなければならない」と、党総裁選への意欲を改めて語っている。【近藤大介】

毎日新聞 2008年5月10日 0時36分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080510k0000m010182000c.html

31片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/28(月) 20:11:45
内閣改造なら入閣?拒否? 麻生氏の動向に注目
2008年7月28日 朝刊

 福田首相が近く内閣改造・自民党役員人事に踏み切るとの観測が与党内で強まる中、「ポスト福田」候補とされる麻生太郎前幹事長の動向に注目が集まっている。

 麻生氏は昨年九月、自民党総裁選で福田氏に敗れて以来無役に甘んじているが、積極的に遊説に出かけ、十カ月間で約百五十回、二日に一度というペースで講演会をこなした。

 内閣支持率の低迷にあえぐ福田首相にとって、高い人気がある麻生氏を重要閣僚や党幹部に起用すれば、政権浮揚効果が期待できる上、党内の結束を演出し、麻生氏が倒閣運動に走る可能性を封じることもできる。

 実際、首相は昨年九月の組閣時、麻生氏に入閣を打診した経緯があり、自民党町村派内では「今回は入閣を受け入れるのではないか」との見方がある。

 ただ、首相の座を目指す麻生氏にとって、首相から打診があった場合、どう対応するかは、政権戦略にもかかわる重要な問題だ。

 麻生氏が閣僚や党幹部として福田政権を積極的に支える姿勢を示せば、福田首相の退陣時、ポスト福田の最右翼に浮上する可能性がある半面、首相とともに失政の責任を問われることもあり得る。

 一方、打診を拒否すれば、福田政権に協力しなかったとして党内の批判が高まり、麻生氏擁立論がしぼむことも否定できない。麻生氏は、対応を尋ねる記者の質問を「まだ改造があるかどうかも分からない」と一蹴(いっしゅう)するなど、手の内を探られることに強い警戒感を示している。 (新開浩)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008072802000116.html

32片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/04(月) 11:08:08
読む政治:検証・幹事長人事(その1) 選挙負ければ「幻の麻生首相」に
 福田康夫首相は内閣改造・自民党役員人事を実施し、自分の立場を脅かす立場にいた麻生太郎氏を幹事長に起用した。一蓮托生(いちれんたくしょう)となった首相と麻生氏。麻生幹事長誕生までの経緯を検証する。

 ◇野心、逆手に説得
 ◇森元首相、旅先へ就任要請
 人事前日の7月31日朝。山形・かみのやま温泉で夫婦水入らずの旅行を楽しんでいた麻生太郎元外相は、東京の森喜朗元首相に電話を入れた。

 森氏は、早朝から麻生氏の自宅や軽井沢の別荘に電話をかけ、お手伝いさんに「至急に話をしたい」と伝言を頼んでいた。連絡を受けた麻生氏がすぐに応じたのだ。

 森氏の用件は幹事長への就任要請だった。

 「君が幹事長を受けなければどうなる。福田さんでこのまま選挙して、もし負けたら政権交代だよ。そうなると『幻の麻生首相』になってしまうんだ」

 森氏が麻生氏に打診したのはこれが最初でない。両氏は7月15日、自民党本部で開かれた「オリンピック日本招致推進議連」の会合後にも会談している。その際、森氏は「福田さんから話が来たら、受けてもらえないか」と、要職就任を持ちかけた。

 しかし、麻生氏は「政権に入ってそのまま禅譲されても、森さんの(首相就任時の)ように『密室で決めた』と言われてしまいますから」と拒否。森氏は「小池百合子(元防衛相)さんらも総裁選に出てくるかもしれない。選挙なしということにはならない」と粘ったが、麻生氏の態度は硬かった。

 時間切れが近づいていた31日の電話で、森氏はこうささやいた。

 「福田さんは必ずしも自分で選挙をしようなんて考えていない」

 首相が自らの手で衆院解散をせずに退陣し、「麻生首相」での衆院選もあり得るとの見方まで持ち出した。

 しかし麻生氏の態度は煮え切らず、こんな条件を出した。「自民党四役というのは、分かりにくいですねえ。三役ならいいけど」

 自民党四役から選対委員長ポストを削り、そりの合わない古賀誠選対委員長を外す−−とも受け止められかねない発言だった。

 森氏「そんなことをしたら、古賀さんの恨みを買うだけだ」

 麻生氏「その場合古賀さんは総務会長。幹事長と総務会長で一緒に選挙をやればいい」

 森氏「そういう話も福田さんと会って話せばいいじゃないか。ただな、要請を受けないのなら、福田さんとは会わないでほしい」

 押し問答が続いた。

 その電話の後、森氏は東京都港区の青山葬儀所で営まれた故井上裕元参院議長の葬儀に出席し、貴賓室で河野洋平衆院議長に麻生氏への説得を依頼した。河野氏は麻生派の前身・河野グループの長。

 河野氏は麻生氏に電話を入れて「ここは幹事長を受けておくべきだ。このままでは民主党政権になる」と、麻生氏に福田政権に協力するように求めた。

 そして河野氏は秘書を通じて、福田首相に麻生氏が必ず出る電話番号を教えた。

毎日新聞 2008年8月4日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080804ddm001010096000c.html

33片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/04(月) 11:10:50
読む政治:検証・幹事長人事(その2止) 首相「人事はつくづく大変だ…」
 <1面からつづく>

 ◇首相「人事はつくづく大変だ… 二度としたくないもんだな」
 ◇渦中、麻生氏「自分も逃げぬ」
 ◇冷遇、津島派「三役に入れろ」
 ◇鈴木氏登用「河野氏に配慮」
 福田康夫首相は、森喜朗元首相から麻生太郎元外相との話し合いの中身を聞いた。そして首相は7月31日午後、河野洋平衆院議長から聞いた麻生氏が必ず出るという番号に電話をかけた。

 首相は「福田内閣に力を貸してほしい」と幹事長就任を要請した。麻生氏は「お目にかかって話を聞かせていただいて、その上でご返事いたします」と答え、会談は8月1日午前11時と決まった。

 首相は会談の約束を取り付けたことで、麻生氏が要請を受けると確信し、伊吹文明幹事長(当時)を呼び出した。

 31日夕、伊吹氏はJR東京駅から新幹線で選挙区の京都に戻っていた。ところが、首相の急な電話で約30分後には再び、京都駅から新幹線でとんぼ返りすることになった。伊吹氏は、交代を告げられることを察知した。

 首相公邸で、首相は伊吹氏に「重要閣僚」での処遇を伝えた。単なる更迭でなく、見返りに重要閣僚での登用という配慮を示された伊吹氏は、淡々と応じた。「挙党体制の確立のためにはいいんじゃないですか」と麻生幹事長起用にも賛成した。

 1日午前、首相公邸を訪れた麻生氏はソファのある部屋に通されると、首相を待った。官邸で連絡を受けた首相が速足で公邸に駆け付け、麻生氏に単刀直入に「大変な時期だから協力してほしい」と頭を下げた。覚悟を決めていた麻生氏は「その通りだ。自分も逃げているわけにはいかない。一緒にやりましょう」と応諾した。

 同日午後、幹事長就任が決まった麻生氏は森氏に電話し「ありがとうございました。考えてみればこの方がいい」と告げた。

 改造名簿には鈴木恒夫文部科学相の名前があった。有名な文教族だが、今期限りの引退を表明しており、登用は異例だ。鈴木氏は河野氏の秘書経験を持つ、同氏の側近中の側近。首相周辺は「麻生幹事長誕生に功労のあった河野氏への配慮だ」と語った。

