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∞無限小説∞

100そう:2015/08/31(月) 20:48:06
次の日の朝。村上は錦戸の様子を見に寝室を訪れた。

ガチャ

「っ…村上君!俺、何で裸なん⁈ここどこ⁈後、何でめちゃくちゃ腰痛いん⁈」
「……覚えて、」
「ないっ‼︎」

ベッドの上には既に起きていて、腰が痛いのだろう、眉間に皺を寄せた全裸の錦戸が布団にくるまっていた。

「ほぉ〜ん…亮、今日仕事は?」
「午後からやけど…」
「奇遇やな、俺も午後からやねん」
「え、あ、そうなん…?てか、質問の答え‼︎」
「ここは横ん家。何で裸なのか、何で腰が痛いのかは…これから思い出そっか」

錦戸の目の前には、妖艶な笑みを浮かべた村上。グイッと顔を近づけ、その後頭部を掴んだ。

「え、え、ちょっ…」
「忘れた亮が悪い」
「なっ…ん、ふぅ…んんっ!」

錦戸の薄い唇に口付けすると、無理矢理舌で唇をこじ開け、ネットリと絡ませる。

「っ…///う、そやろ…?」
「ホンマや、アホ」

するとまた寝室のドアが開いた。

「おいゴラ!俺のベッドの上で何やってんねん‼︎」
「よかーま君!なぁ、俺何でっ…」
「覚えてへんのやって」
「……そっか」

錦戸は横山の表情を見て、だんだん村上が行動で示したソレが、本当のように思えてきた。

「朝っぱらからうっさいのぉ…」

今度は頭をガシガシと掻きながら明らかに寝起きの渋谷が入って来た。

「あ、ゴリラ!亮に近づくなやっ、昨日挿れれなかったからって襲おうとしたんやろ‼︎」
「ちょ、すばる君⁈」
「すばる、どっくんは昨日の事覚えてないらしいで?」
「……マジかぁ…」

これは、やってしまった。


その後は年上三人に会う度に身体を求められ、好きだ愛してるだ囁かれる毎日。身体を求めない日ももちろんある。しかしそれもそれで本気だと感じてしまう。

答えはまだ出ないが。むろん、いつかは出さねばならないのだろう。

一体どういう始まりなのかは覚えていないけれど。

end


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