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菊地成孔の音楽
20
:
伯爵
:2003/01/18(土) 20:58
DCPRGはやっぱりライブだな、って思います。昨年末のリキッドルームのライブ見に
行ったんですけど、その感想をちょっと書いてみることに。
なんといっても胆は菊地氏のアクションなわけです。ステージ中央で客に背を向けて
次々に手で各演奏者に指示を出す様を見てると、このバンドの要点は「菊地氏の腕が
2本しかないこと」と「予測可能性」なんじゃないかと思いますね。
もはやDCPRGは『オン・ザ・コーナー』じゃなくてジョン・ゾーンになってます。
そのライブの1曲目でも感じましたが、素早いカットアップのオン/オフが連続する
曲のほうがこのバンドは冴えているし、リズム隊にニュアンスが要請されないファンク
の曲では、ほんとにふつーのファンクをやっているだけで、客も相当にダレてました。
ライブ後半の盛り上げ方は非常にベタで、このあたり、最近のジャム・バンドとして
括られても仕方ないものがある…。
なお、坪口氏のキーボードが途中で出したF1風フュージョンしてるキーボードと、
高井氏のギターの音は個人的にはアウトでした。
それにしても、こうして書くにつれ、菊地氏の音楽の"語りやすさ"を思ってしまう…。
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