 2日夕、首相公邸。宮中で新閣僚の認証式を終え、政権誕生以来初めての「自前内閣」を発足させた首相は、つぶやいた。

 「人事というのはつくづく大変なものだな。二度としたくないもんだな」

    ◇ 

 麻生氏の幹事長起用は、他の四役人事に影響を及ぼした。

 福田首相は人選が佳境にさしかかった1日昼過ぎ、突然電話を受けた。「党三役の1人に、うちの派閥から入れるつもりがないなら、閣僚も一切出しませんよ」。津島派の津島雄二会長からの怒りの声だった。

 その直前、津島氏は東京・永田町の派閥事務所に同派幹部らと陣取り、改造の情報収集に当たっていた。党内第2派閥である津島派の目標は、06年9月の安倍晋三政権の発足以来、失われている党三役ポストの回復だ。

 要望が受け入れられそうだとの観測が流れた直後、「二階俊博総務会長が留任」「保利耕輔・元自治相を政調会長に起用」とのテレビニュースが流れた。報道が事実なら、すでに麻生太郎幹事長の登用は固まっていたため、三役はすべて埋まったことになる。

 保利氏の政調会長起用は、麻生氏の進言によるものだ。保利氏は、今回、消費者行政担当相として入閣した野田聖子氏らとともに、郵政造反復党組の一人。福田内閣の小泉改革路線決別の象徴でもある。

 以前は津島派の前身の旧橋本派に所属していたため、首相サイドから「津島派の枠内だ」との話も伝わったが、津島派は「カウントできない」と反発。

 津島派副会長の笹川尭元科学技術担当相は1日午後2時ごろ、党本部で「うちは70人いるんだ。冷や飯ばっかり食らわされるんじゃたまったもんじゃない」と記者団に不満を漏らした。

 首相は早くから、古賀誠選対委員長と二階氏の留任を決めていた。業界団体にパイプの太い両氏を土台に、麻生氏を選挙の「顔」として前面に出す選挙態勢を描いていたためだ。しかし、同派の激しい抗議を受け入れざるを得なくなり、笹川氏を総務会長にして、二階氏を経済産業相に回すことで手打ちした。

    ◇

 週末、政界には麻生氏が政権を支える代わりに、支持率の低迷が続き、首相が退陣する場合には、麻生氏に禅譲する−−こんな「首相禅譲密約説」も流れた。

 こんなうわさを聞いた首相は周囲にこう言った。「僕がそんなこと言ったって。あるわけない。そんな話を誰が流すの」

 <この検証は川上克己、中田卓二、犬飼直幸、高山祐が担当しました>

毎日新聞 2008年8月4日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080804ddm003010106000c.html

34片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/04(月) 11:12:07
ささやかれる「禅譲密約説」の真偽は? 不満くすぶる上げ潮派 守旧派もむくむく
8月3日20時53分配信 産経新聞


 「そんな恐ろしい質問はやめてくださいよ。いくら官房長官だからといって…」
 内閣改造で官房長官に留任した町村信孝は3日午前、テレビ朝日の「サンデープロジェクト」で司会役の田原総一朗に「解散は福田康夫首相がやるのか?」と責め立てられ、首を左右に傾けた。
 「解散は首相の権限だから福田首相が解散することは当然あると思っています。当然あり得ると…。当たり前じゃないですか!」
 内閣改造直後にもかかわらず、解散総選挙に話題が集中するのは、公明党が年内解散に固執していることが大きい。報道各社が内閣改造直後に実施した緊急世論調査では、多くが微増か横ばいにとどまった。麻生太郎の幹事長起用の「効果」は限定的とみえ、与党内には「やはり福田首相では解散できない」(中堅)との声が強まっている。
 そんな中、麻生が幹事長を受諾した際に福田と「禅譲」の密約を交わしたとの説がまことしやかに流れ出した。麻生は「よくあるデマだ」と一笑に付すが、うわさが消えないのは一定の論拠があるからだ。
 福田が解散し、自民党が勝てば福田は当然続投となる。負ければ野党転落だ。つまり首相と一蓮托生(いちれんたくしょう)の幹事長に就任すれば「次の首相」は遠ざかる。「密約がなければ麻生が幹事長を受けるはずがない」(自民幹部)というわけだ。
 これに対し、麻生シンパは「禅譲密約説は『麻生つぶし』の一環だ」(閣僚経験者)と断じる。密約説の発信源をたどるともっとも「麻生アレルギー」が強い町村派に行き着くからだ。先の総裁選で麻生の「クーデター説」を流布したのも町村派だった。遺恨試合の再燃といえなくもない。
 自民党最大派閥の町村派は福田の出身派閥でもあるが、今回の改造で冷遇され、不満が渦巻いている。福田に改造を勧めてきた元首相の森喜朗が「挙党一致、挙党一致。よかった。よかった…」とだけ語り、ダンマリを決め込んでいることからも明らかだろう。
 加えて町村派は元幹事長、中川秀直が率いる経済成長重視の「上げ潮派」の牙城でもある。福田は今回の改造で経済財政担当相に与謝野馨、財務相に伊吹文明ら「財政規律派」を次々に要職に登用した。上げ潮派の議員からは「改革後退内閣だ」(中堅)との声が出ている。
 中川は2日、自らのホームページにこう記した。
 「首相の『国民目線の改革』とは構造改革との決別ではなく貫徹であると確信している。党内にはそうではないと思って路線転換を求める人がいるかもしれない。これは大きな路線問題だ。大いに論争しなければならない。私の使命は国家戦略本部の提言を『攻めの挙党態勢』の錦の御旗にすべく、自民党内の平場の議論を開始することだ」
 自民党国民戦略本部は上げ潮派の政策提言機関といわれ、「移民1000万人構想」などを次々に打ち出してきた。中川の記述は、党政務調査会を押さえる財政規律派への「戦闘宣言」とも受け取れる。
 一方、上げ潮派でも財政規律派でもなく、旧来の自民党型政治を求める勢力も息を吹き返しつつある。
 選対委員長に留任した古賀誠は3日、地元・福岡県大牟田市で講演し、「福田政権は小泉、安倍両政権で続いた改革のひずみの中で苦労してきた。国民のために政権与党が何をすべきか。社会保障を中心に反省すべきは反省し、国民の信頼に応えることだ」と構造改革路線との決別を宣言。応援に駆けつけた経済産業相の二階俊博は最大限の賛辞を贈った。
 「私は古賀派以上に古賀派だ。こういう本物の政治家をグッと押し上げていこうではありませんか!」
 挙党態勢を目指し、身を削る思いで新たな布陣を敷いた福田だが、長くたまった与党内のひずみはもはや押さえが利きそうにない。地下のマグマは沸々とたぎっている。(石橋文登)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080803-00000945-san-pol

35片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/04(月) 11:13:22
総選挙「麻生氏にお願い」 有力議員に首相漏らす
2008年8月2日 00:18 カテゴリー:政治
 福田康夫首相が自らは衆院解散・総選挙に踏み切らず、次期衆院選を前に退陣する意向を自民党有力議員に漏らしたことが1日、複数の関係者の話で分かった。総選挙に関し「(党幹事長に就任した)麻生太郎氏にお願いしたい」として事実上の政権禅譲を示唆したとされ、発言の真意をめぐり波紋が広がりそうだ。

 関係者らによると、福田首相は都内で自民党有力議員と会談。内閣改造後の政権運営について自ら衆院解散に踏み切るかを問われ、「やらない。麻生さんにお願いします」と答えたという。

 首相の発言は、改造後の政策実績を掲げて衆院選に臨んでも与党の過半数維持は困難との厳しい認識を示した形だが、本心なら政権の求心力低下に直結しかねず、党内には「麻生氏を党執行部に引き込むための意図的な発言ではないか」との見方も出ている。

