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真空管アンプ 2
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6L6WGBと6AR6は、プレート損失とSG耐圧はほぼ同じです。同じプレートで沢
山電流を流そうとすると損失オーバーになるので、バイアスを深くして同じ
くらいの電流で動作させるつもりです。
赤球というのは5692あたりのことを指すのでしょうが、普通のプッシュプル
ならば候補になっても、CSPPの場合には役不足なのです。CSPPでは、50%の
多大なKNFがかかるので、出力段の増幅率は出力管のgmによって変わりますが
1.4倍〜1.9倍と非常に少ないです。その代わり高いDFと低歪みが得られます。
5KΩのOPTの一次側で20Wの出力の時、発生する交流電圧は実効値で300Vを超え
ますが、出力段での増幅率が小さい分、最低でもドライバー段でこの電圧の6〜
7割程度を稼がないといけないわけです。
現実的なドライブ方法は、非常に増幅率の大きな五極管に大きなプレート負荷
で500〜600Vもの高電圧をかける方法がひとつ。出力段と同じ電圧でドライブし
ようとすれば、5687、7044、7119、6H30Pなどの強力なドライバー管を適切に使
って、ブートストラップをかける方法が考えられます。後者の方法で5692/6SN7
系では、ちょっとドライブ電圧が足りないかもしれません。
5687、7044、7119、6H30Pなどを使う場合でも、初段と直結にしてカソード電位
が高くなって実効プレート電圧が低下するとドライブが難しいです。ムラード型
にする場合でも、初段とドライバー段は、カップリングコンデンサで切り離す変
形型にするのが現実的です。
五極管を使って二段増幅にしてしまう場合でも、gmが低い6AU6系だとドライブは
出来ても、ゲインが少ないのでNFBをかけるマージンが無い(^^;)。なので、採
用できる球はgmの大きなものに限られます。
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