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あ艦これ文藝部

259 セイバー :2018/01/03(水) 20:47:08 ID:09JZ..z2
2.
本当にみかん箱数箱しかなかった。
「あ、あの〜…お荷物は…これだけですの?」
「うぁ…まだクラクラする…あ、あんだけだよ。どれに入ってるか分からん。すまない。」
扶桑は提督をソファーに寝かせた後、ダンボールを一つずつ開けて、ジャージを探していた。
「ちょ、ちょっとあんた!なにやってんのよ?! 押し込み強盗?! 私の新米提督に何したのよ?!」
「違います、押し込み強盗なんて事は致しません。それにもしそうなら、こんなにゆっくり探すと思われますか?」
「う…う〜ん…それもそうよね…ごめんね。勘違いして。私は雷っていうの。カミナリじゃないの。ここポイントよ。貴女は?」
お目当てのジャージを探し当てて提督の方に持って行きながら答えた。
「私は扶桑と申します。今後とも宜しくお願い申し上げますね、雷さん。」
「え〜っと…じゃあ…提督がひん剥かれているのは一体…なんで?」
「それは私がやりました。私と妹がここに連れてこられた時に、この御方は私達を台車の上に載せてここの近くまで引っ張ってこられたのです。それでこの暑さで倒れられまして…申し訳ありません。」
「ああ…じゃあ暑さにヤられたのね。仕方ないわ。私は急ぎの任務があるから。じゃあね、扶桑!」
「はい。」
提督はと言うと待っている間にボロボロに破れた上着を既に脱いでいた。何とも言えない複雑な表情をしながら。綺麗なオネエサンに介抱されるのはともかく、着替えまではさせられない。
それにいきなり下から脱いだら叩かれかねない。上着をボロボロにするような力の持ち主。叩かれたら首が吹っ飛びそうな気がしていた。
「提督、見つかりましたわ。う、上を脱がれたのですか?!」
「いや、下を脱ぐよりましだろ?シャツにジャージを着るよ。下を履く時は後ろを向いててくれるか?」
「も、ももももちろんですっ?」
声が上ずり、アクセントも変になっていた。ささっとジャージを着て、後ろを向くように指示。顔を覆いながら後ろを向く扶桑。
見えないのだから顔を覆わなくとも良いものを…と提督は思った。
「着替え終わったぞ〜」
「ははは、はいっ?!」
「すまんがまた医務室まで連れて行ってくれないか?階段のところが危なっかしくて…まだフラフラするし…礼はちゃんとするから。」
「お礼なんて…そんなもの要りませんわ。」
医務室に戻った早々に山城にツッコミを入れられた。クスクス笑いながら…
「貴方様は本当に提督なの?料亭での迫力と威厳が形無しよ?ププッ!」
やれやれという表情をするしか無い提督だった。


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