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【黒檀の民】 チャカ大陸 【偉大なる四峰】

1言理の妖精語りて曰く、:2017/03/11(土) 02:06:43
チャカ大陸についてのスレッド。

2言理の妖精語りて曰く、:2017/03/11(土) 12:49:26
チャカ大陸の東西の幅はとてつもなく広大であるが、じつは全体像としては細長い。

細長い大陸は南極によって「あちら側」と「こちら側」に隔てられている。
南極のあまりにも過酷な環境から、その両側は没交渉であり、
後代になって海側から迂回する形で「あちら側」が「発見」された。

3言理の妖精語りて曰く、:2017/03/12(日) 11:40:49
チャカ大陸西部の名物料理といえば、やはり、【ハリキル麺】である。
これは、元々、本大陸から持ち込まれたガニーゾ麺などの麺料理の調理法が、現地で融合・発展を遂げたものであり、今では、すっかり独自の料理となっている。
【グゾゾイカ】のイカスミがもたらす深みの有る辛味と【ファキール草】に宿るわずかな毒性がもたらす独特の痺れは、あなたの舌に新しい感覚をもたらすであろう。

チャカ大陸を訪れた際には、ぜひ一度、【ハリキル麺】を口にしていただきたいものだ。

4言理の妖精語りて曰く、:2017/03/14(火) 03:32:35
エジノニカの新しい王家は前の王家よりは水の精霊族と良好な関係を築いた。
しかし同族の人間とはそれほど心を通わせることはできなかったようだ。
革命が勃発し王家は処刑台の露と消え、インデスアー共和国が建国された。

「インデスアー」とは「正当なる壁」の意である。
革命政府の術者たちは、巨大な防塵壁を築いて砂漠と人界を隔て、、
水の精霊族が前の王家を強引な手法で潰す事でようやく回復した豊富な地下水資源を活用し、工業国家として名を上げることになる。

工業国家としての成長には鉄鉱床の獲得によるところも大きい。
獣頭巨人族、人頭獅子精たちの聖地にあるせいで歴代の王も手を出せなかったその資源を彼らは手に入れることができた。

彼等にはスポンサーがいたのだ。

5言理の妖精語りて曰く、:2017/03/14(火) 21:14:27
隣国のモスタニカ大公国である。

とはいっても、当初の予定では大公国が解放者としてエジノニカを手に入れるはずであった。

しかし、とある予見者が革命政府に加わり、その助けで投機に成功し、また様々な資源を手に入れた事で
途中から大公国からの援助を必要としなくなった。

予見者は大公国がいずれ革命政府が用済みになれば始末することを彼等に教えた。
可能性としては革命側も考えていたであろうことだが、予見者は説得をうまくやったらしく
力と財を得て調子に乗っていたはずの彼らは楽天的にならず、思い切って大公国と縁を切った。

6言理の妖精語りて曰く、:2017/03/15(水) 14:16:21
予見者は「幻視の共有」の術を用いたという。

その幻視の中で、革命政府の何人かが大公国の貴族と何やら話しているのが見えたそうだ。

しばらくして旧王城の城壁に彼らは吊るされた。

7言理の妖精語りて曰く、:2017/03/16(木) 18:11:25
チャカ大陸の別名を「中央大陸」という。地図の中心に常に描かれる大陸、という意味。
とはいってもチャカ大陸やその周辺ではない国では、そこが中心に描かれることが多いので、
とくに地球の裏側の人からすればチャカ大陸=中央大陸にはピンとこないこともある。

8言理の妖精語りて曰く、:2017/03/16(木) 19:46:56
チャカ大陸固有種である【巨大鳥】は、幼い頃は、様々な色をしているが、成長すると、みな白く変わる。

9言理の妖精語りて曰く、:2017/03/21(火) 18:28:30
苦魔蜂は飛行にあたり、高速からの真横への方向転換も可能である。

キュトスの姉妹シャクニティエはガンディスシャニティアに伝わる苦魔蜂体術の祖だという。
超自然ならざる者でもこれを修めれば、彼女の慣性を無視したかのごとき体さばきも実現出来るかもしれない。

10言理の妖精語りて曰く、:2017/05/20(土) 07:06:40
【ガロアンディアン国際連盟】においては、【再生産評価値】という数値が測定されている。
これは、国の経済担当部門が企業に対して行う評価であり「どれだけ、将来的な国民消費に貢献しているか?」を計るものである。
すなわち、これは、企業が会社員として雇っている国民を「不必要に拘束していないか?」「余暇や娯楽などの消費を行える余裕を奪っていないか?」「所属人員が、新しい分野への参入や技能の習得をすることを阻害していないか?」「育児による『国民の再生産』を十分にサポートしているか?」などを評価する数値なのである。
こうした数値が計測されるようになったのは、近年、多国籍企業が「国民を使い捨て」にするようになったからである。
当然のことだが、国民に、消費を行う余力が存在しなければ経済は沈滞してしまうし、安心して、新しい国民を育てられなくなれば、その国は滅びる。
企業は、目先の収益を上げられさえすれば、後はどうでも良いのかもしれないが「国」としてはそういうわけにもいかないのである。
よって、こうした取り組みが行われるようになったのだ。