=2008/08/02付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/38567?c=120

36片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/20(水) 23:37:09
太田農水相の「やかましい」発言に麻生幹事長が助け船 閣内からは批判の声も
太田農水相の「やかましい」発言に、同じ福岡県出身の麻生幹事長が助け船を出した。しかし、野田消費者担当相は、この助け船を批判した。
20日に行われた霞が関子ども見学デーで、太田農水相が子どもたちと触れ合った。
太田農水相は「頼りにしてるから、みんなお米をなるべく食べてね」と語った。
太田農水相は、子どもとの記念撮影に応じていたが、子どもに「いやだ」と拒否される場面もあった。
一方、太田農水相の「やかましい」発言に、同じ福岡県出身の麻生幹事長が助け船を出した。
麻生幹事長は19日、「(記者に)関西以西出身の人いるだろう。『あの人はワインにやかましい』、別に普通の表現だろう。うるさい、騒々しいという意味じゃないだろう」と述べ、「やかましい」は「その道にくわしいプロ」の意味と説明した。
しかし、福岡出身の評論家・宮崎哲弥氏は「『やかましか』と言うんですけど、端的にうるさいという意味。ずっと高校まで福岡で過ごしましたけど、そういう用法(くわしいプロ)で使われるのは、見たことも聞いたこともない」と語った。
また、野田消費者担当相も20日、「日本の北から南まで、みなさんがわかる日本語を使っていただかなければならない。そういう(麻生幹事長の発言の)サポートは、非常に残念だと思っています」と述べた。

[20日19時52分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080820/20080820-00000015-fnn-pol.html

37片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/20(水) 23:37:38
臨時国会では景気対策を最優先に〜麻生氏
 自民党・麻生幹事長は20日、名古屋市で講演し、「内需の刺激を考えなければならない」と述べ、補正予算案の編成など次の臨時国会での景気経済対策の必要性を訴えた。

 麻生幹事長は「景気の“気”の部分を考えないと。内需の刺激をやるようなことを考えればいいのではないか」と述べ、来月中旬に召集される予定の臨時国会では、補正予算案の編成や証券優遇税制の拡大など景気対策を最優先に取り組むべきとの考えを示した。

 また、福田首相から幹事長就任を要請された際、景気対策を最優先にすべきだと進言したことを明らかにした。

 さらに、経済政策をめぐって自民党内で財政再建派と景気対策派が対立しているという見方について「二元論的につくられているけど、間違っている」と否定した。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080820/20080820-00000065-nnn-pol.html

38名無しでチュウ:2008/08/24(日) 23:22:23
来鹿の自民・麻生幹事長 民主代表選に疑問
鹿児島市などで講演、「開かれた国民政党か」
(2008 08/24 07:52)
 自民党の麻生太郎幹事長は23日、鹿児島市で講演し、9月の民主党代表選に出馬する意向を示していた野田佳彦広報委員長が、自制を求める声などを受け断念したことにふれ、「党内で疑問に思っていることを堂々と言えないといけないが、できないのは開かれた国民政党かね」と疑問を投げかけた。
 麻生氏は「(党代表選は)民主党としての政策を党内で戦わせるよい機会」と述べ、「(立候補を)1人しかしないというのと、出られないのは意味が違う」と指摘した。
 また、景気は明らかに後退しているとの認識を示し、「断固、景気対策をやらねばならない」と訴えた。23日あった自民党衆院議員の国政報告会で登壇し、指宿市でも講演した。
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=12369

39片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/28(木) 06:39:20
自民・麻生幹事長:「補正予算での財政出動辞さず」
 自民党の麻生太郎幹事長は27日夜、東京都内のホテルで、鳩山邦夫前法相や鈴木俊一元環境相らと会合を開いた。政府がまとめる総合経済対策の裏付けとなる補正予算について「財政規律だけを守って、国民の生活が滅ぶことをしてはいけない。しっかり補正予算をやらないといけない」と述べ、補正予算での財政出動を辞さない考えを示した。会合は、昨年9月の党総裁選で麻生氏を推薦した国会議員らでつくる「太郎会」で、約20人が出席した。【西田進一郎】

毎日新聞 2008年8月27日 23時00分
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080828k0000m010130000c.html

40片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/24(水) 14:17:26
ぶら下がりの虚像
 今日、首相に選出される麻生太郎氏は、心を許した相手には「とてつもない金持ちに生まれた人間の苦しみなんて普通の人には分からんだろうな」としんみり語る。

 時に偽悪家ぶるところがあるが、これは率直な気持ちだろう。自分を特別な運命に生まれたと信じる自惚(うぬぼ)れと、人知れぬ苦労も積んだという負けん気は、新首相の深層心理をうかがわせて興味深い。今後の政権運営は、この屈折した自負心が左右する気がする。

 こんな話を持ち出すのは、今日で首相を終える福田康夫氏の無責任な政権放り出しと、その後の身勝手な言動に考え込んでしまったからだ。首相の器でなかったということに尽きるが、政治記者の多くは、そのことを知っていた。でも、それをきちんと伝えたか。

 退陣表明後、弊紙は福田氏が4月には嫌気が差していたと報じた。ところが、当時の紙面を繰ってみると、「首相は意欲満々」と何度も書いている。強気と弱気が交錯していたにせよ、誤報と認めざるを得ない。

 本人の実像に迫れず、秘書官らの煙幕をうのみにしたせいだ。小泉政権で昼夕2度に制限された首相への「ぶら下がり」。7年も続き、あれで済ますのが記者の悪弊になった。突っ込み不足と不評だった福田氏の退陣会見も「ぶら下がり」の延長だったからではないか。政治の危機と言うが、半分は政治報道の危機だろう。【伊藤智永】

毎日新聞 2008年9月24日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/tsumuji/news/20080924ddm005070060000c.html

41片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/27(土) 02:45:26
検証・麻生内閣発足/側近集めワンマン演出

 首相麻生太郎は政権党の浮沈を懸けた組閣人事で周囲を側近で固め、祖父の元首相吉田茂ばりの「ワンマン宰相」を演出した。小沢民主党との衆院選決戦で一枚看板を売り込み、党首力対決を挑もうとの戦略だ。ただ与党内は「サプライズなき“おれ様内閣”だ」(中堅議員)と鼻白み、挙党態勢の構築に不安を残す結果に。人選過程では元首相森喜朗との連携プレーが目立ち、新政権を遠隔操作する“森院政”の実相も見え隠れする。(敬称略)

 ▽苦言

 「この顔触れではとても選挙は戦えませんよ」―。自民党総裁選が数時間後に迫った二十二日午前。圧勝を確信していた麻生から党本部の一室で新役員、閣僚のリストを示された選対幹部は、戸惑いを隠さなかった。

 麻生が周囲に「内閣に彩りがほしい」として少子化担当相に抜てきした小渕優子については、戦後最年少入閣という話題性があるが、実力の程は未知数だ。女房役の官房長官に河村建夫、党運営の要である幹事長に細田博之を充てる布陣は、衆院選直前としてはあまりに「華」のない顔触れに映った。肝胆相照らす鳩山邦夫、甘利明、中川昭一らの起用も「新味の欠けるお仲間内閣」との批判は免れない。

 だが麻生は、選対幹部の苦言を意に介さず「すべておれがやるからいいんだ」と言い放ち、自身が選挙の顔として全国遊説にフル回転する考えを強調。腕をグルグル回しながら「さあ、選挙やるぞ」と笑みを浮かべた。

