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ラ・ボエーム

1さーじょん:2004/01/12(月) 15:20
作曲:ジャコモ・プッチーニ(1858-1924)
台本:ジュセッペ・ジャコーザ、ルイジ・イルリカ
原作:アンリ・ミュルジュ
初演:1896年、トリノ

2さーじょん:2004/04/10(土) 10:39
Bel Cant Societyから出ているクライバー指揮のボエーム。1979年スカラ座、コトルバス(ミミ)、パヴァロッティ(ロドルフォ)。(いまネットで調べたら、Bel Cant SocietyのHPにはこの商品が載っていない。)
 クライバーよりも何よりも、ルチア・ポップ(ムゼッタ)が出てるから買った。あまりに画質悪くて、2幕で挫折した。まだ最後まで観ていない。ほったらかし
 自分の小遣いでオペラのLPを買うようになった10代の頃、持ってるソフトの数が少ないから、カラヤン盤のLPそれこそすり切れるほど聴いたものだが、いまはあまりよく聴くオペラではなくなった。僕もトシとって、青春オペラはつらくなったんかな?

カラヤン盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000041TD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005FKTD

3さーじょん:2004/06/02(水) 22:56
クライバー指揮、ゼッフィレルリ演出、1979年スカラ座公演、コトルバス(ミミ)、パヴァロッティ(ロドルフォ)、ポップ(ムゼッタ)、サッコマーニ(マルチェルロ)、ネステレンコ(コルリーネ)、Bel Cant Societyのビデオ。
 コトルバスが素晴らしい。「スカラ座、コトルバス、ミミ」っていうと、有名なエピソードがある。『スカラ座の人』には、衝撃的デビュー直後のコトルバスのインタビューが載っている。この役、第一人者はやっぱりフレーニだと思うけど、またひと味違う良さがある。病弱なお針娘らしさは、コトルバスの方が雰囲気あるかもね。ストラータスも悪くないんだけど、白化粧するとちょっと不気味でなぁ。
 パヴァロッティもロドルフォは当たり役だから、言うまでもなく快演です。フレーニと共演しているサンフランシスコオペラの映像と比べると、キーも下げていないし、舞台上の動きも(サンフランシスコよりは)軽やか。

4さーじょん:2004/06/02(水) 22:56
 ゼッフィレルリの演出は、メトほどインパクトはないが、やはり第2幕の群集が登場する場面は、ゼッフィレルリらしさ満開でした。舞台を2層に分けて、上層が通りの様子、下層がカフェ・モミュスの店内。上層ではつねに多人数の群集が行き交っている。
 『帝国・メト』には、ゼッフィレルリがこの作品を演出したときのエピソードが載っている。「ゼッフィレルリは200人以上のエキストラを使った第2幕で通路を駆け下りながら、『だめだ、だめだ、全員間違っている』と叫んだ。プリスは隣の人に向かって言った『どうやってわかるのかね』」(上巻、202ページ)。
 指揮は、この音質では判断できないなあ。相変わらずの統率力だけど、この作品に関しては、カラヤンが「めちゃめちゃいい」から……。これを聴くと改めて、やっぱりカラヤンは叙情的な作品のほうがイイということがわかった。

5さーじょん:2004/06/05(土) 15:47
ゼッフィレルリ演出、カラヤン指揮、ユニテル制作DVD
http://www.unitel.de/ucatalog/opera/labohem1.htm
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000E6FSX
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000677GF

6さーじょん:2004/07/26(月) 00:23
トスカニーニ指揮、1946年録音。NBC交響楽団
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00002882D
さすが初演指揮者! 素晴らしいです。

7さーじょん:2004/08/21(土) 02:02
>>5のDVD鑑賞。
カラヤンの指揮と、ロドルフォ、ミミの歌が素晴らしいですね。演出は、う〜ん、悪くないんだけど、とくに第2幕の群集の動かし方とか、いいんだけど、スタジオ収録ってのがちょっと気に入らないなあ。せめて第2幕と第3幕は野外ロケにしてほしかった。
とくにhttp://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/music/7336/1083078240/2の「カヴァレリア」観た後だと、スタジオ収録では、いかにも空間の広がりを感じさせてくれないことに不満が残る。
 しかしこのオペラ、なまじリアルにつくった映画仕立てだと、台本の滅茶苦茶さ、荒唐無稽さがかえって浮き彫りになってしまいますね。10代の頃は、こんな青春もいいかもなんて思ってたけど、いまではとても、そういう気持ちで観ることはできません。

8さーじょん:2004/08/21(土) 02:05
サンフランシスコ・オペラのビデオ観て初めて気がついたんだけど、ミミが息を引き取る瞬間って、ちゃんとスコアに書いてあるんだね。さすがに、間違いなくこの役第一人者のフレーニ、いちばん大切な場面はハズしません。

9さーじょん:2004/09/08(水) 22:53
レヴァイン指揮1980年録音
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000026Q8E
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000025XV9
http://www.hmv.co.jp/Product/Detail.asp?sku=796826