11言理の妖精語りて曰く、:2017/05/21(日) 09:02:50
【アスペア】またはアスペーアとは、チャカ大陸の部族名である。
彼らは、血筋ではなく、その能力によって参入が認められる部族であり、狩猟や細工、【無限拡大密林】の探索などを行う民であった。

彼らの得意とする能力は、個人個人によって大きく異なる。
しかしあえて分類すると、大きく二つに分けることが出来る。
主に行動力に長ける【アダァ】と、特定分野への熟練しやすい【ダーカラー・スペクトラーム】である。
後者は【寡黙な民】とも呼ばれ、採集や細工、動物の識別に長ける者が多い。

そして【アスペア】は、今日も、そうした特殊な能力によって、チャカ大陸に貢献し続けている。

12言理の妖精語りて曰く、:2017/05/22(月) 15:58:14
【ルンハルヴァジ】
ルンハルとは(光や音が)無い状態を意味する語。転じて「沈黙」「暗黒」を意味する。
ヴァジとは一時的に組むチームや集まり、集会を意味する語。ルンハルヴァジは「沈黙組」と訳すこともできる。

チャカ大陸北方における概念であり、その起源はルザナイ教伝統宗派と七先駆派が衝突していた時期に遡る。
チャカ大陸北方で優勢な五大宗派にとって他宗派は自宗における禁忌を行う「異端」でもあった。
しかし七先駆派という「異端という語すら生ぬるい悪魔の宗派」を潰す、という共通の目的のため、
高位の宗教者や聖職者、宗派信徒である有力者たちはそんな異宗派と手を組むことを決断する。

この時になされた協定に基づく集団、その在り様の名が「ルンハルヴァジ(沈黙組)」である。
この「沈黙」とは、宗教についての沈黙である。七先駆派を滅ぼすための共闘のあいだ、チームにおいて
他宗派に対して伝道・宣教や教義の批判は一切せずに「沈黙」する。

チームメンバーの宗派や流派、解釈を確認することで食のタブーや礼拝上の決まり等を確認することはある。
しかし、あくまで対応のための確認であり、その決まりは聖典に反するのでは?というような事は一切言わない。
他宗派同士が集まっている場では、宗教上差異のある部分について言及することも最低限にとどめられる。
そしてもう一つ「ルンハルヴァジ(沈黙組)」というやり方の是非についても沈黙する。

ルンハルヴァジによってまとまりがなされた正統派信徒たちは、七先駆派を表の世界から滅ぼし、地下に押し込めることに成功する。

13言理の妖精語りて曰く、:2017/05/31(水) 01:31:16
他宗教、他宗派の慣習に気を使う、これ自体は以前からあったものだ。
ルンハルヴァジはこれを固定化、制度化したものと言える。

常識や配慮に明確な形を与え、共同作戦に参加する全ての者に行き渡らせる。
リストアップとパターン化により見落としを防ぐ智慧であった。

14言理の妖精語りて曰く、:2017/06/05(月) 06:36:32
チャカ大陸の文明は、いかにも原始的であるといわざるを得ない。
彼らは、未だに「核融合」などという危険な技術を扱っているのだ。
【猫の国】の信用ある旅行記『船乗りクプクプの冒険』でさえ「核融合」は、あまり用いるべきでない技術として描かれているというのに。

15言理の妖精語りて曰く、:2017/06/06(火) 10:52:38
ルンハルヴァジは 七先駆派の表の世界からの駆逐が完了したあとも存続した。
ルザナイの戦士や傭兵は北の大陸でも活躍したがら彼等はこの誓いを契約に記し、自分達の宗教や文化、知識のことを周囲に一切語らなかった。
高度に制度化されたルザナイ教に信徒を取られる事態を嫌った北大陸の権力者や宗教家にとって、これは好ましい事であった。

「何も語らないルザナイ教徒の戦士」はやがて本大陸西方において、民話のモチーフとなった。
異なる人種的特徴を持つ彼等は来訪した土地の人々にとって印象的な存在であった。

16言理の妖精語りて曰く、:2017/06/07(水) 10:20:31
「何も語らない」はいつしか「語るものが何もない」と解され、
チャカ大陸が「語るような知識や文化を持たない」「文明の光を持たない暗黒大陸」とする通念を生みだした。

17言理の妖精語りて曰く、:2017/06/08(木) 03:55:11
多宗派社会が当たり前の都市部で結成された五宗派連合において、
多宗派社会では当たり前の常識をわざわざルンハルヴァジとして制度化した理由。

宗派間の違いの中には、別の宗派にとっては致命的な悪である事もあり、
それへの敵愾心を呼び起こし分裂を引き起こす術を七狡人が用いる、という伝統宗派信徒の恐れによるものであった。

