したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

大吉の遊び場

7名無しさん:2018/08/08(水) 23:10:26
『無知を嘆く鰐』ソローウォーター

「涙が止まらないわ……どうして分かろうとしないの……人族も蛮族ももはや古い種族……滅ばなければいけないというのに……」

四本の牙の1人。ガビアルライカノイド。作戦指針は「研究者や有識者をライカノイドに変える」である。
ソローはアンガーとは別の意味でライカノイドの可能性を模索している。そのために必要なのは知識であり知能であると考え試行している。
賢者をライカノイドに変え、彼らと研究し、実験し、ライカノイドの未来を模索する。かつてライカンスロープに拉致されて死を覚悟した彼女は前向きに命がけで研鑽している。

そう、研鑽だ。彼女は自己の再改造を試み、新たな力を得ようとしている。水中を自在に泳ぎ回るガビアルとしての力など通過点に過ぎない。彼女はドラゴンになりたいのだ。
幻獣の力をもって変化するライカノイドの研究。魔法の力を自在に使いこなすライカノイドの研究。それらはすべて自己が究極の存在になるためのものだ。
決して自分が支配者になろうというのではない。ただ、彼女は知ってしまったのだ。村娘である自分がライカノイドになった時に感じた、強く生まれ変わるという至上の快楽を。
それをもう一度味わうために彼女は努力する。今の自分は滅ばなければならない。そして新しく生まれ変わらねばならない。それだけが彼女の生きる目的なのだ。

同時に「それ」だけが全ての彼女は「それ」を知らない者達を哀れんでいる。「それ」を知らなければ生きている意味なんてないのに。
だから彼女は自分の目的と組織の邪魔にならない限りは「それ」を伝えるべくライカノイドへの変化を祝福として価値ある人族に与えようとする。
彼女の思いは3本の牙達は当然、集められた賢者達にも伝わっているわけではない。それどころか、ライカノイドになった賢者達には彼女をただの実験動物にしか見ていない者も複数いる。
実際、再改造の実験として戦闘する回数は他の3本の牙に比べて段違いに多い。瀕死の重傷を負い、ガビアルの能力による生命力の高さでなんとか逃げ延びたという事も1度や2度ではない。

それでも彼女は至上の悦楽を知るために、必死の努力を繰り返す。いつか冒険者によってトドメを刺されるその日まで。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板