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工藤伸一の作品応募録

1工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/11/09(土) 00:25
今年の6月に『第95回・文學界新人賞』に、400字詰め原稿用紙換算94枚
の小説を送りましたが、恥ずかしながら一次選考も突破できずに、惨敗
いたしました。「芥川賞候補への登竜門」との異名も持つ由緒正しき賞
ですからそう簡単にはいかないとは思いますが、せめて少しでも先の選
考に進めるように頑張ろうと思いまして、6月末日と12月末日締切りで
年に2回開催されている賞ですので、3年後に控えている記念すべき『第
100回』までは、とにかく6回連続で応募していくつもりです。今度の12
月末日の締切りに向けて、枚数的には、まだ10枚程度ですが、ようやく
2回目の応募予定作の大筋がまとまりつつあります。規定の枚数は100枚
前後となっていますので、平均して90枚は書くことになるでしょうから、
6回の応募分だと、合計540枚になります。受賞できなかったとしても、
1冊分にはなる分量ですから、自費出版することも可能です。

10チェック:2002/12/11(水) 21:20
今、工藤さんのHPのリンク先にあった脚本家のサイトを見たんですが、工藤さんが
こないだまたり文庫に投稿した作品の元ネタは、投稿ドラゴンの漢字当て字コーナ
にあり!と感じたのですがいかがなもんでしょう?

11工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/12(木) 10:42
>>10 
泊り込みの仕事をしていたので3日ぶりにネットにつなぎました。
またりに投稿したものは、「参加道楽言」に自分で投稿したものを再利用した
んです。倉本師匠に満点を頂いたものを中心に投稿していたので、点数が低くて
がっかりしました。倉本師匠のお墨付きが「またり」に通用しないとは。。。

12チェック:2002/12/12(木) 14:25
俺もある作品をまたりに投稿したんですが、評価はマイナスでした。
ただ、他のサイトにその作品を投稿したところ、かなりいい評価を頂き
ました。投稿サイトによってかなり評価は違うものになりますのであま
り気にしないほうがいいですよ。

13チェック:2002/12/12(木) 17:30
そういえば・・・、2、3日前倉本氏が夜中のクイズ番組に出ていましたよ。
俺は倉本という名前が出るまで漫画家の江川達也氏と勘違いして見ていまし
た。ごめんなさいね

14工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/12(木) 18:20
>>12 そういうことはあるのかもしれませんね。新人賞などの場合にも実はそう
いう格の違いから落選者が流れる場合があるそうです。具体的にどこよりどこが
格下かはあえて書きませんが、ネット上で色々な新人賞応募者のサイトを見て回
ったところ、ある賞で落選だった人の駆け込み寺と化している賞が一部、見受け
られるのです。ただそういう賞はそもそも人気がない賞だったりするので、受賞
してもいまいち箔が付かないという問題はあるようですが、無冠から脱出するには
いいのかもしれません。基本的には応募作の使い回しは良くないようですが、落選
が決まっている場合、使い回ししてもいい賞があるということです。

15工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/12(木) 18:23
>>13 江川達也先生も僕はファンなんですよ。言われてみれば倉本師匠と顔が似て
いますね。ちなみに僕が倉本先生のことを師匠と呼んでいるのは、「参加道楽言」
の師匠という意味なんですが、倉本先生は「辞典マニア」が昂じて「国語辞典」の
編纂にまで関わっていらっしゃるんですよ。そういう言葉マニアなところを尊敬し
ているというわけなのです。

16チェック:2002/12/12(木) 21:32
なるほど、でも自分で書いた短編小説の労力を考えると、その作品を2、3個の小
説投稿サイトに回したいというのが本音ですよ。それとは別に新人賞のための長編
を書き上げて送るみたいな、俺は今そんな感じです。

17チェック:2002/12/12(木) 22:00
俺の好きな直木賞作家で車谷長吉という私小説作家がいるんですけど、その人
は自分の私小説の中で、「国語辞典を最初から最後まで読んだ」と言っているん
です。私小説作家なのでその発言の真偽は疑わしいですけど、豊穣に言葉を
持っているのは確かです。
こんな言葉も吐いてます。
「作家になるには最低限、国語辞典を最初から最後まで読むことが必要です、
ただしそれをやったとしても作家になれるとは限りまへん」
おれには無理っすね(笑)

18チェック:2002/12/13(金) 16:40
あと、知っていたら悪いんですけど、投稿するなら「作家でごはん」というHP
の「鍛錬場」というところがいいですよ。主にショート専用ですけど、かなり
の数の感想を一つの作品につけてもらえますから。