七先駆派の指導者たる七先駆や彼らの上に立つ首魁エブグルブ・バフォウは結局それを用いる事はなかった。
彼等の存命のうちは、その手段は慎重に避けられていた。

普遍主義をとる彼らからすれば、ルザナイの様々な宗派は(彼らの考える)「宥和」をし、真のルザナイ教となるべき教えではあっても、
違いを敵対心に還元して相争わせるものではなかった。「不平等」な部分はあれど、それは信徒が「克服」すればいいものであった。
七先駆派からすれば、他宗派は「神の教えのかけら」であった。

18言理の妖精語りて曰く、:2017/06/30(金) 01:10:54
七先駆が壊滅され、七先駆派のリーダーたちが入れ替わった時、
信徒の中心層が第二世代に移行したとき、開祖たちが危惧した事態が起こった。

まさに「違いを敵対心に還元して相争わせる」手法をもとりだしたのである。

19言理の妖精語りて曰く、:2017/08/16(水) 01:57:50
「もしも助けを求めるならば、我々は手を差し伸べよう」

「連中の宗派の教義矛盾を暴き立てるだけのこと」

「自己を否定する宗派に、自己を殺して屈従する。その状況を変えてやるのだ」

20言理の妖精語りて曰く、:2018/04/19(木) 05:35:33
チャカ大陸にあるとされる伝説の聖地【ムーディガー】
それを巡り、チャカ大陸三大宗教を始めとする多くの勢力が、争い、友誼を結び、様々な暗闘を繰り広げることとなった。

21言理の妖精語りて曰く、:2018/04/20(金) 05:37:39
ムーディガーとは「燃える蜂蜜」を意味する。

かぐわしい香りを放つ溶岩がのたくり荒ぶる異相の聖地。
少なくともムーディガーを語るあらゆる宗教、神話がそのように形容している。

22言理の妖精語りて曰く、:2018/04/20(金) 19:28:07
カンディスシャニティアにとっての【ムーディガー】は、修行の聖地である。
燃える炭の上を歩き、火の上に鎮座して瞑想する彼女たちにとって、そこは絶好の鍛錬の場であったのだ。
より熱き炎、より強い苦しみに耐えることで己の強さを証明する、あるいは真理へと近づくことこそ彼女たちの目的なのである。

23言理の妖精語りて曰く、:2018/08/06(月) 16:07:57
チャカ大陸には宗教を持たない文化がある。正確に言えば「宗教を持っているという認識を持たない」文化だ。

その社会において、神々や精霊は、地上の知的種族と同様、かつ対等な「取引などをする相手」である。
神々や精霊にも「明らかに位が高い存在」はいるが、それは地上の有力者のポジションと大差はない。

この文化においては来世は供物を支払うことで買い取るのである。来世は現世と地続きな世界の一部であり、山の向こうの土地、海の向こうの島、などと同じように認識されている。
供物を支払っても悪人は天国や楽園には行けないが、「犯罪組織の者、入墨の者の旅館などへの立ち入りや利用を拒否する」感覚に近い。
要は「他の客や近隣住民の迷惑になるので」というわけである。

供物をどこの神や精霊に支払わなくてもそこそこな来世は得られる。悪行を戒め、善行に励むことで先祖などから
「迷惑にはならなそうだし、よしみもあるし、じゃあうちに来てもいいよ」と受け入れてもらうのである。

24言理の妖精語りて曰く、:2018/08/07(火) 15:25:13
魔獣との戦いの際には呪術師の手によりその魔性を全て剥がし、ただの「獣」に零落させた上で近接戦闘を挑むのがセオリーである。
悪魔との戦いの際には同じ作法を施すことでただの「悪」とし、自らを戒めることで退散させる。
弓矢などの飛び道具も使われているが、いわゆる「物理的」なメカニズムのものに限られる。
魔術、魔力、大なり小なり「魔」を帯びたものを打ち込むと、相手がその「魔」を取り込んでしまうおそれがあるのだ。

不確定要素を排除した上での戦闘技術ということができる。

25言理の妖精語りて曰く、:2018/08/07(火) 19:02:46
宗教を持つ、という感覚は希薄であるが、彼ら彼女らは生まれたときに炎の神の化身を授かっていると信じられている。

具体的には炎の三相神のうちの一柱である。すなわち着火の神。
この神は着火のみを司り、ほかの二柱が司る燃焼と鎮火を神徳として持たない。

着火の神は生命力に火をつけるが、その先はノータッチ。
生命力が燃え上がった、という事実が生まれるがそれ以降は魔力を帯びたりはしない。
このため魔性のものとの戦いに適しているのだ。

