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ギルドイベント(長期)専用スレ

67オルブライト:2014/10/05(日) 10:43:13
剣士が少し体勢を崩した。
その隙をつくべく、クラーケンの攻撃が襲う。

だが、それ自体が剣士のフェイントであった。
体勢を崩しながら、下からの渾身の攻撃を放つ。

惜しむことに、その攻撃は、寸でのところで避けられる。
その時だった。

マユミの弓の一撃が、クラーケンの胸に突き刺さる。
しかし、クラーケンは少しも動じていなかった。

マユミ「この攻撃でも駄目なの・・・」

一行に絶望感が襲う。

クラーケン「その絶望感、いい感じになってきたわね。次は、こちらから行かせて貰うわ」

クラーケンは、楽しんでいた。
それほど一行とクラーケンとの間に実力差が離れていた。
クラーケンの周りに、魔力の集積が成される。

ヨウコ「あれは・・・・」

妖精の少女が呟く。

クラーケン「そう、これは今までの精神に直接訴えるものではない。現実世界に及ぼすことが出来る攻撃。人間が言う闇魔法と呼ばれるものよ」

クラーケンがそう言うと、まるで無造作にマユミに向かって放つ。
マユミが寸でのところで、それを避ける。
と、後方で凄まじい爆音と衝撃が襲う。

クラーケン「いいわ、もっとその絶望を見せなさい」

圧倒的な力の前に、一行の戦意も衰えが見えた。
その時だった。

クラーケン「・・・・今、何を・・・・いや、なぜ直接働きかけが出来たの?」

クラーケンに、明らかに動揺と混乱が発生した。
その隙を、軽装の剣士が見逃さなかった。
剣士が放った一撃は、クラーケンにはっきりとわかる傷をつけた。
もっとも人間のように血などが流れず、どれだけのダメージを与えたかはわからなかった。

クラーケン「くっ・・・・まさか・・・私が・・・」

クラーケンは、そう言いつつ、上空にふわりと浮かぶ。

クラーケン「まあ、いいわ。私の目的も達成されたようだし、また会いましょう、勇敢な人達」

クラーケンは、そう言って突如姿を消す。


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