19工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/14(土) 02:04
通るかどうかわからないのですが、明日、とあるテレビ番組用のネタを持って
テレビ局のオーディションに参加します。8篇も書きましたので、1篇くらいは
通るでしょう。事務所経由なので一応、謝礼はもらえるんですが、ネタが通れば
さらにギャラが期待できるのです。頑張ってきます。こんな感じで時々、人づて
にテレビ企画に参加できそうな人に声をかけることになりそうなので、宜しく。

>>18 知ってましたw でもあんまりネット上での評価に左右されたくないという
つもりだったりもするんです。ネットで公開したものを読んで喜んでくれた人から
のレスだけもらえればいいという考えなんです。僕自身、かなり読書量には自信が
ありますので、どういうものがいいものなのかを多少なりともわかってるつもりで
すからね。幅広いジャンルのプロ作家の著作を読んでいる人ならわかることですが、
実は小説のうまい下手を決める基準には「好き嫌い」が大きく関わってくるもので
す。プロにも文章の下手な人や物語のつまらない人が大勢いるのです。しかし彼ら
の作品には、それぞれのファンを惹きつけてやまない『何か』が含まれているので
す。それが必ずしも文章力や物語の良さだけではないことは確かなのです。

20工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/14(土) 02:16
>>17 どうなんでしょうね。確かに語彙力が全てということはないにしても、
語彙力が作家にとってかなりの強みになるだろう事は確かです。僕は短歌詠みでも
あるのですが、和歌と呼ばれるような古い短歌のなかで使われていた歴史的表現を
ひとつ覚えるたびに、それを含んだ自作短歌をひとつ詠むという方法でそれらを
身に付けていったのです。さすがにきりがないので4年くらいでそれはやめました。
いまも明治大正昭和初期などの近代文学作品を読みながら、知らなかった言葉が出
てくるごとにそれを自分ならどこでどういう風に使うだろうと考えてみたりはして
います。しかしあくまでもそれは教養としてのことであって、やりすぎるとマニア
ック過ぎるものになりかねないので、実際に自作の中で使うつもりの表現はごく一
部です。古い言葉の価値も尊重しますが、同時に新しい言葉も大切にしていかなけ
れば、古いものの焼き直しばかりになってしまうからです。欲を言えば、古いもの
と新しいものの絶妙な絡め具合による表現こそが、最も理想的なのかもしれません。

21工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/14(土) 02:17
ちなみにマイクロソフト社会長のビル・ゲイツ氏は、10代の頃に百科事典を全部
読んだらしいですよ。国語辞典どころの話ではありませんw

22工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/14(土) 07:10
>>18 僕のサイトでも公開している『呵責』という作品を
少し修正して、『作家でごはん』に投稿してみました。
チェックさんも投稿したことがあるんですか?

23チェック:2002/12/14(土) 19:18
20
温故知新の精神ですね。私はこの言葉の柔らかくて、暖かい響きが好きです。
家族がみんなで鍋を食べてるような気がしますから。
しかし、工藤さんは詩のイベントをやったり、テレビの企画に持ち込んだり
積極的に活動していますね。エネルギーを感じます。

24チェック:2002/12/14(土) 19:27
22
2本ほど投稿してみましたがどちらも評価はイマイチでした。
今度三つ目の作品を投稿しようと思っているのですが、話が膨らんで
60枚ぐらいの長さになりそうなので、あそこに送る作品の枚数に合うか、
心配です。あまり長くなると、新人賞に送ろうかなという欲望がむくむくと沸いてきますし、
ああ・・・。

25工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/15(日) 22:22
>>24 レスがひとつだけついています。かなり辛口です。どうやら他の方の作品に
対してもたいてい辛口の批評をされている方のようですので厳しいようにも思える
のですが、他にレスが付かないのが残念です。僕としては細かい文章表現云々はど
うでもよくて、「面白いかつまらないか」「心に残るか残らないか」程度の簡単な
レスをもらえればいいやというつもりなのですが、そういう感想をつける方ってそ
うそういないようです。面白くなかったのなら面白くなかったということさえ聞け
れば、編集者でもない素人に細かい添削なんぞしてもらいたくないというわけです。
こういう考え方は横暴なんでしょうか? 実際、漫画の面白さが絵のうまさだけで
はないのと同様に、小説の面白さは文章力だけではないですからね。作者のカラー
やひっかかりのある妙な読後感を含ませることができれば良いと思うのです。

26工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/15(日) 22:38
>>24 60枚なら『小説現代』『小説新潮』『オール讀物』あたりの中間小説の賞に
応募可能です。お気に入りの作品ならそうしてみることをおすすめします。もしも
落選してしまったら、どこが悪かったのかを知るためにそこで投稿サイトに投稿す
るべきではないでしょうか? 『またり』の人気コテハン・ラリーさんの作品あた
りはおそらく『コバルト』とかの賞は受賞できるレベルに思えるのです。中高生が
主な読者層であるライトノベルの賞なので純文学路線の作者は毛嫌いする傾向も多
いようですが、しかし『コバルト』出身の直木賞作家も何人かいらっしゃいます。