もし燃焼の神の加護を受けていれば、その魔力がくっつくため、身体を通して魔力が滲み出て、相手に渡ってしまうかもしれない。

26言理の妖精語りて曰く、:2018/08/20(月) 01:11:40
【炎の三相神】は【最低神】の子、とされる。

高山の寒さと、地中からわき出す溶岩や温泉の熱さから、
チュ・ク・ワイにおいて【冷たさ】は【高さ】に【熱さ】は【低さ】と結びつけられたのである。

そして洞窟の奥などが冷んやりとしているのは、【炎の三相神】や【最低神】といった地面より低き場所の神々もまた
【神性】という形で【高さ】を有するからだとされている。

27言理の妖精語りて曰く、:2018/09/14(金) 10:47:49
勇者シャーフリートとサナン・キンドゥは黒檀の民だけでなくチャカ大陸全土で広く尊敬されている

28言理の妖精語りて曰く、:2018/09/14(金) 12:09:42
ルズ・アナイ・アナィ(北部ルザナイ教)、ラーズ・ア・ナイン(中部ルザナイ教)においても顕著であるが、
主たる教団や宗派において正式に認められる聖人ではない。

しかし民間信仰の中で彼らは確かに息づいている。

29言理の妖精語りて曰く、:2018/09/16(日) 01:27:57
これがロズン・ンナ・イナ(南部ルザナイ教)となると、シャーフリートは「サッヒャラアトゥ」と訛った形で多くの宗派における正式な聖人となる。

またサッヒャラアトゥ(シャーフリート)の失われた遺骨を遠い北方から持ち帰ってきた、という筋骨隆々の大男の伝承が存在し、
その特徴はサナン・キンドゥと一致する。

サナン・キンドゥと同様、かつて同性(男性)と恋人関係にあった、とも伝わり、
「聖者の遺骨を然るべき場所へと持ち帰ったことでその罪は贖われた」とされる。

30言理の妖精語りて曰く、:2018/09/16(日) 14:02:49
なお、存命中のサナン・キンドゥは
「信仰は各人の自由だが私を勝手に同性愛者にするのはやめてほしい」
と取材に対してコメントしている

31言理の妖精語りて曰く、:2018/09/16(日) 14:23:43
なお、北方帝国初代皇帝はシャーフリートの実の息子であり、歴史学者の研究から
シャーフリートが同性愛者であった可能性は低い、とされている。

32言理の妖精語りて曰く、:2018/09/16(日) 14:26:38
>>29
これらは槍神教が他宗の信仰対象となっているサナン・キンドゥやシャーフリートを貶めるために歪めたイメージが流布してしまった結果ではないかとも言われている。

33言理の妖精語りて曰く、:2018/09/17(月) 16:35:43
本大陸にはサナン・キンドゥとマンサン・アルズルフとの関係を
同性愛関係、かつ肯定的に記述した書物も存在している。

必ずしも、肯定的である=客観的、事実である、ではないが……

物語の題材となる例もあり、翻訳されたものの一部はチャカ大陸にもたらされた。
ルザナイ教社会においては、戒律では禁じられていても民間では容認されるケースもある。
しかし宗派や教団の公式見解ではあくまで絶対否定される。
こうした情報は、サナン・キンドゥが実際には聖者なのではない事をアピールするためにも用いられる。

34言理の妖精語りて曰く、:2018/09/17(月) 23:43:19
マンサン・アルズルフ女性説もあるのか

35言理の妖精語りて曰く、:2018/09/18(火) 03:17:51
ロズン・ンナ・イナの勢力圏にも、やがて北部、中部を経てサナン・キンドゥの一連の物語が伝来した。

「サッヒャラアトゥ(シャーフリート)の遺骨を持ち帰った男」については聖典にも詳細が書かれて居らず、様々な説が唱えられるとともに
そこに自由に当てはめても良い、という考えがあった。

この大男は、あらゆるヒト、人物の象徴となり得るとされ、更に「聖なる物を遠くからあるべき場所に持ち帰る者」は
ロズン・ンナ・イナの聖典と伝承と神学に散りばめられた共通モチーフでもあったのだ。
そして全ての神話がそうであるように、これは世俗の文芸やお伽噺の題材ともなる。

というわけで、民間の物語において「サッヒャラアトゥの遺骨を持ち帰った大男」にサナン・キンドゥも当てはめられることになった。

36言理の妖精語りて曰く、:2018/09/18(火) 13:48:01
>>34
その場合サナン・キンドゥも女性になる可能性が…?

