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あ艦これ文藝部

112名無しの提督さん:2015/10/12(月) 02:26:19 ID:dPehfSz6
電話を切る。怒張は既に期待に膨らみ窮屈さを覚えるほどだ。立ち上がって遠征から帰ってくる艦娘たちを窓から眺める振りをしながら姿勢を整える
業務を終え、夕食を摂り、「間宮」へと向かう。一応周囲に気を遣うが、「間宮」の一帯は店仕舞いが早い事、艦娘たちも出撃・遠征から帰還して憩いの一時を過ごす時間である事もあって、人の気配は感じられない
「間宮」の裏口に回り、呼び鈴を鳴らす――「はい、間宮です」
「『予約』した者です」最早名乗りは不要だろう。そもそも自分以外に『予約』する者は鎮守府にいない
カラカラと戸が開き、未だ甘味処の店員姿の間宮さんが顔を覗かせる。「お待ちしておりました。どうぞお入りください」
招き入れられるままに戸をくぐる。「随分とご無沙汰でしたね」と微笑みかけられたので「自業自得です」と返す。誰の、とは言わない
座敷に案内され、腰を下ろす。すぐに薄く切った羊羹とお茶が出てきたので、礼を言って早速口に運ぶ。相変わらず美味い
「…ところで、『最中』は?」二切れ目を口に運びながら言うと、向かいに座っていた間宮さんが口を尖らせる
「もう、そんなにがっついて…まるで初めて女を知った男の子みたいですよ?」…そんなに落ち着かない素振りだったろうか
すっと隣に座ってしな垂れかかり、手は当然のように股間を撫で始める
「ここも、もうこんなにパンパンにして…余程溜まってらっしゃるんですね」亀頭に当たる箇所を指でくすぐられて、思わず身を捩る
「伊良湖ちゃんならお風呂ですよ」クスクスと笑いながら続ける。「お電話の後、急に落ち着きがなくなって…さっき晩御飯を食べている時に、後で提督がいらっしゃるって言ったら、盛大にお茶零しちゃって…」それはまた、愛い反応だ
「よろしければ、提督も入っていかれますか?」それはまた、反応に困る提案だ
「いや流石にそれは…」と渋ると「あら、『初めて』の子にあんなにしたくせに今更そんな事言うんですか」とからかわれる。貴女も共犯でしょうに
気まずさを誤魔化すように湯飲みを手に取り口に運んだ所で、飲み干していた事に気がつく。その様を見てまた笑いながら「おかわりお持ちしますね」と厨房へ入っていく

どうにも調子が狂うな――そんな事を思いながら、頭を掻く。久しぶりに来たからだろうか
ふと耳をそばだてると、厨房の方から声がした
「はい、じゃあ伊良湖ちゃん、こちらおかわりお持ちして…零しちゃダメよ?」「は、はい…!」
そのまま待っていると、厨房から盆に茶を載せた伊良湖君が顔を出す
「ど、どうぞ…!」かなりぎこちない様で、お茶を差し出される。手がプルプルと震えている…昔テレビで見た、茶運び人形みたいだ
礼を言って受け取り、口をつける。風呂上りだからだろう、髪がしっとりしており、シャンプーのものと思しき香りがする
希望を言わせてもらえれば、風呂に入っていない方が良かったな――そんな思考が脳裏を過ぎり、我が身の節操無さに呆れてしまう
そのまま去らず、隣に膝を突いたままでいるので目線をやると、それだけで頬を赤らめ目を伏せてしまう…一々反応が可愛いくて困るな
「あ、あの…も、申し訳ありません…!」唐突に頭を下げられ、目前のつむじからより強い芳香が漂う
何の事だろうと首を傾げたのを察して、伊良湖君が言葉を続ける
「その…間宮さんから、提督さんが最中をご所望だと伺っていたんですが、ちょうど今日の注文で材料を幾つか切らしてしまいまして…」
…なんだか嫌な予感がする
「折角ご予約いただいたのに、申し訳ありません…間宮さんの羊羹はありますので、最中は後日また改めてご用意させていただければと…」


間宮さーーーんッ!いや間宮ッッッ!!!


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