27工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/15(日) 22:43
>>23 昨日のオーディションでは実話を基にした笑い話14篇を、番組スタッフの方
に見てもらいました。まだ結果は不明ですが、通ればいいなと思っています。だけ
ど待機時間に他のオーディション待ちしている人と雑談していたところ、『放送作
家トキワ荘』を勝ち抜いてすでに番組内のミニコーナーなどでプロとして修行中の
女性が混じっていたので、なかなか厳しいかもしれません。どうにかスタッフの方
の反応はよかったようなので、結果が待ち遠しい限りです。

28工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/16(月) 02:53
いま、講談社の『メフィスト賞』にかなり関心を抱きつつあります。
以下、それを匂わせる僕の文章を転載いたします。

211 名前:工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/16 02:49
それにしても井上先生の着眼点にはわくわくしますね。昨日、青山ブックセンター
に行きまして、僕が一番、知的欲求をそそられる場所が文芸書や哲学書や実用書
コーナーではなくアングラなカルト雑学書のコーナーである事を再確認したのです。
そこには幻獣や妖怪、フリークスや超常現象、歴史の闇部や殺人事件の真相、
古典的宇宙論や錬金術の秘法、書物の歴史や奇人の評伝などなど、ありとあらゆる
キッチュなコスモロジーがところせましと展開されていました。「こういう書物に
囲まれた薄暗い照明の山奥の城の地下室にひきこもって、厭世的に暮らしたい」との
ある意味ふしだらな熱烈なる希求心をふつふつとたえぎらせつつ店を出ました。

そんな僕がいま一番読みたいアンソロジーは「決闘モノ」です。

29工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/16(月) 02:54
工藤 伸一 [HP]
 2002/11/16 (Sat.) 22:41:11
ありがとうございます。マッドサイエンティストに憧れて毒薬を作ってもぐらを殺
したり、無線機を使って満月の夜に宇宙人と交信したり、UFOの夢を見た後に右足
の膝の裏側に覚えのない深い傷痕を発見したりした子供の頃の雰囲気は、確かにこ
んな感じだったと思います。

30チェック:2002/12/16(月) 15:30
25
決して長くない作品なんだからもう少し読まれてもいいと俺は思ったのですが・・・
純文っぽいタイトルが裏目に出たのかも知れませんね。

31チェック:2002/12/16(月) 15:38
26
このまま行くと80枚ちかくなりそうだから、今応募してる新人賞に出してみたい
気もします。ただし、そうなると推考する時間も必要ですから、年末年始ぐらい
に出すことになりますね。この作品今50枚ぐらい書き上げました。
実はこの他に長編2本、中篇1本、短編2本の固まったアイデアがありますので、
書く気力があればそれも書き上げたいですね。

32チェック:2002/12/17(火) 17:04
28
アングラなカルト雑学への憧れは私も持っています。(とくに唐沢俊一が好きです)
そしてそれをどうやって普通の作品にあてはめていくかが今の課題にです
みんなが読んでくれて、しかも読んだ人はきづかぬうちに毒気にあてられている
そんな作品も作りたいです。

33名無しさん:2002/12/21(土) 20:36
工藤さんは角川短歌賞に応募したことは
あるのですか。短歌うまいですよね。

34工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/22(日) 09:10
>>32 基本的には感動できる人情ものが書きたいんです。
それとマニアックな雑学をうまく混ぜていきたいんです。

>>33 『短歌』誌の「公募短歌館」には4回掲載されまして、それで気を良くして
6年位前に「角川短歌賞」にも2回応募しましたがダメでした。その後も短歌の数は
かなり増えていて人に見せていないものが500首位あるので、また応募してみたい
とは考えているんです。とはいえ「50首のつながりある連作短歌」にしなくては
いけないので、それをまとめるだけでも大変で、ずるずると後回しにしてしまい
ました。>>33さんも短歌に興味があるんですか?

35チェック:2002/12/22(日) 13:06
32
京極夏彦系ですかね?
確かあの人もメフィスト賞と何か関係があると思ったのですが。
私事で申し訳ないのですが、「作家でごはん」に新作を出してみました。
「畜生日記」という原稿用紙一枚分のショートショートです。
一応自信作なので、よろしければ読んでもらえませんか?
少し書き直して「またり」にも出してみるつもりです。

36チェック:2002/12/22(日) 13:44
「ReadingStasion」の「ノンフィクション」にあった工藤さんの作品読みました。
久しぶりに工藤さんの作品が読めて嬉しかったです。
たんたんと続く工藤節は健在ですね、私小説みたいで、こくがあって面白かったです。
俺の上記の作品も「ReadingStasion」の「文学」に投稿してみました。
俺のパソコンはなぜか「またり」につながんないんです。
きっとこれもなんらかのお導きでしょう(w

3733:2002/12/22(日) 19:29
>>34
なるほど、解りました。
因みに僕は短歌は趣味で作る程度です。

38チェック:2002/12/22(日) 20:04
「作家でごはん」にレスつけていただいてありがとうございます。
俺の作品をここまで分析するとは、さすがスーパークリエーターですね。
工藤さんの作品も今「作家でごはん」に乗っかったみたいです。
健闘を祈る!