37言理の妖精語りて曰く、:2018/09/18(火) 23:36:40
当局や宗教権力に目をつけられないよう、サナン・キンドゥの同性愛関係は描かれるが、
お話のあとのほうで夢で天使や聖者とかのお告げを受けたりして改心し、それで色々あって入手したサッヒャラアトゥの骨を持って
チャカ大陸に渡り、そしてさらに南へ南へと旅する、という流れになっている。

戒律に違反する恋愛を描いているけど、それは後のほうの回心を描くためのものでもあるんです、という理屈である。

マンサン・アルズルフのほうを女性とする場合もあえて何らかの形で道ならぬ恋とするのがセオリーであった。

38言理の妖精語りて曰く、:2018/09/21(金) 14:18:00
チャカ大陸では北方帝国と同じく魔路神群の信仰が盛んである

39言理の妖精語りて曰く、:2018/09/21(金) 15:58:38
チャカ大陸に住む人々の間では日常的な会話でも
「我らのシャーフリート」「我々の勇者」「我らの偉大な英雄」といった単語が頻出する
「シャーフリートはこう言った」「かつてシャーフリートはこうした」という言い回しも多岐にわたり、
彼の伝説を元にした故事成語が今も多く存在する

40言理の妖精語りて曰く、:2018/09/21(金) 23:13:07
ガンディスシャニティアにおいては魔路神群もシャーフリートも虫である。

虫とは秩序であり、機序と機構を持つもの全てを指す。よって神も人も虫なのである。

41言理の妖精語りて曰く、:2018/09/25(火) 15:34:23
チャカ大陸で語り継がれるシャーフリートに関する伝説や物語は
『シャーフリート・サガ』または『シャーフリート・テイル』と総称される。
ちなみにリ・エレヌール・コロンダントも英雄シャーフリートに関する作品を手掛けていたらしいが、
未発表原稿がどこにあるのか現在も不明のままである。

42言理の妖精語りて曰く、:2018/10/16(火) 07:06:58
「ルザナイ教」という用語はチャカ大陸北部に分布するルズ・アナイ・アナィの発音に由来する。
本大陸の異教徒が接触するマハ=ディヤルニ信仰者のほとんどはルズ・アナイ・アナィ諸宗派いずれかの信徒であった。

ラーズ・ア・ナイン(中部ルザナイ教)やロズン・ンナ・イナ(南部ルザナイ教)、「旅人の諸宗」と呼ばれるグループについての
まとまった、それでいてある程度正確な情報が入ってくるのは、かなり遅れての事となる。

43言理の妖精語りて曰く、:2018/10/22(月) 12:01:30
シャゾ・ラトンガント

チャカ大陸中部より北部に、長子派を布教した人物。「真理の翻訳者」と号される。
長子派は「ラーズ・ア・ナイン(中部ルザナイ教)」に属する宗派であるが、
ラトンガントらによる翻訳事業と現地による積み重ねにより、
北部に展開したグループ(北部長子派、ともいう)は「ルズ・アナイ・アナィ(北部ルザナイ教)」に分類されることがある。

チャカ大陸北部で興った最強異端「七先駆派」に対抗するにあたり、シャゾ・ラトンガントが降臨し、
他宗派と協力して異端討伐にあたるよう、信徒に伝えた、という伝承がある。
しかしこの伝承において、長子派の聖典や源伝承に登場しない天使や聖人も語られていることもあり、
中部の長子派は真実とはしていない。

44言理の妖精語りて曰く、:2018/10/23(火) 04:28:40
シャゾ・ラトンガントは何度も現れ、適宜、指示を加えていった、という。

それは七狡人と相対する者達にとっては有り難いものであった。
南の本拠に指示を仰いでいては間に合わない。

シャゾ・ラトンガントの指示により、七先駆派討伐において最も大きな功をなすことにもなった。
この法術を自由に造り替えるという禁忌を犯し、それを最大限に活用する異端者と対決するにあたり、
法術をアレンジする許可を出し、すぐさま対応することを可能とする降臨聖者の言葉は、
北方の地で迷う長子派にとって、また協力体制を築いた他宗派にとっても好ましい状況を生み出す。

七先駆派が新法術で身を隠そうと、障壁を築こうと、降臨聖者の指示に応えた長子派は最初に突破口を開き、
他宗派は次いで雪崩れ込むように攻め込む。

他宗派は自身の教義を破りかねない面倒事を北方長子派にやってもらい、それに乗じる形となった。

45言理の妖精語りて曰く、:2018/10/24(水) 22:57:08
北方長子派の立場としては長子派と別の宗派にはなってはいない。
聖典も法術体系の基本的な形はそのままであるし、北方長子派では
長子派での宗教儀礼に信徒として参加することが可能な形になっている。
あちらに断られれば無理であるが。

緊急事態において伝道聖シャゾ・ラトンガントがやって来ざるを得なくなり、
その行動により、解釈が分かれやすくなってしまった。ただそれだけである。

北方長子派の信徒の中には南に本拠を構える長子派に対して、郷愁と寂しさが混ざった複雑な感情がある。
そして七先駆派に対して極めてシンプルな感情がある。

「お前らのせいで我々は分裂の危機にあっている。お前らがいなければ、
伝道聖がわざわざ降臨して、信徒たちも本拠に確認を待つ間もなく事を運ぶこともなかったのだ」

46言理の妖精語りて曰く、:2019/06/03(月) 20:50:40
チャカ大陸北西の、ある孤島にはシャーフリートは猫の国から来たという伝説が伝わっている

47言理の妖精語りて曰く、:2019/09/19(木) 06:55:55
ルザナイ教の創世神話は「原人(原初の巨人)からの創造」に分類される。

長子派の聖典に登場する大天使「被造物の長子」はこの原人と瓜二つだという。

48言理の妖精語りて曰く、:2019/11/05(火) 00:52:52
ルザナイとはユルザナイの対義語である。

49言理の妖精語りて曰く、:2019/11/05(火) 11:08:45
ユー・ルズ・アナイ

「背教」を意味する。

50言理の妖精語りて曰く、:2019/11/30(土) 22:40:37
マハ=ディヤルニを信仰する唯一神教は、創世神話によって、それぞれの宗教として区分される。