 ただ麻生流人事は誤算の連続でもあった。総裁選が十日の告示日も迎えていない今月初旬、麻生は党青年局時代から交流を深めてきた国対委員長大島理森にいち早く「麻生内閣」での官房長官ポストを打診した。大島は、麻生が挑んだ過去三回の総裁選でも支持拡大に奔走した盟友だ。

 だが大島は「今度のわたしの選挙は厳しい。官房長官になれば東京を離れられず選挙区に帰れない。選挙の後ならどんなポストでも受けます」と固辞した。何度も翻意を促した麻生も最後は断念。代わって急浮上したのが、元首相安倍晋三が推した河村だった。

 河村は内閣のスポークスマン役としては地味な印象も否めないが、麻生の人選ハードルはやすやすクリアした。

 ▽混乱

 「何だ、それは。うち(町村派)は二人じゃなければ駄目だ」。組閣前日の二十三日夜、国連会合出席のためニューヨークに滞在中だった町村派最高顧問の森は、同派代表世話人を務める官房長官町村信孝から麻生の人事構想を伝えられるや語気を強めた。

 この時点で、町村派からの入閣候補は中山成彬だけだった。森は総裁選で派内に「冷や飯を食ってはならない」と訴えて麻生圧勝の流れをつくった。幹事長就任の打診は「晩節を汚したくない」と断ったばかりだ。入閣一人はとても容認できる人事ではなかった。

 町村は不快感を示す森に「麻生さんに直接言って下さい」と対応を委ねる。麻生は森から電話を受けて「衆院議員一人、参院一人では駄目ですか」と譲歩したが、森は「駄目だ。衆院二人だ。そうでなければ派閥トップの町村がもたない」と強硬に主張。森の異論は組閣当日に予期せぬ混乱を引き起こす。

 「ちょっと待って。それは困ります」。二十四日午後二時すぎ、麻生から電話で行政改革担当相ポストを告げられた中山は難色を示した。すぐに河村や細田に電話を入れ「うちは妻(前拉致問題担当相中山恭子)も息子も役人出身・勤務の公務員一家で、公務員制度改革なんてできない。入閣しなくてもいい」と泣きついた。

 ▽論功

 混乱の原因は森の意向を受けて麻生が町村派の塩谷立を文部科学相に急きょ充てたことだ。文科相に予定されていた森英介が押し出される形で法相に、法相復帰が想定された鳩山が総務相に回った。さらに総務相起用が構想されていた甘利のポストはいったん国土交通相に変更。「玉突き」の影響で中山に予想外の行革相が提示されたというわけだ。結局、中山の異議申し立てが通り、甘利と入れ替わる形で国交相就任に落ち着いた。

 総務相経験者の麻生は鳩山への電話で「でかい役所だけど優秀な官僚がそろっているから、しっかりやってくれよ」と声を掛けた。

 閣僚ポストがくるくる入れ替わったドタバタ劇は、適材適所よりも論功行賞ありきだったことを雄弁に物語る。わずか二十人の小派閥を基盤とする麻生が、森の差配を無視できない「二重権力構造」も見て取れる。外相中曽根弘文はじめ鳩山、中山、河村と文相・文科相経験者が並ぶ布陣も、文教族のドンとして君臨する森の影響力をうかがわせる。

 麻生政権を待望していた公明党幹部は「内閣の顔触れなんて関係ない。二〇〇五年の郵政解散の時の閣僚が誰だったかなんて、国民は覚えてない。麻生一人が目立てばいいということだ」とつぶやいた。

http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2008/0924.html

42片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/10/16(木) 22:41:29
解散いつ、首相苦しい釈明 戦略修正、実質認める
2008年10月16日21時30分

 補正予算案を審議した参院予算委員会では、総選挙の時期をめぐる麻生首相の真意が焦点となった。直前に発売された月刊誌「文芸春秋」への寄稿で、今国会冒頭の解散を考えていた「証拠」が判明。当初は否定した首相だが、釈明に追われた末、「解散日時は日々刻々変わる」と、解散戦略の修正を余儀なくされたことを事実上認めた。

 首相「悪いけど、解散の『か』の字を私から聞いた人はいないと思いますよ」(2日、記者団に)

 「文芸春秋」発売の約1週間前、首相は「上司から(解散時期を)聞けと言われているんだろうけど」と記者団を皮肉る余裕まで見せた。ところが、寄稿が明るみに出て以降、守勢一辺倒になる。

 記者「解散時期は当初構想より先延ばしになったのか」

 首相「首相の頭の中には解散時期がはなから決まっているという前提ですべて考えるから間違う」(9日、記者団に)

 寄稿の全容が明らかになったこの日、首相は解散に至っていない事情について(1)民主党の小沢代表から重要政策への賛否について回答を得ていない(2)金融システム安定化や景気対策を優先させる――と説明した。

 しかし、14日の参院予算委で、野党が説明の矛盾を突いた。

 直嶋正行氏(民主)「首相は『まず補正予算成立を』というが、文春には『世界規模の危機がひたひたと近づかんとするいま』とある。世界経済危機の認識をもったうえで(冒頭解散を)書かれた」

 首相「争点を明らかにして国民の信を問う方針はずっと一貫している」

 直嶋氏は首相が「民主党から法案賛否の回答がない」としている点についても「民主党は補正予算案に賛成。補給支援特措法改正案にも反対の意思表示をしている」と反論した。

 翌15日の参院予算委でも民主党の追及は続き、首相の釈明は行き詰まる。

 福山哲郎氏(民主)「首相は(論文で)『今次総選挙』という言葉を16回も使っている。10月解散を想定して書かれたのでしょう」

 首相「解散日時というのは日々刻々と変わっていくのが当たり前。状況に合わせて変化していくのが当然と思っている」

 首相は解散のタイミングが当初想定よりも後倒しとなったことを事実上認めた。民主党の石井一氏から「(寄稿を)撤回するか、解散しなさい」と迫られ、「解散時期を判断するのは私」とかわしたが、いつもの歯切れの良さは見られなかった。
http://www.asahi.com/politics/update/1016/TKY200810160325_01.html

43片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/10/29(水) 09:19:43
麻生首相またセレブ発言「カップ麺は400円」

 麻生太郎首相(68)は、28日の参院外交防衛委員会で、カップめん1個の値段を質問され「400円ぐらい」とセレブ宰相らしい珍答弁をした。衆院解散・総選挙を当面見送る意向を固めたことに対し、国会での対決モードに転じた野党に揚げ足を取られた形。連夜の高級ホテルのバー通いを始めとした「麻生流ナイトライフ」を攻撃されたばかりだが、この日も金銭感覚が浮世離れしていることを露呈してしまった。

 セレブ首相が、失笑をかった。給油延長法案を審議する参院外交防衛委で、民主党の牧山弘恵氏(44)からカップめん1個の値段を質問されて―。

 首相「最近自分で買ったことないのでよく知りませんが、日清食品が最初(「カップヌードル」を)出した時はえらい安く出たなというのがあるんですが、今は400円ぐらいします? そんなにはしない?」

 原油高騰に伴い、今年になって値上がりした国民食の小売価格は、高級店でディナーを楽しむ首相の頭になかったようで「いろいろ種類が出ていることは知っています」。牧山氏に「170円ぐらいです」と指摘され、苦笑いするしかなかった。

 また同党の浅尾慶一郎氏(44)に、飲食店で割引サービスなどが受けられるクーポン券の利用の有無を問われ「『ください』と言ったら『あなたみたいな人には必要ない』と断られたことはある」。苦笑の波が広がった。