39工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2002/12/27(金) 23:24
>>38 基本的には独学でやっていこうと考えています。僕は美文に興味はあるも
のの、それなりに読書経験が多い事から、杓子定規な文章が必ずしも美しいのだ
とは考えられないのです。「雪が降った」は悪文で「はらはらと雪が舞い降りた」
は美文だという感受性には疑問を持っているということです。なぜなら、「はら
はらと雪が舞い降りた」なんて表現は誰にでも思いつく使い古された表現技法な
のであって、美文を志すのであればさらに個性的な自分だけの表現を使うべきだと
考えているからです。それが出来ない場合にはむしろ、「雪が降った」で済まして
しまっていいと思うわけです。また、美文家の文章は理路整然としているものばか
りではなく、たとえば芥川賞作家の作品中であっても、文法的にはどうもおかしい
けれど、しかしそこはかとなくよいと感じられるような表現も見受けられるのです。
そういうものをよいと感じられる感受性を持った投稿サイトの読者が少ない印象が
僕にはあります。文学の多様性への認識が不足しているということです。

40チェック:2002/12/28(土) 13:58
39
なんとなくそちらのがスーパークリエーターらしくてカッコイイと思います。
文章のことなんですが、確か高橋源一郎も同じようなことをどこかで書いていたと思います。
俺は彼の著書は「アダルト」と「日本文学盛衰史」と「君が代は千代に八千代に」し
か読んでませんけど、あの人は無駄な部分をとことんそぎおとして名作をかいてますよね。
芥川賞の場合町田康ですかね?文法を無視してて面白いのは。
工藤さんの作品もどこか似ているような気がします。
また新しい作品書きました。最近忙しいみたいなので時間の空いた時にでも読んでいただけたらありがたいです
原稿用紙16枚ぐらい、「フルムーン」というタイトルで「ごはん」に出して
大好評、「またり」に「クレイジーフルムーン」というタイトルに直して出して現在
二人レスがついて赤点40、これすごくないですか?大笑いしてしまいました。
「ごはん」の作品は少し手直しを加えてあるので、こちらのほうを読んで頂けると嬉しいです。
感想をつけていただけるのなら「ごはん」でもこの場でも全然かまいません。

41工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/01/01(水) 07:38
>>40 あけましておめでとうございます。
名作が産みだされる背景には色々な方法論が隠されているのだろうと思います。
名前を失念してしまいましたが、さる高名な海外の書評家による「小説というもの
は常に既存の小説に対する否定を含んでいるものでなければならない」という言葉
があります。そういったことが十分に考慮されたうえで書かれてきた過去の名作と
しては、たとえばセルバンテスの『ドン・キホーテ』、メルヴィルの『白鯨』、
ラブレーの『ガルガンチュア及びパンタグリュエル物語』、ナボコフの『ロリー
タ』、ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』『フィネガンズ・ウェイク』、
夏目漱石の『吾輩は猫である』、二葉亭四迷の『浮雲』、筒井康隆の『虚構船団』
などがあります。サマセット・モームが『世界の十大小説』に選んだ作品はその
ことごとくが、それぞれの「実験的精神」に裏付けられた方法論に基づいて書かれ
たものです。高橋源一郎はたとえば日本の国語の教科書や副読本からは完全に無視
されている作家ですが、そういった世界文学史の流れに沿うことができている数少
ない日本の現代作家のひとりだと僕は確信しています。『ドン・キホーテ』が単なる
ユーモア小説ではなく文学史への真摯な考察から産まれた作品であることや、『ロ
リータ』が血の滲むような文体模索の末に編み出された労作である事を理解できて
いなければ、高橋源一郎の本質的な評価を下すことはできないでしょう。筒井康隆
もまたそういったその他大勢の流行作家とは一線を画す創作努力を続けている作家
のひとりです。彼が芥川賞受賞前の町田康に目をつけていたのも、そういったこと
があったからだろうと思っています。