「原人(原初の巨人)からの創造」の創世神話を持つルザナイ教(ルズ・アナイ・アナィ、ラーズ・ア・ナイン、ロズン・ンナ・イナ)のほか、
宇宙卵型、潜水型、虚空よりの創造型、世界両親型に相当する「神の右手」と「神の左手」の創世神話を持つマハ=ディヤルニ信仰の宗教がある。

マハ=ディヤルニの5つの唯一神教における共通構造は、世界は創造され、破壊され、また創造される、のサイクルを繰り返し。
そして天使のうち天霊たちは「破壊された過去の世界における義人や聖人」である、ということである。

51言理の妖精語りて曰く、:2019/12/01(日) 23:24:58
家畜の守護天使が一、犬頭の天使イヨトルフ、闘犬するやつはゆるさない

52言理の妖精語りて曰く、:2019/12/02(月) 12:11:07
ナイカパはアルカパの近縁種であり虚空から生まれるナイスガイだ。
チャカ大陸の南の端っこに住んでいるぞ。

53言理の妖精語りて曰く、:2019/12/02(月) 12:23:18
マハ=ディヤルニの唯一神教の中には天使が翼も羽も翅も飛膜も持たない伝統が存在するが、
そうした宗派や土着信仰のうち、ナイカパが生息する土地にものについては
天使をナイカパに騎乗する者として描写するものが存在する。

54言理の妖精語りて曰く、:2019/12/04(水) 10:46:01
アルパカ、ナイパカとは三蹄一角獣類の獣であるが、角は退化している。

55言理の妖精語りて曰く、:2020/07/12(日) 12:18:47
クォール・グォールとは「宇宙卵」の意である。

そこから、世界が孵化した。

56言理の妖精語りて曰く、:2020/07/23(木) 11:28:11
「宇宙卵から孵ったのは原初の巨人であるか?」
「否」

「宇宙卵は原初の水、あるいは泥の底から浮いてきたものか?」
「否」

「宇宙卵は虚空そのものであるか?」
「否」

「宇宙卵とは、合わされた神の両手を指しているか?」
「否」

        ―――聖トヴォイアの『教えの確認』より

57言理の妖精語りて曰く、:2020/07/25(土) 10:14:24
ガイダーエレ・クー・クォール

「卵を擁するもの」の意。マハ=ディヤルニを崇拝する五つの唯一神教のひとつであり、
五種の創生神話のうち 、「宇宙卵」からの天地創造を世界および歴史の基点とする。

58言理の妖精語りて曰く、:2020/07/25(土) 19:32:17
ガイダーエレー・ン・レーン

ガイダーエレ・クー・クォールの別名。
「『擁するもの』という教示(宗教)」の意であり、ここから
ガイダーエレ教、とも表記される。
ルズ・アナイ・アナィをルザナイ教と表記するような塩梅である。

その宗派は創世の宇宙卵を何の卵に見立てるか、によって分かれてくる。
とはいえ最大宗派は「とくに何かの卵とは見立てない」宗派である。
宇宙卵は全ての卵である故に、とくに被造物のうちのどれかになぞらえる意味ないやろ、
ということである。

59言理の妖精語りて曰く、:2020/07/25(土) 22:40:42
クイダー・オー・レル

ガイダーエレ・クー・クォールと対立している邪教
世界のすべてを滅ぼし尽くす『貪欲の邪神』を信奉しているという

60言理の妖精語りて曰く、:2020/07/28(火) 19:24:46
知ってる?ウサギってさびしいと死んでしまうんだよ。
周辺一帯の全生命体を巻き添えにしてね。
聖トヴォイアが聖者と呼ばれるのはウサギのもたらす死に立ち向かったからなのさ。

61言理の妖精語りて曰く、:2020/07/28(火) 23:15:16
クイダー・オー・レル邪教団「フフフ!恐怖は獣の肉をうまくするのだ!!」

孤独は恐怖を伴う。よって、周囲を滅ぼす寸前のさびしさに晒されたウサギの肉はうまい

はずだ。

62言理の妖精語りて曰く、:2020/07/30(木) 00:24:31
王都の吟遊詩人が語る美食決闘物語でも悪の料理人がそう語っているのだが、
じっさい動物を恐怖させると肉はうまくなるのだろうか?