10さーじょん:2004/11/27(土) 16:34
バーンスタイン指揮1987年録音
http://www.deutschegrammophon.com/catalog/product.htms?PRODUCT_NR=4531092
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000267EV

11さーじょん:2004/12/26(日) 11:55
>>5のCD、2日に分けてクルマの中で聴く
http://decca.ddd.de/catalogue/tracklisting.php?catno=4210492&durl=&ourl=
やっぱりカラヤンは、こういう作品、上手いのう。現在の耳で聴くと、音もかなり「つくっている」っぽく聞こえる。にもかかわらず、いいなあと思ってしまうのよね

12さーじょん:2005/04/30(土) 23:20:57
掃除しながら聴く>>6トスカニーニ盤。骨太で、しかも情感に富んでいます。う〜ん、モノラルであることをハンデとしない、本当に名演だと思います。いや、モノラルで不明瞭なところがあるからこそ、トスカニーニの歌いっぷりが良く伝わってきます。唸り声も入ってますしね。

13女工ミミ:2005/09/25(日) 19:07:47
>>12
『オテロ』『ファルスタッフ』の項で書いたように(以下略)、アルバネーゼのミミを
聴くならNAXOSから出ているベレットーニ盤の方が数段いいですよ。なんといっても
トロリとした甘いジーリの歌声に(;´Д`)ハアハア…。

14さーじょん:2005/11/06(日) 23:44:40
ショルティ指揮1974年録音を聴く
http://www.bmgclassics.de/classics/productdetails.do?Bestell_Nr=74321394962&CatList=true
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000009NIW
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000003EM5
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1455525
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=213224
 ドミンゴのロドルフォ……1974年でドミンゴがまだ若いとは言っても、いくら僕がドミンゴ好きとは言っても、これは違和感ありです。第3幕・第4幕の悲劇的な展開ではまだしも、第1幕・第2幕の明るい場面では、いただけません。ショルティの指揮、第1幕の二人のアリアのように、叙情的に歌い上げてほしい場面ではやはりカラヤンの方がよいのですが、第2幕はそれほど悪くないですね。

15さーじょん:2005/11/06(日) 23:45:12
 やはりこれは、カバリエ女史を楽しむための録音でしょう。ドナルド・キーンの『音盤風刺花伝』http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1085282357/10、の116ページには、1976年3月メトロポリタン歌劇場、レヴァイン指揮、パヴァロッティ、カバリエの「ボエーム」の話題があります。
 「若い恋人たちの情熱が、このときの(飢えた詩人を演ずる)巨漢パヴァロッティと(肺病のお針子を演ずる)でっぷり女カバリエの二人によってほど完璧に表現された例はなかったことだろう。それらの役が要求する肉体的条件とこのふたりの歌い手の外観との間の矛盾を忘れるために、目を閉じる必要はなかった。どうしてなのかわたしには説明できないが、とにかくこのふたりをまったくそのまま受け入れることができたのである。」

 ああ、願わくは、カバリエ女史の歌うミミかヴィオレッタの映像が残っていますように!

16さーじょん:2006/02/26(日) 21:30:48
2月26日(日)、オーチャードホールにて二期会公演鑑賞。
ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ指揮、鵜山仁演出。東京フィルハーモニー管弦楽団、二期会合唱団、TOKYO FM少年合唱団。
木下美穂子(ミミ)、山田精一(ロドルフォ)、成田博之(マルチェルロ)、安藤赴美子(ムゼッタ)、萩原潤(ショナール)、黒木純(コルリーネ)。
公演概要  http://www.nikikai-opera.or.jp/la_boheme.html
鵜山仁インタビュー  http://www.nikikai-opera.or.jp/la_boheme01.html
稽古場風景  http://www.nikikai-opera.or.jp/la_boheme02.html
舞台写真  http://www.music.co.jp/classicnews/c-news/2006/0219-0225.html
 第1幕・第4幕は(当然)共通。舞台の中に、3段ほど高くなった位置に、屋根裏部屋が置かれている。背景には(おそらくパリの街並みを描いた)7枚の絵。屋根裏部屋の左手寄りに階段に通じるであろう出入口、右手奥には、バルコニーにでも通じているような扉(ロドルフォが「コルリーネ、死んだか?」と呼びかけるのはこの扉からだった)。部屋の中央より少し右寄りにストーブ、奥にベッド(当然ながら、第4幕ではそれは手前に引っ張り出されて、ミミはそのベッドで息を引き取る)。一人掛けのソファが一つ、あとは木製のイス、小さなテーブル。