42工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/01/01(水) 07:52
>>40 『フルムーン』は後で読みます。僕は基本的に交流のある作者の作品を
むげにけなすことはないのですが、それはいわゆる「馴れ合い」をしようという
わけではなく、「全ての作品は絶賛する事も全否定する事も可能である」という
考えの実践に他ならないのです。これはすなわち前出の「小説というものは常に
既存の小説に対する否定を含んでいるものでなければならない」という言説から
導き出された思考です。つまり「どんなに完璧に近い作品であっても、否定する
ことができる」わけですから、「どんなに完璧からほど遠い作品であっても、肯
定することができる」ということなのです。全ての人生に価値が認められるように、
全ての作品に価値が認められる、ということでもあります。無闇矢鱈に人生や作品
を順位付けしてみたところで何も産まれはしないのです。それに個人の評価という
ものが常に独断的偏見を含まざるを得ない認識論の観点から断言するならば、あら
ゆる「いい悪い」の評価には「好き嫌い」の評価が含まれている、ともいえるので
す。僕らに出来る文学理解のための最良の方法は、「とにかく読み、とにかく考え、
とにかく書く」ということだけなのです。

43工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/01/01(水) 08:05
また、「こんなに出版物があるのに、まだ書くのか?」という意見を耳にすること
も多いですが、これまたくだらないことなのです。もう一度、「小説というものは
常に既存の小説に対する否定を含んでいるものでなければならない」を引用して説
明してみると、「既存の小説」が永遠にあり続ける限り、その否定としての「新し
い小説」もまた永遠に求められ続けることになるということです。世の中に存在す
るあらゆる文化がたゆみなく進歩し留まることがない現実の延長として、文学作品
もまた、永遠の更新を続けてゆく運命に動かされてゆく「永久機関」といえるもの
なのです。ボルヘスは「書物とは、人間の記憶と想像力の延長物なのである」と言
っています。ですから人間の記憶と想像力が常に更新され続けている限り、書物も
また永遠に増え続けていかなくてはならないのです。それにまた書物には、「同時
代の作者による、世代の代弁者としての機能」を果たしている側面もあります。こ
の「同時代」「同世代」というものは、常に新しく産まれていくものなのですから、
同時にその代弁者たる「同時代作家」「同世代作家」も永遠に求め続けられなけれ
ばならないのです。W村上がいかに「同時代作家」として稀有の才能を有している
とはいえ、世代の違う僕らにとってもはや「同世代作家」ではないわけです。だか
らこそたとえW村上の亜流であろうとも、「同世代作家」の作品がW村上の作品とは
全く別の作用を僕らに与えうる可能性を秘めているのは間違いないでしょう。

44工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/01/01(水) 08:19
また、ボルヘスの言説「書物とは、人間の記憶と想像力の延長物なのである」から
導き出される考えとして、こういうこともいえます。記憶と想像力のなかには、
一瞬だけ役に立つもののやがて忘れ去られてしまうものや、一瞬たりとも役に立つ
事がなかったはずなのに何故か忘れられずに残り続けるものがあるわけです。そう
すると、その「延長物」である書物のなかにも、忘れ去られることを前提として出
版されるものや、誰も読まないのにずっとあり続けるものがあってよいということ
になるのです。それらのものにははっきりとした価値は認められないとしても、
たとえば「歴史的価値」や「資料的価値」は厳然として含まれているのです。たと
えば新人賞に応募される数百数千の作品の多くは落選してゴミ箱行きという悲しい
運命を辿るわけですが、それらの作品にも、その新人賞の応募総数を誇るための権
威の証明や、それらのなかから勝ちのぼった受賞作の価値を知らしめるための当て
馬としての価値はあったわけです。同時に現代の作家志望者の多くがどういうもの
を書いているのかを知るための資料的価値も有しているといえましょう。

45チェック:2003/01/01(水) 16:13
あけましておめでとうございます。
なるほど、「小説というものは常に既存の小説に対する否定を含んでいるものでなけ
ればならない」ですか。しかしこれは純文学の世界でしか通用しないことばなのではないでしょうか?
例えば工藤さんはエンタメ作品で「小説というものは常に既存の小説に対する否定を
含んでいるものでなければならない」という作品を読んだことがありますか?
エンタメ路線で書いていきたい人間として、そこらへんが気になります。
誰も読んだことがない小説が奇をてらったものじゃなくかけるのだろうかと。
今年もよろしくお願いします。

46チェック:2003/01/01(水) 16:36
失礼、俺が、「小説というものは常に既存の小説に対する否定を含んでいるものでなけ
ればならない」という観念で書いていると思う大好きな作家は花村萬月です。
もう純文学に行ってしまいましたが。
話がそれますけど、この人の作品に「吉祥寺幸荘物語」という話があるんですが、
今の工藤さんの環境にぴったりだと思いますよ。
なんせ主人公が小説家志望で文学界新人賞に作品を投稿している話ですから。
結局、彼の作品は最終候補にまで登ったものの、落選してしまいます。
ただ、話のなかに文学界の編集者とのやりとりや、山田詠美のことなど、
文学界内輪話らしき物も出ていて、結構おもしろいですよ。
工藤さんが良ろしければこちらに貼り付けておきます。