63言理の妖精語りて曰く、:2020/07/31(金) 00:54:40
夜更けに梟が目の前を通り過ぎたらうまくなる
通り過ぎたのが兎ならうまくならない

展開の決め方はそういうんでいいんだよと師は語った

64言理の妖精語りて曰く、:2020/08/13(木) 00:42:47
恐竜は死して多くの砂糖を残し、スナネコはわずかばかりの砂を残す。

ーー聖トヴォイア伝(「カルニタルキの赤本」所収)

65言理の妖精語りて曰く、:2020/08/13(木) 22:34:30
チャカ大陸以外の大陸の海に生息する首長竜、魚竜、滄竜もまた
死ぬと大量の砂糖を残すが、海棲生物である彼らの場合、
海中で命が絶えれば海水に砂糖は溶け込むことになる。
しかも船の上に乗せることが困難なサイズであることが多く、
他大陸においては、チャカ大陸でのように糖竜類からの砂糖採取は発達しなかった。

恐竜の品種改良が進み、他大陸でも養殖できるようになるまでは、
他大陸において砂糖はとても高価なものであった。

66言理の妖精語りて曰く、:2020/08/22(土) 16:10:53
チャカ大陸の周辺の海に生息する糖竜のほとんどは、水棲恐竜によって占められており、
首長竜、魚竜、滄竜も回遊で通過することはあるが固有種は少ない。

そこからの連想で
首長竜、魚竜、滄竜にも「陸側」の種が存在していたのでは、という仮説が存在する。

67言理の妖精語りて曰く、:2020/08/23(日) 13:13:12
恐竜学者ヤトロ・カールセは、聖トヴォイア寺院に保管された写本から触発され、「恐竜人類」の存在を仮想した。

68言理の妖精語りて曰く、:2020/08/25(火) 23:37:22
いわく、

恐竜人類とは、恐竜の形質を帯びたヒト系種族ではない。

恐竜のごとく、砂糖で出来たヒトビトである。

69言理の妖精語りて曰く、:2020/08/28(金) 00:25:05
「かの隣の世界では恐竜が肉で、ヒトが砂糖である」

これから始まる文章を取り囲むように、聖典と聖トヴォイア伝からの抜粋が列挙されている。
まるで、恐ろしいものを閉じ込めようとするかのように。

70言理の妖精語りて曰く、:2020/08/30(日) 15:01:29
「ヒトを舐め、ひらめきを得て冒涜的な言葉と智識を編み出す巨人」たちの姿が描写される。

写本の書き手はガイダーエレー・ン・レーン信徒として、マハ=ディヤルニ信仰に連なる五つの唯一神教における「法術」以外の
異教、異端の魔術はこの「巨人」が編み出し、この世界に流れ込んだ、という見方をしているのが見受けられる。

これは初期のページの部分であり、ページが進むにつれ、ガイダーエレ教以外の唯一神教の法術が、
最後のあたりではガイダーエレ教の他宗派の法術もまた、「冒涜的巨人」の作り物ではないか、
という疑念にとらわれていく。

71言理の妖精語りて曰く、:2020/09/03(木) 23:57:13
「もしも私も死ぬのなら、私の宗教もまた??やつらの邪知に毒されていたと言うことか?!」

72言理の妖精語りて曰く、:2020/09/23(水) 22:48:54
マイアパイア

「外なる者」を意味する。別名は「他者」。
彼はアプロナルク神話の外側の全てを体現するトリックスターである。

他の神話に登場する太陽神と同一であるのはアプロナルクの太陽神ではなく、
他の神話に登場する雷神と同一であるのはアプロナルクの雷神ではない。
マイアパイアはただ一人の存在でありながら、神徳も性別も人数も家族も関係性も生死すらも問わず、
全ての神話の全ての神々と同一の存在とされる。

アプロナルクの地へのマハ=ディヤルニ信仰の伝来と同時に、彼女は唯一神でもある存在となった。

73言理の妖精語りて曰く、:2020/09/26(土) 09:37:08
天空神や最高神とごっちゃにした例かと思われていたが、そうではなかった。
布教使が教えを伝えたとき「彼はわれわれの神だ」とアプロナルクの民は返した。

「神々」ではなく「神」と単数形だったこともあり、布教使は伝道に成功した、と喜んだ。
しかし彼らは異邦からの伝道の内容をマイアパイアの新たなる情報としてとらえていたのであった。

74言理の妖精語りて曰く、:2020/10/18(日) 23:03:00
他の大陸から教王庁の布教使が唯一神ウィ・バレテをつたえた時も同じことが繰り返されることになる。

75言理の妖精語りて曰く、:2020/10/22(木) 19:10:19
マイアパイアは「無神論者が否定する神」ですらある。

「さすがにそれは無理があるだろ!」と北方より来た無神論者が言った。

「だったら、俺が俺を神だと言ったらそれもマイアパイアになるのか?
じゃあ言ってやる。『俺は神だ!』」

その瞬間、周囲に居たアプロナルクの民は彼に向かって礼拝した。

そこに居たのは確かに神であり、げんに彼はそれ以降人として振る舞うことはなかった。
アプロナルクの地にも居た無神論者たちは異邦の同士の「人としての消失」を嘆き、喪に服したという。