 首相は今月19日に庶民派ぶりをアピールしようと都内のスーパーを視察。その後、都内の老舗一流ホテルの帝国ホテルで夕食を取り、ブーイングを浴びたばかり。「ホテルのバーは安い」と発言した首相の庶民感覚のなさをさらにあぶり出そうとした民主党の注文にはまった格好だ。

 首相の敵は野党だけではない。年内解散見送りの決断に、自民党の一部や公明党には11月30日投開票の“主戦論”が根強く残る。

 早期解散を訴えてきた公明党の太田昭宏代表(63)は、30日に予定される与党党首会談で首相に再度翻意を促す構え。首相は26日の密会で太田代表や北側一雄幹事長から「誰のおかげで総理になれたと思ってるんだ」とどなられ、“麻生降ろし”をちらつかされても早期解散を拒否しており、今回も決意は変わらないとみられる。

 解散のタイミングについて自民党では〈1〉来年度予算編成後の「クリスマス解散」〈2〉来年度予算成立後の来年3月下旬〈3〉来夏の東京都議選直前―が浮上。一方で「来春までに決断できなければ麻生降ろしが始まる」(閣僚経験者)と物騒な声も漏れ始めている。

 一連の会談で公明党執行部の“麻生不信”は加速した。太田代表は26日の密会後、党幹部らに「麻生には戦略がない。先送りは最悪の判断だ」と吐き捨てた。セレブ首相の決断で、連立与党体制の空洞化は覆い隠せなくなってきた。

(2008年10月29日06時02分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081029-OHT1T00055.htm

44片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/11/02(日) 09:45:14
麻生首相:先月13日解散明言 心変わりで公明と亀裂
 小選挙区制が導入されて以来、最大の政治決戦になるはずの08年衆院選が見送られた。その最終局面、2晩にわたった秘密裏の自公党首会談は、麻生太郎首相がいったんは公明党に年内選挙を約束しながら、後に心変わりしたことに伴う亀裂の弥縫(びほう)場面だった。

 麻生首相が追加経済対策を公表した10月30日夕の記者会見を前に「取扱注意」と記された文書が政府・与党の主要人物に配られた。

 「総理記者会見の骨子」として「解散については言及しない」「補正予算は、早急に準備させるが、提出時期や、会期の延長も未定」などと首相発言を予告する内容だった。

 首相発言は実際、この範囲内に収まった。さらに衆院選の際の政治空白を問われると「選挙になったからといって行政がなくなるわけではなく、政治空白が起きるとは考えていない」と答えた。

 首相は自らの解散権が縛られないよう慎重に言葉を選んでいた。会見予告ペーパーの存在は、首相が周囲と協議し、発言内容を綿密に計算していたことをうかがわせるものだ。

 文書の伏線は、会見に先立つ2回の自公党首会談にあったが、首相は北京でのアジア欧州会議に出発する前に、1回目の会談を設定していた。

 「我々の支持母体は簡単に選挙日程を変えるわけにはいかないんです。日程が頻繁に変わるのは困る。選挙協力をやる上でもよく考えていただきたい」

 10月26日夜、グランドプリンスホテル赤坂の一室。公明党の太田昭宏代表は、北側一雄幹事長とともに首相に再考を迫ったが、首相は「国民の多くは今、選挙より景気対策を望んでいると思う」と繰り返し、論議は平行線をたどった。

 28日夜の再会談を求めたのは太田氏だった。「金融サミットに行って日中印3カ国でアジア版ニューディール政策を打ち上げたら格好の選挙対策になる」と食い下がる太田氏に、首相は「やはりこの時期に政治空白は作れない。理解していただきたい」。

 埋まらない溝を前に両者の妥協案として浮上したのが、2次補正の時期をぼかし、選挙による政治空白を否定する会見内容。早期選挙の余地を残すことにほかならなかった。

 太田氏は渋々了承する代わりにこう言った。「総理、約束したじゃないですか」

 負い目があったのは首相の側だ。「解散時期は決めていない」と繰り返していた首相だが、実は違った。10月13日夜、帝国ホテルの会員制バー。極秘に太田氏を呼び出した首相は「総選挙は11月30日投票でお願いしたい」と告げていた。

45片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/11/02(日) 09:46:07
 ◇大敗予測、解散に足かせ
 麻生太郎首相が公明党の太田昭宏代表に「11月30日衆院選」と明言した10月13日の夜、時間を置いて自民党の古賀誠選対委員長も首相の待つ帝国ホテルのバーに姿を現した。

 首相が「10月末に解散し、11月30日投票でやろうと思う。選挙準備はできてるかな」と胸の内を明かすと、古賀氏は「大丈夫です」と答えた。首相はその日昼、自民党本部で選挙用CMの撮影をすませていた。

 太田氏は翌14日、大阪市内で街頭演説し、雨にぬれながら「激しい衆院選が間近のようでございます。雨が降ろうとどうなろうと、私たちはひるまない」と声を張り上げた。自民党の細田博之幹事長や大島理森国対委員長には10日ごろに首相の意向が伝わっていた。

 首相の考えを承諾した古賀氏だったが、直後にブレーキ役を演じることになる。9月下旬に続いて自民党が実施した追加の選挙情勢調査で「自民党198議席」という衝撃的な予測が届いたためだ。公明党と合算しても衆院の過半数には届かない。古賀氏は「今選挙をやったら負ける」と確信し、首相に近い菅義偉選対副委員長に「総理に選挙を先送りするよう進言してほしい」と要請した。

 後に潮目を変えたと評される10月16日の4者会談は、古賀氏が背後にいる形で実現した。08年度補正予算が成立したその日の夜、首相は東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテルで腹心の中川昭一財務・金融担当相、甘利明行革担当相、さらに菅氏とひそかに会談した。

 甘利氏は「いつやるのが一番いいか、あらゆるデータを分析して冷静に決めてほしい」と慎重な判断を求めた。中川、菅両氏は「政治空白を作るより、景気対策を求める国民が圧倒的に多い。在任期間2カ月半の首相になりますよ」と詰め寄った。首相は「うーん」とうなるだけだった。

 翌17日、首相は党本部で選対職員らと各種世論調査の数字をさらに精査した。数字の厳しさを実感した首相は先送りを決断した。

 ◇役割分担、先送り隠し
 民主党はこの時点で、早期解散を実現するため、法案審議に協力する姿勢を打ち出していた。先送りの首相方針が民主党に伝われば、インド洋での給油活動を延長する新テロ対策特別措置法などの審議に影響が出かねなかった。首相は自民党の細田、大島両氏に「早期に解散があるという言い方を変えるな」と指示した。

 首相の意を受け、細田氏は18日夜、埼玉県川島町での講演で「麻生さんは解散して民意を問うて、勝利を収めて次の政策、景気対策を打ち出していくことが最も望ましいという考えを今のところ持っておられる」と発言。大島氏も同日、青森県八戸市での記者会見で「首相が非常に強い思いを持つ追加経済対策が27日からの週に出る。その時点で明確に方針を示していただけるのではないか」と早期解散を強くにじませた。

 解散について口をぬぐう首相、解散風をあおる幹事長という役割分担は、この時期から定着し始めた。

 民主党は独自のルートで先送りの感触をつかんでいた。10月21日夕、民主党本部での幹部会。山岡賢次国対委員長は「解散は先送りになりそうだ。『審議を引き延ばせ』という声が出るだろうが、国対の方針は当面変えません」との考えを表明した。小沢一郎代表は、黙って聞いていた。

 山岡氏は考えていた。首相が解散の先送りに傾いているにしても、直ちに審議引き延ばしに転じれば、逆に与党側が先送りの口実にしかねない。しかし首相の正式表明に備え、方針転換の種は今からまいておく必要がある−−。幹部会での「解散先送りなら審議協力路線は転換」との意思統一を背景に、民主党の国会戦略は軌道修正を始めた。

