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大吉の遊び場

2名無しさん:2018/08/08(水) 23:05:18
『蛮族領バブルジョア』

ブルライト地方にある蛮族領の1つ、子爵級ドレイクのチモナミダ・モネーヤッツによって統治されている経済特区。
バブルジョアは表向きは人族も受け入れる経済の都として、ブルライトにおいてビジネスマンが最も住みやすい土地の1つになっている。
蛮族は基本的に単純な力を尊ぶが、チモナミダの父カネモコネは商売の力に着目し人間とも手を組んで勢力を広げる事に成功した稀有な存在だった。
より強大な敵を排除するために、あるいは少数派を排斥するために、カネモコネは胃の痛くなるような外交劇を様々な相手と繰り広げ、胃潰瘍で夭折した。
幸い、息子は父親の外交・経営の手腕を十二分に受け継いでいたのでカネモコネは安心してこの世を去ったのだが――残念ながら、チモナミダは正しく『蛮族』であった。

バブルジョアは人類に友好的な蛮族領である。しかし、それはあくまで蛮族領としての話である。
カネモコネが領地の発展を第一に考えていたのに対し、チモナミダは自身の欲求を満たす事を第一に考える。
彼の目的は「剥製作り」。より強い生物を剥製にして家に飾る事。あくまでその目的のために、領地を運営し力を蓄える。
今はその趣味と公共の利益はつり合い、特に目立った被害はないが。もし彼の欲求が膨らみ過ぎた時……どのような災厄となるかは、まだわからない。


『悪代官』チモナミダ・モネーヤッツ

「あぁ、美しい。こうして最も雄々しく生きたままの姿を剥製として残してやる事こそ、彼らにとっても最も幸福な終わりだと思うのだよ」

バブルジョアは建前ではより高位の蛮族の領地であり、それをモネーヤッツ家が実効支配している形になっている。
つまり代官として領地を経営しているのだが、上述の通りチモナミダは自身の「剥製作り」と言う欲求を満たす事が目的になっている。

優れた剥製であれば高い金で買い取り、また剥製となる獲物を狩るために懸賞金をかけたり有能なハンターを雇ったりする。
彼はその剥製を「トロフィー」と呼び、優れたトロフィーを用意すればバブルジョアで満ち足りた生活を送れるというのは裏世界では有名になりつつある話だ。
そして「トロフィー」として尊ばれる対象は幻獣、蛮族、そしてリカントが多い。特に優れたリカントのトロフィーにチモナミダは非常に目が無い。

もし名声の高いリカント冒険者に目をつけたなら、チモナミダは金に糸目をつけずにその者を「トロフィー」にしようとするだろう。
もっとも何が優れたトロフィーであるかはチモナミダの主観によって決められるので、彼に目をつけられるという事は誰にとっても最大の不幸になりうる。

なお、ドレイクバイカウントであるので血統相応の実力はあるのだが彼は自身が傷つくのを好まない。
もし彼がゲームとしての狩猟を楽しむ事があれば、それは自分が絶対安全であるという万全の体制を整えてからになる。
もっとも才能はあるし趣味のために仕事に勤しむ彼はその無聊を剥製を眺める事とハンティングの様子を遠見の映像で見る事で慰めるのが主になっている。


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