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大吉の遊び場

6名無しさん:2018/08/08(水) 23:09:19
『陰謀を喜ぶ狼』ジョイファイア

「ヒャハハハ、これでお前は力を手に入れられたんだぜぇ? どうした? もっと喜べよ」

四本の牙の1人。ウルフライカノイド。作戦指針は「強き者をライカノイドに変える」である。
目的のシンプルさに反して彼は非常に慎重に対象を厳選し、目標をライカノイドに目覚めさせるために熟慮と策謀を巡らせる。
巧みに対象を追い詰めて「力があれば」と思わせ、あくまで自主的にその身を捧げさせる。そうでなくては真に強いライカノイドは生まれないというのが彼の主張である。

ジョイファイア本人の気質は一見して強き者を求め、一対一の戦いを望む獣のようであるが彼の本質はおぞましい程に偏執的で陰湿だ。
とにかく人を追い詰めるための作戦を考えるのが上手く、弱みを暴き立て時にはまず与える事で他人の弱みを作り出す真正のサイコパスである。
傍から見れば強者を罠に嵌めて選択の余地を奪い獣に落す鬼畜の所業だが、本人は苦労して力を与えているつもりで善人ぶっているので始末におえない。

人質を取る、政敵を煽る、冤罪をかける。強者を貶めようとする陰謀を練り上げ絡めとるのが彼の所業ならば、それを打ち砕くのが冒険者の務めだ。
時には巻き込まれ、時には先んじてジョイファイアの陰謀を打ち砕き、時にはジョイファイアによって生み出された強きライカノイドと戦う事にもなるだろう。



『圧制に怒る鷲』アンガーウィンド

「弱者はいつも強者の餌食にされる! その理不尽に対する思いはただ1つ! 怒りだ! もはや怒りしかない!!」

四本の牙の1人。オウギワシライカノイド。作戦指針は「より多くの人間を誘惑し、ライカノイドの数を増やす」である。
ライカノイドのビーストシールはそう数は作れない。それでも「力を得たい」と望む弱者を多く扇動し、ライカノイド候補生として組織の準構成員にしている。
もちろん候補生は取り換えのきく存在であり、使い捨てる事に躊躇は無い。むしろ使い捨てた上で、その責任を敵対者に押し付けて怒りに狂うのがアンガーウィンドの異常性である。
やっている事は実質、ビーストシールと言う餌をちらつかせて弱者を食い物にしているのだが本人はあくまでそれを弱者救済のためのたった1つの冴えたやり方だと考えている。

家族、組織、村。そういった単位で弱者を扇動し、ビーストロアーの準構成員を増やしていく。そして特に適正の高い者をライカノイドに変える。
時にはフェイクシールを有効的に使える者を徹底的に洗脳して戦闘員や工作員として使う。要するに、非常にありきたりなテロリストの勢力拡大の手口だ。
だが常に生存の危機に瀕している弱い人族や強い言葉に簡単に屈する弱い蛮族に対してはてき面に効く。各地の潜在的なフォークロア―の数は、決してバカにはできない。

広く浅い侵略を可能にしているのが、オウギワシのライカノイドであるアンガーウィンドの機動力である。
通常、飛行生物のライカンスロープは存在しない。しかし現にアンガーウィンドには高速で飛行する翼が備わっている。
彼はそこに可能性を見出している。ライカノイドにはまだまだ「先」があるのだと。それを調べるために検体がより多く必要であると。

何のことはない。誰よりも弱者を食い物にしようとする畜生の名がアンガーウィンドだ。
弱者を扇動する邪悪な陰謀を打ち砕き、正しき怒りをぶつける事こそが冒険者の役割になるだろう。


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