17さーじょん:2006/02/26(日) 21:31:41
 第2幕開幕前、1階席にぞろぞろと衣装を着けたエキストラが入ってきて、幕が開くと舞台の脇から雑踏にまぎれていった。舞台は階段状、額縁は3層で、奥に行くほど間口が狭くなる。子どもたち、お母さんたち、おもちゃ屋なども登場する雑踏は、結構凝った演出だったと思います。前半しばらくのあいだ、オーケストラピットの手前に、エキストラのカップルが腰を掛けていちゃついていました。4人組+ミミは中央少し右寄りのテーブルに陣取り、ムゼッタと連れは中央少し左寄りのテーブル。「ムゼッタのワルツ」のあいだ、マルチェルロは右手奥に入って手近な女声とじゃれ合っているが、ムゼッタが脚を露わにするとたちまち前に出てきて「わが青春よ!」と歌い出します。帰営する軍隊が、舞台手前を左から右に横切って、ムゼッタが勘定書を助平爺に押しつけて幕。
 第3幕、背景は斜めに切られた壁、左手にマルチェルロとムゼッタのいる居酒屋、その手前に木のベンチ。ちらつく雪がとても綺麗でした。ミミは、ロドルフォとマルチェルロの会話を舞台右手よりの壁のあたりで立ち聞きします。マルチェルロとムゼッタが、中央で佇んで歌うロドルフォとミミの周りを、まとわりつきながら罵り合うさまが結構面白かったです。第4幕、装置は第1幕と同じ。ミミが息を引き取り、マルチェルロの「しっかりしろ!」の一声で、背景に掛けられていた絵が上に取り払われ、背景は白い照明で照らされ、明るい光りの中、屋根裏部屋だけが暗闇になっているような感じです。このラストの舞台全景が非常に美しかったのですが、>>16の舞台写真には掲載されていないのが残念です。

18さーじょん:2006/02/26(日) 21:34:48
 鵜山仁の筆による公演プログラムの「演出NOTE」には、「どこを切っても青春の血がほとばしるようなオペラ」とある。今回の公演は、演奏、歌唱、演出とも、まさにその言葉通りのものでした。
 いろいろ印象に残りましたが、まずは指揮者。僕は1階席で観ていて、普段なら指揮姿はあまり見えないのですが、今回は指揮台を高めにしていたのか、兎に角指揮ぶりがよく見えました。歌手にもオケにもよく見えるように合図し、鳴らすべきところで鳴らし、歌い上げるべきところで歌い上げ、抑えるべきところは抑えるという、非常に気配りの利いた指揮だったと思います。ちなみに、「アドリアーナ・ルクヴルール」スカラ座2000年のDVDの指揮者ですhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1085705619/2
 今回の公演は、もともと木下美穂子を目当てにチケットを買ったのですが(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1073887804/17-19参照)ロドルフォもマルチェルロもムゼッタも、コルリーネもショナールも、瑞々しさにあふれた、素晴らしい歌だったと思います。全員が良かったということはやはり、覇気あふれる指揮に支えられた面が大きかったのではないかしら。
 そして演出。僕自身は、この演出それ自体に、何かのメッセージのようなものは(たとえ演出家が意図していたとしても)感じませんでしたが、というよりも、この作品の演出に、下手なメッセージは不要だとも思っていますが、とても美しく、シンプルではあるが貧相なところはまったくない、この作品自体が持っている魅力を十二分に引き出すものだったと思います。
 ところで、演出全般に関しては、昨年新国立劇場で観た、フィリップ・アルロー演出のアンドレア・シェニエhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1073887666/19-28とかなり似た印象を持ったのは、僕だけでしょうかね。屋根裏部屋の上端が斜めに切られ、第2幕・第3幕で緞帳の代わりに左右から閉まる壁の切り口が“< >”の形であったり、第3幕の背景の壁が斜めであったりするところ。屋根裏部屋の場面や、第3幕の照明の色づかい、とくに、最後の背景が白一色の照明になるところなんかは、かなり似た印象を持ちました。
 この演出家もフランスで勉強しているらしいから、何かしら共通のバックボーンがあるのかしら?

19<font color=#FF0000>さーじょん</font>[TRACKBACK]:2006/02/28(火) 21:50:16
A・Bキャスト双方観たCypress様も、Bキャスト(僕が観た方)をお気に召したようです(トラックバック参照)。Cypress様の劇評、とくに指揮&オケの評価は、いつも感心させられます。

20さーじょん:2006/03/02(木) 00:59:32
 世の中的には、フィギュアスケートのおかげでトゥーランドットがちょっとしたブームみたいだけど、僕的には、日曜日の二期会公演鑑賞>>16-18のおかげで、久しぶりにこのオペラに目覚めてしまった。>>2にも書いたように、持っているオペラのLPが少なかったから、もう一生分、聴いてしまったような気になっていたんだけど、改めて聴くとやっぱりイイなあ。でもって、Cypress様のブログに、フレーニのミミについて触れられていたので、どうしてもフレーニのミミを聴かなければおさまらない。というわけで久しぶりに観る1989年サンフランシスコ・オペラ公演。といっても、僕は↓のDVDを持っているわけではなくて、当時教育テレビで放送されたのを録画したVHSですけどね。
http://www.kultur.com/page/kultur/PROD/D0002
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00003M5GA
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=425123
 ティツィラーノ・セヴェリーノ指揮、フランチェスカ・ザンベルロ演出、サンフランシスコ歌劇場管弦楽団・合唱団。
 ミレルラ・フレーニ(ミミ)、ルチアーノ・パヴァロッティ(ロドルフォ)、ジーノ・キリコ(マルチェルロ)、サンドラ・パチェッティ(ムゼッタ)、ニコライ・ギャウロフ(コルリーネ)、スティーヴン・ディクソン(ショナール)、イタロ・ターヨ(ベノワ/アルチンドロ)。

