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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その2

361『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2018/10/18(木) 02:10:23
>>360(エイノー)
エイノーの意識は暗黒の淵に沈められ、
半ば以上、失われてしまっている。

自身を強引に持ち上げる腕の強さと、
振り回される風切り音を耳に感じるも、
どちらも遥か遠い世界のように感じている・・・・

当然、スタンドは解除されている。


>>359(高遠)
動揺を受けた心音が、明らかな不協和音を奏でる。


  ?
     ──── バッ !

高遠『氷面』から突き出された拳を見据えながら、
『クレモンティーヌ』をエイノーの救援に向かわせる。
崩れ落ちた教授に向けられたその右手には、手首から先がない。
発現条件である『手を握る』を満たすためには、
指の残されたスタンドの左手を使わざるを得ないからだ。
──即ち、『踊り子』を維持しながら対象の手を握り、
次の『踊り子』とする高遠の得意戦法は、今は封じられている。

壁にもたれるた状態のエイノーを前腕で掬い上げた瞬間、
エイノーを仕留めた腕が引っ込むのが見えた。
床と天井の氷はあらかたエイノーが破壊したが、
両脇の壁には無数の薄氷がこびりついたままだ。

危険は承知だが、これしか手はない・・・・
                              ギ ャ ン !!


さらにその二人を、高遠自身が飛び込み、盾となって『護──


         ──ゴギィン!!


壁側に向けた高遠の後頭部が、鐘を打つような金属音を発した。
『スイート・バイト』は甘くない──
エイノーを囮にし、高遠をも絶命させるはずの一撃だった。
・・・・相手が『不滅』でさえなければ。

『スイート・バイト』
「チッ!・・・・そうだったねえ。
 『本体強化』が能力だったよ。あたしとしたことが」

『鏡』の中から届く、歯噛みするような声。
『踊り子』の高遠にはダメージは愚か、反動一つさえない。
九死に一生を得た高遠は、エイノーごと後方に跳躍し、浜岡の足元に着地する。
(まだエイノーの『不滅化』は果たしていない)

同時に、突き出された腕も引っ込む──


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