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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part6

657名無しリゾナント:2016/09/09(金) 12:54:58


「えっ? 私に、ですか?」

大柄な男に連れて来られた少女は、いかにもか弱き存在を主張したような口調でそう言った。
おかっぱの髪型と白い肌、それと黒目がちな瞳が印象を強調する。

「そうだ。君を含めた五人には、これから戦闘員としての正式運用という大きなチャンスが待っている。そのための、面談だ」
「よかったじゃん!これでお前も大スター確定だぞ!」

「鋼脚」が説明する横から、男がピントのずれた言葉を少女にかける。
大スターの意味するところは「鋼脚」には理解できなかったし、またしようとも思わなかった。

「ところで、君は」
「俺っすか? 俺は『ジャッジメント』のマネージャーっす!」
「……」

ますます持ってさっぱりな話。
将来有望である彼女たちの身の回りを世話させるために組織が宛がったのは、眼鏡をかけた小柄な中年だったはず。
このような落ち着きのない男ではない。

「あれ?俺のことご存じない? これでもキノシタさんの下でめっちゃ活躍してたんだけどなぁ! ま、キノシタさんが死んじゃっ
たから俺がジャーマネやってんだけど」

そうだ。
確か中年の名前はキノシタ。性格に難はあるものの冷静な判断ができるとして『ジャッジメント』の世話役に抜擢された構成員だっ
たということを「鋼脚」は思い出した。


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