21さーじょん:2006/03/02(木) 01:00:08
 この歌手陣、何の不満がありましょうか。フレーニ、パヴァロッティともに御年54歳。ミミ、ロドルフォの第一人者の実況映像が残っているだけでも、本当に嬉しい限りです。「冷たい手を」、「私の名はミミ」ともにキーを下げていることとか(でも「冷たい手を」のほうは、下げすぎているせいか雰囲気違うなあ)、カラヤン盤のほうがあるかに声に艶も張りもあることとか、青春オペラのヒロインとヒーローとしては、見た目にもキツイものがあることとか、すべて「大した問題ではない」。
 とくにフレーニ女史。将来、この人を超えるミミは出てくるのかしら? 第3幕、第4幕は迫真の演唱です。第3幕、「ああ、マルチェルロ、助けて!」と歌うところとか、第4幕、「ここに来ると、私は生き返るわ!」とか、もう涙鼻水出放しになります。このミミを実際に観たとは、うらやましい限りです。。。
 ただし、指揮に関しては、二期会公演の観たロベルト・リッツィ・ブリニョーリのほうが、統率力あったし、切れ味も良かったような気がするなあ。もっとも、3日前とはいえ、それほど細かいところまで覚えているわけではないから、記憶はかなり美化されているかもしれませんけどね。

22Cypress:2006/03/02(木) 16:20:47
パパは本当に貴重な画像とかたくさんお持ちですよね。それもちゃんと
みな聴いたり観たりしている所が凄いです(^^♪

オペラの感想で指揮オケ評がいいっていうのもどうよとは思いますが
取り敢えずお褒めに預かり恐縮です。

23<font color=#FF0000>さーじょん</font>[TRACKBACK]:2006/03/03(金) 00:57:37
>>22 Cypress様、コメントありがとうございます。
 歌手の声が出てるとか出てないとかのレベルの話なら、僕でも何とか判別つきますが、「こういうふうにうまくまとめ上げられているのは指揮者の功績」といった視点で見られるのは、やはり数多くの良質の実演に触れているCypress様ならではと、いつも思っているわけでして。。。

24さーじょん:2006/03/03(金) 00:58:44
 というわけで、ちょっとした「ボエーム」ブームです。今日は通勤電車の行き帰りと、あと仕事から帰ってきてから再度、都内に出掛ける用事があって、その行き帰りで、>>6のトスカニーニ盤聴いてしまいました。最近ワーグナーにちょっと傾倒していたけど、やはりこういう、演奏時間が短くて、展開が早くて、気楽に聴けるオペラもいいなあ。
 またしても指揮の話になってしまうのは、トスカニーニのCDですから、致し方ないところですが、やはり切れ味いいですね。とくに第2幕とか、第4幕で4人のバカ騒ぎ〜ムゼッタが駆け込んでくるところの場面転換とか、ほれぼれとします。
 第2幕のムゼッタの登場場面、何回聴いてもインパクトのある旋律(リズムの符割だけを抜き出すと、「ニーベルングの動機」にちょっと似ている)ですが、これくらい輪郭のはっきりした演奏だと、ムゼッタの跳ね駒ぶりが目に浮かぶようですね。

25さーじょん:2006/10/08(日) 01:29:00
>>9レヴァイン盤を聴く。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000G03Q3W
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1286033
レヴァインの指揮、第1幕・第2幕はとっても良いのう。。。ミルンズって、何でもよく歌うとは思いますが、やっぱりこういう、ちょっと暖かみのある役のほうが、僕は好きです。あとクラウス、文句なしに巧いんだけど、ちょっとやっぱ、分別くささがあり過ぎかな〜。ミミ(スコット)とのやり取りも、何となく父娘の対話みたいに感じてしまうなあ。。。