46片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/11/02(日) 09:46:34
 ◇2度目の決断またも断念
 自民党総裁選の最中に首相がもくろんでいたのは「10月3日解散、11月2日衆院選」だった。方針がぶれた最初の転機は9月28日。松本純官房副長官らと情勢調査を分析したところ、自公で過半数獲得が微妙という結果。ただ、自民党候補の多くが支持層に浸透していなかったため、首相は「(選挙運動を)もっとやれば伸びるじゃねえか」と口にし、解散を見送った。

 その後、金融・経済情勢のさらなる悪化を受け、首相の心は再び早期解散へと揺れ動く。10月8日には日経平均株価が4年10カ月ぶりに1万円割れ。当時、首相は麻生派議員に「経済状況の悪化は自民党に有利に働く」と語っている。危機の時こそ勝機があると判断した首相は9日、追加経済対策のとりまとめを与党に指示した。

 「11月30日衆院選」はこの延長上にあったが、首相は2度にわたって、選挙を断念したことになる。

 10月27日夜、首相は河村建夫官房長官、細田氏、大島氏、松本氏とホテルオークラの日本料理店で、先送り表明後の国会対策を協議した。大島氏は机の上に紙を広げ、総選挙の時期について「年末年始」「4月、5月」「任期満了」の3パターンを提示した。

 河村氏は29日夜、党内各派閥の領袖に電話を入れ、30日の首相会見について「2次補正予算を提出するかどうかは言わない。解散についても何も言わない」と説明した。

 「これだけ選挙の日程がくるくる変わった経験は初めてだ」と衆院事務局のベテラン職員が振り返る先送り政局は、こうして幕を閉じた。

  ◇

 西田進一郎、田所柳子、仙石恭、野口武則、近藤大介が担当しました。

毎日新聞 2008年11月2日 2時30分(最終更新 11月2日 2時30分)

47片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/11/11(火) 08:11:13
「定額給付金」めぐり官邸内でちぐはぐな発言も 政府与党、11日にも詳細決定へ
2兆円規模の定額給付金について、麻生太郎首相は「所得の高い人は、受け取りを自発的に辞退する形が望ましい」との考えを示した。これを受けて政府与党は、麻生首相の意向に添った形で調整を進めることになった。
麻生首相は8日、東京の下町・葛飾区亀有を練り歩き、ベーゴマ遊びに、小銭で買い物。
初の地方遊説では、燃料費高騰に苦しむ漁港を訪問し、8日、9日と一般市民の生活を肌で感じた。
麻生首相は「本当の話が見えるような感じがしましたけども」と述べた。
そんな麻生首相に今、定額給付金の支給対象への決断が求められている。
問題は、法制化して支給対象の所得制限を明確にするか否か。
河村建夫官房長官は10日午前、「麻生総理の方から、そういう(所得制限する)方向までは打ち出しておりますから、それに添って最終的な結論を導き出すと」と述べた。
しかしこの直後、麻生首相は、記者団に対し「法律を設けると面倒くさいことになる。自主的に辞退してもらうのが簡単じゃないの?」と述べ、高額所得者の自主的な辞退を求める方針を示し、官邸内のちぐはぐぶりが露呈している。
こうした中、所得制限を設けることに、給付の実務にあたる現場が難色を示した。
全国市長会会長の佐竹秋田市長は「大変な混乱が起きることは確実であります。その混乱の責任は、一元的に国が負うべきでありまして」と述べた。
事務作業の煩雑化をおそれる現場の声が聞かれる一方、野党からは、あいまいだとの批判の声が上がった。
民主党の山岡賢次国対委員長は「麻生政治の典型ですよね。すべてにおいて、いいかげんなやり方でですね、フィーリングだけで物事を片づけようとしている姿勢は、非常に大きな混乱をですね、招いてくると思います」と述べた。
田母神論文問題では、浜田防衛相が、退職金の自主返納を求める考えを示している。
退職金の「自主返納」に給付金の「自主的辞退」と、人の良心を信じる性善説を前提にした解決策は実を結ぶのか。
政府与党は、11日にも給付金の詳細を決定する方針。
麻生首相は「それは本人の意識の問題ですよ。5,000万もらっても『高額所得じゃない』という人もいれば、500万もらっても『いらない』という人もいらっしゃる。『5円超えてましたから、あなた違反ですよ』っていう話しする方は正しいかね? 僕はそうは思いませんね」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20081111/20081111-00000862-fnn-pol.html

48片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/11/11(火) 09:29:01
麻生首相「ホッケの煮付け」??庶民派アピール空振り

 庶民は一日にしてならず―。麻生太郎首相(68)は10日、前日行われた学生たちとの居酒屋懇談のメニューに触れ「ホッケの煮付け」が出たと発言。自民党幹部から「ホッケに煮付けはありません。ホッケは焼くしかない」と突っ込まれる一幕があった。この日、発表された共同通信社の全国電話世論調査では内閣発足後初めて支持、不支持が逆転。迷走を続ける麻生首相には選挙前の「クビのすげ替え」説も浮上している。

 麻生首相の即席庶民ぶりが、またまた馬脚を現した。10日の自民党役員会。首相は9日夜に渋谷の居酒屋「北の家族」で行われた学生との飲み会の話題をふった。「(居酒屋で出た料理は)ホッケの煮付けとか、そんなもんでしたよ」

 これにやんわりとかみついたのが大島理森国対委員長。「ホッケに煮付けはありません。ホッケは焼くしかないんです」。大島氏の出身地の青森ではホッケは当たり前の食材だ。厳密にいえば煮付けにされないこともないというが、東京の居酒屋メニューでは、焼いて出されるのが一般的。「北の家族」でもホッケは“焼き”のメニューしかなかった。もともと麻生首相が堪能した3000円の宴会メニューに、ホッケ料理はなく、別の魚と勘違いした可能性もある。

 先の国会答弁でカップめんの値段を「400円ぐらい?」と答え、失笑された麻生首相。最近は漫画「こち亀」に便乗し商店街を視察するなど庶民派をアピールしてきたが、今回の居酒屋飲み会は完全に裏目に出てしまった形だ。

 政治評論家の有馬晴海氏は、首相の一連のパフォーマンスについて「小泉さんは『自民党をぶっ壊す』などの言葉で国民を引きつけたが、麻生さんは浮いている感じで国民の魂に響かない」と解説する。

 結局、居酒屋飲み会の後もホテルのバーへ直行した首相。「若い人と居酒屋に行くのは、本人にとってはかなり無理してやっている仕事。その後にホテルに行って葉巻をくゆらして初めて癒やされる。それが“オレのペース”ということなのでしょう」(有馬氏)

 庶民とセレブの間で迷走する麻生氏には、世論調査でも厳しい結果が出た。内閣支持率は前回より1・6ポイント減の40・9%に低下。逆に不支持率は3・2ポイント増の42・2%に上った。政権発足からわずか1か月半。早くも「不支持」が「支持」を上回った形だ。

 さらに、首相が満を持して打ち出した追加経済対策の意外な不評ぶりも浮き彫りに。総額2兆円の定額給付金について「評価しない」と答えた人が58・1%と「評価する」の31・4%を大きく上回った。「ばらまき」批判などに加え、支給対象をめぐる政権のドタバタぶりが不満を広げたとみられる。

 一方で救いは「どちらが首相にふさわしいか」との質問で、麻生氏(51・0%)が小沢一郎代表(24・4%)を前回同様引き離していることだ。

 有馬氏は「支持率が下がったとはいえ、まだ勝負できる数字。ただ、このままジリ貧の状況が続くなら、任期満了直前の来年7月に総裁選をやって、クビをすげ替えるという話もある」としているのだが…。

