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あ艦これ文藝部

257 風流提督 :2017/07/10(月) 23:43:39 ID:U5OprF0I
「慌てて食べるから喉が詰まったんですよ。お気を付けて下さいね。」
「山城…と言うたか? いびられているのは当たらずとも遠からず、ってやつや。そこで、だ。」
「やったぁ!姉様っ!!私達のサクセスストーリーの開幕よ?!」
「私達2人を…どうしようというのでしょうか?度々の妹の無礼をお許し下さい…」
(サクセスかどうか分からんが…妙なところで頭のキレが良い?!)
「え…引き抜かれるとあっしが…その…困るんで…っ!」
 いきなり軍刀を鞘ごと喉元に突き付けられた板長。
「現物支給だ。わかったか、こら?」
 ジェントルメンぶっておいて損はないと判断し、かっこつけた新司令官。
「荷物は置いたまま。こっちで全て用意するから。秘書として2人を雇う。(引っ越してきたばかりでみかん箱しかないし…)」
 取り敢えずはみかん箱整理係というのも知らず、扶桑は涙目。山城は扶桑に抱きついて嬉々としていた。
(秘書の仕事はこれから始まるとか何とか言えば何とか成るやろ…も〜適当に。アバウトに行くかな。)
「飛行機とか大砲とかぶっ放したりするのですよね、そうですよね?!」
「飛行機はぶっ放したりしたらあかんやろ…中に操縦士居るんやし。」
「山城?貴女の得意な言葉を貰ってもいいかしら?」
「へっ?」
「なんでもないわ…気にしないでいいのよ。」
2人は魚介類一箱で鎮守府にドナ・ドナされているという厳然たる事実には気付いていない。ほっとした新司令官。
「私が行くからにはごはん抜きとかさせたりしませんわ!」
 と…大いなる誤解を持ったままの山城と、妹の尻拭いは続くという不幸な扶桑。
山城には護衛を頼み、扶桑には、妹はこれから立派に育つ、などという適当極まりない発言でごまかした。
「そうですわね…私達が司令官様をお守りする御役目なら…期待できそうですわ。」
 2人を持ってきた手押し車にほいほいっと乗せて、さながら人力車のように、その新司令官は鎮守府に向かって引っ張っていった。
 当然行きの魚介類だけよりも人2人の方が圧倒的に重い。自身の発言がいきなり事実になるとは露知らず。新司令官は鎮守府の近くで力尽きて、2人の肩を借りながら手続きを済ませた。
自然に載せられて引っ張ってこられた扶桑と山城は肩を貸している段階から、ここからもう護衛任務であると誤解していたのである。


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