[
板情報
|
R18ランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
暫定保管スレ【第105話61レス以降 作品・保全ネタ】
135
:
名無しリゾナント
:2016/01/11(月) 12:44:25
足元に突き出た、黒鉄の牙。
気づくのがわずかでも遅かったら、貫き刺されていた。
「ダメだよー。後輩の邪魔しちゃ」
「くっ!!」
ふわりと微笑む「悪魔」、舞美は彼女を睨み付けることしかできない。
「ジュース」のメンバーたちは、全てを切り裂く鋼翼に守られていた。
歯軋りをするような思い。
今の舞美を支配している感情だった。
目の前の、美しすぎるほどの金髪と正式に対面したのは、ダークネスの幹部からリゾナンターの殲滅を拝命した時のこと。
あの時は、圧倒的な実力差に何もできずに異空間に送り込まれた。
当時より強くなったと思えるくらいの研鑽を重ねてきた。はずなのに、突付けられたのは無力な自分という現実。
このままでは、呑み込まれてしまう。
一方。佐紀を甚振るのに飽きた少女は、今度は傍らに倒れていた雅に目をつける。
佐紀を投げ捨てると雅を抱え上げ、そのままぐるぐると回し始めた。
「あははは、楽しーい」
「もう、うえむー!遊んでないでこっち来て!!」
「えー、めっちゃ楽しいよこれ」
「いいから早く!」
「はーい」
キーキー喚く少女に辟易したのか観念したのか。
遠心力で雅を打ち捨て、四人のもとへ走る少女。ここに、五人の赤と黒が揃う。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板