(2008年11月11日06時03分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081111-OHT1T00085.htm

49片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/11/13(木) 09:50:18
サンデー時評:麻生さん、「上から目線」ではないか
 週刊誌がむずかしいのは、大型ニュース発生時と発売日が重なったときだ。天変地異や大事件の突発なら致し方ないが、自民党総裁選のように日程が発売日と同じ九月二十二日に決まっているのは、何とも間が悪い。

 予測報道によると、今回は麻生太郎幹事長が新総裁に選出され、二十四日に新首相に指名されるのは確定的だそうだから、乱戦ケースよりはわかりやすいが、その分、サプライズがなく、面白さに欠ける。

 とはいえ、選挙である。最後まで何が起きるかわからない。麻生さんが勝ったとしても、二番手が予想以上に肉薄してくれば、そちらのほうに目が向いたりする。週刊誌としては料理しにくい。

 当コラムの締め切りは総裁選の五日前になっているからなおさら難儀するが、ここは〈麻生首相〉の誕生を前提に、一筆するしかないだろう。各週刊誌の表紙なんか早々に麻生さんの顔を大写しにしているのだから。

 麻生さんの演説には必ずといっていいぐらい、祖父、吉田茂元首相の名前が登場する。先日も高知市の街頭演説で、

「混乱期にあって、薩摩と長州を組ませた坂本竜馬と占領軍と交渉した吉田茂が、大変革の時代を生んだ高知ゆかりの二人の指導者だ」

 などとぶっていた。最近の首相では、小泉純一郎さん、安倍晋三さんに次ぐ三世政治家だが、そのなかでは麻生さんがもっとも祖父の恩恵に浴した。それは別に批判するにあたらないが、吉田さんの孫でなければ麻生さんは首相までのぼりつめなかった、と私は思っている。

 麻生さんの初当選は一九七九年で、その時から面識があるが、初対面はあまりいい記憶ではない。私はすでに政治記者十数年の経験があった。

 ある企画記事の取材で、新人議員の麻生さんの事務所にインタビューを申し入れ、朝、衆院議員会館の部屋で待った。まもなく姿を現した麻生さんは、私の顔を見るなり、

「ブン屋(新聞記者)は部屋に入れるなと言ったじゃないかっ!」

 と男性秘書を大声で一喝したのだ。私は仰天した。この時代にこんな政治家がまだいるのか、という意外性だった。いまと違って当時は、横柄で偏屈な政治家はたくさんいたが、ちょっと度が過ぎた。それと、ひと目で年長者とわかる私に対する非礼だ。

 面をなして諭し、その場で和解して取材も終えた覚えがある。以来、三十年近く、何十回となく会ってきたから、座談の名手でウイットとジョークに富んでいること、話題が豊富でユニークな視点を持っていること、歌がうまいこと、つまり才人・麻生の素顔はよく知っているつもりだ。

 にもかかわらず、こんな古い話を持ち出したのは、吉田さんのDNAである。吉田さんも新聞嫌いだった。吉田内閣が総辞職したとき、内閣記者会が万歳した話も聞いている。

50片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/11/13(木) 09:50:51
 ◇努力の次元を超える格差 下からの発想を加味せよ
 麻生さんも、先日来の総裁選の討論会の席などで、

「私は新聞は極力読まないようにしている。見るけど読まない」

 と繰り返してきた。祖父受け売りのポーズなら構わないが(それでもあまり言わないほうがいいと思うが)、最高指導者になろうとする人物に、新聞は読まないとあからさまに言い切られると、ちょっと待ってくれ、と思う。昔、

「ブン屋は入れるな」

 と怒鳴られたときの不快を思い起こす。

 新聞は内外の情報源というだけでなく、行間から世間のにおい、空気、溜め息を嗅ぎ取ることができる。指導者がもっとも注視しなければならない〈世情〉を知るのは、新聞だけではないが、まず新聞だ。

 麻生さんは自分の情報収集力、分析力の方が新聞の先を行っている、新聞は大して参考にならない、と考えているのかもしれない。そういう面があることは先刻承知している。

 権力を握れば、そこに集中する情報の密度が、新聞記者が入手できる情報を上回るのは、昔からそうだろう。麻生さんは社長業をやり、日本青年会議所の会頭などをつとめた実績から、経営感覚もプラスされる。だが、それでこと足れりと割り切るのは、いわゆる〈上から目線〉である。

 その目線は決して否定しない。だが、〈下から目線〉が加味されないと、政治はうまく機能しないのではないか。福田康夫さんはしきりに〈国民目線〉を強調したが、結局何のことかわからないまま、投げ出してしまった。やはり、〈下から〉の発想が欠落し、行き詰まったからだろう。

 麻生さんの格差に対する考え方にも、それはよくにじみでている。『とてつもない日本』(新潮新書・〇七年六月刊)のなかで、麻生さんはこう書いた。

〈残念ながら格差が生じた理由が、本人の努力不足のためか、それとも運が悪かったためなのかを、第三者が正確に判断することは不可能だろう。ただし、努力して差がつかなければ、努力する人の数は減ってしまう。その結果、社会から活力が失われるかもしれない。逆にすべてを努力や才能の結果と見なすと、強者のみが生き残ることになる。

「格差はいかん」というだけで中味を考えなければ、決して問題の解決につながらない。〉〈「格差」と「格差感」は似て非なるものではないか、と思うのである〉

 格差感に されてないか、という表題もついている。深刻の度を増す格差問題を、努力・才能、運・不運の尺度だけでずばっと切ってみせるところが、一見わかりやすく麻生さんらしいが、これは明らかに楽天的な〈上から分析〉にほかならない。

 努力、運の次元を超えて広がっているところに、格差問題の核心がある。新聞では〈下から〉の格差情報がふんだんに報じられているのだが、麻生さんはそれを読まないのではなく、読みたくないのではないか。

 以上は麻生論のほんのはしがきである。これから繰り返し書かせてもらう。いまほど政治リーダーの資質が問われているときはないからだ。

<今週のひと言>

 小沢さんの国替えに注目。

(サンデー毎日 2008年10月5日号)

2008年9月24日
http://mainichi.jp/select/seiji/iwami/news/20080924org00m010001000c.html

51名無しでチュウ:2008/11/22(土) 06:20:28
先生と勘違い?保護者大会で首相「親で苦労してるでしょ」
 麻生首相は19日、都内で開かれた私立幼稚園PTAの全国大会であいさつし、「幼稚園はお子さんを預かっているが、そのお子さんの後ろについている親で苦労しているでしょ。子供でなく親で苦労していると私は思っている」と述べた。

 保護者らが集まった同大会を幼稚園の先生らの会合と勘違いし、日ごろの「保護者対応」の苦労をねぎらおうとしたものと見られるが、“的はずれ”のあいさつとなったようだ。

(2008年11月20日02時00分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081120-OYT1T00117.htm

52名無しでチュウ:2008/11/25(火) 17:42:57
麻生首相:偉大な祖父にあやかりたい 政権発足2カ月
 政権発足から2カ月を迎えた麻生太郎首相(9月24日就任)。事あるごとに祖父、吉田茂元首相を引き合いに出し、その思いは募るばかりのようだ。時には激務をぬっての墓もうで−−。衆院解散を引き延ばしながらも、その一方で乾坤一擲(けんこんいってき)の解散に打って出て、政権基盤を固めた祖父の故事にあやかりたいという思いも見え隠れする。