26さーじょん:2006/11/28(火) 01:04:14
>>10のバーンスタイン盤鑑賞。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/504806
 25日昼、このオペラを下敷きとしたブロードウェイ・ミュージカル「RENT」鑑賞。この掲示板にはオペラ(+声楽)以外の感想は書かないようにしていますが、理由は簡単で「キリがなくなるから」です。とはいえ、今回はさすがにいろいろと思うこともあったので、要点だけかいつまんで、バーンスタイン盤の感想にかこつけて多少はメモしておきます。
 さて「RENT」。途中までは「ちょっとHIVに大きな役割を与えすぎではないかい?」と思いましたが、1990年前後にNYで(ボヘミアンのごとくに)暮らす若者たちを描こうとすると、避けて通れないということなのかもしれませんね。
 「ボエームを下敷きに」となっていますが、「再現」ではないけれども、かなり「踏まえて」書かれている部分があって、とても楽しめました。何と言ったらよいのか、ボエームというオペラの持っている、いちばん大切なエッセンスは、確かに「RENT」に引き継がれていると思います。
 さてバーンスタイン盤。「RENT」を観たら何となく元ネタのほうが聴きたくなってしまったわけですが、これが本当に、青春がほとばしるような、瑞々しい演奏であります。(当時としては)大スターがいないおかげで、アンサンブルオペラとしてとっても良い感じに仕上がっていますね。もう一言。やっぱりバーンスタインって、アメリカ人なんだなあと痛感しました。

27さーじょん:2006/12/31(日) 02:03:28
意外なことに、この掲示板に書くのは初めてです。永遠の名盤、セラフィン指揮1959年録音。
http://catalogue.deccaclassics.com/catalogue/prodshow.jsp?searchstr=425534
http://catalogue.deccaclassics.com/catalogue/prodshow.jsp?searchstr=448725
http://catalogue.deccaclassics.com/catalogue/prodshow.jsp?searchstr=470431
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00006469L
http://www.hmv.co.jp/product/detail/428119
http://www.hmv.co.jp/product/detail/104313
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1797604
 年末だというのに、エアコンがイッてしまいました。部屋が寒い!(ガスファンヒーターはあるんですけどね……)というわけで、寒い部屋に最も似合うオペラといえば、これしかありません。というわけで、久しぶりのセラフィン盤全曲通しの鑑賞です。
 やっぱ凄いわ。今回印象に残ったのは、ベルゴンツィの「巧さ」。やっぱり僕にとっては、「理想的イタリア人テノール歌手」です。テバルディとバスティアニーニ、第3幕が素晴らしいですね。そして、それらの歌手の魅力を引き出しているのが、セラフィンの棒さばきです。いやーDeccaはよくぞこの録音を残してくれた!

28さーじょん:2007/04/02(月) 22:56:13
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1074602369/31に書いたように、「カラヤン+ベルリン・フィル」が聴きたくなって、>>2>>11のカラヤン指揮1972年録音を聴く。
http://catalogue.deccaclassics.com/catalogue/prodshow.jsp?searchstr=421049
http://www.hmv.co.jp/product/detail/47071
http://www.hmv.co.jp/product/detail/79967
こうしてベルリン・フィルの響きに注目しながら聴くと、やっぱり巧いと感心してしまいます。とくに第2幕の、さまざまな音が交錯しているところなんか、これ以上の演奏は想像できないくらいですね。

29さーじょん:2007/11/11(日) 00:25:29
秋はタンホイザーの季節ですが、冬はラ・ボエームの季節です。というわけで、>>6>>12のトスカニーニ盤を聴く。う〜ん、どうしてもトスカニーニの全曲録音が残っているオペラって、トスカニーニ盤が「決定盤」になっちゃうなあ。仮面舞踏会とか、ファルスタッフとか……。これもそうだなあ。割と多くの演奏を持っている作品だと思うけど、結局これか、セラフィンか、カラヤンに落ち着いてしまうんだなあ。。。

30さーじょん:2008/01/29(火) 22:29:34
1月26日(土)新国立劇場公演鑑賞。
 粟國淳演出、マウリツィオ・バルバチーニ指揮、東京交響楽団、新国立劇場合唱団。
 マリア・バーヨ(ミミ)、佐野成宏(ロドルフォ)、ドメニコ・バルザーニ(マルチェルロ)、塩田美奈子(ムゼッタ)、宮本益光(ショナール)、妻屋秀和(コルリーネ)。
公演概要&初日舞台写真
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000010_opera.html
http://www.nntt.jac.go.jp/frecord/updata/20000030.html
2004年の舞台↓
http://www.nntt.jac.go.jp/frecord/opera/2004~2005/laboheme/laboheme.html
 二日間続けての新国立劇場でのオペラ鑑賞となりました。土曜日はオペラ劇場で「ラ・ボエーム」です。
 2004年に上演されたプロダクションの再演ですが、再演時にも粟國淳が演出していたようですね。屋根裏部屋に通じる廊下が観客席から見えたり、第2幕で建物がさまざまに回転して、街並みのアングルが変わっていくように見えたりといった工夫がありますが、基本的にはオーソドックスな演出と言ってよいでしょう。ただ、>>16-18の「青春の血がほとばしるような」演出にくらべると、少し温和しいかなという感もあります。一例を挙げると、第1幕でミミの蝋燭が消えてしまったときも、「ロドルフォが自分の蝋燭を吹き消す」という所作はありません。