76言理の妖精語りて曰く、:2021/02/18(木) 22:51:41
砂糖でできた竜がいる世界の隣には、塩でできた竜がいる世界がある。

チャカ大陸のどこかにあるその入り口を、全世界英雄協会は塞いだ。

77言理の妖精語りて曰く、:2021/02/19(金) 08:59:01
それは、砂糖でできた竜は、観光資源として魅力的だったためである

「ナメても安全な竜!とっても甘い!」をキャッチフレーズとして、カフェの新聞などで大大的に宣伝したチャカ大陸観光協会にとって、異世界から『混入』する塩竜の存在は邪魔だったのである

78言理の妖精語りて曰く、:2021/03/08(月) 00:25:39
チャカ大陸観光協会は全世界英雄協会の超有力なスポンサーの一つであった。

歴史上の偉人や英雄のうち、観光目的にノってくれる者に対しては
更なる資金援助を行い、特別な装備や設備が充実することになった。

「そういう感じで違う時代に生まれた者たちを『現代』の枠に収めてくれる存在」として、全世界英雄協会にとっても好ましいパートナーであった。

79言理の妖精語りて曰く、:2021/04/01(木) 23:01:43
塩で出来た恐竜の世界から、この世の常識を揺るがす様々な技術が伝来した、と噂される。

例えば、
協会から離反した英雄たちが大勢参加する「生命摂理軍団」から
破壊対象として狙われることになる人工子宮の技術がそうだ。

それら自身は極度のハイテクでありながら、技術を記載したモノは
古式ゆかしい羊皮紙やパピルスであるともされる。

80言理の妖精語りて曰く、:2021/04/17(土) 13:46:57
大きくは薬物依存や、小さくはホルモンバランスの乱れなど、外的要因を完全に排した人工子宮技術によって
根絶された病気は数多い。多くの人々によって、それは福音であった。

だがそれを、ある種の絶滅計画(ホロコースト・プログラム)と呼ぶ者もいた。

81言理の妖精語りて曰く、:2021/09/18(土) 00:09:24
遺伝子を組み換えられていない者が稀になっていき、そして一人もいなくなったのなら、
それは絶滅とは言えないだろうか。

確かに、希望者や許諾を得られた者の遺伝子情報は記録として残る。
しかし、それらは事実上のアーカイブ上の資料に過ぎない。

82言理の妖精語りて曰く、:2022/06/29(水) 16:21:57
【メクセータジャージー】

Hmaeksayta Gyargyee

[[チャカ大陸]]出身の[[ケンタウロス]]の美女。
一秒に[[セルラ・テリス]]一千万無量大数柱分の戦闘力を得られる凄い修行にさらに改良を施し、従来とは比べ物にならないほど効率の良いものにした。
それからは人々の強さで幾億もの宇宙が壊れたのでそれを防ぐために鍛冶屋に弟子入りし、数々の宇宙を鍛錬してより強い力に耐えられるように定期的に強化した。

83 ◆joIDL10Gt6:2022/06/29(水) 17:41:02
>>82
hilda氏へ。

議論スレッドにおいて、
jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/7039/1199981581/l50
管理人さんや、他の方が、少なくとも私が、色々と否定的な言葉を重ねて
何とか伝わってほしいと強く仄めかし強く暗示しながらも、
まだ文字化・文章化していない言い回しはあるかもしれませんが、
それを敢えて言われないと本当にわかりませんか?

あなたは既に、管理人さんから「BBS管理人としての対処」の対象と呼ばれてしまっている。
jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/7039/1199981581/609
それでもなお止めませんか?事実上の「あなたとはもう無理だ」を言われながらも立ち止まりませんか?
「あなたは出禁」と、はっきり言語化されて突き付けられるまでやりますか?

もう、この辺りで引きましょう。

84言理の妖精語りて曰く、:2022/06/30(木) 20:28:58
ヴアルンディニーニィ

「天霊(バーフルード)の止まり木」という意味の名を持つ古都。
伝承によると、天使ジャルバテャスルがこの地に聳えた巨木の枝の上で休んだという。
あらゆる果実が実る恵みの木でもあったこの大樹は、天使に敵対する悪魔の手で切り倒された。
ジャルバテャスルによってその悪魔が討たれたあと、「恵みの大樹ありき」で成り立っていた
現地の生活を、畑を耕し作物を得て暮らすという形で再建する経緯が、都市としての起源とされている。

封扉歴以後、近代化の進行に伴う出生率低下に悩む国家の政策により、
この都市の郊外に人工子宮プラントが誘致され、
賛成派住民と反対派住民の衝突が起こることになる。


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