47工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/01/02(木) 14:36
>>45 そんなことはないと思いますよ。エンタメでも特にミステリやSFの場合、
業界の常識を覆すような実験的で斬新な作品が喜ばれますからね。代表的なのは
京極夏彦や筒井康隆でしょうか。いまでは古典とも言えるような江戸川乱歩や星
新一の作品にしても、デビュー当時は目新しいものだったわけです。ありきたり
さが逆に安心感を与えるというのは、一部のファンタジーやライトノベルの話に
過ぎないんじゃないでしょうか? それでも目新しさが全くない作品は、そんな
には売れませんよね。運良く売れたとしても、そのうちすぐに消えてしまいます。
>>46 花村萬月には興味あるのですが、その作品は未読です。面白そうですね。
ちなみに「貼り付けておく」というのは、リンクがあるということですか?
それならお願いします。

48工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/01/02(木) 18:22
>>45 もう少し「小説というものは常に既存の小説に対する否定を含んでいるもの
でなければならない」ということについて考えてみました。ここで言われている
「小説」とは、あくまでも「世界中で読まれる」ことや「百年後も読まれる」可能
性まで考えて書かれる「名作」に限ってのこととも言えるのかもしれません。しか
し世の中で求められているものが必ずしも文句の付けようのない「名作」ばかりで
ないことを、僕らは経験上、知っているわけです。だからたとえば漫画をひきあい
にして考えてみると、『ドラゴンボール』を読んで育った僕にとって、いま大人気
の『ワン・ピース』や『ハンター・ハンター』に対して、「この世界観や展開は、
あまりにも『ドラゴンボール』的すぎるんじゃないだろうか?」という印象をどう
しても感じてしまうのですが、だからといってそれは、「面白くない」ということ
ではないのです。『ドラゴンボール』が好きだったから、似たようなテイストを持
つ作品も当然、好きになれるわけです。しかし『ワン・ピース』や『ハンター・ハ
ンター』が単なる『ドラゴンボール』の亜流であるならば、誰だって真似が出来る
はずなんですよね。ところが実際には、真似できている人は全然いないのです。
そこには『ワン・ピース』や『ハンター・ハンター』だけが持っている人気の秘訣
が隠されているんだと思います。小説で言うなら、『指輪物語』と『ハリー・ポッ
ター』の関係に、そういった構造があるでしょうね。一見そっくりだとしても単な
るパクりというわけではなく、既成概念をくつがえすオリジナリティーが確実に潜
んでいるといえるではないでしょうか?

49チェック:2003/01/02(木) 18:39
47
いいえ、リンクがあるというわけではなく、私は原本を持っていますのでその中か
ら少し台詞を抜粋してここに載せようかなと思っていた、ということです。
ここに載せられるくらいの長さの話(文学界編集者の話)ですから。
それと、
名作を読みました。
村上春樹の「風のうたを聞け」です。
作品を発行して20年は経つというのに全然色あせていない。
すごいですよね。

50工藤 伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/01/02(木) 22:06
とりあえず、今年の『ショートショート・コンテスト』応募作品は全て揃いました。
小説の形態として完成済みのものは5篇ですが、残り7篇も粗筋は出来ています。
アイディアにはけっこう自信があるので、後はどれだけ小説的な完成度を高められ
るかですね。入選すれば1篇につき2万円の賞金が支払われるし、単行本にも収録さ
れますから、頑張りたいです。去年は結局、どれを応募するか迷った挙句に、一篇
しか応募できませんでした。結果が分かるのは2月か3月ごろの予定です。

>>49 村上春樹はけっこう読んでいます。最初に読んだのは『ノルウェイの森』で
した。『風の歌を聴け』は、村上春樹の読書遍歴や文学観が込められた批評的な部
分もありながら、物語そのものもキュートで素晴らしい作品だと思います。僕が読
んだのは大学在学中のことでしたから、もう5年以上前です。最新の長編作品『海
辺のカフカ』が去年、大ヒットしましたが、実は『ねじまき鳥』をまだ読んでいな
いんです。そこで、読んだものも含めて全作品を最初から追って読んでからにしよ
うと思って、まだ手をつけていません。どっちにしてもお金がないんですがw

51チェック:2003/01/03(金) 21:36
作品完成おめでとうございます。
俺はは自分の作品の完成度の低さに愕然とし、その作品を手直しするか、新しい創作に
取り組むか思案している毎日です。実家に住んでいるので、追い出されない為にも
就職活動もしなければなりません、学生生活も後一年とちょっとです。有意義に
過ごしたいと思っています。
俺も村上春樹の作品で、初めて読んだのは「ノルウェイの森」です。
ただ俺は未だに村上春樹の魅力を活字で説明できません。面白いんだけど何が面白い
かと言われると説明に困る。修行が足りませんねw