31さーじょん:2008/01/29(火) 22:30:06
 歌手陣は、とくに誰かが傑出して印象に残ったということはありませんが、総じて佳演でした。そのおかげで、アンサンブルとして非常にバランス良く仕上がっていました。とくに今回は2階一列目という好ポジションでの鑑賞でしたから、声、オケともによく聞こえました。
 前半ではどうにもミミに聞こえなかったマリア・バーヨですが、決して下手な歌手ではないし、後半にいくにつれてしっかりと役になりきっていたと思います。
 ひとつ感心したのは、ムゼッタですね。さすが「年の功」です。http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1122049293/31-32でグルベローヴァが歌う「田舎娘を演じるときは」(『こうもり』より)を聴いたときに、小娘役ってのは50歳を過ぎてから演じたほうが面白いんだなーと思いましたが、今回の塩田美奈子にも同じことを感じました。
 指揮も派手さはなかったものの、この作品の魅力が十二分に伝わる、たいへん手堅い棒さばきでした。全体としては大いに満足し、そしていつものように、ラストシーンでは涙した公演でした。

32さーじょん:2008/08/15(金) 23:43:14
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1079223329/30に引き続いて、>>6>>12>>29のトスカニーニ盤です。トスカニーニというと、どうしても「きっちりした演奏」に注目してしまうわけですが、こうしてまとめて聴くと、とっても熱い人なんですねー。というわけで、トスカニーニ指揮のオペラ全曲盤(正規録音)は一通り聴き終えました。今度は……フルトヴェングラーでも聴こうかしら。

33さーじょん:2008/12/02(火) 00:32:45
11月30日(日)テアトロ・ジーリオ・ショウワにて、藤原歌劇団公演鑑賞。
 岩田達宗演出、松下京介指揮。東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団、藤原歌劇団合唱部、多摩ファミリーシンガーズ。
 野田ヒロ子(ミミ)、市原多朗(ロドルフォ)、佐藤美枝子(ムゼッタ)、谷友博(マルチェルロ)、柴山昌宣(ショナール)、久保田真澄(コッリーネ)。
http://www.jof.or.jp/opera_kouen/2008-2009.html
 2007年1月初演のプロダクションの再演です。僕はもちろん初見です。
 この劇場、とくに3階サイドの席はオペラ向きとは言い難く、舞台の3割か4割くらい見切れてしまいます。視界は最低ですが、響きは最高でして、3階席にもかかわらず、目の前で聴いているような明瞭な響きでした。というわけで、舞台装置に関しては、公演プログラムにも「佐伯祐三の絵画をイメージした」と書かれていますが、僕の席からは、よくわかりませんでした。演出も、かなりオーソドックスなものという印象があります。最後まで「あれ?自分この初演、見たっけなあ?どうだったかなあ?」と思い出せなかったので、この作品の演出って、総じてオーソドックスなものが多いということなのかもしれません。

34さーじょん:2008/12/02(火) 00:33:37
 指揮者はかなりお若い方のようですが、熱の入った演奏でして、僕は結構好きです。もちろん、叙情的な、美しい響きが欲しいところでのイマイチ感はありますが、「迸る青春」はそれなりに表現できていたのではないかと思います。上にも書いたように、ホール自体の響きの良さに助けられた面も大きいとは思いますが。
 歌手陣では、やはり野田ヒロ子が出色。しっとりとした声質は本当にミミにぴったりですね。見た目にも、病弱なお針子さんっぽかったし。その他の歌手陣も、スター級を揃えていますから、藤原歌劇団としても力の入った公演なのでしょう。残念なことに、いちばんのスターである市原多朗は、体調が良くなかったのか、「冷たい手を」の終わりあたりから声にノイズが入ったり、声に伸びがなくなって無理矢理ロングトーン出したりと、必ずしも本調子ではなかったように見受けられました。それでもかなりの高水準でしたから、さすがと言うべきでしょう。
 武蔵野音楽大学講演「フィガロの結婚」http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1073887372/41-42でアルマヴィーヴァ伯爵を歌っていた谷友博のマルチェルロ、やはりこの人、良い声してますねー。そして佐藤美枝子のムゼッタ。>>31にも書いたように、やっぱりベテランがこの役を歌ったほうが、オペラ全体の印象もかなり良くなるように思えました。
 何だかんだ言っても、冬は「ラ・ボエーム」の季節ですから、当然、大いに楽しみ、また大いに泣いて来ました。ま、僕自身、「よ〜し、今日は泣くぞー」って気持ちで観に行っているわけですしね。

35さーじょん:2010/09/26(日) 22:45:36
寒くなってくると、このオペラを聴きたくなります。というわけで、ビーチャム指揮1956年録音。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/292973
 僕が持っているのは旧盤で、「歌はステレオ、管弦楽は疑似ステレオ」という怪しげなシロモノです。
 やはり定評のある演奏ですね。情感たっぷりです。トスカニーニ、セラフィン、カラヤンという名盤があるので、ファーストチョイスとは考えにくいですが、十分「二番手」といえます。

