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三国志Ⅸ 公孫度伝
144
:
野に咲く一輪の花
:2014/06/25(水) 21:08:32
☆☆☆☆衆心12☆☆☆☆
追撃の言を受けた袁紹。
袁紹は静かに立ち上がりながら剣を抜く。
「追撃だ」
袁紹の威厳のある物言いで、全軍の士気は高まる。
そのままの勢いで出撃する袁紹軍。
「なかなか敵軍も撤退する速度が速いではないか!」
審配がそう言う。
事実斥候の知らせによれば、公孫度軍の撤退は急速に戦線を縮小させつつある。
だが、なんとか追いつけそうだ。
袁紹軍はそれこそ昼夜を問わず相手を追い詰めようとしていた。
その甲斐もあって、袁紹軍は2日後ついに公孫度軍に追いついた。
相手は撤退中の傷ついた軍。
このまま攻撃に入れば、袁紹軍の勝利だったのかもしれない。
しかし、ここで田豊が各地に放った偵騎から驚くべき報告が入る。
東來港が公孫度の水軍に襲われ、占領されていたのである。
のみならず、公孫度の水軍は、そのまま北海へ向けて進軍中。
さらに今から引き返しても、別働隊の敵軍のほうが先に北海に到着する。
袁紹軍に動揺が走る。
まるで頃を見計らったように公孫度軍本隊が反転してくる。
一人田豊は、
「殿、万が一のことも考え、殿は東武港にお退きくだされ。それがしは、北海にて公孫度軍を出来るだけひきつけます」
「田豊、それは不要ぞ、かくなる上は、全軍東武港に撤収する!」
この危機に対しても、袁紹は不思議な威厳があった。
『開き直りなのか、はたまた・・・・』
田豊は、袁紹の威厳に押された格好で、
「殿はそれがしが承ります」
そういい残し、陣を後にする。
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