52工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/01/05(日) 18:30
>>51 ありがとうございます。完成した分はまだほんの一部ですけれど。
一応、ショートショートの自信作に関しては、一作につき1ヶ月くらいはかけて推敲
していますので、応募前に手直ししたりもするだろうと思います。毎月一作の自信
作の応募は今年のノルマとしてやっていく予定です。長編に関しては過去の名作の
研鑽も含めて地道に書いていくつもりなので、もしかしたら、今年中に書き上げる
のは無理かもしれません。どっちにしても半年くらいの間は準備を重ねていく予定
です。チェックさんの過去作の完成度は読んでみないと分かりませんが、創作の見
本はひとつではないですからね。純文学しか読んでいないひとにエンタメの公正な
評価ができるわけがありませんし、逆のことも言えるわけです。自分だけの判断や
ごく一部の意見だけでは良し悪しは分からないですよね。作者にできる努力は、作
品の良し悪しを判断する批評の力を持つ事というよりも、どれだけベストを尽くせ
るかだと思います。その結果だめならあきらめるしかないですが、納得のいくもの
を書き上げたという満足感なしに投げ出してしまっていたのでは、答えは出ないで
しょう。過去作の手直しと新作の執筆は、両方やっていくべきと思います。2ちゃ
んねるに書かれていた情報ですが、宮本輝は『蛍川』が新人賞に落選し、2作目の
『泥の川』で新人賞を受賞してから「受賞後第1作」として再び『蛍川』を発表し
たところ、それで芥川賞を受賞してしまったとのことです。他の新人賞の選考委
員に認められなかったものが、芥川賞の選考委員に認められる、なんてことがあっ
たということです。アゴタ・クリストフの『悪童日記』は世界中でベストセラーを
記録した名作ですが、原稿を送付した三社のうち2社から出版を断られていたそう
です。他にも『ハリー・ポッター』の初版がたったの500部だったことなど、作品
の評価というものが、いかに不明瞭なものであるかを知らされるエピソードが、
世間にはたくさんあるものなのです。だからこそ、「自分を信じてベストを尽くす」。
これに勝る創作態度はない、と僕は断言するわけです。

53チェック:2003/05/18(日) 18:26
どうでもいい独り言スレ
から、話の本筋が移動しそうだったので、こちらに移動しました。
ちなみにアダルト業界を舞台とした小説は僕も考えていて、2ちゃんねるのスレにも
そのことを書いたんですが、チェックさんはその辺の書き込みって読みました?
いえ、読んでません。
俺はある程度工藤さんの発言はチェックしていたのですが、これは初めて知りました
よろしければ、スレのタイトルと、どこの板に書き込んだのかをおしえていただけ
ませんか?
最近工藤さんが2チャンネルに書き込んだ話で、一番参考になったのは、
常識と非常識、それに伴う作家の性格と創作の話でした。
俺は頭が悪いので、この話が一番わかりやすかったからかもしれません。

54工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/05/22(木) 07:40
>>53
アダルト業界を舞台とした作品プロットの一部を僕が書き込んだのは、
文学板の新人賞関連のスレでした。ちょっとだけだったので、見なくてもいいですよw
考えていたタイトルは、『かなしきセックスマニア』というものです。
全体像も出来ているんですが、思うところあって完成には至っていません。

常識と非常識の話は、何となく覚えていますが、どこに書いたかは忘れました。
確か星新一等を引き合いに出して、非常識な話は常識を持った人間にしか書けない、
なぜなら常識を知らなければ非常識の面白さもわからないからだ、逆に常識的な
話を書く人ほど実際には非常識なものだ、なぜなら本人が非常識だからこそ常識に
憧れるからだ、というような話だったように思いますが、違うかもしれません。
基本的に人は憧れを書くものだと思うので、こういうことが言えるというわけです。
たとえそれが私小説だったとしても、それは「自分の人生は面白いものだ」という
実生活を理想化したい考えが根底にあってのことだと思うのです。

それにしても僕の話はどうも小難しくなってしまいがちなので、
分かりづらいものがあれば、それは別にチェックさんのせいじゃないと思います。
今後は出来るだけ分かりやすく書くようにしたほうがいいかもしれないですね。

