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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part5

489名無し募集中。。。:2014/12/30(火) 13:16:05
「なんだぁ?マツコにオバマにイノキとマイケル…馬? ふざけた奴らだな。現場の奴は何やってんだ、こ
んな連中通しやがって」

もう一人の警備員は不快なものを見る目つきで、画面を凝視する。
二人がモニターに集まっているのを見た他の警備員たちも、一斉にそこに群がり始めた。

「こいつら子供だろ。背も小さいし」
「まったく最近のガキときたら。どういう教育してやがるんだ」
「俺が行くわ。ちょっとデカイ声出して怒鳴り散らせば、泣いて謝るだろ」

一人の屈強そうな警備員がいざ往かん、と立ち上がりかけたその時。
部屋の奥のほうで。

「そいつらは、あんたたちじゃ無理だね」

パイプ椅子に深く腰掛け、カーキ色のツナギ状の服を着た女が言う。
肩のところで、緩くカールのかかった髪。一重に近い、幅の狭い二重。ぼーっとしているような、困ってい
るような。表情が読めないとでも言うべきその女は、言いながら手にしていたビニール袋からメロンパンを
もそもそと食べ始めた。

「あんた、そりゃ一体どういう…」
「そのオバマの子が『能力』、使ってたから」
「い!の、のうりょく!!」

目を白黒させ泡を吹く勢いなのは、女の傍らに立っていたスーツ姿の中年だ。
彼は、リヒトラウムの警備部門の責任者だった。


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