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無限学園∞小説

15村上:2015/11/12(木) 18:08:31
横山side

雛と大倉先生が帰ってきたのは何分も後だった。
少し怒りながらも笑顔でみんなと話していると、
雛が近づいてきた。

横「雛…どうしたん?」
村「ふわぁ…ちょっとな…眠いねん…」

俺の肩に頭をポンッと置くと目を閉じて寝だす雛。
ギュッと俺の服の裾を持っているのが愛おしかった。
なんならギュゥって抱き締めたい。
でも、ごっつあかんような気がする。
目の前にいる大倉先生が原因だ。
先程からずっとムスッとした様な顔でこっちを見ている。
その顔からは、怒りのオーラが出ている様な気がした。

横「…なんか、ついてますかね?」
大「別に…なんもついてへんで?」

さっきの様に優しく微笑んでくれてるんやけど、どこか怖い。
少しだけ体が震えていた様な気がした。
その少しの震えに大倉先生は気付いたのかニヤッと笑った。

大「なぁ…」

ゆっくり俺の隣に来ると顔を俺の耳に近づけた。

大「村上君、返してもらっていい?」

ビクッと肩が揺れると同時に雛が起きた。
雛は目をトロンとさせて俺を見てきた。

村「ヨコォ…どうしたん?」

なんでもない、そう言うて丸山先生達の方を向いた。
雛はまた大倉先生に呼ばれたらしく席を外した。
五人で楽しく話しているといつの間にか昼休みが終わっていた。

渋「あれ…雛は?」
丸「大倉も居らへんなぁ…?」

二人はまだ戻っていなくて、二人が居た場所には弁当箱だけがあった。
この時、探していれば良かった。
そう思ったのは放課後だった。


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