 首相が「吉田・麻生」の血をかきたてる場所は、元首相が眠る東京・南青山の青山霊園の一角だ。祖父の誕生日(9月22日)に自民党総裁に選ばれたことをアピールした首相は、祖父の命日である10月20日に詣でた。

 近くには小村寿太郎(じゅたろう)、浜口雄幸(おさち)、犬養毅ら歴史上の著名人の墓も多い。吉田の墓に向かって右に一つ、左に二つの十字架が立っているのが目を引く。右側は吉田の妻であり、首相の祖母である雪子の墓。左側の一つ目は首相の両親の墓だ。「ペトロ 麻生太賀吉 マリアドロテア 麻生和子之墓」と刻まれている。二つ目は太賀吉・和子夫妻の二男(首相の弟)で22歳で亡くなった次郎の墓だ。

 首相にとって仲の良い弟だった次郎については秘話がある。1964年、86歳の吉田が自民党総裁選を巡り、愛弟子の池田勇人首相(当時)と佐藤栄作(後の首相)の二人の対立を回避させようとした時のことだ。

 その矢先の同年3月20日、神奈川県・油壺に向かっていた学習院大の5人乗りヨットが消息を断ち、乗員の1人だった次郎は22日、遺体で発見された。孫の突然の死に、吉田は大きな衝撃を受け、調整どころではなくなり、同年7月総裁選は池田・佐藤の激烈な戦いに突入。それ以降、吉田は気力、体力ともに衰え、3年後に89歳で死去した。

 麻生首相は墓参後、記者団にこう話した。

 「10月20日もおふくろの命日もそういった時は行っている。毎年行っていると思いますけれどね。(みなさんも)墓参りはちゃんと行った方がいいよ」

 首相の祖父への傾倒ぶりは筋金入りだ。今から8年前の00年、「祖父吉田茂の流儀」という著書を出版。はしがきに<吉田茂を孫として、後輩政治家として書きつづってみた。明治生まれの男の気概のようなものを読み取っていただければ幸いだ>と記したほどだ。

 首相は今月14日(日本時間15日)、ワシントンで同行記者団から「衆院解散の時期は09年度予算案が成立した後がふさわしいか」と問われると、同予算案成立後の来春以降の衆院解散を示唆しつつも次のように語った。

 「昭和20年代っていうのは12月、(予算の)政府原案、はい解散というものだったんじゃないかな。24年、27年、28年(の解散は)みんなそうだったんじゃないかな」

 首相の発言には事実誤認と受け取られかねない部分もある。吉田が12月解散(1月選挙)を断行したのは23年(1948年)の1回のみだ。この時は吉田率いる少数与党の民主自由党(当時)が苦戦の下馬評を裏切って大躍進した。吉田による解散はすべて年末年始と思い込んでいるあたりに、「できることなら年末にやって祖父にあやかりたい」という「本音」が潜んでいるのではないだろうか。(故人は敬称略)

毎日新聞 2008年11月25日 12時27分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081125k0000e010058000c.html

53名無しでチュウ:2008/11/27(木) 03:58:29
全国町村長大会:定額給付金巡り不満噴出 首相にやじも
 東京都内で26日開かれた全国町村長大会で、定額給付金などを巡る不満が噴出した。麻生太郎首相のあいさつにやじが飛ぶ一方で、民主党の鳩山由紀夫幹事長の政府批判は大きな拍手を浴びた。【佐藤丈一、木下訓明】

 麻生首相は「定額給付金の実施にはすべての市町村の協力が不可欠。皆様方の意見を聞きながら早急に制度設計を進めていく」とあいさつ文を読み上げ、町村長の協力を求めた。しかし、「丸投げやめろ」とやじが飛ぶなど、会場は冷ややかな空気に包まれた。

 首相到着前には、政府に対する不満が噴出していた。岩手県一戸町の稲葉暉町長は「国政は機能不全に陥っていると言わざるを得ない。定額給付金の給付方法をわれわれ町村に丸投げする迷走ぶり」と指摘。富山県朝日町の魚津龍一町長は「後期高齢者医療制度は議論を重ねて施行された。しかし『長寿医療制度を検討する会』が作られたと聞いている。なぜこれだけぶれているのか。これだけぶれる国の制度はない」と批判した。

 一方、首相の退席後にあいさつした鳩山氏は、定額給付金の担当閣僚である弟の鳩山邦夫総務相を引き合いに出して「兄弟がますます仲良くなった。釈然としない思いを共有しているからだ」などと給付金批判を連発し、会場をわかせた。

 首相が所得制限の設定について「地方分権」を理由に市区町村に委ねたことを「本当の意味で地方分権を分かっていない」と指摘。「責任を市町村に負わせるのはひきょうだ」と批判すると「その通り」と声が飛んだ。

 さらに、首相が「頻繁(ひんぱん)」を「はんざつ」と読み違えたことに引っかけて、鳩山氏が「市町村の事務量がひんぱんじゃなく、煩雑(はんざつ)になる」と述べると、町村長らは爆笑。給付金に充てる2兆円を全市町村に10億円ずつ支給するよう最後に提案し、大きな拍手を浴びた。

毎日新聞 2008年11月26日 18時39分
http://mainichi.jp/select/today/news/20081127k0000m010026000c.html

54片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/20(金) 07:27:41
自民、首相交代論強まる 森元首相にも変化の兆し?(1/2ページ)
2009年2月20日3時0分
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 自民党内で麻生首相交代論が強まってきた。反麻生勢力にとどまらず、首相を支える派閥領袖(りょうしゅう)や幹部にも「麻生首相では総選挙は戦えない」との認識が広がっている。大勢は今春の09年度予算成立までは首相を支える構えだが、総選挙に備え、「ポスト麻生」をめぐる調整も本格化しそうだ。

 19日の麻生派総会で中馬弘毅座長は「麻生を助けるということではなく、予算を通すことが何よりも大事」とあいさつ。18日朝の派閥領袖級の会合で「予算成立に全力を挙げ、その後のことはその後のことで一致した」ことを明らかにし、予算成立後の首相退陣の可能性を示唆した。

 18日の会合には、中馬氏のほか、町村信孝前官房長官、津島雄二税調会長、古賀誠選対委員長、山崎拓元幹事長、伊吹文明元幹事長、二階経済産業相が出席。冒頭、中馬氏が中川前財務相辞任など相次ぐ政権の失態について陳謝した。

 領袖の一人が「麻生首相では選挙を戦える状況にない。その後のことを考えないといけない」と発言すると、別の領袖が「今は予算成立が何よりも重要だ」と抑え、予算成立までは各派が協力して首相批判を封じる方針を確認したという。

 18日夜には、森元首相と青木幹雄前参院議員会長、山崎氏が会談。渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長らも同席した。出席者によると、この席でも「麻生首相では選挙にならない」との意見が出て、首相を支持する森氏は聞き役に徹したという。森氏に近い議員は19日、「森氏の麻生支持は中川前財務相辞任前の話」とし、森氏の姿勢にも変化の兆しがあるとの見方を示した。

 ただ、自民党内に「ポスト麻生」の有力候補は見あたらず、首相自身が政権維持に意欲を示す限り交代させるのは極めて難しい。閣僚の一人は「首相は辞めない。自分で解散するという一点は絶対ぶれない」と見る。首相が退陣しなければ、9月に任期を迎える自民党総裁選を前倒しすることは難しく、「麻生降ろし」への道筋は不透明だ。

 首相は予算成立後に追加景気対策を打ち出し、「麻生降ろし」を封じる考えで、09年度予算案が衆院を通過すれば、首相の進退をめぐり、官邸と自民党の駆け引きが始まる様相だ。
http://www.asahi.com/politics/update/0219/TKY200902190277.html


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