36さーじょん:2012/03/01(木) 06:26:41
2012年1月22日(日)新国立劇場公演鑑賞。
粟国淳演出、コンスタンティン・トリンクス指揮、東京交響楽団、新国立劇場合唱団、TOKYO FM少年合唱団。
ヴェロニカ・カンジェミ(ミミ)、ジミン・パク(ロドルフォ)、アリス・アルギリス(マルチェルロ)、アレクサンドラ・ルプチャンスキー(ムゼッタ)、萩原潤(ショナール)、妻屋秀和(コルリーネ)。
公演特設サイト&初日舞台写真
http://www.atre.jp/11laboheme/
http://www.nntt.jac.go.jp/opera/20000175_frecord.html
2008年1月公演(>>30-31
http://www.nntt.jac.go.jp/opera/20000010_opera.html
http://www.nntt.jac.go.jp/opera/20000030_frecord.html
2004年9月公演
http://www.nntt.jac.go.jp/season/s238/s238.html
http://www.nntt.jac.go.jp/frecord/opera/2004~2005/laboheme/laboheme.html
2003年4月公演
http://www.nntt.jac.go.jp/season/s186/s186.html
http://www.nntt.jac.go.jp/frecord/opera/2002~2003/laboheme/laboheme.html

37さーじょん:2012/03/01(木) 06:29:09
 2012年初のオペラ鑑賞は、新国立劇場のラ・ボエームでしたが、2月は仕事が忙しくてバタバタしているうちに、記録をつけずに1カ月以上経ってしまいました。
 記憶も曖昧ですが、会場でお会いした知人の方が仰っていたように「レパートリー公演らしい公演」だったと思います、総じて歌手は小粒で、指揮・オケふくめて、何が印象に残ったというわけでもないのですが、これもまた他の知人の方が仰っていたように、「プッチーニはやっぱり『あざとい』から、『冷たい手を』、『私の名はミミ』から『うるわしの乙女よ』の二重唱までの流れって、やっぱりウルウル来ちゃう」のであります。そしてやはり、第4幕では落涙するのであります。
 それにしても、悲しむべきことなんだけど、(繰り返し書いているが)かつてはオペラの実演を観に行くって、もっと血湧き肉躍るイベントだったんだけど、今シーズンは新国立劇場のオペラ・ホリデー通しチケット買っちゃったせいか、何かやたらと「消化試合」的になっている気がする。
 来シーズンは、通しチケットは、やめにします。

38さーじょん:2016/11/23(水) 22:02:38
2016年11月20日(日)新国立劇場公演鑑賞。>>30-31>>36-37の再演。
粟國淳演出、パオロ・アリヴァベーニ指揮、新国立劇場合唱団、TOKYO FM少年合唱団、東京フィルハーモニー交響楽団。
アウレリア・フローリアン(ミミ)、ジャンルーカ・テッラノーヴァ(ロドルフォ)、ファビオ・マリア・カピタヌッチ(マルチェッロ)、石橋栄実(ムゼッタ)、森口賢二(ショナール)、松位浩(コッリーネ)。

公演概要&初日舞台写真
http://www.nntt.jac.go.jp/opera/performance/151224_007955.html
http://www.nntt.jac.go.jp/enjoy/record/detail/161117_009480.html

39さーじょん:2016/11/23(水) 22:03:43
 4年半前の>>37に「通しチケットはやめた」なんて書いてあって、ちょっと感慨深いです。
 さて演出もお馴染みで、大スター歌手もいない「レパートリー公演」と言ってもよい公演ですが、なかなかの上出来でした。主役4人、とくにロドルフォの「イタリアテノール馬鹿」っぽい歌いっぷりでしたし、ヒロインの声質がミミにぴったりで、大いに満足です。
 指揮に関して、会場でお会いした知人の方は「ちょっと重過ぎ」と言われていましたが、僕はさほど気になりませんでした。まあ何よりも、>>37にもちょこっと書いているように、プッチーニはじつに巧いなあと思うわけであります。

40さーじょん:2020/04/18(土) 08:42:14
「コロナ禍」で多少ヒマになって、ネットサーフィンなどをたしなみながら、>>2>>11>>28のカラヤン盤を聴く。通して聴くのはホント、久しぶりだけど、やっぱり「僕的定盤」。何も言うことはございません!!!

41さーじょん:2021/02/06(土) 11:02:32
2021年1月30日(土)東京文化会館にて藤原歌劇団公演鑑賞。
岩田達宗演出、鈴木恵里奈指揮、東京フィルハーモニー交響楽団、藤原歌劇団合唱部、多摩ファミリーシンガーズ。
伊藤晴(ミミ)、笛田博昭(ロドルフォ)、オクサーナ・ステパニュック(ムゼッタ)、須藤慎吾(マルチェッロ)、森口賢二(ショナール)、伊藤貴之(コッリーネ)、
>>33-34と同じ演出ですが、感染症対策による変更があった模様。あと、児童合唱は舞台には登場せず、事前録音音源を流していました。
公演情報
https://www.jof.or.jp/performance/2101_boheme/
舞台裏レポート
https://www.jof.or.jp/performance/blog/2101_2_boheme/
直前に指揮者変更あり。
https://www.jof.or.jp/news/news_3937

