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耐久神話31日24時までに100の神話を記述

12bothhands:2007/12/29(土) 22:13:44
まだ物騒な時代のことだ。
乞食が浮浪罪で街から追い出されて、仕方なく旅人をやっていると、追いはぎに襲われて、何もものを持っていなかったので、干物にされて食われて、骨やら筋やらは川に流された。
ここで男は死ぬはずだったのだが、ソルキレウスという魔法使いに死体を拾われて、骨と筋を繋がれて、蘇生させられた。ソルキレウスは邪悪な魔法使いだったけれども、骨格兵法上体の人間を蘇生させられるほどの凄腕だった。
こうして男はソルキレウスのもとで働くことになり、内臓がないことをいいことに砂漠や密林へいって奇妙奇天烈な生き物を集めてきた。この生き物たちはソルキレウスが新しい生き物を造るための実験に使われた。
そのうちにソルキレウスはいった。
「お前はよく働いたから2つの選択肢を用意した。1つは肉骨粉となって実験動物の餌となるか、風化するに任せて旅をするか」
男は選択の余地がないとおもったが、口には出さず、旅を選んだ。
ソルキレウスは長年使っていた従僕に給料を渡すと適当に放り出した。
男は久しぶりに自由を得て、何もすることがないことに気づいた。
「これからどうしよう」と生きた髑髏が独白した。


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