55チェック:2003/06/22(日) 19:59
こんにちは、文学界の今月の締め切りに間に合いそうもありません。自業自得なんですけどね。
遅れた原因は、作品の仕上がりに満足できなかったことに尽きます。と、いうのも文章が
むかついてしょうがなかったんですよね。内容はけっこう良いと想ったんですけどどうしても
自分の文章に納得がいかない。こんなレベルの低い文章じゃ中身を相手に伝えることが
できない。思い悩んだ末、作品を断念しました。
今現在、小説らしきものを書き始めてから、一年ぐらいたちました。
そしてここ2週間ぐらいで、飛躍的に自分の型を持った文章に登りつめました。
自分の書きたい内容もいくらでも表現することができます。でも、ここからが
大変です。書きたいことが溢れすぎて、書かなくても良いことまで書いてしまう。
細部の無駄な描写を書きすぎて、肝心の本筋までの道のりが遠まわしになってしまう。
小説というのは難しいなと思った次第です。
随想の「まだ見ぬ友の死」読みました。
僕の友達でも数年前の工藤さん状態の人がいます。
FFXⅡを彼は持っているんですけど、ゲームをやり進めていくうちにどうしていいか
わからない個所が出てくる。そうすると、僕に電話してくるんです。「こことここ教えてくれや」
って。自分で調べろ、と思うんですけど、ソフトは販売したばかりで攻略本はない。
そいつはパソコンも持っていない。仕方なく僕がネットで検索して攻略法を探す。
数日後、そいつの為に時間を割いて、攻略法を調べました。攻略法も見つかり、彼に電話をかけました。
「わかったぞ」
「ああ、そうか」
「どうしたんだ、声が暗いな」
「いやなんでもないよ」
「話せよ」
そいつは、一呼吸おいてこう言ったんです。
「今日、攻略本買ってきたんだよ」


ところで、話は変わるのですが、工藤さんがSSに出した作品は、HPに載せない
のでしょうか。

56チェック:2003/06/22(日) 20:17
上記のまだ見ぬ友の死の感想に少し工藤さんを馬鹿にしたような表現がありました
(工藤さん状態という表現)パソコンを持っていない人にも、悪意は持っていません。申し訳ないです。

57工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/06/24(火) 02:47
>>55
文學界の件ですが、自分で納得が行かないなら延期でいいのではないでしょうか。
むしろ自分の作品を客観的に批評できるのは大切な事だとさえ思えます。

下読みさんや選考委員の先生方の評価は必ずしも絶対的なものではないとはいえ、
それでもやはり落選作のうちの数多くの作品が作者自身による客観的な批評眼を
下地にした十分な推敲を経ているものだとは言い難いものに違いありません。

僕自身も文學界には1年前に1度応募しましたが、応募後に読み返してみて
反省する所も多かったですから、そういう未完成な状態の作品を無理矢理
応募してみた所ではた迷惑なだけだろうという考えを今では持っています。

実際、プロ作家のデビュー作はたいてい新人賞受賞作だったりするものですが、
その完成度の高さを考えてみても、あまり安易に応募すべきではないと思えます。
しかもデビュー作にはその後の作風を暗示させるあらゆる要素が詰め込まれて
いたりするものですから、自分の全人生を賭けて勝負するくらいの意気込みが
必要だろうと思うんです。

受賞作はそのまま出版社の、そして文芸誌の顔として商品化されるものですから、
そういう意味では大学受験や就職試験なんかとは比較にならないほど責任重大な
ものですよね。新人作家はいきなり大手企業の取引先となる運命にあるわけです。

58工藤伸一</b><font color=#FF0000>(lPe6tSdk)</font><b>:2003/06/24(火) 03:04
>>55-56
ネットは調べ物にはかなり便利ですよね。別のスレにも書きましたが、
最新の百科事典が丸ごと入った検索エンジンがあることを知って、
自宅にあった全31巻の百科事典は全く用済みになってしまったので、
先日の引越しの際にすっかり棄ててしまいました。

ちなみに僕の家にはパソコン関連の書籍はほとんどありません。
それもたいていネットで用が足りてしまうからです。
見つからない場合もありますが、そういうときは自力で何とかしています。
この前インストール・シールドが壊れていてソフトのインストールが出来なく
なってしまっていたんですが、それもネット上の情報を手がかりに、
他のPCに入っているOSのデータの一部をコピーして直しました。
OSのヴァージョンが違っていても、データの一部は同じなんですね。

『まだ見ぬ友の死』は未完成なんですが、そのうち完成させる予定です。
いまのところ冒頭部分しかなくて、タイトルの意味もわかりませんよね。
実はドラクエの攻略法を探していたときに、ある現実の死に直面した話なんです。
これはインターネット全般とも関わってくる話題かもしれないと思って、
どう構成すべきか考え中ですので、いましばらくお待ちください。

59エビちゃん:2006/07/06(木) 03:07:18
ちょっとヤバイ写真が友達経由で回ってきました。
エビちゃんこと蛯原友里さんのほぼ全裸写真。なんでも撮影時にスタッフが盗撮したものらしいです。マガで配信する予定なので、見たい人は空メ送って待っててね。
空メ⇒613022s@agw.st
説明⇒http://66.160.206.49/maga/


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