42さーじょん:2021/02/06(土) 11:03:04
結果的に、ですが新国立劇場「トスカ」 https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/7336/1079184430/48-51 に続いて二週連続での「プッチーニ祭り」と相成りました。開幕前は、メーリ(カヴァラドッシ)が圧倒的だったトスカに比べて分が悪いかな、などと思ってましたが、終わってみれば、指揮・歌手・オケ、いずれも奮闘、大いに満足致しました。
急きょ代役となった指揮者、お若い女性ということもあって、開幕直後は当方も色メガネで観ていて「肩に力入り過ぎ?」「空回りしてない?」などと思ってましたが、いやいや、しっかりした、立派な指揮ぶりでございました。多分、だけど、この指揮者「ボエーム」好きなのね。

43さーじょん:2021/02/06(土) 11:04:58
歌手も総じて好演。やっぱりこの作品「群像劇」なんだなぁ。突出した歌手がいなくても、チームワークが良いと本当にイイ作品になるんですね。
「冬にボエームを聴く」っていうのは、僕にとっての「涙腺スイッチ」としてのお膳立てが出来過ぎでして、今回も第1幕後半、舞台裏から「夜分にすいませんが・・・」というミミの声が聴こえただけで「その後の物語」が走馬灯のように浮かんできて、もうダメ〜〜〜。「まあ、何てこと、カギを失くしちゃったわ」からウルウルが止まらず。「冷たい手を」も「私の名はミミ」も落涙しながら聴いておりました。
僕が観た日の舞台写真↓
https://www.jof.or.jp/performance/blog/2101_2_boheme/4108-20210130_r-2

44さーじょん:2021/02/06(土) 12:01:35
>>41-43の感想などをまとめているうちに、>>6>>12>>29>>32 のトスカニーニ盤、聴き終えてしまいました。何か、わかった。その他のオペラでも、僕がトスカニーニ盤を好んで聴く理由って、情報量が少ないので、ラクに聴き流せるから、ではないだろうか? ムニャムニャ・・・。

45さーじょん:2022/01/23(日) 07:53:58
冬はボエームの季節です。購入はしたけど未聴だったCD。コリン・デイヴィス指揮1979年録音。手兵のコヴェント・ガーデンとともに録音した一連のオペラ・シリーズですね。
hmv
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3871356
http://www.hmv.co.jp/product/detail/841644
amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/B000004191
https://www.amazon.co.jp/dp/B0000040Y9
https://www.amazon.co.jp/dp/B00JOUAZZ2
オケが情感たっぷり! 完成度も高いし。リッチャレルリ&カレーラス「哀れ感」全開ですね。リッチャレルリ、こういう役はイイなぁ。フレーニやテバルディとはひと味ちがうミミです。

46さーじょん:2023/07/09(日) 22:01:10
2023年7月8日(土)新国立劇場公演鑑賞。>>30-31>>36-37>>38-39の再演。
粟國淳演出、大野和士指揮、東京フィルハーモニー交響楽団、新国立劇場合唱団、TOKYO FM少年合唱団。
アレッサンドラ・マリアネッリ(ミミ)、スティーヴン・コステロ(ロドルフォ)、須藤慎吾(マルチェッロ)、ヴァレンティーナ・マストランジェロ(ムゼッタ)、駒田敏章(ショナール)、フランチェスコ・レオーネ(コッリーネ)。

夏の盛りに何でまたボエーム!?!?という疑問は残りますが、指揮、オケ、合唱に躍動感があって、主役二人は声も歌も舞台姿も瑞々しくて、とっても満足した公演でした。ムゼッタとミミの「キャラの棲み分け」も上々だったし。
敢えて難癖をつければ、大野和士の指揮にドイツ的力こぶが強めだったこと、でしょうか。うなり声が4階席まで聞える場面も。「唸る」んじゃなくて「歌う」であって欲しいのよね〜。
まあ「敢えての難癖」です。トータルでは元気あって良かったし、流石の統率力でした。

47さーじょん:2023/07/09(日) 22:01:57
新国立劇場の「レパートリー」とも言えるプロダクション。やはりこの作品はオーソドックスな演出が良いですね。他にもトスカ、フィガロ、サロメ、蝶々夫人、ばらの騎士……などは長年慣れ親しんだ演出ですが、どれも何回観ても飽きないと思います。リゴレットも、前の前の演出が良かったのよ〜。

当日の僕の書き込み↓リンク集もアリ
https://www.facebook.com/hogehoge2005/posts/pfbid02H1U3qv5TjdPMYBN9wk2JCCw6zt7Ngc54ad28qmWwiwCqQrUS3f7RPKbHJZcYqe5kl
公演概要↓
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/laboheme/
ダイジェスト(2020年1月公演より)↓
https://youtu.be/lqLA_gMuWao


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